2023年度の優等生TVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

80.3 1 2023年度の優等生アニメランキング1位
スキップとローファー(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (404)
1206人が棚に入れました
地方の小さな中学校から、 東京の高偏差値高校に首席入学した岩倉美津未。 カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独特でちょっとズレてる。 だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。 知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。 ときどき不協和音スレスレ、だけどいつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【最終】モブ顔に騙された! →意外としっかり人物描写された青春群像劇

【レビューNo.66】((最終レビュー)初回登録:2023/6/21)
コミック原作で2023年作品。全12話。
正直1話の段階では切るか迷ったが、お付き合いあるレビュアーさんの勧めもあり
「癒し枠」位で保留の予定でしたが、2話で評価が一転。これは侮れない作品かも。

(ストーリー)
岩倉美津未は中学卒業を機に、石川県のはしっこから東京の高偏差値高校へ進学した。
(高校を首席入学する位成績は優秀)
理想に燃えて鼻息も荒く、胸躍らせて初日の登校を迎えるも、いきなり都会の洗礼を
受け道に迷う事態に。そこで同じ学校のイケメン男子・志摩聡介に出会い、無事ピン
チを切り抜ける。美津未の周りには聡介をはじめ、個性的な仲間が集まりだして・・・

(評 価)
・第1-2話:意外としっかりした青春群像劇の予感?!
 {netabare}・結構衝撃的なモブ顔の主人公
  率直な最初の感想がコレ。のちに美少女改変され、詐欺とまで言われた伝説のモブ
  顔「神のみ/小阪ちひろ」の再来かとwwwそんな容姿に加え、
  ・妙に気合が入っているが、どこか空回っている
  ・田舎育ちで純朴、天然なところがある
  ってことで、1話の段階ではこの美津未のドジぶりを愛でるような「緩い日常系癒し
  アニメ」かと思ったですが・・・

 ・意外としっかりした青春群像劇の予感?!
  ところが2話になって、美津未の周りの人間模様が急にきな臭くなってきました。
  OP映像を見た感じでは、美津未の他には聡介をはじめ6人位が物語の中心になりそ
  うですが、今回気になった人物をピックアップ。
  ●江頭ミカ
   実は1話で気になっていたのですが、後ろの席で美津未が話かけても無視だったの
   に、美津未が聡介とIDを交換した途端、急にすり寄ってきたんだよな。
   やはりあれは伏線だったようで、2話では露骨に聡介狙いで、聡介と妙に親しい美
   津未が気に入らないらしく、妨害工作や美津未をダシに聡介に近づこうしたりと、
   嫌なキャラが目に付く。(当初は「誰も傷つかない優しい世界」をイメージしてた
   だけに個人的には意外な存在)
  ●村重結月
   クールビューティ系で近寄りがたい雰囲気があるが、純朴な美津未のことは放って
   おけないのか、ミカのことなどフォローはしていた。根はいい子っぽい。
   ただ他の人とはまだ壁がありそうで・・・
  ●志摩聡介
   草食系イケメン男子で人当りはよい。初っ端からいろいろやらかしている美津未に
   自分にはない(あるいは失った)何かを感じているようで、美津未には好意的。
   でも触れられたくない過去がある描写がラストになされて・・・
  各キャラとも何かしら心に葛藤を抱えているような感じで、これらのキャラ達が純朴
  で真っすぐな美津未と関わることで、お互いが成長していく「青春群像劇」っぽい物
  語になっていきそうな予感?!
  (個人的には「特殊設定と熱量を抜いた『ReLIFE』」的なものをイメージ?!)

 個人的には2話で評価が一転、俄然面白くなってきたという印象ですね。 
 正直今の段階ではなんとも言えないですが、ミカのようなキャラだったり、聡介が最後
 に見せた厳しい態度だったり、単に「緩い」とか「爽やか」だけでは終わらない感じで
 すね。意外と厳しい「インコース攻め」とかもあるかも。
 これは来週も楽しみです。{/netabare}

・第3話:作品の輪郭が見えてきたかな
 {netabare}・「ReLIFE」とは少し異なる青春群像劇
  やはり本作は、美津未と関わることで、お互いが成長していく「青春群像劇」とい
  うのが基本路線のように思いました。ただ前回
  >「特殊設定と熱量を抜いた『ReLIFE』」的ものをイメージ?!
  と書きましたが、少しアプローチは異なるようですね。
  ・ReLIFE:主人公たちが状況改善のために動いたりして、直接的にぶつかり合って
       お互いを理解し合いながら、成長していく。
  ・本作:美津未の純朴で真っすぐな部分に触れ、自分の心のわだかまり等に気づき
      内面と向き合いながら、第一歩を踏み出していく。
     (美津未がわかりやすい形で動くわけではない?!)
  まあ当然、全くぶつかり合いもなく全てが丸く収まるとか、そんなご都合主義の人
  間関係だけではないでしょうが、両作のキャラの魅力からすると、やはり方向性等
  は異なるんだろうなっと。

 ・今回も気になった人物をピックアップ 
  ●村重結月
   >ただ他の人とはまだ壁がありそうで・・・
   意外にもグループ内で上手くやっており、その辺りの空気を読んだコミュはきちん
   取れる模様。ただ自分のようなタイプを嫌う一定層がいることも理解している感じ
   で、やはり心に影がありそう。
  ●久留米誠
   今回の新キャラ。自分に陰キャという強い思い込みがあるようで、陽キャに対しコ
   ンプレックスを抱いている模様(結月や聡介は苦手なタイプ)。ただそういう自分
   を変えたいという思いも持っているようで・・・
  ●江頭ミカ
   美津未や誠に対し「引き立て役」と優越感に浸ったり、結月に「劣等感」を抱いた
   りと常に他人との比較に苛まれていたり、計算高さ等が垣間見れる。やはり作中で
   は、今のところ嫌なキャラ描写が目に付く。
   しかし彼女のもつ毒が、この作品の「緩さ」を上手く引き締めている感がある。

  終盤には、美津未に影響された誠が結月に「歩み寄りたい」という意思を表示、結月
  もそれに応える様が描写され、今後どういう関係になっていくのか楽しみですね。
  こうなるとやはり気になるのがミカ。一癖あるキャラだけに、美津未とどう近づいて
  いくのかが、今後の見どころになりそうですね。
  まだ3話ですが、予想以上に人物描写がしっかりしており、更に作品に対する好感度が
  上がりましたね。{/netabare}

・第4話:美津未はアインズ様?! なんか「オバロ」の”お約束”を観ている感覚
 {netabare}・前回から少し気になっていたんだが、
  ・久留米誠
   ・美津未:塩味とキャラメル味のポップコーンをほおばる。
    → 食わず嫌いで人の1面しか見ていない自分に気づく。多様性を認めることの
      大切さを理解する。
  ・高嶺先輩(生徒会のストイックなキャラ)
   ・美津未:バスの時間を気にせずマイペースな振る舞い
    → スケジュールに追われ周りを見ていなかったことに気づく。もっと心に余裕
      を持つことの大切さを理解する。
  なんかこの構図って「オバロ」の”お約束”
  ・アインズ:その場しのぎ等特に深い意味のない言動
  ・側近たち:「さすが、アインズ様。これにはこういう狙いがあるのですね!」
  ・アインズ:(えっそうなの?!)
  を見ているような感覚なのは私だけ?!
  よくいえば「美津未の飾らない自然体の振る舞いが、周りに好影響を与える」ってこと
  なんだけど、やってることがポップコーンを食べるとか、猫を拾ってくるとか、ホント
  くだらないことなんだよなあwww。むしろそこから学びを得る周りのキャラの方が、
  「お前らどんだけ優秀やねん!」って感じなんだがw
 ・高嶺先輩との絡みは、美津未の「先輩への一片の曇りのない尊敬の念」が彼女らしくて
  とても微笑ましく、また「正反対のキャラを組み合せることで起こる笑い」は王道なが
  らも丁寧に描いていたので楽しませてもらいました。

 正直思っていたものと違ってきたので「??」ってところはありますが、作品としては微
 笑ましく観れているので、今後の展開に注目ですね。{/netabare}

・第5話:ようやく王道展開、ミカ目線から美津未の人間性を語る演出は〇
 {netabare}・>やはり気になるのがミカ。一癖あるキャラだけに、美津未とどう近づいていくのか
  懸案だった「美津未×ミカ」回きましたね。
  ・美津未の方からミカにバレーボールの指導をお願い
   → ミカ「どうして村重さんじゃなく、私に頼んだの?」
     美津未「今まで嘘はいってないし、江頭さんの方が忌憚ない意見をいってくれそう。」
  だから、これが本来のあるべき姿でしょ。前回までの
  ・美津未:ポップコーンをほおばる →誠「私変わらなきゃ!」
  ・美津未:猫を拾ってくる →高嶺先輩「私変わらなきゃ!」
  って、一体何なんだよwww
  それと最後の「人格的にはそんなに褒めてないよ」はオチとして秀逸で、美津未の意外
  な一面も見れて面白かったなとw
 ・今回ミカのモノローグ等が多かったですが
  「私が嫌な人の名前を2つ覚える間に、彼女は親切にしてくれた人の名を1つ覚えるのだろう」
  「メンタル強!結局あの選択ができるんだから羨ましいよ。」
  「志摩君にないものは、ああいう子が持ってたりっするのかなって。」
  ミカ目線から美津未の人間性を語る演出はかなりよかったですね。
 ・ミカは「浮かないように周りに合わせていた自分」にコンプレックスがあったようで、
  それとは正反対の「素のままで周りに受け入れてもらえる」美津未に嫉妬や嫌悪感の
  ようなものを抱いていたようです。
  今後2人の距離がどこまで縮まっていくのかに注目ですね。
 ・あと「美津未×聡介」も流されるままに聡介の善意に頼っていた今の関係を見つめ直す
  描写もあり、こちらも美津未の今後の動向が気になりますね。

