任務で友情なTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の任務で友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月12日の時点で一番の任務で友情なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.1 1 任務で友情なアニメランキング1位
リコリス・リコイル(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1031)
2885人が棚に入れました
東京の下町にある和カフェ「リコリコ」 。 カフェが受ける注文は、おいしいコーヒーにあま~いスイーツ……だけじゃない!? ちょっとそこまでのお届け物から心細い夜道の送り迎え、ゾンビ退治から巨大怪獣…!? なんでもお悩み、相談ください! お客さまの「困った」をなんでも解決しちゃいます! 皆さまをお待ちするのは、いつもスマイル看板娘と、クールで真面目なド新人。働きたくないちびっ子に、結婚を焦るアラサー女子? そして店長は、日本かぶれのナイスガァイ!! どんなご注文(オーダー)も、おまかせあれ♪
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

千束の信念、生き方を応援したくなります

頻繁に銃弾が飛び交う物騒なアニメですが、死者がほとんどいない(?)穏やかな内容です。
主人公の錦木 千束(にしきぎ ちさと)の決して相手を殺さない慈愛の心と明るい性格、そして甘ったるい声が、物語を優しく彩っています。
また、パートナーの井ノ上 たきな(いのうえ たきな)が、最初は千束を軽蔑しながらも、徐々に千束を信頼してゆく心の変化も見どころです。


「リコリス(Lycoris)」この英語は「彼岸花」を表します。
この物語では治安維持組織「DA」で働く少女暗殺者たちのこと。彼女らは、全て孤児であり、幼い頃から暗殺技術をたたきこまれています。だから彼女らは、容赦なく犯罪者を殺します。
もちろんDAは裏社会の警察であり、血なまぐさい組織です。

しかし、その中で最強のリコリスとして活躍している千束は、決して相手を殺すことはしません。彼女が使用する弾丸はゴム弾です。
当然、組織の方針に逆らっていますし、彼女はDAの本部に居ず、喫茶リコリコで働いています。

そしてDAでNo.2の腕前を持つたきなは、上官への命令違反をしてしまい、喫茶リコリコへ左遷されます。
たきなは真面目な少女なので本部への復帰を願っていますが、千束は自分の信念に従い本部への復帰を拒んでいます。

この2人には、いつも事件が舞い込みます。
千束とたきなは対処の仕方が全く違うので、最初、たきなは千束を軽蔑します。でも、千束の腕前は認めています。
しかし、徐々に千束の過去や生き方を知ることで、たきなは、千束を理解するようになるのです。
そしてたきなは、リコリスとしてのたきなではなく、人間としてのたきなに目覚めてゆきます。


この物語には千束の特殊能力だけでなく、彼女の信念や生き方が描かれています。
そこがこのアニメの最大の魅力だと思います。

特に第二話では、命の尊さを嚙み締めつつ、見事にしてやられました。
私もすっかり騙されてしまったのですが、後味が良い終わり方でした。
こんな騙され方だったら心地よいですね!

オープニングは ClariSが歌うALIVE とっても魅力的な歌でした。
そしてオープニングの最後にたきなが千束のお尻を蹴るシーンがありますが、
あれはすごーく痛そうです(T_T)

エンディングはさユりが歌う「花の塔」。
エンディングはたきなの心の変化を描いた歌のようですね。

どうでもいいお話:{netabare}
たきなは「響け!ユーフォニアム」に登場する高坂 麗奈にそっくりですが、麗奈の声優の安済知佳さんが、千束の声を担当されています。これは驚きでした。{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 64
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

24年8月 再視聴。キャラ配置と組織の思想について

24年8月 再視聴。キャラ配置と組織の思想について

 再視聴してちょっと思うところです。

 リコリスの理屈です。これは実はたきなで象徴しているのだと思います。国家の利益になるなら法が許さなくても、その行為は許されるというのがマキアヴェリズムですね。リコリス側の理屈です。同じことを実はたきながやっていて、人助けのためなら命令無視も辞さないという姿勢です。1話でたきなは結局失敗するのが、リコリスそのものであり、本作の象徴になっていた気がします。

 一方で、国家の安全安心は国民が自ら勝ち取るものである。間島の理屈です。善悪のバランスをとるために、銃を1000丁ばらまいたと。法の下ではリコリスこそ不法な存在であるという理屈です。法秩序から考えれば偽物の秩序の維持をこわそうという考えです。銃をばらまき破壊行為をすれば単なるテロリズムに見えます。しかし、国家が犯罪を犯している場合、そのテロリズムはテロリズムか、革命なのか。
 銃1000丁は彼はバランスと言っていましたが、国民の善悪の悪の量が少ない部分のバランスをとることが真の正義の実現のために必要という理屈でしょう。

 ここで千束が不殺の意味を考えると「人は人を裁けない」という考えにつながる気がします。ただ、不殺という点ではリコリスと対立関係にあっても、不法行為であってもリコリスの活動そのものには肯定的です。つまり、必要悪による現状維持は認めているということになります。それは社会の平和を維持することが、結果的に人命尊重につながるからとも取れます。
 千束が自分の命がはかないからこそ、人を殺せないというヒロイズムかとも思っていましたけど、それだけではない気がしました。

 で、以前まで私はアラン機関という組織が話が別の様に捉えていましたが、アラン機関の善悪を考えず、才能に投資するという考えはどうでしょう?つまり、秩序の維持ではなく優秀な人間こそ生き残るべきという選民思想に繋がります。そしてその才能を使えと言います。要するに弱肉強食、リバタリアニズムの象徴です。
 その代表が千束と間島という構造の意味ですね。結果的に今回の騒動の原因になりました。

 と、こういう構造があるのかなあと思いながら見ると、なかなか千束、たきな、間島のキャラ配置が組織の構造と関係性、思想のアナロジーになっていて面白いなあと思いました。

 2期は難しいですよね。ここまで作りこんだ関係性を再び動かすと、どうしても話のスケールがパーソナルな問題になりがちです。同じレベルの視点でしかも続編で描こうとすれば、無理無茶がどうしても出てくるでしょう。

 この作品、噛めば噛むほど味が出てくるので、見るたびに評価が上がりますね。過去のレビューがゴチャゴチャしているので後でまとめます。




23年11月 追記 スタンドバイミ―オマージュについて

 最近、スタンドバイミーを見返して、ちょっと感じたのが本作のOPの尻蹴りのオマージュです。

 スタンドバイミーは4人組ですが、特に悪ガキだけど悩んで少年と小説家志望の主人公の少年の2人が物語のメインです。

 この2人。ネタバレですが、{netabare}悪ガキだけど悩んでいる少年は、劇中で銃を持っていますが1度も撃たず、主人公の少年に銃を預けてしまいます。そして主人公の少年は銃をたしか2度使います。
 そして、悪ガキの少年は結末ですが、弁護士になっています。そして喧嘩を仲裁していて殺されてしまいます。

 あと、悪ガキたちが溜まっている秘密の隠れ家は、はしごが付いていています。
{/netabare}

 OPのオマージュ…スタイリッシュだからとか単なる遊びで…うーん、あそこまで露骨にやるかなあ、と思います。やっぱり普通のクリエータなら意味を込めると思います。それは正義と銃と結末だと思います。

 この銃とスタンドバイミーの結末を考えるとやっぱり本来の千束の最後は構想が変わったのかな…と思ってしまいますが、どうでしょうか?だから、名作になり損ねた気もします。ストーリーがよれた感じがするのはそのせいかな、と。まあ、2期があるらしいですが、本来は1期のストーリーなはずですので。 追記 終わり



キャラが良すぎて名作になれなかったのかも、と言う気がします。

 本作は萌え百合として、千束とたきなが余りにも秀逸だったのでしょう。おかげでキャラ萌えアニメのような認識になってしまったのは、かえって不幸だったかなあという気がします。やはり根底にあるのは、生命と使命の問題が一つ、そして正義の実行とは何か、だと思います。

 まず、生命と使命の問題は千束を追うべきなんでしょう。今更ネタバレでもないと思いますが、一応隠しておきます。

{netabare}  千束は心臓の病気を抱えて余命いくばくもなかった。吉松は千束の殺しの才能にほれ込んだ。吉松は千束に人工心臓を提供し助かった。吉松は千束に殺しをしてほしい。千束は助かった命に感謝し、他人の時間を奪いたくない。殺しをしない千束に、吉松は殺しをせざるを得ないように仕掛けて行く。

 千束の享楽主義で無駄に明るい性格は、生命に対する達観だと思います。カフェでおいしいものを食べる時に残された時間について言及していました。
 設定的に、幼い頃に手術を受ける前、塔の事件の時に既に殺しをしないのがいただけないと思います。
 助かった命だからこそ他人の時間を奪えないという千束の性格形成とそぐわない気がします。

 そして、心臓停止までのタイムリミットが出た後です。吉松が代替の人工心臓を自らに埋め込み、吉松を殺さなければ命が助からないと脅します。ここですよね。私はテーマ性を重視し、千束の命=殺しの使命という等価交換から言って、千束は吉松を助けて自らの命を諦めるほうが自然だったかなという気がします。そして、たとえ他人が吉松を殺したのだとしても、アラン機関に対する落とし前として、千束は移植を断るのが自然な気がします。

