ラブコメで転生なおすすめアニメランキング 13

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのラブコメで転生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月17日の時点で一番のラブコメで転生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.6 1 ラブコメで転生なアニメランキング1位
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (109)
336人が棚に入れました
処刑前夜、牢から逃げ出す令嬢ジル。 何の咎もない自分を罪人に仕立て上げたのは、婚約者の王太子・ジェラルドだった。 戦場で「化け物」と恐れられ、いつしか「軍神令嬢」と呼ばれるようになった働きもすべて初恋のためだったのに……。 初対面で求婚された、あの夜。もし、もしも、渡された薔薇を手に取らなければ……。 後悔にくちびるを噛みながら兵の矢に討たれたジルは生涯を終え――た、はずだった。 気がつけば、そこは2人が出会った6年前の夜。 ジルは、10歳に戻ってしまった自分に戸惑いながらもジェラルドの求婚をかわすため、たまたま手を掴んだ男に「一目惚れした」と嘘をつく。 だがそれは、6年後の未来に暴虐の限りを尽くし、クレイトスを火の海に沈めた隣国の皇帝・ハディスだった――! でも、ジルが知る姿とはまるで違うピュアすぎる「恋愛オンチ皇帝」で……!? やがて、ジルは決意する。ジェラルドではなく、ハディスと結ばれることで失ったすべてを取り戻していこうと。 「あなたを必ず更生――いえ、しあわせにいたします」 生涯最悪の選択を回避したやりなおし令嬢の大逆転劇が、幕を開ける!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

竜帝閣下はわがまま

原作未読 全12話

現代とは違う異世界、フィアンセの裏切りにあい死んだ主人公(令嬢)は、気がつけば6年前の10歳の姿に戻ってしまった。未来を知っている令嬢は運命を回避すべく未来では敵であった帝国の皇帝(竜帝)と結婚することにしました。運命に争う令嬢と竜帝との様々な事を乗り越えて生きていく姿を描いた作品です。

敵と対峙しているときと普段のギャップが大きい竜帝閣下、主人公の令嬢は最初は翻弄されていきます。

ある決意を決めてからは令嬢は積極的に行動を開始します。

最後は逆に令嬢の方が竜帝閣下を引っ張っていく感じでしたね。

お話は切りがいいところで終わっています。

OPはsajou no hanaさん、EDは花たんさんが歌っています。

最後に、この作品は竜がたくさん出てきます。竜に乗りながら飛んでいくシーンが多かったのですが、私も乗ってみたいですねw

投稿 : 2025/03/15
♥ : 8

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

二言あるような…? まあ訂正したから良いのか…?

婚約していた王子が実はシスコンでそのカモフラージュのために婚約していただけ。
それに気づいたら謀殺され、過去に戻って王子から逃れるために竜帝に求婚した、という流れですね。

作画は悪くなく、女性向けですがヒロインは男性が見ても普通に可愛らしいと思いました。
まあ成長後は微妙で子どもの頃は可愛いという感想ですが。

境遇も普通に理不尽で、応援したくはなりました。
相手の竜帝は、前世では冷酷だったのに、今は大人しくてこの変化は一体、という感じはありますね。


で、一番疑問に思ったのは求婚は嘘だったと明かした部分。
ここで、いや二言あるじゃん、と、ちょっと変に思ったのですが…。

でもまあ、落ち着いて考えれば確かに本当はとっさに出たことで嘘だったわけで、それを告白するのは、正直だったと言えば正直だったかも。

どうなんでしょうね。とっさに嘘をついてしまった場合、
嘘でしたごめんなさいと明かすのと、
嘘だったと言わず、黙って本当にするのと、
どちらが正直なのか。

前者は正直に嘘をついたと告白している。告白すれば嘘をついて良いというものなのか。嘘は嘘、他人を裏切る行為です。
後者は嘘をついたという事実が無かったことになるわけで、自分の心の中を裏切っては居るかもしれませんが、対外的にはわからない。他人を裏切ってはいません。

私は後者の方が良いのでは、と思って違和感だったのですが、前者でも正直者の行動なのかも…?
とか思いました。でも、前者で救われるのは自分の心で、後者で救われるのは他人の心ですよね。
だったら後者の方がやっぱり良いと私は思います。

さて、不満は多少あっても質はそれなりで、多分見れば面白いのでしょう。
ですが… 結局は女性向けラブコメなんで、100%好みではないです。
見るかどうかは要検討です。

ただ時間帯がReゼロをリアタイする前の時間なので、流れで見ても良いのかも。考えます。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 1

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

誰向けなのか、良く分からないやり直し令嬢もの…。バトルアニメ?ラブコメ?

 最終話(12話)まで観ました。2025.01.03

 主人公のジルつおい!ステゴロでも負けへん…。一回目って、どんなお子様だったんすかね…。魔力が凄いからで説明されてますが、単純に危険人物です。

 そして、ロリコン皇帝も強い!龍帝だから…。人間核弾頭リーサル・ウェポンでキレると怖そうです。二面性と言うより、サイコパス寄りの男キャラで、DV後たまに優しい系の男っぽくて、好感度は低いです。

 物語は、皇帝の座をめぐって後半延々とバトルを繰り返します。1回目の展開が不明なので、ジルがキーキー騒ぎながら戦っていますが、それが妥当なのかが判断できません。

 ロリコン皇帝は敵だらけだし、1回目はどうやって切り抜けたのかな?後、女神も何なのか不明なので、要らない要素な気がします。

 結局、1回目でジルの国はロリコン皇帝にやられて無茶苦茶になるんでしょう?

 ジルは、ロリコンの子供を10人産む宣言して物語を締めます。イタリアの女傑、カテリーナ・スフォルツァみたいな王女になれたら良いですね。実に貴族らしい発想です。政略結婚させまくって、皇帝権の安定を図る気らしいです。てめぇで天下取った方が早くね?

 何か、いちいちキモくてザワっと来る所が視聴者を選びそうです。絵柄は可愛いのにね!٩(♡ε♡ )۶

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 2話まで観ました。2024.10.21

 これは厳しい…。主人公のジルは10歳の頃から強かった様です。令嬢とかそれ以前の問題では?軍艦をぶん投げたり、飛んでくる砲弾を素手で防いだりします。

 己の武で生きていけますよね?貴族社会に留まったり、結婚したりする意味が不明です。何処か他所で自分の帝国を樹立して初代皇帝になった方が良いのでは?

 ジルは自立している様で、中途半端に男に頼っている感じの気持ちが悪い主人公です。男性作家なら絶対に創作しないタイプのキャラクターですね。

 そして、ロリコン皇帝もきつい人物です。幼女の気を引こうとあれこれ画策しますが、幼女性愛者が被害者を誘惑しようとしている感じです。イケメンならロリコンでも無罪なんでしょうね…。

 また、皇帝の相棒のドラゴンもキモいです。翼が独立しておらず、手に羽根が生えているので鶏みたいです。これ、可愛いか?羽毛を毟られた鶏みたいなのが好きなのか?

 男性視聴者向きでは無いのが明らかなアニメの様です。順当に篩にかけられている様な気分がします。
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 初回観てのレビューです。2024.10.11

 軍神令嬢!?冒頭からパワーワード炸裂です。どうやら主人公は、戦場で大活躍している様です。

 16歳の小娘が戦場で大活躍出来る?どういう世界観なのかな?ヴェルサイユの薔薇のオスカルは一端の士官だったけど、40歳近かった…。指揮官として軍功を挙げて評価されるには時間がかかります。純粋な武力、戦士として評価されていると言うことなのでしょう。

 1話からツカミにツッコミ所満載で不安になります。貴族とは言え、令嬢が最前線で戦うってどのくらい国が疲弊してんの?首都ベルリン陥落まで戦ったナチスドイツ並の総力戦をしてるのかな?

 そして、シスコン王子は何でこんなに戦闘力の高い女性にワザワザ求婚するの?婚約後の10歳から5、6年でそんなに強くなる?もう、子供の頃から呂布子や成吉思汗子みたいなキャラじゃないと説得力無くね?もしくは巴御前…。並の女じゃありません。

 恐らくこれは、宿敵のロリコン皇帝との因縁を作るための下らない設定に過ぎません。作画やキャラデザインは良い感じですが、スタートから暗雲が立ち込めています。いくら他の悪役令嬢、やり直し令嬢ものと差別化が必要とは言え、やり過ぎです。

 そして、結局はラブコメ展開に…。今後、上手く色々な伏線を回収出来るか注目したいと思います。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2

65.4 2 ラブコメで転生なアニメランキング2位
歴史に残る悪女になるぞ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (121)
345人が棚に入れました
ヒロインにありがちな“いい子ちゃん発言”が大嫌いだった私が転生したのは、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢アリシア。 念願叶って転生したからには、歴史に残る世界一の悪女になってやる!そのためには強くて頭もよくないといけない! ——と努力しただけなのに、悪役令嬢として頑張れば頑張るほど周囲は予想外の反応で……。 はたしてアリシアは歴史に残る悪女になれるのか⁉
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アリシアVSリズが活かしきれない展開にがっかりです。

 ひょっとしたら結果的に最後まで見るかもしれませんが、原作7巻まで読んで急にアニメへの興味を失いました。原作もアニメ同様決して質は高くないです。
 本作の特徴は、アリシアのキャラの動きが非常に面白い、そしてリズがどうなるのか。その2点です。それがどうなるかが気になって読みました。

 リズの魅了の件ですが、これが機能しなかったですね。唯一面白かったアリシアVSリズの構図が崩れてしまいました。これが本作原作に対して最大の興味を失った原因です。アニメ以降の部分でそこを期待したのですが、どちらかと言えばラブストーリー、逆ハーレムになってしまいました。詳しく原作の展開をここで書いてもしょうがないので言いませんが、現状ではリズを膨らませられていません。そこが気になって読んでいただけに、展開にがっかりしてしまいました。

 それとロアナ村まわりは、何かを描く素材も下ごしらえもできていた気がするんですけど、調理に失敗してしまった感じです。ウィルが使いきれてなかったですね。

 悪役令嬢なろう系は構造的に初期設定はどの作品も面白いんですよね。ですが、この悪役令嬢ものは女性原作が多いせいか、ラブストーリーがどうしてもメインになります。これがエンタメとしての完成度を下げます。そこを味付け程度に切り捨てられなければ、悪役令嬢ものはほぼ100%失速する構造と言っていいと本作を見て改めて思いました。

 という事でモチベーションが激減して断念です。


1話 MAHOとは知らず…即切りのレベルだけど…大博打であと1話?

{netabare}  MAHOですか。実はそれを知らずにキービジュアルが可愛いので見出したら、1話とは思えない作画レベル、テンプレの悪役令嬢。説明だけじゃんという感じで、どこにも期待できる要素がなく、秒で切るべきというレベルでした。

 うーん、即切り…と言いたいですけど図書館で「魔法が見つからない」のとEDの最期の黒い薔薇がちょっと気になりました。青と金の対比で金に対する黒ですから、ヒロインが金になる話ではない示唆ですよね。
 そこが「悪役令嬢レベル99」のような絶妙な面白さになればなあ…ほぼ9割以上の確率でつまらないと理性ではわかっていますが魔が差して少し期待しています。レビューを始めた以上は、もう1話か2話は見たい気もします。大博打ですけどね。{/netabare}


2話 漫画動画よりもアニメのレベルは低いですが、展開は気になります。

{netabare} 少なくともアニメを見ている感覚にはなりません。ユーチューブの漫画動画みたいです。いや作画が崩れる分それ以下かもしれません。ただ、です。話自体とヒロインのアリシアのやっていることは結構興味深い気がします。ということは「原作者様、お気の毒です」と言うしかないですね。

「悪女」の定義はよくわかりませんが、OPで何故、アリシアは隻眼になっているか。ロアナ村と目が見えない元貴族らしき人はどういう役割なのか。そう、目が見えないのが何かテーマなんでしょうか。 貴族と貧民の差をクローズアップしていますので、それが彼女の成長がどういう展開になるのか。

 そう、話が展開しているんですよね。話自体のレベルが高いかと言えば細かいところはダメダメですけど、話の展開は気になります。

 どうなんでしょうね…わかりません。アニメのレベルが低すぎて苦痛ですが、内容はあるかも。話というかアリシアがどうなるかには興味があります。{/netabare}


3話 設定の説明ばっかり。聖女は馬鹿にしか見ない。でもちょっと面白い。

{netabare} やっと前提条件が整った感じですね。魔力は危ないもので暴走する可能性がある。貴族独特のもの。年齢とともに使えるようになる。図書館で魔法の本棚が突然見えたの話もこの年齢によって魔法の何か条件が整ったからでしょう。あの貧困の村の元貴族様も魔法の事故があるようで。
 そして少年の信頼をいきなり勝ち得ましたが、もう少し深掘りできそうなのにキャラの使い方が持ったいない気もします。

 ライバルであろう聖女が登場しますが、彼女あるいは悪女たるヒロインの2人が危険な存在の可能性があるという設定は悪くないです。この2人の対立あるいは疑似的な仲間関係がおもしろそうなので、いきなり学園入学からスタートして2人のエピソードの中で過去が解き明かされるのでも良かったもします。

 それにしても…その聖女様のキャラ造形はなんとかならないんでしょうか。まあ、無垢な恐ろしさを演出したいのかもしれませんが、無垢すぎて痴呆にも見えます。それと貴族の男たち…オッサンはいいんですけど若い男が本当に誰が誰だかわかりません。

 ただ、相変わらず文句を言いながらも見ています。うーん。{/netabare}


4話 聖女の「理想論」対悪女の「現実論」かな?かなり面白くなってきました。

{netabare} 瀕死の少女を助ける場面でちょっと驚きました。まさか{netabare} 片足をぶった切る{/netabare}とは…治療魔法が万能でなく、できることが限られているということですね。
 これで、元貴族が「見えないけど見届けたい」と言うのと、なぜアリシアがOPで隻眼なのかもちょっと想像がつきました。これは今までにない厳しい展開です。そして、そこまでの覚悟があるヒロインはなかなかいません。まあ、想像どおりの展開ならですけど。

 また、悪女の意味もまだちょっと分かりませんが、聖女の理想論に対する現実論者としての悪女という見方はできます。ロアナ村がサブストーリーかと思っていましたが、メインストーリーになりそうですね。その点で言えばバラバラだった設定が収束して話になってきたような快感はありました。

 王が悪女サイドにつくのもなかなか面白い発想です。やはり作画も演出も褒められたものではないでですが、内容が面白いのは拾い物でした。

 原作が「なろう」にありました。600話近くありますが、1話50行くらいで合計30000行。面白ければ1日で読める分量ですのでちょっと読んでみるかもしれません。

 なろう系的な安易さも感じられますが、何かを考えて話を作っているなというちょっと読む価値がありそうな作品だと思います。{/netabare}


5話 粗削りで完成度は低いけど面白さと味があります。

{netabare} なろう小説を読みだしましたが、ちょっと文体が今時すぎて読みづらいので遅々として進んでおりません。その点ではアニメはわかりやすいと思います。正直、なろう原作と比較して制作会社ガチャに外れた…というほどレベルの差はない気もします。というか、結構アニメは上手く作っている気がします。

 この作品、なんていうんでしょう…細部の作りこみはちゃちなんですけど、全体の設定と話の流れは面白いんですよね。話の方向性もちゃんとあるし。そしてヒロインの独白が何とも言えない味があります。つまり、粗削りだけど見るべきものがある、という言い方が正しいでしょうか。

 原作者でも制作会社でもいいですけど、アニメ、小説…あるいはコミカライズ…なんでもいいですが、完成度の高い作品をどこかで提示できれば、かなりいいものができるのではないかと思います。
 正直「はめふら」はキャラ造形が段違いだっただけで、話の中身は数段進歩していると思います。{/netabare}


6話 聖女の気持ち悪さが主人公のいい子化のカリカチュアなら大したものです。

{netabare} いいですね。あえて聖女リズの性格造形の気味の悪さを意識しています。で、深読みするとこのリズって今のなろう系をはじめとした、マンガ、アニメ、ラノベのいい子ちゃん主人公のカリカチュアライズですよね。

 人の命を奪わない。信じれば解決する。非常に幼稚な正義論になっています。「ガンダムシード」とか「エウレカ」でもやってましたけど、(作品の出来不出来は別にして)短絡的な暴力否定でしか創作物として主人公のキャラ付けできないということです。
 最近感じている主人公の聖人、いい子化です。異世界転生もの全般、ラブコメ全般「ロシデレ」「負けヒロイン」などでも強く感じた部分です。

 今やっている「アオのハコ」も同様です。こちらは主人公ではなくヒロインですが、なぜあのヒロインって魅力に欠けるのかと言えば、やっぱり欠点がない聖女だからだと思います。はっきり言えばそこが本作同様に気持ち悪さに繋がっています。
 一方で「ダンダダン」を見ればモモが魅力的なのは欠点があるから長所が際立ちます。
 メタ的にそういう皮肉を込めてゲーム内部ということを意識してリズを描いたなら大したものだと思います。

 何度もいいますが、本作がいい出来のアニメだとは言いません。ただ、何か光るものがある作品だと思います。だからこのレベルの作画でも毎週見られます。{/netabare}


7話 やっぱり話は面白い。大きな枠組みがちゃんと感じられます。作画は…

{netabare} 衆議院選挙とかアメリカ大統領選挙とかあったので、ここに出ている貴族が少なくともノブレスオブリージュを自覚し、国を何とかしなければ…と憂いているさまを見ると何とも言えない気分になります。ただ貴族制はほぼ例外なく腐敗する宿命にあるので、権力というのは本当に難しいものです。

 という事が考えられる程度には話の構造がちゃんとしているんですよね。そしてやはり本作の聖女リズが現代的な日本人が望むヒロイン像の視点を変えたものだと思うと、そこも気持ち悪さもやっぱり描けています。

 それと障碍者がなかなか自然に描けています。キャラとして押しつけがましくないのがいいし、ちょっと訴えかけるものがあります。

 何度も言いますが、個々のエピソードは弱いですし、作画は紙芝居だしキャラの頭身はおかしいし、最悪です。しかし、大きな話の枠組みのレベルは高いなあと感心します。

 ひょっとしたら綺麗な絵でなめらかな作画は邪魔になる類の作品なのかもしれません。「なろう」掲載の小説をもっと読みやすい文章にしてくれたらなあ切に思います。{/netabare}


8話 アリシア最高です。ここまで強烈な印象になるとは…

{netabare} アリシア最高ですね。過去いろんなお気に入りキャラはいましたが、このキャラにはかなり惹かれました。OPで隻眼になっていたので多分そうだろうなと思う展開ですが、なんというかここまでとは…そのことについて悩むでもなく、あっさりした感じがかえって強烈な印象でした。この後、どういう展開かわかりませんが、8話までのアリシアの描写は本当に良いと思います。

 何となくですが、この原作者は身体障碍に何か思い入れがあるんでしょうか。隻脚のキャラもいますし。わずか8話の間にここまで肉体の欠損に着目しているのは本当に珍しいと思います。原作者の深層に障碍あるいは身体欠損の問題がある気がします。わからないですけどね。わからない分見ているこちらの胸に何かを残しました。

 大きな話の流れと、キャラは本当にいいですね。やっぱり原作を読んでみましょうかね。


追記 原作1巻読みました。「なろう」で読むより紙の文庫本が読みやすく一気読みでした。本作アニメのレベル90の課題を父親から言われるところまででしたね。

 結論から言って面白かったです。アニメで映像で見ている効果はあるかもしれません。この出来の悪そうに見えるアニメは結構忠実にアニメ化できています。つまり、テンポが尋常じゃないですね。1場面1場面の切り取り方が独特の時間感覚というか。ただ、15歳になったところなので、この後のペースはわかりません。

 やっぱりアリシアはいいですね。悪女の定義の勘違いが面白い云々というより、この娘の覚悟と一貫性がなかなか心地よいです。モノローグがあるようで感情が見えないのがちょっと描写不足感はありますけど、キャラにライドすると感情も感じられるようになります。
 キャラの深堀りはサブキャラについてはできていないですが、このペースは文庫本の形だとダラダラエピソードを入れられるより良かったです。たぶん、9話までに3,4巻くらいは読んでいると思います。

kindle unlimited加入で無料ですが、原作者にお金を回す意味で新刊を紙で買います。{/netabare}


9話 意図的ではないでしょうが、リズがキャラ論になっているのが面白い。

{netabare} 原作を5巻まで読みました。話の展開はネタバレになるので置いておきますが、キャラ萌えに関して言えば、やはり徹頭徹尾アリシアです。他のキャラはデュークからして、それほど自分を持っているキャラではありません。リズを除いてですが。

 ストーリーの出来もそれほどではありませんが、それでも大きな物語が感じられるのはアリシアのキャラの出来とリズの極端な描き方によるものでしょう。
 リズは良い意味で非常に気持ち悪く描けて、かつ悪人でないのが面白いキャラ造形です。原作者が意識しているかわかりませんが、女から見て気持ち悪いいい子を象徴しているのでしょうか。それが期せずして主役キャラのキャラ論になっている気がします。リズが今のポジションでいる内は面白いと思います。

 アニメの範囲は中途半端だと思いますが、結構楽しませてもらいました。独自性という意味では出色だったと思います。{/netabare}

投稿 : 2025/03/15
♥ : 6
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

悪女になりきれない悪役令嬢

原作未読 全13話

主人公の大貴族の令嬢アリシアは異世界転生者、しかも転生前にプレイしていた乙女ゲームの世界に転生してしまいました。乙女ゲームの中のアリシアは「悪女」として名を馳せており、転生したアリシアも憧れていた「悪役令嬢」を目指して努力していくお話しです。

他の悪役令嬢と違うのは、乙女ゲームでの悲惨な末路を回避するために善行を積もうと努力しますが、この作品での「悪女」の定義は現実に存在する悪を直視したうえでそれを変えるべく行動する強く気高い女性を目指すことで、他人に嫌われても理想論で抽象的なことしか言わない人には徹底的に論破していきます。

努力と才能によって裏打ちされている能力は高飛車な態度をしていても本当に困っている人にはその才能を発揮して助けますね。

そしてそのことを知っている人たちの信頼を得ています。

対立していたものも見放すのではなく、きちんと考えていて導いていましたね。
{netabare}
眼帯姿や他国に情報収集するのを相手に気取られないためといえ、国外追放で囚人服で手錠を嵌めながら国外へ歩いていく姿は、他の悪役令嬢ものとは一味違うお話でした。
{/netabare}
もし続きがあったら是非観たい作品ですね。

OPはLiyuuさん、EDは来栖りんさんが歌っています。

最後に、色々と変化球な悪役令嬢ものがあり、なかなか尽きないですねw

投稿 : 2025/03/15
♥ : 10

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

胸焼けするほど甘ったるい内容でした

絵柄は良さげな感じで、声優陣も豪華な男性声優達で固められていたりと、女性向けの作品なんだろうなと思うのだけれど、歴史に残る悪役令嬢になるためにストイックな主人公の方が目立っているというかゴリ押しが過ぎる事もあり、くどさを感じる内容でした。

何より主人公の口から「歴史に残る悪役令嬢」のフレーズが毎回、何度も馬鹿の一つ覚えみたいな感じで飛び出すのはうんざりさせられるものがあったかな。加えてお話は砂糖やクリームをたっぷり使ったケーキのように甘ったるいもので、胸焼けするレベル。

主人公はいい子ちゃんぶるのが嫌いらしいが、むしろ立ち振る舞いとかいい子ちゃんの、それではないかなと。

正直、面白味をあまり感じない作品でした。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 6

71.9 3 ラブコメで転生なアニメランキング3位
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (301)
805人が棚に入れました
久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて......。 その言葉を政近も聞き逃しはしない。 なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!! 気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。 そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。 ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 無理に政近を持ち上げる話が決定的に面白くないです。中断かな。

1話 足の指の作画がすごい。それとOPEDは一見の価値あり。

{netabare} お隣の美少女系のラスボスなんでしょうか。結構題名は聞いた気がします。だからでしょうか、作画はいいですね。動きはそうでもないですが造形は綺麗だと思います。

「なんでこんなやつがモテるんだ」系ご都合主義ハーレムラブコメではあるんですけど、ロシア語で独り言を言うという設定はなかなか面白いですよね。思考が読める一種のテレパシーものに近い感覚です。

 作画・キャラデザは顔はテンプレなのはいまいちです。髪もつやつやしていいんですけど、髪がなびかないのは良くないですね。あと、アホ毛はそろそろやめましょう。
 太ももは今時らしく結構太ましいかな?絶対領域の質感はそれほどでもないです。
 ですが、足指の作画が綺麗で驚きました。CGモデル…ですよね?最近は区別がつかないので何とも言えません。違うのかなあ…とにかくヒロインの足指の形状は素晴らしかったです。

 それとOPEDのアニメの凝り方もすごいですし、EDアニメの作画スタッフは「#01エンディングアニメーション」となっていたし、キャラソンだったので、毎話変えてくるんでしょうか?だとすると相当気合いが入ってます。絶対領域の質感も本編よりいいです。このEDだけでも見る価値はあるかも。

 ということで、本作は見る気がなかったのですが、他のアニメの続きでいつの間にか始まったので見始めたら、結構見るべきところがあってちょっと驚きました。 {/netabare}


2話 アーリャのMプレイが主体?そして毎週1パンツ。

{netabare} 本作の見方はアーリャがいじめられるMプレイを堪能するということでよろしいでしょうか?
 心の内面を公開され、苦手の辛いものを食べさせられ、着替えでも恥ずかしい恰好を見られる。そういうマインドを計算しているのかどうかわかりませんが、無自覚やられ萌えキャラとして愛でる感じです。それと毎週1パンツかな?
 恋愛は今のところおまけかな。生徒会がらみと家族関係でストーリーは作るのでしょう。

 そうそう、妹=幼馴染設定はかなり強引ですが、これもアーリャの勘違いでヤキモチプレイの一環なんでしょうか?

