世界平和アニメOVAランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの世界平和成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の世界平和アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.4 1 世界平和アニメランキング1位
ヘタリア Axis Powers(OVA)

2009年1月24日
★★★★☆ 3.7 (181)
895人が棚に入れました
世界中の問題を、各国で協力して解決するための“世界会議”。その席上で、若くエネルギッシュなアメリカがリーダーシップをとる。しかしあまりに個性的なアメリカの提案策をうけ、出席者たちはそれぞれに意見を出しあい、会議は混乱におちいっていく。

声優・キャラクター
浪川大輔、安元洋貴、高橋広樹、小西克幸、杉山紀彰、小野坂昌也、高戸靖広、甲斐田ゆき、笹沼尭羅、武内健、根谷美智子、朴璐美、釘宮理恵、井上剛、髙坂篤志、たなかこころ、増田ゆき、高乃麗、金田アキ、金野潤、郷田ほづみ

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

気楽に見ていいアニメ…なのですか?

「国」を擬人化し、ギャグタッチで彼らの関係性や主に戦争の歴史を描いていくアニメである。

扱っている内容が内容だというのに、あまり風刺のようなものは感じない。
だから余計に思ってしまうのだ…諸手を挙げて「面白い!」と言っていい作品なのかどうか。

確かに各国を模したキャラクターは、一般的に「○○人って、こういう人(国民性)」というイメージに概ね則した性格をしている、と思う。
分かりやすく例を取れば日本だけれど、空気を読みすぎて寡黙で、他国からは「何考えてるのか分からない奴」というキャラに仕上がっている。

確かに国際社会から見た日本ってそうなんだろう。「何だよ十把一絡げにしやがって!」といった、怒りが沸きあがるということはない。これも言ってしまえば日本人クォリティーなのかもしれないが、いちいちこういった娯楽作品に「問題だ!」と目くじらを立てていてはキリがないというもの。。。

私は戦時中に生まれた訳でも、戦後の高度成長期に生まれた訳でもない。広島・長崎出身者でもない。

…とはいえ、WW2を題材にするまではいいとして、ギャグアニメにしてしまうということには、抵抗を感じずにはいられない。
ED曲が平和を歌う趣旨の歌詞であるにも関わらず、戦争をネタに笑いにしてしまっているのは、あまり趣味のいいこととは思わない。

とはいえ、世界の歴史や各国の関係性を「ざっくり」掴む意味では、いいアニメだと思う。
主要国のみならず、リヒテンシュタインやシーランド(厳密には国家ではない)といった、「どこそこ?」というマニアックな国まで出てくるので、世界に対する視野は広がると思う。

人の歴史とは、ほぼ戦争の歴史だと思う。
同じ悲しい間違いを繰り返さぬためにも、私たちは「歴史」というものを学ぶ。
しかしながら、このアニメからは「戦争おもろーい。イタリア弱ーいww」というメッセージしか伝わってこなかった。

フィクションを2次創作的に扱うならば、それなりの敬意と慎みを持つべきだと思うのだけど…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

イタリアって、イイですよねぇ

作中でヒドイ扱いですよね、イタリア(汗)
でもそんなイタリアと言う国のいい塩梅さが好きであればこの作品も愛せる筈。私も大好きです。
イタリアがドイツに送った歌の歌詞の"ドイツ女はデカい"の件、笑っちゃいました。私も一度だけドイツに出張したんですが、ホントあの国の女性ってゴツいんですよねw
短い分数ですが話数多いので、他のアニメの合間にちびちび楽しもうと思ってます。


以下はアニメと関係ない私事なんで隠しときます。
{netabare}
私、若い頃単車好きだったものでイタ車も乗ってたんですよ。
周りにその話すると、ドカですか?ってよく聞かれるんですがグッツィとベスパです(汗)
どっちも塗装とか溶接とか鋳造とか、スゲェいい加減な仕上げなんですけどね。
でもね、イイ感じなんですよ。
塗装なんて塗膜が厚くてしっとりした感じですし、鋳造もモノによっては砂型じゃねえの?と言う位粗い鋳肌の部品使ってたり。マスプロダクトとは思えない品質ですが妙な色気が有るんすよね。