 無駄に明るい性格なので「助かっちゃった」も分からなくはないですが、あまりに千束が達観しすぎているので、もし助かるなら命への執着をどこかで見せて欲しかったなあと思います。 {/netabare}

 ここが本来クリエータならどうするだろう?と考えたとき不自然だと思いました。つまり初期段階であまりに人気だったので、2期に色気がでて初期の構想を変えたのかなあと。それで千丁の銃と真島が半端になったのかなと思いました。つまり、2期をやるならやり残したここがテーマになるでしょう。
 
 ただ、2期は苦労しているみたいですね。そりゃあそうでしょう。本作の一番の見どころである千束の命の問題が無くなるわけですから、何をやっても本作よりも軽くなってしまいます。


 さて、もう1つ。正義の実行。真島あるいはリコリス・DAの絡みになります。

 こちらについては設定で終わってしまったかなあ、という気がします。リリベルという機関を投入した割にあっさりでしたね。千丁の銃もにおわせで終わってしまいました。本来、こちらもケリをつけたいところです。1話からつながる大事な設定なのに放置ですからね。

 それとリリベルですね。私は初めリリベルって苦し紛れに作った組織かと思いましたが、6話に出てきた組織図で八咫烏という組織の下に君影草=スズラン=リリベルがありましたので、少なくとも構想には初めからあったのでしょう。あと、花葵=ハナアオイという組織もあるみたいです。

 ただ、正義の実行のテーマは難しいですよね。悪法も法なり…なら、コードギアスのスザクみたいなイライラの正論を聞かされるだけだし、そもそもリコリスが非合法だと思いますので。

 2期を作るなら見ている方としては、リコリスが自己否定して解散の流れしかないかな、という気がします。本来このテーマこそ、たきなのDAへの執着が活きてくると思うので、たきなをもっと上手く使えば描けたのにと思わなくはないです。

 この問題は法手続きにより公権力の行使の問題で、デュープロセスオブロウという概念の話になりますので、深掘りしようと思えばかなり深い話になってきますが、やっぱりスザクになっちゃうかなあ。話を作るのは難しそうです。



 ということで、何が言いたいかというと、本作は千束の生命と使命の問題に関して言えば、伏線や細かい演出、セリフなど緻密に作って合って非常によくできた作品だなあと言う印象です。テーマ的には千束の結論にちょっと納得がいかないところもありますけど、心情的にはもちろんよかったとは思います。

 一方で真島の方の話は中途半端だったですね。千丁の銃が話に活きてきませんでした。ここが減点要素ですかね。

 が、総括してみるとエンタメとしての出来がこれほどいいのに、結構重いテーマを入れてきたのは、すごいと思います。
 キャラが良すぎたというのが、ひょっとしたらテーマを描くのに、あるいは読み取るのにマイナスにもなった気がしますが、私の言いがかり…かもしれません。

 とにかく本当に面白い作品だったと思います。初めは萌え萌えのキャラに反発心はありましたが、2回目以降冷静になると楽しめました。


 現在、リアルタイムで視聴しながら書いた各話ごとのレビューや追記など、ごちゃごちゃしている作品をまとめ中です。主旨はほぼ変えていませんが、素その後気が付いたところを書き加えています。
 22年10月までに書いた内容を23年7月にまとめ・追記しました。

 評価は4.0→4.5と上方修正です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 53
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

君の鼓動を感じたい

【感想】
雰囲気がとても良くて楽しかったです

設定は重くて複雑で面白そうなのだけれど、シリアスなシーンでもバトルシーンでもノリが軽くて緊迫したシーンなのに「緊張」よりも「楽しい」って感じが好き嫌いわかれそう
大きな組織はどれもすごそうな組織なのになんか作戦とか決まりとか適当ですごい組織って感じがしないし、テロリストもリコリスも強いキャラクターはみんななんかぬけててプロの戦闘員って感じがしないんです

でもそんな細かいことはどうでもよくて、千束とたきなのやりとりがずっと楽しくて、今期アニメでは一番好き!
夏アニメ話の面白さではサマータイムレンダ、メイドインアビス、アオアシが3トップかなーって思うけど、好きなのはコレと邪神ちゃん

細かいことを気にしないで雰囲気を楽しむアニメかな?

ストーリーや設定は面白くなりそうだったけどやりたいことが多すぎて詰め込みすぎた感じのする終盤が残念で
綺麗に終わったけど慌てて畳みにかかった感じがしました

それでも細かくない気になることも多くて
キャラクターの掘り下げとか組織の設定がなんかふわふわしていて、これどういうこと?って考えると変なことが多かった

【リコリスの制服について】{netabare}
リコリスの制服を実際に作ってみたのですが、かなりデザインが独特で作るのに面倒くさいつくりしていて
なんで使い捨ての駒みたいな使い方をしている腐った組織なのにこんなに手の込んだ制服にしたのかなー?って思いました
罪のない子ども達の人生を使い潰しにしてきた罪滅ぼしのつもり?
2色の布地を縫い合わせていて飾りのベルトとかボタンとか多くて作るのにかなり手間がかかるデザインで
作り方はグレーと赤or紺のワンピースを1着ずつ作って不要な部分をカットして縫い合わせて作りました
型紙の段階から不要な部分をなくしておいてもいいのですが、慣れないことをすると失敗しそうだったので
{/netabare}
【4話について】{netabare}
千束がたきなのトランクスを履くシーンあるけど、人のロッカー勝手に開けるのやめよう?
いくら洗ってあっても人の下着つけるの抵抗ないかな? 
あれ、下着脱いでるから直接履いてますよね?
履いてみたいにしても、とりあえず直接じゃなくて下着の上につけるとかすると思う
 
たきなが美少女で仲がいいから気にならないなんてことはないと思う、千束は百合ってわけでもなさそうだし
千束が気にしなくても履かれるほうは絶対イヤだと思うし、千束はたまに変なことするなーって思った

この4話はさりげなく気になる描写もいくつかあって
たきなはお出かけの衣装が指定されているか聞いていたので、自分で選ぶっていう感覚がないってコトです
ただ使い捨ての道具であればいいという感じがして、組織の闇を垣間見たような感じがした

それから地下鉄のシーンもオフだから参加しないと千束は言っていたけど参加しないんじゃなくて参加を禁止されているんじゃないかな?って思った
{/netabare}
【良かったところ】{netabare}
普段やる気ないのにいざというときに頼りになるクルミとか
子ども達をフォローしてくれるミカさんの安心感とか良かった

真島さんも何か変でよくわからないところはあったけど、世の中の歪みを感じ取っていてそれを正したいっていう考えには共感しました
方法が強引で問題があるってだけでDAとかアラン機関の狂った側面を見ちゃったら真島さんがしていることが悪には見えませんでした

そして一番の見どころはたきなの成長
最初は人間味がなくて、天才肌の千束とぶつかりながらも協力していくバディものかな?って思ったけど序盤で千束と打ち解けて
そこから回を追うごとに表情が豊かになって女の子らしくなっていくたきなが本当に可愛い

くるみ達が千束に死なないでって懇願するんじゃなくて、あっさりお別れしているように見えるところがかえって悲しくて
でも千束は自分の命に達観したところがあってたきなの「生きて欲しい」キモチとの落差が悲しいと思っていたけど
一つ一つかみしめるように大事な人たちとの別れをいつもの調子で済ませていって空を見上げるその横顔が寂しそうでした
悲しいのに強がって無理をしているように見えて、せつなくなりました

終盤は大好きな千束を助けるために必死になるたきなが最高で、いい場面で主題歌が流れて最高の演出でした
{/netabare}
OPアニメの二人でお尻を蹴り合うシーンは二人の関係性と幸せな時間をうまく描写していていいシーンだなって思います
こんな二人の幸せな時間がいつまでも続くように願いながらずっと見ていました

楽しい時間をありがとうございました

【2期のストーリーを予想】{netabare}
2期がもしあるなら、DAやリリベル、アラン機関と戦うことになりそう
真島さんはテロリストで危険な人だけど、それよりもDAやアラン機関のほうが悪の組織に見えてしまったので、これらをなんとかしないと物語がハッピーエンドにはならないと思う
そうなるとリコリスのメンバーや真島さんと共闘して倒すことになるのかな?
{/netabare}


【特に気になったこと】{netabare}
・DAは世の中に存在がバレたからリリベルつかってリコリスを抹殺するって言うけど、リコリス消滅した後はどうするつもりなんでしょうか?
それからリリベルはふだんは何やってるの? バレたときにリコリスを殺すためだけに生きてるの?
こんなすごい子たちが殺し合いしたら余計に世間にバレるんじゃないの?
何かあったときに消したいなら、体の中に時限爆弾でも仕込めばいいのに

・東京都の皆さんはあの映像見てリコリスの秘密に気づくでしょうか? テロリストと女の子が銃で戦ってるくらいにしか思わないとおもうし殺さなくてもくるみみたいにごまかせばよかったのに

・アラン機関はすごい才能を持った子を育成している機関で、殺し屋にして何かをさせようとしているんじゃなくてチサトを殺し屋にすること自体が目的に見えて、おかしな機関だなーって思います
そんなことに命をかけるヨシさんは気が狂ってるの?って思ったけど、たぶんヨシさんは人殺しをしないチサトはいずれアラン機関に消されちゃうから自分を殺すように仕向けて守りたかったんじゃないかなって思った
でも結局チサトはヨシさんを殺さなかったから、ミカがヨシさんを殺してチサトの手術をしたのかなって思った
{/netabare}

【細かい惜しいところ】{netabare}
・真島さんは千束と本気の戦いがしたかったって言うわりには、千束の視界を封じたりスマホを囮にして足を撃ったりして、言ってることとやってることが違うような

・リコリスは秘密裏に問題を解決する組織なら、女子学生っぽい制服の擬態をうまくいかしたミッションとかあっても良かったかも
ありふれた日常のすぐ隣で衝撃的な事件が起きていて、それを誰にも気づかれずに解決するっていう個性がもう少し生かされていると良かった

・後半は千束たきなペアとミカさん・吉松さんと真島の三者のストーリーが交錯していて駆け足が過ぎたかも
もう少し時間をとってゆとりをもって描いていれば印象は少し違ったかもしれません
{/netabare}
【声優】
チサトの声優がすごくいい!
この演技あってこそのチサトですね

投稿 : 2025/01/11
♥ : 51

77.6 2 任務で友情なアニメランキング2位
無能なナナ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (556)
1765人が棚に入れました
「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者――。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!