 正直3.4話の「アインズ様」展開は「??」な感じだったのですが、今回は「美津未×ミカ」
 「美津未×聡介」で正統な青春像群像劇っぽい感じはよかったかなっと。{/netabare}

・第6-7話:第1部(?)終了、新たなる展開の中盤へ
 {netabare}5話で「美津未×ミカ」を描いたことで、美津未との関わりが不透明だったキャラが一旦
 整理され、6話からは中盤に入ったのかなって印象ですね。
 やはり「ReLIFE」のような「熱さ」ではなく、日常系のような緩さやほっこり感もあるが、
 それでいて、この作品らしくしっかりとこの年頃の「葛藤」や「成長」を描いていくって
 感じの青春群像劇なのかなっと。

 ●×聡介
  ・美津未は「恋愛ビギナー?」らしく、聡介への気持ちが「恋なのか別のものなのか」
   混乱している模様。でも少なくても友達の一人として大切だと認識しているのは確か。
   一方の聡介も、「美津未は今までの女友達とは違う特別な存在」と認識しているが、
   それは「恋愛感情」かは不明です。
  ・あえていうなら「名前のない感情」みたいな?!
   でもそれがこの作品らくしていいのかなっと。最近の学園モノは「恋愛至上主義」的
   な作品ばかりな感じなので、こういう「恋か友情か曖昧ながらも、まずは『お互いに
   大切な存在』として、その気持ちに素直に従う」という関係性はある意味心地よさを
   感じますね。無理に恋愛を前面に押し出さず、「青春の1コマ」として自然体で扱う。
   そんな感じが、この作品にはちょうどいいのかなっと。
 ●×ミカ、×結月
  ・ミカは前回のモノローグで、美津未に対するわがたまりは大分氷解したように感じま
   した。ただ作中では、
   ・皆と打ち解けて仲良くしているようで、「夏休みの女子会予定」に自分も入っている
    ことに戸惑い(?)を見せる。
   ・6話で「聡介×美津未」を応援する描写をしながら、7話で2人で動物園に行く話を
    聞いて面白くないような描写もある。
   まだ複雑な心模様を見せています。ある意味ミカのキャラをよく表しているといえば、
   そのようにも感じられるところですね。
   美津未の相談に(いい意味で)少し毒を含んだアドバイスを返すなど、この「優しい
   世界」の中では少し異質なところが、個人的には嫌いではないですね。
  ・一方結月は始めから美津未に好意的だった分、ほとんど掘り下げされていないんです
   よね。(彼女だけが美津未に関するモノローグがない)
   でも前述した通り、「自分に一定数のアンチが存在する」ことを理解しているフシが
   あるので、今後その辺りからの掘り下げがあるかもしれません。
 ●×生徒会
  ・美津未は生徒会・書記に任命されたようで、活動も本格化した模様。
   生徒会といえば高嶺先輩ですが、生徒会長選挙で敗れたことにショックを受けている
   感じ( 現在副会長)。
   ただそこから彼女なりに立ち直り、(先輩への一片の曇りのない尊敬の念の)美津未
   の態度は相変わらずで、結構いいコンビですね。
  ・一方生徒会長の座に就いたのが、風上先輩。
   ・イケメンで陽キャなので、他生徒からの人気が高い。
   ・生徒会長になったのは「点数稼ぎ」と友達には話してた。(なので本心は不明)
   今後の生徒会活動の中でその辺りの掘り下げがあるのか、尺の都合でほぼ今回だけの
   キャラなのか。正直個人的には、どう受け止めたらいいのかわからんキャラですねw

 7話のラストで、聡介の知り合いのモデル梨々華が登場したり(何か一波乱あるのか?)、
 物語は夏休みに入るのでプライベートでの友達とのイベントや(石川への)帰省も予定し
 ているようで、今後の展開が楽しみな半面、(この辺でどの位尺を使うかによりますが)
 上記で中盤といいましたが、意外とキツキツな状況かもと少し気になるところですね。
 (「ReLIFE」は夏休みENDでしたが、夏休みENDにするにはちとエピソードが足りない
  感じがするので、2学期入りするのかなあ?そうなると尺がどうなのかと・・・){/netabare}

・第8-9話:予想に反し、あっという間に夏休み終わったな
 {netabare}>そうなると尺がどうなのかと・・・
 前回尺が心配と書いたのだが
 (8話)
  ・動物園
  ・女子会
  ・聡介×梨々華
 (9話)
  ・石川への帰省
  と一気にイベントを消化したので、いい感じの尺配分になったという印象ですね。

 ●美津未×聡介
  2人で動物園ですが、行く前はラブコメ展開を匂わせながらも、いざ始まってみるとな
  んか恋愛より友達モードって感じでしたね。まあそこが本作の良さでもあるのですが。
  ・途中で帰ることに申し訳なさを感じる美津未
   → 聡介「またくればいいじゃん」
  ・帰り際に聡介の弟のことで、複雑な家庭環境を思わせる描写(お土産を渡しづらい)
   → 美津未「志摩君からもらうから嬉しんだよ!」
  今は友達として、お互いを思いやる関係が心地いい感じですね。

 ●ナオちゃん(美津未の叔父(?)で東京での保護者的存在)×ミカ
  動物園尾行や女子会等、ミカは自分の感情が上手くコントロール出来ていない行動が目
  につきましたが、ナオちゃんが大人の目線からいろいろとアドバイスするという新しい
  名コンビが誕生した感じですね。
  たしかにナオちゃんのアドバイスは、美津未らには出来ない内容ですし、ここでナオち
  ゃんが美津未以外のキャラと絡むのは、物語の幅を広げる上でもいい展開だと思います。
  今後も「ナオちゃん×ミカ」の絡みがあると面白いかな。まあ直接会えなくても、スマ
  ホでやりとりなんかでもいいですし。

 ●×結月、×誠
  女子会でついに結月の掘り下げきましたね。でも意外とあっさり終わった印象。やはり
  その容姿等から恋愛のイザコザに巻き込まれる等があり、中学では空気を読んでばかり
  だったようで、その反省から高校では肩に力が入り、少し近づきにくい雰囲気はそれに
  起因していたようです。なので今の友達関係が心地いいと。
  それにしても誠は、マイペースで意外と強心臓だな。女子3人がおしゃれの話をしてても
  、興味なしで会話に入る素振りすらなかったしな。一番この友達関係を謳歌してるのは
  意外とか彼女かもw
  (それにここ2話は「僕ヤバ・山田」ばりに、やたらお菓子を食ってた印象w)

 ●聡介×梨々華
  子役の頃から付き合いがあり、その頃梨々華が大きく炎上する事件が起こったのだが、
  その原因を作ったのが聡介であると、梨々華はずっと根に持っており、聡介もどこか負
  い目を感じている描写がみられます。
  この辺りも今期のうちに何か好転する流れになるのでしょうか。

 ●×帰省・2学期
  帰るとやっぱ方言が出るようですね。家族に会って、文乃をはじめ中学の同級生に会っ
  てと思ったら、半分で夏休みは終わり、早くも2学期開始ですか。でも視聴して納得。
  2学期は頭から文化祭一色。そして美津未のクラスは演劇に決まり、戸惑う聡介・・・
  この引きに合わせて構成した感じですね。

 ということで、残りで聡介の「過去との決別」的なものを描いて、綺麗に1クールで纏
 まりそうな感じですね。
 美津未の純朴で真っすぐな振る舞いが「聡介×梨々華」にどんな形で影響していくのか。
 最後にいつまでもウジウジしてる都会っ子どもに「石川県産・天然モノ」(本人は自称
 シティガールだがw)の眩しさをバシッとかましてやってもらいたいものです。

 (2023/6/2追記)
 個人的には、「聡介×梨々華」は夏休み中に決着するのかな、予想してたので・・・
 でもたしかに、文化祭の演劇に絡め、1期ラストの見せ場の構成の方がずっと面白いですね。
 なるほど、これはやられました。(まだ確定じゃないけどねw)
 これでラストが一気に楽しみになりましたね。{/netabare} 

・第10-11話:文化祭という舞台装置の中で、それぞれの心理を巧みに描写 
 {netabare}文化祭準備〜当日ということで
 ●美津未×聡介
  ・文化祭準備で空回る美津未をそっとフォローする聡介。彼は彼女に傷ついて欲しくな
   いと願うのですが・・・
   「私は多少ド派手に転ぶ人間だけど、その分起き上がるのもめちゃくちゃ得意」     
   そんな彼女を見て、「美津未ちゃんは美津未ちゃんだ」と思い直す聡介。
   また聡介はモノローグで「君がいて高校生活がちょっと楽しくなった」と語っており、
   やはり美津未は特別な存在のようです。

 ●誠×結月
  ・文化祭に来てくれた誠の友達を結月に紹介するも、友達は結月が苦手そう。以前自分
   がそうだったことを思い出し、友達に必死に結月のことをフォローする誠。そして結
   月にも友達のことをフォローして・・・
   最近お菓子を食ってる印象しかなかった誠でしたが、半年で人間的に大きく成長した
   様が伺えるいい演出でしたね。

