修行で笑いなおすすめアニメランキング 28

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの修行で笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番の修行で笑いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.2 1 修行で笑いなアニメランキング1位
ハイキュー!! セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (798)
4850人が棚に入れました
すべては、“進化”する―!!「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中・コミックス累計1,600万部突破の次世代王道スポーツ漫画、『ハイキュー!!』。2014年4月~9月に放送されたTVアニメの好評を受け、2015年10月から、TVアニメ セカンドシーズンが待望の放送スタート!監督には『おおきく振りかぶって』でアクション作画監督を務めた満仲勧を迎え、キャラクターデザインには『デュラララ!!』、『魔法少女まどか☆マギカ』の岸田隆宏。そして制作は常に最高のアニメーションを送り出し続けるProduction I.Gと、ファーストシーズンから引き続き、ヒットメーカーによる最高のチーム体制!
日向・影山を演じるフレッシュな若手を、実力派キャストが力強くサポート!セカンドシーズンでは、新たなライバルを演じるキャストも続々と参戦します!
3度のボレーで攻撃へと“繋ぐ”バレーボールに青春を燃やす少年たちの、チームメイトへの熱い思いと、ライバルとの死力を尽くす真剣勝負。本格バレーボール作品の魅力を、さらに“進化”したアニメーション表現でお届けします!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、木村良平、逢坂良太、浪川大輔、吉野裕行、竹内良太
ネタバレ

moaimoai さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

雛鳥がかえる

追記
最初のコメントが長文で失礼…

画も素晴らしいし、内容もアツかった。登場人物それぞれの物語に1期ではなかった深みが出てきたことが高評価。

ただ、運動部経験者(サッカー部)として

また、烏野高校のように下剋上を目指しある程度まで経験したものとしては

まだまだまだまだ葛藤が物足りないのである…笑

こればっかりはリアル(自分の体験)と比べてしまってる限り超えられない壁になるのだろう…

元も子もないのだけど、2クールと尺が決まっているため展開が"予定調和"になってしまう…

視聴者の予想を超える驚きがあったかといえば、

青春の良いところ"だけ"
綺麗なところ"だけ"

切り取ってるように感じてしまった…

この点が時折女性ウケを狙ってるとも観れる節々の演出に影響が出ているかと。

個人的には男性ウケ(萌え・ロリ・微エロetc)とか女性ウケとか気にせず、シンプルに面白ればいいという考え。

今作については、綺麗なところだけではない、他人には見せたくないダサいところ・弱いところなど、もっともっと人間臭いリアルな部分が見たかった・感じたかった。笑

例えば相手を、たとえどんな手段を使っても、蹴落としてでも勝利を掴もうとする人物。その行動原理となる背景

実際、自分の経験でもチーム内のレギュラーとベンチ(もっといえば登録外)の選手とで問題が生じたことは幾度もある。

以前レギュラーだった先輩と、新しくレギュラーになった後輩が大会直前の紅白戦中に接触し、レギュラーの後輩が大怪我をしてしまった。結果、本番にはその先輩が出ることになったのだけれど
人によってはその先輩が「故意に怪我をさせた」と憤ったり…(真意は未だに不明)

あまり心地よい話ではない。のだけれど、そういった観る角度によっては「負の側面」にもなる人間臭さが現実にはたくさんある。

そこまで求めるのは果たしてエンタテインメントなのか?と別のテーマでクエッションマークが浮かびつつ、それでも私は「深さ」を求めてしまう…笑

長くなるのでここら辺で。笑

高評価には変わりないし3期に期待!!

-----------------------------元コメント 2015.11.25-----------------------------

一期のざっくり評価は「安定した面白さがある良作。ただ、、安心するけどドキドキしない」

と、まるで失恋フラグかの如き厳しい評価をした記憶があります(笑)

今期はその点ドキドキする展開に。笑
また、シリアス要素も入りスポ根一辺倒でなくなった分、メリハリ効果でギャグが映えてる点も高評価。
作画も流石(NOT駄洒落)攻殻機動隊を制作してるだけあって動きに強い。

{netabare}合宿の猫又監督の心境よろしく、雛鳥かえっちゃう予感。笑{/netabare}


--

以下、【ロングロングローングポエム】※閲覧注意←本当に長いから



偏見なんですが、自分が運動部出身ということもあり

どうもスポーツ系のジャンルは
・エンターテイメント(アニメ作品としての評価)の部分

・リアル(実体験からの乖離具合)の部分
とのジレンマが常にあります。笑

エンターテイメントに偏り過ぎると、もはやスポーツというよりギャグ・ファンタジー!?と勝手にスポーツ系の枠から外してしまう…笑 違う視点から見ればイケるでこれ的なやつですね

とはいえリアルの部分は、バランスが難しい。だって単純な基礎練習の反復シーンなんて絶対つまらんwww(せいぜい1エピソード・1カット程度の要素としてでお腹一杯)

それでもギャグ・ファンタジー系(主人公最強・格闘漫画ばりに必殺技の応酬etc)ではなく、真っ直ぐスポーツ・青春を描いていく作品にはリアルの部分は無くてはならない要素ですよね。

作者さん・制作さんのそうした強い思いにまず敬意を込めて、だからこそこちらもかなり厳しい見方をしてしまう(ただの単細胞)


そういうわけで、一期に関しては個々のエピソードはありましたが正直「スタートラインに立った段階」だなと(三年生には悪いが)

実体験として成り上りのように、強くなる過程でまず最初に「敵の強さを知る・自分達との差を知る」という基本にして非常に重要な【自分達の強さを肌で感じ・知る】段階を通過しなくてはいけない。

部内のエースだろうが、競合と同レベル・強豪の基準でみれば並なんてことはザラ。もっと言えば全国で自分達の地方のレベルがどの程度か

他人との比較を好む好まない関係なく分析、それも文字や映像ではなく実践(実戦)を通してすること。数字やデータもその上で生きてきます。

結果に拘らず楽しくやるなら別ですが、上を目指すのであればこうした経験から目標と課題を明確にしなければ強くなりません(PDCAですね。ってもしドラかよ←古)。

{netabare}前回の月島君の率直な疑問は、ものすごーーーく大切な問いです。笑 そしてその答えもものすごーーーく共感。笑

練習をどれだけやっても結果を出せる保証は得られないし、時として結果が運に左右される部分も確かにあります。それでも高みを目指し挑んでいかなければ成長はできない。{/netabare}

この辺りの葛藤は万人に支持されるかはともかくとして、個人的にグッとくる要素。笑


あと、これも偏見というか趣向の問題なんですが指導・成長に関して

チーム・選手が成長する為、目標は示す必要はあります。けれどもその過程(方法)は相手を信じて任せる。
選手一人一人の過程はバラバラでも結果としてチームで目標に到達する。その為に灯台を照らして全員が同じ方向を向いて進めるようにできるかが肝です。


前ラグビー日本代表監督のエディ・ジョーンズさんもインタビューで(以下抜粋)

〜練習方法などについては細かいところまで指示は出しません。ある程度の責任はもたせて任せるようにしています。けれども、ゲームの中で、選手にどのようなプレーをさせるのか、という点については、私と細かく共通認識を持つようにしています。ゴールは共有しておいて、手段は任せる。〜


また、サッカー女子日本代表(なでしこJAPAN)監督の佐々木則夫さんの指導に

「プロミスは不変、プロセスは可変」

目標達成のために不要ならば、男女の壁、あるいは上下関係の壁は破ってしまえばいいという考え方があるそうです。


色々な指導法があり、また選手も十人十色でこれはあくまで一つの方法に過ぎません。

けれども、個人的には「主役はあくまで選手」だと思っているのでこうした考え方は共感してしまいます。笑


戦術で選手をコントロールしてある程度の結果を出すチームは現実にもあります。

今作にはそうしたチームが今後出てこないかなと期待したり…笑 物語的にも反面教師というか成長のキッカケ美談(悪口じゃないよん)として王道だし


少し脱線しましたが、強豪の場合、明確な目標(全国出場が伝統・ノルマetc)があるので
そもそも入学してくる選手にゼロベースで方向性を示す必要がないことが多いです。

対して現在の烏野のように成り上りする場合、どこを向くかから考えなくてはいけない。これ非常に難しい…
なんせ、本気で全国行くなんて1人が思っても周りは内心「ベスト16いければ」と思いつつ流行り文句のごとく「全国!!」と口にすることが往々にあります。

ただ、外的要因(強豪の選手だから自分は全国を目指す)でなく、内的要因(誰に何を言われようと1番になりたい)で「全国」を本気でチームが目指し挑んでいく成長や変化は

本当にゾクゾクするほど興奮します…笑

勿論、強豪にも伝統(結果だけでなく、OBやチームを応援・金銭面も含めサポートしてくれる地域・関係者の方々etc多方面)、
期待・重圧(全国に行くまでは負けは許されない)と向き合う精神的強さなどなど

プライドをプレー・結果にぶつける熱さも興奮します


まだまだ語りたいことは沢山ありますが、いい加減やめます(笑)


たいそうなことを書きましたが、強くなるには地味で他人からみたら面白みのない日々の基礎的な練習の積み重ねしかないです。

このリアルな部分とエンターテイメントの部分をどう描いていくか、今後期待して楽しみたいと思います!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

かさい さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これがI.Gクオリティか。

2期の2クール。
文句のつけようがない。
とにかく毎話のクオリティが高い。
バレーボールというスポーツをここまでしっかり描写できる制作会社は相当限られてくると思う。
何より、原作ファンの自分にとっては、ものすごく原作リスペクトを感じる作品になっている気がする。
売れ行きも好調で、3期も決定したので、またこのシリーズが見れると思うと高ぶる。

I.Gのスポーツアニメ。1期に続き監督は満仲さん。キャラデザは岸田さん。

【総合】
4.81/5

【物語】4.8
【構成】4.9
原作準拠なシナリオ。下手な改変などは一切無い。とにかく忠実。
原作の面白さを理解し、それを軸に構成している。
何より、人気の作品でなければ実現しない構成だとは思うが。

A、B構成、1話構成、2クール構成。構成面ではほぼ完璧。
1話構成の切り方、引き方が非常に上手いし2クールとしてのまとめ方も理想的。
毎話のクオリティにもこの構成が繋がっているのかもしれない。

物語的にも、キャラの成長、チームとしての成長を存分に描写し、苦悩や困難といった青春的エピソードも十分に存在する。
敵とのやり取りや、負けたチームの描写なども怠らずに最後まで追いかける姿勢は素晴らしい。
ドラマ的構成があれば、アニメ的でスポ根展開もある。
女性も男性も楽しめる内容になっていると思う。
とにかく面白いです。

【作画】4.85
I.Gだからこそ成り立つ2クールのスポーツアニメだったと思う。
バレー作画に関しては、勢いのあるアクションから、丁寧なアクションまで幅広い使い分けをしていたし、キャラの動きや身体、体重移動などもしっかりしている。ボールはCGだがその組み合わせも上手くいっている。サーブやスパイクと言った見せ場では、異色な作画も存在する。

気合が入っているのはバレー作画だけではない。
人物描写も丁寧なので、気迫の演技や芝居も存在する(主に末冨さん)。
キャラ達の葛藤や敗北による悔しい感情などを鮮明にアニメーション化している。感情移入せざるを得ない..。

【美術】4.7


【声優】4.8
キャスティングが凄い。
どのキャラも違和感が無いし、人気のキャラにはしっかり人気の声優さんをキャスティングしている印象。
感情的なセリフも沢山あるので、キャラへの入れ込み度が垣間見える。

吉野さんカッコ良かったですね。

【音楽】4.8
劇伴クオリティも高い。凄く高い。
とにかくシーンにあった劇伴を入れてくるんだけど、レパートリーもすごく豊富。シーンと展開と感情に合わせるのが滅茶苦茶上手かった印象。
林さんは今後も注目したい。

【演出】4.85
・原作の持つ雰囲気をアニメーションに
原作では、作者が以前にホラー漫画を連載していたこともあって、一枚の絵として凄く魅力的なコマがたくさんある。キャラが時折見せる本気と集中力を静かで迫力のある絵で表現しているのは特徴的。
その特徴をしっかり活かす形で、キャラの影付けやハイライト、アップ等を利用して表現している。ここでもしっかり原作リスペクトを感じてしまう。

・丁寧なキャラ描写
キャラの表情の捉え方がとにかく的確で丁寧。
見せ場では感情的な作画を持ってくる。
キャラのフォルムもかなりシンプルだが、表情で筋肉が動いた時や、派手な影をつけた時の迫力もかなりのもの。
岸田さんのキャラデザ力が光る。

・キャラ描写についてくる回想
敵サイドにも味方サイドにもそれぞれの努力と経緯があり、その過程を程よい長さでドンピシャなタイミングで出してくる。展開に更に深みを与える演出になっている。

・ギャグが単純に面白い
です

・アクションが少ない回こそ
構図やカット割りに気を配った演出になっていた気がする。
芝居や声優さんの演技も素晴らしい。モノローグのセリフなどもキマってる。

・リアルタイム演出
24話では満を持して満仲監督回。
実質最終回という表現をとってもおかしくないこの回はとにかく凄かった。
ただでさえカロリーの高いバレー作画を惜しみなくしてる。
動かし方もサボり方も尋常ではない。
サボり方といっても、試合は映していないが進んでいるという演出を凄く上手く使っている。
試合の一連は、途切れないテンポとリズムのカット割りで、常に試合が動いている状態にする。目まぐるしく動くカメラワークなども凄い。
観客、ギャラリーの声や、試合中の選手の声などの音響面でもしっかりリアルタイム感を演出。コートが映っていなくても状況が伝わるようになっている。
細かいカット割りの一連も、非常にリズムが良い。どのシーンもしっかり繋がっていて、視聴者に画面の唐突な変化を感じさせない

この回の演出は、漫画では出来ない、アニメーションの特徴を活かした演出だと思う。


【op&ed】4.8
1クール目は少し控えめ。
opもedも本編とはしっかりシンクロしている。
op絵コンテ演出、満仲監督。edは塩谷さん絵コンテ演出。
edのキャラが全員走っている作画は一人一人の走り方が違くて、キャラの特徴をとらえたフォームになっている。

2クール目のopは甲斐さん、edは西尾さん絵コンテ演出、一人原画。
opはカメラワークも激しいし、アクションも凄い。相手コートもしっかり今後の敵になっている。
edはシネスコサイズの試合前シーン。本編には残念ながら参加されていないようだが、やはりスペシャルだ。

【キャラ】4.8
・烏野も他校も魅力的。
これが強みでもある。
勿論視聴者的には主人公が所属している高校を応援したくなるのが自然だが、他の相手校も負けてほしくないと思えてしまうのがこの作品の魅力でもある。そのくらいしっかりキャラを描いていた。

・味方のセリフも敵のセリフも凄く良い。
スポ根、青春を感じる素晴らしいセリフの数々。
キャラによってはシンプルだったり、哲学的だったり、深かったりもする。

・スポットライトを主人公サイドに絞らない。
スポットライトを主人公やその周辺に絞るアニメもあるし、それは全然悪いことでは無いけれど、このアニメはしっかり、満遍なくバランス良く、色んなキャラに焦点を向けていた。とにかくサブキャラ描写も敵キャラ描写も惜しみない。
そのおかげで、他校との絡みにも深みが出てきたり、リアクションや会話に納得がいったり、展開が更に熱く感じたりなど。


及川さん好きですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最高のチームで、最高の瞬間を共に味わうために。

ハイキュー!!2期です。
まずは1期から観てください^^

1期もアツくて大好きでしたが、
2期はさらにヒートアップしている…!

もはや、コートという戦場で戦っている戦士たちですよ。
みんなかっこよすぎる(*´ω`*)

個人的にスポーツものは
途中で飽きてしまうことが多いのですが、

この作品は飽きるどころか、
もっと見たい!と続きが気になってたまりません。

2期は全25話です。


● ストーリー
宮城県立烏野(からすの)高校、男子バレーボール部。

春高に出場することを目標に練習に励むも、
このままでは強豪校に勝てないことを実感するチーム。

東京遠征合宿で練習と対戦を重ね、
それぞれが戦う武器を磨き、いよいよ春高予選が始まった。


ストーリーは大きく、
・東京遠征
・春高予選
の2つです。

この構成がよくてですね、

東京遠征編では
個人やチームが己の技を必死に鍛える努力が描かれ、

春高予選編では
身につけた技を駆使しながら戦っていく。

合宿での努力を散々見てきたから、
その成果が試合で発揮されると気持ちがいいし、感動もする(´;ω;`)

ハプニングもピンチも、
とにかく目が離せない展開ばかり!

いろんな技や作戦が組み合わさった多彩な試合運び。

選手の技や特徴1つで試合の流れが変わったり、おもしろいの!

作者はいろんな戦術を考えながら、
構成を考えているのかな。

アツい試合を意図的に作る作者は
すごいなあと思いました。

こんなにのめり込んでスポーツを応援したのって、
久しぶりな気がするw

試合の行方に緊張して心臓に悪かった…。笑


≪ どんなチームにも敬意を ≫

キャラの個性も大好きなのですが、
今回は“チーム”に注目していました。

1期もそうでしたが、
この作品は主役の烏野高校だけにスポットライトを当てることはしません。

大して強くもないし、
目立つ選手がいないチームが相手だったとしても。

そんなありふれたチームにも、
ドラマはある。通り過ぎてきた気持ちがある。

1つ1つのチームにしっかりと焦点を当てることで、
見ている側は自然と感情移入をしていて、知らぬ間に励まされてもいる。

そして試合の最後には選手やチームが抱えてきた思いや、
負けて悔しい気持ちに共感している(´;ω;`)

そういう作品だからなのか、
烏野のメンバーは「楽勝だった」「相手弱かった」などのような、
相手を見下すような発言を絶対にしませんね。

どんなチームや選手に対しても全力でぶつかり、
自分たちが上を目指すことだけを考えているアツいチームです。

だから大好きなのですけど^^


≪ 烏野高校バレー部 ≫

作中ではいろんな選手やチームがありますが、
やはり主役のチームが好きです。

烏野高校の、チーム感が好きです。

レギュラーでもそうでなくても、全員がチーム。

立ち止まりそうになったときに、
アドバイスをくれたり、叱咤激励してくれたり、
一緒に悩んでくれたり、そばにいてくれたり、
一緒にがんばったり、認めてくれたり…。

そういう存在が彼らの成長には欠かせなかったと思うんだ。

あまり大きくアピールはされてないけれど、
こんな仲間やライバルがいたからこそ、

烏野のみんなは思いっきり前を向ける。
迷わずがむしゃらにバレーに向き合える。

仲間を、自分を、チームを信じているから。

みんなまっすぐすぎるほどまっすぐだよ!


● キャラクター
個性が豊かで、しかも魅力的なキャラばかりです♪
普段のテンションは笑えて、コートでの真剣な姿はかっこいい!

1期ではノヤっさん推しでしたが、
2期では部長の大地さん推しだったな♪

一番まともな人なようで、
実は一番内側が燃えているアツい人。まさに部長!

というか、
東京合宿での他校のキャプテンみんな面倒見よすぎw

普段はおちゃらけているけれど、
バレーに対しては真面目な気迫を出すの好きだった(*´ω`)


● 作画
1期もすごかったですが、
そのクオリティは2期でも変わらず♪

ほんと、よく動くし迫力あるし、
試合を飽きずに観られたのは、作画の力が大きいと思います。

このカメラワークはあっぱれです!


● 音楽
【 前半OP「アイム・ア・ビリーバー」/ SPYAIR 】
【 後半OP「FLY HIGH!!」/ BURNOUT SYNDROMES 】

【 前半ED「クライマー」/ Galileo Galilei 】
【 後半ED「発熱」/ tacica 】

1期も音楽よかったけれど、
2期も良曲がそろっています!

OPは試合中のような直球なアツさ、
EDは心の内にあるような静かなアツさ。

私の一番のお気に入りは「FLY HIGH!!」ですね♪

OPは映像にも力が入っていて、
本編に劣らないよく動く試合シーンも見どころですよ^^

この映像だけで何杯もいけちゃいますね…
お腹いっぱいになれます(*´ω`)


● まとめ
期待していた2期ですが、
期待以上に楽しめました!

最後の試合はすべてを出し尽くして、
もう決勝戦だと思った!笑
(1期のレビューでも同じこと言ってたような。笑)

ハイキュー、やっぱり大好きです!
見ているこっちもアツくなってくるよー!!

3期も楽しみだ!^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

78.8 2 修行で笑いなアニメランキング2位
七つの大罪(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1469)
8703人が棚に入れました
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

侮りがたし日5|ョ∀・´)…感動スペクタクル大作!!!

◆原作コミック 全24話 原作未読
◆ジャンル アクション ファンタジー


絶大なる"魔力"を有し、人々から敬われ、時には恐れられる
存在(聖騎士)に守られた国「リオネス王国」
王国の王女『エリザベス』はたった一人国を離れ、ある物たちを探す旅に出ていた!
それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、
全騎士団を敵に回した罪人たち―〈七つの大罪〉
たどり着いた一軒の酒場で、『エリザベス』は
店主を名乗る一人の少年『メリオダス』に出会う!
それは彼女と〈七つの大罪〉たち、そして世界の命運を一変させる
"とびきりの冒険"の始まりであった― (あらすじ公式サイト引用)


簡単な相関図_((Ф(・ω・`)コンナカンジカナァ!???w
スマホだと変なんなるかも´・ω・)ω・`):

          
           凸リオネス王国凸
     
       【§聖騎士§】(甲冑着た強いヒト達)
        (民衆から敬われ、恐れられる存在)
   探してる                 魔神の力を利用!?
    ↙                         ↘
 王国王女        ↑↑↑         〈∮魔神族∮〉(滅びた!?)
『エリザベス』      【VS】     不思議な魔力を有した怪物?
  探してる       ↓↓↓          ↗
(一緒に旅をする) ↘            魔神の力と関係あり!?
            【†七つの大罪†】       
         かつて王国を裏切った!? 者たち   
       『メリオダス』『ディアンヌ』『バン』
      『キング』『ゴーセル』他 +『ホーク』(豚)



14年10月~15年3月まで放送された王道アクションファンタジー
作品ですが私も毎週楽しみに視聴させて頂きました!!

というかここ最近のこの日曜5時枠作品は侮りがたしΣヾ(゚Д゚;)ノ

中々の超感動スペクタクル大作に仕上っており
私大変夢中になってしまいました(๑→‿ฺ←๑) ♪

どこか中世ヨーロッパの景観を描いた様な世界観に
魔力や、魔法などのファンタジー要素が加わって
コレぞ王道たる魅力の所以と言いますか…

そこに息をもつかせぬ熱いバトルアクションに
それぞれのキャラの想いが重なって
この戦いは負けられない!! 仲間を救う!!
大切な…大切な存在(ヒト)の為に…

そう…その幾多となくおとずれる感動秘話に胸熱必死!!!
なのであります。゚(゚´ω`゚)゚。


そんな中でも私がとても胸熱で大好きになったキャラ、及び彼(彼女)らの
エピソードをまじえてBEST③形式で書きしるしてみました!!



*・゚゚・*ヽ(*゚∀゚)ノ*【このキャラ良かったよ!! BEST③】*ヘ(゚∀゚*)ノ*・゚゚・*:

―第③位―

『ディアンヌ』

巨人族の『ディアンヌ』はその可愛らしい容姿と気取らない
真っ直ぐな性格が好印象✩
だけども、と、とても体が、その… で、でっかい(*/ω\*) でも~
それがまたいい味出していて、ホント、ピュア(嫉妬深いw)で魅力的な女のコ♡
CV:悠木碧さんの声、演技もピッタリでした♪
彼女の優しさとういか人柄の良さには多くの方が共鳴したことと思います!

なんといってもあの{netabare} 『キーラ』の弟さん(子ども)を助けるシーンは
とても胸熱、名シーンでお涙必死かと…。゚(゚´Д`゚)゚。!!

そこから、『キーラ』&『ハウザー』が聖騎士を裏切り
『ディアンヌ』を助ける胸熱展開も大変良い(*>ω<)bイイ!!
『キング』との幼い頃の素敵なエピソードも、微笑ましくとっても◎ {/netabare}



―第②位― 

『キング』

妖精王 ハーレクインこと『キング』はその純心で一途な性格と
見てくれが変化するギャップや、常に眠たげな表情で枕を抱いて宙に浮いている
癒し系な雰囲気もさることながら、やはりその優しすぎる彼の
魅力にコレまた夢中になった方も多勢いらっしゃる事かと思います!!

なんといっても、 {netabare} 疲弊した『ディアンヌ』を全魔力を使って防御の壁(バリア)
を使って『ヘルブラム』の攻撃から守るシーンは最高に胸熱(*>ω<)b
というか、か、カッコ良すぎます!!  コノコノォ(〃´Д`σ[キング]qw

『ディアンヌ』との…切ない…過去のエピソードや
旧友『ヘルブラム』とのエピソードも思わず涙の垂れ流し状態に。゚(゚´Д`゚)゚。{/netabare}




―第①位―

『ホーク』ちゃん (豚’`ゥ(*´(00)`)’`ゥ)

残飯処理騎士団 団長こと『ホーク』ちゃんは
本作のマスコット&イメージキャラクター トコトコトコ(((っ´(00)`)っ♪

残飯の量を増やしてもらうことに日々命をかけている―w

戦闘能力は皆無だが…
なぜか!?w 自分のコトを”最強の戦士”と思い込んでいるw
喋る豚として本作では基本ツッコミ担当!?
『バン』からはこれまたなぜか!? 師匠と仰がれる存在!!
何かと上から目線で口は粗いが全く持って憎めない、
愛嬌が抜群の魅力的キャラ♪*

ハラハラバトルの合間に終始、笑いをもたらしてくれる点も◎!!

というか、私途中まで、ずっと『ポーク』ちゃん(pork)かと思ってましたが…
『ホーク』ちゃんだったのですね(ノ∀`;)w

そんな『ホーク』ちゃんに、 {netabare}まさか…最終回前話にて
まさかの豚ちゃんにお涙頂戴させられてしまうコトになるとは…。゚(゚´Д`゚)゚。
紛れもなく彼(彼女?)は1人の勇者であり、真の漢の姿そのものでありました―!!!!

「あんな気のいい奴を… よくも… くそがーーーー!!」

途中『ホーク』と仲違いする展開になってしまっていた『バン』の
あの一言が全てを物語っていましたネ… (つω・`。){/netabare}



他キャラの皆さまも大変、個性的かつ魅力的でしたが(*>ω<)b
今回は私のツボによりハマった3名(匹)を抜粋しご紹介させて頂きました!!


ただ『団長』『バン』『ゴーセル』の3人はどこか…
不死身過ぎでw バトル中もなんだか、まだ全然本気出してない感が強く
特に『団長』&『バン』は常に余裕感(隙)が出ているというか…w
元より『バン』は不死身属性を持っているせいか…

大事なバトルシーンにてやや緊迫感が損なわれてしまった感が…・ω・*) ソーッ

ただその”強さの底を見せない”雰囲気というか…
そこが本作の特徴であり、興味を注がれる面白さであるゆえ
後々恐らく色々と解き明かされる上で大事な
要素の一つなのであろうと私は勝手に思っております✩

それでも最後の方の局面は ハラハラ|ョ゚Д゚。))))ドキドキで
最高の盛り上がりを見せてくれました!!

とにかく視聴前、私が期待していた以上に大いに楽しむことができました!!

終わり方も、続編に期待を含ませた見事な締め!!でしたので、
さらなる彼らの冒険の続きが描かれる日を心待ちにしたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 52

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この作品で経験した私の初めて・・・(//∇//)

この作品の原作は未読ですが、日曜夕方の5時半枠の作品という時点で視聴を決めていました。
この時間帯のアニメは健全に感動できる作品が多いのと、雨宮さん、悠木さん・・・といったお気に入りの声優さんが出演されるのも大きな後押しになっていたと思いますけれど・・・^^;

これは未だ人と人ならざるものの世界が分かたれてはいなかった古の物語・・・
国を護る聖騎士達は絶大なる魔力を有し、恐れ、敬われた・・・
この様な下りから物語が始まります・・・この下りは結構好きでした^^

物語の舞台はブリタリア・・・聖騎士が守る国なのですが、聖騎士が「聖戦」の開始に向けた準備を着々と進め、増加した騎士の横暴な振る舞いによって国は荒廃の一途を辿っていました。
それを憂い危機的状況であると感じた第3王女のエリザベスは、聖騎士を止め聖戦を回避できるのは10年前に国を追われた伝説の騎士団『七つの大罪』だけだと考え、彼らに助けを乞うため白を抜け出し七つの大罪を探しに旅立つのです。
こうしてエリザベスは、とある酒場に流れ着き・・・物語が動いていきます。

七つの大罪の団長・・・メリオダス
憤怒の罪を背負う彼が本作品の主人公なのですが、とにかく格好良過ぎです^^
体格は決して良くはないのですが、一度怒りを買うと一国を滅ぼしかねない・・・と噂されるほどの強者です。
特にエリザベスが絡んだ時・・・それもエリザベスを傷つける輩に対するメリオダスの強さは半端無かったですね^^;
時折、エリザベスに対して過度なスキンシップを強行していますが、それも彼なりの優しさの表れなんじゃないかと思います。
王女として城で暮らしている分には、心配も不自由もありません・・・
けれど、エリザベスにとって初めての旅は、7つの大罪と同行しているものの常に危険と隣り合わせで、時には傷つく仲間に涙したり・・・城での生活と真逆な環境に身を投じているんです・・・
張り詰めたら切れてしまう緊張の糸を緩めてあげようとするメリオダスの粋な計らい・・・として私はメリオダスとエリザベスの日常の掛け合いを見ていました^^

リオネス王国の三女・・・エリザベス
彼女には第1話から涙してしまいました(//∇//)
7つの大罪を探して聖戦を止める・・・その決意は立派ですが残念ながら決意だけでは目標は達成できないでしょう・・・
でも彼女の人柄が・・・周囲の人を巻き込んでいくのです^^
彼女の心からの感謝の意は、人の心を揺さぶります・・・
一緒に行くと決めたから、時には身を挺してでも自分の役割に対して真摯に向き合います・・・
例え倒れても前を見据えると約束したから・・・

そんなエリザベスの傍で主にツッコミを担当していた「残飯処理騎士団」の団長ホークちゃん・・・
ちょっとコミカルで、でもここぞという時に頑張る彼(彼女?)の存在は大きかったですね^^
メリオダスの友人でバンから師匠と呼ばれるホークちゃんでしたが、物語の終盤・・・「いいや、いるっ」と叫び立ち塞がったホークちゃんは、間違いなくヒーローだったと思います。
そしてその立ち振る舞いに私は涙が止まりませんでした(//∇//)
これまで色んな作品を見て涙してきましたが、豚さんに号泣したのは初めての経験です。
アニメって・・・奥が深いですね^^;

その他にも嫉妬の罪を背負ったディアンヌ(CV:悠木碧さん)や強欲の罪を背負ったバンなど7つの大罪のメンバーが徐々に判明していくのですが、今回の物語では全員が勢揃いするまでには至りませんでした。
最後に新たな展開の布石も見えましたし・・・次期に期待ですね^^

オープニングテーマ
「熱情のスペクトラム」by いきものがかり
「Seven Deadly Sins」by MAN WITH A MISSION
エンディングテーマ
「7 -seven-」by FLOW×GRANRODEO
「Season」by 瀧川ありさ
オープングの2曲はどちらもお気に入りです。エンディングは物語の余韻に浸っていてあまり覚えてなかったのですが友人がカラオケで歌っているのを聞いて気になったので、今度ちゃんと聞いてみようと思います^^

2クール全24話の作品でした・・・やはり日曜夕方5時半の作品に間違えはありませんね^^
冬アニメのベスト10には間違いなく入ると思いますが、お気に入りの棚に入れるかは少し悩みたいと思います^^
続編・・・すっごく期待しています♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:ファンタジー、バトル
◎放送時期:2014年10月~

●原作:漫画(作・鈴木央、週刊少年マガジン連載)
●シリーズ構成:菅正太郎 ●監督:岡村天斎
●キャラクターデザイン:佐々木啓悟
●アニメーション制作:A-1 Pictures

■ストーリー■
絶大な魔力を有する「聖騎士」に守られた「リオネス帝国」。
王女・エリザベスは、10年前、国を裏切り多くの聖騎士を殺した「七つの大罪」を、とある理由で探す旅に出ていた。
その先で1人の少年と出会い、新たな冒険が始まることとなる。

■総評■
※原作未読。

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}エリザベスは聖騎士のクーデターを阻止するため、七つの大罪に助力を求めて旅に出た。
そして倒れた酒場で助けてくれた主人公の少年が七つの大罪の団長・メリオダスだった。
彼も他の七つの大罪を探す旅の途中らしく、情報を集めるため開いてた酒場(ホークの母の力で移動してるっぽい)の看板娘にエリザベスを誘い共に旅へ…という話。

今回襲ってきたオジサン騎士、メリオダスにやられて死んだかと思ったら生きてたw

メリオダスは何故容姿が昔のままなのか?
あの途切れた剣で何故あんなに強いのか?
その辺の秘密は後々明らかになるのかな。

まだ謎も多いが王道ファンタジー感は好きだしテンポも良かったので継続。
ホークが可愛いwCV久野ちゃん効果か^^{/netabare}

【2話】
{netabare}聖騎士ギルサンダーを怒らせたことが原因で名水(お酒の材料)を封じられた「バーニャ村」でのお話。

エリザベスの新コスチュームかわいい!
メリオダスはあの姿だから緩和されてるけど、ただのスケベ親父やw
前回からセクハラに全く気付かないエリザベスは天然どころじゃない^^;
さらにドジっ子属性もあるときたw彼女はこの先戦ったりするんだろうか?

聖騎士の剣は聖騎士にしか抜けないと言っていたけどメリオダスがすんなり抜いたし、やっぱり聖騎士と互角に戦えるのは七つの大罪だけってことなのか。

今んとこメリオダス無双って感じでイマイチ盛り上がりに欠けるけど、味方・敵共にキャラが増えると面白くなるかな。
あ、後半の槍投げ→槍投げ返しは迫力凄かった!{/netabare}

【3話】
{netabare}「白夢の森」にて七つの大罪の1人・ディアンヌが仲間入り→追ってきたギルサンダーとの戦闘回。

ギルサンダーは10年前 聖騎士長の父を殺されたことへの復讐、そして帝国最強の騎士と証明するために七つの大罪を狙ってるらしい。
けど、聖騎士長の死は七つの大罪の仕業じゃないっぽい。
回想から察するに、全ては誰かの謀略による濡れ衣かな?
メリオダスの最後の記憶『団長…すまない』の言葉の主が鍵か。

エリザベスは今回パンツ奪われてた…
どうやって気付かれないように奪ったんだろう^^;

ホークは今回も弄られ担当w
ディアンヌに火あぶりにされて暴れてるのがかわいそ可愛かった!

最後はメリオダスが負けたふりしてギルサンダーを出し抜き新情報入手。
ギルサンダー、早くもすごい小物感が…^^;

七つの大罪が聖騎士と互角にやりあえるのは、彼らも元は帝国騎士だからなのね^^{/netabare}

【4話】
{netabare}ギルサンダーから他の七つの大罪の在処を聞き出した一行。
バステ監獄に囚われてるバンを探しに出るのだが、思った以上に深手を負ったメリオダスは途中で倒れてしまい、近くの街で休むことになるも既にそこには聖騎士の手が伸びていて…という話。

メリオダス、今回も元気にエリザベスへのセクハラをはたらいてると思ったら…
やはり聖騎士の力は普通じゃないっぽい。

さらに治療のフリして毒薬を飲まされたメリオダス。
どう復活するのだろう…

それにしてもディアンヌちゃんの乙女心が可愛い。
大きい自分には団長のために戦うくらいしかできないと、それでも精一杯メリオダスに尽くそうとする健気さが良い。

今回もホークは癒しでしたw
スペアリブと肩ロースのくだりは笑わせてもらった。

メリオダスの生存を聞いて自ら脱獄したバン。
聖騎士見習いの剣を受けたと思いきや、散髪しただと!?w
杭で打たれた跡も消えてたけど、唯一消えてない傷が首に。
つけたのはメリオダスかな?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

76.5 3 修行で笑いなアニメランキング3位
マギ The Kingdom of magic (2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (914)
5838人が棚に入れました
迷宮ザガンを攻略し、シンドリア王国での宴を満喫するアラジンたち。
そこでアラジンはシンドバッドから、『三人のマギ』について聞かされ、シンドリア王国のマギとしてレーム帝国に行くことを持ちかけられる。
アラジンはその言葉に対し、自分はシンドリアのマギではないと微笑む。

宴の中、アラジンはアリババに、この世界を終わらせないことを誓う。
「……でも、僕はこれからどこに向かって進めばいいんだろう?」

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之、松岡禎丞、逢坂良太、井上喜久子、チョー、柿原徹也、日野聡、坂本真綾、阿澄佳奈、高垣彩陽、谷山紀章、宮野真守
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

マギの第2期
迷宮ザガン攻略からお話は始まります

第1話
{netabare}いきなりアラジンがすごいことになってる!?
知らない間に話が進んでるかと思ったわ
前作のラスボス的存在がエロ担当とわね
3人一緒で冒険に行くわけではないのか・・・{/netabare}

第2話
{netabare}紅玉ちゃんは相変わらず可愛いなあ
いい感じに魔法バトルでハジケてたな
てかまだ「旅立ち」しないのかい(゚Д゚)ノ
皆が進む道を決めたってことですね{/netabare}

第3話
{netabare}アリババくんはボッチになってしまうのか・・・
ってΣ(゚Д゚ υ) アリャ
結局同じ船に乗ってるやんけ!
最後に海賊が出たぞおおおお
半分禿げてるぞおおおおwww{/netabare}

第4話
{netabare}白龍くんがとても有能ですた
あの根っこには流石に気づくと思うのだが・・・
マドーラおばさんの目がヤバイ
怖い(´д゚`ll)
モルさんマジかwww
{/netabare}

第5話
{netabare}つまりあれだろ
母の愛は偉大ってことですね
あんな怖い母さんは嫌だけど・・・
白龍うううううううう!!!!!
アラジンの”皆”の中にいなかっただけはあるねww{/netabare}

第6話
{netabare}白龍お兄さん見事な暴走ぶりでした
洗脳がとける前もとけた後もね・・・
むしろ後の方がやばかったwww
まさか盛大にマミるとは思ってもみなかった
モルさんを泣かすなんて許さんぞ白龍ううううううううう!!!!!
{/netabare}

第7話
{netabare}顔芸するモルさんは可愛いですねえ
そして3人は別々の道へ・・・
なんか殺し大好きガキンチョが出てきた((((;゚Д゚))))
何人真っ二つにするのさ
次回からはハリポタですか?
{/netabare}

第8話
{netabare}いつの間にか体育会系も真っ青のスポ根アニメに((((;゚Д゚))))
アラジンとスフィントスの絡みがお約束過ぎて面白い
スフィントスがアリパパの師匠にそっくりだけど・・・
ありがとう、教官のおっぱいには吹いたwww
喜久子教官は実はいい人なんだね
アラジン大成長!!
{/netabare}

第9話
{netabare}今回からアリババ回
やはりお笑い担当だけあって面白いですね
ギャグ多めで観てて楽しいです
アリババくんは意外と強いことが判明!
彼はマゴイをうまく扱えるようになるのか!?{/netabare}

第10話
{netabare}シェヘラザードとかいうロリが出てきた!
ロリが一番偉い国はいい国のはずです
アリババ苦戦するも、圧倒的なタフネスで生き残る!
そしてマゴイが融合して覚醒するオプション付きでした
トトも簡単に落とすし流石です
{/netabare}

第11話
{netabare}アリババお兄ちゃん'sが登場
随分丸くなってるデシ
その後モルさんがcv石田彰と遭遇
cvが石田さんだと信用できないのは私だけ?
そろそろ大きな戦争が起こるとかなんとか
煌帝国に視点を移すと・・・
白龍が完全に闇落ちしてました{/netabare}

第12話
{netabare}母親強すぎいいいいいい!!!
しかも怖いし
白龍味方いねええええ
と思ったらジュダルが手を差し伸べてくれるかも?
これって堕天確定じゃんww
年明けからはアラジンのターンかな〜{/netabare}

第13話
{netabare}アラジンが主席じゃない!?
ティトスとかいう性別曖昧野郎が主席だそうです
そんなティトスとの魔法バトルがいきなり始まりました
かなり激しいバトルだった( ゚Д゚) ス、スゲー!
ティトスの腕にもあれが!!!
ロリのしもべだったのね、、、
{/netabare}

第14話
{netabare}OPがチェンジ!
ティトスくんの移り身が早すぎる〜
しかもなんかキャラが変わってる気がするし
スフェントスくんって回復魔法使い
ドラクエで言うと僧侶か
似合わねええええええwwwwww

5等許可区はマゴイ生産場
そこに住んでる人から無理やりマゴイを奪うための場所だった・・・
そこには今にも命を落としそうな幼女が
許さんぞマグノシュタット( ゚Д゚)ドルァ!!
ジジイなら百歩譲ってもいい、だが未来の明るい幼女の命を奪おうなんてこの俺が絶対許さない!!!{/netabare}

第15話
{netabare}一瞬でやられたティトスくん
どうやらマゴイが足りないご様子
マイヤーズ先生が姉さん!?
そして学長は簡単に許してしまったぞ(・□・;)
何か裏があるのか?

学長の過去から学んでいこうのコーナーが始まりました
まあこれだけのことがあったらこういう考えにたどり着くわな魔導師の魔導師による魔導師のための国
でもこの考えはうまくいかないんだろうなあ{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大好きな人たちと笑い合える世界のために、強くなりたい。

マギの2期です。

2期を見る前に1期の視聴は必須です。
1話は何の振り返りもなく始まります。

1期も楽しめましたが、
2期も怒涛の展開でわくわくと楽しめました♪

キリのいいところまで進むために、
だいぶ無理して詰め込んでいる感じもしましたが。笑

2期は全25話です。


● ストーリー
“ダンジョン”と呼ばれる迷宮が突然現れた世界。

ダンジョンを攻略した者には、そのダンジョンの支配者であるジン(魔人)が宿る金属器(きんぞくき)を手に入れることができる。

自分が何者なのかということや世界の謎など、
今までわからなかったことがだんだんわかってきたアラジン(♂)。

アラジンは魔法の勉強をするために、
アリババ(♂)は自分の金属器(きんぞくき)を使いこなすために、
モルジアナ(♀)は故郷に帰るために、

それぞれが新たな目的地への出発を決意する。


1期も面白かったけど、
王道の展開を恐る恐る辿るような少し不安定な印象がありました。

だけど、2期の面白さには安定感がありました。
どんな冒険が待っているのだろう?というわくわくを素直に感じることができました♪

さらに、ジンを宿す金属器や、それを使いこなす金属器使い達がバンバン登場して、バトルも盛り上がる!

強い人たちがどんどん集まってくるわ、戦う相手も強すぎるわで、
途中からちょっとぽかーんとなってしまいましたw

特にラスト2話は展開詰め込み過ぎで、
なんとかギリギリ終わらせましたという感じでしたw

確かにキリのいいところで終わったけれど、
個人的には詰め込まれ過ぎて少し不完全燃焼。

後日談もしくは3期が欲しかったなー。

メインディッシュで終わってしまうより、
最後はデザートでホッとしたかったという感覚です。笑


≪ 並行して進む物語 ≫

7話からは3人がそれぞれの目的地に向かうため、
物語も3つに分かれます。

強大な力を持つ煌(こう)帝国の話も絡んでくるから、
正確には4つぐらいのストーリーが並行して進んでいます。

1つずつでも濃いストーリーになりそうなのに、
ちょっとずつ進めることでいろんな味で飽きずに楽しめる^^

全く交わらないと思うそれぞれの話が、
3人の絆でつながった時、この作品の本領発揮だなあと感じました。

やっぱりこの3人は一緒がいい♪


● キャラクター
これまで登場したキャラ達も安定していますが、
新たなキャラもたくさん♪

たくさん登場するのに、
それぞれにちゃんと魅力があるのがいいね。

今回の私のお気に入りは煌帝国の皇子&皇女たち♪

1期でも登場していた練紅玉(れんこうぎょく)は、
2期になってさらに魅力が増して大好きなキャラに♪

強いし乙女だし純粋だし、
なんて可愛い姫さんだこと^^

登場したものの、君は誰?状態のキャラもいるし、
まだまだ掘り下げてほしいキャラもたくさん。

恋心とアラジンの顔の広さが世界を救うんじゃないかと思うぐらい、アラジンは誰とでも仲間になる天才です♪


● 音楽
【 前半OP「ANNIVERSARY」/ シド 】
【 後半OP「光-HIKARI-」/ ViViD 】

どちらもこの作品と合う前向きな雰囲気の曲です♪

シドの曲とマギは相性いいですね^^

1期同様、曲とアニメーションの合わせ方も好きです。
後半OPのアニメーションはネタバレが多すぎた気がしますがw

最後にはこういう展開になるのねーって、
新しいOP始まった瞬間にわかってしまうのは、どうなのw


【 前半ED「エデン」/ Aqua Timez 】
【 後半ED「With You/With Me」/ 9nine 】

「エデン」は神曲ですね。
今回一番お気に入りなのは、この曲です。

後半EDは、戦いに向かう勇ましさとの相性がよかったです。

本編と一緒にこの曲が流れる展開は盛り上がりました。
テンション上がったー!


● まとめ
内容に関しては大満足です。
私は1期よりも2期の方が好きでした^^

ただ、十分に回収できていない伏線や気になるところも多いのが引っかかるー。
{netabare} モルジアナは何をしていたのか、白竜はどうなっちゃうのか、など。 {/netabare}

まだまだ彼らの冒険が終わる気配がないだけに、
3期がないのが残念(´;ω;`)

それでも十分原作が人気な理由はわかりました。
面白かったです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大陸全土を巻き込む壮大なストーリー&マギの好きなキャラクターランキング

原作は少年サンデー連載は未読
マギ1期視聴済み


「マギ」という作品は作者曰くアラビアンナイトで知られる「千夜一夜物語」を
ベースにした作品だということです。

登場するキャラクターはアラジン、アリババ、シンドバッドは
アラビアンナイトに登場する人物としてとても有名ですね。とにかく魅力的な
キャラクターが勢揃いしています。

1期から続く2期、1期視聴は必須です。

TVアニメ第1期に続くストーリーの第2期は舞台を魔法使いの国
「マグノシュタット」に変えています。

主人公のアラジンが魔法技術の習得と闇の金属器の謎を解明するため
マギという立場を隠し、マグノシュタット魔法学院の生徒として入学します。

同じ頃アリババも修行をしにレーム帝国の闘技場に来ていた。
お互い別々の場所で順調に道を進んで行こうとしていた。

{netabare}
後半に向けて物語はマグノシュタットとレーム帝国の戦争へと移っていきます。
レーム帝国のシェヘラザードの理想は魔法ではなく人の力で国を発展させること
マグノシュタットのモガメットの理想は少数の魔道士たちの力で国を発展させる
こと。この思想の対立ですね。一般的な正論はシェヘラザードでしょうが
結局ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略する戦争を
始めるのはレーム帝国なんですよね。
どちらの思想も間違いとはいえないので、異文化の者との共存の難しさを
考えさせられました。

ここからの展開が凄い。
レーム帝国からはファナリス兵団も出てきてそれに対抗するため、
アラジンが覚醒したり、アリババが登場したり。更にそこに煌帝国も現れる。

結果堕天したモガメットは暗黒点を呼び出し、練玉艶 (れんぎょくえん)が
アルマ・トランのマギと衝撃の事実が発覚する。

金属器使いたちが一斉に集結し、それぞれが魔装化して依り代に向けて
極大魔法の連射。

これだけの金属器使いたちの総力戦は圧巻です。絶望的な力を持つ依り代に
対し争ってた皆が力を合わせて立ち向かう。

依り代を破壊しようとするが、しかし全く通じない。この絶対絶命の中
駆けつけたのはシンドバッド率いる七海連合。


もうこの男に持っていかれました!七海の覇王登場!
この世界が生んだ 奇跡!!「第一級特異点」シンドバッド!
シンドバッドの「バララークサイカ」巨大な落雷が依り代へ

七海連合の凄まじい力に絶対絶命のピンチを回避することに成功しました。

出番が少なかったモルジアナも到着。アリババを助ける。
またモルジアナにお姫さま抱っこされています。

ただ、金属器使いたちが集結する中、1人だけ戦いに来なかった白龍。
暗黒面に堕ちたのでしょうこの後の展開が気になります。


アラジンとアリババとモルジアナの3人が揃い3人の拳タッチ!
それぞれ自信に満ちた表情ですね。


シェヘラザードが次のマギを自分では無く、ティトスを迷わず指名
したのが素敵でした。また生まれて来れて良かった。
{/netabare}

原作が進んでからまた3期という形で彼らに会えますように。終


●ランキング
マギの魅力的なキャラがこれだけ勢揃いしたので気になる世間のランキングを
いくつかまとめて集計してみました。

【キャラクター人気ランキング】
1 位
アリババ・サルージャ

2 位
ジャーファル

3 位
シンドバッド

4 位
ジュダル

5 位
モルジアナ

6 位
練紅覇

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
練紅玉

10 位
練白龍

アリババさんすごい人気なんですねジュダルちゃんの人気は嬉しいです。

【これは私の好きなキャラクターランキング】
後であにこれbest10に。。
1 位
練紅覇

2 位
シンドバッド

3 位
ジュダル

4 位
練紅玉

5 位
練紅炎

6 位
モルジアナ

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
アラジン

10 位
アリババ・サルージャ

魅力的なキャラクターが本当に多いです。ジュダルちゃんはアクセラレータ系で
気に入っています。練紅覇は迷いなく1位です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

75.7 4 修行で笑いなアニメランキング4位
新 HUNTER×HUNTER(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (963)
4687人が棚に入れました
くじら島で暮らす少年・ゴンの夢は、幼い頃に別れた父と同じ「ハンター」になること。世界中に散らばる、財宝、秘宝、珍品、珍獣……「未知」への挑戦に命を賭けるプロハンターになる決意を胸に旅立つゴンは、同じハンター試験合格を目指す受験生のクラピカ、レオリオ、キルアと出会う。超難関で知られるハンター試験を見事突破し、「世界一のハンター」になれるのか!? ゴンの奇想天外、壮大苛烈な冒険の旅が、今始まる!!
ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

蟻に生まれ、人に死す

観終わったって…いや、まだ終わってないだろ!
そう思うのが普通です。もちろん選挙編も楽しみです
しかし…しかし!135話が終わった時点で

「観終わった……!!」

そう言いたくなるほどの素晴らしさでした。フェイタンの母国語が日本語のセリフ逆読みでダサっ!と思ったのなんて完全に帳消しです。

旧ハンターハンターを見ていたので、昔のOPの良さや声の違和感に囚われて途中まで視聴していませんでしたが(なぜかジョネス回だけは見た)
ついに蟻編がアニメ化されると聞いて見始めました。

漫画で読んだときも蟻編はナレーションがやたら多い印象でしたが
アニメだとさらにでした。しかし、ハンターハンターの戦闘におけるコンマ数秒の駆け引き、それがもたらすスピード感を壊さないためには
変に解説役を用意するよりよかったのかもしれませんね。

また蟻編となるとピトーの可愛さや、ゴンさんの圧倒的存在感が話題に上がりやすいですが
私は蟻編の主役はやはり王をおいて他にいないと思います。
以降、王の軌跡を振り返って行きます。

王と盲目の少女
{netabare}
すべての生物を統べる蟻の王として生まれた彼が
コムギと出会い、軍儀を通して人に成る。

 選民までの余戲としてさまざまなゲームを攻略していった王。王宮に招かれた各ゲームの国内プロたちは、どんどん強くなっていく王に敗れ、命を落としていきました。ある者は王の底知れぬ成長力や、その異形・自分の顛末に恐れを抱き自殺をするほど…
そんな時に国内発祥のゲーム軍儀の世界王者であるコムギと出会うのです。
 彼女は目が見えず、王や護衛軍を前にしても今までの人間のように恐怖することはありませんでした。第一印象が恐怖でなかったことは互いにとって大きかったと思います。
そういえば、ドラゴンボールでもありましたね。
世界中の人々が怖れる魔人ブウ。しかし目の見えない少年は魔人ブウのことを知らず、目を直してくれたブウのことをヒーローのように扱います。
ブウは少年の「カッコイイんじゃないかな」という嘘偽りない言葉に純粋に喜んだり、かと思えば少年が欲しがっていたミルクをあげるためにおじさんを牛乳に変えてしまったり…(少年にとっては知らぬが仏)
殺さずに少年と別れた後、見つけた街は一瞬で吹き飛ばしたり…。
善と悪、どちらにも向かいうる存在として描かれていたのは王と共通していますね。

 腰は低いが物怖じしない、そんなコムギと対戦を重ねていくうちに
王は自身に負けない彼女の成長力、軍儀の才能、そして軍儀に対する並外れた覚悟を知り、初めて個の人間に興味を抱きます。しかし、コムギに名前を尋ね返され、答えられなかった王。その後の護衛軍との問答、殺そうとしていたはずのコムギを助けたあたりは完全に人と蟻の狭間で揺らいでいましたね。色合いはまったく違えど、ハーフの方が自身のアイデンティティに悩むことと似ているように感じました。
『余はこいつをどうしたいのだ…!?』
『余は何者だ…?余はいったい何の為に生まれてきた…?』
これらの疑問が生じたのは彼の中に人間らしさが芽生えた表れだと思います。

 
{/netabare}

頂上決戦
{netabare}
いよいよ蟻と人類の存続をかけた戦いが始まったのだけれど、皮肉にも一番初めに犠牲になったのは人間のコムギでした…
このとき王の表情が描かれなかったのは気になりますが、そこがいいです。歴戦の強者であるネテロ・ゼノが動きを止めてしまうほど…。悲しみに溢れていたのか怒りはなかったのか…人それぞれ、表情を想像する余地があります。
所作からもわかるように優しさ・慈愛に満ちた表情だったのではないかと思います。
その後、毅然とピトーにコムギの治療を命ずるときの表情は紛れもなく王でした。ああ…王だと思いました。ピトーも涙するわけだ。この二つの表情を見ることができたらプフの言動も大きく変わっていたでしょう。
 コムギを気遣い、場所の変更を提案する王。大切な人を傷つけた敵に怒りを向けることもありませんでしたね。
  最強対最強のバトルは凄かった。余戲としてコムギと繰り広げていた軍儀の戦いがここで活かされてくるとは!
軍儀をやっていなければ、百式観音のあらゆる方向から繰り出される攻撃を攻略できなかったかもしれませんね。
↓のネテロ会長のセリフは作中でも特に好きな名言です。シャバの肉がつかめる、俺でなきゃ見逃しちゃうね、もいいけどこのセリフには敵わない

いつからだ……?
敵の攻撃を待つ様になったのは、一体いつからだ
敗けた相手が頭を下げながら、差し出してくる両の手に
間を置かず、応えられる様になったのは?
そんなんじゃねェだろ!!オレが求めた武の極みは
敗色濃い難敵にこそ、全霊を以て臨む事!!
感謝するぜ、お前と出会えたこれまでの全てに!!!

