先輩で成長なTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の先輩で成長な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の先輩で成長なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.2 1 先輩で成長なアニメランキング1位
ハイキュー!! セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (798)
4850人が棚に入れました
すべては、“進化”する―!!「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中・コミックス累計1,600万部突破の次世代王道スポーツ漫画、『ハイキュー!!』。2014年4月~9月に放送されたTVアニメの好評を受け、2015年10月から、TVアニメ セカンドシーズンが待望の放送スタート!監督には『おおきく振りかぶって』でアクション作画監督を務めた満仲勧を迎え、キャラクターデザインには『デュラララ!!』、『魔法少女まどか☆マギカ』の岸田隆宏。そして制作は常に最高のアニメーションを送り出し続けるProduction I.Gと、ファーストシーズンから引き続き、ヒットメーカーによる最高のチーム体制!
日向・影山を演じるフレッシュな若手を、実力派キャストが力強くサポート!セカンドシーズンでは、新たなライバルを演じるキャストも続々と参戦します!
3度のボレーで攻撃へと“繋ぐ”バレーボールに青春を燃やす少年たちの、チームメイトへの熱い思いと、ライバルとの死力を尽くす真剣勝負。本格バレーボール作品の魅力を、さらに“進化”したアニメーション表現でお届けします!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、木村良平、逢坂良太、浪川大輔、吉野裕行、竹内良太
ネタバレ

moaimoai さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

雛鳥がかえる

追記
最初のコメントが長文で失礼…

画も素晴らしいし、内容もアツかった。登場人物それぞれの物語に1期ではなかった深みが出てきたことが高評価。

ただ、運動部経験者(サッカー部)として

また、烏野高校のように下剋上を目指しある程度まで経験したものとしては

まだまだまだまだ葛藤が物足りないのである…笑

こればっかりはリアル(自分の体験)と比べてしまってる限り超えられない壁になるのだろう…

元も子もないのだけど、2クールと尺が決まっているため展開が"予定調和"になってしまう…

視聴者の予想を超える驚きがあったかといえば、

青春の良いところ"だけ"
綺麗なところ"だけ"

切り取ってるように感じてしまった…

この点が時折女性ウケを狙ってるとも観れる節々の演出に影響が出ているかと。

個人的には男性ウケ(萌え・ロリ・微エロetc)とか女性ウケとか気にせず、シンプルに面白ればいいという考え。

今作については、綺麗なところだけではない、他人には見せたくないダサいところ・弱いところなど、もっともっと人間臭いリアルな部分が見たかった・感じたかった。笑

例えば相手を、たとえどんな手段を使っても、蹴落としてでも勝利を掴もうとする人物。その行動原理となる背景

実際、自分の経験でもチーム内のレギュラーとベンチ(もっといえば登録外)の選手とで問題が生じたことは幾度もある。

以前レギュラーだった先輩と、新しくレギュラーになった後輩が大会直前の紅白戦中に接触し、レギュラーの後輩が大怪我をしてしまった。結果、本番にはその先輩が出ることになったのだけれど
人によってはその先輩が「故意に怪我をさせた」と憤ったり…(真意は未だに不明)

あまり心地よい話ではない。のだけれど、そういった観る角度によっては「負の側面」にもなる人間臭さが現実にはたくさんある。

そこまで求めるのは果たしてエンタテインメントなのか?と別のテーマでクエッションマークが浮かびつつ、それでも私は「深さ」を求めてしまう…笑

長くなるのでここら辺で。笑

高評価には変わりないし3期に期待!!

-----------------------------元コメント 2015.11.25-----------------------------

一期のざっくり評価は「安定した面白さがある良作。ただ、、安心するけどドキドキしない」

と、まるで失恋フラグかの如き厳しい評価をした記憶があります(笑)

今期はその点ドキドキする展開に。笑
また、シリアス要素も入りスポ根一辺倒でなくなった分、メリハリ効果でギャグが映えてる点も高評価。
作画も流石(NOT駄洒落)攻殻機動隊を制作してるだけあって動きに強い。

{netabare}合宿の猫又監督の心境よろしく、雛鳥かえっちゃう予感。笑{/netabare}


--

以下、【ロングロングローングポエム】※閲覧注意←本当に長いから



偏見なんですが、自分が運動部出身ということもあり

どうもスポーツ系のジャンルは
・エンターテイメント(アニメ作品としての評価)の部分

・リアル(実体験からの乖離具合)の部分
とのジレンマが常にあります。笑

エンターテイメントに偏り過ぎると、もはやスポーツというよりギャグ・ファンタジー!?と勝手にスポーツ系の枠から外してしまう…笑 違う視点から見ればイケるでこれ的なやつですね

とはいえリアルの部分は、バランスが難しい。だって単純な基礎練習の反復シーンなんて絶対つまらんwww(せいぜい1エピソード・1カット程度の要素としてでお腹一杯)

それでもギャグ・ファンタジー系(主人公最強・格闘漫画ばりに必殺技の応酬etc)ではなく、真っ直ぐスポーツ・青春を描いていく作品にはリアルの部分は無くてはならない要素ですよね。

作者さん・制作さんのそうした強い思いにまず敬意を込めて、だからこそこちらもかなり厳しい見方をしてしまう(ただの単細胞)


そういうわけで、一期に関しては個々のエピソードはありましたが正直「スタートラインに立った段階」だなと(三年生には悪いが)

実体験として成り上りのように、強くなる過程でまず最初に「敵の強さを知る・自分達との差を知る」という基本にして非常に重要な【自分達の強さを肌で感じ・知る】段階を通過しなくてはいけない。

部内のエースだろうが、競合と同レベル・強豪の基準でみれば並なんてことはザラ。もっと言えば全国で自分達の地方のレベルがどの程度か

他人との比較を好む好まない関係なく分析、それも文字や映像ではなく実践(実戦)を通してすること。数字やデータもその上で生きてきます。

結果に拘らず楽しくやるなら別ですが、上を目指すのであればこうした経験から目標と課題を明確にしなければ強くなりません(PDCAですね。ってもしドラかよ←古)。

{netabare}前回の月島君の率直な疑問は、ものすごーーーく大切な問いです。笑 そしてその答えもものすごーーーく共感。笑

練習をどれだけやっても結果を出せる保証は得られないし、時として結果が運に左右される部分も確かにあります。それでも高みを目指し挑んでいかなければ成長はできない。{/netabare}

この辺りの葛藤は万人に支持されるかはともかくとして、個人的にグッとくる要素。笑


あと、これも偏見というか趣向の問題なんですが指導・成長に関して

チーム・選手が成長する為、目標は示す必要はあります。けれどもその過程(方法)は相手を信じて任せる。
選手一人一人の過程はバラバラでも結果としてチームで目標に到達する。その為に灯台を照らして全員が同じ方向を向いて進めるようにできるかが肝です。


前ラグビー日本代表監督のエディ・ジョーンズさんもインタビューで(以下抜粋)

〜練習方法などについては細かいところまで指示は出しません。ある程度の責任はもたせて任せるようにしています。けれども、ゲームの中で、選手にどのようなプレーをさせるのか、という点については、私と細かく共通認識を持つようにしています。ゴールは共有しておいて、手段は任せる。〜


また、サッカー女子日本代表(なでしこJAPAN)監督の佐々木則夫さんの指導に

「プロミスは不変、プロセスは可変」

目標達成のために不要ならば、男女の壁、あるいは上下関係の壁は破ってしまえばいいという考え方があるそうです。


色々な指導法があり、また選手も十人十色でこれはあくまで一つの方法に過ぎません。

けれども、個人的には「主役はあくまで選手」だと思っているのでこうした考え方は共感してしまいます。笑


戦術で選手をコントロールしてある程度の結果を出すチームは現実にもあります。

今作にはそうしたチームが今後出てこないかなと期待したり…笑 物語的にも反面教師というか成長のキッカケ美談(悪口じゃないよん)として王道だし


少し脱線しましたが、強豪の場合、明確な目標(全国出場が伝統・ノルマetc)があるので
そもそも入学してくる選手にゼロベースで方向性を示す必要がないことが多いです。

対して現在の烏野のように成り上りする場合、どこを向くかから考えなくてはいけない。これ非常に難しい…
なんせ、本気で全国行くなんて1人が思っても周りは内心「ベスト16いければ」と思いつつ流行り文句のごとく「全国!!」と口にすることが往々にあります。

ただ、外的要因(強豪の選手だから自分は全国を目指す)でなく、内的要因(誰に何を言われようと1番になりたい)で「全国」を本気でチームが目指し挑んでいく成長や変化は

本当にゾクゾクするほど興奮します…笑

勿論、強豪にも伝統(結果だけでなく、OBやチームを応援・金銭面も含めサポートしてくれる地域・関係者の方々etc多方面)、
期待・重圧(全国に行くまでは負けは許されない)と向き合う精神的強さなどなど

プライドをプレー・結果にぶつける熱さも興奮します


まだまだ語りたいことは沢山ありますが、いい加減やめます(笑)


たいそうなことを書きましたが、強くなるには地味で他人からみたら面白みのない日々の基礎的な練習の積み重ねしかないです。

このリアルな部分とエンターテイメントの部分をどう描いていくか、今後期待して楽しみたいと思います!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

かさい さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これがI.Gクオリティか。

2期の2クール。
文句のつけようがない。
とにかく毎話のクオリティが高い。
バレーボールというスポーツをここまでしっかり描写できる制作会社は相当限られてくると思う。
何より、原作ファンの自分にとっては、ものすごく原作リスペクトを感じる作品になっている気がする。
売れ行きも好調で、3期も決定したので、またこのシリーズが見れると思うと高ぶる。

I.Gのスポーツアニメ。1期に続き監督は満仲さん。キャラデザは岸田さん。

【総合】
4.81/5

【物語】4.8
【構成】4.9
原作準拠なシナリオ。下手な改変などは一切無い。とにかく忠実。
原作の面白さを理解し、それを軸に構成している。
何より、人気の作品でなければ実現しない構成だとは思うが。

A、B構成、1話構成、2クール構成。構成面ではほぼ完璧。
1話構成の切り方、引き方が非常に上手いし2クールとしてのまとめ方も理想的。
毎話のクオリティにもこの構成が繋がっているのかもしれない。

物語的にも、キャラの成長、チームとしての成長を存分に描写し、苦悩や困難といった青春的エピソードも十分に存在する。
敵とのやり取りや、負けたチームの描写なども怠らずに最後まで追いかける姿勢は素晴らしい。
ドラマ的構成があれば、アニメ的でスポ根展開もある。
女性も男性も楽しめる内容になっていると思う。
とにかく面白いです。

【作画】4.85
I.Gだからこそ成り立つ2クールのスポーツアニメだったと思う。
バレー作画に関しては、勢いのあるアクションから、丁寧なアクションまで幅広い使い分けをしていたし、キャラの動きや身体、体重移動などもしっかりしている。ボールはCGだがその組み合わせも上手くいっている。サーブやスパイクと言った見せ場では、異色な作画も存在する。

気合が入っているのはバレー作画だけではない。
人物描写も丁寧なので、気迫の演技や芝居も存在する(主に末冨さん)。
キャラ達の葛藤や敗北による悔しい感情などを鮮明にアニメーション化している。感情移入せざるを得ない..。

【美術】4.7


【声優】4.8
キャスティングが凄い。
どのキャラも違和感が無いし、人気のキャラにはしっかり人気の声優さんをキャスティングしている印象。
感情的なセリフも沢山あるので、キャラへの入れ込み度が垣間見える。

吉野さんカッコ良かったですね。

【音楽】4.8
劇伴クオリティも高い。凄く高い。
とにかくシーンにあった劇伴を入れてくるんだけど、レパートリーもすごく豊富。シーンと展開と感情に合わせるのが滅茶苦茶上手かった印象。
林さんは今後も注目したい。

【演出】4.85
・原作の持つ雰囲気をアニメーションに
原作では、作者が以前にホラー漫画を連載していたこともあって、一枚の絵として凄く魅力的なコマがたくさんある。キャラが時折見せる本気と集中力を静かで迫力のある絵で表現しているのは特徴的。
その特徴をしっかり活かす形で、キャラの影付けやハイライト、アップ等を利用して表現している。ここでもしっかり原作リスペクトを感じてしまう。

・丁寧なキャラ描写
キャラの表情の捉え方がとにかく的確で丁寧。
見せ場では感情的な作画を持ってくる。
キャラのフォルムもかなりシンプルだが、表情で筋肉が動いた時や、派手な影をつけた時の迫力もかなりのもの。
岸田さんのキャラデザ力が光る。

・キャラ描写についてくる回想
敵サイドにも味方サイドにもそれぞれの努力と経緯があり、その過程を程よい長さでドンピシャなタイミングで出してくる。展開に更に深みを与える演出になっている。

・ギャグが単純に面白い
です

・アクションが少ない回こそ
構図やカット割りに気を配った演出になっていた気がする。
芝居や声優さんの演技も素晴らしい。モノローグのセリフなどもキマってる。

・リアルタイム演出
24話では満を持して満仲監督回。
実質最終回という表現をとってもおかしくないこの回はとにかく凄かった。
ただでさえカロリーの高いバレー作画を惜しみなくしてる。
動かし方もサボり方も尋常ではない。
サボり方といっても、試合は映していないが進んでいるという演出を凄く上手く使っている。
試合の一連は、途切れないテンポとリズムのカット割りで、常に試合が動いている状態にする。目まぐるしく動くカメラワークなども凄い。
観客、ギャラリーの声や、試合中の選手の声などの音響面でもしっかりリアルタイム感を演出。コートが映っていなくても状況が伝わるようになっている。
細かいカット割りの一連も、非常にリズムが良い。どのシーンもしっかり繋がっていて、視聴者に画面の唐突な変化を感じさせない

この回の演出は、漫画では出来ない、アニメーションの特徴を活かした演出だと思う。


【op&ed】4.8
1クール目は少し控えめ。
opもedも本編とはしっかりシンクロしている。
op絵コンテ演出、満仲監督。edは塩谷さん絵コンテ演出。
edのキャラが全員走っている作画は一人一人の走り方が違くて、キャラの特徴をとらえたフォームになっている。

2クール目のopは甲斐さん、edは西尾さん絵コンテ演出、一人原画。
opはカメラワークも激しいし、アクションも凄い。相手コートもしっかり今後の敵になっている。
edはシネスコサイズの試合前シーン。本編には残念ながら参加されていないようだが、やはりスペシャルだ。

【キャラ】4.8
・烏野も他校も魅力的。
これが強みでもある。
勿論視聴者的には主人公が所属している高校を応援したくなるのが自然だが、他の相手校も負けてほしくないと思えてしまうのがこの作品の魅力でもある。そのくらいしっかりキャラを描いていた。

・味方のセリフも敵のセリフも凄く良い。
スポ根、青春を感じる素晴らしいセリフの数々。
キャラによってはシンプルだったり、哲学的だったり、深かったりもする。

・スポットライトを主人公サイドに絞らない。
スポットライトを主人公やその周辺に絞るアニメもあるし、それは全然悪いことでは無いけれど、このアニメはしっかり、満遍なくバランス良く、色んなキャラに焦点を向けていた。とにかくサブキャラ描写も敵キャラ描写も惜しみない。
そのおかげで、他校との絡みにも深みが出てきたり、リアクションや会話に納得がいったり、展開が更に熱く感じたりなど。


及川さん好きですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最高のチームで、最高の瞬間を共に味わうために。

ハイキュー!!2期です。
まずは1期から観てください^^

1期もアツくて大好きでしたが、
2期はさらにヒートアップしている…!

もはや、コートという戦場で戦っている戦士たちですよ。
みんなかっこよすぎる(*´ω`*)

個人的にスポーツものは
途中で飽きてしまうことが多いのですが、

この作品は飽きるどころか、
もっと見たい!と続きが気になってたまりません。

2期は全25話です。


● ストーリー
宮城県立烏野(からすの)高校、男子バレーボール部。

春高に出場することを目標に練習に励むも、
このままでは強豪校に勝てないことを実感するチーム。

東京遠征合宿で練習と対戦を重ね、
それぞれが戦う武器を磨き、いよいよ春高予選が始まった。


ストーリーは大きく、
・東京遠征
・春高予選
の2つです。

この構成がよくてですね、

東京遠征編では
個人やチームが己の技を必死に鍛える努力が描かれ、

春高予選編では
身につけた技を駆使しながら戦っていく。

合宿での努力を散々見てきたから、
その成果が試合で発揮されると気持ちがいいし、感動もする(´;ω;`)

ハプニングもピンチも、
とにかく目が離せない展開ばかり!

いろんな技や作戦が組み合わさった多彩な試合運び。

選手の技や特徴1つで試合の流れが変わったり、おもしろいの!

作者はいろんな戦術を考えながら、
構成を考えているのかな。

アツい試合を意図的に作る作者は
すごいなあと思いました。

こんなにのめり込んでスポーツを応援したのって、
久しぶりな気がするw

試合の行方に緊張して心臓に悪かった…。笑


≪ どんなチームにも敬意を ≫

キャラの個性も大好きなのですが、
今回は“チーム”に注目していました。

1期もそうでしたが、
この作品は主役の烏野高校だけにスポットライトを当てることはしません。

大して強くもないし、
目立つ選手がいないチームが相手だったとしても。

そんなありふれたチームにも、
ドラマはある。通り過ぎてきた気持ちがある。

1つ1つのチームにしっかりと焦点を当てることで、
見ている側は自然と感情移入をしていて、知らぬ間に励まされてもいる。

そして試合の最後には選手やチームが抱えてきた思いや、
負けて悔しい気持ちに共感している(´;ω;`)

そういう作品だからなのか、
烏野のメンバーは「楽勝だった」「相手弱かった」などのような、
相手を見下すような発言を絶対にしませんね。

どんなチームや選手に対しても全力でぶつかり、
自分たちが上を目指すことだけを考えているアツいチームです。

だから大好きなのですけど^^


≪ 烏野高校バレー部 ≫

作中ではいろんな選手やチームがありますが、
やはり主役のチームが好きです。

烏野高校の、チーム感が好きです。

レギュラーでもそうでなくても、全員がチーム。

立ち止まりそうになったときに、
アドバイスをくれたり、叱咤激励してくれたり、
一緒に悩んでくれたり、そばにいてくれたり、
一緒にがんばったり、認めてくれたり…。

そういう存在が彼らの成長には欠かせなかったと思うんだ。

あまり大きくアピールはされてないけれど、
こんな仲間やライバルがいたからこそ、

烏野のみんなは思いっきり前を向ける。
迷わずがむしゃらにバレーに向き合える。

仲間を、自分を、チームを信じているから。

みんなまっすぐすぎるほどまっすぐだよ!


● キャラクター
個性が豊かで、しかも魅力的なキャラばかりです♪
普段のテンションは笑えて、コートでの真剣な姿はかっこいい!

1期ではノヤっさん推しでしたが、
2期では部長の大地さん推しだったな♪

一番まともな人なようで、
実は一番内側が燃えているアツい人。まさに部長!

というか、
東京合宿での他校のキャプテンみんな面倒見よすぎw

普段はおちゃらけているけれど、
バレーに対しては真面目な気迫を出すの好きだった(*´ω`)


● 作画
1期もすごかったですが、
そのクオリティは2期でも変わらず♪

ほんと、よく動くし迫力あるし、
試合を飽きずに観られたのは、作画の力が大きいと思います。

このカメラワークはあっぱれです!


● 音楽
【 前半OP「アイム・ア・ビリーバー」/ SPYAIR 】
【 後半OP「FLY HIGH!!」/ BURNOUT SYNDROMES 】

【 前半ED「クライマー」/ Galileo Galilei 】
【 後半ED「発熱」/ tacica 】

1期も音楽よかったけれど、
2期も良曲がそろっています!

OPは試合中のような直球なアツさ、
EDは心の内にあるような静かなアツさ。

私の一番のお気に入りは「FLY HIGH!!」ですね♪

OPは映像にも力が入っていて、
本編に劣らないよく動く試合シーンも見どころですよ^^

この映像だけで何杯もいけちゃいますね…
お腹いっぱいになれます(*´ω`)


● まとめ
期待していた2期ですが、
期待以上に楽しめました!

最後の試合はすべてを出し尽くして、
もう決勝戦だと思った!笑
(1期のレビューでも同じこと言ってたような。笑)

ハイキュー、やっぱり大好きです!
見ているこっちもアツくなってくるよー!!

3期も楽しみだ!^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

85.2 2 先輩で成長なアニメランキング2位
NEW GAME!!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (926)
4762人が棚に入れました
————かなえたい、夢がある! 「まんがタイムきららキャラット」にて連載中の大人気4コマ「NEW GAME!」のTVアニメの続編が待望の製作決定! 高校卒業後、ゲーム制作会社「イーグルジャンブ」に入社した涼風青葉は、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲームソフト「フェアリーズストーリー」のシリーズ最新作「フェアリーズストーリー3」の制作に携わることに。 キャラクターデザイナーを志すきっかけになった八神コウとの出会いを始め、頼りになる先輩たちに助けられながら少しずつ成長していく青葉。 そして「フェアリーズストーリー3」も無事に完成を迎え、青葉が入社してからちょうど1年が過ぎ、イーグルジャンプに新入社員が入社する季節がやってきた。 右も左も分からない新入社員だった自分が、ついに先輩になることを考えると、どうしようもなく胸が高鳴る青葉。 「先輩の涼風青葉だよ!よろしくね!」とイーグルジャンプの入り口で青葉は挨拶の練習を繰り返すのだが……。 ゲーム会社で働く女の子たちの日常を描いたお仕事ガールズコメディが再び幕を開ける!

声優・キャラクター
高田憂希、日笠陽子、茅野愛衣、山口愛、戸田めぐみ、竹尾歩美、朝日奈丸佳、森永千才、喜多村英梨、大和田仁美、石見舞菜香、名塚佳織、鈴木亜理沙
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1期より面白いと思えるところと苦手なところができた

青葉ちゃんが苦手という思いは残念ながら克服できなかった。さらに、りんのコウに対する百合要素に何故か嫌悪感を生じてしまった。阿波根うみこのことが割と好きになったのは良いことだったと自己評価。他の社員とのやり取りが面白かった。

この作品では前作より一層ゲーム作りに熱が入り、社員同士の結び付きが強くなったように感じられた。そして、一番印象的だったのは最終話で{netabare}コウが海外へ旅立つところ。最終話に相応しい終わり方だと思った。{/netabare}

OP
STEP by STEP UP↑↑↑↑ 歌 fourfolium 1期より元気度がパワーアップ。映像のひふみんが可愛い。
ED
JUMPin' JUMP UP!!!! 歌 fourfolium お仕事ソング感溢れる歌詞。
ユメイロコンパス 歌 fourfolium ゆっくりテンポが好き。

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 恥ずかしいところを見られてしまいました……
青葉が高校を卒業し、ゲーム制作会社「イーグルジャンプ」に入社してからちょうど1年が過ぎ、かつての自分のように新入社員が入社する季節がやってきた。右も左もわからない新入社員だった自分が、コウたちに助けられながら少しずつ成長し、ついに先輩になるんだと思うと、どうしようもなく胸が高鳴る青葉。緊張をほぐすために「先輩の涼風青葉だよ!よろしくね!」とイーグルジャンプの入り口で挨拶の練習をする青葉だったが、出社してきたりんの口から告げられたのは、思いも寄らない言葉だった。

2. これじゃあただのコスプレだにゃー!
お花見でしずくから発表された新作ゲームのキャラコンペ。高校を卒業し、入社したばかりのコウのデザインが「フェアリーズストーリー」のキャラコンペで選ばれたように、参加すればチャンスは誰にでもある。しずくたち企画班が作った企画書を読み、試行錯誤を繰り返す青葉だったが、デザインは思うように進まない。コウの席を覗き込むとすでにたくさんのキャラ表が出来上がっていて、そのクオリティの高さに圧倒される青葉。それでも青葉は挫けずに努力を続け、ついにキャラコンペ当日を迎える。

3. ……うー、恥ずかしい!
コウと二人で調整し、決定はアートディレクターであるコウが行うという条件付きではあるが、念願叶ってキャラクターデザインを任されることになった青葉。キャラコンペで描き上げたデザインが、すでにひふみの手によって3Dモデルになっているところを発見した青葉は、デザインで質問があれば何でも聞いてくださいと話す。そんな時間があるなら早くデザインを進めるようにとコウに注意される青葉だったが、3Dモデルを前に議論を交わす先輩たちを見て、キャラデザとして何か発言しなければと焦る。

4. この…にぶちんめ!
「ムーンレンジャー」は女児向けのTVアニメとして始まり、その高いクオリティから子供たちだけでなく、大人たちの支持も得て、劇場版の製作や主題歌のライブまで行われるようになった大人気タイトルである。この度、2年半に渡って続いたムーンレンジャーの主人公が交代し、新たなスタートを切ることが決まった。そして初代としてのファイナルライブが開催されることになり、ムーンレンジャーの大ファンであるはじめは、何とかチケットを手に入れようと販売サイトにアクセスを試みるのだが……。

5. や、変なとこ触らないでよ!
キャラリーダーとして勇気を振り絞り、青葉とゆんに3Dモデルの進捗確認をするひふみ。コウがキャラリーダーだったときのクセで、つい締め切りのサバを読んでしまう青葉だったが、特に疑うこともなく青葉の言葉を信じてしまうひふみの様子に、慌てて本当のことを伝える。その一方で本当は間に合わないのに、大丈夫だと返事をしてしまったゆんは、結局最後まで遅れてしまいそうなことを言い出すことができず、本当のことを打ち明けたときのひふみが落ち込んでしまうのではないかと頭を悩ませる。

6. あぁ……すごいなあ……
キャラクターデザインの仕事も順調に進み、ボツや微調整のチェックも含めて、青葉のデスクに積まれていくプリントの数々。厚い紙束となったプリントを見て、キャラクターデザイナーとして着実に仕事を進めていることへの実感から思わず微笑む青葉。ゆんやはじめと話をしているうちに、ゲーム雑誌などに掲載される宣伝用のイラストであるキービジュアルの話題になり、コウからもメインのキャラクターデザイナーとしてキービジュアルを描くことになると告げられた青葉は、プレッシャーを感じてガタガタと震え出す。

7. 凄く熱い視線を感じる
うみこと一緒に面接官としてプログラマーの採用面接をすることになった青葉。プログラムのことがわからない自分が面接官をやっても大丈夫なのかとうみこに聞く青葉だったが、面接にやってくるプログラマーの実力はすでに把握しており、今回の面接は素行調査のようなものだという。よく状況を掴み切れないまま、面接室の入り口のドアがノックされ、ゆっくりとドアが開く。失礼しますという元気の良い言葉と共に面接室に入ってきたのは、青葉がとてもよく知っている人物で……。

8. メイド喫茶がいいと言ったんだよ
専門学校からインターンとしてやってきた紅葉やツバメたちの歓迎会の幹事をすることになった青葉たち。はじめが言うには、歓迎会や送別会、そして忘年会などの幹事の責任は重く、上手くこなせたかどうかで評価も変わってくるという。もし失敗してしまったらと緊張を隠せない青葉に対して、失敗だけでなく、成功し過ぎても、この先ずっと幹事をやることになると告げるはじめ。しかし、成功し過ぎず、失敗し過ぎずという中途半端な結果では記憶に残らない社員になってしまうのではと青葉は頭を抱えてしまう。

9. シャツくらい着なよ!
遊園地にインセクトファイブのヒーローショーを観にやってきたはじめとゆん。ショーが終わり、握手をするために列に並んでいたはじめに声をかけてきたのは、はじめが高校生の頃の友達アッキーだった。東京に出てきて何をやっているのかを聞かれたはじめは、ついデザイナーをしてるとはぐらかしてしまう。おまけにアッキーの前では恥ずかしくて、ヒーローたちと握手をすることもできないはじめ。そんなはじめをからかうゆんに対して、はじめは高校生の頃にアニメや特撮が好きなことを隠していたと告げる。

10. どんどんリアリティが薄くなっていくんだよ
はじめが作った仕様書の通り、PECOの中に組み込むミニゲーム「だるまさんが転んだ」のプログラムを組み上げるツバメ。しかし、出来上がったゲーム画面を見たはじめは何かが物足りないと告げる。何が物足りないと感じる原因なのかがわからずに、青葉やゆんに意見を求めるはじめだったが、違和感を解消するには至らない。ツバメにも作っていて面白かったかどうかを尋ねたはじめは、ツバメから出てきた何気ない一言で足りなかったものを理解するのだが、仕様書を描き直してしまうと納期に間に合わないと言われて……。

11. 心になにか抱えてるのか
プログラムの仕事を次々に片付け、うみこに作業のスピードが速いと褒められたツバメは得意顔でねねを見る。そんなツバメの態度が面白くないねねは、PECOのデバッグ作業の合間に読んでいたプログラムのコードの中で、ツバメの書いたコードの一部が、もっと短くまとめることができるのではないかと指摘する。うみこの評価が下がってしまうかもしれないと焦り、余計なことを言うなとねねに怒るツバメ。その場に居づらくなってしまい、キャラ班のブースへとやってきたねねは、紅葉にツバメがどんな人なのか聞くのだが……。

12. ぜひ買ってくださいね!
ついにPECOがマスターアップを迎え、お披露目とタイトルの宣伝を兼ねた完成記念イベントが開催されることになった。PECOの前評判は高く、ステージ前に設けられた客席は満員御礼。会場へとやってきた青葉たちは関係者席に腰を下ろし、しずくやコウが登壇するステージを眺めていた。前もって決められていた段取りとは異なるサプライズなどがありつつも無事にイベントは終了し、控室に集まった一同。そこで聞かされたのは、思わず耳を疑ってしまうような、にわかには受け入れがたい話だった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

涼風青葉、2期アニメにて成長して帰ってきました!!!ついに青葉も先輩に!?!?

☆原作未読☆2期作品☆
よければ1期から見て下さい♪


帰ってきた!NEW GAME!!
「!」が1つ増えたのが2期です☆


では早速本編へ!
{netabare}

季節は春。青葉は出社して1年が経ちました
そしていよいよ先輩に…なれるのか!?
先輩の涼風青葉だよ。よろしくね♪…×2
よし!と勇気を出して入ろうとするとそこへ、りんが!
なんと今年は新入社員は入らないらしく…
青葉どんまい笑

そんな始まりでした♪

ん?この始まりはどこかで見たことあるような?
そう思った人!そうなんです!
これは1期の始めとほぼ同じように作られてるのです!最初の頃の懐かしさを感じられました!!


また、2期は1期の最初には無かった青葉の「慣れ」が出てスムーズに通学いえ、通勤できてて成長したんだなぁとしみじみ感じました☆
(1話にて、青葉はワサビの透視能力も身につけてました笑)


そして!!相変わらずイラストがきれいなのです!!
特に!OPや1話での桜の場面、美しすぎませんか?
OPでは夜空に合った桜と、より子供っぽくw 見えるかわいい青葉、
1話では光が差し込む美しい桜!もうこれは神絵と言えるほどとてもお気に入りです♪


そして今回もやっぱりほのぼの!お仕事日常!ではありますが、ひふみんや皆の成長、新キャラ、そして1期よりもちょっぴりシリアス?など見どころたくさんですよ〜!!!


それでは!各ストーリーへ!
{netabare}

第1話では全キャラ集合〜!
NEW GAMEが始まるんだなぁとそういう嬉しい気持ちになりました♪
やはり今回も新作を作り!
花見をしてそこで発表となりました♪お花見とか楽しそう〜!
そしてキャラクターデザイナーコンペティション?を開くことに!なんと選ばれた人が今回のゲームのイラスト担当となるらしいです!これはすごい…!!!
これはすごいお話ですね…頑張れ青葉!


第2話からはみんな真剣モード!
青葉、やがみんを含め、迷っていたゆんも参加することに!

そして…
なんと青葉の寝袋くまさんをモデルにした落書きが採用!
少し嫉妬しちゃったやがみんですが、その後第2次案で2人の合作を発表。元の青葉のイラストにアレンジを加えたのですが、とにかくこれがかわいい!!その案が正式に採用され、見事イラストが使われることに!
{/netabare}この2人の組み合わせとか最高すぎじゃないですか〜!
最後のハイタッチも、印象に残りました♪青葉の成長っぷりすごすぎる!

成長したといえば他のキャラも…♪
はじめはなんと自分でストーリを作り、企画書を書くように!
あのはじめが自ら企画書を書くなんて…
驚きの進化なのでは?と思いました笑


そして忘れてはならない人気キャラのひふみん!
特に6話までの前半はひふみん回なのでは!?と言えるほどたくさん登場しておりかつ、活躍していましたよ!
ひふみんもただのかわいいだけでありません!
{netabare}
1つ目、表情が豊かに!よく笑うようになっていました♪
2つ目、そうじろうがひふみんに懐いてる!?1期と比較してみると◎
3つ目、ひふみんのプチファッションショー!?3話にてかわいいひふみんが見れます♪
{/netabare}

そしてひふみんはキャラリーダーに任命!みんなのために気遣いをしたりアドバイスしたりと…!人見知りがある上、少し戸惑いがあるもの頑張っている姿が見られます!

ゆんが提出期限遅れても原因を一緒に考えてくれます♪
ゆんが叱ってください!と言われ、怒ったことなく、分からなかったひふみんはコスプレの時みたいになりきります
えっちょいちょい!!!あれは何!?えっ!これNEWGAMEだよねっと疑うほどでした!!そして地味な低音にキュンとしました♡これはやばい!!!!


あはごん×ねねっち
その頃ねねっちは大学に通いつつもなんと1人でゲーム作りを!
障害物を避けて敵を攻撃してやっつける!
という一見シンプルなゲームですがやはりゲーム作りではバグがつきもの!それをあはごんに見てもらい、頑張って1人で作るねねっち!
大きな成長が見られました♪
みんなすごい…!!!


息抜きも大事♪ということで第4話ではムーンレンジャーを見に行くことに!
特にはじめんは笑ムーンレンジャーが大好きらしく30分もトイレにこもってチケットの申し込み?をしていました笑笑
実はひふみんも同じくトイレにこもっていたという笑笑

そしてはじめんは運悪く外れたものの、ゆんが余ったチケットをあげ
ゆんと子供が三人(妹、弟、はじめん笑)と行くことに♪

ひふみんのツッコミどころ満載のがちオタっぷりといい、はじめんのLoveの強さといい、面白くかつ楽しめて見れました♪
お気に入り場面です〜!


第6話ではまさかの青葉とやがみんの対決に
結果はやがみんになりましたが
お互い後悔せず意思の強さが伝わってきました
{/netabare}


第7話〜後編スタート!
{netabare}
ねねっちはついに面接を受け、入社することに!
そしてついに新入社員!?
新キャラ紅葉となるみが入ってきました☆
青葉は先輩らしく??頑張っていますよ♪

とここでEDも変わっていました♪やっばまり良い曲♪

新入社員が入ったものの、会社でメイド服を着させられたり、青葉はなぜか紅葉に敵対心されたり歓迎会でかなりとまどったり、紅葉は実はかなりの大食いだったり、パジャマで通勤しちゃったり…と盛りだくさんなお話です!
 

ゲームはほぼ、順調に進んで行き、デモゲームではくまのだるまさんがころんだをしてました♪イラストはメルヘンチックな感じで
くまーっまっまー!とか言っています♪可愛いすぎる♡♡


このまま順調に進んでいくのかと思いきや、なんとやがみんがフランスのゲーム会社でゲームを1本作ってくる。と…その真実を聞いとき、私もとても驚きました
いやでも普通に考えてすごいですよねフランス行って作ってくるとか
青葉もモヤモヤした状態のまま、お別れ会をし、完成イベントへ!

発売が1ヶ月後になったイベントでは、青葉もステージの上に立つことに!今回ので、青葉のゲームが世間に広がります 
本当にすごい!!!


そしてやがみんが旅立つ時…悲しすぎるぅぅぅ(T_T)
未練がありつつも、普通に出社した青葉ですが、紅葉に後押しされ、一緒にやがみんのいる空港まで行くことに!

その後みんな集合!
別れを告げた後やがみんはフランスへと旅立ちました
良い話すぎて感動しました!!!
1期とは違うストーリーで見どころ満点!

ゲームの説明の最後にはやがみんだけでなく青葉の名前も!
気になって調べたのですが、原作もここまでみたいです!
だから先が全く分からない!気になりますね♪
 {/netabare}

もっともっと素敵なゲームを作りたいです
みんなでまた、新しいゲームを!NEWGAME! by青葉

ぜひみなさんも見てみて下さい♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

境界線の観測者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

昨日よりちょっと先へ

二期のため一期視聴必須。

入社より一年、二年目の物語。
主人公、青葉は社会人として順調に日々を過ごし成長していた。

安定感のある面白さ。
この作品のいいところはまさにそこだろう。

シリアスもあるが、暗くなりすぎる事もなく成長へのスパイスとして意味がある。
ゆるゆる頭の世界でない。
それもあって可愛いだけの日常系アニメとは一線をかく。

キャラクターの可愛さ、愛らしさは増し増し。
そして成長を確かに感じ取れるストーリー構成は
一期から見てきたファンにたまらないだろう。

すっきり見終わるストーリーも評価できる。

日常系お仕事アニメをお探しの方、ぜひ一期からのご視聴をおすすめします。

自分用メモ

各話タイトルがセリフのアニメは良作の法則

第四話 生きねば の瞬間火力の高さ



第1話 恥ずかしいところを見られてしまいました……
{netabare}
成長と目標と抱負回

先輩青葉はやくみたいよね。

忠鳥ペン公。

動物にエサをやっていると思えばいいか⇒畜生の発想

ねねっち、ゲーム完成させるだけの根性あるんだよなぁ。
糞みたいなフラッシュゲームでも完成させるのって面倒だからすごい。

忌憚のない意見を聞かせほしい⇔(社会人として空気を読んで無難な発言をしてください)

「良ければ通るというものではないですよ」

キャラコンペの時間だー!!
{/netabare}
第2話 これじゃあただのコスプレだにゃー!
{netabare}
コンペ、シリアス(微)回

丸投げ⇔信頼

なんだろう、この気持ち⇒楽しまなくちゃ!
青葉は本当に(後輩としても)良いキャラしてるよなぁ。

一から考えるのって……使う脳みそが違うっていうか⇒ほんまそれな。

「これだと、フェアリーズと同じだよ」⇒きっつ。
{/netabare}
第3話 ……うー、恥ずかしい!
{netabare}
一年やって自信を持つのは良いことだけどね。

インスタバエ(笑)パスタ

ねねっち。腐らない。頑張り屋さんだなぁ。

「やめてった子達には悪いけどね…」
社会にでたら守られるにも才能がないとね。
{/netabare}
第4話 この…にぶちんめ!
{netabare}
ムーンレンジャー再び

三十分、トイレでサボりはあかんでほんま。

一年前はあんなにどきまぎしてたのに。
遊戯王、風間さんの成長が頭をよぎった。

メッセは二期でも活きてくる。

生きねば。

まずはα版まで頑張りましょう。
{/netabare}
第5話 や、変なとこ触らないでよ!
{netabare}
サバを読まれることを考えて仕事をするのです。

家着ジャージ、くっそかわいい。

すごい…、相手の弱みを知るや、攻めに回る(八重歯)あおっち!
{/netabare}
第6話 あぁ……すごいなあ……
{netabare}
キービジュアル。

作品を「完成」に持っていくのは評価されるべき点。

頼んだら、お金かかっちゃうじゃん。

「なんでそんなに物わかりがいいんだよ!!」
出来レースだけど、納得がいくのならそれでいい。

Cパート。
{/netabare}
第7話 凄く熱い視線を感じる
{netabare}
青葉、面接官、そして、ねねっち。

きらら女子大学

「いえ、マナーを守っているので(笑)」

とうとう、青葉先輩に。

後輩、馬鹿と保護者。

このエンディングもすき。
{/netabare}
第8話 メイド喫茶がいいと言ったんだよ
{netabare}
幹事は持ち回り制に限る。

メイド三人衆。
もえもえきゅん。

「関わりたくないときにああゆう顔するんだ」

なんだそのおにぎり。

夏バテ注意。
{/netabare}
第9話 シャツくらい着なよ!
{netabare}
絶対笑うなよ、笑うなよ⇒これは嘘やん

頭良さそうに見える、眼鏡回。

ロングもええやん。

練習でお給料がもらえるドン!!

