仮面で変身なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの仮面で変身な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月06日の時点で一番の仮面で変身なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.0 1 仮面で変身なアニメランキング1位
オーバーロード II(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1088)
5753人が棚に入れました
如異世界に転移して以来、アインズはナザリック地下大墳墓の主として、守護者たちの偉大なる支配者として振る舞う日々を送っていた。一方で、情報収集と資金獲得のため、冒険者モモンとしてエ・ランテルを拠点に活躍。ギガントバジリスクの討伐など、アダマンタイト級冒険者に相応しいとされる実績を積み重ねていく。そんな中、ナザリックへ帰還したアインズは、守護者を統括するアルベドと人間界で得た情報を含めた現状の報告会を執り行う。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、東地宏樹、楠見尚己、雨宮天、石井康嗣、安野希世乃、逢坂良太
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

デミ(ウルゴス)ちゃんは語りたい!“versionⅡ”

何やら色々書いたんですが、(数千文字くらい)最終回観てどうでもよくなった。

っしゃぁ!!

『ナザリックに栄光あれ!!!!』



リザードマン編と王国編の2部構成でやったオーバーロードⅡ。作画は同社マッドハウスで同時進行の『宇宙よりも遠い場所』『カードキャプターさくら-クリアカード編-』に作画班のリソースを割かれたのかと思うほど悪い回はとことん悪い。無駄な伏線を張りすぎて中だるみしそうな構成も視聴中はイマイチだと感じたものの、最終回ラストに速報で流れたオーバーロードⅢの制作決定を聞き、ある程度納得しました。部分的に淡白で全体的に詰め込んだ印象ですがナザリックの面々が登場している時は概ね好評だったようです。作品の性質上海外のアニメファンにかなり人気らしく国外での評は箔が付きますね。個人的には何度見返しても面白いアニメになりました。


【↓雑記:長文注意】
ネタバレレビューを読む
そして――2018年7月から3期がスタート!!

今度はナザリック陣営も大活躍!!!


刮目して待て!!! わたし!(・∀・)←

投稿 : 2025/03/01
♥ : 39

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

偉大なる御方に、忠誠を…。2期は守護者達の成長とマッチポンプ、そしてある種は傅き、ある種は野心を覗かせる…

物語には全て面白いと言う事は無いと思う。
この2期は次への準備、料理で例えると食材を集めて調理をしているって言う感じでしょうか。
この作品だけでも目を惹く物はありました。勿論1期を観てないと『?』となりますが。


原作(ラノベ・Web版)・未読。
マンガ・1〜10巻まで。
アニメ・全話視聴。(全13話・30分アニメ)


原作を見てる方から少し表現が足りない場所があると聞かされましたが、それでも楽しめました。
ま、私がこの作品が好きだからフィルターがかかってると思います。なので変な感想になるだろうなと最初に謝っておきます。


■…さぁ、統治の実験だ。と+α。(リザードマン編・♯1〜♯5)

NPCだったキャラが自らの思案を巡らせる…。
経験で戦術や戦略を得られる→成長の可能性→成長は変化→さて、絶対的な忠誠は…?

リザードマン編はコキュートスの変化がとても楽しめました。それどころか、リザードマン達の設定も良く出来ていて入りやすかったと思います。
よそ者を嫌い閉鎖的な社会で階級社会。部族間でも交流は盛んでは無い。
アニメを観た感じではザリュース(リザードマン)以外に農耕や畜産などの技術は無かった様に見受けられた。ザリュースのみ養殖の技術がある。
ザリュースは旅人なので『よそ者』に入る。なので周りの風当たりも強い。
簡単にここまでにしておきます。

いやー…色々と妄想を膨らませてくれました。
勿論ナザリックの為の行動もね。
コキュートスの武人としての心構え、戦うとなったリザードマン達の繋がり、需要があるのかな?リザードマンの☓☓☓、ある意味ご褒美のシャルティアさん!(笑)、と、これ以外にもありますがやはり根幹の設定が良いのかな?存分に陶酔する事ができました。

コキュートスの成長、失敗、機転の効いた判断などもうNPCでは無いと…。その後のコキュートスのアメとムチとは果たして…。そしてコキュートスはどう罪を払拭するのか…。
…普通に観ると主人公ポジションがリザードマンになる不思議(笑)


■…情報収集、のち奴隷と出逢う。その後王国にヤルダバオト降臨!…と言う名の…。(王国編・♯6〜♯13。♯6からOPに多少の変化あり)

セバス無双!むっちゃカッコええ!
こーゆー紳士に憧れる!
セバスフェーズ後、王国サイドに事件発生。

■…まず『セバスサイド』から。
「誰かが困っていたら助けるのは当たり前!」、セバスの『親』と言うか産み出した『たっち・みー』の言葉。愚かな行為と分かっていながらも助けてしまったセバス。親と同じその言葉、その行動に「呪いなのか」と苦悩する。
しかしこの行動がある出来事に巻き込まれる火種となり…
と、こんなとこでしょうか。

この作品は色は『黒』と表現するのが1番合うと思いますが、やはり表現出来ない部分とかあるのでしょうね。ソリュシャンの「食べてしまう…」の意味が分からない人も居たと思います。
『ツアレ』がどんな境遇でどんな酷い事をされたのか、そしてソリュシャンは第1期で人間をどうしたのか、そこら辺から考察すると分かりやすいかもしれません。

そして『ツアレ』のフルネームは…
1期に…

しかしソリュシャンはかなり分かりやすかったですがナザリックの住人は(モモンガ除く?)人間に対して嫌悪感を抱いてるのが多いですね。
だから余計にセバスは自身の行動に苦悩するのでしょう。奴隷以外にも助けたり教えたり…セバスはナザリックでは珍しく『弱者救済』を備えてる様に私は感じました。
セバスのこの行動がソリュシャンの「セバス様に…」の発言に繋がるのでしょう。

NPCでは考えられない行動を取ったセバス。(目立たない様に行動しろと命令されていた)
しかしアインズへの忠誠は確か。セバスは如何に自分の失敗を結果で示したのか…、41人に従う犬か、己の意志を正しいとする者か…さぁ、セバスはどうする?