 今週のEDは曲を知りませんでした。もうちょっとメジャーな曲でお願いします。まあ、一応調べましたけどね。

 あと、試着室の着替え…20分43秒のアーリャの四つん這いのポーズですが、脚のデッサンおかしくないですか?かなり違和感がありました。

 視聴継続は…まあ、ありかな。話が展開するまで見てみたい感じですね。{/netabare}


3話 あれ?パンツとロシア語のデレは?

{netabare} 出会いとデレを入れないと説得力がないのはわかります。わかりますけど、どうしてこう理に走るんでしょうね?アーリャの性格はわかりますし、文化祭のところの裁縫のところまでの心情は結構共感できます。

 一方で政近の解決方法はちょっと…いやかなり不自然です…裏での暗躍とクラスのメンバーの動きが想像できません。つまり、2人の関係性を作るための虚構感をものすごく強く感じます。「ごめん」のところはわざとらしすぎて身もだえしました。なぜ、童貞妄想系のラノベはこういう理屈を作るかなあ…と本当に余計なことを…という感じでした。
 
 そしてその後のアーリャのデレの心の動きが理解できませんでした。これを入れるくらいなら出会いは「遅刻食パン」の方がましかもしれません。2人って幼馴染だったんですよね?もうちょっとそっちの話を利用すれば自然な展開になるのに…そうだ、そもそもロシア語設定があるんだから、アーリャの気持ちを先取りできて惚れられるでいいじゃないですか。これだとロシア語が出オチになってしまいます。

 今回の展開で特に主人公の作り物感がものすごくでました。もっと薄いキャラにして視聴者が自分がそこにいたら…という妄想にふさわしい薄いキャラにすればいいのに、と思いました。

 真面目に言えば、シリアスをやるならそれなりの覚悟が必要です。アーリャにその性格造形を持たせた以上、それをテーマにした話を展開できるのでしょうか?できないなら入れるべきではないエピソードでした。

 ということで、評価はがた落ちです。がた落ちですが、来週ちゃんとルーティンのパンツとデレがあれば許しましょう。そう…大事なのは型です。

 でEDは「みゆき」のOP?ED?忘れましたが「想い出がいっぱい」ですね。私の印象だと別れの曲のイメージなんですけど、この作品の結末がそうなる暗示なんでしょうか?
 毎週歌は聞くと思いますが、中途半端な展開だと継続はどうしようかな、と思い始めてきました。 {/netabare}


4話 無理に政近を持ち上げる話が決定的に面白くないです。中断かな。

 うーん、話が面白くないです。1,2話は結構面白かったんですけど。エロシーン云々というより、4話のサッカー部と野球部のあれはなんですか?何か感心するところとかありました?
 
 普通高校のグラウンドの予約なんて曜日ごととかで決まってだろうとか、あれだけでかい高校でサッカーと野球のグラウンドが競合しているんかい!という突っ込みはさておいても、解決方法になんのヒネリもないです。アーリャがウニャウニャ言っていたのを政近がはっきり伝えただけでは?手伝いというのはありましたけど…

 生徒会室の問答もこいつら何言ってんの?としか思いません…なんでしょう、ドラマがないというか、エピソードで見せてよとしか言いようがないです。あのシーンで面白い・感動・感心・ほっこりなどの感情の動きはまったく感じませんでした。

 3話の中学生が文化祭でお泊りで準備するとかいう話もそうでしたが、無理やり作った政近スゲーの話がまったく刺さりません。3,4話って話の流れとして非常に不自然で、単にアーリャを下げて政近を上げるためだけの話でした。

 これは正直想像以上に面白くないです。EDのチョイスも良くわからないし。失礼ながら声優さん、決して歌が上手いわけでもないし。

 これは…一旦切ろうかな…アーリャは可愛いですが、話が決定的に面白くないです。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 9

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

4話まではよかったが・・・木を見て森を見ず

【レビューNo.152】(初回登録:2024/11/10)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。
当初はタイトル切りしてましたが、ABEMAの一気見配信を観てたら
「思ってたやつと違うかも」でちょっと期待したのですが・・・


(ストーリー)
私立征嶺学園に通うアリサ・ミハイロヴナ・九条(アーリャ)は、ロシア人
の父を持つ銀髪ハーフの女子高生。
努力家で成績優秀・スポーツ万能の才色兼備で、生徒会役員も務めている。
そんなアーリャの隣の席にいるのは、やる気のないアニオタ男子・久世政近。
アーリャはいつも彼に対して冷ややかな目線を向けているものの、時々ボソ
ッとロシア語で彼にデレていて・・・
しかしは政近は幼い頃にロシア語を話す幼馴染がいたので、彼女のデレを理
解できるのだった。
そのことを知らずにロシア語のデレを繰り返すアーリャと気付いていないよ
うな振りをする政近。
そんな日常も政近が生徒会に誘われたことから変化し始めるのだった。


(評 価)
・4話まではよかった
 当初は上述の通り「どうせいつものツンデレであざといやつやろ」とタイ
 トル切りしてたんですよね。
 でもABEMAの一気見配信をたまたま観たら・・・
 一番感心したのが序盤で政近やアーリャというキャラがしっかり描かれて
 いたところですね

 ・政近
  アニオタのモブ的存在かと思ったら、能力を隠した有能キャラ。
  アーリャへの助太刀でコミュ力が高く調整能力にも秀でた一面を披露。
  それをイヤミなく描いていた点がGood!
 
 ・アーリャ
  努力家で何事にも全力を尽くす性格は美徳だが、それゆえに周りとの確
  執を生むことも。
  (周りと衝突したり、人に頼ることが出来なかったり)
  何でもできるスーパーヒロインではなく、そういう不器用な欠点に悩む
  1面を描いていたところがGood!

 そんなアーリャをみて、彼女が本気で生徒会長を目指していることを知ると
 政近も心を動かされ、共闘を呼びかけ彼女の手を取るという。
 ここまでが4話までの流れですが、これはダークホースが来たかと期待が高
 まったのですが・・・


・5話以降は消化不良 →木を見て森を見ず
 ところが5話以降が期待外れ。
 一番の問題が政近の「有能キャラ」という扱いの難しさ。
 上述のように掴みはOKだったのですけどねえ・・・
 名門「周防家」(今は両親が離婚して久世姓)で英才教育を受けたので、
 有能らしいのですが、ホワイトルーム出身の某主人公かよwww
 主な戦場は生徒会長選になるのですが、どことなく中途半端さや尺のバラ
 ンスの悪さが気になりましたね。
 ・よく分からないまま「えっ、それが主軸になっていくの?!」みたいな
 ・政近が「俺tueee」で出張ってきた分アーリャの魅力が薄れた印象
  (シナジーでなくアナジー)
  → 有能さアピールもサポートというより概ねアーリャの”子守り”に
    みえてしまうのがなあ

 また「周防家との確執」的なものもあるようですが、この辺も1期では特
 に深堀されることもなく、今のところ「周防家」という設定がむしろ過剰
 要素になっているという印象ですね。

 「周防家」といえば、周防有希という政近の実の妹(同学年)がいて、
 彼女がアーリャの生徒会長選の最大のライバルになります。
 しかし彼女も
 ・周りには兄妹と知らせず幼馴染で通しており、普段は猫を被っている
 ・実は重度のブラコン(しかもアニオタ)でそのノリで政近に迫ってくる
 という観ていてイタイキャラの方が目につくって感じですね。
 彼女も「周防家」ということで有能らしいのですが、やってることはアー
 リャの動揺を誘うなど、相手を下げる行為に知略を使ってる感じで、ここ
 でも「周防家」という設定がなあって感じなんでよね。

 またアーリャについても「ロシデレ」が出オチ的になるのはやむを得ない
 としても、恋愛要素はとってつけたような感じになり、イマイチ物語にハ
 マっていない感じがしました。
 どちらかと言えば、1期は生徒会長選前哨戦を経ての「アーリャの成長譚」
 という側面の方が強く「コテコテのラブコメ展開」を期待した層には肩透
 かしだったんじゃないですかね。
 それに上述の通り政近に”おんぶに抱っこ”というマイナス感も否めないし。

 全体像から見ると話がいろいろ膨らむように設定を盛ったり、多様化を描
 こうしたものの、「木を見て森を見ず」って感じで、個々の要素が点にな
 ってしまい、作品の方向性がぼやけてしまったという印象ですかね。
 (この辺は後述の構成の問題の影響かもですが)


2期も早々に決定のようで、1期の構成をみると2期まで視聴してようやく評価
できる作品のようにも思いますね。(分割2クール的な)
とはいえ、2期も積極的に観たいかと問われれば返答に困るところw
唯一琴線に触れた(かぐやさまの早坂風ギャル)宮前乃々亜の出番が増える
なら考えてもいいかなあ(笑)


(追 記)
「ロシデレ」は原作ラノベの売り上げが1巻から凄かったらしく、2巻をあの
『涼宮ハルヒ』と同数にて制作決定するなど、市場が縮小傾向にある最近の
ラノベ界ではかなり異例の存在のようですね。
で、アニメ化前で260万部、現在は500万部達成と絶好調のようです。
最近ではラノベを原作としたコミカライズがけん引というケースが多い中で、
ラノベだけで500万部というのは、『とらドラ』『はがない』クラスに相当す
るのだとか。
そういえば2年位前に「ロシデレ」がかなりきてるって話を聞いたのを思い出
したわw

>これはダークホースが来たか
私が知らなかっただけで、始まる前は実はド本命だったようですね。
でもアニメの評判はやはり芳しくないようで、分析によるとカットの取捨選択
でミスったとか原作自体のアニメ映えの難しさみたいなものがあるようですね。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 15

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ツンデレじょうずのアーリャさん

男性向けのハーレムラブコメ

でもこれはラブコメなのか?
ラブコメ見てるはずなのに、チートアニメを見ているような気分

アニメのデキはとても良くて、しっかり美少女達の可愛さを引き出せていますね

隣の席のクールビューティー美少女が日本語ではつれない言葉だけど、ロシア語では大胆にデレていて、実はロシア語理解している主人公がドキドキするラブコメ・・・なんだけど、次々とキャラの濃い美少女が表れるし、主人公は実は超ハイスペックで学校で無双して美少女たちにモテモテな様子はまるでなろう系主人公のよう
主役はアーリャさんのハズなのに、どんどん影が薄くなっていきます・・・

話はホントに学園版なろうって感じで特に面白くない。
相手に通じてないと思ってただストレートに気持ちぶっちゃけるだけで、ロシア語なんておいしいネタをうまくいかせてないのも勿体ない

でもかわいいからそれで充分でしょ、知らんけど

1話からミニスカートで靴下履かせて~って言いだして切ろうかと思った

投稿 : 2025/03/15
♥ : 18

69.2 4 ラブコメで転生なアニメランキング4位
創聖のアクエリオン(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (859)
4599人が棚に入れました
1万2千年前の大戦の末に封印された人類の天敵「堕天翅」が、気候の大異変によって復活し、 人類はこれと再び戦うために、「創聖の書」に記された伝説の機械天使「アクエリオン」を発掘する。
これを運用する地球再生機構「ディーバ」は、アクエリオンを動かすために、特に鋭敏な五感や純真な魂を持つ10代半ばの少年少女たちをパイロットとして集め、その中に、1万2千年前に堕天翅でありながらアクエリオンを操り人類に味方した伝説の戦士「太陽の翼」再臨の予言を受けた少年・アポロも加わる。
だが、アポロは本当に太陽の翼なのか? 太陽の翼を巡る1万2千年前の因縁とは? そして次に滅びるのは堕天翅か、人類か…。
今まさに「機械天使アクエリオン」の合体するときが来た!!

声優・キャラクター
寺島拓篤、かかずゆみ、杉田智和、小野坂昌也、小林沙苗、佐藤ひろ美、日笠山亜美、阪口大助、朴璐美、石塚運昇、玉川砂記子、飛田展男、森川智之、兵藤まこ、青森伸

華凜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

1億と2千年前から続く物語

見た事は無いけど、曲は知ってる!
という人も多いはず……。

合体や技の名前など、笑える(シリアスな場面で)要素が多いけど、実は結構いい話です。
ロボットアニメに恥じない格好良さ。
登場人物もそこまで多くなく、キャラもしっかりしてるので見やすい。

戦闘シーンもスピード感があり、見応えも充分。
世界観の作りがしっかりしているので、OPED込みで楽しめる。

何年たっても、アクエリオンは良い作品だと思います。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 1

櫂寿 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

合体したくなる!

3機のベクターが合体してアクエリオンになるのがおもしろいです。
また、ヘッドをどのベクターが勤めるかでアクエリオンにも3種のバリエーションがあったりと、メカが凝った作りになってます!河森さんファンなら見るべき!!

キャラクターが魅力的でバリエーションに富んでいて、様々な人間関係がとてもコミカルに描かれています。
全体的にシュールな作風。それがとてもツボでしたw

合体する際のシーンがとても印象的。笑
OPはパチンコのCMもあり、作品以上に有名に…!

最終回はまさかの展開!!

投稿 : 2025/03/15
♥ : 1

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

繋がっていたい♪ ひとつになりたい♡

2005年4月4日 - 9月26日TV放送された。全26話。
ジャンルはSFロボットアニメ。
キャッチコピーは「あなたと合体したい」ネタ元でも有る。
「1万と2000年前から愛してる」「1万と2000年後も愛してる」

あらすじ。

創世記0011年大異変によって荒廃した地球を、1万二千年の
眠りから蘇った"アトランディア"の"堕天翅"達が襲う・・

その恐るべき侵略から・・人を世界を守る為、心と体と魂
をひとつに合せ、性なる戦いは始まる・・という物語・・

「創聖合体!」 はぁ~ん・・気持ちいぃ~♡ というやつ


ナンセンスと思われた合体ロボを見事に復活させた作品?
音楽は非常に分かり易く馴染み易く耳に残る危ない曲・・
使われ方も"マクロスF"等に似た可也効果的な用い方。

声優の演技と音樂の盛り上がりだけで結構楽しめるレベル。
声優陣は人気より実力重視な感じがして中々良い味わい。
3Dは稀に?という動きもあるけど中々の拘りを感じる動き。
各キャラに確り思い入れできる個性や雰囲気が感じられる。

順次過去回想等で人物像の掘り下げや設定の補填をする。
緩急ある次の展開が気になる良い感じのエピソードが多い。
シリアスにコミカルを入れるセンスが結構好みにハマる。

似たようなアニメも沢山あるけどバランスが良く総合力が
高く感じるし、徹底した潔さが有る分世界観に浸りやすい。

一部の表現はやや微妙だけど小中学生向けの楽しい作品で
デザインや作風は高校生でも楽しめるもの♪おっきな子供
も大満足の仕上がりでは?と感じました。


アポロ/アポロニアス:寺島拓篤
推定13歳。難民キャンプでバロンと共に行動していた。
収穫獣の襲撃で仲間達を奪われ、能力者として覚醒。
ディーバに保護され、エレメントスクールの一員となる。
根っからの野生児で勘が鋭く実益を兼ねた狩りが趣味。

シルヴィア・ド・アリシア:かかずゆみ
14歳。シリウスの妹。アリシア王国の王女として育つ。
極度のブラコン。ガサツで食い意地が張っている。
怪力で念動力を使う勝ち気でロマンチストなじゃじゃ馬。


シリウス・ド・アリシア:杉田智和
16歳。シルヴィアの兄。アリシア王国の王子として育つ。
英才教育を受けていた。非常に剣術に長けている。
完全無欠のナルシストで自惚れ屋で高飛車な発言が多い。

ピエール・ヴィエラ:小野坂昌也
17歳。陽気なムードメーカーでスポーツ万能にして軽薄。
無類の女好きで手当たり次第に女性を口説くのが趣味。
若いエレメント達の兄貴分。ジュンの良き相談相手。

紅麗花:小林沙苗
15歳。自身を「不幸を呼ぶ女」と称するネガティブな少女。
学力も戦闘能力も常に上位の成績。中国拳法の使い手。
面倒見がよく人望があり、下級生達からも慕われている。

ジュン・リー:阪口大助
14歳。ネオアジア第17エリア出身。性格は温厚で控え目。
頭脳明晰で、国家の中枢機関をも脅かす天才ハッカー。
機械類にも強く、薀蓄を語ると止まらないほど博識。

つぐみ・ローゼンマイヤー:日笠山亜美
15歳。機械の修理が得意で、同時に機械オタクでもある。
ドジでノロマだが天真爛漫な少女。眼鏡で巨乳。同性愛者。
興奮すると心拍数が上昇、周囲に爆発を起こす能力を持つ。

リーナ・ルーン:佐藤裕美
11歳。目が見えず足が不自由だが霊感が人一倍強い。
創聖の書を読み解くディーバの預言者。謎めいた少女
性格は小悪魔的で意外にお茶目。様々な能力を隠している。

クルト・クーリック:朴璐美
14歳。クロエの弟。二卵性双生児でテレパシスト。
顔も声も似ているが、性格も酷似。犬が好き。

クロエ・クーリック:朴璐美
14歳。クルトの姉。委員長的な役割をこなしている。
猫が好きなところ以外はクルトと一緒。

不動GEN 石塚運昇
年齢不詳。顔に古傷がある強面。エレメントスクール教官。
特殊機関地球再生機構ディーバ(DEAVA)AQ運用部隊司令官。
経歴等謎が多く、神出鬼没。神速の魔術師と称される。

ソフィア・ブラン:玉川紗己子
27歳。エレメントスクールのサイコセラピスト。
また授業では教官として度々登場している。
アクエリオンを始めとして様々な知識を持つ博識。

ジャン・ジェローム・ジョルジュ:飛田展男
24歳。ディーバAQ運用部隊副司令官。人徳と人望は無い。
軍事・防衛他数々の博士号を有し13ヶ国語を習得等博識。

グレン・アンダーソン:風間勇刀
17歳。生真面目で優しい性格。成績の上位を競う優等生。


聖天翅・頭翅(トーマ) 森川智之
堕天翅族の前線指揮官。外見は若く美しき青年男性風。
12000年前はアポロニアスの許婚だった。

音楽翅・音翅(オトハ) 兵藤まこ
美女の堕天翅。現在の頭翅の恋人で、嫉妬心も強い。

老賢翅・夜翅(ヨハネス)青森伸
この世の闇を司る、コウモリの羽を持つ最長老堕天翅。

戦翅・両翅(モロハ)矢尾一樹
虫のような体形と剣状の腕を持つ戦闘型堕天翅。
非常に気位が高く好戦的で、頭翅をライバル視している

原型翅・錬翅(レンシ)石塚運昇

小天翅・双翅(フタバ)川上とも子
堕天翅族最後の子供天翅。足首に翅を持つ。最後の子供。

情報翅・智翅(シルハ)小西克幸
叡智と情報収集を司る堕天翅。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 6

63.4 5 ラブコメで転生なアニメランキング5位
彼女が公爵邸に行った理由(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (116)
335人が棚に入れました
6ヶ月だけ婚約者のふりをしてください! 謎の死から目覚めた「凛子」は、マクミラン家の娘「レリアナ」として転生!? 突然、謎の死を迎えた「凛子」は、小説の中の富豪の娘「レリアナ」として転生する。 しかし、レリアナは脇役であり、近いうちに命を落とす運命だった。 レリアナを殺害するのは、婚約者である「ブルックス」である。そのことを小説のストーリーで知っている「レリアナ/凛子」は、彼との婚約破棄を目論む。 そこで彼女は王国の実力者である王位継承序列1位の公爵「ノア」に近づき、ある取引を申し込む。 それは「6ヶ月の間だけ婚約者のふりをしてほしい」というものだった。 果たして2人の取引で、彼女は死の運命から逃れることはできるのか!?

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作小説のオチが分からないため、後半の主人公は単なる悪女です。

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.27

 2期あるのかなぁ?なんか、煮えきらない形で1期が終了してしまいました。

 劇中の原作小説の内容は最後まで全く分かりませんでした。結局、玉璽がどれほど重要なのかも不明でした。 

 これは悪手です。もともとのストーリーラインが不明なため、主人公の改編した世界がこれからどうなるか視聴者は想像することも出来ないので、爽快感やカタルシスがありません。
 
 生存確定以降の主人公は、単に公爵や他のキャラクターの心をもて遊ぶ悪女です。

 他の悪役令嬢モノみたいに、ストーリーが分かりやすい破滅回避では無いので、敵も不明確な上、主人公の理想の着地点も不明です。

 主人公の目的は生き残ることでしたが、達成後は物語が死に体になってしまいました。

 正ヒロインが実は打倒すべき悪い奴だとか、公爵とともに国家の敵と戦うとか、新たな目標が欲しい所です。

 これから、ダラダラと主人公に惚れた公爵とイチャラブしながら素っ気無い態度を取って、もて遊ぶ話になりそうです。

 原作マンガは、面白いのかもしれませんが、アニメ化するには、分りやすさが足りなかったようです。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.06.06

 主人公、目立たず生きることを目指すはずが、イキッた悪役令嬢が絡んできたら、めちゃくちゃ挑発します。

 マウントの取り合いに参加しないでよ…。原作小説ならもう死んで物語から退場しているんでしょ?

 さらに、死に設定かと思っていた、あらゆる言語を理解出来るというチート能力が炸裂します。

 主人公がめちゃくちゃやるのは面白いんですが、視聴者に主人公が転生した原作小説の内容、世界観が開示されていないので、こんなに暴れ回られても困惑します。

 ワンクールでオチがつくのか楽しみです。

………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2023.05.16

 5話で悪者達は退場してしまい、命の危機は無くなったようです。結構あっさりしてるな…。

 主人公は、転生して身体を乗っ取ったという自覚があるので、割とグズグズしています。

 なのに、すぐに寝てしまい連れ去られます。それで、公爵と二人きりになってドキドキ…ちょっと、公爵と仲良くなる過程が不自然です。

 正ヒロイン登場…!?もう、公爵と主人公の間に入って来るのは無理じゃね?と思いつつも視聴継続です。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.05.04

 小説のキャラクターに転生しました。そうですか…。

 転生後の令嬢が、悪役令嬢でも無いモブな上、小説のストーリーが分からないので、何故に公爵邸へ行くのか意味不明です。

 選択肢がそれしか無いわけでも無さそうです。劇中、婚約解消が金で解決出来たような話が入るのは悪手です。

 俺様公爵と恋に落ちるようですが、まぁ好きにしてくださいという感想しかありません。

 転生後の世界のストーリーが分からないので、あまり緊張感も無く、主人公がピンチになっても、まぁ一回死んでるし、頑張ってくださいとしか思えません。

 まぁ、最後まで観ますけどね…。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 4
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

公爵が彼女に甘々な理由

最近増えてきた女性作者の異世界転生恋愛アニメ
ノアやキースやアダムがカッコ良かったしレリアナも可愛くてすごく面白かったです!
女性向けのシナリオだけど、BLじゃないし逆ハーレムでもないノーマルなラブロマンスなので男性でも楽しめると思います、謎や駆け引きも面白いけどそっちはメインじゃないと思う

最初は恋愛アニメってわかってなかったから、レリアナに都合良すぎない?そんなんでうまくいくわけないでしょって思ったけど
恋愛ドラマは細かい事を気にしちゃいけないんですよ、だって愛に理屈なんてないのですから
{netabare}
たぶんノア様は最初からレリアナの脅しはどうとでもできたけど、レリアナのことが気に入ったから契約に乗ってくれたんですよ、
私の勘違いで、実はそれも演技かもしれませんけど、はっきりノアの心情を描写せずにミステリアスな雰囲気で「ノアはどこまで本気なの?!」と想像させるところが上手いと思う

どっちにしろ、なんか全部ノアのてのひらのうえって感じでレリアナがぽんこつに見えてきました!

レリアナは契約上の関係とドライに見ているけど、ノアは無自覚なんだと思うけど、レリアナに少しずつ惹かれていってる
たぶん最初はちょっと面白いご令嬢だなくらいしか思ってないと思うけど、常にレリアナよりもノアの想いのほうが強そうに見えるんですよね

自分が罠を仕掛けたと思っていたのに、罠にかかっていたのはレリアナのほう
そう、ノアがレリアナに甘すぎるように見えるのは、転がり込んできた美しい令嬢をどうやって可愛がってやろうか?っていう勝者の余裕でした
レリアナは自分の容姿が美しいことは自覚しつつも、男性からの好意に鈍感すぎるんですよね、だから相手が自分に好意を向けている可能性を考えずに深読みしすぎちゃう
ぽんこつすぎてホントかわいい

ただの契約と言い聞かせながらもノアのてのひらうのえで、少しずつ公爵様に惹かれていくレリアナが可愛くて、でも進展しそうでなかなか進展しなくて
これ、話終わるの? 中途半端なところで終わりそう・・・って思ってたら最終回で酔って寝ているところにキスするノアが見れてとても素敵でした!
本当はちゃんと起きてる時にして欲しかったけど、それはまた2期のお楽しみってことですね
{/netabare}
2期、期待していいですか?

