ラノべ原作でラブコメなTVアニメ動画ランキング 109

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早速見ていきましょう!

88.2 1 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング1位
中二病でも恋がしたい!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (6224)
29119人が棚に入れました
高校1年生の富樫勇太は中学生時代、邪気眼系中二病を患っていた。
しかし、そんな黒歴史を中学とともに卒業し、高校ライフを満喫していた。勇太は周りには中二病だったことを隠していたがひょんなことからある日、クラスメイトで現役中二病患者の小鳥遊六花と半ば強制的に契約を結ぶことになってしまった。

声優・キャラクター
内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、天野由梨、福原香織、設楽麻美、保志総一朗、井上喜久子、仙台エリ
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人は思い込みの中を生きているのかもしれない。中二病は身近な物だと感じた。

タイトルどうり、中二病ラブコメです。
京アニの作画や面白おかしなキャラが魅了ですw

前半は中二病全開のギャグがメイン、後半は恋&シリアス展開となってます。
最初は中二病全開のギャグアニメで恋をどこに入れるのか気になってましたが終わってみると最初にこの作品を見たイメージとは全く違うものでした。
まさかここまで中二病で重い設定になるとはおもいませんでした。
シリアス展開で少し好み分かれそうだけどいい話もあったし僕は好きでした^^
ちょっと切なくなりますね(^^;
意外とラブコメとしても優秀かもしれません。
ギャグは面白いですね~
特に真剣に中二病なのが面白いですw
過去の実績が面白い人も・・・w(モリサマー)
京アニのバトルシーンやBGMもいいですよ^^
挿入歌も凄くいい!

【曲の紹介】
・「Sparkling Daydream」 歌 - ZAQ
この作品のopです。
中二病でも恋がしたい!の『恋』を扱った曲。
映像の立花の指回しに中毒性有りw
テンションの上がる曲です。

・「INSIDE IDENTITY」 歌 - Black Raison d'être(小鳥遊六花、丹生谷森夏、五月七日くみん、凸守早苗)
この作品のedです。
中二病でも恋がしたい!の『中二病』を扱った曲。
立花をはじめとするキャラが歌っている曲です。
カッコイイ曲かと思います!
くみん先輩意外と歌上手いですw
モリサマーの声はカッコイイです!

・「始まりの種」 歌 - ZAQ 
第8話の挿入歌として使われた曲です。
電車の中で立花とゆうたが会話してたときに流れた曲。
浄化されるようないい曲です。
始まりを予感させる曲ですね~
{netabare}すべての始まりは2年前か。。{/netabare}

・「きみのとなりは」 歌 - ZAQ
第10話の挿入歌として使われた曲です。
{netabare} 立花とゆうたが告白するときに流れた曲です。
曲と映像のシンクロ率が高すぎw
『背中あわせじゃなくて』の歌詞のところと映像は軽く鳥肌です。
この曲があったからより演出がリアルに見えました。
早くフルが聞きたいです^^
いい曲なので是非聞いて欲しい。{/netabare}



【中二病について感じた事】
{netabare} 中二病って人が何げに思った事を想像し思い込みその思いが強い人なんだと感じた。
誰しも昔は○○ライダーになりたいだとかプ○キ○アになりたいだとか思うかもしれない。
でもそれは年を追う事に薄れていきやがて消える。
理由は多分なる必要もないし周りもやってないしなどなどだと思います。
でも立花みたいに自分の世界を変えたい、こうありたいと思う気持ちが強い人はその思いを行動にし貫き通すから中二病と呼ばれるのだろう。
何故人々は中二病を笑うのか、それは誰もが行動には示さないけどこうありたいと思った事があるからではないか?
中二病はやってる本人も恥ずかしいと思わないかもしれないけど見てる人も恥ずかしくなりますよねw
笑うということは少なくとも理解しなければ笑えないのでこの作品を見て笑ったあなたは既に中二病は身近な存在ではないだろうか?w
人は思い込みの中を生きているとしたら中二病は身近な存在だと思いました。
まあちょっと行き過ぎちゃったのが中二病ですねw
でも自分に素直で一番楽な生き方かもしれないですね(^^;
オススメはしませんがw
ちょっと色々考えてしまった(^^;
本来そんな作品ではないですので楽しんで見てくれるといいですw
僕も楽しんで見てました~{/netabare}



  【ここから下は各話の感想です】
{netabare}
【1話感想】
{netabare} とりあえず1話の感想です!
まず京アニの作画とopに魅了されました~
opの絵はとても良かったです!

アニメの内容はタイトルどうり中二全開でしたww
ここまで引っ張るかと思うほど攻めてきましたね~
しかしクドさを感じず楽しめました^^
むしろ笑えましたww
ここまで中二ネタやられると新鮮で、すがすがしいですねw

作画も安定していてキャラクターも可愛かったですね^^

正直タイトルで中二病のキャラが出るのかなと予想してはいましたがまさかここまでとは・・・w

これからどうなるか楽しみです!

2話も楽しみですね~{/netabare}

【2話感想】
{netabare} 2話でも相変わらずの中二病全開です!
会話のほとんどが中二病で普通なら違和感を感じるはずなんですが・・・何か慣れてきたのかな?
それとも僕が中二病なのかな?www
今回も面白かったです^^

六花と姉のバトルシーンは凄かったです!(妄想)
クオリティー高いですねw
すみませんが他のバトル物のアニメも見習って欲しいくらいの出来でした。(あれこれバトルアニメじゃないよね?w)
立花と委員長さんは今回も可愛かったです^^{/netabare}

【3話感想】
{netabare} 今回のお話では新キャラ、部活動と物語が動きそうな予感を感じる回でした。
部活動はやっぱり青春って感じがしますね^^
まあ立花は空想の世界を生きてますがw
新キャラも中二病でしたね^^
部活動作ろうと思った理由と部活名が痛々しすぎますね!
僕があの学校なら何回かすどうりして笑いこらえるのに必死ですよw
中二病が二人いると普通の会話してるように感じるのは不思議です!w
中二病が2人いるとめんどくさいですね~
でも楽しそうです^^
にぶたにさんは何故か部活に入りたいと接近してきました!
その心はいかに・・・
次回も楽しみです^^ {/netabare}

【4話感想】
{netabare} 今回のお話で丹生谷さんの過去が明らかに・・・w
今回も妄想バトルがありましたがクオリティーが毎回高いですね!
戦ってる本人達にはあれが見えているのか~
レベル高いなww
丹生谷さんの過去は魔術師で精霊使いでしたかww
またレベルの高いことw
魔法陣分かるはずですよね~
普通の人だと思ってたんですがどうやら間違いでした^^
凸守さんは語尾のデースがウザすぎるww
でもクセになるのでokです^^
元中二病と現役ではやはり現役の方が強いんですね!
新たな発見ですw
モリサマーとダークフレイムマスターはあの部活にいちゃいけない気がするww(復活したらどうするの?w)
モリサマーは可愛かったですが怖いですね~
5話も期待です!{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回の話では立花好きにはたまらない回ですね^^
表情の変化が可愛かったですw
まだ見てない方は注目です^^
ちなみに僕が好きなのはモリサマーですw
数学は僕もダメなので立花の気持ち少し分かりますw
あいつら何考えてるのか分かりませんw(冗談です)
流石に2点はないですが・・・
そしてまさかの凸守!
中等部学年トップが中二病で変な喋り方って理不尽すぎるww
他の人もう少し頑張ってw
僕は泣きたくなってきたのデースww
凸守は安定のウザさでした^^
黙ってれば可愛いのに黙ってれば・・・w
ユウタかっこよかったですね^^
立花はやっぱり友達少ないのかな?w
でも本人が楽しいならそれが一番です^^
それとも本当はさみしいから中二病になったのかな?
次回も期待です!{/netabare}

【6話感想】
{netabare}今回はいっしきがメインの話でしたw
いっしきの男の生き様はかっこよかったですw
なんだろう謎の感動?ww
いっしきの坊主無駄に可愛いですね^^
モリサマーと凸守笑い過ぎでしょww
いっしきは男にモテるパターンだね!
いつか女にもモテるといいけど。。。


モリサマー怖いですね(^^; 
何あの脅したあとの眩しい笑顔w(可愛いw)
ダメだ騙されるww
凸守とモリサマーの対決はこれからも続きそうですね~

電車の前で立花とゆうたが手をとるところは良かったです!
風が騒がしいな・・・w
そして訪れる夏!
次回も楽しみです^^{/netabare}

【7話感想】
{netabare} 前半笑わされて後半しんみりするいい回でした!
くみん先輩は癒されますね~
一色はデレデレしすぎww
出番あって良かったね^^
相変わらず凸守はうざいなww
面白すぎるけどw
凸守とモリサマーはいいコンビですね^^
日焼けww
本当仲いいなw 意外と似たもの同士なのかな?w

立花のお父さんの話はしんみりしました。
立花はパパが死んだ事を信じたくないんだね。
もしかしてさみしいから中二病になったのかな?
不可視境界線を探す理由が分かった気がする。
立花の涙とBGMが反則過ぎて少し泣けました^^
次回はバトルから入るのかな?w
続きが気になりますね! {/netabare}

【8話感想】
{netabare} 今回の話も良かったですね^^
ゆうたと立花の距離感が絶妙ですね~
中二病のことはやっぱり中二病の人しか分からないよね。
自分と同じ境遇の人だからこそ立花を分かってやれるんだと思いました。
回想シーンのゆうたww
きっと立花にとってダークフレイマスターは憧れなんだね。
今は恋に変わってきてるみたいです^^
でも立花は気づいてない様子。
次回も楽しみです!{/netabare}

【9話感想】
{netabare}立花がとても可愛かったです^^
中二病設定と現実の感情に揺れる所がいいですね。
応援したくなりますね。
モリサマー、くみん先輩との会話も良かったですw
天然と中二病は相性がいいのかな?w
凸守はやっぱり頭がいいみたいです(^^;
クラスでは意外と人気者なのかもw
最後のゆうたと立花が抱き合うところも良かったです!
次回も楽しみ^^{/netabare}

【10話感想】
{netabare} 立花もゆうたも自分の気持ちに気づきました。
凸守はアホだけどいい奴ですね^^
立花の事を理解している良きサーヴァント・・・
じゃなくて友達だねw
立花とゆうたの告白シーンで流れた曲が凄くあってて良かったですね~
見てるこっちも恥ずかしくなったけど恋っていいなと思いました^^
小指を繋ぐとことか特にいいですねw
立花がお父さんの好きな曲歌ったところとか凄く切ない気持ちになりました。
そしてついに眼帯を。。。。
次回も見所ありそうです!

あと一色お疲れ様ですw
流石くみん先輩タイミング素晴らしいww
モリサマーは今年で716歳か・・・w
長い生きだねww{/netabare}

【11話感想】
{netabare}最初に中二病は決していいことだとは思わないと定義w
今回の話は立花が中二病を卒業して3週間後のお話。
立花が眼帯を外しぎこちないながらも普通の会話をしていたがその時点で違和感がw
凸守はアホで中二病かもしれないが生き生きしていたのに対し立花は何か我慢している様子でした。
さなえちゃんwww(凸守の下の名前)
凸守は何度も立花を本来の形に戻そうと頑張っていた所が印象に残りました。
今日1日で何回デースを聞いたことかw
モリサマーが凸守を抱きしめるところは流石コンビだね^^
ちょっと感動w
立花もゆうたも現実にとらわれて本当にしたいことや信じたい物に素直になれんかったと思いました。
それが普通なのかもしれないが。。。
みんなそんな物は本当にはないと分かってでも結局人は無いものねだりなのだろう。
中二病も一つの個性と考えると今の立花は抜け殻。
それはとても悲しいことだと思う。。
現実と空想の狭間で揺れる彼らがどんな答えを出すか次回に期待!次回最終回かよw ちょっとさみしい^^
爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメントディスワールド!!をもう一度立花の口から聞けることをひそかに期待しておこうw
一色も頑張れ!!(ついでw) {/netabare}

【12話感想】
{netabare} いよいよ最終回!
あれ、凸守らしき人が・・・w えええええww
凸守も違和感が(^^; 
メッチャ普通に可愛い女の子になってるしw
くみん先輩はついに目覚めたのかw
立花にそっくりでした(^^;
みんな立花とゆうたの事を心配してて暖かいな~と思いました。
結局一色は最後までいいとこなしw
痴漢役にさせられてかわいそうww (顔やめてw)
今頃は刑務所かな?w

モリサマーの『人はいつも何かに病んでいる』という言葉が印象的でした。人は結局思い込み、イメージの中を生きてるのかなと思いました。
それがたまたま中二病になっただけで根本は同じなのかもしれませんね(^^;

立花とゆうたは青春って感じで良かったです^^
立花はダークフレイマスターに元気をもらい自分の現実(父親の死)を少しでも変えたいと思い中二病になったんだなと思いました。
最初はダークフレイムマスターに憧れ最後は恋したんだなと思いました。
それにしても2年前のゆうたは捕まるレベルww
でも本気でアレができるのは凄い!
中二病が人の心を動かす事もあるんだね。
立花にとってダークフレイマスターは特別でダークフレイマスターじゃなきゃダメだったんですね^^
まさか中二病でこんなに壮大な話になるとは思わなかったけど楽しませてもらいました!
僕たちは少なからず中二病とは関わってるのかなと思いました。
不覚にも中二病でも少しはいいのかもと思ってしまった自分がいるw
僕も私も中二病でもいいじゃないか?w
決めるのは皆さんです^^{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 77
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

DVD7巻(Lite全話と13話)を観ての感想。

原作小説未読。

総評的なもの。
{netabare}
・個人的にはくみん先輩が好みでした。
・たまに見せる、素の六花もなかなかw
・物語としては序盤~中盤の、ドタバタコメディ&ラブコメパートが好きでした。終盤のシリアス展開辺りは微妙に納得できないです。
・勇太&六花以外の面々にも、もう少しスポット当てて欲しかったかな?と思います。が・・・1クールでは厳しいですよね。かと言って2クールにして間延びしてちゃ台無しでしょうし・・・。
・画的な点は・・・素晴らしい出来だったと思います。人物・背景・動きどれをとっても良かったと思います。
・故に惜しいのはキャラデザかな?と。「京アニ」ブランドとしてみれば当然の選択なのかもしれませんが、やはり同社製の他作品と(他社製の物とも)ダブる部分が否定できません。
・OP、ED共にお気に入りです。個人的にはOPのが上位ですね。アニメそのものに対する感想ではないですが・・・ED曲もZAQさんverのが・・・。作詞作曲担当のZAQさんには、これからも注目していきたいと思います。
{/netabare}

以下各話レビュー。
{netabare}
13話・Lite全話鑑賞後----
まずは改めて・・・この作品はコメディ要素を前面に押し出した方が面白いな~と感じました。確かにそれだけではいずれ飽きてしまう可能性が高いとも思えますし、シリアス要素そのものを否定するつもりは無いのですが・・・。

ジャケットのあらすじを読んで正直・・・「え!? あの2人のクリスマスネタ!? 何も起きないでしょ。」とか思いましたw
ま~実際・・・お膳立てしたのは周囲な気もしますし、一色は相変わらずでしたし、何より「何か起きたのはそこか!?」とw

いや~面白かったです。
こんな方向性でなら2期に期待したいと思います。

12話鑑賞後-------------
最終話ということで、普段以上に気合入れて視聴。

11話終盤からどこかギクシャクした勇太&六花でしたが・・・想像以上に深刻でした。六花はともかく勇太は・・・ちょっと自覚無さ過ぎかな?とも。いや、横から観てるだけだからそう思えただけなんでしょうね。当事者になっていたら、そうは思えないでしょう。

序盤から出てくる、くみん先輩による「二代目・邪王真眼」がかなりハマりました。弾け具合は初代に比べ控えめだったように思いますが、雰囲気は見事な再現っぷりでw 浅倉さん、GJです。

凸守は・・・結局何者なんですか?w 六花実家に来ていたときの車は何?w 運転手っぽいのいませんでしたか?
そして中二病発病前(というのか?w)の気持ち悪さと言ったらありませんでしたね。見事に勇太とセリフが被りました。

丹生谷さんのセリフは一理あるかと。
「人はいつでも何かの病にかかっているのでは?」という意味合いと理解したのですが、ラストのナレーションに通じる物が感じられました。
表現方法や方向、傾向が異なるだけで、何歳になってもその意味としてはあまり差が無いのではないか? そんな風に思えました。

実は六花の恋心はもっと以前から存在していた、という点は素直に驚き、納得できました。確かに初対面からにしては接近が速かったですからね。

ただ・・・。
父の死にきちんと直面できなかった、という六花の心の傷?という点は理解できますが、そこが起点に中二病を患ったみたいな展開は頂けないかな、と。結局はその時に見かけた勇太の姿に憧れて、ということにはなるわけですが・・・。
何かイマイチ納得できないといいますか、安くなってしまっているといいますか。上手く表現できないです。

11話鑑賞後-------------
物語前半殆どがテンション高め・明るい・(ラブ)コメディ展開(ちょっと伏線風味?)だった分、ここ終盤での「落差」がそれなりに激しいように感じます。

が・・・その落差も個人的には今一つでして。
先が読みきれてる部分(あくまで勝手な予想ですが)、何か一つ筋が通っていないように感じる部分(特に勇太君)、六花の中二病の要因の1つと思しき「父の死」。
それらが落差を安くしてしまっているように感じます。
今思い返してみると・・・実家でしょうか、祖父母の家に行った辺りでのやりとりを、少々長く扱い過ぎていたようにも思います。
「落差」をもっと急激に出してくれたら、感情移入できたかな?と思います。

次回最終話ということなので、ここらの物語の感想は次回に持ち越したいと思います。
勇太&六花の進む先は・・・?

10話鑑賞後-------------
どうやら勇太も六花も自分の気持ちに自覚できたようで何よりです。そしてお互いがそれを口にすることで、互いに伝える。ニヨニヨ好きな人間としましては、大変美味しく頂くことができました。

で・・・「2012秋BEST」に書いたことと若干矛盾してくるんですが。個人的にはこれ以上のゴタゴタは見たくないんですよね・・・。
「くっついて終わり」では他のキャラの存在とか適当すぎる気がするので、彼らなりのエピソードが欲しいところではあります。
ですが、ここから勇太&六花の間に更に何か起こされるのは、何か違うような・・・。六花の家庭の事情とか無視できる点では無いとも思えますが。

9話鑑賞後--------------
8話では小鳥遊家の事情が明かされ、2話続けてテンション低めのお話だったと思います。
そして六花と勇太は小鳥遊実家から逃避行、と。

一色君の扱いがやはり酷いといいますか、可哀想になってきますw

で・・・まさか9話でようやく気持ちを自覚するという展開になるとは思わず・・・。いや「らしいもの」には気付いていたけど、そのものの正体を知った、というところでしょうか。
動揺しっぱなしの六花さんは、可愛いですね~。
(というか可愛い娘が焦ったり、慌てたり、揺れ動く姿が好きなんだと再認識・・・)

丹生谷さんが六花のフォローに回る辺り、さすが委員長と。元中二病を隠す為だけかと思いきや、元々こういう気質なんでしょうね。バイオレンス気味で口が悪いだけかと思ってましたが、評価up。
そしてくみんさんは・・・天然モノの天然さんだと信じたいです。狙ってとかキャラ付けとかは・・・勘弁してくださいね、ホントw

7話鑑賞後--------------
くみん先輩が白かったw
丹生谷さんと凸森さんの日焼けが驚きでしたw

そして何より・・・ここまではテンション高めの物語だったのが、今回はシリアス成分多めで。こちらも意外でした。
小鳥遊家の家庭の事情が見えてきて、六花の行動の起源のようなものも見えてきて。

良い意味で期待を裏切ってくれてます。

6話鑑賞後--------------
丹生谷さん、放送当初から見事なまでのキャラ豹変ぷりですねw そして見事な脅迫ぷりw (「キルミー」のやすなさんとcv同じわけですが・・・同じに聴こえないw)

一色君のフォローをしたいわけではないですが・・・確かに見つかったのはマズいね。
発案者として、坊主頭にして他の男子を守ったことは評価に値するかと思います。

アジト(部室?)に設置された(電飾)魔方陣が意外な活躍をみせますね。今回の一色君の頭は光り過ぎだと思います~。

小鳥遊姉の依頼で幕を引いた6話。
次回はどんな方向にお話が向かうのでしょう?
というか、どこに来てくれと・・・?w

5話鑑賞後--------------
近頃「次回予告が無い」もしくは「次回予告になってない予告」な作品が多い気がしますが・・・。
コレもその1つかとw
別にそれが悪いとも思いませんし、むしろ魅力になっている物もあると思います。

で、正直この作品の目的地って何処なんでしょう?
各キャラ一通り出揃って、何か展開あるのか?と思ったら・・・むしろ停滞気味?
唯一進んだように思えるのは、勇太と六花の関係の一歩というところでしょうか。

何だかんだで封印しているはずの勇太君の中二病、結構漏れ出てると思いますw

それにしても2点か~。
いえ学生時代、数学で200点中1ケタとかやったことあるんで全く笑えない立場ですがw

4話鑑賞後--------------
丹生谷さんが部活?同好会?に入って、ハーレムちっくな展開になるのか?と思っていましたが。

何ともまぁ、彼女まで(元)中二病患者だったわけでw それは予想してませんでした。しかも凸森さんは六花にベッタリなのでハーレムな展開にはなりそうも無く、余計な心配でしたw と勝手にひとまず安心していたりします。

「類友」とはよく言いますが・・・周囲の中二率(もしくは変人率?)高すぎでしょうw

3話鑑賞後--------------
今回も無駄に?w気合の入ったバトルシーンでw 寝転がっての再現かよ!?とw

物語的には・・・「中二っぽい」というより「ハーレムっぽい」匂いがしないでも無いですが・・・w

凸森さんも登場して、丹生谷さんも正式に参戦?して、これからが本領でしょうか?

とりあえず3話の時点で、今クールの軸に認定したいと思います。極端にハーレム展開されたり、あまりに勇太君が優柔不断だと評価が逆転しないでもないですが。

個人的にはくみんさん推しでw

2話鑑賞後--------------
お姉さんと六花のバトルシーン、気合入ってましたね。そして現実とのギャップがまたw どんな、おたま使いかと。

きめらって・・・あ~確かに、背中に羽、蛇っぽい何かが付いてるw

登場順から、次は丹生谷さんかと思いきや・・・。
「五月七日」で「つゆり」か~。うん、初見では読めないですねw
どこかで聴いた声だと思って、結局EDまで分からなかったのが情けない。ごめんなさい浅倉さん。
六花と勇太の会話を普通に聞いているあたり、彼女の立ち位置がどこら辺なのか不思議です。

登場するどの女性キャラも可愛らしく描かれていて、今のところその方向では満足しております。
 
1話鑑賞後--------------
物語については今後次第といいますか、本題にも入っていないでしょうから、追々。

声優さん達についても、追々。
キャラ出揃ってないでしょうからw

秋アニメを放送前にキャスト・スタッフ・スケジュールなどをチェックして気になっていた1つが、この作品のOP曲でした。「咲-阿知賀編-」EDを担当してらしたZAQさんの曲です。こちらについては文句無く。一度何とかフルコーラス聴いてみたいですが、CD待ちですかね~。

画方面ですが・・・良くも悪くも京アニですね。
個人的には悪い方に、気になっています。
恐らく京アニ純粋培養なタイトルなんでしょうが、過去に観たことのある京アニ作品に近すぎるように感じます。
スタッフや製作会社などが近ければ、作風が似てくるのは仕方がないこと、むしろそれこそが「社風」なのかもしれませんけども。
OPは若干観づらい(画面の切り替わりが早いので、目がチカチカします)ですが、面白いとは思えました。
が、EDは・・・正直初見で「どこかの軽音楽部っぽい」と思えてしまいました。いや、これが持ち味だとも思えますが・・・。

主人公のcvは福山さんですが・・・あの声が聴こえて、他に「小鳥遊」というキャラがいると、凄い違和感がありますねw

初回だけですが、ちょっと酷評気味になってしまいました。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 35
ネタバレ

アスピリン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

何度見ても最高の作品だと断言できる!

放送終了から1か月ぐらいでBDなども発売していますが、何度見ても最高の作品だと断言できますね!

まずテンポのいい会話に飽きることがないですし、各キャラの個性も強い、また最高の作画や最高のBGMなど本当に完成度の高い作品。

個人的な話になってしまうかもしれませんが、やはり六花の可愛さは他の作品のヒロインを凌駕しているんじゃなかろうかと?思っています(笑)
(その六花のの可愛さを引きj立てているのも他の3人の部員のお陰だとも感じます!)


テレビの放送は終わってしまいましたが、今後OVAなどのタイトルに期待したいかなーって気もします。
ただ、変に内容のない2期にするぐらいならこのままいい思い出で完結していてもいいのかなーって気もするんですよね・・・


タイトルで観る気がしないという人もいるようですが本当にいい作品なので是非とも見てもらいたいです!!!!

絶対に期待を裏切らない作品だと思うので・・・・
(私はこの作品をタイムリーに見ることが出来たことがうれしかったです!)










11話感想{netabare}

これまでで最大の鬱回だったと思います。
森夏の言う通りでお互い意地を張っている感じで、無理やり中二を内に押しこめている感じ。

六花は勇太にそのことを言って欲しいと思ってるみたいだし、勇太もそれを言いたいけど 言ったら無責任ということで言い出せない感じがなんとも言えませんでした。

そのことをデコに指摘され、わかってて言えない現状へのモヤモヤをデコにぶつけてしまいましたね。
(本当にデコがかわいそうだった・・・・・・・)

中二のいいところである笑顔要素が全くない鬱回でかなしい11話でした。 {/netabare}

10話感想 {netabare}

六花も勇太も自分自身が好きな相手を認識したところで・・・ものすごく痒い展開になってましたねw

六花はなんとなく勇太のことが好きなんだろうっていうのはわかってましたが、勇太があれほどまで六花のことを好きだったとは・・・・(笑)

何はともあれお互いの気持ちを確認したところで、文化祭に突入したんですが、ここで六花を中二に突き動かした要因になったかもしれないであろう 母親がお弁当を持ってきて勇太と遭遇。

なんかお母さんがすごくかわいそうな感じでしたね・・・
それを感じる勇太・・・

ここは回想シーンだけとなりましたが、眼帯を外すように指示する勇太と拒む六花。

落ち込む勇太でしたが、最後のシーンでの六花の右目と歌っている曲に色々詰まっているみたい。 {/netabare}

9話感想 {netabare}

ここまででも十二分に満足だったし、面白すぎたんだけど9話を見終わって「最高すぎるでしょ!!!」と更に文句のつけようがないです!

ストーリー構成もそうだし、キャラデザインの秀逸さもそうだし、背景絵の綺麗さもそうだし、その背景絵を引き出す意味でのBGM、またカメラワーク(視点切り替え)もすごい! 
もちろんキャラが可愛いっていうのは言わなくてもいいぐらい

ヒロインである六花が既に勇太に抱いている中二妄想が恋であることを認識しているあたりがすごくストレスなく見れましたし、それに当然気づかない主人公、アシストする森サマーも素晴らしい!

ラストのシーンとか言葉を失ってしまうぐらい綺麗な校舎まわりの背景・・・圧巻。。。
(ただ屋上?の手すりの適当さはBDなりで修正したほうがいいかもね?w あれは現実離れしすぎている危なさです・・・。)


来週も楽しみすぎるんですけど、あと3話ぐらいしかないと思うと寂しい・・・・・・・・・・。
絶対OVAとかは出して欲しいし、この作品の世界観にもっと浸っていたいな~    真面目に。 {/netabare}

8話感想 {netabare}

すごく惹きつけられる。
どうしたって観たくなる。
それが中二病の特徴かと思いますね~

本当に面白すぎるんだよなー、今のところ今期ナンバーワンは中二かなって思ってるぐらいです!
(同意見の人は多いはず!)

今回でひと段落しそうな感じだったので、次週からまた可愛い邪王心眼を拝められそうです(笑)

来週が待ちどおしい~ {/netabare}

7話感想 {netabare}

前半からどこか六花が実家に帰りたがらないな~って雰囲気があったんですが、てっきり実家のおじさんなどが嫌いなのかな~って思ってました。

ただ、それ以外にもやっぱりありましたね。

六花は父親がまだ生きていると思い込み続けているのが原因みたいですね。

思い出の地が売地っていうのもさびしかったですね・・。

ラストのシーンが中二戦闘への導入だったので次回は戦闘から始まるのかな??


あと、勇太はいい子だね~。
こんなやさしければ中二でも恋はできるだろ!(笑)

またキャラデザインは今期の作品でダントツの1位だと思います。サブキャラにも凝っているあたりがすごいよね~{/netabare}

6話感想{netabare}

タイトル通りで踏切のカットはあまりにも印象的なシーンでしたね。(このような感じで作品の分岐点となりえる箇所をあえて他の演出とは一線を反して製作しているのは本当に素晴らしく記憶に残ります!
今までで1話で中二病たちの残骸を捨てずに取っておく選択をした際のBGM、加えて今回の踏切シーンのBGMは異質でいいな)

まだ6話までですが、ここまでの総括でいうと
やはり細部までしっかりと作られていて 丁寧に且つ大事に作られている気がします。

こういった作品はもっともっと評価されるべきですし、もっともっと多くの人にタイトルで観るのを止めたりしないできちんと観て欲しいですね!それだけの価値は十分!


はやく7話がみたいなー。。。 {/netabare}

4話感想 {netabare}


のことをてっきり普通の可愛い女の子で物珍しさだったり主人公への興味で入部希望したのだと思っていたんですが、まさかまさか自身も中二病だったとはwwww

しかも結構有名人なのかな?!


全体的には こういう予想外の展開でストーリーが進んでいくのは見ていて面白いですし次回以降が楽しみでなりませんね!(中二病戦闘の力の入れ方からのリアル戦闘へのシーンの切り替えとかもうね・・w)


一応これでメンバーは揃ったみたいなのでこれからさらに楽しくなっていきそうです!

2話感想 {netabare}

しかし、、、ものすごい中二力ですねw
なんかここまで来ると普通に呆れを通り越して可愛さ満点です!(笑)

中二力を存分に生かしたキャラ作りは素晴らしいですし、これだけ評価+注目度が高い作品ですが、単純に中二を極めるだけでなく、ストーリーにも目を見張る展開を期待したいですね!(まだ2話なんでストーリーで魅せろっていうのは難しい話なんだけど、2話でいうと姉からの相談っていうのが割と真剣み味があってよかった)


また中二全開バトルシーンの作画はすごかったですね・・・・・本当に労力の無駄使いって感じだよ(笑)
加えて、BGMがその辺の安っぽいバトルアニメなんかより気合が入っていて笑ってしまったよw

もうこの辺がさすが京アニメってことになるんだろうね。 {/netabare}

3話も期待! {/netabare}

1話感想 {netabare}

中二病はかなり重症でしたね(笑)
1話を見ただけなんで何とも言えませんが、なとなく京アニ補正ってあるんだなって思いました。


それを感じたのがタイトルにあるようにBGMを用いた雰囲気作り。
はちゃめちゃな展開からいきなりムードを変えたり、最後の場面みたいに切ない空気を演出するためのBGMにしたりと、やっぱりこだわるところが違うな京アニ!

加えて、京アニの作画は安定していて、もう言うことなしです。素晴らしい。


で、原作未読の私が最も気になっているのは、果たして単純に中二病の2人を描いていくのか、それとも本当にSFをかすめるぐらいの展開になるのかってことです。
(個人的には"電波女と青春男"のOVAみたいなギリギリSFをかすめるぐらいがあるんではないかと期待していますw)

あとはなんといっても六花が可愛いってことかなw
まさに愛らしいとはこの事か!!って思いましたよ!


今後、更に期待していい作品トップですね。 {/netabare}

開始前レビュー {netabare}本日、京アニチャンネルなどで配信されました学校編。
私のイメージとだいぶ違っていましたね。

てっきり無口な中二病の女の子かと思っていたんですが、実際は可愛いらしい普通に喋る中二病の女の子でしたw
と言うか、ドジっ子って感じのほうがニュアンス的には近いのかもしれません。(6分ぐらいの短編だからこそ、製作側の意図が表れていると信じたい(笑))


情報によると「涼宮ハルヒの憂鬱」に被せたみたいな不思議な方向にいく可能性もあるみたいですし、なんでも長門をイメージしたとかw
ってことはですよ!ハルヒみたいなSF要素がどれぐらい入ってくるかも期待したいところですよね。


なんとなく普通の学園アニメって感じがするんですが、SFテーマが入ってくるって事なら話は全く変わってきそう。


また、少し話がそれますが、CVが非情に良い感じですね!
声優で勝負するのではなくて、物語で勝負って感じがとっても好印象です!!
京アニの力を見せてもらいたい!



TV放送開始まで楽しみですね。 {/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 14

84.1 2 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング2位
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (3489)
18927人が棚に入れました
医者を志望し、国立大学の医学部を目指している季堂鋭太は、羽根ノ山高校(通称ハネ高)入学後、色恋沙汰には脇目も振らず常に学年トップの高成績を維持していた。ところが、帰国子女で校内一の美人と評判の夏川真涼から突然「一緒に帰りませんか?」と誘われ、真意を測りかねた鋭太は真涼の誘いを断ったものの、真涼の側は全く挫ける気配が無く連日誘い続け、鋭太も遂に根負けしてしまう。
そして、帰り道で鋭太は真涼から他の男から告白される度に断る繰り返しに疲れたので色恋沙汰に興味を示さない者同士で偽装カップルになって欲しいと持ちかけられる。一旦は拒絶したものの鋭太が中学の時に付けていた日記が何故か真涼の手中にあることを知らされ、やむなく偽装カップル成立を了承する。
鋭太と真涼のカップル成立は校内でまたたく間に評判となるが、鋭太の幼馴染で1ヶ月前に「お前は恋愛対象じゃない」と鋭太に言われた反発から「彼氏を作る」と宣言していた春咲千和が真涼に対する敵意を剥き出しにして立ちはだかる。さらに鋭太を「元カレ」と称する姫香や風紀委員の愛衣までが次々と加わり、鋭太争奪を賭けた少女たちの壮絶な「修羅場」が展開していくことになる。

声優・キャラクター
逢坂良太、赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣、東山奈央、種田梨沙、名塚佳織

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

県立羽根ノ山高校(通称ハネ高)に通学する、1年生の男女5名(なお、男子は1名)を中心とする、「恋愛」と「中2病」とハートフルかも知れない何かを巡る物語。

ハネ高1年1組の季堂鋭太は、ある理由から色恋沙汰には脇目も振らず、学年トップの高成績を達成していた。ところがある日、帰国子女で校内一の美人と評判の夏川真涼から突然「一緒に帰りませんか?」と誘われる。

真意を測りかね断ったものの、連日誘われ続けたあげく衆人環視の中で「告白」されてしまう。

実は真涼は恋愛沙汰に嫌悪感しか抱けない「恋愛アンチ」であり、連日男子から告白されては断るという日々にうんざりしており、同類と見込んだ鋭太に偽装カップルを演ずることを持ちかけたのだった。

面倒なことはご免と拒絶した鋭太だったが、弱み(中学時代の中2病全開の日記)をたてに取られ、偽装カップルを了承する羽目となる。

鋭太と真涼のカップル成立は校内でまたたく間に評判となるが、「幼なじみ」の春咲千和を巻き込んだ「自らを演出する乙女の会」の活動過程で決定的な「修羅場」を招いてしまう。さらに「元カノ」を自称する秋篠姫香と、風紀委員で「婚約者」の冬海愛衣が次々と加わり、ことあるごとに鋭太が『修羅場すぎる!』と慨嘆する展開が続くことになる。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

羽根ノ山高校

@自演乙の会(自らを演出する乙女の会)

季堂鋭太:逢坂良太

本作の主人公で、「自演乙の会」唯一の男子会員。学年トップの優等生だが、中学時代は中の下の成績だった。幼い頃の愛称は「たっくん」。血液型はA型。幼い頃、恋愛病患者のようだった両親がやがて不仲になり、挙句の果てに中学3年の夏に自分1人を置いて、お互い密かに作っていた恋人と二人揃って蒸発したことから、恋愛全般に対し強固な不信感を持ってしまい、「恋愛アンチ」を自負している。両親の蒸発という圧倒的現実に打ちのめされるまでは、中2病的思考を書き綴った日記を付け、行動にも移していた。日記帳はお気に入りの動物図鑑のケースに隠していたが、誤って古書店に売却したため真涼の手に渡ってしまう事態となった。中学生時代は少しでも目立とうと破天荒な(中2病的な)行動を取っていた。しかし、両親の蒸発や千和の交通事故などを経て、現在は価値観が変わっている。優等生になったのも、地元国立大学医学部の推薦入学枠を勝ち取るため中学3年後半以降の勉学一筋の実績だが、その動機は千和の体を治すためであり、真涼は最初からそれを知っている。ハーレムのような状態になっているが、恋愛アンチのため原作最新刊の時点ですら「好きな人はいない」と思っている。しかし、真涼に関しては以前まではノートのために嫌々偽彼氏を演じていたが、原作6巻の時点では放っておけない存在になっており、「自分を必要としてくれるなら恋人という名目でも偽彼氏という名目でも構わないからずっとそばにいてやりたい」と言うなど、無意識のうちに彼女のことを大切に思うようになる。また、偽装カップルが解消された今でも彼女を気にかけており、彼女に困ったことがある際は、助けたいと想っている。両親の蒸発で孤独の身となった鋭太を引き取ったのが現在の保護者である伯母の冴子だが、仕事(ゲームクリエイター)でほとんど家に帰れない為、家事全般を担当するようになった事でスキルが著しく上達している。

春咲 千和:赤﨑千夏

ヒロインの一人で、鋭太の『幼なじみ』。クラスは1年5組。小1から隣家に住み、鋭太を「えーくん」と呼ぶ。名前と仔犬を連想させる小柄な体格から「チワワ」のあだ名があり、本人もペンネームとして『かわゆいチワワ』を使っている。肉料理が好物で、もてる話には興味があり特に女性雑誌「パチレモン」のファン。身長は150 cm。血液型はO型。小学校1年の頃から剣道を嗜んでおり、全国大会出場を狙える剣道部期待のエースであったが、中学3年の夏に交通事故で腰に深刻な重傷を負い、激しい運動が出来なくなったために剣道を諦めなければならなくなった。現在は大手術とリハビリのすえ、日常生活に問題ないまで回復したが、無茶をしそうになると鋭太は本気で怒っている。高校進学後、鋭太に(一般論として)「幼馴染が彼女なんてありえない」と言われたことに反発し「モテまくる」と宣言した。さらに鋭太と真涼が偽装カップルとなってからは、真涼に対して強烈な敵愾心を燃やしていて、成り行きで「自演乙の会」に入部する羽目となった。小学校入学直前の3月からのお隣さん。何かにつけ「大好き」「愛してる」と言い続け、鋭太は「ありがとう」の意味にしか取っていなかったが、実はずっと本気だった模様。原作4巻で鋭太に告白したが後にフラれてしまう。しかし、鋭太が真涼と別れた時のために真涼以上のモテカワ女子になることを決意した。鋭太とは作中で二度キスしており、一度目は鋭太に告白した時、二度目は風邪でフラフラな鋭太が真涼の家に行こうとした時(ちなみに二度とも真涼に目撃された)。料理は下手で、普通に不味かった。長らく鋭太の手料理を食べさせられていたが、真涼の出現に奮起し練習した結果、鋭太に「うまい」と言わせるだけの技量を身に付けている。

夏川真涼:田村ゆかり

ヒロインの一人で、鋭太の『彼女』。同じ1年1組のクラスメイト。血液型はAB型。9年間を海外で過ごした帰国子女で、銀色のストレートヘアと蒼い瞳が特徴。鋭太のファーストキスの相手でもある。校内一の美人と評判で、連日の告白に疲れ、鋭太に偽装カップル(「フェイク」)を持ちかける。当然、千和とは緊張関係となるが、「自らを演出する乙女の会」(自演乙の会)を結成し、千和の「幼なじみ」意識を逆手にとって鋭太が彼氏であることを見せつけ、この時点では優位に立っていた。しかしながら、千和はもちろん、鋭太に恋する姫香と愛衣は本来真涼にとってライバルのはずだが、同時に得難い友人でもある。このことが真涼の心理を大きく捉えている。一方で偽装カップルの鋭太に対しては、出会った当初は、猫を被って接した際の彼の無愛想な一面にあまり良い印象はもっていなかった。しかし、本性を現した上、偽装カップルを強要したにも関わらず、嫌われるどころか、寧ろ優しく接してくれる彼に戸惑いながらも徐々に惹かれていき、自分で自分の気持ちが判らなくなってしまう。さらにライバルたちに嫉妬(若干ヤンデレ)を示し、『もにょもにょ』と称するいちゃらぶ行為を要求するなど依存心が強まり、「鋭太の彼女でいるなら、どんなことでもする」と宣言し、クラスの席替えでは鋭太の隣に何が何でも座ろうとするまでになった。ちなみに鋭太とは作中で4回キスをしており、一度目は学校の帰り道に真涼の不意打ちで、二度目は真涼がプールでおぼれた際に鋭太が人工呼吸をしたとき、三度目は鋭太が愛衣と花火を見に行った翌日、真涼に謝罪としてキスを要求されたとき(この際、真涼はあまりの恥ずかしさに噛んでいた)、四度目はミスコンの舞台で、鋭太が「フェイク」の関係を戻そうとしたとき(因みにこの4度目は鋭太からのキスである)。ついには「フェイク」を巡り、姫香に自らの認めたくない本心をつかれ、精神的に不安定になってしまう。鋭太を繋ぎ止めていたはずの日記も効力を失い、両親への想いも崩壊し、挙句の果てに鋭太との偽彼氏の関係を解消してしまう。さらに追い打ちをかけるようにノートを返して偽彼氏の関係を解消しようとした矢先に鋭太と千和のキスを目撃してしまう。それ以降は真意は不明だが、鋭太と千和の仲を応援することを決意する。しかし、鋭太の所有物や抱き枕を使って、彼のことを考えながらもにょもにょをしたりするなど、彼への依存心も強くなっている。実家はスウェーデンにあり、社交界では飾り物の隠喩で『宝石』と評されていた。当然裕福ではあるが、真涼自身が自由に使える資金は限られている。母違いの妹である真那とは、愛憎とわだかまりに遮られ、本心を明かしがたい距離感に悩まされ、さらに実の母と父の関係から要求される自らの立ち位置が人間不信をこうじさせるなど、十代の少女としては過大な負荷を背負わされている。一人暮らしだが料理は破滅的に下手で、食事は主にウイダーインゼリーやカロリーメイトおよびレトルト食品に頼っている。また、『ジョジョ』の愛読者で、会話のそこここにネタを仕込むばかりか、部室に自費で単行本を揃えるほど。カナヅチのため水泳が苦手。

秋篠姫香:金元寿子

ヒロインの一人で、鋭太の『元カノ』。クラスは1年2組。黒髪で髪型はおかっぱ。血液型はB型。鋭太が千和を護るため、駅前で不良少年と闘う様子を観て恋に落ちる。以後、前世で付き合っていたと主張する「中2病の元カノ」。鋭太の中2病残滓に親和性が高く、ことあるごとに無機的な台詞で想いを告げるうち、次第に積極的な行動が身に付き、苦手だった姉に「好きなひとが、できた!」と言えるほどに強くなっている。中2病だけあってマンガやアニメが大好きで、姉の優華に厳しい目を向けられていた。しかしそのきっかけは幼稚園の頃に、絵本『不思議の国のアリス』を優華に読んでもらったことで、「反発しながらも姉が大好きな妹」その2である。実はかなり着やせする体系をしており、小柄で華奢な体系だが真涼の次に巨乳である。ふとしたことから「フェイク」を知ってしまい、内心「理想のカップル」と崇拝していた二人を拒絶する。そのまま中2病に閉じこもるかに見えたが、鋭太や風紀委員達の尽力で事なきを得るが、その過程で真凉の想いを顕現させてしまう。秋篠家は江戸時代から続く老舗「旅館あきしの」を経営しており、女子は高校に進学したら仲居の修業をするのがしきたりとされていた。姫香はそれを拒んでいたが、姉との一件以降「ただのお手伝い」と称し、お客さんの相手に取り組んでいる。

