伝奇で恋愛なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの伝奇で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月23日の時点で一番の伝奇で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.0 1 伝奇で恋愛なアニメランキング1位
サマータイムレンダ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (616)
2072人が棚に入れました
「潮が死んだ―――。」幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。「自分にそっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される――!」さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして......!?紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける――!
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイムリープ連打

原作未読 全25話

離島を舞台に、都会に上京していた主人公が幼馴染の死をきっかけに離島を訪れ、色々な疑念が出てきます。離島に伝わる「影」の存在、失踪していく島民たち、その真相を追って解決していくお話です。

残酷で悲しいお話で、最初は絶望と恐怖しかありません。何かのホラー映画を観ているような気分になりました。
{netabare}
影、怖かったですね〜 無表情に人を殺すところ、最初の村祭りで村人がどんどん殺されていくところは絶望的でした。
{/netabare}
タイムリープを繰り返して次第に光明を見出していくのですが、敵もなかなか曲者、簡単に光を届ける展開にはなりません。
{netabare}
シデはなかなか尻尾を出さなかったですね。ハイネとの話はおぞましかったです。
{/netabare}
最後はHappyEndで終わりますが、少し切なさが残るお話でした。
{netabare}
結局、あのタイムリープや激闘の記憶は慎平の心の中にわずかに残っているだけで、他の人には分かち合えないのは少し寂しい感じがしましたね。
{/netabare}
最後までドキドキハラハラするお話でしたね。2クールと長いですが、しっかり最後まで描いています。オススメです^^

OP は亜咲花さん、EDはcadode さんが歌っています。

最後に、福岡にも有名な能古島(福岡内で有名)や離島ではありませんが志賀島に久しぶりに行ってみたいですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

オペレーション:スレッジハンマー

「狂気のマッドサイエンティスト」(大事なことだから二回いいました、ってか?、厨ニ病乙)の高笑いが聞こえてきそうな作品であった。

さらに言えば、きっと海外ドラマ大好きな原作者であることは、容易に想像がつく設定・展開がこれまた素敵だ。

いわゆる“ムラ社会”、西部開拓時代を彷彿とさせる辺境感と隔絶感をして、この治外法権的世界観への説得力となってゆく。
そういう意味では『ツインピークス』と同じ香りがするのも納得だ。
ウシオはローラ・パーマーであり、南雲先生はクーパー捜査官のオマージュであろう。
加えて、警察官である凸村さんが保安官スタイルである念の入れよう。

さらに、『洋食コフネ』は、正に西部劇のプロローグでお馴染みのウェスタン・サルーン的な役割を演じ、全てのキャラクターが出入りする重要な場所という気の利きようだ。
看板娘の潮と澪のコントラストも良い。
ブロンズとメキシカンと言えば、酒場の踊り子の定番メニューである、等と調子に乗っていると、ポリコレハンマーの鉄槌が下されそうな気もしないではないが…、もう少し。

南雲先生のスレッジハンマーである。

ウィキによれば、スレッジとはアングロサクソンの言葉の「Slaegan」、相手を「激しく攻撃をする」に由来するそうで、そのまま形容詞として使えば、「強力な、圧倒的な」、場合によっては「残酷な」という意味となる。
そして、チェンソーと並ぶ『制圧兵器』であるショットガンはポンプアクションのショートバレル、ってのも良い。
そう、シュワちゃんのスピンコックもカッコイイが、サラ・コナーのワンハンド・アクションも良いということで…。
本編で是非ともチェックして欲しい。
あと、凸村くんの護身用もレミントンの2連装のデリンジャー!
これまた、オープニングで慎平くんがカッコよくこめかみに当てるニューナンブと共に印象的な逸品だ。

しかし何といっても、最強のリーサルウェポン(大事なことなので二度言う)は、“金髪スク水”と“コパトーンセーラー服”の姉妹ではなかろうか。

ただし、『ネタバレ』R18の南雲先生と時をかける合法ロリの『ネタバレ』ちゃんは対象外とする。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

繰り返す熱い日々

ある夏の日々、ひたすら時間をまき戻すお話です。
舞台は和歌山沖の孤島、幼馴染の死により主人公慎平が帰郷するところから始まります。
閉鎖された空間でのバイオレンスサスペンスホラー的なスリリングストーリー。
ハラハラドキドキの展開です。

正直私、物語の流れをつかむことが出来ませんでした。
だから、己の記憶の喪失と記憶力の無さに絶望しながらの視聴でした。
それでも緻密な構成が透けて見え、各話の惹きが強いから次回が待ち遠しかったです。
もう一度観たらたぶん新たな発見があり、ますますお気に入りになるでしょう。

序盤から、伏線的な出来事がバンバン出現します。
それを回収したり、回収しなかったり、はたまた、新たな伏線が登場する。
それらが有機的に絡み合って物語が複雑に進行します。
ということで、これから視聴する方には一気観推奨、徹夜必定です。

ヒロイン潮が冒頭から亡くなっていることが驚きです。
{netabare}しかしその内、影として復活します。
この潮が魅力的。
長い金髪に容姿端麗、それにスク水。
性格は大胆不敵でとにかく明るい。
事ある毎に突拍子もない行動に出るものだから楽しい。
シリアスな場面でも、彼女のおかげでコメディーチックになる所が好きでした。{/netabare}

最終的に{netabare}ハッピーエンド。
そりゃそうだよね。
悲劇のラストだと作品が報われない。
良かった良かったでOKではないでしょうか。
なお、最終話の穏やかな結末は見事な締めでした。{/netabare}

飽きさせない謎解きストーリー、巧妙で考えつくされた演出、それに美しい映像。
グロ要素満載ですが、なかなかの秀作と言ってよいでしょう。

<聖地について>
{netabare}物語の舞台は紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島です。
若かりし頃、船で行きました。
人形供養で有名な淡嶋神社を横目に乗り込んだ船は小さかった記憶があります。
島は無人島で、目立ったものはなかったよう。
島北側の遊歩道を西にほどなく歩くと、砲撃台跡がありました。
戦時中の遺構ってやつです。
それ以外は、ただただ自然。
鬱蒼とした森には妖が巣食うよう。
帰りの船から見る紀淡海峡は潮の流れが速く、島を増々神秘的にみせていました。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

75.6 2 伝奇で恋愛なアニメランキング2位
虚構推理(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (577)
2347人が棚に入れました
怪異"たちの知恵の神となり、日々“怪異"たちから寄せられるトラブルを解決している少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異"にさえ恐れられる男だった!?そんな普通ではない2人が、“怪異"たちの引き起こすミステリアスな事件に立ち向かう[恋愛×伝奇×ミステリ]!!2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?

声優・キャラクター
鬼頭明里、宮野真守、福圓美里、上坂すみれ、浜田賢二、佐古真弓、下山吉光、本山かおり、塙真奈美、後藤ヒロキ、宮田幸季、前田玲奈、飛田展男、大南悠

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2020年冬クール開始前から期待の一作、出だしは好調! 第3話後半より「鋼人七瀬事件」に突入!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話を観ました。評価は暫定です。

放送開始前から楽しみだった一作です。作品ジャンルは「伝奇ミステリー」とかそんな感じ。

きっちり1話を使って妖たちの間での岩永琴子の立ち位置であったり、桜川九郎の能力であったりを説明してなおかつ1つの「事件」を次に引きずることなく解決する。でも九郎が何者なのかはハッキリとは明かされず次話への興味を引っ張るという、シリーズ物の第1話としてはかなり上出来なエピソードでした。

琴子のビジュアルと、声や性格のギャップは人気を得る要素になり得そう。視聴継続の判断を1話できっちりとできそうな感じでとても良かったと思います。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.2.3追記:
第3話後半から「鋼人七瀬(こうじんななせ)事件」編に入っています。第1話が原作1巻プロローグ部分をコミカライズ時に膨らませたもの、第2話~第3話前半が原作短編集に含まれていた1エピソードだったのに対して、「鋼人七瀬(こうじんななせ)事件」は原作小説ほぼ1巻全部に相当するので結構話数を必要とするはずです。

作中でアイドル七瀬かりんのSNSアカウントや、「鋼人七瀬まとめサイト」が出てくるのですが、これらをわざわざ作成しているこのアニメの制作スタッフは良い意味でアホです(笑)。

七瀬かりんtwitter: https://twitter.com/karin7se
鋼人七瀬まとめサイト: https://www.kojin7se.com/

第4話に出てきた、作中ドラマ『青春!火吹き娘!』のOP主題歌も力が入っていますね。

2020.3.29追記:
最終話まで視聴終了。

結局、「鋼人七瀬事件」で終わりましたね。原作は短編集も含めて文庫3巻分しかないので、それほど潤沢に原作エピソードがあるわけでもないということを「こんなものか」という気もしますが、1クールのアニメ作品として見ると「鋼人七瀬事件」に尺を使いすぎてテンポが良くないという見方もあると思います。

私の場合はそこは置いて映像化自体を喜んでいた口ですが、合わない人もけっこういたんじゃないでしょうか。

作画は画が崩れたりはしないのですが、なめらかでない動きなどもあって手放しに「良い」というほどでもないです。(それでも最近だと良い方かも?)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 55
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

主人公の少女が魅力的・・・、なだけ?