かっこよすぎる…闘う者が常に求めているもの、己を奮い立たせる強者。
それは会長だけでなく、コムギもそうだったはずです。世界大会でも無敗の王者だった彼女は王に出会うまで自分の内に眠る真の実力を出せずにどこかくすぶっていたのではないでしょうか。それこそちはやふるの忍ちゃんのように。
しかし、王と出会えた。
自分が本気で戦える相手に。
王との軍儀は彼女にとってとても楽しかったはず。王は対戦者として、ネテロ・コムギを幸福にしたと思います。
 ただ軍儀における王とコムギの力関係とは逆に、戦いではネテロが死力を振り絞っても王に勝てなかった…。武闘家としての負けを認めたネテロは約束通り「メルエム」と王の名を告げ、その後自決し発動させた薔薇により王を道連れにします。武闘家として完敗した後、人間として人間の悪意(しんか)で倒すってのが展開としてすごいですよね。ふつう主人公が受け継ぐとこですよ!?
ゲンスルーの能力といい、ハンターハンターは爆弾にちゃんと致命傷を与える力があるのがいいところだと思います。旅団編もそうですが近代社会とファンタジーのバランスが好きです。
まあ最終的に虫が殺虫剤で死んでしまうと考えると哀愁が漂いますが…
{/netabare}

狼がもたらす救いの一言
{netabare}
爆発によって瀕死の重傷を受けたメルエムを癒す二人の姿は文字通り「献身的」でしたが今までの雰囲気と比べて異質でしたね、グルメ番組みたいで。蟻編における数少ない笑いどころだったのかな。
 爆発のショックで記憶に異常が出たメルエム。これを好機とプフは王が蟻の王としての道を歩めるようにいろいろな画策をします、が残虐性が戻りそうな寸前のところでウェルフィンが奇跡の一言を発します。
童話だとやたら嫌われ者で悪役なオオカミですが、ハンターハンターにおいては素晴らしい役割を果たしました。ハンターハンターの考察サイトで見た「ウェルフィン=well fin.善き終りをもたらす」という解釈には鳥肌が立ちました。
 この一言により王は記憶を取り戻し、反逆者であるウェルフィンに向かい
可能なら人として生きよと言い、事実を隠していたプフは自らを慮ってのこととして不問にします。揺らいでいた王はここで完全に人となるのです!
ピトーにコムギの治療を命じていた時にも感じましたが、彼を表現するには「人格者」という言葉がまさにふさわしい。
{/netabare}


世界で一番美しい瞬間
{netabare}

薔薇の毒により、自分の命が長くないと悟った王は
最期をコムギと過ごしたいと願います。
王を前にしてのパームの戸惑いはゴンのピトーに対するそれと似ていました。敵として殲滅すべき蟻、そのトップが人間側より人間らしいことを言っているのですから。蟻は残酷で危険、だから倒さねばならないという使命感が揺らいだことでしょう。むしろコムギを人質として利用しようとしていた自分たちの方が醜く思えても仕方ない、それくらい真っ直ぐな王の言動にパームは条件付きで膝を折ります。
 そうして二人は再会し、最期の時を過ごします。自分が犯されている毒は感染するものだと告げても、コムギはメルエムとともに居ることを望ん…ああヤバイ泣きそう
 コムギはこれまで軍儀の実力以外、自分に存在価値はないと思って生きてきた。親にそう言われて生きてきた。こんなに優しくされたの初めてだと言っていたし、最も人として扱ってくれた相手がメルエムだったのかも。
軍儀を通した交流で互いにとってなくてはならない大切な存在になっていたんですね、きっと。
死んだと思われた帥を孤立させる戦法「ココリコ」
奇跡の復活を遂げた王を彷彿とさせます。そうして、その傍らにはコムギが…
メルエム「全てを照らす光」という意味で女王が名づけたわけですが
王にとってのメルエムはコムギ、コムギにとってのメルエムは王だったんですね……
「このために生まれてきた……」二人にとって、それは世界で一番美しい瞬間だったでしょう。いつか私もそう思える瞬間に出会えるだろうか

ラストの「メルエム…」と敬称を付けずに呼ぶシーンは、負傷したコムギを抱える王の姿と対比的になっているんじゃないでしょうか。あの時の王はきっと 今のコムギのような、慈愛に満ちた表情をしていたのだと私は思います。

二人の最期を見終えた時には、私もパームと同じ表情になっていました…。
結果的に人間側は勝利を得ましたが、本当に幸いだったのは…{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

怒りと悲しみの果てにたどり着いた少年の姿をその目に焼き付けろ!!!!(131話視聴後)

・『そんなんじゃねぇだろ!俺の目指した武の極みは!』かぁ〜痺れるぅ〜〜〜!!!!(125話視聴後)
{netabare}125話ということは二年半近くやってるんですねぇ〜

原作既読者としては冨樫ワールドを完全再現して欲しいと願わずにはいられぬものの、何年も続くアニメ制作となるとどうしても無難に作らざるを得ないことも容易に想像でき、なんとも複雑です

しかし、ことキメラアント編に関して、百式観音、ゴンとピトーの対話などはだいぶ気合が入っているように感じました

百式観音の演出に関して、賛否あるのもわかります
祈りの動作やネテロの作画は十二分でしたが、いかんせん百式観音がスローに見える
まぁ、作中でもネテロの百式観音と対峙すれば、時間が圧縮されたように感じるとゼノも言っていたのであながち的外れではないのですが・・・
ネテロの祈りだけスローにし、観音の攻撃は早く見せればよかったのかな?
と素人心に思いますが、制作の都合とかもあるんでしょうな・・・
原作でちゃんと書かれてないのもあると思いますが( ̄▽ ̄;)
冨樫先生は描かないことで表現する天才ですからね
ほ、褒め言葉ですよ(震え声)

ネテロの筋肉や皺、表情の描写は凄まじく気合入ってましたね(^▽^)
演技も永井さんのあとを引き継ぎ万丈さんがすげーかっけぇぇネテロを演じてくださり、感謝(-人-)

次の見所としてはやはりThis way ・・・ でしょうかね
多分王とネテロの戦いは原作同様素敵背景で終りだと思うので{/netabare}

・『一個が修練の末届きうる限界、それを卓越した稀有な事例といえよう』製作の方々の気合の入りっぷりが半端ない!(126話)
{netabare}なんということでしょう!!
てっきりさくっと終わらせてしまうものと思っていましたが、はっきり言って原作以上です!!
いや、以上という表現は正しくないかもしれません
漫画は漫画で二人の戦いを効果的に描けていました
あえて文字とセリフで二人の戦いを表現することで読んでいる私たちの想像力に働きかけるという手抜k・・・演出はそれはそれで素晴らしいものでした
いやマジで冨樫さんは天才には違いないです
それゆえ「優劣付けること叶わぬゆえ極上の逸品」という他ないでしょう!
久しぶりに30分魅入ってしまいました・・・
時が圧縮されたようにあっという間でしたね
一話丸々王VSネテロにしたのもよかったです!
良改変です!

やべー!!ここまで見てよかったぁ~~~!!
はやくピトー戦観たいなぁ~~~
でも{netabare}ピトー戦はあんま戦わないからなぁ。まぁ「ありったけを・・」あたりから「僕で良かった」{/netabare}までをしっかりやってくれれば大満足ですよ{/netabare}

・怒りと悲しみの果てにたどり着いた少年の姿をその目に焼き付けろ!!!!(131話視聴後)
{netabare}原作同様神回改め、髪回でした・・・
まずは大まかな感想を

アバンは前回の続き、OPのゴンさんをいつも以上に目に焼き付け、Aパートが始まりました
キルアとパーム、プフとのやりとりから既に作画の雰囲気が違う・・・
そして待ちに待ったその時が訪れました・・・
「うそつき」
ゴンの様子が・・・
「もうこれで・・・終わってもいい・・・だから、ありったけを・・・」
あ、あれ?黒いよ!?予想以上に黒いよ!?
てか怖いよ!!!!
じっくりゆっくり黒いオーラをまとって成長する姿が怖すぎるよ!!!!!
「貴様を殺す!!!!!!!!ピトーーーー!!!!!!!!」
その絶叫はまさに想像を絶する叫びでした・・・
そして外へ急ぐピトーを遮る形で彼は姿を現したのです・・・

やべー(≧▽≦)ブァーハッハッ!
カラー版ゴンさんヤべー(*__)ノシバンバン

・・・とまあ、Aパートは爆笑してしまいました(^_^;)
いやまぁ自分もここまで笑うとは思いませんでした
何度も原作を読み直してあったんですが、ダメでしたね
あのインパクトはやばいです(*´∀`*)

そしてBパートに入り、ついに戦闘が始まりました
ここからはただただ悲しかったですね(´;ω;`)
ゴンさんの表情が怖いのと同時に悲壮感漂っていて・・
怒りと悲しみが見事にブレンドされた演出も相まって、表裏一体ピアノverが流れ始めてモノクロになってからは自然と涙が・・(´;ω;`)
最後にジャジャン拳のエネルギーに包まれる中、立ち尽くしたゴンさん・・
キルアの方を振り向いた少年の面影残すその表情に、うっすらと滲んだ涙・・・・

(´・ω・`)ウッ
(´;ω;`)ウウウウウウゥゥゥ!!!!

いやーーー実に素晴らしい一話でした!!!!


新ハンターハンターは一話からやるということで、長期マラソンアニメ
になるのは確実でした
それゆえに、どうしてもパッとしない薄味な作りになってしまうと思っていて、実際やっぱり味気ないなと感じてしまいました(内容を知っているというのが原因でもあるんですが)
このままでは原作で大好きな蟻編もアニメでは大して楽しめないかな?と思っていました
しかし!そんなことはなかった!

これほど嬉しいことはない・゜・(ノД`)・゜・

それもこれも、見事にゴンさんをアニメ化してくれたスタッフ様々ですm(_ _)m
ここまで見続けていて良かったぜ・・・

さらに細かいとこについては
{netabare}・ゴン役の潘めぐみさんはすごくよかった。ゴンでありながら、ゴンさんである・・滲み出すように発せられるおそらく精一杯の低い声はまさにゴンさんそのものでした。彼女が二年半演じ続けたからこその演技だったのでしょうね
・ゴンさん化の過程もじっくりしっかり描かれてましたね。恐ろしかったです・・それと同時にそれほど異常な力なのかしっかり伝わってきました
・ちょくちょく原作とは違うところがありましたね。尺の都合だったり、アニメ的に表現しにくいとこは変えられてました。しかし、どの場面も結果的には「原作と違う」だけで、ゴンさん回としては100点だったと思います。漫画、アニメ共にゴンさん回は神回でした{/netabare}

ふと思いついたのですが、ゴンさん化は具現化系の能力だったのではないでしょうか?
今までは自分を誓約と制約で強化したのだと思っていたのですが、どっちかというと、ピトーを倒せる自分を誓約と制約で具現化したと解釈したほうがしっくりくるような気がしました
ゴンは具現化系の能力者ではありませんが、強化する=成長するというのはちょっと違うかも?と思ったのです
もちろん複合的な能力だったのかもしれませんがね
ネテロの百式観音も複合的な能力っぽいですし
{/netabare}

いやーーやっぱハンターハンターは面白い!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「心」

 ふと気になって蟻編を観ていたら、これがなかなか素晴らしかった。
朝アニメから深夜枠に移動したことが大きいようで、ハンターらしい緊迫感のある演出が叶っていた。

この新アニメは、蟻編を続けて観ることができるというだけでとても価値のあるものに思えてきた。
原作は蟻編の頃に休載が相次いでいて、1つのシーンから数ヶ月単位で続きが読めないことも多々あり、
そんなに時間が空くと、話の前後関係も記憶に曖昧になってしまっていた。

今回蟻編を続けて観ることができて、本当に話がよく練られていたんだということを思い知らされた。
正直、蟻編はアニメとしても万人に勧められる出来だと思う。名場面だらけで息をつく暇もない。

■ツウカイ×ナ×タタカイ
 敵との力量差、能力の見せ方、戦闘の駆け引きをここまで上手く描ける作者はそうはいないだろう。
ユニークな能力や、個性豊かなキャラクター、印象に残る語感のいい技名、そういったものも見せ所。
けれど、それらを駆使した上で最後に行き着くのは心情描写。心の内を明かしてゆく。

蟻編は、キメラアント(虫)討伐を題目にしているが、それは単なる化け物退治に納まらず、
巧妙に"人の感情"というものを絡めてくる。意思の介在しない動物の殴り合いでは物語として面白くない。
物語が最も面白みを持つのは、やはり「心」が絡むときなのだろう。

■核はあかんでしょ
{netabare} キルアvsイカルゴ戦であっても、ナックルvsユピー戦であっても、
パームとキルアの衝突のときも、そして王とコムギの対局の中でも、
この蟻編で描かれていたのは人情、キメラアントという種族の枠を越えた「人の情」であったと思う。

絶対に相容れない立場であると思いつつも、自身の力をぶつけ合った相手ならどこかで理解し合える。
そんな敵対と共存の両方をちらつかせ、蟻と人との境で揺れ動くキメラアントたちは、表裏一体!

けれどそうして、ユピーが仁義的境地に至ったりナックルが人情道を繰り広げる中、
ネテロ会長(人類側)が下した結末は、化学兵器を使い毒に至らしめ殺戮すること……。

核はあかんでしょ……。
殊のほか少年漫画で、いや少年漫画だからこそ、これを感じさせられる。
王とネテロの境遇や研鑽し積み上げてきたものの力と力のぶつかり合い、どんな結末を迎えるんだ!?
そんな少年漫画的熱い展開をぶち壊しにする、この別種の道具。
無慈悲で無価値で無感動で 結果を残すためだけのもの。そこにはなんの人間性もない。
大量殺戮兵器の「それを使ってしまってはお終いだ」という非道さが嫌になるほど際立つ。

いつも何かといい回答を出してくれるゴンも今回ばかりは「もうこれで終わってもいい」との決意のもと、
負の感情に呑み込まれてThis way.. FIRST COMES ROCK.. ボという苦い結末を迎えることに。

蟻の中にある人間性と、人間の中にある悪意が対比されるような構造になっていたために、
後半では蟻側にどうしても心情が寄ってしまって、うるうるきてしまったね。
異なる種との対決は、どちらが淘汰されるか争いなしでは語れない難しい問題だった。{/netabare}

あ、ピトにゃん可愛かったです。


▼You can't smile!
 ~52話で途中断念した辺りまでの感想 不満点が多い。
{netabare}これを見始めたころ比較しようと思って旧作の方をみたら、やっぱり旧作の方が忠実だし雰囲気でていた。
新版は全体的に描写が甘口になっていて、ハンターの殺伐とした世界を表現するには残念。
でも作画は綺麗だし、久しぶりにやっぱりハンター面白いなーと見るには良いもの。
どこまでやるのかな、ゴンさんでるのかな、と楽しみ。

----------------------47~ クラピカ編一区切りついて----------------------------
比較動画みたりなんかしたのでちょっと追記。
新は"分かりやすさ"を意識して作られているようで、戦闘描写にせよセリフにせよ、凄く丁寧。
でもその反面、細かい描写や連続した動作のリズムが損なわれてしまっていて、大ゴマざっくりな感じ。

一方、旧は"物語の雰囲気"、"キャラの個性"を重視して作られているように思う。
雰囲気の醸し方、戦闘の緊迫感は圧倒的で、演出は複雑な心境を見る側に想像させる。
その分セリフが早口だったり、どんな技なのかが分かりにくかったりする。

アニメの見易さ 新>旧
物語の演出とかキャラの表現 新<旧
て印象、でももはや旧より新の方がちゃんと見てるので、しっかり比べられてないけど。

新のOPEDが嫌いとかでないんだけど、(OPはずっと聴いてたら好きになった)
使い回しBGMをどんな場面にも入れてくるので、急展開でも普段通りな感覚になってしまう残念さ。

----------------------52 クロロvsゼノ・シルバ----------------------------
この回はハンターの中でも屈指の強キャラ対決で、戦闘描写にしても緊迫感にしても名シーンなわけだが、
うわーん残念だった。まず舞台明るいし!緊迫感のないぐだぐだ戦闘、相変わらず空気読まないBGM
そしてあの切り方はない……あそこを引きにしても意味ないよおお。
物語の流れとか意識してない、パターン化と話の消化ばかりの完全に子供向け作品になっちゃってた。
もはや惰性で見続けてるなぁコレ……。

(中途断念)

久しぶりにちらっと見るとOPが未だに変わってなかった いつまでYou can smile!してるのかwww
最後まで(OP変えることを)あきらめないつもりなのか・・
やり続けることに・・必ず意味が・・ある・・のか・・

ハンターは編ごとにテーマや目的を一新して物語を転換して常に新鮮味を与えてくれるのに、
新ハンターはOPすらずっと同じままで子供向け化させられているのは残念だなぁ・・
映像はキメラアントの禍々しいオーラでてるのにあのOP合わなすぎだろう {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

69.8 5 修行で笑いなアニメランキング5位
ハイスクールD×D BorN(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (645)
4588人が棚に入れました
私立駒王学園に通うバカでスケベな男子高校生イッセーこと兵藤一誠は、その身に強大な神器(セイクリッド・ギア)を宿していたがために命を奪われてしまうが、学園一の美少女にして、憧れの先輩であったリアス・グレモリーの手によって、悪魔として転生を果たす。しかしその代償はリアスの下僕悪魔として生きることだった!エロいけど、ポジティブで真っ直ぐな一誠が、ご主人様にして上級悪魔のリアスとその眷属の美少女悪魔たちに囲まれながら、いつの日か自らも上級悪魔となり、ハーレムを築くという夢を叶えるため、様々な敵を打ち倒していく努力と友情と熱血の学園バトルエンターテインメント!

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児、種田梨沙、内田真礼、佐倉綾音、小山力也、逢坂良太、加隈亜衣、高橋未奈美、中村悠一
ネタバレ

ココ吉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

3度目のおっぱいのお味はいかに?(酷評です)

原作既読◆全12話◆

『2度あるおっぱいは3度あるっ!』を
キャッチフレーズに制作されたシリーズ第3弾にあたる
作品で個人的に楽しみにしていた春アニメの一角
『ハイスクールD×D BorN』

深夜アニメで3期まで駒を進める事ができるのは
100作品の中で1作品あるかどうかと言われている
昨今で,3期の制作が決定した時は飛び跳ねるぐらい
嬉しかったのがまだ記憶に新しいです。

ストーリーは繋がっていますので1期または2期を
未視聴の方はまずそちらから視聴して下さいまし★


【感想】
{netabare}
ハイスクールD×Dシリーズ(OVAを除く)と言えば
原作ストーリーと世界観をほぼ忠実に熱いバトル描写と
主人公イッセーを取り囲むヒロイン達のエロ可愛さを
あます事なく巧みに映像化できていて世の紳士達を
魅了してきたハーレム作品の代名詞。
僕の大好きなシリーズだったりします♪

今回、個人的に楽しみ,
というか事前に注目していた事は。。。

■イッセーの完全なる禁手(バランスブレイカー)
■ひそかにお気に入りキャラのレイヴェル再登場
■イッセーの新必殺技 乳語翻訳(パイリンガル)
■新キャラのロスヴァイセのお披露目
■イッセーとアーシアのキスシーン
■シャルバ戦での覇龍(ジャガーノート・ドライブ)
■シリーズお馴染みの素敵すぎるアイキャッチ♡
■「おっぱいドラゴンの歌」が,ついに…ついに聞ける!

取りあえず,上記の注目していた項目を
フルコンプできた事はとても嬉しいです♪
特にイッセーとアーシアのキスシーンは
グッとくるものがあり,アニメならではの良さが
たっぷり詰まった感慨深いシーンでした。


さてさて,そんな風に当初から期待に胸を
膨らませていた今回のストーリー面に関して
なのですが序盤から所々でアニメオリジナル
(原作改変)を入れてきていると思っていたら
終盤は完全にオリジナル展開でかなり雲行きが
怪しくなってきてしまいました。。。

※ここから酷評が入りますので,
あくまで一人の原作厨のつぶやき程度と
思って読んで頂ければ幸いです。

この作品に限らず,
物語を大きく改変してしまうとファンからは

『これはこれで良いアニメオリジナルだった』
 もしくは
『このアニメオリジナルはチョット無い・・・』

と,このような2つの意見で
賛否が大きく分かれてしまいがちです。

僕個人の意見としては
作品の“らしさ”を保った改変ならむしろ全然OK!
でも、それを欠く改変はアウト。。。

厳しい言い方になるかもしれませんが
今回の後半オリジナルストーリーは完全にアウト。

いくつか例を挙げるなら
第9話 シャルバにアーシアを殺されたと勘違いをし,
激怒により覇龍化したイッセーがシャルバを屠った後に
自我を欠いた状態のイッセーを元に戻すくだりで
白龍皇ヴァーリの「半減の力」と最後にリアスの
思いの丈が彼の心に届いてようやく解除する事ができて
ホッコリする描写もありましたが,何処と無くシリアスな
印象が拭えないままこのシーンが終わってしまいました。

ちなみに原作ではヴァーリが「半減の力」を使うくだり
までは同じなのですがこの後に満を持して現場に
駆けつけたイリナが『おっぱいドラゴンの歌』を
流してイッセーの気を逸らし,最後はリアスの乳首を
つついて解除,という何ともおバカな流れになるのですが
アニメではこの部分を丸々カットして前述したとおり
若干シリアスなオリジナル展開になっています。

禁手(バランスブレイカー)に至る事ができたのもリアスの乳首をつついてならば,覇龍(ジャガーノート・ドライブ)を解除するのもリアスの乳首をつついてなんて。。。
 ↓
『赤龍帝の兵藤イッセーはどこまでいっても
 おっぱいが大好きな乳龍帝だったんだな』
 ↓
『リアス・グレモリーの乳首は兵藤イッセーの
 制御スイッチか何かなのか?』
 ↓
『まさにスイッチ姫ww』

と,この流れで今回最大級の美味しいオチに
繋がるはずだったなのに…はずだったのに。。。
それを丸々カット…だとっ!?

責任者出てk… (自重♡)

この作品をよく知らない人からしたら
「バカじゃないの?」と鼻で笑われてしまいそうに
なるこのノリこそがD×D本来の真骨頂であり,
これこそ主人公のイッセー“らしさ”なんですよね。


そして第10話から最終話までは
完全アニメオリジナルのストーリー展開でした。

ロキの策略で偽イッセーに騙されたリアスが
連れて行かれるくだりがありましたが,
ここでまた脳裏に疑問がよぎりました。

リアスが自らの悪魔の駒(イービルピース)を
与えた自分の眷族を見間違えるなんて事が
あり得るのだろうか?
ましてや最愛の想い人であるイッセーを
見間違えるなんて事が?

たとえ心に隙が生じていたという理由が
あったとしても…ちょっとあり得ないかと(^o^;)

そして極めつけはリアスの赤龍帝化…
これはもう…絶対あり得ないですね。

正直,彼女のこんな姿なんて見たくなかった。
責任者出て来いや! (あっ,言っちゃったw)

そもそも神器(セイクリッドギア)は
元人間の悪魔,ハーフ悪魔,転生天使,人間
この中から選ばれた者だけに与えられるもの。

それにつけ加えてイッセーの神器は
神器の中でも13種しかない神滅具(ロンギヌス)の
1種で赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)と
呼ばれるものでレア中のレア。

それをロキの呪いと言うだけで“純血悪魔”で
あるリアスが赤龍帝化できてしまうとなると,
誰でもなれる事を意味してしまって赤龍帝(神滅具)の
バーゲンセールになりかねません。


ここまでくると
「1期,2期のクオリティは一体何処へいったの?
作品設定や物語まで変えてこのまま3期で
終わらせるつもりなのか!?」と,邪推してしまう程に
強引なストーリー展開と言わざるをえないです。

後半アニメオリジナルの脚本を練る段階で
もう少し作品の世界観や設定を意識して書いて
欲しかったなと。正直言って後半から“らしさ”が
全くと言っていいほど感じられなかった。

当初の期待値が高かった事,そして1期2期の
ストーリーに定評がある作品だけに今回の
オリジナルストーリーに不満が残る結果に。。。

以上の理由から物語の
評価は低くなってしまいました。

1期の頃とは比較にならないぐらいに予算を多く
使えるはずなのに作画等も少し乱れてキャラの顔が
繋がらなかったり演出面も手抜きに感じられました。
特にバトル時の演出で“間”と“カット割り”をもっと
増やしてドキドキ感を与えて欲しかったかなと。


ともあれ、可愛いヒロイン達の大中小さまざまな
おっぱいと色とりどりのパンツ…もとい,ショーツに
癒しと元気をもらえたのも事実です。

ここまで清々しいエロを放り込めて前屈みスタイルを
維持できる作品はやっぱり素敵ですよね。

お気に入りキャラは1期の頃から
ず~っと朱乃お姉さま推し(*´ω`*)アラアラウフフ♪


最終話ではドライグから
「覇龍とは違う別な成長の可能性」という
セリフで続編への伏線が張られましたね。
続編(4期)の制作は円盤の売上げ次第ですが,
この後のストーリーがめっちゃ熱い展開に
なって面白くなるので,4度目のおっぱいを
リクエストせずにはいられないです。
{/netabare}


◆OP曲 「BLESS YoUr NAME」
 歌 : ChouCho

◆ED曲 「ギブミー・シークレット」
 歌 : StylipS

OP,ED共にシリーズ通してOPはカッコイイ感じの
曲調を,EDは可愛くポップな曲調をチョイスする
傾向にある事がわかりました♪
StylipSは1期ED「STUDY×STUDY」以来の
起用だったので久しぶりに彼女達の歌声が聴けて
嬉しかったです。


【最後にハーレムなにがしを検証】
※この作品にまつわる妄想話をただ語っているだけ
なので興味がある方のみ読んでいって下さいまし。
{netabare}
ある日,珍しく考え込んでる自分がいました。
その内容はと言うと...

人間の平均寿命は80歳前後,
長く生きられる人でも100歳前後
※作中のイッセー達悪魔の平均寿命は約1万年

そんな人間の限られた時の中で
「リアルでガチにハーレムを
形成する事は可能かどうか?」

このレビューをお読み頂いている紳士の皆様も
『一度でいいから可愛いおにゃのコ達に囲まれた
ハーレム性活…もとい,生活を体験してみたい』と,
思った事はないでしょうか?

ありますよね?

ほら、恥ずかしがらずに(小声w)


うん、あるに決まってますよね♪


でも,リアルで実際にハーレムを築いて
いる人と言えばアラブの石油王ぐらいのもの。
(おヒゲもお金もたっぷり♡)

次いで
ハーレム形成とまではいかないものの
愛人契約を交わている政治家のオジサマ方
(シワの数は働いた悪事と抱いてきた女の数♡)

そして,年俸数十億超えのスポーツ選手など。
(夜のバットも火を吹くZE♡夜のハットトリック♡
夜のホールインワンでタイガー・〇ッズ超え♡
夜の違う意味での“3P”シュート♡)
※あくまで個人の勝手なイメージですw


これらの方達に共通するものと言えば富や名声,
社会的に高いステータス,そしてある程度の権力が
あると言った所でしょうか。

これらの要素を親の七光りではなくイチから
自分自身で集める為には圧倒的な生まれもっての
“才能”と他者をよせつけない“カリスマ性”と“運”
それに加えて血の滲むような“努力”が必要。。。
そして何より“おにゃのコが大好き!”である事。

ヤバイww
どうやら僕には最後しか該当していない模様。
まさに無理ゲーって事ですよねわかります..orz

超絶イケメン√に生まれかわっての
ハーレム形成って考え方もアリですが
上手くやらないと,
おにゃのコにすぐに刺されてしまって

『中に誰もいませんよ・・・?』

「あっ、いや…僕、男の子ですからぁ…」

なんて,某作品のパロディみたいな
BAD END直行が目にみえてます。。。
(想像するだけならこれはこれで面白いw)

以上の事から凡人が100年ポッチで
穏便なハーレム形成なんて絶対不可能・・・orz


んっ? や、ちょっと待てよ?

じゃあ,作中の悪魔達と同じく1万年という
果てしない悠久の時を生きられるとしたらどうだろうか?
容姿や頭脳,体力がずっと衰える事がないとしたら?

人間の脳みそなんて頭脳明晰でどんなに博識な人でも
100年くらいでは全て知層で埋め尽くす事なんて不可能。

そんな空き容量たっぷりの脳みそに何百年
何千年単位でお金儲けのノウハウと雑学,
そしておにゃのコの喜ばせ方と悦ばせ方を
詰め込んでいけば希望はみえてくるのでは
ないでしょうか?

そこに千年単位のどデカイ“ツキ”が噛み合えば…
あれれ? 何だかイケそうな気がするゾ☆
もしかして、ハーレム√のワンチャンくる~??
(意味不明な)やる気出てきたあああああ!!!


PiPiPiPiPiPiPi…
↑と、ここまで妄想していた所で目覚ましの
アラームが鳴って強制的に起床モードへ(´つω・。)
え? これ、夢の中の話だったのかって?
はい、まさかの妄想夢オチです(実話)

「夢の中まで妄想を繰り返す
自分ってどうなんだろう?」と,
軽く羞恥に悶えながら朝の身仕度開始。

まぁ,変態紳士の職業病みたいなものです。キリッ★

やっぱり,ハーレムの形成手段に限らず
人生ってヤツは昨日より今日,今日より明日への
1つ1つの積み重ねが大事なんだなと,至極当たり前な
事を洗顔しながら徐々に覚醒してくる頭の中で再度実感。

でもそれと同時に
妄想する事も時として大切なのかなと。
多種多様なシチュでの自分や様々な未来の自分を
思い描く(妄想する)事により明日への活力や
自分の理想像に近づく為の努力に繋がります。

まさに妄想にはあらゆる夢が詰まった無限と夢幻の
可能性が秘められていると言っても過言ではないの
かもしれません。

それに妄想はいくらしても無料っ!
コスパに優れているなんてレベルでは
ありませんw 超ォ~お得です♪


結論として...



  エッチな妄想したっていいじゃない

  だって男の子だもの Ψ(`∀´)Ψグヘヘ

             by ココ吉



あっ、何かコレ,台無しになった感がありますよねw
でもまぁ,これもまた僕“らしさ”だったりするのです♪


今回は夢の中で妄想している自分の話を
断片的に覚えている部分だけ語らせて頂きました。

長々と駄文を綴ってしまったのにも
関わらず最後までお付き合い下さった
紳士淑女の皆様方に感謝申し上げます★

ご清聴ありがとうございました(*^_^*)♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

エロと熱さをブースト!終盤のオリジナルは賛否あり

夏休みに入り冥界で修行兼とある会議に出席することになったオカルト研究部。
新キャラ続々登場で新たな波乱が始まりそうです。
噂によると原作5巻6巻7巻をアニメ用に編集したような内容になるそうですね。

新キャラ紹介とか
◯サイラオーグ
このキャラが一番好きというファンも多いのでは?というくらい良いキャラ。
とある理由により自分を鍛えまくっているのでめちゃくちゃ強い悪魔。
鍛錬とかそれほどしない傾向にある悪魔にしては珍しく鍛錬を怠らない。

◯黒歌
最強の猫又で小猫(白音)の姉。
行いは褒められたものではないがすべては妹の為にやりました

◯タンニーン
イッセーの修行相手。
主に命がけの鬼ごっこなどでイッセーを鍛える(手付かずの山で火炎を吐くドラゴンに追いかけられる)
イッセーと仲良くなります。原作を読んだ時は四足歩行だと思っていましたがアニメでの二足歩行表現も有りだと感じました。
生身があるドラゴンの中で転生悪魔になったのはこの人のみという変わり種。

◯ミリキャス
サーゼクス(リアスの兄)の息子であり順当にいけば魔王になる少年。
両親の才能を受け継いでいれば才能に溢れている…はず。

◯ディオドラ・アスタロト(若手悪魔)
一期以前にアーシアが助けた重傷だった悪魔。
アーシアに助けられた恩を返すべくアーシアと婚約したがる。

◯オーフィス
ウロボロス・ドラゴン
「グレート・レッドを倒して静かに暮らしたい」というアレな願望を持ったドラゴン。
「蛇」と呼ばれる強化アイテムを作り旧魔王達や各悪魔に配った張本人。
幼女の姿はオーフィスの姿の一つに過ぎず、これといった拘りはない(乳首に黒いテープを付けるという拘りはある)
途方もなく強い、しかし戦うことはないキャラ。

◯グレート・レッド
次元の狭間で暮らしているドラゴン。
オーフィス以上に途方もなく強いが意外と単純な性格。


□用語
△フェニックスの涙
フェニックス家が作った万能治癒薬。
カオスブリゲードが活動している現在はますます需要が高まっている。
アニメでも原作でもちょいちょい出てくる万能の秘薬だが敵も使う厄介な物。

△ロンギヌス(神滅具)
イッセーの「ブーステッド・ギア」ヴァーリの「ディバイン・ディバイディング」の二つがロンギヌスに当たる。
特徴としては神を倒せるくらいの強さで装着者の種族を問わないという点。
イッセーの場合は悪魔に転生してからロンギヌス所有者と判明した、所有している本人ですら所有していることに気づかないパターンがある(セイクリッド・ギア所有者も含む)

△セイクリッド・ギア
グレモリー眷属の木場、アーシア、ギャスパーはこれにより人生の歯車が狂ってしまったと言ってもおかしくはない代物。
能力そのものを指していたり、実体があるものまで様々。いずれも強力であったり、特殊な能力を持っている。
アーシアの「トワイライト・ヒーリング(誰でも治す)」木場の「ソードバース(魔剣、聖剣のコピー品を作る)」等がこれに当たる。

△オーフィスに貰った蛇
アスタロトが言っていた単語。
要は格段に強くなれる薬みたいなもの。

△旧魔王、新魔王
過去の大戦で旧魔王達(伝説の悪魔達の子孫)は新魔王達(旧魔王達の先祖の名前を借りた悪魔達)に負けて燻っていました。
そこでまさかの三大勢力の協定という話が舞い込んで旧魔王達は激怒して、新魔王達を倒すべくカオス・ブリゲードとして妨害工作を色々としてきました。

△ジャガーノート・ドライブ
「ブーステッド・ギア」「ディバイ・ディバイディング」共通の奥義。
絶大な力を解放出来るが、同時に命を消費するのでかつての所有者達はこれにより死亡することが多かった。
ヴァーリでさえ使い熟すのが難しい形態。


追記予定…
四話感想
ロキと言えば人によっては映画『アベンジャーズ』の悪役であるロキを思い浮かべる人も居ると思います。(一部ではロキ(笑)とも言われている)
ラノベ版アベンジャーズという見方をすると楽しめるかも?
仲間の想いや夢と理想が熱くて良いですね。

七話感想
ゼファードルについて
{netabare} サイラーグとのレーティングゲームでサイラオーグとの「とある一撃」により精神的に再起不能になりました、「とある一撃」というのは原作を読むことをオススメします。 {/netabare}

そういえばアザゼルの左腕は義手でロケットパンチが出来る代物でしたね(ロケットパンチはおそらくアニメオリジナル)

八話感想
フリードのあっけなさは原作でもあんなものです。
彼は天才肌だったのですが昨今の戦闘力インフレに付いてこれず脱落したという感じです、木場も修行して強くなったというのも理由の一つですが。
ゼノヴィアは弱いのではなく「火力が高すぎる剣士」なので木場のように俊足で動きチクチク攻撃するタイプではないのです。

しかしアーシアは可哀想ですね映像で観ると益々可哀想です。
アスタロトが「寵愛だけが取り柄のグレモリー」とか言っていましたがアーシアに必要なものだったのは教会の視野の狭い人々ではなく、上級悪魔の中では例外的に優しいグレモリー家だったのが皮肉だと思いますね。

□最終回まで観た感想

オリジナルって難しいよね!
本音を言うと良くも下手なオリジナルをやってくれやがりましたねと監督に言いたいです、さぞや高尚な理由や根拠があるんでしょうね。
イッセーがリアス部長を「リアス」と呼んだところだけは褒めたいのですがハイスクDxDのいつもの「おっぱい(性的部分)」関連の解決方法を自ら手放したのはどんな判断だったんですかねぇ…

別にオリジナルを否定している訳ではないのですが作品に沿わないオリジナル展開は観ていて悲しいものがあります。熱意の空回りとも言えます。

結局アニメシリーズというのは一期が一番出来が良くてスタッフの愛情が伝わることが多いです。このアニメもそうだっただけの話です。

誤解してほしくないのは原作はちゃんと面白いということです、それだけは解ってほしい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ブレない作風に拍手喝采(๑≧౪≦)

この作品は、ハイスクールD×Dの3期目に相当する作品です。物語に繋がりがあるので、1,2期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

この作品もいよいよ3期を迎えました。2012年1月に1期が放送されてから3年と少し・・・振り返ってみるとあっという間だったような気がします。
その間、オカルト研究部の姿もだいぶ変わり、今では当初の部活動の面影をうっすら感じるほどで、方向性は大きく変わってしまったようにも思いますが、物語の熱さ・・・次々に襲いかかる危機に立ち向かう眷属の絆の固さ・・・回を増すたびに大きくなる一誠の意志・・・そこに登場人物のお互いへの思いやりも相まって、この作品の面白さ・・・正直半端ありませんでした^^

今回の物語は、これまでの「悪魔」「堕天使」「天界」といった舞台に北方神話系の神々が加わり、物語のスケールは更に拡大しています。
もうこの世界観の中にはオカルト研究分の「オ」の字も見えませんね^^;
ディアスら眷属の前に立ちはだかる相手も格段に強さを増すので、その強大な敵にどの様に立ち向かうのか・・・など見どころが満載です^^

これまで培ってきたディアスら眷属の絆の強さは伊達じゃありません・・・
駒が一つ・・・そしてまた一つと増えてきましたが、ディアスの眷属に対する大きな包容力と無償で注ぎ込まれる愛情・・・
これらをしっかり感じる事ができるから、ディアスは全ての眷属のため・・・そして全ての眷属はディアスのため・・・といった図式が成立し、ディアス部長のために・・・そして仲間を守る強さをその身を挺しながらその絆を掴み取ってきました。

中でも、右手に赤龍帝を宿す兵藤 一誠の一途な想いは賞賛に値する位ぶれることなく真っ直ぐで全力・・・
彼のその想いは触れて初めてその強さを実感できるのでしょう・・・
部長と同じように・・・例えばアーシアや子猫ちゃんに対しても全力で守ろうとする一誠に好意を抱いてしまうのは仕方の無い事です・・・

ディアスを筆頭に決して離れ離れになることのない磐石な眷属・・・
有事の際には赤龍帝が真っ先に駆けつけて、仲間のピンチを助けてくれる・・・
そんな信頼と好意に満ち溢れる眷属であるが故・・・願ってしまったんだと思います。

それは普通の思考です。
もう少し・・・たった一つでいいから願いを・・・と考えて悪いことなんてある筈がありません。
でも、見方を変えると・・・それはほんの少し・・・針の穴ほどの小さな綻びだったようです。
その綻びの先にあるモノは・・・是非本編でご確認頂けたらと思います^^

オープニングテーマは、ChouChoさんの「BLESS YoUr NAME」
エンディングテーマは、StylipSさんの「ギブミー・シークレット」
BLESS YoUr NAMEは、春アニメの中で一番最初に聴いた曲でしたが、正直覚えるのが難しい曲でした^^
でも格好良い曲なので必死に覚えましたけれど(//∇//)

そして最終話特別エンディングは、兵藤一誠(CV:梶裕貴さん)の「おっぱいドラゴンの歌」です。
作詞:アザゼル、作曲:サーゼクス・ルシファー、振付:セラフォルー・レヴィアタンという超協力な布陣で製作されたこの曲と踊り・・・羨望の眼差しで見ていたのはアーシアだけでしたけれど^^;
この曲もカラオケで配信されるのでしょうか^^;?

1クール12話の作品ですが、この作品特有の熱い展開が大好きだったので、放送される週末が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
物語の方も・・・続編がありそうな含みを残して終わったので今後の情報が楽しみです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

70.3 6 修行で笑いなアニメランキング6位
バケモノの子(アニメ映画)

2015年7月11日
★★★★☆ 3.8 (639)
4223人が棚に入れました
原作・脚本 細田守監督。


舞台となるのは、人間界のほか、動物のようなバケモノが住む「渋天街」が存在する世界。

人間界「渋谷」から「渋天街」に迷い込んだ一人ぼっちの少年が、強いけれど身勝手なために孤独だったクマのようなバケモノの剣士・熊徹と出会うことで物語が展開する。

少年は熊徹の弟子になり、九太という名前を与えられ、彼と共に修行や冒険の日々を送ることになる。


声優・キャラクター
役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘、宮野真守、山口勝平、長塚圭史、麻生久美子、黒木華、諸星すみれ、大野百花、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【ネタバレ無し】熊徹と共に吠えろ!!

2015年7月より劇場公開
本編119分


【前置き】

細田守監督の長編映画第4弾。
(ONE PIECEの映画を除くと。)
「時をかける少女」の頃は、原作を上手くアレンジし名作に仕上げた監督の手腕が高く評価されておりましたが、「サマーウォーズ」以降、その評判は一般層をも巻き込むカタチで大きくなり、今やポスト宮崎駿とすら呼ばれるまでとなり、その観客動員数も他のオリジナルアニメとは一線を画すレベルとなりました。
それに従い、批評する側の目線も高くなったり、偏った意見も多くなっていった印象を受けました。

私的には、監督の作品はどれも大好きです。
大手を振って褒められるかどうかはともかくとして。
なので、評判が上がるのは勿論嬉しいのですが、批評の中には闇雲な感情論による悪態でなくしっかり的を得ている意見も多くあり、色んな意見から新たな視点を得る機会に恵まれたことに楽しさも覚えました。


前置きが長くなりましたが、そんな監督の第4作目。
普段はあまり映画館へは足を運ばないのですが、知名度の高い細田監督の作品だけは評判が出尽くす前に見ておきたいと思い、前作品らと同様に出向いて来ました。



【あらすじ】

人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街(じゅうてんがい)」という、通常交わることのない二つの世界。
ある日、とある事情から渋谷で途方にくれていた少年「蓮(れん)」は、渋天街の熊のような風貌のバケモノ「熊徹(くまてつ)」と出会います。

蓮は、熊徹から強くなるため弟子になるよう説得され、渋天街で「九太(きゅうた)」という名を貰い、日々修行に明け暮れるのでした。

8年後、成長した九太は偶然渋谷へ戻ってしまうのですが、そこで高校生の「楓(かえで)」から新しい世界や価値観を吸収することで、自身の生きるべき世界を模索するようになります。

そんな中、両世界を巻き込む事件が起こるのです…………。



【(劇場公開中なのでネタバレ無しで)語ってみる】

監督の他作品と比べて、本作はどこが優れていたか。
それは、この少年漫画的なシナリオからくる『熱さ』にあると、私は思いました。
サマーウォーズでもあった、「キングカズマVS人工知能ラブマシーン」の徒手空拳の格闘シーンが好きな人なら、本作でもまず燃えられるでしょう。
徒手空拳の格闘技だけでなく、本作はバケモノ達(と言っても怪獣ではなく熊男や猪男のような人型)による格闘技で、非常に力任せであり泥臭いところもあるのですが、迫力は満点でした。
作画は前作同様、映画であることを差し引いてもしっかり描ききれており、そこから上記のような魅せるシーンの更なる力の入れようは視聴者を大いに湧かせてくれます。
約2時間とアニメ映画としては少々長い部類ですが、私は一度も退屈させられるようなことはありませんでした。


ただ、映画のテーマとしては少々監督の引き出しが少ないと感じてしまったのも正直な話。
本作は、異種間を含めた「親子の絆」を描いた作品。
それこそ、前作「おおかみこどもの雨と雪」でもそうでしたし、広く家族と捉えれば「サマーウォーズ」でもそうでした。
細かく分ければ「おおかみこども」は完全に親の視点である為、本作とはまた少しテイストも対象となる年齢層も違うのですが、端から見れば一緒である時点で、多くの視聴者に既視感を与えてしまう点は残念です。
加えて、「熊男」「狼男」というのもまた、ニアミスしてると言わざるをえません。
舞台設定こそ監督の作品の中では新しい「渋天街」も、それこそ他作品で言えば見慣れた世界観であり、新鮮味には欠けてしまいましたね。


キャラクターに関しても、主人公の「九太」は、幼少時代は横着な熊徹のもとで子供なりに必死に学ぼうとする(加えてコミカルな)様に心打たれ愛着を持てたのですが、8年後のスマートになった青年「九太」は少々魅力に欠けました。
なんと言うか、見た目も含めて格好良過ぎたんですよね。
これは、前作でも主演声優を務めた「宮崎あおいさん(幼少期の九太)」と「染谷将太さん(青年期の九太)」とのキャリアの差も大きかったのかもしれませんが。
彼の見せ場のシーンも、そこに至るまでの過程や肝心の敵が少々腑に落ちなくて、首を傾げながらということもありましたしね。

何より、九太の師匠である『熊徹』が非常にキャラ立ちしている為、主人公の九太の活躍が、どうしても霞んでしまうんですよね。
私的には、青年九太が頑張るどのシーンよりも、熊徹が無骨に挑みかかる格闘シーンのほうに目を奪われてしまいました。

まず「役所広司さん」の演技が抜群に良いんです。
声をヘンに作っているわけではなく、でも役所広司さんの地声とも少し違う、まさに「熊徹」というキャラクターを自身で作り上げて演じ切った感じでした。
横柄で、人の話を聞かず、短気で、ぶっきらぼう。
そして、たった一人で自身を鍛え抜いて、自分の力で強くなった…、…強くなってしまった熊徹。
そんな男が、世界の違う人間の子供に目をかけ、なんだかんだで必死に育て上げていく様。
泣くには至りませんでしたが、やっぱり心に訴えるものがありましたよ。

この作品の評価は、この熊徹が好きになれるかどうかが大きな分かれ目となると思いますね。
私は、こういう男臭くて人情的なヤツ大好きなんです。
弟子になりたいかと言われれば、それはまた別の話なんですけどね……(笑)

勿論、魅力的なバケモノは熊徹だけでありません。
やはり見た目もインパクトのあるバケモノ達が中心となるのですが、中でもその熊徹の元で九太に目をかける豚顔の僧侶『百秋坊(ひゃくしゅうぼう)』は魅力的でした。
度々の彼の諭しがあってこそ、九太も…そして熊徹も、道を違えず成長出来たんでしょうね。
視聴後に声優さんが「リリー・フランキーさん」だと知りましたが、とても落ち着いて演じられていて、あの声だからこそここまで好感を持てるキャラになったんだと感じました。


主題歌であるMr.Childrenの『Starting Over』も非常に作品に合っている名曲でした。
いつぞや、ONE PIECEの主題歌を担当された時の曲は個人的に好きではなかったのですが、今回は自分にとっても大当たりでした。
このレビューも、この曲を何度もリピートしながら作りました。
聴くと自然と作品の良いシーンがフラッシュバックする、そんな1曲でしたね。



【総評】

映画館で見る価値があったかと言われれば、私的には十分ありました。
ただ、やはり初見且つ映画館というインパクトも含めて、評価が上乗せされた感はあるので、そういう意味では少し抑え気味な評価となるかもしれません。
まだ前評判の無かった「サマーウォーズ」を公開初日に映画館で見た時のインパクトと比べると、視聴後のテンションはかなり違いましたし。

ですが、やはりシナリオからも分かる通り王道ながらしっかり見せ場のある熱い作品なので、ファミリー層を中心にまた興行収入としては成功の作品となるでしょう。
勿論、変に偏り過ぎでなければ大人も十分楽しめる内容ですので。
私は同じ作品を映画館で二度見ることはまずないので、また足を運ぶことはないでしょうけど、早くBlu-rayでもう一度見直したいです。


ただ、やはり次回作以降の引き出しには不安を感じさせるものであったことは確かです。
アニオタ界隈では「ショタ好き」「ケモナー」等の名誉?なレッテルを貼られている細田監督。
そこが真実かどうかはさておき…この監督は、しっかりと面白いところが分かっていて且つ視聴者の目線にも立てる、そして「ショタ」等の偏った需要を上手く一般層向けに紛れさせ商業作品へと仕上げるセンスを持つ、数少ない実力のある監督だと私は思っています。

と言うわけで、次回作は
『ブッキラボウな男+そんな彼を慕うロリ少女』
という私の大好きな設定を是非、一般層にも受けるような作品へと昇華させ仕上げていただきたい。

……最後の一文は忘れて下さい。

読んでいただきありがとうございました。

◆一番好きなキャラクター◆
『熊徹(くまてつ)』声 - 役所広司さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『チコ』声 - 諸星すみれさん



以下、声優を務めた「広瀬すずさん」について。
(低俗な文章を含みますので、〆ます。)
{netabare}
本作のヒロイン「楓」を務めたのは、女子高校生ながら話題の女優『広瀬すずさん』。

とある番組での、悪質に切り取られたかのような彼女の言動が世間の反感を買い、謝罪騒ぎにまで発展したのをご存じの方もいるでしょう。

そう言えば以前にも彼女は、「明星一平ちゃん夜店の焼きそば」のCMで、一部言動が誤解を招くとして差し替えとなる騒ぎも起こりましたね。
これも謝罪騒動同様、私的には少々解せなかったんですよね。

全く………、


『ぶっちゅ~~~~~~~~~~、全部出たと?』


という言動の、一体どこに誤解を招く要素があったと言うのでしょうか。

しっかり口をすぼめ(ソースを)絞り出す様の、一体どこに何の誤解が生じていたのでしょうか。

広瀬すずさんには、これからも逆境に負けず作中の「楓」と同様に、自身の信ずる道を邁進していって欲しいものです。




………………………………ふぅ。

シュッシュ、フキフキ
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

“新冒険活劇”の意味は分からずじまいでしたが・・・

2018.08.11記


「時をかける少女」に続き「未来のミライ」公開記念で地上波で放送していたのを鑑賞。
細田監督作品は「おおかみこどもの雨と雪」「時をかける少女」に続き3作目の鑑賞となります。


今日も渋谷駅周辺は外国人で溢れ、きょろきょろしながら歩いたり、めいめい写真を撮ったりして楽しんでますね。これだけ多くの作品で取り扱われる街ですからなんの聖地巡礼かはさっぱりわかりません。ハチ公前交差点は都会の雰囲気を描写できる上、空間を広めにとれるため引きのカットをいろんなアングルから撮れることが作り手にとって魅力なんじゃないかと勝手に思ってます。

で、その渋谷の街とその渋谷に隣接する異世界「渋天街」が舞台のお話です。
お約束のハチ公交差点前もしっかり出てきますので、渋谷ファンは要チェックです。


家族関係で闇落ちしている少年“蓮”の視点から物語は始まります。夜の渋谷を走り回ったりするのですが、この時の背景しかり通行人の描写、防犯カメラを使った数枚のカットなどの工夫はさすが劇場版といえる作画です。ひょうんなことから迷い込んだ渋天街もプチ千と○尋の幻想的な作りだったりと導入はバッチリでした。ただプチ神隠し感が出たことで、否が応でもポスト宮○駿を無駄に意識させちゃったかもしれないのは余計だったかも。

物語は、作品タイトルやポスターの絵柄からバケモノ(熊徹)と蓮(または九太)の親子関係または師弟関係を軸とした展開が予想され、実質その通り進んでいきます。ただそこに焦点を絞り過ぎると中盤以降の追加要素に混乱してしまうかもしれません。《詰め込み過ぎだよん》という評はしかりで、父子愛というメインテーマを補足するための追加要素がわかりづらいです。父子関係に加え蓮の成長も描こうとしてますので尺を考えればギリギリ、劇場版の宿命とはいえ、多くを観客の解釈に委ねてます。


じゃあ自分はどうだったかというと、、、普通におもしろかったです。
ただもうちょい脚本はわかりやすく出来なかったかと注文はあります。
テーマは普遍的なものを扱ってますので、その一点突破で感動するかもしれない佳作と良作の中間と言っていいでしょう。


熊徹はいい味出してました。大正生まれか昭和一桁世代の佇まいです。イメージは星一徹(大正)か銭形のとっつぁん(昭和一桁)あたりでしょうか。頑固親父かと思いきや猪王山から子供のようと指摘されてる通り、がきんちょのようでもあります。このへんのイメージはLEONっぽい気もします。子供(っぽい大人)と子供の組み合わせもなんとなくLEON。


なにかと評判の悪いリアル俳優が声優を務める劇場作品の例に漏れず、本作もそうなのですが、全く違和感のない方がお一人いたと思います。
うさぎの宗師さま役津川雅彦さんです。 
{netabare}「お前という奴は迷いなど微塵もない眼をしおってぇ」{/netabare}
合掌…


細田作品のおおかみこどもの雨と雪では母子の愛を、本作では父子の愛ということになるんでしょうが、なかなか難しいのかもしれませんね。母と子の組み合わせが物語を作りやすいのかもしれません。であれば父と子の関係を扱った本作は意欲作ということでいいんだと思います。

{netabare}「君は俺と同じだよ。バケモノに育てられたバケモノの子だ」{/netabare}
蓮が初めて言葉にして父親と認めた瞬間、親父冥利に尽きるなと感じた瞬間でした。目の前で言われるかいなくなってから言われるか、男にとってはどうでもいいことかも。
多少のご都合展開は目を瞑って親父の自分が自己投影できたので評価が甘くなったことは認めよう(笑)


ちょっと気になったところはネタバレで隠します。

■白鯨の処理
{netabare}蓮と楓を繋いだメルヴィル著の『白鯨』。たしか船長さんが船もろとも鯨と運命を共にした話だったことは覚えていて、本編では一郎太が鯨に化けたあたりから嫌な予感しかしなかったのですが。。。
{/netabare}

以下ほぼ私見かつ妄想です。

■楓の役割って
{netabare}主人公と同年代の女の子だからといってヒロインではありません。九太が蓮に、彼が人間界に戻るための触媒と思えばたぶんすっきりします。
序盤、多々良と百秋坊が触媒となって蓮と熊徹を結びます。楓はもともと蓮が持っていた好奇心を現実世界に落とし込む存在として役割を果たします。
途中から出てきたのもあって恋愛要素を前面に出すと話がぼやけるため、あのくらいの按配で良かったことでしょう。{/netabare}

■女よ、GOMEN
{netabare}虎徹への弟子入り直後、剣士としての成長きっかけとなったのは母の幻影「なりきる。なったつもりで」の一言。宗師さま巡りを経て『大事なことは自分で見つける』と気づきがありました。これまで他人のせい、自分の殻に閉じこもっていた蓮が一皮むけるために母は必要でした。
楓もそう。8年ぶりに人間界に戻ってきた蓮は楓がいなければ路頭に迷って野垂れ死にしてたかもしれません。一郎太とのバトルでも早まって差し違えて終わってたかも。
父子愛がテーマの作品で、といいつつも結局女がいなければ何もできないのが男だったりするような。こうゆうこと言うのは女性に言わせれば男の甘えだそうです。{/netabare}



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2019.01.19追記
《配点を修正》


「おおかみこどもの雨と雪」で母子の愛、本作は父子の愛。
私は昭和の人間なので、父と子ってペラペラ話し合う印象が薄く、その延長線上、エンタメとして成立しづらいのでは?と邪推。
「クレイマークレイマー」のようなのも良いが、頑固一徹親父とその息子の物語をこの時代にこそ観たいとぞ思う。そういう意味で本作は及第点です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40
ネタバレ

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ぼくはケモノもオッサンもすきなので熊鉄のこと可愛いとおもいました(まる)

月曜メンズデーの夜に行きましたが客の少なさにビビりました。
3週連続細田作品地上波放送で、宣伝にも力入ってるのに……。
先が不安になりましたが、平日の夜だし、単に山形がアニメ過疎地ということ、なんですかね。

ケモナー細田の真骨頂!!
バケモノの造形が可愛らしく、現代的です。
どっちかというと人間に近い。もののけ姫のそれとは大違いです。
まさしくケモナーが好む、ケモナーのための映画といっていいでしょう。

本作を見て一番に感じることは、広い意味で男の子が好きそうな映画だな、ということ。
(話と関係ないのですが、「おとこのこ」を変換したら普通に「男の娘」というワードが真っ先に出てきたw 打ったの初めてなのに。なんという時代……)

主人公の男の子が、熊鉄というバケモノに出会うところからはじまり、ともに成長していくお話で、子供の目線、子を育てる男親の目線、どちらからも楽しめるんじゃないかと思います。
今までの細田作品では珍しいくらい激しいアクションシーンが多いのもポイントです。
個人的には、どっちの目線にも共感できたなと思います。
熊鉄の乱暴でぶっきらぼうな接し方が、自分の父親と似ているせいかもしれません。
だんだん、顔まで父親に似て見えるもんだから不思議。バケモノにもかかわらず、です。
でも、それくらいリアリティのあるキャラクターだったと思います。
熊鉄を演じた役所公司さんの演技が素晴らしかった、というのも大きいですね。
違和感なさ過ぎてエンドロールまで気が付きませんでした。
「ああ、俺の父親もこんな感じだったよな……」なんて、少し懐かし気持ちに。

先週「おおかみこども」が放送していましたが、それと比較するのも面白いですね。
熊鉄と花のキャラクター性の違いは、父親と母親の子どもへの接し方のスタンスの違い、とも言えそうです。
本作パンフレットの細田監督インタビューでは、
「最近、うちに男の子が生まれまして。父親として何ができるかなって、考えたんです。」
と、綴られており、作品には男親としての理想がやはり込められているんだな、と感じました。
確かに、父親だったら男の子が生まれたら、一緒に体を鍛えたり男としての強さを教えてあげたいって気持ちになるかもw

前作に比べると、キャラクターのセリフでメッセージ性となる部分をはっきり伝えるから分かりやすい。
その分かりやすさに徹しているぶん、想像の余地が少なく、物足りなさを若干感じるところが欠点。
なので、ふわふわした映画の余韻を好む人には不満があるかもしれません。説明不足の部分もあります。
が、それでも完成度は高く、この作品の評価はほぼ好みの問題になるんじゃないかと感じています。
お涙頂戴なくカラッとしていて、後味爽やかで笑いがある作品は個人的には大好きです。

見ているだけで高揚感を得られる、しっかりと作られた王道ファンタジー映画は本当に久しぶりです。
宮崎駿が引退したらしたで次世代の監督が良い作品を作ってくれる……。素晴らしいですね。
会社は違えどバトンは受け渡されていくものなのかな、と感慨深くさえあります。
この幸福な循環がずっと続くといいですね。


P.S. バケモノの子展行きたいです。一郎彦の帽子欲しいです(大人サイズ)。2015/7/17

【追記】
{netabare}
ひとつ気になったのは、ケモノらしさについてです。
作中、「ニオイ」に触れられませんでした。ケモノ臭いだとか、人間臭いだとか。バケモノとは言っても、獣人なんできっとケモノ臭がすると思うんです。

バケモノの子を見て後、もののけ姫が無性に見たくなって見てみると、その部分において明らかに違います。
バケモノの子に出てくるケモノたちは臭いも無ければ、見た目以外ほとんど人間と違いが無い。
文明も発達しており、異国風と思わせといて玉かけご飯を普通に食うくらい、生活にも違いが無い。
もしかしたら、生活型が日本人と同じで無臭になってしまった・・・という裏設定が(!)
なんて妄想したりw
熊とか、体臭すごいですし、ニオイの演出も加わるとより面白くなってたんじゃないかと感じました。
九太が人間界に戻ったときに、九太に染みついたケモノ臭さに楓が鼻をつまむシーンとか見たかったんですけどね(笑)
でもニオイに突っ込むと、一郎彦の正体がすぐばれてしまい話がややこしくなるから、なんて事情が見え隠れするのであえて入れなかったのかなー、なんて勘ぐったりしてw

仮に、ニオイがあったら熊鉄のオヤジらしさに、より一層リアルさがあったのかもしれない。
一方で、ニオイなど生臭い要素をなくしたことが、マスコット的な愛らしいオヤジキャラの演出に一役買っているんだろうなとも思うので、結局この作品には「無臭」のバケモノが正解だったんでしょうね。
熊鉄のことを「可愛い」と感じる背景に、実はニオイも深く関係してるんじゃないかと、一人納得しましたw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

63.5 7 修行で笑いなアニメランキング7位
いつか天魔の黒ウサギ(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (683)
3971人が棚に入れました
「私の毒を、あなたに入れる。決して離れられなくなるように」 そうして僕の物語は、始まった―─はずだったのに。宮阪高校1年、鉄大兎。自分は人生の主役で、頑張れば報われるなんて幻想はもう信じていない。彼の毎日は平凡に消費される。大兎は、忘れていた。“彼女”の笑顔。交わした“約束”。血肉に溶けた呪い。大切な記憶は、なぜ奪われたのか? それでも失われたはずの想いの中で、“彼女”は微笑む。『やっと死んでくれたね。この日をずっと待っていた―』 “7回生きて君と出逢う”学園リバース・ファンタジー、開幕。

声優・キャラクター
立花慎之介、高本めぐみ、中村悠一、野水伊織、美名、堀川千華、喜多丘千陽、福山潤

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

製作者サイドの努力が足りないのです“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!!