キースやアダムもとても良かったけど
とにかくノアがカッコ良くて、ミステリアスで何考えているかわからない思慮深さが最高でした!
イケメンで腹黒くて、主人公や王族・貴族との腹の読みあいが面白い
はめふらも好きだけど、やっぱりハーレムよりも一人、圧倒的に魅力的な人と結ばれるラブコメが好き(結末知らないのでこれからどうなるかわからないけど)

まだまだ陰謀の全容が見えてない感じだし、小説の主人公とか転生前の謎とかいろいろ気になることありますね
なによりもレリアナとノアが結ばれるところが見たいので2期期待したいけど、厳しいかなー?


【貴族社会がゆるいのが残念】
舞台は中世風なのに、18世紀くらいの王権が衰退したとか、産業革命?とか、19世紀末の石油産業とか出てきていつの時代なの?
それと貴族社会の爵位の差とか貴族と平民の身分の差とかがゆるいし、貴族らしさに欠ける人も多くて、世界観にこだわりは感じられません
細かいところだけどどうせ「こうなったらいいのになー」をカタチにするならそういうところもちゃんと妄想してこだわって欲しかった

投稿 : 2025/03/15
♥ : 16

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

レディコミに載ってるようなどうでもいい話

主人公は大学受験に失敗した女子高生が絶望しているところから始まる。でも、補欠で入学ってメールをもらい喜んだところで足を滑らせて転落死、、、その後なぜか彼女が読んでいた小説世界に入ってしまう

まぁ、話自体はどこにでも載ってるような女性主人公の転生物なのかな?二話目まで見たところだと、設定をくどくどしゃべりすぎ。モノローグが長いのと、キャラ絵は綺麗としても動きが無いので、なんかどこにである12で終わるなろうアニメの駄作感が匂ってくる

まぁ、でも、もうちょっと見てみるけど

投稿 : 2025/03/15
♥ : 4

64.5 6 ラブコメで転生なアニメランキング6位
全修。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (100)
268人が棚に入れました
広瀬ナツ子は、高校卒業後アニメーターとなり、才能を開花させあっという間に監督デビューを果たす。初監督作品は社会現象になる大ヒット。 新進気鋭の天才監督と世間でも評価され、次回作は初恋をテーマにした劇場ラブコメ作品に決定! しかし、人を好きになったことがないナツ子は初恋がよくわからず、コンテが描けなくなり映画制作が行き詰る。
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

MAPPAが贈る高級な"なろう"

 
 第10話視聴しました。
 {netabare} 今回は、QJが犠牲になったことを皮切りに世界が正史の方へ引き戻されていく混乱渦巻く回でした。
 不安に駆られた民たちが暴走していく様子は悲痛でしたが、すぐそこに開け放たれた扉があるのに木枠ごと窓を破壊して証拠があったことを叫んでいたり、農民たちのやたら高い投擲技術に笑ってしまいました。

 今回の暴動、街の兵士の皆さんはなんにもしないんですね。
 葬式には参列していたのに…。


 
 そういえば、鶴山監督としては死ぬはずのないQJが死んだことについては別にいいんですかね。
 ルークが超空洞ヴォイドになるというエンディングになることが最重要で意外と過程はなんでもいいんでしょうか。
 ナツ子もここまで泳がされていましたもんね。

 やっぱり鶴山監督が直接何かをしているわけではなかったりしますかね、決定的な描写もないし。
 
 
 ここまで来ると、この作品はもう鶴山監督次第なところがありますね。
 わかりやすく破滅を美とするラスボスなのか、それとも意外と人情味がある感じなのか。
 
 この作品の着地点は、ナツ子が現実に戻り作品を完成させる なのでそこを残りの話数でどう繋げてくるのか楽しみです。

 次回、ナツ子はヴォイドに飲まれたことで現実に戻ったりしませんかね。

          {/netabare}


 第3話まで視聴しました。
 {netabare} MAPPAのオリジナルと言えばまだ前作の"アレ"が記憶に新しいですが本作品はどうなるでしょうか。

 今ところ"アレ"よりはマシな気はしていますが、それはファンタジーな世界観が故に誤魔化しが効いているだけなんじゃ… という気持ちが拭えません。


 現状、私が気になっている点はというと…

 ナツ子の行動原理がよくわからん です。 

 現実の社会人としてのナツ子、新進気鋭のアニメ監督としてのナツ子、「滅びゆく物語」のファンとしてのナツ子、どの目線 どの立ち位置で考え行動してるのかがいまいち判然としません。(生きて現実に帰りたいっていうのは行動っていうより反射だしなぁ)

 例えば、第1話の祝賀会中にこの世界が「滅びゆく物語」だと気づいたところで早速ヴォイドの襲来を告げ改変をしようとしている点。
 いや、まぁ…被害がでないよう警告するのは真っ当な行動だとは思うんですけど…自分の好きな作品を改変することへの葛藤とか躊躇みたいなのないんですね。

 ユニオを助けに飛び出した時もそういう気持ちはなかったですし、第2話で目覚めてからも改変してしまったことの後悔や後ろめたさは感じていないようでした。

 第2話でその辺りの心境を整理するのかと思っていたら、なんか腹ペコキャラを確立してしまいましたしね。


 鬱々しい展開で、見るとメンタルがやられる 絶望すると言われている「滅びゆく物語」のことをナツ子は"大好き"とまで言っていたのになんだか釈然としないな、と思っていたのですが…
 そうか…ナツ子は「滅びゆく物語」が好きなんじゃなくて「ルーク」が好きなだけなのか…。

 そういえば第1話で「何回見ても訳分かんない、でもそこがいい」って言ってましたね。
 別に鬱展開が好きなわけでも、作品に対して独自の解釈を持っているわけでもないようですしね。
 (鬱々しい展開なのと訳が分からない展開というのはちょっと違うような気もするけど)


 ファンとしてのナツ子はそれでいいとしても、でもじゃあやっぱりアニメ監督の広瀬ナツ子としては、それでいいのかって気持ちは残っちゃうな。

 他人様が生み出した作品であり、しかもその本質を理解していないまま改変を繰り返している現状に、こだわりの強い新進気鋭の監督様は何も感じていないのか。

 今後の展開でその辺りは掘り下げられるかもしれませんね、少なくとも今はアニメ監督というより美術部の女オタクって感じがしています。


 今一度、私が気になっている点を整理して考えてみると…
 制作側は広瀬ナツ子というキャラをどういう風に見せたいのかがわからん という方が正確かもしれません。


 これからの展開に期待です。


       {/netabare}

 第4話視聴しました。
 {netabare} 今話は、映画では明かされない登場人物の心理をその物語の世界に入ることで知り得る、という本作品のテーマが持つ面白味、醍醐味が出た回だと思います。

 これまでの3話と違い主要キャラに焦点が当たっているのも大きいですが、何よりナツ子が今回の問題解決のために使用した能力はちゃんと自身のアニメーターとしての経験が活かされるかたちになっていたのが良かったです。

 第1話と第2話の時のようなパロはあれはあれでいいとは思いますし、今回のもパロっちゃパロなんですが、
「初めて原画として参加した作品」とか「怒られてヘコんだけど、そんなに喜んでもらえるならやってよかった」などの情報がつくとやっぱり見え方は違ってきます。
 ただパロを用いた盛り上げのパート ではなく、ちゃんとナツ子の精神的成長につながる意味のあるパートになっていると思います。


 総じてこれまでの3話より好感触ですし、原作者の存在を匂わせる引きでこれからに期待が持てるようになってはいるんですが、その一方でやはり気になるのはナツ子の「滅びゆく物語」に対しての気持ちです。

 主要人物が死ぬ大事な部分が謎展開となっていて、ナツ子自身も"マジで謎"と思っているような作品を何故好きだと思えるのか?
 ナツ子がこの作品と出会ったのって子供の頃のようですし、なんだったらトラウマになっててもおかしくないのに…。
 ナツ子のこの作品に対する好意の出どころがわからん。
 そんな状態で、メメルン好きだったのに とか言ったり、 メメルンにナインソルジャーへの好意を確かめてたりするのはなんだかモヤっとしてしまいます。

 後々出てくることなんでしょうけど、もっと序盤からその辺りへのフォローが欲しい。

 
 あと、細かいところで言うと ナツ子がルークはメメルンを殺すかもと思ったシーン。
 ルークがメメルンは裏切り者だとわかってから斬ったのならまだしも、映画のなかではルークはヴォイドだと思って斬っただけなので、何故ナツ子はそう思ったのかが謎です。
 映画じゃ斬った後のルークの反応は描かれていてないんか?


 ナツ子の「滅びゆく物語」についての気持ちは、引っ張るならその分だけ余計にドラスティックかつ説得力のある説明や心理展開を期待してしまいますがどうなるでしょうか。

 次回に期待です。

        {/netabare}

 第5話視聴しました。
 {netabare} 今回は、ヴォイド退治が好調なことをうけて調子をこき始めたナツ子が、現実世界と同じ「自分がやったほうが早い」ルートに入ってしまう という回でした。
 絶対絶命のピンチで引きを作ったので、次回以降のナツ子の心境の変化、価値観の変化の到来が楽しみです。

 今回の件に関して、スラム街の子供たちやジャスティスさんがどう関係してくるのかも気になります。


 スラム街といえば、特に治安の悪いスラム街である絶望地区を「ここで暮らし始めたら絶望しかない」とだけのなんともフワッとした説明でまとめてしまったのは拍子抜けでした。

 仮にも、見たら絶望する メンタルを病む と言われている作品のさらに闇の部分ですよね?

 「滅びゆく物語」が絶望と評されているのは、その世界観も込みでの話だと思っていたのですが、ただ単にナインソルジャーの面々が死んでいくからってだけなんでしょうか?

 それか、このスラム街やそこに住む子供たちっていう要素は特に大事じゃなくて、ナツ子がジャスティスさんと出会うためだけのものなのかもしれませんね。


 ジャスティスさんについて

 ジャスティスさんとの会話シーン、ここは前回同様キャラの真意を聞ける醍醐味な部分だと思います。

 ですが、映画内で描写もなく突然な謎展開を見せたというメメルンと違って、ジャスティスさんに関しては割としっかり描写されてるみたいなんだから、別に汲み取れるところなんじゃないのか?
 ナツ子は子供の頃から度々映画を見て、設定資料集も読み込んでいるのに、こんなにもキャラの心境がわかってないって、これはナツ子がアレなのか 「滅びゆく物語」がよっぽどなのか どっちなんでしょうね。

 それとも、ジャスティスさんは声が 朴 璐美 さんだしどことなく中性的に描いているのはそういうことなのか?
 だから人を好きになったことがないナツ子にはわからないとかそういう系か?

 
 鳥監督が出てきて「修正しても無駄だよ」と意味深なことを言ってきましたが、当のナツ子は別にこの世界を修正してやろう とも思っていませんし、改変していることについても特に何かを感じているわけでもない という食い違いは今後活きてくるでしょうか。



 第5話まで視聴して未だ目を引くのは作画面の「あ、これ〇〇のパロだ」の方ばかりで、ストーリーそのものに乗れないのはやはりナツ子の主人公造形にあると思います。
 ナツ子のクリエイターとしての信念とは、ナインソルジャーの1人として行動する ご飯 以外の動機、「滅びゆく物語」に対する独自の解釈か、世間の評判が悪いこの作品が何故自分は好きなのかの理由 または それを知ろうとする姿勢、など欠けているものがちょっと多い。

 ナツ子のことは嫌いではないけど、上記のものがないとナツ子の行動に対する興味が持てない。
 

 もう早くも物語は折り返しになっていきますが、どうなるでしょうか 次回に期待です。

         {/netabare}

 第6話視聴しました。
 {netabare} 今回は作品の長所を活かした、作画でもっていった回でした。
 やはり、作画の良さは正義だなと実感させられました。

 ただ、作画の良さに隠れて気になるところはいくつかあります。

 例えば、メメルンがナツ子を諭すパート。

 メメルンはナツ子の戦い方を見ていると時々不安になるそうで、「がむしゃらで、命知らずで、何かを守ろうと必死で…」と語ります。

 …ん?そ、そうか? 前話の冒頭三連戦とかでも普通に調子づいてるだけじゃなかったか?

 それと「今度のヴォイドは共に力を合わせて戦わないと勝てませんよ」くらいのことで、ナツ子が現実世界の頃から引きずっている "出来る人間だから故のスタンドプレーの精神" はほぐされてしまうのか…。

 この価値観はナツ子という人間の根っこの部分であり、それ故その変化の様子には期待が出来ると思っていたので、結構コロッといったのは意外でした。

 いや、でも…自分の好きなキャラからこんな風に言われたなら、そりゃこうなるか。

 このパート、最後も微笑ましくて大変結構なんですが、メメルンがナツ子を諭す際に 前々回を踏まえた上での自戒するセリフなどがなかったので、だいぶ "お前が言うな" な仕上がりになっているのは気になります。

 「ナツコさんがいなければ、この街もわたくしたちもとっくに終わっていた」←いや、自分が終わらそうとしてたやん。

 「戦い方を見ていると不安になる」←最近で一番不安を与えたんは自分の方やん。

 みたいなノイズが入ってしまいます。

 最初に、わたくしが言えた義理じゃありませんが…とか、あなたがあの時わたくしに… みたいな部分があればスッと入ってくるんですけどね。



 続いて、戦闘シーン。

 作戦を立てて挑みましたが、開始10秒で瓦解してしまったのは笑いました。
 みんなで力を合わせて誰も失わないように と意気込んでいたのにも関わらず、力を合わせる間もなかったですね笑

 これ…ヴォイドがQJとメメルンをたまたま丸呑みにして、何故か飲み込まず味を楽しんでいてくれたから良かったものの、普通に死んでるところでしたよね。
 この世界ってそういうラッキーはある世界なんですね。

 
 ナツ子は今回サポートに徹し階段を出しましたけど、なんでわざわざ階段?

 上まで一気にいける昇降機なり、飛行できる乗り物とかで良かったんちゃうの?

 落ちる2人を見てとっさに、だと理解してもその後別に階段の続きを描いたり、階段が壊されたときわざわざ階段として直す必要があんのか?

 死角に入った2人を追う際に、たまたま駆けつけてくれた飛べないジャスティスさんに乗せてもらいましたけど……これってナツ子は元気なときのジャスティスさん描いてを出現させる、とかは無理なんですかね?

 一度、階段を描いたら階段しか駄目なのか?

 能力を使うと寝てしまうっていうデメリットがあるのは示されていますが、能力使用時の制限についてはわからないので、なんでも出来そうなのに何故か変な遠回りをしているように思ってしまいます。
 パロをしているときはその遠回りな行為自体が、「パロ」というネタになっていたから気にならなかったんですけどね。

 
 あと…すっごいそもそもな話、最初から塔の頂上で待ち構えていたら良かったんじゃないのか?

 相手の狙いは分かっているし、ご丁寧なことにソウルフューチャーを取り込む口が弱点らしいし…。

 バオバブ様の結界+メメルンの3秒は持つらしい制御魔法、ついでにナツ子もヴォイドの動きを止めること 弱点を晒すことに専念してたら、余裕をもって勝てたような気がするけど…。

 もし塔の根元で自分たちが突破されたら、を考えていなかったのなら尚更頂上で背水の陣を敷いていた方が良かったな笑
 実際、孵化したばかりのヴォイドの想像以上の速さに2人死んでるところですし笑
 そういえば、モブの兵士とか魔法使いとかいたはずですが彼らは全員辞めたんですかね?

 
 それか、あれかバオバブ様が ないよりマシだろう と思って張った気休め程度の小手先の防御魔法とやらがルーク達の想像以上に堅牢だったんでしょうか。
 完全体になったあのヴォイドの突撃を十数回耐えるって、持って3秒というメメルンの制御魔法よりよっぽどあてにしていいと思いますけどね。

 間違いなく今回のMVPはバオバブ様ですね、バオバブ様が 「まぁいいか… 」で結界張ってくれてなかったら終わっていましたもんね笑

 もし、バオバブ様が避難所から遠目に様子を見ていたら、心臓止まってんじゃないですかね。


 これからは作戦を立てるときはバオバブ様も呼んだ方がいいと思います。

 次回に期待です。



         {/netabare}

 第7話視聴しました。
 {netabare} 今話は、広瀬ナツ子 という人物を各年代ごとにその当時ナツ子に恋心を抱いた人からの視点で語られる過去回想回となりました。

 ナツ子の奇人っぷりと天才性が存分に見られ、パロネタもしっかり楽しめる良い回だったと思います。


 ただ、だからこそ惜しいのは 何故この話を第7話に持ってきてしまったんだ、というところです。

 今回の話の役割とは言わば、ナツ子の人となりの紹介 と ナツ子が今直面している問題を提示すること だと思います。

 これってもっと初期段階でやっておくべきことなんじゃないのか?  
 ここまで先送りにしたことの利点がない。
 それこそ、第3話とかで出来た話なんじゃないのかと思ってしまいます。

 第3話まで視聴した時点でのレビューで、ナツ子の行動原理がよくわからん と書いた身からすると、今回のようなことが示されていれば、あぁ昔からそうなのね と納得できる部分もあったんですけどね。

 少なくとも、第3話のタイガーマスクのパロよりかは優先順位の高い内容だと思います。


 後、ナツ子が初恋を知らないため制作に苦しんでいるという、作品の軸の一つとなる重要なテーマがここにきてようやくちゃんと出たのは愁眉を開く思いですが、あまりに機を逸し過ぎているように感じます。

 作品のイントロダクションや第1話のあらすじ紹介にて記されてはいますが、第1話の内容では制作が遅れている理由自体は判然としません。
 
 私自身、後からあらすじを読んだとき「え、そうなの?」となりましたし、5話の冒頭で初恋狩りをしているのを見て「あ、やっぱりそうっぽい」となりました。

 今話ラストの「滅びゆく物語ってこんなに幸せでいいんだっけ?」という自分のしてきた改変祭りに対しての疑問もそうですが、ちょっと色々と遅い。

 改変に関しては、こんなにも鶴山亀太郎監督に心酔していたのなら尚更です。


 
 私はこれまで「滅びゆく物語」に対してのひっかかりについてちょくちょく触れてきましたが、今話にてまたちょっと謎が深まった気がします。

 ナツ子が写本していたアニメ雑誌のインタビューにて、鶴山亀太郎は 「観客を飽きさせず、かつメッセージを伝えることができるのかに悩んだ」「映画の出来はそれなりだと思う。損はしないと思う」と語っています。
 もっと、「この『滅びゆく物語』は私の為に作った」 とか、「私の我儘に付き合ってもらった」みたいなことを言っているのかと思っていました。

 私はてっきり、鶴山亀太郎氏は「滅びゆく物語」を独善的な作品であると捉えているのかと思っていましたが、なんか エンタメをちゃんと意識していますね笑

 ということは、鶴山亀太郎氏は世間では絶望と評されてしまった本作品を本気で大衆にウケると思っていたんでしょうか?
 

 もう一つ印象的だったのは、「滅びゆく物語」を好きだというキャラがナツ子以外に現れたことです。
 蒼井三郎が単なる逆張りオタクである可能性は捨てきれませんが、マイ フェイバリット ムービー とまで言わしめる何かがこの作品にはあるんでしょうね。
 
 本当に世間ウケしなかったというだけで、意外とコアなアニメファンから人気だったりするのか?
 平成18年 2006年なら鬱アニメとか普通に流行りそうなんだけどな。
 いまいち、この「滅びゆく物語」の立ち位置がよくわかりません。
 当時プロデューサーはどういう宣伝をしてたんでしょうね。

 隠れた名作 とかではなく、駄作 爆死と強調しているのには何か狙いがあるんでしょうか。 

 鶴山亀太郎氏の真意が知れるのを待ちましょう。

 次回に期待です。 


           {/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare} 今話は、ついに重要人物である鶴山監督とナツ子が接触したり、この作品のテーマである"初恋"が大きく進展したりした回でした。

 
 前回、かなり不穏な感じで登場した鶴山監督でしたが、やったことはというと ナツ子に付きまとい挑発して嫌がらせをする くらいのものでした。
 
 鶴山さんは原作者といっても、この世界に対して強い権限を持っているわけじゃないんですかね?
 「どう足掻いても物語のエンディングはすでに決まっている」とは、自分が何かをするわけじゃないけど世界の理が帳尻を合わせにくるぞって意味なんでしょうか。

 でも、縛っていたはずの縄がいつの間にか解けていたりしたので、何かしら不思議な力があるんですかね笑

 
 ここの場面でちょっと気になったのはQJの台詞です。
 謎の喋る鳥がナツ子と同じかもしれないと言った後、「この街にいるのは、ほとんどが九つの国から避難してきた者たちです。しかし、あの喋る鳥はどこの国にも属していません。」

 鳥に対してどの国に属してるもクソもなくね? 普通に私のデータにない見たこともありません、とかでよくないか?
 どうしてもここで「九つの国」ってワードをおさらいしておきたかったのか?
 


 私は各話のレビューにて度々 自分の大好きな作品をゴリゴリ改変していくナツ子に何か葛藤とかはないのか?ということを書いてきました。
 そして、今回 原作者様から直々にそのことについて問われましたが、ナツ子はどうやらそんなことをしている自覚は微塵もなかったようです。

 第5話にて、ヴォイドを倒しまくっている自分に酔いながら「最早この展開、映画の内容と全然違うけど」って言ってませんでしたっけ?

 さすがにこの第8話まで好き勝手にやってきといて、そんなつもりはなかった は無茶やろ笑

 「滅びゆく物語」が好きとかバイブルとか原点とか色々言ってるけど、信憑性ないんだよなぁ。

 「今のムキムキ乙女のデステニーも最高じゃん」ってセリフも 変化したキャラでも変わらずに好き という器の大きい気持ちから出たものではなく、元々そんな好きじゃなかったキャラがイメチェンしルークとのフラグもへし折れたから良し!ってだけだもんな。
 
 そりゃ原作者からしたら怒り心頭に発するでしょうよ。

 あくまでデステニーはナツ子が直接何かしたわけではない としても、ユニオの件は言い訳できんやろ。
 

 後、ルークとナツ子が温泉に入っている際、「滅びゆく物語」のグッズや人気キャラについて話していますが…
 いや、だからこの作品って世間的には駄作で爆死なんじゃねぇのかよ。

 グッズはまだいいとしても、人気キャラってどういうこと? 作品そのものの人気がないのに? 子供がユニオを好きになるって、元ネタを知らずにキャラだけ先行したってこと?

 マジでずっと本当に「滅びゆく物語」の立ち位置がわからん。



 ストーリーがラブコメなども取り入れてポップなのはいい、パロネタをいれてクスッとできるのも楽しい、でも、それらを際立たせるための重要なポイントを尽くスルーしてしまっている感じがします。
 この作品が ストーリーはそんなに… と言われる原因はここにあると思います。

 前回と変わらず、鶴山監督の真意を知れるのを待ちましょう。

 次回に期待です。


          {/netabare}

第9話視聴しました。
 {netabare} 今話はAパートを使って、ルーク視点からのナツ子の様子やこれまでの振り返りがなされました。

 基本、おさらい といった感じでしたが、恋心を自覚していくルークの初々しい様子が可愛らしく演出されていたと思います。
 Bパート後半や次話以降の混乱を極めていく展開の良いフリでした。

 
 その後、ナツ子はQJに映画「滅びゆく物語」の本来の内容を語ります。
 QJは、前回 ナツ子が不穏なことを言う謎の鳥に対し憧れているとまで言っていた件については触れないの優しいですね。

 今回わかったことは、映画「滅びゆく物語」ではルーク自身が超空洞ヴォイドとなり世界を滅ぼして終わりだそうです。
 超絶バットエンドなわけなんですが、どうしてナツ子や蒼井三郎はこの作品が大好きなんでしょうね。

 しかもナツ子に至っては、ただバットエンドっていうだけでなく内容も 何回見ても訳わかんない と言っているので本当に謎です。

 うーん…なんというか…ここまで話数を重ねても第1話を視聴した時から引っかかっている部分が一向に進行しないんですよね。
 言及すべきところを避けてずーっとフワフワしてる感じがします。

 まぁおそらくこの部分は、鶴山監督に向けて 私は「滅びゆく物語」のコレコレこういうところが好きなんだ!という風なある種オチ的な要素として出すつもりなんじゃないかと思っています。



 次回のタイトルは「混乱」なので暗い話の予感ですが、それを乗り越え、ナツ子はこの世界にやってきてからの「滅びゆく物語」に対する心境の変化を認識し、憧れの巨匠の作品を全修する覚悟を決めるでしょうか、さらに引き続き鶴山監督がこの作品に込めた真意とは何か気になります。

 次回に期待です。

 
        {/netabare}

 

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 最後の作画以外虚無。話的にはメメルン=鶴山亀太郎という感じがするくらいかな。

1話 ナウシカの巨神兵のシーンは誰でもやってみたいのでしょうか?