原作未読。最終話まで視聴。

事件の「真相」を暴く物語ではなく、『「虚構」を用いて、いかに人々を納得させるか?』という物語。
用いるのはあくまでも虚構=嘘。
この部分を楽しめるか否かで、評価が分かれるであろう作品。

鋼人七瀬編はとても長く感じた。
実際長かったんだから仕方ないことだけど、『長く感じる=面白くない』という私にとって、この作品は面白くなかったんだということになる。

そもそも、鋼人七瀬編の解決はあれで良かったのか?
そもそも六花には反撃の機会がまだまだあったように思えた。

{netabare}「六花の目的は、人間の想像力が怪異を生み出すので、それを利用して、不死身である自分を普通に戻せる怪異を生み出すこと。鋼人七瀬はあくまでもそのための実験なのであっさりと手を引いた。」{/netabare}
と考えれば、あの終わりもありなんだろうけど、「それで物語も終了」っていうのは話が違う気がする。

九郎の不死身の能力と同じで、初期設定に物語が追い付いていない、上手く使いこなせていない印象の作品。

主人公の少女・琴子は何ともチャーミングで、日常パートはとても面白かった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 41
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おひいさんの物語

かわいい娘がいるとの風の噂により視聴しました。
その名は岩永琴子、この物語の主人公兼ヒロインです。

軽くウエーブのかかったショートカットにベレー帽。
パッチリとした瞳の童顔。
それよりもなによりも、妖怪に慕われる一眼一足のお姫様なのです。

このアニメ、クリアな会話が魅力的です。
それは自信に満ちた琴子に起因します。
目力の強さ、歯切れのいい口調、そして豊富な知識。
琴子の随所に頭の良さを感じます。

ラブコメ風味の怪異物語といったところかな。
最初は妖絡みの事件を次々と解決するのかと思いました。
{netabare}しかし、大半は鋼人七瀬事件でした。
まとめサイトでの屁理屈を延々と聞かされる始末。
少々退屈でした。{/netabare}

最後になりましたが、とにかくグロい。
琴子の彼氏が{netabare}死なない体質{/netabare}ですから。
そりゃー、血しぶきが飛ぶってものです。
だから、私には苦手なアニメ。
2期の暁には穏便に。
でも絶対無理だろうなあ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31

78.2 3 伝奇で恋愛なアニメランキング3位
終物語(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1403)
8408人が棚に入れました
十月下旬、私立直江津高校三年生の阿良々木暦は、転校してきたばかりの一年生女子、忍野扇を後輩の神原駿河から紹介された。
放課後、扇は不思議なことを言い出した。彼女はとある事情から転校を繰り返しており、新しい学校に来るたびにその図面を作成しているという。そして、直江津高校の図面を作成したところ不思議な点があるのだと。図面上は3階の視聴覚室が奇妙に細長くなっているはずが、中からはそうは見えない。もしかしたらそのスペースには何か隠し部屋があるのかもしれないと。暦と扇はその隠し部屋を発見し、中に入るのだが、その部屋から出られなくなってしまう。時計が止まり、扉も窓も接着剤で張り付けられたように動かない。窓や扉を破壊しようにも机も椅子も跳ね返されてしまう。まるで、時が止まったかのように。
扇は何らかの怪異現象では無いかと言いだし、暦は二年前のある事件を思い出す。犯人が分かるまで決して出られない教室で、暦は自分が孤立した原因となった「物語」を扇に語る。

声優・キャラクター
神谷浩史、水橋かおり、井上麻里奈、斎藤千和、堀江由衣、沢城みゆき、花澤香菜、坂本真綾、早見沙織、ゆきのさつき、加藤英美里
ネタバレ

うぃず さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

美少女一番乗り

物語シリーズ中、「ミステリー」度が最も高いかもしれませんね。
それは内容だけでなく視聴者の意見的にも。笑

暦の「友達はいらない、人間強度が下がるから」の理由が「おうぎフォーミュラ」で明かされます。その結果には驚かされたけれど、正直なところ1度目の視聴ではサッパリ判らなかったよ。笑

「おうぎフォーミュラ」を序章として「そだちリドル~そだちロスト」では確信犯とも云うべき扇ちゃんのリードで話が展開していきます。併せて様々な「物語」への伏線もばっちし張り巡らされてますね。これはもはや心理系推理小説の世界。気付けば羽川翼の苛立ちもジワジワと。

今回のヒロイン、卑屈度MAXのツインテール、ハウマッチさんがなかなかの怖さです。「ギブ&テイク」の論点が空回って完全にパラノイア状態。
悲観的にもなりますよ....ところで、この物語に救いは無いの?

ハッピーエンドなのか、
トゥルーエンドなのか、

真相は視聴者の判断に任せるとして、
ラストに見せるハウマッチさんの表情からその答えを窺う事が出来た様な気がします。

そうそう、「そだちロスト」に絡んで「恋物語」での「羽川さん&扇ちゃん」の丁々発止なオーディオコメンタリーも併せて聴いてみましょー。
ユーモアを通り越して少し怖いんだ。

一方、「ハウマッチさん&ひたぎ」のオーディオコメンタリーではハウマッチさんが多少デレます。笑

------------------------------------
400年前、忍野忍ことキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが血を吸った事で誕生した初めての眷属との関係を綴った「しのぶメイル」も前エピソード同様に話が深いですし、セリフも多いです....
数度にわたり寝落ちしちゃった事を告白します。笑

でもね、ざっくり簡単に云っちゃえば「元カレ VS 今カレ」の「忍」争奪戦って事ですよね.....ダメ?ダメかなぁ?

ストーリー中、神原と忍の鬼気迫る会話では「人間」と「吸血鬼」という特異な間柄でありながらも、極めて普遍的なテーマから1つの答えを必死に導き出そうとしている姿に心打たれます。「終物語」最大のハイライトだと勝手に信じてます。

{netabare}併せて「猫物語(白)」の伏線も回収してますねー。{/netabare}


「しのぶメイル 其ノ肆 - 其ノ陸」のオーディオコメンタリー(神原&忍)は、これまでのコメンタリーに比べても、かなり核心に迫っているように感じます。それこそ「え、えー、そこまで話して良いのー??」なんてこっちが心配になります。笑

程好く物語を補足出来ますよ。
こちらも宜しかったら一聴あれ。

---------------------------------
終物語は「化」「偽」の世界が好きな人にとって、ビジュアル的には充分に楽しめると思いますが、ストーリーとしては少々難解というか、難儀してしまう部分もあるかなーと思います。でもね、数ある「物語」パズルの大切な1ピース。やっぱり外せないんですよね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

待ってました(*σ´ω`*)σ

待ってました終物語!
秋アニメで1番楽しみにしていました♪

おうぎフォーミュラ
{netabare}
阿良々木くんが「友達なんて要らない」と考え出したきっかけとなった1年生の夏のある日の物語
阿良々木くんが人間に絶望した物語
阿良々木くん優しいから、無意識にもずっと自分を責めてきたんだろうなぁ…

老倉育ちゃん性格きつそ〜(ー ー;)
ハウマッチが学校復帰して阿良々木くんにどう絡んでくるんでしょう
自分の知ってる阿良々木くんとは変わってしまった阿良々木くんをどう思うのでしょう…
{/netabare}
そだちリドル
其の壱
{netabare}
もうop変わりましたね♪
でもおうぎちゃんのdecent blackのが好きかも。

阿良々木くんが老倉ちゃんに嫌い嫌い嫌い言われすぎて不憫でした(^_^;)

ところで阿良々木くんは、覚えていないことを、扇ちゃんが「〜じゃないですか〜」と言うと、ちょっと疑問に思うもののすぐ受け入れちゃいますよね
扇ちゃんって一体なんなんでしょう??
{/netabare}

其の二
{netabare}
阿良々木くん過去編。
どうやら阿良々木くんは中学生の時おいくらちゃんに数学を教わっていたそうですね。
嫌いになりかけていた数学を彼女のおかげで愛することができたと。
それを忘れて幸せそうに生きている阿良々木くんが、
自分が何でできているかを知らない阿良々木くんが、
おいくらちゃんは憎かったのだろうと。

でもあれれ?おいくらちゃんはどうして阿良々木くんの両親の職業を知っているんだ?
おいくらちゃんと阿良々木くんのあいだには過去にまだ何かあるんじゃない?
と羽川さんに突っ込まれたところで今回は終了。

うーん、解けたと思ったらまた深まって、という感じですね…
あと今回、ギャグ要素などが少ないからかもしれませんが、テンポがやや遅くて長くかんじます…
{/netabare}

そだちロスト

其の壱
{netabare}
扇ちゃんと羽川さんのバトル回‼︎

恋物語で羽川さんは貝木から「忍野メメに親族は存在しない」という事実を聞いているため、扇ちゃんや阿良々木くんが忍野メメの姪と言った時変な顔をするのですね。

ところで扇ちゃんの制服って羽川さんと同じようで結構違いますね。ピンクもブルーも色が違うし、影みたいな感じです。。

ともあれ、阿良々木くんと羽川さんの2人で老倉さんのお見舞いに行くことになりました。
{/netabare}

其の弐
{netabare}

老倉ちゃんが過去を語ります(._.)
老倉ちゃんも相当壊れてるなぁ…

何でもは知らないけど知ってることだけの羽川さんは投げた紅茶のカップまでキャッチできるのか…!
委員長ちゃん、実は運動神経いいのか⁉︎

阿良々木くんの、お前の嫌いは全て僕が受け止めるから、受け入れるから、自分を嫌いにならないで、幸せになってくれという言葉が本当にカッコ良かった…!

そして、普通の人ならスルーしてしまいそうな問題「老倉のお母さんは何処からいなくなったのか?」を気にかける羽川さん、さすがです…

この辺でやっと怪異とか絡んでくるのですかねぇ〜(._.)今までは扇ちゃんという怪異(?)以外登場してないですからね〜

{/netabare}

其の三
{netabare}
老倉さんの家からお暇した2人。
老倉さんのお母さんがいなくなった謎について考えます。
そこで扇ちゃん再び登場。
阿良々木くんが羽川さんを選んだことをまだ根に持っているようで、羽川さんを挑発します(´・ω・`)

羽川さんは水を頭から被って冷静になり、扇ちゃんと同じ1つの解に辿り着きます。
(黒染めが落ちて白黒頭になっていましたね!)

2人がたどり着き、そして阿良々木君にも辿り着かせた解は。。
「老倉育は母親が死んだことに気付かず面倒を見続けたこと」
母親がいなくなったというのは、腐敗して原形を留めなくなったのだということでした。

阿良々木くんはこの事実を1人で老倉さんに伝えに行きます。
案外、老倉さんはこの事実をすんなり受け入れたと阿良々木くんは語ります。
阿良々木くんと2人であった時の老倉さんは本当に穏やかで、老倉さんに対する悪印象をすっかり拭い去ってしまいました。

老倉さんが阿良々木君に残した手紙には何が書かれていたのか、気になりすぎるぅ!!

