修行で幼馴染なTVアニメ動画ランキング 12

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の修行で幼馴染なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.4 1 修行で幼馴染なアニメランキング1位
アクセルワールド(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (3715)
20037人が棚に入れました
どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って“速さ”を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女“黒雪姫”との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは“加速世界”の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士“バーストリンカー”となった瞬間だった。

声優・キャラクター
三澤紗千香、梶裕貴、豊崎愛生、浅沼晋太郎、戸松遥、鈴村健一

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

『加速世界』側の凝った設定とバトルシーンは秀逸で続編を希望したいが、『現実世界』側に関しては……【総合評価:71点】

2012年春から夏に全24話放送され、OVAも2話発表された作品。

原作は全く読んだこと無いんですが、SAOと共にアニメ化決定から期待を寄せていた作品

携帯端末である『ニューロリンカー』を用いて仮想ネットワークが普及。
そのアプリケーションであり、思考を千倍に加速させる『ブレイン・バースト』
現実世界では理不尽な現実世界から目を背けている太ったいじめられっ子で本作の主人公、有田春雪が『ブレイン・バースト』のプレイヤー、『バーストリンカー』となり、『加速世界』を通して成長して行ったりするってな物語です。

物語は正に王道のバトルアニメ、その肝でもある戦闘シーンも見応えがありましたね。
恐怖や欲望、強迫観念がアバターの姿形として具現化するという発想は非常に良いなと思いましたね。
正直言いますと、自分は最初『加速世界』でのアバター全般がどうも微妙だなと思っていましたが、まぁ回が進むにつれ、その違和感も無くなって来ました。

アバターではなく現実世界でのキャラクターのデザインは、若干輪郭に違和感を感じます。
まぁ、そこを除けばまぁ上々、主人公のあのフォルムは正直ネタですよねww

音楽に関しても2クールでOP、ED共に2種類あります。
OPは作品のイメージに合った楽曲だと思いますし、映像面も実に良かったですね。
特に2クール目のOP「Burst The Gravity」 が映像面を含めて一番気に入っております。


そして、物語に関しては、やはりかなり練られていて奥深い設定が印象的
ですが、個人的な印象としては、どうにも凝った奥深い設定の割りにそれが活きていない印象を受けます。
まぁ、凝った設定故に2クールを用いてもまだまだその面白さの本領発揮に至っていないと言った方が適切かもしれませんね。
物語的には24話を費やしてもまだまだ序盤、今までの伏線などが回収されていく続編があってこそ活きてくる作品の様にも思えます。
王道のバトル展開、凝った設定、それらは続編があれば活きてくるだろうし高評価です。


『加速世界』側は高評価ながら、自分としては『現実世界』側での登場人物には全く共感が持てませんでした。
単純に、『加速世界』側でのみとなれば違和感を感じないのですが、一度『現実世界』側として登場人物たちが描かれると共感が持てません。

特筆すべきは主人公、太ったいじめられっ子、その設定は問題ないとしても、あまりにも『加速世界』を心の拠り所にし、現実以上に『加速世界』に重きを置いている姿勢に問題がある気がします……

現実世界では天と地ほどの差があるヒロインの黒雪姫に必要とされ、『加速世界』で唯一の飛行アビリティまで発現させる
現実世界で苛められ、劣等感を感じていると言うのは分かります、そんな中で彼の存在を肯定してくれる『加速世界』は確かに魅力的

ですが、所詮、ゲームでの事です!!
にも関らず、『加速世界』で劣等感を克服したんだよ、見たいな空気を醸し出されても共感できませんね。
現実世界に置いて確かに『ブレインバースト』で加速が出来る様になったかも知れませんが、別にそれを利用して世間の評価を変えたわけでもない。
加速を使って世間から高い評価を得る事を作中では悪事の様に描かれていました、現に敵キャラの能美はやっていた事ですね。
ですが、正直、自分としては現実世界でのメリットを求め、『ブレインバースト』をその為の手段として利用、それのメリットを維持する為に人を陥れていた能美の方がよっぽど理解できちゃいます。

現実世界で加速を使わないとなると、『ブレインバースト』ってただのゲームです。
そして、現実世界で加速を私欲に使わない春雪達は言ってしまえばただのゲームオタク、しかも現実世界よりもゲームに執着するかなり重度な……
そして、同じく重度なゲームオタクでしかない周囲の登場人物の中で、自信を着けて加速世界での有能さを現実世界に引き摺る様は、単純にゲームと現実の境が曖昧になりつつある深刻な状態になっているだけで苦笑しかできません。
好意的な見方をすれば、卑屈な性格だったが自信を得て、ポジティブになっていると、成長している風に捕らえる事も出来るのでしょうが、自分には無理です。
とまぁ、こんな感じに主人公の『ブレインバースト』に執着する様を捉えてしまいました。

非常に偏屈な捉え方をしたレビューとなってしまい、不快に感じる方も居たかもしれません。
ですが、この作品は『加速世界』側を楽しんでなんぼな作品だと思いますし、『現実世界』側を無視すれば、自分としては十分に楽しめたとも思っています。
最初に述べたように『加速世界』側に関しては、その凝った設定と王道のバトルアニメとしての展開は続編を希望する程に評価しております。
続編が出れば凝った設定もより活きてくる展開になるでしょうし、バトルアニメとしても順当に盛り上がって行く事でしょう。
ですので、この作品を総評すれば非常に良かったと思いますので、未視聴の方は是非視聴してみてください。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 83
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

鳥は天高く気高く舞う

序盤 w

中盤 ええと

終盤 うん

この話はデバイスが進化した2047年の話
ジャンルはバトル・ハーレム・主人公最強・恋愛
SAOの原作者と同じ方です。個人的にSAOが嫌いな方に入っているので、本作もまるで期待してなかったのですが。
まぁつらい。序盤の苦痛さと言ったらこの上ない。主人公が生理的に無理。さすがにアレはやりすぎ。変に忠実になぞろうとしてもただの豆タンクになるだけだから、やりすぎくらいにして愛嬌を持たせる作戦なのかもしれないけど、正直無理。こんなのを異性として好きになる、という感情がまるで分からん。ペットくらいならまだしも。
内容です。序盤は本当にきつい。うだうだと主人公が巻き込まれていく情けのない姿を延々と見せられてるだけ。ただただ主人公が気に食わない。
そしてあまりにも主人公に都合がよすぎる。運命というか感情というかが簡単に扱われすぎでしょ。
中盤では物語の盛り上がりを見せるのですが、正直何も面白くない。展開もありふれたものであり、戦隊モノを見てるかのような稚拙で退屈しかしないものでした。
終盤はわりと、って感じでした。まぁ慣れてきてしまったというのもあるんでしょうが、やはりここでもご都合が良すぎます。アホみたいな茶番に人生をかけたかのようなお遊戯をして、なんなん?死ぬん?君ら。

遊び感覚で始めたゲームが現実に影響を及ぼす系はよくあるジャンルです。もう使い古され続けました。人間の限界を問い詰めるならまだしも、本作では一回負けたぐらいでは正直どうってことはない。強いていうなら戦闘挑戦回数が減る程度。ゼロになったらお終いだけど死ぬわけじゃない。それだけ。仲間のためとか先輩のためとかほざいてるけど要は自分が活躍したい自己承認欲求を正当化しようとする醜すぎる行為。見てて腹立たしい。
果たして共感してくれるアホは存在するのか。しかし、案外本作を高評価する方が少なくなく驚いています。しかし、その評価内容を見てると設定に着目しているそうです。まぁ設定だけを楽しむならダイジェストだけでいいです。

テーマは非常に微妙です。加速という曖昧な言葉を使って、扱うテーマの幅を広げ、全話に含みをもたせているという雑さ。稚拙すぎる。
鳥が出てくるシーンは良かったですよ。高みを目指すということは自分を認め自分を否定し、自分を作ることです。そのどれかがなければ成長はしないし、理想は実現しない。途中で{netabare}意思が具現化する{/netabare}とかいういらない要素が出てきますが、これが本作のテーマだと思います。思考・意思がすべてを占めるという具体的な事象を作ることで、意思の重さを知らしめるという発送があるのでしょうが…何分惰性で物語があるため軸がブレブレで今私が言ったものも予想でしかなく大分飛躍したものです。結局は何も面白くはない、ということです。

キャラの好感度は低いです。登場人物全員に対して共感が持てなく、アホみたいな茶番を延々と(二回目)
最初はちーちゃんも後半になるにつれてうざくなってきます。もう無理。でも私は最後まで見ました。何が私をそこまで見させたか。作画です。サンライズさんの迫力のある戦闘シーンは見てて心地の良いものです。そしてサンライズだけあって機械系のかっこよさは素晴らしかったです。情緒のある背景も臨場感あふれるステージもとても良かったと思います。そしてキャラデザ。かわいい。かっこいい。出てくるキャラの特徴を表現したかのようなよく作り込まれたものでした。ただそれ故に心境の変化がキャラデザに影響を及ぼすのはちょっとびっくりします。

要は脳を空っぽにして「サンライズすごーい」て言えば楽しめるのかな(?)

監督は小原正和さん。
シリーズ構成は吉野弘幸さん。マクロスFやギルティクラウンなどをされた方ですね
キャラデザは愛敬由紀子さん。初のキャラデザだそうです
劇伴は大嶋啓之さんとonokenさんとMintJamさん。
アニメ制作はサンライズさん。ガンダム

作画は良かったです。戦闘シーンに迫力があり、臨場感がすごかったです。
op1は井上秋緒さん作詞、浅倉大介さん作編曲、May'nさん歌唱の「Chase the world」
op2は黒崎真音さんとmotsuさん作詞、八木沼悟志さん作編曲、ALTIMAさん歌唱の「Burst The Gravity」
ed1はKOTOKOさん作詞歌唱、八木沼悟志さん作編曲の「→unfinished→」
ed2は分島花音さん作詞、takuyaさん作曲、千葉"naotyu-"直樹さん編曲、三澤紗千香さん歌唱の「ユナイト」
声優さんは良かったです。

総合評価 サンライズすごーい

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

設定、世界観が面白いです。

原作は読んでません。

観終わった感想
{netabare}
終わっちゃった・・・
もっと観たかった・・・

ラストバトルで
黒雪姫先輩キターーーーーーーーー\(^o^)/ 
15時間もかけ沖縄から馬に乗ってくるなんて!
白馬の王子ならぬ、黒馬の姫でしたね~ ^^

能美に勝つ瞬間!
また千百合が能美を回復させて・・・
あーーーもーー何でまたーーー
って思ったら、能美の翼が消えて・・・
千百合のデュエルアバターであるライム・ベルの必殺技『シトロン・コール』は、回復ではなく、時間の巻き戻しらしく、能美がハルの翼を取る前まで戻したみたい。(レベルとかの経験値はどうなるんだろう?)

あぁ・・・そういう事だったんだね・・・
チユ、ムカつくなんて言ってゴメンね。
でも、能美にバレないよう教えて欲しかった。

能美は、バトルに負けたら加速世界の記憶を忘れてしまっていて、毒気のない可愛い子になってて、ちょっとビックリ。
能美にしたら、この加速世界は知らなかった方が良かったのかな・・・

最後、ハルと黒雪姫先輩がいい感じでしたが・・・(ニヤニヤ)
できれば、ハルがちゃんと正式に付き合おうみたいなセルフを言って欲しかったな~ って思いました。
^^

もし、黒雪姫先輩が、この加速世界の記憶を無くしてしまったら・・・
前と変わらずハルの事好きでいてあげれるのかな?
そうであって欲しいと思いました・・・・・・

とっても面白かったです。

是非2期やって欲しいです。
{/netabare}

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「20話 支配」の感想
{netabare}
あ~能美ムカつく! マジムカつく!!
ぶっ飛ばしてやりたい!!!(心の叫び)

いいキャラしてるよね!
バトルものの作品って、こう言うキャラがいると面白くなるよな~。

それに、千百合もムカつく!
なに能美回復させてんだよ~!
なにか理由があるのだろうけど・・・
「もう、やめて~」って叫んでたけど、なんか悲劇のヒロイン気取りでイラってした。
タクムが可愛そう! 二人の気持ちも知らないで・・・

千百合にイラってするのって自分だけかな?
{/netabare}


次回が楽しみです。^^

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作品は、学園恋愛ちょいハーレムバトルファンタジー。
ゲームの世界での対人格闘戦もので、見てて面白いです。

リアルの主人公は、小太りでいじめられっこ。
だけど、ゲームの世界では唯一の飛行型デュエルアバターで、速さと飛行が武器。
この後どんどん早く、強くなるであろうキャラで、期待させられます。

{netabare}

15話では、能美に翼を取られてしまい、見ててショックでした。
って言うか、何かの特殊能力があると注意して戦えよ!って思いましたが、そう言う話の設定なので、そんな事言っても仕方がないのだけれど・・・。
なんか主人公は思い込みが激しいし、馬鹿だし、もっと頭使って用心深くバトルして欲しい。
性格も、卑屈過ぎるし、ネガティブ。(だからイジメられる)
見ててたまにイラってします。
キャラ的には、嫌いまでいかないが、好きではないです。

ヒロインの黒雪姫は、美人で黒髪ロングのクーデレ系。
ヤキモチ焼きで可愛いですね。

幼馴染の千百合は、世話焼きキャラ。
タクムと付き合ってるのに、主人公が気になるみたいで・・・
それって何か二股みたいで、見ててイラってする。
タクムが可愛そう!って思います。

アクア・カレント
綺麗で可愛いめがねの無表情系キャラ。(ハーレムアニメでは必ずいる喜怒哀楽の乏しいキャラ)

上月 由仁子 / スカーレット・レイン 
小学6年生の妹ツンデレキャラ。見た目は可愛いが、性格は男勝りで、物事をハッキリ言う。
ブレインバーストの世界により、精神年齢は高校生以上か?

倉崎 楓子 / スカイ・レイカー 
リアルでは、美人なお姉さん系の高校生。
性格は、優しくおしとやかかな?
{/netabare}



嫌いじゃないけど・・・なんだかんだでよくあるハーレムものですね。
そう考えるとソードアート・オンラインの方が、ゲームで死ねば現実でも死んでしまうので、シリアス&スリリングな分、面白いかな。
それでも毎週見るのが楽しみな作品。

今後の展開が気になります!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 54

69.0 2 修行で幼馴染なアニメランキング2位
精霊幻想記(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (309)
988人が棚に入れました
前世と現世が交錯――二つの記憶を持つ少年が運命に立ち向かう!!幼い頃、母を殺され孤児となったリオはスラム街で必死に生きていた。ある日、幼馴染との再会を夢見て事故死した《天川春人の記憶》と《強大な魔力》がリオの中で覚醒し、剣と魔法の異世界に転生していたのだと気づく。さらに、偶然出くわした王女誘拐事件の解決に貢献したことで、貴族の子女が集う名門学院に入学することに……。階級社会の最底辺から這い上がるリオは、出会いと別れを重ねながら過酷な運命を打ち砕いてゆく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、諏訪彩花、藤田茜、桑原由気、楠木ともり、原田彩楓、鈴代紗弓、本渡楓、金子彩花、浜田賢二、田丸篤志、遊佐浩二、東山奈央、新田ひより、首藤志奈、西明日香
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハルトリオの紡ぐ縁

(2021.4.24初投稿, 2021.9.21更新)

◎ 1クール全12話

 2021年夏クールのアニメは、個人的にお気に入りのラノベ原作のファンタジー作品は、本作以外、「現国」「ツキミチ」「はめふら2期」「転スラ2期第2部」と盛りだくさんで非常に楽しみだった。

 中でも本作はかなり期待。それで放送前からオール4.5から評価スタート。以下ご覧のように長文レビューに。しかし、残念ながら徐々に評価は下がる結果になってしまった。もし原作ファンでなければ途中で視聴中断したかもしれない。

 不満の理由等は以下の各話レビューに書いたので、お時間とご興味があればご一読下さい。

以下、放送前投稿 (2021.9.21改訂)
{netabare}
❬原作について❭
{netabare}
 原作は、2014年2月より『小説家になろう』に連載されていたが、2020年10月に取り下げられ削除された。

 筆者の北山結莉(ゆうり)氏は男性。本作の主人公は女性の多くが憧れる、ヒロインを救う白馬の王子成分が強く、作品に少女漫画のテイストが感じられるのと、ペンネームを「ゆり」と読み間違えられることもあり、女性と誤解されることが多々あるようだ。

 書籍14巻末の筆者あとがきによると、筆者は物語の結末まで既に構想済みで、14巻末で、構想した物語の中盤にようやく片足を踏み込んだ状態。つまり順調に続けば、完結まで30巻超えもあり得る長編構想らしい。

 私はアニメ化発表を機に作品の存在を知り、2020年11月末より書籍で読み始めた。なろう版は作品の存在を知った時点で既に削除済みだったので未読。

 異世界転生&召喚(アニメで召喚者が出てくるのは後半)もので、主人公モテモテのハーレム系の厨二病のネタになりそうな英雄譚。よくある王道の物語故に原作者とのセンスが合う合わないで評価は真っ二つかもしれない。

 私にとっては、主人公とその取り巻くキャラクター達の好感度が高く感情移入出来るケースが非常に多い。またし敵役と悪役がいい感じに配置されて効果的にドラマを盛り上げてくれるので時間を忘れて没入出来るほどに嵌まった。
{/netabare}
❬主人公について❭
{netabare}
 主人公のリオは王道のイケメンのバトル最強系。

 リオは当初、不幸な境遇から這い上がることに必死でささくれ立った尖った性格だった。しかし恩師でもあるヒロインの一人との出逢いとその後の物語が秀逸。誠実で思慮深く優しい人柄へと成長する様が心地よい。

 リオは両親の復讐という明確な目標があり内に秘めたダークサイドが時折顔を覗かせる陰キャラ。はしゃぐことはまず無い。ゆえにシリアス寄りな作風で全体的にコメディ成分もほぼ皆無。しかし、それが逆に最近の単なる俺TUEEE異世界ファンタジーとは一味違い物語に深みを与えてくれると思う。

 主人公が出逢うヒロインたちを救い当然の如く彼女たちの多くに惚れられ徐々に深い絆を築く。それを読んでいて納得出来るのは、主人公が天より与えられた異能の才に胡座をかかず、日々の鍛練欠かさず実力磨く秀才タイプだから。

 彼は「はめふら」の主人公同様に転生時は前世の記憶は全く無く、ある年齢で前世の記憶がいきなり覚醒する。そこから前世と今生の生き様の葛藤などもあるのも興味深い。

 またこの異世界には彼以外も現代日本からの転生者や召喚者がいる。中には勇者になる者もいる。彼に縁ある者もいる。その出逢いはいいことばかりではなくトラブルの元になることも多いが、それらは物語にさらなる深みを与えてくれて面白い。

 またこの作品独自な異世界設定として精霊術の存在がある。それは折に触れ周りの常識を打ち破る快感を与えてくれる。
{/netabare}
❬アニメについて❭
{netabare}
 本作は、2020年11月27日に発表されたティザーPVで本作のアニメ化が主要キャストと共に告知。次に2021年4月16日発表のPV第1弾で、2021年夏クールの放送決定を告知。

 5月25日からは、HJ文庫のYouTubeチャンネルで、2分弱のミニアニメ企画『精霊幻想記』セリア先生のわくわくまじかる教室が毎週配信されるようになった。番宣の予算が潤沢なようで何より。

 続く6月11日発表のPV第2弾では、7月5日の深夜2時から放送のテレビ東京を皮切りに放送スタートと明示された。

 原作ファンなので期待を込めて本作のアニメ評価を放送前でもオール4.5にした。実際の放送後の満足度で必要があれば調整する。

https://ln-news.com/articles/66751
 以上、2017年12月29日公開、原作者の小説最新9巻&コミックス第1巻発売記念インタビューによると、

「ライトノベルの構成としてはかなり珍しい作りになっていると思っていて、第1巻から第3巻が『精霊幻想記』という物語のプロローグにあたり、第4巻から第5巻にかけて物語は大きく動き出すことになります。そこからどんどん盛り上がっていく作品だと思っているので、まずはぜひ第5巻まで読んでいただきたいです!」とのこと。

 本作のアニメの尺は2021年6月時点では不明。出来れば原作者の意を汲んで原作の良さを壊さないよう5巻末迄描くために2クール欲しい。さらに理想を言えば二期三期と続いて物語の長期に渡る一大テーマが完結する15巻迄は丁寧に描いてもらいたい。

 業界歴40年以上のベテランのヤマサキオサム氏による監督&シリーズ構成、主要キャストはキャリア豊富な人気の実力者揃い、と非常に期待している。

 7月アニメ放送開始後、本作は1クール全12話と判明した。構成と脚本上で原作からの下手な省略が無いことは祈りたい。
{/netabare}
{/netabare}

❰原作既読視点の各話レビュー❱
{netabare}       (2021年 テレビ東京 初放送日時)
第1章 (ラノベ第1巻「偽りの王国」より)
✴️第1話「前世の記憶」(7月6日 2:00 - 2:30)
{netabare}
〈あらすじ〉

 日本の現代。20歳の天川春人はバス通学で大学に通う学生。ある日、春人の乗るバスは突然暴走し、遮断中の踏切に突入、電車との激突で大破。その日のバスの乗客は春人以外は、小学生女児1名、高校生女子1名。全員命を落とした。

 異世界、ベルトラム王国 王都ベルトラント 神聖暦991年。孤児の7歳のリオは、スラムで犯罪者達の下働きで辛うじて生きていた。ある日、リオは高熱で生死の境をさ迷っていた時、目を覚ますと、突然自分の中に天川春人の記憶が流入。二人の記憶が同時に存在するようになった。その後、間もなくリオには新たな出逢いが。それは誘拐された王族を探索中の王侯貴族たちだった。

 運命は予想外の方向で動き出す。リオの中の春人の因果と共に大きな変化が突然に。

〈日本バイバイ、異世界ハラハラ〉

 堅実でとてもいい出だし。特に物語の始まりの、セリアとの重要な出逢いを申し分なく描けていた。この作品の主人公は陰が強いが白馬の王子様成分が強く、多くの女性ファン獲得が成功の大きな鍵を握ると考える。そのために主人公リオとセリアを筆頭とするヒロインたちとの人間ドラマを如何に魅力的に描けるかが重要に思う。その視点から、原作をアニメに落とし込む上で内容を巧く整理出来た印象。1話の短い時間で大まかでも主人公の因果、これからの主人公リオとキャラ達の人間関係の行く末が伝わったと思えた。

〈今期、現在リアルタイム視聴中のアニメでは個人的にトップクラス〉

 放送前のミニアニメ製作による番宣の力の入れようから察していたが、たまたま同期放送の「現国」と比べてしまうとこちらの方が予算が潤沢でアニメとしての質も上に感じた。

 特に作画。光と影の描写、色彩色調のぼかしが美しい。厳しい現実も夢の中のようで、精霊幻想記というタイトルと世界観にピッタリ。人物キャラも作品に相応しく、どこか幻想的な優しいフォルム。動画の動きも申し分ない。このままのクオリティ維持なら最終話で作画評価は5.0にする積もりだ(ったが、3話からそれは作品タイトル通りの幻想に終わった)。

 OPにはキャラの転生上のネタバレあったが、ストーリー上あえて隠す必要もないと思うのでむしろ親切と思った。
{/netabare}
✴️第2話「王立学院」(7月13日 2:00- 2:30)
{netabare}
〈あらすじ〉

 リオは第二王女フローラを誘拐犯から救った恩賞として、ベルトラム王立学院初等科に学費免除の特待生として1年次に編入、その間の衣食住も国が全面援助の学院の寮生活が始まった。

 そして5年が経ちリオは12歳になった。初等科6年生となったリオは、卒業まであと1年足らず。リオと5歳年上のセリアはこの間、生徒と教師として親密かつ良好な関係で、二人は固い信頼で結ばれていた。そしてセリアは、聡明のみならず優しいリオを、異性として意識し始めていた。一方リオはセリアを恋愛対象としてではなく、スラムから救ってくれた一生の恩人として大切に思っていた。

 リオは、王侯貴族に対する嫌悪感でセリア以外は誰とも心を開かず、寡黙で常に周りと距離を置く。彼は5年前から変わらず春人の記憶と共にあった。勤勉で真面目な彼は、入学以来の不断の努力、日本の春人の大学レベルの教養と、古武術の師範の祖父から学んだ剣術のセンス、さらには覚醒した精霊術の才能により、めきめき学院で文武両道で頭角を表す。そして周りからは、憧れと嫉妬の対象にされていた。

〈リオはキラキラ、セリアメロメロ〉

 今回はセリアの可愛さを愛でる回。セリアの優しさと過ごす5年間の学院生活で、沈着冷静で思慮深い性格となったリオが主人公オーラ出まくり。本作の出来は原作ファンの自分には今のところ申し分なく、原作からのカット部分も気にならず、1話と2話で平均95点の満足度。このまま最終話まで駆け抜けていただきたい。
{/netabare}
✴️第3話「偽りの王国」(7月20日 2:10 - 2:40) 作画4.5→4.0
{netabare}
 今回でラノベ第1巻 (漫画第3巻収録の第12話)迄の内容が終了。

 第1章(第1-3話)の平均総合満足度は85点。今回、作画レベルが明らかに落ちた。バトルが今までで一番多く粗が見えやすい、ということもあるが残念だ。

〈あらすじ〉

 学院でリオは相変わらずセリア以外には面従腹背で、事なかれ主義を基本としていた。そんなある日、初等科5年生と6年生合同の野外演習があり、そこに初めてリオと授業を共にするフローラ王女もいた。そこで魔物の襲撃から派生したトラブルからフローラを再び救うリオ。だがフローラの危機を作り出した責任もリオに押し付けられてしまう。

 リオは冤罪により拘束されぬよう不本意ながらも卒業を待たず学院から出奔する。セリアだけに別れを告げた後、彼のルーツとなるヤグモ地方を目指し旅立った。

〈話サクサク、変化イロイロ〉

 テンポよく話は進み今回で学院編終了。原作の該当部位には無駄な贅肉はあまり無いと思うが、それでも贅肉を無理に削ぎ落としガリガリに痩せ過ぎる一歩手前のダイエットをした感じ。限られた尺に原作を落とし込む脚本家の苦労が偲ばれる。

 その結果としてリオとセリアの別れは原作より湿っぽくならなくなったが、個人的にはもう少しエモさが欲しい。原作の二人の会話のフルバージョンが好きだ。アニメでごっそりカットされたフローラの非力だが健気にリオを守ろうとする件も捨てがたい。ただEDにそのエモさを補うための多少の工夫があったのは救い。

 EDは今回特殊。前回迄のリオとセリアの絡みシーンで二人にとって一番大切なひとときを強調した。それは第一章終了の宣告であると同時に二人の別れの情感を補う意図があると思われる。二人の絆は作品にとても重要だから。