 ●聡介×弟
  ・聡介の弟の迷子騒動。気丈に振舞っていた弟ですが、聡介の顔を見た途端張り詰めて
   いたものが切れたように泣き出して・・・
   聡介のもうひとつの問題「家庭環境」ですが、どうも再婚だったようで、自分の立ち
   位置が分からず、塾や友達の家に逃げ場を求めていたようです。そして弟との距離間
   も掴めずという感じでしたが、それは弟も同様だったようです。
   山田曰く「兄弟だと分かるわー、『気遣いい』良くも悪くもw」
   弟にとってはこの迷子のことだけでなく、今まで溜まっていたものを全て吐き出した
   という面があるのかも。
   本音を見せた弟との関係が一歩進みそうな、こちらもいい終わり方でした。
   全体的に文化祭を上手く使いつつ、それそれの心理を巧みに描写していた印象ですね。
   
 女子たちは美津未に影響を受け、好転していく描写が見られる中で、聡介だけが今だいろ
 いろなものに囚われて変われずにいるという・・・
 聡介は他の人に比べ、子供の頃からいろいろな体験をしすぎて(ある意味自分を守るため
 に)良くも悪くも一足先に大人びてしまってる印象がありますね。
 しかし、家庭の問題も好転の兆しが見えてきました。次は子役時代の過去との因縁ですが、
 梨々華も現れ役者はそろいました。どういう展開をみせてくれるのか、また美津未がどう
 関わることになるのか、来週も楽しみですね。

 あと個人的にツボだったのは演劇部の兼近先輩ですかね。自ら「借金取りのチンピラ役」
 で主演とか、高校生で何ちゅう脚本書いてんだよwwwしかも「後半の伏線回収が凄い」
 (友人評)とかどんな話か気になるじゃねーかw(原作ではどうなってるんでしょうね){/netabare}

・第12話:皆が少しずつでも前を向いて歩き出せそうな、成長を感じさせるラスト
 {netabare}●聡介×梨々華
  ・聡介は梨々華に対し
   ・破滅的なことはやりたくないが、前向きになることなら何でも協力する。
   ・今は学校が楽しい。
   ・梨々華「自分だけ幸せになりたいから、許して欲しいといっての?」
    → 肯定
   という、過去との決別を宣言します。
  ・それに対し梨々華は、
   ・「好きにしろ、その代わり2度と顔を見せないで!」といいつつも
   ・本当は「聡介だけが悪いのではない」ということも分かっている。
  今までは負の連鎖で、過去のしがらみから抜け出せずにいた2人ですが、聡介が第1歩を
  踏み出したことで、聡介だけでなく、梨々華もいずれ前を向いて進めそうなそんなエピ
  ソードでしたね。
   
 ●風上先輩×高嶺先輩
  これまで自分のことを語ることがなかった風上先輩ですが、
  ・エリートの家系に生まれ、部活も2年までと決められていた
   → 怪我で退部することに
  ・でも高校生らしいことを何かしたいと思った
  それで生徒会長に立候補したようで、またそれで高嶺先輩が生徒会長になれなかった
  ことに多少の負い目を感じていたようです。(彼女の強い思いを知っていた模様)
  彼もいろいろと思うところがあったようですね。

 ●美津未×聡介
  聡介には「スマートで大人っぽい男の子」というイメージを持っていた美津未でしたが、
  今日の聡介はなんだか子供もみたいで、それがちょっと嬉しく感じられて・・・
  前回書きましたが、やはり聡介はどこか大人の仮面を被っていたようで、それを脱ぎ捨
  てたことで、彼もようやく素顔が出せるようになったのでしょうか。
  そのきっかけを作ったのは、他でもない美津未なのですが・・・
 
 万事綺麗に解決したわけじゃないですが、それでも皆が少しずつでも前を向いて歩き出せ
 そうな、成長を感じさせるラストだっとと思います。{/netabare}

(最 終)
上述の通り、衝撃のモブ顔(笑)から一転、意外としっかりと人物描写された青春群像劇
だったなと。
前半は女子たちの心に抱えた葛藤と美津未との交わりにより変化していく様を描きつつ、
終盤は美津未に何かを感じながらも、なかなか一歩が踏み出せない聡介のドラマを魅せて
いくという、1クールの構成もよかったと思います。
それに「恋愛至上主義」の作品が多い中で、そこを下手に堀り下げなかった点も〇。
個人的には青春群像劇というとやはり「ReLIFE」と比較してしまうのですが、本作を観て
「『ReLIFE』って意外と『理』で描かれた作品だったんだな」
と、改めて気づいた次第ですね。
逆にいうと、本作は結構「感性優先」で描かれているのかなっと。
そういう意味では、本作は原作者なりの「人物描写」が見どころだと言えるのかも。

ただ個人的な好みの問題で、観ているときはそれなりに面白かったが「後日見返したい」
と思えるレベルではなかったかなっと。
何というか、少し深みが足りていないという印象ですかね。
(あと、ちょっと「優しい世界」すぎたかなっと) 

投稿 : 2025/01/04
♥ : 33
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ナオちゃんは女の子??

●君に届かなかった、物語

本作は恐らく「君に届け」のオマージュ作品なのでしょう。

美津未と志摩君は「君に届け」の主人公=通称貞子と風早君を意識しているとしか
思えないところが多分にあります。

貞子は{netabare}キャラが濃く、かなり存在感がありまして、それ故なのか
このキャラと人間関係を構築するにも相応の胆力が求められることになったのであります。

見た目は呪いの人形みたいな人見知り根暗女子ですが、見た目に反して意外な一面も
あるということで、要は濃厚接触しないとどういう女の子なのか理解できない感じの
人間性を秘めていたのであります。

そんなわけで貞子が主人公である「君に届け」はスローテンポで進行する物語だったのですが
それに比べると本作は、主人公を取り巻く登場キャラが多い割に、兎に角
ハイペースでサクサク進むという点では、対照的な物語であったようにも思えます。

尺の都合とか色々あると思いますが、「君に届け」と比較して本作について言えることは
圧倒的な「心理描写のスキップ」でありまして、一言で言えば人間関係が薄味
ということになるように思います。

上級国民が集う進学校の主人公取り巻きたちは、皆精神年齢が高く、
ある種の優等市民でありまして、基本スペックは軽く平均値を凌駕しています。

しかし如何に優等市民であっても人間なので、それぞれ短所はあるだろうということになるのですが、
それを巧いことフォローするのがエリート官僚を目指す主人公の美津未の出番というわけであります。

主人公と取り巻き達のキャラ設定は適切と言いますか、理にかなっているとも言えるのですが
むしろ噛み合い過ぎなところがあり、いくらエリート官僚候補とは言えども
まるで事務処理みたいに友人関係をサクサク処理していくのは、テンポ良すぎて
人間関係の心情面の味わいが不足しているような印象を受けたのでございます。

本作の長所はテンポがいいということになりますが、故にさっぱりし過ぎて
心には刺さらず、熱意的なものが、届かなかったように思います。

美津未が着ていたスタッフトレーナーの【8、5、13】の暗示はクラスの出し物の評価ではなく、
どうやら志摩君との関係性が深まるというものだったようであります。{/netabare}

●キャラ設定

本作に登場するキャラは進学校だけのことはあり、偏差値が高いのはもちろん
高校生という割に大人じみたところがあり、精神年齢が極めて高い傾向が見みられます。

登場キャラが多い割にテンポよく物語がサクサク進行するのも、
キャラの精神年齢の高さが関係していると言えるかもしれません。

{netabare}聞き分けの無いキャラいないことにより、イライラしなくていいというのは
ある種の本作の強みとも言えますが、本来高校生とはもっと精神年齢は幼く
人間関係の測り方がそこまで巧くないのが本分と言うべきでしょう。

主人公の美津未にとって一番重要な立ち位置にあるキャラ志摩君は、兎に角
精神年齢が高く、社交的で、その上美形男子でありますので、それこそ
高校生女子にとっては理想的なモテ男子ということになりますが、設定面で
盛り過ぎたために、高校生の物語に単に不釣り合いなだけでなく、美津未にとっても
ただのいい人でしかなく、スマート機能搭載型彼氏特有の行動規範の制約により
美津未に対してシナジー効果を与えるような要素が皆無というのが彼のキャラ性の
致命的欠陥であると言えるように思います。

恋愛物語であれ友情物語であれ、パートナーとの関係性は「50:50」であるのが理想なのですが
アドバイザーとして優秀過ぎる志摩君には、付け入る隙がなく、少なくとも同世代には
自分の弱みを見せず、あまり多くを他人に求めないポリシーの人であったりします。

進学校に通うある意味エリートなので、そういう生き方はむしろ適切と言えるわけですが
初期設定でレベル99のハイスペックキャラの冒険物語にスリルのような
ドキドキ感を期待できるかと言えば、クエストをあっさりこなして
最短コースでシナリオを消化するだけに終わるだろうという話であります。

レベル1のキャラ同士でパーティー組んで経験値を積みつつ
成長する物語こそが王道展開であると言えるでしょう。

高校生なのに敢えてスマート機能搭載型彼氏をメインキャストに登用するならば
その設定の意図するところが問われてしかるべきであります。


文化祭で美津未が着ていたスタッフトレーナーには
【☆】=【五芒星】が7つに、「13R」のロゴがプリントされています。

【☆】は「5」という数字を示し、それが7つなので
5×7=35→3+5=8

つまり【8、5、13】の法則の発動でありまして
「R」はアルファベット18番目の文字ですので【18】の暗示ということになります。

【18】=【6+6+6】
【666】は契約成立の証ですので、「※願い事」が叶うという暗示であります。

文化祭でのクラスの出し物が評価され表彰されるということなのかもしれません。{/netabare}



●「上級国民」は【獣】の種族

風早2世のような爽やか美形男子の幼馴染までもが、 {netabare}モデル業に携わっていて
如何にも上級国民らしいオーラが出まくっており、どいつもこいつも
「六本木【野獣】会」のメンバーか!?と思えるくらいにキャラ構成に
偏りを感じずにはいられません。