声優・キャラクター
大久保瑠美、下野紘、中村悠一、中原麻衣、増田俊樹、中島卓也、井上雄貴、大塚剛央、山谷祥生、手塚ヒロミチ、堤雪菜、小坂井祐莉絵、田丸篤志、富田美憂、二ノ宮愛子、大野智敬、鎌倉有那、髙坂篤志、遊佐浩二
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

天使のようなミチルにより氷のようなナナの心が融けてゆく物語

超能力者が集められた孤島にて、物語前半は無能力者のナナが超能力者を一人ずつ暗殺していく物語でした。
正直、ナナの心には暖かさのかけらもありません。だから途中で見るのをやめようと何度も思いました。

でも、天使のようなミチルちゃんにより、氷のようなナナの心が少しずつ融けてゆくのです。そこが感動します。


ナナはある機関に雇われた暗殺者。
ナナは超能力者に家族全員を殺されたため、超能力者を恨んでいます。

ミチルは誰の言葉でも信じる少女。決して相手を疑いません。
そして相手のためならば自分の身を犠牲にしてでも守り抜こうとします。

ナナが機関から受け取っている超能力者ごとの推定殺害人数を記載した情報。それがデタラメです。
例えば他人の傷を癒す能力を持つミチルの推定殺害人数が15万人以上と書いてあります。
ナナの頭脳であれば、それが実現不可能な人数だとすぐにわかるのですが、
家族を殺されたナナにとって、超能力者は全て殺人鬼にしか見えません。
正常な判断ができなくなっているのです。ナナは、無能なナナとして機関から利用されていたのです。


でも、ミチルの献身的な愛によりナナの心に人間らしさが少しずつ戻ってくる。
{netabare}
高熱で意識不明のミチルをナナが助ける際、助ける理由を言い訳のように述べて助けます。
きっとナナは、本心では今すぐにでもミチルを助けたかったのでしょう。
でも、超能力者を暗殺するナナには助ける理由は無いのです。

ミチルの熱が下がったとき、思わず「よかった」とナナはつぶやきます。
その言葉にナナ自身が驚きます。
なぜ「よかった」とつぶやいたのか…、ナナは考えます。
{/netabare}
そして…

最終回は大いに感動しました。ぜひ見てください。


私たちは誰でも間違いを犯します。
そのときに、間違いを気づかせてくれる友達がいたならば、とても幸せなことだと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 67

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

おもろいやんけ!こんなんちょっと泣くやんけ!

<2020/10/4 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
そしていつも通りに原作未読です。


かなり面白いかも。
今期「百万の命〜」に続いての大穴かも。
ノーマークだったので危うく見逃すところでした。

それにしても作品紹介のサムネ、酷いですね。
いつもならこれで切ってるところでした。
酷い詐欺だw
いや、これもバズるための作戦か?

内容ですが第一話はネタバレ要素多く、あまり書けないので、Wikiからあらすじ引用します。

(以下、Wikipediaより)
能力者と呼ばれる特殊な能力を持った少年少女たちがいた。
彼らは"人類の敵"と呼ばれる怪物と戦うため、孤島の学園に集められ、日夜訓練を行っていた。
中島ナナオもその1人であったが、能力を誰にも見せない彼は無能と呼ばれクラスの中で嘲笑の対象となっていた。
ある日、2人の転入生がナナオの前に現れる。


・・・無能で超能力と言ってもジャンプで大人気のあの超能力学園バトル作品とはかなり違うと思います。
無個性じゃなく無能なのでw

レビューのタイトル「第一話で掴みは完璧」はこの通りで気になる方は是非ご覧ください。

それにしてもそもそもバトルものなのか、これ?

第一話終了後にATXで放送されたSP番組(主要キャラの声優によるトーク)を見る限り、今後もいろいろとトリッキーなようで。

「大穴が二つあればどちらかは大当たりなんじゃないか?」
という意味も含めて期待したい作品です。

<2021/1/1 追記>
最終話まで見て。

途中は「軽い推理サスペンスものなんかな?」
とか思ってたけどちゃんとしてますね。
とても良い作品。

作画が良くないととにかくダメ、という方にはお勧めできませんが。
そうでなければ万人にお勧めできるかも。

「安西先生・・・続きが見たいです。」(CV置鮎龍太郎)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 57
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ナナとミチル

アニメーション制作:ブリッジ
監督:石平信司、シリーズ構成:志茂文彦、
キャラクターデザイン:佐野聡彦、音楽:高梨康治、
原作:るーすぼーい、古屋庵

原作はスクウェア・エニックス発行の月刊『少年ガンガン』。
この雑誌は、ゲームとのリンクを目的に発刊され、
ほかの少年誌に比べると読者層の年齢は低めの印象。
かつては『鋼の錬金術師』連載で大注目されたが、
そのほかは、『ソウルイーター』、『ばらかもん』、
『ギルティクラウン』などが知られているくらいで、
最近は発行部数も2万部まで落ち込んでいるという。

ゲームを楽しむ層がターゲットのため
作品は、どちらかというと設定に重きを置いた
ストーリーになっている気がする。
私の知る限りで作風が近いのは、
少年チャンピオン原作漫画の
『弱虫ペダル』や『魔法少女サイト』。
それは作画レベルの低さという部分もあるが、
勢いで進めていく力技頼みの物語という面で、
特に近しいものを感じさせた。

とはいえ、ある意味、物語の構成は上手い。
1話目から読者や視聴者にインパクトを与え続け、
途中から主人公の心の声を聞かせることで、
能力者に対抗する展開を見せてくれる。
粗の多さは気になるところだが、
物語の面白さでそれを打ち消すだけの勢いはある。
{netabare}犯人の柊ナナと探偵役の小野寺キョウヤとの攻防で見せる{/netabare}
序盤は、とても退屈で視聴断念しそうだったが、
中盤から登場する犬飼ミチルによって、
大きく物語が転換する。
最初は、ただの頭の足りない子供に見えるミチルだが、
いつもナナを愚直に庇い続けることで、
次第にナナの心を開かせていく。
やがて、常に善人であり続けるミチルの体験を
ナナが聞いてしまうことで、自分のやっていることが
本当に正しいことなのか、迷いを生じさせることになる。
後半は、ナナの心の葛藤が表現されていき、
最後に、それを結実させる構成は面白かった。

色々な部分で読者(視聴者)の裏をかく展開は
成功しているといっていいと思う。
それとともにキャラクターの過去や心情を
上手く描いていく。

個々の超能力のご都合主義感や
バランス感覚についていけない面はある。
序盤のナナの読心術や人心掌握にも
ほとんど説得力がないため、
物語に入っていけない大きなマイナスポイントがある。
しかし、追われる展開になってから、
ナナの過去が明らかになるにつれ、
それまでのストーリーが物語に活かされてくる。
ナナとミチルのキャラにポイントを絞って
視聴すると、十分に楽しむことができる。

孤島の学園、能力者、人類の敵、推定殺害人数、委員会。
無能ではあるが有能なナナ。
今後、彼女が目指す場所。
自分の行動を顧みて、どのような決心に至るのかを
2期制作を実現させてじっくりと描いてくれることに期待したい。
(2020年12月29日初投稿)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 54

74.2 3 任務で友情なアニメランキング3位
NARUTO ナルト 疾風伝(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (776)
4137人が棚に入れました
少し大人になったナルトや木ノ葉の仲間たちと、S級犯罪者たちによる謎の組織「暁」の激闘を描く。

声優・キャラクター
竹内順子、中村千絵、井上和彦、落合るみ、鳥海浩輔、川田紳司、水樹奈々、小杉十郎太、森久保祥太郎、柚木涼香、伊藤健太郎、江原正士、増川洋一、遠近孝一、勝生真沙子、根本圭子、飛田展男、本田貴子、佐々木望、関俊彦、大谷育江、下屋則子、重松朋、大塚芳忠、石田彰、朴璐美、加瀬康之、中田譲治、渡辺英雄、川本克彦、青山穣、くじら、神奈延年、杉山紀彰、石川英郎、内田直哉

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ナルトとサスケの物語完結!