{netabare} 髪で顔がずっと隠れているというのは想像以上にイライラしますね。今後も決めの瞬間までそうだとすると、結構なストレスになる可能性を感じます。ですが、そこにこだわりがある以上単なるキャラ付けでなく、顔が見えないことに意味はある気がします。

 顔が見えないというのは、一般的には特定の個人ではないという意味とか、個性がない意思がないという意味でしょう。つまり、顔が見える瞬間、描きたい表現したいという想いがあふれるというのが、つまり「変身」「覚醒」なんでしょう。だから冒頭のシーンで描きたくないものが描けなくて苦しんでいたのでしょう。

 あの机がセットされるシーンは変身バンクになりそうですね。

 今回の全修は、庵野秀明氏がやったと言われるシーンです。ナウシカの巨神兵オマージュが来ました。庵野氏はショート動画で後に巨神兵のシーンだけの作品を作ったりしています。あそこって、誰でもナウシカの「金色の野に…」ではなくて、巨神兵に吹き飛ばしてほしいとちょっと思っていたということ?巨神兵にもっと活躍してほしかったというのは、ナウシカを見ると誰でも思うのでしょうか。あるいはナツコに庵野氏が憑依した可能性もありますが、2話目以降じゃないとその辺はわからないです。

 あと、死因のハマグリ弁当なのは、ハマグリは蜃気楼の元ですから幻の象徴です。本当に転生したのか、夢オチになるのかわかりません。弁当の日付が2019年9月13日というのは何か意味があるのか。訃報やアニメ放送開始などの考察のネタになるような物はありませんでした。「BanG Dream! FILM LIVE」が劇場公開された日らしいですがあまり関係なさそうです。

 鶴山亀太郎という人が本作劇中で死んでいますが、それは話に絡んできそうですね。「滅びゆく物語」の監督であるなら物語をそのまま進行する方でしょうから、ナツコの敵になる可能性がありますね。ここで創作論が出てくるなら面白いと思います。鬱展開の是非とかですね。

 まあ、あえて考察ポイントがちりばめられているようです。スタジオのポスターとかも後でチェックしておきます。{/netabare}


2話 前半の作画は何?内容は浅い。期待値が半減しました。

{netabare} 作画、1話もこんなに安っぽかったでしたっけ?メメルンの顔がデカスギるし、表情ないから不気味だし。特に前半の作画が、なんかのっぺりというかなんというか…後半の方が良くなってたかなあ、この作画が安定しない感じは万策尽きる前兆なんでしょうか。

 それと、一般家庭でお代わりの数だけ器が山盛りになる、というのはよくある間違いの例ですよね。普通は同じ器に盛ります。1目でわかる絵としてローコスト化する工夫なんでしょうけど。作画のレベルが良くないので敢えてやったように見えません。作画を間違った感じです。

 バンクダメっていておきながらバンクにしてるし。メタギャグとオマージュ作画だけではちょっと厳しいですね。板野サーカスを出すのはいいですけど、一瞬だし。これだけで乗り切るつもりならそれは無謀すぎます。

 外から見た作品とその内部の現実、あるいはアニメ作りに関する何かがないと、厳しいなあ。ナツコのキャラ付けもウザいだけで、上手くできていない気がします。アニメに関するこだわりとか、せめて冒頭のシーンを活かしてスランプとか何かないんですかね。

 全体的に1話の期待値が半減したかなあ。構想倒れの予感がします。{/netabare}


3話 最後の作画以外虚無。話的にはメメルン=鶴山亀太郎という感じがするくらいかな。

 ストーリーが面白くない、というのはあります。ですが、もっと気になるのは演出なんです。演出が全然面白くありません。お祭りのシーンもドタバタしているだけだし。キャラもなんか類型的で騒がしいだけです。

 最後の作画というか絵コンテというかを楽しむ。そういう視点でメタ的に見て楽しむ作品なのに、アニメ全体のクオリティに不満足があると全然最後のシーンに乗れないんですよね。それ以外を犠牲にして平均点を大きく下げているというか。

 なので、見終わった後に虚無感があります。ですので、視聴は3話で切って最後のシーンだけチェックします。
 多少工夫があるとすれば、メメルンが鶴山亀太郎なんだろうなあ、そこでアニメ監督の苦労とかセリフで言っちゃうのかなという気はします。そういう当たりを付けましたが、別に外れてもいいです。


 どんでん返しで、あえて全部記号的に処理して進行して、5,6話あたりでひっくり返すというなら再開しますけど。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

オーガニック・ポータル

MAPPAオリジナルのなろうアレンジ
古き良き異世界なろうの味変を匠の技法で調理

MAPPA製「ぼくのかんがえたさいきょうのなろうアニメ!」

スタジオが自我を出して本気だすと盛大にスベる法則発動。エガオノダイカとか…。ブブキブランキとか…。クソなろうに汚染されたアニメ市場を憂いて「ぼくならこうする!」ってなったんでしょうけど。

妄想爆発自己表現文学だった初期と比べて、いまのなろうは完全に福祉や介護の領域。他者不在の唯我独尊、完全無欠の自慰体験。そういうふうにつくってあります。なのでナツコは傲岸不遜にイキリ倒さなければならないし、ノーコストでズバッと問題解決でチヤホヤゴイスーされなければなりません。それがそれこそがなろう。明確な設計思想があり、そういう意味ではよくできています。

「ねえねえ!ぼく!これ知ってる!」ってな情報を楽しむやつ。知ってるかどうかのみ。考察と呼ばれている何か。それで次は何かなーってみんなで盛り上がれるシステムは実にTV的というかライブ配信的というか。結局なにかで皆んなで一緒に盛り上がりたいってのは今も昔も陽キャも陰キャもかわらないってか。

OP
もう10年選手の中堅HRガールズバンドで海外ツアーや大規模フェスなどの実績を重ねる実力派。日本ではBABYMETALとともにイロモノキワモノ枠だけど、海外の屈強なロックおじさんからは熱狂的な人気。んでアニソンはどうなのかというと、いつもの平常運転でありました。

ED
ボカロP×歌い手という本作のメインターゲットのおじさんにとっては最凶の組み合わせ。アニメ作家モチーフならレジェンドアニソン歌手にするべきなのでは?スポンサーのゴリ押しかもだけど、なんでここは気を抜いてしまったのか…。ここでおじさん接待するだけで評価もかなり変わっただろうに。


03
キメのシーンだけチェックします

タイガーマスク×けものフレンズ?
大事な3話でこれはないでしょう。
マジで終わってんな。
ある意味次回が楽しみ。

02
板野サーカスって…もはやキャラですら無いのかよ。

01
初回の掴みで巨神兵はまあいいとして

投稿 : 2025/03/15
♥ : 0

56.4 7 ラブコメで転生なアニメランキング7位
クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (69)
178人が棚に入れました
高校生の北条才人はクラスメイトと結婚した。 それも学校一苦手な、天敵のような女子・桜森朱音とである――。 「私と結婚してること、クラスのみんなに言ったら殺すから」 「俺だって結婚を知られたくはない。なんのメリットもない」 普段から嫌い合う二人の新婚生活が上手くいくはずもなく、なにかと衝突ばかり。 しかし、日々の暮らしの中で歩み寄ることで距離が縮まっていき、 一緒にいて楽しい時間が増え、少しずつお互いを理解していく。 才人は今まで知らなかった朱音の可愛い素顔を知り、 朱音は心の中に秘めていた想いに段々と気づき始め……。 素直になれそうでなれない二人が送る胸キュン新婚生活、ここに開幕――!

こっとん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

おいてけぼり

嫌ってる理由、結婚させる理由、結婚を決めた理由
どれも釈然としない
あとから深掘りするのかもしれないけどもやもやしながらみることになって感情移入できません
ラブコメ恒例のドキドキイベントもしょうもない感じで消化しちゃってます

結構深刻なのはヒロインです
ヒロインがかわいくても主人公が不愉快でみなくなることはありましたが、今回はその逆パターンになりそう
キャラデザ以外評価するところがないヒロインですがそれに加えて声優の演技も微妙に感じます

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

モテない中学生男子向け

ティーンエイジャー男子、こういうの好きですよね。自分の努力ではなく、なぜか「なりゆき」でハーレム展開だったり、一方的に好かれてかわいい女子と同棲したり結婚したり。まあ女子と付き合ったこともない、付き合い方も分からない男子がそういう他力本願な恋愛に憧れる気持ちは分からないではないですが…でもこういうのばっかり見てたら一生DTになりそうだけど大丈夫そ?

本作は努力もなく●金持ちの御曹司で●祖父の会社を引き継ぐことが約束されていて●成績も上位で●かわいい女子と結婚して新婚生活を送ることになった…惜しげもなくDT男子の妄想が注ぎ込まれています。ついでにサブヒロイン的な2人の可愛い女子もどうやら主人公に気がある様子?僕の思い描いた理想の高校生活!みたいで大人としては設定だけでムズかゆくなります。

作画は急にコミカルになることはある(レンタル彼女っぽい)ものの、安定の可愛さで問題ないです。アニメとしては至って真面目に作ってるなあという印象ですので、DTドリームについていける人はきっと楽しめるんじゃないでしょうか。逆に努力で何かを勝ち取っていくようなストーリーを好む層には限りなく厳しいでしょうね。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2

Rera さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ドタバタラブコメ

主人公が大富豪の祖父の策略により、大嫌いなクラスメイトと結婚させられてしまうというお話。
スカした男子とツンデレ女子のよくあるドタバタラブコメ。
あり得ない設定とバカバカしい話の連続だが、ギャグタッチなところとヒロインのキャラデザが好みなので結構見れている。
いわゆる頭空っぽにして見れる作品。
話のテンポも軽快。2人の掛け合いが夫婦漫才のようで面白い。
ヒロインはすでにツンデレ状態。デフォルメキャラも可愛らしい。
ちょいエロがちょくちょく挟まるがすぐに場面が切り替わるので嫌味がない。
なろう系低予算アニメよりは遥かにいい。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 1

69.6 8 ラブコメで転生なアニメランキング8位
犬とハサミは使いよう(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (1296)
7031人が棚に入れました
物語の主人公は、ある日突然、強盗に殺された春海和人。本が好きすぎる本バカゆえの「読まずに死ねるか!」という執念で奇跡の生還を果たしたが、その姿は何故かダックスフンドに。犬であるため、本が読めないことに悶える彼の前に現れたのは、ハサミが凶器のサド女、夏野霧姫。その正体は和人が大ファンの作家、秋山忍本人だった。1匹と1人の前につぎつぎ現れるヤンデレ、ドM、ナルシスト、ネガティブ、無表情……。多彩なキャラクターが縦横無尽に入り乱れる、痛快不条理コメディとなっている。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、井上麻里奈、阿澄佳奈、伊藤静、加隈亜衣、芹澤優、羽多野渉、内田真礼、五十嵐裕美、斎藤千和
ネタバレ

かおーん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

[ネタバレ注意]原作完結のまとめ

原作未完のままアニメ化、中途半端に終わり二期もあるはずない。でも結末がなんとなく気になる・・・ので、原作最終巻だけ読んでみました。koboで楽天ポイント使って。
(すみません本来こんな読み方はしません。どんな長編小説でもそりゃ戦争と平和とか嵐が丘とか鬼平犯科帳とか三国志、銀河英雄伝説でさえ読破してますが、さすがにこの作品を10巻全部読むのはムリ!なので最終巻だけ読ませていただきました。中途半端に投げられて終えた、原作未完なアニメの原作だけこんな方法を取ろうと思ってます。あ、赤川次郎の三毛猫ホームズも最終巻出たらそれだけ読むかも)

以下原作最終巻まとめ
{netabare}

秋山忍の「大罪」シリーズの続きが読みたいの一念で、犬として生まれ変わった主人公、和人。
夏野(秋山忍)は、自分が最終巻「色欲」を書いたら、和人が消えることを知っています。なので書べきか書かざるべきかを悩む。

そんな彼女に、「色欲」を執筆させるため、ドM編集者が取った行動は、犬(和人)の殺害。犬が居なくなれば、夏野は執筆を始めるはず。

夏野霧姫(秋山忍)の前で血の海に沈む犬(和人)、彼女は和人が死んだと思い、マンションに籠もります。そして、最終巻の執筆を開始する。

編集者の暗殺から逃れた犬(和人)は、マンションに戻ろうとしますが、ドM編集者の超強固なセキュリティーシステムが敷かれており、それが進入を拒む。

主人公(和人)も、最後の「色欲」を読んだら自分も消えるであろうと知っている。知っていても、読みたい。自分はそのために生き返った。だから、夏野には完結編をどうしても書いて欲しい。

6人の友人作家たち(アニメにも数人出ていましたが、その後数人追加されたよう)の手を借り、マンションへの突入を試みる和人。
目的は「色欲の執筆を辞めさせる」こと、「色欲の執筆をさせる」こと。
夏野の部屋の前に立ちはだかるラスボス、ドM編集者との対決で、今書いている「色欲」は完全な作品ではない。追い詰められ書くことしかなくなった状態、そんな不完全な状態で書かれた色欲で良いわけがない、読者の想像を遥かに超える、夏野の才能の全てを出し切った完璧な「色欲」を書かせなくてはいけない、と、ドM編集を説き伏せてラスボス戦は終了。無事夏野の部屋にたどり着きました。

部屋では黙々と執筆を続ける夏野。和人が生きていることに気づいていた夏野もひとつの計画を実行していました。

不完全な色欲を書き上げる。犬(和人)は納得しない。和人は激怒するだろう。そして、犬(和人)は襲われることはなくなる。成仏もできない。一度完結した作品を、二度完結させることは不可能。

これが夏野が取った、犬(和人)を生かすための計画でした。
和人(犬)はこれを見抜き、夏野を説き伏せます。秋山忍(夏野)の作品に心底惚れ込んできたこと、七罪シリーズを読み終えるために生き返ったこと。それを読んで死ぬことが解っていても、読みたいということ。

全てを理解した夏野霧姫(秋山忍)は、最終巻「色欲」を書き上げます。そして、原稿用紙のまま、和人は読みます。
念願の「色欲」の読書にふける和人。気がつけば夏野のヒザの上で読んでいました。

ヒザに抱かれたダックスフンドに夏野は感想を聞きます。
形容しがたい名作に、考え、言葉を選ぶ和人、しばしの沈黙のあと和人は
「面白かった」
同時に意識が遠のくのを感じます。夏野も、和人が消えることを理解し、涙しながら「ありがとう」

消えゆく意識の中で、犬(和人)は
「ちょっとまったー!」
まだ読んでない作品がたくさんある、夏野霧姫の作品をもっと読みたい!まだまだ死ねるかー!
「は?」と驚く夏野に犬は「今後も本が出版される限り、おれはそれが読みたい。まだ死ねない、つまり、秋山忍(夏野)とずっと一緒だ」と。

憔悴・悲観・安堵・怒りに、同時に襲われた夏野はハサ次郎(ハサミ)を手にし、和人に迫ります。アニメと同じように。

「お仕置きターーーーイム!」


(原作感想)
作家6人が、他人を傷つけるとしても執筆するか、の問いに対してそれぞれ出した解答が良かった。作者がこの作品で言いたかったのはこの部分か?
夏野のヒザの上で、静かに、穏やかに最後の読書を始める和人。ここで終わりにしちゃえば良かったのに。ラノベじゃその終わらせはありえないのかな?
個人的には「読書ばっかりしてないであなたも書きなさい!」と和人に伝える内容の色欲を書き、作家として名作を書き上げるまでは死ねない!に切り替えさせる?と予想してましたが。読書バカ犬はそのままで終わりました。

アニメで妹とマグロイーターが好きだったんですが、最終巻には出てこなかったですね・・・
{/netabare}


----アニメ視聴後----

原作未完の駄作フラグ付きアニメ。
原作小説は7巻まで刊行されている(13年9月現在)らしい。
しかし7巻ってすげーな。大作といわれる吉川英治の三国志だって宮本武蔵だって全8巻だぞ?

作中の、活字中毒の犬もこの作品は読まないな(笑)、と言われてるとかいないとか。

幽遊白書、GANTZ、ぜんまいざむらい、代紋、てやんでいBaby、、、ありがちな、死んで生き返るところから始まる作品。

文学少年が一度は死んだが、犬になって転生。
読み終えてない「大罪」シリーズ(七罪?)の最終刊を読みおえるまでは死ねない!ってことだったので、霧姫が最終刊(greed? lust?)を書き終えたら成仏する流れでしょうか。

内容はベン・トーのようなおバカアニメなので肩肘はらずに見られてGood。

OPの、本が平積みに並べられているシーン、一冊一冊の本の表紙の装丁が良い。ひとつひとつデザインされていて、文芸本への愛を感じます。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 10

HAL. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

寒いギャグの繰り返し。

1話、2話くらいまでは、
一風変わった設定にニヤニヤできたんだけど、
だんだん設定が足かせになってくるというか。
主人公とM体質の女が、先生にお仕置きされたり、
輝いてる女が相手にされずスルーされるとか、
毎回、同じことの繰り返しなのは、さすがに飽きる。
この辺り、原作のラノベではどうなってるの?と思った。

結局のところ、犬から人間に戻れるのか、
成仏してあの世にいっちゃうのか分からないけど、
ストーリーは完全にとっ散らかったまま、
12話終了のタイムオーバーで強制終了。

キャラクターや設定自体は魅力的だったので、
原作はもっと面白いんだろうなぁ…。

これがいわゆる「アニメ化失敗」というやつなのだろうか。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

軽いノリのコメディなのに設定が重すぎる。

凄まじい本好きの青年:春海和人が強盗に殺されるも犬になって生き返り
大ファンだけどドSの女作家:秋山忍(本名:夏野霧姫)
の元で心を読まれながらも暮らすコメディの様です。

大分初期設定詰め込んできましたねー。(^_^;)
ドタバタコメディの様ですがミステリーも絡んでいて楽しめそうな予感がしています。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話感想{netabare}
今回の成分 本3:犬2:ハサミ2:読心1:強盗1:七つの大罪1

突飛な設定ですがちゃんと付いて行きますよ。
主人公、大分良い毛色&毛並みで高そうなダックスに生まれ変わりましたね。
人間本体の方は頭撃たれちゃって完全に死んじゃってるので元に戻れなさそう。
(タイムスリップという手はありますが)
この後どうなっていくのか予想できなくて面白いですけど。

ヒロインの夏野霧姫は執筆バカで書き始めると周りが見えないようで
強盗もお構いなしで書き進めていましたが、あの後どうなったんでしょうか?
(逃げた強盗は今後も絡んできそうです。)
ドS、貧乳、ハサミと属性も豊富で魅力あるヒロインになりそうで楽しみです。

ミステリー要素もかなりありそうなので予想もしながら楽しめそうです。
【予想】{netabare}
ラノベ原作のコメディらしいですがそんなもの気にしません。
ミステリーはお構いなしに考察し予想するのが私の楽しみ方です。

まず強盗と言ってますが店主とアイコンタクトを取っているので店への強盗では無いようです。
凶器の散弾銃は日本(東京)だしポンプアクションだし…って事でクレー射撃用の物でしょうか?
物語とは関係して来ないかな!?

第一印象では秋山忍狙いの犯行に和人が巻き込まれていたように感じます。
ベストセラー作家のお金目的なのでしょうか?
大罪シリーズの最終巻が発行されると困る者が居るのでしょうか?
七つの大罪というのも意味ありげです。
ただ、そうだとすると和人殺害後も事件は続いていそうなのですが…。
ビビって逃げたのかも知れませんけどあの後の描写がないので謎です。

和人狙いの犯行の線で考えると、
和人の両親がスパイとかの裏稼業に関わっていたか何かの研究に携わっていたのかも。
田舎に引っ越したのは身の危険を感じての事かも知れません。
「女スパイみたいな言い方するな」&007ネタが伏線だったのでしょうか?

もう一つ考えられるのは喫茶店にいた三人はグルで狙いは和人の命。
霧姫が銃を向けられても動じない態度だったのも頷け、
冒頭の「死んでみてくれない?」にも掛かるので可能性は低いながらあります。
この場合は霧姫がスパイ的な匂いがします。格闘術も出来るようですし。
和人は殺しても色々な人になりすまし蘇る存在なのかも。(今回は犬ですが。)
財布が無くなってるという点も不可解で何やら陰謀めいた物も感じます。

和人の記憶と現実の微妙な差も引っかかります。
記憶では101号室でしたが霧姫の調べでは102号室。
(霧姫が誰に電話して調べていたのかも気になるところですが)
ポストの表記も101は住谷で102が春海になっているので霧姫が正しいようです。
住谷という管理人さん(?)と関係しているのでしょうか?
頭を撃たれた事による記憶障害なのでしょうか? 
犬だけに101なのでしょうか?(^◇^;)
こちらは来週判明しそうです。個性的な住谷さんが登場しそうな予感…。

秋山忍が=夏野霧姫なのかはまだ疑っています。
変幻自在な作風のようなので他にも複数の秋山忍が居るのかも知れません。
霧姫はその中の一人に過ぎないのでは?

後はこれまでも何回か他人の声が聞こえていてそれが作風に繋がっていた可能性もあります。
(動物だったのは今回が初めてみたいですが)
犬の和人の前にセクシーな下着姿で現れたのは次回作「色欲」を書く為に
気持ちを知りたかったからでは無いでしょうか? 活字バカで欲情しませんでしたがw
このあと執筆の為に彼を欲情させるラブコメになるのかも。

メモ
他の動物の考えも読めるのか?→聞いたこともない
俺と同じ様な目に遭っている人間を知っているか?→聞いたこともない
何で俺の言っている事が解るんだ?→聞きたくはない
{/netabare}
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 格闘3:アパート2:読者2:後悔2:キリペディア1

ぐふっ。予想だいぶ外れた。考えすぎた。(+。+;)
一話での予想、清々しい程外れているので先入観を気にしていた人も開けても大丈夫です。
笑って読んでください。
外れたので少し負け惜しみいいます!w
「これなら主人公殺す必要ないじゃん!」

麻薬の受け渡しトラブルで激昂し突発的な犯行みたいなんだけど
銃を持ってて計画的じゃないか!とツッコまずにはいられない。
もし計画的な犯行なら顔見られたりとか証拠残し過ぎで計画が甘すぎ!
顔写真と名前まで報道されるなんて!とツッコまずにはいられない。
クスリでまともな計画考えらず甘くなったのであれば
そんな中毒者が何故か読書で更正しちゃうのにツッコまずにはいられない。
だけどコメディだから許すしかないか。w

アパートの謎は仕掛け自体無い様なもので
なにも週を跨がなくてもいいじゃん! とツッコミました。
犯人の行動もおかしい。被害者の隣室って安全な隠れ家なの!?
管理人室なら尚の事、連絡とか職質とか来そうだし報道陣も居たじゃん!
だけどコメディだから許すしかないか。w
住谷さん登場はだけは正解でした。

残った予想は【予想】{netabare}
秋山忍は複数人説くらいになりましたがコレも外れくさい。
作風が変幻自在なの単に普通に天才なだけかな?やや納得行かないけど。
それか執筆バカの割にちゃんと友達(?)いる様だし
お姉さんも職権乱用&守秘義務を知らない警察官みたいなので
そちらから色々見聞きして経験してるのかも。
あのアイドルみたいな子が過去色々経験して苦労してるのかもしれないです。
{/netabare}
色々外れましたがまたミステリーがあれば懲りずに遊びたいと思います。
そしてコメディだからと許します。

ただし和人の『死』の認識が甘いのは引っかかっています。
今回犯人に復讐しないのは当然としても、
許してしまうのはどうなんだろ?憎くても法に任せるスタンスで良いと思うのだけれど。
いくら読書バカとはいえ、あまり葛藤せず全てを受け入れているのに違和感があります。
今回のことで多分犯人は捕まったんだと思うけど
(もしも許して逃がしてたら滅茶苦茶納得できなくなります!)
これから裁判とかで両親が苦悩し憎み悲しむ姿見たらどうするんだろ?
とか想像してしまいます。
まぁ本編では触れることはないと思いますが。

それと霧姫には後悔の気持ちがあったみたいなのだけど、
後悔してたら和人にハサミ向けたり「死んで」とか言うのはありえないです。
この時点では後悔の描写など入れず非常識な鉄の心のドS女で押し通しておいて
話が進む課程で心が柔和していけば、それで成立すると思うんですが…。
今、霧姫に常識的な事を入れ込んだら喫茶店での行動なども納得行かなくなってきます。
私の中では彼女が非常識だから色々成立してたのですけど。

そんなこんなを色々受け入れてくれた和人に霧姫は少々好意を持ち設定完了。
一区切りつけて次回からドタバタラブコメになるようですが
心理描写などをちゃんと見て考える人には重石が付いて納得できないスタートな気がします。
単純に本体は意識不明で魂が戻る余地が残ってても良いのに…。
やはり『死』の取り扱いは難しいです。
これもコメディだからと許すしかないですから
次回までには気持ちを切り替えようとは思っていますけど。

あと気になっているのは武器ホウキのお姉さん。メイドかな?
和菓子はどこへ届けるのでしょうか?
彼女は何者でどうやって物語に入って来るのかは楽しみの一つです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 通り魔4:スランプ3:妹1:ドM1:シャイニー1

なかなか可愛い妹登場。きっと死んだとき悲しんだんでしょうね。
…っとやはり悲しい思いがふとよぎってしまいます。
いかんいかん楽しく観ないと。
この妹に和人の声は聞こえてるのかな?
聞こえてないとかなり痛々しいので聞こえている事を願います。
せめてちゃんと兄だと分かっての行動であって下さい。

通り魔事件発生でまた推理が楽しめるかなと思ったけど
流石にこれだけの情報では食指が動きません。
ただ【小予想】{netabare}兄をおびき寄せるための妹の犯行{/netabare}だったら嫌だな。
次回も引っ張るようならちゃんと考えてみますけど。

霧姫はスランプ。やはり事件が影響してるのかな。
今後の含みになりそうです。

ドMは楽しめましたがシャイニーは既にウザいかも。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 ヤンデレ3:妹3:ドS2:カレー1:ドM1

んーと。もし妹が兄の死でヤンデレになってしまったのならやはり重いです。
通り魔事件もけが人が出ていないとはいえ犯罪として重いので
メインキャラが犯人であって欲しくないです。
こうやってあまり深く考えてはいけないアニメなんだろうけど…。
なぜいちいち重く気に障る要素を入れてくるのだろうか?気軽に楽しませて欲しいのに。

どうやら妹には兄の声は聞こえて無いようですが微妙に話し通じてる節もあって
聞こえないフリの可能性もあるけど…深読みしすぎかな。
犬が兄という確証はあるみたいですが占いでも信じているのかな。
【小予想】{netabare}
願望も込めて妹が犯人であって欲しくないです。
「書店で売ってない=占い」「パンをくわえるサラリーマン=迷信を信じる」
「夜人目に付きにくい=黒づくめ」
という感じで占い師が連想できる気がするので黒幕は秋山ファンの占い師という事で
妹が罪を犯していたとしてもコイツが精神操作しているとかであって欲しい。
いやもうそうに決まっている。そうじゃないとイヤだ。
無論、未登場の作家・紅葉が犯人でもNGです。メインキャラ犯罪者だとまた引いちゃう。{/netabare}
それと担いでいるギターケースの方も気になりますが、
乱入して霧姫と対決で明らかになりそうです。ここ何階なの?
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 バトル5:でっち上げ3:ドM1:鮪喰1

うーん。まともに考えると頭痛くなっちゃう。
前半は理由も内容も良く分からない激しいバトル。
霧姫が勝って本人達は納得したらしい。当人同士落着してるなら良しとしますか。
兄が死んで犬を兄だと思うとは相当重症で痛々しいのがやはり引っかかるけど。

通り魔の方は退治されててでっち上げだったみたいだけど
アフロ切るのも十分通り魔の様な…。(^_^;)
妹が犯人じゃなかっただけマシですが、この作品何がやりたいのか分からないです。
来週からどうなるのでしょうか?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 本だしょてん8:お仕置き1:シャイニー1

死や精神病という負の要素が薄れやっとコメディとして楽しめた気がします。

本田書店の事も分かり楽しめました。妹さんも可愛らしかったですし。
しかし女将さんってどんな人なんでしょうかね?気になっちゃいます。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 ブラジャー5:お仕置き2:ミュージカル1:デレ1:刃1

ブラ紛失で一騒動。お仕置きはお決まりパターンです。
やっとメイドにも日が当たりましたがやはり個性的。
ご主人は作家:紅葉なのかな? 霧姫ともバトルの予感。
尾行が気になりますがどうなって行くのでしょうか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 温泉4:刃物3:催眠2:シャイニー1

犬の和人にご執心の霧姫。でも相手犬だから恋の行方が気にならないし応援もできない。
和人に生き返る余地があればまた違ったと思うのでやはり『死』はその意味でも残念ですね。
…どうせこれ不条理アニメなのだから今からでも生き返る道が見つからないかな?