まるで【推しの子】の恋愛リアリティーショーを再現しているような面子にお似合いの
バイアスのかかったわざとらしい空気感が漂っているような印象を受けます。

一番わかりやすいのは生徒会長のキャラ性であります。

ある意味彼も爽やか男子でありますが、人の上に立つのが自分の宿命と自覚して
生徒会長に立候補している辺りが、完全リアルな上級国民そのものであり、
【優生思想】が滲み出てるあの独特な感じの描写も見事に決まっていたように感じました。

「六本木【野獣】会」とは、昭和時代に話題となった、六本木を拠点に芸能人などの
上級国民に属する若者たちが中心となり結成した、遊び人サークルであります。

所属メンバーには、すぎやまこういち、田辺靖雄、峰岸徹、中尾彬、大原麗子、
小川知子、井上順、ムッシュかまやつ などがおり、芸能界の勝組だらけの集まりであります。

「六本木【野獣】会」には「ナベプロ」などとの太いパイプがあり、メンバーは
当たり前のようにスカウトされ、当たり前のように「スター」になります。

芸能界とは完全なるコネ社会でありますので、上級国民は勝つべくして勝つのであります。

上級国民は世の中の仕組みを知っており、なので【ハンドサイン】の意味も熟知し
勝ち組の証として【ハンドサイン】を頻繁に世に晒します。

「【野獣】会」の最年少メンバーであった井上順はTVCMをきっかけに
【ピースサイン】を日本に大流行させました。

【ピースサイン】は【コルナサイン】の一種であり「角」を表現した【ハンドサイン】であります。

【ピースサイン】=【Vサイン】を考案したのは秘密結社「黄金の夜明け団」に所属する
【アレイスター・クロウリー】という名の【黒魔術師】であります。

【ピースサイン】というのは、「【ガンド】アーム」の【ガンド】であり
「幽遊白書」の浦飯幽助が使う「霊丸」に同じく、【呪術】の手法であります。

【ハンドサイン】は【ガンド】であり、【呪術の術式】であるのですが
(例えば「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」という「九字切り」も)
その意味を知っているのは上級国民だけということになります。

本作に登場するキャラも【ハンドサイン】をさり気なく使ったり、
LGBTに対する寛容性が強かったりと上級国民の設定固めに余念がない状況であるが
故に見ていてドン引きしてしまうわけでございます。{/netabare}


●キャラ設定に秘密が?

本作に対する謎の低評価工作員が湧いていますが、何が狙いなのでしょうか??


「君に届け」は許容出来て何故本作には抵抗を感じるのか?についての理由が判明しました。

もしも本作が完全なるフィクションならば、{netabare}「共感できない」で終わっただけなのですが
少なくとも官僚を目指す主人公についてはとても理解ができるのが厄介でありました。

偏差値が高い進学校に通う勝ち組=上級国民のキャラ設定が相応にリアルであり、彼ら特有の
独特のオーラが放たれてる感とかも巧い事描写されているために、ある種の拒絶反応が
自分に出てしまったという結論に至るわけであります。

本作は「人生の勝ち組を描いた物語」であり
それは「庶民の知らない物語」であります。

租税負担率が社会主義国並みの重さでのしかかり、生活は苦しくなるばかりの庶民の日常

それでも現実世界では、「They live」
という真実を本作は示しているのであります。{/netabare}


●人生勝ち組ランカーにおける逆転劇

本作の主人公が「君に届け」のサダコに{netabare}雰囲気が似てるため、相応の学生友情物語が
展開されることは予想できましたが、何か引っかかるものを感じます。

確かに風早君は爽やか青年でありましたが、仮に本作がオマージュ作品としても
何処か?何かが?ズレているような印象を受けてしまいます。

「異世界でチート能力を手にし~無双する」という異世界転生系の作品がありますが
ある意味ご都合主義過ぎるまでに勝ち組人生を送ることとなったその主人公と
本作に登場するクラスメイト達のポジションがどことなく似ていると言いますか
異世界転生ものだからこそ許されるご都合主義と同じレベルの学生生活が本作でも
繰り広げられているような、そんなデジャヴ感にちょっとした戸惑いを覚えるわけであります。

フィクションなので学生生活の多少の美化は許されるべきなのかもしれませんが、
本作OPのダンスシーンにしても、フィルタリング掛け過ぎで、所詮はまだ子供に過ぎない
はずの高校生の不純物やノイズみたいなものが完全除去され、高校生と言うよりも聞き分け
のいい純粋無垢なる大人のクラスの物語みたいなことになっているように思えてしまいます。

学生生活の思い出に浸りたがるのは大人特有の病であると言えるのかもしれませんが
これをやたら美化したがるのはある種の病的な現実逃避の傾向があるようにも思えます。

進学校で容姿が美しく個性的なキャラをできるだけ多く展開させようとし
しかも美しい学生生活の物語を描こうという八方美人的な考えに基づく
ストーリー設計にそもそも無理があると言えるのかもしれませんが、完璧主義者故に
必然的に出てしまう粗が物語の根本に穴をあけ兼ねない懸念を感じる次第でございます。


恰も犯罪係数アンダー10以下のシビラシステムに選ばれたような、まっさらなメンタルの
学生たちには「天国大魔境」の施設で育成される子供たちのように、何とも言えない
不自然な空気を感じてしまいます。
{/netabare}

●ハンドサインが凄い!?上級国民作品

3話まで視聴した本作の印象は要するに雰囲気アニメであります。

官僚を目指す主人公のキャラ性は悪くないと思いますが、{netabare}「君に届け」の劣化版のような感じで
高校生の日常を描いてるのが何とも言い難く、ギャップ効果よりもミスマッチ気味なものを
大いに感じてしまいます。

上級国民のような選ばれしセレブたちが通う進学校の高校生の日常は、案外普通の高校生と変わらない
ものなのかもしれませんが、セレブな美形男子や美形女子に混じり戯れる主人公の人間関係性に
何かを見出せるかと言えば、普通の高校生でも成り立ったのでは?という素朴な疑問が
頭をよぎるばかりでございます。

高校生にして官僚を目指すという明確なヴィジョンを持てるような意識高い系の人種は上級国民
以外にあり得ず、庶民とは思想性が全く違うからこそ、子役として活躍したり、ある種のカリスマ
モデルのような振る舞いが自然とできるわけであります。

上級国民とは【優生思想】に毒され、人の上に立つのが当然と信じている人種でございます。

そして【Ⅴサイン】だとか【666】の「OKサイン」だとかのハンドサインの意味を熟知しており
これを公衆の面前で然るべきタイミングで多用する習性があるのが彼らの特質であります。

「ナオちゃん」というLGBTを当たり前のようにぶっ込んでくる時点で思想性に偏りがあることは
明白でありましたが、案の定カラオケ回では「3時間600円」コースなどの表示をさり気なく背景に
忍ばせたりしていました。

サリンジャー著作の「バナナフィッシュにうってつけの日」でも【6】に
特別な意味を持たせるとともに【6】にLGBTを絡ませておりました。

3×6=18=【666】
これを【獣の刻印】と言いまして、【ソドム】の住人にもこの刻印が記されており
【ソドミー】の罪故に【ソドム】は滅んだのでありました。

【666】の刻印を持つ種族はLGBTを許容します。
LGBT自体がどうであるよりも思想的な意味をこれに見出している種族がいるという話であります。

思想的に偏りがある特別な種族による普通の高校生の日常を見せられても
微妙であるというのが当方の結論であります。{/netabare}



見ていて一番気になったのはナオちゃんでありましたのでwikiで調べて
みました。

{netabare} やはりLGBTでしたね。{/netabare}
いつも通りゴリゴリ来てます。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

再追記 違和感があり低評価でしたが8巻まで読んで理解しました。

23年11月 再追記 原作8巻まで読みました。

 ああ、なるほどね、という展開でしたね。そういう事をちゃんと見越していたんですね、としか言いようがありません。

 群像劇の中でコンプレックスあるいは逆コンプレックスとか気持ちのすれ違いとか生きづらさみたいな、結構痛いところの描写が厳しくなってゆきますね。それが見たかった部分ですので本作の原作評価は上がりました。
 1期までだと初めの掴み以外は、みつみが「ハチミツとクローバー」のハグちゃん的なモンスター(ただしスケールは小さめ)になるのかな、と思っていましたが…なるほどなと。みつみがちゃんと描かれて良かったです。もちろん原作ネタバレなので、内容は書きません。

 しかし、私が思っていた疑問というかこの作品に対する不満に対して展開上織り込んでいたのはさすがです。ということはキャラ造形は作者の計算通りということでした。

 評価はアニメの評価なので本来は評価をかえるべきではないでしょうが、それを見越しての違和感を作ったなら大したものです。ただ、2期がきていない以上、そう過大評価もできません。ストーリーを3.5から4、キャラを3.5から4に変更します。

 ただ、やっぱりだったら2クールで作れ、と言いたいです。1期で4巻なら2期で8巻分。つまり2クールで消化できたはず。2クールなら名作だったと思います。

 ですが、本作は5巻以降が私の好みでした。2期早く作ってください。



以下 23年7月レビューです。

 志摩と赤毛のモデル以外は良かったと思います。特にミツミとサブキャラとの絡みが良くて、ほっとすると同時に、サブキャラの成長が見られました。

 が、志摩の1話のルールに縛られないようなのびのびした行動と、ミツミの関係が良かったのに、なんか赤毛のモデルが出てきておかしくなったなあと思います。話にストレスがあるのは構いませんが、事件のための事件というか、ヒロインと係わらないところで動いて、アリクイかあ…

