伝説で冒険なアニメ映画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の伝説で冒険な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番の伝説で冒険なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

60.6 1 伝説で冒険なアニメランキング1位
名探偵コナン 紺碧の棺 (ジョリーロジャー)(アニメ映画)

2007年4月21日
★★★★☆ 3.5 (204)
1117人が棚に入れました
太平洋に浮かぶ“神海島”へ、小五郎と共にバカンスに訪れたコナンたち一行。島に居合せたトレジャーハンターがサメに襲われ死亡したことから、コナンは捜査を開始する。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、松井菜桜子
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

子供向け作品

本作は「蘭と園子の友情」がテーマなのだが、全体的にインパクトに欠け、腑に落ちない作品である。
例によって、推理よりもアクション重視でコナンは必要無いのでは思うほど。私は本作をコナンの映画史上最低評価している。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
佐藤刑事と高木刑事は、都内で強盗犯とカーチェイスを繰り広げていた。佐藤は巧みなドライビングテクニックで強盗犯の車を追い詰め、横転させる。そのまま逮捕されることになった強盗犯は、「神海島」と「ジョリー・ロジャー」という意味深な言葉をつぶやき、意識を失った。

翌日、バカンスで神海島を訪れたコナン一行は、財宝探しに集まったトレジャー・ハンター一味と出会う。神海島は、海底の古代遺跡・海底宮殿が発見され有名になった島である。また、300年前に2人の女海賊アン・ボニーとメアリ・リードが遺したという財宝伝説も語り継がれている。興味を持ったコナンたちは島の観光課が企画した宝探し、蘭と園子はダイビングとそれぞれバカンスを満喫する。

そんな中、トレジャー・ハンターの1人が、海底宮殿を探索中にサメの群れに襲われ死亡した。当初は不幸な事故と思われたが、ダイビングスーツに残っていた痕跡から、コナンはこの事件が殺人だと推理する。さらに、東京からはるばるやってきた目暮警部の話から、トレジャー・ハンター達が昨日都内で起きた強盗事件の犯人とつながっていることが明らかになる。

その日の夜、島の観光館にトレジャー・ハンター達が泥棒に入り、逃走中に何者かからライフルで狙撃されるという事件が起こった。さらに翌日、蘭と園子がトレジャー・ハンターたちに連れ去られてしまう。蘭たちを助けるために1人、海底神殿に向かうコナン。果たしてコナンは、事件を解決して、蘭たちをトレジャー・ハンターの魔の手から救うことができるのか!?トレジャー・ハンターの正体、彼らを狙う犯人とその目的、2人の女海賊が残した財宝の謎。複雑に絡み合う謎に、コナンが挑む!
{/netabare}

宝探しという面があまり魅力的でなく、犯人は中盤で気付く程痕跡を残していて、推理要素は皆無と言っても過言ではない。
終盤の無理な設定にも納得がいかず、テーマの「蘭と園子の友情」も陳腐なものになってしまった。

全体的に中途半端でインパクトに乏しく、名探偵コナンという作品である意味が皆無である。トレジャーハンターが自分で謎が解けないからと観光客に解かせようとするという設定自体に無茶があり、犯人も馬鹿すぎて突っ込み所が満載。
推理要素も少なく、コナンもあまり活躍しないし、脚本をもう少ししっかり書いて欲しかった。
冒頭のルパン三世へのオマージュもよく分からなかった。
但し、EDは最高。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

小五郎に連れられ、太平洋に浮かぶ“神海島(こうみじま)”へバカンスに訪れたコナンたち一行。その島には古くから、海に沈む古代遺跡“海底宮殿”と、300年前に実在した女海賊“アン・ボニー”と“メアリ・リード”の遺した財宝伝説が語り継がれていた。蘭と園子は海底宮殿近くの海中でスキューバダイビングを楽しむが、そこで2人は、宝を狙うトレジャーハンターチームと遭遇する。突然、ハンターの一人が、サメの群れに襲われ、死亡。コナンはハンターの死に不審な点を見つける。捜査を進める上で浮かび上がる、謎の言葉“ジョリー・ロジャー”。海底宮殿に隠された秘密とは?300年の時を超えた暗号を、コナンが解き明かす!!というあらすじ。