■「いつか天魔の黒ウサギ」ってどんなアニメ?(*'ω'*)
ラノベ原作で『伝説の勇者の伝説』でお馴染みのラノベ作家「鏡貴也」さんの作品なのです。
他の人のレビューから「説明不足」との声が多かったので、色々補完してから視聴することにしたのです♪
なるほどwこれはいきなりアニメだけ見始めても置いて行かれてしまいますねって思いました。
最低限本作品の設定を理解した上で視聴しないと楽しめないかもしれませんね♪
結局原作を読むのが一番楽しめるって事なのでしょうね(*'へ'*)
 
どうもこの物語の根底には、予言に記されている世界破滅のシナリオを巡った「天魔」と「軍」の対立があるのです!
そんな対立に巻き込まれていった、少年少女達を描いた作品なのです♪
 
主人公の大兎は9年前のある日(小学1年生の頃)、ある公園でヴァンパイアで永遠の命を持つヒロインのヒメアと出逢うのでした。その出逢いこそ物語の始まりでもあったのですよ(*^-^)
不思議な夢を見る大兎は9年前の記憶が消されていたのでした、不思議な夢とは9年前の記憶の断片だったのです。
ある日、夢の中の声がヒメアの声と気付き、彼女が待っていると言っていた公園へ向かう事に。
その公園でヒメアとの9年ぶりの再会となるのですけど、再開こそが壮絶な戦いの始まりでもあったのですね!
ヒメアを狙う日向を命懸けで守ろうとした大兎と、自らの永遠の命を捨ててまで生き返らせようとしたヒメアとの愛の真意とは・・・ヒメアへの愛が洗脳された愛だとは気付かずに2人の物語が綴られていくのです♪
 
 
■総評
この作品に限った事ではないのですけど・・・原作があってそれなりのシナリオが出来ているにも関わらず、アニメーションにする事でそれぞれの良さを引き立て合うどころか、打ち消し合ってしまう・・・そんな作品が多いような気がします。
 
確かに原作を読んで、読み手の脳内で色々肉付けされた物語の世界観は人それぞれ違ったものになると思うのですけど、そんな些細な違和感はアニメ化した時の完成度の障害にはならないと思っているのです。
作品の世界観を具体化しビジョンとして視覚で感じる事が出来るようにする事は、本来持つ作品の面白さをより助長させ、より魅力ある作品とすることが出来るはずだとσ(^_^)アタシはかってに思っているのです。
 
もちろん、原作がありきだと、作品作りの自由度は制限されますし、アニメ制作の上で色々制限があるはずなので、言葉で言うよりも難しい事とは思うのですけど、せめて原作と同様に、もしくは原作を超える魅力のある作品を知っているだけに、とっても残念に思ってしまうのです(>o<")
 
この作品は世界観は面白いと思いますけど、キャラ設定が高校生で、9年前の過去のシーンが小学生っていうのはちょっと無理があったように感じます。
確かに学園を舞台にしたい意図はわかりますけど、シリアスな物語の核となる回想シーンの年齢設定とその発想や発言に違和感を感じた人も多いような気がします。
作画やキャラデザはかなり力を入れている出来栄えだったような気がしますけど、キャラの髪の毛のグラデーションの色彩については、個人的には好きではなかったですo(´^`)o ウー
同系色のグラデーションは嫌味も無く温か味すら感じるのですけど、暖色から寒色といった系統が違う色へのグラデーションは毒々さを感じてしまうのです!
それが狙いだったのかも知れないのですけど、σ(・・*)アタシの好みでは無かったのです♪
 
辛口な評価になってしまってますけど、物語の土台をしっかり理解した上で視聴するととっても面白いのではないかなぁとも思う作品なのですよ♪
そこまでの努力を視聴者に求めるのはどうかと思いますけど、決してつまらないお話ではないと思うのです♪
双子の「月光」と「日向」の関係や、「天魔」と「軍」の関係など、謎が多く本作品の最終回もすっきりとしない終わり方だっただけにストーリー的にはまだまだこれからって感じではないでしょうか?
 
製作者スタッフ一同にはもっと頑張って貰いたいと強く思うのですけど、それなりに楽しく見ることは出来たので、2期があれば続きを観たいと思ってます♪
 
 
2011.10.22・第一の手記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

「くそ面倒くさい物語の始まり」って「くそ物語の始まり」の間違いじゃないのか(30点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:30点
アニメ系統:ファンタジーラブコメ?

そうとう、酷評なので好きな方は見ない方がいいと思う。
それでも見たければどうぞ。
















序盤、世界の説明もほとんどなく、
設定もかなりごちゃごちゃとしていて複雑。
伏線ばら撒くだけばら撒きろくに回収もしないで、さらなるばら撒き。
アニメだけで世界観をつかむのすら難しすぎる。
原作を読んでいればまだついていけるのかもしれないが
初見に優しいアニメとは到底いえない。

中盤までろくに回収されていないので否な予感はしていたが
結局回収しないまま、2期あるよ的な終わり方。
結局、最後まで何がしたいのか分からなかった。

もしかして、そういうアニメじゃないのか?
と思いなおし、別の視点で考えてみる。

キャラ萌えか?
確かにキャラ萌え要素はあるかもしれないが
個人的にキャラデザが趣味じゃないのでキャラに萌えることも不可能。
キャラデザが気に入れば萌えれるかもしれない。

厨二バトル物?
まあ、確かにこう考えればなんとなく・・・
しかし、バトル物にしても中途半端な気がする。

と、色々な視点で見てみたが、結局何がしたいのか分からない。

何か期待感だけ大きくて内容がまったくないアニメだった。
正直点数を何点にするか迷ったが感覚で30点とした。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

2期があっても絶対観ない。

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以下、毎話の感想。
ネタバレがある場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
いっさいの情報なしに見始めた。
色々な設定がありそうだが
まだほとんど分からない状態。
伏線だけ大量にばらまいた感じ。
とりあえずは続きが気になる。
今後面白い展開になってくれればいいのだが。

キャラの絵は好き嫌いがでそう。
個人的にはあまり好きな感じではない。

兎に角様子見かな。


2話視聴。
何か話がぶっとびすぎでよく分からない。
学園ラブコメとバトル物かな。
このぶっ飛びかげんは伏線ととらえればいいのだろうか?
何か色々な意味で危険な香りがするw
「くそ面倒くさい物語の始まり」ということなので
まだまだ様子見かな。


3話視聴。
少し設定が見えてきたが、
まだまだ、謎だらけ。
伏線はりまくりだが、12話で収拾つくんだろうか。
今のところ、今一面白みに欠ける感じ。
まだ様子見。


4話視聴。
なんだか意味不明な感じになってきた。
相変わらず伏線ばらまきまくり。
なんだか不安ばかりつのる展開。
とりあえず、がんばって継続視聴。


5話視聴。
ちょっとだけ物語が見えてきたのか。
それでも、まだまだ謎が増えるいっぽう。
ん~これから面白くなるのかな?


6話視聴。
向かっている方向が分からなくなってきた。
けっきょくラブコメにいくのか?
いまいちよく分からない。

7話視聴。
少しずつ伏線回収が始まったのかな?
それでもまだまだ分からないことだらけの上
新しい伏線まで置いていく始末。
なんだか1クールでは終わりそうに無い気がしてきた。
中途半端に終わって2期を匂わせて終わるんじゃねえかな?

新キャラにゃんきちw
これはあのにゃんこ好きの方が食いつくかなw

8話視聴。
先生つえええ。
水着&修行&修羅場
そんな回だった。
少しは面白くなってきたかな。
しかし、今一何が目的かよくわからん。
もう8話なんだが・・・どうなるんだろこれ。

9話~11話レビュー書くのも忘れてた、すいません。

12話視聴。
なんだかなあ。
7話での予感ががががががががが
2期やりますよって終わり方。
正直、まともに終わるとは思ってなかったが
結局、何も分からないまま終わりやがった。
もう、2期とかあっても観ない予感。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

セメント さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

イツカァテンマノォクロウサギィ

何故か外国人ナレの予告編には吹いたw
今期ワーストアニメ候補なんじゃないでしょうか
劇中に出て来たナンバーに”発売BD 天09-30”と表記のある車が、そのすぐ後大破するなんていう自虐に走った時は、もはや同情めいたものを感じましたが


前回何が起きたのかを全く覚えてないんですよね、内容が頭に入ってこないんです
ストーリーの感想として書くことがほんとに浮かばないんですよね
同原作者の「伝勇伝」の”求めるは雷鳴”をもじって、”求めるは説明”とはうまく言ったもので、実況スレじゃ毎回”何が何だかわからない・・・・”のAAが貼られてましたね
まぁなんかそのうち、クソアニメとしてはかなり見所のあるアニメなんじゃないかと思うようになり、最終的に放送されるのをワクワクして待つようになるまでに至りました

制作がゼクシズとあって、作画は珍しく頑張ってると思うも結局のところクソアニメソムリエの肥やしになっていましたね
監督によれば、序盤で世界観や設定の説明をせず、後出しで分かってくるような鏡先生の物語構成を、活かしつつ、いかに噛み砕いていくかに大変苦労をされたようで、その苦労が見て取れる本編でした
「伝勇伝」アニメ化で、散々たることになったのに、よくこっちも企画倒れせず通りましたね
アニメを売るより、原作を売りたいってスタンスの角川作品ですからね、なんだかんだアニメ化すれば原作は売れるんで、それでいいのかも知れませんけど・・・
そういえば放送が始まる前のことになりますが、youtubeで公式配信してたPVが消されたり、1話が放送コードに引っかかって納品できなかったりという話がありましたね
なるほど確かに、前々からクソアニメソムリエの間で関心が熱かったのも頷けます

角川お抱えのキャスチング、特に女性声優に強く感じますね
つか単に、プロダクションエース所属声優が多いだけですけど、美名さんとか、野水さんとか、堀川さんとか
まぁ悪くないと思います、特に違和感も感じないですね
「R-15」の香学創役では色々すごかった月宮みどりさんも出てますが、今回は人外だったんで・・・
男性声優は、普通に有名どころを起用してますしね、まぁ際立ったマイナス要素はないです

OPはダチャーンこと原田ひとみさんが歌ってるんですけど、本編に出てないっていう・・・
EDは流し聞きしてたんで、変則的にで替わっていることに気付いたのがほとんど最終回前くらいっていう・・・
1,2,4,7,12話のEDは志方あきこさんが歌ってるんですよね、アニソンだとうみねこOPで有名な人ですね
同人音楽を嗜んでいる友人が期待していると言っていたのですが、彼は結局1話も見ることなく終わったっていう・・
でっていう・・・

ヒメアの頭上には見えないミラーボールでもあるんでしょうかね
無駄に光ってる髪の毛の反転は、気にしたら負けって奴でしょうか
その他、この作品に出てくる女キャラの髪にはグラデーションが毎回かかってるんですけど
これはやっぱ原作イラストレーターの榎宮祐先生の絵のリスペクトなんでしょうかね
あんな描きにくそうなキャラデザでよく動かせれてたと思います


超店頭型とは一体何だったのか
始終( ゚д゚)ポカーンで、面白い要素を見つけがたいクソアニメだったとは思いますが
だからこそ楽しめるっていう人がきっといるはずです
ものは試しに見てみてはいかがでしょうか、自分の知られざる素質に気付けるかもしれません

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

67.5 8 修行で笑いなアニメランキング8位
べるぜバブ(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (531)
3607人が棚に入れました
超不良高校「石矢魔高校」でも特に『アバレオーガ』の異名を取る最強の不良・男鹿辰巳がある日ケンカをしていると、川から大きなオッサンが流れてきた。助けてみるとオッサンが2つに割れ、中から赤ん坊が出てきた。赤ん坊に気に入られる男鹿だったが、実は赤ん坊は人類を滅ぼすため魔界から送られた大魔王の息子、カイゼル・デ・エンペラーナ・ベルゼバブ4世(ベル坊)だった。

声優・キャラクター
小西克幸、沢城みゆき、伊藤静、水島大宙、豊崎愛生、岸尾だいすけ、関智一、杉田智和、荻野晴朗、高木渉、高橋広樹

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

全60話。長い、長すぎる・・・!

どこまで原作を踏襲した内容かは知らないが、ジャンプコミックが原作。

…の割にジャンプっぽくないな、というのが印象。
成分タグでは分かり辛いが、この作品は8割方ギャグアニメだ。

序盤こそ、主人公・男鹿、魔王の赤ん坊「ベル坊」や魔界の人々の設定を把握しやすいストーリーになっていて、ギャグシーンもそこそこ楽しめる内容ではあるのだが・・・

「お約束」が多すぎる。60話中、一体何回ぶっ飛ばされた人が空に飛んでいく様や、真剣バトルではなくしょーもない展開&理由で家屋が半壊・全壊するシーンを見ただろうか。

それ以外にもネタバレになるので書けないが、このキャラには絶対このオチ、というのが多数存在する。

ワンパターンなオチが多すぎて、どちらかというと、それまでのプロセスを楽しむ作品になっている・・・が、それすらも終盤になるとなんとなく先が読めるようになってくる。

だがごくたまに、熱いバトルの回も存在し、「あ、そっかこれジャンプアニメだったわ」と思い出させてくれる。

惜しむらくは、中盤以降主人公たちの影が回を増すごとに薄くなっていったことである。
主人公・男鹿は「人を人とも思わない凶悪な不良」と当初紹介されているが、ごくごく一般的な家庭で育っており、常につるんでいる友人もいて、それなりに分別もある高校生だ。
そしてベル坊は赤ん坊故、「だぁだぁ」「ぶーぶー」としかしゃべれないので、物語に食い込んでいくには少々ハンデがあるように感じる。

対して、他の不良たちの方が、一癖も二癖もあり、キャラが立っているので、結局サブキャラが目立つ回の方が多く、終盤はバトルシーンでの美味しい場面を除いて、主人公たちはやや空気になりがちだった点も残念。

もう少し内容を集約、あるいは途中のキリのいいところでカットして話数を短くすれば、ダレずに見れた作品かもしれない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

CC さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

べるぜバブ

【物語】
川からおっさんがドンブラコ~ドンブラコ~って流れて来たと思ったらパカっと開いて赤ん坊が出てきた。そこに出くわした喧嘩無敗の不良、通称「アバレオーガ」男鹿辰巳(主人公)がその赤ん坊を育てるハメに・・・。その赤ん坊はなんと大魔王の息子!?!?ってな物語。

コメディ色強めの子育て・バトルアニメ。
「金色のガッシュ」と「今日から俺は」を足して「ジャンプ色」を加えたような感じww

【音楽】
EDは全部で5曲あるのだけれど11~23話までのEDと24~35話までのEDのつくりがよかったですねぇ。制作会社が「ホントはこれくらいのクオリティの物は作れるんだぜ」って言ってるような気がしてw

【総評】
原作読んだことあるんですよね。ジャンプで連載前の読み切りを読んだ時、連載しそうだなぁ~って思ってたら、本当に連載しちゃった作品の一つなんですよね。まぁあんまり練り込まれてるストーリーじゃなかったので、六騎聖編あたりで読むのを止めてしまいましたが。最近のアニメは原作知らないものが多いので、『べるぜバブ』少し応援してたんですよね。

アニメに対しての感想と言えばアニメオリジナルストーリーのエピソードが面白かったですね。何話か覚えていませんけど、サブキャラを掘り下げたようなエピソードが多かったですね。「ブリーチ」や「ナルト」もよくそういったサブキャラの日常を描いたエピソードを絡ませてますよね。こういうのアニメならではって感じがしますよね。ジャンプらしいアニメでした◎

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

haws さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

基本的にはギャグ

ヤンキーしかいない超不良高校の、中でも
凶悪無比で最強の不良である男鹿 辰巳(おが たつみ)
がいました・・・

ある日、男鹿が不良を川で洗濯をしているときに
おっさんが流れてきて
そのおっさんを二つに割ると赤ん坊が出てきて
なつかれしまい、育てることになります。
(あとでその赤ん坊が魔界の王子であることを知る。
ベル坊って呼ばれてる)
ベル坊を背負いながらケンカや行動をしているうちに
「子づれ番長」と呼ばれるようになり
一緒に成長していくっていう話です!

学園、不良、恋、、スポーツ、魔界にいったり、魔力を使って悪魔とバトルとか
いろんな要素をぶっ込んでいますw

まあそんなのはどうでもよくて
腐れ縁の古市や最初は、敵だった人達と仲間になっていき、
それぞれのキャラとの絡みやギャグが
面白いところだとおもいます^^

アニメオリジナルストーリーは別にして、アニメは長くて
子供向けな感じがするんで
見るならテンポがいいマンガをおススメしますb

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

62.8 9 修行で笑いなアニメランキング9位
サムライフラメンコ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (691)
3558人が棚に入れました
大人になりたくない、“大人たち”へ――

斬新!大胆!スリリングッ!な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義せいぎの味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、この世界で「正義せいぎの味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、
ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く!

声優・キャラクター
増田俊樹、杉田智和、戸松遥、M・A・O、山崎エリイ、小杉十郎太、大川透、中村千絵、三上哲、森久保祥太郎、豊永利行、KENN、田村ゆかり
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

怪人物陳列罪

なんだこれー、会話が面白かった。
ヒーローになりたかったけどなれないと薄々気づいたものの、憧れが大き過ぎて諦めきれずに、みぢかなトコロからヒーローを目指して修行してみる男、を見守る警官との話。
熱いのと淡々なのとの、現実味ある雰囲気。思ってたのとぜんぜん違った。もっとこう、華々しいイケメン話かな、興味ないんだよなーと思ってた。しかし渋い、ちょっとダサい感じ。次回気になる。

「子供たち…!」って感じであつくるしく語りかける正義君、おもしろい。
***********

以下、各話感想。感じたこと垂れ流し状態でどうもスミマセン。
平素のヒーロー話かとワクワクしていたあの頃。
何の前振りもなく超展開が持ち込まれ、戸惑いと憂いを隠せなかったあの頃。もはや「あ、怪人?お茶飲んできなよ」状態で待ち構える今日この頃。それでもまだ観続けてしまうのは……なんでだろ?

2〜11話 {netabare}
2話
今回もいろいろ可笑しい…
仕事中にヒーローソングを頭の中で鳴らし続けるイケメン…
おばちゃんにゴミ出し頼まれるヒーロー…
居酒屋で語りこむヒーロー…
(後藤さんのなだめツッコミが面白い)

傘〜!っていいながら走るヒーロー…
「盗まれていい傘なんかないんだっ!!」名言なのか?!

あと、公式にあるキャスト&スタッフ色紙メッセージが…
倉田英之氏のが… 怖いよ…
後藤さん役の杉田智和氏のが…画伯って感じです。
あと、キャストコメントに「サムライフラメンコを一言で表すと?」という質問で声優さん皆答えてるんだけど、杉田さんはどうも「一文字で」と勘違いしている節が…。

なんかもういろいろ可笑しいよ!!みんな見てみなよ!
オープニングは正義くんの脳内設定なのか、現実になるのか…?

***********

3話
やはり色々可笑しい。やんわりやんわりと真綿で首を絞められるよーに可笑しい…
石原マネージャーの「嘘ついてたら殺すわよ」の会話のテンポとか
藤原さんの、正義君の声マネとか

バラエティ番組「驚嘆! 動DE ショー」の雰囲気とか
(タイトルロールや出演者の名札の手書きレタリング感。)
(出演者のネーミングセンス…)

要さんの、人の話を身軽に跳び越えてグングン流れを持っていく会話の様子が、また聞き惚れる。
堂々と信念を持ってボケる技術の逞しさにおいては、新人の正義くんも自然とツッコミ役に回ってしまう。レッドアックス!これが愛され続けるヒーローの秘訣なの!?

ダミーフラメンコとして街頭でポーズとる後藤さん。
「やべぇコレ、スゲェ気持ちいい。」
ええー!!
観てる方も全くもって痛快ですが。

あー、面白かった。ごちそうさま…。Joeできだ!←(って決め台詞、要さんのサイン色紙にも書いてある)

EDがシュワーっと炭酸チックに可愛いくて和む。次回はその彼女らが絡んでくるんだね。「アイドル蹂躙」?!なんだ物騒な。パーフェクトブルー?!ブルブル
いや、この作品だし。アイドルが蹂躙されるんじゃなくて、アイドルに・蹂躙されるのかもしれない。誰が?正義くん?!ワクワク



4話
やっぱり、アイドルが蹂躙してた。 …悪者の股間を。
あ、忘れてた〜って戻ってきてまで、えい!えい!えいっ!って、わからんけど大変なんだろうなー。

アックスと正義くんのトレーニング。
師匠!(^∇^)弟子〜!( ̄▽ ̄)師匠!(^∇^)弟子〜!( ̄▽ ̄)師匠ー!(^∇^)弟子〜〜!( ̄▽ ̄)

後藤(~_~;)「この人、名前覚えてないんじゃ…」
覚えてないね!きっと…


5話
本当にあんたら面白い!!
どんどん好きになってくきーみのーことー♪
警官抱き枕もってるの、まりちゃん。

レッドアックス要、サムメンコの在り方について悩む正義君に「サムライフラメンコ」のそもそもの由来について問う。
単に自分大好きなだけのオッサンかと思いきや、いいとこビシッとついてくるじゃん…!と思いきや、「う〜ん、本当にかっこいいなぁオレ」あ、やっぱり…。
そんな師匠を「ウサンクセー」って目で見守る後藤さん。


「構想15年、活動一ヶ月!」
じっちゃんの名にかけて、その遺稿を映像にするプロジェクトになっていくのか?それとも実践派のまま?
しかし次回、
しっかり者の関西娘と「孤独がさみしいですぅ〜」の子までフラガ参戦かっ?!もっとその変な日本語聞きたい。

警官上司のありがちな癖のあるしゃべり方とか、フラガの悪者成敗股間蹂躙を見守る被害者少女の腰の動きとか、展開が早い中に遊びがちょいちょい挟まってて、面白い!!

6話
たいして進展はないのに、何でしょうねこの楽しさ。
モンスターステーショナリー社長、満を時して、登場!!

「これはまるで…ハラキリサンシャイン第八話、『大洗脳!街がまるごと敵の基地!?』と同じじゃないか…!」
何が楽しいって、一般市民やチンピラのモブキャラのセリフ回しと言い方。そう来たか!ってかゆいところに手が届く。

今回は街角でけんかする「たい!」「たい!」の博多弁の人(この人、次回カットにまで…^^;)、
サムメンコ新兵器に驚きつつ「あれは文房具だ!」と解説するチンピラに対して仲間のひとりが「おまえさっきから博識だなっ⁉」と突っ込むとこ(そりゃ言いたくもなるね)、
「イメトレで熊と闘って勝ったゴーリキさんを呼べ‼」とか
聞いた事ある歌を口ずさむ居酒屋のおやじ…

そしてもちろん中心人物も。
まりちゃんが後藤さんにコスプレポリスにさせて迫る上目遣いの攻撃もおかしい。この時の“おまわりさんをテーマにした曲作り”でミネミラの「イヌのポリスメン」が作られたのか〜

なのに後藤さんて…
そのケータイの彼女は、実在するのか?!
「ごっちーん怖い夢みたYO!!

大きなネコに押しつぶされそうになったYO!

そのネコ、
肉球寿司をにぎりはじめたYO!!

ヒラメがおいしかったYO」

て、なんだよ。(-。-;か、かわいいじゃないか。
しかし有事の際のアックス並に、なかなか彼女には会えてないようだが…?

OP曲も、この作品の内容をきちんと踏まえて作った詞だなぁ。
特別凝った画像でもないのに(ゴメン)毎回飛ばせずに聴いているよ。あのバンドの歌い方も、正義くんの演技とよく合っているんじゃないかな。


7話
展開速い中に、正義君の複雑な心境と後藤さんのナイス受け止めがあって、いいシーンで納得してたら…

なーにー?!
その展開は…
今までの現実と擬似ヒーロー活動のせめぎ合いから、一線を超えてきたよ?!「ケモノヅメ」?!
しかもモンスターデザインが冗談みたいなコンセプト付きで、ダサいというにもどうにもこうにも。どういう路線で行くのさ〜
台本読んでるから、映像の仕事で実現させるのかと思った。
両親の死亡事件の新聞記事出てきたから、復讐劇になるのかと思った。
飛び越えてどこ行くんだ〜
次回、撮影でしたってオチはない?

**************
8話
心配ないぜマイフレンド 昨日までのオレは死んだ

まじですか

なんですかあの饒舌なトンビ

なんの前振りもなく大活躍しだす怪人さんたち。元締め・きんぐとぅさん
イリュージョンだと言って…
麻薬捜査の場面から登場したから薬の効果じゃないのか、という希望の声もあったのに…。
ダサいモンスターに唖然なまま
殉職、へんにシリアスさまで入り込んじゃって
闇鍋状態

いつの時も物騒なことには絡まずマイペースな要さん、あなたの生き方はある意味、ブレず正しいのかもしれない…。

あくまでも正義くんはまじめ。
怪人にまじめに付き合って倒し、彼らの命を絶ったことに悩む。彼らも洗脳されていたのではないのか?と。
まってくれ、ついていけないよ!
怪人の小粋なセリフが全然頭に入っていかないよ‼

まてよ、モンスターステーショナリー社長が趣味の文房具武器研究を進めるために、敵方の開発も行って設定していたということに…
ことにしたとしても、なんだってんだよぉぉぉ

今回終わる頃には正義くんがすっかりヒーローとしての仕事を受け入れて充実しちゃってる。

ささやかな日常のヒーロー話を積み重ねても充分いい話が出てきたんじゃないかと思うんですが。
何勝手に飽きて、生まれ変わってるんですか。
みぞれが降り出しました。寒いです。


9話
(O_O)一転してまた一転、展開早い!!読めない!!
ヒーローvs悪の戦いがあたりまえになってしまった「ノルマとなってしまった」世界の違和感を描く。
これはこれで面白いー!
しゃべるねぇ、みんな。ヒーローも悪も語り出す。
意表を突く内容が盛り沢山だった。

後藤さん(`_´)ゞ「勝手なことばかり言いやがって」

中盤までのあの一般世間描写のウィットが生きていて面白い。
髪を枝毛にする怪人てなんだ。ニュース報道の画一的呑気さとか。
しかしキングさんの思想なき思想が今野さんとの対話で丁寧にあぶり出されて、気色悪くなってきたぞ。ほんとケモノヅメっぽくなってきたぞ…
行動と気持ちが上滑りする正義くんの口調が、微妙に今までの演技と違っていてうまいなぁと思った。
マリo(`ω´ )o「なによまさよしのくせに!」

怪人のいた場所から未確認物質が。原口さんの冷静なバックアップが心強いよ。
「僕たち、何と戦っているんでしょう…」
ウン。それがわからないから視聴者は8話で混乱したのだよ…。
行く末が読めない〜!でも持ち直した感じ。

*************

10話

まりちゃん…。海外の反応サイトとかでまりちゃんわりとビッチ呼ばわりで評判悪くて、なんでかなー?と思ってたんだけど、その部分をトーチャーが解明した。 自身に幻滅させる、たいして流血ないのにグロいね…。
思想の美意識のせいか、もえちゃんには急に紳士になって。仮想のヒーローが現実になるならば仮想の悪も現実になる。
正義と「同じものを観て育った」という幼いトーチャーの顔が無邪気でさびしい。

本当のヒーローは一般人の中にいて平和と正義を守ってくれているから、サムライフラメンコは安心しておまえみたいのと戦えるというサムメンコ理論。

できる男・後藤さん、かっこよかったな〜

まりちゃん。傷ついて、震えながらステージに立って。がんばれまりちゃん…。 フラメンコガールはアートだと調子づいていた自分の行動が招いた姿、落とし前つけたのかな。
先がぜんぜん読めないのと、セリフの妙な説得力は相変わらず。

***********

11話
また前振りなしな超展開がてんこ盛りですね。
あまりのアホくさいお遊びのぎゅうぎゅう詰めに、何度も笑わせられてしまったよ…。
はじめのプロモーション的な映像とか。全員レッドとか。
おとなしく合体ロボ用の四角い車が公道走ってくる姿が妙なツボに入った。
死に損ないでポイズンに吸われてた人がシュタゲのオカリンに似てた。(気のせい)
もう一話完結並みに、やってみたいアイデアは全部盛り込むってことでしょうか。
「嘘だ。しかしうつくしい嘘だ。」コレ、スタッフの姿勢?

オープニングの夢で終わるかと思った格闘シーン、あながち夢でなくなってきた。
フラメンコガールは本職に戻って、後藤さんは…?

子どもくささについていけない人はもうすでに視聴を諦めていることだろう。残された我々が戦隊気分で見守るしかないのか。何色でもいいから。おれは無色だ!フラメンシースルー!とか出てきて戦隊内で反乱起きたりして。色彩を持たないおれの攻撃を受けて見ろ〜。名前は多崎とけるで。
{/netabare}
****************

12話〜20話 {netabare}12話
オープニングがすっかり戦隊ものに。
どうしよう怪人にすっかり慣れてきた…
街を歩けば皆に認知されもてはやされてTV取材にひっぱりだこ、なのに後藤さんと駆け出しヒーローごっこしてカレー食べてた時代がどこか懐かしい。視聴者もですよ〜。騒がしさと、がらんどうの空間と。
まりちゃんはそんなとこ引きこもったの。

何だっけコレ、NHKのドキュメンタリー風。
MMM34って

ソレやりたかったんか…

みんなでカレー食べられるようにはなったけども。
エンディング「寂しくはないね」って歌ってるのに何か物寂しいですね。

13話
明日日本の危機だとして。助ける人を選べるか?迷いと重積に締め付けられる正義。

押しかけてるマリちゃんを許す後藤さんの彼女はどんな器のデカさだ。死んでる説も出てますが…。
エンディングの「離ればなれじゃないね 寂しくはないね」は後藤さんの彼女の歌じゃないのか。

スパイが居るなら一番怪しいのは要さんだろう〜

*新しいオチ考えたよ。
正義とおじいさんは事故にあって、正義は意識が戻らないまま眠り続けているんだよ。子供っぽいヒーローものな展開なのは、正義がそういうものを好んでいた時代で時が止まってるんだよ。いつか目覚めるんだよ。
て、夢オチのバリエーション…

14話
ビンタの好きなビビビの総理。要さんにもビンタしてたね。ビンタってかなり直接的で高圧な態度なような。突き飛ばすでもなく、コブシでもなく、なんでビンタなんだろ?

それにしてもフロムビヨンドが何処からやってきているのか全然ワカラナイけども、(ウルトラ怪獣みたいな目玉が出てきた。)
要さんの呼びかけで古参ヒーローたちが大集合!!

ヒーローが実在するなら悪役も実在する→同じものを見て育ったトーチャーが出てきて…
さらに悪役が蔓延するなら→ヒーローも増えて…
正義がいるなら…?
なんと正義と鏡合わせのような人が出てきたよ!?

次回イミテーションジャスティス。正…偽?

エンディングに星の王子様の要素があるのは何か関係あるのかな…?
んー、薔薇。バラだよねサムメンコのシンボルマーク。星の王子様が大事にしていた花。
「大人になりたくない大人たちへ」がサムメンコキャッチフレーズで
「子供心を失った大人たちへ」が星の王子様…
んー⁇


15話
フロムビヨンドメンコの言っている意味がよくわからないけど、正義はどうとでも変わるし、利用されるってことかな…まだ先が読めないってことかな…。
そしてビビビの奴があかんかった。
あっという間に失脚…
額に米、お尻に星のマークの人が助けに来た。
お米の国にはヒーローがワンサカ居そうですね。

16話
前回、声なしで少し出たミネミラ三人が言い争うシーン。その内容が明らかに…
やっぱりあの三人にはポジティブに強気でいて欲しい。そのためには、まりちゃんが負った心のかせを解かないと…そこの解決方がものすごく正攻法でドラマチックだったよね。これだよね、これ。
重ねて正義が立ち寄り難くなっていた後藤さんちへついに帰還。
逆行時代終わった‼って感じですね。
まりちゃんの吐瀉物がキラッキラしていたのはやはりアイドルだからですかな。

17話
うーん、結局また怪人(星人)まみれの展開に…。
黒板消しの武器つけた後藤さんの「なんか懐かしいな?!」にはちょっと笑ったけども。
セーラームーンに出てきてた、見るものをおちょくるような敵たちを思い出しますね。

総理を倒したが、やっぱり事実が裏返ってまだ終わらない…。
見るまで今回はどーなんだろと嫌にハラハラさせられてるんですが。

18話
あつらえたようにサムメンコと対になるように敵が出てきていたワケが、語られた。高次元な目線でまとめられちゃった。
縁側で語り合うヒーローと怪人。
ちゃぶ台で語りあうウルトラ星人が如く。
想いの強さが世界を変える、ってよく聞くことだけれど。
望みが全て叶うならその先は?

迷走した展開に意味があった…
と。それにしても、ここにくるまで、かなり長ーーかった気がするなあ…。大丈夫なの?もう安心していいの?(´・_・`)


19話
やけに平和過ぎるのが気にかかるけれど。落ち着きを取り戻し会話の小粋さも戻ってきてヤッホー!
そして…後藤さんの過去がついに出て来たよ。
夕焼けが似合う回。
尾行する正義&まりちゃん
「君は…世界で最後の悪かもしれないな」

ごめん
(^_−)−☆「もう離さないぞっ!世界で最後の悪が暴れ出さないように見守るのが、正義の務めだからなっ!」
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆「もう(頬っぺたぷう〜)♡まさよしったら!この悪は、て・ご・わ・い・ぞっ?」
って変なベタベタカップルの図が浮かんじゃった…
それはないわ。本当ごめん……

冗談はさておき
「キモい」って口では言ってたけど、後藤さんのこと、簡単に諦めるまりちゃんじゃないと思いたいな。
そしてなにやら不穏なキャラが。

20話
展開が早く、スリリング。
やっぱり悪は要るの?居るの?居ないの?
うーん。いてもおかしくないような…でも、いても誰も気づかない透明な人…
{/netabare}

21話
うおおぉぉぉ すごく真面目なちゃんとした話になって
なんだか猛烈に感動している
石原さーん!!!あなたが居てくれてよかった…
要さんにも見えてたって事で、正義の頭の中だけの妄想疑惑ぐるぐるから脱出できてホッとした。

正義は愛がわからないのか。そんな人にヒーローは勤まるのであろうか。正か悪かの判定なら、むしろわからないほうが勤まるのかもしれない。捨て身にもなれるし。
以前のシェルターに入れる人を選べ、の時に少しは正義は自分にとって必要な人について考えたんじゃないかとも思うけれど。愛の定義がピンとこないんでしょうか。また会いたいなと思ったら愛だよ。
灰司もわからなくて裏返しの執着がサムメンコへ。
灰司は一緒にサムメンコごっこしたいってことかな?
めんどくさいかまってちゃんだな。

予告、ついにあの人とあの人が…って誰!?

22話
しんみりしんみり、後藤さんの過ごした月日が突き刺さる。
ううっ、ごっちーん、となっていたところで
灰司君の薄っぺらい画策に引き戻される。
しかして

「ど…っ、ごとーさんはちがうんですかっ?!」
誰かーーーっ

愛=性愛だけでは ナイ、と正義に教えてっていうか突っ込んでやってくれ…
前回、マネージャー石原さんがいい事言ってたはずなのに…

まぁ、心を裸にっ!て感覚で、裸になったんだろうねっ。
本気でナニしようとしていたのかは…
自称「愛ヲ知ラナイ」正義君がヤル気になったところでナニが出来るのか具体的に知識があるのかどうかも、もうサッパリ私にはわかりません……

いや、笑えました。最終回。

*********************

<総評>
途中の怪人試作品ご試食おしょくじけんちんれつざいみたいな展開が

なーーーがーーーすぎーーーじゃーーーーーー!

主だったキャラクターはみんなとても好きでした。
もう一回観て笑ってもやぶさかじゃないくらいには。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 52

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^(さらに追記あり)。

※2話まで視聴して

1話では正直、全く面白さを感じられず、
なんか押しつけがましい正義感や正論?みたいなものが、なんかウザいかな?って思ってましたが、

惰性でとりあえず見てみた2話では、
その1話でしっかり下げてタメを作ってた分?が、一気に弾き返された感じで、
自分の中では一気にブレイクしました!(いい意味の方ね)。

面白いわコレ^^。

やっぱヒーローをテーマにしたアニメって、
何かしら制作側の独特の信念?みたいなものが色濃く表れていて、
ハッとさせられるし、小気味いいです。

傘を題材にしたのは、すごくわかりやすいし、
みんな何かしら経験あるだろうから、グッとくるものがあったなあ。

Bパートの最後があまりによかったので、
そのままEDもとばせず、ずっと見たらちょこっとだけのCパート?。
こういう構成もいいよね。
最後まで余韻を楽しみつつ、さらにちょこっと楽しみがある。

「次回が気になって仕方ないアニメ」としては今期初の作品ですね。
よかった、これで今期も日々を過ごしていけそうです^^。

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※6話まで視聴して

まだ6話なのですね。もう10話くらい見てる気になってしまっています。毎回楽しい楽しい♪。

やっぱ最近のアニメって異能の力だったり特殊なファンタジーだったり、そういうのに慣れきっていたせいか、

等身大の人間の力で、ちょっとずつ現実の何かを変えていこうと努力する姿に心うたれます。

ちょっとベタだけど、今回もじ~~んとくるセリフありましたね。

そう、あそこです。”借りを○した彼”が言った言葉です。

他にも、登場キャラ同士の会話のシーンが楽しすぎる!。どのキャラも癖があって愛すべきキャラ達ですね^^。

★の評価かなりかなり上がりました!。(上限まで^^)

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※7話まで視聴して

あれ?。

今回のラストの感想は「・・・・・・・・・・( ̄  ̄;) うーん。。」でした。

雲行きが怪しくなってきたw。

良く言えば”着地点の予想が全くつかない”ですが、

なんかこのまま突き進むと、自分の関心が離れていくかもしれない。

来週変な展開になりませんように・・・(心配すぎる)。

★の評価、微妙に下がりました><。

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※8話まで視聴して

何コレ?。特撮作品をただ単にアニメ化したような作品になってる・・。それも内容の薄っすい・・。

2話~6話が最高だったのに、全く脈絡なしにいきなり非現実な茶番に・・。

夢オチか特撮オチ(作品中での)でした~♪・・ってのを期待してたのですが、

どうやらこのまま突っ走るようですね・・ヘ(_ _ヘ) コケッ。○┼< バタッ。


★の評価、さらに下がりました。

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※11話まで視聴して

さらにさらに酷くなってますねえ・・。

7話の時にも自分の中で大きな落差で評価が落ちましたが、
11話でさらにさらに大きな落差で評価が落ちました・・。
底なしです・・。←もっと底があるのかも

1~6話は面白くて何回も見返しましたが、
7話以降は未だに1回こっきりしか見ていません。
もう1回見たいと思える回がいつか来るのでしょうか??。。

悪役のデザイン・行動・発言、誰があんなのをわざわざ見たいと思うのでしょうか?。

もしかしたらこの作品は、
このアニメを見てる視聴者を”アニメ離れ”させるための作品なのかもしれないですね。
アニメ作品に期待せず、自分の現実世界で何かを見つけなさいというメッセージなのかも。

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※12話まで視聴して

やっぱ底なしでしたww。
酷くなる一方通行です。

ほんと頼むから「撮影オチでした~♪」で当初の方向性に戻してほしい><。(泣)。

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※12話まで視聴して(その2)
戦隊のブルー、何か存在感ある声だと思ってたら、
P4の陽介じゃないっスか!・・でも、それだけ。。

前回も今回も、後藤さん+まり以外、見どころなしでした><。
もういっそヒーロー展開要素全部排除して、
まりもしくは後藤さんメインのラブコメアニメにしてほしい。

キングボンビーのテーマっぽいBGM♪、やめいw

ストーリーもうどうでもいいのに、なぜ毎週見てしまうんだろう?。

怪人のキャラデザインって、幼稚園児作のデザインとかなの?。


※16話まで視聴して
今話では、まりが最高によかった!。
まり(ミネ★ミラ含む)と後藤さんだけが視聴し続けてる理由ですね。
あとは全部茶番です><。


※18話まで視聴して
やっとこれまでの超常の流れ(茶番)が上手くまとめられましたね。
この回をずっと待っていたんです^^。
以外にすんなり受け入れられました。久しぶりに、2回視聴した回でした。
でもやっぱエンドレスエイトばりに長すぎた感があるのと、
今までの超常の流れ(茶番)の記憶はどこまで(誰が)記憶してるのか?
ってとこが気になりますね。

ひさびさに来週が待ち遠しくなっております。

補足:ミネ★ミラのミニアルバム買いたいけど、
   映像クリップ集とかつけてくれないと割に合わない値段設定感がww。

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※19話まで視聴して

こういうのが見たかったんです♪。最後までこの路線でお願いしますっ。m( __ __ )m

今回の話見たら、急に久々に1話と2話が見たくなって見返しました~^^。、
おお!、今まで見えてなかったいろんな伏線(意味深。。)が見えまくって面白いですね!。
登場キャラも出まくってたんですね、あちらこちらにw。

いやあ、一時期、σ(o・ω・o)の評価がかなり下がってましたが、少し回復してきました。

うまく最後で〆ることができたら、かなりの好作品になる予感・・⇒⇒⇒超期待です!!。

”序盤で本作気に入ったけど、中盤で切ってしまった方”は、帰ってきた方がいいと思いますよん。
(もちろん、ちゃんとがんばって中盤を全部見たうえで)

中盤のアレは、まあアレということでw。←今となってはいい思い出かもです。

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※20話まで視聴して

要さん、そんなに目と耳がいいのなら、○○ッ○にも普通気付くでしょww。

ミネ★ミラのミニアルバム、サイコーです!。
でもやっぱクリップ集つけてほしかったなあ。
ぜひぜひ今後の発売をよろしくお願いします!!。

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※最終話まで視聴して

終わり良かったので全て良し^^。

最終話、大満足させてもらいました!!。
これでもかとグッとさせられてしまったのです。

名残惜しいけれど、もう来週から見れないのですね・゜・(ノД`。)・゜・。

最初あんなに好きにさせられて、中盤であんなにあきれさせられて、
そんでまた終盤にこんなに再度好きにさせられて・・と、
ホント、終わってみればジェットコースターのようなσ(o・ω・o)の感情の起伏でした。

内容的にもこれほどまでの異色作は今後そうそう出てこないでしょう。
迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^。

スタッフさまお疲れ様でしたっ。感謝感謝なのです♪。

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※追記

終わってみれば、
現実と非現実の狭間で正義とは何か、悪とは何かを求め続けた怪作?いや快作だったなー。
現実と非現実の境界線が全く見えないところがこの作品のミソだと思う(褒め言葉)。

リアルタイムな視聴中にはムダに思えた中盤も、
最後まで見終えてからだときっと見え方が全く違ってくると思うし、
やはりあれがあってこそのラストでしたね。
近く、全部とおして見直してみようと思います^^。
絶対に1回見ただけじゃ理解しきれないいろんなメッセージが込められてるんだろうな~。
末長く一生楽しめそうな予感がしています!!。

自分の中では、主人公が3人いましたね。正義と後藤さんとまり。
3人とも最後まである意味一途を貫いていて、そこがたまらなく魅力的でした。
また安易な恋愛展開に頼らない作風に好感が持てた。

ああー、もっともっと続きが見たい作品です!。

ミネ★ミラは現実でも永久に活動を続けて新作出しまくってほしいです!(本気で切望)。。

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※追記2(若干ネタバレありなので、知りたくない方は視聴終えてから見てください)

やっと8話以降も2週目見る気になったので、さっそく見てみました。
1週目と違って安心して見れるので、面白い面白い~♪。
あっという間に2周目見終えました!。

長すぎると感じてた例の中盤ですが、
意外に簡潔に最少ターンで作りこまれていたんだなと認識を改めました。

今になって見ると見どころ満載で、やはりいい意味でぶっ飛んでいた作品でしたね。
若干グロだったトーチャー編のあのシーンは、やはり見ていてつらいけど、
あの、まりのED演出のためには必要でしたね。
ミネ★ミラのミニアルバムのボーナストラックのあの曲、歌い方が大好きなんです^^。

中盤の作画は、かなり粗が目立って雑なとこもあったけど、
あの非日常展開の本質を理解して見れば、そこはある意味納得でした。
視聴者各自が子供だった頃に見ていたヒーロー番組、特撮番組の
記憶を呼び覚ますような子供が抱いたイメージがデザインコンセプトなのでしょうね。

それから、やっぱり最後の4話が胸に響きました。
あの4話がなかったら、もっと酷評に終わっていたハズですが、
自分にとっては最高の〆でした^^。

まりの「あんた○○星人に○○○○○○○されちゃったんじゃないの?」
っていうセリフが超ツボったり、
後藤さんの20話での正義に言ったセリフがグッときました(TдT) 。

正直、正義のことはあんまり好きになれてなかったのですが、
最終話の後藤さんとのやり取りで、心からじ~んときました。。

石原さんは最初から最後まで、陰ながら正義を支えたMVPでしたね!。
終盤でまりが正義に言ったセリフに同意見でした!。○○○○ちゃえばいいのに。

円盤は単体ではさすがに買えないと思うけど、
BD-BOXが出たらきっと買っちゃいます♪。
その際はミネ★ミラの映像特典、クリップ集、ライブ作品なんかもあるとうれしいな。

こんな採算度外視の作品を作ってくれたスタッフ様方、本当にありがとうございます。
これからも採算度外視でも「素晴らしい」「突き抜けた」「見たことのない」
作品をどんどん作り続けてください!。

--------------------------------------
※追記3

待てど暮らせどBD-BOXがいっこうに発売されません・・><。
それどころか制作会社さんであるmanglobeさんが○○してしまうなんて・・。
ひょっとしてもうBD-BOX発売なんて夢のまた夢なのかなあ?。

・・そんな風に思っていた最近、オーディオコメンタリーにハマりだしまして
R.O.D.theTVとかで倉田さん他が出演されていたオーディオコメンタリーを
追っているうちに、サムライフラメンコにもオーディオコメンタリーがついていることを知り
もう我慢できなくなって単品BD買ってしまいましたw。

で、とりあえず様子見で買ってみたBD1巻のコメンタリーの冒頭で、まずは驚かされました!!。
増田さん・杉田さんらが冒頭で自己紹介していくのですが、そこでの杉田さんの第一声が

「読子リードマン役の杉田です」

・・ってwwwwww。

Σ(゚Д゚;エーッ! って思いながらどんどん惹きこまれてしまいました!。
その後もコメンタリー目当てで全巻そろえてしまいました^^。
結果的に、まだそんなに多くの作品のコメンタリーを聞いてきたわけではないのですが
今のところ本作のコメンタリーが一番興味深くて面白かったです!!!。

BDの高画質で改めて観た本編も、とてもスタイリッシュで完成度が高くてさらに好きになってしまい
また、今まで観たことなかった?各話の次回予告とかもたくさん見れてよかったです。
各巻特典も自分にとっては大満足で、自分にとって貴重な貴重なミネミラの音源だったり
本編でしか聞けなかったいろんなサントラ音源やヒーローソングの完全版がよかった。
最もよかったのはイベント映像が2時間くらいおさめられていたことでした。
司会されていた”わっしー”さんがとにかく素晴らしかった。
あと思ったのは
声優さん達の生の姿が、もうそのまんま”リアル実写サムライフラメンコ”だったことです!!。

このサイトではあまり評価が高くない本作ですが
自分はすごくすごく楽しめたし好きになれたので
manglobeさんホント((o・д・)bグッジョブ♪って感じです。
もっといろんな作品を世に送り出してほしかったです・・。

出演声優さん達が選んだ名場面集とかを観てると
ホントいろいろ胸につきささった言葉やシーンがいっぱいで
本作に出会えてホント幸せだったと実感しています。
ずっと大事に今後も見続けていきたい愛着いっぱいの作品です♪。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 51
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

正義の行方

正義の味方に憧れる主人公:羽佐間正義がヒーローを志し現代の悪を地道に斬って行くお話。

正義の熱い心を持っていても『力』が無いとテレビの様に活躍は出来ない。
…っということが分かっている普通の賢明な人々は行動には移さないのですが
この主人公がその常識を打ち破る様を観てみたくなりました。
中学生にやられている時こちらまで悔しい気分になって
早くも感情移入して正義を応援していました。
この活動が徐々に広まり人々の中にくすぶる正義の心に火が灯る事を期待しています。
展開が楽しみです。

※7話感想{netabare}
起承転結の転。物語がコレまでの流れとは異なる方向へ。
(ドラマや夢オチの可能性もありますが)
等身大のヒーロー物からファンタジー路線に突入するのでしょうか?
今までの流れからの化物登場は意外でしたし
正義の両親の事件との絡みも出てきそうで面白くなってきました。

それと後藤さんの彼女が気になります。
もう登場済みな気はするんですけどね…石原Mgとかかなー?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ガッツリ日曜の朝のヒーロー物展開。
調子良くてノリノリでしたが好事魔多し。次回辺り危険な香りがします。
トーチャーって正義の父ちゃん何じゃないか?という疑惑もチラリ。
佳境に向けてどう動くのでしょうか。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ヒーローも一般人も「慣れ」て来て危ないぞーなんて思っていたら案の定…
どうやらトーチャーの予定通りに事が運んでいる模様。
トーチャーとは何者なのか?真の目的は?
ますます目が離せなくなって来ました!
{/netabare}

※10話感想{netabare}
正義とトーチャーって似た者同士なのかなと思いつつ
ここ数話観てましたがやはり同じ物を観てた様です。
傾倒の方向が真逆でしたけどね。

悪による平和の実現…って流石に無理に感じましたが
皆で一つの方向を追い求め個を捨てられるなら諍いは減るのかなとは思わせてくれました。
…まぁどの道、完全平和は無理なのでしょうけどなかなかの悪の花道でした。

まり達は気安い正義の代償が心身共に余りにも痛々しかったですね。
この後、彼女達がどういう方向を目指すのかも興味深いです。

7話で路線変換してどうなるかと思い観ていましたが
前半の『現実』の中、正義を夢見る主人公と悪を理想とする宿敵により
もしも『ヒーロー』と『悪の組織』生まれたら…
というIFの世界観を緊張感を持たせながら提供してくれました。
最後の締めがどうなるのかまだ分かりませんが高評価できるストーリー&演出になりそうです。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
ラスト2話でリアル路線に戻しビシッと決めるのだと思って高評価する気でいたのですが
大丈夫なのか心配になってしまいました…。
(これって2クール物なのかな?)
それにしてもこの流れ不安過ぎます。
せめて「全ては美しい嘘だった」…ってな事には成りませんように!
{/netabare}

※12話感想{netabare}
やはり2クールものでしたね。(^_^;)
ヒーローショー的な部分を短くして現実路線に戻し上手く締めれば
1クールで良作に成れたと思いますがもう少し挑戦する様です。

正義の両親の事件と海外の今野あたりは繋がってきそうですし、
フラメンガールズの動向、後藤さんと謎のその彼女等も気になります。
どう組み合わさって物語が進むのでしょうか。

暫くはヒーローとしての活躍の話で進みそうですが、
7話や10話で『痛み』を見せた効果もあり
いつ急展開が来るのか分からないという緊張感を視聴者に持たせる事に成功しています。
後はいつ仕掛けるのか?それとも裏をかく違った展開が来るのか?
…不安もありますが一端飛ばして後半に期待して観たいと思います。

それにしても後藤さんてば彼女居るのにアイドル泊めちゃって良いんでしょうか?(^_^;)
{/netabare}

※13話感想{netabare}
じわじわと話が怖い方向へ回り出しました。
正義が総攻撃について喋ってしまいましたが
今までの彼の言動からすれば当然の行動。
生粋のヒーローですからやはりそう来たかと言うところです。
後は無茶を承知で立ち向かうだけですが普通に戦っては玉砕しちゃいそう。
どうするんだろうか?

