人形でツンデレなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの人形でツンデレな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の人形でツンデレなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.8 1 人形でツンデレなアニメランキング1位
ローゼンメイデン(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1158)
6819人が棚に入れました
引きこもりの日々を過ごす少年・桜田ジュン。彼はネット通販で買った商品を、期限ギリギリでクーリングオフしてスリルを楽しむという、鬱屈した性格の少年であった。
ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た。
鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン(薔薇乙女)の第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して家来となる事を要求する。
最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わる事により薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていく事になる。

声優・キャラクター
真田アサミ、沢城みゆき、野川さくら、田中理恵、力丸乃りこ、倉田雅世、桑谷夏子

mukkutan さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最高に面白い 騙されたと思って観てください

オープニングの曲からすばらしい。

話の内容からすればただ自分を創ってくれた父に会うが為に究極のアリスを目指すアンティークドールの戦い。

もちろん究極のアリスは一人だけです。
だから皆戦うのです・
負けてしまえばただの動かない人形となってしまいます。

出てくる人形たちもとても個性的で真紅、雛苺、水銀燈、翠星石、蒼星石、金糸雀、薔薇水晶
いまでいうゴスロリな衣装もこの物語に会っていてすばらしい。

決してアンティークドールの戦いが中心ではなく、周りの人物の心境の変化、人形たちの考えの変化とういろいろ観ることの出来る作品です。

二期のローゼンメイデン トロイメントよりアリスゲームが本格化していき話も盛り上がっていきます。

最後は三期のローゼンメイデン オーベルテューレ
完結です。文句ありません。

見終わった頃にはお気に入りのDOLLが出来ることでしょう。

途中泣いてしまう方もいるかもしれません。

それほどまでに、作りこまれているアニメだとおもいます。

見て損はさせませんその代わりしっかり最後まで見てください。

ちなみに私の好きなランキングは1.水銀燈 2.翠星石 3.雛苺 です。

でも1.3は好きにならないのがあなたの為です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

メリハリの効いた作品。「だって、生きることは戦うことでしょ?」

制作はノーマッドで原作は漫画です。
ジャンルはファンタジーです。


引きこもりの少年桜田ジュンはある日「まきますか、まきませんか」という手紙を受け取り、軽薄に答えてしまう。
その瞬間、部屋の中に箱が出現し、中に綺麗な一体の人形が入っていた。
彼女のねじを巻いてみると、突然動きだして…。


当初の印象だとダークファンタジーで暗い話なのかな?と勝手に思っていたのですが、なかなかのキャラアニメでギャグも多かったですね。
特に5話は突き抜けていて面白かったです。
一期に登場するドールは5体でそれぞれ性格が全然違います。
具体的にはクーデレ、ロリっ子、ツンデレ、ボクっ子、冷徹。
キャラ設定が複合施設状態なので多分気に入るキャラが一人くらいは出てきそうですね。
私は水銀燈がお気に入り。キチっぷりが良い。

ですが、やはり暗めの話ではあります。
日常回を効果的に入れて、だんだんと真紅と水銀燈の戦いに物語が終局していく形はなかなかスマートで美しかったです。
欲を言えば、ラストのようなストーリー上の盛り上がりがもう一つくらいあればよかったかなとは思います。
蒼星石の話は若干インパクトが薄かったような。


このアニメの一つの特徴として、水銀燈一人だけが完全に悪役として描かれている点があげられます。
見ている側も自然と「この畜生が!」となります。

このアニメ全体で描いているものは「戦いの中での成長」でしょうか。
最初の内は主人公にイラつくこと請け合いですが、彼にも複雑な事情があるのです。
誰にでも挫折してしまうことがあります。
そこから立ち直れるかどうかに「人間力」が関わってくるわけです。
だって、生きることは戦うことでしょ?


