ラノべ原作で異世界なおすすめアニメランキング 206

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのラノべ原作で異世界な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月15日の時点で一番のラノべ原作で異世界なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.4 1 ラノべ原作で異世界なアニメランキング1位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (123)
489人が棚に入れました
女神祭。迷宮都市オラリオが活況に包まれる、実りの祝祭。豊穣を象徴する女神たちは祭壇に奉られ、その中にはあの『美の女神』の姿も。ダンジョン深層という死地から生還を果たし、日常を取り戻したベル・クラネルもまた、女神祭の賑わいを楽しむはずだった……――とある酒場の娘から一通の手紙が届くまでは。『ベルさんへ 今度の女神祭、二人だけでデートしてください。 シルより』都市の片隅、小さな酒場で固まった、少女のたったひとつの決意が、少年と迷宮都市を狂わせていく。そして、『最強』を標榜する『強靭な勇士(エインヘリヤル)』達が今、動き出す。これは、少年が歩み、少女が望む――【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ああっ?女神さまっ!?

というわけで、オープニング曲から盛大に身バレしている訳でして、ネタバレも何もあったものではない?
どちらにしても原作知らずなので、“お忍び町娘”か、自作自演の“複垢”案件かは知らんけど、ベルくんと共に目一杯、女神様に振り回される今期となりそうです。
さあ、いつもの小コント(ヴァレン何某君のキャラ崩壊w)に騙されそうになりながらも、一気にきな臭くなってきましたね。
迷惑この上もないファミリー抗争ならぬ場(ダンジョン)外乱闘に発展しそうです。
                (2024/10/17)
「シャ〜〜!!」
シッボ逆立ってましたね^ ^
そう、振り回していたのは??
…、でしたとさ ʅ(◞‿◟)ʃ

投稿 : 2025/04/12
♥ : 14
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

10年見続けた作品の一区切りです。感慨無量ですね。

 ちょうど10年前に1期を見て、あまりの面白さに原作を読んでそれ以来、ずっと楽しんできた作品がやっと一段落と言う感じで、感慨無量です。

 まずは制作に携わった方々に感謝したいところです。シリーズ全体ではアニメ作品の出来不出来はいろいろ文句も言いたいところはありましたが、昨今のアニメのクオリティに比し、かなりの高水準でしかも本筋を劇場版でやる事もなく作られたのはファンにとっては幸運だったと言えるでしょう。特に1期と3期は非常に面白かったです。

 物語としては、アイズへの憧れや、アイズとベルの出自、黒龍、ダンジョンの深層など様々なメインストーリーが交錯する中、多分一番の軸となったのはシル=フレイヤの物語でそのメインプロットはかなり満足度が高い話でした。

 アイズ、ロキファミリア側の描写がソードオラトリアに移ったので、本編がすっきりしたのでしょう。リューの話とか若干寄り道はあったものの、綺麗に終わりました。

 テーマとかメッセージとかはほぼないような作品ですし、中二病全開のティーン向けラノベの構造ですが、ファンタジー冒険譚、エンタメとしてのクオリティが高い作品だったと思います。

 1期からの仕込みだった…というか作品の構造そのものだったシル=フレイヤを描き切った以上、ここから先は何を描いても付け足しにしかならないだろうな、と思います。気になる部分も残っていますが、中途半端で終わらせたほうが作品としてはまとまるような気もしなくはないです。

 で、5期そのものの評価は、フレイヤを中心にかなり丁寧にテンポ良く作れていたので評価したいところですが、11話みたいな紙芝居みたいな回もあったし、中断をはさんだので少し熱が冷めたところがマイナスです。

 それとこのシリーズはもっとバトルシーンを減らしたほうが、特にサブキャラのバトルを減らした方がテンポの関係でより面白くなるだろうなあと思いました。









1話 フレイヤとシル。1期から続く大きな物語の集大成ですね。

{netabare} 実質、1期から続いている伏線…というより話の本筋が回収されるフレイヤの章ですね。1期の魔導書とシルとの関係のところの意味が分からなかった人はこれですっきりすると思います。この大きな物語の構造があるからこそ、本シリーズは面白いんだろうなと思います。

 4期が陰鬱だっただけに、非常に面白く読ませてもらったパートです。作画は相変わらず丁寧で安心して見られますので、楽しませてもらいます。
 なお、4期の最後の方のベルがケガで寝ているところにヘスティアがいて、そこに豊穣のメンバーに混ざってシルが入ってくる描写がなかったでしたっけ?今回ヘスティアが言っていた通り、2人は会ってはいけないのです。あのシーンはいまだに疑問なんですけど。

 それにしても、異世界のあの文明の水準でブラジャーってあるんだ…今検索したら1914年の発明らしいです。{/netabare}


2話 こういうダンまちが見たかった…という回ですね。とても良かった。

{netabare} こういうのが見たかった…のギャグ回ですね。そして「私をさらってください…ダメですか」の破壊力。それが何を意味するのか。

 本作は4つの本筋があります。ベルの強さ=アイズへのあこがれ、ミノタウルスとの因縁、ダンジョンとは何か、そして、フレイヤとシルの物語。これが作品の構造です。こういう「物語」がしっかり根底にあるから、本シリーズは面白いと思います。

 それにしても、作画いいですね。{/netabare}


3話 原作の再現度が高く満足ですが、このままだと18巻は劇場版?

{netabare} 今、16巻300ページ中200ページの内容が3話ですから、全5話になりそうですね。で、17巻はもうちょっと厚くて400ページ弱ありますから、16・17巻で1クール?一応話の区切りはつくものの、18巻が一番派手な部分になります。となると映画の可能性もありますね。まあ、ダンまちはそれ以降も続いていますが、18巻で一応の区切りですのでちょっとあり得そうですねえ…それは作品の寿命を縮める悪手だからやめてほしいですけどね。

 さて、本作については、原作の再現度も非常に高いです。16巻の内容をほぼそのまま忠実にというのはもちろんですが、イメージしていた絵がイメージしていたテンポそのままに流れて行きます。
 コミックのアニメ化と違い、小説のアニメ化はこの映像化の意味が大きいですね。内容はよく知っていますが、新鮮に見られます。

 面白い…ですが、最後を劇場版にするのだけはやめてほしいなあ。{/netabare}


4話 テンポ良く終わりましたね。面白かった。

{netabare} 話のペースが16巻が5話かと思ったら、4話で終わりました。最後の方はバトルなので上手く省略しました。この分なら…17巻を4~5話でやれば、18巻まで入りそうですね。このテンポがいいですね。作画もいいし5期はレベルが高いと思います。

 まあ、初見だと話が分かりずらいかもしれませんが、今回の話の入れ替わりでの意味は何だったかと考えればすぐにわかると思います。{/netabare}


5話 1期から待っていたブチ切れフレイヤが最高でした。

{netabare} この作品にはなろう系の99%の作品に足りない「物語」があります。なろう系のほとんどは初期構想の段階で何を描きたいかを考えず、中心となるテーマもなく、どんな設定でどんなキャラにするか?しか考えないで書き始めるからだと思っています。

 本作はここに至ってラノベ1巻、アニメ1期の初期設定を活かした見事な展開だと思います。フレイヤという神の性格造形がこの作品の分厚さに繋がっています。

 逆にその幹というか構造と展開の設計図が見事すぎて、途中冗長なものをいくらでも入れられるという欠点に繋がっていましたが、それでも、それぞれのエピソードにはちゃんとベルのあこがれという部分と、フレイヤがベルのピュアな心に魅了される部分が繰り返し描かれています。
(この作品で後付けかなと思うのが、言葉を話すモンスターです。あれで展開が広がりましたが、一方で無駄に長くなったし焦点がぶれたかなと思わなくはないです。その分カタルシスは大きいですけど)

 この5話でフレイヤがブチ切れる瞬間こそ1巻から待ち望んでいた展開です。この作品はある意味ではフレイヤの物語です。楽しみにしていただけに、5話の出来はどうなるかドキドキしましたが、迫力がありました。フレイヤの声優さんの演技も素晴らしかったです。

 それにしても、フレイヤにとって唯一とも言っていい障害であるアイズを殺しに行かないのが物語として不思議な部分です。ベルが魅了されないのはあこがれがアイズに向かっているからですよね?ベルのアイデンティティにかかわるので、それをやるとベルが壊れるという設定…と勝手に想像していますけど。{/netabare}


6話 フレイヤ様最高です。アニメの質も日笠陽子さんも素晴らしかった。

{netabare} フレイヤ様最高ですね。純情な悪女というところでしょうか。本シリーズ最高に面白い原作を最高のアニメ化ですね。テンポ、演出、作画どれをとてもいうことありません。そしてフレイヤ役声優の日笠陽子さんですね。あんな華やいだ少女のような大人の声を出せるとは…
  
 大満足の6話でした。{/netabare}


7話 女神と嫉妬と愛の描写がいいですね。

 今回も面白かったです…としか書くことがないので次のレビューは展開があってからですね。女神の嫉妬と愛がたまらないです。


9話 大いなるカタルシス。原作はここで終わるのかと思ったくらいです。

{netabare} さて、大いなる伏線が回収されましたね。伏線とは炉がどうのこうのということでなく、処女神VS豊穣神という設定が活かされたとう意味においてです。この2人の対比は見事だと思います。
 このヘスティアとフレイアの実際の神話の設定に基づく対立構造を作ったのが、本シリーズの最大の工夫です。ヘスティア自体は調べてもあまり出てきませんけどね。結婚をあきらめることで特殊な地位を得た処女神です。つまり純粋性がありベルの内面と合致します。

 ヘスティアの炉の神の設定は他人の神殿において同等の力を持つという意味もあります。ですので、フレイヤの魅了の設定がヘスティアとベルに通じないというのも、恐らくこの5期の展開をある程度計算してのことだと思います。

 シルというのも実際の北欧神話でフレイアの別名です。フレイヤは性にだらしなく、オッタルは愛人でもあります。なお、イノシシの姿にオッタルは変身したりします。ロキとフレイヤは実際に喧嘩状態です。

 シルの本作における英語表記がSyr Floverです。神話ではシルのみですが、わざわざ苗字をつけてLOVERの文字が入っています。F=フレイヤのことだとするとF LOVERつまり、フレイヤの愛を表現する姿と読み取れます。この点から5期はすべて1期からの作りこみだとわかりますし、本作の本筋だとわかります。

 これら神話に基づく設定が1期からちゃんとなされているのが、わかると思います。だから、本作は物語を根底に感じることができます。もちろん、北欧神話など全部知っているわけもなく、付け焼刃の知識ですが、1期のときに原作を読みつつ、北欧神話を調べてみてそれを作品設定に落とし込んだ手腕に感動したものです。

 こういった作りこみが回収されたので、ここで終わりかと思っていたら続きましたね。まあ、アイズとかベルの祖父とかまだいろいろありますけど。
 本当に面白い。そして、よく作られているとこの5期の原作17巻部分は本当に感心しました。{/netabare}


10話 フレイヤ様の描き方が最高でした。アニメの制作陣に感謝を。

{netabare} 胸が振るえるくらいに面白かったです。いままで張った伏線というかキャラの成長というか、物語の結末に向かって怒涛のように話が展開します。そして、その素晴らしい物語を支えているのが、アニメの制作陣でしょう。

 このテンポと展開のスピード感の中、物語の盛り上げ方、そして何よりキャラたちの胸の内の描写が素晴らしかったです。特にフレイヤ様は凄みがあるくらい実際に美しくも脆い女として描けていました。これは近年でみたキャラ描写の中でも出色です。こんなに見事に一人のキャラを描けたシーンは他に私はしりません。

 素晴らしい原作と素晴らしい制作陣でこの5期が作られて、本当に感謝しかないです。{/netabare}


11話 前回褒めたらこれですか。万策尽きましたね。紙芝居でした。

{netabare} 多くはいいません。11話は続きを放送するときに再作成してください。この素晴らしい作品を紙芝居にしないようにお願いします。{/netabare}


13話 主観的には面白いけど、ご都合展開に低評価がついても納得します。

{netabare} 11話の段階で万策尽きたのはよくわかりました。その点で延期は良かったと思いますが、この時間経過で少し熱が冷めてしまったのはもったいなかったと思います。

 5期は勢いで読むのが大事なパートです。ダンまちの世界観が一回決着がつくので、もちろん歪みというか無理がある部分はあります。ただ、1期から積み重ねた伏線を回収していく快感があるので、出来の悪いところを見逃せています。もちろん、小説版でも2,3度目には「オヤ?」となりますが、そこは1回目の良い印象が多くてだから見逃せる部分があります。
 アニメの延期はそこの1回目の好印象を作らないまま冷静にさせてしまうので、評価が下がるのはやむを得ないと思います。

 というのは内容です。リュー、ミア、ヘディンとよくまあご都合主義をならべたなあと、思われても仕方ないでしょうね。

 ただ、リューとミアそして豊穣の女神についてはシルも含めて、こういう使い方をするために仕込んでいたことは読み取れます。リューは4期よりもっと前から、をこういう形で活躍させるためにレベルアップができないまま決死の冒険を重ねていました。そこの計算はいつからかわかりませんが、明らかにリューの使い方は結構前から目算があったと思います。豊穣の女神の設定は、実は本作の構造そのものですので、1期の段階で計算があったのでしょう。

 ヘディンについても、ベルを育てるモチベーションに不自然なところがありましたので、5期の前半が一応伏線にはなっています。が、ヘディンはもうちょっとフレイアに対する忠誠と考え方の違いを仕込んだ方が不自然ではなかった気がします。

 5期のアニメ化で一番目立ってしまったのが、リリルカの軍師としての活躍がそれほどじゃないという事ですね。その他、ベル中心だったはずなのに作戦変わってなという点か不自然だったかなあ。

 それとシルの件はロキの介入じゃなくて豊穣の女神のメンバーの誰かが誘導した方がドラマとしては良かった気がします。

 長い間、楽しんでいるシリーズなので私の評価はどうしても甘くなるし、リューの活躍は4期からの仕込みが見事にきいて、見ごたえがありました。5期は4期に比べて冗長感がないし、ハッとする演出や作画もあったので評価はしていますが、そこに大いなる偏見があるのも自覚しています。 {/netabare}


14話 熱が冷めると演出に冗長感を感じます。

 毎週楽しみに休止がない勢いのままで見たかった。いったん熱が冷めると演出が冗長に感じてしまい、結論が早く見たくなってしまいます。なんか、もったいないなあと、強く感じます。





 

投稿 : 2025/04/12
♥ : 12

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

好きな作品ですから5期も嬉しいです

5期まで続くアニメというのはあまり多くなく、立派なヒット作ですね。

毎回楽しませて頂いています。
序盤は弱くてややストレスだったベル君ですが、随分強くなってきて、もちろんステージが上がった分やっぱり苦戦もしているのですが、英雄的な活躍が増えて後半になるほど見ごたえが増してきました。

そして今回は恋愛要素も強そうですね。
ずっとアピールしてきた割にイマイチ目立たずリューさんに良いところを全部持っていかれてしまったシルの番と。
なんとなくは明かされていますが彼女が一体なんなのか。

今期も楽しみにさせて頂きます。

全話感想
非常に良かったですね。面白かったです。
ついついフレイヤ様を応援しちゃいましたね。
なんだかんだいい感じに終わって良かったです。
フレイヤ・ファミリア今後どうなるのやら。

まあスケジュール管理はあまり褒められないですが。
本数抱えすぎだったんじゃないですかね。

6期はすぐやるわけではないのですね。
でもやってくれるでしょうか。楽しみにしています。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 3

73.8 2 ラノべ原作で異世界なアニメランキング2位
Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (175)
714人が棚に入れました
襲い来るエルザたちの猛攻を退け、大兎との戦いでベアトリスとの契約を果たした「聖域」の解放から1年が過ぎた。 王選に臨むエミリア陣営は一致団結、充実した日々を送っていたナツキ・スバルだったが、平穏は使者によって届けられた一枚の書状によって終わりを告げる。 それは王選候補者の一人、アナスタシアがエミリアへ宛てた ルグニカの五大都市に数えられる水門都市プリステラへの招待状だった。 招待を受け、プリステラへ向かうスバルたち一行を待っていたのは様々な再会。 一つは意外な、一つは意図せぬ、そして一つは来るべき。 水面下で蠢く悪意の胎動と降りかかる未曾有の危機。 少年は再び過酷な運命に立ち向かう。

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ありがとう、ありがとう…

ごめんね!
“なろう”から、ラノベから、アニメから、そして楽しみに待っていた我々へ向けた感謝と謝罪に鳥肌が!

こちらの方こそ「ごめんね」、かもしれない。
こんなキャラいたかな?
それにしても、ここはアクアかジュラか直江津か?
少し思い出してきたけど、お顔や声、こんなんだったかな?
スバルはなぜ怒ってるのかな?
うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ等々、七味まみれの色んな関係…、復習せねばなるまいて。
あぁ、あぁ!ありがとう、ありがとう!!
リゼロはやっぱり素晴らしい!
                (2024/10/03)

リゼロの何が好きか?
それは主人公であるスバルの能力がどこまでも受身な点。
チートは敵味方双方が受け持ち、彼自身は基本、観測することによってのみ、この世界に影響を与え続けているというスタンスにブレがない点なのかもしれません。
そして何よりストーリーと世界観にリンクした素晴らしいオープニングとエンディング。
今回は特に“鈴木このみ”さんと“ MYTH & ROID”の不安を掻き立てまくるサウンドに魅せられまくりの毎話でありました。
極め付けは、ジャージの胸ぐらを掴むエンドのリゼロらしさ!
これに尽きるでしょう。

オマケに4期の告知付き!
嬉しさ余って原作厨よりネタバレ喰らいそうに…^^;
「あっ!、あっ!!、プレアデス!!!」
「おぉ〜っと!、これはフライング!」

投稿 : 2025/04/12
♥ : 9

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魅力は使い切ってるのかな<51>

1期では人気作を確立させた死に戻り、2期では冗長さを感じさせつつまた死に戻り。
3期になるとスバルが必死に死に戻りを繰り替えすのはさすがにやめて、他のキャラも活躍させる同時並行バトルに移行。
なんか、とあるシリーズみたいな。
無敵状態の敵がなんかエピソード披露したらやられたり撤退したりの繰り返しに見えて、あまり上手い作りでもなかったな、と。
作品通して1期部分でストロング部分使い果たした印象。

襲撃編(全8話)はもう終わってた<55>
第58話まで視聴
2週つづけて再放送だったので、やっと調べたけど
襲撃編(全8話)はもう終わってて、反撃編(全8話)は2025年2月5日(水)から放送開始とのこと。
観終わった扱いでええのけ?
あにこれがどういう扱いをするか次第ですわね。

まあ、ここまでだとたいした感想もないんだけど。

マラソン的始まり<53>
3期初回、51話視聴
こんなキャラがいましたよという復習と伏線撒きの尺が長くて60分目あたりはかなり長さを感じて観てた。
2期後半がやたらタメの尺が長かったので、通してみればまあ面白めだったけど・・・という前期の視聴感が影響を与えてる面もあり。

初回90分を3幕構成的に見返すと、30分目は吟遊詩人が出てきたところ、60分目はお好み焼きを食べている。
最後の30分でやっとラインハルトさんちの対立とラストのアレ。
てか、毎週アンケートで競ってる原作の大正義アニメが増えて、長くタメだけやってられるような温めのコンペティションからの作品は、自分の中じゃ相対的に順位を落としつつある。
30分尺だと漫画単行本半分くらいやれますからね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 2
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

プレプレ👹プレアデス!?

比較的人気がある本作シリーズでありまして、物語自体は相対的に良質であると思いますが
その一方で「進撃の巨人」みたいに回を重ねるごとに下り坂傾向にあるような気も致します。

主人公プレプレ~なつきすばるのキャラについて賛否両論あるようで、{netabare}個人的にはキャラ設定の
意味については理解しているつもりでいましたが、それでもちょっと濃い感じが否めず
やはりいい加減クドイと言いますか、飽きてきたところあることは否定できません。{/netabare}

【グノーシス】主義的な作品の傾向として「エロ・グロ・ウツ」の三拍子揃った感じの
ものがしばしば見受けられますが、本作は「ロリ・グロ・ウツ」というような感じで、
エロがないだけマシと言いますか、グロもほどほどに抑えられている点については
比較的好印象を抱くことができます。

本作が他の異世界転生ものあるいはタイムリープ系作品に比べ圧倒的な強みを有するのは
ナツキスバルという最弱キャラを生かした物語展開にあると言えるでしょう。

{netabare}ダークファンタジー作品には悲劇の手法=【デウス・エクス・マキナ】が
良く使われたりしますが、要するに絶望と救済を連携させる展開を作り上げる手法であります。

これはある種のショック療法を用いたマインドコントロール術でありますが
まさに作家の腕の見せどころというわけであります。

「押すな押すなやめてくれ」というのはお笑い芸人の前振りでありますが、
それと同じように本作主人公は必然的に絶望のどん底の突き落とされるわけであります。

無職のヒキニートにはお似合いの負け組展開でありますが、ここに敗者の美学を表しつつ
トライ&エラーを繰り返して最後に逆転勝利を掴むというシンデレラストーリーを
織り込んで、負け組ルサンチマンのうっ憤を逆転劇にて一気に解消するという展開で、
拍手喝采の物語を作り上げるというのが本作の見どころであります。

急降下と急上昇の展開を作らないとならない都合それを仕込むのに時間がかかり
そういう事情で負け組主人公の物語はテンポが悪いものとなるのが宿命と
言えるのかもしれません。{/netabare}

また、完全なる負け組の逆境に追い込まれた絶望的心理状態が理解できない人にとっては
プレプレ~ナツキスバルの悪足掻きが無様で不快にしか思えず、故にその描写も
ウザいだけでストレスが溜まる一方であるということになるのでしょう。

{netabare}泣きながら大声張り上げ、鼻水垂らしながらも必死に戦い、繰り出すパンチが
全部空振りのボクシング選手がいたとして、誰がそんなん応援するのか?
という話であります。

何度もダウンしては立ち上がり空振りパンチを繰り出してはまた倒されるの繰り返し
こいつはダメだなぁと観衆の誰もが思い、タオルを投げ入れ終わらせるしかない
状況の最後の最後でラッキーパンチが見事当たり逆転勝利となるというのが
「デウス・エクス・マキナ」の手法であります。

ある意味ご都合主義の展開ではありますが、「No pain,no gain」の原則を
表現しているので説得力はあるということになるわけであります。{/netabare}

しかしながら今期のプレプレ~ナツキスバルに関しては悪足搔きが足りず
それ故に勝ち取った成果も不足気味であったように感じられます。

個人的には些末な他のキャラが主人公の見せ場を奪った感があり、よって
今までの中では一番見どころに欠ける作品であったような印象を受けました。

主人公不活躍の反面、大罪司教のキャラ性が{netabare}ドイツもこいつもヴェネツィアも
ぶっ飛んでるのは驚異的でありました。

完全に人間性が破綻していると言いますか、ヴェネツィア並に終わっております。

ある意味大罪司教のキャラ性は【ベルセルク】=狂戦士を表しており
その存在自体が無敵を意味します。

悪役令嬢プリシラが余裕の強さを誇るのも元ネタ令嬢が【ベルセルク】級
であったからであります。

猟奇的殺人鬼のビリーミリガンには24の人格があり、
それは24人分の能力と24人分の戦闘力があるというようにも考えられます。

最狂の敵は脅威でありますが、実はナツキスバルにもその適性がありますので
最終的にはご都合主義の予定調和になるのかもしれません。

色々な事情により仮に引き籠ることはあっても、異世界転生するほどに自分を追い込んだり
世界に絶望すると心に👹が生まれますので、色々な事例を参考にしつつ踏みとどまれるよう
用心することを推奨いたします。{/netabare}

フィクションの中の大罪司教はいいとして、リアルの世界に
そんなのがいるなら、それは笑うに笑えないただの絶望にございます。

●鬼滅のヤバイバー

{netabare}王選候補者の君主級キャラが最前線で格闘するのはやめましょう。
家臣が心配しますし、現場の人間に対する越権行為であります。

今期はキャラがごちゃごちゃし過ぎて邪魔くさいです。
妖怪大戦争するならばナツキスバルはいりません。

テンポが良い作品にしたいならラインハルトを主人公にすべきであります。

ゴージャスタイガーはペットで飼うか、銀髪の魔女により氷漬けにしましょう。
そしてマスカレードの歌姫も一緒にスリーブしてもらいましょう。

ラインハルトの家族問題を深堀したいならば、他キャラをリストラしないとなりません。

正直銀髪の魔女も影が薄いのでスリープしてもらい、
本物のヒロイン=レムを動かした方が視聴者ウケがいいはずです。{/netabare}

●【イニシエーター】、舞う!

{netabare}【マスカレード】の歌姫ですが、あの外見からすると恐らく【ケルト人】を
表しているのだと考えられます。

あの楽器はアイリッシュダンスや【ケルト】民謡などの音楽と関係があるのでしょう。

そうしますとアイリッシュダンスとサンバダンサーの踊りはルーツが同じ
ということになるのかもしれません。

【マスカレード】とは宗教儀式と関係が深いもので、ざっくり言えば
放送禁止の類のものであります。

【マスカレード】の歌姫がLGBT的発情していたのもそういう事情が
背景にあるからであります。

そのお相手がプリシラ様なんですが、「プリシラ」の元ネタは「プリキュア」ないし
【フリュギア】でありまして、これが【両性具有】の神であります。

【フリュギア】の別名は【キュベレイ】と言いまして、まどマギの「キュゥべえ」
の元ネタであります。

【キュベレイ】信仰に関する【イニシエーション】には男♂が去勢するという
謎の儀式がございまして、兎に角意味不明で謎です。

まるでどこぞの悪役令嬢のようなプリシラ様は「プリシラ・バーリエル」という名前ですが
「バーリエル」の元ネタは恐らく「バエル」でありまして
【バエル】=【👹鬼神バアル】ということになります。

【両性具有】の女神【フリュギア】のルーツが【鬼神バアル】の神話でありまして
この神話こそが「男根♂」を切り取られて残念無念な伝説のプロトタイプでございます。

プリシラ様が所持する大剣は、去勢された【バアル】の「♂」の部位を表現しています。

プリシラ様が着る赤いお召し物で【スカーレットウーマン】=【大淫婦バビロン】を
表現しており、また悪役令嬢の【血の伯爵夫人】をも暗示しています。

LGBTに関係する裏設定でガチガチに固めて、他のキャラとは一味違うところを
強調していまして、特別な存在なので戦闘能力も異常に高いということであります。

LGBTの悪役令嬢ファンが世界には腐る程いるから?それに応えようということで
「ふたりはプリキュア」のゴリゴリ展開だったのかもしれません。{/netabare}

●プレプレ~プレイヤー

{netabare}①プレプレ~なつきすばる
主人公の左胸には「N」の文字が刻まれてますが、その中心に「🌞」があります。

この関係性から「N」を反転させ「Z」にして「スバル」で解くと
「プレアデス星団」即ち【牡牛】座🐮を表していることが見えてきます。

「🌞」と【牡牛】🐮これに「謎の歌姫」を合わせて関係性を考えてみます。

②恥ずい💛歌姫
「褐色の肌」を持つ歌姫でありますが、名をリリアナ・【マスカレード】と言います。

水の都の歌姫【マスカレード】とは【ヴェネツィア】を表していると考えられます。

【マスカレード】=「仮面舞踏会」の起源は【ヴェネツィア】であり、
【マスカレード】とは貴族文化でありまして、それはつまり
【ヴェネツィアの黒い貴族】を暗示しているということになります。

「黒い貴族」と言われる所以は肌の色が黒かったからであります。

音楽の起源は【イニシエーター】(が習得した技術・知識)にあります。
【マスカレード】も【イニシエーター】により伝えられた秘術、つまり
【イニシエーション】であります。

褐色の歌姫【マスカレード】は腰のところにイチジクの葉っぱを身に着けています。
イチジクの葉はアダムとエヴァが「人にはお見せできない恥ずかしいところ」
を隠すために装着したものでありまして、「恥」を象徴するものであります。

そういうことで「褐色の」【マスカレード】は「恥ずかしい」ということになります。
故にその【イニシエーション】にはイチジクの葉っぱ必要ということになります。

褐色の肌を持つ種族その名は【カナン人】であり、
彼らは【鬼神】🐮【バアル】を主神として崇め奉る種族であります。

そして【バアル】🐮は🌞「太陽神」とされています。

③水の都の腹黒い💀貴族

褐色の歌姫【マスカレード】がプリシラ👹の体を見て欲情します。
それは【イニシエーション】=【マスカレード】の暗示です。

この関係性からプリシラという存在は某💀貴族がバックボーンにあると推測できます。

黒い貴族の故郷は【カナン】であり、またの名を【シオン】といいます。
ガンダムでお馴染み「ジーク!」【Zion】が【シオン】です。
Zガンダムの【Z】は【Zion】を示しているわけであります。

故にプレプレ~「👹すばる」は【Z】&【🌞】のシンボルを掲げるわけであります。{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 2

63.5 3 ラノべ原作で異世界なアニメランキング3位
ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (157)
385人が棚に入れました
〈ギルドの受付嬢〉。業務内容は絶対安全。公務だから立場も安定。 可愛い制服に身を包み、カウンター越しに笑顔で冒険者たちをご案内。受付時間が終わったら、のんびりと事務作業を済ませて定時に帰宅。愛しの我が家でくつろいで、さあ、明日も元気に働こうーー。 アリナ・クローバーは、そんな理想の職業に就いたはずだった。しかし。その実態は、理想とは程遠かったー ひとたびダンジョンの攻略が滞れば、カウンターは大混雑。めんどくさい対応を求める冒険者もちらほら。顔で笑って心で泣いて、厄介な顧客をやり過ごしても、今度は大量の書類仕事が待っている。やる気は残ってないけれど、明日に回せばなおしんどい。おかげで来る日も来る日も残業地獄...ああ、もう我慢の限界!! アリナが不満を爆発させると、隠し持った一面が顔を出す。 チームで挑むことすら危険なダンジョンにソロで乗り込み、銀に輝く大鎚【ルビ:ウォーハンマー】で、強大なボスを叩き伏せる――。 何を隠そう彼女こそ、正体不明、神出鬼没、街で噂の凄腕冒険者〈処刑人〉その人だったのだ!! でも、そのことは絶対に隠し通さなければならない。なぜなら受付嬢は副業禁止で、バレたら即刻クビだから...。アリナの平穏な暮らしは、守られるのか!? 第27回電撃小説大賞《金賞》受賞作、待望のTVアニメ化!