後藤さんの彼女は相変わらず気になります。
今回を見て既に亡くなっている説や黒幕の宇宙人説とかが私の中で生まれて来ています。
それに長官の失踪も意味ありげで次回以降も目が離せません。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
ついにビヨンドの総攻撃開始!
大ピンチでしたが長官が旧ヒーロー達を連れ戦線復帰。
各地で生ヒーローショーが繰り広げられる結果になりました。
そして悪側に正義の弟がついているみたいです。
個人的には実は両親が生きていて裏で手を引いているんじゃないかと
思っていたのですがまさか弟が居たとは。
両親の事件後「正義なんて…」って思ってしまったんでしょうかね。
次回どんな会話がなされるのでしょうか。
{/netabare}

余談「ヒーローの守備範囲」{netabare}
悪の怪人が現れればすぐに駆けつけて戦い倒すヒーローですが、
どれくらいの地域をカバーしているんでしょうかね。

ライダー系だと遠い所にいく場合、途中給油とか高速乗ったり
コンビニに寄ったりするのでしょうか?
四国や九州に怪人現れたとか途中で橋渡るかフェリー乗ったりして結構旅ですよね。
交通費とか工面するのも大変そうです。
途中でサインとか写真とかお願いされたりするんでしょうか。
下手すると若者に絡まれたりして結構大変そうです。

戦隊モノだとレッドは飛行機ですぐ駆けつけられるけど
グリーン辺りはドリル車両とかで遅れて到着しちゃいますよね。
「おまえが遅いから合体できないだろ!?」とか理不尽な叱責されたりしないですかね。
そもそも車検とか「ドリル外さないと通りませんよ!?」とか言われないんでしょうか。

そう考えるとやはり怪人側が気を使ってヒーローの町に来てくれて居るんでしょうね。
夜襲なんかもしないですしヒーロー側と条約とか交わしてるのかな。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
急転回に次ぐ急転回で随分と弄んでくれます。
正義を色々な角度から見せたいのだろうけど迷走している様にも見えます。
多分、ダイヤを始め各個人が正義に目覚める展開になっていくのだと思いますが
上手く纏まりが付く様に頑張って欲しいです。
ビヨンドがやり過ぎてもう現実的な路線には戻れなさそうで
評価したいと思う展開からはかけ離れて行っちゃってますが…。

【予想】{netabare}
ここまで来るともうSFやファンタジーな世界観にしないとバランス取れないと思います。
首相や主要な政治家達は宇宙人や未来人で牛耳られ
正義の両親をサンプルに研究したりクローン作成し
現代人を正義の名の下にコントロールしようとしているのではないでしょうか。
この後は世間の風潮に流されず個人の中に眠る正義に従って行動しなさい
という話になっていくのだろうと予想しています。
「フラメンコを踊らされるな踊りなさい」という感じですかね。
んでラスボスは後藤さんの彼女かな…。
{/netabare}{/netabare}

※16話感想{netabare}
どん底から這い上がろうとする姿がありました。
誘惑に負けず正義を貫いた姿がありました。
情報に踊らされた者が敵になろうとも
実際触れてきた者にとっては未だヒーロー&ヒロインです。
もう一度、いや何度でも正義の輪は広がるはずです。頑張れ正義。
…という気にさせてくれましたし、正義同様に迷走していたこの作品自体も
一発逆転の目が出てきたかも知れません。最後まで期待を捨てず観たいと思います。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
うーん…感動ストーリーへの道は断たれたかも。
やはり、ビヨンドとかやり過ぎでした…
ここまで来ると宇宙人とか登場させないと収集つかないとは思ってましたが
こんなに直接的に登場してくるとは…。
前半で積み重ねた『現実でもあり得そうな世界観』にはダメ押しとなりました。
(10話感想辺りの)私が思い描く着地点とは大分かけ離れ残念な気持ちが強いです。
アニメならではの表現で『ギリギリあり得ない(ギリアウト)な世界観』
を保って欲しかったんですけど、
もう『完全にあり得ない世界観』になってしまいました。
こうなるともうルール無用、何でもありって感じで緊張感が無くなってしまいます。
これなら最初から無茶な設定を見せて飲ませてくれれば
その中で真理を見つけ出せたと思うのですが…。

今回は面白いと言うより滑稽に見え
ストーリーものからコメディに切り替わってしまった気がしました。
後はもうハチャメチャさを楽しむ方向で観るのが正解なのかな。
(一応、総理に力を与えたのは誰なの?とかストーリー的興味はある事はあるけど…)
それとも壊れゆく世界観を楽しむアニメなのかなコレは。
{/netabare}

※18話感想 {netabare}
フラメンコ星人による強制進化は地球人の一歩により躓く結果となりました。
フラメンコ星人の思想は正義や平和の行き着く先かも知れないけど
いきなり結果を突きつけられても理解出来ないですよねそりゃ。
何事も過程を経てこそ結果に意味が出るってものです。
宇宙人編はこれはこれで筋は通っていたと思います。

で、間髪入れずに『大いなる宇宙の意志』様が登場。
全ては時空のハザマの正義の物語だった様です…。
今までの小さな正義から大きな正義に色々な角度から見た正義、
敵も味方も涙も血も痛みも苦しさも勝利も栄光も
全て羽佐間くんの願望とそれに引き寄せられた者が起こした結果でしたとさ。

…ってあれ?なんだか急に結果を突きつけられたような!?
今までの事を一粒にしてくれたけどコレ丸呑みにしていいのかな?
納得して飲むにはもう少し過程(考える時間)が必要そうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
世界平和達成と後藤さんの彼女の真相が分かることになりました。

今回からリアル世界に戻った筈なのですが、ここは悪のない世界。
現実とは何処かズレていて未だ偽りや不自然さの香りが残っいる感覚があります。

後藤さんの彼女は神隠しに遭い居なくなり
後藤さんは現実を受け入れられないまま過ごし彼女を演じ心を保っていました。
羽佐間くんも主観でしか世の中を捉えていなかった為
そんな後藤さんに気付けなかった様です。
羽佐間くんと後藤さんがきちんと現実を見れて居ないから
ズレたままの世界が現実になったのでしょうか?

それともこの世は揺れては返す波のようにうつろい易い世界で、
世界は誰かの強い意志で塗り変えられているというのを表しているのでしょうか?

最後に現れた少年の「家に帰れ」という言葉は現実に帰れと言う意味にも取れますし、
世界を塗り変える力の中心が羽佐間くんから少年に移り
また世界観が動こうとしているとも取れます。

まぁズレていると思うのは私個人の感覚なので勝手に考えすぎていて、
普通に現実に戻ったけど久々に悪が戻って来ただけかも知れませんし
異次元や過去未来のカードまで提示されていますから予測は困難。
良くも悪くも最後まで着地点が分からず弄んでくれるアニメですね。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
羽佐間くんにしか見えない悪。

どうやら異次元の存在みたいですがこの作品同様に掴み所がないです。
後藤さんの彼女も異次元には存在するのでしょうかね?
もう大詰めですが最後までこんな感じの様です。
{/netabare}

※21,22話感想{netabare}
灰司少年が羽佐間くんの敵となる為に友人達を襲いはじめる。
後藤さんをも人質に取り羽佐間くんを呼び出し後藤さんを怒らせ
目の前で殺されようとするも
ぎこちなくも必死に愛を模索する姿に計画は失敗に終わる。
そして月日が経ち緩やかに日常が戻り始める…という締めくくり。

紆余曲折あった物語も振り出しに戻るかのような終わり方で着地。
しかしここ数話の事(灰司編)をリアル路線で片づけられても
悪のない世界だった事や灰司少年の犯行の手口とか納得できないままです。
後藤さんにしても未だに彼女が居ない事を受け止め切れていないですし
行方不明の真相も謎。
このまま終わって良かったんでしょうか? 
…後藤さん次の恋愛に歩み出さないでいいの?まりちゃんとは?

ついでに言うと羽佐間くんの両親の事件も伏線として絡むと思いきやスルーでした。

強いフィクション織り交ぜている時点で合理的な解釈しようとしても仕方ないかも知れないけど
フワッとしたまま終わりを迎えてしまいました。
{/netabare}

【総評】
序盤はリアルな目線で正義の輪を地道に広げていくストーリーでしたが
中盤以降一気にフイクションの渦に飲み込ませた為方向性が全く掴めなくなりました。
流れる渦に身を任せればクルクルと回る世界観を楽しめたかも知れませんが
どうしても論理的に考えてしまい置いて行かれたり衝突する事もしばしば。
毎話ごとに評価が乱高下しまくってしまいました。

色々な角度や価値観で『正義』にアプローチした姿勢は悪くないんですけど
何でもありに成ってしまったストーリーが残念で勿体なかったです。
やはりビヨンドがやり過ぎてしまったかな。
現実路線と折り合えるポイントはあったと思うんだけど
結局フィクションものとしてしか成立していませんでした。

オススメは出来ないんですが『正義』を良く探求し表現している点には面白味はあると思います。
普通のアニメに飽きて居る人には良い変化球アニメと成るかも知れません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

81.8 10 修行で笑いなアニメランキング10位
僕のヒーローアカデミア(第3期)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (442)
2702人が棚に入れました
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。No.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、クラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。雄英高の生徒同士が激突するビッグイベント「雄英体育祭」、プロヒーローの下で技を磨く「職場体験」、“ヒーロー殺し”ステインとの死闘、期末テストでのオールマイトとの戦い、そして敵(ヴィラン)連合の死柄木弔との邂逅…。次々と課される試練に対して、デクはヒーローを目指して果敢に立ち向かっていく。一方、死柄木や、オールマイトの宿敵である巨悪オール・フォー・ワンも仲間を増やし、その悪意をふくらませるのだった。デクの、最高のヒーローになるための道と、敵(ヴィラン)たちとの戦いは、ますます加速していく!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、井上麻里奈、増田俊樹、諏訪部順一、内山昂輝、三宅健太、大塚明夫
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

君が凄い人だから・・・勝ちたいんじゃないか!! 胸熱くする青春ヒーロー好きにはこれでしょ♪

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2018年4月~9月

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語 
39話~45話 夏の林間合宿編
46話~51話 神野区の悪夢編 

雄英高校に入学してから初めての夏休み
この一学期で心と体は鍛えられた
この林間合宿では”個性”を伸ばす○o。.

どんな困難にも立ち向かい 笑顔で人々を救う
そんな最高のヒーローになるために新たな一歩を踏み出した!

出発する前に謎のプール編あります○o。.。

〇音楽
OP曲は UVERworldが歌う”ODD FUTURE”
夏の季節に合う爽やかな曲です

ED曲はmiwaが歌う”アップデート”
気持ちが落ち着く ED曲にピッタリです。

〇キャラ
合宿は雄英1年ヒーロー科 A組とB組が参加
他にも講師に新たなヒーロー迎えたり生徒たちの家庭訪問あったりで
相変わらずキャラ豊富♪ 
推しのキャラを見つけて応援するのも楽しいです○o。.。

今回特に好きなキャラ

夏の林間合宿編・緑谷出久
神野区の悪夢編・オールマイト

両者 立場は違いますが
絶望の涙を感激の涙へ変える二人 最高!
ヒーローとしてのその姿に胸が熱くなること間違いなしです!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英高校の警備がザルなのかヴィラン連合が凄いのか・・・
楽しいはずの林間合宿が開闢行動隊(ヴィラン)の登場で悪夢へ

光汰くんを守るデク君カッコいい!

この夏の林間合宿編では
ヒーローとして戦うことを選択した雄英ヒーロー科の面々
それが神野区の悪夢編では戦わずして”かっちゃん”を助ける

戦うだけがヒーローじゃない! ちゃんと成長してるの嬉しかった♪

そして オールマイトとオール・フォー・ワン
心が震えるような戦いでした 

どんな姿になっても平和の象徴として先生として
そしてワン・フォー・オールを受け継ぐものとして戦う姿は
涙無しには観ていられませんでした!

さらに死柄木弔が志村菜奈(7代目ワン・フォー・オール)の孫!
戦いの中でサラッと判明したは驚きでした

それにオールマイトから緑谷出久 
オール・フォー・ワンから死柄木弔へ受け継がれていく内容もあり
大満足!でもスゴイ情報量! 
色々な意味で頭が熱くなりかけました○o。.

最後は雨降って地固まる とても良かった♪。

( でも内通者なんているのかな? 誰だろう? 気になります! )
{/netabare}
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語
52話~63話 プロヒーロー仮免試験編
全国各地で行われる試験会場に集まったヒーローの卵たち

その中の国立多古場競技場に到着した
デク君たち総勢1540名 その中から一次合格は100名という
とても狭き門の中 仮免試験が始まる!

58話のみ特別編 ”愛で地球を救え” 犯人探しが楽しいです。

〇音楽
OP曲は Lenny code fictionが歌う”Make my story”
ED曲は 菅田将暉が歌う”ロングホープ・フィリア”

”ロングホープ・フィリア”映画版で流れてました
今回は曲調を変えたTVバージョン また違った感じで素敵です!

熱い歌詞を勝手に紹介します!

{netabare}
歩くほどに靴底が汚れてく そんな風に
僕らの魂も磨り減れば影ってしまうよ
そんな時に思い出して 君が諦められない理由を
救ったはずが救われたっけ 握ったつもりが握られた手

遍く旅路に光あれ 強さや弱さでは語れないぜ
立ち向かうその一歩ずつが 君の勇敢さの勝利だった
叫ぶ為に息を吸うように 高く飛ぶ為に助走があって
笑う為に僕らは泣いた それを敗北とは言わない
ロングホープ・フィリア

時を経ては変わってく 街並みも友達も
大抵は離れて分かる 寄る辺なさは瞭然たる感傷
ましてや自分 僕は僕を離れられぬやましさを背負って
だから友よ見届けてくれ 変わったのじゃなく変えたのだ

遍く挫折に光あれ 成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ トロフィーとしてのハッピーエンド
願わなきゃ傷つかなかった 望まなきゃ失望もしなかった
それでも手を伸ばすからこその その傷跡を称え給え
ロングホープ・フィリア

諦めて疑って塞いで 期待外れって言われたっけ
でも失くしたことが武器になった それがどん底に咲いた花
遠き友よ 今ではもう蒼い星座 少なからず僕ら生きてる
荷物ならばそれで充分だ

遍く命に光あれ 生きる為に理由はいらないぜ
うなだれても踏み留まった そこをスタートラインと呼ぶんだ
今日の君が笑ったことで 敗北も無駄にはならなかった
故に咲くどん底の花 友よ、末永い希望を
ロングホープ・フィリア{/netabare}

〇キャラ
プロヒーロー仮免試験編では
士傑高校・傑物学園・聖愛学院など全国の色々な選手が登場します
この作品って登場人物多いけど 一人一人特徴があるから
見分けが付きやすいなって感じます○o。.。

特に好きなキャラ
・爆豪勝己 

普段強がってる彼が胸の内を明かす場面はグッときました!
今回はⅢ期通しての結果になります○o。.。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英体育祭で全国に顔と個性がバレてるというハンデの中
競い合う雄英生たち こういう展開の中 
青山君が鍵になるなんて とっても意外 
蛙吹さんは寒くなると 冬眠に入るって・・・驚きました。

救助活動では
戦うか守るか 助けるか逃げるか
瞬時に色々な選択を迫られる現場でケンカしてる轟と夜嵐
だから出久の”なにをしてんだよ!!”
モワモワしたわたしの思いを代弁したデクくん 最高かよ!

プロヒーロー仮免試験後
このⅢ期の主役と勝手にわたしが思っている”爆豪勝己”

彼が心に抱え込んでいたものを爆発させる場面
良いライバル関係誕生の瞬間 ますます爆豪くん好きになりました。 
{/netabare} 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

〇一言
洋画”アベンジャーズ”と学園青春ものをかきまぜた様な作品です

話数は多いですが 内容はストレートで分かり易く 
割と一気に観れちゃいますのでオススメです♪。

10月からⅣ期が始まりますので今から楽しみ!○o。.

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

1話の感想 ★★★ 3.0
2期の総集編
{netabare}
林間合宿前の水泳!
まぁ、今回は総集編がメインだけど。
こういう所、親切。
今期のOPとEDはUVERworldとmiwaか。
豪華だな〜{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
合宿初日
{netabare}
初日からハードだったな。
楽しんでいられるのも今のうち、って言葉まさにその通りだった。
合宿はこれからだ。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
こうたくん
{netabare}
能力社会が嫌いか…
親が死んじゃってたらそうなるよな。
生きていたら憧れだったのに…
ヴィランが襲撃してきた。
見つからないように少数精鋭にしたのが仇となったな。{/netabare}

4話の感想 ★★★★★ 5.0
僕のヒーロー
{netabare}
ヤバい、緑谷かっけぇえ!!
自分も怖いのに泣きながらも戦うとか…
あの声に表情、必死さがビンビン伝わった!!
これで憧れないやつは男じゃないよ!!
泣けた…
超いい話だった。{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
鉄哲の底力
{netabare}
Bクラスが初めて活躍したな。
あの手の女の子見た目アレだが、強いな。
これで10人中2人は戦闘不能で2人はプロが見ている。
障子くん、片手無かったけど再生するのか?{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
かっちゃんを助けに
{netabare}
かっちゃんを助けることが出来たと思ったらまた攫われた!
そして、捕まえたと思ったら敵のど真ん中!
なんて、不運なんだ。
常闇の能力って強いな〜
弱点がでかい代わりに自分の陣地では無双だな。
あのイカレ女は血を集めてた。
もしかして、その血でノームを作る気なのか!?
なんか色々とやばそう。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
あと少し
{netabare}
爆豪を助けることが出来なかった。
あと少しだったのに。
爆豪は最後まで助けてとは言わなかったな。
轟くんもいい人になったな。
あんなクラス思いだったか?
果たして、緑谷はどんな判断をするのか…{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
救出に行くのか?
{netabare}
緑谷の怪我そろそろヤバそうだな。
動かなくなるとか…
でも、無茶は辞めれそうにないよな。
相手が強いんだから。
ヒーローっては1回の失敗で非難される。
決して、非難されるような行いはしてないのに。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
爆豪、救出
{netabare}
緑谷たちが救出するかと思いきや、オールマイトたちがきっちり制圧してしまった!
なんか呆気ないぞ!!
まぁ、オールフォーワン出てくるよね〜{/netabare}

10話の感想 ★★★★☆ 4.5
オールフォーワン
{netabare}
やっぱり出てきたオールフォーワン。
そして、めちゃくちゃ強い!!
緑谷の作戦で見事、爆豪は救出できたがオールフォーワンを倒しきれなかった。
オールマイトは時間切れ…ヤバくない?{/netabare}

11話の感想 ★★★★★ 5.0
No.1ヒーローの最期
{netabare}
かっこよすぎだろ、オールマイト!
限界を本当に超えて勝ってしまうなんて…
絶対に負けると思ってたよ…
意地を貫き通したかっこいい最期だった。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
師の想いと母の愛
{netabare}
オールマイトは本当に戦えなくなってしまったんだな。
もし雄英が襲われた時、絶対的なヒーローはもういない。
教師一人一人が死にものぐるいで守らなくては。
緑谷の母は臆病で怖がりだけど、凄く優しい息子想いのお母さんだ。
こんなに素晴らしい親だから子も純粋で真っ直ぐに育ったんだろうな。{/netabare}

13話の感想 ★★★☆ 3.5
寮生活、スタート
{netabare}
寮生活が始まった。
んで、今回はほのぼのとした回だった。
前までシリアスが続いたからその反動かな。
梅雨ちゃん、厳しく言ったことで抱え込んでしまってたんだな。
みんな、不安だよな。
みんなのため自分のために、早く強くなれ!{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
必殺技
{netabare}
腕がダメなら脚で。
シンプルだがいいと思う。
コスチュームも少し変わって、これから始まるって感じがするよ!
爆豪はやはりセンスがいいな〜
いろんな技を思いつく。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
第一次試験、スタート
{netabare}
みんなパワーアップしてんだな〜
コスチュームもかっこよくなってるじゃん!
そして、始まった試験!
5割と言われていたのが、一次試験から1割とは差がすごいな。
雄英からは何人残るかな。{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
狙われる雄英
{netabare}
バラバラにさせてしまったが、何とか緑屋とお茶子、瀬呂くんが合流できた。
士傑高校はどいつも曲者ぞろいだ。
あの痴女が全裸になった時、白色の泥みたいなのが着いていたのかな?
あれのせいで全裸に見えなかった。
そこをどちらかに一致させて欲しかった。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
仮免、結果発表
{netabare}
仮免を見事取得!
良かったな、デク!
そして、ヒーロー名がデクになってた。
本当にそれで良かったのか…
かっちゃんはデクの能力について分かったみたいだな。
オールマイトは隠し通したがデクには無理だったか…
この心の緩みが後々響かないといいが…{/netabare}

特別編 ★★★ 3.0
愛は世界を救う
{netabare}
映画の繋ぎの話。
番外編って感じで特に面白くはなかった。
普通だった。
映画の方はクソ面白かったな!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

3期は精神的に成長していく姿が多く見られた

プール回からの林間合宿!
{netabare}
かっちゃんのボール投げの時の掛け声が
「しねー!」から「くたばれー!」に変わってて
そこも変化していくんだと面白かったですw
{/netabare}

林間合宿での肝試し中に↓
{netabare}
合宿の疲れを残したまま2人1組での肝試し中に
荼毘率いるヴィラン達が生徒達を狙って襲いかかる。
ヒーロー嫌いの洸太くんを守るため最強の敵と
1人戦った出久くんは勝利するもボロボロに。
自分を命懸けで助けてくれる出久くんを目の当たりにし
洸太くんのヒーローに対する考えが変化していった。

出久くんから報告を受けた相澤先生は
ライセンスのない生徒達にヴィランへの攻撃を許可し、
B組の鉄哲徹鐵はガスを操る敵を何とか倒した。

森の中を駆け回る出久くんを障子くんが抱える。
2人の通るべき目の前の道には常闇くん、
暗闇によりダークシャドウが制御不能となっていたが
かっちゃんと轟くんの所で光を当ててもらい元に戻る。
だけどヴィランの狙いであったかっちゃんは
相手の個性によって捕まり連れ去られてしまう。

連れ去られた先でかっちゃんがまた名言作ってたな、
「寝言は寝て死ね」ってwww なんそれwww
あとかっちゃんのオールマイト愛が一途すぎる!
{/netabare}

ヴィランのアジトへ乗り込む↓
{netabare}
拐われたかっちゃんを救出するために
ルールを破りノームの場所へ向かった出久くん達、
それより先に乗り込んだオールマイト達。
かっちゃんを救助することには成功したけど
オールマイトはオールフォーワンとの死闘の結果
ワンフォーオールの火は消え事実上の引退となった。
49話は涙が止まりませんでした( ᵕ ᵕ̩̩ )
{/netabare}

プロヒーロー仮免試験↓#53〜
{netabare}
試験前に必殺技を編出す訓練を全員が行う中、
林間合宿での戦いで腕に爆弾を抱えた出久くんは
足を基本にした戦いのスタイルに変更した。

1次試験はボール当てで先着100名、
参加者1割以下しか通過できない内容。
雄英高校だけは体育祭のテレビ中継で個性がバレていて
毎年最初に行われる雄英潰しの壁を超えていく。

1次試験を通過した出久くんに
「そんな力があれば当然だ。」
とかっちゃんが言うシーンは、
出久くんを認めたから言ってくれたのか
個性の事を察して言ってるのかハラハラします!

青山くんが途中から仲間を思いやる行動に出たのは
なかなか思わせられるところがありますね。

なにより全員通過おめでとう‪(*ˊᵕˋ* )
相澤先生の生徒たちに抱く感情の変化があって良いな〜

2次試験は救助演習!
ヒーローにもプロがいるように、
救助されるプロがいる設定が面白い‪ところ( ॑꒳ ॑ )
審査は救助される側が直接行う。
しかしただ救助するだけとはいかず
途中からヴィランのテロが発生というシナリオ追加で
ヴィラン役を率いるのはNO.10ヒーロー!!

試験を終え1-Aは轟くんとかっちゃん以外が仮免合格。
寮に戻ったその晩かっちゃんに呼び出された出久くん、
オールマイトと出久くんの仲について考え続けていた
かっちゃんに出久くんの個性の正体を暴かれる。
オールマイトに憧れヒーローを目指したかっちゃんは
出久くんと戦いを望み出久くんもそれに応えた。

初めて本音でぶつかりあった2人の喧嘩は
最後にオールマイトが止め個性についての秘密を話し、
オールマイトと出久くんの2人の秘密は
かっちゃんを含めた3人の秘密へと変わった。
出久くんとかっちゃんの関係も
お互いに高め合えるライバルへと変化する!(#61)
※出久くんとかっちゃんは謹慎処分w
{/netabare}

後期課程の始まり↓#62~
{netabare}
オールマイトが引退となった今、
ストッパーの外れた悪人たちは増え続け
死柄木たちヴィランも裏で動き続けている。

雄英高校ではインターンの話があり、
ここで初めて通形ミリオ達ビッグスリーが登場する!
3期はミリオくんが1-Aのみんなに実践形式で戦い
インターンについて教えて終わる。
ミリオくんがビリから努力でトップになったこと、
個性が強いわけではなく使い方次第で強くなれることを
知った出久くんは何か大きなヒントを得た様子だった。
{/netabare}

1期の時からナレーションとして
出来事の解説をしている出久くんの声は
いつの頃の出久くんが話してるのか気になる。
「この時の僕達は〜」などの言い方をしているから
未来の出久くんなのは確かなんだろうけど、、
卒業したあと?大人になった出久くん?プロヒーロー?
とても気になります(゚^ ゚ )

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

73.4 11 修行で笑いなアニメランキング11位
うらら迷路帖(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (526)
2561人が棚に入れました
迷路町――そこは"うらら"と呼ばれる占師の町。
うららになることを目指して国中から少女たちが集まってくる中、
山育ちの女の子・千矢(ちや)もある思いを抱いて迷路町の門をくぐる―。
果たして彼女を待ち受ける運命とは?
占い乙女達の夢物語、ここに開幕です!

声優・キャラクター
原田彩楓、本渡楓、久保ユリカ、佳村はるか、茅野愛衣、諏訪彩花、高倉有加、咲々木瞳

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TBS制作アニメ、また外れになっちゃうのかな…と思いきや、どっこいまさかの今期当たりアニメに逆転しました!!

一占「少女と占い、時々おなか」
元々さほどの期待もなく何となく触れてみたけど、う~ん世界観どころか需要すらも見えてこないな。山育ちの野生児ガールが迷路町って町に下りて、うらら(=占い師みたい)目指す話らしいけど、本題からいちいち外れて満腹のお腹と謎の謝罪。どうもこれは僕が好きなタイプのアニメじゃなさそうかも…。まあそんなこと言うんだったら、見なきゃいいって言われそうだが、生憎こうして触れた以上、ちゃんと最後まで見なきゃボロッカスに貶す権利はないと思う次第なので、最終回までしっかり見て答えをまとめようと思う。まあ美味しい役回りのキャラクターはいるから良いけど。

二占「探し物と夢、時々甘味」
一種の階級制というのが迷路町にはあるんだね(そんな風ではないんだろうけど)。そこに(言い方が悪いけど)世間知らずで無知な千矢が入り込んで大騒動。決して悪い女の子ってわけじゃないんだろうけど、軽率な行動が多々ありすぎて共感できない…。うんやっぱりこのアニメ、二話もそりが合わないな。
マツコさんのエピソードは大変面白かったから(ちょっとホラー風味なのが、なおスパイス効いてたし)、できることならノノ関連のエピソードをもっと求む。

三占「仲間と友達、時々ライバル」
弁天さんの声がねえ、夏木マリさんそっくり(笑)これ初見の人、勘違いする人何人かはいたでしょ(実際は井上喜久子さんだったが)。店内の内装ゆえか『千と千尋の神隠し』みたいだし。
それにしてもやっと今回、楽しく見れるポイント得られた。前半だと紺のコスプレ七変化(ていうか四変化?)が男子アニメファンサービスwああいう真面目で和が合う子の変化って面白いね。そこはとっても弁天さんに画面の外から感謝しました。
後半はのっけから百合アニメ臭全開!佐久ビジョンも百合アニメ色を余計に盛り上げてるし、あれこんなにニやつくアニメだったっけ?面白いぞ。なお今回もマツコさん、非常に美味しい役でした(感謝)

四占「良いこと悪いこと、時々くすぐったい」
前半はこれまでより不満なく楽しんでた。凶に戦々恐々な三人とすべてを楽しむ千矢。初めて千矢の奔放さを有難いと感じました。怖がるより楽しむスタンス、そこは見習うべきでしょうね。
後半戦はまたもや紺が男子サービスくれましたwこのアニメ、ちょいちょい百合をぶち込むようになりましたね(元の原作も同じ場面があるのかな。ちょっと気になる)。最初の頃よりアニメの方を大分好きになってきたかも。
ところでさ確認だけど、佐久隊長は男子じゃないよね?

五占「花嫁と神様、時々はっくしゅん」
男いたのねこの世界(笑)てっきりいないと思ってたから。大分アニメに慣れてきたのか、落ち着いて見れてきました。千矢が神様と思わしき何かに酔った状態で出会う場面、千矢が神様を見たかもしれない事実に少し嫉妬する紺。やっと抑揚の効いた流れに進んだようで安心しました。もしこのまま同じ流れなら、切ること本気で考えてたかも。
あとやっぱり女の子はお色直しをすると変わるね。千矢なんかめんこい子に大変身遂げちゃってるし、この面白さを序盤で既に確立してたら良かったのに…。

六占「恋と追跡、時々よーしよしよし」
”天然痴女”と”妹バカ”で幕開けるとか笑っちゃうな。佐久隊長は変装スキルの勉強が必要ですし、おもわぬ形でニナ先生の運命の人認定にwで、結局ニナ先生の件はどうなったの?
後半はコックリさんに取り憑かれた紺回でした。まさか友達申請を断られた過去持ちとか、取り憑かれた紺さんは動きも行動も大胆そのもの。てか狐のコックリさんはM属性をお持ちですか?

七占「祝詞と魔女、時々覚悟」
前半回はうらら界の”祝詞”事情とノノ回でした。祝詞勉強に悩める姿は受験生の悩みと同義で、まさに王道展開を紺は地で行ってました(徹夜で目の下もう真っクマ)wあとノノが自分の特技を皆と一緒の勉強の中で、見つけて発揮する様はちょっと嬉しくなりました。やっぱり壁を打破する子は無条件で魅力的です。
初めて小梅がメインを張った後半回はビターでした。偏見にも異能に対する恐怖心にもあっけらかんと構えていられる魔女のマリに小梅がずっと憧れるのも分かります。最初からあっけらかんとできたわけではないだろうけど、苦労を一切感じさせないマリの笑顔は強くて素敵で、”ああ、自分もこんな風に強くなれたらいいな”って、感想文を打ってる今、ふいに思ってしまいしました。珍しく今回は特に不満ナシでした!なのでちょっと星の方も上げました!次はどうだろ!?

八占「いけないこととわかんないこと、時々すっぽこぽん」
紺ってたまに”ド天然の問題発言”ブチかますよねwこういう真面目なガリ勉キャラがいかがわしいことを言うと、通常よりもその威力が一気に倍になるんですよね。
八占は紺がどれほどいい子か伝わる回でした(ドンドン面白くなってるよ)。どれだけうららで過ごす日々や千矢たち皆が大好きか、とてもこっちに伝わったし、ますます紺株上がりました。
あとニナ先生、だらしない(苦笑)

九占「母と心得、時々あなたのため」
紺の母さん登場とノノ厄災防止回です。歌歌って空元気の紺、揺るがない千矢ちゃん。そしたらまさかの試験オチで落とし込むとは、先生怖いw
九占のテーマって”一人よりも、皆で挑む”?「三人いれば文殊の知恵」のことわざがあるように、一人よりも皆で挑んで、切り開ける道もある。よく聞く言葉だろうけど、その大事さは一生不変。1占頃よりこのアニメ、今はホントに楽しいです!

十占「四人と昇格試験、時々試練」
紺ママコワい(震)”全員公平に厳粛に、ぶっ潰すつもりでいきます”って…。あと紺、ハチマキが”よかったあ”になってたぞ(できれば『クレヨンしんちゃん』みたいにちょいちょい違う文字出て欲しかった)。ショッカーみたいな鬼も出るし、佐久隊長はトドメを刺される(破廉恥なニナ先生に)。笑いどころが沢山あって、笑ったなあ。楽しかった!
今回まさか次回へ続くエピソードとは思わなかった。壁の眼が千矢のことを既に知っているようだったし、そろそろ千矢とうららの神様の関連性が分かるかな?

十一占「千矢とくろう、時々涙」
神様の事は分からなかったけど、千矢の母さんはうららの何かから”裏切者”になってるみたい。娘・千矢を狙う黒手に壁一面にビッシリの目。うららの裏の脅威なのか、それともまさか一番占?脅威を救った謎のくろうは、神様じゃなくてマスコット(占いの)?とても沢山の謎はあるけど、らびりんすの皆が一緒に九番占へ昇級したから、まあ今はいっか(千矢と紺と同じですね)w
ちょびっとホラーテイスト入って、ワクワク一気に高まったけど、次でいよいよ最終回か。もうちょっと見ていたかった。

十二占「お風呂とお祝い、時々笑顔」
ただの祝勝会(回)でした。一発芸を披露するわ、酔い潰れて湯当たりするわ、とにかくメチャクチャ騒いでましたが、それがとにかく楽しかった!仕事疲れを忘れました。
あとやはり千矢と紺はベストカップルすぎますね。この二人が一緒に出るとき、雰囲気全然違いますもん。二人でいっそ『桜trick』ゲスト出演しちゃえばいいのに(笑)
ぶっちゃけ途中で切ろうかなって開始頃は考えてたのに、今はあそこで切らなくて良かったと思ってます。TBS制作アニメで、やっと当たりに出会えました!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

やっぱりべっかんこーって言いたくなるよねぇ

自分、嫌いじゃないのだけど日常系ってなかなか完走できません。
どうしても途中で見逃す回が出来て、その後はもう見なくていいかって気持ちになってフェードアウト…。
各話に跨るストーリーがあればそんなことは起こさないのだけど、1話完結型で繋がりもあんまりない系統だとどうしてもそうなっちゃうんだよねぇ。
嫌いじゃないんですよ?

で、そんな中この作品は問題なく完走できました。
うっすらとではあるけど「この世界ってどうなってるん?」「主人公たちはどこまで占いが上達できる?」っていうストーリーがあったお陰だと思います。
とはいえ繰り返しになるけどストーリー部分は非常にうっすら、そこら辺期待しても大した掘り下げ・進展はありません。
一方でストーリーはナシでひたすら日常を眺めていたいって人にとっては邪魔な存在だったっぽい?
その結果中途半端になっちゃったってことなのかなぁ?
コレ系で自分が完走できただけでも評価に値するのだけど、世間的にはそんなにウケてはない…のかな?

{netabare}まず世界観だけど、女性だけしか占えないってことで女性だけが住む占いの町=迷路町ってのがある。
15歳を過ぎると占い師見習いとして迷路町入りが許され、10段階ある占い師ランク(下から十番)を上げるべく親元を離れ住み込みで修行する。
…って感じで女性しか登場人物が居ない理由付けをしてるのだけど…その…時代が江戸だか明治時代っぽい感じで、町のすぐ隣にお歯黒ドブが流れてそうな印象を持ってしまうのは自分が汚れてるせいだろうか。
迷路町外に住みつつ修行に通うってことではなく、住み込み必須な丁稚奉公みたいなシステムがそう思わせてしまうのだろうか。
将来茶屋から暖簾分けしようってことでもなさそうだし、茶屋そのものが繁盛してるようにも見えないせいもあるかな?他にもっと稼ぎのいい“副業”があるように感じてしまってのう。
いや、それが占いなんだろうけどさ…ひょっとしたら見習い受け入れで奨励金が出てるのかも?

で、物語の方だけど、2話までかけて世界観(あとキャラ)の説明をこれでもかというくらい丁寧に続けます。
てっきり客から難題な占いを頼まれて4人+人形一体であくせくしながら解決してく話なのかと思ってたら、まだ客を取れる立場ではないらしい。
かといって一心不乱に修行に明け暮れることもない。
まぁそこはそれ、基本日常系なのでのほほんとゆる~く修行をしていきます。
が、そんな中たまに見せる不気味な部分が、自分が見続けることが出来たポイントになるかな?
上で書いた色町っぽいことや神を探ってはいけないこと、ニワカがヤバい占いに手を出して大変なことになるんじゃないか等々。
実際千矢がいなかったら紺の行ったキツネ憑きは結構危なかったんじゃ?
可愛い女の子たちを「あーもう危なっかしいなぁ」とハラハラしながら見守るってのがこの作品の視聴姿勢なのだと思う。
…って、オッサン向けやーん!
思えばタイトルからして「うらら」と聞いたら「べっかんこー」と答えたくなるような人を選別する、踏み絵みたいなものだと思えなくもないようなそうでもないような??

あ、それとこの作品はあえて花に注目しながら見ました、これも全話完走できた要因かも?
普段は気にしたところで作ってる側もそこまで徹底はしてないだろうってことでスルーしてたんだけどね…この視聴姿勢ならきらら系は完走できるようになるかも?{/netabare}


園芸ネタ
{netabare}各キャラごとのシンボルフラワー
・千矢:サクラソウ
・紺:ワスレナグザ
・小梅:梅
・ノノ:ヒイラギ
マツコさんは無いっぽい、見落としてるだけかも?

・ニナ:ヒルガオ(ナツメじゃないんだ)
・佐久:アサガオ
・大島:絵だけでは同定不可、順当にノギクの一種と思う
・塩沢:ペンタス?ランタナ?ちと分からん。よく見たら4弁なので…ライラック?バーベナ?花弁数を気にしなければペンタスが一番近いんだが…
・時江:ネモフィラ?(これも自信ナシ)

・棗屋内にある一輪挿しはコスモス(恐らく造花)、鉢植えはハートホヤ

作中の季節は春~夏(初夏)までの間。
9話で縁起物としてナンテンを探す話があったが、単にナンテンってだけならそこら中にあるハズ。
リアル自分の家の近所でもそこかしこに植えられてる(勝手に生えたものもある)し、占いの町であるなら尚更のことかと。
ヒイラギナンテンやホソバナンテンも含めれば頻度は更に増す。
ただ“実付き”を探してたのであるなら季節的に困難なのも納得、と解釈。

12話、風呂や池?の手前の植え込みで咲いてた花はぱっと見た感じ椿、けど季節的に合わない。
ハマナスかとも思ったが違う。
次の候補として夏椿が浮かんだが、あれ?桃花の夏椿って流通しだしたのは最近だったような…。
んで更によく見てみると…ああ、これフヨウだ。
シベの描き方や絞り咲きのせいですぐに思いつけなかったけど、草姿としてこれが一番近いかと。
むしろ作中では酔っぱらうネタがあるので、絞り咲きなのはスイフヨウ(酔芙蓉)を表してるのだとしたらなかなか小洒落た演出かと。
同12話後方でオレンジの花を着けてる樹木は…季節と花のまばらさからしてザクロ?
ややマニアックな気がするけど(メジャーならノウゼンカズラを木に絡ませる)古い民家なんかだとよく見る光景か。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「日常の迷路で人は時に道を失う、そんな時占い師は君に選択の矢を与えるだろう…それを操る条件は15歳を過ぎた少女であること…時に女神、時に魔女、占い街の乙女たち」

この作品の原作は未読ですが、きらら系の作品と知って視聴を決めました。
そしてキャスティングを聞いて大喜び…
主人公を演じるのは、「月曜日のたわわ」でアイちゃんを演じた原田彩楓さんじゃありませんか…
アイちゃんで原田さんは私の中でブレイクしました…でも、それだけじゃありません。人気赤丸急上昇中の本渡さん、はいふりの鈴ちゃんを演じた久保ユリカさんに、SHIROBAKOの安原絵麻を演じた佳村はるかさん…
キャスティングに関する作り手の気合を感じながら視聴に臨みました。

この物語の主人公は15歳になったばかりの千矢…
彼女はずっと前から決めていた事が一つありました。
それはもう顔も覚えてないけれど、15歳になったらお母さんに逢えると言われている迷路町に行く事…
だからずっと15歳になる日を待ち続けていたんです。

そしてとうとうその日がやってきました。
彼女は見習いうららになるための紹介状を手に迷路町への向かうのですが…
これまでずっと山の中で過ごしてきた自由奔放な千矢の毎日は常に山の動物たちと一緒…
だから集団でたくさんの人が住む場所での生活とは雲泥の差があったんです。

見渡す限りたくさんの人・人・人…
それにちゃんと「ごめんなさい」って謝っているのに誰も聞いてくれない…
お母さんに逢いたいだけなのに…

でも、そんな独りぼっちは千矢だけではありませんでした。
迷路町で一緒になった紺、小梅も千矢と同じ紹介状を持っていたんです。
こうして3人は迷路町の一番外れとなる10番占で、かやのん演じるニナ先生のもとニナ先生の妹であるノノも見習いうららとして一緒に勉強していく事となり物語が動いていきます。

一刻も早くお母さんを探したい千矢でしたが、迷路町には自分が持っている札までしか立ち入ってはいけないという絶対遵守事項がありました。
だから9番占の札を持っていない見習いうららは10番占しか出歩く事が許されないんです。
しかも一つレベルアップするには難しい試験を突破しなければならないとか…

きっとはやる気持ちで一杯だったと思います。
お母さんは千矢が逢いに迷路町に来ている事を知らないかもしれない…
そしたら、千矢がお母さんのもとに辿り着くまでにどこかへ行ってしまうかもしれない…
こんな不安な気持ちだってゼロじゃなかったと思います。

でも千矢は偉かったと思います。
ズルをする事無く迷路町のルールをしっかり守って、その上でお母さんを探すと決めたから…
きっと一人だったら…これまでの千矢だったら絶対選択できなかったと思います。
だって山の中ではそんな窮屈な決まりは無く、やりたい事をやりたい時にやりたい様にできたのですから…

千矢が人の全うな道を選択できたのは、3人のかけがえのない仲間ができたから…優しい先生がきちんと諭してくれたから…
何より千矢にとって大切な居場所ができたから…

でもこの物語の主軸はあくまでもうららとしての占い道です。
最初から何事も上手くなんてできません。
だから一生懸命練習して…自分だけの占い方法を見つけていくんです。

すごく短い間でしたが色々な事がありました。
良かれと思ってやった事が必ずしも良い結果に結びつくとは限らない事を知って…
直向きに向き合った…ただそれだけなのに、超えてはいけない一線に一喜一憂したり…
物事の優先順位…いつの間にか自分が2番になっているのがとても自然で…
不安で圧し潰されそうな時、涙が堪え切れない時…必ずみんなが傍にいてくれるのが当たり前になって…
そんな4人を背中をそっと押すニナ先生の全てを包み込むような優しさはやっぱり偉大な先輩うららである事を実感して…
4人はまるで新緑の若葉の芽吹きの様に真っ直ぐ成長したと思います。
彼女たちの成長の真価…どの様な形で視聴者の気持ちに応えてくれるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、見習いうらら4人組で構成されたユニット らびりんずによる「夢路らびりんす」
エンディングテーマは、Luce Twinkle Wink☆さんの「go to Romance>>>>>」
4人の可愛らしさが上手く表現された曲と背景だったと思います。

1クール12話の作品でした。
放送途中に、この作品の評価がちらほら聞こえた事もありましたが、私的には評価の高い作品です。
キャラの可愛さ、作画の綺麗さは言うに及ばず…
目標に向かって努力している人ってやっぱり輝いています。
一生懸命向き合いながら流す涙…とても綺麗だと思います。

頑張り方や力を入れるタイミングやポイントは人それぞれ…
だけど、何があっても4人一緒に…の心を持ち続けたみんなは輝いていました…
こういうキャラの輝いている作品…大好きです。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

62.4 12 修行で笑いなアニメランキング12位
君が主で執事が俺で(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (400)
2476人が棚に入れました
『君が主で執事が俺で』は、みなとそふとより2007年に発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。通称『きみある』。
主人公・上杉錬と姉・上杉美鳩は、父・上杉巌の家庭内暴力がきっかけで家出する。2人は都会である七浜市に辿り着きそこで生活しようと奔走するが、なかなか仕事が見つからず、資金難となってしまう。
ここでの生活を諦め次の場所に移動しようとするが、ひょんなことから久遠寺家と関わりを持ち、事情を知った久遠寺家当主・森羅によって拾われる。錬と美鳩は住む場所と仕事を手に入れ、使用人として仮契約を交わす事に。
かくして、錬の執事としての生活が始まるのだった…。

声優・キャラクター
関智一、伊藤静、後藤邑子、水杜明寿香、氷青、ひと美、浅川悠、田中理恵、秋元羊介、檜山修之、雨宮侑布、たてかべ和也、田内夏子、千晶まひろ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

お、俺はシスコンだ。 貞操は…とっておきたい

原作はアダルトゲーム、つよきすなどが有名な会社さん。
アニメ化に伴い声優が変更され、よりパロディ色が強くなっている

基本的なストーリーはラブコメ。
父親のひどい虐待に耐えかねて家出した主人公と姉、
二人はとあるきっかけからお金持ちの執事とメイドして雇われることになる
だが、お金持ちの3姉妹は一癖も二癖もあり、更には大佐という執事もいて・・・
という感じだろうか?

ストーリー的に原作がアダルトゲームなのだが、恋愛要素は薄い。
淡い感じの恋愛要素もあり、女性キャラクターもかなり多いのだが
基本的にウブな主人公とオトナの魅力でからかうようなシーンも多く、
恋愛の駆け引きやそういったシーンは少ない。

また基本的にストーリーは平坦かつ単純、執事とお嬢様たちの日常という感じで
シリアス要素は終盤以外は殆ど無く肩の力を抜いて楽しめる内容になっているが
その反面、ストーリーだけ見るとあまり印象に残らないのは残念だ
この点は強すぎるパロディ要素が脚本を打ち消してしまっているかだろう

本作品のもっともな魅力はパロディだ
某熱血ガンダムの主人公から、旧ネコ型ロボットのガキ大将まで
様々な実力派声優さんが揃っており、各声優さんの過去の作品のネタや
パロディ要素は強く、分かる人にはかなりツボに入る笑いだ(笑)
特に新スネオである熱血ガンダム主人公と旧ネコ型ロボットのガキ大将による
「心の友」というセリフは分かる人には非常に面白い

更には某勇者王もおり、某マスターもいる。
この濃ゆすぎるパロディ要素はたしかに面白いのだが、
あまりにもマニアックすぎる部分をつきすぎており、
わからない人には全然わからないネタになっているのはパロディアニメの欠点でもあるが
本作品はその欠点が出すぎている。

また原作がアダルトゲームということでセクシー要素も多い。
DVD版では色々な部分が見えており、更には女性声優さん達による
えろい演技や喘ぎ声は声優さんのファンならば楽しめる内容になっており
その点は原作がアダルトゲームという点を裏切らない出来栄えだ
ただ全体的に作画のレベルは普通なので、エロさは普通という感じだ

キャラクターも1クールの作品としては多め、あまり出ない脇役などもおり
この点は「必要か?」というキャラが2,3人いるのは非常に気になった
特にメインキャラもである3姉妹の三女などは存在感やストーリー的にも
いらない子だったのでは・・・と感じる。

また、それを後押しするように声優さんの幅が広い。
関智一、伊藤静、 後藤邑子、秋元羊介などのベテランがいる一方で
名前を見ても「誰?」と行ってしまうような声優さんや
この作品が初出演のような声優さんも降り、演技的にも厳しい。
いらないキャラも多かったのでそのぶんの予算をもう少しましな声優さんに変更させるための
お金として使って欲しかったと強く感じてしまう。

全体的にパロディネタは非常に楽しめる。
おそらくアニメ好き&アニメオタクであればあるほどネタ的に
コアな部分をついてくるので笑いにつながるのだが、
コア過ぎてついていけない人はかなり多いだろう。

また執事&パロディという設定がどうしてもハヤテのごとく!を連想してしまい
キャラクター的に優っているハヤテのごとく!の印象が強いので
どうしても「二番煎じ」的な印象を感じやすい。

パロディアニメが嫌いじゃない方にはおすすめできる作品だ。
その反面、パロディが苦手&嫌いな方には閲覧は厳しい作品だろう
個人的にはネタ的に壺だったので爆笑でしたw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

感想未満、そして雑談(王道)

なんでアニメって執事とかメイドとかお嬢様っていうシチュが多いんでしょうね?個人的にはそこまでそそられる設定では無いのですが・・・・。

最近この展開少なくなってきたかな~・・・なんて思ってたらそこまで少なくなって無いことに気が付き、なんかガックリ来ている今日この頃なんですが、この作品を見たのは随分昔でして、これまた全然覚えていない・・・汗w

もう一度見ない事にはレビューすら書く権利も無さそうなんですが、もう一度見る程の価値があるアニメでも無いのははっきり覚えていますので、見ません。ノリで書かして貰いますw

王道。ここまでこの言葉で説明できる内容のアニメも少ない。執事、お嬢様、謎の力、ハーレム、エロなどなどホントどこかで見た事がある様な展開ばかり。
必要なのは斬新さや独創性だけでは無いのは判りますが、ここまで他の作品とリンクする内容の作品を作らんでも良いような気がしますねw

今まで色んなレビューで「王道」という言葉を使ってきたので、一度ここで自分なりに定義してみたいと思います。
ちなみに、goo辞書での「王道」のデフェニションは
1 儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道。
2 安易な方法。近道。
です。
普通の場合は2番がよく使われるのでしょう。

私の中での王道とは、アニメ作品内で使われた方法や状況が大衆に高評価を受けた場合、その手法を廃れるまで使いまくる事を意味します。
それは回数を増す毎に短縮され、内容は意味を成さなくなっていく。なぜなら、複数回その方法を使いまわすことで、その方法が如何なる内容なのを把握する前に定義付けられてしまうからです。つまり、日本らしい「雰囲気で判るだろう」みたいな内容になるということです。

例えば
パンを銜えた少女が道かどを曲ると美少年に当たる。
いきなり強風が吹きスカートがひらりっ!
みたいな感じです。

近年のアニメでは文武両道の才能に溢れた少女、頭は良くないけど何故か人気になる主人公などが多くみられるような気がします。

そして、これらはパターン化されていき、その行動に何の意味も介在しないのに物語に導入される様になっていきます。
例えば、突然入ってくるエロシーン。視聴者の中にはそんなものを求めていない人もいるかもしれないし、そもそも物語との関連性ゼロなのにそのシーンが入ってくる。

これが私が定義する王道です。
つまり、王道に従うアニメは新鮮さに欠け、どうしても斬新さを求める私の様な人間には受けないんでしょうねw

逆に言えば、王道を逆手に取ったアニメ、または王道を作るアニメは人気が出るということです。
まどマギなどは「魔法少女」という王道を裏切り、ゆるゆりは「主人公」の王道たる定義を裏切ったからこそ人気が出たのではないでしょうか。
まぁこれは個人的見解ですがw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

メイド+金持ちの18禁は「プリンセスラバー」 こっちは執事+メイドにおける18禁 「つよきす」でもパロディあります パロディ豊富www

プリンセスラバーっぽいような展開ではなくパロディを詰め込んだだけ感がしてやまなかった
こんなのってメイドは切り離せない材料です
でも勢力は3つに分かれており、どれか1つに所属するのがこの18禁のスタイル

1話
{netabare}親元を離れての独立...家出だったんだ...
姉も一緒だけど(ブラコンですwww第三者に告白するか?普通...)
上杉錬の声ってまたしてもドモンさんwww(フルメタでも同じ)
あの卵型のメカってトンズラーの声じゃんwwwwww
じゃあメイドと執事の日常を始めましょう{/netabare}

2話
{netabare}あれは...東方不敗マスター・アジアじゃねーかwwwww
同時に大佐さんも同じ中の人だしwwwww
なんだこのパロディ王国wwww
でも主人公過去は著しく重いことに変わりはないんだ。困ったときは姉貴ですwww{/netabare}

3話
{netabare}ジョジョwwwwからのイニシャルDwwww
凄いなこのパロディwwww
九鬼家の面々
ビーフジャーキー食う子もいるわ
マゾい子もいるわ
どれだけー
それと勇者王もいたぞ!?{/netabare}

4話5話
{netabare}カジノで2人発見、家の執事&メイドや
悪いが返して貰うで
流石東方不敗...風をwwwww

チンピラにはお灸を据えないとな...
姉貴つええwwwwブラコンな子って怒らせたらアカン...
あれ、暗殺術じゃんwww{/netabare}

6話7話
{netabare}特徴が無い子に特徴をつけるのって難しいよね
今日もパロディが...それとパンダを飼うのって許可いるよね!?
何で人助けるんにバイクを蹴るwww
揚羽さんの声ってネプちゃんだったw{/netabare}

8話9話
{netabare}ドモンさんのパロディいただきましたーーwwwww

添い寝されたらそりゃあ嬉しいだろうねwww{/netabare}

11話~
{netabare}8時だよ!全員集合
はーじまーるよーwwww
実際は花見です
おーれはジャイアーン、がーきだいしょーう
を思い出したwwwwww{/netabare}

12話~
{netabare}帰る場所は人の自由だ
俺はもう執事だから...