総括して、若干予想したものとは違いましたが面白かったことに変わりはないです。
とりあえずドールが可愛いねw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 51
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

少女たちに囲まれてるけど、ハーレムアニメじゃないよ

原作未読。

引きこもり中学生、桜田ジュンの元に、「真紅」という人形が現れる。
ゼンマイを巻くことで、まるで人間のように行動する真紅。
真紅は「ローゼンメイデン」と呼ばれる人形たちの1体だった。
しかし、ジュンはローゼンメイデンの争いに巻き込まれてしまう。
戦いの中、ジュンがドールたちを通して成長していく話。


ローゼンメイデンのドールたちは、自分の力だけでは動くことができません。
誰も見つけてくれなければ、永遠に動かないままカバンの中にいるしかありません。
対して、ジュンは自分の力で動くことが可能なのに、部屋に閉じこもって出てこない。
この対比がストーリーの中核を担っています。


また、本来心をもたない人形がジュンの心を成長させる。
そういう切り口で見ると深いテーマが隠されていそうですが、そこまで立ち入っていません。

あくまで「戦いの中で得る成長」がテーマです。


ただ、ジュンが引きこもるきっかけは弱い気はします。
まあそこはご愛敬。
本編でもちゃんとフォローされていますので良しとしましょう。
{netabare}
真紅「時には雨が降り、嵐が吹き荒れることもある。景色が移り変わり、放っておくと取り返しが付かなくなることもあるの。その度に、アナタは戦い続ければならない。それが……」

ジュン「それが"生きている"ことだから」

このように、
「生きることは戦いである」ということを、今まで何度も戦い続けてきた人形に教えてもらったわけですね。
{/netabare}

今でも色あせないキャラクターデザインと、各キャラの個性の強さ。
また、ギャグとシリアスのバランス、物語のテンポもいいですね!

階段回は大爆笑でした。

ペース配分が絶妙なので、一気に見てしまう勢いがあります。
ドールのネーミングも独特で素敵です。
ただし、人名は……。


老若男女問わずオススメできる作品。
麻生太郎も絶賛です。

↓ローゼン閣下の真相↓
{netabare}
司会:『ローゼンメイデン』を読んだことはありますか?

麻生:「あります」

何でこの話を聞いたかというと、『ローゼンメイデン』っていう本がたまたま羽田の飛行場で売ってたんですよ。で、このローゼンメイデンというのを、「これが、『ローゼンメイデン』って言うのか』って思ってたまたま見てたら、そこに中学生の修学旅行がいて、パシャパシャパシャって(携帯電話で撮られて)。それがあっという間に流れて、「麻生は少女漫画を読む」って話になっちゃったんです。たまたまこれが、と。
だけど、最近みんなこう……どれもこれもやたら目玉が不必要にデカく描いてある漫画が多くて、『ゴルゴ13』みたく目の小さいのってのは本当に少ねぇな。ははははっ。ねぇ、どうしてこんなに大きく目玉が描いてあるんだろう。

司会:あれはたまたまだったんですか?

麻生:『ローゼンメイデン』はそう。ただ、「ローゼンメイデン閣下」(というフレーズ)がいつのまにか何となく(広まって)、とにかく、何だろうね(私に対する)ハンドルネームまで「閣下」みたいな形になってたりしてるでしょ?

http://www.garbagenews.net/archives/1447038.html
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 81

71.4 2 人形でツンデレなアニメランキング2位
ローゼンメイデン トロイメント(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (705)
3974人が棚に入れました
生きたアンティークの人形とその下僕となった中学生の少年の不思議な戦いを描く。ジュンは二学期から登校するため勉強中。一方ドールたちは、以前と変わらず賑やかな日常を送っていた。そこに薔薇水晶と名乗る新たなドールが現れ、闘いを仕掛けてくる…。