結局今回は怪異不在のお話でしたね。。
副題が変わってもお話が連続していたりと、終物語は今までとは違う展開になっていきそうですね‼︎

{/netabare}

しのぶメイル
OP⁉︎っと思いましたが忍ちゃんではなかったですね……
どういう意味の歌詞なんだろう。。

やっと物語らしくなってまいりましたよ‼︎

其の壱
{netabare}
臥煙さんに神原を紹介するという約束を果たそうとする阿良々木くんですが、鎧武者の怪異に出会ってしまう。
阿良々木くんは忍ちゃんとのリンクが切れて不死身でなくなっており、神原の左腕も鎧武者のエナジードレインで無効化され、絶体絶命に…
そこに下から炎が湧き出て(苛虎かな?)鎧武者は引きます。
炎の中でまたもピンチな2人を、余継ちゃんが助けてくれます。

{/netabare}

其の弐
{netabare}
余継ちゃんのサービス回ですか⁉︎笑
くそう、なんで阿良々木くんが羨ましく思えるんだ…ヽ(´o`;
余継ちゃんが靴下脱ぐとことか長靴に足突っ込むアングルとかにドキドキしてしまったぞ←

集合場所に行くまでに神原と2人で迷子になってしまった阿良々木くん。
「迷い牛が道に迷わせる怪異なら道を歩かなければいい」
神原でなければ思いつかないなそれは…(^^;;

公園で忍と合流するが、臥煙伊豆湖の姿は見当たらない。そして再び鎧武者が登場する‼︎

{/netabare}
続きが気になります!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30
ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

待望の続編

待ちに待った続編が放送されたので,観ています。

第1話は,おうぎフォーミュラの話が1時間でした。{netabare} 忍野扇との語りがメイン。閉じ込められて,暦と育の学級会でのいざこざを思い出した上で,真犯人を推理するという内容でした。
教師も酷いですが,暦を陥れようとする育も酷いうえに,その結末も誰も得していないというか,胸糞悪い感じだなと感じる内容でした。
話しのつかみとしては,その後を気にさせてくれるという意味で,完全につかまれてしまいましたが。
終物語ということで,これまでの話がまとまっていくというか,今までの話が前提で話が広がっていくのだと思っていたら,新たなキャラクターが登場で,過去の話でもあったので,「展開がどうなるのだろう」と興味をそそられてしまいました。{/netabare}

2話目は,そだちリドル其の壱で,{netabare}新たなキャラクターの育との過去を暦が思い出しの語りがあって,現在の育が投稿し,戦場ヶ原さんが出てきて,戦場ヶ原さんに蕩れる内容でした。
1話目にもちょっとだけ出ていたのですが,2話目で蕩れました。{/netabare}

第3話は、{netabare}老倉育との中学生の頃の出会いの押野扇との語りのお話。
羽川翼との語りで終了。{/netabare}
羽川さん、顔とかの雰囲気変わりましたかね??

第4話は、{netabare}羽川さんと扇とのせめぎあい。羽川さんの選択がいつも通りで、破壊力ありました!{/netabare}

第5話は、{netabare}暦と羽川さんと育の三人の語り合いでした。
ちょっと,過去の暗い話な感じでした。
1話目に部屋から出れない怪異みたいなのはあったけど、その後はなかなか出てこず,ようやく冒頭の話が終わり始めた感じなので,話の展開が楽しみです!
育の不幸,羽川さんの不幸,戦場ヶ原さんの不幸と,不幸の大きさは量ることはできないし,野暮だけれど,どの不幸が一番大きいのでしょうね。
1話目と5話目,あと,3話目の暦の両親の職業の話と,なんか,今回は,推理的な要素が強いのでしょうか?{/netabare}

第6話は,{netabare}前回の,育の母親の謎解きの話でした。前回の育との語りの内容から,育の母親がどうなったか,扇が出てきて,羽川さんとヒントを出して,真相に迫る話です。
結局,怪異話はなく,最後まで推理的な展開で育の話は終わりなのですね。
全体が暗い話で続いていたので,育が明るく転校していったことや戦場ヶ原さんのメールでスッキリまとまって,面白かったですっていうか,この後の話がどのようになっていくのか楽しみです!!

そして,育に関する推理は解決したのですが,益々,扇に対する疑問,疑念が増える一方です。少しでも観ていて晴れていけば良いなと感じています!{/netabare}

まだまだ,先が気になり,次回が待ち遠しいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 23

72.9 4 伝奇で恋愛なアニメランキング4位
ひそねとまそたん(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (349)
1245人が棚に入れました
「私は、君とソラを飛ぶ。」

甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に勤務を始めた新人だ。

素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。

だが、運命の出逢いが彼女の人生を根底から変える。

基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び、大空高く舞いあがったのだ。

こうして「OTF(変態飛翔生体)」であるドラゴンに乗りこむ飛行要員が、 ひそねの仕事になった。

国家的な命運を左右するとも言われるドラゴンには、 はたしてどんな秘密が隠されているのだろうか……。



声優・キャラクター
久野美咲、黒沢ともよ、河瀬茉希、新井里美、名塚佳織、朴璐美、梶裕貴、徳本恭敏、釘宮理恵、諏訪部順一、中田譲治

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「テレビまんが」的で良い感じ。樋口真嗣監督といえば……(第7話:『キングダム』(笑))

商業アニメ的な最初の実績としては『ふしぎの海のナディア』での演出でしょうか。

たぶん世の中的には主に特撮畑の人(平成ガメラ3部作、実写版『進撃の巨人』など)として知られており、あるいは映画『のぼうの城』や庵野総監督の下での『シン・ゴジラ』の監督としてご存知の方もいらっしゃるかも。

基本的にアニメ畑の人とは思われていない気もしますが、旧ガイナックスやスタジオκαρα制作作品には参加しているので、門外漢ではありません。

どんな作品になるか、今後も楽しみです。

== [観終わっての総評めいたもの] ==(2018.7.11)
「日本の伝統」を一見大事にしているようで、意外と批判的な作品かもしれません。でも何も知らない、調べないという態度ではなかったので、そこは高評価。でも変に「ジェンダーフリー」みたいな方向性に話がそれたりしませんでしたし、「人格否定」みたいなのはあんまりなかったのも良かったかも。
==

2018.5.18追記:
第6話: 零戦が三二型なのと、一〇〇式司令部偵察機がマニアック。
ああ、ナオさんヘッド……(泣)。

♪ジョア ヤクルトジョア 誰のもの~
ジョア ヤクルトジョア 君のもの~♪

2018.5.25追記:
第7話:『キングダム』推しがガチだった(笑)!
(コミックスの最新巻、まだ読んでないや…。)

マツリゴト、かなりお金かかるんですね…。

2018.6.30追記:
最終回まで観終わりました。世の中におもねらず、ちゃんと作りたいものを作っていると感じられて好印象。

政府が古来からの神事に関わるというのは、面白いテーマでしたね。そこに国民に知らされない形で旧軍や自衛隊の陰の活躍があるという…。

主人公はひそねなのは間違いないんですが、思っていた以上にナオさんが裏主人公的な感じでしたね。

そこに年若くして大ベテランな黒沢ともよ様を起用して作品を締めていたのは、納得のキャスティングでした。ナオさんヘッドのインパクトも、さすが(笑)!

あと、全体的に音楽は神楽も含めて地味に良かったです。まあでもたぶんそんなに人気は出ないよな、これ…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 49
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

四柱の飛龍よ 天翔けり国翔けりたまいて 永久(とわ)の幸いをかかふらせ給え

第1話を観て非常に驚いた。
本作のシリーズ構成&脚本の岡田磨里さんは自分には苦手な作家。
今まで彼女の作品の第1話のほとんどは、
喉の奥に魚の小骨が引っかかったような違和感が残っていた。
しかし、本作には全くそれがないどころか、
今期の中のダークホースになりそうな予感すらしたのだから。

空自とファンタジーの融合が実に新鮮。
話が面白くなるかは未知数ながら期待値はMAX。
これは最後まで見届けたいと思えた。

<全12話視聴して>
最初から最後まで意外な展開で次回が楽しみだった。
ただし、前のめりで面白かったのは8話まで。
9話以降はどうにもしっくりこなくなった。
以降、各話レビューは書く気が失せた。
最終話で物語評価は4.5→3.5で更新。
ユーモア成分が足りなくなったのもマイナス。
{netabare}
自分にとっては、詰まらなくはないが詰めが甘い作品だった。

生贄とかシビアなネタは、2クールだったらぶち込んでもいいと思うが、
1クール12話の構成なら、OTFと共に生きる女子の成長物語程度で
まとめたほうが良かったと思う。

前半と後半であまりにも空気感が違った。
しかも、後半のシリアス展開が尺足らずで
ご都合主義な中途半端感が残った。

特に最終話はかなり不満。
ほとんどの関係者がひそねが戻ると信じてるが、
ひそねはミタツ様の中に3か月も取り残されてる現実があるのに
何もしないし気にしない。
前澤2等空佐が、曽々田司令や柿保飛行班長に対し
そんな不自然さにツッコミを入れてくれてたが
だからといって腑に落ちるものでもない。

ひそねの食料は?飲料水は?
ひそねの親族へ彼女のことどう伝えたのか…殉職?長期出張?

ひそねは生死不明なのに周りの関係者は呑気すぎ。
常識的には、可及的速やかに地面の掘り起こしとか
何らかのひそね救助を講じてると思うのだが...。

しかも財投と絵瑠の色恋の顛末まで描かれる。
ひそねが問題なく戻っていれば微笑ましいことだが、
戻ってないから不謹慎で釈然としない。

総じてほとんどのキャラは、いい味出てて魅力的だった。
しかし、ナツメというキャラだけは、
中の人の演技力の問題もありいまひとつパッとしなかった。

名緒の幾嶋への恋は、終わったようだが、
いつの間に?という印象でこれもパッとしない。

リリコスがキングダム(飯干)なら連絡先交換に興味がある発言は、
キャスト二人が夫婦であるゆえ、ちょっと可笑しかった。

OTF飛行班の解散も説明が足りない。
OTFは、パイロット不在でも単独飛行が可能と言うことなのだろうか?
これから74年後の次のマツリゴトまで、OTFはどう管理され生き続けるのか?