冬海愛衣:茅野愛衣

ヒロインの一人で、鋭太の『婚約者』。愛称は「あーちゃん」。クラスは1年3組で風紀委員に所属。性格は真面目一辺倒で、成績は学年3位。血液型はA型。風紀委員として「自演乙の会」を廃部にしようと画策するが、夏期講習で鋭太と同じクラスになり、昔の『約束』を思い出させた後に、自らも入部しリーダーを称する。カオルとは同じ小学校で、小学校1年から4年まで同級であり、小学5年生の1学期に県外に引っ越したが高校1年生の春に再び羽根ノ山市へ戻ってきた。母親を亡くし、父親、弟と共に暮らしており、父親の仕事の都合で引っ越しを繰り返している。10年前、鋭太と同じ「わかば幼稚園ほし組」に在籍し『けっこんのやくそく』をしたが、直後に引っ越しで離れ離れになった。高校入学で再会したが、鋭太は想い出の丘に連れてこられるまで忘れていた。愛衣は手書きの『こんいんとどけ』を大事に持っていて、海での合宿で鋭太が握りしめた際の血痕を結婚の約束と信じ込んで、自らの絶対的優位を確信している。口癖は「おそとはしってくる!」「愛衣ちゃん大勝利!」。「自演乙の会」に対抗するうち、付き合っている彼氏が居ると虚勢を張って、姫香に『恋愛マスター』と崇拝される羽目となり、肝心の鋭太へのアピールを妨げられ、涙する展開となっている。それでも鋭太への恋心を抑えきれず、尊敬する風紀委員会の先輩達に詰問されるが、逆に恋心全開の告白を目撃され、全面的な支援を取り付けている。しかし、基本的に鋭太との関係は他のヒロインとズレており、原作6.5巻のキャラ紹介では「千和たちより一段高いところにいるつもりで、実は同じフィールドにすら立っていない。その隔絶に気付く時が覚醒の時。」と書かれる。恋心は妄想家で、ポエム家。ビッグガンガンにて連載されたスピンオフ漫画「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 愛」では主人公を務めている。ただし、偽彼氏の存在が無いことや鋭太に妄想ノートを見られなかったなど原作とは違った展開となっている。


@学園の生徒

遊井カオル:種田梨沙

鋭太の『親友』。愛衣の幼馴染。同じ1年1組のクラスメイトで生徒会書記。中性的な外見をした男子生徒で、成績は学年20位。中学3年の時に鋭太と同じクラスになってからの付き合いで、鋭太や千和の家庭の事情をある程度知りながら踏み込んでこない。鋭太曰く「聞き上手」「人間関係の達人」。千和とも付き合いがあり応援しているが、小学校で同級生だった愛衣のことも応援している。さらに自分自身も鋭太に対する『好意』を見せることがある。何らかの『秘密』があるらしく、愛衣はその真相を知っている模様。カオルとは双子だと主張する、遊井カオリと名乗る妹がいる。外見も受ける印象もカオルとそっくりであるため、鋭太はカオルが女装したのではないかと疑っていたが、愛衣の弟の勇樹がカオリを知っていたため、確信を持てずにいる。バナナパフェが好物。

山本:村田太志

1年1組の男子生徒、サッカー部。真涼のことが好きで、隣の席になった鋭太を羨ましがっていた。その後も夏期講習などで、とかく顔を見せている。口癖(?)は「ンーッ」。

赤野メイ:大坪由佳

1年1組の女子生徒。さつきの親友で、千和の友人。赤い髪に「R」型のヘアピンで前髪を整えている。誰とでも仲良くなる娘。

青葉さつき:山崎はるか

1年1組の女子生徒。メイの親友で、千和の友人。有名バンド「デッチリ」のファンで、特にギターには詳しい。青い髪に「b」型のヘアピンで前髪を整えている。

坂上:花江夏樹

1年1組の男子生徒。「坂上先輩」の弟。赤野メイと仲がよい。

坂上拓也:鈴村健一

3年生の男子生徒で「坂上先輩」こと坂上の兄。バスケット部のエースで古いギターのコレクター。女子からも人気があるが、好青年を演じているだけである。本性は二股や三股は当たり前で飽きたら捨てるを繰り返している女誑し。休日は不良グループとつるんでいる。

最上ゆら

1年1組の女子生徒。千和の友達で、夏休み明けの実力テストで1位を取る(鋭太は2位に陥落)。本人は成績を意識しておらず、40?50位から「ボーッとして」首位を得、鋭太にライバル認定される。


@親族・家族関係者

季堂美星

鋭太の母。本編開始の1年前に互いに相手を見つけ蒸発した両親の1人。若作りをしており実年齢よりも大分若く見える。40歳。冬期講習を受けに塾へやって来た愛衣が逃げ出し、一度真涼の家に寄ったのち探して見つかった歩道橋の上で偶然出会ってしまい、あの男に飽きたからまた一緒に住もうというようなことを話している。そういった事から、自分達の身勝手さが息子である鋭太にどれだけの事をしたのかと言う自覚は全く無い模様。

桐生冴子:名塚佳織

鋭太の伯母で独身。両親の身勝手で孤独の身となった彼を引き取り、保護者となっている。ゲーム会社「ソフトダンク」のゲームクリエーター。ギャルゲーや乙女ゲームの制作(シナリオ、プログラム、グラフィック、音楽、その他)を担当する自称「なんでも屋」。仕事がキツイと『へろへろモード』に陥るが、帰宅して鋭太の手料理を摂取すれば、スタイル美人の『覚醒モード』となる。初対面で鋭太と真涼の関係を「フェイク」と言い当て、「自演乙の会」会員を動揺させる。さらに鋭太に『あたしも攻略しろ』と参戦意図を垣間見せている。

夏川真那:東山奈央

サブヒロイン。真涼の妹。隣町の名門、私立ネナカ女学院中等部の3年生。金髪碧眼で髪型はツインテール。かなりの毒舌家で、真涼とは互いの両親のわだかまりを背負った経緯がある模様だが、悪い人間ではない。真涼に対し苛立ちを持ちながらも親愛の情を抱いており、鋭太に対し「お姉ちゃんのカレシ」として内心を覗かせている。姉に続き鋭太とキスを交わした一人だが、他のヒロインよりも一歩引いた立場となっている。鋭太を童貞呼ばわりしている。初対面でぶつかった姫香とは同じ妹という立場で通ずるものがあり、友人関係を結んでいる。

安岡:柳田淳一

真那のボディーガード。真那曰く「経歴聞いたらチビる」ような経歴をもつらしい。

真涼と真那の父親

羽根ノ山市に地盤を持つ政治家。スウェーデンの社交界でも一定の地位を占めている。真涼を母から引き離し自分の『宝石』として扱ったり、真那にボディーガード兼お目付役を付き添わせて問題行動をもみ消したりと、なかなかに腹黒く狡猾な人物。鋭太と決別する覚悟を迷う真涼の前に、この世で一番会いたくなかった男として現れる。作中、何度か話題に登場し、6巻にてその姿を鋭太達の前に現した。

秋篠 優華

姫香の姉。大学3年生で、家業を継ぐため、東京の大学で経営学を学んでいる。跡継ぎの自覚が非常に強く、姫香にも一見きつくあたる[注 4]が、引っ込み思案の妹を案ずる想いの一面でもある。鋭太や真涼、そして真那といった友達が出来ていることに安堵し、東京に戻る。

冬海勇樹

愛衣の弟。現在、小学5年生で少年野球に入っている。まじめで礼儀正しい少年。カオルの妹、カオリと昔から面識があり、「ゆーくん」と呼ばれている。鋭太のことは姉から日常的に色々聞いている。


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2013年冬アニメ(2013年1月~2013年3月)

TOKYO MX 1月5日(土)スタート 24:00~


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「Girlish Lover」(第1話 - 第12話)
作詞 - 小田倉奈知 / 作曲 - 太田雅友 / 編曲 - EFFY / 歌 - 自らを演出する乙女の会(赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣)

ED「W:Wonder tale」(第1話 - 第12話)
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 太田雅友 / 歌 - 田村ゆかり


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「高校生活のスタートは修羅場」

2話「新しい部を結成して修羅場」

3話「幼なじみの涙で修羅場」

4話「男の戦いは修羅場」

5話「ラブレターの真相は修羅場」

6話「灰色の世界を切り裂く修羅場」

7話「夏期講習なのに修羅場」

8話「映画館Wデートで修羅場」

9話「よみがえる約束は修羅場」

10話「夏合宿の会議で修羅場」

11話「合宿前夜のワクワクは修羅場」

12話「戦略の結末は修羅場」

13話「新しい世界への修羅場」(最終話)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 15
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

偽装じゃないだろ!

どうやら気楽に観るタイプのハーレムコメディの様です。

ガリベンだったり元中二病だったりと前期のアニメを思い起こします。
最近の流行なんでしょうか。

淡い色使いの作画は雰囲気があって良いと思います。

本編でどうなるかは知りませんが歌では真涼が圧倒してます。
OPがB型H系に聞こえます。

設定についてはかなり強引さを感じます。
※1話目のみの設定への感想(批判的ですがこの作品のアンチではないです)
{netabare}
鋭太くん、恋愛アンチとか言って無関心を気取ってますが、
言ってる(書いてる)時点で既に意識していて関心がありそうなんですけどね…。
…でもまぁ、これに関しては愛も憎しみも、中毒もアンチも表裏一体・紙一重
と知る展開が待っていそうな気がするので一応、良しとしときます。
中2ノート>恋愛アンチの信念 なのはやはり疑問ですけどね。

ノート紛失~真涼へ渡るプロセスが無理矢理です。
まずノートを隠すのに本に挟む人は居ないでしょう メモなら分かるけど。
それにカバー付きの図鑑にノート挟んだらしまえないでしょう。
検品せず買取り&売場に出しちゃう古本屋もおかしいしでしょう。
そんなレアなもの手に入れられる確率だってほぼ0でしょうに。
どんだけオカシイか一度、本にノート挟んで古本屋行ってみたらが良いんじゃないでしょうか。
もうちょっと上手いアプローチがあったんじゃないでしょうか?

真涼が鋭太と偽装カップルに成らざるを得ない動機付けも甘いです。
告白されるの面倒でひがまれるのが嫌なのは分かりますが、
毎日学校しかも同じクラスで好きでもない人とイチャつくのもかなり苦痛だろと思います。
本当に恋愛嫌いならそんな状況は長続きしないで破綻しますって。
友達居ないなら便利屋さん使うとかとにかく学校外の人選ばないと不自然です。
せめて、せめてクラスは違っていて欲しかった。
もし恋愛ごっこが続くのなら、それは既に相手に好意を持ってる証拠だと思います。
これではもうこの設定の時点で真涼は鋭太に惹かれているとしか思えません。
つまりは…「おまえ…偽装じゃないだろ!」(南千秋風)

この作品を楽しむにはそう言うところツッコんでたらキリがないみたいです。
ツッコミ疲れしちゃいますよ~
{/netabare}
そういう無茶な所も笑い所なのかも知れませんけどね。

主人公設定で中二病や前期ラブコメの印象を受けた影響で真剣に考えすぎなのかも。
ラブコメって恋の機微を楽しみたいんで設定はしっかりしてて欲しいんですよね。
まぁコメディ色の作品と割り切っちゃえばそれはそれで楽しめそうな気はします。
テンポも軽快で声優さん達もノリが良いですし気楽に見ていこうかなと思っています。

気軽に観てもツッコミます。
※2話感想{netabare}
真涼ヤバいですね…アニメキャラではワイリ以来のヤバさです。
恋愛への憎しみよりも、他人の気持ちよりも、
人を騙す楽しみが勝ってるんじゃないでしょうかコレは。
ギターの件等、恋愛嫌いなのに人の恋愛で楽しんじゃってますし、
千和の気持ちには薄々感づいてなお偽装を続けワガママを通している気がしますし、
修羅場への伏線というかカウントダウンの様な…。
鋭太に目を付ける前に色々な男を調査した雰囲気もありますし。
どこまでが嘘なのか…真涼ヤバい真涼ヤバい!もはやツッコミじゃないけどヤバい。

1話での設定、鋭太に興味津々な言動、「全部嘘」という意味深発言。
やはり今回を観ても既に真涼は鋭太に惹かれているんじゃないかという思いは残ります。

それにしても酷いのは鋭太。
千和の諦めない性格が分かっていながら
「自分から打ち込めるものを見つけたんだ」だとぅ?
好きでもなく趣味も違う人と付き合って何にもならないでしょう。
付き合う事を目標に夢中になっても、付き合った後に夢中になれるのかい?
それは失敗しても成功しても報われない道…恋愛アンチでも人としてどうなの?
それに気づかせてあげないと千和が傷ついちゃうよ!
鈍いなら鈍いで、まず先に好きになる人を見つけるサポートや応援なら分かるんだけど…。
あんな純真無垢な子を誰彼構わず付き合う女にさせんじゃねーよ!

千和にもツッコミ入れようと思ったけど状況的にも可愛そうなので止めておきます。
判官贔屓ってヤツだからね、別に千和派って訳じゃないんだからね!
それはそうと、千和の腰爆弾は大きな伏線になりそうですね。

なんだかんだと楽しんで観られてます。そしてレビューで遊べてます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
「こんな行動する訳ないだろ!」…と
今までの流れだと千和の奇行にツッコむ所なんですが、
結構千和の言動は理解できるんですよね。
モテる自分になって好きな人に自分の魅力や気持ちに気付いて欲しい、
そして約束があるなら思い出して欲しい「待ってる」ことを。
まだ幼く素直になりきれない自分も分かってるから、
中2ノートの彼にも憧れるんでしょうね。

鋭太くんやはり千和を傷つけちゃいました。
あんな過去もありながら気付かないのは鈍いですね。
ハーレム系主人公は鈍くないと成立しないですけど、(鋭かったら鬼畜に映る)
この主人公は特に鈍く恋愛だけでなく人としての鈍さも感じます。
もう鈍太って呼ぶよ?

「偽装彼女に幼なじみが妬きもち」的なCMが挿入されていますが、
真涼の意地悪っぷりを見ていると実は逆なのかなとも思います。
「恋愛」自体にも妬いているのかな。
一話で恋愛を憎む節がありましたが、それて同じくらい興味もありそうです。

ちらりともう一人の姿も映りましたし、また来週観ますよ。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
いやー坂上先輩、絵に描いた様な悪い人で良かったねー。
良い人だったら千和が振る時もっと傷つくと思っていたので結果オーライ。
デートの時、外から見ると千和が可哀想に見えるけど、
千和本人は元々好きでもない人だし、ホッとしたんじゃないかな?
これで罪悪感なしで鋭太にアプローチ出来る体制が整いました。
坂上弟の立場は少し可哀想になっちゃうけど役目終わったらもう出てこないのかな。

鋭太はあそこで中2設定を出す必要性が分からんです。
(第三の女と関わらせる為だけにやったな…)
結局クロスチョップで飛びかかるなら最初で決めなさいって。
中2バレして、なんかもう中2ノートの効力関係なしに真涼とカップル演じてませんか。
恋までは行かずとも彼女への同情から優しい鋭太くんはつき合っていますねコレは。

個人的には真涼は鋭太の事が好きなのは
とっくに確定してますので、キスには驚きはなかったです。
真涼は今回の流れどこまで計算してたのかな。
後腐れ無く坂上先輩と千和が別れる事が分かっていたならそこまで性悪でもないのかも。
嘘つきから素直に転換する展開は来るのかな。

いろいろと強引さは感じながらも、もうそれを心得た上で楽しんだ今回でした。
次回から第三の女登場ですね。
もう鋭太と千和の絆見せられてますから太刀打ちできる気もしませんけど。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
真性中二病の子が登場しました。風紀員の子は第四の女予告でしょうね。

真涼の妹も登場、嫌そうな性格のマセた妹です。真涼の家庭環境相当悪そうですね。
目元は似てますが髪の色が大きく違います。腹違いとかですかね。

真涼がプールで溺れました。
足が着く所ではパニックにならない限り溺れないと思うんですが、溺れました。
しかも呼吸停止で意識を失う程でした。また信じられない事にこの時間二人目です。
…きっともうプールの授業しばらく中止でしょう。
そんな状況で鋭太が人工呼吸。
冷やかすクラスメイトが居てこれまた信じられません。
恋愛脳とかじゃねぇです。死んじゃうかも知れんのに。
救急車も病院にも行かずに保健室で回復。
という流れで目に余る不自然さがどうにも気になってしまいました。

中二ネタはウケが良いのでしょうか最後に詰め込んで来週に。
誰が来ても千和との絆が強いのが判っているので尺延ばしにしか感じないのですが、
コメディとして楽しむつもりです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
元カノが加入しました。
中2ノートはパロディ満載ですね。

真涼の妹やはり性格悪いですね…敵役のために現れた印象があり、
今後も大きな波乱を含んでいそうです。

なんだかもう千和はガツガツアピールする様になってますが…鋭太の反応がないです。

自演乙のメンバーいつのまにやら団結力や絆や友情が生まれている様な気がしますが、
これで今後本気の修羅場になるのかな?

鋭太は何を熱く語ってるのか良く解りませんでしたが、気持ちは良く伝わりました。
前期の中2病を思い出しちゃいますね。

ここまで観て来て初期設定が色々崩れちゃってる感じがありますし、
恋愛物として心の動きを読んで楽しむにはちょっと…
っという内容になっていますが、気軽に楽しむものだと割り切っています。

来週の風紀委員との修羅場も楽しもうと思います。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
大分砕けてきていて恋愛物としては頂けない所がありますが、
ドタバタコメディとしては楽しめています。

保健室であんなシチュエーションになるなんてどうゆうこと?
保健室全裸って…。
体調悪くて寝てたら姫に添い寝されて鍵掛けられたってとこでしょうか?
制服脱がないとシワになるし元気そうでしたが…。
よく見るとあの制服上着じゃないのかな?
それにしても鋭太も隠れるの下手ですね鞄そのままだし…。

鋭太は冬海とも幼い頃知り合ってたんでしょうかね?
冬海は真面目で見栄っ張りみたいですがなかなかいい子です。
それにしても鋭太のモテモテが止まりませんな。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
冬海は幼稚園時代の約束を守っているんでしょう。
なかなか可愛いところはあると思います。

中2ノートは少し飽きてきましたが、中学時代の回想は現実なのかな?妄想?
どちらにしろ痛い中二病です。

真涼の作戦とかも無理がありすぎてツッコミ切れないですが、
映画館で騒ぐのは止めましょう。

もう細かく書く作品ではないので書かないけど、
やはり修羅場に四人取り込むのは無理があるよね…。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
なんとも報われない恋感が出ていて切なく感じました。
現実だと初恋を思い出にしない女って恐ろしい気もするけどね。

既に崩壊している恋愛アンチ設定に文句言っても仕方ないんだけど、
鋭太は今回何度も『恋人鬼ごっこ』をやって楽しんでましたね。
正直彼女が居てもなかなか体験できないんだよね、チョット憧れる。

まぁこれで四人揃いましたが、修羅場になるのかな!?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
四人揃って修羅場コメディが始まりました。
人数多いから目まぐるしいけど、結局はコレがやりたかったんだろうけどね。
コメディとしてはドタバタ楽しめました。
みなさん仲が宜しいようですなー。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
一話で寝姿のまま現れる事はないと思ってましたが、冴子さん名前の通り鋭い人ですね。
いくら何でも鋭すぎに感じますがまぁ流しましょう。
中2バレしてるのに今更隠そうとする鋭太の方にも違和感が。
今は真涼が孤立しているみたいでが(自業自得なんですが)合宿で解決するんでしょうか。
真涼の家庭トラブルの件が残っているのでその前に友情の蕾が芽生えるといいのですが。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
既に部内で絆が出来ていたようですし、
真涼の妹もそんなに悪い子ではないようなので悪者無しのハッピーエンドが見えてきました。

それにしても鋭太はどれだけ恵まれているのでしょうか。
もともと恋愛アンチだとか言って恋愛を無理に避けなくても良いんですけどね。
周りも含め恋に恋する年頃なので仕方ないのかもしれないけれど。
自然と人が人として惹かれ合ってお互い理解できている仲なら
周りの目も気にする必要もないし勉強の妨げにも成らないと思う。
もしも今の鋭太が誰かを選んだとしても受験の妨げになる様な事はないんじゃないかな。
それだけ皆良い子だし理解し合えていると思えます。
恋愛脳とか気にしないで鋭太には気付いて欲しいんだけどな。
本当に鋭太羨ましすぎます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
本当にみんないい子だねー。
実際こんなハーレムは築けないけどアニメだと嫌味なく成立します。
こんな修羅場なら味わってみたいです。

修羅場はまだまだ続きそうな終わりでした。
全員が登場するまで時間がかかりましたから、
4人でのコメディがもう少し観られるといいかな。
{/netabare}
コメディとして楽しむことが出来たラブコメです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 54
ネタバレ

sakurama61 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

フェイクなのかな??

国立の医学部を目指している季堂鋭太を中心にフェイクで付き合うことになった夏川真涼、幼馴染の春咲千和、中二病の秋篠姫香、風紀委員の冬海愛衣がくり広げていく修羅場アニメです(o ̄∇ ̄o)


修羅場っていうよりもハーレム要素のほうが強かったなと思います。
鋭太のまわりの女の子4人がお互いに対抗意識よりも仲間意識だったので。


まず最初に登場するのが鋭太の幼馴染でとなりの家にすむ、春咲千和ちゃん。
鋭太の家でごはんを食べるくらい仲がいいです。毎日一緒に学校にいってるし(〃ω〃)


次に登場するのが帰国子女で校内一の美少女と言われる、夏川真涼。
鋭太のとなりの席になったことをきっかけに恋愛アンチの鋭太に近づいていきます(o´艸`)


その次が中二病で自称鋭太の前世の元カノと言っている、秋篠姫香ちゃん。
鋭太がバーニングファイティングファイターと知って興味を示してきます(o>ω<o)


最後が鬼の風紀委員として真涼ちゃんから始まった乙女の会を廃部にしようとする、冬海愛衣ちゃん。
実は千和ちゃんよりも前から鋭太と出会っていた幼馴染でしたが、鋭太はそれをおぼえてません(´ε`;)だけど鋭太をずっと一途におもっていますヾ(*´v`*)ノ
てゆうかかわいすぎ!!(*´д`*)




フェイクという前提がありながらも付き合うことになった真涼と鋭太ですが、みていてほんとにフェイクなのかな?って思うことが何回かみててありました。

恋愛の始め方って人それぞれだってよく聞きますが、それに当てはまるのがこのフェイクの付き合い方かもしれません。

真涼はフェイクでよかったのならどうして鋭太をえらんだのか、それは1話の告白のときに真涼本人から語られますが、自分と同じ恋愛アンチの人でひみつをばらさない人がいいって考えていたみたいです。

誰がいいかな~って考えたら学年一の秀才で恋愛アンチの鋭太がいた!そこかな?って。真涼が鋭太を意識した瞬間みたいな…w

鋭太は千和ちゃんから真涼の存在を聞いて、特に興味をしめしていなかったですが、気になりだすきっかけにはじゅうぶんだと思います。

もともと恋愛アンチの2人が自分に気になる人がいるだなんて気づいても否定しそうです。

だからフェイクっていう言い訳を持ちだしたんじゃないかなと考えました。
フェイクって言葉はたくさんでてきましたしね(`・∀・´)


ですがこれは個人的な考えなのであんまり深く考えないでください。



そして、修羅場の場面がほとんどなかったことについてです。

わたしはなくてよかったな~って思います。
タイトルに惹かれて修羅場が見たかった人にとってはだめだとわかりますが…w
ですがそれだけ安心してみれました^^

真涼は性格わるいですね。千和ちゃんにひどいこともたくさんします。

だけど千和ちゃんはその真涼の性格を受け入れてるんじゃないかなぁって思いました。

じゃなかったら乙女の会の部活にも来ないだろうし、ましてや真涼と話すわけがないんですよね。

たぶん千和ちゃんのそういった優しさに真涼はあこがれてたのかもしれません。

そのおかげですかね?最後しか修羅場らしい修羅場がなかったのはw


中二病ノートについてですw


鋭太はもと中二病でそのときに書いてたノート、日記みたいな感じですが。。

そのノートを真涼にとられてしまう展開はびっくりでしたね( ´艸`)

なんか強引だな~って思ったんですけど気にしないことにしました^^

で、中二病なぅ♪なのが姫ちゃんですよね。

あんなかわいい中二病になれるんだったらわたしも中二病になりたい!

でもわたしそんなこと言ってるけど中二病なぅだったりして…(゚д゚lll)
まぁいっか!なんでもいいですw


最後に!!

あいちゃん゚.+:。(*´v`*)゚.+:。
いやー!かわいすぎる~

妄想してる自分がはずかしいなんて言ってるけど
いやいやいや!!
その妄想もかわいんだってば!!

もうあいちゃん大勝利ぃぃ!でいいよ!ほんと!
お外はしってくるの?あたしもついてくー!←


女の子たちみんなかわいかったです
嫌いな子いませんw
最初は真涼がにがてであーちゃん大勝利してくれないかなって思って最終回までみたんですけど、


もう1回みてみてください。
真涼に対する印象がだいぶかわります(;゚Д゚)!

それもいい方向にです^^



それもさっき言ったように、
真涼と鋭太がフェイクに気をとらわれすぎているって感じるからかもしれないです。

素直じゃない場面がおおすぎ!もっと表情とか言葉にだしなよ!って思う場面が多かったです。


この俺修羅ってキャラの心情がすくないんですよね。
だから余計フェイクに惑わされちゃったんだと思います。



そう思ってもう1回みてみると…真涼かわいー!とか思っちゃったりw
見方をかえてみるのも1つのたのしみかただなって思いました^^





だーけーど!!!
わたしの本命はあーちゃん!!(〃ω〃)w


あんな女の子になりたいなぁ。。
顔はもちろんかわいいよ!でも性格もかわいいとか…
完ぺきすぎる!

うーん。どうすればあんなにかわいい性格になれるのかな?
なんでわたしはあーちゃんのことかわいいって思ったんだろ…

はっ!!Σ(゚д゚lll)

妄想恋愛ポエムをかいてるあーちゃんかわいい!!

たしかにお外はしってくる~とかもかわいいけど、
そんなことわたし言えない!!


だったら…
わたしも妄想恋愛ポエムをかけばあーちゃんみたいに性格かわいくなれるかなっ?!
顔なんてこの際むしむし~!


てことでポエムの書き方とかしらないので、鋭太風に日記で恋愛のこと妄想してみます!(*`・ω・)ゞw
興味のない人はほんとにみないでください。


{netabare}
5月30日 
今日は学校にいってすぐにあの人がいたんだぁ
だからね、おはよーって言お!って☆
でもどうやって話しかけよっか。。
まよってまよってどうしよう…って思ってたら
あの人から声かけてくれたんだよ♪
あたしの人見知りな性格どうにかしたいなぁ。。
何回もあの人のこと見ちゃってたから変な人って思われなかったかなぁ??
おはよーだけでこれだとふつーに話せるようになるまで時間がかかりそう…
だけど!ぜったいぜったい仲よくなりたいもん!
がんばってみる!



6月25日
今日はね、あの人のメアドを聞いたんだぁ♪
さっそくメールしてみたよ~
でもねなかなか返信がかえってこなくて
なにか悪いことしちゃったかなぁ?やっぱりメアドもらってすぐメールするのは馴れ馴れしかったかなぁ?
とか思っちゃった
だけど…返ってきたからよかったぁ。


7月7日
同い年だったからまだよかったのかな?
だけどクラスがちがうってやだなぁ。。
休みじかんにいっつもあの人のクラスみに行っちゃうあたしがいやー
あの人が気づいてるかわかんないけどあたしただのストーカーじゃん!
さいしょのころは友だちも一緒に来てくれてたのに
さすがにもうきてくれなくなっちゃった(笑)
だからひとりでみてひとりでにやけてる
もうただのへんたいさんだぁ!
でもやっぱりかっこいんだよね~♡
なんていうか~!ずっとみてて気づいたんだけど~
ついついやっちゃってるクセがあるんだよ♪
みんな気づいてるかな?あたしだけかな?
あそうだったらうれしいかも!
あたしにもクセあるみたい~
友だちに言われてやっときづいた(笑)
はずかしいから人には言えないけど。。


9月28日
うーん
気のせいだよね?ただの自意識だよねー??
ろうかとかであの人とすれちがうと目があうの。
あたしはいっつもみてるからフシギではないんだけどね
がん見とちら見はとくいちゅーのとくいだもん♪
あの人もみてくれてるのかな?


10月17日
やばーい!
友だちが言ってたんだけど!
あの人があたしにすきな人いるの~?とか聞いてきたんだって!!
それってあたしのこと気になってくれてるのかなぁ??
それとも…ただ単に聞いてみただけなのかなぁ??
さいしょはうれしかったけど今は不安ばっかだーー。。
今日のごはんはハンバーグだった。



11月27日
うおーんうおーん!!(なき声)
いきおいで告っちゃった!!
ぜったいだめだー。。
ふられちゃうーー。。。
ひっくひっく ←new!!☆


12月1日
おっけーされちゃった!!
え、びつくり!!   おっとっと…びっくり!!
あたしなんかでいいの?
って聞いたら
お前いがいになんか考えられねぇよっ!
だって!!♪
やっほー♡


1月25日
今日はねー
みんなともそうなんだけどね…
あの人とたくさんお話したよー
放課後にねまたあったからまたお話しちゃった♪
あたしは帰宅部であの人は野球部だから(*∠_*) 
一緒にはかえれない。。
そのことを考えてたら
あの人がね
部活なんかしないでお前とかえりてぇ~
って言ってくれた!
冗談でもすごいうれしい♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
そのあとあたし顔あかくなっちゃってたと思う。。
やっぱり見られちゃったよね~。。
今度はみかえしてやるぞお!☆彡



2月10日
風がつよかったなぁ~今日は。。
冬だけど明日から暴風雨みたい。
でもね!そのおかげであの人の部活の練習試合がなくなったんだって~
だからうちで遊ぶことになったんだぁ♪
暴風雨たのしみ☆☆☆


3月4日
さむいな~とか思ったらゆきふってた!
あたしは季節の中だとやっぱりはるがすきかな~?
夏もきらいじゃないんだけどね。
友だちにはるかって子がいるんだけど…
いっつもはるってよんでる♪
……(笑)


4月1日
今日はエイプリルフール!!!
うちらの時代きたぁー↑↑↑↑うちら←だからね!
   
  ~クラスではいつも脇役の私たち。
   でもそんな私たちでも輝ける日が1日だけある。
   それがApril Fools' Day!!☆↑↑↑↑↑↑
   その日のためだけに生きてきた2人のあつい友情物語∞~

あっと!!あぶなかったぁ。。
日記なのにものがたりを書いていくのはだめだよね
別ののーとにかこおっと。。


5月13日
あっちぃあっちぃなぁ。。
あたしたち2人が♡  ごめんなさい。。
つきあってもう5か月かぁ…
はやいなぁ♪
そりゃあ育ててたお花がかれるはずだよね~
あたらしいの買いにいこっかな?☆彡

{/netabare}




……もう恋愛なんだかわけわからない日記かいてるうちにうすうす気づいてました。

わたしがこんなことやっても性格なんてかわいくなれっこない!!
ってことにー。・゚・(*ノД`*)・゚・。


てゆうかー!あーちゃんがあんなにかわいいのって恋愛ポエムもあると思うんですけど
それ以前にツンデレデレデレ子だからじゃないですかーっ!!



いいですいいです
わたしはくーるびゅーてぃーを目指してるんで!(。・ ω<)ゞてへぺろ♡




ここまでこんなおかしな感想文につきあっていただいてありがとうございます。
最後なんか恋愛とはまったくかんけーない感じになっちゃって…(つд⊂)



俺修羅は男の人向けですかね。
ハーレム系なので^^でも女の人でラブコメすきな人とかには
おすすめできます(*´▽`*)

2期あるかなぁ?
みたいです(´∀`*)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 79

86.5 3 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング3位
境界の彼方(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (3382)
18664人が棚に入れました
神原秋人はある日の放課後、屋上から飛び降りそうな少女・栗山未来と出会う。未来は、異界士の中でも特異な呪われた血を持つ一族の最後の生き残りだった。たった一人生き残った少女と、半妖である秋人が出会ったことで、世界が一変する……。

声優・キャラクター
種田梨沙、KENN、茅原実里、鈴木達央、山岡ゆり、進藤尚美、渡辺明乃、豊田萌絵、松風雅也、川澄綾子
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

眼鏡うんぬんはリップサービスと見た

初回
ふとした動きはもちろんかわいい。
痛覚あると言っているのに執拗に襲うのは、設定とはいえ、どうかと思う。でも「ツイッターもブログも…(泣)」にブハッと笑った。そういうキャラ、いいと思う。

2話
オープニングがドラマチック。茅原実里さんの唄はいつものびやかで丁寧できれいだなあ。

{netabare}
主人公の自称「眼鏡スト」としてのアドバイスがいちいち入るのは、栗山ちゃんをリラックスさせようというリップサービスなのかな?そうでもないのかな?

シリアスぶっても笑いに転換してくのが、この作品の基調になっていくのだろうか。
今回も食えない会話が面白かった。
みんながワイワイしてるのを背後からみてる、栗山っち。よしよし、怖くないよ?おいでー、とみんなに言われても引っ込んじゃった。意固地だね。
頑張ったのに千円(しかも札じゃない、玉ふたつ…)とか、道にまよってブツブツ…グスグス…とか、なんか憎めない。{/netabare}

細かな仕草で登場人物の性格を印象付けるのがうまいという強み。
「こういう性格だからこういう仕草をしてみせる」という分析すら漂わせる所がある。

3話
毎回タイトルが色になっているので、色味をいかした画面になるのかな?と思いきやそうでも無いのかな。一回めは赤がポイントになっていたけど。
{netabare}
「それだけあったらカップ麺がいくつ買えるか…っ!」
もっと血になるもの食べてー。(T ^ T)栗山ちゃん。
公式にある「趣味は不愉快ブログ」は何書いてるんだろう…不愉快だったこと日記?
「レジで並んでたのに『お次の方こちらどうぞ』って新しいレジ開いたら、後から来たおっさんに追い抜かれた!!」とか
「こちらのどこからでも開けられます、って書いてあった納豆のタレ袋がうまく破けなくてタレが服に飛んだ!!」とかかな…


今回はシリアスな話が広がった。その前にサービストーク&カットがいろいろ。かけたりかけさせたり…おませな事を言っておられるが何処まで本気かな〜言葉のキャッチボールを楽しみたいだけかな、という軽さがあるね。

変態兄貴、寒がりそうだと見せてあのマフラー、いろいろ使えるのか。

ヨウムって人を惑わす妖怪みたいなものかい。惑わしてる所が出ないけど…推して知るべしなのか。{/netabare}

電車内とか、アパート前とか、音声の響き方にメリハリがあって、距離感が感じられる。

エンディング後の予告にファーッと被さるクラシックな音色の感覚が「ノエイン」みたい…と思ったら、音楽が同じ七瀬光さんで満足じゃ。


4話
やはり「眼鏡の美少女だよ」ってのはリップサービスっぽい。
君はただの女の子でいて、いいんだよ。僕もただの僕でいたいんだよ。ってことかな?
この辺、浸れるかどうか好みが別れそう。
中華料理店のごはんうまそう。

5話
「みんなが独り」かー。公式のキービジュアル、逢魔が刻の公園で、それぞれ視線を交えず佇んでいるのね。
{netabare}栗山ちゃんも主人公も、災いある血の持ち主だから、他人に一線を引かざるを得なかった。名瀬さんちは特殊な世襲制なお家なので普通のお友達と付き合えなかった。その淋しい思い出がポロポロ。

裏返すと、「自意識が芽生えて持て余しているから、分かち合える仲間が欲しい年頃」かな。なんだかんだ皆すごい会話上手じゃない。ウザイくらいに。
栗山ちゃんも急に、踏み込みだしたしね。 {/netabare}

それにしても、妖夢がとりつくと具体的にどうなってしまうのか…わからん。私見逃してた?
凶暴で不幸なことにはなるんだろうな。

6話
みんなで一つの事を目指す!ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、あきらめない!絆深まる部活動的な青春回?!
バカ〜〜〜なお楽しみ回。いちおし回かも。電脳コイルのヒゲの話みたいな。止め絵演出と細やかなダンス作画がイキイキしてる。

{netabare}秋人と名瀬兄の殴り合い止め絵、詳細はわからないけど、きっとくだらなーい事で殴り合いになっているんだろうな…。

可愛さとおかしさと臭さと。銀杏の臭いを濃くしたものと想定して見てみた。石けんは臭いを消さない。木酢液入れたお風呂に入るといいと思うよ…炭も入れて入ればいい。洗濯物も木酢液入れると、「ダンナの加齢臭が消えた〜☆」って。いや知り合いの奥様が言ってました。薄めた酢はリンス効果もありんす。

結局どうやって倒したんだよ〜
っていうかあの妖夢は普段どんな悪さするんだよ〜{/netabare}

吠えてた犬の カッ‼ って止め絵が一番のツボかも。

次回はまたシリアスになってしまうのかな。


血の刀で妖魔を倒すベースの物語、こういう話が好きな性分の客層って、おそらく尖った感覚を求めていると思うんだ。
この作品は、ちょいちょいみんな情けない楽しさで繋がってて、まーるくなってる。それでもいいと思えるか、歯がゆい、生ぬるいと感じるかは好みかな。


7話
さくらちゃんとの対決。

{netabare} さくらちゃん、寡黙な子だね。
力が無い子に入れ知恵した奴がいる。
呑まれてしまわなくて、ホッとした。アニメって結構、こういう子があられもなくなる姿を旨味として見せる時あるじゃない。そういうえげつない路線でなくてホッとした反面、そういうのもお好みな層からするとヌルいかもしれないね。

さくらちゃん、戻って来られてよかった。
「さくらちゃんはさくらちゃんのままでいて」
君のままで、なメッセージがここでも。 {/netabare}

秋人と名瀬兄のかけ合いに慣れてきたこの頃…。
全裸リーマンは何の会社なのか…
最近、秋人母ちゃん出てこないね。

8話
全裸リーマンはクールビズに取り組む企業なんじゃないかな。

{netabare}
そんな事より、秋人母ちゃん再び登場。とっとこハムハムへっけへけ…
「へけの使い方違いますよね」
「年齢がわかりますね」
君たち、さびしい幼少時代にハム太郎観てたの?再放送で。膝抱えて。栗山ちゃんは、まだ楽しかった頃かな…?

さくらちゃんが一緒に住みだしたバタバタ感、楽しいね。
名瀬姉の棒使い技がかっこよい。 {/netabare}

9話
{netabare}居なくなった秋人を探して皆で家探し、本人の居ないところで眼鏡フリークぶりの実状発覚。秋人君は、眼鏡生産日本一な福井県鯖江市で就職したらいいよ。栗山ちゃんは、近くの刃物生産のところで…。

取り返しのつかなくなったヨウムとして会話にあがっても、名瀬兄が秋人をあくまで「アッキー」と呼ぶのが、ロマンチストな名瀬兄らしいというか、友達思いだね。
世界の滅びを防ぐため。
1話のような未来と秋人のバトル再び。 {/netabare}

10話
時間軸が錯綜しながら過去の真実をみせる。
美しいシーンがたくさん。音楽生きてる。
「君は僕に似ている」は優しく切ないね。

{netabare}
雪の中心へ…?未来が自分の全血を投入したのは、あの山間の土肌の現れてた場所でではないの?
あそこが、血そのものとなって秋人の中へ入り、解離した場所で、眠った秋人に夏の夢を見せていて、さらに境界の彼方を追い詰めるのが、雪の中心なのかな?

「迷いながらも 君を みつけたよ」になることを期待する。
未来全てを投げ打って、秋人の半分に蓋をして秋人がひとりになるなんて。さびしい。

泉姐さん、ホットケーキの切り方がさいの目。手から出すキューブと同じ感覚なんでしょうか。{/netabare}

公式のミニキャラ裁判アニメ観たんだけど、エンディングやけに凝ってました。いい絵がいっぱい。


12話
悪めがねは不遇で鬱屈してて名門名瀬家を陥れたかったのか?