声優・キャラクター
沢城みゆき、真田アサミ、田中理恵、野川さくら、桑谷夏子、森永理科、後藤沙緒里、志村由美、力丸乃りこ、倉田雅世、小野大輔、櫻井孝宏

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『くんくん探偵』萌え

ローゼンメイデン2期となる本作。
1期の続きとして始まる。

新たに2人のドールを加え
アリスゲームという宿命に抗うドール達。
ジュンとドール達が心を通い合わせる。
そんな物語。

アリスゲームの絡みではシリアス系、
その合間にドール達の微笑ましい日常。
シリアスな話と日常をからめて
ジュンとドールの心情を描いている。

シリアスと笑いのバランスが非常にいいと思う。
そして、終盤へ向け徐々にシリアス展開へ加速していく。
微笑ましく、そして切ない。

ドール達はアリスゲームという宿命へ
どう立ち向かうのか。
是非、アニメを観て確認していただきたい。

1期に引き続き魅せられてしまった。
個人的には1期以上にシリアスで重厚な
ストーリーに魅せられた。

キャラの魅力もよく出ていた。
それぞれのキャラがクローズアップ
されていて非常によかった。
個人的にはその分、真紅の出番が減って残念なのだが。

音楽も相変わらずいいでき。
ALI PROJECTのOP曲もいい。
(そういえばPhantomのEDもそうだったなあ)

若干ではあるがラストに微妙さを感じたものの
全体的に満足いくできだったと思う。
個人的にお気に入り作品に入ったのは間違いない。

また、原作は、アニメとは違っているようなので
是非、原作も読んでみようと思う。

と、まあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと

『くんくん探偵』を観てる時のあなたの姿が好きです♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ローゼンメイデン 達が、戦う事でしか生まれない存在なら 間違ってる!

原作 漫画 未読

2期

全12話

1期のエンディングで、 更正の兆しを見せた主人公 ジュン。
{netabare} この2期の始まりでは、2学期から登校できるよう、夏休み中、毎日 夜遅くまで勉強しています。
頑張ってる姿には、ちょい感情です。^^
それに、ちょっと性格も丸くなっています。(´ω`)
{/netabare}

序盤は、新しく登場した金糸雀(カナリア)や、雛苺、翠星石達の騒々しい日常なんですが、中盤以降 アリスゲームがメインとなり、次第にシリアス展開です。

{netabare}
このカナリアが、雛苺と精神年齢が近く、二人よく似た姉妹に見えました。
二人でクレヨンで絵を描いてる姿は、微笑ましかった~(=´ω`)
もう一人、新しく登場するのが、薔薇水晶 と云うドールなんですが、この子はちょっと感情が欠落した感じで、可哀想にも見えました。

個人的に、気に入ってるキャラは、翠星石です。(*^ω^*)
典型的なツンデレで、口が悪く素直じゃなくて・・・
でも、本当は優しくて妹思いの良いお姉さんなんです。

ジュンと契約を結びたいけど、ツンデレなもんだから素直になれなくて・・・
この件は良かったな~ (●´ω`●)

あと、TVの「くんくん探偵」に夢中になる真紅達も可愛かったです。
特に、いつも大人びて見える真紅が、このアニメ番組にはまってるのには、ギャップでうけました。
(^ー^; )

1期のアリスゲームで、真紅に敗れた水銀燈が、ローゼン(正確には、自称ローゼンの弟子で、名前は槐)によって治され、再登場します。
水銀燈は、柿崎めぐ に、一方的に契約を結ばれます。
この めぐは、心臓に難病を抱えており、自らをジャンク(壊れた子)と言い、早く死にたいと願う 悲しい子です。

そして、新しく 槐(えんじゅ)によって造られた薔薇水晶に、アリスゲームですべてのローザミスティカ(ドールの魂)を集めて めぐ にそれを与えれば、病は治るとそそのかされた水銀燈は、めぐの病気を治す為、積極的にアリスゲームを仕掛けてきます。
健気だ・・・(@´▽`@)

蒼星石が水銀燈に敗れ、動かなくなった件
雛苺が、前の主人である柏葉巴の腕の中で眠りにつく件では、悲しくて涙がでました。 (TдT)