 そのかわり工業製品としての完成度って点ではホント酷かったですけどねw
乗ってたグッツィの純正ステダンのオイルシールなんて、一年もたたずに漏れ出しちゃうもんで最後は諦めて社外品に交換しちゃいましたよ。
ベスパはブレーキが利かなくてねぇ。タッチも最悪(汗)
でもね、どっちも憎めないんですよね~。
ドカは戦後の電気部品製造から急激に立ち上がったメーカーですから、そういういい塩梅さはなさそうですけども。

ホント、不思議な魅力の有る国すよねぇ。
行ってみたかったなぁ。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ドイツを応援せずにはいられないw

陽気で憎めない「イタリア」と 厳格で真面目な「ドイツ」を中心に、世界の国々を
擬人化したキャラクター達が織りなす近代史コメディ。1話5分位で全52話。

ショートアニメって普段見ない方なのですが、短いながら勉強になる事もあり
なかなか面白かったです!!

少し極端ではあるんですが、各国の特徴を捉えたキャラクターたちは良いですね。
お国柄がキャラの性格や言動に反映されていて、それぞれの国民性に因んだ
やりとりはバカバカしくて笑えましたw

特に、弱小国イタリアに振り回されるドイツが良かったです。なんか見ていて
不憫でしょうがなかったww

それから、各国の歴史や文化に纏わる話、 国同士の関係性など、話の所々に
解説などが入っていて、当時の世界情勢などを楽しみながら色々知れるって
いうのも良かったかな。

ただ、流石に5分は短かすぎる。 30分もやると確実にグダグタになると思うので、
ショートアニメは正解だと思うのですが、せめて10分位は欲しかったトコロ...
たった5分だとやっぱり物足りなさを感じますね。

でもまぁ、時間以外は不満もそれほど無く終始楽しんで見れましたし、世界や歴史に
目を向けたり興味を持つキッカケなどにも良い作品だなって思ったりもしました。

あと最後に、作品の内容的に他国でも色々と反響を呼んでいたみたいなんですが、
これを見たイタリア人の反応はどうだったんでしょうね!? 少し気になりますw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

70.4 2 世界平和アニメランキング2位
ゆゆ式 困らせたり、困らされたり(OVA)

2017年2月22日
★★★★☆ 3.8 (81)
418人が棚に入れました
ノーイベント・グッドライフ!あの情報処理部が帰ってくる!
『まんがタイムきらら』の人気作「ゆゆ式」の新作エピソードがOVAでリリース決定!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「しゅぽーん…」←この作品の特徴を良く捉えた台詞だと思います。

この作品は、ゆゆ式1期の続編に位置するOVAです。
物語が3人の女子高校生の日常を中心に描いているので、この作品から視聴しても問題無いと思いますが、キャラの説明などは何一つ入らず物語が始まった途端、この作品の世界にどっぷり浸かっていく感じなので、作品をより堪能したい方は1期からの視聴をお勧めします。

このOVAのタイトルは「困らせたり、困らされたり」…という事で、主要登場人物である野々原ゆずこ(CV:大久保瑠美さん)、日向縁(CV:種田梨沙さん)、櫟井唯(CV:津田美波さん)の3人が学校の休み時間を過ごす過程で発生した展開なのですが、この作品の持つ「ほんわか感」も相まって、タイトルの意味を額面通りに受け取ってはいけない作品…だと思いました。

何故なら、困らせようとする言動の一つ一つを見ると、正直殆ど困らないモノばかり…
多少のウザさは感じるモノもありますが、普通に考えて許容範囲の内容ばかりなんです。
それでも、このタイトルが採用されたのは3人が3人ともお互いの事が大好きで、一緒にいる時間をとても大切にしているから…そして普段の当たり前の一つ一つを決して忘れない思い出に昇華させようとしているから…こんな風に感じました。