そんなこんなでドタバタは続いていくのです{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

67.3 13 修行で笑いなアニメランキング13位
うえきの法則(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (356)
2373人が棚に入れました
神の座を巡り、神候補の天界人が自分の選んだ中学生に固有の特殊能力(一人につき一つ)を与え、他の神候補の選んだ中学生と戦わせる。最後に勝ち残った中学生の担当神候補は神に、中学生は「自分の好きな才能を何でも手に入れられる『空白の才』(くうはくのざい)」を手に入れる事が出来る。

そんなバトルが開催された中、神候補の一人・コバセン(小林先生)は人間界に正義がない事に絶望していたが、ある時植木耕助の行動に正義を垣間見て、その正義が本物かどうか確かめる為、植木に詳しい情報を一切与えぬまま能力を与える。結果、植木の正義を認めたコバセンは植木にバトルに参加する事を勧める。

声優・キャラクター
朴璐美、川上とも子、森功至、保志総一朗、斎賀みつき

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

王道な能力者バトルといった感じ♪

あらすじ
神の座を巡り、神候補の天界人が
自分の選んだ中学生に固有の特殊能力
(一人につき一つ)を与え、
他の神候補の選んだ中学生と戦わせる。
最後に勝ち残った中学生の担当神候補は神に、
中学生は「自分の好きな才能を何でも手に入れられる
『空白の才』(くうはくのざい)」を手に入れる事が出来る。

そんなバトルが開催された中、
神候補の一人・コバセン(小林先生)は
人間界に正義がない事に絶望していたが、
ある時植木耕助の行動に正義を垣間見て、
その正義が本物かどうか確かめる為、
植木に詳しい情報を一切与えぬまま能力を与える。
結果、植木の正義を認めたコバセンは
植木にバトルに参加する事を勧める


感想

懐かしいですねw
部屋片づけてたらDVDが出てきたので
久しぶりに視聴してきました

本当に王道な能力者バトルですね
中学生達が1つの能力を持ち
闘い抜いて最後の一人になったものが
「空白の才」というなんでも1つ
好きな才能がもらえるというものです

バトルも白熱して熱いですが
途中挿まれるギャグも面白いですし
ラストとかだと感動できて良かったです

細かい所を見てると
色々ツッコミ所があるんですがw
どんだけ息止められるんだよとか
どんだけそのアイテム持ってるんだよとかw
あるんですが、まぁアニメだしバトルものだから
そんなに気にすることはないと思う

後半になるにつれ飽きるどころか
新しくどう能力を応用するかや
レベル2(能力の進化)や
神器という新しい能力の出現など
どんどん面白くなっていきました

それにしても4クール目(OP2代目あたりから)が
とても面白かった
バトルが超白熱してたのもありますが
最終回のラストがとても良かった
清々しい気持ちになるほど感動した♪
最終回はあいちゃんが
ホントにヒロインしてたな
最終的に植木の次にあいちゃんが好きになったな

作画も普通に原作に合わせてたし
いや最初の方はむしろ原作より良かったしw
原作ファンも納得できるものだと思う
声優さんも昔は気づかなかったが
かなり豪華な面々が揃っているし
その分演技も良い♪
演出もちゃんと盛り上げてくれるし
申し分ない出来だったと思う

最終回はホントに良かったので
最初の方で見るのやめてしまうのは
もったいないと思う
最後まで見てほしい

2期というか+もアニメ化して欲しいけど
まぁ無理だろうなw
植木の法則+という原作が出ているんだが
こっちも最終回が良いから
気になる人は原作を読んでほしい

投稿 : 2024/11/02
♥ : 64
ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ゴミを木に替える地球に優しい最弱にして最強の植木の法則

「AをBに替える」能力を駆使して戦う王道バトルもの。

物語は公園で掃除をするエコな主人公が絡んできた不良を不思議な力でぶっ倒す瞬間を主人公と同じ中学生の少女が目撃してしまうところから始まる。少女は世界征服を企む宇宙人だと問い詰めるが、そこにコバセンと呼ばれる教師が現れ正体が明かされる。

明かされる内容と言うのは、コバセンが神候補者であり、主人公はその神候補者であるコバセンに選ばれた中学生だと言うものだった。神候補者は中学生に「AをBに替える」不思議な力を与え、各神候補者がエントリーした中学生である能力者同士を戦わせる。勝ち残った能力者は好きな才能を得る事が出来る「空白の才」を、その担当神候補は神となることができると言うものであった。

主人公は無欲で自然を愛する正義感あふれる中学生の少年。主人公の力は「ゴミを木に替える力」と言う戦闘には向かない弱い力であり、さらに能力者以外に力を使って危害を加えると「才(才能)」を一つ失ってしまい、才を全て失うと消滅すると言う最悪な条件も付いていた。しかし、主人公は才を失う事を恐れず戦う程の正義感を持つとても魅力的なキャラです。

この物語の面白さは能力者達の使う個性的な「AからBに替える」力にあると思います。その中でも主人公の使う力は適当に選んだ最弱の力。しかしそれは、他の能力者の持つ力とは性質が異なります。そして、物語の終盤で最弱にして最強の植木の法則の意味を知る事になります。

最後の「空白の才」へ書かれた内容は{netabare}主人公らしい良い才で、あらゆる才を失っても努力次第で少しずつ成長している感じがとても良いラストを演出してます。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

サラサラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

独特な味がある

中学生100人によるロイヤルバトルを描いた作品。普通のバトル漫画に飽きちゃった人にオススメ。視聴者の期待を良い意味で裏切ってくれます。

作中の子たちは皆【「××」限定で「a」を「b」に変える能力】を使って戦います。【「息を止めてる間」限定で「手拭い」を「鉄」に変える】みたいな。限定条件を満たさないと能力が発動できないため、そこで苦労する子もちらほらいます。皆どんな能力かが分かりやすく覚えやすいため、出番がちょっとしかないモブキャラでも妙に印象に残ります。

話は突っ込み処満載でしたが、何だかんだ決めるところはしっかり決めてくれるのが良い。後半は都合良く仲良しチームで戦うことになりますが、集団戦
を通して、皆が仲間の大切さに気づいていくのが好きでした。

ラストバトルでは、ほぼ死んでいた序盤の設定を生かしてくるのがニクい。ヒデヨシも、最後に良い役回りが出来て良かったね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

71.6 14 修行で笑いなアニメランキング14位
らんま1/2(TVアニメ動画)

1989年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (353)
2287人が棚に入れました
中国で修行していた父・早乙女玄馬とその息子・らんまが天道家にやってきた。だがしかし、そこに現れたのは巨大なパンダとかわいい女の子?? 中国での荒行で不思議な体質になった、らんま16歳。日本にやってきたこの日から、次々と登場するライバルたちと戦う日々が始まるのです…

声優・キャラクター
山口勝平、林原めぐみ、日髙のり子、高山みなみ、井上喜久子、大林隆介、緒方賢一、鈴置洋孝、島津冴子、山寺宏一、鶴ひろみ、佐久間レイ、関俊彦、永井一郎

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

高橋留美子と、変態とラブコメに関するだらだらメモ

 まあ、らんまについて、いまさら特に何か寸評を書いておこうという気もおこらなかったのだけれどもWikipedia「高橋留美子」-「作風」の欄の表記が少しおもしろかったので、下記、この項目の記述をよみながら思ったことなどを、著作権上、の正当な引用として認められるであろう程度の範囲で、超だらだらと書き留めてみる。ごく、暇な人だけお読みください。

■キャラ立て手法としての「変態」:ギャグとしての過剰さとシナリオ上でのまとまりの良さを両立させる存在として

 まず、おっ、と思ったのが
 「登場人物の殆どは変態の域に近いほど、限りなく自分の欲望に対して非常に忠実である。」という記述。
 漫画文化が戦後、60年代、70年代ぐらいにかけて、急速に「キャラ立ち」という手法を深めていったのは周知のとおりで、80年代にもなるとヒットマンガのほとんどは、いかなるキャラ立ち手法を成立させるか、ということに苦心していたものがほとんどだと思うが、この「変態」をベースとするキャラ立て手法はかなりメジャーになった手法である、という気がする。
  自分の欲望に対して、非常に忠実であるというのは、ギャグとしては「過剰さ」を演出しつつ、一方でシナリオライティング技法的に、キャラクターの立ち位置を読者にしっかりと理解させやすいという意味でも、機能しやすいのだろう。
 ギャグとしては、ツッコみ待ちのボケみたいな「過剰さ」だけでなく、ある種のシチュエーション・コメディ(ドタバタコメディ)みたいな手法を展開していく上でも、使いやすいのかもしれない。

■変態描写の類型~欲望の希少性と、欲望の過剰の違い~

 高橋留美子が、どの程度、中心的な役割をはたしたのかどうか、わからんけれども、まあ確かに高橋留美子的なキャラクターが、その後の漫画に数多く派生していったプロセスみたいなものがあるような気もする。
 ぱっと、思いつくのは最近観たものだと、『みなみけ』の保坂先輩なんかは、らんまの登場人物にいてもまったく違和感がない。というか、保坂先輩は、高橋留美子の正当な子供なんじゃなかろうか。
 70年代末~80年代の同時代的なものとしては、変態描写で作品をもっていく『ハイスクール!奇面組』(ジャンプ)『パタリロ』(花とゆめ)『おぼっちゃまくん』(コロコロコミック)など、変態描写自体は、当時の大流行であったとも思う。

 ただ、『おぼっちゃまくん』とかの変態性とかと比べると、らんまの変態性というのは、下品さがない。『おぼっちゃまくん』的な変態性というのは、コロコロコミックという小学校低学年がメインターゲットの雑誌であったことからも明らかであったように、最近の芸人でいえば「小島よしお」的なのり。つーか、「うんち、うんち!」といって喜ぶタイプのノリに近い(しかし、どうして、小学生男子というのは、あんなにうんちが好きなのか、というのは未だに私には直感的な感覚としてはよくわからない…。うんち、うんち言ってるガキンチョは、バカかわいい感じはただようけれども)。『ハイスクール奇面組!』とかになると、またちょっと事情はかわってくるが奇面組の登場人物というのは「伊狩増代(いかり ますよ)」「事代作吾(じだい さくご)」「石砂拓真(せっさ たくま)」などといった登場人物の名前が直接に、人物の欲望を示していて、彼らはマイナーな欲望を忠実に再現し続けるロボット的な変態である。

 でだ。
 「マイナーな欲望を持った変態」=欲望の中身が奇妙なので、欲望の表出としての行動も奇妙である、というようなタイプの変態と比べると、
 「らんま」の変態、というのは、欲望の中身そのものはそこまでバラエティはないように思う。基本的にはラブコメであり、「ヒロインの心を射止める」か「らんまに勝つ」みたいな、恋愛バカか格闘バカの二種類がほとんどなんじゃなかろうか。欲望そのものはきわめて理解しやすく、ただ欲望が過剰なだけなのが、高橋作品なんじゃなかろうか。欲望が過剰なだけなので、「キモい」とか「理解不能」という感触よりも、「一直線バカのかわいさ」みたいなもののほうが、前面に出やすい気がうする。誰も、変態の欲望そのものはそんなに否定したいと思うようなタイプの欲望はもっていないのだ。ただ単に、過剰なだけなので、バカかわいい感じが漂う。。

 そして、
 少し変種としては『シティーハンター』の冴場寮、『スラムダンク』の主人公桜木花道なんかにも、「欲望に忠実な変態」的なものを感じなくもない。90年代に入っていくと、変態描写は、人格の一側面として選択的に取り入れられるということがすすんできた…みたいなこともいえるのだろうか。

■ヒロインの従属性は、フェミニズム的に「痛い」?

 少年漫画のヒロイン論というのは、斉藤美奈子が『紅一点論』で論じているが、女性描写としては失笑もののご都合主義のようなところが多い。(少年漫画どころか、ギャルゲーのヒロインなど、もはやギャルゲーロボットのような、現実のそれとははっきりと隔たったフィクション上の生き物になっているが…)
 ただ、高橋留美子のヒロインは、高橋が女性だというのもあって、そこまで、むだな従順さとかのない、強気でおてんばな女性が主人公であるケースが多いという印象があり、まあ、フェミニズム界隈の人からしてもそんなに嫌じゃないんでないのかしら?などとも思っていたが、
 Wikipediaの記述は、わたしのそういったぬるい観察を支持していなかった。

「・まず、主人公とヒロインの関係は時折心がすれ違いつつも付かず離れずの距離感を保っていることが多い。
・ヒロインは、清楚な風貌だが主人公が自分以外の女性にアプローチをかけられたりすると暴力をふるう(本気で怒ると平手打ちを食らわせることが多い)などの嫉妬深い一面を持っているタイプが多い。
・他の男性キャラにも好意を抱かれ言い寄られても、主人公以外の男に靡く事はない。」

 とまとめられていて、これは確かになるほどな、と。
 清楚な風貌っつーのは、要するにめぞん一刻だと思うが、らんまの場合はおてんば、犬夜叉は…まあ強気な清楚って感じだろうか。
 嫉妬深さとかが、ある種の意思のあらわれ、みたいなものをあらわしつつも、まあ、結局は主人公視点のラブコメというか、主人公以外の男性になびく、ということは確かにないんだよねぇ。主人公以外の男にちょっとふらふらしてみせるのは、恋愛上のふらふらとする不安定なこころの演出をしてみることが重要になっているだけで、実際には、もうストーリーが開始された当初からカップルは決定されてるのよね。

 まあ。

 ただ、一方で、「恋敵となるキャラクターは、(略)自分になびかなくてもお構いなしにアプローチをする強引な性格」という記述もあり、よく観察しているな、とおもったのだが、そんなんだよね。基本的に、ほかの主人公とヒロインのメインカップル以外は道化師なんだよね。
 ここらへんは、フェミニズム的な観察を通せば、男性主人公に対するねじれた従属性を発揮するヒロインともよめる。すなわち、「おてんば」であることによって、フェミニズム的にベタに痛い「女らしい女」幻想を支持していないことを免罪符としつつ、その一方で、結果的には「おれになびく女」であり続けるという、非常にねじれた構造をもっているのではないのか、ということだ。宇野くんあたりに言わせれば「安全に痛い」とか言いそうな、話だということだ。

■期待感の醸成メカニズムが、ねじれた従属性を成立させているだけ?

 ただし、らんまは、やはり雑誌媒体が少年向きの場ではあるとは言え、やはり書き手は女性なので、そういったねじれた男性中心的視点を補強するための視点、とも考え切れないところはある。フェミニスト的な議論というよりも、どちらかというと、ここらへんは、「赤い糸幻想」的な想像力をひっぱってきてるんじゃないかな、っていう気もする。
 「彼と彼女は結ばれる運命!」的な。
 あと、赤い糸幻想的な、「けっきょく、こいつらがカップルになることははじめから決定している」的な、物語構造は、読者の応援、みたいなものも呼び起こしている気はする。読者のほうで、wktkしながら、「いつになったら、こいつらはくっつくのだろう?」というのを期待しながら、見守る、という読みを構成している。その期待感を構成して、作品は展開していくのだから、RPGの主人公が必然的に最後にはラスボスを倒して世界を救わなければ物語が完結しなければいけないように、主人公とヒロインは結ばれなければ物語は完結しないわけだ。

 まあ、その手法は、高橋留美子うんぬん、というよりも、少女マンガにおいても、典型的な手法で、『君に届け』でも、男女反転して全く同じことが展開されている。主人公になびくかどうか、かなり微妙なイケメンさわやかくんが、主人公がいかにウジウジしていても、結局最後はくっついておわりっていう。
 まあ、漫画における、期待感醸成のロジックというか。物語的なロジックとしては間違いなく盛り上がるコテコテの手法なのだけれども。
 一方で、こうした手法は 
 1).赤い糸幻想的なふるくさいと揶揄されかねない恋愛感を生き残らせているともいえるし、 
 2)男女反転すれば、一方の性別にとってのみご都合主義的な恋愛描写を生き残らせている
 とも言えるのだろう。
 まあ、ここまで一般化してしまうと、高橋留美子的な問題つーよりも、少年少女向けのコテコテのラブコメ/恋愛漫画全般における構造的問題といったほうがいいのかもしれない。

■楽園的風景

 で、あと、Wikipediaさんいわく、高橋作品というのは「最後は大円団」である、と。
 うん、まあそうねえ。あんまり、きちんと覚えてないけれども、全体に、高橋作品というのは、楽園感がある。みんなけっこう楽しそうで、わいのわいのしていて、ああいう高校生活とかおくれたら、そりゃ、楽しかろう、という感じがしてしまうような話が多い。
 で、その高橋作品的なたのしげな世界観を、「終わらない文化祭前日」として、過剰なユートピア幻想としてある意味で、批判的にとりあつかったのが、『うる星2』だったわけだ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

あんちょび さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

らんま1/2

こんなに高評価なのは思い入れのある作品で大好きだからです…
主張高めですみません…(●´ω`●)ゞ
でも本当に面白い作品です。
原作でもいいので一度はみて欲しいものです!

高橋留美子先生の代表作の1つで、
ドタバタ騒動の日常を描いた格闘ラブコメ作品という感じです。


本当にドタバタしていてそれが癖になる感じの面白さです。

乱馬とあかねの素直になれない感じも微笑ましくなります。

シャンプー、右京、小太刀などの女性キャラが乱馬を取り合ったりして
それに嫉妬しちゃうあかねちゃん可愛いですよね(●´ω`●)


呪泉郷に落ちた主要キャラの動物姿は家においておきたくなる可愛さです(●´ω`●)



{netabare}◆呪泉郷◆
中国にある100以上の泉が湧く修行場。
ひとつひとつの泉には悲劇的伝説があり、泉で溺れると最初にその泉で溺れた者の姿になってしまう。
それ以降、水に濡れると変身し湯をかぶると元に戻るという変身体質になる。



◆メインキャラ◆

早乙女乱馬(さおとめ らんま)
 本作の主人公、無差別格闘早乙女流二代目。風林館高校1年生。あかねの許嫁。
 父と中国へ修行に行った際、呪泉郷の「娘溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶると女になる体質に。


早乙女玄馬(さおとめ げんま)
 乱馬の父。実戦格闘技「無差別格闘早乙女流」の開祖で八宝斎の弟子。
 乱馬との中国の修行で呪泉郷の「熊猫溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶるとパンダになる体質に。


天道あかね(てんどう あかね)
 本作のヒロイン、天道道場に住む天道家三女。風林館高校1年生。乱馬の許嫁。
 格闘技・スポーツに秀でており、かなりの負けず嫌い。根は素直な優しい女の子。


天道早雲(てんどう そううん)
 天道家三姉妹の父。実戦格闘技「無差別格闘早乙女流」の開祖で八宝斎の弟子。
 玄馬とは八宝斎の元で修行していた頃からの親友。
 お互いの子供を結婚させる約束をしており、天道道場を継いでもらうのが夢。


天道かすみ(てんどう かすみ)
 天道家長女。他界した母親に代わり天道家の家事全般をこなすしっかり者。
 おっとりしていてとても優しい。


天道なびき(てんどう なびき)
 天道家次女。風林館高校2年生。
 ドライでちゃっかりした性格。お金大好き。
 九能帯刀によく写真を売っている。


九能帯刀(くのう たてわき)
 風林館高校剣道部主将、自称「風林館高校の蒼い雷」。なびきと同じ2年生。
 あかねが好き。でも女らんまも好き(おさげの女と呼んでいる)。


九能小太刀(くのう こだち)
 帯刀の妹。聖ヘベレケ女学院1年生。
 格闘新体操が得意。通称「黒薔薇の小太刀」。
 男乱馬に一目惚れしている。


響良牙(ひびき りょうが)
 乱馬が風林館高校の前に通っていた男子校の同級生。乱馬のライバル。
 我流の武闘家。極度の方向音痴。
 乱馬を追って偶然中国の呪泉郷に立ち寄った際、女らんまに呪泉郷の「黒豚溺泉」に蹴り落とされる。
 ◎水をかぶると黒い子ブタになる体質に。(子ブタのときはあかねにPちゃんと呼ばれる)


久遠寺右京(くおんじ うきょう)
 乱馬のもう一人の許婚。風林館高校1年生(転入してくる)。関西弁口調。
 校内では学ランとさらしを着用し、背中に大きなヘラを担いでいる。
 元祖関西風お好み焼き屋「うっちゃん」を経営する。
 愛称は「ウっちゃん」。


シャンプー
 女性を中心とする中国の武闘民族『女傑族(じょけつぞく)』の少女。
 猫飯店で働いている。 乱馬を愛する。
 修行中に呪泉郷の「猫溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶると猫になる体質に。


ムース
 シャンプーの幼馴染。暗器の達人。
 シャンプーが大好きだが、3歳の頃に敗れた為まともに相手にされていない。
 乱馬に勝つべく修行として呪泉郷を訪れるが足を踏み入れた一歩目で「鴨子溺泉」に落ちてしまう。
 ◎水をかぶるとアヒルになる体質に。


コロン
 女傑族の総帥。シャンプーの曾祖母。通称「おばば」。
 日本で中華料理店「猫飯店」を営んでいる。
 八宝斎に匹敵する実力者。


八宝斎(はっぽうさい)
 乱馬・玄馬・早雲の師匠。「無差別格闘流」の創始者。元祖無差別格闘流の使い手。
 極度のスケベジジイで下着泥棒と覗きの常習犯。
 戦闘力は絶大。



◆主題歌◆

 オープニングテーマ
   「じゃじゃ馬にさせないで」

 エンディングテーマ
   「プラトニックつらぬいて」  [1-13話]
   「EQUALロマンス」     [14-18話]{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ウォーアイニー

水をかぶると女の子になってしまう不思議体質の早乙女乱馬と天道道場の三女、天道あかねが許婚になり、
お互いつっぱっていながらもだんだん惹かれあっていってしまうお話です。
まあそれだけではなく他にもキャラクターがたくさん出てきて乱馬をとりあったり、あかねをとりあったり、
その際に、この世界ではなんでも格闘中心のようで○○格闘術というのが
これもまたたくさん出てきて無差別格闘流の修行中の身である乱馬も負けじと戦うわけなのです。
そしてなんといっても面白いのはキャラクターたちの目的のためならば、
なにがあろうと、どんな手段を使おうと構わない!と考えているところです。いわゆる腹黒。
誰かが死のうが、好きな人を騙そうが別にいいよねっ!くらいの気構えで行動しているところが観ていて僕は面白かったです。(ホントは良くないよ)

僕は『うる星やつら』はどたばたすぎてちょっと苦手でしたが(第二弾の映画はとても良かったよ)
『らんま1/2』の方は極めて上手くいかない恋愛を面白おかしく描けていてとても面白かったです。




ここからは気に入ったキャラを挙げて個別に思ったことを書いていこうと思います。

■乱馬
自分の気持ちに素直になれない!鈍感!
観ていて非常に面白い男性像でした。まあただの単純バカですが。
「ホントかわいくねーな」ってのはちょっとキツイですね。
これ言われたらホント傷つきますよね。ねってお前は一体何者なんだって話ですね。
僕は林原さんの声が好きなのでらんまの声はとても良かったです。ずっと女の子のままでいいのに!
でも可愛いとはあまり思いませんでした。まあ、男だし。

■あかね
綺麗なロングヘアーをバッサリと切ってしまった展開にはびっくりしました。
せっかく可愛かったのにと思いながらも観ているとだんだんとあの性格にはこっちの方が合ってるのかもしれないと思えます。
僕が思うにあかねの一番かわいいところは乱馬に対して叫ぶ「バカっ!」です。
もうホントかわいいー!そういう言い方しかできない不器用なところがうわあああw
取り乱しました。
僕は先に桔梗で日高のり子さんを認知しましたのであかねとのギャップに少し驚きました。
本当に同じ人なのか今でも若干疑っております。まあ冗談ですが。
彼女の声はとてもいいですね。感情がストレートに伝わってきます。非常に好きです。

■シャンプー
この作品の中で最も恋に生きている女の子。
声がとってもかわいいです。あの微妙なイントネーションが上手ですし、見た目の可愛さにも拍車をかけます。
性格はあかねとは逆で自分にとことん素直で、行動力のある姿が印象的です。
冗談っぽくみえるけどあれが彼女なりの本気なんですね。

■右京
僕は右京が一番好きかもしれないです。
唯一とまでは言わないけれど、数少ない恥じらいを持った女の子ですし、この三人の中では最も女の子らしいと思います。
声も可愛いし関西弁も効果バツグンです。
普段の格好から女の子らしい格好にチェンジしてきたときのギャップもまた。
こう書いてみると俺って単純だ。

■八宝斎
最初はなんだこいつと思っていましたが回を重ねるごとに
ジジイが真剣に下着を盗んで喜んでいるのが面白おかしくなっていきました。
声優さんのあの頭のねじを一本外さないとできない演技にも脱帽です。
ホントなにしてんだ、こいつw
でも面白いし、この作品には必要なんですよね。一番得をしているキャラです。

■早乙女玄馬、天道早雲
乱馬とあかねの父親です。
彼らの威厳と信頼の無さはストーリーを面白くしてくれる最高の素材です。
だからこの二人はこの作品には欠かせない存在だと思います。
小ネタから大きな話題までそつなくこなす名脇役です。少しお高いあめちゃんをあげよう。

まあこんなところです。
読んで頂きありがとうございます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

65.0 15 修行で笑いなアニメランキング15位
ああっ女神さまっ(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (250)
1459人が棚に入れました
大学での新たな生活へ期待に胸膨らませていた螢一。しかし、現実は何をやってもツキがなく、部活や恋愛など何かとトラブルがつきまとう。実は、そんな彼の頭上に輝いていたのは「不幸の星」であった。ある日蛍一は、寮の先輩達から留守番と一緒に、山のような仕事を押し付けられ、途方にくれる。それでも、前向きに頼まれた用事を片づけていく、お人よしな螢一。そして最後の用事を片づけようとかけた1本の電話。しかし、受話器の向こうから返ってきた言葉は、なんと「こちら、お助け女神事務所です」の一言だった。

声優・キャラクター
菊池正美、井上喜久子、冬馬由美、久川綾、梁田清之、二又一成
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

マジ天使! いや、女神さま!!(●´ω`●)ゞ

原作 漫画 46巻(2013年8月現在)未読

第1期 

全24話
+DVD TV未放送2話+総集編


ジャンル:ラブコメファンタジー


ある日、あなたの部屋に
本物の女神さまが舞い降りてきたら・・・

そんな、モテナイ男子が夢見そうなお話です。


主人公は、優しくてお人良しだが、不運で見た目がパッとしない大学生。
人が良いのに不運と云う事で、女神が運を±0にする為、どんな願いも1だけ叶える・・・って云う始まりです。

女神のベルダンディーは、美人で、こんな人居るのか?っと思うほど優しくて包容力があり、笑顔の絶やさない人です。
しかも、主人公の螢一に献身的で、彼の幸せが自分の幸せと感じる、まさに自分には理想の女性に感じました。

CVも、自分の好きな井上喜久子さんの声でしたので、
声と、あの笑顔に、毎回癒されてましたw(@´▽`@)

それに
「うふっ」って言う微笑みは、破壊力抜群!
一発でやられました!  
ストライク! (〃ω〃)ズキューン

好きなアニメの女性キャラNO,1になりそうです。(●´ω`●)ゞ

最終話まで見た感想
{netabare}
主人公の螢一は、大学生にもなってキスはまだしも、手すらまともにつなげない超奥手。
奥手過ぎて、ちょっとイライラ。

話の中盤も、ドタバタ展開が多く、姉妹等の邪魔が入り、なかなか二人の関係が進まないので、そこもちょっとイライラでした。 
ε- (´ー`*) はぁ~
なんだか「めぞん一刻」や「藍より青し」のように、邪魔が入る展開が多く、似ているな~っと・・・
まぁ、原作が長寿だから、こう云う展開じゃないと長く続かないんでしょうね~^^;

終盤は、シリアス展開で、ちょっとうるうるでした。
{/netabare}

何にせよ、ハーレムものではなく、二人のラブラブぶりを見るの内容なので、
主人公に感情移入できれば楽しめる作品です。

自分は めっちゃニヤニヤして楽しめました。(*^ω^*) ノ

逆に、女性には評判よくないかもですね・・・  ^^;



個人的には、ベルダンディーの献身的な姿と笑顔だけで、ダレる事なく、休日の2日で一気に完走してしまいました。


この作品、ヒロインのキャラと声のおかげで楽しめました。
お気に入り棚へ決定ですw
(=´ω`)ノ

まだ2期があるので、このまま楽しんで視聴しますw


OP:「OPEN YOUR MIND 〜小さな羽根ひろげて〜」 歌・作詞 - 石田燿子

ED:「僕らのキセキ」(第1話 - 第11話) 歌・作詞 - 石田燿子
ED:「恋人同士」(第12話 - 第24話)歌 - 樹海


余談で・・・
原作、買って読もうと思いますw  (@´▽`@)
48巻か・・・
また寝る時間がなくなるな~。。。。 ^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 45

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

お助け女神事務所です❤

藤島康介さん原作マンガで代表作はコレと逮捕しちゃうぞ。
ずいぶん昔から連載されていて、
もう、完結していると思いきや今現在も連載中。(^^)9

原作マンガは42巻まで読んだ、今現在45巻まで出てます。

主人公の蛍一はパッとしない大学生。
なぜか電話を掛けて繋がったところはお助け女神事務所。
降臨した女神ベルダンディは一つだけ願い事を叶えると言う。

思わず蛍一が口にしたのが・・・

「キミのような女神にずっとそばにいてほしい」だった。
願いは受理され、女神ベルダンディは蛍一と共に暮らすことにっ!!!

コレはベルとその姉ウルド、妹スクルドが出てきます。

藤島康介さんの作品は、メカにはかなりこだわってますね。
バイクや車には思い入れが強いのでしょう。
逮捕しちゃうぞではマニアック度が強く出ていますが、
コレはそれほどではありません。時折マニアックオーラが出ます。

ベルダンディの絵が好きで、惚れ込んで見始めたマンガです。
アニメで動いているところを見たくて全部見ようと今更決意w

良いですねぇ~~ベルちゃんが可愛くてニヤニヤしてしまう。
井上喜久子さんの声は良いですね~イメージにピッタリ!
蛍一が誠実なキャラなので人が集まるんだな~って感じられます。
ハーレム系なんだろうが、全く嫌味がないので清々しい。

ストーリーもドタバタや恋愛モノ、メカ系やSF?(女神&魔族)
が良い感じで分散していて飽きずに見れると思う。
バランスが良いのでしょうね。
面白いと思います。

OPの曲が好きですね。
石田燿子さんの「OPEN YOUR MIND 〜小さな羽根ひろげて〜」は
ベル&ウルド&スクルドの手を差し伸べながらのハーモニーのところ好きです。

作品としては古さを感じるかもしれません、
なぜなら1988年から連載してますからパソコンはMS-DOSだしww
でもアニメは2005(1期)、2006年(2期)なので見れる作画です。

だれがなんと言おうが大好きな作品ですっ!!!!
女神たちの絵が気に入ったら、わたくしのお友達www

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

女神という職業の天使

1988年11月 -月刊アフタヌーンに連載されていた藤島康介
の漫画のアニメシリーズ。OVA・TV版スピンオフ・劇場版
の後に作られたTV版で、各作品諸設定等が変更されている。

本作は主人公が、猫実工大自動車部で個性的な部員と共に
奮戦する中で、ヒロインと出逢う所から始まる。

2005年1月・・17年前?の作品なので、随所に生活様式や
技術のズレや混在が有るけれども、基本レトロなまま。

容姿は人並み?ただ・・身長が低く、彼女ができない理由
というコンプレックスを持った主人公の前に、突如現れる
女神との日常の中の「非日常」を描くラブコメ。

劇場版に近い雰囲気の癒し系?キャラ依存のファンタジー
に部活や恋愛要素やコメディを少し足した感じの作風。

OVAより長い話数分は、世界観の諸設定の捕捉やキャラの
個性を丁寧に掘り下げてるので、当然視やすくなっている。
OP/ED他音に関してはOVAより遥かに作風にあっている感じ。

ヒロインが穏やかな癒し系で純真無垢で清楚な感じの天然。
主人公に対し、無条件で好意的に従属する・・男性の理想?

序盤は地上の常識に因われない女神の行動を、天然ボケ風
でナンセンスなコメディとして描いている感じ。
強制力云々に纏るドタバタやコミカルな展開が笑いどころ?

パーソナルスペースの狭さや過剰なスキンシップ等も男性
の理想的な願望だろうか?そういう欲求を満たす作品です。

今時のラブコメアニメの殆どの要素を含んでますが、全て
緩い描写なので、最近のアニメとしてはインパクトがない。
最近の露骨なサービスアニメが嫌いな人には愉しめるかな?

徐々にキャラが追加投入されて賑やかになってコメディ展開
も活きてくる感じなので、序盤は特に緩い。



ベルダンディー 井上喜久子

森里螢一 菊池正美
森里恵     渕崎ゆり子
三嶋沙夜子   能登麻美子
ウルド     冬馬由美
スクルド 久川 綾

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

71.2 16 修行で笑いなアニメランキング16位
鬼灯の冷徹 第弐期 その弐(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (215)
1124人が棚に入れました
これは地獄のお話。あいもかわらず亡者であふれ返っている地獄では、
閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大王の補佐はもとより、
亡者への呵責や獄卒たちの指導に、現世への視察と大忙しの日々を送っていた。
そんな鬼灯といつもの愉快な仲間たちに、お久しぶりの西洋地獄の悪魔たち、
おとぎ話に出てくる強烈な姫やら鶴やら妖怪たちが加わって、
騒々しくも楽しい地獄の日々は、まだまだ続く!

※第2期第2クールとなります

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、喜多村英梨、青山桐子、柿原徹也、種﨑敦美、上坂すみれ、平川大輔、遊佐浩二、佐藤聡美、小倉唯、諏訪彩花

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

騒々しくも楽しい地獄の日々は、まだまだ続く!

この地獄の物語も2期の後半クール…
1期から物語の内容的に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

公式HPのイントロダクションには「閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大忙しの日々を送っていた。」と記載されています。
確かに鬼灯様は忙しいのかもしれません。
ですが、ここまで話が続くと最早「地獄の日常」を描いた作品にしか思えなくなっている気がします。
物語の進行からあちこちで鬼灯様を見かけるのですが、正直あまり忙しそうには見えないんですよね。
その一瞬一瞬を満喫しているというか…分単位であくせく働くサラリーマンとは、忙しさが一線画しています。

地獄の日常系作品ですが、決して面白くない訳ではありません。
訪問する先々での展開も嫌いではありませんが、個人的には準主役の座にいる鬼灯様の取り巻きが一番大好きです。

私の一番のお気に入りは、獄卒を勤める芥子(からし)ちゃんです。
日常パートの控えめで丁寧な言葉遣いに加えて温厚な性格…
キャラデザ含めて全てがお気に入りなのですが、その気持ちを助長してくれるのが声優さんです…
芥子ちゃん役…種崎さんなんですよ♪

種崎さんといえば、響け!ユーフォニアム2の鎧塚みぞれや、魔法使いの嫁の羽鳥チセといった大人しく物静かなんですけれど、一本芯の通ったキャラの似合うイメージがありますが、ハイスクール・フリートの西崎芽依のような明るくイケイケの女の子も個人的には大好きです。
芥子ちゃんは、上記の静と動を足して2で割ったようなキャラ…
種崎さんが芥子ちゃんを演じるのは天啓だったのではないでしょうか^^?

そして芥子ちゃんの次に好きなのが、座敷童子の一子と二子です。
おかっぱ頭の似合う純日本人形風の双子なんですが、こちらも声優さんが…^^
一子がさとさとで、二子が唯ちゃん…
お互い声質の似ている部分を最大限に活用して演じているので、どんな感じかは想像に易しいと思います。

2期の前半クールでは、2人で閻魔庁のあちこちを走り回りながら遊んでいるイメージが強かったですが、今期の作品を見ると2人に対する見方が少し変わるかもしれません。
小さい子ならでは…なのかもしれませんけれど。
少なくても鬼灯様にタメ口であれこれお願いできるのは二人の特権なんだと思います。

アイドル活動を頑張っている「まきみき」の二人も良い感じです。
ピーチ・マキ(CV:上坂すみれさん)とミキ(CV:諏訪彩花さん)のコンビなのですが、コンビで頑張っているときより、単独で素の時の方が面白かったり…
どちらも甲乙付け難いキャラですが、敢えて優劣をつけるなら個人的にはミキに軍配かも…

我々が地獄に抱くイメージを一変させてくれる温かみ溢れるキャラデザと作画に和みながら、サラリと地獄に関する見識を深められる作品…
個性溢れるキャラの活躍を含め、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、地獄の沙汰オールスターズの「拝啓、地獄より」
エンディングテーマは、上坂すみれさんの「地獄でホットケーキ」

2クール全26話の後半クール13話で構成された物語でした。
構成が安定しているので、安心して視聴できる作品だと思います。
鬼灯様が怖くなければ、小さなお子さんでも楽しめる作品なのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

月曜日午前7:59より山手線、上野・品川・新宿辺りから声高らかにサビを歌いたい

①地獄 地獄 毎日地獄
②地獄 地獄 嘘でしょ
③地獄 地獄 ようこそ 地獄
 →②→①→②→③→ …以下エンドレス

そして8:03に
 地獄 地獄 破産地獄
 地獄 地獄 闇金
 地獄 地獄 ようこそ破滅
と歌いたい、声高らかに!

本当は(略){netabare}
午前2:03(じみ)◆ダークホース
午前2:59(じごく)☆1番候補
午前4:44 ★2番候補
午前4:27()▽苦手な相手向け
午前4:59(じごく)■M男向け
午前5:03(ごみ)□M男向け
とかに歌いたいけど電車走ってないし、人もいないだろうしね。

その時間帯に歌舞伎町や国分町や中洲でもいいけど
物理的に地獄に落ちそうだからね。{/netabare}

あらすじ省略、
多分3期に当たるんだろうけどこの作品から観ても楽しめます。

今回はルリオ・柿助・芥子さん
そして何よりマキミキのミキちゃんにスポットが当たる回が多いです。
ミキちゃんにスポット当たります。
ミキちゃん回です。
…からのルリオです、出番が多めです。
このシーズンでルリオが大好きになりました。シブカワええ☆☆☆☆☆
{netabare}ルリオが天邪鬼に突っ込んだときはシビレタ。{/netabare}
あと年配キャラいいよね、主にババア★★★★★
 ※ 登場人物ほぼ100%ちょー年配

この作品の話の広げ方ってすごい上手い。
誰かにスポット当て
逸話や都市伝説に話をひろげながらその生態・特徴を説明をする。
こういう話し方できると女の子にモテるのかな?
いや、こういう知識を持っていても話してばかりならウザがられるんだろうな。
井戸端会議の技術としては優れているんだろうけど。

鬼灯様の人事もええな。
上司を管理する人に欲しい。
直属の上司にはならないでいただきたい。
社長には向いてないと思う。現場向き。
フットワーク軽い方が良さげ。けど権限は大き目。

地獄と現世が川を挟んで繋がっていて
そこでの話が生きている自分にも響く。
地獄の住人も苦労するって聞いたんじゃ
せめて生きている間、何かできる間はがんばろうって思うよ。

なんだろうね、この作品見たり会話を聞くと心が安らぐんだよね。
そうか、ここが終着点だからか。










…天国とか贅沢は言いません
地獄でも働くんで
焼いたり寒かったり
痛いのは勘弁してください。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

地獄世界の日常(2期)

地獄に落ちると、こんな楽しい世界が待っている…いや、これは嫌だ(笑)

地獄の世界もちゃんと組織があり、そこで働く人々を中心に描いた「地獄の日常」といった感じの作品です。基本的にはコメディですが、地獄の話や神話の話、昔話、外国の宗教観など、さまざまな知識を得ることもできるという、お得な作品でもあります。

主人公である鬼灯様はじめ、この作品はとにかくキャラの宝庫。キャラたちが巻き起こす騒動やら、競争やらを見て楽しむという感じです。頭空っぽにして見ても…というより、空っぽにしてみたほうが楽しめます。

キャラデザインは独特ですが、見慣れると不思議と可愛く感じます。座敷わらしやマキ・ミキなんてまさにそう。毎話居ないと寂しくさえ感じてしまうほど。それと、驚くほど中の人たちが豪華なのも特徴のひとつ。

ブラックユーモア系ですが、それほどきついわけではありません。クスクス系の笑いが好きな人にうってつけの作品です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

59.5 17 修行で笑いなアニメランキング17位
ドラゴンボール超(スーパー)(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (241)
1021人が棚に入れました
ファン待望の新テレビアニメシリーズの舞台は、悟空が魔人ブウとの壮絶な戦いを終え、平和を取り戻した地球のその後です。原作者・鳥山 明の原案によるストーリーを新たにテレビアニメーションで描きます。これまで原作でも描かれていないアニメ完全新作になります。誰もがワクワクする新しい「ドラゴンボール」の世界、『ドラゴンボール超』にぜひご期待ください!

声優・キャラクター
野沢雅子、堀川りょう、鶴ひろみ、草尾毅、古川登志夫、佐藤正治、田中真弓、渡辺菜生子、皆口裕子、石塚運昇、塩屋浩三、山寺宏一、森田成一、八奈見乗児

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

新章「破壊神シャンパ編」16年1月から 新キャラのビジュアルも

【アニメキャラの魅力】世界を救った事も!変身出来るスケベな豚「ウーロン」の魅力
国民的名作『ドラゴンボールシリーズ』の初期に登場した、変身能力を持つ印象的なキャクター「ウーロン」。決して戦闘能力が高いわけではないので、他の登場人物のように強くはありませんが、名セリフとともに世界を救った事もある素敵な豚キャラです。今回はそんな「ウーロン」の魅力について紹介したいと思います。

■変身能力
「ウーロン」は悟空たちがドラゴンボールを求めてやってきた、とある村で出会います。ウーロンには他のものに化ける変身能力があり、鬼の姿になったり、強そうな鎧をまとった兵士になったり、巨大な牛の姿になったりも。しかし、どれだけ強そうな格好でも、実は中身の戦闘能力は変わりませんので、実際に戦うととても弱いです・・・。そのため、悟空にあっという間に退治されてしまいます。強そうな見た目で村人を惑わしていましたが、その正体は子豚のような見た目でした。しかも、変身していられるのは5分間だけで、再び変身するためには1分間の休みが必要です・・・。

ブルマがホイポイカプセルを無くした時に、代わりのバイクに化けるもののすぐにつぶれたりと、この変身能力も果たしてどこまで役に立っているのか疑わしいところです・・・が、亀仙人がフライパン山の炎を消す時、交換条件としてブルマのおっぱいをつつかせるという場面で、ウーロンがブルマに化けて代わりに亀仙人に“ぱふぱふ”までさせ、無事(?)に炎を消す事が出来ました。どうやらそれなりに使い道はあるようです。

■とにかくエッチでスケベ
ウーロンの魅力といえばなんといってもとにかく“エッチでスケベ”な事です。南部変身幼稚園同期の「プーアル」から、女の先生のパンツを盗んで追い出されたという前科をバラされてしまった事も。また、「ブルマ」に睡眠薬を入れたジュースを飲ませ、裸で眠り込んだ彼女のおっぱいをつついてやろうという、今考えると少年誌でやっていいのかというような企みを試みたりもしています。さらに、ブルマのパンツを餌に釣りを仕掛けられればまんまと引っ掛かかった上に、ブルマがパンツを履いてないのを見越してパンツに変身し「さぁ履け」と言ったり・・・、とにかくスケベなエピソードには事欠きません。

■ピラフの世界征服の野望をくいとめた功績も?
悟空たちと一緒に旅を続けるものの、とにかく戦力になってるのか疑わしい「ウーロン」ですが、実は「ピラフ」の世界征服の野望を食い止めるという活躍もしています。7つ集めたドラゴンボールを奪った「ピラフ」一味が神龍(シェンロン)を呼び出し、世界征服を願おうとした瞬間、

「ギャルのパンティおくれーっ!」
と「ウーロン」が叫びます。するとシェンロンはその願いどおり、ギャルのパンティを1枚「ウーロン」に与え、ドラゴンボールは再び世界各地に飛び散り、「ピラフ」の野望は打ち砕かれます。いつも役に立ってるのか疑わしい「ウーロン」ではありますが、この時ばかりは“良い働き”をしたと言えるでしょう。

ピッコロ大魔王編以降、『ドラゴンボール』はそれまでの冒険活劇的な路線から完全にバトルものとしての特色が強くなり、もともと戦闘向きではない「ウーロン」の活躍する場面はほとんどなくなってしまいます。彼の数少ない活躍を見たいという方は、作品初期である悟空の少年時代の頃のコミックスやアニメを観返してみると良いと思います。

【アニメキャラの魅力】国民的ヒーローは無邪気なバトルマニア!?「孫悟空」の魅力とは?
誰もが知る国民的人気作品『ドラゴンボール』。そしてその主人公である「孫悟空」。今日本でもっとも有名なアニメキャラの一人ではないでしょうか。今回は、そんな「孫悟空」の魅力のほんの一部(特に純粋さ)について、ご紹介させて頂きたいと思います。

■「純粋」ゆえの強さ
少年ジャンプの主人公には、熱い心を持ったピュアなキャラクターが多く見られます。そして、「孫悟空」はその中でも極め付きの「ピュア」と言えるでしょう。初期の頃、彼の弱点はシッポでした(懐かしい設定です)。それを亀仙人に「鍛えろ」と言われ、それをバカ正直に実践して本当に弱点を克服。それを命じた当の亀仙人すら驚嘆させます。

彼の闘う動機は「悪いやつだからやっつける」です。しかしそれは表向きであり、彼は純粋に強い相手と戦いたい、そのためには自分も強くなりたいという思いが根源にあります。ですから、彼はドラゴンボールを自分の欲得の為に使ったことはありません。煩悩まみれの我々は、生きていく上で悟空ほどピュアになることは難しいです。だからこそ、孫悟空の圧倒的なピュアさに惹かれるのかもしれません。

■「勧善懲悪」は表面構造?
初期の「レッドリボン軍」や殺し屋「桃白白」、対立していた頃の「天津飯」や「餃子」との戦いは、一見すると勧善懲悪の物語です。しかし、孫悟空は結局、強い相手と戦いたかったのです。彼の怒りや正義感は極めて単純なもの。この単純さは、その頃の悟空の年齢設定だけ(子供だから)によるものとは言えません。成長してからも、彼の姿勢は変わっていないからです。強い相手と対峙した時の彼の表情には、高揚感と歓喜こそあれ、敵意や憎悪といったものとは無縁である事に気付くでしょう(クリリンが殺された2場面は相手への憎悪を露わにした珍しいケースと言えます)。

■親としての欠陥?
しかし、孫悟空が「孫悟飯」の父親となる事で、少し様相が変わってきます。彼は無邪気なバトルマニアであり、その為に他の事が目に入らなくなります。「セル」との戦いで「悟飯」が苦しんでいる時に助けの手を差し伸べようとせず、それを「作戦」とした「孫悟空」は、「ピッコロ」からその非情さを指摘されます。「トランクス」が死んだ時は、「ベジータ」でさえ怒りに我を忘れ、無謀と頭ではわかっていても「セル」に立ち向かいました。「ピッコロ」と「ベジータ」、かつては悪の権化であったこの二人の方が、悟空よりも強くその“父親らしさ”を垣間見せたのです。

これはある意味皮肉とも取れますが、主人公である「孫悟空」のヒーロー像を変に糊塗したり理屈をこねないで、悟空の“親としての欠陥”をそのまま描いたところに、逆にこの作品の深さがあるようにも思えます。天才はどこかで人として何かが欠落している。「孫悟空」のピュアさの光と影とも言えるのではないでしょうか。

【アニメキャラの魅力】怒りでパワーが大爆発!孫悟空の息子「孫悟飯」の魅力とは?
『ドラゴンボール』でサイヤ人編から登場する「孫悟空」の息子「孫悟飯」。コミックスを最初から読んでいる方はご存知のとおり、彼の名前は「孫悟空」の育ての親「孫悟飯」から取られたものです。今回は、そんな「孫悟飯(悟空の息子の方)」の魅力についてご紹介致します。

■恩師ピッコロ
悟空がカメハウスに連れてきた悟飯ですが、地球にやってきたサイヤ人「ラディッツ」の襲撃を受け、悟空は戦いの中で死んでしまいます。そして、地球に襲来してくるサイヤ人(べジータとナッパ)に対抗するため、かつての孫悟空の宿敵「ピッコロ」に育てられる事に。そのため、魔閃光のようなピッコロの影響を受けた必殺技を使うこととなり、悟空とはやや違った戦いのスタイルを歩みだすのです。

最初は戦える戦士を増やすため、イヤイヤながら悟飯を鍛えていたピッコロでしたが、徐々に情が移り、悟飯がピンチのときに彼をかばい死んでしまいます。以前の邪悪だったころのピッコロでは考えられない行動ですね。この「孫悟飯」と「ピッコロ」の絆は、サイヤ人編~フリーザ編のハイライトとなり、『ドラゴンボール』の重要な魅力のひとつとなりました。

■怒りでパワーが大爆発
少年期の悟飯の大きな特徴は、怒るととてつもないパワーが引き出される事。ラディッツとの戦いでは、悟空が絶体絶命のときに「おとうさんをいじめるなーっ!」と閉じ込められていた宇宙船を破壊し、ラディッツをもしのぐ戦闘力をはじきだしてラディッツに体当たり。形勢逆転のチャンスのきっかけを作りました。また、フリーザ編でも「ドドリア」に殺されそうになった「デンデ」を助けるため、ドドリアに突撃しにいったり、変身したフリーザに怒りのパワーで一時期は互角かと思われるほどの戦いを見せます。完全体になったセルとの戦いでは、16号が目の前で破壊された事をきっかけに一気にスーパーサイヤ人に。そしてかめはめ波を放ち、完全無欠になったかと思われたセルを倒すことに成功するのです。

■青年期には思わぬトラブルがいっぱい?
セルを倒した後の魔人ブウ編(青年期)では、悟空とは違い普通にハイスクールに通い、クラスメートのビーデル(ミスターサタンの娘)と知り合います。街中でのトラブルをスーパーサイヤ人に変身して解決していた事で、金色の戦士として名前が知られ始めてしまったため、ブルマに相談して変装するためのスーツを作ってもらい「グレートサイヤマン」と名乗ります。しかし、その見た目のダサさが自分ではわかってないようで・・・まわりからつっこまれています。サイヤ人編、フリーザ編と戦いに明け暮れていた頃とは違い、悟飯の普通の生活が垣間見れる、いわゆる「日常回」のようなシーンとも言えるでしょう。

後に魔人ブウ編で戦いが激しくなると、これまで通りの激しい戦いを繰り広げることになりますが、戦いの後は学者となりビーデルと結婚。自分の正体を知られないために右往左往するドタバタ劇があったり、ビーデルとのラブコメがあったりと、青年期にはそれまでにない悟飯の魅力がたくさん詰まっています。

少年期は、ピッコロとの友情や怒りのパワーで形勢逆転したりと、戦士としての魅力が大きいですが、青年期になるとなんだか三枚目な一面も出てきてしまう「孫悟飯」。名作バトルアニメ『ドラゴンボール』。そんな彼のギャップに注目して観て(読んで)みるのも楽しいと思います。

【アニメキャラの魅力】「かめはめ波」のパイオニア!ふだんはスケベなじいさん「亀仙人」の魅力
少年ジャンプの歴史に残る大ヒット漫画『ドラゴンボール』。主人公「孫悟空」の師匠として登場するのが「亀仙人」です。最近は、悟空達サイヤ人勢があまりにも強くなりすぎてしまったため、戦いに参加する事はなくなってしまいましたが、悟空の少年時代は、悟空やクリリンが乗り越えるべき存在として抜群の存在感を誇っています。今回は、そんな「亀仙人」の魅力についてご紹介いたします。

■武術の達人
少年時代の悟空が助けたウミガメに乗ってやってきたサングラスとアロハシャツがトレードマークの、飄々としたふざけたじいさん「亀仙人」。実は、武天老師としても知られる武術の達人で、悟空の強さを見込んで修行に来ないかと誘います。ドラゴンボールを集め終わり、亀仙人のもとに修行にやってきた悟空と、ともに入門しようとしてきたクリリンに亀の甲羅を背負いながら牛乳配達をさせたり、足腰や腕などを鍛えるために素手で畑を耕させたりと厳しい修行をおこないます。修行の後の目標としていた天下一武道会には、「ジャッキーチュン」「として正体を隠して悟空やクリリンの成長を実際に確かめようと忍び込んだりも。決勝戦で悟空と対戦した時は一進一退の攻防の中、武道会場に月が出て悟空が大猿に変身してしまうというアクシデントもありましたが、悟空と亀仙人の師弟対決にハラハラして夢中になった方も多いのではないでしょうか。

■ドラゴンボールを代表する必殺技「かめはめ波」のパイオニア
亀仙人の魅力を語る上で忘れてはいけないのが、彼こそがドラゴンボールを代表する必殺技「かめはめ波」のパイオニアであるという事です。かめはめ波が初登場するのは、フライパン山の燃え盛る炎を消してほしいと牛魔王に頼まれた時。普段はひょろひょろの身体だった亀仙人が、かめはめ波を撃つ時にはムキムキの身体になり、特大のかめはめ波を放ち、見事にフライパン山の燃え盛る炎を消します(もっとも手加減をしなかったせいでフライパン山の牛魔王の城まで吹っ飛ばしてしまいましたが)。これがドラゴンボールシリーズの中で、初めてかめはめ波が登場したシーンで、それ以後かめはめ波は悟空やクリリン、ヤムチャ、御飯、果ては悟空たちの細胞を持ったセルまでもが使う、ドラゴンボールを代表する必殺技として定着していきます。亀仙人がいなければ、かめはめ波がドラゴンボールを代表する必殺技として有名になることはなかったでしょう。その後のドラゴンボールのストーリーに大きな影響を与える事になった“かめはめ波”のもともとの使い手は亀仙人ということを忘れてはいけません。

■普段はスケベなじいさん
天下一武道会やレッドリボン軍との戦いなどでは、戦う者としてのスイッチが入り頼れる存在でしたが、普段はただのスケベなじいさんです。出会ったばかりのブルマに、「助ける条件としてパンツを見せてほしい」と条件を出したり、カメハウスではエッチな本やエッチなエアロビのビデオを見たり、ブルマに化けていたウーロンの誘いでぱふぱふさせてもらったり・・・。くしゃみをすると人格の変わるランチさんの特性に気付いてなかった頃は、ランチさんにも手を出そうとして怖い方のランチさんにマシンガンをぶっ放される有様です。当時子供だった読者には、エッチな事に興味を持つきっかけが、こうした亀仙人の行動だったなんて人も少なくないのではないでしょうか?

■実は寿命では死なない?
連載開始当初からすると作品の中で20~30年ほど経ち、悟空もだいぶ歳を取ったというのになにげにまだ生きてる亀仙人。ピッコロ大魔王との戦いで倒される事はあってもドラゴンボールで生き返り、寿命ではいまだに死んでいないというしぶとさを誇っています。コミックス終盤で魔人ブウとの戦いが終わったあとまた歳をとりますが、外見は変わらずサングラスが変わっただけです。『ドラゴンボール』の登場人物の中で、寿命で死んだキャラクターはナメック星の最長老さまぐらい。亀仙人もおそらくこのまま生き続けるのではないでしょうか。

今ではすっかり影が薄くなってしまった「亀仙人」。悟空の少年時代ではストーリーの中で欠かせない存在感を放っています。そんな彼の活躍やスケベなおこないに注目しながら、今一度コミックスを読み返してみると、「亀仙人」の新たな魅力を発見出来るかもしれません。

【アニメキャラの魅力】人気ナンバーワンの最強女戦士!「人造人間18号」の魅力とは?
誰もが知る国民的アニメ作品『ドラゴンボール』。主人公「孫悟空」を中心に物語は展開、それぞれのキャラクターもとても人気があります。その中のひとり、「人造人間18号」は、クールなツリ目のストレートブロンドヘアの美女。おまけにツンデレという魅力的なキャラクターです。今回は、そんな「人造人間18号」の魅力についてご紹介いたします。

■悟空とバトルなしで孫悟空ファミリー入り!
基本的に敵が仲間になっていくストーリー展開の多い『ドラゴンボール』。孫悟空ファミリーになるキャラクターは、敵としてバトルをし、バトルの中で孫悟空の人間性に触れて仲間になるのがパターンです。砂漠の盗賊の「ヤムチャ」、ライバルの殺し屋流派の「天津飯」、地球を征服しようとした「ピッコロ」に、サイヤ人王子の「べジータ」。「クリリン」は、同じ流派のライバルでしたが、修行で孫悟空と競い合ったという意味で戦っています。しかし、孫悟空を倒す為にレッドリボン軍の生き残りの天才科学者「ドクター・ゲロ」が改造した「人造人間18号」だけは、実は孫悟空とバトルをしていません。人造人間18号に惚れた「クリリン」の優しさに触れて仲間になるという、他キャラとは少し違った展開を持ちます。

■強さの裏側に潜む女子っぽさ!
戦闘中に髪をかき上げたり、破れた洋服に気を使ったりと、圧倒的なパワーを持つにも関わらず、女子っぽさも持ちあわせおり、ピッコロ大魔王やフリーザやセルのように絶対的な悪ではないのです。好戦的な性格で、人が死んでも特に何とも思わない様子ですが、特に殺戮を好む性格というわけでもありません。自ら好んで強くなったという事ではなく、双子の弟と一緒にさらわれて改造され、最終的にはドクター・ゲロを恨んで殺したり、普通の女の子に戻りたいと思わせる姿からは、心の中にある悲しさやせつなさを感じてしまいます。

■クリリンとの結婚して普通の人妻に!
人造人間18号は、ドラゴンボールの中では珍しくマトモな恋愛結婚をしたキャラクターです。クリリンとのラブラブな結婚生活はクリリンのデレデレな発言でわかります。クリリンとの娘「マーロン」をもうけますが、そこにも他の孫悟空ファミリーとの違いがあります。

メンバーの子供の多くは、その後戦闘メンバーになっていきます。孫悟空とチチの息子「孫悟飯」に「孫悟天」。孫悟飯とビーデルの娘の「パン」。トランクスとブルマの息子の「トランクス」。付け加えるとビーデルもミスターサタンの娘ですし、チチも牛魔王の娘。基本的に、子供は次世代の戦士になっていく展開がほとんどです。それに対し、クリリンと人造人間18号の娘の「マーロン」だけは、まったく戦闘をしません。特に子供の教育・成長に関してはほとんど取り上げられる事はありませんが、娘をとても大事にしている姿はちらほらと出てきます。圧倒的な強さを持つ人造人間としての姿と、普通の人妻という設定のギャップもまた彼女の魅力といえるのではないでしょうか。

チチやブルマやビーデルなどの女性キャラクターと比べても、かなり異色なキャラクターである「人造人間18号」。『ドラゴンボール』の女性キャラの中では、まだまだ彼女の男性人気は続いていく事でしょう。

【アニメキャラの魅力】敵役から戦友へ!悟飯の父へと変貌を遂げた究極のツンデレ「ピッコロ」の魅力
「世界征服」を企む組織・団体は、自分たちの利益や理想の世界建設などを目的とする事が多いですが、「ピッコロ大魔王」は世界に向けての放送で、「悪を世界に広めること」を世界征服の目的として挙げています。レッドリボン軍など及びもつかない純粋な悪役。読者が同情なしに、ためらうことなく敵視できる存在は大変重要です。

■悟空達と「やむなく」共闘するなかで・・・
天下一武道会での悟空との死闘の後、サイヤ人の襲来でピッコロは大きな転機を迎えます。苦戦の末に倒したラディッツをはるかに凌ぐサイヤ人が地球に迫ると知った彼は、大きな潜在能力を秘めた「孫悟飯」を無理やり修行に連れ出し、特訓を施します。しかし、サイヤ人との戦いの中、ナッパの攻撃から悟飯をかばって命を落とします・・・。

「オレと・・・ま・・・まともにしゃべってくれたのは・・・おまえだけだった・・・。きさまといた数ヶ月・・・わるく・・・なかったぜ・・・。死ぬ・・・な・・・よ・・・悟飯・・・」

そんな名セリフを残して。一年の修業の中で、魔王としての彼には考えられなかったものが、悟飯に対して芽生えていたのです。勝手な推測ですが、このセリフを境にピッコロのファンは大きく増えたのではないでしょうか。この時、純粋な悪の存在としてのピッコロも共に死んだのです。

■悪ではない生き方
悪としての存在理由を失った彼には、善の面である「神」と分離している理由もなくなりました。「神」との融合はそれを象徴する出来事です。神と半々とはいえ、馴染み深い方のピッコロのキャラクターが色濃く残った点は多くの読者にとっても嬉しかったのではないでしょうか。基本はツンデレですが、時折ギャグにも参加するような一面も見られるようになりました。

■そして悟飯の父として
主人公の「孫悟空」は純粋なバトルマニアであり、その一方で人間として欠落した場面も持っているといえます。作者はそれを無理に補おうとはせず、クリリンやピッコロといったキャラクターを配置しました。そして、ピッコロが補ったのは、悟空の“父としての側面”でしょう。実の父である悟空より、ある意味では悟飯の理解者だったのがピッコロです。セルとの戦いで、悟飯の苦境を故意に救わない「作戦」を採った悟空を、「今悟飯が何を思っているか分かるか!?怒りなんかじゃない!なぜ、お父さんは僕がこんなに苦しんで死にそうなのに助けてくれないんだろう・・・僕の命よりフェアな男らしい勝負の方が大切なんだろうか・・・と」という言葉で厳しく糾弾し、悟飯の気持ちを代弁したのは、それを端的に表した名場面でした。

悪役から戦友へと大きな変化を遂げた「ピッコロ」。『ドラゴンボール』という国民的作品において、物語に無くてはならないキャラクターのひとりである事は間違いありません。もはや、一度も見た事がないという方は少ないでしょうが、ぜひ今一度あの「ピッコロ大魔王」の恐怖、そして無くてはならない味方へと変貌を遂げる過程、そして孫悟飯に芽生える愛情など、彼の魅力的な姿を観返してみてはいかがでしょうか?