温泉旅館の女将さんは大家さんソックリで姉妹なのかな?
旅先でも何故かメンバー大集合なのはお約束だからツッコんではダメですよね…。(^_^;)
鋏の間とか聞くとなんだか殺人事件が起こるのか?と思っていたら、
集団催眠で襲撃を受ける事になるとは。
蛍星恋話(著:藤巻蛍)の影響か(タイガーマスクの)ミスターXみたいな謎の紳士の仕業かな?
【小予想】{netabare}
鋏の間の写真で気になったのは母姉の存在と共に父親が写っていない事。
あの紳士風の男は霧姫の父であり藤巻蛍なのではと思っています。{/netabare}

今回の話はハチャメチャでしたが後半に向け伏線も多かった様に思います。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 ストーカー4:催眠術3:高校時代3

基本くだらないコメディですが時折微妙にミステリーが入ってきます。
密室の謎は強引すぎますがね。
んで、どうやらネガティブちゃんが蛍だった様です。
図書室の原稿は和人しか知るはずのない事だったのでしょう。
正体バレたかな? 次週どう展開していくのでしょうか?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 執筆戦4:ネガティブ3:催眠2:原稿1

ツッコんだら負けと思いつつ執筆戦を観戦。
無茶苦茶さもココまで行くと割り切って楽しめます。
ネガティブちゃん…友達だったらウザ過ぎますね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
今回の成分 キャラ総出演4:執筆戦未遂3:カレー3

なんというか、空気回でした。ワイワイガヤガヤして内容は特になし。
まぁ、こういう回があってもいいかな。
刃物で攻撃→服が破れて吹っ飛ぶ。お気楽コメディならこんなので良いと思います。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 コスプレ3:酒乱3:妄想ウェディング3:ゲロ1

最終回で恋愛要素は少しだけ多めでしたが気負わずほぼ通常回のノリでした。
この手の作品ならこういう締めもありですけど印象には残らない終わり方でした。
でもまぁ、一応そこそこは楽しみました。
まだ色欲を書いていないですし続きがあっても良さそうですが
2期があってもあまり発展性が無いかな?
{/netabare}

【総評】{netabare}
毎話感想で書いてしまったのでかなり被りますが纏めとして書いておきます。

犬にハサミを向ける事は軽く流せたのですが、主人公の死という最初の設定が重すぎました。
もう少しミステリー・サスペンス要素が絡んで死んでしまう事の必要性が出ていたり、
なぜ犬になったのか解き明かす展開であれば納得出来たのですが
結局、軸となる物語も無く終始軽いノリで進行するコメディでしたので
気持ち良く設定を飲めませんでした。

犬となった和人に本気で恋をし子供まで考える霧姫にも違和感があり拭えません。
和人が意識不明等で生き返る余地があればラブコメを受け入れて楽しむ事が出来た筈ですし、
『色欲を書き上げる事』と共に『和人が犬になった謎を解き明かし戻る方法を模索する』
展開を軸にした方がストーリーとして盛り上がったと思います。
ストーリー性の低い軽ノリコメディーを否定はしませんがこの作品の場合
設定の重さと釣りあっていないのでちゃんと楽しむ事が出来なかったです。
キャラクターは豊富だし個性的で良いだけにとても残念に思います。

個人的にはお勧めは出来ない作品ですが
主人公の死をや犬にハサミを向ける事をスルー出来る方であれば気楽に楽しめると思います。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/15
♥ : 44

69.9 9 ラブコメで転生なアニメランキング9位
ハイスクールD×D BorN(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (646)
4602人が棚に入れました
私立駒王学園に通うバカでスケベな男子高校生イッセーこと兵藤一誠は、その身に強大な神器(セイクリッド・ギア)を宿していたがために命を奪われてしまうが、学園一の美少女にして、憧れの先輩であったリアス・グレモリーの手によって、悪魔として転生を果たす。しかしその代償はリアスの下僕悪魔として生きることだった!エロいけど、ポジティブで真っ直ぐな一誠が、ご主人様にして上級悪魔のリアスとその眷属の美少女悪魔たちに囲まれながら、いつの日か自らも上級悪魔となり、ハーレムを築くという夢を叶えるため、様々な敵を打ち倒していく努力と友情と熱血の学園バトルエンターテインメント!

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児、種田梨沙、内田真礼、佐倉綾音、小山力也、逢坂良太、加隈亜衣、高橋未奈美、中村悠一
ネタバレ

ココ吉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

3度目のおっぱいのお味はいかに?(酷評です)

原作既読◆全12話◆

『2度あるおっぱいは3度あるっ!』を
キャッチフレーズに制作されたシリーズ第3弾にあたる
作品で個人的に楽しみにしていた春アニメの一角
『ハイスクールD×D BorN』

深夜アニメで3期まで駒を進める事ができるのは
100作品の中で1作品あるかどうかと言われている
昨今で,3期の制作が決定した時は飛び跳ねるぐらい
嬉しかったのがまだ記憶に新しいです。

ストーリーは繋がっていますので1期または2期を
未視聴の方はまずそちらから視聴して下さいまし★


【感想】
{netabare}
ハイスクールD×Dシリーズ(OVAを除く)と言えば
原作ストーリーと世界観をほぼ忠実に熱いバトル描写と
主人公イッセーを取り囲むヒロイン達のエロ可愛さを
あます事なく巧みに映像化できていて世の紳士達を
魅了してきたハーレム作品の代名詞。
僕の大好きなシリーズだったりします♪

今回、個人的に楽しみ,
というか事前に注目していた事は。。。

■イッセーの完全なる禁手(バランスブレイカー)
■ひそかにお気に入りキャラのレイヴェル再登場
■イッセーの新必殺技 乳語翻訳(パイリンガル)
■新キャラのロスヴァイセのお披露目
■イッセーとアーシアのキスシーン
■シャルバ戦での覇龍(ジャガーノート・ドライブ)
■シリーズお馴染みの素敵すぎるアイキャッチ♡
■「おっぱいドラゴンの歌」が,ついに…ついに聞ける!

取りあえず,上記の注目していた項目を
フルコンプできた事はとても嬉しいです♪
特にイッセーとアーシアのキスシーンは
グッとくるものがあり,アニメならではの良さが
たっぷり詰まった感慨深いシーンでした。


さてさて,そんな風に当初から期待に胸を
膨らませていた今回のストーリー面に関して
なのですが序盤から所々でアニメオリジナル
(原作改変)を入れてきていると思っていたら
終盤は完全にオリジナル展開でかなり雲行きが
怪しくなってきてしまいました。。。

※ここから酷評が入りますので,
あくまで一人の原作厨のつぶやき程度と
思って読んで頂ければ幸いです。

この作品に限らず,
物語を大きく改変してしまうとファンからは

『これはこれで良いアニメオリジナルだった』
 もしくは
『このアニメオリジナルはチョット無い・・・』

と,このような2つの意見で
賛否が大きく分かれてしまいがちです。

僕個人の意見としては
作品の“らしさ”を保った改変ならむしろ全然OK!
でも、それを欠く改変はアウト。。。

厳しい言い方になるかもしれませんが
今回の後半オリジナルストーリーは完全にアウト。

いくつか例を挙げるなら
第9話 シャルバにアーシアを殺されたと勘違いをし,
激怒により覇龍化したイッセーがシャルバを屠った後に
自我を欠いた状態のイッセーを元に戻すくだりで
白龍皇ヴァーリの「半減の力」と最後にリアスの
思いの丈が彼の心に届いてようやく解除する事ができて
ホッコリする描写もありましたが,何処と無くシリアスな
印象が拭えないままこのシーンが終わってしまいました。

ちなみに原作ではヴァーリが「半減の力」を使うくだり
までは同じなのですがこの後に満を持して現場に
駆けつけたイリナが『おっぱいドラゴンの歌』を
流してイッセーの気を逸らし,最後はリアスの乳首を
つついて解除,という何ともおバカな流れになるのですが
アニメではこの部分を丸々カットして前述したとおり
若干シリアスなオリジナル展開になっています。

禁手(バランスブレイカー)に至る事ができたのもリアスの乳首をつついてならば,覇龍(ジャガーノート・ドライブ)を解除するのもリアスの乳首をつついてなんて。。。
 ↓
『赤龍帝の兵藤イッセーはどこまでいっても
 おっぱいが大好きな乳龍帝だったんだな』
 ↓
『リアス・グレモリーの乳首は兵藤イッセーの
 制御スイッチか何かなのか?』
 ↓
『まさにスイッチ姫ww』

と,この流れで今回最大級の美味しいオチに
繋がるはずだったなのに…はずだったのに。。。
それを丸々カット…だとっ!?

責任者出てk… (自重♡)

この作品をよく知らない人からしたら
「バカじゃないの?」と鼻で笑われてしまいそうに
なるこのノリこそがD×D本来の真骨頂であり,
これこそ主人公のイッセー“らしさ”なんですよね。


そして第10話から最終話までは
完全アニメオリジナルのストーリー展開でした。

ロキの策略で偽イッセーに騙されたリアスが
連れて行かれるくだりがありましたが,
ここでまた脳裏に疑問がよぎりました。

リアスが自らの悪魔の駒(イービルピース)を
与えた自分の眷族を見間違えるなんて事が
あり得るのだろうか?
ましてや最愛の想い人であるイッセーを
見間違えるなんて事が?

たとえ心に隙が生じていたという理由が
あったとしても…ちょっとあり得ないかと(^o^;)

そして極めつけはリアスの赤龍帝化…
これはもう…絶対あり得ないですね。

正直,彼女のこんな姿なんて見たくなかった。
責任者出て来いや! (あっ,言っちゃったw)

そもそも神器(セイクリッドギア)は
元人間の悪魔,ハーフ悪魔,転生天使,人間
この中から選ばれた者だけに与えられるもの。

それにつけ加えてイッセーの神器は
神器の中でも13種しかない神滅具(ロンギヌス)の
1種で赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)と
呼ばれるものでレア中のレア。

それをロキの呪いと言うだけで“純血悪魔”で
あるリアスが赤龍帝化できてしまうとなると,
誰でもなれる事を意味してしまって赤龍帝(神滅具)の
バーゲンセールになりかねません。


ここまでくると
「1期,2期のクオリティは一体何処へいったの?
作品設定や物語まで変えてこのまま3期で
終わらせるつもりなのか!?」と,邪推してしまう程に
強引なストーリー展開と言わざるをえないです。

後半アニメオリジナルの脚本を練る段階で
もう少し作品の世界観や設定を意識して書いて
欲しかったなと。正直言って後半から“らしさ”が
全くと言っていいほど感じられなかった。

当初の期待値が高かった事,そして1期2期の
ストーリーに定評がある作品だけに今回の
オリジナルストーリーに不満が残る結果に。。。

以上の理由から物語の
評価は低くなってしまいました。

1期の頃とは比較にならないぐらいに予算を多く
使えるはずなのに作画等も少し乱れてキャラの顔が
繋がらなかったり演出面も手抜きに感じられました。
特にバトル時の演出で“間”と“カット割り”をもっと
増やしてドキドキ感を与えて欲しかったかなと。


ともあれ、可愛いヒロイン達の大中小さまざまな
おっぱいと色とりどりのパンツ…もとい,ショーツに
癒しと元気をもらえたのも事実です。

ここまで清々しいエロを放り込めて前屈みスタイルを
維持できる作品はやっぱり素敵ですよね。

お気に入りキャラは1期の頃から
ず~っと朱乃お姉さま推し(*´ω`*)アラアラウフフ♪


最終話ではドライグから
「覇龍とは違う別な成長の可能性」という
セリフで続編への伏線が張られましたね。
続編(4期)の制作は円盤の売上げ次第ですが,
この後のストーリーがめっちゃ熱い展開に
なって面白くなるので,4度目のおっぱいを
リクエストせずにはいられないです。
{/netabare}


◆OP曲 「BLESS YoUr NAME」
 歌 : ChouCho

◆ED曲 「ギブミー・シークレット」
 歌 : StylipS

OP,ED共にシリーズ通してOPはカッコイイ感じの
曲調を,EDは可愛くポップな曲調をチョイスする
傾向にある事がわかりました♪
StylipSは1期ED「STUDY×STUDY」以来の
起用だったので久しぶりに彼女達の歌声が聴けて
嬉しかったです。


【最後にハーレムなにがしを検証】
※この作品にまつわる妄想話をただ語っているだけ
なので興味がある方のみ読んでいって下さいまし。
{netabare}
ある日,珍しく考え込んでる自分がいました。
その内容はと言うと...

人間の平均寿命は80歳前後,
長く生きられる人でも100歳前後
※作中のイッセー達悪魔の平均寿命は約1万年

そんな人間の限られた時の中で
「リアルでガチにハーレムを
形成する事は可能かどうか?」

このレビューをお読み頂いている紳士の皆様も
『一度でいいから可愛いおにゃのコ達に囲まれた
ハーレム性活…もとい,生活を体験してみたい』と,
思った事はないでしょうか?

ありますよね?

ほら、恥ずかしがらずに(小声w)


うん、あるに決まってますよね♪


でも,リアルで実際にハーレムを築いて
いる人と言えばアラブの石油王ぐらいのもの。
(おヒゲもお金もたっぷり♡)

次いで
ハーレム形成とまではいかないものの
愛人契約を交わている政治家のオジサマ方
(シワの数は働いた悪事と抱いてきた女の数♡)

そして,年俸数十億超えのスポーツ選手など。
(夜のバットも火を吹くZE♡夜のハットトリック♡
夜のホールインワンでタイガー・〇ッズ超え♡
夜の違う意味での“3P”シュート♡)
※あくまで個人の勝手なイメージですw


これらの方達に共通するものと言えば富や名声,
社会的に高いステータス,そしてある程度の権力が
あると言った所でしょうか。

これらの要素を親の七光りではなくイチから
自分自身で集める為には圧倒的な生まれもっての
“才能”と他者をよせつけない“カリスマ性”と“運”
それに加えて血の滲むような“努力”が必要。。。
そして何より“おにゃのコが大好き!”である事。

ヤバイww
どうやら僕には最後しか該当していない模様。
まさに無理ゲーって事ですよねわかります..orz

超絶イケメン√に生まれかわっての
ハーレム形成って考え方もアリですが
上手くやらないと,
おにゃのコにすぐに刺されてしまって

『中に誰もいませんよ・・・?』

「あっ、いや…僕、男の子ですからぁ…」

なんて,某作品のパロディみたいな
BAD END直行が目にみえてます。。。
(想像するだけならこれはこれで面白いw)

以上の事から凡人が100年ポッチで
穏便なハーレム形成なんて絶対不可能・・・orz


んっ? や、ちょっと待てよ?

じゃあ,作中の悪魔達と同じく1万年という
果てしない悠久の時を生きられるとしたらどうだろうか?
容姿や頭脳,体力がずっと衰える事がないとしたら?

人間の脳みそなんて頭脳明晰でどんなに博識な人でも
100年くらいでは全て知層で埋め尽くす事なんて不可能。

そんな空き容量たっぷりの脳みそに何百年
何千年単位でお金儲けのノウハウと雑学,
そしておにゃのコの喜ばせ方と悦ばせ方を
詰め込んでいけば希望はみえてくるのでは
ないでしょうか?

そこに千年単位のどデカイ“ツキ”が噛み合えば…
あれれ? 何だかイケそうな気がするゾ☆
もしかして、ハーレム√のワンチャンくる~??
(意味不明な)やる気出てきたあああああ!!!


PiPiPiPiPiPiPi…
↑と、ここまで妄想していた所で目覚ましの
アラームが鳴って強制的に起床モードへ(´つω・。)
え? これ、夢の中の話だったのかって?
はい、まさかの妄想夢オチです(実話)

「夢の中まで妄想を繰り返す
自分ってどうなんだろう?」と,
軽く羞恥に悶えながら朝の身仕度開始。

まぁ,変態紳士の職業病みたいなものです。キリッ★

やっぱり,ハーレムの形成手段に限らず
人生ってヤツは昨日より今日,今日より明日への
1つ1つの積み重ねが大事なんだなと,至極当たり前な
事を洗顔しながら徐々に覚醒してくる頭の中で再度実感。

でもそれと同時に
妄想する事も時として大切なのかなと。
多種多様なシチュでの自分や様々な未来の自分を
思い描く(妄想する)事により明日への活力や
自分の理想像に近づく為の努力に繋がります。

まさに妄想にはあらゆる夢が詰まった無限と夢幻の
可能性が秘められていると言っても過言ではないの
かもしれません。

それに妄想はいくらしても無料っ!
コスパに優れているなんてレベルでは
ありませんw 超ォ~お得です♪


結論として...



  エッチな妄想したっていいじゃない

  だって男の子だもの Ψ(`∀´)Ψグヘヘ

             by ココ吉



あっ、何かコレ,台無しになった感がありますよねw
でもまぁ,これもまた僕“らしさ”だったりするのです♪


今回は夢の中で妄想している自分の話を
断片的に覚えている部分だけ語らせて頂きました。

長々と駄文を綴ってしまったのにも
関わらず最後までお付き合い下さった
紳士淑女の皆様方に感謝申し上げます★

ご清聴ありがとうございました(*^_^*)♪
{/netabare}

投稿 : 2025/03/15
♥ : 33
ネタバレ

SUGAR MAN さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大切な人を守りたい!

ハイスクールD×Dシリーズの3期作品。

意外と面白かったので3期まで一気に見てしまいました。

いわゆるハーレムもので、ちょっとエッチなサービスシーンも多すぎなくらい多いです。でもそれが良かったというより、ストーリーがちゃんとしてたところが好感でした。ヒロインや主要メンバー一人一人が主人公に好感を持つまでに過去や自分の境遇と向き合うところがしっかり描かれていて丁寧な作りです。

『仲間や家族(眷属)を守りたい』という気持ちが強い主人公はバカ正直でまっすぐ。王道ですがやはり清々しく気持ちいいです。

ものすごく大事な場面で{netabare}おっぱいへのアツい気持ちでパワーアップしちゃうところ{/netabare}はバカ丸出しですが笑えましたw

投稿 : 2025/03/15
♥ : 8

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「先輩、最低です。」と言われたい。

おっぱいアニメも、もう3期。
ハーレム化ますます進行中。
朝起きたら複数の裸の女子が横で寝ているなんて、あり得ない。
ハーレム王を目指さなくても、もうハーレム王なんですけど。

今期は、シリアスな場面が多い印象。
その分、エロ度が足りなかったか。
それとも慣れたのか?

アーシア目当てで見ているのに、アーシアが目立たない。
途中、どこかに行っちゃうし。
二人三脚をしているイメージしかない。
でも、子猫ちゃん話が充実してて、ちょい満足。
子猫ちゃんの「先輩、最低です。」をもっと聞きたい。

やはり、ED曲は期待を裏切らない。
ポップなリズムに、エロ映像。
本編でエロが足りなった分、ここでエロエネルギーを補充です。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 24

70.6 10 ラブコメで転生なアニメランキング10位
賢者の孫(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (610)
2593人が棚に入れました
ある青年が事故をきっかけに、異世界に赤ん坊として転生。そんな彼を稀代の魔術師・マーリンが拾い、シンと名付ける。シンはマーリンの孫として育てられ、魔術も学ぶ。だがマーリンは、常識を教えるのを忘れていた……。

声優・キャラクター
小林裕介、小松昌平、本泉莉奈、若井友希、屋良有作、高島雅羅、森川智之
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

良くも悪くも量産型の一つ

原作未読


リアタイ放送中作品のレビューを書くことも読むこともほぼしない私なのですが、、、
それでもこの『賢者の孫』については、アップされてるレビューのタイトルやら、「最近投稿されたレビュー」欄の低い配点やらを横目で見てても酷評花盛りであることは伝わってきました。

自分ですか?
恥ずかしながらけっこう楽しんでました。主人公については「お!強えーじゃん!」「イキってないしいい奴じゃん!」とまあこんな感じです。
例によって転生ものです。生まれ変わってイェイ!ないつものやつです。このテのニーズってどこから生じるんでしょう。そんなに現状不満な人が世の中には多いんでしょうか?欲張りすぎじゃないっすかね。


「ぶっ飛ばせ常識をー」このOPのわいわいきゃっきゃしてるのが自分は苦手です。
あからさまに嫌だったのがこれくらいで、あとは可もなく不可もない内容でした。あらすじは省略。


私からは意外と大丈夫でないかい?との立場で以下作品紹介のみ。

■チートの理由
名の知れた大賢者マーリン=ウォルフォード(CV屋良有作)とメリダ=ボーウェン(CV高島雅羅)を義理の祖父母として主人公シン=ウォルフォード(CV小林裕介)は英才教育を受けることになります。この時点で看板に偽りなし。
マーリンもメリダも人間国宝級の扱いということで王家とも親交が深く、剣術指南も一線級の師範がいてと師匠に不自由はしません。それに本人も努力してましたよ。
授かりスキルではないよね、って点で及第点です。

■ハーレムちゃう
わりと早い段階でシシリー=フォン=クロード(CV本泉莉奈)が正ヒロイン確定し、まわりは応援する立場にまわります。
女子も男子も恋慕の情というより能力に対する尊敬の念が強そうです。

賢者に育てられて強くなったわけだし、人里離れて暮らしてて常識知らずってのも、あっちこっち手を出さずに一途だってのも、まあまあよろしいんじゃないでしょうか。
{netabare}水着回で、お祖母ちゃんの水着が最もセクシーだったのが笑えます。周囲の耳目を集める有名人は、体型管理に余念がないということかもしれません。{/netabare}


そして可もありません。
2期あっても観るかどうかわかりませんが、たぶん続編のほうが面白くなりそうな気配がある作品です。
{netabare}シンくんが世間に知られるに従って、シンくんその人自身や国宝級の魔導具その他強大な力の政治利用という観点が入り込んできそうです。
アルティメットマジシャンズという同期の仲間が出来たということは裏を返せばその別れも描かれることになるでしょう。{/netabare}
お披露目の本作は正直なところドラマはぺらっぺらでしたが、そっちは期待したい。ただ2期はなさそうだなあ。。。

{netabare}俺たたENDも続きが無ければ単なる凡庸な作品の一つということで終わりそうです。{/netabare}



視聴時期:2019年4月~6月

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2020.01.30
《配点を修正》-0.1



2019.06.30 初稿
2019.07.23 修正
2020.01.30 配点修正

投稿 : 2025/03/15
♥ : 50
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

スマホやデスマよりは・・・(これって誉め言葉?)

原作未読。最終話まで視聴。

【まず褒めよう!】
主人公が強いので、安心して視聴できる。
主人公が強いので、サクサク物語が進む。
主人公が強いのに、ハーレムじゃない。
主人公が・・・、・・・。ああっ!もう思いつかない!

