ラノベ原作で恋愛なおすすめアニメランキング 96

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのラノベ原作で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月30日の時点で一番のラノベ原作で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.3 1 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング1位
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1286)
6337人が棚に入れました
《人間》は規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。《人間》に代わり《獣》を倒しうるのは、《聖剣》(カリヨン)と、それを扱う妖精兵のみ。戦いののち、《聖剣》は再利用されるが、力を使い果たした妖精兵たちは死んでゆく──。死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、儚くも輝ける日々。

声優・キャラクター
新井良平、田所あずさ、Machico、上原あかり、荒浪和沙、水瀬いのり、水間友美、久保ユリカ、石見舞菜香、木野日菜、小日向茜、井上喜久子、千葉繁、小杉十郎太、佐藤聡美、井上ほの花、佐藤利奈、麦人

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

スカボローフェアの意味するもの

これは、とても悲しい悲しい物語。
どんなに頑張っても、どんなにあがいても、決して報われない世界を描いています。
ここに登場する子供たちは皆、兵器として戦い死ぬことを義務づけられています。
ヒロインのクトリは、最終話で「私は世界一幸せな女の子」と言ったけど、逆にそれが切なさを感じました。


今現在でも、世界のいくつかの国では、このように報われない世界があります。
若者の輝ける未来が全く見えない国…
そうならないように、私たちは頑張りましょう。


第一話目と最終話で歌われた『スカボローフェア』。
この歌は、市場の活気ある様子とは裏腹に、二度と会えない彼女への切ない想いが語られている美しくも悲しい歌です。
でも、それはあくまでも主旋律の歌についての説明。

実は、この歌には副旋律があるのです。
それは、戦争の悲惨さや残酷さを、はじめは寂しく、そして徐々に荒々しく歌っています。
このアニメでは副旋律は歌われていませんでしたが…

この歌は、およそ半世紀前にサイモン&ガーファンクルが歌い、世界中で愛された歌です。
興味がある方は、サイモン&ガーファンクルのScarborough Fair 詠唱 をぜひ聴いてください。
きっと感動するはずです。
そして、もしよければ、副旋律の日本語訳を読んでいただければと思います。


この歌は、人の心を変え、人の行動を変え、世界を変えました。
この歌と共に全米で大きな反戦運動が湧き起こり、ベトナム戦争が終結したのです。


ごめんなさい。
全然アニメのレビューになっていませんね。
 

投稿 : 2024/06/29
♥ : 53

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ある意味、驚くほど「驚き」はないかも。

超有名タイトルですが、原作のライトノベルは読んでいません。

いわゆる「人類」はヴィレム(主人公)以外滅んでいるらしいのですが、人類以外を含んでいる主人公サイドと敵対している<獣>との線引きがどういう具合になっているのか、ちょっとアニメだけ観ていてもピンときません。

クトリ(ヒロイン)をはじめとする妖精兵は、種族としては黄金妖精(レプラカーン)なんだそうです。「レプラカーン」と言われると真っ先に思い出すのは聖戦士ダンバインに出てくるオーラバトラーですが、もちろんこのレプラカーンは名前の元ネタの方ですね。

ただアイルランドの伝承の小人とは異なり、本作のレプラカーンは人間大の大きさみたいですね。

ストーリーとしては「ヒロインが社会全体のために特攻(自爆死)を強いられる」という悲劇をベースにしているということで完全に泣かせにきています。

さらに、ヒロインをはじめとする妖精兵たちがとても可愛く描かれています。もう完全に狙ってきている感じです。

一応「ヒロインの死を回避できる道を探る」ということで回避できれば悲劇が避けられるということなのでしょうが、その場合もやや「感動の押し売り」の感はあります。
(スレたダメな大人ですみません。)

とても有名な作品なので一応視聴継続はしているのですが、正直あまり期待はしていません。もし全話視聴して、ウッカリ面白かったらそれはもうごめんなさいです。

2017.6.1追記:
前回更新時の否定的な内容に反してこれを書いています。

もう完全に狙ってきている(笑)のに、逆らえない。普通に次回が楽しみになってきました。最終回次第ですけど、負けを認める方向かも…。

2017.6.27追記:
全話視聴完了。結論から言うと、負けずにすみました(笑)。

クトリの「今の私は誰が何と言おうと世界一幸せな女の子だ!」っていうのには、きっと嘘はないんだと思います。意外とちゃんと「戦時メンタル」を描けている作品だとは思うので、良作であることは否定しません。

人生のどこかでこの手の物語には出会っておくべきかとも思いますが、あえて本作じゃなくても良いという気もまたしています。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 52
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

終末ヒロインの幸せとは何なのかを探し求めた結末…儚さと切なさを感じる作品

このタイトルを見た瞬間、訳がわからない感情がわき、ひかれました。タイトルで視聴を決めてしまいました。

1話…「私のこと忘れてくれると嬉しいな」
{netabare}ある島で出会う青年と少女。島の外れで遠くの島を眺める。少女はこれが最後みたいなことをいう。
青年は知り合いのゴブリンから軍の仕事を斡旋される。武器倉庫の管理だった。倉庫に向かうと、幼女に襲われる。が、そこに現れたのは島で会った少女だった。少女に導かれた先は大きな屋敷で、青年の知り合いのとおぼしき女性(トロル)と会話する。
青年の名前はヴィレム。なにかしら軍に関係した人物のようだ。そして、明るいのに影がある少女の名前はクトリ。青年にひかれているようだった。
この世界はすでに滅んだあとの世界で、青年は最後の戦いを経験した生き残りらしかった。

冒頭でいきなりクライマックスのシーンが出てきて、最後は…とかなり悲しい始まりでした。兵器=人間ということなのでしょうね。この二人がいい感じで、でも最後は辛い別れが待っている…考えただけで切ない。
作画の感じも良いし、展開も笑いあり、グッと来るようなシーンもあるし、これは毎週待ち遠しいです。{/netabare}

2話…幼女たちに信頼されるには
{netabare}武器倉庫とはいったものの、幼い子供たちの施設になっている状況にいまひとつピンと来ないヴィレム。子供たちは大人の男性に慣れていないため、接し方が分からない。そこでヴィレムはプリンを作って子供たちに食べさせる。その結果、ヴィレムはあっという間に人気者に。
ヴィレムが気になるクトリ。アイセア、ネフレンとの会話で「あと10日」というキーワードが嫌な感じ。
ある日、ボール遊びに夢中になっていた子供の一人が崖から転落。大ケガをしているにも拘らず、平然としていることに戸惑うヴィレム。
ナイグラートに武器庫に案内され、真実を知るヴィレム。子供たちは人間の武器が扱える妖精で、世界の驚異となっている獣たちと戦えること。飾られている聖剣は強力で、自らの命と引き換えに大爆発を起こせるということ。つまり、子供たちは命を落とすことが前提で生きていて、死を恐れていないのだった。しかし、ヴィレムには聖剣に見覚えがあった。聖剣は人間族の真の勇者だけが扱えるもので、ヴィレムにも関わりがあったのだった。
クトリとアイセアが数日消えた。獣たちと戦っていたのだった。迎えたヴィレムは疲れ果てていたクトリを介抱する。クトリは心の準備(死への)ができていたが、なにか違う感情が芽生えていた。

2話で「あと5日の命」という展開…。はじめから死しか選択の余地がない子供たちは…切ない。
クトリと同年代のアイセアとネフレンを置いたのは物語的に締まっていいように感じます。性格もバラバラだし、クトリ一人では重すぎだったので。
ヴィレムにも重い過去があって、ちょっとずつ明らかにしていく感じです。{/netabare}

3話…フラグ立てるな
{netabare}ヴィレムはネフレンに手伝ってもらい妖精たちの戦いの記録を調べた。翌朝、クトリが目を覚ますと、ヴィレムがネフレンと寝ていることに嫉妬(ジト目で)。ヴィレムがクトリに朝の運動と称して戦うことに。聖剣の使い方を伝える。クトリは戸惑うばかり。
戦い終え、ヴィレムが倒れる。ナイグラートに処置してもらい、落ち着く。そしてナイグラートは子供たちにヴィレムのことを話す。ヴィレムは人間族の唯一の生き残りだと。子供たちは驚くどころか、ヴィレムに益々興味を持つのだった。一方で、クトリはヴィレムから受けた戦いかたに混乱していた。空を飛び回り、ライムスキンと会話する。そこでクトリは本音を言い、ライムスキンはクトリに自爆せずに生き残ることも選択と伝える。
帰ってきたクトリにヴィレムは聖剣とは何かを話し、クトリは生き残ることもあることを話し、帰ってきたときの約束をする。そして戦場へ…。

濃い回でした。少しずつ明らかになるヴィレムの過去。そしてクトリの変化する心がなんとも言えません。三人娘が戦場に向かいますが、全員生き残ってほしい…。{/netabare}

4話…待つ者
{netabare}クトリたちが出陣してから半月、その結果は伝わってこない。心配するなか、ティアットが夢を見たという。ナイグラート曰く、一人前の妖精兵になる兆しだという。そこで診療所のある島に向かい、検査を受けるため、ヴィレムに一緒に行ってほしいと頼む。これはヴィレムに気晴らしをさせたいナイグラートの気遣いでもあった。
診療所に向かうヴィレムとティアット。飛行挺の中でヴィレムは夢を見る、それは悲しい夢だった。初めて島を出たティアットは検査を受けるためだと思いながらもウキウキ。ティアットが夢中になっている蜥蜴映画の聖地を巡り、あちこち引っ張り回されて検査に向かう。この検査、実は妖精兵になるための調整だった。これについてはティアットも心得ていて、立派な妖精兵になると言うものの、ヴィレムは「本当に良いのか」と問う。
翌日、雨降るなか、建物の雨漏りを見ていると外が慌ただしい。作戦は失敗したとかなんとか言っている。夢の中の描写と一緒になったヴィレムは焦る。そして情報を聞き出し、本当に失敗だったことを知る。愕然として膝から崩れるヴィレム…。そのとき、聞き覚えのある女の子たちの声が聞こえてきた。振り返るヴィレム、そこには三人娘がいた。ヴィレムは能力で瞬時に三人のもとへ飛び、そしてクトリを抱き締める。

先ずは無事に帰ってきて良かったよ…。ヴィレムがところ構わず抱き締めてしまうシーンはグッときたけど、表情がいまいちな気が…。それと、けっこう大雑把な流れになった気がします。もうちょっと丁寧に、じっくりためてからでも良い気がしました。とはいっても、この流れの話は好きなんですけどね。
今回の作戦が失敗だったということはどうなるんだろう? このあたりは次回明らかになるのかな? あと気になったのは噴水の像。確かOPに出ていたような気がするんだが…。{/netabare}

5話…ヴィレムはなんだかんだで
{netabare}三人娘の戦いの様子が語られる。敵は精神攻撃、予測を超えていた。そのための撤退だった。クトリは調子がいまいちである。
フィラのお願いにライムスキンは応えない。それどころか、ヴィレムに押し付けてしまった。かたくなに断るヴィレムだったが、その考え方は正論だった。フィラといつの間にか観光になっていた。しかし、それを狙う輩が。フィラの父親は市長で、反対派が反乱を起こそうとしていたのだ。そのために娘のフィラを誘拐しようと狙っていた。
ヴィレムはわざと狭い場所へ連れ込み、その一団をのしてしまう。なんだかんだ言いながら優しいのである。
島へ帰る直前、軍の一人に呼び止められる。ヴィレムはその名前を聞いて残らざるを得ないと考え、三人娘とティアットを見送った。

クトリに変化が生じてきた感じです。ヴィレムと離れてしまうことにかなり不安なんですけど…。
ヴィレムが残る理由は次週へ持ち越しですが、ヴィレムの過去が明らかになるのでしょうか。どうも転換点に差し掛かっているようで、目が離せません。{/netabare}

6話…良い最終回…じゃないのね
{netabare}ヴィレムが残った先には大賢者が待っていた。賢者はヴィレムの500年前の知り合い、スウォンだった。スウォンはヴィレムが石化した後も戦い続け、一度死んだが呪いをかけ不老不死になっていた。
ヴィレムはさらに意外な人物と接触する。頭蓋骨姿になっていたヴィレムが倒したイーボンキャンドルだった。スウォンとイーボンキャンドルからヴィレムが空白になっていた500年の話と妖精の話が若干される。二人はさらに核心を隠していた。
一方、クトリは苦しんでいた。何者かに精神が乗っ取られようとしていたのだ。これは生き残った妖精の宿命らしかった。ヴィレムが島へ戻って、クトリの状態を知る。ナイグラートと語らう。そのとき、クトリが目覚ます。クトリは先を考えず、ただただヴィレムに会いたい一心で帰ってきたのだ。

やっととというか、世界観が見えてきたような回でした。淡々と進むけど、もう中盤なんだ…。ヴィレムとスウォンの会話の珍妙なこと…。あの声で少年のような話しぶりは違和感より笑ってしまいましたが。
最後、単純な手法なのに、クトリの一声で涙止まらなくなってしまいました。弱いんだな、こういう展開…。これが最終回でもいいよと思うくらいです。{/netabare}

7話…続くのですね…
{netabare}クトリが目を覚まして数日。クトリには微妙な変化が生まれていた。ナイグラートに調べてもらったところ、反応が変わっているという。聖剣に近づかない方がいいと言われる。
ヴィレムは約束のケーキを作っていた。子供たちも大喜びだが、それはクトリとの約束だったケーキだ。クトリはそれを食べ、帰ってきたことの思いをヴィレムに伝えた。
一方、妖精兵はクトリたちの他にもいたのだ。ラーンとノフト、二人は地上の探索隊に加わっていた。そこに獣が襲ってくるが、ノフトが斬ってしまう。

ラーン、見た目がイカちゃん…。獣は某新マンのツインテールだし、ちょっと気になりました。二人のキャラがどう絡んでいくのでしょうか。ED、あれ?っと思って見比べたら、ちゃんと今回からラーンとノフトが加わっていたのにビックリです。細かい。ということは、一応、この回から後半突入ということになるんでしょうね。
クトリが約束だったケーキを食べることができて本当によかった。此のフラグは折ってほしかっただけに。でも、1話冒頭で赤い髪がクトリであることはバレているし、最後は…なんだろうけど、こういうシーン積み重ねていくと、最後は本当につらそうです。{/netabare}

8話…日常からの
{netabare}上官(とても嫌みな)との会話で地上の偵察隊について話を聞くヴィレム。見せてもらった写真はヴィレムのふるさとで、しかも自分がすんでいた家の跡地だった。
ヴィレムについてきたクトリ。もはやデートである。ヴィレムが地上に降りる話を聞き、クトリも一緒に行くことに言ってきかない。上官はなぜか簡単にOKが。どうやらクトリはヴィレムの愛人と思ったらしい。
夜、流星を見る子供たち。そのうちの一人が転落し、クトリが力を使って助ける。そして、クトリは異常が進行し始めた。

クトリとヴィレムの幸せそうな展開で、そのまま進む…分けがないのがこの作品ですね。最後だけでなく、途中にも先を案じる場面が織り込まれて、不穏でしたし。回数考えると、どんどん鬱展開に入っていきそうです…{/netabare}

9話…終わりの始まり
{netabare}クトリの変化に気づいたアイセア。クトリにアイセアの真実を話す。アイセアから励まされたクトリ、日常を明るく生きる。
ヴィレムはクトリの変化に気づいていた。それでもクトリは前を向くことを決意した。
冬の日の夜、壮行会を兼ねた降雪際パーティー。幸せな時間が過ぎる。そして、ヴィレム、クトリ、ネフレンは地上に向けて出発する。

クトリの一人語りが切なく、重いです。もう戻れないであろう、いるべき場所との別れ。最終回終わって見直すとじわじわ来るような作りなのかもしれません。
時折見せていたアイセアの違和感。その伏線の真実にビックリでした。その発想はなかったです。
とうとう地上に降りました。もう残り話数を考えると地上での話を繋いで1話冒頭の場面に行き着くのでしょうね。{/netabare}

10話…地上の日常
{netabare}地上に降りたヴィレム一向。ラーン、ノフトと出会う。地上の探索隊員から蔑みた目で見られたクトリ。クトリは自分のすべきことを行動で示し、隊員たちから信頼されるようになる。
クトリの脳裏に浮かぶ赤い髪の少女。その少女に立ち向かうこれまた赤い髪の少女。
ヴィレムはクトリのための聖剣を探し出す。そしてノフトの聖剣を手入れしている時に真実にたどり着き、愕然とする。

最後へ向かっての序章という回でした。真実を知ったヴィレム、クトリがクトリでなくなる寸前の状況、二人の着地点はどこにあるのでしょうか…。{/netabare}

11話…クトリの魂
{netabare}ヴィレムの求婚に応えたクトリ。二人は照れあい、普段通りとはいかない。ヴィレムの思い出の家に着いた時、地下から衝撃が。そして落下。
地下は空洞になっていたが、クトリの様子がおかしい。クトリが向かった先には氷付けになっていた子供がいた。セニオリスの呪詛によって閉じ込められたのだった。気を失うクトリ。
そのころ、飛行艇の周りは獣たちに襲われ大ピンチ。ラーンとノフトが抑えているが、二人は覚悟を決めた。気を失っているクトリ。クトリは意識のなかで赤い髪の少女と会話する。その子供は神で、過去に勇者のリーリァの一撃によってこの状態になっていたのだ。そして、クトリの存在が何であるかを知る。
飛行艇を襲いはじめた獣。ネフレンが必死に抑える。そしてヴィレムも戦う。

いよいよラストだな…という感じの回でした。重い、重いなぁ…。
せっかく幸せなろうとしたときに起こるピンチ。まぁ、1話冒頭で分かっていたこととはいえ、あれに繋がるのか…。みんな助かって欲しいけど、どう見ても悲しい感じだもんなぁ…。来週はハンカチ用意しておこう。
いままで謎だったクトリの真相、リーリァのこと、赤い髪の理由、とにかく詰め込んだので一回では掴みきれず、結局三回見てようやく納得。もう少し丁寧に描いてほしかったです。1クールだから仕方ないのかな。{/netabare}

12話…クトリの幸せとは
{netabare}飛行艇が獣たちに襲われる。ラーンもノフトもネフレンも限界に近い。ヴィレムは勇者になりきれなかった勇者。聖剣を使わなくても倒してしまうが、体がもたない。ラーンに自分の過去を話す。
限界を越えようとしていたネフレン。飛行艇から落ちそうになる。ヴィレムは救おうと手を伸ばすが、ネフレンは自ら落ちていく。追って落ちていくヴィレム地上に落ちる瞬間、クトリが救う。クトリはヴィレムを救うために自らを犠牲にしようとしていた。ヴィレムとのこれまでが幸せだったとこを強く思い戦う。そして消えた。
日が経つ。ヴィレムとネフレンの消息は分からない。クトリは消えた。そして青い髪の毛の少女が誕生し、大賢者の探査装置には波紋が二つ広がっていた。

1話冒頭で結末分かってはいたが、辛い結末でした。クトリの「誰がなんと言おうと、世界一幸せな女の子なんだ」はいかん…堪えきれません。その前のネフレン落下シーンですでに堪えきれなかったんですけどね。スカボローフェアはキツいなぁ…無理、堪えるのは無理。アイセアがぼろぼろ泣くシーンは泣き返しです。{/netabare}

今期もっとも期待した作品ではありましたが、一番とはいかなかったかなという感じです。それでも十二分に見ごたえあったと思いますし、良い作品でした。
ラストにきて次々と明らかにされていく真実や世界、頭追い付くのが精一杯で、2、3回見直していました。腑に落ちない点があったので、原作のあらすじを確認しましたが、なるほど、あと3話くらいあっても良い感じだったのですね。
ヴィレムが氷付けになる前の話し、リーリァとの繋がり、そういったものがもうちょっと掘り下げてくれたならもっと面白かったでしょうしょうね。

クトリというヒロイン、本当に良くできたヒロイン像だったと思います。ヴィレムとの出会いから信頼を寄せるまで、好きになっていく過程、自分の真実を知り、それでも前を向いて幸せになろうと進むところも良いです。最後のクトリとヴィレムの掛け合い、さすがにツラかった…。

OPの田所さんの曲、今期一番のお気に入りです。すごく心情に迫る感じがとてもよかったです。EDのTRUEさんはあんていしています。歌詞が書き込まれていたのは今どき珍しい。

二期があるとすると、別のヒロインの物語になるとのこと。クトリの物語が良くできていただけに、どんな話になるんだろう。やっぱり原作は読んだ方が良いのかな。

儚く散ってしまう少女の生きた過程を題材としています。こういった切なくなる話が好きだなという人にお勧めします。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 51

88.2 2 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング2位
中二病でも恋がしたい!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (6212)
29041人が棚に入れました
高校1年生の富樫勇太は中学生時代、邪気眼系中二病を患っていた。
しかし、そんな黒歴史を中学とともに卒業し、高校ライフを満喫していた。勇太は周りには中二病だったことを隠していたがひょんなことからある日、クラスメイトで現役中二病患者の小鳥遊六花と半ば強制的に契約を結ぶことになってしまった。

声優・キャラクター
内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、天野由梨、福原香織、設楽麻美、保志総一朗、井上喜久子、仙台エリ
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「はじけろシナプス!」についての科学的考察に成功した!!

私はついに「はじけろシナプス!」についての科学的考察に成功しました!!


脳の中では、常に神経伝達物質がやりとりされています。
しかし、電気コードのように一本の線でつながっているわけではなく、シナプスと呼ばれる中継地点が存在します。
簡単に言えば、脳内にある「駅」です。

さて、「駅」と言っても、小さな無人駅から、新宿駅のような超巨大なものまで存在します。
どうして大きさが違うかはわかりますよね。

利用頻度に違いがあるからです。
使う人が多ければ多いほど、駅は大きくならざるを得ません。

例えば、何かを暗記する場合、繰り返し復習することで、シナプスが強化されていきます。
駅を大きくして、往来をスムーズにするのと同じです。

ここで「はじけろシナプス!」といって本当にシナプスがはじけた場合。
さて、いったいどうなるのでしょうか?


【物理的にはじけた場合】

今まで使用していた駅が爆発。
脳の神経伝達が完全にストップします。
つまり、即死です。

中二病患者が生きている描写を見るかぎり、物理的にはじけているわけではなさそうです。


【「活性化する」という意味で「はじける」という言葉を使っている場合】

この場合は、駅が大きくなることを意味します。
あなたの家の身近にある駅が、いきなり巨大化したと考えてください。

その駅が混雑することはなくなります。
ゆったりくつろげますので、イライラ防止に役立ちます。
イライラしない駅なら使おうと思うでしょう。
つまり、人の往来が自然と増え、神経伝達能力が上がります。

また、「はじけろ!」と命令形で強調しています。
かなりの規模で駅が大きくなっていると考えられます。
神経伝達物質が大幅に上昇。
ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、γアミノ酪酸などの成分が活性化されます。
その結果、やる気が湧き、集中力が高まり、体温調整機能が上昇します。
ただし、アセチルコリンの分泌により運動障害も発生するため、実際の身体能力は抑えられてしまいます。

つまり、「脳内のやる気に体が追いつかない」状態になります。
結果、「自分では激しく動いているつもりでも、体は動いていない」状態。
いわゆる「妄想」になります。

この説なら、キャラの行動に説明がつくのです!!

結論:
「はじけろシナプス!」というセリフには「急激に妄想力を高める」という効果がある。

{netabare}
「自分は人とは違う、自分だけは気付いているから特別だ」

こんなレビューの書き方も、人が一生繰り返す自意識過剰という名の病、
……すなわち、「中二病」のなせる業なのでしょう。

ちょっと語義が広すぎないか?
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 144
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

<最終回まで視聴完了> 自意識と自尊感情

<最終回を観終えて>

まず、中二病とはなんぞや?ということを考えると
勝手な思い込みから社会の規律に反した行動を引き起こすこともあるため、
早めのケアが必要とされている・・とかつて言われていた頃の定義とは違い
最近の青年&児童心理学で声を大に叫ばれるようになった「自尊感情」
のほうに近寄っている気がする。
おそらくこの作品もそちらを取り上げているのだろう。

自尊感情とは、いわゆる自尊心であり、自己に対する評価感情の1つで、
自分自身を基本的に価値あるものとする感覚のこと。
その感覚を自ら信じることによって、意欲的に何かに取り組んだり
満足感を得たり、自分に対しても他人に対しても受容的になれたりする・・
そういう意味で、思春期の成長において特に大切とされているものなのだ。

父親の死に際し、すぐに治って帰って来ると思い込んでいた六花にとって
死を受け入れられないとかそういうことじゃなく、
「大好きだった父が死に至るほどの病だったと気づけなかった自分への罪悪感」
そして「父へ最期の別れを告げられなかった悲しみと後悔」
この2つが当時の六花をどん底に叩き落したようだが
先に中二病になっていた勇太を見て真似することで救われ、
彼の本当の優しさにも触れることで、自尊心は慰められ、
憧れがやがて恋へと発展していくという自然な流れには
すごく納得できるものがあったし
恋をしたことで中二病の症状が緩和したのは当然のことなのだ。

なぜなら恋というものは、自尊感情と自意識を最大に活用するものであり、
相思相愛になれば、その感情と意識を育て合っていけるものだから。
それからいくと、何も思春期に限らず大人にだって多少は必要なものなので
最終話のラストのナレーションのような言葉が出てきたのだろうね。

終わってみれば、勇太の存在や過去の中二病、六花の家庭事情、2人の恋と
うまい具合に繋がっていて、とてもよくできたシナリオだったなと思う。

作画はもちろん、作中流れる音楽も素晴らしく感動的だった。
そして勇太と六花のやりとりにはどれもキュンキュンきた。
個人的には、くみん先輩や凸森のサイドストーリーも観たかったりするけれど
「あの頃」を懐かしく思える、充分楽しめた作品だった。
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<9話の感想>

今回は大いに笑い、大いに泣けたw
ちょっとだけ「とらドラ」思い出したけれども
ツンデレより、自分はこっちのほうが素直で好きだなぁ(笑)
ヒヤっとした場面にハラハラして観ていた僕も
つり橋効果で(?)すっかり心奪われてしまったようだ。
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<8話の感想>

お互いに気づいていそうで気づいていないこの感覚。
傍から見たら、とても微笑ましくいい雰囲気で。
さわやかで可愛いやりとりと、彼らそれぞれの心の内に
キュンキュンきてしまった。
勇太の口調や態度がすごく優しいのは、妹が2人いるという
元々の兄的性格からくる部分もありそうだけれど
電車の中やコンビニ帰りのベンチでのやりとりに
すごく懐かしさを覚え、じわっときてしまった。
六花も回を追うごとにどんどん可愛く感じるようになった。
今後どう展開していくのか、温かく見守りたい。
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<7話の感想>

6話は思い切り笑い転げたが、7話は涙をこらえて喉が痛くなった。
勇太のやさしさ、六花の現実。
初めて、姉の十花の本当の気持ちが見えた気がする。
なるほどね・・・
それにしても、森夏や凸守、なかなかいいコンビになりそうな予感。
ふわふわな先輩もいい感じで場の空気を和ませていて。
絶妙なキャスティングだね。
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<5話の感想>

中二病といっても、かわいい程度だよね確かに。
歳の離れた兄弟がいる小学生が、ダークヒーローものにハマって
仲間と一緒に楽しく遊んでるような感覚だし、それを卒業した男女が否定しつつも
捨てきれずって感じで。でもまさかこの調子で最終回までいくわけないから、
そろそろ恋の到来か?と思ったら、勇太と六花が
さわやかながらいいムードになってきた。かもw
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<4話の感想>

可笑しくて楽しそうでニヤニヤしてしまう。
なんだかんだ言っても懐かしいしw
少なからずみんなあるのかもね。多くの子が通る道。
でも、黒歴史に思えて誰にも知られたくないと感じるほど
恥ずかしいと思っていても
大人になってしまえば笑い話で終わるから。
相変わらず、妄想のアクションシーンがお見事w
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<3話の感想>

すっかり見慣れてしまって六花が可愛く見えるw
おかしいなぁ~ぜんぜん好みじゃないはずなのに(笑)
小柄なのは、すごくあのキャラにぴったりでいいよね。
真剣にやっててどこかがドジっていう設定は
ありふれてはいるものの需要があるから必ず出てくるし
実際、憎めなくて面白い。
ただ正直、 {netabare} 「また部活かよー」とは思った。{/netabare}
学校を舞台にしているのだから仕方ないのだろうけどね。
{netabare}今のところ盛り上がりはないものの、仲間も順調に増えて
今後の展開が楽しみ♪{/netabare}
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<2話の感想>

六花と勇太のナイスコンビネーションぶりがけっこうツボ。
六花の渇いたテンションで大真面目にやればやるほど面白い。
それに六花の部屋、なかなか良いじゃん。好きだよああいう感じw
勇太が思わず我を忘れてたのもわかるわかる(笑)
今回は派手なアクションの中の妄想と現実が楽しかったし
六花のお姉さんの気持ちも、けっこう今ならわかるので笑いっぱなしだった。
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ほとんどの人が書いているけれど、さすが京アニといった作画の美しさ。
手を抜いていないのがすごく伝わってきて良かった。

中二病を封印したはずの主人公と、中二病真っ只中のヒロインという
組み合わせが新鮮だし、掛け合いがなかなか面白い。
予想以上に大笑いしていた自分が何よりの証拠。
いやぁーしかし、中二病を過去のものにできている人から見たら
すごくゾワゾワするかもね(笑)
ここでこういうリアクションするだろうな~っていうところで
いちいちその通りになるのは、ある意味痛快ではあるけれど。

あと、主人公勇太の妹2人がなかなか可愛かった!

投稿 : 2024/06/29
♥ : 134
ネタバレ

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

第11話...・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン

第1話から一気に11話まで見てしまった
なんか すごく寂しく切ない...
現実だ......・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン
・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン
・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン......
{netabare}第12話は伏線回収~
現実(リアル)に抗え!!!{/netabare}
素晴らしいアニメと思いますー、EDが大好き。

最初は中二病って何?たぶんつまらんアニメだろーと思って
何でそんなに高評価なのか?まあー、一応、見てみようか、そして
2話くらいまで見てて、完全にはまっちゃった...(-∀-`; )
言葉がうまく言えないけど、
こんな笑える感動できるアニメ、実に素晴らしいなー
このアニメと出会えて、本当によかったと思う。
私にとっては神アニメです。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 125

90.9 3 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング3位
とらドラ!(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (17913)
53169人が棚に入れました
その目つきの鋭さ故、不良に見られてしまうことを気にしている高須竜児は高校2年に進級し、以前から好意を寄せていた櫛枝実乃梨と同じクラスになることができた。一方で、新しいクラスメイトの間にはびこる「高須は不良」と言う誤解をまた最初から解かなくてはならなくなるのかと憂鬱であったが、「手乗りタイガー」こと逢坂大河との邂逅により意外に早くその誤解は解かれることとなる。
ある放課後、大河は想い人の北村祐作にラブレターを出そうとするがそれを間違って竜児のカバンにいれてしまう。ラブレターを送ったことを知られたと思った大河は、竜児に闇討ちを決行する。その夜のやりとりがきっかけで一人暮らしである大河の家事の面倒も見るようになって大河は竜児の家に入り浸るようになり、お互いがお互いの親友との恋を応援する共同戦線を張るようになる。

声優・キャラクター
釘宮理恵、間島淳司、堀江由衣、野島裕史、喜多村英梨、大原さやか、田中理恵、吉野裕行、興津和幸、野中藍、石川桃子、後藤沙緒里
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「とらドラ!」が5文字で良かった

原作未読。


主人公の貧乏学生、高須竜児(たかすりゅうじ)。
ヒロインのツンデレお嬢様、逢坂大河(あいさかたいが)。
ふたりは、家がお隣さん同士。
竜児は、大河の親友である櫛枝実乃梨(くしえだみのり)に。
大河は、竜児の親友である北村祐作(きたむらゆうさく)に。
それぞれの親友に恋をしている。
竜児と大河が結託して、それぞれの恋を成就させようと奔走するラブコメディ。

まず、大河のキャラが強烈です。
たどたどしいのにトゲのあるしゃべり方。
ふいにやってくる、甘い言動。
ツンデレ黄金比と言われる「ツン9:デレ1」を守っている気がします。
とりあえず見ているだけで飽きません。
{netabare}ステージでのウィンクにはやられたよ……キュンって……。{/netabare}

そしてニヤニヤさせられる展開。

1.お約束のギャグでニヤニヤ
2.今後を予感させる意味深な発言でニヤニヤ
3.想い人の前でデレてるシーンにニヤニヤ
4.大河と竜児の掛け合いでニヤニヤ

ずっとニヤニヤしていたので、表情筋が鍛えられました。

そんなラブコメ展開がしばらく続きますが、それだけで終わらないのがこの作品の魅力。
さりげなくこめられた伏線が忘れたころに回収されていきます。
{netabare}
特に感心したのが、
・冒頭の「何だ?ちっさい体。人形みてえ」
→人形のように、自分の力で立ち上がることをしてこなかったことの表れ
・最後の「ちょっとでかくなったんじゃないの?」
→自分の力で問題に対処し、帰ってきたことに対する言葉

あやうく聞き逃すところでしたが、細かい部分にも隠されたメッセージがあるんですよね。
{/netabare}

複雑な恋愛関係を描いた作品なのですが、嫌な気持ちにはなりません。
それは、コメディタッチに描いているからというわけではないんです。
シリアスなシーンは徹底してシリアスです。

しかし、嫉妬心でドロドロになるのではなく、親友のことを思っての言動。
そして、ぶつかり合うときは徹底的にぶつかり合う。
そんなみんなの優しさや素直さからくる恋愛関係だからこそ、不快にならずに見ていられるのだと思います。


終盤には感動シーンの連発です。

ゆっくりゆっくり近づいていたからこその、キャラクターへの感情移入。
ためにためた言葉。
「やっと言えたね」って声をかけてあげたくなります。

ツンツンしてた人がデレたら、普通はニヤけるのがお約束。
でも、このアニメでは涙が出てきます。
{netabare}
・大河「みのりんをパーティーに行かせるのが、私からあんたへの本当のプレゼントなんだから」
・大河「この気持ち、全部消して……私を強くしてって。だめだよ全然。……どうしたって……竜児のことが、好きなんだもん」
・大河「寒いし、もう一度。……もう一度……もう一度……」

全部泣いたシーンです。
{/netabare}


テーマは「ツンデレ」!

……といいたいところですが、隠されたテーマは「理解」と「エゴイズム」だと思います。

「相手のためになることをする」
これは、常に正しいのか?

相手の気持ちは、目に見えません。
本人ですら、自分の気持ちがわからないものです。
それに加え、本心を隠すことだってしょっちゅうあります。
そんな他人の心を、本当の意味で「理解」するなんてことは不可能です。

たしかに、相手のことを思いやるのはいいことです。
だからといって、それを行動に移すのが正しいとは限りません。
逆効果になってしまうこともあります。

結果に対して責任を取るがつもりもない。
それなのに、理解したつもりになって相手に接する。
そして、失敗したら逃げ出す。
それは「優しさの押し付け」、つまりエゴともいえるのではないか。

登場キャラクターは、最初から誰も相手を傷つけるつもりはないんです。
みんないい人ばかりなんですよね。
ところが、人のためになると思って、突っ走ってしまった結果、心が傷ついていく。

そんな中、素の自分を出してヒールに徹し、みんなにそのことを気付かせた{netabare}亜美{/netabare}。
彼女は、一番大事な人間だったと思います。
主要人物を4人ではなく5人にした、配役の妙ですね!
「とらドラ!」の「!」がポイント、5文字で良かったです。


複雑な人間関係と、コメディのバランスが見事。
次の回への引っぱりもうまく、1話見たら止まらなくなります。
そして、キャラクター、声優、BGM、演出の絶妙なハーモニー。
全話通して笑えて、最後には泣ける。
突出したところもありませんが、欠点らしい欠点もない、優等生。

そういうふうにできている作品です。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 214

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

感動したし良いラブコメでした♪

あらすじ

父親譲りの目つきの鋭さのため、
ヤンキーに見られてしまうことを気にしている高須竜児は、
高校2年に進級し、以前から好意を寄せていた櫛枝実乃梨や、
親友である北村祐作と同じクラスになることができた。

一方で、新しいクラスメイトの間にはびこる
「高須はヤンキー」という誤解を、
また最初から解かねばならないことが憂鬱であったが、
実乃梨の親友で誰彼かまわず噛み付く「手乗りタイガー」こと
逢坂大河との出会いにより、
意外に早くその誤解は解かれることとなる。

ある放課後、大河は想い人の祐作にラブレターを出そうとするが、
それを間違って竜児のカバンに入れてしまう。
祐作へのラブレターを送ったことを知られたと思った大河は、
深夜取り返すべく高須家に忍び込む。
(高級マンションに住む大河の寝室の窓と高須家のベランダが
ほぼ同じ高さにあり、簡単に侵入できるのである)
この夜のやりとりがきっかけで、竜児と大河は
「お互いの恋を応援する共同戦線」を張ることになる

しだいに竜児と大河は体面的な恋の協力関係から、
実はお互いに必要な一人だと徐々にわかり始めるが、
中々素直になれない、そんな二人の恋愛は
これからどうなっていくのか・・・


感想


高校生の恋愛って感じがよく描かれていました
作画がきれいで
音楽も作品に合っていて
声優の演技もとても良かったです
心理描写も細かく表現されてて良かった

よくあるハーレムものじゃないのが良いですね
(僕はハーレムも好きですが)

シナリオのしっかりしたラブコメが好きな自分にはどストライクな内容。
キャラのデザインは萌えアニメ風なんだけど、
そんなキャラたちがシリアスな物語を展開する。
もちろんシリアスだけじゃなく
日常の描写やラブコメでは定番の学園祭等のイベントも
盛りだくさんなのですがそのバランスがとても良く
どんどんキャラに感情移入してしまう。

世界観、ストーリー、演出、主題歌、そして何より、
この作品の持つメッセージ性。
それら全てを特筆すべきだと思う。
綺麗なだけの青春なんてものはあり得ない。
誰もが不安や悩みを抱えて、それでも前に進んでいる。
それを体現しているように思えた。
作画も全話通して良好で、一部気になるシーンがあったものの、
演出の一環として受け取ることができた。


誰もが不安や悩みを抱えて、
傷つけあい、苦しみ、それでも前に進んでいる。
相手にどう思われているか不安になり、
自分の容姿のコンプレックスについて思い悩み
本当の自分をさらけ出すのを恐れて仮面を被る
一方で本当の自分を分かって欲しいという矛盾に葛藤する。
自分でも自分のことが分からない。

大切なのは相手を許し、許してもらう事
ってことなんでしょうね


この作品はリアルに感じたんですがそれは
人間の嫌な部分を隠さずに描き
それをアニメ的な描写と融合させたからではないかと思う。
可愛いだけでは無いキャラクターが
恋愛や人間関係に苦悩しながらも前に進もうとする姿が
視聴者には魅力的に映るのではないかと思う。

また物語に華を添える音楽も良い。
このアニメは2クールの作品で、
OP,EDも2つずつあったのだがどれも素晴らしかった。
特に後半のOP,EDのsilky heart,オレンジは
後半のシリアスな展開や当時この作品が放送されていた
冬の切ない空気にとてもマッチしていたと思う

良い作品でした
終盤のシーンなどでは
感動させられました!
アニメにそれほど興味の無い人でも
楽しめる作品だと思うので
ぜひ色んな人に見てほしい作品だと思いました

投稿 : 2024/06/29
♥ : 163
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

感動系ラブコメアニメの最高峰(2014/5/9加筆)<追記;再視聴2022/6/23>

私のアニメ遍歴のもっとも初期に観た作品です。
これを超えるラブコメに未だ出会ってません。

序盤は純粋なラブコメ。
中盤~終盤は、徐々にシリアス基調に。
結末は強引ですが、ラストの締めが見事。
余韻を残す言葉に清々しい気持ちになりました。

私のお気に入りは19話。
何度見返しても泣けます。
大河マンション前のシーンで、大河とみのりんの心情が一度に自分の中に入ってきて、心が激しく揺さぶられました。

あと、あーみんとみのりんの衝突も、この物語を動かした重要な要素です。
ただ、あーみんの気持ちを思うと少々悲しいですね。

このアニメは登場人物の心理描写が繊細で、容易に感情移入できます。
私は、この作品をラブコメアニメの最高峰と考えます。
こんな素晴らしいアニメが今後創造されることを期待してやみません。

<追記;再視聴2022/6/23>
{netabare}久し振りに視聴しました。

↑で「これを超えるラブコメに未だ出会ってません。」
と書きましたが、修正です。
あれから「超ラブコメ」に出会ったからです。

さて、再視聴の感想です。
絵柄が古いのがちょっと気になりました。
でもそれ以外は完璧でしょう。

もっとも評価したいのは、物語に進展に応じた感情の起伏です。
ちょっとした気持ちが、表情や態度に微妙に表れています。
改めて、素晴らしいと感じました。

作品上のキーパソンは明らかにあーみんです。
途中から登場しながら、だいたいお見通し。
観察眼が優れているというか。

でもまあ、もっとも不遇なキャラといえるでしょう。
自分の大切な気持ちを最後まではっきり表現していないから。
ある意味、究極のツンデレとまで思いました。

さあ、次の視聴は?
また10年後といたしましょう。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 132

86.5 4 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング4位
灼眼のシャナ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (3032)
17489人が棚に入れました
御崎(みさき)市で平凡な日常を過ごしていた高校生・坂井悠二は、とある一人の少女の出現と共に非日常の世界に巻き込まれた。
その少女、名もなき『炎髪灼眼の討ち手』は、人知れず人を喰らう異世界人『紅世の徒(ぐぜのともがら)』を探し討滅するフレイムへイズの一人。そして、その少女は、悠二にこう告げた。
「おまえはもう【存在】していないのよ」と…。
彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって『紅世の徒』から狙われるようになった悠二を護る事になる。そんな彼女に悠二は、彼女の刀「贄殿遮那(にえとののしゃな)」から「シャナ」という名前をつける。
2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく…。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、江原正士、川澄綾子、櫻井智、生天目仁美、岩田光央、諏訪部順一、こやまきみこ、野島裕史、野島健児、近藤孝行、小林由美子、田村ゆかり、白石涼子、三宅健太、伊藤静、渡辺明乃、小西克幸、菅生隆之、鈴木達央、斧アツシ、岡村明美、皆川純子、宝亀克寿、飛田展男、加藤奈々絵、大原さやか、能登麻美子
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ガチのツンデレ

このころのツンデレはガチですね^^
最近のチョロインとはレベルが違う(笑)

■第1話~第6話
{netabare}
狩人を倒すところまで。
狩人を倒したから、当面、ゆーじを守る必要がなくなったけど、これからシャナはどうするのかな??
早く続きを見ねば♪
{/netabare}

■第7話~第24話
{netabare}
脇役たちも存在感あっていいですね。
シャナの気持ちの揺れ動きに共感です^^
{/netabare}

■1~3期を見て
{netabare}
3期まで見ると、何期派か人それぞれありそうですね。
私は1期派です^^

特にフリアドネ戦までが好きです。
封絶の中で戦い、生じた損壊を元に戻すには
存在の力が必要でそのために誰かが犠牲にならなくては
ならない、という設定が良かったです。

零時迷子の特性が判明してからは
戦いで生じた損壊はすべて気兼ねなく
直せるようになりましたが、それまでの戦いは
手に汗にぎるものがありました^^

それと、シャナのツンデレぶりが、とてもしっくりくる
ものだったと思います。
フレイムヘイズとしての価値観の違いがうまく「ツン」に
現れつつ、「デレ」がほどよく出てました^^

今までのツンデレキャラで一番好きかも♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 76

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

釘宮病の発生源

思えば俺が釘宮病になってしまったのはこのアニメのせいだったな・・・
だって仕方ないじゃん!
声がめっちゃ可愛いんだもん!
しかもそれにシャナの可愛さもプラスされてくるんだよ!?
そりゃ発病しても仕方ないじゃないですか!

やはりくぎゅの代表作と言えばシャナという人も多いのではないでしょうか?
僕もその一人ですw
ここから「ツンデレの女王」が広まっていったんですよね。

2005年と少し古いアニメにもかかわらず戦闘シーンなどの作画もなかなかのものであり、きっちりとラブコメ要素も入っている個人的良作アニメです。
最初は主人公祐二に全く興味のないシャナですが、戦いや祐二との生活を通してシャナの心に変化が生じるといった感じで描かれています。

バトル好き、ラブコメ好き、そして何よりくぎゅ好きの人たちは一度見てみることをおすすめします!