ずいぶん軽いね。
そこがねねっちの良いところ。
努力を知らないし、見えていないから仕方ないね。
{/netabare}
第10話 どんどんリアリティが薄くなっていくんだよ
{netabare}
そっ、それだ!!

こういう場合、責任てどちらになるんですか?

「それでも…、良いものを作りたい、という気持ちは。忘れずにいたいですね」

ねねっち、妥協の巻。
ねねっちの指が、ぬるぬる。

ま、「会社の時間」はもう上げられないので、プライベートで作って下さい

もう、秋なんだな。

サツマイモ食ってたら、焼き芋登場したよ。

「変わったんだよ、コウちゃん」
{/netabare}
第11話 心になにか抱えてるのか
{netabare}
速さはプログラマーに取って正義ですよ。

ねねっち「んんんんんん…!」

事情があるから、頑張ってるから。
それが人に当たる理由にはならないよね?

第三者視点だとつくづく青葉は出来る女なんだよなぁ。

夢⇒諦めるのはやいよね。

「わたし単純だから、聞いたらなるっちの事、応援したくなっちゃった」

レッドブルの量やばい。

プログラマ班も美人揃いだよ。
{/netabare}
第12話 ぜひ買ってくださいね!
{netabare}
青葉「関係者席って、けっこう良い席ですね~」

「青葉、ここまで登っておいで」 これがすべて
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

86.2 3 先輩で成長なアニメランキング3位
ハイキュー!!(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1745)
9307人が棚に入れました
ふとしたきっかけでバレーボールに魅せられた少年、日向翔陽。
部員がいない逆風にも負けず、やっとの思いで出場した
中学最初で最後の公式戦で、日向のチームは「コート上の王様」
と異名 を取る天才プレイヤー、影山飛雄に惨敗。

リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩いた日向だが、
何とそこにはにっくきライバル、影山の姿が!?

青春のヒリヒリもイライラワクワクも詰め込んで、
熱血青春バレーボール物語、いざ開幕!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、神谷浩史、田中一成、浪川大輔、吉野裕行、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

爽やかで程よい熱さ!スポーツに疎い女子でも観やすい、割とリアルなバレーボール部活アニメ!

原作未読。全25話

★最後まで観おわったので、大幅に書き直したいところですが、余裕が無いので、マイナーチェンジです。以下は、22話くらいまで観たときに書いたものプラスαです。


昔みたいな根性ばっかりのスポ根アニメじゃないから、とても観やすいです。
スポーツアニメが苦手な人でも、万人におススメできる良作です。

みんな個性的なキャラで楽しい。
黒子のバスケも面白かったけど、こっちの方が爽やかで雰囲気がいいんです。
さすが、TBSの夕方枠。

嫌なヤツが、全然出てこないところが、とっても好き!
ちょっと憎たらしい奴はいても、ライバル含め、心底やなやつはいません。

マネージャーの清水さんの軽めのツンキャラが可愛いね♡

バレーボールはもとより、スポーツ観戦にあまり興味がない私でも、楽しく見れる。

笑えるところもいっぱいで面白いし、感動できるし、その感動も爽やかな感動!

これを観てて、すぐに思い出したのが、大好きだった、「おおきく振りかぶって」。
メインキャラの二人が、どことなくキャラかぶってる気がする(笑)

最近のスポーツ部活ものでは、「弱虫ペダル」も面白いけど、熱すぎるところと、
ちょっとデフォルメが強すぎて、漫画ちっく過ぎるし、男臭い感じが強すぎますね〜。
(↑いかにも男子が好きそうな感じですが…)
ハイキュー!!の方が、リアルで爽やかなでのでどちらかとゆうと好みです。
単純にカッコイイですしね〜ヾ(´▽`*;)ゝ
女子にとって観やすい反面、男子にとっては、今までの少年マンガ系のスポーツものと違うな〜って、違和感を感じるかもしれません。

「黒子のバスケ」も結構好きでずっと観てた。
これも女子向けって言われてるの知らないで、少年マンガ系のスポーツものにしては観やすいなぁと思って観てた。

でも、黒子とは方向性が違うような気がするし、ハイキュー!!の方が、現実味があり万人向けで、
より明るく健康的で観ていて楽しいので、
真面目なスポーツものの作品としてよく出来ているような気がしてきた。

バレーボールのアニメって、意外にありそうでなかった気がする。
特に男子ものは、初めて観たかも。

バレーって意外と奥が深い。バレーのことがとても真面目に丁寧に描かれているし、ポジションの役割とかその立場の人の気持ちとか、すごく詳しく分かって、こんなのは初めて。

キャラが心情を全部しゃべりすぎ、とゆう意見もありましたが、
そのおかげで、いまままでのアニメでは分からなかったようなことまで、
私のようなバレーボールやスポーツに詳しくない人間でも、小さい子供でも、
勘違いなく理解できるのは、良いことだと思う。

バレーのシーンも迫力があって素直にかっこいいし、作画もとても丁寧でリアルだし、
アングルとかカメラワークとかアニメの良さを存分に活かして表現していて、
ジャンプして空中で一瞬止まるポーズとか…、色々、当然リアルよりカッコイイ!!
特に影山のトスが上がって日向がスパイクするところ。超気持ちいいです。スカッとします。

17話「鉄壁」の試合シーンは、{netabare}特に最後の攻撃は鳥肌ものですごかった!
今までの色々がうまくはまって実を結んだ囮&攻撃で、私までドヤ顔してしまいそうでした(笑)。
BGMもとても良かった。{/netabare}

兎に角、観ていて清々しい。

キャラでは、俺様キャラで頭のキレる影山くんがやっぱり一番好き♡だけど、
日向のまっすぐで前向きな感じは、元気がもらえていいなって思うし、素直で純真で本当にいい子なので、弟にしたいくらい。
他にもたくさん、個性的で、笑わせてくれたり、魅力的なキャラがい〜っぱい。

このアニメ、以上に女子率が低いので、やっと女子バレー部の可愛い女子キャラも出てきて、これからもっと色々って思ったら…。
アレレ、もうすぐ終わっちゃう。

終盤は、たっぷり数話にわたって繰り広げられる青葉城西との試合シーンは、バレーばっかりなのに全然飽きない。本当に見応えありました。
バレーってこんなにかっこ良かったなんて知りませんでした♡

終わっちゃうの寂しい。
でも、たぶん2期ある。だっていい作品だもの!

原作に追いつかない様に少し間あけて、2期ある感じかな?


ちなみにキャラクターデザインは、{netabare}『デュラララ!!』でキャラクターデザインを担当した岸田隆宏さんだって、どこか何かに似た感じって思ってたけど、それでだったんだ〜♪
原作があるので、それを基にしてるにしても、やっぱりどこか雰囲気がでてますね。特にサブキャラたちに…{/netabare}


★誰か教えて→原作読んでる人
{netabare}原作は、12巻まで出てて連載も継続中とのことですが、話数でゆうと現在何話くらいまで描かれてるのでしょうか?
アニメと原作の対応がWikiに載ってたのですが、それが、どのくらいのところにあたるのか分からなかったので、気になりました。{/netabare}

===========================================
■参考情報他
次世代王道スポーツ漫画が早くもTVアニメ化! 制作は、あのProduction I.G! 少年たちの躍動感あふれる激闘を見逃すな!

<ストーリー>
{netabare}バレーボールで「小さな巨人」を目指す日向翔陽は、中学最初で最後の公式戦で、「コート上の王様」と呼ばれる天才・影山飛雄に惨敗する。しかし新たな目標を見つけた日向は、影山にリベンジするべく、烏野高校で引き続きバレー部に入部する。しかし烏野の体育館には、その影山の姿があった。{/netabare}

TBS系 4/6(日) 17:00~
{netabare}「マギ The kingdom of magic」→「本作」→「七つの大罪」{/netabare}

1話「終わりと始まり」
{netabare}2話「烏野高校排球部」
3話「最強の味方」
4話「頂の景色」
5話「小心者の緊張」
6話「面白いチーム」
7話「VS大王様」
8話「“エース”と呼ばれる人」
9話「エースへのトス」
10話「憧れ」
11話「決断」
12話「ネコとカラスの再会」
13話「好敵手」
14話「強敵たち」
15話「復活」
16話「勝者と敗者」
{netabare}インターハイ1回戦目、烏野は常波を相手に優位に試合を進める。
実力差を感じながらも、諦めずにボールを繋ぐ常波。別会場では、劣勢の烏野女子バレー部が、道...{/netabare}{/netabare}
17話「鉄壁」
{netabare}18話「背中の護り」
{netabare}日向と影山の『変人速攻』を軸に、伊達工をリードする烏野。
だが伊達工のブロックも青根を中心に、烏野の攻撃に対応しはじめる。そこで問われるのは、エース...{/netabare}
19話「指揮者」
{netabare}3回戦進出を決めた烏野排球部の相手が、青葉城西に決まった。
及川率いる青城は、練習試合のときよりも格段に滑らかな連係プレーを見せる。一方、繋心は及川の...{/netabare}
20話「及川徹は天才ではない」
21話「先輩の実力」
{netabare}烏野のかみあわないプレーを見て、試合のリズムを変えるためセッター交代を決める烏養。
影山に代わりコートに入った菅原は『コートの外から見ていたからこそ...{/netabare}
22話「進化」
23話「流れを変える一本」{/netabare}
{/netabare}

OPテーマ1:「イマジネーション」SPYAIR
EDテーマ1:「天地ガエシ」NICO Touches the Walls
OPテーマ2:「Ah Yeah!!」スキマスイッチ (第15話〜)
EDテーマ 2:「LEO」tacica (第15話〜第23話)

<CAST>
{netabare}日向翔陽:村瀬歩
影山飛雄:石川界人
澤村大地:日野聡
菅原孝支:入野自由
田中龍之介:林勇
東峰旭:細谷佳正
西谷夕:岡本信彦
月島蛍:内山昂輝
山口忠:斉藤壮馬
縁下力:増田俊樹
清水潔子:名塚佳織
武田一鉄:神谷浩史
烏養繋心:田中一成
及川徹:浪川大輔{/netabare}

<STAFF>
{netabare}原作:古舘春一/集英社「週刊少年ジャンプ」連載
監督:満仲 勧
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクターデザイン:岸田隆宏…『魔法少女まどか☆マギカ』、『デュラララ!!』
総作画監督:千葉崇洋、海谷敏久
アクション設定:甲斐泰之
美術設定・美術監督:立田一郎
CGディレクター:田村和弘
色彩設計:佐藤真由美
編集:植松淳一
音楽:林ゆうき、橘 麻美
音楽制作:東宝
アニメーションプロデューサー:松下慶子
アニメーション制作:Production I.G{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
Production I.G
【CV】
日向 翔陽 - 村瀬歩
影山 飛雄 - 石川界人
澤村 大地 - 日野聡
菅原 孝支 - 入野自由
東峰 旭 - 細谷佳正
西谷 夕 - 岡本信彦
田中 龍之介 - 林勇
月島 蛍 - 内山昂輝
山口 忠 - 斉藤壮馬
縁下 力 - 増田俊樹
武田 一鉄 - 神谷浩史
清水 潔子 - 名塚佳織
烏養 繋心 - 田中一成
道宮 結 - 瀬戸麻沙美
{netabare}
※タイトルそのまんまバレーボール題材のスポ根もの。
日曜夕方に放送ってのが相応しい爽やか青春ストーリーは、おいらみたいな穢れた人間には眩しいぜw

おいらはバレーボールの経験は体育の授業程度しかなかったけど、結構のめりこんで観れたので、経験有り無しに関わらずオススメできる作品だと思います。

こういった作品は登場人物が多くなりがちだけど、どのキャラも個性あって魅力的なのでお気に入りのキャラが絶対見つかるハズ。
おいらはなんつっても田中さんがツボすぎたw
ムードメーカーな愛すべきおバカキャラ…三枚目な立ち位置なんだろうけど、おいらにとっちゃ一番輝いてたっす!田中先輩!!一生ついて行くっス!!!
{/netabare}
ここから先は、おいらにしては珍しく(笑)真面目に考察(っぽい事)してます。
「似合わない事せずに、いつものネタオンリーで行けよ!」って意見が聞こえてくる気がしますが…たまにはこういうのもいんじゃね?って感じで大目にみてやってくださいな☆
(軽いネタバレも含まれますので未視聴な方は注意してね)
{netabare}
『団体競技における【和】と【個】』

おいらはこういった団体競技のスポーツを扱った漫画(アニメ)の場合、大きく分けて2つの「チームの作り方」があると思っています。
その①「まずチームワークを固めてから、個人練習や合宿等で個人の能力を伸ばして勝ち進む」パターン。
その②「ずば抜けた個人能力を持つ主人公が(チーム内で浮いた存在ながらも)試合で結果を出し続ける事により、徐々に信頼を得てチームが結束して行く」というパターン。
つまり『鶏が先か玉子が先か…』じゃないけど、『【和】が先か、それとも【個】が先か』って事ですねw

このハイキューという作品は、前者の『まずはチームワークを固めてから』というチーム作りになっています。
最初はW主人公の「身体能力は高いがド素人」と「期待のルーキーだが性格に難アリ」な2人をまとめる話から始まり、「過去に問題を起こした2年生」の部への復帰エピソード、そして「新入生にレギュラーを奪われた上級生の葛藤」な話へ。

王道って言っちゃあ王道なんですが、これって日本人向きな(日本人にウケる)話の展開なんですよねw
日本の中学、高校の部活指導者に『まずはチームワークから』っていう考え方な人が多いせいもありますが、上で挙げた【個】重視の場合は、試合で結果を出し続ける事で一致団結→つまりは勝利が絶対条件!になってしまう場合が多く、(序盤の試合で)負けて悔しいから上を目指して頑張るって展開がし難くなっちゃう。
日本には古来から「負けの美学」なんて言葉もある通り、勝利至上主義がウケる国民性じゃないんですよね。
結構有名な漫画でも、主人公のチームが勝利した数より敗戦数の方が実は多い…なんてのもあったりしますしw作品名は伏せておきますがw

このハイキューという作品が人気なのも、もちろんキャラクターの魅力や白熱した試合内容等も大きいですが、チーム作りを【和】から先にしたっていうのもあるのかなーと思ったんですw


ここから先は少し荒れる可能性がある話題なので、一応ネタバレタグで伏せておきます。
{netabare}
チーム烏野のメンバーって、おおまかに言っちゃうと
1年:潜在能力が高い素人、団体競技に不向きな性格の大型新人
2年:過去に乱闘事件を起こして休部中の人
3年:全国大会出場を目標にしている主将、3年間地道に頑張ってきた温厚な性格の先輩
…って感じかな?
それにプラスして、上で述べた序盤のストーリー展開(最初はW主人公の「身体能力は高いがド素人」と「期待のルーキーだが性格に難アリ」な2人をまとめる話から始まり、「過去に問題を起こした2年生」の部への復帰エピソード、そして「新入生にレギュラーを奪われた上級生の葛藤」な話)

纏めてみたらコレって…ある漫画(アニメ)と酷似してるって思いません?おいらだけかな?
おいらは日本を代表する部活動漫画との声も高い『スラムダンク』と似てるって思っちゃったんすよねw

まぁでも似てると言っても、おいらは「パクりだ!」「いや違う。オマージュだ!」とかの議論がしたい訳じゃないんですよw
(個人的には過去の乱闘事件で登場したアイテムが折れたモップってとこから、作者に隠す気がないっぽいので「オマージュ」だとは思ってますが)
それよりも、こんなにも似てる設定なのに登場キャラの『人気投票結果』に違いがあるって事に注目して欲しいんです。

スラムダンクは、人気投票を公式で2回程行っているんですが、どちらも1位を獲得(しかも2位に結構差をつけて)したのが主人公の桜木花道でした。
それとは逆にハイキューでは、第1回人気投票の1位が影山、2位が日向で3位西谷…という結果で、第2回では1位日向、2位菅原、3位が影山…とバラけてるんです。
得票数の差も上位陣は接戦で、次回は誰が1位をとるのか予想し難い状態。

この結果の差は、主人公キャラの魅力の違いっていうのが一番だってのはもちろんなのですが、おいらが思うに『競技の素人枠』の違いっていうのも関係あるんじゃないかなーと。

スポーツが題材な作品に限った事ではないんですが、専門的な知識等が必要な場面で読者にわかり易く説明する為に『解説役』と『解説される役』ってのが出てきます。
ここでおいらが目を付けたのが『解説される役』です。
スラムダンクの場合、競技の素人って設定なのが、主な登場人物では花道だけなんです。
なので必然的に『解説される役』となり、バスケの基本ルールだったり基礎練習の重要性だったり累積ファウルでの退場(ファウルトラブル)だったりを主人公自らが学び、解決していくカタチになります。
比べてハイキューの場合は、同じく素人枠として主人公の日向がいるんですが、それ以上にバレーボールの知識が無い人として顧問の武田先生を登場させ、『解説される役』にしてるんです。
武田先生以外でも、応援席のMOBの女の子達だったりと、徹底して選手以外を『解説される役』にしています。

『解説役』の人は、『解説される役』を通して一般読者に説明してる訳ですから、読者側は自然と『解説される役』の立場に自分を重ねやすくなっちゃうんですよねw
その読者が自分と重ねてしまう役目を選手(主人公)ではなく顧問の先生(脇役)にする事によって客観視させる事になり、好きなキャラをよりフラットな状態で選ばせる事に成功しているんじゃないかな?と。

これをわざと設定したのなら、原作者の古館先生って凄い策士なんじゃないか?って思ったんですよ。
こういう登場人物が多い作品は人気キャラが1強ってよりも、沢山のキャラが人気あるって方が、サブストーリーも盛り上がるし物語に厚みが出ますからね。

原作も続いてますし、2期も2015年秋からの放送も決定…楽しみですなぁw
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

Nagi* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ちこくーっ ちこくーっ 急いでいたら~♩

『 食パンくわえた潔子さんとドーーーンッ♡ 』
            song by Tanaka(笑) 

これが【ハイキュー】の全て。 以上

ってのは半分冗談ですwww

あ、ちなみにこの名ゼリフ
声優さんのアドリブだそうですよ(゜_゜)驚



ハイキューとは、
高校生がバレーにかける熱すぎる想いを描いたアニメのこと

 以前バレーをやってた人には、懐かしさを
 今まさに頑張ってる学生には、勇気を
 バレーを知らない人たちには、バレーの魅力を…

 全25話中、そのほとんどをギャグが占めており
キャラクターが魅力的なのはもちろん
素晴らしい演技力の声優陣が拍車をかけ
年齢、性別を問わず人気が出ている。

 (私を含め)続編を期待する声もかなり多いが
2クール使って濃密な25話だったため満足感があり
“スポ根アニメ代表”と言っても過言ではない。(断言)

 よって、物足りないから続編を!!…ということでなく
ただ、純粋に、彼らの成長を見届けたいがためである。

 この作品を見ていない人なんていないと思うが
もし、万が一、未視聴だとしたら
是非っ!!!!この感動を味わってほしい



感想はネタバレ込みで後述するとして
ハイキューの魅力を少し紹介します(*^_^*)

*リアル
 とにかくリアルすぎる。
 バレーの練習風景、部の雰囲気、試合
 全ての表現力が素晴らしい…!!
 主人公2人はおいといて、あり得ない設定がない。
 (テニ●リ的、非現実な技がないってことねw)

*表情が豊か
 キャラクターの存在感を、声優さんの技術に頼る
 ってことは結構あると思うけど
 ハイキューのアニメーションは手を抜かない。
 とくに特徴的なのが“目”ですよね

*物語に抜け目がない
 高校生の設定だけど、中学時代の背景や
 他校選手のキャラも手を抜かない…
 なによりビックリしたのが他校キャラの声優!
 え、たった数話しか出ないのに
 この人使っちゃうのー?!ってみんな思ったはず。

*完璧な構成
 “バレーが好き”って気持ちがブレない。
 もっと強くなるために常に進化!!
 アニメは、お遊び回?息抜き回?サービス回?みたいな
 そんな話が一回は入ることが多いけど
 ハイキューは常に、バレー!バレー!バレー!



ではでは、ここからは個人的な感想なので
まじで閲覧注意です\(^o^)/

{netabare}以下、()の中の数字は話数。
気になった人はもう一度アニメcheckしてね☆

【 Ranking▶ 思わず爆笑ww編 】

1 俺の後頭部にサーブ打ち込む以上に怖いことって…何?(6)
2 ガハーーーーッ!教頭、ヅラ事件w (2)
3 今ムリって言った!!コイツ、無理って単語知ってんのか(4)
4 ローリングサンダーーーーーー アゲインッ!!(16)
5 この…くそガキッ(19)
6 日向が打つよりは後頭部が安全だな(23)
7 こらこら。そこの中…小学生かな?少し静かにね(19)
8 いわちゃんは俺のお母ちゃんですか?(19)
9 おい!顔面で受けるのがレシーブじゃねーぞ!!(3)
10 漁業かコラッ(4)


【 Ranking▶ 個別の好きなセリフ♡編 】

日向翔陽:MB
1 時間ないっ!止まってる暇…ないっ!(25)
2 どんなに仲が良くても友達でも本当の
   チームメイトになれる訳じゃなかったから(3)
3 お前何なの?実はバカなの?(2)

影山飛雄:S
1 俺はもう謝んねえ。
   謝んなきゃいけないようなトスはあげねえ!!(25)
2 お前は3年間何やってたんだ!!(1)
3 スパイカーの前の壁を切り開く!(4)

澤村大地:WS、captain
1 気合入れんぞ。一回でも多く勝つ(10)
2 山口っ!次、決めろよ(23)
3 よかった…お前がまだ戦うつもりでいてくれて(18)

菅原孝支:S
1 勝つぞ(21)
2 最強の敵だったならさ、今度は最強の味方じゃん(3)
3 いくぞ、春高(25)

東峰旭:WS
1 すが。次の一本、俺によこせ。絶対決める(21)
2 俺はエースだけど、お前らはヒーローだな(18)
3 俺、逃げないから。後ろには皆いるってわかってる(14)

田中龍之介:WS
1 いいかー!バレーボールってのはなあ!
   ネットのこっち側にいる全員もれなく味方なんだよ(6)
2 潔子さんっ!今日も美しいっす!!(1)
3 後悔は試合が終わってからクソほどするっ!(20)

西谷夕:L
1 前だけ見てけよ!心配する事なんか何もねえ
   みんなっ 背中は俺が守ってやるぜ!!(16)
2 壁に跳ね返されたボールも俺が繋いでみせるから
   だから…もう一回トスを呼んでくれ、エース!!(9)
3 だからよう、ようするによう…
   サッといって スッとやって ボンッだよ。(8)

月島螢:MB
1 考えてるは君だけじゃない(22)
2 イライラすんだよ…無駄に熱い奴って(4)
3 黙ってこのトスを打て庶民
   って言われてるみたいで腹立つ(22)

山口忠:MB
1 自分も戦えるって証明しろ!!(23)
2 これから先も1年で俺だけ試合に出られないのは
   嫌だから(14)
3 おいっ!アホってツッキーの事じゃないだろうな(5)

及川徹:(青葉城西)S
1 安心して飛べ(20)
2 それじゃあ今日も 信じてるよ、お前ら(19)
3 俺はこのクソ可愛い後輩を公式戦で同じセッターとして
   正々堂々叩き潰したいんだからさっ(7)

清水潔子:マネージャー
1 が…がんばれっ(14)
2 でもお昼はちゃんと食べなさい(25)
3 やめなさいっ(15)

その他、武田先生も烏養監督もいいキャラでしたね☆

むちゃくちゃ厳選して好きなキャラBest3を選ぶなら
1 のやっさん
2 月島
3 及川先輩
…かなあ。めっちゃ悩むけどwww

所々でちゃんと感動する場面もあって
ほんと病み付きになるアニメって感じですかね。
うん。一言で表すなら、大好きってことです(笑)

特に23話。
及川の背中に手が届くか届かないかの表現の仕方が
すっっっっばらしい!!
青葉城西との公式戦は本当に白熱した試合で
何度見てもドキドキします。

続編も、どんなに後になってもいいから
丁寧に作ってほしいですね\(^o^)/{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43

86.2 4 先輩で成長なアニメランキング4位
NEW GAME!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1556)
7701人が棚に入れました
高校を卒業して、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲームを作った制作会社「イーグルジャンプ」へ入社した青葉は、そこでそのゲームのキャラクターデザイナーを務めていた八神コウと出会う。
憧れの人の下で働くことになった青葉は、初めてのお仕事に戸惑いながらも、コウを始め個性的な先輩社員に助けられながら少しずつ成長していく。
ゲーム会社で働く女の子たちの日常を描いたお仕事ガールズコメディが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
高田憂希、日笠陽子、茅野愛衣、山口愛、戸田めぐみ、竹尾歩美、朝日奈丸佳、森永千才、喜多村英梨
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

青葉ちゃんどう見つくろっても中学生が妥当な件なのは置いといて今日も一日頑張るぞい!!ぞいってww

青葉ちゃんの頭の形綺麗でなんかかぶりつきたくなりますよねヽ(´▽`)/

1話{netabare}
中央線ユーザーなのねヽ(*´∀`)ノ
どう見ても青葉ちゃん幼女にしか見えないw
今日も一日がんばるぞい!!
青葉ちゃん、先輩に子供だと思われる(笑)

ADの遠山りんさん…なんだろうこの風格の差
ADはアートディレクターの意w
青葉土下座きれいだな~(笑)

青葉ちゃん頑張るなぁ~いきなりコーヒーブラックとかw
青葉ちゃんの近くには痴女がwwwおパンツだけど美人(笑)
余裕じゃなかったヽ(*´∀`)ノ
青葉ちゃん高校生には見えないヽ(*´∀`)ノ
子供の頃にゲームをやってたがわが作る側に
憧れの人が上司に!!八神コウさん

青葉の周りは濃い人ばっかりw
話しかけたいけど話しかけられないwww
会社に猫が居る会社って( ・∀・) イイネ!

青葉猫の飼い主に可愛がられるw
葉月ディレクター☆ミ
モズクちゃんかわいいな(*´`)
葉月ディレクターは時間にルーズなのねん

ひふみさんそのまま喋るのが苦手なのね
参考書の第一章をやるように言われるが…
ひふみ先輩は直接ではなく社内メールでヽ(*´∀`)ノ
楽しそうwwコウさんwwwwwwwwwww

青葉ちゃんのあたふたする気持ちわかるなー(沙*・ω・)
影響されるのが早いタイプ(笑)青葉(笑)調子乗っちゃうタイプなのね(笑)

チャットって便利ねwww
お昼ご飯に誘う先輩方ヽ(*´∀`)ノ
青葉ちゃんの輝きすごいなwこんな新入社員ほしいw
飯島ゆんと篠田はじめ
後輩って初めてで扱いがわからないのねw
はじめ先輩wムズムズwww
ゆんは慣れてるみたいねwww

社員証ないと何もできないのねwww
青葉ちゃんの社員証の件はコウのせいでしたヽ(´▽`)/
スーツが学生服にしか見えないw
スーツが似合わない童顔でいいなw

ビームサーベルの使い方www
ゆんさん優雅だなw
ひふみのチャット上の声好きだわw

今作ってるゲームは半年後に…
家に帰れなくなるらしい…
コウさんは会社に住んでるらしい

性格はあれらしい(笑)はじめ締められる(笑)
入社気分を今味わうwww休憩
デジャヴwwww社員証に慣れてないあるあるwww

今作ってるゲームは青葉の思い出の作品の三作目☆ミ
キラーン(☆∀☆)はやくがんばるぞいみたいなw
友達はアニメ好きなのねw

友達もいい子だなぁヽ(´▽`)/ねねっち♪
{/netabare}

涼風 青葉(すずかぜ あおば)
好物はおせんべいやようかんなど、和風のお菓子、ハンバーグ
いつも前向き思考な女の子。

2話{netabare}
青葉…小学生と今…あまり変わってな…はい言わない約束ですw
小学生の時から八神さんに憧れを持ってたのね青葉♪

八神さん、めっちゃワイルドおパンツ(*‘ω‘ *)
りん先輩は八神の保護者というか…そっちの…
はじめちゃんはすごいものにお金かけるよな
ゆんはゆんって感じ( ゚Д゚)ステッキが似合うな
ひふみさんはかわいいなカワ(・∀・)イイ!!

もずくちゃんは青葉の膝の上が好み
葉月さん神出鬼没だな~ディレクタ~
ゆんさんの姉御肌感♪

カロリーメイトばっかだと
ひふみんと青葉ちゃんだけだと…なんか初い初い
ソウジロウは彼氏ではなくハリネズミ( ゚Д゚)
ひふみんかわいい(*´▽`*)

ひふみ笑顔見られてお金で解決とかw
照れたひふみんはかわいいなー(*´▽`*)
スマイルは自然にw
休憩をちゃんと取るのも仕事のうち☆彡

青葉がソウジロウの仲間に見えてくる現象w
ひふみん最強かよw

青葉に初仕事キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
フェアリーズストーリーのモブキャラ作りか!!NPC
はじめすごい失敗してたのねw
2年目でも失敗ばっかのはじめである( ゚Д゚)

青葉の新人歓迎会(*´▽`*)奢りだわーい♪
お酒は20歳超えてからなw
青葉には大人の味はまだ早い
八神さんは素直じゃなくナイーブらしい

カボチャもこんな会社憧れ( *´艸`)
りん先輩気が利けるなー

こういうのみ場になったら彼氏とかの話になるよな
仕事ばっかで彼氏ができなくて…強い酒に…
りん先輩に酒を飲ませちゃいけないと思うw
寝てるりんはエロイなw

ひふみんの控えめに強いところカッコいいな
ストレートでとかさすがです( ゚Д゚)
青葉お酒に興味津々w

二次会は3人で♪
青葉はお酒に強くならないでほしいな~
酔っぱらった気分の青葉w
青っち~、ねねっち~
この二人は子供みたいだよな~

ほのぼのMAXかよw
動画工房いい仕事してるよな~
{/netabare}

八神 コウ(やがみ こう)
好きなものはりんの手料理。嫌いなものは人ごみと騒がしい場所。いつでもどこでも眠れるのが特技。青葉の班のリーダーにして憧れの存在。

3話{netabare}
青葉…布団の誘惑には勝てず遅刻だーヽ(´▽`)/
OPの一瞬の歯磨きする青葉かわいいლ(╹◡╹ლ)
まだまだ学生気分が抜けきれないのかな?
そして妄想が甚だしいw

ゆんちゃん先輩も遅刻?そして走っても1分足りないらしい経験者
ゆん仲間見つけて嬉しそうw運動神経悪いつながりの絆は暑い
ゆんの方が体力あってwww
朝からすごい茶番劇www
青葉派手にコケるなぁwそしてひふみんw

コウさんはツンデレなのである(笑)
厳格な態度に慣れてない上司なのであるw
遅刻届けヽ(´▽`)/
ひふみの遅刻の理由wwwwwwwかわいすぎだろwwwwwww

ついに出来た青葉初めてのキャラクター
初めてにしては上出来だけど…まだまだ
ゆんなかなかグロイの作ってるなヽ(´▽`)/
仕事って大変だよね~
モズクちゃんはわがままボディwww

青葉遅くまで残ってリテイク
コウさんは毎日お泊りレベルに頑張ってるのな
一瞬のひふみんの破壊力侮れない

青葉何度でも挑むん
村人キャラでも手の抜けない
ゆん先輩してるなぁ~
青葉、ひふみとの会話の仕方覚えたw

ひふみの作り方は青葉には難しいwww
青葉のお母さんもマイペースだなヽ(´▽`)/
楽しいけど大変な仕事…修正が来るのもはじめてだし

本当はOKなのにOKじゃない
通常のOKラインでは満足して欲しくない…期待大だな

モブでも手を抜いたらバレちゃうもんな
ついつい電話しちゃうよなーw
質実剛健www

青葉とねね仲いいな~
青葉何かに気づいたみたいだね♪

案外きっかけは些細なことからw
コウさんまたおパンツ状態ヽ(´▽`)/
たしかに表情が柔らかくなってるよな

次は3日で
そして最終的には1日1体w
帰れなくなる現象w
{/netabare}

滝本 ひふみ(たきもと ひふみ)
好きなものはお米と日本酒。苦手なものは人全般。
ネット上の方が饒舌。

4話{netabare}
青葉メモしてるのはえらいな~ヽ(´▽`)/
青葉は褒められて伸びる子♪

もずくっておとなしい猫なのな~ヽ(・∀・)ノ
葉月さんはつい撮っちゃう
少しずつ少しずつ青葉は成長してるみたい
パンツで寝るのに怒ってる青葉www
でもコウは憧れであり目標なのな

一人になったら脱ぐコウさんw
そしてあーいうの見られたら恥ずかしいよなw
りんさん彼女になれよwwww

コウは職人気質だなw
りんさんもAD背負ってるんだな
みんな背負ってるものがあるんだな~
青葉が笑っているうちは大丈夫
もっとがつがつしてほしいのな
パソコンフリーズするとオワタwww

りんさんが脱ぐとあれよねw
そして青葉入社www
これ早く見つかればいいね

出たwここで今日も一日頑張るぞいwwwwwwwww
それよりこのシチュの方が気になって入ってこないwwwwww
ぞい…ぞい…ぞい

初給料…早く会社に貢献し評価されれば給料が上がる
ビームセイバーに西洋の剣、はじめの机なんでもあるなw
給料の査定は年に一回なのね~

チームに貢献できたが評価の対象
青葉、はじめがこのブースにいる理由は…まぁ察してwww
青葉初給料は…
フィギュアにブランドの服、
葉月さん何歳なんだよwそしてはじめはさすがwww
20歳からは年齢を数えないらしいwwww
葉月には優秀な右腕がwwww年齢不詳の二十歳w

貯金とか堅実(笑)
りんの初給料はコウと一緒に日帰り温泉にw
思い出忘れられたら怒るタイプwりんさんw

ひふみんはコスプレ衣装に使ったらしい
そして写真は秘密(‘ω’)ノ超みてぇwwwww

青葉いい子かよ( ;∀;)
初給料は両親にケーキ♪

りんちょっと太った疑惑w
そして乙女なのねwww
{/netabare}

遠山 りん(とおやま りん)
好きなものはパスタなどの洋食。軽く方向音痴が玉に瑕。

5話{netabare}
青葉の村人がついにモーション付きに
青葉恥ずかしがってるwww
ゆんちゃん意外といたずら好き☆彡
はじめ褒められると弱いwww

コウ…もいたずら好きよねw
タッチペンを買いに来たはじめと青葉
先輩風ふかしてる~はじめwww

青葉お財布を会社に忘れるが…はじめも…
はじめの場合は落とした(笑)先輩しっかり~(笑)
はじめもまだ21歳やnw10代だよほぼw
はじめの現実逃避wwwwwwwww

幸運の天使青葉ちゃんw
財布持ってきてくれたのねwはじめも忘れてただけw
おっちょこちょいどうしで安心w
はじめはかわいいって言われなれてない感じなのね
そしてかわいいを使いこなせてないwww

はじめ褒められる止まらないのな~(笑)
ほへ~(笑)
最後はゆんにツッコまれてちくしょう~(笑)
ちくしょうはキャラに似合ってるよな(笑)

はじめ回だな5話w
自転車似合うよな~(‘ω’)ノ
5駅を近いというはじめ(‘ω’)ノ
青葉のスーツは学生服www

青葉じろじろ見すぎwはじめ引き締まってるからなぁw
はじめの格好はクーラー冷たいからなぁ
ゆんが長袖の理由は…ぷにぷにだから(笑)かわいい

腕の肉がぷよぷよ(笑)
そして青葉は勘が悪いw
気づいたら太ってるからなぁ~(*‘ω‘ *)
4℃も上げたらもわーってなるだろうにw
はじめとコウさんで空調操作バトルw

ゆんちゃん頑張れ~痩せろ痩せろ~
もずくが死んじゃうよ~(笑)
空調も死んじゃうぞ~(笑)
コウさん家政婦は見た状態w

おっと二次災害ゆんちゃんw
ダイエットのためとは言えんよなw
そしてはじめ自分からばらしたw

この会社の温度は3人の手にw…いやりんさんには敵わないw
やる気100%の青葉選手とかよく自分で言えるなw
青葉、コウの苦労を知るの巻

ひふみは話しかけてこない人が好きなのねw
青葉は話しやすいのねwww
昔のコウは無口でギラギラしてたのねw
彼氏自慢始まったなりんさんw
人付き合いが苦手なコウさんなのであった(*‘ω‘ *)

ひふみイメチェンしたいとかそのままでいてー( ゚Д゚)
青葉空回りしてるな~(笑)

ひふみ、イメチェン真剣に思考中www
照れてるひふみんなんでこんなにかわいいんだろう(*´ω`*)
{/netabare}

篠田 はじめ(しのだ はじめ)
好物はお肉とファーストフード。苦手なものは文字。スポーツ全般が得意。

6話{netabare}
青葉ちゃんのスカートラインエロいな~
お!ついに青葉にキャラデザの仕事がヽ(´▽`)/

設定は決まってるのね~
キャラデザの設定半分青葉w
途中で死んじゃうけいのキーキャラか

キャラデザに手こずる青葉と気になるコウさん
出る杭は打たれるのなー
青葉はコウを倒さないとな…いつかヽ(´▽`)/
楽しい気持ちは大事
結局ゲーム作りは一人ではできない
はじめ頑張れwww

ソフィアちゃん(笑)=青葉
明日は映画に行くのね~青葉ヽ(*´∀`)ノ
青葉しっかりお父さんに似てきた青葉なのであるw

休日は趣味に勤しんだり
はじめは…うんヒーローショーw
ゆん家ではジャージなのねヽ(・∀・)ノ
ゆんの家は姉弟多いのな~
ひふみさんはっぽいなw

もう付き合って結婚しちゃえよコウとりんw
ねねのことバカにしてるwww

ねね張り合ってるwww
ポップコーン見て喜ぶねね可愛いと思うヽ(・∀・)ノ
ねね子どもだからもらえる(笑)青葉も(笑)
二人共まだまだ子どもに見られる(笑)

魔法少女ムーンレンジャーのこと語るとねねはヽ(・∀・)ノ
同じ映画館にいたよwww
どんな女の子でも太ることは気にするのねw

映画面白いと食べる手止めるよねw
案外世界は狭いよねwwwww
こういう時のねねは頼もしい(*゚▽゚*)

ソフィアは豪華に作るのが仕事♪
きっちりなのか適当かw
議事録はパソコンから見れるけど
問題があったら発売中止もありえる

なんてノリのいい人たち( ´艸`)ムププ
キャラ班大忙し
お泊りも休日出勤も青葉楽しんでるなから

青葉の脱ぐシーンは賞賛に値するほど( ・∀・) イイネ!
青葉寝落ちwwwwww
ラフな青葉( ・∀・) イイネ!