原作既読済

やっとアニメも忍界大戦終結、ナルトとサスケの物語も完結です。

正直引っ張った感が強いし、回想がやたら多いのでテンポ悪いですが人気作品だから仕方ないのかな。

約700話ある中で好きなシーン人それぞれたくさんあると思いますが…

最近放送された696話&697話「LAST・BATTLE」と698話「和解の印」凄く良かったです。
長編アニメーションでここまで、見応え、感動的なシーン、作画、音の使い方…制作者の凄い気合い伝わりました。

正直最終回で良かったのでは、3話だけなら今期の春夏アニメ凌駕してる…総合でも4.5以上付けたい感じでした。
まだ視聴してないナルトファンなら是非見てください。

視聴完了、全720話スタックのみなさんお疲れ様でした。
最後は淡々と話が進んだ感じ…それもいいかなと。

好きなキャラはカッコいい大人の手本見せた自来也。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 14

koaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

続きが気になって気になって・・・

アニメオリジナル部分が鬱陶しい。
早く先が知りたいのに・・・
感動して何度も泣いてしまってるから
今更やめるわけにもいかず・・・
しかし、いつまで引っ張るんだ?
まとめて一気に見たいのに(-。-;)

感想いれるの忘れてた
無事に最後まで観終わって、面白かったです。
っていうか、(´。`;)ホッとしました。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 8
ネタバレ

にゃーん。@のんびり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ほんのちょっとだけ感想

原作コミック派です。
好きな回だけちょいちょい観てました^^

{netabare}ナルトとサスケ。

道を違えた2人が仲直りするまでの長く壮大なストーリー…

いや、本当長いです…(^_^;

いきものがかりのOPのブルーバードが好きでした♪

{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 6

75.9 4 任務で友情なアニメランキング4位
赤髪の白雪姫 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (645)
3513人が棚に入れました
分割2クールの後半クールにあたる。

赤い髪を持つ少女・白雪は、タンバルン王国のラジ王子に見初められ、愛妾にされかかり、国を出る。たどり着いた森で、隣国の第二王子・ゼンに助けられた白雪は、彼の国・クラリネス王国の宮廷薬剤師として働き始める。やがて想いを通い合わせていく白雪とゼン。王子と薬剤師という二人だが、たくさんの出会いや出来事を経て更に絆を深め、二人を認める人物は少しずつ増えていく。

声優・キャラクター
早見沙織、逢坂良太、梅原裕一郎、名塚佳織、岡本信彦、三瓶由布子、甲斐田裕子、福山潤、小西克幸、豊永利行、國立幸、浅沼晋太郎、水瀬いのり、小松未可子、石田彰
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キュルルンアニメ

分割2クールの後半戦。
今クールはちょっとだけ障害が発生。
{netabare}でも、障害なんて単なる酒の肴。
当たり前のように二人は絆を深めちゃいます。{/netabare}

二人の熱気にあてられてお腹いっぱいだった前クール。
追い打ちをかけるように、さらに一杯に。
腹具合が悪く、キュンキュンというより最早キュルルンです。
胃薬を処方して、怒涛のラストに備えましょう。

ところで、このアニメ、脇キャラが魅力的です。
今回株を上げたのが、ラジ王子。
へたれは相変わらずですが、王子としての自覚が芽生えたようです。
ラジ王子を支えるサカキさんは超良識。
落ち着いた立ち振る舞いが大人の魅力でした。

{netabare}側近関係では、ミツヒデと木々の関係が気になるところ。
互いの気持ちを隠しながら(?)の軽快なやり取りが気持ちいい。
そして、オビ。
白雪への気持ちは封印し、ゼンに忠誠を尽くす。
その態度がすがすがしくてかっこいい。
オビの一挙手一投足が私のお気に入りです。{/netabare}

完璧なまでの王道少女漫画原作アニメ。
3期も観たいけど、お腹がもたないのでこの辺でお開きとしましょう。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 47

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期の雰囲気が(ブレてなくて)よいですね

2期を楽しみにしてました。
1期同様ゆっくりとした時間の流れがあって良い雰囲気です。
どんな物語になるのかな

2期は皆がお互いに対して強い心を持っていることが印象的です。
恋愛 片思い 主従 感謝
観ていて楽しいです。 私、オヤジですけど。。。 

最後まで観て
最後にまたこちらが照れちゃうような恋のシーンがありにやけてしまいます。

もし次期があったらラブラブだけで物語にならないと思います(笑)
でも、ひょっとして3期以降不幸が始まるのでしょうか?心配だ~。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 46
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

色々な縁(えにし)

原作未読 全12話(分割2クールの2クール目)

赤髪の白雪姫の2期です。1期(全12話)から観ることをオススメします。

宮廷内の起こる様々な出来事にゼンと白雪の恋愛模様が基本的なお話ですが、今回は前クール以上に波乱の展開が待っていました。

そのことによって白雪とゼンとの絆が深まった感じです。「災い転じて福となす」という感じでしたね。
{netabare}
子供だから短絡的すぎますが、さらわれた白雪が不憫でしたね~ オビはもっと怒っても良かったかもしれません。

また、前クールから観ているとあんなに酷かったラジ王子がここまで変わったのが嬉しいですね。
{/netabare}
この作品は、ミツヒデがいて木々がいてオビがいてゼンがいてそして白雪がいる、この雰囲気が大好きでした。

色々な縁(えにし)によって白雪たちが成長していくお話です。キュンキュンしたい方は是非みてくださいね。

OP・ED 前回に引き続き白雪役の早見沙織さんとeyelisさんが歌ってます。

最後に、今回も妄想CMがありましたが、いくらなんでも相手がお爺さんというはちょっと酷すぎましたねw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29

68.2 5 任務で友情なアニメランキング5位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (577)
3437人が棚に入れました
とある夜、バスルームに飛び込んできたマジカルルビーの、軽妙かつ巧妙なトークに騙されて、魔法少女になってしまったイリヤ。ルビーの元の持ち主である凛に言われるがままに“クラスカード”を回収することに。
ライバル(?)であるもうひとりの魔法少女・美遊とともに、傷つき、すれ違いながらも、ハードなバトルを戦い抜いてどうにか7枚のクラスカードを回収。イリヤたちは平穏な日常に戻ることができた。
そして――。
回収任務が終わってから数週間後、凛たちから新たな任務を命じられるイリヤと美遊。地脈に魔力を流し込んで安定させるだけという簡単な任務のはずだったのだが、なにが悪かったのかトラブルが発生!
それが新たな物語の始まりだった――。

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

萌えよ!小学生に( ´艸`)

『Fate/stay night』スピンアウト作品の第2弾。
1期からの続編となる魔法少女ものです。 全10話。


前作同様、主人公・イリヤを中心とした魔法少女たちの
成長と苦悩、友情をメインに描かれた内容になっています。

この2期の見所は新キャラ「クロ」になるかと。
狡猾でアクティブな性格はイリヤとは正反対。
とある事情と性格の不一致から、事あるごとに
対立する2人の姿が何とも微笑ましかったッス( ´艸`)

前作と比べ、ストーリー展開がゆっくりな分
日常を舞台にしたシーンが増え気軽に楽しめました。
小学生らしい姿を多く見る事ができ好印象♪
キャラデザが可愛らしく、キャラもしっかりと立っていて
小学生チームの魅力が全開でしたよ(*´ω`*)v

「可愛いは正義」って言った人………天才w

2期目とあって安定した世界観ですが、気になる点も。
良くも悪くも全10話の作品。
よく纏まっているものの物足りなさも残りました。
そしてメインキャラを演じる声優陣。
もうそろそろ小学生役は厳しいような気が(^^;)
演技も上手いし、キャラにも合っているんですけどね…。


最後まで視聴して一番驚いたのは3期が決まっていた事w
何気に楽しみなおれって……まさか……
…ロ、ロリ…コ…ン……なの……か……(¦¦¦゜Д゜)




《キャスト》

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(CV.門脇舞衣)
クロエ・フォン・アインツベルン(CV.斎藤千和)
美遊・エーデルフェルト(CV.名塚佳織)
マジカルルビー(CV.高野直子)
マジカルサファイア(CV.松来未祐)
遠坂 凛(CV.植田佳奈)
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト(CV.伊藤静)
バゼット・フラガ・マクレミッツ(CV.生田目仁美)
衛宮 士郎(CV.杉山紀彰)
アイリスフィール・フォン・アインツベルン(CV.大原さやか)
オーギュスト(CV.玄田哲章)
桂 美々(CV.佐藤聡美)
嶽間沢 龍子(CV.加藤英美里)
栗原 雀花(CV.伊藤かな恵)
森山 那奈亀(CV.伊瀬茉莉也)



《主題歌》

OP
『moving soul』/栗林みなみ
ED
『TWO BY TWO』/幸田夢波


【2017 3/22 レビュー投稿】
【2017 8/10 レビュー加筆】

投稿 : 2025/01/11
♥ : 47
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

萌えキャラですが、バトルシーンは迫力満点な作品

原作未読 全10話

2013年7月から9月まで放送されたFate/kaleid liner プリズマ☆イリヤの2期です。続きですので1期から視聴することをお勧めします。

聖杯戦争が起こらなかった冬木市でのFateシリーズのスピンオフ作品。英霊の力が宿る危険なカードを集め封印するために、ある出来事で普通の小学生である主人公イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが魔法少女にさせられ、同じ魔法少女の美遊・エーデルフェルとともに色々なことに巻き込まれるお話です。