要するに、ハーレムじゃないってことだけでも、スマホやデスマよりは数段マシだと思います。

【まずは軽めにツッコもう】
せっかく主人公を社会人出身にしたのに、「常識が無い」とはこれ如何に?
これでは、主人公を社会人出身にした意味が無い。

強いて言えば、『魔法詠唱が恥ずかしい』ってところは大人っぽいかな?
せいぜいこの程度。
異世界スマホの「スマホ」と同じくらい、後々お荷物になっちゃう初期設定。

【最後は強めにツッコんでおこう】
{netabare}この作品を視聴していて一番感じたこと。
それは「この作品の原作者は、本当に大人なのか?」ってこと。

物語が稚拙過ぎる。
どこかで見聞きしたエピソードがテンプレ通りに延々と続く。
どこかで見聞きしたくだりの詰め合わせという印象。

恋愛表現が稚拙すぎる。
第8話。「まあ、そんな訳でシシリーと恋人同士になりました」
野次馬の多さはコメディだとしても、このセリフはないでしょう。
こんな斬新な報告、聞いたことが無い。

『原作者は中学生』って言われると、妙に納得のいくレベル。{/netabare}

{netabare}なんか、酷い声優さんがいるなぁって思っていたら、素人のVTuberさんでしたか。
意味不明なEDと共に、この作品の評価を大きく下げちゃいましたねぇ。

別に、VTuberさんを否定するつもりはないんですよ。
ちゃんと演技が出来るのならば・・・ね。
プロの声優さんの中に、演技が出来ない人が1人混じるから、滑稽なことになっちゃう。
しかも、作品とは全く関係のないED。
アニメファンを敵に回すつもりなら、大成功だったんじゃないかな{/netabare}

投稿 : 2025/03/15
♥ : 50
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

他者の存在しない異世界

アニメーション製作:SILVER LINK.
監督:田村正文、シリーズ構成:高橋龍也
キャラクターデザイン:澤入祐樹、原作:吉岡剛

ラノベ業界では、異世界転生ものが大人気で
未だに次々と新しい作品が発表されている。
RPGをバックボーンにして、
様々なシチュエーションを考えれば、
それほど細かい設定を考えなくても
作品として成立するからだろう。
しかし、そのため物語について、
深く考えなくても、いわば一発芸のような発想で
ストーリーを生み出せるのではないかと感じてしまう。

私にとって、これらの作品は
好みがはっきり分かれてしまう。
RPGをバックボーンとした世界観は
作者の嗜好がダイレクトに反映されやすく、
根幹に漂う気持ちの悪い欲望を感じてしまうからだ。
RPGは、主人公のレベル上げが終わった後に
世界中を巡るのが、とても楽しい。
自分が世界最強で、何をやるのも思いのまま。
なろう系のなかには、そういう方向性で
ストーリーを考えているのではと思える作品がいくつもある。
そこでは他者に対しての視点が決定的に欠けており、
自分だけの都合でストーリーが進んでしまう。

異世界ものでは『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』が
個人的には似たような評価だが、
向こうは基本的にエロ描写がウリの作品で、
少しこの作品とは方向性が異なる。
『デスマーチからはじまる異世界狂騒曲』も
呆れるところは多々あるのだが、
この作品よりは、まだ観られたという印象。
ちなみに世間で低い評価を受けている
スマホは未視聴なので、比較できない。

私にとって異世界転生ものや魔法を使う物語において、
俺Tueeeeかどうかというのは全く問題ではない。
むしろ、そのジャンルにおいては、
ほとんどが主人公最強の物語といっていいだろう。
(『灰と幻想のグリムガル』も同様)
このタイプの作品においては、
一体何を目指して、物語ろうとするのかというのが
いちばん大切になると思う。
そして重視するのは、人間をどこまできちんと
描けているかということだ。

賢者の孫は、現代で死亡した主人公が、
異世界に子供として転生して賢者に拾われたことで、
最強の力を手に入れていくことになる物語。
作者が考えたなと思えるのは、
「賢者の孫として育てられた」という部分だけで、
そのほかは、他作品の劣化コピーといえる。
例えば、常識を超えた発想によって魔法の力を
増強させるという部分では、
『ロクでなし魔術講師と禁忌経典』のほうが、
よほど考えられていて面白いし、学園内で魔法で
無双するのは『魔法科高校の劣等生』の
超劣化版ともいえる。
新しい発想で考えられたと思える部分は、
皆無といって良いだろう。

しかも、この作品が良くないと思えるのは、
キャラクターの思考がとても浅く、
他者について、ほぼ何も考えていないと
思えるような展開になっていること。
{netabare}例えば、最初に魔人となった同級生を殺した事件において、
周りはシンを「凄い、凄い」というばかり。

この同級生の魔人を殺した件から後は、{/netabare}
シンを英雄だと持ち上げるだけで、
他校との訓練など同じような展開で物語は進み、
陳腐なシシリーとの恋愛話から、
魔人討伐へと旅立っていく。
一緒に戦う同級生は何人も登場するのだが、
きちんとキャラとして描かれているのは、
主人公のシンとアウグスト殿下だけ。
おそらく作者自身は、このふたりのキャラに
分かれて世界を形作っているのだろう。
ほかの人物は覚える必要もないし、
シンをもてはやすモブでしかない。
もはや他者の存在しない異世界だ。

{netabare}また1話を使ってオリバー=シュトロームが魔人になった
理由について回想されるわけだが、
この物語があまりにもひどすぎる。
中学生が考えたのかとも思える
お粗末さに呆れかえってしまった。
あれだけの城を持ちながら、
側近やまともな兵士は誰一人いない。
また城を長期間留守にするのに、
シュトロームは何も備えをしていない。
この展開をやるのはいいとしても、
もう少し中身を考えて欲しかった。{/netabare}

そして、シンがほとんどひとりで解決してしまうため、
{netabare}最終回でシシリーが奮闘しているシーンでさえ、{/netabare}
ただの茶番にしか見えないことを
原作者や制作陣は考えないのだろうか。
ここはシンが「俺スゴイ」とやるのではなく、
シシリーが自分のやり方で解決するか、
もしくはシンと共同でやり遂げて
成長を見せる場面だろう。

VTUBERの棒演技や物語と全く関係のないED、
このすばからの使いまわしの屋敷などもひどいものだが、
それすらも些細な問題と感じてしまうのが、
この作品の突き抜けたところ。
唯一の良い点といえるのは、アクションシーンの
動きということになるのだろうが、
作画の手抜きの目に付く点を考えても
相殺されるようにしか思えない。

シルバーリンクは近年たくさんの
作品を製作しているが、
「デスマ」や『サークレットプリンセス』など、
低評価の作品を連発していて、
作ればいいという流れになっている。
この作品で、また新たな悪いイメージを
重ねてしまったのではないだろうか。
(2019年7月7日初投稿)

投稿 : 2025/03/15
♥ : 76

70.9 11 ラブコメで転生なアニメランキング11位
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (289)
973人が棚に入れました
『モブからだって、成り上がってやる――。』 とある剣と魔法の“乙女ゲー”世界に転生した社会人・ リオン。そこは超女尊男卑な世界で、例外はゲーム内で攻略対象だった王太子率いるイケメン軍団のみ。 しかし、虐げられ絶望するリオンにはある一つの武器があった。それは前世で妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの「知識」。 モブとして田舎でのんびり過ごすことを目標にしていたリオンだったが、ゲームの知識を使い、やりたい放題の女たちとイケメン軍団に図らずも反旗を翻してしまうのだった――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

10話 惜しかったなあ…ダレましたね。一度断念であとで一気見するかも

1話 2022年春、初の1話切りかなあ。 

{netabare} 当たりはずれは3話まで見ないと分からない。だからなるべく3話までは見よう、2022年冬のシーズンで決心しました。が、すみません、ロボットのシーンで心が折れて、宝物の絵で心が死にました。

 私のただでさえ優秀でない頭が本当のバカになりそうな気がしてきました。中世から近世の世界観かと思ってたら、ロボットが出てきて、最後の制服は日本の学園もの…うーん。

 まあせっかく決めた1話切りはしないというポリシーなので2話は見ます。見ますけど…

 言い忘れてました。乙女ゲーってとは一体???乙女に転生するんじゃないんかい。{/netabare}

2話 アレアレ?結構面白いです。壁や床の模様が無駄にレベルが高い。

{netabare}  1話目じゃなくて2話目から始めれば結構面白かったのに…1話目がゴチャゴチャして過小評価だったでしょうか。1話切りしなくてよかったかも。
 話の展開はテンプレに近いですけど、キャラの配置が良くて結構面白いです。キャラが良く動いていました。
 科学技術じゃなくて妖精とか魔法技術でなんとか世界観を統一できなかったんでしょうか。それとも科学でなにか面白いことをするんでしょうか。
 
 壁の大理石模様とか花柄、教壇の木目とかテーブルクロスとか床の柄が人物に対して無駄に無駄に凝ってました。テクスチャなんでしょうか。
 しかも、お茶会の後の混乱を表したのか、テーブルクロスの柄がずれていましたね。がんばってますね。好感がもてます。新技術??

 人物も、男、しかもサブキャラのデザイン凝ってるのに主人公が一番適当なのも演出なんでしょうか。それに女の子がもうちょっと…なんか、画面作りの方向性が逆逆にいっているのはワザとなんでしょうか???モブだから演出として??

冷静に1話を見返して、SFとして見ると旧人類VS新人類の過去の因縁が魔法VSロボット科学文明になっているので、実は奥が深い?貴族世界も結構緻密に設定されている?
 ただなあ…どっちなんでしょう。深い世界観の良作かいろんな設定をかき集めた駄作か…よくわかりません。
 ただ、視聴せざるをえないですね。{/netabare}



3話 今期覇権?いや、この1年で見たなかではかなり秀逸な方です。

{netabare} 1話見たときは、1話切りか?と思いましたが、いや面白いです。決して皮肉やちょっと奇をてらって、という意見ではありません。本気で面白くなってきました。今期、ビッグネームが期待外れでがっかりしていましたがダークホースは本作ですね。覇権といってもいいかもしれません。

 現実世界のキャラが主要キャラとして置かれていて、しかも異性サイドです。そのキャラに物語を引っかきまわされるというのが今まであるようでないですよね。新鮮です。

 非常にキャラの動きが工夫された作品です。貴族の女性上位、結婚相手を見付けないとひどい人生になる、という設定と合わさって、しかもアンジェリカ様が孤立して…という設定を活かした個々の人間の動きが自然だし、ストーリーの展開が活き活きしています。
(一例をあげると図書館のシーンからの流れで決闘の代理人を引き受ける流れですよね。主人公の立場として感情として堪忍袋の緒が切れるプロセスに説得力があります。同時にヒロインが孤立する展開も、ライバル少女の男を篭絡するゲスさも、うまく描けていたと思います)

 ロボット設定でずっこけて脱力にもなりますが、感情移入すると自然に感じてきます。冷静に考えれば普通の作品が魔法とかチートスキルで語っている部分をロボットで表現しているだけなので、うまい発想なのかもしれません。

 キャラ、設定、ストーリー展開がいい上にテンポがいいです。同じ乙女ゲームで「はめふら(1期)」に匹敵するくらい面白いかも。いや面白さだけなら「はめふら」以上かもしれません。「このすば」ほどの爆発力までには至ってないですけど。

 ただ、作画ですよね。アンジェリカ様の頭のお団子の周囲は編み込んだ髪の毛でまとめているというのがやりたいんでしょうけど、XXXXXだったり/////という感じで超適当です。
 主人公が寝ているときに顔がまっ茶色なのは影の3D処理が間違ったんでしょう。
 ただ、編み込みと言えばバイオレットエヴァ―ガーデンですけど、あんな作画でされると場違いでこまりますけど。設定がクソゲーということでそれを狙ったのならすごいです。

 とにかく韓国?のアニメータがずらりと並んでいます。今中国の外注はかなりレベルが上がってきていますが…うーん。でも、作画はやっぱり面白さには関係ないですね。これは物語の秀逸さが光る作品なので、この作画ですら面白いのは大したものです。 {/netabare}


10話 惜しかったなあ…ダレましたね。

 期待したんですが、2~4話くらいまでのパワーがどんどんなくなっている気がします。
 レースのところがロボットバトルの繰り返しみたいなのと、あの喫茶店からリビアのうだうだした身分問題が正直面白くないです。ぶっとんだひねくれた俺TUEEEが面白いのに、シリアスいれちゃいましたね。いや、たまにシリアス入るのはいいですが、とにかくペースダウンが著しい感じです。

 正直9話10話は見るのが苦痛なくらいつまらなかったです。かなり面白かったのに、残念です。ひょっとしたら一気見向きなのかもしれませんので、終わったらチェックしますが、一旦断念です。

 なお、作画は背景の3Dが面白いので3.5にしますが、人物は駄目です。
キャラも初めは乗れたので3.5ですが、後半だけなら2.0か2.5でしょうね。声優、音楽は評価しません。ストーリーは…後ろが悪いのは印象悪いので、2.0ですね。







 

投稿 : 2025/03/15
♥ : 8
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

極めれば モブもゲスもが あら不思議 魅力溢れる 創作世界

通称:モブせか 1クール全12話

{netabare}
 ラノベ書籍、コミカライズ共に愛読中の原作ファンの一人として期待値高めの作品。
 但し初めて原作を読み始めた時、実は本作の主人公と世界設定には全く魅力を感じなかった。しかし読み進むうちに、主人公の煽り台詞の秀逸さに魅力を感じ始めた。

 さらに転スラで例えると、リムルと大賢者のコンビネーションの妙が逆張りの形で本作の主人公とその相棒となる存在にあって、主人公の最強さと人間味のバランスが巧く保たれる要因になる。

 そして腐れ縁や因果応報による可笑しさがスパイスとなり、魔法と失われたとされるチートな科学技術の共存の魅力もあり、単なるテンプレに収まらない独自の世界設定と筆者の人間理解力から生まれるユーモアのセンスで作品に嵌まっていった。

 それらをアニメでもうまく再現されれば、と思う。

 平和ボケから卒業すべき、本来ならアニメどころではない只今。国連が機能不全に陥り、世界の平和秩序が脅かされているご時勢ではあるが、今はまだ平和な日本に生きていられることを感謝して、本作は原作ファンとしてできるだけ最後まで応援したい。
{/netabare}

❰原作既読視点の各話レビュー❱
{netabare}          (2022年 AT-X 初放送日時)
😒#1「俺はこの世界が嫌いだ」(4月3日 日曜 22:00 - 22:30)
  物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0
{netabare}
コミック第1巻[第1話「転生先は闇」第2話「決意の先に」第3話「地下の底に眠る物」]より

❬作画はともかく、キャスティングに魅力あり❭

 初回の作画は一部にショボさがあり、今後に不安が残る印象だった。だが、要所にベテラン声優起用の豪華感があって好印象。そのため、作品の魅力を引き出す鍵と言うべき主人公とその唯一無二の相棒の台詞の応酬の妙が、どこまで再現出来るか楽しみになった。

 主人公リオン役の大塚剛央は、まだ知名度低い印象。通常の格好いい主人公役には向きそうにないイケボでない声質。それがむしろモブポジションを主張する本作の主人公にはピッタリ。そしてその相棒となるルクシオン役に、ベテラン石田彰をキャスティング。非常に期待が持てる。石田彰は誰も認めるイケボ声優で、ガンダムSEEDのアスランなど、20代の頃は格好いい青年ヒーロー役が主だったが、50代も半ばとなった今、その長いキャリアで悪役含め幅広い役柄を見事に演じ分けている。モブ役も多数。キャリア6年目の大塚剛央はそんな大先輩との演技の絡みで本作で勉強して大いに脱皮するのだろうか。

 いい感じにアバンの4分で異世界転生への導入。テンポも程よく原作の魅力を再現してくれそう。次回も期待。ロックビートでテンション上がる楽曲によるOPもいい。
{/netabare}
😉#2「そこの彼女 お茶してかない?」(4月10日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第1巻[第4話「入学」第5話「日常。そして異変」], 第2巻[第6話「実力」]より

❬主要キャラ全員登場。入学した学園での人間関係が始まる❭

 既にイレギュラーの介入により本来のゲームストーリーは破壊され、改めて生まれる恋愛模様。モブのつもりの主人公リオン、本来のヒロインを無自覚に攻略し始める。今回のアニメのサブタイトルはそのヒロイン攻略の第一歩の台詞。それをサブタイトルに採用するとは脚本のセンスがなかなかいいと思う。

❬キャスティングに魅力あり 2❭

 市ノ瀬加那、ファイルーズあい、佐倉綾音の演じるヒロイン達が今回で勢揃い。誰しもが適材適所の印象だが、特に原作ファンの間で話が進むにつれ、人気投票でランク急上昇したマリエ役の佐倉綾音が巧い。そして主人公の社交の師匠となるルーカス先生役の超ベテランのイケボな速水 奨も。ルーカス先生は現状はまだモブっぽいが、原作では徐々に存在感が高まるキャラ。今回、注目のキャストは以上の二名となった。

 アニメでは、原作の新入生歓迎会や入学式のシーンなどはカット。今回は、アニメに落とし込むための原作の順序の入れ替えや簡略化が適切で、視てて安心感があった。次回、運命の悪戯でモブから物語の主人公に躍り出るリオン。物語は確実に大きく動き出すので楽しみ。

 作画に関しては、背景美術に力を入れてる点はポイント高いが、動画には相変わらず手抜き部分が散見するのは少し残念。
{/netabare}
😏#3「決闘しようぜ、王子様」(4月17日 日曜 22:00 - 22:30)
  作画 3.0→2.5
{netabare}
コミック第2巻[第7話「白い手袋」第8話「決闘前夜」]より

❬悪役令嬢は実は善人?そしてモブがヒーローになる!?❭

 今回のエピソードは原作読んでて急激に面白くなり始めた箇所。

 今まではこの世界でモブとして生きると割り切り、目立たないよう常識的な学園生活を送るリオン。周りの男子と同じくお茶会主催の社交で、世知辛くも婚活に勤しんできた彼に計らずも転機訪れる。

 構成に関しては原作尊重。テンポも無理なく丁寧で、結果として話の盛り上げ方も上手く好感触。ただ、全12話で区切りいいところまで進むために、今後どこかで原作カットか大幅アレンジもあり得そうな予感。

 リオンとルクシオンの台詞のキャッチボールも、徐々にその面白さが発揮されてきてた。

 作画は相変わらず低予算丸出し。せっかくの話の盛り上がりの足を引っ張っている感。そのため今回で作画評価は少し下げた。声優演技や脚本は安心だが、作画で次回のバトルアクションがどうなるか不安だ。
{/netabare}
😁#4「手加減してやってもいいかな?」(4月24日 日曜 22:00 - 22:30)
  作画 2.5→2.0
{netabare}
コミック第2巻[第9話「面倒くさいやつら」第10話「最高だね!」]より

❬傲慢(Arroganz)という名の鎧を纏うリオン。得意の煽りで大量ヘイト稼いで得るのは、悪評?それとも名声?❭

 作画が難易度高いバトル描写多出の今回ゆえ、制作の実力不足が前回以上に露呈しており非常にチープでちぐはぐな印象。さすがにこれでは作画、もう一段評価下げざるを得ない。納得の作画で格好いいバトルシーンを演出してもらえれば、対戦相手達へのリオンの罵詈雑言の嵐が逆にスカッと格好いい、とも思えただろう。しかし作画のせいで失笑含むとんだ茶番劇になってしまった。

 現状、アニメは4話でコミック原作の2巻まで消化で次回からは3巻突入。ゆえに現状の構成は丁寧。そこは個人的に評価出来る。しかし作画のみが作品の質を非常に下げている。残念だ。

 リオンは自分がどう思うとも、今回で完全にモブとは言えない存在になった。本人がモブとして目立たず悠々自適な人生を望もうとも、そうは問屋が卸さない。そんな神(原作者)のいたずらで翻弄される主人公。原作はそこが面白いのでアニメも最後まで見届けたい。
{/netabare}
😐#5「最高だね」(5月1日 日曜 22:00 - 22:30)
  物語 4.0→4.5
{netabare}
コミック第3巻[第11話「愛」第12話「愚か者たち」第13話「エピソードⅠ 前」第14話「エピソードⅠ 後」]より

❬諺「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」は本当?❭

 勝って負け、負けて勝つ皮肉。キャラたちの運命は悲喜こもごもに流転する。

 決闘の圧倒的な勝利で、良くも悪くも名声上がったリオン。自身には悪評だけを望んだ彼。そのため学園生活と王国での出世を捨てる気で、忖度抜きに好き放題、王子とその取り巻き上級貴族たちをボコボコにした。不敬の断罪回避の根回しも成功。とは言え、全てが終わってみれば彼は敗北感で一杯。傍から見れば、極上ヒロイン二人の不動の信頼を得て、王国内の出世街道爆進中の絶好調の彼なのだが...。

 一方、マリエ。逆ハーレム達成の幸福の絶頂から不幸のどん底に。苦労して獲得した5つの金の卵が孵化したかと思えば、それは美形が取り柄だけの5人の穀潰しだった。

 リオンとマリエの運命は、因果応報が効いてて面白い。王子とその取り巻きたちは、リオンただ一人に無様に完敗。実家の怒りで廃嫡され地位も名誉も失った。だが、彼らは逆に貴族の柵から脱し、リオンへのリベンジの目標も得て、人生を謳歌し始めた。実は今回の騒動で一番幸福になったのが彼らというのも皮肉。本作は捻りが効いてる。

 ルクシオンは、リオンへのチート能力の提供のみならず、ツッコミ役として物語上必要不可欠になってきた。ルクシオンの存在無ければ、多くの視聴者はリオンの言霊の毒にあたりそう。

 今回はきれいにまとめて一つの区切りを迎えた。シリーズ構成、ここまではキャラの心情の描き方の丁寧さと話の簡略化のバランスが非常に上手く、原作の面白さを引き出すことに成功してると思う。堅実な脚本に敬意を表し、今回で物語評価を上げた。
{/netabare}
😍#6「学園祭って初めてなの」(5月8日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第3巻[第15話「女の友情は儚い」第16話「王妃様」]、第4巻[第17話「愛の告白」]より

❬ガチの悪役令嬢ステファニー参上で窮地?!そしてリオンは己れの本能に従う?❭

 新たなエピソードの導入回。今回は、大原さやか演じる王妃ミレーヌが主役?

 リオンとマリエの、それぞれを中心とした人間関係の万華鏡が彩り豊かに展開され面白い。前回迄とは趣変わり、今回はルクシオンの出番全くなし。その代わり、リオンへのツッコミ役はアンジェとリビアが担いちょっと新鮮だった。

 相変わらずツッコミ所満載でフリーダムなリオン。

 肝心のヒロインたちとは微妙に距離を置き、恋愛にヘタれかと思いきや、30代半ばの王妃と学園祭で初体面時、立場や年齢も無視してド直球にプロポーズ!結果、諸々の問題を煙に巻く。リオンは天才、そして天然ジゴロか?