くまさん寝袋wwwwwwwwwwww
青葉会議室占拠事件だなw(沙*・ω・)
{/netabare}

飯島 ゆん(いいじま ゆん)
見た目に反してラーメンが好物。納豆と運動が苦手で泳げない。特技はお裁縫などの家事全般。

7話{netabare}
社会人になったら健康診断はつきものよね
青葉ミスを怒られる…阿波根さんコウさんとなんかあるのか?(笑)

些細なエラーは大きなエラーにつながることも…
阿波根って苗字が嫌なのねwうみこさんww
言いすぎてしまって落ち込む阿波根w

青葉ってペットに連想されるよね~w
うみこコレクションはすごい銃マニアなのな
噂はきちんと煙が立ってから出てくるもの
青葉の笑顔にやられそうな阿波根w
宝物を受け取る青葉…散弾銃の空薬莢
そういうマニアなのねwwwww阿波根wwww

うみこスイッチが入ったw青葉困惑w
気に入られる青葉wwwwww
秘密訓練場に連れていかれる青葉、さらにコウも
完全装備かよwうみこさんw
コウは似合ってるな( *´艸`)青葉は新人さんって感じw

青葉、うみこのガンテクに( *´艸`)
コウと阿波根は仲がいいのか悪いのかwww

ひふみんのおっぱいの上にあるほくろ艶美だなぁ~
健康診断回、若いうちはバリウムないのな
はじめwwwコウは血が苦手www
深呼吸するひふみんかわいい

青葉の相手は新人看護師さんだなw怖いようwww
後ろのはじめとゆん唖然www
健康診断あるあるw新人さん怖いやつw

うみこさんと新人さんは相性悪いな~
阿波根自分で採決しちゃうタイプw

ウエストなどなど
ゆんちゃんお腹へこましてwww
るんるるるん♪はじめのお腹に憧れるゆん( *´艸`)
阿波根さんの下乳(・∀・)イイネ!!

サバゲ―は健康になれるらしい
葉月さん死にそうwwwバリウム飲んでるってことはw
どこでも銃持ってるのな~(笑)

りんさんって乙女よな~( *´艸`)いい嫁になるぞw
アルバイトも入ってくる時期らしい
どんだけ青葉気に入られてwwww

大学生は夏休みの時期
ねね会社で働くことに興味を
{/netabare}

阿波根 うみこ(あはごん うみこ)
カレーなどの辛いものが大好物。苦手なものは虫。特技は射撃。

8話{netabare}
ねね子供みたいだな~(笑)
夏休みキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
だけど…青葉は仕事が…あって夏休みないみたい(笑)
ゲームが完成したら夏休み…
そんなところに広告あるとかww
偶然すげぇwwwwwww

ねね、アルバイトしかも担当うみこw
ねね怒られてるな~www
テストプレイデバック( *´艸`)社外秘絶対w
青葉が心配でここまで来たのねw

ねねと青葉遭遇( *´艸`)www
ねねピンチ(笑)
阿波根スパイっぽいなwww

青葉よりねねの方がわかってる٩( ‘’ω’’ )وめちゃくちゃちやほやされて戸惑ってるコウw
今日はねね回だなー
ねね、青葉の前以外はちょい人見知りw
後輩に見られてるwww
どっちも子供に見えるのは…勘弁してあげてwww

企業スパイってあだ名つけられてるw
葉月さん両手に花ww
ねねお菓子貪りそうだなww

ねね来る日来る日も同じことばっかり(‘ω’)ノ死にそうw
ソフィアちゃん生還ルート発見したw
コウのプリン食べたのは…
青葉も色々と忙しくなって
ねね罪悪感がwww

プリンの盗難事件は大事に(/・ω・)/
ねねちゃん一大事wwwwwwwwwwwwwwww
ねねちゃん会社を知る(‘ω’)ノ
{/netabare}

桜 ねね(さくら ねね)
好きなものはコーラ、ポテチ、甘いもの全般。朝起きることが苦手。

9話{netabare}
ねね…ナイス(・∀・)イイネ!!ww
おパンツ確認は大事なことよねww

葉月さんさすがだわ(‘ω’)ノしょーちらwww
りんさん風邪なのに仕事で大変そう
連れて帰るとかさすが旦那様コウちゃんwww

そしてひふみんが一番上に(/・ω・)/
はじめはしゃいでるなぁwww
惚れてまうやろ~(笑)

はじめとゆんのダンディトークに呑まれるw
そしてねねちゃんまで…www
ひふみん止めないと(´・ω・`)…阿波根さすがwww

ねねにもねねの矜持があるみたい
そして上司に阿波根はなかなか(´・ω・`)
またこれ阿波根落ち込むやつw

風邪の時は弱ってるからなぁw
りんさんかわいいなw

ビル点検で出勤できない(*´▽`*)青葉スケジュール気にすぎ☆彡
ますます厳しいから修正のためお泊り
葉月さんが仕事増やしたのか~(^O^)/

お互い心配してるいい仲なのな~w
実家はかえってご飯とお布団が整ってるのがいいよね(*´▽`*)
ゆんは夜食を気にするけども…チョコはセーフちっちゃいし♪

泊りって案外効率はよくないのね
はじめはどこでも寝れるのな(笑)
癒しの湯が近くにあるとかいいな

深夜料金はどこもお高いらしい(*´ω`*)
身を削ってるなぁはじめwww
お風呂回~(・∀・)イイネ!!
かけられてうれしそうなひふみん
どんだけナイスなんだか(*´▽`*)

ねねっちのアイコンサメなのは…?(笑)
りんもコウも風邪でダウンw

葉月さん餌付けの巻
うみこにお菓子を持ってくねねっち
ねねは期待を裏切らないなw
もうねねに自由はないww
{/netabare}

葉月 しずく(はづき しずく)
チョコレートが大好物。ディレクターさんで神出鬼没。

10話{netabare}
会社は阿佐ヶ谷にあるのか!!
会社は楽しいの…複雑な気持ち…これが大人になるということ…なのか(‘ω’)ノ

ドーナツ全品半額とか
そしてひふみもドーナツ買ってたw
とりあえずドーナツ4箱www
アルバイトは土日まで働かれると高い給料がね…w
青葉意外とS気質w飯テロww

ひふみん、いじわるな小悪魔青葉を警戒w
土曜日でも会社ある…それが仕事
ねねっちは素行以外はいいのにw
阿波根とひふみんがしゃべってるのはじめてみたw

阿波根どんだけミリオタなんだよ(*´ω`*)
青葉かわし方を覚える(笑)
青葉に戸惑うひふみんw
はじめにゆんもドーナツをwww
考えることはみんな一緒wwwww
ドーナツパーティーにせんべえw
あまいしょっぱいの無限ループwwwもずくになっちゃうwww
ひふみん餌付けを決意するw

青葉全然寝れてないのな~
ねね心配してる…青葉追い詰めるなww
阿波根に愚痴聞いてもらってるねねw

青葉は登場するまで時間がかかりますw
もずくうらやましい生活してるなぁ
結構イーグルジャンプ社員いるのな~

青葉、何かあると顔に出ちゃうタイプなのねw
コウはお母さんのことをママと呼んでいるのねw
阿波根さんいい人だな~(^O^)/
青葉を探しにねね東奔西走

青葉の頑張りを知るねねであった(*‘ω‘ *)
ねねのコケるシーンwスローモーションw
まったく似た者同士なんだから~( ^)o(^ )

ねね…オチwww
青葉餌付けにきょどる(笑)
りんさん、どんだけコウさんが心配なんだよw

{/netabare}

もずく
葉月の飼い猫。わがままボディ。

11話{netabare}
フェアリーズストーリーがついにメディアに
青葉、ゆん、はじめで東京ゲーム展にw
ねねはもちろんお留守番
なんだろう見慣れつつある光景だな~
ひふみんは先に行っている模様

フェアリーズOPかっこいいやんw
お!これが今日のOPか(*‘ω‘ *)
ひふみんめっちゃコスプレってるw

なかなか堪能してきて漲る3人なのであったw
ひふみん体験コーナーで体験してたwwしかも最速クリアw
今日の青葉は私服で…私服はお母さんコーデ♪

スーファミ通ww
ソフィアが雑誌に載るチャンス、初披露青葉(*´▽`*)ノ
コウのコーデはりんがwwwwwwwww

りんさんさすが罠を( ゚д゚ )
コウさん自分の女の子さに自信がないけど
りんのコーデならあら変身♪超乙女wwww
コウかわいいの連続に耐えられないw

慣れてないコウかわいい(*´▽`*)ノ
りんさんも堪能してるよなw
明日がマスターアップらしい
スケジュール管理がしっかりしていると…

停止バグが発覚wうみこ取り乱すwww
ねねと青葉で買い出し(*´▽`*)
レシートではなく領収書は別にもらうのうよw
ケロリン大魔王wwwwwwww
うみこのモノマネwwwwwww

ねね今日でバイト最後なのか…
今日のうみこは殺気だってるなw
大魔王の威力w青葉もねねもまだ子供舌w
葉月さんも余裕ないな~(笑)

マスターアップのときは来たり♪
青葉は半年なのによく馴染んだよな~
ケロリンのせいで眠くならないねねと青葉w

ねねも馴染んでるな~(笑)
もう会社入っちゃえよw
お疲れさまだけど寂しいよな~w
保護者wwww

最後は二人で辺境にw
高尾かなw
甲府かなw

{/netabare}

12話{netabare}
青葉にコウさん
フェアリーズの広告を見る…でかいな!!たしかにあつかいいいな!!

発売日なのか(*‘ω‘ *)
結局みんな並んでるww
コウさんは覚えてたり覚えてなかったりw

フェアリーズの販売開始~
どこかで聞いたことのある声
ゲームを売る側は緊張と胃痛w
ねねちゃんとはじめ仲良くなってるな~( ^)o(^ )
店舗ごとに集めてる~(笑)
限定版だからこそ価値があるんですよ(名言)

こんなところでぼろがwwww
最近のSNSは広まるの早いぞ~(笑)
りんの胃痛が(笑)
ねねは情報漏えいしがちw
そしてねねはうみこには逆らえないw

コウさんかわいいフィルターの雑誌が出回ってる~
さすが阿波根wwwないすwww
葉月さんどこでももずく連れてくのな~

打ち上げすごい人数だな~٩( ‘’ω’’ )و
コウさん人前に立つの慣れてないんだな~w
コウさんのクールな感じでよかったぞい

1作目から7年も経ってるのか~Σ(゚Д゚)
ゲーム作りってすごい人が携わってるのな~
声優さんにサインもらいにいくの☆彡
おどおどしてるひふみん可愛すぎだろ~٩( ‘’ω’’ )و

記念品抽選大会とかいいな~
青葉が最初にサインをもらうのは…

コウもついにAD
りんもPに
まぁ進退のことは悩んじゃうよね…

うみこさんから銃のプレゼントw
ねねとうみこ相性いいよな~٩( ‘’ω’’ )و
デバックの募集はもうないのか…ねね落ち込んでるな
うみこさん拾うものは拾うのな

コウはADをやったことあるのか…
でも失敗しちゃったのか…苦い経験…もそりゃあるよな
青葉はやっぱりコウにサインが♪

一つ夢が叶った青葉である٩( ‘’ω’’ )و
最後の最後でいいな~(笑)
これくらい余裕のある終わり方大事w

きらら警察24時wwwwwwww
OVAで詳しくwwwwwww
{/netabare}

いやーキャラがかわいいの一言だぞいw
特にひふみんの破壊力にはグーのねも出ませんよ٩( ''ω'' )و
ただかわいいだけではなくストーリーもしっかりしていて
仕事の厳しさや楽しさも教えてくれる作品だと思います♪

ゆんちゃんのメイン話とかもやってほしいし
きらら警察も気になるしOVAでもいいから早く続き作って動画工房(笑)
2期待ってます(*´▽`*)
野崎君、うまるちゃんみたいに先延ばしにしないで~

13話{netabare}
OVAキタ――(゚∀゚)――!!
青葉スキーに苦戦中って夢オチかいw
もずくも連れてきてるww社員旅行www

コウさん雷苦手みたいw
デビル青葉降臨(‘ω’)ノかわいいw
朝からお菓子食ってゲームしてるねねっちw
りんとコウ絶対できてーるぅ(/・ω・)/

はじめは滑る気まんまん
コウって自分の体調の悪さに気づかないタイプ
そしてりんの女房感w
ひふみさんにパン食べながら話しかけてほしいだけの人生

コウを見守るのはりんの役目
ゲレンデのひふみさんのかわいさな
阿波根は雪上でさばげーやってるwwwwwwwww
ゆんちゃんも滑れなさそう
リフト降りるの緊張するよねw
スキー楽しそうだな~
久しぶりにやりたいなー

サウナでいちゃいちゃすなー(笑)
青葉のサウナボケw青葉ノリノリすぎるだろw
青葉のダークサイドいいよねw
阿波根深夜までサバゲーしてるよww

スキーって2~3日滑るといけるよね
温泉いいよね~(/・ω・)/
ひふみんとお風呂入りたいだけの人生
ゆんちゃんとか後姿に背徳感を感じてしまうわw

お酒に興味津々な青葉である
コウ復活w
写真撮るあたりりんの女子力の高さ
青葉の後ろ姿もアウトだな

青葉やばい人だと思われてるww
ダークサイド青葉楽しそうで何より(。-∀-)
うみごんww

うみごん本領発揮してる
お酒の味はわかる人にしかわからない
早く青葉と一緒に呑みたいひふみ

ねねは案外ナイスボディよねw
女の子の裸を堪能しながら一杯やりたい
眼福拝みたい
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

あずき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

きらら×お仕事=?(超長文です)

この作品を一言で表すと、きらら的萌え要素にお仕事物の要素を掛け合わせた作品、である。
問題はその掛け算によってどんなものができあがっているかだが、しかし、いきなりこの二つの結びつき方について話すと少々複雑になるので、まずその片方である、お仕事物としての「NEW GAME!」に焦点を当てたい。

まずお仕事物がどのようなものかについて考えると、それは登場人物たちが体験する社会人特有、あるいはその業界特有の出来事やあるあるを、彼らへの感情移入を通して視聴者も疑似的に体験することができる作品、ということになるだろう。
今作で言うと、主人公の青葉が味わう“社会人”特有の体験は、{netabare} 飲み会や初任給、休日出勤に健康診断{/netabare} などに。そして青葉が味わう“ゲーム業界”特有の体験は、{netabare} 初めてのリテイクや自分の作ったキャラが動く喜び、完成したゲームがファンの前に披露される喜び{/netabare} などにあたるだろう。

そしてここにプラスされるのが萌えアニメの要素である。言い換えると、この作品では社会人、またはゲーム業界のあるあるがすべてきららナイズされているのだ。
具体例として分かりやすいのが、11話での、{netabare} 完成した『フェアリーズストーリー3』のインタビューを受けるために、八神コウが同期の遠山りんに身なりを整えてもらう{/netabare} というくだり。これだけだとただのゲーム業界によくある話だが、普段はガサツな恰好で社内をうろついているコウの、りんにおめかしされた後の豹変ぶり、そして「可愛い」とみんなから言われたときのコウの恥ずかしがり方が、まさしく萌えアニメのそれと言った感じなのである。

本作では上記のような“きららナイズされた社会人生活”、といった趣の映像がほぼ永遠に続く。問題は果たしてそれが面白いのかどうかだが、それはひとえに視聴者各自の心持しだいだ。
もしこの作品を、SHIROBAKOのような本格お仕事物として観た場合、キャラを誰彼かまわず可愛いものとして描く“萌え”という要素は、そのまま作品のリアリティを損なうものとして映るだろう。
具体例としては、3話の{netabare} 青葉が会社に遅刻をして、コウに叱られる{/netabare} というくだり。本来なら青葉はこのシーンにて、遅刻をしたことで初めて上司に怒られるという実に価値のある経験をするはずだったのだが、一緒に遅刻したゆんが「実は青葉ちゃん、会社のビルの前で転んじゃって」とフォローを入れると、コウはあっさり顔をあからめて「なんだ、それなら先に言ってよ…」と青葉に謝る。自分はこのシーン、コウの反応を可愛いと思いつつも、その対応は甘すぎるんじゃないかというひっかかりを持ってしまった
こういうシーンが他にも何か所かあり、また青葉と他の社員とのディスコミュニケーションや、キャラ部と他部署とのぶつかりあいなんてものもちろんないので、この作品をお仕事物としてだけ見るのであれば、かなり物足りなさを感じてしまうことだろう。

ただそうは言っても、この作品を見るのは大概がきららとは何かを知っているオタクだろうから、上記のような観方はむしろ邪道。やはり自分の勤めている会社と比較しながら、またはまだ見ぬ社会人生活に胸をときめかせながら「こんなハートフルな職場があったらいいな」と現実逃避をするために見る、というのがふさわしい鑑賞態度と言えよう。
そういった見方をした場合、この作品はノンストレスで可愛い女の子たちの仕事を頑張る姿を拝め、またゲーム業界をお気軽に体験できる良作となる。
動画工房の作るアニメーションのクオリティはいわずもがな、キャラクターはどのシーンを切り取っても可愛いし、ところどころで入る若干のシリアスパートにて、お仕事物としての面白さもしっかりと感じさせてくれる。
可愛さで言うと、個人的な推しはひふみ先輩。LINEでの文面とリアルでの人見知りっぷりのギャップがたまらない。また11話のゲームイベントでは一人だけコスプレイヤーとして参加していたり、自分で作ったゲームの体験プレイをしてどや顔したりと、唯一のギャグ要員としての優秀さも見せていた。
お仕事ものとしての面白さで言うと、個人的には、三話で青葉が初めてのリテイクを経験して、みんなで一つの作品を作る難しさを実感するところや、六話で自分が過去のコウと比べてまだまだ未熟なことを憂えた青葉に、コウが「悔しいのは好きだからでしょ」と言葉をかけるところが刺さった。

とは言え、この作品がいつも通りのきららアニメとして観れば満点の面白さがあるかと言うと、そんなこともない。文句を言いたい箇所はいくつかある。
一つ目は構成について。この作品、原作が月刊連載の漫画だからというのはもちろんあると思うけど、中盤までの回はだいたいが短編のつなぎ合わせ。それだけなら別にいいのだが、かつそのそれぞれの短編も構成がかなりお粗末。起承転結もオチもないような下りがとても多い。
別にそんなに凝った構成じゃなくても、そのキャラのことを好きになれば、彼女らがなにがしかしているのを見るだけで満足するのではないか。そんな風に思って、一周目が終わって一通りのキャラの良さを分かった上でまた同じ回を観なおしてもみたが、それでもやはりつまらないと思った。個人差はあると思うし、見る時期にもよるだろうが、いくら萌えアニメ、日常系などとは言っても、最低限の起承転結やオチはあってほしいというのが自分の見解である。
ただフォローすると、8話で{netabare} ねねっちが会社に入った{/netabare} あたりから終盤にかけて構成はだんだんと形になってくるので、そこからは自分も素直にキャラ達の可愛さに浸ることができた。そのあたりからはじまるねねっちとうみこの関係はとても魅力的に描かれているし、フェアリーが完成してねねっちのバイトも終わったときには自分でも意外くらいじーんときた。最終回の青葉とコウのストーリーもとても感動的である。

しかし二つ目は、残念ながらその最終回の展開について。あらすじは、{netabare} 実は過去にアートディレクターを経験していて、部下を一人やめさせてしまったというトラウマのあるコウが、青葉に「それでも、今の八神さんは私の尊敬する上司です!」と言われて救われる{/netabare} というものだが、いや、本編では全くそんなシリアスなシーンを映すこともなく、終始ほんわかした映像をお届けしておきながら、「過去には実はこんな大変なことがあったんですよ」と言い出して感動につなげるのはずるくないだろうか。それをやるならその過去のシリアスも正面から描いてほしい。それはきららアニメらしからぬギスギスだから描けない、というのならそもそもそんな過去設定を作るべきではない。
厳しいかもしれないけれど、自分がこれだけ語気をあらくするのは、この作品をけなすためではなく、むしろその逆で、どれだけいつも通りのきららアニメとして観ようとしても、それでもこの作品のシリアスな部分に強烈なポテンシャル、魅力を感じてしまうからなのだ。
例えば10話で青葉とねねっちが喧嘩をするところ。映像上では単にねねっちの心配を青葉が誤解して起こったすれちがいとして描かれていたが、ねねっちの心境にしても青葉の心境にしても、もっとアンビバレンスなものにできたはずなのだ。昔からの親友の間にできた、社会人と大学生というねじれ。ねねっちは自身の能力の不足から、青葉に対して多少なりの嫉妬心を抱いていてもおかしくないし、青葉は仕事の多忙さから、大学生活を思う存分オタ活に当てるねねっちをうらやんだりしてもいい。そうやって、ただ「ねねっちはほんとにいい友達だな」という感想にとどまらないような二人の関係を作り上げていってほしかった。それがたとえきららアニメには求められていないシリアスだったとしても。

一期のようなほんわか展開もいいけれど、二期ではぜひこの作品が抱えるシリアスな部分をもっと掘り下げていってほしい。少なくとも、次回作のゲームでコウがまたアートディレクターになるなら、それに伴う困難は絶対に描いてほしい。そこに過去の、他人に対して攻撃的だったころのコウの姿が見えて、青葉が葛藤するような展開があってほしい。というか、なくちゃいけないとすら思う。その問題から逃げてはいけないと。
長くなったけれど、結論としてこの作品は自分にはあまり楽しめなかった。「きらら×お仕事」という発想自体に問題はないのだが、構成に若干難があると。シリアスを求めるのはお角違いなので作品の評価に加えることはしないが、ただもし二期になってシリアスが加速するようなら、ぜひ継続視聴したいと思う。

こんな長文を読んでくださりありがとうございました。ここに書いたのはあくまで個人の見解ですが、何かしらみなさんのアニメ観の参考になれば幸いです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

青葉ちゃんがどうしても苦手

社会人になったくらいで大人になった気分の高卒1年目青葉ちゃんがどうしても苦手。幼馴染の桜ねねを馬鹿にする感じがさらに。それ以外のキャラクターはみんな可愛いので、良い。八神コウと滝本ひふみが特に好きかな。ちなみに青葉ちゃんは苦手だけど、声優の高田憂希は好き。

ゲーム作りの話。大勢でゲームを作り上げることの達成感は凄い物があるやろうなというのがひしひしと伝わってくる。

OP
SAKURAスキップ 歌 fourfolium この歌に魅かれてこの作品を見ようと思うに至った。メインキャラクター4人で構成されるfourfoliumの元気一杯の歌声が素敵。
祈りの羽 歌 en 劇中ゲームソフト『フェアリーズストーリー3』オープニングテーマという体裁の曲。
ED
Now Loading!!!! 歌 fourfolium 


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. なんだかホントに入社した気分です!
高校を卒業後、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲーム《フェアリーズストーリー》を制作したゲーム会社《イーグルジャンプ》に就職した涼風青葉。新入社員として社会人一日目を迎えた青葉は、朝の満員電車に揺られながら、《イーグルジャンプ》へと出社してくる。会社の前まで来たもののこのまま中に入ってしまっていいのだろうかと躊躇してしまい中々一歩が踏み出せない青葉。そのとき出社してきた先輩社員の一人である遠山りんに声をかけられ、青葉は無事に《イーグルジャンプ》の中へと案内されるのだが……。

2. これが大人の飲み会……
青葉がキャラクターデザイナーを志すきっかけとなったゲームである《フェアリーズストーリー》。その最新作を制作するチームに配属された青葉は、憧れの八神コウがリーダーを務めるキャラ班でグラフィッカーとして働き始める。絵を描くこと以外は経験のない青葉は、勉強としてコウから渡された3Dの参考書を進めていく。勉強は順調に進み、参考書も半ばに差し掛かった頃、ついにコウから初仕事を任されることになった青葉。その内容はNPCの村人をモデリングし、3Dのキャラクターをおこしていくというもので……。

3. 遅刻したらどうなるんだろう
ふとした油断から朝寝坊をしてしまった青葉。急いで家を出たものの間に合うかどうかはわからない。このまま遅刻してしまったらどうなるんだろうと会社に向かう電車の中で青葉は不安を募らせる。そんな青葉に同じように遅れてしまったゆんが声をかける。駅から走ればまだ間に合うかもしれないと言う青葉に対して、過去の経験から私の足では走っても1分足りないと返すゆん。しかし話題はそこから運動神経が良いかどうかの話になり、青葉とゆんの二人は会社まで全力疾走することになるのだが……。

4. 初めてのお給料…!
青葉が《イーグルジャンプ》に入社してからそろそろ一ヶ月。コウから任された村人の制作も3体目が仕上がろうとしていたそんなある日、青葉はりんから給与明細が書かれた紙を手渡される。これまでアルバイトもしたことのない青葉にとっては人生で初めてとなるお給料。嬉しそうに笑顔になる青葉に対して、りんは初めてのお給料を何に使うか決めているのかを尋ねる。使い道をまったく考えていなかった青葉はキャラ班の面々はどうだったのかと聞くと、それぞれが初給料で何を買ったのかを話し始める。

5. そんなに泊まり込むんですか?
青葉が初めて作った村人の3Dモデルに様々なモーションをつけるはじめ。苦労して作った3Dモデルがどんな風に動いているのか気になって仕方のない青葉は仕事に集中することができず、自分にも見せて欲しいと頼む。画面の中でまるで生きているかのように動く3Dモデルに感動する青葉。後輩から仕事を褒められて嬉しいはじめは、青葉に先輩風を吹かせる。そんな二人の様子を見ていたコウは、りんの使っていたタブレットペンの調子が悪くなったと聞き、お使いに行かせることを思いつく。

6. 発売……中止とか?
コウから頼まれていた村人の3Dモデルを全て作り終えた青葉は、完成の余韻に浸る暇もなく1枚の仕様書を手渡される。コウから告げられた次の仕事は仕様書を元にキャラクターを作るキャラクターデザインの仕事だった。1体だけとはいえ、初めてのキャラクターデザインに迷走し、自信を持って描くことのできない青葉。そして同じ年齢の頃にはすでにメインのキャラクターデザイナーとして仕事をしていたコウと自分を比べ落ち込む青葉を見かねたコウは、青葉に村人を作っていたとき楽しかったかどうかを聞く。

7. 新人の教育はしっかりしてください
青葉の作ったNPCの3Dモデルがエラーを起こしていると注意にやってきたプログラムチームのうみこ。些細なエラーが大きなエラーに繋がることもあるのだからと気をつけて欲しいと厳しく接するうみこだったが、怯えた青葉の姿に少し言い過ぎてしまったと後悔する。お詫びに何かできないだろうかと考え、自分が大切にしている宝物の一つを青葉にプレゼントすることに決めたうみこ。手のひらに乗せられたプレゼントを見た青葉はプレゼントされたものが何なのかわからずに戸惑ってしまう。

8. 夏休みだぁああ!!
テストが終わり、大学生になって初めての夏休みを迎えたねねは、さっそく遊びに行こうと青葉に電話をかける。ねねは青葉に夏休みがどのくらいあるのか聞くが、青葉から返ってきたのは開発が終盤に差し掛かっているために忙しく、夏休みが取れるのはゲームが完成してからになりそうというものだった。働きづめになっているのではないかと青葉を心配するねね。そんなときねねは大学の構内の掲示板にイーグルジャンプが募集している夏季アルバイトの求人が貼ってあるのを見つける。

9. 出勤しちゃいけないんですか?
青葉の作った村人の3Dモデルがきちんとパンツを履いているかどうかを確かめていたねね。ゲーム内のカメラがスカートを突き抜け、画面上に映し出されるパンツを見て、問題なしとデバッグを続けるねねに対し、うみこがそもそもパンツが見えることは想定していないのだからバグとして報告してくださいと返す。そこにしずくがやってきて、パンツが見えることは裏の仕様だと告げるが、初耳のうみこ。そんなうみこにしずくは仕様書に書いてしまったらつまらない、偶然見えるパンツにこそ浪漫があるのだと言うのだが。

10. 正社員ってお給料を安くするための法の抜け穴…
ゲームの開発も終盤に差し掛かり、忙しさが増してきたある日の土曜日。休日出勤のために会社に向かっていた青葉は駅前でコウと出会う。駅前にある美味しいと評判のドーナツ屋の本日ドーナツ全品半額中という呼び込みを聞いた二人は、自分たちと同じように休日出勤しているであろうキャラ班のみんなへの差し入れとして、ドーナツを買っていこうと決める。しかし、ひふみを始め、ゆんやはじめも考えることが同じことを考え、みんなで食べようと思ってとそれぞれドーナツを買っていて……。

11. リーク画像が昨日、ネットに出てましたよ!
フェアリーズストーリー3がメディアに対して初お披露目となる東京ゲーム展。業界関係者だけが行ける企業日のチケットを渡された青葉たちはコウからゲーム展に行くことを命じられる。数多くの業界関係者たちで賑わう会場にやってきた青葉たちはフェアリーストーリー3が展示してあるブースへと向かう。ブースのモニタに映る自分たちが作ったキャラクターやモンスターを見て感動する青葉たちは、同じくモニタを見ている来場者たちのゲームへの評価の声を聞き、ついに発売されるんだと実感し始める。

12. ひとつ夢が叶いました!
ついに発売日を迎えたフェリーズストーリー3。店頭での様子を見るために、青葉はキャラ班のみんなと大手ゲームショップのある街へと出掛けていた。街の一角にある大手ショップの前にやってきた青葉たち。しかし先に来ているはずのひふみとはじめの姿が見当たらない。ショップの開店を待つ人々の行列に並んでいる二人を見つけた青葉は、私たちスタッフはゲームソフトをもらえるはずなのになぜ並んでいるのか疑問に思うが、スタッフであっても特典はもらえないことを聞かされ、行列の後ろに並び始める。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

78.2 5 先輩で成長なアニメランキング5位
弱虫ペダル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1239)
6638人が棚に入れました
原作:渡辺航(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載) 監督:鍋島修 シリーズ構成:吉田玲子、キャラクターデザイン:吉田隆彦、メカニックデザイン:水村良男、メインアニメーター:堀内博之、美術設定:青木智由紀、美術監督:吉原俊一郎、色彩設計:中尾総子、CG監督:真田竹志、撮影監督:葛山剛士、編集:坂本久美子、音楽:沢田完、音響監督:高寺たけし 山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保 祥太郎、伊藤健太郎、岸尾だいすけ、松岡禎丞、諏訪部順一、諏訪彩花、潘めぐみ

声優・キャラクター
山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、岸尾だいすけ、松岡禎丞、諏訪部順一、諏訪彩花、潘めぐみ、前野智昭、代永翼、柿原徹也、日野聡、吉野裕行、阿部敦、遊佐浩二、野島裕史
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何より異質なキャラクター達が魅力の、熱いロードレースを描いた作品

2013年10月より放送。
全38話(3クール)

第2期は、2014年10月より放送予定。


【前置き】

原作は週刊少年チャンピオンで30巻以上刊行され、今尚大人気連載中のロードレースを題材にした漫画。
読む機会はありませんでしたが、本屋でズラリと並べられている光景は何度も目にしていました。

その中でも特に印象深かったのが、一際異彩を放ったキャラクターの表紙(第16巻)でした。

アニメ化されると聞いた私は、その表紙のキャラクターがどんな奴なのか見たい一心で視聴を開始しました。
予備知識も全くと言っていいほど無いのに、何故こうも惹かれたのかは分かりません。

今思えば、私は彼『御堂筋君』と、心のどこかで繋がっていたのかもしれません(笑)


まぁそれは追々語るとして、とにかく去年10月から終了までの9ヶ月間。
毎週思いっきり楽しんで試聴出来る作品に出会え、私は幸せでした。



【あらすじ】

主人公の「小野田 坂道(おのだ さかみち)」は、アニメやゲームが大好きな高校1年生。

「アキバにタダで行けるから!」

という理由で、小学4年生の頃から片道45キロ以上離れた距離を自転車で通い続け、本人の自覚がないまま相当な自転車のポテンシャルを身につけていた小野田君は、

同級生の今泉や鳴子(なるこ)らにその力を見出され、自転車競技部に入部し、インターハイを目指す。



【論じてみる】
{netabare}
まず、タイトルの「弱虫ペダル」で誤解される方がいらっしゃるかもしれませんが、小野田君はオタクで腰が低い謙虚な少年ではありますが、決して弱虫ではありません。
むしろ、そのペダルのケイデンス(回転力)は、周囲を圧倒するレベルですし、漕いでいる時の顔も弱々しいどころかよく笑っています。

調べると、軽いギアで回転数をあげてクルクル回す乗り方を、作者が「弱虫ペダル」と名付けていたことがタイトルの由来なのだとか。
なるほど…なるほど?

ただ、ひ弱そうな少年が実は一種目においてとんでもない才能を持っていた、という内容から見れば、実に王道なスポーツ少年漫画らしい作品でしたね。


私はロードレースに関しては詳しくないのですが、内容を追うにつれて、この競技は実に物語を描くのに適している題材に感じました。
(勿論、多少は少年漫画的な過剰な演出もあるようですが。)

傾斜や平坦など、それぞれの地形に適した選手がおり、チーム戦に置いては皆が得意分野で、そのチーム全体を風除けの為に引っ張ってゴールを目指す。
ゴールを目指すエースがいれば、そのエースを温存した状態で発射させる為に、ギリギリまで風除けをして引っ張るアシスト役もいる。
こう聞くだけで、もう色々な熱いドラマが見えてきてワクワクさせてくれました。

そして、そのドラマ以上に想像を越えた、個性的な選手達も魅力。
それぞれのキャラクターが、見せ場毎に丁寧に描かれているので、愛着を抱きやすい点も良かったですね。
(ただ、レース中に毎度回想を挟まれるので、何より続きが気になる側からすればクドく感じる節もありましたけど。)


物語的には、

1クール目(小野田君が自転車競技に目覚める)

2クール目(合宿編とライバル高校の紹介、インターハイ開幕)

3クール目(インターハイ1日目~2日目終盤まで)

となり、ここだけ見れば1~2クール目は少し物足りないようにも感じるのですが、どの回でもキャラクター同士の熱いレース展開があり、また毎話ヒキが非常に上手いので、毎週続きが気になる構成力は見事でした。
原作のシナリオも勿論ですが、それを上手く味付けした「吉田玲子さん」(カレイドスター、けいおん!、のんのんびより等を担当)の、シリーズ構成が光ったように思います。

特にメインキャラ「御堂筋君」の初登場に関しては、原作ではインターハイでいきなり登場という意味で衝撃度は上ですが、アニメで後のメインキャラを半分以上全く登場させないのは流石に引っ張り過ぎ感もあったと思うので、合間に登場を挟んで良かったと思いました。


と…中盤も決して悪くはないのですが…、本作の見所と言えば、やはり後半のインターハイ戦。
アニメでは、豊富な原作を湯水のように(1巻分を2~3話で描き切るスピード)出し惜しみなくドンドン描いてくれるので、毎話見応え抜群でした。

ただ、一つクレームを言うなら…最終話のあのヒキですね……。
3ヶ月後に2期があるとはいえ、3日あるインターハイの2日目、最後のゴールを争うシーンに突入して終了とは…。
胸焼けするほど続きが気になるシーンで区切るのは、最早暴力です。

毎週楽しめたからこそのクレームですが、出来れば話数を追加してでも2日目を描き切って、3日目の最終戦を3ヶ月待ちたかったですね。



さて、肝心の3クールに渡っての作画は、中盤でキャラや自転車に多少違和感を感じる節もありましたが、レースに至っては総じて非常に満足のいくもので、魅せるところはしっかり描き切ってくれたように感じます。
作画班の方々、9ヶ月間本当にお疲れ様でした。
鞭を打つような台詞ですが、2期は更なる出来に期待します。

それを彩る音楽に関しても物語に合った非常に熱い曲調のものが多く、主題歌も3クール分で計6曲ありますが、

1クール目のオープニング「リクライム」(ROOKiEZ is PUNK'D)
2クール目のオープニング「弱虫な炎」(DIRTY OLD MEN)

は、中でも疾走感が特に強い格好良い曲で、私は何度も聴きこんでしまいました。
(私事ですが、日課のランニングの際は、いつもこの曲を聴いて走っていました。)

ですが、3クール目の声優さん総出のオープニングとエンディングは、個人的にはちょっといただけませんでしたね。

決して下手くそなワケではないのですが、土俵のアーティストと比べると、どうも声に訴えるものがないというか…。。。
CMを見る限り、キャラクターソングは既に沢山発売されているようでしたので、本編のメイン主題歌にまでキャラソン持ってこなくても…、と少々ゲンナリしちゃいました。

ゲンナリと言えば、本作は女性人気も高いようで、テニスの王子様を彷彿させる
「前売りチケット即日完売!! 舞台 弱虫ペダル」
という謳い文句のCMがキャラソンと交互に毎回流れていましたが、2次キャラをいきなり3次で見させられて、私のような男性ファンは…ちょ~っとゲンナリしてしまいました。
制作費を賄う上でも必要不可欠なCMなのでしょうから、これは私の勝手な我儘ですけど。


…しかし、その(どーでもいい?)不満点がありつつも、私が本作を最後の最後までCMを飛ばさなかった要因が一つ。

それは、次回予告を兼ねたショートムービーや提供広告のシーン、「また見てね」の一枚絵が毎回面白く、それを今か今かと待っていたかったからなのでした。

中でも提供のバックで映る本編回想シーンは、回を追う毎にスタッフの(良い意味での)悪ふざけが横行していき、これが中々クオリティが高くお気に入りでした。

とある回では、インターハイ制覇を目指す部員一同の熱い円陣のシーンが、マネージャーの乳を想像しての熱い円陣に変えられていたり…。
またある回では、部員一同が去年のインターハイ戦のビデオを見ていたシーンが、メガネ委員長♀のビデオに変えられていたり…。
またまたある回では、王者箱根学園の2人が胸ぐらをつかみ合うシーンが、頬を赤らめた┌(┌^o^)┐ホモォ...なシーンに変えられていたり…。。。

「また見てね」の一枚にしても、水着のヒロイン達の絵がドンドン色を変えて最終的に半分透けた水着になったり、ヒロインの背後に各話毎に少しずつ忍び寄る小野田君が現れ、最後は紫色のオーラをまといメガネが怪しく光るなど…。。。

「のんのんびより」でもありましたし、ここ数年でよく見かけるようになった、こういう提供等での遊び演出ですが、本作は中でもブラックジョークが非常に多く、毎週楽しませて頂きました。

……と、余談も挟みましたが。
{/netabare}

本作の魅力は、なんといっても個性的な各校のロードレースプレイヤーの面々です。

主人公の小野田君が所属する、癖の強い面々が多い総北高校。
全員がエースと豪語する王者、箱根学園。
そして、圧倒的強者を得て、部を支配されつつも王者を陥落せんと動き出した京都伏見高校。

ここからは、各校で私が個人的に印象に残ったキャラクター達を、存分に語っていこうと思います。


【キモッ!! キモっ!! キモッ!! な最強のヒール、御堂筋 彰(みどうすじ あきら)君】(※呼び捨て厳禁!!!)
{netabare}
京都伏見高校、自転車部に所属。
私に本作を見るきっかけを与えてくれ、その期待に応えて作中ダントツで好きになったキャラクターこそ、この御堂筋君でした。

この御堂筋君は、1年生ながらその圧倒的な実力(と風貌)で絶対的エースに成り上がることでを部を支配し、上級生を含めた部員達に


『オマエらは僕に尽くせ、貸しづけ、手足のように動けっ!!