今回はトレジャーハンター。謎解き。
どうやら神津島が舞台のようだ。

冒頭のルパン?は笑う。ド派手なカーチェイス。
{netabare}正面衝突を避けたほうが負けるチキンレース?の末に不二子ちゃんもルパンも覆面というオチ。{/netabare}

今回は蘭と園子が背中を預けての戦闘シーンが。トレジャーハンター悪いけど、{netabare}ライフル狙撃マンは観光案内の岩永さんだったと。のんびりしていると見せかけて悪いやつとも思うが、意外とそうでもないか。結局、財宝はなくて船だけ。海賊同士の再会の誓いみたいなものと。{/netabare}

どちらかというと冒険譚みたいな感じ。


主題歌は愛内里菜&三枝夕夏で七つの海を渡る風のように
海だし、海賊絡みだし、ぴったりだね。

EDの映像はバハマかい!!確かに日本ぽくはないけど。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

ノットトレジャーハンター

シリーズ11作目。

今回はみんなでバカンスへ。そこで昔の海賊が残した財宝を狙うトレジャーハンター絡みの事件に巻き込まれていくという展開。
{netabare}
脚本がいまいち締まってなくて、全体的に退屈。これまで観たシリーズ中最も地味な作品だった。

現代日本において、トレジャーハンターってまじめに言われても、そんなもんいるわけないだろう、と違和感ばかりが先行してしまって、作品全体がチープなものに見えてしまった。むしろそこまで非現実な題材を取り扱うのなら、「ベイカー街の亡霊」みたいにファンタジー側に振り切っちゃっても良かったと思う。なんだか中途半端だった。

意図的にサメに襲わせるってのも殺人の手口としては不確定要素多すぎるし、サメを操ってもそれは罪になるのかなと疑問に思った。それに、今回は被害者も救えない悪党だったので、なんか別に殺されても仕方ないかと思ってしまうので、殺人事件自体もパンチが弱い。

園子がサメの囮にされるあたりがスリリングだったくらいで、後はほとんど盛り上がる場面がなかったのは残念。

ラストの息が続かなくなるという演出は「14番目の標的」で既にやられているし、しかもあの時は直接チューだったのが今回は間接チューということで画的にもスケールダウンしてた。

こんな仕事をしていては視聴者を楽しませることはできないでしょう。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

62.7 2 伝説で冒険なアニメランキング2位
ワンピース映画 - ONE PIECE(アニメ映画)

2000年3月4日
★★★★☆ 3.5 (94)
492人が棚に入れました
伝説の大海賊ウーナンが宝を埋めたという黄金の島が舞台。
「ワンピース」を目指して今日も航海を続けるルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップたち。ケンカ中のところを、ナミのお宝を盗みにきたコソドロ三人衆と海賊エルドラゴに攻撃されてしまうが、なんとか生き延び、エルドラゴに捕らえられていた少年トビオを助け出す。ウーナンに憧れているトビオの話を聞き、ルフィはウーナンがいい奴だったら仲間にしようと言い出し、一同は黄金の島へ向かうことに・・・。
『週刊少年ジャンプ』で連載中の人気コミックを基にした、TVアニメの劇場版。海賊王を目指す少年ルフィが、仲間たちと繰り広げる冒険と騒動をコミカルに描く。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ウーナンの宝物

2021.4.13 視聴完了。

サンジが仲間になる前の、まだ総勢4人だったころの出来事。
おでん屋の岩蔵とウーナンに憧れる孫のトビオ関連の話です。

1時間に満たないので見やすく
内容も良かったですね。

特に今は亡き
青野武さん
内海賢二さん
野沢那智さん
とても素晴らしかったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

とおる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

タイトルなし

面白かったけどサンジ好きの身としてはちと寂しい

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

唯衣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

劇場版第1作目
2000年3月4日公開

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

65.2 3 伝説で冒険なアニメランキング3位
ドラえもん のび太の太陽王伝説(アニメ映画)

2000年3月11日
★★★★☆ 3.7 (66)
412人が棚に入れました
白雪姫の劇の練習をしていた5人。しかしどうにもうまくいかない。しかもドラえもんのひみつ道具「万能舞台セット」をジャイアンに取られてしまう。