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なんだかんだ一番真面目なお嬢さん。

長いタイトルまんまのストーリで始まる本作。

ギルドの受付嬢で主人公のアリナ。
綺麗で華やかに見える職場はきっと現実のそれと近くて
大変なことも多そうです。
それでも
いつも文句を言ってブチ切れてるのに結局残業してまで
諦めずに仕事をやりきる真面目な女の子です。

それの反動でストレス発散の大ハンマーなのでしょうか!?

物語は序盤でネタ晴らしすんじゃったのもあってか
自分的には
なんだかんだすっごい真面目で頑張り屋で可愛い彼女の魅力だけで
先を見てた感ありましたww

一応、白銀の絡んだ冒険物語は進んでいくんだけど
大きな敵の存在も特になくてジェイド達との
クエストが完全におまけな感じがしちゃうんですよね~。

白銀の剣にしたって3人しかいないのに
ジェイドと女魔法使いのルルリとあと赤髪の??ってなっちゃうくらい
印象が弱いです。
カッコイイ容姿で優しくて強い(アリナより弱いけど)
ってだけでは他の受付嬢には人気でも役不足感ありました。

後半はちょっともうバトルはいらないからって言いたくなるくらい
物語的には残念な感じに。
アリナさんがなんで今のようになったのか。OPの絵のような
過去についての話が見たかった・・・。

まあアリナさん見たさで最後まで乗り切った本作だしこんなもんか。

アリナさんの魅力たっぷりな音楽はOP,EDともにお気に入りでした。

OP 310 / 「パーフェクトデイ」
知らない方だったのですけど
オーディションよりデビューした歌い手さんだそうです。
そして本楽曲がデビュー曲とありました。
どこぞの劇場版のOP映像観てるみたいな
本編の雰囲気とはちょっと違う絵が印象的で良いんだよな~。
壮大な世界観の絵が良かったのもあって毎回楽しく聴いてました!


EDたまにOP  ナナヲアカリ / 「明日の私に幸あれ」
アリナ・ルルリ・ライラ
3人娘のマラカスダンスが可愛いんですよね~!
テンポが良くて自然に口ずさんじゃうメロディーに
何より思わず頷いちゃう歌詞が最高です!
明日元気が欲しい時にはこの曲で♪

結論、アニメを観る時間がなくなる残業は嫌なんです!!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 16

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

主人公の想いに激しく同意(1話まで視聴して)。

>1話まで視聴して
原作未読です。

本作も、かなり期待していた1作!。

「定時で帰宅できる」。
これってリアルの職業選択においても、占めるウェイトは大きいんじゃないかな?。

残業が終わらないことに対する主人公の叫びは
けっこう胸に響くものがありますww。

そうそう。朝昼間混雑すると、残務がたまる一方なんだよね~。
合間で処理していきたくても、そんな間が一切ナイw。


自分の職場部署でも、残念ながら残業必須です・・><。
ただ、毎日というわけではなく、週○日程度ですが・・(勤務表で事前確定)。
少人数の部署であるため、退職者が出たり病欠等で欠員が出ると
もちろんその日数は跳ね上がります><。

定時で帰れる人はごくわずかで、定時で帰れる日はちょっとした良い日に感じられるまでアリ。

残業日は、その日の営業状況に左右されるのですが
なかなか終われなかった日は、私の通勤距離が結構長いこともあり
夕食が○時開始とかになってしまったりすることもたびたびあり・・
そういう日は「何のために働いているんだろう・・」と
気分がダダ下がりしちゃうんですよね~・・w。


・・と、まあそんなこんなで、思い入れMAXでの視聴開始となりましたが
1話終えての率直な感想としては

まず、作画が綺麗で丁寧だけど、なんか尖ったところやこれぞ!ってのは見当たらず。。

主人公のクズっぽいところや言動は好感!
・・だけど、強すぎるのはチートすぎかな?。
それらの理由付けが今後納得できるものだったらいいな。

残業してるの主人公だけ??。
他の職員は??。こなせているの??。
今日日、不必要な残業は禁止されたりするけど、そうするとたまる一方で苦しくなるよね・・。
エナドリは、怖くて手を出したことないですw。

う~ん、改めて再視聴してみたけど
取調室でのあの立ち振る舞い+言動は、完っ璧だな~。
「残業を減らすために・・」はグッときた^^。
ほれぼれするほどに・・。


なんか1話でいろいろタイトル等回収されてしまったけど
もしかして出オチアニメ??。
今後どうするんでしょ?・・。

白銀に・・入る?。でも入りそうにないよね。
基本ソロな気配。

声優さん、最高だな~。
高橋さんメインに据えて、古賀さん、芹澤さんで脇を固めててる!!!。

某昨季アニメみたいに、海外配置転換とかいわれて偽装結婚・・??。
・・ありえないけど、観てみたくもあるw。


※余談:EDの「ぱっぱっぱらっぱら♪」が耳に入り
    まっさきに思い浮かんだのがコチラ。
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm14044008
    ↑全く関係なく関連性もなくてスミマセン><。
    モチロン、本作のED曲も良曲だと思います♪。
  
  

投稿 : 2025/04/12
♥ : 9

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

全くの出オチ作品!世界観設定も良く考えていないのが見え見え。ただ、何とかオチをつけたのは高評価です!

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 今回の魔人騒動の背後には、あのお方がいるそうですよ!
と、2期への含みを持たせて1期終了です。

 アリナさん、今後は白銀とともにボス討伐する様です。ダブルワークのワーカーホリック万歳ですね!

 ギルドにでっかい貸しもあるし、誰も文句は言えませんが、もう少し残業を減らすためのやりようがある気がします。

 出オチでしか無く、構造的な問題を抱えた物語を良くワンクールにまとめたと思います。何だかんだで結構面白かったです。能力の高いアニメ制作会社に当たると、何とかなるもんですね。

 釈然とはしませんが…。アリナさんが可愛かったので、コレでイイのだ!しかし…絶対にパンツは見えませんねぇ…。

………………………………………………………………………
 8話まで観ました。2028.03.03

 冒険者が魔人を呼び出す!エライコッチャ!アリナさん助けて〜!に恋愛要素と脇役冒険者達の掘り下げでシリアスな感じを出すと言う、同じ様な展開を繰り返します。

 ただ、この作品自体がアニメ化し辛い感じなので、ワンクール物語を成立させるために仕方ないのかなぁとも感じます。

 アリナさんは能力の制約的にウォーハンマー縛りがあるので、頭脳戦やら駆け引き等は抜きにした大雑把な戦闘描写しか出来ないし、ギルドの受付職員と言う設定上、冒険者達をシリアスな感じに描かざるを得ないと言うのもわかります。

 受付嬢より冒険者達の方が楽で収入が良さそうだと、この物語が崩壊します。アリナの出オチ設定の矛盾があちこちで噴き出しいて、素直に楽しめません。受付嬢にも寿退社の概念があるのね…。コレは昭和的発想でよろしく無い!

 アニメの後半になっても作画を頑張っているので、糞なろう専門の乞食制作会社じゃないんだから、仕事は選んだ方が良いのになぁ〜と感じます。
………………………………………………………………………
 4話まで観ました。2025.02.01

 アリナさんが暴れて全て解決しました!良かった!強い受付嬢好き〜〜!……しかし、まともな視聴者ならツッコミを我慢出来ないでしょう…。

 若い頃は冒険者やって、引退したら受付嬢で良くね?

 この世界、住民票とかあるのか不明ですが、日本だって明治維新まで、国民が何人いて、誰が何歳だなんて、家族等の回りの人以外には誰もわかりませんでした。

 だから、就職も新卒一括採用の終身雇用なんて、ありえませんでした。役職のある武士なら、子供が元服したり、家督や役職を継がしたりするのに、大体の年齢はありましたが、それだって、そんなにカッチリしていません。
 
 長男死亡で次三男が…になればさらに役職を継ぐ時期はズレてきます。同じ年度産まれが一斉に入学したり就職したりとか、つい最近の話です。

 本作品も、ギルドの業務や職員採用のシステムが不明なので、職にこだわるアリナの行動原理が理解出来ません。一流企業や公務員みたいに何年度生まれまで採用とかあるんですか?誰が年齢の証明すんだよ…。

 識字率は案外高そうなので、初等教育機関くらいはあるのかもしれませんが、欠員が出たら適当に試験して、採用するシステムで何か不都合があるのかな?

 もう、受付嬢は超特権階級で、実はSランク冒険者並に給料出てるけど、タンクの若造が出来る位のレベルの事務能力でOKな給料泥棒集団位の胸糞設定にでもしないと物語として成立しないでしょ…。腐敗した社会主義国家みたい…。賄賂が無いと何も進まない的な!傾国のお役所仕事舐めんなよ!

 EDみたいなキララ的お気楽極楽日常路線と、OP的な痛快冒険譚が上手く同居出来ていない、非常にチグハグな印象を受けるのは、とても残念です。
………………………………………………………………………
 3話まで観ました。2025.01.25

 ギルドの受付嬢のアリナが実は最強の冒険者で、残業が嫌なのでボスをソロ討伐してしまうと言う完全出オチギャグ作品…。なのですが、3話でシリアス展開に…。何か悪手ですね。

 ギルドの受付嬢は公務員的な立場なのか、福利厚生有給も完備の良い職場だけれども、仕事が忙しくて残業が多いとのことですが、そもそも受付嬢が、一生出来る仕事なのか不明です。

 周りの同僚も皆若いおねーちゃんで、齢をとった幹部女性職員の描写がありません。キャリアのロールモデルが全く不明です。

 昔の民間企業みたいに、女性職員は30前に寿退職強要されてね?主人公、30年ローンが通って家を購入しているので、40から50代の女性職員の描写は必須です。

 しかも、アリナさん、結婚出産とか考えて家を買ってるのかね?この辺の女性ならではの人生イベントに対する配慮も無い気がします。

 ハッキリ言って、女性描写が記号的で、全く生身の人間を描いていません。出オチギャグならコレでも許容範囲ですが、シリアス展開になったら、色々と矛盾が生じるでしょう。

 まぁ…漫画小説あるあるで、作者含めて原作側にまともな社会人経験のある人間が関わっていないので、こんな珍妙な職場を設定してしまうのでしょうが、どう考えてもおかしいです。

 また、アリナは良く残業していますが、自営業者の冒険者にクエストをアウトソーシングしているだけで、あんなに事務作業生じる?冒険者側にも活動報告を文書で報告させてるの?活動規模と事務作業の量があっていません。

 報酬なんて、約束の額を達成度に応じてリーダーにポンッと渡して、後は勝手に差配せい!で終わりでしょうよ…。

 識字率の低い近世国家でも社会が回るのは、国家が管理する文書行政は最低限にして、ほぼ地域社会に徴税から治安維持まで丸投げで請け負わせているからですよね?

 さらに、主人公がギルドに協力する代わりに受付嬢の増員を要求していますが、そんなに簡単に人員増員が効くほど単純な仕事なの?だったら受付嬢なんて誰でも代替可能な不安定労働でしかないじゃん…。スキル依存の冒険者の方がマシじゃない?

 どうも、冒険者と言う請負+成果主義の前近代的な労働と、時給、日給の概念がある近代的な労働がごちゃ混ぜになった異様な世界が噛み合っていません。

 徒弟制や奉公人等の家内奴隷でもない一般自由労働者は、時間になれば勝手に帰宅するだけです。仕事を終わらしてからなんて近代以降の発想です。

 社畜制が維持出来なくなっているのは、あくまで時代に強制された労働のあり方でしかなく、別に日本の伝統的な労働慣行でも何でも無いからですね。

 せっかく作画も雰囲気も良く、主人公のアリナも可愛いのに、根本的には労働の概念を理解していない原作のせいで、おかしなアニメになっているのが残念です。早く、ハチャメチャ暴力受付嬢ギャグに戻って欲しいです。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 7

64.0 4 ラノべ原作で異世界なアニメランキング4位
ありふれた職業で世界最強(第3期) (TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (70)
313人が棚に入れました
神の使徒ノイントを撃破し、魔人族による王都侵攻を退けたハジメたち。 残る2つの大迷宮攻略の前に、被害を受けたハイリヒ王国への助力をヘルシャー帝国に求めるため、王女リリアーナを帝都へ送り届けることに。 その道中、帝国兵と戦うハウリア族と出会ったハジメたちは、魔人族と帝国兵の侵攻を受けたフェアベルゲンの現状を知る。 さらに族長のカムが帝国に囚われていると知ったハジメは、シアのためにその力を惜しみなく使うことを誓う!! 「さあ、パーティーの始まりだ」 “最強”異世界ファンタジー、season 3開幕!

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

3期も完走できそうです。

ありふれた職業で世界最強3期です。

ストーリーやキャラなどは、けっこう忘れているのですが、
ついていけました。

ハジメが強すぎなのは毎回のことですが、
今シーズンは各キャラの過去の深堀りがありますね。

おすすめなキャラは八重樫雫でしたね。
自分の気持ちに素直になれてよかったねと言ってあげたいです。

4期もあればぜひ観たい作品です。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 1

60.1 5 ラノべ原作で異世界なアニメランキング5位
いずれ最強の錬金術師?(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (76)
233人が棚に入れました
勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン、入間 巧。 間違って呼ばれて元の世界に戻ることもできなくなってしまったタクミは、「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに。 「戦闘職は絶対合わない」と地味な生産職を希望し、バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……! ひょんなことから手にしたチートスキルで、商売ではボロ儲け、バトルでは無双状態に!? 「第10回アルファポリスファンタジー小説大賞」読者賞受賞、シリーズ累計発行部数100万部突破、コミカライズも絶好調の大人気作が、待望のアニメ化! 望んでいないのに最強になってしまった錬金術師の、ほのぼの(?)異世界冒険譚が幕を開ける!!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

鉄鉱石を焚き火に放り込んでおけば製鉄出来るとか思ってそうな糞なろう。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 1期の締めとしてスタンピードを解決して終了!ありがちなオチですね。しかも、タクミさんポーションが無いからと舐めプをかまします。仲間のエルフ死ぬとこやったぞ?

 今後は兵器として召喚された勇者たちとの戦争が待っているそうです。

 今までのスローライフ的なダラダラしたストーリー展開と今後予想される召喚異世界人同士の殺し合い的な展開があっていない感じがします。

 タクミさんは錬金術師ですが、レベルアップで単なる強い冒険者と化しているので、勇者とのバトルも大して盛り上がらなさそうです。

 錬金術師設定を活かして、配管にクロムメッキしたサリンプラントでも作ったらどうかね?この手の転生モノは、化学兵器を絶対に作りませんね。

 聖剣や絶剣なんてつまらないものを錬金しないで、化学兵器を作れば良いのに…。現代人経験者最大のアドバンテージですぞ!?取り敢えず塩素ガスから作ろう!

 高度工業化社会の落ちこぼれ共の慰みモノでしか無い糞なろうには、望むべくも無いですね。

 結局、聖剣やポーションを錬金するのも、サリン等の毒ガスを錬金するのも、普通の人には同じ位荒唐無稽な無茶振りなのに、異世界だと謎聖剣やポーションが作れてしまうのが糞なろう錬金術!錬金術系に面白いのがほとんど無いのもむべなるかな…ですね!

………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2025.03.04

 酷いですねぇ…。冒頭、主人公のタクミは、いい加減な馬車を錬成します。車軸と板バネ辺りの辻褄があっていません。コレを国王様に献上するんだ!

 錬金術がメインのアニメなのに、肝心の錬金関係の描写が適当です。良いんですよ…、奴隷市場で仲間を買ってきたって…。糞なろうなんですから。でも、メインの錬金に関しては、もっとこだわりが欲しいです。一時が万事こんな調子では…。

 製鉄等の冶金関係の知識は、中学生レベルで習うと思うのですが、小卒が考えたお話かな?

 こんな恥的レベルのアニメが蔓延っているようでは、科学技術立国なんて、夢のまた夢ですね。あまりにもお話のレベルが低すぎます。

 タクミは武器だけは生意気に鍛造したりしていますが、防具なんかは錬金術で、チョチョイのちょい!と作ってしまいます。武器の鍛造も要らんだろ…。謎合金を鍛造しても、意味があるとは思えません。何も考えていません。それらしい感じで何となくやってる感を出すのが糞なろうクオリティですね。

 糞なろうはノリが全部同じです。こんなの制作する意味があるのか、マジで疑問です。科学と魔法の区別がついて無い様な連中が増えてるのか…。日本の行く末が心配になります。

 なんだろう…。わー国は今後、頭の悪い連中が蔓延って、万博ほか様々な事業が失敗、国が傾きそうです。増産しなきゃで、土法高炉で鋼鉄を生産しようとして一千万人以上の餓死者を出した大躍進政策失敗時の中国みたいな轍を踏みそうです。

 このアニメを観ていると、得体の知れない不安と恐怖に襲われます。自分にも憂国の心があるんだなぁと再確認したい視聴者向きの糞アニメですね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 3

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

見る価値のない、薄ら寒い茶番

【物語】 1.0 / 5.0
「勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン」「「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに」「バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……!」(あにこれに掲載されているあらすじから一部抜粋)
 上記の要素を筆頭に、量産型低品質なろう作品詰め合わせセットのような内容に目眩がする。
 他にも「現代技術を持ち込んでチヤホヤされる」「とりあえず奴隷を仲間にする」などのテンプレ要素もしっかり登場し、「原作者は、オリジナリティのオの字も知らない小学生かな?」と訝しんでしまうレベル。
 他の量産型低品質なろう作品同様、見る価値のない【物語】である。

【作画】 1.5 / 5.0
 量産型低品質なろう作品の中では、まだマシなレベル。
 だが、それはこの作品に戦闘などのアクション要素が少ないから保てているものであり、演出や構図などは稚拙で「アニメ作品として作画の体裁は保っているだけで、目で見て楽しめる作画ではない」というのが正直な感想。

【声優】 1.0 / 5.0
 メインキャラに茅野愛衣や東山奈央ら、サブキャラに雨宮天や飛田展男ら、有名どころをキャスティングしており、この点も量産型低品質なろう作品特有と言えるだろう。
 さすがと言うべきか、出演声優はしっかり演技をこなしており、棒読みや内容にそぐわない怪演は存在しない。
 が、今後このような「リスペクトもクソもない客寄せパンダも同然の雑なキャスティング」には最低点をつけることとした。
 理由としては「内容での勝負から逃げ、声優が実力で築き上げたネームバリューにタダ乗りしようという魂胆のキャスティングが嫌い」というのが一番大きい。 

【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。
 
【キャラ】 1.0 / 5.0
 量産型低品質なろう特有の「なんかできちゃった…(苦笑)」系の主人公に評価すべき要素など存在するわけがない。転生前がアラフォーのサラリーマンだったにしては、精神性が極めて幼稚で優柔不断。本当に社会人経験があったのかと疑うレベルの思考の浅さは、原作者の知能レベルを反映したのだろうか。
 複数登場するヒロインたちも、正常な判断能力を奪われたのかと思うほどに不気味な従順さを持ち、このような思考・行動ロジックのネジが外れたキャラクターに感情移入したり魅力を感じたりすることは一切できない。



【総括】 5.5 / 25.0 (平均 1.1)
 量産型低品質なろう特有の「見る価値のない、薄ら寒い茶番劇」といったところか。
 このような作品に価値はない。

・追記(10話)
 怪獣映画「ゴジラ」から、鳴き声をパロディ?サンプリング?引用?してると思しき効果音が登場した。
 仮に許可をとっていたとしても、法に抵触していなかったとしても、このような駄作の、ましてやポッと出の噛ませヴィランごときに世界的な怪獣の鳴き声を拝借しようという采配も極めて薄ら寒い。声優の知名度にタダ乗りするかのようなキャスティングに加えて、ゴジラの知名度にすらもタダ乗りしようとする思考回路はもはや邪悪と言っても過言ではない。
 原作者の腕が稚拙ならば、アニメ制作陣の頭も愚かでくだらない。ある意味お似合いタッグのアニメ作品と言えるだろう。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 2

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

まぁ、普通でした!

面白いとか面白くないというよりは、普通でした!

声優陣はそこそこ良いですし、ハーレムでもあるけれども
主人公にそんなに嫌味な感じがあるわけでもなく、全体的には悪くはなかった感想です!

最終話の段階でも何か話とちゅうですし、もしかしたら続編あるのかなぁ…!?

そこまで楽しみではないけど、あればまぁ視聴します!!

同時期に放送している、似た感じの「マジックメイカー」「没落貴族」よりはこちらの作品の方が好きです。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 1

65.7 6 ラノべ原作で異世界なアニメランキング6位
冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (125)
352人が棚に入れました
故郷の田舎で冒険者モドキの生活を送っているベルグリフは、 森で拾った愛娘アンジェリンを育て、都へと送り出す。 久し振りの帰郷の知らせを受けるものの、 当の娘は帰ってこず、日々心配は増すばかり。 一方、ギルド最高≪Sランク≫冒険者となったアンジェリンは、 大好きな父のもとへと帰ろうとするのだが……。 「一体わたしはいつになったらお父さんに会えるんだ……!」 親子のふれあいと友情、そして迫力のバトルシーンを鮮やかに描く、 ハートフル異世界ファンタジー、ここに開幕!!

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

意外とほっこりするアニメ

このアニメは異世界物の冒険者が主人公で、悪の組織や魔王も登場するのですが、意外とほっこりする内容でした。

赤ん坊のときに捨て子だった主人子のアンジェリンが森の中でベルグリフに拾われ、それ以降ベルグリフとアンジェリンとの間には強い強い親子愛が育(はぐく)まれます。

今ではアンジェリンはSランクの冒険者で、都では最強の戦士です。
物語では、アンジェリンが休暇を利用して故郷に戻るための奮闘努力を面白おかしく描いています。
アンジェリンは、父親のベルグリフが大大大好きなのです。CVの早見沙織さんが、見事な甘えっ子の声を披露されています。

さて、父親のベルグリフですが、彼は強いだけではなく、誰にでも優しい男です。
だからアンジェリンと同じパーティであるミリアムの心の傷にすぐに気づき、彼女を優しく慰めてあげるのです。
また、ベルグリフは、敵であるはずのシャルロッテが利用されていただけだと知ると、命がけでシャルロッテの命を救います。
更には、生まれたばかりの魔王が死なないように、悪いものから利用されないようにと、幼い魔王を守り抜きます。

結果として、ミリアムもシャルロッテも魔王もベルグリフが大好きになったので、アンジェリンは父親を奪われるのではないかと嫉妬するかもしれませんね。

アニメではアンジェリンがSランク冒険者になるまでの努力や苦労・挫折が全く描かれていないため、それらも描かれていれば素晴らしい物語になったと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 19

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

最強の村娘Aと伝説のイケおじ達

なんかモブっぽいデザインの娘よりイケおじのベルグリフが見たくて見てた
娘もパパも最強です、父と娘の心温まるホームドラマ風なろうアニメ

たぶん作画のせいだけど、アンジェはヒロインなのにキャラデザがなんかパッとしないですね、早見さんCVで強烈な正統派ヒロイン補正かかってますが!!
チェボルグなどのおじいちゃん達とかモブおじさんですら結構渋くてカッコいいし、サーシャなど可愛いモブキャラが多い
アンジェは名前あり女性キャラの中で一番モブっぽくて、村娘Aって感じ

声優Sランク、音楽Aランク、作画Cランク、シナリオDランクな感じだけど雰囲気は良くてほのぼのしていて結構好き

シナリオはわかりやすいけど、すごく単純、パパと娘の活躍を描きたいためにテンプレお手軽ストーリーを後からつけた感じ
ベルクリフさんはこんなに強いなら冒険者引退しなくても良かったんじゃないの?
行き過ぎた謙遜でちょっと無理があるし、すごく才能無駄にしてる感じが・・・

投稿 : 2025/04/12
♥ : 13

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

超ファザコン娘がSランクになってた

原作未読 全13話

田舎に住む片足が義足の元冒険者が山で捨てられていた赤ん坊の女の子を拾って育てていきました。

そして冒険者になるため旅立ち、Sランク冒険者なりました。

元冒険者が住む田舎であった出来事やSランクになった冒険者の娘の話、そして2人が再会した後のエピソードで物語は進んでいきます。

とにかく冒険者の娘が重度のファザコンで、その元冒険者に討伐に忙しくて会えないためにまわりが色々と巻き込まれてしまいますねw

元冒険者がしっかりとしたキャラで良かったですね。なぜかモテモテでしたw

お話は切りのいいところで終わっています。

OPは南條愛乃さん、EDはやなぎなぎさんが歌っています。

最後に、冒険者の娘役は早見沙織さん、おっとりとした役も多いですが、甘えん坊のじゃじゃ馬娘も似合っていますね^^

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11

66.9 7 ラノべ原作で異世界なアニメランキング7位
精霊幻想記2(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (91)
298人が棚に入れました
前世と現世が交錯する――異世界転生ファンタジー新章開幕!! 幼い頃に母を殺され、スラム街の孤児となった少年リオ。七歳のある日、彼の中で不慮の事故で死んだ日本の大学生《天川春人の記憶》が甦り、同時に《膨大な魔力》が覚醒した。 それから様々な出会いと別れを経験したリオは、両親の故郷で母を殺した宿敵への復讐を胸に誓う。 数年の旅を経てシュトラール地方へと舞い戻ったリオは、望まぬ政略結婚を強いられていた恩師セリアを救出。だが、その直後、突如として出現した光の柱に導かれるようにして、彼は己が前世である天川春人の初恋の少女・綾瀬美春と衝撃的な再会を果たす――

声優・キャラクター
リオ:松岡禎丞
セリア=クレール:藤田茜
アイシア:桑原由気
ラティーファ:楠木ともり
綾瀬美春:原田彩楓
千堂亜紀:高野麻里佳
千堂雅人:大西亜玖璃
フローラ=ベルトラム:本渡楓
ギュスターヴ=ユグノー:荻野晴朗
リーゼロッテ=クレティア:東山奈央
アリア=ガヴァネス:高垣彩陽
坂田弘明:吉野裕行
皇沙月:戸松遥
サラ:新田ひより
オーフィア:首藤志奈
アルマ:西明日香
レイス=ヴォルフ:遊佐浩二
ルシウス=オルグィーユ:鳥海浩輔

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

旅は道連れ・・・にしない

この作品の良いところはなろう系なのに安定して良い作画と女の子がみんな可愛いこと
悪いところは主人公も含めて男性キャラクターに魅力がないこと、特に敵キャラは主人公を引き立てるために悪ささせられてる安っぽい悪者感が残念

一期で出ていた女子達あまり覚えてなくて、誰だっけ?っていうの多いなと思って一期の自分の感想読み返して思い出しました。
主人公は旅先で仲良くなった女の子をそこに置いて旅立っちゃうから、あちこちに仲のいい美少女がいるけど一人一人は記憶に残りづらい
あの時感じた懸念は2期になって現実のものになりました、主人公は覚えてますが、ヒロイン達がどんなキャラなのか覚えていません・・・
さらに2期で幼なじみヒロインに妹まで出てきました。やっぱり仲良くなったら残して旅立っちゃいます
でもどんなキャラかよく覚えてなくてもなんとなく見れました

キャラ多すぎて「あれはどうなったんだろう?」っての多くてちょっとモヤっとするけどいいなろうアニメ、面白かったです

投稿 : 2025/04/12
♥ : 13

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

3期を熱望致します‼️

1期から時間が経ちましたが放送を楽しみにしていました!何と言っても私好み(1番すきかも?)のキャラデザ♡可愛い娘しかいませんw1期のレビューでも書きましたがもっと動いていたら作画は4.5でも良いくらいキャラデザ最高です!そして声優さんも推しが多くて良い!
これから転生者達がどう絡んでいくのか・・・。そして主人公の真の秘密を他の転生者達が知る事があるのか・・・。
テンポがゆっくりではあるが続編があるなら問題なし!だから続編制作お願いしますw

投稿 : 2025/04/12
♥ : 4

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

女連れで花嫁を略奪した日に別の女を助けに行ったところからスタート

前期から結構間が相手の2期ですね。
あまり間が開くと流石に忘れます。
まあ何とか見ていたら思い出しましたが。
そうそう、先生が嫁にされそうなところを略奪してきたところで、前世のヒロインを助けに行ったところでした。
さすがハーレム系。

なろう系にしては作画クオリティが非常に高くヒロインが可愛く主人公も格好いい。
これだけでポイントはかなり高い作品なので、結構楽しみにしていました。

前期と引き続き申し分ない作画ですね。
これが維持されるなら文句なしです。
前期も視聴したので今回も視聴予定です。

全話感想
いや個人的には結構好きでした。地味な作品であることは否定しませんが。

絵も良く、特にヒロイン達が非常に可愛らしくて良いですね。
アクションの作画は微妙でしたがヒロインが可愛ければ別に良いじゃん、という感じですね。

まあ、あまり大きなイベントが起きた感じも内容が進んだ感じもしないのですが…。
しかしまあ、最初は刺々しかった主人公も随分大人しくなったものです。
大人しすぎて煮えきらない感じもしましたね。

3期、やるんですかね? 2期自体どうしてやったのか不思議なくらいでしたが。
ソシャゲーがそれなりに人気とかですかね?
これで終わられても中途半端過ぎますが…。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 1

69.1 8 ラノべ原作で異世界なアニメランキング8位
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (212)
678人が棚に入れました
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。 アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。 そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。 心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!