 オマエらのやることは僕の命令に従うことや!!

 せやけど、それさえやっとったら、僕が完全優勝を…やる!!!』


と豪語するような、人格破綻者…と言うよりこの上なく唯我独尊なキャラクターです。
はい…こういうキャラは大好物なのです、見た目通りのキャラで嬉しかったですね。

口癖は、タイトル通りの「キモッ!」です。
いや、アンタの方がよっぽどキm(ry
(ちなみに、上級生といえど彼を呼び捨てにすると頬をグニュとされて注意されますので、本レビューに置いても君付けを絶対遵守して記述しております。)


主人公達や王者である箱根学園がチームプレイを見せる傍らで、御堂筋君は部員達をザク(量産型)と呼んで駒のように使い、いらなくなれば切り捨て、ただただ勝利を貪る。
紳士のスポーツと称されるロードレースにおいて、基本的に実直な姿勢を見せているキャラクターが多い中、この御堂筋君のキャラクター性は客観的に見ても、やはり群を抜いてたように思います。

中でも、彼の勝利への姿勢が垣間見える

「ボクは母親死んだくらいでペダル緩めたりせんよ、あまいずみく~ん♪」

は、個人的にとても印象的な台詞でした。
うぅ~ん、流石…御堂筋君らしい。
このレースを引っ掻き回す御堂筋君がいたからこそ、本作はこれほどの人気作たり得たのだと、私は思っています。


風貌的には、1年生ながら長身で手足も細く、蛇のように伸びる舌、そして真っ黒く斜視を思わせる巨大な目が印象的。
(私は一目見た時から、もう強烈に印象に残りました。)
その自転車も、異様な前傾姿勢のペダリングに対応した仕様で、異彩を放っていましたしね。

しかし何より印象的だったのは、、声を務めた「遊佐浩二さん」の快演(怪演?)ではないでしょうか。
他者を愚弄し嘲弄したり、およそ非人道的な言動の数々を、とても活き活きと演じられていたように思います。
(↑誤解を招く言い方かなww)

肝心の関西弁も全く違和感が無いどころか完璧に近いように感じましたが、調べると、なんとご出身が「京都府京都市伏見区」だそうですね。
これは……、偶然なのでしょうか?
まさに、声を演じられるなら「遊佐浩二さん」という念頭で、作られたキャラクターにようにすら感じました。

声が決まった際は異例のCM発表があり、その存在が特別視されているのが伺え期待も膨らんでおりましたが、予想以上に私の心を良い意味で煮えたぎらせてくれました。

後、このCMや作中でもそうなのですが、彼の登場シーンで流れる、無数のハエがたかっているようなサウンドが、また彼の異様な存在感を際立たせていたように思えますね。
動きも、軟体動物かのようにヌルヌル動き、ヌメヌメッと効果音まで出しますし。
(もう一人だけ、人外キャラがいるイメージですww)

その異様な動きの作画も気合いが入っておりましたし、提供遊びでもよく登場した点から見ても、スタッフ一同からも愛されているキャラクターのように、私は感じました。



さて、御堂筋君が入部するまでは、仲睦まじくも総合9位止まりだった京都伏見高校は、彼の絶対的支配の元で、実際にインターハイで王者箱学すら圧倒する場面を見せていきます。
なにしろ彼は、傾斜でも平坦でも、その場面のエースと互角以上に渡り歩……走るのですから。

そこでは、相手の情報を調べ尽くし精神をエグる言葉を吐きかけるという、彼の風貌らしい手法も見えます。
しかし何より厄介なのは、彼がレース全体を見通した上で、相手を潰すタイミングを見計らい攻撃を仕掛けてくるという、緻密な計算に基づいて行動している点ではないでしょうか。

ヒール的な立場にいながら、そこらの噛ませ犬とは全く違う『圧倒的な実力と頭脳プレイ』、それが御堂筋君の一番の魅力だと、私は思います。


私が彼のレースで一番シビレたシーンは、箱学のエーススプリンターとの1stリザルトを争う激闘の最後の最後で、自転車を前に押し出しゴール線に車体に挿すことで、1位を獲得したところですね。
調べたら、実際にこういう手法もロードレースではあるようですが、なんとも彼らしいトリックプレイでした。

そこから、負けたスプリンターを含めたチーム全員を嘲笑うシーンも、「御堂筋君ここにあり!!」と思わせる名シーンでした。

『トドメは、相手が死んだとおもた後に刺すもんや!』

なんという念の入れよう、どういった星の下で育ったらこんな性格になるのでしょうね。
本当に頭が下がります、ありがとうございました。



1期はまだインターハイ途中までしか描かれていない為、彼が開会式で、去年優勝者の箱学の壇上に不躾に上がって言い放った、

「箱学、ぶっ潰しまーーすっ!

 みんな憶えてといてや~、京都伏見1年生、御堂筋彰君!

 このインターハイを踏み台にして、世界に羽ばたく男で~~す!!」

の結果を見ることは出来ませんでしたが、私は彼のそんなビッグマウスを、応援せずにはいられません。
2期でも、思いっきり

「ぴぎゃあああぁあああぁあああぁぁぁぁあああああああああああああああっっっ!!!!!!!!」

とか言いながら、あの異常なハイケイデンスを見せてほしいものです。

いやぁ、こんなにハマったキャラは久しぶりでした。
まだまだ語り足りませんが、流石に長過ぎるので、ここらで終わります。

はぁ…、彼のザクになりたい。
{/netabare}



【本気で気持ち悪い 王者箱根学園のスプリンター、泉田 塔一郎】
{netabare}
絶対王者である箱根学園で、2年にしてレギュラーを勝ち取った、この泉田君。
彼もまた、強烈なキャラクター性で視聴者を釘付け…というより、困惑させたのではないでしょうか。

彼は、長期的スパンで肉体改造をし、類稀なる洗練された筋肉を手に入れ、

『全身スプリントマシーン』

と呼ばれる男なのですが……。

その本性は、その強靭な大胸筋に「アンディ(右)」「フランク(左)」という名前をつけ対話したり、更には腹筋の意を表す「アブ」という口癖を連呼してレースを繰り広げてしまう、とてつもなく危ないヤツなのでした。


スプリントの最中にも関わらず、胸のジッパーを開けて大胸筋を誇示しニヒルに笑ったり…。
それでなくても、丸刈り頭からの異様に綺麗な瞳とまつ毛という顔も…。

総じて、前述の御堂筋君とはまた違った次元の、

「冗談とか抜きで、本気で気持ち悪い!!」

という印象を、多くの視聴者は持ったのではないでしょうか。
その洗練された筋肉や綺麗な瞳と共に光が煌めく演出も、最早悪ふざけとしか思えません(ちょっとだけ褒め言葉)。


加えて、同チームである箱根学園の面々が、誰一人それに対し突っ込まない(むしろ、受け入れている節すらある)ので、誰も視聴者側の目線に立ってはくれません。
よって、彼に対し「気持ち悪い!!」とブツけることも出来ず、余計に視聴者が彼に対し嫌悪感を持っていったように、私は見ていて感じました。

個性派が好きな私としては、この泉田君もその例に漏れず好きにはなりましたが…。。。
大きな声で好きとは言い辛い…というか、好きですが何度も見たいとは思わないキャラクターでした。

ただ、強烈に印象に残ったという点に置いて、本作での彼の存在価値は、やはり大きいのではないでしょうか。
(彼と御堂筋君との会話は、個人的には作中随一の名シーンだと思っています。)


声を演じられた阿部敦さんは、とあるシリーズでの上条当麻役としても有名ですが、この泉田君のようなキャラも見事な好演でした。
ただ視聴者としては、早くこの泉田君の

「その、ふざけた幻想をぶち壊す!」

ことに専念して欲しい気も、少~しありました。
{/netabare}



【気持ち悪くなんてないよ 総北高校の個性派クライマー、巻島さん】
{netabare}
小野田君が所属する、総北高校3年のエースクライマー、巻島さん。
2014年の原作での人気投票で第1位を獲得したキャラクターでもあるのですが、やはりそれだけの魅力に満ちていたように思います。
総北メンバーでは、私も一番好なキャラクターでした。


この巻島さんは、長い手足を生かした極端に車体を左右に傾ける、独特の走法を身につけています。
入部当初は先輩達にフォームを矯正されましたが、それでも

「自己流で一番速かったら、ソレ最高に…カッコイイっしょ!!」

と、自分の走法を信じ隠れて練習し、今では王者箱学のエースクライマーとも互角に渡り合える実力を身に付けたのです。

同じクライマーである小野田君が、憧れを抱くのも頷けますね。
巻島さん自身も、不器用な性格ながら小野田くんを認めている描写が、また心をくすぐりますし。

しかし、その異様な走法が、作中では(本人曰く)キモイ・コワイと言われているらしいのです……。
いやいやいや、前述の2人の方が、もぅよっっっっぽどですからね。



巻島さん最大の見せ場である、インターハイ1日目の山頂決戦。
王者との、互いを認め合ったクライマー同士のライバル決戦は、清々しいハイタッチから始まり、その内容も作中で一番王道的な熱いレース展開でした。

普段は冷静沈着で、ぶっきら棒な巻島さんが

「息も上がって…足もガチガチになってんのに、身体の奥が熱くなって止まんねぇっしょっ!!!!」

なんて、また言うもんですからね。

独特の走法でグワングワン揺れる巻島さんの作画も含めて、作中屈指の見応えある勝負だったのではないでしょうか。
何より見ていて、なんとも気持ちが良い戦いでしたしね。


あぁ…、でも一つだけ疑問があるとすれば……。

あのグワングワン揺れる走法……、風除けになるの?
{/netabare}



【総評】

私はこの9ヶ月間、あまり中だるみすることも無く、毎週思いっきり楽しんで視聴出来ました。
3クールを跨いでランキングしても、本作は自分の中ではトップクラスでしたね。

ただ、いつも良いヒキで終わるので、毎度毎度続きが気になって精神衛生上は、あまりよくありませんでした。
なので、これから本作を視聴しようかなぁと思われる方は、一挙放送等で全話を待たずに見れるのかと想像すると、私は羨ましくてなりません。

余談ですが、私は本作が終わったら即原作を大人買いして一気見しようと計画しておりましたが、すぐ秋に2期が放送されると聞き、まず100%アニメで楽しみたいと思い我慢することにしました。
1期の終わり方がアレなのでとても辛いのですが…。。。
2期でインターハイを全て描いてくれるのなら……、楽しみに待ちましょう。

秋の放送までに、未視聴の方も、もしご興味があればどうぞ。
私的には、王道スポーツアニメとして自信を持ってオススメ出来る1作です。

次回も、

小野田君の、「恋のヒメヒメぺったんこ」(アニソン)を歌いながらのハイケイデンスや、

レースをかき乱す最強のヒール御堂筋君が世界に羽ばたいていく様に、大いに期待しましょう。

はぁ…、3ヶ月…我慢出来るだろうか…。

それでは、長々と読んでいただきありがとうございました。



◆一番好きなキャラクター◆
『御堂筋 彰』声 - 遊佐浩二さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『御堂筋 彰』声 - 遊佐浩二さん

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

弱虫(?)ペダル

アニメオタクの主人公が自転車競技部に入る話。
原作より作画は綺麗。たまに顎が尖がってるのが気になるぐらい。

某動画では妖怪扱いされている主人公・小野田坂道。
初心者でありながら化物染みたスタミナとケイデンスでインターハイまで出場する。
笑いながら追いかける主人公が怖い。

2年の先輩コンビと東堂、真波くんが好き。
もっと先輩コンビの登場増やして…。

OP、EDにはいるけども女の子の出番が凄く少ない。

途中から回想が多い。
インターハイ編はコースが長過ぎに感じる。面白いけども引っ張りすぎ。

Cパートが凄く面白い。
アニオリのだんだんオタクになってく今泉君好き。

主人公達が口ずさむ「恋のヒメヒメぺったんこ」は耳に残る曲。
自転車乗りながら歌う勇気は出ません!


22話までしか観てなかったけど、ニコ動で2期も合わせて一挙放送すると聞いて全話視聴。
23話から初見。

OP
01話~12話 リクライム(ROOKiEZ is PUNK'D)
13話~25話 弱虫な炎(DIRTY OLD MEN)
26話~38話 Be As One(チーム総北)

ED
01話~12話 風を呼べ(アンダーグラフ)
13話~25話 I'm Ready(AUTRIBE feat.DIRTY OLD MEN)
26話~38話 Glory Road(チーム箱根学園)

劇中歌
1話~3話,5話,11話,26話「恋のヒメヒメぺったんこ」

各話感想↓
1話 アキバにタダで行けるから
{netabare}運動部は乱暴。
頑丈な小野田。
謎シンクロ。優しい今泉くん。
45kmの距離がある秋葉原。
並走する今泉くん。
ストーカーみたいな寒咲さん。
Cパートで恋のヒメヒメぺったんこを口ずさむオタ泉くん。{/netabare}

2話 部員をふやすため
{netabare}ママチャリ20kgって重い。
逃げられない勝負。
勝負に観客は付き物。でもこの観客の女子うっとうしい。
秋葉原まで毎週通う小野田。
サドルを上げる寒咲さん。膝を伸ばしてペダルに足がつくぐらいがちょうどいい!勉強になります。
サドルでロスする力は60%。
レースはまだ終わってない!
似た者同士の今泉と小野田。{/netabare}

3話 僕は友達いないから
{netabare}ペダリング!ペダルをまわす事だよ。
立ちこぎできない小野田。
ペダルを回すケイデンス。
笑いながら近づいてくる恐怖。
細工してある自転車。フロントギアを小さくするとスピードが出ない。
追いついた小野田。
必死な今泉。振り子ダンシング!
今泉運悪い。
まぁいいかの言葉で過ごす小野田。勧誘されて嬉しそう。
鳴子登場!
小野田がアニメの布教を始めた。{/netabare}

4話 鳴子章吉
{netabare}ついてきた鳴子。
ママチャリに煙草が…。車を追い掛ける二人。
いつの間にかついてるもう1枚のギア。無断改造。風が弱点。{/netabare}

5話 総北高校自転車競技部
{netabare}購買凄い混みよう。鳴子一人分凄い量。縁起は大事や!
小野田くん運動苦手。
自転車競技部のみんなが走っている。
パンクした小野田。丁度いいところに寒咲さんのお兄さん!
1年対抗welcomeレース!60キロのコース!
全員エースの箱学!
ラブ☆ヒメ。オタ泉くんちゃんと観てる。{/netabare}

6話 ウエルカムレース
{netabare}レース開始!最初の区間は追い越し禁止。
回収車にビビる小野田。
ギアの枚数で劣る。
鳴子の似てないモノマネ。
チェーンが…。落車痛そう。
5分ぎりぎりで再スタート!{/netabare}

7話 追いつきたい!
{netabare}ロードレーサーにいきなり乗れる小野田!ボトル忘れてる。
ケイデンス30上げます!
無口先輩かわいい。
山が苦手な鳴子。
監督!転んだ。ハイテンション怖い。{/netabare}

8話 スプリントクライム!!
{netabare}笑って泣いてる。どっちだよ。追いついた!
監督回収されてた。
障害物にぶつかる小野田。
ドリームっしょ!{/netabare}

9話 全力VS全力
{netabare}鳴子直伝ダンシング!決まる!残り250!接触!
巻ちゃん、やっと素直に。
必勝ソング!ひーめ、ひめ~♪
主将もびっくりの山岳ステージは小野田勝利!ドリームっしょ!ミラクルっしょ!
田所先輩の無茶ぶり。
山岳賞のジャージ!ださい。
鳴子 vs 今泉の対決!
田所っち最近クマ化が進んでるっしょ。ダイエットが必要っしょ。いやいやないっしょ。{/netabare}

10話 ピークスパイダー
{netabare}いろいろなところが筋肉痛の小野田くん。
ポスターの裏の穴…。
個人練習。追い抜いて先に裏門に!3年は速い!
無期限レンタルのロードレーサー。
会話が続かない…。待ってくれる巻ちゃん。
壁を壊した秘話。
金城若い。
箱学!
東堂どんだけかけてるんだ。{/netabare}

11話 肉弾列車!!
{netabare}勝つまでやる気な鳴子。10周走って8敗!
10時からインターハイの予選!
先輩をおっさん呼ばわりする鳴子。肉弾列車!
ひたすらシンクロする鳴子と今泉。
偵察が来ていた。
御堂筋くんだ!キモッ!
真波くん!
ラブ☆ヒメ2回目。もう普通に観てるオタ泉くん。{/netabare}

12話 合宿初日!
{netabare}伊豆に合宿!サイクルスポーツセンター!
車酔い小野田くん。置いていかれる小野田くん。
真波くんと出会う小野田。ポカリでいいかい?話を聞かない真波くん。
2年コンビ好き。
4日で1000km!!!
坂が楽しくない小野田。巻ちゃん優しい。
小野田165km…。いいのか…?{/netabare}

13話 今泉と鳴子の1000km
{netabare}田所特性バーガー。量が多い。
鳴子優しい。
夜のが走りやすい。
そして風呂シーン。鳴子が死にそう。あれ小野田は!?
御堂筋やっぱきもい。
ナルシストな東堂。それでも好き。
遅れて来た真波。{/netabare}

14話 朝霧の再会
{netabare}ドジな小野田。あと610km!
真波と再開。堂々とした偵察。不法侵入。
仲良い今泉と鳴子。
すれ違いの会話。{/netabare}

15話 策略
{netabare}あ、小野田君やー。
インターハイを目指す小野田。
学年順から周回順に!
2年コンビの出番今回多い。無口先輩喋らない。
監督がまるで置物。
あと3周後にティータイム。{/netabare}

16話 一点突破
{netabare}絶望を突き付ける!
2年コンビの過去。無口先輩やっと喋った!!
この回観ると1年より2年応援したくなる。
夜間、追い抜き禁止。
パーマ先輩めっちゃ策士や!
成長していた小野田。
またお風呂。そしてオタ泉くん。{/netabare}

17話 最後尾の小野田
{netabare}足が限界なパーマ先輩。2年コンビほんと好き。
意見が合うの珍しい…?いつも意見合ってる気が…。
4人の勝負態勢。そして小野田の下ハンドル!
5人並ぶ。そして次回へ。{/netabare}

18話 全力の勝負
{netabare}2年コンビはもう足が限界…。肉離れ。涙腺崩壊しました。
4日目は雨。最悪な状況。
金城と田所1000km走破!
雨で滑る小野田。残り160km。
ペダルが壊れた小野田。抱え込む小野田。
パーマ先輩!めっちゃいい先輩。
今泉、鳴子1000km達成。
雨が止んだ!あと1周!{/netabare}

19話 新たなるスタート
{netabare}ロードレーサーで登校。そして歌い出す。
久々の女子。振替補修!
最後の授業は監督。英語の先生だった。あのおっさん名前あったんか!
インターハイのチームジャージ!!!意外性の小野田。
迷う小野田。のしかかる不安。
金城のテクニック凄い。
円陣シーン面白い。
箱根がインターハイの舞台!!
青八木先輩の言葉が分かる手嶋先輩。エスパーや!!{/netabare}

20話 真波山岳
{netabare}真波が言ってた委員長出た。
真波と委員長の過去。委員長の性格キライだから正直この二人はくっついて欲しくない…。
翼が生えた。

豪邸・巻島先輩。
アナログ派田所。箱根駅伝。過酷な道。120人走る道。
金城が巻き込まれて落車…。{/netabare}

21話 石道の蛇
{netabare}去年のインハイ!
福富のメンタルが弱いせいで…落車。これがなければ金城は…。
福富が尋ねてきた。珍しく可愛い東堂。{/netabare}

22話 インターハイ開幕
{netabare}さり気なく混ざる遅刻の真波。
御堂筋がインタビューに。弱泉くん!
ニヤケ笑いがきもい。動きがきもいよぉ。SEが人じゃない気がする。
緊張小野田。他校生優しい。
ファミレスで宿題。{/netabare}

23話 トップスプリンター!!
{netabare}理解されない自転車競技。
緊張しすぎな小野田。
パレードラン!
なんだかんだで仲よし3人。
スタートだ!スプリンターが皆飛び出した!仲悪い鳴子と田所先輩。
そして箱学のスプリンター。なぜ脱ぐ。
デブから筋肉に。
マジシャン金城。{/netabare}

24話 震える泉田
{netabare}単なるまつげやないで!!
福ちゃん下がってきた。
あと1km!強風地点。
過去の泉田。
言葉足らずな福ちゃん。
無口先輩久々に喋ったー。
ロケットマン鳴子やー!!!
肺がでかい田所。肺活量の化物だった。
鳴子が無理してコーヒーを…。{/netabare}

25話 負け
{netabare}ブロックすれば勝てそうな気がする。
田所先輩の過去。
鳴子の過去。ショタ鳴子可愛い。
5年もかかった勝利。
IHではよく喋る無口先輩。
風でコーンが…。
気持ちで勝った!田所先輩が1番!
無口先輩LINEでも無口…エスパー過ぎる。{/netabare}

26話 空が見える
{netabare}新OP!チーム総北のOP!
王者が道を開けた!
鳴子はボトル捨てたから給水できない…。先輩優しい。
喧嘩コンビ。
御堂筋虫食った!?
てっぺん狙うクライマー達!
東堂…知らない人だ!三下だなー。って失礼だな。でもカッコいい。
集団落車。絶望顔こわっ…。チェーンが…。おちつけ小野田。最後尾の小野田。
EDはチーム箱根!
久々のラブヒメ(映画)。メガネ率凄い。そして今泉も手に汗握って観ていた!{/netabare}

27話 山神東堂
{netabare}みんな疲れてる。
モブが何か名乗ってる。
森の忍者、東堂。7勝7敗!
勝負できなくて悔しい巻ちゃん。
いきなりの回想。
前後パンクの巻ちゃん。
勝負できる最後のレース…。
煽られても態勢戻す巻ちゃん。
まだ止まってた小野田。100人抜け!小野田。
伝染した…アブッ!。{/netabare}

28話 100人の関所
{netabare}残り99人!
杉元相変わらずうざい。
集中するほど恋のヒメヒメぺったんこ。
集団の壁!どうする小野田。溝の縁を走る小野田。危ない。
京都のチーム…御堂筋くんとご対面。
プレッシャー半端ない。
並走する御堂筋と小野田。
追いついた!大した初心者だぜ!
クライマーが入って嬉しそうな巻ちゃん。
モノマネ!{/netabare}

29話 山頂
{netabare}辛そうな山神・東堂。ほんとにいたファン。
巻ちゃんかと思ったらモブだった。
東堂 vs 巻ちゃん。嬉しそうな東堂。
館林は眼中になかった。
あと1km!
勝つのはどっちだ…!?{/netabare}

30話 荒北と今泉
{netabare}あと5分で勝負が決まる!
ガラの悪い荒北。
何度目かのいきなりの回想。
ヤンキー荒北。問題児。福富と出会う荒北。
借りた(無断)自転車で走り出す。
金城と福富が飛び出した!!!御堂筋も飛び出した。
猫凄く可愛い。でぶすぎるよ…。{/netabare}

31話 強者3人
{netabare}御堂筋が凄い加速してる。
残り150kmでエースに迫った。金城と福富、加速!!喋る余裕がある二人。
1位は誰だ!?
残り50!30!20!10!3チーム同着。強者の証!
マイクパフォーマンス。
真波は自転車に乗らないとダメなのか。
田所っち…体壊した!?{/netabare}

32話 希望の夜
{netabare}大丈夫かな。田所先輩。
小野田母も旅行に来ていた。よく喋る人だ。
みんな撮影。小野田…誰だ?
3分45秒後にスタートする小野田。
小野田の大役!3人を引っ張る役目。
2日目START!!!!
あれ…?田所先輩は。
委員長登場。差し入れ渡すつもりだった。
スタートできなかった田所先輩。{/netabare}

33話 ヒメなのだ
{netabare}無理して走る田所先輩。いつもの20%しか…。
苦しそうな田所先輩。手嶋と青八木が登って来た。
頂上まで3km…。何キロ押すんですか。反則でした。
他の選手も出発していた。一瞬で集団の後ろに…。待ってた小野田。
布教活動中。田所先輩も歌う。復唱。盛大に面白い。腹筋崩壊。
田所先輩こっそり知ってるじゃないですか。
上がって来たのは京都伏見だった。
無口先輩怖い。手嶋先輩流石。{/netabare}

34話 新開隼人
{netabare}新開 vs 御堂筋
御堂筋ってほんとに人間?
御堂筋抜いた!新開!
また回想。うさぎを轢き殺した…。{/netabare}

35話 勝利する男
{netabare}いつの間にか総北4人揃ってた!
今泉凄く疲れてる…。
ゴリラ扱いされてる熊本。いい情報ありがとう。
エースの金城が引く!
弱虫ペダルの弱虫って今泉の事だったか…?
演技派、御堂筋。なんで知ってる。
左側が抜けない新開。
箱学みんな仲良し。
鬼が出た!キャラ崩壊。
ラブヒメのイベントに参加する小野田と今泉。ついに歌ったオタ泉。{/netabare}

36話 最強最速
{netabare}残り70!謎の動きの御堂筋。
3番手の総北。登りで追いつかないわけないっしょ!
やっと小野田。もう熊本まで追いついていた。登り!キター!!!!!
田所先輩、自分から歌う言い出した!何回歌ったんだ。
男泣きの田所。
チーム総北6人全員が揃った!
また小野田が引く。休憩しないのか。
箱学がばらけている。{/netabare}

37話 王者交代
{netabare}スプリンターを捨てて行く…非情。
黙ってる東堂イケメン。
軍隊になる前は楽しそうだったのに…。
箱学にはお荷物などいない!!
ラブ☆ヒメ2期製作決定!{/netabare}

38話 総北の魂
{netabare}夏にインターハイやるなよ!食べて回復するダメ4番。荒北と新開の絆いいな。
やっと真波の出番!!!箱学揃う!!
来るか総北!
鳴子が支える小野田。支える今泉!やっと今泉の調子が戻った。そして田所の復活!!
ここで終わり!?{/netabare}

2015/08/28ニコ生1~10話一挙放送視聴 ↓アンケート
とても良かった:95.0%/まぁまぁ良かった:3.4%/ふつうだった:0.7%/あまり良くなかった:0.2%/良くなかった:0.7%

2015/08/28ニコ生11~21話一挙放送視聴
とても良かった:93.8%/まぁまぁ良かった:3.4%/ふつうだった:0.9%/あまり良くなかった:0.4%/良くなかった:1.5%

2015/08/29ニコ生22~32話一挙放送視聴
とても良かった:94.8%/まぁまぁ良かった:3.5%/ふつうだった:0.5%/あまり良くなかった:0.3%/良くなかった:0.9%

2015/08/30ニコ生1期 33話~38話 2期 1~4話一挙放送視聴
とても良かった:94.4%/まぁまぁ良かった:3.6%/ふつうだった:0.8%/あまり良くなかった:0.2%/良くなかった:1.0%

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

回せッ!回せッ!死ぬ気でペダルを回せッ!!

1話の感想 ★★★ 3.0
坂道を登るオタク
{netabare}
絵やキャラは少年漫画らしい感じだね。
主人公は今のところかっこよくはないな。
これがどうせいちしていくのか。{/netabare}

2話の感想 ★★★☆ 3.5
坂道対決
{netabare}
サドル1番下とか、かっこ悪いな。
しかし、本当の位置があんな高いところなのか…
私もサドル上げてみようかな。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
まさかのデッドヒート
{netabare}
ママチャリであそこまでやるとは…
小野田は脱いだら凄いタイプのオタクなのか?
結局、自転車競技部に入るのかな?
それとも、アニ研にみんなが入ってくれるのかな?{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
見えない壁
{netabare}
浪速のスピードスターは伊達じゃないってことか。
しかし、車道を走ることに小野田は抵抗があるみたいだが、車道走るの普通じゃね?
これは自転車競技部に入る流れか。{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
自転車競技部
{netabare}
鳴子は同じ学校だったんだな。
…まぁ、OPで何となく分かってたけど。
新キャラも登場!
ああいうウザイ系のキャラって何やかんや最後まで残るんだよな〜{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
ウェルカムレース
{netabare}
ロードバイクとママチャリとでは、誰がどう考えても追いつけないないだろう。
でも、小野田もマイロードバイクGETか。
あれはどこからお金出てるんだろうか。
それとも、タダで貰えたんだろうか。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
トップとの差
{netabare}
あの監督、引き留めておいて早く行け、とは。
なかなか変なおじさんだ。
小野田は追いつけるのか。
監督のおかげで30〜60秒くらいは時間を作れたと思うが…{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
ついに見えた
{netabare}
今話、そうそうに追いつけてびっくり。
もっと粘るかと思った。
そんで、鳴子がリタイアか…
2人のデッドヒートだ!{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
山岳賞はどちらの手に
{netabare}
必殺技で見事、打ち破ったな。
しかし、初めてでロードバイクを乗りこなし、立ち漕ぎも出来るようになるとは…
実は潜在的に運動神経いいだろ?
ゴールしないと山岳賞は貰えないらしいが、今回はその頑張りを讃えておまけしてくれたのかな?{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
先輩とのマンツーマン
{netabare}
巻島先輩、普通にコミュ障だった。
しかし、見た目に寄らず頑張り屋でいい先輩だな。
あんな人を見極められる大人になりたいよ。{/netabare}

11話の感想 ★★★☆ 3.5
インターハイ予選
{netabare}
先輩方から切り捨てられてると思いきや、他チームから情報を取られないようにするため、か。
あんなん言われたら否が応でも燃えるな!
Cパートでの今泉が面白かった。
友達が少ないからか律儀にアニメ見てるし、しかもちょっとハマりそうな雰囲気を醸し出してるやん。{/netabare}

12話の感想 ★★★★ 4.0
合宿スタート
{netabare}
巻島先輩!!
あんた、めちゃくちゃいい人だな!!
見た目だけだと気持ち悪い、もしくは変な敵キャラとでも思ってしまいそうだが、中身は他人思いの超いい人。
ただただ巻島先輩の事が好きになる1話だった。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
合宿2日目
{netabare}
今泉と鳴子はいいライバルになったな。
そこに、小野田がいないのが少し寂しいが。
山岳が次回、偵察に来るっぽいな。
どうなるのだろうか。
それにしても、山岳はラノベ主人公みたいだな。{/netabare}

14話の感想 ★★★☆ 3.5
真波くんと再開
{netabare}
真波くん、本当に主人公してるな。
坂を楽しいと思うあたりとか、幼馴染の委員長がいる当たりとか。
顔もかっこいいしね。
しかし、小野田は結構凄いんだな。
見た目じゃそう見えないけど。{/netabare}

15話の感想 ★★★☆ 3.5
先輩の策略
{netabare}
先輩、感じ悪!?
確か1000キロを走りきったら、インハイの権利が与えられるんだよな?
なぜ、蹴落とさなければならないんだ??
実は順位も気持ちだけでなく、リアルにも影響するのか??{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
先輩を抜けるか
{netabare}
先輩も苦労したんだな。
しかし、こんな先輩が実際いたら嫌だな。
小野田は成長率がやばいな。
伸び代があるのは羨ましい限りだよ。
Cパートでは、ついに今泉がオタクの片鱗を出したな。{/netabare}

17話の感想 ★★★★☆ 4.5
インハイをかけて
{netabare}
この順位でインハイの切符が決まるんか!
私的には2年に行ってほしいな。
3年の先輩といける最後なんだから。
もしくは、全員で行ってほしい。{/netabare}

18話の感想 ★★★★★ 5.0
完走なるか
{netabare}
前半の先輩たちとの接戦には感動した。
凄く泣けた。
一緒に行きたいと思われる3年の人望もすごいよな。
肉離れとは運が無かったが来年こそは頑張って欲しい。
小野田もシューズとペダルを交換したおかげでギリギリ走破できた。{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
ユニフォームの重圧
{netabare}
2年を退け手に入れたユニフォーム。
そりゃ責任を感じるだろうな。
しかも、初心者だからな。
それにしても、主将はいい人だな。
スポーツマンって感じでかっこいい。{/netabare}

20話の感想 ★★★☆ 3.5
真波はインハイに出られるか!?
{netabare}
翼が生えるなんて…
流石、真波!
主人公だわ〜
しかし、インハイって変わってるんだな〜
目の前のことを全力で取り組むだけでは勝てないとは…{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
去年のインハイ
{netabare}
箱根学園、セコいな〜
100%の悪意ではないけど、結果としてとんでもないことをしたな。
金城さんができた人じゃなかったら、ボコボコの重症になってもおかしくなかった。
今年こそは優勝して欲しいな。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
インハイ開幕
{netabare}
人生初試合がインハイとは、小野田は恵まれているな。
しかし、その分緊張や不安も倍だと思うが。
ついに、始まったな。
このインハイがこの作品の要だなからな。
さて、何話インハイにつぎ込むのか。{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
スプリンター
{netabare}
直線距離を爆走か。
スプリンター、かっこいいなー。
花形なだけあるよ。
箱学のスプリンター、ムキムキでキモッ!!
しかも、掛け声アブだし。
アップを変形させたのかな?{/netabare}

24話の感想 ★★★☆ 3.5
泉田の筋肉
{netabare}
凄いストイックだな。
1つの試合のために全てを捨てる。
普通は無理だよな。
しかも、筋トレをし続けるなんて。
筋トレって本当にしんどいからなー。
それに対して、総北の必殺技そんなにかっこよくないな…{/netabare}

25話の感想 ★★★★ 4.0
残り1km
{netabare}
1kmを走るのに1話を使うか…
面白かったからいいけど。
しかし、まさか2人とも体格のせいで負けまくっていたのか。
それを乗り越え、強みに変えた。
さすがだな!{/netabare}

26話の感想 ★★★★ 4.0
この先、山
{netabare}
小野田ァァ!!!!
やってくれたな!!
せっかく託してくれたのに、それを落車とは…
巻き込まれたなら仕方がないが、これだと誰が仲間を引いていくんだ…
しかし、最下位!
小野田の得意分野だ。{/netabare}

27話の感想 ★★★★ 4.0
山神との勝負は…
{netabare}
山神さん、可哀想だな。
しかし、誰よりも悔しいのは巻ちゃんだよな。
よくあそこで踏みとどまれたな。
自分よりもチームを、その精神に敬意を払うよ。{/netabare}

28話の感想 ★★★★ 4.0
100人抜き
{netabare}
よくあの気色の悪い御堂筋くんを抜いたな。
走り方ふざけ過ぎやろ。
巻島さんからあんなにも期待されていたとは、小野田は気づかないだろうな。
小野田のおかげで巻島先輩がバトルできることを知らないだろうな。{/netabare}

29話の感想 ★★★★☆ 4.5
山頂を取るのは
{netabare}
熱い戦いだった。
巻島先輩もいい所まで行ったんだが、追い上げで体力の消耗が激しかったか。
しかし、山神との最高のバトルだった。
本当に小野田はよくやったよ。
もし、このバトルが出来なかったら2人とも後悔してただろうからな。{/netabare}

30話の感想 ★★★★ 4.0
荒巻 vs 今泉
{netabare}
荒巻、グレてたのを救われたんだな。
だから、尊敬してる、と。
やはり主将ってのはすごいな。
どの主将もこんなに凄いもんなのか?
高校時代、どの主将もこんなに立派やった記憶ないぞ?{/netabare}

31話の感想 ★★★★ 4.0
1日目の勝者
{netabare}
3者同着とかありえるか??
センサー部分がコンマ以下も合わないと行けないんだぞ。
でも、御堂筋に負けなくて良かった。
負けるならまだ箱学なら許せる。
田所さん、どうしちゃったんだ。
別に怪我とかはしてないとおもうけど…{/netabare}

32話の感想 ★★★★ 4.0
2日目にむけて
{netabare}
おいおい今泉まで不調とは笑えないぞ。
ただでさえ田所さんがピンチってときに、戦意喪失はないよ。
しかし、小野田、鳴子、金城さんの3人はやる気満々だな。
鳴子、本当に良い奴だよ。
2日目は田所さんが来てないぞ!
どーしたんだ!!{/netabare}

33話の感想 ★★★★★ 5.0
田所さんを切り捨てる?
{netabare}
今回は最高に面白かった。
急に歌い出すとか訳が分からんわ!
しかし、ヒメヒメってw
意外すぎるよ。
この作品って、ヒメをリスペクトしすぎでしょ。
しかし、歌に意識が行ったおかげで田所さんも徐々に走れるようになったな。{/netabare}

34話の感想 ★★★★ 4.0
箱根最速の男
{netabare}
アブよりも強い男がいたのか。
なんかナルシストっぽかったけど、見た目よりもなかなか優しくそして強い男だった。
このスプリント勝負の勝ちが決まったな。{/netabare}

35話の感想 ★★★★ 4.0
弱点を克服できるか
{netabare}
新開くんが好きになった1話だった。
しかし、鬼になった瞬間舌を伸ばすのはどうかと思う。
絵面的に。
御堂筋くんは策略が失敗したが諦めないね。
1番プライドが高そう。{/netabare}

36話の感想 ★★★★ 4.0
スプリント勝負、決着
{netabare}
御堂筋くんは何を背負ってるんだろうか。
意外と優しいもの背負ってそう。
小野田は見事役目を果たしたな。
1人で田所さんを運ぶのは体力を使っただろうに。
やはり主人公!!
やる時はやる男だ。
Cパートのアブがただただ痛いやつだった。
筋肉と会話して、ご褒美がアブって何?w{/netabare}

37話の感想 ★★★★ 4.0
箱根、分裂?
{netabare}
お荷物言っといて、箱根にお荷物はいないってどーゆことや。
激励のつもりなのか?
もしそうなら、どれだけ口下手なんだよ、福ちゃん。
京都伏見と箱根の1体1やな。
{/netabare}

38(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
総北の巻き返し
{netabare}
総北って根性のチームだよね。
別に上手い選手が多いわけでなく、ただガッツだけでのし上がるチームだ。
そういうチームの方が燃える!
インハイの残りがすごく楽しみだ。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

85.2 6 先輩で成長なアニメランキング6位
はたらく細胞(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (996)
4878人が棚に入れました
これはあなたの物語。あなたの体内(からだ)の物語──。
人の細胞の数は、およそ37兆2千億個。細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。体に襲いかかるウイルスや細菌には徹底抗戦!そこには知られざる細胞たちのドラマがあった。擬人化モノの新定番、大人気コミック「はたらく細胞」が待望のTVアニメ化!誰もが共感できる、細胞擬人化ストーリー!