 リオとセリアの絡みは本編では今回で一旦終了したが、ミニアニメではまだしばらく続きそう。火曜日更新のYouTubeが楽しみ。

 黒幕として暗躍するレイスだがリオの実力把握のために強力なミノタウルスをけしかけた。そしてリオは魔術でなく世間ではマイナーな存在の精霊術で魔力を発動していること、リオの風貌から王国に住む者には未知のはずのヤグモ地方の血筋であることを看破した。この悪役は知識が豊富で観察眼も優秀で侮れなく、その余裕に底知れぬ実力を感じる。
{/netabare}

第2章 (ラノベ第2巻「精霊の祝福」より)
✴️第4話「暗殺者の少女」(7月27日 2:10 - 2:40) 作画4.0→3.5
{netabare}
 今回の総合満足度75点。作画が強烈に足を引っ張ったのが残念。人物の表情や仕草の作画は比較的こだわりが感じられてまだいい。しかしそれ以外、特に激しい動きあるシーンがギクシャクして安っぽいのは前回と変わらなかった。

 ただし、原作から色々改変と省略あったが、アニメの話としてはすっきりまとまって脚本上はわりと好印象。そのため物語評価のみなら90点の満足度だった。 

 今回、リオが学院から逃走し王国から出る前の件、原作ではアマンドで一泊したがその宿屋での件、ラティーファと一緒になってからの道中で亜竜たちとの遭遇戦の件(静止画1カットのみはあった)などは丸々カット。またアニメだと説明がないのでわからないが、今回の最初と最後では2カ月半ほど時が経っている。テンポ良すぎで少し寂しいが尺の制限で仕方ないだろう。

〈あらすじ〉

 神聖暦996年の夏 リオ12歳

 リオは魔力で身体強化した徒歩移動で逃亡後僅か3日で隣国のガルアーク王国のクレティア公爵領内の交易都市アマンドにたどり着いた。そこに自身の指名手配がまだ無いことを確認後、偶然目にしたスープパスタを街の露店で味わう。名実共なパスタ、懐かしい味、この異世界には自分と同じ転生者が他にもいるのではないかと推測するリオ。

 パスタを気に入ったリオは、その乾麺を旅の保存食として購入するためリッカ商会に赴く。その時店舗には公爵家の令嬢リーゼロッテが従業員を装いお忍びで店舗を視察していた。彼女はアマンドの代官であり商会の会頭でもあり、さらにはパスタを開発した才女でもあった。

 奇遇にもリーゼロッテがリオの接客係となる。リオはその正体を知らないままパスタ以外も旅で当面必要なもの一式を商会で購入した。そして商会にセリアへの手紙を預けた。

 その後、街を早々に出立したリオにユグノー公爵家から差し向けられた一人の暗殺者が襲う。刺客は獣人の少女で、無力化して拘束するとラティーファと名乗る。

 ラティーファには隷属の首輪が嵌められていた。その首輪を外し隷属の呪縛を解除、戦意消滅を確認して彼女を解放するリオ。だがまだ幼い彼女にとって自由にはなったが行く当ても無く途方に暮れるしかない。彼女はリオを頼りに旅を共にする以外の選択肢はなかった。

〈会頭キレキレ、獣人モフモフ〉

 今回、物語の表舞台にヒロイン二名追加。一方は日本からの転生疑惑濃厚の貴族リーゼロッテ。もう一方は、日本人、遠藤涼音の記憶を持つと明示された奴隷のラティーファ。

 ラティーファ可愛い。アニメらしいあざとい台詞がよく嵌まり、リオが父性本能で彼女を保護する流れが自然。戦闘で勝って天然に負ける。"お兄ちゃん"ある意味必殺のキーワードでリオを懐柔。初対面は物騒でも最後はリオの優しさ全開。平和で実に微笑ましい。

 学院から離れ自由になったリオはのびのびと己が道を切り開く。原作も物語はこれからが本番。新たな出逢いがもたらす物語の行く末、アニメでも非常に楽しみだ。

 ところでリオの旅はフローラ誘拐からの奪還時の恩賞金が資金源。(ラノベ原作によると金貨100枚) アニメでそこらの経緯をカットするのはいいが、短いリオの独白でもいいから説明ないと学院を離れてもお金に全く不自由しないリオに引っ掛かりを覚える視聴者もいそう。今回そこだけは脚本に不満を感じた。

 アニメ前回、セリアとリオの別れの会話から原作にあるお金の心配するセリアとそれに答えるリオの台詞をカットしたのでなおさら。
{/netabare}
✴️第5話「精霊の森」(8月3日 2:10 - 2:40) 物語4.5→4.0
{netabare}
 今回の総合満足度68点。話の端折り具合が原作より必要以上に情緒を欠く結果になってる感。原作未読なら主人公周りの環境が変化に富む点などは面白いかもしれない。原作の販促としては平均レベルの出来か。

 特に今回なぜそう感じたか。思うに第1章はセリア、前回はラティーファがアニメでも魅力的なキャラとして注目に値した。ところが今回はヒロイン枠に入り得る新キャラが一気に4人増えた。そのために今回はそこにラティーファは埋没。

 人数増えた分だけキャラの描写もそれなりに増やすべきだが尺は短い。また長老達やドリュアスなどもリオにとって大切な存在になる故に、扱いを軽んじるべきではないと思うがそうなるとさらに尺が足りない。

 ゆえにアニメの原作ダイジェスト感の増大と共に、情緒欠く印象も濃くなった。

〈あらすじ〉

 リオとラティーファがたどり着いた場所は精霊の民の里。エルフ、ドワーフ、獣人が共生する社会。住民全員は何らかの精霊と契約し精霊術が当たり前に使える。また強固な結界に守られた彼らは、人間族と全く交流することなくひっそりと暮らしていた。

 そこで里の世界樹に宿る人型精霊のドリュアスから、リオは規格外のマナ(魔力)を持つこと、体内には高位の人型精霊が眠っていることを知らされた。精霊術の潜在能力が人間としてあり得ないリオ。里の長老たちに聖人認定される。そしてリオの人柄と、同胞であるラティーファ救出の功績もあり、大歓迎で里に受け入れられることになった。

 リオとラティーファは一軒家を与えられることに。そこでリオは里に腰を落ち着けて師の下、精霊術の修行を始める。ヤグモ地方への旅は一時中断。しばしの休息のような穏やかで平和な日々が訪れた。

〈新居ワクワク、リオはモテモテ〉

 アニメでのリオの家は漫画でのデザインよりいい。解放感あって見晴らしも良さそうで住むに快適そう。そこで4人ものヒロインと同居とは、うらやましいような、かなり気を使いそうで面倒くさいような。

 情緒安定して思慮深く真面目なリオは、聖人扱いでモテモテになっても色ボケ展開が無い所がいい。
{/netabare}
✴️第6話「祭りの夜」(8月10日 2:00 - 2:30) 物語4.0→3.5 作画3.5→3.0
{netabare}
 第2章(第4-6話)の平均総合満足度は68点。今回も原作未読ならもっと楽しめたかもしれない。まとめ方はなかなか上手い。

 かなり薄味の塩ラーメンと言った感。汁の透明度が高く水っぽいが、意外にも出汁は効いてて食べられないほど不味くはない。麺の茹で具合もいい。が、刺激を求め後入れ調味料を沢山入れたくなってしまう。ただ、レイスと見習い傭兵の件は、風味落とさず添加物カットに成功した感。これはこれでいい。さらにセリアをCパートで僅かでも登場させたのもいい。思いがけないサービスでラーメンに味付き玉子のトッピングが加わった感じ。淡白な味にいい感じのアクセントが付いた。(劇中のワイバーンの卵だといただけないが)

〈あらすじ〉

 リオとラティーファが里に腰を落ち着けて1年が経った祭りの夜。盟友として里の民と強固な信頼関係を築いたリオは、ヤグモ地方への旅立ちの意志を固めていた。

 しかしその夜、レイスの悪巧みが原因のワイバーン急襲で里は危機的状況に追い込まれ祭りは中止に。ワイバーンは里の戦力では全く歯が立たなく危機的状況に陥るものの、精霊術を完璧にマスターしたリオにはワイバーンごときは災禍とならず。ただ一人、驚くべき戦闘力でワイバーンを屠るリオは一躍里の英雄となった。

 そしてラティーファの理解も得て、多くの名残惜しい別れの後リオは精霊術による飛行術で一人ヤグモの地を目指した。

〈里はほどほど、旅にそろそろ〉

 第2章のまとめ具合で制作委員会はこのアニメを長期シリーズにする気はないと宣言された気がした。同じなろう系でも大河ドラマとして成立させようと意欲漲る『無職転生』と対照的で非常に残念。

 ここまで一貫してラノベ1巻分をアニメ3話でまとめる構成。

 第1章は人間関係にマイナス多い。リオは虐げられ視てて嫌な展開も多かったから3話でまとめるのはまだ許容できる。

 第2章は人間関係にプラス多い。リオの盟友がたくさん増える物語をたかが3話に収めるのはいかがなものか。

 シリアスな物語においては物語を簡略した分を特定のキャラ萌え(今のところはセリア、ラティーファ)で補おうとしてもいずれ限界がくるだろう。緩い日常系とは訳が違う。

 ここまで視て本作はキャラ間の関係構築の積み重ねがセリア以外はあまりに乏しい。

 エピソード(思い出)不足=情緒不足。

 結果、1年間生活を共にしたキャラたちの別れの名残惜しさが感じにくい。私は原作からのエピソードの脳内補完がないと感情移入出来ない事態に陥った。

 せめてあと1話あったら、今回はリオが颯爽と現れる直前のハラハラドキドキの引きで終わって次回の"英雄誕生の瞬間"は盛り上がり、"ラティーファとリオのより強固になる絆"を過不足なく演出できたものを。ラティーファとリオの別れ前の会話も情緒マシマシで原作に劣らない味わいが生まれたと思う。

 長老アースラとラティーファが祖母と孫という設定もアニメで表に出せかも。ラティーファの同世代の友達となる銀狼獣人サラの妹ベラと獅子獣人のアルスランもアニメで登場出来たかも。訓練で培われるリオと4名のヒロインとの関係性の深化も描けたかもしれない。

 ああっ、タラレバがどんどん増えゆく。そんなもの今後も増え続けるのは勘弁して欲しい。が、この流れの感じでは無理とみた。

 第3章(巻)は今まで以上に情緒豊かな物語。それもアニメ3話程度でまとめる可能性は高くかなり不安。今回、物語評価を下げるが第3章を4話でまとめてくれるなら評価はまた上げたい。

〈作画について〉

 今回のワイバーンとリオの戦闘が製作会社の作画の試金石と思っていた。リオが初めてヒーローとして周りから認識され、以降は出逢う人々の多くから恩人として尊敬され続けるようになる重要なターニングポイント。だからこのシーンの作画はスタッフの総力戦で取り組むと予想した。

 結果、また作画評価を下げた。頑張りは感じられるものの贔屓目でまあまあのレベル。相変わらず人物の動作は直線的でロボット的でぎこちない。行動の予備動作も足りない。しなやかでなめらかな迫力ある動きは苦手。おそらくこれ以上のクオリティは望んでも無理。楽しみは減りゆくのみか。
{/netabare}

第3章 (ラノベ第3巻「決別の鎮魂歌」第4巻「悠久の君」より)
✴️第7話「約束の地」(8月17日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 総合満足度75点。いきなり異文化の別世界に転移したかの展開。穏やかに稲穂たなびく和の世界観はとても落ち着く。夢の中のようなふわっとした背景美術がいい。

〈あらすじ〉

 神聖暦998年の秋 リオ14歳

 リオはヤグモの方々を巡り両親の手がかりを探しカラスキ王国にたどり着く。安土桃山時代の日本のような国。そこは魔法ではなく精霊術が普及していた。

 リオはその国内のとある村に到着。そこの巷で最も顔が広いと評判の村長の家を訪ねるリオ。だがなんと驚いたことにその村長ユバはリオの父方の祖母だった。

 ユバ曰く、リオの両親は訳あって内密に国を出たという。その時、帰れる見込みは無く事情を知る一部の者で建てた二人の墓があるそう。しかし二人が国を出た理由は自分からは教えられないという。

 ユバは孫のリオを大歓迎。結果としてリオは村で働き、ユバと一つ屋根の下で生活することになった。他にも家族はもう一人でその名はルリ。彼女はリオの父の兄の娘にあたる従姉で一つ年上の15歳だった。

 リオは昼間は猟師業、午後からは農作業の手伝いをするようになる。仕事は優秀で村の生活向上のために非常に協力的。料理も得意。リオは高度な精霊術で風呂小屋や石鹸を作ったりなど村の生活改善に大きく貢献する。そしてリオはユバたちからとても頼りにされるようになった。

 そんなある日、乱暴者として嫌われる隣村の村長の息子ゴンが交易途中で村に立ち寄る。さっそくルリの親友サヨの兄シンと諍いを起こし村中に警戒されるゴン。

 その夜、ゴンとその取り巻きはユバ宅に侵入しルリの部屋に夜這いに押し入る。そこには泊まりに来ていた親友のサヨも寝ていた。二人とも手篭めにしようとするゴンたち。が、リオの防犯のための結界が反応。リオの介入により未然に犯罪を防ぐことができた。

 ゴンに母の仇敵の面影を重ねるリオ。心の封印が解かれたかのようにどす黒い怒りで我を忘れゴンを半殺しにする。

 リオは今までは天川春人の人格に引きずられ甘かった己を恥じる。そして母の敵への復讐こそ本来の自分に相応しいと気付く。

 リオは弱い自分と決別して復讐の鬼となる覚悟を固めた。

〈ゴンにイライラ、怒りでボコボコ〉

 相変わらずのダイジェスト感丸出しがマイナス。今章も急ぎ足で淡々と話が進むのか。今回はゴンたちがユバ宅に忍び込む直前で次回に引くのが王道で理想的なのだが...。この感じではやはり3話以内で今章も終りそうで残念。

 原作小説によると、精霊の民の里からヤグモ地方の端迄、飛行術なら一週間足らずだが身体強化の徒歩で数ヶ月かかる遠方。しかもヤグモは大小三十以上もの国々が存在する広さ。あてもないリオは都市や村を順番にひとつずつしらみ潰しの地道な聞き込み調査の日々。数ヶ月が経過してようやくたどり着いたのが今回登場のカラスキ王国のとある村という状況。

 アニメではリオは冒頭にいきなり村に現れ、以上の苦労は一言説明で済ませた。これではユバにたどり着くまでの苦労がアニメではいまいち伝わらない。リオが長旅で和食にすっかり馴染みきってるのも時間経過が伝わらないから唐突な印象でしっくりこない。

 たた今回は、その落ち着きに風格も感じられる村長ユバ、粗忽だが好奇心旺盛で性格明るい社交的なルリ、ルリの親友で乙女の奥ゆかしさが輝く内気なサヨ、リオを妬むが妹サヨを大切に思う根の優しい兄シン。

 以上の4名の新キャラの演技演出がとても良い。人物作画も好感度高い。特にサヨは地味だが個人的に大好きなキャラなので次回もどう描かれるか楽しみだ。
{/netabare}
✴️第8話「王家の系譜」(8月24日 2:05 - 2:35)
{netabare}
 総合満足度65点。今回のダイジェスト感は前回以上。バトルの作画が相変わらずショボいのも痛い。ゆえにアニメ評価は相変わらず厳しい。

〈あらすじ〉

 リオは護衛として村の年貢の運搬兼交易隊に同行し、数日後初めてカラスキ王国の王都を訪れた。そしてサヨと二人きりになっての必要な買い出しの最中、身分の高そうな一人の少女の誘拐事件に遭遇する。リオは即座に犯人を無力化し少女を救うが、面倒事は勘弁と事後を少女の護衛役に託し、名も告げず立ち去った。

 その夕方、宿屋に戻るリオとサヨ。すると村の担当役人ハヤテとその両親で王国随一の臣下サガ·ゴウキとその妻カヨコがリオの前に現れる。そして彼らから両親の秘密を聞かされる。リオの母アヤメは王族だった。そして父ゼンは母の元護衛役だった。

 リオは翌日、祖父母である王と王妃に謁見して母の死の事実を祖父母に告げる。そして仇敵である冒険者ルシウスを討ち取る意志を伝える。

 王はその意志を尊重しゴウキの下での修行をリオに勧め、その手始めにゴウキとリオの手合わせが関係者に見守られながら行われた。しかし王国随一の武人ゴウキに難なく勝利するリオ。リオの実力は認められ、いつでも旅立てる状況になった。

 村に戻るとリオは両親の墓前で誓う。敵討ちという醜い自分を受け入れ、逃げずに前向きに生きると。

〈イベントぎゅうぎゅう、展開バタバタ〉

 簪のプレゼントといったサヨのリオへの想い深まるエピソードを忠実に再現したのはよかった。漫画になかったリオの初カムタン(異世界ラーメン)シーンも新鮮でよかった。武士道精神溢れるカラスキ王国の再現度は高い。サヨやコモモは可愛い。人物の表情作画や声優達の演技も感情豊かで申し分ない。

 とは言うものの尺が短か過ぎる。犯罪者ゴンの処遇、リオとサヨの王都デート、コモモ救出、リオとゴウキとの出会い、リオの両親の謎の解明、リオの母アヤメの死の真実と仇敵情報、リオ仇討ちの決意表明、リオとゴウキとの手合わせ。まとめ方は絶妙だが、これだけ盛りだくさんの内容をアニメで1話に収めるのはどうかと思う。

 アニメディア2021年7月号に掲載された監督インタビューによると、原作サイドからアニメは今期内でセリアとリオのドラマにひと区切りつけて欲しいという要望があったそう。そのため監督はアニメ構成には相当苦労されたらしい。急ぎ足の現状はその弊害。ただ、物語を圧縮しても原作の持ち味を大切に残そうというシリーズ構成も担う監督の努力は感じられる。その点は素晴らしい。今回も原作未読ならそれほど気にならなかったかもしれない。

 原作では、王族との繋がりなど何も知らないままリオは一度村に戻っている。そこにユバからの手紙を読んだゴウキとその妻カヨコが村を訪れ、リオと面談してリオの人柄を見極める。そして王との謁見のためリオはゴウキ達と共に再度王都に、という流れ。ゴウキの娘コモモ救出の恩人がリオと判明するのもその時。

 以上の原作のプロットと比べ、アニメのプロットはあらすじに書いた通りで大幅な改変あり。おかげで時間短縮に成功して効率的ではある。しかし初対面同士の信頼は段階踏んで深めることも大切で、王との謁見まで時間を掛ける原作の流れの方が自然だろう。

 ラノベ第3巻は、堪え忍ぶ心、忠義の心、惻隠の情など、原作の中でも日本的情緒の豊かさで心の琴線に触れること多く原作がより好きになった。

 原作ファンとしては現状とても残念に思う。今回の流れで次回で第3巻相当の3章が終わるのは間違いない。第3巻に対しては少なくともアニメ4話分の尺が欲しい。もっと原作の持つ情感ゆたかで緩やかな流れを味わいたかった。
{/netabare}
✴️第9話「それぞれの決意」(8月31日 2:05 - 2:35) 物語3.5→3.0
{netabare}
 総合満足度60点。今期中のセリア再登場のため、急ぎ足は止まらないどころか加速中。今回の後半三分の一からラノベ第4巻の内容に突入。話が大味でさらにつまらなくなった。尺相応に原作からの改変あったが、特にCパートはかなり大胆だった。こうなることは監督インタビューからある程度予想出来ていて驚きはない。もはや諦観の境地。物語評価は今回で下げ止まりにする。

〈あらすじ〉

 ユバとリオはルリに、リオが王族でルリとは従姉弟だと伝えた。そしてリオは二人に来年の秋の収穫祭後に村から去ると伝える。リオの素性は村では三人だけの秘密。そして翌日からはいつもと変わらない村の日常に戻っていった。

 翌年の田植えの時期、リオはサヨに年内に村を去ることを伝えた。サヨはリオに心底惚れていてそれに衝撃を受ける。そしてリオに付いて行けるようにと必死に残された期間に体を鍛え精霊術のレベルを上げようとする。半年後、サヨはリオに想いを伝えリオとの同行を切望した。リオのこれから進む道は仇討ちという人殺しの道。リオはサヨの想いには応えられないと同行をはっきり断った。

 神聖暦999年の晩秋。15歳になったリオは村から旅立ち精霊の民の里に帰郷する。久しぶりに旧交を暖めるリオとラティーファたち。そんなある朝、リオは目覚めると全裸の美女が隣で寝ていた。

〈サヨはさめざめ、心しくしく〉

 サヨの告白が今回の山場。リオに付いて行きたい一心で精霊術の修行に打ち込むサヨが健気でいじらしい。不憫な妹のためリオに土下座してでもサヨの同行を頼み込む、不器用だが優しい兄シン。切ないが大好きなシーン。ここをアニメで取り上げてくれたことは感謝。

 しかし、ゴウキとカヨコ率いる家臣団がリオの仇討ちを共に果たそうと随行しようとする件はアニメではカット。コモモの村に滞在の件も画だけで表現。コモモはラティーファとは違うタイプの可愛いいキャラゆえ、アニメでろくに描かなかったのは実にもったいない。原作3巻後半で村でリオを取り巻く二人のヒロイン。コモモは陽でサヨは陰となり彩り豊かな話だったがアニメでは片手落ちになった。

 また、原作でリオの中で眠っていた精霊が目覚めるのはリオが里を旅立った後のこと。Cパート、ここは今回一番原作から改変された部分と言えそう。原作で精霊と初めて遭遇するキャラはラティーファたちではない。次回からは原作からかなりアレンジされるのは間違いないだろう。

 原作と比べアニメは回を追う毎に不満蓄積中だが、どういう形で最終話を迎えるかは興味ある。しっかり最後まで見届けようと思う。
{/netabare}

第4章 (ラノベ第4巻、第5巻「白銀の花嫁」より)
✴️第10話「精霊の目覚め」(9月7日 2:05 - 2:35)
{netabare}
 今回の満足度70点。今回から最終話迄、描くポイントが明確なのは悪くない。次回への引きもいい。

 アニメは第4巻全部と第5巻の第2章迄の内容から必要最低限だけピックアップ。そして後半の残り6分程から第5巻の第3章の内容へ。つまり今回で第5巻の前半分迄の描写終了。

 この流れで予想すると、今期は第5巻の最後まで描くのだろう。前回と今回のカットされた所の大半は、物語上必要不可欠。ゆえにもしアニメに二期があるなら、その時に形を変えてでもある程度復活すると思われる。

〈あらすじ〉

 リオの隣りで眠っていた美女は、彼の契約精霊が実体化した姿だった。リオは彼女をアイシアと名付け、里の長老たちや里の大樹に宿る精霊ドリュアスに引き合わせる。そこでアイシアは常識外の実力を持つことが判明。リオの力の凄さは彼女の守護が原因だった。

 その後リオは、里から旅立つ前にラティーファと二人きりでじっくり話す機会があり、そこで初めて前世の天川春人と彼女は同じバスの乗客だったと知る。

 神聖暦1,000年、リオはセリアに再会するために、アイシアを伴い4年ぶりにベルトラント王国の王都に戻る。しかしその夜、セリアの研究室を訪ねるとそこはもぬけの殻だった。

〈アイシアふわふわ、セリアぎりぎり〉

 いつもふわふわして神出鬼没を特技の一つとするアイシアはリオの最高の相棒で頼もしい。セリアも21歳で適齢期とは言え、よりによって婚約者がリオを嘗て拷問した貴族。運命は意地悪で残酷だ。だが今のリオにはだれにも負けない力がある。

 ここからの展開は王道中の王道。ヒロインの尊厳に関わる最大のピンチを救う白馬の王子様の物語で原作で非常に盛り上がる所。ゆえにアニメに対して、原作者がここを確実に描かせたい気持ちは非常に解る。

 だが2クール目にこの部分を持って来るべきだった。本作がアニメ企画段階で1クールしか約束されてなかったなら、アニメ化は焦らないで見送るべき、と今回改めてそう思った。

 もし2期があって続きがあるとしても、原作ファンの多くにとっては、今期のスカスカさは許し難いと思う。

 演出上で滲み出る手腕から、シリーズ構成も兼ねるヤマサキオサム監督は非常に優秀と思う。原作側の拘り抜きで、構成をすべて監督にお任せだったらどんな出来だったろう。返す返すも残念だ。
{/netabare}
✴️第11話「白銀の花嫁」(9月14日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 ほぼ会話劇で終始してアクションシーンが無かったのが幸いして、今回の満足度80点。今回は脚本と演出、声優演技のバランスが絶妙。作画は、動作はいまいちだがキャラの表情は秀逸。

 特にセリア、細やかに心情を伝えてくれて深く感情移入出来た。結果として、今回でセリアは本作のメインヒロインとしての座を不動とした感があった。

〈あらすじ〉

 リオはアイシアの協力で現状を認識する。セリアは政略結婚の危機真っ只中。婚約者はよりによって、嘗て己が手柄のため、リオを拷問して王女フローラの誘拐犯人に仕立てようとした男、侯爵家のシャルル・アルボーだった。

 そしてセリアとの再会は、アイシアが見つけた彼女の滞在先に侵入することで人知れず成功した。しかし、まだセリアの結婚に対する真意を十分に掴めないリオは思い切った事は何も出来ない。そこには、リオには親の仇討ちという最大の目標があることも大きい。

 リオとの再会後、依然精神的に追い詰められたままのセリア。作り笑顔で己の義務に忠実であろうとする。果たしてセリアのピンチを食い止めることがリオに出来るのだろうか。

〈リオはこそこそ、セリアぼろぼろ〉

 リオとアイシアのコンビは天下無敵。アイシアの諜報の活躍無くして、こんな短期でリオが必要な情報も得られることはないだろう。

 一方、貴族としての本分をわきまえ、意に沿わぬ結婚も自分を殺してでも受け入れようとするセリア。リオが訪れて嬉しい状況でも、悲しい現実の渦中の彼女。必死に笑顔を保とうとする彼女が不憫で切ない。誰が視てもセリアは不幸のヒロイン。次回、救われないと視聴者も浮かばれないだろう。

 次回の最終話は、王道のヒロイン救出劇になるのは誰でも予想出来ると思う。ただ脚本と声優演技はともかく、アクション作画が弱点の作品ゆえ、過剰な期待はしない方がいいかもしれない。
{/netabare}
✴️第12話 (終)「運命の再会」(9月21日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 最終話は、ラノベ第5巻第5章と第6章を描いて終了後(第5巻のエピローグは除く)、ED直前とCパートで第4巻第2章から第3章を基にアニメオリジナル構成で描かれた。

〈あらすじ〉

 リオは、シャルルとセリアの結婚パレードの途上でその馬車に突入。シャルルを踏みつけ、セリアと念話で合意の上で彼女を掻っ攫った。逃亡の途中、セリアはアイシアに託し、自らを囮として追手を引き付けるリオ。数百単位のベルトラム王国軍の大部隊を振り払い、近衛騎士団団長にして王国最強と名高い『王の剣』アルフレッド=エマールの攻撃をかわす。そして王都からの脱出に成功した。