秋人、でっかいこぶしとジャブしながらつぎつぎに自分の中にあるやり切れない点をあげていくんだけど、スラスラ二字熟語が出てきてさすが文芸部と思ってしまった。ぜんぶ自分のものだ、
「おれは不死身の半妖だっ!!」
僕はただの僕だよ?的な所から卒業、自分を受け入れることで解決。

全体を通して、こんな時よくそんな事言ってられる、って軽口が多いわけだけど今回も。でもちょっとした会話の間の取り方がすごく丁寧で、バトルの動きのかっこよさとの兼ね合いをぎりぎりまで盛り込んだんだろうなとは思う。

しかし途中から何度か書いてるんだけど、ヨウムに取り憑かれたら実際どういった災厄があるのかがいまいちわからないまま進みまして。だって普通の人に見えないとこで闘ってるんでしょう?すべてのことを境界の彼方に押し込んで閉じた。

しかし栗山ちゃん眼鏡なくてもかわいかったな。
ナデナデ「嬉しいなぁ」のくぐもった声と表情とか、ラスト眼鏡かけなおすところ。秋人との心の通じ合いにもう少し切なく感動したかった感も。例のオモシロ会話に阻まれて浸り切るには今一歩。
栗山ちゃんは、眼鏡よりもあの髪型がいいんじゃないかな。毛先が丁度頬の辺りで揺れて、動くたびに遅れてついてくる。ナデナデのシーンのために開発されたデザインか?似合う髪型でした。
京アニの他の作品にもいえるんですが、スタイリストのついてる芸能人を見てるみたいだなーと、良くも悪くもかなぁといつも感じてしまう。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 49

マスルール♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【ネタバレ有】「京アニ初の“ダークファンタジー”作品!」

 

 自分はあまり、新しい作品を観ないのだが、ちょうど“1クールの作品”を探していたので、この作品を観ることにした―。

 内容も設定も何も知らなかったが、制作が「京都アニメーション」で、最近では「氷菓」が非常に良かったということもあり、“落ち着いた学園もの”を期待して、この作品に決めた訳である―。


 そして第一話…、案の定、“学校”から物語は始まり、夕刻の景色はもはや“芸術”―。キャラもお決まりの、“中性的な主人公”に、“可愛いヒロイン”…(しかも“ゆるふわ系のメガネ女子”♪)。

 (そうそう、それで良い… 予想通りだが期待通り… 屋上を見上げる主人公と、今にも飛び降りそうなヒロイン― えっ?自殺? いいよいいよ、ヒロインは多少“痛い”くらいが丁度良いから… えっ?自殺しそうな子にメガネ好き告白? いいよいいよ、どっちが痛くてもそれは“個性”だから… でもね、それじゃあ流石にヒロイン怒るんじゃないかなぁ…? 「不愉快です」 ほらね さぁ早く言い訳して どうせ、言い訳しても怒られるだろうけど… それでいいから…ね… 「君は…(ブスッ!)…ぁぁァァアアア!!」 やっぱり怒ってたね… そりゃ怒るよね… 怒って刺しちゃったね… しかも心臓だね… ……… ど、どうしようかね…(震え声) えっ?だって… これ京アニ… これ第一話…(錯乱) …… !! あぁ、そうか!分かった、夢オチか…! それか間違って最終回先に放送しちゃったパターンだな…! ハハハ そうだね、きっとそうだ… まったく…ドジなんだから京アニさん! ハハハハハ……
 ……ご静聴感謝(土下座))


 もちろんそんな訳もなく、オチとしては、“京アニ初のダークファンタジー作品”という訳である―。

 “京アニ”と“ダークファンタジー”…一見すると、“相見(あいまみ)える”ようにも感じるこの2つが、本当に“共存”できるのか…、懐疑的ではあったが、非常に楽しみにしながら、この作品を観始めた―。



 “物語”の評価は追々(おいおい)書くとして、まず何より“作画”が素晴らしい―。

 “瑞々(みずみず)しさすら感じる瞳”や“色彩”、同じ制服でも、毎回違った良さを出している、“センスあるキャラデザ”―。

 “背景”も、非常に細かく丁寧で、非現実的ながらも、“幻想的な空の色・背景色”は、もはや“芸術レベル”である―。

 それでいて、本作は“ダークファンタジー”であるが故に、京アニの画で、“迫力ある戦闘シーン”も観ることが出来、申し分無い完成度であった―。



 次に、この作品の良さを挙げるとしたら、“個性的”かつ“変態的”なキャラクター達だろう―。

 主人公・“神原秋人(かんばらあきひと)”は、ヒロインのメガネ写真をファイルにして保存しているほどの“変態メガネフェチ”―。

 そのヒロインである森山未…じゃなくて“栗山未来(くりやまみらい)”は、(絶対、最初違和感あったよね?どっかで聞いたことある、耳に残っているような感覚…)、男の子が“可愛い系女子”に求める、全てを詰め込んだような女の子で、“メガネの似合う”幼い顔立ちに、ゆるふわ系の髪、そしてドジっ子で貧乏性のガンバリ屋さんという、“放っておけない感MAX”の女の子(…最初は、目の前にあからさまに餌をぶら下げられている気がして、むしろ“拒絶モード”で観ていたのだけど、2、3話で口に針が刺さってました、すいません…(再土下座))。


 他にも、主人公やヒロインと同じ“文芸部”の部員であり、かつ物語の要点の“異界士(いかいし)”である、“シスコン加害者”・“名瀬博臣(なせひろおみ)”や、“シスコン被害者”・“名瀬美月(なせみつき)”…、

 異界士の敵である“妖夢(ようむ)”でありながら、秋人たちの味方である、“超妹系”で“しっかり者”の
“新堂愛(しんどうあい)”など…、

 個性的かつ、“変態男子の心をくすぐる”タイプのキャラが複数登場する―。それでいて、(前述した通り)、京アニの“完成形”とも言える作画であるから、“性格・外見”とも、特徴的でとても良かった―。



 そしてアニメを観る上での最重要項目、“物語”であるが…、結論として言えば、まだまだ“未完成”である―。

 というのも、原作(のライトノベル)自体が、まだ3巻しか出ておらず、ストーリーもまだまだ“謎だらけ”で、“秋人と未来の出会いの話”…と言うのが相応しい、“始まりの話(1クール)”である―。

 なので、“物語”や“設定”も、まだまだ“フワフワしてる感”が否めないのだが、既刊3巻、アニメ1クール(全12話)でこの内容なら、今後にかなり期待できるのではないだろうか…。


 この作品のジャンルが、“ダークファンタジー”ということもあり、本作でも十分発揮した“作画力”も相まって、命を懸けた展開には、“ハラハラする戦闘シーン”や“感動するラスト”も期待できるだろう―。

 秋人が“半妖(はんよう)”(=人間と妖夢の間に生まれた子)で、未来が“呪われた一族”として忌み嫌われる異界士という、“特別な存在”であることからも、今後の発展に期待でき―、
 “異界士協会”や “名瀬家”の目的、秋人の母・“神原弥生(かんばらやよい)”や父の正体、最終話で姿を消した名瀬家の長女・“泉(いずみ)”など…、

 “2クール×2(全50話)”でも終わらないであろう、話の広がるその“余地”に、“可能性”を感じずにはいられない―。


 ただこの“1クールのみの評価”で言えば、“演出”において、あともう少し“何かが足りない感”が否めない―。

 というのも、不条理な運命を恨みながら、自ら“孤立”を望んでいた(本当の気持ちはそうではない)未来と、“自分に似た境遇”の彼女を放ってはおけず、手を差し伸べた秋人…、  
 
 互いが互いに、互いのために行動する場面には、“感情をぶつけ合うシーン”が数多くみられ、“涙を流す未来”と、逆に涙は見せず“微笑む秋人”の姿に、感動させられるのが“必至”である…、

 …はずなのに、観ていて涙が流れたのは、“最終回のみ”であった―(例えば、未来と桜が戦闘の末、和解し、泣きながら抱き合うシーンでは、それまでの時間経過と比べたときの“突然感”に、違和感を感じた人もいただろう…)。

 感動はしたのに泣けなかった…、となると問題は、“演出の見せ方”が、少し物足りなかったとしか思えない…。それが(このサイトでもそうだが)、物語の“低評価”につながっているのかもしれない―。



 しかし、この作品は、決して内容の薄い作品だというわけではなく、個人的には、少し評価が低すぎるのではないかとも思っている―。

 この作品は、OP「境界の彼方」、ED「Daisy」とも素晴らしく、特にEDの方が、作品の“世界観”にも合っていて好きだった―。

 しかし、第10話で、未来がこの街に来た理由が説明され、アバン(=OPの前に挟まれるシーン)の、未来がこの街に来るため電車に乗り込むシーンが、“今までのOPの映像に繋がり”、それからは一層、OPが好きになった―。


 また、この第10話によって、第1話で未来が秋人を殺そうとしていた理由など…、今までの“不自然な流れ・伏線”が回収され、“表面的には”打ち解けていたと思われていた未来と秋人たちとの関係だが、実は、心の中では何度も“葛籐”していた…、
 …そんな“未来の心情”を察すると、何ともいたたまれない気持ちにさせられる―。

 そう考えると、“最終話”で、死んだと思われていた未来が、秋人たちの元に帰ってきた、あの展開は、やはりこの終わり方しかないなと思わされる―。



 前述したとおり、本作は、「境界の彼方」という作品のまだまだ“一部”であり、秋人や未来たちを待ち受ける物語の、“ほんの始まり”に過ぎない―。

 なので、これからの“展開”に期待しつつ、早く続きが観たい、そんな“未完の大器の片鱗”を感じさせてくれる作品であった―。


 (終)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 14
ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

4話からエンジンかかってきた。それまではラノベ原作だけあって会話がしんどい(^^;

悪口が多いので読むかたは注意

まどかマギカと化け物語を合わせたような感じ?そこを目指して作ったのかな。
ラノベ原作らしくクセのある会話が全く面白くない。
1話ネタバレ
{netabare} 主人公が不死身だからといって痛覚はあるのに何度も男に挑んで刺す眼鏡女はイラッとする。どれだけ痛いと思ってるの?ドジっ子具合もベタだ しかしこれには理由があることがわかった。それはまだまだ大分先の話しのことである {/netabare}
作画は一級品でバトルの動きなども凄い
歌は ちはらという京アニ作品にやたら出てくる女の人で、ヴァイオレットエヴァーガーデンのエンディングを変なかんじで歌って作品の雰囲気をぶち壊した人だった。
でも境界の彼方のオープニングでは作詞畑亜貴なのもあいまって特に悪くなかった むしろ良かった

正直2話で切りたいのだが、あにこれの点数が約87点となっておりこれはかなり高い!
ということは今我慢して見ていればこの後うなぎ登りに作品が面白くなるはずだ!
もしならなかったら時間を返してほしいと思うと共にあにこれの点数を今後疑うことになる。
{netabare} 結果そうなった {/netabare}

2話ネタバレ
{netabare}2話でワルプルギスの夜的なボスの事が明かされたのでとりあえず物語の大目標は決まったのかこいつを倒すのが目標? {/netabare}
今後どう面白くなるか話はわからないが動きと絵が凄いので、会話は適当に流しながら絵と音だけを集中してみていこうと思った。
現時点で点数をつけるなら74点です

3話と4話を見ましたが、意外な展開で良かったです バトルシーンは静止画を挟む場面がちょくちょく出てきてしまってます。
{netabare} 主人公男がラスボスなのだとしたら、どう封印するのでしょう。主人公は最後消滅させられてしまうのか、 それとも化け物部分だけ倒してハッピーエンドなのか{/netabare}
続きみたくなってきました 今点つけると76点です

5話感想
{netabare} 先週シリアスだったのになぜか突然の日常会!?振り幅ありすぎてポカーン話しに入っていけません
京アニは花火あげれば感動すると思ってる?どうにもこの作品のとらえどころがわからない。シリアスで見れば良いのか今回みたいにコメディで見れば良いのか。 {/netabare}これから面白くなるのかなぁ。今のところ不安だわ

6話感想↓
{netabare} ついに吹っ切れてギャグ路線にしたのか…。このアニメ順番を間違えたのかな。
ギャグ回を前半にいれて、そこからシリアス戦闘に持ってった方が良かったのでは(-_-;)
最初シリアスからのギャグ路線はどうにも対応しにくい。話しの本筋的にまたシリアスになること確定だろうし
{/netabare}
そんなこと思いつつも6話は神回でした!作りてのかたたちも楽しんで作ってたのではないでしょうか。
9話くらいからシリアスかな?それまでは何も考えずに見よう。いまのところ75点くらいと採点します

7話感想↓
{netabare} なんかあっけなくギスギスが解決してしまった(∵`)あれだけギスギスしてたのに、斬り合って少し話しただけで解決とは。脚本が全体的によくない気がする{/netabare}
今のところギャグに行くわけでもなく、シリアスに行くわけでもなく非常に中途半端でフワフワしてる。 視聴者として困惑している

8話はいきなり棒読みの女の人が出てきて笑えましたw{netabare}いつのまにか眼鏡ヒロインが主人公男に惚れてる!?そんな描写なかったはずだが最後良いかんじに恋愛要素で終わらすために無理矢理惚れさした感ある
{/netabare}
京都弁のお姉さんの演技が最高でした!8話は脚本も良かったと思います 脚本はどうも一人なので演出とかの違いで話しの印象にばらつきが出るのかな?

10話ネタバレ感想↓
{netabare} まさかの1話の伏線が回収されました
このアニメを楽しむには10話まで見ないといけなかったのか!うーん話しが切ない
オープニングの映像を10話のここに繋げる演出最高よ!
3話でアニメは大体切られるのでここまで見れた人は良く我慢してきたなぁと思う。
自分はあにこれで87点をつけていたので尻上がり作品なのだと思っていたから見たが、どうにも前半に分かりやすい伏線や興味を引かせるものがなかったと思う。2周すると色々わかるのだろうか?{/netabare}
後はうまく締めるだけだと思います。残り2話、で大いに感動させてもらいたい
とりあえずここまで見て栗山さんしかキャラの名前が頭に入っていない(´•_•`)ここまでキャラの名前が気にならなかったアニメも珍しい

全話見た感想
栗山さんの声優が上手い
愛ちゃんがかわいい
オープニング曲が良い!茅原さんはアカペラじゃなくてこういうテンポの良い音楽に合わせると凄く合うことが解りました!

ストーリーは!?…。ストーリーの感想要りませんよねこのアニメは!作画が凄くて色使いが綺麗でなんかバトルも良く動いてイヤー凄い雰囲気のアニメだったわ(^^;
これが86.7点で歴代125位!?まさかそんな…。
全話ネタバレ↓
{netabare} 投げっぱなしで根本的な解決はなにもしていない、最後もフワッと栗山復活して終わりで視聴者おいてけぼりの雰囲気アニメがそんなはずはない !{/netabare}

京アニファンの組織票だろうか(*_*)熱狂的なこの原作ファンが沢山いるのか、それとも正当な評価でこうなったのかはわかりません
しかし私は点数をつけるなら75点の凡作で6話と10話だけ見れば良いかなといった感想です
シリアスにもギャグを混ぜるし、ギャグも基本ラノベ台詞でスベってると思います。話しもご都合でジャンプの打ち切り漫画かよといいたくなりました
恋愛要素に発展する描写も少なくて、本当にどこをとっても中途半端になってしまっているんだと思います。
突き抜けているのは間違いなく作画です
知り合いに勧められて見たのですが、どうみたら良かったのか一時間問い詰めたい。どこがオススメだったのか、どこに着目すれば良かったのか。未熟な私に教えてください。
歴代125位の作品なのですから必ずそれは見た人が感じれるものであるはずです。

この監督は今作の不満が全て無くなったかのようなアニメ、ヴァイオレットエバーガーデンの監督でもあるので、5年ですさまじい成長を遂げていると思います!次はどんな作品を作ってくれるのか。次回監督作品に期待したいです!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 8

80.9 4 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング4位
オオカミさんと七人の仲間たち(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (2119)
12458人が棚に入れました
『オオカミさんシリーズ』は、沖田雅による一連のライトノベル作品。アスキー・メディアワークスの電撃文庫より、刊行。2010年にTVアニメ化。相談を解決する代わりに、情報や将来の協力を依頼する「貸し」を作る御伽学園学生相互扶助協会。通称、御伽銀行。ボクシングを学ぶ攻撃タイプの大神涼子と情報タイプの赤井林檎は、御伽銀行に所属する1年生。猟師だった祖父の影響で気配を消すことに慣れすぎて視線恐怖症の森野亮士は涼子にほれていて、ふとしたきっかけで御伽銀行に所属することになる。

声優・キャラクター
伊藤静、伊藤かな恵、入野自由、野島裕史、堀江由衣、川澄綾子、浅沼晋太郎、豊崎愛生、こやまきみこ、釘宮理恵、矢作紗友里、甲斐田裕子、福井裕佳梨、新井里美

takun92bab さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あれ、八人じゃない?-隠れた、ちょっぴりな名作なのではないかー

まず、自分がこの評価にする前に自分がずっと気になったことね。タイトルはたぶん7人の小人をなぞりたかったのは分かるが、数えてみると8人だということに気づいた。この作品を視聴した後見たが実際作者が一人のキャラをサブキャラに昇格したことにあるみたいだったので少しほっとした。

っと、自分の感想ね。

この作品を見るべき魅力とはどこかという点を幾つか以下に述べる。

1.一人ひとりの成長を軸にしたプロット
私個人どの作品にもキャラクターが成長を見せないとその作品に魅力を感じる人が少ないと思う。これはどのアニメの名作といわれているものにどこかある(例:ポケモン、ドラえもんの映画、スラムダンク、進撃の巨人、とあるシリーズなどなど)。実際、作品でそういう成長を見せないのはあんまりないと感じる。

この作品では、ほとんど全てのキャラクターに当てはまることで、みんなを助け合うことを趣旨としている御伽銀行という部活のメンバーだからこそである(部活という定義づけも面白い)。登場人物全員は、一つ一つの大変な、時に理不尽な依頼を乗り越え、それを乗り越えたことにより成長につながっている。これに魅力を感じない人は少ないのではないだろうか。

2.先ほどの魅力1とラブコメというテーマを被らせた
ラブコメではよく成長を描くが、それはキャラの恋愛能力というかその恋愛対象の相手に気遣う気持ちなどだが、この作品はそうでもない。勿論、主人公二人の間のモヤモヤした恋愛感情(いや、可愛かったね。高校時代に戻りたいねw)などはあるが、主人公などのキャラクターは恋愛というより内面の成長が本当にできたと感じる。これはラブコメでは少ないのではないかと思う。

3.キャラクターの名前
これは小さいことであるが、一人ひとりのキャラの名前が皆さんがよく知っている童話のキャラクターの名前と被らせているのは非常に面白いなっと思う。これは例えば高橋留美子のメゾン一刻で見れる駄洒落といえるような名前ではなく、実際そのキャラの名とキャラの行動を比較しているとこの作品をもっと面白く見れると思う。例えば、林檎ちゃんは赤ずきんちゃんと被らせているが全く赤ずきんちゃんと性格は似ていない。むしろ腹黒い。そのギャップが更にキャラを引き立ている構成はナイスジョブと作者に言いたい。

4.声優陣が豪華
あんまり声優の名前とかは知らないが、この作品の声優の名前をみたら声優をフォローしていない身でも知っている声優だらけでびっくりしてしまった。声優陣の豪華さだけでもこの作品を見る人も多いのではないだろうか。

逆にマイナス点は、
(1)悪役のキャラクターが少ない上に魅力が少ない
どの名作でキャラクタの人気投票などをしたり、キャラクタの話をすると必ず挙がるのは悪役である。そしてどの名作が名作になっているのは魅力的な悪役が存在しているからだと思う。

もしこの作品を修正することができたら、それは悪役にあると思う。その悪役は悪名が高い鬼が島高校の生徒会長の羊飼士狼であるが、私は全く魅力や親近感を感じられなかった。実際、このキャラに対する憎悪は誰にでももてると思うし、現実にいたら、警察に捕まって欲しいですね。ただ、このキャラは本当にそれだけ。少しSchool Daysの誠のくそさ、ピーチガールのさえなどを思い出す。
なぜこういう性格になったか、その罪について何か本当は悔いとかないのか。視聴者が憎むだけのキャラクタではなく、憎んでいるけど同情してしまった憎みきれないキャラクタが登場していたら更にこの作品に良さが出ると思う。

(2)ちょっと回数が少ない
最近のアニメは12話で終わることが多いが、私はどの作品も12話で終わりいい作品が作れるアニメは極稀だと思う。オオカミさんと七人の仲間も同様である。もう少し他のキャラクタの生い立ちなどを知りたかった。まあ、原作を読めっということなのかな。

(3)ちょっとベタ的なところは否めない
この作品を視聴して実際プロットを予想することは少々あった。これは少し魅力を落とす悪い点なのではないかと思う。後、一部ごり押しで笑いを取ろうとしているところもあったのが少し不服であった。

結論:
以上から全体的にいい作品だったと思う。これを見るに値するかっと言ったら、見たほうがいいとオススメをするね。もう4年以上前の作品かもしれないが、まだ全然見れるし気持ちが安らいだのもあるし、恋愛したいなっという気持ちにもなる(後1年ちょっとしかない大学生活。早く彼女作りたい、とほほ)。名作といわれている作品と比べ、意外とあにこれでも箱に入れている人が少ない上、同時期に放映されていた作品陣を見ると放映した時期もよくなかったのではないかと少し感じる。だからこそ、この作品を視聴した人は少し隠れた名作(?)に出会えたのではないかと少し感じる。

後、個人的に好きだったキャラクタは主人公の二人、林檎ちゃんと乙姫ちゃんだったね。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作者かわいそうシリーズ①

点数をみていただいてお察しのとおり褒めるところがない
主人公に殺意がいたアニメ
かわいいキャラが蔑まれ、ろくでもない男の意のままにされる
そんな歪んだ内容であって視聴して楽しめるひとは
男尊女卑の意識がよほど強いか、もしくは
キャラ萌えがあればストーリーは一切気にしないというつわもの。

・ほめるべきところ
登場するヒロインたちがとにかく可愛らしい
それだけに色々と残念。
ほめるところは終わりです・・・先を読むのが不愉快になりそうな方は
ここまで読んでいただきありがとうございました。

・主人公について
普段はたよりないがピンチに覚醒する
どれくらいたよりないかというと
視線恐怖症で人と目が合わせられないエリートっぷりです。
しかし女性にだけは強気に出れるらしく1話で告白にいきます
ろくに話もしたことがない少女に。。

当然、覚醒できるので努力は必要ない。途中で鍛えたりもするが
正直ほんのちょっと鍛えて格闘術があがるのもおかしい
後付けの努力描写が無駄すぎます。
なんの努力もなく覚醒したくせに急に自信過剰になり
急に周囲を呼びつけにしたりする始末
製作者はいじめられっこか何かだったのでしょうか?
歪んでいます。

子供のころに武道をやっていて才能はあったが、メンタルが弱くて
実戦がダメだった等の設定のほうがマダいい・・・
とにかく自分で解決しないと気が進まないし
他人の心情は決めるけるスタイル。ザ・しゅじんこう
初回は積極的なもののチート覚醒してから女性に興味は失せるらしく
すすんで歩み寄ることはしない
基本的に女性を下にみていることを隠すそぶりがない
なかなかのクズです

・メインヒロイン
強がっているが本当は弱い。という設定の武道家っこ
初回に主人公に告白される不運な美少女であり
主人公にお前は弱いからと押さえつけられれ
強がってみせる出番などほとんどない
他サブヒロインたちも美少女揃いですが見せ場は主人公がかっさらうので
個性は霞みます。

・設定
エリートを集めた学園にメインキャラが属する学園モノ
その中にスッペクの高い生徒が集まって組織をつくり
一般生徒のトラブルを解決するという
なんとも清々しい中二っぷり
キャラ設定に実在の童話のエピソードをいれているが
ナルホドっと感嘆するほど深い話はなく
ラブコメがしたいのかバトルがしたいのか
何も実を結ばないまま話が終わるので設定は忘れてよいです。

・斬新なナレーション
キャラクターの心情や場面説明、キャラへのツッコミなど
想像を超える量のナレーションが入ります
台詞に被っていて台詞が聞こえないこともしばしば
そして、観ればわかることをわざわざナレーションしてくることが
非常にわずらわしい。

バラエティー番組で笑い声のSEが入って
ここが笑いどころだから笑えよ。って押し付けられたときに
感じるような不快感がここにあります。

さいごに
構成にされた方がこれがデビューだったらしく
非常に残念な仕上がりになりました。
この方の完成はまちがいなく一般向けではないので
なにか別の趣味をさがされたほうがいいと思います。

駄文におつきあいいただきありがとうございます。
タイトル思いつかずシリーズとか書きましたが予定ないです。。
失礼します

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

キャラクターの元が子供たちが良くしる物語りからとった所がおもしろいですね~ 主人公へタレだけどww

ストーリー

この作品の主人公の森野 亮士は中肉中背身長も平均的と至って外見は平凡な男子高校生でした。彼はその平均すぎな性格を利用し、どこにいても彼の存在に分からない存在になっていました。そのため人のいない田舎から出てきたため極端に視線に弱く、見つめられ続けるとパニックに陥る対人恐怖症及び視線恐怖症な性格でした。
けれど、ある日亮士はある決断をしました。それはある日御伽学園高等部1年F組に在籍し、御伽学園学生相互扶助協会の部員の大神 涼子に告白しました。
そのおかげで、御伽学園学生相互扶助協会に入りました。
この話は御伽学園学生相互扶助協会の日々の話です。

私の感想。

はじめは主人公の超へたれにはイライラ来ましたね。人に見られるだけでパニックに成ったり、変なわめき声を出したり、かなりイライラしました。けれど、最後のほうは結構へタレでなくなってよかったです。

そして、この作品のキャラクターのイメージがモデル作品がある所です。たとえばメインヒロインの大神 涼子は「赤ずきん」をモデルに、赤井 林檎は「白雪姫」など、昔から、あるような物語のキャラクターを前提にしたキャラクターデザインがかなり良かったです。そのおかげでどのキャラクターどこか思い当たるキャラクターで非常に良いです。

次にこの作品でよかった所は主人公ははじめに告白をしていた所です。普通こういう作品の主人公は好きなのか好きでないのかはっきりしていない所が大きく見られますが、この作品の主人公はきちんと告白をしていて、「好き」っと言う気持ちが分かってよかったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品で一番特徴的な所はナレーターです。この作品にははじめから最後までナレーションが着いているのです。このナレーションにはの声優さんは「新井里美」なのです。

この作品を見た事は無い人は意味が分からないと思いますが、「とある魔術の禁書目録」「とある科学の超電磁砲」に出てくるキャラクターの一人の「白井 黒子」の声とまったく同じでこの作品を見ている時についそのキャラクターが思い浮かべてしまいます。なのであまりこの作品(オオカミさんと七人の仲間たち)とは関係ない事ですが、その二つの作品も是非見てみてください。

オープニング

「Ready Go!」
結構乗りのいい曲で私は気に入っています。そして、キャラクターの説明がきちんとされていて、私は気に入っています。とくにキャラクター説明の時にユルキャラとして、キャラクターを説明している所が最高でした。ネタバレ要素は結構ありますが、まあ、まだ大丈夫でしょう。

エンディング

「赤頭巾ちゃん御用心」
正直な気持ちを言うと私はこのエンディングの曲を気に入れませんでした。なぜでしょう・・・ けれど、この作品に合っている事は事実なのですが・・・ そして、私が好きなユルキャラもしようしていうるのに・・ 正直分かりません。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 28

81.5 5 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング5位
ゴールデンタイム(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2207)
12083人が棚に入れました
東京のとある私立大学の法学部に入学した主人公・多田万里は、入学式の後に行われる新入生オリエンテーションの会場である学部キャンパスへ移動中、道に迷ってしまう。同じく道に迷ってしまった同学部の新入生・柳澤光央と出会い、意気投合した万里であった。なんとか目的の場所へ辿り着く目処がついたそのとき、2人の前に薔薇の花束を持った美女が現れる。彼女は花束を光央の顔に何度も叩きつけた後、その花束を光央に渡し「入学、おめでとう」とだけ告げ去っていってしまう。スタイルも身につける物も全てが完璧な彼女・加賀香子は光央の幼馴染みで、幼い頃に光央と交わした「結婚」の約束の実現を夢見て、さまざまな形で光央を振り回してきた。そんな香子から逃れるために、有名私立大学の付属高校からこっそり外部受験で現在の大学に進学してきた光央だったが、新入生オリエンテーションの会場でも香子は2人の前に現れる。香子もまた、光央を追って外部受験で法学部に入学してきたのであった。

声優・キャラクター
堀江由衣、古川慎、茅野愛衣、石川界人、木戸衣吹、比上孝浩、佐藤聡美
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

高飛車姫と記憶のない王子の逃避行(全24話)

(総評)
見終わってみれば、なんてことない爽やか〜リア充物語でしたよ…

20〜23話くらいが、観るの重たかったかな。
気持ちの視野の狭くなってしまった主人公が、シリアスにうろたえてアワワギャーッとなってしまう類いが嫌な人には向かないかもしれません。

たくさんの脇役の楽しさのおかげで、主要キャラの味も引き出され、観切ることができました。
(非リア充ながら常に自信を持って面白いことしてくれる「二次元君」、
主人公達が活動していたお祭り研究会の面々の集団的な笑えるやり取り、
いつも主人公に安易な理解はせず、しかし愛ある喝をいれてくれる隣の部屋のナナ先輩、
ビシッと言うとこは言うけど、気の抜けた笑いをもたらしてくれる香子のお父さんなど。表彰もんだっ)

三角関係をうまいこと記憶喪失に絡めたのか〜?ぐらいで始まった印象でしたが、段々、{netabare}記憶の混濁と再喪失{/netabare}の重みになり。の、割に爽やか〜に復活・終結しましたね。
んー。記憶云々入れないで、普通に大学生活の変わったラブコメにした方が脇役ももっと生かされて面白ったのでは…?

でもやっぱり最後まで見守った1人としては、りんだの保護者のような姉さん心が凛々しく美しい!と思ったし、万里と香子のバカップルはどこまでもバカップルに幸せでいればいいじゃないと思いましたよ。

でもやっぱりオレ対オレを長引かせるより二次元君の私生活を充実させてやるとかかんとか、笑えるところがもっと見たかったかな。



視聴中のダラダラとしたレビュー
{netabare}
キラキラした青春ラブコメになるのかなーと思っていたら、
主人公とヒロインが情けないエピソードに巻き込まれ、ドタバタ劇の中で自分のあり様を見つめていくようだ。
{netabare} このヒロイン、見た目は近づき難いゴージャス美人なのに、片想いの幼馴染への執着心がトコトン強くて、彼の前で喋り出すとドンドン…高飛車で強気でゴリ押しで勘違いも甚だしい酷いキャラになってしまう。
(またやっちゃったー!!って、潮が引いた後のような反応がおかしい。)
昔流行った「白鳥麗子でございます!」みたいだな。
主人公に対しては、名前がなかなか覚えられなかったくらい意識しない分、自然体で情けない面を見せている。主人公には、素直に失礼を詫びて後悔できるのにね。 {/netabare}

3話
{netabare}「NHKへようこそ!」?みたいな展開を見せた、宗教誘導サークルの エピソード。思わず、そうくるなら続きが楽しみだ!と乗り出してしまった。変な話の方が気になるじゃない。「四畳半神話大系」でもああいうの出てきたけど、サークルってそういう罠がありがちなんでしょうか(ー ー;)。

そういえばうちの町には…
一見オシャレな自転車屋で、中には若い女の子と楽しそうにツーリングする写真がいっぱい飾ってあって、どうですかアナタも、と自転車買わせて誘われて行ったが先は宗教関係、というお店があるらしい。罠!!{/netabare}

幼馴染にキッパリハッキリ振られて、ヤケになって。
「自分の想いばかりを見てきた自分」の過去を捨てたい彼女と、{netabare}記憶喪失で過去が無い、{/netabare}今だけがある主人公。どこか無謀な2人はいつも破れかぶれで荷物を置いて逃げるハメに。でも何だか、気づけば2人とも楽しい。
「何をおいてきたって、結局大丈夫みたい。私、以外と頑丈みたい。」
さりげなくいいセリフかも。
{netabare}
4話の茶店で声かけてきたNANA先輩は、ただのパロディネタかと思ったら、公式サイトのキャラクターリストに居るね。この先も出てくるのかな。
林田先輩も奈々だけど…?2人のナナって点もパロディ??なぞだ。
香子のちなみ責めはおかしかったけど、笑えない人もいるかも…。男の人にはどうなんだろう、この性格難ヒロイン。 {/netabare}


5話
{netabare} 「ありがとう、すべてのいのちにありがとう」香子さんの想定大爆発、やるなぁ〜
ブァーカブァーカってミツオ…。
こーこさん、失言して〜口笛〜って今時( ̄O ̄;)オモシロイ
{/netabare}
「さすが親友!親友だから!親友なのに!」親友大連発。心の友に飢えていた香子さん、よしよし。
記憶の幽霊はどうしたいのかな。

6話、7話
{netabare} ミツオの告白を見届けてショック。
まだ引きずってたのかな?と思ったらこーこさん。違ってた。

万里の告白断ったのも、ちゃんと自分のルールで落とし前つけたかったんだね。

香子さん、「超音波」なるちなみの男女問わないモテモテさに嫉妬して…そんな何もない自分にまたガッカリして。
入学したてで仕切ってるちなみは確かにすごいけど、香子さんはコンプレックスを受け止めて言葉にできてるのが、可愛いね。言える万里とのいい関係。
壊れないで欲しいけど、失った過去が絡んだときの万里の不安定さが陰りを見せる。
反面、2人の付き合いだしのキラキライチャイチャパラダイスが〜

あのね、2人のはじめては、パリで!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
パリ!行きたい!どーやったら行けるんだろ〜*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
{/netabare}
万里さん落ち着いて!そのノリは詐欺に乗せられる男のようだぞ

でもこの2人のミュージカルみたいなノリが楽しくて、もういいじゃないラブラブで!と思うんだけど、そうは問屋がおろさないんだろうか。どこの問屋?
万里の過去問屋、りんだ番頭はんが出てくると、香子さんといた明るい部屋が途端に生活感を帯びて物悲しく。どうなっちゃうの。

この作品は、登場人物の名前がとても覚えやすいな。あだ名を絡めたり音をふんでたりするからかな。

8話
やなっさん絶不調。やつれて部屋は荒れ、女に絡まれ。
やなっさんを助ける万里の、こーこさんのパクリなノリが楽しいね。 {netabare} 芸達者な万里さん。記憶が欠けたぶん、他人の反応の吸収応用力がいいのでしょうか。
「あの人だったらこうするな」っていうマインドをいくつも蓄えとくことって、支えになるとか。
万里の中の「あの人だったら」はだいぶ欠けてるのかな?記憶がない場合の「自分だったら」はどこから出てくるものなんだろう。不思議だね。

記憶の背後霊、一瞬、起きてきた香子さんかと思った。怖い。
{/netabare}

9話
香子さん、不安になってる。やっぱり聞いてたのかな。
「ごめん、全部オレが悪い」
から始まる高校時代の回想。

万里、メソメソした子かと思ってたら、男らしいところあったんだね。ややこしい状況の時に、とっさにリンダを隠して守って…。


10話
二人がひとりの中に同居している万里。記憶はないのに気持ちが浮上してきて。
ナナ先輩が居てくれるおかげで、リンダと万里のモゾモゾした空気を観続けることができる。
ナナ先輩、携帯メールは病院の外で送っていたり、タクシーで後部座席でもちゃんとシートベルトしてたり。社会規則を守ってる方じゃないですか。
{netabare}
倒れた万里と介抱してたリンダの元へお見舞い、香子さん無理してる…頑張ってる。自分の混乱した心情を整理した上で人に伝えるのって、難しいよね。万里は、整理できなくても混乱しているんだって現状を、香子さんに伝えるべきじゃないかな。やなっさんと二次元君の悪ノリが飛び込んで来たおかげで、楽しい。 {/netabare}

11話
いろんな先輩たちのアドバイスが楽しかった。ねじれた三角関係が不安になるけど、まわりの人達に恵まれてると気が紛れるね。

13話
記憶の幽霊が怖い。自分を縛る自分。でもうまい設定かなぁ。万里を嫌いになれないもの。
あとやっぱりおまけんの人達とのくだらなくも明るいやり取りが、いいねぇ。香子さんとのおかしなデートも。こういった思い出を日々積み上げることが、きっと幽霊を祓う力になるんじゃないかな。
オープニング見る限りは、この先も万里と香子さんのラブストーリーがメインなようなので、ちょっとホッとしてε-(´∀`; )見守ります。
記憶の幽霊の溶解や和解がどうなるのかが、今後の盛り上がりになりますね。

14・15話
二次元君キャラ面白いなぁ。
海行こう計画。たくさんのくだらなくも楽しい記憶を積み重ねていければいいね。そうだ、うまく行くことばかりじゃないんだ、それを楽しもうと決め込んでる万里、こーこさんも惚れるわ。

どっか安宿でも泊まってけばいいのに、強行軍の帰り道。
ドキドキした。

16話
実際の事故と、聞いてた「事故る」の感覚の違いを語る二次元くん、素直でしみじみ。
事故後にずーっとこうこさんの顔を覗き込んで心配してた万里。
おとーさんもいい人…楽しい人ー。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 39
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

青春とは嘘であり、悪である

青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺き自らを取り巻く環境を肯定的にとらえる。
彼らは青春の二文字の前ならば、どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げてみせる。
彼らにかかれば嘘も秘密も罪科も失敗さえも、青春のスパイスでしかないのだ。
仮に失敗することが青春の証であるのなら友達作りに失敗した人間もまた青春のド真ん中でなければおかしいではないか。
しかし、彼らはそれを認めないだろう。
すべては彼らのご都合主義でしかない。結論を言おう。
青春を楽しむ愚か者ども、
砕け散れ。

このアニメを見ていると比企谷のこの言葉を思い出します。
いつか視聴断念するだろうなぁ、と思いながら視聴してましたが、ここ数話、そして今回の8話が本当に理解出来なかったので断念します。


なんというか、やりたい事、伝えたい事、作品の魅力が全然見えてこないんですよ。
それでいて、キャラの行動も意味不明な事が多い、共感出来ない事ばかりです。
{netabare}○記憶喪失
{netabare}まぁ色々ツッコミどころはありますが、扱う事自体はいいんですよ。その設定を生かせるなら。
この設定は明らかにリンダ先輩ありきのものじゃないですか。
他のエピソードに絡めるくらいでないと、捌ききれない設定だと思うんですが…
とりあえずリンダ先輩が置かれた状況を整理すると、友達以上恋人未満だった同級生が告白し、返事をする日に相手が事故に遭い記憶喪失、その後その同級生は自分のことを先輩と呼び、同級生は何も知らないが、自分は全部覚えている状態。
とんでもない状況ですよね…
リンダ先輩の立場になって考えたら、気が気じゃなくなりますよ。
しかし、実際に視聴するとあまりリンダ先輩の気持ちが伝わってこないんですよ。
設定を捌ききれてないから、リンダ先輩の感情がすんなり自分の中に入ってこないんです。
このエピソードが中心ならまだいいんですが、加賀香子などなど、他のエピソードもあって、描写が弱いし、描写をするタイミング、展開も良くないと思います。
普通に考えれば期待度が大きいはずのリンダ先輩にあまり感情移入出来ない、この時点で今後の期待度はかなり落ちました。{/netabare}


○各キャラの行動に対する共感
{netabare}私だけなのかなぁ、このアニメのキャラの行動に全然共感出来ないのは。
特に居酒屋のアレ以来の行動がマジで意味不明で、私はもう無理だと思いました。
適当に意味分かんなかったこと挙げてきます。
・岡「バカじゃん?」
→私「えっ、何それは…(ドン引き)」
いや、いくら呑みの場とはいえ、もっと言いようがあるでしょ…
それで、さらに問題なのはこの後です。
岡の言い分としては、アレは呑みの場のため告白としてカウントしてない、柳沢があれだけ避けるとどうすればいいか分からないとのこと。
これに対し、万里は励ます会なるものを作り、遊園地に岡が来て、一緒に遊んで仲直りだそうです…
ねーよ(笑)誰か比企谷呼んで来てくれよ。
まず、岡が柳沢を傷付けたということを理解してないことがおかしい。
飲み会の幹事もやって、天然だけどもあれだけ気配り出来そうなのに、そこに気付かないのはちょっと…
そして、それを誰も岡に指摘しないのもおかしい。誰も思わないの?
告白に対して「バカじゃん?」って言われて、他の人にも噂されるってどうよ?
「バカじゃん?」以外に言葉は無かったんですかねぇ…
この際、岡が気付かなかったとしても、誰か気付いて「あの言い方は流石に酷かったんじゃない?やなっさんに謝ったら?」くらいの言葉はかけれたはず。
そりゃあ告白した柳沢はアホだろうけど、その返答は余裕で柳沢の行為を凌駕するでしょ。自業自得では済まされないレベル。
相手のことを考える、相手の立場になって考えるということをしないのでしょうか?
自分のことしか考えてないじゃん。
そんなんだから、問題なぁなぁにして、特に解決した描写もないまま仲直りさせたんでしょ?
何?9話を見ろって?もうお腹いっぱいです。

・「多田くんのことが好きです」
もうさぁ…このカップル本当に互いのこと好きなのか分からないっすわ。
「片思いに敗れた優しさに多田くんを選ぶ(割愛)」
まさに見ている人が思うことですよね。加賀さんいわく、これじゃあ嫌だからシナリオがあったとか言ってるけど、視聴者に突っ込まれないように先回りしたみたいな印象なんですよ。
そんなこと言うくらいなら、もっと多田くんが好きだという描写して、そんな言い訳くさいことをヒロインに言わせないで下さい。
それか、多田くんにそんなに早く告白させないで下さい。
そして多田くん、あなたは彼女が部屋で寝ている中、何堂々と他の女の人と恋愛絡みの話してるんですか?
加賀さんに告白して、友達やめよう的な発言して、それだけ本気で考えていた描写して彼女出来た挙句にやることですか?
マジで本気度が分からない。好きなの?そうでもないの?
リンダ先輩の描写は絶対に必要です。
というわけで、これは完全に展開ミス、この描写をやるとしても、付き合ってすぐの時にやるのはさすがにおかしいんしゃないですかねぇ…
あぁ、付き合ってすぐだけど、リンダ先輩のこと気になってるのか。
これは君のいる町以来の問題作候補かな(笑)

・リア充うぜえ?
変換ミスじゃないですよ。意図的な?です。
いや、確かにうっとおしいんだけども、なんか茶番っぽいんだよなぁ。
例えるなら、中学生くらいの演劇部が文化祭のステージで大袈裟に彼氏彼女を演じてるみたいな。
たぶんね、文化祭の方は笑いが起こると思うんですよ。
それくらいシュールなリア充描写に見えた。
あれ恋愛じゃなくて演技でしょ?嘘で誤魔化してる親を騙すための偽装カップルでしょ?って感じでした。
もう、何を伝えたいのか全く分からない。
ウザさを伝えたいのか、単に恋愛描写を伝えたいのか、浮かれっぷりを伝えたいのか、シュールな図を届けたいのか。
今の僕には理解出来ない…{/netabare}{/netabare}


初めてスマホで文章書いたわりには、予想外に長くなってしまいました。
今期のラノベ枠がどんどん脱落していく件について。
岡田さん脚本の長井監督なら何か変わってたかなぁ?

投稿 : 2025/01/04
♥ : 17
ネタバレ

さんちゃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

主人公とヒロインが顔と顔を見合わせて「ぷっ・・あははは!」て笑うようなアニメのままで良かったのに

いつか面白くなるかなーと思いつつ見てたけど
いつまで経っても盛り上がりが無くつまらなかった。
2クールも必要だったのだろうか…。

冷静に考えるとシナリオ自体に不自然さはそこまで無かったけど
如何せんキャラの心情が突飛で理解に苦しんだ。
また、意図不明なアクシデントの挿入が多々あり、感動しようと
真剣に観ている気持ちを阻害するため、結果として駄作をつっこみながら
楽しむスタンスで視聴せざるを得なかった。

以下気になった部分を箇条書きします。
やや酷評にあたるかもしれないので、ゴールデンタイムが好きな人は見ないで下さい。

例えば、理解に苦しむ心情としては、
{netabare}
・多田万里が卒業記念Tシャツに名前が書かれていなかったという
理由で突然泣き出す。「おでの!おでのなばえがない!」こんな男嫌だ。幼児退行かっ!

・21話辺りで、加賀香子が万里の精神的な病状を憂えて「大丈夫、
大丈夫、全部大丈夫だよ。私が一緒にいるよ。私が一緒なら世界征服
だって出来るよ」みたいな事いってたにも拘わらず、次の話で何の
前触れもなく突然、別れようとか言い出す。

・リンダ先輩と仲良く話してるだけで、岡ちゃんがいきなり現れ
万里を「最低」と罵って万里を無視しだす。
理由については後々説明はあるけど、もう少し事前に岡ちゃん視点での憤りを
見せないと、視聴側からすると訳が分からない。
その前に、岡ちゃんがヤナっさんに未練があったなんて、全話通しで見てもピンと来ない。
いくら飲み会の席とはいえ、ヤナっさんに告られた時、平気な顔して
「馬鹿じゃん」て返事してたし。あれ見て、その事実に対する説明もその後数話
おざなりにされてたから、ヤナっさんの告白自体単なるギャグ要素として作用してたのかな
って思ってた。
(女性キャラが香子、リンダ、岡ちゃんの3人になって、それぞれの心情を2クールで
描こうとすると尺的に難しそうなんで、結果としては岡ちゃんがヤナっさんに好意を
抱いてるって設定自体不要だったのかもしれませんね…)

・リンダが最終万里の事を恋人として好きだったのか、友達として好きだったのか
ちょっと曖昧。
8話辺りで、リンダにその答えを聴いた時「あの時の答えはノーだよ」って言ってたのに
最終話で「全部イエスだよ!」とか言い出す。本当にイエスなら、あの時どうしてノーと
答えたのかに対する心情があまりに説明不足。
{/netabare}

意図不明なアクシデント等については、
{netabare}
・3話で宗教サークルの勧誘に引っ掛かる。大学から宗教という単語は連想しづらい。
それだけに意外性はあったけど、なぜ宗教??このアクシデントが切っ掛けで、
加賀香子が多田万里を意識し始めるし、最終話要となるハート型の生き残りの鏡
に繋がってくるんだろうけど、あんな軟禁まがいの事してる時点で事件だよ。
所謂つり橋効果を狙うにしても、もっと他にやり様が無かったものだろうか?