OTFの飛行は、犬の散歩のようなもので定期的に行わないと
体の冷却、ストレス発散など問題あるものと解釈して
OTFが生き続ける限りDパイは必要と思い込んでいたので
飛行班の解散は全く納得できなかった。

ファンタジーは、自由な発想の世界観であり
現実的な問題はある程度は放置されてもそれほど気にならないが
本作には自衛隊という現実的な組織があり、
キャラたちは日本の社会人として存在してる。
その場合、細かい所に現実味がないと白けてしまう。

これでは話が練れているとはとうてい言えないだろう。
せめてもうプラス1話で、ひそねの脱出にまつわる話が
丁寧であればもっと評価高かったと思う。
{/netabare}
<キャラクターデザインとメカニックデザイン>
{netabare}
昨今のアニメとは明らかに一線を画す、
思い切り簡略されたキャラクターデザイン。
これは、主人公と彼女に現場で直接絡む
同世代から中年未満限定で適応される。

この丸々とした感じ。
「小林さんちのメイドラゴン」の、
少し遠目になったときのキャラに似てる。

しかし、本作では顔がアップになっても、
キャラに鼻すらないことが圧倒的に多い。
肌は基本的には単調。女性は少し頬に紅が乗ってる程度。艶もない。
しかし目力だけはしっかりしているのが魅力。

そんなマスコットのようなキャラが、
岡田脚本らしい、人間の生々しいマイナスの内面をさらけ出す。
これが、普通の萌え系や精細な作画だったら、
この毒を受け止めきれず、いつものように
1話から違和感を感じていたかもしれない。
自分にはとって、どうやらこのキャラデザが
岡田脚本を受け止めるため功を奏したようだ。

かと思えば、モブキャラの整備士などや、中年以上の世代の大人全般は
リアル寄せの顔の輪郭になっていて、鼻や皺もそれなりに描かれる。
逆に目力が無く存在感は抑えられる。
そのおかげで、ファンタジーであってもリアル感が損なわれず
地に足が付いた感じがある。巧みな描き分けだ。

総合的に見ると、一見チープなようで、
よく考え込まれたキャラデザだと思う。

そんなキャラクターたちと、人の温もり溢れる水彩絵画的な背景が、
絵本のようなやさしい世界を作り出し、ファンタジー性を高めている。
音楽もそれに非常に合っている。

メカニックデザインは、キャラデザとの親和性を保ちながらも
F-15Jの離陸時など、行程と動作などに現実味があり説得力が大きい。
パイロットスーツもなかなかリアル。

1話を観終えてから、マクロスやアクエリオンシリーズでお馴染みの
河森正治氏がメインメカニックデザインということで、さすがだと思った。
{/netabare}
<キャラクターと声優>
{netabare}
プレスコによるアフレコらしく、
アフレコに合わせた作画はキャラに非常に感情移入しやすい。

<甘粕(あまかす) ひそね(2等空士→2等空曹) [TACネーム ひそね]> CV:久野美咲
搭乗するドラゴン(愛称 まそたん)は日本の主力戦闘機F-15Jに偽装される。

心の本音が声で駄々洩れになるというイタヒロイン。
1話からその悪意無き毒舌で、周りにいらぬ波風が...。
しかし4話になり、新登場の彼女以上の個性が強いキャラに囲まれるとイタさより可愛げが増してくる。
他のキャラの毒が意外にも、ひそねの毒を中和する効果があるようだ。

主役を演じる久野さんの声は、本作では花澤香菜さんに似てる気がする。
演技の幅も広く、キャラとよく馴染んでて安心できる。
久野さんのことは今まで存じ上げてなかったが、これから注目していきたい。

<貝崎名緒(かいざき なお)2等空士 [自称TACネーム セクシージャガー]> CV:黒沢ともよ
ひそねに第一の座を奪われたもののDパイ候補生としての資質は十分なパイロット。

1話から登場して、いきなりインパクト最大のキャラとなった。
以降ひそねとは、ある意味ゴールデンコンビになる。

思春期でもないのに、普通あれはない。ファンタジーなればこそのキャラ。
1話を観た時「ひそねとまそたん」より「ひそねとなお」のドラマの方が興味深くなった。
名緒にとって、ひそねとの出会いは吉とでるか凶とでるか。
本作でこのキャラがどうなっていくのか非常に楽しみになった。
4話まで観た後は、インパクトだけの出オチで終ってないどころか本作で一番好きなキャラになりそう。

「響け!ユーフォニアム」の久美子から注目するようになった黒沢さんだが
こういう毒を内に秘めたキャラはものすごく嵌る。

<樋本 貞 (ひのもと さだ)> CV:朴璐美
1話から登場。3話では台詞無し。4-6話は未登場。

基地に出入りするヤクルトおばあさん。
販売員なのに初対面のひそねにジョアをタダであげる気前の良さ。
出番も台詞も少ないのにいい味出てる。
こちらもファンタジーなればこそのキャラで、なんとも不思議な存在。
実はおばあさんは、ひそねのご先祖様の守護霊でした。
なんてオチがあったとしても、1話を観る限り納得してしまいそう。

演じてる朴さんは、2015年12月25日付官報によると
韓国籍から日本国籍になったそうな。
キャラの読みが、日ノ本に(母国を)定めた、と暗示してるよう。
偶然か故意か不明ながら洒落たキャラ名だ。
彼女が老年キャラを演じるとは実に新鮮。
2018年で46歳になられた朴さん。
いつもの男前キャラと全く違う味わい豊かな演技。
声優キャリアも20年目となり、そろそろ円熟期に入りつつあるよう。

<幾嶋 博己 (いくしま ひろき)> CV:諏訪部順一
2話から登場。4-6話は未登場。
パイロットスーツ開発の民間企業の技術者。

このキャラも本作のキャラデザでなければ、
笑えない存在だったかもしれない。
セクハラを通り越して、痴漢行為で逮捕レベルの振る舞い。
技術者というよりファッションデザイナーに見える。
「美しい」「素晴らしい」といった感嘆言葉を
フランス語、ドイツ語、イタリア語などの単語で表現。
口調と言い気障なことこの上ない。
そんな彼だが、名緒は彼に恋してるよう。

この手のキャラは、子安武人さんの方が十八番な気がするが
諏訪部さんの、バリトンボイスの演技は意外と嫌味がなく、
天然な変態感がいい感じで、これはこれでありと思えた。

<星野 絵瑠(ほしの える) 空曹長 [TACネーム ペンギン]> CV:河瀬茉希
4話から登場。福岡県築城基地所属Dパイ。階級は4人のDパイの中で一番上。
搭乗するドラゴン(愛称は ノウマ)は洋上迷彩の個性際立つ国産戦闘機F-2Aに偽装される。

Dパイの先輩として、ひそねに一番見込まれたのもの
有能そうで実際は不器用で思い込みが激しいキャラ。
ドラゴン虐待ともとれる、愛情が欠落した言動が痛い。
今後大きく成長していくのだろうか。

河瀬さんも久野さん同様、今まで存じ上げてなかったが、
これから注目していきたい実力者と感じた。

<絹番 莉々子(きぬつがい りりこ) 2等空曹) [TACネーム ジミー]> CV:新井里美
4話から登場。青森県三沢基地所属Dパイ。
搭乗するドラゴン(愛称 あけみ)は早期警戒機E-2Cに偽装される。

視線恐怖症。マイペースでコミュ力弱し。
彼女の地味子のイメージがTACネームの由来。

新井さん。こういう、リゼロのベアトリスのような
口数少ないアンニュイ&シニカルで観察眼鋭い役は最高です。
新井さんと言えば、レールガンの黒子の方が有名かもしれない。
しかし、性格が陽気な黒子よりこういう陰気なキャラの方が嵌る声優な気がします。

<日登美真弓(ひとみ まゆみ) 2等空曹 [TACネーム モーリス]> CV:名塚佳織
4話から登場。埼玉県入間基地所属Dパイ。
搭乗するドラゴン(愛称 ふともも)は中型戦術輸送機C-1に偽装される。

初登場の4話では、オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)を
頻繁に言葉にする癖があるように見えた。
(くんくん ぱっくん ごっくん がさがさ ぐしゅぐしゅ いそいそ)
また、おっとりで温和そうに見えるが笑顔の奥にある激情がちょっと怖かった。
動物に愛情を持たぬ者に向けられるそれ。
元動物園の飼育員らしいが、過去に何らかのトラブルがありそうにも見えた。
しかし5話以降、周りのDパイと打ち解けてきてからは、
おっとりさが上回り、それほど癖を感じなくなった。

名塚さんは、声優キャリアは来年には20年のベテラン。
演技の振り幅の大きい役を見事に演じられててさすがだ。
{/netabare}
<音楽>
{netabare}
本作は、オーケストラ主体の劇伴の存在感が大きい。
中でも、シンプルなピアノ伴奏の女声合唱曲が個人的にツボ。
サントラ欲しくなった。

・オープニングテーマ「少女はあの空を渡る」(2話から)
オーケストラ伴奏が作品のスケールを大きくしてくれており、天翔ける龍のイメージとドンピシャ。
岡田磨里さん作詞の歌詞も画面に表示され、じっくり味わいたい曲だ。
初めはメロディは地味に感じたし、歌声も素人っぽくていまいちかと思った。
しかし、聴くほどに心に染み入ってくる。
今では、不器用なヒロインの物語であるこの作品に非常に相応しいと思える。

・エンディングテーマ「Le temps de la rentrée ~恋の家路 (新学期)~」(2話から)

1966年のフレンチポップスのカヴァー曲。
オープニングとは全く違う独特な魅力がある。
踊る彼女たちの映像とよく調和してとてもお洒落。
Dパイの女性キャラたちがフランス語歌詞で歌う。
初見時はなかなかのインパクトで新鮮だった。
出来ればフランス語歌詞だけでなく日本語訳も表示してもらいたい。

話数によってボーカル組み替えあるのがユニーク。
(ひそね×名緒、絵瑠×莉々子×真弓など様々なバージョン)
2-4話は、上記の組み合わせでユニゾンのみだったのが、
5,6話ではハモったり、7話で莉々子のソロになったりと
遊び心があって飽きない。
{/netabare}
★ 第2話「ドラゴンの名前はまそたんにします」(脚本:岡田磨里)
{netabare}
<今回は名緒が主役。彼女のポンコツさに萌える>
精神年齢も見た目も小学生レベルの彼女。
嫌がらせでおかずを取り換えるなら、大量のわさびを仕込んだものにするとか
他に効果的な方法はいくらでもありそうなものだが、メンチカツをコロッケにするだけという…

相手を寝不足にする作戦も、自分の好きなもの聴かせてたら逆に自分が眠れなくなるという…

そんな間抜け具合が絶妙で癖になる。

ひそねも大概で、普段はあれだけ他人に辛辣なのに
名緒にだけは、なぜかすべてを好意的に解釈。

結局どっちもチョロインで似た者同士。
実は相性とっても良さそうなのが微笑ましい。

幾嶋に♡マークの名緒のレポート。静止画でじっくり読ませてもらった。
胸から下がマシュマロマンみたいなパイロットスーツの試着の、もこもこな感想で可愛い。

名緒は、ひそねの前ではヤンキーに、幾嶋の前ではミーハーちっくな乙女と、そのギャップがまた可笑しい。

また、ゆりかごから墓場までウエルカム、なんて言って何気にセクハラしてるF-15Jのパイロット、財投一尉。
こんなん、現実にいたら空自の信用問題になりそうだが、なんとも憎めない。
{/netabare}
★ 第3話「責任とってくださいよ」(脚本:小柳啓伍)
{netabare}
第1話でオール4にした評価を、今回でキャラ、作画、音楽をそれぞれ4.5で更新します。

どんどん話に引き込まれていく。

脚本が今回、岡田さんじゃなかった分、
若干キャラの毒が薄まっていい塩梅だった気がする。
それとも単に作品に慣れただけか。

今回の作画は、F-15Jの飛行シーンの拘りが素晴らしい。
大慌てでトイレに駆け込むかのように
ドリフトして格納庫に飛び込むまそたんが愉快。
また、ひそねや名緒は相変わらず表情豊かで可愛い。