前回のメンバーにプラス、今回は新たにキャラが登場してお話を盛り上げています。

この新キャラがイリヤと周りをかなり引っ掻き回してくれますね。

単なるキャラ重視の萌え作品ということではなく(もちろんそういった側面もありますが)コミカルな部分とシリアスな部分のバランスが良い感じです。

定番ですが、百合っぽい描写やお風呂のシーン、他にも露出シーンが多すぎるのは好き嫌いが分かれるかも知れません。{netabare}(士郎と執事さんのエンドカードには爆笑しましたw){/netabare}

それでもバトルシーンは迫力がありますし、ちょっとウルとくるシーンもあります。母親のアイリスフィールはちょっとオトボケすぎますねw

10話と短くて色々な謎を残して終わってますが、来年続編があるということなのでどんな展開になるか楽しみです。

可愛いキャラが好きな方、バトルが好きな方にはオススメです。

OP サビの前のセリフが好きです。栗林みな実さんが歌ってます。
ED 楽しい曲ですが、サビの部分がキーが高く歌っている方が大変そうですw

最後に、小学生で中の方は大人の方々ですが、声はどう聞いても小学生に聞こえないキャラも多かったですねw{netabare}(特にクロw)
作中にもクロとイリアが見分けがつかないと言ってますが、私にはどう見ても別人にしか見えませんw{/netabare}
この作品で凛ちゃんがおばさんっぽいwのが難点ですね~ 秋に始まる初々しい姿のStay/nighitに期待してます^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 41

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ツヴァイ ヘルツに続く・・・

出会頭魔法少女イリヤの2期。
ロリ百合要素が強化されました。

新キャラクロが登場。
イリヤと美遊を翻弄します。
クロは戦闘能力が高く、気まぐれで生意気で無愛想。
何かイラッとします。
一方のイリヤは弱体化。
でも、相変わらずの友達思いの優しい子。
ドジ気質も手伝って、より一層イリヤはかわいいですね。
今では、イリヤの声が病み付きに。
くぐもった柔らかい声聞きたさにこのアニメを観ています。

今回も年増コンビは良い感じですね。
いがみ合いが足りないのが不満かな。
ドンパチ関係を望みます。

2期はまさかの分割2クール。
イリヤとクロの関係、美遊の正体等、謎満載なので当然の続編ですね。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36

64.8 6 任務で友情なアニメランキング6位
鉄腕バーディー DECODE(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (302)
1707人が棚に入れました
謎の古代兵器「リュンカ」の強奪犯を追って未開の惑星、地球にやってきた連邦警察のアルタ人女性捜査官バーディー・シフォン=アルティラは、犯人を探し出すためグラビアアイドル有田しおんとして活動していた。そしてついに犯人を探し出すが、追いつめる中で誤って地球人の高校生千川つとむを殺してしまう。地球よりも進んだ連邦の技術を使ってつとむの体は修復されることとなるが修復には時間が必要であり、その間の措置としてつとむの意識はバーディーの体に移され、バーディーとつとむは1つの体に2人の意識が存在する「二心同体」となる。その後なんとか犯人を倒したバーディーであったが、その代償として長年のバディ(相棒)であったロボットのテュートを失い、リュンカの手がかりも失う。

声優・キャラクター
千葉紗子、入野自由、伊藤かな恵、藤原啓治、坂本真綾、鈴村健一、名塚佳織、石塚運昇、青山穣、若本規夫

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ざーんねん、私には効かないよ?でも、痛いんだからねっ!

ゆうきまさみ 原作、赤根和樹 監督、りょーちも キャラデザ

やっぱり つよいおなごが観たくて…

全身にシール貼っただけ?みたいな半裸な衣装が、身軽なような落ち着かないような宇宙人のバーディ姐さん。
意に返さないのんきなお姉さん声が素敵です。
普段は地球人として芸能活動。
とあることから、高校生と身体を同居させての、入れ替わり立ち替わりな生活を送ることに。

二人二脚なバーディたちが宇宙人の暗躍する事件を追う一方…
事故で一命をとりとめたクラスメイトの女の子には、ヒタヒタと異変が食い込みつつあった…


バーディは強いけど、マイペースでソフトな感じですね。超速な働きで動けるわりには、性格があんまり生き急いでないというか。
ビール缶差し出されると、ンぐぐ、じゃあ予定あったけどいただいちゃおっかなー、とか、地球の風呂は最高じゃあ〜、と入浴時は必ず身体を交代させたり。
主人公くんもソフトで…
不思議な組み合わせです。
恋愛関係ではなく保護者でもなく、姉弟?より他人行儀で、友達ほど共通項もない、不思議な同居人。
二人揃うとアッサリ草食な感じなので、周りのキャラがワイワイ絡んでいじってくれた方が活気付く。

高校生たちがくんずほぐれつ廃墟探索の合宿に行くところなどワクワクしてしまいます。


バーディたち捜査官、
やたらと人形を並べてなにやら研究している地球人たち、
トリックスターめいた神出鬼没な宇宙人、
和気藹々と冒険を企む高校生たち、
うだつの上がらないジャーナリストのOB、
…各々の立場で追っていたエピソードが、中盤から次第に重なり合っていく様子には、先を観たい欲求を次々刺激されました。
いかにも少年漫画的なオーソドックスな侵略もののお話だとは思うんですが、謎をつま弾くエピソードの配置や、少女に思いを懸ける主人公の様子、バーディが主人公を配慮しようとする心の動きが丁寧で。

アクションシーンは、バーディとマリオネットとの闘いに観入りました。
ゴスロリ服がずるむけになって童女なマネキン素体があらわになったり…髪引きちぎったり背骨から叩きつけたりして、ぎったんぎったんなキャットファイト。


11話にさしかかって、主人公の逃避行が可愛く切なくて、もっと観ていたかったのに…展開が早かったです。
なかなか、あと味ほろ苦爽やかな青春なお話でありました。

バーディの乗る、イルカ型宇宙船の動きと音がキュートでした。


引き続き二期もみてみます。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 31
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

隠れた良作。SF好きな方なら◎

<2024/5/24 追記>
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(4.5→4.2 100点満点換算で80点)
これは好きー(告白)
やっばり好みのSF
ちなみに声優陣は豪華でヒロインのバーディーを千葉妙子さん、主人公の千川つとむを入野自由さんが演じており、他も名前挙げるとちょっと凄い

そして「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」アニメ化お待ちしてます(希望がないのは知ってる)

<2018/7/29初投稿>
ゆうきまさみ原作。
原作は途中まで読みました。
大昔に。
原作はゆうきまさみさんがライフワークとして掲げ数年前にようやく完結したらしいです。

そんな原作を設定そのままにストーリーをオリジナルにして製作されたのが本作。

主人公は宇宙の連邦捜査官(つまり宇宙人)のバーディと地球人の高校生つとむの二人。

バーディ・シフォン・アルティラは見た目は地球人と変わらない、きれいで大食いのお姉さん。
武器は怪力による肉弾戦。それだけ。ただそれが猛烈に強い。

千川つとむは普通の高校生。熱血でもないし、かといって内向的というわけでもない。
趣味が廃墟探索というところを除けば特徴らしい特徴のない普通の高校生。

ある日つとむは犯罪者を追って地球に辿り着いたバーディと衝撃的な出会い(?)を果たし・・・といってもボーイミーツガールではありません。

{netabare} バーディに追い詰められた犯罪者はたまたまその場に居合わせたつとむを身代わりに逃走を謀ります。
結果、つとむに致命傷を与えてしまったバーディはつとむの生命を助けるため〜一言でいうと「バーディの身体の中につとむの意識を取り込み」ます。
以来、普段は地球で高校生つとむとして暮らし、有事の際にはバーディに変わって犯罪者と闘う。
{/netabare}

と書くとウルトラマンか?と言われそうですが、{netabare} バーディの身体の中には常に二人の意識があり、頭の中で二人が会話するのが日常。
バーディの意思で普段はつとむに擬態し、身体を動かす主導権もつとむに渡し、必要があればバーディに戻る、{/netabare} という感じなのでウルトラマン臭はゼロです。

敵やっつけて終わりみたいな単純なストーリーじゃないし。
ジャンルとしてはSF、それも地に足の着いた。

ゆうきまさみさんは外連味の少ない作風で、本人はアニオタの元祖みたいな人なのに描く作品は尖ってもいなければ読者に変に媚びるようなところもない、マイペースに物語を紡いでいく印象があります。
代表作の「パトレイバー」や「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」とかはまさにそんな感じ。

本作はそんなゆうきまさみテイストをしっかり表現しており、落ち着いて物語を楽しみたい人にはうってつけだと思います。
(現代的な作品と比べると物足りなく感じてしまう人も多いかもしれませんが)

俺TUEEEEでもないし、可愛い女の子やイケメンを愛でるような作品でもない。
あにこれでも目立たないし、世間でも話題になることはほとんどない。

だけど私は好きです。
良作だと思います。

・・・「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」アニメ化してくんないかな

投稿 : 2025/01/11
♥ : 24
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

無難に面白い。

内容としては、宇宙捜査官バーディーと地球人の高校生つとむが、
とある事情から、二心同体の共同生活を送る事になるってお話。
SFアクション+恋愛って感じの作品。全13話です。

ストーリーは、複雑な話とか特に無くて分かりやすい内容でした。
まぁ単純で展開読めるけど、手堅い感じで良かったと思いますw

最終話もキレイな終わり方だったし、1クールで結構まとまってましたしね。
全体的にしっかりした感じなので、安心して見れる作品だと思います。

内容的にも軽めで見やすいで、興味のある方は見てみても良いと思いますw

個人的には、1期より2期の方がシリアスな場面が多くて面白かったので、
1期楽しめた人には2期もオススメです!!