声優・キャラクター
アルス・ローベント:藤原夏海
リーツ・ミューセス:坂泰斗
シャーロット・レイス:佳穂成美
ロセル・キーシャ:岡咲美保
リシア・プレイド:花澤香菜
レイヴン・ローベント:東地宏樹
ミレーユ・グランジオン:生天目仁美
ファム:戸松遥

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

地方領主の野望

人の能力を数値にしてみることができる能力を持つ地方領主の息子が主人公
ゲーム知らないけど能力の元ネタは信長の野望というゲームだそうで、高い能力の人を発見したときに戦国武将に例えていますね

主人公がバトルで無双しないので仲間達の活躍が中心、一人一人にスポットライトが当たっていい感じでした
面白かったけど、他の領地との駆け引きや人材集めばかりに目が行っていて、内政や外交は今のところあんまり考えてなさそうなので、これから面白くなるかどうかは半信半疑です

一期は仲間集めでほぼ終わり、他の領地や他国との闘いがどう描かれるのか楽しみですね

投稿 : 2025/04/12
♥ : 22
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

(最終)カタルシスが不足している『なろう』は『なろう』といえるのか

【レビューNo.131】((最終レビュー)初回登録:2024/6/29)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。
今期も異世界なろうっぽい作品が多く、ほとんどタイトル切りですが、本
作は「鑑定スキル」が「何の鑑定やねん?!」と気になったので視聴。
出来れば「イセレべ」っぽい「ネタ実況枠」のレビューをやっていきたい
のですが、そこまで香ばしさがある作品かどうかw

(ストーリー)
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴
族の子として生きることになった。
アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・
ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。
そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の
領地へと変貌させていく。
心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一
記が今始まる!
(作品情報より)

(評 価)
・第1話:ゲーム「信長の野望」などを下敷きにした作品かな
 {netabare}・1話の大まかな流れですが、
  ・主人公が現実社会で心臓麻痺っぽい死に方(過労死?)。
   → 田舎貴族のローベント家に「アルス・ローベント」として転生。
  ・3歳になったアルスは鑑定スキルで、ある兵士の鑑定を実施。
   槍より弓矢の適性が高いので、そちらへの転属を勧める。
   → 試してみると一同「おおー!!」
  ・この世界の文献を調べると、中央政権の腐敗が進み、今後動乱の時
   代を迎えそう。
   → 領地を守るためにまずは優秀な人材を集めねば!
  ・町で鑑定スキルで人材を物色していると、武力が高いマルカ人の少
   年リーツを発掘。
   (マルカ人は通常奴隷等で差別対象)
   → 当然登用は周りから大反対。
  ・アルスの熱心な説得の末、この領地最強の父・レイヴンが試験する
   ことに。
   → リーツは才能の一端を示し、父や部下たちも彼の才能を認め、
     無事アルスの家臣に。
     リーツは自分を見出してくれた大恩に報いるためにアルスに忠
     誠を誓うのだった。
  (まだ大したことをしていないということもありますが)3歳で異常に
  しっかりしている点を除けば、悪くない無難な滑り出しだったのでは。

 ・個人的には光栄ソフトの歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」や
  「三国志」を下敷きにしてるのかなっという印象ですね。
  これらゲームも武将の能力・ステータスが数値化されていて
  ・有能な人材を発掘し登用していく
  ・知力や政治力の高い武将で国力を上げたり、謀略で他国の戦力を削っ
   たりしながら戦争準備を整えつつ
  ・武力の高い武将で周辺国に攻め込んでいく
  って感じなので。
  この手のゲームは今でもたまにやっているので、なんか愛着が持てた
  というのも大きいですかね(笑)

 ・でも当面は人材発掘でエピソードが創れそうですが、このターンが終
  わるとどうみせていくのでしょうか?
  発掘した家臣は見せ場がありそうですが、アルスをどう扱っていくの
  かがちょっとわからないんですよね。
  ・ひたすら「アルス様にために!」で担がれる神輿になる
  ・「鑑定スキル」の拡大解釈でガバガバ設定にw
  ・現実世界の知見を活かした「領地改革」
   (それじゃ劣化「現実主義勇者の王国再建記」になりそうですがw)
  まあその辺含め、今後も見守りたい作品ではありますね。
  個人的には「イセレべ」のような香ばしい作品になればという感じで
  すが、そこまでのパワーはないかもですね。{/netabare}

・第2-3話:早くも手詰まりの予感。大丈夫か?!
 {netabare}2人目の人材発掘は、魔法の才をもつシャーロットでしたが・・・
 正直2話かけてやるほどの内容ではなかったなっと。
 ・1話は時間配分がちょうどよく面白く視聴できた
 ・今回は(極論でいうと)1話と同程度の内容を2話に引き延ばした感じ
  → そりゃ内容も薄くテンポも悪くなり面白くなくなるよね
 例えば象徴的なのが2話の冒頭のシーンですが、
 ・この国の歴史や現状の説明
  → 1話の説明と大分被ってるし、全体的に無駄に長いよね
 って感じなんですよね。まあ一事が万事こんな感じで・・・

 仮に1クールを12話と考えると
 ・5話位まで人材発掘に使いたいよね
  → 5人ほど逸材を発掘するぞ!
 ・ちょっと待て!OP映像では3人しかいなくないか?!
  → 1人を登用するのに2話使うしかなくない?!
 しかも
 ・鑑定スキルって、一目で適正見抜くのですぐに終わるよね
  → よっぽど上手く話を創らないと2話分引っ張るって無理があるやろ!
 結構構造的に詰んでいるのかなあって感じがするんですよね。
 更に前回懸念事項に挙げたように
 ・人材発掘した後、鑑定スキルどうするの?
  → 出オチで終わるのか?!
    (敵の弱点や外交交渉時の突破口捜し等に使えるかもしれないが)
 ・逸材3人で回すのキツないか?
 等疑い出すとキリがないんですよね。
 まあ始まったばかりなので、これからを信じて待ちたいと思いますが。
 
 ただ1話の好調の滑り出しから一転、評価は急降下で次回も構造的に詰んで
 ないか?という不安を感じる展開だったかなっと。{/netabare}

・第4話:テンポは戻ったが、今度は作画が・・・
 {netabare}前回から3年が経ったようです。
 シャーロットも魔法の才能を磨き、ランベルク軍のエースに成長したよう
 です。
 成長といえば食生活がいいのか、奴隷時代の貧相な体からこちらも立派に
 育ったようですが、「とりあえず胸は爆盛りにしとけばいいやろw」みた
 いなセンスはどうにかなりませんかね。
 またアルス様に双子の弟妹できたようで・・・
 2人とも将来有望で、なるほどそういう逸材発掘もあるんかと。

 3人目の逸材は、知力の才を持つロセルでした。
 まあ攻撃力の高い2人を登用したので、軍師ポジの人材は妥当なところで
 すね。
 今回はロセルの2人の兄も武人としての才ありというオマケ付きです。
 (元々2人の噂を聞きつけて訪問したのがきっかけ)
 これを今回は(予想に反して)1話で収めてくれたので、テンポはよく面
 白かったですね。
 やはり2話構成だと、それなりに緻密に物語を創り込まないと厳しいです
 からね。

 ただ今度は作画が・・・
 元々低予算アニメということもり、作画は多少やむを得ないところはあっ
 たのですが、「前回こんなに酷かったっけ?!」という感じで。
 特にシャーロットなんか、美少女キャラ台無しだよ!!
 今後が不安ですね。
  
 次回はEDを歌ってるリシア回でしょうか。
 しかしサブタイの「嵐、来る!」って何なんや?!
 まあここまでは「なろう原作」と思えないほど、実直に創られているとい
 う印象なので、ここらで1発はっちゃけるのもいいかもしれません。{/netabare}

・第5話:アルス様とリシアの相乗効果を生み出した、いい回だった
 {netabare}今回は許嫁のリシア回でした。
 サブタイ「嵐、来る」から、周りをひっかき回す”とんでも娘”を予想して
 いましたが、
 ・政治力やコミュ力が高く、思慮深く行動できる
  (外面を繕うしたたかさも持ち合わせている)
 ・観察眼の鋭さや野心の高さから、アルス様を見定めようとしていたが
  ・アルス様のを本質的な人間性を見極めて、きちんと内面を好きになる
   (打算ではなく、純粋に人を愛する真っすぐさもある)
  ・民のことを慮れる優しさや上に立つ者の器も持ち合わせている
  ・(今は弱小貴族だが)アルス様の将来性もしっかり見抜いている
  本質的な人間性に優れた、好感度爆上がりなキャラでしたね。
  ”脳筋・シャーロット”との対比も面白く描かれていましたし。
 
 またアルス様の鑑定スキルも人材発掘だけでなく、今後の外交交渉等でも活
 躍しそうかなという期待も膨らみましたし。
 (またリシアの鋭い観察眼との相乗効果も期待できそう)
 ただリシアにドギマギするアルス様は、一見年齢相応で可愛げがあるのです
 が、中身は「DTおじさん」だからなあ・・・
 まあそれはさておき、リシアをしっかり描くことでアルス様との相乗効果を
 生み出した、いい回だったのではないでしょうか。
 前回酷かった作画も持ち直していたように思いますし。

 人材発掘のターンは終了し、ここから動乱の時代に向けての準備が始まるの
 でしょうか。
 それに父・レイヴンの病は何かのフラグなんでしょうか。とりあえず介抱に
 は向かったようですが・・・
 これ無関係だったら逆に何なんやって話ですが。{/netabare}

・第6-7話:ついにアルス様の時代来たる!
 {netabare}中央では総督が暗殺され、後継者争いが本格化。
 それに伴い、各地にも戦火が及ぶ事態に。
 一方のランベルク領も
 >それに父・レイヴンの病は何かのフラグなんでしょうか。
 やはりレイヴンの病は回復せずに悪化した模様です。
 そんな中、レイヴンの代わりに戦場で指揮を取る決意をしたアルス様で
 したが、レイヴンの与えた試練
 ・目の前で罪人の処刑を見ても平常心を保てるか
  → 初めての衝撃的なシーンに耐えきれず
 で、戦場にはレイヴンが出陣。見事敵を蹴散らすもレイヴンも病に没し、
 ついにアルス様が当主として立つことに。
 ようやく1話冒頭のシーンを回収ですね。

 「鑑定スキル」自体は単なる「情報収集」のスキルにしか過ぎないので
 ・その情報をどう活かし見せ場をつくれるか
 って話になるのですが、(スキルの性質上地味な印象は否めませんが)
 地に足がつき、実直に創ってるなあという印象ですね。
 (試練で挫折を描くなども真面目だなって感じですし)
 また動乱の時代に突き進むところで、アルス様が当主になるもの上手い
 切り替えだと思いますし。

 ただここからの「成り上がり」展開をどうするのか。
 物語的には一応
 ・総督の後継者争いの”兄”側につく
 という世界観なので、ここでいう「成り上がり」とは
 ・自らが天下を統一することではなく、”兄”を総督の座につけるため
  奮闘することで認められるってこと?
 ってところに留まるのかなっと。
 (将来的には天下統一ルートもあるかもしれないが)
 尺的にも”兄”の要請に呼応し進軍して、強敵と対峙して「俺たちの戦
 いはこれからだ!」位で終わりそうなんですよね。

 よくも悪くも実直な作品なので、予想を超えてくるのは難しいのかも。
 となると創り込みの丁寧さでポイントを稼げるかという感じでしょうか。{/netabare}

(最 終)
1クール使ってまさか人材発掘だけで終わるとは・・・
よく言えば”実直で丁寧”なんですが、このテンポの悪さはさすがにダレる
かなっと。
それに丁寧というよりは、無駄に間延びしている感じもしますしね。
個人的には
・人材発掘以外のエピソードに面白みを感じなかった
 ・「鑑定スキル=情報収集」ってだけの能力なので、人材発掘以外の見せ
  場が創りづらい
  「鑑定、この領主さまは凄い人物だ!」→それで?!って感じ
・主人公に魅力を感じなかった
 ・ただの「いい人」ってだけ
 ・それに「信長~!」とか叫ぶだけで転生要素が必要だったのかと
 ・また普段は(中身はおっさんなのに)10歳児のリアクションしてるのも
  どうなのかと
・発掘した人材も魅力がイマイチ
 ・やっぱ戦がないと見せ場がないよね

『なろう』ってかなりガバガバでも、
「チート能力をぶっ放して、有無を言わさず(力業で)解決」
というカタルシスを得ることで、作品のバランスが取れてるように思うので
すが(ガバガバ設定へのツッコミを入れるところも込みでw)、本作はそう
いうのが圧倒的に不足している感じなんですよね。
ではその分(コミック原作のような)話が創り込まれているのかといえば、
そこは”所詮は『なろう』”という感じで、薄っぺらいという印象ですね。
なので通常の『なろう』なら
「ガバガバで都合主義のサクサク展開が『なろう』の醍醐味」
で笑って許せるところを、中途半端に実直に創っている分逃げ場がないって
感じなんですよね。

2期も決定したようで、次は戦のシーンもあるだろうから、そこで発掘した人
材が躍動すれば評価も変わってきそうですが、1期はあまりにもテンポが悪く
個人的には5話の「リシア回」がピークだったかなっと。

・チートで無双すれば「これだから『なろう』は┐(-。ー;)┌ヤレヤレ」と叩かれ
・チートせず実直に創れば「カタルシスが不足している」と文句をいう
視聴者ってホント面倒臭いなあ(笑)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 19
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

鑑定で優秀な部下をGet!

原作未読 全12話

小さな領地の弱小貴族の家に転生した主人公、唯一もっているスキルが、能力を数値化して見ることができる鑑定スキルだった。

身分に関係なく、優秀であれば高く評価し登用していき、出世していく物語です。

鑑定スキルを使用した人材探しがメインでした。

人材との出会いや登用するまでの過程などが熱く語られていましたね。

主人公は幼いけれども人たらしw(本人に自覚なし)の性格なので優秀な人材が増えていきます。

国のお家騒動があり、国内での争い事に巻き込まれてしまいますが優秀な部下たちとともに切り抜けていきます。

このお家騒動が未解決で終わりますので、2期ではこのお話がメインになりそうですね。

父親との関係も良かったですね。戦場での厳しさなど、主人公に教えていました。 {netabare}(亡くなる前に夜を明かして語り合うなんてちょっとウルウルしました) {/netabare}

これから始まる今秋の2期も楽しみです!

OPはTRUEさん、EDは花澤香菜さんが歌っています。

最後に、登用した女性二人は似たもの同士でしたねw

投稿 : 2025/04/12
♥ : 17

67.8 9 ラノべ原作で異世界なアニメランキング9位
薬屋のひとりごと 第2期(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (102)
524人が棚に入れました
帝の寵妃・玉葉妃の妊娠判明により、猫猫は翡翠宮の毒見役に復帰。 妃、そして帝の御子を狙った事件が再び起きないよう警戒をしながら、日々を送っていた。 先帝時代からの重臣を父にもつ新たな淑妃・楼蘭妃の入内、壬氏の命が狙われた、前代未聞の未解決事件、そして消えた容疑者・翠苓。 不穏な空気が晴れない中、外国からの隊商、さらには無理難題な要求をする特使も来訪。宮中にはさらなる暗雲が立ち込め始めていた。 猫猫と壬氏を待ち受ける新たな難事件。それらは、やがて国をも巻き込む一大事件へと発展していくー

67.5 10 ラノべ原作で異世界なアニメランキング10位
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (137)
437人が棚に入れました
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。 アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く“鑑定スキル”を手にしていた。 そのスキルを活かして世に隠れた「逸材」を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。 心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

北の某国の将軍様!? →「アルス様マンセー!!」がやたら鼻に付く

【レビューNo.168】(初回登録:2025/2/2)
ラノベ原作(なろう)で2024年作品。全12話。
1期の最後の模擬戦がコントのような締まらない出来だったので、戦が本格化
する2期はもう少し面白くなるかと期待していたのですが・・・


(ストーリー)
異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、生まれ持った才能「鑑定スキ
ル」を活用して、世に隠れた「逸材」を発掘し、その陣容を整えつつあった。
そして世間ではミーシアン州の次期総督の座をめぐるクランとバサマークの争
いが激化、クラン陣営に馳せ参じるためにアルスも挙兵、戦において次々と武
功を挙げていくのだった。


(評 価)
・戦における緊張感のなさなどいろいろと残念な出来
 「低予算なろう作品」ということで、作画についてはある程度大目にみる点
 を差し引いても、戦闘シーンや軍議など大事な場面であまりにも緊張感がな
 さすぎる。
 ただただストーリーをなぞっているだけというか、話にメリハリがなく視聴
 していてワクワクとかハラハラといった感情が全く湧いてこない。
 これは演出等工夫でどうにかなる部分でしょう!

 この辺は1期のレビューで書いた 
 >「鑑定スキル=情報収集」ってだけの能力なので、人材発掘以外の見せ場
 >が創りづらい → 今後アルス様をどう魅せていくのか?
 この課題に対するアンサーが
 「仁愛に満ちた大将」
 という路線を強く押し出したいという思惑を感じるところはありますね。
 「『アルス様の仁愛(いい人ぶり)』>『戦記モノ』」
 というみせ方にしたいみたいな。
 しかし物語があまりにも"のべ〜"っとした感じなので、どっちつかずの共倒れ
 となってる印象ですね。

 それにアルス様の「仁愛エピソード」も他のレビュアーさんも指摘している
 ように、短絡的でひねりがなさ過ぎてなんか薄っぺらく感じてしまうんです
 よね。


・発掘した人材の活躍も期待外れ
 これも戦になれば「発掘した人材が大暴れ」という展開を期待してましたが
 残念な結果に終わったかなっと。
 特にリーツやシャーロットといった武闘派組は。
 ・リーツ
  戦で戦況を切り開くより、アルス様への過保護ぶりが一層ひどくなったり
  戦いの最中に敵に武術指導を始めたりともうコメディ要員扱い
 ・シャーロット
  特大火焔魔法で敵城の大門をぶっ飛ばすなどの描写もあるが
  (これ位チート能力があればチマチマ作戦を練って攻める必要なくねえ?
   って感じなんですがw)
  とにかく見せ場が少なすぎる
 むしろ隠密行動が得意なファムたち雇われ傭兵団の活躍の方が目立つだろう
 っとw
 しかし彼らも終盤で{netabare}「俺たちもアルス様の配下につき忠誠を誓う」って!?
 これも一気に興醒めしましたね。
 お前ら誰の下にもつかないはぐれ者的な感じがよかったのに、魅力ガタ落ち
 だよ・・・{/netabare}


・見どころはリシアの交渉術だけ
 唯一の見どころは「サマフォース帝国の皇帝への仲介依頼」に関し、キーマ
 ンとなる宰相シャクマとの交渉シーンですかね。
 交渉にはリシアが中心となってあたるのですが
 {netabare}・シャクマは欲深い人間で賄賂は避けられない
  (しかもクランのバカ息子がやらかして不利な状況)
 ・ではいかに賄賂の額を低く抑えるのかと見せかけて・・・
  実はいかに短期で交渉を締結させるかが重要 {/netabare}
 大局とシャクマの人間性を見定めたリシアの交渉術が光る面白いエピソード
 ではありました。

 ただこれもリシアが
 {netabare}・予め高価な服と宝石を購入
 ・土壇場でこの高価な服を脱いで宝石と共に賄賂に上乗せ
 え―――っ、幼女のリシアさんに脱ぎ脱ぎさせるとか!
 しかもリシアさん一応人妻ですよね!?アルス様の前で人目に肌を晒すとか!
 ツイフェミさんが観たら
 「やっぱり日本の男は変態ロリコン!!!!」
 とギャオりそうな案件ですねw{/netabare}


個人的には、薄っぺらいストーリーの中でひたすら「さすがはアルス様!!」
を連呼して持ち上げるという
「アルス様マンセー!!」
がやたら鼻に付く残念な作品だったという印象かな。
「お前は北の某国の将軍様かよ!!」
とツッコミを入れながら観てた感じですね。

3期も決定らしいですが、個人的にはもういいかなっと。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 13
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いくさの中で

原作未読 全12話

転生貴族、鑑定スキルで成り上がるの2期です。関係性から1期からの視聴をオススメします。

今回は、戦がメインで、鑑定スキルで登用した部下たちの活躍を中心にお話が進んでいきます。

交渉での駆け引きや敵の意図を見破り、逆手にとって攻略したりと大活躍でしたね。

戦死者の家族に1件、1件手紙を出したり、故郷に帰ったときは戦死者の家族にお詫びして一緒に泣いたり、優しさが滲み出るシーンが何度もありました。

こういったシーンは他の作品ではあまり見たことがありません。

戦も一段落して、 {netabare}戦の功績から出世してアルスは故郷に帰ってきます。そしてアルスはリシアと結婚して正式に夫婦となります。

かけがえのない伴侶が出来て {/netabare}守るものが多くなったアルス、まだまだ戦は終わっていません。

3期も決定していますので続きが楽しみです。

OPはPassCodeさん、EDは田中有紀さんが歌っています。

最後に、主人公のアルスは鑑定のスキルの能力を持っていますが、人を引きつける能力も持っていますねw

投稿 : 2025/04/12
♥ : 12

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

良くない点も露見した2期

3期も制作決定したようなので以下の点に留意しつつ引き続き見ます。

[作品の評価]☆3.5
人情味にあふれてるのは間違いなくこの作品の長所だけど、全てを美談で締めくくろうとするのはちょっと無理があるというかなんか違う気がする。
あと唐突な鑑定スキルの進化というとんでもないご都合展開が出てきたのはなろう系の悪いところ。ついでに言うと転生という設定にしたことも今のところ物語に何も影響してないのでわざわざ転生させる必要があったのか謎。織田信長だー!とか黒田官兵衛だー!とか言わせたかっただけなのかな?w

批判ばかりになってしまったけど長所はちゃんと残っているのでもうしばらくアルス達の物語を見守りたいと思います。

[キャラの評価]☆3.5

[作画の評価]☆3.5

[声優の評価]☆4.0

[OP曲]☆3.5

[ED曲]☆3.5

投稿 : 2025/04/12
♥ : 6

65.5 11 ラノべ原作で異世界なアニメランキング11位
Unnamed Memory[アンネームドメモリー](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (107)
345人が棚に入れました
絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。 大国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。 どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。 魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。 二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。 オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。

声優・キャラクター
オスカー:中島ヨシキ
ティナーシャ:種﨑敦美
ラザル:梅田修一朗
シルヴィア:夏吉ゆうこ
メレディナ:赤﨑千夏
アルス:佐藤拓也
カーヴ:天﨑滉平
ナーク:森永千才
トラヴィス:福山潤
ルクレツィア:川澄綾子
レオノーラ:斎藤千和
ラナク:柳田淳一
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

魔法はあっても奇跡はない?永き魔女の静寂を切り裂く王子様

【あらすじ】
{netabare}
五人の魔女が畏怖される時代―――

“沈黙の魔女”に“子孫を残せない呪い”を受けたファルサスの王太子・オスカーが、
“青き月の魔女”ティナーシャが棲む、望みを叶える“魔女の塔”の試練を乗り越えて、やって来た。

オスカーの望みはティナーシャとの結婚による呪いの超克。
折衷案として1年間の“契約”を結ぶことになった2人。

魔女の周囲に持ち込まれる様々なトラブル、
王子様から魔女への求婚。
波乱の1年が始まる。{/netabare}

同名ライトノベル(web版、電撃の新文芸版共に未読)の連続アニメ化作品の分割2期の1期目。


【物語 3.0点】
ライトノベル、特に電撃経由でアニメ化するSFファンタジーには、
魔法に関する独特な解釈が興味深い作品が多い印象ですが、本作も同様。

一見、魔女の力は圧倒的で、全知全能に思えますが、
魔法で無から法則を生み出すチートは起こり得ないというのが、この世界の渋くて面白い所。
魔法は既存の物理法則等を加速させたり停滞させたりすることで現象を実現しているに過ぎない。

魔女は厳密には不老長寿ではなく、成長活動を止めているだけ。
怪我からの自己再生も、止めていた成長を急加速することで回復を早めているだけ。
{netabare} 大怪我から急回復してロリ少女属性から急成長したティナーシャ。何か萌えましたw{/netabare}

よって不可逆性の事象を覆す奇跡は、魔法でも引き起こせなし、魔女だって不死ではない。
この世界の魔法では、割れたティーカップひとつ元に戻すことができないのだ。

王太子オスカーにかけられた件の子孫を残せない“呪い”は突き詰めれば、
“沈黙の魔女”の“祝福”であるという解釈。
沈黙の魔女の強すぎる愛情が憎悪に裏返って呪い同然と化しているというのも独特。
よって{netabare} “解呪”では完全解決し難く、祝福転じた呪いに耐え得る母胎を有するティナーシャにオスカーが求婚という流れになるわけですが。{/netabare}


構成はオスカー&ティナーシャのお惚気(のろけ)な掛け合いが軸。
作中、大陸を揺るがす結構な一大事が起こっている気がしますが、
2人の関係性に焦点が絞られるため、国一つ転がされる、魔族まで絡んだ緊急事態の説明も割と雑w
聞けば原作の内容も結構飛ばされていたとか。

シリーズ構成の赤尾 でこ氏は過去、賛否が割れたり、物議を醸したりするアニメ化作品に携わったりもしていますが、
私は氏の割り切った構成が比較的肌に合う方で、魔法世界観への興味もあって、終盤までは折り合っていたのですが。

1期目・最終12話。
分割2期目に向けて強烈な引きを作るための大ドンデン返し。
私は分割2クール構成を想定していなかったので面食らいましたw
煽りを受けて物語も3.5~4.0点着地想定から、結論先送りの基準点3.0点に墜落。
最終話のこの構成。赤尾氏による犯行ではなく、プロデューサー意向によるものだそうで(※1)

個人的には11話までの内容で1クール目を締めて、
2クール目の初回で、2人への新たな試練が始まるという構成が無難だと思うのですが、
やはりプロデューサー目線だと分割クールの放送空白期間に忘却される不安が上回るのでしょうか。

これから追いかける方には、11話まで観て一端視聴やめて、
来年冬予定の2期視聴に先立って1期目最終12話から視聴再開するプランをオススメします。


2期目については私にとってはやや食傷気味のジャンルすなわち(※核心的ネタバレ){netabare} 歴史改変、広義のタイムリープ物になるようですが。
多くのSF同ジャンルと異なり、歴史を書き換えても、平行世界が発生しない。
書き換え前の歴史は消滅する。{/netabare}
ここも、不可逆性を織り込んだ本作独特の魔法解釈ならではの展開も期待できるので、
取り敢えず視聴候補には入れておこうと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・ENGI

全体にやや作画カロリー不足。
大規模な魔法戦闘等も描写されますが迫力は今ひとつ。
一応モンスターデザインも付けてはいますが、そこも可もなく不可もなくくらいの出来。
ただし、ティナーシャが使役するドラゴンのナークの造形はまずまずでした。

一方で、ティナーシャらの青紫系カラーを基調とした背景美術、キャラデザ、小物デザインには統一感があり雰囲気作りは良好。
ゆっくりと紅茶でも一杯飲みながら、静寂としたファンタジー世界に浸りたいと思わせるだけの映像は実現していました。

ティナーシャが入れる紅茶。
{netabare} かつて王女として命を狙われるリスクがある中、何でも自分でやる中で習得した魔女の永き孤独の象徴。{/netabare}
さぞ渋みが効いて美味に違いありません。


オスカー&ティナーシャの恋愛メインということで、
キスシーンとか、そういう展開もありますが、
直接的な濡れ場表現は描写されないので、
視聴している姿を誰かに見られても安心?ですw
ただし、{netabare} お盛んな夜の翌朝に、あくびをするティナーシャ{/netabare} など、
間接的にアダルトなポイントは押さえてはいますw

警戒したいのはグロ表現。
{netabare} 幼女ティナーシャを滅多刺しにする{/netabare} など、
ショッキングな描写が突然飛び出すので、
油断して紅茶を噴き出さないようにしましょう。


【キャラ 4.0点】
王太子・オスカー。
子孫を残せない呪いさえなければ、もう姫君をもらい受けてもおかしくない精神年齢。
よって美少女な雰囲気のティナーシャにも動揺せず大人な?余裕の対応。
繰り出される求婚のジャブが、
初心な鈍感中二病少年とは異なる本作の味わいどころ。

初心で鈍感なのは、むしろヒロインの魔女ティナーシャの方で。
不老のため、肉体の成長を止めた際、精神の成長まで止めてしまったのか、
恋愛方面では長寿の余裕がまるで感じられないのがくすぐったいですw

2人の絆は、{netabare} ティナーシャがオスカーに腹に飲み込んだ水晶ごとアカーシアで串刺しにさせて事態解決する{/netabare} くらい深い、
命を預け合える唯一無二の関係。

だから私も2期目に向けた1期目最終回には驚きはしましたが、不思議と絶望はしませんでした。
この2人なら2期目の試練くらい、余裕のトークを繰り広げながら乗り切ってしまいそうな予感もします。


公式HPのキャラクター欄にオスカーとティナーシャしか紹介されていない程、
メイン2人一択で、他のサブキャラは添え物感が満載ですがw
私はティナーシャより年上属性な“閉ざされた森の魔女”ルクレツィアさんとは、
一度、一杯やりながら語らってみたいと思いました。


何より“沈黙の魔女”がオスカーの何を何から守ろうとして祝福転じた呪いをかけたのか?
など2期目では、サブキャラの答え合わせも望みたい所です。


【声優 4.0点】
オーディションは主演の王子様役&ヒロイン・魔女役に掛け合いの演技審査も行う、
ここもメイン2人の会話劇重視の異例の選出方法。
結局、掛け合いオーディションでペアになった、
オスカー役の中島 ヨシキさんと、ティナーシャ役の種崎 敦美さんをそのまま起用。

中島さんのイケボでティナーシャの“猫のいたずら”を軽くいなすことで本作独特の惚気のリズムが生まれる。
6話。{netabare} 使い魔・ナーク譲渡のドサクサに不意打ちのキスを受けた際の
「これは、なかなか……予想外」{/netabare}
11話。{netabare} 決戦を前にそういう雰囲気になった2人。ティナーシャに時と場所を弁えてと言われて弁えず
「分かった」「今やる。明日、死んだら心残りだしな」と臆せず行為を続けるオスカーとか。{/netabare}
恋愛面でも余裕綽々な主人公最強ぶりが可笑しかったですw

ティナーシャ役の種崎 敦美さん。
率直に『フリーレン』ロスの埋め合わせに、種崎さんの長寿キャラをというのが、
私の視聴動機の一つ。
魔法関連では熟練の余裕を見せ付けるのに、恋愛面では見事なポンコツぶりを好表現。
何百年生きても知らなかった人間を知る演技ならお手の物です。
今後も、この種のキャラで楽しめそうな声優さんです。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は松田 彬人氏。
同氏が手掛けた『響け!ユーフォニアム』の吹奏楽曲を聞いていて、
松田氏のファンタジーBGMにまた浸ってみたいと思っていた所に本作が。
というのも私の視聴動機の一つ。
静かなピアノとストリングスによる心情描写から、重厚な管弦楽による戦闘描写まで。
緩急自在なBGMもまた世界観に浸る一助に。

OP主題歌は丁「呼び声」
私にとっては『ツルネ』2期ED以来のエンカウント。
ハープ弾き語りバラードで歌われる、意味深な歌詞の真意を思い知るのはEDに回った最終12話にて。

ED主題歌はシルヴィア役の夏吉 ゆうこさんの「blan_」
ピアノと高音ボーカルが織り成す良作バラード。
“呪い祈る”こちらの歌詞の真意は、2期目以降により深く知ることになるのだと思います。

全体的に静寂が似合う世界観を壊さない品のある音楽構成でした。


【参考文献】(※1)「animate Times『Unnamed Memory』連載第8回:監督・三浦和也さんメールインタビュー」

投稿 : 2025/04/12
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

永き時を生きる魔女と呪われし王の出会いが世界の〈運命〉を変える――

この作品の原作は未読です。
ラストの展開に度肝を抜かれた方は多かったのではないでしょうか。
かく言う私もその一人ですけれど…


絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。

大国ファルサスの王太子・オスカーは、
幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、
荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。

どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのは
ティナーシャを妻として迎えることで……。

魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。
二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、
やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。

オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正直第2期の続報が無かったら、どうコメントして良いか分からない作品だったと思います。
この作品は何を視聴者に伝えたかったんだろう…
この結論に誰が納得するのだろう…
実はこの作品は2024年春アニメの中でも特に好きな部類の作品だったので、驚きが隠せませんでした。

だって、これまで紡いできた時間そのものを否定する結論だと言っても過言では無かったからです。
オスカーの優しさ…我が儘…頑なまでの意志の根底にはティナーシャへの溢れんばかりの愛が詰まっていたからこそ、取り得る選択…そんな簡単な話じゃないです。

誰でも好きな人とは一緒に居たいじゃないですか。
同じ時間を共有したいじゃないですか。
オスカーの行動は、完全に気持ちを置いてけぼりにしているんです。
その事実を知った時、きっと冷静ではいられなかったと思います。
だからこそ、その時点で自分の取り得る最良の選択肢を私たちは目に焼き付けることになったのではないでしょうか。

そしてティナーシャ役を演じた種﨑さん…流石としか言い様の無い抜群の演技だったと思います。
最近、体調不良の噂を聴きました。少しずつ良くなっているそうですが、声優さんは激務でしょうからお身体はご自愛下さいね。

オープニンブテーマは、丁さんによる「呼び声」
エンディングテーマは、なっちゃん、こと夏吉ゆうこさんと大和さんのユニット「Arika」による「blan_」
この作品はオープニング、エンディングともに抜群でした。
特になっちゃんの歌う「blan_」は鳥肌モノです。
元々、なっちゃんが歌上手いのは、ラスバレのライブで見てているので知っていました。
特に高音の伸びが最高に気持ち良いんですよね。
そう、ユニットを組んだ噂は聴いていたのですが、そこで情報が途絶えていました。
もう歌声を聴いてピンと来ましたよ。
この楽曲以外にも幾つかの楽曲がリリースされていたので、しっかりダウンロードさせて頂きました。

1クール全12話の物語でした。
脚本は赤尾でこさんなので、この展開も狙ってのモノなのでしょう。
第2期のお知らせが届いたので結果オーライということでしょう。
しっかり堪能させて頂きました。
続編楽しみにしています。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 12

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

王子「ティナーシャ〜!」ティナーシャ「オスカー〜!」うおおおお!フォーリーラブ!(背後で爆発)

 最終話(12話)まで観ました。2024.06.27
 
 祝2期決定!からの〜、1期であったことを最終話でチャラにします。こんな夢オチみたいな展開、良いのか?