財投一尉も、女性キャラを振り回すサブキャラクターとして定着してきた。

スロープ、キャッスル、ロング、イール…。
そう言えば2013年のドラマ「空飛ぶ広報室」で主人公の空井のことをスカイと呼んでたような。
今回、TACネーム(以下TN)の事、初めて知った。
色々、空自のこと調べてみたくなる作品だ。

ただ、前回から感じてる少々残念な点は、台詞が割と長いセンテンスを早口で、
時には空自の専門用語など入ってたり、台詞と台詞がぶつかり合ったりと、
字幕が無いと聴き取りにくい場面が多いこと。
音響監督さん、音量バランスにもっと配慮して台詞を聴き取りやすくして欲しい。

<2017年11月19日 8:30-15:00 岐阜基地航空祭 に向けて>
その1:名緒はひそねを超えられるか

「(Dパイ)補欠として輝ける場所を見つけた名緒さん、尊敬します」
「私は名緒さんに対して一定の評価をしただけなのになぜ…」
「これで貢献出来てると思える名緒さんが羨ましいです」

ひそねの悪意無き直球言葉に名緒は免疫ゼロ。
顔真っ赤になって襲い掛かっても、全く動じず、どこ吹く風のひそね。
最早、単にスキンシップしてるかのような二人。
天然なひそねに、結果としていいように振り回されてる名緒が面白い。

名緒の製作した本人似のダミーパイロットは、意外な所でショーに貢献。
しかしあれでは、名緒はひそねにこれからも当分勝てないような気がする。
首無しパイロットの帰還をどう誤魔化したんだろう?

その2:ヒソネはフォレストを超えられるか

Dパイ(ドラゴンパイロット)の前任者、森山元二尉(TN:フォレスト(森))登場。
現在のひそねの上司、柿保(かきやす)飛行班長(TN:パーシモン(柿))の後輩。
森山は3年前に引退し、今は男児一人に恵まれた主婦。
元ボンキュッボンも今では母親らしくボンボンボン。
航空祭当日に子連れで基地に訪問。

彼女とひそねの絡みで人間ドラマの深みが増した。
フォレストとパーシモンの過去のドラマも観てみたくなった。

今のフォレストとパーシモンのお互いを理解できてるような良さげな関係は、
将来のヒソネとヤンキー(名緒のTNと言ったら取り合えずこれ)の
関係を暗示してるような気がする。

<まそたん、君ってきっといい奴だ>
今回でまそたんは、とっても賢く洞察力があると確信。

他の機体の不調を見抜き、人の気にも敏感。
航空祭の大勢のギャラリーの気は、そんなまそたんには負担が大きい。
萎縮するほどの大きなプレッシャーになるようだ。

今回まそたんがそんなプレッシャーに勝てたのは、
ひそねのマジレッサー度がマックスになった時だった。

もしかすると、オスカー(まそたん)が3年前にフォレストを乗せなくなったのは、
彼女が妊娠してると気付いて母体を労わったんじゃないか。

ナイーブなのは、まそたんもひそねも名緒も一緒な仲間。

ひそねとの交流から名緒も脱皮して、まそたんに受け入れられる日もきっと来る。
今回、そんな予感がした。

次回、いよいよEDで踊ってる他のDパイ3名も合同訓練のため岐阜基地に集結。
どんなドラマが生まれるか非常に楽しみ。
{/netabare}
★ 第4話「ヤツらが岐阜にやって来た」(脚本:和場明子、岡田麿里)
{netabare}
面白さがターボで加速しました。
それはまさに今回、ひそねとまそたんの、
F-15なのにガツンとロケット打ち上げシーンのよう。
物語の評価を4.0→4.5で更新します。

<濃すぎる面々によるIt's Show Time!>
ひそねのボケ、名緒のツッコミは相変わらず楽しい。
このお笑いコンビに拍手喝采を!
財投一尉のコメディ要員としての株も上昇中。
そこに、新キャラの3人のDパイ参入。

<Dパイ勢揃い(4人+1人)。その化学反応は一体何をもたらすのか>
今回の新キャラの三者三様の個性の強さは、生みの親の岡田さんの真骨頂。
誰もが一筋縄ではいかない内面に毒持つ印象だった。

今回初登場の3人のDパイ
1.ペンギンは、ギスギスなヒーローコンプレックスの持ち主。
2.モーリスは、円満具足のようでメンヘラっぽい部分もちらほら。
3.ジミーは、見たままのネガティブ思考の根暗。
 しかし常に冷静で観察眼鋭そう。
 また人を食ったような掴みどころがないキャラで、
 実は5人の中で一番強かなメンタルの持ち主な気がする。
(今回は、バカボンのレレレのおじさんを思い出す、トゥルルル走りが最高だった。)

そこに、ひそねの天然な毒舌家、名緒の裏表のないツッパリ性格が加わる。
さて、混ぜるな危険で終わるか、混ぜたら最高の妙薬に生まれ変わるか。

飯干事務次官という謎のキャラも最後に登場。
そして気になる新たな謎の提示…ドラゴンが嗅ぎ分ける適正者のたった一つの共通点。
それは、銘菓「白い恋人」に例えられたが、その心は?

次回も、彼女たちから目が離せない。

<ツボに嵌ったひそねの今回の名(迷)言集>
「動物的勘で生きている名緒さん、TACネーム セクシージャガーには必要ない話かもしれませんが…」
「F-2をポンコツと呼ぶなら星野さんご自身もポンコツということで」
{/netabare}
★ 第5話「スキ好んで嫌われたい人なんていますか?」(脚本:和場明子、小柳啓伍、岡田麿里)
{netabare}
今回、ひそねとペンギンの、お互い独り言なのに会話として成立してる浴場シーンが最高に可笑しかった。
さらに、脱衣の置き場所も、こいつらどんだけ気が合うんだ、と。
財投は今回、スケベとその報いぶりがルパン3世っぽく見えて笑える。

<心に白の空白を持つ少女たち>
だからって、”白い恋人”と絡めるのは、こじつけっぽくてちょっと肩透かし。
しかし、お菓子シリーズはしばらく続くのか、今回は”かもめの卵”登場。
OTFによって孵化しなければならないものとは?
もう答えはどうでもよく、次回も何かお菓子に例えるのか、
どのお菓子が出てくるのか、そっちの方が興味深くなった。

ところでそのお菓子シリーズをネタにして謎を振りまいてる
飯干事務次官役の下山吉光さんは、ジミー役の新井さんとご夫婦。
今の所、直接やり取りするわけではないので収録は別のタイミングと思われるが、
今後会話するなどタイミング一緒で、夫婦共演が実現するといいな。

<名緒が、まそたん乗りになれなるためのヒント>
他のパイロットを観察すれば自ずから発見できそう。

照れずに強がらず素直に、愛情と、
自らの弱さも赤裸々にさらけだす様な感情表現が肝のような気がする。

名緒が一度まそたんに飲み込んでもらえたのは、
泣きじゃくって子供のように、弱気な感情表現を素直に出来たからだろう。

例えば今回、ひそねが愛する者を舐めまくる姿は飼い犬のよう。
名緒もそれぐらい愛情を素直に表現できれば、
まそたんに意外とあっさり受け入れられるのではないか。

しかしひそねは、ちょっと行き過ぎてて滑稽。
ご主人?の名緒と片時も離れたくないようで
まさかのアレをミッション先に持ち込む始末。
いかにも名緒がしゃべりそうな台詞を真似て
ちゃんと会話を自己完結させるという、
もはやイタコ芸(相手は生きてるけど)。

とは言え、ペンギンがF-2Aに受け入れらたのは
心に白の空白を持つ+別なαの理由だろう。
その理由が判明するようなF-2A組の過去の交流エピソード、
これから描かれると期待したい。

さて今回は、ペンギンの考え方の問題がネックで
4人のDパイの団結は阻まれている感。
この無人島脱出ミッション、
どうやって達成するのか予想しにくいので次回も楽しみ。
{/netabare}
★ 第6話「君の名前を叫ぶから」(脚本:小柳啓伍、和場明子、岡田麿里)
{netabare}
Dパイの絵瑠を除く3名は、お互いニックネームを付けあい
徐々に打ち解けてきた。

今回は、絵瑠の過去も描かれようやく感情移入できた。
そして彼女の成長が垣間見えてよかった。

しかしキャラとしては、莉々子(リリコス)の有能ぶりが際立った。

色々と他の気付きを促す彼女。
一人、他とは別なテンションでぼそぼそ呟いたり、
時に「ババーン」と叫んだり、
舞台俳優のように大げさに発声したり…
中の人、新井さんの演技は、
独特のイントネーションで台詞の緩急のつけ方が巧く、
絶妙なキャラ付けを成し遂げた感あり。
{/netabare}
★ 第7話「恋する王国」(脚本:岡田麿里)
{netabare}
岡田さんの、2話以来の久しぶり単独脚本回。
2話では「盗んだバイクで走り出す」(15の夜/尾崎豊)、
今回は「必ず最後に愛は勝つ」(愛は勝つ/kan)など
岡田さん世代には忘れられない20世紀の名曲の歌詞の一部を
分かる人にはわかるように台詞の中に挿入する遊び心が楽しい。

Dパイの内、ひそね、絵瑠、真弓に
見事なまでに恋愛カップル成立のフラグが立った。
Dパイを続けるには恋愛はご法度。
この三名にとっては、ある意味最大の危機到来といったところか。

また色恋絡みのエピソードを免除された莉々子(リリコス)。
彼女は前回以上に存在感が増した。
彼女がキングダムマニアとは、
イメージぴったりで原作チームはよく考えたものだ。

リリコス(新井さん) × 官僚(下山さん)の、
キャストが夫婦のやり取りは、さすが息がピッタリで楽しい。

ここまで毎回ずっと、毎回実在のヤクルト製品、銘菓、漫画など
作品に登場していて常に現実との架け橋があった。
だからファンタジーであってもどこか地に足のついた感じがするのだろう。

また、ヤクルトおばあさんに、さらなるミステリー要素アップの今回。
次回の前ふりも含め、おばさんに、DパイOG疑惑発生。
そう言えば、前回で4人の夢の中に共通して現れた
第二次世界大戦中のDパイはヤクルトおばあさんの若かりし頃に見える。
さてさて実際はどうなのか、それは次回のお楽しみ。
{/netabare}
★ 第8話「期間限定!激辛おばあさん味」(脚本:小柳啓伍)
{netabare}
OP楽曲変更(少女はあの空を渡る→少女はあの空に惑う)
新たなキャラ登場で新章突入。