 あと幼馴染グループの太目の男子ですけど、お前が志摩を縛ってるんじゃね?と思わなくはないです。タクシーの中の会話ですが「どっかいったりしない」と言うマインドじゃなくて、志摩は志摩の世界を作っているんだから、帰る場所という発想じゃないとなんかおかしい気がしました。

 で、そうなったときに、なんとなく志摩のミツミへの気持ちが逃避というか、無いものねだりに見えてきます。美少女モデルとの対比で田舎育ちの普通の子がいいというのが、ここにきて、なんとなく不快な気がしました。

 全体としては、前半は面白かったんですが、赤手モデルの子が出てきからつまらない部分が増えました。ストレスならストレスで志摩とミツミの成長を見せて欲しかったです。

 前半だけなら75点くらいつけたいですけど、後半は50点以下な気がしました。
 この展開で赤毛モデルと志摩がくっつくなら評価は爆上がりでした。

なお、23年春のラブコメランキングを付けると、ヤバい奴、グイグイ、本作、銀河、インソムニアかなあ。
 ダークホースで「百合はお仕事です」が、キャラの内面が描けていました。ヤバい奴と同列かも。


追記 志摩と赤毛のモデル、リリカの物語上の違和感についてです。

 志摩については、物語の初めの頃の好き勝手にやりたい事をやっている奔放な性格と、最後の方の母から演劇をやらされリリカからは自分への隷属を要求され、自分になりたいことがないという状態にギャップを覚えました。

 初期の奔放さが志摩の過去の事件でヤケになっているのだとすると、それは志摩の本質ではなく、ミツミの表面的志摩の印象、見せかけに対する憧れは、嘘になるのでは?と思います。

 次に志摩がミツミへの「嫉妬」という感情に気が付いて学校にいるのがやりたいことで「がんばろう」と思うところです。
「やらされている感」がどうやって解消されたのか。ミツミを見て「嫉妬」「頑張ろう」に気が付く感情の動きが、ミツミの表面を撫でて自分を納得させているだけに見えました。志摩は果たしてミツミの本質に触れるほど、彼女の何を見ていたのかが分かりません。

 さらに嫉妬に気が付いてなお、志摩がミツミに惹かれる感情に乗れませんでした。そこは志摩の成長だともとれますが、どうでしょう?成長したら、ミツミへの憧れが無いものねだりだったと気が付くのではないでしょうか?

 だから、幼馴染グループに心を残している、あるいは過去の事件であんなことになってなおリリカを気にかけているなら、リリカの感情に気が付いて二人がくっつくほうが話としては納得感があるかな、と思いました。
 ミツミは志摩のスケールに納まらない子で諦めるところだろ?と。その方がミツミを中心とした青春群像劇としては自然かな、と思いました。

 どうせなら演劇のところの「やらされ感」と自分の欲求が薄いところで、母との関係だけでエピソードにした方が活きるのかなと思いました。つまりリリカが余計なキャラに見えました。

 ということで、志摩とリリカ関係のエピソードが不自然だしノイズだと思いました。志摩とリリカがくっつくなら青春群像劇として自然で深かったのに、と思ったわけです。






1話 量産型平成的イケメンと優等生のラブストーリーという感じ?

{netabare} 羽海野チカさんの原作あるいはアシスタント言われても驚かないくらい雰囲気がそっくりです。ただ、導入の感じはもっと単純で量産型の昭和の少女マンガの文脈を崩した平成の少女マンガ的な超テンプレな匂いがする作品です。

 世間知らずの普通の優等生が、ルール無視で好きな事をやっている図々しい感じの女の子に慣れているイケメンと恋に落ちる感じでしょうか。まあとにかく平成に入って量産された、「そこそこ真面目で勉強ができる。でも冒険できない普通より少し可愛くない」という自己認識の女子が感情移入する類の話です。

 我儘で自己認識の高い女子とか、優等生タイプの男子とか出てきたら本当にテンプレですね。ちょっと親問題が絡んだり、学校からにらまれたりかな。
「スキップ」「ローファー」は両方とも足に関わる単語ですから成長課題なんでしょう。スキップは気分の高揚なのかとばして行くという意味か。ローファーは高校生…いや優等生かな。

 まあ、女子向け青春ものはストーリーやテーマ性ではなく エピソードあるいは場面が大事ですからね。舞台設定はテンプレでいいのかもしれません。一瞬で入り込めて一瞬で泣けるのがいいのでしょう。

 ただ、キービジュアルを見た感じ、女子の世界の話の可能性もあります。お決まりの百合展開ならげんなりですけど。

 私としてはそういうテンプレラブストーリーとか流行の百合ものとか話ではないことを祈りつつ、数話見たい感じです。同時期に「インソムニア」がありますので、導入はそっちに軍配かなあ。
 なお、このところ出来が悪いPAの作品なので、やめようかとも思いましたが、原作付きなのと「色づく世界の明日から」の演出をやった人が監督さんみたいなのでちょっと確認したくなりました。{/netabare}


5話 テンプレですが女性誌的ギャグと周囲のキャラが上手くかみ合っている気がします。

{netabare}  アニメの第一印象は羽海野チカさんでしたけど、見続けているとどちらかと言えば佐々木倫子さん的でしたね。

 ヒロインは、田舎少女、優等生、天然ボケ、自意識という何となく少女マンガ的に共感されるような要素をより集めた抽象的な存在です。ヒロインの内面描写にちょっと疑問が残る展開ですし、類例も過去沢山見てきたしテンプレ要素は多いです。

 ただ、周囲の人間の側の視点でヒロインを見ることで、ギャグと周囲のキャラが影響を受けて成長するところは「明日ちゃんのセーラー服」的の構造もあるかなあと思います。
 テンプレ…というより抽象的なキャラであるヒロインとヒロインのギャグにも見える素朴さ、素直さが、周囲のキャラに影響を与えて行きます。その組み合わせが上手いので、作品自体の下手さは感じますが面白みや深みが生まれているのかもしれません。それは各話のサブキャラに注目するとよくわかると思います。特に5話のミカは良かったと思います。

 下手さの部分での例で5話の「漬物」のところですが、この浅漬けはクラス皆の塩分補給のための差し入れです。これを志摩君に個人的に渡して照れるという心情というのは自然なんでしょうか?こういうところはちょっと疑問が残る部分です。肝心のヒロインの言動が「田舎者」キャラ造形のために歪んでいないかは、気になります。

 間の採り方が大事なので、ゆったり進むのはいいですが、成長ものだとすると1クールでの結末が気になります。
 美少女と子役もやっていたイケメンの2名に認められる、という構造がともすればヒロインをペットの地位に落としているような感じもあります。この2名の負の面の描写があるともう少し深みが出てくる気がしますし、1クールだとするとそこ今後のヤマにしてほしいなあと思います。この2名の美男美女とヒロインの内面がカタルシスになるなら、今のヒロインの描写にも納得感はあります。{/netabare}


7話 高瀬先輩よかったです。ゲストキャラの方が話が面白いかも。ただ、中盤ですのでそろそろガツンとストレスがある展開が欲しいかなあ。

{netabare} 6話があまあま過ぎて、アレ?ちょっと普通のラブコメになっちゃった?と思ったら7話良かったです。むしろゲストキャラが絡んだほうが面白い話になります。

 辛いですよね。生徒会長選挙。小学生~高校生に選挙をやらせる残酷さは、昔から思っていました。ルッキズムとかポピュリズム…つまり、校内の人気とノリで投票結果がきまる。それが現実ですけど民主主義を勘違いしますよね。基本的に人を選ぶのが選挙ですが、本来的には政策×実行度の期待に投票するのが正しいのでしょう。

 一方で、挑戦した高瀬先輩に幸あれ。その調子で大人になって欲しいです。ただ、真面目過ぎて折れないように息抜きもしてほしいです。今回の話は高瀬先輩の感情というか折り合いの持っていき方が上手かったと思います。

 それにしても本当にコメディに関しては 6話で暴走族のイメージを出すあたり佐々木倫子の後継者ですね。佐々木倫子よりも女子が上手く書けてる分、ラブコメとしての完成度が高い。というか佐々木倫子はラブコメはかけませんね。この作者、東村アキコまで化けるでしょうか。

 まあ、赤髪の彼女はどうせ姉、親戚なんだろうと思います。ただ、この話にからんで志摩の負の側面が見たいなあ。何となく伏線はある感じだし。{/netabare}


8話 昔の因縁の作り方が不自然で下手すぎ。他は良いのになあ…どしたの?

{netabare}  あの赤髪のモデルの娘との因縁…昔のスキャンダル?小学校6年が飲酒でって…それが本人のスキャンダルになりますか?高校1年生の4年前でっていうところに縛られて不自然すぎる気が…世間は時に非常に愚かですが逆にそこまで倫理的には狂ってないとは思います。

 せっかく若干荒唐無稽でご都合主義でも、自然なキャラの言動だったのに、なんか非常に8話のスキャンダル話がノイズになります。
 作中に入って考えても、メタ的に外から見ても、非常に不自然です。もうちょっとナントかならなかったの?
 まあ、暗い面を出してきたのはいいんですけど…結局赤髪のモデルが彼を好きだっていう話にしか見えないです。

 連載ものでしょうからすべてが完璧にはいかないでしょうけど、あまり出来がいいストレスとも思えないので、さっさと次のエピソードに行ってください。 {/netabare}


10話 志摩のキャラが1話から変わりすぎ?素朴なヒロインへの憧れでいいんじゃないでしょうか?