…グレーターテレポーテーション♪!
ア、アインズ様?どうしたの?って最初は思いました。アレでは分からないよ(汗)
私も教えて貰ってあの行動の意味が分かりました。
アインズ様が作った…(以下略)


■…錯綜する智略・謀略。裏側で蠢くものは…。(王国編・王国サイド)

うわー…、いい顔するわぁ。ラナー王女様。
その顔は麗しき顔か…はたまた化物か…。

…六腕、ギャグか?お前ら。

そして『アルベド』の言葉の意味とは?


…『王国サイド』。
貴族達は派閥争いや帝国の進行の話や自分が得をする様な話ばかりの中、王国の裏側で暗躍する『八本指』。これを放置すれば王国が内部から崩壊すると危惧する『ラナー王女』。
ラナー王女にはチカラが無いが『蒼の薔薇』や『クライム』が協力し事にあたることに…
しかし、八本指以外にも厄介な出来事が発生!
さて、王国はどう動く?


これを初めて観た時、「ラナー王女って怖いな」ってのが第一印象です。確かにそーゆー『顔』をするけどあの『智略』がですね。
ラナー王女が見ている『もの』は一体何なのか、本当に『王国』の為?の考えなのか、今後開示されていくのでしょうね。楽しみで仕方ないです!

しかし『ラキュース』、「キャッ」じゃないよ。
中二患ってらっしゃるのか?と、もしくは至高の御方に作られた設定…なわきゃないか(笑)
最終話近くに『恋する少女』も出てくるなぁ。シリアス展開なのに若干笑わせて貰いました。

『ゲヘナ』部分はかなりのネタバレになるのでここでは書かないようにします。どう書いても私の語彙力では表現不足やかなりのネタバレを踏んでしまうので。

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2期で1番気になったキャラはやはり『ラナー王女』。最後までいい顔をなさる。

『ガゼフ』と『ブレイン』が名前で呼び合ったり、『ブレイン』があるキャラの爪を切ったとこも人間パートとしては良かった。

ストーリーはやはり『セバス』ですね。
王国編の時も良かったですがエピローグ部分も中々…フフッ。結婚退し…あ、ワン☆(ネタです)

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オススメするかどうかは私からは何も言えません。
好きな作品なのでちゃんと評価出来てるとは全く思ってないので。
ダークヒーローや1期が面白く続きが観たい方には良いと思います。ストーリーに好みがあると思いますが。

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この作品ってOP, ED曲も結構作り込んでますね。
OP曲は特にストーリーに関わるキャラが出現するので、原作をまだ見てない私はそこで色々と想像して楽しみました。
後は『歌詞』ですかね。両曲共『心情』を表してるのかな?と思いました。
OPは『アインズ様(モモンガ)』で、EDは『アルベド』かな?って。間違ってたらごめんなさい。

コミケでも感じたんですが海外の人(特にアメリカとかヨーロッパ系)は結構この作品を好きな方が多かったですね。
2期1話のED曲後の原作者『丸山くがね先生』の
お礼文も国内外に向けてでしたし海外人気の方が高いのかな?と感じました。

さて、締めもアニメ版のネタで…


『…喝采せよ!』

『…我が至高なるチカラ(3期)に』

『喝采せよ!!』

(2期13話終了後より拝借)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 14

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1期よりも面白い

デミウルゴス察しが良すぎて勝手に都合よく解釈してくれるのは相変わらず草
アルベドもやっぱり最高だ
モモンとしての活動量も増えてプレアデスのメンバーたちの活躍見られて最高です。

セバスが紳士的で非常にカッコイイなとしみじみ

2期のおかげで3期が非常に楽しみになったのであった

OP
GO CRY GO OxT
ED
HYDRA MYTH & ROID


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 絶望の幕開け
突如異世界に転移して以来、アインズはナザリック地下大墳墓の主として、守護者たちの偉大なる支配者として振る舞う日々を送っていた。一方で、情報収集と資金獲得のため、冒険者モモンとしてエ・ランテルを拠点に活躍。ギガントバジリスクの討伐など、アダマンタイト級冒険者に相応しいとされる実績を積み重ねていく。そんな中、ナザリックへ帰還したアインズは、守護者を統括するアルベドと人間界で得た情報を含めた現状の報告会を執り行う。

2. 旅立ち
黒雲のモンスターに死を宣告された《緑爪(グリーン・クロー)》。彼我の戦力差は非常に大きいと理解しつつも、ザリュースの進言により戦うことを決意。こちらの戦力を見極めているであろう相手の計算を狂わせる為の策として、過去に壮絶な争いを繰り広げた他部族との同盟を提案する。シャースーリューから許可を得たザリュースは、無事に同盟関係を結んで帰ってくることを誓い、相棒のヒドラ・ロロロとともに《朱の瞳(レッド・アイ)》族の村へと向かう。

3. 集う、蜥蜴人
リザードマンの中で最も屈強な《竜牙(ドラゴン・タスク)》族。その族長ゼンベルは、同盟を求めるザリュースに対して一対一の戦いを求める。戦いに応じたザリュースは、なんとか勝利を収め、心強い味方を得る。そしてすぐにゼンベル、クルシュとともに“一番目の死の供物”に指定された《鋭い尻尾(レイザー・テイル)》族の村へ向かう。そこには、すでにシャースーリューをはじめ、各部族のリザードマンたちが集結していた。