 そしてオスカーさん、400年前に行ってもピンポイントで若き日のティナーシャの元へたどり着きます。匂いでもたどったのか?時空を越えたストーカー…キモい男ですね。

 オスカーさん、現在のティナーシャにハメられてね?塔のお掃除をお手伝いしてたらこんな目に…。体よく始末されたとしか思えないのですが?

 時空を越えるのは魔法では出来ないとか何とか過去のティナーシャさんが言い出しますし、未来から来た男が母親を助けた後に消えたという以前描かれたエピソードからも、オスカーを過去改変の鉄砲玉扱いするティナーシャの悪意を感じます。

 こういう、物語の延命のために、主人公以外の人間が記憶喪失になるとか(うしおととらだよ!俺はあの展開を今でも許していない)違う世界線でやり直すとか、夢オチとかやるのは、ファンを馬鹿にしています。

 リアルタイムで追ってきた熱心なファンにとっては、クライマックス間近でのちゃぶ台返しは頭にきます。

 途中で参入してきたニワカや、過去の記憶を維持できない様な奴ばかりでは無いのです。

 私は、ツッコミを入れながら矛盾ばかりの破綻した本作品を楽しんでいたアンチ寄りなので良いですが、熱心なファンにとっては、頭にパイルドライバーを喰らわせる様な最終回は許してはいけない様な気がします。

 大した話でも無いのにここまでやるのか…。人の心とか無いんか?

………………………………………………………………………

 11話まで観ました。2024.06.19

 悪い魔女を倒しに、悪い魔女に介入されて内戦の危機にあるヤルダへ我らがバカップルが向かいます。

 そして、気持ちの悪いバカップルのイチャラブをこれでもかと見せつけて来ます。決戦前に朝までヤりまくるとかヤバいでしょ…。

 ティナーシャとオスカーの性欲モンスターぶりに、ヤルダ王女のネフェリィも引き気味です。悪い魔女もティナーシャも行動原理が謎で怖!

 やることしか頭に無い色ボケのくせに、ティナーシャがリーサル・ウェポンぶりを発揮して、内戦の危機も収めてしまうし、悪い魔女も圧倒するしで、国家間のミリタリーバランスもクソもありません。

 処女じゃないとー!とか、全く嘘やん…。ヒューマノイドタイフーン並みに強いやん…。

 ティナーシャさん、本当に400年間処女だったの?嘘なんじゃ?過去の悪事がバレない様に昔の知り合いを始末してね?

 オスカーも、魔女に魅入られて操られてるのでは?今回の悪い魔女も面白半分に王子様をたぶらかしていましたし、この国大丈夫なん?

 なろうチート男に何の警戒心も持たずに寄ってくるチョロイン並みにティナーシャとイチャイチャするオスカーは、既に籠絡されてそうです。

 チョロインズを観ていていつも思うのですが、いくら強い男が好きでも、デコピンで頭を吹き飛ばせる位のパワーがあるチート野郎に寄っていかんでしょ?うっかり死亡しそうです。

 ティナーシャが悪巧みをしていないなら、自己評価低過ぎです。気まぐれに瞬殺出来る程度の存在のくせにオラオラ男のオスカーなんて好きになる?男性視聴者には理解出来んわ〜。

 そして、結婚!次回最終回!ティナーシャが実は全ての元凶で王国を乗っ取り、世界を支配して、犬がニャーと鳴き、猫がワンと鳴く様なカオス地獄が現出することを期待しています。無いよな〜。
………………………………………………………………………
 10話まで観ました。2024.06.12

 オスカーとティナーシャ、既に肉体関係になった様です。処女じゃなくなると力が落ちるとか言ってましたが、そんなことも無く、今度はオスカーとの子供が出来たら、魔力の高い者同士の子なので、悪魔鬼みたいな子供が出来ちゃうかもとか言い出しますが…。

 どうせ、そんなに気にすることも無いんでしょ?設定が全て上滑りしているので、ゴチャゴチャうるさいです。

 いつの間にか結婚が既定路線になってるし、恋愛ものとしても何かおかしい感じです。

 ラスボス的な魔女や昔の知り合いの悪魔?みたいな奴が出てきますが、どうも、気まぐれとかで城を襲ってくる様です。

 過去の因縁とかも長寿キャラティナーシャの知り合いだからで片付けてしまい、其辺のチンピラが絡んでくるのと余り変わりません。何これ?

 魔女や魔法士を便利に使い過ぎて、何が言いたいか分からなくなってきています。オスカーとティナーシャ以外のことはオマケに過ぎない…。結婚がゴールってことでエエのかな?

………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2024.06.06

 オスカー王子、また悪い奴に襲われます。ティナーシャが命懸けで救います。危機管理の出来ねぇ王子だなぁ…。

 そして、二人でさらにチュッチュイチャイチャしました。9話はマジでこれだけです。

 長寿キャラのティナーシャさん、オスカーを人間だと思って無い、ワガママで可愛い子猫が、スリスリしてきてういやつじゃ…くらいに認識してるのかと思ったら、男として性的にも好きだった様です。

 他のレビューアー様のレビューにもありますが、かなり原作を端折っているので、ティナーシャがサイコパスにしか見えません。

 どうも、鈍いというより、人間性が欠落しているというか…。仲間の魔女は恋愛経験豊富そうなので、魔女が種族としてそうなわけではなさそうです。

 まぁ…、好きにして下さい。しかし…、白昼堂々と本拠地の城が襲撃される無防備さ(一応、夜襲でしたが)は、ティナーシャ様の力でなんとかした方が良さそうです。国としてありえんだろ…。

………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2024.05.30

 まだ物語は続く様です。魔法士差別の現況となった神様?のイルティルディアとか言うのが出てきて…。

 全てイチャイチャカップルがさらにイチャイチャするための小道具に過ぎないので、極めて話がザックリしています。今更セカイ系かぁ…。

 王子とティナーシャのやることなすことが、全てお互いの愛を確かめ合うかの様な感じなので、辟易します。

 色々と言いたいこともありますが、セカイ系にツッコミ入れるのは野暮ですね。早く結婚してハッピーエンドになって終わって欲しいですね。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.05.22

 わっるい組織のわっるい人達が王子の国を含めて数カ国を危機に陥れますが、王子とティナーシャの活躍でわっるい人達はやられました!

 恋するバカップルの小規模な戦いで世界が救われた!みたいな話で、なにコレ状態です。

 敵も味方も軍勢が小規模すぎねぇ?世界系だったのかな?王子様は態度も部下の数も付き合う他の王族もチンピラみたいで、何か変な世界観です。

 王子様とティナーシャは最初からデキている感じで、王子様のティナーシャに対する距離感も何かおかしいので、素直に応援出来ないんだよなぁ〜。

 ティナーシャの正体も分かり、いよいよやることが無くなった2人…。どうする?どうする?と、私の心の中のどうする連達も騒いでいます。
………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2024.04.27

 危険な魔女がウロチョロしている世界で、王子様、戦闘力皆無の従者と二人で外出し過ぎです。今回もそれでトラブルに…。

 話の作り方が雑ですね。王子様、魔女の気まぐれで直ぐにブチ殺される程度の存在のくせに、俺様男すぎて頭がおかしいレベルです。

 契約があるとはいえ、ティナーシャを堂々口説きに行きますが、周囲はあんな人外に関わるなよ…と思わないのかな?

 外見が美女で、処女なら何でも良い…。今の所、視聴者に媚びてるだけの内容なので、なんとも言えない感じがします。

………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.04.10

 俺様王子様、攻略に人数制限のない魔女の塔に単騎で挑んであっさりクリアー、年齢不詳のロリババァと1年契約成立です。

 1話のあらすじは本気でこれだけで、なにコレ?感が強いです。色々ぶち込んできますね。

 魔女とは何なのか?王子が単独でウロチョロ出来る状況なのか?王子は何でこんなに強いのか?

 ただ、魔女は可愛いです。ラノベっぽい会話劇が売りなのかな?ベラベラ喋るロリババァ好きなら面白いかもです。特殊性癖の私めは視聴継続です。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 4

58.6 12 ラノべ原作で異世界なアニメランキング12位
魔王軍最強の魔術師は人間だった(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (102)
273人が棚に入れました
『魔王軍最強の魔術師』と呼ばれ、単身で砦をも攻略する魔族、その名はアイク。 絶大な魔術で敵をなぎ払う様は、まさしく『化け物』そのもので、敵味方から畏怖される存在だった。 しかし、そんな彼には、他の魔族にはいえない秘密があった。 「――俺、実は人間なんだよね」 人間であることを隠しながら魔族と人間の共生を目指す、成り上がりダークファンタジー!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

良くある魔王軍の中に人間がいて、人間ならではの活躍をするいつものやつ…。でも無かったです…。

 最終回(12話)まで観ました。2024.09.19

 主人公がメイドを連れて食糧調達のために外交していたら、ロリコン海賊団にメイドが捕まって助けるために色々していたら、魔女軍団長が敵に捕まってピンチになったりと、薄いエピソードが続きます。

 軍団長、主人公不在で食糧の備蓄も無いのに軍団を分散させて攻勢に出る意味は?食糧略奪目的か?主人公アゲのために、周りを無能にしすぎです。

 で、結局主人公の火縄銃と空からの火薬樽爆撃で敵を撃退します。主人公じゃ無くても出来る作戦です。

 この手の戦略モノは難しいです。軍団を動かす以上、勝つ時は勝つし、負ける時は負けます。個人の智略で何とかなるものではありません。戦争は数です。

 エピローグで、今後の展開も明かしてしまうし、2期を作る気はなさそう。う〜ん。

 人間側の魔法使いも結構強いし、魔女軍団長も最初の方で見せた大規模魔法を使わないし、主人公が魔族では無く、人間だというのも、最後の方は霞んできます。強ければ何でも良くね?

 内政もあまり詳しく描かないし、戦略面も弱く、見せ場が最後までありませんでした。何のためにアニメ化したのか不明な作品でした。見なくても良かった感じしかしません。

………………………………………………………………………
 8話まで観ました。2024.08.22

 2000の守備兵で5倍の人類軍を撃退しました!どんなすごい作戦を使ったかと言うと…。はっきり言って期待外れも良いとこでした。これ、盛り上がる所ですよね?ツッコミ所しかありません。

 ローテーションで敵に当たれとか馬鹿なの?それは、数が多い方がやる作戦でしょうよ。少数兵力をさらに小出しにしてどうすんのよ?

 火縄銃の運用数も少ないし、こんなので敵を撃退出来ないでしょ。弩で撃たれて終わりですよ。ドワーフの下り何だったの?

 人類軍側も、バリスタやらカタパルトやらを大量に運用しているのに、無策に突撃したり、馬鹿すぎです。

 城内の民間人に被害が出るからあんまり撃てないとかでも無いのに(味方に誤射しても構わん系の運用をしている)なんで活用しない?何も考えずに撃ってるだけで落城したろ?

 魔王軍側に飛べる魔物がいて、そいつらにカタパルトが空からの投石で制圧されていますが、包囲される前にゲリラ的に攻撃した方が良かったのでは?

 空からの攻撃は、人類側の魔術師を無力化しないと無理だったのかもしれませんが、劇中、魔術師をどうやって無力化出来たのかは謎です。いつの間にか捕虜にしてました…。

 最後は師団長の大規模魔術だよりだし、主人公何かしたの?ドヤってますが、作戦もクソもありません。

 主人公アゲで周りの知能を低下させるの、恥ずかしいから辞めてくれます?作者の知能が並以下ってことですよね?

 いや〜、こんな視聴者を馬鹿にしたアニメを良く作りましたね。今期ナンバーワン糞アニメ候補は伊達ではないです。
………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2024.08.11

 人類連合との決戦に備えてドワーフを使役して、火縄銃の大量生産だ!火縄銃にこだわるな〜。発想が極めてチープです。謎の火縄銃推しは一体?

 広範囲攻撃魔法がある世界で密集隊形からの飽和波状攻撃で面的な制圧を図る滑空銃による戦法が役に立つのかね?メテオ的な魔法で瞬殺されそうです。

 まだ、ライフリング銃による分隊を基本とした散兵戦術の方が魔族向きな様な気もします。

 多分、滑空銃による戦闘法を理解していないんでしょうね。命中率なんてクソなので、とにかく集団で乱射乱射乱射です。

 一方、散兵戦術は四境戦争で幕府軍を圧倒した長州軍の戦い方ですね。機動力を活かした分隊単位でライフリング銃の命中率を効果的に使用していた長州歩兵の戦闘力は、まさに一方的な虐殺…。幕府軍は何も出来ずに崩壊しました。

 このアニメ、生産量を上げるための農法も含めて、馬鹿が馬鹿な話を一生懸命に作っている感じが微笑ましいです。もちろん面白くはないですよ?

 どうせ妄想思弁作品なのだから、ミニエー銃位作っても良さそうです。旋条加工程度ならドワーフにさせても無理は無い気がします。

 どちらにしても、極めて技術や人類史に対する侮辱を感じる時点で駄目ですなぁ〜。

 次回以降、どんな馬鹿な戦術で人類軍がやられるのか、とても楽しみな反面、馬鹿な役をやらされる声優さん達が可哀想でもあります。
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2027.08.02

 結局、対戦相手がキレてクーデターを起こしました。銃云々の話はどっかに行ってしまいました。

 しかし、主人公の上司の魔女が、コレを見越して備えていたぜキリッ!っと援軍を率いて駆けつけます。魔王様も一時行方不明になっていたのに、この展開読んでいたぜキリッ!と、再登場します。いや、無事なら最初から出てこいよ!

 結局、今までのエピソードは何だったの?何でこんな茶番に尺を使っているの?馬鹿なの?裏切り者を探すのに何話使ってるの?結局、女騎士を助けるエピソードも意味が無かったし、尺稼ぎかなんかなの?つまんね〜話に尺稼ぎが必要なのかね?

 結構、見物していた魔族(オーク兵)が巻き添えをくって殺されていますが、茶番的殺戮劇の意味は?もう、分からんことだらけです。

 モブ敵兵がカクカクしたCGなので、戦闘に迫力も無く、視聴していると無駄な時間を使わされている感じがします。魔法も全然強そうじゃないし…。

 良くある物語なので、もう少しテンポを良くした方が…と、観ていて腹が立つより心配になるクソアニメですね。

……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2024.07.27

 主人公、旅団長の代理として決闘することに!傀儡(くぐつ)人形を操って模擬戦をするそうです。指揮能力が試されるぅ〜!

 ここで主人公はとんでもないことを口にします。銃を作ろう!コイツ、転生者でしたっけ?すごい魔術師の弟子ではあったと思いますが…。

 で、何故か魔王様が完成した火縄銃をサンプルにくれて、それを基に銃、弾丸、火薬を量産します。銃がある世界なの?それにしては、魔族に知識がなさ過ぎます。

 もう、ウィキペディア程度の知識で知識チート無双する百錬の覇王かよ!と、ツッコミを入れたくなります。しかも、傀儡人形が銃を使いこなしています。

 これ、魔族要らなくね?傀儡人形の戦列歩兵で人類だろうが他の種族だろうが蹂躙出来ます。火薬があるなら自爆傀儡人形を使うのもありです。

 いや〜、4話にしてクソアニメっぷりが牙を剥いてきました。最近のなろうでも珍しい位の頭の悪さです。

 人類の技術史とかに全くリスペクトがありません。硝石なんて、どうやって仕入れているんでしょ?汲み取り便所周辺の土でも集めて作ってるんですかね?

 鉛や硫黄だって、地域によっては入手しにくいのに、異世界で魔法があるからといっても、やり過ぎです。

 強い武器って言ったら火縄銃〜!ハイ!馬鹿確定!

……………………………………………………………………… 

 3話まで観ました。2024.07.18

 相変わらず戦闘シーンが暗いです。特に接近戦が…。何かやましいことでもあるんでしょうか?

 2話から引きずっている裏切り者を探せ!ですが、まぁ、つまらんエピソードです。その過程で女騎士を助けに行ったり、それ要る?と疑問に感じます。

 また、なろうに良くある、収穫を増やすために麦を辞めてコメを作ろうとか主人公が言い出しますが、コメの調理方法も分からずメイドに丸投げなのに、バカなの?

 麦畑潰して水田にするの?パン食辞めるの?他の地域にそんな未知の穀物売れるの?

 主人公がバカなのに周りの知能を低下させて優秀に見せるいつものヤツでしかありませんでした。

 内政の話は辞めて、なろう馬鹿バトル物にした方が良さそうです。

……………………………………………………………………… 

 初回観てのレビューです。2024.07.05

 もう、鑑賞状況観終わったにしても良い感じの既視感ですね。主人公は魔術師の弟子で転生者では無い様です。

 人間の心が分かるので、人間を上手く支配出来るといういつものヤツですが、ボロが出ないと良いですね。

 人間だから人間を上手く支配出来るなら、国家の興亡なんてありえないでしょ…。

 とりあえず、墨俣一夜城みたいなエピソードでお茶を濁してきましたが、この手の話は大体戦国時代のエピソードの焼き直しなんですよね…。

 ちなみに墨俣一夜城のエピソードは武功夜話という偽書にしかない嘘ですが…。

 どこまでオリジナリティを出せるのか見ものですね。多分、頭の悪い歴史薀蓄的なもの乱発になるんでしょうが…。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 5

こま さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

12話最終回視聴。主人公のおかげで世界は平和になりました終わり。

特に目新しさも無い何時もの異世界なろうアニメ!
と思ってマンガ確認したら異世界転生だった()
アニメでは魔族のおじいさんに育てられた事しか言っていないが、マンガは前世の記憶を持って転生した日本人。
としか書いていなかったが、見た目は制服着てて高校生くらいに見えた。
そこ高校生で良くね?
まあ気にしてもしょうがない部分ではあるけども。

アニメでは転生部分を完全にカットしてるので異世界アニメと勘違いしてた。
そしてこの転生部分を「異なる文明」に変えてるので日本が元々存在していたみたいな話しになってしまっている。

更に言うなら魔王ダイロクテンの事もかつて存在した日本の名残りくらいに思っていたら…
織田信長も転生していただけでした()
まあ織田信長のパロネタ(であるかなど)多いなとか思ってたしね納得()
それに日本の食べ物とか色々あったけど主人公が料理に詳しくなく、ほぼメイドの子に丸投げしてたし…マンガ読まなかったら気付かなかったかもねw

もう一つカットじゃなく変えた部分。
アニメではポッチャリブタだが、マンガでは見た目スッキリオーク。
もう1人のサキュバスと並ぶ事によってコメディ色が強くなったのでそれが狙いか?

後は…まあ何時ものハーレムアニメかなw
メイド、サキュバス、師匠、追加で1人。10話まででコレだからね。
主人公が真面目キャラなのが救いかな。

個人的に気になった部分。
主人公が人間である事が複数にバレるの早過ぎない?とか
魔法がどんな魔法を使っているのか分かりずらいし派手さが足りない、主人公が戦闘で善戦してるのか苦戦してるのかが分かりずらいとか、まだあるけどとりあえずこのくらいかな?

ここまで観てるので最後までは観るつもりだけど、果たして面白くなるのだろうか?

12最終回までの感想。
終わり方がタイトルの感じで終わったのでアニメ2期以降が作られる事はもう無いと思う。

上にも書いたがおじいさんから、出来る限り仮面を外すなと言われてたのに、何故かとにかく色んな場面で外す、挙げ句の果てにメイドにバレてしまうがその後も外す、外しまくるし反省も全くしないこの主人公の記憶力はどうなっているのだろう?
寝る時以外外さないとかで良かったはず。
ただこれだとメイドにバレる事は無かったので、ハーレム要因の1人に出来ないとかが理由かもしれない。まあ憶測でしかないのだけど。

物語に関しては。
ブタさん、魔法使いを不意打ちで倒せたかもしれないのに何もせず話し始めたのには笑った。その後普通に魔法使いが動き出したが、師匠に殺されたのでそう言う事なんだろうと納得した。他にも気になる部分があったけど忘れた。

この作品も数ヶ月後には忘れているかもしれない。
たとえ覚えてたとしても主人公の声優が福山潤と言う事だけかなと。
面白くはないけど観れないわけじゃないそんな作品でした。
終わり。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 5

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトル通り。でも最強か!?

赤ん坊の時に魔族の大魔術師に拾われた人間の主人公が、その大魔術師に育てられた事で魔王軍最強の魔術師に!というアニメなのですが、そこまで最強じゃないような・・・。よくある「1人で無双する」というアニメではないですね。結構苦戦したりするけど軍師的な強さはあるかな。そして魔族に育てられた人間ですから人と魔族の共存を求めるんです。これも似たようなアニメあったな・・・。共存する街を作っていく転スラ系でもある感じ。まぁ続編もなさそうだし気楽に観るアニメかな〜。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 2

62.2 13 ラノべ原作で異世界なアニメランキング13位
日本へようこそエルフさん。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (75)
233人が棚に入れました
エルフさんは日本の文化に興味津々!? 社会人の北瀬一廣の趣味はとにかく寝ること。 彼は、幼い頃からいつも夢で見る不思議な異世界で、胸躍る冒険をしていた。 ある時、仲良くなったエルフの少女と古代遺跡を探索していた時に、運悪く出くわした魔導竜にブレスで焼かれてしまう。 夢から覚めると、部屋にいるはずのないエルフの少女が隣で眠っていて――

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

う~ん!な感じだか嫌いではない。

物語はとくに面白いわけでもないし、むしろ微妙なのだがエルフさん(マリアーベル)が可愛い。

異世界モノかと思いきや、何やら観光&飯テロアニメな感じ!!

他のレビュアーさんも言っておりますが、ご都合主義だし何ソレ?感が満載ですが、何か嫌いではないんですよね!

作画ですが、マリアーベルは凄く可愛いのですがそれ以外は手抜きな感じがします。
しかし、背景というか、観光地?とか食べ物の作画は良いという不思議!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 7
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マリーを愛でる作品

まきしま鈴木による原作小説は、『小説家になろう』から『HJノベルス』(ホビージャパン)で刊行中(既刊10巻、未読)。
青乃下によるコミカライズは、『コミックファイア』(ホビージャパン)にて連載中(既刊11巻、既読)。
アニメは全12話(2025年冬)。監督は、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』などの喜多幡徹。制作は『嘆きの亡霊は引退したい』、『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士として暮らしてます』などのゼロジー(以上、Wikipedia参照)。
(2025.3.7 投稿 3.29 第12話視聴後投稿)

ホビージャパンといえば、『クイーンズブレイド』シリーズ、『ビキニ・ウォリアーズ』、『sin 七つの大罪』での「ファンタジーエロ」路線の印象が強かったのですが、同社からコミックファイアが刊行された後は「エロ」要素が控えめに。

そして、コミックファイア作品は、『百錬の覇王と聖約の戦乙女』、『インフィニット・デンドログラム』から始まり、最近は、『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』、『新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。』と次第によくなってきた印象があります。

本作は、コミックファイアで初期から連載されていた作品なので、満を持してアニメ化といったところでしょうか。


【あらすじ】
主人公は現代日本で平凡なサラリーマンをしている25歳の北瀬一廣(CV.小林裕介)。彼は睡眠中に夢にしてはやけにリアルな剣と魔法のファンタジー世界に行くことができるという特殊能力を持っていた。

いつものように夢の世界を冒険していたカズヒホ(※夢の中での一廣の名前)は、既知の仲であったエルフの精霊魔法使いマリアーベル(CV.本渡楓)と共に遺跡を探索中、魔導竜ウリドラ(CV.内山夕実)のブレスにマリー(※マリアーベルの愛称)ともども焼かれてしまう。しかし、これは、あくまで一廣の夢のお話。彼は目覚めれば無事なのだが、起きるといつもとは違って夢の世界の住人であるはずのマリーが傍らで寝息を立てているのだった。

こうして一廣は現代日本でマリーと共同生活を始めることに…


【マリーを愛でる作品】
Youtubeの東映ビデオチャンネルで3月2日に配信された『生配信ですよ、エルフさん』特番では、2024年末に結婚報告があり、その後、初共演作となる小林裕介・内山夕実夫妻がそろって特番に登場ということで作品より話題に(笑)
(※内山さんがこれまでのイメージと違って夫に手料理を振舞っているらしく、そのことを口外してもいいかどうかについて夫婦会議がなされたそう(笑))

もっとも、その特番でちゃんと小林さんが宣伝していたように、本作は「マリーを愛でる作品」。異国の美女を日本で観光案内するというのが一番近いイメージ。見目麗しい異世界人が現代日本の(食)文化に触れてするオーバーめのリアクションを(色々な意味でよだれを垂らしながら)見守る作品となっております。

設定としては、『江戸前エルフ』のエルダと同じで、異世界人が現代日本に転移してくるというファンタジー作品。ただ、異世界に戻れないわけではなく、カズヒホが眠るとマリーも一緒に異世界に戻れるので、現代日本と異世界を行ったり来たりするというところが本作の特徴。


【考察のススメ】
特番で小林さんが、主人公の一廣は、必ずいつも定時に帰宅する25歳の平凡なサラリーマンのはずなのに、スカイツリーの見える高層住宅に住んでいたり自家用車を持っているなど、何の仕事をしているのか謎と言っていました(笑)

確かに、これらを自分で稼いだ金でそろえた前提だと矛盾するので、例えば、両親が亡くなって、その遺産を譲り受けたと考えれば、ご都合主義といわれそうですが一応説明はできます。
(※第11話で、{netabare}一廣は母子家庭だったことが明かされるも父親と離別した理由までは明かされず。{/netabare})

他の設定についても、主人公が一廣なのに「カズヒホ」という変な名前を変えようとしないのが不自然という意見もあるよう。

もっとも、本当に異世界転移なら、Aさんに対して「サトウ」と名乗って、Bさんに対して「スズキ」と偽名を名乗ってもいいわけで、そもそも「カズヒホ」という戸籍に登録したような変更できない名前があることが変なわけです。

これに加えて、第1話で「夢の中のカズヒホ」と「現実の一廣」の姿が違うこと、腕に着けたデバイスから異世界の正確な時刻がわかることを併せて考えると、「一廣は異世界ではなくゲーム世界に転移した」という推測が成り立ちます(※ゲーム世界なら、最初に名前を入力することも納得できる。)。

また、ゲーム世界なら、そのゲームを作った存在がいるはずで、第1話で探索することになる古代に文明が発展し住人が謎の失踪を遂げた「ナズルナズル遺跡」は、そのゲームを作った存在と関係があるのではないかという考察もできる。

「カズヒホ」?なにその変な名前で終わってしまうより、こう考えた方が話も広がって愉しいと思うんですよ。

まあ、こういう視聴者の反応をみていると、アニメ制作者が説明過多になるのもわかるんですが、前回の『ダンダダン』のレビューで指摘したように、アニメは基本的に画で伝える媒体。
だから、個人的には、映像としての魅力にもつながると思うので、できるだけ画で伝える工夫を続けて欲しいです(※優秀なアニメーター不足を言葉による説明で補っているとみることもできます)。


もっとも、特に「なろう」原作は、考察するとかえってアラが気になってしまうような作品が多いことも事実。

例えば、本作の第1話だと、ウリドラに燃やされたとき、一廣自身は夢の中で死んでも無事なことを知っていてもマリーまで無事なのか分からないのに、やけに落ち着いていた。一廣は、マリーの安否がわからず少なからず彼女に好意を持っているのなら、マリーを心配するのが普通だと思うので、これはマリーが無事だという結論ありきのご都合主義展開だと思います。
また、一廣は現代日本に転移直後で右も左もわからないマリーを部屋に一人残して外にサイズもわからないマリーの服を買いに行く。とりあえずマリーにTシャツなんかを着せて現状説明が先だと思うので、「マリーの着せ替えシーン」をとにかく早く視聴者に見せたかったんでしょう。これもご都合主義展開だと思いますが、「マリーを愛でる作品」というコンセプトが出たシーンともいえます。

でも、娯楽でストレスためても仕方ないんで、個人的には、間違い探しをするより、どうしたら矛盾せず説明できるか考えながら観た方が愉しくみられるんじゃないかと思ってます。

ちなみに、第1話でラストへの伏線がきちんと張られている作品は良作なことが多いので、視聴する作品を早期に見極めるうえでも、そういう視点があるといいいかもしれません。