日本ラグビー金星はどれだけすごい?例えが「ヤムチャがベジータに勝つ」というもの!?
ラグビーW杯イングランド大会1次リーグB組の初戦で、日本が過去優勝2回の強豪・南アフリカを34-32で撃破する大金星を挙げた。「世紀の大番狂わせ」、「W杯史上最大の衝撃」と世界を驚かせたこの勝利のすごさをラグビーを知らない人に伝えようとする動きが、ネット上で広まっている。

例えば「ドラゴンボール」を題材にした「ヤムチャがベジータに勝つ」というもの。「ドラゴンボール」を知らない人にとっては逆に分かりにくくなってしまうかもしれないが、作品終盤では表舞台に登場することも少なくなったキャラクターのヤムチャが、主人公・孫悟空のライバルであるベジータを倒すということは、作品ファンならすぐに「あり得ないこと」ということが分かる。

もともと、ラグビーは番狂わせの少ないスポーツと言われている。接触プレーが多いため、実力のあるチームがそのまま勝つケースが大半であるためだ。

【アニメキャラの魅力】最初に空を飛んだのは俺だ!命を削って闘う男「天津飯」の魅力とは?
『ドラゴンボール』では、「ピッコロ」や「ベジータ」をはじめ、敵だった人物が後に共闘する展開が多いです。その元祖とも言えるのが、今回ご紹介する「天津飯」です。アニメでは原作よりも更に悪役として登場し、「イノシカチョウ」という珍獣とグルになり、村を荒らさせては村から用心棒代をふんだくっていました。しかも、利用価値がないと見るやイノシカチョウを焼いて食べようとまで・・・。天下一武道会では、抵抗できなくなったヤムチャの脚をへし折るなど、その極悪ぶりを発揮します。しかし、悟空との決勝戦で徐々に武人としての誇りを取り戻し、鶴仙人と袂を分かちます。「ピッコロ」や「ベジータ」と違い、地球を支配することが当初の目的では無いため、一度悪役でなくなると、以後は礼儀正しい武人として活躍します。

■仲良し「中華料理グループ」
「チャオズ」とは兄弟のような絆で結ばれています。ナッパとの戦いでチャオズが自爆して果てると、我を忘れてナッパに立ち向かいました。また、脚をへし折ったヤムチャとも和解後は仲良くなり、行動を共にすることが多くなります。ヤムチャと一緒にコンビを組んでセルジュニアと戦う姿は原作にはないものです。生真面目な彼が苦戦した、界王神のダジャレテストでもヤムチャに助けてもらっています。

■舞空術
最後の天下一武道会において、その技の多彩さでも群を抜いていたのも「天津飯」でした。排球拳のようなギャグ要素満載のものもありますが、注目すべきは、やはり「舞空術」でしょう。これによって初めて登場人物たちが“空を飛ぶ”という要素がこの作品に持ち込まれたのです。これ以後は空を飛ぶことが当たり前になりました。

■命を削る「気功砲」
このアニメの力のインフレについていけなくなった「中華料理グループ」でしたが、天津飯には気功砲があったため、かなり後まで活躍の場がありました。自分の命を削ると分かっていても、仲間のために使ってしまうこの技には、彼の生真面目さと自己犠牲の精神が象徴されていると思います。「ベジータ」「ナッパ」戦で、「チャオズ」の死に激昂して放った気功砲は、彼自身の命を削り絶命に至ります。また新気功砲は、第二形態のセルを足止めすることに成功しますが、(アニメでは原作よりはるかに多く撃っています)やはりこれも彼の命を削る結果となりました。きっと、こんなストイックな一面にランチさんも惚れたのでしょう。

【アニメキャラの魅力】予の辞書に正々堂々の文字はない!偉大な悪役「フリーザ」の魅力とは?
「宇宙一」を自認する偉大な悪役「フリーザ」。通常であれば、その戦闘力を生かして宇宙征服に乗り出すところですが、実は彼は征服した星を高く売るという、今で言う「地上げ屋」のような商売人です。つまり取引相手がいるわけで、アニメでは(無論原作でも)そのようなシーンはないのですが、星の売買で商談もしていることになります。

ちなみに、1日で征服できる星に手間取っているサイヤ人をなじる場面も見られます。もしかしたら、納期(?)を守ろうとする良心的なビジネスマンなのかもしれません。お金が欲しいなら、その宇宙一の戦闘力で力ずくで奪ってもよさそうなものですが、アニメを見ている限り、結果よりもその過程を楽しむタイプなのかもしれません。

■中尾隆聖さんのハマリ役
フリーザと言えば中尾さん。という位のハマリ役となりました。どちらかというとオカマっぽさを残した慇懃無礼な口調は、彼の声質にぴったりでした。悟空との最終接戦で時々「ばいきんまん」に聞こえてしまうのは微笑ましいですが・・・。ちなみに、中尾さんはピッコロ大魔王の手下のタンバリンの声もやっているので、自分の役でクリリンを二度殺したという貴重な(?)存在でもあります。家でお子さんにタンバリンの役をやることを告げた時は「悪役だね」と言われてしまったそうですが、フリーザの声を演じるといった際には尊敬の眼差しで見られたそうです。

■悪役でなければならなかったのは
悟空は今まで、相手を戦闘不能にすれば止めを刺していません。(初代ピッコロ大魔王との決戦は、殺すか殺されるかだったので例外。結果的にピッコロは生き残っています)。悟空が非情になりきれない部分はベジータが「汚れ役」として敵を殺してきました。つまり、悟空がフリーザを殺すには、見るもの(視聴者)を納得させる必要がありました。「冷酷」なだけでなく徹底的に「卑怯」で、感情的にも「殺されても仕方ない」存在でなければならなかったのです。瀕死のベジータに止めをさしたくらいでは足りないのです。

ピッコロを背負って逃げる悟飯を狙ったり、悟空が何度も情けをかけても卑怯な手段で悟空を倒そうとしたりと、今までの敵役にはない「見苦しさ」があり、自らの「追尾気円斬」で真っ二つになった挙句に消滅させられても、そこに同情の一片も寄せられない最期となったのです。

■偉大な悪役の最期
消滅したはずのフリーザでしたが、最後の役割はなんと、トランクスの強大さを引き立たせるためのものでした。原作では5コマほど、アニメでも実質戦闘時間10分位で消滅させられてしまいます。しかし、『ドラゴンボール』において、ピッコロ大魔王やベジータさえも及びつかぬ“偉大な悪役”として強烈な印象を残したのも確かです。劇場版で「復活」を遂げたのも、そのような「人気」ゆえなのかもしれません。

【アニメキャラの魅力】実は地球人最強!人格円満!名脇役「クリリン」の魅力とは?
国民的、世界的に人気の高い名作『ドラゴンボール』。ベジータ編から、どんどん地球人以外のキャラクターが登場し、それにつれて「クリリン」は、第一線で強敵と闘うには力不足に・・・。登場人物の中では地球人最強でありながら、セル完全体に放った渾身の「気円斬」はセルの首筋に命中するも傷ひとつ付けることができませんでした・・・。そしてついに魔人ブウとの戦いでは、悟空から参戦しないように言われてしまいます。少年ジャンプの魅力である「力のインフレ」についていけなくなった「クリリン」。それでも作品の中では重要な役割を果たしています。今回は、そんな「クリリン」の魅力についてご紹介したいと思います。

■現実と非現実の橋渡し
クリリンは死ぬ時に「一度は結婚したかった」などとつぶやいています。鳥山明先生は「ラブコメが苦手」と自認しており、悟空やベジータの時同様に、クリリンが結婚した経緯も明らかにはしていません。しかし、悟飯にさりげなく恋愛のアドバイスをしたり、18号への想いから人造人間停止装置を破壊したり、「恋愛」に関する行動を数多く取っているのもクリリンと言えます。戦闘(しかも後半は地球外生命体ばかり)がメインのこの作品において、恋愛や結婚という要素を持ち込み、現実との橋渡しをしてくれるのも、他でもない「クリリン」なのです。

■良識ある「大人」としてのクリリン
クリリンは当初、亀仙人への弟子入りを悟空と競い、悟空を追い落とすために様々な姑息な手段を使う「嫌なやつ」でした。しかし、悟空と兄弟弟子になり行動を共にするうちに、戦闘しか頭に無く世離れした悟空を良識でフォローする、そんな役割を担うようになります。更にフリーザ編以降、パワーアップした悟空が現れるまで他のキャラクターがなんとか時間を稼ぐ、というパターンが多くなりますが、クリリンはその中で司令塔的な役割を果たし、力及ばぬとわかっていても何とか強敵に立ち向かおうと策を巡らす勇気を見せてくれます。

■悟空のやる気スイッチ(?)
この作品の大きなターニングポイントのひとつ。それは、クリリンが殺される事で、悟空がそれまでにない存在へと変容する所でしょう。初代ピッコロ大魔王編で、悟空の心を突き動かしていたのはクリリンが殺された事への怒りでした。悟空がドラゴンボールの力を真に欲したのはこれが最初でした。それは、クリリンを生き返らせたいという一心。そしてフリーザ編での有名なクライマックス。クリリンの無残な最期を見た悟空は、その怒りから遂にスーパーサイヤ人へと変身を遂げます。そして、クリリンを侮辱したフリーザに対し、「それはクリリンのことか!」という有名なセリフとともに、更に力を爆発させます。悟空のクリリンへの並々ならぬ友情を感じる名シーンです。

いまさら改めて紹介するのもおこがましいほどの有名作品『ドラゴンボール』。中でも初期から活躍する名脇役「クリリン」の魅力は、ここで書ききれるほど小さなものではありません。「懐かしい」などと感じられた方は、是非改めて最初から読み返してみてはいかがでしょうか?大人になった今だからこそ、新たな「クリリン」の魅力に気付くかもしれません。

新章「破壊神シャンパ編」16年1月から 新キャラのビジュアルも
人気アニメ「ドラゴンボール」の新作「ドラゴンボール超(スーパー)」(フジテレビ系)の新章「破壊神シャンパ編」が2016年1月24日にスタートすることが18日、分かった。テレビアニメの放送開始から30年を迎える16年にスタートする新章は、原作者の鳥山明さんが原作・ストーリー・キャラクター原案を手がける新エピソードで、地球をかけた格闘試合が開催されたり、第6宇宙と第7宇宙の戦いが描かれる。また、破壊神シャンパなど新キャラクターが描かれたビジュアルも公開された。

フジテレビ編成部の野崎理プロデューサーは「アニメ放送開始から30周年という記念すべきタイミングで『ドラゴンボール超』の物語はいまだかつて、コミック、テレビシリーズ、劇場版など一切描かれてこなかった前人未到の領域に突入します。ついに新キャラクター・破壊神シャンパの正体が明らかになるなど、鳥山原作の新キャラクターが続々登場し、活躍します。そして、新しい展開やイベントも次々に発表されていくと思いますので、これからのドラゴンボールの動向にご期待ください!」とコメントを寄せている。

「ドラゴンボール」は週刊少年ジャンプ(集英社)で1984~95年に連載された鳥山明さんの人気マンガが原作。テレビアニメは1986年にスタートし、「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」と名前を変えながら、11年以上にわたって人気を集めた。その後「Z」を再編集した「ドラゴンボール改」を09~11年に放送。14年には魔人ブウ編を取り上げた「ドラゴンボール改」(魔人ブウ編)も放送された。

「ドラゴンボール超」は、鳥山さんが手がける完全新作のオリジナルストーリーで、悟空が魔人ブウとの戦いを制した後から物語がスタート。破壊神・ビルスと孫悟空の出会い、復活したフリーザとの戦いなどが描かれている。

べジータ崩壊! “誇り高き戦闘民族の王子”が、たこ焼きを焼く理由とは?
人気シリーズ最新作、『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)が第6話を迎えた。今作は、今までのいわゆる“バトルもの”であった『ドラゴンボールZ』などとはと一味違い、ギャグ要素をふんだんに取り入れたコミカルな仕上がりとなっており、その中でも主人公である孫悟空の最大のライバル、ベジータの“キャラ変”が、シリーズのオールドファンの困惑を誘っているという。

「プライドの塊だったベジータの変わりようには驚きましたね。第6話は、豪華客船で行われているブルマの誕生日パーティの回だったのですが、その中に紛れ込んだ宇宙最強の神、破壊神ビルスに対して、ベジータは少し交戦しただけで軍門に下ってしまったんです。過去に父親がビルスに土下座させられ、足蹴にされている光景を思い出してしまったからとはいえ、あの誇り高き戦闘民族の王子が情けないですよ。ほかにも、ひざまずいて“たこ焼きピラミッド盛り”をビルスに捧げたり、トランクスが誤って水鉄砲をビルスに浴びせると、急いで海に飛び込み、巨大タコを捕まえ、たこ焼きを焼いて機嫌を取ろうとしたりと、もう見ていられなかったです。敬語を使っているベジータなんて誰も想像していなかったですから。視聴者も『こんなのベジータじゃない……』『誇り高きサイヤ人の血はどこいった?』『ベジータって、たこ焼きの焼き方知ってたんだ……』とガッカリしたようです」(アニメライター)

第2話でも、ブルマやトランクスを連れて家族旅行に行くなど、今作のベジータは“らしく”ない。前作でも、少しずつ穏やかな性格にかわっていく描写はあったものの、キャラがブレるほどではなかった。一体どうしてこうなってしまったのだろうか?

「今作は、原作者の鳥山明先生が原案に関わっているのが理由ですね。もともと鳥山先生はギャグ漫画タッチの作品を好んでいて、『ドラゴンボール』も、もともとそのラインで始まった作品だったんです。その後、人気が出るにつれて、編集サイドの意向もあり、本格的バトルものになっていった。それをまた今作からギャグタッチで描くようになったので、キャラクターにギャップが生まれてしまったんでしょうね。そのギャップも面白いポイントとして狙っているのはわかるんですが、ギャップがありすぎて引いてしまっているファンがいるのが現状です。もう少し話が進んだら、本格的バトルに移行していくとは思うのですが、それまで視聴者をキープできるかは疑問ですね」(同)

原作者である鳥山明は、実は『Z』に入る前に終わらせようとしていたのだが、それを編集と世間の人気が許さなかった。マンガ界有数の大作家でも、編集と読者を無視して作品を作ることはできなかったということだ。そんな鳥山明の“ドラゴンボール観”と、視聴者の“ドラゴンボール”がすれ違い、今回、ベジータにたこ焼きを焼かせてしまったのではないだろうか?

「生まれ変わりたい憧れのマンガキャラクター」
マンガのキャラクターというものは、やはりカッコイイもの。仲間のために立ち上がり、どんな困難をも乗り越えていく。その姿に、憧れを抱いた人も少なくないだろう。では、もしも生まれ変われるとしたら、どのキャラクターになりたい? 今回は、「生まれ変わりたいくらいカッコイイキャラクター」についてアンケートを実施してみた。

孫悟空 (ドラゴンボール/鳥山 明)
少年マンガらしさ全開の主人公だ。非常に脳天気な性格で、「ま、いいか」で何でも済ませてしまう。大勢に支持される主人公というものは、一貫して「素直で楽観的」という共通項があるのかもしれない。悟空のおおらかな性格は戦闘時にも見られ、ピッコロやベジータと激しい戦いを繰り広げたときも、最終的に命を奪うことまではしなかった。その結果、敵として戦った相手は改心し、悟空の味方に。ベジータ曰く、「反吐が出る甘さ」らしいが、それゆえに賛同者が多いことは事実。ただ強いだけではない、仏の心を持ったヒーローだ。ちなみに、猿みたいな尻尾がチャームポイント。

『ドラゴンボール超』の作画が幼稚園児レベル? 右手が左手のべジータに悲鳴続出!
言わずと知れた超名作アニメ“ドラゴンボールシリーズ”の新作が、『ドラゴンボール超(スーパー)』として18年ぶりにフジテレビに帰ってきた。アニメシリーズとしては初めて原作者の鳥山明がストーリー原案に携わるとあって、今の子どものみならず、当時少年だった現在の大人たちからも期待の声が多く寄せられていた。しかし、7月5日の初回放送を終えると、視聴者の不満の声が少しずつ聞こえるようになり、8月9日に放送された第5話「界王星の決戦!悟空VS破壊神ビルス」により爆発することとなった。

「作画があまりにもひどいんです。始まった当初から違和感を覚える視聴者は多かったのですが、先日放送された5話で初めて本格的な戦闘シーンが描かれ、そこで一気にみんな引いてしまいましたね。動きは固いし、遠近感はブレブレだし、顔つきは腑抜けみたいだしで、正直言って幼稚園児レベルですね。極めつけは、次回予告のビルスに向き合うべジータの右手です。右手なのに親指が外側にあり、まるで“右手が左手”みたいになってしまっているんです。これにはファンも『恐怖映像!!』『いや、左手の手袋を右手にしてしまっているだけに決まっている!』『いや、ジョジョの“両手が右手の男”J・ガイルへのオマージュだ!』と、混乱の声が上がっています」(芸能ライター)

シリーズ前作の『ドラゴンボールGT』までは主にセル画を利用していたが、デジタル制作に切り替えたことが原因のひとつといわれているが、ほかのデジタル作品ではそういった問題はそれほど聞こえてこない。では、なぜこのようなことが起きてしまったのだろうか?

「製作元である東映アニメーションが、予算の都合でフィリピンやインドの、ろくに『ドラゴンボール』を知らない制作会社に委託してしまっているからといわれています。制作費の安いこの世界ではよくあることですね。それでもファンからは『ドラゴンボールというキラーコンテンツで節約とか意味分からん!』『さすがにこの作品だけは大事にしなきゃダメでしょう!』と、怒りの声が上がっています」(同ライター)

『ドラゴンボール』で嫌いなキャラはフリーザ!? 孫悟空の声・野沢雅子が役にのめり込みすぎ!
『ドラゴンボール』、孫悟空の声優・野沢雅子が“嫌いなキャラ”を告白した。

『趣味どきっ!』(Eテレ)で今月4日から放送の「一声入魂!アニメ声優塾」(毎週火曜、全8回)の第1回目に登場した野沢。この番組はタレントの中川翔子を塾長に、毎回ベテラン声優を講師に招き、その経験や裏話を披露するというもので、野沢は自身の出演作にまつわるエピソードを明かした。

野沢の代名詞となっている『ドラゴンボール』の孫悟空。そんな悟空との出会いはオーディションで、原作者の鳥山明が野沢を選んだという。さらに野沢はアニメの放送が開始されてからも原作を読まずにアフレコに臨んでいたといい、その理由を「原作を読んで行っちゃうと、どういう人(キャラ)が出るのかわかっちゃう。それが嫌。悟空と一緒の気持ちでやりたい」と語った。

それでも悟空と「気持ちは一体化している」と言う野沢。番組で『ドラゴンボール』シリーズで嫌いな敵役を聞かれると、「フリーザ」と即答。フリーザといえば、「フリーザ編」で悟空と死闘を繰り広げる“宇宙の帝王”。今年4月に公開された映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』のイベントでも野沢はフリーザ嫌いを公言しており、「フリーザ、憎たらしい」というコメントを残している。番組ではフリーザの声優・中尾隆聖との関係について「仲良いんですけど、(フリーザを)やっている間はあんまり口を聞かないかも」と語っており、改めて野沢が役にのめり込んで演技をしていることをうかがわせた。

そんな野沢、4月に出演した『アウト×デラックス』(フジテレビ系)では“私生活でも役が抜けないこと”を悩んでいると告白している。なんでも、“~だす”が口ぐせの『いなかっぺ大将』の風大左衛門を演じていた時は、駅で切符を買う際に「高田馬場だす」と駅員に言ってしまったなど、日常生活でも風大左衛門が出てしまっていたとか。

現在声優歴が52年という野沢。“役にのめり込みすぎる”というのは、名声優の証なのかもしれない。

あの“未亡人”にメロメロになる人が続出! 「付き合ってみたいマンガの“人妻”キャラ」
清廉潔白な大和撫子、作画崩壊かと見紛うほどのスタイルの持ち主…。マンガには多種多様なヒロインが登場し、読み手を夢中にさせてくれる。なかでも、妙な色気を振りまき、読者を魅了してしまうのが、「人妻キャラ」たち。「あー、こんな奥さんがほしい」と悶えた人も少なくないだろう。

【2位】ブルマ
『ドラゴンボール』(鳥山明/集英社)
2位にランクインしたのは、『ドラゴンボール』の勝ち気なヒロイン・ブルマ。主人公・孫悟空の最初の仲間であり、悟空のライバル・ベジータの妻である。仲間内から「体はいいのに、性格が悪い」と言われるくらいの気性の持ち主で、自らを「かわいい」と言ってのけるほどの自信家。しかも、旅の目的は「素敵な恋人作り」だというから目も当てられない…。が、戦いのなかでは積極的に仲間をサポートし、時に感情で動いてしまうものの、その行動力には眼を見張るものがある。激怒したかと思えば、いつまでも怒りを引きずることもなく、非常にあっけらかんとしたその性格は、まさに「肝っ玉母さん」向き。尻に敷かれること確実だが、イマドキの草食系男子からすると、頼もしい女性かもしれない。

1位は、初代担当編集も認める、最凶のアイツ! 『ドラゴンボール』史上最強の敵 TOP5【マンガなんでもランキング】
7つ集めると願いを叶えてくれるという秘宝をめぐり、主人公・孫悟空と宿敵たちとの熾烈な戦いを描いた、『ドラゴンボール』。「週刊少年ジャンプ」誌上で、約10年に渡って連載された人気作だ。その作中には、実に個性豊かなキャラクターが登場する。なかでも、読者に強烈なインパクトを残したのが、「敵キャラ」たち。そこで今回は、そんな『ドラゴンボール』に登場した、史上最強の敵についてアンケートを実施してみた。

【1位】フリーザ
約3分の1の票数を獲得し首位に君臨したのは、誰もが認める大本命、「フリーザ」。作中では宇宙最強の存在として登場し、「宇宙の帝王」の異名のままに、悟空たちを苦しめた。普段は部下にも丁寧語を使い、物腰柔らかな態度を崩さないが、それがやけに不気味。そして、ひとたび怒り狂えばその本性が露呈し、子どもなどの弱者も容赦なく始末する最悪の存在だ。ちなみに、フリーザのモデルとなったのは、連載当時社会問題となっていた「地上げ屋」。部下を恐怖によって支配し、手に入れた惑星を売りさばくといった悪行は、まさに地上げ屋そのもの。Googleで「地上げ屋」と検索すると、予測変換で「地上げ屋 フリーザ」と表示されるほどの悪名高さ(?)である。ちなみに、本作の初代担当編集者である鳥嶋和彦氏は、とある番組で、「ドラゴンボールはフリーザ編で終わるべきだった」と語ったそう。まさに、「有終の美」を飾るにふさわしい悪役だったということか。

【2位】魔人ブウ
ピンク色の肌にぽっちゃり気味の体型、そして大好物はお菓子と、およそ悪役とは思えない特徴を備えた「魔人ブウ」が2位にランクイン。人を始末するときも、チョコやクッキーなどのお菓子に変えて食べてしまうなど、その戦闘方法もかわいらしい…が、よく考えると非常に残虐である。その正体は、邪悪な魔導師・ビビディによって造り出された、古の魔人。作中では、「心の動き」がリアルに描かれた悪役キャラであり、犬との交流によって、「善の感情」が芽生えるシーンもあった。しかしながら、心ない存在にかわいがっていた犬を打たれてしまったことがきっかけで、大激怒。完全なる殺戮マシーンと化してしまう場面は、考えさせられるところもある。

【3位】セル
3位は、ドクター・ゲロの手で造り出された人造人間、「セル」。悟空やベジータ、ピッコロ、フリーザなどの遺伝子を組み合わせて造られており、彼らの能力や技もコピーしているという、凶悪な存在である。非常に好戦的な性格で、戦いにおいて勝利することを最も重視する。それは、自分の強さを確認するために、「セルゲーム」と呼ばれる武道大会を開くほど。その一方で地球征服には興味を示さないため、ほかの悪役とは一線を画す存在である。ただし、強さのためならばほかの人造人間を吸収するなど、手段は選ばない残酷さも持ちあわせており、そういう意味においてはこれまた最強の敵といえるだろう。方向性が異なれば、良きライバルになれたかも。

【4位】ベジータ
『ドラゴンボール』における悟空のライバル的存在、「ベジータ」が4位に。数少ない「サイヤ人」の生き残りのひとりであり、極端にプライドが高い、惑星ベジータの王子様。一時は、フリーザとともに、惑星の地上げ行為に従事していたこともある。悟空に対して激しいライバル意識を燃やすが、バトルスタイルは正々堂々としたものを好み、真正面からぶつかり勝利することを望む。ここらへんが王族の気品を感じさせるところか。当初は戦いにおいて仲間が犠牲になることも厭わないフシが見られたが、地球で過ごすようになってからは、周囲の人間を大切に思うようになった。魔人ブウとの戦いでは、悟空を「天才」だと認め、大人になった一面を覗かせた。

【5位】ピッコロ大魔王
5位にランクインしたのは、「ピッコロ大魔王」。『ドラゴンボール』序盤に登場し、作品の方向性を決定づけることに一役買った。正義や平和を嫌い、法も裁きもなく、あらゆる悪事がはびこる世界を望むという、生粋の悪いヤツ。だが、長年「電子ジャー」のなかに封印されていたという、ちょっとおちゃめな設定を持つ。魔族を生み出す力を持っており、手下にクリリンや亀仙人を殺害させるなど、当時の読者には非常に衝撃を与えたと思われる。悟空との戦いに敗れた際に、「マジュニア」と呼ばれる、息子(分身)を生み出したが、その分身は大魔王とは異なり、後に悟空と共闘するなど、主要メンバーのひとりとして活躍することに。

そのほか、
・アックマン
・レッドリボン軍
・亀仙人(!?)
などにも票が入った。前述の悪役キャラばかりが目立つが、それ以外にも本作には魅力的なキャラがいっぱい。各々に思い入れがあるということだろう。
何年経っても根強い人気を誇る、『ドラゴンボール』。未読の方は、いまから読んでみてもいいかも。色褪せることのないおもしろさに、きっとハマるはず!

【アニメキャラの魅力】無邪気で天然でチャーミング!?圧倒的な強さを持つ「魔人ブウ」の魅力とは?
連載終了してもなお、世界中にファンを多く持つ『ドラゴンボール』。魅力的な登場人物と引き込まれる戦闘シーンがとても魅力的な作品です。主人公「孫悟空」の前に現れる敵はいつでも強く、絶望すら感じさせるツワモノ揃いです。今回は、中でもこれまでとは違った意味で絶望を味わせてくれた「魔人ブウ」の魅力についてご紹介したいと思います。

■非戦闘状態とのギャップ
魔人ブウは人間ではないので言葉はほとんど話しませんし、なかなかふざけた(チャーミングな)外見をしていますので、一見絶望を感じさせるような狂気や強さは感じません。お菓子を食べてますし。笑顔で目も殆ど線になっていますし、“子供っぽい”というより子供そのものの行動。しかし戦闘になるとこれが本当に強い・・・。外見と強さのギャップに、当時は度肝を抜かれたものです。

■腹が立つほどの無邪気さ
魔人ブウの魅力という点においては、やはりその強さと無邪気さが最も印象的な特徴かと思います。しかしながら主人公である悟空側がバタバタ倒れていくのを、面白がって無邪気にはしゃぐ魔人ブウに、本気でイライラしたファンも多いのではないでしょうか。と同時に、その圧倒的なブウの強さに、どこかドキドキを感じてしまうのも事実。物語の後半は毒気(?)も抜け、魔人ブウはミスター・ブウとしてミスター・サタンのところに居候していますが、二人が仲良く暮らしている姿はとても微笑ましいです。二人とも間違いなく悪い人ではないですから。

■絶望的、圧倒的な強さ
ブウの登場時、その強さには本当に衝撃を受けました。悟空やベジータをはじめ、主要な悟空サイドの人間が全く歯が立ちませんでしたから・・・。怒った時の強さはまた一番と凄いのです。ただ、どうしても彼の個性上シリアス一辺倒にはならず・・・。強いだけではなく、子供っぽさや天然な一面、そのチャーミングな姿にどこかコメディを感じさせる「魔人ブウ」。今一度、彼の活躍を見返してみてはいかがでしょうか?また新たな魅力を発見出来るかもしれません。

【アニメキャラの魅力】ツンデレ男性の元祖!?サイヤ人のエリート王子「ベジータ」の魅力とは?
国内外問わず、あらゆる年代に大きなインパクトを与え、今なお人気の高い『ドラゴンボール』。魅力の要因は設定やキャラクター、戦闘シーンの描写などなど、たくさん挙げられますが、かなりの数の登場人物がありながら、それぞれに魅力的な個性を持たせている非常に優れた作品でもあります。今回は、そんな登場キャラクターの中から、とびきり印象的なキャラのひとりである「ベジータ」についてご紹介いたします。

■ツンデレ男性の元祖!
ベジータは間違いなくツンデレ男性の元祖です。連載時は“ツンデレ”という言葉自体、ほとんど聞くことがありませんでしたが、普段は勝気でプライドも高く、つっけんどんな対応をしているにも関わらず、時折自分の弱さをチラチラと見せるのです。なおかつ、妻となる「ブルマ」に対する愛情表現もまた良い。憎まれ口の割には目を反らしながら顔を真っ赤にしていたり・・・。そして、いざという時にはストレートに愛情を表現するのです。これが“ツンデレ”以外のなんだと言うのでしょうか。

普段はぶっきらぼうで、ここぞという時に優しかったり可愛かったり・・・。ベジータは“ツンデレ男性”を好きな女性の心を鷲掴みにしました。「ベジータ好きは“ツンデレ”好き」。 間違いありません。

■心境の変化を味わうことが出来るキャラクター
ベジータは、初登場時は敵のひとりとして登場し、そのインパクトは特に大きいものではありませんでした。しかし、カカロット(孫悟空)と関わり、共に戦うようになってからは、ベジータのだんだんと移り変わる心境を垣間見ることができます。

まるで人を信用せず、自分の事だけ考えているような人でしたが、ブルマと一緒になってからは周りへの理解や許しを表現できるキャラクターへと育っていくのです。そう、“単なるプライドの高い嫌な奴”から“ツンデレ”キャラへと変化、成長していくのです。ベジータほど初登場時からキャラ変したキャラはいないのではないでしょうか。

■「カカロットォォォォォォ!!!」「きたねえ花火だ」など名言多数!
ベジータは作中のキャラの中でも、特に多くの名言を持つキャラクターです。登場したばかりの頃は「カカロット」と孫悟空を呼んでいたのが印象的でした。そして、キュイを倒した時の「きたねえ花火だ」。これはネタとして使われることも多く、とても有名ですね。ある意味衝撃的かつ感動的でもあったのが、戦闘に負け、自らの死が近づく時に息子「トランクス」に向けて言った「・・・ママを大切にしろよ」。ここで彼のキャラクターは揺るぎないものになったように思えます。他にも多くの名言・名セリフを持っていますので。

2015年夏アニメとして新作が放送される『ドラゴンボール』。ぜひ、初回から見直し、「ベジータ」の成長を振り返りながら、自分の中での名言探しをおこなってみてはいかがでしょうか?また新たな魅力が発見出来ると思います。

【原作者・鳥山明先生のコメント】
『ドラゴンボール超』は、魔人ブウ編の完全なる続きになります。ちょっとした闘いの後のやりとりがあって、破壊神ビルスが登場する『神と神』編、そしてフリーザが蘇る『復活の「F」編』と続き、そして、新たにボクがストーリーを書き下ろしたのは、ついに、この宇宙をも飛び出してしまった奇想天外な話です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

戦闘力がインフレしない(?)ドラゴンボール

観終わった方へ…長い間お疲れ様でした!

2015年7月5日から始まった本作ドラゴンボール超ですが、やっとこさ2018年3月25日をもって無事に完結いたしました。

文句を言いつつも、なんだかんだ最後まで楽しく観れたのも、悟空たちキャラクターの魅力ゆえでしょうか…。

簡単な感想{netabare}

正直、文句を言いたくなる部分はありました。
いや、むしろ文句を言いたくなる部分ばかりの作品でした。

特に序盤の「破壊神ビルス編」「フリーザ復活編」の質の低さ…。
映画をただ引き延ばしているストーリーに、迫力のない作画…。正直、映画も楽しくなかったんですが、それを更に劣化させて提供されても…。

多くのファンもこのあたりで見限ってしまったかもしれません。(仕方ない
と思います)
「ドラゴンボール」というメジャーな看板背負っているだけに、もう少し作画頑張れよ…なんて思ったり。

ただ、そのあとの「破壊神シャンパ編」や「未来トランクス編」辺りから熱い戦闘シーンや展開も出てきて、最後の「宇宙サバイバル編」の「力の大会」の頃には作画も完全に回復し、面白さもぐんっと上がった感じがします。

(迫力のある戦闘が多かった「力の大会」も、無駄は多かった気がします。登場キャラ1/3ぐらいで良かったかと…。退屈な回が多すぎました…。そもそもジレンほどの強キャラがいると、ほとんどのキャラの存在は”無駄”になってしまいますけどね…。)

最後のジレンとの戦闘は特に迫力がありました。フリーザと悟空の熱い共闘の中にジレンが持てずにいた「信頼」を意識するシーンは少し感動しました。何度も拳を交えたが故に生まれていた信頼。まさか悟空とフリーザの共闘の中でそういったものを見せてくるとは予想しておりませんでした…。(フリーザはどうせ裏切るだろって思ってました笑)

しかしジレンは絶望的に強かった…。勝てるビジョンが浮かばなかった中盤は、「亀仙人か天津飯辺りをジレンにぶん投げて殺させる以外なくね?」なんて外道なことを考えてしまいました…。(殺すと失格になるため。)

{/netabare}

ドラゴンボールの戦闘力のインフレについて{netabare}

個人的にドラゴンボールの魅力は「戦闘力のインフレ」に詰まっていると思っています。
本編のフリーザ編が終わった後、復活してきたフリーザとフリーザの父を一瞬で切り刻んだ未来トランクスだったり、ベジットになることで脅威だった魔人ブウを赤子のように圧倒したり…。
そういう「圧倒的な強さの描写」に憧れた方も多いのではないでしょうか…。

ただ、題名に書いたとおり、本作に関しては、「インフレ要素」が不足していたのが残念でした。
平たく言えば、「超サイヤ人ゴッド」が全然強そうに見えない…青髪ダサい…格好良くない!!(私的な意見)
ノーマル状態でも善戦できる相手に、満を持してゴッドになっても圧倒できなかったり…弱そうな相手にも大苦戦したり…。なんならサイヤ人3のほうが強いんじゃねえか?なんて思ってしまうレベルです…。(勿論ゴッドのほうが強いはずですが。)

ノーマルで戦える相手ならデコピンで殺せる…そういう「インフレ感」や「嘘をつかない戦闘力」がドラゴンボールの醍醐味だと思ってます。
本作を見ていると、戦闘力が原作と比べて全然あてにならないというか…そもそも悟空が出る大会に天津飯や亀仙人が出場しちゃう辺りもおかしいんですが…。

なので「身勝手の極」の回を観て、久々にドラゴンボールだと思いました!
強すぎるジレンとも互角以上に戦える圧倒的な戦闘力…格好いい!
せっかくなら「ゴッド」ももっと格好いい見せ方ができたんじゃないかなぁ…なんて思ってしまいます。
{/netabare}

ともかく、退屈な「映画回」を乗り越えれば、ファンならそれなりに楽しめる回もちらほらあった作品だと思います。

お勧めは難しいですが、なんだかんだ最後まで観て良かったと個人的には思えた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドラゴンボールを今風にした楽しい作品です。

バトルも楽しいですし、
アラレちゃん登場回や野球回などもあって非常に楽しいです。

あと、キャラとしては天使のクスが可愛くて魅力的ですね。天使の中で抜群に可愛くて魅力的。
彼女がいる第十宇宙は二番目に敗退したあまり強くないチームですが
界王神ゴワスは一度も負けた戦士たちを責める事なく、むしろねぎらいの言葉をかけ、戦士たちも誰一人取り乱すことなく消滅しました。

「宇宙サバイバル編」ですが、楽しいばかりではなく。ひょっとすると「ぼくらの」ばりに何かハードな裏があるのかもしれず、
巷ではいろんな推測がされ出しています。
「全王極悪説」とか「天使陰謀説」とか・・・
しかし{netabare} こういうのは只の大人の深読みでちゃんと子供向けさ作品的なハッピーエンドで良かったです。{/netabare}

追加
また、作品とはあまり関係ない随筆ですが、
私は要するにアニメは「大人も子供も見られる作品」「大人の鑑賞の耐える子供向けアニメ作品」が好みなのかなと思いました。
具体的に挙げると、このドラゴンボール超、ゲゲゲの鬼太郎六期、ワンピース、NARUTO、名探偵コナン、バトルスピリッツブレイブ、
あと、この括りにはジブリ作品やけもフレ、メイドインアビスなども入るのでしょうね。
私がplanetarian星の人をKey作品で最高評価したのも少々、Key作品の他の作品より年齢層が低い子供も大人も視られるアニメだったからかもしれません。

勿論、子供には理解しがたい内容やハードさやエログロ要素のある「大人向けアニメ」と
逆に大人には見づらい、例えばアンパンマンのような「子供向けアニメ」も否定はしませんけどね。

ただ私は個人の嗜好としてアニメは「子供っぽさ」もしくは「子供向き内容」が含まれたものが好きですし、
そういうのがむしろアニメ作品の魅力の一つだと思います。

追加②
上のような文章を書いておいてなんですが、私はちょうど「アニメとか特撮は子供のもの」という偏見と闘っていた世代なんですよね。
昔は中学・高校生、下手すると小学校高学年にもなると「アニメ(当時はテレビ漫画とも言っていた)から卒業しなさい」とか言われるような状況で、
学校でもアニメファンは暗いとかオタクとか言われてコケにされた時代でもあります。
そして、例の宮崎事件が起きてアニメ・特撮ファンの置かれた状況は最悪のものになった事もありました。
高校生以上でアニメ・特撮を見ている人間はオタクとして宮崎のような危険人物として扱われて非常に白い目で見られました。
とあるPC雑誌の相談コーナーに「好きでもない女に好かれて困っています」という相談の回答に「なら、部屋に(うる星やつらの)ラムちゃんのポスターでも貼っておきなさい。怖がってすぐに寄り付かなくなるでしょう」なんて、トンデモない回答があったような状況でした。

その反発心から「アニメは大人の鑑賞にも耐えるものだ。もっと大人向けのアニメを増やして欲しい」と私達は思ったものです。
そして、大人向けのアニメが当たり前になってきて、大人でも特撮やアニメを見る事を白眼視されなくなった今の時代になって、ふと「子供向けの要素があるアニメはやはり面白いし楽しかったな」と今になって思いだしたわけです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

56.5 18 修行で笑いなアニメランキング18位
あまえないでよっ!!(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (132)
871人が棚に入れました
里中逸剛(さとなか いっこう)は普通の高校1年生の少年。
しかし、その春に両親から「一人前になるために」と半ば厄介払いに祖母・浄徳と6人の尼僧達のいる尼寺「賽円寺」に出されてしまう。そしてこの日から逸剛自身が持つ「特殊な霊力」の解放及び副作用を防ぐ為、厳しい修行と怪しい霊祓稼業、そして尼僧達からの横暴な振る舞いに耐える日々を送る事となるが、この「特殊な霊力」を巡り、賽洞宗の分流である碩清流と争いの日々と化してしまう・・・。

声優・キャラクター
鈴木千尋、中原麻衣、樋口智恵子、川上とも子、新谷良子、七緒はるひ、渡辺明乃、杉山佳寿子

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

煩悩退散!

2005年7月から9月までTVアニメとして放送された。全12話
2006年1月から3月2期「あまえないでよっ!! 喝!!」全12話
1期2期共に特別編1話がある合計26話。ギャグ系ラブコメ。
実写版TVドラマ「あまえないでよっ!!」とは全く関係ない。

極普通の煩悩旺盛少年が、東統泉高等学校入学を機会に、
両親から一人前になる為の修行(厄介払い)をするように
と、祖母・浄徳と6人の尼僧達のいる尼寺「賽円寺」に出家
させられる。賽円寺の「寮衆」として尼寺に住み込む事に
なった少年が尼僧達の横暴や煩悩と戦う非日常の物語。

基本的に霊祓もので展開自体ギャグ中心のラブコメですが、
一応徐々に大きな陰謀に巻込まれ、翻弄されつつ成長して
いく様も描いている。
序盤は各ヒロインの典型的な掘り下げ回で、何だかんだと
「逸剛」がエロパワーで覚醒して助けたり交流を深めるが・・
理不尽な扱いを受け続けるというギャグが多い。

ヒロインは6人+1人+αというようなハーレム路線だが・・
露出やエロ演出の割にギャグ系のデフォルメキャラがエロ
くないので、控えめのお下劣ギャグ系アニメそのもの。

作画は特に良くもなく、ギャグとシリアスを巧く描き分け、
必要十分な程度で、アクションなどもそつない程度。
音楽も突出したものはなく悪くもなく普通に嵌ってる感じ。
キャラの個性は可也ハッキリしていてメリハリが有るので
声優の声質や演技と相まり解りやすく強調されている感じ。

作画のデティールと演出がもう少し良ければ、物語をもう
少し魅力的に感じてハマれたかもしれない。


里中逸剛(鈴木千尋)賽円寺寮衆1回生、東統泉高1年B組。
若い女性の妖艶な姿を見ると覚醒し賽禅上人の霊力を発現。
副作用で煩悩丸出しになり女性に不埒な行いをしたり暴走。
6人の尼僧達と生活。彼女達からは横暴な扱いを受けてる。

南部千歳(中原麻衣)賽円寺寮衆1回生、東統泉高1年B組。
正ヒロインゆえに、肌色(ぬぎ)率は6人の中で一番高い。
人道菩薩の加護を受ける尼僧。明るく真面目(堅物)な性格。
レンタルビデオ店のビデオを完全制覇。ホラーマニア。

阿刀田結子(樋口智恵子)賽円寺寮衆1回生。
運動神経抜群体育会系でよく運動部(男子)の助っ人に行く。
修羅道菩薩の加護を受ける尼僧。伝法灌頂の段階にいる。
短気でアバウトな所が珠にキズだが、意外と乙女である。

生稲雛美(川上とも子)賽円寺寮衆1回生、東統泉高1年B組。
おっとりとして控えめな性格からか露出担当な役割が多い。
畜生道菩薩の加護を受ける尼僧。伝法灌頂の段階にいる。
面倒見が良く母性がエプロンを着て歩いているような子。

為我井陽(新谷良子)賽円寺寮衆準備生、東統泉中3年D組。
自分の霊力が抑えられず憑いている鬼が暴れることがある。
地獄道菩薩の加護を受ける尼僧。受明灌頂の段階にいる。
寡黙で無表情だが、滅多にない毒舌に破壊力がある。妹。

為我井さくら(寺田はるひ)賽円寺寮衆2回生、東統泉高2年。
餓鬼道菩薩の加護を受ける尼僧。結縁灌頂の段階にいる。
能力が高く人望も厚いので高校で生徒会長を務める。
厳格で責任感が強く6人のリーダー格。超大食漢。姉。

天川春佳(渡辺明乃)賽円寺寮衆2回生、東統泉高2年C組、
天道菩薩の加護を受ける尼僧。伝法灌頂を授かってる。
本人曰く「生まれた時から菩薩の加護を感じ取っていた」。
6人の尼僧の中で1番の祈祷術の使い手。天然かつ寛容。


河原浄徳(杉山佳寿子)賽洞宗 五聴衆の高僧。
賽洞宗賽円寺の住職兼東統泉高校の副校長。
逸剛とは祖母と孫の関係にある。かつてはかなりの美女。

天川京(三石琴乃)賽洞宗賽澄寺を預る尼僧。春佳の姉。
賽洞宗の諜報機関でもある蘭(アララギ)のメンバー。

龍寛(小野大輔)神出鬼没でよく周りの人を驚かせる。
賽洞宗の僧で、蘭(アララギ)のメンバーの一人。

洪厳(柴田秀勝)碩清流の分流僧正(この流派の最高位)。
里中逸剛(とその霊力)を手に入れるために暗躍している。

右京・左近(西本理一・立花慎之介)碩清流に属する僧。

初代さん(稲田徹)東統泉高にいる初代生徒会長の霊。

柳(羽多野渉)東統泉高の生徒だった巨乳好きの浮遊霊。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

声のトーンの使い分けの重要性をデータから読み解く

………。
読み解きません。てか読み解けません。
データなんてありません。完全主観です。
後ほどほんのちょこっと触れるだけです
ですが、本当に重要だとは思ってます( ・`д・´)キリッ


では本題へ。
この作品、なかなかに古臭かったです
2005年の作品ですが、そこからさらに5年前くらいの印象を受けました
レトロな感じで嫌いじゃないんですけどね


ジャンルはラブコメでいいのかな
女子しかいない尼寺に男子(主人公)が入るので一見ハーレムっぽいですが、
主人公は冴えない頼りないモテない奴なのでみんなから恋愛対象として見られていません
むしろ横暴な扱いを受けています
まぁラブコメなのでみんなといってもその内一人からは…


本作内での僧の役目は霊祓・徐霊・浄霊などですが、
この霊たちの一部は厄介者で簡単には成仏してくれないようです
そんなときにはその霊の依頼を完遂して成仏させてあげるのですが、
さらに厄介というか危険な霊もいるわけで、
そんな相手に活躍するのがダメダメ主人公の逸剛です

逸剛は他の女の子よりも霊力がなく普段は使えない奴ですが、
危険な霊、又は対処しにくい霊には使える存在です
文字通りの使える奴で、酷く言うと利用されてます
彼は女子の裸などを見て性的興奮を覚えると覚醒し、
どんな霊でもあっという間に霊界にバイバイ出来ます
つまりピンチのときはわざと興奮させ、覚醒(い)かせるわけです
その度に『覚醒(い)ったぁぁ!』とかみんなが叫ぶのですが、
お決まりとは分かっていてもワンパターンすぎて正直退屈でした

ストーリーとしては、
そんな逸剛と周りの女の子たちの成長を描きつつラブコメもしつつって感じです
ぶっちゃけ普通です
お世辞にも面白いとは言えない内容だったと思います
つまらなくもないです。なので普通です


キャラ自体は主人公含め嫌いじゃないです
だからと言って特にお気に入りがいるわけでもないのですが。
でも千歳の口癖『知らないっ』は可愛かったですね
『知らないっ!!』というよりは『知らな~いっ!!』
細かいですがココは大事なんです
これがトーンの使い分けの重要性(ドヤァ



OP「あふれてゆくのはこの気持ち」 歌ーあまえ隊っ!!
ED「Happy days」 歌ー千歳(中原麻衣)

少し前のラブコメの主題歌には隠れた良曲が多い気がします
OPのメロディラインがけっこう好きですね
EDはイントロ、間奏、アウトロがかなり好みです
カントリー色の強い、どこか懐かしい温かめの曲でした



総合して。
観て良かったと心からは思えませんでした
話がワンパターンで展開を楽しめなかったのが一番のマイナスなのかもです
それでも、ドタバタ系ラブコメ作品としては十分楽しめたほうだと思います
ちょっと前のラブコメが観たくなったときには是非。


で、なんで2期があるの?
続けて観ちゃったけど、今思えば続編が作られるほどではないような。。
1期の時点で決まってたのかな?
知らな~いっ!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

尼寺の話は盛り上がるのか不安でしたが、結構たのしめました。尼寺のよさを知りたい人にはお勧めの作品です。

ストーリー

主人公の里中逸剛は欲望の多いいごく普通の高校1年生でしたが、ある日両親が一人前になるためにと半ば厄介払いに祖母と6人の浄徳のいる尼寺の「賽円寺」に修行させられました。しかし、修行が長引く間に逸剛には特別な力がある事を知ってしまいました。しかし、その力を出すためには若い女性の妖艶な姿を見るとその力が覚醒するのです。この物語はそんな逸剛の修行を描いた作品です。

私の感想。

少し古い作品ですので、少しキャラクターデザインがいまいちでしたが、結構楽しめました。しかし、この作品のキャラクターデザインで一番気になった所はまつ毛です。かなり長かったです。ヒロインとしては魅力的でしたが、なんだか不自然でした。

そして、はじめは尼寺の話は盛り上がるのか不安でしたが、結構楽しめました。特に平和な日常がお気に入りですが、霊との戦いも十分楽しめました。いままで、こんな地味な戦いはありませんでした。

私が一番気に入ったキャラクターは為我井陽です。なんだか地味に可愛かったです。特にぬ表情な所が何を考えているのかが、分からず可愛かったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

六道とは、仏教において迷いあるものが輪廻するという、6種類の迷いある世界のこと。その種類は 天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道です。

オープニング

「あふれてゆくのはこの気持ち」
煩悩にあふれる主人公なのにかなりさっぱりしたオープニングでした。キャラクターの紹介もネタバレがあまり無かったですし、この作品の世界観を説明するのも最高でした。曲も結構さっぱりしていましたし、どこを取っても悪いところがありませんでした。

エンディング

「Happy days」
なんだか静かなエンディングでした。オープニングとはどこか違いましたが、その違いも最高でした。私はこういうエンディング好きです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

66.7 19 修行で笑いなアニメランキング19位
UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (174)
818人が棚に入れました
平穏で退屈な田舎に暮らしている少年・近衛刀太の夢は、都へ行って一旗揚げること。
刀太は都へ行くため、育ての親であり優れた魔法の使い手である雪姫に挑戦する日々を送っていた。だが、戦いながらも仲良く暮らしていた2人の前に現れた賞金稼ぎによって、田舎での平穏な日々は終わりを告げる。

これは、ろくでもないモノになってしまった者達の物語。

声優・キャラクター
高倉有加、松岡由貴、広瀬ゆうき、佐藤利奈、茅野愛衣、小倉唯、白鳥由里、桑谷夏子、神田朱未、渡辺明乃、堀江由衣、佐久間未帆、能登麻美子、皆川純子、石田彰、原田彩楓、鬼頭明里、柿原徹也、咲野俊介、梶裕貴、小山力也、小野大輔
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「ネギま」は例外的な奇跡の作品であり、原作者であっても再現は難しい

[文量→大盛り・内容→余談が本論系]

※原作は最新巻まで読んでます。赤松先生大好きレビュアーとして、あえて厳しめのレビューです。ちなみに、自分で言うのもなんですが、私のレビューは思いが強くなり過ぎるとダメになる傾向があります(苦笑)

【総括】
ラブコメ作家の描くバトルもの。SF要素もあり、ある意味では、これまで赤松先生が作り上げてきたものの集大成と言えるのが、本作。

赤松先生の原作の中では、アニメでの作画は良い方かな。

グロい描写もありますが、グロがメインの作品ではないので、それだけで敬遠してもらいたくないな~というのが、赤松ファンとしてのお願いですm(_ _)m

まあ、タイトルから分かるように、完全に「ネギま」ファン向けに作られた、サービスアニメですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、アニメの尺に収まるようにかなり原作を変えていること。これをやると当然賛否はあるんだけど、赤松作品とっては平常運転。なんたって、「オフィシャルで二次創作を認めている漫画家(同人マークの生みの親だ)」からね。

忍との出会いを大胆にカットした部分とか驚いたけど、なるべくたくさんのヒロインを出そうと思えば致し方ないか。赤松作品に限って言えば、アニメは原作のスピンオフみたいなもんだし。

あと、意外とグロ描写がちゃんと(リアルに)あって驚いた。本作は「ネギま」のバトル要素を抽出して、続編として1つの作品にしてしまった、極めてレアな作品ではあるが、赤松さんと言えば基本的にはラブコメ作家。若干作風に合わないとは思った。血がブシャーとか首がスポーンとかは、(原作にもあるけれど)アニメならば、もう少しぼかすか、ギャグテイストにしても良かったと思う。グロがメインの作品ではないのに、(アニメから入った人でグロ苦手な方が)1話目で勘違いしてしまい、本作から離れてしまったとしたら勿体ない。(途中からはぼかしていたけど、1話目はアニメスタッフの失敗だと思う)

「~魔法先生ネギま!2~」という原作にはないサブタイがついていることから分かるように、原作に比べると、明らかに「ネギま」の要素が強い。アニメ制作会社的に、ネギまファンを出来るだけ取り入れたいという狙いが透けて見える(特に最終話のサービスシーン)。もっとも、原作でもその兆候は顕著になりつつあり、始めは「近衛刀太」の物語だったのに、次第に「ネギ=スプリングフィールド」の物語になりつつある。個人的にはそれで嬉しいのだが、果たしてそれで良いのかという疑問も残る。

近衛刀太は、ラブコメの主人公として、どうなんだろう? 「神戸ひとし(AI止ま)」や「浦島景太郎(ラブひな)」のような、「冴えないオタク」でもなく、「ネギ=スプリングフィールド(ネギま)」のような、「無邪気な天才少年」でもない。「普通のバトルものの主人公」的である、「近衛刀太」。普通にハイスペックで、普通にイケメンで、普通じゃないくらい鈍感で。よくいるハーレム主人公と何が違うんだろうかと感じる。

(神戸ひとしはともかくとして)「浦島景太郎」は、紆余曲折ある中で、一生懸命努力し、作中で本当に成長してくれたから、各ヒロインズとのデレ展開も、むしろ応援したくなった。「ネギ=スプリングフィールド」は、肉体的にも精神的にも未成熟で、基本的には「お父さんLOVE」な子供だったから、ヒロインズとのデレ展開も、ニヤニヤ眺められた。ちゃんとギャグになっていた。でも、「近衛刀太」は、(彼の出生に理由があるとしても)めちゃくちゃ簡単にサクサク成長しちゃうし、基本的にチートだし、あれだけツンデレだったエヴァンジェリンが簡単に頬を赤く染めたりだとか違和感あった。なんか、刀太が主人公だと、ハーレムがギャグにならないんだよな~。そこが1番の問題点に感じる。

〈まとめ〉
○原作改編は、赤松作品の場合、温かく見守ろう
△作風に合わない、しっかりしたグロ描写
○ネギまファンへのサービス
×近衛刀太の魅力のなさ
{/netabare}

【余談~ 勝手に赤松健の作品論w ~】
{netabare}
剣道部は、赤松作品の大ファンです。中学生の時に「ラブひな」にハマったのが、多分萌えの原点。ファンブックが出る前に、全キャラの登場コマ数とか数えて「正」でカウントしてましたもん。キモいです(汗)

以降、「AIが止まらない!」を読んでみて、やはり好きで、「魔法先生ネギま!」もメチャクチャ好きで、当然、全ての単行本も集めています。「いつだってMyサンタ」とか、マイナーな本も持っています。勿論、「UQ HOLDER!」も最新巻まで読んでいる状況。

自分的な赤松作品の順位付けとしては、ラブひな≧ネギま>>>UQ≧AI止ま>>>陸まお なんですが、陸まおは別物にしても、UQはちょっと、イマイチなんですよね。

正直、サブタイにある「魔法先生ネギま2」としか読んでいないと思います。ネギまのキャラが出てきた時は嬉しいのですが、それ以外は、、、。

ファンとして、やはり感じるのが、「雪姫(エヴァンジェリン)の違和感」と、「刀太の魅力の無さ」ですね。

エヴァは、「ネギま」の中でもトップクラスに好きなキャラでした。そんな彼女が、(精神的にも戦闘力的にも)弱体化しているのは嫌だったし、やはり、ナギ以外にはデレてほしくないです。「ネギま」の中ではネギ君にややデレてましたが、基本的に恋愛面はナギに一途で、ネギ君には親愛とかが複雑に混ざった感じが良かったんですよね。

本作では、エヴァもヒロイン候補の一人ですが、う~ん、やはり師匠的な立場で良かったと思います。最近の原作では、{netabare}キリヱがメインヒロイン化してきて、{/netabare}むしろバランスが良くなってきた印象ですが、最初からその路線で良かった気がします。

それから、エヴァの「多弁」がどうにも引っかかります。「ネギま」でのエヴァは、スーパーアドバイザー的な立場であり、本当に必要な時に、一言二言格言を与えるみたいな感じでしたが、「UQ」のエヴァはよく喋ります。まあ、「ネギま」はエヴァ以外に30名ものクラスメイトがいたし、サブキャラも多かった(話す人がたくさんいた)ので、しょうがない部分はあるけれど、エヴァのミステリアスな魅力は大分損なわれたかなと思います。

そして、私はどうにも、本作の主人公「近衛刀太」にイマイチ魅力を感じません。

赤松作品の主人公としては初となる「少年漫画の主人公らしい少年」ですが、これがどうにも(赤松さんの)作風に合わない。

前作の「ネギま」は、元々ラブコメから始まり、途中からバトルに変わり、「ラブコメとバトルが高いレベルで融合した」奇跡的な作品になりました。それを支えたのが、「ネギ=スプリングフィールド」が「ナニをしても許される、無邪気で愛くるしい天才少年」だったからだと思います。ある意味で、「ラブコメキャラでバトル」したからこそ起きた、奇跡の化学反応。

よく、「キャラが勝手に動き出す」と言いますが、私はコレを名作の条件だと思っています。「ネギま」の場合、連載開始時は、絶対にあそこまでバトルに寄せるつもりはなかったのだろうと思います。勿論、バトル展開も想定してのキャラ設定を行っていますが、基本は、「クラス全員とのラブコメ」(過去最多のヒロインのラブコメ)を目指していたはずです(と、なんかで読んだ記憶が)。それが、想定を超えてキャラが動き出し、後半なんかガチバトルにガチシリアスでしたからね。いや~、楽しかった。ほんっっとうに、「キャラが生きている」名作漫画だったと思います。

一方で、「UQ HOLDER!」は、連載前にコンセプトとして、「ラブコメとバトルの融合」「ネギまの完結編」として描かれ始めたと思います。そのためか、どうしてもストーリーや展開ありきでキャラが動かされている印象を受けます。赤松さんって、キャラ作りの天才だと思っているので、ここが違和感の原因かもしれません。

「ネギま」と「UQ HOLDER!」の違いは、「ネギま→ラブコメキャラでバトル」をしたか、「UQ→バトルキャラでラブコメ」をしたかというものだと思います。

微妙なんだけど、確かな違いです。

バトル漫画でのラブコメ展開はよくあります。まあつまり本作は、「別に赤松さんじゃなくても作れる」んじゃないかと。

やはり赤松作品の主人公といえば、「ラブひな」の「浦島景太郎」や、「AI止ま」の「神戸ひとし」のようなダメダメ系が基本ですね。ネギ君は、ホントに例外的なナイスキャラでした。

つまるところ、この作品が「ネギ=スプリングフィールド」の物語なのか、「近衛刀太」の物語なのか、ということだと思います。

どうにも、「近衛刀太」が「ネギ=スプリングフィールド」に負けています。まあ、勝たれても、それはそれで納得いかないんですが、ネギまファンとしては(汗)

前作のファンって、面倒くさい存在ですね(自爆)w
{/netabare}


【各話感想(原作ネタバレ)】
{netabare}
1話目
原作と違い、「ネギま」のシーンを入れてきたね。まあそもそも、魔法使えなくても、エヴァはメッチャ強いんだけどね。う~ん、作風的に、グロは濁しても良いと思うんだけど。

2話目


3話目
地下編やらないのか。忍、キャラ設定が変わったね。本来、10巻くらいの話だよね。流石、赤松さん原作。自由度が高い。ネギまの回想も多い。グロもぼやかされるようになったね。批判あったからかな(にしては対応早すぎ)?