 腹黒マリエ、実はお人好しで憎めない?憐れなる運命は彼女を追い詰める。

 5名の甲斐性無しボンボン美形男子たち、マリエは彼らを決して見捨てない。自分たちの食い扶持確保のための四苦八苦がスタート。その金儲けのアイデアは前世の経験か?
{/netabare}
😌#7「同じイケメン嫌い」(5月15日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第4巻[第18話「聖女のアイテム」第19話「クラリス先輩」、第20話「それぞれの自浄力」、第21話「亀裂」]より

 今回はサブタイトルに相応しく、リオンとダン先輩との交流がそれなりに描けていた。一応コミック4話分をアニメ1話に収めた形。だが、コミック第18話の内容はほとんどカット。その結果、カーラの依頼内容を謎のままにして、次回の引きに活かしたのはよかったかなと思う。

❬リオンは、自分に正直がモットーな英雄?それとも周りの評価通りの腹黒守銭奴?❭

 今回、マリエに惚れてジルクがクラリス先輩との婚約を一方的に破棄したことで傷付いたクラリスの心をリオンが救う、そしてお互いの行き違いからアンジェとリビアとの友人関係にひびが入り始めるという、比較的重く真面目なエピソードがメイン。話のまとめ方としては悪くないと思うが、作画の酷さのせいでいまいちパッとしない印象だった。

 今回の作画、下請けの力量のばらつきか?、統一感の欠如が酷い印象だった。アンジェvsステファニーのキャットファイトの止め画が妙に全体から浮いたり、特にレースシーンの諸々の動作に変な所が散見、と作画のチープさが際立ってしまって話に集中出来なかった。本作の残り話数は5話もあるので今回は保留するが、次回以降で再び作画評価を下げるかもしれない。

 このクオリティでは、円盤はあまり売れなさそう。しかし、海外での配信人気が好調らしく、原作ファンとしては続編が生まれる可能性が少しでもあるのはありがたい。
{/netabare}
😡#8「こっちも遊びじゃねえんだよ」(5月22日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第5巻[第22話「崩壊の前触れ」第23話「空族退治Ⅰ」第24話「空族退治Ⅱ」]より
(但し前回省略された第18話の一部内容も含む。また、第24話の内容は今回はその導入部のみ描写。)

❬リオンはモブから卒業するべき?❭

 空族退治依頼に込められたステファニーの奸計を、ルクシオン提供の圧倒的武力で見事に打破したリオン。だが彼は今回の件で、己の身勝手さに気付く。彼は無意識にゲームキャラとして周りの人間を軽んじていたようだ。結果、リビアを大切にするつもりが、逆にリビアを大いに傷つけてしまった。

 リビアは自信消失し孤立化。リオンとアンジェへの疑心暗鬼の悪循環は深まるばかり。

 明るい未来のためのゲーム攻略。そして3人がまた信頼で繋がるため、リビアの実力を引き出し自信を取り戻すため、空族との戦いはまだ続く。次回も期待。

 今回、作画は前回よりは少しマシな程度。脚本はなかなかいい。声優演技も良く、キャラの心情がしっかり描けて原作の面白さを再現していたと思う。
{/netabare}
😞#9「都合のいい女子ですから」(5月29日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第5巻[第24話「空族退治Ⅱ」第25話「空族退治Ⅲ」第26話「正しい道」]より

❬リオンは朴念仁?❭

 人口知能なのに人情の機微が解るルクシオン。淡々と語るキャラながら、ここに来てその存在感が何気に増している。

 リオンというキャラ。勇猛果敢な男気を持ち、時には好きになったら告白もド直球でやってしまう。でも肝心な所で弱気なヘタレ。原作者は、優柔不断でイライラするかしないかの際どいラインを維持しつつ、絶妙なさじ加減で主人公の人間味を高めている。

 作画は相変わらずだが今回も脚本が的確で、割とゆっくりと話が進んだ。人間ドラマとしても魅力あるこの作品、ここはこれでいい。

 次回からは、クライマックスに向けて駆け足になりそうな予感。
{/netabare}
🤕#10「エセ貴族とは違って」(6月5日 日曜 22:00 - 22:30)
  作画 2.0→1.5 声優 4.0→4.5
{netabare}
コミック第6巻[第27話「束の間の休息」第28話「ヘルトルーデ」第29話「決起」]より

 毎回毎回、稚拙な箇所散見の興ざめな作画にいい加減うんざり。今回で作画評価をまた下げる。ただ、総合評価をこれ以上は下げたくないので、声優評価を上げることでバランスを取ることにした。実際、今迄のメインヒロイン二人の演技を評価したいし、今回登場の、巫女役の小原好美、ヘルトルーデ役の雨宮天もなかなかの好演だった。

❬王国英雄伝説が誕生?❭

 この日、リオンは救国の英雄となる第一歩を踏み出す。見事なアジ演説で学生を煽り、絶望を希望に変える。但し彼が公国による王国侵略に立ち向かうのは、国家を護るためではなく、この世界で最も大切な人、アンジェとリビアの笑顔を守りたいから。その結果がもたらすもの。それはリオンにとって吉か凶か?それは偶々お参りした神社の神様のみぞ知る。

❬原作改変によりアニメで状況として若干の違和感あり❭

 今回は一部に原作の改変あり。それは神社でお守りを入手する方法。残り3話で切りのいい所で物語を終えるため、アニメのテンポにはこの方が相応しいのだが...。

 原作でのお守りの入手は、アニメと同じお祭りの夜だが別人物による譲渡。巫女との出会いと会話は、その翌日の昼間の神社でのお参りの時。

 アニメでは、夜間の神社に巫女が一人だけ登場。夜に特別な祭礼行事を祭員総出で行うなら別だが、常識的に巫女の奉仕時間外に人気のない境内の中、巫女単独登場には個人的に不自然で違和感があった。しかしおかげで簡潔かつスムーズに、伏線を織り交ぜつつ、本題の戦争エピソードに無難に話しを繋げた。

 出番は僅かながら、今回最も印象に残り、原作の別キャラの役割も統合された巫女。コミックでも巫女は印象に残る魅力あるキャラだった。そのキャストは小原好美。かぐや様の藤原千花、まちカドまぞくのシャミ子など、今や人気絶大の彼女。頭がお花畑なキャラを演じると絶品の彼女だが、今回の巫女でのふわっとした演技はとてもよかった。

❬このアニメに二期は必要不可欠と思う❭

 おそらく、残り2話でこの劇中の乙女ゲーム第1作目のラスボスキャラとの対決エピソード第1段が終了。つまりコミック第7巻末までを描くかもしれない。

 残りのアニメの尺でどうまとめるか非常に興味深い。但し、今回の戦まではまとめられても、マリエとその恋人達全員を巻き込んだドラマチックな公国との最終決戦まで描くのは到底不可能と思われる。

 コミックは2022年6月時点で既刊8巻で、ラノベ書籍で第3巻の内容にようやく踏み込んだ状況。ゲーム第1作のゲームクリア、すなわち納得の一区切りを迎えるラノベ3巻末まで描くため、アニメの尺はもう1クール必要だろう。
{/netabare}
🤔#11「今、私にできることを」(6月12日 日曜 22:00 - 22:30)
{netabare}
コミック第6巻[第30話「出陣」第31話「聖女の力」]、コミック第7巻[第32話「友達」第33話「"リビア"」]より

❬リオン、両手に花エンド?❭

 今回はリオンとリビア、アンジェのそれぞれの想いが原作通りよく描けていたので見応えあった。演技、劇伴が申し分ない。ただし今回は、リオンのヒーローとしての活躍、アンジェが自分の本当の想いに気付くシーン、リビアの告白と覚醒シーンが見せ場だと思うのだが、脚本は良く出来てても、くどいようだが作画が酷すぎだ。
{/netabare}
😳#12 (終)「たとえどれだけ、この乙女ゲー世界が厳しくても」(6月19日 日曜 22:00 - 22:30)
  作画 1.5→1.0
{netabare}
コミック第7巻[第34話「黒騎士」第35話「撃破」第36話「戦後処理」]、
コミック第8巻[第37話「エピソードⅡ前 再戦」第38話「エピソードⅡ後 マリエ」]より

 今回、コミック5話分をかなりアレンジして詰め込んだ。まとめ方は悪くないがダイジェスト感が非常に強い。おかげで黒騎士との戦闘があっけなさすぎた。

 区切りとしても悪くない箇所で終わったので、最後のアニメ2話は3話に拡張して、全13話で仕上げたら良かったのにと思う。但しこの作画レベルでは尺を増やすと、同時に恥も上塗りされてしまうだろうから、結果的にこの尺は無難だったかも。

❬ゲームクリアとまでいかずとも双方共に恋人ゲットは完了?❭

 リオンvsマリエの勝負の行方は、両者共に不本意なオチが付いたが、恋人の質でリオン、恋人の量はマリエの勝ち。物心共の幸福度合いではマリエの負け。以上から総合的にはリオンの勝ち。

 マリエは憐れなコメディリリーフの毎度お騒がせキャラとして確立。どんな野望も勝利の美酒を味わえるのは一時のみであっという間の急転直下。腹黒だけど思慮が足りず不器用で根はお人好し。そんな彼女は原作者のおもちゃ。しかしそれ故に、最終的に視聴者には愛すべきキャラとなった。原作では終盤になるとヒロインらしい見せ場も増えるキャラなのだが今は残念のみ。

 ところで第1作ゲームクリアの大団円まで描くため、実はアニメはもう半クールもあれば事足りる。果たしてこの続きは制作されるだろうか。
{/netabare}
{/netabare}
❬最後に❭
{netabare}
 作画以外の脚本、声優、音楽などの評価は個人的に上々。

 しかし作画で、僅かなまともな部分と、殆どの酷い部分との落差が大きく全体の調和をかなり損ねていた。特にシリアスな場面が台無し。

 美術背景だけはいい。しかし、人やロボの動きなどは最低でチープにも程がある。紙芝居に毛が生えたようなもの。素人目でも、デッサンはプロとして失格なのでは、と感じる部分が多い。

 中韓?の作画下請け多数起用の制作の選択。これが本作の最大の運の無さだろう。職人魂が欠如してるのが日本人との一番の違い。不自然にカメラアングルを変化させたり、唐突で意味も無い場面展開と、技量の無さを誤魔化そうとする小手先の姑息さバレバレで目障りだった。

 そのため、原作はリピートするほどのお気に入りだが、しばらくはアニメをリピートする気になれない。

 二期が企画されるようなら、予算を上げて優秀な日本人作画スタッフを多く取り揃えた実績ある制作会社に変える英断が必要だ。柵あって今回の制作から変えられないなら、二期は企画があっても残念ながら諦めるべきだとさえ思う。黒歴史の上塗りは、原作のイメージのためにも止めて欲しい。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/15
♥ : 5

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

いつもの、よくある、異世界ものとちょっと違いましたw

原作未読 全12話 

前世の記憶を思い出したら、クリアした女尊男卑の乙女ゲームの中にモブとして転生したことが分かりました。そこからゲームの知識を駆使して様々な苦難を乗り越えていくお話です。

主人公は捻くれた性格で自分はモブだと開き直っているところ面白かったですね。

イケメンVSモブの図式も面白かったです。

逆にモブだと自覚が本来のヒロインを苦しめることになりましたが、最後はいい関係になって良かったです。

女性キャラの目のデザインがちょっと苦手でした。

作画は褒められたところはありませんが、お話は面白かったですね。

OPは伊東歌詞太郎さん、EDは安月名莉子さんが歌っています。

最後に、はめふらとは全然関係がありませんw

投稿 : 2025/03/15
♥ : 20

61.3 12 ラブコメで転生なアニメランキング12位
日本へようこそエルフさん。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (35)
172人が棚に入れました
エルフさんは日本の文化に興味津々!? 社会人の北瀬一廣の趣味はとにかく寝ること。 彼は、幼い頃からいつも夢で見る不思議な異世界で、胸躍る冒険をしていた。 ある時、仲良くなったエルフの少女と古代遺跡を探索していた時に、運悪く出くわした魔導竜にブレスで焼かれてしまう。 夢から覚めると、部屋にいるはずのないエルフの少女が隣で眠っていて――

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ストロング・ストレングス

ゴイスーチーレム×日本スゴイ!×飯テロアニメ
それか◯◯さんシリーズの派生か

OP・映像が綺麗で作品へのフィット感が凄い
ED・これも世界観にしっかりマッチしてる

01
ウリが明確で見方を間違えようが無い良質な介護アニメ

夢の世界のアナザーワールドってな真面目なSF設定をゴイスーに応用。ヒロインの逆転移で現実界でイチャイチャする設計。うまく考えましたな。ヒロインのマリーも良くも悪くもクセのない無難なビジュアルで幅広い層にウケそう。思い切りのいい振り切った設計でガツンとハマる人も多そうな作品。市場の需要に答えただけのビジネス介護アニメを真に受けて不快になるピュアな人にはあまりにキモ過ぎて耐えられないでしょう。

ゴイスーには設定を考える必要があったりお膳立てするための尺も必要。その構造上のコストを上手く削減することに成功したコスパタイパ抜群な次世代介護アニメ。見知らぬ世界で時にワクワク時にハラハラ、「ごはんおいしい」でウキウキ、頼れるカズヒホにドキドキなど、マリーが一喜一憂するリアクションだけに特化したうえに、観光番組の情報で「ぼく、知ってる!」までもが出来てしまう非常に優れた設計。

今時誰も物語なんて求めていない。萌えキャラの反応やシチュだけをお手軽に楽しみたい。とにかくマリーの可愛さを楽しむだけではあるが、それでも作画がヘボいと萎えてしまうもの。そんな需要に誠実に応えようとする作品であり、応えられる品質だと思う。ヒロインレースではなくマリーが正妻だろうけど他の女性キャラもいるみたい。どう使うんだろ。チェイサー的な箸休めのための存在かな。こういうところも気が利いている。

マリーがずっと上機嫌でニコニコ楽しそうにしてるので、見ているこちらも釣られてしまいそう。次元超越者には落ち込んだ時に元気を貰える動画としても機能しそう。萌えキャラを観光地に連れてってゴイスーするだけ。だからこそずっと楽しそうにハシャいでる姿をずっと隣で愛でていられる。まるで擬似デート動画のよう。◯◯さんシリーズの正統進化、聖地創造も可能になる擦るべき金脈。海外観光地とタイアップにも応用可能でイケメンアニメにも転用可能。これはもう発明といっても過言では無い。これでは言わずにはいられない。ニホンスゴイ!

元の世界を憂うくらいはするだろうけど、少女虐めてお涙頂戴はしなさそうな雰囲気。「かわいそう!がんばえー!」とか「人間の…本質…ッ」したい人にはゴミでしょう。ギャグも弱いというか、ただそういう需要に応える作品じゃないってだけ。個人的な感想ではもちろん「きっしょ」で終了なのだが、ビジネスとしてはとても優れた作品だと思う。昔でいうなら湯煙り殺人事件とかのエンタメ観光番組の後継かな。演歌がJロックに切り替わったように、娯楽は世代とともにスライドしていくもの。あと必要なのは制作側のツラの皮の厚さだけ。

予想以上。明確でシンプルなコンセプトを貫く力強さ。単純な方が突破力はあるもの。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

異世界転移の仕方に独自性があり、エルフも可愛い

異世界転移の仕方がありふれていなくて良いですね。

夜眠ったら異世界の夢を見ている、と思ったら異世界転移していたと。
死んでも現実に戻って目を覚ますだけ、また眠ったら続きが見られる…
なら、まあ夢だと思いますな。

弁当がちゃんとなくなっているなら夢遊病になった自分が食べているのかとか気になると思いますが。
まあ良いか。

そして日本に来ることになったエルフさんが可愛いですね。
日本、そして異世界での2人の冒険が今後も楽しみです。


…どうでもいいですが、主人公めっちゃ上級国民ですね。
25歳で、スカイツリーが見える都内1LDK以上の高層マンションに1人暮らしで住んでいて。買えば億、賃貸なら月20万くらいでしょうか。
車も結構でかいですよね。
年収は一千万程度ですかね。それで毎日定時退社か。親の金かもしれませんが。
お前こんなことなくても結婚相手には困らないだろう、と思いました。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 2

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

異世界に行かないでエルフさん

日本に来てすごいすごい言ってはしゃぐエルフさんと同居生活する話だけど、異世界でも一緒に冒険します
日本編は男性向けのラブコメ、異世界編はインスタントなろう系
エルフちゃん目当てに見る人なら楽しめそうだけど、私には合わなかった

エルフちゃん以外の顔ひどい・・・主人公の顔変わりすぎ
異世界の世界観が十分に語られてなくて、ぜんぜん面白くない

一番合わなかったのはカズヒ「ホ」っていう変な呼び方
聞くたびにモヤッとするのでだんだん見るのがイヤになってきました

投稿 : 2025/03/15
♥ : 9

62.9 13 ラブコメで転生なアニメランキング13位
ババンババンバンバンパイア(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (22)
91人が棚に入れました
本物の「吸血鬼」は、現代日本の“銭湯”にいた———! 創業60年の老舗銭湯「こいの湯」で住み込みバイトをしている森蘭丸。 彼は、人の生き血を啜る正真正銘のバンパイアだった。 蘭丸の目的は、自分の命を救ってくれた「こいの湯」の4代目・立野李仁への恩返し。 そして... 彼の「18歳童貞の血」を味わうこと...! 現在15歳の李仁が熟すまで、あと3年。 しかし入学早々、李仁は同級生の女子に一目惚れしてしまう。 はたして蘭丸は、念願の「18歳童貞の血」を守り通すことができるのか...!? 夜の湯けむりと共に、恋の矢印が交錯する“ブラッディ・ラブコメ”(BL)開幕!
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ドリフターズ!?♀いい湯田屋♂

●ラランラランラン☆ラムだっちゃ☆彡

バンパン屋さんがヤマンバーの家庭訪問に参ります。

その描写意図とはもちろんヤマンバーのキャラ設定的な部分もありますが、
それ以上に重要なことは親父殿が駄目駄目の{netabare}暴力モンスターであるということであります。

暴力親父が原因でヤマンバーは男性恐怖症になったというわけでありますが
実にその背景にあるものはテンプレ化された「父権を否定する」左翼思想であります。

有名なところではフェミニズムというものがありますが、LGBT推進論も
その類でありまして、家父長に強い権限を与えると碌なことがないから
男女平等どころか女や男以外のLGBTに主導権を与えるべきという考え方をしまして
例えば五輪パリ大会の開会式のような形でアンチ父権の価値観をゴリゴリ押し
てくるわけであります。

パリ大会開会式では「最後の晩餐」のシーンを愚弄しているかのようにも受け取られる?
LGBT祭りが話題となり世間を騒がせましたが、「最後の晩餐」の主なる人物は
「イエス・キリスト」でありまして、父権の象徴的存在ということになります。

左翼勢力から更に毛嫌いされているのが「イエス・キリスト」の父に相当する
「創造主ヤハウェ」でありまして、どうやら創造主による「ノアの大洪水」や【ソドムとゴモラ】
の事件に対して強い恨み節を抱き、対決姿勢を露にしている勢力がいるという
ことのようであります。

【ソドミー】は【ソドム】が由来の言葉であり「同性愛(の罪)」を意味します。

【ソドム】の住人は【ソドミーの罪】を犯したため「父なる神」の剛腕により
37564にされ、罪が裁かれるのでありました

それに対してソドムの同性愛者が可愛そうだと「父なる神」を非難する勢力がおりまして
この関係性によりある種の思想対立の構図が見えてくるわけであります。

可愛いものが好きというヤマンバーの嗜好性はLGBT推進論を暗示するもので
鯉の湯のせがれが光源氏の生まれ変わりであることもそれに関係していまして
実に光源氏はバイセクシャルでありましたのでヤマンバーの好みに合うというわけであります。

更に葵の上もLGBTであったといいますか、貴族文化のいとやんごとなき御方々は
どうやら皆同性愛志向があったなどと言われています。

ヤマンバーとあおいの好みが合うというのは二人が同じ種族であることを
示しているということになります。

ヤマンバーの髪の色=「紫」と「黒顔」のギャルメイクは【フェニキア人】を暗示するもので
更にダメを押す感じで「紫」のマスコットキャラをシンボルとして取り上げるわけです。

ヤマンバーの親父がバンパン屋から金をせびる一連のやり取りで、示されるのは
バンパン屋が異常な金持ちであることや今まで関わってきた仕事の詳細であります。

バンパン屋がネット銀行に多額の金を預けていることが示されますが、それは
銀行のルーツが【ドリフターズ】であること暗に表現しているのでしょう。

「タクシー」や税金の「タックス」とは、今のベルギーに存在する貴族
【タクシス家】に由来するものでありまして、かつて民間の郵便事業を請け負い
莫大な富を築き上げ、その総資産は英国王室を凌駕するとも言われる名家であります。

占いに始まり、武器販売、通信事業、諜報活動など、ありとあらゆる産業基盤に
関りのある伝説的な種族でありまして、どうしてそんなに凄い力を得ることが
できたのか意味不明な?謎多き血族であります。{/netabare}

「オッドタクシー」というミステリー系の作品がありますが、なんでか?
東京アニマリーランドみたいな状況になっていまして、実はその作品も
「タクシス」と関係がありまして、もちろん表向きにはアニマリーな理由について
作中で示されますが、それは別の裏設定を秘匿するカムフラージュでしかなく
{netabare}「推しの子」の「B小町」が【ビースト】を暗示しているのと同じような
意味合いが隠されていたというのが真相でございます。

早い話が【ドリフターズ】は【獣】好きなのでしょう。

世にも奇妙な【ドリフターズ】という存在は数々の業績を残しており
例えば「ホスト」の産業の背後にいるのは、当然の如くヤクザでありますが
芸能界とも深いかかわりがあるヤクザの元締めとはいったい誰でしょうかと考えた時に
思い浮かぶのが高貴なる?血統の血族であり、まさに彼らこそが
【ドリフターズ】なんでしょうという結論に至るわけであります。

奥野卓志という陰謀論界隈では一目置かれた人物がいます。

もの凄い資産家でジャニーズなど芸能人との親交があり、ホスト業など
水商売の経営者でもあり政治団体「ごぼうの党」を結成した重鎮であります。

芸能界と深い関係があるという時点でもう完全にあれなわけですが、
「ごぼうの党」とは「五芒星【☆】の党」のことではないかという疑惑もありで
恐らくは「推しの子、星の子」関係者という推測が成り立つわけであります。

芸能界にしても産業界にしても勝ち組というのは、独自のネットワークを形成していまして
その人脈を辿るとどうやら同じローマの道に通じているということのようであります。

バンパン屋が多額の金を預けている銀行=「バンク」のルーツは【デル・バンコー一族】
にあると言われていまして、【ヴェネツィアの黒い貴族】の一角として戦争ビジネスで
ぼろ儲けしたなどいう逸話があるようでして、そんな彼らも「ギャルメイク」が暗示する
「褐色の肌」を持つ謎多き種族であるということになるのでしょう。

リヒトとあおいのマリッジ計画、コードネーム「ラム(RAM)」
恐らく「ラム」は「LAM」のことを指しているのだと思いますが、
その元ネタは【アレースター・クローリー】なのでしょう。

【エリザベート・バートリー】と双璧を成すほどのカリスマ性を持つオカルティストで、
実在した「マジシャン」であります。

「マジシャン」とは手品師のことではなく本物の【黒魔術師】であります。

【黒魔術師】とは呪文を唱えて手からファイアーボールを出すような人ではなくて
魔の法則を熟知した【イニシエーター】的な存在であるということになるでしょう。

「催眠術」というのがまさに【黒魔術】というものの本質を表していまして
【ネクロマンシー】という「ゴーストハック」の秘術を使う【ネクロマンサー】などが
その典型例と言えるでしょう。

【アレースター・クローリー】の特技は「チャネリング」でありまして
人間を超越した存在、所謂神だとか悪魔だとかと交信できる能力があるということであります。

このチャネリング能力を持つ偉大なるカリスママジシャンの能力により{/netabare}
「繋がってしまった」のがみんな大好き「ラム☆ちゃん」であります。

彼によれば「ラム」というのは地球外生命体という設定らしく、そんなわけで
後に「うる星☆やつらのラムちゃん」がチャネラーの力により誕生するわけであります。

「ラム☆ちゃん」の原作者の高橋留美子は「オカルト」に造詣が深かったのであります。

みんな大好き(宇宙人?の)「ラム☆ちゃん」とは何者でしょうか?

どうやらそれは{netabare}【ソロモン神殿】に封印された「ラムウ」という柱の神、
あるいは悪魔に由来するようであります。

みんな大好き!【ソロモン神殿】というのは成り立たないかもしれませんが{/netabare}
みんな大好き!「ジーク・【ジオン】!」と言えば通じるでしょうか?