{netabare} ここにきて志摩のキャラ造形が作り物っぽくなってきましたねえ。あの赤毛のモデルの娘との因縁もそうですけど、モノローグがかなり多くなって、初めのはつらつした規格外がどこかに行ってしまいました。なんか1話で描いていたキャラと違う方向にいっちゃってる気もします。

 まあ、連載なら良くあるとは思いますが、お話のために内面とか過去とかを捻じ曲げちゃったかなあという気もします。そんなにモノローグで語らなくても…というくらいちょっと8話以降感情丸出しすぎでしょう。

 ヒロインに対して変わらないでほしい気持ちは、ヒロインの素朴がつまり癒しであるいう風に見ていたので、この後どうなるんでしょう?
 お互い成長していって、お互いの本質が見えてなかったね。やっぱり恋愛とは違うよねとなるなら、キャラの内面出し過ぎ問題は別として、この流れでいいと思うのですが、くっつくならそれは成長か?とも思います。

 なぜ成長にこだわるかというと、スキップとローファーというタイトルから言って、成長課題だろうなあ、と思って見ているからです。

 志摩のキャラ付けというか、変化がなあ…成長に見えないしやっぱりちょっと不自然に感じるなあ…ヒロインは相変わらず楽しめるんですけど…うーん。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 30

71.0 2 2023年度の優等生アニメランキング2位
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (321)
1047人が棚に入れました
進学して一人暮らしを始めた高校一年生の藤宮 周。 彼の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。 特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。 自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。 隣同士で暮らす二人は、ゆっくり、少しずつ、お互いの心を通わせていく。 これは、可愛らしい隣人との、甘くて焦れったい恋の物語――。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

(最終)序盤の丁寧なキャラ描写 →途中の2人だけの糖分過多な世界 →終わりよければすべてよし!

【レビューNo.45】((最終レビュー)初回登録:2023/3/26)
ラノベ原作の2023年作品。全12話
視聴理由はこの頭の悪そうなタイトルが琴線に触れたので、興味半分でさほど期待していなかった
のだが・・・

(ストーリー)
高校生「藤宮周」は、公園で雨に濡れたまま動かない「天使様」こと「椎名真昼」を発見する。ずぶ
濡れの彼女に傘を渡した周だが、自身は風邪をひいてしまう。傘を返しに来た真昼はその事に罪悪感
を抱き看病を申し出る。周は家事が全くできず、部屋は散らかり放題、不摂生な食生活と乱れた生活
を送っていた。ちょうど隣に住んでいた真昼が何かと世話を焼くようになり・・・
学校では「天使様」と呼ばれる超人気者の真昼だが、実はその姿は作り物でそんな彼女の素顔を知っ
った周と、「作り物の『天使様』」に興味なくそんな彼に素の態度を示す真昼。
同じ時間を共有する内に2人は徐々に打ち解け、少しずつ惹かれ合っていく。

(評 価)
・丁寧な人物描写に期待が膨らんだ1,2話
 {netabare}・一番感心したのがキャラ描写が丁寧でしっかり描かれている点。2話かけてじっくり2人の会話劇
  見せて、2人の性格や今まで自分の置かれていた環境(家庭や人間関係等からそういうキャラに
  なったのかなっていうのを「匂わせてくる」)等が少しずつ明らかになっていきます。そして仕草
  や声優さんの演技等も併せて、少しずつ2人に距離が縮まっていく過程が丁寧に描写されており
  大変好感が持てます。
 ・まあ2人が時間を共有を過程は多分に「ご都合主義」的なところはあるのですが、いきなり
  「親が決めた許嫁だ!」「夫婦実習だ!」→「同棲するしかないよね!!」
  の展開に比べれば、回りくどいながらも2人の会話劇でその辺りの情報提供や丁寧な説明をして
  くれてる本作は、かなり頑張ってると思います。
 ・特別なことをしている訳ではないですが、丁寧に作れば王道展開でも十分見ごたえのあるシーン
  を作れるということを証明してくれた本作に期待大だったのですが・・・{/netabare}

・「ラブ要素」が入ってきて雲行きが怪しくなってきた3,4話
 {netabare}・この辺りから「ラブ要素」が入ってくるのですが、少し雲行きが怪しくなってきます。
  「真昼の距離感が明らかにおかしくなってないか?」
  2話までの「適切な距離感」から一気にデレだして距離感がなくなってますやん。
  それに2話の台所攻略まではそれなりにプロセスを踏んできた印象があったのですが、以降はなし
  崩し的に周から家事の主導権を奪っていくみたいな・・・
  まさかの人付き合いに不慣れな「阿波連さんキャラ」で「距離感がはかれない」設定なのか?
 ・恋愛的な描写も正直「ぎこちなさ」より「幼稚さ」の方が目に付き、コレジャナイ感が・・・{/netabare}

・無難なイベント消化も天使様のあざとさが目に付きだした5-9話
 {netabare}・一応ここからは親友バカップル等サブキャラを巻き込んだり、クリスマスやバレンタイン等のイベ
  ント回等で高校生らしい普通のラブコメ展開になっていきます。って本当に「普通」のラブコメに
  なっちゃって今後どうするのって心配ですが・・・
 ・また真昼のキャラデザはかなり秀逸でかわいいのですが、そんな彼女が「怒ってるんだぞ♡」とか
  の描写が妙にあざとく、「妄想ラノベ」垂れ流し的な流れになってきたのも不安でしかない。{/netabare}

・完全にメッキが剥がれた10,11話
 {netabare}・ここで周の過去のトラウマが明かされますが、意外とショボかったなと。
 ・さあ、ここから真昼の「甘やかし攻撃」が止まらない!!あとは所詮「妄想ラノベ」だったことを
  隠すそぶりにもなく転げ落ちていくだけなのかと思いきや・・・{/netabare}
  
・終わりよければすべてよし12話
 {netabare}・いやー最終話でやられました!真昼の爽快な切り返し!!あれはほぼ公開告白だったとともに
  「『虚像の天使様』をやめて、『素の1人のクラスメート:椎名真昼』としてやっていく」
  という決意表明だともとれる発言でしたね。
 ・そして周も「(人間関係に)臆病だった自分」に決別し、この作品にふさわしいラストで締めると
  いう!!2人の成長がはっきり見えるいい終わり方でしたね。{/netabare}

総評すると
・結局タイトル「駄目人間」とは何だったのか?
 {netabare}天子様に骨抜きにされるというよりも、「最初から家事ができない駄目人間だった」というオチしか
 見えてこないんだが?
 正直「タイトル詐欺」ってやつで、インパクトとして「駄目人間」というフックを利用したかったん
 だろうなっと。{/netabare}
・ザ・スモールワールド
 {netabare}2人だけの時間が多すぎてなんか間が持たないって感じでしたね。こういうときにサブキャラで打開し
 たいがそもそもキャラが少なすぎる。親友バカップル以外は両親とイケメン「門脇君」位という。
 この「門脇君」が真昼との恋模様に割ってくるのかと期待してたら、なんか周の親友ポジになって
 完全にバカップル「樹」と被ってキャラが死んでたしw
 だから妄想垂れ流しの「2人だけの糖分過多で脳みそが溶けそうな世界」を見せつける作品にならざる
 を得なかった感じでしたが、その分最終話の爽快感が際立つ終わり方になったのは計算通りなのか?{/netabare}
序盤の期待感から始まり、途中で「もうダメかも」とあきらめかけてのですが、最後に見事に巻き返し
てくれてよかったなっと。
{netabare}(あと個人的にはラストは「真昼の親子対決か?」という予想もしてたのですが、そっち方面に話が
 転がらなくてよかったな。){/netabare}

OPはあの「オーイシマサヨシ/ギフト」。「野崎君」を彷彿させるメロディラインやセンス触れる
歌詞等やっぱ大御所は一味違うという名曲でしたね。
EDは「真昼(石見舞菜香)/小さな恋のうた」。名曲カバーのキャラソンで、オーイシとの組み合
わせも相まって「多田くん」を思い出したかな。ただ最終話の「君に届け」は、
「ラブストーリー映画のラストをそのままいただきました」
って感じで、ちょっと受け入れられなかったかな。別の曲できちんと作品の色を出して欲しかったな。

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(2023/1/29分)
【4話分追加】天子様ははかれない?!→まさかの阿波連キャラ?
{netabare}
前回レビューでは、2人の距離が縮まっていく過程を丁寧に描いていたので大絶賛。実際直接的な
セリフとかでなく、間とか声優さんの演技で「距離感」を上手く表現していたしね・・・
でも肝心の「ラブ」要素が入ってきたら、少し雲行きが怪しくなってきたかな。

{netabare}・バカップル親友
 天子様のうっかりでバカップル親友にあっさり2人の秘密が露見してしまうが、結論からいうと
 あれはベストだと思います。このタイミングでサブキャラを巻き込んで置かないとこれ以上2人
 で話を面白くしていくのは限界。ではどうやって巻き込むか?ってあの方法しかないでしょう。
 他の作品でもレビューしましたが、使えるサブキャラを育てることは必須作業。特に千歳は使い
 勝手のいいキャラなので何かと重宝するでしょう。ただ原作未読なので先のことは不明ですが、
 ラスボスが天子様の親として逆算しても、もう少し使えるキャラが増えないと展開的に厳しい気
 がします。(2人に間に入ってくる恋敵キャラとか) 

・「ラブ」はぎこちないというより・・・
 「ラブ」展開については幾つか気になる点が。ぎこちなさを表現したいんでしょうが、正直「幼稚さ」
 の方が目に付きコレジャナイ感が気がかりですね。