投稿 : 2024/06/29
♥ : 61
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

《異能バトルもの》の傑作にして、ジャンルを超える名作

※1-3期全部含めたレビューです。

『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じく、ラノベ原作&いとうのいぢ氏イラスト原案で、2000年代後半に大人気を博したアニメ作品です。
そして個人的には『ハルヒ』よりもこっちの方がずっと好きで、お気に入り棚にもあにこれに来た当初からずっと入れ続けている作品なので、贔屓目の評価点数とレビュー内容になっていると思います。

◆総評

「人智を超えた特殊な「力」を持つ者達が互いに争ったり、共通の敵に立ち向かう」シナリオを持つ作品のことを《異能バトルもの》と呼ぶそうで、アニメの中でも毎期最も多くの作品が作られ、かつ人気作も多く輩出しているメジャー・ジャンルですが、個人的にはレビュー・タイトルに書いたとおり、今後このジャンルで本作以上の作品に出遭う可能性はまずないのではないか?と思えるくらいの傑出した作品と思っています。
(※勿論、作画は本作の特に第1-2期はイマイチ怪しい箇所も多いのですが、全体を通してのシナリオの見事さ、という意味で本作以上の作品を考案するのはちょっと無理っぽく思える、ということ)

ファンの方には大変申し訳ないけど、正直いって、今秋から続編が放送予定の『とある魔術の禁書目録』とか、本サイトの総合順位で第10位という非常に高い評価を得ている『鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST』(※どちらも長編《異能バトルもの》)なんて、本作に比べればシナリオ面では全く太刀打ちできない凡作にしか見えません。


◆第1-2期は学園ラブコメ要素も強いが、第3期は《フレイムヘイズvs.紅世の徒》二大陣営の総力戦に急変

本作の初見当時は、第2期を見終えた時点では、

①確かにキャラクターは、相当魅力的(特にシャナと一美のダブルヒロインが◎)だけど、
②肝心のシナリオは、そこまで褒めるほどのものではないかな?(特に第2期)

・・・と思っていましたが、第3期に入ってからの怒涛の展開に肝を潰してしまいました笑。

これ、《異能バトルもの》によくある「個人vs.個人」とか「戦隊vs.戦隊」という小規模な単位での戦闘(※本作でも第1-2期はその範囲に終始していましたが)では全然なくて、「フレイムヘイズvs.バル・マスケ」という二大陣営の激突を、その始まりから結末までを詳密に描き尽くした《ガチの組織戦もの》ですよ。

両陣営が、互いの持つ数量的資源と戦略・戦術を駆使して死闘を繰り広げる様は、一般に《架空戦記もの》とか《頭脳バトルもの》の良作とされる『グランクレスト戦記』『アルスラーン戦記』『天鏡のアルデラミン』あたりよりも遥かに本格的で見応えがあります。

・・・そして、その点だけでも見事なのに、実は本作の本当の魅力はそこではありません(下記)。


◆当初はヒロイン(シャナ)の協力者に過ぎなかった一見平凡な少年(坂井悠二)の選択→そして彼は“{netabare}男マドカ{/netabare}”になる!

ここが本作の肝(きも)なので、詳しくは書きませんが、
第1期の1番目ED「夜明け生まれ来る少女」が

{netabare}I'm just 夜明け前の暗闇が/一生を運命づける
大丈夫 少女よ 今こそ/悔やみ恥じることはない Far away …
十字を背負い 死ぬ気で炎を駆けろ!!{/netabare}

とあるように、ヒロイン(シャナ)を鼓舞する歌詞だったのに対して、
第3期の1番目ED「I'll believe」の歌詞は

{netabare}「I'll believe..」孤独も因縁さえ Yeah, yeah/灼熱の記録の欠片(かけら)/現在(いま)を映すbrightness/Can see your light
あなたを照らした光彩が/わたしの記憶(なか)にも在るなら/I'm sure that we can go/全てを証明していこう{/netabare}

とあって、明らかに少年(坂井悠ニ)の心情を謳った歌詞に変化しており、
私にはこれが、奇しくも本作第3期と同じく、2011年に制作・放送されたあの名作『魔法少女まどか☆マギカ』の

{netabare}(1)暁見ほむらの果てしなく続く報われない奮闘 → (2)鹿目まどかの決断と救済{/netabare}

・・・という流れとダブって見えてしまいました。

しかもTVシリーズ計3期72話という尺をフルに活かしたことから来る《一過性ではない感動》付きで。
(つまり本作は単に《面白作》であるばかりでなく《感動作》でもあるということ)


◆第1-2期に貼られた膨大な伏線の怒涛の回収も見所

また、伏線回収という点で本作ほど見事な作品も見たことがありません。
なんせ・・・
{netabare}
①第1期第2話で消滅した本物の平井ゆかり嬢への悠ニの復活の願い
②第1期第3話以降にバラまかれた「屍拾いラミー」の目的と結末
③第1期第13話以降にバラまかれたマージョリーとシュドナイの因縁の対決の決着
④第1期第5話以降に頻繁に描出される一美の想いの結末
⑤第1期第14話以降にやはり繰り返し描出されるヴィルヘルミナの想いの結末
⑥第1期以来繰り返し描かれるバル・マスケ三柱臣(ヘカテー/ベルペオル/シュドナイ)それぞれの願いや想いの結末
⑦その他、調律師カムシンや悠二のクラスメート(田中・佐藤etc.)それぞれの想いの結末{/netabare}

等々が律儀にひとつづつ確り回収されて終わっているんですから。
ここまで一人ひとりの登場キャラの想い・願いを大切に扱って描き切った作品というのも珍しいです。

・・・ということで、本作は個人的には特に力を入れて《一気見》を推奨したい作品となりました。


◆作品別評価

(1) 第1期(無印)  ★★ 4.5 (24話) ※2005年
(2) 第2期(II)    ★   4.2 (24話) ※2007年
(3) 第3期(Final)  ★★ 4.8 (24話) ※2011年
-----------------------------------------------
  総合       ★★ 4.6 (計72話)

※以下はシナリオの本筋に関係のない外伝OVAおよびアナザーストーリー(ファン向け)

(4) OVA1(SP)   ☆   3.6  (1話) ※2006年
(5) 劇場版      ☆   3.8      ※2007年
(6) OVA2(S)    ☆   3.6  (4話) ※2009年


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       高橋弥七郎(『電撃文庫』2002-2012年刊)
監督           渡部高志
シリーズ構成      小林靖子
脚本           小林靖子、佐藤勝一、白根秀樹、犬飼和彦、水上清資、砂山蔵澄、ヤスカワショウゴ、
キャラクターデザイン いとうのいぢ(原案)、大塚舞
音楽           大谷幸
アニメーション制作   J.C.STAFF{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ 灼眼のシャナ (2005年10月-2006年3月) ==============
{netabare}
 - - - - - - OP「緋色の空」、ED「夜明け生まれ来る少女」 - - - - - -
{netabare}
第1話 全ての終わり、一つの始まり ★ 突然壊れた日常(御崎高校入学1週間目)、炎髪灼眼の討ち手
第2話 灯る炎 ★ “狩人”フリアグネ(紅世の王)、平井ゆかり消滅、贄殿の遮那(シャナ命名)、
第3話 トーチとフレイムヘイズ  ★ 存在の割り込みと学校への敵襲、“屍拾い”ラミー&“弔詩の詠み手”マージョリー・ドー来市 ※本シリーズのラストに繋がる悠二の個性が見えてくる回
第4話 惑いのフレイムヘイズ ★  シャナの苛立ち、戦闘狂マージョリーvs.シャナ、シャナ惨敗
第5話 それぞれの想い ★ 悠二&一美の美術展デート(ラミーと悠二の遭遇)、マージョリーvs.フリアグネ
第6話 交錯・発動・対決 ★★ “都喰らい”発動阻止(フリアグネ討滅)、紅世の秘宝“零時迷子”
第7話 二人のフレイムヘイズ ☆ 悠二の特訓開始、マージョリーの仇“銀”、ラミー追跡
第8話 麗しのゴブレット ★★ マージョリーvs.シャナ再戦(“蹂躙の爪牙”マルコシアス顕現、シャナ&悠二の共闘成功)、ラミーの正体(紅世最高の自在師“螺旋の風琴”) ※この回自体も面白いが、第三期への伏線満載な点が◎
第9話 恋と欲望のプールサイド ☆ ※初のクラスメート日常回(水着回)
第10話 絡まる想い ★ シャナと一美の恋の鞘当て ※この回で本作は意外と日常回も面白いことに気付くはず
第11話 悠二とシャナとキス ★ 続き(“愛染自”ソラト&“愛染他”ティリエルの“贄殿の遮那”略奪計画が同時進行)
第12話 ゆりかごに花は咲いて ★★ 続き(一美の恋心噴出、愛染兄妹vs.シャナ)
第13話 校舎裏の宣戦布告 ★★ 続き(シュドナイvs.マージョリー、愛染兄妹死亡、シャナからのご褒美)
第14話 偉大なる者 ★ "炎髪灼眼の討ち手"誕生譚(天道宮での“万条の仕手”ヴィルヘルミナとの生活){/netabare}

 - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「紅の静寂」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第15話 炎の生まれた日 ★★ 続き("天壌の劫火"アラストールとの契約完遂)
第16話 炎髪灼眼の討ち手 ★★★ 続き(vs.天目一個、vs."虹の翼"メリヒム){/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「being」、ED(変わらず) - - - - - - - - - - -
{netabare}
第17話 新たなる序章 ☆ “儀装の駆り手”調律師カムシンの一美接近、バル・マスケ(仮面舞踏会)蠢動
第18話 砕ける願い ★★ みさご祭りの夜、一美の動揺(悠二のトーチ)、"探耽求究"の仕掛け発動 ※個々のキャラの感情描写の的確さに感嘆◎
第19話 戦いの中で ★★★ 続き、クラスメート達の真実、一美告白、御崎市の調律成功、傷心のシャナ ※前回に続き《キャラ心理》の描写が◎
第20話 非情のヴィルヘルミナ ★ マージョリー退去、ミステス破壊の危機 ※シナリオの繋ぎ方の巧さは〇
第21話 遠ざかる想い ★ お焚き上げの罠、バル・マスケ来襲、シャナの自己犠牲・悠二拉致 ※シャナの恋心に気付かない悠二が〇
第22話 揺らぐ炎 ★ "頂の座"ヘカテーとの器合わせ("存在の泉"出現)、シャナに託される願い
第23話 星黎殿の戦い ★★ 悠二とヘカテーの相互干渉、マージョリー来援
第24話 紅蓮の想い ★★ ヘカテーの心の間隙、“天壌の劫火”顕現(天破壌砕)、秋学期スタート ※挿入歌「緋色の空」{/netabare}{/netabare}
------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)10、★(良回)11、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価  ★★ 4.5


=========== 灼眼のシャナ II -Second- (2007年10月-2008年3月) ========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - OP「JOINT」、ED「triangle」 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 再びの刻 ☆ 秋学期の異変(フリアグネ、愛染兄妹の悪夢)、微力の徒“戯睡郷”メア(※『シャナⅢ』の第13話に再登場)
第2話 全ての序章 ☆ 悠ニの特訓、シャナと一美の弁当作りバトル、零時迷子の"戒禁"、メア討滅、ラストで近衛史奈転入
第3話 疑惑の転校生 ★ 史菜の正体探り、駆け出しの徒"駆掠の礫"カシャ撃滅
第4話 憂いの少女たち ☆ シャナ&一美の戸惑い・苛立ち
第5話 家族の食卓 ☆ ヴィルヘルミナの手料理
第6話 試練の前夜 ★ 佐藤宅勉強会、マージョリーの恋のアドバイス ※日常&コメディ回として〇
第7話 池速人、栄光の日 ★ 遊園地グループデート、悠二の親友・池の告白未遂(一美へ)
第8話 過去への扉 ★ マージョリーの昔話(1930年代のニューヨーク、"穿徹の洞"アナベルグとの戦い) ※「大地の四神」の一柱初登場
第9話 悲しみのマイルストーン ★ 続き(シュドナイの脅威、未熟者"魑勢の牽き手"ユーリーの犠牲)、悠二の封絶("銀"の炎)
第10話 帰って来た男 ☆ 悠二の父・貫太郎帰国、学園祭準備進行
第11話 約束の二人 ☆ 続き、零時迷子の創り手"彩飄"フィレス接近
第12話 清秋祭始まる ★ 仮装パレード、シャナのグランプリ選出、フィレス降下
第13話 収束、そして兆し ★★ マージョリー暴走("銀"発見)、零時迷子の"戒禁"の変質、学園の被害修復
第14話 永遠の恋人 ★ 一美のフィレスへの申出、零時迷子誕生の秘密(ヨーハンの願い)、フィレス本体降下、"銀"の腕の一撃("壊刃"サブラクの自在法発動)
第15話 覚醒 ★ "大命詩篇"の目論見、"偽りの器"史菜の零時迷子への刻印、ヘカテーの史菜回収、ヨーハン一時出現、フィレス退去{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP「BLAZE」、ED「Sociometry」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第16話 つきせぬ想い ★ "闘争の渦"御崎市、フィレスの一美への託し物(宝具フィラルダ)
第17話 それぞれの道 ★ アウトロー(フレイムヘイズ支援拠点)の混乱、田中&佐藤の決断、悠二の鍛錬進展
第18話 錯綜の悠二 ★ 悠二の母・千草の体調異変、"聚散の丁"ザロービ接近
第19話 言えなかったこと ★ 悠二の鍛錬の成果(ザロービ撃滅)、シャナの“吼号呀(こうごうが)”ビフロンス撃滅、ラスト御崎市の異変
第20話 茜色の死闘 ★ “壊刃”サブラク来襲(自在法スティグマの脅威、ヴィルヘルミナ苦戦)
第21話 合わさる力 ★★ 続き(スティグマ破りの自在法、悠二のサブラク本体見破り・全員の協力、サブラク撃破) ※挿入歌「JOINT」
第22話 クリスマス・イヴ ★ 千草おめでた、一美&シャナの恋の決戦申込、池の告白・失恋、Xmasツリー前の待ち合わせ、ヘカテーの零時迷子奪取
第23話 危難の胎動 ★ バル・マスケの大自在式"大命詩篇(=盟主の代行体創生)"遂行開始(時計塔の変形、フレイムヘイズ突入、"敷の立像"出現)
第24話 守るべきもの ★★ 続き(ヘカテーの一瞬の躊躇、"暴君"破壊、零時迷子回収)、悠二の選択 ※ED「sense」{/netabare}{/netabare}
-------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、☓(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


=========== 灼眼のシャナ III -Final- (2011年10月-2012年3月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - OP「Light My Fire」、ED「I’ll believe」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 失われた存在 ★ 予告なしの悠二消失、冬学期、シャナ&一美の希望、悠ニの盟主代行体承諾、盟主登極
第2話 来たるべきもの ★ 上海アウトロー壊滅、"震威の結い手"ゾフィーの忠言、盟主の諸将謁見・大命布達、佐藤と悠二のニアミス
第3話 旅立つために ★ 悠二とシャナの再会
第4話 再会と、邂逅と ★ 現世の名「坂井悠二」・真名"祭礼の蛇"(紅世の創造神)、"銀"の正体判明(マージョリー戦線離脱)、悠二vs.シャナ、シャナ拿捕
第5話 囚われのフレイムヘイズ ☆ 星黎殿に幽閉されたシャナ、進む軍議と不安要素(バル・マスケ陣営)
第6話 掌のなかに ☆ ゾフィー総司令の戦力調達進行、“輝爍の撒き手”レベッカ・リードのヴィルヘルミナ加勢、最強の自在法(シャナ)、ヘカテーのシャナ襲撃
第7話 神門 ★★ 一美&カムシン再会(一美の望み、カムシンの過去話)、"大命詩篇"第二段階・創造神本体奪還作戦開始(悠二&トリニティ他"久遠の陥穽"への出立)
第8話 開戦 ★ 天道球浮上、開戦(東京)、戦線拡大(東西で陽動戦)、レベッカ&カムシン星黎殿奇襲 ※ここから両陣営の頭脳戦本格化
第9話 星黎殿へ ★★ シャナ救出作戦、天目一個出現・シャナ自由回復、クリプタ破壊(星黎殿隠蔽解除)成功
第10話 交差点 ★★ シャナvs."駝鼓の乱囃"ウアル、レベッカvs.“哮呼の狻猊”プルソン、“螺旋の風琴”とヴィルヘルミナの取引、星黎殿帰投命令(デカラビア)、星黎殿強襲(ゾフィー本隊)、シャナ開眼
第11話 聞こえる、想い ★★ シャナ隊"久遠の陥穽"へ、マージョリー回復、デカラビア陣頭出撃・戦死、バル・マスケ援軍到着
第12話 誓いの言葉 ★★ サブラクvs.ヴィルヘルミナ/カムシン/レベッカ、"祭礼の蛇"本体封印解除、アラストール離脱・シャナとの合流、シャナ大見え切り(第1期第15話の伏線回収)
第13話 狭間へと、狭間から ★★ サブラク消滅、神門破壊失敗、"祭礼の蛇"帰還{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - OP「Serment」、ED「ONE」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第14話 大命宣布 ★★ 新世界“無何有鏡(ザナドゥ)”創造宣言、FH撤収戦開始(悠二の呼び掛け(FHの大義崩壊)、FH軍壊走)
第15話 雨中の敗走 ★★ 続き(大地の四神“晧露の請い手”センターヒル参戦、ディアマンテス&センターヒル戦死、撤収成功) ※挿入歌「u/n」
第16話 再び、戦いへ ☆ 大敗の後のこころの整理、シャナの腹案、百鬼夜行召集、星黎殿御崎市へ
第17話 誰が為に ★ シャナと「大地の四神」の残り三神接触、悠二と一美の再会・依頼、一美の承諾
第18話 闘争の渦 ★★ “大命詩篇”最終段階開始(ヘカテーの使命遂行)、御崎市最終決戦
第19話 彩飄(かぜ)が呼ぶもの ★ 一美のフィレス召喚、ヨーハン離脱・干渉、百鬼夜行出現 ※挿入歌「赤い涙」
第20話 世界の卵 ★ ロフォカレの予言、戦線混乱、シャナの大命詩篇(自在式)撃ち込み成功
第21話 一つの理 ★ シャナ達の目的(新世界の改変)、大地の四神の目的、ヨーハンの目的
第22話 異邦人の夢 ★★ ダンタリオン教授死亡、マモン死亡、両陣営の切り札開示
第23話 神の夢 ★★ “導きの神”シャヘルの神威召還(両界の嗣子)、悠二の神威召還(新世界ザナドゥ創造)、徒達の出立、カムシン消滅
第24話 涯てより開く ★★ ユストゥス誕生、悠二の望み、螺旋の風琴の自在式発動、それぞれの出立 ※挿入歌「緋色の空」、ED「光芒」{/netabare}{/netabare}
-------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)12、★(良回)9、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.8

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※以下はシナリオの本筋に関係のない外伝OVAおよびアナザーストーリー(ファン向け)
{netabare}
====== (OVA1) 灼眼のシャナ SP「恋と温泉の校外学習」 (2006年12月) =====

全1話 ☆ 3.6 {netabare}※温泉ドタバタ回だがサブ・サブキャラ(緒方真竹)に注目{/netabare} ※約23分

OP 「緋色の空」
ED 「夜明け生まれ来る少女」


================= 劇場版 灼眼のシャナ (2007年4月) ===============

全1話 ☆ 3.8 {netabare}御崎市「都喰い」阻止戦(vs.“狩人”フリアグネ)のアナザーストーリー{/netabare} ※約86分

主題歌 「天壌を翔る者たち」
挿入歌 「赤い涙」


============ (OVA2) 灼眼のシャナ S (2009年10月-2010年9月) ==========
{netabare}
第1話 リシャッフル ★ 夏休みの出来事(悠二&シャナの心身入れ替わり事件) ※ドタバタコメディ回
第2話 ドミサイル ☆ 秋学期、シャナの不審行動、ヴィルヘルミナの大切な日
第3話 オーバーチュア 前編 ☆ 悠二に出会う前のシャナの"徒"討滅活動(寄木市)
第4話 オーバーチュア 後編 ☆ 続き ※overture(序曲、導入部、予備交渉)・・・という意味でラストに『シャナF』への繋ぎシーン有り ※挿入歌「portamento」{/netabare}
-------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価  ☆ 3.6

OP 「Prophecy」
ED 「All in good time」{/netabare}


(※以上、2018.8.29 レビュー内容をⅢに併せて全面書き換え)

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(※以下、過去のレビュー)
{netabare}
※第Ⅰ期・第Ⅱ期・第Ⅲ期(FINAL)・劇場版すべて含めた感想です。

このアニメは、日本刀を抱えた炎髪灼眼の美少女シャナが、人の“存在の力”を喰らう異世界の魔物“紅世の徒”と激しい戦いを繰り返す、という美少女バトルものの傑作ですが、
それだけに留まらず、魔物を討伐するシャナの戦いに偶然に巻き込まれた平凡な男子高校生の坂井悠二が、

{netabare}
①困惑し受身に終始してシャナから厄介者扱いされていた状態から、
②次第にシャナの戦いを支える重要なパートナーとなり、
③次いで彼女の心をも支える存在になり、
④そして第Ⅲ部では、本人の強い意志により“紅世の徒”の盟主と一体化し、その強大な力を得て、表面的にはシャナと対立しながらも実際には彼女を含めたフレイムヘイズおよび人間側と“紅世の徒”との果てしない対立の悲劇を終結に導く戦いを主導する大きな存在となっていく、
{/netabare}

という、少年の成長物語、
そして、それらの過程を通じて
少年と少女の心が融和していく恋愛物語

という、この作品の隠されたテーマを次第に明らかにしていく、意外に内容の充実した良質なアニメとなっていると私は評価します。


※期別の個人的評価(5段階)

第Ⅰ期(シャナと悠二の出逢い、シャナ誕生の物語)★★★★ 
第Ⅱ期(“紅世の徒”側の盟主復活の謀略)★★★
第Ⅲ期(フレイムヘイズVS.“紅世の徒”の全面戦争)★★★★★

従って、総合評価として★★★★(5段階で★4つ)とします。

また、この作品の私的な好感ポイントとして、
{netabare}
①人間を救おうとするシャナなどフレイムヘイズ(元人間の異能者)側=善
②シャナと対立して新しい世界を創造しようと画策する“紅世の徒”側=悪

という有り勝ちな単純な善悪二元論ではなく、むしろ人の“存在の力”を喰らう②“紅世の徒”側の事情に対して、第二主人公(悠二)が憐憫の情を持ち、シャナと対立してでも彼らを救済しようという強い意志を抱くに至る点、
{/netabare}

それから、シャナ(=メイン・ヒロイン)だけでなく、
{netabare}悠二と同級生で彼に恋しながらも、シャナと悠二の特別なパートナーシップに、時に嫉妬しつつ二人を陰ながら支えようとする一美(=サブ・ヒロイン)の側の感情推移も過不足なく描かれている点
{/netabare}

の2点を挙げておきます。

その他、この作品の難点として、上記のように第Ⅱ期のシナリオの出来がいま一つ(特に前半の学園生活パート)なために、ここで退屈して視聴を打ち切ってしまう懸念があることを挙げておきます。
しかし、本作品の本当の面白みは第Ⅲ部にこそあると私は考えるので、ここで打ち切るのは勿体ないです。


【総評】
美少女バトルものというジャンルのアニメは非常に沢山あり、また現在も毎期多数の新作が制作されている人気分野ですが、この作品はそのジャンルの最高峰にして、かつ、ジャンルを大きく超える魅力を持った作品であると私は評価します。

このアニメの作画・演出自体は、第Ⅰ期(2005年)、第Ⅱ期(2007年)、第Ⅲ期(2011年)の制作であるために、特に初期の2作は今後さらに陳腐化が進むと思いますが、ストーリー面でこの作品を凌駕する内容を持つ同ジャンルの作品は、これからもなかなか登場しないのではないかと考えます。
(美少女バトルものは、キャラ重視でシナリオは後付けのチグハグなものが大半だが、この作品はキャラが魅力的な以上にシナリオの一貫性が高い=シナリオ重視)

※なお、劇場版「灼眼のシャナ」は第Ⅰ期の最初の数話のフリアグネとの戦いのエピソードを別シナリオで描いたもので、TVアニメよりもラノベ原作に忠実な内容といわれていますが、TVアニメの方がシナリオの出来が良く、特にこちらを視聴する必要はないと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 52

84.9 5 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング5位
ストライク・ザ・ブラッド(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2770)
16821人が棚に入れました
《第四真祖》――それは伝説の中にしか存在しないはずの、世界最強の吸血鬼。
十二体もの眷獣を従え、災厄を撒き散らすといわれる幻の吸血鬼が、日本に出現したという。
その《第四真祖》を監視・抹殺のため、政府・獅子王機関は《剣巫(けんなぎ)》と呼ばれる攻魔師の派遣を決定。
しかしなぜか監視役として選ばれたのは、見習い《剣巫》の少女、姫柊雪菜(ひめらぎゆきな)だった。
対真祖用の最凶の霊槍を携え、魔族特区《絃神市》を訪れる雪菜。
そこで彼女が遭遇した《第四真祖》暁古城の正体とは――!

世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が織りなす物語が今、幕を開ける――!!

声優・キャラクター
細谷佳正、種田梨沙、瀬戸麻沙美、日高里菜、金元寿子、逢坂良太、石原夏織、三宅健太、井口裕香
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ツンデレ祭り<追記;OVA ヴァルキュリアの王国篇><追記;OVAⅡ><追記;OVAⅢ><追記;SP OVA 、OVAⅣ、OVAV>

常夏の人工島絃神島が舞台の学園アクションファンタジーハーレムラブコメです。
設定やストーリーは正直難解。
どこか腑に落ちない感覚が付きまといます。
ただ、2~4話完結で、まとまりは良いです。

主人公は第四真祖と呼ばれる最強の吸血鬼です。
最強の割にはピンチの連続。
そして、ラストには・・・。
主人公とツンデレヒロイン雪菜の「ここから先は、オレのケンカだ!」「いいえ、先輩。私達のケンカです!」の決めセリフが、印籠チックで爽快です。

ツンデレヒロインは、雪菜の他に、紗矢華、浅葱。
どのツンデレも楽しめます。
その中でも、私は浅葱派ですね。
知的な金髪美人で艶やかです。
OP映像の浅葱の「耳かけ」には色を感じます。

最終の「暁の帝国編」で上手にまとめた印象。
終わりよければすべて良し、もやもやが雲散霧消です。
心残りは、20年後のドク。
浅葱の変わり様が見たかった。

<追記;OVA ヴァルキュリアの王国篇>
{netabare}良くも悪くも、いつものストブラでした。
ハーレムあり、お風呂シーンあり、最後のきめ台詞あり。
唯一、お風呂シーンは・・・さすがOVAです。
なお、今編も私、浅葱に見とれました。{/netabare}

<追記;OVAⅡ>
{netabare}黒の剣巫篇、逃亡の第四真祖篇、咎神の騎士篇からなります。
各篇ラストの決め台詞。
「この紋所が目に入らぬか!」的なセリフが相変わらず爽快です。

それにしてもこの吸血鬼、やりたい放題。
どんだけ、かわいい女の子の柔肌に食らいつく。
本当に期待を裏切りません。

でも、なんだかんだ言っても、私は浅葱です。
なんたらの巫女って?
そんなの関係ありません。

今OVAもたくさんの準ヒロインが登場。
既出ヒロインを含め、吸血鬼好きにもほどがあります。
色ものハーレムアニメここに健在。{/netabare}

<追記;OVAⅢ>
{netabare}タルタロスの薔薇篇、黄金の日々篇、真祖大戦篇、全10話からなります。
TV版の後、OVAが20話分。
OVAの第4期もあるから、OVAだけで2クール分。
なんか、知らない間に大作になってきました。

さて、本題のOVA第3期。
お話が長くなるにつれ、多くなる登場人物。
もはや、なにがなんだか。

ストーリーも難解。
何回か視聴しないと良く分かりません・・・たぶん。
それに反して各篇のラストの展開が全く同じ。
第四真祖がうら若き乙女のうなじをガブガブ。
元気溌溂、雪菜とともに戦う。
もう、安心感と安定感しか感じません。
ここまで徹底していると「清々しい!」の一言です。

最後になってなんですが、OP曲がいい。
座りの悪い歌詞と旋律が癖になります。
それより何より、アイドル浅葱のキラキラ感。
もうたまりません。{/netabare}

<追記;SP OVA 消えた聖槍篇>
{netabare}1話分のスペシャルOVA。
いつもよりも軽いノリで、コメディー成分多めです。
お色気や「いいえ先輩、私たちの喧嘩です。」も一通りあります。
ただし、ガブッはありません。

あまりにもべったりなお二人。
ついに雪菜の「監視役ですから。」が、「ストーカーですから。」に聞こえてきました。

最後にちらっと登場した連中は新たな敵か?
ちょっと一息的OVAと言えども抜かりはございません。{/netabare}

<追記;OVAⅣ>
{netabare}陽炎の聖騎士篇
終わらない夜の宴篇
再会の吸血姫篇
十二眷獣と血の従者たち篇
全12話からなります。

陽炎の聖騎士篇で新ヒロイン登場。
名前はなんとカス子。
その酷い呼び名に似つかわしくない清楚な聖騎士様です。

白髪に角って、ちょっと個性的な監視役。
どうも彼女がラストツンデレのよう。
雪菜のライバルになりうるか。

再会の吸血姫篇以降は異様に賑やかになります。
何しに来たかわからない、第一、第二、第三真祖。
それに真の第四真祖をはじめ、歴代のヒロインが大集結です。

各陣営の駆け引きやら暁古城争奪戦やら。
何が何だかわからない様相を呈します。
その中でも雪菜はどこか落ち着いている。
たまに軽い嫉妬は入るものの、そこは正妻の貫禄。
「流石メインヒロイン様」との立ち振る舞いでございます。

今OVAで気づきました。
煌坂(きらさか)の扱いが雑なことを。
空中に放り出されるは、木からつるされるは、暁父に抱きつかれるは。
よく考えたら、今までも・・・
ツンデレサブヒロインの不運極まれりです。{/netabare}

<追記;OVAⅤ 暁の凱旋篇>
{netabare}これで完結なので、本作の規模をまとめました。
TV版 24話
OVA1期 2話
OVA2期 8話
OVA3期 10話
SP OVA 1話
OVA4期 12話
OVA5期 4話
合計61話 約5クール分。
ことのほか、大作になっていました。
これだけ、OVAを重ねるのも他に例を見ないのでは?
よく、ここまでこの作品を育てたものです。

暁の凱旋篇は締めの4話です。
凱旋とのことだから、当然のようにハッピーエンド。
ただし、暁古城をめぐる女たちの戦いはこれからのようです。
これ以上続けても究極の修羅場なので、この辺で・・・{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 77

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ライトノベル原作の良いアニメ化作品(原作 - アニメ対照表を更新(原作19巻まで記載))

原作は同タイトルのライトノベル(電撃文庫刊)。視聴当時は原作未読で、未読のまま視聴を終えましたが現在では原作既刊分を全て読み終えています。

ジャンルとしては主人公である暁 古城(あかつきこじょう)とメインヒロインである姫柊 雪菜(ひめらぎゆきな)を中心とする「俺TUEEE系ハーレム物」ということで間違いないと思います。

古城は「第四真祖」と呼ばれる強大な異能力を持つ吸血鬼(ただし力をきちんと制御できない)であり、雪菜はその監視者として「獅子王機関」と呼ばれる組織から派遣された霊能力者(やはり強い)です。そして各篇でなんらかのいきさつにより異能バトルする羽目になるというのが基本的なストーリー進行です。

これを前提とした上で視聴するかどうかを迷う場合の材料としては、「古城とサブヒロインはいろいろあるかもしれないが、メインヒロインが雪菜というのは基本的に揺らがない」ということと、「それでもハーレム物らしく、各篇においてサブヒロインとはいろいろある(笑)」ということでしょうか。

そんな古城くんとサブヒロインとのいろいろを見た雪菜さんが、それに対していつも冷たい視線を向けてくれます(笑)。本作はここを楽しむか、もしくはそれでもやっぱりいちゃついている古城くんと雪菜ちゃんを楽しむか、もしくは異能バトルを楽しむかの基本的には3択だと思います。

各話のサブタイトルは特別篇である最終2話「暁の帝国篇」以外は原作文庫本のサブタイトルと一致していまして、各巻の内容が複数話に分割される場合はローマ数字での通番が付いています。

で、このようなシリーズ構成からもわかるように本作は原作のストーリーをかなり忠実にアニメ化したと言えます。設定/ストーリーとも「特に改変はない」と言って良いレベルです。ちなみにアニメ化話中で古城くんが「第四真祖」となった詳細が不明なままなのも原作準拠。

とはいえ小説とアニメというメディアの違いはあるので、アニメでの表現/演出にアニメ制作側の解釈が含まれているとは思いますが、原作を読んだ後でもアニメ作品に対して特に違和感はありませんでした。

なので原作が気に入ればアニメも基本的には気に入るでしょうし、逆もまた真と言えると思います。

ライトノベル原作の宣伝としてのアニメ化、あるいは原作を読むのが面倒だけどアニメなら観るという人に対してのアニメ化という観点では、満点を与えて良い作品ではないでしょうか。

2017.11.10追記:
※原作19巻(2018.11.10発売)を読み終えたのと第3期OVAの内容についてアナウンスがあったため修正。(2018.12.17)

おまけ: 私が把握している原作とアニメとの相関関係

1.聖者の右腕   → [TVアニメ] 第1~4話
2.戦王の使者   → [TVアニメ] 第5~8話
3.天使炎上    → [TVアニメ] 第9~12話
4.蒼き魔女の迷宮 → [TVアニメ] 第13~15話
5.観測者たちの宴 → [TVアニメ] 第16~19話
6.錬金術師の帰還 → [TVアニメ] 第20~22話
7.焔光の夜伯<カレイドブラッド>(古城「第四真祖化」過去篇: 未アニメ化)
8.愚者と暴君         (古城「第四真祖化」過去篇: 未アニメ化)
9.黒の剣巫      → [2期OVA 1,2巻収録] 第1~3話
10.冥き神王の花嫁  (未アニメ化)
11.逃亡の第四真祖  → [2期OVA 2,3巻収録] 第4~5話
12.咎神の騎士    → [2期OVA 3,4巻収録] 第6~8話
13.タルタロスの薔薇 → [3期OVA 1巻~収録]
14.黄金の日々    (未アニメ化)
15.真祖大戦     (未アニメ化)
16.陽炎の聖騎士   (未アニメ化)
17.折れた聖槍  → [TVアニメ] 第23,24話(特別篇:「暁の帝国篇」前・後)
18.真説・ヴァルキュリアの王国 → [OVA「ヴァリキュリアの王国篇」(前・後)]
19.終わらない夜の宴 (未アニメ化)

原作10巻のアニメ化がすっとばされた理由は良くわからないんですが、一応本編なんですけどやや番外編っぽいストーリーだったからですかね?

ただ10巻の追加キャラが15巻で活躍するので、今後もアニメ化されることがあればスルーはされないと思います。

17、18巻はアニメが先行しており、一応内容的には対応していますが、主に原作既刊分を受けての時系列に沿わせるためにストーリーは若干(かなり?)違います。その他の巻のアニメ化についてはストーリーはほレビュー本文にも書いた通りほぼ原作通りです。

2018.12.17追記:
第3期OVAの1巻目は「タルタロスの薔薇」篇からとのアナウンスがあったので、<原作 - アニメ対照表>を更新しておきます。このまま原作10巻「冥き神王の花嫁(くらきしんおうのはなよめ)」篇はスルーされるのでしょうか…?

絃神島のブラック職場、「アイランド・ガード」…(笑)。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 72

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ツンデレ好き必見!

原作:ラノベ 未読

全24話

ジャンル:学園恋愛ハーレムバトルファンタジー


感想

最初の印象は、「カンピオーネ!」に似てるな~でした。
ハーレムだし
ラッキースケベあるし
キスして強くなる こっちは血を吸う
召喚する

ただ、自分的にはこちの方が好み

話がちょっと難しいけど、しっかりしてて面白い
キャラデザが綺麗で可愛い

ただ、主人公の暁 古城が、なんでああも好かれるのか?その描写が薄くて残念。
メインヒロイン姫柊雪菜が、とても中3には見えない。(しっかりしてるしスタイルいいし)

それでも、そんな些細な事はどうでもいいと感じさせる魅力があるよね

出てくるヒロイン、みんな美人でハイスペック!
主に古城に気がある雪菜、藍羽浅葱、煌坂紗矢華の3人は、皆ツンデレというw ^^
ツンデレ好きには堪らないんじゃないかな?

特に、雪菜はしょっちゅう古城にヤキモチを焼くんだけど、その姿はホント可愛いよね


原作がまだ続いていいるので、話途中で終わっているんだけど、なかなか綺麗に切のいい所で終わっています。

自分的には、その後が気になるので2期を希望したいですね!


OP:「ストライク・ザ・ブラッド」歌 - 岸田教団&THE明星ロケッツ
OP:「Fight 4 Real」歌 - ALTIMA

ED:「Strike my soul」歌 - 井口裕香
ED:「signal」歌 - 分島花音

4曲ともレンタルして聴いてます^^
特にEDの「signal」はお気に入りw

投稿 : 2024/06/29
♥ : 69

86.1 6 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング6位
甘城ブリリアントパーク(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2733)
14715人が棚に入れました
主人公・可児江西也は、転校してきた謎の美少女・千斗いすずから、いきなりマスケット銃を突きつけられ、デートの誘いを承諾させられた。いすずに連れられやってきた場所、そこはダメ遊園地として悪名高い甘城ブリリアントパーク(甘ブリ)だった。

声優・キャラクター
内山昂輝、加隈亜衣、藤井ゆきよ、川澄綾子、野中藍、白石涼子、相坂優歌、黒沢ともよ、三上枝織、津田美波
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大爆笑の13話、こんなに笑ったのは久し振り。<さらに追記;13話について>

傾いたテーパパークを再建へ。
高校生支配人代行可児江の孤軍奮闘を描く作品。
というのは、表向き。
異世界起源の何でもありシュールコメディーです。

可児江の経営手腕はさておき。
冷徹なツッコミはお見事でした。
美人助手の千斗は、不器用ツンデレ。
「言葉より先に銃」には、無条件で笑えました。
フワフワ4人娘も、萌え笑いを提供。
リアルぬいぐるみたちも邪悪な笑いを奏でます。
それと、一本調子次回予告は何気に楽しみでした。

12話までは、まあまあのコメディーでした。
しかし、13話PV回が最高の出来です。
全編、シュールの乱れ撃ち。
大半、涙を流して私大爆笑。
落ち込んだ時に観ると立ち直ること請け合いです。
スカイダイビングアイロンがけって何だ。
思い出しただけで笑えます。

やるときゃやりますね、京アニさん。

<さらに追記;13話について>
{netabare}ストーリーとはびた一文関係ない最終回。
シュールコメディーにふさわしい最終回と言えるでしょう。
京アニさんの遊び心が溢れてて、超絶楽しいです。

PVがつまらない?
これを逆手にとってハチャメチャPV作成騒動記です。
従業員の意見を聞いてのPV作成。
各人が各人の立場で意見を主張。
これをまとめると・・・分かりますよね。
アッハンウッフンいや~ん・・・って自由過ぎます。
もうPVとは程遠い存在、馬の出産に至ってはもう笑うしかないです。

笑って笑って大号泣、京アニさんありがとう。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 105
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Look at the sky It's Magic Hour!

{netabare}
チェケラッアザ〜すマ〜ジか〜(意味不明…)
と聴こえていた、謎のOPの冒頭。

正解は
Look at the sky It's Magic Hour!
みたい。

直訳すれば「空を見て!魔法の時間だよ‼︎」
って感じかな?
間違ってたらごめんなさい、英検3級です。
リスニングも壊滅的です…。
でも、これ絶対そう聞こえないですよね…

そんなテーマパークを舞台にしたアニメに相応しい
心踊るOPで始まる「甘城ブリリアントパーク」
京都アニメーションの新作という事でワクワク。

あらすじとしてはかなり端折りますがイケメン、ナルシストな主人公:可児江西也君が学校に突如現れた謎の美少女:千斗いすずちゃんに半ば脅され経営難に陥ったテーマパークの支配人代行に大抜擢!
経営再建に乗り出し、パークの仲間とドタバタありながらも、期限内ノルマの入場者数達成というお話です。

しかも支配人は本物のお姫様様!それも魔法の国の‼︎
ノルマ未達成ならパークは消滅、お姫様であるラティファ様の命も消滅というおまけ付き。

ここで主人公である可児江君のお手並み拝見って事で
第1話、第2話くらいまでのつかみはオッケーでした。

いすずちゃんをはじめ、ラティファ、エレメンタリオの4人の可愛さは言うまでも無く、モッフル、マカロン、ティラミーのマスコットトリオも見た目は可愛い。
(のちに3バカトリオとなりますが…)
やっぱり女の子の目の描き方は流石だと思います。
背景の作画も相変わらずの安定度。
さすがに京都アニメーション。
頷けます。

ただストーリー的に何か突き抜けるものが無く、最後までクスクス笑う感じで終わっちゃった…よぉ…

良く言えば、適度な笑いと適度なお色気と適度なワクワク感。

表現を変えれば市民レベルのマラソン大会で起伏の無い平坦コースをマイペースで、時折沿道に手を振りながら走っていたけどゴール前100m付近で足がつって、最後は歩いてゴールしたって感じ…

ごめんなさい、かなり抽象的で。

でも、普通に見れば多分、適度な笑いあり、感動ありのストーリーなのかもしれません。

だけどそれを許さないのが「京都アニメーション制作」という肩書きみたいなものなのでしょうか?

「京都アニメーション制作」
この言葉を聞くとかなりの方は心に何かしらの期待を抱くと思います。
これは否定出来ないと思います。

でもそれは京都アニメーションが作り上げてきたこれまで
功績から生まれたものだからしょうがないとも思います。

多分、制作サイドも1クールという短い尺の中で原作を反映しつつ原作ファン、京アニファン、普通のアニメファン、
色んな期待に応えないといけないから大変だと思います。

結果から言いますと普通に面白かったです。
ただ京都アニメーションという期待値×3乗くらいの高さから落ちた時の落差が他の制作会社の作品よりも大きいというだけの事だと思います。
(これはあくまでも京アニファンとしての思った事で、他の制作会社がどうこうという事ではありません。)

ちょっと自分でも何書いてるか分からなくなってきたので
一息入れちゃいます。

OPの「エクストラ・マジック・アワー」
AKINOさんの伸びやかな歌声と本当にテーマパークにいる様な気分にさせてくれるメロディー。
いつもアニソンに関して思うんですけど、作品の世界観とかを楽曲で見事に表現出来るって凄いと思います。
なんでこの様な曲が作れるのかなぁ〜って。

EDのbrilliant4が歌う「エレメンタリオで会いましょう」もそれぞれの声優さんがしっとりとした歌声で歌ってくれてます。優しい気持ちになれる曲です。

さぁ、気分も落ち着いたところで結論です。

軽い気持ちで見ればクスクス笑える面白い作品だと思います。

そして私が思ったのが凄く原作が気になる作品という事でもありました。
短い1クールという中で描ききれなかった所が凄く気になります。
多分、あると思うんですけれど。

だから1度原作を読んでから、改めてブリリアントパークの皆んなに会いにきたいと思います。

そしたら、また新たな発見があるかもしれませんね♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 95

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定した京アニクオリティーヾ(o´∀`o)ノ

経営不振にあえぐテーマパークの再建を
コミカルに描いた日常系作品。
全14話。
原作:ライトノベル(未読)


簡単なあらすじを!
「甘城ブリリアントパーク」の経営再建を
託された主人公がパークのキャストと共に
日々奔走するストーリー。

京都アニメーション作品という事で
作画、キャラデザはとても綺麗な仕上がり。
女の子キャラの可愛らしさはやはり秀逸♪
にわか者からするとこの作画、キャラデザだけで
オススメできるポイントになり得ちゃいますw

中堅と若手のバランスの良い声優陣も
なかなか良かったですね。
特にパークのキャスト役を演じる
ベテラン、中堅陣に惹かれました(*´∀`*)♪
面白いキャスティングだと思いますw

ストーリーだけ若干消化不良が。
経営再建を軸にしたストーリーという事で
おっさん的にはかなり注目したんですけどねぇ。

おや?「経営再建」じゃなくね!?
あれ?ただの「集客」じゃねッ?!
という……(´∀`;)
まぁ、とにかく「集客」から!
「再建」への第一歩的な事なんだろうと
良い方へ解釈しておきますw

ただ、この点に注目したのは個人的な事w

個性的でバイタリティー溢れるキャラたちと
ファンタジー色を取り入れたドタバタな
コメディは悪くなかったかと。
男女問わず楽しめると思います♬


遊園地やテーマパークなど人に夢や元気、幸せを
与えてくれる場所ですよね。
自分にとっては現状アニメがその役割を
果たしてくれていますw
これからも遊園地やテーマパークのような作品に
たくさん出会えると嬉しいですね(*´∀`*)ノ





《キャスト》

可児江 西也(CV.内山昂輝)
千斗 いすず(CV.加隈亜衣)
ラティファ・フルーランザ(CV.藤井ゆきよ)
モッフル(CV.川澄綾子)
マカロン(CV.白石涼子)
ティラミー(CV.野中藍)
ミュース(CV.相坂優歌)
サーマラ(CV.津田美波)
シルフィー(CV.黒沢ともよ)
コボリー(CV.三上枝織)
トリケン(CV.福山潤)
栗栖 隆也(CV.諏訪部順一)




《主題歌》

OP
『エクストラ・マジック・アワー』/AKINO with bless4
ED
『エレメンタリオで会いましょう!』/BRILLIANT4


【2015 5/13 レビュー投稿】

投稿 : 2024/06/29
♥ : 93

73.8 7 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング7位
マリア様がみてる(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (351)
1888人が棚に入れました
憧れの小笠原祥子に身だしなみを整えてもらった事をきっかけに、福沢祐巳が薔薇の館を訪ねると、学園祭の劇について揉めていた。王子役として花寺学院の生徒会長が来る事を聞き、シンデレラ役の祥子が辞退を望んだ為である。
役から逃げる為に祥子は祐巳を妹にすると言うも、祐巳はその申し出を断る。話し合いの末、学園祭までに妹にできたら降りてもいいが、その代役は祐巳が務める事になる。
祐巳もその時に備えて練習に加わり、周りに溶け込んでいく。王子役の柏木が同性愛者である祥子の婚約者だと知った祐巳は、役を引き受けようとする。
しかし祥子は同情を嫌い、申し出を受けずに役を勤める決心をする。学園祭が終わり、もう祥子と会う事もないと黄昏れる祐巳に、祥子がスールの申し込みをした。そして祐巳は、その申し出を受け入れるのであった…。


声優・キャラクター
植田佳奈、伊藤美紀、池澤春菜、伊藤静、能登麻美子、豊口めぐみ、佐藤利奈、甲斐田裕子、斎藤千和、下屋則子、大原さやか、檜山修之、市来光弘
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

百合というジャンルを広く知らしめた偉大な作品

マリア様の庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、
背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
スカートのブリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、
ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
私立リリアン女学園。ここは乙女の園・・・。


毎回アバンで流れるこのナレーションが本作の独特な世界観を見事に表現しています。
というわけで、本作に頻出する専門用語をここでクドクドと説明することはしません。
”山百合会”所属の主人公、福沢祐巳は”ロサキネンシス・アンブゥトン・プティスール”であり
小笠原祥子とは”スール”関係にある。とか言われても初見の人は意味不明でしょうw
でも本作を見てハマりさえすれば、そういった専門用語も自然に覚えられると思います。

あー、ちなみに上記のナレーション、コピペしてませんので。余裕で全文暗記してますので。ww


原作は女性向けの小説。アニメ化の影響により、男性にも支持されるようになりました。
wikiに書いてあったけど、現在では読者の8割以上が男性らしいです。

そう、元々は女性作者による女性向けの作品なんですよね。
学園内を主な舞台とし、優雅で可憐で上品な乙女達の人間関係を中心に描く本作は
「閉じた世界観」であると言えなくもないですが、実際はちょっと違っています。
純粋培養されたお嬢様ばかりでなく、俗っぽさが目立つキャラだって普通にいるし
男キャラも出てくるし、物語にも普通に絡んできます。(出番自体は少ないですが)
{netabare}男と交際してるヒロインもいるし、チラっと触れられる程度ですが援交少女もいますww{/netabare}
アニメ版は多少軽減されてますが、女性作者特有の生々しい部分も割とあったりするんです。

それでも私は原作の方が好きですね。心理描写が非常に細やかで惹きこまれました。
そういった意味でアニメ版には若干の物足りなさがあります。作画も崩れ気味ですし・・・
ただ、豪華声優陣による気品溢れる演技、作品の雰囲気とマッチした音楽など
アニメはアニメで十分楽しめるし、一見の価値ありだと思います。

マリみての影響で私は完全に百合に目覚めてしまいましたw
一時期は同人誌を買い漁ったりネットに掲載されてる二次創作漫画やSSを読みふけったり
異常な程に熱中してましたね。なんというか、これ程妄想を掻き立てられる作品もないです。


原作の引き伸ばしがあまりに酷いので熱はすっかり冷めてしまいましたが、
百合ブームの火付け役であり、百合というジャンルを広く知らしめた本作の功績は偉大です。
後続の百合作品とは一味も二味も違う独特な世界観。
百合に興味がない方も、一度観てみることをお勧めします。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 39

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ごきげんよう、あにこれの皆様方。

アニメ界に百合ジャンルを持ち込んだ色褪せない名作にして、女性視点の美を追求した夢・妄想を詰め込んだ素晴らしき日常を紡いだ学園生活を少し掻い摘んで紹介しますわ。

あまり貴女のお時間を取らせない様に心がけたレビューにするつもりよ。

なぜ読まないの?
やめて頂戴、これじゃ私が一方的に読者イジメをしているようじゃない。
泣きたいのはこっちの方よ。
読者に避けられて、その理由すらも教えてくれなくて

・・

なぜ、読んでくれないの・・・。
貴女にとって私って、その程度なの?
それじゃキャッチをしている意味がないじゃない。

・・・

どうしてキャッチなんかしたの?

