ロボットで学園なおすすめアニメランキング 22

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのロボットで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月25日の時点で一番のロボットで学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.6 1 ロボットで学園なアニメランキング1位
コードギアス 反逆のルルーシュ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (10519)
37617人が棚に入れました
皇暦2010年8月10日、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。しかし、その圧倒的な支配にも亀裂が生まれようとしていた。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、白鳥哲、井上喜久子、成田剣、渡辺明乃、中田譲治、田中一成、新井里美、高田裕司、真殿光昭、飛田展男、若本規夫、皆川純子、南央美

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

戦慄を覚えるほどの超展開。

ルルーシュが天賦の才と絶対遵守の力(ギアス)を駆使し、超大国の破壊を目論む反逆革命物語であり
想像を絶する十字架を背負う覚悟で指導者としての仮面を被り、私設軍隊を率先垂範する貴種流離譚。
個人という無力の存在から解き放たれ、主体的行為者として、世界の変革に身を投じる姿は冷徹であり
予期しない悲劇に動揺を隠し切れない修羅場もあるが、希望を掴むために自己を押し殺し遂行していく。
その上、大多数に共有される「正義」ではなく、個人(ルルーシュ)の「正義」を、初志貫徹する構成により
アンチヒーロー像を演出しており、チェスの如く戦争論をゲームと捉え軽視しているのも、それ故である。

従来の正義と悪を反転させたかの如きルルーシュとスザクの対立図式や戦術はケレン味に溢れており
先が読み難い螺旋状に張り巡らされた幾重にも交錯するドラマは戦慄を覚えるほどの「超展開」である。
谷口悟朗の旧作と比較しても、最も大衆向けに特化されており、娯楽的な要素も多く盛り込まれている。
次話への期待が自ずと高まる引っ張り方やスピーディーな展開は隙が見当たらない完璧な構成であり
この領域に絞ると旧作以上の水準であり、特に最終ラストは必然的に続編への視聴意欲を掻き立てる。

しかし、反則級の引っ張りの巧さがハードルを著しく上げてしまったのは何とも言い難いところではあり
個人的には、本作の方を高評価するが、続編においても「超展開」は顕在であり、瞠目すべき点もある。
ルルーシュとスザクの擦れ違う想いを対比させることによって、哲学的思想的諸問題も肝になっており
そういった部分では、「プラネテス」とは異なるジャンルながらも、根底に根差すものは意外に似ている。
尚、谷口悟朗が助監督として制作に携わった、「ガサラキ」と類する人物像や世界観が内包されており
決して大衆向けではないが、本作をお気に召された方には、関連性を踏まえ敢えての視聴を推薦する。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 49

鯨太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最高峰のアニメ

 今まで数々のアニメを見てきたけど、このアニメを見て「ああ、アニメってこれだ」と思った。今まで絵柄のせいでこのアニメを敬遠してたが、どうして早く見なかったのか悔やまれる。早く続きが見たいと本気で思えるアニメ。
 ストーリー、展開、アニメーション、声優陣、どれをとっても素晴らしい。特にアニメーション好きな自分にとって、手描きであそこまで、しかもロボットを動かすのは感激だった。スピード感あふれるロボット同士の闘いは見入ること間違いなし。
 声優陣も文句はなく、それぞれキャラに見事に合う声優が使われている。ルルーシュの悪役っぽさやロイドのお気楽そうな声、C.C.のなんともいえないマッチング感。素晴らしい。
 そしてなんと言っても超展開。「え、まじか」と思うような展開が続出。ここで言うのはあれだが、R2のラストには皆驚いたことだと思う。そして一話一話の最後が必ず「続きを知りたい!」と思わせるような終わり方をする。
 ロボットアニメとも心理アニメともつかない絶妙なアニメ。デスノートが好きなら~とは言っているものの、デスノートとはまた違った味が出ていると思う。
 また、深く考えこむようなアニメでもなく、その場の勢いにまかせて見るアニメでもあると思う。その方が面白い。そもそもアニメって面白さを追求したものなんだから、そんな深く考えちゃダメだと思うんだ、うん。

 結論言えば、何をとっても素晴らしいアニメ。不満があるといえばキャラの首が長すぎるような気もする。作画自体は物語やキャラを引き立てるのに非常に良い絵だと思う。
 うん、首。それだけ。

 とにかく見たことない人は一話でも見るべし。一話見てつまらないと思ったらその先もきっとつまらないので見なくてよし! とにかく一話! それで見るか否かが決まる!

投稿 : 2025/01/25
♥ : 30

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるヤツだけだ」ってこれだったのか。

あにこれに来て、最初に観た作品。
私自信ここ数年、アニメから距離を置いていたが
名前だけは聞いたことがあった。

完全なる個人的偏見から「反逆のルルーシュ」って題名で
何か子供向けぽい印象を持っていた。
さらに絵があまり好きな絵ではない。

それもそのはず、キャラ原案がCLAMPであった。
個人的にCLAMPの絵にはどうも抵抗がある。
昔でいえばXやレイアースがこれに該当する。
(最近のはあまり知らないのではあるが)

と、題名、絵柄からなんとなく敬遠していたのではあるが
あにこれでの評価の高さ、得意のロボット物、頭脳戦などの
成分から、1番最初にこれを選んだ。

1話見たら止まらなくなる。

まさにその通りになってしまった。
出だしこそ、絵柄に抵抗があったものの
1話の終わりに完全に引き込まれてしまった。

物語はシリアス展開で進行していく。
そして、展開のスピード、展開の意外性など、
毎話毎話次が気になる引きを魅せる。
こうなっては止めるが難しい。

このアニメは頭脳戦ということで注目を集めてはいるが
主人公ルルーシュが目的を達成するために
色々なものを犠牲にしていく様、心の葛藤の表現はなかなかの物。

個人的には頭脳戦部分よりもたった1つのものを守るために
手段を選ばない非道な部分に惹かれた。
また、スザクとの関係からも目が離せなかった。

ただ、不満な部分も。
物語は1期では完結しない。
正直1期の終わり方にはあまり納得はしていない。
2期のためには仕方ないのかもしれないが、かなり強引な印象はぬぐえない。

声優陣はなかなか豪華。
最近の作品でもかなり活躍している方々ばかり。
そんな声優陣の演技もよかった。

また、ロボットも正直、作品の面白さにはあまり関係ない。
ロボット物が苦手でも十分に楽しめるだろう。

総合的にはかなりの良作と言え、お勧めできるアニメ。
1,2期合わせて観ていただきたい。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

偽ニュー隊長が命ず、とりあえず1話観ろ!

投稿 : 2025/01/25
♥ : 67

84.5 2 ロボットで学園なアニメランキング2位
IS [インフィニットストラトス](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (6615)
28818人が棚に入れました
女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」(IS)の操縦者を育成するための学校・IS学園。そこでは世界各国から集められた少女たちが候補生としての勉強に日々励んでいる―はずなのだが、男なのになぜかISを起動させることができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。当然、彼の周囲には女の子ばかり。「世界で唯一ISを使える男」である一夏に、彼女たちは興味津々。幼なじみの篠ノ之箒をはじめとしたクラスメイト(少女限定)に囲まれた、一夏の波瀾万丈のスクールライフが始まる!?

声優・キャラクター
内山昂輝、日笠陽子、ゆかな、下田麻美、花澤香菜、井上麻里奈、豊口めぐみ、下屋則子、田村ゆかり、小幡記子、保村真

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

究極のハーレムアニメ

1話目開始と同時に広がるハーレム展開にいきなり目を奪われました。
女性しか乗れないロボットに唯一乗れる男性主人公、各国から集まるヒロイン達、たくさんの女の子達にモテモテなのに主人公は超鈍感など、こういう設定は他のアニメにもよく見かけるが、不思議と違和感がなくあきさせない作品。
ラブコメ展開もここまでハーレム状態にすると新鮮な感じで面白いです。
戦闘シーンはスピード感溢れた迫力ある戦闘が楽しめ、しかも使用するロボットはパワードスーツのような物なので顔が完全に露出している分、キャラ達の魅力を壊さなく華がある戦闘が見られて楽しいです。
本当に面白い作品です。
個人的にシャルルのテレ加減がすごくかわいくてお気に入り。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 21

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハーレム&バトル

主人公はハーレム状態!
可愛い女の子が主人公の周りに集まっていき、そして皆がそれぞれの想い・恋心を胸に戦う…。
正直、エロゲ的な要素を多く含んだ作品で個人的には好きな系統ですね♪
逆に、魅力的なキャラが多すぎて困ってしまうくらいにww
そして、結局誰がメインヒロインなのだろう?と未だに不思議ですwww

バトルものって一言で言っても多くありますが、男同士のガチな戦いって、迫力や緊張感があって見入っちゃう感じですが、ISのような感じの戦いもたまには良いかな♪

何より、最近の女キャラの戦いは無駄に服が破けたり、おっぱいが出てきたりなど、エロ要素を取り入れすぎ!!
強いて例を挙げるとしたら、有名なところでは【一騎当千】、放映中では【マケン姫っ!】などですかね。
バトルものなのにそんなエロは不要だろ…。と、そういう展開が面倒になっていたので、このISは純粋に楽しめました♪

投稿 : 2025/01/25
♥ : 40
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

表彰します!あなたは、くだらないけど笑えちゃうキャラクターアニメ部門No.1です♡!

バトルも恋も熱く燃えて全力で頑張っちゃう♡
そんなアニメです。

魅惑の美少女戦士たちがロボット化。スピーディーで迫力あるアクションを、それは艶やかに!華やかに!
時に凛々しくも見せてくれます。

この作品のジャンルはロボットアニメ?
ISを巡るロボットのアクションはカッコイイです!けれどこの作品はロボット以上に強い「ラブコメ要素」でグイグイ迫ってきます。

なんといってもキャラクター力が抜群に高いです。観たら最後、きっとあなたも誰かのファンになってしまう、そんなキャラクターばかりです。

ストーリーはISのキャラクターのインパクトには到底及びません!!

多様な国から選ばれた魅力ある可愛いキャラと一夏のやり取りが楽しく、気がついたら病みつきに、画面に釘付けになって観てしまいました!!

基本、ストーリーはあってないようなもの。笑えます!笑いしかないのかもしれません!以上。
その結論が深く考えないこと、細かいことは気にしないこと、それが「IS」です!

ここは、萌えと、お色気がいっぱい詰まったワンダーランドです♡

主人公の一夏 (いちか)は女性しか操縦できない「IS」を何故か扱えます。特別な一夏は常に女子の興味の真ん中。戦いでは危険も顧みず仲間のために戦い、全ての女子に優しい。好意を寄せられるのは頷けます。女子が喜ぶことを無自覚でしてしまう納得のモテ男。
私も一夏を好きな一人です!!

そんな一夏の魅力に惹かれ、次から次へとバラエティー豊かなヒロインが登場します。

恋に鈍感な一夏とヒロインたちが過ごす賑やかな学園生活、バトルがとにかく華やか。
・・あと、ちょっぴりえっちです(笑)

ここで一夏を囲むヒロイン5人を紹介します。
{netabare}
・篠ノ之 箒 (しののの ほうき)「ファースト幼なじみ」黒髪ポニーテール。侍のような口調の武士道女子です。実は乙女なツンデレちゃん。隠しきれない胸は武器になるのかな?

・セシリア・オルコット。金髪ロングで毛先縦ロールが目を引く美少女。お嬢様でプライドが高く、高飛車。こういう女子が恋するとどう変わるのかな?

・凰 鈴音(ファン リンイン)実は私一番好きかも?イタズラっぽい笑顔や八重歯がすごく可愛い!素直になれない不器用な鈴(リン)を応援しています。この作品内でリンの扱いが悪いのがかなり気になります「セカンド幼なじみ」といい二の次扱いはやめてあげて!!

・シャルロット・デュノア。顔、性格、スタイル、声(花澤香菜)可愛すぎます。パーフェクトヒロイン!やっぱり「一夏のえっち」という必殺技があるせいなんでしょうか、好待遇ヒロインです。

・ラウラ・ボーデヴィッヒ。銀髪ロングで左目には眼帯を付けています。軍人気質です。登場時からは想像出来ない後半のデレっぷり。意中の彼を「嫁」と呼ぶところがツボ。
{/netabare}
一夏は誰が好きなのかはっきりしません。いつしかヒロインたちの間で勃発する一夏を巡る争い
見渡す限りライバル!ライバル!ヒロイン達は揺れます。
それぞれが「好き」を伝えるため、愛を表現し、彼の一番になるため奮闘します。

私がその立場ならきっとそうする。それで一夏はどんな反応?とか近いアピールするヒロインを見て妙に親近感がわいたり。時々そんな風に入り込んでみたり!!

ヒロインたちのあの真剣な表情を見てください。
皆、恋にバトルに勝つために一生懸命です!!そんな姿見せられたら作品共々応援してしまうじゃないですか♪

沢山笑えてちょっぴりえっちな作品
もし、もうちょっと、えっちが観たいのならワールド・パージ編(私の棚にあるよ)を是非ご覧下さい♪

最後に・・
OPの「STRAIGHT JET」すごく好きな曲
1日1回は聴いちゃいます♪

止まらないスピードで

想いが溢れていく

負けたくはない

誰よりも輝いていたい♪

恋もバトルも白熱・・・
果たして一夏のハートを射止めるのは、だ~れだ♡

投稿 : 2025/01/25
♥ : 80

92.9 3 ロボットで学園なアニメランキング3位
コードギアス 反逆のルルーシュ R2(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★★ 4.4 (10689)
36157人が棚に入れました
ブリタニアの皇子として生まれながらも、ブリタニア帝国に復讐を誓い、反帝国組織「黒の騎士団」のリーダー“ゼロ”として覇道を歩もうとするルルーシュ。元日本首相の息子でありながら、ブリタニア軍に所属し、正直さと公平さを捨てることなく正道を歩もうとするスザク。二人の歩みが超大国ブリタニア帝国、そして世界を震撼させる!
対峙したルルーシュとスザク、そして響く銃声…あれから1年、ルルーシュとスザクは生きていた。スザクは帝国直属の騎士のひとりになっており、ルルーシュは以前と変わらず学園に通っていた。ただし、弟のロロ・ランペルージと一緒に…!
彼らに何が起きたのか、何が起きていくのか…。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、水島大宙、小清水亜美、緑川光、保志総一朗、後藤邑子、大原さやか、折笠富美子、杉山紀彰、渡辺明乃、真殿光昭、田中一成、高田裕司、二又一成、島香裕、私市淳、中田譲治、倉田雅世、新井里美、若本規夫、名塚佳織、千葉紗子、幸野善之、松元環季

猫☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

嘘の涙は人を傷つけ、嘘の笑顔は自分を傷つける・・・それで人は“自分”という存在を隠すのでしょうか?

コードギアス1期の続編。
作品の雰囲気だけで感動させられる類
やはり、作画、音楽と共に完璧でしたね。
この空気作りは本当に凄いと思いました。

ひとつひとつを取り出したときの
緊張感や勢いといったものは
他の追随を許さないくらい凄いです♪
キャラクターの思いのすれ違いによる
フラストレーションも、「話し合いなよ」と思いつつも、葛藤する様が見事に表現されていて
素晴らしかったと思います。
音楽などの演出も場面に合っていたと思うし、
ギャグパートとの繋がりも
シリアスの雰囲気を壊さずに
行われていたので見事でした。
最後ストーリーを詰め込みすぎた感があったので
そこは少し否めませんね;;

前作の物語の中途半端なところでの
終了を受けて当然のように
作られた続編ですが(続編のために中途半端なのでしたが)
あいかわらず(いや、むしろ前作以上の)
急転直下な展開の
連続で飽きさせないのはさすがで、
先を観ることに退屈さを
一切感じず、卓越した演出はもはや冠絶
していると言えます。
しかし登場する新メカ群の性能の激しい
インフレなどは前作に
比べリアリティの落としどころが
少し低いところになっていて
今作から登場の新キャラも
前作からのキャラに比べてキャラが
描ききれて無い印象があるので、
そのあたりは少しマイナスでしょうか?(少しですよ!

ルルーシュ劣勢の中、
それでも、世の中変えようと
頑張っているキャラ達が様々な矛盾などと
葛藤しつつ戦っている様子は熱かったですし、
戦闘シーンは総じてクオリティが
高く楽しませてもらいました。
ペルソナの話も面白かったですね。
内容は娯楽感があり、とても面白く、
たまに、ギャグが入っていて最高でした。
こういった雰囲気アニメは楽しめるので好きです。
ただ、カタルシスは感じられないので
いい意味でもやもや感が残りますね。

「感想」
「平和」を目指すという想いは同じなのに、
争いが起こる。これがこの作品のテーマなのでしょうね。
前作は頭脳戦が熱かったのですが、今作は、
悲しい話が印象的でした。
特に最終回は涙腺崩壊です;;
ルルーシュのやり方が正しかったかは
わかりませんが、それでも妹のために争いのない
平和な世界を、自分の全てを投げ打って
実現しようとしたルルーシュの生き様には心打たれました。
 
「撃っていいのはな、撃たれる覚悟のあるやつだけだ!!」

投稿 : 2025/01/25
♥ : 86
ネタバレ

ふうこの☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シャーリーについて。(ネタバレ)

シャーリーについて。

(物語全体、本編及びR2の感想は、本編の方にネタバレ無しで書いてあります。)

{netabare}

あまりにかわいそうな存在である。一度は、ルルーシュと結ばれる寸前まで行きながら、記憶を消されて、友人以下の存在まで戻されてしまう。がんばって、なんとか記憶が戻る寸前まで行って、ギアス解除により記憶が戻ったその日に死んでしまう。

なぜここで死ななければならなかったのか?「王の力は人を孤独にする」すなわち王になるためには孤独でなければならないからか。ルルーシュが王になるためには、シャーリーの死が必要だったのか。

ここで思い出すのは、『銀河英雄伝説』のキルヒアイスの存在である。皇帝ラインハルトの親友にして右腕。ラインハルトが人間的英雄ならば、キルヒアイスは清き聖人。その存在感の大きさは敵将ヤン・ウェンリーと物語の存在感を3分するほどであった。しかし、キルヒアイスは、物語の中盤ほどで、ラインハルトをかばい、銃弾に倒れ死んでしまう。その時の喪失感の大きさは、物語自体の価値を半分ほど消失させるほどに感じたほどだった。まさにキルヒアイスを殺したのは、作者の失敗であったと、私は今でも思っている。
それがラインハルトを孤独な王にするために必要な出来事であったとしてもである。その後の「銀河英雄伝説」は、最後までキルヒアイスの影を引きづりながら、彼がいればという物語になってしまっていた。そう感じたのは自分だけなのかもしれないが。

「コードギアス」のシャーリーの死は、なくても良かったのではないか。中途半端過ぎて、シャーリー自信が哀れである。瀕死の重傷で止めておいて、生かしたままで、最後まで物語を厚くする存在にしたほうが良かったのではないだろうか。

C2やナナリーを生かすより、シャーリーを生かして欲しかった。

{/netabare}



個人的な意見ではある。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 29
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

イエス・ユア・マジェスティ

今観終わりました。

1期比べてバトルに比重を置かない分、より人間関係を重視している内容ですね。

1期よりグっとする内容が多かったです。

{netabare}
C.C.が奴隷時代の記憶に戻った時に怪我した後に言った、

「だから平気です!外から痛いほうが中から痛いよりも」


それまで長い間生きて、色々な経験をして来て達観した彼女が言う台詞もいいのですが、最初に戻ったC.C.のこの一言がグっとときましたね。ルルーシュも肩が震えていたし。

スザクの迷いと決意、カレンの忠誠心と恋心、シャーリーの永遠の愛に感動し、ロロの妄信的・献身的な思いに涙し、そしてC.C.との絆、ルルーシュのみんなを思ってあえて悪役を演じ、でもナナリーには盲目的て純粋なところがあって、不覚にも何度も涙しました。
{/netabare}

毎日DVDを1枚ずつ観ていたのですが、次の日が楽しみで早く続きを観たいと思わせる作品です。

このアニメを観ているとルルーシュは、思い入れのある銀英伝のラインハルト・フォン・ローエングラムを思い出させてくれました。

すごく見応えのある作品ですね。好きな作品の一つになりました。みなさんのレビューに感謝です。

まだ観ていない方でバトルが苦手な方もいらしゃるとは思いますが、オススメできる作品です。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 104

88.8 4 ロボットで学園なアニメランキング4位
マクロスFRONTIER[フロンティア](TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★★ 4.1 (3912)
18354人が棚に入れました
西暦2059年。「新統合軍」が擁する戦闘艦と一体化した居住艦を中心に、1000万人以上が住まう超巨大宇宙移民船団の一つ「マクロス・フロンティア」(通称「フロンティア」)は、銀河系の中心部を目指す航海の中にあった。
ある日、近隣で航行中の「マクロス・ギャラクシー」船団出身の歌姫・シェリル・ノームが、コンサートのためにフロンティアを訪れる。同じ頃、パイロット養成学校に通う少年・早乙女アルトは、シェリルのステージの一部であるエア・アクロバットに出演することになっていたが、彼女の大ファンだという女子高生・ランカ・リーとひょんなことから出会う。そんな折、フロンティアへ謎の宇宙怪獣が突如来襲。アルト、ランカ、シェリル、そしてフロンティアの人々は、否応無しに宇宙怪獣との戦いに巻き込まれていく・・。キラッ☆

声優・キャラクター
中村悠一、中島愛、遠藤綾、神谷浩史、福山潤、桑島法子、小西克幸、豊口めぐみ、大川透、小林沙苗、三宅健太、田中理恵、平野綾、福原香織、井上喜久子、西村知道、杉田智和

人工知能 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これぞ現代のマクロス!

これを手に取ったのは、周りで人気だったから。そんな気持ちで手に取った作品だったのですが……。
やべぇ!こんなに続きが楽しみなアニメ、久しぶりだ!レンタルしにいかねぇと!続きがねぇ!ふざけんなぁ!
とかなり熱中し暴走したのを覚えています。
 ただ萌え要素だしただけかと思えば、そんなことはない。ちゃんとマクロスってました!シェリルとランカとアルトの三角関係、バジュラとの戦い、アイドルとして歌う二人の歌。ちゃんとマクロスの三原則守ってる!その上、前シリーズのオマージュもたくさん隠れていました。ZEROとか7とか。シリーズ見てから見るのもよし。初めてのマクロスシリーズとしてみるも良しかと。せめて初代マクロスの知識はあったほうがいいかもね。初代マクロスの劇場版を見てからをお勧めします。そのほうが世界観は共通なのでわかりやすいかも。歌、音楽が素晴らしいです。最終話なんか鳥肌ものです。キャラクターも魅力的です。
「ロボットアニメはちょっと…」と敬遠している方にぜひお勧めしたい作品です。
 ちなみに自分はクラン大尉が一番好きです。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 25

reverb さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

持ってっけー?!

主題歌、挿入歌の良さは認めます。イヤ認めさせてください。じゃなくて認めるなんておこがましい事を…
以下の感想は、ストーリーや絵に関しては皆無です(爆)

歌詞が変なんです。悪い意味じゃなくて、これまで聞いたこと無いんです。「持ってっけー」とか「生き残りたーい」とかあんまり歌詞に使わないし(笑)

でもって、ドッグファイトのシーンなんかでこの曲が流れると寒イボ(鳥肌?)が出るんすよ。
お気に入りは「ライオン」かな、菅野ようこさん凄すぎです。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 14
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

『初代マクロス』を見ているかどうかで評価が激しく変わってしまいました

(2018.11.19)レビュー全面改訂

◆『初代マクロス』完走前に視聴した時の個人評価(☆ 3.6)と、完走したあとに改めて視聴した時の個人評価(★ 4.3)が余りにも違い過ぎる・・・

初見時の私は、例えるなら、「古今和歌集」を読んでいない人が、いきなり「新古今集」を読んでしまい、頭の中がチンプンカンプンになって、どう評価していいのか分からない状態に近かった?

・・・つまり、本作は、その第1話から終盤の決着のつけ方まで、あるいは主要キャラの配置やメカの設定まで、『初代マクロス』を様々な形で「本家どり」していて、その「本家」の方をきちんと見ていないと、そうした様々なシーンや、主要キャラの行動パターンでさえも、いかにも“ワザとらしい・不自然な”モノにしか思えなくて、私のような一部の視聴者には、本作の全編に溢れるそうしたサービスが、却って意味不明で不必要、場合によっては不愉快なものにすら感じられてしまう作品ではないでしょうか?(もしかして私だけ?)

・・・というわけで、本作の個人評価を大きく変更します。
ファンの皆さん、長い間「マクロスF」をディスってて・・・ゴメンナサイ。

但し、ここで少しだけ弁明するとすれば、このTVシリーズの方は、後半のシナリオが若干甘いと思う(※とくに、後半になって急に存在が大きくなる{netabare}グレースとブレアのキャラ{/netabare}が何だかブレていて、いまいちシックリ来ない点)。

その後、制作された劇場版2本では、この欠点は見事に解消されており、とくに劇場版後編(サヨナラノツバサ)は、TVシリーズとはひと味もふた味も違ったドラマチッな展開で、私の個人評価もかなり高くなりました。

取り敢えず、しばらくして、TVシリーズ→劇場版の順に今度は落ち着いてもう一周して個人評価をキッチリ確定したい作品です。


◆視聴メモ(2回目以降)
{netabare}
・第1話視聴終了時点
展開の速さは◎、但しヒロイン(ランカ)の声演の下手さはやはり気になる。
・第2話視聴終了時点
アルトがランカを可変戦闘機から救助するシーンは『超時空要塞マクロス』で一条輝がリン・ミンメイを救助するシーンのオマージュ。
一瞬ながら大気の希薄な状態に投げ出されてしまったランカが無事だったのは、彼女がゼントラン(ゼントラーディ人)とのクォーターだったから→なるほど上手な理由付けだと感心。
・第7話視聴終了時点
バトル&歌融合回として◎
・第10話視聴終了時点
この回って『マクロスゼロ』をモチーフとしていたんですね。なるほど・・・。
またアルトが歌舞伎の家元の跡取り息子であることがランカにバレる回だけど、シェリルは以前からそれを知っていたらしいことが述べられる回でもある。
なお、ランカを襲った獣(ヒドラ)の原産地・惑星エデンは『マクロスプラス』にでてくる設定。
・第12話視聴終了時点
この回は『超時空要塞マクロス』全体をモチーフとしており、同作のブリタイ/エキセドル/カムジン似のゼントランが登場、またランカ=ミンメイが明確になる回。
・第15話視聴終了時点
ここで、黒幕グレイスによる「プロジェクト・フェアリーは失敗と判断。フェアリー・ナイン廃棄。本作戦はリトル・クィーンという重要な駒を得て新たな段階に進む」という宣言。
・第16話視聴終了時点
『超時空要塞マクロス』第27話の“ミンメイ・アタック”を本家取りした“ランカ・アタック”が描かれる回。
・第17話視聴終了時点
オズマのエピソードに絡めて『マクロス7』の曲が沢山挿入される回。
・第21話視聴終了時点
アイランド3誘き出し作品で使用される爆弾の名称が「リトル・ガール」というのは、いくら何でも安直で脚本家(吉野弘幸氏)のセンスを疑う。
・第24話視聴終了時点
次回予告が実写でアルバムをめくるシーンになってるのは明らかに『超時空要塞マクロス』のEDへのオマージュ。
・第25話(最終話)視聴終了時点
SMSオーナー(リチャード・ヴィルダー)がラスト付近でリン・ミンメイの写真入りのロケットペンダントを暫し眺めて閉じるシーンが入る点、およびその一つ前のシーンで子供時代のブレラ&ランカ兄妹と母親に交じって、『マクロスゼロ』のマオ・ノーム(※シェリルの祖母)が小さく映し出されている点、に注目。
{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作             河森正治/スタジオぬえ
総監督・ストーリー構成 河森正治
監督             菊地康仁
シリーズ構成・脚本    吉野弘幸
キャラクターデザイン   江端里沙、高橋裕一
メカニックデザイン    河森正治、石垣純哉
音楽             菅野よう子
アニメーション制作    サテライト{/netabare}


◆作品別評価

(1) TVシリーズ (全25話) ★  4.4 (2008年4-9月)
(2) 劇場版1(虚空歌姫)  ★★ 4.5 (2009年11月) ※119分
(3) 劇場版2(恋離飛翼)  ★★ 4.7 (2011年3月) ※115分
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  総合          ★  4.4 (25話+劇2≒35話相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== マクロスFRONTIER (2008年4-9月) ==============

 - - - - OP「トライアングラー」、ED「ダイアモンドクレパス」他 - - - -
{netabare}
第1話 クロース・エンカウンター (最接近) ★ 移民船団マクロスF(西暦2059年)、歌姫シェリル公演、バジュラ来襲・SMS出撃、市街戦 ※ED「アイモ」
第2話 ハード・チェイス (猛追撃) ★ 続き、バジュラ撃退・再襲来、三人の鉢合わせ(早乙女アルト/シェリル/ランカ)
第3話 オン・ユア・マークス (位置について) ★ 閉じ込められた三人、オズマ負傷、アルトSMS入隊志願、ランカ歌手志願
第4話 ミス・マクロス ★ 入隊最終試験、ランカのミスコン参加、アルト初戦果、三角関係の始まり ※挿入歌「私の彼はパイロット」
第5話 スター・デイト ★★ 巨人都市、歌い始めるランカ、鹵獲バジュラの目覚め
第6話 バイバイ・シェリル ★ 非常事態宣言・マクロスギャラクシー救援作戦開始、キャシーSMS着任、戦闘艦SMSマクロスQtr(クォーター)発進 
第7話 ファースト・アタック (最初の急襲) ★★ シェリル・サヨナラライブ、バジュラ母艦VS.マクロスQtr、アルトのルカ救出戦、謎の機体(ブレラ・スターン搭乗) ※ED「アイモ」
第8話 ハイスクール・クイーン ★ ランカ美星学園1年転入、シェリル来園騒動、幼生バジュラとの出遭い、シュリル学園転入
第9話 フレンドリー・ファイア (誤射) ★ 狙撃手ミッシェルの迷い、バジュラの巣、謎の敵との遭遇戦
第10話 レジェンド・オブ・ゼロ ★★ ランカ&アルトの映画『鳥の人』出演、アルトの個人事情、ブレラのランカ救助、ランカ大抜擢(マオの気持ち、海中撮影) ※ED「アイモ〜鳥の人」
第11話 ミッシング・バースデー (失われた誕生日) ★ アルト誕生日(3つの選択肢)、アルトの選択(シェリル護衛)、振られたランカ ※ED「ねこ日記」
第12話 ファステスト・デリバリー (最速の移送) ★★ 惑星ガリア4慰問、シェリル体調不良・ゼントラン暴動、ランカ熱唱、不時着・旧世代型マクロス発見 ※ED「愛・おぼえていますか」
第13話 メモリー・オブ・グローバル (グローバル号の記憶) ★ 第117調査船団旗艦、バジュラの巣、囚われたランカ、グレイス豹変・ガリア4崩壊 ※シナリオの大味さは×
第14話 マザーズ・ララバイ (母の子守唄) ★ バジュラ大群来襲、マクロスF船団防衛戦、ランカの歌とバジュラの混乱、ブレラのランカ救出、バジュラ壊走、リトル・クィーンの涙 ※同上×{/netabare}

 ^^^^ 物語の便宜的な折り返し点(※ここでこれまでの総集編的な種明かし回が入る) ^^^^

{netabare} 
第15話 ロスト・ピース (失われた欠片)※半総集編 ☆ オペレーション・カニバル(黒幕の策謀進行)、三島レオン主席補佐官のランカ召喚、SMSオーナー(リチャード・ヴィルラー)のアルト召喚 ※ED「ダイアモンドクレバス50/50」
第16話 ランカ・アタック (ランカの攻撃) ★ ランカの新任マネージャー&ボディガード、魔法の石フォールドクォーツ、バジュラ殲滅成功、戸惑うランカ ※ED「ノーザンクロス」{/netabare}

 - - - - - - - - OP「星間飛行」、ED「ノーザンクロス」 - - - - - - -
{netabare}
第17話 グッバイ・シスター  ★ 義兄オズマの想い、常に進化する生物、オズマ負傷、シュエリルのグレイス問い詰め{/netabare}

 - - - - - - - - OP「ライオン」、ED「ノーザンクロス」他 - - - - - - -
{netabare}
第18話 フォールド・フェーム (折りたたまれた名声) ★ グレイスの実験体、シェリル凋落、超長距離フォールド作戦開始・成功、ランカの腹部激痛 ※挿入歌「愛・おぼえていますか」
第19話 トライアングラー (三角関係の者達) ★★ 美星学園ランカ公演、告白の決心(ランカ)、クーデター計画発動、屋上の鉢合わせ ※ED「トライアングラー」
第20話 ダイヤモンド・クレバス(ダイヤ 形の亀裂) ★★ 幼生バジュラ襲撃、大統領暗殺、絶望の中で立ち上がる歌姫、クラン告白、ミッシェル戦死 ※ED「ダイアモンドクレバス」
第21話 蒼のエーテル ★★ レオンの全権把握、アイランド3誘き出し作戦成功、アイ君の脱皮、ランカ告白、ブレラとの旅立ち ※ED「蒼のエーテル」
第22話 ノーザン・クロス (北の十字架) ★ シェリルの新しい可能性、新大統領就任演説、マクロスQtr離脱、バジュラ母星
第23話 トゥルー・ビギン ★ シェリル&アルトの共同生活、バジュラの習性判明、ランカの記憶回復、バジュラ母星侵攻計画開始
第24話 ラスト・フロンティア ★★ グレイスの謀略進行、最終決戦、シェリル絶唱、ランカの本当の力、アルト機被弾 ※挿入歌「愛・おぼえていますか」{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP(なし)、ED「トライアングラー」 - - - - - - - - -
{netabare}
第25話 アナタノオト (貴方の音) ★ マクロスQtr来援、バトルギャラクシー出現、バジュラの女王乗っ取り(グレイス)、バジュラとの意思疎通成功、クィーン融合グレイス殲滅 ※挿入歌「アナタノオト」他{/netabare}
---------------------------------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)7、★(良回)16、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


=== 劇場版 マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜 (2009年11月) ===

全1話 ★★ 4.5 ※TV版前半を再構成、シナリオ改変・新規映像も多い ※119分


==== 劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜 (2011年3月) ====

全1話 ★★ 4.7 ※完全新規映像のアナザーストーリー ※115分


============== 娘クリ Nyan×2 Music Clip (2010年12月) ============

全1話 ★ 4.0 ※シェリル&ランカ両者のインタビュー付きミュージック・クリップ、映像は2/3新規&残り1/3は「マクロスF」及び「マクロスゼロ」より流用

投稿 : 2025/01/25
♥ : 40

84.8 5 ロボットで学園なアニメランキング5位
フルメタル・パニック!(TVアニメ動画)

2002年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1626)
9667人が棚に入れました
世界中の紛争の火種を秘密裏に消して回る軍事組織ミスリル。その中でも選りすぐりの傭兵の相良宗介に与えられた今回の任務は、「ウィスパード」と呼ばれる特殊な能力を持つ日本人の女子高生・千鳥かなめを護衛すること。かくして、宗介は素性を隠し、普通の高校生として都立陣代高校に転校し、秘密裏!?にかなめのボディガードをするのだが…平和な日本の生活こそが最大の敵だった!?
そんな中、陣代高校の修学旅行中に飛行機がハイジャックされてしまう。しかも、その首謀者は宗介が過去に対峙したことのある最悪のテロリスト・ガウルンであった…。


声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、三木眞一郎、根谷美智子、ゆかな、木村郁絵、能登麻美子、大塚明夫、西村知道、田中正彦

wonder_boy さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カシム、カシムと馴れ馴れしんだよ!クソ野郎ぉぉぉ!!!!!