 王都郊外にたどり着き、アイシアとセリアに合流したリオ。しかしその時、東西南北のあらゆる方角で、六本の様々な色の眩い光柱が舞い上がった。その先に待つもの、それはリオと言うより、天川春人にとっての運命の再会だった。

〈セリアにこにこ、続きあるある?〉

 今回の満足度70点。最終話は脚本のまとめ方と声優の演技はそつなく、セリアがヒロインとして非常に魅力的だったのは救い。アクションシーンの作画は、一部を除き思った通りのチープさで残念。

 ここで終わると実に中途半端。これで2期が無かったら大ブーイングだ。

 本作の最終話終了時点では、円盤の予約はパッとしないようだが、原作の売り上げの伸び(累計発行部数200万部突破間近)と国内外のアニメ配信状況は好調のようだから、2期実現の可能性はかなり高いだろう。

 仮にアニメに2期があればまた視聴するつもりだ。ただ今期、ここまで原作を簡略化した以上、2期を楽しみに待つことはないだろう。
{/netabare}

❰全話視聴後の感想❱
{netabare}
 全話の個人的評価は65点。ヒロインが多く、主要舞台も3箇所あったゆえに、人間関係の構築を丁寧に描きれない点に不満が多い。セリアだけがヒロインとしての魅力が必要十分に描かれたものの、アイーシャ他精霊の民のヒロインたち、サヨ、コモモ等、描写に割く尺が圧倒的に足りない。

 リオの人間としての魅力アップには、出逢うキャラとじっくり交流して人柄を滲み出す時間が必要。そのために原作の描く範囲をもっと狭めるべき。また、バトルの作画がチープなのも、リオの強さも安っぽくなり、彼の魅力がいまいち伝わらなくなった。

 書籍第4巻と第5巻の話の順番を入れ換えた工夫は悪くない。だだ簡略化せず、腰を落ち着けて第1期は全12話を各巻を最低4話で3巻迄丁寧に、話の切りのいいところ迄描いた方が、視聴者にとって続きが気になり、アニメ2期の期待が高まり、原作抜きでも人気タイトルになり得た気がする。

 2021年4月で書籍既刊19巻とコミカライズ既刊6巻で、シリーズ累計発行部数130万部達成。アニメ放送直前の2021年6月時点では160万部突破。さらにアニメが終わる9月には、書籍第20巻とコミカライズ第7巻も刊行されており、累計発売も190万部に到達した。

 以上から、アニメは原作販促での効果はあったかもしれない。だが、一般的に軽薄なろうテンプレとみなされがちな作品になってしまった印象は拭えない。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

4話までの感想{netabare}
原作未読、なんか色々と不思議。
最初制作はMAHO-FILMかと思ったw
絵の雰囲気が“うちの娘のためならは~”や“神達に拾われた~”っぽく感じだので。
作画はそこまで悪くないのだけどどことなくぎこちなく、そんな中ヒロインの顔だけは意地でもクオリティを死守してる様が、柳瀬雄之が血ヘド吐きながら手直し頑張ってるのかなー?と予感させる。
が、実際は全然MAHOとは関係なくトムスだった模様、いや実質はトムスじゃなくてワオワールド(“アニメガタリズ”やったとこみたい)ちゃう?
てっきりキャラデザは出口花穂だと思い込んでたよ、違いがワカランw
というか1話は凄い頑張ってたんだ、1話は。
正直本編よりOPの方がヘボくて「そんなことある?」と驚いたが、3話にして力尽きたかOP相応のクオリティになってひと安心と言って良いやら悪いやら…。

絵についてはそんな感じで内容の方、といいつつまたOPの話になっちゃうけど…これが心証悪い。
OP最後女性キャラがドドドと出てくるのが「うわぁ」と声を出さずにいられない。
転生モノとしては最近めっきり数の減った「元の世界に未練がある」タイプで(“聖女の魔力は~”のアイラとか居るので全く無い訳ではないが)ほんのちょっとは感心した…いや、したいところなんだけどOPが邪魔をする。
あれだ、スラム時代に一緒にパンを盗んだ同世代の男友人とか居ないのが残念なのかも、そういうのが居ればOPも「女の子まみれ」みたいなことになならなかったんじゃない?
元の世界に未練はあってもスラム時代には未練が無いのは、結局バーターにかけられたみたいであんまり深みを感じない。

ってところでの4話、刺客として襲ってきた新キャラのラティーファがよく分からん。
転生したの、いつ?
主人公と同じ時期なら──毒針使ったりそれなりの戦闘を繰り広げてたし、首輪つけられてずっと戦闘訓練させられてた…と思うのだけど、それにしちゃあメンタルが弱い・幼い。
見た目に関しては獣人の成長速度を知らんのでナントモ。
訓練だけでなく実際にコロコロしたことあんの?
よっぽどの手練れでなきゃ単身で追跡なんて…クライアントは結構貧乏?
ってかリオは生死不明じゃないんだ。
死体が見つかってないとはいえモンスターがうろつく世界でしょ?生存を確信したのは何でだろう。
指令としては「もし生きてたら殺せ」であって、帰還しないのは生存を明らかにすることになってヤバいと思ったのだが…最初から生存を確信されてるならいいの…か?
いやそうであるならセリアも疑われない?セリア宛の手紙なんて検閲対象でしょー。

今後その件に触れるならいいけど、現状な~んか雑さを感じる。
王女誘拐事件も5年間進展無いのん?{/netabare}

5話感想{netabare}
最初誤解を元に襲われて「またかよ!」と思ったが、いや、ひょっとしてこれは誤解が解けた後で人間と亜人とで素直に謝れる/謝れないの違いを描いた…のか?
その国や地域のトップに貸しを作るには体の良い展開だなぁと思わなくもないが…。
負けることで「そこらのなろうのチート系とは違うんだZE」アピールだとしたらちょっと志が低い。
ま、まぁ、いつもこんな感じで誤解されて襲われるのなら、ラティーファが転生者と思ってもおいそれと尋ねたりしない慎重さへの説得力にはなる、か?
というか身の上は尋ねられないの?
ラティーファが帰って来ないことで第二第三の刺客が放たれるんじゃないか?と思ってた私としては、リオがのほほんと逗留生活をしてるシーンが気が気でならなかった。
せめて追跡は断ち切ったとか、人間の手先ならここには来れないだろうとか語って欲しかった。
欲を言えば「私が居るとどんな災いをもたらすか分からない」と、それが叶わないとしても滞在を断る素振りをして欲しかった。
後で村が襲われて「お前が来なければ平和でいられたのに」と責められそうで…無いとは思うけどね、丁重にもてなされればされるほどそう予感してしまい安心して見れない。
なんかリオが「今自分の置かれてる立場」を気にしなさすぎというか、他のなろうでよくある自発的でない感じ、こっちから何かしようと思わなくても周囲がお膳立てしてくれる感じ。{/netabare}

6話感想{netabare}
まてい、ちゃんと前回の最後の方覚えてる?
ワイバーンの巣から卵奪ったらワイバーンが追ってきた、ってところで終わったんよ?
それを踏まえての6話冒頭、「リオ殿が里に来て1年──」とか言い出したので、ワイバーンの巣を襲った出来事からも1年経ったんだと思っちゃったよw
コイツら卵抱えて1年間逃げ続けてた?ってね。
よく見りゃ5話の祭の段階で1年経ってると分かるけど、だったら5話中に「リオ殿が里に来て1年──」と言えよと、何故6話に引っ張った?
もしくは卵を奪うシーンを「リオ殿が里に来て1年──」と言わせた後にするべきだったんじゃないかなー?
「リオ達が里で平和に暮らしてる裏で不穏な動きが起きている」というのを見せたくて卵を奪うシーンを5話に入れたんだろう、それは分かる。
が、紛らわしくすることで何か演出的な効果があるでもなく、単に気が利いてないだけな気が…。
細かいことかも知れないけど、こういう部分までちゃんと気を配ってるかどうかが脚本の良し悪しに繋がるんじゃないかなー、と思ったり。

なにより、ラティーファを刺客に送ったのに戻ってこないことでスティアードは次にどんな手に出る?を期待してた自分としては、何事も無く1年経っちゃったのが肩透かしでして…。
今後暗躍っぷりが描かれるのかも知れないが、前回の感想でも書いたけどそもそもそっちに気を向けないリオ達が不思議でならない。
いつかスティアードと対峙する──ケリを付けてくれないとスッキリしないので──とは思うのだけど、大丈夫かね?

視聴者の興味の向かせ方がズレてるというか…私の方がズレてるのか?
ボケっと見てても「何か大事なことを忘れてる気がする」って感じるんじゃないかなー?
王女誘拐の件も6年間遅々として進んでないということだろうか。
冤罪だろうが犯人をデッチ上げて処罰しなけりゃ威信に係わるって話じゃなかったのか?{/netabare}

8話までの感想{netabare}
ほげええええ、顔面ヘッドスライディングした気分。
主人公が王家の血筋って…あれぇ?何故だ?何故かすっごくガッカリ。
それが悪いってことじゃないハズなのに、何で私はこんなにもガッカリに感じるんだろう。
とにかく直感で「そりゃないよー」という気持ちが湧き上がった。

今までそんなこと匂わす伏線らしきものが無かったからか?
王家を示す短刀を親の形見として持ってるとか、一族だけに遺伝するアザがあるとか、なんかあったっけ?
パスタ屋のロッテとか、回収がずーっと先と思われる伏線なんて張ってる場合じゃないだろー。
天涯孤独の身から人情とチート能力で仲間を増やしてのし上がってく話だと思ったら、本人の努力とは関係無しにデカい後ろ盾が突如生えたような…。
転生者で女神だか精霊の加護を受けてるだけでもアレなのに、突然ドエラい設定が降って湧いた様に感じて…この唐突感がガッカリの原因かなぁ?
ついでに母親の仇も唐突だし、両親が駆け落ちする原因となったロクレン王国とやらの蟠(わだかま)りはどうなった?これから?

なによりブラックワイバーン製の衣装がヤグモ背景と合ってなくてキモい。
人攫いを倒した後「面倒ごとは避けたい」とその場を去るとか、目立たない様にする努力を一切してないヤツが言うことか?
交易が盛んで色んな人種や民族衣装が町に溢れてるならまだしも、作中見る限りそうじゃないし、キモいって。
小説じゃ気にならなかったのかも知れないが、アニメでやるとヘンテコこの上ないのでもうちょっと考えてくれよー。
そろそろ切ろうかと思ってるんだけど、早くこの地を去ってくれないかな。{/netabare}

9話感想{netabare}
前回王族の血統と聞いてガッカリした話の続きになるけど、「果たしてその設定によってリオにデメリットはあるの?」に対し「いいえメリットしかありません」がアカンのだろう。
逆に、もしデメリット──本人は一切関与してないのに一族を恨んでるヤツが居てそいつから命を狙われるとか──があるならまだ見れるかなぁと思いつつ9話に臨んだら…。
どうやら無いっぽい。
いやいや、血筋絡みでの面倒ごと起きんのかーい!
ロクレン王国(両親が駆け落ちすることになった原因)は本気でスルー?もう過去の話?
ルシウス(親父の冒険仲間、母親の仇)が変貌したのはそこからの差し金って可能性を…疑わないの?
というか、前回の人攫い未遂の話はどうなったん?背後に陰謀が絡んでる…とかじゃないの?
何事も無く安穏と1年過ごしちゃったよ…ゴンは出所したん?

1話の王女誘拐が一番印象強いけど、それ以外だってトラブルに対して表面的な対処はするけど根本はなにも解決してないエピソードばかりが続く。
他の方が書いてらっしゃる「全てが中途半端のつまみ食い」、正にその通り。
最後に全ての事件が巨大な黒幕に集約するって展開なのだろうか?
そうでないと困るんだけど、それにしたって中途半端が過ぎて忘れ物が溜まる一方。
深く掘り下げることなく次の出来事へ移ってしまうため、関心を維持しづらい。


話もそうだけど、絵もちょっと…。
1年逗留したカスラギから旅立つってシーンで…なンだその軽装は!?
ああああ!!!!
結構許せない、“チート薬師”より、“D-CIDE”の龍平よりイラっと来たかも。
お土産どっさり持たされるんじゃないの?実は嫌われてた?
折角日本風の地域を出したんだから三度笠と道中合羽くらい羽織ったっていいじゃない!ってかそうしろよ!!
数ヶ月海外旅行して帰ってきたら向こうの服着てたりしない?カスラギに行った形跡を残したくないのか?浮気相手の家感覚?
ちょっと近くのコンビニに買い物行く感じにしか見えなくて、もう当分戻ってくることのない決意や雰囲気なんてあったもんじゃない。
この絵ヅラでサヨとの別れをしおらしく描いたところで嘘臭くてうすら寒いだけだって。

と思ったら次の場面でビュンと空を飛んであっという間に精霊の民の里へ到着。
あっ、ホントに近所だったんだ、徒歩10分飛行30秒って感じ?(嫌味)
旅情も哀愁もへったくれも無いな、両方の村を毎日行き来すりゃいいじゃん。
それでいて持ち運べる家をリクエストって…だからさぁ「そういうのがあったらいいな」と必要性を感じる出来事を見せてないので多くを望む業突張りにしか感じないって。
雷雨の中飛び続けるとか、寒さに丸まりながら野宿するとか、長旅感をあらわす時間経過のシーンをなぜ入れなかった?
旅の装備を考えたくなかったのかなぁ…前回町中で目立たない衣装を描かなかった件といい、作画は結構一杯一杯なんだろうか?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

大失速

なろうのテンプレアニメ。
前半はめっちゃ好きだったんだが、4話以降ぐらいからだんだんと興味を失っていき...

{netabare}
なんというか、酷いって感想よりもなんでこうなるかなぁって感じがして少し悲しい。
前半のセリア先生パートあたりは面白かっただけに。
個人的に今期No.1ヒロインはセリア先生でした。
2,3話の主人公とのやり取りは本当に良かったし、最初は先生がリオを気に掛けるという構図からだんだんと逆になっていくのも見ていて良かった。
3話でセリア先生を退場させたのが完全な間違い。

4話から10話ぐらいにかけては本当に酷い。
行く先々でヒロインが出てきて、キャラデザはかわいいんだが、掘り下げがなさ過ぎて全く何も感じない。
年数もすぐ経過して、すぐに別の場所に行くしキャラ、場所に何の感情もわかない。
そもそもヒロインは普通に先生だけでいいはずなのに、なんでこうハーレムにしちゃうかなぁという感想。
旅をしては現地妻を作って別のところに行っての繰り返し。
絶対にセリア先生との二人旅アニメにした方が面白かったと思う。

10~11話で少し取り返したんだが、最終回も酷すぎる。
ニセコイとやっていることが同じ。
あそこでセリア先生を攫ってセリア先生と結婚して終わりだったらたぶん評価あと星1ぐらいは上げてた。
まあ中途半端な終わり方をしたから結局どうなったかはわからないけど、何の前触れもなかったのでハーレム要因に加えるだけなんだろうなと。
それならあの金髪と変わらないじゃんと思った。
あの金髪、先生が攫われそうなとき結構心配してくれてたし。
最終回になって主人公が嫌いになってしまった。

まあ、最終回でサイコパス感が出てしまったと言え、そこまでの話での主人公の印象は良かったかな。
ぼくリメ、東リベ、転スラみたいに中身大人なのに子供のように見えるアニメが多い中で、このアニメは転生前(とは言っても高校生?)の年齢相応に見えた。

キャラ以外で言うと、ストーリーも前半はいかにもなろうという感じだったんだが、正直言うほど嫌いではないからまあまあ良かった。
テンプレだけど、キャラ魅力があったから普通に楽しめたといった感じ。
ただ、中盤はわけのわからないキャラが急に現れた敵と戦う展開が多くてあんまり楽しめなかったかな。
ラティーファの前世の掘り下げも薄くて、これなら前世要素いる?ってなってしまった。

それと、ルリの声がすごく耳が痛くなるような声だったんだが、声優が下手なのか?

ほんとに作りようによってはもっと面白くなったであろう惜しい作品。
OPとEDも両方良かったです。

↓一話毎感想
{netabare}
1話 3/10
おさまけか?
いつもの始まり方。なろうタウン。
OPの剣振る所ダサすぎて笑った。
前世の記憶と今の記憶どっちが正しいか葛藤してるところは良い。
ヒロインはめっちゃ可愛い全員。
特にあの銀髪の子は今期で一番かわいいかもしれない。
いや特に何も情報渡してないのになんであんなに銀貨もらえるんだよw
なんかご都合的に魔力の使い方を教えてもらえるw
久々の王道ゴミなろうって感じで一週回って面白かった。
ほんとヒロインめっちゃかわいい。
いや助けたなら今ちゃんと話せよ
なんで混乱させそうなことを言ってわざわざ連行されるんだよ。
普通に現場で転がってる誘拐犯を見せればいいじゃん。
バカしかいない。ほんとのこと話せよw
この王女たち自分がやばそうな奴に突き出しといてなんで被害者面...。いきなり王と謁見ww
ヒロインほんと可愛いし不快感はない。
もうこういうなろう系は一週回って楽しめるようになってしまった。
ED結構いい

2話 10/10
ほんとヒロインかわいい。
なんで差別される可能性あるのに学校に入れるんだよw
行かせる意味もないし。
キャラは全員可愛い。ほんとに。
12歳とか最高か?
まあ知識あってもイキらないのはいい。
このアニメ作画結構いいという。背景やたら頑張ってるし。
こういう系の作品主人公が都合よくみんな転生前に剣道やってるのなんなの?w
思ったより悪くないなこのアニメ。
ヒロイン補正大きいかもしれないけど。
転生前設定も結構生きてるのもいい。
ロリかわ。主人公がちゃんと中身大学生って感じがするのもいい。
年数経過しちゃった。17歳か。 
大人は結構差別しないのね。
戦闘あっさり 恋愛要素もあるのかな。
 
3話 10/10
一切ありません(大嘘) 強い魔物がいないとかいう分かりやすいフラグ。
魔法使えるじゃんw
さすおに系アニメか。フローラもかわいい。
ええ 先生もうでないの?
ついていってほしかった。
 
4話 5/10
なろうタウン
なんでスープパスタあるんだよw
ああ、他にもいるのか転生者。
親がどっちの親を言ってるのか分かりにくい。
主人公そこまで最強じゃない?
女の子に厳しい。都合がいい能力。
この子転生者なのか
謎リョナ 転生者なのに何でこんなカタコト
イキリ演出きつい。主人公ちょろw
このアニメの目的が分からん。
先生ちょっと出てくれるの嬉しい。
寝言で気づくって展開は書き方が下手。
東京言ってるんだから追及しろや 

5話 6/10
異世界語の下り痛いからいらない。
安定の頭の悪いMOB。
意外と主人公弱いのか?
当然のようなハーレム。
ほんとキャラめっちゃいい。なんだこのおっさん!?

6話 2/10
1年経過したw
旅立つ必要あるの?
ってか、ラティーファの伏線回収はなし
里で暮らしてるシーンが少なすぎて感情が置いてけぼり。
どうでもいいキャラの戦闘ばかり見せられてもなぁ。
主人公いつの間にこんなに強く。
ハーレムしだしたのがマイナスになってきてるのかなぁ。
ええ...実際の兄だと認識せずにこの子の話一端終わるの?
出た、四次元ポケットw 笑うわ。
序盤大好きだったけどさすがに酷くなってきた。
キャラに魅力がそんななかったのが2~3話との違いかな?
2~3話は先生とのやり取りが多かったのが良かった。
20秒ぐらいのCパートが一番面白い。

7話 3/10
ヒロインが出てきすぎだなぁ。
最初は先生だけだったから面白かったのに。
このださい服なんなんだ。旅アニメかな?
声優下手だな。
あーいつもの展開。
これ声優下手って言うか声入れてるマイクおかしいんじゃないのか?
即落ち2コマ。いややりすぎだろw 笑ったわ。
会ったばかりのヒロインが襲われたぐらいで殺そうとすんなや。
復讐とは。ほんとにつまらなくなってきた。

8話 2/10
ダメだ、ヒロインに魅力がなさすぎる。
キャラデザは好みなのに。
これが先生だったならかなり評価してたんだけど。
日本文化要素いらんなぁ。
なんで主人公は殺されなかったの??
これ前世要素いるか?
この世界の記憶だけでいいじゃん。

9話 4/10
ルリの声ほんと耳が痛い。
もう出ていくのか、展開が早すぎるしこれといった展開もないせいで何も思い入れがない。
何で連れてかないんだ?
ハーレムものじゃないのかこれ?
先生一筋ってこと? 本拠地はこの村なんか。
最後きついわw 

10話 7/10
精霊の子かわいい。
何で一緒に風呂入るんだよw
きついなあ。ラティーファ赤の他人なのかよ。
出た、なろう便利アイテム。これ何年経過してるんだ。
結婚式阻止するのはいいけど、主人公がちゃんと結婚するんだよね?
ニセコイはやめてほしい。

11話 9/10
髪型変わったか?
ほんと先生が出ると面白いの草
主人公普通に先生と旅しろよ。Cパート良かった。

12話 3/10
えぇ...。何の確証があってこの展開なんだよ。
主人公が急にきつくなった。
せめて普通に話し合いぐらいしてやれよ。
意思を確認したいだけでここまでやる必要あったか?
もうほぼ阻止してるようなもんだろw 
主人公をもっと先生への執着心の強い人間っぽくしてくれたらこの展開でもよかったんだが。
駄目だ、ギャグアニメだわこれ。
なんで「あんたの結婚相手を公衆の面前で攫う!」って言って攫うんだよw 
金髪なんかちょっと不憫だわ。
こいつ変態と思ってたけどふつうに先生愛してそうじゃんw
何でこんなキャラにした。作画が。
いや、マジで主人公サイコパスだろ。
正常な行動をしてる善人らが主人公に蹂躙される展開。
意外と作画頑張ってる。
こいつも前世関係あるの?
日本語演出だけのための異世界語下りいらないって。
は?これ結局セリア先生、金髪の元にいてもこいつの元にいても待遇変わらないじゃん。
てか2期ないのかよw スマホ太郎を思い出す終わり方だ。
{/netabare}

曲20段階評価
OP「New story」8.0/10
ED「Elder Flower」9.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

81.8 3 修行で幼馴染なアニメランキング3位
僕のヒーローアカデミア(第3期)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (442)
2702人が棚に入れました
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。No.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、クラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。雄英高の生徒同士が激突するビッグイベント「雄英体育祭」、プロヒーローの下で技を磨く「職場体験」、“ヒーロー殺し”ステインとの死闘、期末テストでのオールマイトとの戦い、そして敵(ヴィラン)連合の死柄木弔との邂逅…。次々と課される試練に対して、デクはヒーローを目指して果敢に立ち向かっていく。一方、死柄木や、オールマイトの宿敵である巨悪オール・フォー・ワンも仲間を増やし、その悪意をふくらませるのだった。デクの、最高のヒーローになるための道と、敵(ヴィラン)たちとの戦いは、ますます加速していく!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、井上麻里奈、増田俊樹、諏訪部順一、内山昂輝、三宅健太、大塚明夫
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

君が凄い人だから・・・勝ちたいんじゃないか!! 胸熱くする青春ヒーロー好きにはこれでしょ♪

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2018年4月~9月

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語 
39話~45話 夏の林間合宿編
46話~51話 神野区の悪夢編 

雄英高校に入学してから初めての夏休み
この一学期で心と体は鍛えられた
この林間合宿では”個性”を伸ばす○o。.

どんな困難にも立ち向かい 笑顔で人々を救う
そんな最高のヒーローになるために新たな一歩を踏み出した!

出発する前に謎のプール編あります○o。.。

〇音楽
OP曲は UVERworldが歌う”ODD FUTURE”
夏の季節に合う爽やかな曲です

ED曲はmiwaが歌う”アップデート”
気持ちが落ち着く ED曲にピッタリです。

〇キャラ
合宿は雄英1年ヒーロー科 A組とB組が参加
他にも講師に新たなヒーロー迎えたり生徒たちの家庭訪問あったりで
相変わらずキャラ豊富♪ 
推しのキャラを見つけて応援するのも楽しいです○o。.。

今回特に好きなキャラ

夏の林間合宿編・緑谷出久
神野区の悪夢編・オールマイト

両者 立場は違いますが
絶望の涙を感激の涙へ変える二人 最高!
ヒーローとしてのその姿に胸が熱くなること間違いなしです!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英高校の警備がザルなのかヴィラン連合が凄いのか・・・
楽しいはずの林間合宿が開闢行動隊(ヴィラン)の登場で悪夢へ

光汰くんを守るデク君カッコいい!

この夏の林間合宿編では
ヒーローとして戦うことを選択した雄英ヒーロー科の面々
それが神野区の悪夢編では戦わずして”かっちゃん”を助ける

戦うだけがヒーローじゃない! ちゃんと成長してるの嬉しかった♪

そして オールマイトとオール・フォー・ワン
心が震えるような戦いでした 

どんな姿になっても平和の象徴として先生として
そしてワン・フォー・オールを受け継ぐものとして戦う姿は
涙無しには観ていられませんでした!

さらに死柄木弔が志村菜奈(7代目ワン・フォー・オール)の孫!
戦いの中でサラッと判明したは驚きでした

それにオールマイトから緑谷出久 
オール・フォー・ワンから死柄木弔へ受け継がれていく内容もあり
大満足!でもスゴイ情報量! 
色々な意味で頭が熱くなりかけました○o。.

最後は雨降って地固まる とても良かった♪。

( でも内通者なんているのかな? 誰だろう? 気になります! )
{/netabare}
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語
52話~63話 プロヒーロー仮免試験編
全国各地で行われる試験会場に集まったヒーローの卵たち

その中の国立多古場競技場に到着した
デク君たち総勢1540名 その中から一次合格は100名という
とても狭き門の中 仮免試験が始まる!

58話のみ特別編 ”愛で地球を救え” 犯人探しが楽しいです。

〇音楽
OP曲は Lenny code fictionが歌う”Make my story”
ED曲は 菅田将暉が歌う”ロングホープ・フィリア”

”ロングホープ・フィリア”映画版で流れてました
今回は曲調を変えたTVバージョン また違った感じで素敵です!

熱い歌詞を勝手に紹介します!