・9話でリンダのお兄さんの結婚予定相手の浮気現場を押さえるって話。
これで、お姉さん気質で利口で大人っぽく万里をリードしてたリンダに対するイメージが
ぶち壊れて、やる事がエグくて怖い女というイメージが最後の最後まで拭いきれなかった。
万里と相談して、万里がそういう行動を起こそう!って泥をかぶるならば王道展開として
理解できるけど、なぜヒロインにとってマイナスになるような見せ方をしたのか。

・19話でリンダが万里を突き飛ばすけど、地面に倒れた万里の背中に
犬のフンがつく。これは本当に引いた。アニメでまさか犬のフン描写があるとは
思わないし、特に笑いに繋がった訳でもないし、一旦大学に戻らせるためのイベントとしても
これは無いかなー。一体何を感じさせたかったのか理解不能。

・8話でヤナっさんを励ます会で岡ちゃんが呼ばれて持ってきたのが生麺。
それは笑いどころなのか?あれか、慌てて持ってきたのが赤べこだったりコケシだったり
鮭だったりしたらもっと爆笑を生んでいたのだろうか?
慌てて持ってきたという背景(行動理由)がある以上、シュールな笑いには結びつきにくい。
単純にギャグとして取り入れていたのだとしたら、作者の笑いのセンスは少し錆びが付いている。

・万里の顎絆創膏。疲れた、もう何話か忘れました。
{/netabare}

奇想天外な作品ばかり作って失敗するライターやクリエイターに宛てた
テンプレ的な煽り文句を若干改変入れて引用させて頂くと
「誰もやらなかった事に挑戦する」と言うが大抵それは先人が思いついたけど
「あえてやらなかった事」だ!王道がなぜ面白いのか理解できなければ
予想外な展開は破綻しか齎さないぞ!と言ったところでしょうか。

普通にやってれば、それなりに見応えもあり、きっと感動を呼ぶ事も出来たのに
敢えて王道から逸れて微妙な新しさを生み出そうとした結果、何だかとっ散らかった印象
しか残さなかった感じが強い。
サムライフラメンコとまではいかないけど、最近敢えてテンプレ的な内容を
崩すのが流行ってるんですかね…。

無理して予想外な方向へ話を持っていって滑ってる事が多かった。
良い所はちらほらあってそれだけに最後のどんでん返しを期待して見続けましたが、
それを続けるには時間の無駄だったっていうのが個人的な感想です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 28

82.0 6 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング6位
これはゾンビですか? OF THE DEAD(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1884)
11419人が棚に入れました
銀髪の不思議な少女・ユーと出会ったことで殺人事件に巻き込まれゾンビとして蘇った主人公、相川歩の巻き込まれ型ゾンビ生活を描く。2期のキャッチコピーは「LOVE250%増量! 今度は学園だ!!」。「妄想ユー」の起用は継続されており、今作ではCパートでの「妄想ユー劇場」で妄想ユー達とユー本人による掛け合いが展開される。

声優・キャラクター
間島淳司、野水伊織、月宮みどり、日笠陽子、金元寿子、吉野裕行、清水愛、下屋則子、山口理恵、美名、喜多丘千陽、生天目仁美

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

科学って本当に正しいの?

シュールさが武器のこの作品は多分原作または一期を視聴していない限り理解できないと思います。
物語自体は全然難しくないのですが、所々出てくる本編の内容が分からないと面白みが半減しますので、やはり原作を読むOR一期を視聴して貰いたいです。

☆物語
物語は殆ど内容がありませんでしたが、キャラそれぞれの特色を使って展開する物語はどのアニメにも無い独創性を醸し出していました。この作品で一番に評価するべきはその「独創性」です。
やっぱり斬新な作品って良いですよね、特にアニメを沢山見てきた人には。

☆キャラクター
キャラは魔装少女、冥界の住人、吸血忍者の家系、ゾンビなどランダムです。
まぁツッコムところは沢山ありますが、そこを気にしては元も子も無いのでスルーして頂きたい。口調やセリフ、また外見なども特徴的で覚えやすいし、物語の流れも分かりやすくしています。

☆声優
各キャラクターの特色を生かす、まさに適材適所といったところでしょうか。
この作品が面白く感じる一つの理由としてこの声優という要素は欠かせそうにありませんね。
ちなみに、ユウの声優が豪華すぎて、笑うしかありませんねw

☆作画&音楽
一期と同じくハチャメチャなところはそれらしい、また真面目なところはその雰囲気に適した音楽と作画を展開してくれていたと思います。



この物語は一見非常にシュールで「ありえね~だろ~!」と思うかもしれませんが、実際この様な現状がこの世の中にあるかもしれないという可能性を我々は否定することはできません。

そう考えると、この秩序や規則というものを真っ向から無視した物語にもある種のメッセージや視聴者の考え方によっては意味あるアニメになるのではないでしょうか。


まず、この物語、実はちゃんとした設定があるんだよ~ってところから話を始めましょうか。
メガロだったり魔装少女だったりと色々な生物が登場してますが、これらは一つの起源に帰します。

冥界とヴィリエの戦争です。

セブンスアビスというグループが存在した時代から冥界とヴィリエの戦争は続いています。冥界側のセブンスアビス(ユー、夜の王、ネビロス、etc.)とヴィリエ側の魔装少女達が争っていた時に色々問題が起き、冥界側が新しい戦力として開発したのがメガロ。
吸血忍者はと言うと、その長がヴィリエと非常に濃い関係にあって話の辻褄があっているということです。

この作品のこういったバックグラウンドは色んなところからも発見できます。いい例が魔装少女の変身呪文「ノモブヨ、ヲシ、ハシタワ、ドケダ、グンミーチャ、デーリブラ」です。
逆から読むと「ラブリーでチャーミングだけど私は死を呼ぶ者」となり、ユーのことを示すことになります。
このことは冥界とヴィリエの深い関係を示します。

ということで、一応のレベルですが、ちょっとした設定はあります。不思議な世界観にはその世界観なりのルールがあるということです。


で、先ほど述べたように、この摩訶不思議な世界を我々は完全に現実世界の中でも否定することができません。
むしろ、肯定的な立場を取る方が良いと私は思います。

私は何人か自分が宇宙人だと信じて疑わない友達や知り合いが何人かいます。
彼らを安直に「痛痛しい」「馬鹿げてる」と否定することは簡単です。しかし、彼らと実際に話してみるととても面白い価値観や視点を持っていて勉強になります。

私たちは「科学」という固定概念に縛られていると言っても過言ではありませんよね。
科学は常に正しいからっと思ってるそこのあなた!誰がそんなことをいつ言いましたか?

人間は数値化された、目に見えるものを信用する傾向があります。

しかし、「新しい多神論」の著者であるデイヴィッド・ミラーは序章でこのように説いています。

「科学技術の出現と新しい黄金時代の到来とともに、新しい、そして人を窒息させる一神論という大きな危険が存在しています。科学技術は西洋の一神論というゆりかごの中で生まれました。そしてそれは、発達するにつれてどんどん階層的構造をとるようになり、複雑な問題を解決する際に、唯一の答えを求めるようとするのです。キリスト教の一神論的な神と、現代社会のおけるコンピューターの一神論とは密接に結びついています。黄金時代に終わりがくることと関連した恐れや不安に伴って、人々は、今やこの新しい、息詰まるような一方向的志向の形式に、とりわけやられてしまいやすくなっているのです」

重要なのは「キリスト教の一神論的な神と、現代社会のおけるコンピューターの一神論とは密接に結びついています。」というセンテンスです。
現代人は一つの科学的回答だけが答えだと思っている傾向があります。

しかし、科学だって万能ではありません。科学でも証明できないことは沢山あります。例えば「神は存在するか?」という議題。
科学的に神の存在を否定するにはまず、その存在を一度肯定しなければいけません。
神はこういう理由で存在することが出来るけど、こういった理由で存在できない、という風に。
存在が肯定できないのに、否定はできません。
で、肝心の神の存在を科学的根拠の基づいて証明できるかというと、これが不可能。だから神の存在の有無については科学では表せない。

こういった曖昧だが、大きな議題というものはそこらじゅうにあります。哲学的内容は特にそうですね。

一度本編に戻って考えてみると、この世界観というのは魔力で人間の記憶を改竄する、というものでした。
あ~そんなのムリムリ、なんて全否定しないで一度考えてみたらどうでしょうか。

もし、人々の記憶を改竄できて、周りの被害も魔法という未知の力で修復できるとしたら、一応我々がそんな世界が存在しても気付かないという辻褄が合いますね。

まぁ勿論この作品は色々ツッコムところがあるので(ゾンビとか)現実的に有り得ないのは分かります。
しかし、この物語自体を科学的でないから、という理由から否定するのは少し間違っていると思います。
人間はもっと「右肩上がりの経済成長」などという一方向思考に縛られず、宗教を信仰している信者達の様にスピリチュアルなものを感じ取る必要があるのかもしれません。

そういう思考を持つと、この作品が我々が認識する現実というものの不安定さを表現しているとも言えます。
仏教的に言えば、現実とは我々自我が集結して作り上げた一種の空想的世界だそうです。これは「自我の存在」を「認識」によって肯定するからであるのですが、こういった別の視点から世界を見ると如何に己が固定概念に縛られているかが分かります。

ということで、このシュールが伝える独創性に満ちた物語はある種の固定概念の打破に繫がるのではないでしょうか。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「しゃー無しだ!」

この作品は、「これはゾンビですか?」の2期に相当する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

両親が世界各地を転々と旅行している事から、主人公の歩は一人暮らし・・・でも両親のいない間に歩がゾンビになってユーが同居を始め、魔装少女になってハルナが居座り、吸血忍者の一族のゴタゴタからセラが居候となる・・・1期ではやや外乱もありましたが、個々のキャラが歩の家に定着するまでが丁寧に描かれていました。

それでも2期ともなると、様々な伏線がどの様に回収されるかが気になるところです。
ユーにとって唯一無二の居場所となるのか・・・
ハルナの魔力は回復するのか・・・
セラは任務を遂行する事ができるのか・・・
個人的に頑張って欲しい友紀(とものり)の立ち位置は前進するのか・・・

シリアス一辺倒でもなければお笑い一直線でもないそれぞれが越妙なバランスのうえで成立しているこの物語・・・
完走して振り返ってみると・・・個人的に気になる伏線はほぼ回収されなかったように思います。
いえ・・・むしろ登場人物が増えて話が複雑化した・・・と言った方が正しいかもしれません。

唯一進展が感じられたのは、歩の家に固まる4人の結束がこれまで以上に深まったこと・・・くらいでしょうか。

ハルナ・・・感情が全身から溢れている彼女は歩の一挙手一投足に全力で一喜一憂・・・
ツンデレ設定ですが、あまりにも多種多様なデレ方をするので、ツンの方の威力は1期よりは確実に弱まっているように思います・・・でも、それが彼女の魅力なんだと思います。
もともと「助けたい」とか「親身になりたい」といった純粋な動機で動いている彼女・・・今期の中で一推しのキャラでした^^

ユー・・・筆談でのやり取りは相変わらず・・・でも1期より感情がだいぶ表に出るようになった上、自らの意志で歩の家におけるみんなの関係を守ろうとするところなんかは、この場所を本当に大切だと思っている気持ちの表れなんだと思います。
言葉数が少ないですが、表情と行動から本心が伝わってくるキャラ・・・可愛らしさで言ったらこの作品の中でも群を抜いていると思います。

セラ・・・は相変わらずですが、その不変が彼女らしさなのだと思います。1期では歩の事を「クソ虫」と罵倒し続け・・・その基本的姿勢は2期も変わりませんが、言葉の持つトゲはだいぶ減ったんじゃないかと思います。
それに歩の挙動不審な態度には確実にツッコミを入れるし・・・セラの中における歩の存在が着実に大きくなっているんだろうなぁ・・・と思います。

歩家の同居メンバーはこんな感じですが、1期同様この2期でも気になるヒロインが存在しました。
1期では友紀(トモノリ)でしたが、2期はサラスが気になる存在でした。
主人公のお尻に惚れて「マイダーリン」呼ばわり・・・そして悔しいですが彼女の仕草・・・これが抜群に可愛らしいんです(//∇//)
黒髪ロングの美少女キャラ・・・鉄板ですが気持ちはクラクラです(//∇//)

2期で一気に株を上げたキャラ・・・賛否あると思いますが、私の中では京子ちゃんでした。
1期では身勝手な考えと立ち振る舞いにイラッとしましたが・・・2期でやっと本音を伝えられた場面・・・
状況とシチュエーションは恐らく最悪・・・でもこうする事でしか本当の思いを伝えられない事を彼女は知っていたから・・・この先彼女の前に広がる果てしない闇・・・その闇に足を踏み入れる前に勇気を出す事が出来て本当に良かったと思います。

オープニングテーマは、野水いおりさんの「*** パショナート」
エンディングテーマは、山口理恵さんの「恋のビギナーなんです (T_T)」
1期の時も思いましたが、オープニングの野水さんの曲が格好良すぎです^^

1クール10話の作品でした。2期を完走して一番不思議な事・・・それは、物語が中途半端なところで終わっている事です。
原作のストックが無いから・・・?
それとも大人の事情・・・?
今たくさんのアニメが放送されていますが、この作品の3期だったら間違いなく人気出そうなのに・・・^^;
ここは大人しく続編の情報を待ちますか・・・^^;

投稿 : 2025/01/04
♥ : 25
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは賛美ですか? いいえ、普通のレビューです

これゾン1期目で 夜の王 を退けて、一応、平和になった後の物語。

1期目での主要人物である 相川歩、ユークリウッド・ヘルサイズ、ハルナ、セラフィム の他に
1期目ではサブキャラの様な扱いを受けていた 織戸闘莉王(おりと とぅーりお)、平松妙子(ひらまつ たえこ)、三原かなみ(みはら かなみ)、アンダーソン等の相川と同じクラスの人物、
サラスバティ、メイル・シュトローム(=トモノリ)等の吸血忍者、
アリエル(=大先生)、京子(きょうこ)等のハルナと同じ魔装少女の世界の人物、
2期目から登場した 相川曰く「妖精さん」ことクリス、クリスに対抗できる強い力を持つネグレリア・ネビロスなど表に出る登場人物が増えて、益々、混沌……ではなく面白い状態になります。

どのキャラも個性が強いです。
人物が増えると目立たなくなるキャラもいるのですが、本作品だったら心配いらないかな。

1期目ではシリアスなバトルシーンとラブコメの場面が混在していました。
本作品でも同じように混在していますが、ラブコメのコメディー要素が多くなった気がします。

サラスの歌のバックで踊るトモノリとハルナの呪いの踊り、ユーの治療のために様々な事を試した相川の行為、メイド喫茶での戦い(?)、相川が変身した魔装少女のコスチュームの記憶が消せなくなる事など 笑いの要素がふんだんに出てきます。
……やはり、コメディー要素は増えています^^

次回予告の妄想ユーが複数人になりパワーアップ。
ユーがデレるシーンが多いので、ユーが好きな人には満足できると思います。
心の弱い相川の精神力は……{netabare}変態さんですねw{/netabare}

『これゾン』に対して何を楽しみにするのかは人によって違うと思います。
バカバカしい笑いが苦手な人には敬遠されると思いますが、自分はラブコメ作品が好きなので本作品を楽しめました。

最後に登場した謎の人物の他にも解決しない事が多くあるので、本作品(2期目)が10話で終わってしまった事に関しては残念でなりません。
物好きだと思われるかもしれませんが、いづれ時期が来たら続編があると期待しています。
期待するのは”しゃーなしだ!”という事です。
とりあえず、がんもなどの おでん を突きながら気長に待ってみます。

いい加減、席替えをしないと相川の体がカサカサになりすぎて もたないと心配してしまいます。
ネタの1つだと分かっているのですが、毎度、直射日光を浴びていますから^^
お笑いでいうところの”天丼”というやつですね。

1期目を観ていないとゾンビや魔装少女などの設定が分かりませんが、設定が分からなくてもバカバカしい……ではなく面白い作品です。


OP曲
「***パッショナート」
歌 野水いおり

ED曲
「恋のビギナーなんです(T_T)」
歌 山口理恵

両方ともロック調の曲。
ボーカルがメインなのでしょうが、曲の構成がバランスいいので、聴いていて心地いい曲です。
OPではギターのリフ(※1)、ドラムのドコドコドコというような叩き方、キンキンとした音を使ったキーボード、要所で出てくるコーラスなどが印象に残ります。
EDではOPの良い要素の他にもチョッパーベース(※2)を使っています。
自分の中では両曲とも好きな部類に入ります。

※1…リフレインの事。同じ旋律を繰り返す事によって生まれる音。簡単に言うとザクザクというようなギターの音色。

※2…ベースの弦を親指の腹で叩くような演奏法。ベンベーンというような独特の音がでます。


ちなみにアルコールランプに使われているメチルアルコールを飲むと失明する危険があるので、良い子のみなさんはマネをしないで下さい。
未成年はお酒が飲めない事になっているので、心配は無いと思いますが^^

投稿 : 2025/01/04
♥ : 25

81.1 7 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング7位
ゼロの使い魔 三美姫の輪舞(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1711)
11041人が棚に入れました
念願の再会を果たしたルイズと才人。才人の話では、森の中で倒れていたところを美しい妖精に助けられ、なんとか一命をとりとめたらしい。以前よりも才人との距離が近くなったように感じたルイズは自分の気持ちに素直になりたいと思うようになる。\nアンリエッタの命令でメイドのシエスタたちと共に、不思議な力を持つという妖精を探す旅に出ることになったルイズと才人。その旅の道中、才人の自分に対する気持ちに不安が募るルイズは、ついつい才人に冷たく当たってしまい二人の関係はギクシャクしてしまうのだが…。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、堀江由衣、川澄綾子、井上奈々子、いのくちゆか、能登麻美子、辻あゆみ、小杉十郎太、井口裕香

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

だわささんはいった。全てかわいいルイズに帰結していると思います、と。

記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。
 言い切っているような表現も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。
 
 魔女の宅急便のキキとルイズ、実は類似点がある。
 ルイズとキキの類似点は背丈格好や魔法を使うことばかりではない。
 二人とも、「魔法はほとんど使えない」という特徴がある。サポートしてくれる人たちの絡み方が類似している。登場人物たちはまるっきり似通っていない。しかし、「ルイズやキキ」を助けてくれる人たちは大勢いることに注意してみるといい。
 エンディングラストの辺りで、仲間だらけになっているのがわかる。

『個人的な推論に則った構造解析
 ルイズのライヴァルと物語の仕組み方について』
 ルイズのライヴァルは、各章ごとに変更されていることに気づいた人はどの程度いただろうか?
 飽きさせないために同じ人物を選んでいない。
 最初は微熱のキュルケだった。彼女は熱しやすく冷めやすい。才人が登場してから間もない時期にライヴァル状態になる理由として、そういう『性格』が必要だったのだろう。
 次は姫様ことアンリエッタ。彼女は戦争のせいで精神的に追い詰められていた。そして恋人まで失う。元々アンリエッタの性格はかなりまじめだ。その彼女が才人に惹かれてしまう状況を作り出すことのほうが難しい。何より、アンリエッタはルイズの旧友であり親友でもある。ぐらついてしまうほどの難しい立場の構築のために、第二期があったといっても言い過ぎではないというのが、筆者の見解である。
 第三章ともなると、一見して何かを考えているのかわかりにくいタバサがライヴァルになる。当然にして物語はタバサが注目点を集める。彼女は王族の直系であるために陰謀ものになるのはある意味自然だったろう。そして次に登場してきたのは、ティファニアだ。すると次はティファニアが物語の鍵を握ることになる。そして物語はティファニアの事情を理解する展開になっていくのだろう。
 もう一つ大きな要素があるのに気付いた。それは、ライヴァルとしてのハードルが高くなっていくことだ。アンリエッタと抗争してしまえば、権力差のせいで勝機はない。しかし、女性の登場人物である以上、才人と絡ませるのは自然の流れでなので、どこで組み込むのかという課題になる。なので、ラスト近くにアンリエッタを配置するという手立ても考えられるが、抵抗不能状態だと物語が崩壊する。それで中途半端な第二期に選ばれたのだろう。おそらく……ラストの展開は、もう最初期から決まっていたとわかる。伝説のガンダールブの内容が描かれ、そのための女性キャラクターが用意されていた。
 このゼロの使い魔は、すべて女性キャラクターに基づいて製作されている、というのが筆者の見立てである。そして、もう一つ重要な展開がある。それは必ず才人に恋することだ。しかも、章が進むごとにルイズのライヴァルと才人の仲は深くなっていく。さらにいえば、ライヴァルが強力になる分、試練を乗り越えた結果としてルイズと才人の絆は深くなる。そういう造作なのだと考えてみるとわかりやすいのではないか。そうなると、才人とティファニアの仲は、過去のどのライヴァルよりも強力に結びつくことになるはずだ。そして最終章であることから、極限近くまでルイズは追い詰められることになるだろう。

 結果として、すべてはヤキモチを焼かせて常にルイズを動かし続けることが目的だ。
 だわささんはいった。
 全てかわいいルイズに帰結していると思います、と。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 25
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

サモン・サーヴァント再び(*゚ー^)/'`*:;,。・★☆

■シリーズ第三弾『三美姫の輪舞』ρ(^-^*)ノ イッテミヨー!
才人の命を賭けた活躍により、トリステイン王国とアルビオン王国の戦争が一段落 (*´ο`*)=3フー
一度は命を落とした才人の命の恩人とは…!? σ( ̄∇ ̄*)アタシ
数々の事件の黒幕とは…!? σ(゚∀゚ )オレ
平穏な日々を取り戻しつつあるトリスティン王国と魔法学園に襲いかかる魔の手が再び襲い掛かってくるのです♪
恋の行方の方もルイズの新たなライバル出現にもう大変w
『三美姫の輪舞』では色んなキャラの今まで見せたことのない表情が見れるのが見所ですよ♪


■総評
シリーズ第三弾となる『三美姫の輪舞』では物足りなさを感じる人は多かったと思うのです!
σ( ̄∇ ̄*)アタシ的には
ルイズと才人の関係に…( ̄△ ̄;*)イラッ
前半のストーリー展開に…( ̄" ̄;*) イラッ!
過剰なお色気(ルイズ以外w)で笑いを取ろうとするボキャブラリーの無さに…(*;`O´)oイラッ
って感じでした!
『双月の騎士』での命を賭けて好きな人を守ろうとしたルイズと才人、最後の別れで挙げた結婚式などの展開が見事に台無しになる展開でした(^.^;
{netabare}
才人が使い魔じゃなくなった時や、ルイズが魔法を使えなくなった時など、ルイズの揺れる恋心が描かれてましたけど、そんなルイズの姿を見てとっても違和感を覚えました…c(゚^ ゚*;)ウーン
{/netabare}
才人の性格と行動パターンはもう充分理解しているはずなのにね…
なんか恋愛模様が逆行している印象でした♪
ただ、ルイズも貴族の位を捨ててまで友を助けようとするのは昔のルイズでは考えられない行動だったんじゃないかなって思います。
ルイズの一人妄想芝居とか新たな一面が見れましたしね (^ー^* )フフ♪

後半の展開はまさにタバサちゃんの回でしたね♪
過去のトラウマから心を閉ざしていたタバサちゃんが『三美姫の輪舞』では人間らしい温かい表情を見せるので本当に可愛いですよね!
世の男性諸君の心を鷲掴みにしたことでしょうねw

まぁ色々不満はあったのですけど、ゼロの使い魔の新しい側面もみれたので良かったと思います♪


■OVA『誘惑の砂浜』について…
ゼロの使い魔の方向性の本質を見ることの出来る作品ですね…
ダルタニャン物語をモチーフにしていることを完全に忘れてますよね(^▽^;)
悪いとは言わないですけど…なんかもったいないなぁ…
ゼロの使い魔シリーズの品位を下げる象徴的な作品と言わざるをえないです(ノ_-;)


■MUSIC♫
OP曲『YOU'RE THE ONE』
 【歌】ICHIKO
 小気味良いテンポで爽快感のあるエレクトロニカなナンバー
 張りのあるICNIKOさんの歌声がとってもカッコいいですね♫

ED曲『ゴメンネ♥』
 【歌】ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(くぎゅうぅぅぅ)
 (〃´o`)=3 フゥ アリエナイ…
 なんだか釘宮さん歌上手くなった!?ってちょっと思ったけど…気のせい??
 エフェクター効果なんて言わせないんだからねw


2012.08.12・第一の手記

投稿 : 2025/01/04
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

(レビュー初投稿です)この作品ばかり視聴している訳にもいかないのですが・・・^^;

この作品は、「ゼロの使い魔」の3期に相当する作品です。物語に繋がりがあるので、1〜2期を未視聴の方は是非そちらからの視聴をお薦めします。

2期の視聴が終わって即3期の視聴を始めてしまいました。
もう完全に今期の作品の視聴がおろそかになっています^^;
でも、2期の終わり方が私にとってあまりにも劇的だったので、視聴優先度がぶっちぎりで高い作品になってしまいました^^;

こうして視聴を始めた訳ですが・・・今期の面白さも半端ありませんでした^^;
才人とルイズの掛け合いは相変わらずなのですが、周りのキャラの気持ちが移ろいでいくのが少しずつ見えてくるのが、半端無い面白さの理由です。

アンリエッタ王女・・・前期までは目線を下げて自分の気持ちを押し殺していました。
自分の立場・・・その他諸々の事情だって全て分かっています・・・
だからこれまでその一歩を踏み出すのを耐えてきたんです・・・
でも彼女は女王である前に一人の女性・・・
咄嗟の仕草や言動・・・そして感じる温もりに感情が抑えきれなくなる、という事があっても仕方無いと思います。
それが悩める原因でもあるのですが・・・そんな彼女がとても愛おしく思えてきました(//∇//)

シエスタ・・・貴族でも無ければ魔法が使える訳でも無い彼女ですが、女王陛下から賜った「才人の専属メイド」という立場から前期以上に存在感が半端ありません。
一途で純粋で、そして時にはちょっぴり大胆な彼女・・・
恋敵に対する口撃のレベルが着実に上がっています。
そして、好きな人とは常に一緒に居たいと思うのは当たり前で、彼女も普段はそんな感じなのですが、時と場合をわきまえられるのが、彼女の最大の魅力だと思います。

この二人については、これまでもレビューに記載してきましたが、今期私の中で躍進したキャラがタバサでした^^
これまで言葉数の少なく寡黙で本ばかり読んでいるキャラ・・・でもそれは背負ってきた過去に原因があるから・・・程度で正直あまり注目していきたキャラではありませんでしたが、今期の彼女は大活躍です。
彼女は禁忌を犯します・・・その代償を支払うべく時の過ぎるのを待つ彼女・・・
貴族だから覚悟はしているつもりです・・・
これまで幼い頃母が読み聞かせてくれた1冊の本が彼女の支えでしたが、彼女の大切な人達が脳裏をよぎり決心を鈍らせ渇望を促したのもその本がきっかけでした。
彼女を待ち受けるのはどんな奇跡でしょうか・・・気になる方は本編をご覧頂きたいと思いますが、私は感動の嵐でした^^;
今期のタバサ・・・彼女の一挙手一投足からは目が離せませんでした^^

オープニングテーマは、ICHIKOさんの「YOU'RE THE ONE」
エンディングテーマは、ルイズ(釘宮さん)の「ゴメンネ♥」

1クール12話の作品で、前作から間を開けずに視聴しましたが、今期もしっかり堪能させて貰いました。
キャラにもすっかり愛着が沸いたので、早く続きが視聴したくて仕方ありません^^;
引き続き「ゼロの使い魔F」を視聴したいと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 22

75.7 8 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング8位
はぐれ勇者の鬼畜美学(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (1374)
9524人が棚に入れました
魔王討伐のために異世界に飛ばされた青年が無事任務を果たし、元の世界へと帰還する物語。現実世界から異世界に飛ばされ、そこでの話が舞台になるのではなく、異世界で役割を終えた後日談を描いているのが特徴である。

声優・キャラクター
岡本信彦、日笠陽子、植田佳奈、花澤香菜、井上麻里奈、佐藤利奈、櫻井孝宏、竹達彩奈、日野聡、阿部敦、石川英郎、寺島拓篤、小清水亜美、たかはし智秋
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

10話の感想追加

異世界にて勇者となった主人公が戻ってきてからのお話。
また異世界から戻ってくる人を集めた施設での今後話が進むかんじなのかな?

OP「Realization」 飛蘭(14th Single)
ED「愛のせいで眠れない」 美郷あき(23rd Single)

10話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
「女の涙を見過ごせないのが俺の美学なら
 気にいらねぇヤツは誰だろうと潰すのが俺の流儀だ。」

練環勁氣功の使い勝手万能すぎ強すぎw

美兎の不安を一掃するほどの暁月の口説き文句。
かっこよすぎだろ。
ただ、滝つぼ近辺だから響くってのは分かるが
それはエコーではないだろうw

解毒が…
「いつのまにボクまで解毒される側になっていたのさ」
いやいや、解毒されたと自覚してるんですねwww

そしてまさかの生存。裏があるだと。
{/netabare}
ほんとに暁月はかっこいい。かっこいいんだけど。
それを帳消しになるほどのエロwww
まあ、バランス取れた回かなw

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
生徒会への的確な指示。
しっかりと相手の力量を把握済みって事か。
実力の差がここまでとはね。

まさかの鬼塚登場。すごい熱いやつだったんですね。

「こんな綺麗な月夜の晩に、俺以外の男が女を泣かせてるのは」
ちょっとと突っ込みたいけど、それでも十分かっこいい決め台詞だ。
{/netabare}
今回の話はすごい早く終わった気がする
これぞ本当の勇者だって思えた。

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
美兎の体操服、いい加減にサイズ合わせてやれよw

使用者の精神に反応して戦闘服に・・・
『スケベな深夜アニメ見たり、セクシーな水着を着てみたりと
 ちょっくら性に敏感なお年頃なんだよ』
納得した⊂二二二( ^ω^)二⊃

暁月のチート的な強さは分かるけど、Aクラスの強さが未だわからん。
あの中にさすがにAクラスはいないだろうけど。

温泉、美兎妄想かよwww
暁月の言うとおりやっぱ性に敏感なお年頃だなw

副会長は個人的にほんと動きすぎだよなw
生徒会も凌駕する力・・・その力を打ち消す海堂。

そして・・・やっとここで追撃者登場するか!?
{/netabare}
もうちょい派手な戦闘期待したけど、来週に持ち越しかな。

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
アレイザードの話か。元々そこから帰還してからの話だから
いつか出てくるとは思ったけど、このタイミング。
ちょっとストーリーがマンネリしそうかなと思っていたから
良いいタイミングかなー?

イベントルールおかしい・・・男でも水着取るのはちょっとw

え・・・参加者みんな能力者・・・?!動きおかしいよw

「え・・・うそ」 天の声「事実だ」←腹筋返せバァローwww

幼女のポロり・・・そりゃいろいろと問題だが委員長は幼女と認めてるなw

全力逃亡→女子シャワー室
だが暁には関係ないな。さすが鬼畜紳士・・・

まさか罪人扱いになるとはね・・・まあ、事実だし。
{/netabare}
今回はよくあるサービス回。
このまま学園だけの話で終わるのかと思ったら異世界からの追跡者。
ランキング戦も始まるしちょっと熱くなりそうだ。

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
副会長・・・どうみてもフラグが・・・w

暁月の親父が暁月以上に能力者って事?

「俺達が男だからかな」( ̄ー* ̄)
くっせー。まじくっせーww

って、簡単に乗りこなしてるじゃねーかよ・・・

副会長、フラグ回収乙でありますw
靴下残すとか良く分かってるでござるw

そして何故真上に飛ぶ。わざとだろこれw

おい。。そのまま来たのかよ。この露出狂www

え、どっから現れた暁月よ・・・

そしていつまで露出してるんだこの痴女はw
{/netabare}
おい、、戦闘シーンがちゃっちいぞ(苦笑)
あと本人の鬼畜シーンが皆無ってのは寂しいな・・・

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
え・・・リアル妹いる設定なのか。
てかその下着どっから・・・w

おまっwwwまたなのかこの構図www腹いてぇwww

つ。。ツボ押し・・?え・・??
音が・・・痛そう・・こ、これは・・・こっちのほうが酷くないか。

1つは体の力みをとって。
1つは体の歪みを矯正して。
最後は企業秘密・・・う。うん。。w
いやー。本当に面倒見がいいかっこいいやつだなー良い話だ。

千影「バカなエロ話のはずが、いつの間にか少し泣けるいい話に・・・。」
葛葉「えぇ、いい話ね。ここがランジェリーショップの試着室で大沢さんが下着姿なのはかなりシュールだけど。」
作中で解説されましたw
そして体温でのスケ下着とな・・w

秘儀、下着抜きとりwww免許皆伝すぐるだろwww

一番恥ずかしいのはキミのそのおかしな頭の中だよ☆(ソウダソウダでも愛情感じるw
{/netabare}
変態の上位が鬼畜ってことでいいのかな・・?
だからこいつは鬼畜紳士ってことでおk?w

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
鬼塚じゃなく、田中だったのかー。そしてほんと強いな。
それを瞬殺する会長は更にって事か。

鍛錬で風呂場の天上に張り付くって新しい覗き方だ。声出して笑ったw
そして湯気さん、そっちに仕事してるのかw
良いシーンの後だったから余計にギュップがひどいw
{/netabare}
主人公エロっていうかカッコいいな。
ストーリーが以外としっかりしてるね。
ただ来週はサービス回になりそうやー。ほどほどにw

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
カロリーメイト・・・かっこつけた結果がこれかw

委員長・・・盾になってねーw

1個じゃ具現化できないほど巨大な力って事か。
{/netabare}
今回はエロ要素少なめで見やすかったかな。これくらいが丁度いいね。

2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ぼ、、僕っ子w

鬼畜学とは・・・やり方が鬼畜って事なのかw

委員長小さいの分かるが・・・バランスおかしいだろw
っておい。発想www鬼畜だなwww
{/netabare}
精神的にエロすぎる。まさに鬼畜という名の外道w
エロに耐性ないとここで脱落する。

1話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
エロっていうか、技が鬼畜すぎないか。
どうやって下着だけ抜き取るんだよ。伝授しろよとw
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 10

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女の涙から逃げないのが俺の美学でね(`・ω・´)キリッ

鬼畜な美学ってどんなだろ(。-`ω-)ンー?

◆この作品の内容は・・・
現実世界では30年前から始まった超常現象によって、数千人の少年少女が異世界へ飛ばされ現実世界から姿を消していました。
異世界に飛ばされた人達の中には現実世界に戻ってこれた人達もいるのですが、そんな人達を一堂に保護する場所が国際教育機関『BABEL』です。
そして異世界から戻って来られた人達は異世界で習得した戦闘技能をそのまま使える模様です。
主人公の凰沢暁月もその一人。
彼は異世界で魔王を倒した勇者だったのですが、その魔王は死に際に『貴様に娘を託したい』と暁月に自分の娘を託しました。
そして暁月は魔王の娘である凰沢美兎を連れて現実世界に帰還する所からこの物語は始まります。
2人はさっそく『BABEL』に入学し学園生活を送るのですが・・・。
暁月は魔王から託された美兎の面倒をみて、そして美兎の方は自分の父親を殺した暁月をどんな人間か見定める。
鬼畜なエロとバトルが楽しめる学園セクハラファンタジーアニメです。

◆強くてニューゲームがこの作品の特徴・・・
この手のエロアニメは主人公がヘタレというのが多いですよね。
しかしこのアニメでは、すでに異世界で魔王を倒し現実世界に戻ってきた後の話なので主人公は既に圧倒的な強さと自信を持っています。
いきなり勇者のその後の話として始まるこの設定は中々斬新に感じました。

◆声優陣は・・・
凰沢暁月 : 岡本信彦(とある魔術の禁書目録の一方通行)
凰沢美兎 : 日笠陽子(けいおん!の秋山澪)
五泉千影 : 植田佳奈(Fate/stay nightの遠坂凛)
桐元葛葉 : 花澤香菜(ISのシャルロット・デュノア)
七瀬遥   : 井上麻里奈(みなみけの南夏奈)
氷神京也 : 櫻井孝宏(あの花の松雪集)
他。

◆総評・・・
タイトルの『鬼畜美学』という言葉を見た時には、ただのエロアニメかなと思っておりました。
実際序盤を視聴してみても、主人公は女の子の下着をスリ取ったり、女の子の胸を強調したお色気押しのお下劣な内容。
公式サイトに提供されている『ブラ選びゲーム』とかも┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・でしたし。
しかしエロいけど面白いという評判だったので視聴を続けて見るとなるほど・・・確かに意外に面白い^^
女の子の涙を止める為には鬼畜行為だろうといかなる手段を用いる主人公、まさに女の敵なのですが、その奥にあるものはとっても温かい想いなのです。
これがヘタレな主人公だったら呆れてしまうような内容で終わってしまうのですが、主人公の絶対的な力と鬼畜に対する堂々とした態度が逆に気持ちいい^^;
(まぁ、いかなる手段を用いてもとはいえ2話のあれはやりすぎですけど)
このアニメ、『これを見ないと本当の“紳士=鬼畜”は語れない!!これぞ正しい紳士アニメの最終兵器!!』と謳っていますが、なんとなく納得です^^;
最終回は『今迄の話はまだ序章、これからもっと盛り上がるぞー!』っていうような感じで終わってしまいましたが、いろいろと続編への伏線を張ったような終わり方でしたし、2期が制作される事に期待したいですね♪

投稿 : 2025/01/04
♥ : 31
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

設定は面白そうだったんだけど・・・

いろんな世界に飛ばされて冒険をしてきた子供たちが元の世界に戻ってきて、バベルという学校に集められ、それぞれの魔法やら術やらで競い合う・・・という設定

序盤はその設定から、個性的な戦い方をする登場人物と、飛ばされた世界で勇者となった主人公が戦う、異能力バトルものを想像していたのですが・・・違いました(^^;

確かにバトルはするものの、期待していた異能力バトルとは違い、主人公が無双するだけの単純なものでした。
もしかすると原作が小説なので、細かい設定などがあるのかもしれませんが、アニメでは伝わりませんでした
残念です



基本的にこのアニメは主人公が完全無欠
何か苦戦しているような描写もあったけど、それは主人公の無敵ぶりを証明するためでしかありませんでした(普通だったら死んでるとかいう毒を仕込まれても、仮死状態になって乗り越えたり)
何されても基本大丈夫

そしてバトルだけでなく、本来ラノベの主人公なら赤面してしどろもどろになるような女性更衣室に入っても、全く動じない
・・・いやそこは戸惑おうよ
まさに困っている姿が全く描かれていないと言ってもいいくらいでした

むしろ困っている(振り回されている)のは周りの女性陣
どちらかというと、心理描写もヒロインの方が多いので、こっちが主人公と言ってもいいでしょう



結論としては
・異能力バトルものとしては面白くない(というか成立してない)
・基本的にヒロイン目線なので女性向きか?
・作画もそんなにすごくはない
・ヒロインの声が日笠陽子なんだけど、正直今でも別人に聞こえる

こんな感じです
自分には面白いと思える要素は設定だけだったので、それが生かされてないのががっかりでした


以下内容に触れます
そして基本不満です
{netabare}

なんでこの設定なのに異世界から戻ってきた者同士で戦わないんだ?
ようやく終盤戦う雰囲気だったのに、飛ばされた世界から刺客がやってきてその相手をするとか・・・
ヒロインの設定上そういった敵はいてもいいけど、そいつがまたくだらない小悪党だったのはゲンナリ

魔王の娘を倒しに来たんだから、むしろ勇者同士がお互いの正義をぶつけ合う熱い展開にしてくれよ・・・
結局、ゲス野郎を主人公がボコるだけじゃん
なんの感慨も起きない

ただ、主人公の鬼畜っぷりに戸惑うミウは可愛かったなぁ~
・・・でもそれだけじゃな


まぁ、主人公の飛ばされていた世界でのいざこざが終わったから、これから元の世界の話になるんだろうな楽しみ
でもたぶん二期はないだろうな・・・



あとバイクの話いらないでしょ

{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

75.5 9 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング9位
勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (1366)
8804人が棚に入れました
勇者試験を目の前にして魔王が倒され、勇者になれなかったラウルは、王都にある小さな電気店、マジックショップ・レオンに就職。勇者から電気店店員となったラウルは忙しい毎日を送っていた。そんなラウルの平凡な毎日は、バイト希望でやって来た少女との出会いをきっかけに、大きく変わってしまった。彼女の名はフィノ。実は倒された魔王の娘だった!?

声優・キャラクター
河本啓佑、田所あずさ、島形麻衣奈、川原慶久、曽和まどか、宝木久美、新田恵海、山田奈都美、岩崎可苗
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

魔王さーん!じゃなくて勇者さーん!ですwww 魔王と勇者のコメディは収まることを知らない 勇者は守った。店員としてな

話題作となった「はたらく魔王さま!」では魔王が主役で話が進んでいきました。魔王さんは鈍感ですけどwww一夏といい勝負ができそうだwww
ちーちゃん可愛いよ^^顔芸も笑えますwww
これは、勇者が主人公のため「まおゆう」と同等の視点になります(こちらは経済学です)
で、倒すべきの魔王の娘が仕事先にやってきちゃいました。そんな日常です
ニコ動にチャンネルが無い(脳内選択肢と同じです)
尚、声優はルーキーズばっかりでした

1話 勇者、レジ打ちを覚える
{netabare}描写が緩くてもばいんばいん揺れるなあ(これぐらいがちょうどいいんです)
へえ~電化製品売ってんだ。パナソニック製のwww
でもちゃんと話せなかったら意味がない
履歴書ボロボロじゃねーかwwww
それよりも魔族なのに大丈夫なのか?バイトしてwww
魔王は倒されたんだ、平和になれば武器やレベルなんて無意味だ
じじいよ、スカートめくりがスキンシップなはずがないwww
下手すりゃ犯罪だぞ!?
ローソンの看板が見えたような...
魔王はまだRPG臭が抜けてないwww
そうだ、魔王の家無いんだっけ。しょうがない、付き合いますか{/netabare}

2話 魔王の娘、接客用語を覚える
{netabare}魔力が無いと生活できないのがこの世界
なのはさんの魔力を与えるべきだと思います
接客に命はいらないんだってwwwww
え?魔王さん、家に来るの?{/netabare}

3話 見た目がおかしい商品は従業員・顧客だろうと早々に報告しましょう
{netabare}いきなり脱いで寝ていた魔王www仕事行くぞ
シャツを嗅ぐな!wwww
ローソンのからあげクンの宣伝お疲れ様ですwww
いくら魔王の娘でも他の人に言っちゃあいけません
わざと言ってるだろーーー!!wwww
尚、サービスもありました{/netabare}

4話 魔王の娘、コンビニで働く
{netabare}コンビニの面々が風邪でダウンしたってことで娘はコンビニで臨時として働くことに、店長も了解
魔王さんがいないと静かなものかな...だが、あのじじいは嫌やw
あのさあ、見られてもいいっちゅう女の子は...どうも好きになれないのだが...
でも変わっていくんですよ、時代は{/netabare}

5話 調査とカレカノ結成!?
{netabare}相変わらず世界が変わってもライバル店は出てきます
魔王さんと勇者さんで調査に出かけることに
ちょ、舞台って静岡かよwww
それとライバル店を見てると秋葉原のヨドバシカメラを思い出すんだけど

90%OFFって利潤大丈夫か!?www
それよりも勇者さんの関係者がいるんですけど、まーたバイトか?
大型店って迷いやすいんだよね
特にドンキなんて、ものがいっぱいあるから余計に分からない。確か火災が昔あったはずだ

ちょスフィアさんがゲストで来ただと!?
もう魔王さんと勇者さん、カレカノでいいよ...{/netabare}

6話 勇者=仕事の一環か?
{netabare}勇者を目指そうとしたが最初は犯罪に関わる仕事に入り3か月で辞めたと言っていたオールエー
だからアマダ電機に入ったんだ
安い訳=魔物が仕分けをしていたから

例え企業が相手だろうと強ければ燃えるのは勇者の専売特許なんだよ
(この世界では)顧客って専門用語に弱いんだ。じゃあ資格はそれほど必要ないってことなのだろうか
今回の場合では家電アドバイザーという資格ではあるが

ライバル会社の裏もまだ観察仕切れていないんだ。これからだ{/netabare}

7話 問題解決には魔力
{netabare}ダブルブッキングは避けたいよね消費者だろうと生産者だろうと
魔力が減るわけ⇒スライムが床下にたーくさん...
出番だ、魔王さん
処理は無事?に完遂した模様
M&Aって言ったらハドソンやタイトーさんが...もう無くなったんだよね
おい、魔王さんの親父!間違った知識を娘さんに植えつけるんじゃねーよwwwww
ノヴァさん!?熱中症か?{/netabare}

8話 猛暑日 40℃以上になっちゃいましたwww
{netabare}店内があちい...これでも地獄ですwwwだからドラゴンの仕業じゃねえって!!wwwww
こんなときこそセールで人を呼び込みましょう。こんな暑さで魔王がくたばってはRPGのタブーになるぞwwwww
それとブラしとけ!目のやり場に困るから!wwww
困ったら水着、どうしてこうなったんだ...
あ、店長がマズイことに...同時にオールエーも偵察?を兼ねてきやがったし
この前助けた男の人は新聞記者だったのか。よしゃ取材や
最後、アマダは魔王さんを狙うのか?{/netabare}

9話 初任給、飯を奢って貰いました 襲い掛かるファミコン全盛期
{netabare}おまけが108種類⇒無理だあwwwww
初任給で買い物することに、ヒヤヒヤさせやがって。魔王の娘さんだとしったらパニックだからなあ
あ...惚れたな...勇者が魔王に...

