ロケットで宇宙船なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のロケットで宇宙船な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番のロケットで宇宙船なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.9 1 ロケットで宇宙船なアニメランキング1位
Classroom☆Crisis(クラスルームクライシス)(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (610)
3310人が棚に入れました
火星に作られた日本の新たな都道府県のひとつ、「第4東京都」。この都市の経済特区である「霧科市」に、
航空宇宙事業で名をあげた超一流企業、「霧科コーポレーション」があった。
この会社は様々なジャンルにシェアを広げつつ、「霧科科学技術学園」という私立学校も運営していた。
これだけでも特殊なのだが、さらに異彩を放つクラスが学園内にある。
昼は学園で生徒として勉学に勤しみ、放課後は社員として会社に出社し発展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わっているのだ。
それが「霧科コーポレーション先行技術開発部 教育開発室」――通称「A-TEC」である。

この部署の室長を務める若き天才エンジニア瀬良カイトは、学園に通うA-TECの生徒達の
担任教師でもあり、熱血ロケット先生と呼ばれ親しまれて(?)いた。

物語はこのA-TECに転校生・霧羽ナギサがやってくることから始まる。
創業者一族の名を冠するこの男は、先行技術開発部部長に就任するやいなや、A-TECがこのまま高コストのお荷物部署であり続けるようならばメンバーをリストラし、部署を解散させると宣告する。
それを防ぐには今まで湯水のように使ってきた予算を節約し、開発コストを大幅に削減しなければならない……。
今まで目を逸らし続けていた現実をつきつけられたカイトは、果たしてA-TECの危機を乗り切ることができるのか。
そして霧羽ナギサの真の目的とは――。