{netabare}
歩くほどに靴底が汚れてく そんな風に
僕らの魂も磨り減れば影ってしまうよ
そんな時に思い出して 君が諦められない理由を
救ったはずが救われたっけ 握ったつもりが握られた手

遍く旅路に光あれ 強さや弱さでは語れないぜ
立ち向かうその一歩ずつが 君の勇敢さの勝利だった
叫ぶ為に息を吸うように 高く飛ぶ為に助走があって
笑う為に僕らは泣いた それを敗北とは言わない
ロングホープ・フィリア

時を経ては変わってく 街並みも友達も
大抵は離れて分かる 寄る辺なさは瞭然たる感傷
ましてや自分 僕は僕を離れられぬやましさを背負って
だから友よ見届けてくれ 変わったのじゃなく変えたのだ

遍く挫折に光あれ 成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ トロフィーとしてのハッピーエンド
願わなきゃ傷つかなかった 望まなきゃ失望もしなかった
それでも手を伸ばすからこその その傷跡を称え給え
ロングホープ・フィリア

諦めて疑って塞いで 期待外れって言われたっけ
でも失くしたことが武器になった それがどん底に咲いた花
遠き友よ 今ではもう蒼い星座 少なからず僕ら生きてる
荷物ならばそれで充分だ

遍く命に光あれ 生きる為に理由はいらないぜ
うなだれても踏み留まった そこをスタートラインと呼ぶんだ
今日の君が笑ったことで 敗北も無駄にはならなかった
故に咲くどん底の花 友よ、末永い希望を
ロングホープ・フィリア{/netabare}

〇キャラ
プロヒーロー仮免試験編では
士傑高校・傑物学園・聖愛学院など全国の色々な選手が登場します
この作品って登場人物多いけど 一人一人特徴があるから
見分けが付きやすいなって感じます○o。.。

特に好きなキャラ
・爆豪勝己 

普段強がってる彼が胸の内を明かす場面はグッときました!
今回はⅢ期通しての結果になります○o。.。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英体育祭で全国に顔と個性がバレてるというハンデの中
競い合う雄英生たち こういう展開の中 
青山君が鍵になるなんて とっても意外 
蛙吹さんは寒くなると 冬眠に入るって・・・驚きました。

救助活動では
戦うか守るか 助けるか逃げるか
瞬時に色々な選択を迫られる現場でケンカしてる轟と夜嵐
だから出久の”なにをしてんだよ!!”
モワモワしたわたしの思いを代弁したデクくん 最高かよ!

プロヒーロー仮免試験後
このⅢ期の主役と勝手にわたしが思っている”爆豪勝己”

彼が心に抱え込んでいたものを爆発させる場面
良いライバル関係誕生の瞬間 ますます爆豪くん好きになりました。 
{/netabare} 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

〇一言
洋画”アベンジャーズ”と学園青春ものをかきまぜた様な作品です

話数は多いですが 内容はストレートで分かり易く 
割と一気に観れちゃいますのでオススメです♪。

10月からⅣ期が始まりますので今から楽しみ!○o。.

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

1話の感想 ★★★ 3.0
2期の総集編
{netabare}
林間合宿前の水泳!
まぁ、今回は総集編がメインだけど。
こういう所、親切。
今期のOPとEDはUVERworldとmiwaか。
豪華だな〜{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
合宿初日
{netabare}
初日からハードだったな。
楽しんでいられるのも今のうち、って言葉まさにその通りだった。
合宿はこれからだ。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
こうたくん
{netabare}
能力社会が嫌いか…
親が死んじゃってたらそうなるよな。
生きていたら憧れだったのに…
ヴィランが襲撃してきた。
見つからないように少数精鋭にしたのが仇となったな。{/netabare}

4話の感想 ★★★★★ 5.0
僕のヒーロー
{netabare}
ヤバい、緑谷かっけぇえ!!
自分も怖いのに泣きながらも戦うとか…
あの声に表情、必死さがビンビン伝わった!!
これで憧れないやつは男じゃないよ!!
泣けた…
超いい話だった。{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
鉄哲の底力
{netabare}
Bクラスが初めて活躍したな。
あの手の女の子見た目アレだが、強いな。
これで10人中2人は戦闘不能で2人はプロが見ている。
障子くん、片手無かったけど再生するのか?{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
かっちゃんを助けに
{netabare}
かっちゃんを助けることが出来たと思ったらまた攫われた!
そして、捕まえたと思ったら敵のど真ん中!
なんて、不運なんだ。
常闇の能力って強いな〜
弱点がでかい代わりに自分の陣地では無双だな。
あのイカレ女は血を集めてた。
もしかして、その血でノームを作る気なのか!?
なんか色々とやばそう。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
あと少し
{netabare}
爆豪を助けることが出来なかった。
あと少しだったのに。
爆豪は最後まで助けてとは言わなかったな。
轟くんもいい人になったな。
あんなクラス思いだったか?
果たして、緑谷はどんな判断をするのか…{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
救出に行くのか?
{netabare}
緑谷の怪我そろそろヤバそうだな。
動かなくなるとか…
でも、無茶は辞めれそうにないよな。
相手が強いんだから。
ヒーローっては1回の失敗で非難される。
決して、非難されるような行いはしてないのに。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
爆豪、救出
{netabare}
緑谷たちが救出するかと思いきや、オールマイトたちがきっちり制圧してしまった!
なんか呆気ないぞ!!
まぁ、オールフォーワン出てくるよね〜{/netabare}

10話の感想 ★★★★☆ 4.5
オールフォーワン
{netabare}
やっぱり出てきたオールフォーワン。
そして、めちゃくちゃ強い!!
緑谷の作戦で見事、爆豪は救出できたがオールフォーワンを倒しきれなかった。
オールマイトは時間切れ…ヤバくない?{/netabare}

11話の感想 ★★★★★ 5.0
No.1ヒーローの最期
{netabare}
かっこよすぎだろ、オールマイト!
限界を本当に超えて勝ってしまうなんて…
絶対に負けると思ってたよ…
意地を貫き通したかっこいい最期だった。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
師の想いと母の愛
{netabare}
オールマイトは本当に戦えなくなってしまったんだな。
もし雄英が襲われた時、絶対的なヒーローはもういない。
教師一人一人が死にものぐるいで守らなくては。
緑谷の母は臆病で怖がりだけど、凄く優しい息子想いのお母さんだ。
こんなに素晴らしい親だから子も純粋で真っ直ぐに育ったんだろうな。{/netabare}

13話の感想 ★★★☆ 3.5
寮生活、スタート
{netabare}
寮生活が始まった。
んで、今回はほのぼのとした回だった。
前までシリアスが続いたからその反動かな。
梅雨ちゃん、厳しく言ったことで抱え込んでしまってたんだな。
みんな、不安だよな。
みんなのため自分のために、早く強くなれ!{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
必殺技
{netabare}
腕がダメなら脚で。
シンプルだがいいと思う。
コスチュームも少し変わって、これから始まるって感じがするよ!
爆豪はやはりセンスがいいな〜
いろんな技を思いつく。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
第一次試験、スタート
{netabare}
みんなパワーアップしてんだな〜
コスチュームもかっこよくなってるじゃん!
そして、始まった試験!
5割と言われていたのが、一次試験から1割とは差がすごいな。
雄英からは何人残るかな。{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
狙われる雄英
{netabare}
バラバラにさせてしまったが、何とか緑屋とお茶子、瀬呂くんが合流できた。
士傑高校はどいつも曲者ぞろいだ。
あの痴女が全裸になった時、白色の泥みたいなのが着いていたのかな?
あれのせいで全裸に見えなかった。
そこをどちらかに一致させて欲しかった。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
仮免、結果発表
{netabare}
仮免を見事取得!
良かったな、デク!
そして、ヒーロー名がデクになってた。
本当にそれで良かったのか…
かっちゃんはデクの能力について分かったみたいだな。
オールマイトは隠し通したがデクには無理だったか…
この心の緩みが後々響かないといいが…{/netabare}

特別編 ★★★ 3.0
愛は世界を救う
{netabare}
映画の繋ぎの話。
番外編って感じで特に面白くはなかった。
普通だった。
映画の方はクソ面白かったな!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

3期は精神的に成長していく姿が多く見られた

プール回からの林間合宿!
{netabare}
かっちゃんのボール投げの時の掛け声が
「しねー!」から「くたばれー!」に変わってて
そこも変化していくんだと面白かったですw
{/netabare}

林間合宿での肝試し中に↓
{netabare}
合宿の疲れを残したまま2人1組での肝試し中に
荼毘率いるヴィラン達が生徒達を狙って襲いかかる。
ヒーロー嫌いの洸太くんを守るため最強の敵と
1人戦った出久くんは勝利するもボロボロに。
自分を命懸けで助けてくれる出久くんを目の当たりにし
洸太くんのヒーローに対する考えが変化していった。

出久くんから報告を受けた相澤先生は
ライセンスのない生徒達にヴィランへの攻撃を許可し、
B組の鉄哲徹鐵はガスを操る敵を何とか倒した。

森の中を駆け回る出久くんを障子くんが抱える。
2人の通るべき目の前の道には常闇くん、
暗闇によりダークシャドウが制御不能となっていたが
かっちゃんと轟くんの所で光を当ててもらい元に戻る。
だけどヴィランの狙いであったかっちゃんは
相手の個性によって捕まり連れ去られてしまう。

連れ去られた先でかっちゃんがまた名言作ってたな、
「寝言は寝て死ね」ってwww なんそれwww
あとかっちゃんのオールマイト愛が一途すぎる!
{/netabare}

ヴィランのアジトへ乗り込む↓
{netabare}
拐われたかっちゃんを救出するために
ルールを破りノームの場所へ向かった出久くん達、
それより先に乗り込んだオールマイト達。
かっちゃんを救助することには成功したけど
オールマイトはオールフォーワンとの死闘の結果
ワンフォーオールの火は消え事実上の引退となった。
49話は涙が止まりませんでした( ᵕ ᵕ̩̩ )
{/netabare}

プロヒーロー仮免試験↓#53〜
{netabare}
試験前に必殺技を編出す訓練を全員が行う中、
林間合宿での戦いで腕に爆弾を抱えた出久くんは
足を基本にした戦いのスタイルに変更した。

1次試験はボール当てで先着100名、
参加者1割以下しか通過できない内容。
雄英高校だけは体育祭のテレビ中継で個性がバレていて
毎年最初に行われる雄英潰しの壁を超えていく。

1次試験を通過した出久くんに
「そんな力があれば当然だ。」
とかっちゃんが言うシーンは、
出久くんを認めたから言ってくれたのか
個性の事を察して言ってるのかハラハラします!

青山くんが途中から仲間を思いやる行動に出たのは
なかなか思わせられるところがありますね。

なにより全員通過おめでとう‪(*ˊᵕˋ* )
相澤先生の生徒たちに抱く感情の変化があって良いな〜

2次試験は救助演習!
ヒーローにもプロがいるように、
救助されるプロがいる設定が面白い‪ところ( ॑꒳ ॑ )
審査は救助される側が直接行う。
しかしただ救助するだけとはいかず
途中からヴィランのテロが発生というシナリオ追加で
ヴィラン役を率いるのはNO.10ヒーロー!!

試験を終え1-Aは轟くんとかっちゃん以外が仮免合格。
寮に戻ったその晩かっちゃんに呼び出された出久くん、
オールマイトと出久くんの仲について考え続けていた
かっちゃんに出久くんの個性の正体を暴かれる。
オールマイトに憧れヒーローを目指したかっちゃんは
出久くんと戦いを望み出久くんもそれに応えた。

初めて本音でぶつかりあった2人の喧嘩は
最後にオールマイトが止め個性についての秘密を話し、
オールマイトと出久くんの2人の秘密は
かっちゃんを含めた3人の秘密へと変わった。
出久くんとかっちゃんの関係も
お互いに高め合えるライバルへと変化する!(#61)
※出久くんとかっちゃんは謹慎処分w
{/netabare}

後期課程の始まり↓#62~
{netabare}
オールマイトが引退となった今、
ストッパーの外れた悪人たちは増え続け
死柄木たちヴィランも裏で動き続けている。

雄英高校ではインターンの話があり、
ここで初めて通形ミリオ達ビッグスリーが登場する!
3期はミリオくんが1-Aのみんなに実践形式で戦い
インターンについて教えて終わる。
ミリオくんがビリから努力でトップになったこと、
個性が強いわけではなく使い方次第で強くなれることを
知った出久くんは何か大きなヒントを得た様子だった。
{/netabare}

1期の時からナレーションとして
出来事の解説をしている出久くんの声は
いつの頃の出久くんが話してるのか気になる。
「この時の僕達は〜」などの言い方をしているから
未来の出久くんなのは確かなんだろうけど、、
卒業したあと?大人になった出久くん?プロヒーロー?
とても気になります(゚^ ゚ )

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

76.5 4 修行で幼馴染なアニメランキング4位
マギ The Kingdom of magic (2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (914)
5838人が棚に入れました
迷宮ザガンを攻略し、シンドリア王国での宴を満喫するアラジンたち。
そこでアラジンはシンドバッドから、『三人のマギ』について聞かされ、シンドリア王国のマギとしてレーム帝国に行くことを持ちかけられる。
アラジンはその言葉に対し、自分はシンドリアのマギではないと微笑む。

宴の中、アラジンはアリババに、この世界を終わらせないことを誓う。
「……でも、僕はこれからどこに向かって進めばいいんだろう?」

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之、松岡禎丞、逢坂良太、井上喜久子、チョー、柿原徹也、日野聡、坂本真綾、阿澄佳奈、高垣彩陽、谷山紀章、宮野真守
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

マギの第2期
迷宮ザガン攻略からお話は始まります

第1話
{netabare}いきなりアラジンがすごいことになってる!?
知らない間に話が進んでるかと思ったわ
前作のラスボス的存在がエロ担当とわね
3人一緒で冒険に行くわけではないのか・・・{/netabare}

第2話
{netabare}紅玉ちゃんは相変わらず可愛いなあ
いい感じに魔法バトルでハジケてたな
てかまだ「旅立ち」しないのかい(゚Д゚)ノ
皆が進む道を決めたってことですね{/netabare}

第3話
{netabare}アリババくんはボッチになってしまうのか・・・
ってΣ(゚Д゚ υ) アリャ
結局同じ船に乗ってるやんけ!
最後に海賊が出たぞおおおお
半分禿げてるぞおおおおwww{/netabare}

第4話
{netabare}白龍くんがとても有能ですた
あの根っこには流石に気づくと思うのだが・・・
マドーラおばさんの目がヤバイ
怖い(´д゚`ll)
モルさんマジかwww
{/netabare}

第5話
{netabare}つまりあれだろ
母の愛は偉大ってことですね
あんな怖い母さんは嫌だけど・・・
白龍うううううううう!!!!!
アラジンの”皆”の中にいなかっただけはあるねww{/netabare}

第6話
{netabare}白龍お兄さん見事な暴走ぶりでした
洗脳がとける前もとけた後もね・・・
むしろ後の方がやばかったwww
まさか盛大にマミるとは思ってもみなかった
モルさんを泣かすなんて許さんぞ白龍ううううううううう!!!!!
{/netabare}

第7話
{netabare}顔芸するモルさんは可愛いですねえ
そして3人は別々の道へ・・・
なんか殺し大好きガキンチョが出てきた((((;゚Д゚))))
何人真っ二つにするのさ
次回からはハリポタですか?
{/netabare}

第8話
{netabare}いつの間にか体育会系も真っ青のスポ根アニメに((((;゚Д゚))))
アラジンとスフィントスの絡みがお約束過ぎて面白い
スフィントスがアリパパの師匠にそっくりだけど・・・
ありがとう、教官のおっぱいには吹いたwww
喜久子教官は実はいい人なんだね
アラジン大成長!!
{/netabare}

第9話
{netabare}今回からアリババ回
やはりお笑い担当だけあって面白いですね
ギャグ多めで観てて楽しいです
アリババくんは意外と強いことが判明!
彼はマゴイをうまく扱えるようになるのか!?{/netabare}

第10話
{netabare}シェヘラザードとかいうロリが出てきた!
ロリが一番偉い国はいい国のはずです
アリババ苦戦するも、圧倒的なタフネスで生き残る!
そしてマゴイが融合して覚醒するオプション付きでした
トトも簡単に落とすし流石です
{/netabare}

第11話
{netabare}アリババお兄ちゃん'sが登場
随分丸くなってるデシ
その後モルさんがcv石田彰と遭遇
cvが石田さんだと信用できないのは私だけ?
そろそろ大きな戦争が起こるとかなんとか
煌帝国に視点を移すと・・・
白龍が完全に闇落ちしてました{/netabare}

第12話
{netabare}母親強すぎいいいいいい!!!
しかも怖いし
白龍味方いねええええ
と思ったらジュダルが手を差し伸べてくれるかも?
これって堕天確定じゃんww
年明けからはアラジンのターンかな〜{/netabare}

第13話
{netabare}アラジンが主席じゃない!?
ティトスとかいう性別曖昧野郎が主席だそうです
そんなティトスとの魔法バトルがいきなり始まりました
かなり激しいバトルだった( ゚Д゚) ス、スゲー!
ティトスの腕にもあれが!!!
ロリのしもべだったのね、、、
{/netabare}

第14話
{netabare}OPがチェンジ!
ティトスくんの移り身が早すぎる〜
しかもなんかキャラが変わってる気がするし
スフェントスくんって回復魔法使い
ドラクエで言うと僧侶か
似合わねええええええwwwwww

5等許可区はマゴイ生産場
そこに住んでる人から無理やりマゴイを奪うための場所だった・・・
そこには今にも命を落としそうな幼女が
許さんぞマグノシュタット( ゚Д゚)ドルァ!!
ジジイなら百歩譲ってもいい、だが未来の明るい幼女の命を奪おうなんてこの俺が絶対許さない!!!{/netabare}

第15話
{netabare}一瞬でやられたティトスくん
どうやらマゴイが足りないご様子
マイヤーズ先生が姉さん!?
そして学長は簡単に許してしまったぞ(・□・;)
何か裏があるのか?

学長の過去から学んでいこうのコーナーが始まりました
まあこれだけのことがあったらこういう考えにたどり着くわな魔導師の魔導師による魔導師のための国
でもこの考えはうまくいかないんだろうなあ{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大好きな人たちと笑い合える世界のために、強くなりたい。

マギの2期です。

2期を見る前に1期の視聴は必須です。
1話は何の振り返りもなく始まります。

1期も楽しめましたが、
2期も怒涛の展開でわくわくと楽しめました♪

キリのいいところまで進むために、
だいぶ無理して詰め込んでいる感じもしましたが。笑

2期は全25話です。


● ストーリー
“ダンジョン”と呼ばれる迷宮が突然現れた世界。

ダンジョンを攻略した者には、そのダンジョンの支配者であるジン(魔人)が宿る金属器(きんぞくき)を手に入れることができる。

自分が何者なのかということや世界の謎など、
今までわからなかったことがだんだんわかってきたアラジン(♂)。

アラジンは魔法の勉強をするために、
アリババ(♂)は自分の金属器(きんぞくき)を使いこなすために、
モルジアナ(♀)は故郷に帰るために、

それぞれが新たな目的地への出発を決意する。


1期も面白かったけど、
王道の展開を恐る恐る辿るような少し不安定な印象がありました。

だけど、2期の面白さには安定感がありました。
どんな冒険が待っているのだろう?というわくわくを素直に感じることができました♪

さらに、ジンを宿す金属器や、それを使いこなす金属器使い達がバンバン登場して、バトルも盛り上がる!

強い人たちがどんどん集まってくるわ、戦う相手も強すぎるわで、
途中からちょっとぽかーんとなってしまいましたw

特にラスト2話は展開詰め込み過ぎで、
なんとかギリギリ終わらせましたという感じでしたw

確かにキリのいいところで終わったけれど、
個人的には詰め込まれ過ぎて少し不完全燃焼。

後日談もしくは3期が欲しかったなー。

メインディッシュで終わってしまうより、
最後はデザートでホッとしたかったという感覚です。笑


≪ 並行して進む物語 ≫

7話からは3人がそれぞれの目的地に向かうため、
物語も3つに分かれます。

強大な力を持つ煌(こう)帝国の話も絡んでくるから、
正確には4つぐらいのストーリーが並行して進んでいます。

1つずつでも濃いストーリーになりそうなのに、
ちょっとずつ進めることでいろんな味で飽きずに楽しめる^^

全く交わらないと思うそれぞれの話が、
3人の絆でつながった時、この作品の本領発揮だなあと感じました。

やっぱりこの3人は一緒がいい♪


● キャラクター
これまで登場したキャラ達も安定していますが、
新たなキャラもたくさん♪

たくさん登場するのに、
それぞれにちゃんと魅力があるのがいいね。

今回の私のお気に入りは煌帝国の皇子&皇女たち♪

1期でも登場していた練紅玉(れんこうぎょく)は、
2期になってさらに魅力が増して大好きなキャラに♪

強いし乙女だし純粋だし、
なんて可愛い姫さんだこと^^

登場したものの、君は誰?状態のキャラもいるし、
まだまだ掘り下げてほしいキャラもたくさん。

恋心とアラジンの顔の広さが世界を救うんじゃないかと思うぐらい、アラジンは誰とでも仲間になる天才です♪


● 音楽
【 前半OP「ANNIVERSARY」/ シド 】
【 後半OP「光-HIKARI-」/ ViViD 】

どちらもこの作品と合う前向きな雰囲気の曲です♪

シドの曲とマギは相性いいですね^^

1期同様、曲とアニメーションの合わせ方も好きです。
後半OPのアニメーションはネタバレが多すぎた気がしますがw

最後にはこういう展開になるのねーって、
新しいOP始まった瞬間にわかってしまうのは、どうなのw


【 前半ED「エデン」/ Aqua Timez 】
【 後半ED「With You/With Me」/ 9nine 】

「エデン」は神曲ですね。
今回一番お気に入りなのは、この曲です。

後半EDは、戦いに向かう勇ましさとの相性がよかったです。

本編と一緒にこの曲が流れる展開は盛り上がりました。
テンション上がったー!


● まとめ
内容に関しては大満足です。
私は1期よりも2期の方が好きでした^^

ただ、十分に回収できていない伏線や気になるところも多いのが引っかかるー。
{netabare} モルジアナは何をしていたのか、白竜はどうなっちゃうのか、など。 {/netabare}

まだまだ彼らの冒険が終わる気配がないだけに、
3期がないのが残念(´;ω;`)

それでも十分原作が人気な理由はわかりました。
面白かったです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大陸全土を巻き込む壮大なストーリー&マギの好きなキャラクターランキング

原作は少年サンデー連載は未読
マギ1期視聴済み


「マギ」という作品は作者曰くアラビアンナイトで知られる「千夜一夜物語」を
ベースにした作品だということです。

登場するキャラクターはアラジン、アリババ、シンドバッドは
アラビアンナイトに登場する人物としてとても有名ですね。とにかく魅力的な
キャラクターが勢揃いしています。

1期から続く2期、1期視聴は必須です。

TVアニメ第1期に続くストーリーの第2期は舞台を魔法使いの国
「マグノシュタット」に変えています。

主人公のアラジンが魔法技術の習得と闇の金属器の謎を解明するため
マギという立場を隠し、マグノシュタット魔法学院の生徒として入学します。

同じ頃アリババも修行をしにレーム帝国の闘技場に来ていた。
お互い別々の場所で順調に道を進んで行こうとしていた。

{netabare}
後半に向けて物語はマグノシュタットとレーム帝国の戦争へと移っていきます。
レーム帝国のシェヘラザードの理想は魔法ではなく人の力で国を発展させること
マグノシュタットのモガメットの理想は少数の魔道士たちの力で国を発展させる
こと。この思想の対立ですね。一般的な正論はシェヘラザードでしょうが
結局ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略する戦争を
始めるのはレーム帝国なんですよね。
どちらの思想も間違いとはいえないので、異文化の者との共存の難しさを
考えさせられました。

ここからの展開が凄い。
レーム帝国からはファナリス兵団も出てきてそれに対抗するため、
アラジンが覚醒したり、アリババが登場したり。更にそこに煌帝国も現れる。

結果堕天したモガメットは暗黒点を呼び出し、練玉艶 (れんぎょくえん)が
アルマ・トランのマギと衝撃の事実が発覚する。

金属器使いたちが一斉に集結し、それぞれが魔装化して依り代に向けて
極大魔法の連射。

これだけの金属器使いたちの総力戦は圧巻です。絶望的な力を持つ依り代に
対し争ってた皆が力を合わせて立ち向かう。

依り代を破壊しようとするが、しかし全く通じない。この絶対絶命の中
駆けつけたのはシンドバッド率いる七海連合。


もうこの男に持っていかれました!七海の覇王登場!
この世界が生んだ 奇跡!!「第一級特異点」シンドバッド!
シンドバッドの「バララークサイカ」巨大な落雷が依り代へ

七海連合の凄まじい力に絶対絶命のピンチを回避することに成功しました。

出番が少なかったモルジアナも到着。アリババを助ける。
またモルジアナにお姫さま抱っこされています。

ただ、金属器使いたちが集結する中、1人だけ戦いに来なかった白龍。
暗黒面に堕ちたのでしょうこの後の展開が気になります。


アラジンとアリババとモルジアナの3人が揃い3人の拳タッチ!
それぞれ自信に満ちた表情ですね。


シェヘラザードが次のマギを自分では無く、ティトスを迷わず指名
したのが素敵でした。また生まれて来れて良かった。
{/netabare}

原作が進んでからまた3期という形で彼らに会えますように。終


●ランキング
マギの魅力的なキャラがこれだけ勢揃いしたので気になる世間のランキングを
いくつかまとめて集計してみました。

【キャラクター人気ランキング】
1 位
アリババ・サルージャ

2 位
ジャーファル

3 位
シンドバッド

4 位
ジュダル

5 位
モルジアナ

6 位
練紅覇

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
練紅玉

10 位
練白龍

アリババさんすごい人気なんですねジュダルちゃんの人気は嬉しいです。

【これは私の好きなキャラクターランキング】
後であにこれbest10に。。
1 位
練紅覇

2 位
シンドバッド

3 位
ジュダル

4 位
練紅玉

5 位
練紅炎

6 位
モルジアナ

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
アラジン

10 位
アリババ・サルージャ

魅力的なキャラクターが本当に多いです。ジュダルちゃんはアクセラレータ系で
気に入っています。練紅覇は迷いなく1位です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

69.8 5 修行で幼馴染なアニメランキング5位
RDG レッドデータガール(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (1101)
5485人が棚に入れました
「普通」になりたい少女の願いが、未来を変える――
善も悪もない、新たな学園ファンタジー!
世界遺産に認定される熊野古道、そこにひっそりとたつ玉倉神社。
鈴原泉水子は、神社の宮司である祖父に育てられ、外の世界をほとんど知らない。
長いお下げ髪、めがね、引っ込み思案。
泉水子がさわるとパソコンも携帯もなぜかフリーズしてしまう。
「もっと、普通の女の子になりたい」
周りと違う自分に悩んでいた、そんなある日、
幼なじみの相楽深行が玉倉神社に現れて、泉水子の通う中学校に転校してくることに……
泉水子自身もまだ知らない大きな運命が、静かに動き始める!