【感想】
で、考察を勧めておいてなんですが…、本作は、上でも書いたようにストーリー展開に雑なところがあるので、例えば、第11話で、{netabare}一廣が祖父のことを「あの人」と呼んでいたり、よそよそしい言葉遣いをしたりしていて心理的な距離を感じるのですが、コレ、わざとやっていて何かの伏線なのか、そうじゃなくてただの一廣の素なのかわかんないんですよね…

この辺の情報を補完することは、原作改変にあたらないと思うのでアニメ化にともなって積極的に情報を補って欲しいところでした。


その辺を気にして12話を観ましたが、一廣は、母子家庭だったのに母親にも捨てられ、現実世界ではあまり楽しそうではなく夢の世界に生きるようになったということのよう(※真相はよくわからないですが、普通に一廣の性格形成に影響ありそうなんですけど…)。

祖父が不幸な境遇にあった孫である一廣を温かく見守っていたというのはわかるんですが、一廣がその祖父のことをどう思っていたのかが分からない。
(※漫画を読んでるときは、そこまで気にならなかったんですけど、アニメ化でその辺のアラが気になる作りになってしまってます。)

結局、1クールでみたとき、回想シーンでも祖母や父親に深く触れられておらず、主人公である一廣の掘り下げが弱かった印象。なので、一廣の心理がよくわからず、「一廣とマリーとの恋愛ものというより、どうしても観光案内という印象が強くなってしまう」作品でした。

ちなみに、漫画は続きがあるので、2期あるかも…しれません。{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 6

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

異世界転移の仕方に独自性があり、エルフも可愛い

異世界転移の仕方がありふれていなくて良いですね。

夜眠ったら異世界の夢を見ている、と思ったら異世界転移していたと。
死んでも現実に戻って目を覚ますだけ、また眠ったら続きが見られる…
なら、まあ夢だと思いますな。

弁当がちゃんとなくなっているなら夢遊病になった自分が食べているのかとか気になると思いますが。
まあ良いか。

そして日本に来ることになったエルフさんが可愛いですね。
日本、そして異世界での2人の冒険が今後も楽しみです。


…どうでもいいですが、主人公めっちゃ上級国民ですね。
25歳で、スカイツリーが見える都内1LDK以上の高層マンションに1人暮らしで住んでいて。買えば億、賃貸なら月20万くらいでしょうか。
車も結構でかいですよね。
年収は一千万程度ですかね。それで毎日定時退社か。親の金かもしれませんが。
お前こんなことなくても結婚相手には困らないだろう、と思いました。

全話感想
地味な作品であったことは否定しませんが、なかなか良かったと思います。
エルフさんことマリアーベルが可愛かったですね。
そしてそれで文句なし、十分です。

ハーレムではなく、他の女性はドラゴンといい日本でも人妻ばかりという。完全一対一ですね。
ハーレムを描く気が無いならそれで良いと思います。
2人の恋模様をゆったり描いていてなかなか良かったと思います。
冒険の方はそんなに活躍するでもなくテンポが良いでもなく、とにかく地味ではありましたが…。

でも、私はこの作品、結構好きでしたよ。

てか転移している間は消えているのね。
そりゃ育ての親にはバレバレですわ。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 3

88.2 14 ラノべ原作で異世界なアニメランキング14位
オーバーロード II(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1091)
5775人が棚に入れました
如異世界に転移して以来、アインズはナザリック地下大墳墓の主として、守護者たちの偉大なる支配者として振る舞う日々を送っていた。一方で、情報収集と資金獲得のため、冒険者モモンとしてエ・ランテルを拠点に活躍。ギガントバジリスクの討伐など、アダマンタイト級冒険者に相応しいとされる実績を積み重ねていく。そんな中、ナザリックへ帰還したアインズは、守護者を統括するアルベドと人間界で得た情報を含めた現状の報告会を執り行う。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、東地宏樹、楠見尚己、雨宮天、石井康嗣、安野希世乃、逢坂良太
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

上手く言えないんだけど・・・。『作品にゆとりが感じられる作品』

原作未読。第1期は視聴済み。最終話まで視聴。

【必ず第1期を視聴してから視聴してくださいね!】
じっくりと時間をかけて、丁寧に物語を描いている印象。
他の作品だと乱れがちな、遠めの表情まで丁寧に描かれているのも好印象です。
人気作の第2期なだけに、色々な面でゆとりを感じる作品です。
(上手く説明できなくて、もどかしい)

第3期(2018年7月~)を睨んだ構成となっているため、物足りなさを感じる方も多いかと思いますが、第1期で出番の少なかった守護者にスポットライトを当てるとか、こだわりが感じられる作品です。

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
エンドロールを見ながら痛感した。
新井里美、野沢雅子・・・。
『力が入っているなぁ!」

これは面白いに違いない!
第2話以降も楽しみしかない。

【第2話】
まずは敵方(?)を丁寧に描く。
一旦こちらに感情移入させておいて・・・。という事かな?

【第3話】
リザードマン同盟結成。。
コキュートス軍と戦闘開始。
しかし、アインズ様から与えられたコキュートス軍は、かなりレベルが低い。
アインズ様の意向が見抜けないコキュートスは、デミウルゴスに相談。
デミウルゴスは、いつも通りにアインズ様の意向を”深読み”してコキュートスに助言するが・・・。

【第4話】
ナザリックの階層守護者が集うと、やはり面白い。
この先どう言う展開になるんだろう?

【第5話】
アインズと階層守護者が集まると、何故かお決まりのコメディ展開に・・・。
コメディと真剣バトルのバランスが絶妙。

リザードマン編はこれで終了。

【第6話】
新章突入。
セバスとソリュシャンが少々ギクシャク(笑)
ソリュシャン達プレアデスの人間嫌いは半端無い!

【第7話】
リ・エスティーゼ王国の王家と貴族も何か問題ありみたいですねぇ。
ラナー王女、「蒼の薔薇」、クライム、「八本指」
このあたりが今後のキーワードかな?

セバスとソリュシャンは相変わらずギクシャク。
で、アインズ様はアタフタ(笑)

【第8話】
セバスとクライム、そしてブレインが行動を共にすることに。

【第9話】
前回の続き。こっちは一件落着。
ラナー王女の裏面、怖っ!
お疲れ様のセバスの元には、アインズ様が!

【第10話】
なるほど!最初にやってきたアインズ様はパンドラズ・アクターですよね?
眼の光と口調がね。(日野聡さん、お疲れさまでした)
ソリュシャンの報告を受けて、パンドラズ・アクターとデミウルゴス、コキュートス、ヴィクティムで対応したと・・・。
第1期の『シャルティアの乱』の解決後に、こういう場合は守護者が対応すると約束してましたからね。

ツアレが攫われて、いよいよ戦闘開始かな?

【第11話】
シャルティアが”控え”とは・・・。
第1期とは違う守護者に活躍させたいらしい。

ようやく、階層守護者やプレアデスがバトル開始。
ようやく、本来のオーバーロードらしさが垣間見えた。

ラストで満を持してアインズ様登場。
アインズ様、ようやく第2期初バトルか?

【第12話】
デミウルゴス主導で「ゲヘナ」なる作戦が本格的に実行される。

エントマが瀕死の重傷を負わされたことを、イビルアイから聞かされた時のナーベの表情は絶品。
本気で腹を立てたアインズ様も含めて、本当に仲間思いの面々である。

しかし、ラナー王女の顔、怖っ!

【第13話】
デミウルゴス主導のゲヘナが無事に終了する。
と同時に、『漆黒の英雄モモン』の名前が王都にも轟くこととなる。

しかし、ナザリックの面々は愉快だなぁ!

{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 68

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ホネホネロックは鳴らず

オーバーロードの良さはコメディにある。
壮大なRPGファンタジーの世界観を、
丸ごと笑いの「舞台装置」に変えてみせた、
その大掛かりな設定と演出に拍手を送ったものです。

どうやら世間の意見とは乖離しているようで、
制作陣もファンタジーとして描いているのかな、
随分、シリアス寄りな作品となりました。
私が原作を知らず無知を晒したのでしょう。

ファンタジーとして語るとすれば、
批判の多い蜥蜴人編は英断だと思います。
長編ファンタジーやスペースオペラなどは、
世界観の構築と視聴者との共有こそ、
最重要、最優先事項だと考えていますので、
ここに住む種族、文化、風習を描く、
背景に厚みを持たせる外伝的ストーリーは、
むしろ歓迎すべきことでしょう。
ただここでも構成の問題が挙げられています。

本来持っている原作の素晴らしさを、
どこまで伝えきれているのでしょうか!?
オーバーロードの真髄は本編以上に、
ちびキャラアニメ「ぷれぷれぷれあです」にある。
私の率直な感想はここに至りました。

これからも応援していますけどね、
ファンタジー脳に切り替えて次でしょうか。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 64
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

有限会社ナザリック大墳墓設立

原作未読

今更ですけどね。1期2015年夏、2期2018年1月冬、3期2018年夏(2020年11月現在)。
1期から少し時間経過してからの2期でした。3期は2期との実質分割2クールみたいなものですね。念のため、1期から観てないと分からなくなるやつなのでご注意を。

本作の面白みを整理するとこんな感じ↓

①煽り体質。どうせワンパンなんだからの前段階煽りが秀逸。
②アンチヒーロー。まあダークですよね。一筋縄ではいかない。
③肩の力が抜けてる。HNのネーミングセンスがひどかったり。
④アインズ様。日野さんの演技と謙虚に俺TUEEEしてるところ。

苦手な主人公最強系でも面白い部類。
1期はナザリック大墳墓内での夫婦漫才みたいな内向き志向が強めだったのですが、2期はほぼ外向き。冒険者と身分を偽ったモモンさん(アインズ様)を通じて外部とコミュニケーションしてたところは残しつつ、1期でキャラ見せ完了した守護者たちが前面に出てきて亜人種(リザードマン)ときゃっきゃしたり、人間(王国の人)とうふふする内容。“きゃっきゃ”“うふふ”にはやや凄惨な内容も含まれますがご想像にお任せします。1期と比べて茶番劇が壮大になったといいますか、まじめに自作自演してたという趣き。
全13話1クール使って大きく2編に渡る物語を展開してきました。

1期で分かったのは

 “私にも大丈夫な主人公最強系とはたぶんこれ!”

なんとなく見えてきました。ジャンルへの警戒が解け壁が取っ払われれば2期は余裕で楽しめます。おそらく3期も大丈夫なんでしょう。

ストーリーも練られてる感はある。
1期当初からの“NPC以外の他にプレイヤーいるのいないの?”の謎には触れることは無かったですが、

{netabare}・三代目顔芸担当ラナー王女(CV安野希世乃)の裏の顔
・皇帝がなんとなくラスボス感ある
・心臓動いてないらしいイビルアイは何者だろう
・ブレイン、クライム君生き残り人間組の存在意義{/netabare}

適度に“今後どうなるんだろう”と気になる仕掛けが撒かれたので引き続き3期に突入したいと思います。
失速してはいない2期。1期から流れてきた方なら拒否する理由はないはずです。



※ネタバレ所感

■よくあるSFモチーフへの裏切り?

NPCが意思をもって自分で考えるようになっての物語スタートでした。思考の深化(成長)が促進されればそのうち絶対的存在/至高の御方への疑義も生じましょう。
高度AIが知性を持ち得て人間に反旗を翻すといった胸ワクな展開を想像できます。

{netabare}・ある意味モブなリザードマンたちが集合知を活かす
・アルベドが陰でアインズ様への不快感を示してたり
・デミウルゴスがアインズ様の浅慮(失礼!)を超える深謀遠慮を巡らしたり
・そもそもアインズ以外今のところ全部NPCなんでしょ?{/netabare}

その伏線らしきものもちらほら見えてます。だがしかしこのままの路線を崩さずいくんじゃないかな…というよりこのままいってほしいなと愚考します。
理由は簡単…セバスやデミウルゴスが謀反を企てるような展開なら他の作品と大差なくなるから。圧倒的能力を持つ部下たちに内心どうしようか冷や冷やしながら立ち居振る舞いに細心の注意を払っているアインズ様を眺めるのが楽しみなんですからその関係性を崩しちゃアカンです。
ミスリードと見せかけ続けてほしいところですが今後どうなることでしょうか?


■あの元祖顔芸の人

{netabare}アルベドさんの露出が少なかったような…
EDのイラストカットが1期ではアルベド主体だったのが2期は違うってのも関係してるのかしら。{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.11.07 初稿
2021.09.04 修正

投稿 : 2025/04/12
♥ : 53

88.6 15 ラノべ原作で異世界なアニメランキング15位
盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1193)
5598人が棚に入れました
図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

デブチョコボが全てを救う

キネマシトラス制作。

次元の渦・亀裂から大量に魔物が湧き出し、
世界は「波」と呼ばれる現象で破滅の道を辿る。

図書館で1冊の古書と出会った主人公尚文は、
世界を救う盾の勇者として異世界に召喚された。
召喚された勇者は彼を含め4人である。

労働の対価として報酬を要求する勇者たち、
英雄譚としての勇者像からは乖離した設定である。
この設定も、物語後半で効果を上げる。
{netabare}地道に任務をこなし民の信頼を得る主人公と、
どこかゲーム感覚で勇者ごっこをする、
他の勇者との対比が顕著な形で表される。{/netabare}

ハーレム展開も少しずらされている。
根拠のない愛情が、先行するのではなく、
信頼が先行しているため過度な嫌味とならない。
{netabare}身寄りのないものたちの疑似家族なのだ。{/netabare}
デブチョコボのフィーロが全てを救う。
なんて愛嬌のあるキャラクターでしょう。
ニコニコと荷馬車を引く姿がとても可愛い。

地道に戦闘し、レベルを上げ、
その対価で食料と武具を購入し旅を続ける。
気が付けば民の信頼を集め仲間を得る。
このこともまた物語後半で効果を上げる。

主人公尚文は、物語終盤になり、
{netabare}壊滅した仲間の故郷の再建を願い町を作る。
それは彼にとっても新たな旅の拠点である。{/netabare}
様々な旅での出会いが彼を成長させたのだ。
生き方を見つけ、ここからまた始める。

新たな冒険の始まりに期待するばかりだ。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 72

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人間の醜い心に嫌気がし、人狼や神鳥の美しい心に癒される物語

この物語はドラゴンクエストのような立派な勇者が登場する素晴らしい物語ではありません。
人間の醜い心が思いっきり表現されています。
このアニメで美しいバトルを期待されている方は、見ない方が良いでしょう。
でも、人間でない人狼のラフタリアや神鳥のフィーロが私たちを癒してくれるので、この物語は何とか見ることができます。


この物語では、顔も見たくないほどの嫌な人間たちが登場します。
その嫌な人間たちから盾の勇者である尚文(なおふみ)は、何度も何度も濡れ衣を着せられて酷い目にあいます。

そんな嫌な奴らからの迫害をバネにして、尚文は少しずつ成長します。しぶとく、たくましく生き抜きます。
そんな尚文の生き方に、思わず感情移入してしまいます。
ドロドロして美しくないけど、大好きです。共感が持てます。

そして、尚文の仲間である人狼のラフタリアや神鳥のフィーロは、この物語では天使のように純粋です。いつも尚文を守ってくれます。

人間の心が醜く、獣や鳥の心が美しい、それが嫌というほどわかってしまう物語です。


この物語は、まさに人生の縮図のようなものです。
嫌な奴に屈服して日陰のような人生を送るか、それとも嫌がらせを跳ね返してしぶとく生き抜くか、その選択を迫られることが人生には割とあります。
私たちも盾の勇者のように、しぶとく生き抜きましょう。

エンディングは 藤川千愛さんの「きみの名前」 と 
               「あたしが隣にいるうちに」
2曲ともこの物語にふさわしく、心の叫びが聞こえてきます。魂の叫びと言っても良いかもしれません。
決して美しくないですが、心に響く名曲です。
       

投稿 : 2025/04/12
♥ : 70
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

憎しみの連鎖

アニメーション制作:キネマシトラス
監督:阿保孝雄、シリーズ構成:小柳啓伍
総作画監督:鈴木 豪、山本由美子
キャラクターデザイン、総作画監督:諏訪真弘
原作:アネコユサギ

異世界系アニメは嫌いではない。
パーティーを組んでモンスターを倒すという
今では誰もが知っている物語自体に
不思議と惹きつけられるからだろう。
しかし、物語の骨格が共通のため
誰もがストーリーを作りやすいこともあり、
作者の嗜好が分かりやすく伝わってくる。
そのため、私にとっては好みがはっきり
分かれるジャンルの作品でもある。
物語が目指しているものが見えたときに
感じたのは、『盾の勇者の成り上がり』は、
私が好きな異世界ものだということだった。

20歳の大学生、岩谷尚文は「四聖武器書」という
本を読んでいるときに異世界に召喚されてしまう。
そこには、剣、槍、弓、盾の4人の勇者が揃い、
尚文は盾の勇者として召喚されていた。
4人の勇者は定期的に訪れる「災厄の波」に
対抗するために呼ばれた存在。
しかし、なぜか盾の勇者である尚文だけが
召喚したオルトクレイ王やその娘・マインから
迫害されてしまうのだった。

序盤を乗り切れるかどうかが
いちばんのカギになるかもしれない。
主人公の尚文が周りの人々から騙され、
迫害され続けるため、観ていてストレスが溜まるからだ。
個人的にはフィーロとドラゴンのレースでの
マインのやり方があまりにも滑稽で笑ってしまい、
そこから、安心して観られるようになった。
尚文が迫害されることが、この物語の核心の
部分なのだろうと思ったからだ。
おそらく盾の勇者についての本当の秘密は、
物語の最終段階にまで来なければ、
明かされないのではないだろうか。
そもそも尚文だけが「盾」の勇者ということで、
武器ではなく防具だというのは変な話で、
攻撃を受け続けることを示している。
それによって、憎悪の炎が蓄積されていき、
強大な力を持つ話になっている。

結局、何千年も続く人類の歴史で
戦争が終わることのないのは、
憎しみが連鎖するからだろう。
これを断ち切らない限りは、
私たちはいつまでも破滅の危機と
直面し続けなければならない。

マチュー・カソビッツ監督の『憎しみ』という
映画があるのだが、フランスでの
有色人種たちが差別を受け続け、
悲劇を生んでしまう様をモノクロの映像で
スタイリッシュに描いている。
フランスというとサッカーの
ジダンやアンリなど有色人種のスター選手が
多いイメージだが、反面、差別が根強いと聞く。
国粋主義者が一定数以上いて、
スラム街のような場所も存在する。
フランス国内の暗部が描かれた、
とても心に残った作品だった。

『盾の勇者の成り上がり』を観ていて、
そんなことを思い出したのだが、
この作品は、テーマや教訓を込めた童話。
明らかに西洋の童話がバックボーンにある。
だいたい、マインや教皇、ほかの勇者の行動が
あまりにも常軌を逸しているわけで、
明確な目的をもって物語が紡がれていく。
そのため些か、極端な展開になっていて
好みが大きく分かれるだろう。
例えば、先述したように盾の勇者は、
攻撃を受け続け、憎悪の炎で自らと
世界を滅ぼすほどの力を備えているように見える。
それを助けるのが奴隷商で売られていた
タヌキの亜人のラフタリアと
神鳥と呼ばれるフィーロである。
本心から信じてくれる大切な人が近くにいることが、
人を憎悪の念に縛られることから救ってくれる。

また、「災厄の波」に際して、
モンスターを退治していくのと同時に
一般の村々が被害を被り、
モンスターの死骸が周辺地域に
災害をもたらす話もある。
勇者たちがモンスターを倒すことで
後始末をしないと被害が拡大していく発想は面白い。
そんなときに尚文が人々を助けるのだが、
必ず報酬を要求する。
つまりは「ギブ&テイク」の精神だ。
人と人との関係というのは、いくら親しい間柄でも
「ギブ&テイク」を忘れてしまうと、
簡単に関係性が崩れてしまうことがある。
一方が与え続けているだけの関係性は、
いくら口では「気にしないでいい」と
言われたとしても、長続きすることはない。
これは親子であっても同様だ。
誰もが頭では分かっている、人と人との関係性の常識を
物語でしっかり伝えているのは好感だった。
この常識は最近の社会では忘れかけられていると思う。

そして、物語に一貫して流れているのは、
「信じる」とは、どういうことかということ。
盾の勇者は、ほかの使い物にならない勇者たちと
共闘しなければならないことをフィロリアルの王から
課される。人を信じたり、託すことによって、
初めて未来が拓けることを示す。
{netabare}勇者たちには、それぞれ特殊能力が設定されており、
他の勇者のことを信じることで、
その能力を全員が使えるようになっている。{/netabare}
おそらく、この物語では、人が持たなければならない
いくつもの大切なものを身につけなければ、
「災厄の波」に対抗することができないのだろう。

物語全体としては「なろう系」らしく、
設定や物語の粗が散見され、
主人公以外の頭が悪すぎてイライラする。
タイトルもこの作品が内包するテーマとは
かけ離れていると思うし、失敗だと感じる。
おそらく編集者がつけたのだろう。
しかし、キャラが魅力的で、
やりたいことがはっきりしている。
最後に仲間に加わるのも、樹のチームから
追い出されたキャラということで徹底している。
作画は安定していて、顎のとがった造形が特徴。
美術面もなかなか興味深く、
ローマやマヤ文明の遺跡を参考にした
絵作りが好感だった。

別の異世界から訪れたグラスやラルク、
そして、勇者たち全員が
それぞれ別の世界の現代から召喚されたこと、
盾が抱える暗い秘密など、
気になる点はたくさんある。
2期と3期の制作が決定したということで、
続編を楽しみに待ちたい。
(2019年11月10日初投稿)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 70

75.2 16 ラノべ原作で異世界なアニメランキング16位
ありふれた職業で世界最強(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (685)
3038人が棚に入れました
“いじめられっ子"の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強"異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強"を超える。

声優・キャラクター
深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織、花守ゆみり、加隈亜衣

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

この手の作品の原作者が不憫で不憫で・・・。

原作未読。最終話まで視聴。

どうして、異世界で最強な主人公(主に♂)は、横柄な言動になっちゃうんだろう。
このせいで多くの作品が『駄作』と酷評されているのに、全く後を絶たない。
この手の主人公って、視聴者の反感しか買わないのに・・・。

こういう作品を描く原作者(脚本家か?)って、よほどこっちの世界で不遇なんだろうなって・・・。
「最強」=「モテモテ」=「ハーレム」って発想が、そもそもモテない男子の発想だし・・・。
ちょっと寂しい人なんだろうなって・・・。
凄く不憫に感じちゃう。

吸血鬼(♀)が主人公に師事する理由が明かされないまま物語が進む。
うさぎにしても、竜神族にしても似たようなもの・・・。
「主人公強い」=「ついて行きます」
たったこれだけ。
原作者が不憫で不憫で・・・。

明らかにカマセな同級生冒険者たちの様子が度々描かれるのは秀逸なんだけど・・・。

ただまあ、ハーレムラブコメとしてはまあまあ面白いので、続きがあったら多分視聴しちゃうでしょうね。
あくまで、ハーレムラブコメとしてだけどね(笑)。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 47
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

盾の勇者の成り損ない。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
もはや、なろうの代名詞になりつつある、異世界転生&主人公最強系。

今期(2019夏)の「なろう原作アニメ」は、なかなかヒドイ作品が多かったのですが、不愉快度でいくと、個人的には、本作がトップです。

というか、私の中で、「なろう系歴代最下位」になったかもしれません。前半がやや良かっただけに、後半の残念さが際だってしまって。もったいなかったです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、前半(1話~5話)の感想から。

やりたいこと、やろうとしたこと。つまり、設定は悪くなかったと思う。

クラスメイトが丸ごと転生したこと。現実世界での人間関係(いじめ)を転生先でも引きずること。周りは強い職業に転生したのに、自分は弱い職業に転生したこと。

他のなろう系に比べると、充分に個性的だし、面白くなる要素はあったと思う。でも、

①現実世界、および転生先でのいじめの描写が弱く、主人公の動機付けとして不十分。

②ありふれた職業=錬金術師なんだろうけど、異世界での錬金術師の位置付けがされてないので、弱さが演出されていない。てか、鋼のおチビさんもいるから、アニメ(漫画)好きにとって、錬金術師は強いイメージだし。

③食えば食うほど強くなるという戸愚呂兄的な感じだが、それが「錬金術師」と結び付かない。「料理人(どんな物も食べられるスキル)」とかなら分かるが。

④神結晶と神水&魔獣化というチート化も、吸血鬼(ユエ)発見によるチート化も、基本的にはラッキー。努力じゃない。だからイマイチ応援できない。

などの荒さがあり、勿体ない作品だと思っていた。これは、原作由来のこともあるかもだけど、構成面や説明不足は、アニメ化に際しての問題が大きそう。

などの疑問点はあれど、普通には楽しめていたんですよ、前半はね。

それが、1週の休みを挟んでの後半から、、、なんだ、このクソアニメは?

さらにヘボった作画。初代プレステ並みのCG。クソ寒いギャグ。ただのエロハーレム。謎の挿入歌や文字による謎演出。性格も目標も変わりすぎてもはや原型のない主人公。

なにひとつ誉める要素が見つからず、☆1の連打になってしまいました。6話目以降は、他のなろう系に比べても、かなり酷い出来。

現代武器の錬成とか、本当に「なろうらしい」。

自分の想像力を高める気概がないため、周囲の文明レベルを下げることで、実在する兵器が最強武器になるという、お手軽なロジック。周りを下げるのではなく、自分(の想像力)を上げることに力を注いでほしい。

さて、ここから、ほんっっっとうに、な~んの根拠もない、最悪の邪推をします(笑)

本作、1度アニメ制作に取りかかったものの、原作者からのストップがかかり、作り直されたんですよね?

んで、本作の「前半はまだ観られるけど、後半はマジクソ」というクオリティ。

もしかしたら、原作者へのリベンジというか、ある程度のクオリティでgoサイン出さしといてのクソアニメ化、、、いや、それは流石にないですね。アニメ制作会社も損しちゃうし。

という邪推を、思わずしてしまいそうになるくらい、ドイヒーなアニメでした。

まあ、唯一誉めるところといえば、敵はちゃんと殺すところかな。あと、ユエは可愛らしい。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
インパクト重視にしたんだろうけど、時系列を逆にしたのは、分かりにくくなったかな。しかし、1話にして、チートに一直線やん。あと、やたら説明臭いな。

2話目 ☆2
いやまず、先に門番食えよ。奥に強い奴いるのが定番じゃん。

3話目 ☆3
ユエがなかなかに可愛いw なぜ、裸に? つか、ハジメ、まず服を錬成しろや。あと、義手とかは錬成できないの? レールガン錬成できるくらいなんだから、神経までは繋げられなくても、武器つけても良いし。

4話目 ☆2
なぜ、初っぱなからレールガンを使わない? エリクサー使い放題やな。なぜに、キス? え? レールガン全体攻撃なん? いやだから、ユエは死なないんだからさ。つか、わりと上層で作った武器以上に強い武器、作れなかったのかな? たかが崩落でダメージ受けるんかい。

5話目 ☆3
こういう、慎重にレベル上げていく展開は好きだな。でも、なぜ、エロを入れるかな。それがなけりゃ、結構良いのに。

6話目 ☆1
バカみたいなリスタート。この話はクソつまんないな。なんだ、あのバカみたいな挿入歌。総集編を挟んだ上で、さらにヘボった作画。ワケワカラン専門用語の連打。てか、主人公性格変わりすぎ。復讐どした? 相変わらずの説明台詞。文字による謎演出。

いったい、なんのために休んだんだ?

7話目 ☆1
え? ギャグシリーズ、エロシリーズ、続行? 初代プレステレベルの3D。そして、誰だ? なぜそこまでの信頼? あの魚で笑う奴いるか? そのディープは何のため? 最後のオチもひどい。なんだ、このアニメ?

8話目 ☆3
ああ、農業支援スキルあるんだっけか、先生。清水? まあ、こんな中2感ある格好を知人に見られたら、死んじゃうよなw 元クラスメイト、恨んでいる設定だよな。

9話目 ☆1
作画も酷いし、ネタも酷い。文字通り、クソみたいだな。

10話目 ☆1
いやだから、変な挿入歌やめろて。てか、先生、いじめに気付かなかった、救えなかった先生だよな? ゴリゴリゴリ押し。そこでの口移し、必要か? だったら清水を連れてくる必要あったか? 敵陣の中で拷問し、情報吐かせてから殺せば?

11話目 ☆2
何話か話をとばしたか? というくらい、意味わからん。唐突。シーマン、どのくらいの年齢まで分かるネタだ? 新たな幼女をゲット。

12話目 ☆1
ひでぇな、作画。どんくらい、戦闘から時間経ってるん? もう無理だろ。てか、そこで親バカギャグ? ひでぇな。一人死んだか。勇者、強いんだか弱いんだか。そこで南雲のこと思い出すか?普通?

13話目 ☆1
てか、パイルバンカーは、勇者パーティ(現代人)なら驚く必要ないだろ。いや、そこでこの軽いノリは、なんだ? そこでの嫉妬は、意味わからん。だったら序盤で、南雲とラブラブさせとけや。ますますのお手軽ハーレム。2期決定? マジか!?
{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 34

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ありふれた異世界転生モノ。ありふれ過ぎですけど、なんとなくいいんです(*^^*)

みなさんのレビューにも溢れかえっている、
「もう異世界転生なろう系ウンザリ」っていうの、
まったくそのとおりなんです。
そのとおりなんですけど、
なんだか見続けてます。
別にムリに頑張って観てるって訳でもなく、
なんとなく~♪

なんか一緒に召喚されてきたクラスメートのいじめっ子に、
仲間の筈なのに後ろから攻撃されて、
酷い目にあって・・・って可哀想!!
というのは、ありました。

魔獣の肉を食べまくって能力アップって、
たしかに「ええええッ?」です。
でもメチャメチャ不味そうだから、
食べるの大変なんだろうなって思って、そこは許しちゃいます。
だって某国民的少年マンガなんて、美味しく頂いた木の実1個でいきなりチート化してるんだしw

で、本来はロリな展開は苦手なんですけど、
何百年も囚われてた美少女系吸血鬼が登場しちゃったし。
無駄なお風呂シーンとか、制作遅れで総集編とか、断念要素満載なのに、
また観ちゃいました。

そしたら、
ちょっとびっくりな、お色気担当?の残念ウサギさん登場!
と思ったら、残念ウサギは単体じゃなくって、
おじさんの残念ウサギとかもいる、
残念な群れでしたwwww
ここから、ギャグ展開?