声優・キャラクター
森久保祥太郎、雨宮天、小澤亜李、洲崎綾、夏川椎菜、津田美波、豊永利行、南條愛乃、近藤孝行、堀江由衣、阿澄佳奈

神撃のニャンコ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

5.5話を観なかったら 評価するの忘れてたw

一話を見て 今後このクラスの行く末を観たいと思いました
面白いかは 最後迄見る事が出来たとき改めてコメントします

とりあえず 面白そうな気がしたので 観て観ようかな~

※その後の追記
 最終話を見終えた後 評価にいたるまで だいぶ時が経ってしまいました
 5.5話が放送を観た時 改めて あぁ~ 面白かったな~って思い
 
 なんか かなり贔屓目な ☆になってしまったかもです
 其処は、私の気紛れで 減点するかもです

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最初の1~3話からは想像できない面白いシナリオです。

十分楽しめる作品です。最初の印象とは全然違う話になっていき、1話目からは全く想像できない最終話でした。私は今夏の作品の中で一番好きな内容でした♪

最終話{netabare}
霧羽ナギサ救出作戦とA-tecの新エンジン公開プレゼンを同時にやってのけ、霧科コーポレーションから独立宣言をするカイトとナギサ。爽快な終わり方で良かったと思う。ただ、続きがあるんじゃないかな・・・?と思わせるエンディングで2期があったらいいなぁ…とも思うが、これはこれで、完結ということでも十分に楽しめたシナリオでした。{/netabare}人間関係とビジネス感の融合度合いが非常にいい割合で、一定の距離感がある人間関係の構図がうまく描けていたと思う。グダグダでドロドロな人間関係に陥らず、常に前向きな方向へ動こうとするカイトとA-tecの仲間たちの爽快さが観てて気持ち良かった。淡白な人間関係に見えて芯では結びついている信頼関係の描写はしっかりと受け止めることができました。
12話{netabare}
ユウジに囚われの身になったナギサの救出のために、ハナコ達はユウジのアジトを突き止めるが、ナギサは救出できず、ナギサは超高性能なロケットエンジンを積んだ宇宙船でコールドウッドへ飛ばされ、7時間後にはそのまま爆死ということになるのだろう。ハナコはユウジに銃で撃たれるし、緊迫の展開でした。来週はどうなるんだろうか・・・。本物の科宮ナギサ(イリス)は守れたわけだが、コールドウッドへ向かったナギサ(霧羽)を救えるのはA-tecの再生計画のプレゼンで使うジェットだけじゃないかな?カイトはその腹づもりみたいだし、来週も緊迫した内容になりそうだ。ハナコは生きてて欲しい!!{/netabare}
11話{netabare}
ナギサを中心に目まぐるしく変わる状況の推移が非常に分かり易く紐解かれてきました。自分が守ろうとしたA-tecをカズヒサの策略から守りきれないと一度はあきらめるが、ミズキのひたむきなエンジニアとしての生き方に触れ、ナギサはカイトと共にA-tec再建計画を図ろうと動き出し始めた矢先に・・・なんと、ユウジに刺されてしまう。
また、イリスは幼き頃のナギサとのいきさつの記憶を徐々に取り戻し、ナギサに話そうとするが、ミズキとナギサの抱擁・キスシーンを目の当たりにし走り去ってしまう。記憶を失くす前のイリスはナギサを好きだったんだろうな・・・と思わせる描写に見えたが・・・。
しっかりと考えられた展開で、事件と人間模様が絡み合っていて、よくできたシナリオだと思います。今夏NO.1といえる内容じゃないかな?次週、ナギサとイリスがどうなるのか・・・また、A-tecは存続できるのか、興味は尽きない緊迫感のある状況となります。{/netabare}
10話{netabare}
常務取締役に昇格したナギサは役員会でA-tecの存続を訴えつつ、カズヒサの解散政策に批判的なプレゼンをするが、ナギサ以外の全員が反対に回り、権力構造の中の裏切り・策略の罠にはまった感じがする。一方、A-tecでは新型のロケットを開発し、イリスがテスト飛行に出るが、アクシデントに見舞われ、過去の記憶が呼び覚まされていく。イリスは自分が科宮ナギサであることを思い出す。会社で窮地に追いやられた霧羽ナギサとパイロットのイリス(科宮ナギサ)との関連性はかなり明確になったが、A-tecc存続のために霧羽ナギサがこれからどのように奔走していくのか、色々と興味は尽きない。見続けてよかった♪どんどん面白くなっていきます。{/netabare}
9話{netabare}
ナギサはA-tecを踏み台にしてユウジとカズヒサへの復讐を仕掛ける。まずはユウジを蹴落とすことには成功。カズヒサとの抗争が見物です。
しかし、A-tecを見捨てるような今回の行動は当然カイトを怒らせた。
今後はカズヒサとの抗争がメインになるのか・・・。
しかし、ナギサとイリスとの関係が曖昧だし、イリスの記憶に関しても未だ謎。A-tecのロケット開発の話がここで流れるような感じでもないので、A-tecと霧科コーポ抗争をどう絡めていくのかが非常に興味深い。なかなか面白いです!!{/netabare}

8話{netabare}
A-tecの予算を不正流用していることが判明し、霧羽ユウジをどう追い込んでいくのかが今後のみどころの一つです。ユウジの不正を暴けば、A-tecの開発予算も作れそうだし、霧科コーポレーションも大きく変わりそうです。
宇宙開発費用を捻出するために、やはり政治家やスポンサー会社が必要で、それを悪用する人をどう成敗してくれるのか・・・ナギサ君の手腕が試されるとこだね。{/netabare}

7話{netabare}
話が複雑になってきていますが、最初の頃よりもずっと面白くなってきています。霧科コーポにおける覇権抗争もありそうで、A-tecのメンバーがどのようにナギサの心を動かしていくのか、物凄く興味深い感じに深まっていきそうです。アンジェリーナ先生強い~~!!カッコ良かった!!
{/netabare}

5・6話{netabare}
霧科コーポレーションの内部事情は込入っているけど、話の辻褄は合っていると思う。ナギサの本心はどうなのか・・・?
ストーリーの焦点はどこにあてられているのか明確ではないけど、これから面白味が増しそうな予感もするし、学園青春ものに落ち着いていくような危惧もある。{/netabare}
 
4話
ようやくこの作品の面白い部分が見えてきた感じです。イメージとしては学園の予算を確保するための{netabare}半沢直樹的な感じの話になるのかな?エンジニアの資金確保の難しさを通して、アニメ制作における資金集めの大変さがメタファーとしてあるのかもね?
お仕事アニメのカテゴリーに突入していくようなら、{/netabare}それはそれで面白さがある。興味深くなってきました!!
 