絶対返してくれないと判断したドラえもんは、「タイムホール」を使って取り返そうとする。ところが失敗し、おまけにのび太が無理した結果、タイムホールの時空が乱れ、その影響で、のび太の部屋のタイムホールが古代の太陽の国といわれるマヤナ国に繋がってしまう。そこでのび太は、自分そっくりの姿をしたティオ王子に出会う。

声優・キャラクター
大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、たてかべ和也、肝付兼太、緒方恵美、飯塚雅弓、杉山佳寿子、千々松幸子、田中亮一、佐久間レイ、唐沢潤
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ティオ王子がかっこかわいい

シリーズ21作目。
{netabare}
OPがなぜかウィーン少年合唱団を使っていて、冒頭から驚かされた。

本作はひみつ道具の故障によってのび太の部屋とマヤナ王国とが繋がって、のび太と瓜二つのティオ王子と出会い、マヤナ王国の危機を救う戦いに首を突っ込んでいくといという展開。

前半ののび太と王子の入れ替わりはなかなか面白い。価値観ギャップによって生じるおかしさや切なさをうまく突いている。

そしてなんといっても王子のキャラクターが素晴らしい。まじめで実直で頑固なところがあるのだけど、のび太たちと触れ合うことでグッと成長していくのがなんか感動する。本作ではのび太よりもこの王子こそが主人公だったと言えよう。

ストーリーは王道で分かりやすく、演出もいつもよりも力が入っているし、前述のおかしさや冒険のワクワク感も出てるし、ラストもかっこいいし、全体を通してシリーズの中でもかなり水準の高い作品に仕上がっているなと思った。

しかし、途中のサカディを挑まれた二人組は勝手に命を賭けさせられて、勝手に許されて、ホント気の毒だった。

ポポルが終始かわいい。
主題歌も素敵だった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

旧ドラ映画太陽王伝説。のび太とそっくりな王子と王国の話

旧ドラ映画の太陽王伝説です。
今回はのび太達が白雪姫を学芸会で出すために練習している所から始まります。
ドラえもんの道具万能舞台セットをジャイアンにとられ、それを取り返すためドラえもんはタイムホールを出すのですが、取り返すのには失敗し、タイムホールが壊れてしまい、時空がゆがんで何処かの時代のどこかにある「マヤナ国」につながってしまう。


その王国にはなぜかのび太そっくりな顔をしたティオ王子がいて・・・・

という感じで、最初はのび太とティオがお互いの生活を入れ替えたりとコミカルなシーンですが、お互いがそれぞれの暮らしを体験することで、色々とお互いの生活をわかっていき、シリアスになっていくのは良いと思いました。

また今回もドラえもんの道具が活躍しますし、のび太、ドラ、ジャイアンの活躍も見どころです。ティオの声がシンジ君の緒方恵美さんなのもよかった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

HG anime さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

のび太にそっくりな王子様w

↑設定がおもしろい。のび太にそっくりではあるが人柄が正反対の王子ティナがのび太を観て成長する物語。帝王学をのび太に教わるという展開はおもしろい。昔私はこの作品を小学生低学年時に劇場で観たが、上に立つものは能力を伴った威厳をもち、それでいて謙虚で優しく、目下の者に愛される人物であるべきだということを子供ながらに感じた。子供に見せたい作品だ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

70.8 4 伝説で冒険なアニメランキング4位
モアナと伝説の海(アニメ映画)

2017年3月10日
★★★★☆ 3.9 (43)
275人が棚に入れました
世界中で愛されるディズニー・アニメーションの魅力のひとつであるヒロインの歌声も今作も健在だ。数々の伝説が残る島で生まれ育ち、幼い頃の「ある体験」がきっかけで海と運命的な絆で結ばれ、「海に愛される」という特別な力を持つようになった16 歳の美しい少女、モアナの物語。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ラプンツェル、アナ雪を正当に受け継ぐミュージカルでありつつレッドタートルからのマッドマックス+ウォーターワールドがロードオブザリングなもののけ姫!?