・・・・

もう、いいわ。
別の日に落ち着いて話しましょう。
私も少々気が立っているようだから、言い過ぎたかもしれないわね。

あっ・・・・

※某エピソードで少し遊んでみましたw
祥子さま、ごめんなさい。
お姉さまとは呼べないのかしら
・・・・
 
と、ヒステリックで我侭なキャラも出てくる。
かなり面倒な姉さまですw
お嬢様育ちゆえ世間知らずで不器用な心が人間味にあふれ、互いのすれ違い葛藤といった気持ちを理解し心の在り処を模索し姉妹関係の絆を深めてゆく。
その絆という美を百合・同性愛者として表現しているだけで、甘美な音楽を聴いているような癒しのような味わい深さがある。

その象徴でもある3つの薔薇が物語っている。

紅薔薇・・・愛情
白薔薇・・・純潔
黄薔薇・・・嫉妬(薄れゆく愛)

花言葉とキャラ設定を掛け合わせたエピソードは、ほろ苦さを含みキャッキャ ウフフ ワールドとは違う優雅・気品といった品位を魅せる雰囲気が特徴。わかり易い表現にすると堅物みたいなキャラが多いといえば伝わるかな。
それはOP/ED曲ともクラシック音楽を使いキャラの台詞まわし世界観への配慮からも伺える。

悪く言えば閉鎖空間で過ごす退廃的な穢れた恋模様であるが、それも設定で演出表現である姉妹関係が青春賛美として築かれる世界観を一貫し、観る者に惹かれさせる純な心を消化させた結晶の賜物である。

同時に主人公・福沢 祐巳の世界観とのギャップを感じさせる視点からそれぞれの姉妹関係に干渉し触発させるコメディ要素を加味し一概に優雅な美だけ見せる訳ではない。
アンリアルな世界観で過ごす女子高生の日常としても描かれるシナリオ構成は飽きさせない創りになっている。

そしてまた私は4期まで観ることになるでしょうw
百合作品ではありますが、互いの心に芽吹く愛おしく切なる想いを感じてみては如何でしょうか。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 32

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マリみて総論~女性が相手に好意を抱くということについて~

アニメ版は
第1期「マリア様がみてる」(全13話)
第2期「マリア様がみてる~春~」(全13話)
第3期「OVA マリア様がみてる 3rdシーズン」(全5話)*1話約60分。
第4期「マリア様がみてる 4thシーズン」(全13話)

これらを全部まとめてレビューしちゃいますw
とは言ってもネタバレはしません。大仰に言うと「マリみて総論」ですw

原作は今野緒雪先生の少女小説。
アニメ化のみならず、漫画化や実写映画化などのメディアミックスがされた作品で、
百合系アニメの金字塔とも言われている作品です。

さて、みなさんは「百合」と聞いてどんなことを想像しますか?
女性同士でイチャイチャしたり、せせせ・・接吻(キャッ)なんかしたり、
にににに・・・肉体的な関係(キャッ)を伴う
禁断の愛なんてのも想像したりすると思いますが、
百合作品の系統は3つに分けられると言われています。

①少女漫画系統とも言われていますが、
互いが互いを必要とするという、主に精神的な結びつきを強く描いた作品。
きめ細やかな女性の心模様が丁寧に描かれていて、
恋愛感情というよりも、場合によっては、それよりも深い結びつきですかね。

②肉体的接触をメインとした作品
要はガチレズ作品です。レロレロチュパチュパクチュクチュ。←通報!!
こういった作品では、禁断の愛であるが故の罪悪感や葛藤だったり、
一線を超える時の覚悟だったりが取りあげられることが多いですね。

③近年の作品に多く見られる萌え少女たちにライトな百合関係を取り入れた作品。
今更説明不要ですね。動物のような萌え少女たちの戯れを
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とひたすら愛でるような作品です。

①の要素を含んだ②の作品、②の要素を含んだ③の作品というのも存在しますが、
本作は言うまでもなく①に分類される作品です。
百合作品の大本である
エス(特に戦前の、日本の少女・女学生同士の強い絆を描いた文学、または現実の友好関係)
の系譜を受け継いでいる正統な百合作品であり、肉体的な接触はほぼ皆無です。
形而上的なレベルにまで高められた魂の共鳴こそが本作の眼目なのだと思います。

ちなみにですが私は①、②、③の百合作品全部いけます!(えへへ♪)


本作の舞台である私立リリアン女学園はカトリック系のミッションスクールであり、
多数の名家の令嬢が在籍する超お嬢様学校です。
そんな中、極々平凡なリリアン女学園1年の主人公の福沢祐巳(ふくざわゆみ)は、
ある日2年の小笠原祥子(おがさわらさちこ)と出会います。
小笠原祥子は高等部生徒会(山百合会)の幹部であり、この出会いをきっかけとして
福沢祐巳は山百合会を訪れることになります。

「極々平凡な人生を歩んできた私の前にある日突然王子様が現れて、
夢の様な非日常的なステージに導いてくれる」

こうしたシンデレラ願望は女性の潜在的な欲求として根強く残っていて、
特に少女漫画作品によく見られるフォーマットだと思います。
本作の場合、王子様は同性の女性だったということですねw

と、まぁここまでは有り体なんですけど、
本作において特徴的なのはスールという慣習です。
スールというのはフランス語で「姉妹」という意味です。
通常、上級生が身につけているロザリオを
下級生の首にかけることによってスール関係が成立します。
スール関係を結ぶというのは、その相手は自分にとっての特別な存在であり、
山百合会のメンバーにおいては妹=自分の後継者という意味合いを持ってきます。
山百合会のトップには
紅薔薇(ロサ・キネンシス)、白薔薇(ロサ・ギガンティア)、黄薔薇(ロサ・フェティダ)がいて、
2年生の小笠原祥子はロサ・キネンシスの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)です。
こうした紅薔薇、白薔薇、黄薔薇のスール関係を中心とした群像劇というのが、
本作の概要と言えるでしょう。


さて、ここからは「恋愛感情と言い切れない女性の純粋な好意」について少々語りたいと思います。
これは、本作に限らず様々な百合作品、
特に①の百合作品においては肝となるところなんですけど、
我々は「好意=恋愛感情」と捉えがちです。
あらゆるジャンルから「恋愛の尊さや素晴らしさ」というのは発信されていますし、
ある種の恋愛至上主義に陥ってしまうのは無理からぬところでしょう。
ですが、一口に好意といっても尊敬、保護欲、友情等々、実に多岐に渡ります。
なので、百合作品=同性愛という等式は必ずしも成立するわけではないですし、
少なくとも本作においては成立しないと私は考えています。

女性が相手(男女)に好意を抱くメカニズムを考えていくと、
原始時代、男性は狩猟の為外に出ます。
一方で女性は集落で血族たちに囲まれ家を守るということをします。
そうした名残が現在でもあるのか、
女性のコミュニケーション能力は、男性よりも発達しているように思えます。
相手の僅かな所作の違いも見抜いてきます。
まぁそれで浮気がバレたという男性は数多くいるでしょうけどw
そして、家を守る為の円滑なコミュニケーションを望むということは、
自分や家族に危害が及ばない安全性の確保を強く望んでいるということかもしれません。
それ故に、女性はまず対象相手が
「自分の敵か味方なのか?」を明確に区別しようとする傾向があるように思えます。
男性同士の場合、ほとんどコミュニケーションを取らない相手というのは、
モブのようなもので、そこに敵意を抱くことも抱かれるということも
あまりないのですが、女性相手の場合だとそうでないことが非常に多いですw
こちら側からすれば特に敵意なんてないんですけど、
むこう側からは思いっきり敵意を抱かれてたりすることが往々にしてありますw
従って、これは私の処世術の1つなんですけど、
「私はあなたの敵ではないですよ!味方ですよ!」と強くアピールすることが多いですw
具体的に言うと、とにかく(面倒でも)積極的に話しかけるようにしていますw
ええ、もちろんあにこれでそういうことはしていませんw生粋の面倒くさがり屋なのでw
対象相手を自分の敵ではなく味方だと認識するというのが、
女性が相手に好意を抱く第一段階だと思います。

では次の段階はと言うと、対象相手に「どれだけ心を許せるか」でしょう。
何度かコミュニケーションを繰り返していくうちに徐々に対象相手に心を開いていきます。
これは別に男女共通のことなんですけど、
女性の場合だとこの段階で、相談事を持ちかけてくること多いです。
相談事=単なる愚痴だったりすることが多かったりしますがw
ここでのポイントは相手の言うことをひたすら肯定するってことなんですけど、
今回はその話はいいでしょうw
とにかく、女性が相談事を持ちかけてくるというのは、
その対象相手に心を許し始めている兆候だと私は思っています。
さらにそうしたコミュニケーションを重ねていくことによって、
その対象相手に相談事を聞いてもらうことが日常となり、
ひいては自らの心の平穏を保つ為に必要な行為になってくると、
関係が発展していきやすくなると思います。
ただ、対象相手が男性と仮定して、何のアクションも起こさなければ、
只の相談相手からまったく進展しない可能性も結構高いですw

さて、女性が相手(男女)に好意を抱くメカニズムについていろいろと語ってきましたが、
まず対象相手を敵か味方かに識別し、
味方と認識した対象相手にどれだけ心を許せるかというのを土台として、
そこから友情に発展するのか、愛情に発展するのかということになってくると思いますが、
女性はこの過程を非常に重要視する傾向にあると思っています。
高校時代の友人に一目惚れしやすいA君というのがいました。
A君はろくに話したことすらない相手に告白を繰り返し連戦連敗していましたが、
そりゃ当然のことでしょうw
相手からすれば、いくら容姿端麗でも敵か味方かも認識できない相手と
付き合うなんて無理だと考えるのが普通でしょうw
私の経験則上、女性にモテる男性というのは、とにかくマメな人です。
頻繁にコミュニケーションを繰り返し、
女性から心を許される存在になる為の手順をしっかりと踏んできます。
ちょっと話が逸れましたねw

女性が対象相手に「どれだけ心を許せるか」ということを重要視するならば、
そのことを丁寧に描いた本作は、
むしろ、女性にこそ共感が得られるのではと思います。
そして、女性が相手に好意を抱くメカニズムを意識することによって、
女性が抱く好意=恋愛感情という単純なものでなく、
もっと複合的な要素が絡み合ったものであると認識できると思います。
そうすることによって、百合=同性愛という偏見から解放されるのです。
本作が、女性の繊細な心のやり取りを描いた作品ということに気付くことができるのです。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 30

92.1 8 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング8位
化物語(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★★ 4.3 (13386)
47402人が棚に入れました
高校3年生の少年 阿良々木暦は、文化祭の準備をしていた5月のある日、3年間ろくに話したことのないクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまう。ひたぎは体育の時間には全く参加せず、病院通いを続けているのだが、実は彼女には体重と呼べるものが殆ど無かったのである。暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと執拗な脅しを受けるが、それにもめげず彼女の秘密に対する協力を申し出る。彼女によると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さをそっくり持っていかれたのだと言う。

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、櫻井孝宏、喜多村英梨、井口裕香

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

巧みさが光る名作です(゚ー゚☆キラッ

★化物語ってすごいですよね(*^▽^*)
私は原作の方は未読なのですが、本作品が原作読まれた方々からも評価されているのは納得出来ちゃ
いました♪
「化物語」の特徴は、その台詞の多さからも分かりますように、とても軽快かつ巧妙で淡白な言い回し
の会話劇によって作り出される独特な世界観ですよね。
これこそ原作者、西尾維新さんの真骨頂と言うべき言葉遊びなのでしょうね♪
そんな個性的な作風である原作を、壊すことなくアニメ化させた要因として「演出」と「BGM」の力が
とっても大きい存在なんじゃないかなぁーって感じました。
 
演出の奇抜さには定評があるシャフトさんですが、今回の作品で強烈なインパクトを与えていたのは
斬新かつ巧妙な「テロップワーク」ではなかったでしょうか♪
視聴者が全てを理解して、読み取れる様な物ではないのですけど、あらゆる角度から迫りくる活字の
インパクトは個性的な言い回しをより個性的な印象にしてたように思えました。
また、活字以外にもシャフト得意のカメラワークや色彩ワークは見事でしたね♪
白・黒・赤・青・黄の原色を前面に押し出した作画はかなり特徴的に感じました。
 
作中に流れる、その場面ごとの雰囲気を盛り上げてくれる「BGM」も個性的だったと思います。
シンプルな音色とリズムを反復させる手法が物語により臨場感を与えていたのでしょうね♪
アニメにおいての大きな要素である物語・演出・作画・音楽がうまくまとまっているから、魅力的な
作品として「化物語」が出来上がってるんだなって感心しちゃいました。
 
■化物語のストーリー構成と一言感想♪
各ヒロイン毎のストーリーを5つに分けて構成されているので、間延びすることなく、分かりやすい
構成になっているので、とっても好感がもてました♪
 
●「ひたぎクラブ篇」
 戦場ヶ原 ひたぎ(senjyogahara hitagi)メインのストーリー
 ひたぎ様ご降臨って感じですね♪とにかく容赦の無いひたぎ様w
 徹底したツンドラっぷりには敬服するしかないですね(>o<")
 「重み」という言葉について考えさせられちゃいました♪
 
●「まよいマイマイ篇」
 八九寺 真宵(hachikuji mayoi)メインのストーリー。
 小学生らしい愛らしさと、わんぱくっぷりが魅力でしたねw
 おぱんつ丸出しでダウンする姿も可愛かったですよ(>_<")
 ありゃりゃ木との絡みは面白かったですよ♪
 
●「するがモンキー篇」
 神原 駿河(kanbaru suruga)メインのストーリー。
 百合系腐女子とは・・・スパッツの秘密とは!?・・・
 ひたぎ様をこよなく愛する妹分って感じでしたね♪
 
●「なでこスネイク篇」
 千石 撫子(sengoku nadeko)メインのストーリー。
 花澤さんらしい可愛らしいキャラですね♪
 しかも、ブルマとか・・・旧旧スク水とか・・・萌え要素たっぷりでしたねw
 
●「つばさキャット篇」
 羽川 翼(hanekawa tsubasa)メインのストーリー
 障り猫となった翼ちゃんも魅力的でしたにゃ~(=^・ω・^)
 最後に影の位置を忠告するシーンは名場面でしたね♪
 
■総評
泣けるほどの感動はないのですが、とにかく観て楽しいし記憶に残る作品っていう印象でした♪
主人公のありゃりゃ木の性格がとっても好感がもてて、唯一嘘を付いたのもひたぎちゃんの為の嘘だ
し、裏表のない素直で真っ直ぐなところがひたぎちゃんにはお似合いだと思いました♪
どのキャラも個性的で好感が持てるのが本作品の良いところでもありますよね。
シリアスあり、感動あり、笑いもシュールで好感良し、テンポもよ~しなので、一度はご覧になって
欲しい作品のひとつですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『staple stable』・・・ひたぎクラブ篇
 歌:戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
 軽快でポップなサウンドとドライな口調のひたぎちゃんの心の中を見れたような歌詞なのです♪
 
OP曲『帰り道』・・・まよいマイマイ篇
 歌:八九寺真宵(加藤英美里)
 テクノポップなサウンドが八九寺ちゃんの声にピッタリな可愛いナンバーなのです♪
 
OP曲『ambivalent world』・・・するがモンキー篇
 歌:神原駿河(沢城みゆき)
 沢城みゆきさんの声にピッタリなロックナンバーなのです♪
 
OP曲『恋愛サーキュレーション』・・・なでこスネイク篇
 歌:千石撫子(花澤香菜)
 「ふわふわり~♪ ふわふわる~♪」この曲可愛すぎます! お気に入り確定♪
 花澤さんのファンの人はきっと悶え死ぬ一品ですねw
 
OP曲『sugar sweet nightmare』・・・つばさキャット篇
 歌:羽川翼(堀江由衣)
 バイオリンとギターの協奏がかっこ良いOP曲らしいナンバーです♪
 
ED曲『君の知らない物語』
 歌:ryo(supercell)
 クリエイター集団「supercell」のメジャー初シングルなのです♪
 
2011.07.13・第一の手記
2011.07.14・誤字修正
2011.10.28・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 183

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

こんなの初めて…なんです♡

*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。o

原作 - 西尾維新「化物語」(講談社BOX)
キャラクター原案 - VOFAN
監督 - 新房昭之
シリーズ構成 - 東冨耶子、新房昭之
キャラクターデザイン・総作画監督 - 渡辺明夫
シリーズディレクター - 尾石達也
ビジュアルディレクター - 武内宣之
美術監督 - 飯島寿治
色彩設計 - 滝沢いづみ
撮影監督 - 会津孝幸、江藤慎一郎
編集 - 松原理恵
音響監督 - 鶴岡陽太
音楽 - 神前暁
スーパーバイザー - 太田克史
プロデューサー - 岩上敦宏、針生雅行、久保田光俊
アニメーション制作 - シャフト
製作 - アニプレックス、講談社、シャフト
次回予告脚本 - 西尾維新
次回予告作画 - 針玉ヒロキ
放送期間 - 2009年7月3日 - 9月25日
話数 - 全15話

(以上Wikipediaより引用)

*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。o


タイトル通り「こんなの初めて…なんです♡」って、
言いたくなるくらい、私にとってこの作品は衝撃的
な出逢いになりました。


私が観た初めてのシャフトさん制作の作品。
それはもう何が凄いのって、作画、構成、セリフ、キャラ、
曲の良い意味での濃さなんです。

原作は未読なんですが、とにかく何もかもが斬新なんです。

その中でも群を抜いて強烈な魅力を放つのが、ガハラさん
こと戦場ヶ原ひたぎ様です。崇めなさい。

彼女が織りなす毒舌、暴言、恐喝まがいの行動は
ピンポイントで心を撃破するトマホーク級の命中率。

でも、そんな彼女が時折垣間見せる手のひらを返した
ような乙女チックな阿良々木暦君への一途な思い。

そしてそこから生じるとてつもないギャップの波動‼︎

まぁ何たることでしょう!

私の中でツンデレキャラ1位として長らく
君臨していた大河ちゃんをいとも簡単にそのクィーンの
座からコロコロと蹴落としてくれました。

そんなひたぎ様をまともに受け止める阿良々木君も
これまた尋常ではありません。

阿良々木君、出来ます!

結局のところ、阿良々木君のハーレム状態なのですが、
そこに嫌味を感じさせない話の展開も好きです。

その他にも超個性的なキャラが一杯出てきます。
そこまで掘り下げて書くと多分大変な事になりそうなの
で、そこは見てのお楽しみという事で…

でも、1つだけ言わせて下さいね。

忍ちゃん、可愛いい♡

皆さんが良く言われます文字を多用したり、実写を取り
入れたりしたストーリーの展開とか確かに好き嫌いが
分かれるかもしれません。

でも私は非常に斬新で芸術的な感じで見れました。
建物や背景、室内の装飾、その時に流れるBGM、
台詞回し。
全てをひっくるめて、物語全体がアートの様に感じます。

あと特にアップになった時のキャラの眼の描き方とか
大好きです。目ぢからハンパないです。

たまに女性キャラなんですけど、腰がピョン、スカートが
ヒラリってなる所も好きです。
(わかりますでしょうか…うん、うんって方がいましたら
嬉しいです)

ただ、全体的に言える事なんですけどキャラが首を傾げる
シーンが多くて、(特にガハラさんとアララギくん)
見てるこっちまで肩が凝りそうです。
視聴される方は肩凝りに注意してね。
(後で知りましたけれどシャフ度とかシャフ角っていう
有名な演出みたいですね。)

OP・EDとも色んなタイプの曲があってとても楽しめます。
有名な「君の知らない物語」をはじめ、八九寺真宵ちゃん
の曲とかウキウキしちゃって毎回踊りたくなります。

声優陣も神谷浩史さん、櫻井孝宏さん、斎藤千和さん、
沢城みゆきさん、花澤香菜さん、堀江由衣さん、
加藤英美里さん、喜多村英梨さん、井口裕香さんと
私的には声優オールスターズにかなり近いです。

と長くなりましたが普通のアニメに飽きた方、
是非一度はご覧になって下さい。
ちょっとクセはありますが、お気に召されましたら
ドップリハマる事間違い無しですっ。

しかし、神谷さんと斎藤さんどんだけ台本厚いんでしょ…

以上、戦場ヶ原ひたぎ様でした。崇めなさい。


【主要登場人物・出演者】

阿良々木 暦 - (CV:神谷浩史)
戦場ヶ原 ひたぎ - (CV:斎藤千和)
羽川 翼 - (CV:堀江由衣)
忍野 メメ - (CV:櫻井孝宏)
忍野 忍 - (CV:坂本真綾)
八九寺 真宵 - (CV:加藤英美里)
神原 駿河 - (CV:沢城みゆき)
千石 撫子 - (CV:花澤香菜)
阿良々木 火憐 - (CV:喜多村英梨)
阿良々木 月火 - (CV:井口裕香)
戦場ヶ原父 - (CV:立木文彦)


【主題歌】

オープニングテーマ
「staple stable」(第2、6、7、11、12話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)

「帰り道」(第4話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 八九寺真宵(加藤英美里)

「ambivalent world」(第8話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 神原駿河(沢城みゆき)

「恋愛サーキュレーション」(第10話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 千石撫子(花澤香菜)

「sugar sweet nightmare」(第14、15話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 羽川翼(堀江由衣)

テーマソング
「君の知らない物語」
作詞・作曲・編曲 - ryo / 歌 - supercell(Sony Music)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 137

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

『化け』『物語』ではない!『化物』『語り』。それが『化物たかり』。。。。失礼、噛みまみた。(90点(コメンタリー含む))

全15話。
小説原作。原作未読了。

個人的満足点:90点(コメンタリー含む)
アニメ系統:ファンタジー会話劇

かなりの人気ということから視聴を開始した。
まずはその独特の映像に魅せられた。
今までのアニメで観たことの無い映像遊びというのだろうか。
かなり衝撃的だった。

そして、メインヒロインのひたぎさんの登場シーン。
そして、ひたぎさんのツンデレぶりがまた衝撃だった。
「蕩れ」との出会いでもあった。

「蕩れ」って何って方のために少しだけ、
蕩れ
読み:とれ
意味:「萌え」の上級用法
変換方法:「みとれる」で「見蕩れる」
    :「とろける」で「蕩ける」

まさに「みとれる」「とろける」のであるw
作中のひたぎさんの発言から始まった。
おっと「蕩れ」について語りすぎた。

肝心の物語は各ヒロインごとに数話くぎりで
ヒロインと妖怪との話が展開される。
「ひたぎクラブ」 2話
「まよいマイマイ」3話
「するがモンキー」3話
「なでこスネイク」2話
「つばさキャット」5話
という構成で話は進んでいく。

個人的には「まよいマイマイ」がお気に入りである。
別にロリってわけじゃないんだからねw
主人公、阿良々木とヒロイン真宵の掛け合いが実に面白かけった。。。失礼、かみまみた。
最後にホロリとさせられる話もなかなかよかった。

しかしながら、ストーリーはそこまで面白いってほどでもないなあと思っていた。
ただの怪異退治の話なのか?
何故このアニメこんなに人気があるんだろう。
この時の私と同じ感想を持った方は結構いるのではないかと思う。

そう、私は初見の時にこのアニメの見方を間違っていた。
このアニメの見所は『会話劇』である。
早口でのキャラ同士の掛け合いが実に面白い。

原作者様のお言葉を拝借いたしますと
「ツンデレとゲレンデって響が似てるよね」
「ゲレンデといばボーゲンじゃない?」
「ボーゲンって漢字で書けば暴言だよね」
という三段論法から生まれた話だということ。
そんなバカな掛け合いを存分に楽しむ作品。

そして、そんな『会話劇』を見事に成立させている声優陣にも脱帽である。
目まぐるしく変わる映像にピタリとセリフを合わせる声優陣。
セリフ回しも原作に極力忠実に行うよう配慮されている。
そんな巧みの技を魅せる声優陣はかなり豪華で
神谷さん、千和さん、堀江さん、カトエリ、みゆきち、花澤さんなどなど。
(神谷といったら明だろ?と思った貴方はアラサー以上w)

会話劇を楽しんだ後は映像遊びを楽しんでいただきたい。
さまざまなカメラワークに光と影の演出。
シャフトならではと言ってよいのではないだろうか。
映像に隠された色々な仕掛けも楽しみどころ。

またOP曲も各ヒロイン毎に変わって、それが実に新鮮だった。
テーマソングの「君の知らない物語」は必聴だ。

全体的に実に衝撃的なアニメということは間違いないだろう。

おっと、大事なことを言い忘れていた。

★ここ重要!!!

化物語のさらなる楽しみはキャラクターコメンタリーにあるといっても過言ではないだろう。
コメンタリーでも各声優さんが各キャラを演じているのだ。
そして、そのキャラ達で本編に対して突っ込みしゃべくりまくるのだ。

これが実に楽しい。むしろこっちがほんぺn・・・・。
化本編を楽しんだ方でコメンタリーまだの方は是非確認してほしい。
レンタルDVDにも収録されているので是非。
もっと化物語が好きになることだろう。
(私はコメンターを聞いて会話劇だということを認識したw)

重要なことなので最後にもう1度だけ、このアニメは『会話劇』なのである。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

スルメアニメだわこれは。
知れば知るとほど味が出てくる。



最後にちょっとだけ、このアニメの特殊性を追記。

このアニメあちらこちらで紙芝居と言われ絶賛or酷評されているのではあるが、
紙芝居ととらえている部分が違うのでは無いかと個人的に思う。

このアニメ、リアルオンエアの時、特に10話なのであるが
正直ひどい。
ニコなどで比較動画を探していただければ分かるが相当ひどい。
オンエアの10話を見て紙芝居と言っている方は酷評していると思われる。
私のようにDVDやBDでしか視聴していない物にとっては
文字などが目まぐるしく変わるのが紙芝居になってしまっているので
斬新という表現になるのでは無いかと思う。

この辺りに絶賛と酷評の差が出てしまっているのかと思う。

まあ、TVでいくら時間が無いとはいえあれは酷い。。。
偽などもああならないことを祈るばかりではある。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 129

88.3 9 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング9位
ココロコネクト(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (4676)
22234人が棚に入れました
私立山星高校文化研究部内で次々と起こる実際ではあり得ない不思議な現象、<ふうせんかずら>による謎の企み、それにより主人公八重樫太一をはじめ永瀬、稲葉、桐山、青木の友情が成長していく。

声優・キャラクター
水島大宙、沢城みゆき、豊崎愛生、金元寿子、寺島拓篤、伊藤静、藤原啓治、大亀あすか、佐倉綾音、田中敦子、小野友樹、石原夏織、上坂すみれ、内田真礼、戸松遥
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<17話まで視聴完了> ミチランダムに見たむき出しの感情

<14話~17話 ミチランダム>

心の声というものは、他人には聞こえない。
表情でなんとなく本音がわかる場合もあるけれど
大抵は皆、表には出さない部分があるもので。
それは嘘というものばかりじゃなく、思いやりからだったり
気遣いから来るものなわけだけれど、度が過ぎるとキャラを
演じてるようになってしまう人も出てきたりする。

見せたい自分、相手に求められてる自分を演じきる。
それは時に必要な場面もあるけれど、実際疲れる。
理想と現実、表の自分と裏の自分の距離があればあるほど苦しむ。
もっと、自分の思うままに行動できて、ものが言えたら・・
「ミチランダム」の今回の4話はなかなか濃くて良かったと思う。
登場人物それぞれの心理描写、心の変化、本音むき出しの激しい感情が
ものすごく伝わってきて、リアルだった。

人の本質なんて、本当は自分でさえ気づけてない部分が
あったりするのだよね。
あけすけに何でも言っていいわけじゃないし、時には気遣いも必要。
それでも、できるだけ本音で何でも話し合える友達がいたら
それはとても幸せなことだと思うし、そういう相手は大切にしたい。

伊織中心の今回の話だったが、デレ稲葉も相変わらず可愛かったし
太一の小悪魔風味な妹なんかも面白かった。

ところで・・この作品、まだ続くの?
最終回なのか、なんなのか・・・
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<13話の感想>

14話からはミチランダムが配信という形で始まるようだが
TV版の最終回は観終えたので、一旦区切ろうと思う。
っていうかさ、なんでこのカコランダムを最後に持ってきたかな。
これ、順序変えたほうがもっと爽やかに感動して終われたんじゃないかなぁ?
例えば、カコランダムは「ヒトランダム」のあとに持ってきて
{netabare}
「キズランダム」の稲葉の告白で終わらせたほうが最終回らしく
また、次の「ミチランダム」に繋げやすかったんじゃないの?
まぁでも、伊織の家庭の問題解決が5人の絆を深めることにもなるし
フウセンカズラとの兼ね合いもあるから仕方ないのだろうけれどね。
{/netabare}
でも今回のカコランダムの後にどうせまたミチランダムがくるなら
って、正直思ってしまった。

それだけ、出だしが良くて期待していたからね。
毎回、いろいろ感じさせてくれるストーリーだったし、
彼らのフレッシュな魅力と、さまざまな経験を経て培われていく友情が
観ていてとても好感持てたので。

今回、すごく共感できたのは「どんな過去であっても否定しない」ってこと。
いろいろな過去が人それぞれあって、時には辛かったとしても
それらがあって今現在の自分があるわけで。
過去を否定してしまったら、自分を否定してしまうし
過去をないものにしてしまったら、自分を消去してしまうことになる。
もし、やり直しができる能力をもらったとしても、それでは
せっかくの経験と学習が泡になってしまう。
{netabare}
だから今のままでいい、って決心した伊織は清々しかった。
{/netabare}

そこには、仲間達との強い絆で結ばれた自信が伺えた。

喜び、哀しみ、愛しさ、せつなさ・・それらを経験して
時には激しく衝突し、時にはやさしく労わりながら
お互いを理解しあってきた彼らは、1人1人がすごく成長できたと思う。

辛い部分もあるけれど、100%目をそむけて逃げるのじゃなく
立ち向かうことも必要で、だけどそこで大事なのは・・・
一人だけで何でも背負って解決しようとしないこと。
仲間を頼りにしたっていいのだ、困った時は甘えたっていいのだ。
そんなことを考えながら観て、自分にも言い聞かせていた最終回だった。
-------------------------------------
<12話の感想>

今回は青木と唯がメインのお話。
時間退行している間の過去をリアルに見ることで
部員たちそれぞれが理解を深めていくとともに
本人もまた、内面的に成長があるようで。
過去にさかのぼって、その時の自分に会えたら忠告したいと
思うことが時々あるけれど、なんとなくそれに近い感覚。

誰にでもターニングポイントとなった時期が過去にいくつも
あって、でもそれを乗り越えることで強くなったり
今の自分に自信を持てるようになるのだよね。
今回のカコランダムはそれをみんなで共有して
記憶していくことに意義があるのだろうな。

さて太一は次週どうなるか?最終回だったかな?
見逃せません。
--------------------------------------
<11話の感想>

今回からは時間退行が始まってしまったようで。
太一以外のメンバーはそれぞれ11歳の頃だったり6歳の頃だったりと
さまざまな何らかの意味がある時期に一定の時間帯だけ退行する。
彼らはその頃の想いや出来事を思い出し、高校生の今とは違う何かに
気づいていっている様子。
しかし太一だけは「ナイト」としての役目があるということで
時間退行体験はない模様。さてこの「ナイト」とは?
当然、彼の今までを見ればわかるけれど、自己犠牲的な性格を
最大限に利用することで、また利用せざるを得ない中で
太一自身にとっても何らかの気づきになるのかも。
それにしても、幼くなった稲葉や伊織たちが可愛かったーw
----------------------------------------
<10話の感想>

観ていた日の個人的な気​分と稲葉が重なってしまって、
彼女と同じくらい泣いてしまった。
タイミングよく伊織に欲望開放が起きたからというのもあるけれど、
稲葉に叫ぶようにして言い放った言葉の数々は、自分の心にも突き刺さって。
だけどそれは不愉快じゃなく、むしろすごく嬉しい言葉で。

人には長所も短所もある、大好きな部分もあれば嫌いな部分もある。
でも、ひとまず全部通してその人を受け止め、受け入れる。
それは「ほんとうの友達」として認めるということ。
たとえ恋敵になったとしたって正々堂々と取り合う。
どちらが勝とうが、そんなことで自分達の友情は壊れない。
そう言い切ってくれる鮮やかで熱い友情は、見ていて心地良いし
とても共感できる。

言いたいことを友達に言う以上に、
相手が言いたいことをこの胸に受け止めることのほうが
ずっと深く友情を感じるものなのだなと、あらためて感動した。
幼い子どものように泣きじゃくったり、嬉しそうに笑ったり
そんな稲葉の表情豊かな部分が初めて観れたのも良かった。

伊織もすごくいい子だけれど、さて・・今後の展開はどうなるのかな?
すごく気になる~
---------------------------------------
<9話の感想>

そっかーイナバーンの大事な話は次週に持ち越しかー
まぁ観ているこちらは、もう薄々気づいているのだけど。
彼女の葛藤、視線が痛いほどよくわかる。
次週が今からとても楽しみ。

人は誰もみな、望んでいなくとも傷つけあってしまうことが多くて。
そこで亀裂が深く入ったままなら、友情もそこまで。
でも、傷つけられたり傷つけてしまった経験は、人を学習させ成長させる。
それまでどんなに長いこと閉じこもっていたとしても、
ひとりだけではどうにもならない問題もあるからね・・

この作品は、高校生達のフレッシュな日々と暗鬱とした想いとの
ギャップをリアルに見せながら、心開くとはどういうことか、
真の友情とはなんなのかを伝えているような気がしている。
-----------------------------------
<8話の感想>

人は誰しも、誰かを傷つけてしまうもの・・なのかも。
傷つけあうことを恐れていては前に進めない。
傷つけられた時以上に、相手を傷つけてしまった時のほうが
ほんとうは絶望感って大きかったりするよね。
そんなことを想いながらの今回のお話。
まずは視野を広げようじゃないかと。
一番大切なものは何か、自分はどうしたいのか?
目先のことに惑わされずに、見極めることが肝心。
{netabare}
一旦、5人はバラバラになってしまったかに見えるけれど
それは今後の結束を高めるための第一歩になるんじゃないかな?
{/netabare}

今回は特に学級委員がいい仕事してた(笑)
--------------------------------------
<7話の感想>

相変わらずテーマがブレることなく、深い。
精神医学的な分野からじっくり考察してみたくなるけれど
それは最終回が終了して、私に余裕があったらにしようと思う。
今回は欲望開放というより、衝動開放って感じだったかな。
抑えきれない衝動を吐き出す、普段は理性で抑えることが
できている言葉を、言い換えることなく素のままぶつけてしまう。

{netabare}
結果的に本人は、心が開放されるからスッと落ち着けるものの、
一度口に出した言葉は新たな傷を生み出すし、記憶はそう簡単に
消えてくれはしないから。
でも、彼らにとって唯一の救いは、これが「ふうせんかずら」の仕業である
ってことがわかりあえていること。
責任の所在がハッキリしているから、彼らは結束していられる。
でも、そろそろ大きなシャッフルが出てきてもいい頃かもね、物語的には。
{/netabare}
------------------------------------------
<6話の感想>

おぉ・・やっぱり再び登場したか、ふうせんかずら。
今度の現象もなかなか厄介ながら深いところを突いてくるよね。
人の心には必ずといっていいほど、何らかの傷や劣等感があるわけで。
表面では取り繕っているものの、一人になった時
それらはある日突然芽を出し始める。
特に表と内側の差が激しい稲葉や永瀬は危なそう。
ますます次回が見逃せなくなってきたわ。
--------------------------------------
<5話の感想>

今回は、いろんな意味でとにかく必見。
後半、うるうるきてしまったけれど、ふうせんかずら・・
アンタ何者なんだ!?
{netabare}
どうやら1話から続いていた人格入れ替わり現象はこれで一段落?
{/netabare}
でも、まだまだ別の現象が起きて、彼らの心をかき乱したりするのかな。
けど、悪いことばかりじゃなく、何かしらそういった体験で
得るものがあるってことに気づいていく彼らなのかもね。
-----------------------------------------
<1話~4話までの感想>

横浜を舞台に、私立高校文化研究部の部員5人に次々と起こる不思議な現象。
例えば、AさんとBさんの人格が入れ替わって大騒ぎしているとすぐ戻ったり。
今度はCさんとBさんDさん、3人の人格が入れ替わったり。
外見だけは変わらないまま中身が変わるというと、だいぶ昔に
大林監督が撮った小林聡美、尾美としのり主演の映画『同級生』を
思い出さずにいられなかった。

まだ思春期を卒業していない年頃の男女が入れ替わってしまうって
もうそれだけでセンセーショナルなわけで。
まずは膨らんだ胸を触ってみたり、トイレに駆け込もうと、
女子生徒の姿のまま男子トイレに蟹股で飛び込んでみたりと
描写もなかなかリアル。

そしてどうやら、この物語の見どころは、
1人1人中身を入れ替わってみることで、相手の家庭の事情を知ったり、
トラウマに気づかされたり、今まで表面には見せずにいたそれぞれの
悩みが暴露されていくことにより、それらを部員たちが知って
以前よりいっそう理解を深め合おうとする姿なのかもしれない。

テーマとしてはサイコサスペンスっぽくも演出できる内容だけれど、
OP曲からして朗らかに明るいのも、深く考えれば考えるほど
どっちなんだろう?と気になってくるし、まだもう少し観ないと先が読めない。
そして当然、それが楽しみでもある。

とにかく、5人の人物背景がとても興味深い。

【八重樫太一】
{netabare}
プロレス好きの理由は「受け身の美学」と言う主人公=八重樫太一。
天然で、正直で、生真面目で、困っている人や苦しんでいる人を
助けずにいられない性格で、しかも代わりに自分がその痛みを
背負おえばいいと思ってしまうような面がある。
観ていてこの太一が自分と性格が被る部分があるので
女の子から「自己犠牲野郎」などと呼ばれるとズキンっときてしまう(苦笑)
彼の今後の課題は、「自分」の本音をさらけ出すことかもしれない。
{/netabare}


【永瀬伊織】
{netabare}
なんと母親が次々に夫を代えるものだから、父親になった人が何人もいるという。
さまざまな父親という他人と接する間に、相手に求められているものを即座に
察知する能力が備わり、演技してしまう癖が抜けずにいる。
そのため「自分」がなくなってしまっていることが悩みの種。
学校でもハイテンションな振る舞いをしているが、自宅で1人の時の彼女を
観た感じ、太一ととても似たもの同士な雰囲気がある。
{/netabare}


【稲葉姫子】
{netabare}
歯に衣着せぬ物言いで、ズバズバなのは観てて楽しいけれど、
こういう人間こそ、本当は深い闇があったりするもので。
メンバーの中で一番クールで大人びた印象。言葉遣いは男っぽく、
やや乱暴な感じもするが、感受性は人一倍強いように感じる。
そう思っていたら案の定、4話で「人間不信」が発覚した。
それでも、彼女みたいな人は周囲の人間との交流次第で大きく化けるはず。
付き合い方は難しいが、じっくり腰をすえて縺れた糸をほぐしていきつつ、
ある程度の距離感は必要なんだろうな。。と思う。
{/netabare}


【桐山 唯】
{netabare}
メンバーの女子の中では、一番女子力が強そうでいて、実は男性恐怖症。
空手を習っていたりもしたが、やめた原因も男性恐怖症になった原因も
同じところにあるというが、太一のおかげで徐々に立ち直りつつある感じ。
{/netabare}


【青木義文】
{netabare}
今で言う少しチャらい感じの印象を持つ男子だが、実際は心優しい人であり。
こういう男子ってけっこう純粋で繊細で、一途だったりするのだよね。
ただ、表現方法的に不器用なだけ(笑)
一昔前だと体育会系もこんな感じだよね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 129
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これからの人生にヒントをくれるテーマ

原作未読。

文化研究部の5人の元に、「ふうせんかずら」と名乗る人物が現れる。
ふうせんかずらの力で、5人の感情を混乱させる不可解な現象が発生。

・人格入れ替わり
・欲望解放
・時間退行
・感情伝導

どうやってそれに対処していくかが描かれる。


人間の心理を扱った珍しい作品。
かなり挑戦的な内容で、人間の心に詳しくないと描けません。
もちろん、細かく見れば穴はたくさんあったと思います。
しかし、ざっくりと表現されつつも、メッセージは十分に伝わってきました。


テーマは読んで字のごとく、「心」と「つながり」。

・本来持っている自分を知る
・感情の変化へ対処する
・時と場所で性格を使い分ける
・自分が本当に望んでいることを見つける

どれも成長していくうえで大事な要素です。
そのあたりのポイントをしっかり押さえています。


このアニメには、ユニークな5人のキャラが登場します。
私にはそれぞれが「人が持っている性格の一部分」に感じられました。
「性格」というのはどの部分が強く出ているかの違いでしかないのかもしれません。


「その場をうまくやりすごすために、自分を演じる」というセリフがあります。
いわゆる仮面です。

こうやって仮面を被って生きていくことは、社会生活を営むうえで必要不可欠です。
その切り替えが多く発生するほど、本来の自分を見失ってしまいます。
本当の自分を見つけるというのは並大抵のことはありません。
探すだけでも相当なエネルギーを消費します。
{netabare}
ただでさえ仮面をかぶり続けてきた永瀬伊織。
14~17話で、永瀬伊織はエネルギーを完全に使い果たしました。
それを支えてくれたのが周りの仲間たち。
{/netabare}
ですから、自分を客観視してくれる人を見つけるのが理想的です。
そうすれば、自分を見失ってしまったときに助けになります。

まあ、実際には人間の心は簡単に変化しません。
周りの力を借りながら、ゆっくりと変化していくものです。

……ですが、そんな悠長に描いていたら一生かかります。
コンパクトにせざるを得ないのは仕方がないところです。

そこでふうせんかずらの出番というわけです。

ふうせんかずらの学名は「Cardiospermum halicacabum」です。
ギリシャ語の「cardia(心臓)」と「sperma(種子)」からきています。
種がハート型をしているためです。
英語では「heart seed」とも。