3話{netabare}
3話でアンジェリーナという経理のプロが登場し、ごもっともな経費論を盾にAtecの杜撰な現状を戒めにかかる。当然のことではあるが、ビジネスにはコスト意識が必要だ。ただ単純に夢だけ追い求める若者や教師の話で終わらないのなら、もっと視聴しようと思う。社会の薄汚い一面も影に隠れていそうだし、展開次第ではもっと面白くなりそうな気がします。
先生が、自分の思い通りにいかなくてホッピー飲んで騒いで酔い潰れるシーンは同情もできないし、逆にこんなやつが過去の栄光を背負って教師面してんなよ・・・とも思ったが、この先生も含めて、残った生徒達の奮闘も今後の楽しみな点です。
論理的なアンジェリーナは色ボケしなければ、個人的にはとても好きなキャラだったのだが・・・。
{/netabare}

1・2話
正直パッとしないお話で始まりましたが、キャラは嫌いじゃないし、ただの学園ものでもなさそうなので、一応継続視聴してみます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

しるまりる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おもわぬところで名作に出会った

この作品はタイトルで損しているかなと。
このタイトルだと、教室で起きる危機的状況から大きく逸脱するような展開は想像しにくいです。が、実際は物語は教室にとどまらず、会社組織における暗闘あり、政界の手練手管あり、宇宙をロケットで駆け抜けるシーンありと広がりを見せます。

僕は評価の点数をつけるときに滅多に5.0はつけないのだけど、この作品は「物語の評価」に5.0つけちゃいました。
後半の怒涛の展開と思わぬ伏線回収には涙を流さずにはいられませんでした。
第1話と最終話の対になる物語構成もすばらしいですね。

主人公2人のギミックが面白く、片方が上司で生徒、片方が部下で先生という関係性なので、物語の場面場面で立場の強弱が変わります。
部下が稟議書を上司に止められたかと思えば、生徒が先生に赤点で補修にされるなど、ころころ目まぐるしくて面白い関係が物語を通して描かれ、非常にいいスパイスになっています。僕の見てきたたくさんのアニメでも、こういうギミックはなかったはず。

ヒロイン2人の設定もよく、それぞれが主人公の片方を好きになる理由に筋が通っていて、見ていて気持ちがよく、応援したくなります。ハーレムアニメの、謎の好きになる理由とは一味違います。

主人公ズとヒロインズ以外の登場キャラクターもみな魅力的。物語のためだけに存在するかわいそうなキャラは見当たらなかったですね。みんな生きています。

さらに、べたに水着/温泉回も備えていて隙なし。

このアニメは奇麗に完結しているうえに次回作を出す余地が残されているので、次回作がもし出るなら絶対観たいですね。

髪の毛のロングで両側にリボン結んだ子がかわいいです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

62.8 2 ロケットで宇宙船なアニメランキング2位
ロケットガール(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (120)
590人が棚に入れました
有人ロケットの打ち上げを目指すソロモン宇宙協会(SSA)だったが、失敗の連続で絶体絶命のピンチに陥っていた。起死回生のため、パワーはないが実績のある旧型ロケットで打ち上げを計画するが、そのためには飛行士の体重を40キロ以下にしなければいけなかった…。小柄な女子高生たちが宇宙飛行士!?

声優・キャラクター
仙台エリ、生天目仁美、長谷川静香、菅生隆之、柳沢真由美、豊嶋真千子

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

誤解されていますが、アニメ史上トップクラスのハードSF

原作は野尻抱介氏の作品中でも特にラノベ風ですが、内容は一貫したSF的テーマがあって、それに基づいて全てのストーリーを構築するという、いつも通りのハードSFです。

宇宙SFかつロボットものではないアニメといえば宇宙兄弟とプラネテスがメジャーだと思いますが、
・宇宙兄弟はSF風人間ドラマで、SF要素は多くない
・プラネテスは文系SFに近く、ハードSFの要素は少ない
ということで、本格的なSFアニメとしては本作はトップクラスと思います。