今回から、劇伴含め神道カラーが濃厚になり
OTFの歴史は、神祭りを専らとする人々より
影から支えられていたことが判明。

事務次官を名乗っていた飯干は、
実は神道の祭典・儀式などを司る式部官だった。
さらにOTF機付長(整備責任者)の小此木空士長も、
実は神祇官大副が正式な役職で祭祀遂行の実務者だった。

<岐阜の異機種大編隊作戦 (仮)>
OTFの総元締めとされる超大型のミタツ様。
普段は眠っているが、その臥所(ふしど、寝所のこと)を変えるため
74年に一度、周期的に目覚めて新臥所まで長距離を移動されるらしい。

訓練で使われた無人島は、なんとミタツ様そのもの…その大きさは圧倒的。
しかもその訓練の真の目的は、長き眠りのミタツ様を起こすためにあった。
ミタツ様が主宰神なら、まそたんたちはその眷属といった感じか。

今年、現状の現臥所の日本海上から、
三日三晩掛けてゆっくりと岐阜北部の山間部へ向かう予定らしい。
移動先を間違うと移動先に大災害が訪れるので国家事業の大プロジェクト。
既にお馴染み4体のOTFは、そのエスコートが最大の任務であり、
そのマツリゴトと呼ばれる神事遂行に欠かせない存在。

謎だったヤクルトおばあさん、樋本 貞は、
大方の予想通り元Dパイ(旧陸軍の航空隊所属)。
前回の神事を成し遂げた現状唯一の生き残り。
関係者からは、尊敬を受ける立場だった。

貞は、Dパイの教育係として岐阜基地内に赴任。
マツリゴトは3か月後に実行予定。
その本番に向け現役の4名のDパイは、
映画にありがちテンプレ米鬼軍曹風の貞の厳しい指導を受けることに。

<新キャラ、三角 棗(みすみ なつめ)登場>
今回のマツリゴトを支える6人の巫女も岐阜基地に派遣。
その一人ナツメは、小此木と旧知の仲のよう。
中の人は、主題歌を歌う福本莉子さん。
本作が声優デビューらしい。
これからどんな形で話に関わるのか、今の所全く不明。

今回は、ファンタジー感がさらに増し増し。
予想のはるか斜め上の展開に実にビックリです。
その反面、コメディ要素は激減でした。

キャラたちの恋の行方は興味深いし、結末も予測不可能で面白い。
ですがちょっと寂しいのは、本筋に飲み込まれて
6話からずっと名緒の存在感が希薄になりつつあること。
一番好きなキャラなので今後に期待です。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

中毒性のある優良作。

久野美咲さんと黒沢ともよさんのコンビって、最強じゃないですか?
新井里美さん、名塚佳織さん・・・。
大物声優目白押し。

特徴ある作画は終始安定。
テンポの良さと個性溢れるキャラが癖になる。
OP、EDとも癖になる。

今まで視聴してきたどの作品とも違う、でも癖になる不思議な作品。
中毒性という点では、私史上最強クラスかも知れない。

{netabare}1~3話までは、ひそね役の久野美咲さんと、名緒役の黒沢ともよさんの好演”だけ”が光る作品だと思っていました(笑)
ひそねとまそたんの関係”だけ”が見どころの作品と言っても良いくらい。

4話で絵瑠、莉々子、真弓の3人が加わってから、物語が俄然面白くなってきた。
Dパイ同士の関係。
Dパイと他の男性隊員の関係。
Dパイと変態飛翔生体との関係。

8話で、変態飛翔生体とDパイたちの真の目的・役割が明かされてから更に面白味が倍増した。
更に、9話では意外な問題が・・・。
「7話の話がここに繋がってくるんだ」と。

そして感動の11話、12話に続く・・・。{/netabare}

「起承転結」がビシッと決まった、物語としても、とても面白い作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 42

66.1 5 伝奇で恋愛なアニメランキング5位
真月譚 月姫(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (432)
2370人が棚に入れました
幼い頃、大事故にあいながらも奇跡的に一命を取り留めた少年・遠野志貴。それをきっかけにして、彼には人の目には見えない「モノの壊れやすい線」(そこに刃物を通せばどんなモノでも壊すことが出来る線)が見えるようになっていた。
事件後、親戚の家に預けられ、線を見えなくする眼鏡をかけることで日常生活を営んできた志貴は、高校生になり、父の死を契機に実家へと戻る。だがその町では連続殺人事件が発生しており、彼はその背後にある吸血鬼同士の戦いへと否応無く巻き込まれていくのだった…。

声優・キャラクター
鈴村健一、生天目仁美、折笠富美子、伊東静、植田佳奈、かかずゆみ、櫻井孝宏、田中かほり、木村亜希子、吉野裕行

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

深夜アニメを観るきっかけになった作品のひとつ

2003年にBSで放送され、自分的にはType-Moonを知ったきっかけの作品。
原作は『Fate』『空の境界』シリーズでもおなじみの奈須きのこ氏。
もともとTYPE-MOONの同人ゲームとしては異例の大ヒットとなったらしいが
自分はアニメ版のほうしか知らない。

ちなみにヒロインであるアルクェイド役の生天目仁美さんは、
本作がテレビアニメデビュー作なのだそう。

物語はいわゆるヴァンパイアもの。
大事故に遭って以来「モノの壊れやすい線」を見抜く能力が備わった少年、
遠野志貴(とうの しき)が、父の死をきっかけに実家へ戻り
ある日、アルクェイドという謎の多い女性と出会い、
吸血鬼同士の戦いを背後に持つ連続殺人事件に巻き込まれていくという全12話。

主人公のキャラはごく普通の男子高校生といった感じだけれど、
この志貴は『空の境界』に登場する黒桐幹也を元にしたものと原作者が公言しており
声を演じたのも同じ鈴村健一氏である。

遠野の実家はゴシック調の洋館で、妹はヴァイオリンが趣味のツンデレでブラコン。
大正時代っぽい和装&洋装のメイド二人は少々謎めいていたり。
バトルシーンは地味めで、原作と設定など違う部分が多いらしく
酷評されてることも多いようだが、ゴシック調ヴァンパイアがツボな自分としては
けっこう楽しめたし、ダークな雰囲気のピアノ曲を中心にしたサントラは大のお気に入り。

せつなく物悲しいムードの中、豪華なはずなのに幸せそうに見えない家の中、
満たされない愛情と、信じきれない人間関係。
宿命というものを与えられた家系の背負うもの。
とはいえ、鬱アニメとは違う。
ただ、アクションシーンなどはじめ、グロく残虐なカットもあるので
そういうものが受け付けない人にはオススメできない。

説明不足に感じる部分は確かにあるものの、こういうサスペンスの場合
説明してしまうと野暮になってしまう恐れもあり、難しいところとは思う。
視聴者がある程度、考えながら観ていかないとならないのは
『空の境界』でさんざん課せられたので、もうこれは、きのこ節と思うしかないかも(笑)
ただ、作画も音楽も美しいし、もう少し評価されても良いような気がする。

ちなみにこの作品、同じTYPE-MOONの『Fate』とも繋がる部分があり、
Fateを知っている方なら、一度確認がてらご覧いただくのも良いかも。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 50
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

闇夜を月が照らす

原作未プレイ 全12話

空の境界/fateの原作者 奈須きのこさんの作品で、空の境界と共通点{netabare}(時間軸や直死の魔眼など){/netabare}も多いことなどから、空の境界を観た後この作品を視聴してみました。

お話は、幼いころから親戚に預けられていた主人公 遠野 志貴(とおの しき)は自宅に帰ることなり、その帰ってくる途中で、ヒロイン アルクェイド・ブリュンスタッドと出会って色々なことが起こりながら、その町で頻発して起こっている猟奇殺人事件の犯人を追っていくお話です。
空の境界同様、伝奇作品ですね。

非常にゆったりとした雰囲気を持った作品です。
曲もOPからサントラ、そしてEDとピアノやバイオリンを多く使い、コラースなどを含めて独特の世界観を表していますね。

お話の中で最初にガツーンとする場面を持ってきて徐々にあきらかになるのは、空の境界に似ているという印象を持ちました。

ヒロインがたまに駄々をこねるところは、空の境界に似てますねw

空の境界ほどバトルも多くなく、そのバトルも洗練されたものではありませんので、やや退屈になるかもしれません。でも、当初何も分からなかったことが、徐々に分かるように導く流れは好きでした。ただ最後までよく分からないことも多かったですね。

みなさんのレビューを読んで、ハードルを上げて観なかったのも良かったかもしれません。

ちょっと切なくなるお話でした。空の世界のルーツとなるキャラクターも出ていますので、興味がありましたら是非観て下さいね。{netabare}(というかそのまんまなキャラもいましたw){/netabare}

最後に、生天目仁美さん(アルクェイド役)のデビュー作品なのですね~

投稿 : 2024/11/23
♥ : 32

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

素敵BGM&無音、キャラ用品、主人公浮き過ぎ

作品を簡単に言うと
「クソ主人公に我慢しながら、素敵ヒロインとデートを楽しむ話」
「格調高い家でメイドと妹を眺めながら主人公の浮きっぷりに笑う話」

かなり前に通して見て、またちょっと見てみた。
原作はやった事ねーけどタイプムーンなのは知ってる。フェイトも見た
BGMが控えめなのと、無音をよく使ってて独特、作画もそれに合ってる
よく作ったなこんなものw

作画と無音が合うかは、色々な作品で無音にしてみると分かる、と思う
ガヤガヤしてるアニメ多いから、変わった雰囲気を味わえる

部屋真っ暗にしてヘッドフォンでぼーっと古典映画見るようなアレ
話はすっからかんだから別作業との相性は抜群、チラ見用、2話からでも
3話からでもOK、話繋がるし、別にたいした話じゃないよ。