ふうせんかずらは、人の心に介入して成長を強引にうながす。
そんなココロの種の役割を果たしているんですね。


17話まで見終わって私の性格をキャラで分析してみました。
{netabare}
八重樫太一:6
青木義文:3
桐山唯:3
永瀬伊織:10
稲葉姫子:2
ふうせんかずら:8

伊織の「仮面をかぶり続けてきた」「ためにためまくっていきなりぶちきれる」。
これ、少し前の私にそっくりなんです。
しかも、「今までの自分があるからこそ、今の自分、そして今の仲間がいる」「過去に戻ってやりなおせるとしても、戻るつもりはない」という信念まで一緒です。
ミチランダムでは、伊織に感情移入しっぱなしでした。
人間観察や感情のコントロールが好きなところは、ふうせんかずらに似ています。
自己犠牲野郎な部分は、太一に似ていますね。
{/netabare}
こんな私ですが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

投稿 : 2024/06/29
♥ : 118
ネタバレ

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

~異路同帰~

平穏が崩れたその時、五人の関係は形を変える―――――


八重樫太一・永瀬伊織・稲葉姫子・桐山唯・青木義文の5人に起こる不思議な現象の数々。
異常現象によって文研部メンバーが抱える様々なトラウマや苦悩が浮き彫りになっていく…。
文研部5人の心の傷を、ときにコミカルに、ときにシリアスに描いた『愛と青春の五角形コメディ』

この作品で最も感心し驚かされたのが、主要キャラ5人を演じる声優陣の力です。
なぜならヒトランダムでは自分が演じるべきキャラクターはもちろんのこと、
他に4人分の役柄を演じ分けなければなりません。
それは人物ごとの話し方の癖であったり語尾のニュアンスであったり…。
視聴者に誰と誰が入れ替わったかを認識させることはとても難しいことです。
と同時に本作のような入れ替わりものが成功する大きなファクターでもあると思います。
そこを見事に表現していた職人芸には舌を巻きました。
キズランダムやカコランダムにおいても素晴らしい演技の数々に魅せられました。

◆ヒトランダム
{netabare}
『視点の転換が、悩みを解決へと導く』

文研部のメンバーが最初に体験した現象、それは「人格入れ替わり」
これによって自分の秘密を知られたり、また相手の秘密を知ってしまう危険が出てきます。
実際、唯、稲葉、伊織の3人は自らのトラウマを他人に知られてしまいました。
しかしこの現象のおかげで結果的にトラウマは解決する方向へ。
なぜなら3人とも悩みを一人で抱え込んでいたからです。
自分にとっては深刻なことのように思えても、周りからすれば案外大したことないかもしれません。
別の視点から見ることによって逆転の発想で悩みは解決できるかもしれない。
ひとりで悩まずに周りの仲間を信頼して相談することの大切さが描かれていました。
「人格入れ替わり」を体験したことによって、文研部の5人はより絆を深めていきます。
{/netabare}


◆キズランダム
{netabare}
 『相手を本当に理解したければ、傷つくことを怖れず真正面からぶつかり合え』

次に文研部メンバーを襲ったのは「欲望解放」
普段は自制している感情が抑えきれなくなるというまたやっかいな現象です。
それぞれが別の方法で文研部の関係性を維持しようとし、余計に亀裂が深まっていきます。
しかし今回は文研部という小さな枠の外にいる人達の意見によって解決への糸口が見えました。
他人の気持ちを完全に理解することなんてできない。
それでも私たちは他人の気持ちを自分の理解に当てはめようとする。
だから人は傷つき、傷つけ合ってしまう。
でもそれを恐れていては何も始まらないし何も進まない。
「ぶつかり合わないと、なかなか本当の友達にはなれないもんだしな」
キズランダムのMVPは間違いなく、藤島さんとごっさんです!
{/netabare}


◆カコランダム
{netabare}
 『昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう』

今回は、12時から17時までのあいだ太一以外の4人がランダムに年齢が退行するという「時間退行」
この現象のポイントは、退行時は記憶も当時のものとなり
さらに退行が終わっても変化していた当時の記憶が鮮明に思い出されるということ。
それは心に閉まっていたはずのトラウマや後悔が再び蘇ってくるということでもあります。
昔好きだった人と唯を重ねて見てたのではないかと悩んでいた青木でしたが、
持ち前の行動力のおかげで自分の気持ちを整理することができました。
今を変えれば過去も変わる。
失敗した自分や後悔した自分、その全ての過去の自分を肯定して今を生きる。
今ある悩みの原因は決して過去にはありません。
一歩一歩しっかりと前に進むことによって、きっと未来も変わってくると思います。
{/netabare}


◆ミチランダム
{netabare}
 『自分らしくある必要なんてない、“らしさ”は後からついてくる』

感情が口に出さなくても他の人に伝わってしまう現象、「感情伝導」
想いが伝わらなくて苦悩することが一般的には多いですが、
この現象では想いが伝わってしまうからこそ生じる苦悩が伊織を中心として描かれていました。
伊織は周りに期待される自分と本当の自分とのギャップに悩み心を閉ざしてしまいます。
周囲に望まれる自分を演じ続けることはとても辛いことです。
ありのままの自分では自信がなくて、他人の目が気になって…
でもそうしないと彼女は自分の居場所を見出すことができませんでした。
しかし本当の伊織を知ってもなお、彼女を受けとめてくれた文研部メンバー。
彼女を信じ、肯定してくれる仲間がいた。
これから伊織は少しずつ自分自身と向き合い、認めてあげる勇気を持つことだと思います。
ありのままの自分を肯定してくれる場所がある、それはとっても幸せなことですね。
{/netabare}



本作のテーマとしてどのエピソードにも共通して言えることは、
「悩みは一人で抱え込まないで、勇気を持って周りに相談することが大切だ」ということ。
その部分はしっかりと伝わってきました。しかしワンパターンな展開だったことは否めないです。
他の作品では徐々に登場人物のトラウマや葛藤が明らかになっていくのに対し、
本作はその部分が〈ふうせんかずら〉によって無理やり引っ張り出されます。
これにより物語をコンパクトに収めることができた反面、主題が全面に押し出されすぎた感じが…。
とは言いつつも、全体的には楽しく観ることができました。
〈ふうせんかずら〉という存在に違和感を覚える方もいるかもしれませんが、
そこを許容できれば意外と深いテーマに考えさせられ、入り込めるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 85

85.9 10 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング10位
ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1011)
5217人が棚に入れました
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。
名前は、アリス。
絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣、島﨑信長、前田佳織里、近藤玲奈、石原夏織、小林沙苗、森川智之、岩瀬周平、木島隆一、潘めぐみ、村田太志
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アリス イン ワンダーランド

A-1 Pictures制作。
人気の高いアリシゼーション編開幕。

ラースが開発する新型フルダイブシステムは、
VRワールド内部の記憶を現実に持ち出せない。
極めてリアルな仮想世界アンダーワールド。
相変わらずの音響効果で臨場感が凄い。

これは神への挑戦。
量子脳力学は人の心の光の揺らぎを捉え、
真のAI、人工知性を創ることへ向かうのでしょう。
導入部という点では過去シリーズ最高です。

6話視聴追記。
{netabare}壮大な文明シュミレーション、
システムから逸脱する人工知能。{/netabare}
もう少し仕掛けが早ければと願いますが、
丁寧な展開と好意的に考えましょう。

13話視聴追記。
{netabare}図書室の賢者カーディナルが語る、
仮想世界の秩序「禁忌目録」の成り立ち。{/netabare}
カーディナルの存在は世界観に、
大きな影響を与え物語に深みを生む。

前半最終話視聴追記。
技術的特異点を巡る問題でしょうか。
{netabare}心の痛みこそが人であることを教えてくれる。{/netabare}
後半怒涛の展開に興味は尽きず、
欠点はあるも映像も物語も堪能出来ました。

新世代のグローバルヒストリーへ。
これは次章に期待しましょう。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 84
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハロー『アンダーワールド』

原作未読


そりゃあ観ます。分割4クールの半分24話を視聴完了。
長丁場にはなりますが、1期2期はおさえておきましょう。フェアリィ・ダンス編以降の伝統、アインクラッド起因のこじらせクンが今回もやらかしますし、ファンがアガるポイントも途中からでは掴みづらいでしょう。
SF要素を抜きで考えると、「ランボー」「パイナップルアーミー」みたいなPTSD発症した帰還兵の記録みたいなところありますよね。可能ならSAOサバイバーであるこじらせクンのメンタルケアはきちっとやってあげて欲しいものです。


4クールあるうちの半分ということで期待値抑えめで臨み、終わってみたらやや上回っていたかな、という印象。残り2クールに充分に期待できそうな中締めでしたが、評価は完結するまで据え置きです。

■SAO 1期
 アインクラッド編 フェアリィ・ダンス編
■SAOⅡ 2期
 ファントム・バレット編 キャリバー編 マザーズ・ロザリオ編

仮想と現実を行ったり来たりのSAO。とあるレビュアーさんの「これは異世界ではなくSF作品」とのご指摘が慧眼で、仮想と現実のリンクぶりが本シリーズの魅力に繋がってるんだと思ってます。○○編の各エピソード毎に微妙にずらしを加えて鮮度を保つ工夫もしてきました。
実を言うと、ハーレム、キリト無双あたりの要素ってわりと自分にはどうでもよくて、近しい未来図ってどんなだろう?が楽しみの大部分を占めてたりします。


そして本作『アリシゼーション』。ここでは、仮想世界での記憶を現実に持ち帰れないという新しい題材を持ち込みます。ダイブして戻ってきた後の記憶がない。
これまでは行ったり来たりの中で、どちらが自分の本当の居場所なんだろう?と懊悩する登場人物に共感したりしてたのが、まるであてはまりません。仮想はより独立した世界という位置づけとなるため、目の前で観てるのはSAOながら、「ちょっと何かが違う」違和感を内包したまま進行する展開でした。

・独立性の高い世界を作ったリアルでの目的は?
・独立性の高い世界のユニークキャラクター(アリス、ユージオ)の存在意義は?

{netabare}誕生直後の赤子の精神原型を複製してアンダーワールド内で成長させてどんなシミュレーションをしたいのだろう?副作用はどんなだろう?{/netabare}
全てが完結した時に明らかになるのでしょう。半分時点でどれくらい明らかになっているかは観てのお楽しみってところですね。壮大なお話になりそうです。

さてこの新しい題材。それに伴う変化。私は好意を持って受け止めてます。
エンタメ鮮度を保つこと以上に、仮想世界が行き着くひとつの到達点を提示してくれそうだからです。
マザーズ・ロザリオ編で “メデュキボイド” の思想は、横で綴られたユウキとアスナのストーリーと合わせて終末医療の一つの可能性を示しました。

{netabare}アンダーワールドは臨床試験をノーリスクでできます。これまで不可能だった人の行動心理の精緻なシミュレーションが可能です。

下衆い例えをします。ファンタジー世界を東京に置き換えてみて大地震を起こす。火災、家屋倒壊、備蓄量等事前にパラメータ設定し結果を収集。スパコンでも使えば有用な演算結果をいくらでも集められ、都市防災計画に役立てられます。発生火災の回避行動なんか世帯別で演算できそう。{/netabare}

{netabare}一方でノーリスクながら、倫理の葛藤に苛まれることになります。心を持ったこの仮想東京の住人の阿鼻叫喚を何度も何度もいや一回でも耐えられますか?という問題が付き纏うことになるでしょう。

脱線はこのへんで。
アリスもユージオも実世界には存在しない人格ってことで合ってると思うのですが、だからって切り捨てられるかってところですね。{/netabare}


冗長ないしやや緩慢と言われた展開は評価は分かれるでしょうが、これも悪くはありません。 “天命” “心意” “シンセサイズ” “フラクトライト” “ソウル・トランスレーター” その他もろもろ馴染みのない用語を繰り返し使う時間があって理解の助けになりました。

2019年秋からの続き。終わってみて肩透かしとならないようスタッフの皆さん頑張ってください。応援してます。


■ネタバレ所感
{netabare}それにしてもアドミニストレーターにとどめを刺したのが、チュデルキンの色欲というのが(笑)
仮に二人とも生きてたとして、どんな関係になってるんだろう?アドミンさん許すとは思えません。{/netabare}

実は陰のある神代凛子さんがお気に入りだったりもする。



視聴時期:2018年9月~2019年3月 リアタイ視聴

-----


2019.04.12 初稿
2019.09.22 追記
2020.08.01 修正
2021.08.04 修正

投稿 : 2024/06/29
♥ : 66
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

フラクトライトは電気人形を人間に進化させられるか?

アニメーション製作:A-1 Pictures
監督:小野学、
総作画監督:鈴木 豪、山本由美子
キャラクターデザイン:足立慎吾、鈴木 豪、
西口智也、山本由美子、原作:川原礫

原作小説が全世界で2000万部以上の
売上を誇るSAOシリーズ四度目のアニメ化。
アインクラッド編から数多の困難を乗り越えた
主人公のキリトが、ファントムバレットの残党に
襲撃されたことをきっかけに、
また新たなVRMMORPGの世界に足を踏み入れる。

近未来を想定した緻密な世界観。
ユーザーの脳に直接接続できるギアを装着し、
仮想の五感情報を受けることによって、
よりリアリティのある仮想世界を体感できるゲーム。
それに人工フラクトライトという
誕生からの記憶を蓄積させていく
ボトムアップ型のAIを搭載することで、
より本物の人間が暮らすような世界を構築した。
ゲーム開発の目的は、育てたAIを
無人兵器に搭載して軍事利用することだった。

ゲーム内のアンダーワールドとされる世界には
「人界」と「暗黒界」というふたつの勢力があり、
お互いの力は均衡状態を保っていた。
キリトは村で出会ったユージオとともに
幼いころの記憶として残っている
アリス捕縛の謎を解き明かすために旅立つ。
相対するのは、禁忌目録や整合騎士、
そして人界を統べるアドミニストレーターだ。
少しずつ謎が明らかになる序盤や
大木に挑戦する物語は、楽しませてくれた。
キリトとユージオの友情がメインの
ストーリーになると思っていた。

しかし、中盤以降の展開は、
個人的には残念な出来と感じてしまった。
そもそも、キリトとユージオに友情というものが
成立していたのだろうかとさえ思える。
この作品は、観るたびにある種の気持ち悪さが残る。
キャラクター造形が浅薄で、
作者の欲望をそのまま具現化したのではと
思えてしまうのが原因だ。
それは俺Tueeeeなどの問題ではなく、
物語自体に他者に対する視点が欠けている
のではないかと感じてしまうからだろう。
VRMMORPGの世界で、フラクトライトという
(攻殻機動隊のゴーストと同じようなもの)
壮大な機能まで登場させているにも関わらず、
それを全く活かした話になっておらず、
結局、人間を表現できていないのが、
このシリーズの最大の弱点だ。

正義と悪が完全に分離するのは良いのだが、
悪はどうして悪になるのか、
正義はどうして正義なのかという描写が
あまりにも不足しているのではないだろうか。
そして主人公は完全無欠の英雄で、
人間らしさがほとんど見られない。
これは、外部キャラからの視点なら
まだ納得できるのだが、ほぼ主人公を
中心に展開するストーリーとしては、
大きな問題点に見えてしまう。

是枝裕和監督の『空気人形』という作品がある。
いわゆるダッチワイフ(ラブドール)が、
自我を持つというストーリーなのだが、
それによって「私は空っぽ」だと感じる。
また、色々な感情を獲得することによって、
持ち主から「面倒臭い」と言われてしまう。
心を持つということは、そういうことなのだ。
SAOは、今回は特に「心」をテーマに
しているにも関わらず、そういう「面倒臭さ」は微塵もない。
だから、私は、この作品に空虚さを
感じてしまうのだろう。

{netabare}シリーズはこの後も2クール続き、
完全な人工知能として目覚めたアリスを巡って
暗黒界と戦うことになるようだ。{/netabare}
難点ばかりを挙げたが、緻密な世界観は良いと思う。
アリシゼーション計画は、どこに向かうのか。
引き続き、最後まで見届けたい。
(2019年5月12日初投稿)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 50

70.5 11 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング11位
彩雲国物語(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (401)
2294人が棚に入れました
架空の国、彩雲国を舞台に筆頭名門紅家直系長姫ながら貧乏生活を送っているヒロイン紅秀麗があるきっかけで「官吏になりたい」という一度諦めた夢を追い求め叶えようとする物語。

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

縁は異なもの味なもの

1期最終回のタイトルがすべて表していると思えました

主人公、紅 秀麗の苦労と夢、成長していく姿が1期のすべてでしたね
恋愛模様もあるけどスパイス程度で作風にあったものと思ってます
ただ、血の口づけは引きました ^^;

十二国記と違ってファンタジー要素が少ないのと内政だけで彩雲国以外の国はまったく出てきません
原作を知らないので2期でどうなるか、国王 劉輝の関係は進むのか気になります

39話と長めですが一気に見れる作品でした。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 22

……keniee…… さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

心洗われる作品です 是非みなさんに観ていただきたい秀作

まだ あにこれ さんにお世話になってないころ
逆ハーレムという言葉を知り
検索して出てきた作品です

ハーレムという言葉で敬遠しないでください

イケメン男性が主人公のまわりにたくさんいる

という解釈で 敬遠せずに観ていただきたい
ストーリーは まったくハーレム系ではないです(^.^)


架空の国(古代中国)彩雲国で
つきすすんでいく女性(17歳)が成長していく物語です
ほっこりする場面なども もちろんありますし
難しいお話ではありません

一言でいうなれば 心洗われる
自身はそんな印象をもちました

そして
突き進んでいく主人公を
影で支える強き(力の面でも心の面でも)
人たち(性別問わず)

    素敵です

この 一期 では
主人公の女性と
関わる男性の心の動き
なども興味深いところです


主役を囲む男性たちは 
みな不自然なほどイケメンです
何度も申しあげちゃいますが
決して逆ハーレム的な内容ではないです (#^.^#)

ラブコメではなく 純粋な・・・

ご覧いただけたら 後悔はしないと思います


ストーリーは長いです

2期もあります 
1期 39話、2期 39話

1期でいちど完結いたします
1期のみでも問題ありません

きっとのめりこんで 2期も続けて観たくなります (*^_^*)

お時間のない方には大変かもしれませんが
決して 長いストーリーが苦痛にならない
そんな作品です

もっと続いてほしいです

本日2期が観終わってしまい
とても寂しく思っています

大人から子供まで
みなさんに観ていただきたい


年齢問わず観て頂きたい
素敵な素敵な作品です

投稿 : 2024/06/29
♥ : 18

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

全39話。恋愛・架空歴史・ファンタジー・逆ハーレムもの。

この作品のキャラなんですが、逆ハーレム設定ということもあり、
主人公の秀麗の周りにはイケメンばかり登場しますw
これがまた優しくて性格の良いキャラばかり。
そして個性派揃いでもあります。

主人公の秀麗もそれなりに可愛いですし、性格も良く誰にでも好かれる感じで好感が持てます。

あらすじ
架空の国、彩雲国を舞台に名門紅家の長姫ながら貧乏生活を送っている
主人公の紅 秀麗を中心に一度諦めた夢をあるきっかけで再び追い求め夢を叶える物語。

前半からキャラ中心の伏線も多くあり、それなりに先が気になる展開が続きます。
主人公の秀麗が次第に自分のやりたいことに目覚めて成長していくのですが、
その前向きな姿勢や行動力に魅力を感じます。

最初は無邪気なだけでしたが、
様々な経験を重ねるにつれて次第に意志と責任感を持つよう
になります。

逆ハーレムものなので沢山のイケメンキャラが出てきますが、
秀麗を暖かく見守りながらときには手助けしたり。

恋愛描写もそれなりに上手く描かれていたので良いのですが、中々じれったいですね。
特に二人の心が移ろいでゆく様を細かく描かれていたのは中々でした。

またギャグとシリアスのバランスが良く、コメディもキャラが生きていて良いですね。

全体的にいえますが、終始ほのぼのとした感じで物語は進んでいきます。
中盤からは新キャラ登場で恋愛模様にも変化が生まれ楽しめる。
後半は少しファンタジー要素がありました。

OP、ED曲とも中々良い曲でした。

ツッコミ所は結構ありましたが、それなりに面白い作品だったと思います。
それにどちらかというと女性向けの作品でしょうか。
2期があるので、また観てみたいと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 17

71.1 12 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング12位
ブギーポップは笑わない(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (414)
1736人が棚に入れました
竹田啓司は、同じ学校の後輩でもある恋人の宮下藤花を待っていた。しかし約束の時間が過ぎても彼女は現れず、連絡も通じない。日も暮れ始め、あきらめて帰ろうとした竹田の視界に涙を流しながらふらふらと歩く男の姿が映る。どう見ても普通ではない男の姿に、竹田自身も、そして周囲の人間たちも我関せずを決め込んだそのとき、不思議な人物が男に駆け寄ってくる。大きなマントに身を包み、奇妙な帽子を被った不思議な人物。ソレは竹田との待ち合わせをすっぽかした宮下藤花と同じ顔をしていて……。

声優・キャラクター
悠木碧、大西沙織、近藤玲奈、小林千晃、下地紫野、諏訪彩花、榎木淳弥、市川蒼、竹達彩奈、宮田幸季、八代拓、市ノ瀬加那、細谷佳正、長谷川芳明、阿澄佳奈、上田燿司、花澤香菜
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

語り得ないものについての試論

マッドハウス制作。

存在の違和感に翻弄されていた、
言葉では形容しがたい違和感である。
それは同じ場所に少しづつずれて重なり、
2人が同時に立っているような、
埴谷雄高が「虚体」と呼んだ思弁的なそれに近い。

世の中には精巧な人形と、
婚姻届けを出した男の逸話があるという。
彼はそこに意識のある主体としての分身を見たのか?
{netabare}世界の危機に反応する自動的存在、
それが不気味な泡、ブギーポップ。{/netabare}

語り得ぬものについての物語である。
しかし沈黙をしてはならない、
不死なるものを前に踏みとどまらねば。

10話~13話視聴追記。
夜明けのブギーポップ、とびきりの妄想狂である。
{netabare}死神と凪の初の邂逅、浮かぶ統和機構の存在、
MPLSの起源が語られ始める。{/netabare}

最終話視聴追記。
全ては歪んでどこか捻じ曲がっている。
{netabare}それはこの世界も人である現存在も同じなのだ。
どこにでもある存在の悲劇性、
つまりは隠蔽された主体の危機、それが歪曲王。{/netabare}

時代性を考慮すると不安も多々あります。
絵は意図してなのか古く感じ造形も似ている。
しかし普遍的な物語がここにはあるのでしょう。

ニヒリズムの超克が主題であるのでしょうか、
大胆にもそう伝えて締めたいと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 76
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

多様性から生まれる「金」の泡

アニメーション製作:マッドハウス、監督:夏目真悟、
シリーズ構成・脚本:鈴木智尋、音楽:牛尾憲輔
キャラクターデザイン、澤田英彦、原作:上遠野浩平

世界が危機に陥ったときに現れる
不気味な泡、ブギーポップという人格。
左右非対称の奇妙な表情をして
筒のような帽子とマントを身に着けている。
その存在は、ひとつの都市伝説のようなものだった。

1998年に発表された電撃小説大賞の大賞受賞作。
この作品に影響を受けたラノベ作家は多く、
西尾維新は作家を志望するきっかけになったと語り、
奈須きのこは『空の境界』の「矛盾螺旋」でのアイデアは、
この作品の『歪曲王』に登場する「ムーンテンプル」に
インスピレーションを得て考案したことを公言している。
ライトノベル作家に影響を与えたという意味では、
1984年から刊行された笹本祐一の『妖精作戦』シリーズに
匹敵する作品だろう。

原作については、アニメ化された作品は既読。
しかし、読んだのは10年以上前のことで、
アニメを観て、ようやく少しずつ思い出した。
ちなみに原作で好きだったのは、
『ブギーポップ・イン・ザ・ミラー パンドラ』と
『歪曲王』だったのは記憶している。
パンドラのほうは、残念ながらアニメ化されなかった。

そして今回のアニメ化を観て、まず感じたのは、
普通に一度観ただけでは、まず理解できないだろうと
いうことだった。私自身もそうだった。
原因は、登場人物が多すぎて覚えきれないことがひとつ。
ふたつ目は世界観が少しずつ明かされていき、
構造が複雑なため、展開に追い付いていけないことだ。
だから、この作品を1度で理解しようとするなら、
ウェブサイトなどで、登場人物や世界観を頭に入れてからの
視聴をおすすめする。その場合は、物語のあらすじを
観る前から、ある程度知ってしまうことになるが、
知ったからといって、魅力が薄れてしまう
種類の作品ではないと思う。
それを避けたい人は、2度観る覚悟が必要かもしれない。

もう20年も前の作品だが、個人的にはそれほど
古さを感じなかった。
そして原作をとても上手く映像化している。
世界の敵、統和機構、合成人間、世界の危機を回避する者、
人類の進化形であるMPLS。
これらを中心に哲学的、思春期特有の思考が重なり、
物語が展開していく。

1~3話『ブギーポップは笑わない』
4~9話『VSイマジネーター』
10~13話『夜明けのブギーポップ』
14~18話『オーバードライブ 歪曲王』
という4つの作品で構成されており、
多くの登場人物が錯綜しながら、
さまざまな伏線が回収されていく。
小説では『VSイマジネーター』が2冊分、
ほかは全て1冊で完結している。
シリーズ通しての主人公は、
ブギーポップになるのだが、
その存在を目撃したり、相対する者が
真の主人公になるため、
視点をどこに定めれば良いのかが
分からなくなってしまうのが欠点だろう。
「正義」と「悪」という明確な概念がなく、
常に視聴者に哲学的な思考を強いるのも
観にくさにつながっている。

1~3話は登場人物や世界観の紹介と、
怪奇ミステリー的な要素が色濃く、
それほど特筆すべき点はないのだが、
4話からの展開は視聴者を引き込む。
時系列順に観たい人は、ブギーポップ誕生の
10~13話を先に観て、
そこから1話に戻るのも良いだろう。

四月に降る雪、落下する鳥、
扇動者のような存在であるイマジネーター、
心のなかにある薔薇、隠された心の歪み。
哲学的なイメージをエンターテインメントに
転化させる手法が鮮やかだ。
まるでポール・オースターの初期三部作を
初めて読んだときのような感覚。

物語の構成、音楽、声優は一級品。
悠木碧が上手いのは周知のことだろうが、
やはり抜群の仕事ぶり。
また『聲の形』や『リズと青い鳥』で知られる
牛尾憲輔の劇伴が世界観と完全にマッチしている。
作画も個人的には違和感がなかったし、
上手く描き分けている。

この作品を象徴しているのが
『オーバードライブ 歪曲王』編だ。
そもそも原作の上遠野浩平は、ここでシリーズを
終了させるつもりだったので、
これまでの要素が集約されている。
『VSイマジネーター』で表現された
心に薔薇があって、誰もが何かが欠けているという
表現とリンクしている部分もある。

{netabare}合成人間の天才建築家・寺月恭一郎が
統和機構に処分される前に多くのMPLS候補者を
一堂に集め、覚醒させるために建設したムーンテンプル。
その集まりに乗じて歪曲王が現れる。
歪曲王は、人間の心残りとして封じられた
多様性ともいえる願望を「金(きん)」に変えることが、
何かを突破するきっかけになると考え、実験を行う。
自身の問いに対して答えを探すための行動でもあった。
それは人にどのような効果をもたらすのか。

年を重ねるごとに私たちは、心の奥に何かを封じていく。
それは大人になるために必要なことだが、
人間の多様性を平坦にして
可能性を摘んでいくことにもつながっているのではないか。
まるで最近の企業が取り入れている
ダイバーシティを先取りしたような思考。{/netabare}

人類に未来や進化があるとするなら、
純粋な心の中に答えが示されているのかもしれない。
(2019年4月26日初投稿)

ブギーポップと時代性
(2019年4月27日追記)
{netabare}この小説が登場した90年代は、
ノストラダムスの大予言の影響から来る終末論や
バブル崩壊、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件が
起こったことで、暗いイメージが付きまとう。
しかし、個人的には何かを突破することが
求められた時代とも感じている。
発想の転換ともいえる宮崎学の『突破者』という本がヒット。
そして音楽でいえば、生音のロックから端境期を超え、
より電子音を重視したドラムンベース、
全くの新しい音楽であるHIP HOPなどの
既存のスタイルを突破したジャンルが一気に登場した。
アニメ業界に変革をもたらした
エヴァンゲリオンの放映も90年代。
終身雇用制という働き手のあり方も変化した。
それまでの常識が覆された時代だった。
そして、純文学かミステリー、時代物しかない
小説のあり方を大きく変えたきっかけが
まさにこのブギーポップシリーズだった。
世界に「危機」が迫ったときに自動的に現れる泡。
このシリーズはそういう時代の流れを
象徴した作品といえるのだろう。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 70

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「ブギーポップは半笑い」

<2019/4/23 追記>
ようやく見終えました。
バタバタしててなかなか消化できず。

歪曲王まで見てなんとなく思い出してきました。

感想としては「アニメにしづらい原作だなぁ」とあらためてしみじみ。

敵を倒すとか
感動を催すとか
圧倒的に怖いとか

そういう話じゃなくて。
作者の伝えたいことが抽象的且つ主観的な話なので。
そういった事柄を感覚的に受け入れられないとつらいと思います。

まぁでもそうした感覚は歳を経ると得られていく部分でもあるので、「よくわかんなくて面白くなかったー。地味ー。」という方は10年後にあらためて視聴することをお勧めします。

決してわけわかんない話ではないと思いますよ。
寧ろ青臭くわかりやすい。

と、細かい考察が苦手で、本作も理解が適当な私の適当な感想でした( ・∇・)

あとOP曲は好き。


<2019/3/3 追記>
みなさん、Happyひなまつり♪

それはさておき、ブギーポップ危なかったですねえ。

何がって、10〜13話をいつもと違う時間帯で一挙放送て。
たまたま9話をオンタイムで観てて、一挙放送のテロップで気がついたから良かったけど。

なにしてくれんの( ̄Д ̄)ノ

さてはコアなファン以外に見せる気ないな


<2019/1/25 追記>
第5話観ました。
イマジネーター読んだはずだけどいろいろ忘れてる。
霧間凪に弟いたっけ?
いたような気もするけど
あれ?こんなホモォ・・・なエピソードあったっけ?
スプーキーEってこんなつぶらな瞳なの?
中年太りなのは記憶通りだけど
とかとか。

カメラが追いかける人物がコロコロ変わるのは確かにそんな感じだった。
初見のような気分で見られるのはある意味お得なのかもしれないですね。

<2019/1/14 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。

原作はラノベ。
もう10年以上前になるのかな。
途中まで読みました。
なにせ既刊が多いので。
そしてかなりうろ覚え(´・_・`)

原作はラノベ界では有名な作品です。
ラノベをここまで流行らせたきっかけになった作品なんじゃないでしょうか(たぶん)

「ブギーポップは笑わない」
タイトルがキャッチーですね。

例えば「世界の中心で愛を叫ぶ」に通じるものを感じます。
これはエヴンゲリオン最終話「世界の中心でアイを叫んだケモノ」が元ネタで、
そのエヴァも大昔のSF小説「世界の中心で愛をさけんだけもの」が元ネタだったりしてますが、
要は意味はよくわかんないけどキャッチー

「ブギーポップは笑わない」もタイトル先行な気もしますが、書店の本棚に置いてあると目が行ってしまう、ついつい手に取ってしまいそうなナイスなタイトルだと思います。

ジャンルとしては「セカイ系」
1作目の発刊はエヴァのちょっと後ですし時代ですね。
つまりちょっと青臭い。
自分と世の中との関係性に悩む年頃に読むとピタッとハマる作品です。

主役のブギーポップさんは
「世界が危機にさらされると自動的に現れる」
そうです。
セカイ系だから、ね。
そういえば最近までグリッドマンさんもやたら
「裕太!世界の危機だ!」連呼してました。
親戚かな?

どんな危機かは見てのお楽しみです。

ただセカイ系というだけではなく、物語の展開や設定に工夫を懲らそうとチャレンジしている点は好感が持てます。

一見、敵と思える相手のことをブギーポップさんは実はそんなに相手にしておらず・・・とか。
ポイントをずらしてハッとさせる感じの作品。


アニメはまだ3話までしか見ていないですが、原作をうまく表現してます。
ただ原作読んでないと何が何やら(´・_・`)?という気も

雰囲気は一貫して暗いのでそういうの苦手な人にはさらに辛いかも。

あとブギーポップの表情。
原作では左右非対称の奇妙な表情とあります。
半分笑って、半分泣き顔でみたいな感じでしょうか。
それがアニメでは「半笑い」に見えてしまいました。
ここら辺を映像で表現するのは難しい。
文章なら一行なのに。

ものすごい好きかと言われると微妙だけど
懐かしさもあるのでたぶん最後まで見ます。


最後に

スポルディングのスポーツバッグ懐かしいなー
アニメではどうなってんだっけ?

投稿 : 2024/06/29
♥ : 54

90.4 13 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング13位
ソードアート・オンライン(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (12957)
46715人が棚に入れました
「これは、ゲームであっても、遊びではない」
2022年、とある大手電子機器メーカーが「ナーヴギア」という仮想空間への接続機器を開発したことで、世界は遂に完全なるバーチャルリアリティを実現させた。主人公キリトは、このナーヴギアを使ったVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のプレイヤーである。運よくベータテスターに選ばれ正規版も購入したキリトは、ログイン後に出会ったクラインと共に、正規版SAOの世界を満喫するのであった。しかし、そんな感動も束の間、2人はベータテスト時には確かに可能だったログアウトができないことに気づく。混乱の後、ゲーム開始地点の広場に転送された2人は、ログインした1万人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。SAOのゲームデザイナーである茅場晶彦の名を名乗ったその男は、淡々とデスゲームのチュートリアルを開始する。曰く、ログアウトができないのは仕様であり、SAOの舞台「アインクラッド」の最上部第百層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法である。そして――、このゲームで死亡したり、現実世界でナーヴギアを強制的に外したりすれば、ナーヴギアから高出力マイクロ波を発せられ、脳を破壊されて死ぬことになる。2年後、アインクラッドの最前線は七十四層。プレイヤーの数は、6000程にまで減っていた。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、竹達彩奈、伊藤かな恵、日高里菜、高垣彩陽、平田広明、安元洋貴、子安武人、山寺宏一、早見沙織、大川透

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作未読の人には超おすすめです!

あらすじ


アインクラッド編

2022年、世界初のVRMMORPG
《ソードアート・オンライン》(SAO)の
正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは
完全なる仮想空間を謳歌していた。

しかし、ゲームマスターにしてSAO開発者である天才プログラマー、
茅場晶彦がプレイヤー達の前に現れ、非情な宣言をする。
SAOからの自発的ログアウトは不可能であること、
SAOの舞台《浮遊城アインクラッド》の最上部
第100層のボスを倒してゲームをクリアすることだけが
この世界から脱出する唯一の方法であること、
そしてこの世界で死亡した場合は、
現実世界のプレイヤー自身が本当に死亡するということを……。

プレイヤーの一人である少年キリトは、
絶望的なデスゲームをクリアすべく、戦う決意をして旅立つ。
それから一か月が経過し、2000人のプレイヤーが死亡するも、
ベータテスト経験者たちでさえ第1層を突破できずにいた。
βテスト経験者たちへの非難を自分一人に向けるため、
チート紛いなβテスト経験者『ビーター』の汚名を自ら名乗り、
ひたすら最前線で戦うキリトは、
同じく攻略組として戦い続ける少女アスナと出会う


フェアリィ・ダンス 第2章。

SAOがクリアされて約2か月が経過した2025年1月。
現実世界への帰還を果たしたキリトこと桐ヶ谷和人だったが、
SAOで心を通わせた少女アスナこと結城明日奈は
帰還することなく眠りつづけていた。

同様に、300人ものSAOプレイヤーが
意識を失ったまま眠り続けており、
初期化されるはずのSAOサーバーも不可解な稼動を続けているという。
明日奈が病院のベッドで眠り続けることを利用し、
SAOサーバーの維持管理を担当している須郷伸之は、
強引に明日奈との婚約を推し進めようとする。

自らの無力感に苛まれる中で和人は、
妖精たちのファンタジー世界を舞台とした
ハイスペックVRMMORPG《アルヴヘイム・オンライン》(ALO)の中で、
アスナらしき人物が目撃されたという情報を得る。

真実を確かめるために再び仮想世界へダイブした和人は、
かつてSAOで共に暮らした「娘」のユイや、
ALOへのダイブ直後に出会った剣士のリーファと共に、
ALOの中心《世界樹》を目指す。



感想


僕は原作を読んでいるので原作を読んでいる人からすると
展開が早くもっと細かく描いて
欲しかったんじゃないかと
思います!

原作の評価は非常に高く人気なのに
もったいないと思いました
期待している人が多かった分残念だと思っている人も
多かったんじゃないかと思います
個人的にはALOをやらずにSAOを
細かくやってほしかった
特にキリトの心理描写が少なく原作を見てない人はわかるの?と思いました
(ソロでやっていたのにチームに入った時の心情など)

でも原作見てない人からすると
普通に面白い部類に入ると思います
バトルシーンもかっこよかったですし
1話も上手くまとまっていましたし
音楽や声優さんも良かったです♪

MMOなどいわゆるネットゲームが好きな人には
共感したりわかる話が多いんじゃないかと思います

ゲームで死ぬとリアルでも死ぬって設定も良かったと
思います
でも途中から恋愛要素が強くなるので
バトルものだと思っていた人は
少しがっかりするかもしれませんね

批判っぽいこと書きましたがこれは期待しすぎてたから
残念に思っただけで原作読んでなかったら
普通に楽しめたと思いますし
僕も嫌いではなくむしろ好きな作品です!

ただ一言付け加えるなら個人的には
SAOよりSAOの作者が書いた
アクセルワールドの方が好きです!
中々共感していただけませんけどねw

投稿 : 2024/06/29
♥ : 234
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

設定、世界観が面白い!

原作 ラノベ 未読

全25話

ナーヴギアと言うヘルメットを被り、仮想大規模オンラインロールプレイングゲームへフルダイブして遊ぶ世界。
しかし、創設者によって、ログアウトできなくなります。
それも、そのゲームの世界で死ねば、リアルでも死んでしまう設定!
ゲームであってゲームでない・・・
ゲームで死ねば、現実でも死ぬ(すえ 恐ろしい でもスリリング)
設定、面白いですね~^^

キャラデザも綺麗で好感良い。

主人公は、強くて優しく格好いいし、見てて頼もしい。(感情移入し易い)
まあ、強くなければこの世界では主人公には向かないでしょうけど・・・。

毎週見るのが楽しみな作品です。


5話「圏内事件」の感想
{netabare}
サスペンス的で、自分はイマイチ好きくないですが、この先重要な出来事なのかな?
アスナが昼寝から起きた時、ヨダレを垂らしていましたが、あのシーン見て「謎の彼女X」を連想したのは自分だけでしょうか?
早く次回が見たい作品ですね。
{/netabare}

7話「心の温度」の感想
{netabare}
鍛冶屋のリズベットと言う少女が登場。
リズと一緒に剣の材料を取りに行き、ドラゴン?と戦闘。
途中、リズが大穴へ飛ばされ、キリトがかばって抱きかかえ一緒に落下します。
あんな高さから落ちて無事なんて・・・よっぽレベル高いからなの?それにしても不自然な設定。

リズを助けたからなのか?キリトの事を好きになります。

シリカの時もそうだけど、キリト強いし優しいから惚れフラグ立てすぎ!

でも、最後にアスナとキリトが知り合いだと分かって諦めてしまいます。アスナが美人だから・・・(見てて切なかったです。)
なんかハーレムになりつつある。ちょっと残念。
せっかく命賭けたシリアスなデスゲームなんだから・・・
これ以上、モテル展開は要らないと思います。

そういえばアスナって、何時の間にキリトの事好きになってるの?なにかきっかけあったかな?
一目惚れならそれでもいいけど、ちゃんと分かるような描写が欲しかった。
そこら辺はっきりさせて欲しいと思いました。
原作はちゃんと描かれているのかな・・・?

あと、7話みて思ったんだけど、新しい片手剣(同じ位のレベルの剣)をリズに作ってもらてましたが、キリトって盾を持たないし、今後二刀流になるのかな?
だとしたらもっと強くて格好良くなるな~。^^

次週が楽しみです。^^
{/netabare}

8話「黒と白の剣舞」の感想
{netabare}
アスナの付き人 グラディールって、陰気くさ!目つき悪!
なんか嫌なキャラ。
家で見張ってるなんてストーカーじゃん!
キリトと決闘するも、武器破壊でグラディールの剣が折れて勝負あり!かと思いきや、懲りずに短剣で襲い掛かる。
往生際悪いヤツ!
アスナに一蹴されてキリトの勝ち。
見物人に、変なマークの手袋をしたプレイヤーキラー?のキャラがいたけど、今後なんかありそうな感じですね。
最後は牛?の頭をしたボスキャラ登場で終わり。
次週は二人の活躍が見れるかな?
楽しみです。^^
{/netabare}

9話「青眼の悪魔」の感想
{netabare}
ボス、牛の頭でなくて、羊でしたね。(^^;
軍のリーダー?
あの人馬鹿じゃないの?
ボス相手に消耗してるメンバーで挑むなんて!
普通、ゲームのボス戦の前って完璧の状態にしてから挑むのにね。
しかも、ゲームで死ねば現実でも死ぬのに!
部下が可愛そう。

7話の感想にも書いたけど、キリトやっぱり二刀流でしたね~
かっちょエ~!!
二刀流がキリト一人しかないなんて、隠す訳だね。
妬み嫉みで注目されるのは、やっぱり嫌だしね。
ユニークスキルか~
なんでキリトだけなんだろう?

アスナ、完璧にベタ惚れ状態ですね~。
次回は騎士団のリーダーと決闘。
楽しみです。^^
{/netabare}

10話「紅の殺意」の感想
{netabare}
なんか話がいっぱいあり過ぎた感じ。詰め込み過ぎかな?
2週に別けても良かったのでは・・・?と思う。

ヒースクリフと決闘で、キリトの剣が決まったっと思った瞬間!
ヒースクリフの盾が異常なスピードでキリトの剣を防ぎ、キリトの負けでした。
あれは、彼のユニークスキルの能力なのかな?
インチキ臭い能力だな~。

そのあと、胡散臭いあのクラディールにハメられ・・・
(やっぱり、あの男、最低ー屑キャラだった。)
死にかけるも、アスナに助けられて・・・
キス→お泊り→結婚。
展開 早っ!!
だから、アスナがキリトに惚れた経緯教えて欲しい!って思う。
結婚って・・・生と死を賭けた世界だから、リアルより恋愛とかがより早い展開かもだけど・・・
SAOでアスナと出会って2年近く経ってるのかしらないけど、視聴者置いてけぼり状態。
そこまで惚れ合える恋愛エピソードを、もっと見せて欲しいです。
原作読めば分かるのかな?

来週は新婚編なのかな? 楽しみですね^^
{/netabare}

11話「朝霧の少女」の感想
{netabare}
本当に新婚編だった。^^
でも、5~6日?でユイという見た目12歳くらいの、記憶のない少女に出会い、パパ&ママと呼ばれる。
新婚5~6日で、もう12歳位の子供がいる家族になってしまた・・・
そんな簡単に自分の子供の様に受け入れられるものなのか?ちょっと不思議でもあるが、生きるか死ぬかの世界ではアリなのかな?
{/netabare}

12話「ユイの心」の感想
{netabare}
ユイが実はAIで、クリスタル?になってしまったのは悲しいかったです。
{/netabare}

13話「奈落の淵」の感想
{netabare}
ベットでの会話のシーンでは・・・ニヤニヤでした。^^
ヒースクリフに呼び出され、アスナが釣り師のニシダに言ったセリフで、やっとアスナがキリトを好きになった理由が解ってスッキリしました。^^
75層のボス戦に挑む前、二人の会話で、アスナが言った「私、一生キリト君の隣にいたい、ちゃんとお付き合いして、本当に結婚して一緒に歳をとって行きたい」のセリフには泣けました。
ボス戦、やっぱりかっこいい!
二人の意気もぴったり!
で終わってしまいました。残念。
次週のタイトル「世界の終焉」
なんて気になるタイトルなんだろう?まさかアスナ死なないよね・・・
あ~早く見たいです。^^
{/netabare}

14話「世界の終焉」の感想
{netabare}
泣けました・・・
感動しました・・・

いゃ~まさか75層でゲームクリアされ、エンディング迎えるとは思わなかったです。

ヒース・クリフがラスボスで、このSAOの創設者 茅場だったなんて!!!
確かに、人のRPGゲームを横で眺めてる程 退屈なものはないからなー。(経験済み 笑。)

キリトが、ヒース・クリフに刺されて一度死んだ筈なのに、なんか一瞬だけ復活して、ヒース・クリフを倒したけど・・・
あれは何だったのか? 
何かのアイテムによるものだったのか?
それとも、人は、死を覚悟した時、一瞬が止まったように感じるそれみたいなものなのか?・・・
不思議だったな。

ヒース・クリフと戦う前、クラインに置いて行った事を謝ったシーンで泣けた。
アスナがキリトの身代わりで刺され死んだ時、泣けた。
アインクラッドが崩壊する前の世界で、アスナと逢えたのにも泣けた。
その会話でも泣けた。
感動でした・・・。
キリトは元の世界に帰還できたけど、アスナはどうなったのか?非常に気になる~。
茅場がゲームクリアの報酬って言ってたから、アスナも生きてそうだけど・・・。

アスナ死んでないよね!メインヒロインなんだし!
そうであって欲しいな・・・。
次週が楽しみです!
{/netabare}

15話「帰還」の感想
{netabare}
最初、キリトが「泣き虫になっちゃったよ」と言って泣いてたシーンで、自分も涙でた。
(歳とったせいか、すぐ涙出るのにはまいる。 若い頃にはなかった事だ。)

妹登場! 兄好きブラコンで、実はいとこ。
妹属性の妹萌え系ですか・・・
妹はべつにいいんだけど、兄の事を好きな設定は、人気取りとしか思えず、 はぁ、やれやれだ・・・。

妹と剣道では、SAOのキリトでしたね!
終わって、剣を収める仕草には笑えた。^^

アスナ・・・生きてて良かったです。
でも、アスナと初めて会う感動の再開のシーンを見たかったです。
きっと感動的だった筈なのに、勿体無い気がしました。

須郷 伸之 登場。
政略結婚?ですか・・・
嫌なキャラですね! 解り易い 悪役決定ですな。

ラストで、エギルからの画像メールには、アスナ?が檻?の中に写っていましたが・・・囚われているのでしょうか?
須郷と関係あるのか? 気になる。

これまた次週が楽しみです。^^
{/netabare}

16話「妖精たちの国」の感想
{netabare}
LAOの世界の来たキリトのキャラクターが、SAOのパラメーターそのまま受け継いでるのには、都合いいな~って思ったけど、早くアスナを助けるには仕方がないですね。
2刃流が無くなってるのは残念でしたが・・・

ユイとの再開には感動でした。

リーファって言う、シルフの女の子が出てきたけど・・・
声からして直葉だよね~?