ラストで、水銀燈が薔薇水晶の不意打ちにより敗れてしまうのですが・・・
ここも、観てて やっぱ悲しかったですね~。

その後、真紅が薔薇水晶にとどめを刺す瞬間! ジュンが止めます。
その隙に真紅が薔薇水晶に刺されてしまい、敗れてしまいます。
真紅のローザミスティカが奪われるシーンは辛かった・・・
゜(゜´Д`゜)゜

なんでローゼンは、姉妹であるドール同士の戦いを望むのか?
真紅、翠星石、蒼星石、雛苺、金糸雀・・・みんな本当は戦いなんてしたくないのに・・・
ジュンじゃないけど、観ててローゼンの考えが理解できなかったです。

そう思ってたら、ドールのお父様である、ローゼンだと思ってた 槐(えんじゅ)は、実はローゼンの弟子だと分かり・・・

真紅達のローザミスティカを取り入れた薔薇水晶は、その力に体が耐えられなくなり崩壊、嘆き悲しむ槐と共に光に巻き込まれて消えます。

ジュンは、動かなくなった真紅を抱きかかえ、何処かにいるであろうローゼンに訴えます!
すると、ローゼン?が現われ!? ドール達のローザミスティカが元にもどり・・・

なんか、夢か幻か?あやふやなシーン。

真紅が目覚めます。
ローゼンの言葉に「アリスゲームだけが、アリスになる方法じゃない」と、教え聞かされる訳だけど・・・

真紅が目覚め、元に戻ったのは素直に嬉しかったけど。。。

なんか腑に落ちないラストと云うか・・・何と云うか・・・
ローゼンにも、いろいろ突っ込み入れたいし・・・
こう思うのって、自分だけかな~? (。-`ω´-)
{/netabare}
今回は、1期と比べて萌える所は少ない印象でした。
{netabare}
中盤からアリスゲームがメインとなり、バトルばかりでシリアス展開です。
個人的には、バトルより真紅達の日常をメインで、ジュンの学校復帰、その後のお話にして欲しかったです!
(`・ω・´)キリ
{/netabare}
それでも、1期の続きで、また真紅達を見れたのには嬉しかったです。(●´ω`●)ゞ

あと、余談なんだけど、{netabare}1期で、姉の のり に想いを寄せる山本が、この2期でも出てたんだけど、たった2回、しかもほんのチョイしか出て来なくて、当然 全然進展しないくて残念でした。
しかも、やっぱり不幸なキャラでした。^^;
{/netabare}

1期を楽しめた方、沢城みゆきさん、ゴスロリ、クーデレ&ツンデレがお好きな方には オススメです^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 42

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

平穏な日々と戦いとの天秤

2004年版ローゼンメイデンの続編です。
「トロイメント」とはドイツ語で「夢見るように」の意味。

1期レビュー→http://www.anikore.jp/review/463515/

1期での戦いで、真紅はトラウマを心に抱えてしまった。
そんな中、ドールたちの戦いが本格的に始まろうとしていた。
真紅は何を選択するのか。


2期は焦点がドールたちの心に当てられています。
戦いの運命、姉妹としての平穏な日々、ドールたちはどちらを選択するのか。
それが物語のテーマとなっています。

物語の前半はギャグの多いエピソードで、平和を象徴しています。
ところが、後半に進むにつれ、シリアスな展開が増えていきます。

そんなギャグとシリアスのギャップがテーマを深いものに変えてくれます。
日常シーンが楽しければ楽しいほど、シリアスなシーンの重みが増します。
つまり、日常シーンでのドールたちのやりとりをどれだけ楽しめるかに、物語の面白さが左右されます。

なお、くんくん探偵はスパイスを話に加えています。
すると、彼は影の立役者なのでは……?