4話目
いやだから、グロに悲鳴は作風に合わないんだよね。

あれ?各話感想が消えた? まあ、いいやw

7話目
雪姫が作戦を知ってる設定に変えた意味は? てか、(なぜかエヴァより弱体化している)雪姫とフェイトなら、五分五分、ややフェイトの方が強い設定じゃなかったっけ?

8話目
これ、フェイト→ネギ の深い愛を知らないと、大分印象が変わるよね。ここでネギ登場は原作にない流れ。

9話目
いいんちょが、エヴァを尋ねるか。やはり、本屋>忍、いいんちょ>みぞれ、刹那>時坂、エヴァ>雪姫、なんだよな。強いて言えば、千雨とキリエが互角くらいってところかな、ヒロイン力的に。刀太のクローンは、エヴァが言うんじゃなくて、やっぱりゆえが言った方が良いな。

10話目
麻帆良祭編。赤松先生のアニメ作品なら、この辺から暴走、いや、独自のラストに向かって話が進むよね。ネギとラカンは強すぎるからな~。

11話目
やはりネギま要素が強いね。エヴァの台詞も微妙だな。「私と共に歩いてくれるか、青空のもとを」なんて言うかな? せめて、「灰色の空のもとを」だと思うんだよな。戦闘シーンがダサいw

12話目
いや、この展開、「ネギま」を知らん人は、ぽかーんでしょw だから、その告白でエヴァは照れんって。「フッ」と笑った後にブッ飛ばすか、「プ、ハハハハ」と上機嫌に笑った後にブッ飛ばすか、どっちかなんだけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは、ろくでもないモノになってしまった者達の物語。

この作品の原作は未読ですが、タイトルにも含まれている「魔法先生ネギま!」の続編に位置付けられる作品です。
続編とはいえ、前作からは約80年ほど時間が経過していること、そして主要登場人物もガラッと入れ替わっているので、完全な続編とは言えないかな…とも思っていましたが、この作品を完走して思うのは前作までの積み重ねが
どれほど大切であったかということ…
だから、この作品をより堪能したい方は是非「魔法先生ネギま!」から2作計4クールの視聴を経てからの視聴をお勧めします。

前クールからの視聴を勧めたい…そう思ったのは実は1話の冒頭からでした。
私は、この作品の視聴に向けつい最近まで過去作を視聴していたので、懐かしさを感じるレベルはきっと2005~2007年にかけてリアルでアニメを視聴していた方とは比べるのもおこがましいのは理解しているつもりです。

それでも、1話冒頭の光景には圧倒的存在感と懐かしさを感じずにはいられませんでした。
それと同時に感じるのは、原作者とそれを支えるファンの愛の力…
この作品はみんなから本当に愛されているのだと思います。
じゃなければ、アニメ終了から10年の時を経て見れる光景じゃありません。

それに懐かしさを感じるのは光景だけではありません。
きっとこれは前期から視聴してきた人へのご褒美と特権…それを感じずにはいられませんでした。

語り部はエヴァンジェリン…
当時を懐かしみながら自分の置かれた境遇と向き合い…そして前に歩き出すところからこの物語は始まります。

この物語の主人公は、田舎暮らしの近衛刀太…
彼の夢は、いつか村を出て都に立つ塔に上って村の仲間との願いを叶えること…
その願いの成就に向けてクリアすべき課題はたった一つ…
実はそのたった一つの願いを叶えること自体、刀太らにとっては半端なく高いハードルだったのです。
まぁ、当然といえば当然なのですけれど…

田舎でのんびり平和に暮らしたい…それを一番願っていたのは、刀太の育ての親である雪姫先生でした。
それでも雪姫先生は気付いていたのだと思います。
安寧は長くは続かないこと…
何より刀太がそれを望んでおらず、もっと広い世界を見たがっていること…
そして平和な田舎で起こったひと悶着を経て、刀太と雪姫の物語が動いていきます。

刀太と雪姫が向かった先…
それは雪姫がかつて作った「UQ HOLDER」という組織でした。
雪姫がここに向かったのは田舎で起こったひと悶着がきっかけ…
確かにこれまで住んでいた田舎では事なきを得ました。
ですが、その代償として刀太は希望と絶望を一度に受け入れることになったんです。
でもこの表現は物事を物凄く前向きに見た結果…
普通なら希望など微塵も感じられなくてもおかしくはありません。

そこで雪姫の背中を押したのが刀太の一言…
「この力を何かの役に立てたい…」
刀太へに力強さを感じたと共に、これからへの期待で否が応でも胸が高鳴ります。

だって「UQ HOLDER」は刀太と志を同じくした仲間の集う場所だったから…
そしてそこで繰り広げられるのは「あぁ、これがやっぱネギまの世界だよね」とある意味嫉妬と安心感が交じり合ったような展開なんです。

「UQ HOLDER」に所属するメンバーは、男性よりも女性の方が比率が多く、雪姫を含め女性はみな美人か可愛いかのどちらか…

小倉唯さん演じる結城 夏凜は、UQホルダーNo.4。
スタイル抜群の格好良い系の役どころなので、小倉さんの力強さを感じる一面が見られます。

広瀬ゆうきさん演じる時坂 九郎丸は、UQホルダーNo.11。
最大の特徴は「八咫の烏」と呼ばれる一族の出であること。これが何を意味するかは結果を見てのお楽しみ…いや、既に片鱗は見えているかもしれませんね。

かやのん演じる桜雨 キリヱは、UQホルダーNo.9。
かやのんの可愛い成分だけを抽出して詰め込んだ…そんな感じの女の子です。
自分の思いと言動が真逆なツンデレ…きっとリアルにいたら相当面倒くさい感がプンプンなんですが、そこはかやのん成分の七不思議…全然嫌味が無くて完走して振り返ってみると、この作品一推しの女の子だったと思います。
この子…本当に可愛いですよ♪

可愛いといえば、結城 忍を忘れてはいけません。彼女は特別な力に目覚めた人間ではありませんが、それは些細な事…何といっても彼女のCVは原田彩楓さんなんです。
これだけでキャラの魅力が倍増した気分になります。

そして鬼頭明里さん演じる雪広 みぞれ…
彼女も特別な力を持っている訳ではありません。
ですが、前作視聴済の方なら苗字と独特の喋り方にピンと来た方も多いのでは…?
そう、やっぱり血は争えないんですね…遥かな時間を超えても到達する場所が変わらないなんて…
彼女の覚悟を垣間見た一面…良かったと思います。

「UQ HOLDER」と昔懐かし3年A組の向かう先…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「ハッピー☆マテリアル」
エンディングテーマは、「Steady→Go!!」
どちらも今回出演した女性声優陣が歌ってくれています。
「ハッピー☆マテリアル」は当時の主題歌をカバーしているので、懐かしさを感じた方も多かったのではないでしょうか。

1クール12話の物語でしたが、UQ HOLDER!~魔法先生ネギま!2~ 放送後振り返り特番「UQTV ネギまHOLDER!2」
が本編とは別に放送されました。
原作の赤松先生と、雪姫役の松岡由貴さんのコメンタリーとなっているのですが、改めてこの作品に溢れる愛を実感させて貰った様な気がします。
そういえば、本編放送中にやたらと存在をアピールしていた「カモくん」について円盤での行方についても言及されていましたね。
これも楽しみの要因に十分なると思いますけれど…

「UQ HOLDER」のみんなは、まだ目標の道半ばです。
まさか、これで終わりってこと…無いですよね。
続編の制作を期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「育った」エヴァンジェリン登場(笑)!?(ハイペースの原作消費でした…。)

週刊少年マガジン連載の同タイトルのマンガが原作。
(今は別冊少年マガジンに掲載誌を変更。)

タイトルの「UQ(ユーキュー)」は「悠久」と掛けられていて、作中には前作『魔法先生ネギま!』でもおなじみの吸血鬼エヴァンジェリンをはじめとして、いろいろなタイプの「不死者」が登場します。

一応世界観は継続しているものの、「ネギま!」よりは相当に未来であることもありとりあえず「ネギま!」を観ていなくても特に序盤はそれなりにお話にはついていけると思います。

かなりの長期連載ですが、アニメ化でどこらへんのお話までやるのかは、謎…。
== [以上、視聴前レビュー] ==

…ということで、第1話を観ました。原作だと初期は『魔法先生ネギま!』との関係性を強く押し出さずに始まったのですが、最近の原作の現状を考えて最初からネギま!を匂わせる方向なのですね。

第1回放送の前の特番でも、「これまでのネギま!」まとめみたいなノリでしたし。OP/EDに出てたキャラも考えると、序盤の修行パートとかはけっこうハイペースで進むのかな…?

2017.12.20追記:
全話視聴終了。とにかく「ネギま!2も名乗ったことだし、どんどんネギま!キャラを出してやるぜ」とでも言わんばかりに旧作キャラが目白押し。

女性キャラも巻きでバシバシと登場させて、早期にハーレムアニメっぽい雰囲気を作ってましたね。

前作のネギま!よりは修行とか戦闘パートが目立つ原作でしたが、特に修行に関しては大幅に尺カットで一気に原作を消費しました。

ネギま!自体はずっと原作を読んでいたこともあり、もちろんつまらなくはなかったんですが今後あえて人に薦めるほど面白かったかというとそんなこともないかなといった無難な作品に収まってしまった感があります。

OPを『ハッピー☆マテリアル』(前作OP)のカバー曲にしてしまったのも、無難といえば無難でしたがそこはちょっと冒険して欲しかった気がしました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

60.8 20 修行で笑いなアニメランキング20位
gdgd妖精s (ぐだぐだフェアリーーズ) 第2期(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (189)
780人が棚に入れました
3人の妖精がぐだぐだとトークをしたり、アドリブ劇を繰り広げたりする15分のショートアニメ「gdgd妖精s」の第2期がこちら!

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぐだぽよ~

gdgdです。
低予算で悪ノリ全開。
楽屋オチだろうが、おふざけパロディだろうが構いません。
もうね、わかる人にだけわかってもらってウケればそれでいい。そんなグッダグダな特殊作です。
個人的にはうれしい限りですが、こんなのが2期まで創られる業界に一抹の不安を覚えたりもしたりしなかったり・・・w


基本的には1期と変わりはありません。
グダグダな会話劇、パロネタ全開の魔法修行、実質は声優トークのアフレ湖遊び。
キャラを増やしたり(といっても声優は増えていません)、数話にわたる伏線張ったりと、少し芸の細かい事はしていますが、脚本の鮮度を考えると、いきあたりばったりで創ってるのがモロわかり。同時期に放映してる他のアニメやCMネタがそこかしこに入ってます。
収録の1週間ぐらい前にネタ考えて作ってるんじゃないでしょうか?コレw
とりあえずスタジオに声優さん3人集めて、気軽に台本読んでもらって、あとはそれに併せてCG映像(無料のフリーソフトで作れるもの)をつけて、ハーイ出来上がり!な作品。
なめてんのか、ふざけてるのか、そんな声が聞こえてきそうですが、そんなノリだからこそ本作のいいかげんでヌルい空気が産まれるというものです。
ゆえに、gdgd。グダグダなんですよね。大好き(゚∀゚)

とまぁ、基本路線は変わらないgdgdぶりでしたが、正直いうと1期のときに味わった程のインパクトはちょっと薄れました。
面白いは面白いのですが、新企画のネタが期待以下だったり、会話劇もスベることが多くなった印象。アフレ湖も代わり映えがなく飽きてきた。
今回は予備知識ありで視聴開始したうえ、0話、1話と非常に出来が良かったので、ハードルが自然に上がった感が強かったです。
まあ、そういうダメなところも楽しんでこその作品ですが。
質に多少ムラがあっても、
「まぁ、これは仕方ないよ、gdgdだもん」
って、許される予防線を最初から張ってあるんですよね、よくよく考えるとズルイw


ともかく、今期も色々と自由にやらかしていた問題作。
こんなおバカなアニメが1つぐらいあってもいいよね?って思えるヘンな作品です。
オススメ!は、しませんが、アニメやネットにハマっている人にこそウケるでしょう(^。^;)


3期(学園ものらしいw)も創られるようじゃ、いよいよ物好きが業界に蔓延してるなぁ~、と不安になりますが
・・・・是非に3期も欲しい、と思ったり思わなかったり

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

これじゃ3期は無いですね・・・

何だかよくわからないけれど
妙な中毒性があってブレイクした
gdgdフェアリーズの続編です

前期はいい意味でgdgdだった作品ですが
今期は悪い意味でgdgd
前期終盤の失速感を
そのまま引き継いだ感じですね

声優さんのアドリブが奇跡的に噛み合っちゃったのが前作
今回はそういう面ではあまり魅力を感じませんでした
余りクオリティが高くなかったのと
視聴者が慣れてしまったのと両方だと思います

構成面では今回いろいろ頑張っているなという印象
脈絡のない意味不明なネタに見せておきつつ
実はそれが伏線として綺麗に回収されていたのは
中々面白かったですね
面白くはあったのですが
多分前作からの視聴者が求めているのは
そういう面白さの方向性ではないんですよね
無軌道で混沌とした状態から飛び出す
計算不可能な笑いが売りだった作品なので
こういうのを見せられても何かちょっと違うんですよ

また、新キャラが3人出てきますが
担当声優は旧メンバー3人とまったく同じで一人二役状態です
その上で同じ声優で担当しているキャラ同士をペアにして
セルフで掛け合いをさせています
究極的には声優さんがメインコンテンツなこの番組で
その魅力を最大限発揮するためのアイデアとしては悪くなかったでしょう
着想は良かったのですが実際にうまく機能していたかといわれると微妙です
こういうのは言われなければ一人二役に気が付かないくらい
綺麗に演じ分けられて初めて面白いのであって
かなりはっきりと対照的なキャラを割り当てられているにもかかわらず
しっかりと違いを出せておらず
演技力の底が見えてしまうだけという残念な結果になってしまいました

全体的に前作より力が入っているのは感じるのですが
むしろそれが悪い方向にばかり作用している気がします
一発芸で売れたものの後が続かず消えかけているお笑い芸人が
苦肉の策で生み出したまったく面白くない新ネタを見せられているような
そんななんとも言えない番組でした

前作レビュー
http://www.anikore.jp/reviews/mypage_add/121910

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

続編で引き継いでいるものも多いが、変化球構成が増えたのになおオモシロイ

なんか色々変化球的なコーナー?やネタで1期との違いを生み出しているけど、
それなのにおもしろいwwwww

大抵、ギャグやお笑い系の2期って1期より見劣りするんだけど、
2期もおもしろいと感じたのは久しぶりかも。
・・・というか初めてかな?

◇1クール全12話、2期目、アニオリ?
◇1期の感想 → http://www.anikore.jp/review/746045/

※ネタバレ?→ {netabare}


出落ちwwwww

ふさこwwww

おとうさんwww

おじさんカートwwwww


まあ、1期との違いだけ話します。

『素ピーカー』っていう「ある音に状況を当てる」遊びがある。
まあ、観れば分かるがこれが微妙なのが多いが、
声優さんが慣れてくる頃は結構おもしろくなる。これのおもしろさは3.5点。


1期と比べ、適当な感じが増して、それはそれでイイ。
OPが1期からのヤツが好きだが、2期からのもgdgd感とかもええ。

多分、普通に音楽の評価したら3.5点だけど、おもしろさを加味すると4点。

作画はEDが妙に気合入っているから1期より0.5点上げた。


やっぱコロちゃんだけど、シルシル、ピクちゃんもかわええからの、
コロちゃん。

シルシルの「じゅぁねぇ」「ちゅぁん」とか、あの喋りメッチャ好きだわwwwww

ピクちゃんのあざと可愛さもメッチャ好き☆☆☆☆☆


この2期の最後にてさぐれ部を匂わせる展開があるんだけど、
ぶっちゃけgdgdのぶっ飛び具合があってのおもしろさだと思う。

てさぐれ部のラジオは楽しいんだけどねwwww

なんかつい、てさぐれ部サゲてしまうが、gdgdがおもしろ過ぎるだけ。

こういう構成というか、ラジオっぽさやアドリブが楽しさの作品は声優さんと設定がキモだな。
この3人は最高☆☆☆☆☆
{/netabare}

1期の感想で言い忘れてたけど、てさぐれ部を少しも楽しめない人はgdgdは向いてないかな。
ただ、てさぐれ部を楽しめなくてもgdgdを楽しめる人はいると思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

60.7 21 修行で笑いなアニメランキング21位
史上最強の弟子ケンイチ 闇の襲撃(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (146)
779人が棚に入れました
単行本同梱OVAとしてリリースされていた内容を、テレビの放送枠の尺に合わせて再リリースしたもの。

いじめられっ子だった白浜兼一は風林寺美羽と出会い、武術の達人たちが共同生活をしている道場・梁山泊に入門して修練を積むことで、肉体的・精神的に成長を遂げていく。



声優・キャラクター
関智一、釘宮理恵、藤本譲、二又一成、石丸博也、小杉十郎太、石塚運昇、能登麻美子、浪川大輔

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

史上最強の弟子ケンイチ・・・最初から視聴しなかったのが心残りです^^;

この作品は、もともとテレビアニメ50話があって、その続編としてOVA化されたものをテレビ版に再編集したものです。
普段は、予め視聴する作品を調べて・・・この作品の様に物語の途中から放送される場合、前作を視聴してから続編に繋げる・・・のですが、この作品に関しては全くノーマークで・・・ヒロインが釘宮さんという事程度しか事前情報が無かったことから、前作を全く視聴せずに今回の続編を視聴してしまいました^^;

そのため・・・かどうかは分かりませんけれど、所々解りづらい場面もありましたが、ストーリーが基本的に一本調子の作品だったので、物語にはスっと入り込めたと思います^^;

この物語の主人公は白浜 兼一(しらはま けんいち)・・・梁山泊と呼ばれる道場(?)の一番弟子です。
彼は元々いじめられっ子だったのですが、梁山泊に入り一流の師匠達の教えを仰ぎながら、日々鍛錬に励んでいます。
ですが、何故かある組織から狙われていて・・・たくさんに刺客と戦いながら物語が進んでいきます。

こうして振り返ってみると、私は主人公が梁山泊に入った経緯や狙われる動機も分からずに視聴していたようです(//∇//)

まぁ、釘宮さん目当てで視聴を始めた時点で色々不純なんですけれどね・・・^^;
でも、釘宮さんの演じたヒロインは戦闘などの動きのあるキャラだったせいか、釘宮さんの声質がキャラのイメージに合っていて格好良かったです・・・^^

主人公とヒロインに訪れる危機・・・
お互いを守ろうとする気持ちを拳に込めて相手に向かっていく・・・
そして決して諦めない・・・
バトル系の作品に必要な要素はそれなりに入っていたとは思いましたが・・・
ラストがかなりあっさり気味だったのにはビックリでした^^;
てっきりもう少し続くものとばかり思っていましたけれど・・・^^;

1クール11話の作品でした。テレビの尺に収めるため、OVA版も少しカットされているそうです(wikiより)。

この作品をしっかり評価するには、50話の本編→OVAと順を追って見る必要があると思います。
どうしていじめられっ子のけんいちが梁山泊に入ったのか・・・?
心・技・体を鍛えるために、ケンイチはどの様な修行を積んできたのか・・・?
ケンイチを襲っていた組織の動機と結末は・・・?
そしてヒロインの美羽さんとの行く末は・・・?
色々気になるので・・・まずは50話の完走を目指せ・・・るのか、時間としっかり相談したいと思います^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

史上最強レベルの者は「大切なものを守るだけ・・の力でいい」のではなく「敵を必要以上に傷つけずに大切な者を必ず守り抜く力」の事だ。

ストーリー

中学生になるまで毎日のようにいじめられていた白浜 兼一は道端でどこから見ても悪党共を華麗に叩きのめした女性武術家の風林寺美羽に憧れ、自分の中にある信念を貫くために様々な武術を極めた道場・梁山泊に入門しました。だが、兼一はまだ知らなかった。地獄よりも地獄な特訓の日々が待っている事を・・


私の感想。

初めてこの作品を見た時は前作を見ず、まったく世界観やキャラクターの個性がまったく分かりませんでしが、なぜかかなり楽しめました。今ではきちんと前作を見て、世界観を理解してから見たらより楽しんで見れました。

この作品で私が一番気に入っているのは師匠達の戦いがよく見れた事です。前作は基本的に兼一の戦いと修行のパートが多かったのですが、この作品は師匠達が戦っているのが本当にかっこよかったです。師匠は基本的に化け物だと思っていましたが、本当に化け物の中の化け物でしたね。

私は見た事がありませんが、この作品はOVAとまったく同じストーリーなのらしいです。まあ、私はその作品を見た事がないのでこの作品をかなり楽しめました。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品は私のように前作を見なくてもかなり面白いです。そして、この作品の注目するべきポイントは師匠達が本気を出す時必ず目が光る所です。目が光ると必ずと言ってもいいくらい普段の優しい師匠ではなく超化け物級の力が発揮されます。

オープニング

「Higher Ground」
正直このオープニングは前作のオープニングやエンディングよりもこのオープニングが一番好きです。本当にこの作品の面白さが出ています。少々ネタバレも含まれていますが、かなり面白いです。このオープニングの良い所は兼一のかっこよさが珍しくかなり出ている所です。基本敵前作のオープニングやエンディングはあまりかっこいい姿があまり見れなかったのですが、このオープニングは超かっこいいです。得にはじめの師匠達に囲まれて空を殴る所が非常にかっこいいです。

エンディング

「BREATHLESS」
このエンディングもかなり気に入っている曲です。このエンディングで一番気に入っているのは兼一の筋肉が超かっこいいです。そして、炉質の高い女性たちの姿がかなり魅力的なエンディングです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

拳に込めた信念

いじめられっ子だった主人公・白浜兼一が己の信念を貫く強さを手に入れるために
梁山泊の弟子となり成長して行く物語の2期。
(どうやらコミックを書うと付属されるOVAを集めた物の様ですが2期として評価します。)

【総評】
1期から七年ぶりと言う事で記憶も薄らいではいましたが観ると大分思い出しましたので
混乱等はなく楽しめました。
ただ悲しい事に声の記憶もしっかり残っていましたので
風林寺親子のあの声が戻らぬ事に寂しさも感じてしまいました。
(引き継いだ声優さんは良くやっているとは思いますが。)

格闘をベースにお約束の友情・努力・勝利の他に師弟愛とお色気を柱として
非常にテンポよく展開していき1期同様に観易い作品になっていました。
美羽ちゃんには姉弟の様に見られてしまっていますが
兼一の護ってあげられる強い男になりたいという純粋な気持ちは応援したくなりますし
やられても何度でも立ち上がるその姿はやっぱりカッコイイです。

今回の闇との戦いでは色々な国の様々な武術の知識や動きをきちんと土台とした上で
アニメらしく派手に描きスピーディーで迫力ある格闘シーンになっています。
まるっきり架空の技ではなく、実際の技に誇張を重ねこの作品ならではの
格闘スタイルを作っているので、それぞれの戦いを飽きずに新鮮に観る事ができます。

ただ1期50話という大作が久々に復活したかと思えば今回はたった11話で終わってしまい
ボリューム不足は否めません。
終わり方もキリが悪く正にこれからって時にブッツリなので不満が残ります。
ストックはあるはずですし、復活させるならちゃんとした形でやってくれないと無責任です。
コミックを売る商法なのかも知れませんがあざとく少々腹が立ちます。
早めに続編をやってくれる事を願います。

1期が好きな人は楽しめると思いますが中途半端になってしまうので
もう少し続きが公開されてから観た方が精神衛生上宜しいかと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

68.3 22 修行で笑いなアニメランキング22位
くノ一ツバキの胸の内(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (198)
576人が棚に入れました
人里離れた山の奥深くで、とあるくノ一集団が暮らしていました。その集団の名は、あかね組。個性豊かなくノ一たちが複数の班に分かれ、互いに切磋琢磨しながら己の術を磨いていたのです。そんなあかね組には、“男性との接触禁止”という、絶対に破ってはならない鉄の掟がありました。 あかね組・戌(いぬ)班の班長である見習いくノ一のツバキは、組の長(おさ)も認める忍術の使い手で、周囲からも信頼を寄せられる筆頭格でした。 しかし、ツバキにはどうしても気になることが。それは、これまで見たことも、触れたこともない“男”のこと。一度、お会いしてみたい――考えれば考えるほど、止まらない胸のうずき。あぁ、このキモチ、どうしたら良いのですか!? 『からかい上手の高木さん』の作者・山本崇一朗が送る、“男子禁制”くノ一コメディ漫画が、待望のアニメ化! 純情可憐なくノ一たちの、ほのぼのキュートな日常、はじまります。
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ツバキちゃんのニンジャー服

最近知った衝撃の事実なんですが、
みんな大好き『くノ一=女忍者』というものは、
史実的に「まったく存在していなかった」そうであります。

  え? いや、ほら、だって時代劇にもしょっちゅう出てくるじゃん、

とかなんとか言っても、時代劇そのものがフィクションですしね。
実際のところ、間諜(スパイ)として送り込まれる女はいたらしいけれど、
それは今でいう女ニンジャとはまるで別物でありんす。
オンナを武器にして敵方に入り込み、機を見て忍法で標的をパンしちゃう、
みたくかっこいいものではありんせん。

ちなみに『くノ一』という言葉そのものは江戸時代からあったのですが、
それは『オンナ』を意味する隠語であって、
言葉そのものに『女忍者』という意味はこれっぽっちもなかったのだとか。
(くどいようですが、江戸時代に限らず日本に女忍者、いません)

じゃあなんで女忍者がドラマやアニメにガンガン出てきたり、
彼女らのことを『くノ一』なんて呼んだりするのさ、
というと、実は、山田風太郎先生の忍法帖シリ-ズの影響なのだそうです。

  1959年に出版された『甲賀忍法帖』にはじめて女忍者が登場し、
  それが翌年からの『くノ一忍法帖』シリ-ズにつながって大ヒット。

  山田先生は最初、女ニンジャは『女忍者』としか呼んでおらず、
  同シリ-ズのタイトルも『オンナ忍法帖』という意味でつけたのだけれど、
  作品が映画化されてこちらも大ヒットし、知名度が急上昇。
  
  で、みんなが「くノ一って女忍者のことなんだ」と誤解し、
  その誤解に基づいて類似作が次々とリリースされ、
  あ~もう、それじゃそれでいいです、となったのが『くノ一』誕生秘話なのだとか。


さて、このアニメのお話です。
舞台は人里離れた山奥にあるくノ一(女忍者)の里。
まあ、里というよりは、全寮制の女忍者養成所みたいな感じです。
時代的には江戸時代風ではありますが、時代考証はするだけムダかと。
(会話でも『リーダ-』とかのカタカナ外来語、ふつうに使っております)

で、その『オトコから隔絶された女ばかりの里』で、
思春期をむかえ、まだ見ぬオトコに興味津々の主人公ツバキを中心に、
くノ一見習い女子のわちゃわちゃした生活を描く日常系です。

いわゆる『忍びの掟』とか『生死を賭した忍術合戦』みたく、
どきはらシリアスな要素は何もなく、
はっきり言っちゃうと、くノ一をモチ-フにしたゆる系萌えアニメ。

登場人物の年齢設定は公開されていませんが、
身長や体型から察するに小学校中学年から、せいぜい中二ぐらいまで。
おっきいお友だちみんな大喜びの『非実在児童』満載でお送りいたします。


原作は『からかい上手の高木さん』の山本崇一朗さん。
制作はアニプレ子会社で『青ブタ』なんかで有名なCloverWorks。
山本さんの原作をアニプレがアニメ化したらどうなるのか、
みたいな意味での注目作です。
(主題歌も『青ブタ』と同じくthe peggies。リキ入ってます)
監督は、これが初監督作品となる角地拓大さんですね。


  で、ええと、最初に結論から言っちゃうと、
  面白いか面白くないかは『けっこう微妙』です。
  ほんと『人による』としか言いようがなく。

まず、女の子が三十人以上も出てきて、
どれが誰だかいちいち名前まで覚えていられないのがつらいです。
こんだけいりゃ誰にでも一人ぐらい刺さるだろ、
そういうアキモト的大雑把なのは、
もうほんとに心の底からお腹いっぱいなんだってばよ。

そして最初の数話は、主人公のツバキは変に発情しちゃってるし、
劣化版クロコみたいのが「ねえさまぁ~」なんて言って追いかけてるし、
なにがやりたいアニメなのか一向にわかりません。

  二話、三話あたりで脱落した方、けっこういるんじゃないかしら。

で、心折れそうになりながらしぶとく見続けているうちに、
これひょっとすると『やりたい/言いたいことは、特にない』アニメではないか、
ということに、はたと気づくわけです。

  あの『からかい上手の高木さん』では、
  それまでほとんど存在しなかった『からかい萌え』を徹底追及するぞ、
  みたいな気概が感じられたのですが、
  本作にはそういう目新しい要素が何も見当たりません。

  強いてあげればツバキの『発情萌え』かしらんと思うのですが、
  だとしたらけっこうニッチなところを狙ってきたなあ、と。
  条例的にもアレな臭いがぷんぷんいたしますし。

  それに、ツバキにしたところで常に発情しまくっているわけでもなく、
  やっぱ『女児ばっかの里の日常』がメインストリーム。

  つまるところ、明日ちゃんの通う女子校の制服をニンジャ服にして、
  ついでにJCだけでなくJSも詰め込んで、
  みんなで『非実在児童』を愛でて楽しもう、という作品ではないのかと。
 
もちろん、そのこと自体を『あかん』と言うほど僕は立派な人間ではなく、
あとはもう『実際に愛でて楽しめるか』という、
個人の感性みたいなものに評価が帰結してしまうわけであります。

僕的には「楽しめる回もあり、そうでない回もあり」みたいな。
{netabare}
  主人公のツバキ率いる戌班に最初からいる二人、
  劣化版クロコのサザンカと昭和的腹ペコキャラのアサガオは、
  どこが面白い/かわいいのか、僕にはちょっと難解です。
  (しかもこの二人、出番がけっこう多いんだ)

  この二人に限らず下級生キャラは、おおむね脳天気で騒がしく描かれており、
  アニメ的には『無邪気で純粋』なのかも知れませんが、
  リアルにいると『うるさくてはったおしたくなるガキども』に他ならず。
  (もちろん心の中だけの話です。スマイル、スマイル)

  それを率いる班長・上級生たちは『しっかりめ』に描かれてますが、
  上下関係はゆるゆるで、バランス的には
  小学生を率いる中学生ガ-ルスカウト、みたいな感じになってます。

    子どもたちの『天真爛漫さ』とツバキたちの『幼い母性』の対比を楽しめ、
    ロリっ子と思春期女子という二大需要をカバ-したグリコ設計。
    いまならもれなく発情女子もついてきますぜお客さん。

  というような主旨・目的の構成なんだろうけど、
  幼女を愛でたいと思わない僕にとっては、いささか過剰サービス気味。

  下級生にメインスポットがあたる回は頬杖をつき、
  ツバキたち上級生がメインの回はそれなりに楽しく見られるという、
  なんとも中途半端な感じになっちゃってます。
{/netabare}

個人的な作品のおすすめ度は、いいとこB+ぐらい。
ほんとうに『言いたいことは何もない』萌えアニメですので、
ぼ~っと見ていて好きになれるかなれないか、ぐらいしか分水嶺がありません。

  ナルト的な忍びの世界を期待している方は豪快にうっちゃられ、
  『私に天使が舞い降りた』あたりがお好きな方には、
  大谷翔平もかくやのど真ん中剛速球はあるまいかと愚考いたします。


映像は、かなりいいです。さっすがCloverWorks。
若干あざとさの残るキャラデは好き嫌いが分かれるかも知れませんが、
ぐりぐりとよく動くし、作画もきれいに統一されてます。

  ただし、忍者バトルみたいなアクションシ-ンはめったにありません。
  かなりOP詐欺の香りがしてたのですが、最終話でなんとか持ち直しました。
  いったんバトルになると、構図もいいですし、迫力も十分かと。

  あと、忍術の描写、けっこうかわいいです。
  どこがどうかわいいかは本編をごろうじろ。


キャラクターは、可もなく不可もなく。
主人公のツバキと中盤から参加するリンドウ以外、
テンプレに毛をはやしたのをずらり並べているのでお好みでどうぞ。
{netabare}
  優等生だけど思春期ゆえオトコに興味津々というツバキは、
  けっこう、というか、かなりかわいいかもです。
  発情時とふだん自分に課している『しっかりおねえさん』とのギャップが良き。
  最終話のバトルシーンもかっこよかったし。
  九話『ヘビと男』でリンドウの話をきくワクワク顔なんか、
  僕個人としては、きゅんです。

  そのリンドウは、登場時は「はあ?」だったのですが、
  恥ずかしがり屋を克服してお面を外してからは、いい感じです。
  オトコを知ってる分、ツバキの『逆センパイ』的位置づけで、
  幼さと余裕がうまく同居している、
  これまでにいそうでいなかったキャラになっています。
{/netabare}

音楽は、OPと劇伴には文句のつけようがなし。
とりわけOP、the peggiesの『ハイライト・ハイライト』は絶品です。
世界観もドンピシャだし、映像とのマッチングも最高レベルかと。

  かたやEDの『あかね組活動日誌』は、なんだかなあ、です。

  『くノ一ツバキの音合わせ』という制作プロジェクトの元、
  毎回、別々の班が、それぞれに合わせた歌詞・編曲で歌うのだけれど
  僕の耳には『かげきしょうじょ』の劣化版、
  それもあざとさ増し増しバージョンにしか聞こえてきません。

  サントラ作るとき、いちいちキャラソン起こさなくていいっしょ、
  みたいなソロバン勘定なのかも知れないけれど、
  たぶん、よっぽどディ-プな人しか買わないと思うよ。


で、役者さんのお芝居なんですが、
僕の耳にはツバキ(夏吉ゆうこさん)とリンドウ(小原好美さん)が、
『キャラ立ち』という観点で突き抜けちゃっています。
他のメンバ-は、正直、適当にシャッフルしても作品は成り立つけれど、
この二人だけは『替えが効かない』レベルにあるなあ、と。

この点については、
言いたいことが多くてけっこう長くなりそうなので、
こっから先はネタバレで隠しておきますね。
(読まなくてもぜんぜん問題ありません。興味のある方だけ、どうぞ)
{netabare}

ぶっちゃけ、僕がなんでこの作品のレビュ-を書いているかと言うと、
このお二人の芝居を語りたいがため、
というのが偽らざるところであったりいたします。

  あの『からかい上手の高木さん』は、
  高木さんと高橋李依さんのマリアージュ(奇跡的邂逅)によって、
  爆発的な支持を得られた作品だと僕は思っています。

  え? めぐみんの中の人? うそでしょ?

  そう思った方もけっして少なくなかったのでは。
  まさにどハマり。そして高木さんのキャラ、立ちまくり。
  作品においてキャスティングがいかに大切かを示す好事例ではないかと。

で、その『高木さん=高橋李依さん』のマリアージュに匹敵するのが、
本作の『ツバキ=夏吉ゆうこさん』だと僕は思っています。
今期だと『スパイ&ファミリー』のアーニャ(種﨑敦美さん)並みのマリアージュ。

夏吉さんじゃなかったら、ツバキのキャラはここまで立たなかっただろうし、
たぶん『そのへんに転がっている萌えアニメ』の粋を出ず、
おそらく僕も三話あたりで切っちゃっていたのではないかと思います。

  その夏吉さんですが、基礎声質は高めのハスキーで、
  声自体には、特徴らしい特徴はありません。
  だけどお芝居が『おそろしく丁寧』で、役作りが見事にできているんです。

  ツバキは『おねえさん』じゃないんですよね。
  正確には『おねえさんであろうとする思春期の女の子』なわけです。
  かといって、幼い弟妹を世話する苦労人でもなく、
  基本は山奥育ちで性格のいい、素直でまじめな思春期女子。
  胸ちらでヘソまで見える、心身ともに発展途上の女の子であるわけで。

  夏吉さんはそこのところをよく理解してうまく咀嚼し、
  実に心地よいツバキ像を創り上げています。
  怒っても、慈しんでも、発情しても、ぜんぶ『思春期女子』。

  だから、発情しても『いやらしくならない』んですよね。
  ヘンな意味での『オンナ』が匂ってこない。
  体幹の強いスポーツ選手みたく、どんな動きでも『軸』がぶれないんです。
  これ、下手な役者が演っていたら
  エロキャラか精神分裂症みたいなキャラになっていたところです。

  たまたまこの役がハマったのか、
  それとも、もともとべらぼうに良い資質をお持ちの方なのか、
  今の段階ではまるでわかりません。
  ですが『光るものがある』役者さんであることだけは確かなので、
  夏吉ゆうこさん、要チェキです。

  ただし、声質に特徴がないので、
  しょうもない役をあてたらすぐ埋没しちゃいそうなんですよね。
  (過去作いくつかチェックしましたが、そんな感じです)
  今期の出演作品もアイドルもの一本とトホホな環境なのですが、
  本作を足掛かりに、なんとかいい役を引いて欲しいものであります。


小原好美さんの演じたリンドウは、サブキャラの中では『別格』でした。

といっても設定的には、
単なる恥ずかしがり屋で、ただ男を見たことがあるだけのキャラなんです。
それをあそこまで際立たせたのは、
やっぱ小原さんの『芸』の力に他ならないなあ、と。

  先にも書いたけれど『幼さ』と『余裕』の配合が絶妙なんです。
  しかも『実際に余裕がある』わけではぜんぜんなくて、
  本人はふつうに話してるつもりなのに、見る側が勝手にそう感じるだけで。

  だから『あざとさ』がまるっきりないんです。
  それがゆえに、ワクワクしたり赤面したりするツバキとの対比が絶妙で、
  ツバキのかわいさ/面白さを引き出しつつ自分も生きるという、
  理想的な掛け合いになっているんです。

  小原さんは、ご自身の演技力も素晴らしいのですが、
  この『相手の魅力を引き出すキャラづくり』が本当にうまい役者さんです。

   『かぐや様』の藤原千花による、四宮かぐやとの対比、
   『やがて君になる』の叶このみによる、小糸侑との対比、
   『からかい上手の高木さん』日々野ミナによる、高木さんとの対比。

  いずれも同じ役者とは思えないぐらい声もキャラも違うのですが、
  きっちりとヒロインの魅力を引き出しつつ、
  ちゃっかり自分のキャラを立てて作品に奥行きを持たせています。

  おまけに『まちカドまぞく』みたく自分がメインになると、
  周りの役者さんをグイグイ引っ張るだけのパワーがあるんだから、
  そりゃあ音監さん、みんな使いたくなるわな、と。

その他にも、本作にはいい役者さんがたくさん出演してるんですが、
先生役の内山夕実さんとM・A・Oさん以外は
ほとんど『豪華声優の無駄遣い』になっちゃってますね。

  僕が将来を期待している羊宮妃那さん(モクレン役)は、
  今回も、上田麗奈さんの代役みたいな扱われ方。
  まあ、いまをときめく早見沙織さんも最初はそうでしたし、
  青二のサンプルを聞く限り、ポテンシャルあるのは確かなので、
  いい役引けるまでがんばれっ!
{/netabare}

ちなみに、タイトルにも書きましたがツバキの忍者服、かわいいです。
俗にいう忍び装束とは天と地ほどかけ離れたデザインなのですが、
なぜかちゃんと『くノ一』に見えるんですよね。不思議ふしぎ。

黒のピタピタT半袖シャツと、同じく黒の三分丈スパッツがあれば、
あとは誰でもわりとカンタンに作れそうだし、
コスイベントなんかでけっこう出てくるんじゃないかしら。

  なお、Tシャツもスパッツも俗にジャ-ジと呼ばれる丸編み素材で、
  江戸時代には影もカタチもありません。
  いわゆる『横編み』は水戸光圀の時代からあったらしいけど、
  丸編みは明治42年にスイス製丸編み機が和歌山に5台輸入されたのが
  最初だと言われています。

ただし、そもそも『くノ一』の存在そのものが時代考証ぶっちぎってるので、
本人さえ良ければそれでよし。
おへそとおでこに自信のある方、よろしかったらお試しあれ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

花鳥風月、山紫水明が素晴らしい。見ているだけで癒されます。

24年9月再視聴・再レビュー

 CloverWorksということで、作画が綺麗なのは意外ではないですが、それにしても素晴らしいと思います。作画がいいといえば、最近ではワンダーエッグプライオリティ、おにまい、鬼滅の刃、無職転生、フリーレン、ヴァイオレットエバーガーデンなどいろいろありますが、どの系統とも違う美しさです。

「静と動」の両面から素晴らしい仕上がりになっています。「静」の方ですが背景美術の美しさ…特に花鳥風月、山紫水明…の美しさは本当に素晴らしいと思います。
 1枚絵の背景なんですけど、手前がくっきり丁寧な描写で遠近法を丁寧に使っています。発色の感じが自然の鮮やかさと上手く合っています。女の子の緩い日常に癒されるという作品ではありますが、この自然描写でも心が和みます。それが独特の作品世界を作り上げました。

「動」の方ですが、1つ目がちゃんと立体の造形になっており、回転しても破綻がありません。CGを使っていると思われるのに自然で立体感もあります。不自然さもまったくありません。動きも単純な横移動ではなく視点・構図の移動があります。手指表情など細かいことろに神経が行き届いています。

 2つ目がバトルシーンなどの迫力も見逃せません。この動きの迫力は素晴らしいと思います。作画枚数はそれほどは多くないし動きまくる感じではないのですが、動かすときは動かし、動かさないとき背景、エフェクトの使い方、視線の誘導が上手いと思います。

 キャラデザは女子たちの作画が可愛いのはもちろんですが、やはりもともと原作の絵が立体感としてどの角度から見ても破綻の無い造形なのが活きています。

 その集大成がOPアニメです。花びらが舞うシーンは見るたびに感動しますし、ほんの短いカットですが、ツバキ・ベニスモモVS先生のシーンは本当に素晴らしい。

 まったく低予算感はないですが、それほど高額だとも思えません。この水準でいろんな作品が作れるようになればなあ…と思います。声優さんの演技も緩い感じによくあってツバキを筆頭に良かったと思います。

 再視聴しても飽きるかなと思いましたが、時々1話、2話ずつ見ると面白いし癒されます。





22年7月のレビュー

終わってロスになりそうですが、再視聴は?一期一会アニメ。

{netabare} 本作は女の子が可愛いことは可愛いですが、相当デザイン化されていましたので、あまり生々しいエロスは無かったです。ただ、キャラ造形は良くて、個々のキャラがかなりしっかり立っていましたし、エピソードはそれぞれそのキャラを活かして上手くできていました。

 もちろん、主人公ツバキは素晴らしい出来だったと思います。強い可愛い人望があって性格もいい。何より落ち着いた丁寧語のしゃべり方が最高でした。絵に描いたようなキャラですが、完璧ではありません。巻き込まれ型の天然要素はありましたし、オトコって何?という秘密に翻弄される様子が非常に良かったです。

 花鳥風月が丁寧に描写されていました。これも良かったです。画面の美しさに癒されました。

 女子だけの日常系の変形ということで、くノ一というのは単なる設定であり、殺伐さはないです。しかし、それでもくノ一ものとして戦闘シーンに迫力がありました。もうちょっと男の要素を直接見せてきて、ラブコメだったらなんか違うなあ、という懸念も数話見ている内に無くなりました。

 日常系の変形として癒し系として機能していた上に、個々のエピソードが面白く、かつ、ツバキの男への好奇心という要素を組み合わせたかなりのストーリーだったと思います。
 それを美しい作画、美しい背景美術で楽しませてくれました。これはマンガ版の絵も確認しましたが、アニメの方がいいですね。マンガ版だと面白さはあっても癒し要素はもっと薄いです。綺麗なアニメと声優さんがいてこその癒し要素でした。

 OPは曲もアニメも素晴らしかったです。スキャットの入りがなかなか胸の内のタイトルと合って思春期っぽかっただす。瞳のクローズアップとか髪がほどけるところとか、花吹雪とか、作品内容とマッチしていていました。
 22年春のOPは出来が良い作品が多いですが、その中でもかなりの出来だったと思います。
 EDのキャラソンはすごかったですけど、私の好みだとアニメは固定のEDの方が印象に残って好きです。たまに遊びが入るくらいならいいですけど。

 最後のエピソードの{netabare} 先生の男の絵は墨で塗りつぶしたのはわかったんですけど、リンドウのはどういうことでした?12話でリンドウが下手かもっていってましたけど…単に下手だったからってこと?13話でリンドウがやっぱり下手だって確認できたから安心できたっていう理解でいいのでしょうか。ちょっとわかりづらかったですね。ツバキに下手なんだ、と言わせても良かった気がしますが…そこは読み取ろうよ、ということですか。{/netabare}


 総評ですけど、上記の通り、女子だけの日常癒し系でありながら、エピソードの一つ一つが面白い。加えて、素晴らしい出来のアニメに花鳥風月が美しい、声優さんも良かった。非常に楽しませてもらいました。

 ただし、です。この1クール楽しませてもらって終わってしまうとロスになりそうなくらい寂しいですが、かといって、再視聴するかと言えばわかりません。テーマ性や奥深さはほぼ無いからです。コミックはちょっと1巻を確認しただけなので確定はできませんが、アニメ版の方がかなり良いですので、コミックはわざわざ買わないと思います。この作品との付き合いは、一期一会になるのかなあ、という気がします。

 作業用にBGMとして流す可能性はあっても、初回のようにじっくり見るかどうかはわかりません。{/netabare}




1話 ダークホース登場の予感ですね。

{netabare} それにしても作画が奇麗ですね。ちょっと感動するくらいです。キャラデザ、作画はもちろんですが、背景がいいですね。線の感じからいってキャラはCG??なんでしょうか。お腹のラインとか生生しくてすごいですね。
 花鳥風月が美しいので画を見ているだけで楽しめます。EDの出来もいいし。

 ダークホース登場の予感ですね。それともコミックとかは人気作なんでしょうか(横顔が高木さんの感じにそっくりと思って調べたら同じ作者でしたね。前情報はアニメがつまらなくなるので、これ以上は調べていませんが、キャラが活き活きしてますので、こっちのほうが作者の本質なのでは?)。

 思春期の男への興味が出始めた少女の話…ガールミーツボーイものでしょうか。性の部分までいくのか。ツバキちゃんが可愛いし、話も面白いです。
 男の話をしているときにナスを出したのが演出として意図しているんでしょうか。だとすれば演出のレベルにも期待がもてます。

 なお男はアホで臭くて股間が弱いらしいです。だいたいあってるかも。{/netabare}


2話 週1で見る分にはかなり面白いです。

{netabare}  これを一気見すると内容は今のところ薄いので不満が溜まりそうですけど、エピソードというかキャラの行動が可愛いし、先週今週と1話ずつ見る分には結構面白いです。ただ、3話目で男について今後展開があるかもしれませんね。それともしばらくはキャラ紹介かなあ。

 思春期前の少女ですので、露骨な性表現になっていないのも見やすいです。露出は多いですけどガードするところはしっかり隠れているし、マインド的に性消費を狙っているように見えません。

 忍者走りがいいですね。最近女子マラソンとかでも話題のいわゆるナルト走りですがこだわってますね。可愛くていいし、アニメの作画もやりやすい? {/netabare}



3話 アニメが美しい、話も面白い。キャラデザもいい。

{netabare} かなり高レベルのアニメだと思います。とにかく基本となるキャラデザのクオリティと作画、背景、動きというか絵コンテが素晴らしいと思います。

 そして一貫した「男」に対するストーリー展開もそれぞれのキャラ付けも面白いし、テンポがいい。なんというか微笑ましい雰囲気もいいです。1話で前後半でストーリーが違うので飽きません。

 なにより自然を表現した背景美術が素晴らしいので、本当にレベルの低いアニメが多い中、癒されます。EDのキャラソンの背景もいいです。
 

 少年向けなんでしょうけど、大人が見ても面白いですよね。金をかけた超高品質ではないですけど、毎週見るアニメとしては秀作だと思います。視聴継続はもちろんですけど次話が楽しみと素直にいえるアニメですね。{/netabare}


4話 癒し系の日常モノ…でいいんですかね。

{netabare}  ストーリーも若干ありますが、癒し系の日常モノということでいいんでしょう…今のところは。くノ一ということでしたが、殺伐としたり戦闘があったりという方向にはどうやらいかない様です。

 キャラたちの紹介で1クール終わってしまいそうですけど、それはそれで面白いのでいいと思います。

 男と言うテーマがありますし、男の具体的キャラが出るかどうかは気になります。その場合は癒し系としては機能しなくなってラブコメになると思いますが、現段階で登場させていないなら癒し系で行ったほうがよさそうですね。2クールとかの長尺ならその限りではないですけど。

 OPの冒頭の花びらが散って、瞳がクローズアップするシーンにはまってしまいました。非常に美しい映像ですね。音楽もいいし、ここ最近でみたOPの中では一番秀逸な気がします。{/netabare}


9話 癒される原因がわかりました。

{netabare} さて、本作がかなり気に入っている理由がわかりました。それはしゃべり方ということに気が付きました。ヒロインの丁寧語と普段の落ち着いた話方ですね。これが非常に心地がいいです。
 過去、一番リピートしたアニメが「幸腹グラフティ」ですが、ヒロインリョウちゃんが丁寧語で少しゆったりしゃべるところが共通しています。

 丁寧語…いいですよね。特に大人としゃべるときの壁ではなく、内面の知性とか人間性がにじみ出るような品がある場合は最高ですね。本当に日本の偉大なコミュニケーション文化だと思います。

 声優さんの美しい声で、目下や友達に対して落ち着いた丁寧語でしゃべるのが本当にいいと思います。

 あとやっぱり思ってたよりジェンダー論がテーマとしてあるわけではなく、万能ツバキの弱点になっているのもキャラ作りとしていいですね。

 ということで、今期のお気に入りが本作、幼女幽霊、阿波連さん、舞妓さんなので、うーんどこか疲れているのかなあ…

 あとOP曲の冒頭のスキャットがなんとなくツバキの性の目覚め直前な感じと非常にマッチしていいです。今期は幼女幽霊、骸骨騎士、本作のOP曲がいいです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

忍術あり。男を知る術なし。

この作品の原作は未読ですが主人公のツバキを、「おなつ」こと夏吉ゆうこさんが担当すると知り視聴を決めた作品です。
彼女との出会いは、「SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!」のマシマヒメコでしたが、「魔王学院の不適合者」のサーシャ・ネクロン、そして「アサルトリリィ BOUQUET」の白井夢結役を経て、私の中での人気は不動のモノになりました。

「おなつ」という愛称は、「とのぴー」こと遠野ひかるさんが命名したそうですが、お二人は「SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!」と「アサルトリリィ BOUQUET」で接点がありますからね。
愛称を命名する間柄になっても不思議ではないかと…。
とのぴーは、本作にも出演されていますよね。

競争倍率が高い声優業界の中で、こんなにも同じ作品に出演するなんて…
この偶然は、もはや奇跡なのでは…!?


人里離れた山の奥深くで、とあるくノ一集団が暮らしていました。
その集団の名は、あかね組。

個性豊かなくノ一たちが複数の班に分かれ、
互いに切磋琢磨しながら己の術を磨いていたのです。

そんなあかね組には、“男性との接触禁止”という、
絶対に破ってはならない鉄の掟がありました。

あかね組・戌(いぬ)班の班長である見習いくノ一のツバキは、
組の長(おさ)も認める忍術の使い手で、周囲からも信頼を寄せられる筆頭格でした。

しかし、ツバキにはどうしても気になることが。
それは、これまで見たことも、触れたこともない“男”のこと。

一度、お会いしてみたい――

考えれば考えるほど、止まらない胸のうずき。
あぁ、このキモチ、どうしたら良いのですか!?