来週も続きが楽しみです。
{/netabare}

17話「囚われた女王」の感想
{netabare}
妹の直葉・・・なんか可哀想でした。
兄以外で、好きになりかけてるLAOのキャラクター、キリトが実は兄だなんて・・・
報われないよな~。

囚われていた子、やっぱりアスナでしたね。
それも、管理者のオベイロンが、あの須郷だったとは・・・(やっぱり超悪役決定でしたね)
何ともまあ、狭い世界の話になってるな~^^
まぁ、その方が解り易いし、悪役倒すフラグ決定ですしね。(^^;
何か、ラストで須郷がキリトにやられる所が目に浮かぶ^^
{/netabare}

18話「世界樹へ」の感想
{netabare}
シグルドって言う、リーファと同じシルフキャラが出てきたけど、こいつも何か嫌な奴でしたね・・・

レコンは、リーファの事が好きな男の子だけど、
リーファ、もう少しレコンに優しくしてやって欲しいな~って思った。^^
リーファ(直葉)って、結構我の強い子ですね~^^

アスナは、檻からでるために、暗証番号暗記してたから脱走するのかな?
物語的には、脱走できても直ぐに捕まりそうだけど・・・
やっぱり最後は、キリトがアスナを救出して欲しいし、その方が感動的ですしね・・・(^^;

最後にコウモリ(追跡魔法)がいたけど、あれってシグルド達なのかな?(ちがうかな?)

次週は洞窟内で戦闘ありそうで、キリトの活躍見れるかな~?
楽しみです^^
{/netabare}

19話「ルグルー回廊」の感想
{netabare}
やっぱりつけられてた奴らと洞窟内で戦闘。
キリトが幻惑魔法でモンスターに変身!!
その容姿は・・・アイングクラッドの74層?9話のラスボスに似てた!! *゜□゜)ノ
キリトが二刀流を初披露したボス。
よっぽど記憶に残る敵だったのだろう・・・
まぁ、あの時はキリト自身、HPの残りが殆ど無かったし・・・
その一方的な殺戮っぷりに、敵さんたちは怖気ついてしまう。
この幻惑魔法、結構使えるね!^^

サラマンダーと内通していたシルフのシグルド・・・
やっぱ嫌な奴でしたね。
最後、リーファ達シルフのゴタゴタに手を貸すキリト・・・
かっちょいー^^ 益々惚れるリーファ(直葉)。
観ているこっちにしたら、報われない恋だけに、不憫でしかたない。
゜(゜´Д`゜)゜。
来週も、キリトの活躍が見れそうかな?
楽しみです。^^
{/netabare}

20話「猛炎の将」の感想
{netabare}
サラマンダーの指揮官、ユージーンとキリトのタイマン。
ユージーンの剣は、相手の攻撃を剣で受けきれない「エクストラ効果」を持つインチキ的な能力があるのに、キリトは途中でリーファの剣を拝借して、二刀流で応戦。
その途端、連続攻撃で一気に倒してしまった~^^
キリト、かっちょい~ !(((ノ≧∇≦)ノ
シルフとケトッシーの両女性領主に迫られ・・・
また惚れフラグですな~φ( ̄∇ ̄o)やれやれ
なんで領主が二人共女性なんだか・・・
最後、アスナが脱走して終わり。
このまますんなりキリトと合えるとは思えないけど・・・
来週も楽しみだ~ (*⌒∇^)ノ
{/netabare}

21話「アルヴヘイムの真実」の感想
{netabare}
アスナが脱走して、ログアウトする機械を見つけるも、あと一歩の所で2匹の巨大ナメクジに捕まっちゃいます。
あちゃー、やっぱりね~ ( ̄▽ ̄)

リアルで、直葉はキリトと一緒にアスナと対面。
そこで兄への想いを諦めなくてはいけないと悟り、号泣。
なんともまぁ、仕方ないよね・・・(-ω-)
しかも、アルヴヘイムで気になっているキリトも、実は兄だとはまだ知らないリーファ(直葉)。
ダブルパンチだぁー  !! *゜□゜)ノ  
でも、もうすぐバレそうな気がする・・・ショックだろうな・・・
最後は世界樹の上に、アスナがいる事を知ってエンディング。
次回はアスナと逢えるのか?
まだ無理っぽいけど・・・
楽しみですw ^^
{/netabare}

22話「グランド・クエスト」の感想
{netabare}
キリトがアスナに逢う為にグランド・クエストに挑戦するも、多くのガーディアンにやられて初めての死亡。
でも、アイングラッドと違い、ゲームで死んでもリアルでは死なないから助かったね。
(〃´o`)=3 フゥ
でも、いくら早くアスナに逢いたくても、この挑戦は無謀だよな~。
もうちょっと考えて、応援呼ぶなりしないと、とても一人では無理ってもんだ!
(´・ω・`)   
その後直ぐ、リーファに蘇生してもらって、スプリガンの領地に転送は免れたけど、キリトが兄で、リーファが直葉だとお互い知る事に・・・
直葉が泣いて落ち込みます。 うわぁー゜(゜´Д`゜)゜ーん
あ~あ、直葉 ショック!!! 
ここで個人的な感想だけど・・・
申し訳ないけど、最近、兄妹との恋愛ネタが多いせいか、素直に感情移入できなくて、ちょっと冷めた目でしか観れなかった・・・自分に残念。
ウーー( ̄、 ̄*)ーーン…
次回はどうなるうんだろう・・・気になります!^^
{/netabare}

23話「絆」の感想
{netabare}
キリト、リーファ、レコンの3人でもう一度グランドクエストに挑戦!
キリトよ~!もうちょっと策を考えてから挑戦しなきゃだめでしょう?
レコンが自爆して何体かの敵を道連れにするも、ピンチに変わりはない・・・(レコン、犬死か?)
そんな時、以前助けたシルフとケトッシーの領主達、以下の仲間たちが、キリトの助太刀に来ます。
なんか、準備して来るの早くない?
これにより、キリト一人が天井?に到達。
でも、普通のプレイヤーには開けられない扉があるのだけれど、アスナが落としてきたカードで扉が開放して終わり。。。
次週、アスナとの感動の対面か?
楽しみです。^^
{/netabare}

24話「鍍金の勇者」の感想
{netabare}
世界樹の上に来たキリトとユイ。
そして、アスナとの感動の対面~
ちょい泣けた~q(T▽Tq)
そこにオベイロン(須郷)が登場で、キリトがピンチ!
須郷・・・お前 凄く解り易い悪役だな~ 
アスナに酷い事して許せん! (。-`ω´-)
動けないキリトの前に、SAOの開発者、ヒースクリフ(茅場 晶彦)が現われ、須郷が掛けた重力の魔法が解けます。
なんか都合良過ぎな感もあるけど、話の尺上、まぁ~しゃ~なしだな。(´・ω・`)   
対等の立場になれば、オベイロンなんてキリトの敵じゃない!
痛覚レベル?を最強にして、オベイロンをぶった切り!!!
スッカ!と爽快もしたけど、痛い奴だと哀れんでも観てた・・・。(-ω-)
やっとアスナがログアウトできて、次週はリアルで会えそうだけど、リアルの須郷が何かやりそうで、ちょい不安。
キリトよ! 早くアスナの元へ行ってくれ!(。-`ω´-) キリ!
{/netabare}

25話「世界の種子」の感想
{netabare}
キリトがリアルでアスナに逢う為、病院に来たら須郷に待ち伏せされ、襲われるも返り討ち。
哀れなり!須郷。 
目覚めたアスナと、初めての抱擁。
感無量でした。 (●´ω`●)ゞ
その5ヶ月後、キリト達 元SAOの被害者達が集まった
学校に通うようになってました。
リズベット、シリカも見れて嬉しかったですね。^^
オフ会では、SAOのメンバーだった、クライン、エギル達と再会。
リアルの学生のキリトが、年上のクラインやエギルにため口だったのには、ちょっと違和感(^^;

茅場が残した「世界の種子、THE SEED」によって、またMMOのゲームが出来るようになります。
浮遊城アインクラッドも復活して、スプリガンのキャラで、今度はリーファも一緒に、また1から攻略を決意するキリト。ED

う~ん、なかなか良いエンディングでした。^^
{/netabare} 


総評

正直、前クールの14話までの方が面白かったです。
といっても、15話からも良かったですけどね・・・。
(*⌒∇⌒*)テヘ♪
アインクラット編では、「ゲームで死ねば、リアルでも死ぬ」って言うのが、凄く緊張感あって痺れました。

ゲームのRPGをやった事がある人なら、誰でも一度は経験あると思うが・・・
低いレベルなのに、初めて入ったダンジョンや、間違ってボス部屋に入ってパーティー全滅!なんて経験。
ゲームで死ねばリアルも終わってしまうので、このアインクラット編は、凄くスリリングでした。

後編はアスナを救出する、王子様的ストーリーで、ちょっと王道過ぎる感が否めないです。

それでも・・・

痺れた!
泣けた!
感動できた!
面白かった!

久しぶりに毎週楽しみな作品でした。

2012年で、一番のお気に入りの作品です。
!(*^ー゜)b! グッ

OP
1期「crossing field」歌 - LiSA

2期「INNOCENCE」 歌 - 藍井エイル

ED
1期「ユメセカイ」 歌 - 戸松遥

2期「Overfly」 歌 - 春奈るな

CDは全部買いました^^
中でも「crossing field」歌 - LiSA が、一番好きです。^^


アニメを見終わったので、初のラノベ読むのに挑戦します!
⊂( ^ω^)⊃

投稿 : 2024/06/29
♥ : 194
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

VRの進化がもたらす未来を夢見る作品

世界観:10
ストーリー:8
リアリティ:6
キャラクター:8
情感:8
合計:40

私はアニメを見ることが趣味ではありませんでしたが、偶然、ゲームでこのアニメの作品を購入したことがきっかけで、このアニメを見て原作まで読了しました。そして、アニメの魅力を再認識し、他の良作を探すことを始めています。

アニメを敬遠していた理由は、プリキュアのような絵(コスプレっぽい衣装)が苦手だったり、美少年と美少女が恋愛やバトルをするようなものが苦手という漠然とした印象によるものですが、本作ではゲーム内ということで、自分の中での様々なハードルがクリアされて、スムーズに物語に入れました(例えば、バトルものでは、倒した(殺した)敵をどう見せるかが問題となりますが、本作はゲーム内なので、ポリゴンの破砕ということで合理的に理解できますし、防具(コスチューム)がいかに薄くても過激でも、システム上の防御力が高ければ合理的と想像できます)。

子供時代からゲームはよく遊んできたので、SAOの世界には憧れますし、現実世界においても、その方向で未来に進んでいくのでしょうから、バーチャルリアルティがもたらす影響についても考えさせられるところや、ゲームということで共感できるシーンも色々あり、楽しめました。ゲーム好きな方なら、この世界観に無限の可能性を感じられるのではないでしょうか。

ただ、世界観の壮大さゆえに、もっと凄い物が作れたのではないか、というもったいなさを非常に感じる作品でもあります。{netabare}詰め込み過ぎた展開で、キリトとアスナが親しくなる過程のストーリーももう少し欲しい等、全体的に心情描写が足りないことや、ヒースクリフとのラストバトルでキリトが復活するシーンやアスナが死んでいなかったこと、ALOのグランドクエストでの突破シーン等でやや主人公補正を感じられてしまうこと(それぞれに理由はあるのかもしれませんが、わかるようになっていません)。ヒースクリフへの攻撃は、キリトがポリゴン破砕まで至る前に、アスナがポリゴン破砕してから10秒以内として描くか、あるいは蘇生アイテムの効果を数分にしていれば、それだけでも評価は上がったと思います。あと、触手や評価の分かれるオベイロンも自分は好きではありません(声優は評価します)。{/netabare}

まあ、しかし、多少の問題も、世界観のパワーだけで自分は納得できています。

音楽もかなり好みです。特筆すれば、LiSAさんの「crossing field」、BGMから「A Tender Feeling」、「Swordland」。

これだけの物語・楽曲を送り出してくれた作者及び関係者に感謝します。


2015.9.27追記
こうすればいいのになというシーンについて。超無駄話ですが、リアリティや作品の完成度を求めたくなってしまう私ですw

{netabare}14話のヒースクリフとの決戦中、ソードスキルを使ってはいけないと言いつつ、使ってしまうシーン。原作ではジ・イクリプスという二刀流の大技スキルを使ってしまうのですが、アニメでは、剣が光るのとキリトが怒りの表情をするだけで表現しているので、アニメだけ見ている人は絶体絶命であることがわかりにくいと思います(9話時のスターバースト・ストリームは技名を言っていたので、発動のさせ方を誤解しそうですし、剣が折れたからって諦めるなよ!と思ってしまいます)。
なので、これまでのどこかの戦闘シーンで、ソードスキルを使い、発動させると一定の硬直時間があることを描いておく必要があるのですよね。

なお、10話のクラディールに殺されそうになり、ゲージがなくなりそうでなかなか死なないシーン。画面で見えていないところで、一定時間での自動回復(第4話参照)があったと解釈しています。{/netabare}

2015.9.28追記
面白くなってきたので、これを機に自分の思うところを書きなぐっていきたいと思います。

第1話について
{netabare}自分が丸ごとゲームの世界に入れるという設定、その映像美に酔いしれました。デスゲームに囚われてしまい、それでも生き延びてみせると決意する主人公にこちらも見ていてワクワクできます。必要なことは描かれていますし、文句をつけるところはありません。最後の狼を一撃で倒したのは、クリティカルヒットか何か出たのかな?w{/netabare}

第2話について
{netabare}ディアベルはんお亡くなり時の、悲劇的な音楽が流れつつ、キリトがあんたは皆を率いてよく戦ってくれたって思うシーンに少し違和感があります。ディアベルの死を悲しませたいように演出的に見えるのですが、ディアベルが死んだ直接の原因は皆を出し抜いてラストアタックボーナスを狙った利己的な行動なんですよね。自業自得であり、一歩引いて見てしまいます。誰かの盾になったとか動機・経緯を変える必要があります。

また、2話はキリトが他のベータテスターを庇うために突然笑い出して、ヒール役を演じますが、その演じ方が、キャラが変わったかと思う程に違和感を感じます。3話ではギルドに入るシーンから始まるので、繋がりを意識してもう少し自然な感じにしても問題はなかったと思います。{/netabare}

第3話について
{netabare}3話は元々1話で収めるのが難しいストーリー量で、でも2話にするほどの話でもないので、よく頑張って詰め込んだと評価しています。ただ、欲を言えば、最後のサチのメッセージを聴くシーンを更に丁寧に扱ってほしかったです。冒頭の「これを聴いているならもう私は死んでると思います」というくだりですが、原作では、そうでなければ直接言うつもりだからといった言葉が続きます。サチのキリトへの思いが伝わる部分なので、他の台詞を削ってでも残してほしかったですね。

あと、トナカイの歌を鼻歌じゃなくて原作通り言葉で歌ってほしかった。この歌の歌詞はハートフルで、普段あまり活躍できないサチと重ねて感じられるものがありますから。でも、実際やってみて音声としては鼻歌のほうがしっくりきたからこうなっているのかもしれないので、ここは歌詞バージョンも見てみたいという程度でしょうか。3話のこのシーンはアニメ版でも十分心に訴えるものがあり、SAOに惹き寄せられるきっかけでもありました。{/netabare}

第4話について
{netabare}ストーリーが綺麗にまとまっている好エピソードです。シリカが萌えキャラっぽく描かれているのにやや抵抗はあるのですが(隠すならミニスカート穿くな、というやつです)、可愛いので許せます(笑)。キリトが低層に降りていた理由も理解でき、格好良く悪者を退治していきます。

帰り道の橋で襲われるシーンで多人数に囲まれて攻撃されてもほとんどダメージなしっていうのは納得できます。この層が47層で、キリトが「俺のレベルは78」って言っていたから、おそらく20以上のレベル差があったでしょうから。ただ、この連中なぜシリカを人質にしようと動かないんでしょうかね。。{/netabare}

2015.10.3追記
第5話、第6話について
{netabare}圏内事件はまとめて書きます。大きく2点ほど自分なら修正したいと思うところがあります。まずは、転移結晶を使ったトリック関係。転移結晶を使う時は必ず「転移(テレポート)、階層名」と言っていると思うのですが、カインズは苦しむだけでこれを言っているようにはとても思えません。また、死亡によるポリゴン破砕と転移のグラフィックは異なるのですが、ポリゴン破砕だけしか描かれていなかったと思います。転移も発動している、消える直前にカインズが手で口を隠している等、後から見たら手品がわかる演出にしてもらいたいです。

また、グリムロック氏の妻殺害の動機と、アスナに一言言われただけでうなだれる気概のなさに理解できず。単なる所有欲で人殺しができるような人間なら、理性的な発言で動じることもないでしょう(アスナの発言がもっとグリムロックの反省を促せるものなら良いかもしれません)。

この事件はキリトとアスナが仲良くなるきっかけとして描かれていつつ、圏内・圏外の概念とPK、ラフィンコフィン、アイテムの耐久性や結婚システムの説明等がされている機能的な回です。最後のフレンド登録~エンディングの流れもとても良く(グリセルダさんの幽霊は今後色々説明がつかないことがあることの伏線なのだろうか)悪くないのですが、前述の部分が自分にとっては評価を下げてしまっています。{/netabare}

第7話について
{netabare}SAOの全ストーリーの中でも1,2を争う好きな回です(なので、私はリズ派ですw)。綺麗にまとまっていますし、リズベットの気持ちもよく表現されていました。SAOはハーレム面で批判されることがありますが、キリトの言動が魅力的(時々、そんなこと言うなよって思う所もありますが)で、そこにゲーム上ですがパワーもあるのですから女性が惹かれるのは当然かなと思います。

ただし、良回にも突っ込み所はあります。壁を駆け上がった時には(人型の)雪に穴ができるのに、最初の落下時には穴ができていないとか、駆けだしてしまったリズをキリトが高台から見つけたというシーンで、リズが泣いていた場所と壁の高さを考えると見えないと思うこと。サチを探した時のように追跡スキルで探せますよね。キリトがスキルを隠した可能性はありますけど、ここで嘘つかなくてもって思ってしまいます。

あと、これは不要なツッコミですが、圏外では落下するとダメージを受けるのはドラゴンの巣に落ちたときに描かれていますが、脱出した後のほうが更に高く投げ出されているので、着地は大丈夫だったのかなとも思ってしまうところ。{/netabare}

2015.10.12追記
第8話について
{netabare}Sクラス食材を食べてアスナが喜んでいるシーンは、2話のパンを食べるシーン(「美味しいものを食べるために…」という所)と比べるとちょっと違和感がありました。あと、ラッキースケベ(サービス?)は不要と思うくらいで、良回です。
{/netabare}

第9話について
{netabare}グリームアイズ戦の回。ここは色々と演出に口を出したいですね。まず、ボスの間が「結晶無効化空間」であることの表現。転移結晶が使えないのは明確に描かれていますが、治癒結晶(ヒールクリスタル)も使えないことはわかりにくいです。青い結晶を持っている人だけでなく、ピンクの結晶を持っている人も描けば済むかなと思います。でも、この部屋って逃げ出せるんですよね(第8話参照)。コーバッツが死ぬシーンでも、部屋から飛び出しています。危なくなったら外に出て回復すれば良いので、あまり深刻な危険ではないように思えてしまいます。

8話でボスを覗き見するシーンを思い切ってカットして、一度入ったら出られないことを描き、その危険を冒しても助けに行ってボスと真っ向勝負をするという演出が良いと思います。

あと、問題のシーンは、キリトが二刀流スキルを出し惜しみするように振り返る所。原作にもない格好悪いシーンです。本気を出さずに乗り越えられる状況でないことを認識させ、やるしかないな、ってつぶやく程度で良いでしょう。

更に、実質このボス戦はキリト1人で倒すのですが、アスナやクラインが黙って見ているだけというのはもったいないしリアリティとしてどうかと。アスナはトップギルドの副団長。その実力も存分に魅せてほしいです(OPのように)。例えば、2話のようにボスの手下も出して、それをクラインら風林火山に対応させて、キリト+アスナVSグリームアイズの構図で極限の戦いをさせ、お互いを助け合いながら二人のパートナーとしての絆を深めるエピソードにしましょう。結晶は使えなくともポーション系アイテムは使えるはずなので、それも使い切った上で、お互いのHP残量が赤ゲージで終わるくらいの激戦で乗り越えないから、ゲーマーを納得させられずに主人公最強と言われてしまうと思います。{/netabare}

第10話について
{netabare}キリトがボスをほぼ単独で撃破できるくらい強いことを視聴者に納得させるために、クラディールに殺されそうになるシーンに、「なんて硬さだよお前」と驚かせて、首なり心臓なり、ダメージの大きい場所を攻撃させるとかのシーンを入れてほしいです。

あとは、前述のキリトがなかなか死なない所と、キリトが手を破損するシーンで、このまま再生しないのかわからないため、事前に説明を入れておいてほしいです。

しかし、初視聴ではまさかの結婚という流れに驚きました。もう少し絆を深めるエピソードが欲しかったのですが、これはこれで、刺激的で素敵な展開でしたね。{/netabare}

2015.10.22追記
第11話について
{netabare}ここまできて初の完全ツッコミなし回。湖の近くの家でのラブラブな新婚生活、そして謎の少女ユイが現れ、親探しのために第1層に戻るエピソードでした。パパ、ママと呼ばせるのに抵抗ある視聴者もいるかもしれないと思いつつ、自分は特に問題なかったです。
{/netabare}

第12話について
{netabare}シンカーさんを助けに第1層に現れていた隠しダンジョンに突入、ユイちゃんがあっという間に去ってしまう話でしたね。それにしても驚いたのは大鎌を持った死神のような敵の強さ。ガードしてるのに高レベルプレイヤーのキリトとアスナのHPを1撃でほぼ半減させています。ゲームとしては裏ボス的な存在だったのでしょうか。終わったと思ったところに、ユイが突然戻ってきて裏ボスをあっという間に片付けます。

ここまでは不問、ですが、ユイが自らを語るシーン、キリトとアスナの2人だけは他のプレイヤーと違う感情を持っていたという説明は安易で、主人公補正を感じてしまいました。まだ、偶然に22層に迷い込んでキリトらに出会ったと言われたほうが納得できるし、もし2人に特別な理由を作るなら、やはり9話にて、ボスを2人の連携で激闘の末倒すようにして、その時の感情的な力がユイの注目するところとなり、結婚に至るまで見ていたという筋書きにするとか。

キリトがユイを助けるシーンもやや強引でしたが、復帰後の活躍を思えば、素直に良かったと思います。{/netabare}

2015.11.14追記(祝!映画化決定)
第13話について
{netabare}醤油の話題から主釣り、釣竿のスイッチといった展開は悪くなかったです。西田さんと別れる時のエピソードはちょっと語りすぎですけどね(直接本人に伝えろよって話)。

あとは、75層のボス、スカルリーパーからの攻撃で、攻略組の精鋭が一撃死するシーンが何回かあるのですが、これはリアリティに欠けすぎじゃないかと。鎌の攻撃は半端ないという整理で見ていたら、鎌じゃなくても一撃で殺されているシーンもあるしなぁ。そして、ゲージもほとんど減っていない。これは壮絶な戦いが繰り広げられると期待させる終わり方でした。
{/netabare}

第14話について
{netabare}1話丸々ボス戦かと思いきや、始まるや否や、スカルリーパーのHPゲージはほとんどなくて、アバンで戦闘終了。1話飛ばしてしまったかと思うあっけなさでしたね。SAOはバトルメインのアニメではありません(笑)

そして、団長が茅場であり、ラスボスであることがわかり、超展開になっていきます。茅場はその場にいるプレイヤー(キリト除く)を麻痺させますが、一括ボタンでもあったのでしょうか。高橋名人もびっくりの操作速度です。

対決シーン~ゲームクリアについては、既に書いた、ソードスキルの話と、10秒の話が気になりましたね。一度システム上死亡認定されながら復活できた理由は、詰めずにいられません。

その後の最終フェイズを天空から見守るシーンは美しくてこちらの感情も高ぶりました(ほんと、良い所と惜しい所が極端に混在しているアニメです)。
そして現実へ…。あとは、すぐ歩けるのか?とか、病院に誰もいないのもちょっと手抜きかなとかありますが、続きが楽しみでしょうがない1クールの終わりでした♪
{/netabare}

2016.2.7追記(遅くなりましたが、2クール目も順次更新します)
第15話について
{netabare}剣道のシーンはユーモアがあって良かったですね。2年剣で生きてきたキリトが剣道で通用するのか、システムアシストがないために負けてしまうのも理解できますし、最後に癖が出てしまったのも微笑ましかったです。
そして、キモい須郷さん登場。寝ているままのアスナと結婚すると言う展開ですが、これを父親が許しているのは理解できません。前々から、慕っていたのであれば僅かに理解できますが(第二期に出てくる母親もこういう面でおかしな判断はしないと思います)、前から嫌われていたと言っていますからね。須郷本人が嫌われていることを悟られないようにできたとしても、好かれているような場面はなかったでしょうから。
{/netabare}

第16話について
{netabare}ALOにログインするエピソードです。ユイの復活、飛べる世界、リーファ登場、SAOのスキルデータが残っていたため無敵状態となったキリト。最後の台詞は調子に乗っているなと思わされますが、音楽も美しく幻想的で、2クール目も楽しめそうに思えるエピソードでした。
{/netabare}

2016.7.19追記
第17話について
{netabare}キリトに助けられたリーファが、キリトに飛び方を教えてスイルベーンに向かうエピソードです。すぐにリーファに張り合えるスピードで飛べるようになるキリトはやはり主人公最強的ですが、ステータスが引き継がれている設定なので納得もできます。しかし、かなり長いこと飛んでいられたところはアニメだなと(ゲームだと何度も降りて羽を回復させる必要があるんでしょうからね)。
そして早くもリーファは直葉だとわかり、現実世界でも仮想現実でも好かれてしまいそうな最強キリトさんでした。
{/netabare}

第18話について
{netabare}リーファが故郷を捨て、キリトへの恋へと向かうエピソードでした。ゲーム内での豊満さにも抵抗があるところ、現実世界(入浴シーン)でも半端なかったですね。こんなところばかり気になってすみません。
世界樹の上での須郷さんのキモさは相変わらずですが、アスナが暗証番号を読み解き、面白くなっていきそうです。
こうして見ていくとSAOよりツッコミ所が少なかったりします。まあ、ここまではですが。
{/netabare}

2017.2.17追記
3期決定したみたいですね!楽しみです♪劇場版を見るのは、しばらく後になってしまいそうですが、できれば劇場で観たいです。さて、大分時間が開いてしまいましたが、まだ終わっていなかった各話コメントです。

第19話について
{netabare}ルグルー回廊、サラマンダーの一隊と橋の上で戦うことになったエピソードです。これ、橋のエリアは広い構造になっているので飛べばいいじゃないかと思ってしまったのですが、そこはまだ飛べない設定のようで。「飛べないのか」くらいコメント入れても良いですね。(←18話で簡単な説明がありました)
お互い、相手の攻撃でHPゲージが半分以上持っていかれている(緑から黄色)のはわかりやすくしたのでしょうが、特に相手は盾でガードしながらという点で違和感ありました。この次の回で、ハイレベルの相手に剣戟をかなり喰らうシーンがあるので、ここはもっと硬いところをアピールしたいです。
最後のダッシュも、もっと前から使えよ!(逃げ切れたじゃん)と。この速さだと、他の場面もうまく乗り切れるんじゃないかとも思います。
{/netabare}

2017.7.2追記
第20話について
不定期更新のSAOツッコミの回です。SAOのレビューは酷評も多いですし、高評価でも短文のものが多い傾向があるのですが、私は無駄に長くなってきております。
さて、{netabare}超スピードで洞窟を走り抜けたキリトたち。そこからは飛べる設定のようですが、ずと羽を休めるシーンはなし(やられても無駄シーンなのでカットされているか、長時間飛ぶためのアイテムや補助魔法もきっとあるはず、その説明を省いたのだろうと脳内整理)。

サラマンダー、ケットシー、エルフ各陣営とも大将とカゲムネ以外は覆面モブという省エネ作画を突っ込みたくなるのは酷ですかね。こういうところを細かく描いておくだけでも主人公の特別感を減らすことができるんですけれど。

到着したキリトは見えないくらいのスピードで着地しているのですが、塔にぶつかって落ちた時もそうすれば回避できたのでは。

ユージーンとの熱戦は爽快感のある形で終わりますが、アリシャとサクヤにすり寄られるハーレムは抵抗あり。その後、リーファに女性を感じないような発言していて、中身が兄妹だからというのはわかるようなわからないような。日ごろ妹を見ていて慣れてるからなのか?{/netabare}

2018.2.20追記
第21話について
{netabare}半年ぶりの更新となりました。筆が進まなかったのは何と言ってもナメクジ回であること。
アスナがコンソールに到達して脱出できたかと思ったら、既にナメクジの影がって、ナメクジの動くスピード速すぎですよね。
そもそもなぜ彼らはナメクジなのか。ナメクジである必要があるのか。
好きな人にはサービスなのかもしれませんが、作画も力がこもっておらず、作者が触手フェチなのかと思われ、私にとっては気持ちが悪いだけでした。

現実世界では直葉が和人と一緒に病院に行って紹介を受けるのですが、「血盟騎士団、閃光の~」などと言っているところで、こちらが恥ずかしくなります(苦笑)

アスナはまた鳥かごに閉じ込められてしまいましたが、あの場所でカードを引き抜いていなかったら最終盤を迎えられなかったのですから、勇気ある行動には意味があったということで。{/netabare}

<2018.5.8追記>
第22話について
{netabare}キリトがアスナの捕らわれている世界樹の上に向かって飛ぶシーンからですね。

まず、アスナがいるとのユイの言葉でキリトが我を失い、高さ上限の見えない壁にまでぶつかります。その後もしばらく滞空しているのですが、2クール目の冒頭にあった、アスナのいる鳥かごの写真をどう撮影したかの説明と齟齬をきたしていますよね。連続で飛べる時間の制限の設定を無視しすぎだと思います。

そして、その直後、鳥かごにいるアスナのほうに画面が切り替わり、ユイが呼びかける声を聴いたと思い、籠の柵に手をかけるシーンがあるのですが、柵の幅が広くて、横向きにすり抜けられるだろって突っ込んでしまいました。これは作画ミスの話。

前回入手したカードを投げて存在を教えようとしますが、それがキリトのいるところに落ちてくる奇跡! そのゆっくりな落下スピードも含めて、この一連がご都合主義に感じてしまいました。

その後のグランドクエストの挑戦では、無数の衛兵に殺され、現実を思い知らされるのですが、リーファが助けに突入してきます。後の回でも援軍が途中参戦してくるので、そういう仕様ということで整合性はつきますが、クエスト開始の承認ボタンとかあったのに、扉が閉められないままクエストが始まるのは違和感ですね。

そして、嘘でしょ!?的な兄弟発覚で、勢い余って兄貴に告白してしまう直葉。血がつながっていないことを理由に、兄に恋愛感情を持てるものなんでしょうか、と今更ながらやっぱり違和感でした。{/netabare}

<2018.10.12追記>
第23話について
大分時間が開いてしまいましたが、3期も始まったことですし、少し急いでまとめていきたいと思います。
{netabare}この話は和人と直葉の美しい和解とグランドクエスト突破の回でした。

仲直りの場がゲーム内というのは良かったですね。現実世界で面と向かって言えないことも、ゲームならば。そして剣を交えてからの抱擁もドラマチックでした。

ま、私が投げてしまった剣の行方が気になってしまったのは言うまでもなく、2本が並んで地面に突き刺さっていたカットは有難かったです。

それから、リーファとレコンをサポートとして加え、グランドクエストに再挑戦するのですが、前回の惨敗ぶりからして、その判断ができた理由がわからなかったです。現実的には援軍で来るサクヤたちと合流できてから挑戦ということになるのでしょう。いや、そう進められても盛り上がらないのはわかってるのだけど、完全に演出優先というのは雑に感じるのですよね。

あと、気になったのはレコンの扱い(告白の戦略がゲスいのと、自爆魔法が無意味に終わるとか…)、リーファやレコンでも一撃で倒せるガーディアンの貧弱さ、回復魔法を使ったリーファたちに目を光らせつつなかなか攻撃してこないガーディアン、グランドクエストが途中参戦できる点(前話同様)、クエスト参加人数に制限がないならゲームバランス的に無双キリトで突破するのはどうなのか、とか。

気になりつつもグランドクエストを突破して話が進んで良かったと思った回でした。{/netabare}

<2019.1.9追記>
第24話について
{netabare}ようやくキリトがアスナのもとに到着しますが、そこにオベイロンの重力魔法が炸裂。キリトらの自由を奪ったオベイロンはアスナを鎖に繋いでゲス根性を見せていきます。ここは声優(子安さん)の演技が素晴らしかったですね。

また、重力魔法により地面のほうが明るくなっており、オベイロンがよりキモく、キリトやアスナの表情を険しくする良い演出だったと思います。

そしてオベイロンが「甘~い!」とやっているところで茅場の助けがあり、システムを超えた力でキリトが立ち上がり管理者権限を奪取。痛みを抑制するペインアブソーバーをレベル0にして一騎打ちで勝利します。

最後の一撃は残酷でしたが、これが次回に繋がり殺されずに済むので、批判もできません。

茅場を格好良く描いているのが少し違和感。SAO世界の創作者は、著者の川原礫氏自身も投影されているのかもと思いました。
{/netabare}

<2019.3.24追記>
25話について。
{netabare}アバンでの須郷との最終ボス戦は、和人が現実世界で殺人者にならなくて安堵。明日奈のと対面、和人が目覚めた時のようにやつれているべきでしょうが、ここは画としてしょうがないですね(見舞いの時点でツッコミし忘れてました)。窓で、二人のアインクラッドでのアバターが手を繋いで去る演出が素敵でした。

エギルのバーでのSAOサバイバーの会合、シンカーさん等、前に出てきたキャラも登場して楽しめました。茅場の残したザ・シードが、新たなVRMMOの原型として世界に拡がっていったこと、アスナのALOでのアバターの登場、そして最後にアインクラッドが出現と、物語としてまだまだこれからという想像を膨らませる終わり方も素晴らしかったですね。

フェアリーダンス編ということで、2クール目のメインヒロインであるリーファとの空中でのダンスも綺麗にまとめていました。

ツッコミはなしかと思いましたが、一つ。プレイヤーデータを初期化したとのコメントがありました。2期でもガンマンに触れるゲーム等でも人並外れた能力で大活躍するキリトさん。1期のデータをコンバートしたからと言えば納得行くけど、この発言は不要に思いました。{/netabare}

以上で、長きに亘りましたが、SAO1期の各話コメントを終了します。

SAOはアインクラッド編が特に好きで、プログレッシブを読み始めています(4巻まで)。現在6巻まで刊行されていて、まだ7層くらいでしょうか。1巻1層ペースで刊行ペースも遅いので、川原礫先生もいつまでかかるやらというようなことを書かれていましたので、アニメ化しても先が続かないと思いますが、人気が続くなら可能性としてはあるかもしれませんね。

{netabare}原作の1巻との齟齬(特にアスナとの関係性)は出てきてしまうでしょうが、一方で、お互いの絆は深まっていますので結婚への展開はより納得できるようになると思います。{/netabare}
内容的にも面白く、おすすめできると思います。キバオウさんもギルマスとして頑張ってますし、個人的にはキズメルさんが良いキャラしていると思います。

<2022.8追記>
SAOプログレッシブ星なき夜のアリアをレンタルで視聴しました。
そちらに感想を書いてもよかったのですが、大した内容にならないのでこちらに書いてしまいます。
以下は劇場版のネタバレですので未視聴で今後視聴予定の方は開かないでください。
{netabare}その劇場版の私の評価は84555の3.4で、これまでで一番、楽しめなかったです。
原作のプログレッシブ自体も元々の作品と全く齟齬がないわけではないですが、アスナがミトという友人とSAOの世界に入り、パーティを組んで戦い方を学んでいたら、スイッチを知らないということにはならないし、アスナとキリトが1層ボス攻略後にパーティを解散しないというのは原作以前にアニメ1期すら否定しているのではないでしょうか。
2層の壮大な背景の中で会話する演出も、元々は階段での会話でした。
こういう描写や事実関係は最低限踏まえた上での改変は良いにしても(たとえばクリームを付けたパンを食べた後に作戦会議をしたところ
)、演出のための改変は、前に見たものが嘘だったように感じられ、残念でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 132

84.5 14 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング14位
IS [インフィニットストラトス](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (6607)
28779人が棚に入れました
女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」(IS)の操縦者を育成するための学校・IS学園。そこでは世界各国から集められた少女たちが候補生としての勉強に日々励んでいる―はずなのだが、男なのになぜかISを起動させることができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。当然、彼の周囲には女の子ばかり。「世界で唯一ISを使える男」である一夏に、彼女たちは興味津々。幼なじみの篠ノ之箒をはじめとしたクラスメイト(少女限定)に囲まれた、一夏の波瀾万丈のスクールライフが始まる!?

声優・キャラクター
内山昂輝、日笠陽子、ゆかな、下田麻美、花澤香菜、井上麻里奈、豊口めぐみ、下屋則子、田村ゆかり、小幡記子、保村真
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

表彰します!あなたは、くだらないけど笑えちゃうキャラクターアニメ部門No.1です♡!

バトルも恋も熱く燃えて全力で頑張っちゃう♡
そんなアニメです。

魅惑の美少女戦士たちがロボット化。スピーディーで迫力あるアクションを、それは艶やかに!華やかに!
時に凛々しくも見せてくれます。

この作品のジャンルはロボットアニメ?
ISを巡るロボットのアクションはカッコイイです!けれどこの作品はロボット以上に強い「ラブコメ要素」でグイグイ迫ってきます。

なんといってもキャラクター力が抜群に高いです。観たら最後、きっとあなたも誰かのファンになってしまう、そんなキャラクターばかりです。

ストーリーはISのキャラクターのインパクトには到底及びません!!

多様な国から選ばれた魅力ある可愛いキャラと一夏のやり取りが楽しく、気がついたら病みつきに、画面に釘付けになって観てしまいました!!

基本、ストーリーはあってないようなもの。笑えます!笑いしかないのかもしれません!以上。
その結論が深く考えないこと、細かいことは気にしないこと、それが「IS」です!

ここは、萌えと、お色気がいっぱい詰まったワンダーランドです♡

主人公の一夏 (いちか)は女性しか操縦できない「IS」を何故か扱えます。特別な一夏は常に女子の興味の真ん中。戦いでは危険も顧みず仲間のために戦い、全ての女子に優しい。好意を寄せられるのは頷けます。女子が喜ぶことを無自覚でしてしまう納得のモテ男。
私も一夏を好きな一人です!!

そんな一夏の魅力に惹かれ、次から次へとバラエティー豊かなヒロインが登場します。

恋に鈍感な一夏とヒロインたちが過ごす賑やかな学園生活、バトルがとにかく華やか。
・・あと、ちょっぴりえっちです(笑)

ここで一夏を囲むヒロイン5人を紹介します。
{netabare}
・篠ノ之 箒 (しののの ほうき)「ファースト幼なじみ」黒髪ポニーテール。侍のような口調の武士道女子です。実は乙女なツンデレちゃん。隠しきれない胸は武器になるのかな?

・セシリア・オルコット。金髪ロングで毛先縦ロールが目を引く美少女。お嬢様でプライドが高く、高飛車。こういう女子が恋するとどう変わるのかな?

・凰 鈴音(ファン リンイン)実は私一番好きかも?イタズラっぽい笑顔や八重歯がすごく可愛い!素直になれない不器用な鈴(リン)を応援しています。この作品内でリンの扱いが悪いのがかなり気になります「セカンド幼なじみ」といい二の次扱いはやめてあげて!!

・シャルロット・デュノア。顔、性格、スタイル、声(花澤香菜)可愛すぎます。パーフェクトヒロイン!やっぱり「一夏のえっち」という必殺技があるせいなんでしょうか、好待遇ヒロインです。

・ラウラ・ボーデヴィッヒ。銀髪ロングで左目には眼帯を付けています。軍人気質です。登場時からは想像出来ない後半のデレっぷり。意中の彼を「嫁」と呼ぶところがツボ。
{/netabare}
一夏は誰が好きなのかはっきりしません。いつしかヒロインたちの間で勃発する一夏を巡る争い
見渡す限りライバル!ライバル!ヒロイン達は揺れます。
それぞれが「好き」を伝えるため、愛を表現し、彼の一番になるため奮闘します。

私がその立場ならきっとそうする。それで一夏はどんな反応?とか近いアピールするヒロインを見て妙に親近感がわいたり。時々そんな風に入り込んでみたり!!

ヒロインたちのあの真剣な表情を見てください。
皆、恋にバトルに勝つために一生懸命です!!そんな姿見せられたら作品共々応援してしまうじゃないですか♪

沢山笑えてちょっぴりえっちな作品
もし、もうちょっと、えっちが観たいのならワールド・パージ編(私の棚にあるよ)を是非ご覧下さい♪

最後に・・
OPの「STRAIGHT JET」すごく好きな曲
1日1回は聴いちゃいます♪

止まらないスピードで

想いが溢れていく

負けたくはない

誰よりも輝いていたい♪

恋もバトルも白熱・・・
果たして一夏のハートを射止めるのは、だ~れだ♡

投稿 : 2024/06/29
♥ : 80

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ロボットアニメの皮をかぶったハーレムアニメ

原作未読。

IS(インフィニットストラトス)という新兵器が登場して幾年か。
日本の研究機関に織斑一夏(おりむら いちか)という男性が編入してくる。
当初、女性にしか扱えないとされていたIS。
世界で初めての男性の搭乗者に、周囲は沸き立つのだった。


ロボットアニメの皮をかぶったハーレムアニメです。

1.主人公がおそろしく鈍感
どうしたらここまで無神経に育つのか。さっぱり分かりません。登場人物にまでつっこまれています。

2.なのになぜかモテる
モテます。理由もなくモテます。「何で?」って何度思ったことか……。顔か、顔なのか?

3.サービスシーンを忘れない
お約束のHな事故や、水着、お風呂や○○も忘れません。


さて、ISは「乗る」より「まとう」のほうがしっくりきます。
兵器搭載のスーツを着る感じです。

戦闘シーンは迫力があってよかったです。

しかし、ISの主な利用目的が「競技」。
そのため、メインストーリーが緊張感に欠けます。
一応終盤にはちょっとした仕掛けがあるのですが。

また、一夏の攻撃パターンが特攻ばかりです。
最後まで強さがよく分かりませんでした。


目立っているのがハーレムシーン。
一夏を除き、登場人物がほとんど女性です。
男性もいますが、むりやり登場させたイメージがありますね。

……で、とにかくモテます。
どんなに積極的に言い寄られてもまったく気付かない一夏。
まあ、女性関係に鈍感なのはお約束だからいいです。
しかし、ISの扱いや日常生活にまで鈍感さがおよんでいます。
「分かんねぇ」が口ぐせ、はっきり言うとバカです。
だからISの操縦も特攻主体なんですね。
そんな一夏に感情を移入するのはけっこうきついです。

私の楽しみ方はこうでした。

・主人公のバカさにツッコミを入れる
女性陣と一緒になって「ありえねえええ!!」とツッコミを入れていました。

・やたらモテる状況やサービスシーンにツッコミを入れる
「どうしてそこでほれる!?」とか、「どうしてそんなトラブルが起こるんだ!!」と毎話のようにつっこんでました。

ツッコミどころが満載。
見ていて楽しかったです。
こういう楽しみ方ができるのかと。

本来はロボット好きとハーレム好きの両方をターゲットにしているのだと思います。
しかし、キャラの行動やストーリーに、ひたすらツッコミを入れられる状況にもなっています。
そんなふうに別の楽しみ方もできてしまう作品でした。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 72

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2期に向けて予習

メカロボ系ハーレム・・・・
この手の作品は多々あるけど、これぞって所は正直ないように思えます

バトル物としてはそこそこだけど、最後の敵がなぁ~
出来レースなのか、2期になってちゃんと地球を脅かすような敵が出て来るのか

因みにシャルロット派です。w

投稿 : 2024/06/29
♥ : 61

88.5 15 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング15位
さくら荘のペットな彼女(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (5364)
26083人が棚に入れました
学園の問題児の巣窟『さくら荘』に住む高校2年生の神田空太は、変人たちに振り回されながら、『脱・さくら荘!!』を誓う毎日。そんなある日、『さくら荘』に、可愛くて清楚で、しかも世界的な天才画家である椎名ましろが越してくる。彼女を寮の変人達から守らねば!と考える空太だったが、ましろにはとんでもない秘密があった。なんと彼女は外に出れば必ず道に迷い、部屋はめちゃくちゃ、ぱんつすら自分で選べないし、穿けない、生活破綻少女だったのだ!空太は寮生たちによってましろの“飼い主”に任命されてしまう。こうして凡人・空太と天才少女・ましろの“飼い主とペット”生活が幕を開け―?この物語は、変態と天才と凡人が織りなす青春学園ラブコメである。

声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、中津真莉子、高森奈津美、櫻井孝宏、堀江由衣、豊口めぐみ、浅野真澄、小倉唯
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

それぞれの夢に向かって

俺は物語も作画も声優も音楽も全部良いと思ってますが、何よりも素晴らしいのがキャラですね。
あれだけ個性派なメンバーが揃っていておもしろくならないはずがないです(^_^)v
特に空太のツッコミが神すぎるw
些細なギャグでも爆笑に変えてくれます。

一番好きなキャラは七海です。
マジで可愛すぎる。
ちょっといじられるだけですぐ顔を真っ赤にしてあわててw
空太が絡むと特にそうなります。
でもって純情で努力家!
完全にメインヒロインでしょう((´∀`*))

以下各話レビューです

2話感想
{netabare}
ましろちゃんアウトオオオォォォ!
同学年の男子に何を聞いとるんじゃおのれは!?
だが可愛いから許す!!