{netabare}
ただ、直接的な描写は無いけど、かなり人死んでるんですよね...
人がいっぱい死んでるのに、そこ放置で終わるのかな!?なんのフォローも無いのかな!?
って思ったんですが、2期見るとストーリーにしっかり反映されてるんですね。
なんか少し安心しましたw{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 19

71.3 7 任務で友情なアニメランキング7位
月とライカと吸血姫(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (255)
756人が棚に入れました
世界大戦の終結後、世界を二分する超大国、東のツィルニトラ共和国連邦、西のアーナック連合王国は、その領土的野心を宇宙へと向けた。両国は熾烈な開発競争を繰り広げ、そして今――東歴1960年。共和国連邦最高指導者ゲルギエフは、成功すれば人類初の快挙となる有人宇宙飛行計画『ミェチタ(夢)計画』を発令する。そんな折、宇宙飛行士候補生の補欠、レフ・レプスは、ある極秘任務を命じられる。『ノスフェラトゥ計画』――有人飛行に先立つ実験として吸血鬼を飛ばす計画――その実験体、イリナ・ルミネスク を24時間監視し、訓練で鍛えろというのだ。レフとイリナ、人間と吸血鬼、監視役と実験体――種族の壁や国家のエゴに翻弄されながらも、宇宙への純粋な想いを共有し、2人は共に宇宙を目指すこととなる。

声優・キャラクター
林原めぐみ、内山昂輝、日野聡、小松未可子、木野日菜
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

偉業の陰に異形在り

原作未読


20世紀初頭は宇宙に行くなんぞ狂気の沙汰だった…とは作品の中のとあるキャラのセリフです。
それからおよそ半世紀。米ソの宇宙開発競争をモデルに疑似ソ連“共和国”視点で人類初の宇宙飛行を実現すべく奮闘するお話です。タイトルにある“ライカ”とは実在した犬の名前であり、人間を大気圏外に飛ばす前に先遣隊として飛び立ち散華されたというある意味シンボリックな存在とのこと。

 『“彼女”に対する国家ぐるみの追悼は罪の意識を軽くするための虚しい努力にほかならない』
  by ライカの世話をする生物学者、アドリア・コトフスカヤ氏(1956年11月9日)

犬とはいえ“同士”と見立てその尊い犠牲を顕彰するみたいなノリをお世話役がチクリと釘刺したように、ちょっと個人の倫理観へなにかしら訴えてきそうな内容です。タイトルにて“月”“ライカ”“吸血姫”と並行表記されてる吸血種族「ノスフェラトゥ」の少女イリナ・ルミネスク(CV林原めぐみ)が主人公とありますので、実験犬ライカの写し合わせとなるべき存在であることが類推しやすい安心設計でした。

お目付け役レフ・レプス(CV内山昂輝)と吸血姫の交流を軸にしてのタイトルを裏切らない展開の全12話を好意的に受け止めてます。面白かったですね。

どうみてもフルシチョフにしか見えないあの人だったり作り手はよく研究されてたかと思います。訓練風景もそうなんですがドのつくフィクションにもかかわらず現実味ありそうな佇まいでした。
そのフルシチョフ時代にガガーリンが人類初宇宙へ…となるわけですが、もしかするとそんな偉業の裏で異形さんが活躍されてたかもねと想像の翼を広げるのが楽しい作品です。




■声優林原めぐみのお仕事

エヴァンゲリヲンの綾波レイでも
ちはやふるの桜沢先生でもありません

{netabare}林原めぐみさんの原体験はらんま1/2の女らんまなんです、私。そんなのを彷彿とさせる本作でのアクトっぷりに大興奮だったことは内緒です。
これで山口勝平さんがキャスティングされてたらと思ったんですがさすがにそれはありませんでした。{netabare}…がしかし、かすみお姉ちゃんがいらっしゃったので個人的にニヤリとできて充分でございます。{/netabare}{/netabare}


■吸血鬼を設定に組み入れたこと

我々が想像する吸血鬼成分よりだいぶ薄めでした。ほぼ人間と変わりがありません。なにゆえ?

 特定の人種や民族 → 確実にめんどくさい
 犬などの愛玩動物 → これはこれで愛護団体がめんどくさい

想像上の生き物に保護団体などついてませんので民族問題を含む描写を扱うに適した素材だったのではないかなぁと愚考してます。

{netabare}つまり苦情を避ける仕掛けがなされていたということです。だからこそもっと踏み込んでもらって良かったのですがその点は個人的に消化不良でした。
“吸血鬼も同じ○○”みたいな紋切り型な着地は悪くはありませんが、安全運転過ぎた気もします。
昨今は日本列島でも北と南であえて分断を作ろうとする動きがそれこそ旧ソ連残滓みたいな連中主導で展開されておりますが、基本的に日本人に『民族問題』は馴染みがありません。

 {netabare}架空というか消滅した国家と架空の被差別民族{/netabare}

某ベラ○ーシなり某ユ○ヤとか実在のなにかを出すわけではないから、も少し制作者(原作者!?)の主張ないしエゴを見たかったです。ちょっと苦情避けなのかなんなのか腰が引けてるように見えました。
史実とのオーバーラップや小道具などこだわりを見せてたので、終盤に向けて期待値上げてたわりにはね…って感じです。{/netabare}



20世紀初頭。荒唐無稽と言われた構想は足掛け半世紀後に実現したという物語でした。
ひとつ前の東京オリンピックの頃合いです。たぶんその頃に宇宙行きを“金”で解決できると思ってた人はどれくらいいたのでしょうか?
さらに半世紀経過した現在地にいる私たちは次の半世紀後に向けてどんな夢を見るのかちょっと夢想するのも楽しそうです。


冒頭実在のコトフスカヤ博士が感じたやるせなさ。ライカならぬイリヤのお目付け役アーニャ・シモニャン(CV木野日菜)研究員が博士と同じような経験をするかどうかは見てのお楽しみです。



視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ

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2022.01.19 初稿

投稿 : 2025/01/11
♥ : 38

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

共産趣味宣言!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
私が「共産趣味」という言葉を知ったのは、声優の上坂すみれさんがそれについて語っていたのを聞いたのがきっかけです。

作中の共和国の政治体制やメカなどがソ連的なノスタルジーを誘う物だったので、レビュータイトルは「共産趣味宣言!」としました。

本作のモチーフは史実でいうと主に1950~1960年代に行われた米ソの宇宙開発競争です。米国サイドに立った有名な『ライトスタッフ(The Right Stuff)』という映画がありますが、本作は「共産趣味」とは切り離せないソ連サイドに立った作品です。

ただし、作中の国名(ツィルニトラ共和国連邦とアーナック連合王国)やロケットや人工衛星などのの機体名は架空の物に置き換えられています。

クドリャフカにあたると思われるライカ犬も出てきますし、たぶんガガーリンやテレシコワに相当しそうな宇宙飛行士候補生も出てきます。

両大国はどちらも人類初の有人飛行を目指して競争しています。そこで人間に先立ち動物実験としてソ連はライカ犬を打ち上げています。史実では人間の直前には霊長類などが打ち上げられていますが、本作では「吸血鬼を打ち上げよう」というなかなかに荒唐無稽な話になっています。

どうやら吸血鬼のイリナは人間扱いされていないようなのですが、外見的にほぼ人間ですし言葉によるコミュニケーションも可能です。イリナの世話係に任命されたレフの心情やいかに、といった感じのお話になるんでしょうか?