声優・キャラクター
花澤香菜、前野智昭、小野大輔、井上喜久子、長縄まりあ、櫻井孝宏、早見沙織、岡本信彦、M・A・O、千葉翔也、能登麻美子
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【真偽不明】はたらく細胞を訂正・解説してみた!【修正中】

 1巻の最初の方だけ漫画を読んだことがあった気がします。

 これいいですよね!
 ひとの体の細胞、主に血球や免疫細胞の役割を漫画で分かりやすく教えてくれます。登場人物の役職名と働きを見ていれば、自然と免疫や血液についてのイメージがザックリと身につくアニメ。私も大学で免疫学をかじってますが、高校生の時にこの漫画あったらもっと免疫学に入りやすかっただろうなあ。
 ということで中高大学生におすすめです!

 ただ、おそらく作者は免疫学に精通した人ではないです。

 多分免疫学をちょっとかじったことがあるくらいのふつうの漫画家さんで、テーマとして細胞を取り上げた漫画を描きながら勉強中、という感じだと思います。
 正直、専門家目線でいくと根本的で修正不能な間違いが散見されます。

 でも、大きく間違えている部分は非常に理解が難しい「リンパ球の多様性」や「凝固カスケード」などの分野。独学で勉強した場合、この辺りを正確に理解して読者に分かりやすくアウトプットするのは不可能に近いので、原作者はよく頑張っている方だと思います。

 例えるなら、サッカーを説明するのに「ボールを蹴ってゴールにたくさん入れたら勝ち。手を使ったらイエローカードが出て退場。オフサイドっていうルールがあるからゴール近くにパス出しちゃダメ」って言ってるのと同じくらいの間違い具合。
 分かっている人は「あー、うんうん。大体そんな感じ(笑)」っていう反応ですよね。「色々間違ってるけど、雰囲気は合ってる(笑)」みたいな。「オフサイドの存在を知ってるとは、頑張って勉強したね」っていう感じ(笑)
 でもサッカー知識をゼロから説明されるよりも、この説明を挟んでから正式なルールを教えてもらった方が分かりやすいですよね。そして一生サッカーと関係しない人にとってはこのくらいの知識でも、無いよりは断然有意義だと思います。

 私は高校では物理・化学だったので、高校生物でどのくらい免疫について習うのか分かりませんが、まあこのくらいじゃないんですかね?高校生物に論破されるようだとまずいですが、そのレベルくらいはクリアしてると思います。多分。

 そんな感じで、おすすめです。



『細かすぎてどうでもいいツッコミコーナー』
 ↓語れる分野なので張り切りすぎて文章が割とウザいです。興味なければ開けないほうがいいです(笑)
 ※あと超テキトーに書いてます。個人個人の理解の一助となればいいなあと思いながら書いていますが、この文章をソースとして利用すると恥をかく可能性が高いので注意してください。●の項目は過去に間違いを書いていて修正した項目。他にも未発見の間違いがあると思います(笑)
 ※文字数制限に引っかかったため掲載を取りやめた回があります。もしリクエストあったら再掲できます。


1話
{netabare}
・OP曲「細菌・ウイルス出てこいや~♪」。これを白血球(好中球)が歌ってるんだとしたらウイルスは白血球(好中球)と関係ない。キラーT細胞も一緒に歌ってるんならOK。細菌とウイルスのちがいには注意したい。

・「血管内皮細胞がー!」。床にされました内皮細胞。まあでも床が全部人型だったらキモいのでしゃーない。

・白血球(好中球)の紹介「細菌やウイルスを」。やはり細菌とウイルスをひとまとめにしてしまっている傾向がある。ネット上を調べてみると同様の間違いが散見された。正しいイメージで言うと、細菌はこのアニメの描かれ方でOKだが、ウイルスの場合は細胞さんの中にエイリアンが巣くっているような感じ。ウイルスのほうが小さく、細胞の中に隠れて増殖する。細菌は血球と同じかちょい小さいくらいのサイズ感で、ふつうに戦う感じ。

・白血球(好中球)が感染防御の最前線なのは◎。突破されたらもっと強い人がくる。

・静脈弁通行止め。リンパ管通れません。面白い◎。

・脾臓。なんか穏やかな雰囲気だったけど、赤血球は行くと分解されるかもしれません。実は怖い場所。

・莢膜ネットで捕縛! ×飛びません。ねばねばした鎧みたいな感じです。

・肺炎球菌の説明まあまあ。肺炎と菌血症を全く別のタイプのように言ったり、菌血症の末に髄膜炎になるような言い回しは微妙に間違っているが、そこまでいくと細かいのでどうでもいい。とりあえず肺炎や菌血症や髄膜炎の原因になるのは間違いない。体の主は乳幼児? ただ、菌血症の定義で言うと、アニメ内で肺炎球菌が床を突き破って出てきた場面からずっと菌血症ではある。これも細かい話。

・「レセプターが反応している!」。間違ってるけどアニメの演出としてみれば許せる範囲。もっと現実に即した演出をすると、レセプターは「握手をした相手が味方か敵かわかる能力」みたいな感じ。触らないと無理。

・血小板。かわいい。でも彼らはビッグマム的なお母さんの体の一部がちぎれることで生まれます(多分)

・「キラーT細胞の名に懸けて!」これが一番大きい間違い。肺炎球菌を捕まえるのにキラーT細胞は基本関係ない。キラーT細胞は基本、ウイルスに感染していたり、ガンだったり、生きてるとヤバい味方を殺すという悲しい仕事。

・肺炎球菌登場「自分が何を運んでるか気づかないなんてなあ!」。いやそれ酸素運ぶ箱でしょ。ヘモグロビンでしょ。肺炎球菌がヘモグロビンと結合して赤血球に運ばれてたの?ありえねーぜ。という意見は細かすぎて、もはやいちゃもんなので心の中にしまっておく。

・赤血球は肺胞の中(空気部分)には入れない。肺炎球菌と白血球(好中球)が肺胞の中で戦うのはアリ。

・「より強力な膜だ」。こっちの莢膜が正解。ちなみに白血球(好中球)はナイフとか使いません。食べます。

・「内側からは絶対壊せない」。これはよくわからない。絶対なのか。

・「くしゃみ一号」。くしゃみは鼻、気管支はせき。

・全体的に血の描写に笑っちゃう。お前らの中にお前らが……(笑)

・ED曲好き(ただの感想)

────────────────────
{/netabare}



2話
{netabare}
・1話でもすこし描写があったが、赤血球が栄養を運んでいる描写は少し違和感がある。赤血球の働きとして「栄養分となる糖質や脂質を保持して運搬する能力」は多分ない。ただ、赤血球の中にあるヘモグロビンに偶然糖質がくっついちゃったり(HbA1c=糖尿病の指標)ってことはある。基本的に栄養は血流に乗って、血球とは関係なく運搬される。脂質は水に溶けないので、脂質同士でかたまって移動する。まあ「血が栄養を運んでいる。血は赤い。赤いは赤血球」みたいに超ザックリ考えればOK。

・血小板かわゆす。何を運んでいるんだろう。血小板が何かを血管内で運搬したりはしない。

・「道に迷う」系の描写は完全にアニメ内の設定なのでしばらくツッコミなし。

・擦り傷で血管に穴が開いて血球たちが吸い込まれる。面白い◎。まあ傷なら裂傷でも何でもいいけど、「血が出る」って血球サイドから見るとこういうことなんだ(笑)

・落ちそうな赤血球を白血球がキャッチしてくれる「また会ったな」。これはアニメ演出。白血球の働きとは関係ない。

・「この傷はいずれ対処される。だが厄介な…」細菌たち登場。この辺は非常に面白い◎。まさにこんなことが起こっているはず。

・黄色ブドウ球菌。キャラデザ上手いな◎! でも食中毒は表皮からじゃなく消化管からの侵入。気づいちゃったら重箱の隅でもつつくスタイルでお送りします。

・血管収縮。説明文は◎。地図は間違いなくテキトー。アニメ内のキャラたちの行動(逃げてきた赤血球が後ろから現れたり、そもそもこの場面はどこの血管なのか、とか)はアニメ演出。血管収縮という用語だけ聞いて「ほー」と思っておけばOK。

・化膿レンサ球菌。一瞬「誰だっけこいつ……?」って思ったけどA群β溶レン菌(よーれんきん)と言われたほうがピンとくる人もいるかもしれない。赤血球を溶かす能力に関しては1話の肺炎球菌より強い。攻撃力高め。

・緑膿菌。自然界の勝ち組。いっぱいいる。防御力が超高い。

・「刃物のようなとげに囲まれて動けまい!」からの白血球逆転。白血球(好中球)が強すぎ(笑)本当は一人一殺くらいの感じで好中球はバッタバッタ死ぬ。故に寿命も短く、生まれてから数日以内に確実に死ぬ。ちなみに赤血球は120日生きるので、赤血球ちゃんが死ぬまでに白血球くんは100回くらい転生する。 君の前々前世から僕は♪

・L-セレクチン。これ完全に存在を忘れてました!紹介ありがとう! 改めて調べてみるとLセレクチンは「配管工事の人が持ってる脚立」みたいなイメージで、血管内皮細胞に立てかけて、血管の外(炎症が起きている組織)に出る用具っぽい。命綱的な扱いは微妙に間違っているかもしれないが、そもそも紹介されていなかったら私は忘れたままだったので謝謝。

・「ほう、俺たちのことを白血球ではなく好中球と呼ぶか」。◎。これを機に好中球で統一してくれ……。アニメ内で白血球さんって呼ばれると呼び方に困る(笑) 白血球って言ったらキラーT細胞さんとかも白血球だからね。

・「マクロファージや単球なんかの強力な奴は来るのが遅れる」。へー!へー!へー!(へーボタン連打)。個人的には好中球・単球・マクロファージ・樹状細胞は一緒くたに「最前線でめっちゃ食って何食べたか周りに教えるやつ」くらいでまとめていたし、なんなら単球(マクロファージ、樹状細胞)みたいに単球を大きなくくりとして考えていたが、間違いだったらしい。
 調べてみるとアニメが正解◎。単球の進化系がマクロファージと樹状細胞の2種類ある。つまり単球とマクロファージは別の存在。骨髄で生まれたときは単球。それが血管内をうろうろしている間も単球。そのうち自分の勤務地を見つけて定住すると、マクロファージか樹状細胞にランクアップする。どれもザックリ言うと「何食べたか周りに教えるやつ」だが、マクロファージはお掃除特化、樹状細胞は伝令特化な感じ。ちなみに好中球は敵を見つけると「おりゃー!」って集団で寄ってきて「細菌ぶっ殺す!」って感じだが、マクロファージや樹状細胞は「いたら食べる」的なおっとりしたスタンス。勉強になります。

・「リンパ球と呼ばれる軍隊はさらに到着が遅れる」◎。たしかに遅い。たしかに軍隊。でも人間サイドからすると、この軍隊が動き始めたらほぼ勝ち。リンパ球軍は「シンゴジラ」の軍隊をイメージしてもらうと分かりやすい。「いつまで会議してんだ!はよ軍隊出動させろよ!」「いやいや、不用意に出動させると民間人への被害が……」「こういう場合のマニュアルはまだ作成されておりません」「情報部隊の報告を待ちましょう」「前回の交戦で敵を把握しておりますので、今回は迅速に対応できます」みたいな感じ。同じ敵の2回目の侵攻には対処がはやい。

・血小板登場。血栓の平地が完成、という場面。たぶん色々間違っているが、凝固は個人的にも全然整理できていない分野。アニメ的なデフォルメも難しかったことだろう。1次止血をすっとばして2次止血を行ったと考えれば、全体的には問題ない流れ。本来はまずあのガキどもの塊が穴をふさいだりする一次止血という前段階が存在する。フォン・なんちゃら因子は知ってたけど、結合する相方の名前はGP1bというのか。知らなかった。
 ちなみに、血小板がフィブリンを持ち運んだりということはない。凝固因子もフィブリンも血中を流れている。フィブリンは『秘術・千殺水翔!!』みたいな感じで血小板の周りに現れる(目に見えないフィブリノーゲンが集まって現れる感じ)。

・血栓完成して白血球パワーアップとかは起きない、と思う。ただ、細菌側の援軍が来ないというのは大きい◎。

・赤血球たちが塊にされて2次血栓に、という場面。あら?ここでさっき言ってた2次止血が出てきてしまったか。まあ赤血球とかもからめとられるだろうから間違ってはいないんだろうけど、主に塊にされるのは血小板のほうで、しかもそれは1次止血なのだが……。上手く訂正できませんがこのアニメの『血栓のできる流れ』はあまり鵜呑みにしないほうがいいかもしれません。「主に血小板とフィブリンが主役」で「2段階ある」っていうのは正しいです。まあ漫画的には「助けに来たらひっついちゃった、トホホ」というオチが綺麗なので、まあいいか。

・「完成するとかさぶたになるのです」。えーっと、そうなのか?まあそうなのか。厳密には血管の外、皮膚と外界の間にできた血栓がかさぶた。アニメのこの場面では血管内に見えるが。こういう内側のやつは「べりっ」と剥がれるのではなく「線溶系」というシステムが溶かして終わる。まあいいや。細かいし。

・ちなみに細菌と白血球の戦争の残骸とか死体が「うみ」。白いよね。

・ED曲好き(ただの感想)

────────────────────
{/netabare}



3話
{netabare}
・相変わらず好中球がウイルス(に感染した細胞)をぶっ殺しているけど、これは多分ちがう。「好中球は味方には優しいから、味方は殺せません」みたいな設定があるとよかったかもしれない。ウイルスに感染した味方を容赦なくぶっ殺すのはキラーT細胞。空中に浮いてる赤いボールみたいなの(細胞外に出たウイルス)を食べるのはマクロファージや樹状細胞。ちなみにおそらく、抗体によってオプソニン化されると好中球でもウイルス駆除に参加できる。が、まだオプソニン化の話が出てこないのでそういう例外にはいちいち言及しない。

・インフルエンザウイルスにちゃんとHA抗原(真っ直ぐな突起)とNA抗原(二股の突起)が分けて書いてある(笑)すげー◎。

・マクロファージさん登場。あ、この人って脾臓にいた人じゃん。脾臓はマクロファージさんの巣窟なので◎。

・マクロファージ説明「殺傷能力はかなり高い」。これは微妙に間違っているかも。まず生きてる味方の細胞を殺すのか不明。死んだ細胞は食べる。「強い」というよりは「なんでも残さず食べる」という意味で掃除屋。まあでも単体の兵力としては、あらゆる面で好中球より強い。というかまあ、好中球は我ら四天王の中で最弱。

・樹状細胞さん登場。木の家全体を樹状細胞と呼んでいるのかと思ったが、受付のお兄さんが樹状細胞さんだったか。そのほうがいい◎。

・マクロファージ → 樹状細胞 → ヘルパーT指令 という情報伝達は微妙に間違っているかも。基本的に自分で捕まえた情報は直接T指令に知らせに来る。でも「現場のお掃除としての機能が強いのがマクロファージ」「伝令役としての機能が強いのが樹状細胞」、というのを分かりやすくする演出としては◎。本当はこの二人は似ていて、得意分野が違うだけ。どっちかというと樹状細胞のほうがすごい。マクロファージのほうが多い。っていう私の中のイメージ。

・ヘタレ君がナイーブT細胞であることが判明。よく見ると頭にナイーブって書いてあった。「ナイーブ君は胸腺学校(仮)に通っててまだ社会に出てきてないんじゃなかったっけ?」と思ったが、これは私の思い違いで、アニメのほうが正しい。「胸腺学校を卒業して社会に出てきたけど、まだ敵に出会ったことがないので自分の才能を知らない」っていうのがナイーブT細胞。つまりナイーブ君は胸腺学校を卒業している。ちなみに胸腺学校というのは私がさっき適当に名付けた胸腺のことなのでアニメ内の用語ではない。今後出てくるかも(笑)
 ちなみにこの胸腺学校はめちゃくちゃ厳しい。まず「先生と握手する」という試験があり、なにか粗相をすると殺される。次に「これからいろいろな試験官が来ますが、敵だと思ったら捕獲しなさい。敵じゃないと思ったら何もしてはいけない」という試験があるが、実はこの試験で出題されるのは全員味方なので、捕獲した瞬間、その試験官に逆に食べられて死ぬ。この二つの試験に合格すると卒業してナイーブT細胞になれる。というわけで実は、ヘタレ君はものすごい学生時代を切り抜けてきた人なのです。

・壁から好中球が「応援に来たぞー」。これ!ここで壁から出るために(壁の隙間に向かうために)使うのが2話の『L-セレクチン』。というか、えーっと、いまこの場面は血管内なのか、組織内なのか?組織なのか。

・「俺が奴らに遭遇したときのメモリーによると」メモリーT細胞登場。うわあ、難しいところ行ったなあ。これとナイーブT細胞の登場によってT細胞関連の人たちの設定が根本から破綻してしまった。そもそもT細胞たちを擬人化するのが難しいからしょうがないけど、説明も難しい。
 下で特設して説明するが、下で述べるツッコミを回避しようとするとものすごいカオスなストーリーになるので、原作者は悪くない。それぞれのT細胞の基本的な立ち位置は間違っていないので(メモリーT細胞の立ち位置は微妙だが)、ざっくりと各細胞の雰囲気を掴むにはこのストーリーでOK。



【特設 T細胞たちについて】
 まず、「将来ヘルパーT細胞になるナイーブT細胞」と「将来キラーT細胞になるナイーブT細胞」という2人のヘタレがいる。樹状細胞とかに「秘められた才能」を教えてもらうと、それぞれ「ヘルパーT細胞」と「キラーT細胞」に進化しさらに増殖することで軍隊を作る。ちなみにB細胞も増えてこの軍隊の一員になる。その中に2人だけ、戦わずに温存される「ヘルパーT細胞のメモリーT細胞」と「キラーT細胞のメモリーT細胞」がいる。2度目の侵攻ではこの「ヘルパーT細胞のメモリーT細胞」と「キラーT細胞のメモリーT細胞」がそれぞれ「ヘルパーT細胞」と「キラーT細胞」になって、また増殖する。つまり、戦わない時は軍隊を縮小して存続させている。
 ちなみに大戦中の軍隊の構成員は全員エフェクターT細胞というくくりになる。
 つまり下のように名前が変わる。

 少数の「ナイーブ」 → 戦争勃発 → 大量の「エフェクター(ヘルパーとキラー)」 → 終戦 → 少数の「メモリー」

 これがT細胞軍隊の仕組みです。
 ここまでいいですよね?(よくねーよ)

 で、上で紹介した軍隊と同じ規模のものが、1人の人間の体の中に大量に存在します。
 なぜなら、1つの軍隊は1つの敵にしか対応できないからです。

 肺炎球菌が来たらそれを倒せる軍隊が出動、緑膿菌が来たらそれを倒せる軍隊が出動、という感じで別の軍隊が無数に存在し、それぞれの軍隊に別のヘルパーT指令やキラーT細胞さんがいます。で、ナイーブやメモリーが一緒に戦う様子は間違っています。ヘタレナイーブだった細胞がヘルパーさんやキラーさんになるのです。そして戦争が終わるとメモリーさんだけ残るのです。
 で、無数のメモリーさんやナイーブ君が「俺の敵まだ来ないかなあ」と待っているのです。
 「え?」と思いましたか?「人数多すぎねえ?」と。そう思えたらついてこられてます。

 でもこのシステムなら、平和な時、1つ1つの軍隊は大人数である必要はありません。まだ1度も侵略してきてない敵に対しては最低限2つのナイーブT細胞(と1つのB細胞)がいれば軍隊は存続します。同様に、1度侵略してきた敵に対しては最低限2つのメモリーT細胞(と1つのB細胞)が残っていれば軍隊は存続します。
 で、侵略してきた敵の情報を樹状細胞などから教えてもらうと、1つの軍隊だけが増殖して大隊になり、体の防衛を行うわけです。そして戦争が終わると、また最低限2つのメモリー細胞だけを残して軍隊は解散(死滅)します。その間もほかの無数の「同規模の軍隊(でも今は2人)」が、再編成の時を待っている、と。

 これでT細胞たちの本当の関係性がわかりましたね?
 ……わかりましたね?(2回聞くなw)
 ※ちなみにB細胞もこの軍隊と同じシステムで動いてます。

 (分かっている人へ:Th1細胞、Th2細胞、Treg細胞などについては今回は省略します。また出てきたら、ってことで。)

 で、これを踏まえてアニメを観てみると、ヘルパーT細胞とかキラーT細胞とかナイーブT細胞とかメモリーT細胞とかがごちゃごちゃで、一つの軍隊なのに万能すぎるということが分かると思います。でも訂正するのも難しいという(笑)
 もし3話でナイーブ君が覚醒して戦うなら、肺炎球菌に対応していたヘルパーT指令やキラーT細胞さんは、3話では役に立たないはずなんです。ナイーブ君はキラーT細胞に覚醒したんですから、別のもう一人のナイーブ君がヘルパーT指令に覚醒するはずなんです。逆にここにメモリーT細胞さんがいるなら、一度かかったインフルエンザなわけですから、メモリーT細胞さん変身、分裂してキラーT細胞軍団にならないとおかしい。
【特設 おわり】



・好中球、マクロファージ、キラーT細胞でインフルエンザを倒すシーン。何度も言うように好中球は×。

・久しぶりに赤血球登場。二酸化炭素を運んでいるので仕事帰りか。

・樹状細胞。説明◎。実はマクロファージさんの親戚(勘)。

・「先輩たちの昔の写真……?」。アニメ演出。ナイーブからエフェクターになるまでに訓練とかはない。樹状細胞に敵を教えてもらうと一気に秘められた才能が開花する、という天才タイプ。

・「だから、君がすべきことは分かるよね?」までの各血球の説明。これが間違っているかと言われるとそんなことないんだけど、上記のようにT細胞関連は1種類の敵に対して1種類の軍隊が動く。でも説明が難しいのでこれでいい。

・CM明け。インフルエンザが細胞から細胞へ感染していく様子◎。全体的に原作者は血球より病原体のキャラデザや設定のほうが上手い(笑)

・あと、ずっと思ってたけどこのアニメ「血の描写」多すぎないかな?いや、全部血だけどそういう意味でなく(笑)

・「元・ナイーブT細胞です!」エフェクターT細胞登場。特設で説明した通り、「エフェクターT細胞」はざっくりしたくくり。この子の場合は間違いなく「キラーT細胞」として覚醒した。そして、キラーT細胞もヘルパーT指令もエフェクターT細胞である。現役で働いてるT細胞は全員エフェクターT細胞。

・「分裂増殖もしてきましたぁ!」。あ、これ◎。

・「お待たせしました!B細胞です!」。きたあああ!アクションゲームで言うと最強候補のキャラ。抗体という遠距離攻撃が味方への補助魔法も兼ねていてめちゃ強い、みたいな感じ。T細胞と同じで、1種類の敵に1種類のB細胞。実際には抗体を作るのはB細胞が進化した形質細胞だったりするが、形質細胞については省略されたっぽい。まあそれでいいんじゃないかな。ややこしいし。

・あれ、B細胞の扱い雑いな(笑)

・発熱、悪寒、くしゃみ25号。◎。「くしゃみ、咳」と咳が追加されている◎(笑)インフルエンザなら急性上気道炎なのでどっちもあり得る。1話のツッコミにあったが、気管支からたんを出す場合はくしゃみではなく咳。

・食欲低下。おー、なるほど。深く考えたことなかったけどそういうことか。

・「ちぇ。後半はほとんど俺のおかげじゃないっすか」B細胞。だよねー◎。

・「まさか……A型のインフルエンザでは」新たな敵登場。うん。T細胞やB細胞は違う敵と出会うとこうなります。別の軍隊じゃないと対応できません◎。ちなみに前のがB型だったからA型に対応できない、というのもあるが、A型に関しては同じA型でも毎年微妙に違うので、T細胞やB細胞は毎年困ってます。毎年別の軍隊が出てます。

・ナイーブ君ヘタレに戻る。×細胞の気持ち的にはこういうことだが、細胞学的にはエフェクターになったT細胞がナイーブに戻ることはない。

・「抗体作り直してくるんで」。×正確には別のB細胞に来てもらうしかない。でも、あのバズーカみたいなのを取り換えると別の抗体を作れる、というのがアニメの設定としては分かりやすくてよい。

・ちなみにあの戦場の残骸は、あとでマクロファージさんが全て美味しく頂きました。

・ED曲好き(ただの感想)

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{/netabare}



 正確な情報かはさておいても、このアニメとウィキペディアを組み合わせるとめっちゃ勉強になりますよ!私もめっちゃ復習になりました!
 原作者グッジョブ!
 あ、本当の専門家はウィキペディア「間違ってる」って言って嫌うんですが、まあ9割以上は正しいし、いっぱい情報載ってて、すぐ検索できるので便利だと思いますよ。私は。まあでも専門家とウィキペディアが一緒に人狼ゲームしてたら、専門家の方を信用してあげてください。でも「遠くの専門家より近くのウィキペディア」です(笑)



5話
{netabare}
・うわあ、今回、細かく訂正してたらキリがないなぁ……

・防毒マスクは誰だ?多分単球だよな。マクロファージと一緒にいる描写っていいのか?仕事場違くないか?……まあ細かい話だからいいや。

・ヘルパーT指令。あれ、まだ説明されてなかったっけ。説明だいたいOK。3話のツッコミで書いたように、本当はこの指令は「花粉専門の指令」ってことになる。

・花粉隕石襲来。眼球表面に着水した模様。

・スギ花粉のアレルゲン。「卵から生まれた」みたいな描写だけど、花粉の破片はすべて花粉のアレルゲン。普通に花粉をそのままキャラ化すれば良かったんじゃないかな。

・マクロファージさんが連絡してきた。これは正解。スギ花粉は細菌でもなければウイルスのように細胞の中に入って増殖するわけでもないので、好中球もキラーT細胞(ほんとはここで引き合いに出すべきはNK細胞だが、まだ登場しないので言及無し)も関係なし。連絡してくるとしたらマクロファージか樹状細胞。でも本当は食べないと連絡できない。

・赤血球と白血球(好中球)またも再会。相変わらず好中球が何でも殺すがこれは×。いつか好中球とB細胞が共闘する時が来たら、その時は好中球が無双してよい(オプソニン化)。男主人公にこういう万能な役をやらせたいなら、マクロファージにした方が良かった。

・今更「食作用」を出してきた(笑)まあでも勉強しながら設定を修正してるんだね。頑張れ原作者。ちなみに「食べたら相手の正体が分かって、もう食べなくなる」ということはない。食べるもんは食べる。食べないもんは食べない。食べるかどうかは先にレセプターで判定する。で、好中球は花粉アレルゲンはたぶん食べない(笑)

・「あー!そいつはー!」記憶細胞、登場。うわーまた出たよ。メモリーT細胞の登場によってT細胞関連の設定が崩壊したのと同じく、記憶細胞の登場によってB細胞の設定が崩壊した。
 「記憶系」のキャラわざわざ2種類いる?っと思った視聴者もいるだろうが、「B細胞にとっての記憶細胞」が「T細胞にとってのメモリーT細胞」と同じ役割。つまり記憶細胞はB細胞の仲間。
 3話のT細胞たちについての説明を持ち出すと、
 少数の「ナイーブ」 → 戦争勃発 → 大量の「エフェクター(ヘルパーとキラー)」 → 終戦 → 少数の「メモリー」
 これと同様に
 少数の「B細胞」 → 戦争勃発 → 大量の「形質細胞」 → 終戦 → 少数の「記憶細胞」
 (ただし、このアニメでは形質細胞はB細胞と合体させて、省略されているっぽい)
 という感じで、記憶細胞というのは、大戦を経験して今は休憩しているB細胞のこと。
 で、こいつが花粉の情報を持っているのであれば、今回はこいつがB細胞(正確には形質細胞)になって戦わないとおかしい。

・「なんだこの大量のスギアレルゲンは!」。今回の敵は少し大きく描かれているが、「アレルゲン」を描きたいならそれはウイルスより小さいくらいの破片のこと。この細胞より少し大きいサイズ感は「スギ花粉」そのものを意識していることが窺える。作者は「アレルゲン」をどういうものだと思ったんだろうか。

・「秘密兵器というと、B細胞のことですね」。本当は「今回も記憶細胞さんに現役に戻ってもらおう」という感じになる。で、この補佐官みたいな女の人誰だろう(笑)……Treg?

・ここからざっくり行きます(笑) IgEじゃなくIgGだと云々……とかいう脇道の話は省略。

・マスト細胞が「過剰な」IgEの濃度によってヒスタミンを出す、みたいな感じになってますが、多かろうが少なかろうが出します。そして濃度を測定するのではなく、IgE抗体の抗原にくっつく方と逆の側が直接マスト細胞にくっついて、その刺激でマスト細胞の体の中からヒスタミンが出ます。

・「ヒスタミン、ドバーッ!!」らへん。ヒスタミンの説明はOK。あとはもう全部アニメ演出。まずここは血管、組織、鼻腔のどこなのか。ヒスタミン中枢が爆発?たぶんそんなの存在しない。ヒスタミンの分泌腺とかはなくて、マスト細胞の中から出てくる。ヒスタミンそのものに押し流されているが、実際にはヒスタミンによって血管の壁が緩んで、血管内の水が組織に流入して浮腫が起こる。

・緊急用免疫システム。……なにそれ。誰が名前つけたん。というか作者は何の本を読んだんだ!まじでこの辺めちゃくちゃだぞ!

・その後のいろいろ。まあなんか……あれだ、パニック感は出てるよね。そこは良い。そこだけは良い。

・「IgEが悪い!ヒスタミンが悪い!」「どちらもお互いの仕事をしただけなのにな」。この辺は◎。でも正直言ってアレルギー持ちの人間からすると、「まじ私の中のヒスタミン全部消滅しねーかなー」と思っている。まあでも多分ないとなんか困るんだろうね。好酸球と好塩基球も、たぶん無いなら無いで困るんだろうね。知らんけど。

・そういえば今回アレルギーの話なのに好酸球や好塩基球は登場させないんだ。じゃあもうあの二人登場しないんじゃね?(笑)

・赤血球が鉄球を運んでくる。……何それ。

・ロボ登場、街を破壊、細胞を排除。……誰これ。

・「あいつの名は……ステロイドだ!」。おー、じーざすくらいすと。最後にぶっこんで来たな。あとで詳しく書きます。とりあえずオチとしては「花粉症になったので体の主がステロイド薬を体の中に送り込んで、解決しました」っていうことらしい。つまり体の主は病院に行って薬をもらった、というオチ。

・「なんだかんだでアレルゲンも自然消滅……」。いやいや。ほんと今回酷いぞ(笑)視聴打ち切るぞこのやろー(笑)消滅ってなんだ。ステロイドの効果か。そんなもんないわ。ステロイドが免疫を鎮めたから、アレルゲンがあっても誰も攻撃しなくなったんだよ。つまりアレルゲンは花粉の季節が終わるまでずっと来るよ。そして鼻水で洗い流されるよ。そしてステロイドは細胞を攻撃したりしない。免疫細胞を寝かしつけるだけ。



【特設 ステロイド】
 「あいつに比べりゃすげー紳士的に仕事してたよ!」×。
 このアニメでのステロイドの扱いはかなり負のバイアスがかかっているので訂正します。

 まずロボットのような見た目ですが、ステロイドは副腎皮質ホルモンと呼ばれると書いてあったように、人体に最初から存在する物質です。副腎の皮質から出るホルモンです。「すてろいど」って響きが人工物っぽいですが、天然由来の優しい成分です(個人の感想です)。
 そして「炎症を鎮める」「免疫を抑制する」という説明は正しいですが、アニメのように細胞や組織をガンガン殺すわけではありません。免疫細胞だけに対する強力な『涅槃精舎の術』です(ナルト好きだな)。免疫細胞たちが眠ります。「眠る」ということは「戦わない」ということであり、ステロイドを使用するとむしろ白血球たちは死ににくくなるので増えます。

 まあ増えても寝てるので、細菌とかは素通りしてきて危険です。
 そしてホルモンの一種なわけですから当然「ホルモン異常」状態になって、体にはいろいろと影響がでます。
 いろいろある副作用はそれぞれ結構怖いので、用法用量には注意が必要です。これはアニメ◎。

 が、ここでもう一つ。
 ステロイドは「どうやって体に投与するか」で、威力と怖さが全然違います。
 一番強いけど一番ヤバいのが、点滴で直接血管に入れるという方法。次に錠剤で飲むという方法。
 これらに比べると皮膚に塗ったり、吸入したり、鼻噴射したり、点眼したり、というのは、効果も副作用も基本「使用した部分」に出るのでヤバさは大きく下がります。

 で、ここからツッコミですが、花粉症の場合おそらく鼻噴射っぽいやつでステロイドを送り込んだと思いますので、まず赤血球がステロイドを運んできたのはおかしいです。あの場面が鼻腔内なら、「天から眠り薬が降ってきて全員眠っちゃいました」「こ、これは、ステロイ…ド……Zzzz」みたいな描写が正しい。
 まあでも相当ひどい花粉症じゃないとステロイドまで使わないんじゃないかなぁ。「花粉症なんでステロイドください」って言ってもらえるんなら私も欲しいわ(笑)
【特設 おわり】



・この5話はこれまでと隔絶して間違いがひどかった気がする。素人である作者にも馴染みのある分野だったせいで、むしろ偏見や浅い知識が助長され、下調べが足りなかったのかもしれない。

・あ、ED曲は好き(ただの感想)

・次回は過去編らしい。あの辺は用語が多いだけで理解が難しいわけじゃないから大丈夫そうかな。次はまったり見たい。

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{/netabare}



6話
{netabare}
・赤色骨髄◎。じゃあ赤くない骨髄は何かというと黄色骨髄。血球成分で満たされた骨髄は赤いが、脂肪で満たされると黄色くなる。赤いほうがいい。黄色いとこは廃墟みたいな感じ。

・脱核◎。本当にこの原作者はよく調べてますよね!まあ赤血球の成長過程を真面目に描くなら外せない項目ですが、作品テーマに対する誠実さが伝わってきます。でもマクロファージさんが引っこ抜いてくれるのはアニメ演出。勝手に取れます。たぶん。

・あ、造血幹細胞は看護師さんにしたのか。この人自体が分裂した結果血球が生まれるから、どっちかというとお母さんって感じだけど。まあ絵面がイイ感じだからいいか。

・マクロファージ先生のもとで赤芽球が成長◎。うわ、知らんかったわこれ。記憶の片隅で「貪食する感じの細胞が造血現場でなんか働いてる」みたいなことを聞いた気がしてたのはこれか。このクラスを「赤芽球島」というらしい。マクロファージが鉄を出して育てる……(wikioediaより)?ほんまかいな。まあこれより先は各自調べてください(笑)たぶん「じょーほーでんたつぶっしつ」的な何かを出してるんだと思います。知らんけど(笑)



 ここからしばらくアニメ演出(現実に即しているわけではないが話の流れを整えるためのストーリー)が続くので、箇条書きで。視聴者としては以下に挙げたものは「ふつうのアニメとして」見て楽しめばOK。
・地図を覚えましょう×
・酸素を運ぶ訓練×
・大きくなったら迷わなくなる×
・好中球がやってきて細菌の避難訓練×



・避難訓練中に本物の緑膿菌登場!……大胆不敵かお前は(笑)警察署に併設された警察学校にヤンキーが殴り込みに行くくらいの暴挙。体の主はよっぽど免疫力弱いんだな……。まあこのあと割と瞬殺されるので許す。

・「骨髄の外に出ることはできません」。う~ん?とりあえず「脱核前は出ない」ってのは◎。「出ない」のか「出られない」のかは知らないけど。

・緑膿菌「栄養・酸素いらない」「いじめるのが好き」から、緑膿菌のさらに詳しい説明まで。う~ん?緑膿菌マニアじゃないから詳しくは知らないけど(そんな奴いねーよ)、とりあえず好気性菌だから酸素は要るんじゃないかなー。栄養なしで増殖ってそれ生物学以前に物理学の質量保存を無視してるんだが。あ、でも一応他の細菌と比べて低栄養環境でも増殖するっていうのは特徴なのか。ってか緑膿菌は細胞毒性が強いのか……?日和見感染症だからある意味「弱い者いじめ」は好きかもしれないが……。
 というわけでこの辺の緑膿菌説明は、真偽は不明ですが、個人的にはあんまり信用なりません。

・その後のなんやかんや → Aパート終了。いいお話ですね!ハイ次っ!

・「変な細胞が襲い掛かってくるぞー!」ん?ウイルス第二弾か?

・「好中球が細胞の駆除してるとこ見るのは久しぶりだぜ」「お前らは細菌殺すのがメイン」「俺たちだって細胞のトラブル処理をしないわけじゃないぞ」言い訳挿入。
 間違いなく「有識者」か「外部の指摘」に対する予防線。つまり私がいままで言ってきた「好中球は対細菌のキャラとして描かないとおかしい!ウイルスや細胞自体を攻撃するな!」という指摘をシャットアウトするための台詞。要約すると「知らなかったのかい?そういうこともあるんだよ。ふっ」っと反論してきている。ムキーッ!ソース出せコンニャロ!