「ジーク・【ジオン】!」とは{netabare}【シオニスト】の合言葉であり
プロジェクト「ラム」とは【ソロモン神殿】の復興を目指す意味合いが
秘められていたということになりそうです。

【ドリフターズ】とは【シオン】に胸を焦がす眷属であるというになるのでしょう。{/netabare}


●ヤマンババンバンヤマンバー

ガングロギャルとヤマンババンバンヤマンバーが満を持しての登場でございます。

{netabare}ギャルメイクとギャルという種族についてはNHKの人気ドラマ「おむすび」でも
大々的に取り上げられておりまして、その甲斐あってか視聴率は過去最悪と非常に
わかりやすい結果となっております。

1990年から2000年にかけて一部の層に流行ったとされるガングロブーム及び
その系統のギャル文化仮に懐かしいと思う人がいたとしても、それとは全く
接点ない人にとってはどうでもいい話であります。

結局ブームというのは作為的に無理やり作られるものなので、不自然なまでの
違和感が伴い、それに気づいた人は冷ややかな対応をとるものであります。

何故今更ヤマンバなのかと言えば本作の場合【ドリフターズ】の物語でありますから
【ドリフターズ】絡みということでヤマンバが登場したというわけであります。

「ヤマンバ」というのは魔女と巫女と鬼の要素を持った存在であるようです。

鬼という意味では吸血鬼と同族であり、また【黒魔術や呪術】を使いこなす存在ならば
バンパン屋の催眠術が効かないというのも当然と言うべき設定であります。

部屋にあるコレクションのぬいぐるみは「人形」を表すもので、「人形使い」を
暗示しているなら、【ネクロマンサー】という魔女であるということを意味しております。

ヤマンバさんの二重人格性は巫女=【シャーマン】の特性を表しておりまして
神降ろしの儀式を行うものに見られる独特の傾向であります。

【悪魔憑き】言われる現象がこれと一致したりします。

ちなみに高校生でぬいぐるみに異常なまでの執着心を持っていた人で、
精神分裂症気味の精神性を有していた人がいたりします。

人形やぬいぐるみの類に話しかける人の深層心理には、もしかしたら何か
重大な問題があるかも?という可能性を考慮した方がいいのかもしれません。

ヤマンバさんの親父殿が極端なまでの拝金主義者で「福沢諭吉の偶像」を崇拝する
宗教に憑りつかれていますので、その傾向が娘にもうつってしまったのかもしれません。

【ドリフターズ】とは極端なまでに【偶像崇拝】を行う種族なのでしょう。{/netabare}



●ジョーカーゲームに願う☆彡

アアンアアンアンアン葵の正体が{netabare}「葵の上」でありますので、
「光源氏」との恋の成就は必然的な運命といえるかもしれません。

そういう意味で「鯉の湯」とは「恋の湯」でもあるようですが、問題の葵が
「恋の湯」を訪れ恋の成就を願うわけであります。

葵が選んだ下駄箱の番号は「52」、それに対してその後に映し出される
注目の番台横にある数字は「25」です。

異世界と現世との一対性は、逆転の関係を表し
あべこべの関係性が成り立ちます。

転生前の【血の伯爵夫人】のバンパン屋さんと葵の上はともに
【悪魔憑き】という意味で相性が良く、その意味でLGBTの関係性も成立しますが
転生後の世界ではLGBTの関係性がひっくり返ってしまったようであります。

「52」と「25」はたし算すると以下のように同じ答えになります。
5+2=7=2+5

なので52+25=7+7=14
→1+4=5

答えが【5】となりまして、恋の「願い事」が叶う予兆が示されます。

しかしながらその「25」とは「鯉の湯」の営業お休みの日の告知にあるものでありまして
「25日」に「52」の番号を引けばペアになれましたが、その日はお休みなので
「恋の湯」の効力もなく「願い事」は成立しないという暗示となるわけであります。

ここでラッキーナンバー【5】が伏線として示されるわけであります。
そうしてそのナンバーを持つものが、次のシーンで映し出されます。

銭湯の背景には富士山が描かれており、その富士山の姿は湯船に映し出されます。
富士山山頂にあるべきものは、千円札の野口英世の「左目」であります。

富士山山頂が描く三角形と「左目」の関係性から【プロビデンスの目】が
表現されることが見えてくるわけであります。

湯船に入った鯉の湯息子(の左目)と富士山山頂が湯船の水面に映った像とが
千円札の野口英世(の左目)みたいな位置関係になるのであります。

【プロビデンスの目】の描写により彼が「光」の祝福を受けていることが暗示されるわけです。

「リヒト」=(ドイツ語の)光は、光の祝福を受けた存在であり
光源氏が転生したものであるということになります。

風呂から上がった後の食事シーンで「恋の湯」親父が「ウインク」を連発しますが
この「ウインク」は【プロビデンスの目】を表していますので、「光」の祝福を受けた
息子優位の展開が始まることが暗示されまして、運命のジョーカーゲームで
二人の未来が示されるのであります。

それはババ抜きというよりは、トランプ占い=ペアゲームであります。

そのジョーカーゲームでは、31歳のハンターが【8】のペアカード示して勝ち抜け次に
17歳のフランケン兄が【13】のペアカードを示して勝ち抜けます。

「31」歳と「13」の関係は明白です。
「17」歳は1+7=8となります。

31が8、(1+7=)8が13
【8】は反転させても【8】ですが、「31」は反転させると【13】になります。

【8】と【13】が揃いましたので次に出るべきは【5】となります。

ちなみに葵は「3」のペアカードを出して上がりましたので
3+3=6となります。
下駄箱の番号52は5+2=7
6+7=13となります。

問題の「光」の息子さんですが、当然の如く【5】のペアカードで上がります。
【8】【5】【13】は【金星】の周期運動に関する数字でありまして
この数字が示されるならば「願い事」が叶うということが暗示されます。


そうして葵は【13】の効力によりバンパン屋さんと二人っきりになり
好きな人について聞き出す「願い」を成就させます。

ちなみに晩御飯で「カリー」を食べましたが、「カーリー」は
インド神話の女神で、舌を出しながら性的挑発するアタッカー気質の女神であります。

「女神カーリー」の効力により葵は積極的に攻めていくのでありました。

バンパン屋が好きな人は「一番星」=【宵の明星】=【金星】のような人
ということでそれと関係するラッキーナンバー【8】【5】【13】が
連動しますよというお話であります。

【13】の効力を得たアタッカーの葵ではありますが、恋の湯の息子は
フランケンとⅤハンターの支援を受け【8】【13】そして【5】と
すべての数字をそろえていますのでより強い「願い」の効力を得ることができ
従って、意中の人と結ばれるのが確定することになるわけであります。

光の息子さんはペアゲーム占いにより早くも恋の勝者になれることが
確定しましたが、実は本当の勝者は「ジョーカー」と「エース」の
ペアカードをそろえた親父さんであったのは、秘密の話です。

トランプカードの中で「K」よりも強い最強のカードが「A」であります。
「K」は「キング」ですが「A」は「神」を表しますので最強なのです。

そして「A」と鏡写しの関係にあるのが「ジョーカー🤡」です。
日本の場合ですと「🦊」のお面で「🤡」を表現しますが
白い「🦊」のお面は神であり、「A」でありますので最強の存在であります。

ちなみに「A」を反転させると「V」になりますが
「V」が「🐮」を表すことは、これまた秘密の話であります。{/netabare}

すべては【ドリフターズ】の伝説に関わるお話であります。


●ヘヘンヘヘンヘンヘンタイヤー

「オリンピック」のことをスポーツと平和の祭典であるという大いなる勘違いを
している人ももしかしたらいるかもしれませんが、実に古代ギリシアの
【オリンピアの祭典】とは{netabare}男だらけのヘンタイヤー祭りでありました。

ヘヘンヘヘンヘンヘンタイヤー祭りの詳細についてはババンババンバンバンパン屋さんの
脳内を参照してみたらわかりやすいかと思います。

そういうわけでバンパイアのプロトタイプ=【血の伯爵夫人】は
変態性癖を持つLGBTでありましたので、その設定に忠実な本作においても
ヘンタイヤー祭りの描写については容赦ないまでやるのでしょう・・・

本作はラブコメですが、本物の方はグロの極みであったことを思うと
笑えるどころか表情筋が引きつり痙攣を起こしてしまいそうな心持であります。

龍馬の妻=お龍が【ドリフターズ】の関係者だとする発想は案外本質を
ついていると言えるかもしれません。

竜馬もお龍も謎が多すぎる人物であるのは確かであります。


変態キャラが増えても突っ込み役がいないため、{/netabare}この先見るに堪えない
厳しい展開になるような予感しかしません。


●ハハンハハンハンハンハンター

これはラブコメの宿命とも言えますがキャラが増えてきまして
ごちゃごちゃしてきました。

坂本先生の{netabare}敵討ち、最後はやはりラブコメ展開に戻るのはお約束ですね。

しかし坂本龍馬暗殺に【ドリフターズ】が関与していたということをあたかも
認めたような描写は画期的と言いますか、ラブコメにしてはよくやった方だと思います。

坂本龍馬に資金提供していたエージェント=【トーマス・グラバー】は
ジャーディ・マセソン商会と繋がりがあり、その背後にいるのは
【ロスチャイルド家】であります。

直接描写したわけではないですが【ロスチャイルド家】=「ドリフターズ」
という図式が成立します。

そういうわけでコメディではない本物「ドリフターズ」の本質が朧げに見えて参ります。

ヴァンパイアハンターはエクソシストの変換でありますのでこの関係性から{/netabare}
「ドリフターズ」という種族の正体もそういうことになります。

●因果英雄転生伝説

「一心不乱」の兄貴が登場しましたが{netabare}「フランケン」{/netabare}のネーミングに隠された意図は不明です。

名前分析によりある種の因果関係が判明しましたので、今回はそれを披露しようかと思います。

まずは「鯉の湯」のせがれ「立野」李人であります。

「鯉」と「水」とは関係があると考えられますが「鯉」と「お湯」は関係性が
薄いというように考えられます。

「鯉」との関係性から「立野」を意味が繋がるように変換しますと{netabare} 「竜の」となります。
「鯉と【竜】」そして水あるいは「滝」で「登【竜】門」を表現したいのだと推測ができます。

「鯉の滝登り」により鯉が【竜】になるという伝説であります。
今ではあまり見かけなくなった風習ですが鯉のぼりの由来がこれであります。

普通の鯉ならばお湯はNGですが【竜】になる鯉ならお湯の中でも問題ないだろうという話であります。

「鯉」が【竜】になるということで覚醒型キャラが暗示されていると解釈できます。

お次の名前の「李人」の「李」という漢字を名前で使うケースについては
日本ではあまり使用例がないということで、これについては今は取り敢えず言及しませんが
詳しいことについてはお察しいただきたく思います。

漢字の由来は兎も角読みは「りひと」でありまして、ドイツ語で「光」を意味します。

この組み合わせだけでも名前に特別な意味が込められていることが見えてくるわけですが
より明確にネーミングの意図を掴むために一旦視点を変えひとまずは本作のヒロインの名前を
分析することにします。

篠塚葵の苗字を考える前に「葵」の意味について検討してみます。

ババンババンバンバンの森さんの正体は450年前に存在していた【血の伯爵夫人】であります。

♀レズであった吸血鬼が♂ゲイに転生したのがババンバ森さんとうことになります。

これを端的に言うと「異世界♀性転換♂転生」を表しているということになりまして、つまり
鏡に映った世界という「パラレルワールド」で物語が展開されていると解釈できるわけであります。

「不思議の国のありす」の世界では♂が♀になったり、老婆の魔女が美少女戦士になったり
切り裂きジャックが神父になったりとあらゆるものがひっくり返るのであります。
(だから当然売国奴が愛国の保守主義者になり得るということになります。)

そういう転生先の世界とパラレルする美少女の「葵」とは
(転生前は)どいう人物なのかと言うならば、それは
「【光】源氏」に登場する「葵の上」であるという結論になります。

苗字の「篠塚」は「死の塚」と変換でき、塚は(一般的には墓とされるものですが)
身分が高い人の亡骸を埋葬するものでありますので、「死の塚」「葵」は高貴な身分の人だと
考えることができます。

そういうことで帝の正妻であった「葵の上」が名前の由来であり、
「りひと」=【光】でありますから、「帝の【光】源氏」を意味するのだという結論になります。

そういう前提で言えば【李】が帝に関係する名であるという説も信憑性が出てきますが
それはもっとシンクロ率が高い事象が認められる局面で話すべきことでしょう。

帝と「葵の上」の夫婦関係はどちらかと言うと冷めていて、帝の寵愛を受けたかった「葵の上」
ではあったものの、ようやく夫婦関係が芳しくなってきた最中に、病を患い
若くしてあっけなく命尽きてしまい、あまりに儚い死を憂いた帝が後悔の念を
抱くという状況でありました。

こんなことならば、もっと早く「葵の上」に対する自分の本当の気持ちに気づくべきだったと…
そして、願わくばそうではない人生のやり直しを行いたいと考えるのが道理でありまして
そういうことで「【光】源氏の転生物語」が本作において展開されるのであります。

悲劇の物語の喜劇転換、そして葵に対しては積極的にアプローチをかける立野息子の姿は
「【光】源氏」の転生転換を表しています。

篠塚「健」の名前の由来はまだ特定できていないものの、「【光】源氏」に登場する
「葵の上」の兄=頭中将を表しているようでありまして、彼は帝の恋敵あり敵対関係に
あったのですが、転生後は立野息子の義理の兄貴分的立ち位置で、葵との恋仲を手助けする
味方として転生転換したようであります。

「健」は「剣」を暗示しまして帝を守る武器でもあり、三種の神器「草薙の剣」を表している
とも考えられますが、「草薙の剣」は【スサノオ】の神話がルーツであるだけではなく
「剣」は【オベリスク】と同じものと見なすことができる故に【スサノオ】と【オベリスク】の神話が
見事にリンクすると捉えることが出来まして、そう考えるとこれはただのラブコメでは済まない
壮大なる神話の本質が背後に横たわっていてそれと連動して物語が展開されるという意味で、
あまりにやりすぎな自己満足作品ということになるやもしれません。

「葵の上」は悪霊に憑りつかれ病死したことから、また兄のフランケンは名前のない怪物である
ところのボディ=「死体」との関係から「死の塚」(篠塚)というワードに結び付くと考えられます。

そして吸血鬼小説の「カーミラ」の元ネタが【血の伯爵夫人】でありまして貴族でありますから
埋葬場所は「死の塚」で繋がります。

吸血鬼の物語は死体が蘇ることを表していますが、リビングデッドの原理について
考えた時に思い浮かぶのは【悪魔憑き】という現象でありますので、それに対峙するのは
悪魔祓いのエクソシストということになるのでしょう。

「葵の上」は悪霊に憑かれて命を落としましたが、転生転換の世界ではそれが逆になる?
ということなのかもしれません。

ババンバ森さんは1話で赤ワインを飲み、立野息子はパンを食べながら登校していました。

赤ワインはイエス・キリストの血、パンはイエス・キリストの肉体を表すものであり、
イエス・キリストは再生を暗示します。

葵が再生した世界では鏡に映った世界でありますから救世主が、ババンバパン屋さんでも
あり得るということなのかもしれません。

エクソシストは悪魔祓いの{/netabare}人でありましたが、倒錯した鏡の世界ではもしかしたら
立ち位置が違うのかもしれません。




●☆彡天体観測と変態観測☆彡(あおいの通過儀礼の巻)

とりあえずはラブコメ路線のためストーリーは当然薄っぺらく、故に物語内容についての
コメントは非常に厳しい作品であるということになるでしょう。

その一方で裏設定が機能しまくっていまして、{netabare} それを用いた伏線の撒き方がかなり神経質といいますか{/netabare}
かなり芸が細かい作りになっているようであります。

もちろん今回に登場した変な{netabare}おじさんが「志村けん」を表していることは明白で
それによりタイトルが【ドリフターズ】{/netabare}を暗示しているが確定します。

{netabare}ただ変なおじさん {/netabare}で笑いを取りに行っているのではなく、ここまでの展開に持ち込むまでに
色々な仕掛けを施している辺りが計算高いと言いますか、ハイテクという印象を受けました。

3話冒頭でババンババンバンバンさんが銭湯の煙突の上に立ちまして
これから狩りに行こうかというシーンが映し出されます。

銭湯だけに「 {netabare}戦闘モードだ!」なんていう寒いことを言うつもりはありません。
大事なのは煙突頭上に【月】があるということです。

煙突は【バベルの塔】を表していると前に申し上げましたが、それと似たものに
【オベリスク】というものがあります。

考えてみれば電柱も【オベリスク】に似たようなものでありまして、その「電柱」に{/netabare}
変質者に注意という張り紙がありましたが、これが見事に伏線として機能しているわけであります。

ババンババンバンバンの森さんは日が沈んだころ大体午後6時くらいに{netabare}「起きます」が
全裸で寝ていた彼の「♂電柱」と同じ形状の「付属部位」も一緒に天を突くような感じで見事に{/netabare}
「起き上がって」いるのでございます。

そして「立野家」の「♂息子」がまさに「それ」を目撃したというシーンが1話で描かれていました。

大事なことは「変なおじさん」でも「下ネタ」でもなく、まさに
{netabare}【オベリスク】{/netabare}が伏線で使われていたことであります。

{netabare}【オベリスク】は【天体観測】と密接なものでありまして、故に【オベリスク】あるところの
頭上には天体が必ずあるという法則が成り立つということになります。

問題の変なおじさん登場シーンでありますが、コートの下は全裸のおじさんの背後頭上には
月が昇っておりましたので、おじさんの「♂電柱」の向きがどっちの方向に向いているのか
予測できるわけであります。

天体観測からおじさんの「♂電柱」の進行方向も観測できるということを緻密に
描写したシーンであったわけです。

更に天体観測絡みで言いますと変なおじさんのヘアスタイルを後ろから見ると
「フランシスコザビエル」のような「ザビる」ヘアーであるのも特別な意味があるように思いました。{/netabare}

この通り魔事件の発端はオカルティスト?のあおいが{netabare}ババンババンバンバンバンパイアさんに
会いたいと「願った」からでありまして、それ故に「吸血鬼に恋して【13】」の本が
示す通り変なおじさんが登場し「願い」が叶ったというシーンでありました。

変なおじさんを警察に通報した後で「吸血鬼に恋して【13】」ともう一冊
「吸血鬼歴史4」が映し出されます。

「天体観測」は【占星術】に由来しますのでそれとセットの【数秘術】で
数字の意味を読み解いてみますと13+4=17
17を更に1+7=【8】というように【8】という数字が導き出されます。

【8】は【8芒星】=【イナンナスター】であり【金星の女神】を表しまして
「願い事」を暗示する数字であるということになります。

【13】も【金星】を表す数ですが【8】は【女神】の意味が付加されますので
特に女性的な「願い」を示す数であるということができるでしょう。

恋の成就を「願う」という意味になるかと思います。

ちなみに「吸血鬼歴史4」の「4」について考えてみましたが、その後に登場する
フランケンのピアス(=ネジ)に刻まれた形状が「十字星」を示していましたので
もしかしたらこれを暗示する意味があったのかもしれません。

「十字星」を「白鳥座」として解釈すると「劣情の芽生え」となりまして
これはあおいというよりはババンババンバンバンバンパイアさんが篠塚兄に
「劣情の芽生え」を起こすという暗示であったのではないかというように見えてくるわけであります。

更に【数秘術】の話をしますとババンババンバンバンバンパイアさんの起床時間は
午後6時でありますが、アナログの時計の針は短針が6、長針が12を指しますので
6+12=【18】となりまして「血の儀式」決行の年齢【18】歳と
一致することを読み取ることができます。

【18】=【6+6+6】でありまして【666】は【獣の刻印】を表している
ということが見えてくるわけであります。

志村けんからフランケンそして契約の数【18】【666】
しかし事の発端はあおいにありましたので、オカルティストの彼女にも{/netabare}
何か裏があるのでは?という推測も成り立ちそうであります。

ババンババンバンバンバンパイアさんの年齢は大体450歳ですが
{netabare}今年2025年から450年前は1575年ということになります。
【エリザベート・バートリー】は1560年に生まれ「15歳」で結婚します。
その年が丁度1575年となります。

立野家息子の年齢を含め本作の設定は完璧であります。

「紫色」のTシャツやワインを嗜むなど、更に【血の伯爵夫人】が同性愛者だったことのみならず
【血の伯爵夫人】の家族や血族がオカルティストや{/netabare}変質者の類だったことなどなど
非常に多面にわたる要素を忠実に設定に織り込んでいるところなどからして、
本作の仕込みは狂気のレベルであるというように感じました。





一見するとポリコレLGBTごりごりのラブコメ、しかも昭和臭キツキツな・・・
親父ギャグアニメのように見えますが、実は難易度ハイレベルな考察系作品です。

【スカーレットウーマン】とは{netabare}【大淫婦バビロン】を暗示します。

吸血鬼と言えば【カーミラ】ですが、その元ネタは
♂血の伯爵夫人【エリザベート・バートリー】♀です。
オリンピックパリ大会の開会式で話題となった「生首マリーアントワネット」は
【スカーレットウーマン】かつ{/netabare}「血の伯爵夫人」を暗示するもの。

何故に「血の伯爵夫人」に{netabare}「性転換が必要か」と言えば、
アダムとエヴァが楽園を追放され
その後の人類も過ちを犯し苦難の連続であるからです。{/netabare}

アダムとエヴァ以来人類は「原罪」を背負ってしまい、故にこれを「創造の失敗」
と捉える考え方があります。

{netabare}究極的にはアダムはアダムを、エヴァはエヴァを、互いに自分を愛せば問題が
解決するというようにも考えられますが、少なくとも男が女を、女が男を、
互いに愛すのは間違えという発想が背景にあります。

こういう倒錯した考え方を【↑グノーシス主義↓】と呼びます。{/netabare}

「ドリフターズ」の歌が{netabare}「ユダヤ人」を意図しているという説は単なる
都市伝説かもしれませんが、「ドリフターズ」は「流浪の民」を意味することから
「ユダヤ人」に関係があると言えばあり得る話なのかもしれません。{/netabare}

ババンババンバンバンさんが何故に銭湯が好きなのかと言えば
ババンババンバンバンさんが好きなものがそこにあるからなのでしょう。

{netabare}銭湯で描写されるすべてのもの、「シンボル」が好きということを意味するのであります。

マイケルジャクソンのスリラーゾンビダンスは【獣】を暗示しますので
【レディガガ】も同じように「【モンスター】ポーズ」あるいはハンドサインをよくやります。

エナジードリンクの【モンスター】のデザインはヘブライ語で【666】を表します。
【666】は【獣刻の印】意味し、吸血鬼すなわち鬼はデーモンでありますが
【獣】の種族であるということが示されるのであります。

銭湯の煙突は【バベルの塔】、富士山と瓦屋根の曲線は【ピラミッド】
骸骨みたいな紋章は【スカルアンドボーンズ】を示すものであり
またピラミッドの上層部にあるという位置の関係性から【フリーメイソン】のシンボルを
表していると解釈できます。

野口英世の千円札の裏面とまさに同じ光景でありまして
この制作者は都市伝説好きなのか?と思われそうですが、
【スカルアンドボーンズ】はマニア過ぎて冗談では済まない怖さを感じます。

日本のユダヤ陰謀論研究者の太田龍氏によれば【スカルアンドボーンズ】は
【秘密結社イルミナティ】のアメリカバージョンであるという話であります。

【💀+🦴】のマークは海賊のシンボルでお馴染みですが、海賊と言えば「ヴァイキング」
そして【フェニキア人】を示すものだと考えられます。

【フリーメイソン】のシンボルである【ピラミッドとプロビデンスの目】
その由来はエジプト神話でありますが、【フリーメイソン】の始まりは
カリスマ建築士の【ヒラム・アビフ】の伝説に基づきます。

【ヒラム・アビフ】は「ユダヤ人」と【フェニキア人】の混血で、石工職人であったわけです。{/netabare}

さて、ドリフターズ={netabare}「流浪の民」とは誰を指す言葉でしょうか?

つまり【バベルの塔】から【スカルアンドボーンズ】そして、流血革命の事件まで
更に言えばアメリカに【アイドル】=「自由の女神像(灯火の女神)」を贈った組織、
すべてに関係する民族を考えればいいという話になります。

大洪水で生き残ったノアの一家
その3人の息子は、【セム、ハム、ヤペテ】
「シヌアルの地」より始まるバビロン文明を創設し
バベルの塔を建設せしめた、その種族のカリスマ
男の名前は【ニムロデ】
【ハム】の子クシュの息子であります。

そしてノアを介して呪いを受けた【カナン】は
ノアの子【ハム】の息子。
【カナンの子孫カナン人】は聖書預言の通り「約束の地カナン」をユダヤ人に追われ、
その一部は海に逃れ【フェニキア人】と呼ばれるようになります。
【フェニキア】【ポエニ】は紫ないし赤紫の色を意味する言葉です。

日本でも紫は高貴な色と言われますが、赤紫は彼ら拘りのシンボルカラーでありました。

そして、【スカーレットウーマン】=【大淫婦バビロン】のドレスの色が
まさにこれを意味すると言わています。

革命とは現政権を転覆=「ひっくり返す」ものでありますが
世界革命を目論むものは男女の在り方さえも「ひっくり返す」ことを願うのでしょう。 {/netabare}

男は男を愛し、女は女を愛し
{netabare}レズがゲイを愛す。それが彼らの目指す{/netabare}【新世界秩序】なのでしょうか?

もしも更に織田信長に、坂本龍馬を{netabare}暗殺した秘密結社の存在{/netabare}をほのめかすというのならば?
本作はかなり厄介なラブコメということになるかもしれません。


しかしながら、流浪の民=ドリフターズだから{netabare}タイトルに「ババンババンバンバン」…
このセンスが世間一般に通りますでしょうか・・・?{/netabare}

投稿 : 2025/03/15
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

VIVA NON NON

勘違いギャグBL青春グラフィティ
無駄な改変というか、解釈違いというか

OP・せっかくのブルエンだがなんか微妙
ED・バカバカしさがマッチしてる

ヤングキング/チャンピオン系の本格ヤンキー漫画家だったがなぜか腐女子ウケが良かった作者。ジャンルが飽和し過ぎて胸糞グロ系へ先鋭化しつつあったヤンキー漫画において、肉体言語で語り合う正統派を貫くブロマンス要素が支持されたのか。その要素をさらに進化させつつも間口も大きく広げるなど、作者の集大成的な作品なのかも。師匠はタフの猿渡、尊敬する漫画家は井上和彦と、広義のヤンキー系としての正統後継者でありつつも、原作から漂う空気感はゴリラーマン。漫画をきちんと研究して真面目にふざける緻密な設計。

原作
漫画2巻まで無料だった。BLと謳う女性向け作品らしく、狭い範囲で複雑に矢印が交差する濃ゆい密度でキャラが増えるたびに面白さが増すタイプ。相関が単純な「蘭丸とゆかいな仲間たち」ではないため、蘭丸が不在でもきちんと面白くできる設計になっている。長寿種ゆえのドラマもありつつ、一般人のヒロインさえもが絶妙にいいキャラ。イマドキのサービス要素としてサブカル小ネタもちょいちょい仕込んでるが、作者がベテランのアラフォーなので元ネタが古い気も。個人的なツボは蘭丸のTシャツがNINだったとこ。原作は見た範囲では信頼できる。アニメは監督次第だけど初回と経歴見るとやや不安。


03
使い回し多すぎでダルい

原作のわりと尖った洋楽小ネタが自分には刺さったがアニメではバッサリカット。洋楽ミュージシャン知らない層にも楽しんでもらうためには疎外感を生むだけになるので致し方ないのはわかるけど綺麗さっぱりなくなってるので個人的にはかなり残念。萌え萌えしてないのは見やすくていいけど、あまりに使い回しが多すぎでテンポが悪い。もともとセリフも長めなのでアニメ向きではなかったのかも。テンポが完全に死んでる。

今回でハンターまで出して欲しかったがもういいかな。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 0

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

オス➡オスの吸血BL

タイトルが秀逸ですね、ネイティブ日本人か日本語の上手い外国人かを見分けるテストみたいなタイトルw  ナントカかんとかがどうこうして○○になった件、みたいな長ったらしくて覚えにくいわりに面白くもなんともない量産ネームよりずっといいです。

しかし中身なんですが…うーん、若いDTの血が吸いたくてたまらない男性吸血鬼の話?ってことはBL層向けですか? いや…それにしては道程同定言いまくっていてむしろ小中学生男子向けみたいなチープなギャグ路線で、女性BL愛好層にウケるは思えんのですが。

しかしイケメンがDTを食いたいとか食うとか、男性視聴者はわりと忌避する傾向が強いように思うんですよね。なのでターゲットが想像つきませんが、アニメ化に加えて実写化もされているようですからそれなりに人気はあるのでしょう。なのであとは好みの問題でしょうね、私のように1話で切るか最後まで愉しむことができるか…。

投稿 : 2025/03/15
♥ : 0
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