ディズニーによる長篇3DCG映画
『リトルマーメイド』『アラジン』『プリンセスと魔法のキス』を手掛けたロン・クレメンツ&ジョン・マスカーの黄金コンビが挑む初のCG映画でありつつ、『ラプンツェル』や『アナ雪』の流れを正当に受け継ぐミュージカル映画
今回オイラは字幕で観ました
今のところ日本では2Dのみの公開ですが後出しで3Dも公開されるようです


舞台はオセアニアをモデルとした無数の島が点在する南国
伝説では女神テ・フィティが命を作り出すとされていた世界で、半神半人の勇者マウイはある日「テ・フィティの心」とされる翡翠色の石を盗み出した
しかし「テ・フィティの心」を狙う火の神テ・カァとの争いで「心」とマウイにもたらされた変身能力の源である「神の釣り針」が失われてしまう
この伝説を祖母から聞かされた村長の娘、モアナ
彼女は「海に選ばれた者」として島を出て、珊瑚礁を越え、海の向こうのどこかにあるというテ・フィティの島へ「心」を返すという運命が待ち構えていた
海の向こうの世界に興味をそそられるモアナだったが村長である彼女の父は頑なにモアナが海に出ることに反対し、次代の村長となるため島に留まるよう言い付けるのであった
しかしテ・フィティの心が失われたことで広がっているとされる「闇」がモアナの住んでいる島にも迫り、椰子の木は枯れ、魚は消えていった
モアナの祖母は自身の死期が迫る中でモアナに「選ばれた者」としての使命とかつて先祖達は島を渡り行く船旅人だった証である船を彼女に残す
モアナは大海原にたった独り、「心」を返す冒険に出る事を決意するのであった・・・


『アナ雪』の大ヒットも記憶に新しいところではありますが、『ベイマックス』『ズートピア』とディズニーではミュージカル以外の映画が続いていたので今回は『アナ雪』以来となるディズニーらしい王道ミュージカル映画となっています
序盤は世界観や心情を表す歌が絶え間なく流れ続け、まさに『アナ雪』のディズニーが帰ってきた!感が伝わってきます


これだけで往年のディズニー映画好きにはたまらないところではありますが、中盤から登場する勇者マウイ
彼の体には、彼のこれまでの生き様を示したタトゥーが自動生成されアニメーションする、という魔法がかかっているのです
このタトゥーのアニメ自体は昔ながらの2D、つまりセルアニメの手法で描かれるのでこれには往年のディズニーファンはきっと心をくすぐられる想いでしょう


その一方で、3DCGとしたことで表情を変えていく波の表現や「海」そのものがキャラクターとして物語に絡んでくる様、さらにはオセアニアの彫りの深い人々の表情など2Dには難しい部分の表現を豊かにしています


そしてこの映画、一番驚かされるのが一見いつものディズニープリンセスものとして始まっておきながら、中盤以降は『ベイマックス』や『アーロと少年』をも上回るアクション大作となっているところでしょうw


あまり詳しく書けないのがもどかしいですが、それこそ『マッドマックス』+『ウォーターワールド』な戦闘シークエンスや『ロードオブザリング』や『もののけ姫』を思わせるクライマックス、そして最近ではヴィランズらしいヴィランズを描かなくなったディズニーでは久々に痛快なまでの【悪】として登場する蟹の怪物タマトアの攻防など
縦横無尽に展開する手に汗握る大冒険は全ディズニー映画の中でも随一と呼べる出来だったでしょう


普通にアクション映画が好きな人も観て損は無いと思います


個人的に惜しい、と思うのはストーリー面やアクション面ではなくオリジナルのモアナ役のアウリイ・クラヴァーリョ、吹替版の屋比久知奈、日米共にモアナの声優がイマイチだったことですね
もちろん歌は上手かったのですが、声優としてはまだまだかな、と
それにオリジナルのマウイ役で「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソンが役への入り込みも歌も上手いってことで完全に美味しいところを持っていってしまっているのも気になりましたね
もう彼で一本映画作ってしまえよ、と


それと先述のとおり「海」という立派なマスコットキャラがいて、コイツが『アラジン』の魔法のじゅうたん的なサイレントマスコットとして機能してるにも関わらず、コレとは別にニワトリとブタのマスコットが出てくるのはちょっと余計でした