余談: 本作の原作はガガガ文庫刊行のライトノベルらしいのですが、内容的にはかつての朝日ソノラマ文庫みたいな雰囲気の懐かしさを感じます。まあ、単なる気のせいかもしれません。
== [第1話視聴終了時のレビュー: ここまで。] ==

2021.10.13追記:
第2話で、旧ソ連で流行ったと噂された物をモデルにした、炭酸水の自動販売機が出てきましたね。普通の飲料水に、購入時に炭酸ガスとシロップを混入する仕組みらしいです。

宇宙飛行士訓練施設を含めた旧ソ連の「星の街」をモデルにしていると思われる街並みや訓練装置の描写も良く描き込まれていると思います。

2022.2.2追記:
アニメは爽やかに終わったけど、原作はこれ以降の話があるみたいだからこの先はまた何やら闇はあるんじゃないかという気はしますよね。(未読)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

月とライカと吸血鬼

舞台はアメリカとソ連の冷戦時代の1950~1960年代によく似た世界。
ソ連に良く似た、共和国連邦が、アメリカに似た連合王国に先駆けて有人宇宙飛行を成功させようと躍起になっている頃。

タイトルのライカは、ソ連で有人宇宙飛行実験のために打ち上げられた宇宙船に乗せられた犬の種類の名前で、そのライカ犬は地球に戻ることはありませんでした。

共和国連邦はさらに人間に近い吸血鬼を実験体として宇宙に打ち上げる計画を立ち上げます。
これはその実験体として選ばれた、吸血鬼のイリナと、イリナの補佐役になった宇宙飛行士候補生のレフの物語です。

この作品は人それぞれで見るポイントが違うのかもしれません。

宇宙への挑戦にワクワクしながら見たり、イリナとレフの淡い恋物語にじんわりしたり・・

どちらかというと、私は吸血鬼として虐げられ生きているイリナがどんな思いで訓練を受けているんだろうと思いながら見ていました。

人は未知のものに対して恐れを抱き、勝手なイメージを作り上げます。
吸血鬼に対しても、実際とはまったく違う、人を襲い血をすする怪物として認知されていたり。

イリナもどこかあきらめたような感じだけど拒否せずに黙々と訓練を受けていて、何が彼女をそうさせているのかが分からなくて。

飛行機で大空を飛んだ時、「自由を感じてくれたら」とイリナに話すレフ。
でも山の向こうの故郷の近くまで行く提案を断ったイリナ。
イリナにとって自由って、宇宙に行く意味って何なんだろうって。

イリナは{netabare}自分から志願して実験体になった{/netabare}とレフに話します。
{netabare}人間よりも先に宇宙に行って、人間に汚されていない月を見たい・・
その言葉に他の誰よりも強く宇宙に行きたいと願う深い想いを感じて。{/netabare}
イリナの本当の気持ちはたぶん、レフにも私にもわからないんだと思う。

最初は{netabare}一般的な吸血鬼のイメージでイリナを見ていたレフもイリナと接するうちにだんだんイリナの気持ちに寄り添うようになって。
イリナの本当の気持ちがわからなくても、彼女に寄り添おうとしてるレフは素敵だなって。
イリナがレフの血を吸うシーンはなぜかドキドキ。。{/netabare}

イリナが{netabare}宇宙から見た景色の中に月が見えたとき、{/netabare}イリナの気持ちを考えたらちょっとうるっときちゃいました。

終盤の展開は{netabare}ちょっと出来すぎな気も。
あんなことしたら、事故死とかで消されそうだけど、プロパガンダとしてうまく利用されたということなのかな。
ラストの締め方が明るい未来が待ってる的な感じでしたけど、当時の人たちはそんな未来を夢見てたんでしょうか。{/netabare}

静かに始まるEDは好きかも。寒々とした夜の針葉樹林の道をバイクで静かに走っている情景が浮かびました。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 31

69.9 8 任務で友情なアニメランキング8位
星界の紋章(TVアニメ動画)

1999年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (136)
750人が棚に入れました
『星界の紋章』は、森岡浩之によって執筆されたSF小説(スペースオペラ)、ライトノベル、及びそれを原作としたアニメ作品。また「星界の紋章」の番外編で、ラフィールの出生に関する話を描いた「星界の断章」がある。
 人類が、太陽から0.3光年離れたところに発見した「ユアノン」なる素粒子を利用した恒星間宇宙船を開発し、惑星改造により太陽系外に居住惑星を拡大し始めて何世紀も後のこと…。ハイド星系・惑星マーティンの政府主席の息子ジント・リンが幼少の頃、彼の故郷は「アーヴによる人類帝国」なる星間帝国の大艦隊によって侵略を受けた。彼の父ロック・リンは降伏と引きかえに貴族の称号を得、そのためジント自身も帝国貴族の一員となる。それから7年後、ハイド伯爵公子となったジントは、皇帝の孫娘ラフィールと運命的な出会いをする。 その時からジントは帝国貴族として生きていく事を決意する。

声優・キャラクター
今井由香、川澄綾子、高島雅羅、遊佐浩二、友川まり、陶山章央、藤貴子、千葉一伸、塩沢兼人、小杉十郎太、深見梨加、土井美加、鈴木英一郎、子安武人、日野由利加、石塚運昇、池水通洋
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

簡単にデレない娘さんの強烈な魅力

原作未読


劇場版控えてるとか祝円盤発売とかの商売っ気を感じない&空気を読まないラインナップが魅力のJ-COMさんの今クール再放送メニューのうちひとつ。
1999年1月~3月と“製作委員会”方式もまだまだおおっぴらになったかどうかな20年以上前の作品です。かつ衛星放送のみの On Air で知名度は底の底。

・WOWOW放送で認知度低め
・OPが服部克久のインストゥルメンタル
・Bパート終了。CM後のED。
・鬼籍に入られた声優さんらの在りし日のお姿

スペースオペラがどんなものか私はよく知りませんし、宇宙空間のあれやこれやで興奮する男の子でもなかったし、時系列でアニメ文化史を語れるほど造詣も深くありません。
どんな位置づけの作品か語る言葉は持ちあわせてませんが、上記4点をもって古い作品に価値を見い出してもいいかも。20年以上前の作品は視聴のハードルが上がるものですが古典もいいもんです。

今は配信会社。昔は衛星放送。聴けば一発でわかる曲の数々、服部克久氏。御年80歳を超えお見かけする機会もなくなり郷愁を誘います。OPインストとEDへの入り演出も最近は滅多に見ることはありません。
塩沢兼人、石塚運昇、鈴置洋孝。声を聞いただけでその人だと分かるのが声優さんという存在でした。
ためしに同時期の作品眺めたら、子供向けなキャラもの。頭身低めで目が大きい女の子を前面に出したもの。パッと見そんなのが大半ですね。「あー秋葉原にいる人こういうの好きそうだよねー」な作品群です。明らかにそれらとは違う匂いがします。
1999年は宇多田ヒカルのファーストアルバムが邦楽アルバム売上史上最高位を記録した年です。リアタイ時は家電買う以外の目的では秋葉原に目もくれない人生を歩んでおりました。


前置き長くなりましたが、普通に面白いですよ。
ハヤカワ文庫のSF小説が元ネタです。『グインサーガ』や海外の翻訳ものの堅いイメージがあってあまり読んだことのないレーベル。複数巻刊行済なので1クールで収まるわけないのですが、きちんと13話の中で一定の結論を用意してます。
最近「俺たちのなんとかは…」「大事なお知らせ!2期決定!」「続きは劇場で!」「この続きは3か月後だよん」とぶん投げエンドばかりに遭遇してたので、やや駆け足だったとしても作り手の誠意に静かに感動します。たまたまかは置いといて過去作品はきちんとけじめつけてるものが多い印象です。

画面比率ワイド(16:9)とスタンダード(4:3)の差も懐かしかったり、ここまではほぼ昔の作品の作り方ならではの部分しか書いてませんが、内容も古臭いって感覚は僕の場合ありませんでした。


では内容について。
地球ではない、とある人間の住む惑星に人外さん“アーヴ”が押し掛けて、降伏勧告みたいなことをするところから始まる物語。
で、何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった.的な話に発展するのですが、この侵略する側のアーヴの皆さんが誇り高く聡明でこちらに感情移入してきます。それでいて“奴隷の平和”みたいなテーゼは微塵もありません。


 ね?わかんないでしょ?


基本は人間ジント♂(CV今井由香)と人外さんラフィール♀(CV川澄綾子)のボーイミーツガールなんです。
ヒロインのデザインは置いといてとにかくこのラフィールが魅力的です。「俺は女性を見た目ではなく性格で」とポイント稼ぎたい男子はぜひご視聴ください(適当)。

誇りが高く聡明で寿命の長い種族です。人間との寿命差が引き起こす哀感はあります。ここを全面アピールの『さよならの朝に約束の花をかざろう』という名作もありますが本作この1クールでの優先順位は高くありません。
むしろ“誇りが高く聡明”この種族適性を前面に出してくることで生じるジントくんとのすれ違いを楽しみ、徐々に絆を深めていくさまに目を細めることができると思います。

さらに

「そなた」「であろう」「するがよい」

が口癖のやんごとなきご身分のラフィールにひざまずく快感がありますね。これニッチなフェチシズムであるかどうかは現物を確かめていただければと。

{netabare}「ラフィールと呼ぶが良い」

と笑顔で語りかけた某シーンでは自分電気が走りました。{/netabare}

一見尊大に見えますが、本来の性格は素直。嘘がつけない性格でもあります。
簡単にデレないし、ほっぺ赤くしないし、ラッキーなんとかも皆無だし、サービスショットもありません。あの冴えないヒロインだって感情を爆発させたのにラフィールはそれがない。


耐えられますか?

1.好き好き光線だしまくりな女の子の好意に気づかない鈍感主人公を「ヘタレてんな~」とマウントとりながら睥睨することに

2.テンプレ化したツンデレ娘に「あーまたこのパティーンかよ」と辟易したフリして実は安心している自分に

慣れてしまっているそこのあなた!