声優・キャラクター
早見沙織、内山昂輝、米澤円、石川界人、木村良平、福山潤、釘宮理恵、野島裕史、ブリドカットセーラ恵美、石田彰、朴璐美、井上和彦
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ただのファンタジーラブコメだった件。 

全12話  
ブランド:P.A.WORKS
ジャンル:セカイ系オカルトファンタジーラブコメ
テーマ
不思議な力を持つ少女・鈴原 泉水子が普通になりたいと願う成長物語。

【ストーリーと観方】
タイトルにあるRDGとは、絶滅危惧種の少女。
「あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在」

その存在を巡る話で進みますが、残念ながら不思議な力は部分的にしか判明しませんw
寧ろ置き去りで終わるので、序章と割り切って下さい。

泉水子に関わる相良深行に注視し、どのように2人の関係が変わり築かれてゆくかが観所です。
序盤は、2人の心情描写がブレて苛々しますが、何を成すべきか理解できていない為です。
さらに宗田真響・真夏の姉弟が中盤から組み込まれ泉水子を触発させる存在になります。
宗田姉弟関係により、さらに超展開要素を増し世界観の理解に努めようとすると拍子抜けします。

世界観を占めるオカルト用語を深く理解する必要はないです。
なんとなくボンヤリと雰囲気アニメとして認識すると良いと想います。

【作画】
OPから引き込まれる熊野古道が素晴らしく、全体的に丁寧に描かれています。意外とバトルシーンが多いですが緊迫感は伝わりません。美麗としか伝わらず残念です。

最初からテーマは分かりますが、世界観との整合性を気にするあまり方向性が蜃気楼のようにボヤけてしまいます。2クールで全て補完する内容であれば申し分ないです。原作は面白いと感じさせてれるモノはありました。

以下、各話感想・個人的な解釈で用語を綴っています。

1話{netabare}
主人公・泉水子のキャラデザインが悪い印象を植え付けるイメージに感じられました。

人をイラつかせる気質というのでしょうか。 
幼少時代から変わらないお下げ・眼鏡・内向的な性格。
まるで昔の虐められキャラの特徴みたいですね;

そんな彼女がある時、変わりたい想いによって前髪を切ることで
少し世界に良くも悪くも変化が起こります。
彼女の不思議な力が関係しているみたいですね。

RDGとは、絶滅危惧種の少女
「あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在」
と、彼女の不思議な力が、どれほど偉大なモノかは不明です。

そして変わりたい彼女は親に決められた高校に行きたくない と決意します。
その意志を尊重するのが、深行は山伏の家系みたいですね。
一生、彼女を守る・擁護する存在とは不憫すぎますね。

それによって彼も色々と犠牲になっている部分もあるんでしょうね。
だからと言うて幼少時に泉水子を虐めていいわけではないですが・・・。

と、人間臭い心理描写が掘り下げられて私は好きです。

普通に生きたい彼女の想いと不思議な力の謎をゆっくり見せる雰囲気ですね。
ひとまずP.A.WORKSに期待してみましょう。{/netabare}

2話{netabare}
修学旅行(東京)へ深行と二人で母に会いに行きます。
道中、真っ黒な悪霊?みたいなモノに付きまとわれます。
彼女を利用したい霊とわかります、どうやら彼女は憑依体質で、
彼女に降臨する姫神という存在を欲する理由らしい。

能力説明・深行が泉水子に少し動揺しながらも守る姿勢が好感触になった話。 {/netabare}

3話{netabare}
和宮の正体が神格の霊で彼女が望んだから現れ霊になったらしい、ここを去ろうする泉水子を行かせないとするが・・・深行のヘタレっぷりがでるが神格の霊がそれだけ偉大で恐怖する行動は納得。
それよりも深行が鳳城学園へ行くから、私も行く てどうなの???
心移り激しすぎ、「なんで、私、父に逆らってまで転校したいと思ったんだっけ」 とシーンがあるが、軸がブレすぎでしょ、性格が変わりすぎでしょ、呆れた。
それが伏線なの? と云いたくなる。
そして舞、また舞ですか、P.A.WORKSの十八番ですね・・・全作品で必ず出てきます。{/netabare}

4・5話{netabare}
神霊と話せなくなると人類は滅ぶ、これが物語の肝らしい。
真響と真夏の術により死んだ三つ子・真澄が神霊の力で、高柳の式神を圧倒する。
陰陽師や術師など登場するが、泉水子と深行のラブコメに近づける構成になっているだけですね;ラブコメは好きですが、浮世離れした世界観に生きるキャラ達に感情移入できない。 {/netabare}

6話{netabare}
学校の存在意義。その背景は高柳を絶滅危惧候補にする目的で設立されている節があり、それを阻止する真響派の対立。真響は生徒会を自らの一派に組み入れようとするが、中立な組織かつ判定者という位置付け。
だが、現状、真響の力だけでは高柳の式神に抵抗力が弱い為、、泉水子を引き入れるとするが・・・それに見合うパートナー深行の力量を試そうとする。 
やっと全体像が見えてきましたが、RDGを求める組織背景が現状ないのでキャラが泳いでいる雰囲気。
恐らく深行と泉水子は真響と対立することはないが、姫神の力を知られ巻き込まれてゆく展開かな と安易だが感じます。{/netabare}

7話{netabare}
スピード感あるテンポがない為、物足りないですね。 物語としてはおもしろいと想うが、キャラの掘り下げにシャーマニズム要素が色濃く表れ現実感とオカルトのバランスが悪いですね。
深行の技量は一般人程度だが動じない度量から期待させてしまった結果、真響は拍子抜け今後なにか裏がありそうな気もしますね。
日本史研究会のダメ元勧誘・生徒会長の舞・真夏の馬が死にかけ帰省。真響と真夏の共有にズレが生じると真澄のバランスが悪くなるとのこと。そして互いに真澄への想うバランスがズレると、恐らく真澄が存在できなくなるのだろう。 その為、真響が真夏を想うことで均衡が崩れる為、真夏は逃げた。 と、継ぎはぎのように辿っているが本筋は大丈夫ですか・・・。{/netabare}
8話{netabare}
まず、視聴が辛くなった; 真夏は真澄と一緒になることで真響の幸せを考えていたらしい、対象相手が神霊で瓜二つの顔立ちでわけわからなくなってくるw 
そして真澄から真夏を奪還する為に姫神の力で行くが、真澄は泉水子に探りをいれるが、その気持ちに触れることで真夏の意識が戻され全て出てしまうと真澄でなくなるらしい、要は一部の真澄の意識が全て真夏を支配され消える と、だが、誤って真澄を解放し暴走する所へ母が姫神の力を使い封印して終わり。回りくどい構成ではないか? もう少しスマートにできないのか; 深行も真夏を助ける為にでむくと黒い羽があったり、和宮が助けてくれたとか、なんかついていけないw{/netabare}
9話{netabare}
超展開で文化祭で高柳との紛争まがいの話は蛇足にしかなっていない。姫神の存在は泉水子の血筋の者で人類を絶やす程の力によって滅亡という未来が変わらなかった、そして自分の力が人類と敵対することから、この力を引き留めてくれる存在を求め人類を救おうとしている連中が山伏や和宮とのこと。 後半だけ観ると面白いが、説明口調で流し駆け足で面白みが半減している。全体的な物語としての魅力が欠け過ぎている。 そして深行に普通の女の子として認めて欲しい という変わりたい真意がわかったが、これまでの心情描写の表現が活かされていない、全て後手になり詰め込んでいる様にしか見えない。{/netabare}

10話{netabare}
再び学園祭の主軸へ変わる。泉水子と真澄の会話内容が引っ掛かったぐらい。真澄にとっての好きとは食うという行動。高柳は霊を取り込む使役するという。解釈らしい。何かしらの伏線とわかるが、不明すぎる。そして真響とのズレとは? いい加減、説明しろと言いたくなる。後2話で終わるの?{/netabare}

11話{netabare}
戦国合戦という催しの裏にある高柳VS真響派閥の世界遺産候補を賭けた戦いが始まった。
その一方、泉水子自身は先日の件によって深行から再び携帯電話を持たされる。また、壊すかもという不安もあったが、深行を信じ自分も信じたいと願い持つことに。
その矢先に高柳の陰陽術にはめられ暗示を掛けられる。高柳の目的は、フェイズ・新たな相を作り人間の都合が良い世界にすると考えているっぽい。 その計画を担う予定であった泉水子の暗示が解け、自力で姫神の力を使いフェイズを潰す! 
そして姫神であることが周りにばれ、普通で居たいと想う気持ちとの拒絶となった。そしてフェイズを潰した反動で地鳴りが起きる。
もう、ついていけない展開と割り切っていたので、クライマックス少し面白くなってきたw{/netabare}

12話{netabare}
冒頭から坊主から姫神が目覚める予言が~とか真夏が傍を離れたとか意味が分からん。そして深行と真夏は泉水子を探すがいない。居たのは犬になった、高柳www なんだ、いきなりギャグみたいな展開で笑ったw 泉水子は新たなフェイズに消えたとのこと、カラスの和宮と犬の高柳を連れて助けに行くことになる。
この時の深行の台詞がこのアニメで一番面白かった、「鳥と犬がお供だな、猿がいれば桃太郎だな」 このクライマックスでその台詞はおもしろすぎるwww
そして真澄が使役するた霊を倒さないと泉水子には会えないとのこと。
一方、泉水子の心情描写として地鳴りを起こすほどの力があったのは、姫神ではなく自分だったと別々の存在だと私が想いたかっただけなの? と自問自答するところへ深行の信じる力で全てをなぎ払い、2人を繋ぐ携帯電話によって泉水子の元へ辿り着く。
そして泉水子へ命令口調で告白する「必要だって言えよ!」。
まるで台詞回しがキムタクみたいでちょいクサすぎで恥ずかしいw 姫神にならず、人類を滅ぼさず、必要だって言えよ。
すいません、くどかったですねw
これが泉水子の欲しかった台詞ですね、変わりたかった理由は、普通の少女として見てもらいたい。
という想いを全12話で描き序章になった作品。{/netabare}

【解決した内容】{netabare}
■12話 真響のズレについて説明がありましたが、整理するとこういうことかと。
真響の望みは真夏へ心臓をあげて1つになること。真響は真夏と真澄がいつも一緒と考えているので、3人が一緒になるという意味と解釈した。真響は真夏しかほぼ眼中に無いので真澄とのズレが生じたいう見解でいいのか原作読まないとはっきり分からないね。 だから、2人が消えずに済む方法として、泉水子を好きになることで解決しようとした。 真夏が真澄は変わらないヤツだったと想っていたけど、好きなヤツを見つけたんだという台詞があることより。
また、最後に浮気してごめんという台詞を考えると真響のズレは真澄のズレにもなっていたと解釈でき、その意図がわかった真響は3人の関係修復がされた様にもみえる。

■泉水子がなぜ姫神の力を持ったか、そしてRDGとは何か?
人間よりずっと高い波動に神霊は住んでいる、昔は多く居たが今は絶滅危惧種とのこと。
要は、姫神が特別視されていない時代があってその子孫である泉水子にもあって当然と解釈できる。
それがどういう経緯で滅びに繋がる力になったのかと気になりますね。9話の説明だけではわからんw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

イライラして、怒りすらこみあげてきましたw 雑すぎる話しでラノベの怖さを知りました

久しぶりに見た気がする、一見まともに見えるけど、かなりの無茶振りアニメ。
設定が謎すぎて、1~3話あたりまでは、唐突な展開にかなりの混乱が予想されます。
視聴していてもペースがつかみにくい。

{netabare}
巫女に山伏、陰陽師やら、それ系の学生を集めた学園モノ
とわかっていれば、それだけでも理解するのが早いのになぁ。

特に最初がホラーめいた展開で“あえて違う方向へ混乱を誘っている”
のがわかるだけに、ちょっと惜しい。

東京レイブンを思い出す設定ですが、
残念ながら満足度は200倍くらいあちらが上か。

無駄にわかりにくくしたこと&誰も彼もがめんどくさい設定
かかえてて、内輪で争いあう内ゲバ設定に、作品のおもしろさ
が半減してる気がします。

では、気を取り直して~。

ヒロインの泉水子(いずみこ)は熊野神社の巫女さまで女子中学生。
いつの日か、その身体には姫神が降りてくる予定の神聖な身体のようで、
その秘めた力を狙う輩が無数にいるらしい。
それも人間から悪霊の類までいろいろと・・・。

そこでボディーガード役にと幼馴染の相良(さがら)くんが
転校してきますが、この相良くんの性格がキツイのなんの。
幼い頃は、泉水子が泣くまでボールをぶつけて楽しんでた
という根性曲がりです。(その後、いい人に変化)

ただ、山伏としての法力は低レベルで、
あまり戦力にはなっていないような~。
なので完全無欠の白馬の王子様タイプのヒーローというわけでもなく、
実力不足を気合いで補おうとする性格ですね
(ほぼ無理ゲーなんですが)

でまぁ、すぐに気がつくのが、この作品の世界の設定が
ちょっと異常だということ。

ラノベによくある唐突な展開もですが、この世界について
何も情報を知らされず、キャラ同士も話さないしで、
たとえ泉水子の仲間や味方のそぶりをするキャラでも、
何かしら裏があったり、泉水子の力を取り込もうとしてくるんで、
正直、いいように使われてる泉水子に気がつけよと、注意しろよと、
アホさ加減にイライラしてきます。

特に世間知らずで育ってきた泉水子は重症ぽいです。
メンタルが激弱で、ちょっとしたことで怯えてオーロラ
リバースしちゃうし、それでいて知らないことを恥と思わず
強気の逆切れをしてくるのでやっかいです。

→何してんだよ!
→そんな怒らなくても!
→ダメだって言ったじゃないか!
→ワタシ、知らない!!!
→さらなるピンチへ
→何てことしてんだよ!
→だってだって!
→ダメだって言ったじゃないか!
→ワタシ、知らない!!!
→被害甚大な事件へ
のパターンの繰り返しです。

見てるとお父さんもお母さんとも離れてくらしている
(お父さん海外?お母さんは公安勤めで離れ離れ)ようで、
どーしてこうも育児放棄してるんかなぁ~と。

誰もが泉水子は重要だ、大事だといいながら、その役目や意味合い、
警戒すべきものなど、何も教えず育ててきたって・・・ちょっとねぇ・・・。
まぁ、いつかは姫神が降りてくれば、泉水子の自我なんて
消えてなくなるかもと思えば、あえて何も教えていないのかもしれません。

ただですね、それならそれで、中学を卒業してから東京に
行かせたりせず、ひっそりと熊野で過ごさせるだろうし、
合点がいかないんですよね。

物語は中盤から学園遍にはいります。
実はこちらが本編の模様。

能力者に囲まれて、ようやく穏やかに暮らせるかと思いきや、
結局、ここでも学園内での権力争いに巻き込まれ、トラブル続きに。

親友ポジションの女子友のマユラですら、学園トップの座を狙っていて、
泉水子の力に気がついており、派閥の仲間に加えたら戦力になると
そろばんを弾いています。
※相良くんが止めるのもきかず、姫神の秘密を話したための模様

で、毎回、損な役回りで苦労して大怪我を負わされているのが、
前述のボディーガードの相良くんなわけです。
無用の争いに巻き込まれるのはごめんとばかりに、
早くから中立を表明する生徒会にはいります。

それが泉水子をまもることにもなるだろうと考えですね。
ですが、マユラの勧誘は続きますし、泉水子もマユラを信じている風で、
相良くんの苦労はなんなの?て感じに。

あげくマユラからは、泉水子のボディーガードとしての本当の能力を
試すべく、天狗の集団からボコられたりもしますw
※相良くんの法力は、ここでは素人・初心者レベルです!

ひどいですよね~。
てか、このときの泉水子が最悪なんですね。
ぶるぶる震えながら弱弱しい声で「やめて・・・」というだけ。
でもマユラは強引で、怪我する前に本気出しなさないよ!
とかえらく上から目線でやめる気もなく、これには殺意すら抱きましたw

泉水子、お前のために怪我してるのに、なんでもっと必死に
止めないのか? マユラに殴りかかるくらいできないのか?
なんでそんなに簡単に許してしまうのか?

エリート校という設定で、術士としてもそれなりの血筋の子弟が
集まっているはずなのに、学園内では術のかけあいやらやり放題で
周囲にも迷惑かけまくりのルールもへったくれも無用の無秩序状態。

さすおにの風紀委員みたいな存在もなく、こんな危ない学校
をすすめて入学させた両親の見識も疑うレベルです。

まぁ、最後まで本当の悪人が登場しないんで、そこだけは救いか。

一応、最後まで見ようと思えば見られる話しですが、
設定が微妙すぎて、自分はないですね。
正直、おすすめしません。

話しは単純なだけに、もう少しシンプルに構成しなおして、
仲間と協力して立ち向かう物語にするとかすれば、
ストーリーに引きこまれていたかもしれません。

追記
泉水子を怒らせて、犬の姿に変えられてしまった高柳くん(陰陽師)。
元の戻し方がわからないからって、最後まで犬の姿だったけど、
もどれるんだろうかw ←すごい適当設定ですよね

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ネガエバデテクルヨー

山伏、陰陽師、心霊などなど、和風学園ファンタジーの世界観は魅力的であったが、
正直なところ、人物に共感できず、世界観にもあまり浸れず・・で退屈に感じることが多かったアニメ。
全体的に自己完結・自己中心的な考え方の人物ばかりに感じる。
ちょっと打ち解けたと思っても次の回になればそれぞれ勝手に行動してることなんてことがざら・・。

あまりに特段楽しめた点が思いつかなかったのでせめてどうしてつまらなかったのか分析してみることに。

■人物への感情移入の難しさ
作品の性質としては、泉水子とそれを取り巻く環境の変化(はじめての○○という経験)を眺めながら、
周囲との関わりや泉水子自身の心情を感じ取っていく、というタイプのものだと思うのだが、
まず話の軸としての目的(世界遺産云々)がぼかされているので、各々人物の目指すところが分からない。

目的がはっきりしないので、考えも掴めず、行き当たりばったりでふらふらとしている印象しかなかった。
主軸となる主観的視点もなく、客観視できるほどの説明もなく、断片的な情報が飛び交うよう。
それが当然のように受容されている超常現象と人物たちの心情に視聴側とのギャップを感じてしまう。

■盛り上がりの乏しさ
なにがどれほど凄いのか、怖ろしいのか、とかが感覚的すぎてわからない、というのもあるかもしれない。
具体的に泉水子ちゃんのやったことといえば・・{netabare} 電子機器破壊したくらいじゃないか? {/netabare}
結局不思議な力とはなんだったのか、どんな選択に迫られ、なんの決定をしたのか、
世界遺産選定やらは何の関わりがあったのか、サブキャラ達は何がしたかったのか・・
その辺りは全くわからなかった。

ホラー要素のようなものもあったが、差し迫った危機として感じられるような展開にはならず。
とするとやはり人物の心情変化等に注目するしかないのだけど、
前述のように共感は難しく、そこに至るまでの展開も毎度唐突なんだよ・・色々と・・だった。

視聴時感想
{netabare} P.A.Worksに外れなし!との期待を込めて観始めたアニメ。
でも1話の時点では話もまだ見えてこず、登場人物にはイライラさせられること請合い。
見所もみえてこないので本当に様子見状態。

<先行6話まで観て>
関心が上がった回を↑ 下がった回を↓ 変わらなかった回を→とすると
1話→ 2話↓ 3話→ 4話↑ 5話→ 6話↓ と、こんな感じ。
全体的に演出ながい・内容わかりにくい・会話がおもしろくないの三拍子で、未だビミョーな感じ。
もともと晩熟型のイメージだし、後半展開を期待してるので切るつもりはないけど、
うーんどうなんだろう、現状でもうかなり楽しめてるって人もいるんだろうか?

先行7話 やっぱわかりにくい物語っすね 今回の展開をテキトーに要約してみた。
{netabare}
前回の続きからバトルウウ→ネガエバデテクルヨ!→相良ほんとに弱かったんやなwww→デュフフ我らSMFソーダマユラファンクラブですぞ→さがら「うわ頭ぶつけたいてえwww」→\突然の舞/→いずみこ「あやべえ真澄幽霊だから成仏しちゃうじゃんwww」→ますみ「うわーふっとんだー(だがこのフィールドでは俺の方がつよい)」 さがら「納涼できたっしょ?(フォロー完璧)」→馬がしにそうううう→真夏「まゆらと認識がずれたらますみがやべえからおまえくんなしwww」→まゆら「来たよ!」→真夏「くんなっていったのにwwwうわああいでよスタンド馬 SBRいってきます」
まぁソーダさんと三つ子関係の掘り下げをしたいんだなぁ~という感じはわかった。
真夏の意味深な発言やらは次回明かされるんでしょう。
{/netabare}
わからないことが多くてもやもやする展開多いな。


8話
「唐突なんだよ・・色々と・・」 まさに

11話
「今のは何だ?」「わからない・・」
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

72.0 6 修行で幼馴染なアニメランキング6位
アルテ(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (274)
917人が棚に入れました
舞台は16世紀初頭のフィレンツェ。絵画や彫刻が盛んな都で貴族の娘として生まれたアルテは、物心ついた頃から絵を描くことに夢中。いずれは画家になるという夢を抱きながら日々を過ごすアルテだったが、時代の流れが「女性が画家になること」を良しとしなかった。そこでアルテは、人生最大の決断を迫られる……。ルネサンス期に、ひとりの少女が夢に向かってひた走る、ヒューマンドラマ。多くの困難にぶつかりながらも、絵を描きたいと願う熱意と「自分らしく」生きようとする前向きな姿を描くその物語は、ふれるすべての人々の共感を呼び起こす。

声優・キャラクター
小松未可子、小西克幸、榎木淳弥、大原さやか、安野希世乃、秋元羊介、鳥海浩輔、M・A・O、田中理恵、戸松遥

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

フェミニズム

 舞台は16世紀初頭、ルネサンス時代のフィレンツェ。貴族でありながら画家を目指し、職人レオの元で見習いとして修業を始める少女アルテの物語。原作は月刊コミックゼノンで連載中のマンガ。

 主人公のアルテは貴族の娘として、良家に嫁ぐことが女の正しい選択であり生き方なのだという母親に反発し、家を飛び出す。絵を描くことが大好きだったアルテは画家になろうと弟子入りを志願するが、女が職人になるなんて冗談だろうと相手にされない。レオに弟子入りし、職人として修業をスタートしてからも、同業者の男性たちから「女なのに」と、ことあるごとに批判的な目で見られる。そして「なぜ画家になろうと思ったのか」と聞かれ、アルテは悩んだ後に「自立して生きたかったから」と返答する。

 というわけで、本作のテーマはフェミニズムということになります。女性や身分により生き方が固定される不自由な世の中だった当時のヨーロッパで、時代に抗い自由に生きようとする少女アルテの姿は、2020年度のジェンダー・ギャップ指数で153ヶ国中121位という世界屈指の男女不平等の国、日本で生きる女性を勇気づけてくれるかもしれません。ただ、フェミニズムをテーマとする舞台として16世紀のイタリアがふさわしいかといえば疑問が残ります。

 フェミニズム運動の先駆者であるボーヴォワールが言うように、ジェンダーは人間が生き物として繁栄して行く上で必然として生まれたものです。しかし階級社会が崩壊し、自由や平等が尊重されるようになったのだから、ジェンダーはその役割を終えた。というのがフェミニズムの基本的な考え方ではないかと思います。(男性を抑圧者、女性を被害者と看做し優位関係を逆転させようとするラディカル・フェミニズムをボーヴォワールは否定している)

 そう考えると、アルテが貴族の地位を捨てて職人になるという選択に説得力が欠けているように感じました。ルネサンス時代に文化が栄えたのは商業で富を築き上げた貴族がパトロンとして芸術家を保護したからであって、貴族の力はまだまだ強かった。貴族から身分を下げることも女が男社会で生きていくことも、現代よりずっとハードルが高いはず。だけども、肝心の画家になるという決断が行き当たりばっかりで、動機付けもボヤンとしている。家を飛び出してから「私はどうして画家になろうと思ったんだろう」と思索するアルテは、自分探しの迷い道に入ったレディコミ漫画のヒロインのように見える。

 話が進む中で彼女が直面する困難も、大抵「オンナガー」とか「キゾクダカラー」といった周囲の偏見の目であって、彼女の心の中の葛藤、内面的な問題に閉じてしまっています。もっと生活習慣や価値観の違いに苦しむ場面があってもいいはずなのに、そこにはあっさり適応してしまう。本作は現代的なフェミニズムをテーマに扱っているため、ルネサンス時代のフィレンツェという舞台とのギャップを感じることがありました。

 ただ、本作が訴えかけていること自体は真っ当な主張であり、男の自分が観ても共感できるものです。特に第4話「コルティジャーナ」は印象に残る良回でした。コルティジャーナとは高級娼婦のことで、師匠レオのパトロンであるヴェロニカは高級娼婦として名を馳せています。自分に夢中にさせるため男心を利用するヴェロニカの行動に、男に依存せず自立した生き方を目標とするアルテは大事な顧客であるにも関わらず反発します。ヴェロニカも高級娼婦としてのプライドがあるので譲らない。お互いに自分の主張を曲げることはないのですが、ヴェロニカはアルテの純真さを気に入り、二人は友人として親交を深めていくことになります。

 このエピソードは、たとえ主義主張・思想が異なる相手であっても、いがみ合うことなく友人関係を築くことができるし、自分にないものを吸収できる大切な人になりえるということを教えてくれます。あにこれでもありませんか、「こんなアニメを面白いと思うなんておかしい!」とか自分の好きな作品が低評価だったら「サンキュー押さない!」とかヘイトを溜めること。そうではなく自分と違う感想こそ参考になると考えたほうがいいんじゃないか、という見方もありますよね。ですよね皆さん!