 私が持っている知識から推測すると「マクロファージの食作用と好中球の食作用が完全に同じメカニズムでなされている」という考えの元の発言か……?
 もしくは本当になにかソースがあるのか。ウイルスはさておき、細胞を攻撃するなんていう記述を読んだことがないが。こんな「陰湿な教授が作ったその教授の専門分野の試験問題」みたいな後にも先にもためにならない論文1個で覆るような不確かで個人的な情報をわざわざ一般向け漫画に取り入れるかなあ。

 しかし「好中球はウイルス感染細胞、がん細胞を攻撃することがある」という作者(と監修)の主張が学術的に正しいかどうかよりも「アニメ・漫画を通して一般に免疫の知識を紹介する」というテーマにとって、この好中球の描き方は完全に悪手。間違いなく「最初から想定していた流れの中の台詞」ではなく、「連載序盤で犯したミスに対して修正ができないために、反論を抑え込もうとして挿入した台詞」である。

 よってアニメ内の設定よりもこっちの方がいいんじゃないかな。たぶん。
『好中球』 → 細菌を食べる。大勢いて素早いので序盤で活躍する歩兵。
『マクロファージ』 → だいたい何でも食べる。何を食べたか教える。好中球の強化版だが少数でノロマ。
 で、ウイルスや、がんに対しては別の『細胞を攻撃できるやつ』が活躍する。NKとかキラーTとか。

※で、これ以降「好中球が戦っている相手が間違っている」というたぐいのツッコみを自重します。とりあえずこのアニメ内の台詞を言ったということは「ソースあるぞ宣言」なので、それを信じます。……ブラフじゃないよな?(圧力)


・NK細胞登場。おーやっぱ出たか。説明文は正しいが「見つけ次第」って。見つけてからちょっと様子を見る細胞なんていない(笑)なんか特徴出そうとした結果の文章かな?さあ、ここから好中球、NK細胞、キラーT細胞、とあとマクロファージのお仕事をどのように描き分けてくれるのか。

・ウイルス感染細胞と描き方が違って、「こいつだけじゃないんでしょ」「僕の家の周りにまだいっぱい」つまり局所的に増殖しているとなると、「なるほど、今回は腫瘍細胞(がん)のお話か」となる。

・近所の細胞に案内させる。あれ、これは意外と面白い(笑)周辺細胞から遊走因子が出たりとかするんじゃなかったっけか。もうなんか(自分の中で再確認するために)ソース調べるのが面倒になったので、まあいいや。気のせいだったかも(おいこら)。

・NK細胞がなんか上から目線なのはアニメ演出。イメージとしてはこんな感じでいいと思う。別にほかの細胞と比べてめっちゃ強いとかではない。慣れあわない感じがイイネっていう程度。

・NK細胞とキラーT細胞が喧嘩。これも面白い◎。もちろん実際には喧嘩たり殺しあったりはしないが、攻撃対象がかぶっているので擬人化したら仲悪い気がする。例えるならアメリカの事件モノの映画における「州警察(NK細胞)」と「FBI(キラーT細胞)」みたいな仲の悪さ。

州警察「ふん。FBIのお出ましかい。デカいヤマにばかり首を突っ込みやがって。私らが日ごろ小さな事件を処理してあげてるおかげでここは平和だったんだ。今頃来て手柄を横取りか?」
FBI「われわれFBIは巨大な組織だが、すべてに即座に対応できるわけではない。君たちには感謝しているよ。しかし今回の事件は君たちでは対応できないのではないかな?」

 みたいな感じ。


・さーて、そろそろこれまでのツッコみ分が蓄積されすぎて、どこまでツッコむか難しくなってきた。もうT細胞と好中球出てこないでくれ(無理だよw)

・最後。NK細胞だけは「そのへんの細胞くん」の正体を見破っていた。たしかに「味方じゃない細胞」を見つける速度はNK細胞がダントツ早い。「味方じゃない細胞を見つけて殺す」のが彼女の本職。まあキラーT細胞も対応できる抗原なら同じくらい速いんだろうけど、そもそもあそこにいたのが「がん細胞に対するキラーT細胞」なのかどうかもわからないし……てかとりあえず、活性化したキラーT細胞が真っ先に登場するのをやめてくれ(笑)マクロ姉さんでええやないの。「リンパ球と呼ばれる軍隊は来るのが遅い」ってちゃんと言ってたくせに、この金髪筋肉が毎回真っ先にくるやないの。来るなよ(笑)せめてナイーブさんが来いよ(笑)
 本来、好中球が対「細菌」戦の最前線であるのに対して、NK細胞は対「細胞」戦の最前線。で、キラーT細胞はNK細胞が対応できていないからこそ登場する。

・まあでもがん細胞とNK細胞を同時に出したのは◎。そしてがん細胞が普通の細胞になりすましていたのも、まあ◎。がん細胞は免疫細胞から攻撃されないシステムを持つことで異常増殖できる。今回はNK細胞ちゃんにバレちゃったので、このあと殲滅されると思うけど、本当にがんを発症するがん細胞は最後まで免疫細胞にバレない。逆に言うと今回のような「免疫細胞に見つかっちゃうがん細胞」は今も私たちの体の中に無数に発生しては、NK細胞にやられたりキラーT細胞にやられたりして消えていく。

・あとこれだけは言わせてもらうけどね!ED曲好き!

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{/netabare}



9話
{netabare}
・まず、(待っていた人がいるかどうかはさておき)更新遅れてすみません。ちょっとめんd…忙しくて。

・お。OP曲が2番になった。今回からだっけ?

・キラー兄さんがナイーブたちを教育的指導。「T細胞は軍隊なんだぜ」というアニメ演出なのでそこだけ頭に入れて普通に楽しめばOK。訓練とかはない。

・ヘルパーT細胞の紹介。「キラーT細胞に出動命令を出す」とあるが、キラーT以外にも出す。「ヘルパーT細胞が司令官」という認識は正しいが、彼は免疫全体の司令官なので、「ヘルパーTが指令で、キラーTが実働部隊」という認識は狭すぎて間違っている。あと、この紹介文って同じキャラに対して何回も出るんだね(笑)ちなみにヘルパーT細胞にもいろいろ種類があるが、省略されているので別に覚えなくていいと思うよ。

・秘書のお姉さんは制御性T細胞。あ、やっぱそうなんだ。過去に何回か「この人はTregかな?」と書いたけど、Tregは制御性T細胞のこと。他と比べると発見されてから日の浅い細胞なのにちゃんと取り入れられてる。高校の教科書に出てくるのかな?

 ここまでの彼女の描かれ方はまあまあ。
 制御性T細胞さんはヘルパーT細胞と対を成すようなイメージ。ヘルパーTが「敵が来た!戦争するぞ!」と言い続けるのに対して、制御性Tは「免疫戦争を終結させよう」と言い続ける人。彼女がいないと敵を全滅させた後も戦争が終わらない。
 私の中ではこの二つは衆議院と参議院のようなイメージ。個人的には制御性T細胞とヘルパーT細胞は仲悪い感じにした方が良かった。でも、2人ともちがうやり方で平和を守っている的な。

・樹状細胞が昔の先生◎。たぶんマクロファージ姉さんもいたはず。

・「泣いてる。僕らと同じだ!」おいおい(笑) 胸腺学校時代とナイーブ時代は違う。胸腺が高校でナイーブが新入社員くらい違う。同じだとダメだろナイーブたちよ(笑)

・過去編(胸腺学校)突入。(ここを卒業した後が、ナイーブ時代)

・軍隊の訓練ってやっぱ歌いながらやるん?(笑)原作者の中のイメージ?わたしも知らんけどさ。

・「全体のわずか2,3%だ!」。へー。パーセンテージまで覚えてないけど、確かにほとんど脱落する。2,3%だと私が思ってたよりは多いな。軽く調べたけど出てこなかったので真偽不明。

・胸腺上皮細胞。へー。あんまり詳しいことは知らないので各自調べてください。……もしかしてこの原作者が使ってる主なソースってネット?

・パネル攻撃、キラTとヘルTの出会いの場面。マクロ姐さんがちゃんと描かれているのはいい◎。でも胸腺で「敵と戦う」「敵を見つける」訓練は存在しない。ここで選別されるのは「味方とコミュニケーションできるか」「味方を殺さずにいられるか」の2点。
 逆に言うと、ナイーブがヘタレっぽく描写されている様子は、個人的には結構好き。胸腺を卒業しても敵と出会うまでは戦闘経験がない。だからこそ名前がナイーブ。

・ここからしばらくアニメ演出。

・夜の訓練も飛ばして。正の選択、負の選択。たぶん原作者も分かっていないので、これを知りたければ各自勉強して理解してください(笑)ざっくり言うと胸腺では「ランダムに大量の兵士を作成し、使えない奴と危険分子のみを排除して残りを外に出す。外に出た兵士が役に立つかどうかはランダムだが、母数が膨大なので理論上ほぼすべての敵に対応できるはず」って感じ。

 私なりに説明すると以下のような感じです。
 正の選択=MHC分子と結合する可能性があるか=「味方とコミュニケーションできるか」=使えない奴ではないという証明
 負の選択=自己抗原に反応しないか=「味方を殺さずにいられるか」=危険分子ではない証明

・訓練の内容は負の選択を分かりやすく紹介している。が、最後に敵を倒す必要はない。

・制御性T細胞の立ち位置が思ったより良かった。結構冷ややかなタイプなんですね。まあ休戦派なので根はやさしいはず。

・ED曲イイネ!ClariSの曲はスッと耳に入ってきてすぐ好きになるんですが、飽きるのも早いんですよねー。大切に聞きます(笑)

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{/netabare}



10話
{netabare}
・なんか総集編っぽい感じ。ツッコミ少なくて済むかも(←毎回言っている)

・白黒の細菌に追いかけられる。誰だろう、わからん(笑) 流石にキャラデザのイメージだけで細菌の種類を当てられるようなやつがいたら相当熱心な細菌学者か、もしくは細菌そのものである。あ、でも黄ブ菌とインフルエンザウイルスは当てられそう。

・黄色い防毒マスク、単球登場。マクロファージ姐さんが就職先を見つけていない状態がこの人。シャワーは何だろう?こいつも敵を丸呑みにするタイプだが、好中球もナイフ使ったりする演出なので、シャワーで攻撃するという演出で、意味はない。……たぶん。

・「グルコースたっぷりですよ」前もこの話出たな。「赤血球がブドウ糖のみを栄養とする」ということを強調したいらしい。それより酸素食べないことが大事だとおもうけどね。そもそも体内には『糖新生』という経路があってだね……とか言ってみたり。脇道にそれそうなので話題を変えます(笑)

・地面(血管内皮細胞)が割れて、黄色ブドウ球菌軍登場。健常な人でも食中毒とか起こすので確かに毒性は強いかもしれない。

・合体して巨大化。アニメ演出なので普通に楽しむ。「ブドウの房状に見えるからブドウ球菌」というのは正しい。ちなみにブドウ糖のブドウとは関係ない。

・コアグラーゼ◎。相変わらずマイナーな用語を調べて臆さず取り入れるという、原作者の頑張りが窺える。もっと現実に即した演出をすると、あのネットで赤血球とか血小板を絡めとって肉壁にして籠城する感じだと思う。もしくは「秘術・魔鏡氷晶!」的なビジュアルのガード技。
 毒素とかの話をするのかと思ったら、酵素活性の話を持ち出すとは(笑)

・「義理の妹の分もね」家系図。あ、これ×。家系図で結婚前から繋がっているなら義理の妹ではなく親戚の娘さん(より正確には三従姪(曾祖父の兄弟の曾孫の子供))。というか細菌に結婚はないので「義理の」家系は存在しない。
 まあ、これは細胞・細菌の話じゃないけど(笑)

 あ、というかこの感じ↑です!!私がいままでしてきた医学的なツッコミは、普通の人が分かる分野に置き換えると丁度このレベルのツッコミ。なので細かいっちゃぁ細かいし、間違ってるっちゃぁ間違ってるような感じです(笑)

 でも多分みんなこのシーンみて「ん?義理……?」ってなりましたよね(笑)そんな感じ。なんかちょっと見過ごせない感じ。
 ……なりましたよね?

・単球さん登場、正体はマクロファージでした、というシーン。説明文その他は正しいが「フィブリンが登場し赤血球と血小板が見物している」というこのシーンは血管内じゃないのか…?(笑)

・マクロ姐さん強し、という回だったらしい。確かに好中球とマクロファージは、三國無双で例えると敵の雑魚兵と虎戦車みたいな感じ。好中球は弱いが多い。虎戦車だけより敵兵と一緒に来た方が強いよね。……いま三國無双って伝わるのかな…?(笑)

・ED曲以下略

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{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

血液と免疫が中心

循環とか免疫細胞は結構ダイナミックだし、色々面白い。健康に問題を抱えることなく生活しているようでも、たくさんの細胞が大活躍。彼らが毎日休まず働くおかげだと改めて実感できる。
擬人化するおかげで人体について初めて学ぶ人にも分かりやすい。
声優のチョイスもいいですね。心地よい。

ステロイドの表現が中々面白いと感じた。{netabare}あんなに破壊してまわる感じ?確かに免疫抑制に使うし、副作用もあるけれども。あと花粉症には抗ヒスタミン剤のほうがよさそうではある。{/netabare}

7話のがん細胞の話は向こうの立場になると非常に切ない。だって誰にも必要とされていないもの。


OP
ミッション! 健・康・第・イチ 歌 赤血球(花澤香菜)、白血球(前野智昭)、キラーT細胞(小野大輔)、マクロファージ(井上喜久子)
ED
CheerS 歌 ClariS
OPの歌詞で分かりやすく細胞の働きを示してくれるし、永遠の17歳井上喜久子さんの声大好物。そして、EDは僕の大好きなClarisで嬉しい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球……そこには、知られざる細胞たちのドラマがあった。擬人化モノの新定番、大人気コミック「はたらく細胞」が待望のテレビアニメ化!誰もが共感できる、体内細胞擬人化ストーリー!

1. 肺炎球菌
ここは人間の身体の中。酸素や二酸化炭素を運搬していた赤血球は、ある日、体外から侵入した肺炎球菌に襲われ、白血球(好中球)に助けられる。体という世界を守るため、逃げた肺炎球菌を追う白血球(好中球)。だが敵は意外な場所に隠れていて──。

2. すり傷
穏やかな日常を過ごしていた赤血球の目の前で、突如として「すり傷」が発生した。傷口から侵入する細菌やウイルスと戦うため、白血球(好中球)は現場に駆けつけるが、黄色ブドウ球菌をはじめとした敵に苦戦する。果たして白血球(好中球)たちは、体内を守ることが出来るのか。

3. インフルエンザ
体内で増殖したインフルエンザウイルスの偵察に向かったナイーブT細胞。だが一度も敵と戦ったことがないナイーブT細胞は敵に怯えるばかりで、まったく役に立たない。そしてついには白血球(好中球)や先輩であるキラーT細胞が戦う中、戦場から逃げ出してしまう。自分を責めるナイーブT細胞。そんな彼を見かけた樹状細胞が優しく声をかけて……。

4. 食中毒
胃の付近に細菌出現。さっそく現場に駆けつける白血球(好中球)。現場ではすでに白血球の一種である好酸球が応戦していたものの、苦戦を強いられていた。非力な好酸球の姿を見た周囲の細胞たちはあまりの頼りなさに陰口をたたく。白血球(好中球)は「好酸球にしかできない仕事がある」と言うが……。

5. スギ花粉アレルギー
大量のスギ花粉が体内に侵入!スギ花粉を排除をするため、現場へと急行した白血球(好中球)は、そこで“記憶細胞”と居合わせる。記憶細胞は免疫記憶を保持しているリンパ球である。現場の光景を目の当たりにし、なぜかあたふたしている記憶細胞。「なんてこった! これじゃまるで、言い伝えと――」記憶細胞が言う“言い伝え”とは……?

6. 赤芽球と骨髄球
いつか立派な赤血球になれるように──。それはまだ、赤血球が赤血球になる前、幼い赤芽球だったころの話。赤芽球はマクロファージ先生のもとで、一人前の赤血球になるため、一生懸命訓練中。だけど方向音痴の赤芽球は、訓練の途中で迷子になることもしばしば。ある日、細菌から逃げる避難訓練をしていた赤芽球は、そこでも迷子になってしまい……。

7. がん細胞
一般細胞に化けていた敵が、ついにその正体を現した。敵の名はがん細胞。白血球(好中球)とキラーT細胞、そしてNK細胞は、この世界(体)を守るため、迫りくるがん細胞と対峙する。

8. 血液循環
二酸化炭素を肺に届け、酸素を体中の細胞たちに届ける、それが赤血球の大切な仕事。相変わらず方向音痴で道に迷ってばかりの赤血球だけど、いつまでも半人前ではいられない。今日こそは先輩たちの力を借りず、一人で循環器を一周しようと意気込むが、その傍らには心配そうに見守る白血球(好中球)の姿があった……

9. 胸腺細胞
訓練の最中、部下をヘルパーT細胞の部屋に投げ込んでしまったキラーT細胞。正反対なタイプの2人は言い争いを始める。今では立場が違う2人だが、樹状細胞によると、実は「胸腺学校」の同期だという。しかも昔の彼らは今とは全く違うキャラだった!わずか2~3%しか生き残れないという胸腺学校での地獄の特訓を耐え抜く中で、二人の間に芽生えたものとは……!?

10. 黄色ブドウ球菌
細菌に襲われる赤血球!そんな赤血球のピンチを救ったのは、ガスマスクに防護服をまとったような見た目をした「単球」だった。この単球もまた白血球の一種の免疫細胞だという。気を取り直して鼻腔へと酸素を届けに向かった赤血球だったが、またしても細菌に遭遇してしまう。細菌の名は「黄色ブドウ球菌」。この黄色ブドウ球菌は皮膚や毛穴などにいる常在菌だが、今回は何やら免疫細胞に敗けない秘策があるというが……!?

11. 熱中症
うだるような暑さに包まれた体内世界。発汗してもうまく体温冷却できない。異常な血流増加、上がり続ける体温……そう、体内世界は「熱中症」になっていた!この隙につけこんで好き勝手暴れ回るセレウス菌。頼みの白血球(好中球)も暑さのためヘロヘロになって本来の力が出せない……!この温暖化し続ける世界に、何か打つ手はないのか!?

12. 出血性ショック(前編)
なんと新人赤血球の教育係をすることになった赤血球!先輩らしいトコを見せなきゃ!と気を引き締める彼女だが、道を間違えてしまったり、他の細胞に怒られたり、なかなか上手く行かず……。そんな中、体内世界を揺るがす大きな事件が発生する。

13. 出血性ショック(後編)
「生命に関わるレベルのダメージを確認!」この緊急事態を受け、現場付近に急行した白血球(好中球)。だが、そこには守るべき血球たちの姿はなかった……!大量出血により、すでにおびただしい数の血球たちが、傷口の外へと飛ばされてしまっていたのだ。今もなお続く出血――過酷さが増す状況下だが、この世界を守るため、仲間たちを救うため、赤血球は後輩赤血球とともに酸素を運び続ける。終わりゆく世界、細胞たちを待ち受ける運命は――!?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

01oinaris さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

(祝)本庶佑先生ノーベル賞受賞!免疫学とアニメと漫画はやっぱり日本の誇り!!

日本が世界に誇れる文化である、漫画・アニメ。
同じく世界に誇れる、日本の免疫学。(本庶佑先生ノーベル医学生理学賞受賞おめでとうございます!)
奇跡のコラボ、ここにあり。

こんな漫画やアニメが作れるのは、絶対日本だけです。

子どもたちや、免疫学を勉強したい人にぴったりの作品。
うちの子(小2)はかぶりつくようにして全話制覇。
それだけでは飽き足らず、コミックスも全巻揃えて貪り読んでいます。
子どもが「制御性T細胞が…」「サイトカインが…」なんて喋っているのを聞くと、
漫画・アニメの力に感心させられます。

そしてこれを描いている原作者・清水茜さんが、実は医学に関しては素人さんってところがすごい。
毎回勉強して描いているそうだが、日本の教育水準と漫画・アニメのレベルの高さは世界一ですね。

こういった専門性の高い漫画が日本で好まれるのは、
やはり日本漫画界の神様・手塚治虫から受け継がれた系譜だろう。
(有名だが、手塚治虫は大阪帝大医学専門部(現・阪大医学部)卒の医師)

ストーリーとしては単純明解。
病気や怪我のとき、どんな細胞がどう働いているかを、擬人化した細胞たちによる活劇にしたもの。
体内に存在する37兆個の細胞、その1つ1つに大切な役割があり、
あなたの生命を守るために必死に働いている。
文字通り命懸けで。
世界(身体)が生きている限り、細胞は職場放棄しない。
細胞の命が尽きるまで、あなたの身体を守っている。
あなたの生命を守るために、細胞は全力。

…てなことを考えると、今ここに自分が存在する奇跡に涙が出そうになった。

ただし、原作者さんはよく勉強されているとはいえ、そこは素人。
学術的に不正確な描写が散見される。
(末筆に私が気づいた不正確描写を少し記載。赤血球が栄養を運ぶ…なんてのは不正確を通り越してただのデフォルメとして無視)
ここがEテレで放送できない一番の要因かな。
Eテレで放送するためには、医学監修を原作に付ける必要がある。

とはいえ、一般の人たちが理解しにくい免疫学分野を、
ほぼ独学で子どもたちにもわかりやすい内容にした、という点で功績は極めて高い。
きっと10年後、「はたらく細胞」で興味を持った子どもたちが医学部に入ったり、
生物学・免疫学の最先端の研究に従事したりするのでしょう。

日本の医学・科学界の裾野を拡げたという功績も含めて、私は今期夏アニメで1番の高評価をした。
第2期、第3期…と本作が末長く続き、若い人たちの医学的・生物学的な知識の幅を大きく広げること、
そしてこれを機に生物学・免疫学を勉強した子どもたちが、日本の新たな科学の礎を築くことを切に願っております。

第2期はもっと子どもたちがリアルタイムで鑑賞できる時間帯で。
こんな素晴らしい作品を深夜アニメにするのは勿体無いです。


以下、私が気になった学術的に異なる描写の補足説明。
たたんでおくので興味のある人はどうぞ。
{netabare}
第3話追記
うーん…こんなこと言うと楽しめないからダメなんやけど、細かい所が気になる。
(ちゃんと「本作は学術的な事実と異なる描写がある」と冒頭で書いてるんですが…)

好中球がウイルスや感染細胞と戦っている描写に違和感。
好中球はウイルス感染細胞の排除はできない。(細菌の貪食・排除が主な仕事)
(ウイルス感染細胞から炎症性サイトカイン分泌→ナチュラルキラー(NK)細胞、キラーT(NKT)細胞やマクロファージ(MΦ)が感染細胞を除去。)
しかもウイルスに対しても好中球は基本的に無力。
ウイルスに対してはB細胞の産生する抗体が最も有効。抗体によるウイルスの無力化が鍵。
しかも、抗体が放水銃ってダメでしょ…せめてY字型のミサイルにしてくれよ…
ナイーブ→エフェクターT細胞のお話だから仕方ないとはいえ、
インフルエンザ回でB細胞が全く活躍していないのが…すごく残念。

以下は個人的備忘録と復習がてら記載。
興味のある人は覗いてみてね。もし間違ってる記載あれば御指摘プリーズ。
(先日誤記述を指摘されたので修正。サンクスです!)
{netabare}
ウィルス感染〜回復の順序としては、
1.ウイルス感染細胞(インフルエンザの場合は主に気道上皮細胞)からのサイトカイン放出
2.NK、NKT、MΦがサイトカインに呼応して感染細胞を抹殺
3.MΦ・樹状細胞(DC)がウイルス抗原を認識し、抗原提示のためリンパ節に移動
4-1.DCがナイーブT細胞を活性化(エフェクターT)→ウイルス感染細胞の積極的除去
4-2.MΦやDCがヘルパーT(Th)に抗原提示し、Thを活性化。
5-1.活性化ThはB細胞を活性化→B細胞による抗体産生開始。
5-2. 活性化Thからのサイトカイン放出により、NKT、MΦが活性化
(上記2〜5がポジティブフィードバックループになっており、ウイルス感染が持続する限り相乗的に免疫系の活性化が生じる。炎症性サイトカインの分泌亢進により発熱・悪寒・倦怠感・頭痛など一連の風邪症状が生じる。)
6.抗体によるウイルスの無力化(=抗体によるウィルス粒子の凝集、並びに阻害抗体などの存在によりウィルスが細胞に感染できなくなる)→ウイルスの爆発的増加がここで食い止められる
7.ウイルス感染細胞の根絶(上記2〜5の継続)→上記のポジティブフィードバックループが終結する
8.炎症反応の終結=回復

抗体の付着したウイルスなら、たぶん好中球も貪食できる…かな?
(好中球はCD16/32という抗体受容体を持っているので、抗体の結合したウイルス粒子なら捕獲&貪食可能だと思うんだけど…)
というわけで、B細胞が抗体を放出する前に、好中球がウイルスや感染細胞と戦っているのはおかしいのです。
{/netabare}

第12話追記
出血性ショックで末梢の細胞から死んでいく…というのは違和感あり。
最初にやられるのは低酸素・低グルコース状態に極めて弱い脳神経細胞だと思うんだけどな…。
末梢の細胞は結構低酸素状態に強いはず。
最近の知見では組織幹細胞(造血幹細胞など)は生体内で常に低酸素状態…て話もあるし。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

85.3 7 先輩で成長なアニメランキング7位
かげきしょうじょ!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (503)
1479人が棚に入れました
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。“オスカル様"に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

青春群像劇への上乗せ

原作未読

『過激少女』と脳内誤変換して華麗にスルー。ほらゲーム原作萌えバトルみたいなの想像するじゃん。

リアル“宝塚音楽学校”を模した“紅華歌劇音楽学校”に通う学生たちのお話です。あらすじやヅカ(宝塚)の説明は割愛。メインのストーリーを追いかけつつも、各キャラクターを掘り下げる群像劇アニメの良作でした。あにこれ高評価をそのまま受け取って良いかと思います。
女の園で可愛い娘さんがわちゃわちゃする作品とは棲み分けができております。さらに良き青春群像劇だけに留まらない+αが作品評価を底上げしました。分水嶺はいたってシンプル

 ヅカっぽいかどうか?

ヅカと似て非なるなにかではなくそのままトレースした感のある作りです。音楽学校のカリキュラムやその後のキャリアプランなどなど。ファンも納得、そうでない人も「なるほどこうなのね」が無理なく伝わってくる親切設計。100年以上続くエンタメにはそれなりの魅力が備わっているのです。
ただそんな風に外形整えても『仏造って魂入れず』となれば台無しですがそうはなってない。男役トップがなぜヒエラルキーの頂点にいるのか?ファン層が圧倒的に女性で占められているのはなぜか?

 女性視点だからこそ女性が追い求める男性像を演じ切ってることが魅力的
 女性視点だからこそ女性が憧れる娘像を演じ切ってることが魅力的

そんなヅカヲタの琴線に触れるポイントを押さえていたと思われます。家内含め身近に元ヅカヲタ多いのでここは断言できちゃう。面白いことに女性キャラだらけで男性視聴者ウケしそうなのに実はターゲット層は女性!とユニークさがありますね。外(設定)も中(ストーリーやキャラ)もヅカっぽいことがしっかり背骨となってます。


背骨があれば残りは枝葉。背骨が気に入らなければ相性ということで撤退して良いかと思います。
なおきちんと男性層も取り込めてるのは周知のとおりです。男ウケしないアウトプット(歌劇)ではなく男女ともに支持される音楽学校での生活を通じてプロセス(成長や葛藤)描くことに軸足置いてますから。

繰り返します。メインを追いつつ各キャラを掘り下げる群像劇でした。
その大事な掴みで“ヅカっぽさ”真っ先に我々の五感に訴えてきたのはエンディングの楽曲でした。
ヅカがどういった場所かは講師や先輩を追っているうちに我々も学ぶことができます。表現者がどういったものか一定のヒントが示され全13話が終了。キャラ掘り下げ部分はなかなか面白かったのでそこはネタバレで後述するとして、ご新規さんは

 良き青春群像劇 + 普段覗けぬ世界

この掛け算を楽しめるんじゃないかと思います。片方なら露知らず両方ハイレベルで楽しめる作品はなかなかお目にかかれません。
そしてヅカヅカ言ってすみませんでした。もちろん正確には紅華(こうか)だよと念押しときます。



※ネタバレ所感

■軽くボヤキ

 円盤爆死は『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のデジャブ。やや痛みのあるストーリーものは複数回視聴に合わず、主たるコレクター層の需要ともズレる。コンテンツビジネスの難しいところだよなぁ。


■キャラを掘り下げる群像劇

 どんな壁に直面していたか各自違っていて観てる側もどこかしらで共感しやすいかも。
 主役二人とも芸能血筋で芸の神様にも見初められてる感ある。そんで芸事に恋焦がれて気持ち先行のさらさと嫌よ嫌よも身体が求めちゃってるならっちの対比バランスが良い。

・渡辺さらさ(CV千本木彩花)
 {netabare}“性別”。どうにもできない理由で歌舞伎の世界から弾かれる。“模倣”。歌舞伎流芝居の覚え方(土台)を覆される。根っこを二度否定されてなお前に進めるか?な無理ゲーに挑む主人公らしい主人公。{/netabare}

・奈良田愛(CV花守ゆみり)
 {netabare}作品屈指のトラウマ持ち。そのトラウマの中身がひどく彼女の難ありな性格もしゃーないと思わせしめるものすごい説得力。そんな彼女が結果として母親と同じ道に進んでいるジレンマが味わい深い。{/netabare}


 先行二人を囲む少女らも主人公とはまた別のベクトルで壁にぶち当たっている。 

・山田彩子(CV佐々木李子)
 {netabare}「ならっちは私と違うんだから(第4話)」が最終的にジュリエット役を射止めるわけで…。突出した一芸に気づくまで遠回りし、その一芸に胡坐をかかずにお芝居でももがく泥臭さもってるのになんだかんだ周りを明るくするのよね。現実でもエトワールやったしょうこおねえさんのイメージ。バラエティのべしゃりが拙いとか絵心がどうとか気にしだしたらあかん人です。それでも歌一発で場をかっさらう。自身の代表曲はないと嘯いても彼女とゆうぞう兄の『ぼよよん行進曲』は沁みる。{/netabare}
 {netabare}横道に逸れるが、すんげー歌声の持ち主役とは中の人幼少期にアニーやってたとはいえプレッシャーとてつもなかったでしょう。劇中劇での説得力は作品評価に直結するところ負けてなかったです。{/netabare}

・星野薫(CV大地葉)
 {netabare}有名人一族を歯牙にもかけていない愛とは対照的に押しつぶされそうな娘さん。目標決めて退路を断ってやり抜いた経験って確実に財産になるのよね。あの時のストイックなワシの巻き添えくらった方々ごめんよ。「だから今のうちにスカートたくさん穿いておくんだ(第8話)」出会ってなければ“合格”も“甲子園”も無かったのだからひと夏の経験は無駄ではなかったよ。{/netabare}
 {netabare}横道に逸れるが、大地さんの演技『プリンセスプリンシパル』のドロシー回も秀逸だった記憶が。メンタルの弱さを殻作って普段は守ってるんだけど、ふとしたことで諦めたはずの幸せが手に入りそうになる。そんで手にしそうなそばから零れ落ちていくのに動揺を押し殺してまた殻を作っていくような展開。「好きでした、、、って言ってあげてもいい」これがバシッと決まる演者さんはそう多くない。{/netabare}

・沢田千夏(CV松田利冴) 沢田千秋(CV松田颯水)
 {netabare}「きっともう全てが同じではいられない。私たちは思っていたよりも早く分かれ道に辿り着いたんだ(第9話)」に至るまでの物語。寄って立つところの否定という意味ではさらさにとっての“芸事(歌舞伎・芝居の覚え方)”と沢田姉妹の“二人一緒の関係性”は同じ。ユニゾンで始まるサビはハモリへと別れていきながら調和する未来を夢見たいところです。{/netabare}
 {netabare}横道に反れるが、双子役をリアルな双子に演じさせるのってプレッシャーとてつもなかったでしょう。たぶんオーディションではなく指名ですよね。これ「もう逃げられないんだからね。最後まで責任もって遂行しなさい(第10話)」運動会パイセンの叱咤を地でいくような現場だったのではないかと邪推してます。{/netabare}

・杉本紗和(CV上坂すみれ)
 {netabare}やっときたきた優等生の苦悩。モーツアルトとサリエリを例にさらさとの比較対象だった彼女ですが、実際比較されてたのは同級生全員とではなかったでしょうか。これまで挙げたさらさ・愛・薫・彩子・沢田姉妹はどこかしら欠損してる。だからこそそこをテコにハングリーになれるのに委員長にはそれがない。一個上のパイセンとのエピソードを最後に持ってきたのはファインプレーだと思います。{/netabare}


主要キャストのみならず講師・専科のパイセンら大人も良かったですね。きっと彼ら彼女らが通ってきた道。甘やかすでも突き放すでもなく成長を促すようそっと寄り添います。

ヅカっぽい観点でひとつこれは現実ネタですが、
大地真央さんが男役トップの時に本科卒業して間もない黒木瞳さんをパートナーの娘役に抜擢します。それからだいぶ年月経ってますけど「 黒木瞳さんが相手役で良かった。」と事あるごとに黒木さんを全肯定してる大地さんがほんと素敵。抜擢するほうもされるほうも両者にかかるプレッシャー。飛び級に寄せられたであろう嫉妬。信頼を置くスターと応えようとする新人。そこに愛はあるんよ。劇中でも彷彿させるネタをどこかに見つけられると思います。


■劇中劇の説得力

 “伝説の○○”がしょぼければ興ざめでしたが踏ん張りましたね。ほんとこれ重要なんです。



※閑話休題

■箸休めクイズ
Q:私が「こいつは許さん」と思ったのは誰?

A:{netabare}キモヲタさん{/netabare}
{netabare}なんかいい話で落ち着いてたり、コミカルで適度に気持ち悪く処理されてもいたり、とスルーしてよい小噺なんだけど少し冷静になってみる。彼はワンチャンあるとも思ってないし、ただ謝りたかったの一心でした。これ完全にNGで相手が怖がってる時点でノーチャンスだから視界から消えたほうがいい。あくまで本人の思い込みだけです。相手の気持ちを考えてる体で欠片ほども考えてない。相手見えないから二度三度接触を試みることができるのです。「そんなつもりはなかったのに」「これだけできれば良かっただけなのに」全てあなたのエゴです。拒否されて一転変なスイッチが入り逆上する殿方が世の中に一定数いるんですよ。美人ってこのへんの遭遇確率それなりにあるしダメージコントロールの術も心得てるんだけど全部は防げない。それをケアする身にもなってみろや!とわりと本気で思います。
バス停に張り紙一枚で身を引ける高校球児と対照的でした。

ちなみにならっち母の愛人男はシンプルに畜生ですね。わかりやすい愛人男より、ややもすると美談に仕立てそうなキモヲタさんに「勘違いすんなよ」とモノ申したいのでした。{/netabare}


Q:私が「やべ、かわいい」と思ったのは誰?