4. 死の軍勢
勝利を収めたことに歓喜するリザードマンたち。敗退したことを深く悔いるコキュートスだが、アインズは敗退そのものを余り気に留めておらず、守護者が戦いから”学び”を得たことに喜ぶ。しかし、敗退した事実に対する罰は必要だとしてリザードマンの殲滅を命じるが、コキュートスの提案とデミウルゴスの助言により、将来的な他種族の統治を視野に入れ、その足掛かりとして支配を目的とした実験を行うべく、再びリザードマン達の元へ行軍を開始する。

5. 氷結の武神
決戦の夕刻、スケルトンの群れからコキュートスが姿を現す。その圧倒的な力を感じながらも、リザードマンたちは意を決して対峙。種の存続を賭けた戦いが開幕する。しかし、想像を絶する守護者の力の前に為す術なく倒されていくリザードマンたち。族長達が放つ渾身の攻撃も、コキュートスには傷一つ負わせることができず、次々に倒されていく。最後の力を振り絞り、シャースーリューとザリュースは一矢報いようとするが……。

6. 拾う者、拾われる者
リ・エスティーゼ王国の王都に滞在し、情報収集を行っているセバスとソリュシャン。ある日、スクロールを購入した帰りに街中を探索していたセバスは裏路地に入り込む。そこで、人目をはばかるように奇妙な布袋が捨てられるのを目にする。その中に詰められていたのは、痛々しい姿の女性だった。救いを求める声に応えたセバスは彼女を屋敷に連れ帰り、ソリュシャンに治療を命ずる。

7. 蒼の薔薇
まだ日も昇らない早朝。ロ・レンテ城内の訓練場でラナー王女付きの兵士・クライムは一人で鍛錬に励んでいた。剣の才能がないクライムだったが、忠誠を捧げる王女ラナーを守る力を得るため、ただ愚直に限界まで剣を振るう。そしてラナーは、親友であり《蒼の薔薇》のリーダー・ラキュースの協力を得て、王国を蝕む裏組織《八本指》に対策を講じようとしていた。

8. 少年の思い
ラナーに命じられ、ラキュースの伝言を届けるべく、《蒼の薔薇》のメンバー・ガガーランとイビルアイのもとへ向かったクライム。ガガーランたちからさまざまなアドバイスを受け、それを胸に刻み込む。その帰路でクライムは、大通りに人だかりができているのを見つける。人混みの先には、暴漢に囲まれたセバスの姿があった。助けに入ろうとするクライムだったが、セバスは一瞬で暴漢を倒してしまう。

9. 舞い上がる火の粉
ツアレを守るため、セバスは犯罪組織《八本指》が経営する娼館へ突入を決意する。協力を申し出たブレインとクライムは、セバスが正面から乗り込み敵を撹乱している間に裏口から侵入することに。裏口の近くで待機するクライムの前に、異変を察して隠し通路から逃げてきたコッコドールが現れる。その護衛は、凄腕が集められた《六腕》の一人“幻魔”のサキュロント。クライムは、彼らの逃亡を防ぐべくサキュロントと対峙する。

10. 王都動乱序章
ソリュシャンの報告を受け、アインズと守護者たちがセバスの屋敷に姿を現す。守護者たちが警戒して見守る中、セバスはツアレに関する報告を上げなかった責を問われる。さらに、ツアレがアインズの前に引き出された。アインズはセバスに対して寛容な態度を見せるが、失態を行動で償うよう告げる。死を悟ったツアレは覚悟を決めて目を閉じる。そしてセバスは--。

11. ヤルダバオト
アインズ・ウール・ゴウンに盾突く行動をした《八本指》を誅殺すべく、ナザリックの精鋭部隊が王都に集結した。指揮官のデミウルゴスの指示のもと、《八本指》の拠点を襲撃する。時を同じくして、ラナーたちも動きはじめていた。レエブン候やザナックの協力も受け、集められた冒険者や兵士たちを編成し、《八本指》の拠点を制圧しようとする。ブレインや冒険者たちとともにそのひとつに向かったクライムは、セバスと遭遇。再びセバスと共闘することに。

12. 動乱最終決戦
イビルアイとヤルダバオトが対峙する中、突如空から降り立ったモモン。イビルアイの求めに応じ、ヤルダバオトに剣を向ける。その圧倒的な強さにイビルアイは衝撃を受け……。一方、セバスたちが乗り込んだ《八本指》の拠点では、クライムたちがツアレを見つけて脱出しようとしていた。しかし、彼らの前に《八本指》警備部門の長であり、《六腕》最強の存在・ゼロが立ちはだかる。ゼロはブレインを強者と認め、一対一の戦いが始まるが……。

13. 最強最高の切り札
悪魔ヤルダバオトによる未曽有の危機。ラキュースや冒険者たちは、次々と現れる恐ろしい悪魔たちに奮戦し、クライムたちは悪魔に捕らわれているであろう人々を助けるべく炎の壁奥深くに潜入していた。そして、人々すべての希望を背負ったモモンが、ナーベとイビルアイを率いてヤルダバオトと対峙する! 激戦の中、建物の陰に移動するモモンとヤルダバオト。モモンは早速ヤルダバオト--デミウルゴスに計画の意図を問いただす。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

70.4 2 仮面で変身なアニメランキング2位
宇宙の騎士テッカマンブレード(TVアニメ動画)

1992年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (68)
402人が棚に入れました
連合地球暦192年。謎の宇宙生命体『ラダム』が突如として地球に来襲、人類の宇宙進出の夢を懸けて作られた軌道エレベータ基地・オービタルリングを瞬く間に占拠し、地球侵略を開始した。地球製兵器では傷つけることすらできない強靭無比のラダム獣に対し、唯一対抗し得る兵器であるオービタルリングのレーザー砲を奪われた人類には対抗する術がなく、その侵攻をただ黙って見ているしかできなかった。そんなある日、地球上のラダム獣や地上に根付くラダム樹の調査・分析をしている外宇宙開発機構の前に、正体不明の記憶喪失の青年が現れる。