高貴さ出そうとしてるアニメ多いけど詰め込んで押しちゃダメなんだ
安っぽくなる。って誰かが言ってたけど、そんな感じだ。

しっかし良い女だなー・・ヒロイン。
金髪趣味はあるが主人公がダメだから、余計に良い女に見えんのかも
萌えとは違う、なんか別種の魅力、

ツンデレばっかり見て、この手の耐性無くなってんのかもしれが
リアルのこーゆーシチュエーションではこーゆー女でいて欲しいの、
ど真ん中の具現化みたいな感じ

後半のバトルはつまらなかった気がするからもういいや


落ち着きと気品のある仕草、笑顔が売りの素敵ヒロインやメイド、妹を
眺める作品。妹キャラは大抵嫌いな自分でも眺めれる感じだった

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

67.3 6 伝奇で恋愛なアニメランキング6位
神無月の巫女(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (326)
2055人が棚に入れました
『剣神天群雲』(ケンシンアメノムラクモ)が眠る、今は朽ちて誰もその存在を知らない月の社から物語りは始まる…。
まほろばの村にある私立『乙橘学園』に通っている普通の女子高生『来栖川姫子』、学園のアイドル『姫宮千歌音』、姫子に想いを寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染の『大神ソウマ』の3人は、平穏な毎日を享受していた。
ある日、日食の黒い太陽が照らす中で16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音は、遠い過去に邪神『オロチ』を封印した陽の巫女と月の巫女ということが判明し、オロチの眷属たる『オロチ衆』に命を狙われる。実はオロチ衆であったソウマ自身も覚醒するが、大事な人である姫子を守る為、オロチ衆に叛旗を翻すのだった。

声優・キャラクター
下屋則子、川澄綾子、間島淳司、松本保典、大谷育江、加瀬康之、植田佳奈、能登麻美子、野中藍、西村ちなみ、南央美、斉藤茂一
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この百合は「アリ!」と思わず唸ってしまった、意外にも《感情描写系》の魅力作

二人のヒロインがともに「姫」由来の名前(姫宮千歌音(ちかね)、来栖川姫子)で、第1話の最初の方のシーンでヒロイン達の通う学校の校門の上に掲げられた標札が「乙橘(おとたちばな)学園」と読み取れた時点で、これは何らかのサインだと気づくべきでした。

-------------------------------------
【弟橘姫(おとたちばなひめ)】は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の后(きさき)で、尊(みこと)の率いる一行の東国遠征中、相模湾から房総半島へと海上を渡ろうとして、暴風雨に遭遇したとき、海神の怒りを鎮めるために自ら海中に身を投じて尊の難を救った、と古事記や日本書紀に記されている日本神話の著名なヒロインの一人。
-------------------------------------

◎本作の前半視聴時の感想◎

※不必要にお風呂シーンが多いんですが・・・
※下着ハダカ・ロボット・百合でジャンク臭が半端ないのですが・・・
※脚本のチープさが目立つ・・・

と、こんな風に第5話までは、「百合」設定という奇をてらったジャンクでチープな作品にしか見えず、適当に流し見していたのですが、第6話で本作は実は《感情描写》が細やかで、そこに見ごたえがあることにようやく気づき始めて、その後は最終話までイッキに見切ってしまいました。
とくにラスト2話にはかなり心を動かされてしまったので、今度は最初からじっくり本作の真価を見極めようと、すぐに2周目に入りましたが、そのときもラスト2話で確り感動を味わえたので、この感動は決してフェイクではない、と確信を持つことができました。

ちなみに、「百合」設定がテーマに深く絡んでくるアニメ作品というと、私がこれまで視聴したものでは『ユリ熊嵐』『輪るピングドラム』がありますが、これはどちらも「百合」であることに全然必然性を感じない、本当に「奇をてらった」だけの安っぽい(・・・というと語弊があるならば)中途半端な設定にしか、私には思えませんでした。
それで、本作の場合も、とくに前半は「どうせ・・・なのだろう」としか思っていなかったのですが、嬉しい誤算でした。

◎要点◎
本作は、「百合」であることに必然性があり、納得がいって、あまつさえ「感動」まである点で、おそらく希少!

とくに、本作の終盤では、私が高く評価している『魔法少女まどか☆マギカ-叛逆の物語-』や、『結城友奈は勇者である』を不意に思い出してしまうシーンがあったことから、評価点数を4.0と、かなり贔屓目に付けました。

あとは、ひと昔以上前風の変なロボット設定と、ただのギャグ要員にしか見えない敵キャラ設定がもう少しマシだったら尚良かったのですが、その点だけ惜しかったです(十年以上前のアニメなので、そこは仕方ないかも)。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


======= 神無月の巫女 (2004年10-12月) =======

{netabare}第1話 常世の国 ★ 
第2話 重なる日月 ☆ 
第3話 秘恋貝 ☆ 
第4話 思い賜うや ☆ 
第5話 夜闇を越えて ☆ 
第6話 日溜まりの君 ★ ※ここでようやく、意外なことに《感情描写系》と気付く
第7話 恋獄に降る雨  ★ 
第8話 銀月の嵐 ★ ※ここで大きく話が動く
第9話 黄泉比良坂へ ★ 
第10話 愛と死の招待状 ★ ※千歌音が「叛逆」のほむらとダブり始める
第11話 剣の舞踏会 ★★ ※ラストで結構心が揺さぶられてしまう
第12話 神無月の巫女 ★★ ※「結城友奈」「シュタゲ」とダブるシーンあり{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「Re-sublimity」
ED 「agony」

(2016.2.21)

※3周目完走。評価4.0→4.1へ引き上げ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 33
ネタバレ

ミミック さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

百合で敬遠しないで欲しい

実際これまで観た中の”百合”ではとても素晴らしかったです。
近年の百合作品に少なからず影響を与えているといっても過言ではありません。

観る前からは評判が良いとは聞いていたのですが、
まさか、ここまでとは思いませんでした。

二人巫女が力を合わして闘う物語かと思いきや、
途中から学園生活の話になったり、恋愛話になったり、
いろいろと忙しい作品でした(笑)

しかし、最終回での{netabare}すれ違った想いを巫女がお互い本音でぶつけ合うシーンは心にグッと来てしまいました。{/netabare}このシーンだけでも観る価値はありそうなくらいの作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドラマチック百合アニメ

制作はティー・エヌ・ケーで原作は漫画です。
ジャンルはGL・SF・ロボット・セカイ系です。
ガチな作品なので、女性同士の恋愛ものに抵抗がある方は注意です。


乙橘学園に通っている普通の女子高生来栖川姫子と、学園のアイドル姫宮千歌音、姫子に恋心を寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染の大神ソウマの3人は、平穏な毎日を享受していた。
ある日、日食の黒い太陽が照らす中で、16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音はオロチ衆と呼ばれる者に訳も分からず襲われてしまう。


二作目の百合作品視聴。
一作目は明るめな作品を見たので、今回は少しシリアスな感じの作品をチョイスしてみました。



とりあえず視聴ハードルがすごく高い作品w
チェックシート作りましたのでどうぞ。

(1)「ロボット?戦闘シーンなんて気にしない。あくまで心情を表す舞台装置でしょ」
(2)「セカイ系?他のキャラの扱いが薄くたってメインキャラが立っていればそれでいいよ」
(3)「三角関係?ちょっとくらい真剣だって構わんよ」
(4)「派手な演出?演劇見てるみたいで楽しいじゃん」
(5)「百合?レズ?何の問題もない」(これが一番重要)

四つ以上当てはまればきっと楽しめる、はずw



まず一話見てびっくりしたのはロボットが出てきたところ。
前情報なしで見たため、超展開過ぎて吹き出しました。
{netabare}ソウマがロボットに乗って叫んでいるときに、二人がキスしているのは流石に笑っちゃうw{/netabare}

普通、男子一人の女子二人だったら男子を取り合うでしょ?
本作は主人公の女子を男子と女子が取り合います。
私は「百合作品に男はいらない」と思っている脳内お花畑な人なんですが、ここまで一途で格好良いなら何の問題もありません。
一部のラノベ主人公と伊藤誠はマジで彼を見習って欲しい。
ソウマは北海道にあるどっかのファミレスの店員よりも「かわいソウマ」ですw
{netabare}そうだね、彼には地球くらいしか守れないよねw{/netabare}


序盤は世界観設定やら、独特の演出やらでちょっとよく分からない感じで進みます。
正直、敵もショボイやつが多いですし。
ほとんど掘り下げられませんし。
ロボットに期待してはいけません。
戦闘で面白いのはVSツバサ兄さんくらいでしょうか?

物語の方向性が見えて面白くなるのは中盤(7話くらい)から。
とある展開から、もう世界は彼女達だけものになりますw
ここらへんから目が離せなくなって一気見してしまった。


以下感想。
{netabare}ひめこちゃんとちかねちゃんはすてきなかっぷるだとおもいました。

千歌音は黒化して「ヤンレズか?」と思ったけど、そんなことなかったですね。
11話の千歌音の長セリフって演技なわけですが、最終話見たら「ああ言っていることは本気だったんだな」って分かるからね。
12話の姫子の思いをぶつける長セリフも凝縮されていて大変良かった。
感動しちゃった。


巫女に関する設定はあまり説明されないので、「まあそういうものなんだな」と受け止めましょう。
重要なのはそんなことじゃないはず。
結局、姫子の千歌音とソウマの二人への恋愛感情の動きが大事。
あとは千歌音の葛藤かな?
男子も混ぜて三角関係をしっかり描き切ったのは称賛に値します。

個人的に気になったのは、この作品って「まどマギ」に似てませんかね?
ループ、セカイ系な雰囲気、女性同士の恋愛感情。
「まどマギ」がちょっと要素をパクってきた感がしないでもないw
千歌音とほむら、姫子とまどかが絶妙にオーバーラップw
残される側の結果は違うけれどね。{/netabare}


総括して、百合を見たい、それ以外はあまり気にしないという方は見てみるのも良いかと。
三角関係の描き方はなかなかに濃厚で見ごたえがありました。
個人的にはツボった。
どうでもいいですが、主題歌二つとも同じ方が歌っていますね。
OP・EDのどちらも良曲な作品ってそんなに思いつかないのでそこも推しておきますw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31

64.5 7 伝奇で恋愛なアニメランキング7位
ペルソナ4 ザ・ゴールデン(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (532)
2918人が棚に入れました
春。都会から離れ穏やかな時間の流れる田舎町。桜の舞い散るなか八十稲羽駅に降り立つひとりの少年・鳴上悠。家庭の事情から叔父のいるこの町へやってきた悠は、地元の八十神高校へと転入することとなる。そしてはじまる学園生活―。放課後のショッピングモール。街で起こる連続殺人事件。深夜に流れるマヨナカテレビ…。悠と仲間たちに“今度は”一体どんな日々が待ち受けているのだろうか?