「宇宙空間で作業のできる人間をできるだけ安価に打ち上げたい」というテーマから、固形燃料で、シャトルじゃなくロケットで、赤道に近い南国で、体重はなるべく軽く華奢で、スキンタイトスーツで・・・と論理的思考を重ねていった結果として女子高生がパイロットになっており、実はご都合主義がほとんど介入していません(ちなみにNASAも真面目にスキンタイトスーツを考慮しているそうです。しかも本作が出た後から)。

その代わり、各キャラクターの背景とか人間ドラマ的な部分はご都合主義的に簡略化されていて、あっさりし過ぎています。が、それこそがSFです。これが許せない人はイーガンの「宇宙消失」を読んでみてください。発狂します。

アニメ化にあたり、SF的考証の部分はかなり省略されているので、「よりもい」などの女の子グループがある目標を達成する系アニメと捉えられそうで、そう捉えるとあまりに薄味ですが、原作を読んでいただくと全く違うことが分かってもらえると思います(原作は文体自体はラノベですので、すごく読みやすいです)。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

頭のなかJET!!! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夢は宇宙 宇宙は夢。

宇宙に行くのは簡単じゃないし そもそも行きたくもないと思っていたけど
いろんな人の思いにふれて 気がついたら夢中になってる
夢中ってなんてかく?夢の中ですよ。
自分がなにがやりたいかわからないのなら とりあえずいろんなものにふれてみよう ぶつかってこう。
趣味だってなんだって はじまりは何もわからない状態のはず
自信をもって いざ 自分探しの航海だ!...
そんなふうに夢を追いかけたくなるアニメです

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

重くはない、しかし軽すぎもしない B

原作未読

女子高生が宇宙飛行士になるという設定からしてある程度予想できるとはいうものの、それにしても展開が強引すぎるところがありました。とにかく、女子高生が先にありきなので、細かいところ(時には大きなところ)もスルーして見るくらいの度量が必要です。

ただし、萌え、お色気重視なのかなと思いきやそうでもなく、結構真面目なテイストが伝わってきます。では、青春ものとしての色彩が強いのかというと、必ずしもそうとも言い切れず、結構ライトな感じではあります。どの方向に向いているのかが今ひとつ定まらない、そんな作品に感じられます。

どうしても、プラネテス、宇宙兄弟(私は漫画を一部読了)と比較すると、かなり物足りない部分があるは否めないと思います。ただ、この2作と比較こと自体が間違っているというもの。本作単独で見る際には、女子高生が主人公で、重苦しいテーマがない、割とライトな宇宙ものと捉えてみれば、それなりに楽しむことができると思います。見たまんまの絵柄どおりです。

OPがICHIKOさんなので、ゼロの使い魔が好きな方にとっては、非常に引き込まれると思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

58.5 3 ロケットで宇宙船なアニメランキング3位
ソラとウミのアイダ(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (164)
506人が棚に入れました
海からから魚が消えた。水産省はかねてより計画していた“宇宙イケス”を試験運用。男女雇用機会均等法の強化によって「漁師にも女性を」と声が上がる。舞台は尾道。目指すは宇宙。これは宇宙漁師を目指す6人の少女の物語。

声優・キャラクター
高橋花林、立花理香、井上ほの花、すずきももこ、米野真織、神坂みお

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ばってん、おかしか。

アニメーション制作:トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる
2018年10月 - 12月に放映された全12話のTVアニメ。
広井王子が原作者であるソシャゲのメディアミックス作品。監督は、濁川敦。

【概要/あらすじ】

舞台は尾道、目指すは宇宙。「私たち宇宙漁師になります!」

世界中の海からすべての魚が突然消えた。人類は魚を食べられなくなった!
そこで、農林水産省の事業で宇宙空間に大量の巨大イケスを建設して魚を養殖。
その一方で漁業組織として広島県尾道に『尾道宇宙漁業団』を設立。
尾道からロケットを飛ばして宇宙に行き、メカを操縦してイケスに入って漁をするという。
水産業は日本の独占状態であり宇宙漁の拠点は尾道にしか存在しない。

ところが、宇宙イケスに放たれた魚たちは巨大で獰猛な生物に変異して漁は危険。
宇宙漁師は、携帯アプリを利用して八百万神社にいる守護神を呼び出して、
守護神の力で魚を倒してゲットするという。

そして、この物語は魚が消えた日から10年後。
男女雇用機会均等法の強化により女性漁師の増員がさけばれる中、
出身地が東京・広島・カルフォルニア・京都・秋田・熊本とバラバラな、
6人の志願者の少女たちが宇宙漁師候補生として選ばれた。

これは、空町 春(そらまち はる)たち、
同じ寮で暮らす尾道宇宙漁師育成センター女子部の訓練や日常。
互いに絆を深めう成長の物語なのかもしれない?