自分を陥れたいじめっ子をやっつける話だと思ってたら、
急に、ノリが軽~くなっちゃって、
これはもう、転スラです。
なんにも考えないで、
ぼーっと眺めていられる異世界コメディになっちゃいましたwwww

そのうえ、凄い強そうな竜人が出てきたと思ったら
ドエム担当で仲間になっちゃうしwwww

高校生のときのメンバーも一人加わって、
せっかくキャラが揃ったのに
ここで終わりかあ、残念・・・って思ってたら、
エンドカードで、
まさかの2期制作決定!

なんだか自分でも理由がはっきりしないまま、
楽しみになっちゃってますw

これはきっと今、ハガレンFA観てるせいかも?
錬金術師最強説があったら、私、賛成票1票入れたいですww

投稿 : 2025/04/12
♥ : 33

71.4 17 ラノべ原作で異世界なアニメランキング17位
転生したらスライムだった件 第3期(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (217)
828人が棚に入れました
クレイマンを倒し、正式に魔王となったリムル。魔王たちの宴(ワルプルギス)を経て、リムルの支配地域はジュラの大森林全体に広がった。その影響で各種族の代表が挨拶しに殺到することが予想されならばいっそのこと魔王リムルのお披露目と、テンペストの新規住民獲得も兼ねた「開国祭」の開催を思いつく。 一方、魔物を敵視するルミナス教の総本山・神聖法皇国ルベリオスでは、聖騎士団長・ヒナタがリムルのメッセージを受け取る。しかしそれは、何者かによって改竄された宣戦布告だった。テンペストにヒナタが向かっていると報告を受けたリムルの決断はーー。真の敵と味方を見極め「人魔共栄圏」という理想を追い求める、リムルの新たな挑戦が始まる。

声優・キャラクター
リムル:岡咲美保
智慧之王:豊口めぐみ
ヴェルドラ:前野智昭
ベニマル:古川慎
シュナ:千本木彩花
シオン:M・A・O
ソウエイ:江口拓也
ハクロウ:大塚芳忠
リグルド:山本兼平
ゴブタ:泊明日菜
ランガ:小林親弘
ゲルド:山口太郎
ガビル:福島潤
トレイニー:田中理恵
ミリム:日高里菜
ラミリス:春野杏
ディアブロ:櫻井孝宏
ヒナタ:沼倉愛美
ダムラダ:浪川大輔
グランベル:小野大輔
マリアベル:水瀬いのり
レナード:野島健児
アルノー:竹本英史
バッカス:飯島肇
リティス:相川遥花
ギャルド:駒田航
フリッツ:村田太志
サーレ:千葉翔也
グレンダ:日野まり
グレゴリー:山根雅史

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

会議ばっかりしてたらクレームきた件

3期になっても相変わらず会議ばっかりしていて笑えますよね
今期はバトル少な目でみんな大好きな会議と外交、国の運営が話の中心なので、2期以上に会議の印象強い

会議して会議して会議して会議して、祭りの準備して、たまに敵が襲来して会議して戦って仲間が増えて勢力が拡大して会議して祭りの準備して会議して・・・
一期から続くワンパターンな展開の合間にちょっとずつ物語が動く
これは飽きられても仕方ない・・・

ストーリーは面白くて先が気になるんですけどね、なかなか話が進まない

この作品って、リムル帝国のメンバーと彼らのお祭り騒ぎが好きだから見てるところあるので、結局見るんですけどね

真剣に見るアニメじゃないので、だらだら見るのがオススメ

投稿 : 2025/04/12
♥ : 16

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さて、どう評したものか・・・。

だいぶ長い付き合いになる作品。
1期は2018年との事、やがて6年か・・・。

もともと好きな作品なので、おもしろそうだから観る、つまらなそうだから観ないなどという範疇から既に外れている作品。
つまり、結局は観ちゃうのだ。

そろそろ、登場キャラも、強さも、文明度なんかもだいぶインフレ気味で、さらに転生者も多数登場し、厳しくなってきたかと思っていたけれども、今作は上手にまとめていたのではないだろうか。

いろいろなモノがポンポン出来上がってくるのは、まぁ、ご愛敬だが、これだけ登場してきたキャラを上手く配置し、過不足なく登場シーン、活躍シーンを描いているのは相当大変なのではないだろうかと愚考する。

そういう意味では、バランス感覚に優れているのかもしれない。

色々な権謀術数渦巻く中での国づくり、国同士のつながりも種々描かれ、人のつながりや国のつながりもだいぶ大掛かりになってきている。
なんと言うか、ワールド感が出てきていますね。
「転スラワールド」と言いましょうか。

そして、それらが、今なお途上であり、新たな敵(対抗する者、勢力)?が登場してきています。
まだまだ、物語は残されているようです。

さて、ここまで書いてどう評したものか・・・と悩んでしまっていますw。

もはや、悪く言えば惰性、よく言えば習慣、おもしろくても面白くなくても見ている作品をどう評すればいいのかw。
いや、実際は面白いと思って、馴染みのあるキャラがどうなるか気になって、楽しんで、さらなる物語も気になって観ているので問題はないのですが・・・、あそこが面白かったとか、ここが面白かったとかは超えてしまっている気がしています。

ながく楽しんでいるものとしては、面白かったとほめておけばいいのでしょうけれども、本当に困ってしまいます。

他の方のレビューを拝見するに、だいぶ原作に追いついてきているとの事、次のシーズンが出来上がるのが何時の事かはわかりませんが、元気であれば、私はきっとまた見る事でしょうw。

その時をゆっくりと待ちたいと思っています。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 12

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

会議と祭り、宴会後ちびっとバトル、また会議…。

 最終話(24話)まで観ました。2024.10.03

 会議、宴会、祭り、武闘会のトーナメント戦…。東京オリンピックや大阪万博で露呈している、祝賀資本主義もかくやと言った感じの3期でした。

 祝賀資本主義とは、昭和の高度成長期を忘れられない老害が、借金を重ねて将来世代の未来を食いつぶしながら開発独裁アンド金儲けのためのイベントで経済を回す収奪式の焼畑農業的国家運営のことです。そして、儲かるのは一部の権力者だけという…。

 低成長なら良い方で、衰退期の現代を生きている我々としては、ジュラの森をバンバン開発して、交易を活発化、人口増加に技術的イノベーションも起きている、リムル率いるテンペストは、とても眩しく見えます。

 その上で、テンペストは需要を喚起するために、イベントを打ち上げながら経済を回そうとします。もちろん、リムル周囲のキャラだけが利益を得ています。国民のパンピー達は、労働の対価にパンを得ていますが、トリクルダウンのおこぼれに預かっているだけにすぎません。パンとサーカスで支配された愚民の群れです。

 ただ、高度成長期期なら祝賀資本主義も、上手く回るんですよね。コレでお祭り気分になった国民が大いに消費をして好景気になり、トリクルダウンで貧民も潤います。低成長期の現代だと、借金のみが積み重なり、国民負担が重くなるだけなのが問題なのです。

 俺も高度成長期に国家の舵取りをしたかったと言うルサンチマンをアニメ化した様な作品ですね。あぁ…果たせなかった経済成長への想い…。この、3期を面白く無いなんて言う視聴者は、この作品の本質を理解していない経済的敗北主義者なんでしょう。

 昭和の夢をもう一度と言う事で、作品としての需要はある様です。4期と映画化が決定しましたが、このノリにどこまで付き合っていけるのか…。色々なモノを試されている気分がします。

 貿易黒字を投資に回して永遠の繁栄を夢見た日本…。どこで間違ったんでしょうね…。リムル達は、戦争で経済回そうとはしませんが、限界まで開発が進んだら、最後は戦争経済に突入しそうではありますね。アニメ的にはそっちの方が面白いかな?

………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2024.05.14

 皆様が書かれている様に、マジで会議しかしねぇ…。しかも、これは会議ですら無く、リムルへの報告会ですね。別に議論で方針を決めたりはしません。

 組織や国の動きを説明するのに、主要メンバーが一堂に会して情勢の報告会をやるのは、親切と言えば親切なのですが、アニメで観て面白いかと言うと…。

 相手陣営も会議…と言うか、策謀の説明会と言うか…。これからこんな悪巧みをしますよ〜的な集まりを延々としますが、敵陣営の話は必要?

 話の迫力は皆無です。やりたい事は分かりますが、アニメ化の仕方が下手すぎます。分かりやすさ優先ですが、視聴者は全員小学生ではありません。

 子供向け戦隊モノで、物語の冒頭で敵幹部が集まって、今回の怪人の能力と作戦を説明をしてから物語スタート!みたいな感じです。

 視聴者の読解力が無いことを前提にしているかの様な作り方に、馬鹿にされている様な気がします。

 しかも、大体ベルドラ他仲間達の圧倒的暴力で解決する話なので、時間の無駄にしか思えません。

 トップダウンで全てやってしまう、チート主人公独裁なろうと違い、民主的な感じにしたいのでしょうが、事ある事に幹部が集まって会議では、組織が機能不全を起こします。

 全員野球の零細企業じゃ無いんだから、部門事の招集で良いでしょう…。まぁ、ネタアニメとしては、優秀なのかもしれません。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 6

69.1 18 ラノべ原作で異世界なアニメランキング18位
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (202)
663人が棚に入れました
第七王子は“魔術ヲタク” 魔術に大切なものは、“家柄“・”才能“・”努力“……。 魔術を深く愛しながらも、血筋と才能に恵まれずに非業の死を遂げた“凡人“の魔術師。 死の間際に「もっと魔術を極め、学びたかった」と念じた男が転生したのは、強い魔術の血統を持つサルーム王国の第七王子・ロイドだった。 過去の記憶はそのままに、完璧な血筋と才能を備えながら生まれ変わった彼は、前世では成しえなかった想いを胸に、桁外れの魔力で“気ままに魔術を極める“無双ライフをエンジョイする! ライトノベルを原作とし、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載を開始したコミカライズはアプリ内セールスランキング1位を記録し、シリーズ累計発行部数は250万部を突破! いま最も注目される“転生異世界ファンタジー“が満を持してアニメ化! 舞台となるのは獣や魔人が巣食う異世界。本作では魔術に通じる者たちが恐れを成すほどの絶大な魔力を持つロイドが、自身の興味の赴くままに魔術を学び、極めようと成長する姿が描かれていく。ちょっぴりお気楽だけど、強大な力で圧倒していく魔術バトルの爽快感と迫力が詰まった、“第七王子“による気ままな転生物語が今はじまる! 「俺は、魔術を楽しみたい、それだけだ。」


声優・キャラクター
ロイド:小市眞琴
グリモ:ファイルーズあい
シルファ:Lynn
タオ:関根明良
レン:高橋李依
グリモワール:大塚明夫
アルベルト:堀江瞬
ディアン:広瀬裕也
アリーゼ:熊田茜音
シロ:松井恵理子

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

もう少し角を落して、整えて欲しい感はあったけど。

久々に転生モノをリレー視聴した気がする。

この前に視聴した「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」 が大分お好みで、琴線に触れるポイント多数、なんなら、うるうるしながら観ていた事もあり、シーズンのランキングでも割と近い順位にいる、こちらの作品も視聴してみようとの思い(勢い)での視聴でした。

視聴開始直後には、若干クセのあり絵柄に戸惑い、あれ?あれ?と言う感じでした。
ヘビーな開始直後の導入部からの、軽いノリ、そしてきらびやかなおねいさん達に囲まれスタートする主人公の転生後の人生。
一瞬、あちゃー、と思いましたw。

まぁ、それでも主人公ロイドのマッドサイエンティストならぬ、マッドウィザード、いやサイコパスウィザードかなw、っぷりを眺めていた訳なのですが・・・。
いや、他のレビュワーさんがショタだショタだとおっしゃっていたので、どんなもんかと思ったのですが、これは狙ってやっていますねぇ。
どんな理由があるのか、どの層を狙ってなのかは知らないですが、狙わないとこうはならないでしょう、私は少し苦手でしたけど。

流れ的にロイドのクレイジーっぷりと、折々に挟まれるデフォルメキャラ、そして各キャラとの掛け合いが面白くはあったのですが、デフォルメキャラの造形は実は私は苦手でした、ギャグ的な場面と通常時のギャップが上手くつながっていない印象を受け、違和感があり、これも少し苦手でした。
少し、子供っぽい作りなように感じたのもこれが影響しているかもしれません。
ああそうそう、アイキャッチ?ショート解説みたいなのが入るポイントは、よくある作品と違っていて、新鮮味がありましたかね。

何人かキャラ立ち、良い感じのキャラがいるのに惜しいな、と思い始めた頃、暗殺団のエピソードが始まりました。
このエピソードは結局、今作のエンディングまで続くエピソードとなるのですが、ここら辺からですかね、尻上がりに面白みが増していったのは。

少し、尺を使ったエピソード展開となりましたが、よく出来ていたのではないかと思います。
バトルシーンも、良いカットが何度かあり「おっ!」と思うところがありました。
また、キャラもさらにいい動き始めていました。
いい決めゼリフ、決めカットもあり、ストーリーも若干深みを増していきました。

個人的には、「どっかの転生したスライムのお話」や「帽子をかぶった海賊」なんかを彷彿とさせるシーンがあり、ニヤリとしました。

最後の落としどころも、個人的には、好きな展開でしたね。
今後の、これらのキャラクタ達との活躍を観てみたいと思いました。

あとは・・・気功?気術をつかうミニチャイナドレスキャラ、賑わしキャラとしてイイ感じだったのですが、あれ?ラストバトルにからんでねぇな・・・と思っていたら、案の定でしたw。


全体的に、キャラやストーリー、エピソードのつくりとして、作品自体の(対象)年齢のふり幅が整っておらず、アラもあり、「整い」が足りていないという印象は持ったのですが、流れを作ってからのラストエピソードで挽回した感じです。
トータルとしては、まずまずでしょうか。

あとは・・・そうですね、途中で出てきた敵役のキャラ造形は、もう少し何とかならんかったかなぁ・・・とは思いました。

今回のペースで他の王子王女が出てくるとすると、もう1シーズンぐらいは必要な感じですね。

機会があれば、見てみようかな、と思うレベルではあったと思います。
またの機会を待ちたいと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 16
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「気ままに」ではなく「徹底的」にです。

「転生したら」系アニメ。
もちろん主人公は強いです。
それも相当に。

第七王子ロイドが、前生でなし得なかった魔術の探求に没頭する話です。
もうそれは魔術オタクといってもいいほど。
常人には理解できないほどです。

{netabare}終盤は激しいバトルとなります。
しかし、ロイドにとっては新しい魔術の習得の場。
戦いはついでといった感じ。
もちろんロイドは最強なので、戦いはあっけなく集結。
ド派手な演出のわりには緊張感はないです。{/netabare}

女性キャラとしては、中国なまりのタオが印象に残りました。
彼女の頭のネジが少々飛んでるとこがカワイイ。
イケメン探しに明け暮れ、出番が少なめなのが残念です。
あと、布面積の少ない毒ロリっ子レン。
一線は超えていないけど、こんな格好いいの?
ちょっと心配です。

第二王子、第四王子、第六王女など登場し王宮内は賑やかなもよう。
ということは、少なくとも王子王女が最低13人いるのか。
子だくさんです。
他の連中もちょっと気になります。

気になるといえばロイドの短パンの裾がヒラヒラ。
あまりにもヒラヒラするので、気が散って仕方ない。
緊張感のなさの表れなのだろうか。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 12

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

かわいらしいキャラたちがアクションで魅せる作品。

謙虚なサークル(原作)、メル。(イラスト)による原作小説は、「小説家になろう」から「講談社ラノベ文庫」(講談社)で書籍化(既刊7巻、小説未読)。
石沢庸介(作画)によるコミカライズ版は、マンガアプリ「マガジンポケット」(講談社)で連載中(アプリ内セールスランキング1位を記録、既刊15巻、コミカライズ版は途中まで既読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は『明治撃剣-1874-』の玉村仁。制作は、同じく『明治撃剣-1874-』のつむぎ秋田アニメLab(本作が2作目)。放送は、テレビ東京系列など。なお、二期の制作が決定済み。
(2024.4.14投稿、7.15「本作の特殊な制作体制」を末尾に追加)

【あらすじ】
血統による魔法の才能が絶対的な力を持つファンタジー世界が舞台。そこで才能に恵まれなかった魔術師が血統による魔法の才能に恵まれた貴族と決闘して死亡した後、サルーム王国の第七王子ロイド(CV.小市眞琴)として転生。
その後、血統による魔法の才能を得た主人公ロイドは、第7王子という気楽なポジションと前世の知識を武器に魔術を極めて俺TUEEEするという、いかにも「なろう」な作品。

基本的なノリは、コメディなので観やすい作品だと思います。また、キャラが全般的にかわいらしく、その「かわいらしいキャラ」からは想像しがたいほど「よく動くアクションシーン」で魅せる作品にもなってます。

なので、上で「なろう系」とは書いたものの、雰囲気は、世界観や時代設定が異なるものの、軽いノリや見た目かわいらしいキャラたちが、えげつないバトルをするところから『平穏世代の韋駄天達』が近いでしょうか。ただ、エログロ表現の多い『平穏世代』より内容がマイルドなので一般受けはしそう。


【かわいらしいキャラたち】
主人公のロイドは、10歳のショタキャラなのですが、魔術と武術に対して異常なまでの興味を示し周囲をドン引きさせます。

また、王城の地下に封印されていた魔人グリモは、ペット兼マスコット兼解説役として、わざわざ声優を大塚明夫さんからファイルーズあいさんに変更し、姿も可愛らしくなって、ロイドの使い魔となります。

個人的には、ロイドのメイドで教育係のシルファ(CV.Lynn)が推し。
彼女は、「銀の剣姫」という異名を持つ銀髪の剣の達人なんですが、ロイドを溺愛しており、ロイドのことになると暴走気味に…
また、彼女の見せる「ラングリス流剣術」が本作の見処の一つにもなっています。

あと、冒険者で気術使いのタオ(CV.関根明良)は、イケメンに目がなく、シルファと張り合うやりとりが面白い。

さらに、第6話からEDなどで既に登場していた褐色幼女のレン(CV.高橋李依)がようやく出てきて、圧倒的な魔力を持つ魔族とのバトルが始まります。


【よく動くアクションシーン】
さて、本作では、実写のアクション映画などではよく見てもアニメでは見なれない「アクション監督」(『ダンス・ダンス・ダンスール』の主人公・村尾潤平の父親がアクション監督でしたね)の表示が!
本作のアクション監督のアベユーイチさん、Wikipedia調べですが、特撮のウルトラマンシリーズで監督などをしていた方のようです。

私は武道をしていたので、アクションシーンの違いに敏感なのかもしれませんが、本作のアクションシーンは、他のなろう系アニメとは一線を画すレベルだと思いました。

例えば、第1話でいきなり始まった、それまでのコメディタッチな流れとは不釣り合いとも思えるほどの凄まじいロイドとシルファとの剣の稽古シーン。まず、これに驚いてレビューを書こうと(笑)

また、第10話。シルファの「ラングリス流 一虎・顎」の演出がかっこよすぎる。あの微妙な角度をつけた構えからカメラアングル一周は、実際に達人の動きをモーショントレースするか武道やってた人じゃないと、あそこまで細部を表現するのは難しいと思いました。

監督以外に「アクション監督」が別に求められる理由は、監督の頭に全身の具体的な動きのイメージがないと、それを具体的な動画にできないから(アニメの原型である「パラパラ漫画」の要領)。

是非、他のアニメのアクションシーンと比べて欲しいのですが、他の作品では、具体的な動きのイメージを持てないこと以外にも動かすと予算や作業量などが大変なこともあって、剣を持ったままの「止め画」や、動きの過程を省いて最後だけ敵を倒す描写をした「決め画」が多い。

対して本作では、動きの過程に説得力を持たせるだけの一連の描写の流れに裏付けがある。もちろん、アニメなので実際の動きをリアルに再現したわけではなくて、「カンフー映画」みたいに、動きとしては現実にはありえないんだけど、リアリティのあるアクションになっているということ。

特にアクションシーンに興味がある方は、「百聞は一見に如かず」、話のネタに一度ご覧になってみてはいかがでしょうか(※動画のアクションシーンは、静止画の漫画にはできないアニメ独自の魅力だと思うので、作画の評価をあげました。)。


【声優】
『呪術廻戦』で真人役をしていた島﨑信長さんが、本作でも似たような役柄で登場。そもそも声優業界における悪役不足という問題もありますが、仲の良い松岡禎丞さん共々、最近はこの世代の人たちの悪役も多くなってきましたね。


【「本作の特殊な制作体制」(2024.7.15追加)】
(「『第七王子』のEDクレジットを見ると、なぜ日本アニメの未来がわかるのか」(2024.7.13のASCIIの記事)を引用したかったのですが、URAがNGワード扱いされるので、お手数ですが自分で検索してください。)

この記事によれば、本作は、絵コンテ、作画監督、総作画監督が、ほぼ固定という、日本のアニメ制作においては、特殊な作り方がされているようです。ちなみに、他の制作会社は、各担当が話数ごとに違っていて、それが大雑把に数グループある感じ。

話数毎に担当が違う場合にどうなるかについて、わかりやすい例は、同じ『ドラゴンボール』の孫悟空でも、作画監督によって微妙に描かれ方が違うといった比較がネットを検索すると出てきます。こんな感じで、同じ人が継続して担当するというのは、作画の安定につながります。

それで、詳しくは、記事を見てもらうとわかるのですが、要は、新しい技術を使って、従来分業していた工程を同じ人がまたいで関われるようになり、作業工程が合理化されたみたいです。

上で書いた本作におけるアクションシーンのなめらかさは、そういった制作体制の合理化がもたらした産物であったようです。

そうすると、制作工程の合理化によって、なめらかなアクションシーンを描けるようになり、そこにアクション監督を置く必要性が生まれたという風にも言えるのかもしれませんね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11

67.0 19 ラノべ原作で異世界なアニメランキング19位
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (172)
463人が棚に入れました
スキル至上主義の異世界オートグズ。前世の記憶を持つ気弱で優しい魔物使い<テイマー>の少女・アイビー(5歳)は星なしの最弱ランクがために、故郷の村から追い出されてしまう。おまけに唯一テイムできたのはゴミを食べる最弱の魔物・崩れスライムのソラ。最弱同士の2人(匹)には魔物が蔓延る異世界は過酷……と思いきや、その道中は愛されまくりの可愛いがられまくりで幸せ!?ひたむきで愛らしい彼女に魅入られ、異世界住民たちの親切と寵愛をその身に受けるばかりか、可愛い魔物にも囲まれて癒しの日々が続いていく!更にはソラに病気や怪我を治す能力が開花し──!? 可愛い2人(匹)があなたの心を虜にする、ほのぼのサバイバルファンタジー開幕!

声優・キャラクター
アイビー:鈴木愛奈
ソラ:田村睦心

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

世界名作劇場?

とてもとても素晴らしい物語でした。
非力で魔力もない最弱の少女が、魔物を手なづけるのではなく魔物と友達になることで、幾多の困難を乗り越えてゆきます。
やがて少女は、みんなが驚く方法で町の人々を救うのです。


この物語は主人公アイビーの5歳から9歳までの境遇と活躍を描いています。
彼女が受けるいわれのない仕打ちを見ていると、彼女を守ってあげたくなります。そして彼女の頑張りを見ていると、つい応援したくなります。
皆さんもアイビーの頑張りを応援してあげてください。

私は、この物語が小公女や家なき子のような世界名作童話のように一瞬思えました。
どんなことがあろうと、アイビーは負けません。涙は見せるけど、心は負けません。
こんな異世界ファンタジーもあるのですね。
タイトルを見て敬遠されているかたは、損していますよ。ぜひ視聴してください。
きっと見てよかったと思います。


Endingは「because」 歌手の丁さんが作詞作曲をされています。とても素晴らしい歌でした。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 25

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

とりあえず「野ねずみ」で計算するのはやめようかw。

とても好きな作品になりました。

まずもって、主人公のアイヴィがお気に入り。
境遇はちょっと言い表せないほど悲惨なのですが・・・。
この境遇をしみじみ想像してみると、ちょっと生き残れないな、と。
あくまでも私に置き換えた場合のお話なのですがw。

ただ、1話からグッと主人公に引き込まれました。
萌えとか愛らしいとかとは少し違うベクトルで(いや、愛らしい面はあるのですが)、頑張っている感、と謙虚な所と、クレバーさも合いまった何とも言えない「応援したい気分」にさせられてしまいました。
悲惨な境遇なのですが、前向きで、明るく前進していくさまが素敵でした。
前進せざるを得ないという「哀しみ」も踏まえた上でです。

なんと言うか、昔あった「世界名作劇場」悲運のヒロイン系の作品の様です。

いつものように、あまり多くを語りませんが、
とても理不尽な理由、かつ数少ない支援者を失い、村を追われる形となり、旅に出たアイヴィ。
この序盤の境遇だけで、腹が立ちますし、想像するだけで絶望感、悲壮感に苛まれます。
めちゃめちゃ、応援したくなる。

でも頑張って旅を続けているうちに、モンスター、人含めて、良い出会いを積み重ねていく。
小さな出会いから、貴重な出会いまで。
それこそお店のおばちゃん、オジサンから、強力な支援者までだ。

真面目に、一生懸命に頑張っている人(キャラ)にはこうあって欲しいw。

なんだか、ほんのり心が温かくなって安心してしまう。
いい歳のオッサンが言うのははばかられるのだけれども、みていて気分がよくなる。
アニメの話なのに、世の中ってモンを信じてみたくなる。

ちょっと気持ち悪い?スミマセン・・・。
でもなんだか、雰囲気がよい作品との評価です。

最終盤は、ちょっと「裏切り」とか「悪人側」の人が多数、ほんとに多数登場して「ふーっ」とため息をつきたくなってしまい、残念な気持ちになってしまうのですが・・・。
それも、物語の起伏として受け止めるのが幸いでしょう。

そんな中でも、信頼できる仲間との関係性がキラリと光ります。
ここも、とても気分がよろしい。

アイヴィのキャラクタとしての個性が愛されるのは謙虚で正直で控えめだからでしょう。
この性格の大元となっているものが、幼少期の「傷」である可能性が高いのは本当に痛々しく、苦しい思いにもなったりするのですが、そこを乗り越えてきた「強さ」も兼ね備えています。

個人的には本当に好きなキャラクタのタイプです。
なんなら、自分自身もこうあれたらよかったのになぁ、なんて思ったりもします。


ちょっと、アイヴィというキャラへの思いばかりを書いてしまったような気もしますが、個人的にはとても気になるキャラクタで、このキャラクタの今後を見たい、見守りたいという思いが湧いたキャラクタです。

また、作品自体の雰囲気も序盤の悲壮感漂うところから始まって、どんどん「良い方向」へ進んでいくさまが心地よかったです。
こういった物語もまた王道と言えるかもしれません。

今後の物語は不明なのですが、きっとアイヴィの物語は、これからも続いてい行くのでしょうし、また、新たなな出会いもあるのでしょう。
そして、出会った人たちとの再会もきっとあるに違いありません。
その頃には9歳だったアイヴィはもっと成長し、きっと、もっと魅力的な「女性」に成長していくのでしょう。


だいぶ気持ちの悪い表現をしてしてしまったかもしれませんがw、私個人としては、アイヴィのこれからの物語もぜひ観てみたいと思った作品でした。
きっと、これからもたくさんの人と出会い、たくさんの人に助けてもらう事になるのかもしれません。
それは、観ているこちらもきっと心地よくなる物語になる事でしょう。


あ、そう言えば、どちらかと言えば地味であまり面白いと言われない「神達に拾われた男」シリーズに少しだけ雰囲気が似ているかもしれません。
私は、あちらもなんだか好きなんですよねぇ。

どちらも、少しお人好しかもしれませんが、人と人がつながって物語が動いていく作品です。
世知が無い世の中、こういった作品もいいじゃあないですか、どうです?


少し、主人公にフィーチャーしすぎかもしれませんが、アイヴィを応援したくなったらぜひ見てみて下さい。
作画もだいぶきれいですし、音楽も少し物悲しい感じもありますが、とても透明感があり、悲しみも喜びも幾年って感じがして雰囲気がいいです。


あ、一応、一言だけ苦言を言っておきますとw

作品タイトルの「最弱テイマーは」は特にフックにはなっていないですねw。
ゴミ拾いは、まぁ、しているかなw。
主にクズポーションだけどw。


少し地味にうつる作品かもしれませんが、アイヴィーを応援、見守りませんかー。
続きを作って欲しいなぁ・・・。

世界は広く、そして美しい・・・優しい人達は必ずいる。
それを信じることができる作品だと思います。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 19

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

プープ プップッ、プープ プップッ、プープ プップッ、プ〜

クリーピーナッツ風に乗せちゃってくださいな^ ^。

詳しいことは分からないのですが、第一話の作画クオリティと演出の素晴らしさ、そして何より最終回、それもCパートの感動は、絵本童話の世界から抜け出してきたかのようで、語らずとも訴えかけてくるスライムの思いに、思わず涙がこぼれそうに…。

そう、無理ゲーなんて概念は、“可愛い”の前では意味を為さないのです。
星なしテイマーと崩れスライムのお話は、今期の中でも特にお気に入りの作品となったわけでありまして…。
まあ、こんな可愛い子に、
一人になると 息が吸えるの♪
誰もいない世界にほっとした♪
…なんて言われて、胸ががキュッとしないおじさんはいないはず。
カル◯ス育ちなら尚のことではありますが…。

あと、丁さんが謳い上げるエンディングがまたイイ。

(独り言)
“最弱ゲーマー”の生きる道は、なんといっても“ゴミ拾い”、一見役立ちそうに無いものであっも拾っておくことであります。
前世者と言う役割を担い、ピンを鳴らして語りかけ、見守り続けるプレーヤーは私たち自身でありましょう。
(海外ドラマ的蛇足)
それでも、ヘクター・サラマンカ(演)のように、ベルを鳴らし続けてはいけません。
彼女は、決して“ブレイキング・バッド”に陥ることなく、あるいは“ベター・コール・アイビー”と、手元に置きたがる面々(調査兵団似?)に対しては、適度な距離を取ることのできる賢い子なのです。

演 - マーク・マーゴリスさん、昨年お亡くなりになっていたのですね(合掌)。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 17

65.7 20 ラノべ原作で異世界なアニメランキング20位
聖剣学院の魔剣使い(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (136)
461人が棚に入れました
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。 だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた! 「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」 <聖剣学院>に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。 未知なる敵<ヴォイド>、<第〇七戦術都市>、武器の形をとる異能の力———<聖剣>。 聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は<聖剣学院>に入学することに。 魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

惜しい。もう少し工夫すれば人気が出たと思います

魔王が千年の時を経た後、少年の体になって復活し、活躍する物語です。

但し、周りは美女ばかりでハーレム要素がふんだんにあるし、お楽しみのシーンも毎回あります。
男性の視聴者には、それはそれで嬉しいのですが、逆にそれが本来は感動するであろう物語の質を落としているような気がします。

主人公は確かに魔王のレオニスです。
しかし、ヒロインのリーセリアのほうが主役のように感じます。なぜならば、リーセリアは心優しい女性だし、挫折を克服しようと懸命に頑張っています。
そして、リーセリアが指揮する第18小隊の女性たちは皆リーセリアを尊敬しています。また第18小隊の女性たちは皆、深い過去の傷を引きずっているようです。

リーセリアは聖剣学院にいるのに聖剣が使えない女性でした。でも、レオニスと出会ったことで、挫折を克服し、聖剣が使えるようになります。
ほかの女性たちについても焦点を当てて物語が展開されたならば、きっと感動できたのではないかと思います。

Opは 藤川千愛が歌う「1000年愛」 とても良い歌でした。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 19

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

魔王学院の不適合者を薄く控え目にした感じ

薄く控え目になった魔王学院の不適合者って感じのアニメ
そんなに悪いアニメじゃないけどこういう系統のアニメが多すぎるので、全体的に薄味なこのアニメは厳しそう

元魔王だけど、正体を隠す必要があるので力づくで無双するアニメじゃなくて眷属などに戦わせて最後に大ボスだけ魔王様が倒すみたいな感じ
適度に苦戦するのはいい感じかも
で世界の謎は気になるけど、ファンタジー世界に現代文明を適当に混ぜたようなあまりオリジナリティのない文明なので、あまり深い謎はなさそう

キャラクターの薄さも気になります
魔王様とセリア以外は強いのか弱いのか、どれくらい重要なのかよくわからなくて、見た目だけは重要キャラっぽいのいっぱい出てくるけど、別に重要じゃなさそう、敵も仰々しく出てくる割には大して脅威じゃない感じでなんか盛り上がらないですねー

女の子達は可愛いけどあんまり目立った活躍するキャラいないからイマイチかな
勇者達も強いの?弱いの?敵なの?味方なの?なんか重要そうなキャラクターいっぱい出てくる割にみんな大した役割なくてモブとそんなに変わらない
魔王様の配下もメイドと狼以外は人サイズのスケルトンばっかりでイマイチ魔王の威厳がないし、もっと迫力のある配下いないんでしょうか?