声優・キャラクター
森川智之、松本保典、林原めぐみ、横山智佐、鈴置洋孝、飯塚昭三、中原茂、子安武人、水谷優子、小杉十郎太、島香裕、横尾まり、飛田展男
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

オービタルリングを描いた数少ないアニメ ~ランタノイドとアクチノイドを覚えられる?替え歌歌詞付き~

作画は他の方も指摘されている様に、回によっては見慣れているはずのキャラが別人の様に見えたり、ガッチャマンに登場する人みたいに見えたりする事がある為(実際にカメオ出演している回もあるがこれは別として)違和感を禁じえない部分があります。しかしメカや背景については緻密に描かれている部分も有り、これらの点は当時としては水準以上だったのではないかと思います。

一方で人物の内面の描写はかなり複雑かつ丁寧であり、声優の鬼気迫る演技も相まって、旧来のアニメで提示されてきたステロタイプのキャラとは明らかに一線を画していた様に思います。(相羽兄弟は別格として、脇役のフリーマン、レビン、バルザックなども風貌といい振る舞いといい強烈な印象でした。)その後のアニメキャラに繋がる橋渡し役を担っていたのではないでしょうか? 

また当時のSFアニメの中ではテクノロジーの描き方が白眉と言えるもので、ブルーアース号の飛び立つ、天に向かって湾曲したジェットコースター状のカタパルトや、軌道エレベーターの発展型である、土星の環の如く地球を取り巻くオービタルリングなどは今見ても衝撃的です。

音楽については作中BGM、オープニング、エンディングテーマも含め、全て作品の世界観と合致しており素晴らしいです。特に後半opテーマ「永遠の孤独」と挿入歌「マスカレード」は主人公Dボゥイの悲壮感をストレートに表現しているという意味では限り無く完璧に近い曲、歌詞だと思います。

以下は永遠の孤独のメロディに乗せたランタノイド、アクチノイドの覚え歌。自分の為だけに昔作ったものです。テッカマンブレード好きならすぐに暗記出来ます。トイレとかに周期表を張りましょう。学生の方などのお役に立てればと思い、僭越ながら公開させて頂きます。いつかボカロに歌わせたい。
ネタバレレビューを読む
以下はイメージの連なり。かなりテキトー
ネタバレレビューを読む
ランタノイドとアクチノイド以外の元素についてはアニメ「エレメントハンター」のEDテーマ「スイヘイリーベ~魔法の呪文~」で覚えましょう。こんな曲、子供時代に聴きたかった‥。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画は不安定だが、とても見ごたえのあるSFヒーローもの

この作品は、1975年に放送された『宇宙の騎士テッカマン』
を元に制作されたオリジナルアニメである。

私は、この作品の後に宇宙の騎士テッカマンを知ったため
詳しくはコメントできないが、一部の設定を除き、全く
異なる作品として作り上げられているようだ。
別物として、考えた方がいいだろう。

作品のジャンルとしては、復讐劇としての要素が非常に強いSF
ヒーロー物だが、1990年代の作品の中でも特にハードで、主人公が
最初から最後まで報われない鬱展開に仕上がっている。少なくとも、
近年のテレビアニメでは中々お目にかかれない卓越したストーリー
展開であることは間違いない。

一時的に暴走したのを機に戦意を完全に喪失したり、自分の目的を
達成するために、後半では寿命を削ってでも肉体を強化しようと
試みるのだが、今度は脳に障害を起こす等とことん負のスパイラルが
連鎖していくのだ。最終的には平和をもたらすことに成功したものの
その代償はあまりにも大きいものだった。
今までの事を考えると、あの終わり方が彼にとって一番幸せ
なのかもしれない。切ない。耐性がない人は視聴しないほうがいい。

それを可能にしたのは、主人公の憎むべき敵であり、全ての
元凶ともいえるラダムの凶悪さにある。いわばキャラクター設定だ。
なぜ、ラダムがオービタルリングを占拠したのか、
どうして主人公以外のテッカマンが存在するのか、
ラダム獣が植物化してラダム樹へと変化すると何が起きるのか
こういったことは作中できちんと説明されるので安心して欲しい。
ラダムの凶悪性が把握できている頃には、主人公がなぜあそこまで
ラダム討伐に力を注いでいるのか分かってもらえると思う。
(ここまで行くともはやいじめの領域に達しているような
気がしないでもない)

ラダムだけに関わらず、主人公を支えるブルーアースのメンバー
やラダム側のテッカマン達にもきちんと焦点が当てられているため
そういった点にも抜かりはない。

個人的に思い入れのあるキャラクターが非常に多く、選び出すと
キリがないだが、ここではあえて劇中屈指のネタキャラとして
愛されているテッカマンランスを挙げていこうと思う。
彼はラダム側のテッカマンの一人であり、戦闘力も高いのだが、
やたら自信家な人物として描かれている。

単独行動を取り、先にブレードを仕留めようとウキウキな気分で
立ち向かっていたのだがタイミングが悪かったのか、たいした
活躍を見せずに消えてしまったなんとも哀れな奴だ。
要はただの咬ませ犬である。

まあ、別の見方をすれば自らの命を犠牲に
死亡フラグを丁寧にレクチャーしてくださるありがたい教師ともいえる。
彼を象徴する代表的な台詞と言えばやっぱりこれ。

「フッ、いくら進化したと言えど、この至近距離からの
ボルテッカではひとたまりも……なにっ!?」

文字だけ見ても、典型的な咬ませ犬のテンプレそのものだ。
そりゃあ、テッカマセランスと呼ばれても仕方ないわな。合掌。
(他のラダムテッカマンと比較しても存在感はかなり薄い方だったので、
ぶっちゃけいなくてもいいんだけどね。)