うん、普通に..いや、めっちゃ面白かった。

評価が高いのは納得。

正直めっちゃなめてた。すいません。
チュッパチャップスぐらいなめてた。
なめてた違い。謎

最近古めのアニメをdアニメで観まくってるのですが
ここ最近では間違いなく一番搾り。
やっぱ発泡酒ぢゃダメだよ。KIRINだよ。

あにこれのレビューを読んでたら
最近の風潮に合ってないとか
ギャグが古いとか結構書かれてたのですが、

そりゃそうだろ。実際古いんだから。
古いのと面白くないのは=ぢゃないでしょ。

まぁ人それぞれなんだけどれど。

個人的にはフルメタのノリ普通に好き。
斉木楠雄ぐらい好き。
ギャグも一人で笑うセールスマン。俺が古い。謎

まぁちょいちょいおかしいなぁとか
ちょっと雑だなぁと思う所はありますが
大佐の可愛いさで全てどぉでもよくなりました。

テッサたん、マジ天使。

テッサのCVのゆかなさん、似合いすぎ。
ISの時のセシリア役の時は全然天使感なかったけど

テッサたん、マジ天使。しつこい。笑

とまぁ、物語も普通に楽しめる内容だし
ラムダドライバー使った戦闘シーンだけ
やたら作画凄いし、いや本当に凄い。
ATフィールド全開!!ダメです!!ATフィールド中和されます‼
的なシーンに結構似てたけど凄い。笑

ヒロインもなんだかんだと、
言われたら答えてやるのが世の情け
ってくらいには可愛いし面白いから
まだ観たことない人は是非一度観てください。

ちなみに2期にあたるフルメタルパニック!ふもっふ
もめっちゃ面白い。爆笑。

路線はかなりずれるが
学園ラブコメものとしては
普通に上位に入ります。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「この、すっとこどっこい~」←このフレーズが頭から離れません^^;

この作品の存在は前から知っていましたが、中々視聴のチャンスがありませんでした。
毎期たくさんの作品が放送されているので、それを追っかけるので精一杯・・・^^;
でも、友人からの勧めもあって、今回の視聴に至りました^^

この作品の主人公は、見た目は高校生くらいの相良宗介・・・
でも、彼は幼い頃から世界各地の戦場を転々と渡り歩いてきた凄腕の兵士なんです。
彼は「軍事力による平和の維持」を目的とした対テロ極秘傭兵組織である「ミスリル」に所属しているのですが、ある時極秘任務が言い渡されるのです。
その任務とは「都立陣代高校に潜入し、千鳥かなめを極秘裏に護衛すること」でした。
こうして、宗介が生徒として学校に潜入して、物語が動いていきます・・・

視聴を完走さでてレビューを書くためにwikiをチラ見してビックリ・・・
もともと2001年に放送が予定されていたのですが、巷での事件に配慮して放送を見合わせられ、最初に放送されたのが2002年のWOWOW・・・そして地上波で放送されたのが2008年の冬アニメということで、最初の予定から7年もの時間が経過してるんです。
これだけ時間が開いて放送された作品を私は他に知りません。
産みの苦しみがあったんですね^^;

一方、物語の方は主人公とヒロインの掛け合いに周りのキャラが巧く絡みながらストーリーが展開されると共に、千鳥かなめを護衛する伏線もしっかり進行するので、視聴していて飽きがくることはありません。

傭兵としての資質はずば抜けているのですが、実直な性格であるが故に日常がチグハグになってしまう主人公・・・
決して狙っているわけでは無いのですが、日常と非日常とのギャップがあまりにも大きいので、日常における彼の一挙手一投足にはしっかり笑わせて貰いました。

それでも、彼が単独だったら・・・きっとそこまでの面白さは無かったと思います。
そう・・・主人公に対してしっかりと、きっちりと突っ込むかなめちゃんのリアクションが、この作品の面白さを助長させているのです。
そして、軍事モノ・・・というだけじゃなく、年頃の人達の揺れ動く心情も見どころの一つだと思います。

かなめちゃんの・・・そして若冠16歳の上級指揮官であるテッサの大切な思い・・・
自分の置かれている立場は分かってます・・・
もちろん今何を優先させなければいけないか、それも分かってます・・・
でも、唯一許されているのは想うこと・・・
静かで深い想いに幾度か触れる機会があるのですが、どのシーンも見応えがありました^^

2期24話の作品でしたが、かなめちゃんとテッサにすっかり魅了されてしまっていたので、完走はあっという間にでした。
次の「ふもっふ」の視聴が楽しみです♪

投稿 : 2025/01/25
♥ : 36

oriba0311 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おもしろい!

 DVDコーナーで気にはなっていたが、ロボや登場人物の描かれた絵を見た段階で、面白くなさそうと勝手に判断していた作品(よく虫食い的に借りられているのを見ると何故か面白いのかなと気になります。)。冷戦設定が古臭く感じたのも一因でした。
 しかし、1つ借りてみたら、続きが気になり早く続きをみたいと思えました。その理由の一つは、物語のはじめ、特殊な環境で育った傭兵の主人公「宗助」が、ヒロインを守るため学校に潜入しいろいろやらかしてくれるからだと思います。その不器用さは変態レベルです。主人公は無口で不器用で軍事オタクな設定だが、ヒロイン「かなめ」がパワフルなキャラでフォローし、いい具合に物語が進行していきます。いい具合にとは、初回の方でキャラの紹介的絡みと本筋がスムーズに移行していき物語に引き込まれたと感じたからです。
 そうなると、冷戦設定や、制服がわりかしださい、さらには綺麗だと設定されているヒロイン「かなめ」が絵的にあまりかわいく感じないという当初の主観的嗜好も全く気にならなくなりました。
 そして、観終わった後の感想は(続編も含めた感想です)、原作はもっと面白いのではと思ったのが率直な思いです。小説ならサブキャラの心情も描写され、傭兵生活の日常や敵キャラの心情をうまいこと表現されているのではと思ったからです。右ように感じたため、本作品は話数や時間の関係もあるとは思いますが、もっと面白くできるはずだという意味でサブキャラや敵の心情の描写がいまいちだと思います(なので原作を見てみようかと(^^))。しかし、フルメタルパニックの世界観に埋没せずに個々人(一人称のみで物語が進行しないため)のキャラに主軸をどっしり置き、描き切っている点で、他の小難しい近未来アクションやロボットものと比較して見やすく入りやすい作品になっていると思います。このことは欠点にもなるが、利点でもあると思います。何かガンダムのほかに面白いロボットものはないかと探している人にお勧めします。
 その後、続編の「フルメタルパニックTSR」と関連作品の「ふもっふ」も続けてみました。続編は1作目を見た後のほうが楽しめると思います。「ふもっふ」は舞台設定そのままに学園もののギャク作品になっています。本作を見たほうがなじめると思いますが見なくとも楽しめるかもしれません。落ちも含めてうまいことまとまっている作品となっていいます。なお、ここに出てくる「かなめ」の和装をみてはじめてヒロインを綺麗だなと感じました。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 16

75.1 6 ロボットで学園なアニメランキング6位
革命機ヴァルヴレイヴ(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1357)
6965人が棚に入れました
「革命機ヴァルヴレイヴ」は、宇宙都市の開発によって、総人口の7割が宇宙で暮らす時代が舞台。軍事同盟から発展した「ドルシア軍事盟約連邦」と、貿易協定を拡大させた「環大西洋合衆国(ARUS=アルス)」の二つの巨大な勢力があり、間にある中立の小国「ジオール」は、経済的繁栄を手に入れていた。ジオールで暮らす高校生・時縞ハルトは、ドルシア軍の侵攻をきっかけに謎の人型兵器「ヴァルヴレイヴ」と出会う。

声優・キャラクター
逢坂良太、木村良平、瀬戸麻沙美、戸松遥、小野友樹、茅野愛衣、福圓美里、吉野裕行、中村悠一、浪川大輔、寿美菜子、悠木碧、羽多野渉、堀江由衣、福山潤、宮野真守、細谷佳正、梶裕貴、小野大輔、水樹奈々
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「革命機ヴァルヴレイヴ スペシャルエディション」EDITED Ⅰ上映会(21時~

【会場のご案内】2013/09/20(金) 開場:20:50 開演:21:00
http://live.nicovideo.jp/watch/lv153064788?ref=top&zroute=index
■イントロダクション
9月13日(金)シネマート新宿で上映されました、
「革命機ヴァルヴレイヴ スペシャルエディション」EDITEDⅠ・Ⅱ・Ⅲの配信が急遽決定致しました!!
EDITEDⅠでは#01~04、EDITEDⅡでは#05~08、EDITEDⅢでは#09~12を中心に革命機ヴァルヴレイヴの魅力をお届致します。
本作とはひとあじ違った、革命機ヴァルヴレイヴをお楽しみください。


◆関連サイト
番組公式サイト
http://www.valvrave.com/
http://www.mbs.jp/valvrave/
番組公式
Twitter:http://twitter.com/valvrave


■このアニメの楽しみ方(とある人が黄金√発見)
1,ニコニコでアニメを見た後に
2.ニコニコ動画で
「革命機ヴァルヴレイヴ 総統閣下」で検索
この動画で反省点を見て爆笑する。
3.その後にラジオで声優の反応を楽しむ。(個人的に追加)
4.VVV本スレとアンチスレの荒れ具合を楽しむ。
これで抜群に楽しめるはず。


是非とも皆様絶対に「ニコニコのコメント付き」で見てみて下さい!
一人でコメント無しで見てたらイライラするでしょうから。
特にストーリー重視の人や考察好きな人は。
コメント付きなら爆笑出来ると思います。
これは実況むきアニメです!!
もうここまで来ると脚本家はわざとやってんじゃないだろうか?

兎に角先が読めなくて面白い!こまけぇこたぁーいーんだよ!
まぁでも突っ込まざるをえないですが、このアニメはあえて細かい描写を省いてるようなので最後まで誰も予想が出来ない方向へ2クール目もぶっ飛んで行って欲しいですね。
次回は10月ですね!こっちの記憶がぶっ飛びそうです/(^o^)\


以下ネタの見どころ各話感想↓
1話~12話
{netabare}エルエルフ神の軌跡

1話
・ハムエッグの黄身について熱く語る。どうやら相当のハムエッグマニアらしい
・「導き出される答えは…」とか言って自己陶酔してるLL
・俺はまた勝ったよ…リーゼロッテ→直後に後ろから噛まれて「アーッ!!」

2話
・サキを人質にした際に肌に触れ、さらに捕まえる直前にパンツを見た疑惑
→エロエロフのあだ名を与える根拠に。以降、愛称エロフさん
・666を越えた先には「可能性だ」と大マジメに言う
・サキにも縛られ、アルスにも縛られる

3話のネタポイント更新
・一人旅団(ぼっち旅団)
・ニューギニア条約を守って縄プレイ
・男にしか噛みつかないハルト
・サキのビンタで正常に戻るハルトに後ろから普通に噛まれたエルエルフ
・自由を取得したエルエルフ
・「導き出される結論は…時縞ハルト」←独り言多すぎのエルエルフ
・最強の受け身と最強の爆薬攻撃(なお、爆薬の入手経路は不明)
・汚物は消毒だーっ→速効宇宙へダストシュートされる
・どこから飛んできたのか分からない謎のミサイル反撃
・自分が死亡フラグブレイカーであることを悟った無敵女子高生ショーコ
・アキラのペットボトル(意味深)
・スモークで混乱してとりあえずバック→衝突爆発
・サンダー殺してプラ ンD7完了
・ソースはアルス(有るス)?
・「あいつ(エルエルフ)が言ったんだ!」←ユウスケの驚異的な視力
・僕と契約して革命起こしてよッ!!(大マジメ)
・予告でピースとドヤ顔。学園生活を盛大にエンジョイするエルエルフさん

4話のネタポイント更新
・ピースサインでハルトに契約を迫るLLFさん
・ショーコを出せと言われたので脱ぎ出したショーコ
・「モーゼと呼べ」(フィガロ上院議員 翌週にして早くも暗黒面に堕ちる
・またもピースサインでハルトに迫るLLFさん←ハルト(VVVの中からじゃ伝えようがないんだけど…)
・今度はショーコにピースされる(LLFさんの新たなアイデンティティかと思われたピースが奪われる
・縄で縛られていたハルト。2、3話を通して縄文化は世界共通らしい
・モジュール切り離し(物理)
・「楽しそうっ!」→独立
・「こんなに笑ったのは初めてだ」(楽しそう
・「俺の予言は絶対にはずれない」→結局はずれました
・オタクは英雄(通気口の存在を彼が教えなかったらどうなっていたのか…?

・【悲報】一連の↑のせいで、体を張ってフィガロを阻んだサンダーさんの存在感著しく低下

5話のネタポイント更新
・開幕平和
・平和すぎてうっかり暴れるショーコ
・平和すぎてエロ映画鑑賞するサンダー
・平和すぎて道路に萌え絵描く暇人集団
・子安ドルシア総統
・フィガロ上院議員が行方不明
・金に貪欲すぎる先輩
・会長「電気屋は?」→いません
・ジングルベルショーコ
・二宮タカヒの憂鬱
・究極的にツッコミ役に徹するサキ
・電力ボタンのありえない意味不明な位置
・ミ ュ ― ジ カ ル 配 信
・サキ、ついにツッコミ役をやめる
・遺影でイェ~イ♪
・誰得オタク投げキッス
・残酷殺害のわりに純情なOS子
・で、結局出番のなかったLLF

今回はミュージカルぽゆぽゆ♪ぽゆぽゆ♪で盛大に吹かせて頂きました。最高に面白くなってまいりました!
予測、サキちゃんはスパイだった!

6話
いきなりぽゆぽゆ♪www
あ~あサキちゃんただの枕営業の糞ビッチだったのか…
面白い流れに期待したんだけどなぁ…
スパイだったらまだ面白かったのにやっすいキャラになっちゃったな~
しかし清々しい位の開き直りは超分り易い悪女っぷりですね。
しっかしキチガイしかおらんなこのアニメの女の子は…
でもやっぱショーコちゃん可愛いんだよなぁ反応が。
良く錯乱してるけど…w
エキスには爆笑したwww
なんで二人という扱いなのか…普通二機じゃね?VVVが人間扱いなのか?
まぁ勘ぐっても意味ないアニメだからダメかw
露出狂ってコメントも多いけどアイドルなんだし元々だろっていう。
さて今回でボクジャナイwwwボクジャナイwwwのEDも終わりだったかな。残念だ。

やっぱコードギアスもそうだけど女の子の扱いがいちいちひどいのは変わらないな。
今回は珍しく突っ込みどころがだいぶ減ったなぁ。
ってかありきたりな流れになっちゃってきたというか…
つまらなくなりそうな予感がしてきちゃった…
もっとぶっ飛んで欲しいのになぁ…
しかし次回はED変わるはずだし何か急展開が期待出来るのかも?

1つ気付いた。サキちゃんはラストエグザイル-銀翼のファム-のファムに似ている。
戦争中だから自衛のために敵を倒して人殺しするのは問題ない。しかし何か違和感があると思ったらこれだ。
この子は自衛のためじゃないんだ。
ファムの場合はグランレースがしたい。
サキの場合は有名になりたい。
なんという餓鬼の発想…もう誰が感情移入出来るのかと…
まさにこれだ。人を殺す理由が有名になりたい。
主人公にキスしてでも有名になりたい。
これに気づいてしまってからはサキちゃんはゴミクズ以下と確定しました。

7話
見どころ
・200年後のサキ
・ハムエルフ公式認定
・一人旅団の無双
・盾にされるハルト
・アイナちゃんあぼーん
・ロリエルフ
・ボクジャナイEDが変更

なんだろう…ネタアニメとして見ていたのにいつの間にか毎週楽しみで仕方なくなってネタ扱いのEDだったはずがいつの間にか惚れ込んでしまっていたようだ…
何を言っているのか わからねーと思うが. おれも 何をされたのか わからなかった…ry
やたらOPがカッコイイのに比べてEDのネタ感がとんでもない!


いきなり200年後とか本当に先がまったく読めなさすぎて面白すぎる。
ってかサキちゃんが200年生き残るってのがわかったけど凄くガッカリした。
サキはいらんだろう…

疑問点
・所でこの学園どっから補給してんだ?食料とか水とかry
・噛み付き衝動の設定忘れてないか?

8話
なんだろうこの今更感…
メガネちゃんがタヒっただけじゃないか…
序盤にいっぱい死んでなかったか?
ってかメガネだけ持ってくるとかギャグにしかみえないw
遺影でイェーイしてた癖に何を今更w
ショタエルフは可愛かったなぁ。
寝るエルフやら名前がどんどん増えていくハムエッグさんw
「アキラがあたし意外と…」なんなんだこのセリフw
いよいよパイロットスーツのお披露目ですね!
「コーヒーは」の下り名言ですね。
一人旅団無双すぎるww
謎のハラキリとルーンの光…何が起こってるんだよっていうw
幼女もとい王女がマジ天使!なんか良くわからんけど感動した。
ボクジャナイEDじゃなかった…やっぱりもう聞けないのか…

で、誰があの大穴を塞ぐんですか?
水抜いちゃって何処で補給するんですかね?
ってかどっから食料やらなんやらを補給してんだ?
電力とかエネルギーとかry
ツイッターで集まった募金の使途はどうなったのか?
もう疑問点がバンバン増えていくなぁこのアニメ…

しかしまぁこのアニメの本スレは荒れ放題だなぁ。
なんであんなにキャラ厨まみれなんだ…
もう業者としか思えない。

9話
アイナちゃん追悼コーナーとか全力で笑わせに来てやがる!がしかしこれはひどい。
モジュールをVVVで押してる絵がシュールw
まぁ予想通りサンダーさんが黄色だったか。
ご都合バリアどうせなら全自動でいいんじゃないのかw
まーた突っ込むサキちゃんww
ショーコちゃんなんで無理やりヨウカン突っ込んだしw
本格的に戦闘になってきたなぁ。
停電はサンダー達を乗らせる為のものでしたね。
青い機体マジかっけぇ!ってか強すぎw
黄色の機体腕が10本とかどうなってんだww
プラモにできんのかよこれw
機体が一々斬新でいいなぁ。
まぁ王道ですね学園から何からVVVの為って設定は。
いやぁ面白かった早く次回がみたい。

10話
あーあやりやがったよ。
だーめだこりゃ。(・ー・) オワッタナこのアニメ。
話題作りの為にヴァルヴレイプしちゃうなんて。
ってかまぁ実質和姦だろうけど…
ホントムチャクチャなアニメだなぁこれ。
アンチになりそうだわ。

11話
「月に着いたらきっとうまくいく」完全にうまくいかないフラグ。
ノブライトニング。
政治ごっこww
アキラがキーボードクラッシャーにw
「ひとりぼっちからふたりぼっちになれればよかったのに」
まさかの展開でハルトと二人ぼっちになる為に学園ふっ飛ばしたりなんて面白い展開は無いかなw
敵の副官は毎度女。
ハラキリブレイドww
ハゲとの会話中LLFが銃に手をかけたのは、恐らくショーコが駄目だった場合に撃ち殺すつもり、もしくはショーコを人質にして取引をしかけようとしていたように思う。
しっかしハラキリブレイドどういう原理なんだよほんとw
まっショーコ親父はハラキリでふっ飛ばしても死ぬし、ほっといても死ぬしでどっちにしろ死ぬからしょうがないね。
ピットが破壊されてVVVが戻れない+冷却が出来ないってのは結構重要な部分。
でもなぜか普通に1号機が戻ってる件ww意味不w
そして求婚www
この戦いが終わったら結婚するんだ的な死亡フラグだけどこれは特に意味はなさそうだ。
どうせ死なないし。次回サキちゃんがどうせ断るんだろう。
いやしかしこのアニメだし普通に結婚もありうるか。
ここまでサキとハルトがラブラブにたんたんと進んでるからこの先きっと一気に落とされる展開が来ると予想。
まぁメインヒロインのショーコとどうせ最後はどうにかなるんだろうし。
まぁでもギアスでも女キャラは基本ひどい役しかいなかったしショーコと何も無いのもあるか。
しっかしEDなんでボクジャナイから変えちゃったのか…
これ次で最後なんだろうけどどうやって区切りつけるんだろ。
楽しみすぎて2クール目まで待てない。

12話
子供がいたのかサキってまた未来の物語かよw
サキ「ばっかじゃない?あんなのやりまくり」
クソ吹いたwwwまぁテレ隠しなんだろうがこのアニメじゃ信用ならん。
そもそも枕営業疑惑のあるサキは本当にやりまくってそうだから困る。
ってかそっちのが信ぴょう性高すぎる。
今までの描写が明らかにビッチだしなぁサキは。
ここまで死ねばいいと思うビッチヒロインも珍しい。
子供は誰と誰の子だよ。サキとハルトの子だったらもう糞アニメ。
君が望む永遠の水月のがまだましだな。
ホントまともなヒロインのいないアニメだ事…
そしてそいつとくっつく主人公も死ねばいいと思うよw
そしてごん太ドリルww毒ガスまき散らしながら掘ってるのかw
重力設定が一々適当すぎw
さてさて学園崩壊が見えてきたな!
マシンガンパンチ?wムジンガンパンチ?wなんて言った?w
アイロンwwwwwおいwwホットアイディアだな!www
まーたハルト蜂の巣かww
オーバーヒート設定はこれを活かす為だったか。なんとも斜め下を行ってくれる。
瞳を貰ってやるだと!?写輪眼だったのかエロエルフ!w
だから未来が見えたのか!ww
やっばいこれ10月まで待てない予感…
ショーコ逝ったーーーー!と見せかけて…
スーパーハカーアキラちゃんやっぱ乗るのね。
生きてたかショーコ。
もうハルトが主人公なのにショーコとの絡み最初だけじゃねぇかw
どんだけ名ばかりヒロインなんだよショーコ!扱いホントひでぇな。
ショーコをヒロインにした理由がさっぱりもって意味が無い。
シリタクナイwwwシリタクナイwwwキタ━(゚∀゚)━!
ED復活キタ――(゚∀゚)――!!もうここ一番熱いじゃないか!
ボクジャナイwwwボクジャナイwwwやっぱEDはこっちじゃないとな!!!
エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?なんですかカインは人間じゃないのかよ!
EVAのカヲル君かと思ったわw
新OS子キタ――(゚∀゚)――!!これは熱い展開だった。
音楽的な意味で…ry
恋愛模様はもうどうでもよすぎる。
それと戦争もどうでもよくなって…あれ?
10月には記憶無くなって熱も冷めてどうでもよくなってそうだ。
分割2クールにしては引きが弱かった気がする。
音楽でしか盛り上がってなかったなぁ…
そういや最後の最後で
「我らはマギウス世界の裏側にあるもの」
なんて言ってたけどゼーレですか?EVAですか?
総統閣下が待ち遠しい。
10月まで記憶が持たない事間違いない。{/netabare}

総評
{netabare}しかしまぁ評価が難しい。まだ終わってないし。
突っ込みどころ満載だから面白いっちゃ面白いし次回も凄い気になるんだけど…
ストーリーの雑さは否めないし、うーん。

注目集めるためのセックス回だったり、それのせいで噛み付く設定壊して自爆してるし。
ムチャクチャなんだよなぁ…
主人公もダブルヒロインもまったく感情移入出来ないし。
ショーコの親父が死んだとことかせっかく選挙演説してる裏でハルトがセックスしてるのは同情したけどさ…
カップ麺ばらまくはぽゆぽゆするわ、こんな時だから文化祭やろうとか欲張りキングとか、服脱ぎだしたりとか皆を革命しようとか先導しだしたりするわでキチガイだし。
まぁ名ばかりヒロインで同情はするけどねぇ。

サキはヤリマン枕営業で可哀想アピールしてかまってちゃんだし、それでいて強がりで素直じゃないしただのわがまま女で都合のいい女なのにモテてる気がしちゃってるキチガイだし。
サキに関しては一切の同情の感情もわかない位いらない子。
何処にこいつの擁護できる要素があるのかわからない。

ハルトはもうどうしようもない。
ショーコが好きなのに、人間じゃなくなったからサキと秘密を共有出来るからサキとキスして…
噛み付き衝動危ないってわかっててもフラフラして案の定噛み付き暴走して何故かセックス。
挙句責任取るから結婚して下さい。
おまえはショーコが好きだったんじゃねぇのかよ?と。
100万回死んでくるべきだな。どうせ不死身だし。

サンダーさんとエルエルフには期待出来る。
あとメガネのアイナちゃん…
あの子一番まともで良い子だったのにな。
しれっと復活させてくれてもいいんだぜ?w

敵側も結構期待したいんだよなぁ~。
カインはもちろんラスボス的な役割になりそうで期待は出来るけど、個人的にハーノインこと宮野真守は好きだから活躍して欲しい。
アードライはなんかホモホモしいけどエルエルフと何があったのかとても興味をそそられる。

主人公とヒロインが駄目なアニメってホント糞アニメになるんだよなぁ。
それでも製作者が何かを伝えようという意志があるならまだしも…
とっちらかってる感じが否めない。勢いだけな感じだし。

どう評価すべきなのか。

まぁ良くも悪くもプラスマイナス0って事で3にしよう。
いや興味が惹かれる分もうちょっと付け足してもいいか。
OPもいいしEDは悪い意味で盛り上がるので+評価だし!{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 63
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

謎を含んだ先の読めない(読ます気のない?)展開が面白かった!

(2013.4/14:1話)
今期(2013年春)で2番目に期待をもっている作品です(^^)

{netabare}第3銀河帝国と呼ばれる人類は地球の外に活動を拡大していった…
ダイソンスフィアが、宇宙での生活を可能にした。{/netabare}

ダイソンと言えば掃除機の方じゃないかwww
キャラデザは今期のロボットアニメの中では、一番良いです(´▽`)
何か、ガンダムっぽい物語の始まり方ですね。
生殺与奪権を奪われたハルトは、そりゃ人間じゃあ無くなるわな^^;
それにしても、機関ってなんだ?→ 加藤機関:「呼んだ?」


また、{netabare}エルエルフにとってリーゼロッテとは?
憶測ですが、エルエルフはヴァルヴレイヴ2号機のかつてのパイロットだったとか?んな、訳ないかwww

あれだけの事で死なないハルトは、特殊な遺伝子を持った存在か何かなの?{/netabare}

(2013.4/21 2話)
{netabare}エルエルフの身体をアルトが乗っ取った。
アードライ、イザークかよwwww ジオールが大ドルシアの属国に…
やっぱり、ヒロイン(祥子)死んだのか? →生きてたし(゚д゚;)!?
ってか、エルエルフの扱い酷くない?{/netabare}

(2013.4/29 3話)
{netabare}ハンドマイク、地震、暴動、3時14分って何のことですか?エルエルフさん?

おいっ!学校にそんな抱き枕持ってくるな!(゚д゚;)
一人旅団って、エルエルフさんのニックネームwww

アリャリャギさん何してるんですか!?
フィガロさん、遊佐んくさい(胡散臭い)ですwww


エルエルフ、スネークかよ!
世界と戦う、じゃなくて世界に利用されている少年だと思うけど?
もう、エルエルフが主役で良いと思う(゚ー゚)(。_。)ウンウン
ドルシアの革命がエルエルフの目的。

面白くなってきました(^^){/netabare}

(2013.5/5 4話)
{netabare}ヴァルヴレイヴを量産化する事でジオールは対ドルシアの準備を進めるのであった。
エルエルフ、ルルーシュかよ!
「守りたいものがあるなら、汚れろ!」byエルエルフ

ボランティアや親切は感謝されるゲーム、か…
独立って形上はそうだけどもwww
いや、νガンダムかよ!

独立したので、これからは学生主体の国家となっていくんでしょうか? まぁ、そんな事は不可能でしょうが…

大人を妙に憎んでいるサキと総理大臣の娘であるショーコ、それに革命が目的のエルエルフ、この3人が中心となってアルス、ドルシアの欺瞞を暴いていく展開になるのか?

それにしても、エルエルフさんのピースにはやられましたwww{/netabare}

(2013.5/13 5話)
{netabare}いやいや、それは無いだろうよ!ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

赤い木曜日って迂闊な月曜日みたいだな^^;
ハルトの親はヴァルヴレイヴの開発者?

そして、エルエルフは何を見たのか…

いやはや、ハルト・エルエルフがOPのパイロットスーツ&軍服を着る姿を見られるのは、いつになる事やら^^;

エルエルフは、ある程度ジオールに軍事力が得られるまでスパイの役割をはたして、それが得られたならドルシアの軍人として内部から体制を変えていくのか?

ロボ系なのに、ギャグアニメと言われている作品ですが結構好きですwww{/netabare}

(2013.5/19 6話)
{netabare}人間嫌いのアイドルとか、まぁ偶像って意味ではいいと思うけど^^; そんな簡単に辞めていいのか?
家庭環境に暗い過去を持ちその事で家族・あまつさえ友人までも憎むようになったと…
だから辞める事に躊躇しなかった訳だ。

はぁ!?何がしたいんだ、サキ!?(゚д゚;)

七海先生、やっぱり実習中だったのか^^;。 所変わって霊屋が、ヴァルヴレイヴ専属の整備士になるのかな?

それにハルト達が通う、咲森学園自体がヴァルヴレイヴを製造・そのパイロットの育成する為の存在って事なの?

「ヴァルヴレイヴが2人?」って、機体であるヴァルヴレイヴではなく搭乗者自身に「世界」を変える力があるとでも言うのかよ。

新たなるステージ(戦場)へと立ったサキ、歌で敵を倒しちゃう?展開だと面白そうですがそんな訳なかった^^;

アードライ、プライドの高い人間だな^^; 
次回、エルエルフの活躍が観られるのか?(^^){/netabare}

(2013.5/26 7話)
{netabare}ヴァルヴレイヴは過去からの遺産なのか?それにしても断罪のミラージュってF91の質量を持った分身かwww

1号機や4号機だけでなく、3・5・6号機まで咲森学園で見つかった。という事は咲森学園は、学校法人ではなく何かの研究機関?

おいっ、ショーコ!どんな闇鍋だよ∑('◇'*)エェッ!?
エルエルフさん、単独潜入で食べる物に困って食べ物の匂いに誘われて来たんですね^^;
エルエルフ遂に動き出したな。

ハルトの扱いとアードライの「しまったぁぁぁん!」に笑わずにはいられないですww

アードライ、エルエルフに友情以外の感情を抱いているのか…

えっ!?あんな簡単に…マジか(゚д゚;)
まさか、ハルトがエルエルフに噛みついて、エルエルフが操縦する?

もし、リーゼロッテがヴァルヴレイヴ1号機のOSだとすればヴァルヴレイヴが霊長兵器だというのも納得がいく。それに、エルエルフがヴァルヴレイヴの事について何か知っているのも…

またEDのタイトル「そばにいるよ」は、エルエルフのリーゼロッテへの気持ちを唄っているんでしょうか?


ふぅ、ようやくパイロットスーツ着るのかハルト。と言う事はエルエルフの軍服姿も見られるか?{/netabare}

(2013.6/2 8話)
{netabare}エルエルフと、そのエルエルフの想い人であるリーゼロッテとの出会いの物語。
エルエルフ、奴隷だった? って夢から覚めたら、また拘束されてるしwww

あれってやっぱりヴァルヴレイヴだったのか(゚д゚;) カイン大佐も何か知っててアードライに潜入させたとしか思えないが…
サトミ、シスコンかwww やはりエルエルフはドルシアには戻る気が無いんだろうな、アードライどんまいヾ(-д-)

ついに、ハルトとエルエルフの契約が成立!(´▽`)
エルエルフ、モジュールの構造全てを把握してるとでも言うのか!? エルエルフのパイスとうとうキタ━(゚∀゚)━!

ルーンの光ってなんだよ? それに、全ての黒幕はカイン大佐?
先が読めないので凄く面白い作品です!

次回、キューマがヴァルヴレイヴ5号機に搭乗するんでしょうかね?{/netabare}

(2013.6/10 9話)
{netabare}こんなに軽い「安らかに」を聴いたのは初めてです。本人が報われないよ、それじゃ…
共に大切な人を失った者同士、惹かれあう何かがあったのでしょう。

って、ハルトとエルエルフ同室かよwww マギウスの間隔変化はそれこそニンゲンヤメマスカ?なんだろうか。
その後のOSの「オナカスイタ」は、ヴァイルヴレイヴ搭乗者自身の肉体や精神を喰らう意味合いがあるのか?

ジオールに兵器メーカーが無いという事は、時縞博士が援助も受けずに独自で開発した機体がヴァルヴレイヴ?