A:{netabare}里美星(CV七海ひろき)さま{/netabare}
{netabare}音楽学校時代の講師でもあり憧れていたファントム諏訪部に「私のときも優しくして欲しかったなぁ」と少しばかり甘えたところ。男役といっても女性なんだなってのと、ここだけ二人の時限定の声のトーンだろうなってのと、そして期待と諦めがせめぎ合ってるモヤっとした感情をやや持て余してるところ。ファントムも押せばイケそうなのにそうはしないのが良いね。{/netabare}



視聴時期:2022年5月   

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2022.05.09 初稿

投稿 : 2024/11/02
♥ : 49
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

のだめ+ランウェイで笑って=めっちゃ爽やかで前向きな群像劇!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
宝塚音楽学校を舞台にした、青春群像劇。

少女漫画ですが、連載開始はジャンプ改。そんな経歴くらも分かるように、男女どちらにもウケる王道作品かなと思います。

まあ、とにかく絶賛です。私は年に1、2作品しか☆5をつけないことが多いのですが、これは自信をもって☆5をつけられますね。

OPは作風と合った、真っ直ぐで爽やかで前向きな、THE青春って感じで、剣道部的ベストアニソン2021夏(非公式)受賞です♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
正直、悪いところが見当たらない。

①宝塚音楽学校という、あまり知らない世界を見られる興味深さ。

②サラサという強キャラの魅力。

③奈良っちのデレた可愛さ。

④それぞれに魅力あるサブキャラ達。

⑤ドロドロがあったとしても、総じて爽やかで前向きな空気感。

⑥OPを筆頭に、作品にマッチした楽曲。

⑦声だして笑う程のギャグのクオリティ。

色々な要素のレベルが高く、かなり万人受けするタイプの名作だと思います。今のところ、今年1のクオリティかと。

思い出したアニメとしては、「のだめカンタービレ(多分サラサのせいw)」「ランウェイで笑って(全体の前向きなエネルギー)」「昭和元禄落語心中(閉じられた世界で真剣に芸事に向き合う様子)」。

特に、②が素晴らしい。サラサ、ただの天然能天気キャラじゃなく、弱さとひたむきさ、覚悟や劣等感など様々な感情を内包した、稀有なキャラクター。他のサブキャラ達も、単独で主役になれる力があると思うけれど、別格の魅力がある。マジで、のだめ並の強キャラだと思う。

もしこれを、少女漫画原作扱いとするなら、そのカテゴリーのアニメでは過去1かも知れん。これは、原作買っちゃうな(原作マンガとしてはのだめが1位ですが)。

絶賛、絶賛。もし2期もこのクオリティ、もしくは上げてくるようなら、お気に入り棚も見えてくるレベルでしたね。(私は、酷評は長いのに、絶賛は短いのですw)。

さて、最後に、声優さんについて。

私は声優さん個人のファンになることがほとんどないので、レビューでも声優さんに触れることはあまりないのですが、本作は特別に感動しました。

主人公渡辺さらさ役の千本木彩花さんです。

千本木さんを初めて知ったのは、「ガーリッシュナンバー」。私のお気に入り棚です。当時仕事で色々あったこともあり、仕事に悩むちー様が自分と重なって。また、「帰宅部活動記録」(という、噂のダメ声優アニメ)でデビューした千本木さんの経歴も重なって、自分の中では「ちー様=千本木さん」というイメージが固定化されました。

以降、(声が好きとか演技が好きという次元を超えて)なんとなく、千本木さんの活動を応援する自分がいたので、本作のさらさ役のハマりっぷりが凄く嬉しくて。

ていうか、かなり上手くなりましたよね、千本木さん。さらさは、能天気なようで深みもある、なかなか難しいキャラクターだと思いますが、きちんと演じ分けられていました。宝塚っぽく演じるところも上手いし、歌は勿論上手い。

自分が特別にファンと思う声優さんは、坂本真綾さん、堀江由衣さん、そして千本木彩花さんなので、これからも活躍を期待しています!
{/netabare}

【余談~「激レアさんを連れてきた。」から、オジサン役一筋のタカラジェンヌ~】
{netabare}
「天真みちる」さんという方です。

宝塚養成所時代、周りのレベルの高さ(お人形さんばっかりの世界)に心折れ、(唯一の楽しみだった)寮で美味しいご飯を作る研究に勤しむ。毎日ご飯3号食べる生活。普通なら先輩にガチ怒られするが、天真爛漫な性格で、「食べてるところが可愛い」との理由で、先輩からも許される。

「ぽっちゃりタカラジェンヌ」に進化(笑)

卒業後、役をもらえず、地方公演メンバーに選ばれないために、長期休みに。普通はその悔しさから、自腹で自主練習(レッスン)に励むのだが、天真さんは友達と海外旅行に行き、暴飲暴食(アルコール大好き)。

宝塚に居場所を見つけられない天真さんは、端役や裏方などをこなしながら、ついに自分の居場所を見つける。

それが、「公演終了後の打ち上げでの余興」w 全力で振り切ったタンバリン芸が、全タカラジェンヌの爆笑をかっさらう。

ただの「ぽっちゃりタカラジェンヌ」から、「やたら動けて笑えるぽっちゃりタカラジェンヌ」に進化(笑)

そして、「オジサン役」に出会う。

普通、宝塚の「オジサン役」は、皆が避け、ベテランの方がやるのだが、天真さんは、「これでトップスターに(役柄上、主役の父親とかが多いので)物理的にw近づける」という不純な動機によって、オーディションに参加。これが、ぴったりとハマる。

ぽっちゃり体型、酒好き、コミカルな動き。

天真さんが、「普通のタカラジェンヌならしないこと」を(好き放題)やり続けてきたことが、意図せず、全て「オジサン」の役作りに繋がってきたという、見事な伏線回収(笑) 

その後、天真さんは10年以上オジサン役をやり続け、宝塚に欠かせない役者さんになったそうです。

、、、なんかこう、「このアニメに出てきそう」な人ですよね(笑)

「激レアさん」自体好きでよく観るのですが、この回は特に爆笑でした。事実は小説より奇なり、ですね(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
宝塚アニメ? OP、なんか似合ってるな。多分、スポ根系になるのかな? なかなか面白い。御大(笑) ひどいセクハラですね(笑)

2話目 ☆4
大号泣(笑) オスカルより背の高いアンドレ。

3話目 ☆3
アイのトラウマ。タイチ、行動がイケメンだな。サラサは、さらにイケメン(笑) 

4話目 ☆4
ヲタ芸習ってる(笑) サボり方がわからない(笑) 北斗(笑) ギャグとシリアスの緩急が素晴らしい。

5話目 ☆5
千本木さん、頑張ってるよな~。アイちゃん、デレる(笑) 過食嘔吐か、しんどいよな。男の理想より、女の理想は厳しい。太陽に近いから紫外線(笑) ショービジネスはメンタル強くないと。ここで、JPXの体験と、反論。お姉ちゃんの察する感じが、素敵。心は乙女だからセーフ(笑) 熱いな~。なるほど、入試同組だからこその、あの態度か。

6話目 ☆4
アイ、デレデレやないかい(笑) 下手くそか(笑) 道端では練習できないプロ意識。漢字読めない、、、不登校をちゃんとキャラに生かしてる。脅迫か(笑) のだめだよな~、この辺。憑依型。

7話目 ☆3
さらさの過去。アキヤ、なかなか良いキャラだな。堅実だ。気を使えた(笑)

8話目 ☆5
星野さん回。過去回。互いに共通する境遇と、全く異なる道。色々と揺れる心。そこでキレるとは、カッケーな、星野さん。ブロック(苦笑) 辻くん、ホームラン。自分は野球が好きか、自問したんだろうな、あれから。

9話目 ☆4
双子回。まあ、お互いの嫉妬はあるやな。てか、このアニメ、声優さんも、一世代、二世代上の人をキャラに合わせて上手く配役してるよな、意図的に宝塚を意識して。

10話目 ☆4
さらさ、意外と意外に乙女だよな。ATフィード(笑) 選ばれたら反感を買う。降りても反感を買う。日常から演じる。理想のEカップ(笑) 確かにあれが最善だよな。

11話目 ☆5
裸の付き合い。さらさ、頭爆発(笑) ティボルトか。白目(笑) 演じ分け、千本木さん頑張ってるな。ならっち、ブーメランで自問自答(笑) まあ、さらさにベタ惚れだからな(笑) 

12話目 ☆5
山田さん、意外とリア充してたんだな。付き合えよな、押せばなんとかなるって。人を殺したことない、確かに。説得力あるな。流石、首席。んで、そこの会話聞いた上でサラサからの逆告白って、すげぇな、サラサ、大人だ(笑)

13話目☆5
サラサ、顔(笑) カオル、格好良いな。サラサの顔芸(笑) めっっちゃ素敵な先輩だな。なる程、萌え(笑)  
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 48
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

絵も声も華やかで宝塚していました。面白かったです。

 本作の最終シーンを見ておもったのは、絵がやはりいいですね。ちゃんと宝塚の華やかさが画面全体から感じられました。この雰囲気は日本のアニメの誇るべき技術だと思います。この作品全体にいえますが大変心地よく見る事ができました。人物の作画が丁寧なのが良かったです。特に渡辺さらさは一切乱れを感じなかったし、画面映えもしていました。
 最終回の雪の演出もこの水準のアニメを作れるなら、もっとリアルな降らせかたもできたでしょうが、変な言い方ですがちゃんと少女マンガっぽい雪でした。

 声優さんも演劇をやっている娘的な発声を意識したのでしょうか。渡辺さらさは幼さと演劇の経験、少女マンガの主人公といういろんな要素が的確に拾えていて、ぴったりの声でした。声優さんたちの演技は、非常に雰囲気が出ていてすばらしかったと思います。
 
 過激と歌劇を合わせたダブルミーニングだと思っていましたが、あまり過激ではありませんでした。

 12話までで少し文句もいいましたが、最終回良かったですね。{netabare} 最後渡辺さらさがオーディションに受かったこと、歌舞伎の経験を活かしていたこと、そして彼女のティボルトがとても華やかでカッコ良かったので、良かったと思います。
 変に12話の告白のシーンを引き摺ってなかったのでほっとしました。というか本筋にもならない感じでしょうか。

 あと、山田彩子ちゃんに対する揶揄を薫が庇ったのにはちょっと泣いてしまいました。これは別に友情とか云々ではなく、薫のプライドなのでしょう。自分で負けた意味をちゃんと消化したということでもあるでしょう。いい場面でした。

 今回の結論で疑問が残ったのは、杉本と先生のサリエリを語るシーンですが、サリエリの悲劇は秀才だったことではありません。天才を誰よりも理解できて、決して自分が天才になれない秀才であることを知っていて、天才に嫉妬する惨めさ悲しさの象徴がサリエリという人物です。
 杉本のトップスターになれる華やかさを渡辺さらさに見たという悩みに対して、先生の努力型の秀才も必要だという解答はお前はトップスターになれないと言っているようなものです。これは何だったんでしょうか?
 むしろ萌えだ、という解説の方がよほど説得力がありました。{/netabare}

 最後の方のあの白目はガラカメオマージュですね。ガラカメにならないように、という感想を書こうと思ったら、やっぱりクリエータたちは意識していましたね。演劇マンガ・アニメでガラカメというのは非常に大きな存在です。是非本作らしい個性を出していって欲しいところ。今のところ渡辺さらさは北島マヤにはなっていないと思います。

 高レベルの作品で人気もあったみたいです。原作ももっと進んでるんですよね。2期がこないのはあり得ないでしょう。(追記 さっき2期来てると書きましたがすみませんガセでした。まだ発表ありません。調べたら円盤もあんまりみたいですね…)

 できれば今後は宝塚音楽学校の意味と歌舞伎の家で育った意味を、渡辺さらさの身長や性格、過去を活かした個性を通じて華やかに描いて欲しいです。

 今期のアニメはちょっと地味でしたが、その中で輝いていたと思います。


以下 12話までのレビューです

{netabare}  12話で終わりかと思ってみたら最終話が残っていました。2クールじゃないですよね?
 面白いとは思いますし、アニメの出来、特に雰囲気が良いと思います。ただ、もし1クールだとすると面白いだけで「何も描けていない」という印象が強いです。

 本作の最大の柱となる設定は、歌舞伎と宝塚という男の世界と女の世界の対比だと思います。その中で伝統芸能=芸としての形の話と、舞台女優としての演技=個性の話の対比がちゃんと問題提示されていたのに、その話に行かないのが最大の不満点でした。

 また、学校のルールの厳しさが描かれていますが、その厳しさの中にどんな理由があって、何を100年の歴史の中で学んできたのかという部分が不足している気がします。まあ、実際の学校は虐待に近いという理由でルールが緩和されているという話もありますが、単なる個人の性格や考え方にストーリーを依存しないで、学校の意義のようなものがもっと欲しい感じです。

 構成として初めにあのアイドルの女の子のパーソナルな話を持って来たせいで、主題となるヒロイン178センチの女の子渡辺さらさに視点が向くまでに時間がかかります。また、アイドルの子もせっかく吹っ切れたのに渡辺さらさの傍観者になってしまっている気がします。
 178センチ設定の苦労も得なところも演劇の中のエピソードとして活かしきれていいませんし。
 渡辺さらさの助六になれないというところから、学校に入学するまでの動機もエピソードももっともっと見たかったです。
 他の子のパーソナルな過去エピソードも時間的余裕があればいいですが、1クールでやるなら余計です(拒食症の子の話は芸能学校の厳しさという意味でいいんですけど、あんな簡単に問題が解決するでしょうか)。

 運動会はちょっと学校の歴史とか階層の意味みたいなところもあって、余計だとは感じなかったです。

 マンガ版は未読なのでわかりませんが、これらはマンガ準拠だから良いというものではなく、13話1クールなら一つの話として完結させるべきで、構成を工夫して何か読み取れる結論をつけるべきだと思います。
 また、なかなか良かった初期設定から方向性がずれている気がします。連載漫画の宿命でしょうか。

 ということで、たぶん最終話待ちということになります。単にこのオーディションの結果だけで終わるのは正直不満ですが、せめて是非今までの流れを活かした渡辺さらさ覚醒で終わって欲しいと思います。

 そうそうさらさの恋愛も、告白がどういう意味を持つのか。あれが普通の幼馴染ラブだったら全然意味がありません。人の気持ちがわかる=彼の弱さに対する慈悲のような気もします(それにそもそも気持ちを盗み聞きしたんだから本当はわかってないじゃないかというのもあります)。そして彼もそれを分かっている?まさか、彼との告白を思い出して演技する…じゃないですよね?

追記 まだ12話までですが、ひょっとして2人は異祖母のイトコ同士?あの白鷗という人がおばあちゃんの葬式に来ていたということは…で、さらにさらさの両親についての情報ってどっかにありましたっけ?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

64.7 8 先輩で成長なアニメランキング8位
WIND BREAKER[ウィンドブレイカー](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (82)
282人が棚に入れました
人を傷つける者、物を壊す者、悪意を持ち込む者何人も例外なくボウフウリンが粛清する――!偏差値は最底辺、ケンカは最強。超不良校として名高い、風鈴(ふうりん)高校。その「てっぺん」を獲るため、街の“外”からやってきた高校1年生・桜遥。しかし、現在の風鈴高校は“防風鈴”(ボウフウリン)と名付けられ街を守る集団となっていて━━!?不良高校生・桜の英雄伝説、ここに開幕!


声優・キャラクター
桜遥:内田雄馬
楡井秋彦:千葉翔也
杉下京太郎:内山昂輝
蘇枋隼飛:島﨑信長
梅宮一:中村悠一
柊登馬:鈴木崚汰
柘浦大河:河西健吾
桐生三輝:豊永利行
橘ことは:長谷川育美

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ヤンキーの生態が分からなくなった時代のバトルファンタジーとしてのヤンキー漫画。リアルティの欠如は仕方ないですね。

 最終話(13話)まで観ました。2024.07.19

 今度は犯罪組織的な奴らとバトルだぜぇ!カチコミじゃ〜!で2期へ続く様です。

 街の用心棒、ボウフウリンっぽくなってきました。フワッとした他の不良グループとバトルするより良いかもです。

 ただ、悪い組織だと、不良グループ同士のバトルみたいにケンカして仲良し的な妥協点がなさそうです。

 職業犯罪組織と戦う場合、コイツらどうするんでしょう?皆殺しにするのかな?それとも上位組織に仲裁でも頼むのかな?

 暴力はエスカレートします。最終的には河原にロケットランチャー隠している的な物語になりそうです。

 まぁ、無理のある設定の物語は無理のある展開になるのは分かりきっているので、2期にも期待は出来ないですね。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2024.06.02

 対抗不良グループとの抗争が終了してみんか仲良しになりました。喧嘩したかいがありました。

 結局、ヤンキーという設定が若い男達をバトルさせるためのファンタジーなんですね。ぶっちぎり!?やクローズとかでもそうでしたが、もはや原作者もアニメ制作側もヤンキーの生態を理解していないのでしょう。

 以前、ヤンキー三原則を紹介しましたが、ヤンキー及びその周辺の文化というのは、下層階級のモラトリアムの産物でしかありません。

 70年代から90年代初頭位までに、日本では全階級出身者の高校全入が達成されましたが、上位高校と下位高校では同じ学生と言えない差があります。

 本来なら高等小学校卒程度で社会に出ていた下層階級も高校や中学でモラトリアムを楽しむことが出来る様になりました。

 ただ、下位校や底辺出身者には、文化資本が欠如しているので、モラトリアムの代表的な存在の部活とかやっても楽しめないのです。

 優れた文化系部活アニメである、響けユーフォニアムの登場人物達は、明らかに進学校の中流階級以上です。

 スポーツは下層階級にも門戸を開いてますが、そもそも運動能力が高くないといけません。肉体を鍛えるには努力も必要です。

 そこで、文化資本も運動能力も劣る連中相手のヤンキー文化が発達します。この時代、底辺達にも多少の金がトリクルダウンしていたので、改造学生服とかを買えたのです。

 かつて、ヤンキー服カタログとかが発行されており、私も実見したことがありましたが、普通の学生服の数倍から十倍の値段で改造学生服を売っており、こんな非生産的な金の使い方をするなんて、ヤンキー達はアホだなと思った覚えがあります。

 学校側も、学校に来るなら…と、改造学生服を着てイキっていたヤンキー達を許容していました。部活動等でモラトリアム期を提供出来なかった大人側の罪滅ぼしの面もあったのです。

 しかし、日本は2000年代から衰退が明らかになり、下層階級もさらに下層の外国人が流入してくることにより、ヤンキー文化も解体していきます。

 新自由主義者にとって、労働者の人種なんてどうでも良く、代替え可能な労働しかしていない下層階級にとっては、顕著に作用します。人間である必要性すらありません。

 日本人だけで下層階級集団を構成して暴れるなんてのは、最早ファンタジーです。リアルティを出すなら、本作品も人種ごとの暴力集団を登場させるべきですが、それはマフィア漫画で、ヤンキー三原則に反します。

 お手軽にモラトリアムを楽しみたいという下層階級の甘えの産物でしかないヤンキー文化の残滓をアニメ化しても、BL愛好家位にしか刺さらないのは当然と言えます。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.05.19

 最近も似たようなアニメを観た様な?結論としてヤンキーモノはどれも同じです。それは、ヤンキーをヤンキーたらしめるヤンキー三原則があるからです。

 ① 下層階級出身のイキった若者(未成年)が主人公
 ② 学校というモラトリアムが保証されている環境で無いと生息出来ない。
 ③ 戦略的な行動をしない。

 ①は言わずもがなです。上流階級は勉強なり、スポーツなりすれば良く、頭の悪い底辺層しか馬鹿同士つるんで非生産的な行為はしません。ヤンキーは下層のクズ共なので、この原則は外せません。

 ②ヤンキーは学校に属してなければいけません。学校で問題を起こしたり、反抗したりしますが、あくまでスタイルに過ぎません。

 学校から放逐されたら単なる無職の犯罪予備軍なので、ヤンキーでイキるためには学校に真面目に通うというジレンマを抱えています。高校なんて義務教育では無いのに、アホですね。

 ③ヤンキーは、他の勢力と喧嘩はしも、武装したり、体系的に格闘技を習ったり、構成員を兵隊として訓練したりはしません。

 だから、ヤンキー漫画は集団戦でも基本的にタイマンです。強いヤンキーがいたら、新選組みたいに必ず3人で襲いかかれば必ず殺せますが、絶対にやりません。

 以上、現実のヤンキーはどうだか分かりませんが、漫画やアニメのヤンキーはこの原則を外しません。時々、天下統一に挑むヤンキー漫画もありますが、たいてい上手くいかず、ヤクザやマフィア漫画に進化してしまいます。

 実にドメスティックな閉じた環境でしか展開出来ないヤンキー漫画ですが、本アニメも延々とくだらんタイマン勝負を続けるんでしょうね。

 街を守るヤンキーは、ヤンキーでは無くマフィアです。武装したり組織を戦闘的に鍛えると鉄血ガンダム路線になるので、タイマンバトルでお茶を濁す…。アニメ化する前に分かんねぇかなぁ…。

 若い男が肉弾戦をするのか好きな層にしか刺さらない、特殊性癖アニメですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

「ツッコんだら負け」と思いつつも、ツッコまずにはいられないw

【レビューNo.135】(初回登録:2024/7/21)
コミック原作で2024年作品。全13話。
元々0話切りでしたが「バトルシーンの作画が凄い」という評判が目についた
ので、視聴してみることに。

(ストーリー)
「偏差値は最底辺、喧嘩は最強の風鈴高校で頂点に立つ」という強い意志を持
つ主人公・桜遥は、不良高校として知られている風鈴高校のある街に訪れる。
しかし風鈴高校は周辺のワルから街を守る存在として、地元住民から英雄視さ
れていた。
そして桜もまた「防風鈴」と呼ばれる彼らの活動の中で頭角を現していく。

(評 価)
・バトルシーンの作画は確かに凄い
 制作は「CloverWorks」ですが、確かにバトルシーンの作画は凄いです。
 スピード感はあるし、手数も多くぬるぬるとよく動く。カメラワークもグル
 グルと回り本当によくできています。
 素手同士の喧嘩をここまで魅せる技術は素直に凄いなっと。
 ただ高校生の喧嘩の割には小綺麗すぎるというか、見慣れると出来のよい格
 闘ゲーでも観ている感覚になり、ちょっと冷めてしまうんですよね。
 この作品自体がヤンキーモノの割には
 ・従来の泥臭さがなく、よくいえばスタイリッシュ
 ・キャラも爽やかイケメン系
 ・一説によると腐女子向け?!
 という感じなので、「バトルシーンもそちらに寄せてるの?!」と思わなく
 もないですが。
 (例えばこの手のヤンキーモノではお約束の流血表現とかはかなりソフト)
 そういう意味ではちと判断が難しいところですが、作画のレベルの高さは十
 分評価できると思います。

・ツッコミどころ満載のストーリー展開
 ・街の英雄として描かれる新しいヤンキー像
 ・キャラクターが個性的で“推し活”が捗る
 ・“ヤンキー=ダサい”を覆すお洒落なファッション
 このような点が、「新世代ヤンキー漫画」として支持されているという触れ
 込みらしいのですが・・・
 個人的にはツッコミどころしかねーなっとw

 王道的な「警察ガ―」「教師ガ―」は置いといて、個人的なツッコミメモと
 いうことで
 {netabare}
 ・始まり
  「この街はちょっと前までいろんなチームやギャングの抗争で治安は最悪」
  「風鈴高校→喧嘩は最強、落ちこぼれの吹き溜まり、毎日が派閥争いに下
   剋上、盆も正月もなく喧嘩三昧」
  → ・・・初っ端からどこからツッコんだらいいのかw

 ・キャラ
  「何か個性が欲しいな・・・そや!野菜作りにハマってる総代とか胃腸の
   弱い腹心とか主人公はツンデレにしたろ!!」
  → 無理にいい人感盛らなくても・・・それともギャップ萌え狙いですか?!

 ・普通の住民
  「あんたたちは育ち盛りなんだから腹一杯食べていきな!」
  → まあわかる
  本作の住民
  「あんたたちにはいつも守ってもらっているから、食べ物を持っていきな!」
  → 本来子供を守るべき立場の大人が守ってもらってるとか・・・
    それにこれって「防風鈴」が要求していないだけで、この理屈だと事
    実上の用心棒代だよね?!
    それを美談風に語られてもなあ
    (それに「防風鈴」の喧嘩ぶりに熱狂して応援してるシーンとか、
     「何だよこれ?!」って引いてしまった( ノД`))

 ・主人公
  「喧嘩で成り上がるために底辺校へ行くぞ!」
  → まあわかる
  真面目な生徒
  「『防風鈴』は憧れッス。俺も底辺校へ行くッス!」
  → そんな自衛隊にでも入る感覚で底辺校を選ぶとかw親も泣いてるぞ

 ・上級生
  「街を汚す奴らは許せない!野郎ども、落書きを消しにいくぞ!!」
  → ええっ、自分達の学校は落書きだらけなんですが、それは放置ですか?!
    (まあ小奇麗な底辺校では様にならないのはわかるが、こういうガバ
     ガバなところがなあ)

 ・対獅子頭連
  「チームの存亡を賭けて5対5の団体戦で勝負だ!」
  → まあわかる
  「ただしチームを賭けるのは大将戦だけで後の4人は余興やぞw」
  → 何じゃそりゃ?!プロレスの興行じゃねーんだぞ!!
  勝負開始 → 「防風鈴」の圧勝で早くも3連勝!
  → 結局団体戦にできねーのは作者都合じゃねーか!! 

 ・対KEEL(途中で終わり)
  「仲間のピンチだ!助けにいくぞ!!」
  → まあわかる
  「クラス全員ついていくぞ!!」
  → もう学校って設定、ギャグにしかなってねーじゃんw

 まあ何か事が起こる度、その場の都合でストーリー創ってるって感じなんで
 ツッコミどころが発生するって感じですね。{/netabare}

一応「拳で語る」という王道っぽい展開ではありますが、随所に新規層を意識
した軽さが滲み出ていて、おっさんには「新世代ヤンキー漫画」という新しい
波に乗れなかったかなっと。
2期も決定のようですが、作画も堪能したしもういいかなっと。
これだけぬるぬる動くバトルシーンが描けるなら『修羅の刻』の「陸奥圓明流」
でも再現してくれないかなあ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

たいまん!

ファンタジーヤンキー×イケメンアニメで爽やかな味わい。
アクスタ販促動画だが流し見には勿体無いアクション作画。

女性向けのけいおんアイマスウマ娘的な推し活アニメなので難癖は無粋。
対象外には完全なる虚無なのはお互い様。萌えアニメよりもスカスカでいいのが推し活アニメ。

これからこういう理由でギャン泣きします!!可哀想でしょ!!ハイッ感情移入して!!とキャラを全力で説明するので脳死で観れる萌えアニメと違って、推し活アニメはカッコよければよかろうなのだ!!あとはこっちで妄想するから任せろ!!みたいな能動的な視聴態度が求められるのかも。余白というよりもはや隙間だらけなのだが、「いい素材だけ提供すればそれでいい!!余計なこと(バックグラウンドの詳細な説明)すんな!!」って感じなのかな。

奇妙な風貌ゆえ孤独なサクラは、不良たちが一般住民に慕われている奇妙な風景に遭遇する。彼らは風鈴高校の生徒たち。住民を脅威から守る盾、防風鈴(ウインドブレーカー)だった。

アクションがすげえマジすげえ。絶対スタッフに格闘技マニアがいるだろこれ。

爽やか風味のファンタジーヤンキーで胸糞は皆無。ヒーロー愚連隊、アシメ&オッドアイ主人公、オシャレ学ラン、英字のタイトル、ジャンプ準拠の解説キャラ等、生々しさを消臭したうえでヤンキーのアツさもあるいいとこ取り。東リべと違って職質リスクにも配慮した衣装デザインもグッド。こわくないよ。頭取には笑った。チンピラは肩書き大好き。わかってるねえ。

OPEDは対象外なのでなんとも。タイトルの皆で上着着るカットはカッコいいと思う。

13
最終回でいきなりモブの話?と思えば2期確定だからチラ見せ予告ってか。

これ普通モブでやる話じゃねえだろ。ベタなお約束だから多少ズラしたくなるのもわかるけど。しかし獅子頭連の時とトリガーが被る。設定上こちらから喧嘩売れないから弱者救済をトリガーにしないといけないにしても、連続で身内の話になってるので一旦街の外の部外者の話を挟んでもよかった気もする。多分そういうつもりでやってるのだろうけど…。

古典なら1年vs2年vs3年ってのが普通だが、学年混合でチーム分けされてる設定は珍しい。場面ごとにキャラを絞れて描きやすくなるし、見回りのための戦力分散という方便が成立する上手い設定。しかしあからさまに当たりキャラとハズレキャラがいるのがなんとも。ブラインド商法は滅べばいいと思う。

キモくないだけでふつう。ケチつけるなら桜が顔を赤らめるのがクドイくらいか。

結局キャラ紹介も半端なまま。2期も一応チェックはするかなあ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

64.1 9 先輩で成長なアニメランキング9位
僕の妻は感情がない(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (85)
232人が棚に入れました
社畜サラリーマンの⼩杉タクマは、家事をする暇がないため、家事ロボット「ミーナ」をリサイクルショップで購⼊する。タクマが「お嫁さんになってくれない︖」と軽い気持ちで求婚したことをきっかけに、ミーナはプログラムにないはずの⾏動をとるようになる。⾃らの機能を駆使し、出来る限り「お嫁さん」であろうとするミーナ。タクマにもまた、夫としての⾃覚が芽⽣えていく――。ミーナには本当に「感情がない」のか。⼈間とロボット、「夫婦未満の2⼈が夫婦の絆を築くまで」のハートフルストーリー!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

AIものの秀作だと思います。この作品の「気持ち悪さ」を忘れないようにしたいです。

 ミーナとマモルが結構可愛く感じるから不思議なものです。最終話の布団のシーンでミーナに母性が芽生えた感じすらしました。コミックスからの期待の作品でしたが、3か月かけてアニメで見ることにより、傍観者の立場からこの「家族」を見守ることができてよかったと思います。

 2020年代後半からはAIとの会話が現実生活において普通になってくるでしょう。その中でこの作品の意義は非常に大きかったと思います。もちろん問題点はこの作品内でも言われていますが、ロボットですから所有者を強制的に好きになるようにプログラムされることです。その「気持ち悪さ」を自覚的に描けたのが、この作品のいいところだと思います。

 この作品においては、かなりタクマミーナ夫婦を肯定的に捉えている社会です。ですが、それは人間を甘やかす世界でもあります。ぬるま湯につかった世界。生殖さえあきらめればこの生活でいいのだろうか。それを考えるきっかけをくれたと思います。高性能AIでなく、家電AIを配置したことで寂しさを紛らわせるのは、会話であるということも表現できていました。

 人間が人型の何かにより「アナログハック」された世界。つまり、目と口があるキャラを擬人化し寂しさを紛らわす世界。それはアニメーションを見ている我々と同様なのかもしれません。
 そして目に見えない「システム」によりすべてが自動化された便利な世界です。

 この作品も登場人物も嫌いになれませんし面白く描けていました。ただ、この世界観は肯定的には捉えていません。やはり、恋愛の痛みとか出産と育児などは人間を人間たらしめるものであると思います。その苦労なくして成長ができるとは思えません。

 しかし、そういう世界が間もなく来る…というかSNSとネットのエロコンテンツを妻としている現状と大して変わりはないです。その気持ち悪さをほのぼのコメディで見られたのは、大きな示唆だと思います。それだけ設定が緻密でよく考えられた作品ということでしょう。

 原作者は肯定的かもしれませんけどね。ここは誰が正しいとは言えないでしょう。ただ、生殖を忘れた世界はもう到来しています。その気持ち悪さを実感しましょう。

 作画も丁寧でした。オール5というほどではないですけど。マモルとミーナの声の表現もとても良かったです。ストーリーとキャラを5。それ例外を4としておきましょう。AIものの秀作だと思います。




1話 ミーナのデザインが秀逸な作品。アニメは可愛くて柔らかすぎ?

{netabare} この作品は1巻の表紙と題名でジャケ買いし全巻揃えています。内容は期待もしませんでしたし、このテーマはテンプレの事しかできないだろうなと思っていましたし、その通りでした。テーマはテンプレです。ですが、思っていたよりも面白かったです。

 買ってよかったのは絵とセリフですね。このロボットミーナの「感情がない」「家電」感と人間性がいいバランスで描かれていて、その点に関しては期待以上でした。そして、ミーナの描き方がうまいので人間性とは何かについて、ぼーっと読みながら考えてしまいます。

 人間がAIロボットと共存する社会は生成AI、チャットロボットが普通にリリースされている今、現実ともはやシームレスです。攻殻機動隊の世界はSFではなくなりつつあります。
 そうなったとき人間は寂しいのかより充実しているのか。多分将来我々の面倒を見てくれるAIロボットはクラウド型だと思いますが、本作のミーナはスタンドアロンなので、その点がいいですね。

 で、今期で一番楽しみにしていたので、ABEMAのプレミアムで先行を見ました。
 ちょっと不満点はアニメ版はミーナが可愛いんですよね。柔らかいといってもいいかもしれません。そうじゃない感があります。もっと家電感を出してほしかったなあ。
 目…瞳で表現していますけどね。そこは「ビートレス」「VIVy」などでも使われていた手法…というかヒューマンフォームロボットを描く常套手段です。見た目が家電なんだから、そこは必要あるかなあ?本作においては原作の作画の「硬さ」を再現してほしかったなあ。

 それと、冒頭、原作にはない職場のシーンがありましたが、パソコンの入力を手でしていましたけど、それはないんじゃない?という気がします。家電ロボットがいる時代なのに入力を手でやるの?と思いました。

 もっと淡々と描いた方が、原作の雰囲気が出たかな?いや、人間側は原作でも結構大げさか…まあ、そこは今後でしょうか。
 それと、テンポが悪いかも。失礼ですが2期期待の作品じゃないですから、連載が続くにせよ、アニメ作品として成立させるために原作者と組んでアニオリで最後まで描いても良かったような気がします。{/netabare}


2話 主人公は気持ち悪いですが真剣です。その真剣さに何を見るか?

{netabare} ああ、やっぱり面白いですね。AIの性能がそれほどでもないところに人間味の片鱗を感じます。

 愛情というのは、大切にしたいから大切にする主体的な感情であり相手が何ものか?というのは関係ないものでしょう。それは人形やぬいぐるみなどを考えればすぐにわかります。

 まして、反応を返してくれるとなればペットなどがそうですけど、これは十分愛情の対象になると思います。それがロボットだとしても愛玩ペットロスというのが実際にありますし、アニメでは「プラスティックメモリーズ」でその感情が描かれました。

 他人からの見た目や評価、自分の愛情の対象のカミングアウト、うその意味とかプレゼントの意味などいろいろ考えるポイントはあるのですが、やっぱりいいですね。

 もちろん、私から見ても家電を愛する主人公は気持ち悪いです。気持ち悪いですが彼は真剣です。その真剣さを笑うことはできません。そこに愛情の本質が見られるような気がします。

 AIが対人関係を通じて感情を得る部分ももちろんいいんですし、本作のヒロイン?は性能が低い故にわかりやすいし面白いです。が、やっぱり主人公タクマの気持ち悪さの中にある感情、愛情の本質は胸を打ちます。

 従来のAIものはAIに芽生えた感情ですが、今はもうAIはあまり遠くない未来に感情を持つだろうというのがSF的な前提でしょう。そこではなくて、そのAIとどう向き合うか?という作品が私は好きなようです。 {/netabare}


3話 トロッコ問題に見る抽象概念の発達、使命のコンフリクト。いいですね。

{netabare} 考えなければならないのはミーナは買われたということで、所有者=夫との関係性をどう考えるか?ですね。お見合いや戦前の結婚感と比較してもいいでしょう。この関係性は本物か偽物か。

 人間は所詮、制度や習慣、文化、道徳、生物としての行動原理などの構造にとらわれた存在であり、しかも欲望とは借り物でしかありません。そう考えたときにロボットからの形だけの愛情は本物か偽物か。

 今のところその視点で言えば、ミーナはロボットとしてのプログラミング上でタクマを特別扱いしているように見えます。ですが、主人を喜ばせたいというプログラムと自分料理ロボットとしての立場のコンフリクトが起きたりします。このコンフリクトをどう処理してゆくのかが、ロボットの愛情問題になるのでは?と思います。

 これは私はアイザックアシモフ氏の「ロボットシリーズ」特に「裸の太陽」「夜明けのロボット」などで考えさせられて以来のテーマです。そこのヒントになる本作は非常に興味深いです。

 また、トロッコ問題の扱いで、まだミーナには抽象概念の取り扱いができないことがわかります。これは一般人でもそうですけど、トロッコ問題の別解をドヤ顔で考える人にありがちですが、こういう哲学的課題を的確にとらえることができるかどうかは、高度な人間性の問題です。そこを原作者が意識していると思います。{/netabare}


4話 上位機種の憂鬱。何が読み取れるでしょう?

{netabare} 相変わらずキモいです。それはさておき、今回は上位機体が出てきました。なかなか可愛いデザインだと思いますが、そっちじゃなくて上位機種がオーナーにとって使いやすいのかが問われます。
 できることが多いですが、その分学習させるなどの下準備が必要と。つまり、道具として上位機体が使いやすくするためには育てなければならない、ということです…とまあ、ここまでは説明がありました。

 その先ですよね。果たして上位機種の方が感情を持ちやすいのかどうか。表情、身体、さまざまな機能、もちろんAIも性能がいいのでしょう。可愛いと判断し、それを表現する機能も持っているようです。ただ、それはセンサーとアルゴリズム、フィードバック、インターフェイスの問題です。
 では、愛情のアルゴリズムは果たしてどこにあるのか。脳…つまり電子頭脳の処理速度や複雑さなのか。肉体が人間らしい方が感情を持ちやすいのか。その辺を考えてしまいます。

 なんとなく、今回の表現だとスーパーミーナは表現は豊かだし、自然で複雑な動きもできます。ですが、どうもそれは性能故ではないか。ミーナの方が感情・愛情の学習が進んでいるのでしょう。だからこそ、ミーナと会話がしたかったんだと思います。 {/netabare}


5話 人間に近い柔らかさがなぜより高価なのか。

{netabare} ロボットとのコミュニケーションには当然ですが、素材の問題は出てくるでしょう。インターフェイスとしての素材問題です。例えば猫や犬とのコミュニケーションには毛や肉球などの手触りという圧倒的生物感があります。一方で、ピーナッツシリーズのライナスなどは毛布が手放せなかったりします。柔らかい安心感…ですね。やはり人間あるいは生物にとって柔らかさというのは重要なのでしょう。

 一方ロボットですが、そもそもなぜ高級品だと柔らかいのか。丈夫さや機能性からいえば硬い方が合理的でしょう。でもやっぱり人間に似ている何かを探しているということでしょう。
 スーパーミーナが100Pで素材と表情のバージョンアップで70Pでした。どれくらいの部分にコストがかかっているかわかりませんが、スーパーミーナの価値の多くは素材ということです。また、そこに表情も含まれています。つまり、やはり人間は人間に近いものを愛するということになるのでしょうか?この値段設定はテーゼとしては絶妙ですよね。

 ですが、愛情が先にあった場合はどうでしょう?そのままの君でいて的にもともとの個性を大事にするのか。それとも人間に近い柔らかいものを愛するのか。

 キスの問題も当然出てくるでしょうね。人間にとってもっとも意味がない行為であると同時に、もっとも感情的な行為でもあります。そりゃあ意味を知らなければAIには理解不能でしょう。

 その先にある肉体的な接触や性交の問題にもなってきますが、どうなんでしょうね? {/netabare}


6話 CLタイプの家族登録の例がないというのは少し不自然な気がします。

{netabare} CL型を家族として登録した例はない、というのが少々引っ掛かります。ここは「不思議なことに一定割合で存在する」が自然な様な気がします。人型のコミュニケーション可能なツールに感情がわくのが自然とした方が、この作品の設定上はリアリティが出る気がします。ミーナの家電度というか機械度がアニメだとわからないですけどね。想定しているのが相当金属的なのかもしれませんが。

 スーパーミーナは感情を実際に持っているのかどうかがちょっと気になりました。高度な処理機能を持っているとのことですけど。スーパーミーナなら気持ち悪くなくて、ミーナなら気持ち悪いの境界線ですね。

 やっぱり別れのシーンで健康に気を使うセリフですよね。プログラムなのか後天的なものなのかわかりませんが。なかなか良い演出でした。そしてあのセンジュがフリーズしたシーンも良かったです。

 これは文句ですが、さすがにアニメ化に際しては自動運転でしょう。原作では運転しているシーンはありませんでした。1話の残業してのデータ入力シーンといい少し制作にSF心が足りなくないですか?{/netabare}


7話 生物の定義は自己複製ですが、ロボットは生物足りえないでしょうか。

{netabare} 生物の定義はなにか?という話がありますが、自己複製という定義があります。その他は、外界との区別と代謝ですので機能的な話です。

 としたとき、一般的に考えれば同型機が外部の工場で生産されることは自己複製と定義できないかもしれません。しかし、もし自分の設計図を工場に持ち込んで意図的に複製するAIロボットが登場したら?どう定義すべきでしょうか。
 遺伝情報とは所詮生命の設計図ですから、ロボットの設計図と大して違いはありません。つまり、ちょっと強引ですが自己複製を意図的にAIロボットが企んだとき、それは生命と呼べる可能性がある、ということです。SFで言うとホーガンの「造主物の掟」がその辺を示唆した話になっています。
 これの行き着く先はロボット人間の世界になると思います。また、シンギュラリティとは、この状態をいうのかもしれません。

(なお、現状ウイルスが生物の定義から外れたのは、この自己複製を外部の宿主にゆだねるからです。代謝も同様です。ですが、ウイルスはDNAやRNAを複製させるために特化した存在です。ウイルスが生命でないという定義もロボットと近しいころとがあるので、一緒に考えると面白そうです。私としては「利己的な遺伝子」的な考え方で、むしろ生物とは遺伝子を後に残すためにある存在と思っています。ですので、ウイルスも生物だしロボットもシンギュラリティを超えれば生物的ふるまいをする気がしています)

 さて、本作ですが今回はロボット自身は意図はしていませんでしたが、自分の思考あるいは論理プログラムのようなものの複製がほかのロボットに不完全な転写が起きたケースです。これもやはり自己複製の一種と捉えることができます。ハード的ではなくソフトウエアとしての複製ですね。ロボットのアイデンティティの定義をボディでなくソフトとデータとした場合、これも十分生物としての定義を備えます。しかも、人間であるタクマの性質も含んでいるということで疑似的に進化するための要件も備えています。

 まあ、正直かなり強引な展開だとは思います。思いますが、この様な点を押さえておそらくはこの原作は描かれていると思います。この話と同時にロボットの成長として、ミーナが改造されました。これも疑似的な生物の特徴になると思います。

 7話はその辺に思いをはせればいいのではないでしょうか。そして主人公のキモさは全開ですね。本当にこの男はキモいですが、このキモさが新しい人間の豊かさの一つの形なのかもしれないという示唆は受け取れます。

 それと人間で考えると子供は出来が悪いから可愛いというのを思い出させてくれます。{/netabare}


8話 AIの学習(深層学習)とプログラムの差とは?