あと、勝手に勘違いしてあわてる七海も可愛い。

でもってキャベツを食べてもらえなくて地味に落ち込む先輩も可愛い。

・・・あれ?俺可愛いしか言ってないねw{/netabare}

3話感想
{netabare}
仁さんもましろもかっこいいです。
こうして空太もまた成長したのだと、そんな風に思える話でした。
空太が仁さんを殴ろうとしてもろにカウンターをくらった瞬間はおもわず吹いてしまったw
てか、三咲先輩のテンションって、とらドラのみのりんみたいだな~って思ったのは僕だけですかね?
あんな明るくておもしろい先輩は最高ですね。{/netabare}

4話感想
{netabare}
神回だった!
空太も夢に向かって歩き出しましたね。
ましろもデビューすることが決まったし。

しかし、こうなると七海のことが気になってきますね。
七海が空太のことが好きっていうのは十中八九間違いなさそうですし、一般寮で一緒に暮らしたいでしょうから。
まぁ次回予告でましろが思わせぶりなことを言ってたから何となくこの先の想像は付きますがw

後、気になるのは仁さんと三咲先輩の関係ですね。
この2人もうくっついちゃえばいいのにw

そして赤坂・・・
あんたはいったい何者なんだ!?
そろそろ正体を明かしてくれませんかね。
ついでにメイドちゃんの中の人もw{/netabare}

5話感想
{netabare}
ついに七海もさくら荘に来ましたね。
これでより一層おもしろい展開が待ってると思います。

てか、ましろ天然すぎ!
空太が寝かしてくれないだの、下手なのに何度もするだの、挙句の果てに話の途中で寝るって何だ!?
空太のツッコミで爆笑したわ!!
でもってメロンパンの下りでも空太の話は全く聞いてないしさ(;゚∀゚)
まぁ可愛いは正義だから俺は別にいいんだけどさw{/netabare}

6話感想
{netabare}
七海が倒れてしまった!
でもさくら荘の人たちはいい人ばかりです。
その中でも仁さん!
なんかあの人は全てのことを見透かしているような気がしま
すねw
料理もうまいって万能すぎんだろ。(でも、何故サムゲタン?w)
今回は名言(迷言)も飛び出しましたしね。

仁さんに振り向いてもらえず落ち込む先輩も可愛い。
てか、普通に仁さんに「付き合ってください」って言えばいいんじゃないかな?

ましろは七海のことをしっかり理解している、七海は空太に弱さを見せることができた・・・
このアニメはホントに毎週が神回です。{/netabare}

7話感想
{netabare}
なんかもぉ色々とカオスすぎる(;゚∀゚)
超が付くほどのギャグ回ですw
前回のシリアス回とのギャップが半端ねぇ!
ほんとに同じアニメかこれ?
けど入浴シーンがあったからそれだけで万事OKだよねw

だだん♪だんだ♪だん!♪
妹ちゃんがさくら荘に来ました。
お兄ちゃんっ子ってのがいいね。
自分でも言ってるしw

ましろは今回初っ端から飛ばしすぎw
悪意があって言っているようにしか思えんわ。
だが、爆笑したから許す!

七海は純情すぎて可愛い。
ましろや妹ちゃんのぶっ飛び発言に過剰に反応して顔を赤らめる姿がヤバいです。
襲いたくなりましたw

先輩は今回出番が少なかったけどインパクトは抜群でしたね。
何か免許取ってたし、これからの話の伏線ですかね。{/netabare}

8話感想
{netabare}
前回の予告からして今回はみんなでてきとーにプールで遊んで終わりかと思いきや全然違った(;゚∀゚)

プレゼンは落ちてしまったか・・・
そんな時でもみんながいてくれれば大丈夫♪
かなり独特の励まし方だったけど空太が元気になったから万事OKだねw

あと、メガネの七海もかわいい。{/netabare}

9話感想
{netabare}
オープニングにすっげー可愛い子がいたから「誰なんだ?」と思いきやまさかの龍之介でしたw
あれが男とか初見でわかるまいよ(;゚∀゚)

あと外人枠としてリタがさくら荘に来ましたね。
イギリスでのましろ当番だったみたいだけどリタも結構常識外れな気がしますw

今回一番おもしろかったとこは、ましろが「空太のバカ・・・」と言い続けるとこですね。
メールのとこは盛大に吹きましたw{/netabare}

10話感想
{netabare}
赤坂がすげぇ良いキャラしてるね。
言いたいことはズバズバ言って、ついでに女嫌い。
今回のことは赤坂がいなかったなら解決しなかったよね。
最後リタと七海に挟まれて焦ってた赤坂を見てすごい和んだわw

てか、リタが赤坂に興味を持っちゃいましたか。
また新たなラブの予感がしますな・・・

どーでもいいけど美咲先輩のエレベーターが地味に進化してましたねw{/netabare}

11話感想
{netabare}
どのアニメでも文化祭ってのはいいもんだ。
EDでましろや先輩が着てた着ぐるみは文化祭のものだったんだね。
赤坂の女装姿を普通に可愛いと思ってしまった・・・
何かに目覚めそうだw
リタに嫉妬してるメイドちゃんも可愛かったですね。
てか、そろそろリタもOPとかEDに出してやれよ(;゚∀゚)
住人ではないけど一緒に住んでんだし。

そーいや先輩のお姉さんが出てきたね。

「美咲を傷つけたくないから私を抱いているんでしょ?」

仁さんはお姉さん付き合ってたらしいですけど、あの時の仁さんは正直よくわからなかったですね。
美咲先輩をより傷つけてるような気がするんだが・・・{/netabare}

12話感想
{netabare}
ましろのいるべき場所はさくら荘。
この辺は予想通りって感じでしたw

美咲先輩と仁さんの方も進展がありましたね。
仁さんも叫んだらよかったのにw
龍之介もリタに少し関心がでてきたみたいですし。{/netabare}

これで前半戦は終了かな。
物語も折り返しってとこですね。

13話感想
{netabare}
後半戦突入です!
2クール目に入ってOPとEDが変わりました。
ちゃんとリタも入れてくれてました
OPの方はすごく良かったんですが、EDの手抜き感が半端ないです(;゚∀゚)

物語が後半に入ったことでより恋愛の要素を強めてきました。
しかしギャグの手を抜いたりはしない素晴らしさ。
料理の件が特におもしろかったw
これから先の話がより楽しみになる良い展開です(^_^)v

空太とましろはまた変な感じになってしまいまして・・・
前も空太が落ちた時にこんな感じになったよね。
そんな中で七海とデートすることになるってなんじゃい!?そんなことをする暇があったら新しいゲームの企画を練りなさい。
そしてデートの権利を俺に譲りなさいw
美咲先輩も仁さんに勝負を仕掛けるためにイブに何か計画してましたね。

後半戦最初は女の子たちのアプローチ回でした。{/netabare}

14話感想
{netabare}
今回はめずらしく千尋先生が活躍したんじゃないか?
あの言葉があったからこそ空太とましろが元通りになれたと思うんだ。

だがしかし、報われないのが美咲先輩(T_T)
結局仁さんが何を言ってるのか俺も全然わかりませんでした
先輩立ち直れんのかな?

あと、空太がましろを好きだと言った時七海は何を思ったのだろう・・・
二人の前では明るく振舞っていたが、やっぱり内心スゲー泣きたい気持ちになったんじゃないだろうか。
でも空太のプレゼン資格ゲットによりそういった気持ちは全部吹きとんだようにも見えましたね。
がんばれななみん!
スカート姿も可愛かったぞ!!{/netabare}

15話感想
{netabare}
前回一人だけ報われなかった美咲先輩だがバッチリ復活してくれました。
やっぱり元気な先輩が一番いいですよね(^_^)v
よくやってくれたぞましろ!!あと妹ちゃんも!
仁さんは仁さんでちゃんと考えていてくれて安心しました。
何の意味もなく美咲先輩距離を置いた訳じゃなかったんだね。

空太に対するましろと七海の好感度もグングン上がっていきました。
それぞれ二人きりの時間のときに色々と見つけたものがあったみたいです。
七海の方は最後にましろが着ちゃったけどねw

あと空太のお父さんがおもしろすぎますw
見た目と裏腹に超ギャグ担当じゃないですか。
風呂での会話には爆笑しましたw
空太のツッコミスキルが妙に高いのは確実にこの人のせいですねw{/netabare}

16話感想
{netabare}
空太のプレゼンがついに通りました!!
千尋はなんだかんだでやっぱり良い先生だよね。

バレンタインが近づいてきてさくら荘の空気も何だかそわそわしてきましたね。
ましろや七海は一体どうするのだろうか?
そして空太のその答えは・・・{/netabare}

バレンタインってどこもかしこも恋愛ムード一色で、すごく楽しそうなイメージがあるけど、実際楽しいのはイケメンに限るよね(;゚∀゚)
俺みたいにアニメばっか見てるような残念な奴にはいつもとなんら変わりないつまらない一日が過ぎていくだけなんですよ。

だが、しかし!
今年の2月14日はいつもと違うのです。
さくら荘のゲームがPSPで発売されるので今年は一人でも寂しくないのさ!

・・・そうやって言ってる時点でなんかもう既に寂しいのです(T_T)

17話感想
{netabare}
話の内容自体はすごく良い・・・
良いんやけどあかん!!
このままやとななみん負け戦や(T_T)
自転車乗ってる時のセリフ練習でついに告白キタ━―━―━―(゚∀゚)━―━―━―!!とか一瞬思ったけど、まぁそういうわけにはいかんよねw
やっぱオーディションに受かってからじゃないと。

しかし、これでななみんルートに近づいた・・・かと思いきやましろとの屋上での出来事・・・
これはヤバい・・・
空太もうほぼ落ちてるわこれ(;゚∀゚)
結局空太はどっちを選ぶのだろうか?
頼むからななみんを泣かせんとってくれよ~(+_+)

ところで宮原くんのあの自転車の件は必要だったのかな?
何かちょっと不自然だったような気もするんですよね。
自転車だけ貸してくれて最初から空太一人の方がしっくりきたんじゃないかとw{/netabare}

18話
{netabare}
ようやく仁さんと美咲先輩が結ばれた感じですね。
空太と仁さんが殴りあった時はどうなるかと思いましたが、やっぱり自分の気持ちを思いっきりぶつけることは大切ですよね。(空太が一方的にボコられてただけな気がしないでもないがw)
仁さんには空太たちのような一生懸命になってくれる人がいれくれてホントに良かったです。
空太たちがいなければ二人が結ばれることはなかったでしょう。

まぁちょっと詰め込みすぎた感もあるんですけどね(;゚∀゚)
1話完結じゃなくて、2話ぐらいに分けた方が良かったんじゃないかと俺は思いました。

仁さんの話に目が行きがちですが、空太のゲーム制作の話も進んでいます。
優子の合格発表を見に行く時の三人の会話は見てておもしろかったですねw
ましろは嫉妬してるし、空太と七海は顔を真っ赤にして慌ててるし・・・
仁さんたちは無事ハッピーエンドだが、この三人の最後はいったいどうなるのだろう・・・{/netabare}

19話感想
{netabare}
さくら荘を取り壊すことが決まり、空太は初めてさくら荘に来た時のことを思い出していました。
空太が自分の部屋に入り、押し入れを開けたらそこには美咲先輩(宇宙人)が!

現在のシリアス展開とは打って変わっていきなりギャグをぶちかましてきましたw
美咲先輩とのコントはホントにおもしろいですね。
他にもさまざまな変人たちに翻弄され続けられたのも今では空太にとって良い思い出になっているのでしょう。

みんながどのような方法で取り壊しを阻止するのか楽しみです。
思い出のたくさん詰まったものをいきなりぶっ壊されるなんて納得がいくはずないですよね。

ただそれ以上に気になるのが、次回予告でのななみん・・・
おそらくオーディションの結果の話でしょうが、その結末やいかに・・・{/netabare}

20話感想
{netabare}
ななみん落ちちゃったのか・・・
それでも明るく振舞ってる姿が見てて辛いです(T_T)
ななみんが空太に伝えたいことがあるっていうのは一体どうなってしまうのだろう・・・
そこが一番気になるところです。

龍之介の過去にも色々あったんだね。
でも今は空太たち・・・さくら荘のメンバーがいてくれる
もう一人になることはないでしょう。{/netabare}

ところで最近の空太はやたらキレやすくないですか?(;゚∀゚)

21話感想
{netabare}
今回ヤバいなー。
ななみんが泣いてるところでガチ号泣してしまったよ(T_T)

努力しても報われない・・・
ほんとに世の中って理不尽です。

空太の方もタイトル審査に落選・・・
さくら荘取り壊しの署名も集まらず・・・
何もかもがうまくいかないという現実がそこにはありました。

暗い・・・話が暗すぎる・・・

そして責任を感じてさくら荘を出ていくましろ・・・
一体これからどうなってしまうでしょうか?{/netabare}

22話感想
{netabare}
神回でした・・・

さくら荘を出て行ったましろをみんなが必死に探します。
そして駅のホームでましろを見つけた空太・・・
ここでの二人の会話がヤバかったです。
ましろは「自分がいるからさくら荘が無くなってしまう」そう思っていました。
しかし、それは間違いでした。

「ましろがいるからさくら荘が無くなるのではなく、ましろがいなくなればさくら荘でなくなる・・・」

あのオンボロな建物がさくら荘ではなく、そこに住むみんながさくら荘そのものだということに気付かされました。

ここはホントに号泣・・・何か俺もう毎週泣いてる気がするよ(;゚∀゚)

七海は結局告白できずに終わってしまったみたいです。
ましろを探すためにかけていく空太を見送る七海がすごく切なかったです。
このシーン・・・「とらドラ」の「ジャイアントさらば」のとこを思い出しました。
{netabare}主人公が本当に好きな人のもとに行くのを恋に敗れたもう一人のヒロインが見送る{/netabare}ってとこがすごくシンクロしてた気がします。

千尋先生は物語が終焉に近づくにつれてカッコいいところを見せてくれますね。
何だかんだでさくら荘のみんなを信じているんですね。{/netabare}

23話感想
{netabare}
ついに卒業式が始まりました。
今回は「美咲先輩回」って感じでしたね。
さくら荘での様々な思い出を語ってくれて、空太や七海はもちろんのこと、千尋先生までもが泣いていました(T_T)
当然俺も泣きましたが何か?w

元生徒会長たちと仕組んでさくら荘の取り壊しも中止となり、大盛り上がりを見せました。
本当に良かったです。

すごく楽しんで見てた「さくら荘」も次回ついに最終回・・・
空太とましろ、そして七海の結末はいかに・・・{/netabare}

最終話感想

ついに終わってしまったかー・・・
一番楽しんで見てたアニメだけあって終わってしまった時の寂しさが半端じゃないですね・・・

でも原作はまだ続いているし、2期を期待しちゃってもいいんですよね?
だったら気持ちを切り替えていつも通り明るいレビューを書きましょう!
{netabare}
まずはななみん、お父さんとちゃんと話をすることができて良かったね。
これで堂々と声優になるという夢に向かって頑張り続けることができるし、まださくら荘に住むことができますね(^_^)v
ホントに良かったよ・・・
これでななみんだけ一人実家に帰らされるんじゃあまりに悲しすぎるもん。
こんどこそ声優になって、そして空太に・・・頑張れ!

仁さんも最後までカッコ良かったね。
駅でのプロポーズにはやられましたよw
・・・だから美咲先輩待ってあげようよ!
何一人で勝手に婚姻届だしちゃってるんですか!?
「二人で出しに行こう」って仁さん言ってたじゃん!!
あんなにカッコよく告白した仁さんがなんかかわいそうになってくるじゃないか(;゚∀゚)
これじゃあ帰って来た時もう苦笑いしかできないですよw

そして最後には新しいこーはい君たちも登場しました。
こんどはこのメンバーでどんなハチャメチャ騒動を起こしてくれるのでしょうか?w{/netabare}

俺はこの作品にどれほど笑わせてもらったのでしょう・・・
現実で悲しいことや辛いことがあってもこの「さくら荘」のおバカな日常を見てると自然と顔が笑っていました。

それと同時にこの作品一つで何回も泣かされました。
感動の涙もありましたし、悲しみ涙もありました。

たくさん笑わされて、たくさん泣かされて・・・
そして「夢を叶える」ための勇気をもらいました。
この作品に出合えたことに感謝です。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 138

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

『才能に対する劣等感や葛藤』重厚なテーマに対し、キャラや物語などの設定はリアリティーとアニメ感のバランスが悪く、終始冷ややかな視点での視聴となった【総合評価:66点】

2012年秋から2013年冬に掛けて放送の全25話

主人公の神田空太が通うのは、芸術科と普通科を併設する高校
一般寮に住まうことの出来ない所謂はみ出し者達が集められた寮が、タイトルにもある『さくら壮』でそこの住人はそれぞれに高い才能を持っている。
そんな中、編入してきた世界的天才画家の椎名ましろが『さくら壮』に入寮、彼女は自分では一般生活を送ることも難しい常識の欠如した人間で、そんな彼女の世話役に空太が任命される。
圧倒的な才能を持つましろと共に過ごす内に、特筆するような才能は何も持ち合わせていない空太が自身の夢、目標を見据え、それに向けて努力を重ねていく。
こんな感じの空太やさくら壮の面々の成長を描いた青春群像劇です。

この作品、終始『才能』に対する劣等感・葛藤と言ったタイトルからは感じ取れない以外に真面目なテーマを描いて、自分の将来をしっかりと見つめながら日々を送っている結構真剣な青春ストーリーです。
そして、そんな中で奇人変人な住人と一般的な主人公の軽快なやり取りと言ったコメディ要素も平行しています。

序盤から非常に面白くなりそうなテーマを据えており、最近横行している安っぽいラブコメに比べるとかなり期待を持てる作品でした。
最終話まで視聴した感想としては、良いテーマを掲げていた割にはもう一歩と言った感じで、描こうとしていたテーマに対して、リアリティーとアニメ感のバランスが悪かったと言うのが率直な感想です。
まぁ、自分がこの作品に対して求めたのが、テーマ性重視でリアルな心情を描く、こんな感じの方向性だったが為に楽しむ基準がズレてしまったのかも知れません。
今から書く感想もそう言ったズレた視点が生んでしまったと言えなくもないものですので、あらかじめご了承ください。



まともなテーマを掲げた作品でありながら、各キャラクターはあまりに個性を重視しすぎたラノベ設定であまりに現実味のないもので感情移入が難しかったように思えます。
リアリティを描くよりも、それぞれの強い個性、奇行の方が悪目立ちしていて、コメディ要素が押し出され過ぎた印象
ありがちな気楽に視聴するラブコメならば、あのキャラクター設定もありだが、才能への劣等感、葛藤と言ったリアリティーを描こうとしているならあまりにもアンバランスなキャラクターだった気がします。

各キャラクターの行動が直情的、勢い任せであまりにも恥ずかしくなるような青臭い演出が多過ぎたのもマイナスでした。
まぁ、設定が高校生と言うこともあって、仕方がないのかも知れませんが……

物語の展開も勢い任せ、文化祭、卒業式、中盤と終盤を飾るこの二つのイベントはあまりにもお粗末で臭い演出の最高潮と言えるシーン
集団がこんな動きをするなんてありえない、最終的に円満にするためには仕方ないのかもしれませんが、あまりの勢いに任せた展開に置いてけぼりになってしまいました。
ましろの行動の非常識は作中の随所でみられますが、正直ましろのコメディ的な非常識よりもよっぽど非常識に思えてなりませんでした。
勢いだけで作品を成り立たせる安っぽい演出は正直視聴していて鼻で笑い飛ばすしかありませんでした。

作画に関してはキャラクターデザインをはじめとし、全体的にそこまで好きと言うわけでもないです。
逆を言えば嫌いでもないので、まぁ可もなく不可もなくってところで視聴の妨げには全くなりませんでした。
音楽、OP、EDは前半のEDこそまぁ良いかなと思える程度で残る三曲は正直、微妙で安っぽいなぁって印象でした。


終始、テーマに対してキャラクターや物語の構成の現実味とアニメ感のバランスが悪く、冷ややかな視点での視聴になり気味でした。
『才能に対する劣等感や葛藤』テーマ自体は非常に興味が引かれただけに非常に勿体無いなと感じる作品でした。
未視聴の方、正直自分がこの作品に対して求めていたものが、テーマ性重視のリアルよりな展開だったのがまずかったのかも知れません。
今から視聴を考えている方、正直、テーマ性に惹かれてと言うのならあまり期待しないで視聴した方が良いです。
逆に単純にコメディ要素を楽しむ姿勢ぐらいで臨んだ方が素直に楽しめるのかもしれません。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 94
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

大好物でした!

原作 ラノベ 未読

学園青春ラブコメ

全24話


1話視聴した感想。

キャラデザは、綺麗で好みでした。

変人達が住むさくら荘に、普通の主人公がココを出ようとするも、引越してきたヒロイン 椎名 ましろに一目惚れ?して、結局ズルズル出て行かなくなりそうな展開ですかね?

主人公の神田 空太が、突っ込み捲るの見てるのは面白いです。

メインヒロインの椎名 ましろは、生活力が無く、無気力無表情キャラ(立派なさくら荘住人決定)だけど、外見は綺麗で可愛いですね。
世話がかかるのが難点。

クラスメートの青山 七海は、声優養成所に通う為、バイトをする苦学生。
外見も可愛く、空太に好意がある常識人。
テンパルと大阪弁になる所もいいですね~。^^

3角関係な展開になりそうですね。^^
ハーレムじゃあないっポイので、割と楽しめそう!
今後が気になります!

あと、どうでもいい話だけど、主人公の空太の声、SAOのキリトと同じだとすぐに分かりますね!^^

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最終話まで見た感想

久しぶりの純粋な学園ラブコメで、毎週楽しめました。

ハーレムではなく、自分の好きな3角関係もので、そこも良かったです。

非凡な主人公 神田 空太
才能に恵まれた天才画家の 椎名 ましろ
いつも笑顔で努力家の 青山 七海

この3人を中心に、上井草 美咲、三鷹 仁、赤坂 龍之介、ましろの親友のリタ・エインズワースらが織り成す青春の恋愛ものです。

{netabare}
空太は、どうやらましろに一目惚れしてる感じですね~

個人的には、あまり好きになれなかった主人公です。
ゲーム会社にプレゼンして失敗した時も、
自分の考案したゲームが立ち消えになった時も、
自分に才能が無いからといって、なんら罪もないましろに当たって傷つけて・・・許せん!
直ぐ切れるし、子供過ぎる。
ましろが可哀想でした。
もっと大人になれよ!って言いたかった。 ε- (´ー`*) はぁ~

何でななみんが、空太なんかに惚れたのか?分からないです。
空太にななみんは勿体無い!
ななみんにはもっと良い男を見つけて幸せになって欲しいですね!


感情表現の薄いましろも、段々空太に恋しちゃってるし・・・
面倒見のいい空太には、ましろの方が合ってる気がしました。

ななみんは、いつも元気な頑張り屋さんで、テンパッたり、デレたりした顔が可愛くて、誰もが好感もてたキャラでしたね。
声優のオーディションに落ちて泣くシーンには、自分も泣いてしまった。
(TдT)

美咲さんと仁さんの仲も、最初、仁さんの行動が理解できなかったが、終盤では良かった良かったです。
(@´▽`@)
ラストで、美咲さんが婚姻届をフライングして出してしまったのには、流石に笑ってしまったが、美咲さんらしいと思いました。
(≧▽≦)vぶは!

龍之介とリタとの仲も、お似合いでしたね! (〃ω〃)

みんな良い恋愛してます。^^

23話の卒業式では、年甲斐もなくボロボロ泣いてしまった。゜(゜´Д`゜)゜
年取ると涙腺緩むって言うのは本当ですね。。。^^;

結局、最後まで空太がどちらを選ぶのか?分からず終いで終わってしまいましたが。。。
原作がまだ終わってないから仕方がないのかな?^^;
{/netabare}

それでも、原作がまだ続いてる割には綺麗な終わり方だと思いました。

{netabare}
さくら荘に、新しく入った新1年生2人と、空太の妹も受験に受かってて、この先どうなるのか?とても気になります!
{/netabare}

私的にはドストライクでした!
是非2期作って欲しいです♪ @^▽^@)ノ

青春ラブコメが好きな人には超オススメです。(≧∇≦)GOOD!


OP:「君が夢を連れてきた」 歌 - ペットな彼女たち(茅野愛衣、中津真莉子、高森奈津美)
OP:「夢の続き」 歌 - 鈴木このみ

ED:「DAYS of DASH」 歌 - 鈴木このみ
ED:「Prime number 〜君と出会える日〜」 歌 - 大倉明日香

4曲とも良い曲でCD購入。^^
特に、鈴木このみさんの「DAYS of DASH」と「夢の続き」は、お気に入りです。
(●´ω`●)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 72

83.5 16 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング16位
緋弾のアリア(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (4895)
23968人が棚に入れました
武力を行使する探偵、通称「武偵」を育成する東京武偵高校に通う遠山キンジは「あるきっかけ」で頭脳が活性化する特殊な体質を周囲から秘密にしつつ平穏な日々を送っていた。しかしある日、彼は通学途中で爆破事件に巻き込まれ目の前に現れた強襲科のエリート生、神崎・H・アリアによってキンジの日常は平穏とは程遠いものへと変わっていくのだった……。

声優・キャラクター
間島淳司、釘宮理恵、高橋美佳子、伊瀬茉莉也、石原夏織、近藤孝行、江口拓也、野島健児、中原麻衣

たばこ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

グルーポンのおせち並みに中身が空っぽなアニメ

それは、2011年1月。
もう一年以上前の出来事にも関わらず、未だに多くの人の脳裏に焼きついて離れない衝撃的な事件。

グルーポン・バードカフェおせち事件。

共同購入サイト『グルーポン』で注文すると21000円のおせち料理が10500円になると話題になり500件の注文を受けた『バードカフェ』。しかしその注文の多さに対応出来ず、実際に消費者のもとに届いたおせちは、中身スカスカのおせちとは到底呼べない残飯であった。

おせちってのは、美味しいものがたくさんつまっているものだ。

お刺身、お肉、かずのこ、ごぼう巻き、黒豆、くりきんとん、エビ、昆布じめ、鯛。。。

しかし、グルーポン・バードカフェによるおせちは、こうした美味しいおせちをちらつかせておいて、実際の中身はというと、まさに生ゴミ。



この、アニメ「緋弾のアリア」は、まさに、このグルーポンのおせちそのものだ。

「緋弾のアリア」にはたくさんの美味しい要素が詰まっている。

ツンデレ、ロリータ、脱力系イケメン主人公、王道お嬢系高飛車女、微エロサービス、有名女性声優、巨乳大和なでしこ、主人公のスーパーサイヤ人化。

ありとあらゆる、「おいしそうなもの」を詰め合わせたのが、このアニメだ。

そして、いざ蓋を開けてみると、愕然とする。

グルーポンで、バードカフェなのだ。

恐ろしいほど、中身がスカスカで、まるで、まずい残飯を無理やり食わされて、そんな気分にさせられる。

金を返せとまでは言わないが、時間はせめて返して欲しい。

そんなユニークな仕上がりなのが、この一品だ。

すがすがしいほどつまらない。

「緋弾のオセチ」

投稿 : 2024/06/29
♥ : 75

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レキちゃんの出番が少ないよぉー♪

■「緋弾のアリア」ってどんなアニメなの!?
レインボーブリッジのすぐそばに東京武偵高校があるのです!
武偵を育成する学校が舞台となっているのですよー♪
武偵(・・。)ん?・・・・「武装探偵」の略なのです・・・っで
凶悪犯罪に立ち向かうべく、ありとあらゆる専門分野のスペシャリストを育成している学校なのです!
授業のほかに、民間からの依頼を解決すると成績に反映されるようですよー♪
 
そんな特殊な学園の生徒で主人公の「遠山 キンジ」とヒロインの「神崎・H・アリア」を中心に繰り
広げられる「ツンデレ・ラブコメ・ガンアクション」的な物語なのですよぉー∑('◇'*)エェッ!?
しかも、キンジとアリアの声優さんが、あのラブコメで有名な「とらドラ!」の虎竜コンビなのです!
くぎゅうううううこと、釘宮さんと間島さんです!!(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
これだけで期待しちゃう人も多いのではないでしょうか!?
 
っで、今回のくぎゅうううの有り難いお言葉は、ズ・バ・リ♪
「風穴開けるわよ!」
ですよねー(>o<")
そ・し・て、この作品、制作会社は「J.C.STAFF」で、監督さんが「渡部高志」なのですね!!
そうです、「灼眼のシャナ」「ゼロの使い魔」「とらドラ!」「ハヤテのごとく!」の制作会社と、
シャナちゃんの監督さんですよー♪
なので、くぎゅうううのツンデレと共に、いっぱ~い風穴開けられたい方は必見ですね(-ω-)/
 
 
■総評
豪華スタッフ、おなじみの人気声優さんが出演で、かなり皆さんの期待度が高かった分、辛口評価も
多かったような気もします。
個人的にも久しぶりのガンアクション物かなぁーって期待していました♪
しかも、武偵学校というスペシャリストの育成をする背景や、武偵ランク制度、各キャラ毎の特殊能力
やシャーロックホームズなどの有名人の祖先という設定はとっても面白そうな予感がしてたのですよ♪
でも、せっかく良い材料があっても、味付けの仕方が薄味で・・・くぎゅうううに言わせると・・・
 
「素材の味を味わいなさい!このバカバカバカ!!文句言ったら風穴開けるわよ!!!」
 
って無理矢理食べさせられちゃった感じがしちゃいます(>o<")
そうなのです、某有名人の祖先の偉大さが、これっぽっちも伝わってこないし、関連性もとっても薄い
し名乗るのが恥ずかしくなってくるくらいです…c(゚^ ゚ ;)ウーン
せっかく個々に特殊能力の設定や、各方面の得意分野の設定などを持たせることで、魅力的なキャラを
描写できているのに、無理矢理こじつけているだけの設定は要らなかったと思っちゃいました(>o<")
 
しかしながら、1期を見終わった時点では物語も完結していないし、意味深な描写もありましたね♪
「カナ」って誰なんだろうね・・・キンジの○○ですねw
このまま終わるスタッフではないと思いますので、2期に期待を込めたいと思います。
もちろん、1期もまずまず楽しめたので、ツンツンされたい方どうぞ迷わずご視聴してくださいね♪
 
2011.07.29・第一の手記

投稿 : 2024/06/29
♥ : 70

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

Clear and Present Danger

声優、釘宮理恵の病的な患者さんの方以外にはお薦めできません。

凶悪犯罪に対抗する武偵を養成するための学校を舞台にした、ありがちなハーレムラブコメ作品です。
卒業後の武偵がどんな活躍をしていて、それぞれの学生がどんな将来を目指して学園に在籍しているのかよくわかりませんし、それ相応な服装があるはずなのに女子はミニスカートです。キャラの多くは史実上や架空の著名な人物の子孫なのですが、名前を勝手に拝借してきただけのようで、かえって必要のない不快な設定だったように思えました。色々詰め込んで盛り沢山ですし、そこそこ魅力的な女性キャラも少なくないので、何か興味を惹かれる要素があれば完走するのはそれほど苦にはならないと思えますが、個人的にはどれもこれも中途半端な印象しか残らず、キャラが超能力を使うあたりから原作に対する興味も失ってしまい、最後まで視聴した自分が情けなくなりました。

この作品では学生たちに銃器をもたせ、合法的に国家権力のもとで公安活動をさせています。若い視聴者が感情移入しやすいのを良いことに、実際は長い年月に及ぶ鍛錬や経験の蓄積が必要な事でも、学生にやらせる事には、違和感を感じずにはいられません。オトナになり、それこそ一生続けていく覚悟と責任を伴うような危険な現場の仕事を安易に学園生活に取り込み、何でもキャラに肩代わりさせ妄想させておけば視聴者は満足するだろうという無責任な制作態度は改めて欲しいと思います。

舞台を学園にする作品ならば、学園はやがて卒業していくものである事を意識して作られていなければ、私はその存在意義にすら疑問を感じます。その学園を選んだ事で何を学び手に入れたのか。そこでたまたま巡り逢えた教師や友人と喜怒哀楽を共にするなかで、それぞれが次のステージを選択し、駆け上がる足がかりをつかんでいく過程を描いて欲しいと切に願います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 57

89.4 17 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング17位
狼と香辛料(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (4743)
23369人が棚に入れました
旅から旅へ各地を巡り、物を売り歩く行商人として生きるクラフト・ロレンス。
収穫祭に沸くパスロエの村へ行商に訪れたロレンスはその帰り、自らの荷馬車にとんでもないモノが入り込んでいたのを見つけてしまう。パスロエで仕入れた麦束に混じって眠りこけていたのは、獣の耳と尻尾をそよがせる美しい少女だった。
自らを『ヨイツの賢狼』ホロと名乗り、長いことパスロエの麦を豊作にするため手を貸していたと嘯く少女。左前脚だけとは言え狼としての姿まで見せられたロレンスは、ホロの素性を訝りながらも「遙か北の故郷に帰りたい」と願う彼女を旅の道連れとすることになる。
賢狼と行商人の軽妙洒脱な掛け合いに彩られた、彼らの行商模様と道中での様々な事件を描く、「剣も魔法もない」ファンタジー・ストーリー。

声優・キャラクター
小清水亜美、福山潤、名塚佳織、中原麻衣
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

まったり見れるけど、本格的な商売を扱ったアニメ。私とホロがレビューしてみます。

原作未読。
アニメ1期のみでのレビューです。


主人公のロレンスと狼の化身ホロのやりとり、そして行商人としての旅を描いたアニメ。
時代はルネサンス以前のヨーロッパという雰囲気です。

ロレンスは、能力が高く、経験も豊富だが、お人好しな面があります。
ホロは、商売の経験はないものの、非常に鋭い勘をもっていて、人の感情を操ることに長けています。
そして独特なしゃべり方。廓詞(くるわことば)と呼ばれる言葉と現代語の中間のような話し方をします。
何とも美しくて、不思議な魅力をもったキャラですね。

ロレンスもホロも頭の回転が速いです。
その二人が織りなすウィットに富んだ会話、そして距離感が大きな見所です。
ロレンスが前に出たり、ホロが前に出たり、並んで歩いてみたり。
ただ歩いているシーンにも、二人の心情が表れています。
ゆったりとした雰囲気のなか、徐々にキャラクターの魅力が伝わってきました。

作画は綺麗だと思います。
……というより、作画の雰囲気が好きなのかもしれません。
舞台は西洋風なのに、どことなく日本的な風情を感じさせてくれます。
のんきな旅路の風景を見ると、「夏目友人帳」のほのぼのとした空気感を思い出しました。

OPテーマ「旅の途中」も印象に残りました。
切なさの中にも暖かさ、そして雄大さを感じる歌です。
毎回聞き入ってました。


そして肝心のストーリー。

構成はしっかりしています。
伏線を張って、きちんと回収。
商売を通じ、ロレンスとホロを中心とした人間模様が変化する過程が描かれています。
おそらく「信頼」がテーマでしょう。

商売の部分は、けっこう本格的です。
ぼーっと見ていると理解できない部分があると思います。
私もそうでした……。

ホロがかわいいと思えればそんなこと気にせずに楽しめるのですがw


……ということで、難しいことは登場人物に任せることにしましょう。
レビュアーをホロさんに交代します。

-----------------------------------------------------------

わっちは賢狼ホロでありんす。

アニメ内の商取引について、わっちが説いてあげんしょう。
分からない部分があった主様は、ぜひ見てくりゃれ。

{netabare}
【為替】
{netabare}
まずは、ロレンスとぶどう園の主人との会話で出てきた「為替」の話からしようかの。

①まず、Aという会社の系列の店に、麦を売る。
この時にはお金をやりとりをせず、「クラフト・ロレンスから銀貨○○枚分の麦を買った」という証明書だけを受け取るんじゃ。
②その後、ヨーレンツという町に到着したら、そこにあるA会社系列の店で、塩を買う。
その時は証明書を渡すだけで取引成立。
あとはA会社が勝手にやってくりゃれるわけじゃな。

こうすれば、ロレンスは、①と②の道中、証明書以外に何も持たなくても済むじゃろう?
現金がなければ、盗賊や傭兵も襲って来ない。
仮に証明書を奪ったところで、身分を明かさねば換金できぬ。
ロレンスが塩を手に入れられたのは、ロレンスの築き上げてきた信用のおかげでもある。
商売には商人の信用が関わってくることが分かるじゃろ?
これがロレンスの言った「為替」というシステムじゃ。

まあ、アニメ中では「会社」ではなく「商会」と呼んでおるがの。
信用でつながった、商人どもの集まりのことじゃな。
{/netabare}

【お金の価値】
{netabare}
わっちも覚えるのに苦労したが、特に必要なのは、「トレニー銀貨」と「リュミオーネ金貨」の価値じゃ。

慎ましく暮らせば、トレニー銀貨1枚で1週間は暮らせる金額。
まあ、トレニー銀貨1枚は、日本円で約1万円くらいだと思ってよいじゃろう。

さて、テンの毛皮は、1枚当たりトレニー銀貨3枚で売れた。
それが70枚。
つまり、銀貨210枚≒210万円以上で売れたわけじゃ。
本来なら、銀貨140枚≒140万円でも十分な利益が出るのに、りんごを使っただけでこの差じゃ。
香りが70万円に化けたことになる。
……長生きはするもんじゃの。

そして、リュミオーネ金貨の価値は、トレニー銀貨30~35枚ほど。
リュミオーネ金貨1枚≒33万円程度の価値があるわけじゃ。

さて、ノーラに頼んだ仕事の報酬は20リュミオーネ。
日本円にすると、660万円ほど。
何とも驚きの額でありんしょ?
……さすがにあの小娘も「これは危険な仕事だ」と感じ、悩んだわけじゃな。
{/netabare}

【ロレンスが大損した理由】
{netabare}
これはほとんど事故に近いが、胡椒の取引が一つの要因じゃの。
天秤の仕掛けを見破って、してやったりと思ったロレンス。
「経験は過信を生み、過信は時に命取りとなる」
わっちはそう言ったのじゃが、その通りになってしまった。
つまりは、武具の価値が下がる可能性を調べず、その場の成功の勢いで注文したことに問題があったわけじゃな。
まあ、その商人が値下がりの可能性に気付いておったかどうかは、わっちにはわかりんせん。
{/netabare}

【ロレンスの借金】
{netabare}
買った武具の値段は100リュミオーネ≒3300万円。
そのうち、47と4分の3リュミオーネ≒1500万円が信用貸し。
2日で約1500万円稼いで来いと言われたわけじゃ。
しかも手元にあるのはガラクタ。
これは、実に難しい問題じゃった。
ロレンスが精一杯借金して回って、1日で3リュミオーネ≒100万円。
「たった」とは言っておるが、それでもそれなりの金額は貸してもらえたんじゃ。
{/netabare}

【リーベルトの命乞い】
{netabare}
……まったく、やつはたわけものじゃった。
しかし、命乞いに300リュミオーネ≒1億円、600リュミオーネ≒2億円。
あれはもう、払うつもりなど毛頭ないと言っておるも同然じゃのう。
{/netabare}

【レメリオについて】
{netabare}
密輸に協力した、レメリオという目付きの悪い人間。
やつもロレンスと同様に、武具を買い集めておったが、価値の暴落で借金まみれになっておったのじゃ。
つまり、借金まみれ同士で密輸を行って、お互い何とかしようという交渉をしたわけじゃ。

しかし、レメリオが持っていた現金が少なく、密輸が成功しても自分の借金返済がやっと。
そこで、いくらか浮かせようと、わっちらを出し抜こうとしたわけじゃ。

まあ結局、わっちが一肌脱ぐことで、何とかなったがな。

手に入れた金塊の額は100リュミオーネ≒3300万円分。
持ち逃げすれば、ロレンスの腕なら10倍にすることもできたんじゃが、ロレンスはそうせんかった。
その金塊を、レメリオに500リュミオーネ≒2億円で買い取らせることにしたんじゃ。
ただ、ロレンス個人ではなく、ロレンスの所属する商会名義じゃ。
しかも、10年ローンで返済することにして、破産を免れさせた。
つまり、ペナルティは与えるがチャンスは奪わぬ。
まったく……どこまでもお人好しじゃな。
その証書を商会に持って行ったところ、130リュミオーネ≒4000万円ほどで買い取ってもらえて、わっちらは、当面の資金を得たわけじゃ。
{/netabare}


{netabare}なんだか「ロレンス」と呼びすぎて……わっちは妙な気分になったのじゃが{/netabare}……。

主様、話は理解できたかや?
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 97

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

異色ファンタジーですが見て損は絶対にない!!

異世界ファンタジー物語ですが、珍しい物語でもあります。

商人のロレンスと狼の化身である少女ホロとの商人の旅をメインにした経済小説ですね。

ホロという存在以外はファンタジーとはあまり言えず、国を行き来する商人を筆頭にした経済的な内容が占めます!
そのため作中、経済用語や市場の成り立ち流れなど、かなり専門的知識が語られ経済学の基礎程度は学べてしまうかもしれません♪

そんな商売の駆け引きや、ロレンスとホロの関係などが見所の、ストーリー的には明快な作品です(*´ω`*)

なによりホロの存在が大きく、主人公が目立ち過ぎず、ヒロインも目立ち過ぎずで、バランスのとれたキャラです♪

ホロが人気なのは容姿や頭の良さ、言葉遣いや女性らしさ、たまに見せるギャップなどからだと思います(^O^)

物語の流れもとてもいい具合なのでマッタリ見れると思います☆☆

投稿 : 2024/06/29
♥ : 96
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

わっちはヨイツの賢狼ホロじゃ^^

ローレンス商業組合の行商人 ロレンス
化狼娘のホロ


中世ヨーロッパを舞台に
行商人として各地を転々としつつ
ホロの故郷、北の森を目指す


各地での商取引にまつわるストーリーが
面白いんす

わっち~なのじゃ
ホロの口調がかわいい^^


■第8話~第13話
{netabare}
順調に商売していけば
利益がつみあがる・・・と思った矢先に
鎧兜の大暴落で信用買いしていたロレンスが
破産状態になるという急展開・・・xox


資金繰りもうまくいかず、
金密輸を決行するも裏切られて
殺されかけるという、踏んだり蹴ったりな状態に。



最後はホロの活躍もあって
うまくいってよかったです。


自営業やってる夫婦の苦労話みないな
感じですね^^


{/netabare}

■第1話~第7話

{netabare}
ホロ戸の出会いからメディオ商会とのいざこざまで。

銀貨価値下落での儲け話
でしたが、価値下落を見込んで
為替で儲けたらダメなのかや?などなど
色々考えながら楽しめました♪

しっぽのもふもふ
さわりたい^^

{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 94

88.2 18 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング18位
ソードアートオンラインⅡ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (3903)
22348人が棚に入れました
《SAO》事件から一年が経ったある日、キリトは、総務省《仮想課》の菊岡誠二郎から奇妙な依頼を受ける。それは、銃と鋼鉄のVRMMO《ガンゲイル・オンライン(GGO)》で突如発生した怪現象《死銃(デス・ガン)》事件の捜査であった。漆黒の銃を持つ謎のアバターに撃たれたプレイヤーは、実際に現実世界でも《死》に至る……。その不気味な事件の捜査を断り切れなかったキリトは、《仮想世界》が《現実世界》へ物理的に影響を及ぼすことに疑いを抱きつつも、《GGO》へとログインする。《死銃》の手懸かりを掴むべく、不慣れなゲーム内を彷徨うキリト。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、長大なライフル《ヘカートII》を愛用するスナイパーの少女・シノンだった。彼女の力を借りたキリトは、自らがターゲットとなって《死銃》との接触を試みるべく、全ガンナーの頂点たる対人トーナメント《バレット・オブ・バレッツ》に挑む……。

声優・キャラクター
松岡禎丞、沢城みゆき、戸松遥、竹達彩奈、伊藤かな恵、日高里菜、高垣彩陽、平田広明、悠木碧
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マザーズ・ロザリオ編は、アインクラッド編に次ぐヒットかも!