ヴァルヴレイヴ3・5号機のパイロットが決まりましたね(^_^) 3号機、千手観音かwww

複製?ってことは、ヴァルヴレイヴは元々1号機のみだった?それなら、666システムの存在も納得できます。

まるでヴァルヴレイヴが出揃うのを待っているようなカイン大佐の発言。ルーンの痣・とある一族の存続に何か関係しているんでしょうね。

ジオールという国は軍事国家だったのか。えっ!?造られた、だと(゚д゚;)!?{/netabare}

(2013.6/16 10話)
{netabare}3V計画、中立国であるジオールが艦隊と戦う為に開発されたのがヴァルヴレイヴ(通称:VVV)。
生徒はヴァルヴレイヴに乗る事を前提として遺伝子操作かなんらかの調整が施されていると。

もしかして、「世界を暴く」っていうキャッチフレーズとニンゲンヤメマスカ?の搭乗時の契約は、本能を理性で抑え付けて生きている現代に対するメッセージ? 理性ではなく本能的に生きる事で世界を変える。それがヴァルヴレイヴの役割だから革命機なのか?

ヴァルヴレイヴ6号機はアキラが乗る? 総理大臣選挙っていうネーミングで、もうショーコが代表になるのが見え見えな気もするが^^; けれども、そこは堅実にエルエルフでしょ! 

あぁ、エルエルフ立候補しないのかorz まぁ、裏で活躍してるのが性に合ってるのかも。
あれ?ハルト死亡フラグ?これで200年後の約束というもの合点がいく。

「こらぁー、マジメにやれー(ショーコ)。」いや、全くその通りです(-_-;) 
何か、ショーコが意欲的になる回は個人的にですがハズレてるし、どうも好きになれないかな^^; これからの展開が暗めになるのであれば別ですが…

は?(-д-;) 何この終わり方、無いわ。(新鮮でしたwww 悪い意味でw){/netabare}

(2013.6/23 11話)
{netabare}会長、やっぱり妹想いのシスコンですね。悪い意味じゃなくて^^; それにしても内閣組閣ごっこ?と言われてもしかたのない感じ。
観ていてイタイですorz ショーコの対応、一国を担う立場としては如何なものかと…

カイン大佐は、ジオールに戦術指導を行った人物? そうなら何故、敵側にいるのか?

はぁ!?(゚д゚;) 何だそれ! 悪い方向へと展開しているようで、期待値がどんどん減っていく(>_<)
後、2話で前半をどうまとめるのか?いや、まとめる気があるのか?

ともあれ次回、6号機起動の予感…{/netabare}

(2013.7/2 12話)
{netabare}第3帝国暦0年(真暦71年)から約200年後の帝国暦221年。またまた、200年後のサキ登場!すっかり母親になちゃって…と思ったら何だそこの銀髪少年! まさか、ハルトではなくエルエルフと?
ハルトのマギウスは第3世代で不死身、マギウスは時代と共に変化するもの?
アキラ役の悠木碧さん凄いですね(゚ー゚)(。_。)ウンウン やっぱりアキラが6号機に搭乗!私としては、エルエルフは2号機に乗ってほしいですね(願望)

局面で「僕じゃない」が流れたのは最高でした(´▽`) 
ハーノイン:「ボクジャナーイwwwボクジャナーイwwww」

おいおい、まさかカイン大佐が… OS子、兄がいたのかwww

何やらドルシアとマギウスが裏で取引をしているようだが?{/netabare}

すごく気になる所で終わったので2クール目が非常に楽しみです(^^)
シリアスな展開になるんでしょうかね?2ndSeasonで化けそう…ともあれ、早くエルエルフの軍服姿が見たいですwww

投稿 : 2025/01/25
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スタンダード(標準)はベーシック(原理)になり、やがてクラシック(古典)になる。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
近年のロボットアニメの中では、かなり面白かったと思います。

ガンダム以来続く、ロボットアニメの定番が詰め込まれたような展開ながらも、ストーリーに一捻りあって、そこが良かったですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
平和な学園生活。突如開かれた戦端。潜り込んだ少年スパイ。奪われたヒロイン。隠されていた秘密兵器。なぜか運転できるモビルスー……ヴァルヴレイヴw 生体認証により、パイロットの変更は不可能な展開。

2000年代以降のガンダムシリーズやコードギアス、その他、名作ロボットバトルを、ごちゃ混ぜにしたような、既視感のある初回。

だが、それでも、良い(笑) ロボットアニメの歴史を作ってきたサンライズのセルフカバーですし、何より、このアニメ乱立時代に、完全オリジナルの展開なんて難しいでしょ、逆に。同じ「生姜焼き」というメニューを作っても、大して旨くない店と、真の名店があるように、要は今後の展開、音楽、映像を含めた、作り手の総合的な力量が大切なのだと思います。

面白いものは、面白い。つまらないものは、つまらない。「目新しい」のは、確かに高評価に成りうるけれど、「何かに似ている」のは、それだけでは低評価にはならないと、私は思っています。

みんなと同じになりたくない、という、みんなと同じ言葉 by だいたひかる

……さてw そんな本作ですが、その後の展開も含め、私は十分に楽しめましたよ♪ 内容に関する細かいことは、2期にまとめて書こうと思いますが、いくつかの矛盾点や、安っぽさもあり、「名作」まではいかずとも、「良作」と言っても、大丈夫なんでないかな? 「普通におもしろい」は、この作品にピッタリな形容詞だと思います♪
{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 29

80.5 7 ロボットで学園なアニメランキング7位
異世界の聖機師物語(OVA)

2009年5月22日
★★★★☆ 3.8 (1362)
8354人が棚に入れました
異世界の聖機師物語 1 [DVD] 「ジェミナー」には地球同様、多くの国々があり、互いに覇権を巡り争いが絶えなかった。当然、兵器にも亜法の技術が使われていたが、その主力は、古代遺跡で発見された「聖機神」と呼ばれる巨人体の複製、「聖機人」である。だが「聖機人」に搭載されている高出力亜法動力炉には、回転時に脳生理機能を阻害する、特殊な振動波を出す大きな欠点があった―――「聖機師」とはこの振動波に高い耐性を示す者の事であり、より高い耐性を示したのは、召還された異世界人であった……。

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

常軌を逸したハーレムアニメ。ただし、主人公はそんな気全くありません。

地球(異世界)から召喚された万能主人公剣士を巡るドタバタハーレムロボットアニメ。

主人公剣士の強さとモテ具合は常軌を逸しています。
前半はほとんど鬼ごっこ状態で、終盤に物語が動き始めます。

世界設定は緻密かつ面白いです。
また物語もなかなか凝った作りです。

我儘で自信過剰なラシャラ様と超恥ずかしがり屋のユキネさんが笑える性格。
そして、めずらしく悪役のくぎゅ、明らかに似合わない。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 31

YOSIMIX さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

意外とおもしろい!

私も皆さんのレビューを見て初めて知った作品でしたあらす
じやストーリー性などにこだわる事無く、一度は見ておいて
『 損 』はない作品だと思いますよ。

ハーレム学園もの!?と思いつつもストーリー性は良く、
そこまで恋愛要素や馴れ合い要素が強くもなく、アクション
的な要素もバランス良く描かれていて、コメディー的な見か
たもできた色々な方向性から楽しめる作品でした。

確かに主人公最強であるものの、どことなくそれを許せてし
まう辺りが、自分も観ているうちにこの作品のファンになっ
ていたということだと思います。特に個性的なキャラ設定が
よく、観始めたころから比べて中盤辺りまでの間に、既にお
気に入りキャラ等もできつつあって個々の展開や動きも気に
なりつつ、次の流れを楽しみにする事が出来るという、連作
のもっとも確信的なものが備わった作品だと思います。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 17

タチ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

感想

OVAなので1話が普通のアニメよりちょっと長いですが全体的にまとまっており、次の話が気になるとこでちゃんと終わって毎回次が楽しみでした。

すごいハーレムアニメなのでそういうのが好きな人は見といたほうがいい作品です。
でも、ハーレムとか関係なくストーリーもよく、普通に楽しめるアニメでした。

あと天地無用シリーズなのでそちらを先に見ておくとより楽しめると思います。
さりげなく釘宮さんもでてます。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 8

87.9 8 ロボットで学園なアニメランキング8位
日常(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (4367)
20416人が棚に入れました
妄想がちな女子高生ゆっこの周りには、ロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。時定高校を中心に、シャケが飛んできたり、こけしが飛んできたりと町中に広がる不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まります。

声優・キャラクター
本多真梨子、相沢舞、富樫美鈴、今野宏美、古谷静佳、白石稔、堀川千華、川原慶久、山本和臣、平松広和、小林元子、吉崎亮太、廣坂愛、比上孝浩、玉置陽子、樋口結美、佐土原かおり、山口浩太、小菅真美、稲田徹、水原薫、チョー、中博史、銀河万丈

まーぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

焼きサバ

賛否はあると思いますが
僕はこの作品大好きですねぇ~
このシュールさがたまらない。
柱となるストーリがないこの手の
作品はシナリオや演出が大変だと
思います(たぶん)
リミテッドアニメーション主流の現在
1シーン・1カット(しかもくだらない事にw)
あれだけの動画を使うなんてアニメーターは
大変でしょうね。
もしくは楽しんでるのかな?
10円サッカーの回り込みの技術も凄かった!
回数を増すごとにテンポが良くなって
面白さが増してる様に思います。

ゆっこのアホっぷりが最高!惚れました。
毎回、ラストの大物声優の一言が見逃せないです。

EDの歌と絵はかわいいですね、ホッとします。
夢ですぐ会えるね、きゅんとくるフレーズです。
はかせかわいい~んですけど。  

いよいよ2クールめが始まりました。
なのが高校に通い始めます。
OP・EDが一新しました。
前作以上の出来になっていると思います。(曲は前作の方が良いかも・・・)
私は特にEDが凄いと思いました。
横スクロール1カットで収められていて、動画を多く使っているのが良くわかります、映像的に派手さはないけど手の込んだ映像なのが良くわかります。最後に、はかせと主要メンバーが「出会うんだなぁ~」ていう演出が私は好きですね。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 47

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「日常」東雲なの役・古谷静佳さんが事故で入院 「記憶障害で記憶が所々ない」との報告にファンから励まし

「日常」って実は、「非日常」の連続じゃない?

ちょっとオバカな女子高生「ゆっこ」の周りにはロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。
時定高校を中心に、シャケが飛んできたりこけしが飛んできたりと町中に広がるちょっと不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まります。
一方、「はかせ」と「なの」、人語を話す猫「阪本さん」の暮らす「東雲研究所」でも、今日も一日、あったかぽかぽかの、のんびりとした一日が過ぎて行くのでした。

#1日常の第一話
いつものほのぼのした平日の昼間。
いつものゆるゆるとした登校風景。
いつもの見慣れた日常が始まるかと思いきや・・・。
突然、大爆発が起きたり、シャケが、こけしが、赤ベコが頭に降ってきたり・・・。
まったく斬新な非日常が始まったのでした。

#2日常の第二話
長野原みおは、恥ずかしい漫画を描いた学校のノートを、ついうっかり友達の相生ゆっこに貸してしまう。
恥ずかしい漫画を見られたくないみおは、ゆっこから必死にノートを取り返そうとするのだが、ゆっこはなかなか返してくれない!!

※ふっかつのじゅもんがちがいます。ロト三部作懐かしい。
ドラゴンクエスト
家庭用ゲーム機では初となるオリジナルタイトルのロールプレイングゲーム。のちに続編が次々と発売され、『ドラゴンクエストシリーズ』と呼ばれるようになった。本作の正式タイトルは『ドラゴンクエスト』であるが、続編が発売されて以降、本作はシリーズ第1作であることから便宜上『ドラゴンクエストI』(ドラゴンクエストワン)と呼ばれることもある(リメイク版では正式に『ドラゴンクエストI』の呼称が使用されている)。キャッチコピーは「今、新しい伝説が生まれようとしている」。

シナリオ・ゲームデザインは当時集英社の『週刊少年ジャンプ』(以下『ジャンプ』)にファミコン関連の記事を執筆していた堀井雄二、キャラクターデザインは同じく『ジャンプ』で『ドラゴンボール』を連載していた鳥山明、ゲームミュージック作曲は当時CM音楽などを主に手がけていたすぎやまこういちが担当した。タイトルロゴデザインは、『ジャンプ』の読者コーナー「ジャンプ放送局」のレイアウト担当であった榎本一夫が手がけた。開発期間は約5か月であった。

当初、本作は単発作品であったため、詳しい人物設定や背景像などはなかったが、ゲームのシリーズ化に伴い、後続作品との関連性を持たせるため、後からさまざまな公式設定が追加されている。後に発売される『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、本作との関連が深く、この3作は合わせて「勇者ロトの伝説シリーズ」と呼ばれるようになった。

復活の呪文
本作はRPGという性質上、ゲームを始めてからエンディングを迎えるまでに時間がかかるが、バッテリーバックアップなどの記録機能を実装していないため、一度ゲームを中断して電源を切ったあと、パスワードを入力することで次回にその続きからプレイできるようになっている。

中断するときは、ラダトーム王に話しかけることによって画面に表示される「復活の呪文」と呼ばれるひらがな20文字のパスワードを書き留め、次回ゲームを開始するときに画面にパスワードを正しく入力すれば、中断したところから冒険を再開することができる。ただしパスワードを1字でも間違えるとゲームを再開することはできない。

ドラゴンクエストII 悪霊の神々
ドラゴンクエストシリーズの第2作。徐々に高まった前作の人気を受け、発売直後から方々で品切れ、最終的に大ヒットとなり後にドラゴンクエスト現象といわれる基礎を作った。キャッチコピーは「勇者の伝説が再びよみがえる」。

本作の時代設定は前作『ドラゴンクエスト』から100年後である。本作の主人公たち3人は勇者ロトの血を引く前作の主人公の子孫たちであり、主人公・ローレシアの王子は、まず仲間のサマルトリアの王子とムーンブルクの王女を見つけ、そして3人で力をあわせて悪の大神官ハーゴンに立ち向かう。前作と本作、後に発売された『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の3作はストーリーの関連があることから、後に登場する英雄「ロト」の名を取って「勇者ロトの伝説シリーズ」、「ロト三部作」などと呼ばれるようになった。

ふっかつのじゅもん(パスワード)
前作同様、本作にはセーブ用のメモリが搭載されていないため、ゲームの中断と再開には「ふっかつのじゅもん」(復活の呪文)とよばれるパスワードを利用する。本作では最大52文字と前作の20文字より長いが、パーティーの人数や所持品の数などによってパスワードの長さが異なる可変長方式となっている。

パスワード入力画面で流れる楽曲は『Love Song 探して』。

本作発売後には、語呂合わせによっていきなり高レベルからスタートできるなど、さまざまなパスワードが雑誌などに掲載された。もっとも有名な語呂合わせパスワードである「ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじとりやまあきらぺぺぺ…(以降最後まで「ぺ」)」については、元々裏技として仕込まれたものではなく偶然ユーザーによって発見されたものだと堀井雄二が語っている。

#3日常の第三話
路上に捨てられていた黒猫に興味を惹かれるなの。
しかし家には猫以上に世話が大変な?、はかせがいるため泣く泣くその場を後にするなのだったが、自宅に帰るとそこには先ほどの黒猫が!?
どうやらはかせが連れて来たらしかった。

#4日常の第四話
学校からの帰宅途中のゆっこと麻衣。
二人仲良く土手でゆっくり過ごしている。
いい雰囲気の二人。
すると突然の麻衣からゆっこへの告白が!どぎまぎするゆっこ。
いつもと様子が違う麻衣にゆっこの取った行動は!?

#5日常の第五話
非科学的な物を信じられない中之条。
恐山に到着した彼は、イタコと出会う。
自分の信念を確かめるため、イタコに質問をする中之条だったが、実際は…!?

#6日常の第六話
ゆっこ、みお、麻衣の三人は、川辺でキャンプをすることに。
早速、みおは飯ごうで御飯を炊き、ゆっこはカレーを作る。
ゆっこが出来上がったカレーを持ち運ぼうとした瞬間、事件は起きた!!

#7日常の第七話
突然の異世界ワールドの展開。
ドルフの謀略により囚われの身となった王と姫。
王国危機一髪か!?というゆっこの夢のお話。

#8日常の第八話
いきなりエレベーターに閉じ込められてしまったゆっこ、みお、麻衣の3人。
脱出する術もなく、ただただじっとしている3人、と思いきや意外な行動をとる。

#9日常の第九話
ある夏の夜、ゆっこはなかなか寝付けないでいた。
蚊の羽音がピークに達した時、我慢の限界を超えたゆっこは決意する。
蚊との壮絶な戦いが今始まった。

#10日常の第十話
ある休日、安中さんは近所の公園で流し素麺をすると聞いて、ウキウキ気分で出かけた。
しかし会場の公園には誰もいない。
不審がる安中の前にいきなりおばさんが現れる。

#11日常の第十一話
はかせが強力のりを発明する。
なのと阪本さんにイタズラをするために廊下に強力のりをぶちまける。
そこへやって来た阪本さんが見事にハマって大笑いするはかせ。
しかし気付くとはかせも強力のりにハマっていて…。

#12日常の第十二話
ある休日、安中さんは近所で屋台がでると聞いてウキウキ気分で出かけた。
目的は射的。
持ち金の500円を射的屋の親父に渡して、銃を構える安中なのだが…。

#13日常の第十三話
嵐の夜に、おしっこに行きたくなって目が覚めてしまったはかせ。
だけど怖くて一人でトイレに行けない。
何とかなのを起こして二人でトイレに向かうのだが・・・。

#14日常の第十四話
ある日、みおはゆっこに昼食の買出しを頼む。
しかしなかなか帰ってくる気配がない。
昼休みギリギリでゆっこが買ってきたものは、みおが想像もしない意外な食べ物だった!

#15日常の第十五話
中村先生は、高性能なロボであるなのに興味を持っていた。
何とかしてなのを捕獲しようとあれやこれやと考えをめぐらせていた。
そんな時、理科準備室になのがやって来て・・・。

#16日常の第十六話
ゆっこが東雲研究所へやってくる。
なのはロボであることがバレない様に必死で隠そうとするのだが、それにはお構いなく、ゆっこはすぐにはかせと意気投合して盛り上がってしまう。

#17日常の第十七話
東雲研究所に一羽のカラスがやってきた。
阪本さんのスカーフをカラスに巻いてしゃべらせてみると、意外に紳士なカラスと仲良くなってしまうはかせとなの。
その様子を見ていた阪本さんは?

#18日常の第十八話
フェイ王国の飛行船内では、スターラ姫を喜ばせたら金一封というレクリエーションが行われていた。
しかしチャレンジに失敗して次々と落下して行く兵士たち。
絶望した兵士8番が部屋から抜け出して…。

#19日常の第十九話
みおは、走り高跳びにチャレンジしていた。
それに付き合うゆっこ。
しかし何度チャレンジしてもみおはうまく飛べず、諦めかけたその時、奇跡が起きた!

#20日常の第二十話
はかせとなのと阪本さんは三人でかくれんぼで遊んでいた。
絶対見つからない場所に隠れたはかせは、次第に寂しくなって…。

#21日常の第二十一話
みさとの自宅で、フェッちゃん、ウェボシーの三人はパジャマトークを繰り広げていた。
それぞれ好きな人の話題になった時、ウェボシーの口から出たのは意外な人物なのだった。

#22日常の第二十二話
ある日、はかせは阪本さんを引っ張って散歩に出かける。
そこでオグリキャップとぴょんを連れた麻衣に出会う。
気付くと麻衣だけがいなくなって、犬が苦手な2人は…。

#23日常の第二十三話
桜井泉は、誠の部屋で偶然イケナイ本を発見してしまう。
しどろもどろな言い訳をする誠に対して、姉として毅然な態度を取ろうとする泉なのだが…。

#24日常の第二十四話
阪本さんが風邪を引いてしまう。
阪本さんを優しく介抱するなのに、はかせは甘えたくてわがままを言う。
はかせと阪本どっちが好きなの?という質問に、なのは・・・。

#25日常の第二十五話
笹原とみさとが腕を組んで歩いている姿を目撃したみおは、ショックのあまり全速力で学校を飛び出してしまう。
急いで後を追いかけるゆっこなのだが。

#26日常の第二十六話
ゆっこ、みお、麻衣は、サプライズでなのとはかせの誕生日のお祝いをするために、東雲研究所へ遊びに行くことになって…。

【アニメキャラの魅力】スラマッパギ!おバカでお茶目な名(迷)言連発キャラ「相生祐子」の魅力とは?
女子高生の不条理な日常をテーマにしたコメディギャグアニメ『日常』。今回は、そのメインヒロインの「相生裕子」通称「ゆっこ」の、おバカでお茶目な魅力の数々、個性的な発想から生まれる名言などをお届けしたいと思います。

■ツッコミもボケもどちらもこなす!
基本的にツッコミ役の「相生祐子」ですが、根がおバカなため(そこがかわいい!)ボケにまわることも少なくありません。お調子者で明るい性格に加え、とてもフレンドリーなのでどんな相手にもボケやツッコミをかますムードメーカーです。

■勉強はできないけれど友達想いな優しい性格
勉強が苦手で、テストの点数はいつもいい方ではありません。宿題はやってこないか、、もしくはやっても忘れてくるなど、勉学に対してはなかなか情熱が傾かないようです。クラスメイトの「長野原みお」に宿題を見せてもらっているシーンが多々あります。

しかし友達のことを想う気持ちは人一倍で、「長野原みお」と喧嘩になった時に、「絵がうまいくせに!」や「頭いいくせに!」など喧嘩中にもかかわらず相手を褒め称え、喧嘩にならなくなることも・・・。

■“荒ぶるゆっこ”が面白い上にかわいい!
作中、たびたび荒ぶることがあります。「長野原みお」と登校しているときに、空からこけしや赤べこやシャケが降ってきて、「シャケだ―!」と叫んだり、大工喫茶の注文の時にも用語がわからずに荒ぶる描写があります。そんな彼女の姿は、笑わずにはいられません。

■個性的な発想から生まれる名言・迷言の数々!
「相生祐子」は活発で明るいムード―メーカです。そんなゆっこは、発想が個性的で少々人とずれているので、様々な名言・迷言を生み出します。笑えるものから感動するものまで様々なセリフがあり、見ていて飽きることがありません。私の中でのお気に入りの名言をご紹介します!

「スラマッパギ」。この作品を語るうえでかかせない名言のひとつです。ゆっこがよく使う挨拶で、インドネシア語で「おはようございます」という意味だそうです。よく使いますがみんなにはことごとくスルーされているのも見所のひとつです。

「地理の予習は、ばっチリや!」「わたし、マスカラ、つけてますカラー!!」。ゆっこの渾身のダジャレです。ことごとくすべりますがそこがかわいいのです。

「やっぱ、ツッコミって超きもちー!」。ゆっこがツッコミを我慢していた時に、不意にでてしまったツッコミのあとの一言。思わず吹き出しました。

名言や名シーンをたくさん生み出してきた「相生祐子」の魅力からは、なかなか抜け出す事が出来せません。

【アニメキャラの魅力】常識人からの大暴走!?欠かせないツッコミ役「長野原みお」の魅力とは?
時定高校と東雲研究所を舞台に繰り広げるシュールな日常ギャグコメディアニメ『日常』。その時定高校に通うふつうの女子高生「長野原みお」。しかし、「長野原みお」なくしてはアニメ『日常』は語れません。今回は、常識人で成績も優秀な「長野原みお」の魅力を紹介したいと思います。

■成績優秀な常識人
「長野原みお」は成績優秀な常識人です。この作品においては一番の常識人と言えるでしょう。友人の「相生祐子」のギャグや「水上麻衣」のマイペースなボケにがんがんツッコミを入れていく役割です。しかし、人間らしさの強い彼女は、意外と暴走しやすかったりも・・・。「相生祐子」の破天荒なギャグにキレて我を忘れることもしばしば(見てるとすごく笑えるのですが)。しかし、基本的には常識人なので破天荒な行動は少な目です。

■暴走時の顔芸と勢い
普段は常識人な「長野原みお」ですが、キレると暴走して止まらなくなります。その時の顔芸は秀逸です。とても女子高生とは思えない顔をします(お腹がよじれそうです)。その勢いも凄まじく、怒号というか叫びというか、声優さんの技術と感性に感動してしまうほど。ちなみに彼女の顔芸や暴走のきっかけは、だいたい友人の相生祐子の言動です。喧嘩するほど仲が良いってことですね。

■暴走時や普段も飛び出す名言の数々
たくさんの素敵な名言を生みだすのも彼女です。しかし、暴走時の名言はまた一味違います。勢いも違います。腹筋崩壊間違いなしです。

「アウトだよっっ!!」
友人の相生祐子のウインナーが床に落ちた時の一言です。その通りです。

「お前の血は何色だー!!」
友人の相生祐子がカレーをぶちまけた時のセリフです。すごい覇気をまとっていました。

「焼きそばだよっ!」
友人の相生祐子が焼きそばと焼きサバを聞き間違えた時の一言。顔がすごいことになっていました。

「アルゼンチン!!ペソしかないよ!!!」
焼きそばと焼きサバを間違えた時の言い争いの時に出た名言。もう意味がわかりません。

「人間・・・魚雷・・・」
友人の相生祐子に走り高跳びを教えてもらっていた時に出た名言です。

「あきらめない!あきらめるなら、やるだけやってあきらめてやる!」
走り高跳びの練習の際の決意の一言。すごくいい言葉です。

この作品の魅力は尽きることはありません。これからも何度も繰り返し楽しめる名作のひとつです。

【アニメキャラの魅力】いつでも動じず「麻衣ペース」!菩薩系女子「水上麻衣」の魅力とは?
『日常』という漫画は、その世界観からとてもブッ飛んだ愉快なものなのですが、そんな世界に決して流される事も無く、我流を貫く強者、それが今回ご紹介する「水上麻衣」ちゃんです。

女子高生といえば、可愛い物が大好きで、少しでも大人に近付きたいと可愛く着飾り・・・ピッカピカな青春を思い浮かべがちですが、そんな俗物に惑わされない、それが麻衣ちゃん。彼女は日々紙を持てば菩薩を描き、木の塊があれば菩薩を掘り、いつの間にやら麻衣ちゃん=菩薩という方程式まで作り上げた人物です。

■優等生
麻衣ちゃんは非常に頭もよく、大好きな菩薩もかなりリアルに作り上げる事が出来る美術の才能も持っています。更に危機回避能力も高く、何かを察知するときちんと逃げていつも難を逃れます(ゆっこ達のどうしようもない災難に巻き込まれる事は多々ありますが・・・)。しかし、本人は至って普通としか考えていないようです。

ちなみに、中学時代に進路を決める際、麻衣ちゃんはとても頭が良く、元々は高偏差値の時定高専を受けるつもりでしたが、変わり者の自分を受け入れ仲良くしてくれたゆっこと同じ高校に行きたいという願いから高専を滑り止めに設定し、ゆっこでも合格できる時定高校を受け今に至るという経緯もあります。

■実は照れ屋の寂しがり?
進路を決める際も、素直にゆっこに「同じ高校に行きたい」とは言えず、ゆっこには滑り止めとしか伝えません。また、麻衣ちゃんはゆっこから、「ゆっこでいいよー。」と言われたものの、その名前を呼ぶ為に一晩中苦戦し、赤面した事も。大人びていて何にも動じなさそうな麻衣ちゃんですが、実は密かに孤独を抱えていたのかもしれません。しかし、ゆっこが傍に居る事で、今はきっとありのままの自分を出す事が出来て、とても嬉しいのかもしれません。

■仲良し四人組の学校ライフ
麻衣ちゃんは基本的に、ゆっこ、みおちゃん、なのちゃんの四人で行動しています。激しくゆっことみおちゃんがぶつかり合う事もありますが、基本的にはノータッチ。時々少しだけ手を加えて喧嘩をヒートアップさせます(笑)。しかし、実は付き合いの良さも一番良い麻衣ちゃん。みおちゃんのBL漫画を描くお手伝いも、はかせのお遊び相手もこなす優しい心の持ち主なのです。その悪戯心ゆえに、みおちゃんのBL漫画に勝手に菩薩が登場した事も・・・(笑)。

一見クールな人こそ、実は一番心が温かく傷つきやすいのかもしれない。麻衣ちゃんはそんな事を思わせるキャラです。教室の中で、誰かに気付いて欲しくて本を逆にして速読をしたりおかしな返答をしてみたり。きっとそれは全て、「誰かに自分を理解して欲しい」という気持ちから来てるのだろう・・・と。しかし、その後現れた爆発的に明るいゆっこと一緒に過ごしている麻衣ちゃんはとても嬉しそうです。まだ作品を観ていないという方は、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。「水上麻衣」のたくさんの魅力に気付く事が出来ると思います。

【アニメキャラの魅力】ちょっと変わった日常漫画の不思議っ子!愛でたい子No.1!「はかせ」の魅力とは?
“天才博士”といえば、地下の研究所で含み笑いを浮かべながら謎の研究に没頭しているようなマッドサイエンティストを思い浮かべそうですが、『日常』のはかせは正反対。小さな体と愛くるしい大きな瞳、腰まで伸びた長いサラサラヘア。母性本能を擽られまくる愛らしい美少女なのです。

そして、開発能力に関してはかなりのレベルで、同居しているアンドロイドの「東雲なの」ちゃんは、はかせの作品です。今回は、その生い立ちや、はかせになった経緯など、多くの謎に包まれた小さな天才「はかせ」についてご紹介いたします。

■キャラを更に立てる個性的な語尾
『日常』は、色々な意味でかなり強烈なキャラが多く、一度読むとクセになり、つい何度も読み返してしまう(観返してしまう)作品です。しかし、「はかせ」は激しい日常には関わる事無く、毎日楽しくのんびりと、なのちゃん、そして愛猫の阪本と研究所で暮らしています。そのほのぼのした日常を、更に可愛らしく感じさせるアクセントが、はかせのセリフの語尾ではないでしょうか。

はかせは何かを喋る時、「~だけど!」と不思議な喋り方をします。普通こんな喋り方をしている人がいれば、相当な違和感を感じると思われますが、愛くるしいはかせが使うとあら不思議。彼女の可愛らしさがより引き立ち、その魅力が倍増するのです。

■「萌え袖」「白衣」と魅力がいっぱい!
その愛くるしい姿だけで反則級に可愛いはかせ。更に彼女は常に白衣を着用しています。加えて良く見てみると、はかせの袖は「萌え袖」となっています。袖から覗くちょこんとした小さな指先。少しぶかぶかな白衣は、見るだけで鼻血を催す程の破壊力となっています。また、彼女が白衣を引きずって歩く姿も非常に魅力的。その小さな体を思わず抱っこしてあげたい衝動に駆られます。残念ながら、はかせが作中で誰かに抱っこされる事はありません。

■可愛いは正義!愛猫阪本との絶妙なコンビ愛
東雲研究所には猫が一匹同居しており(阪本曰く、飼われている訳ではない)、名前を阪本と言います。彼は、はかせの発明品である赤いスカーフの力でお喋りする事が出来ます。

阪本は非常に気が強く、まるで頑固親父のごとく東雲家に君臨していますが、少し天然の入ったなのちゃんと、天真爛漫で欲望に忠実なお子様はかせに流されて、最終的には踊ったり遊ばれたりと残念な末路を歩む事が多いです。

日中はなのちゃんが学校に行き、はかせの相手をしてくれるのは阪本ですし、なのちゃんが家事をしたり宿題をしている時も相手をしてくれるのは常に阪本。何だかんだ言ってもはかせを気にかけ、彼女のお世話をする姿は、さながらお父さんのようです。はかせも阪本が大好きなので、抱っこしたり一緒にお喋りをしたりと甘える姿が多々見られます。美少女と猫のやりとりがまた可愛いことこの上なく、強烈な話の合間に挟まれるそのほのぼのさは、作品の癒やしとなっています。

【アニメキャラの魅力】実はロボット女子高生!?希少なお母さんキャラ「東雲なの」
「え、ロボットなの?」と言いたくなるほどに普通の見た目、どちらかというと巻き込まれ不運キャラな「東雲なの」ちゃん。常に敬語で相手に優しく接し、ほとんど怒る事も無い女神のような女の子なのですが・・・、実は背中のネジ同様に色々な事を背負って頑張って生きる乙女なのです。今回は、そんな「東雲なの」の魅力について紹介したいと思います。

■まるでお母さん!家事能力の高さ
なのちゃんは東雲研究所のお母さん的役割を担っています。掃除、洗濯、ご飯、はかせとのお遊び・・・。それに加え、高校生としての学校生活、勉強、同級生との交友。さながらリア充です。なのちゃんの料理は非常に美味しく、なのちゃんの手作りおやつが出てくる事もあります。はかせはこの手作りおやつが大好きで、これを人質に取られるとすぐに降参してしまう程(笑)。是非とも一度口にしてみたいものです。

また、はかせの気持ちを優しく包み、そばに寄り添う優しさも持ち合わせています。行き過ぎた我侭に時々怒る事もありますが、基本的には博士が大好きなので、はかせの言う通りに動いてしまいます。

■実はコンプレックス・・・?恥じらう姿もGood!!
なのちゃんのチャームポイントにも見える背中の大きな可愛らしいネジ。実は、なのちゃんのコンプレックスでもあります。普通の高校生、つまり人間の高校生に憧れるなのちゃんは、「自分の背中にあるネジが無くなって欲しい」とはかせにお願いする話もあるほど。他人から見れば全く気にならずむしろ可愛くさえ見える特徴も、本人にしてみたら気になるコンプレックスなのですね。

■はかせとは両想い♪仲良しな二人に癒されます
なのちゃんは、開発者でもあるはかせを甘やかし、同時にはかせからたくさんの幸せを貰う、ほっこりした関係です。時折見せる二人の可愛らしい喧嘩も、つい頬が緩んでしまう程の可愛らしさです。はかせもはかせでなのちゃんが大好きなので、なのちゃんから何かを頼まれれば全力で叶えようと頑張ります。はかせの孤独だった世界を救う為、なのちゃんははかせの手によって生まれました。なのちゃんは、寂しがり屋のはかせを察し、阪本と二人ではかせの笑顔の為に昼夜頑張っているのです。

なのちゃんとはかせの二人には、言葉で交わさなくても伝わる不思議な絆があります。普通に見ているとギャグばかりに目がいってしまいがちですが、少し角度を変えてなのちゃんを見てあげてください。きっとまた違う顔をした素敵な「東雲なの」が見えてくるはずです。

「日常」東雲なの役・古谷静佳さんが事故で入院 「記憶障害で記憶が所々ない」との報告にファンから励まし
「事故にあい重症で、頭を強く打ちました」とTwitterで報告。

アニメ「日常」で東雲なの役などを演じた声優の古谷静佳さんが、事故に遭い入院していることをTwitterで報告し、ファンから心配や励ましの声があがっています。

古谷さんは12月3日に「わけあって入院しています。 しばらく更新できないと思います」とツイート。さらに翌日「事故にあい重症で、頭を強く打ちました」「記憶障害で記憶が所々ない」「記憶障害で記憶が所々ないけど、みんなと過ごした時間、ちゃんと覚えてる」など、頭を打ったこと、少し記憶障害があることを報告しました。詳細は分かりませんが、「スマホを打ってるけど結構死ぬ気で打ってます(笑)」など、明るくふるまいつつも、決して軽い事故ではなかったことをうかがわせる内容も。

古谷さんのツイートを受け、ファンからは「無理せず治す事に集中してください」「また、元気な古谷さんが見れる事を私は待っています」など励ましのリプライが多数寄せられる形に。その後古谷さんは「ベッドの上で、お座りできるようになりました」など病院での様子をツイートしていますが、事故の詳細などについてはいまだ不明となっています。

各話は、単発のエピソードが連続する形で構成されている。Eテレ版は再編集の形をとっているため、エピソードの収録順が大きく変更されているほか、TV本放送に限らず、Blu-ray Disc、DVDの収録作品も盛り込まれている。

オープニングテーマ
「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」
(第1話 - 第6話、第8話 - 第13話、Eテレ版:奇数回)
「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」
(第14話-第16話、第18話-第23話、第25話、Eテレ版:偶数回)

エンディングテーマ
「Zzz」(第1話 - 第13話、Eテレ版:第1話 - 第12話)
第6話では不使用。第2話、第10 - 13話、Eテレ版第2、4、5、8、10話ではZzz(Bossa Nova Version)、第7 - 9話、Eテレ版第3、7、9、11話ではZzz(Acappella Version)を使用。アレンジバージョンはともにシングルに収録されている。いずれもエンドロール上ではバージョンについての言及は無い。
「翼をください」(第14話)
これ以降は同一のエンディング映像のもと、毎話ごとに曲が変わるようになっている。曲目は主に小中高校の合唱コンクールや卒業式などで歌われる合唱曲。
「気球にのってどこまでも」(第15話)
「マイ バラード」(第16話)
「怪獣のバラード」(第17話)
「グリーングリーン」(第18話)
「野生の馬」(第19話)
「あの素晴らしい愛をもう一度」(第20話)
「巣立ちの歌」(第21話)
「仰げば尊し」(第22話)
「空がこんなに青いとは」(第23話)
「勇気一つを友にして」(第24話)
「Let's search for Tomorrow」(第25話)
「旅立ちの日に」(第26話)

投稿 : 2025/01/25
♥ : 31

兎ツ音 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフル分かりづれ~

作画自体は特に好きと言う訳ではないが
この作品には、バッチリ合ってるので
むしろ良いです!!
内容は感想タイトル通り
分かりにくい笑いもありますが
今のとこ1話に1つは
声を出して笑ってしまうシーンがありますw
決して万人ウケする作品ではないかもしれないが
個人的にはツボにハマってます。
とにかく一度観てもらった方が早いので
是非観てみてください!!
ちなみに昨日少し時間があったので
見直したら、また笑ってしまいましたw

投稿 : 2025/01/25
♥ : 15

69.0 9 ロボットで学園なアニメランキング9位
アクエリオンEVOL(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (828)
4197人が棚に入れました
アクエリオンのかつての激戦から1万2千年後――次元ゲートを超えた「異次元」からのアブダクターが人間を拉致し、その襲来に人々はおびえて暮らしていた。これに対抗できるのは「アクエリア」と呼ばれる合体兵器のみ。構成する3機のベクターマシンに乗り込むのは、学園「ネオ・ディーバ」に集められた若きエレメント候補生たちである。だが学園の男女間は恋愛できないよう障壁で隔てられ、男女間の合体もかたく禁止されていた。ある日、エレメント能力を隠して孤独に生きてきた少年アマタは、少女ミコノと運命の出逢いをはたす。危機を目前にして彼女を抱いたままベクターマシンに乗りこんだアマタは、無意識に叫んだ!――永らく禁じられた、その言葉を・・・。その真の姿が明らかになったとき、敵味方のすべてが変わり始める。恋愛禁止、男女合体禁止の状況で、《終わりを抱いた神話》が、いまここに起動する!