作画に関してだが、非常にムラがあり、とても不安定な点はぬぐえない。
キャラクターの顔が多岐にわたっているのは勿論の事、
一部のシーンは色塗りがされていなかったり、使いまわしている
場面も多い。

原因は、予算や時間の都合によるものだというのは納得していたが
流石に48話のエビル作画だけは非常に目についてしまった。
なんせ顔だけでなく、髪の色がまるっきし違うのだ。
「あいつこんな色してたっけ?」と自分に問いかける始末。
もう少しで話が終わるのでせめて色だけはきちんとして欲しかった。
勿体ない。声優の演技に救われたのは言うまでもない。

作画はそこまで気にしない、濃厚なストーリー展開を好む
SF好きの方にはオススメ。但し、これでもかといわんばかりの鬱要素が
詰まっているのでそこだけ注意して欲しい。

個人的には、名作の域に入っても不思議ではないと感じるほど
とても面白かった。 名作だと思う。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「仮面の下の涙を拭えっ!!」

1992年タツノコプロ製作。
『宇宙の騎士テッカマン』(1975年 未見)から設定・世界観を一新し、
ハードSFアニメとして再構築した4クール作品。

【物語 5.0点】
悲壮。過酷な宿命を背負った主人公“Dボゥイ”こと“テッカマンブレード”が、
宇宙からの侵略者にひとり立ち向かう。
仲間の協力も得ながら徐々に心を開いていくが、
そこへ襲い掛かるさらなる悲劇と絶望のフルコース。
それでもヒーローは、男は、燃え尽きるまで戦い続けねばならないのだ。

プロット自体は変身ヒーロー物の王道だが、
主人公に課せられる試練が心身共にアニメ史上屈指のベリーハード。
キャッチコピー「仮面の下の涙を拭えっ!!」は伊達じゃない。

運命に立ち向かう男の生き様に魂が震える。


【作画 2.5点】
不定形。本作唯一の弱点。

作画そのものは実はそんなに悪くはなく、
むしろ戦闘シーンのメカニック描写などは上々。

ただ作画担当によってキャラデザ?何ソレ?
と言わんばかりに大きく変動する人物描写は、
声優さんの演技がなければキャラ判別困難。


【声優 5.0点】
主人公Dボゥイ役の森川 智之さんVSライバル・テッカマンエビル役の子安 武人さんによる
宿命バトルには単純な演技を超えた鬼気迫る物がある。

そして、ネタバレレビューを読む

さらにはヒロイン役を務めた林原めぐみさんだけでなく、
クールだが秘めた情は厚い司令官フリーマン役の鈴置 洋孝さん
オカマなメカニック役の中原 茂さんら、
脇を彩るボイスも濃厚。
あとはネタバレレビューを読む

本作はフリーマン視点で物語を俯瞰する脚本であり、
ナレーションも務めた鈴置さんの沈着冷静なナビゲートが
ハードな展開をいっそう引き締める。
(上記のキャッチコピーはフリーマンによる次回予告の締め文句でもあり、
彼が語ってこそ味わいが出る)

90年代アニメの中でも、本作の魂が籠もった熱演は別格かつ伝説級。


【音楽 5.0点】
極上。総勢60余名のオーケストラ編成に
勇壮な混声コーラスをアレンジしたメインテーマなどの迫力のBGM。
繊細な弦楽が、ロボットとも有機生命体ともつかないテッカマンの神秘性も内包しつつ、
地球圏に跨がるSFバトルを大いに盛り上げる。

OP&ED主題歌は前後期4曲とも小坂 由美子さん。他に挿入歌もあり。
確かな歌唱力に裏打ちされた、伸びのあるビブラートが、主人公の哀しみと共鳴。


【キャラ 5.0点】
悲運が積み重なった主人公には“Dボゥイ”ほか様々な名前、異名があり、
そのこと自体が彼の過酷な運命を象徴している。

ここでは本作の徹底した悲劇設定から生まれた主人公名言だけ引用しておきます。

ネタバレレビューを読む


【感想】
“隠れた名作”としての悲劇が語られることも多い本作。

よく見るのが『セーラームーン』の裏番組で埋もれてしまったとか、
テレビの自主規制で表現萎縮が進む中、
ハード過ぎる描写故にろくに再放送もされなくなっていったとか。
(エロ面でも、一応、一部変身シーンで乳〇が見えるアニメでもありますしね)

けど都会の人気アニメが放送後回しにされる北陸在住の私には無関係(苦笑)
本作も『セーラームーン』の裏ではなく、
全国放送終わった少し後の夕方16時台~17時台の枠で観てました。
因みに後の『エヴァ』何かも、私は旧劇公開に合わせた夕方再放送を視聴してました。
後回し地方民も悪いことばかりではありませんね。

夕方、帰宅してすぐにグロエロ不問でハードなアニメを自主規制なしで楽しむ。
あの頃は良い時代でしたな~(遠い目)
(もっとも、帰宅しなくてもスマホの動画見放題サービスで本作を視聴できる
今もまた良い時代ですが)


本作は私が“神アニメ”と呼べる数少ない傑作の一つ。
今世紀実現した『スパロボ』参戦後も依然埋もれているようなので、
一人でも多くの人に掘り起こして欲しいと願います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17

71.0 3 仮面で変身なアニメランキング3位
美少女戦士セーラームーン(TVアニメ動画)

1992年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (267)
1574人が棚に入れました
『美少女戦士セーラームーン』は、1992年の放送開始後、爆発的な人気を誇り社会現象にまでなった、武内直子原作によるファンタジーアクションアニメの第1シリーズ。【ストーリー】東京の麻布十番街(作中では東京の十番町、中学名は十番中学校)を舞台に、平凡だった中学2年生(初期シリーズ)の月野うさぎが黒猫ルナと出会い、セーラームーンに変身し、仲間たちと共に街を襲う悪者(妖魔、ダイモーンなど多数)を倒して行く。