「勇者と魔王が共に生きる世界はまっぴらごめんだ!」
そんな連中が魔王さんに襲いかかった。本当の魔王にするために...RPGに必要な物資・建物を欲すために
FCやSFCに思いを募らせる面々だろう。そこに感情は一定で存在しているのかもしれない{/netabare}

10話 立ち直りが早い魔王www
{netabare}先週襲われた癖に元気にオムライス食ってる魔王さん、それでいいんです
そういえばミミックって言う擬態をする魔物もいたよなあ~今度は通販で無駄遣いをする魔王さんであったwwwww
それと毎月届くパーツを集めて作るディアゴスティーニ社の奴もかwwwwwww

だがその最中、動き出す魔王を求む元魔族と勇者を求む元仲間
そして、拉致された魔王さん
立ち上がれ、ラウル!{/netabare}

11話 カチコミ 学校ver
{netabare}ラウルの友人はどうってことない
問題はオールエーだ
お前も本来戦う理由はないはずだ。どんな理由だろうと全力できな!!
そして来たかフィノ...これが魔王の娘の生き様だ...同時にStylish脱ぎもしやがったwww
じゃあ行こうぜ魔界に!
共に生活できる新世界を創るために!

ああそうだ、電化製品の力は凄いもんだなあ~www{/netabare}

12話 勇者、己の職責を果たす
{netabare}戦は勿論、一生懸命魔王さんに教えた用語が全てを解決してくれた&注文書もだ
それだけです

最後全裸となって帰ってきやがった。盾も仕事してるしwwwそして店長も最後まであざとかったwww商売上手だこと{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 28
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

勇者とは潰しが効かないもの

魔王が勇者によって倒されて平和になった世界←つまり勇者はもう用済みとなった世界
勇者を目指していた主人公"ラウル・チェイサー"はしぶしぶマジックショップで働いていた
そこに魔王の娘"フィノ・ブラッドストーン"がやってきて一緒に働くことになる、、、
というのがあらすじ

基本的にエロ+ギャグ(終盤はシリアスモード)
エロがすごいというか特殊だったな
もうOPから物理法則無視
胸がぶるんぶるん変な動きしてます
もはや笑うしかなかったwww
あ、OPを歌ってるのはZAQさんなので中毒性半端ないです
パンチラももはやパンモロだしね
エロを強調しすぎた感がハンパじゃないです
ちょっと残念(>_<)

ただ、出てくる女の子がみんな可愛いかった
ヒロインのフィノちゃんはかわいすぎるし、ラムディミア・ド・アクセイメモールたんのわけわからない方言も可愛いし、ロア先輩はクール可愛いし
(;´Д`)スバラスィ
これだけでも見る価値はありますね
そういえば声優さんがほとんど聞いたことがない人たちだったなあ
これから売れてくるのか!?
期待大ですな


もちろん好きなキャラはフィノ・ブラッドストーン
話が進めば進むほど可愛くなっていく
久々にメインヒロインが一番可愛いと思ったアニメかな

以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}今度は勇者が働くんですか・・・
おっぱいアニメとは思ってなかったなあ
主人公はすでに軽くハーレムを構築済みだし
聞いたことない声ばっかりだと思ったら、新人声優さんだらけなんだな{/netabare}

第2話
{netabare}フィノちゃん健気だなオイ(゚Д゚)ノ
今期トップクラスにかわいい
魔王の娘じゃなくて天使だね
確かにラウルスラッシュは就職には活かせないな
厳しい世界だよ(><)
{/netabare}

第3話
{netabare}しれっと出てきたぞ無愛想キャラ
触手ハンドエロすぎ
ラストに謎の白いベトベトした液体とか
もう笑うしかないねww
オールAちゃんの棒っぷりが清々しい
{/netabare}

第4話
{netabare}ラムちゃんはどこの方言なの?
てかそもそも方言なのか??
フィノちゃん意外とコンビニ店員できるじゃないか
男からしたらノヴァちゃんと二人でいることはある意味拷問に近いな
ちょっとローソン行ってくる!
{/netabare}

第5話
{netabare}フィノちゃんがいる店なら、たとえ毒沼があっても突入するぜ!
AMADA電機はアリなの??
おいオールAなにやってるww
そしてスフィアもなにやってるwww
ツッコミどころが満載だったな
{/netabare}

第6話
{netabare}ラムディミア・ド・アクセィメモールちゃんの出番が無かったのが悲しいです(T_T)
まあフィノちゃんが可愛いからそれで良しとしてやろう!
あの製造方法が何か問題になる予感がビンビンですね
AMADAの店長のヤラレ顔が目に浮かぶぜ( ̄ー ̄)ニヤリ
{/netabare}

第7話
{netabare}大量のマジックイーター超キモいいいいい((((;゚Д゚))))
もうイーター退治で開業すればいいのでは?
ここ最近の引きが上手くて続きが気になってしまう
エアコンどうしたの〜
{/netabare}

第8話
{netabare}モンスター関係かと思ったらただの水着サービス回でした
エロエロでしたね
狙いすぎです・・・
しかしなぜロアさんを水着にしないのかヽ(`Д´)ノ
終始エアコン修理させるとはもったいないことを(`Δ´)!
今度こそ話が大きく動く!?!?
{/netabare}

第9話
{netabare}ただのデート回
もう一度言わせてもらう、ただのデート回でしたヽ(`Д´)ノ俺はそんなの期待してなかったのに・・・
まあフィノたんが可愛かったからよかったとするか
ラストにこんどこそシリアス展開
早く話を進めろ━━━━!!{/netabare}

第10話
{netabare}開始早々ラウルのウィンナーときたかww
フィノちゃん仕事ができないのは相変わらずだが、ちょっといつもと様子が違う?
勇者制度が復活!?
連れ去られてしまったフィノちゃん
果たしてラウルはフィノの勇者になれるのか!{/netabare}

第11話
{netabare}勇者ってクソな職業なんだな(>_<)
魔王を倒さないようにしてるとか
ここにきてバトル展開
そして店長がアホ強いという驚き設定(゜д゜)
さらにまさかのエロじじいww
以外にも熱い展開です
{/netabare}

第12話
{netabare}まさに王道の展開
注文伝票のパワー恐るべしwww
ロア先輩が地味に大食いキャラ
オールAもしぶしぶ入店してめでたしめでたし
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 21
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

今年の冬はポカポカ^^

お話は・・・
タイトルのとおりかな?^^

勇者を志していた
主人公「ラウル・チェイサー」くんが魔王の死によって
職を失い(実際にはもとから就職できずに)
しぶしぶ家電量販店(“マジックショップ”というらしい)に就職するお話

っていうか

本当のところは
ヒロインである
魔王の娘の「フィノ」ちゃんの奮闘ぶりがメインっぽく描かれてます


たくさんのかわいい女の子たちの
ゆれるオッパイと
ゆれないチッパイ
そして
おパンツが見ものです^^


ということで

レビューはこれくらいにして(マジか!?)


{netabare}突然ですが
本作品を観ていないときに
昨シーズンの冬に10年間使っていたファンヒーターが壊れていたことを思い出し
近所にあるヤマダ電機へリサーチに行ってまいりました~

実はヤマダ電機さんって
作中にスペシャルサンクスで「アマダ電機」という名前で登場してるんですね~

最終回を見終わって
本作概要をWikiで拝見するまで
まったく気づきませんでした^^


基本的に家電製品って
価格の安い通販で購入することをモットーにしている私

今回もあくまで商品の品定めが目的で
お店まで出向いたのですが・・・



さて
ヤマダ電機に到着してすぐ
家電品コーナーに直行(最近は日用雑貨や食料品なんかも置いてあるんですね~)

お目当ての暖房器具のコーナーを探して
あっちにウロウロ
こっちにエロエロ^^

こんな田舎の電気屋さんのくせに
店舗がやたら広くて
なかなか見つかりません

黒いジャージにピンクのフリースパーカー
黒縁メガネにニット帽という
いかにも不審者臭漂う出で立ちで
違う意味で目立っているつもりなのに
遠巻きにこちらを伺う店員さん
なのに
だれも声を掛けてくれません(ちなみに当日は平日でお客さんはまばら)

なるほど
某ヤ○ダ電機さんくらいの超一流大型家電量販店ともなると
自分の担当する製品が目当ての顧客でないと
相手にしないのね~

などと
空しくなる自分に言い聞かせながら
ようやく暖房器具コーナーに到着

・・・と
早速近寄る店員さん^^


みれば私と同じくらいの年齢の女性店員

「ファンヒーターを御探しですか?」


取ってつけたようなセールストーク

まあ
最初は軽いジャブ程度と受け流しつつ
会話が進んでいきます

お部屋の広さは何畳くらいですか?

鉄筋のマンションですか~^^

一人暮らし?

おいくつですか~?(私:1台です)

やだな~お歳ですよ~(笑

え~私より年下~?(私:なんか嬉し~^^)

偉いね~^^

お家って近くなの?


って
商品とは関係のない会話に発展

いつの間にか双方ため口で会話してしまって
日常の出来事や
仕事の愚痴

しまいには“元カレ”の話にまで及んでしまうほど


しばらく自宅と職場だけの生活を送っていた私にとっては
ひさしぶりのリア充会話に我を忘れてしまい
一時間ほど話し込んでしまいました


そして・・・

「これ今が一番お買い得よ~^^」

店員さんの天使のような一言

夢見心地の私は
催眠術にでも掛かったみたいに

「それ買いませう~いとをかし~^^」

あっけなく撃墜されてしまいました


夢見心地のままレジでカード決済し
帰り際に店員さんから

「なにか困ったことがあったら連絡してね♡」

って
連絡先を書いたメモをもらい

「リア友~?ちょ~ラッキ~^^」

って
ルンルン気分で帰宅


家に着いてしばらくしてから

はっ!!・・・

買ってしまった(汗


メモを見て・・・

これ
臨時派遣職員用の
“手書き名刺”じゃね~か!!

ちゃっかり
お店の電話番号が書いてありました~(ToT


ヤマダ・・・恐るべし(汗{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 33

75.9 10 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング10位
境界線上のホライゾン(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1429)
8603人が棚に入れました
人類が天上から戻った時代。唯一人類が地球上で生活可能な土地を舞台に、改めて人類が天上へ戻ることを目的として過去の歴史を再現する世界。極東と呼ばれる国の独立領土「武蔵」にある学院の生徒たちを取り巻く騒動を描く。

声優・キャラクター
福山潤、茅原実里、沢城みゆき、田村睦心、子安武人、名塚佳織、小野大輔、黒田崇矢、東山奈央、新田恵海、井上麻里奈、真堂圭、斎藤千和、小清水亜美、悠木碧、大橋歩夕、平川大輔、森永理科、又吉愛

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

欲張りだけど洗練された世界観でしたヾ(≧∇≦)〃

■『境界線上のホライゾン』の視聴前に覚えておきたい事(*^-^)
壮大なストーリーなので、大きな流れだけでも知っておいたほうが良いですね♪
ちょっと簡単にわかり易くまとめてみいました!! \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
<其の一>
かつて人類は荒廃した地球を捨て天上へ移り住み、何故か力を失った人類は天上から再び地球に戻って来てしまったのですね!
いったい天上で何があったのでしょうね。。。o(゚^ ゚)ウーン
 
<其の二>
戻ってきたものの、地球に人類が住める場所は「神州(日本)」しかなく、人類が住むには余りにも狭いので、再び天上へ昇ろうと考えるのですけど・・・戻る為には過去の人類の歴史を再現出来れは天上に昇る事が出来るそうなのです( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・
 
<其の三>
歴史を再現する間の居住地を確保する為に『重奏世界』という異空間に人の住める居住地を作ったのですが・・・『重奏世界』を維持する為に必要な「神器」が失われた?為、異空間が崩壊し、住む場所を失った人々が「神州(日本)」に進行して来て「神州」が負けちゃったのです∑('◇'*)エェッ!?
そして、「神州」から『極東』って名前になっちゃいました(゚ロ゚;)エェッ!?
 
<其の四>
他国の「神州」完全支配は過去の人類の歴史には無い事なので、世界史と日本史の同時再現をするべく『教導院』と呼ばれる学校が暫定支配するようになったのですよ(>o<")
世界各国の君主と日本の大名が一緒の土地で過ごしてそれぞれの歴史を再現しちゃいましょうねって事ですね!
でも歴史の再現をするのに必要な『聖譜(歴史書)』が1648年までしか記されていないので、その最後の年を向かえた先に待つものはいったい何なのか・・・((((((((o_△_)o サァーシラナーイ
 
って感じの壮大な世界観のファンタジー作品なのですね!
それで、このアニメの舞台の中心になるのが、各居留地で唯一の独立領となっている『武蔵』っていう居留置なのです♪
実はその独立領がなんと・・・空飛ぶ空母なのです!
第一印象はガンダムで言うところの、「ホワイトベース」や「アーガマ」に近い形で超巨大な航空艦なのですよ♪
そのバカでっかい『武蔵』は複数の航空艦が合体して出来ているのですけど、航空鑑ごとに役割が違っているのでちょっと紹介しておきます♪
ちなみに各航空艦の名前は東京都の市町村の名前が付けられているのです(* ̄- ̄)ふ~ん
 
★武蔵の概要★
一番鑑:品川&浅草(両翼前)
 ⇒貨物などが積まれているのです。
 
二番鑑:多摩&村山(両翼中央)
 ⇒この2つの鑑は港が存在して、観光、行政、外交などの玄関としての役割です。
  また、食材や日用品を扱う商店街も存在するのです♪
  パン屋兼軽食屋の「青雷亭(ブルーサンダー)」もここにあります!
 
三番鑑:高尾&青梅(両翼後)
 ⇒工業地区と住居区の役割なのです。
 
中央前鑑:武蔵野
 ⇒『武蔵』全体の指揮系統を司るメインブリッジですね。
 
中央後鑑:奥多摩
 ⇒武蔵野アリアダスト教導院や霊園がありますね♪
 
 
■境界線上のホライゾンと出逢った時の日記φ(・ω・ )かきかき
とにかくキャラクターが多い上にいきなり1話で豪勢に登場させちゃったもんだから、全然覚えられませんねw
しかもキャラの特徴が多種多様で人間ではないキャラもチラホラ♪
何も情報が無いままこのアニメを観たらきっと何がしたいんだろうね(*'ω'*)......ん?ってなっちゃいますね!
膨大な情報量と圧倒的な疾走感が原作では人気だって公式ホームには書いてありましたけど、その膨大な情報を効率よく簡潔にどうやって視聴者に伝えられるかって言う点がポイントになっていきそうですね♪
疾走感については1話観た限りでは十分表現出来ていたと思います・・・ただ追い駆けっこしてただけですけどね(。・w・。 )
限られた枠に中でどれだけ表現することが出来るのか注目していきたいと思います(*^o^*)
 

■総評
今まで観たことのないような圧倒的なスケールとボリューム、更に色んな要素がごっちゃ混ぜのこの作品w
SF・ファンタジー・恋愛・百合・コメディ・戦国武将・世界史・学園・ロボット・アンドロイド・バトル(肉弾・空中・魔法・艦隊)・魔女・微エロ・巨乳・巫女・侍・・・・・・・・・スライムw
挙げ出したらキリがありませんね・・・∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
1話見終わった時は大丈夫かなって心配してたんですけど・・・
なんだか見ているうちに面白くなってきちゃいましたo(*^▽^*)o~♪

異常なくらい膨大な情報量なんですけど、それをしっかり支えていたのは練りに練られた細かい設定があったからだと思うのです!
メチャクチャ自由な作風に見えるんですけど、ちゃんと一定のルールのもとでストーリー展開されてい気がします<(゚∇゚*)>
「ホライゾン」の世界で抑えておきたい設定は『流体』といわれる空間を構成する気のような要素の存在と、『通神』と言う革新的な通信技術ですね!
『通神』で印象的な技術は、必要な時にあらゆる情報を視覚的に見ることが出来るデバイスで、場合によってはテロップの様な使われ方もしていたのが面白かったですね♪
そんなデバイスに映し出される簡単な文字が、複雑な「ホライゾン」の世界を分かりやすく見せるための補助的役割を担っていたんじゃないのかなぁとも思ってます(*^^)v
例えば数々の戦闘シーンでは防御壁、攻撃目標、加速の動因などの演出としても使われてましたね♪
種族も違えば武器も戦い方も違うアンバランスな戦闘シーンに、『通神』を使った共通の演出を組み込む事で、バランスと面白みが得られている様な気がしました♪

それと、主人公の葵・トーリくんの魅力が周りのキャラ達によって引き出されていくように描かれていて、それが作品全体の魅力の一つとなっているようにも感じました♪
トーリくんの第一印象は決して良いものではなくって、ノーテンキで、無駄ににぎやかで、おバカなリーダーって印象でした。
そんなトーリくんが何で人望が厚く、生徒会会長までやっているのかイマイチ腑に落ちない印象だったんですw
トーリくんの魅力って一言でいえば「潔さ」かなって思ってます♪
行動や発言は短絡的に思えるのですけど、リーダー的野生の勘なのでしょうか・・・絶妙なタイミングで登場するので、そんな発言も「潔さ」が武器となって局面を変えてくれるんですよね♪
自分の「弱さ」や「無力さ」を理解しているところも強みなのかもしれませんね(*^_^*)
自分がよく見えてる人は、他人の事もよく見えてるんですよね♪
周りの仲間達もそんな彼を理解してるからこそ助力を惜しまず、自然と仲間が集まってくるのでしょうね♪
母性本能をくすぐる様なタイプですね(*^‐^*)ヾ(^^ )イイコイイコ
仲間との絆をこれだけ多いキャラで描写すると、個は弱くても、みんなで力を合わせればどんな強い敵にも臆せず立ち向かえるって強く印象付けられちゃいましたね♪

1期はホライゾンの感情(大罪武装)を取り戻すために旅立つシーンまでが丁寧に描かれてましたね♪
今流行りの・・・分割2クールなんですけど、この作品に限って言えば大歓迎でした!
ヽ(-0-ヽ)Ξ(/-0-)/ えーなんでー(*'ω'*)......ん?
これまでのストーリーを復習する事が出来ますし、ホライゾンの世界観を理解すればするほど面白くなってくるからです♪ (^▽^)/ジャッジ
用語集もホームページに各話ごとに記載されていますし、最低もう一回くらいは見直したいですね♪
そんな面倒な事したくないよぉーって思う方もいるかも知れませんけど、それだけの価値のある作品だと思いますよw

 
■MUSIC♫
OP曲『TERMINATED』
 【歌】ホライゾン・アリアダスト / P-01s(茅原実里)
 作品の壮大な世界観と疾走感を感じられる小気味よいデジタルサウンドのナンバーです♪
 みのりんはリズム感が抜群に良いのでアップテンポの曲でも安定感抜群ですね(^▽^)/

ED曲『Pieces』
 【歌】AiRI
 アップテンポの曲に乗せたAiRIのハイトーンボイスが頭のてっぺんを突き抜けていく印象です(*^^*)

ED曲『Stardust Melodia』
 【歌】Ceui(セイ)
 女性のシンガーソングライターで大原さやか、ゆかなといった声優さんにも楽曲を提供しているんですよ!
 幻想的で寂しげな楽曲をソプラノの美麗な歌声で聴かせてくれているスローテンポのナンバーです♪

2011.10.06・第一の手記
2012.01.09・第二の手記(追記:■総評)
2012.01.14・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 92
ネタバレ

ちゃんもり さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「境界線上のホライゾン」という一大エンターテイメント。

原作は電撃文庫最厚記録を打ち立てた超長大な全然ライト
じゃないライトノベルです。

ちなみに現在、

1巻(上・下)1314P
2巻(上・下)2008P
3巻(上・中・下)2567P
4巻(上・中・下)2403P
5巻(上・下)1712P
6巻(上・中・下)2616P ← 今ココ!

まで刊行されております。

そうですね、鈍器ですね。はかいのてっきゅうと
同じくらいの殴り性能があると思います。

そんな原作の1巻(上・下巻)の内容を詰め込んだ作品が本作となります。

{netabare}
はるか昔、人類は栄華を極めていた
      ↓
しかし地球環境がヤバくなったので、「環境神群」という
エコロボットに環境修繕をまかせて自分たちは天に上る
      ↓
せっかく天に上ったのに戦争おっぱじめる
      ↓
結局天にも住めなくなり地球に出戻り
      ↓
戻ってみたら環境神群によって自然環境が過剰に修復され
環境神群の本拠地である神州(今の日本)以外は住めない状況に・・・
      ↓
せまい神州の土地をめぐってまたまた戦争に。
      ↓
さすがにこのままだと人類滅亡しそうなので講和。
重層領域という位相空間に神州をコピーして、欧州出身者は
そっちで、神州(日本)出身者は神州で、もう一度平和に
発展して天に上るため、「歴史をやり直す」ことに。
      ↓
歴史再現中、神州側のミスで重層領域ぶっ壊れる。
2つの神州が重なり、融合。神州側はその責任を取らされ
名称を「極東」と改められ、欧州各国の暫定支配を受ける。
以後は仏蘭西=毛利といった共同統治体制で歴史再現を
進めることに。
      ↓
時は戦国時代(世界史においては30年戦争まっただ中)。
極東の独立領土であり全長8kmの巨大航空都市艦「武蔵」を
運営する学生機関「武蔵アリアダスト教導院」の総長兼
生徒会長、葵トーリは過去に自分の不注意で死なせて
しまった幼馴染、「ホライゾン」と思わぬ形で再開。
彼女に改めて今の自分の気持ちを告げることを決意する。
しかし彼女の再生には全世界の存亡を賭けた秘密が隠されていた・・・!
{/netabare}

といったあまりにも壮大なスケールの世界設定が為されている
ためにアニメ1期だけでそこに馴染むのは難しいです。
この作品全体からすると、アニメ1期(原作1巻)は長大な
プロローグである、と言った方がいいかもしれません。

そもそもラノベ作品をアニメ化する場合、1巻平均
400P前後くらいの既刊2~3巻で1クール、くらいが
通常ペースだと思いますので、このアニメ1期でも
ページ数で考えるといっぱいいっぱい。(2期はさらに過酷w)
しかも世界設定からキャラ設定から能力・種族設定から
もう盛り盛りなので、1話観ただけじゃ「は・・・?」って
なります。

だが!ここでやめるんじゃぁない!

ここの感想を見ていると人生損してる方が沢山いらっしゃる。
先に述べたことからも分かる通り、当然このアニメを13話
まで完走してもお話は完結しません。でも「プロローグ」
なんですよ!キャラ紹介なんですよ、13話かけてw
だからお話の「スジ」だけが何となく分かればそれで
いいのです。その先には人生かけてともに歩んでいける
最高のエンターテイメントが待ってるんですから。

もちろん、面白くもないものを観続けるのは苦行以外の
何物でもありません。けどこれ面白いんですよフツーに!
メカアクション、異能バトル、剣、魔法、交渉バトル、
多種多様なジャンルを取り込んでいながら全部すっごい
クォリティ高いです。しかも出てくるヤツらがイチイチ
濃ゆい!w
作画もとんでもない出来ですし、なんといっても声優陣が
豪華w福山さん、沢城さん、名塚さん、小清水さん、
こやっさん、小野大輔さん、斎藤千和さんなど、売れっ子
声優さんがこれでもかと。しかも全員なんてバッチリ
ハマてるんだ・・・スバラシイ。
脚本も絶妙の中二クサさがアツくてグイグイきますし
1期観たら2期も観たくなると思います。

既刊読破した今だから言えますが、改めて観るとすっごい
丁寧に原作を拾って作られてて、スタッフに愛されてる
作品だと思います。サンライズ、ヤツらはやる気ですw
円盤もかなり売れたみたいですし3期もきっとやって
くれるはず!

サンライズさん、始めたからには責任取ってもらいますよ♪

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

奪われた私の全てを、貴方は取り戻してくれますか・・

今日も街に響く、彼女の歌声
それは、何も変わらない日常の風景・・

彼は笑っていた
いつ、何時も

それは、彼の過去に隠された悲しき真実
心に刻まれた、罪の印

幼き日、失っモノはあまりにも大きく
彼の心に深く、大きな暗闇を作った

しかし、彼は立ち上がった
全てを受け入れる為に

そして彼は決意する
たった一つの切なる願いをこの手にする為・・

彼の名は「葵・トーリ」
「不可能男(インポッシブル)」の異名を持つ

・・世は末世
オワリ ガ ハジマリ
そう、ここから始まるのだ・・ 


えぇっ(||´д`)o=3ゴホッゴホッ・・
この物語は、私の中で未だに全然補完されておりません
超難解アニメ★★★★★だったからです・・
設定だけでA4用紙800ページだか忘れましたがあるらしいのです・・ラノベの太さも半端ナイですしねww

放送開始当初、何も考えずに視聴開始・・
何気に観てましたが、もう途中からちんぷんかんぷん(´σ `) ホジホジ
普通ならそこで止めますよね?そこまでして観ても意味が無いなんて思いますよね?
でも、違ったんです・・この作品。
何故かは分かりません、しかし、すっごく惹き付けられるモノがあったのです。
なので、しっかり向き合おうと再視聴を開始したのです。

始めに・・
□勘違いしないで欲しい事(むしろ、私が勘違いしてた事)□
・【ただのオパーイアニメではありません】\_(*・ω・)ハイ、ココネ、ココ!!
・一見萌アニメのような作画ですが、全く萌えませんΣ(゚Д゚;マジデ!?

まぁ、見た目だけで遠ざからないで!と、言いたいw

そして、本題。
■アフォながらに、大まかに分かり辛いと感じる点■

・作品の舞台(初っ端からめんどくっさい設定なんだ(;´∀`))
・登場人物の多さ(1話から何人出てくんだ~(;゚Д゚))
・用語(【はい、ここ一番難解】\_( ゚д゚) ココ、ヨーチュウイ!!)

並べてみれば、必要なモノが全く把握出来ない状況ですやんw

とりあえず1話観ては、分からない事、言葉をネット検索・・
勿論公式も使用しましたが、他にも初心者には優しいサイトがありました♫
相関図やタイムテーブルなどを見事に作成されてた方も居ましたよ(・∀・)ワカリヤスイ!!
そして、少し把握出来てくる頃に、(私は4~5話辺りだったかな?そしてストーリーが動き出すのがこの辺)
登場人物達のお話によく耳を傾けて下さい♪
何気に上手く説明しちゃってくれるシーンもありますよ!(私は1回目でここにも到達出来なかった・・)
ここまで来れたら、少し努力をすればストーリーには付いていけるようになるはず?!
そして、それぞれのキャラを生かす迫力ある戦闘シーンに夢中になるはず・・なんですがねw

そこまでするかよ?って思う方も居るかも知れませんね・・
でも、私はそこまでしても観たかったんです!!
そして、アニメって こんな楽しみ方もあるんだなって
新しい発見も出来た作品でありますv(´∀`*v)ピース

そして、OP・茅原 実里サンが歌う「TERMINATED」が素晴らしくかっくい~っo(●´ω`●)oワクワク♪
OPを毎回飛ばさず観るなんて珍しい現象でしたw
よく観ると、何となくストーリーになっていますしね!
EDはいい感じに使い分けられてて、涙を誘われたり・・


・・「通りませ 通りませ」
私は歌う、いつもと変わらない日常

見る事、聞く事、みんなと同じなのに
私は何も感じない
喜びも、悲しみも、怒りも

だけど、この 自分の奥底に眠る何か、
何かが叫ぶ・・

それを気付かせてくれたのは
彼だった

彼は私の手を引いた
強く、そして優しく

何故か涙が流れた
私は行きたい、あの境界線上へ・・

彼女の名は「ホライゾン・アリアダスト」
別名「P-01s(ピーゼロワンエス)」

その名に隠された真実を、感じて下さい
貴方にはそれが出来るの出来るのだから・・・・・

投稿 : 2025/01/04
♥ : 30

67.6 11 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング11位
彼女がフラグをおられたら(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (1061)
6504人が棚に入れました
恋愛フラグ、友情フラグ、勝利フラグ、死亡フラグ。『フラグ』それは人生の岐路に立つ、大切な分岐点を示す道しるべ。ある事件以降、他人の頭に様々な『フラグ』が見えるようになった少年・旗立颯太は、その能力ゆえに他人と距離を置いてきたが、そんな彼に興味を持った美少女達とひょんなことから ひとつ屋根の下で寮生活を送ることになってしまう。次々と颯太の前に現れる、様々な美少女達との共同生活の行方は? そして、彼が目にする『フラグ』が導く先に何があるのか…

声優・キャラクター
逢坂良太、木戸衣吹、茅野愛衣、阿澄佳奈、花澤香菜、日笠陽子、諏訪彩花、悠木碧、田村ゆかり、豊崎愛生、丹下桜、久野美咲、加隈亜衣、南里侑香、日高里菜、種田梨沙
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

おそらくハーレム系で一番カオスなアニメ。

前置きとして、皆さんよく勘違いしていられるようなので・・・。
この作品の合言葉「がおがお~」じゃなくて「がをがを~」なのです!
(彼女)が(フラグ)を(おられたら)の間を取っての命名ですから、そこはちゃんと訂正していただきたい。些細なお願いです。


最近は萌え系と見せ掛けて・・・実は裏には壮大な設定が、という二重構造なラノベアニメをよく見るような、気のせいでしょうか。

萌え要素は売るための撒き餌で書きたいテーマの踏み台なのか、萌えと追求したいテーマの一挙両得なのか分かりませんが、ストーリー面では厳しい評価も致し方ないと思います。

ただ、何故かスタッフやキャストが豪華で見応えがあったのも確かです。結果的に今期では一番思い入れのある作品になりました。

あらすじ
{netabare}
死亡フラグ、恋愛フラグ、友情フラグ・・・。この世界には様々なフラグが存在している。
それらフラグを人々の頭の上に可視化できる能力をもった少年、旗立 颯太(はたて そうた)。
彼は時に人々に災厄をもたらすフラグをへし折り、時に幸福をもたらすフラグを立て、陰ながら人助けをしていた。

そんな彼の様子を不審がる人物が一人。颯太と同じ学校に通うお嬢様、菜波・K・ブレードフィールドは彼が何か他人に隠している事に勘づく。
菜波に問い詰められてフラグについて白状した颯太だが、肝心の菜波の頭の上にはフラグが見えない。

フラグが見える少年とフラグのない少女、フラグと女の子を中心に始まるイチャイチャカオスコメディ。
{/netabare}



最初はもう、全身全力のハーレムラブコメで何故か主人公にあっさり惚れるヒロイン達に囲まれる羨ましい展開です。


ヒロインだけじゃなくて、彼らの通う旗ヶ谷学園全体に漂う思い遣り、隣人愛の精神がとても素晴らしいと思いました。

全員颯太に惚れているんだけども、決して修羅場にならないように誰も悲しまないように、お互いの好意を尊重する。そんな様子はハーレム系では珍しいものでした。

主人公の颯太くん含め人の良いキャラばかりで見ていて気分が良く、ヒロインズは口癖・容姿・属性でキャラ付けしているところに加えて、フラグの属性と主人公との関係性で差別化している点は個性的でした。

死亡フラグ、という極めてネガティブな要素とは裏腹に、とても強い生命力にあふれたキャラクターの言動や行動には元気をもらえました。


キャラクターはベタながら完璧にツボを突いていて文句なしで、全員可愛く感じられるハーレムアニメは初めてでした。

誰が一番可愛いとか本当に決められない・・・声優さんもかなり豪華でしたね。ベテランから新人まで勢ぞろい、驚きです。

ちょっと並べてみました。(敬称略)
声優なんて興味ないって方のためにネタバレで閉じます。

{netabare}
ベテラン
・丹下桜(大名侍 鳴役)
・田村ゆかり(聖帝小路 美森役)

中堅?
・南里侑香(深雪・マッケンシー役)
・花澤香菜(盗賊山 恵役)
・阿澄佳奈(召喚寺 菊乃役)
・豊崎愛生(龍騎士原 月麦役)
・日笠陽子(英雄崎 凜役)

新人
・茅野愛衣(魔法ヶ沢 茜役)
・悠木碧(吟遊院 芹香役)
・久野美咲(大司教河 くるみ子役)
・木戸衣吹(菜波・K・ブレードフィールド役)
・加隈亜衣(白亜・B・ブレードフィールド役)
・諏訪彩花(忍者林 瑠璃役)


改めて見るとヒロインが多すぎる・・・・。これは半分の人数でも1クールではキツイです。
しかし原作者が声優選んだんじゃないかってぐらいどのキャラも違和感がなかったですね。キャラと声優は満点で問題なしです。
{/netabare}


肝心のお話の方ですが、OPに散りばめてある映像と各ヒロインのRPGの職業のような名字がある意味伏線ではあります。

元々複雑な設定で分かりづらいものを、1クールという尺の都合上超圧縮した結果さらにカオスになったという有様です。

あれでも順番を入れ替えたり原作と設定を変更したりして、過程はともかくオチは綺麗に迎えられた分マシな方なんではないかと思ってます。オチは、大事ですよね。

意外とダークな設定で颯太の過去エピソードも暗い話ばかり。そういう話が好きな方はどんとこいって感じかもしれませんが、個人的には気が滅入りそうでした。

最後まで完走できたのは、素晴らしいヒロインズが居たからこそです。物語的にも、視聴者的にも。

どんでん返しはそれなりに驚きでしたが、テーマはありがちなものでした。
ネタバレ解釈
{netabare}
どんな絶望の淵に瀕しても、人を信じる心と力があれば運命は変えられる。その結果絶望的だった世界線を無事危機から救うことができたのでした。
それにしても世界線とか平行世界とか仮想世界とか、正直詰め込み過ぎです・・。原作者がゲーム畑の人だからでしょうか?
{/netabare}



一番このアニメで評価したいのは可愛いキャラを構成する作画と、作品の世界を表現している音楽にあります。


作画監督・キャラクターデザインを務める金子志津枝さんはドラえもんやクレヨンしんちゃんにも関わっている凄腕のアニメーター。

アイキャッチの手描き感あるタッチのデザインとかEDで流れる各ヒロインの絵とか、もう芸術の域ですね!
ファンタジスタドールのEDで少女漫画的なうずめちゃんを手掛けたのもこの人で、こんな人が関わってくれるなんて豪勢だなあと思いながら見てました。

全編にわたって安定した作画という訳ではありませんでしたが、時たま良作画のときに見せるキャラクターの表情のなんと美しいことか。この人の描くキャラの横顔は色っぽいですよね。西田亜沙子さん系統の艶のある魅せ方のできる人です。



音楽。BGMにおいてときどきリコーダーを吹いたような不思議な音色が聴こえてきて、それがコメディパートをよりほのぼのとした雰囲気にしていました。
てっきりあずまんが大王やキョロちゃんのBGMを担当していた‘栗コーダー’さんかと思いましたが違いましたね。
橋本由香利さん・川田瑠夏さん。橋本さんがこういう音楽作るのって意外でした。


OPは悠木碧さんですが、演技のときとは全く違った歌い方に驚きました。
ハイソな感じがオシャレで、ちょっぴり電波でふんわり癒し系。とてもワクワクさせてくれます。
主題歌の話ではないですが…
{netabare}
逆に劇中歌のせりきゃんのアイドルソング「1stLove宣言」は悠木碧の本領発揮という感じでとても可愛かった!最高でした。
{/netabare}

EDは前半6人のヒロインが歌い、聴けば聴くほどこのアニメの真髄と魅力を表しているように感じられます。ゆったり元気系で、心地いい曲です。


OPを作詞しているのは藤林聖子さん、EDを作詞しているのは畑亜貴さん。どちらも有名人ですね。

歌詞の中のフラグに関する解釈において、藤林さんは“~つか全部 折っちゃえばいいじゃん♪”と折りに行く姿勢、一方畑さんは“~フラグを立てちゃおうか”と立てに行く姿勢。対照的で面白いものです。
全体的に歌詞に愛らしい表現が多く、優しい雰囲気のED「彼女がフラグを立てる理由」の方が好きでした。

あとOPを作曲・編曲しているzakbeeという方は元ロックバンドの出身というではありませんか!何やら方向性の違いで解散とのことですが、まさかこんな方向性に進むとは・・・初めて知って驚きでした。
でも、『それでも町は廻っている』のOPみたいな賑やかな感じ、とても良いと思います。


ハーレムだけでいいじゃないかと思いつつ、フラグのもっと有効な活かし方はなかったものかと思いつつ、まあ可愛かったからいいかと思わせてくれる魅惑のアニメでした。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 21
ネタバレ

watawata さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

幕の内弁当 (松) 一丁上がり‼︎ (注意、酷評レビューです。)

あらすじ

とある海難事故以降、他人の頭上に『フラグ』が見える様になり、又、操作(折る)する事が出来る様になった主人公、旗立颯太。
※フラグとは、作中では旗の形状をしており人の運命の分岐点を指し示すものです。
その能力ゆえ、ちょいと自閉症気味になった主人公に次々と能力に興味を示した女の子がうじゃうじゃと集まってくる、そんなお話。

さて、『フラグ』と言う作品のタイトルにも付けてある重要なキーワードをいかに上手く料理し、ストーリーに組み込むのが、ポイントであるはずなのだが、フラグでの駆け引きは冒頭の数話のみ。
出てくるフラグも、死亡フラグ、勝利フラグ、恋愛フラグ、友情フラグ、と在り来たりのものばかり・・・・もっと捻り出すことが出来なかったのか?
折る過程にも一工夫の微塵も無い。一定のルールがあり視聴者が類推して楽しみ、期待を心地よく裏切る展開があれば、もう少し楽しめたのですがね。
結局やりたかったのは、純粋なハーレムのみ、フラグに纏わる軸となるエピソードは後付けで無理矢理、背骨として押し込んだとしか考えられません。
蓋を開けてみれば、自分の苦手なコテコテのハーレムもの、しかも質が低いと来たからにゃあ、一層たちが悪い。(理由は後述します。)

ストーリーの肉付け部分も、体育祭回、デート回、温泉回、水着回、学園祭回、と
まあ、定番メニューをご丁寧に節操もなくあざとく放り込んで来ます。

フラグに纏わるエピソードもかなり強引、序盤から伏線を細かく張っているのだが、興味が沸く以前に、ピクリとも食指が動く事がありませんでした。伏線を収集するにあたって、電脳空間、パラレルワールドと此方も、無理矢理、捻じ込んで来ますが、傍から見て、視聴者が喜びそうなエッセンスを取り敢えず、並べてつなげただけであり、ナンセンスの一言につきます。

そして最終話、{netabare} 主人公及びヒロインズが、バトルしている光景は、{/netabare} 非常に滑稽で、嫌な意味合いで笑いが止まりませんでした。
自分だけでしょうか、過去に同じ悪夢の作品、シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ を思い出したのは。視聴者の予測を悪い意味で裏切った作品と言う意味合いですがね。
結論、何がしたかったんだ?この作品は、本当に。率直な感想は以上です。

以下、主人公に対する登場人物の相関関係及び属性を簡単に分類しました。(Wikipediaより名前のみ抜粋しましのでご了承下さいませ。)


1・菜波・K・ブレードフィールド(ななみ・ナイト・ブレードフィールド)
姫属性その1
{netabare}姉属性その1(実姉){/netabare}

塩ジャケ
天ぷら えび

2・白亜・B・ブレードフィールド(はくあ・バーサーカー・ブレードフィールド)
姫属性その2
{netabare}妹属性その1(実妹){/netabare}

サーモンのタルタルソース
鶏のから揚げ


3・魔法ヶ沢 茜(まほうがさわ あかね)
お嬢様属性

かまぼこ

4・召喚寺 菊乃(しょうかんじ きくの)
幼馴染属性その1
姉属性その2(偽姉)

イカリングフライ
天ぷら いか

5・盗賊山 恵(とうぞくやま めぐむ)
男の娘属性

こんにゃく

6・龍騎士原 月麦(りゅうきしばら つむぎ)
婆様属性

梅干し

7・聖帝小路 美森(せいていこうじ みもり)
生徒会長属性

里芋の煮物

8・英雄崎 凜(えいゆうざき りん)
幼馴染属性その2

オニオンリングフライ

9・忍者林 瑠璃(にんじゃばやし るり)
ロボ属性

バラン(緑色のプラスチック製の葉)

10・深雪・マッケンシー(みゆき・マッケンシー)
女教師属性

大根の煮物

11・大名侍 鳴(だいみょうざむらい めい)
謎属性

キヌサヤ

12・大司教河 くるみ子(だいしきょうがわ くるみこ)
妹属性その2(偽妹)

鶏の照り焼き

13・吟遊院 芹香(ぎんゆういん せりか)
アイドル属性

玉子焼き

こうして並べてると、たかが1クール12話の作品に13人のヒロイン・・・1話につき1人以上の登場・・・まあよくも詰め込んだものだろうと、感心を通り越して呆れてしまうレベルです。

参考までに(全然参考ではありませんがw)

メインストーリー→白飯
体育祭回→おむすび
デート回→炊き込みご飯
温泉回→麦飯
水着回→キビ飯
学園祭回→赤飯



キャラクター(惣菜)の隙が無く且つ、あざとい配置。軸となるべきストーリー及びサイドストーリー(ご飯)から、さながら、綺麗に惣菜を並べられ、主菜(ご飯)も盛りだくさんな幕の内弁当の様である。

幕の内弁当は美味しく万人受けするのだが、毎日食するには難がある。単純に飽きてしまうからである。(この作品においては、惣菜及びご飯が過剰に重複している為輪をかけて飽きやすく、完食するのも一苦労)意図的にバランスが異常に調節されている料理は得てしてその様なものである。時にはストレスなく食べるジャンクフード、ファーストフードをおり混ぜる食生活の方が個人的には精神衛生上遥かに健全でしょう。

世間の一般的な幕の内弁当(梅)の相場が598円から類推すると、さながら声優陣のみ上質(豪華)である事から、幕の内弁当(松)798円と言った所でしょうか。


さて、ここまでレビューを読んで下さった皆様、


幕の内弁当 (松) 一丁上がり‼︎


ただし、一日ほど賞味期限が切れていますがね。


でわでわ

投稿 : 2025/01/04
♥ : 25

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

がをがを!