また、音楽もオイラとしては南国が舞台なのだからハワイアンやガムランやタスマニアミュージックがガンガン流れるのかと勝手に思ってましたが、そこはやはりアラビアンナイトにポップソングを流してしまうディズニー
良くも悪くもディズニーミュージカルなのです
実際は南国音楽2割、カントリー2割、レゲエ2割、エピック4割って感じでしたね
細かいことですがオイラは『ソング・オブ・ザ・シー』のケルト音楽の様に舞台となった世界観を象徴する音楽がバンバン流れてくる方が好きですね

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ディズニーのCG技術の集大成!?生命力溢れる海や自然の美しさ!!

 「CG技術もここまで綺麗になったのか!」と思わせてくれる作品。

 海に選ばれた族長の娘モアナが、自然を生き返ら出るべく大海原へと冒険に繰り出す~

 「アナ雪」「ベイマックス」「ズートピア」と「ディズニーアニメーション作品」(←ディズニー・ピクサーとの差異が未だによく分からない)は、続けてヒットしていますが、今作もその流れに乗れるか否か…。少し話題性が薄い気がします…。
 (ちなみに個人的には「アナ雪」の前の「シュガーラッシュ」の方が最近のヒット作より面白いと思います…。オススメ。)

 自分は公開前に飛行機にて、「ズートピア」と併せて、日本語吹き替え版で鑑賞しました!
 洋画は、吹き替え版より字幕派ですが、ディズニー系作品は、吹き替え版で楽しむのがしっくりきます。たぶん子供の頃から日本語版で観てたので…。ディズニーキャラは日本語を話してほしい気がします。
 しかし日本での公開前に飛行機で日本語版を観れるって…大丈夫なのか?

 さて、個人的な総評としましては、「まずまず」といったところでした。

 かなりシンプルな物語で、自然の広大さと生命力を感じるような力強く、美しい作品だったと思います。
 「勇気を持って飛び出そう」って感じの映画で、「環境問題に物申す」っていう堅苦しい映画ではありませんでした。
 現実の環境問題は、こんな単純に解決できませんしね…。

 ディズニーファンなら当然観ると思いますが、ディズニーに対して興味ないなら特別観なくてもいい作品かもしれません。
 CG技術の映像美という美術的な面だけでも、十分に観る価値はあると思いますけどね。
 
以下ネタバレ付き項目別感想
{netabare}
♦物語:
 最近のディズニー作品の中でも際立って『シンプル』な印象の作品です。
 目的に向かって一直線に広大な海を冒険する、冒険ファンタジー作品。凝った話だったり、意外性を期待する方には物足りない作品になるかもしれません。ギャグも少なめだった気がします。
 ただ、この単純さが個人的には結構好き。
 気楽に観やすい作品となっております。

♦声優:
 主人公モアナ役を大きなオーディションで選ばれたミュージカル系の屋比久知奈さんが演じていますが、やはり歌声が良いです。
 冒険の相棒である半神マウイは、歌舞伎俳優でミュージカル系でもある、尾上松也が演じていますが…キャラが面白いだけに少し残念。アラジンのジニーを思わせるような破天荒なキャラなんですが…山寺さんみたいな面白さは出せず。歌声は好きでしたが!
 おばあちゃん役の夏木マリは流石でした。

♦キャラ:
 非常にシンプルな作品であり、登場キャラはディズニー作品屈指の少なさ。さらに言えば、本作はヴィラン(悪役)がいません。強いて言えば、キュートな見た目の海賊軍団カカモラとか、ザリガニのやつかな?