声優・キャラクター
梶裕貴、茅野愛衣、花澤香菜、内山昂輝、福島潤、中村悠一、安元洋貴、浪川大輔、鈴村健一、鳥海浩輔、藤村歩、中島愛、佐藤健輔、諏訪部順一、小林沙苗

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ツッコミ入れながら気楽に楽しんだ

物語は、あの「創聖合体」から1万2000年が過ぎた世界。
っていっても、実は前作を視聴していないのだけれど、
いろいろと笑い含めてツボな部分が多いので、充分楽しかったり。

アルテア界 と呼ばれる異界から侵略を受け、人々を拉致する
謎の巨大兵器アブダクター によって危機に瀕していた地球が舞台。
人類はアブダクターと戦うために伝説の機械天使「アクエリア」に
乗り込むが、男女によるアクエリアの合体は固く禁じられていた。
というところからこの物語はスタートする。

アクエリアのパイロットを育成する、ネオ・ディーバ学園は
男女合体禁止の掟を受けて男子・女子の交流をも完全に断つべく、
それぞれの寮には、ジェリコの壁やベルリンの壁的な
越えがたい壁まで作られているのだが、
そもそも男女合体禁止っていうのがもう、
その言葉だけでも笑ってしまう。

そんな中、出会った少年・アマタと少女・ミコノが主人公。
彼らの周囲を固める登場人物も、それぞれ特徴のあるキャラで面白いし、
毎回、そのキャラの組み合わせごとに合体を披露してくれて、
大げさなリアクションにも、バラエティ感覚で笑えるので、
当初の「途中で断念するかも」といった不安はすっかり消えてしまった。

全26話中、中盤あたりで男女合体禁止という掟も、
アマタやミコノを中心に、学園も世界もいろいろ変化を見せ
かすかな期待をさせる展開になった。

と言いつつ、個人的に一番楽しんでいるのは音楽であって。
物語の内容は2の次だったりするw
とにかく、菅野よう子さんによるこの作品のOP、ED、挿入曲が
たまらなく好きだった。特に1期のEDは、フルで聴くとすごくいい!
高音の爽快感、重厚ながら透明感のあるメロディー。
聴くたびにいつも指が自然に動いてしまい、
物語そっちのけでピアノを弾き始めたくなる(えっ)

いやいや、ちゃんと展開も追ってましたよ~?
中盤から登場したユノハがかわいくてたまらなかったり、
彼女にピュアな恋をしてしまうジン君にはけっこう感情移入できたり。

とにかく、ツッコミ入れながら楽しんでいた。
それは決して、不真面目な態度で見ていたという意味ではなく
次は何が出るだろう?っていう素直な、楽しみ。

だからか、最終回までの2話には少し、物足りなさを感じてしまった。
実はこっそり、期待しすぎてたのかもしれないけれど。

とはいえ、楽しいキャラがいっぱいで、
普段はあまりキャラ萌えしない自分でも、キュンときてたりしたしw
そのあたりで許しておこう(笑)

投稿 : 2025/01/25
♥ : 42

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャッチコピーは「それは、禁じられた合体─」

この作品は、「創聖のアクエリオン」の続編に位置付けられる作品です。1期と直接的な繋がりは薄くこの作品から視聴しても入っていけると思いますが、1期を視聴していた方が設定や物語の背景をより深く理解できると思います。

1期では、アポロニアスが人間であるセリアンと恋に落ち堕天使を裏切ってから1万と2千年後の世界で、アポロ、シルヴィアらが堕天使である頭翅と激アツな展開を繰り広げ、地球を守るためにとんでもないラストが待ち受けていました・・・

この物語の舞台は、アポロやシルヴィアが活躍し地球を護った時代から1万と2千年後の世界です。
この世界の地球は、アルテア界と呼ばれる異世界から襲ってくる「アダプター」の襲撃を受けていました。
そのアダプターの襲撃に対抗するため、人類は「機械天使アクエリア」を駆使して防衛するのですが、アルテア界の攻撃と人をさらっていく行為を止められずにいました。

一方、この物語の主人公であるアマタは空飛ぶエレメント能力者なのですが、普段は能力を隠し映画館で働いていました。
スクリーンにはアマタが館長に頼み込んで上映して貰っている「アクエリアの舞う空」が流れています。
ある日、いつもの様に上映後の館内清掃をしていたところ、アマタはこの作品に涙するミコノという一人の少女と出会うのです。
ミコノに一目惚れしたアマタはデートにさそう事に成功するのですが、最初のデートの時にアダプターとアクエリアの戦闘に巻き込まれてしまいます。激しい戦闘の中、危機に陥ったミコノを助けるためアラタがエレメント能力を解放し窮地を脱することに成功するのですが、紆余曲折の後、2人でアクエリアに乗り込むこととなり・・・物語が動いていきます。

これまでの作品以上に設定により捻りが加えられた作品でした^^
伏線は全て回収されますが、男女エレメント同士の合体が禁じられていたり、1期における驚愕の事実が判明したり・・・
この様な展開が物語を面白くする要素になっているのですが、完走後の感想を一言で纏めると
「最後までとてもヤキモキしました」という表現が適切かと思います。

主人公はアマタ、メインヒロインはミコノです。
アマタはミコノに一目惚れしてますし、ミコノもまんざらじゃない様子・・・
この立ち位置はラブコメの王道を予感させますが、そうは問屋が卸しません^^;
1万と2千年・・・この悠久の時間がもたらす運命の輪廻が二人の間に大きな障壁として立ち塞がるのです。

この障壁は、極限まで凝縮した一途な思いと圧倒的な強さと激しさを併せ持っていて、自分の想いを貫き通すまでは何があっても諦めません・・・
この障壁にアマタは何度も挑むのですが、圧倒的な力の差に弾かれてしまうのです・・・
身体もボロボロ・・・心だって折れそうです^^;

それでもアマタは諦めません・・・
今ここで諦めてしまったら最愛の人を見送ることになる・・・
彼は幼い頃、運命を見送るしかできなかった自分に激しい後悔の念があったから・・・
アマタとミコノが迎える顛末・・・きになる方は是非本編を視聴して下さい^^

でもこの作品で揺れ動くのは2人だけではありません。
登場するたくさんの主要キャラの思いはそれぞれ絡み合っています。
本懐を遂げることの出来た人・・・志半ばだった人・・・様々な心模様を見ることができます。

あまり触れませんでしたが、アルテア界が地球を襲撃する理由・・・これも本編で明らかになるのですが、悲しい運命が背景に隠れていましたし、戦闘時においてはアクエリオンの技も多数見る事ができます。
こうして振り返ってみると設定が1期より盛り沢山だったようですね^^;
でも1期から変わっていない点もあります・・・きっとこの作品の肝であろう「激アツな展開」です^^
激アツな展開に触発されたからでしょう・・・1日で完走してしまいました(//∇//)

メインヒロインのミコノ(CV:茅野愛衣さん)、ボーイッシュなゼシカ(CV:花澤香菜さん)、生真面目なMIX(CV:藤村歩さん)、恥ずかしがり屋なゆのは(CV:小倉唯さん)など個性溢れる女性が登場しました。透明感のある茅野さん演じるミコノの圧倒的な存在感は大きかったと思いますが、それぞれの女性にスポットを当てて描かれていて、そのどれもが心に訴えてくる内容なので甲乙は付け難かったですね^^;

オープニングテーマ
「君の神話〜アクエリオン第二章」
「パラドキシカルZOO」
どちらもAKINO with bless4さんが歌っています。
エンディングテーマ
「月光シンフォニア」AKINO&AIKI from bless4
「ユノハノモリ」ユノハ・スルール(小倉唯)

2クール26話の作品です。
本レビューでは書ききれない事がたくさんありました。その位しっかり練られた作品だったと思います。
視聴して良かったと思える作品でした。
2015年の夏アニメで放送が予定されている「アクエリオンロゴス」の視聴が楽しみです♪

投稿 : 2025/01/25
♥ : 17

mjUVW33714 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

3DCGで闘うロボット

3DCGが大迫力の戦闘シーンに加え
オープニングや戦闘シーン以外の尺でもメカが常にCGであり、かっこいい。
メカデザインを担当されているロマン・トマさんやブリュネスタニスラスさんが最近自分のツボなのでかなり好きです。
キャラクター達の青春姿も観ていて楽しく、アクエリオンらしい物語の世界観やテーマをそのままに全く新たな作品になっていてとても素敵です。
最終話の挿入歌ZEROが流れるシーンなんか特によかったですよ。皆さんも是非。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 0

68.2 10 ロボットで学園なアニメランキング10位
バディ・コンプレックス(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (719)
3744人が棚に入れました
何気ない日常を送っていた高校生・渡瀬青葉は夏休み明けの始業式の日に、隼鷹・ディオ・ウェインバーグという少年と出会う。2人の出会いは、世界の運命を大きく変えることに……。


声優・キャラクター
松岡禎丞、内山昂輝、早見沙織、速水奨、藤村歩、杉田智和、吉野裕行、佐藤利奈、花澤香菜、井上麻里奈、森川智之、櫻井孝宏、島﨑信長、田村睦心、内山夕実、木村良平、ランズベリー・アーサー、宮下栄治、白石稔、こぶしのぶゆき
ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いがいとおもしろい。

全話みた感想です。


{netabare}
ロボットのバトル物だったけど、以外とおもしろかったかな。
ただ、なぜ、渡瀬青葉が、未来にいって活躍するのか詳細が不明なため、あまり考えずに見た方が良いような気がします。

ちょっと、ターミネータを思い出したけど、まぁそれでも、面白かったと思います。次はどうなるのか気になりながら、見ることができました。

続編がちょっと、あるみたいなので、見てみるつもりです。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 11

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

twist of fate

搭乗型のロボットバトル作品です。

都内の高校生である主人公、渡瀬青葉(わたせあおば)は、突然、巨大な搭乗型ロボット(ヴァリアンサー)に襲撃され、未来から来たという同級生の弓原 雛(ゆみはらひな)という少女に救われます。彼女が未来から乗ってきた別のヴァリアンサーに同乗して襲撃者と戦い、自爆を目論む敵機と共に光のトンネルに飲み込まれた青葉は、「ディオが待ってる」と言い残した雛とはぐれ、自由条約連合と大ゾギリア共和国が争う未来へタイムリープ。単身、自由条約連合のヴァリアンサーのコックピットで目覚めた青葉は、戦乱の渦中に巻き込まれていきます。

搭乗型のロボット作品である限り、主人公に操縦技術を習得させる方法と、どのように主人公以外を操縦席から排除するかという搭乗型の宿命ともいえる問題をいかにクリアするかが問われます。
この作品では2体のヴァリアンサーで、2人の操縦者の脳波のマッチング率が高ければカップリングシステムの起動が可能になり、本来の性能を遥かに上回る機動力や攻撃力を発揮できるという設定で、青葉とディオはいきなりナイスカップリング^^
加えて、一度カップリングに成功すれば、もう一人のパイロットの操縦のノウハウを自動的に習得できるという荒技で問題を一発クリアしてくれました。男同士でカップリングというネーミングは萎えますけど^^

いかに冒頭のシーンにつながるのか興味深く視聴を始めましたが、ぶつかり合いながらも深まっていく絆、家族関係の修復、キャラの精神面の成長などバトル以外にも見どころが多く、1クールでは綺麗にまとめた方だと思います。突っ込みどころがいくらでもあるのですが、かなりお薦めです^^

以下余談です^^
アニメのTV放送が始まった頃、ロボット作品と言えば鉄腕アトムと鉄人28号で、どちらも自社製品にシールやおまけをつけて販売促進を図る菓子メーカーがスポンサーになる事で、放送が実現しました。
前者は主人公が意志を持ったロボットなのですが、極端な話、ロボットである必要はまったくありません。以降、元は人間であったサイボーグや未来人、宇宙人、海底人やら妖怪人間など、戦う主人公が人間でない作品が量産されますが、視聴者がより感情移入しやすいであろう特殊能力を使える人間が主人公である作品が主流となり、ロボット作品とは別のジャンルになっていますね。
後者は遠隔操作で巨大ロボットを操縦して悪と戦う作品ですが、操縦器を持っているだけの主人公では魅力に乏しく、操縦される側にも意志があるようなロボットとはかけ離れた召喚型バトル作品と、マジンガーZに始まる搭乗型バトル作品に分かれていったように思います。ロボットアニメは苦手な方も少なくないようですが、ガンダムの商業的な成功から本格的にひとつのジャンルとして確立され、プラモデルや玩具の売上がアニメ業界を支えてきた事を思うと「ロボットアニメ=長い販促PV」などと一蹴せず、許容範囲を少しでも広げてくだされば嬉しく思います。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 31

あおちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アツい

サンライズのロボットものはやはりクオリティが高いですね。作画も声優もストーリーもレベルが高かったです。
主人公は困った人をほっとけない明るい男の子で、相方のディオはクールで自分にも他人にも厳しいという、よくあるキャラクターのタイプなのですがストーリーはそうではありません。ネタバレになるので詳しくは言いませんが展開が秀逸で面白かったです。続編まだみてないのでわくわくしています。
戦闘シーンもクオリティ高いのでいろいろな面でおすすめする作品です。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 2

84.9 11 ロボットで学園なアニメランキング11位
SSSS.GRIDMAN(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1003)
4058人が棚に入れました
1993年から放送されたTVシリーズ「電光超人グリッドマン」。
まだパソコンが一般家庭に普及する前に制作された作品にも関わらず、 現代における「インターネット」「コンピューターウイルス」といった概念を先取りした内容で人気を集めた。

そして2018年秋「SSSS.GRIDMAN」が放送決定!
アニメーション制作は、2015年日本アニメ(ーター)見本市で公開された 「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を制作したTRIGGERが担当する。
監督は、同作でも監督を務めた雨宮哲。
あの時の未来が現実になった2018年、グリッドマンがアニメーションの世界で蘇る――。

声優・キャラクター
広瀬裕也、緑川光、斉藤壮馬、宮本侑芽、上田麗奈、高橋良輔、小西克幸、悠木碧、松風雅也、鈴村健一、稲田徹、新谷真弓、三森すずこ、鬼頭明里

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『電光超人グリッドマン』は1993年当時には新しすぎた(笑)! (第12話: まごころを君に(笑))

※↓以下を書いた時点でアニメ作品は始まってもいないので、未見でした。視聴終了後追記あり。

「あらすじ」にある通り、『電光超人グリッドマン』という円谷プロ製作の特撮作品(以下、「原作」)がありまして、当時の情報科学・コンピュータ関連の研究者や業界人の間では有名な作品でした。

原作では敵であるカーンデジファーがコンピュータワールドに「怪獣」を送り込み、その怪獣の破壊行為が実行プログラムの破壊、不具合として顕現するというお話になっています。

そしてカーンデジファーを追ってきたハイパーエージェントが、少年少女たちがパーツから組み上げた自作コンピュータとそこで実行されるプログラムと一体化することによって「グリッドマン」として怪獣と戦うことで地球の平和が守られるというストーリーになっています。

そしてカーンデジファー側にも協力者の少年がいて、「悪意あるクラッカーと戦うハッカー」という構図が怪獣特撮物としてビジュアライズされているという異色の作品でした。

根っこの着想は映画『ウォー・ゲーム(WarGames)』(←こっちは背景に冷戦がある実世界でのお話でストーリー自体は全く違う)あたりから得たような気もしますけど、こんなん当時子供にウケると思って企画したやつアホやろ。(← 褒めている)

また「怪獣やグリッドマンは通信回線を通していろいろなコンピュータに入り込める」とか、「怪獣とグリッドマンの戦闘は手元のコンピュータでモニタ出来る」とか、「グリッドマンの支援メカ(?: プログラムというかデータなのですが…)も通信回線を通して送り込める」とかいった設定があって、当時の若めのコンピュータ関係者の心を(もしかしたら本来の視聴対象のはずの子供たちよりも)掴んだのでした。

また15年ほど前でしょうか、安価なコンピュータを多数高速ネットワークで接続して高速計算させる「グリッド・コンピューティング」という技術が業界トピックとなり、「グリッド」という言葉が本作を想起させることでリバイバル・ブーム的なものもありました。

なので今50~60代くらいのコンピュータ関係者の間では『電光超人グリッドマン』はそこそこの知名度があると思います。

というところで個人的にはこのアニメがどんな作品になるか期待大ではあるのですが、現代に需要があるのかとか何でいまさらグリッドマンなのかとかはさっぱりわかりません(笑)。

2018.10.7追記:
第1話、観ました! ジャンクやグリッドマンのデザインは旧作準拠。ジャンクへの過負荷時の演出なんかはアニメっぽいです。いきなり謎を残しての引きで、期待を持たせる1話目でした!

2018.10.14追記:
第2話を視聴終了。視聴を続けるかどうかを判断するで必要そうな世界観の説明は2話でだいたい片付きました。シリーズ構成、有能…。

2018.10.28追記:
第4話、「Arcadia」のグループとメンバー4人の名前が玩具メーカー由来で笑ってしまいました。

2018.11.12追記:
第6話を視聴終了。旧作を観ていた人にはわかる「先代」とイヤホンで聞かされていた旧作楽曲「夢のヒーロー」のアレンジバージョンの旧作ネタがありました。ということは、一応旧作『電光超人グリッドマン』とのつながりもあるってことなのかな?

2018.11.18追記:
第7話目まで視聴終了。「不安定な神様」(笑)。

UFOが糸で吊られていたのって、あれもしかして特撮メタネタ(昔は空中戦の撮影時には糸で模型を吊っていた)なの?

2018.12.23追記:
第12話(最終話)視聴終了。いや、TRIGGERがGAINAXの末裔だとして、何もあんな形で示さなくても…(笑)。

あれがアカネだなどとは絶対に認めん、だがという視聴者もわりといそうだが、案外あれは円谷プロサイドにはウケているかもしれない…。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 76
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

特撮好きでないマン in N.Y

2018.12.28記


「電光超人グリッドマン」未視聴


レビュータイトルはSTING往年の名曲から。

前評判が高く、放送中も事前の好評価そのままに走りきった感のある良作です。が、なんかしっくりこない。
1993~1994年に放送された「電光超人グリッドマン」という特撮ヒーローものを母体とした新作アニメで、“円谷プロ”“TRIGGER"“音楽:鷺巣詩郎”そしてあの“グリッドマン”か!のワードが期待を寄せる根拠となってました。
主人公響裕太がクラスメイト宝多六花の家の前で倒れて、目覚めたら記憶を失っていた、という冒頭。六花の家が営むジャンクショップに置いてある古いPCから「自分の使命を思いだせ」と呼びかける声。声の主はハイパーエージェント『グリッドマン』。ほどなくして、街に怪獣が現れて破壊の限りを尽くす。どうする?どうする?裕太くん、という導入でした。

そしてこの私。電光超人を未視聴もさることながら、そもそもウルトラマンや仮面ライダー、戦隊ものをわくわくしながら観た記憶がありません。宇宙刑事シリーズも観てました。嫌いなわけではなく、ただ“わくわくした記憶がない”だけです。
おそらくこのわくわくした経験の有無が本作を捉える上でのスタート位置の差となって表れちゃったんじゃないかという感覚があります。もちろんスタート位置が後ろでも追いつき追いぬいた方もいると思います。特撮好きマンはすーっと本作に入り込みやすかったでしょう。
ちょっと煮え切らない感じですが、これは、前評判に裏切られながらも、自分なりの結論を探し続ける男の取るに足らぬ感想、と思って以下読んでいただければ幸いです。


なお結論は、“とはいえおもしろい”です。
理由は明確、日常パートが魅力的だから。
Aパート、Bパートのくくりが正しいかは微妙ですが、だいたい1話のなかで前半の日常パートと後半の戦闘パートに別れており、この系統の作品の流儀を守ってますね。

作品評価に与える分岐点は2つあると思ってます。
1.特撮作品との相性
2.主に日常パートで展開される物語の解釈

1.特撮作品との相性
アニメなのに特撮? アニメ作品ながら特撮作品の演出技法が散見されます。この、アニメなのに?がポイントで、良く出来た作画と合わせて見どころになります。さらに、グリッドマンのみならず旧作名作のあれやこれやを彷彿させるシーンがさり気なく描かれているため、これもわかる人には胸アツでしょう。
スタッフの特撮作品に対する愛情を感じることができることは好感ですが、{netabare}物語の展開上、闘う目的があるようなないような{/netabare}戦闘シーンの連続は、私にとっての付加価値にはなりませんでした。

2.主に日常パートで展開される物語の解釈
良し悪し以前に、例えば戦隊ヒーローもので展開される日常パートはほぼ蛇足です。ウルトラセブン等の例外を除いては、特撮ヒーローものの前半にしょぼい印象しか持ってない私ですが、本作にはそのしょぼさがない。
裕太、六花、内海将の3人組に新条アカネら人間たちと、グリッドマンと4人のアシストウェポン(新世紀中学生)、そしてアンチくん、アレクシスの人外さんらが絡む物語は濃厚です。全体的に暗いというか“不穏”な雰囲気を醸し出しながら進行する展開は私好み。
ただ演出の妙が冴える考察好きにはたまらん展開のため、シンプルに観てると、なんだかよくわからんなぁ、になりそうな感じでした。

これ1.と2.の相乗効果で天井知らずになったかもわからんです。そういった意味では残念でしたね。私は1.が欠落してます。
日常シーンと戦闘シーンそれぞれ高いレベルにありつつも有機的に絡み合っているかは微妙。1個で2度美味しいになるか、水と油だなとなるか、私は後者です。
{netabare}・アカネにスイッチ入って怪獣作ってドーン!の前後に繋がりがあるようでない。
・必殺技や合体技はあくまで戦闘特化というか説明がないためこちらも繋がりが・・・
・となると作画と特撮オマージュを堪能するしかなさそう{/netabare}


OPはTHEヒーローものと呼べるワクワクする曲ですこぶる良いです。EDだって負けてない。イントロのギターリフが好きですね。
「これ、お前の母校が何回も破壊されるアニメだで」と、都立井草高校出身の知人へネタふりも可能(実話)。
充分満足する一品でしたが、周囲の熱狂とはちょっと引いた場所にいるかなーっていう良作でした。



■良く出来た物語
※視聴済みの方向け

{netabare}第一話アバン、新条アカネのカットで始まり、ラストは見ての通り。一貫してアカネの物語でした。その視点での二周目(特に9話)はやばいですね。
SSSS.ってなんの略? スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド(Superhuman Samurai Syber Squad)と聞いて、超平和バ○ターズばりのネーミングセンスだな、おいと思ってましたが、案の定“フリ”でしたね。
グリッドマンへのアクセスコード『Special Signature to Save a Soul』。そしてフィクサービーム!見事なタイトル回収でした。{/netabare}

{netabare}「私の先代が君にお世話になった」と少女怪獣さん(6話)
こういったところは元ネタ知ってたら楽しかったんだろうなーと思います。{/netabare}

{netabare}アカネのバランスが崩れ始める第7話は隠れた良回。
裕太と中華料理屋の中で「(ここの娘を)あたしが殺したの」と言うアカネ。遡ることAパート。アンチくんとの一悶着の際、スペシャルドッグを踏んでたアカネ。このへんの自己矛盾描写は秀逸。{/netabare}


それと物語がいま一つと感じた人が二周目行くことはないと思うものの、二周目が面白い作品でもあります。


■(オマケ)けっきょく設計主義って
ルールを設計してその通りにすれば万事OK!・・・って少しでも考えれば無理難題。人間には自我というものがあります。
無理してこれをやろうとしたのが、{netabare}新条アカネであり、{/netabare}大失敗に終わった20世紀の社会実験であるのでしょう。

{netabare}本作は、不完全なるもの(アンチくんやグリッドマン同盟のみんな)が不安定な神様を救う物語でもありました。{/netabare}
{netabare}子供じみた設計主義はとっとと捨てて、早く大人になりなさい。てゆーか外に出なさい。人を知りなさい。{/netabare}

完全とは理論や対物には求めてもいいとは思いますが、対人間、社会に求めたり、統治の仕組みとして取り入れるのは無理がある、を再確認した次第です。



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2019.06.12追記
《配点を修正》


その後、『電光超人グリッドマン』も飛び飛びながら視聴。地上波で再放送をやっていたのです。

SSSSのほうはロボ好き特撮好きでなくても日常パートが良いし、六花とアカネのWヒロインも魅力的で、私のような“特撮好きでないマン”でも楽しめましたが、たしかに原題の電光超人おさえてるとニヤっとできる場面多数。

本作SSSSを気に入ったのならこっちに手を出して良いと思います。


追伸
『色づく世界の明日から』のOPとED同様、こちらのOPとEDは秋から冬にかけてヘビーローテーションで聴いてました。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 80
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ベイビダンダン輝け

2話までの感想{netabare}
元の特撮の方はフィルム撮り“じゃなくなった”影響がどうにも違和感であんまり見てなかった…と思う。
なぜか掃除機が暴走する話だけは覚えてるけど。

んでアニメの方は…グリッドマンの声ちゃんと緑川だ!
カーンデジファーの声ってどんなんだったっけ…これも同じ人?ってかカーンデジファーではない!?
確か脱獄囚みたいなんじゃなかったっけ?特撮の方は。
ってかこっちは現実で戦うのか。
やっぱ怪獣が出たらミニカー蹴飛ばしてナンボだよなぁ…この町破壊シーンはお約束っつーか“オーバーロード”見て「足りてねぇなぁ」と思った部分をガッツリ補完してくれた。
と思ってたら…グリッドマンの登場シーン、平成ウルトラマン(の一番カッコいい所)じゃーん!、「巨大化して登場して地面に着地した瞬間に地表がドバーンってなる」やつ(※)。
(ガイアより前にあったんだっけ?それがウケてかガイアではお約束化されたの…グリッドマン(特撮)ではまだ無かった気がする)
おお、わかってるねぇ。
ってことで1話は大満足、果たしてこのクオリティがどこまで続くのかが気になるトコロ。
でもって2話。
死者が出てても誰も覚えてないという思ってた以上にハードな展開、それでいて主人公達はイマイチ実感が沸かないってのも妙にリアル。
電脳世界じゃなくて現実世界で戦うって方針は正解だったと思う。
こうなってくると「バカヤロー」と言ってるくれる人が欲しくなるのう(ウルトラマンメビウス)。
とはいえ、ひょっとしたら現実に思わせといてーの実は電脳世界でしたって展開あるかも?
このままだとモモデビルークじゃなくてアカネが贖罪し切れないもの。
そんな敵は敵で早くもスペルゲン反射鏡(でいいのか?)を実装、強化はええ。
まぁこれはとっととグリッドマン側にアシストウエポン出させないといけないからね、仕方ないね。
ってかガイア的なドパーンって表現は…えっ、もう終了?
コンピューターの処理速度を重い・軽いって言うけど、それを重量(感)によって表してた?…とすると最適化後はもう重たそうな表現は無くなっちゃう??
悪くはないんだけど、どっちかっつーと特撮寄りではなく勇者シリーズに傾いた予感。
それと特撮の方はコンセントに繋いである・ないし機械制御されてるものが暴走を始めて町はパニックって内容だったけど、こっちはそういったパニック方面は薄味なんかのう?