『からかい上手の高木さん』の作者が送る、
“男子禁制”くノ一コメディ漫画が、待望のアニメ化!
純情可憐なくノ一たちの、ほのぼのキュートな日常、はじまります。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ここで初めて知ったこと…
この作品の作者って、「からかい上手の高木さん」を手掛けた山本崇一朗さんだったということです。
高木さんは時折クスっと笑えたり、真剣な言動に心を打たれたりしましたが、この作品はどちらかというと「クスっとしっ放し」だったような気がします。

そっか、笑いの質は高木さんと同じだったんですね。
そしてもう一つビックリしたことが…
現在絶賛放送されている「それでも歩は寄せてくる」の作者も山本崇一朗さんだったということです。
作品のアニメ化される確率の高さにもビックリですけど…^^

ツバキの暮らす忍びの里では、3~4人による班が複数構成されており、その班自体がメッチャ個性的なんですけど、ツバキが班長を務める戌班の構成が堪らなく面白すぎ…
以下に班員を紹介します。

ツバキ(CV:おなつ)
サザンカ(CV:根本京里さん)
アサガオ(CV:鈴代紗弓さん)
リンドウ(CV:ココちゃん)

根本さんは、私にとって今回が初お目見えですが、他の3人は既に何度も出演されている作品を視聴していますし、おなつやココちゃんはイベントやラスバレ放送局などを通して素の部分を見ているので、声優さんを思い描きながら視聴することができました。

個人的にはこの視聴スタイルが一番大好きです。
今後、少しずつ他の声優さんにも広げていければと思っています。

忍びの里の日常も十分に面白いのですが、こと「男」が絡むとツバキがポンコツになる様には、しっかり笑わせて貰いました。
きっと演じているおなつは真剣そのものだったと思いますが、ポンコツっぷりのギャップが、そのままツバキのもう一つの魅力として感じることができたのも、おなつの演技があったからだと思います。

あとは、アニメーション制作会社であるCloverWorksさんの力によるものが大きいんでしょうね。
22年はCloverWorksさんの勢いが止まりません。

冬アニメで「明日ちゃんのセーラー服」と「その着せ替え人形は恋をする」を同時に手掛けたんです。
そして春アニメでは、本作品と「SPY×FAMILY」を…
この間、2クール作品として「東京24区」も制作しているんです。
旬…というか巷を騒がせている作品がここに集結しているんですよね。
そう考えると、凄いとしか言いようがありません。

これが日本のアニメの底力だと思えるのが心底嬉しいです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
「キュート」という言葉がピッタリの可憐な乙女たちの日常が堪能できると思いますよ。

オープニングテーマは、the peggiesさんによるハイライト・ハイライト」
エンディングテーマは、各班ごとのエンディングテーマが1話ずつ使用されていたと思います。

1クール全13話の物語でした。
しっかり堪能させて貰いました。
円盤が全7巻と聞いていたので2クール作品かと思ったら全13話でした。
1クールの作品で円盤が全7巻という構成は、最近では久しぶりなのではないでしょうか。
もし、続編が制作されるなら心して視聴させて頂きたいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

66.4 23 修行で笑いなアニメランキング23位
人造昆虫カブトボーグ VxV(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (145)
531人が棚に入れました
世界大会まで開催されるほどの人気となったボーグバトル。主人公リュウセイは、親友である勝治やケンと共にボーグバトルに熱中。次々と現れる強敵を相手に、日々戦い続けるのだった。この世界では、カブトボーグはボーグバトラー(ボーガー)の精神力で動いているように描かれており、手から離れていても自在に操作することができる。また、「負けた」と思うことでカブトボーグ自体も力を失ってしまう。

声優・キャラクター
知桐京子、三橋加奈子、渡辺慶、松山鷹志、前田剛

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

なんなんだこれは。。。。

・意味不明
意味不明

・中二病ならぬ、小二病
さすがに中学生でもこれを見ないだろ・・・
小学生低学年~幼稚園児向け
マジです
頭のおかしいカタカナの必殺技の連続

・カブトボーグって?その1
土俵の上にカブトボーグというおもちゃを投げつけ、あとは声掛けするだけ
土俵から敵のカブトボーグをふっ飛ばせば勝ち
持ち主はカブトボーグに土俵外から命令し、カブトボーグはその命令に従って動くようだ
なので、命令を出す者の経験や知識、スキルが必要

ミニ四駆やチョロQみたいな変なおもちゃをぶつけあって、相撲みたいに土俵の外に押し出せば勝ち
カブトボーグって名前なので、視聴前は昆虫を意識してんのかと思ったらそれほど関係ない
自動車が近い
主人公一行の使うカブトボーグはカブトムシやクワガタっぽいけどね
自分はいまだに正確なルールは知らないwwww

・カブトボーグって?その2
上で「ボーグバトルに勝つには持ち主の経験と知識、スキルが重要」と書いたが・・・
もっともっと、もーーっと勝つために重要なもの・・・
それは・・・

「サイズ」です
シンプルに「でかければ勝つ」
連戦連勝の国内チャンピオンの主人公、流星が、そのへんの子供に「サイズがでかいだけのボーグ」に
なすすべなくふっ飛ばされるくらいですから
つまり、シンプルに「よりでかいボーグを持つ者が勝者」となる

・カブトボーグに支配された世界
会社や市の重要な決定をカブトボーグ勝負で決めたりする
子供から大人までカブトボーグをやっている模様
カブトボーグ養成学校やプロも存在し、
さらにはカブトボーグを使った悪人組織まである・・・
世界中このカブトボーグに熱中し、古代ローマ時代からなんか起源があるらしい
この世界でカブトボーグが強いというのは非常に重要となる

・主人公はカブトボーグのエリートファミリー
オヤジ→巨大カブトボーグ組織の長で、カブトボーグ養成学校もやっている
兄→欧州チャンピオン
主人公→国内チャンピオン
というように、主人公の流星はカブトボーグ最強ファミリー出身のサラブレッド
・・・つまんねwww

・真面目なカブトボーグアニメではないです
一応大会期間の前後は真面目にカブトボーグをやっていたのですが
せいぜい6,7話くらいで
他、40話以上カブトボーグバトルで頭のおかしい騒動を解決するだけで
真面目にカブトボーグバトルをやってるわけではない・・・

・しょーもなさすぎて、適当に流し見できる
あまりにもしょーもなくて、他の作業しながら流し見できる
当然、アニメに集中しているわけではないので「あ、見てなかった」という場面が多々発生するが、
このアニメはあまりにもしょーもないため別に巻き戻す必要はなく、そのまま進行できる
適当~に気軽に見ていられるのはいいとこかな
なんとなくわかればそれで問題ない

・シリアス風バカアニメです
ギャグアニメですらない気がするが、まぁギャグアニメなんだろうな
どういうジャンルなのか未だに不明
セーラームーンに近い
おぼっちゃまくん、バカボン、いなかっぺ大将、ど根性ガエル、ウメ星デンカ
などと同じ、「バカアニメ」というジャンルかと思います

・珍しくヒロインが存在せず
特定のヒロインはいない

・珍しく暴力的な部分がある
昭和アニメや平成初期ならともかく
がっつり規制を受けた令和に近い時代のアニメで子供に対する暴力はけっこうある
これは結構珍しい
まぁ令和に入った現行では無理だろうけど

◯よい

・早々に低年齢バカアニメと理解して見れば悪くはない
俺は最初、このアニメの年齢層は小学生3年以上かと思っていた
名探偵コナン、ワンピース、ナルト、サザエさん・・・このあたりか少し下らへんかと思っていたが・・・
実はもっともっと下
クレヨンしんちゃんやドラえもんより下
アンパンマンの少し上辺り
そうだなぁ・・
プリキュアあたりの年齢層がしっくりくる

ただ俺がそれを理解したのは8話越えたあたりだったため
それ以前は「なんだこの支離滅裂なクソアニメは・・・」と心底呆れていた
切ろうか迷っていたレベル

で、相当に年齢層が低いアニメだと理解しながら見ると
そんなに悪くないように思えるようになった
「まぁキッズ向けアニメはこんなもんやろ」と言った感じ
段々と
「そうそう、キッズ向けはこれでいい」とか
「キッズ向け、まぁいいやん!」と
徐々に楽しめるようになった
キッズ向けであると考えたらそこまで悪くないと思える不思議・・・
だがキッズ向けアニメが嫌いならば・・・素通りすることをお勧めする

・ロイドさんの存在
カブトボーグのパーツ店店主のアメリカ人
ロイド安藤
いいキャラです!
一番好き
初めて見た時、カタコトすぎる日本語でびびった・・・けど
このアニメに欠かせない非常にいいキャラだった!

・流星、カツジ、ケンの名トリオ!!
全員10歳の小5
思い出深いいい奴らだったな!
いつまでも3人の活躍を見てみたかった!
メインキャラは満点です!

・おもしろおかしい準レギューラたち
ケンの妹、リンリンちゃん
ケンの家に居候している中華三兄弟
流星のバカ親父
一応ヒロイン(?)の位置にいるベネティアン
ジョニーこと山田一郎
などなど、準レギュラーもおもしろおかしいいいキャラばかり!
このアニメはキャラが非常に優れている!!
とても楽しめた!

・ボーーーーーーーーーーーーーーグバトル!!
「ボーグバトル!それは、熱きボーグバトラーたちの戦い」
「ボーグバトル!それは、人生の縮図!男のロマンである!」
これOP前のイントロ
おもしろすぎるwwww
OPも良いです!

・声優は素晴らしい
レギュラー&準レギュラーの声優は素晴らしい!

◯わるい

・クソみたいなストーリー
いいおっさんが公園で遊んでいる小学生集団に
「感じろ、俺のバースト(笑」とけんかを売ってボコボコにしたり

暗算で算数を解いただけで「僕らの動きを予測している(笑」となぜかボーグバトルで有利になったり

「普段と様子が違う」という理由で
ただの小学生が実は少年警察官と見抜いたり

流星が負けそうになった瞬間に、対戦相手が逮捕されて勝負が無効になったりwww

ホームレスが小学生のカブトボーグをパクって大金で売ったり

カブトボーグが胸に激突し余命3日の心臓病がおさまったり

こんなのはほんの一例、ここには書ききれないほどストーリーは支離滅裂
キッズ向けアニメなんざめったに見ないけど、今のキッズ向けって全部こう?
最近視聴したキッズアニメは・・・「妖怪人間ベム2006」
あれはかなり良かった
ちゃんとストーリーも筋が通ってたし、お気に入りだ
だがこのアニメは・・・ちょっとひどい

・心臓病の小学生
上にちょっと書いてるけど、主人公流星の親友の1人、松岡カツジくん
かなり危険な状態の心臓病
余命3日と宣言されるもカブトボーグが胸にぶつかってなぜか余命が伸びたりするが
重い心臓病であることには変わりはなく、度々死にかける
・・・のわりに
普通に学校に通い普通にカブトボーグ試合に出たり、飛んだり走ったりなんでもあり

ちょっと待て、お前は相当に危ない状態ではないのか?
病院のベットか、少なくとも自宅で安静にしていないとダメだろ・・・
なぜ普通に飛んだりはねたり走ったり学校に通ってんの?
試合でふっ飛ばされたりしてるし
なんなんだ一体・・・・わけわからん
しかもいつの間にか「余命◯日の危険な状態」から、
「ボーグバトルをやらなきゃ問題ない」にすり替わってしまい
カツジは「ボーグバトルをやったら死ぬ」と宣告されている

だが・・・
流星はその事情を知っていながら、カツジをぶん殴ってでも無理やりバトルをやらせてしまう・・・
殺す気だろこいつwwww

しかもこの後この設定は消滅
普通にカブトボーグをしたり、筋トレしたり、走り回っている・・・
ギャグアニメを超えた、バカアニメとはいえ、筋が通らないのはやめてほしい

まぁ・・・こいつは2回死ぬんだけどねwwww
で、次回何事もなかったかのように復活してるので
筋が通らないとかなんとかもういまさらですね・・・

・世界の壁(笑)
国内チャンピオンの流星と、親友のカツジとケン(流星ほどではないがトップランカーの二人)
が、アメリカに行ったらそのへんの子供に全滅する・・・
理由はアメリカのほうが「ビックサイズ」だからwwww
ちょ、ちょっと待て・・・、流星、お前はこの15話ほど前に
欧州チャンピオンの兄、天の河銀河と互角の勝負をしていたと思うんだが・・・
そもそも国内チャンピオンがサイズが少しだけ小さいってだけで負けるって、どうなんだこれは
サイズ>>>>>>>>>スペック>スキルや経験
ってことやな・・・

・店の品物を大量にパクる流星くん・・・
我らが主人公、天の河流星くん
ロイドさんというアメリカ人の経営するカブトボーグのパーツ店があるのだが
どういうわけか、流星、ケン、カツジの3人はこの店をたまり場にしているようで
毎日長時間ここにいる
ある日、パーツが大量に入った葛(つづら、衣服などを入れる箱形のかごのこと)
をパクって自分のファンの子どもたちに全部あげてしまう・・・
キッズ向けアニメでいいんかこれ・・・

・意味不明な稽古
カブトボーグを強くなるための稽古・・・それは・・・
「素振り」です
カブトボーグを握って前に突き出す動きを繰り返すだけ
マジでこんだけ
基本的に稽古はただ腕を前へ突き出すだけで意味がまったくわからない
しかもこの「素振り」、カブトボーグを土俵の上に送り出すだけにしか使わないし
意味が全くないように思える
勝負がはじまったら走り回るカブトボーグに土俵外から声掛けをするだけで、一切体は使わない

・大会の結果がわからない
流星が参加した世界大会
流星は早々と敗退したので誰が優勝したのか、経過も結果もなにもわからず!!
おいおいそりゃないやろ・・・この大会のために10話くらい費やしといて・・・
それともどっかでちらっと触れられたのか?
俺が見落としただけなのか?
う~~~ん・・・

・え?これなにかの続編?
と思った
第1話でいきなり主人公が悪の組織のラスボスを倒し、
これまでの冒険が回想でダイジェストに流れるため
「あれ?前作あんの?」と調べたが・・・ないようだ
なにこれ

・背景
町や家、森や学校などの背景ね
なんか汚い
スタッフロールを見ると、中国系の名前がめちゃくちゃ多い
関係あるのかどうかわからないが
日本人スタッフがほとんどのアニメで背景があんな汚いことはなかったよなぁ・・・と
人物も汚いけど、背景は特にひどい

・作画
すぐ上にも描いたけど作画全般ひどい
人物、背景、カブトボーグのマシン本体はしょぼいフル3Dだし見てられない
日本のアニメーションスタジオはトップ級をのぞけばドングリの背比べといったレベルで
スキルのレベルもプロ意識も低いのですが、このアニメはその中でもさらにレベル低い
「今まで見てきた中で最も汚い」と思ったアニメは「ふぉーちゅんどっぐす」ですが
更新です、このアニメが一番下手で汚いです
ふぉーちゅんどっぐすも妖怪人間ベム2006も相当汚かったけど、背景は普通だった気がする
このアニメは全部汚くてレベルが低い
同じ会社なのか?知らんけど

・小学生が主人公なのに、小学校生活がほぼ描かれない
たまに出るくらい
こいつらの拠点は学校ではなく、ロイドさんが経営するボーグのパーツ店
おもに騒動が起きるのもここが起点
学校生活や学校での騒動が描かれることはほぼない(わずかにある)
めちゃ寂しい・・・
ケンなんか学校期間中に半年も中国に修行に行くしまつ
誰も止めねーのかよ・・・

「ライジンオー」は打って変わってほぼ小学校が舞台だったなぁ・・・
あれはノスタルジーを刺激する本当に良いアニメだった・・・
あ、違うアニメの話になっちゃったwww

・顔がまったく変わるキャラがいる
ジョニーというキャラがいるんですが・・・まぁ本名は山田一郎なんですが
小学生集団にわけわからんこと言ってケンカをふっかけボコボコにする通り魔みたいなやつ
ガチのやばいやつで、動物虐待容疑で普通に逮捕されたりしている(マジです)
こいつ、準レギュラーみたいでちょくちょく登場する
初めて出てきたときは普通のおっさんって顔だったんですが
別の回ではど根性ガエルのウメさん並みにアゴがでかかったり
かと思えば、その数分後には普通の顔に戻っていたり
また別の回では別人か?ってくらい顔が変わっていたと思ったら
アップになったらまたアゴがでかくなるなど
顔が数分後に、または別の回でコロコロ変わる
作画がクソなのはすでに書いたとおりだが、準レギュラーでもこの扱い・・・いい加減にしろ
ちなみにこいつは名前もコロコロ変わる

・兄貴・・・こいついるか?
流星の兄貴、天の河銀河
カブトボーグの欧州チャンピオン
いきなり出てきてすぐ消える
そしてその後1、2回(しかも数十秒)くらいしか出てこなくなる・・・
なぜこんなのをわざわざ主人公の兄貴みたいな重要位置に据えたんだ・・・
他のキャラでも良かったのでは

◯VERDICT

「チャージミリオン、ファイナルエントリー、ノンオプション、ソウルフルバトル!!」
「俺たちのバトルはまだまだ続くぜ!!」

9/10

意味不明だがけっこうおもしろかった!ってのがこのアニメの自分の感想

評価が難しいアニメで、
このアニメを楽しむための絶対条件は、「キッズ向けバカアニメとして見る」ことです
「真面目な友情アニメ」だと思ってみると
支離滅裂でわけわかめなストーリーについていけないはず

俺は52話ある中で、8話目で「あ!これそういうアニメね!」と気付き
バカボンを見るときと同じような感覚で見ていたので
わけわかんねー展開やアホなストーリーでも違和感もなくついていけた
・・・という理由で9点です

そもそもギャグアニメやその上のバカアニメが嫌いだっていうのなら相当点数は低くなる
幼児向けに近い年齢層がターゲットだと最初に知っておかなければならない
バカアニメ特有のわけのわからない展開や支離滅裂なストーリーは毎回のことなので
「自分は今バカアニメを見てるんだ」と認識していなければとてもついていけない

ちなみに
自分がまだ「真面目な友情アニメ」、「ギャグ傾向が少ないバトルもの」だと
勘違いしていた時はマジで4話か5話あたりで切ろうかと迷っていた
徐々にこのアニメの傾向に気づきはじめてから、なんとか切らずについていけた
8話目で「あ!これバカアニメだわ!」と確信してから楽しめるようになっていった

ギャグ、バカアニメが嫌いならばスルーすべき
マジでわけわからんから
「ギャグ・バカアニメ経験者(高レベル)」だけがそこそこ楽しめると思う

正直、自分はちょっとだけ見進めるのが苦痛だった
だが終盤はとても楽しめた!!

もともと・・・このアニメの俺の評価は・・・

切ろうか迷うほどのゴミ!→2点→5点→8点→9点、と見違えるほどの出世を遂げた
52話もあるため、キャラに愛着が湧いたってのも大きい

・キャラは非常に優れている!
流星、カツジ、ケンのメインメンバー3人とその他、準レギュラーメンバーたち
おもしろおかしい、熱いいいやつら!

・1話完結型
そうでないときもあるけど、基本的に1話で完結します

今から悪の組織の島に乗り込む!!→次の回ではふつうの日常回になる、
いきなり変なひげのおっさん(マンソンくんww)が親友になって共に戦っている、→次の回で消滅
カツジ死亡か?→次の回で何事もなかったかのように復活し、そのことには一切触れない、
いきなり流星の親父による世界征服作戦がはじまる、
1話丸ごと夢オチ、

などなど、完全に1話完結で進む
1話完結にならない場合は大会進行中とか
カツジの心臓病の件も1話完結だからいきなり治ったのかな~・・・

カツジは2回死ぬけど
次の回では何事もなかったかのようにふつ~~~に復帰しているし
変なおもちゃを投げつける遊びで世界征服したり
そんなアニメに突っ込むだけ無意味か・・・

完全に1話完結型ギャグアニメです
よく考えたら1話完結じゃなかったのは世界大会編の数回だけだわ

・ショタ層を意識している
そういうシーンが多い気がする
ケンが水着いっちょうにエプロン姿でボディビルの大会に出たり、
国内チャンプに輝いた流星に服を脱ぐように指示したり(マジで脱いでた)、
カツジが花嫁姿になったり、
着替え、シャワーなど、やたら脱ぐシーンが多い
女装も多い
男女で妙な動きをする「シークレットバトル」というシモネタまであるのは
キッズ向けアニメではやばいのではないかwww

・これ大丈夫か・・・?
流星の戦う相手に、親子揃ってものすごく卑怯な手を使って勝ち進んでる選手がいるんだが・・・
そいつの名前が・・・「カメダ」
おいおい・・・少しは変えなよwwwwモロやないか!
これ訴えられたら負けると思うんだがwwwww
いや、わかるけどさwww

・第二期希望!
ないと思うけど
第二期が出るならば必ず見るでしょう

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

テレビ東京が放送拒否したことにより、地上波で放送されなかった伝説のアニメ

このアニメは、当初カブトボーグの販売促進の企画
として制作されていた作品である。
表紙やOP,EDを見る限りでは、子供向けの作品だという認識
が強かったがそれは間違いだ。なぜなら、「毎週が最終回」の
ようなストーリーなのではないかと驚く程、視聴者に衝撃を
与えた強烈な内容だったからだ。

はじめに、なぜそのようなことになったかについて述べる。
実は、このアニメが始まった時には、既にカブトボーグの生産が
中止となったことで、実質カブトボーグの玩具展開が終了する
という経緯があったのだ。

そこでスポンサーのタカラトミーが脚本家達へ「好きに作っていいよ」
という発言をしたのが発端だ。それなら仕方ないね☆
ちなみに、アニマックスでは大人向け作品として取り扱ったようだ。
(アニマックスでさえも、子供向けとして認知
していないことがよく分かる)

余りにも(腹がよじれそうになるほどの)濃密なストーリーのため、
あらすじは省かせていただく。

作画はすこぶるいいものでないし、OPやEDもぶっちゃけ微妙な印象。
また、人によっては声優の演技に抵抗を感じるかもしれない。

だが、それ以上に見ごたえのある(狂った)脚本と
(外道ばかりの)魅力的なキャラクター達がこの作品の良さを
引き立てているといっても過言ではない。それにより、急性中毒
を引き起こしそうになる程、強烈な印象を視聴者に与える
ことに成功している。

ストーリーについてだが、基本的には「カブトボーグ」に関する
ルール等が全く説明されない。初めからすべてを理解しよう
とすると、頭がパンクするので流れに身を任せることが大事だ。

カブトボーグは、老若男女問わず使用できるうえ、条件さえ
満たせば動物でも扱うことが可能だ。たまに、食品として
扱われていることもある。
そのうえ、カブトボーグの種類が豊富。工場による生産、
天然、養殖、野菜などが該当する。生物なのか、玩具なのか
疑問に思うだろうが、気にしてはいけない。

ちなみに、ペット、スポーツ、ボールの代替品、軍事兵器
としての側面を持つ。この世界ではカブトボーグは権力なのだ。
(このアニメ限定だが)世界中で爆発的な知名度を
誇っているのは、そういった理由から来ているのではないかと考えられる。
自衛手段としてもカブトボーグが有効という訳だ。
アメリカで、自衛といえば銃を思い出すが
このアニメにおいては、カブトボーグの方が普及率が高いらしい。
(カブトボーグの存在そのものが権力なので当たり前だが。)

回によっては、死者が出るケースもあるので、油断は禁物だ。
一度、世界が滅んだこともある。
見たこともない回想を唐突に流したり、ヒロインが毎話ごとに
入れ替わっているのは日常茶飯事。
次回予告でストーリーを片付けたこともある。伝説の名は伊達じゃない。

これを考えた脚本家達はハーブでもキメていたのだろうか。
少なくとも、常人では絶対に思いつけないものだと断言できる。

キャラクターは、どいつもこいつも癖のある者たちばかり。
むしろ、真っ当なキャラクターを探し当てるほうが難しいだろう。
なんせ、ほとんどの登場人物は外道だからだ。大抵のバトルは
精神攻撃で決着がつくので、いかに相手の弱みを握るか、自分の
ペースに持ち込めるかにかかっている。

その中でも、主人公が屈指の外道ということもあり
それが彼の戦闘スタイルにそのままつながっている。
傍から見ている分には全然問題ないが、近づきたくはない。
何をされるか分からないからね。

名(迷)言においても、インパクトあるものが多く、
呟きたくなる程だ。普段の会話で、出てくることはまず
ありえないだろう。例をいくつか示す。

「話がキューキョだったもので、キューキョこの企画を思いつき、
キューキョポスターまで作ってしまったのデスヨー。迷惑でしたカー?」
「100のオレ!ボーグバトル皇帝宣言!これによって共和国が
反乱を起こし帝国に激震が走る!」
「ごめんで済んだらNew York Police DepartmentはいらねぇんだYO!」
「いや、違う!確かにあなたたちの言う通り僕はお客、
余所者だ… しかし!お客様は神様なんだあああああ!」
「この島、なんか呪われてんじゃないの?」
「我々ビッグバンオーガニゼーションは地下に潜ってはみたものの、
ジメジメしていて嫌だった…ので!すぐさま地上へととって返し、
卑怯にもブラックゴールド団の背後を突いて壊滅させてやった!!」
あまりにも多すぎるのでこの位に。

一番難易度が高いと感じたのは、主人公のリュウセイが
ベネチアンに言った台詞
「同情なき同情は同情とは言わず、同情する同情を同情という」だ。
何回か、リピート再生したのだがまったくもって理解できない。
このセリフの後、なぜかベネチアンが激怒しているため
難解さにさらに拍車をかけている。
このやりとりに関し、完全に理解できた方が
いたらぜひ教えて欲しい。

全52期と言われる位なので、視聴者の好みによってお勧めする回は
全く異なる。詳しい内容については他の方のレビュー、もしくは
カブトボーグについて書かれているサイトを見ていただきたい。
まずは、カブトボーグがどういうものかを知ることが大事だと思う。
その上で見るか見ないかを自分で判断して欲しい。

非常に癖があるが、それ故に人を引き付ける
魅力がこのアニメには存在する。
私もこの魅力に取りつかれた人間であり、個人的には
面白いと思うが、人を選ぶ作品なのでオススメする際は気を付けよう。
事前知識なしで全エピソードの結末を全て予測できる方は
真のボーガーになれると思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ボーガーになっちまったよ。

まずアニメには大まかに分けて二つある。カブトボーグかそれ以外だ。
この作品は見まごう事無くカブトボーグ。
そもそもアニメを大まかに分ける事は合っているのか?むしろ世の中がカブトボーグとそれ以外なんではないか。いやむしろカブトボーグの中で人生過ごしてる。だからこそ言える、俺はボーガーだ!

胃が浮き上がるんだよ観てると。カエルが胃洗浄できるけど胃洗浄したくなる。マリファナ吸った事ないけど間違いなくマリファナより頭にくらくらくるわ。

知らないうちにキャラが増えているですけど疑問を持つ様な奴はボーガーではない。受け入れろ、最初から居たんだよ、心の目で観ろ。
仲間は死んでも勝手に生き返るんだよ。ついでに神にもなるけどそれも受け入れろ。さらについでにストーリーも次の週には無かった事になるけどそれはたまにしかないから気にするほどの事ではない。

一話目でラスボスらしき人を倒してヒロイン風な女の子と抱き合ってるけどそれも置いとこう。大事な事では無い。ついでに世界が破滅した事もあったけどそれも多分どうでも良い。

そもそもカブトボーグってなに?っていう根本的な疑問は2話ぐらいで気にしなくなる。さすがカブトボーグ観ながら視聴者が成長しちゃうね。

もう全てがカブトボーグなんだから評価も糞も無い。人生=カブトボーグなだから。これ観ない奴は自分の人生歩めてないわ。思い出せばこれを観るまでの俺は生きた屍の様だった。人生に‥‥簡単に言えばそう、ボーグが無かった。


どうもサンキューの数が他の作品より低い所を見ると遊びすぎた文章に拒否反応が出ている人が多いと予想する。

なのでカブトボーグがなぜ素晴らしいのかを普通にレビューしようと思う。

まず気が抜けないストーリーというか全体。しっかり観ているはずなのにストーリーが飛躍するというか良く分らん話になる。アニメでも漫画でも小説でもストーリーには決まり事がある。これは定石に近い。一手目をこう指せば相手もこう指すだろうという甘い考え。当然付込まれる。
自分の甘い考えに対しての反省しかない。相手に背中を見せれば刺されるに決まっているホッブスの自然社会を思い出せ!本来の社会とは戦争状態こそが自然である。作品と読み手との果し合い、武士道とは死ぬこととみつけたり。

この作品の凄い事は作品自体が裏返っている事だろう。ストーリーの破綻・キャラの破綻・作画の破綻 他の作品なら汚点になるであろう短所がこの作品では全てが裏返る。全て長所。全ての光を吸収しても黒にしかならない。高次元での安定は変化の無い世界、もし世界が一つの色しかないのならそもそも色が存在するのだろうか?

何よりカブトボーグが素晴らしいのはこれに似た作品が存在しない事。唯一無二の存在だ。経済に代替商品による価格の下落があるがこれには無い。むしろ価値もない。今までの価値観の外に存在している。世界が作ったヒエラルキーの外側の存在、それがカブトボーグ。

真面目に色あせない作品だと思う。100年後の未来人が観ても俺達と同じ反応しか出来ない時を越えた作品。価値観も社会も思想も違う人種も違う性別も違う人間がおそらく同じ反応すると思う。

視聴者は単純に作品に負けているんだよね。共感したり拒絶したり出来ない、圧倒的敗北感、しかも負けて憔悴している先にカブトボーグはいるんだよ。こいつは俺たちの大切にしている色々負けているけどまーいっかみたいな達観の先にいる。しかも勝者でありながら達観している。頭良くて・性格良くて・イケメンで・人生に目的を持っている奴がそんなものに価値なんか無いみたいな事言ってくる。そはや生き仏、現代のシッダールタと言っても良い。

とにかく観てくれとしか良い様が無い、多分私が現世で行なう唯一の善なる行いはカブトボーグの布教だろう。もしこれによって死去しようともそれは健やかな死に違いない。


久しぶりに更新しようと思う。おそらく10週くらいはしたと思うが全く飽きないどころかますますボーガーになっている。

一種の様式美がある作品と言えば少女革命ウテナだと思うがこの作品にも様式美が存在している。しかも何が凄いかというと展開が毎回違うのに何となくカブトボーグ風な流れが出来ている事だ。

それとこの作品色々と何かに支えられ過ぎている。特にキャラクターのロイドなんてあの声優のああいう話し方じゃなかったら普通のお兄さんでしかなかったはず。まず台本になんて書いてあるのか知りたい。最初はムカつくキャラだなとしか思えないが五週目には感嘆に変わる。なんてバランス感覚の危ういキャラなんだと。この雰囲気を作り上げた世界観とキャラと演技に感謝。

主人公のリュウセイさんもかっこよすぎるよ。何がかっこいいのかは知らないけど。最初はなんて野郎だ…くらいに感じてたけど見ているうちにさすが!と思うようになった。何に対して私が感心していたのかはよく分からないのだが。それがカブトボーグの凄さだろう。

二千回くらい見たらさすがに飽きたらしい。
飽きると思ってなかったからショックだ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

61.7 24 修行で笑いなアニメランキング24位
霊剣山 叡智への資格(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (74)
400人が棚に入れました
王陸が霊剣派の仙人を目指す修行を始めてから2年の月日が経った。
新弟子たちに「下界に降りて俗世と触れるという試練を与えられ、王陸は自分の生まれ故郷に向かう。彼はたどり着いた故郷の村で、七星門の仙人が資質のないものでも仙人になれる「聖水」をお布施と引き換えに配っていることを知った。

声優・キャラクター
代永翼、山口由里子、中村繪里子、林大地
ネタバレ

jujube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

2期からでおK。日本人には作れ(ら)ないストーリー[完走後追記]

1期と違ってDEENがかなりテコ入れしてきたのを感じる。
だから1期を見るべきか?と聞かれたら、見なくても2期からで何とかなって欲しいが、気になるようなら粗筋にとどめておけと言いたい。
まともにアレを見ようとすると9割以上が脱落するはず。
まあ、1期は毎話予告により「霊験山で待ってるぜ!」という標語を生み出したのは評価する(笑)

<1期(星屑達の宴)総括>*読み飛ばしOK
{netabare}そもそも仙人とかの基礎知識が日本人に無いという前提からして日本人と中国人との視聴者では準備が違う。
なのに、1期はそんな前提の上に日本人視聴者を振り落としていくスタイルだから、専門用語も説明も無く使いまくる。
問題はそれに付いて行ったとしても、ストーリーはそれほど面白くはない!
自分もそれについて知識は無いながらも、中国ラノベ原作を知る人のブログでの解説に預かりつつ、専門用語の語彙と意味を見比べながらの厳しい視聴を強いられた。
それに耐えたのも、ひとえに生の中国文化への興味に他ならない。
それなのに1期で期待したものは得られなかった。

1期の自分の印象として余り残ってないので適当に書く。
主人公は能力に欠陥があるものの、秘めた才能によってスーパーエリートな修士の道へ。
入門の際の同郷のショタっ子の裏切りにもどこ吹く風で、仙人手前の年増女に扱かれながら、謎に仙術の強い食堂の姐ちゃんに取り入って利用したり、ダメな同期のデブを助けたり、同期でもエリート上位のイケメンと交流したり、飄々としてデキる男を気取りながら、そこそこ楽しく修行の日々を過ごしていく。
{/netabare}

<2期(叡智への資格)3話迄視聴>
2期は大分テコ入れしたのか、日本人向けの分かりやすい説明が増えたのが良い。これが導入を大分成功させている。
それに何と言っても1期と大きく違うのがキャラデザ!
主人公の成長した姿にはとどまらない変わりよう!
前の可愛い風味でも良かったし、ハオライナーズ系のようなギャグもしやすい崩れやすさで良かったのに。
というか1期はシリアスなんて殆ど無かったし?
原画2人しか居ないとか言ってそれが悪い意味でw本当に崩れていて、1年前のDEENの人手不足のしわ寄せをこのすば以上に当作品が思いっ切り受けてたのも面白かったんだけど。(今期はそれに加えてスパラバまでやるという自殺行為。作画班は心中に全力で良かった。)
それが思い切ったキャラデザ変更でガチシリアスやるのか!これだと簡単に作画崩壊できないぞ!
キングダムみたいな雰囲気にしてきたところで2期が始まり…

*ネタバレにならない雰囲気感想*
1話、シリアス・・・かな?
修仙する門派から、各修士は一定段階を経たとして霊験山を降りて里帰りに。(霊験山で待ってるぜが使えなくなる)
そこで主人公・王陸は自分の村が悪徳仙教集団にカモられてる現実に直面する。
洗脳された村人達は主人公に聞く耳持たず、悪の胴元にカチこむことにする。うん、手段は悪役と大差無いね、さすが王陸!そこに中国人が憧れるのか?

2話、絵に描いたような悪役の酒池肉林と、くだらないギャグは1期通りじゃねーか。貧乳いじりやめい。
ギャグシーンに壮大なBGMは一部でコアな反響を呼び、ヨツンバインのテーマ等と命名される。(音響が良い仕事した)
ここで挟まれてきた仲間のデブ(元おぼっちゃま)の発言が色々と酷い。
◯◯◯ってパパが言ってたって、そこの空白に入る台詞はさすが中国人!一般民衆馬鹿にするのも清々しい。

3話、さらに酷いギャグが来た!
主人公・王陸が女装して王璐(オウロ)として再潜入!
中国人による巨乳(虚乳)の作り方…その発想は無かった(たまげたなぁ
便利万能な仙術の力!

さすが魅惑のcv.代永!見事潜入成功!違和感が仕事しない!でもあざとくてキモい(笑)
貧乳は無理なのに、女装バレした王陸を顔は好みと襲う展開キターーー
ホモーーーー!
頭首大丈夫か?
王陸が顔がいいのか、貧乳の姐さんがブスいのか、貧乳くらい許してやれよ。頭首の許容範囲が分からん。
まあこんな茶番は置いといて、
「オレ達による愚民のための仙道!飛翔するその日まで‼︎(公式HPより)」
キターーーーー!
邪教をぶっ潰すどころか、それを取り込んで、嬉々として新興宗教(仙教)を立ち上げる発想は日本人からは生まれないね!
さすが突き抜けてるぅ中国人!
こんな主人公が大好物なんだろう。日本人ならこのキャラ闇落ちか悪役になるところ。
正義って美味しいの?俺が法(ルール)だ!弱者は強者に従うもの。でも全く悪気は無いんだよ?もしも悪いことしちゃった時は人間だもの、しょうが無いよね?という中国社会でのこれが最適解。

いよいよ斜め上の展開が楽しみになって来ました!!


2017.3.25追記
途中経過は尺が足りなくて無用なとこはバッサリ切った感があるけど、全然許容範囲w
親の威をかるイケメンバカ王子が痛い目にあって命乞いの哀願とかニッチなとこ突いてくるね〜!
{netabare}中国原作だから本気で殺すパターンもありえてゾクゾクしたわ。
いや〜描写がゲスいw
1期の裏切り者ショタっ子が何時の間にか王子の太鼓持ちしてるんだけど、一緒に捕まってて命が惜しくば斧を手にとって王子の首をはねろとか犯人に命ぜられて。正にはねようとするか否か!あのショタっ子ちゃんだし、これは良い意味で緊張するわw
その後の救出シーンカット(一応ヒントシーンあり)でシレッと生きてるとか何だったのかw
さらに言うと、その王子とショタっ子のあいだに遺恨は無いのか、救出後の日常シーンで普通に2人で居るし。ショタっ子はあれガチで殺る気に見えてたんだがw{/netabare}
つか再会した学友の女子が、ライバル王陸に肩入れして、王子は失恋して盛大に号泣しながら走り出すとか、恋愛ネタは笑いしかないwww恋愛フラグどこにあったんだよw
ほかデブと女役人との良い雰囲気とかw
まあ一応本筋に乗っ取ってるからやぶさかでもない。
本筋・・・新興宗教(仙教)=「智教」を役所のお墨付き(認可)を貰おうと、渉外担当のデブがギブ&テイクの提案に行ったところに女役人が登場する。(ここシレッとコネか何かで順番待ちに割込み成功?)
そして、王子の嫉みからくる?告げ口で王陸が智教のトップなのが霊験山の長老に身バレして追求される。


11話
なんか面白かったんだよねー。
この辺今期マイベスト6位くらいには来るほどには楽しめた。(順不同で5位内は心中、幼女、けもフレ、リトアカ、あと何か)

ここまで日本人にも分かりやすい脚本にしてくれたのは高評価。

この回の見所は霊験山の長老が差し向ける問心剣に、王陸の正義が問われるところだが、何となく分かる用語使いと良い解説をありがとう!

バトルが少年漫画らしい勢いがありつつも、王陸のエネルギー放出時に本人ガワだけで骸骨表現とか古いギャグ的表現なものをここに持ってくるセンスとか、絵コンテ中国人かと思ったら、日本人でびっくりしたし。
絵としてハマらないのに微妙に楽しい奇妙さw

そして問われる心と書いて問心剣だが、王陸は智教のトップとして邪教と言われることをやってのけながら、問心剣に俺は間違ってない!と言い切る清々しさw
イメージ映像の中で、智教に関わった数々の屍と亡霊に対してこの発言とか、もはや暴言だよ(笑)
この台詞は本当に本編を視聴して欲しいw
(つか、こんなにモブ村人とか死んでたのかw)
でも、問心剣第2ステージで同じこと繰り返してたのは何なん?
より死者への憐憫を誘うイメージを見せられただけで、さっきの亡霊へのスタンスと違わないじゃん?
今さら死者たちの家族愛を見せられて王陸に良心の呵責が沸くの?亡霊にどんな背景があるか最初から分かりきったことだよね?いや、どんな背景があろうとブレない心を持つのが王陸だよね?その上での暴言じゃなかったの?
そこはさっきと同じ台詞をさらに辛辣にして吐いて欲しかったんだけど。
そこが若干しくじったね。
それに第2ステージで長老らの解説の、より仙境道の解釈を王陸が正しく学んでいるかが鍵になるとか言っておきながら、人情シーン展開されるのは全く伝わってこないんだがw
こういうお茶を濁して、結局表現が出来ないのは日本のラノベにも数多あるから多くは期待しないが、もう少し仙境独特の展開をしてくれればと思ったよ。
(人情シーンでは、幼女が父親の亡骸を見て言う台詞が密かに怖いwお父さんの他の所はどこ?って絵で見せてないけど、四肢欠損してるグロ死体かよ!なんで幼女が平然と見ながら可愛い声で質問できる?これだから中国原作は侮れんw)

結局、{netabare}問心剣は命をかけた王陸の心意気を汲んで、長老自ら収めた形に⁈
王陸がほぼ無理ゲーと言われてたのを単純に俺ツエーで克服したわけじゃなかったのはある程度評価する。
面白くはないけど、単なる俺ツエーの方が余計萎えるからね。
往年の名作なら俺ツエー路線でありながら、慎重に理論武装しているから説得力あって気持ち良いんだけど、昨今のアニメやラノベではまともな設定描けないのが多すぎるからね。{/netabare}

そして、その長老の解説で気になったのは、だとしたら仙境・修仙って本当に正しい道が1つしかないとする、トップダウンの学問なんだなぁと。
研究・創造を主体とするアカデミックではなく、まさしく暗記・詰め込み式の科挙の文化だね。中国らしくて良い感じだ。

仙道のメリットは不老もしくは長寿。贅沢三昧では無いけど、生活に困らない所。
デメリットは市井に居る家族や友人とは寿命以前に確実に決別すること。
ここまで見てきて根本的な問題だけど、仙人に憧れる中国人の気持ちは全く理解できないわw




2017.4.24追記。完走後。
最終話、
締めは穏やかに終わったね。
なんかハウス食品の〇〇劇場みたいなw
中身はそんな誉められたものじゃないけどwww
原作はまだまだ続くけど、アニメの最後がまとまっていたのは非常に良かった。

つか、ほとんどリアタイ数日遅れで視聴終えてたのに、うっかりレビューまとめるの忘れてたよ。しかも、最終話穏やか過ぎて見たことすら忘れてたよw

それにしても、中華原作アニメ(※制作:日本)の中ではクオリティ高い方でした。
日本じゃ人気出なかったけど、中国じゃ版権で何億って収益があったらしく、この2クール目ならそれも分かる気がしたわ。
(儲けたのは、中国側のみか。。。)

さて、そんな最終話ですが、
またもや中国社会が素で垣間見えたのが見どころでしたねぇ。
賄賂をしたことさえ、堂々としすぎだろwww
王陸が悪びれもせず、「賄賂を贈りました」って長老に宣言するところが痺れましたわ。
結果として、智教が上部組織に承認されたもの、というのも結果があるならしょうがないと受け入れる長老達。
賄賂なんて不正だから認められない→罰する、ということにならないのがさすが中国すぎる!!

それに、賄賂の資金源が投資してもらうことという、現代中国の経済の方式も見え隠れしつつ、賄賂が経済活動の上位・常識扱いなのがすげえなと。

最初にハウス食品って言ったけど、絵面的には子供が見ても良いレベルだが、絶対これ子供には見せたくないやつだったね。
中国本国では、15禁レベルの措置が取られてますか?
中国の常識が色々15禁すぎて(笑)
まあそれが楽しかったんだけど♪

王陸が冷めたように見えながら、両親への深い愛情を示していたけど、
中国人って本当に身内への献身?さは半端ないよね。
昔同僚に中国人が居たから良く分かる。
親子の間で毎日電話するとか、それが常識だとか。
だいたいどの中国人でも見たわ。
その情をアカの他人にも向けることが出来たなら、とてつもないほど中国は強大で、平和な国になるんだろうけど。
全くそうならないのは、日本人として喜ぶべきか、悲しむべきか。。。

続く中華の春アニメは、早々に脱落してしまいそうだから、
(日本の物真似劣化アニメは要らないの)
やっぱり霊剣山クラスは中々無いよね。
また、霊剣山の続編でもいいのよ?
テンセントさん、だいぶ儲けたなら続き作りなさい(笑)

今後どんどん作って欲しいのは、中国人の欲望むき出しの中華アニメですw
是非、中国パワーを世界に見せつけてくださいね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「俺は間違ってはいない!!」

中国の原作webコミック及び小説は未読。

1期放送時、主人公の凄い策略!とか壮大な世界観!とか売り込まれて、
持ち上げすぎだろうw……と言うより、異文化過ぎてよく分からんw
と嘆きつつ、土台となる設定の足腰の強さ等は感じていたので、
懲りずに2期視聴に挑みましたが、私にとっては当り。
相変わらず日本人として思考様式の違いは感じますが(苦笑)
確かに主人公の知略とスケール感が伝わってくる。
なるほど原作が中国でヒットしているのも頷ける内容を感じました。


{netabare} 邪教に誑(たぶら)かされている庶民がいる。
ならば俺が彼ら愚民共を導く新興宗教の教祖となって感化してやろう。
という主人公による斜め上の行動に大陸のスケールを感じますw{/netabare}


まぁ……そもそも今期のこのエピソード自体、仙人を目指す修行の一環。
主人公の策略により、結構、天下を掻き回しておきながら、
メインストーリーの大河のほんの支流に過ぎない?(苦笑)
そう思わせてくれた部分に、エンタメとしての幅の広さを感じられた点が、
私にとっては最大の満足ポイント。


一説には、当初より分割3クールの予定だと言う本アニメ。
現在3期のアナウンスは特にされてはいませんがw
続きがあるなら、またぞろ懲りずに昇仙修行に挑みたい作品です。



作画面ではOPアニメーションが謎w

仙人の修行により超高速で走り続けられる心肺機能を獲得したはずの主人公が、
作中には当然、不要で登場しない馬に跨がり疾走する勇姿を披露w
結局、下馬した主人公が、限界蹴飛ばして、馬を追い越してみたりw
そして、サビで、左、右へと反転しながら、
主人公が画面にアップして迫ってくる謎の構図w

で、OPアニメでは、ほぼその馬と主人公以外は登場せず、
その上、終始、作画レベルは低空飛行とw
作中バトルシーンでの動きはそんなに悪くなかっただけに、
毎回流すOPはちゃんと描きましょうよ~wとの突っ込みの衝動抑え難く、
私はつい全回飛ばさずに見てしまいましたw




【一話感想】1期の苦行が報われる予感?継続視聴者限定ながら今季のダークホースか?

{netabare} 昇仙に挑む主人公が外の世界での修行のため、
いきなり下山して故郷に戻るという事前予告。

1期であれだけ中華ギャグのノリにつんのめりながら、
延々と続く修行回を耐え忍んできたのに、
2期で横道に逸らされたwこれお話進むのかwといった感じで、
げんなりしながらの視聴開始となりましたがw
意外や意外。初回から引き込まれました♪

1期は伏線でもありましたが、
この作品の世界観に浸るのに最低限必要な
思考回路を視聴者に構築してもらうための試練でもあったようです。


例えば2期からいきなり見た人にとっては、
{netabare} 主人公の怪物ぶりなんかは訳が分からないでしょうが、
1期から苦行を積んだ視聴者ならば、
それが霊剣山での身体の組織、気脈の流れの根本から作り直すレベルの、
凄まじい修行の成果であると分かりニヤニヤできるはず。

(と言うより、{netabare} あのゲテモノ料理の数々も、毒攻撃を無効化するための試練だったとはw
昼食すらも修行!霊剣山恐るべしw{/netabare})


加えて“末法”の世がせまる下界に下りたことで、
修行を積んで昇仙しようとする主人公等と、
“誠意”を見せれば誰もが仙人になれると豪語する新興勢力との対立構図。

これを見ていて1期視聴時、一度は無関係だったか?としまい込んだ私の視点。
日本における“末法時代”とその後の旧仏教と新仏教対立の構図。
それらと本作を比較する楽しみも蘇ってきました。

旧仏教はよく教典を読み込み、修行に励み、悟りに近付くが、
新仏教にすがる庶民から見れば自分だけ先に行こうとするいけ好かない輩。

一方で旧仏教側から見れば、ろくに教典も読まず、苦行せず、
誰もが念仏だけ唱えて極楽に行こうとする新仏教など正気の沙汰じゃない。


自分だけ仙人になればそれでいいのか?
堕落した弱者を救うこともまた昇仙の道なのか?
“末法”の世が迫る時、修行者はどうあるべきなのか?{/netabare}

色々、思索に耽りながら味わえる作品になりそうです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

下界で門下生の為すべき事とは…?

この作品は「霊剣山 星屑たちの宴」の続編となっています。
物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

中国発のアニメといえば枠化された「ハオライナーズ」が頭に浮かびますが、この作品は「テンセント」という中国に本社を持ち様々なメディアに出資しており、今やゲームの売上高は世界トップという会社がバックについている作品です。

ハオライナーズとの違いは、ハオライナーズは制作陣も地元志向ですがテンセントはそこに拘りがある感じではありません。
この作品も原作こそ中国ですが、制作陣はほぼ日本人で日本のクオリティを中国に逆輸入しているんです。
日本アニメのクオリティが世界で抜きん出ている証だと思います。
でも原作は中国発の作品らしい無双系主人公の物語です。

1期では霊剣派の門下生となり、そこでの修行に勤しんでいる様が描かれていましたが、今回門下生に課せられた課題は、「下界に降りて俗世と触れる」というものでした。
王陸は自分の生まれ故郷に向かい…物語が動いていきます。

今回は山での修行ではないため、王陸の師匠である王舞の出番は少な目ですが、代わりに大活躍するのは旅館の女将の玲ちゃんです。
玲ちゃん…1期から王陸の修行の手伝いをしていましたが、彼女の可愛らしさは当時から折り紙付き…
彼女の魅力に触れられるのは、きっとこの作品がMADE IN JAPANだから…
玲ちゃんはちっぱいである事を気にしていましたが…でも全然問題ありません!
ちっぱいの需要だってちゃんとあるんですから…

ちっぱいだって彼女の魅力の一つ…
でも玲ちゃんはそれだけじゃありません。
竹を割ったような性格…
旅館の仕事があるのに、何だかんだ言いながらしっかり王陸を手助けする優しさ…
そして整った顔立ちなど、きっとまだ彼女の魅力を探すことができると思います。

一方主人公の王陸…
何か異人さんになっちゃったみたい…そんな印象を受けました。
キャラデザが変わったのも大きな理由ですが、だいぶ大人びている上、
修行の成果が著しく他の修行者とは既に一線画しているような感じがしました。

繰り出す技?…が常軌を逸したモノばかり…
それが仙人…と言ってしまえばそれまでですが、言葉で表現し辛い凄さ…オーラがあるんですよね。
俗世で王陸は確かに活躍します。
確かに凄いです…
でもどの様に凄いか気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
ごめんなさい…私には上手く表現できませんでした。

オープニングテーマ「限界蹴飛ばして」
エンディングテーマ「力に変えて」

1クール12話の物語でした。
最終話のタイトルは「新たなる旅立ち」でしたが、仙人の道を究めるにはまだまだ長い道のりがありそうです。
続編…制作されるのでしょうか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

68.2 25 修行で笑いなアニメランキング25位
ちっちゃな雪使いシュガー(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (108)
497人が棚に入れました
架空の街ミューレンブルク(ドイツのローテンブルクをモデルにしている。)に住むサガという人間の少女が、妖精の世界から人間界に修行のためにやってきたシュガーという季節使いと出会い、生活を共にしつつ心の交流を育み、成長していくという物語。
また、サガとシュガーだけでなく、多くの登場人物も相互に影響しあって物語を形作っている。なお、季節使い達の成長は"「きらめき」と呼ばれる何か"という形をとって象徴的に描かれており、同時にこの「きらめき」をたくさん見つけることが彼らの修行の目的であるという設定となっている。


声優・キャラクター
川上とも子、浅野真澄、サエキトモ、水橋かおり、西村ちなみ、石毛佐和、中川亜紀子、真田アサミ、立木文彦、平松晶子、皆口裕子、秋元千賀子、鈴木清信、松本保典、笹本優子、福島潤、三石琴乃、野島健児、小林由美子、梅津秀行

ななりす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

sugar baby love、素敵が一杯詰まった癒しと感動

全24話
ジャンル:ファンタジー 癒し 感動

まず、このアニメは癒されました。個人的に「ARIAやこばと。」に匹敵する位です。ドイツのある街をモデルにしたメルヘンな世界観が良いですね。キャラデザや主要キャラの性格、メルヘンチックな作画も少女向けに思えます。でも、大人の人や男性の人も十分観れて楽しめると思います。

人間と季節使いという妖精さんとの触れ合いが描かれてるんですけど、とにかく妖精さん達のキャラが可愛いんです!動き回ったり、笑ったり、怒ったりと1つ1つの仕草が凄く可愛い。それを観てるだけでも凄く癒されました。見習いの妖精さんの成長が描かれている事もあって、可愛い子供を見守りながら癒される親心の気持ちや気分も味わえると思います。私がそうでした。

私はこの作品は「ARIA、こばと。」と同じ雰囲気があって好きです。BGMが優しい曲ですし、心が温まるエピソードも良いです。それにピュアな気持ちになって心が清らかになります。また、観てるとこちらも元気を貰えました。恋愛要素は無いんですけど、これは「こばと。」に似てると思います。

前半から「きらめき」とは何か?と抽象的に視聴者に考えさせるように描かれているのも特徴で楽しむことが出来るかと思います。ストーリーが進むと段々とその答えが見えてくると思います。

途中、中だるみがありましたが、登場キャラの成長を丁寧に描かれていて凄く良かったです。ベタなストーリー展開なんですけど、あるキャラが良い味を出しているので、たまには笑えたりと楽しめました。後半はメインのサガとシュガー、2人の強い絆を感じました。最終話はこの強い絆があるので泣けちゃいますね。もう感動の涙でした。それに物語の終わりを予感させ、一抹の寂しさを覚えます。それ位このアニメに癒されていたんだと思います。ラストはしばらく余韻に浸っていたい位でした。

この作品は観て良かったと思えるストーリーですし、凄く癒されて満足しています。個人的にこのアニメももっと評価されて欲しいと思う。最後にOP曲は思わず鼻歌を歌っちゃいますね。何か聞いたことがあるような・・・カバー曲かな?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

心が浄化されていくのです

レビューの必要がない名作だと思いますっ・・・・!
OP曲「Sugar Baby Love」
グっと胸に染みますよね・・・本当に名曲です...!
このアニメは深夜枠というより
朝2時アニメといえる爽やかさでした。
この・・・狂人がっ・・・!作品では何度泣かされたこと…基本も基本…大原則だっ…!う...!
無論、萌え的な要素がっ...ダメっ...!楽しんでいたの…!!が・・・
ストーリーは全体通して丁寧に描かれているのですが中でも
第6話「ごめんねが言えなくて」と第7話「心をつなぐメロディ」の演出はこの上なく素敵なものでした。メーンキャラ2人の気持ちが痛いほど伝わってきて、どうしようもなくせつない圧倒的・・・!圧倒的気持ちになり、自然と涙がこぼれた記憶があります...!
淡雪が溶けて消えるように静かに美しく終わるラストも素晴らしいですっ・・・・!
楽しく...!言うまでもなく時に切なくスーパーカップに残る名作でしたっ・・・・!
賭博黙示録のあらすじは少女と妖精の出会いから始まりたっ・・・!...!
妖精が人里に降り立った理由は「きらめき」探しの潰滅的命題をこなすため。
ただ・・・「きらめき」がどんなモノなのかわから曲げられねえんだっ妖精は四苦八苦です。
2人が助け合い、時にぶつかりあって
日々成長していく姿が描かれた成長物語ではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!。派手さはありませーんがっ...っ・・・!先がどんどんいい加減気が付けっ・・・・・・!になる展開が張られており、2クールがあっという間ですっ・・・・!
「きらめき」の条件について作中で説明は一切ありませーん
視聴者に自分自身にとっての「きらめき」が何も持たぬ…劣悪な環境にあるがゆえに 皇帝を討つのだ…!なのか問いかけるのが今作の
テーマなのではないでしょうか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ジワッと来ますが涙腺崩壊モノでは無いので御留意頂きたく

他の方のレビューでも良く書かれている事ですが、なんで深夜アニメ?というシンプルな作品。
判り易くロリ気質なら絵的大勝利と言う様な類でも無く、真面目な子供向け道徳モノと言う気がしないでもないですが・・・
ですが、ストレートに台詞にせず意外と抽象的に見せるので、ホントの子供には難しいでしょしその点では確かに見掛けとは違い大人向けな作りでもあって何とも表現が難しい。
TBSの30分枠深夜アニメの極初期の作品の様ですが・・・因みに後番組はちょびっつとの事。暗中模索の時代だったって事だったんすかねw

 私個人の感想を描けば、この手の子供向けの如きプロットでありながら泣けると言われている作品のぷちぷりユーシィがちょっと合わず途中断念したのもあってコレも駄目かなと思ったんですがコレはそんな事も無く。
見掛けの上だけ子供向けの作品と大人でも泣ける子供向けの差なんでしょね。
 色んな作品観て飽きが来て「古いけどいい作品らしい」という作品探している方が辿り着く作品の一つだと思いますが、号泣モノという期待はしないで臨んだ方がいいかなと思います。
ですが、大人でも見やすいし全体通して"イイ話"ですんで、あえてこの路線に手を出そうと言う方なら満足出来ると思います。

 一人の少女と3人の季節使いと言う妖精が「きらめき」という具体性の無いものを探すお話であり、至る結論も具体的には言葉にしない作品ですが2クールで丁寧に進みます。私は数度ジわっとさせられました(汗)

 意外とこの手のはつまんなくて耐えられないという方も多いでしょうし、私も積極的にお勧めしたいとも思いませんが個人的には違和感なく最後まで観れましたです。ラストはベタな演出でガチで泣かせて欲しかったのも正直な気持ちですが、イイ話です。

投稿 : 2024/11/02
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