ALI PROJECTの歌うOPテーマ「聖少女領域」もイメージによく合っていますし、1期が楽しめた私は、2期も十分に楽しめました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 56

67.4 3 人形でツンデレなアニメランキング3位
ローゼンメイデン オーベルテューレ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (486)
2786人が棚に入れました
はるか昔、伝説の人形師ローゼンの工房。そのローゼンの手で、次々と鞄に納められていく美しき人形達。そして、その様子をじっと見つめる一体の人形。彼女の名は、水銀燈――。ある日の出来事。ドール達が集まり、賑やかな桜田家。いつものようなドタバタ騒ぎの中、真紅の襟に付いていた薔薇の飾りが取れてしまう。修繕を命じられたジュンは、白崎の店で偶然見つけた綺麗なブローチに付け替える事を思い付く。

声優・キャラクター
田中理恵、沢城みゆき、真田アサミ、桑谷夏子、森永理科、野川さくら、志村由美、後藤沙緒里、力丸乃りこ、倉田雅世、津久井教生

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

始まりの話。憐れみとギャップ

全2話のOVA。
「オーベルテューレ」とはドイツ語で「始まり」を意味します。
ローゼンメイデントロイメントの中盤頃の話ですが、回想シーンがほとんどを占めています。

ローゼンメイデン(2004)レビュー → http://www.anikore.jp/review/463515/
ローゼンメイデントロイメントレビュー → http://www.anikore.jp/review/465943/

舞台は近世のヨーロッパ。
真紅と水銀燈がどうして犬猿の仲になったのか。
そのいきさつが描かれています。

第三者にとっては取るに足らないこと。
しかし、本人に取っては大きな事。
たまりにたまっていたものはふとしたきっかけで崩れてしまう。

真紅も水銀燈も、私にはどちらも応援できません。
ただただ、ふたりが哀れで仕方ありませんでした。

しかし、水銀燈の急変っぷりがすごいです。


「ローゼンメイデントロイメント」まで見たなら、ぜひこの作品も見ていただきたいと思います。

トロイメント→オーベルテューレという順番で見るか、その逆で見るかはおまかせします。
発売順で行くとオーベルテューレがあとですので、私はその順番で見ました。
無印とトロイメントでの、真紅と水銀燈の行動の意味が分かってすっきりします。

「ああ、あの発言はそういう意味があったのか」と。


オーベルテューレを先に見ておくと、トロイメントを見る際の感情移入度がアップします。

なお、OPテーマの「薔薇獄乙女(ばらごくおとめ)」、EDテーマの「空蝉ノ影(うつせみのかげ)」のどちらも、映像を含めてクオリティが高いです。
どちらも大好きな曲です。
それだけでも見る価値は十分にあると思っています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 49
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛に飢えた悲しいローゼンメイデン。

1期、2期の後にでた特別編 OVA

全2話

水銀燈と真紅との確執となった経緯を中心に描いた内容です。

回想シーンがあり、時代が遡ります。

{netabare}
最初に登場した水銀燈は、お父様に合いたい、ただそれだけを願う健気な可愛いドールです。
でも、造りかけのため、ローザミスティカのない人形・・・

その為、アリスになれない、アリスゲームにも参加する事すら出来ないと悟った真紅は、水銀燈の世話をし、優しくします。

その優しさは、真紅は否定していたけど、やっぱり上からの立場、哀れみからくるものだと思いました。

水銀燈は、蒼星石によって死んでしまうんだけど、
お父様によってローザミスティカを与えられて復活します。

お父様酷いよね!
だったら、初めからちゃんと造ってやれよな~!
水銀燈が可哀想だ・・・。(> <)  

再び現われた水銀燈を見た真紅は、驚き、本音がでます。
「あなたはまだ未完成じゃない・・・造りかけの可哀想なドール」
「あなたは・・・私達と違う・・・」

そう言われれば、普通、悲しくもなるし、嫉妬もするよね。

嫉妬した水銀燈は、真紅の大切なブローチを奪い、壊します。
悲しむ真紅は、怒ってまた本音が出ます。
「ジャンクのくせに!」
「造りかけのジャンクのくせに」
「ジャンク!」

この言葉はないよね~
真紅も悪いし、言い過ぎです。
水銀燈が怒り狂う訳も分かりました。
これにより、あんなに憎しみに満ちた嫌なキャラになってしまいます・・・ (-ω-) 