 また、ここまで明るく前向きで、努力家とアルテの長所が目立っていたのですが、この回ではアルテの欠点が見えてきます。それは「視野が狭い」こと。本作は様々な人々と出会い、自分の視野を少しずつ広げていくことがアルテの成長であり、主眼として描かれています。ヴェネツィアでの家庭教師・兼画家としての日々を経て、自分が元貴族であること、女性であることはハンディではなく強みなんだという考えに至り、自信をつける。このように、本作は女性の自分探しの物語として良くできていて、メッセージ性も優れています。

 欠点はメッセージ性が前面に出てしまっていて、画家職人ならではのエピソードが少ないことでしょうか。肉付けの部分が不足しているように感じました。もっと絵画に関する蘊蓄があってもよかったし、16世紀のイタリアの文化や生活、宗教などに深く踏み込んでも良かったのではないかと思います。毎回冒頭にナレーションを入れるだけではちょっと寂しい。中世のイタリアを再現度がもう少し高く、かつ要所要所でフェミニズムというテーマが現代と繋がるぐらいのバランスがベストだったのではないかな。

 日曜の朝に再放送が決まるくらい健全で安心して観れる内容で、作者の主張にも共感できる良い作品。まー大久保圭の魅力は細やかな描き込みだと思うので、ぶっちゃけマンガの方がオススメなんですけどね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女性だけでなく絵画の地位も低い?画家志望少女の青春奮闘記

16世紀初頭のイタリア・フィレンツェなどを舞台に、
貴族の女性でありながら、当時、男社会であった画家の世界に飛び込んだ、
ヒロイン・アルテの奮闘を描いた、同名コミック(未読)のアニメ化作品。

【物語 3.5点】
後期ルネサンス初め。画家が宗教画だけでなく
王侯貴族らの肖像画家としても確立されて来た時代。
など舞台、歴史等の考証は成された作品だが、
歴史的事象が前面に出るタイプではなく、有名画家の登場もない。

あくまで前向きな主人公少女・アルテの青春奮闘記として、
予備知識が余りなくても、気軽に元気付けられることができる。

一方で、美術史上の論点が希薄なこともあってか、
アニメ化部分では、時代がどんな絵を求めていて、
それに対して主人公少女がどんな絵を描きたいのかは
今ひとつ見えて来ませんでした。

こうしたこともあって、私はラストのアルテの決断……
{netabare}ヴェネチア貴族がパトロンに……という破格の条件を蹴って、
フィレンツェに徒弟として戻ったのは、本意が定まらぬまま、
貴族出身の女性画家として面白おかしく消費されることを回避したという点でも{/netabare}
良かったと思います。


【作画 3.0点】
イタリアでのロケハン敢行の成果も反映した街並み描写。
ヒロイン・アルテを始めとした、女性の髪のボリューム感。
などの背景、作画への要求を、
限られたソースで実現しようとした跡は見られる。

肝心要の芸術作品についても、
アルテの女性ならではの柔らかな線の肖像画や、
アルテの心の支えとなった師匠の一作
などは良好で演出にも寄与している。

それだけに……最終話、クライマックスを飾る一作の出来が本当に勿体ないです……。
あれじゃ{netabare}天界を描いた天井画というより、まるで銭湯です。{/netabare}
アニメオリジナル回だったと言う点も影響したのでしょうか?
私の加点分を一撃で吹き飛ばした問題作。早急に修復を求めたいです。


【キャラ 4.0点】
ヒロイン・アルテ。
最初は女性の画家志望を白眼視する男性社会に気合いで杭を出すだけにも見えた彼女。

師事したレオ。
物乞いからの叩き上げで、アルテの反骨心にも理解があり、
貴族女性だからと手加減しない師道でアルテも成長。


高級娼婦ヴェロニカ。
女は学ばずに嫁いでおれば良いという時代においても、
男性を癒やすのは教養もある美人。
という需要に応えつつ、決して自分を安売りしない生き方で、
アルテの良き相談相手となる。

アルテもワガママ名門貴族少女・カタリーナの面倒を見る頃には、
貴族出身の女性画家であることが逆風ではなく順風になった時、
自分を見失わずにいるにはどうしたら良いのか?
などと自身の売り込み方や立ち位置に悩む大人の女性へと近付いていく。


様々な人物との出会いがヒロインに深みを与えていく良質なキャラクター構成。


【声優 4.0点】
主人公アルテ役の小松 未可子さんの前向き元気ボイス。
ヴェロニカ役・大原 さやかさんの気品溢れる人生の先輩ボイス。
この辺りは勝手知ったる鉄板の安定感。

あとはカタリーナ役・M・A・Oさんのロリボイスとか。

女性陣がイタリアを彩る中、渋味が効いていたのが師匠レオ役の小西 克幸さん。

寡黙で心情を声に露骨に出せない難しい条件の中、
弟子のアルテへの愛情を好表現。

特に終盤、{netabare}愛弟子がいないレオの一日を描いたシーン。{/netabare}
言動全体から寂しさを演出するハイレベルな表現の中に、
淡々としたボイスを上手く落とし込めていたと思います。


【音楽 4.0点】
劇伴はピアノやストリングスでルネサンス期イタリアの空気もフォローしつつ、
ヒロインの前進をサポート。

OPは坂本 真綾さんの「クローバー」
EDは安野 希世乃さんの「晴れ模様」
共に透明感溢れる女性ボーカルと爽やかなギターサウンドが
アルテの前向きな生き方とシンクロした、元気注入にも適した良曲。


【感想】
本作については、好きなことは自己責任で何とかしろと言う現代日本とは違って、
徒弟制、パトロンが充実した西洋美術界の礎を羨む見方もあるそうですが。

私は観ていて、王侯貴族や富豪だけの物だった芸術絵画を、
市民の誰もが美術館で楽しんだりする今は、
裾野が広い良い時代だなぁ~という感想を抱きました。


そんな私が地味にお気に入りなのが中盤、
レオ師匠と腐れ縁の商人ウベルティーノのやり取り。

{netabare}ウベルティーノ自身は芸術への興味はなく、
絵画も取引先との円滑剤にするための応接間の見栄に過ぎない。
自身の書斎はアートの彩りも乏しくガランとしている。

絵を気に入って注文している訳じゃない商人の依頼を、
画業は貧困脱出の一手だったレオが
相変わらずビジネスライクにこなして行く。{/netabare}

絵を商売道具として人生を歩んでいる互いの生き方を、
毒突き合いながらも認め合っている。

プロフェッショナル二人の渋い一幕として妙に印象に残っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 42

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

令和版『世界名作劇場』

原作未読


なんというか素直な作品。主人公アルテは清々しいくらいに裏表がない。
なにげに小松未可子さんが主演はってる作品は私には初かも。
趣味が高じてイタリア語をお勉強した身にとってはルネサンス期のフィレンツェという餌に食いつかない理由はありません。視聴動機はそんなとこです。

素直でウブな娘を表現したいからなのか、男性の手がふれると顔を赤らめるくらいならまだしも距離が近づくと露骨に動揺するみたいなチョロイン設定を除けば、懐かしき『世界名作劇場』のラインナップに推挙できそうな安定感を感じます。

『世界名作劇場』といってもある一定の年齢層以上でないとピンとこないと思います。小学校の図書館に所蔵されてるような児童向け文学をアニメ化したシリーズをその昔やってたんですよ。

実はこれって皮肉でもあって事前の期待値を上回らずこの解釈に落ち着いたってところもあります。
徒弟制度の職人全盛のルネサンス後期のフィレンツェ。芸術家というより職人の色合いの強い絵画業界は男性主導の社会。そこに貴族出身の娘が割って入ってくお話です。因習・慣習やら障害がある中で女性の自立を謳った作品であることは見てとれますし、苦難を乗り越えてく彼女の成長譚でもありました。普遍性ある良いテーマですよね。
だからこそ背景を大事にしてほしかったと思います。16世紀フィレンツェが舞台。人権なんて概念が定義されてきたのは乱暴に言えば近代以降と最近です。ルネサンス期にその意識が乏しいのは当たり前で、むしろアルテが女性を理由に不遇をかこうのはそれくらいの理由でしかなく、薄いのです。

 ・昔だからしょうがないよね~
 ・絵描きだから時代をルネサンス期にしとこ

これ以上のものを感じさせてくれたら『世界名作劇場』+αになってたかと。
ルネサンスといえばまずはフィレンツェ。後期はヴェネツィアが隆盛していったのが史実です。全編完走された方はピンとくるかもしれませんがストーリー展開上このへん注釈あるだけで違っていたと思いませんか?
繁栄の源でもある都市の守護者メディチ家に触れてないのも「どうして舞台がフィレンツェなのか?」を見えにくくしてますし、今のイタリアのイメージで描かれてるため都市国家が林立している当時の情勢を汲んでおらず見誤っていたと思います。
とどのつまり、時代考証を細かくやることでアルテ(女性)の置かれてる状況をより深く理解できて、そこで生じた成長や自立についてはより深い感動を覚えたであろうという仮説です。
フィレンツェのヴェッキオ橋やドゥオーモ。ヴェネツィアのリアルト橋。観光資源でも有名なやつはところどころに顔を出しますので旅行で訪れたことのある方は懐かしく思うかもしれませんね。ロケハンは頑張ってたほうかと。


ここまで「ここ頑張ってくれ~」という注文ばかりでしたが、不足分を抜きにしても楽しめましたよ。
全体を通して無味無臭というわけではなく、序盤と最終話でのアルテを比較しても、力強く意思を感じる目つきになってましたし、背筋もピンとしてなにかを乗り越えた感のある良い佇まいをしてます。それにきっちり1クールでまとめてくれたことには感謝です。
目安としては第4話までは観てほしいです。子供と一緒に観ることのできそうな安心仕様のため物足りなく感じたかもしれない序盤。単純な能天気キャッキャウフフとは違うざわつきが挿入される回に該当します。ここを経験してから判断して欲しいですね。


繰り返しになりますが素直な作品。そして完走後ちょっと「頑張ってみようかな」とポジティブな気持ちになれる佳作です。



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.06.27 初稿
2021.03.07 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 57

65.1 7 修行で幼馴染なアニメランキング7位
めだかボックス アブノーマル(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (511)
3240人が棚に入れました
最初は2人だけだった生徒会も、案件を解決していくうちに、柔道界のプリンス阿久根高貴、競泳部の守銭奴喜界島もがなといった個性豊かなメンバーが揃う。そんな中、箱庭学園理事長が秘密裏に推し進める「フラスコ計画」なる非人道的な陰謀が発覚。「天才を人為的に生産する」という壮大な目的のもと、「十三組の十三人(サーティン・パーティ)」と呼ばれる異常(アブノーマル)の特待生達が本格的に活動を始め、彼らの本拠地である時計台地下の施設を視察することとなる。

声優・キャラクター
豊崎愛生、小野友樹、加藤英美里、浪川大輔、茅野愛衣、朴璐美、大橋歩夕、勝沼紀義、緒方恵美

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

最終話は評価できる(追記アリ

めだかボックス2期
西尾維新原作のジャンプ漫画
2期はもうすっかり能力バトル漫画です
表題めだかボックスの「ボックス」はどこ行ったんだ?
と突っ込みたくなるのをぐっとこらえて視聴しましょう
もうここからは基本この路線です

めだかボックスが面白いかどうか?
という議論が往々にして平行線をたどるのは
一般の漫画ファンやアニメファンが
ストーリーの良し悪しを評価基準に語っているのに対し
西尾維新ファンというか信者の視点は
どの程度西尾維新らしさが出ているか
という部分に焦点を当てているので
まぁまるで話が噛み合わないし
噛み合うはずがありません

めだかボックスの位置付けは
週刊少年ジャンプ内ののナンバーワン作品ではなく
週刊少年ジャンプ内のオンリーワン作品
この作品でしか味わえない部分を楽しむのが正しい観方でしょう

とは言え、このあたりを連載していた頃は
だいぶ迷走していた時期なのも事実

ライトノベル=ラノベという言葉が定着するようになる前は
いろいろな呼称が混在していた時期がありましたが
その中の一つにキャラクター小説という呼び方がありました
西尾維新の小説はまさにキャラクター小説なのですね
独特のセリフ回しを含め、キャラクターの魅力が
そのまま作品の魅力につながっているわけです

ですがこの2期の登場キャラたちは
十二分に個性的ではあるものの
キャラクターとしての魅力が致命的に足りていない
どのあたりが足りないのかという議論はともかく
レギュラーキャラとして定着したくじ姉を除いて
その後十三組の十三人が
ほとんど端役レベルでしか登場していないことからも
なにかが足りていなかったことは明らかです

そしてキャラクターが売りのキャラクター小説で
キャラクターがいまいちであれば
もうそれは完全に致命傷なのです
そこに挽回の余地は一分もありません
それを覆すためには天下の週刊少年ジャンプ内で
最下層に固定されつつあったヒエラルキーを
思いっ切り打ち壊せるレベルで
圧倒的存在感をもったキャラが必要不可欠でした

そういった意味では最終話こそが
2期の本編であると言って差し支えありません
球磨川禊の不条理さと負け犬っぷりは
西尾維新らしさを最も引き出しているキャラクターでしょう
1期2期はここにたどり着くための前座に過ぎません
1期の前半が好きだった人が2期を楽しめなかったのと同様
この最終話が楽しめなかった人は
仮に3期があっても楽しむことはできないでしょうね

OPは1期に続いて「栗の子」こと栗林みなみ
エロゲ界の歌姫がアニソン歌手としても
実力を認められつつあるのはうれしい限り
SoundHorizenの舞台で何度か生の歌声を聴かせてもらいましたが
素晴らしい歌唱力でしたね

なお今回は歌唱のみではなく
作詞も彼女が担当したようです
サビの部分なんかネタバレに近いレベルで
2期のクライマックスに合せてきていました

アニメの今後も気になりますが
彼女の今後からも目が離せませんね!

追記
原作完結しちゃいました
これはもう3期は望めそうにないですねぇ
正直なところ原作は途中からキャラが増えすぎて
しかもすべてのキャラがとんでもなく個性的過ぎるお蔭で
逆説的にどのキャラも没個性的に埋没していました
お蔭で割と重要なキャラが再登場しても
どっかで出てきたけど誰だっけなー?くらいにしか思い出せず
ちょっとストーリーを追いきれなくなりつつありました
アニメで端折りつつやってくれたら復習できてちょうどいいな
なんて思っていたのですが
もはやそれも適いそうにありませんね

・・・でも1,2期しかアニメ化しないなら
そもそもやらなくてよかったんじゃない?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

西尾維新がメジャーであるという不思議

ほとんど、アニメみてないから、評点はあとで。
原作はだいたい読んでます。

で、さて、下記は、めだかボックスdisってる人へのメッセージ的なもんですが、

本作は、もちろん、わけのわからない場合には、すげーわけのわからない作品だと思います。だって、元のシナリオ担当が西尾維新だもの。そんな、わかりやすくできているはずがない。

むしろ、わたしは、西尾維新がメジャーで活躍できている、という21世紀の日本の状態こそが、すっげーな、と思うわけです。

西尾維新の才能って、ほっておいたらマイナーもマイナー。ドマイナーの、わけのわからんB級サブカルのなかで、「あの人いいよねー。わけわかんなくてwwww」みたいな状態になっていたであろうと思われます。いや、20年前の日本だったら、間違いなくそうだったでしょう。

しかし、いつの間にやら、西尾維新はライトノベル界隈でもりもりと有名になり、化物語がアニメ化され、めだかボックスがジャンプに掲載され…ということになっているわけです。
いやー、すげーな。こんなメタメタな作品が、メジャーになるだなんて…

わたしは、西尾維新が好きかどうかといわれると、ベタにはあんまよくわからんつーか、本当によくわからないけれども、まあ、クスっとするような描写はてんこ盛りなわけで、ある意味では非常に面白い作家だなとは感じています。ええ。

ただ、しかし、これをお茶の間の皆様に、楽しんでご覧いただけるのかどうかとなると、極めて不安であるとしか申し上げ用がないわけでありまして、
 深夜アニメとして放映しているテレ東はさすがにわかっているな、とおもいますが、
 AT-Xさんは、毎週土曜 朝7:30~というタイミングで放映されていると聞き、大変不安を覚えた次第です。

 化物語はなんかおしゃれ系文脈っつーか、20年前で言うところの、いわゆる「サブカル」文脈みたいなところで受け入れられるような売り方をしたので、まあ、わかるんだけれども、めだかボックスは、そういう売り方もしてないっつーか、要するに、ジャンプ漫画の「格闘」系を自覚的にガンガンやってるだけだからなぁ…

 西尾維新は、表現内容ではなく、表現手法そのものに興味があるという非常に特殊な作家なので、ジャンプマンガにおいては、ジャンプ漫画の方法論そのものを、おちょくり続けながら、徹底的にジャンプ文法を反復するという、わけのわからないことになっているわけで。
 まあ、そういうものでも、世の中は受容できちゃうんだな、と。世の中は、思ったよりもすごい。わたしはそう思ったわけです。

 前にデラックス松子が、
 「わたしみたいなのが、ゴールデンなんかに出て行ったら、『なんだこの化け物は』『ゲテモノは』とかって言われるんじゃないかって、思ってたのよ。…でも、違っていて、驚いたのはわたしのほうよ…!!!」
 って、言ってたけど、まさしくそういう気持ちです。

 メディアって本当にすごいですね。
 ゲテモノは、理解されないわけではなく、むしろ、爆発的に受容されるためには、ゲテモノであったほうがよい。しかしながら、そのゲテモノを受容するための文脈や、売り出し方に対してはとにかく自覚的で在る必要があるわけで、
 まあ、そういう、メディアなるものの、様態を観る上で、西尾維新はきわめて面白い存在だな、と思う次第です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

■ストーリー

ジャンプ漫画原作。
主人公が女の子というジャンプでは珍しい作品ですが、主人公のめだかはカリスマ性を持っていて最強という設定。しかし、ジャンプの主人公の性別を変えただけで、性格が同じキャラクーは沢山居そうです。あんまり変わりありませんね。

最初はラブコメとして売り出そうと考えてたのでしょうね。そういうシーンがちらほら見受けられます。
前半は「めだか」の魅力を押し出そうとするストーリーだったのに、後半から急にバトル物チックな描き方に変更。
あまりにも人気が出ずに、テコ入れでバトル展開へ。まだサイドキャラクターの描写が中心だったので、上手くまとまってしまいました。

作者は西尾維新さん。「化物語」や「刀語」でお馴染みです。
西尾維新さんは純粋にストーリーを描くのを上手いというよりかは、表現方法を工夫した作品が多いです。「刀語」然り「化物語」然り。

バトル作品については、王道的な展開を無視して、刀語ではライバルを死なせてしまったり、最強を七話で倒してしまったり、めだかボックスでは球磨川という異端児を登場させて、ストーリーを掻き乱したり、とにかく視聴者の予想を裏切るような展開で惹きつけます。本作も西尾さんの設定が光る所がありましたね。

ストーリーは視聴者の予想よりも斜め上を行く展開。特にアブノーマル編では、刀語と同じく型破りのキャラクターが何人も登場して、物語を暴れ回ります。キャラクターの応酬と言っていいくらい。

厨二的なセンスも、痛々しい所もあるのですけれど、思わず失笑してしまうような台詞が逆に面白かったです。作者も遊んでいるのでしょうね。西尾維新の作品というよりかは、西尾維新が遊んだ作品という感じになっています。

化物語や刀語における会話劇やちゃんとしたドラマ。めだかボックスにおいては、ジャンプに連載しているためなのか子供向けになって、西尾さんの魅力がちょっと半減しています。設定は色濃く西尾テイストが出ていて、オードパイロットやオールフィクションなどといったぶっ飛んだ感じが魅力的。

本筋のストーリーは王道チックに仕上げてくれているますが、ちょっとした所で、ジャンプのバトル手法に対するアンチテーゼが出ています。球磨川さんのオールフィクションやなじみさんのスキルの数など。
アニメの最終話も凄くて、{netabare} 色を無くすことによって{/netabare}アニメスタッフの手抜きを実現させるとんでも展開。完全に西尾さん、遊んでますね。もはやワンダーランドです。


■総評

西尾維新さんが遊んだ作品。
王道バトル物に見えますが、細部まで観てみるとアンチテーゼに思える所があって、実はそうじゃないところもある作品。
それでも、いつもの西尾維新さんらしさが半減しているところもあり、前半の展開はつまらないので、確実に好みの分かれる作品です。
作画がマジックペンで塗ったようなアニメ塗りなので、独特な感じになっています。そこでも、好みが分かれるかも。

バトル手法については「予想外」を貫いてるために矛盾点もあるかも。設定のぶっ飛び具合を笑いに変えられる人にはおすすめかもしれませんね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

70.1 8 修行で幼馴染なアニメランキング8位
舞妓さんちのまかないさん(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (77)
191人が棚に入れました
青森から舞妓をめざして京都にやってきたキヨとすみれ。ところが、ひょんなことから キヨは屋形(やかた)のまかないさんに。花街(かがい)を舞台に、舞妓たちの毎日の食事を作るまかないさんとなったキヨ、舞妓として『百年にひとりの逸材』と将来を期待されるすみれ、そして一緒に共同生活を送る舞妓たちの日常が、おいしいごはんを通してほっこりと描かれます。

声優・キャラクター
花澤香菜、M・A・O、高山みなみ、松田颯水、片貝薫、小山力也

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

24年6月 外国人観光客で京都の象徴、舞妓文化が終わるのか?観光立国の是非。

22年7月のレビューから更新です。

24年6月 外国人観光客で京都の象徴、舞妓文化が終わるのか?観光立国の是非。

 本作について、京都の舞妓さん無断撮影問題があるので大丈夫かなと思っていました。
 今回、Dアニメで配信停止のお知らせが来ました。サンデーうえぶりの公開も1話以外は終了していました。やはりな、という気がしましたが、ただ、アマプラやネトフリはまだ配信が続くようなので、これが原因ではない可能性も大きいので何とも言えません。
 
 ヒロインの1人、すみれ(百花)が、無遠慮に撮影されている場面が結構あるし、置屋がある場所まで観光客が群がっている場面があるんですよね。

 本来「舞妓さん」は「文化」「風景」であって道を歩いているときは個人名が付く誰かではなく、京都の象徴の1つだという風に考えていました。だから撮影はOKなのだと思っていました。本作の中でもコンビニとかマックNG、スマホNGなど文化の継承者として「舞妓さんであること」が描かれていました。つまり、個人ではなく「舞妓さん」という存在であれ、ということでしょう。

 ただ、舞妓さんが人間である以上撮影する側の配慮は当然の暗黙のルールがあったんだと思います。声をかけない、歩行の邪魔をしない、あまり近距離に近づかない、置屋をはじめプライベートは覗かない撮影しない、などです。
 外国人観光客の中には神社やお寺に対する敬意や畏怖がない人々が「観光地」としてそれらを扱った結果、ひどい有様になっています。富士山の黒幕問題もそうですけどね。そういう暗黙の何かが壊れてしまった気がします。

 もちろん舞妓さんの側の意識も時代の変化で変わっているのでしょう。プライバシー教育をちゃんと受けてきた世代でしょうし、写真がたやすくネットで世界中に拡散しますからね。

 一方で、だとすると舞妓さんとは何なのか。京都から浮いた存在にならないか?ただでさえ一見さんお断りのハイカルチャーの世界です。これで衰退しなければいいのですが、それは京都が観光立国とどう折り合いをつけるのかの試金石になる気がします。


 本作は原作もすべてそろえるほどのファンです。どちらかと言えばアニメ版の方が好きです。ショートコーナーがあるし、作画、声優、音楽の雰囲気がいいので。ただ、原作は時折ハッとするようないい画面があるのでそちらも捨てがたい(キヨさんが雪かきしているのを引き戸にもたれてみているすみれの絵は本当に良かった)し、テレビ版だとちょっと記号的なキヨさんに若干内面が感じられます。

 この名作が見られなくならないかちょっとドキドキしています。それと、今回の無断撮影問題で、ちょっとだけ本作のすみれが写真でとられているシーンとか素直に見られなくなった気がします。




以下 22年7月時レビューです。

 初めの数話をまとめて見て以降、毎週楽しみにしていました。ということで半年以上の間、お付き合いしたということです。アニメってこれが大事な要素でもありますね。

 とにかくその期間それを見た、という充実感、満足感とともに喪失感があります。この感情ってゼロ年代くらいまではちゃんとあった気がします。
 物語の始まりがあって、展開してそして結末がある。その盛り上がりと満足感。すべてとはいいませんが、今の1クール尻切れトンボアニメ、分割2クールのマルチメディアアニメにはそれがありません。

 本作は盛り上がりがあったわけでも、完結というわけではないですが、本作の内容上、逆に日常生活をずっと見続けただけに、ここで終わりと言われるとそれでいいのだと思います。が、寂しさはひとしおです。

 古都京都という私にとっては非日常で、しかも舞妓さんの置屋というタイムスリップしたかのような空間。それなのになぜか郷愁をそそるような感じの素晴らしい作品でした。

 NHKという特殊な放送局だからこそ作れたのかもしれません。今後もアニメによる伝統文化と歴史の発信を期待します。


 本作についてですが、どうしても幼馴染の中途半端な存在が気になってWIKIで確認したところ、話の展開があるみたいですね。私はアニメについては結果的にそこに行かなくて正解だと思います。

 料理、舞妓、置屋の世界、キヨとすみれの2人に焦点をあてたからこその作品だと思います。それを美しい作画と美術、落ち着いた演技の声優さん、そして音楽が素晴らしいと思います。

 とにかく半年以上にわたり楽しませてもらいました。非常にいい作品でした。ロスになるかといえば不思議なことに満足度が大きいので、落ち着いて最終回を迎えられました。満足故に寂しさを受け入れられるということでしょうか。
 見たくなったら、また折を見て再視聴すると思います。できれば2期以降は作らないでほしいなあ。日常が続くならいいですけど。

 気持ち的に満点以外つけられないので、本サイトの評価の主旨とはズレますが、満点でお願いします。


追記 一点だけ書き忘れてました。34話のショートコーナーの最後に出てきた「おかゆライス」ですが、ゆうきまさみ「究極超人R」でR田中一郎が食べてましたね。



以下 30話くらいで書いたレビューです。


 本作については毎週NEWが来るとすぐに見ています。この数ヶ月一番楽しみな作品となりました

 伝統文化の世界を美しい作画で魅せてくれる本作には本当に癒されます。もちろん芸舞妓さん遊びは、芸能の世界で「大人の遊び」であり、旦那が少女と遊ぶ世界です。大金も動きますからいろいろあるとは思いますが、思いっきり毒を抜いて完全に性善説で見せてくれたのが奏功しています。(京都の舞妓さんは基本的に〇〇活的なことは一切ないそうですけど。その辺はいわゆる温泉芸者さんとは一線を画しています。今は旦那不足とかで大変みたいですね)

 料理もおいしそうで、本編後の寸劇の出来がよくて感心することもありますが、少女たちの他愛のないお喋りが本当に癒しとなりました。

 少女たちの作画も動きませんが、表情が良かったですね。そして料理の作画は手と作業も含めて良かったですね。何をしているのかが良くわかります。限られた予算の中でうまく作ったなあと思います。

 もう少し舞妓の世界深掘りがあるとよかったなあ、という気がしていますが、先ほど言ったとおい大人の世界でもありますからね。華やかな面だけでいいのかもしれません。幼馴染の男の子が登場した意味が不明で癒し系にするならきっぱりカットしても良かったかなあ、という気もします。

 とにかく京都の町の絵、特に夜の絵の光が美しかったですね。それとあのタイルが張られた台所を初めとした置屋さんの建物ですね。見たことがないですがノスタルジーを感じる不思議な風合いの絵が素晴らしかったです。

 それと音楽…OPですね。まあヒット曲になりそうにもないし、アニメソングとしても派手さはないですが、素朴な曲と歌声が作品世界と非常にマッチしています。

 総評…はまだ早いかもしれませんが、29話時点でひょっとしたらテレビアニメとしては2022年ナンバー1に推すかもしれません。平家物語も絵が良かったですが、こういう作品があるうちは、日本のアニメにはまだまだ存在意義があるなあ、と思えました。

 素晴らし作品だと思います。

 なお、途中で書いたレビューはゴチャゴチャしたので全面書き換えです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

やりたい仕事と向いてる仕事

※ショートものは配点一律3.5点にしてます

1話9分で全36話。
中学卒業後。舞妓さん志望で上京(京都)した二人の娘さん、野月キヨ(CV:花澤香菜)と戸来すみれ(CV:M・A・O)を軸に、屋形(置屋)でのお食事を巡るあれやこれやを描写したショートアニメ。タイトルそのまんまです。
お食事風景と合わせて花街のお作法なんかも織り込まれていて一粒で二度美味しい感じもあります。なお『三丁目の夕日』の堀北真希ちゃんしかり二人は青森出身。地方から出てきて奮闘するヒロインで理想の出身県アンケート取ったら確実に上位に食い込むだろう鉄板の自治体です。
中身も良いんですけど印象に残ったのは一話毎視聴後感の良さ。短いわりに過不足なく感じました。