キャラクター間の強さの関係性がよくわからないところも欠点かな
魔王様は強いんでしょうけどあんまり人前で戦わないし結構苦戦するので、出てくる敵が魔王様に比べて強いのか弱いのかよくわからないのでどれくらいシリアスな状況なのかわからない

突き抜けた魅力や個性はないので人にオススメしづらいけど、あんまり余計なことをしないので見やすく、異世界ファンタジーが好きならそこそこ楽しめるかも

投稿 : 2025/04/12
♥ : 16

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

「ヴィジュアル系なろう」かなぁ・・・。

この手の作品だと「魔王学院の不適合者~」シリーズの方が格上な感じかなぁ、私自身が好きなのもあるかもしれないけれども。

物語の厚み、キャラの濃さ、決めゼリフなどなどね。
突き抜けたもの、継続したもの勝ちってところもあると言えばあるかもだけど。


今作は、少し物語が薄味な印象です。
その分、魔王が子どもになっていて、おねいさん方との絡みなどの要素でかさ増しをしているように思います。
世界観も、統一感が無く、悪い意味でのFF臭がします。
あとは色々と厨二小僧がよろこびそうな設定やツール、ネーミング、セリフなどを散りばめてあるのですが、私の印象では半スベリ気味です。

そして、ビジュアル系と評したように、キャラ容姿は頑張ってはいると思うのですが、こちらも「私自身の好み」の問題で「~不適合者」の方に軍配を上げたいと思っています。
厳しく言うとデザインもキャラクタのチーム構成も、いわゆるテンプレの域を出ていませんし・・・。

ただ、視聴し続けていく上で、キャラに馴染んでいく事を考慮すると、もう少し興味度がアップしていく可能性はあるような気がしています。
配下のメイドさんなどはもう少しスポットライトを当ててあげれば面白いような気がするのですが、あの不遇な感じが売りなんでしょうかね。
そう言えば、最後にミニコーナー的なものがあったのであちらでカバーしているっていう事なのかな。


総合的には物足りないところも多いんだけれども、いろいろと視聴者をくすぐるポイントはかろうじて持っている作品との評価です。
そこらへんが刺さる方には、私以上に楽しめるとは思います。

私自身としては、もう少し熟成が欲しいところの評価になります。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 16

68.8 21 ラノべ原作で異世界なアニメランキング21位
嘆きの亡霊は引退したい(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (153)
444人が棚に入れました
トレジャーハンターになろうぜ 目指すはただひとつ、世界最強の英雄だ かつてそんな誓いを交わした六人の中でひとりだけ圧倒的に才能がなかった少年がいた。 ある日挫折を口にした彼に、幼馴染は言った。「クライ、お前、特に役割ないんだからリーダーやれよ」 才能があり過ぎる怪物達(=幼馴染達)で結成されたパーティ《嘆きの亡霊(ストレンジ・グリーフ)》は数年にしてその名を帝都中に轟かせ、そのてっぺんに据えられた彼はあれよあれよという間に最強パーティのリーダーとして祭り上げられた。 跳ね上がる周囲からの期待により彼の言動はいつだって勘違いされ、事態は予想もしない展開に…。 これは、最強パーティのリーダーにして最強のクランマスターとして名を馳せるクライ・アンドリヒの栄光と苦悩に満ちた英雄譚である!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「低予算」でも勝負できるいい素材を仕入れて、制作陣が的確に調理したって感じ

【レビューNo.165】(初回登録:2025/1/12)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全13話。
個人的には「レビュー書くのどうしようか」と思っていたのですが、saitamaさん
のレビューに感化され、思うところを一気に書いてみようかと。


(ストーリー)
時は今、かつてなき「トレジャーハンター黄金時代」。
帝都ゼブルディアで煌めく数多の才能の中に一際異彩を放つ男がいた――
その名はクライ・アンドリヒ。

主人公クライは幼馴染たちと最強のトレジャーハンターを目指すことを誓い合う。
仲間たちが次々と才能を開花させていく中、クライは才能に恵まれず、やる気を
失い引退を表明する。
しかし仲間たちから「役割がないならリーダーやれ」とパーティー「嘆きの亡霊」
のリーダーに任命されてしまう。
そして「嘆きの亡霊」は、仲間たちの活躍で帝都でも最強のパーティーとなり、
気付けばリーダー・クランも「千変万化」の二つ名を持つ最強のクランマスター
として祭り上げられていたのだった。


(評 価)
・これは令和版「『スーダラ社員』こと植木等」
 植木等は昭和の喜劇俳優ですが、個人的には
 ・かつてなき「トレジャーハンター黄金時代」
  → 1960年代の高度経済成長の中で「モーレツ社員」が溢れていた時代
 ・そんな彼らを尻目にハッタリでスイスイ世渡りしていく(植木等演じる)
  「スーダラ社員」や「無責任男」にクライを重ねる
 そんな感じの作品ですかね。
 (一応言っておくと、私はその時代の生き証人ではないですよ(笑))
 
 「勘違い・すれ違い系コメディ」的なところから『オバロ』や『陰実』の
 ような作品と評されることも多いですが、いうても主人公「アインズ様」
 や「シャドー様」は作中でも最強クラスの実力者ですからねえ。
 
 一方のクライは
 ・「ワイも無敗やぞ!」→まあ今までまともに戦ったことないけどw
  (宝具頼りで誤魔化しは利くが)
 ・唯一の特技が「土下座」というプライドのなさ
  そして口癖も「ゲロ吐きそう」w
 ・面倒ごとはすぐに他人任せでやる気なしの他力本願
 ・宝具集めが趣味でそのため仲間のシトリーに多額の借金中
 となかなかにクズな描写が多いですね。
 でもそんなクライを「愛すべきコメディリリーフ」として愛情を持って描い
 ているから、意外と不快にならず楽しく視聴できるんですよね。
 (後述しますが)上述2作品よりもかなりコメディ主体に振った作品という
 印象ですね。
 

・素材選びの勝利!?「低予算なろう」ながら上手く調理している
 いわゆる「低予算なろう」になりますが、この手の作品の失敗の典型例は
 ・チート能力などで「俺tueee」を見せつけるぞ!
  → となるとバトルシーンが主体となるよね
    でも「低予算」で「魅力あるバトルシーンの作画」ってかなり難易度
    高いよね
    → 結果中途半端
 ・ついでにコメディも加えちゃえ!
  → 練られてないので中途半端
 ・ハーレム要素で主人公モテモテにしちゃうぞ!
  → テンプレのご都合主義にうんざり
 って感じのパターンですね。

 その点本作だと
 ・コメディ主体でいくぞ!
  → これなら「低予算の泣き所:作画」にあまり負担をかけずに、演出や
    センス等工夫で勝負ができる余地が大きくなる
 ・バトルシーンも描くぞ!
  → でもコメディという基本軸はズラさないぞ
    ・クライ「聞いてないよ~」
    ・ティノ「これはますたぁが与えた私への試練!」
    → バランスを上手く取れば面白い魅せ方が可能
 ・ハーレム要素も描くぞ!
  → (後述するが)ヒロインに役割を与え上手く活用すればさらに面白く
     描くことが可能

 感覚的には「低予算」でも勝負できるいい素材を仕入れて、制作陣が的確に
 調理して仕上げたって感じですかね。
 まあOPや次回予告から「遊び心」を感じる”ご機嫌仕様”ですからねえ。
 上述の「クライのキャラ描写」といい、制作陣はノリノリで作品愛もかなり
 深かったんじゃないですかねえ。
      
 
・ヒロインたちも物語上の役割をしっかり担ってた
 ヒロインたちもただのハーレム要員というだけでなく、上手く活用して機能
 させてたという印象ですね。
 ・ティノ
  {netabare}「ますたぁに甘えたい」というヒロイン性を描きつつも「ますたぁは神」
  という盲目的なクライの信奉者
  → 「勘違い・すれ違い系コメディ」の先導役として機能{/netabare}

 ・シトリー
  {netabare}クライを甘やかす”ダメ男製造機”という表の顔とは裏腹のマッドサイエ
  ンティスト気質で策士の黒幕的な一面も
  → 本作に不足美味の「ダークな毒気成分」補充要員として機能{/netabare}

 ・リィズ
  {netabare}戦闘能力が高く頼りになるが、脳筋の直情型で行動が制御しずらい
  またシトリーの姉であり、ティノの師匠でもある
  → クライでも”取り扱い注意”のトラブルメーカー+ヒロインズ間の
    相乗効果の起点として機能{/netabare}

 三者三様にキャラ立ちしてたと思います。


視聴時はそこまで深く考えていたわけではないですが、saitamaさんのレビュー
に感化され、再整理してみると意外に奥が深い作品だったかも(笑)
刺激をアザ━━━(*゚∀゚*)ゞ━━━ス!!

最終話もまさかの{netabare}オークション{/netabare}展開で、そこでしっかり見せ場もつくるという
終わり方も本作らしくよかったと思います。

ただ2期決定らしいですが、これはどうなんですかね。
この手のなろうだと
「最強目指して成り上がる!俺たちの戦いはこれからだ!!」
とかが多いですが、始めから成り上がちゃってますからねえw
物語の方向性としてどこを目指すのでしょうか?
「この制作陣が次は何をみせてくれるのか」
という期待半分、
「『1期で終わっておけばよかったのに』とならないか」
不安半分って感じですかね。


ED『すくりぃむ!/P丸様』
耳に残る中毒性のある楽曲とティノのかわいいお尻みせのED映像にしっかり
ハマってましたねえw
(『すくりぃむ』といえば、『氷菓』の「I scream」が頭に浮かび、
 「曲中でやたら叫んでたのはそういう意味か!」
 と納得したのは私だけ!?)

投稿 : 2025/04/12
♥ : 17

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

場当たり的な主人公

原作未読 全13話

異世界で、他の冒険者やパーティから恐れられる幼馴染と結成したパーティ「嘆きの亡霊」のリーダークランは、気まぐれに言ったことを周囲が勘違い(深読み)して大変なことになります。

クラン本人は早く冒険者を引退して楽な生活をしたいが、物凄い人物だと偶像化している自分の運命から逃れない生活を送っているお話です。

杉田智和さんがナレーションから始まり、EDにはよくあるもののアバンがOPと重なる珍しい構成でしたね。

主人公が掴みどころない性格、まわりのパーティメンバーが強すぎて勘違いされているキャラというところが面白い設定ですね。

クランの言動や行動などで敵も味方も翻弄されていきます。

翻弄されている人たちは大変ですが、観ている側からすればクランの実力が分かっているためにコミカルに見えます。

いくつかのエピソードがありますが、最後のエピソードがクランの性格をよく表していますねw

お話はまだまだ続くようなので、続編(2期?)の制作が発表されました。

OPはLezelさん、EDはP丸様。さんが歌っています。

最後に、部下や仲間、敵の勘違いからのお話が元になっている作品も多いですね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

放送終了後に一気見。

原作未読です。

放送開始時に1話視聴して「面白そうだな~」と感じてたのですが
同時にあざとさやエ○要素?等からくる嫌悪感の方が勝ってしまい1話断念・放置してました。

正月休みに入り、録画してたレコーダーの整理する際
削除してもいいか念のため確認してたところ
本作はついつい最終話まで一気見してしまいました(数日かけましたが)。


最初のころに懸念してたあざとさやエ○要素は・・
最終的に個人的にはギリ許容内?・・でしたが、不快に感じられる方も少なからずいそうかな?。
(そんな要素を入れない方が、最終評価が上がったのは確か(つまりその分減点あり))

 あと、虐待一歩手前(二歩先?)な描写も、不快感のギリ手前(二歩先?)かも。
 される側のキャラ付けのためもあってか、なんとか踏みとどまってるけど
 これも不快に感じられる方も少なからずいそうかな?(いやもっとたくさん)。


勘違い系作品としては、「陰の実力者になりたくて!」と同系統作品に感じます。
あちらは主人公が自ら能動的に斜め上方向の努力するのに対し
本作は巻き込まれ型で、まあ、いわゆるハーレム的に何もしなくても万事上手くいってしまう。
自分にとっては敬遠しがちな設定ですが、それでも継続できる要素がたくさんありました。


まず、まわりの環境・キャラ設定等がうまくできていると思います。
幼馴染パーティ設定は、なんかノスタルジック感もあり、それなら仕方ない感までw。

続いて、適度に狂ったキャラ設定。
個々のキャラが、それぞれ確固たる自分を持ってる気がします。
なので、ありがちな最初からパーティ全員でボコる・・・
みたいなのではなく、個々で十分魅力的なエピソード展開・戦闘ができる。


作画はすごく丁寧ですね。
すごくよく動くのに、崩れないし、やわらかさがある!!。角の少ない優しい作画?。
色彩も豊富で、決め画面も過度にならない程度のスタイリッシュさ。

OP・EDも凝ってて、本編がうまく組み込まれていて、見逃し厳禁なつくり。次回予告も。
からのCパートまであるのは、個人的に高評価ポイント!。
12話の特殊OPも良かったですね♪。


毎話、Bパートラスト・ED手前で食い気味に入ってくるED曲。
それまでの雰囲気もある意味ぶち壊してしまう感ありあり(いい意味で)の
ちょっと電波気味であざとさ感つよつよで、下手したら嫌悪感まで抱かせかねない楽曲。

う~ん、だんだんくせになってきたw。

クレジットよく見てみたら「ピノキオピー」!!!。
マジですか?。ビックリしました。
同時に納得。。。

今まで全然知らなかったのですが、最近はこういった感じで他のアニメにも携わってたりされるのかな?。

  ※余談:今でも大好きな楽曲・PV
     ・「モチベーションが死んでる / 初音ミク」 https://www.nicovideo.jp/watch/sm27868484

正直、EDに全部持ってかれてしまいますね。
最初、声優さんが歌ってるのかな?って思ってましたが、P丸様。という方なのですね。
キャラ設定、本編の雰囲気にもすごくあってる楽曲・歌詞で、中毒性がありますね。

  ※余談:ぜんぜん聞き取れなかったので、歌詞付き助かる^^。
     ・「【Onボーカル カラオケ歌詞full】すくりぃむ! / 嘆きの亡霊は引退したい ED / P丸様。」
      https://www.youtube.com/watch?v=r0RPjbUuyvk

  ※余談:タック二階堂さんのレビューで↓の動画知りました。感謝です。
      こういうのすごく面白いですね!。
     ・『嘆きの亡霊は引退したい』エンディングガイドパフォーマンス映像
      https://www.youtube.com/watch?v=3UnVfmWHPEc

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11

60.2 22 ラノべ原作で異世界なアニメランキング22位
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (94)
250人が棚に入れました
…秋津みどり(享年27)、過労死したら異世界へ!?神様から能力を与えられ、異世界に転生した私。そのスキルは。えっ? 人間にはモテないかもだけど、もふもふたちには愛されちゃうってことだよね?うわあぁぁ、白虎やドラゴンにも触り放題――!スペック高い貴族のおうちの末娘ネマに生まれ変わった私、今日も「もふもふ」「なでなで」しつつ、人類存続(?)のためにがんばります。「小説家になろう」発、異世界もふもふファンタジー!!!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

プリティーリズム・もふもふドリーム

キャラデザインと主人公の性格が小学生の女の子向けアニメみたいだけど、中身は普通のなろう系っていう見た目と中身のギャップ、それからタイトル詐欺に戸惑うばかりだった作品
主人公が幼女の身体になって中身まで幼児化しちゃったみたいで演技が幼女そのままだから、中身OLだと思うと気持ち悪い
プリキュアの新作が「転生したらプリキュアだった件」だったら「そんな設定いらんわ!」って思いませんか?

動物の可愛さとポップな世界観は可愛くて良かった

癒しアニメかな?って思ったらもふもふ堪能してるのは最初だけ
途中から普通のなろう系みたいになってきて、精神年齢幼女のままで中身OLなのに、肝が据わりすぎている奇妙さも気になった

中身OLっていう設定が雰囲気もシナリオも台無しにしていて、少女に戻って素敵な家族や王子様からチヤホヤされたーい!!って願望が垣間見えるからちょっと怖い
サラリーマンが美少年に転生して美魔女ママやセクシーなお姉さんから過激なスキンシップされる話も気持ち悪いけど、女版の妄想もなかなかイタイですね・・・それがよくわかったのは良かった

投稿 : 2025/04/12
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

白虎にもドラゴンにも王子にもお兄ちゃんにも触りたい放題!!

この作品の原作は未読です。
1話目を視聴したら分かると思います。
主人公は5歳くらいの女の子なのですが、くまちゃんが演じて大正解の作品だったのではないでしょうか。


27歳、過労死――。
こんな死に方は嫌だと思った矢先、神様が目の前に現れた。

「異世界に転生して、人類が存続するべきかどうか見極めて欲しい。
代わりに特別な力をあげよう」

それを聞いた主人公・みどりは、過酷な暮らしに疲れた心を癒やすため、思わずこう願ったのだった。

「もふもふ……もふもふ! したい!! この疲れた心を癒してくれるのは、
可愛い動物のもふもふしかないの……!」

そんなこんなでみどりは異世界へ転生して、幼女・ネフェルティマとなる。ネマは《人間以外の生物から好かれる力》を授かっていた。
動物はもちろん、白虎やドラゴンなどの聖獣、はてはゴブリンやフローズンスパイダーなどの魔物までもが、
どうしてか彼女を好きになってしまうのだ!

しかしそんな彼女にも過酷な運命が待ち受けており――。
人間と生き物たちとの共存を目指してがんばるぞ!
ネマのもふもふなでなでライフ、始まります♪


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

今年度からは建設や輸送業などで総労働時間の規制が施行され、ブラックな仕事環境は総じて改善されていると思っていましたが、ゼロになる訳ではありませんからね。
でも、現実で過労死が起きたら間違いなく訴えられるでしょう。

もしかすると彼女の死後、彼女の住んでいた世界では、そんなやり取りが交わされているのかもしれません。
ですが、死んで転生したら元住んでいた世界の事は分かりませんから、知る由もありませんけれど^^;

しかし、人間以外の生物から好かれる能力って、ある意味チートですよね。
この設定も斬新だったのではないでしょうか。

本作品の原作は既に16巻まで刊行されているそうです。
個人的に一番気になっているのが、くまちゃん演じるネマが成長するかどうかです。
小っちゃい子供が無邪気に戯れている光景に癒しを感じる訳で、これがネマが大人になって同じような事をした場合、果たして視聴者に受け入れられるのか…
う~ん、イメージできない^^;

物語は、ネマが人間以外との生物との触れ合いが中心になって序盤は描かれるのですが、中盤以降は、その特性を活かして人間以外の生き物を助けようと奔走するようになります。
結構、この物語がシリアスだったのはビックリでした。
ずっとふわふわな感じで物語が進むと思っていたので…

そう、ネマは例え幼くても侯爵家の令嬢。
自分の一言で多くを動かすことができる…
そしてその言動には常に責任が付き纏うんです。

本来なら当たり前の事ですが、これを僅か5歳くらいの女の子に押し付けるのはあまりにも酷というもの…
ですが、ネマはそれをちゃんと理解した上でしっかりと向き合うんですよね。
まぁ中身は27歳だから…とはいえ、27歳にも重責だと思いますけれど。

もふもふを愛でるだけの作品ではありませんでした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、Sizukさんによる「Cotton Days」
エンディングテーマは、harmoeさんによる「ふわふわpartyつられてhappy」
エンディングがharmoeさんなんだ…と思ったら、ネマのお姉さん役で、はるちゃんこと岩田陽葵さんが出演されていたんですね^^

1クール全12話の物語でした。
くまちゃんボイスを堪能できる作品でしっかり満喫させて頂きました。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

これまた酷い異世界モノキター!自重しない系吶喊主人公です。

 最終話(12話)まで観ました。2024.03.26

 戦闘は人間、コボルトどちらも痛み分けで終わった様です。コボルト側は死亡14、障害が残る負傷者11…。

 ネマの成長のための犠牲でした〜!的な扱いで、感動エピソードというより、作戦失敗してね?と言う印象が強いです。

 コボルト達はネマにキレずに何故か損害を受け入れます。話が分かると言うより洗脳っぽいです。一緒にいる王子も、異常だと思わないのかな?

 無理矢理戦闘描写を入れただけで、戦う必要があったのか不明です。

 最後、ネマが強制収容所計画を必ずやり遂げてみせる!と決意してさらなる犠牲者を求めて皆で旅に出て終了!

 きっと、「アルバイト ナハト フライ」と書かれた看板を門に掲げた素敵な絶滅収容所が作れるんでしょうね。

 お気に入りの獣人はゾンダーコマンダーか、カポに任命!見目麗しいケモケモに囲まれて、モンスター達から回収したお宝や使える生体由来の資源はカナダ(倉庫の隠語)に積み上げて…生産と死が同居した収容所王に俺はなる!

 原作が悪いのかアニメ化でこうなったのか…。怖いアニメやで!

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 11話まで観ました。2024.03.19

 コボルトのためにネマ、頑張ります!「この戦いで死者もでるでしょう。参加する者は覚悟をキメて下さい!」

 戦闘前に演説をぶちますが、幼女にこんな上から目線の演説されてもなぁ〜。コボルト達も良くキレないですね。

 神様に貰ったチート能力で今ここにいるのに、良くこんな台詞を吐けますなぁ…。

 そもそも人間を滅ぼす可能性も含めて与えられたチート能力なのに、上級貴族に生まれて王子や家族からも愛されていて、主人公が気に入った魔物しか助けない…。

 コボルトに何匹も犠牲者が出てますが、戦闘が上手く行っても強制収容所送りかぁ…。「コレがお前の選んだ道だ。決して忘れるな!」と王子も幼女に偉そうな事を言いますが、お前ら全く安全地帯にいて何を言ってるの?

 主人公の立場的に人間側と決定的に対立出来ないため、主人公が魔物を騙している様にしか見えません。

 中身成人女性のあざといワガママ幼女のネマを愛せるか?で大分評価が分かれそうです。
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 8話まで観ました。2024.02.26

 いつもの異世界転生チート幼児退行ものですが、魔物の強制移住をメインテーマにぶっ込んできたので、これからどうなるのか目が離せません。

 人類史でも強制移住の悲劇は枚挙にいとまがありません。ナチも、ユダヤ人をヨーロッパから一掃するために、マダガスカルへ移住させようとしていたのは有名な話です。

 マダガスカルでユダヤ人達は高度な自治を与えられるはずでしたが、そもそもドイツに制海権が無いのにユダヤ人を大量に移送出来ないよねテヘペロ!からの絶滅収容所送りでした。

 アメリカ先住民の涙の旅路、バターン死の行進…。大量の人員を移送するだけでも難しいです。

 占領軍が住民を選別して移送しようとするのは大虐殺の前触れやぞ!と、人類はボスニア紛争でも学んだはすですね。

 頭お花畑の主人公がコボルトと人間の紛争の最前線に到着!これからどんな展開になるのか!?

 多分、糞みたいなご都合主義で決着がつくと思いますが、この一点のみで視聴継続です。本作品は歴史の重みに耐えられるのか?無理やろなぁ〜。
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 7話まで観ました。2024.02.21

 主人公は、魔物と動物寄りの立場になるように神様からチート能力を貰ったはずが、人間にも魔物にも動物にも良い顔をしようとします。

 転スラのリムルみたいに魔物に名前をつけて強化したりと、やりたい放題です。

 ただ、リムルさんは全種族が仲良く暮らせる国を作ろうとしますが(雰囲気は国家独占社会主義っぽいですが…)、本作品の主人公の解決策は…。

 魔物が人間に圧迫されているので、魔物をゲットーに集めて、冒険者と戦わせて数の調整をしようとか、割と酷い計画を進めようとしたり、発想がナチっぽいです。

 魔物と言っても、ゴブリンやコボルト等、一応意思の疎通は出来る種族を集めて冒険者と殺し合いさせるのって、誰得なんですか?

 冒険者はレベル上げが出来るからメリットは多少あるかもですが、魔物のためになってます?強制収容所や人肉牧場経営と同じレベルの非人間的なモノを感じます。

 全然モフモフたちの味方ではない、むしろアインザッツグルッペンや武装SSの頭みたいな主人公から目が離せません。転生で幼児に精神レベルが退行した主人公、コワいわ〜。

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 初回観てのレビューです。2024.01.08

 転生した女性主人公、神様に転生させてもらいます。動物にだけ好かれるはずなのに、精霊獣や王子様にもモテモテです。

 公爵家に産まれて親ガチャもバッチリ成功です!王位継承権もあります。神様…、大サービス過ぎるでしょ。

 3歳なのに主人公、凄い向こう見ずで無謀な童子です。やり過ぎじゃね?都合の良すぎる既視感ありありの異世界なろうから、目が離せません!

投稿 : 2025/04/12
♥ : 7

57.9 23 ラノべ原作で異世界なアニメランキング23位
アラフォー男の異世界通販(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (81)
247人が棚に入れました
アラフォーの独身男・ケンイチは、突如として異世界に転移してしまう。わけもわからず危険な森をさまよう中で、巨大ネット通販サイト「シャングリ・ラ」が使えることに気づく。 それは異世界のアイテムを換金し、現代日本の商品を購入できる“チート能力”だった! 能力を駆使して商売を始めたケンイチは、瞬く間に商人として頭角を現していく。 「目指すは、異世界でのスローライフ!」 街はずれの森で自由気ままな自給自⾜の生活を送ろうとするが……。 才気溢れるケンイチに惹かれた少女たちが押し寄せ、さらには次々とトラブルに巻き込まれ―― アラフォー男は、念願のスローライフを実現できるのか!? 異世界ファンタジーここに開幕!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

作画の悪さが全てを台無しにしている今期糞アニメ筆頭候補作!そして俺達のハーレムはコレからだ!エンド…。酷いデスネ…。

 最終話(13話)まで観ました。2025.04.07

 最後まで性処理要員が増え、俺達のハーレムはコレからだエンドでした。

 主人公みたいなロリコンかつ獣姦趣味の殺人鬼が、良く転移前の世界で問題を起こさなかったものです。

 作画は最後まで酷く、主人公の目が常に死んでいました。胸糞悪い展開に作画と演出の悪さでウケを狙うのは、何とも言えません。炎上商法と一緒で、持続可能な商売であるとは思えません。

 下手ウマアニメみたいなのは、1年に一本が限度でしょう。あまり、視聴者を舐めないで頂きたい。

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 8話まで観ました。2025.03.03

 今期No.1糞アニメ候補作は伊達ではありません。酷い作画に酷い物語、酷い主人公と三拍子揃っています

 皆様のレビューにある様に、とんでもスキルで異世界放浪メシの劣化コピーです。そして、食い物に恨みでもあるのか?と言う位、登場する食べ物が不味そうです。

 餃子にマヨネーズつけるか?そういう食文化もあるのでしょうが、肝心のマヨネーズも不味そうです。黄色っぽくて、酸っぱくてとろけてれば良いんだろ?で、適当な材料で作っていそうです。

 実際、JIS規格でマヨネーズは成分が決まっているのは、あまりにもヤバい偽物が出回ったからなのですが、アニメでそれを表現しているのかもしれません。全てこんな感じで主人公の料理自慢に説得力が皆無です。

 また、主人公は人間関係に対しては徹底的に受け身で、何となく女の子達が寄ってきてやらしてくれるのですが、未知の性病ですぐに死にそうです。通販で万能薬は売ってないでしょ…。

 しかも、現在2匹いる性処理要員兼用心棒のケモミミ女達が気持ち悪いんだなぁこれが…。皮膚は毛皮なのかな?良くこんなクリーチャーとやれるなぁ…。作画だけでは無くてキャラデザも悪く、やりまくりハーレム主人公なのに余り羨ましく無いと言う…。

 作画崩壊の心配が無いほど作画カロリーの低い本作品ですが、何故か戦闘をしたがります。またコレが酷いと来ています。特に対人戦の作画の悪さが目立っています。描けないならやるなよ…。

 盗賊戦なんて、ギャグみたいでした。しかも、死体の山の中でみんなでキャンプって…。一晩中、瀕死の盗賊のうめき声が聞こえてきそうですが、主人公は人間性の欠片もないので、平気なのでしょう。

 作画が悪くても演出で何とかする方法もありますが、そんな努力も無く、ただただ低品質です。視聴者を馬鹿にした虚無アニメなんて、作ってどうするんでしょ?謎ですね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 6

きよりん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

どちらかというと嫌いじゃない

いや、個人的には好きなんですよ、こういうの。
ただ使い古された感はあるし、異世界でこちらの世界の通販サイトが使えるとかどうよ?…ってのも分かるんです。

でもね、それはそれで面白さもあるわけですよ。
中世位の世界感で、こちらの世界の現代の技術はそりゃあ最先端で物珍しいでしょうよ。

そりゃあ儲かるでしょうよ。
作りが単純で、解り易いし、その分これといって超面白いわけでもないんですが、その分安心して見れるんです。

ただ全体のクオリティは?…と聞かれると、どうしても高得点を付ける事が出来ません。
作画は本当に残念ですが、内容を考えると、そこまで作画にこだわる必要もないのかなと、感じます。

性的な事を匂わせるシーンもそれなりに多く、お子様にはちょっとお見せ辛いかもしれません。
まあ、主人公は良くも悪くも俗物ですね。
でも、特別賢い訳でもなく、強い訳でもない、そんな普通のおっさん主人公ですわ。

でもネットのおかげで、この世界では凄腕魔術師であり、商人でもあります。
そんな特殊な力を持った、飄々とした主人公が、何気に女性にモテるのも解ります。
結構懐の広い主人公ですよね。

ご都合主義と言えば、ご都合主義のアニメでしたが、嫌いにはなれませんでした。
俗物な所こそが、この主人公の魅力なのではないでしょうかね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 1

57.9 24 ラノべ原作で異世界なアニメランキング24位
モブから始まる探索英雄譚(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (97)
239人が棚に入れました
モブな男子高校生の成り上がり英雄譚!ステータスも低くいわゆるモブキャラである高校生・高木海斗は、日本に現れたダンジョンで毎日スライムを狩り、クラスのマドンナである幼馴染に憧れながらせっせと小遣稼ぎをするふつうの探索者だった。ある日そんな彼の前に、見たこともない金色のスライムが現れる。困惑しつつも倒すと、神話の存在を呼び出せるサーバントカードと呼ばれる時価数億の激レアアイテムが!!覚悟を決めて召喚するとそこにはこの世のものとも思えぬ美しさの戦乙女(ヴァルキリー)が現れ――。モブな探索者から成り上がれ! 現代バトルファンタジー開幕!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

【評価辛目】ダンジョンのエンタメ化がリスク警戒心をバグらせる?