今のところ非常に良い感じに思えますが、ど~しても旧作と比較してしまいますね、そんな詳しくもないのに。
あと※部分、気になってちょいと調べたらやっぱり「これが良いんだよ」って声は高いみたい、そこだけ編集した動画発見。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30524641
アニメじゃないしお暇な時に見てやって、いやぁタマランわぁ。

ところで円谷といえば、アイゼンボーグはどうなったんだ?{/netabare}

3話感想{netabare}
おお、ガイア演出復活、2話でグリッドマンがスタっとビルの上に乗った時はヒヤヒヤしたぞ。
やっぱこれだねー、巨大怪獣つったらミニチュアをどれだけ派手に壊せるかだよなぁ、と昔特撮をワクワクしながら見てた頃の記憶が蘇る。

それはそうとやはり現実世界だと思ってる舞台は実は電脳世界って展開じゃないかな。
そう考えりゃ街が戻ったり記憶失くしたり、アカネは贖罪無理じゃね?って問題は全て解決。
怪獣なの人間なの?とか一旦負けた後どこに居たの?とか、それの伏線じゃないかなぁ。
そうなってくると問題はあの世界の住人はNPCなのか中身居るのか…「オレはデータだけの存在だったんだ!」ってなるんかのう?
ってかうっかり「怪獣は人間なのかも?」と洩らしてしまったウツミはどうやらウルトラマンヲタ、カネゴンやジャミラ辺りの知識からそういう推察を立てたんじゃないかなー、と思って調べてみたらウルトラシリーズには結構な数怪獣になった人間ってあるみたい。
じゃあ舞台が電脳世界って作品知っててそこから推察するってことは…無いかな?
大元の特撮版グリッドマンは見てないとして…映画TRONとか。
その、個人的に凄い恐れてるのは“ゼーガペイン”みたいになっちゃわないか、似通ってしまうのは仕方ないにせよ劣化コピーみたいになってしまうのはカンベン願いたい。
ダリフラの前科があるからそこんとこイマイチ安心できない。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
ああ、こう来るのか。
常日頃“なろう系”について考えてるワケじゃないけど、やっぱりそれ関係を思い起こしてしまう。
グリッドマンがなろう系ってことじゃなくてね、それへのカンターというか揺り戻しとでも言うべきか。
今やってるソレ系(ゴブスレと転スラ)でも感じてることなのだけど、なろう系でよく目にするのは「自分の作った箱庭世界で気に入らないヤツをぶっ殺す」だけで、そんなのただ見させられてもちょっと…ってのがありまして。
これは“オーバーロード”の感想でも書いたような…って見てみたら「自分が怪獣になったつもりで積み木やミニカーで築かれた町(時にはそれの設定あれこれ考える)を破壊する遊び」って書いてました、自分。
あはは、グリッドマンのアカネのやってることが正にコレ。
別に自分が賢い訳じゃなく、同じように思ってた人は沢山居て、当然アニメスタッフにも居て、そのうち揶揄ったの作られるんじゃない?とは思ってましたが、まさかグリッドマンってかトリガーで来るとはなぁ。
といいつつまだカウンターかどうかは不明か。
今後アカネの行為が正しいって展開になる可能性も…あ、あるのか?そこまでヒネくれてはないと思うんだが。
「こんなこと(なろう主人公プレイ)ばかりやってるとカーンデジファー(詐欺や新興宗教)に付け込まれますよ」って展開だと良いなぁ。

ところで大して詳しくないのに特撮どうこうをよく喋ってるけど、エッセンスとしては昭和ウルトラマンではなく平成ウルトラマン寄りってのはオタ友とも共通見解。
元の特撮グリッドマンもそっち側ってのもあるけど、昭和の方は庵野が使い果たしたからなーってのはオタ友の弁。
確かに実相寺っぽい演出は無くて──これは自分評価してる部分でもあるのだけど、戦闘シーンを明るい日中にやってくれてるのは助かる、その時間帯でないとジャンク屋が開いてないって設定のおかげもあるんだろうけど。
(極端な例では作中夜しか登場しないキャラ(敵でもロボでも)があって、それの玩具見てみたら「え、こんな色だったの?」とビックリする羽目になったり)
その一方でフィルム撮りからビデオ撮りへの移行で余計な部分までハッキリ映ってしまう(影で誤魔化せなくなる)って問題がCGもそんな凄くなかった頃の初期平成ウルトラシリーズにはあって、解決策としてスモーク炊いてたんだけど──防衛隊のコクピットの中を俯瞰で映すシーンとかね、破損してる訳でもないのに──特撮グリッドマンではその処理も無かったんじゃなかったっけかなぁ。
ってことで6話で霧が出たときは「あっ」って思っちゃったよw
で気になるのは…平成ウルトラシリーズにも怪獣が出ない回ってあったっけ?
でもって怪獣好きであるならぶっ壊し甲斐のあるコンビナートを創造しておいて欲しいが…範囲的にアカネの生まれ育った町があの世界の限界だったりするのかね?地元にないものは創られない?{/netabare}

7話感想{netabare}
空を飛んで行ったらバハムートもとい天井があって…おお、この天井のディテールって初代グリッドマンのソレじゃん。
これには初代にそんな思い入れの無い自分もつい感動、CM見てりゃ嫌でも気がつくけど。
ってかこれ、CGを使わず狭いセットものだった特撮とは違ってアニメではどんなに広くもできるぜ、っていう特撮とアニメの違いを見せ付ける演出(意図)なんじゃないかな。
今ならCGでいくらでも出来るんだろうけどさ。

それとアカネの部屋映すときシルバーブルーメと、そこから2つ挟んで(この2つは知らん)ノーバの人形が置いてあるシーンがありまして…前から出てた?
もしこの回が初出であるなら未確認飛行物体が登場する回で円盤生物出すって狙ってのことだろう。
更に深読みすると新章突入の暗示に思えなくもない…マックもといジャンク屋メンバー全滅とかよしてくれよ?
ところでこれまで怪獣はアカネが作ったモノって内容だったので、最後は今まで倒した怪獣を繋ぎ合わせたタイラントみたいなのが出るかも?と思ってたが、その可能性は下がったかな。{/netabare}

8話感想{netabare}
前回書いた円盤生物の件、CMで流れてる怪獣娘のほうで登場するみたい、ああそれでか。
ってかあのジャージ着てたキャラってブルーメだったのか…気付かんかった。

でもって今回の感想。
ウツミとリッカが意見が対立しケンカして、けど最後は仲直りして。
一方アカネは自分と意見の違うヤツは殺しちゃえばいいって考えで、それの対比だったのかな?
「果たしてアカネは、ウツミとリッカの時のように謝ることができるのか?」って方向に話は進むのだろうか。
また、怪獣は復活強化型が登場。
ありゃあ、これで前回も書いた合体型の可能性は更に低くなっちゃったかな?
ってか全合体グリッドマン金色になってるし…ホントこういうの好きねぇ。
最近?だと“フレームアームガールズ”も最後そうなってたのを思い出したけど、これもお約束として定着してると解釈したほうがいいのかね。{/netabare}

10話までの感想{netabare}
9話、ビックリするほど実相寺。
↑で「実相寺っぽさが無いから昭和ではなく平成ウルトラマン寄りっぽい」と書いてたのだけどちょっと訂正、平成に入ってからの実相寺だわコレ。
特に9話はティガの「花」「夢」リスペクト回じゃねーの?とさえ思えたり(もうちょっと頑張って「地平線と平行でないカメラアングル」を意識してくれたら完璧だった)。
ここじゃないどこかでウルトラマンマックスの胡蝶の夢がよく挙げられてるけど、あれも実相寺だし。
そこまでは良いのだけど、それプラス金田or板野要素が加わってプラマイゼロって感じ。
これまで金田臭さは無かったのになぁ…バリ臭はあったけど。
別に金田or板野が嫌いってワケじゃないのだけど安っぽい引用されると冷める、ってかそんなのは伊魔崎にやらせとけばいい。
そうねぇ、この気持ちは伊魔崎じゃないけどゾイジェネの3期ED見てもらえれば分かると思う。
細かいスタッフや制作のスケジュールとかサッパリ分からんが、この回作るタイミングでダリフラの制作が終わってそっちのスタッフと合流したのかな?と思ったり。
ってかね、「実相寺+(金田&板野)=エヴァ」であるならエヴァっぽいと思われてしまうのは仕方ないんだろうけど、個人的にはちと不本意。

そして10話。
心の奥で「アレやってくれないかなぁ…今の時代無理なんかなぁ」と、期待しつつも諦めてたアレがまさかの実現。

八 つ 裂 き 光 輪 キ タ ー

ウルトラスラッシュ?知らんなぁ。
個人的にウルトラマンはスペシウム光線よりも切り裂いてナンボと思ってる部分があって、それをやってくれただけで涙が出る勢い。
敵もケムール人…ってよりもメトロン星人じゃねーか?コレ。
縫いぐるみも最初はわざわざ覗き穴のあるデザインで、特撮好きはゲラゲラ笑うところだと思う。
ストーリーの方は、ゲーム“MOON”というか、アニメなら最近のだと“レクリエイターズ”のような、例え作り物であっても一度人格を与えたら作り手の意のままにはいかなくなる、って展開か。
まぁレクリはアレだったけど…かつてレクリの途中感想で書いた気がするけど、マンガのコマからキャラが飛び出してマンガ家をブン殴る、そんな話だったら良いなぁ。


参考・著作権的にアレかも知れんが消されずに残ってるしってことで…ってかエヴァが流行った頃アニオタなら実相寺作品はある程度チェックしてると思うので、あにこれでは「何を今更」レベルのものかも?
ウルトラマンティガ 夢
https://www.nicovideo.jp/watch/sm12565870
ゾイジェネ3期ED
https://www.youtube.com/watch?v=WKz6v8VX-BA
ウルトラマンは切り裂いてナンボ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm22282002
メトロン星人
https://www.nicovideo.jp/watch/sm9932681
おまけ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm11358810


それと今回参考動画探すに当たって以前書いた感想に間違いがあったことが分かったのでここで訂正。
フィルム撮り「じゃなくなった」ことで余計な部分までハッキリ映ってしまうことの回避としてスモーク炊いてると書いたけど、実際はそうじゃなくてレンズにワセリン塗ってたらしい。
ティガの「夢」を見ていただければ分かると思うけど…とはいえこれは実相寺回で特例、スモーク炊いてた回もあったような気がするんだけどなぁ。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
アカネの“外の人”は一体どんなんだろう?ってのは気になってて、ひょっとしたら“カリギュラ”のスイートP({netabare}正体は脂ギッシュなラーメン大好きプリパラおじさん{/netabare})みたいかも?なーんて意地悪なことも思ってて。
そして実際最後は実写になって…あはは、さすがにカリギュラまでは行かなかったか、これでも十分「配慮」してるんじゃない?
それと途中「扉を開く」って演出があって、前も書いたけどその時以上に自分ははどうしてもゲーム“MOON”を強く連想してしまい(そっちも実写エンド)、それのせいもあるのかな?
ラストは「まぁこんなもんだろう」と思ってたら…あれ、一部では不評なん?
自分的にはもっとキモヲタデブ使って視聴者に冷や水ぶっかけるオチでも良かったくらいなんだが…。
因みに「エロマンガは作者の顔を知るとヌけなくなる」ってのはよく聞く話で、その気持ちは分からんでもないけど「そんなもんだろ?」とも思ってて…さすがに親しくなったら辛いけどね。

──って、もうちょっと真面目に考えてみよう。
あの世界はアカネが逃避の果てに自分の殻(空想世界)に逃げ込んでたって説明はされている、「ただの夢」ではない。
自分の作り出したリッカに励まされてリアル世界で「外に出よう」と奮起する、つまりは自分で自分を奮い立たせたというオチで、これを「ただの自作自演」と取るか「作り物でもひとたび自我を与えたら制御しきれなくなる・自分の想定を超えた行動をする」と取るかで評価分かれそう。
後者であることの説明も十分されてたと思うのだが…ってかそんなんちょっとネトゲかじる位で分かるっしょ、「開発者の想定しなかった挙動」なんてよく聞くじゃん。
そうでなくても意識して作ったモノでも無意識下の意思が乗ってるとか(※)、自分の与り知らぬ場所で外部からの影響で変質したとか、まぁそんなのはよくある話で。
気になるのはそんな夢の世界に先住民(アノシラス)が居たこと。
夢はそれを見てる個人の内にあるものなのか、どこかとアクセスしてるのか。
多分「今回」空想世界に逃げ込む以前に、幼い頃にまだアカネがリアルに押しつぶされる前に作った存在なんじゃないかなぁ、と解釈してます。
欲を言えばリアルアカネは「自分は孤独だ」として夢の世界に閉じこもって、けど実は気にかけてた人が居て、それがユウタで、つまりユウタにも外の人が居て…って展開の方が良かった気がするが(ってかそういうのを予想してた)ベタすぎかのう、今はそれって嘘臭いになっちゃう?「どこかで誰かがきっと待っていてくれる」はアカン?
けどこっちの方が「キミは、ひ・と・り、じゃ・な・い」って前作グリッドマンのOPに合うような。



他の作品でも同じ事を書くかもしれないので別枠で。
同じトリガー作品の“リトルウィッチアカデミア”の…何話だっけ?魔法のペンの話、超長編小説がリレー小説だったって話。
そこで触れられてたネタが結構印象深い、その内容は──
作家が何気なく書いた・意識してそう書いたワケじゃない描写が、ファンから見ると「このシーンは○○に繋がってる!」と賞賛されるポイントになってて、「え、そこ誉めるの?いやぁ気付かなかったわ」ってのを作者が認めるって話。
果たしてそれは「無意識の内にそう書ける自分は才能がある」と取るか「たまたまの偶然で別に才能があるワケではない」と取るか、どっちがいいのん?って問題提起とも。
モノを作ったことがある人間なら誰もが体験したことがあると思うのだけど、このテーマはエヴァで庵野が精神病患う(劇場版で「こんな糞内容でも誉めるのか?バーカバーカ」とケンカ吹っかけた件)原因だったり、“けもフレ”でいえばプロデューサーが「冷奴」と唾棄したものだったりと、かなり根深い闇を抱えている気がする。
または偶然を才能だと勘違いして天狗になってファンから煙たがられる作者とか…誰とは言わんけど思い当たる人居るんじゃない?
作家と読者の関係だけでなく、作家と創作物との関係でもそういうことは起こって、本気でモノ作りしてる人ほどこの問題に真摯に向き合ってる気がする。
ってかこの問題無視してる・気付かない人は作家として失格でしょう(要は「この場面はこのキャラにこう行動させると楽に展開させられるけど、このキャラはそんな行動しないよなぁ」ってのを気にしない人)、結構見かけるけど。
って書いてたら“ダリフラ”思い出しちゃった…あっちの感想で「いちいち突っ込んでいったらキリが無い」として書かずに居たのだけど、そんなツッコミの一つをここに書いときます。
自分は短命であるってのが分かってて、しかも同胞が次々と体調不良起こして「いよいよあと僅かか」と自覚してるハズの状態で、死ぬかもしれない決断をする時に「ここで何もしなかったら“一生”自分を許せない」と言うシーンがありまして。
ん?その台詞ってこの先何十年も生き続ける前提じゃね?そのキャラにとっての一生ってなんだ?明日をも知らぬ命だったら「生涯(生き様)に悔いを残したくない」とか言うべきじゃね?ってことを思ってしまって。
実際その体質は“後で”改善されるワケだけど、もうそれを知ってる前提での台詞になってて、キャラの声じゃなくて制作者の声が丸分かりで冷めた記憶があります。
些細なことだけどこういう積み重ねは重要でしょう。
なーんてことを考えると、グリッドマンは同じトリガーにしてはよく出来てると思います。


と、先にオチの感想書いてしまったけど、それ以外の途中の感想。
前作OPの挿入はやっぱりクるものがありますね、そこまで前作に思い入れ無くても。
最近だと“魔方陣グルグル”や“シュタインズゲート”が同じことやってて…ってかそれ以外も何かあったハズ…くそう思い出せん。
兎に角前シリーズの曲を流すのは良い文化だ、今後も続いて欲しい。
過去の出来事を写真風に流したアレ、出崎ってよりも自分的にはやっぱり実相寺(出崎だったら劇画タッチにするだろう)。
けどそこら辺意識してるなら(昔の)特撮好き?としては空中戦はもっとダサくして欲しかった、空中戦はヘボくてナンボでしょう。
ウルトラセブンの告白シーンリスペクトはやっぱりこれも最近何かのアニメで見たんだよなぁ…思い出せん、くそうくそう。
これも文化として継承して欲しい。

全体を通してでは、あんまりやり過ぎると「これ分かるかな?クイズ」になって、内輪受けが過ぎて不愉快になりそうになるところをギリギリ踏み止まった感じ。
自分が特撮寄りで(そうなのか?)甘い部分もあるかも。
とはいえ同じ映像作品でありながら特撮きらーいって人はアニメだけ見ててもしょうがない気が…(特撮畑がアニメに関わってることはよくある、雨宮とか井上とか荒川とか)。
ロボアニメ視点としては自分は“フレームアームガールズ”で書いたけど「プラモデル寄り」で物理的に頑丈であることを至上としてるキライがあって、即ち外部パーツはあんまり好きじゃなかったり(ってかフルアーマーだったらせめて鈍重にしてくれと)。
最後ゴチャゴチャ合体した姿じゃなくて初代の素体になってくれたのはホっとすらした。
でもってやっぱり、創作世界で怪獣ごっこ(児戯)をやってるだけのゴミカスヤローは死ね…ってほど強烈ではないにしろ、やんわりと「そうじゃないでしょ?」っていうアンチテーゼは感じた。
ってかこれでクソと断ずる人は「アニメしか見てない人」と分かるのでいい踏み絵かも?
一方で自分はデッドプールだと勘違いしてるゴブスレ作者は絶賛してるみたいだが「お前のこと言ってるんだよ」ってのは気付いてない模様、まぁ海老谷はそんなもんか。
とにかく、だ

視 野 を 広 く し ろ 、 外 に 出 ろ

という、ゲーム“MOON”と同じテーマだった気がする、多分。
そんなん富野がずっと言い続けてたことではあるんだけどね…(※)。
これがエヴァの亡霊を追い続けてる(少なくともダリフラ見た限りでは)トリガーが作ったってのはなかなかに興味深い。
個人的に今期タメを張れるのは“ゾンビランドサガ”だけだったけど、あっちは最後やや失速したのでこれが今期一番かなぁ。


これに関しては最近知ったんだけど、富野のこの主張に対し当時芦田豊雄は「それでいいじゃないか、アニメしか知らなくて何が悪い」と反抗したらしい。
ヲタ友の一人はそれを支持してたらしいのだけど、最近のアレっぷりにはいい加減辟易して「富野のほうが正しかったみたいだ」と考えを改め始めてる模様。{/netabare}

追記{netabare}
某所で考察が捗って、なにやら神様アカネは現実リッカをモデルにしてるっていう説があるみたい。
…。
……。
まんまカリギュラじゃーん。
↑でスイートPのこと触れたけど、それ以上にカリギュラ。
ってかカリギュラ知ってればすぐに思い付く内容で、むしろまさかそこまでのネタ被りは無いだろうと考えないようにしてたくらいで…。
その説を推してる人はカリギュラは見たのかな?
あいや、知らないなら知らないで良いんだ、自分だって見てないアニメは山ほどあるし。
ただちょっとシャレになってないのがアカネの声優が上田麗奈ってことでして…。
えーっと一応カリギュラの設定書いときます。
{netabare}・μ(ミュー):バーチャロイドで架空世界(メビウス)を作った神様的存在。
・リツ(主人公):ミューをプログラミングした人。現実はコミュ障で対人恐怖症でキョロ充でジト目でドモリ(それでもプログラムの腕は一流で社会人)、メビウス内では現実の勤め先の会社のチームリーダー(憧れのコミュ強イケメン)の姿…ってのが明かされるのは11話。{/netabare}
アカネはミューとリツを足したような設定。
テーマ似たようなものだしこれだけアニメの本数が多いとネタ被りは仕方ないことではあるけど、ミューの声、上田麗奈なのよ。
もしその説が本当ならさすがに声優替えるんじゃないかなぁ?どうかなぁ?
アニメの放送時期近かったし自分はパクりだとは言わないけど、カリギュラのゲーム自体は2016の6月発売で、そっちから拝借したら間に合う…のか?
う~ん、否定はしないけど、なんか危うい匂いが…。
ってかね、これを期にカリギュラの評価が上がるってことにはならないかしらん?
グリッドマン本気で考察したい人は見て損は無いと思います。

あーそれと六花ママはトリガーお約束というか…ガイナ時代だけど“まほろまてぃっく”の式条先生や“この醜くも~”のジェニファーポジでしょう(糞嫌いだった)。
今風にリファインされてグイグイ攻めてくるタイプではなくなったけど、なにかあったら(外伝や続編作るとか)そん時の都合に合わせて「実は○○だったんです」って設定追加が出来る便利道具ポジ。
作ってる側は保険として配置しただけでそんなに深くは考えてないと思うので考察するだけ冷奴だと思います。
ってか、ファンの間での考察が進んで「こういうことだろう」って解釈が形成されたところで「そそそ、そうです、そういうことです」とタダ乗りする気配がして、あーんまいい気分ではない。{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 21

68.9 12 ロボットで学園なアニメランキング12位
宇宙のステルヴィア(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (306)
1676人が棚に入れました
西暦2167年、地球はみずへび座ベータ星の超新星爆発によって引き起こされた強力な電磁パルスと放射線によって壊滅的な打撃を受けた。だが人類はそこから見違えるほどの復興を遂げた。そして、かつての災厄より189年後に訪れるとわかっていた第2の災厄、すなわち超新星よりの衝撃波の到来に対し、全人類を挙げての防御体制を築き上げていったのである。
そして2356年。遂に衝撃波セカンドウェーブが太陽系に到達しようとしていたその年、人類の生活圏を守る大計画グレート・ミッションのため作られたファウンデーション(宇宙ステーション)の1つ「ステルヴィア」内の宇宙学園に主人公たちが入学するところから本作は始まる。


声優・キャラクター
野中藍、水島大宙、松岡由貴、折笠富美子、田中理恵、斎賀みつき、うえだゆうじ、陶山章央、広橋涼、豊口めぐみ、岸尾だいすけ、檜山修之、進藤尚美、藤原啓治、堀勝之祐、田中正彦、根谷美智子、屋良有作、小杉十郎太、笠原留美、朴璐美

ヘンケル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

葛藤と成長と・・・くっさーい展開

ちょっとひねくれた感想になるかもしれません。

前半パート「人類がまとまってミッションへ向かう」
この点で個人的に注目しているのは、人類が過去に危機的状況に陥った後にやっと1つにまとまる点。

哀しきかな現状の世界が1つになるには、このアニメのような巨大な外的要因がなければ不可能でしょう。
これがなんとなく皮肉っぽくて、かつリアルで気に入っています。

危機が去ったあとの利害競争などの描写を見ても、そうなるだろうなぁ~と納得してしまう点が多々あります。

平和ボケの描写、責任転嫁の描写、今の日本に当てはまる点も多い気がします。

主人公の成長や葛藤などはさることながら、このアニメは背景だけで私は楽しめたので、ストーリーを最高評価にしてあります。

惜しむらくは、ロボがダサい(笑)

投稿 : 2025/01/25
♥ : 6

JBさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

超弦理論をもってくるとは@w@

これは結構、余韻が残るアニメでした。
青春なストーリーですが、世界観と設定がかなり面白かったです
そして、けっこう心打たれるエピソードもあり、何度か涙しました。
主要メンバーは高校生くらいの年齢設定ですが
恋愛における部分は大人なようで子供、子供のようで大人な
そんな微妙なラインの男女主要登場キャラの心情が
よく描かれていて、ともて面白かったです。
主人公の事は、個人的には好きにはなれませんでしたが
物語が架橋に入ってからのヒロインの気持ちが
あぁ~ヒロインの性格からして、これがヒロインの女心だねぇ♪と
妙に納得いく物がありましたw
全体的に設定がとてもいいので、超新星爆発とコズミックフラクチャー
そしてヒュッター関連の3点を組み合わせれば、
もっと物語を膨らませる事ができただろうし、より深い物にできたと思う。
実際、2期製作の企画は進行していたようだが、ポシャったらしい・w・;

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

宇宙の素敵が味わえる!

過去、超新星爆発により壊滅した地球。
西暦2358年、セカンドウエーブ到達。
人類は189年間準備を重ね、対策は万全。

物語は、地球近傍の宇宙ステーション「ステルヴィア」の宇宙学園へ予科生として入学する志麻(しーぽん)の旅立ちより始まります。

主人公しーぽんは、天才的なプロブラミング技術を持つものの、思い込みが激しく頑固な一面を持つ普通の女の子です。
12話までは、宇宙学園での訓練等、しーぽんとその仲間たちによる日常生活を緩く描いています。

しかし、セカンドウエーブ後、本当の危機が・・・。

しーぽんと恋人光太との心のすれ違いをメインストーリーとしながら、志麻は様々な人とのふれあいの中で大きく成長し、極限状態の中で自発的に困難に打ち勝っていきます。

涙あり、感動あり、笑いあり、友情あり、恋あり、嫉妬ありと、様々はエッセンスがちりばめられたバランスのいいSF作品です。

この作品を見終えた後は、宇宙に行きたくなってしまいました。
そんなふうに思わせてくれる素敵な作品です。

続編への伏線がありますが、制作中断となったことが悔やまれます。
今からでも遅くはありません。
是非、2期を!

投稿 : 2025/01/25
♥ : 34

71.9 13 ロボットで学園なアニメランキング13位
フルメタル・パニック!Invisible Victory(IV)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (281)
1324人が棚に入れました
相良宗介たち「ミスリル」に、敵「アマルガム」が逆襲!
今度は本気の闘いだ!!

敵<アマルガム>のガウルン、ゲイツといった強敵を倒し、いつもの平和な日常が戻った「陣代高校」。
しかし、そんな日々は長くは続かなかった・・・。
失態続きの<アマルガム>は、本気で相良宗介たちに襲いかかってくる。
世界各地の<ミスリル>の基地が強襲される!
テッサ率いるトゥアハー・デ・ダナンが格納されている「メリダ島」もたくさんのミサイル、アームスレイブによって攻撃される。
一方、日本の宗介、かなめにも魔の手が追っていた!!

再び、宗介、かなめ、テッサたちに試練が訪れる!!!

声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、木村郁絵、森川智之、夏樹リオ、ゆかな、三木眞一郎、根谷美智子、大塚明夫、西村知道、浪川大輔、山路和弘、杉田智和、てらそままさき、井上麻里奈、内田彩、茅原実里、津田健次郎、玄田哲章、速水奨、山口勝平、遠藤大智、斉藤次郎、代永翼、櫻井トオル

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最終エピソード(11、12話)が、ひっそりと延期に…。最速はAT-Xで7/18、その他MX、サンテレビ、BS11で順次放送予定。

「Invisible Victory」の頭文字を取るとローマ数字のⅣ(4)になるという、なかなかにオシャレなタイトルを冠しての登場だった<フルメタルパニック!>シリーズの最新作。

今作ではミスリル的にはけっこう受難、アマルガム的にはしてやったりな展開になりました。

前作から間が空いたこともあり放送前にはシリーズの前の作品を再放送するなど、盛り上げにはそこそこ力を入れていたと思うのですが途中で製作が遅れてしまうなどして総集編をちょくちょく挟み、結局は放送予定の話数を6月いっぱいで使い果たしてしまったために10話が放送された時点で残りの2話の放送が延期となってしまいました。

幸い、残りの2話についても7月中に放送されることにはなったようです。けっこう面白かったけど、2018年春クールのベスト10には絶対に入れてやらない(笑)。

2018.7.25追記:
観終わってたけど更新し忘れ。面白かったです。1クールですけど、作中時間はけっこう経ってましたね。ナムサク編がエピソード的にもスケジュール的にもいろいろと辛かった…。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 26
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今回のフルメタは死者・怪我人続出の本気戦闘モード!

本シリーズに関しては、サブヒロインのテッサ隊長が可愛いだけの、温(ぬる)くて展開の散漫な「なんちゃってロボット&学園ラブコメ」アニメとばかり思っていて、この新作の視聴前はほとんど期待していなかっただけに、第1話から・・・ちょービックリ!!!!
前作まで(1~3期+OVAの計50話)は、長~い前座だった!?

何か見続けているうちに、主人公=宗介君が『装甲騎兵ボトムズ』のキリコ君に見えてきた!
これは、《リアル志向ロボット&軍事アニメ》の思わぬ拾い物でした。

チンタラしてなかなか話の進まなかった前作までを余り確り見ていない私が、この新作はこれだけ楽しめたということは、コレ単独で新規に見始めてもいい作品なのかも?
というか、私の場合、この新作を見終えて、初めて前作の方をじっくり再視聴してみたくなりました。
原作の方は、さらにこの後シリアスな展開が続くそうなので、何とか最後までアニメ化して欲しいところです。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ      賀東招二(『富士見ファンタジア文庫』1998-2011年刊)
監督         中山勝一
シリーズ構成・脚本  賀東招二
キャラクターデザイン 堀内修
メカニックデザイン  海老川兼武、渭原敏明
音楽         佐橋俊彦
アニメーション制作  XEBEC{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======== フルメタル・パニック! Invisible Vicrory (2018年4-7月) ========
{netabare}
第1話 ゼロアワー ★ テロ組織「アマルガム」の本気宣言(レナード)、普通の学園生活の終り、世界各地のミスリル基地への大攻勢開始
第2話 損害制御 ★★ メリダ島基地への敵襲、宗介&かなめへの襲撃、スペック伍長懲戒(テッサ大佐)、かなめ動揺
第3話 BIG ONE PERCENT ★★ ベヘモス迎撃(スペック戦死、キャステロ中尉戦死)、Mr.クラマの卑劣な罠(人質・常盤恭子)、宗介とかなめの約束
第4話 オン・マイ・オウン ★★ 学園の戦闘(人質解放、レナード来襲・かなめ投降)、メリダ基地放棄・テッサ隊脱出、宗介の決意{/netabare}

 - - - - - - - - - - - シナリオの切れ目 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第5話 WELCOME TO THE JUNGLE ★ 東南アジア・ナムサク市編(AS闘技場(アレーヌ)、ナミ&レモンとの出遭い、参戦)
第6話 腐敗のまどろみ ☆ 続き(地元警察署長の接触、宗介の目的)
第7話 ジャイアント・キリング ★ 続き(闇バトル(ロートル機サベージvs.最新鋭機M9)、再びクラマの卑劣な罠(人質・ナミ))
第8話 ワン・マン・フォース ★★ 続き(ナミ死亡、宗介の復讐戦、クラマ戦死・宗介重症、かなめの行方) ※ED「Remained dream」{/netabare}

 - - - - - - - - - - - シナリオの切れ目 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第9話 堕ちた魔女 ★★ 旧アーバレストAI(アル)の機能回復、テッサ大佐サンフランシスコにて発見、アマルガムの尻尾あぶりだし作戦
第10話 前へ、前へ ★ レモン隠れ家への襲撃、囚われのかなめ、フロリダ軍事キャンプ(宗介回復)、カリーニン少佐の裏切り
第11話 ストーミー・ナイト ★★ メキシコ・レナード隠れ家強襲、かなめ奪還作戦(クルツ&メリッサ合流)、レナードの待ち伏せ
第12話 メイク・マイ・デイ ★★ かなめ奪還失敗、新機レーバティン無双(AIアル&宗介のコンビ復活)、かなめからの連絡・約束、テッサとの再会・宗介&アル原隊復帰{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)7、★(良回)4、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.3

OP 「Even...if」
ED 「yes」

投稿 : 2025/01/25
♥ : 16

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

千鳥かなめ(が)かっこいいじゃないか!

正直中盤の闇バトルの物語は何の作品か分からなくなりましたが
最後まで観ていると繋がりとして必要なのですね。
この4期、最後4話からすっごくかっこいいです
テッサの回。楽しめました。
そして、かなめと宗介。お互いの思いを伝える場面はいまどき無いセリフですよ。
いいね直球!!ストレート!!
わかりやすいシチュエーションは大好きです!
テッサの恋心がなんとなく可愛そうですが。。。

次期
Ⅴ期待ちますよ。でも、なるべく早く観たいですね。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 23

62.8 14 ロボットで学園なアニメランキング14位
健全ロボダイミダラー(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (504)
2416人が棚に入れました
突如として地球に現れた謎の生命体《ペンギン帝国》と対ペンギン専門の秘密組織《美容室プリンス》の戦いが続く中、《美容室プリンス》は《ペンギン帝国》が操る巨大ロボ《ペンギンロボ》に対抗するために開発した対ペンギンの最終決戦兵器《ダイミダラー》のパイロットを探していた。女性が持つ豊かな双丘に夢中な熱血男子高校生・真玉橋孝一は、その身に宿す未知のエネルギー《Hi-ERo粒子》の因子保有者(ファクター)であるが故に、《ダイミダラー》のパイロットに選ばれるのだが……。

声優・キャラクター
島﨑信長、日笠陽子、石上静香、花江夏樹、洲崎綾、大橋彩香、木戸衣吹、田所あずさ、子安武人、堀秀行、村田太志、浅沼晋太郎、伊藤健太郎、保村真、福島潤、小山力也
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛すべき「おバカ」作品!

原作:漫画 未読

全12話

ジャンル:学園エロ ロボットバトルファンタジー


感想

はっきり言ってエロいです。

そして、ただただ くっだらない 清々しい程のおバカ作品。
(決して批判じゃないです^^;)

何度「あ、アホや」って言葉をつぶやいた事か・・・

自分はバラエティー番組も好きなので、この くだらなくてエロ枠はツボでした。

なので、くだらない物が駄目な人や、エロに耐性がない人が知らずに観ると、殆ど断念するレベル。
(切った人、多いだろうな~って思う^^;)

主人公が乗るロボットは、昭和のロボット作品の敵ロボットみたいなデザインで、カッコよくないし ^^;

Hな事(おっぱい揉んだり)すると、「Hi-ERo粒子」と言うエネルギーが生まれ、ロボットが強くなる 
ホント くっだらない おバカ設定。

だけど・・・自分はこう言う くっだらないHな作品 好きですよ!