声優・キャラクター
浪川大輔、森久保祥太郎、堀江由衣、小清水亜美、関智一、釘宮理恵、山口勝平、朴璐美、石塚運昇、神田朱未、真殿光昭、田の中勇、大原さやか、花澤香菜

un1347 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なるほど、こういう手できたか

※項目別評価が上手く機能してない感じがするので、無視して総合評価星4とします。
ゲーム未プレー、P4A視聴済み。


これはリメイクではないですね。
ファンディスクです。
persona4 the ANIMATIONをまだ観てない方はそちらを先に視聴しましょう。

面白い事に焼き直しでも続編でもないのですがれっきとした周回プレーなんですね、これ。
例えば菜々子ちゃんと初顔合わせのシーンで主人公が自分から声をかけます。
後半では無双状態の戦闘シーン。
これだけでもう強くてニューゲームなのが分かります。
P4は前作もそうですが「ここはゲームの選択肢、演出かな?」という見方で視聴するとより楽しめると思います。

2話目までみた感想。
主人公がおもしろ優等生だった前作に比べて、若干クズい印象。
P4のメイン要素であるマヨナカテレビはばっさりカットして日常パートメインで話が進むようです。
P4という作品はおおまかにマヨナカテレビパート(ミステリー)と日常パート(ギャグ)で成り立つアニメです。
一旦ネタバレしたミステリーは既読スキップして、もう一つの柱である日常ギャグに焦点を置く作りは周回プレー(周回アニメ)の作りとしてベストだと思います。
さて後は新キャラのマリーを軸にどういう物語を展開するのか、今後に期待です。


最終話まで視聴しました。
というわけで総評としては、P4Aファンには手堅い作りのアニメだったのではないかと思います。
非常に楽しめました。
やはりですね、「またこいつらに会えた」という気持ちが大きなウェイトを占めていますよ。

というわけでキャラクターについて。
個人的には花村陽介が一番好きなんですが(次点は久慈川りせと堂島 菜々子)、P4シリーズの核となるのはやはり主人公の鳴上悠でしょう。
本人は真面目なつもり(?)でもそこが面白いというノリは、諫山 創(進撃の巨人)のコメディ論に通じるものがあります。
優しい優等生も明るい二枚目も頼れる熱血漢も一人で全てこなせる、複数のペルソナを体現したような性格で、それでいて嫌味が全くない辺りは監督の手腕によるものでしょうか。

P4Gのシナリオについて。
13話という絆を描くには短い尺において、納得のいくシナリオ展開を綺麗にまとめあげていたと思います。
最初の感想でファンディスクと書きましたが、外伝的な位置付けというよりアナザーストーリーでしたね。
P4Aで描かれた2つのエンドに連なる3つ目のエンディングという感じでしょうか。
ラスト付近、神話の神様が出てくる辺りからgdgd展開になるのもP4Aを踏襲してるというか、まぁそんな感じです(お察し下さい、まぁ悪い意味ではないです)。

ダメな点。
冒頭で楽しめたと書きましたが、某映画評論でいう所のROOKIES的な楽しみ方ですね。
P4Aの時も文化祭の回が顕著でしたが、今回はバンド回、最終回とちょっと内輪ネタを他者が無条件に受け入れすぎじゃないかなー。
個人的にはこういう演出あんまり好きじゃないというのもありますが、ちょっとテーマ的にまずいですよ。
内輪ネタを他者に押し付けるのは、それは絆とは言いません。
他者との関係を徹底的に拒絶する足立透のアンチテーゼとして主人公がいるわけですが、それがシュワリーサムデイ(映画のタイトルです)で本当に良いのかな?
(余談ですが、他者の不在の極地として批判されがちな「けいおん」。
 実はこの部分を巧妙に避けていて、無条件の価値観の共有という描き方はなかったりします)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

観るなら1期から

Vita未プレイでの視聴

前作はゲームもアニメも制覇して大好きな作品なので全然楽しめました

マリーという新キャラも良かったです、日常系が良かった

Vitaをやってからが理想でしたが、本体を持ってない自分にとってはありがたいアニメ化となりました


原作プレイ済みと1期観た方は楽しめるかと

観る順番はペルソナ4⇒ペルソナ4 ザ・ゴールデンです


「ペルソナ4」個人的にオススメゲームです^^

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4
ネタバレ

ばけー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

強くてニューゲーム!

レビュータイトルのとおり、前作P4Aが一週目の物語ならば、今作P4GAが二週目、しかもステータスは一週目から引継ぎというゴールデンな仕様となっております!
なので今作から見た人は楽しみが半減するかも。せめてP4A見てないとね。
第一話の悠の対応が全然違っててワロタ。
前作ではコミュ障気味だったのに今作はステータスMAXな為、なんかコミュ力高かったww
前作はペルソナ関係の話が多めだったけど、今作は日常パートに比重がいっててギャグがパワーアップしてましたね!P4は日常シーンに魅力が詰まってると思う(^▽^)/
新キャラのマリー。無愛想かわいい!でもなんだかんだいって千恵ちゃんが一番だなあw
いやまて・・・、天使や、天使がおった!ななこおおおおおww
男性陣も個性的でよかった。くま・・・ハイカラだな。
{netabare}最終話、エピローグの一年後。完治変わりすぎwwww直人可愛くなりすぎ!と思ってたら大天使ななこおおおおお!
マリー元気そうでよかった。ダイナミック告白いいねw
なんかこのメンツでずっと日常系やっててほしいです。ほんと、爆発しろww{/netabare}
作画が会社変わってましたね。そこまで違和感はなかったと思います。
ペルソナといえば音楽。OPが相変わらずのハイカラ具合。んー、好きです!
なんか一話だけわなっふうううううう流れてびっくりしたw

ほんとに、ゲームやりてえ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16

61.5 8 伝奇で恋愛なアニメランキング8位
BLASSREITER ブラスレイター(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (222)
1302人が棚に入れました
近未来のドイツ市街。その街では死体が突如蘇り、異形の融合体「デモニアック」となって生者を襲う謎の事件が勃発していた。そんな中、生者のままデモニアックへ自由自在に変化する者達が現れる。

彼らはその力を得たために人々から非難と好奇の眼差しで見られながらも、それぞれの思いを胸に悪魔の力を使用していた。しかし、彼らの思いも虚しく刻々と迫って来る残酷な運命、それはデモニアックとなった者達同士による、命を賭けたバトルロイヤルであった。
ネタバレ

タム_01 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

欝、熱、男臭さ、圧巻のアクションシーン

ドイツを舞台として
『融合体』と称される敵との戦いを描いているバトルアニメ。
異民に対する人種差別の問題を取り扱っていたり
(人種差別はこの物語のルーツになってたりもします。)
世界観は全体的にダーク、終止シリアスで物語が進みます。
唯一ある遊び心はエレアというキャラクタの存在くらいかな。

人間ドラマも見所で、
暑苦しい男達がとにかくカッコイイです。
カッコイイ男たちがカッコよく亡くなっていくシーンは
見所の1つと言えます。
主役級のキャラクターたちがバタバタ亡くなって行くあたりは
さすが虚淵玄と言ったところか。

この作品のもう一つの見所はCGを多用したアクションシーン。
とにかく凄く良く動きますし、
作画は終止安定していてとてもよいです(監督:板野一郎氏)
アクションシーンだけでも見る価値のある作品だと思います。

物語前半のストーリーの質が非常に高かった反面
物語終盤が尻すぼみな感は否めず、その点が残念で
勿体無いと感じました。
前半だけならほぼ満点に近い評価ですね。

オープニングも良く動き、疾走感あるOP曲も非常に良い。
個人的には2期のOPが好きだ。
OP1 :『デタラメな残像』 歌:GRANRODEO
OP2 :『unripe hero』  歌:栗林みな実

{netabare}
個人的には融合体と戦うXAT隊の崩壊を描いた10~12話が非常に良かった。
特に12話は素晴らしい展開を見せてくれます。
{/netabare}

・変身ものが好き
・虚淵玄好き
・とにかくCGアクションシーンが好き
にお勧め出来る作品。大人向けと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11
ネタバレ

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

埋もれているのがもったいない作品!

たぶんマイナーな作品だと思う。
もったいない!
久しぶりに恋愛なし!バトルアニメ発見!!いいねー!
系統は違うけどサイコパスに似てるなぁーと思った
ダークファンタジー・バトル好きには見てもらいたい

主人公の影の薄さには不満
出で来ない話も多々あり。ヒロイン視点で物語が進んでいると思う

最近にはないシリアスな作品です♪

↓感想。
{netabare}
まさか1クールで主メンバーたちが死ぬとは思わなかった…
みんな、死にざまかっこいい… やばい!
死にしずて、2クールから大丈夫?って思った(笑)

2クールからジョセフとアマンダが
かかわってくるのかと思いきやそうでもない
お互い芯が強くて別々に動いてしまう
もっと2人が心寄せるとこ見たかったなー

ヘルマン生きてたー!
なんか融合体が電王のモモタロスに似てた気が…笑
終盤また死んでしまうけど
最後までアマンダに好きって言えなかったのが心残り…
やっと言うって時に… 切ない;

死んだと思ったもう一人のアルビン!
記憶なくて、アマンダとヘルマンに攻撃してたけど
記憶が戻ってウォルフを狙撃したしたときは感動!
あのとき果たせなかったことを今!みたいな
また一緒に戦っていくと思ったけど
任務完遂!一度死んでる・融合体ってことでの自害… 切なっ!

2クールから出てきたキャラもバタバタ死んでくー
生き残ったのがアマンダとまさかのマレクだもんなー

やっぱジョセフ主人公っぽくない!薄いよー
ジョセフの体にヘルマンとジル入って戦ってるの見て
やっぱ電王!ってね(笑)
ザーギンの倒し方ビミョー…

{/netabare}

おもしろかった★

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

。mine。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シリアスなバトル・ロイヤル★アクション

。・*゜・*。概要。・*゜・*。

アニメ制作会社のGONZOと、アダルトゲーム制作会社の
ニトロプラスによる初のコラボレーション作品。
全24話。

舞台は近未来のドイツ市街。

主人公は、デモニアックを狩り続けるハンター。
ジョセフ・ジョブスン(通称:ブルー)。

ある時、生きたまま異形の姿へ自在に変身できる者たちが現れる。

かつて人であった彼らは、超常の力を得たが故に
悪魔と呼ばれ非難されながらも、それぞれの思いを胸に
悪魔の力を行使する。

栄光からの転落と人間不信による葛藤
いじめ・貧困・移民への差別など社会的弱者の苦悩を初め
ハードなストーリーが展開される。


。・*゜・*。感想。・*゜・*。

物語は終始シリアスですが、作画の立体感と躍動感は
圧倒的なレベルで描かれているので、一見の価値ありです。

色んな問題定義がされてるので、考えさせられる作品でも
あると思います。

華麗なアクションものが好きな方にもオススメ♪
個人的には、ラストのまとめ方が美しくて良かったです。

刺激的なひとときになりますように…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6
ページの先頭へ