声優・キャラクター
三石琴乃、久川綾、富沢美智恵、篠原恵美、深見梨加、潘恵子、高戸靖広、古谷徹、小野坂昌也、柿沼紫乃、真地勇志、高木早苗、川島千代子
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヒロインのお姉さんキャラからママキャラへの“変身”が一番印象的でした。

同じく'90年代の『なかよし』連載少女マンガ原作の大ヒット作『カードキャプターさくら』のヒロイン(木之本桜)が7歳年上の兄もちの典型的な“妹”キャラだったのに対して、本作のメイン・ヒロイン(月野うさぎ)は3歳年下の弟もちの典型的な“姉”キャラだったんですね。

まあ本作の場合は、“弟”の方は非常に影が薄くて、第1期の初め以外は余り活躍の場がなく、第2期の途中以降は月野家に居候することになったヒロインの“妹分(※実は・・・)”にすっかり喰われて登場機会すらほとんど無くなってしまうのですが笑。

そして、その“妹分”は第4期に入るとメイン・ヒロインっぽくなってしまうとともに、本来のヒロインの方は“姉キャラ”から更に“ママキャラ”に進化してしまう・・・という(※劇場版『劇場版SuperS 9戦士集結』に顕著です)。

・・・って、内容をちょこっと書き出しただけなのに、何だか本当に凄い展開ですね笑。


◆視聴アドバイス

原作マンガの連載開始が1992年2月、TVシリーズ放送開始が1992年3月というから、第1期はもう26年も前の作品ということで、作画や演出は流石に古臭いです(因みにシナリオもかなり冗長です)。

そして放送当時、爆発的なヒットを記録したアニメの方は、5期200話+劇場版4本という長寿シリーズとなった後、1997年2月にTVシリーズ終了(原作マンガも同年3月に完結)。
しかしその後も、TVシリーズをベースにしたミュージカル上演や原作マンガをベースにした実写TVドラマの制作が断続的に行われ、2014年からは原作マンガのシナリオをベースにしたアニメ・リメイク作『美少女戦士セーラームーンCrystal』の制作が始まって、現在もその第4期「デッド・ムーン編」 (劇場版前後編)の制作が進行中・・・。

・・・ということで、旧作の方を今から新規で視聴してみよう、という猛者には別に何もいうことはありませんが、この名前だけは誰でも知っている超有名シリーズを自分も少しは齧(かじ)ってみよう、と思っている方には、この際思い切ってリメイク作の方を先に視聴して観ることを強くお勧めします(※作画・演出が良いことに加えて、原作マンガに準拠した第3部完結まで(全39話)のシナリオに全く無駄がなくサクサク視聴が進むはず)。

そして、そのうえで、更に旧作の方も見たくなったら、あとは気の進むままに視聴していけばいいと思います。
作品内容については、新作の方のレビューに詳しく書いているので、以下は、旧作の纏まらない「雑記帳」として上げておきます。


◆制作情報
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◆作品別評価

◇1.『美少女戦士セーラームーン』TVシリーズ期別評価
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 総合評価    ☆ 3.7 (1992年3月-97年2月) (全200話)

※このようにTVシリーズは、第3期(S)がダントツで面白く、だいぶ離れて最終作(セーラスターズ)、そして第1期(無印)の順に評価が高くなりました。

◇2.『劇場版 美少女戦士セーラームーン』作品別評価
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 総合評価         ☆ 3.8   (計4作)

※劇場版は、第3作が最も印象に残りました(残り3つは可もなく不可もなく)。


◇3.リメイク作『美少女戦士セーラームーンCrystal』期別評価
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 総合評価  ★   4.3         (計39話) 


◆主要キャラ一覧(敵キャラは除く)

※とにかく長大な作品なので、初心者は視聴を始めるに当たって、善玉キャラであるセーラー戦士とその仲間たちだけでも予め名前と人数を把握しておくと便利です。

◎セーラー戦士(無印で登場)
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◎セーラー戦士のサポート役(無印で登場)
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◎セーラー戦士(Rで登場)
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◎セーラー戦士(Sで登場)
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◎セーラー戦士のサポート役(SuperSで登場)
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◎セーラースターズとその仲間(セーラースターズで登場)
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◆各話タイトル&評価(TVシリーズ)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======= 美少女戦士セーラームーン (無印) (1992年3月-1993年2月) ======

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ダーク・キングダム編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 - - - - - OP「ムーンライト伝説」、ED「HEART MOVING」 - - - - -
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 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「プリンセス・ムーン」 - - - - - - - -
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)17、☆(並回)26、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.7

◇視聴メモ
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※1年前に時間が巻き戻って、うさぎ中学2年の4月(桜の季節)

========= 美少女戦士セーラームーン R (1993年4月-1994年3月) ========

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 魔界樹編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
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  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ブラックムーン編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)14、☆(並回)26、×(疑問回)3 ※個人評価 ☆ 3.6

OP「ムーンライト伝説」
ED「乙女のポリシー」


◇視聴メモ
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※うさぎ中学3年の4月(桜の季節)

========= 美少女戦士セーラームーン S (1994年3月-1995年2月) ========

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ デス・バスターズ編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 - - - - - OP「ムーンライト伝説」、ED「乙女のポリシー」 - - - - -
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 - - - - - - OP(変わらず)、ED「タキシード・ミラージュ」 - - - - - -
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)20、☆(並回)16、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1


※うさぎ前作と同じく中学3年(*ただし本作は「ちびうさ」が実質的な主人公)