 ライトノベル原作、ハイテンションコメディ系ハーレム萌えアニメ。
かなりぶっとんだノリで、常軌を逸した思考回路の女の子が大量に登場するということで、
最近のでいうと「中妹」「俺修羅」らへん近いタイプだと思うが一番近いのは「脳コメ」かなぁ。
これらのよくあるハーレムものとの違いは、ヒロイン同士で敵対しないこと。
みんなで輪になって主人公を甘やかす、だだ甘ハーレムである。逆に主人公が疎外感あるレベル。

■作風と主人公の性格のミスマッチ
 前述のように、もりもり登場してくる女の子たちはちょっと痛いギャグ萌え系ばかりなのだけれど、
それと全く噛み合わない主人公の冷めきったシリアス気質が、妙な温度差を生む作品であった。
どこぞのロボットアニメにでも出ていた方が合いそうなほど真顔の主人公なのだ。

シリアスアニメでギャグキャラがでしゃばってたら空気読めと言われるだろうが、
それに同じくギャグアニメでシリアスキャラが冷静なリアクションしか取らないのも大概場違いである。
作風的にどうみてもギャグがホームにしか見えないので、主人公のシリアスが誰得のアウェイ感。

■フラグが見える能力!
 「見えるフラグをバキバキ折っていく」みたいな設定だったら面白いなと思っていたんだけど、
展開内容的にはハイテンションギャグの方向にセンスが注がれていた。
"死亡フラグ"というある種のテンプレ設定をメタ的に取り入れた発想は新しいのに、
流れはテンプレの範疇から脱しないというのも勿体ない話。
設定やコンセプトの面白みはあったものの、それらは物語を進行するためのツールに過ぎなかった。

この作品の大部分で本領発揮していたのは無数の女子たちによる有無を言わさぬ甘やかしであった。

■愛に満たされて
 ハーレムラブコメと称されて、実際に主人公に複数の女の子から好意を向けられるわけだけど、
この感情は恋愛的なラブじゃなくて、どちらかというと親が子どもに向けるかのような慈愛ではないか。
ラブのあるコメディであることは確かなのだけど、いわゆる恋愛沙汰のラブコメじゃないという。
皆で一人の存在を慈しむようにして愛でるがために、争いも起きない。
このある種、一段階上の懐の深い愛情というものが他の作品にはない空気感を生んでいるようにも思う。

恋愛感情というのは良くも悪くも本人の感情が先立っているので、相手が見えていないことも多い。
しかしこの慈しむような感情は、相手を理解した上で優しく包み込むようにして大事にする姿勢である。
これは見方によっては、恋愛は対等な立場による個々の感情だけど、慈愛は上から目線ともとれる。
実はこれが理由で主人公とその他の女の子たちとの温度差が顕著に感じられるのではないか。

この作品は恋愛とかハーレム的なことより、家族愛とか隣人愛的なものを描きたかったのかな、と思う。
ハイテンションギャグも誰得シリアスも延長線上にはそれがあるのかな、と振り返ってみればそう感じる。
荒唐無稽なギャグ萌えアニメだとばかり思っていたのだけれど、
その点ではストーリーもキャラクターもまったくぶれてないんだなと感心。

■脳が溶けるよ!OP
 そもそもこのアニメに惹かれたきっかけは楽曲「クピドゥレビュー」擁するオープニングだった。
ファンシーな映像も相まって、軽快なリズムとキュートなメロディに心掴まれ、高い中毒性を誇る。
見るアニメ間違えたかとシリアス展開しててもこの曲が流れると「あ、がをられ始まったな」と感じる。
一体誰が歌ってるのかと思ったら、悠木碧のクレジット。碧ちゃんすげええ、とまた魅了された。
そして作中キャラとしても登場すると知って期待してたのだけど、でてくるのだいぶ終盤だった。

■キャラ良かった
 湯水のように溢れ出すヒロインたちだけど、なかなかキャラは良かった。
冷静に考えるとこれをよく1クールでまとめたまとめたもんだ。
以下何名かに雑なコメント。

・菜波:初見じゃ口調でめっちゃ際立ってたのに、性格的に他が奔放すぎて至極常識人。はみご可愛い。
・魔法ヶ沢 茜さん:ちなうんですちなうんです!で一世を風靡した。
・めぐむ:女子ネタ→ガーンのネタが毎度わかってても安定しておもろかった。
・凜くん:はがないのオマージュっぽくて笑った。
・生徒会長:唐突なチョロインで吹いたけどすごく良い人、ゆかりんっぽくていいキャラだった。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 16

65.5 12 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング12位
百花繚乱 サムライガールズ(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (574)
3919人が棚に入れました
ときは平誠二十某年、徳川第二十五代将軍慶康の治世。西暦で言えば、2000年を少し過ぎたあたりの大日本国。 霊峰富士の裾野に、広大な敷地を構える巨大学園がある。その名も“武應学園塾”。全ての生徒が武家の子弟・子女と言うこの学園で、生徒たちは勉学に励みながら、ときに自らの命をも賭した戦いに備えて日々を過ごしている。
しかし、一見平和に見えるこの学園にも、不穏な影が迫りつつあった。学園を支配する徳川一門に対する不満、反抗、地下活動。それに対し、生徒会執行部は、反体制生徒たちを“豊臣派”と位置づけ、弾圧を開始。今や“豊臣狩り”の名のもとに、生徒会の横暴はますますエスカレートしていった。 “武應学園塾”に通う高校生にして柳生道場の師範代・柳生宗朗は、徳川家に代々仕える身ながら、“豊臣狩り”という過剰な弾圧に対しては反対の立場にあった。そんな宗朗の前に突如現れる、いにしえの剣豪・武将の名をもつ幾人もの少女たち。それは、果たして歴史を揺るがす大動乱の幕開けなのか、それとも―――。

声優・キャラクター
悠木碧、平川大輔、釘宮理恵、寿美菜子、小林ゆう、後藤沙緒里、小清水亜美、豊崎愛生、水原薫、櫻井孝宏

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

集え!和柄フェチ!

「刀や忍術を使う美少女がいっぱい」
「どっかで聞いたことのある侍や武将の名前」
「授業風景とか先生キャラとか一切無いのに学園モノ」
まずはカンチガイを避ける意味でも覚えておきたい3つのポイント
この辺はツッコミ放題なので画面に向かって存分にセルフツッコミしませう^q^


さてさて、誤解の無きようにお断り願いたいのは、この作品は【和“装”フェチ向けではありません】ということでつ
着物の大和撫子とかを期待している方は「異国迷路の~」をオススメしますのでそっちへGO!まっすぐGO!


戦国~江戸時代の日本文化の様式美がそのまま現代に根付いていて、諸外国との交流は鎖国的にホドホドにしている妙な世界観のため、登場人物達はあまりにも奇抜な【和柄モチーフのコスチューム】を纏っています
その辺はオシャレイズムとかの領域をK点越えで脱してしまってはいるものの【和柄フェチ】には思わずウットリしてしまうものです
そんなこんなで、何よりもデザイン面での魅力が一番に目立つ作品
『ピンクのセーラー服に綱結びと厚底下駄』
『白スク水に振袖』
『長ランに日本刀』
そんな破天荒なデザインのコスチューム達に「あー痛い痛いw」とかいいながらも浪漫とフェティシズムを感じちゃう人にはタマラン作品です^q^


内容自体はベタなバトルもので、『大和魂』とか『忠義』とか日本人らしさ・・・というか、サムライハート的なモノをチラつかせるSome Like It Hotなお話です
バトルしてくれないお話もあったりしますが全12話ですので割とあっちゅーま
記憶喪失なのに相当無理を張って空元気を振りまく、悠木碧ちゃん演じるヒロインの柳生十兵衛(名前www)が漂わせる哀愁なんかに浸ったり、、、
主人公とチューするとパワーアップするとか、そんなお約束な展開をとっととしちゃえばいいものを地味に引っ張ったりしてくれたり、、、
そんなこんなで気付けば最終話に到達出来ることでしょうw


お話自体突出した面白みがそれほど無いとは言え、前述のデザイン面を含め画面の作り込みぶりは秀逸で、作品全体の『和のテイスト』を乱すまいと全体の色調は薄暗め
背景やアウトラインは水墨画を思わせる淡いタッチ
そしてお色気シーンの隠し~竜巻の描写に至るまで、エフェクトの類を【墨】を用いて表現して画面に映える美しい黒の世界を紡いでます
この手のがハマってしまうオイラには「実に俺得」な作品に仕上がっていました^q^


誠実に画面を作り込もうとする生真面目な監督に対して、ガンガンに萌え路線で行こうとする脚本と総作画監督の暴走っぷりが上手い具合に中和されて絶妙なバランスをキープ
コテコテの萌えキャラ真田幸村(名前www)だけでなくて、等身大感のあるイマドキJKな感じに仕上がった徳川千(名前www)なんかも魅力的
オイラのお気に入りは結局ラストまでハブられ続けた直江兼継(名前www)


ただし残念なことに、お話の締め方がこれから始まるであろう壮大なバトルストーリーのプロローグにしか過ぎない、というオイシイところで幕を閉じました;
しかも結果的にはBAD ENDっていう・・・
良いところも一杯ある作品ですので「二期キボンヌ」と言っておきたいけみかけなのですよ

投稿 : 2025/01/04
♥ : 26

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

和風エロ。なんちゃってチャンバラアニメ

エロの入った和風テイストのバトルもの。一応ハーレムも少々。
徳川将軍家が支配しているという時代劇風の設定ですが時間軸としては現代。舞台の中心は学園になります。
主要キャラは殆ど道場に居るし一般生徒はあまり顔もみせないので、とても学園には見えませんが、一応は学園もの。
コメディ4割、シリアス6割といった作風です。


設定やストーリーは特に目新しさもないです。
人物の固有名詞が戦国武将や剣豪から付けられているのは、もう飽き飽きですが、もはやこういうのはお約束。
主人公とチューする事でバトルの能力を強化するというご都合主義な設定を使い、ハーレム形成していきます。
キャラも小さいのから大きいの、妹属性、メイド、ツンデレ、バカと一通り揃ってます。
衣装がかなりキテレツで、パンツやら尻は普通に見えて当たり前なデザイン。
そこにお風呂とか夜這いとかのイベントを入れてエロを強化しています。

ハーレムといっても、あちこち食い散らかす事はぜず、主人公と契りを結ぶのは3名のみ。
1クールに納めるにはいいバランスだし、”将”とサムライの関係を築くという大義名分で、浮気が容認されるという設定。
バトルはホントにもう面白味もクソもない予定調和ですが、この「絆」の設定には、ちょっとグッとくるものがあります。


それよりも何よりも、本作で特筆すべきは映像。
その作画に大きな特徴があります。
かなり明度の低い色使いに太い線。キャラクターデザインは今風の萌え絵なテイストになっていますが、全体の画風が絵巻や屏風画ような雰囲気です。
”和風”というのはヒシヒシと伝わってきますが、画面が暗くて非常に見辛い。

それに加えて画面の方々で墨を散らす独特の演出。
他では真似できない独自性はとっても斬新だし、インパクトの面では抜群です。
ですが、それをあまりに多用しすぎるため、とにかく画面が煩くなってウザく感じます。慣れてしまって新鮮味がなくなると、画面を部分的に覆い隠されるのにイライラさせるだけで、マイナス面が顕著になってきます。
そうじゃなくても、暗い画面なのに。
面白い演出方法ですが、明らかに使用過多。
人にもよると思いますが、個人的にはストレスを感じまくりのバトルシーンでした。
皮肉なことに、バトルがちっとも面白くないおかげで、このストレス演出を流し観してやり過ごす事ができたのが幸いでしたw


それでも切らずに最後まで視聴できたのは、エロ演出がそこそこ良く出来ていたのと、おバカキャラの馬鹿っぷりが面白かったから。

・裸の描き方の肉付き感が妙に良くできてる。
 ツルペタのチビッコでも、肌の柔らかさが伝わってくる質感の表現がお見事でした。
・兼続というボケ役キャラの残念さと愛らしさ。
 キャラ立ちが異様に良かったです。蔑ろに扱われますが名脇役ウザキャラとして優秀w

この2点は非常に良かったと感じています。

エロとバトルという題材はは珍しくもないですが、なかなか他にはない味わいがある一作です。



【エロ成分】
パンツ  :☆☆☆
おっぱい :☆☆☆☆
裸    :☆☆☆☆
性行為  :☆☆☆
マニアック:☆☆
エロス総評:☆☆☆

投稿 : 2025/01/04
♥ : 26

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャラクターデザインがユニークでかなり楽しめます。はじめは慣れないかと思いますが、おもしろいので、目を通してみてください。

ストーリー

この作品の世界観は元号が「平誠」に改まってから20年余を過ぎた21世紀初頭の日本。鎖国は解かれたものの徳川幕府の治世が続き、慶康が第25代将軍の座に就いていました。

巨大教育機関の武應学園塾では、生徒会執行部が「豊臣狩り」と称して徳川家に対する反乱分子と認定した在校生への弾圧を強め、その横暴に対する不満は強まる一方でありました。

けれど、そんな時に現れたのはこの物語の主人公の柳生 宗朗でした。彼は執行部の豊臣狩りに疑問を抱き武應学園塾に行ってみたくなり、いきましたが、そこで現れた物は真田 幸村と後藤 又兵衛でした。彼女らは服部 半蔵 美成に追われていました。そんな所にいきなり現れたのは空から落ちてくる全裸の少女でした。それに気がついた宗朗は彼女を地面に落とされるのを阻止するため、お姫様抱っこをしました。そしたら、いきなりキスをしました。この後どうなってしまうのか・・・

私の感想。

画質かかなり魅力的で私は気に入りました。私がとくに気に入っている画質の使い方は戦いのシーンです。それぞれキャラクターが強い業を繰り広げると、筆で墨を使ったようなアフェクトを足した所です。このアフェクトのおかげでかなりこの作品の戦いのシーンがぐっとおもしろくなったと私は信じています。

そして、何よりこの作品でよい所はヒロインの属性がかなり多いい所です。めがね、妹、姉、ツンデレ、ドジっ子 などなど、私の好きなタイプな子もいました。けれど、これらの属性が分からなくても十分楽しめます。

そして、この作品に及ぶキャラクターデザインがかなりユニークで少し笑った所もありましたし、萌えたりもしました。そこは本編を見てからのお楽しみです。ここまで言ってしまったら、楽しみが減ってしまうのでねww

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品は本当にキャラクターデザインがユニークです。しかし、この作品はかなりエロシーンが多いです。けれど、ご安心を最後の防衛線はすごい見たこともないような隠し方をしています。その隠し方は墨がこぼれた時にできる水滴のように隠されています。これはおもしろい隠し方でそして男性としては邪魔な白い光よりもこっちのほうがいいです。

オープニング

「Last vision for last」

本編のよさが超出ています。それも超かっこよく。私はかなり好きです。こういうネタバレが少ないけれど、内容が結構わかるオープニング。曲自体もかなりかっこいい感じになっているので、私はかなり気に入っています。

エンディング

「恋にせっせ通りゃんせ」
リズム感が最高に好きです。そして、なにより画像が可愛いです。柳生 十兵衛 三厳の妹バージョンの時のユルキャラバージョンなんてなんて萌えなんだ!! 最高すぎる!! エンディングをみるたびに萌えました。しかし、流石、釘宮理恵さん。最高な歌ありがとうございます。(もちろん他の声優も良いですが、私がかなり気に入っているので・・)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 15

59.3 13 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング13位
魔装学園H×H(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (360)
2028人が棚に入れました
姉からの呼び出しで、戦略防衛学園アタラクシアを訪れた飛弾傷無(ひだきずな)は、魔導装甲《ゼロス》を操る女の子、千鳥ヶ淵愛音(ちどりがふちあいね)と出会う。

目の前でいきなり服を脱ぎだす愛音だったが……

「見ないでこの変態っ」「いや、お前だろ!?」

毒舌残念な愛音に戸惑わずにはいられない傷無。

しかし、そこに姉から重大任務の連絡が入る。

その内容は――愛音の胸を揉みしだくこと!?

実は傷無にはHな行為で女の子をパワーアップする力があって、その力に異世界との戦いの未来がかかっていたのだ!!

声優・キャラクター
赤羽根健治、影山灯、長妻樹里、赤﨑千夏、木野日菜、衣川里佳
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

ダメだこりゃ!(ズチャチャ、ズチャチャ、ズチャプーー)

第1話を視聴しましたが皆さんが酷評されるようにバランスの悪い出来でした。

冒頭からHシーンを入れて視線を引くのはいかがなものかな?
気合が入っているのは「Hシーンとバトルシーン」のみ。それを繋ぐストーリーシーンや日常の作画はテキトー、もしくは技量不足。
背景も見ていてパースが微妙に変だし味気ない、人工島アタラクシアの設備設定も陳腐。

まだ世界観とか主人公の行動目的が不明なのでしばらく我慢して視聴してみます。(エロいので)

なんか「新妹魔王の契約者」の第2期を思い出すなあ・・・

第2話 接続改装-HEART HYBRID-{netabare}
相変わらず作画が雑。ユリシアのキラキラ演出が陳腐。ユリシアの接続改装
が不自然。{/netabare}

第3話 穏やかなる日々-MEMORIES-{netabare}
・OP・EDの歌声が実は広域が出せなくて下手に聞こえる事に気づく。(歌詞が悪いのか?)
・相変わらず雑な背景。
・傷無とユリシア、「無人の街」と「無人の観光スポット」でデート。
・愛音がサンドバックでトレーニング。あんなフットワークでは思いパンチは打てません。
・ハートハイブリッドギア調整室のまあチャチイこと。
{/netabare}

第4話 絶頂改装-CLIMAX HYBRID-{netabare}
・ほとんどハートハイブリッドギア調整室でのシーンでつぶれる。
・放送できるか怪しい濡れ場。影山さんの演技はチョット雑。作画もチョット雑。

※しかしHを重ねる度に強くなっていくとは・・・イイんですけど、もうR-18だね。{/netabare}

第5話 瓦礫の国の美女-BATLANTIS-{netabare}
・難民のシーンから劣化がスゴイ。移動の場面からモブが単色に。 えっ!これって70年代のアニメなの?
・お風呂では姫川と傷無のテンプレート。
・傷無とユリシアの接続改装はボンデージ。
・エントランスから青紫の「キングギドラ」が!
・予告では制作進行が全然進んでなさそうなのがわかりそう。
{/netabare}

第6話 絶世破断-GLADIUS-{netabare}
・相変わらず「動き」が固い。硬い餅が入った汁粉のようだ。
・戦闘の真っ最中に個室でHという発想は面白い?
・姫川と傷無の接続改装シチュエーションでネコミミ・尻尾コスの姫川。
尻尾の付け根がきになるところ・・・
{/netabare}

第7話 絶世破断-GLADIUS-{netabare}
・今回もチープな画面構成に雑な作画。
・前から気付いてはいましたよ。コンソールキーが「無地」なのを。今回も光る無地の盤面の上で指だけ動かしてる異様な光景。ヤル気の無さがよくわかる。
・優柔不断の傷無を取り合うユリシアとスカーレットはゲームセンターで対決。ダンスゲームの勝負ではテキトーにいれたBGMのせいで踊りと全然シンクロしていない。しかも流れてるBGMの音量が小さくこもっていて効果音の靴音の方がよく聞こえるってどんだけテンション低いんだこのゲーム!
・傷無とスカーレットの、お約束ラッキースケベ。どう倒れたら騎乗位クン〇の体勢になるのか不自然すぎてお腹が立っちゃいそう。
・グラベルxアルディアのハードレズS〇X。けっこうドキドキしたけど地上波放送できるの?カットされるんじゃない?BPOから何か言われそう。{/netabare}

第8話 連結改装-CONNECTIVE HYBRID-{netabare}
・強敵グラベルに対抗する為に特訓だ!パワーアップの特訓、その名は「連結改装」(別名「3P〇交」)例の特別コンテナ内で浴場で欲情するシチュエーション。今まで布一枚でイチャついてたのが、風呂場だけについにスッポンポンに!スカーレットがユリシアに対しての誤解と蟠りも思い出映像の投影を交えて解消して仲良く3P(放送上〇ンニ止まりだけど)今回も素晴らしくない演出にドン引きです。
・「スッキリ」した3人。グラベルを迎え討つ為、沖縄へ。スカーレットの新たな力は十字型ミサイルポッドの並びが2倍に増えた「だけ」。ユリシアの背徳武装「クロスヘッド」がグラベルめがけて炸裂!しかしそれを庇ったアルディアが負傷しマジギレするグラベル。自身の背徳武装「ソードガトリング」を取り出す演出は仮面ライダーウィザードみたいだ。

今回もすごくよくなかったです。{/netabare}

第9話 学園祭-FIRST LIVE-{netabare}
・決戦前のお祭りシチュエーション。戦闘状況が優位ではないのにこんな事をすると敗者フラグが立つのだが・・・
・傷無の「接続改装」研究発表会。女の子快感に導く為の〇〇X講座か!
・ゼルシオーネと親衛隊に尋問を受ける鎖で繋がれたグラベル。背景を暗くして誤魔化しているが何か狭い部屋の感じがする。ゼルシオーネの精神支配で苦痛が快感に変えられたグラベル。何度もムチ打たれて絶頂に!喜ばせてどうすんの?
・アマテラスによるスクールアイドルコンサート。よっぽど振付動画をしたくないようで立ちカット・サイリュウム・愛音と傷無の接続改装で誤魔化す。
飛弾那由多も出てきていよいよ大詰め。話まとめられるの?{/netabare}

第10話 決戦前夜-INSTALL-{netabare}
・戦力増強の為、ロリ少女シルビアも傷無の毒牙にかかってしまう事に。
・ハート・ハイブリッド・ギアのコアって「アレ」みたいだ。
・インストールってどうやるんだ?という期待を他所に絵的にまずいのか、いきなり事後シーンに。
・東京作戦開始。緊迫感がない展開に欠伸が出そう。
・アタラクシアの砲台のチャチいことチャチいこと。
今回も素晴らしく良く無かったです。{/netabare}

第11話 東京奪還作戦-APOCALYPSE-{netabare}
・ラグルスの魔道装甲「デモン」を見てたら、昔読んだ漫画「ボロブドール」を思い出した。
・デモンの圧倒的な強さに苦戦する傷無とアマテラスチーム。そこへ救援に駆けつけたシルビア。
・シルビアのハート・ハイブリッド・ギア「タロス」はパクリ感満載のパワードスーツ。ガウウォークで登場して右手は「ビッグオー」左手は「バトロイド・モンスター」
・ラグルスを真っ二つにしたシルビアと思ったら斬られたのはイメージだったという腑に落ちない演出。
・負けたことに激昂したラグルスは核爆発並の自爆を慣行。それを収拾しようとシルビアは小型ブラックホールを生成。その一連の動作は明らかにシルビア死亡展開を確定させているのにシルビアは無事という腑に落ちない演出。
・今回はバトルのみでエロ無しかと思ってたら、マスターズがゼルシオーネの精神支配によりスッポンポンで自慰行為に。
ストーリーも見えない所が多いのに、どうまとめるのだろう?{/netabare}
第12話 アイネ-AINES-(最終話){netabare}
え~~~~~・・・・・・・・・続くの?ってゆうかつづけられるの?{/netabare}

なんとか完走。
「聖剣使いの禁呪詠唱」も酷かったけど、まだオチてる分ましに思える。
原作イラストのHisasiさんは、いい絵描いていただいてたのに・・・

近年としては、なかなか酷いモノを見せていただきました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

エロス、ゼロス、クロス、ネロス、タロス…どれも「接続改装」の名前ですよ…

この作品の原作は未読ですが、ラノベ系は嫌いじゃないので視聴を決めた作品です。
まぁAT-Xで年齢視聴制限があるので方向性は何となく分かっていましたが…

この物語の舞台は異世界から出現した魔導兵器によって人類は世界各地に点在する海上フロートに退避し地上奪還の機械を伺っていました。
そんな時、主人公である高校2年生の飛弾 傷無が姉の命令で太平洋沖にある日本フロートにやってくる事となりました。
彼は少年時代に「接続改装」と呼ばれるギアを埋め込む手術が施された関係上、同じくギアを所有する人のパワードスーツの能力を飛躍的に高めることができる能力を有していたからです。

この能力を使用する事で、これまで苦戦を強いられてきた魔導兵器との戦いに光明が見出せる…
但し、それは主人公とギアを所有する女の娘とエッチな行為(接続改装)をしなければいけませんけれど…
発想の自由の下に生まれたこの設定…突っ込みどころは満載ですが、この作品の原型は2012年の第18回スニーカー大賞で優秀賞を受賞したそうです。
人気があって評価されたからアニメ化される…正に自然の摂理だと思います。
だから細かい事をゴチャゴチャと突っ込む前に純粋に作品を楽しもう…という視点で視聴しました。

主人公の傷無は、日本フロートの「接続改装」ギアを有するチーム「天地穹女神(アマテラス)」の隊長に抜擢される事になります。
そしてチームメイトは…お約束ですが、全員女の娘で全員美少女です。

千鳥ヶ淵 愛音(CV:影山灯さん)本作のメインヒロインでギア「ゼロス」を所持者している銀髪ロングが似合う頑固で恥ずかしがり屋さん。
ユリシア・ファランドール(CV:赤﨑千夏さん)ギア「クロス」を所持するアメリカ人で、遠距離攻撃と圧倒的火力が武器。
姫川 ハユル(CV:長妻樹里さん)ギア「クロス」の所持する黒髪ロングで中距離戦が得意な「日本のエース」
シルヴィア・シルクカット(CV:木野日菜さん)ギア「タロス」の所持者で彼女のみ中等部の生徒です。

愛音、ユリシア、姫川はアマテラス結成当初からのメンバーで、後にシルヴィアがチームに加わる事になるのですが…
物語の進展に伴い、色んな事が明らかになっていきます。

気心の知らない人から身体に触れられる…
確かにあまり気持ちの良いモノではありません。
女性なら尚更そう思うのでは無いでしょうか…

確かに傷無と女の子との接続改装は、パワードスーツの能力を高めます。
でもそれだけじゃありません…戦い、傷付いた身体を癒す効果もあったんです。
それはパワードスーツのエネルギー残量を決して無くしてはいけなかったから…
でも、もしみんながそれを知ってしまったら…戦えなくなっちゃいます。
だから傷無はその事を胸に秘めながら陰に日向にとチームのサポートに徹するんです。

だから接続改装はただの手段…根底には「誰一人として欠けちゃいけない」という強い意志と、「絶対守ってみせる」という優しさがたくさん詰まっていたと思います。

接続改装…最初は絶対嫌だったと思います。
アマテラスは誰よりも日本フロートを守りたいと強く思っているんです。
だから自分が仲間の足を引っ張ったり、自分のせいで穴を開けるのを何より嫌っているのです。
そんな彼女たちが接続改装によって見違える様なパワーを手にすることができたら…
そしてそれを自分もはっきりと自覚する事が出来たら…
この作品では、そんな彼女たちの心境の揺らぎまでしっかり描いています。

高校生3人組はこれで良いと思います。
でも中等部のシルヴィアは全然別でした。何故なら彼女はギアがインストールされていなかったのですから…
それでもシルヴィアはアマテラスの一員として輝かしい働きをするのですが、そこまでの過程や魔導兵器との戦いの顛末については、是非本編でご確認下さい。
大いなる意志の力…をきっと感じる事が出来ると思います。

オープニングテーマは「miele paradiso」
エンディングテーマ「ちッ」
どちらも野水いおりさんが歌っています。
どちらもカラオケでチャレンジしてみましたが、個人的にはエンディングの方が好みです。

1クール12話の作品でした…けれど、物語的には終わった気が全然しません。
最終話の最後に新キャラが登場するんですもん…
まぁ、最後に「to be continued」とテロップが出たので、そのテロップを信じて今後の続報を待ちたいと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 14

kwm さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

糞アニメ好きにお勧め!一周回って面白い

数年ぶりにアニメで呼吸困難になるほど笑った作品。
一部地域で予定されていた放送が中止され、それを小耳に挟んだ事が視聴するきっかけとなった。
真面目に楽しめるアニメ作品を探している方には全くお勧めできない。

「魔法戦争」「むさしGUN道」「こいこい7」等、糞アニメを楽しめる人にはお勧めしたい作品の一つ。

突然開いた異世界へと通じるゲートから現れた敵勢力と闘う主人公達の活躍を描いた所謂エロアニメに分類される作品。

複数のヒロイン達が使用する専用兵器のエネルギーを回復するには「彼女達にHな事をしなければならない!(公式原文ママ)」という設定で、色んな意味でこれが全てと言ってもいい。

尚、エロを設定で強制してしまう事で不自然さが浮き彫りとなってしまうせいか、いやらしさは全くない。

青空のもと公共のベンチに座っているヒロインが突然胸元を露わにして主人公がそれを揉み始めたり、戦場のど真ん中で傷ついたヒロイン達とおっぱじめたり、この世界では通常では考えられない事が当たり前のように起こる。

如何なる状況からでも強引にエロにねじ込んでいくこの力技は、完全に笑いを取りに来ているとしか思えない。

エロシーンからそのままの流れでシリアスなシーンへ突入して行き、全員ケツ丸出しのまま感傷に浸り始めた時は笑いすぎて呼吸困難で死ぬかと思った。
危うく死にかけたぜ。

回を増すごとに崩壊していく作画は静止しているキャラの体のバランスすらおかしな事になっていき、「公開される作品が多すぎて序盤を丁寧に作らないと見てもらえない」という今のアニメ業界の厳しさが感じられた。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 10

90.9 14 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング14位
とらドラ!(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (17935)
53276人が棚に入れました
その目つきの鋭さ故、不良に見られてしまうことを気にしている高須竜児は高校2年に進級し、以前から好意を寄せていた櫛枝実乃梨と同じクラスになることができた。一方で、新しいクラスメイトの間にはびこる「高須は不良」と言う誤解をまた最初から解かなくてはならなくなるのかと憂鬱であったが、「手乗りタイガー」こと逢坂大河との邂逅により意外に早くその誤解は解かれることとなる。
ある放課後、大河は想い人の北村祐作にラブレターを出そうとするがそれを間違って竜児のカバンにいれてしまう。ラブレターを送ったことを知られたと思った大河は、竜児に闇討ちを決行する。その夜のやりとりがきっかけで一人暮らしである大河の家事の面倒も見るようになって大河は竜児の家に入り浸るようになり、お互いがお互いの親友との恋を応援する共同戦線を張るようになる。

声優・キャラクター
釘宮理恵、間島淳司、堀江由衣、野島裕史、喜多村英梨、大原さやか、田中理恵、吉野裕行、興津和幸、野中藍、石川桃子、後藤沙緒里
ネタバレ

トゥーリータラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

学園恋愛ものの鉄板!

※1万文字を超えるダラダラとしたまとまりのないレビューです。ご了承くださいましm(__)m

アニメの中でもアニメらしい、学園恋愛アニメです。
この作品の特徴は、「アニメらしさ」だと思います。「アニメ」という手段を使ってこその表現や良さがたくさんあったし、そういう点も含めて日常アニメの中では最高レベルのアニメだと僕は思っています。
それに、結構古いネタがたくさん出てくるので(ギニュー特選隊等)そっちの面でも楽しめるカモ笑


ではまずはネタばれなしで紹介がてらレビューを書こうと思います。



物語
前半はキャラ紹介。激しい展開があまりないので飽きてくる人がいるかもしれませんが、展開ゆっくりなうちにしっかりキャラを掴んで下さい。より後半が楽しめます!
後半は前半でしっかり出来上がったキャラたちが一気に動き出す展開です。登場人物たちそれぞれの立場からじっくり視聴すると、胸が痛くなるシーンがたくさんあります。

簡単には前半キャラ紹介、物語の土台固め。後半物語の展開。といった感じですが、2回、3回視聴すると前半から少しづつ伏線をまきつつ話が動いていることに気が付くと思います。再視聴再々視聴がおススメな作品です。


声優、音楽
声優さんの演技は完璧です。しっかり登場人物の内面まで演じ切ってます。
さらに、このアニメはOPEDすべて声優さんの歌です。OP1ED2の「プレパレード」「オレンジ」は大河、みのりん、あーみんの三人。OP2ED1の「silky heart」「バニラソルト」はみのりんの中の人”堀江由衣”さんが歌っています。この作品はOPED含めて初めて完成する作品だと思うので、絶対に歌を飛ばしちゃいけないと思います!! 登場人物たちの関係性や前半後半の変化はOPEDで感じることができるし、EDの入り方はどの話でも最高です!
僕も初めはあまり好きな曲はありませんでしたが、アニメを見て聞くうちにだんだん好きになってきていました。「本編あってこそのOPED、OPEDあってこその本編」という感じで、OPEDの使い方の1つとして、最高の作りになっています。


キャラ
ライトノベル原作だからこそのアニメらしいキャラをしっかり描き切っていました。
よくこの作品を見て「とてもリアルな人間関係でおススメ」とか「こんな性格ありえないから見ても無意味」といった両極端の意見を見かけます。
その原因は「アニメらしさ」なんだと思います。
現実にはありえないキャラクター性を持っている登場人物たち(竜児の鈍さや大河のツンデレ貧乳暴力キャラやみのりんの天真爛漫さや北村君の裸族さwやあーみんの達観しすぎているところなどなど・・・)ですが、考え方や距離感はとてもリアルに描かれています。この作品の「テーマ」(ネタバレになるので伏せますが・・・)を表現するために、「アニメでなくては不自然なキャラクターたち」が「自然な感情変化、考え方」をしている。 ココがこの作品のポイントだし、傑作といわれる要因なんじゃないかと思いました。
ネタバレしちゃう為、詳しくは下の方で・・・笑


作画
作風にあった絵だと思う。表情も丁寧に描かれていて、キャラの理解に一役買っているし、勢いのある絵での激しい表現もありました。まさかこのアニメであんなに激しいシーンを見ることができるとは思わなかったです笑

表現のためにわざと崩しているようなシーンもありましたが、ただ「明らかにおかしいな」というシーンもいくつかありました。少なくとも丁寧な作画ではなかったと思います。
細かいところを気にするとアレですが、一番大事な「キャラクターの心情」をしっかり、表情や仕草で表現しきれていたのでよかったと思います。


~~~~~~~~~~~~
もう一度とらドラを見直して。
やはり、キャラの表情がイイ。多少、作画が荒くても、あの表情を表現できるのは素晴らしいことだと思う。
~~~~~~~~~~~~

まだ未視聴の方。是非見た方がイイ作品です。アニメでの1つの完成形に近い作品だと僕は感じました。



ではここからネタバレ。思う存分語っちゃいますwww
{netabare}

前半
まずは時系列に沿って簡単にまとめ。
1~4話
まずここまでで、あーみん抜きでの4人の関係性(表面上の)が固定されます。
5,6話
川嶋亜美登場。見かけは安定していた4人の関係を動かすキーパーソンです。
7,8話
5人の距離が縮まってくる。あーみんは竜児の気を引こうとする。
9,10話
別荘篇からだんだん雰囲気が変わってくる。ここに来て初めてみのりんが自分から「本当の自分」を竜児に見せる。大河も竜児への思いがまだ無意識ながらも形になってくる。そしてあーみんはもうこの時点で北村君のことも、ほか3人の関係も全部見通している。あーみんは竜児に「対等」でありたいと思う。
11~13話
大河の事情が明るみになると同時に、彼女を挟んでみのりんと竜児の仲たがい。あーみんは「対等」をあきらめて、「一歩先」へ。北村君は会長のために奮闘。
14~16話
北村君の激動。周りの4人も大きく展開し始める。ここまでで主要5人が掘り下げられて、前半終了。「罪悪感はなくなった?」が後半の展開へとつながる。

OPED
「プレパレード」はキャラ紹介。そして前半でのキャラたちの関係性を表現。「バニラソルト」も「プレパレード」もみのりんのキャラをはっきりと表わしていて、後半への変化を印象付ける。


ワードは「本当の自分」「建前と本音」「憧れと対等」「大人子ども」ってところだと思います。

「本当の自分」
素の自分と作った自分。これを持つかどうかで「あーみんとみのりん」、「竜児と大河」に分けられると思います。
前者は二つの顔を持っている。あーみんははっきり意識しているけど、みのりんは多分ほとんど無意識であのキャラを演じているんだと思います。あーみんは自分の利益になるようにニセの自分を作っているけど、みのりんは多分どっちが本当の自分なんだか分からなくなっている。
そして一方で、竜児と大河は裏の顔を持たない。ただ竜児は「ヤンキー」と誤解されるけど、はっきりとそれを拒絶している。大河は本当にまっすぐ。

「建前と本音」
大河の建前は「北村君が好き。」。でも自分も気づいていないところで竜児を意識し始めていました。初めて「大河」と呼ばれたとき、ラミネート加工での反応等々・・・。
それから「クソジジイ」という建前と、本当は父のことを悪く言われたくないという本音。話はそれますが、みのりんも一年前竜二と同じ体験をしたんだと思います。そして本当に怒った。だから大河はみのりんに家のことを話さなくなったし、みのりんも大河の本音を気付いていたからこそ殊更に、大河に演じた自分を見せるようになったのかもしれません。
そんな大河は建前を持たない北村君を好きになった。好きになったというよりも・・・。 

ここで「憧れと対等」
あーみんが洞窟で言った言葉ですが、大河は「建前」を持たない北村君に「憧れていた」んだと思います。そしてみのりんは竜児に、さらに大河にも「憧れ」ていた。何故かというと、大河と竜児は「本当の自分」を隠さないから。竜児もみのりんの輝きに憧れていた。「憧れていた」からこそ「対等」にはなれない。あーみんはそこまで見破っていたんだと思います。大河から北村君、そして竜児とみのりんは「憧れ」を「恋」と勘違いしていた。勿論それも「恋」になりえるけど、「対等」に変化しない限り不可能です。
あーみんは竜児と自分の関係を「対等」から「一歩先」に訂正しました。ここで自ら「対等」を捨てて(竜児を諦めて)、「一歩先」つまり”竜児が気づいていない本当の気持ちを気付かせたい”と思ったんじゃないでしょうか。あーみんは自分が「本当の自分」と「作った自分」を持っていたことをよく思っていません。だからこそ半無意識にしろ偽りの自分を持っているみのりんは多かれ少なかれ不快に思っていただろうし、まっすぐな大河にはもしかしたら「憧れ」すら持っていたかもしれません。
そのくせ、大河もみのりんも竜児もみんなもどかしくてずっとイライラしていたんじゃないでしょうか。

「大人と子供」
みのりんは無意識に人間関係を見抜いています。確証がないから信じられないケド、本人たちが気づいていなかった「竜児と大河」の関係をずっと疑っていました。(1・2話での大河竜児の誤解が解けてもみのりんだけはずっと疑っていた。)
対してあーみんは大人の世界での経験からはっきりと人間関係を見抜きます。しかも自分自身に対しても客観的に。そんなところをみのりんは「あーみんは大人」だと言ったのでしょう。対して、自分やその周りを客観的、冷静に見ることのできない(主観的にしか判断できない)自分たちは「子供」だと。
木原たちがあーみんに言った「大人」は単に落ち着いているといった意味でしょうが、みのりんは無意識ながらも人間を見る力が強いからこそ、そういった、斜めからの深い見方をして「あーみんは大人」と言ったのだと思います。
そして竜児はあーみんを「子供」だといいます。みのりんとは別の視点、わがままで自分勝手な性格からの見方です。竜児は鈍感ですが、他人の本当の性格を真っ直ぐに見破る点では人一倍高い能力を持っていたと思います。だからみのりんは「本当の自分」をはっきり見つめてくれる竜児に憧れたのでしょう。



次にもっとピンポイントで。
まず、大河が北村くんの告白を思い出すシーンがあります。「あの顔をもう一度見たい」と言いますが,回想のシーンでは北村君の顔は影がかかって見えませんでした。北村君が大河に「まっすぐなところがいい!」と「憧れていた」ときの表情は、大河が北村君に「憧れる」ようになった今ではどうしても思い出せないんだと思います。二人の関係性は真反対になってしまったのだから。

そしてオリオンの三ツ星。自分と北村君みたいだと大河は言っていましたが、もう一つは竜児だと気づいていたのでしょうか? 竜児と大河の距離は客観的に近く見えるけど、本人たちはそれほど近くはないと思っている。なのに実際はとても近い。客観的になればはっきりわかるのに、大河が竜児という「本音」を意識できないのは、北村君という「建前」があったからなんだと思います。

もう一つ。みのりんの「私普通に話せてる。」という言葉。別荘のときから
みのりんは素の自分を竜二に対してのみ、意識的に垣間見せるようになりますが、このとき遂に素の自分を無意識に竜児に対して晒してしまいます。ここで自分が竜児をどれほど信頼しているか実感してしまいます。勿論竜児が自分に気があることに、気づいている。
ただ問題は、「大河は竜児が好きだ」と勘で感じているということ。確証はないけど、間違いないと思っている。お父さんの件で負い目がある大河に対して彼女が思っている人を奪えない。(もちろん理由はそれだけではないが。)いつの間にか両想いになっていた自分と竜児の関係をとても後ろめたく感じていたのでしょう。

そこでさらに、「たかが写真」。
ツーショットの写真を買ってしまうが、その時にあーみんからかけられた言葉。あーみんはこのときの4人の関係をすべて見抜いたうえでこの言葉をみのりんにかけます。

そして「罪悪感はなくなった?」
「たかが写真」でみのりんは大河が北村君のことを好きだったんだと気づかされます。つまり自分の見立ては間違っていたと。
ただ実際はもう一枚の写真があるのですが、あーみんは全て見通しながらもその写真を見せずに、「罪悪感はなくなった?」と皮肉を言ってしまう。つまり、あーみんは意識的にみのりんを誤解させ、彼女を不安定にさせます。その直後のあーみんの表情から、みのりんの本音を出さない態度に対してのイライラ(これは過去の自分に対しても、つまりは同族嫌悪)、そして竜児と大河がホントの気持ちに気が付かないことへのもどかしさ、さらに全部分っているのにそこに加われず引っ掻き回すことしかできない自分に嫌気がさしていたのだと思います。竜児に「一歩先を行く」とは言ったものの、状況が見えれば見えてくるほど、どうすればよいのか分からなくなってしまったのではないでしょうか。
この発言でみのりんは大きくぐらついて、「作った自分」と「本当の自分」のバランスが取れなくなってしまいます。


こうしてキャラたちが自分の「本音」に気づき始めて前半終了。
ここから話が一気に動き出します。


後半へ
まず、いきなりOPの雰囲気がガラッと変わりますよね。
OP1では5人が同じ方向へ、それぞれのキャラを見せながら歩いていきますが、OP2では北村君は画面にいなくて4人がすれ違います。勿論みのりんの空元気も全くなくて、前半OPEDとの変化の大きさにびっくりしました。
OPでキャラの関係性や抱えているものの変化を強く感じました。
OPのなかで竜児が1話で大河があけた襖の穴の紙を指で貼りなおすシーンがあります。後半になってから、この紙は何気に背景によく映ってるんですよね。大河と竜児の出会いの象徴でもあるし、もとは北村君へのラブレターですから何だか深い意味を感じます。
EDの「オレンジ」はこの作品をもっともよく表している歌だと感じました。
「らしくないなんてね 笑うのはやめて ホントの私を 知らないだけだよ」
また、EDの絵も印象的です。何事もない日常が描かれていて、みんな屈託なく笑ってます。本編ではすれ違っている登場人物たちがEDで何事もない日常を過ごしているのは見ているだけでもつらくなります。「ずっとこのまま」ってわけにはいかないんですよね。


後半第一話。「クリスマスに水星は逆行する。」
タイトルから重い雰囲気でした。あーみんの言葉に動揺して「見えるもの」が見えなくなっているみのりんは辛そうだったし、クリスマスでこんなに胸が痛んだ作品は初めてです。
クリスマスになってから、モ○○ケ姫を歌たったり、みのりんの様子がいつも以上におかしくなりますよね。今までは半無意識におどけたりしていたんでしょうが、ここからのみのりんは明らかに意識してキャラを演じるようになります。
そしてあーみんは本当の自分を見せないみのりんにイライラし始め、一方大河とはだんだん距離が縮んでいきます。クリスマスでの練習で二人の距離が一気に縮まるにつれ、大河の思いを今まで以上にはっきりと理解しますが、それに気が付かない竜児に対してもちょっとずつイライラし始めましたよね。体育倉庫での忠告であーみんも遂に本音をこぼしますが、自分は当事者になれないことを悟っているあーみんを見ているのはつらかったです。
多分みのりんへのイライラはそこからも来ていたんじゃないかと。自分は当事者になれないのに、みのりんはなれる。なのに以前よりも仮面をしっかりとかぶって、本音も素の自分も見せようとしない。過去の自分を見ているみたいでとても不愉快だったんだと思います。対して大河も自分の気持ちをはっきり意識しない。でも隠しているんじゃなくて、「北村君」という「建前」が邪魔をして気が付かない。クリスマスで大河とより親しくなったあーみんは、当事者としては無理でも大河の本当の気持ちを気付かせてやりたいと考えたんじゃないでしょうか。