【構成】
1.つじあやのさんのオープニング
2.本編
3.不定期挿入のコーナー『本日のまかない』
4.30秒弱の歌無しエンディング

あくまで奮闘記じゃないのでシャウト系としないチョイスが1。本編2は割愛。京都-青森間に偏らないよう別枠で全国各地ネタも散りばめたりの配慮が光る3。30秒弱&歌無しで情報量抑えてと下手に引っ張らない4。バランスが良い。
物足りなさもなければ過剰でもないのでスイスイいけちゃうのがおすすめポイントです。一話の尺といい話数といいやってることや放送局といい“朝ドラ”といって差し支えない風情かと思います。
なお、その日の気分に合わせるなど何かしらのテーマと提供されるまかないがリンクするのは本作に限らずのお約束。エッセンスとなる花街のお作法もプロに聞いたらそれほど乖離もありません。ぐらつかないほど土台がしっかりしてるためそれだけで無駄な装飾がいらず9分で話として成り立ってました。


中身にも触れときます。
余所行きでも豪勢でもない普段使いのまかないが主題のため、関わる人らもどこかしら素に戻ったやりとりが繰り広げられる食べ物アニメです。
とある理由で舞妓志望から屋形の食事担当となった主人公キヨが提供する食事には至る所に相手への思いやりがこもっており嫌味や外連味とは無縁でもあります。トーンが終始一貫してるため2~3話試して駄目ならスルーでよろしいかとも思います。

そもそもお名前がキヨってのが一周して斬新ですね。カタカナ二文字名前の女性って大正ないし昭和初期以前の佇まいです。高度経済成長期の金の卵だと良い意味での野心の塊でしたでしょうし、現在だと“自分らしく”“自己実現”がキーワードになる頃合い。それよりはるか以前だと

 置かれた場所で咲きなさい

舞妓になってどうこうとか舞妓諦めてなんやかんやに一切触れてはいないのです。本人もそのことで気持ちの浮き沈みがありません。幼少期からの祖母の手伝いって日常をこなしながらの延長で周囲から請われて“まかないさん”の立ち位置にいるキヨさん。彼女だけでなくすーちゃんはじめ周囲の人たちも余計なことは言わない。野暮というもんです。
本作から受ける心地よさの正体はそんなところにあるのかもしれません。本家の朝ドラですら時折意識高かったりしますので失われた朝ドラの神髄がこのアニメにあるのかもと勝手に思い込んでます。


※ネタバレ所感

■郷土食

全国津々浦々から集った舞妓さんという特質上、故郷の味の話に発展しやすいのはあったと思います。
京都と青森の範囲に留まらない仕掛けがあったのは前述の通り。それ以外の地域の方でもどこかしら故郷を想起させる仕掛けが施されておりました。
{netabare}とりわけ地域差が出るなぁと実生活でも感じていたのが“お雑煮”ですね。彼女彼氏だったり結婚されてる方だと思い当たるフシありませんか?
普通ならお正月回なんて一話くらいなのに三話くらい使っていたのはこの作品がどこに力点置いてたのかが透けて見えます。

個人的には味噌の焼きおにぎりがおふくろの味ですね。一時期それっぽいのコンビニで売ってましたけど焦げがないんですよ焦げが。あれはいかん。それに“ひっつみ”ははうちの地方では“すいとん”でした。岩手と青森なんて隣同士と思いきや、南部藩(北上以北)と伊達藩(北上以南)は微妙に違うのです。他にもお汁の作り方は出汁をしっかりとってからが基本の京都と醤油酒みりんのみであとは具材から味が沁み出るだろうの違いなんかもありましたね。塩分取り過ぎの我ら北東北民からしたら味しないだろ?ってのはありました。そういえばこっち(首都圏)では“くるみだれ”見かけませんね。全国区となって久しい“ずんだ”と同等の市民権を地元では得てたりします。
全国津々浦々。旅先のスーパーで食材の違い見るの楽しかったりするので皆さんにもおススメです。{/netabare}

{netabare}そんな郷土食で郷土色に焦点当ててやいやい盛り上がってるのを横目にさらっと「そういえば地元(青森)帰っても京ことば抜けんかった」と一人呟くすーちゃん。
単なる地元万歳や懐古趣味に留まらずに、今と未来の居場所を大事にするとなれば徐々に故郷が薄まっていくほろ苦さなんかも平気でぶち込んできてました。{/netabare}


■ピックアップキャラ三名

CASE1:キヨのおばあちゃん
{netabare}うちの妻を大正生まれの祖母に合わせた時に通訳が必要だったことを思い出した。いやー懐かしいイントネーション。 CV高谷智子さんは青森県青森市出身とのことで納得。{/netabare}

CSSE2:幼馴染の少年
{netabare}二世代くらい前の少年役といえば田中真弓さんと双璧をなした高山みなみさんご登場。おおかたコナン君のイメージでしょうが、世代的には『ミスター味っ子』です。食アニメに登場されるのが滋味深い。{/netabare}

CASE3:つる駒ねえさん
{netabare}ねえさんあっての本作でした。力のある脇役との評に異論はないでしょう。{/netabare}

番外:ざーさん
{netabare}主に青森方面の方言がちょっと…{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

京都の舞妓さんたちが食べるまかない

原作未読 全36話 1話10分枠のショートアニメ

普段は深夜の作品ばかり観ているのですが、この作品は朝放送の作品でキャッチされている方の情報を読んで観てみたいと思いました。

主人公の野月 キヨ(のづき きよ)と幼馴染の戸来 すみれ(へらい すみれ)は青森から京都に舞妓さんになるために上京してきました。

キヨは舞妓の才能のなかったため、キヨが京都でお世話になっている舞妓さんたちが住む屋形に「まかないさん」として働くようになりました。

キヨを中心に「まかない」を通して舞妓さんたちと触れ合うお話です。

舞妓さんたちが食べるまかないといっても普段皆さんが食べている家庭料理と一緒ですが、舞妓さんということもあって色々と工夫されています。
{netabare}
食べるものをお化粧が汚れない小さくするとか、匂いがきつい素材は使わないとか結構気遣いが大変ですね。
{/netabare}
1話に1品のまかないに関してのエピソードがあり、1話完結なので観やすいです。でも美味しく描かれていますので食べたくなりますねw

録画して深夜に観ていたので大変でしたw

内容は結構ほのぼのしてますが、幼馴染のすみれを通して舞妓さんという大変な仕事を紹介していますね。
{netabare}
芸の練習、コンビニやスーパーには行けない、カメラで撮られる等ありましたが、髪が毎日洗えないというのは私には耐えれませんw
{/netabare}
毎話終盤に、その話で出てきた「まかいない」を題材にした紹介があります。基本はキヨとすみれが紹介していますが、同じ屋形で先輩のつる駒姉さんが出てきてからアクセントになって良かったです。

ほのぼのとした優しい感じ作品です。最後もこの作品らしい終わり方でした。癒されたいときに観るといいかもしれませんね。

OPはつじあやのさん、EDは坂部剛さん作曲のインストゥルメンタルです。OPは優しい感じの曲で、EDは美しく感じる曲で京都の背景に合っていましたね。

最後に、主人公のキヨ役は花澤香菜さん、幼馴染のすみれ役はM・A・Oさん、キヨさんのセリフの後の語尾「~です」とすみれさんの京都弁に癒されました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

65.8 9 修行で幼馴染なアニメランキング9位
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (154)
512人が棚に入れました
周りを湖に囲まれたクーケン島にあるラーゼンボーデン村。ロテスヴァッサ王国の辺境にあるこの村では、穏やかな時間が流れている。 そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ。「あーあ。何か面白いことないかな。」窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。 そこで出会ったのは、“錬金術”という不思議な力を使う一人の男だった。その力に魅せられたライザは、錬金術を教えてほしいと頼み込む。“なんてことない農家の娘”から“錬金術士”へ。これまでの遊びとは違う、自分たちだけの“ひと夏の冒険”が始まる――。 25周年を迎えた「アトリエ」シリーズの人気作『ライザのアトリエ』が遂にアニメ化!


声優・キャラクター
ライザリン・シュタウト:のぐちゆり
クラウディア・バレンツ:大和田仁美
レント・マルスリンク:寺島拓篤
タオ・モンガルテン:近藤唯
アンペル・フォルマー:野島裕史
リラ・ディザイアス:照井春佳
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 神は細部に宿る。太ももが売りならライザの見栄えに命をかけろ!

 ということで2話で十分堪能しました。一応これで断念とします。子供と親の何かを描こうというテーマ性が見えなくはないです。

 言い方が難しいですが、分かりやすい1話完結の話が毎回続いて行くという作品は決して悪いとは思いません。
 私の好みでは、謎かけやストレスや不条理などの心をざわつかせるものを放り込んでほしかったというだけです。そして、何より面白さを見出せませんでした。

 ただ、本作はそういう視聴者層を狙っていないのでしょう。キャラ萌え作品なのであえてそこは薄くしているのかなあという気もします。

 太ももの件ですが、何かにとんがった作品というのはニーズに合った視聴者層には優れた作品になります。その点でブレない胆力は大したものだと思います。

 が、3話のベッドの上にライザで悶えたり座るシーンですが、CGの悪さが出ていました。遠景だと人間のシルエットの線が死んでしまって、人間が人間に見えなくなります。また、動きも骨格も非常に不自然でした。

 技術的にそれが難しいなら、アップで太ももをクローズアップでしょう。つまり絵コンテが技術レベルの詳細を理解していないのでは?
 こういうところは、ライザを徹底的にビジュアルで描きたいなら手で修正すべきでしょう。このシーンがちゃんと綺麗にできていれば、もう少し作品を見たかもしれません。

 ということで、太ももというテーマ性にしぼったかどうかはわかりませんが、作品の意図としては好感がもてました。ただ、それなら中途半端は良くないです。
 「神は細部に宿る」です。本作の売りがライザの太もも1点突破なら、他の要素を切り捨ててでも、ライザの作画には命を懸けて欲しいと思います。

 私のニーズとは合いませんので断念です。評価のオール3はデフォルトで評価せず、の意味です。





2話 太ももに話題が集中ですが意外にテーマがある。ただ面白さが…


{netabare} あまりの太ももの話題に思わず見てしまいました。なるほど、玉羊羹の様に楊枝でつつくとトゥルンといってしまいそうなパッツンパッツンの太ももでした。

 一方で、太ももだけに視点が行ってしまうのはかえって不幸なことな気がします。変わらない農業生活から抜け出して、というテーマそのものはなかなか面白いスタートかと思います。
 
 主人公一行の夢だけ見ての無謀な冒険に出発したのと、リラとアンベルという大人は技術も準備も教育もちゃんとあることの対比がなかなか良かったと思います。
 結果的に農業や文字は…勉強かな?、レントは…剣士かな?と言った自分がやるべきことをやるための努力を重ねる物語なら、そう浅くはならないと思います。特にライザは錬金術と農業の融合まで持っていければなかなかの物語となるでしょう…テーマ的には。

 本作の残念ポイントは、太ももがいくら魅力的でも、テーマがいくら良くても、面白さがなあ。ストーリーというより演出とか展開なのかもしれませんが、ドキドキワクワク成分が不足してますよね。あの無謀な家出での冒険や魔物?に襲われたときの緊迫感が全くありません。
 2話の薬をつくって子供の傷を治すまでのプロセスも盛り上がりも苦労も葛藤も無く、とにかくサラリと進んでしまい、引っ掛かりがないので面白ポイントが分かりません。そもそも薬作りに初めるまでに何もないですし。CGを見せたかっただけ?

 それとCGを複数用意するのが厳しいからなんでしょうけど、主役のライザですね。農家の娘の時の格好があれはないでしょう。薄汚い恰好から着飾るまでの努力とかも一つのエピソードになるし、それが農家を脱出したいというモチベーションとして説得力を持つのに…それを言うなら農家時代の苦労が苦労に見えませんでしたし。

 ライザに物語がないので、感情移入しづらいです。このせいでせっかく凝ったキャラデザにしても、魅力が半減です。ビジュアルだけで魅力が作れると思ってるならクリエータは考えを改めるべきです。
 それと錬金術を習うまでの苦労も少ないし…まあ、私の指摘はステレオタイプなのかもしれませんけど。

 と言うことで、キャラ設定、企画、コンセプト、テーマ、太ももはいいんですけど、面白さが不足している気がします。これでは先に興味があっても見続けられないかなあ。

 異世界ものとして見れば、もともとニーズとしてそんな水準もとめてないのかもしれません。しかし1話が48分と力を入れている体裁をとっています。それだけ力を入れているなら、面白さも本来は期待します。なので、厳しめに言っておきます。
 ちょっと「海賊王女」みたいのを期待したんですけどね。水準は3段くらい違いました。

 一応、あと2、3話視聴してみようかなあ…という程度には興味があります。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ゲーム原作の悪い面が出ている…。ネタバレ縛りが厳しすぎ!

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.17

 島の謎も師匠達の目的も全く明らかにならず、最後までお使いミッションをこなして終わりでした。

 禁則事項が多すぎるというか、ネタバレ禁止縛りがキツイというか…。ゲームの宣伝アニメなので仕方無いのでしょうか。

 ゲームファンとアニメファンは、支持層がズレているので、宣伝としてはどうなのかなぁと、いつも思います。漫画や小説となら、ある程度ファンは重なると思うのですが。

 制作費を引出しやすいとかあるのかなぁ。大人の事象が見え隠れするアニメでした。

………………………………………………………………………

 11話まで観ました。2023.09.14

 ありゃ?もう最終回間近ですよ…。なかなか評価しづらいアニメですね。取り敢えず言えることは、アニメ単体としてのストーリーは盛り上がっていません。

 ライザ達は命掛けでドラゴン討伐へ行きます。ここ、盛り上がる所のハズですが、なんともサラッとした印象で終わってしまいました。

 ライザ達の島は禁足地が多くて、遺跡が沢山あってモンスターもいるよ程度の情報しか主人公にも視聴者にも公開されていません。

 ゲームだったら、ライザを操作して冒険し、少しずつ行動範囲を広げて謎を明らかにしていくのでしょうが、ゲームのネタバレ防止のためか、島の謎が全く明らかになりません。

 大人達も、ライザ達に行動制限をかけてくるわりには、何のためにそうした行動をとっているのかが不明なため、全て暴力で解決出来そうな雰囲気です。

 錬金術で爆発物やらヤバい薬やらを大量に作製、保持している若造なんて、止められる村人いませんよ…。何か大人に言われても、うるせー!で片付けられそうです。

 物語上の制約が多いため、ライザ太もも萌アニメにしたのかも知れませんが、ライザが万人に愛されるキャラでも無いので(と、言うかそんなキャラをポンポン作れたら誰も苦労しない)何とも中途半端な印象です。

 ストーリー以外は、結構力が入っている作品なんですが、ゲームの促販や原作ファンの期待に答えているかと言うと、凄い微妙な感じです。
………………………………………………………………………
 6話まで観ました。2023.08.08

 5話で水着回とかありましたが、基本的に師匠のお題をクリアしていく展開を繰り返します。ゲームどおりなのかも知れませんが、アニメで観ていて面白いかと言うと…。

 ゆっくりとした展開に、そろそろ飽きるころなので、テコ入れが欲しい所です。

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2023.07.16

 エモい話頂きましたー!今回は冒険無しです。この路線で行くのかな?

 何か低空飛行ですが、一体何話やるつもりなんでしょうか?日常系も悪くないですが、物語が進まない感じです。  

………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2023.07.10

 駆け出し冒険者と錬金術士達の王道ファンタジーとしては、まぁまぁの序盤です。視聴継続です!

 ただ…、ゲーム原作縛りなのか、格好がいつも一緒です。ライザの袖のヒラヒラが錬金釜に浸かりそう…とか、採取で汚れても移動したらキレイになっているとか…。

 格好が冒険や錬金術に向かんやろ〜!なんて思ってはいけないのかもしれませんが、リアルティは無いです。

 後、傷口に軟膏を塗るのに、手袋したままとか、頑として衣服を変更しないのは不自然です。

 まぁ、いつもの奴で、見続けても大したことは起きない物語にはなりそうです。

 神は細部に宿るという格言があるくらいなので、視聴者が違和感を感じない程度にディテールの配慮は欲しいところです。

………………………………………………………………………

 1話観てのレビューです。2023.07.04

 なかなか、王道ファンタジーとしては面白そうです。ゲームは未プレイです。

 ゲーム原作なので、少し気になる所もあります。錬金釜で錬成するのに、薬草と試験管一緒に入れるか…?

 しかも、錬金釜から試験管がそのまま飛び出てくる所とか、もう少し工夫したほうが良さそうです。ゲームではそうかもしれませんが、手抜きですね。

 後、最初の冒険へ出かけた主人公達は素人パーティなのに、装備が一人前っぽい所とか…。

 ゲーム原作のアニメはかなりの確率で爆死している気がするので、頑張って欲しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんてことない日々を変える、ひと夏の物語

この作品の原作ゲームは未プレイです。
「〇〇のアトリエ」って、何か聞き覚えがあるなぁ…と思ってググってみると、これまで「アトリエシリーズ」として沢山のゲームが制作されていました。

その中で過去にアニメ化された作品が、「エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜」で、2014年の春アニメとして放送されました。
この作品が、「アトリエシリーズ」として初のアニメ化作品だったようなので、この作品はアトリエシリーズの第2作目の作品という位置付けになります。

そう言えば、「エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜」は、15作目の作品なのでオープニングテーマの前に「“A15”」と掲載されていました。
「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」は21作目の作品のようですが、「“A26”」という表記を私は確認することができませんでした。
もしかすると、どこかで見落としたのかも…^^;


周りを湖に囲まれたクーケン島にあるラーゼンボーデン村。
ロテスヴァッサ王国の辺境にあるこの村では、穏やかな時間が流れている。

そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、
平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ

「あーあ。何か面白いことないかな。」

窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、
ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思う事…
この作品を作った方々は、太ももかお尻のフェチ…だったのでしょうか?
太ももとお尻が、やたら目に入ってくる作品だったと思っているのは、きっと私だけでは無い筈です。
そして、やたらとキャラデザが良いモノだから余計に惹き付けられるというか…

まさか、これはアニメならではの改変なのでは…!?
と思いググってみると、You Tubeで原作ゲームを実況している動画を発見!
早速視聴してみると…ゲームもしっかりフェチでしたわ~^^;
この視点はアニオリじゃなかったんですね…

まぁ、ライザの健康的な感じは終始良かったと思います。
このアトリエシリーズは、原則として主人公自身、あるいは主人公の1人が錬金術士なんだそうです。
今回はライザが錬金術師だった訳ですが、錬成している際のアニメーションがまるで魔法少女の変身シーンみたいな感じも最初は違和感を感じましたが、結果的にこの演出もライザが可愛らしいからOK…

冒険かぁ…
今では生きていくこと自体が冒険みたいなモノですよね。
まぁ、モンスターとの戦闘はありませんが、サラリーマンは日々戦っていますのでっ!

アニメション制作はライデンフィルムさん。
総じて作画が綺麗で見易い印象がありました。
個人的には、ストライクのキャラデザだったので視聴にも力が入りましたよ~^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、三月のパンタシアさんによる「ゴールデンレイ」
エンディングテーマは、Awkmiuさんによる「アロー」
三月のパンタシアさんは鉄板ですね!
これまでずっと聴いてきましたが、私にとって1度も外れたことがありません。
今回の楽曲も大好きでした。

1クール全12話の物語でした。
アトリエシリーズは主人公が錬金術師であることは固定されているものの、物語の設定にそれぞれ違いがあるので、きっと他のアトリエシリーズがアニメ化されても十分楽しめる作品になるような気がします。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

78.8 10 修行で幼馴染なアニメランキング10位
七つの大罪(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1469)
8704人が棚に入れました
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

侮りがたし日5|ョ∀・´)…感動スペクタクル大作!!!

◆原作コミック 全24話 原作未読
◆ジャンル アクション ファンタジー


絶大なる"魔力"を有し、人々から敬われ、時には恐れられる
存在(聖騎士)に守られた国「リオネス王国」
王国の王女『エリザベス』はたった一人国を離れ、ある物たちを探す旅に出ていた!
それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、
全騎士団を敵に回した罪人たち―〈七つの大罪〉
たどり着いた一軒の酒場で、『エリザベス』は
店主を名乗る一人の少年『メリオダス』に出会う!
それは彼女と〈七つの大罪〉たち、そして世界の命運を一変させる
"とびきりの冒険"の始まりであった― (あらすじ公式サイト引用)


簡単な相関図_((Ф(・ω・`)コンナカンジカナァ!???w
スマホだと変なんなるかも´・ω・)ω・`):

          
           凸リオネス王国凸
     
       【§聖騎士§】(甲冑着た強いヒト達)
        (民衆から敬われ、恐れられる存在)
   探してる                 魔神の力を利用!?
    ↙                         ↘
 王国王女        ↑↑↑         〈∮魔神族∮〉(滅びた!?)
『エリザベス』      【VS】     不思議な魔力を有した怪物?
  探してる       ↓↓↓          ↗
(一緒に旅をする) ↘            魔神の力と関係あり!?
            【†七つの大罪†】       
         かつて王国を裏切った!? 者たち   
       『メリオダス』『ディアンヌ』『バン』
      『キング』『ゴーセル』他 +『ホーク』(豚)



14年10月~15年3月まで放送された王道アクションファンタジー
作品ですが私も毎週楽しみに視聴させて頂きました!!

というかここ最近のこの日曜5時枠作品は侮りがたしΣヾ(゚Д゚;)ノ

中々の超感動スペクタクル大作に仕上っており
私大変夢中になってしまいました(๑→‿ฺ←๑) ♪

どこか中世ヨーロッパの景観を描いた様な世界観に
魔力や、魔法などのファンタジー要素が加わって
コレぞ王道たる魅力の所以と言いますか…

そこに息をもつかせぬ熱いバトルアクションに
それぞれのキャラの想いが重なって
この戦いは負けられない!! 仲間を救う!!
大切な…大切な存在(ヒト)の為に…

そう…その幾多となくおとずれる感動秘話に胸熱必死!!!
なのであります。゚(゚´ω`゚)゚。


そんな中でも私がとても胸熱で大好きになったキャラ、及び彼(彼女)らの
エピソードをまじえてBEST③形式で書きしるしてみました!!



*・゚゚・*ヽ(*゚∀゚)ノ*【このキャラ良かったよ!! BEST③】*ヘ(゚∀゚*)ノ*・゚゚・*:

―第③位―

『ディアンヌ』

巨人族の『ディアンヌ』はその可愛らしい容姿と気取らない
真っ直ぐな性格が好印象✩
だけども、と、とても体が、その… で、でっかい(*/ω\*) でも~
それがまたいい味出していて、ホント、ピュア(嫉妬深いw)で魅力的な女のコ♡
CV:悠木碧さんの声、演技もピッタリでした♪
彼女の優しさとういか人柄の良さには多くの方が共鳴したことと思います!

なんといってもあの{netabare} 『キーラ』の弟さん(子ども)を助けるシーンは
とても胸熱、名シーンでお涙必死かと…。゚(゚´Д`゚)゚。!!

そこから、『キーラ』&『ハウザー』が聖騎士を裏切り
『ディアンヌ』を助ける胸熱展開も大変良い(*>ω<)bイイ!!
『キング』との幼い頃の素敵なエピソードも、微笑ましくとっても◎ {/netabare}



―第②位― 

『キング』

妖精王 ハーレクインこと『キング』はその純心で一途な性格と
見てくれが変化するギャップや、常に眠たげな表情で枕を抱いて宙に浮いている
癒し系な雰囲気もさることながら、やはりその優しすぎる彼の
魅力にコレまた夢中になった方も多勢いらっしゃる事かと思います!!

なんといっても、 {netabare} 疲弊した『ディアンヌ』を全魔力を使って防御の壁(バリア)
を使って『ヘルブラム』の攻撃から守るシーンは最高に胸熱(*>ω<)b
というか、か、カッコ良すぎます!!  コノコノォ(〃´Д`σ[キング]qw

『ディアンヌ』との…切ない…過去のエピソードや
旧友『ヘルブラム』とのエピソードも思わず涙の垂れ流し状態に。゚(゚´Д`゚)゚。{/netabare}




―第①位―

『ホーク』ちゃん (豚’`ゥ(*´(00)`)’`ゥ)

残飯処理騎士団 団長こと『ホーク』ちゃんは
本作のマスコット&イメージキャラクター トコトコトコ(((っ´(00)`)っ♪

残飯の量を増やしてもらうことに日々命をかけている―w

戦闘能力は皆無だが…
なぜか!?w 自分のコトを”最強の戦士”と思い込んでいるw
喋る豚として本作では基本ツッコミ担当!?
『バン』からはこれまたなぜか!? 師匠と仰がれる存在!!
何かと上から目線で口は粗いが全く持って憎めない、
愛嬌が抜群の魅力的キャラ♪*

ハラハラバトルの合間に終始、笑いをもたらしてくれる点も◎!!

というか、私途中まで、ずっと『ポーク』ちゃん(pork)かと思ってましたが…
『ホーク』ちゃんだったのですね(ノ∀`;)w

そんな『ホーク』ちゃんに、 {netabare}まさか…最終回前話にて
まさかの豚ちゃんにお涙頂戴させられてしまうコトになるとは…。゚(゚´Д`゚)゚。
紛れもなく彼(彼女?)は1人の勇者であり、真の漢の姿そのものでありました―!!!!

「あんな気のいい奴を… よくも… くそがーーーー!!」

途中『ホーク』と仲違いする展開になってしまっていた『バン』の
あの一言が全てを物語っていましたネ… (つω・`。){/netabare}



他キャラの皆さまも大変、個性的かつ魅力的でしたが(*>ω<)b
今回は私のツボによりハマった3名(匹)を抜粋しご紹介させて頂きました!!


ただ『団長』『バン』『ゴーセル』の3人はどこか…
不死身過ぎでw バトル中もなんだか、まだ全然本気出してない感が強く
特に『団長』&『バン』は常に余裕感(隙)が出ているというか…w
元より『バン』は不死身属性を持っているせいか…

大事なバトルシーンにてやや緊迫感が損なわれてしまった感が…・ω・*) ソーッ

ただその”強さの底を見せない”雰囲気というか…
そこが本作の特徴であり、興味を注がれる面白さであるゆえ
後々恐らく色々と解き明かされる上で大事な
要素の一つなのであろうと私は勝手に思っております✩

それでも最後の方の局面は ハラハラ|ョ゚Д゚。))))ドキドキで
最高の盛り上がりを見せてくれました!!

とにかく視聴前、私が期待していた以上に大いに楽しむことができました!!