【感想】

広島市中区のアニメイトビル内にて他のアニメ作品と比較しても頭2つ優遇されているアニメがあります。
2Fに続くエスカレーター沿いの壁にタペストリー、降りたところを出迎える立て看板。
いろいろ合わせて合計10個ぐらいでしょうか?
3Fで下りエスカレーターに乗ってアニメイト店舗のある2Fに入ると、
9枚のサイン色紙、アニメの場面のパネルがたくさん、単行本にCDにと特設コーナーが待ち受けています。
そのアニメこそが、『ソラとウミのアイダ』なのです。

・“個性的”な6人のヒロインによる日常コメディ
・“聖地”尾道の協力を得ての観光PR
・方言女子で地域性をアピール
・マスコットキャラを出したりソシャゲ要素でゲームの販促
・駄菓子の低学年向けおまけシールみたいな奇っ怪な魚を狩るハンターモノ要素
・宇宙に出ることでSF好きにもアピール

サクラ大戦などのヒットメーカーである広井王子が原作者で、他作品の売れ線要素を詰め込んでみて、
ゲームやアニメで勝負!といったところですが、ゲームは振るわずアニメも1巻の円盤の初週が113枚。

広島の尾道を舞台にしてコラボしてみたものの同じく尾道の『かみちゅ!』、竹原の『たまゆら』
みたいに郷土愛やノスタルジーに訴えかけるものがなく、
よそものが尾道をアピールしてみました!みたいな場違い感。
ソシャゲを売りたい!と同列で商売で尾道が扱われてない?という疑問。

これが表現したいからメインテーマにして作品を作る!ではなくて、
映画の舞台として有名な観光名所である尾道の力を借りて、作品を売りたい!
いろんな作品のヒット要素を寄せ集めて作ってみましたみたいな安易な商売っ気が見透かされた感。
欲張りすぎた結果が、ちぐはぐな内容で残念ですね。

・世界中の海から魚がいなくなった原因が説明無し
・政府が国家予算で水質や環境を管理してるはずの宇宙イケスで怪物に変異した魚が野放し
・漁に行くたびにロケットを飛ばして大気圏を突破して巨大魚を数匹獲って帰るって、
 ロケット1基打ち上げに100億円かかるのですが、刺し身一切れで新車が買えそう
・食の安全に世界一厳しい日本なのに、化物に変異した魚を食べるって遺伝子異常の懸念でありえないですけど?
・魚と戦う手段が守護神のオカルトパワー一択で訓練してメカに乗る意味は?

スタッフすら理解してないような設定のムダや矛盾が多すぎて、
やりたいことがないのに単なる金儲けで作られただけの本当にただの寄せ集めアニメ。
蛇足なソシャゲ要素が全方位で足を引っ張ってハンターアクションにもシリアスにもSFにも青春モノにもなりきれず。

そういうマンガ的な部分が気にならなくするためにディテールや映像への拘り、シナリオの練り込みが重要ですね。

主人公の春の性格がおかしいとか博多っ子など棒読み声優が多いとかの問題を棚上げしたところで、
設定のおかしさやシナリオの問題点の多さから視聴者に訴えかけるものが無く、
萌えやイイ話を突っ込んでみたところで、作品として振るわないのも無理も無いかなといったところ。
このアニメのいいところ?キャラデザが、そこそこに可愛いぐらいしかなかった残念な作品でした。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 48
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハルちゃんの蛙のつぶれたような声が良い

2022/06/23、たぶん3週目を終えての感想。
なにかと欠点も多いこのアニメ。
それでも何週かしてしまうのは、多くが主人公である、空町ハルちゃんの魅力に起因している。