クリスマスからはクラスのメンバーも目立つようになってきます。
春田、能登、木原に奈々子様。彼らはそれぞれ北村君と大河の関係にかかわろうとしてきます。第三者としてです。
竜二も大河も今まで当事者だけで(あーみんはうまく立ち回っていたので大丈夫だったが)見てきたものが、彼らからの視点や見方を知ることでだんだん自分たちの気持ちの違和感に気づいていきます。
シリアスな展開になっていくにつれ、春田北村のギャグ度が上がりましたね笑 見ているだけでも胸が痛くなる展開だからこそ、彼らの明るさは視聴時の癒しになりましたww

クライマックスの一つ、大河が竜児への気持ちを自覚し泣き叫ぶシーンがあります。
今まで、「北村君」という建前で(「憧れ」であって「恋」とは言えない)無意識に無視してきた竜児への思いですが、クラスメイトの介入でそこの違和感に気づき始めます。ただし、ちょうど「クリスマスでいい子にすれば幸せになれる。現実じゃないものに頼れる。」という新しい建前が現れ、結局竜児への思いには気が付けない。
そして大河は竜児とみのりんの為、一人になる。(現実にはいないサンタにすがろうとする。)そこに何故か竜児が自分のすがろうとしていたサンタとなって現れ、そしてみのりんのもとへ・・・。このとき大河には「北村君」も「サンタ」もどちらの建前もなくなってしまします。もちろん建前がなくなれば「本音」があらわになってしまう。ただ、なんとなくこの思いに気が付いたわけではない。かなり前からの積み重ねで遂に竜児への思いに気が付いた大切なシーンです。
泣き叫ぶ大河を見てしまったみのりんは「たかが写真」で否定できたはずの自分の考えが間違っていなかったことに気が付いてしまいます。

「報われなきゃね。」先生の言葉が胸に刺さってとてもつらかったです。この言葉はこの後何度も出てくる言葉です。
そして「ホーリーナイト」
「キラキラ輝いて みんなが幸せで」 あーみんもみのりんも大河も理想のクリスマスとは程遠かった。この歌はそのことをより対照的に印象付けてくれました。あーみんは一番わかっているのに誰も聞いてくれないもどかしさ、みのりんは自分が「見えないもの」を見たいと思ったから大河を傷つけているという罪悪感。大河は両想いのみのりんと竜児の為には自分は居てはいけないという孤独感。みなそれぞれ苦しんでいました。


正月を過ぎて、煮え切らないまま時間が過ぎます。大河のカバンを持って二人で登校した竜児とみのりん。大河の気持ちを知っていながらこんな状況になってしまったことを歯がゆく思っていたと思います。でも初めてこのシーンでみのりんが赤面するんですよね。大河と竜児の間でものすごく葛藤していたんだと思います。
大河は二人のために、もう竜児に頼らないと宣言。でもこれって2回目なんですよね。一回目は北村君に告白すると決めたとき。このときは自分の為の行動でした。しかし、今回の宣言は内容は同じでも全く逆です。竜児の為。自分が恋を諦める為の宣言です。
もちろんあーみんはとても不愉快に感じる。おままごとの関係が余計にギクシャクして不自然になってしまったから。それなのに自分が加われない歯がゆさ、通り越して怒りすら感じていたんだと思います。


修学旅行で、ついにあーみんとみのりんが衝突します。
「あーみんには関係ないでしょ。」このみのりんの一言が、加わりたくても加われないあーみんの心をえぐります。そして「罪悪感」という言葉をみのりんを追い詰めるために意図的に使ってしまう。木原たちの仲裁で、ケンカはやみますが、「素の自分」で衝突したのに、両者とも「作った自分」でお相子にする。素の自分が納得していないのだから、この後の大衝突は不可避でしたね。 大衝突の時、あーみんが「上から目線がむかつくんだよ。」とみのりんに言いますが、これって明らかに自分のことですよね。つまりは意識的に「仮の自分」を演じるようになったみのりんを、同じような自分自身に重ねていたんだと思います。だからこそ、ここでのあーみんは全く仮面をかぶっていない「素」のあーみんでした。

大河救出シーンでのEDの入りは鳥肌ものでした。このシーンで竜児はやっと大河の思いを知る。
雪山遭難というベタ中のベタな展開ですが、登場人物たちの関係性を動かすのには、最高の設定だったと思います。


ここから「進路」という新しい問題が出現します。
今までの「恋愛」という地に足のつかないふわふわした話題から、「進路」の話題が絡むことで、一気に物語がはっきりとしてきます。そして、「家族」という問題提起にもつながってきます。

このあたりから、やっと竜児の思いが大きく動き出します。大河の気持ちを知ってしまったことや「進路」の問題。 大河は自分の気持ちを無かったことにしようとしている。これがイイ事なのか、いろいろな問題で頭がいっぱいの竜児は客観的に落ち着いて考えられなかったのでしょう。 
一方、大河も大きく変化してます。「普通に恋がしたい。」と言いますが「相手は知らない。」と答える。もう彼女の中で「北村君」への感情が「恋」ではなく「憧れ」だったのだとはっきり気づいたのでしょう。
そして、みのりんが竜児と両思いだという理由を述べるシーン。「あんたはみのりんが恋するに足る奴だから。」と答えます。1話での「げー、身の程知らず」とは天地の差ですよね。
あーみんも複雑です。今まで作った自分でみんなに好かれてきた。でも自分が本当に望んでいるのは、誰かが「本当の自分」を真正面から見てくれること。「みんなじゃなくてもよかったのに。」この言葉に、あーみんの本音がはっきりと表れていました。


バレンタインではこれまでの絡み合ってきた関係が、いくつもの想いを犠牲に遂に1つになります。つまりは「竜児も大河も互いを好き」だということ。二人の「憧れ」や「建前」がない「対等」な関係は、自分たちの想いを犠牲にしても守る価値があると考えたのでしょう。

ここからの「駆け落ち」という展開は、実は泰子たちと同じ発想なんですよね。つまりは「逃げ」。あまりに急な展開だと思う人もいるかもしれませんが、客観的に自分たちを見れなくなっている「若さ」を的確に表現する展開だったと思います。子供と大人の境目。駆け落ちすることを踏みとどまった竜児たちは泰子たちよりも「大人」だったんだと思います。
学園内の恋から、人生にかかわる問題へと大きく変化しますが、これは大河と竜児にとっては必然だったと思います。二人とも完全な「家族」というものをしらない。だから恋することはどこか「家族」ということにつながっていたのだと思います。だから互いに「対等」でお互いを必要としている。春田や木原と能登のような一般的な高校生の恋愛と対比されてますよね。


みのりん、あーみんの願いは叶いませんでしたが、二人とも大きく変化しました。
あーみんは「本当の自分」をよく思ってくれる人もいるということに気が付きました。
みのりんは大河の写メについて語るとき、初めてクラス全員の前で「素の顔」を見せます。決して「本当の自分」を人前へさらさなかったみのりんがそれをできるようになったことは大きな変化だったと思います。


{/netabare}


なんかすごくだらだらと書いてしまいました。自分の考えたこと、思ったことを垂れ流しにしたらこんなに長文になってしまって自分でもびっくりしてます笑
でももっと書きたいことはあったと思うし、この作品を見て感じたことの半分も書けていない気がします。 漠然としたことを文にするって難しい!

登場人物それぞれの視点で見方が増え、内容も厚くなる作品です。
だらだらと書きましたが、まとめると
素晴らしい作品。未視聴の人も視聴済の人も是非見るべし!!
ってことです笑

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
この作品に出会えたことに感謝!

付け足し
視聴してから3日。
みのりんの「私はそれを受け取らない。」ってシーンがフラッシュバックしてきて、胸が痛むんです笑
視聴直後はあまり印象に残らなかったシーンですが、時間がたってからふと浮かんでくることってありますよね笑
なんだか心に引きずってしまうアニメですね。とらドラ!は。


引きずりに引きずって、ついに文庫本も全巻読んでしまった。。。
で、感想。
アニメのとらドラ!を見て面白い。深い。って思った人は是非読んでみるべきです!!
アニメでは拾いきれなかったり絞り切れなかったりした部分をよみとれました。 特にとらドラはキャラの心情が複雑なので、読むことでかなり整理できます。少しだけ捉え方が変わった部分もありました。
ちょっとアニメと違う(というよりアニメが改変した)部分もありますが、どっちも面白いし、いい作品だと思いました。やはり、いい原作だといいアニメになるんですね。
アニメスタッフも読者の一人。アニメのとらドラは原作をより素晴らしく引き立てていたと改めて実感しました。

とらドラにずっぽりで3か月。そろそろ抜け出さなくては・・・笑


最近、「とらドラ!ポータブル」にはまってしまいました・・・汗
ゲームに手を出したのはこの作品が初めてです笑
設定はクリスマスイブに倒れた竜児がそのまま記憶喪失になってしまい・・・。というifの内容。素晴らしい出来です。
このゲームただのキャラゲーじゃない。すごく難しい・・・。
とらドラ好きなら、やって損はしないと思いますよ!オススメです!!


再々々々視聴?していますww
{netabare}
2話をみて気が付いたけれど、この時点でみのりんは大河の想いに気が付いてますね。大河が教室で暴れた後のシーン。「でもそれってさ・・・。」のセリフです。しかもその時の表情とかからして、自覚無自覚は分からないけれど、竜児のことを意識しているようにも感じました。友達が好きになった人を・・・ということはよく聞きますが、そうではないにしてもみのりんは2話時点で竜児をかなり意識していたのではないかと思いました。
今のはさり気ないシーンでしたが、この回のメインは大河から北村君への告白。と見せかけて、実際は大河から竜児、竜児から大河への告白でしたね笑
北村君は二人のことを見抜いていて、それで大河の告白を誘導していたのだとも感じました。勿論、会長の件もあるのでしょうけど・・・笑
竜児は思いっきり告白してますねww その真意に気が付くのはまだまだ先の話ですが、2話時点でこんなにキャラ同士の関係が固まっているとは思いませんでした。そりゃ、あーみんも割りこめないと感じてしまいますね・・・。
{/netabare}

最終話まで見終わって、色々新しい発見もあったし、見方が変わったシーンもありました。けど上手く文章にできない・・・orz
何回見てもやっぱとらドラは面白い!!

それから、各話の前後半の間に入る「と・ら・ド・ラ・!」の5文字。
話ごとに位置や動いている文字が違っていたので、注意深く見てみました。
ネットで調べたりもしてみました。
やっぱり意味があったみたい。今まで気が付かなかった。
今度観るときは、それについても詳しく考察したいなぁと思っています。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 30
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

中盤までのグダグダ感を踏み台に、第19話以降《神展開》となる傑作

2013年春以来、約2年ぶりに全話視聴してみました(トータル4周目)。
期間が空いているので、結末はともかく、細かいストーリーは結構忘れていて、そのためか初回に感じたのと同じように

(1)前半はやはり詰まらなくて、視聴が余り捗らずもどかしかったものの、
(2)後半、とくに第19話以降の超絶!胸熱展開に魅了されて、最終話まで一気呵成に見切ってしまいました。

その状況を視覚的に表わすと・・・

◆各話タイトル&評価

{netabare}★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に大きな疑問を感じた失敗回

================= OP「プレパレード」、ED「バニラソルト」 ===============
- - - - - - - - - - - - - 高校2年の1学期 - - - - - - - - - - - - - - -
(第1話) 虎と竜 ☆ 大河と竜児の出逢い
(第2話) 竜児と大河 ★  大河が北村に告白、竜児と大河の関係
(第3話) 君の歌  ☆ 実乃梨と竜児の実質的な初交流
(第4話) あのときの顔 × 大河が北村に惚れたわけ(写真回)
(第5話) かわしまあみ  ☆ 亜美登場
(第6話) ほんとの自分 ☆ 亜美が竜児にデレる
(第7話) プールびらき ☆ 亜美のアプローチに大河が焼餅
(第8話) だれのため  ☆ 大河VS亜美(水泳競争)、大河「竜児は私のもの」
- - - - - - - - - - - - - 高校2年の夏休み - - - - - - - - - - - - - -
(第9話) 海にいこうと君は ☆ 亜美の別荘回(犬の夢、竜児と実乃梨の幽霊の話)
(第10話) 花火 ☆ 続き(竜児と実乃梨・亜美の交流回)
- - - - - - - - - - - - - 高校2年の2学期 - - - - - - - - - - - - - - -
(第11話) 大橋高校文化祭【前編】 ☆ 大河の家庭事情(父親)・竜児側の事情
(第12話) 大橋高校文化祭【中編】 ☆ 続き(父親の件で竜児と実乃梨が喧嘩)
(第13話) 大橋高校文化祭【後編】 ★ 続き(ミス大橋&福男レース)
(第14話) しあわせの手乗りタイガー ★ 実乃梨が竜児の好意に気付いてしまう
(第15話) 星は、遠く ☆ 北村の恋、大河の決意(生徒会長選挙)
(第16話) 踏みだす一歩  ★★ 狩野会長の想いの前に大河の想いが砕け散る
================== OP「silky heart」、ED「オレンジ」 ==================
(第17話) クリスマスに水星は逆行する ★ 変わり始めた関係
(第18話) もみの木の下で ★ 竜児を避けてしまう実乃梨
(第19話) 聖夜祭 ★★★ 大河が自分の想いに気付く ※ED「ホーリーナイト」
- - - - - - - - - - - - - 高校2年の3学期 - - - - - - - - - - - - - - -
(第20話) ずっと、このまま ☆ 冬山修学旅行の準備~出発
(第21話) どうしたって ★★ 続き(竜児が大河の気持ちに気付いてしまう)
(第22話) 君のいる景色 ★ 大河不在の日々(竜児の気持ちも揺れ始める)
(第23話) 進むべき道 ★★ ヴァレンタインデー(竜児が決断を迫られる)
(第24話) 告白 ★★ 竜児の家庭事情(母親)・大河側の事情と二人の決断
(第25話) とらドラ! ★★ 続き(特に大河の決断)、ラストは1年後(高校卒業式)
----------------- TV本編終り -------------------
(OVA)  弁当の極意 ☆ 本編と全く無関係のコメディ回{/netabare}

※このように、前半(第12話まで)は、★付きが第2話だけというキツイ状況でしたが、第13話から少しづつ話が動き始めて、第16話の予想外の展開に「これは月並みのラブコメとは違うのではないか?」と興味をそそられ、神回として名高い第19話を見せられた後は、もうそのまま感動のラストまで途切れずに一直線!という、他に類例が思い付かない本当に凄い作品・・・と4周目にも拘わらず、またもや感じ入ってしまいました。

※なお、あにこれ登録前は、この作品を特にメモを取らず視聴していて、その記憶をもとに適当に前回レビューを書いてしまったのですが、今回は、気になる部分をメモし、必要ならば同じ個所を何回も視聴し直して、色々と考察してみた結果、前回のレビューの

(1)前半部分(すみれさん乱闘事件)は、今回もその通りだと思いましたが、
(2)後半部分(みのりん問題)の理解は、不十分で部分的に間違っている、と思い直したので訂正します。

4周目にして未だ感動が褪(あ)せないばかりか、以前の考察が間違いだと気付かせてくれるとは畏るべし「とらドラ!」

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※参考:前回【2013年3月6日時点】のレビュー

なんだかんだいって3回も通しで見てしまったアニメは珍しい。

この作品の私的な鑑賞ポイントを2点ほど。

★1.スミレさん乱闘事件(16話だったはず)
{netabare}
ここまでは大河は自分の気持ちに正直に一直線に突き進むのが正しいんだ!と思ってたんですね。
だけど、スミレさんと乱闘して、自分が好意を寄せる相手のために敢えて自分の本当の気持ちを無理に抑えてしまわねばならない場合があるんだ(そうしないと相手のためにならないから)・・・ということを知ってしまうんです。

そして、それが、自分の本当の気持ちに気づいてしまった後の大河の行動に影響を及ぼしてしまう。
第16話までとその後では明らかに大河の行動パターンが変化しています。
{/netabare}

★2.ミノリン問題(第17話以降かな?)
{netabare}
高須君との同時ゴール写真のことで思いがけず高須君の好意に気づいてしまったミノリンは、なぜだか急に高須君を避けるようになってしまいます。
ミノリンも高須君に好意を寄せているハズなのに何故?というので、これをミノリン問題と呼んで疑問視する人も沢山いるそうです。

でも、この理由は単純で、ミノリンは高須君の好意を有難いと思うと同時に、自分は高須君の好意に値しない・・・と臆してしまっちゃったんだろうなあ(と私は推測する)。
これって、ミノリンの高須君への好意が本物だったからこそ、の臆病さなんです。きっと。

もしミノリンに高須君をもう少し客観的に斜めから見る気持ちがあれば、あるいは言葉は悪いけど、幾分かでも打算的な気持ちがあれば、高須君の好意を「有難く受け取ってしまおう」となるのですが、そうならず逆に高須君を避けてしまったところが、私的には物凄く可愛く見えてしまいました。
{/netabare}

こういったところが凄く好きだなあ。
アニコレでもとらドラ!の評判が良くて嬉しいです。

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※以下、今回【2015年3月2日時点】のレビュー

◆前期OP/EDが終わる第16話が本作のターニング・ポイント

上で、第16話({netabare}大河殴り込み・狩野会長との乱闘事件{/netabare})は予想外の展開と書きましたが、そこが本作のターニング・ポイントとなっていることは、OP/EDの変化からも明瞭だと思います。
すなわち、2クール作品(全25又は26話)の場合、通常は、OP/EDが変わるのは中間地点の第13又は14話なのですが、本作は第16話までを前期OP/EDとしており、その前期OP『プレパレード』の題意を考えると...

 pre-parade (= before Parade) パレード前の (形容詞)

つまり、第16話までは「パレード(晴れやかな行列行進)」前の状況だ、ということ。
このグダグダした一見詰まらない展開は、後期の急展開の下準備段階(前座)に過ぎず、第17話以降こそが本作の本番であり、そのテーマはズバリ

 『silky heart』(後期OP) すなわち「絹のように華奢で繊細な恋心」

...の揺れ動きを描写していくことにある、と読み取ることが出来ると思います。

※EDについても同様で、
(1)前期ED『バニラソルト』が、「{netabare}バニラソルトで/Burning Love/甘いだけなら/ソルトかけましょう」「甘いだけの愛はちょっと/私が求めているものとは違う{/netabare}」と、いささか浮ついた恋心をコミカルに謡っているのに対して、
(2)後期ED『オレンジ』は、「{netabare}オレンジ/今日も食べてみたけど/まだすっぱくて泣いた/私みたいで残せないから/全部食べた/好きだよ/泣けるよ/好きだよ/好きだよ{/netabare}」と、切実な恋の痛みを謳い上げる歌詞・曲調に変化しています。

◆嗚呼これが「恋」なんだな...と溜め息なしでは見られない第19話

本作は単に、①高校生の恋愛感情の推移を描出しているだけでなく、それとの絡みで、②同性・異性との友情や、③家族との関係構築をも包摂した、中々に複雑で深いテーマ性を持っているのですが、それでも中核となるテーマは、やはり①「恋愛」だと思うので、そこに焦点を絞って内容を考察していきます。
なお、「恋愛」といっても、本作は原作者(武宮ゆゆこ氏)・シリーズ構成(岡田磨里氏)が共に女性ということもあって、やはり3人の主要女性キャラの恋愛心理の描写が秀逸で、逆にいうと男性2人の心理描写は幾分手薄ではないか、と私は感じました(以下、女性3人の恋心を個別に考察)。

◇逢坂大河の恋心 - 第16話までとそれ以降で明らかに深化する大河の恋の質
{netabare}
前回レビューの★1.スミレさん乱闘事件の項に指摘した通りです。
それが誰の目にも明らかになるのが、第19話(クリスマス・イヴのエピソード)。
4周目にも拘わらず、またしても私は、「これが恋なんだな...」と嘆息せざるを得ませんでした。

※もう少し詳しく説明すると...

(1)第1話から第16話まで描かれた大河の北村君への想いは、どれだけ本人が真剣であろうとも、
 ①それは所詮、相手の好意を獲得しようとする駆引的な恋であり、
 ②「恋に恋して」恋を自覚的に楽しんでいる状態であって、
狩野会長の想いには叶わないと、遂には大河自身が悟らざるを得なかったものだった(※狩野会長、次いで北村君の言葉を聴いた後の大河の表情の変化に注目)。

(2)これに対して第19話でようやく自覚される大河の竜児への想いは、
 ①相手の好意を獲得しようという駆引的要素がなく、
 ②時に、本人にも無自覚のままに、
 ③しかし不可逆的に(=後戻りができないまでに)昂進してしまう恋
であって、狩野会長の想いに匹敵するもの、と要約できるのではないかと思います。

そして、それだけの強さのある想いだったからこそ、最終的には竜児が実乃梨への想いを振り切って、それを受け容れる結果につながったのだと思います{/netabare}

◇櫛枝実乃梨の恋心 - 目の前にある幽霊(=恋)を掴み取ることを拒否した少女の涙
{netabare}
前回レビューの★2.ミノリン問題の項では、①彼女の竜児への好意が本物であり、②彼の好意を素直に受け容れない彼女の臆病さもそれが原因だった、と指摘しましたが、その時点では私はまだ、第16話の乱闘騒ぎの後で亜美が彼女に囁いた「罪悪感は無くなった?」という言葉の意味合いを掴みかねていました。

この「罪悪感」とは、竜児の好意を受け容れれば大切な親友である大河を裏切ってしまうことになる、という実乃梨の後ろめたい気持ちのことですが、乱闘騒ぎの結果、大河が好意を寄せるのは竜児ではなくて北村君であることが一応は明らかになって障害は消えたのではないか...と亜美が皮肉っぽく彼女に指摘します。

しかし、それでも彼女は以前にも増して竜児を避けてしまいます。
実は、実乃梨には、大河への罪悪感のほかにも、
①幽霊(=恋)を掴み取ることが、自分の幼年時代からの夢(ソフトボールの全国的な選手になるという夢)の障害となってしまうのではないか、という怖れの気持ちがあり、
②そうした自分の夢と竜児の好意とを天秤に架けている、という後ろめたい気持ち(=これも一種の罪悪感)があって、
「私は傲慢でズルい」(第15話)と自己卑下し竜児の申し込みを拒絶してしまった、と考えるのが最も整合的と考えます。

そうした実乃梨の竜児への想いは上記の大河の想いに及ばず、結局彼女は竜児への恋を失ってしまいます。
それが、第24話に描かれた亜美の面前で実乃梨が流した複雑な涙につながったのだと思います。{/netabare}

◇川嶋亜美の恋心 - 周りの人たちの恋心が見え過ぎて返って淋しさを感じてしまう少女
{netabare}
モデル業を通じて大人の世界をよく知っている亜美は、大河や実乃梨のような下手くそな恋はしませんが、それでも幼馴染の北村君以外では唯一、彼女を素顔のまま受け容れてくれた竜児に対して好意を持ちます(第6話)。
しかし鋭敏な彼女には、竜児の気持ちだけでなく、大河(第8話)や実乃梨(第10話)の気持ちまでもが早々に見えてしまい、そうした未熟な恋の錯綜状況に積極的に関わる気持ちになれず、せいぜい相手から求められれば辛辣ではあっても的確なアドバイスを返す程度の役回りに終始して、時たま竜児に淋しさを吐露するばかり。

結局は亜美の場合、内心では竜児と対等な関係を希めながらも、周りが見えすぎるという特質から、どうしても上から目線に成らざるを得ず、恋の成就がなかったのは仕方のないことなのでしょう。
しかし物語の構成的には、亜美のように鳥瞰的に恋の錯綜状況を見渡せる存在がいたことは、本作の大きなポイントになっていたと思います。{/netabare}

◆総合すると...本作は“物語そのもの”の魅力によって成り立つ傑作

実をいうと、私自身は大河のようなタイプはちょっと苦手なんです(どちらかというと実乃梨タイプが好きなのですが、それでもド・ストライクには程遠いです...因みに私のド・ストライクは、{netabare}一歩引いたところから自然に周囲の人のサポートが出来てしまうアイマスの天海春香さん{/netabare}です(笑))。

リアル世界で、もし大河のようなタイプと出会っていたら、相手に合わせるのが相当しんどいだろうな...と思います。
だから、本作を最初に視聴したときも、かなり斜(はす)に構えて批判的に観ていたんです。
ところが、そんな私でさえ、本作には一度ならず四度までも感動させられてしまい、あまつさえ、こんな長々とした感想・レビューを書く気にさせられてしまうのですから、やはり本作は「学園ラブコメ」ないし「恋愛アニメ」として稀有の傑作と認めざるを得ません。
(※傑作ではあるけれど、決してド・ストライクではない、という意味で総合評価4.6と幾分点数をマイナスしています)

以上から演繹すると、本作は個々のキャラクターの魅力によって成立している作品ではない、ということになります。
言い換えると、本作は“物語そのもの”の魅力によって成立している作品、もう少し言うと、“割とありふれた高校生たちの恋愛感情の推移”という物語の魅力によって成立している作品、ということになると思います。
勿論、本作はフィクションですから、ご都合主義的な展開が多々あって、そこを指摘して批判することは幾らでも可能なのですが、それでもなお否定できない「心理的リアリティ」、「恋愛感情とはこのように発生し進展していくものだ」という視聴者側の想いがこの作品にいつの間にかシンクロナイズして、予想外に本作に魅了されてしまっている自分にふと気付く、というケースが多々あるのではないか、と思います。

未視聴の方は、結果的に本作を肯定的に捉えるにせよ否定的に捉えるにせよ、一度 experience として視聴してみる価値は十分あると思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 87
ネタバレ

底辺生活者 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

私が世界一嫌いなアニメ

◆嫌いな特徴をざっくばらんに言います

{netabare}・ヒロインがむやみやたらに、人を殴る。

・ヒロインが暴力をふるって、皆をおびえさせて周囲を支配している。

・このヒロインが、最期まで人からビシッと注意されることがなく、このアニメは終わる。

・女キャラ達が『男のガチ喧嘩』みたいな殴り合いをする。

・(日常的に人を)殴るシーン『のみ』が、リアルすぎて、痛々しい。ギャグみたいに描かれていない。

・『とらドラ!は、リアル十代を描いた傑作アニメ』とよく耳にするが、全然、リアルではない設定が多い。

・ストーリー内容、キャラの言動行動に矛盾が多い。

・視聴者に深く考えさせないように、登場人物に語気を強めて語らせ、無理やり「ほら!ここが感動シーンですよ!」と演出している。洗脳してるようなアニメ。

・人を不快にさせるような罵詈暴言をヒロインが常に話す。

・このアニメの中でたまに出てくるギャグが全然笑えない。

------------------

◆矛盾内容、おかしいと思った部分を具体的に書きます。


●リアルなのかと思うと、リアルじゃない

このアニメは、『10代リアル青春を描いた傑作』と言われていますが、全然内容はリアルではない。ほんとに、マンガ。

・ヒロインが隣のマンションに住んでいる。しかも、偶然、位置も真隣。もろ、マンガ。

・何故か、ヒロインを家に毎日あげて、彼女のご飯を毎日作ることになる。その始まりも納得できるような内容ではない。

・竜児が、ヒロイン大河から廊下で一発殴られただけで、竜児の不良疑惑が消える。

竜児は第1話ですでに2年生。
竜児の性格だったら、第2学年になる前まで「不良疑惑」を引っ張ることはありえない。

・竜児が2年生になるまで、大河のことを全然知らなかったなんておかしすぎる。

大河は1年次から在籍している。

大河は、あの性格だったら、1年次から暴れてたはずだし、竜児は、「2年生の春に初めて大河のことを知りました」なんて物語が破綻してる。

・序盤のころ、竜児が、完全防犯設備の大河の高級マンションに、普通にスルスル出入りしていたが、どうやって進入していたのか、永遠の謎。

竜児が大河の部屋に入って来たとき、大河が毛布にくるまってて、大河がロック解除した様子もないシーンも序盤にあった。マンションの出入り口で、暗証番号を押すとかそういう描写もなかった。

もしも大河が竜児に暗証番号を教えてて、家のドアをまったく鍵をかけないでいつも過ごしてたいたとしたら、相当な関係だと思うし、無用心すぎると思う。
しかし、この時点では大河の竜児は、「私たちは男女の関係ではない」を言い張っていたし、疑われると教室で暴れ、迷惑行為までしていた。

ここまでベタベタしてて、「私と竜児は男女の仲ではない」と言い張り続けるのは、高校生にしてはどうかと…

・その人の話題をしていると、突然、その人が隣に立ってたり、真後ろに立ってたりするシーンが多すぎ。典型的なマンガちゃん。

・学園祭のあと、「幸せの手乗りタイガー」になるエピなんて、ほとんど、リアル度ゼロ。マンガちゃん。


なので、結局、設定が「マンガちゃん」なので、どこが『リアル十代を描いた傑作アニメ!このアニメ、すごいよ!』となるのかがわからない。


●ヒロインの暴力が、ツンデレ、ギャグレベルではない

・とにかくヒロインが人を殴りすぎ、罵りすぎ。

・ヒロイン大河が自分のためにご飯やお弁当を作ってくれている竜児を、毎日口汚く罵り、殴りつける。

『大河がちゃんと親から育ててもらえなかったから、大河は性格が破綻してしまった』
ということを制作サイドは理由にしたいらしいが、それでも、
見てて不愉快だし、やりすぎ。
せめて、もうちっと笑える描写にしてくれると楽だった。

・間違ってラブレターを竜児が自宅に持って帰ってしまったから、それを取り返すため、大河は竜児のアパートに侵入したのはいいが、

『木刀持参で、木刀を持って襲い掛かる』とか、

アニメでも全然意味が分からないし、最悪なことに、全然面白くない。ほとんど、殺す気だったとしか思えないし、笑えない。

木刀持って家に侵入するのが、『リアル十代を描いてる』のか…。

普段から、木刀を所持してて、何かが起きるたびに振り回す女子高生が現実にいる地域が、この日本国内にあるなら何県何町だか知りたい。


●情けない男ばかり、こんなに暴れてる大河に不良がからんでこない

女子の大河にふるえあがって、この学校の男子が全員、ビクビクして、逆らえない。見てて情けないし、無理がありすぎる設定。

かといって、大河は「ヤンキー」や「学校をしきっている不良」でもない。

大河がここまで暴れていたら、もっと戦闘能力が高そうな男の不良が登場するとか、他校の不良に目をつけられ、モメそうなものだが、そういうエピは1つもない。

不良をあえてこのアニメ(物語)に出さなかった理由とは、
どうしても、大河を、『このアニメの中で最強の生き物』にしておかないと、キャラの上下関係が崩れ、話も全然成立しなくなるからだろう。

だから、ちっとも、リアルな青春ストーリーなんかではない。


●大人も情けない

何故か、子供をちゃんと叱れる大人が全然登場しない。
ゆり先生もなさけなさすぎる。

※ちゃんと人を叱れる大人は、泰子の父親くらいだった。


●何の罪も無い生徒会長が殴られる

生徒会長が、北村の告白に素直に正直に答えなかった、という理由で、
『また』木刀を持ちだして、
大河が生徒会長に殴りこみをかけている。

そんなに、告白に対して素直に受け答えしないのは罪だ、というのであれば、

後の方のエピで、大河が、「竜児が実乃梨のために買った髪飾り」を
「私(大河)の宝物だから」と、嘘をついて、
実乃梨に渡したりするのも、ものすごく邪道な手段だと思う。
また、この行動は、大河は完全にキャラブレ起こしてる。

正直にならないのが罪だ、というのであれば、大河は誰かから木刀でボコボコに殴られるべき。


●勧善懲悪エピがなく、無実の人が暴力を受けるエピが多い

・ヒロインのためにせっせとご飯を作る男が、殴られ、罵られ続ける。

・全然悪い人でもない生徒会長が、ボコられる。

・気が強く、戦闘能力が高い大河が、本当に性格が悪い奴をやっつけたりする、見ててスカッとするエピが、このアニメには1つもない。


●竜児とベタベタしといて、周囲から「男女の仲」だと疑われると暴れる大河

あれだけ高校生男女がベタベタしてたら、周囲から男女の仲だと疑われても仕方ない。なのに、大河は、疑われたのが許せない!と、教室で、人の机をめちゃくちゃにする。

おびえるクラスメート達。

きっと、大河からめちゃくちゃにされた机や私物は、被害者達が自力で片付けたのだろう…

しかし、また、後日もずっと大河は竜児とベタベタし続ける。

★『暴力を使って、周囲を脅し、周囲を怯えさせ。
自分のやりたいように振る舞い、周囲を支配するヒロイン』

こんなヒロインがずっと幅をきかせているアニメを見て、どう感動すればいいのか?さっぱりわからない。


●このアニメで、実乃梨は『矛盾女王』

・たまにちょくちょく出てきて暴走する頭がおかしい女「実乃梨」

実乃梨は序盤の頃には、すでに、竜児に「大河のことは任せた!」と言っていた。
さらに、部活やバイトで忙しく、ほとんど、大河のことは、竜児に丸投げ状態だった。

しかし、たまに出てきて、大河のことで興奮したり、竜児をひっぱたいたりする。


・全然、大河のマンションや竜児のアパートに来ない「実乃梨」

実乃梨は、「大河は大親友!」と口だけは言うが、作品中で、実乃梨は、大河のマンションに1回しか来ない。


その理由として、実乃梨は、「大河のお父さんの件で近寄りにくくなったから」などと言っていたが、
大河のお父さんが大河と関わってない期間まで、全然、大河に会いに来ないというのは無理がありすぎる。

大河が毎日、男の家にご飯を食べに言っているのに、その様子を一度も見に来たこともない「実乃梨」。おかしい。


・前もって大河の父親の問題を竜児に伝えなかった実乃梨は、本当の親友とは言えない

学園祭の時、実乃梨は、また『竜宮レナ化』し(笑)

「大河の父親に会ったくせにあの男に問題があることがわからないの!?」

と、怒り出す。

人に数回会っただけで、その人の心が全部覗ける人間なんているわけがない。

あとで、実乃梨が前以て、大河の父親のことを説明しなかった理由として、「貴方に大河をとられちゃった気がしたんで、嫉妬したから、わざと貴方に伝えなかった」と言っていたが、アニメとはいえ無理がありすぎる言い訳だ。

本当に実乃梨が大河のことを大切に思う『親友』である、というのであれば、「大河のことを竜児くんにとられちゃったって思ってぇ~、嫉妬したからぁ~」などと思わず、すぐに大河の家庭の問題を竜児に伝えるだろう。


・自分で決めるのではなかったの?

実乃梨は、「私の幸せは自分で決めるんだッ!!!」と、大声で大騒ぎしてたのに、竜児に対して、「君は、大河が好きなんだ!!!」と大声で押し付け意見を言いはじめ、無理矢理、竜児に、「おう!」と言わせてしまう。

好きな人は誰かくらい、本人に考えさせたらどうか?


・大河の選択を受け止めると言ってたのに…

大河と竜が駆け落ちするとき、「私は大河の選択を応援する!」と言ってたのに、大河が転校すると知ったら、突然、竜児をひっぱたく実乃梨。

前に言っていたことと矛盾するし、自分は、バイトと部活と体育大進学のことばかりに夢中なのだから、たま~に、親友を名乗ってクビつっこんでくる「実乃梨」は、見ていて非常に不愉快。

こんな糞アニメにどう感動すればいいのか?



●主役の竜児が全然、自己主張をせず、従順過ぎる

竜児は、人から「こうしろ!」と言われると、
なんでも、ハイハイ言って従ってしまうタイプで、まるでデク人形みたい。
全然、魅力がない男主役。

『竜児は大河の父親代理でもあった』というのなら、大河をひっぱたくシーンくらいあっても良かったと思う。



●北村が三人の女にモテた理由がわからない

北村は、「大河」「生徒会長」「クラスメートの木原麻耶」にモテた。
本当にモテモテだった。
だが、この男のどこがいいのか、さっぱりわからない。

《北村の特徴》
突然裸になる。
金髪に髪を染め、ボク~!ボク~!と、いじけまくる。
融通がきかない。
暑苦しいくらい、優等生みたいな話し方をする。


●殴られた生徒会長が報われない

大河は北村が大好きだったからこそ、生徒会長に制裁を加えたはずだったのに、その後、あっさり、大河は恋愛対象を竜児に乗り換えてしまう。

本当に生徒会長は報われない人だった。


●グダグダな駆け落ちエピ

・あっさり終わる駆け落ち

これだけ長編のアニメだったのに、山場の駆け落ちは、あっさり終わる上に、内容がくだらない。

皆を集めて「私達は駆け落ちするの!」と宣言し、実乃梨から貯金全部(通帳と印鑑)、亜美から別荘の鍵を受け取る。

しかし、「泰子が家出しちゃったから」、とか言って、大河と竜が向かった先は泰子の実家。

その後、大河と泰子と竜は、あっさり帰宅してきてしまい、駆け落ちは無しに。

帰宅したら、大河と竜児は、すぐに、実乃梨や亜美に連絡をとり、お金(通帳と印鑑)や鍵を返して謝るのかと思えば、
全然、そういうことをせず、台所でのんきにカツをジュウジュウ揚げる竜児。

マジで糞アニメ。このアニメ、どこを感動すればいいのか?


●キャラブレ激しい

・大河は暴れたと思ったら、自己分析しだして、しっとり語りだしたりで、キャラが安定しない。

・「みのり」は、ほとんど、【ひぐらしのなく頃に】の竜宮レナみたいだった。二重人格。怖い。


●血が通ったまともな人間がほとんどこのアニメに出てこない

唯一、物語の後半、まともな人間に見えたのは亜美ちゃんのみ。

それ以外の「実乃梨」「大河」「北村」って、まるで『血が通ったまともな人間じゃない』みたいな人達だった。


●女の子達が『男のガチ喧嘩』みたいな殴り合いをする。

女が「たのもう!」と木刀を持って乗り込み、殴り合い。

スキー場では、女同士で、「グー」の拳で殴り合い。

殴り合ってる最中のみ、表情、殴り方、立ち振る舞いが突然、『男そのもの』になる、「とらドラ!」女子たち(笑)

私は女子中、女子高を出ているのだが、在学中に、3回ほど、キャットファイトを見たのだが、女子同士の喧嘩は、「とらドラ!」のあのシーンのように、「グー」で殴り合いにはならない。

女子の場合、ひっぱたく、髪の毛のひっぱりあいになる。


ああいう殴り合いを、男子高校生同士がやるなら、「リアル」って感じがするし、まだ理解できる。


●ギャグが笑えない

・大河が言ってた「ババさんは百文のキック…」どうたらとか、全然面白くない。

・たまに北村が裸になるが、面白くない。

・別荘に行く前に、EXILEの踊り?みたいなのをしていたシーンがあったが、全然面白くなかった。

というか、笑えるシーンがほとんどなかった。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 19

84.8 15 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング15位
変態王子と笑わない猫。(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (3227)
18314人が棚に入れました
常に女子のことばかりを考えている横寺陽人は、所属している陸上部の部長、鋼鉄の王から次期部長に指名される。しかし陽人はもともと水泳部の女の子の水着を見るという不純な動機で陸上部に所属していたため、断りたいと考えたが、どうしても建前で喋ってしまい、本音が言えず断れずにいた。
そんなある日、小学校からの腐れ縁で陽人と同じようにエロいことばかり考えているポン太が、町外れの一本杉の丘にある「笑わない猫」像に願って自らの煩悩を引き取ってもらい煩悩から解放されたという話を聞く。聞けばその「笑わない猫」像は、お供え物を捧げることで、自分がいらないと思う何かを、それを必要としている他の誰かに渡してくれるという。
陽人は半信半疑ながら、藁にも縋る思いで自らの「建前」を猫像に引き取ってもらおうと像のある一本杉の丘に向かうと、そこで筒隠月子と出会う。曰く、月子も猫像にいらない「本音」を引き取ってもらおうと考えていたという。月子と共に像に願うと、供物を畳むためのベルトと月子の持っていた肉まんが消滅し、同時に陽人からは建前が、月子からは本音、すなわち表情が消えていた。
建前が消えてしまったために自分の考えていることがすべて言葉に出るようになってしまい、やがて学校中から変態であると認識され、変態王子という渾名が付けられ避けられるようになってしまう。陽人は月子と協力して、それぞれの失ったものを取り戻そうと奔走する。
そこで陽人は建前ばかりで喋る少女、小豆梓に出会う。彼女のしていたチョーカーが猫像の供物として消えたベルトと似ていたことから、陽人は建前が彼女に渡されたと考え、それを取り戻そうとする。

声優・キャラクター
梶裕貴、小倉唯、石原夏織、田村ゆかり、愛美
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

本音&建前コメディだと思ったのは4話まで。

一本杉の丘の笑わない猫像に願った事で「建前」を失った陽人と
表情を失い「本音」表せなくなった月子のドタバタコメディ!みたいです。

掴みも良くてなかなか優良なコメディがまた現れました。
前期も良かったですが、今期は更にコメディ豊作なのではないでしょうか?

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話感想{netabare}
今回の成分 変態5:猫像2:貧乳令嬢2:無表情1

建前を失い言動が本音になった陽人には好感が持てています。
私が建前失ったらもっと変態になるやも知れません。
キャラとしては鋼鉄の王がかなりお気に入りです。
(フォトカノに移籍して欲しいですねー。
いろんな角度から♪…って早速変態っぽい事言ってしまいました。)
彼女の出番増えると良いのですが…そして本名も知りたいな。

本名といえば登場人物みんな名字と名前が同じ字で始まってますが何か意味があるのかな?

【少し今後の予想】{netabare}
そもそも願い事が本当に交換システムなのか?
と言う疑問もありますが、とりあえず置いておきます。

基本的には陽人と月子でいらない物を交換しあった気がします。
名前的にも表裏一体な感じですし。
猫像に表情が移っているのでそんなに単純な訳でもないようですが…。
(猫像にも秘密がありそうです。なぜ笑いたかったのかな?)
第一印象では小豆さんには移って無い様に思ってます。
鋼鉄の王が本音の固まりっぽい性格なので寧ろこちらのルートを怪しんでいます。
近々彼女たちの悩みの真相も明らかになっていくのではないでしょうか?