ここから、ちょっちネタバレ感想
{netabare}
第1部の主人公 真玉橋 孝一は、ちょっと熱血入ってて、
ムッツリじゃなく、清々しい程のスケベ漢 
ある意味尊敬に値するw ^^ (女性は受け付けないだろうな~^^;)
孝一とペアを組む 楚南 恭子 は、乳揉まれるのを 嫌嫌言いながら、何だかんだで受け入れてて良い雰囲気。
観ててニヤニヤしちゃったよ ^^

逆に、第2部の主人公 喜友名 霧子 と 天久 将馬 のペアは、人前でディープキスとか平気するハレンチバカップルなので、見せられるこっちは、段々腹が立ってくる。
教官の 又吉 一雄 も言ってたけど、マジウザイ 
「爆ぜろ リア中!」って声が聞こえてきそうです。^^;

なので、第2部からは、ちょっとつまらなかったな・・・

でも、終盤、死んだ筈だった 孝一 が、生きて戻って来た時は、すっごく嬉しかったね!
正に「漲ってキタ━―━―━―(゜∀゜)━―━―━―!!」でしたよw 

あと、終盤で、教官の又吉 一雄が悪者に見えて来て、どっちが人類の敵か?
分かんなくなる所は面白かったねw ^^;

まぁ、こう言うくだらない作品のラストは、ほぼ100%ハッピーエンドなので、安心して見れたのも逆に良かったです。
{/netabare}

何にせよ、ストーリーも設定もくだらないので、割り切って楽しめる人にしかおススメはできないです。

自分的には
ストーリーなんて、はなから期待してなくって、
笑わせてくれれば むしろどうでもいい!!!
キャラデザは結構奇麗で好みだったし、
さっきも書きましたが、こう言うくっだらない「エロおバカ」作品好きですよw
(大事なことなので2回言いました)

毎週楽しませて頂きましたw 面白かったです!   (>Д<)ゝ” 



OP:「健全ロボ ダイミダラー」 歌 - 遠藤会
この曲、結構好きで、車で聴いてましたw
仕事中、ついつい口ずさんじゃてましたよ♪

カラオケでこの曲唄えば、盛り上がること間違いないですw ^^(実証済み)
但し、他のメンバーがこの歌を知っている事が前提ですが^^;

あ!その時は恥じらいを捨て、ノリノリで唄う事と、間奏のセリフもしっかりと言って下さいね!^^



最後に一言
楚南 恭子 役の日笠陽子さん
エロいあえぎ声!  良かったですよ!!  (*´Д`)ハァハァ

頑張ってました!流石です!これぞプロ!尊敬します!
お疲れ様でした。

今度は「ハイスクールDXD」3期で 
またリアス部長のエロい声聴かせて頂きますね!  (@´▽`@)
 

投稿 : 2025/01/25
♥ : 46

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

OP担当:遠藤会のわっしーのお話

このレビューは、アニメの内容とは関係ない鷲崎健氏についての話です。(一応説明しておくとOP曲を歌った遠藤会のメンバー)

皆さん鷲崎健(以下、わっしー)はご存知だろうか。ラジオパーソナリティとして活躍し、数々のアニメイベントで司会進行役を勤めてきた男だ。

わっしーの魅力は、様々であるが、まず語られるのはそのトーク力だ。
彼はゲストにアニメを宣伝しに来た声優さんに接する時、アニヲタではなく(実際わっしーはアニヲタではなく、ミュージシャンとしての傾向が強い)、ラジオパーソナリティとしてアニメや役柄に関して聞き役に徹し、ゲストの良い所を引き出している。
また、一人喋りも上手く、一般人が話しても面白くないであろう話でも巧に喋り、オープニングトークを盛り上げてしまう。わっしーの周りが面白そうに見えるのは、わっしーのトーク力が上手すぎるからかもしれない。

私は諸先輩方のように、「浅野真澄のスパラジ!」「A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜」時代からわっしーを知っていたわけではない。私が知ることになったのは、「鷲崎健の2h」時代からだ。最近も「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」に声優がゲスト回になる日はたまに聴いている。
私がわっしーに嵌り始めた時期で印象深いのは「アクセルワールド」のラジオ「アクセル・ワールド 〜加速するラジオ〜」で三澤紗千香さんと子弟の関係ように三澤さんをリードしていったのが懐かしい。

わっしーの有名な話といえば、大学時代の後輩である伊福部崇氏とユニット「ポアロ」を結成し、「伊集院光 深夜の馬鹿力」の「輝け! 紅白電波歌合戦」コーナーに投稿していたことはわっしー好きなら多分みんな知っている(wikipediaにも書いている)。

そのせいあってか、「鷲崎健の2h」内のコーナー「三角コーナー」はラジオリスナーが体を張ったり無駄にレベルの高い技術を使ったりする名物コーナーが生まれた。この中で語られるわっしーの音楽ネタの幅広さから、わっしーの軸がミュージシャンにあるのが分かる。

2010年代以前にTBSラジオを聴いていた私は、文化放送で彼が楽しげに話し、相手のキャラを引き出すトーク力にすっかり虜にされてしまった。
蛇足であるが、わっしーがTBSラジオの永六輔氏を知っている辺り、かなりTBSラジオを聴いてたことがわかる気がする。

わっしーの魅力といえば、彼の音楽性についても触れたい。(今作のOP「健全ロボダイミダラー」については歌に遠藤会としての参加であった。)
MVがYou Tubeの所属事務所のチャンネルにある。
AtomicMonkeyChannel 「鷲崎健「What a Pastaful World ~なんてスパゲティ世界~」MV」
おかわりいただけるだろうか。、わっしーとシカコ(声優の久保ユリカさん)がウエディング衣装で着飾りながら、パスタをめちゃくちゃに汚く食べまくる、遊び心満載の楽しいMVだ。歌詞は一件パスタに関する歌詞に聞こえるが、所々のフレーズにパスタ関連のそれっぽい発音の単語を当てており、空耳で意味を理解するような曲になっている。。男性側が恋人の女性との時間をPastaful worldと歌うラブソングだ。

こちらのMVもオススメ。
鷲崎健「奥さま、お手をどうぞ」MV
こちらは心の余裕が垣間見える素敵な休日の過ごし方のようなMVと楽曲だ。
わっしーのアコギが印象的な曲であり、BBQ会場でアコギで歌うわっしーの姿との相乗効果で、曲の楽しげな余暇の雰囲気が伝わってくる。

さて、MVを抜きに「シンガー鷲崎健」として名曲だと思う曲も紹介しよう。
「I Love You」のある世界
この楽曲はわっしーのシンガーとしての魅力がつまった曲だ。孤独だった自分が好きな人に出会い、世界が変わったストレートなストーリーを展開する。
ワンフレーズに歌詞を詰め込むようなメロディと、ひたすらにワンフレーズを思いを込めて繰り返し歌い上げるサビが、非常に心を揺さぶるメッセージソングを作り上げている。

他にも「ワルツ」であったりと、「ヨルナイト」内で披露する曜日アシスタントとの曲カバー等、わっしーの音楽性はまだまだ多面的に話すことができるだろう。

いかがであっただろうか、私が伝えたいことは、わっしーが好きだということだけである(突然の告白)。

さて、わっしーのことはもっと喋りたいことがあるかもしれないが、今回はここまでにしておきましょう。わっしーと同じくアニメイベント司会で多数出演しているヲタクアナウンサーよっぴー(吉田 尚記)についてはノイタミナアニメでまた書くかもしれません。

ダイミダラーについての評価ポイント
○しっぽ、しっぽ、前尻尾
○前しっぽだから恥ずかしくないもん!
○シモネタの寒さを振り切ったコメディ
○クソダサロボットの癖にカッコいいんだよなあ

投稿 : 2025/01/25
♥ : 14

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とにかくエロを前面に出したおバカ熱血ロボアニメ。

とにかくエロ、下ネタありの熱血おバカロボアニメです。
頭空っぽにして観られるロボアニメは久々でした。
謎の侵略者ペンギン帝国と彼らに対抗するための組織美容室プリンスとその戦闘用に開発されたロボ「ダイミダラー」とそのパイロット真玉橋光一と楚南恭子や3博士、指令の又吉、敵のペンギン帝国にそのペンギン帝国に入っているリカンツシーベリーやペンギン帝王やペンギンコマンドーなど魅力的なキャラがいっぱいです。
エロシーンも多数ありますが、それを受け入れられれば笑って観られる類のロボアニメです。
あとロボがカッコイイです。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 13

62.2 15 ロボットで学園なアニメランキング15位
アスラクライン(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (370)
2434人が棚に入れました
高校1年生を期に一人暮らしを始めることにした主人公・夏目智春。彼は3年前から自称守護霊で幼馴染の美少女水無神操緒に取り憑かれていた。
智春の兄、夏目直貴が暮らしていたオンボロ屋敷・鳴桜邸(めいおうてい)に引越した日、鳴桜邸に二人の美女が来た。兄、直貴から託されたという銀色のトランクを届けにきた黒のスーツの美女・黒崎朱理、そしてその晩、トランクを奪いに鳴桜邸へ忍び込んだ巫女装束の美少女・嵩月奏。この銀色のトランク「イクストラクタ」を手にした事を契機に、智春は世界の隠された真実と向かい合う。(

声優・キャラクター
入野自由、戸松遥、野中藍、田中理恵、森久保祥太郎、佐藤聡美、矢作紗友里、下野紘、豊崎愛生、こやまきみこ、石住昭彦、日笠陽子、甲斐田裕子、間島淳司、喜多村英梨、中井和哉、大原さやか、石塚さより、高木礼子、織田圭祐

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

世界の隠された真実と向き合う物語・・・登場人物の心意気に感動した作品でした^^;

この作品は、分割2クールの前半に相当するものです。
この作品の主人公は、この春高校に入学する夏目智春(なつめ ともはる)。彼は所謂普通の学生なのですが、3年前の飛行機事故で、同乗していた幼馴染の水無神 操緒(みなかみ みさお)を亡くしてしまい・・・それ以来、彼女は守護霊と称して智春に取り憑き、色々とツッコミを入れる明るい性格の幽霊と一緒に暮らしています。

高校入学直前、突然一人暮らしを余儀無くされた彼がオンボロ屋敷に引っ越してくると、智春の兄から預かったという銀色のトランクを、大切な物だから・・・と言って渡されるのです。
しかし、そのトランクには蓋がなく開け方が分からなかったので取り敢えず片付けておくのですが、その夜、巫女装束の侵入者が奪いに押し入ってきたのです。
ですが、トランクを奪いに来たのは巫女装束の彼女だけではありませんでした・・・
こうして銀色のトランクをめぐり物語が動いていきます。

そのトランクは機巧魔神(アスラ・マキーナ)と呼ばれるもので、動かすためには副葬処女(ベリアル・ドール)という生贄が必要となります。副葬処女は実体を持たない射影体・・・智春の場合は操緒ちゃんになるので、「生贄」という表現は適切じゃありませんけど・・・^^;
副葬処女は、演操者(ハンドラー)と呼ばれる機巧魔神を召喚できる人間の願いを叶え続けるのですが、機巧魔神を動かす対価として支払わなければならないのは、決して無くしも減らしもしたくないモノでした・・・
だから、機巧魔神は決して容易く動かせるモノではないのです・・・

もう一つ、この世界には悪魔が存在します。決して人間に害を与える存在ではなく、魔力が使える存在・・・という言い方の方が合っているような気がします。
悪魔は魔力を使えるのですが、こちらにも使用に伴う代償を支払う必要があるのです・・・
契約者と契約している場合は、魔力の使用によって契約者が契約悪魔への愛情を徐々に失ってしまいます・・・
そして、誰とも契約せずに魔力を使い続けると、非在化という現象が発生します。
軽度な非在化はそれほどでもないのですが、重度に進行すると身体が硝子の結晶のように変化してしまい、やがて消滅・・・死亡に至ってしまいます。
この魔力も出来れば使いたくない力です・・・^^;

強い力があります・・・でも、その力を使うには対価が必要です・・・
それじゃ、そこまでして本当に強い力を使わなければいけないのでしょうか・・・

主人公で機巧魔神の演操者である夏目智春には、副葬処女として水無神 操緒が、そして悪魔である嵩月 奏(たかつき かなで)が、智春のために自らを顧みることなく身体を張る姿を沢山見る事ができるのですが・・・
頑張っている分だけ、対価が彼女達から削り取られていると思うと、正直だいぶ心が痛みました^^;

心が痛む原因として2人のヒロインが良すぎた事・・・があったと思います。
操緒ちゃんのCVは戸松遥さんでした。操緒ちゃんのキャラの立ち位置はSAOのアスカ・・・キリトと仲の良い時のアスナによく似ていると思いました・・・戸松さんがこの立ち位置のキャラを演じたら完璧だと思っていましたが、まさに期待以上でした^^
流石戸松さんです♪
そして、奏ちゃんのCVは野中藍さんでした。奏ちゃんのキャラは人見知りで話しが苦手な性格の持ち主なのですが、一本筋の通った性格の彼女がうまく表現されていたと思いました。

でも、心が痛むのは主人公に対してだけじゃありません。
物語の中には、機巧魔神も悪魔もたくさん出てきます・・・それぞれが、それぞれの想いを胸に秘めて闘いが繰り広げられたり、仲間を助けようとします・・・
本当に失いたくないモノに対する後悔にならない後悔・・・大切なモノが掌からこぼれ落ちる様・・・そして2度と戻ってこない過去・・・
振り返ってみると、悲しみに満ち溢れた作品だったように思います。

それでも、「守りたいから・・・」という理由で自分の身に何が起こるかを知っていながらも頑張る彼女達の姿は、もう涙無しでは見れませんでした^^;

この作品は1期13話でしたが、分割2クールの後半が楽しみで仕方ありません。
もし、後半も面白かったら「お気に入りの棚」に是非入れたい作品になると思います^^

投稿 : 2025/01/25
♥ : 28

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

インパクトには欠けるが、非常にバランスの取れた作品

ん??意外と面白いぞ♪♪
シナリオ・キャラ・設定ともにグンを抜いた良さはないものの、どれも結構良い味を出していますね☆★
少し説明不足が否めないところ、話につじつまが合わないところ、などのマイナス要素もありますが、笑いアリ、泣きアリのバランスが取れていた作品だと思います!!

主人公の夏目智春は、何故かいろんな女性キャラにモテまくるギャルゲーの主人公的要素を兼ねていますねww
主人公にいろいろな人が慕ってくれ、みんなで力を合わせてといった王道的なところも個人的は結構好きですね♪♪

音楽に関しては【angela】は流石ですね♪
ファフナーを始め、こういうシリアスが入ったバトルものと相性は抜群♪♪
OP・EDがこの作品の魅力を引き出していますね☆★

投稿 : 2025/01/25
♥ : 12
ネタバレ

チョコ太郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

主役の横から垂れてる髪の毛を切りたくなる作品^^;

原作は未読です^^;

ギャグとシリアスのバランスがいい感じなのでなかなか楽しめましたよ~^^

ロボ(アスラマキーナ)のデザインと、起動中に時折聞こえる 機械のきしむ効果音は個人的に好きでしたね^^ 
ただ、キャラクターのほうが終始作画崩壊気味なところがもったいなかったです^^;

{netabare}ラストはなかなかの盛り上がりと切ない展開でしたね、個人的にいい締め方だったと思います^^{/netabare}

1期は多くの謎を残したまま終わってしまうので、必ず2期を観ましょうね^^

OP・EDはさすがangelaさん^^ クセがありつつも最高にかっこいい曲でした^^

投稿 : 2025/01/25
♥ : 2

62.8 16 ロボットで学園なアニメランキング16位
アスラクライン2(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (278)
1781人が棚に入れました
高校1年生を期に一人暮らしを始めることにした主人公・夏目智春。彼は3年前から自称守護霊で幼馴染の美少女水無神操緒に取り憑かれていた。
智春の兄、夏目直貴が暮らしていたオンボロ屋敷・鳴桜邸(めいおうてい)に引越した日、鳴桜邸に二人の美女が来た。兄、直貴から託されたという銀色のトランクを届けにきた黒のスーツの美女・黒崎朱理、そしてその晩、トランクを奪いに鳴桜邸へ忍び込んだ巫女装束の美少女・嵩月奏。この銀色のトランク「イクストラクタ」を手にした事を契機に、智春は世界の隠された真実と向かい合う。

声優・キャラクター
入野自由、戸松遥、野中藍、田中理恵、森久保祥太郎、佐藤聡美、矢作紗友里、下野紘、豊崎愛生、こやまきみこ、石住昭彦、日笠陽子、甲斐田裕子、間島淳司、喜多村英梨、中井和哉、大原さやか、石塚さより、高木礼子、織田圭祐、川田紳司、高梁碧
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

厨二病と見るか 陰鬱なSFと見るか 20話以降から目が離せない

「2」ということは「1」があるんです
これはいわゆる分割2クール作品でして、「2」とは14話~26話までのことを指します


厨二病的ファンタジーラノベの典型で熟語に無理矢理ルビをふった専門用語の暗記だけでも時間がかかる上、そもそもアニメでは言葉の音だけを聞かされどのような当て字をするのかいまいちピンとこないのでこれがかなりの曲者


さらに原作をだいぶ端折ってるせいでちゃんと1話から見たとしても、世界観の全容を把握するには情報が少なすぎます
wikiや原作を読んでやっと理解ができる、というほど複雑で難解
ってか単に説明不足;
その割には前半はあまり見所がなく、斉藤良成(最近だとバカテス2のED)を筆頭にしたセブンアークス系作画陣の荒唐無稽な戦闘シーンとCGで描かれたロボットとの絡みも作ヲタ以外には誰得でしかないかもしれないw


後半になるとこの作品の特徴たる
「既に世界は滅んでいる、今ある現実は再構築された二巡目の世界」
というキーワードがやっと生かされてきます
クオリティも若干ですが上がるw
“20話まで見ないと元を取れない”というのも酷い話なのかもしれないですが、以降の陰鬱な展開の連続とオイラの興奮は確かなものだったと記憶に焼きついてます


だけどもやっぱし尺とかギチギチで、演出も一杯一杯ですよーって感じなのでお世辞にも一流の作品とは言えないってことをご承知願いたい


でもてー、ここからはオイラのヨガリレビューである









{netabare}☆時空を超越した世界観がアツイ
21話で所謂「一巡目の世界」に飛ばされる主人公だが、そもそも二巡目の世界の彼にとってはそこが「異世界」であるかどうかなど認識ができるはずもなく、
自分がいた世界との共通点や差異に混乱を起こし、「見慣れた知らない世界」に迷い込む恐怖感が出ていた


☆立夏会長がアツイ
普段はもぱっらヤラレ役であった六夏会長の左目が24話で失明していたことが発覚するのはあまりにショキング
本人は「別にどうもしない、見えないだけ」と返しいつもの楽天家ぶりではぐらかすも、今作が命を懸けた戦いであることを再認識させられる


☆姫笹の生き様がアツイ
重病のため死を回避する方法として立夏会長のベリアルドール(ロボットの中核をなす存在、元の人間に戻る方法を最終回で発見する)となった姫笹
最終回では「人として生きる」ことを選び、ベリアルドールの翠昌から解放され、自分の死と向き合う


☆朱浬さんがアツイ
彼女はそもそも双子の姉であり、妹はベリアルドールになったはずだった
が、精神だけが入れ替わり本物の姉はベリアルドールに、妹は女優としての演技力だけで姉を演じて生きてきた
本当の姉は20話で肉体、精神共に死亡してしまう
主人公に後押しされた彼女は姉である朱浬として生きていくことを決意する


☆塔貴也がアツイ
今作の黒幕となったトキヤだが、彼の目的は愛する人と暮らす世界、三巡目の世界を作り出すこと
そのために何度も時空を飛び越えてはその度に愛する人が死に行く様を目撃し、失意と絶望と無力感で狂気に駆られていく様は恐怖を感じさせる


☆操緒がアツイ
幽霊ヒロインの操緒と悪魔ヒロインの奏のどちらかを選択しろ、という問い
これに対し二人とも取り込んでしまうという所謂「二股」が選択肢にあったにも関わらず、力を使い続けたことで存在が消滅しかけていた奏を選択する主人公
自分が選ばれなかったことに対し
「トモはいつか操緒のところに帰ってくるから」
と一言で返す操緒がカッコ良過ぎる


☆主人公がアツイ
一巡目の世界で力を使い果たし、とうとう死んでしまった奏
奏と契約を交わした主人公は二巡目の世界に戻る間際に同級生の告白を受ける
彼女が本来告白すべき相手は一巡目の主人公なのだが、、、その会話がクール過ぎる
「嵩月さん?トモが選んだ人って?」
「ごめん・・・」
「変なトモ、謝ってばっかだね」
「・・・・・・・ごめん」
「こら!最後ぐらいハッキリ振る!」
「うん・・・(実質死んでいる嵩月奏の亡骸を抱えながら)これが、僕の彼女だよ」


☆主題歌がアツイ
angelaは作品の世界観を理解した素晴らしい主題歌を提供してくれた
特にこの後半の「オルタナティブ」の歌詞は作品世界を見事に表現してみせた

生き抜くために君が必要 貫くたびに胸が高揚
(操緒や奏は主人公の力として必要不可欠)
Dive 失いたくないと
いつの間にか投げ出された戦場の据えた匂いにも
Field 慣れた
(事象に巻き込まれるだけだった主人公の成長、2期であることと絡めて)
完全に二者択一のジレンマにキスをされた
Sign (決断しなければいけない嵩月奏との契約、と同時にパートナーとしてもいずれ二人のヒロインのうち一人を選ばなくてはいけない恋愛事情とも絡めて) 時が満ちた日
来い!僕は逃げない
(クライマックスに向けての主人公の決意){/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 10

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一期の謎を的確に解き明かしてくれました

一期にあたるアスラクラインの伏線をしっかりと回収した内容!!
シナリオ構成の高さや、しっかりとした動機付けは高く評価できるものだろう☆
しかしながら、キャラやシナリオ、音楽などどれを取っても素晴らしい作品なのだが、個人的にこの作品にどっぷりと浸れなかった。

その理由としては、【副葬処女(ベリアル・ドール)】が消滅するする時の扱い方が少し雑だった点である。
もちろん、【演操者】が深い悲しみに陥る場面はある。
しかし、その絆を考えれば個人的にはもう一捻り何か欲しかったところ。
個人的な価値観ではあるが、その点が少し薄っぺらい感じがしてしまい、この二期よりも一期の方が私としては好きな作品であったと言えるであろう!!

また、特筆すべきは主題歌にある!!
angelaの歌唱力と独特な曲調で、聞く人すべてを魅了したのでは?
特に【オルタナティブ】は、作品の後半と歌詞が、作品の世界感がマッチした素晴らしい歌だったと言わざるを得ないだろう!!

投稿 : 2025/01/25
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

世界の隠された真実と向き合う物語・・・壊れゆくモノ、救われるモノの中で様々な想いが交錯しながら核心に迫ります^^

本作品は、分割2クールの後半に相当するものです。
前半は、この物語の複雑な設定が1クールかけてしっかり描かれていました。
この物語の主人公である夏目智春が手に入れた銀色のトランクが何だったのか・・・
飛行機事故以来、守護霊として智晴に取り付いていた操緒の位置付け・・・
悪魔の存在・・・
巨大な力を行使するために支払わなければいけない代償・・・

そのような中でも、演奏者の思いに応えたいから・・・自分で決めた事だからと自らを顧みることなく突き進んでいく彼女達・・・
そして、払うべき代償が全て擦り切れて空っぽになってしまった時、何が起こるのか・・・

思い返すだけでも目頭が熱くなりますが、いよいよ世界の隠された真実の核心に迫ります^^

ストーリーはネタバレになるので割愛しますが、私にとってラストには感動する展開が待っていました^^
そして、この後半も智春の周りにいるヒロイン・・・操緒ちゃんと奏ちゃんの健気さは前半に引き続き、後半でも健在・・・いえ、輪をかけてパワーアップしています。人を想う気持ちが、行動・・・時には自分に言い聞かせて頭で理解しようとする彼女達・・・それは強く、儚いものでした^^;

好きな人とはずっと一緒にいたい・・・
だけど、不慮の事故でその大切な人を失ってしまうとします・・・
でも、もしその場にその人自身を見て感じる事のできる道具があった場合・・・
大切な人に対してその道具を使うでしょうか・・・それとも使わないでしょうか・・・?

非人道的である事は分かっています。
それでも一緒にいたいと思える人だったら・・・私はきっとその道具を使うと思います。

でも、その道具を使うのは代償を支払って強い力を得たいからじゃない。ただ一緒に居たいだけ・・・
きっと最初は力のためなんかじゃなく、大切な人を感じていたい・・・それだけなんだと思います。
でも、どこでボタンを掛け違えたのか・・・と考えると、私にとってこの作品は、やはり心の痛む作品でした

第2期のOP、EDはどちらもangelaさんの曲です。
オープニングテーマ「オルタナティヴ」
エンディングテーマ「彼方のdelight」
どちらも作品のイメージに合っていて格好良い曲でした♪

この作品は後半1クール分で13話のものでした。
作風が嫌いじゃなければ、一気に視聴できる作品だと思います。
私は欝展開の作品が嫌いじゃないので、一気に視聴してしまいました^^;

投稿 : 2025/01/25
♥ : 14

71.3 17 ロボットで学園なアニメランキング17位
最弱無敗の神装機竜《バハムート》(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (824)
4913人が棚に入れました
遺跡から発掘された、古代兵器・機竜。亡国の王子、ルクスは何故か、機竜使い育成の女学園に入学することに……!? 王立士官学園の貴族子女たちに囲まれた、"最強"の学園ファンタジーバトルがはじまる!

声優・キャラクター
田村睦心、Lynn、藤井ゆきよ、久保ユリカ、種田梨沙、小澤亜李
ネタバレ

赤羽 和人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

リロード・オン・ファイア

最初はISのパクリかよと思っていましたがストーリー内容は全く違ってすごく面白い今季なら上位だと思う。

最後まで観てまあよくあるハレームバトルアニメではあるがルクスを
中心した恋はあまり無く面白い内容であった
たとえばルクス本人はきずいていないこれはまあよくあるが
女の子の方が色々なタイプの人がいる
ルクスの彼女紹介
{netabare}
クルルシファー・エインフォルク・・素直に本音が言えないツンデレタイプ

フィルフィ・アイングラム・・ルクスの幼なじみで完全なる天然系でいろいろやらかす

セリスティア・ラルグリス・・周りから完璧で男嫌いと思われているが実際は男性との付き合い方が分らないすこしおっちょこちょい

クルルシファー・エインフォルク・・最初は政略結婚がいやで恋人の振りの依頼から始まって本当に好きになってしまったがつがつ行くクール系
切姫 夜架・・旧帝国との契約を果たすためルクスのそばにいる好きかどうかは分らない

アイリ・アーカディア・・ルクスの妹であるがルクスのことが好きで本人は隠している{/netabare}

恋愛もあるがメインはやぱりドラグライドでのバトルであるアーカディア旧帝国の復興を企んでいる敵に対してアティスマータ新王国

なかなかよくできているアニメだ

投稿 : 2025/01/25
♥ : 11
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの娘のあきれ顔がキュート

無敗はいいにしても、最弱って何?
{netabare}最強の間違いでは?{/netabare}
アニメタイトルに最後まで納得が行きませんでした。

ファンタジーバトルハーレムラブコメアニメって感じかな。
主人公ルクス君の前に次々と現れるカワイイ女の子たち。
その性格と行動で、意図せず彼女らの心を鷲掴み。
全く罪作りの鈍感男ルクス君なのです。

この男、男と言ってもカワイイです。
はっきり言って、この作品で一番といってもいいじゃないのかな。
強くてカワイイ、その上優しいと来たもんだ。
そりゃ、ハーレムになりますよ。

ヒロインの中で最も目立ってたのは、リーシャ様。
お姫様だけあって、メインヒロインの座に君臨します。
{netabare}その実、中身は単純明快。
冒頭はあんなに威勢が良かったのに、あっと言う間に落ちちゃって。
2話目以降は、デレデレヒロインと化します。
スレてなくて真っすぐで、事ある毎にやきもち。
要は、めんどくさい女なのです。
まあ、そこがカワイイと言えるんでしょうけど。{/netabare}

しかし、私の好きな娘は妹のアイリなのです。
カワイイ系主人公の妹だけあって、超カワイイ。
ヒロインズを余裕で超えてます。
銀髪ショートを振り乱し、天然ボケの兄をあきれ顔でたしなめる。
その一方で、しっかり者で兄を心底理解してくれる。
こんな妹が欲しいものです。
{netabare}最終話のふくれっ面、しっかり脳裏に焼き付きました。{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 15

こっくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最強の主人公は元王族?

滅亡したアーカディア帝国の元王子であるルクスはある日、事故で王立士官学園 女子寮の大浴場に飛び込み、アティスマータ新王国の王女であるリーズシャルテを押し倒してしまう。

彼女の怒りを買ったルクスは装甲機竜での決闘を挑まれる。

装甲機竜、それは世界に七つ発見された遺跡から発掘された古代兵器、伝説の竜を模した機械装甲である。

「無敗の最弱」と呼ばれる機竜使いのルクスはその決闘で実力を示したことで今度は一転してリーズシャルテに気に入られ、貴族子女ばかりが通う王立士官学園に編入することになる。


まあ主人公最強モノのハーレムですね。
最弱と言ってはいるものの最弱要素はみじんもなく、バトルは基本主人公が夢想して終わりです。

女の子たちも基本主人公を認めていて、いろんな女の子たちから取り合いされてます。

キャラデザがかわいいので見てます!
主人公最強モノ+ハーレム+キャラデザ良し

で自分的には最高ですが、話の内容は脈絡がないので、ふーん・・・って感じかな(笑)

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

62.9 18 ロボットで学園なアニメランキング18位
実は私は(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (498)
2681人が棚に入れました
隠し事が出来ないことから『穴の開いたザル』、通称『アナザル』と呼ばれている高校2年生の黒峰朝陽。
彼には、密かに想いを寄せる相手がいた。ミステリアスなクラスメイト、白神葉子だ。しかし、彼女もまた、ある秘密を抱えていた。
実は彼女は……吸血鬼だったのだ!!しかも、正体がバレたら即退学!!そんな葉子の正体を知ったアナザル朝陽。吸血鬼だとバレてしまった葉子。
2人は秘密を共有し、一緒に高校生活を続けるため『秘密がバレたことを秘密にする』決意をする……が、学校では一筋縄じゃいかないアホカワ・ダメカワ・エロカワなヒロインたちがノンストップで大暴れ!!
朝陽は本当に秘密を守りきれるのか!?“ちょいアホ人外ヒロインラブコメ”の明日はどっちだ!!

声優・キャラクター
花江夏樹、芹澤優、水瀬いのり、上田麗奈、内田彩、M・A・O、新田恵海、平川大輔、羽多野渉、下野紘
ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルが地味・・・だが内容は面白かった

見てみると以外に面白かった!
ドタバタ学園ラブコメ。主人公は基本ツッコミ役。
どんどん悪化?ズレていく恋愛事情、波乱な展開が楽しませてくれます。

あまり予備知識ないで見ると楽しいかも。各話進んでいくごとに濃いキャラ増えてくるごとに面白さと驚きが増す感じだったよ。

希望はアニメ2期あるのなら見たいけど・・・原作も面白いのかな?

見終わって↓
{netabare}
委員長キャラがツボりましたwインパクト大w
正体あらわした時も!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?中身でてきたってなったしw
メインヒロインよりも恋する乙女w
委員長の色々とズレた感性も面白ギャグでウケましたw
後半にかけてデレてく感じもよかったです。
各話ともに委員長楽しませてくれました。メインヒロインの立場喰ってるだろw
{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 18
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は私が・・・

人外ってとこを除くと普通のラブコメかな。
突飛な言動をする女性陣。
主人公が心の声でツッコむことで成立しています。

ふたりの鈍感ヒロインが見どころですね。
{netabare}メインヒロインはハーフ吸血鬼。
素直で八重歯がキュート。
時々羽根なども。
何故か大阪弁で親しみがあります。
一歩引いた立ち位置にサブヒロインの委員長。
小人宇宙人が人型ロボットを操る設定。
頭のネジが搭乗口だけど、これには誰もツッコまない。

かわいい胸が好みの私は、もちろん委員長派です。
小人が突然出てきてドタバタとテンパる。
特におかしいのが目。
表情の豊かさが魅力的です。{/netabare}

実は私が、もっとも心奪われたのはOP映像の1:14の箇所。
青空に緑の平原。
ノスタルジックを感じます。
それに緑の制服に、髪になびく緑の髪。
やっぱり、私は緑が好きです。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 40

jethro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ヒルクライムの曲がドタバタを感動へ昇華させるラブコメディ

「のんのんびより2期」そして本作と
今期のテレビ東京アニメ枠、とってもイイですね
毎週欠かさず見てしまいます。

「実は私は」・・・地味なタイトルで
毎期新作アニメはくまなくチェックしているつもりでしたが
見逃す寸前でした。

作画やテンポが「なんだコレ」と思うくらい独特
でもなんだか、放っておけないキャラクターたちがゾロゾロ登場します。
主要キャラクターのほぼ全てが
荒唐無稽とも思える「秘密」を抱えており
最終的に「実は私は・・・」というくだりへと展開するのが
基本パターンとなっていますが
一番の主要テーマは主人公のヒロインに対する
言いたくても言い出せない恋心

思い切って告白もできないヘタレな主人公
そんなあまりにも甘い恋心は
ヒロインが吸血鬼であることすら許容してしまいます。
恋は盲目と言いますが
主人公にとって一番の重要事項は、この恋心であって
他の問題は、些細なことでしかありません
その結果、奇想天外な事実や珍事、天変地異が目前に現れても
全く問題にしない冷静さと公平さという男らしい一面を見せてくれます。
これが主人公の大きな魅力となり
ヒロインに対するデレがもたらす態度のギャップとあいまって
ラブコメに最も重要な感動というスパイスをパラリと散らす
ヒロインみんな主人公スキスキ状態のハーレム展開と思いきや
主人公の気持ちは揺らぐことなく一途な思いというのも好感が持てます。

ヒルクライムが歌うエンディングテーマ「言えない言えない」は
本作の作風に全く似つかわしくない、しんみり系のヒップホップラブソング
でも合う、すごく合う
ドタバタラブコメディを
暖かくしてくれるというか、じんわりさせてくれるというか
主人公の気持ちを明確に歌詞で表現しており
全ての出来事を浄化させてくれる感じでとても好きです。

総じて、トータルバランスに優れたラブコメディ
いつまでも見ていたくなる
そんな中毒性を感じられる人もいるかも

投稿 : 2025/01/25
♥ : 11

67.9 19 ロボットで学園なアニメランキング19位
あんハピ♪(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (518)
2385人が棚に入れました
不幸を背負った生徒ばかりが集められた高校のクラス・天之御船学園1年7組を舞台に展開されるアンハッピーなスクールコメディ。悲恋のヒバリ、不運のはなこ、不健康のぼたんら不憫な生徒たちが、幸福になるため特殊な高校生活に奮闘する姿を描く。

声優・キャラクター
花守ゆみり、白石晴香、安野希世乃、山村響、吉岡茉祐、原由実、森永千才

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

日常系アニメから観る幸福心理学~「共同体感覚」形成に至るまでの物語~

2016年6月24日 記載
今回のレビューは少し専門的な話についての主張が目立つかと思います。
予めご了承ください……





突然ですが、今まで私はアニメを観て元気づけられるという考えには些か懐疑的な人間でした。
それは私自身が作品に対しての感受性が強すぎるきらいがあるというのが主な原因です。
観ている最中は現実逃避の作用も存分に含んでいるせいか、確かに楽しい面持ちでいつも観る事が出来ます。
しかし、それによって元気をもらえるかと言えばそれはまた別の話
キャラクターの言動から何か大切な考えを手に入れたり、観ている最中に楽しさを頂戴したりする事はあれど、「元気」という物を貰った作品には今まであまり出会った事がなかったかもしれません。
寧ろ、あまりにも面白かったり作中の世界観が美しかったりすると、逆に現実の方が嫌になる事の方が多いんですよね。
そんな時は自らの割り切って観る事が出来ない不器用さを恨んだ物
こういった苦悩を一身に背負っていたせいか、アニメによって元気づけられたという他者からの感想は実の所、話半分で聞いてた節も今までありました。
そんな救いようのない私ですが、しかし今回、そんな救いようのない私の持つ考えを少しばかり解き解してくれたアニメが出てきたのでかなり驚いています。
この2016年春アニメにおいて1回目の精神革命
このアニメを観た後では、そう口にしていた友人の想いも分かってしまうというまさに優れ物
「元気」という精神安定剤を処方してくれたこの作品には本当に日々の生活を助けられたと、今になって感じるのは多分、気のせいではないでしょう。
という訳で、今回はそんな、ある意味で私を救ってくれたアニメ『あんハピ♪』についてレビューしていきたいと思います。
長々と駄文を書いていきますが、心優しい方はどうかお付き合いください。




【あらすじ】
負の業=不幸を背負った人間というのは一定数存在するのがこの世界
上手くいかない事ばかり、何をやってもドジばかりの恵まれない人生を送る人々というのは数限りなく存在する物
そんな人々の中でも、不幸に関しては右に出る者はいないと豪語できるような生徒達が名門校であるここ、天之御船学園1年7組に集められました。
中でも異彩を放っているのはこの5人
花小泉杏…この世の全てに運が無い、動物好きのポジティブガール
雲雀ヶ丘瑠璃…対物性愛のパラフィリア、オジギビトに恋する花の女子高生
久米川牡丹…虚弱体質ここに極まれり、ネガティブ1人救命病棟
萩生響…方向音痴で1番を狙え! 負けず嫌いで目立ちたがり屋の騒がし乙女
江古田蓮…女性なのに「女難」の相? 面倒臭がりお気楽寝坊助天然素材
彼女らは担任である小平先生の提案で、「幸福」(しあわせ)になる為の高校生活を送っていきます。
果たして5人はこの学園で幸福の路に至れるのでしょうか…?