・天子様の距離感が・・・
 一番気になっているのが、3話以降「天子様の距離感がおかしくなってないか?」っところですね。
 一気にデレだして距離感がなくなってますやん。たまにセリフで「適切な距離感アピール」してます
 けど、全体の流れをみると説得力がなくなったように感じますね。それに台所攻略までは幾分ご都合
 主義もありましたが、それなりにちゃんとプロセスを踏んできた印象があったのですが、なんか最近
 はなし崩し的に藤宮君から家事の主導権を奪っていくみたいな・・・
 あまり人付き合いに慣れていないから、「阿波連さんキャラ」で「距離感がはかれない」設定なのか?
 こんな感じで藤宮君を「駄目人間」に貶めていくのでしょうか。もうひとひねりを期待。

・藤宮君の抵抗も・・・
 藤宮君が日和りながらも一応一線を引いているので、どうにか作品としては持ちこたえていますが・・・
 彼の言動は正しいんですよ。でもその展開が無自覚な天子様攻撃に必死に耐えてる「コメディ」として
 見せたいのか、「これ以上好きになってはいけない」という切ない「ラブ」路線で見せたいのかがちょ
 っとわからないんですよね。私の理解力の問題でしょうか。{/netabare}
 
5,6話で盛り返せば些末なことだったで終わりそうですが、肝心の「ラブ」要素が入ってきてから少し
雲行きが怪しくなってきたのが気がかりですね。
それにこの作品はそもそも「藤宮君の駄目人間化」よりも{netabare}「天使様 VS 親~呪縛からの解放」といった
「ひげひろ」的なテーマだったっていうオチでは{/netabare}、という気もしてきたんだよなー。 
とりあえず継続視聴。{/netabare}

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(2023/1/15分)
【2話視聴】どうやってタイトル回収していくのか→これはダークホース!予想外の滑り出し
{netabare}
・キャラ描写が丁寧でしっかり描かれている
 ・一番感心したのがこの部分。テンプレキャラを安易な設定で見せるのではなく、2人の会話劇
  から丁寧に描かれている。主人公はちゃんと自分というものを持ってるって感じがするし、
  ヒロインも今までの自分の置かれていた環境(家庭や人間関係等)からそういうキャラになっ
  たのかなっていうのを「匂わせてくる」って感じで演出が上手いという印象。セリフではっき
  り説明するのではなく、2話かけてじっくり描いている点が好感を持てる。
 ・2話で新キャラ追加
  ・親友の彼女:(多少テンプレ気味であるが)サバサバした感じで主人公ともフランク。
         好感度が高く今後の出番が楽しみ。上手く使ってほしいところ。
  ・イケメン君:出番は一瞬だがなんかこれから絡んでくる?伏線かただの深読みか?
・タイトル回収という爆弾
 ・純粋にラブコメとしても普通に面白い。多少都合主義的なところはあるが、上述の通り2話かけて
  丁寧に描かれているので、さほど流れは不自然に感じなかったかな。2話でヒロインが主人公の台所
  まで攻略(?)するのだが、「夫婦以上、恋人未満」の「夫婦実習」という設定ありきでいきなり
  話を進める展開に比べれば全然好感が持てる。会話劇の中でお互いの性格、状況、利害関係の一致
  等しっかりこちらに情報を開示してくれてるので受け入れやすいという感じですかね。
  そんな感じで徐々に2人の距離が縮まっていく描写も丁寧なところがポイント高い。
 ・ここまで主人公を見てると、自分をちゃんと持っており妙に達観した部分もあるというか・・・
  ヒロインへの好感度が増していきつつも距離感をわきまえており、かなり「真人間」に見えるので
  すが、ここで「駄目人間」というパワーワードですよ!!
  どうやってここから堕落していくのか、今度の展開が非常に楽しみです。

ここまでの滑り出しは順調。主人公の好感度を上手く上げてきているので、今後の展開がよければその
ギャップがかなり効いてくるでしょう。でも雑に扱うと結局「所詮は妄想ラノベだった」ってオチに
終わりそうで、この辺りに注目しながら視聴していきたいところ。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 15
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

堕落の天使が誘う楽園

●天使危うきに近寄らず?

主人公の過去における交友関係 {netabare}の拗れから人間不信に陥ったという設定ですが、
全く意味がないとまでは言えないものの、既に天使様と甘口生活を早い段階から毎回のように
繰り返しているのを見たら、人間不信キャラは蛇足なような気がいたしました。

自分からは積極的にはアプローチできない設定の主人公ですが、それだと話が進まないため
各種のラッキースケベイベントが自動発生します…すると二人の距離感は巧い事縮まる
ということで、この流れで自動的にゴールインするのは目に見えるわけであります。

天使様の方は親子関係に難があり、似たような人間不信の傾向が見られますが
似たもの同士だからこそ、分かり合えもしますが、逆に近親憎悪の感情や
不信感や警戒感が人より強いため、なかなか互いを信用できないことも
あってしかるべきではないでしょうか?

甘口同棲生活特化型の路線ならば、人間不信設定はそれほど意味がなく
逆に人間不信同士が共同生活をきっかけに相互理解を深める路線ならば
安易にラッキースケベ展開で距離を縮めるような真似は控えるべきではなかったでしょうか。

人間不信ならば、告白するしない以前に、他人を自分の部屋に招くこと自体が
難しいはずであり、人間不信という割には余裕な感じで人に接しているような
主人公の状況を見ると設定上の矛盾を感じずにはいられません。

天使様との甘口生活がメインの物語であるならば{/netabare}やはり面倒な設定は
不要だったように思います。


●「堕落の天使」の計略発動!

ついに第十話にして決定的なシーンが描かれました。

【光の天使】様というのは実は{netabare}エロエロの性質を持っているわけですが、
今回その設定が見事に炸裂いたします。

裏設定が伏線を形成する格好の例が見事描写されているのでそれをご報告したく思います。

主人公は男を上げるためか?公園でランニングを始めます。
その公園で何気に映し出された「物体」をご覧になりましたでしょうか?

それは2度映し出されます。
1度目は公園のシーン初っ端。
2度目は「努力しないとな、真昼の隣に~」の台詞の時であります。

1度目の描写では銀色に輝くその物体は「3本」脚であることがわかります。
「3本」とは「3本柱」を表しているわけであります。
「3本柱」とは「2本の柱」が融合することにより生まれるものでありますが
そういうことで本作で描写されるそれも3本がうまいこと重なり合っております。

大事なのは公園にあったこの物体の名前ですが、これを【オベリスク】と言います。

エロエロの天使様の物語でこの【オベリスク】が出るなら当然の如く意味があり
案の定伏線となるわけであります。

主人公は天使様のエロい夢を見て粗相をしでかしますが、
その時の主人公の下腹部の状態こそが【オベリスク】とリンクしてるということであります。

「※願い事」を叶えてくれる天使様でありますが、実はそこには【等価交換の原則】が
働いているというのも天使の設定そのまんまであります。

天使の本性はエロであるが故に【オベリスク】の描写によりそれを暗示し
だからこそ主人公は「ダメ人間される」というタイトルも見事回収するのでございます。

天使の本性はエロですから、天使相手の{/netabare}純愛物語は無理があると言うべきなのかもしれません。

●男子高生の事情…

もちろん好みの問題と言うのが大前提にありますが
{netabare}当方が本作に対してネガティブ評価なのは主人公のキャラ性に魅力を感じず
感情移入も共感もできないところが大いにあるというのがその理由であります。

「ともちゃん」のじゅんや「長瀞さん」の先輩には共感できる要素があり魅力も感じますが
本作の主人公は人間味が薄くまるでAI搭載型彼氏のような印象を抱いてしまいます。

3話くらいまではある種のラッキースケベ展開にもかかわらず、クールであり続ける
主人公に違和感は感じず、草食系ならばそれもありかもと思いましたが、
リアルの男子高生とはかけ離れ過ぎているクールな主人公には微妙なものを感じるようになりました。

リアルの男子高生はただのガキであり、女子に対する対応も的外れな場合が多いものであります。

選択肢を間違わないこの男子主人公は、どちらかと言うとチャラい感じの大学生と
行動パターンが被るような気がいたします。

リアルの男子高生は可愛い女子相手程その対応に苦慮し、
長瀞さんの先輩のように挙動不審状態になるものであります。

顔が良くて紳士的で気が利く男子はある意味女子高生の理想の男性像なのかもしれませんが
残念ながらリアルの男子高生はそれとはかけ離れ過ぎて、しかも自分の部屋の合鍵を
彼女でもない女子には渡せません。
その理由については「男子特有の事情」につきお察しください。

もちろんすべてはフィクションであり、設定であるわけですが、
女子高生の娘を寮や女性専用の賃貸物件ではないところに住まわす父親とか
密室状態に高校生男女がいる状況の危うさを理解できてない主人公の父親とか
正直頭がおかしいレベルではないかと疑念を持ちたくもなります。

草食系男子は実はハニートラップにかかりやすいという真理を巧くついているようで
ありますがそれにしても「ラッキースケベカード」を何枚も持っているようにして毎回毎回
ラッキースケベイベントが引き起こされるのには食傷気味なものを感じてしまいます。

年頃の美形男子と美形女子が半同棲生活するような状況になれば、かなりの高確率で
両者に芽生えるものがあるのは当然と言えましょう。

砂糖と水を混ぜたら、砂糖水ができます。飲んだら甘いです。
設定的にはそうなるのが当然であるわけです。

2人が惹かれ合うことは理解できますが、恋愛物語としては面白みに欠け
主人公に魅力がないので、「ともちゃん」や「長瀞さん」と比べても
他の少女漫画系と比べても、本作は見劣りするというのが {/netabare}個人的見解でございます。


●天使様効果!?