水銀燈がちゃんと造られてたら、きっと良い子だったと思います。
(もともと本当は優しい子)
一番お父様を愛し、愛されたい・・・愛に飢えた良い子なんです。
それ故、お父様に腹が立ちました。
{/netabare}

この作品を観て、水銀燈のイメージが変わり、一番好きな子になりました。
(決して可哀想だからじゃないです)
笑顔が可愛いし、ちゃんと礼儀もあり、感謝の気持ちも持ってる子なんです。
(●´ω`●)ゞ

お気に入りな子は翠星石ですけどw ^^
ツンデレで口は悪いけど、本当は優しい子。
何より、キャラが良い!!(*^ー゜)b! グッ


OVAだから、見なくてもいい!って言う作品ではないです。
ローゼンメイデンが好きな人には、必ず見た方がいいです。

本当は、1期を見た後に見た方が良いのかな~っと、思います。
(〃 ̄ω ̄〃ゞ



最後に・・・
お父様(ローゼン)って、酷いよね!(。-`ω´-)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 36

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

オーベルテューレ(ouverture)とはクラシック音楽における「序曲」 B

原作未読

序曲とは、劇付随音楽で最初に演奏される管弦楽曲ですが、演奏会では序曲のみ独立して演奏されることもあります。この作品も第1期の前日譚として製作されているという意味で「序曲」的ではありますが、第1期の知識がないと視聴しても良く理解でないと思います。そういう意味では、単独で聞くことができる「序曲」とは趣が異なっています。

内容としては、ローゼンメイデンの第1ドール・水銀燈が、第5ドール・真紅に対して、どのようにして憎悪を抱くようになったのか、そのいきさつが描かれています。そして、その関係が第1期にそのまま繋がっていきます。

不完全な人形である水銀燈に対して、真紅が持った感情が一体何だったのか。この作品を見てじっくり考えてみることは、現実社会における我々にとっても有用だと思います。

水銀燈にとっては、真紅の存在そのものがガラスの天上であったように思います。ガラスを打ち破り、その上のものに手を伸ばすのかどうかは、あくまでも水銀燈自身が決めるべきこと。誰かが勝手に決め付けるものではない。憐れみや蔑みが混じっているのであればなお更のこと。

と、そのように言えば一番簡単なのですが、問題は意外ともっと複雑なのかも知れません。

ローゼンメイデンシリーズで描かれている究極の人形・アリス、それになるためのドール同士の戦い・アリス・ゲームに関して、ずっと違和感があった私としては、無条件に水銀燈に肩入れすることもできませんでした。言い方は悪いですが、水銀燈は自らの信奉するものしか見えなくなっている余り、真紅に対して逆上しているようにも映りました。

何が一番大事なのかを決めるのは自分ですが、そのためには盲目的であってはならない。何も水銀燈にだけ言えることではなく、ローゼンメイデンの他のドールたちにも言えることです。そして、それは私達にとっても・・・。

長ったらしく書きましたが、要するに以下の3点です。
・第1期の前の話を回想で描いている。
・世界観、人物(人形)設定などは本作を見ただけでは分からない。
・1期を見た後、2期を見る前に見るのがベスト(と思う)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

79.7 4 人形でツンデレなアニメランキング4位
このはな綺譚(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (562)
2422人が棚に入れました
あの世とこの世の間にある宿場町に建つ「此花亭」。
ここは神様に仕える狐っ娘たちが働く温泉宿。
期待と緊張で胸をふくらませ「此花亭」へ奉公にやってきた柚。
個性的な先輩たちに迎えられ、仲居修行が始まりました。
ある日、ちょっと頑張り過ぎてしまった柚は、お客様である薬屋さんを転ばせてしまい、
先輩仲居である皐とともに謝罪へと向かうのですが…。