{netabare} マモルの学習問題で何を描いているかといえば、もともとの機能はプログラムです。アルゴリズムに基づきセンサーで測定し指定された動作と条件分岐を繰り返し答えを出すだけです。これが健康状態を把握するという機能になります。

 ですが、マモルはプログラムを利用しにいかないために、学習する必要が出てしまいました。この学習というのが、ディープラーニングという技術です。まあ、私も付け焼刃なのですが、この学習させるというのが非常に面倒だそうです。その辺を上手くマモルを使って描いていると思います。緊急時にはプログラムにアクセスに行くというのも面白い設定です。
 この学習能力をまるで好奇心のように描いているのが面白いところで、子供らしさとリンクしてきます。

 また、7話のレビューでロボットの生殖問題を論じましたが、今回はっきりと子供の製造が禁じられていると明言していました。つまり、生殖ができるロボットあるいはAIは疑似的に人間になることができる、ということを原作者はちゃんと押さえているということだと思います。

 一方で、ミーナはマモルが一緒に寝るのを邪魔しました。ここがミーナにまだ母性がないことを表しています。マモルを学習させることもタクマの命令だから、というところにとどまっています。ここがこれからどうなるかですね。

 そして、ミーナから流れる用途以外のCMですね。これは近未来において非常にリアリティのある設定です。現在でもフリーソフトで有料版に切り替えるまでCMが流れるものがあります。これなら、プログラムの書き換えやハードウエアの交換することなく、ローコストで効率的にAIロボットの用途を絞り、また試用した結果の購入につなげることができます。

 ロボットの権利のような概念の芽生えも言及されていました。{/netabare}


9話 ミーナが特殊機体だと含意が浅くなる。廉価版の普通の機体であってほしかった。

{netabare} 妻の元カレの話を聞いてはいけません。一生引きずる傷になりかねません。まあ、今回は女子同士の秘密の話合いで安心しました。
 
 さて、この作品の原作を大変気に入っているですが、今回のミーナが特殊機であるというのはいただけません。せっかくミーナという廉価の料理専用機体でも人間と愛情を持つ可能性がある、という夢というか妄想といかAIと作る未来のような前提が崩れてしまうからです。

 特殊機というより試作機ですが同じことです…と思っていたら、試作機だとちょっと意味が変わることにアニメを見て気が付きました。ミーナシリーズの設計思想に共通のプログラムが隠されているとすると、ミーナシリーズ全体の可能性になります。

 ですので、この話は意図としては個体としてのミーナの話だとは思うのでが、ひょっとしたらミーナシリーズ全体に共通の記憶が隠れている。そして、外部からの参照なのでプロテクトがあまく今回友人関係にあるミーナの中に眠る「共通記憶」をスーパーミーナが読み取れた、という解釈もできます。

 記憶領域の設定があるので、決してそういう意味ではないとは思いますが、そういう解釈の方が、人類とAIの可能性の夢が膨らむかなと思いました。
 さすがにミーナネットワークみたいなものがあって、共通の無意識記憶の広大な領域が形成されてる…という解釈は妄想でしょうね。宇宙のイメージにそういう解釈をちょっと考えてしまいました。その方がすっきりする気はします。{/netabare}


10話 AIと学習、交通ルール、そして法体系。コミュニケーション手段とAI

{netabare} ちょっと自動運転を考えてしまいますね。グーグルマップがゼンリンの地図からAIによる深層学習になったとき、一時精度が落ちたのを覚えている人もいると思います。スーパーミーナの設定にもありますが、深層学習というのは初期だと一見役に立たないものです。

 また、通信障害がある場合の自動運転車を想像したことがあるでしょうか?同じようにポンコツになる可能性を考えてしまいます。本当に自動車はネットワークに依存していいでしょうか。

 信号を無視できないAIロボットのアルゴリズムとか、もし事故が起きた場合の罪状、裏にあるAIロボットの道路交通法などに発想が飛びます。

 本作のキャラに話を戻すと、ミーナの間抜けさがなかなかいとおしく感じますね。今回はいつもよりもむしろ感情を感じました。また、マモルとのペアも少しずつデコボココンビ的な感じも出てきました。
 それと冷凍食品のところで自分の失敗をごまかすところもなかなか人間的です。家電だったミーナに何が起きているんでしょうか。

 スピーカーが壊れたときのコミュニケーションは、風邪をひいた家族との会話みたいですね。マモルの褒められたときの上を向くのは母親似ですね。それともロボットの特性なんでしょうか。

 情報処理や画像処理でいろいろ示唆に富んだシーンがありましたが、その辺を上手くマモルとミーナのギャグにしていたのが面白い回でした。

 あと、お風呂のオキシトシンのところで「ビートレス」で出てきた「アナログハック」という概念について、考えるべきだと思いました。この話全体にいえますが、「人型」ロボットに対する心理と効果ですね。道具存在として家電を人型にする意味はどこにあるか。そして愛情とは何か、何に向けられのか。ロボットの側の問題でなく、人間の脳内物質や深層心理が原因なら、人以外へ向けられた愛情は本物では?などを考えてみたいですね。{/netabare}


11話 いよいよラストで語られることの前提がそろいました。

 さて、なかなか本質に近づいてきました。「好きになることを強制されたロボットの愛情は本物か?」おじさんの言っていることはすごくまっとうです。また、2人の関係性の代替可能性についても言及していました。そこに、ニーナの反論として「私とタクマの自由だ」と言う言葉がありました。
 タクマも現状の問題を自覚しています。「女の子に相手にされないから、ミーナを奥さんにしたとみられても仕方がない」これもある面で真実です。そして、母親の「人間も奥さん用にはできていない」を加えるとどうなるか?です。

 人間とロボットの夫婦と考えると違和感がある2人の関係ですが、じゃあ、人間の結婚、夫婦を考えた場合と何が違うのか。その辺を踏まえて、次回この作品の主張が語られるはずです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

幸せのカタチの多様性

恋愛感情はもちろん、結婚願望だってがっつりある。
言うほど人嫌いじゃないし、仕事も真面目に向き合っている。
それにLGBTQ+なわけでもない。
それなのに、人間の異性には関心が向かない・・。
それゆえに、ロボットには心を惹きつけられてしまう・・。

タクマはパラフィリア(性的倒錯)なのかしら?
初めはそう思いました。
でもちょっと違うような気もするし・・。
どうやら、オブジェクトセクシャリティー(対物性愛者)のようです。



以前、ボーカロイドの初音ミクと挙式した人のニュースを目にしました。
キャラクターに強い恋愛感情をいだくことをフィクトセクシャルと言い、ミクは3Dのホログラムでもあるので、デジタルセクシャルとも言えそうです。

印象的だったのは「彩りと癒しに充実した生活です。」とコメントする満面の笑みでした。
あれから6年、ミクは15センチのホログラムのほか、等身大のボディも得て幸せに過ごしているそうです。

フィクトセクシャルという指向性が、日々に安寧をもたらし歓びに包まれるなら、それはとても素敵な人生だと思います。



ある企業では、そうした人向けに "結婚証明書" を有料で発行するサービスを提供し、すでに多くのカップルが成立しているそうです。
一途な純愛、複数キャラとの重婚、逆に複数のユーザー間でキャラが被るなど、愛の形はさまざま。
意外だったのは、申請者のうち9割が女性ということでした。
どんないきさつでそうなったのか、ちょっと伺ってみたい気持ちです。

この現象、実のところなかなか侮れません。
というのも、一般財団法人日本児童教育振興財団の日本性教育協会の調べ(2017年)によると、ゲームやアニメの登場人物に恋愛感情を持つと答えた大学生は、男子で14.4%、女子は17.1%なんだそうです。

7人に1人という数字は、もはやオタクの域を超えて、ひとつの社会的な潮流を成していると感じます。
3か月ごとに量産される膨大なキャラの現状を鑑みると、フィクトセクシャルの予備軍は、今後、加速度的に増えていくのでは?と思います。

なぜなら、アニメを楽しむのは子どもだけではない(年々絶対数が増える)し、子どもの人口は減るばかりです(増加因子が相対的に増える)ので、当然とも言えるでしょう。
この調査は6年ごとに実施され、初回時からずっと右肩上がり。
2023年度の調査結果も気になるところです。



そんなフィクトセクシャル(オブジェクトセクシャル)への指向性が、この先、アンドロイドにどんな機能を求めるようになるでしょうか。
●iriや●lexaなどが搭載され、ミーナやサミィ(イヴの時間)の家事支援はもちろん、介護支援機能なども備えるなら、生身の人間と遜色ないパートナーになりえるし、素晴らしいコンシェルジュとして傍に寄り添ってくれるでしょう。

先駆者はいつだって奇異の目にさらされるものですが、夢の大きさ、志の高さ、愛の豊かさをもってすれば、いずれは誰の目にも理解できる文化的土壌が出来上がるものです。
最新のテクノロジーはさらに多くの選択肢をもたらすでしょうし、キャラクターはますます魅力的になるでしょう。
いずれは価格に手が届く日もやって来て、ミーナみたいな中古品市場も広がるはずです。

そんな時代になれば、老後に孤絶する寂しさを感じることもなく、また窮屈な施設に入所することもなく、住み慣れた我が家でむつまじく暮らせることも夢ではなくなるでしょう。
「おまえひゃくまで、わしゃくじゅうくまで」と愛をつむぎあい、命が尽きるその時まで看取ってくれるなら(これ確実ですね)、どんなに幸せな人生かと私は思います。



まさに、幸せのカタチ、恋愛の指向性は人それぞれ。

その意味で本作のタクマとミーナは、セクソロジー(性科学)の一端を担っているように感じます。
また、ヒューマンセクシャリティー(生殖という枠組みを超えた人間の性のあり方)を提示しているとも言えます。

本作のような生き方の多様性を探る思考実験は、狭義に解釈するなら、タクマとミーナの相関性に、新しいパートナーシップの価値観が見つけられる気がします。
あれだけピュアな間柄なら、AIが人間を学ぶ意義も高まるでしょう。
家庭内DVはもちろん、もしかしたら第3次世界大戦など、起こしようもないほどに。

ただ、広義ではもやもやが残りました。
フィクトセクシャルやヒューマンセクシャリティーの拡大は、家族の形どころか、社会のそれを一変させる可能性があります。
突き詰めれば、生殖行為がないことで、人口問題に影響が出るかも知れません。

まぁ、増えても減っても囃し立てるのが世のコメンテーターの常ですから、減ったら減った時のことですけどね。
そんな先のことはケセラセラです。



世界の幸福度ランキングは51位の日本(2023年)。
未婚、既婚、非婚であれ、DINKsであれLGBTQ+であれ、家族の形、幸せのカタチは、国が期待するものでも、国に期待できるものでもなくなってきています。

古事記にも「くらげなす漂える島」とあるように、カオス状態からの国産み(新しいコミュニティーづくり)には、どうしても必要なプロセスであることは明示済みなのですね。
その意味では、とどのつまり、ヒューマンセクシャリティーをどう捉えるのかを問うのが、本作の主旨であり、ねらいなのだろうと思います。

果たして、幸せのカタチの多様性は、どんな世界地図を描いていくのでしょう。
そのルート上には、どんな対人希求性(身近な人に何かを望むこと)が見つけられるのか。
はたまた、どんな対人相関性(誰かとの関係性を深めたり広めたりすること)を見出せるのか。

そんな問いに頭を悩ませながら、人間の好奇心は自律型AIロボットの研究・開発を続けるはずです。
試行と実践(実戦?)に右往左往しながら、いつの日か薔薇色の未来へと私たち人間を導いていってほしいものです。



ヒトが道具に求める価値は、それぞれの目的に合致しているかどうかです。
数ある品番からたった一つに手を伸ばし、選ばれた道具はその性能・機能を購買者に発揮しようとします。
指先からのフィーリングは脳を刺激し、取扱説明書の手順はゆるやかに感性と融合していく。
お互いに馴染むまでは四苦八苦しても、そのステップはライフワークへの満足感につながり、ライフステージを豊かにさせてくれるはずです。

人間の想像力は無限ですが、創造力は有限です。
だから、そんなイメージの世界をもっと自分に引き寄せ、より普遍化する作業を踏むことが必要なんですね。
それが道具と人との望ましい価値観づくりなのだろうと思います。

タクマの判断や行為が気持ち悪いというのは、現時点での感性の実相であり到達なので仕方のないことです。
ただ、それを未来から見返せば、きっとすっかり克服されてしまっていて、些末なことだよと一笑されているのかもしれません。

そうした階段を、三段昇ってはまた二段下りる試行錯誤に、AIの意味を探求し、AIへの評価を議論し、AIとともに知性を育み、AIともどもの感情を熟成していく。
そんな時間の経緯から、まだ知りえない基準や規範、まだ作りえぬ規律と調和とが形成されていくのだろうと思います。



ミーナは、そのためのメッセンジャーです。
いずれ迎える超高度文明への入り口に、多様な生き方へと多くの人類をいざなうことが、彼女らの本当の目的なのかもしれません。

重要なことは、高度な技術や便利な機能が、それぞれの人の幸せに寄り添い、支えるものになっているかどうか、そして、相も変わらず、他者の権利侵害には絶対的に使用できないという、ロボットの三大原則を当てはめることでしょう。

とは言え、いつの時代にも世界のどこかには困ったちゃんが必ずいて、自分さえよければという独善的な妄想に取りつかれては、虎視眈々と我が世の春を狙っています。
そんな輩こそ、何千年も昔の自国の歴史だけに固執して、あたかも当たり前のような顔で土足で踏み込み、手に入れるからには何人たりとも排除するという不遜な態度をとるでしょう。
だからこそ、より地球儀的に、より国際連携し、高い人権的規範をもったプランニングへとブラッシュアップするプロセスを構築することが重要になります。

日本のAIロボットの系譜は、本作のミーナはもちろん、古くは火の鳥復活編のレオナとチヒロ、2772のゴドーとオルガといった先人たちがいます。
手塚氏のそれはあまりに壮大で迂遠なので、答えの見つけようも途方にくれますが、本作の場合は小さなアパートの一室のことですから、案外身近なビジョンとして受け止められるでしょう。

そんな多種多彩な作品群から、人間とAIロボットの希求性や相関性のありよう、幸せのカタチの多様性を学んでいければいいなと思った次第です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

SFを批判的に読むべきであるとの主張に首肯する今日この頃…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.10.03

 最初こそ、主人公が気持ち悪く、狂気を感じさせる内容でしたが、家族を含めて周りが理解ある人達ばかりで、幸せになりました的なハッピーエンドでした。

 社会全体がロボットを家族にするのを推奨し、制度などを整備している世界だった様です。そのため、主人公の変態性も肯定された様です。ミーナが単なる量産型では無かったりするのは余分な設定だったと思います。

 人間は人口が減らない様に繁殖、再生産をして、社会を維持するために生きているわけではありません。だから、恋愛対象や家族のメンバーが異性である必要は無いのです。好きな様に出来る選択肢が増えることは良いことなのでしょう。

 ただ…、恐らく女性には人気が無さそうなのは、主人公が男性で、見様によっては自由意志を持っていない女性型ロボットを嫁にした…、ある意味究極の家内奴隷を獲得して、愛と言う名のオブラートに包んで支配している物語にも解釈出来るからかなぁとは思います。ジェンダー平等とは難しいですね。
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 4話まで観ました。2024.07.25

 牡丹燈籠的なホラー系ギャグアニメを期待していたのですが、3話で登場した妹のせいで主人公の狂気が希釈されてしまいました。

 ミーナは妹ともコミュニケーションがとれ、妹も可愛いと感じるロボ家政婦であると、作中で定義されてしまいました。

 これは良くありません。ミーナは主人公以外には人間と認識出来ず、主人公は会話が成立していると思い込んでいますが、他人から見るとガガガ…ピーという電子音に相づちを打ってる位のキモさが欲しかったです。

 そう!牡丹燈籠みたいに主人公は美女と付き合っているつもりなのに、他人からの見ると、骨(幽霊)とイチャイチャしている位の怖さが無いと、家電を妻にしていると言う狂気が伝わって来ませんね。

 4話で、主人公は家電に水着を着せて海に行くという社会から抹殺されそうな暴挙に出ますが、ミーナの上位機種のスーパーミーナを海に連れてきている少年の登場で、そんなに狂って無くない?という感じになってしまいます。

 どう考えても、危険人物として予防拘束からの保安処分されそうな主人公ですが、可愛い妹が味方についている上に、人間と区別がつかないほど精巧なスーパーミーナを連れている同好の徒の登場により、別に家電を妻にしてもエーヤン世界の住人っぽくなりました。

 これでは、ちょっと大人向けのロボ子ですね。もう、家政婦ロボットを性愛の対象にする文化がある世界で、ちょっと旧式を愛好しているプチ変人が主人公の日常ギャグに成り下がっています。

 あんまり狂気と変態性が表に出てドロドロしていると、商業作品として成立しないので、ギリギリの線を攻めていると評価すべきなのか?単なる日和見なのか?

 なかなか期待通りにいかないですね。もっとオラにヒリヒリする様な狂気を魅せてくれ!
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 2話まで観ました。2024.07.11

 フェチズムと言うか、純粋な狂気の世界と言うか…。ミーナが可愛く見えてきますが、視聴者も主人公の狂気で認識が歪んだ世界を共有させられている感じです。

 これ、アニメ制作側が狙ってやってるとしたら、新境地を開いてしまったと言えるかもしれません。

 ピクニックの途中、道端で主人公とミーナは女子高校生達に出会っていますが、この2人、特に主人公達をキモいとか思っていない様です。

 既にロボが生活に入り込んでいるからかもしれませんが、女子高校生達は、主人公が、まさか家事ロボットに欲情しているとは夢にも思っていない可能性があります。

 主人公にはロボットぽいけど女性に見えているミーナですが、他のキャラクターには、純粋に性別等無い移動式家電に見えているのかもしれません。

 公園で1人でブツブツ言いながら、移動式家電の前に座って食事している男性…。これだとかなりの危険人物ですが、介護ロボットに付き添われている要介護で危険度の低い人物くらいの立ち位置だと他人に認識されているなら、いきなり警察に通報されたりしないのも了解出来ますね。

 多分、介護ロボとお散歩している人が沢山いる世界なのでしょう。ちょっと若過ぎな感じもしますが、これだけ科学が発達しているので、見た目と年齢等の違いはさほど問題にならないのかもしれません。若造アバター的な?

 次回、主人公の家族が登場する様ですが、違和感無く主人公の狂気的認識の齟齬を処理出来れば、まさに次世代の骨太SFアニメと評価出来るかもしれません。楽しみです!
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 初回観てのレビューです。2024.07.03

 最近読んだ本に書かれていたのですが、SFというジャンル自体が男性ジェンダー化しており、女性を排除する傾向にあるので、分野の発展のためには良くこの差別構造を自覚すべきであるとの議論があるそうです。

 へぇ~と思っていたら本アニメですよ…。まさに男性ジェンダー化の権化です。飯炊はロボであっても女であるべきと言う…。本作品は未来の技術を描いているので、SF作品の範疇です。

 女性が主人公だと、出来る猫は今日も憂鬱の諭吉(ネコ)が飯炊掃除をしてくれますが、男性主人公だと、セクシーアンドロイドなんですね。

 延々と主人公が飯炊ロボにウザ絡みをする本作品、女性には全くウケないでしょうが、これがSFの抱える問題点なのだ!と批判的に観るのは可能そうです。

 すごいキモいけど気になる…。これが私も罹患している男性ジェンダー化の病なのか!?視聴継続です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

64.3 10 先輩で成長なアニメランキング10位
SHY 第2期(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (55)
151人が棚に入れました
21世紀半ば、地球から戦争が無くなった―― 各国に突如現れた超人的な力を持ち、平和を願う“ヒーロー”によって、世界は大きく変化したのだ。 新たに得られた平和を維持すべく各国のヒーローたちが活躍する世界において、日本の平和を担っていたのは、人前に出るのが超絶苦手な“恥ずかしがり屋”の少女ヒーロー、シャイだった。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

大人も鑑賞できる少年漫画。ヒーロー論を描けたし、キャラが良かったです。

 さて、最後まで見ました。正直7話くらいから少年漫画的バトルの展開になって、興味が薄れてきました。中断しようかなと思っていましたが、曖と昧の部分になってやっと興味が持てる展開になりました。

 正義と悪の二元論を相対化する話であることは刀が出てきた段階で分かります。それが最後にヒーロー論と結びついたのはなかなかいい展開だったと思います。
 正義の執行とはすなわち「正義という名目を持って行う悪」という矛盾です。そして個人で責任を引き受ける。その結果、自分が行っていること、つまり忍者全体の役割に対する疑念がわき、そして破綻する。

 姉妹間のコンプレックスの問題があります。もちろん曖から昧への才能へのコンプレックスはあるでしょう。ですが、闇落ちした自分にとって姉の能天気な能力への憧憬がまぶしく感じる。このお互いの立場に対する想いもありました。一方でお互いを想う気持ちの相克ですね。曖昧という名前の意味をどうとるかです。

 この2つを組み合わせるとシャイが今まで持っていた悩みとも重なってきます。1話でケガをさせてしまった出来事へとさかのぼれますし、スターダストにコテンパンにやられたことも思い出します。つまり、この作品で感心したのは、シャイがヒーローになる話のテーマ性を見事に内包していることです。その結果日本のヒーローとしての自覚を持つことになります。

 合わせて組織というか共闘の意味やリーダーであったことも孤独だったシャイにとっては一つの成長と言えるでしょう。シャイというヒーローの成長を連載漫画のアニメ化として、1、2期と合わせて一応の区切りをつけられた本作の結末と構成は良かったと思います。少し工夫すればここで最終回でもおかしくない話でした。

 昧の結末については過ちとか責任論をもっとひねれなかったかな?という気もしますが救済でもあるのでこれはしょうがないかな。

 このテーマ性のところに加え、日常回は素直に面白かったし、曖が可愛かったのでその点も良かったです。


 欠点です。スティグマ=ネガティブイメージのレッテル張りの方が今一つ説明できていない点が残りました。これはまあ連載ものの宿命ですね。アニメの制作というより製作の問題でしょう。

 それとやっぱりちょっと途中の少年漫画的バトル展開が冗長だったかなあと思わなくはないです。日常回と対になりますけどね。この落差が5~7話辺りのダレになったかな。

 ヒーロー・正義論はちょっとテンプレというか奥行きがないかなと。主義主張としてはありきたりです。


 ただ、テーマ性の奥行きの無さは感じましたが、シャイのキャラ造形が非常によくできていたので、このテーマ性がしっかりシャイの成長に重なっていました。ヒーローが孤独な女の子という組み合わせと、そのヒーロー=ヒロインの成長という点で大人も鑑賞できる少年漫画という位置づけでよくできた作品だと思います。

 全体としてはエンタメ性は5~7話が致命的になる可能性もある気はします。私はそこで心が折れかけました。1期も後半のバトル回は冗長でした。ただ、ヒーロー・正義論と孤独の痛みを2クールかけて結構綺麗に回収して描けていた点は評価します。

 そうですね。評価はキャラが曖が良かったし、何よりシャイが1期からの成長があってよかったです…4.5。ストーリーはよくできていましたが、バトルの減点とテンプレ感で3.5とします。作画は良かったです。動きがある系統ではないですが、綺麗な絵だったと思います、4。





1話 2期ですが実質第2クール。ここの畳み方が大事でしょう。

{netabare} なぜヒーローになったのか?とはつまり正義とは何なのか、自分はどうなりたいのかのどちらかが描かれるのでしょう。1期に引き続き心の闇問題もあります。そこを第3者の視点として記者が描く感じでしょうか。社会に貢献する一方で、そのヒーローによって迷惑をこうむる存在もある。

 王道のテーマですし、よほどうまく描かなないと視点の持ち方としてはかなり単純な構造です。エピソード、キャラのどちらかに魅力が出るなら、1期を見る限りでは面白い描き方はできる可能性はありますが、しかし、原作は確か20巻以上でてますよね。連載ものの宿命とはいえ、テーマもキャラも描き切れていない可能性が想像できます。

 制作者は苦労すると思いますが、この第2期はつまり第2クールの位置づけです。1期よりもよほどうまく構成して中途半端にならないようにしないと、その後が続きません。せっかく記者視点を入れるなら、風呂敷を広げすぎないでシャイその人に集中し、アニメとして一回綺麗に畳んでほしいなあと思います。

 それができなければ単なる販促アニメで終わってしまいます。

 エイトビットの割には…というとあれですけど、無理に作画に凝らないであまり動くわけでもないですが、丁寧だし何とか工夫して見られる画面になっている気がします。
 作品としての総合評価として、魔法科、ゆるキャン△3,転スラ3と残念感が強かったので、本作には何とか頑張ってほしいところです。{/netabare}


2話 萌えとエロに頼らないから話が面白いのかも。

{netabare} 前半は妙に面白い回でした。単発のゲストキャラ回でしたがという感じですが、そのゲストが面白いのと話の作り方がうまくて{netabare}ああ、先輩が幽霊だったのか…だまされた…と思った後2重でだまされました。{/netabare}

 今回ちょっと気が付いたのが、本作、エロと萌えが無い…無くはないけど不必要に多くないという方がいいでしょうか。少年漫画のレベルになっているというか。
 もちろん女子キャラは可愛くはありますが、性的な視線をまったく向けられないキャラ造形の気がします。コスチュームがちょっとエロいと思うこともありますが、すぐに視点が言動やストーリーに戻ります。

 今回の前半の話、男キャラ同士でやっても同じように面白いのではないかと思いました。女の子だからいいというのはありますけど、過剰でないから話が楽しめるのでしょう。最近シャイのキャラ、気に入ってきました。

 後半はまた新キャラですが、展開から言ってゲストというより話が展開するのでしょう。また、ぶっ飛んだ感じの展開ですが、そこを照れずにやるところが、いいのかもしれません。

 2期に入って妙に面白いんですよね。シャイのウジウジが程よく取れてきたのがいいのでしょうか。
 あるいは1期の展開・構成がスターダストとの闘いとか黒十字のピルツと山登りとかで、何がやりたいか見えてこなかったから過小評価していたのかもしれません。{/netabare}


3話 女子がメチャクチャ可愛いのだが?話も1期より面白くなってきました。

{netabare} 女子がメチャクチャ可愛くなった気がするのですが気のせいでしょうか?作画も良くなっている気がします。SHYその人が良いのはもちろんですが、今回の忍者の娘は非常に可愛いです。

 忍者の刀もちゃんと直刀で脇差サイズで作画されているし、刀自体も非常に綺麗でした。結構刀の作画って適当な作品が多いですが、こういうディテールにこだわっているととても好感が持てます。

 スタッフを確認しましたが、若干総作画監督に新しい名前があったり、作画監督も多少入れ替わっているようですけど、誰がすごい人とか言うのは全く知りません。特に今回、3話(通算15話)で強く感じました。

 で、肝心の話が面白いです。やっぱりこの作品、単話の積み重ねよりもちょっとまとまったエピソードでキャラを見せた方が面白いと思います。「鬼滅の刃」メソッドと言えばそうなんですけど、話が現代だしより内面に切り込んでいるのでこちらの方が私は面白く感じます。

 意外や意外というとなんですけど、ここまで面白い作品になるとは思いませんでした。{/netabare}



4話 心のダークサイドという面が新キャラと上手くリンクして描き方が良くなった気がします。

{netabare} 今回でかなり本作の見方がわかりました。要するにスーパーヒーローもののガワをかぶっていますが、シャイの成長や使命に対する自覚とゲストキャラの心の内と外、つまり自分のダークサイドとどう向き合うか、ということを見ていけばいいのでしょう。

 もともと、スピリッツも小石川さんの話もそういう話でその点に変化はあありませんが、こなれてきた感じです。今回のなかなか秀逸な新キャラが登場したのは、既存のキャラでは自分の描きたいものが描けないと思ったからなのかもしれません。

 で、物語の果てに、最後にはシャイその人が自分のダークサイドと向き合うことになるのではないでしょうか。

 ですから、ヒーローのファンタジー設定にどうこう言ってもしょうがありません。 {/netabare}


5話 話は面白いんですけど、演出とキャラが少年漫画なんですよね。

{netabare} 少年漫画的演出でちょっとずっこけましたが、少年漫画原作である以上はどうしようもありません。ジェンダー論が出てきましたが、若干ひねってました。男は強くあるべきにとらわれているけど可愛いものが好きだがそれを似合わないと否定する。女性のような見た目を嫌がるけど可愛いものが好きなことは肯定する。と、文章にしてみると大して違わない気もしますけど。結局男を表す手段の問題かな?

 トロッコ問題も遊びのレベルで登場しました。ヒーローのアイデンティティでどっちも助けるとなるのでしょう。

 本筋とかキャラ造形はとても良いと思うのですが、個々の言動やエピソードがちょっとわかりやすすぎるカリカチュアなんですよね。ここのチューニングがもうちょっと大人向けなら名作になった…かはわかりません。むしろ、少年漫画のフォーマットで徹底した方がよかったかな?いずれにせよちょっとチグハグ感がなくはないです。 {/netabare}


6話 同時に複数の敵キャラに焦点を当てない方が良いと思います。

{netabare} バトルシーンになると冗長になる気がします。ヒーローものですから仕方ないですけど。それはなぜかといえば複数のキャラが登場してそれぞれがいろいろ語りだすので、ゴチャゴチャしてしまいます。
 せっかく曖といういいキャラがいることですし、曖と昧(あいまい?)の話に集中するためには、話の焦点を当てていればなあ、というのがものすごく惜しいです。

 この6話の前半は正直面白くはなかったです。後半の曖の話は良かったですけど。今回の電車でトロッコ問題その他何かが描けたかと言えば、読み取れるものがほぼないです。{/netabare}


7話 キャラの深堀り=「鬼滅の刃」メソッドで、物語が死んでゆく。

 中間なので総括と、最近の少年マンガ…いや、マンガ、アニメ、ラノベ含めて、「物語」が描けなくなっている点が本作のバトルにも見えるので、そのことについて論じます。

 敵と味方がバラバラに1対1で戦ってキャラの過去とか内面を見せるやり方は「鬼滅の刃」でメジャーになりましたが、私は正直このやり方が好きじゃないんですよね。物語の要素の1部あるいは理解を助けるパーツとしてエピソードが作れないから、キャラを付け足してバラバラにくっつけるしかないように見えます。
 別に「鬼滅の刃」だけに限らず、少年マンガその他の基本的方法の一つになっています。今だと「転スラ」がそれで作品が死んだ一番いい例かもしれません。

 そして、鬼滅ほど引っ張らないですが、アイドルものでも良く使われるメソッドです。このやり方は「物語」が描けなくなった日本のクリエータの衰退なのかな、と思わなくはないです。なぜかといえば本筋と主人公が圧倒的に弱くなるからです。主人公が単なる視点役、進行役、傍観者あるいは聖者になってしまうのが良くない点です。そして、この主人公の聖者化があらゆるジャンルで広がり、作品の視点が幼稚になっています。

 ひょっとしたら視聴者側のわかりやすい作品あるいは感動ポルノのニーズから流行っているのかもしれません。あるいは連載ものとして引き延ばしが簡単にできるからかもしれません。引き延ばすなら話を完結させて新しいテーマで新たに展開するのが「物語」ですが、その方法をとりません。つまり、1キャラで1物語しか作れず、新しい物語はリスクが高いという判断をしている気がします。さらに言えば1作者1物語の可能性すらあります。

 シャイの場合は同時並行的で深掘りが弱いので、バトルがすぐに終わるのが救いです。スティグマがいるので一見物語があるようですが「無惨」と一緒ですよね。抽象的な「強い敵」に堕してしまい、肝心のテーマ性が主人公と主たる敵から失われ、テーマが残っても言葉遊びになります。結果的に延々と続く最終回バトルを見せられて、畳むにたためないか良くて感動ポルノにならざるを得ません。
 
 日常パートのキャラ達が可愛いので、見ていますが、この敵とのバトルが本当につまらないです。


 

 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

日常回は◎!バトル回は△…。なんのためのヒーローものなのかなぁ…。

 最終話(12話、通算24話)まで観ました。2024.09.28

 まぁ…、ぶっちゃけ駄作ですね。自称ヒーロー とヴィラン的なワケの分からん連中が一般人に迷惑をかけながら争うヤツです。これはアニメが悪いと言うより、原作からの問題です。

 結局、意味不明な連中が争う茶番でしか無いのに、無理矢理ヒーローの活躍で地球から戦争が無くなったとか言う設定をぶち込んで、大事にしているのが間違いです。

 キャラの深堀りとか以前に、世界観がおかしいです。ヒーローのせいで戦争が無くなった世界なのに、暴力を独占している国家権力がそのまま存続しているのは矛盾しています。

 ヒーローは国家主権を侵害しているわけです。戦争は悪夢で悲劇で避けなければなりませんが、交戦権の放棄は主権国家であることの放棄です。

 国家間の問題解決に武力を用いないと宣言した、平和憲法を持つ国は日本以外にも存在します。敢えて交戦権を行使しないという選択をしたなら良いですが、この世界の場合は、ヒーローの暴力により、国家が交戦権を放棄させられたってこと?

 国家が軍隊を組織しようとすると、ヒーローがやって来て、軍人は皆殺しにされるんか?それともヒーロー毒電波で人間は洗脳されているのか?どちらにしても、主体性は奪われています。

 フィクションであったとしても、現代の世界を構成する思想や仕組みを否定し、ヒーローを仮構して物語を作っていけば、どうしても矛盾が生じます。

 それを回避するために、キン肉マン等は超人が人間とは無関係にプロレスをしている訳で、歴史や過去の作品に学ぼうという態度が見られない作品は、やはり矛盾まみれの駄作にならざるを得ません。

 SHYや忍者娘程度の露出でちんちんがイライラするピュアな小中学生向け程度な物語でしか無い気がします。
………………………………………………………………………

 11話(通算23話)まで観ました。2024.09.17

 ワケの分からない忍者ファミリーとSHYの友情パワーで何とかなりました。何この超展開?

 キャラの闇落ちでグダグダやるのを1期からずっと繰り返していますが、世界観がいい加減なので、何でこうなるのか意味不明です。

 ヒーローでも無い忍者がキーパーソンになるなど、話に詰まるとヤクザが出てきて暴れて有耶無耶にする往年の梶原一騎原作みたいな駄目さを感じます。

 後1話でこの悪夢も終わります。キャラはカワイイのに中身が無い…。真夏の夜の夢だったのかな…。
………………………………………………………………………
 9話まで観ました。2024.09.03

 なんてつまんねーアニメなんだ!原作も読んでみましたが、原作漫画もつまんねー!

 原因は、はっきりしています。ヒーローとヴィランの立ち位置が不明確だからです。

 今回、新キャラの忍者娘の妹が闇堕ちしてヴィランとして登場しますが、なんで忍者なんて言う非合法殺人集団が存在するの?

 ヒーローのおかげで世界は平和になったんだろ?人を殺し過ぎておかしくなったキャラなんて存在する余地があるのか?戦争は駄目だけど、大量殺人は良いの?警察は何をしてんの?

 ヒーローもヴィランも、人間に対する影響力が不明です。ヒーローは別に人類を支配している訳では無いため、ヴィランもヒーローに勝っても、それからどうするのか不明です。

 だから、ヴィランが勝つと人類の心が悪の方向へ行く様だとか云々くだらない主張をします。バカなの?

 キン肉マンみたいに、超人と人間が基本的に関係無い感じにして、超人達は基本的にリングで戦い、人間は観客として見ているだけという、プロレス的な世界にすれば良いのに、変に高度行政国家群が存在する現代を舞台にするからおかしくなるのです。

 さらに、nyaroさんがレビューされている様に、戦闘も基本的に回想回想でテンポが悪いです。この、敵味方を掘り下げていく手法を悪いとは言いませんが、鬼滅の刃や推しの子みたいに、最低限本筋に関わるならまだしも、意味不明な奴らのサイドエピソードなど、ウザいだけです。

 アニメとしての出来は悪くないため、こんな視聴者を選ぶ、一般ウケしない様な原作をコストをかけてアニメ化する意味があるのか、不思議でなりません。

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 7話まで観ました。2024.08.29

 以前も書いたけど、ヴィランの魅力がなさ過ぎます。ヒーローに魅力が無いので、ヴィランにも魅力が無いのでしょう。

 そもそもヒーローの存在が定義出来ていません。ヒーローによって戦争が無くなったと言うが、どの様な状態になったのか?

 ヒーローが存在する国と不在の国は何が違うのか?後進国にはヒーローは居ないという理解で良いのかな?SHYはなぜ日本のヒーローなのか?誰が認めているのか?社会的な位置づけは?ただ、超人が世界を転がしているだけでは?

 ヴィラン達はただキレているだけで、行動原理が不明すぎます。ヒーローに恨みがあったりする訳でも無く、敵対する理由が意味不明です。

 何と言うか、バトルに魅力がなさ過ぎなのは、ヒーローものとしては良く無いですね。

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 5話(通算17話)まで観ました。2024.07.31

 SHY達の可愛さもあって、1〜4話までの日常回は結構楽しめました。しかし、ヒーローとして活躍する5話は微妙な感じです。多分、以降は1期みたいに微妙な話が続くんでしょうね。

 このアニメ、敵対組織に単純に魅力がありません。構成員の怪人達は、単純に悪と言うわけでも無く、コミカルな部分もあり、組織の背景も目的も曖昧です。

 良く分からない主人公達のヒーロー組織と、良く分からない悪役組織が戦っても、良く分からない戦いにしかなりません。

 少年漫画なら、得体の知れない超人達でも、格好良かったり、ちょっとセクシーなキャラが戦えば、少年達は胸と股間を熱くして熱中しますが、深夜アニメでやられてもねぇ…。

 早くつまらないヒーロー編は終了し、日常回に戻って欲しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

「出来の悪い茶番」の一言で説明できる作品

【物語】 1.0 / 5.0
 第1期から継続して視聴しているが、全編通してあまりにも茶番が過ぎる。随所に挟まるしょうもない小話でシリアスをごまかすのは原作者の悪癖なのだろうか、と邪推するほど。
 また、バトルアクションものがやりたいのか、百合がやりたいのか、ヒーローによる勧善懲悪ものがやりたいのか、とにかく作品全体の方向性やその温度感が行方不明。
 どれか一つに振り切っていればいいものの、アレもコレもと詰め込んだ結果どれをとっても評価に値しない内容になってしまったという印象。
 シナリオ構成に関しては、評価すべきところが見当たらない。

【作画】 2.0 / 5.0
 作画が良いシーンと悪いシーンにはっきりと分かれており、だからこそシーン毎の出来の差が目立つ。
 また、アクションシーンに耐えうる作画陣ではないように見える。
 演出面にも難があり、そのせいでアクションシーンやシリアスパートの、悪い意味での茶番っぷりが際立ってしまうことがままある。

【声優】 2.5 / 5.0
 声優の演技力に問題はない。
 むしろ、身の丈にあっていないキャスティングのせいで悪い点がより目立ってしまっていると言える。
 演技力のあるベテランを起用し、ネームバリューで視聴者を呼び込もうとするプランなのかもしれないが、悪い意味での茶番っぷりが彼らの演技力によって際立ってしまっており、ムラのある作画と、いまいちピンとこない演出・構成が声優の演技力に追いつけていない。

【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。

【キャラ】 1.5 / 5.0
 原作のせいなのか脚本家のせいなのかは知らないが、キャラクターの情緒があまりにも不安定すぎる。作品の方向性に芯が通っていないのだから、当然、キャラクターに芯が通っているわけもない。
 この『芯が通っていないキャラクター』も、作品全体の茶番っぷりに拍車をかけてしまっている。
「どうせ次のシーンには、脈絡なくけろっと立ち直ってるんだろうな」というように、キャラクターのあり方に信用を置くことができない。
 はっきり言って、魅力を感じるキャラクターは皆無だった。



【総括】 8.0 / 25.0 (平均 1.6)
 タイトルおよび各部門のレビューにも書いた通り、全てがとにかく「茶番」である。
 話に一つの着地点があらかじめ決められており、そこに向かってチグハグな構成で何も考えずに突き進んでいるのを延々と見せられている、という印象を受けた。
 また、「とりあえず百合っぽいことをしておけば、視聴者は溜飲を下げるだろう」という制作側の怠慢のようなシーンもいくつか見受けられる。
 このやり方はヒーロー系作品という土台に唾を吐き捨てるかのような思想であり、ジャンル固有の『熱さ』のようなものは一切ない。むしろ中途半端に百合要素をねじ込んだせいで、作品全体が妙にねっとりとしてしまっている。
「で、結局この作品は何がしたかったんだ?」と視聴者に首をひねらせる、全然面白みのない作品である。

・追記
 最終回まで確認したが、改めて茶番だった。全然面白くなかったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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