【第1部】
ではここからレビューに入っていきたいと思いますが、今回は少し変則的なやり方で記述していきたいと思います。
というのも今回のは前回までのよりも遥かに分量が多くなりそうだと言う事を察した為で、従来の書き方では見ている人も混乱するだろうと思ったからです。
なので、このレビューは第1部にこのアニメの内容について感じた事、考えた事、想った事を記した感想、考察を書き、第2部に全体の総括も含めた私個人がこのアニメ自体に対して感じた事を書くという、2部構成にしてみました。
「よく分からない変な奴の戯言なんていらねえよ」という人は前半だけ。
「考察とか日常アニメなのに馬鹿じゃねえ?」という人は後半だけでも充分でございます。
読んで下さるだけで、私としてはお礼して一軒一軒参りたい位に大変ありがたい。
初めての試みではありますが、何卒よろしくお願いします。

さて、アニメが始まる前の私にとって『あんハピ♪』という作品自体はまんがタイムきららのCMで見かけてた程度の認識だったのですが、いざ観てみるととても面白い。
「不幸属性」なんて言葉も随分と浸透した世の中になりましたが、その要素を日常系に織り交ぜた作品というのはよくありそうで実の所、あまり見かけないように感じます(まあ、その方面には聡くないので私が知らないだけかもしれませんが……)
そして何より、この作品が凄い所は決して「不幸」をストーリーにとってつけた適当な要素にはしていない所です(詳細は後述)
原作者の琴慈先生は新進気鋭の女性漫画家さんで、高校生の時分に月刊Gファンタジーからデビューしたそうですが、この作品を書くにあたって心理学でも勉強したのでしょうか?
専門書を参考にしたのか、それともたまたまなのかは分かりませんが、観ていると随所にこれは……と感じる部分がいくつも出てきて、本当にこれが日常系アニメかと驚いたのが記憶に新しいです。
その驚いた部分も含めて、ここからは私の感銘を受けていった所、「不幸」をストーリーに上手く組み込んでいると思えた所を紹介していきましょう。


(1)花小泉杏は間違いなくアドラー心理学(個人心理学)の体現者
私が『あんハピ♪』の中で最も衝撃を受けたのは、主人公であり生粋の癒しキャラでもある花小泉杏、通称ハナコの言動、行動の全てです。
この娘の凄さというのは1話を観ただけだとふーん、そうか……位の感覚にしかならないのですが、今作の凄い所は2話、3話と話数を追っていく内にハナコは凄いと自然に思わせてくれる所
私はこのアニメを観ていく内、彼女の生きていく力という物を日に日に感じていった次第です。
(1)ではそんな愛すべき主人公の魅力について存分に語っていきましょう。

時に、人間というのは思うようにいかない事や失敗、不運が積もっていく日々を過ごす内、自然と2つのグループに分かれる物だと私は常々考えていました。
①嫌な事が積もり積もっていく内に、無気力状態、不安が続き、下手したら鬱状態になる人々=ネガティブグループ
②逆境にめげず、一念発起、心機一転、頑張ろうと前向きに捉えられる人々=ポジティブグループ
ハナコの凄い所はこの2つのグループに属さない類稀なタイプだと言う事
観ている人からすれば「ポジティブグループ」に属するのではないか?と疑問に思う所かもしれません。
上記のあらすじでもハナコの事をポジティブガールと評したので、その疑問に思う感覚は正しいでしょう。
ただ、正確に言うとこの表現は少しだけ間違っているんです。
他に表現しようがなかったので妥協して「ポジティブ」という言葉を使いましたが、私が思うに、この娘は「ポジティブ」という概念を大きく飛び越えています。
なぜなら、ハナコにはそんな大層な頑張ろうという意志なんて持ち合わせてすらいないからです。
ポジティブな人というのは不運に陥った時、それを乗り越えて頑張ろうとする前向きなタイプの人間だというのは上記で書きました。
しかし、こういったタイプの人であっても不運に遭った事自体を肯定するというのはなかなか出来る事ではなく、だからこそ不運な場面を踏み台にして次こそは……とそれを反動力にして前に進んでいくのです。
そこに「頑張り」という努力が見え隠れしているのはお察しの通り
しかし、ハナコは少し違います。
彼女にとって毎日の不運はただ日々を楽しく彩る為の調味料であって、乗り越えるための踏み台ではないんです。
たとえ嫌な事があったとしても、毎日を面白く生きる事はハナコにとって努力する事でも一念発起する事でもない、全く苦にならない試練に過ぎず、そこには日常を楽しくするための努力や訓練や修行なんて入る訳もない。
客観的に見たら不運な生活を送っていると思われる彼女でも楽しく生きるという事は、実になんでもない事なのです。

しかし、ここで1つ疑問がわきます。
何故ハナコはいつも楽しそうなのでしょうか?
彼女のように自分の不運が日々の当たり前になるという事は一般人からしてみれば大変なストレスです。
「なんで自分だけこんな目に……」
「他の人は上手くやれてるのに……」
そう考えてしまうのも人間として致し方ない事
自らの不運を嘆くか、不運の道を歩んでいない他人に対して羨望、嫉妬の視線を向けてしまうのが人間としては当然の事です。
そんな気配を微塵も感じさせないハナコの生き方はどのようにして形成されたのだろう?
そんな事を考えながら観ていった中で、私は1つの答えに辿りつきました。
ハナコは「不運」に遭った事自体を「幸福」だと感じているのではなく、「不運」を受け入れた先にある彼女の解釈が結果、彼女を「幸福」にさせているのだと。

ここで挙げられるのが章の見出しで紹介したアドラー心理学
ジークムント=フロイト、カール=グスタフ=ユングと並ぶ心理学三大巨頭の1人にして、時代の先駆者アルフレッド=アドラー
この心理学はそんな彼が20世紀初頭に提唱し、欧米各国に高く評価されました。
さて、アドラー心理学の特徴として挙げられるのが、人間は誰しも同じ世界に生きておらず、自分で「意味づけ」した世界に生きているという考えです。
同じ経験でも、それ次第で世界に対しての感じ方は変わり、それに対しての行動も変わってくるという理論
「認知論」と端的に表されるそれは、客観的事実よりもその事実に対してどのような意味を与えるかが重要であって、受け取る人によって意味は如何様にも変化するという事です。
ハナコはこの「認知論」を上手く日常生活の中で使って、不運な出来事に良い意味付けを与える事で日々を幸せに生きていると私は解釈しました。
だからこそ、犬を救う為に川へ落ちて結果、手を噛まれたとしても犬が助かった事に幸せを感じるんです。
たとえ頑張って取り組んだ宿題が出来なくてもみんなで一緒に遊べたからよかったと胸を張って豪語できるんです。
そして特に驚いたのが、6話でヒバリの家庭事情について彼女が考えていたのとはまた違った別の意味を教えてあげた事
ハナコがヒバリの考えを180度変えてしまうコペルニクス的転回を行った、いわゆる「認知論」の発展形を行ったシーン
未視聴組の方も見ているかもしれないので詳しくは書きませんが、さらっと交わされたあの会話に私は彼女の凄さが隠れていると感じました。
ここまでの考えを総括するなら花小泉杏は「不運」ではあっても「不幸」ではない。
だからこそ、このアニメの名前は『あんハピ♪』
UNHAPPYでもANNE HAPPYの語呂合わせが成り立つのでしょう。

そのような生き方をしているハナコの考えを基にこのアニメのPVを振り返ってみると……
最後で彼女が口にする「私はすっごくついてるよ!!」という言葉
とても力強い台詞なんですよね。
自らの辿ってきた道を全肯定しているハナコだからこそ言える発言
花小泉杏という1人の少女の性格を端的に象徴した、とても想いの入った口上とも言えるでしょう。
もし未視聴組の皆さんがこのレビューを見ているのなら予め忠告しておきます。
このハナコの発言をしっかりとよく覚えていてください。
私のつたない文では何とも彼女の凄さというのは分かりにくいかもしれませんが、明文化できなくとも観ていく内にきっと、分かってくるかと思います。
どんな想いで、この言葉を声に出していたのか……
どのような信念でもって、彼女が日々を生きているのか……
それを想像した結果、この花小泉杏という女の子は私にとって最も魅力的なキャラになりました。
分かっていてもなかなかできる事じゃないその生き方を私はこれからも尊敬していきたいと思います。


(2)雲雀ヶ丘瑠璃は「現実的」人物の代表
(1)で紹介したハナコと対極的な人物だと私が考えているのが、工事現場の看板、オジギビトに恋する雲雀ヶ丘瑠璃その人です。
ハナコといつも一緒にいる仲良しの女の子
よくキャラクター同士の会話中で対比されることが多いこの2人ですが、私にはそれすらももしかして作者的に意味があった事なのかもしれないと深読みしてしまいます。
(2)ではそんな苦労人の彼女である雲雀ヶ丘瑠璃、通称ヒバリについて書いていきましょう。

ハナコがあのような性格で人生を渡ってきたのだとしたら、1番不幸と言える境遇を歩んできたのはヒバリだと考えるのが妥当かもしれません。
ふと思い返して観てみると、このアニメは第1話時点でこの娘の歩んできた境遇というのを私達が自然と察せる作りになっています。
特異体質故の他の人とは違うという苦悩
自分が人間としてどこか欠陥を抱えているんじゃないかという不安
最初の頃はそれらが凝縮したような性格だったと、今にして思えば懐かしく感じてしまいます。
そう、彼女が歩んできた過去を踏まえてみると、この『あんハピ♪』という作品は決して「世界」その物が優しいという訳ではないのです。
個人的に思う、他の日常系アニメとこのアニメが根本的に違う箇所は、世界が圧倒的なまでに「現実的」な所
途中の話で起こったりする笑えないハプニングもそれを暗に示していると言えるでしょう。
物事は楽しい事ばかりじゃない。
外の世界には苦しい事や辛い事、怖い事も無数に存在している。
アニメ自体は敢えて意図的にぼかしている部分も多いので、私達が気に病んだり深く考えたりする事などはあまり多くありません。
しかしもし「圧倒的なまでの現実」という面において、私達の世界と『あんハピ♪』の世界がそんなに違わないと言えるのだとしたら……
もしかすると、そういった道のりを真っ正直に歩んできた雲雀ヶ丘瑠璃という少女は視聴者側にとっては最も近い存在と言えるのかもしれません。
しかし、前述しましたが、このアニメはそんな「圧倒的なまでの現実」を示すにふさわしいであろう、ヒバリの過去についてはあまり事細かに描いていない。
あくまでさらっと描写の中に入れるだけ。
どんな出来事が中学時代前の彼女に起こっていたのか?
どのような心無い言葉を浴びせられたのか?
どのようにして彼女は今までの日々を生きてきたのか?
それはあくまで、私達の想像でしか補えないのです。

では何故、そういった描写をあまり直接的に描かないのか?
「幸福」へ至るのが最終目的ならば、「不幸」とは一体どういう物か作中外で痛いほど学んできたヒバリの苦難をはっきり、詳細に見せる事によって、そんな彼女の「成長」という物を描く事も出来たはず。
これはもしかすると、漫画やアニメ制作側の大人の事情が絡んだ結果なのかもしれないので、私の答えが的外れな可能性も無きにしも非ず……と言うかその可能性の方が高いんですが(笑)
私は敢えて別の答えを作中で見出してみる事にしました。
それはヒバリの過去という物自体が既に終わった産物である事を琴慈先生は主張したいのではないかという事
端的に言えば、過去は過去、今は今という所です。
寧ろ、この作品は「今」の描写をしっかりと描く事によって、「過去」に対する彼女の考えを変えるのが狙いなのではないでしょうか?

ここでまた出てくるのがアドラー心理学
著者のアルフレッド=アドラーはひたすら、自身の著書の中で「意味づけ」によって未来は変える事が出来ると主張してきましたが、逆にそれによって過去すらも変える事は可能だと説いていました。
なぜなら、過去も所詮「意味づけ」によって成された記憶が形作った幻想であり、それを思いだす人の「今」が変わる事で昔に対する感情は変化していくとアドラーは考えたからです。
この考えを踏まえると、雲雀ヶ丘瑠璃という不幸な少女をずっと苦しめてきた嫌な過去に折り合いをつける、もしくは別の解釈を与える為に、現在の生活を豊かな物にする事
それによって、彼女が過去に対して抱く想いもまた違った物になるだろうという解釈に落ち着くのです。
これこそ彼女が「幸福」に生きる事が出来るようになる上で最も重要な事
そして、それを成し遂げる為の序章が形成されたのが中盤で行ったお泊り会なのだと私は思います。

その回でハナコとボタンが行った現時点のヒバリに対する肯定
それは単なる慰めによる元気だけでなく、彼女に新たな想いをもたらしたと言えるでしょう。
無理しなくても良いという感情、ここにいても良いという安心、そして現在こそが「幸福」だと言う確信
彼女はこの時、確かに自分の生活を「幸福」だと感じる事が出来たのです。
勿論、これで昔の情景に対する「意味づけ」が変わった訳ではありません。
その収束に至るまでには恐らく、かなりの長い過程が必要となるのは確実
しかし、この先もし、その結果に至る為のきっかけとなった最初の場面を挙げるとするならば、私はここだと思います。
ヒバリは学園に入り、2人の親友が出来て良かったという「幸福」を改めて実感したのかもしれません。
逆に言えば彼女達がいなければ、ヒバリは永久に過去の牢獄に捉われたまま現在を生きていた事でしょう。
これもそれまでのハナコが人知れず与えてきた影響その物がヒバリの中で実を結んだ結果なのか?
解釈次第ではそのように捉える事も出来るかも……?
ただ1つ断言できるのは、このヒバリという少女こそ、他者との関わりの中で最も著しい変化をもたらしてくれる存在と言える事でしょう。
彼女がこの作品の中で歩んでいく精神的成長がとても楽しみです。

主要キャラ5人の中で恐らく最も繊細で、だからこそ、最も苦しい思いをしてきたヒバリ
彼女が真の意味で「幸福」になったその時こそ、『あんハピ♪』という作品は終了の時を迎えるのかもしれません。


(3)鷺宮先生は公正世界信念信奉者
さて、今までアドラー心理学に言及して『あんハピ♪』のキャラを紐解いてみましたが、この作品にそれ以外の心理学的要素を見つけたのは物語も後半の9話に入ってからの事
その回では鷺宮先生という勉学クラスを受け持つ先生が出てきます。
彼女の考えこそ、ズバリ「公正世界仮説」という社会心理学の用語を踏襲した物です。
詳しくはWikipediaでも参照してほしい所ですが、簡単に書くと。
努力した者には報酬が与えられなければならない。
悪事を働いた者は罰せられなければならない。
上記が如く、報われなければいけないという考えに基づいた仮説の事です。
この世はそんな公正な結果が返ってくる「公正世界」であり、そうでなければならないと言うような考えを「公正世界信念」と言います。
よく日本でも「因果応報」「自業自得」「身から出た錆」などといった四字熟語・諺がありますが、これらは全てその信念を支持した物
昔からそのような教えを受けてきた影響か、日本人は特にこの考えを尊重する傾向があると言われています。
さて、そんな当たり前の事のような考えを上手く1つの単語で示したこの仮説ですが、この信仰と呼べるまでの思考は行き過ぎると少し危険な物を孕んでもいるのです。
それは断定的にしか物事を考えられなくなる所
例えば、勉強の成果が発揮されるテストに日頃から真面目に取り組んできた人があまり良い点を取れず報われなかったとします。
人間には緊張も含めたその日のモチベーション等の不確定的要素がいくらでもある為、テストの結果など、どのようにも結果が変わってくる物
少しでも柔軟な思考を持つ人なら、その可能性には易々と行き当たるでしょう。
しかし、公正世界信念に支配された人は「頑張りの努力が足りなかっただけ」「体調管理の努力を怠っただけ」と不確定的要素を簡単に一蹴して、その理由を1つだと断定する事しかしません。
様々な可能性が蠢き合う世界で物事を多極化して考える事が、自分では気付かなくとも、この信念を熱狂的に信仰している人には出来なくなるのです。
また、貧困や差別で何の罪もない人が苦しんでいる場合、この信念を正当化する理由として「その人達には実は苦しむだけの理由があるのだ」と考えます。
本当に何の理由もない人が独裁によって苦しんでいるのではないかという可能性を全面的に遮断するのです。
自分の信念を肯定する、その為だけに……
その他にも、犯罪を犯して捕まった人を「お前は罰せられなければならない」と徹底的に糾弾します。
勿論、犯罪を犯した場合、刑によって罰せられるのは必定であり、当然の事
しかし、そこに至った背景や動機を踏まえた上での柔軟な考えをする事が出来なくなるのがこの考えの欠点でもあるのです。
最近だとネット上で徹底的に糾弾してその人が犯した罪以上の罰を簡単に与えてしまう、行き過ぎた公正世界信念信奉者が数多くいるように思います。
頭の固い人と言うのは意外にこのような志向を持っている人が多い傾向にあるようです。
テストの場合だけならまだいいでしょう。
しかし、他の場合のように困難な問題に対して答えを1つにぶつけてしまうのは、視野を狭めてしまい、間違った物に辿りつく可能性も否めません。
「公正世界信念」によって様々な可能性を考慮し、理性的に、尚且つ柔軟に発想する事が出来なくなる事
これこそがこの考えにおいて最も危険な部分と言えるかもしれません。

話を戻しましょう。
このアニメに出てくる鷺宮先生は自分では自覚していなくとも、行き過ぎ一歩手前の公正世界信念信奉者と言えます。
なぜなら1年7組を
「不幸という注意力不足に甘んじて努力していない、何のとりえもないクラス」
と勝手に結論付け、彼らを他のクラスと比較して下に見ているからです。
確かに勉学クラスや体育クラスと比較してみると、幸福クラスが何故あるのか?という疑問に至るのはある意味、当然の事
このアニメを観ただけでは、視聴者の思いを代弁してくれているようなキャラと勘違いしてしまうのも致し方ないと言えましょう。
しかし、よくよく考えてみると、彼女がここまで幸福クラスを敵視する理由は実の所、アニメだけではあまりはっきりしないのです。
疑問が頭に留まり続けた私はとりあえず原作を買って読んでみる事にしました。
成程、読むととても納得です。
簡単に説明しますと、まず、アニメであまり語られていない設定として幸福クラスと他クラスの関係が挙げられます。
ぶっちゃけて言うと、この学園において幸福クラスは他クラスから酷く見下されているのです(地味に重要)
勉学もスポーツも何一つとりえのない、しかも不運なんていらない属性付きの負け組クラスというレッテルを貼られ続け、辛酸を嘗める思いでいた幸福クラス
しかし、ある時期から彼女達の大躍進が始まったのです。
「遊んでいるだけ」の(ように見える)幸福クラスの生徒が、大学の指定推薦選抜枠を「努力」しているはずの通常クラスから奪ったという事実
2年の秋以降になると、何故か幸福クラスから勉学・体育クラスを差し置いて学年トップクラスの生徒が何人も現れだしたという結果
このような実態を数多く見るのは客観的に考えると誰でしょうか……?
そう、それはまさしく教師
尚且つ勉学クラスの担任である鷺宮先生はこのような不合理の事態に多く直面してきたと言えるかもしれません。
要するに、この先生は幸福クラスの生徒の方が他クラスより優れているという事実を否定する為、現在の生徒に試練をぶつけて自らの考えを正当化しようとしているのです。
努力は叶わなければいけないと豪語する彼女だからこそ、結果は出てるが努力していない(ように見える)幸福クラスを否定しようと勝手に下に見て、あわよくばそれ自体を無くそうとしたという事でしょう。
これも努力は絶対に報われなければいけないという自身の「公正世界信念」が彼女をそうさせていたのかもしれません。

成果を認めたくないが為、また勉学・体育クラスの努力を無駄にさせたくないが為、幸福クラスに否定的だった彼女
好きな方には大変申し訳ないのですが、正直言って、教師としてはちょっと酷いと思ってしまいました。
しかし、この作品は『あんハピ♪』
それだけでは終わらない事は自明の理と言えるでしょう。
そんな頭の固い考えを持った先生が作中でどのように帰結していくのか?
それは是非、ご自身の目で確かめてみて下さい。


(4)この物語の真の目的とは……?
よく日常系アニメとはどのような作品を指すのかと言う疑問に対して、必ずと言っていい程、返される答えがあります。
日常系アニメとは「日常」という一般的シチュエーションの中に価値を見出して評価する類の作品を指し、つまらなくも愛おしい日々を考え直す為のアニメである。
そういった定義が電脳世界ではもはや常識となっているでしょう。
私もその考えに対しては概ね納得なのですが、しかし、この定義を踏まえた上で、前から疑問に思っていた事があります。
それは「日常系アニメ」の定義については分かったけれども、こういった作品のそれぞれにテーマと言うのはないのかという疑問
いや、勿論、把握しています。
こういった作品を求める人は決してそのような「テーマ」だとか「伝えたい事」だとかは考えていないという事も、寧ろあると邪魔に感じる人が大勢いるという事も十分わかっています。
しかし、こういった作品に疎い私は前から気になって気になってしょうがありませんでした。
日常系アニメに対する基準は全て満たしている物ばかりの昨今
レベルは日に日に高くなってくる物で、こういったジャンルに詳しくない私でも観れる作品が最近はとても増えてきたように感じます。
ただ、既存の作品は上記の定義に乗っ取って作られた物は数多くあれど、それを満たしておけば満足だろ感のアニメも個人的には少しあるように感じてしまいました。
勿論、それが悪いと言う訳ではありません。
寧ろ、需要層からしたらそっちの方が安心、安定した気楽に観れる最高のバランスと言えるでしょう。
ただ、私はこういった流れの中、思うのです。
「日常系アニメ」の定義と作品に込められているテーマ
この2つの歯車が上手く絡み合い、良い塩梅で両立した作品が誕生した時こそ、新しいタイプ、新次元の「日常系アニメ」と呼べる物が誕生するのではないか……?
この私の我儘な要望に『あんハピ♪』はきちんと応えてくれました。
もしかすると、私がこの『あんハピ♪』というアニメを受け入れられたのは日常系アニメにあまりない「テーマ性」という物を結構、重視していたからなのかもしれません。
そこで、最後の(4)ではこのアニメの目的、テーマについて書いていこうと思います。
ここまで読んで下さって誠にありがとうございました。
後、もう少しだけお付き合いくださいますよう、お願いします。

『あんハピ♪』と言うアニメが真に伝えたい事は何か?
『あんハピ♪』のテーマは「幸福」についてです。
観た人の誰もが「幸福」について、「幸福」とは何なのかという事だと答えられるでしょう。
しかし、これを論証していくのにはとても頭を抱えました。
なぜなら、ただこれだけだとあまりにも論理づけて考えるには抽象的だからです。
テーマ自体は単純明快なのですが、それについての詳しい証明はとても困難な代物
「幸福とは何か?」という疑問は人類が古代から普遍に抱いてきた哲学であり、だからこそ、そこに至るまでの答えがいくつも存在する産物
簡単だからこそ難しい。
多くの答えがあるからこそ、いくつもの考えに直結する。
誰の考えを参考にしたか、それとも自己流の哲学か、考えるだけでも一苦労
それが「幸福」という抽象的な単語なのです。
しかし、最終話まで観終えて、琴慈先生の伝えたい事がようやく少し分かってきたような気がします。
ここに出てくるのはタイトルで述べているのでお判りの方もいるかもしれません。
彼の心理学には今までの証明でも大分助けられました。
そう、アドラー心理学の最終目標「共同体感覚」こそ、原作者の琴慈先生が考えている「幸福」なのだと私は提唱します。

「共同体感覚」についてアルフレッド=アドラーは自著の中でこのように書いています。
-----------------------------------------
われわれのまわりには他者がいる。
そしてわれわれは他者と結びついて生きている。
人間は、個人としては弱く限界があるので、一人では自分の目標を達成することはできない。
もしも一人で生き、問題に一人で対処しようとすれば、滅びてしまうだろう。
自分自身の生を続けることもできないし、人類の生も続けることはできないだろう。
そこで、人は、弱さ、欠点、限界のために、いつも他者と結びついているのである。
自分自身の幸福と人類の幸福のためにもっとも貢献するのは共同体感覚である。

『人生の意味の心理学』第1章 人生の意味「人生の3つの課題」より
-----------------------------------------
他者を仲間として認める事で、人はその大切な人達に貢献する事ができ、その貢献感を持つ事によって、自分に価値があると自己肯定できるようになり、こうして新しい感覚が誕生する。
それこそが「共同体感覚」といった人間の新しい発想です。

彼は自らが提唱した新感覚において重要なのはこの3つだと述べています。
①「自己受容」……ありのままに自分を受け入れる事
「私」という存在は替えがきかない物であると理解し、自分に価値があると判断する、実は非常に難しい事
自分を受け入れる為には「自分は特別に良くなくても、悪くなくてもいい」と考える事が重要です。
「普通である事の勇気」こそ、自己受容には不可欠と言えるでしょう。

【『あんハピ♪』の場合】
これで真っ先に思い出したのが「自分が嫌になる」と口にしたりしたヒバリの事です。
彼女はどちらかというとネガティブグループ寄りの人間
失敗したり、嫌な事を思い出したりせずとも自分という存在に疑問を抱いてしまう自信の無い娘です。
詳しくは(2)でほとんど書きましたが、9話はそんな彼女が少し自分を認める事の出来たきっかけの回と言えるでしょう。

②「他者貢献」……自分が役立たずでなく、役に立てている、貢献していると感じる事
自らの行動が他者や共同体に影響を及ぼし、それが有益である事に限り、自分は自分を認められる
①につながるこの行為は実に様々な意味合いを含んでいると言えるでしょう。
極論を言うなら、「生きている事」自体が既に誰かに貢献しているという結果にもつながります。
例えば赤ちゃん、例えば恋人、好きな人、そして親友というのもまた然り

【『あんハピ♪』の場合】
この『あんハピ♪』というアニメに「助ける」「頼る」という単語が会話の節々からよく登場していた事に皆さん、気付いていたでしょうか?
「もっと頼ってください」「助かったよ」といった言葉を自然に吐く彼女達
いつもはヒバリがハナコやボタンをサポートし、ヒバリが失敗した時は日頃助けられている2人が彼女を支える。
話数が進んでいくにつれてヒビキとレンも織り交ざり、助け助けられの関係は5人の輪の中で着々と広がってきていたのが確認出来ました。
また、ハナコに関しては7話の時点で場の雰囲気を構成するのに必要不可欠だった(貢献している)事が把握出来ます。
この他者を助けあう事で成り立つ段階は作中で既に実証されていると言えるでしょう。

③「他者信頼」……他者を仲間と信頼出来る事
「信用」ではなく「信頼」です。
条件付きで信じるのではなく、無条件で人を信じる究極的利他行為

【『あんハピ♪』の場合】
もう、これについては『あんハピ♪』全12話を観ていくしかありません。
これに関しては徐々に徐々に分かっていくと思います。
何気ない学園生活で自然と築かれていく5人の関係に着目して下さい。

さて、この3つの考えこそ「共同体感覚」形成の第一歩となるのに重要な事
主要メンバーの5人含む幸福クラスの生徒達は学園に所属している過程で自然とこれらを学んでいきます。
そして、これこそが「幸福」に至る最善の路と成り得ると私は考えました。

実は元々、アドラー自身も多くの子供に上記のような考えを宿らせる教育改革こそが世界を平和的に変革する有効な手段だと考えていた節があります。
彼は児童相談所を設立し、教師には生徒の対応について助言し、子供と親のカウンセリングを行いと様々な教育活動に奔走する日々を送ってきたそうです。
彼自身は「共同体感覚」に包まれた世界は幸福になると生前、ずっと信じ続けていました。
しかし、結果は2度の世界大戦の勃発
彼の考えが世界中に浸透したのもごく最近の事(日本においてはついこの間まで全く存在を知られてすらいませんでした)
彼の理論で戦争が回避される事は生きている内には果たされる事なく終わってしまったのです。

しかし、そう考えると、アドラーの遺志は現在ではどのような形で継承されていくのでしょうか?
現実の世界を何とかしようと今でも動いている人がいるでしょう。
努力して変えようとして挫折し、諦めてしまった人もいるでしょう。
自分自身だけでも変革しようと取り組んだ人もいるかもしれません。
だとしたら、仮初の世界でだけでも形にして継承しようとした人がいても……
不思議ではないですよね?
琴慈先生はアドラーの無謀とも夢物語とも言える遺志を継いだ世界を作りたかったのか?
そうだとするともしかしたら、天之御船学園はアドラーの考えていた理想郷形成の重要拠点と言えるのかもしれません。
遊びに見える授業は見ず知らずの他人→仲間意識を持った友達→共同体感覚を共有した運命共同体に至る為の通過儀礼に過ぎない。
空想のような、楽園のような学園生活にこそ、真の「より良く生きる」知恵が隠されている。
最終話まで観て私が至った結論です。

とまあ、ここまで専門用語を用いて難しく語ってきましたが、単純に考えるなら、大切な事はたった1つだけ
皆から遅れても、遠くで自分を待ってくれる友達がいる幸福
これほど幸せな事が、一体どこにあると言えるのか?
この作品が伝えたいのは、恐らくこれが全てです。



【第2部】
最後に個人的にだらだらと全体の総括を書いて、このレビューを締めたいと思います。
今回本作の良さに気付いたのは、タイミングが良かった。
その一点に尽きる話でしょう。
恐らく、「毎日が楽しい」「日々が幸せ」と胸を張って言える人、また言わなくても内心でそう感じている人はこの作品を観て「面白い」と感じる事はあれど、私みたいに感銘を受ける事はないかもしれません。
逆に最近、精神的に参ってる人、鬱屈した思いをずっと抱えている人は思わぬ所で衝撃と言いますか、何か残る物を全12話の中から間違いなくもらえます。
そんな私自身も正直に言って、1話を最初に観た時はブラックコメディというか、シュールギャグ要素しか感じられませんでした。
結構ギャグセンスが自分に合っていたのか、個人的にはその時点でも十分面白い作品だったので、とりあえず視聴継続という形で録り貯めていたのです。
転機が訪れたのは5月に入ってからの事
現実世界で今まで考えないようにしていた事を考えなければいけなくなり、個人的不運が重なり、課題に追われるようになり、人間関係に疲れたりと多忙な日々を過ごす内に、意識が朦朧としてきてしまいました。
後で調べてみると、精神状態があまりよろしくないという結果が待ち構えており、また、他人と付き合うのがちょっときつくなってきた私は少しばかり家でひきこもりの生活を送ったのです。
限界を感じたその時の私は期間中、アニメを利用して憂さ晴らしならぬ現実逃避に勤しんでいました。
そんなダメ人間として毎日を過ごしている内に、更に気分が憂鬱になって……
精神的に脆弱な自分
気分転換として外でリフレッシュしようと思っても、そもそも外出する事すら億劫で、怖くて、嫌で、困難な状況でした。
そしてまたそんな自分が嫌になり、また気分が憂鬱になるという負のスパイラル、逃れられない始末
いや、あの時は本当に辛かったです。
私の駄文であまり苦しさが伝わらないのが幸いといった所です。

話を戻しましょう。
そんな時、たまたま観ていたのが忙しくてすっかりご無沙汰状態だった『あんハピ♪』の3話~7話でした。
ぼんやりと観て、時折笑って、またぼやっと観ている内にEDが流れていく。
そのような緩やかで安らぎに満ちた時間の流れに身を任せていると、とても心地よくて温かくて。
眺めていると、あっという間に過ぎていく日々に私は酔いしれていたんです。
賑やかで忙しないけどもどこか温かいOP
作中で時折こちらをハッとさせるようなキャラの言葉と行動
そして、切なくて、だけどとても優しい曲調のED
自然と涙が出てきました。
何回も何回もその4話分だけ視聴しました。
その度に涙が溢れて止まりませんでした。
何故急に涙が出てきたのか……?
細かい理由は、今一つ断定ができず、考えても未だに分からないままなのですが、こういうのは理屈じゃないのかもしれません。
感動アニメで大げさに笑いたくなったり、ギャグアニメで大っぴらに泣きたくなる時もあるんです!!
人間の性格は曖昧な代物であると改めて痛感させられた一時でした。

まあ、そんなこんなでこの『あんハピ♪』という作品には大分助けられました。
正直言って、あまりこういった萌え日常系アニメを観ない自分が1番驚いています。
まさか原作を買うまでに嵌るとは思わず、しかも漫画と比較するとアニメが殆どオリジナルでまたまた驚きました。
原作を生かしつつ、魅力を更に引き出した展開を生み出したスタッフの方々には敬意を表したい位です。
恐らく、このアニメが観れた理由の1つとして、スタッフの頑張りも確かにあるのだと思います。
私の苦手な百合要素という物がギャグやその他の演出で見事に上手く軽減されていたというのは地味に大きいです。
その点においても安心して観れた数少ないアニメなので、百合が嫌いだからちょっと……と言う方でも恐らく大丈夫な作品だと思います(あくまで個人的主観)

さて、大分長々と語ってきましたが、これにてレビューを終了したいと思います。
ただ、最後に1つだけここまで丁寧に読んでもらいました心優しき皆さんに細やかなご忠告を。
今回の私の考察は決して鵜呑みにしないようにお願いいたします。
何分、浅学非才な身の上、間違えて使っている箇所もあるかもしれないというのは勿論なのですが、まだ観ていない人達にとっては面白さの幅を狭めてしまう事になりかねないからです。
私のレビューで辺に斜に構えて観てしまい、アニメ本来の楽しさを損なわせてしまうのは書いたこちらとしても大変申し訳ない。
「考察」の部分を長々と書いてしまった時点で私の主張には説得力の欠片もありませんが(笑)

ただ、この『あんハピ♪』というアニメは本当に「優しい」んです。
「圧倒的なまでの現実」という優しくない世界の中に成り立っている本作でありますが、それは作中外での事
天之御船学園という「秘密の花園」で展開された世界は面白く、楽しく、そして少しばかり愛おしく感じます。
この自らの心に芽生えた感情をまとめて「優しい」という一つの言葉で表現する事が出来る。
そんな風な事をこのアニメを観ながら私は感じました。
また、今作は作中要素だけでなく、私達に対しても同じく「優しい」と言う事が出来ます。
なぜなら、このアニメは作品自体が視聴者に対してどんな風に観てもいいんだよ……と感じ方の範囲を広くしているからです。
「このキャラクター達、みんなおかしいな」と笑い転げても良し
「〇〇ちゃん、ホント可愛い」と人知れず萌えても良し
「なるほど、そういう事か」とキャラクター達の台詞に感銘を受けても良し
これらの反応は全て、このアニメによって私達が楽しませてもらってる事の証明であり、私達に頑張ろうと思わせるだけの活力も与えてくれます。
しかし、今回ので見方が固定化してしまったら本当にもったいない!!
そういう訳で、私の個人的戯言に捉われることなく、ごゆるりとアニメをお楽しみくださいますよう、お願い致します。
では上手くまとまった所でレビューもそろそろ終える事にしましょう。
ここまで長い駄文に付き合って下さり、誠にありがとうございました。
皆さんこれからもどうか、素晴らしき日々をお過ごしください。


楽しかった 時間だけ憶えておけばね
まだまだ面白くなるよ
毎日が 一緒なら まるでカレイドスコープ
回しちゃって 世界はキレイなんだってば そうでしょ?
思い出も未来もまぜて
私たちきっとなんとかなるよね…って思ったの!
『あんハピ♪』EDテーマ「明日でいいから」より抜粋


下記に書いたのは、まんがタイムきらら編集部さんがTwitterに載せていた呟きの数々
中々に良い事が書いてあるので、興味のある方はどうぞ。

1話
たとえば、列で割り込みをされたときの宝くじが当選
一見ツイてなく思える出来事が、実は幸福の種だったりする。
幸せを呼び寄せる秘訣はきっと、ポジティブなその笑顔

2話
どうなれたら幸せだと言えるでしょうか?
幸せのゴールはどこでしょうか?
たぶん、その答えは一生出ない。
けれどその時その瞬間に笑顔でいられたなら、それはきっと幸せの証

3話
新たな環境に新たな人々
新生活が始まって、右も左もわからない中で戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、どんなコトも楽しんだ者勝ち
いつでもその気持ちを忘れずに。

4話
人のやさしさを目にすると、自分までやさしい気持ちになる。
あたたかく、幸せな気持ちに
もしかしたら知らないうちに、あなたも誰かを幸せにしているのかもしれません。

5話
実家を出ると、親と過ごせる時間はあと何日分だろうかと考えてしまう。
ひとつの楽しいことが終わると、こんなに幸せな気持ちには人生であと何回なれるだろうかと考えてしまう。
ひとつひとつの出来事を、どうか大切に。

6話
楽しいことやうれしい気持ちは、わかち合うと大きくなる。
大変なことやかなしい気持ちは、わかち合うと軽くなる。
級友でも同僚でもネット上の誰かだとしても、わかち合える仲間がいるのなら、それはとても幸せなこと

7話
身体が弱ると心も弱る。
心が弱ると何をやってもダメに思えてくる。
けれど、そんなときだからこそ気づけるものだってある。
友達のありがたみ、家族のやさしさ、そして何でもない日常のいとおしさ

8話
昨日の事はもう変えられなくて、今日という日は今日しかなくて、明日の事は誰にもわからない。
けれど良い事も悪い事も、何が起こるかわからないからこそ、毎日には頑張る価値がある。
あなたの頑張りは、無駄じゃない。

9話
誰にだって失敗はある。
大事なのはそれをどう乗り越えるか。
……なんてありがちな言葉よりも、落ち込む気持ちを笑顔で吹き飛ばしてくれる友達さえいれば、心はスッと軽くなる。
大丈夫、失敗したって、いいんだよ。

10話
小学生の頃、無限に思えた40日間
海にプールにアイスに虫取り、盆踊りに花火に肝試し
お酒なんか飲まなくても自然と気分は高揚して、やり尽せない沢山の楽しいことに無邪気にはしゃいだ日々
そう、それが夏休み!