声優・キャラクター
大野柚布子、秦佐和子、諏訪彩花、久保田梨沙、加隈亜衣、沼倉愛美

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

背景の美しさが際立つ、心温まるほのぼの系アニメ

原作未読。最終話まで視聴。

最初は、花咲くいろは+うらら迷路帳的な作品だと思っていた。
『ケモ耳は正義』って人向けの作品かなぁ・・・くらいの印象でした。

その印象は第5話で一掃されました。

前半はお菊ちゃん絡みのコメディ回。お菊ちゃんが面白可愛い。
後半は神作画回。モノトーンの背景に傘の『赤』とアジサイの『青・紫』が、息を飲むほど美しい。

第6話は打って変わって感動回。柚と八百比丘尼の心温まる物語。

『背景の美しさ+コメディ+心温まる物語』のバランスの良さ。
これがこの作品の魅力だと思います。

第8話は物語として完璧すぎる神回。
ラストの展開が見事すぎる・・・。

第10話の紅葉の風景も絶品。

そして感動の最終話。
ラストの所で、少し泣きそうになったじゃないか!(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 57

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キャラの見た目に騙されるけど、意外とちゃんと仕事しています!

==[下記は6話目まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。]==
原作マンガ『此花亭奇譚』および『このはな綺譚』は未読です。これを書いている時点では第6話まで視聴済み。

此花亭の「あの世とこの世の間にある宿場町にある温泉宿」という設定が、わかったようなわからないような……、な本作ですが仲居として働いているのは(女の子の姿をした)狐ということで、ケモノ耳と尻尾がついています。

主人公の柚(ゆず)は狐でありながら人間(?:伝承通りなら不死ですけど…)である八百比丘尼(やおびくに)に育てられたため、人間界には他の狐たちよりも詳しいようですが、新人仲居として働いています。

基本的にはカワイイ仲居の狐たちの様子を観ていて和むという感じの作品ですが、仲居たちの間での恋愛(?:でも最初の連載が「コミック百合姫S」だったらしいですし)的な関係性や、接客などを通しての成長の様子を見守る感じの作品でもあります。

各エピソードは基本的に1話完結ですし、各話の中でもキャラクター間の(いわゆる「カップリング」的な意味での)関係は分かりやすく描かれていますので、途中からの視聴でもそんなに置いてきぼり感はないと思います。

各話毎のストーリーは、大別すると主にお客との関係に重きを置いたいわゆる「いい話」系のものか、従業員のみで進行するコメディ的なもの(「百合」的ラブコメ(笑)含む)に分かれると思います。

後者の展開のときには「あんたら仕事してんの?」と思いますが、前者の展開のときには意外とちゃんとした仕事ぶりですね。

作画も良いようですし、普通に面白いですよ。観てて疲れませんし、深夜アニメに癒しを求める向きにはお勧めできます。

あ、入浴シーンはけっこうあります…。
==[6話目まで視聴時のレビュー、ここまで。]==

2017.12.21追記:
全話観終わって思いましたが、これは原作もさることながらシリーズ構成・脚本がとても良い仕事をしていたと思います。

各話に含まれている複数パートであるパートが別パートの伏線になっていたりで全パート合わせてきちんと「1話」を構成していて、素晴らしい脚本になっていました。

さらに話数が進むにつれてのキャラクター同士の親密度なども、きちんと計算された脚本だった思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 57

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ずっと、レズビアン~(空耳)。1話完結のお手本な脚本

只のありがちな百合日常系と侮るなかれ、凄く良くできた百合日常系ですし、旅館アニメの傑作と言っても過言じゃない作品です。


opを見て頂ければわかると思いますが、上手くない日常系とは違い、わちゃわちゃした女子動物園ではなく、抑制と清潔感、優しさと上手さが同居していて、百合萌えだけでないウェルメイドという言葉が相応しい薫りが余韻にある。


特に8話の前編後編の構成は本当に上手い!。この回だけ取り出して見ても素晴らしさは充分にわかっていただけると思います。


百合日常系なんて糞食らえ!な人(そんな人って今時いるか?)、以外にはオススメで、「ゆゆ式」の次にもっと評価されて欲しい、2期が見たい作品です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21
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