会話の展開としては、まずゆずこがボケて、縁がそのボケに乗っかり唯が突っ込む…この三角形が見事な調和を醸し出しています。

ゆずこのボケ…ハッキリ言って中々凄いと思います。何故なら「火の無いところに煙は立たぬ」というコトワザがありますが、ゆずこは火の無いところに煙を立たせるに止まらず、消火用の水まで用意するレベルなんですから…
ゆずこの頭脳明晰な一面を垣間見れる点だと思います。
そして大切な思い出に…と思って行動するのはゆずこも縁も一緒です。

それでは、唯が二人とベクトルが異なっているか…というと決してそんな事はありません。
唯が突っ込み役に徹しているのは、恥ずかしがり屋の性格も手伝って二の足を踏んでいるからだと思いますが基本的に一般人だから…
頭脳明晰なゆずこのボケのタイミングとテンポの速さは抜群なので、そのボケに乗れなくても全然おかしくありません。
でも唯の良いところは、目の前の出来事を自分なりの解釈を加えて反芻するところ…

唯が反芻するのもきっと彼女の性格のせい…
だから自分がボケるタイミングは、きっとこれまで数多く失ってきたんだと思います。
口には出さなくても唯なりの胸への落とし方…つまり彼女なりの昇華方法があるのが第3者の視点で見ると良く分かります。

この作品を視聴したのは2013年の春なので今から約4年前…当時は感動系の作品ばかり視聴していて、日常系の作品はあまり馴染みがありませんでした。
でも色んな日常系の作品を経て改めてこの作品を見ると、このゆったり感に堪らない心地良さを感じます。
本レビュータイトルの「しゅぽーん…」を含め、食いつきたい点のある方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「きらめきっ!の日」
エンディングテーマ「青空のつくりかた」
どちらも主要登場人物3人で構成している「情報処理部」が歌っています。

30分1話のOVAでしたが、彼女達の「らしさ」が30分に凝縮された作品だったと思います。
この作品で気になったのが…種田さんの動向です。
病気療養に伴う代役にこの作品が入っていなかったこと…
2016年の11月に上映された「きんモザ」の様に休止前に収録が完了している訳でも無さそうですし…
これはいよいよ種田さん復活の兆しと考えても…などと一人で勝手に盛り上がっています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

OVAでも変わらない3人のゆゆ式!

大抵はOVAとなると地上波では出来ない表現をしたり際どい事をやったりするのが多いですが、この『ゆゆ式OVA』は良い意味でそのままの『ゆゆ式』でした。とても満足です(^^)!

哲学も雑学も捉え方次第で面白い話題や遊びに変わる。それをとても楽しそうにゆい・ゆずこ・ゆかりの3人は表現してくれる。観ててクスッとさせてもらい、ほっこりともさせてもらえました。
ま、哲学も雑学も関係なしのネタでも盛り上がってましたけど(笑)

もし2期があるとしたらOVAで2年生の10月の話をやってしまったからどうなるのかな?もしあるとしたらOVAの話の前後もやってほしいですね。それくらい良い出来上がりでした。日常系がお好きな方はオススメです!
相川さん、岡野さん、長谷川さんの3人がどうやって仲良くなったのかも分かりますよ♪

しかし『シュポーン』も気になりましたが、個人的にはゆかりの発言がお気に入りです。笑わせてもらいました!

ゆかり『しねーのか!』

この前後が気になる方はOVAで!(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今日も元気な「唯ちゃん困らし」に、癒される♪

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ゆゆ式は、今日も元気に通常運転です♪ ゆゆ式好きなら外れないし、嫌いなら当たらないっすね。作画とかテンポもまんまで、嬉しかったな~。


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一番笑ったネタ→「誰だ! 敵か? それともパン派か!?」「どんな二択だよ!」

流石というか、感心したツッコミは→「愛してるから困らせるんだよ~」に対して「DVの人か」。「一度で良いから~」に対して「悪い男か!」

あんなバカな感じに見せといて、帰ってすぐ勉強している ゆず子の、微妙に歪んだ感じがたまらなく好きです。

何気に、あいちゃん&岡ちー&ふみおちゃん、のトリオ好きなんだな~♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
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