ハルちゃん、ウザキャラなのが良い。
押しの強いウザいキャラ。
わたしは、これが大好きです。
自我の強さからドタバタ~!周りは迷惑。でも良い結果を導く。
三国志の劉備みたいな感じ。

しかもハルちゃんは押しが強いだけでなく、他人の心を察する能力があることが、6話の舞子回や8話の波野回などで、ちらほらと提示されている。
めちゃくちゃ押しまくるけど、引くべきところでは引く。
黙って損を受け入れる。
この線引きがあるために、好ましさが10倍になる。
「アサルトリリィ」の楓・J・ヌーベルや、「うちのメイドがウザすぎる」のつばめさんあたりが好きな人には、超オススメのキャラクター。

語り部である主人公が気持ち良いアニメこそが、見ていて気持ちの良いアニメ。



そしてまあ、何回見ても欠点はあるアニメ。
守護神周りはまあ良くないよね。
要らなくは無いんだけど、作品にちゃんと馴染まなかった。
当時はこのズレから見る気を失って、早々に駄作判定してしまう見切りの早い人が多かった印象がある。
まあ気持ちは分かる。
おっクソアニメか~。それなら見てやるか!
くらいのテンションの人こそが、このアニメを楽しめる層なのも間違いなさそう。

あと二番手のキャラクターである波野はベジータ型のプライドの高いツンデレとは言え、ちょっと性格がキツすぎた。
他人に当たる性格にしたのが失敗かなあ。
ストイックさの描写はしっかりしているのだが、個人的には欠点の一つだったと感じる。


リアルタイムの感想。
{netabare}
その瞬間瞬間の感想は多くてウザくなるので閉じておきます。

2話まで視聴。
{netabare}
このアニメ、1話がすっごいクソダサでござる。
思わず語尾にござるをつけるダサいオタクになりそうなほどダサいです。

そもそも、このアニメは訳の分からない世界観のソシャゲを世界観もダサい用語もそのままアニメ化した謎の意欲作であることを理解しなければなりません。
作品も、1話でそのことを全力で分からせにきます。
アプリで守護神を選ぶ。
合体技の名前が進撃スプラッシュ。
いかにもゲーム画面風の(ゲーム内再現?)顔文字を使ったカット。
明らかに正気ではありません。

2話は1話に比べると一転、正統派のような作品展開でした。
実は「守護神」「宇宙イケス」など訳の分からん要素はそのままですが、1話を通過して2話を見れば、もうそんなものは気になりません。
分からせられました。

シュールなクソアニメを地でいくのか、ここから正統派に行くのか、どちらにしても先が楽しみなクソアニメには違いありません。
良さげなクソアニメを見つけた時の喜びは、アニメで主人公が売れ残りのクソ武器とかに運命感じてそれが実は伝説の武器だったとかああいうアレがあります( o‘-‘ )o✧アレが。
{/netabare}

7話まで視聴。
{netabare}
守護神はないな…( ‘-‘ )
でも、全体としてはよーく己のやるべきことをわきまえているアニメです。
めちゃくちゃな世界観のちょっとむちゃなアニメとして、見たいものが見られています。
おもしろいです。
深海に沈んだピンチに飛ばすビーコンが「たすけて>□<」の顔文字なのは「わきまえている」以外にふさわしい表現がありません。
金髪アメリカン幼女のルビーに、鼻濁音で押しがウザいハルがお気に入り。
でも守護神はないな…( ‘-‘ )ないな…。
おもしろいです。
{/netabare}

10話まで視聴。
{netabare}
ハルの蛙のつぶれたような「う゛ぇ゛!」がかわいい…。
電車で行ってしまう仲間を追いかけるアニメは数あれど、加速の終了した電車に自転車で追いついて会話するアニメは多くないでしょう、その1つがソラとウミのアイダです。トラックには抜かれる。
ストーリーも佳境に入り、マジで面白いのでは…というお話の大切なところで水を差すような守護神も健在。
すきです。
{/netabare}


最終回を視聴。
1話、もっと言えば設定を見た時に期待をした通りの、とてもたのしいアニメでした。
かなりいいかげんなアニメです。
そのことは、1話を見ればよくわかります。神撃スプラッシュ…すごすぎる…。と言われた時にダメだと思ったら見なくてよいアニメです。
ダメだけどダメでもないなと思ったら見ればよいアニメです。

ただ1つフォローしておかなければいけないのは、このアニメは統一された指向性を持った、完成度の高いアニメだということです。
いわゆるB級ですね。

あ~~クソアニメが見たいけどおもしろいクソがいいな~~という気分の人にオススメしたい、とても良いクソアニメです。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ソラとレミとのあいだにファッ!?