原作小説はweb版、ラノベ版共に未読。コミカライズも未見。

【物語 2.5点】
量産型の異世界転生物?と思いきや、舞台は現代社会。
ダンジョンの方が現世に出現したことで、ダンジョン攻略文化が根付いたパラレルな日本にて、
万年スライム狩りのモブ探索者である主人公少年が、激レアサーヴァントカードを入手し、
戦乙女シルフィーを召喚することで、ダンジョン深層へと足を踏み入れていく。

クオリティだけ見ると初回で視聴切る内容だったのですが、
私がズルズルと完走してしまったのは、
この世界におけるダンジョンの位置付けの異様さと言いましょうか、シュールさと言いましょうか。

ダンジョンの魔物は攻略に来た現代人をガチで殺しに来ていますし、
実際、主人公の高校生少年が憧れる学園の“マドンナ”の父親は、
ダンジョン探索中に失踪しており、
マドンナは主人公少年が危険なダンジョンに行くことを良しとしていません。

にも関わらず、この世界の人々は老若男女誰もが、
放課後ちょっとカラオケにでも行くような感覚で、
気軽にダンジョン探索を楽しんでいる。

如何にレアアイテムで一攫千金のチャンスもあるとは言え、
とかくリスクに過剰なアレルギー反応を示す現代社会が、
身の危険を顧みないダンジョン探索を許容するというのが、
私には腑に落ちなくもあり、どういう仕組みなのか気になる点でもあり。

人々のダンジョンに対するリスク警戒心を和らげたのは、
ダンジョンのエンタメ化でしょうか。
主人公が通うダンジョンは周辺に遊戯施設も有しテーマパーク化。
アトラクションの一種みたいにダンジョンを取り扱うことで、人々の感覚を麻痺。

さらにはダンジョン探索者の奮闘を題材にした人気ドラマが制作されたり、
テレビのニュースもダンジョン探索隊を英雄視して取り上げたり。
メディアによるある種の洗脳も、ダンジョンのリスク許容に貢献。

この辺りは、我々の社会における自動車などと似ているかもとも思いました。
現代日本でも事故で毎年2000~3000人の命を奪っている自動車ですが、
CMやモータスポーツ等で、車はカッコイイとのイメージ刷り込みが成され、
今日もドライバーたちは制御を失えば吹っ飛んでいく金属の棺桶に乗り込んでいるみたいな。


以上、長々と屁理屈をこねて来ましたが、
ハッキリ言って、多くの視聴者にとって、こんな物は興味深い視聴動機にはなり得ない、ツッコミどころw

基本設定から、ここまで紙幅を費やさねば、擁護できない時点で、
基準点3.0点から上乗せできる要素はないわけですが。

今回、私が、さらに基準点を下回ったのは、終盤の展開。
モブ主人公が英雄に憧れる気持ちを抑えられずに、ダンジョンに立ち向かっていく。
ダンジョン探索に懐疑的なマドンナともちゃんと向き合う。
といった感じで、主人公少年が作品テーマの真正面から問題を解決するかと思いきや、
{netabare} パーティメンバーの不治の病を治癒する方法を探る{/netabare} ために深層に向かうという、
脇道からなし崩し的にダンジョン探索継続が強行されたこと。

流されるからこそ主人公はモブなのでしょうが、
ダンジョン探索者の芯の部分まで他力本願なのは、私にはちょっと頂けませんでした。


それでも私が完走できたのは、シリーズ構成・筆安 一幸氏との相性としか言いようがありません。
TVアニメ版『邪神ちゃん』、最近はTVアニメ版『シャンフロ』などでも お世話になって来た同氏の構成。
道中、退屈する回があっても、何故か居心地が良くて許せてしまうんですよね(苦笑)


【作画 1.5点】
アニメーション制作・月虹

かねがね私は各所で、ダンジョン物でモンスターデザイン、作画に気合を入れない作品はダメだと申し上げておりますが、
本作はダメでしたね~。
単純に生き物を巨大にしただけの物体など、もはや魔物でもモンスターでもないんですよ。

ある階層で、出てきた敵が単なる{netabare} 巨大なG{/netabare} だった時はやる気あんのかー!
とテレビに殺虫剤噴射しそうになりましたw
まぁ、逃げ惑うシルフィー&ルシェ、ちょっとだけ面白かったですが。

あと、脱線しますが、モブ主人公の殺虫スプレー二刀流、モブ感半端なかったですねw


ここまでならまだ作画2点台なのですが、
今回1点台に沈んだのは、第7話「青春のオープンキャンパス」

パーティメンバーの女子3人が通う大学を舞台にした日常回なのですが、
この回、なんと主人公少年グループとマドンナ、女子3人の他に、オープンキャンパス見学者が一人もいませんでしたw
学生まで含めても、主人公らの所にボールを蹴り入れてしまったサッカーサークルの4人のみという閑散ぶり。
主人公がこの大学に合格できるか以前に、
私はこの大学、人気なさすぎて閉鎖にならないかが心配ですw

何か描こうと頑張って絵が崩れたまでなら、まだ2点。
が、そもそも描く気がないのは一線を越えています。
黒山でも、へのへのもへじでも何でも良いから、何か置いて欲しい。
それすらもできないなら、こんな日常回なんて放送休止でいいですから。

悲痛な作画トラウマと共に評点1.5で。


【キャラ 3.0点】
主人公のモブ男子高校生・高木海斗。

“マドンナ”葛城春香とは幼馴染で、海斗自身は鈍感で気付いていないようですが両想い。
のみならず、幼女な出で立ちのレアサーヴァントを次々と引き当てたり、
美人な大学生令嬢パーティとお近づきになったり。

優しいくらいで取り柄のなかった少年が労せずしてハーレム状態になっていく、
この手のストーリーにありがちなキャラ相関図。

本作のある意味凄いところは、好いた惚れたの理由を詳述する気がほぼ無い所。
それどころか、幼女サーヴァントの従属といったレアな出来事が続くのは、
主人公が引き寄せ体質だからとの開き直りすら見せる。

ダンジョン探索において運(LUCK)は重要ですし、
取って付けたような理由で、男女関係を深堀りしても、墓穴を掘るだけなので、
安全策という意味では無難なのでしょうが。

主役がこれでは、例えサーヴァントがロリロリで萌えても、
私には基準点が限界ですね。

ただし、売れば10億円にもなると言うレアカードを、
あっさり召喚で消費して、探索者として飛躍のキッカケにしてしまう。
主人公の冒険者気質と言いましょうか、金持ちにはなれない小市民気質と言いましょうか。
その純朴さは自分には無いものだと感心はしました。


【声優 3.5点】
主演・高木 海斗役の保住 有哉さん。
抑揚をセーブして小物感を出したりするナヨナヨした演技で、
見事なモブムーブを好演出。
海斗くんが勇者だとは思えなくても、モブじゃないと疑う人はほぼいないでしょう。

その他、キャストは中堅、新人が混在する、若手育成型の布陣。
CV.青山 吉能さん率いる女子大生3人組の中で、
田辺 光梨(ひかり)役の 辻森 梓咲(あずさ)さんは本作が初レギュラーの新人。
魔法詠唱の迫力などには、まだまだ課題があるのかなと感じました。
もっとも、ひかりんは{netabare} 病弱キャラ{/netabare} なので塩梅が難しかったのもあるでしょうが。

そんな中、私に癒やしを提供したのはサーヴァント・シルフィー役の花澤 香菜さんのロリ幼女ボイス。
いつも通り、主人公がスライムを倒しただけなのに「流石です!ご主人様!」と褒めそやす。
何でも肯定する甘々ボイスに身を委ねていると、
今日一日、誰も褒めてくれなくても、俺、十分頑張ったんじゃないか?
と錯乱して救われた気分になりますw

後に召喚されたルシェリア役の相良 茉優さんの自己顕示欲強めのツンデレ幼女ボイスも、
ざーさんの甘味成分を中和する辛味といった感じで美味でした。
流石は『ニジガク』かすみんの中の人です。

中盤お二人の幼女ボイス供給が途絶えた時は、私もほぼ心が折れかけましたw


【音楽 3.5点】
劇伴担当は井内 啓二氏。
英雄譚を盛り上げる勇壮なサウンドについては『ダンまち』などでも定評がある同氏。
が、作中目立ったのは、次回予告でも使用された長閑なマーチ。
ダンジョン戦闘が続く中、むしろマーチを流す。
これはこれで和みますが、ちょっともったいない気も。

OP主題歌は天月-あまつき-「Up Start」
力強い男性ボーカルが冒険心を煽るアップテンポナンバー。
結局、私が本作で一番、冒険を感じたのはOP聴いている時だったのかなと(苦笑)

ED主題歌はMay'n「ストロボ・ファンタジー」
シルフィー視点を重視して制作された一曲。
EDアニメの成人モードのシルフィーとルシェ。
本編でも見たかったなぁ~(遠い目)

May'nさんは挿入歌「戦乙女の歌」も提供して、
戦闘シーン盛り上げに一役買っていましたね。

後半には、もう一つのED主題歌・SMILE PRINCESS「MOVE ON BABY」も登場。
冒険も佳境に入って、逆にMONACA提供のユルユル電波ソングで緩めて来る。
これもある意味、作風に合った選曲なのかもしれません。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 15

レオン博士 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

モブから始まるヒモの話

面白いところなかった

動きがおかしい、演出安っぽい、声優の演技はいいのに音響が悪いからセリフ聞き取りづらいところ多いなど低質だけど、ネタになるくらいひどいわけじゃないので話題にもなりません

主人公が適当な嘘ばかりついているし戦闘は仲間頼み、性格も能力も何もいいところ描かれてないのにモテる
戦闘は主人公がまずやられて、サーバントが倒して、いいところだけ主人公が持っていく、戦闘後はサーバントや仲間女子とイチャイチャ・・・英雄譚? ヒモの間違いじゃなくて?

ダンジョン外でも学校の友達や幼なじみも結構いっぱい出てくるんだけど、女の子達に好かれるきっかけとか全然描かれないのにモテまくる主人公

お金の計算するシーンとか適当な嘘つくシーンとか戦闘中にコケたりもたもたするシーンなどカットしても良さそうな描写多いのでそこをなくしてストーリーもう少し丁寧に見せたほうがいいかな?

投稿 : 2025/04/12
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

現代のダンジョン攻略

原作未読 全12話

現代に突如として現れたダンジョンを攻略していくお話です。1階層でスライムを殺虫剤で倒している冴えない主人公が、黄金のスライムを発見して倒したらドロップアイテムにレアな召喚カードが出てきてそのカードを使うと強力なサーバントが出現して、そのサーバントと共に深層に行きながら仲間を増やしダンジョンを攻略していきます。

都合の良い展開、雑な作画、殺虫剤を使った魔物を倒すという何ともいえないバトルと、観応えのあるシーンがありませんでした。

ダンジョンの出入り口にはアイテム換金所などあり、ドロップしたアイテムを買ってくるのですが、武器が殺虫剤しかないなら、レアアイテムは売ってしまいそうですねw

キャラ絵やモンスターは雑に描かれており、全話観ましたが最後まで改善することはなかったですね。

主人公にも感情移入できるところは余りないし、他のキャラも深く語られることはないので、よく最後まで完走できたと思いました。

最後は、仲間のある件が解決したところで終わっています。まだまだ攻略には程遠いようですね。

OPは、天月-あまつき-さん、EDはMay'nさん、SMILE PRINCESSさんが歌っています。

最後に、殺虫剤でモンスターを倒すという印象だけが残った作品でしたw

投稿 : 2025/04/12
♥ : 13

55.0 25 ラノべ原作で異世界なアニメランキング25位
没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.4 (79)
211人が棚に入れました
晩酌を楽しんでいた男は、気づけば貴族の五男・リアムの肉体に乗り移っていた。 憧れの魔法を練習する気楽な日々をおくっていたが、属性魔法の習得はもとより精霊を召喚したり、強力な使い魔を得たり、どんなに難しい魔法もマスターしていく! 没落予定だった実家からの独立を目指して冒険者になった彼は、いつのまにか世界屈指の魔術師に成り上がっていくのだった! 最強貴族による自由気ままな魔法ファンタジー開幕!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

今期なろう系最糞候補作品!真面目に制作する気が無いのかな?

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.27

 酷いよリアムさん!周辺国に対し、質の高い銀貨を無限に流通させて、インフレ攻撃を仕掛けたり、舗装道路を作って軍事的圧力をかけたりと、リアムの圧倒的チート力でやりたい放題です。無意識に全方位に喧嘩を売ります。

 隣国が興廃をかけた全面戦争を仕掛けてくるかと思いきや、俺なんかやっちゃいましたか的贈り物で籠絡されます。

 都合良すぎるやろ〜!他国の連中も頭がお花畑の様です。しかも、国家運営は部下達がやってくれるそうです。大丈夫かいな?

 作者が政治描写に飽きたな…。転スラの真似すら出来ません。何なのこの糞アニメは?

 全員奴隷なのも含めて、主人公のリアムが倫理的に破綻した異常者なだけのキモいアニメでした。こんなに都合良くなんでも出来たらおかしいとか思わないのかな?

 仕事とは言え、こんなアニメを作らされるクリエイターの皆さんが可哀想でなりませんでした。
………………………………………………………………………

 11話まで観ました。2025.03.19

 全員奴隷!だから安心安全のキモい世界…てか!?リアムさん、ついに魔法都市を作ってしまいました。いや〜良いですよ!どこまで気持ち悪い妄想世界を展開出来るかの思考実験アニメと化してますね!

 魔法都市内はミスリル銀を混ぜたアスファルト的なもので道路を舗装したので、誰でも魔法が使えるそうです!なんで?

 後、ちゃんと栗石を入れたりして地盤を補強しないと、アスファルトと砂利で舗装しただけじゃあ、直ぐに剥がれるか陥没するでしょ…。おっと、ツッコミは野暮ですね。きっと、想像も出来ない様な凄い素材なのでしょう。

 基本的になろう世界の魔法は、他人を殺傷することに特化しているので、誰でも攻撃魔法が使える様にするなんて、一般住人に銃や刀等の凶器を配っている様なものですが、魔法都市の住人はみんなリアムさんと従魔契約した、脳内思考をしていない肉奴隷どもなので、悪いことはしないのです。

 最近は、なろうでも珍しい主人公に都合の良すぎる世界で、観ていて痛々しいです。現代が舞台だったら、地獄のディストピア小説、1984年並の狂った管理社会です。

 モブ共は老若男女みんな主人公凄い凄いしか言いません。見ようによっては、リアムに反発してくるカマセ兄貴が一番まともな登場人物なのかもしれません。

 後一話で終了ですが、どんな気持ちの悪いオチになるか、とても楽しみです。

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 9話まで観ました。2025.03.04

 リアムさん、陛下と呼ばれるくらい出世した様です。そして、銀貨を生産する様ですよ!品質も良く、競合銀貨の3倍の価値があるとのことです。

 馬鹿なろう爆発やで!金融業が発展するまで、中々信用取引とか出来ず、経済発展のためには金銀銅の生産増による貨幣の流通量の増大に依存していたのに、ほぼ無から銀貨を生産しないでよ…。

 金融経済学とかを少しでもかじっていれば、リアムのやっていることは小学生の妄想レベルなのが良く分かると思います。

 かの古代ローマ帝国でも、戦争時等の財政出動のためには、金貨や銀貨の悪改鋳による貨幣量の増大に依存しており、帝政末期には金貨の金含有量が0(それは金貨とちゃうなぁ)になって滅亡したし、日本も皇朝十二銭の改悪によって対新羅、唐戦の戦費を調達しようとして貨幣制度が破綻し、江戸時代まで独自通貨を発行不能になるなど、貨幣を巡って苦労してきた歴史が人類史なのに、全くアホですね。

 本家の転スラが、魔法による貨幣生産とかに手を出さないのは、結構わきまえているからなのかなぁと感じるほど、後続のなろうは酷いとは…。

 劣化コピーの量産で価値が落ちていくのは、まさに貨幣の悪改鋳により、悪性インフレに陥っている糞なろうアニメ市場を観ている様です。

 貨幣は戦略物資でもあるため、このままリアムが貨幣を増産すると、他国はリアム王国の貨幣に席巻されて経済崩壊するので、リアム王国を爆心地とした世界大戦が勃発します。

 全世界に向けて喧嘩を何となく売ってしまったり、糞なろう主人公はどうしようも無いですね。

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 6話まで観ました。2025.02.13

 他の方のレビューにもありますが、全く劣化版転スラですね。魔物に名前を与えて国民にしていきます。アイテムにも名前をつけて進化させられる様です。そして、回りの連中がゴイスーゴイスーと…。

 あまりの気持ち悪さに吐きそうです。ストレートな妄想には付き合いきれない感じです。もう少し、オブラートに包んだ方がよろしいかと思います。

 そしてまた、技術に対してのリスペクトが全くありません。鉄を鋳型に流し込んで強力な魔法のアイテムを大量に生産しますが、鋳物を作るのがどんだけ大変なのか分かってるのかな?

 なろう世界は鉱物に不純物とか全く含んで無いのがデフォなのかいな…。頭の悪さが炸裂します。苦労して先人達が工業化したのに、この程度の物語に収斂しているなんて、度し難いですね。

 また、キャラクターを増やさないと話を作れない系なので、いつの間にかケモミミがメインヒロインになっています。澱の様にヒロインが溜まっていくんでしょうね。糞なろうあるあるです。

 こんなアニメを作らなくてはならない制作会社の方も、声優さんも大変ですね。日本の恥部をさらけ出してどーすんねん!

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 3話まで観ました。2025.01.25

 いやはや…。皆様のレビューにある通り、作画も低カロリーで、無双バトルにも迫力が無く、主人公が凄い魔法を放っているはずなのですが、どう考えても絵面がショボいです。

 それでも主人公の奴隷ハーレム喜び組要員達を中心に周囲の人物達はゴイスーゴイスーと連呼いたします。全員洗脳でもされてるんかいな…。

 とにかく主人公に都合の良いことしか起こらず、全てが過去のなろう作品で観たことがある事ばかりです。こんなオリジナルティの欠片も無い呪物みたいのを制作、放映して恥ずかしいとか思わないのでしょうか?

 今期のなろう系作品の中でも随一の志の低さが光ります。他のなろう作品も、糞だと言われながらも独自性を出そうという努力は感じられますが、本作品にはそれすら皆無です。

 主人公アゲアゲ接待で、最近引退した、人類最恐強姦魔が設立した芸能事務所に所属していた9000万円不同意性交ヅラみたいな、勘違い性獣モンスターでも育成したいのでしょうか?実に気色の悪いアニメとしか言えません。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 9

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

稀に見る酷さ。ご都合主義が極まり過ぎて気持ち悪い

1話感想 3.1 ザ・なろうって感じ
作者の三木なずなという人はなろうで何本もヒット作を出している売れっ子ですね。

何本もアニメ化しているのかと思いましたが、これで2本目ですね。まだ2本アニメ化が決まっているそうで。
大したものです。

で、そんなヒット作家様の作品ですが…。

まあ、なろうらしいなぁって感じですね。
ご都合主義な師匠の存在とか。

ただまあ、こうした都合の良さとかが心地よさにも繋がるのでしょうか。
すごくお手軽にインスタントに楽しめる感があって、そして決してクオリティが低過ぎはしないんですよね。

都合が良い、くらいは文句は言えますがそんなのは世の主人公は大なり小なり都合が良いものです。
理不尽に世界すべてが主人公のために出来上がっているというほどのクオリティの低さは無く、没落貴族という設定や主人公に降りかかる困難などにも、基本的にはちゃんと筋は通っている。

というわけで極めてなろうらしいなろう作品ですね。

うーん、それが面白いかと言われると私には響かないのですが、流行りを抑えておきたいとは思えました。

見れたら見ます。ノンストレスで軽く見れますし、そういう価値もありますね。

2話 2.7
うわ…。アスナも大概ですが、友人の紹介だからって初対面の男の奴隷に平然となる女がいますか?
いやいくらなんでもこれは酷い。もうちょっとマシなエピソード作れないんですかね?
人間を描こうとしていないですよね。

3話 2.2
今度はドラゴンが向こうから奴隷に…。
どんだけ都合の良いことが苦労もなく向こうから降ってくるんだか。
このドラゴンは子どもを殺されているんですけれど?
おかしいだろ…。

ここまで酷いなろうは久しぶりで、ちょっとツッコミを入れるのが楽しくなってきたのでもうちょっと見てみます。

4話 1.6
見れば見るほどひどくなっていく。
ピクシー達がエルフになって感謝する?
種族の誇りとか無いわけ?
名付けもすごい適当で、覚えてすらいないし。
名前って普通重要じゃないの?
こんないい加減で良いのか。

だというのに、主人公のやることなすこと全部が全肯定されるのが本当に気色悪いです。
一目瞭然で良いことをやっているならともかく、一見頭おかしいですからね。
精霊も妖精も全部ただの奴隷扱いだし、勝手にコピーを作るわ、ろくなことしてねぇ…
なのにみんな口を揃えて全肯定。
ここまで気持ち悪い話もそうは無い。

酷さが極まりすぎて逆に見たくなってきました。見ます。

6話 1.3
もうこの話の酷さがどこまで酷くなる楽しみに見ていますので粗探しで申し訳ないですが…。
粗探しって、既に粗しか存在しないのに何を探すのかって話ですが、新たな粗がさらに出てくるかってことですね。今更こんなの驚かない、という粗はもうスルーです。オークのデザインも酷いとか。

今回は物に名付けしたことでさらに酷いと思いました。

物品に同じ名前はつけられないことを知らなかったと。
そういうルールは別に良いんですが、じゃあやっぱり名付けってのは世界に一つのユニークな名をつける、ある程度神聖なものなんじゃないですかね?
でもそんなホイホイ作った物に名前をつけて良いんですかね?

他人に対して勝手に名付けするところがキモいと思っていたのですが、やっぱりモノ扱いしているってことですし…。
モノを大事にしているとも思えませんし。

新たな酷さがまだまだ出てくるなんて、本当に目が話せない作品ですね。
これからもキモ! と思わせてくれるか楽しみです。


どうでもいいですがこの話がなんでこんなキモいかと考えたのですが、説明不足も大きいですね。
私達人間は宇宙人から「お前を進化させてやろう」っていきなりタコ星人にされたら、喜ぶことは無いんですよ。タコの触手が超便利で人間の身体よりずっと良い、とわかれば、色々考えて望む人も居るかもしれませんが、常識的に考えればありえない。そんなことをされて喜ぶなら、そういう説明が欲しいわけです。
進化することは全種族の夢だとか。パクリ元の転スラは最低限説明がありましたよ。
奇異にしか見えない行動をいきなりやって、後付で称賛されるところが本当にキモいです。

全話感想 1.1
いやー酷かった。
まあ根性で見続けたのは、ここでいかに酷かったか、最後に感想を書くためでしたね。
とはいえ途中で大体語ってしまいましたが…。

なぜこのアニメが他の数あるなろうアニメの中で随一といえるほど酷いか。
これだけ数があるなかで最低を超えるのはなかなかです。
他に競い合えるのは異世界スマホなんですが、あれも本当に酷いのですがこちらの方が不快感は上です。

こちらの主人公は他人を奴隷にしたりモノ扱いしたり平然としているクズだからですね。
そしてそのクズっぷりが咎められることなく雑に全肯定されている様子が心底不快だから、というところです。

確かに異世界なんだから奴隷が普通だと思う価値観でも良いはず。
しかしこんな低品質な作品で異世界の価値観を描くもなにも無いでしょう。
地球人の感覚で普通に変だと思うことは変なんですよ。

その変さ、奇異さに作中で誰も指摘しない。じゃあ視聴者が否定するしか無いですよね。

他人を奴隷化して喜ぶようなクズ主人公でも、ちゃんと自分のクズさに自覚的であったり作中で問題視されていれば良いんですよ。
あるいは奴隷が肯定的に描かれる世界であることをちゃんと説明しているとか。
そのすべてが存在しないので単に気持ち悪いという感想にしかなりません。

一度嫌いになると、ふざけた呪文が出てくる度にムカついてしまいますし、主人公を全肯定するボットのようなキャラ達も全員不快で、まあ最後まで本当に不快でした。


この酷さに1話で見抜けなかったか。
まあ1話は良いんですよ。前提だから。
例えば勇者の子孫が魔王を倒しに行く話があったとして、勇者の子孫なんておかしい、というツッコミはする方が頭がおかしいわけです。そういう人が主人公に選ばれただけなので。

ご都合主義に賢者だかの弟子になれた、まあこの師匠も二度とでてこなくて、何だったんだって感じですが、1話限定ならそういう幸運に恵まれて魔法が使えるようになった主人公の話、ということで容認するべきです。
一話で都合の良いことが起こるのは全作品共通ですからね。
のびたの元にドラえもんが来るのがおかしいと文句を言うことは有りえません。

その後真っ当な話が続いていれば、ここまで不快になることは無かったでしょう。というわけで1話で見抜けなかったのは仕方ないかと思います。

これだけたくさんの作品があって、まだ最低ランクを塗り替える作品も出てくるのとは。
1話から問答無用のゴミなら流石に1話切りしちゃうので、なかなか出会えないんですよね。
まあ無駄な時間を使いましたが、ある意味価値はありました。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 5

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

数ある低品質なろう系の中でも、酷さがひときわ光る作品

【物語】 1.0 / 5.0
 魔法が存在する世界に何の脈絡もなく転生し、そこから雑にトントン拍子で無双するだけの、他の作品で何度もこすられたような内容の雑ななろう系作品。
 中身があまりにも虚無でつまらなく、この作品についてあれこれ考えたりすることは脳のリソースの無駄だと断言できる。
 転生要素はあるものの、その設定が活かされることはほとんどなく、極めて雑で、幼稚で、「何番煎じだよこれ…」と頭痛さえ覚えるような見るに堪えないくだらない展開が続く。
 まだ小学生のほうが面白い話を書けるのではないか、と思えるほどに内容があまりにも低レベル。
 自分のように「毒を喰らわば皿まで」のポリシーのもと、様々なアニメを見るような趣味でもなければ、このような物語に触れる必要は一切ない。
 もしもあにこれに「0点」をつける機能があれば、即決で0点をつけていただろうと思えるほどだ。
 低品質な作品が多いなろう系作品の中でも群を抜いて【物語】に魅力はない。

【作画】 1.5 / 5.0
 アニメ史に残るような作画崩壊をいくつも見てきた自分としては、最低点をつけるほどの作画ではない、というのが正直な評価だ。
 とはいえ、作画のレベルは極めて低く、ほぼ全てのシーンにおいて構図作りがド下手くそで、アクションも稚拙。
 頭や心で楽しむ【物語】がひどい出来なら、目で楽しむ【作画】も似たようなものである。

【声優】 1.0 / 5.0
 声優に罪はないとわかった上で書かせてもらうが、彼らの演技に【物語】も【作画】も追いついていないため、彼らの演技もどこか場違いのように感じられる。
 また、主演の村瀬歩氏の演技が、なろう系主人公にありがちな「そうなのぉ~?」「たはは^^;」といったセリフ回しと悪い意味でマッチングしており、俗っぽく言うなら「クソガキ感」が途轍もない。
 村瀬歩氏に一切の非はないことは大前提だが、見ていてストレスや不快感を感じる人はそれなりにいるだろう。
 
【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。

【キャラ】 1.0 / 5.0
 作者が書く幼稚で、虚無で、荒唐無稽で、見るに堪えない【物語】に引っ張られて、キャラクターの中身ももちろん崩壊している。
 行動ロジックに共感できる部分はほとんど無く、「異世界における価値観の齟齬」のような描写もないため、キャラクターが何を考えているのか、何をしたいのかが理解しづらく、不気味とすら言える。
 なろう系にありがちな「ヴィランのほうが人間味があって共感できる」という現象がしっかり起きている点も記しておきたい。
 また、作者の台詞回しもド下手くそで、口調が安定しなかったり、自分の考えた設定をぺちゃくちゃとキャラクターに喋らせるだけのナレーター化もひどい。
 これらの点から、キャラクターにも一切の魅力は感じられない。
【物語】を作るのがド下手くそなら【キャラ】を作るのもド下手くそなのは当然だということを我々に教えてくれる作品と言えるだろう。もちろん、これは皮肉だが。



【総括】 5.5 / 25.0 (平均 1.1)
「こんな内容の作品がアニメ化されるほどには売れる」という吐き気を催すようななろうドリームが存在している。そのような恐ろしい現実を我々に改めて教えてくれるおぞましいアニメである。
 見る価値は一切ない。
 本当に腹立たしい。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 4
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