「某所」で海外では本作が人気らしいという情報を入手しましたが、
{netabare}個人的には本作はラブコメの中では「久保さん」に次ぐ低評価であります。

甘口のラブコメが得意でないと言うのがその理由でありますが
もしも海外勢に好評というのならば裏設定が寄与している可能性があります。

【光の天使】様はそれ自体に意味があるという話であります。

【光の天使】様の本質は「Trigun」の方がより明確に表現されていますが
裏設定には{/netabare}特別な意味があるという話でございます。



●異世界転生ものでもおかしくない展開

異世界転生したら運よく{netabare} お隣さんが天使様だったという設定でも
十分成り立ちそうな程の楽観主義的空気を感じてしまいます。

天使の住まう鉄壁の城が回を追うごとにより強固に構築されていっているようであります。

現状では波乱要因が皆無すぎるため、例えその建築プロセスを省略しても
城が完成する以外の選択肢は無いとしか想像できません。

鉄壁の城に突然の奇襲攻撃を加えられるような不測の事態でも起こらない限り
この単調な建築プロセスは当然の如くダレていくような気がしてなりません。

現段階で既に天使様が本妻化してしまうなら、最終局面ではむしろ破局を迎える
くらいでないと帳尻が合わないようにも思えてきます。

順風満帆過ぎるラブコメの{/netabare}現状進路は果たしてこのままでよいのでありましょうか?

●ハニトラの達人?
(光の)天使様という設定に忠実という意味では適切な展開であると言えのかもしれません。

{netabare} 主人公の家で寝たふり決め込む天使様はまさに策士であります。
知能が高いのは伊達ではないようでございます。
ここまでくるとすべて計算ずくでやってるようにも見えてきます。

もしかしたら何かしらの事情によりハニトラを駆使して主人公を
篭絡させようという意図が天使様にはあるのかもしれません。

天然ボケの性格故に無意識的に主人公に隙を見せているというのは、
かなり無理がある話のように思えますが、堕落を誘う{/netabare}光の天使様の真意はいづれでありましょう?





願えば叶える天使様。

そんなうまい話があるかとクールな男子は自制を決め込む。

あまりに都合がよすぎる展開数々、これは嵌めこみ破滅のフラグ
警戒すべきでありましょう。

それでも頭でわかっていても、天使の微笑み悪魔の策謀?
底なし沼に嵌ったように、ゆっくり落ちていくのが引力。

すべては仕組まれ、いたかの如く、ハートのエースは進路不明?

結末は見るまでなくとも、止める術なし楽園航路。

プロセス眺め、楽しむ者が、完全勝者となり得ましょう。


●あだ名のネーミングセンス・・・
恐らく【天使】様は皮肉を込めた意味合いもあるのでしょうが
実際 {netabare}【天使】様は成績優秀のモテ女子であり、才色兼備という意味では
高い知性と美貌を兼ね備えた【光の天使】そのまんまであります。

更に本作の【天使】様の凄いところは、風邪の対処法を知っているところであります。
現代医学=西洋医学とは対処療法でしかなく、従って薬を飲んでも風邪自体は治らず
体調を維持し「免疫力」を高めるのが肝要であるという事実を知っているのであります。

その事実を知っているのは高校生では珍しく彼女が本物の上流階級、教養人
であることを示唆しているのであります。

【光の天使】様は単に学校の勉強ができるだけでなく知性が高いわけですから
すべては彼女の計算で物語が進行しているとも考えられるわけであります。

何故なら元ネタの【光の天使】は嵌めこみトラップが大得意でありますので。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 6
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

オタク感満載のヒロイン

{netabare}
最近流行りのオタク向けラブコメ。
オタクってこういうのが好きなんでしょ?を詰め込んだようなヒロインで見ていてちょっときつい。
主人公にあまり魅力を感じないのもあって、真昼が主人公だけを特別視していることに違和感。(まあ家が隣という偶然のせいでもあるのか)
男に靡かない性格のはずなのに、出会ったばかりの周の家に上がったり、料理のお裾分けとなるとさすがに都合よすぎないかとなる。
そういう部分でオタクの妄想感を感じる。
どんな恋愛作品もオタクが喜ぶ物語と言ってしまえばそうなのかもしれないけれど、この作品はそこがとにかく顕著だったかな。
異性に身体を普通に触らせたり、そんなことしないよねみたいな行動ばかりで少し気持ち悪かった。

そんなところもあって、1話か2話の時点で既にお前らもう付き合えよって言いたくなる笑
どう考えても付き合ってない男女の関係性ではないw
それと、お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件というタイトルだけど、周は是正されてる側で、むしろ真昼の方が段々駄目人間になって行ってた気がする。
回を増すごとにビッチみたいに・・・。

良かったところとしては、きついシーンが多い作品だったとはいえ、どの話も退屈には感じなかったこと。
恋愛作品は大抵虚無感を覚える自分でも、そんなことなく楽しめた稀有な作品ではある。友人との絡みが多かったからかな。
ただ、後半になってくるときついイチャイチャシーンが増えてしまった。
あとは、真昼の過去回はかなり良かったと思う。
最初は魅力がないように感じた主人公もあの回辺りで好きになれた。
あそこまで大胆に手を差し伸べておいて告白はしない辺りは相変わらず気弱だけど、最終回ではその優柔不断さもやっと改善された。
タイトルとは真逆だけど、ダメダメな生活を送っていた主人公が真昼との半共生を通じて人としてまともになって行く成長物語としては悪くない。
イチャイチャはきつかったけど、決め回は良かった、そんな印象の作品。

私的評価:49点
私的ベスト回:7話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆3
キャラ可愛い。見知らぬ人に傘渡すか普通。
いきなり家に訪問するぐらいの仲になってて草。
駄目人間にされるじゃなくて天使様関係なくもう既に駄目人間だよね。
いや、もっと過程を踏めよ。もうカップルみたいなことやってて草。
ちょっと会話が臭めだな。隣が汚部屋だと嫌ってなんだよ。
つまらん。何このクソ曲。

2話 ☆4
会話の臭さがあまりないのはいいけどさ。2話でおんぶとかw
美少女に賄ってもらう話? この都合良すぎるヒロインさぁ。
研石w キャラに不快感は無いけど微妙だな。
ぬいぐるみ買うシーンカットするな。

3話 ☆7
この母何しに来たんだよノリが寒い。
ご飯作ってる時点で彼氏彼女の域超えてるんだよな。
もう付き合えよ。極上だ…。元は駄目人間じゃなかった言い方。
どうやったらスクランブルエッグ作るのミスる。
飯作ることに喜び覚えてて草。
主人公は他のクラスメイトと違ってどこが特別なの。
のび太みたいなパターンか?

4話 ☆8
4話に来て友人からごもっともな指摘w 主人公気変わりしてきたか?
キーケース選ぶのセンスいい。イチャつくなw 不法侵入で訴えろ。
クリスマスプレゼントを用意してあげたり、
風邪の看病してあげるのはダメ人間を脱却していけてる気がする。

5話 ☆7
男が寝たベットに寝させるな。
服に触るのはアウトで顔に触るのはいいのかよw
寝てる時はって何だよ。いじめられてここに移ったの?
もうカップルじゃんこれ(n回目)
普通彼女でもないのに男女2人では行かんだろ。
駄目人間にされるというかだんだんまともにはなってるよな。

6話 ☆8
男に聞くんかよ。出さねーだろ倫理観どうなってる。
これ学年全員の女子から貰ってるレベルの多さだろw
門脇友人なんかよw
こういう陽キャと繋がりある時点で陽キャなんだよな。
チョコ真昼から貰えないってマジ?
お世話になってるんじゃなくて完全にお世話してる側ではw
脳死してチョコ渡さないの偉い。はよ付き合えや。過ぎてる。
友人からごもっともな指摘。いつきと浮気。小学生レベルじゃんw
はよ付き合え。やっと自覚したか。

7話 ☆10
家出で友達の家来られてもな。毒親かよ。
親が親なのによくまともになったな。
いや、性格悪い時や口悪い時あったか? 料理作ってんのにw
必要以上に卑下してんな。
いや、普段とあんま変わんなくね? 告白か?w
髪型変えるのを忘れない。
握ろうとした人はいっぱいいたんじゃないか? GReeeeNか?

8話 ☆8
もうクラスの前で堂々としろよ。ひたすらイチャイチャしてるw
髪撫でる動作カクカクで草。男じゃんw 新婚だろ。
提出写真だけでいいのか。急なイケメンムーヴやめろw
真昼がピンチになったら大胆に守るの草。イチャイチャ。

9話 ☆5
デートかな? 清楚な方ってなんだよ。
今回いつもよりもこういうの好きなんでしょ?感がきつい。
こいつがナンパされるのかよw 普通逆だろw 当たり前の話だな。
はよ告白しろ。

10話 ☆5
そいつらだけが原因で転校かよw まあお人好しだしな。
てか高校で転校出来るんだ。こいつ清楚そうな見た目でビッチかよ。
しずかちゃん理論。

11話 ☆5
付き合いたいんか?
回を増すごとにオタクくんこういうの好きなんでしょ感がきつくなっていってる気がする。生足はまずいでしょ。真昼がビッチ化してる。

12話 ☆7
ハーゲンダッツか? バディダディで見た。草。直球すぎる。
ばらすんか。急にイキリ出すな。天使様キレてて草。
いつも容器整えてたら普通に釣り合ってるのでは。決め回は良かった。

曲評価(好み)
OP「ギフト」☆3
ED「小さな恋のうた」☆5.5
7話ED「愛唄」☆7
12話ED「君に届け」☆6
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5
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