2018.11.03記


ゲーム未プレイ

広井王子とはこれまたずいぶん懐かしいお名前だなぁ、がきっかけで観てみることにしました。
なんでも、地球で魚が獲れなくなったので、宇宙に作った生簀で漁をする、その“宇宙漁師”見習いJK6人の奮闘記です。
生簀の技術は日本独自のものらしく、拠点尾道を舞台として聖地巡礼もばっちこーい!という設定。


肉好きな私ではありますが、仮に魚が食べられないってことになればきっと発狂するでしょうね。
食卓に魚のある光景は、太陽が東から昇るとか、ドレミの次はファだよね、くらい当たり前のことであり、宇宙生簀を作ってまで魚を食べたいという並々ならぬ執着心はわかる気がするのです。そんな人類の希望を背負い、使命感に燃ゆる女子達の熱き人間ドラマを期待しながらの視聴スタートです。

あ、はじめに言っときますが、作品自体はハズレだと思いますので悪しからず。

そもそもの大気圏外へと往復の燃料代など採算に見合うかという真っ当な突っ込みは、魚介・甲殻類一体あたりのばかデカさを鑑みればもしかすると・・・と温かい目で見守りながらだったのですが。。。
お察しの通り、細かいことは気にしちゃいけない系です。


実際観てみると、

{netabare}・背景が一枚絵で、尾道感は出てるものの物足りない
・第一話での宇宙漁シーン、見せ場なはずなのになんともしょぼい
・その宇宙漁で活躍する“守護神(召喚獣みたいなもの)”システムの取ってつけた感がハンパない
・JK役6人、軒並み新人さんか本職外らしく、そのうち数人が棒演技
・主役“空町春”キャラとしての魅力が皆無。やらかしても省みることはせずかつ無能。“明るく前向き”との公式キャラ評はまさに「ものは言いよう」の悪例。これ致命的かもしれない。
・準主役“村上波乃”も追い打ちをかける。話聞かず“春”を巻き込んだ挙句キレる。村上水軍の末裔という矜持が空回る狭量なキャラ設定は某衆議院議員村○誠○郎氏の近況と被るかもしれない。
・物語だけでもと思いきや、やっぱり共感しづらいキャラ達が紡ぐ物語にはノレないかな~{/netabare}

いいところがありません。
なのですが、ダメさ加減が徹底してるためネタ枠としての需要には適度に応じている、そんな作品です。
突然のナナメ上展開や目の当たりにする雑な設定、そこでこう来るか!予想外のキャラの言動に

  『 ファッ!? 』

となること請け合いです。


早めに見切りをつけてはいたものの、録り溜めた5話分を律儀に鑑賞して撤退することにします。



最後に、あまりお奨めではない本作ではありますが、今井麻美さんが海女でう・・・いや違った、缶詰工場勤務の女性役{netabare}(4話~){/netabare}で出演されてるのは有り難いかもしれません。出演作絞ってるんでしょうか、わりとレアな気がします。

それに、イマイチメイン6人衆もよくよく考えれば、共感しづらいキャラ設定にしたのは監督含めスタッフですし、“熊本”“秋田”“京都”方言使用のそこそこ難役設定もしかり、そこに果敢に挑んでる新人さん達という図式も成り立つ気もしてたりします。
「あたし!今度メインやるんだよ!」家族や友人に伝えた末でのこの作品。「大丈夫。こんなこともあるよ」と慰められ「それでも頑張る。これがあたしの仕事だから」の妄想展開のほうがよっぽど応援したくなりますが、作品まったく関係ないですね。失礼しましたm(__)m



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2019.05.30追記
《配点を修正》


終盤はそこそこ盛り上がったらしい。ゲームは配信停止。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44
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