 好きなキャラは好奇心旺盛なモアナと破天荒なマウイ、そして優しい変わり者のおばあちゃんかな?←主なメインキャラ3人ですが…。
 あと、豚が可愛かった。それだけに冒険に連れて行ってあげてほしかったなぁ…。

♦作画:
 本当に海がきれいですし、緑も鮮やか。表情も本当に豊か。
 ディズニーのCG技術は確固たるものになってきたように思います。
 しかし、「ジャパニメーションのアニメ絵」はCGとして動かすと違和感だらけ。その為、日本のアニメは将来的にも全面的なCG化はしないだろうし、してはいけないと思います。
 完全に別文化。個人的には、ジブリのような作画の方が綺麗で、素敵だと思っていますので、作画に満点はあげれません。
 逆にジブリよりディズニーCGの方が好きな方も沢山いると思いますし、それだけ魅力的な作画ではあると思います。映画館で観たらもっと凄かっただろうなぁ。

♦音楽:
 個人的にかなり好き!特にモアナが歌う主題歌「どこまでも~How Far I’ll Go~」。ミュージカル系の配役がはまっていて…。航海に限らず、何かを挑戦したくなるような歌でした。
 他の歌も聴き心地のいい曲ばかりで、ミュージカル臭は「アナ雪」に似てるかも知れません。
併せて観た「ズートピア」より歌が印象的だった気がします。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

モトゥヌイのモアナ

 モアナ初日、吹替版と字幕版見たです。劇場CNでモアナ役の日本人と外人の声優さんがちょっと歌ったのを見て、是非両方見たいと思っていたです。

 このCGアニメは、キャラが個性的だし、海と自然の背景映像が見事でその点においてなど、ディズニーアニメの質がまた上ったと思えたです。

 最大の見どころは、映像もそうだけれどもモアナを始め、登場キャラによるミュージカル演出が良かったです。モアナの歌とか良かったです。私、何か好きだなぁです。

 モアナのお婆ちゃんの昔ばなしから始まるです。女神の島テ・フィティがあったです。{netabare}テ・フィティの心をマウイとかいう力士だかレスラー体格の男に奪われるです。テ・フィティは崩れ始め、大地と炎の悪魔テ・カァが現れる。テ・カァもテ・フィティの心を追い求め、マウイ、テフィティの心ともども海に叩き落される。それから{/netabare}1000年経った今もテ・カァと海の悪魔達が、テ・フィティの心を探し、島から島へと命を飲み干しているというです。

 幼児だったモアナが、歌に合わせて村長のお父さんがだきかえて、座らせると成長していったりと踊りまくる村人たちも含めて不思議な光景だったです。モアナのお婆ちゃんの踊りが、かなりリズムカルで様になっているです。海に入り、エイを従えて踊っている姿がどこか神秘的だったです。

 唐突な展開になり{netabare}村の作物が荒れ、魚が島に近寄らなくなったり不吉なことが続くです。お婆ちゃんがモアナを秘密の場所に案内し、村の先祖の過去を見せるところから話は、進むわけです。その時にお婆ちゃんが、「お前は海に選れたんだよ!」と言うと海の水が生き物のように動くです。お婆ちゃんがテ・フィティの心を持っていて、モアナに託すのだけれどなぜ持っているのか?不思議だなぁ?と思ったです。
 その後、元気だったのに突如危篤状態になったりするのが、不自然だった気がしたです。でもこういうことがなければ話にならないです。1000前のお話が本当にだったということで、これらは悪魔達の仕業にされている事になる訳です。{/netabare}マウイを見つけ、テ・フィティの心を返しに行く冒険の始まりです。

 モアナの乗った船には、鶏のヘイヘイも乗り込んでいたり、後々活躍するです。海の導きにより、マウイの島にたどり着くけど、1000年経っても姿変わらず元気一杯なのは、半神半人の英雄だからなのだろうか?です。マウイのタトゥーも生きていて、マウイの意思に反応して動くところも見物です。

 海賊に襲われたり蟹に襲われたり、インディー・ジョーンズ顔負けの活躍をするモアナ。マウイと助け合ったり、終盤のテ・カァとの戦いのさなか喧嘩したりするけれども、冒険を通して二人の友情を見せてくれたと思ったです。所々絡んでくる海の存在も欠かせなかったです。

 にしても、大地と炎の悪魔テ・カァには、非常に驚かされたです。最後のモアナとテ・カァの対峙は、このアニメ最大の山場だったです。ここでモアナが、海に選ばれたという証拠を見た気がしたです。
 テ・フィティ登場その後が、非常に感動的だったのは、忘れられないです。島に戻ったモアナとご両親、村人たちの姿とこれからに「これでいいのだ!」でしたです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
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