SAOといえば、自分の中ではアインクラッド。
テンポのいいダークファンタジーでした^^
ファントムバレット編も楽しみですね。

■第1話~第2話
{netabare}
2話目にして、沢城さんが本格始動です^^
狙撃手かっこいいです。

マント男との戦いでは、ただのゲームなのに、
立派なガチ勢ぶりを発揮した沢城さん。
今後の活躍が楽しみです。

そして、キリト&アスナ爆発しろ( ´,_ゝ`)ノ))))))●~* サラバ
{/netabare}

■第3話
{netabare}
シノンちゃんのトラウマが明らかになりましたね。
アインクラッドと違い、わりとゆっくり目で進行中。

デスガンさんは、ネーミングセンス悪いし、ラストの
ターゲットリストもストーカーみたいでした(笑)
変態ですねwww
{/netabare}

■第4話
{netabare}
ライトセーバーに完全一致(笑)

弾避けでは、さすがのチーターっぷり?でした
銃には全然興味なさそうでしたね~
でも、剣の方がしっくりくるかも^^
{/netabare}

■第9話
{netabare}
久々の戦闘BGMでした
かっこいい!
です・・・が、アインクラッドと違って命かかってない分、
う~んって感じは否めないですね^^;

ただのゲームで終わらない、緊張感が
今後出てくることに期待!
{/netabare}

■第10話
{netabare}
今回は話全然すすまんです。。。
既に知っている回想話のオンパレード。
シノンちゃんがかなりメンドクサイ子に・・・^^;
{/netabare}

■第11話~第24話
{netabare}
マザーズロザリオ編がとっても良かったです^^
空気化していたアスナに久々にスポットライトが当てられていました。
SAO技術が、ユウキに対する医療行為で用いられるというのは面白いですね。
アスナの成長がさわやかに描かれていると思います♪

マザーズ・ロザリオは電撃文庫Fighting CLIMAXでアスナの技として登場してますね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 100
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

マザーズ・ロザリオ編はSAOの中で最高の内容

マザーズ・ロザリオ編は、SAOの中でも最高の内容です。
何度も何度も見直して、何度も何度も涙を流しました。

多くの方は、このアニメをSFだと思われているようです。
しかし、現実の世界でも、これと似たようなことは既に多く存在しています。

病気で長期入院されている方が体調の良い時だけSNSやオンラインゲームに参加されたり、インターネットで小説や漫画などの感想文を書かれたりしているのです。
ただ他の人は気づかないだけなのです。

だから私は、マザーズ・ロザリオ編だけは身近な問題を扱ったアニメだと感じています。


物語は、主人公のアスナがゲームの世界でユウキという少女と出会い、すぐに意気投合して親友になります。でも、実はユウキは、{netabare} 長い間ずっと病気で入院してる少女。
おそらくユウキは、何度も絶望にさいなまれたと思います。それでもユウキは懸命に生きました。{/netabare}

私は最終話よりも、その一話前である23話目が一番好きです。
ここでは戦闘シーンも無く、ほとんどが現実世界の話です。

学校へ行きたいユウキのためにアスナとキリトが懸命に頑張るところや、
国語の先生までもが顔も知らないユウキのために協力してくれるところは、たくさんの優しさが感じられ、心が暖まります。
そして、芥川龍之介のトロッコをユウキが朗読するところは、思わず耳を澄ましてしまいます。
『いつまでもユウキの朗読を聴きたい。いつまでもユウキと一緒に授業を受けたい』と、感じました。

また、アスナが母親と仮想世界で話し合ったシーンも感動的でした。
{netabare}
窓の外の風景が、あまりにも幼い頃の風景と似ているため、思わずアスナの母が涙を流します。
その涙にアスナの母自身が驚き、「私は泣いてなんかいない」と、かたくなに否定するのです。
でも、仮想世界では、自分の心を偽ることなんて、できません。
そのことをアスナが優しく説明しますが、これは心に響きました。

そして、涙を隠せないと理解したアスナの母が、
「不便なところね」とつぶやき、せきを切ったように号泣するのですが…{/netabare}
きっとアスナの母は、現実世界では何度も何度も泣きたいのを我慢して、生きてきたのでしょう。
そして、この仮想世界で、ようやく素直になれた。
おそらく、アスナの母は、仮想世界に来て涙が流せたことに、感謝していると思います。


そしてエンディング曲の「シルシ」とオープニング曲の「COURAGE」は、2014年12月のBillboard JAPAN Hot Animationで1位と2位とを独占しました。
通常、一つのアニメでオープニングとエンディングが同時に1位と2位を独占することはありません。
しかし、できてしまった。
それは、曲の素晴らしさもさることながら、2曲ともその歌詞には、アスナからユウキへの思いが込められており、その思いにみんなが共感したからではないでしょうか?
私はこれらの歌を歌うとき、思わず涙を流してしまいます。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 94
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大作は続く

SAO事件から一年、キリトの新たなる戦いが
銃と鋼鉄のVRMMOガンゲイル・オンライン(GGO)で始まる!

今期注目度No.1と思われる作品の登場。
前作の個人評を短く言うと
「エンタメ性演出面は抜群だが
偶然に偶然が重なりご都合主義が過ぎるシナリオに不満」
という事で世間様の評判よりは低い。
それでも魅力があり期待感は高くなってしまう作品なのは間違いない。

さて、期待を持って観た1話だが、
う、うーん。まだ導入という事で大人しいスタートだった。
視覚的にはデスガンの犯行シーンが一番の見せ所だったが
この作品にしては派手さや衝撃に欠けていた様に思う。
本人ではなくモニターを撃ったのも地味だし(この行為に意味があったかも知れないけど)
ドクロと外套の怪しい風貌の割に手にした銃がトカレフっぽいのも微妙に安っぽく感じた。
いや別に悪い銃じゃないけど小物っぽくないですかね?

それとキリトの「現実と仮想の違いは情報量の差」ってのも
ちょいと引いちゃう発言…。現実世界もうチョット見つめようよ。

まぁ大人しいスタートだったのは大作の余裕って事で次回以降も期待してみようと思う。
黙ってても盛り上がる作品にはなるよね!?

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

取りあえず事件については感じた事を書き留めておきます
【予想】{netabare}
今回の事件は「銃」に秘密がありそうだが多分関係ないと思う。
トリックは別にある。
ミスディレクションというヤツで銃に注目を集める事に意義があった様に思う。
デスガン(人物)はドクロの仮面で顔が隠れ、声も謎なので
今まで出てきたキャラの中に関係者がいそう。
手まで包帯で覆っている事には必然性がありそうで
アスナとの会話「手を握った感触で誰だか判別できる」云々が伏線になっていそう。
ただし複数犯の可能性も考慮しておくべき。{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の舞台である銃のVRMMO「ガンゲイル・オンライン(GGO)」の
世界を紹介する回。
話が進まず焦れったくもあるがお陰で大分知る事が出来た。
鉄と荒野の匂いもなかなかイカス!

「リアル」とは言わないがとても魅力のある世界で実に面白そう。
一つ一つの動作が丁寧かつスピーディー、
ガンシューティングの呼吸というか間というのが良く分かっている。
(さばげぶにも爪の垢煎じてあげてくれ!)
盛り上げ所の演出も良く迫力があった。
「そこから落ちるのいくら何でも高すぎるだろ!」とか
「落下中に重ライフルは当たらないぞー!」とか思いつつも
この世界に浸かり見入ってしまった。 この辺りは流石SAO。

キリトも決心した様でこの世界にどう参入していくのか期待が高まる。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
シノンの実生活とキリトがや~っと始動した回。

大作の余裕…ありすぎ!?
まず説明書熟読させてからゲームスタートさせられる感じ。
1期みたいにキリトと視聴者が一緒になって放り込まれ
手探りで進む展開が好きだったし
それによって感情移入や物語への入り込みがより深く出来たのに
今期はちょっと視聴者への説明が過ぎる様に感じる。
このまま俯瞰で物語を追わせないで欲しい。…まぁ大丈夫だと思うけどさ。

シノンは精神治療も兼ねている様子。
大会に勝てば治るってのは単なる自己暗示なだけなんだけど
キッカケってそんなモノなのかも。
治って欲しいけど治って感動する程でもないかな。
指向けられただけで不安になるのは困りモノだけど実生活で銃持つ必要ないし
「クララが立った」とは別次元。

銀行(郵便局かな)強盗は何が一番の目当てか忘れちゃってるは
幼女ともみ合いになるはでツッコミ所満載でした。
こんな強盗は居ないだろ流石に…。

メモ{netabare}
被害者=撃たれたアバターとは限らない
看護士さんと握手
シノンの父の死
{/netabare}{/netabare}

※4話感想{netabare}
いよいよGGOの世界へ。
男臭いゲームの中、女性っぽい容姿でスタートするのはまぁ良いけど
ネカマ設定なのはちょっとキモい。
早く身バレして普通に戻って欲しい…というか元々シノンは女だと勘違いしてるのか?
キリトの思い過ごしじゃないの? …別の意味で違う世界に行かないで!

GGOでもキリト無双は健在で早速ゲーム(の中のゲーム)相手に披露。
本当にいつも通りお強いですなぁ。

そして、こちらの世界でも剣で生きていく事を選択した模様。
現実的には無茶なんだけど、銃に剣で挑むのはロマンを感じるし
やはりソードアートなのだから譲れない所でしょう。
(でも大抵この設定の物はB級以下のシナリオになっちゃうんだけどね…。)
戦いではシノンの援護とか連携も見られそうなので楽しみではあるけど
アスナが見たら浮気判定になりそうな気もする…。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
いよいよBoB開催。
空白でのエントリーが吉と出るか凶と出るか。
(普通必須項目あるだろ!…とか突っ込むのは野暮?)
男だと早々にバレてオカマちゃん設定が解かれたのは良かったけど
まだ少々、口調がお淑やかな気がするのは気のせい?

試合では当然の如く強さを発揮。
剣で弾を弾くくらいお手のもの。相手の位置も察しちゃいますよ!…ぇ!?
ここまでくるとハンドガンでの牽制の意味があるのかは疑問だけどね。

相手の銃の集弾性の悪さが気になったけど、
ターゲットサークル内でランダムって設定なのでまぁ納得。
それを読んじゃうんだからキリトはやはりハンパない。

試合後はデスガンとの初接触。
怪しさ満点だし、都合良く組織のマークが露わになってて包帯の意味なし!?(笑)
キリトはもう犯人(デスガン)に辿り着いてしまったのか。
…やっぱり、推理要素は期待出来ないかな?
深く考えず娯楽アクションとして楽しむべきかな…って気になって来た。
{/netabare}

※6話感想 {netabare}
ラフィンコフィンとの戦いで負った心の傷がまた開き、
我を失いシノンに対して無気力な試合をしてしまったキリト。

戦いでは神の如き強さのキリトでも精神的にはやはり人の子。
少々「嫌な奴」に映り、ヒーローとしては薄暗いが
こういう面を見せる人間らしさは描けていたと思う。
似たトラウマを持つシノンと気持ちを共有し克服して欲しいわけだけど、
これってリハビリ療法と同じ。
もしかしてGGOを通してリハビリ見せられるのか?と思うと少々冷める。
この作品にはそういう薄暗さは求めていない。

1期の様な爽快感、希望、愛情を押し出す作風と上手く合うかが
評価の分かれ目になりそうかな。

それと、ラフィンコフィンとの回想の入れ方が唐突かつ描写不足で
「取って付けた感」「後付け感」が大きいのが勿体ない。
キリト自身が思い出したのも急なのだろうけど
もう少し前半でも匂わすタイミングはあったと思う。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
現実世界でも気持ちを引きずり悩むキリトとシノン。

モヤモヤとした展開だけど試合前のお約束で飛翔前のしゃがみと言う感じ。
それにしてもキリトは周りにも心配かけて罪作りですね。
(ネット廃人なのにリア充ってのは現代人の夢・理想の一つなのかな?)
看護士さんは流石に良いアドバイスでしたが意味深な気もします。
第一印象から訝んでしまっているので過敏になって気にし過ぎてる?

シノンの男友達の方はちょっと邪な雰囲気もあって何か怖いんですけど…大丈夫?

色々な不安を乗せたままいよいよ大会本戦へ!
{/netabare}

※8話感想{netabare}
BoB本戦開始! サバイバル形式ならストーリー的にも汎用性高そうです。
衛星での位置情報把握も今後の試合展開に絡みそうですね。

キリトはデスガンの正体を絞っているけど、プレイヤーと決めつけない方が良い様な気がする。
【予想】{netabare}主催者やハッカーだった方が実際の住所情報を知っていて犯行し易い立場だと思う。
そう考えると住所を書いていないキリトはデスガンに撃たれても死なないのかも…。
{/netabare}
それと、BoBでの中性キャラ気に入っている様子で悪ノリしてますね。
別にいいんだけど、悩みとの落差が激しいから変な感じもしちゃってます。

ペイルライダーさんはアクロバティックな動きのプレイヤーでしたが
こういうスキルがあるならメタルギアでいう雷電スタイルで戦えるって事だよね?
「剣(近接)でも戦える」プレイスタイルがあるってなると
今まで観せてきたの世界観が怪しくなり違和感が出る。
キリトの個性・特別感も落ちてしまいコチラも変な感じが…。
なんだか所々で「変な感じ」を受けてしまった8話でした。

折角出てきたペイルライダーさんこのまま出オチで殺さないで欲しいけど、大ビンチ!?
デスガン撃たないでペイルライダーさん撃って退場させてあげた方が良くないか?
ともかく気になる次回へ!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ペイルライダーさん死んでしまったのかな?
…だとしたら可哀想すぎる。楽しく遊んででキャラ作ってただけだろうにな。

その死が今度はシノンにも迫ってます。
だからプレイヤーだと決めつけるなって言ったのに!(笑)
デスガン自体常識外れなんだから正直に戦いすぎ。
とはいえ何故かシノンは死なない感が強いので意外と安心しています。
もうちょい緊張感も欲しいけど、娯楽活劇としてはこれが正解なんだろうな。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
九死に一生を得たシノン。しかし心の古傷に触れ銃への恐怖感が蘇る…。

一話でデスガンがトカレフなのにツッコミ入れてしまいましたが一応伏線でしたね。
ただデスガン=トカレフで無ければシノン一人で窮地を脱せ恐怖心も再発しなかったのか?
とも思えないので伏線としては弱いかなという気はします。

洞窟で慰め励まされるシノン。
世間に事実が公表されてないのに「人殺し」ってイジメられてたの?
いや、それよりも流石に「人殺し」を茶化してイジメないだろ!?
そもそも他人の反応関係なく自身で抱えてるトラウマなんだろ!?
などとツッコんでしまいましたし、
しつこく余計な演出は逆効果で妙に安っぽくなってる気もします。
最後は「一人でも戦う」とか言っちゃう辺り、めんどくさい女だな…
などとも思っちゃいましたが再びトリガーを引けるのか応援&注目していますよ。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
洞窟内で推理とそしてアスナ達外野の動向。

前回に続き動きが少なくテンポとしても鈍く感じてしまいます。
犯人も複数というごく普通のトリック、変哲のない所で落ち着きそう。
だとしたら今更だけど警察の初動捜査甘いよね。
薬物注射って事になるとやっぱり看護婦さんが疑わしいかな。

それにしても仮想空間にダイブすると現実での感覚0になっちゃうってのは
改めて恐ろしい…。
もし実際あったら関連する事故や犯罪が凄いだろうな。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
いよいよデスガンとの死闘開始。

デスガン達ラフコフはSAO環境の中でPKと殺人の境が判らなくなったのか
それとも実際に殺す感覚に魅入られているのか、イカレちゃってますね。

シノンの援護もありつつ接近戦に持ち込めたキリトですが
相手も剣の達人だったようでまだ激しい闘いになりそうですし
もう一人、敵か味方か(敵だろうけど)謎の人物も居る模様でもう一波乱ありそうです。

ただ、あれを銃剣扱いにしたりペイルライダーの戦い方然り
設定がフリーダムで銃のみの世界観としては崩れている気はします。
結局我慢できずに剣を摘み食いしちゃいましたねぇ
作風と言えば作風なので別に批判ではないですけど
遠慮なく盛り上がる方へと進む展開が実に「らしい」なぁと感じる場面でした。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
シノンの牽制もあり、アスナの声援もあり、デスガンを討ったキリト。
(1話のアスナとの手繋ぎはこの為?ちょっとインパクトに欠けるけど…。)

赤目をヒントに名を思い出した訳だけど、
…その前にマスク一緒なら容姿でピンと来るだろ!(笑)
解決に近付きつつあるけど、まだ他にも共犯が居るのが確定して
もう一段底がありそうです。

そして目覚めたシノンを襲う新川君。
彼は前々から不気味でしたがついに本性を露わに…
それにしても何でもベラベラ喋ってくれちゃって、
黙ってイイ人演じてたらまだ脈あったろうにこれで全部ご破算!何がしたいんだか。
キリトはバッチリのタイミングで参上!流石ヒーロー!
アスナの労いもそこそこに直行したんだろうか? 住所把握能力も凄いかも。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
「もしもGGOにステータス振り直しアイテムがあれば犯行は起きなかったのか?」
「そこまでのプレイヤーならAGE最強説を自分で作り上げればいいだろ
ステ振り究極論に口出し出来る程のプレイヤーでもないくせに逆恨みしてんじゃねーよ!?」
「ゼクシードから薄塩タラコへ…怨恨殺人から快楽殺人への壁はないのか?」
「更にそこから好意を持つ女性に殺意が向かうものなのか?」
…などなど、観ながら色々と思いが巡ったが、
トドの詰まり動機には全く納得できてないです。新川君狂い過ぎ。

それと、心電電極で助かるってのもC級にも程があるし…。

シノンも恐怖症から立ち直りつつあって美談ハッピーエンドっぽく締めましたが
事件自体の収まりがどうも悪く気分はモヤモヤしちゃってます。

まぁ来週から切り替え!切り替え!
シノンはGGO以外にも登場するのかな?
{/netabare}

※15話はシノン目線での総集編

【GGO編:総評】{netabare}
娯楽アニメとしては楽しめ役割は果たしていると思いますが
今までと比べるとテンポも演出もイマイチで
前期の「キリト頑張れ感」には届かなかったです。

今までに無い漢臭い銃だけの世界観に期待が高まったけど、
シノン&女子ぽいキリトで漢臭さが無くなり、
ペイルライダーの接近戦術&デスガンの銃剣の登場で銃だけの世界観が薄れ
この世界でのキリトの特異性が失われ結局GGOではなくSAOの土俵になっていました。
それでも、バトルが盛り上がって行くのなら不満なく許せたと思うけど
熱くなりきれなかった分冷静に見てしまいました。

また、序盤に集団戦(サバゲー)でこの世界を紹介していたのに、ほぼ個人戦に終始でした。
集団戦術に苦しむキリト&シノン組と言うシチュエーションも観たかったんですけどね…。
キリトVSシノンも決着付けてませんし、もっとこの世界で戦い尽くして欲しかったです。


今回はシノンで感動的なストーリーにしたかったのだろうけど
こちらも引き出しきれなかった印象です。

シノンが引金を再び引ける様になるのも
キリトとの会話で励まされて何となく治っちゃってフワフワ。
ベタでもダイハードの太っちょ黒人警官さん並に演出すれば
良いシーンに出来たと思うんだけどな。

最後の子供の命もシノンが救ったよってシーンも
後からのチョイ足し感が強く感動出来ませんでした。
やるなら序盤であの子供と絡まるなりして伏線作っておけばいいものを。

序中盤で時間をかけてトラウマを紹介していた割に
演出が足らず感動に繋げられなかった様に思います。

事件自体も14話感想の通りモヤモヤしちゃってますしね…。

何だかもうちょっとやれる気がしたGGO編でした。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
ALOに戻ってエクスカリバークエストに挑戦!

シノンもちゃっかりと溶け込んでます。移籍かな?GGOと両立してるのかな?
今度はトラウマとか余分なものが無いので気楽にアクションものとして楽しめそう。
ただしNPCが意志を持って勝手に動き始めた気配があるのは気懸かりですね。
{/netabare}

※16~18話【エクスキャリバー編:総評】{netabare}
難しいことを考えず気楽にアクションとパーティ内のやり取りを楽しめました。

ストーリーはシンプルでゲームプレイを観ているような気分。
予想外なのはフレイヤのトール(親父)化ぐらいかな?ちょっと笑えるヒトコマでした。
新たに加わったシノンは垢抜け良い仲間になっていて一安心。スキル的にも既に欠かせない存在。
「エクスキャリバー」という言い方の違和感も彼女とキリトが説明してくれたので
まぁ納得しておきます。

キャリバー編自体は「めでたしめでたし」で締まっていますが
NPCの意志に伴う行動とユイ(AI)が現実世界を知覚した事は今後含みになりそうです。
仮想世界が現実に干渉する…なんて事があるやも!?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
果たしてキリトを負かした相手をアスナが斬れるのか?突けるのか?
そして夢の11連撃は手に入るのか!?
今回はアスナ中心のデュエルバトルストーリー。

なんだか既にアスナ向きのスキルだなって気はしちゃうんですが
一応、勝つのか負けるのかハラハラ楽しんで応援しようと思います。

キリトが負けたみたいだけど曰く付きなのは
キリト最強を信じるファンへの配慮なんでしょうかね?
でも、どんな理由なのか何を喋っていたのか気にはなります。
剣道繋がりなのかな?しょーもない理由の予感もしますが…。
まぁ今回も気楽に楽しめそうです。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
アスナの家庭事情&いよいよデュエル。

アスナママは絵に描いた様な教育&家柄ママでした…いや、絵なんだけどね。
親からしたら娘の事を想っての事だろうから、
もう少し愛情ある描き方でも…と思うけど完全ヒールでした。
SAOから生還してこれじゃキツイ。そりゃ仮想世界の家も即買いするわ。

そしてデュエルは激しい剣撃の応酬の末、絶剣のお眼鏡に叶い何やらお願いされる事に。
「僕達に」って事は個人的な事では無さそうだけど、
どこかの集落がピンチなのかな?別ゲーに行っちゃうのかな?

アスナの居場所を巡る意外に深い話になりそうですね。
{/netabare}

※21話感想{netabare}
無謀ともいえる1パーティーでのボス狩りに手を貸す事になったアスナ。
ユウキの言葉に後押しされボスとそして母親とも対峙する覚悟を決める。

ボス討伐でアイテムと思い出GET!スキルも継承して貰い、現実ではママを説得という
ルートが見えてきました。

相変わらずママさん悪辣に描かれています。
ママさん弁護する訳じゃないけど、なぜ厳しくするのかという心情もやっぱり描いて欲しい。
このまま自信のプライドだけで(生死の境をさまよっていた)我が子に当たる
ヒドイ親で終わったら物語が浅すぎてガッカリしちゃいそう。
まぁ、作風から綺麗な和解にはなると思うけどね。

次回からは一端現実を置いといて邪魔者排除&ボス討伐アクションが観られそうかな?
アスナの活躍が久々に堪能できそうで楽しみです。
そして最高のタイミングでキリト参上!格好良すぎてこれにはキリトファンも大満足!?
{/netabare}

※22話感想{netabare}
ボス部屋へ突入…そしてボスとの死闘。
全てが良い思い出になりそうだったが何やらユウキが秘密を抱えている様子…。

アクション満載で満足出来ました。
この作品のアクション描写は流石です。ボスの弱点はあからさまでしたが。(笑)

そしてユウキの秘密が少しずつ明らかに。
OPアニメで幼い頃、生き別れた双子でも居るのかな?とは感じていましたが
がっつりアスナと関わっていそうです。
詳細は言いそうで言わずのシンプルな焦らし効果が抜群でまんまと気になっちゃってます。

絶剣編はアクションにばかり目が行き、ストーリーには期待して居なかったけど
思わぬ所でホロリと良い話が拾えそうな気がしてきました。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
現実世界のユウキの正体、姿が明らかに。

なんだかこの作品の登場キャラ、現実世界の重い奴がマストになりつつありますね…。

「ユウキ」と言う名やその言動でアスナとの繋がりを感じさせていましたが
実は思い病で動けない子供でした。
更には姉や両親ももう居らず会えないと言う悲しみの詰まった宝箱。
とても悲しいけれど仮想空間では確かに光り輝いていましたよ。

良く良く考えると
「現実諦め過ぎ」「体を世話する人は?」「実は恵まれているじゃん」
「これが安価に実用化されたらMMO上位、寝たきりの老人ばかりになるな」
などなどツッコミ所の多いあり得ない話なんだけど、
倫理的なものも含めて色々と考えさせられる悲しくもイイ話にはなっていたかと思います。

次回はキリトの研究と結びついてちょっと希望のある話になりそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
ユウキの登校とアスナの母親説得のお話。

何気ない日常という望みを叶えたユウキ。
何気ない日常を譲らず守ったアスナ。
ほんのりと良い話に仕上がっていました。
二人には限りある今の時間を大切に過ごして欲しいものですね。

ただ設定的には
「ユウキの家族は皆死に別れ」「アスナは母親悪く描かれすぎ」と、
チョットやり過ぎているのでフィクションぽさが強く残ってしまったのも確か。
余計な人物や感情を持ち込まない事で二人の気持ちをシンプルに感じ取れる反面、
一方的、一方通行で気持ちのやり取りや絡み合いが無く
深イイ話に成りきれ無かった様に思います。
ラノベとは言え、もう少し上手く出来たのでは?と思ってしまうのは贅沢でしょうかね?
{/netabare}

※25話感想{netabare}
暫くは楽しい時を過ごすユウキとアスナとその仲間達。
しかし、とうとう命の炎が燃え尽きる時が来る…。

ついにこの時が来てしまいましたが
曖昧にせずちゃんと区切りをつけるラストにしているのは評価できます。

一歩下がって考えるとゲームの中で臨終の時を迎えるってどうなのよ?
という否定してしまう気持ちもあり複雑ですが
作品として観れば感動的で美しいラストでした。

現実世界に肉親や未練のない彼女ならではの最期とは思いますが
とても満たされた最期を迎えられ、これだけ多くの人の心に残れ幸せだったと思います。
{/netabare}

【絶剣編:総評】{netabare}
アスナのデュアルアクション楽しむぞ!と思っていたら
あれよあれよと感動ストーリーになって行き驚かされました。
ツッコミ所や大作故のもっとやれるだろ!?という気持ちなど
何だかんだとありますが満足に足りる内容でした。
ユウキというキャラの生かし方、生き様の見せ方は流石SAOです。
ホントはこれマザーなんちゃら編って言うらしいですが
私の中では絶剣編として生かし続けてあげようと思います。
{/netabare}

【2期全体総評】
流石に1期程のインパクトや後引く魅力には足りていませんが
衰えた印象はなく更に続けていけるだけのものは持ち続けていました。
ご都合主義なのは相変わらずで気に入らない面もありましたが
慣れもあってか前作ほど落胆は少なかったです。
そしてキャラの見せ方魅力の引き出し方等の演出面は流石で
ストーリーが読めてしまっているにも関わらず心を動かすものがありました。
GGO編は不完全燃焼で思う所がありましたが全体的には概ね楽しく観られました。

これぞオススメ!って強く言える程ではなく過度な期待は厳禁ですが
万人受けする要素は持っていてアニメファンなら楽しめますので観ておいて良いかと。
何だかんだ言いつつもいつかまた続きが観られる日を楽しみにしています。
…エンタメ性は認めているので星評価はやはり高くなってしまいますね…。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 91

84.9 19 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング19位
電波女と青春男(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4328)
21073人が棚に入れました
宇宙人が見守ると噂される町で、叔母の家に住む事になった主人公・丹羽真。彼を待ち受けていたのは、布団で簀巻きになった電波女だった!しかも、地球は狙われているだの、自分は宇宙人の血を引くだの、言動も電波そのもの。だが学校では天然癒し系なリュウシさんや、モデル体型のコスプレイヤー前川さんと出会って青春を満喫……してみたり。 宇宙への憧れにのせてお送りする、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
大亀あすか、入野自由、加藤英美里、渕上舞、野中藍
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パケ物語

原作未読。

主人公の名前は丹羽真(にわまこと)。
彼は両親の転勤にともなって、おばにあたる藤和女々(とうわめめ)の元で暮らすことになる。
都会暮らしにあこがれ、青春を楽しもうとしていた真。
しかし、藤和家には布団を体に巻いたちくわのような女の子が……。
真の高校生活はどうなってしまうのか。


『化物語-怪異+日常』

シャフトによる演出と言葉遊びが物語シリーズっぽいです。
キャラが振り返ったときの首の角度までそっくりです。
ただ、絵のくせは強くなくて見やすいほうだと思います。

言葉遊びは、笑点のようですね。
「うまいことを言うなぁ」と、座布団をプレゼントしたくなります。
パロディもふんだんに取り入れられています。
かといって、ずっとしゃべっているわけでもなく、日常生活に溶け込ませている感じ。

しかし、それは長く続きませんでした。
後半はネタが切れたのか失速。
終盤には、お笑い芸人のアドリブレベルです。


ストーリーは残念でした。
結局何がしたかったのか、さっぱり分かりません。
テーマ性が一貫していないうえにやぶから棒なエピソード。
ゲームをやったり野球をやったりお祭りに行ってみたり。
単に青春っぽいことをやっているだけです。

そして回収されない伏線。
{netabare}
・エリオの記憶について放置のまま
・サッカーのエピソードが唐突
・社(やしろ)は何者なのか不明
・青春ポイントを本編に出しているのに役立っていない
・恋愛ものとしても成立していない
{/netabare}
原作未読者は置いてけぼりをくらいます。


なお、作画はきれいです。
水の表現、ヘルメットに映った風景、携帯の予測変換など、細かい所にも気配りがされています。
登場人物も、とてもかわいらしいですね。
ゆる~い電波OP、EDも妙にクセになります。

また、「電波女」のタイトル通り、変わったキャラクターがたくさん出てきます。
普通のアニメなら敬遠したくなるようなあくの強いキャラです。
しかし、最初から電波だと言われているので、特に気になりません。


結局、言葉遊びとかわいい電波キャラクターで勝負しています。
前半は、引き込まれる設定と、すきのない会話劇が楽しいです。
後半は、取って付けたようなエピソードと、ぬるい掛け合いが続いて微妙でした。

簡単に言えばその場限りのやりとりを楽しむ萌えアニメです。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 73
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

簀巻き女と青春したいなぁと思っているけど本当は十分している男

全13話、原作未読です。
シャフト&新房監督の作品、化物語・まどか☆マギカ他コンピですね。

はがない1期観て、ブリキさんのキャラクターのもう一つの作品ということで興味があり視聴してみました。

主人公 丹羽真が両親の事情より、都会に住んでいる叔母である藤和女々の家に預けられるために田舎から出てくるシーンから始まります。そこで、叔母の娘でいとこの 藤和エリオに出会うのですが…
{netabare}
おもな登場人物は、
青春ポイントという女の子と楽しいことや残念なことを付けている主人公の丹羽真
ぶっとんだ性格で主人公の叔母の藤和女々さん
自分を宇宙人だと思っている簀巻きで主人公のいとこの藤和エリオ
元気で明るい同級生でヘルメットの御船流子
同級生で毒を吐く虚弱体質で着ぐるみの前川さん
後半出てくる自称超能力者と宇宙人の不思議ちゃん星宮社
{/netabare}
主人公を含めて超個性的な6人がメインですね。登場人物が少ないのでそれぞれのよくキャラの特徴が分かります^^
{netabare}
最初、布団で簀巻きになっているエリオががなんてしゃべっているか分からないですw
{/netabare}
内容は最初エリオを中心にお話は進みます。それから主人公と他の登場人物とも絡みもありましたね。日常系にちょっと不思議なことを織り交ぜた感じのお話です。
シャフト&新房監督ですので、セリフが多い感じがします。
{netabare}
女々さんがいい味出してます^^どうやら影の主役のようですねw
{/netabare}
マイナス点と言えば、全然伏線が回収されていません。
色々と面白い設定や可愛くて超個性的なキャラが中途半端でスッキリしませんね~
もっと観たかったです。

でも、さすがにシャフトの作画は綺麗ですね。キャラの書き方も丁寧に描かれています。見せ方も新房監督独特で夜の月のシーンなどの背景やエリオの髪が美しく表現されています。

ブリキさんのキャラが好きな方、電波系・宇宙系(中二病?)が好きな方、シャフト&新房監督の好きな方にはおススメです。

OP 最初聞いたときはインパクトが強く電波的な残念な歌に聞こえてきましたが、毎回聞くと中毒性が強くてはまってしまいましたw
ED 作画はエリオメインのけだるい雰囲気の曲です。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 57

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

良作!お気に入りです(*ゝω・*)/″

個人的にはシャフト×新房監督の素晴らしさを
再確認できる作品でした(*´∀`*)♪

主人公・丹羽真
彼の両親の仕事の都合上
都会に住む叔母のもとで暮らす事になる。
ここから激変する彼の高校生活を中心に
描いたSFラブコメディ作品。

まずシャフトらしさのある作画が目を引きますね♪
独特の世界観といった所でしょーか。
そして原案・ブリキのキャラが良い!綺麗!可愛い!!
ブリキのファンになりますw

その綺麗で可愛く描かれているヒロインたちが
この作品の見所の1つ。
真のいとこである藤和エリオ。
クラスメイトの御船流子と前川さん。
どのヒロインも独自の世界を持っていてとても魅力的♪♪

まとまってはいるものの最後まで
目立った事件などがないストーリー。
それを補う程キャラが立っており十分に楽しめました(´ε` )♪

声優陣もキャラにぴったり合っています。
特にエリオ役の大亀あすかはハマり役!

これまでストーリー重視でお気に入りを選んでいましたが
この作品に関しては完全にキャラ重視ですw
視聴後はきっと青春ポイントを集めたくなりますよw


ラブコメ好きな方にはもちろんですが
難しい内容ではないので色々な方にオススメしたい作品です。



《キャスト》
丹羽 真(CV.入野 自由)
藤和 エリオ(CV.大亀 あすか)
御船 流子(CV.加藤 英美里)
前川さん(CV.渕上 舞)
藤和 女々(CV.野中 藍)
花沢さん(CV.花澤 香菜)
星宮 社(CV.井口 裕香)


《主題歌》
OP:『Os-宇宙人』/エリオをかまってちゃん
ED:『ルル』/やくしまるえつこ                  
                                改NO,3 

投稿 : 2024/06/29
♥ : 55

85.6 20 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング20位
伝説の勇者の伝説(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3793)
20418人が棚に入れました
ローランド帝国王立特殊学院の学生、ライナ・リュートは、いつも寝てばかりで無気力の劣等生。
昼寝だけして過ごすことを望むが、ある日、敵国のエスタブール王国が戦争をしかけてきたことで、ライナたち学生は戦争に送り込まれ仲間の多くを失ってしまう。戦後シオンと共にローランドのために行動を始めたライナだが大陸を覆う闇はローランドをも蝕み始めていた。

声優・キャラクター
福山潤、高垣彩陽、小野大輔、杉田智和、村田知沙、藤田咲、伊丸岡篤、沢城みゆき、諏訪部順一、日野聡、岡本信彦、小田久史、阿部敦、増谷康紀、入野自由、竹達彩奈、緒乃冬華、高橋美佳子

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

第二期さえあれば、評価も変わるのでは 【総合評価:68点】

2010年夏から秋、全24話で放送された作品。
第一話での視聴率の低さや置いてけぼりの展開などが目立ち世間一般にはあまり評価されていない作品ですね。
ですが、この作品はもっと評価されるべきではないでしょうか!!

自分も第一話とは言いませんがかなり序盤で一度視聴を断念しています。
キャラデザがどうも古めかしい香りがしたり、やはり物語の良さが分からなかったなどが理由でした。

弟が粘り強く視聴を続けており、中盤ぐらいから物語が一気に盛り上がってきたと言われ視聴を再開。
すると、確かに序盤の退屈な展開からは一辺しました。
本当に王道のファンタジー、王道で設定が凝り過ぎていない分、単純ではありますが、すんなり視聴出来ました。
あまり好きではなかったキャラ面に関しても、視聴を続け、設定を把握するとかなり魅力を持っている事に気づきます。


何より、自分が引かれたのは主人公ですね。
普段はおちゃらけた主人公ですが、魔眼の力を持ち、その力は人々から恐れられているものです。
その力を持つが故、主人公は人との付き合いに一定の距離を置いています。
人を信じきれない、深入りし裏切られるのが怖い、そう言った根深い孤独が描かれ、個人的にはそこが気に入っています。


中盤から、主人公と同じく魔眼の力を持つ者が現れ、主人公を仲間に誘う。
そこで、旧知の友は主人公と同じ魔眼を持つ者を化け物と呼んでしまう。
更にはその友が、もしもの時は主人公を殺すように家臣に命じていた事を知ったり……
そして、仲間と旧知の友に別れを告げ、同じ魔眼の力を持つ者と去って行くシーンは特に好きです。


最後に挙げるべきは、この24話で構成された物語は完全に序章に過ぎなかったと言う事です。
物語が遂に動き出す、そう言った雰囲気を漂わせて終盤一気に盛り上がってきた所で24話終了

「えっ!?この展開で終わるの!!?」

正直な感想はこの一言ですね。
物語の展開的にここから、大規模な戦争が始まり、魔眼の力やら、主人公の過去など多くの伏線を回収できていない、盛り上がる要素をふんだんに残したまま終了
この24話は、言わば序章に過ぎなかった……


最初に述べたように視聴率などの問題で、二期は絶望的と聞きます。
ですが、二期さえ実現すれば、この低い評判を払拭できると思います……


序盤の退屈を乗り切る事さえ出来れば、中盤以降の展開はとても激アツです!!
視聴していない方、序盤で断念してしまった方、是非とも一度、最後まで視聴して見てください!!

投稿 : 2024/06/29
♥ : 66

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

めっちゃ面白くてビビった!これ好きだわー

正直期待してなかったアニメです。タイトルから湧き出る王道臭が受け付けませんでした。(>_<)でも、このアニメとても面白かった。主人公最強ものに分類されるのかもしれないが、とても熱いです。



幼き頃からその特殊能力のせいで心に闇を抱え他人との関わりを絶ってきた主人公ライナー。

そんなライナーが周りの人に支えられたりしながら今にも崩れ落ちそうなものを抱えて生きていく姿が良かった。


さらにこの作品に登場するキャラクターたちはみんなぶれずに自分の信念というものがしっかりとあり、それが物語全体を引き立てていた!



序盤は旅に出る主人公達と、国の内政や外征に奮闘する主人公の友達の王の話なのですが、その2つのストーリーがだんだん交錯していくとこがいいですねぇ。

100作品以上のアニメを視聴し終えた今でもtop10に入る作品です。
物語に★5をつけた数少ない作品の一つです。

本当に面白かったアニメなので続きが早く観たいです(^.^;原作のほうが続いていますのでささやかながら期待しています。観てない方は是非観て下さい。本当に面白いです。笑っ

投稿 : 2024/06/29
♥ : 65
ネタバレ

テンガロン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

だんご食べたくなった

全体的には少々古臭い印象があるアニメです。(特にデザイン)

ですが話だけは妙に生臭いというか
ファンタジーの中にあるリアルな世界観というものに
グイグイ引き込まれます。

この生臭さには人を殺す描写というのもありますが
個人的には人間の黒い感情の意味合いが大きいです。

{netabare}
主人公は生まれつき国家戦争を左右するほどの
特殊な能力を持っておりそのために
人々から恐れられ、忌み嫌われ、迫害を受けたりと
普通の精神じゃいられないような人生を歩んでいます。

しかし温厚な主人公は戦争をしない方法を模索します。
その結果、戦争を無くすための抑止力として
「勇者の遺産」という核兵器を持てばいいと
考えるのですが「目には目を、歯には歯を」という
ハンムラビ理論がこの主人公から飛び出した事に
「やっぱり、そう考えちゃうのかぁ」と少し残念でした。

アニメは途中までのようなので
この作者さんの真意はわかりませんが
私は1話のようなノリが好きでした(笑)
{/netabare}

とりあえずだんごが食べたくなりました(笑)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 42

84.1 21 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング21位
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (3482)
18894人が棚に入れました
医者を志望し、国立大学の医学部を目指している季堂鋭太は、羽根ノ山高校(通称ハネ高)入学後、色恋沙汰には脇目も振らず常に学年トップの高成績を維持していた。ところが、帰国子女で校内一の美人と評判の夏川真涼から突然「一緒に帰りませんか?」と誘われ、真意を測りかねた鋭太は真涼の誘いを断ったものの、真涼の側は全く挫ける気配が無く連日誘い続け、鋭太も遂に根負けしてしまう。
そして、帰り道で鋭太は真涼から他の男から告白される度に断る繰り返しに疲れたので色恋沙汰に興味を示さない者同士で偽装カップルになって欲しいと持ちかけられる。一旦は拒絶したものの鋭太が中学の時に付けていた日記が何故か真涼の手中にあることを知らされ、やむなく偽装カップル成立を了承する。
鋭太と真涼のカップル成立は校内でまたたく間に評判となるが、鋭太の幼馴染で1ヶ月前に「お前は恋愛対象じゃない」と鋭太に言われた反発から「彼氏を作る」と宣言していた春咲千和が真涼に対する敵意を剥き出しにして立ちはだかる。さらに鋭太を「元カレ」と称する姫香や風紀委員の愛衣までが次々と加わり、鋭太争奪を賭けた少女たちの壮絶な「修羅場」が展開していくことになる。

声優・キャラクター
逢坂良太、赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣、東山奈央、種田梨沙、名塚佳織
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

中二病でも恋はしたくない!