簡単でない娘をいざ目の前にしたからって掌返しのクレームは受けつけません。…と煽っときます。



※オマケ

■子安さんとゲスキャラの好相性

いやもうこれはそれっぽいのが出てきた時にエンドテロップで答え合わせしましょう。
「あ~やっぱり!」となるかと思います。

{netabare}クロワールのことですよ。{/netabare}



■帝国軍の敬礼

誇り高く聡明なアーヴの皆さんの帝国軍。軍略は妥当性があり、リスクを一つずつ排除して合理的な判断を下そうと助力している描写あり。事にあたっての指揮官の覚悟と部下への命令内容もアツいものがある。上官も上官なら即座に意を酌む部下たちもかっこよい。
そんな彼らの敬礼。

{netabare}オリラジ藤森が「サンキューでーす」してるようにしか見えないという罰ゲーム{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 地上波再放送

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2020.03.14 初稿
2020.09.27 修正

投稿 : 2025/01/11
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ボーイ・ミーツ・ガール(SF風味)(2017.5.23: 大幅改稿)

視聴時点で原作小説(ハヤカワ文庫刊)既読。WOWOWでの有料放送だったため、たぶんアニメ自体の知名度は低めだと思います。

<星界>シリーズとして『星界の戦旗』へと続き続巻刊行中です。原作シリーズとして『星界の戦旗』は未完なのですが、その前日譚である本作はきっちりストーリーの区切りがついています。

原作のカバーイラストは、プリンセスメーカーなどで有名な赤井孝美さんです。そのままの絵柄だとアニメでは動かせません(笑)ので、アニメではそれなりに線の整理されたキャラクターデザインになっていますが、原作イラストの面影はなんとなく残っている気がします。

本作品世界では居住可能惑星の探査と亜光速宇宙船による宇宙移民により人類は銀河の各星系に広がっていますが、主人公ジントが居住するハイド星系は超光速航行の技術を持っておらず、惑星ハイドは独立した経済活動を行っている民主的な惑星国家です。

そんなハイド星系である日、宇宙空間での謎の爆発が発生して「アーヴによる人類帝国(フリューバル・グレール・ゴル・バーリFrybarec Gloer Gor Bari)」、通称「アーヴ帝国」に所属しているという宇宙船が出現して、ハイド星系の帝国への帰属を迫るのです。

その日から、ハイド国政府主席だった父の息子であったジントの数奇な運命が始まり、それから数年の時を経て皇女ラフィールとの運命的な出会いを果たすのです…。


<星界>シリーズはいわゆる「スペースオペラ」です。スペースオペラではどうやって星間航行を可能にするかが1つの課題だと思うのですが、本シリーズではそのアイディアがユニークで、またこの航行手段により宇宙船同士の戦闘が特殊なものになっています。この効果により、潜水艦での戦闘のような独特の緊張感が産まれ、かなり見ごたえある戦闘シーンとなっていると思います。

またヒロインであるラフィールを含めて「<アーヴ>は宇宙での活動に適するような遺伝子改造により発生した種族で、ビジュアルが普通の人類と異なる」という設定があります。

逆に<アーヴ>が地上世界(惑星の地表)で生活することは皆無で、この辺りの生活習慣の違いから発生するジントとラフィールの常識のギャップもなかなか面白いところですね。もちろん、我々の常識はジントに近いわけですけれども。

<アーヴ>の設定に忠実なビジュアライズをすると、普通のアニメキャラ(髪や瞳が青くエルフ耳の美形キャラ)になるというのは、原作者が狙ってやっていることではあるのですが、これも面白いですね。

あと、言語オタク的には作中のオリジナル言語「アーヴ語」が面白いかもしれません。アニメでは、ストーリー冒頭のナレーションがアーヴ語です。

OPはオーケストラ演奏による雄大なもので、インストゥルメンタルです。いわゆる「主題歌」という奴ではありません。めっちゃカッコいい曲ですね。

SF、スペースオペラ好きにはお薦めです。ジュブナイルものとしても楽しめると思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 28

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

服部克久氏率いるオーケストラによる壮大なOPは紛れもない名曲。

サンライズ作品。
星間戦争の類です。

強大な「アーブ」の帝国(遺伝子操作された人種で
人間の倍の寿命がある)が領地を拡大し、主人公の星も
その属国となります。

そしてその星の代表として帝国に向かうわけですが
その際、帝国の皇女ラフィールと出会い行動を共に
します。

すんなり行けば良いのですが、当然敵も存在して
道中攻撃に遭いながらも帝国を目指します。

主人公ののんびり感と皇女さまのどっしり感が
うまく描かれていると思います。
(恋愛感情というより、同士的な感じ)

作画に古さがあるのは否めませんが、
OPだけでも聴く価値あると思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 20

64.6 9 任務で友情なアニメランキング9位
BORUTO - ボルト - NARUTO NEXT GENERATIONS(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (122)
728人が棚に入れました
平和と共に近代化が進んだ木ノ葉隠れの里。高いビルが立ち並び、巨大モニターには映像が流れ、区画と区画を結ぶ雷車が里の中を走り抜ける。忍の里とはいえ一般の人が増え、忍の生き方も変わりつつあるそんな時代――。里のリーダー、七代目火影・うずまきナルトの息子であるボルトは、忍者を育てる学校“忍者学校(アカデミー)"に入学する。周りの生徒達はボルトの事を“火影の息子"と偏見の目で見るのだが、ボルトは持ち前の破天荒な性格でそんなものは跳ね飛ばす! ボルトは新しい仲間と出会い、そして勃発する謎の事件にどう挑むのか? 皆の心の中を疾風の如く駆け抜けて行く“うずまきボルト"の物語が今、始まる!!

声優・キャラクター
三瓶由布子、菊池こころ、木島隆一、小野賢章、白石涼子、阿部敦、竹内順子、水樹奈々、早見沙織、森久保祥太郎、川田紳司

62.3 10 任務で友情なアニメランキング10位
スクールガールストライカーズ Animation Channel(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (184)
711人が棚に入れました
新生私立女子高・五稜館学園。
この学園には知られざる裏の顔がある――。

時空の歪みから現れる、謎の妖魔「オブリ」。
この人類の的に対抗できるのは、五次元空間を探知できる能力を持った「ストライカー」と呼ばれる少女達のみ。

五稜館学園は素養を持つ少女達をスカウトし、オブリを討伐する戦闘部隊「フィフス・フォース」を育成する機関でもあった。

新たに結成されたチーム「アルタイル・トルテ」に所属する5人の少女達の、戦いと友情の物語が幕を開ける!!

声優・キャラクター
石原夏織、日高里菜、沢城みゆき、花澤香菜、小倉唯、伊瀬茉莉也、野中藍、村川梨衣、Lynn、内山夕実、冨岡美沙子、田野アサミ、小林ゆう、山本希望、もものはるな、木戸衣吹、釘宮理恵、牧野由依、藤野泰子、浅川悠

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

普通に面白かった。

ゲームは未プレイです。

スマホゲームアプリとしてはそこそこ長く続いていて、知名度もまあまああるんじゃないかと思います。

ゲームやってなかったのですが設定はちゃんと頭には入ってきましたし、一応ストーリーらしきものもちゃんとあって最終話まで無事に観終わることができました。

「湖の主を釣り上げる回」が、話単体としても振り切っていて後の話の意外な伏線にもなっていて良かったです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

美少女系SFファンタジーバトル…綺麗な絵と中の人が豪華なことが魅力の作品

「スクストで検索」のCMで有名なソシャゲのアニメですね。ゲームはしたことがありません。

内容をざっくり書くと{netabare}どこからか流されてきた主人公の椿芽が、仲間とともにリームを組んでオブリと呼ばれる魔物みたいなものと戦い、弱かったチームが成長し、ほかのチームからも認められ、なぞの少女たちと戦ったりしながら、ラスボスに立ち向かい、記憶を取り戻して、真の仲間になる{/netabare}という感じです。

ときおりサービスショットあったり、萌え要素もあったりして、完全に男子向けです。とにかく絵が綺麗です。さすがはスクエニが関わっているだけに、金の出もいいのではないかと思ってしまうくらいです。中の人も豪華です。とはいえ、深い話もないし、流し見るのが一番いいかなと思います。ゲームを楽しんでいる人や、美少女系が好きな人に合いそうです。個人的にはEDを見るのを楽しみにしていました。ファミコン時代のドラクエやFFっぽい描写、ポートピア?みたいなものもあったりと懐かしかったです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 20

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

日常とバトル

原作未プレイ 全12話

表は人気の超有名女子高で、裏では妖魔と呼ばれるオプリから人類を守る部隊フィフス・フォースの養成する機関になっています。生徒たちの中にオプリを倒せる潜在的な能力者ストライカーたちの日常と戦いを描いた作品です。

ストライカーたちは5人ずつのチームに分かれていて、その中でもチーム アルタイル・トルテが中心にお話が進んでいきます。

オプリとのバトルや底辺にあるお話は最後まで続いていきますが、この作品はどちらかというと1話完結の日常作品に近いですね。

アルタイル・トルテもあれやこれや頑張りますが、なかなか強くなりません。

しかも輪にかけてさらに強い敵が出てきますので大変です。

一応決着しますが、敵が何をしたいのか最後までよく分かりませんでした。

可愛いキャラクターのちょっとバトルのある学園日常作品としてみる良いかもしれませんね。

OP・ED アルタイル・トルテの方々が歌っています。

最後に、やたらとシャワーシーンが多かったのと菜森 まなの「~ちん」はちょっとしつこいような感じがしましたw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 20
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