終わり方も、続編に期待を含ませた見事な締め!!でしたので、
さらなる彼らの冒険の続きが描かれる日を心待ちにしたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 52

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この作品で経験した私の初めて・・・(//∇//)

この作品の原作は未読ですが、日曜夕方の5時半枠の作品という時点で視聴を決めていました。
この時間帯のアニメは健全に感動できる作品が多いのと、雨宮さん、悠木さん・・・といったお気に入りの声優さんが出演されるのも大きな後押しになっていたと思いますけれど・・・^^;

これは未だ人と人ならざるものの世界が分かたれてはいなかった古の物語・・・
国を護る聖騎士達は絶大なる魔力を有し、恐れ、敬われた・・・
この様な下りから物語が始まります・・・この下りは結構好きでした^^

物語の舞台はブリタリア・・・聖騎士が守る国なのですが、聖騎士が「聖戦」の開始に向けた準備を着々と進め、増加した騎士の横暴な振る舞いによって国は荒廃の一途を辿っていました。
それを憂い危機的状況であると感じた第3王女のエリザベスは、聖騎士を止め聖戦を回避できるのは10年前に国を追われた伝説の騎士団『七つの大罪』だけだと考え、彼らに助けを乞うため白を抜け出し七つの大罪を探しに旅立つのです。
こうしてエリザベスは、とある酒場に流れ着き・・・物語が動いていきます。

七つの大罪の団長・・・メリオダス
憤怒の罪を背負う彼が本作品の主人公なのですが、とにかく格好良過ぎです^^
体格は決して良くはないのですが、一度怒りを買うと一国を滅ぼしかねない・・・と噂されるほどの強者です。
特にエリザベスが絡んだ時・・・それもエリザベスを傷つける輩に対するメリオダスの強さは半端無かったですね^^;
時折、エリザベスに対して過度なスキンシップを強行していますが、それも彼なりの優しさの表れなんじゃないかと思います。
王女として城で暮らしている分には、心配も不自由もありません・・・
けれど、エリザベスにとって初めての旅は、7つの大罪と同行しているものの常に危険と隣り合わせで、時には傷つく仲間に涙したり・・・城での生活と真逆な環境に身を投じているんです・・・
張り詰めたら切れてしまう緊張の糸を緩めてあげようとするメリオダスの粋な計らい・・・として私はメリオダスとエリザベスの日常の掛け合いを見ていました^^

リオネス王国の三女・・・エリザベス
彼女には第1話から涙してしまいました(//∇//)
7つの大罪を探して聖戦を止める・・・その決意は立派ですが残念ながら決意だけでは目標は達成できないでしょう・・・
でも彼女の人柄が・・・周囲の人を巻き込んでいくのです^^
彼女の心からの感謝の意は、人の心を揺さぶります・・・
一緒に行くと決めたから、時には身を挺してでも自分の役割に対して真摯に向き合います・・・
例え倒れても前を見据えると約束したから・・・

そんなエリザベスの傍で主にツッコミを担当していた「残飯処理騎士団」の団長ホークちゃん・・・
ちょっとコミカルで、でもここぞという時に頑張る彼(彼女?)の存在は大きかったですね^^
メリオダスの友人でバンから師匠と呼ばれるホークちゃんでしたが、物語の終盤・・・「いいや、いるっ」と叫び立ち塞がったホークちゃんは、間違いなくヒーローだったと思います。
そしてその立ち振る舞いに私は涙が止まりませんでした(//∇//)
これまで色んな作品を見て涙してきましたが、豚さんに号泣したのは初めての経験です。
アニメって・・・奥が深いですね^^;

その他にも嫉妬の罪を背負ったディアンヌ(CV:悠木碧さん)や強欲の罪を背負ったバンなど7つの大罪のメンバーが徐々に判明していくのですが、今回の物語では全員が勢揃いするまでには至りませんでした。
最後に新たな展開の布石も見えましたし・・・次期に期待ですね^^

オープニングテーマ
「熱情のスペクトラム」by いきものがかり
「Seven Deadly Sins」by MAN WITH A MISSION
エンディングテーマ
「7 -seven-」by FLOW×GRANRODEO
「Season」by 瀧川ありさ
オープングの2曲はどちらもお気に入りです。エンディングは物語の余韻に浸っていてあまり覚えてなかったのですが友人がカラオケで歌っているのを聞いて気になったので、今度ちゃんと聞いてみようと思います^^

2クール全24話の作品でした・・・やはり日曜夕方5時半の作品に間違えはありませんね^^
冬アニメのベスト10には間違いなく入ると思いますが、お気に入りの棚に入れるかは少し悩みたいと思います^^
続編・・・すっごく期待しています♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:ファンタジー、バトル
◎放送時期:2014年10月~

●原作:漫画(作・鈴木央、週刊少年マガジン連載)
●シリーズ構成:菅正太郎 ●監督:岡村天斎
●キャラクターデザイン:佐々木啓悟
●アニメーション制作:A-1 Pictures

■ストーリー■
絶大な魔力を有する「聖騎士」に守られた「リオネス帝国」。
王女・エリザベスは、10年前、国を裏切り多くの聖騎士を殺した「七つの大罪」を、とある理由で探す旅に出ていた。
その先で1人の少年と出会い、新たな冒険が始まることとなる。

■総評■
※原作未読。

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}エリザベスは聖騎士のクーデターを阻止するため、七つの大罪に助力を求めて旅に出た。
そして倒れた酒場で助けてくれた主人公の少年が七つの大罪の団長・メリオダスだった。
彼も他の七つの大罪を探す旅の途中らしく、情報を集めるため開いてた酒場(ホークの母の力で移動してるっぽい)の看板娘にエリザベスを誘い共に旅へ…という話。

今回襲ってきたオジサン騎士、メリオダスにやられて死んだかと思ったら生きてたw

メリオダスは何故容姿が昔のままなのか?
あの途切れた剣で何故あんなに強いのか?
その辺の秘密は後々明らかになるのかな。

まだ謎も多いが王道ファンタジー感は好きだしテンポも良かったので継続。
ホークが可愛いwCV久野ちゃん効果か^^{/netabare}

【2話】
{netabare}聖騎士ギルサンダーを怒らせたことが原因で名水(お酒の材料)を封じられた「バーニャ村」でのお話。

エリザベスの新コスチュームかわいい!
メリオダスはあの姿だから緩和されてるけど、ただのスケベ親父やw
前回からセクハラに全く気付かないエリザベスは天然どころじゃない^^;
さらにドジっ子属性もあるときたw彼女はこの先戦ったりするんだろうか?

聖騎士の剣は聖騎士にしか抜けないと言っていたけどメリオダスがすんなり抜いたし、やっぱり聖騎士と互角に戦えるのは七つの大罪だけってことなのか。

今んとこメリオダス無双って感じでイマイチ盛り上がりに欠けるけど、味方・敵共にキャラが増えると面白くなるかな。
あ、後半の槍投げ→槍投げ返しは迫力凄かった!{/netabare}

【3話】
{netabare}「白夢の森」にて七つの大罪の1人・ディアンヌが仲間入り→追ってきたギルサンダーとの戦闘回。

ギルサンダーは10年前 聖騎士長の父を殺されたことへの復讐、そして帝国最強の騎士と証明するために七つの大罪を狙ってるらしい。
けど、聖騎士長の死は七つの大罪の仕業じゃないっぽい。
回想から察するに、全ては誰かの謀略による濡れ衣かな?
メリオダスの最後の記憶『団長…すまない』の言葉の主が鍵か。

エリザベスは今回パンツ奪われてた…
どうやって気付かれないように奪ったんだろう^^;

ホークは今回も弄られ担当w
ディアンヌに火あぶりにされて暴れてるのがかわいそ可愛かった!

最後はメリオダスが負けたふりしてギルサンダーを出し抜き新情報入手。
ギルサンダー、早くもすごい小物感が…^^;

七つの大罪が聖騎士と互角にやりあえるのは、彼らも元は帝国騎士だからなのね^^{/netabare}

【4話】
{netabare}ギルサンダーから他の七つの大罪の在処を聞き出した一行。
バステ監獄に囚われてるバンを探しに出るのだが、思った以上に深手を負ったメリオダスは途中で倒れてしまい、近くの街で休むことになるも既にそこには聖騎士の手が伸びていて…という話。

メリオダス、今回も元気にエリザベスへのセクハラをはたらいてると思ったら…
やはり聖騎士の力は普通じゃないっぽい。

さらに治療のフリして毒薬を飲まされたメリオダス。
どう復活するのだろう…

それにしてもディアンヌちゃんの乙女心が可愛い。
大きい自分には団長のために戦うくらいしかできないと、それでも精一杯メリオダスに尽くそうとする健気さが良い。

今回もホークは癒しでしたw
スペアリブと肩ロースのくだりは笑わせてもらった。

メリオダスの生存を聞いて自ら脱獄したバン。
聖騎士見習いの剣を受けたと思いきや、散髪しただと!?w
杭で打たれた跡も消えてたけど、唯一消えてない傷が首に。
つけたのはメリオダスかな?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

61.6 11 修行で幼馴染なアニメランキング11位
ガンダムビルドファイターズトライ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (234)
1156人が棚に入れました
イオリ・セイ、レイジ組が、第7回ガンプラバトル選手権世界大会で優勝してから、7年の月日が流れた。
ガンプラバトル選手権は、主催がヤジマ商事に変わり、その試合形式やルールが一新、バトルの人気は、さらなる広がりを見せている。
だが、その流れに取り残された学園があった。
イオリ・セイが、かつて在籍していた聖鳳学園である。
学園のガンプラバトル部の部員は、部長である中等部3年のホシノ・フミナ、ただ一人。
このままでは、3人1チームで戦う、全日本ガンプラバトル選手権、中高生の部に出場することすら、ままならない。
そんなフミナの前に、一人の転入生が現れる。
師匠と共に修行の旅を続けていた拳法少年、カミキ・セカイ。
さらに、若きガンプラビルダー、コウサカ・ユウマが加わり、ついに3人の出場メンバーが揃った。
カミキ・セカイ。
コウサカ・ユウマ。
ホシノ・フミナ。
チーム、トライ・ファイターズの挑戦が、今、始まる――!


声優・キャラクター
冨樫かずみ、内田雄馬、牧野由依、遠藤綾、広瀬正志、宝亀克寿
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

安定のランバ・ラルおじさん解説付き、人の死なない「何ちゃってガンダム」第2弾

現在放送中の『ガンダムビルドダイバーズ』の前作的な位置づけ?でいいのかな?
ただし『ダイバーズ』はSAOの影響なのか「フルダイブ型オンラインゲーム」に進化しているのに対して、本作およびそのまた前作の『ガンダムビルドファイターズ(無印)』は、普通の「対面型テーブル対戦ゲーム」の体裁になっていて、その点でちょっと時代を感じさせます。

内容については、特に言う事はないかも。
ガンダム・宇宙世紀シリーズの中では、ほぼ唯一の“常識人”であるランバ・ラルおじさんを解説役にした、結構トンデモ設定の温(ぬる)い「何ちゃってバトルもの」として、ガンダム・シリーズをひととおり見終えた人なら“ついでに”見て楽める作品だと思います(企画したバンダイ側の思惑は別にして)。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
監督         綿田慎也
シリーズ構成・脚本  黒田洋介
キャラクターデザイン 大貫健一、ヤスダスズヒト(協力)
メカニックデザイン  大河原邦男、石垣純哉、今石進、海老川兼武、寺岡賢司、寺島慎也、NAOKI
音楽         林ゆうき、橘麻美
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ガンダムビルドファイターズトライ (2014年10月-2015年4月) =======

 - - - - - - - OP「セルリアン」、ED「アメイジング ザ ワールド」 - - - - - - -
{netabare}
第1話 風を呼ぶ少年 ★ 次元覇王流拳法の使い手(カミキ・セカイ)聖鳳学園転入、初のガンプラバトル(vs.プラモ部T)
第2話 結成!トライ・ファイターズ ☆ セカイ&コウサカ・ユウマ入部(ガンプラバトル部)
第3話 その名はギャン子 ★ 聖オデッサ女子学園との練習戦
第4話 Gミューズ ★ セカイ&ホシノ・フミナの初デート、対サカイ・ミナト(SD戦)・敗北
第5話 憧れと挑戦を胸に ☆ ガンプラバトル選手権(中高生の部)西東京予選開始、一回戦(vs.宮園高T)
第6話 戦場の支配者 ★ 二回戦(vs.都立成練高専科学部T)
第7話 素組みのシモン ★ 三回戦、準々決勝(vs.区立常冬中学T)
第8話 この盾に誓って ☆ 準決勝(vs.水竜高T、宮里学院Tvs.聖オデッサ女子学園T)
第9話 決戦のソロモン ☆ 決勝戦(vs.宮里学院T)、全国大会出場決定
第10話 ガン☆コレ ★ カミキ・ミライのガンプラデビュー
第11話 ニールセン・ラボ ★ 強化合宿、我梅学園Tとの出遭い、ユウマの因縁の相手(ガンプラ学園Tアドウ・サガ)、三代目メイジンカワグチ介入
第12話 未来へ羽ばたくために ★ アシムレイト(ガンプラ同化能力者)、メイジンカワグチ&レディカワグチの指導、キジマ・シアとの出遭い
第13話 ビヨンド・ザ・ナックル ★ 本牧学園Tカリマ・ケイの挑発、バトルロワイヤル、キジマ・ウィルフリッドとのガチ勝負{/netabare}

 - - - - - - OP「Just Fly Away」、ED「迷々コンパスはいらない」 - - - - - -
{netabare}
第14話 好敵手たち ☆ ラボ合宿終了、大会直前合宿(カミキ家)、ルーカス・ネメシス転入(グラナダ学園)
第15話 新生!トライ・ファイターズ ☆ 全国大会開始(イメージキャラ=カミキ・ミライ)、一回戦(vs.オホーツク学園T)
第16話 華麗なるシア ☆ 天大寺学園Tサカイ・ミナトの合体ガンプラ、二回戦(ガンプラ学園Tvs.本牧学園T)
第17話 亡霊城の罠 ☆ 二回戦(vs.統立学園T)
第18話 スナイバル・ドラゴ・ギラ ★ 続き、、コウサカ・チナの届け物、イオリ・セイからの伝言 ※チナ&セイは1期のヒロイン&主人公
第19話 運命の再会 ☆ セカイの兄弟子(イノセ・ジュンヤ)、準々決勝(vs.天山学園)
第20話 折れない心 × 続き、準々決勝(グラナダ学園Tvs.我梅学園T) ※この回でとうとう脚本&設定の都合の良さが自分の許容範囲を超えてしまい残念
第21話 蒼き翼 ★ 準決勝(ガンプラ学園vs.グラナダ学園、ウィルフリッドvs.ルーカス・ネメシス一騎討ち)
第22話 心のままに ★ 準決勝(vs.天大寺学園T、コウサカ・ユウマvs.サカイ・ミナト一騎討ち)
第23話 ビルド・ファイター ☆ 決勝戦前夜、決勝戦(vs.ガンプラ学園) ※これまでの対戦キャラ達それぞれに花を持たせる展開
第24話 ファイナル・バースト ☆ 続き(アドウの古傷、アドウ&ユウマ相討ち、シア&フミナ相討ち、時間切れ、延長戦(ウィルフリッドvs.セカイ一騎打ち)・優勝)
第25話 僕たちのガンプラ × 後日譚(ガンプラビルダーズ・コンテスト名人杯授賞式) ※無駄に長いギャグ展開が残念{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)12、☆(並回)11、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.6


===== 特別編 ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ (2016年8月) =====

全1話 ☆ 3.5 {netabare}1年後、ヤジマ商事の新GBシステム開発への協力(※南の島でセカイ君のリア充展開有り)、結晶体暴走と謎の少女{/netabare}、約35分

主題歌 「The Last One」
ED 「Roots of Happiness」


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(おまけ)

派生作品の『ガンダムビルドファイターズバトローグ』が、本サイトのアニメ棚に登録されていないので、ここに併せて追記しておきます。
この作品は、第1話だけは面白かったです。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
監督         大張正己
シリーズ構成・脚本  黒田洋介
キャラクターデザイン 大貫健一、ヤスダスズヒト(協力)
メカニックデザイン  大河原邦男、海老川兼武、柳瀬敬之
音楽         林ゆうき、橘麻美
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ガンダムビルドファイターズ バトローグ (2017年8-12月) =======
{netabare}
第1話 AIバトローグ ★ 疑似人格搭載型GB 三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ)vs.アラン・アダムス ※約10分
第2話 敵の秘密開発工場をたたけ! ☆ バトルアトラクション「G-クエスト」、コウサカ・ユウマ&サカイ・ミナトの協力 ※約12分 
第3話 ふみなとギャン子の大冒険 ☆ 女子バトル回(ベアベア村) ※約12分
第4話 俺たちの戦争 ☆ レナート兄弟の密林バトル ※約11分
第5話 ガンプラは最高だ! ☆ イオリ・セイvs.三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ) ※約11分{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ガンプラバトル・・・1期同様、熱いバトルは本格的ですよ^^

この作品は「ガンダムビルドファイターズ」の2期目の作品に位置付けられています。
物語は1期と直接的な繋がりはありませんが、一部1期から登場している人物もいるので、1期を未視聴の方はこの世界の体感も合わせて1期からの視聴をお薦めします。

1期ではイオリ・セイとレイジの二人が熱いガンプラバトルを繰り広げてくれました。
コウサカ・チナ、アイラ・ユルキアイネンといったヒロインとの掛け合いも見どころが満載で、続編が出ると知った時、てっきりレイジやアイラと再会してまたガンプラバトルを・・・などと勝手に想像していましたが、全然違っていましたね^^;

2期は、1期から7年後の聖鳳学園・・・セイの母校でもあるこの学園には、ガンプラバトルの熱い魂を受け継ぐ「ガンプラバトル部」が設置されています。
ですが、部員は中学3年生のホシノ・フミナただ一人しか在籍しておらず、ガンプラバトル部はこのところ主流になってきている3人ひと組の団体戦にも出場できない、という状況に追い込まれていました。
でも、小さな頃に見たガンプラバトルが忘れられず孤軍奮闘していたところ、1期に登場したコウサカ・チナの弟であるコウサカ・ユウマと、主人公であるカミキ・セカイの勧誘に成功するのです^^
こうしてガンプラバトルの出場資格を得た3人の・・・遥かなる高みを目指す熱い物語が動いていきます。

ストーリーは、ガンプラバトル選手権・中高生の部にエントリーした3人の「チーム・トライファイターズ」が強敵達と繰り広げた激闘の軌跡が描かれているのですが・・・1期と同じくらい熱い作品に仕上がっています。
一番大きな違いは3人ひと組の団体戦であることです。これにより一人では出来なかったことも出来るようになり、戦術の幅が広がっています。
その中でも・・・まぁ主役なので当たり前なのですが、「チーム・トライファイターズ」の連携は相当格好良かったと思います。

機体と選手の特性をバトルに活かす・・・皆んな自分の役割をちゃんと認識しています。
それぞれが同じ目標に向かい、同じベクトルで突き進み決して仲間への配慮を忘れない・・・
だから、今その瞬間に必要な選択を誤らない判断に、絆と結束力が加わって最高のパフォーマンスへと昇華させていくのです^^

主人公のカミキ・セカイは「次元覇王流拳法」という格闘技を極めるため日々修行を積み重ねてきたのですが、その格闘技の要素をガンプラバトルに応用することで、凄まじい強さを見せてくれます。
色んな飛び道具が蔓延するなか、素手で勝負するといういかにも武闘家らしい勝負スタイル・・・
皆んなの願いを拳に込めた気迫の一撃が格好良すぎです^^

そんなセカイをできる限り真っ直ぐにバトルに向き合わせようとするチームメイトのユウマとフミナ・・・
セカイは所謂格闘バカなので、格闘技以外の事はサッパリ・・・^^;
そんなセカイのガンプラを常に最高のポテンシャルが引き出せるようメンテナンスを欠かさないユウマは、元々ビルダーとしても高い評価を得ていただけの仕事をキッチリこなしていきます。

それでもこの作品における私の一推しはホシノ・フミナでした^^;
苦しい状況に陥ってもガンプラバトルへの情熱を忘れず、選手権の出場が決まってからは皆んなのガンプラの強さをより引き出すサポートの役目をしっかりと果たしていくのです^^
チームの状況と自分を俯瞰し、足りないモノを補っていく・・・
この「チーム・トライファイターズ」のバトルスタイルを確立したのは間違いなく彼女でした。
また、先輩として・・・女性としての細やかな配慮も魅力の一つだったと思います^^

「チーム・トライファイターズ」がどの様な強敵と出会い、どの様なバトルを展開していくのかは是非本編をご覧下さい^^

2クール全25話の作品でしたが、あっという間だったように思います。
熱いバトルも面白いのですが、時折見せるフミナvsシアの場外バトルにも興味津々でした^^
こっちのバトルは今後どの様に展開していくのか・・・気になるところです。
とっても気になるんですが・・・1期同様今後の事は想像するしかないんでしょうね^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最高のビルドファイター

  またまたガンプラバトル。

 セカイくんレイジと似ていると思ったけど、ちょっと違うかな。ドモンみたいなこと言っているし。モビルファイターみたいなコクピットあってもいいと思うよね。セカイくんみたいなキャラには・・。

 フミナってここでは、セイくんみたいな役割なのかなぁ?ガンプラ好きの女の子って、身近にも過去にも見ないし、聞かないけどあってもいいと思う。

 ユウマは、あのいいんちょの弟だったんだ。ラルさんも相変わらずな感じだなぁ。

 今度のガンプラバトルは、前回のような個人戦じゃなく、3人一組のチーム戦、どうなるのか?楽しみだぁ(^^♪

{netabare}ドムから{/netabare}ビルドバーニングガンダムが出てきたシーンは、圧巻でした。

2014 10.17


2015 1.28放送「華麗なるシア」より

 サカイ・ミナトのトライオン3は、ホントにカッケイと思ったです。
 
{netabare} ZZガンダムベースのガンプラだけど、外見はガオガイガー。合体前の機体は、ファイバードに出てきたドライアスを{/netabare}思い浮かべてしまうです。ガンプラは自由ですねぇ(^^♪

 セカイくんが、目を輝かせて「カッケイ」というのも頷けるです。後半の{netabare}ガンダムエクシアベース、シアのGポータント{/netabare}霞んだと思う。非常にインパクトがあったです。トライオン3の活躍、短すぎたのでは?

 何回も見てしまいましたです。

2014 2.4 やっぱ、ガンプラ、カッケイ


2015 3.11放送「心のままに」より

 正に何でもあり展開、ビルドバスターズにトライファイターズ大苦戦!あんなに多様なビーム攻撃ありなのかなぁ?{netabare}合体前の攻撃もバリアが守る。セカイくん手も足もでないし・・。

 トライオン3の超砲剣?グランゾートのエルディカイザーだったか?の取り出し方に似ている!{/netabare}ホントにあんな攻撃ありですか。まさかの{netabare}セカイくん、フミナが力尽きちゃう凄い展開!
 ユウマとミナト(ビルドバスターズ)の一騎打ち、{/netabare}かなり熱くなりましたねぇ。

 決勝戦のソレスタルスフィアとの戦い、もっと凄くなるのかなぁ?

2012 3.13 やっぱ、ガンプラ、カッケイ2


いや~終わってしまった。

 決勝戦、壮絶?な展開でしたです。何でもありももう驚かないです。{netabare}攻撃と攻撃のぶつかり合いで、コロニー消し飛ぶです。やっぱり、両者ボロボロになりましたねです。熱い戦いだったです。

 今度は、セカイくん、キジマ・ウィルフリッド一騎打ち!Gガンダム顔負けの接近戦は、全力と全力のぶつかり合いは、{/netabare}お決まりだったように見えたけど、前作以上に熱かったです。
 ビルドファイターズ喜ぶ姿は、ホントに幸せそうにだったです。

 で、{netabare}ビルダーズコンテスト、ハチャメチャなガンプラバトルロイヤル。むちゃくちゃな最終回に見えるけど、{/netabare}このアニメらしいといえば、らしいですけどねです。

 ギャン子は、セカイくんとのバトルでセカイくんに惚れたけど、フミナは、第一話からだったなのか?{netabare}セカイくんとシアとかと一緒にいるだけで意識するようになってたし。最終回とかで、しっかりと丸出しに{/netabare}なっていたです。セカイくんも鈍感なのは、レイジに似ているかなぁ~でしす。

 トライファイターズが、最後でも夢に向かって突き進む姿を、何か好きでしたです。前作と違った、熱く楽しいガンプラバトルでしたです。

 セカイくんのお師匠様って、最初のOPでもでてきたけど {netabare}ドモン・カッシュまんまです。ラルさんがいるから名前もドモンさん{/netabare}なんだろうけど・・・!?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

60.3 12 修行で幼馴染なアニメランキング12位
ウルトラマニアック(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (37)
303人が棚に入れました
中学生の立石亜由は、クールで後輩の女子生徒に大人気だが、本当は憧れの架地哲士に気に入られたくて、彼好みの女性を演じているだけだった。そんな彼女のクラスに、佐倉仁菜が転校してくるが、実は彼女はマジックキングダムからやって来た魔女っ子だったのだ。ひょんな事から、亜由は仁菜の秘密を知るも、2人は仲良くなる。仁菜は亜由を手助けしようと、魔法を使うが、いつもドジばかりで、亜由は仁菜に翻弄されっ放し。物語は、亜由と仁菜を中心としたマジカル学園コメディ。

声優・キャラクター
堀江由衣、神田朱未、神谷浩史、千葉進歩

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

天然系嫌いだけど・・良いコンビです♪

ドジっ子とクールビューティーの秘密?

クールで後輩女子からもモテる・・
立石亜由(堀江由衣)

明るく素直で・・ドジな天然ボケ・・
佐倉仁菜(神田朱未)

二人には人に言えない秘密がある・・
そんな二人が出逢って秘密を共有したら
色々な事が起きたり巻き込まれたり・・
ラブコメ要素も程良く入った感じの
魔女っ子アニメかな。

人(特に好きな人)の前では・・ついつい
意識してキャラ作ってしまったり・・
憧れの人の好みに合わせようとしたり^^;

クールに振舞っても実は凄く臆病な亜由・・
ドジだけど明るく前向きなニナと出逢い、
翻弄されつつも互いに刺激を受け成長して
いく物語。

学園ラブコメだったり、ニナの世界の騒動
に巻き込まれたりで賑やかな感じ。

最終話近くは特に涙が零れるかも・・

恋愛絡むと物語の評価を高くしてしまう・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ママレードボーイと同じ原作者の作品

この作品は「ママレードボーイ」と同じ原作者の作品なんですが、
因みに内容的には古き良き魔法少女的な作品なんだけど、
日常ドタバタ劇が中々楽しく見られたのと、
それと仁菜と亜由のキャラも非常に可愛くて、
この作品に付いては本当に知名度が低いけど隠れた良作だったと思います。

【評価】

65点・2B級

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

lg さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

-感想-

鑑賞回数:1回 ※評価はしてません。

【総合】
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 大分前に見たので内容はうる覚えです><
 近いうちに再度鑑賞したいと思ってますー。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0
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