始まっていきなり竜騎士だのワイバーンだの出てきたせいで一瞬アニメを間違えたのかと思ったわw

ハーレムものの主人公はあまり良いイメージがもてない俺ですが、この主人公は結構いい感じの性格をしていますね。
設定も中々おもしろいと思います。

個人的には第4のヒロイン「愛ちゃん」が出てきてからが本番だと思いますw

以下各話レビュー。

1話感想
{netabare}
主人公季堂鋭太は勉強一筋恋愛アンチの高校生なのですが、同じクラスの夏川真涼に恥ずかしい秘密を握られ、偽彼氏を演じさせられてしまいます。
この時点で既におもしろそうな予感がします。

それに俺好みの可愛い幼馴染が加わって修羅場突入!
みたいなね。
終わり方からして次回いきなりそんな感じになりそうだがw

あらすじを見てみると話に加わる女の子は既に出てきた同級生と幼馴染以外に元カノと婚約者がいるみたいです。
その子たちがどんな子なのか、期待が膨らみますね。{/netabare}

2話感想
{netabare}
やはり学園ラブコメには部活が必要だよね。
おもしろいアニメには部活があるものです(^_^)v

千和も真涼も良いキャラしていますよね。
それぞれが違った笑いを与えてくれます。
千和がギターをぶん回しているところなんか爆笑しましたw

あと、ジョジョを知らない人は北京原人らしいです(;゚∀゚){/netabare}

3話感想
{netabare}
鋭太が医者を目指すと言い、千和が泣いてしまったとこで俺もちょっと泣きかけた。
まだ3話だぞ。早すぎる・・・
俺って涙腺弱いのかな?(T_T)

でも後半は良い話でした。
前半はギャグのオンパレードでしたが。
真涼が自分の脚本をコント呼ばわりされてショックを受けてるとこが良かったですw

ところで鋭太の妄想ノートは毎回読まれるんですかね?
俺的にはもう十分って感じなんですが(;゚∀゚)

アニメとかの幼馴染の男女ってどっちかはただの幼馴染であることを嫌ってそれ以上の関係になることを望んでいるってのが多いよね。
ベタだけど見てておもしろいよね。{/netabare}

4話感想
{netabare}
真涼がちょっとデレてました。
思った以上に早くデレたけど可愛いからおっけー。
真涼が恋愛アンチなのは何か深い過去がありそうです。

てか千和強ぇ!?
いくら剣道をやってたからって大の男3人相手を瞬殺って・・・
しかもあの体型で。
真涼が小6の時の服が着れるぐらいの・・・
真涼が小6の時の服が着れるぐらいの体系なんだよ!?
鋭太「二回言わなくてもいい(-_-;)」

とりあえず一件落着ということでいいのかな?
いや、これからが本当の始まりというべきか・・・
まさに修羅場って感じの終わり方をしてましたもんねw

予告を見るに残りの修羅場メンバーが次回登場するっぽいですね。
期待が高まります(^_^)v{/netabare}

5話感想
{netabare}
ちょっとどころじゃないわ・・・
真涼が完全にデレ状態になってるわ・・・
可愛すぎるわ・・・

今回もギャグ満載でおもしろかったです(^_^)v
千和が顔面にカツサンドみたいなんを押し付けられたとこや、真涼が全く泳げないとことかなんかは爆笑しましたw

元カノは中二病、婚約者は風紀委員と色んな事がわかってきました。
元カノの子は清楚でおしとやかな常識人だと思ってたのに・・・
イメージと違いすぎました(;゚∀゚){/netabare}

6話感想
{netabare}
鋭太よ・・・
中二病のことをそんなに熱く語ったところで所詮中二病は中二病なんだぜ?(;゚∀゚)

今回の中二病ノートはかなりキツイね。
モテない男のモテたい願望丸出しじゃないかw

真鈴の妹が悔しがるとこは見てて胸がスッとしました。{/netabare}

7話感想
{netabare}
風紀委員の子のキャラ、俺好きです。
まぁちょっとやりすぎ感もありましたけどね(;゚∀゚)

鋭太の回想シーンからして冬海とは過去に会ってるみたいですね。
婚約者ってのはそーいうことか・・・

千和には花火を見に行かないって言ってたけど、これはもう完全に見に行くフラグですよねw
いったい誰と行くのか・・・?
王道な流れならば「冬海と行って鋭太が過去に結婚の約束をしたことを思い出す」みたいな感じになるんでしょうが、俺は真鈴推しなんで出来れば予想を裏切ってほしいものですw{/netabare}

9話感想
{netabare}
やべぇ・・・
あーちゃん超可愛い。
このままやと真鈴から冬海へと乗り換えてしまいそうやw

とはいえ最後に鋭太にキスをされた時の真鈴も超可愛い。
あれは完全に嫉妬してますよねw
でもって目つぶしをガードされて自分がダメージを受けるとこもやっぱり可愛いw

冬海が入部して監視するということで「自演乙」の存続が決定しましたね。
でもこれって単純に冬海が入部したいがための口実だよねw何にせよこれからの「自演乙」の活動がより楽しみになってきました(^_^)v{/netabare}

11話感想
{netabare}
あのおばさん・・・
ギャルゲー作ってるだけでフェイクの彼女を見破ってしまうのか・・・(;゚∀゚)
無駄にすごいですねw

鋭太へのデレ度が一番なのはやっぱりあーちゃん!
久しぶりに「お外走ってくる~~~!」をいただきました(^_^)v
あいかわらずの可愛さです。
もう彼女をメインヒロインにしましょう。
そうすべきです。
真鈴が彼女なのは納得できない他の修羅場メンバーもあーちゃんが彼女になるのなら何か納得しそうな気がします。

ところで鋭太の友達になんかホモ疑惑が浮上してきたんですけど大丈夫ですかね?(;゚∀゚)
そういう展開は全く望んでないからね?w
{/netabare}

最終話感想
{netabare}
正直に言いますと最後は「え?これで終わり??(゚д゚)」ってなりましたね。
なんかすごい消化不良な感じになりました(;゚∀゚)
これは2期を狙っていると解釈すればいいのかな?
それでもこの終わり方はないよなぁ・・・

まぁ一つ言えるのはやっぱりあーちゃんはめっちゃかわいいってことですね。
それで満足しとくことにしましょうw{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 91

Key’s さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ちょっと期待し過ぎたかな…(´・ω・`)

タイトルからも分かる通り
このアニメはハーレムものですね
ハーレム物は基本好きなんですが
この作品は何故か合いませんでしたね・・・

まずメインキャラの二人が
そこまで好きになれなかったな~
あえて選ぶなら幼馴染の方だな

でも後に出てきた二人は凄い好きだった
話的にもあーちゃんが出てきたあたりから
盛り上がってきて面白かったですね♪

作画に関しては
淡い色合いを重視してたのが
気になりましたね
OPも結構好きでした

正直タイトルからもっと修羅場とか
嫉妬をする展開を期待しすぎていたのが
いけなかったと思う
女の子達は意外な位あっさりと
友達になったしホントに好きなのかなと
一瞬思ったほどです

もっとタイトル通りに
修羅場展開を増やしてもいいのでは
と思った

原作は読んでないから
もしかしたらそういう所を
カットされているのかも知れない

でも僕にとってはいまいちだったな
ラストも正直あまり好きではなかった
それでも多分2期が出たら
見ると思うがもし2期があるなら
もっと修羅場を増やして欲しいと思う

珍しく酷評気味になってしまったが
別にキャラは嫌いではないし
ただ単に僕が期待し過ぎただけなので
この作品が好きな人など
気を悪くしたらすいません

投稿 : 2024/06/29
♥ : 83
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルに騙されるよね~( ̄Д ̄;;

原作 ラノベ 未読

学園ハーレムラブコメ

全13話

映像は、パステルカラーを基調とした綺麗な色使いで、私的にはよかったです。

最初はタイトル見て、あぁ・・・三角関係ものか~って思ってたんだけど、蓋を開けたら4人の美少女にモテまくるハーレムアニメだったとは・・・
ε- (´ー`*) フッ

ハーレムは嫌いじゃないけど、3角関係ものと期待してた分、ちょと残念でしたが。。。


4人の女の子は、それぞれ良い所があって、皆魅力的でしたね。^^

{netabare}
フェイクで彼女になった夏川 真涼は、美人で、普段は高飛車な性格だけど、家柄のせいもあって、本当の自分がどういう人なのか?分からなくなってしまった、ちょっと可哀想な女の子。
ラストのベットで、「うふふ え~いた えいた~・・・」っと、鋭太に甘えた言動をとった所では・・・
あれが本当の彼女だったのかな?って思いました。
本当は可愛い女の子なんですね。。。(●´ω`●)ゞ

春咲 千和は、外見は幼くて、無邪気な可愛い感じ。
将来、鋭太が医者になって体を治してもらう約束してもらったのに、ラストの鋭太のハーレム行動には、ちょっと可哀想で同情してしまいました。
個人的には、鋭太は千和を選ぶものだと思っていたので。。。

冬海 愛衣は、千和より前の幼馴染で、小さい頃からずーっと鋭太に一途。
最初ツンデレキャラなんだけど、段々ほとんどデレだけのキャラになってしまいましたね・・・
フフ(^ー^* )♪
自分で「愛衣ちゃん大勝利~」「お外走って来る~」って言うのには微笑ましくてw めっちゃ可愛いよね~(〃ω〃)
それに、名前が同じ茅野愛衣さんの声も可愛くてツボでした。 (●´ω`●)ゞ

秋篠 姫香は、色白で黒髪のおかっぱ頭。
「前世で鋭太と恋人」と言う、中二な女の子だけど、鋭太に一途。
最終話の鋭太に想いを伝えるシーンでは、「大好き」を連呼し、「捨てられるくらいなら2番でいい」という言葉には健気でキュンときてしまった。(〃ω〃)
私的にはストライクでした。
{/netabare}

ストーリーや設定は、ありきたりでイマイチでしたが、ハーレムアニメと割り切って見れば、キャラが良いだけになかなか面白かったです。

原作がまだ続いているみたいなので、ちゃんとした決着はつけられなかった感じでしょうかね?
この先が気になるので、是非2期観てみたいです。^^


ハーレムラブコメが好きな人にはオススメです。( ´ ▽ ` )ノ

OP:「Girlish Lover」 歌 - 自らを演出する乙女の会(赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣)

ED: 「W:Wonder tale」 歌 - 田村ゆかり

どちらも好きでした。
特にOPは、中毒性のある曲ですw^^

投稿 : 2024/06/29
♥ : 82

86.5 22 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング22位
境界の彼方(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (3368)
18612人が棚に入れました
神原秋人はある日の放課後、屋上から飛び降りそうな少女・栗山未来と出会う。未来は、異界士の中でも特異な呪われた血を持つ一族の最後の生き残りだった。たった一人生き残った少女と、半妖である秋人が出会ったことで、世界が一変する……。

声優・キャラクター
種田梨沙、KENN、茅原実里、鈴木達央、山岡ゆり、進藤尚美、渡辺明乃、豊田萌絵、松風雅也、川澄綾子

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

よく解らない所がチラホラ・・・(@'ω'@)ん? 「不愉快です」(=^・ω・^)キリ

原作 ラノベ 未読

全12話

ジャンル ダークファンタジー

「異界士」と呼ばれる特殊な能力を有する存在が、「妖夢」と呼ばれる人間に害を及ぼす存在と戦うダークファンタジー作品
ウィキより


バトルあり、ギャグあり、恋愛ありなんだけど、結構シリアスもあるんです。
そのせいか、全12話しかないので、どれも中途半端な気もしました。
異能って言っても、誰がどんな能力使えるのか?
説明とか全然ないので、イマイチ分からなかったです。
複線も回収しきれていないので そこもマイナス。

ストーリーも、ちょっと難しい世界観なので、大まかには理解できるんだけど、細かな設定とかは難しかったです。
(自分の理解力がないだけかもですが)

ただ、ヒロインの赤めがねを掛けた顔は可愛かったです。
主人公が眼鏡フェチなので、同じ趣味の人なら 気持ちがよく解るんじゃないかな?^^
自分は、女の子の ふちあり赤眼鏡姿が好きなので、
今回のヒロイン 栗山 未来 の容姿は ストライクでした。

見所は・・・ヒロインと主人公の関係&恋愛かな?
あとは、京アニだけあって、映像は綺麗です。
それと 「眼鏡」 でしょうか。。。(これは眼鏡フェチじゃないとだめですね^^;)

最後は、ご都合主義で無理やり感がありましたが、
結果、ちょっと良かったな~っと (@´ー`@)  

結局のところ、12話では尺が足りないですよね・・・
自分には、ちょっと評価するのに難しい作品でした。


OP:「境界の彼方」 歌 - 茅原実里

ED:「Daisy」 Created by STEREO DIVE FOUNDATION

投稿 : 2024/06/29
♥ : 105

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャラクターと設定を活かしきれず呆気ない印象のまま進む物語。京アニの魅力である作画のクオリティーで繰り広げられる戦闘などが目を引くだけに勿体無い。【総合評価:71点】

2013年秋、全12話で放送された作品。

第2回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作であるこの作品。
京都アニメーション大賞と言えば『中二病でも恋がしたい!』やFREEの原案でもある『ハイ☆スピード!』などが既にアニメ化されていますね。
個人的には京アニと言うだけでそこそこの期待を寄せてしまいますし、ほぼ無条件で視聴してしまいます。
この作品もその例に漏れる事無く期待を持って視聴させてもらいました。


京アニの作品と言えばやはり作画のクオリティーの高さは言うまでも無く、とても綺麗な映像となっています。
綺麗な作画にOPとEDにも力が入っていて、映像と音楽のシンクロ率も高い為、作画と音楽面に置いては安定した高水準です。
どんな作品であろうと作画と音楽面が基本的に高水準となってくると、他社の作品よりも京アニ作品は物語面での評価が重くなってしまう訳ですが……


その重要となる物語としては、異界士と呼ばれる特殊な能力を有する存在が、人間に害を及ぼす妖夢と戦うと言うジャンル的にはバトル物のダークファンタジー作品。
過去に京アニが手がけてきた作品の中でも珍しい作風となりますね。

基本的に映像面は高水準となっている事もあって、その作画のクオリティーの高さでバトル物をやればかなり見応えがあるのではと思っていましたが、この点においてはしっかりと期待に応えてくれたと思います。
異能を扱う作品で、その異能の力を光で表現し、戦闘中のキャラクターの動きもスピーディーで戦闘シーンの出来栄えは非常に良かった様に思えます。

しかし、最近の京アニ作品の例に漏れる事無く、映像面が良すぎて逆に物語面の物足りなさが露骨に出てしまう。
圧倒的な映像ながらこの作品も物語面が足を引っ張ってしまった印象が拭えませんでした。
個人の感想ではありますがキャラクターの心情描写が不足していた事が大きな原因だったと思います。
主人公、ヒロイン共に自分の境遇から他者との違い対し、苦悩し一枚壁を作りながらも日常を送り、物語の進行と共に分かり合っていく流れです。
ですが、主人公とヒロイン、共に自分と他者との違いに対する苦悩などの心情描写があと一歩不足していて、どうにも抱えていた苦悩などを強く印象付けできていませんでした。
主人公とヒロイン、物語のコンセプトに沿って練られた設定を持っている非常にポテンシャルの高いキャラクターですが、その設定を発揮し切れず魅力を表現できなかったのは非常に勿体無い感じがしてなりませんでした。
自分達の中の苦悩をもっと深く描くことで、後々分かり合っていくシーンにも感動が生まれるのですがそのふり幅が狭かったですね。
あと、主人公とヒロインが物語のコンセプトを踏まえた設定的な意味でポテンシャルが高過ぎる為に、脇を固めるキャラの魅力は低めなのも残念。
良くも悪くも物語のコンセプトは主人公とヒロインを中心に描かれています。
そんな中、心情描写が不足している為、一つ一つの物語が非常に呆気ない感じで淡々と終わっていった印象でした。
ラストの展開は今までの物語を踏まえた展開だったので、それまでの呆気ない展開が活きてくるのかと期待してしまいましたが、どうにも説明不足で勢い任せ、終わりよければ全てよしと言いますが、視聴者側からすれば腑に落ちない体裁だけ無理にハッピーエンドにした感じでした。

下手にバトル物で基本はシリアス調の作品と言う事もあって、京アニ作品としては日常回やキャラクターの可愛さで勝負する話も少なめな傾向にありました。
その為、物語に使う時間は多かった筈なのですが、時間の割りに印象は薄く、まして日常シーンやキャラ押しのシーンも少ないとあっては作品全体としての印象が非常に薄いです。
そういった意味では京アニ作品の中でも実にキャラクターに関しての印象が薄い作品となっている気がします。


全体的に作画や音楽のレベルの高さが魅力ながら、その魅力が物語面のお粗末さをより顕著に表してしまっています。
京アニのクオリティーで繰り広げられるバトルシーンに見応えがある上に、設定やキャラクターもポテンシャルが高かったと思えた分、その扱いが雑で勿体無かった。
酷評にはなってしまいましたが、物語面に関しても、心情描写の不足から来る不満が主で、自分の感性が鈍いだけの可能性もありますからね。
京アニのクオリティーで描かれる戦闘シーンは綺麗でスピーディー、非常に見応えがありますので一度視聴してみるのも悪くないかもしれません。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 103
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「不愉快です。」が愉快です。<追記;アイドル裁判><追追記:6話アイドル回>

呪われた血を持つメガネドジっ子のヒロイン。
メガネっ子好きの不死身主人公。
京アニ制作のアクションラブコメ、シリアス多めです。

何が起こっても揺るがない、メガネっ子命の主人公の信念には敬服します。
その主人公に対するメガネっ子の「不愉快です。」が耳に心地いい。
メガネっ子を特別好きでもない私が、メガネっ子のかわいさを認識したアニメです。

6話はストーリーと関係ないサービス回。
歌って踊って、コメディー全開のノリは大好物です。
全編このノリでも、全然大丈夫!

終盤に集中するシリアスストーリーは、半分ぐらいしか理解できません。
どうも謎が解決されていないような気がします。
何ともいえない中途半端感が不愉快です。

<追記;アイドル裁判>
{netabare}いったい何が表現したいの?京アニさん!
3頭身キャラによる萌え萌えダンス?
それとも、あいちゃんの華麗な可愛さ?

そして、まさかの夢オチ!
安定のドタバタコメディーでした。{/netabare}

<追追記:6話アイドル回>
{netabare}ザップーン回?くさや回?シャワー回?いやいや6話はアイドル回といたしましょう。

お金を欲して一日千秋。
屋上妖夢を討伐すれば50万。
ここはひとつ切り捨てずにはいられまい。
しかし、そうは問屋が卸しません。
トライすれどもひどい目に。
起死回生、歌って踊れるアイドルへ。
成功したと思いきや・・・

大笑いの6話でした。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 93

84.8 23 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング23位
まよチキ!(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (3291)
18539人が棚に入れました
執事系女子の時代、来たる!? クラスメイトの涼月奏に執事として仕えている美少年・近衛スバル。ふとした事故により、俺はスバルの秘密を知ってしまう。華奢な身体。かすかに漂う香り。掌に吸い付く柔らかい感触……って、こいつ女の子だったのか!? 「ボクはおまえの記憶が飛ぶまで殴り続ける。それが執事の記憶消去術だ」「その方法に執事は関係ねえだろ!」どうやら彼女は家庭の事情とやらで、女の子であることがバレると執事を辞めなくてはいけないらしい。そんな中、奏はスバルの秘密を守ることと引き替えに、ある協力を俺に申し出てくるが……?

声優・キャラクター
井口裕香、日野聡、喜多村英梨、花澤香菜、伊瀬茉莉也、阿澄佳奈、藤原啓治、茅原実里、沢城みゆき、最上嗣生

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんでこうなるのだぁ( `ー´)ノ

■まよチキ!ってどんなアニメなのでしょうね♪
この作品は、ラノベ原作の学園ラブコメなのです♪
「まよチキ!」ってなんだかおいしそうなタイトルだぁって思っちゃいました!(゚ー,゚*)ジュルルル
でも「迷える執事とチキンな俺と」っていう意味だったのです・・・何のことやら・・・
原作は未読だったので、どんなアニメか知らずにとりあえず観てみる事にしたのです♪
 
設定は浪嵐学園に通う主人公の「坂町 近次郎」(sakamaki kinjirou)と、学園理事長の娘の「涼月 奏」(suzutsuki kanade)と奏の執事「近衛スバル」(konoe -)を中心に物語が広がっていきます!
特に執事のスバルが女性という事を隠して男装しながら学園生活を送っているところが最大のポイントでしょうね♪
それと近次郎も特殊な体質があって「女性恐怖症」で女性に触られると( ̄TT ̄)鼻血が・・・
近次郎に向けられる複雑な恋愛感情と女性恐怖症などのコミカルでちょっとエッチな設定を楽しむアニメなのでしょうね♪
 
 
■メインキャラと豪華声優陣をチェックです(-ω☆)キラリ
・坂町 近次郎(声:日野聡)
 ◇代表作:灼眼のシャナ・・・悠二、ゼロの使い魔・・・才人
 家族環境の影響で女性恐怖症となった本作品主人公。
 母と妹から受けるプロレス技の特訓?で人よりも丈夫な肉体を持っている!
※またまた鈍感な主人公を演じることになった日野っちの演技に注目ですね♪
 
・涼月 奏(声:喜多村英梨)
 ◇代表作◇:とらドラ!・・・亜美、まどか☆マギカ・・・美樹さやか
 理事長の一人娘。スバルとは親友&執事という関係。
 ドSっぷりを発揮する反面、近次郎に好意を寄せる乙女ちっくな表情も可愛いですね♪
 
・近衛 スバル(声:井口裕香)
 ◇代表作:とある魔術の・・・インデックス
 奏の執事で学園では男装していて、ファンクラブが存在するほどのもてっぷり!
 好意を寄せている近次郎との微妙な関係と他の女の子に向ける嫉妬心で可愛い表情を見せてくれます♪
 
・坂町 紅羽(声:花澤香菜)
 ◇代表作:化物語・・・撫子、Angel Beats!・・・かなで(天使)、IS・・・シャルル
 近次郎の妹。プロレス好きで強烈な技を炸裂させちゃいます!
 スバルを男性と思い込んで恋心を抱いている元気で明るい女の子!
 
・宇佐美 マサムネ(声:伊瀬茉莉也)
 ◇代表作:おおかみかくし・・・櫛名田眠、タイバニ・・・ドラゴンキッド
 ツインテールがチャームポイントの女の子。
 家庭環境から人間不信に陥っていたけど、近次郎との出会いで変わってゆく彼女に注目!
 
・鳴海 ナクル(声:阿澄佳奈)
 ◇代表作:ひだまりスケッチ・・・ゆの、アマガミSS・・・橘美也
 ファンクラブ「スバル様を温かい眼差しで見守る会」の会長。
 スバルと近次郎を同性愛の恋人と思っている、色黒のメガネを愛する女の子。
 
 
■前半まで視聴した感想です♪
正直最初の1・2話はあまり好印象ではなかったのです(>o<")
ISのようなハーレム設定だけで押し切ってしまうような内容の薄いアニメかなって印象だったのです・・・
スバルちゃんも男装している割には、髪型それまんま女の子だよ!ってつっこみたくなるほど見た目が女の子そのものだったし・・・
エッチなシーンも、何でちょっとぶつかって転んだだけで生乳・・・ってあまりの不自然さと露骨さにちょっと引いてしまいました・・・
 
でも・・・観ているうちにだんだん面白くなってた感じですねr(^ω^*)))
もともと、キャラデザはとっても可愛く描かれているし、女性恐怖症や男装執事といった設定は面白いと思ってたので、声優陣の頑張りもあってかキャラの個性が生かされてきて魅力を感じるようになってきた感じです♪
σ(・・*)アタシ的にはマサムネちゃんが出てきて、ちょっとストーリーに幅が出てきた印象です♪
それと、コメディよりも恋愛要素の方が強くなってきた印象なので、各キャラの乙女心の変化を楽しみながらどんな結果になるか視聴していきたいと思ってます♪
 
監督さんは「こわれかけのオルゴール」の川口敬一郎さん!
そして、シナリオ構成に「ARIA」「たまゆら」の吉田 玲子さん!
ラノベ原作なので落としどころが難しいかもしれませんけど、是非手腕を発揮して欲しいところですね♪
 
 
■総評
後半はキャラの特性をいかした可愛らしさを武器に、恋愛感情やコメディーパートにも安定感が出てきた感じを受けました♪
でも、やっぱり一言・・・
13話ってなんで最終回にしたんですかねw
シナリオの途中に組み込んでも問題ないように思えるのですけど・・・原作に忠実なのでしょうか???
 
最終回はナクルちゃんのショートストーリで、「1・2・3・ナックル♪ナックル♪」と強烈に繰り出す無邪気さに思わず(。・w・。 ) ププッって笑ってしまいました♪
近次郎を取り巻く恋愛関係の台風の目になりそうな超個性的キャラのナクルちゃんには、今後も注目したいですけど・・・最終回でしたね∑('◇'*)
 
中途半端に終わってしまったわけなので、続きを観ないとスッキリしないですよ!!
なので、ひとまず2期に期待って感じですね(。・_・。)
 
 
■MUSIC
OP曲『Be Starters!』
 歌:喜多村英梨
 
ED曲『君にご奉仕』
 歌:近衛スバル(井口裕香)、涼月奏(喜多村英梨)、宇佐美マサムネ(伊瀬茉莉也)
 
※みなみけなどのアニソンを中心に楽曲を提供してるポップホリック所属の山口朗彦作曲の曲ですね!
 ノリの良いポップなサウンドが特徴です♪
 
2011.09.30・第一の手記
2011.10.01・第二の手記

投稿 : 2024/06/29
♥ : 60
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「マヨネーズチキン」じゃないんだからね。(65点)

全13話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:65点
アニメ系統:ラブコメ

題名の「まよチキ!」は「迷える執事とチキンな俺と」の略。
決して「マヨネーズチキン」という美味しそうな物の略ではない。

主人公「坂町近次郎」は、女性恐怖症で女性の肌に触れると
拒絶反応(鼻血)を引き起こしてしまう。

そんな彼は、ある日ふとした事故から傲慢お嬢様「涼月奏」に仕える
執事「近衛スバル」が女であるという秘密を知ってしまう。
この事故には色々突っ込まずにはいられないが、ここでは割愛する。

近次郎はスバルに記憶消去という名目で暴行を受けそうになるが、
止めに入った奏からスバルの秘密を守る事と引き換えに、
自身の女性恐怖症を治す協力を申し出され、3人は「共犯関係」になってしまう。

と、題名や共同戦線をはるなど、どこか「とらドラ」の香りを感じつつも
「とらドラ」よりコメディ重視かつハーレム化された作品。

このハーレムがなかなか秀逸。
メインヒロイン「スバル」をはじめ、ドSデレ「奏」ツンデレ「マサムネ」
妹デレ「紅羽」メガネ巨乳BLデレ「ナクル」とより取り見取り。

はじめのうちは、スバル可愛いよスバル。
途中からマサムネのツンデレがいいねえ。
その後、妹、紅羽萌え。
後半、奏のデレっぷりに撃沈。
最後1話前、再びスバル可愛いよスバル。
最後によくわからん13話でナクルのめがねなしに
不意打ち気味のカウンターを食らう。

個人的には、マサムネが好みだったが、後半、奏のデレにもっていかれた。
巨乳は好みじゃないんだが、持って行かれた。
そう、持っていかれたんだ、奏に。

ストーリーはといわれると
女の子のしぐさは覚えているが、内容はあまり覚えてないw
内容が全くないわけではないが、そんなことは重要ではないと思う。
とにかく、女の子に萌えるアニメ。

OP曲が喜多村英梨さんが歌っていて、個人的にかなり気に入った。
ED曲もなかなかいい。

それほどお勧めのアニメというわけではないが
可愛い女の子に萌えたければどうぞ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

12話最終回でよかったんじゃね?




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以下、各話感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
いきなり色々とぶっ飛んでた。
突っ込みどころは満載なんだが
あまり難しく考えないほうが良さそうだ。
バカバカしくぶっ飛んだ展開に笑えればいいといった感じだろうか。

スバルには秘密がある。
すぐばれるがw
ばれ方には思わず突っ込んだw

そしてお嬢様はドSか?
でもさ、何か俺もいじめられたいwwww

変な趣味に走りそうだわw

今後も生暖かい目で見守るべき作品な気がするw


2話視聴。
貧乳と妹属性は最高級グルメだ!
あーざすwwww

とらドラのような雰囲気をかもしだしている気がする。
物語りの持っていきかとといい、音楽といい。
共有の秘密をもち共同戦線をはるあたりとらドラ臭がプンプンする。

とらドラ+ちょいエロ
そんな感じがしてならない。
期待せざるを得ない。

そして
スバル可愛いよスバル。

3話視聴。
スバルがデレると可愛い。
ツンデレとはちょっと違うが、男ぽいところから
急に女の子を見せられると可愛すぎる。
相変わらず「とらドラ」臭がするw
個人的には結構好きだね。
来週も楽しみだ。

4話視聴。
動揺しているときのスバルはまた格段に可愛い♪
お嬢様の妖艶さもなかなか。
何か奇妙な三角関係になりそうだなw
始めから予想はしていたが。
そして来週新しくキャラが出てくるようだ。
これはまた嵐の予感。

5話視聴。
ツインテツンデレキター
この子もなかなか可愛い。
しかし、スバルの可愛さが益々アップしてきたw
もはやどうみて女の子です。本当にありがとうございました。
さてさて、まだまだ面白くなりそう。
「せ」で始まることwww

6話視聴。
ツンデレツインテ陥落w
だんだんハーレム化してきたんだがw
この流れは表紙に乗ってるあの猫耳メガネも
ハーレムに加わる流れなのかな?
12話で収集つくのかね。
風呂敷広げるだけ広げて2期へとかなりそうで恐ろしいw
まだ、半分だしわかんないけどね。

7話視聴。
ぷにるwwwww
「かなおねえちゃん」の破壊力がすさまじいwww
奏の色っぽい声も反則www
完全にドタバタハーレム物になってきた。
最後はスバルとって展開だとは思うが
まあこれはこれでいいかな。

8話視聴。
ジロウなんてうらやましいハーレムw
スバルは毎話毎話可愛いね。
そして、スバルがついに。
さてさて、どうなっていくのか。
面白くなってきた。

9話視聴。
マサムネも可愛いねえ。
このツンデレがいい。
チチもでかくないしw
スバルもいいがマサムネもいい。
個人的にツンデレマサムネが一歩リードw

10話視聴。
急に話の展開があらぬ方向へw
クレハの誕生日会だった。
ジロウ出番少なしw
まあ、うさぎちゃんが可愛くて
料理も裁縫も出来るという
すばらしい物が見れたので満足w

11話視聴。
にゅwwwwwwwwww
シャックリの乱wwwwwwwwwwwww
にゅにゅにゅ
笑うしかねえwwwww
さて次回で終わりかな。

12話視聴。
あれえ?????
なんだこの最終回ぽいのはw
早くくっつけw
しかし、なんと言うか、スバルとくっつくのが妥当だろうが
奏でもいいような気がするし、マサムネもいい気がする。
個人的に巨乳は好きじゃないが、奏がだんだんいいなあと思う今日この頃。
いや、1話の自分の感想を観たらすでにその時に汚染されていたようだw

なんか知らんが、来週もあるみたいだ。
もう、ここで終わっておけばいいんじゃね?

13話視聴。
ナクルのめがね無の破壊力に脱帽。
別に好みじゃないが破壊力は確認した。
これだからめがねはあなどれないぜ。
と、中途半端に最終回。
やっぱり先週で終りでよかったんじゃね?
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 57

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

このレビュー、スバルかわいいしか言ってない。

女性恐怖症の主人公近次郎と男装美少女スバルとのラブコメです。

近次郎が女性に自然に接しているとか、
スバルの容姿や声が明らかに女性なのに皆気づかないとか、
設定が少々破綻気味です。
まあ、そんなことはどうでもいいのです。
ドタバタ状態のスバルが可愛ければ。

最終話はあっけないです。
続きがあるのかな?
かわいいスバルにまた会いたいですね。

ED曲のエンディング、スバルが手を振りながら歩み寄ってくる姿が驚異的にかわいいです。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 41

85.6 24 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング24位
ゼロの使い魔(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3281)
18455人が棚に入れました
平凡な高校生・平賀才人はある日突然、異世界ハルケギニアに召喚されてしまう。彼をこの世界に召喚したのは、トリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がまるで無い「ゼロのルイズ」こと、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールだった。失敗とはいえ、召喚の儀式によって呼び出された才人は、「使い魔」としてルイズと契約のキスを交わす。すると、才人の左手には使い魔の証である契約のルーンが浮かび上がった。こうして、ルイズと「犬」扱いされる才人との奇妙な同居生活と冒険が始まった。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、堀江由衣、櫻井孝宏、いのくちゆか、井上奈々子、川澄綾子、高橋美佳子

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ルイズのツンデレが非常に良かった♪

結構前の作品ですが
今でも十分楽しめると思います

設定としては
魔法使いとして落ちこぼれと
言われているルイズが
使い魔として間違って
人間の平賀才人が呼んでしまい
二人で成長していく話ですね

世界観とイラストが非常に
合っていて見やすかったです

魔法の世界という結構ベタな設定
なのですがその中に
オリジナリティーがちゃんとあり
面白かった♪

王道のラブコメという感じでありながら
バトルシーンも何気に好きでした

やはり一番有名なのは
魅力的なヒロインのルイズの
ツンデレでしょう
ルイズのキャラもいいし
声優の釘宮さんの演技が凄く
合っていて良かった

4期まであるので興味ある人は
見て欲しいです♪

投稿 : 2024/06/29
♥ : 53

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

まだ犬とご主人の関係だった頃の話

魔法学校の落ちこぼれであるルイズが使い魔召喚授業の時に間違って地球人であるサイトを召喚してしまい、仕方なくサイトを使い魔として契約します。
そういった感じで始まるラブコメファンタジーです。
最初は仲が悪かった二人が一緒に生活をしたり、戦いを乗り越えていくことでお互いの気持ちに変化が生じていきます。

僕的にこのアニメの見どころは「ツン」が全快のルイズですねw
可愛いです!(`・ω・´)
一応ツンデレキャラの代表格にはなってますが、2期から先はほとんど「デレ」しかないルイズなんで( ̄▽ ̄;)
いやまぁこっちも可愛いんですけどねw
このくぎゅボイスで罵られる感じがたまらんすなぁ!((*゚∀゚))

投稿 : 2024/06/29
♥ : 44

Smog さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定の釘宮枠。始まりから終わりまで釘宮キャラを楽しむための作品。

ライトノベル原作。
1期13話、2期12話、3期12話+TV未放送1話、4期12話。
原作未読です。

魔法使いが存在する異世界に突然召還された主人公と、主人公を使い魔として召還した少女を中心としたSFバトルラブコメ。
釘宮さん演じるメインヒロインが最大の魅力な作品です。

一番の見所は、釘宮理恵さん演じるメインヒロインの魅力でしょう。
ツンデレ、ロリ、細身でツルペタなどなど、典型的な釘宮キャラが楽しめます。
釘宮病患者にはたまらない作品でしょう。

ストーリーについて、主人公とメインヒロインのブレのないラブコメでした。
もっとハーレム展開になることを覚悟していましたが、それほどでもありませんでした。

また、設定が意外にも斬新でした。
舞台は魔法が主体の世界ですので、基本的に戦闘は魔法バトルです。
主人公は日本人ですので魔法など使えず、そのかわり特殊な能力が備わっているという設定。
その設定を活かしたバトルには意外性がありました。

もともと釘宮キャラ目的で視聴していたのでストーリーには期待していませんでしたが、ご都合主義もかえって楽しめる仕上がりになっていました。

作画について、キャラに力が入っていました。
全体的に動きが少ない印象でしたが、表情や仕草、体のラインにはこだわりを感じました。
女性キャラのかわいらしさがよく表せていたと思います。
ストーリーやバトル目的で視聴する層は少ないと思われますので、ニーズをとらえた作画という印象でした。

音楽について、特筆すべき点はありません。
違和感はありませんでした。

声優さんについて、釘宮さん以外に、日野聡さん、後藤哲夫さん、堀江由衣さん、櫻井孝宏さんなどが出演されています。
やはり釘宮さんが主演となると、釘宮さんが目立ってしまいますね。
典型キャラのハマり役として十分に楽しませてもらいました。

釘宮キャラに始まり釘宮キャラに終わる、典型的な釘宮キャラを楽しむための作品でした。
2期、3期、4期も楽しみたいと思います!

釘宮さんが好きな方にぜひオススメしたい作品です。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 44

84.8 25 ラノベ原作で恋愛なアニメランキング25位
変態王子と笑わない猫。(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (3219)
18284人が棚に入れました
常に女子のことばかりを考えている横寺陽人は、所属している陸上部の部長、鋼鉄の王から次期部長に指名される。しかし陽人はもともと水泳部の女の子の水着を見るという不純な動機で陸上部に所属していたため、断りたいと考えたが、どうしても建前で喋ってしまい、本音が言えず断れずにいた。
そんなある日、小学校からの腐れ縁で陽人と同じようにエロいことばかり考えているポン太が、町外れの一本杉の丘にある「笑わない猫」像に願って自らの煩悩を引き取ってもらい煩悩から解放されたという話を聞く。聞けばその「笑わない猫」像は、お供え物を捧げることで、自分がいらないと思う何かを、それを必要としている他の誰かに渡してくれるという。
陽人は半信半疑ながら、藁にも縋る思いで自らの「建前」を猫像に引き取ってもらおうと像のある一本杉の丘に向かうと、そこで筒隠月子と出会う。曰く、月子も猫像にいらない「本音」を引き取ってもらおうと考えていたという。月子と共に像に願うと、供物を畳むためのベルトと月子の持っていた肉まんが消滅し、同時に陽人からは建前が、月子からは本音、すなわち表情が消えていた。
建前が消えてしまったために自分の考えていることがすべて言葉に出るようになってしまい、やがて学校中から変態であると認識され、変態王子という渾名が付けられ避けられるようになってしまう。陽人は月子と協力して、それぞれの失ったものを取り戻そうと奔走する。
そこで陽人は建前ばかりで喋る少女、小豆梓に出会う。彼女のしていたチョーカーが猫像の供物として消えたベルトと似ていたことから、陽人は建前が彼女に渡されたと考え、それを取り戻そうとする。

声優・キャラクター
梶裕貴、小倉唯、石原夏織、田村ゆかり、愛美
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

回ごとの引きのうまさ!! 無慈悲な”猫神”、かわいすぎる女の子たち。印象的な台詞まわし。――深い人生の物語といってもいいかもです(月子風に)

全話を終えて:

文句はなかった。良くできていた。落し所もあった。無理もあったがまとまった。原作をみたいと思わせる力があった。ボクの中では相当ポイント高い。

つまり、絶賛。こんな質の高い物語はなかなかない。ラノベとかいう(一般的に)一段低いくくりで評価すべきではないとまで言い切れてしまいそうです。


さて、
毎回来るよ。「猫」が来るよ。どきどき、はらはら。{netabare}また、猫が増えたよ。また来るよぉ。 {/netabare}

人間性、人間関係構築のキーワードでもある、建前と本音を基本テーマに、ラブコメベースの日常ファンタジーであると勝手に決めつけてしまうこの作品は、ずばり秀作です。{netabare} その後、建前と本音ではない展開が最後には待っています。{/netabare}

人生の味がします。物語の進行もなかなかで、適切なタイミングで作品内真実を暴露していくことで面白さを継続して提供してくれます。はまりまくっています。この作り込み、脚本・シリーズ構成は、大のお気にいり。極めて私的にいってしまえば、もう、さいこー!! 

深い人生の物語といってもいいかもです(月子風に)。

■物語の動きだしのテンポが気持ちいい

最高に評価したいオリジナリティ。物語の動きだしのテンポが気持ちいい。キャラクターの造形がしっかりしており、なおかつビジュアルがなんといってもかわいいわけです。

主要な登場人物は

―年相応(?!)にエロ妄想爆発の2年横寺君(競泳水着大好き)、
―子供っぽさをなんとかしたい1年生、月子(今期ナンバーワンの可愛さ)
―後ほど名前が明らかになる、陸上部部長―鋼鉄の王(女王だと思うけど。長身でスタイルの良い迫力ある先輩)
―2年生の転校生、〝お嬢様〟全開で実際かわいい小豆梓(今期ナンバワンの可愛さ2)

主にこの4名と〝猫像〟が繰り広げるストーリーです。本音と建て前という日本人の特徴的国民性をとりあげたあたりは、ななかだなと唸らされました。

■中間的に

あらたな猫像、{netabare}猫神さまという、新事実、新事象が明らかになった回では、途中回まで山頂の猫が「鋼鉄さんが作ったただの猫だ」とわたしたちをリードしておいて、「違う」ことを作者/作り側はわたしたちに教えてくれました。(新登場猫像でかすぎ、存在感ありすぎ。威力ありすぎ)。いいやり方ですね。この猫神象が登場してからというもの、{/netabare}何をしでかすのか心配でたまりません。それがこの作品の良さとはわかっていても、「無茶すんなー、猫」、と心配なのですね。

{netabare}自宅喪失という笑えない事件があった回以降、そこは「さらり」。むしろ、ラブコメ要素がより明解になった6回でした。梓には特に特別な感情をもっていない実質「ともだち」宣言するし、月子は「妹待遇」ですから{/netabare}それぞれにわたしたちには不憫です。{netabare}メイン3人の三角関係が完成しなぜかマイホームも喪失する。「笑わない猫」がすることは予想が付かない状況になってきました。そして、「マイファミリー」の回、もうひとつの三角関係が加わります。強引なようで自然な流れとして描かれています。{/netabare}若干エロいシーンもありますね。

この最新回では、ぐっと来ました。あー、なんてすばらしい台詞回しなのだろう。おそらく原作者の言語感覚はそうとうのものだと思います。人生の薫陶にも繋がる断片の組み合わせの連続で、不覚にも感動です。

■プロットと面白さ

全般に、問題発生→問題解決、同時に新たな問題が発生というように、常に「彼ら」の前になんらかの形で、解決すべき課題がオーバーラップして降りかかってきます。このプロットがこの作品の良さとしてわたしは感じ取れます。

とにかく、「回ごとの引き」はとにかくうまい!! ロスで製作されているアメリカドラマ(で人気があったもの)以上のうまさかもと思います。(それらは、すんげー脚本料が高い)

だから、鑑賞中も時間が過ぎるのがとても速い、次が待ち遠しい。なるほど。うまいな。やるな、です。具体的には、{netabare}台風の問題が片付いたと思えば、次には鋼鉄の王からチューされる。あらたな修羅場が生成される。そして{/netabare}その現場をみてしまった{netabare}小豆梓が、{netabare} 猫神様へのお願いで終わる。{/netabare}ほんとに引きがうまいですよね。全体を通してまだ月子の本音の問題は{netabare}解決していないわけで、課題はオーバーラップしたままなのです。{/netabare}そして、予告。また次回を観てしまうではないですか。

※以下はこれまでのメモ 自分用メモ

■恋模様・観る側の余計なお節介ともいう

観ている僕達には、彼女らの心情が伺えているので、そこがとても気になりませんか。あずさとつきこがライバル関係であることはお互いに意識しているわけですし。今後、さまざまなイベントの中で、両方の女の子から攻められていくのでしょうか。>横寺君、しっかりしなさい、です。

{netabare}彼がしっかりしないうちに?! ますます複雑化しちゃったじゃないですか。鋼鉄の王まで、加わって、これは修羅場でしょう。{/netabare}

以下、雑多メモ:

それにしても、お姉さん=田村ゆかりさんでしょうか。彼女は天才ですね。あらためて感じました。
{netabare}
失ったものを取り戻す、古今東西の常道のひとつ。それが一段階進んだ第4話になりました。この時点では単純なストーリーだと考えていました。{/netabare}

■5話以降はどうなるのでしょう。ますます気になってきました。新たな展開が始まります。まだの方はぜひぜひどうぞ。
{netabare}表情、感情表現を取り戻すことよりも、「姉」を選ぶ妹{/netabare}、考えてみれば、はんぶんこするという手もあるじゃないかと画面の前で叫びそうになったりしました。

蛇足{netabare}
え、キャラは可愛い?! そうです。
え、笑える?! 笑えます。
え、深みはある?! あります。断言します。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 99
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ゆいかおりの合併症と判断されましたw  (〃´o`)

原作 ラノベ  未読

全12話

学園ラブコメハーレムファンタジー

簡単に説明すると、願いの叶う「猫神像」によって翻弄される学園ラブコメです。

主人公  横寺 陽人(よこでら ようと) 声 - 梶裕貴
メインヒロイン二人から想われる(正確にはあと二人)優しい健全な普通の高校男子です。
周りから変態変態と言われるが、言うほどでもないような気がしますが・・・


小倉唯 演じる 筒隠 月子(つつかくし つきこ)
外見はロリ系で、陽人の事が好きな女の子。
本音をなくした事で、無表情になってしまったキャラを小倉さんが棒読みの言葉で話す訳だけど・・・
結構、皆さん批判が多いようですが、私的には、あれはあれでよかったと思います。
難しい役ですが、恐らく監督からの指示であのようになったと思うし、逆に、無表情なのに感情ある話し方だと絶対違和感あると思うので。



小豆 梓(あずき あずさ) 声 - 石原夏織
美人で貧乳。性格はツンデレなんだけど、感情が直ぐに顔に出る解り易い子で、陽人の願いは何でも聴いてしまう優しい女の子です。
陽人にしつこく纏わり着かれて好意を持ちます。



視聴後の感想
{netabare}
ストーリーは、エミが登場して来た所から微妙になりました。
エミまで猫神使って願いをしてるし、その願いがぶっ飛んでるし・・・
最後は、原作続いてるからだけど、ちょっとスッキリしない終わり方でした。(しかたないですね)
特に、月子が本音を無くしたまま終ってしまったので、表情豊かな月子を見れなかったのが残念でした。


キャラは、どちらも可愛いです。
ツンデレの梓は、終盤デレデレで、もう可愛いってもんじゃなかったw。
月子も一途で、陽人との関係は、自分が1番じゃなきゃ嫌みたいで、観てて健気で可愛かったです。
{/netabare}


私的に、石原夏織さん、小倉唯さんの声は大好きなので、余計に二人のキャラに惚れてしまいました。(●´ω`●)
どっちかなんて選べないくらい可愛かった。

前から二人の声は好きでしたが、この作品で完璧やられましたw
石原病、小倉病の合併症にかかった作品でした。


中盤以降は、ストーリーが微妙になって来たので、キャラ目当てに観てましたが、私にはそれだけ十分魅力的なキャラ達でした。
(*´∀`)


声優さん、キャラ目当てに観るのもおすすめです。(@^▽^@) 


OP:「Fantastic future」 歌 - 田村ゆかり

ED: 「Baby Sweet Berry Love」 歌 - 小倉唯

どちらも中毒性があり、耳に残る曲です。^^

EDの映像では、表情ある月子なんか破壊力凄くて、めっちゃ可愛いです。

終始、可愛い連発でしたね。
すみません 石原&小倉病なもんで。。。^^;

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先日、アニメ見てたら、小倉唯さん、石原夏織さんのユニット
「ゆいかおり」のCDのCMがやってました。

調べたら
2009年9月、元HAPPY!STYLE Rookiesの小倉唯と石原夏織で結成。
2010年5月12日、「Our Steady Boy」でメジャーデビュー

シングル
1st Our Steady Boy 2010年5月12日
2nd ふたり/VIVIVID PARTY! 2010年7月21日
3rd HEARTBEATが止まらないっ! 2010年11月17
4th Shooting☆Smile 2011年4月6日
5th 君のYELL 2012年3月14日
6th ウェィカッ!! 2012年10月31日
7th Shiny Blue 2013年3月13日


アルバム
1st Puppy 2011年9月21日

2nd Bunny 2013年10月23日予定


ユニット組んでCD出てたんですね!
知らなかったです・・・orz

近いうちにアルバム購入ですw (●´ω`●)ゞ

投稿 : 2024/06/29
♥ : 76

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャラが可愛くて好みです♪

1話感想

まず女性キャラが可愛くて好みです
作画も良かったし
OPも好みのものだった

話もテンポ良く進み見やすかったです
主人公とヒロインの見た目も性格も好きでしたw

これはこれからの展開が気になります
期待できる作品の一つです♪

2~最終話

そういえば当時見てたのに
レビュー全然更新してなかったので
今更ですが書きますねw

あらすじとしては
猫神様に祈る事で願いは叶えてもらえられるが
それは場合によっては、
面倒事を引き起こす原因となったりして
それを元に戻す為に奔走すると言ったものです

とりあえず月子ちゃんが可愛くて好きですw
他のキャラ梓とかも可愛いですが
やっぱり月子が一番好きでしたね
部長は最初クール系かと思ったのに
バカキャラなのはちょっと残念だった
クールだった方が好きだったのに・・・

このアニメは
キャラが好きになるかどうかで
評価が変わると思う
好きになったらやっぱり
ある程度面白く見れるのではないかと思う

最後の方はシリアスな話が多かったな
あれはあれで僕は楽しめたので良かったが
どうも原作から削りすぎて
説明不足になっているらしく
どうもしっくりきてない人が多いらしい

僕もキャラが可愛くてよかったという印象が強く
ストーリーも楽しめたのだが
どこか物足りないかもとは思った

それでも僕は月子ちゃんが好きなんで
2期があったら見てみたいんだがあるかな?

投稿 : 2024/06/29
♥ : 61
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