11話
どれだけ楽しい時間にも、必ず終わりはやってくる。
逃れられないその時に悔いを残すことだけはないように、一分一秒を大切に、今はただ一緒に笑っていよう。
だって、楽しかった思い出は、ずっとずっと残り続けるから。

12話
何かの終わりに寂しさがこみ上げてきたなら、それはその何かがかけがえのないものだった証
だから寂しさに後ろを振り返らず、前だけを見つめていこう。
まぶたを閉じればすぐに浮かぶ、いつだって幸せそうなその笑顔と。

TVアニメ『あんハピ♪』ご視聴ありがとうございました!
OPの歌詞の「幸せはどこにあるのだろう?」という問いかけの答えはまだわかりませんが、それは案外どこにでもあるのかもしれません。
見つけよう、という気持ちさえあれば。
皆さんの毎日が、これからもどうか幸せなものでありますように。

13話(嘘予告)
積み重ねた思い出のひとつひとつが、今のあなたに宿ってる。
昨日までの自分があるから、今日の自分がある。
胸を張って、明日へ。
TVアニメ『あんハピ♪』第13……え!? もうないのかーーーー!!!!
コミックス1~6巻、Blu-ray&DVD1巻、どちらもよろしくお願いいたします!

まんがタイムきらら編集部Twitterより引用


【参考文献】
アドラー『人生の意味の心理学』2016年2月100分de名著,NHK出版,2016年.


PS.
実は他にも久米川牡丹の性格は劣等コンプレックスの名残かもしれない…や萩生響は優越コンプレックスを抱えている…など色々考えが膨らみましたが、証明出来なさそうなので断念してしまいました(江古田蓮だけ見つからず…)
またこれも余談ですが、当初はアドラー心理学でなく某哲学者の理論を取り上げようとしていたので、今回のレビューは随所にその痕跡が見られる文章となっております。
興味のある方は調査、考察してみても良いかも!!



2016年9月24日 再追記
本来ならこの欄で書くべき事ではない気がするのですが、自分の思い出し用として、此処に記載しておきたいと思います。
今日、私は人生初のアニメイベントなる物に足を運んできました。
この項目に書いてある時点で既にお分かりの通り、それは『あんハピ♪』のトーク&ライブイベント『Clover Fes.』です。
しかし、実を言うと、会場に赴く前は応募した事を私自身、後悔していました。
それは私の好き嫌いに依る、言わば個人的感性から生じた物
こちらとしてはそのせいで楽しめなくなる事が何より嫌だったのです。
しかし、その心配も全くの杞憂であった事が終わった今となっては、はっきりと断言できます。

不安な気持ちや悲しい想いを全て溶かしてくれたこのイベント、控えめに言って最高でした(何分、初めてなので比較の仕様がないのはご容赦を)
プリキュ○ネタのアドリブを全員が入れまくって、最終的にはプリ○ュア声優でヒビキ役の山村さんが悪乗りする変身魔法少女モノ朗読劇
相手チームの妨害工作をしたり、泣きの一回で土下寝をしたりと、互いに勝利に執着して争いつつも、決して悪い印象はなく、最後には笑って終わった球技大会ゲーム
私がこの『Clover Fes.』で1番よく分かったのは、こういったキャスト陣全員の「仲の良さ」その物でした。
こういった関係は話数を重ねていくにつれて、強くなっていったと語ったのはハナコ役の花守さん
その「想い」がそれを伝えた彼女自身の誕生祝いに繋がっていったと思うと、こちらとしてはとても温かい物を感じます。

そして、最後の挨拶
キャストのほぼ全員が涙を流しながら、オーディションを受けた時の話や『あんハピ♪』に対しての想いを語っていたのが至極、印象的でした。
花守さんが「ハナコはいつも泣いたり弱音を吐いたりしないから、あんハピの現場ではいつも明るくいようとしたんですけど……花守はやっぱり、花守でした……」と涙交じりに語っていた事
チモシー役の森永さんが息を詰まらせながら「私、チモシーと言う役が初めてこの声で加われたキャラクターでした。受かった時は凄く嬉しかったんです。受かる前はこの地声のせいで、色々アンハッピーな事にあったりしたんですけど……でも、それでこうしてあんハピに関わる事が出来て……私、この声で良かったです……本当にあんハピは最高の作品です!!」とボロボロ想いの丈をぶちまけた事
山村さんが「自分が1番年長者だから、しっかりしないとっていう想いがプレッシャーになっていて……でも、結局、年長者らしく振舞えなくて……でも、あんハピのみんなはそんな自分も優しく迎え入れてくれました。ヒビキは方向音痴だけど、方向音痴でも幸せの方向へ向かってます。だから幸せの方向に関しては方向音痴じゃないんです……」と言葉を詰まらせながら綴った事
他のメンバーも自分が泣きつつも、話していた人の為にタオルを持ってきて、細やかな心遣いを行っていた姿
全てが心の奥底に重く圧し掛かってきました。

振り返ってみると、この『あんハピ♪』と言う作品は、成るようにして成ったと改めて感じます。
キャストそれぞれの方達が作品の良さを十分に理解し、愛していた事
スタッフがその良質さを真正面から受け止めて、更に良い物にしようと邁進していた事
そして、それに伴って教えられる大切さを肌身に痛感し、「優しい」雰囲気に色付けされる制作側
『Clover Fes.』はそれらがはっきりとこちら側にも伝わってきた……
作品と同様、とても「優しい」イベントでした。
こういった相互関係を感じられて、私はこの『あんハピ♪』と言う作品をもっと好きになれたと心から思います。

関わってくれた全ての方達にお礼を言いたいです。
ありがとう『あんハピ♪』
そしてこれからもよろしく『あんハピ♪』


2017年4月7日 再々追記
放送開始から今日で1周年
あれから少しばかり時間が経過した現在でも、活動が続いていると言うのは、1ファンとしては大変嬉しいものです。
公式twitterは適度に更新、即ち情報を発信しており、エイプリルフールには劇場版の嘘情報を流して描き下ろしの絵を加えたりしていました。
また、公式が新生活にむけて送った激励には、私も少しばかり元気を貰った物
この現状は何度も申すように、1ファンとしては非常に嬉しく、めでたい物
これからも今のような稼動が続いて、『あんハピ♪』の「優しい」輪が段々と大きく、次第に広く、浸透していく事を願わずにはいられません。

新しい生活に戸惑っている方、不安や葛藤の日々を過ごしている方
この時期と言うのは、長い人生においては自分を知れる良い機会
自分を見つめ直せる良い機会
その節目として、本作は実に相応しい
初めての方には、安らぎと癒しがもたらす「幸福」を……
1度鑑賞済みなら、何度も至れる安心と回帰の「幸福」を……
一家に一作、お薦め出来るこのアニメ『あんハピ♪』
辛い日々の中、今日から、ゆっくり1話ずつ、視聴してみるのは如何でしょう?
私も今日からまた『あんハピ♪』観直していく事と致します(絶賛リピート中)

嬉しいな 意外なつながりよありがとう
まだまだ冒険があるさ
毎日を一緒にね ずっとね遊ぼうよ
とりあえず 世界はナゾなんだってば そうでしょ?
じゃあ解いてみたくなる そうでしょ?
とりあえず 早々 眠れ 眠れ

楽しかった 時間だけ憶えておけばね
まだまだ面白くなるよ
毎日が一緒なら まるでカレイドスコープ
回しちゃって 世界はキレイなんだってば そうでしょ?
思い出も未来もまぜて
私たちきっとなんとかなるよね…って思ったの!
『あんハピ♪』EDテーマ「明日でいいから」より抜粋



2019年1月22日 最後の追記
『あんハピ♪』最終巻読み終わりました。
中々封を開けられなかった漫画は、一度開放すると、一気に読む事風の如し
彼女は少し笑顔になれて。
彼女が初めて涙を見せた。
でも、全員が幸福な日々へ至れた最終回

ファンレターを送ろうと思います。
最初で最後かもしれないファンレター
思いの丈をそこで多くぶち撒けます。
ここではもう充分語り尽くしたので、最後にこれだけ書いておきましょう。

『あんハピ♪』と出会わせてくれてありがとう。
これから先に待つ新たな幸福を求めて。
私は精一杯、生きていこうと思います。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 28

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

幸福の値段がつりあがるのはなぜ?

幸せって何だろう?と5人の少女達が様々な経験を通して、それを見つけ出していく心温まる物語。
毎回お題の様なものがあって、かなりおかしな学園生活をアトラクション感覚で楽しめる一風変わった作品でもあります。


はなこはどんな時でも幸せを見つけられる子

ヒバリはささやかな幸せを心に秘めた子

ぼたんは幸せの甘美さにやけどする子

ヒビキは幸せを確かめなければ不安になり、確かめたくても引いてしまう臆病な子

レンは幸せを振りまく子、でも自分の幸せについてはちょっと無関心


ブリキ男は至って安上がりな男なので、朝紅茶が飲める事、図書館に行けば"タダ"で本を読める事、あにこれにいられる事、こういった事に無上の喜びを感じますが、私の感覚がずれているだけで、多くの人にとってそれは何でもない事なのかも知れません。でもブリキ男は芸能人だの、アイドルだの、クルマだの、ハウツー本だの、しゃれた衣類だの、流行を追って移り変わる薄っぺらなものには全く興味が無いのです。

私見ながら、幸せの値段を吊り上げるのは他者との比較に他ならないのだと思います。生まれた時から資本主義社会の枠組みに組み込まれ、序列と競争に飼い馴らされている我々は、その辺に石ころみたいにいくつも転がっている"幸福"に背を向けて、お上や社会がそうと決めた、中身すっからかんの"幸福"を有り難がって追い求め、手に入れても手に入れても満足出来ず、さながら※1赤い靴に呪われたカーレンちゃんみたいに踊らされ続けているのかも知れません。

とは言ってもささやかな幸せだってお金が無ければ得られないないでしょう?という意見も当然あると思います。確かに答えは"YES"です。でも幸せになる為にはお金は多ければ多い方が良いのか?と問われれば答えは断固として"NO"です。

倹約と節制を信条とするブリキ男は好きなだけ本を読み、アニメを観て、美味しいものを少し食べ、紅茶と酒を嗜みながらも、極僅かな生活費で悠々と暮らしています。食べ物や物を無駄にせず、電気、ガス、水道を節約すれば、そんなにお金は掛からないのです。(毎日自炊してるけど)

お金は知恵さえあれば何とでも手に入れられます。その知恵は図書館で無尽蔵に手に入れられます。でもそうやって手に入れた幸せも、どちらかと言うと割とちっぽけなものです。

※3これも私見ですが、幸せというのは作中の主要キャラ5人が毎日享受しているようなもの、愛する事、思考する事、話す事、歌う事、歩く事、見る事、聴く事、休む事、寝る事、身の回りを見ればいくらでもある、そんな事だと思います。全話視聴を終えて、そんな当たり前の幸せを探し当て、それらをしっかりと享受出来た、はなこ、ヒバリ、ぼたん、ヒビキ、レンを心から祝福してやりたい気持ちになりました。

最後には5人とも仲良くなれてヨカッタ、ヨカッタ‥。

OPテーマの「PUNCH☆MIND☆HAPPINESS」はムービーに※4クォータービューのアニメなんかも入っていて、コミカルで面白さ満点でした。Happy Cloverの歌もとても可愛らしくて耳に心地良かったです。

2期製作されれば、次は是非よりのほほんとした気持ちで観てみたい楽しいアニメだと思いました。


※1:アンデルセンの童話。後見人であるおばあさんを裏切る形で赤い靴を履いて教会に行ったカーレンちゃんは、その後も赤い靴に魅了され、履くのをやめられなくなり、やがて呪いを受けて踊り続ける‥。短い物語なので未読の方は是非御一読を。

※2:極論を言えば幸福の定義は常に私見であると言えます。

※3:斜め見下ろし視点の擬似3D映像。昔のTVゲームの表現に散見された。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 20

第七天魔王 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

今も根強い人気

アニメ放送から4年以上経つけど、ここまで同じ作品を好きでいられたのはあんハピ♪が初めて。
今でも作品の魅力は廃れず、きらファン参戦でこの作品を知る人が増えていく。
挫折しそうだ自分にとってあんハピ♪は自分を大きく変えてくれた。この先何年経っても一生好きでいられそうだ。

2021/6/20追記
最後に、少しでも多くの人に見て欲しい作品です!
こんなご時世だからこそ見ると癒される作品ですよ♪

投稿 : 2025/01/25
♥ : 10

63.8 20 ロボットで学園なアニメランキング20位
俺、ツインテールになります。(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (650)
3906人が棚に入れました
少女向けの髪型「ツインテール」をこよなく愛する高校1年生男子・観束総二は、ある日突然、異世界からやって来た美少女・トゥアールからツインテールの幼女戦士「テイルレッド」に変身する力を授けられる。属性力(エレメーラ)を糧とする異世界の怪物・エレメリアンによって世界のツインテールが危機にさらされる。空想装甲(テイルギア)を纏い、彼(?)は地球のツインテールを平和を守るため、幼馴染の津辺愛香が変身するツインテール戦士「テイルブルー」と共に、敵に立ち向かうのだった。

声優・キャラクター
島﨑信長、相坂優歌、赤﨑千夏、内田真礼、上坂すみれ、日笠陽子、五十嵐裕美、M・A・O
ネタバレ

ドラれもん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

僕、ツインテールにします。

見終わった感想です
{netabare}
☆始めに

戦隊物が好きな僕にとって毎回楽しめた作品となりました
やっぱりレッドは主人公! 最後はなんか熱くてかっこ良かったです

☆続編に望む事

出来ればグリーンとピンクも出して頂きたいっ!
後はもっと色々な属性も希望します(ロリも強めに・・コホン)

例えばですね 敵キャラにポニーテールピンクみたいなの作って
それは邪道だ!って事で更生させてツインテールにさせて仲間にして行く
流れのストーリーとか・・・駄目っスか^^;?



これは他作品の話になるのですが・・

半額弁当を蹴って殴って奪い合うと言う馬鹿馬鹿しいと思えることに
真剣に取り組む姿を最初は苦笑いしてしまう
しかし見て行く内に それを 熱く感じてしまう!


そういう感覚をツインテを見てて思い出した時に あっ面白い!と感じました


☆キャラクターについて

あほ毛の取れたニャル子みたいな性格のトゥアールはいいキャラしてるなぁ~と思いました^^
レッドの身長が一番ちっちゃくてグラマーでない所もロリを感じる事が出来て・・コホン・・凄く可愛かったです

しかしこうしてツインテールを改めて見てても可愛いものですね~~(´ω`*)

僕は自分にツインテールに対する愛が少し足りなかったんじゃないのかな~と反省しました

しかし・・


まったく・・・ツインテールは最高だぜっ!!


・・あれ? 2~3年前にも違うキーワードを心の中で思いっきり叫んだような?・・・


{/netabare}
初投稿 2014.10.14 (1話だけの感想)
{netabare}
★2014 秋アニメの1話だけを視聴してみた感想★

☆俺、ツインテールになります。

OP観ててISか?^^と思いました。ギャグアニメですね
でも嫌いじゃない(笑)

ライバルでポニーテールピンクとか出ないかな~(´ω`*)(願望)
{/netabare}

投稿 : 2025/01/25
♥ : 19
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦隊ヒーローものにあるべき要素が紳士の嗜みと共にしっかり盛り込まれている。

原作知らず。

これは酷い(称賛)。酷すぎる(礼賛)。大満足です。
心に燦めく「属性」をお持ちの紳士淑女すべてにお薦めします。

ヒーローものの皮を被ったおばか全振りのギャグアニメとして、十分楽しめると思います。

少々前にhaigaさんのレビューで存在を知り、いつかは見たいと思っていた作品。Amazonプライムで発見し、ほぼ一気観。アマプラでは修正版とのことで、放送当時問題視された「作画が溶ける」状況は改善しているとのこと。後半、作画面が怪しいところは散見されましたが見るに堪えないということはありませんでした。

困ったことに、戦隊ヒーローものとしてしっかりしています。驚くほどしっかりしています。変身バンクもなかなか格好いい。戦闘シーンは気合いの乗ったアニメーションです。必殺技もかなり格好いい(絵的には)。増えていく仲間、徐々にインフレしていく敵の強さ(設定上、実質的には変化なし)、いいです。土壇場奇跡のパワーアップは胸熱展開の王道です。うっかりしてると格好良さに痺れることも・・・

でも、その全てが乗っかる前提が酷い。結果として格好良さに痺れると同時に爆笑せざるを得ません。エロとは違う、下ネタ寄りの全力お馬鹿。

この世界のヒーロー・敵の行動原理も強さも全て「属性力」に由来する。それは、ツインテだったりうなじだったり、男の娘だったり。。。それぞれが愛してやまないもの。それを愛する想いの強さ、想いの力(たぶん)。敵はその属性力を人類から奪い取るためにやってきた。我らがヒーロー達は自らの属性を守るため属性そのものを武器にかえて敵と戦う。


なんだこりゃ。

終盤の展開は少々疑問なところもあります。後半~終盤にかけての息切れ感もあります。シチュエーションと敵キャラのキャスティング(と、言わせる台詞)で楽しむ作品ということかもしれません。実際面白かったです。敵キャラがやられるときのセリフ(叫び)がまた、心に響くんだなぁ(理解できるとは言っていない)。結果的に主人公を中心としたハーレム構成になります。ですが、それほどドロドロしてないので僕としてはまぁよしです。

個人的に好きなのは{netabare}5話で出てきたザリガニっぽい敵。敵の「属性掛け合わせ」の説明に笑いましたし、なにより、彼の決めぜりふが素敵すぎる「{netabare}うなじを見るためだけにどれだけの研鑽を積んできたと思っているぅー(迫真){/netabare}」。

ヒーロー側では生徒会長・イエローが楽しい。彼女自身の属性(M&露出(?)属性)を体現する技が・・・重装歩兵(アーマーパーツはそれぞれ砲・銃撃武器)のような出で立ちなのに、砲撃のたびにアーマーパージで露出度を上げ、最後はフルパージしたアーマーを合体させて巨大な銃を作り&ぶっ放し、自らにその銃撃を当てることでの加速キック(これが必殺技)。。。わけわからんけど、なんかニヤッとしちゃった。
{/netabare}

[2020/08/24 v1]

投稿 : 2025/01/25
♥ : 20

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ツインテール属性推しのバトルヒロインもの

原作:水沢夢 監督:神戸洋行『VIPER'S CREED』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 』(1期2期)
シリーズ構成:荒川稔久『りぜるまいん』
脚本:荒川稔久、和智正喜『キングダム』
キャラクターデザイン:森田和明『にゃんこい!』『蒼き鋼のアルペジオ』『暗殺教室』
アニメーション制作:プロダクションアイムズ『いなり、こんこん、恋いろは。』『デート・ア・ライブⅡ』
放送時期:2014年10月 - 12月

ツインテールが好きな少年・観束総二がツインテールを守るためツインテールの幼女戦士・テイルレッド(♀)となってエレメリアンと戦うギャグバトルアニメ。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 12

69.7 21 ロボットで学園なアニメランキング21位
シャーマンキング(TVアニメ動画)

2001年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (435)
2960人が棚に入れました
森羅学園中等部に通う少年小山田まん太は、ある日帰宅途中の墓場で幽霊と戯れる少年と出会う。
霊の存在など全く信じていなかったまん太は翌日まで混乱していたが、さらに追い討ちをかける出来事が起こった。その少年が転校生として自分のクラスにやって来たのである。
不思議な少年の名は麻倉葉。あの世とこの世を繋ぎ、霊を自分の体に取り憑かせてその能力を再現する力を持つ「シャーマン」であることを知ったまん太はいくつかのトラブルに巻き込まれるうちに葉を理解し、行動を共にするようになっていく。

声優・キャラクター
佐藤ゆうこ、林原めぐみ、犬山イヌコ、小西克幸、朴璐美、辻親八、田中正彦、高木渉、うえだゆうじ、高山みなみ、水樹奈々、堀内賢雄、子安武人、沢海陽子、くまいもとこ、堀江由衣、高瀬右光、緑川光、根谷美智子、神奈延年、落合るみ、津村まこと、伊東みやこ
ネタバレ

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

よみが~え~れ~♫•*¨*•.¸¸♪

週刊少年ジャンプで惜しくも打ち切りになってしまった作品。
コミックスは売れていたのに、アンケートでは人気が低迷して
最終的に打ち切りになったのかな?

ですが、シャーマンキングを打ち切りにした際に苦情が殺到して
それ以降は長く続いた人気作品は、キチンと最後まで描かせるようになったそうです。
例で上げると、『BLEACH』とかかな。


簡単なあらすじ説明
シャーマン=霊媒師みたいな者。
500年に一度行われるシャーマン同士の戦い、シャーマンファイトに参加して優勝し
個々がそれぞれの願いを叶えてもらう為に、シャーマンキングを目指すお話。


オープニング、エンディングを飾るのは全て林原めぐみさん。
林原めぐみさんは、声優アーティストの原点となった声優さんでもあります。
また林原めぐみさん自身も、ヒロインの恐山アンナを演じています。

それに今では有名な大御所の朴ロ美さん(鋼の錬金術師のエドワードなど)や
他にも豪華な声優さん(小西克幸さん、高山みなみさんetc.)がわりといる作品。


内容は週刊少年ジャンプっぽくて一見王道物ですが
{netabare}ラスボスの麻倉ハオが圧倒的な力を持ち過ぎて、最後まで倒すことが出来なかった。
ジャンプ作品にしては非常に珍しい作品。

【ハオがヤヴァい3点ピックアップ】
①125万という圧倒的な巫力値。(主人公の麻倉葉ですら最終段階で10万)

②原水爆・中性子爆弾・X線レーザーなどの大量破壊兵器をも完全に無効化する。

③殺しても、殺しきることが出来ない。(無限に輪廻転生できる為){/netabare}


ちなみに原作とアニメの結末は全然違うので、注意です⚠
私はこのアニメの結末は好きではないので、ストーリーの評価は★2つ分を減らしています。
最後までにいく間のストーリーだけですと、★5です。


余談というかネタなりますが
私の知り合いに、シャーマンキングの最初のOPである『Over Soul』で痛い目にあった方がいます。
その方が何をやらかしたのかと言いますと、親戚の葬式の際に、携帯電話の着信音を『Over Soul』に設定していて
お坊さんが有り難いお経を唱えている最中、電話がかかって来てしまい
「よみが~え~れ~♫•*¨*•.¸¸♪」と音が鳴ってしまいました。
当たり前ですが親戚が蘇ることはなく、その知り合いは酷く怒られたそうです。


『Over Soul』は決して、葬式のときに流してはいけませんよ。笑

投稿 : 2025/01/25
♥ : 19

Rくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルなし

-

全64話

主人公:麻倉葉(cv.佐藤ゆうこ)

あらすじ:
森羅学園中等部に通う少年・小山田まん太は、ある日の帰宅途中、墓場で幽霊と戯れる少年と出会う。少年の名は麻倉葉。彼は霊と様々な交流ができる者、シャーマンと呼ばれる者達の一人だった。彼は500年に一度行われるシャーマン同士の戦い、シャーマンファイトに参加するために上京してきていた。「シャーマンファイト」、それは全世界のシャーマンを統べる「シャーマンキング」を決める戦い。葉と友人になったまん太は、彼を通じて様々なシャーマンたちと出会い、その戦いを目撃していく。wikiより。

OP:Over Soul(1-34)
  Northern lights(35-64)

ED:trust you(1-34)
  おもかげ(35-63)
  魂魄重ねて(64)

-

投稿 : 2025/01/25
♥ : 1

長谷川マダオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主人公は好きな性格

前半は良かったんですけどねー。主人公がどんどん強くなっていって、敵だったキャラが仲間になっていく。実に少年誌っぽくて面白かったです。

ただ後半から。
いろんな強キャラが出てくるまでは良かったけど、そのあとのバトルが・・・
主人公ピンチ!っとそこから味方の到着で敵ドーン
主人公ピンチ!っとそこで謎のパワーアップで敵ドーン
敵の倒しかたがうーん、残念。
ラスボスのハオもなんのドキドキもなく倒されちゃって可哀そうに思える程。

この点さえよければ・・・ね。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 3

66.3 22 ロボットで学園なアニメランキング22位
劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子(アニメ映画)

2016年11月4日
★★★★☆ 3.8 (71)
296人が棚に入れました
宇宙に進出を果たした人類は、数多の資源小惑星を手中に収め、その未来と繁栄は約束されたかに思えた。しかし、汎銀河統一帝国を名乗る謎の勢力“ウルガル"が襲来し、地球は存亡の危機に。遺伝子操作によって戦うために生まれた5人の少年少女、イズル、アサギ、ケイ、タマキ、スルガの「チームラビッツ」は、最新鋭の戦闘デバイス「AHSMB(アッシュ)」で戦いを挑み、最終決戦においてウルガルの部隊を退ける。その戦闘によりイズルは…。そんなチームラビッツを、新たな外敵、新たな戦いが待ち受けていた―。

声優・キャラクター
相葉裕樹、浅沼晋太郎、日笠陽子、井口裕香、池田純矢、渡辺明乃、沢城みゆき、伊藤静、東地宏樹、藤原祐規、三瓶由布子、杉田智和、斉藤壮馬、代永翼、雨宮天、鈴木愛奈
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TVシリーズ以来3年ぶり、完全新作の劇場版だよ!お兄ちゃん!

待ちに待った劇場版でしたが、期待通りの出来栄えでした。
敵ウルガルとの最終決戦ではなく、太陽系に取り残された残存部隊との戦いなので、
スケール的には小じんまりした印象は否めませんが(上映時間が約80分しかない時点で嫌な予感はしてた)
実際見てみるとこれぞマジェプリといった感じで、TVシリーズを視聴した時の熱がこみあげてきましたね。

マジェプリの魅力は
・シリアスな設定や描写を引きずらずにギャグで落とすところ
・視聴者目線でなく保護者目線で見守りたくなる危なっかしくて愛らしいキャラ
・オレンジCG班による超絶メカ戦闘

特に本作は劇場版だけあって戦闘作画はとんでもないレベルに達してますね!
アニメにおける「高速の動き」って光がビュンビュン飛び交うだけの誤魔化しがよく見られるんですが、
マジェプリの戦闘は精密な動きまできちんと描写されてる点が素晴らしい(しかもそれが長時間続く)。
更に本作は「緩急」の織り交ぜも効果的で、絵の動きのみならず「魅せ方」にも拘りを感じました。

{netabare}覚醒したブルーワンの殺陣シーンは格好良すぎでしょうよ。
のっしのっし・・・からの超ダッシュで上空へ駆け上がり敵機を薙ぎ払う一連のシーンは何度見ても痺れる。
終盤の戦いの舞台がTVシリーズでも好評だったラベンダー畑なのも個人的に良かったです。
美しい空と雲と花畑の中での激しい戦闘ってのが、コントラストが映えに映えて思わず見惚れてしまう。{/netabare}

本作をもってTVシリーズから続いた第1期が終了したって感じですかね。
まだ物語的に消化しきれてない部分や伏線もあるので、続編に期待したいです。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 14

haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ロボットアニメの完成系

いやー面白かった。
残念ファイブの最後の闘いの劇場版です。最高に面白かった本編の続編ですからどうなるかと期待半分、不安半分で観ましたが最高×2倍でした。このアニメがスタッフに愛されてるのが判りますね。素晴らしい出来映えに大感謝。(2回目を見たので加筆します)

続編なのでぜひ本編を観てからこの映画を見てくださいね。残念ファイブの保護者になった気分で観てください。このアニメの特徴で敵がむちゃくちゃ強くて、チーム全員で死力を尽くして闘うんですよね。全然舐めプしない。
時にはズルい手を使ってでも。命がけの闘いなんだからそれくらい当たり前です。そこが大好きなところです。

あとチームのみんなに見せ場がちゃんとあるし、黄色キャラのスナイパーと言う一見地味なキャラがこれだけ活躍するアニメは見たことがないです。
今回アッシュ(ロボットの事です)が覚醒しまくりますが、どれも半端ないかっこよさです。是非実際に観てください♪

今まで観たロボットアニメの中での最高傑作と私は思っています(ガンダム、マクロスより瞬間最大風速は上です)ある意味ロボットアニメの究極の完成形だとおもいます。騙されたと思って観て下さい。むちゃくちゃお薦めですよ

投稿 : 2025/01/25
♥ : 11

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

TVシリーズの続編、首を長くして待ってました!!!

原作なしのオリジナルアニメとして制作された
2013年春クールスタートのTVシリーズ(全24話)は大好きです。
円盤で全話3周以上リピートしました。

このころ、ロボットアニメが豊作で
「革命機ヴァルヴレイヴ」と「翠星のガルガンティア」が同時期に放映されてましたね。
ロビットアニメも好きな私は三作とも観ましたが、
ガルガンティアもかなり好かったけど個人的に今作がダントツ。

TVシリーズでは脚本と作画に、
制作者の並々ならぬ作品とキャラに対する愛情を感じられたことが一番印象的でした。
ロボットの迫真のバトルに魅了されました。

ロボのメカニックデザインも
ロボアニメで一番好きだったガンダムSEEDと並ぶ出来のよさ。
人間キャラも敵味方問わず皆、血が通っていて実にいい味出せてた。

物語の盛り上げ方やキャラ描写の秀逸さは、
元永慶太郎監督と吉田玲子さんを中心とした脚本チームの賜物でしょう。
また、シリアスな展開でも上手く挟まれたユーモアによく爆笑してました。

映画化により3年ぶりの続編…TV第二シリーズでないのは残念だけど
円盤売り上げの実績からいって続編あるだけでもありがたいこと。
制作チームの皆さんに感謝します。

さらに、後日談でもあり劇場版へ繋がるTV用新作第25話も作られ
公開前の再放送の締めくくりとして放映されるとのこと。

ロボットアニメに興味ない方にもおススメですよ~
ぜひ2016年7〜8月の再放送(1時間枠)を御覧になってみてください。

作品評価は、2016年5月末時点では基本的にはできませんが
声優とキャラだけはTVシリーズの延長として捉え、満点の★5にしておきます。

投稿 : 2025/01/25
♥ : 10
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