======= 美少女戦士セーラームーン SuperS (1995年3月-1996年3月) ======

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ デッドムーン編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 - - - - - OP「ムーンライト伝説」、ED「私たちになりたくて」 - - - - -
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 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「゛らしく゛いきましょ」 - - - - - - - -
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)9、☆(並回)27、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.5


※うさぎ高校1年の4月(桜の季節)

== 美少女戦士セーラームーン セーラースターズ (1996年3月-1997年2月) ==

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ネヘレニア復活編 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
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  ^^^^^^^^^^^^^^^^^ シャドウ・ギャラクティカ編 ^^^^^^^^^^^^^^^^
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)20、☆(並回)14、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8

OP 「セーラースターソング」
ED 「風も空もきっと…」


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◆劇場版タイトル&評価

========== 劇場版 美少女戦士セーラームーンR (1993年12月) ========

全1話 ☆ 3.7 ※約60分

OP 「ムーンライト伝説」
ED 「Moon Revenge」


=== 劇場版 美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人 (1994年12月) ==

全1話 ☆ 3.7 ※約60分 

OP 「ムーンライト伝説」
ED 「Moonlight Destiny」


== 劇場版 美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結! (1995年12月) ==

全1話 ★ 4.3 ※約60分 

OP 「ムーンライト伝説」
ED 「Morning Moonで会いましょう」


= 劇場版 美少女戦士セーラームーンSuperS外伝 亜美ちゃんの初恋 (1995年12月) =

全1話 ☆ 3.6 ※約16分

ED「゛らしく゛いきましょ」

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

少年少女の夢と希望に満ち溢れた、アニメ史上最後の国民的ブーム作品

自分の知る限り、セーラームーン以降名実ともにここまで幅広く人々に支持されたアニメはほぼ存在しないと思います。

大人子供・オタク非オタク問わず、誰もに認知され影響を与えたという意味で非常に偉大な作品であると言えます。

この作品の肝は、今までの少女漫画にあるような乙女チックな世界を残しつつ、少年漫画で用いられる要素や展開を盛り込んだことであると思います。

力強い女性像を以て、男女の役割を逆転(ヒーローがヒロインに取って代わられる)させた斬新さは、他のアニメと比べても格別です。


女性の牽引する社会を象徴するような、90年代を代表するアニメの一つです。


このアニメは他のアニメにはない、優雅な世界・装飾・人間性に富み、そして心を揺さぶる強烈なパワーに満ちています。
武内先生のセンスと佐藤監督の手腕・そして冨田さんの構成力が合わさって成立した奇跡のようなものだと感じました。


物語は、ごく普通の中学生「月野うさぎ」が人間の言葉を喋る不思議な黒猫「ルナ」と出会い、謎の敵「妖魔」と戦うため美少女戦士に選ばれることから始まります。

その後うさぎの周りの世界や敵の内情が明らかになっていくことで、話のスケールがどんどん大きくなっていく所が特徴です。
始まりと終わりで全く別の雰囲気の作品へと変貌しています。

よくセーラームーンは女子版ドラゴンボールなどと言われていますが、

・話のスケールが無限に大きくなっていく(地球→銀河系→宇宙)
・パワーのインフレが激しい
・主人公が最強である

この辺りが特に大きい共通点のような気がします。また戦士の集まりという意味合いも似通っています。

ただセーラームーンの場合は、敵を含め一つの大きな世界に巻き込んで帰結するので、話の広がりと共に深みも増していくように思います。


変身少女という設定に加え、多彩なコスチュームとアイテムそして前世から続く世界や想い人という様々な要素が、上手く合致して一つの形に集約されていることが素晴らしいです。

雑多な要素が詰め込まれているのに何故か違和感がない。アクの強い作品だというわけではないのが不思議です。


セーラー戦士やタキシード仮面の、一度聴けば忘れないような名乗り口上や必殺技の数々。

彼女たちだけでなく、妖魔を含めた敵のバラエティに富んだデザインとキャラクターも人気の一因であると思います。


作画は今見ると拙さを感じる部分もあると思います。加えて作画監督によってかなり差が出るので、回によっては別人に見えることも。(安藤さんと中村さんが顕著です)

ですが、伊藤郁子さん・只野和子さん・香川久さん他錚々たる面々が揃っていて、クオリティ自体は高いです。

キャストはゲストキャラ含め名の知れた方ばかりで、やはり安定感があります。シリーズ通して見ると凄まじく豪華な顔ぶれに。



このアニメを見ていると本当に体の底から元気が湧いてきます。少女漫画の枠組みを超えて愛されるのは、男女双方が憧れる強さが詰まっているからです。

リメイクで初めてセーラームーンに触れた方は、是非こちらも見ていただきたいと強く思います。




本編に関して。
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投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

世界に衝撃を与えた女児アニメ。アニメ史的重要作品です。

 世界に衝撃を与えた少女アニメです。ただ、何が?と言われるといろんな視点があるようです。

 アニメそのものは女児向けで全部見るのは辛いので、以前ある程度見た記憶と、気が付いた時にぽちぽちと全体の四分の一くらい確認しつつ、WIKIなどで補完していますので、ストーリーやキャラについては深く触れません。

 ただ、アニメ史的には超重要作品だと思いますので、一応記録としてレビューしておきます。ですので、評価はオール3のままにしておきます。機会があればもうちょっと見やすくなったリメイク版で確認しようかなあ、と思います。

 まずコスチュームのセンスです。2017年のフィギュアスケートの国別対抗戦で当時のロシアの女王、メドベージェワがセーラームーンの衣装でエキシビジョンを滑ったのは衝撃でした。セーラームーンの衣装というのは、スカート短くてセーラー服の格好で性的なイメージなんじゃないかと心配になりますが、しかし、アートの国フランス人などから見てもかなり美しいそうです。このスタイリッシュな衣装が欧州人の好みにあったのか、非常に人気だそうです。
 また、幾原氏の作品に共通ですが、露出が多いのに性的でないというセンス・デザインは重要かと思います。

 LGBTです。作中、レズもゲイも出てきて、それが当たり前のような感じなのが特にアメリカで受けたようです。1992年ですから当時は珍しかったと思います。

 作品について、私の視点では本作は女性が前面的に前に出て戦った最初のアニメではないかという点です。後にプリキュアへとつながってゆきます。それ以前の魔法少女ものは、もちろん少女が主人公で魔法を駆使して敵をやっつけたりしますが、こういうバトルは無かったのではないかと。身体性をもって敵にあたってゆく、あるいは女性が常に脇役だった「戦隊もの」からの脱却のような設定だったことが、時代に合っていたのかなあと思います。

 原理主義的な正統フェミニスト(エセではない)界隈では、なぜ、徴兵されるのは男ばかりで女性が徴兵されないのか、という問題があります。それをフェミニストが主張しないのはおかしい、ただ、それを主張するのが本当に正しいのかというジレンマを感じているようです。

 本作はそういった思想性はさておいて、女性が最前線で命をかけて戦う、を体現したアニメです。「ベルサイユの薔薇」では、女性は男装して戦わなければなりませんでした。こちらもフランスでは大人気らしいですが、本作は女性戦隊が主体的に最前線で戦う、というカッコよさが、欧米の女性から受けたのかなあと思います。

 一方で、まだタキシード仮面、転生がどうこうもありますが、王子様が出てきます。幾原氏は後に「少女革命ウテナ」で否定することになりますが、本作はまだ、少女マンガ的王子様の形式は残っています。活躍しないのが幾原氏らしいといえばらしいです。
 こういう少女的恋愛の対象としての王子様要素が、反発を買う場面もあるみたいです。

 女児に人気の要素は良く分かりません。コスチュームや変身シーンやスティックが受けたというのはなんとなく想像がつきます。そして女児でも美的センスは侮れないので、世界共通の審美眼があったのかもしれません。あるいは女性が戦うというのが痛快だったのかもしれません。

 とにかく、歴史に名を遺す少女アニメでした。

 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

66.0 4 仮面で変身なアニメランキング4位
破裏拳[はりけん]ポリマー(TVアニメ動画)

1974年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (23)
100人が棚に入れました
70年代前半、ブルース・リー映画ブームの熱気の中で制作された、タツノコプロのSF格闘アクション。ワシンキョウ市の一角に、私立探偵事務所を構える車錠。彼は国際警察のおこぼれに預かろうという、しがない探偵だ。だがその助手で見た目も凡庸な若者・鎧武士は、実は国際警察・鬼瓦長官の実子で、変身強化服を身にまとう正義の味方ポリマーだった。頑固な父に反発する武士=ポリマーは正体を隠し、今日も世の悪と戦い続ける。
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

青いブーメランパンツが超セクシー!

何やら2017年は漫画・アニメ原作の実写映画がラッシュですね。本作も溝端淳平くんが主演で5月に公開されるとか。世界観はどうやら変えてるようです。監督は坂本浩一さんですが実写「009ノ1」を見てると全然期待できない仕上がりになりそうです。
PV見た限りではガッカリ感がしますが若い人はどう思うのかな?

本作は1974年放映。映画「燃えよドラゴン」のヒットで世間はカンフーブーム(掛け声の怪鳥音「アチャーッ!」がブレイク。でもブルース・リーは前年’73に没)。
ブームに乗ってアニメでも何か出来ないかとして作られたのがタツノコプロの「破裏拳ポリマー」。タツノコ4大等身ヒーロー(ガチャマン・キャシャーン・テッカマン)の一つとして今なお語りぐさになってます。

・ギャグ(おマヌケ演技)
・お色気(パンチラ・乳〇も見える胸チラ)
・メカ&バトルアクション(悪党メカVSポリマーのTPO形態・ムチャクチャな格闘技)
・時代劇ヒーローパターン(登場時の口上“この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ。破裏拳ポリマーここに参上ぉ!”)
と結構てんこ盛りです。
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OPは勢いがあっていいですね。ダンダンダンダン、ディンダダーンあたりは未だ歌いにくいですが(後期になるとシメでポリマーが叫んでたような記憶があります)
EDもたまに鼻歌しちゃったりします。

「破裏拳ポリマーここに参上!」

あ~かい正義の、影ぇ~ひーとつー

闇を破って、あらわーれる~

せ~かいに危機~が迫る時ー

うーなる鉄拳、はーりーけんーーまぁ~くぅ~~

のさばる敵をひとひねりー

てんし~ん、てんし~ん、ポリマーマシン~

悪を~~斬るっ!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

推理?そんなものより徒手空拳だ! 

普段は車探偵事務所の助手として働く“鎧 武士”
しかしてその実態は・・・破裏拳ポリマー!

街にはびこる怪人たちを正義の使者ポリマーが打ち倒す、
“コメディテイスト”のSFヒーローアクション(公式)
ネタバレレビューを読む
天野喜孝キャラに大河原邦男メカデザインの
タツノコ黄金期の名作、破裏拳ポリマー!

『この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ!
 破裏拳ポリマー、ここに参上!』

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タツノコプロ色が強い!

『新造人間キャシャーン』、
『科学忍者隊ガッチャマン』の
系譜を受け継ぐ、タツノコプロ色の強い作品ですね。
ただ、、『キャシャーン』がシリアスだったのに対して
この作品はコメディ路線でした。
ただ、格闘技ものをイメージしていたので
主題歌等はすごい「気合」が入っています。
【これは2つの意味で、、、
1つはささきいさお氏の声が、
もうひとつは空手等の【チェストー!!】の
掛け声的な】
だから、正直本気なのか
ギャグなのか子供には分からない微妙な作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1
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