陽人は肉まん食べたのでそれで交換なのか、もう一つ出てくるのかな?
おっぱいを肉まんに見立ててラッキースケベが増えるのかな?
月子側にはベルトが現れるのかな? 縛られることを揶揄しているのかな?
押し倒されたりしてるので抱き枕の方と掛かってくるのかな?
等々、この四人の間で起こる
「物」や「事」を気にしつつ観ていこうかなと思ってます。
まだまだ色々と謎だらけでなのですがね。

…ポン太の失われた煩悩も気にしておきます。一応。

ラブコメ的には月子の
「一度辱められた男には生涯責任を取らせよ」
と言う家訓が気になります。冗談とは言ってましたが…。
{/netabare}
ともかく好印象なので楽しみに視聴します。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 変態3:虚勢2:すれ違い2:デート1:友情1:ペットライフ1

前半は変態さん中心に笑える話でした。
動物の可愛さも上手く取り入れてます。
ホテルって普通、大通りから一本奥の路地に面してる所にありますけどね。
夏祭りのポスターがあったので中盤以降にイベントがあるんじゃないでしょうか?
後半は意外とシリアスな展開。
みんな不器用で気持ちがうまく伝わらず小豆ちゃんが傷ついてしまいました。
次回以降上手く関係修復に向かえばよいのですが…。
キャラが良いだけでなく当初思っていたよりもストーリーが
しっかりしていて続きが気になります。

鋼鉄の王の出番は少なかったですが、月子の姉という事実が発覚!
今後、色々と絡んできそうなので鋼鉄好きの私には少し嬉しいかも。

【小予想】{netabare}
「失った失った」と騒いでいるアニメですが、
実は二人にとっては必要な事で、得る物の方が大きかった様な気がします。
願いは間違いではなかったと気付く様な展開が待っていそうです。

月子の言い方だときっと筒隠姉妹は今まであまり上手く行ってない様子です。
本音と本音がぶつかって居たのではないでしょうか。
月子が丘に願いに来る時に何をそして誰の事を考えていたのか気になってしまいます。

陽人は今は上手く行かず不器用さを見せていますが、
そのうちにみんなの心を繋ぐ鎹(かすがい)の様な存在になりそうです。
建前を取り戻しても今の本音の部分も大切にして欲しい本音の良い点にも気付いて欲しいです。
(これは予想ではなく願望になってますが)

月とスッポンならぬ亀のぬいぐるみは友情アイテムなってくれそうな気がします。

筒隠家の家訓『辱めを~』は鋼鉄の王つくしの方に掛かって来そうです。
一話から辱めちゃってますし今回もかなりのおっぱいタッチでしたからね。
変態は責任を取らさせられるのでは無いでしょうか?
そしていずれ鋼鉄がデレるのでしょうか? そんなシーンを見てみたいです。
{/netabare}
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 仲直り5:奪還2:出会い1:お面1:亀1

早くも仲直り&建前奪還が出来ました。まだ3話目なのにいいのかな?
前回のゲームセンターでの一件、本音の割に気持ちを出せていないなと思っていたら
本音でも言葉が見つからなかったからなんですね。
完全ではないですが少し納得できました。

予想では陽人と月子間で本音と建前の交換が発生したのだと思ってましたが、
仕掛けはなく小豆に渡っていた様でシンプルでした。
建前が戻りましたがやはりどうもギクシャクしている様子で、
これから月子達と触れ合うことで、どう解消して行くのかに注目です。

月子とは昔から出会っていたのですね。
気付いてあげても良さそうなのですが…。
EDアニメのお面の意味も分かりました。
月子の心の優しさは伝わるのできっと将来良い保母さんになるでしょう。

来週は姉妹のお話。鋼鉄の王の出番が楽しみです。
こちらも仲直り出来ると良いですね。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 姉妹7:猫像2:恋心1

筒隠姉妹は早くも仲直りというか、元々嫌って無かったようです。
鋼鉄の王の言動は全く理解できませんでした。何してるんですかね?
動機と行動が伴わないとどうしても引っかかって納得できなくなってしまいます。

月子の願った動機も分かり、これから良い話になるのかなと思いきや
(鋼鉄の王は月子の自立を促す為にあえて突き放したとか)
むちゃくちゃし過ぎな感じです。
テンポが速く流れも強引なので予想のしようが無くなってきました。
今後この作品は何処へ向かうんですかね?
そして肉まんの賞味期限は大丈夫だったのでしょうか?

私の疑念はともかく月子ちゃんは表情を取り戻さない選択をし、
陽人は家が無くなってしまい今後どうなって行くのでしょうか。
居候とかしていくのかな? 
作品が嫌いになった訳ではないですがコメディとはいえ
「本音と建前」を上手く利用した話になると思っていたので違和感があります。
あまり強引に話を進めると「結局なんなの?」って、事になりかねないので心配です。
まぁ来週観ない事には何ともいえませんが
ストーリーとしても期待している作品なので上手く盛り上げて欲しいです。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 一泊4:旅行3:全裸2:倉1

陽人の羞恥心が無くなってるので猫像の効力はまだあるみたいです。
鋼鉄の王も表情豊かになってますしね。
しかし変態さんは何をしても変態ですね。(^_^;)

家財道具まで持って行かれたのか?っと疑問に思っていたら最後に倉から出てきました。
どうなってるんでしょうか?猫像謎すぎます。
全ては月子のためになって来るんでしょうか?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 願い4:誘惑3:猫神1:エロス1:晩餐1

鋼鉄の王素直過ぎますね。陽人を兄弟だと信じるわ誘惑するわ。
本当は分かった上で乗ってあげてるのかも知れないけど、
このアニメそんな引っかけ無さそうだしやはり素直なのかな。
なんだかもう4話以降、滅茶苦茶なキャラになっている気が…。
鋼鉄の王は好きだけどなんだか無理に誘惑しても色気はイマイチな感じ。
セクシーショットは色々ありましたがどうもぎこちない。
無理せず地の方が魅力的に感じます。

月子は表情無いけど感情はうまく出せてきてます。
性格的にはかなり可愛いく微笑ましくなってきました。

大猫像登場で全体的にドタバタと更に激しくなって来ました。
梓ちゃんも飛んできましたが、沖縄に置いてきた友人二人の立場も気の毒です。
この猫像、願いで繁栄をもたらす反面、短命の呪いもある様なので気がかりです。
でもとりあえず早く家を戻すように願わないと。
いくら家族が旅行中とはいえ困るでしょうに。
郵便やさんとかご近所さんとかにきっとご迷惑かけてます。

そして次回から終末物になっちゃうのでしょうか?
…無茶します。この作品ドコに向かいたいのでしょうか。
ストーリー的には破綻しているかも知れないので付いて行けるか心配になって来ました。
相変わらずキャラは可愛いですけどね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 台風4:願い3:月子記念館1:大貧民1:四角関係1

一本杉の丘に猫像が出来た経緯が分かったのは収穫ではありましたが…。
猫神のおかげでやりたい放題のアニメになってしまいましたね。
「本音」とか「建前」とかその他諸々、初期設定もっと活かして欲しかったんだけどな。
今となっては一本杉の丘に月子が願いに来た事も疑問になり出してますし、
(自宅で願えば土蔵の猫に届くみたい)
願いの代わりに何かを失う(ベルトや肉まん)っていう設定の意味すら
分からなくなって来ました。

「願い」に関しても穴だらけですし、その場その場で勝手すぎて納得行ってません。
鋼鉄の王の「世界は壊れてしまえばいい」という願いでは土蔵しか壊れてませんし、
今回月子が「陽人と兄妹の様にずっと暮らしたい」とか「姉と暮らすには家が広すぎる」
と言う様な事を願っていたとしていても、
事象(繁栄とは程遠い、災害&社会との隔絶)と
タイミング(いつ願ったのか疑問だし、この願いだけ速攻性が無くじわじわ叶うし)は
どうも腑に落ちません。

終盤の鋼鉄の王の勘違いも強引だしな…。
4話感想で書いた「何なの?このアニメ」になりつつあります。
キャラは可愛いので次回からストーリーはそんなに気にせず
違う目線で気楽に観られればいいかなとは思うのですが、
スタートの印象が良かっただけに非常に残念で勿体無く感じてしまいそうです。
あー何だか引きづりそう…。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 無茶苦茶10

あーあ。もうやっちゃいました。私の中では終わっちゃいました。
キャラは可愛いですがストーリーは無茶苦茶です。
鋼鉄の王をはじめキャラは本当に好きなんですがね。
現実感が全然無くて誰かの夢を覗いているような展開で、
なんだか感想書く気にもなれないし付いて行く気がなくなっちゃいました。
{/netabare}

【総評】
ちょいと早いけど総評。最終回までに論理的に納得行く展開になれば書き直します。
(【最終回小予想】{netabare}
陽人は過去にも筒隠家や猫神と関わりがあり月子の未来を獲得する代償として、
記憶が失われていた…等々、感動路線も考えられますが、
それでも納得が行く可能性は薄いです。{/netabare})
キャラも可愛くて1、2話の入りも良く期待しましたが、
人間心理、行動など納得行かない部分が見え始め段々と不安が増し、
大猫像以降「願い」(&キャンセル)の力が表に出てからは
初期設定や伏線お構いなしでやりたい放題のストーリーに
感じてしまい考えたりツッコむ事すら面倒になってしまいました。
「本音」と「建前」を鍵にして上手くストーリーが絡む作品だと思っていたのですがね…。
ここまでスタート好感触な作品が驚くほど自己評価が下がるのは非常に珍しいです。
こんな訳分からないストーリーにするくらいなら、
無難なお話に留めておけばまだキャラを愛でる楽しみが残ったんですが…。
私自身もニャル子さんみたいに
『キャラが元気に生きてくれれば満足』、『ストーリーはオマケ』
な作品だと割り切れれば良かったんですが、
上手くそう思えず、まともにストーリーを追い過ぎましたかね…。

キャラは本当に可愛く魅力がありますが、
そのキャラに魅力を感じている私でもこのストーリーにより酷評せざるを得ない内容です。
ストーリー重視の方(特に論理的にストーリーを追う方)には
お勧めはできない作品になってしまっています。残念至極です。

追記:最後まで観ましたがやはりしっくり来ず評価は変わりませんでした。
総評は暇ができたときに書き直すかも。。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 57
ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安易に見た目通りと限らない(本当の物とは?)

(追記:僕は原作付き作品かつその原作の内容を知っていた場合、原作のストーリーを考慮に入れた上で考えてしまいます。本来はアニメ単体で考えるべきなのでしょうが、知っていることを分けて考えることは僕には難しく、この感想もその前提で書かれてます)


あらすじを見て面白そうだったので、原作を2巻まで読んだ後、アニメ1話をまず視聴。

1話感想
原作でもそうだが、主要人物は猫の力で何かを無くした人間ばかり。
横寺は建前(後に本音)を無くし、更にポン太の煩悩を引き受けた事で「変態王子」に、月子は感情を表に出すことを無くして表情・声が無感情な「笑わない猫」に。
そんな人たちがどう過ごしていくか……と言う話だけど、実際の状態を見るとかなり怖い。
1話の後半だけでもかなりの弊害が見てとれる。
「無感情系キャラ」もストライクゾーン内ではあるが、この経緯を思うとちょっと気軽に好きとは……。


最近だとゲーム『テイルズオブハーツ』等、感情を無くしてしまったキャラが出る物語は幾つか知っているが、この作品はラノベ原作と言うことも有り、コメディ要素や萌え要素でそれを薄めようとしているが、それでも隠しきれない怖さが前面に出てきているように感じた。

同期の作品『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』も重っ苦しいが、それとはまた違う重さ。
どっちも面白い作品ではあるんだけどね。


4話まで視聴{netabare}
これで原作1巻分が終了。
大体は原作と一緒だったけど……3話の中学生の頃の回想。あんなの知らないよ!?

表情を取り戻さなかったのは……姉の為だけじゃなく、自分の為だよね。
原作1巻読んだ時点じゃ分からなかったけど、原作2巻とアニメのこれまでを見てからだとその理由が分かった。


しかし横寺と鋼鉄の王は変態と言うより頭おかしいんだけど……どうもこれも猫の呪いなんじゃないかって気が……。


2話以降1話ではカットされていたEDがちゃんとあるけど、これ見てて辛いなぁ……。ただ、月見は感情が無い訳ではなく、その辺の表情の表現は上手い気がする。
作品の性質とEDの映像を考えると、サブコーラスの方が本当のメインじゃないだろうか?
{/netabare}


5話~7話まで視聴。(原作5巻まで既読){netabare}
原作での2巻に当たるエピソード。
なぜか横寺君の家がなくなった上に台風も直撃したので、筒隠家でお世話になるお話。

ここで「一本杉の笑わない猫」の本体ともいうべき猫神様の存在が明らかに。
結局これらの事態は月子の猫神様へのお願いが原因だった訳だけど、つまりそれだけ月子が横寺君と一緒にいたいと思ってるってことでもあったり。


横寺家消失はともかく、まさかこの状況自体(台風など)がお願いのせいだとは思わないわけで、それがこの話のサプライズになってるんだけど、これは逆に「目に見えるものだけが異常とは限らない」ってことを示唆してもいるんじゃないだろうか?

原作ネタバレ{netabare}
しかし柱の成長記録とか筒隠母の遺影とその記憶の断片とか、原作5巻読んでるとしみるわ~。
でも思い出ごと鋼鉄さんに渡してる横寺君の脳裏にそれがよぎるのは設定的に本来おかしいんだけど、まぁ先が分かってるが故の原作付アニメの伏線兼演出ってとこか。
{/netabare}
{/netabare}


8~9話(原作6巻既読){netabare}
原作3巻分相当。
1巻分と比べると半分の話数、倍のペースだけど最低限のことは入れてそれなりにまとまってると思う。
このエピソードは前半は横寺君が全く知らない少女が猫神の力を使って起こす(視聴者には)明らかな異常事態、そして最後に色々伏線が提示されたことで一気にシリーズとしての話が動き出しているのが見どころ、かな?
なので「エミいらない」なんて聞くけど、どう考えても必要なんだよね、ヒロインとしてでなく舞台装置としてだけど……。

ていうか先を知ってるから、この話は先のネタバレせずに書くのが難しい。


個人的に一番のポイントは原作ではボカされてた、エミの借りていた「100%の笑顔」の本来の持ち主が「保育園の鬼の子」だと確定したこと。
あ~、そうじゃないかとは思っていたけど、やっぱりそうなのか……。

これはほんとに悲しい。なぜなら横寺君にとっての100%の笑顔、その持ち主の月子も横寺君の事が好きなのにその最大の魅力・アピールポイントであったはずの物を自ら捨ててしまった、と言うことだから。
OPやEDもその辺よく考えられて作られてる。両方でお面強調してるしね。
{/netabare}

個人的にはこの作品、原作の段階から設定・構成がよく考えられて作られてると思う。正直今期作品の中で一番。(追記:『はたらく魔王様!』も原作読み進めていったらこっちはこっちで結構考えられてること分かりました、はい)
シリーズ全体だけでなく、各エピソードの見所や面白さもちゃんとある。

ただ、最初に客寄せ的に「萌えラブコメ色」を前面に押し出してるのはあまり良くない。
それにつられて、そっちを期待してる人向けの内容ではないもの。

僕の場合、最初から萌えラブコメのつもりでは見てないから段々本題の方にシフトしていくのは楽しいけど、そうでない人には「つまらない」となるんだろうな。

あ~、でも、登場人物等と同じで「パッと見映るものが本質ではない」という所を作風でも表現してるのかな?


10~12話感想{netabare}
原作の5巻の内容をやってアニメは終了、と。
上記にもある通り、原作は既刊を全て読んだ上でアニメ版を視聴しているので、内容は分かってるんだけど、このエピソードは逆に分かっているからこそ泣けてくるシーンがポイントポイントで……。
主に10年前の筒隠家関連で。

後半はある程度原作と違うシーンも目立ったかな。幼い月子の行動とか、筒隠姉妹の滞在先の特定理由とか、姉妹を家に連れていく過程とか。
特に最後は、原作のままだと外から見ると幼児誘拐になるから変えたのかな?(苦笑)

「思い出」を陽人君がつくしちゃんに引き渡すシーン。その「思い出」を無くす意味に横寺君が気付くシーンも原作とちょっと描写が違っていたように思うけど、フラッシュバックも使ってよりその意味が視聴者に分かりやすくなっていたと思う。


しかし最後の遊園地のシーンは「最終回らしさ」を出すために入れたんだと思うけど、正直蛇足感が強いかな。
原作のシーンとは意味が違ってくるが、月子とのキスで〆ておけば良かったのでは……。
{/netabare}


総感&全体考察{netabare}
原作では1~5巻までまとめて第一章、といった感じなので、アニメ化となると(短編集の4巻はどうにかなるにしても)どうしてもそれらを1クール内に納めないといけないのでペースが速くなったが、それなりにまとまっていたと思う。

ある人の感想で(原作でよく名前を口にする)「オスカー=ワイルドは『幸福な王子』の作者」と知り、この『変態王子と笑わない猫』という作品自体のモチーフもそれなのだ、と気が付いた。
そのことを一番よく表しているのが勿論「思い出をあげたこと」なのだが、そう思ってよく考えてみれば、それ以外にも
・要らない物を必要としている人にあげる
・横寺(or変態)王子
・6話辺りで月子が歌っていた「ツバメの歌」
・「泣いている女の子がいたら助けてあげたい」「みんなが幸せでいて欲しい」という、横寺君の主義
・そもそも9話のサブタイトルがそのまんま
等々、色々な個所にそのことが見て取れる。

なのでよく言われる「建前と本音」は「作品全体のテーマ」では無いと思う。
最初のテーマだったり、課題として残ったりはしているけど、別に途中から最初の主題を変えたわけではない。
むしろ忘れられがちだが横寺君と月子以外にもポン太は性欲を無くしてたり、小豆梓は建前を押し付けられたりと、最初から猫神の力がメインの一つ。


ところで、思わずスルーしがちだったのだけど、これもよく言われる「陸上部副部長の方がよっぽど変態」と言われてること。
そういうキャラだと思ってしまっていたが、「この作品では明らかにおかしい言動をするキャラは猫神の影響」という基本を忘れてた。
つまり副部長のアレもそれなのでは?

11話で子供のころのポン太と一緒に遊ぶ子供たちの中に副部長と思われる子もいたため、どうやらこの二人は幼馴染。
そういえばOPでもこの二人が絡むシーンがある。

そう考えると、「横寺君に押し付けた」とされているポン太の性欲はひょっとして本当は副部長の方にいっているのでは? という可能性が思い浮かんだ。


また、これは以前から疑問視していることだけど、横寺君は「恥」「思い出」の他に、「恋愛感情」も無い気がする……。
小豆梓の恋愛感情からくる言動への鈍感さ・不理解もそれが原因なのでは? と。
月子に対しても「妹にしたい」や「一番大切な人」とは言っているが、「好きだ」とは言っていない。

ただ、そう考えると逆に「本当に恋愛感情がないのかな?」と思ってしまうシーンも出てきちゃったり……。
なので更に仮説を重ねて「恋愛感情はなくても好き嫌いはあるから」とか思ってみたり。
{/netabare}


思い出はどこへ?{netabare}
他の方のレビューを拝見させていただいていたら、「鋼鉄さんに引き渡したつかささんに関するもの以外の思い出はどこ行った?」と疑問に思われてる方が。
なるほどな~、そこに目を付けたか~。言われてみれば確かに。

これについて自分なりに考えてみたが、可能性は2通り考えられると思う。


まず「逐次鋼鉄さんへ」……と言うのは無い。
何故なら横寺君の思い出の中にあるはずのエミの事を知らなかったため、これは確実に無いと言う事になる。


次に「各想い出をそれぞれ必要とする人に」、と言う可能性。まぁ、これも可能性としては低い。
これもエミの場合が参考になるが、特定の人物の思い出、となると行先としては高確率でその思い出の主の関係者に行くことになることが考えられる。
そうなると引き渡し先と思い出の人物の間でここでも思い出の食い違いが発生するため、これ以前に問題になっていた可能性が高い、と言うのがその理由。


で、一番考えられる可能性だけど……。
まず前提として、「月子の感情表現」や「横寺君の恥」など、引き渡したものがその象徴アイテムと共に「引き渡す猫」の元に残る場合がある。(その理由が猫神自身が必要としたのか、引き渡し先が無かったのか、それ以外なのかは不明だが)
つまり、「残りの思い出は猫神が預かっている」と言う可能性。(引き渡すものは上記の通りアイテムと共に引き渡されるが、猫はその思い出に関するアイテムは持っていなかった……という問題は、「最初に鋼鉄さんにリボンと共に渡している為、以後はアイテムなし」と言う事で解決)
この場合、仮に横寺君に思い出が戻ってくる時が来た時、所有権を持つのが鋼鉄さんと引き渡す猫神のみのため、スムーズに戻せると言う事にもなる。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 26
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

とてもタイトルから想像出来る内容じゃなかった(最終回

変態って付いてるだけで毛嫌いする人もいるだろうけど、逆に変態が付いてないのに変態ネタがあると怒る人もいるか…
うーん難しい。
しかし露骨なエロと言うよりオープンなエロと言うべきか。
っていうのは間違いでした。はいはい在り来りのエロアニメでしたよ。
個人的にはばりばりスカートめくりしておっぱい触ってたタイプなんで愛すべき主人公と言った所だったのだが…


ちなみにこの作品、韓流ステマ問題でやっちゃったアニメですね…
しかも一発なら誤射かもしれないが、二回目をやらかしちゃった製作者…

『変態王子と笑わない猫。』に設定にない韓国要素を入れ問題化 / 作者も苦言「勝手に入れるの勘弁して」

娯楽に政治を絡めるなって人は多いでしょう。じゃあなんでこういう事が起きるかって事に少しでも目を向ける人が増えて欲しい昨今の現状。
そんなわがままはもう通用しないのですよ。

詳細
{netabare}前回は確かサムゲタン事件でさくら荘のなんたらかんたらってアニメでしたがあっちは公式で開き直ってましたが、こっちは原作者が否定してますね。
下請会社とかチェックの問題なのかもだけど今時新聞位読んでねぇのかよ製作者は。
もしくは圧力なのか…。
まぁそもそも原作があるアニメを、本来は改変した責任者を追求する所が、アニメ叩きに走る人間はお門違いですよね。
こういう自体を引き起こしたアニメ制作会社の責任追及するならわかるんだけども。
まぁ気になる人はまとめサイトあたりをググってみるのも…
せっかく面白い物語もアニメを叩くことで日本のアニメをつぶしにかかってるとしか思えない。
原作者が不憫すぎる。
アニメ会社としては責任追及して頂きたいものだけ下請けのせいですと責任回避パターンだろうなぁ結局うやむやに。
政治的問題は一番今荒れてるんだから少しはニュースや新聞読めよと言いたいですね。特に特亜三国系は。{/netabare}

まぁこれのせいもあってなかなか見てなかったんだけども見てみたら結構面白いから余計に苛立つ話。


各話感想
{netabare}1話
うーんなんだこの「○○である」っていう心の声の言い方どっかで聞いた事あるような…
しかし今季の変態アニメは多いなぁ。
悪の華と変猫とDALとまぁ豊富豊富。
ってなんだこの夜の女の子との下りどっかで見たことあると思ったらなんとか物語の八九寺pの流れみたい。
一本杉のお願いでなんかヒロインが残念になっちゃったと言うか長門キャラになっちゃったというかそれはもう飽きたキャラ。
っておい完全に七九寺pじゃないか噛み付いたりして。
ノリはいいなぁこのアニメ。
あれ?なんかカッコイイんじゃないのかこの主人公と思ったら変態だったwww
しかし筒隠って言う苗字はどうかと思う。

2話
これは愛される変態アニメな気がするんだようん。
なんて事は無かった。
これは酷いwww
が、小豆梓の為になってたりもするか…
産婦人科には爆笑したwww
噛み付く所どう見ても六九寺pだなぁ~
なんかちょいちょいシリアス展開が来るけどこの流れ琴浦さんっぽいなぁ…
あれ?これ割りと深いんじゃ!?

3話
あるある「いじって可愛がってただけだし~」うちらこまめちゃんの事好きだったし。
いじるってのは本人が嫌がったらオシマイなんだよ。
その後のフォローがなきゃただのいじめだ。
その人の為になるいじりなら解るんだけどなぁ。
まさにバラエティー番組の弊害だよなぁ~。
本人たちが悪いことだと自覚してないもしくは逃げ口実に使われるんだよなぁ。

惚れないってハッキリ言ったな。俺もハッキリ言うタイプだから好感持てるなぁこの主人公。
基本嘘を付く事は嫌いだしウソツクの下手だし。
それになにより相手のためにもならない事が多いと思うし。
まぁ時には嘘を付いて上げると言う建前もあるべきだけど。
親しい人ほど嘘は付きたくないな。
建前を取り戻してBパート。

っておい構図が明らかにパンツ丸見えだろw
世界の平和は俺が守るwww
まぁどうせ建前の仮面をかぶるなら無表情よりは笑顔や可愛い方がいいだろう。
ってあれ?なんかこのアニメ面白くね?

4話
水着シーンの変態爆発ワロタwww
笑わない猫をねぇさんが作っただとおおお!?さらっと凄いことを…
随分急展開だなこりゃ…って怒らないのかよこの子…
なんかそれはそれで引いてしまうんだけど。露出狂だったの?
姉妹の縁を切りたい?え?グーパン姉貴強すぎだろw
筒隠の告白にスルーかよ…ってなんで梓が突っ込んでるんだよ…これも切ないだろこの子的に…

パンツを捧げんなwww誰のパンツだよwわけわかんねぇよ色々とww
結婚wwwどうしたこの姉貴wぶっ飛んでるぶっ飛びすぎてるw
無慈悲な鉄槌っておい…
半島ネタ絡めるなってツッコミたいが意図してるのかどうかわからんから突っ込めねぇ…
ちょまっ筒隠の表情戻らないのかよ!なんだよそれ。意味ねーじゃん。
家が無いだと!?超展開すぎるだろwww

5話
家が無くなった…なんとも突拍子も無い設定ですね。
もう少し理由付けが欲しかったなぁ。
ってお泊り?風呂?あぁ温泉回かなる程メチャクチャになったな…
ヒロインが乱入してくるイベントはDALで回収されるし…
まぁ風呂でのお約束のシーンですね。パオーン。ボトラーwww
おいコマメにかかって来た電話でねぇのかよww
露骨なエロですよねこれ本当にもう…

6話
個人的にAVエロ漫画類を隠さないんだけど何が問題なのだろうか?
白濁液は引いた…けど誘惑の流れは吹いたwww
うーむ猫神は相変わらず秘密が多いなぁ。
ってか主人公の鈍感設定都合良すぎ。
おへそをちょこちょこプレイのアングル自重しろ。
ええぇぇぇなんだこの回やたらご都合回になってないか?
エプロンwww
このアニメイイ意味で駄目だなぁ。
デート・ア・ライブとこっちなら全然こっちのがいいなぁw
にゃんこいみたいな適当なアニメにならなくてよかった。
何このひどい流れ…ビッチしかおらんがな…
先行き不安すぎる…

7話
なんでいきなり揉んでるんだよww
完全に接触モミモミ事故でした。
ご飯が物凄く朝ご飯なんだけど気のせい?鮭に納豆にって…
どう見ても晩飯じゃないんだが。
電話もTVも通じないとか世界崩壊フラグ!?
トランプはポーカーが一番好きだなぁ。
12年前!?記憶が無いのか?ツキコ記念館ww
なんで押入れに入ってんだよww
梓どんだけ変態なんだよサッカーチームとかw性欲やばすぎw
トランプの1っておいwwwAだろ普通wトランプもやった事ねぇのかよこのスタッフw
何故振ったし。そして急展開…
えっと…都合の良い女が欲しかったんですねわかりません。
猫神の力やばすぎ。
大盛っておいww胸が大盛りってか?w
あぁ…ヤバイ願いを…

8話
イチャイチャしやがってwもっとラブラブしやがって下さい。
エミ意味不明すぎる。なんで最初からデレ全開なのか。
なんの回想も無しにこれじゃ唐突すぎる。
梓すりガラス越しに覗くなww
なんつうご褒美回www
スパゲッティーどんだけ食ってんだよツキコw食べ方www
エミは一体何者だ!?!?

10話
なんで網にかかってんだよwwおまえは魚か!w
ごぼごぼごぼごぼってww声優仕事しろw
全裸www股にプールのしきり挟むな。それじゃ隠れないぞw
エミ回さっぱりわからん。かぼちゃ大好きだなw
梓なんかおかしくないか?梓誰としゃべってんだよwww
猫神…だと!?ラスボスか!
なんとも超展開!!!エミはそもそも存在しないって事か…
ええええなんでキスしたし。あーあ。
エミを消さない理由他にもっとなんかあっただろう。

10話
ベッタリベタベタ状態とかキスするからだろ。
白い液体ネタすべってんだろ。まじひくわー
王様スゴロクとか考えた原作者天才じゃね?やりてぇーww
ダッチワイフかと思ったら抱きまくらかよw
バーバラさんの中に入るプレイとかこれいいなww調教ww
一々イタリア好きだなこのアニメ。
しかしまぁエミが薄っぺらいなぁ…
ビッグウェーブに乗んなww胸の三倍ってなんなんだよww
まさかツキコも存在してない存在だったのか…
何故記憶が一々無いのか…まさか王子も存在しないなんて事じゃ…
なんか嫌な予感がしてきた。
梓はキスしたけどツキコはキスしてないんだよなぁ。
猫神が完全にQBな件。超展開またきたw

11話
いよいよ過去を直接確かめに行くのか。
10年前に飛んだのか… ゴゴゴゴゴゴゴw
おいシャツの中に顔入れんなwww俺も入れてくれw
お母さん甘すぎwwwツンデレかよw
手料理っておい牛丼の持ち帰りじゃねぇかww
一人暮らし… これは…
「あぶなーい」っておいいいいそっちかっ!www
ブラで目を隠すなご褒美すぎるだろww
旦那の実家に娘が二人いたのか。一体何がどうなってんだ。
ロリ姉妹!「下郎」っておまえはシチカか!って中の人がシチカだったw
高校でデキ婚かよ。男の娘にするとか異常者だったか…
酔っ払ったツキコエロいエロ過ぎるwww
ツカサああああああああああ!

12話
シリアスなのにショタ王子の髪留めがいちいち雰囲気壊して笑いを誘うww
おしっこ手伝うなwww絶対狙ってただろw
脱ぎ脱ぎさすなwww
お母さん服飾デザイナーかなんかなのかって位うますぎんだろ。
お母さんをさっさと病院へ連れて行けよなんで行かねぇんだよ。
おっショタ王子が主人公らしくなった。
あぁそういう事だったのか。思い出を引き換えに…
うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ
マジ泣いた。
ツカサ生存世界線きたのか!?シュタインズゲートの選択なのか?
ツカサかと思いきやねぇちゃんかよ。やっぱ駄目だったのか…
キスEND!ずっとちゅっちゅしてやがれください。
最後のハーレムデートは完全にいらなかった。
なんかこれで一気に冷めた。二人きりでデートしろよ。

男は愛する女の最初の男になりたがる。
女は愛する男の最後の女になりたがる。
まさにこれこそ真実。今の日本は腐ってる。{/netabare}

いやぁ凄く面白かった。
本当にタイトルからこんな話になるとは思っても見なかった。
エミの話がちょっとアレだったけどラブコメとしては実に面白いシリアス有りのラブコメでした。
何か琴浦さん的な感じがした。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 30

85.8 16 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング16位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2773)
15443人が棚に入れました
広大な地下迷宮、通称「ダンジョン」を中心に栄える迷宮都市オラリオ。

英雄譚にあるような「異性との運命の出会い」にあこがれ、駆け出しの冒険者となった少年ベル・クラネルは、ある日ダンジョンで場違いな強さを持つモンスター「ミノタウロス」に襲われる。

あまりのレベル差になすすべもなく追いつめられたベルは、間一髪のところでトップクラスの冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられる。

その瞬間、アイズに一目惚れしてしまったベルは、いつかアイズに釣り合う冒険者になろうと行動を開始する。

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、大西沙織、内田真礼、戸松遥、石上静香、日笠陽子、久保ユリカ、岡本信彦、早見沙織

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

それなりの面白さ

ヘスティアの紐が話題になった作品。
ベルはいつ気付くのだろうか。ヘスティアからの想い。この辺りは非常にもどかしいと思いつつ見ていた。

平凡と見せかけて稀有な才能を見せつける主人公ベルがダンジョン攻略していく物語。しっかり神の寵愛を受けているし、タイトル通り、色々な人と出会っている。出会いを求めて冒険しているわけじゃないだろうが。

これからの主人公の成長と恋模様が気になる作品。
にしても、アイズさん強いなあ。こんな強い女性惚れるけど、リアルじゃ中々相手してもらえないよなあ。そこは主人公補正かな。


OP
Hey World 歌 井口裕香
ED
RIGHT LIGHT RISE 歌 分島花音
挿入歌
REALIZE 〜始まりのとき〜 歌 リリルカ・アーデ(内田真礼)
Hey Worldいいよね。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ! 」「はいっ! 僕は強くなります! 」どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──


1. 冒険者(ベル・クラネル)
迷宮都市オラリオ。その都市の象徴ともいうべき『ダンジョン』にこだまする魔獣の咆哮--新米冒険者・ベル・クラネルは、まさに絶体絶命の危機を迎えていた。少々残念な神・ヘスティアの唯一の眷族となり、はや半月。眼前には、5階層で遭遇するはずのない高レベルモンスター。すくむ足、震える身体……恐怖と絶望に支配されたベルの前に、一人の剣士が舞い降りる……。剣、魔法、魔物、そして神々。オラリオの零細ファミリア所属、ベル・クラネルの冒険譚は、ここから始まった--。

2. 怪物祭(モンスターフィリア)
「僕、強くなりたいです」憧れの『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタインのように--純粋なる思いがベルに与えた能力(アビリティ)【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】。それは、懸想(おもい)が続く限り、懸想の丈に従い、少年に著しい成長をもたらすものだった。その能力を、ベルの憧れの対象を知ってしまった神・ヘスティア。彼女は複雑な思いを抱えたまま、神々の宴へと足を運ぶ。たとえ憧れの対象が自分ではなかったとしても、それでもベルの、彼女のたったひとりの眷族の力になりたい、そう決めたから--。

3. 神様の刃(ヘスティア・ナイフ)
「僕はもう、家族を失いたくないです」モンスター・フィリアの喧騒の中、突如、脱走したシルバーバックからの急襲を受けたベルとヘスティア。唯一の家族を護るため、ベルは、たったひとりで格上の魔物と対峙することに--しかし、奮闘むなしく徐々に追い詰められていくベル。一方、不本意な形でベルに逃がされたヘスティアもまた走り続けていた。再びベルに合流するため、彼女にとって唯一の眷族--家族を護るために。

4. 弱者(サポーター)
「突然ですが、サポーターを探していませんか?」急速な成長に伴い、ダンジョンの7階層にまで到達していたベル。装備品も新調し、次なる冒険への準備をしているところにシアンスロープの少女、リリルカ・アーデに声をかけられる。冒険者について回る雑事を一手に引き受けることを生業とするサポーターの彼女と、より冒険に集中し、ダンジョンの更なる深淵を目指すため、ベルは初めてのパーティを結成することになるのだが…。

5. 魔道書(グリモア)
リリの助力を得て、ベルの冒険は、これまでにないほど順風満帆な様相を呈していた。戦闘に専念することで収入も増え、ファミリアの女神ヘスティアにも、ささやかながら恩返しができるほどに。だが、そんな幸運をもたらしてくれたはずの、リリの周囲に漂う不穏な空気。「なにが冒険者様……ですか」 独りつぶやき、薄暗い路地裏で虚空を見つめるサポーターの瞳--そこに映るのは絶望、憎しみ……それとも……。

6. 理由(リリルカ・アーデ)
ひょんなことから手元に舞い込んだ魔導書(グリモア)から、遂に魔法の力を手にするに至ったベル。着々と力をつけていくさなか、明らかになっていくソーマ・ファミリアの実態。それは、奇跡の美酒に呑まれた狂信者たちの悲劇。リリルカ・アーデもまた、そんな狂気の渦に巻き込まれたひとりであった。冒険者を謀ろうと画策するもの、利を掠め取らんとするもの、同胞を護ろうとするもの……そして、愚直なまでに仲間を信じ、その手を取ろうとするもの--その誰しもが足を向ける、暗く深い迷宮(ダンジョン)の深奥へと。

7. 剣姫(アイズ・ヴァレンシュタイン)
ダンジョンでの出来事を経て、晴れてリリルカ・アーデとのパーティを結成したベル。神ヘスティアの承認も受け、山積された難題は全て取りさらわれたかに見えた……。「やっぱり闘おうか」 目の前にはベルが追い求め、未だやむことのない憧れを抱き続ける『剣姫』の姿。神々にすら惜しみなき賛辞を送られる、その華麗で鋭い剣閃がベルに襲いかかる。吐息さえも感じられる、アイズ・ヴァレンシュタインとの夢の様な距離、その間で舞い散る剣戟の火花。延々と放たれ続ける輝きの中、ベル・クラネルは何を感じ、何を得るのか--。

8. 英雄願望(アルゴノゥト)
「あなたは冒険者だ--」冒険者が、その高みを目指すとき、更なる次元に足を踏み入れようとするとき……必要となるものは文字通り『冒険』。かつて冒険者であった先駆者は、そう口にした。アイズ・ヴァレンシュタインとの特訓の日々を通じ、アイズも驚愕するほどの速度で力をつけてきたベル。そのベルが、次第にランクアップに興味を示すようになるのは当然の帰結であった。いつもと同じダンジョン。いつもと同じ冒険者としての日々。だが、静かに、そして確実に近づいていた--ベル・クラネルにとっての本当の『冒険』の刻(とき)が--。

9. 鍛冶師(ヴェルフ・クロッゾ)
史上最速でのランクアップを遂げた世界最速兎(レコードホルダー)--ミノタウロスとの激闘を制し、ベルの名は『リトル・ルーキー』のふたつ名と共にオラリオ中に轟くこととなった。ダンジョン探索も、中層という更なる境地を視野に捉え、ひとつの節目を迎える。これまで以上に苛烈さを増すであろう冒険を前に、着々と準備を進めていくなか、「俺をお前のパーティに入れてくれ」 ヘファイストス・ファミリア所属、ヴェルフ・クロッゾとの新たな出会い。この出会いが次なる冒険の扉を押し開ける--。

10. 怪物進呈(パス・パレード)
ダンジョン中層--浅層とは比較にならぬほどの難所、13層へと足を踏み入れたベルたち。そこは冒険者を困惑、混乱させ、死に至らしめることに長けた、死地と呼ぶに相応しい場所だった。悪意すら感じられる迷宮構造、圧倒されるほどのモンスターの数と質。更に少しの不運、期せず到来する人の悪意……少しずつ、気づかれぬよう密かに、ベルたちは真綿で首を絞められるかの如く追い詰められていく。冒険者という獲物を狩るに十分すぎる状況が整ったとき、迷宮(ダンジョン)は、その研ぎ澄まされた牙を露わにする--。

11. 迷宮の楽園(アンダーリゾート)
ダンジョンで消息を絶ったベルたちを捜索するため、有志の冒険者を伴いダンジョンへと潜ったヘスティア。だが、彼女たちが中層に至ったとき、既にベルの姿はなく、一行は、ベルたちが更に奥へ進んだことを知る。ほんの僅かな希望の光を求め、更なる深奥へ--。それは、ベルたちに残された最後の、限りなく困難かつ無謀とも呼べる選択肢だった。より強大になるモンスター、複雑さを増す迷宮、物資は枯渇し、仲間たちもやがて……そして姿を現す階層王(モンスター・レックス)--生命を賭した冒険は終わらない……。

12. 悪意(ショー)
モンスターが産まれない18階層『迷宮の楽園(アンダー・リゾート)』。命からがら、安全地帯(セーフティ・ポイント)へたどり着いたベルたちは、そこでアイズを始めとするロキ・ファミリアの面々に迎え入れられることに。無事、ヘスティア、リューたちとの再会も果たすことができ、慌ただしくも安息と平安の時間に身を浸し、傷と疲れを癒やすベルたち。しかし彼らは知らずにいた--最短期間で『迷宮の楽園(アンダー・リゾート)』までたどり着いたことが、オラリオ最大級のロキ・ファミリアに厚遇されるということが……どれほど冒険者たちの羨望や嫉妬--そして悪意を呼びこむのかを。

13. 眷族の物語(ファミリア・ミィス)
ヘスティアの力により、冒険者たちとのトラブルは収束したものの、安全地帯(セーフティ・ポイント)であるはずの階層に突如姿を現した階層王(モンスター・レックス)・ゴライアス。その風体、そして強さは、多くの冒険者が知る常識をはるかに凌駕していた。剣を抜き、弓を引き、魔法の詠唱がこだまする--つい先刻までいがみ合っていた冒険者たちもベルに続くように、死力を尽くして階層王に立ち向かう。だが、階層王の力は、彼らの団結をも嘲笑うかのごとく強大であった--。少年が歩み、女神が記す【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】--少年は今、英雄への道を歩み始める。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

暇を持て余した神々の遊び

原作未読 ただし珍しく原作に興味が湧く


{netabare}「神様…僕…強くなりたいです」{/netabare}
神様ヘスティアが安西先生に見えた初回で期待に胸膨らんだ。大きく外すことなく全13話完走です。
タイトルは知っていて地上波再放送を機に手を取った『ダンまち』。タイトルと見た目で視聴優先順位を下げていた過去の自分よ、なんておバカさん。

至極真っ当にRPGしている作品でした。ノリでいえばそこはかとなく『Dungeons & Dragons』や『ウィザードリィ』古典の香りがする佇まい。

ダンジョン潜入

クエストの達成やモンスター戦闘による経験値稼ぎ

ギルドでのクエスト成功報酬受取りや宿に泊まるとステータスやLVアップ
 {netabare}※注 本作ではファミリア元締めの神にナニされるとステータスアップ{/netabare}

{netabare}ダンジョンの存在意義といった根っこの説明は無いです。{/netabare}世界の一部としてダンジョンが存在し、上記ルーティンをこなしていく冒険者の一人、ベル・クラネル(CV松岡禎丞)が本作の主人公です。
転じて、神々の世界。暇を持て余した神々が人間と接触を図り“ファミリア”と呼ばれるパーティを形成するのは本作の特長です。原作は知りませんが、神々の代理戦争といった殺伐した感は無く、神々の特色にあった性格を持つファミリアが複数存在し日夜ダンジョン攻略に励んでおります。
神々のモチーフは各国の神話からの抜粋。ギリシャ・北欧・ヒンズー・そして日本とバラエティに富んでおり、そのうちのギリシャ神話からもじったヘスティア(CV水瀬いのり)がメインヒロイン。ベルくんとヘスティアを中心に神と人間(人外種族も当然おる)けっこうなキャラが登場し物語を構成しております。

そんなややこしそうな設定は観ていればすんなり理解できる親切設計なので物語理解のわかりづらさとは無縁です。そう!分かり易い。
観終わっての感想はいたってシンプル


{netabare}「ベルくん。もうヘスティアでいいじゃないか」{/netabare}


ほら あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるのよ、と思わずにはいられません。
タイトルから色恋沙汰を想像し、蓋を開ければ抑えめで真っ当なRPGをし、いざ終わってみるとやはり看板に偽りは無いんじゃなかろうか、と思える良作です。


1.ナメたタイトルのわりにはまともな内容
ベルくんを軸にしっかり“物語”があるのです。
{netabare}・ヘタレ優男が徐々に地力を付けていった序盤。惚れた弱みだから?眷属だから?駆け出し冒険者のためにヘパイストスに頭を下げるヘスティアの覚悟に感動しました。
・第6話。父母との別離の後、初めて触れたであろう他人からの信頼で救われたリリルカにこれまた感動しました。リリはベルの生命を獲ろうとする程の追い込まれた状況下にいたのです。そしてベルは甘いと思えるやり方を貫き通します。こちらもそういう話なんだと観方を固めました。
・転機となる第8話。第1話と同じケースに直面し…乗り越えました。これがまたベルくんいい顔してるのです。第7話が下地として活きてました。残り5話!
・その後、味方側にいわく有りげな男キャラを配置。最大のピンチ到来。と展開が速くなります。“詰め込み過ぎ”か“怒涛のラストスパート”か受け取り手に任せていて、私は後者寄り。{/netabare}


2.ヘタレな主人公が苦難を乗り越え成長していく
RPGのステータス成長のみに非ず。主人公が殻を破る内面の葛藤も描いた成長物語です。


3.ハーレムは申し訳程度(と感じる)そして俺TUEEEも申し訳程度(と感じる)
ハーレム:ベルくんはモテる要素を潤沢に保持してますので総取りも納得です。なんでコイツが?というキャラのハーレムとは一味違うと一線を引きました。

俺TUEEE:やや力技でした。{netabare}最初から「しあわせのくつ」持ちですしね。ただ、もしかすると死ぬかもしれん、という緊迫感はあったので良しとしてます。{/netabare}


4.緩急つけた魅力的なキャラたち
陰キャ陽キャそれぞれ特徴があったのはもとより、例えばヘスティアにしてもベルくんにデレる(ストレートな愛情表現が◎)ところと、意外と立派に神様してるところなど二面性や緩急をつけてきてました。
{netabare}「罪悪感なんて結局、自分が自分を許せるか許せないかでしかないんだ。君が心を入れ替えたっていうんなら、行動で証明してみせろ。」
※厳しくも温かい。そしてベルくんへの信頼があるからこそ出る言葉でしょう。{/netabare}


主演松岡さんで早々に戸松さんと絡んでるし、階層攻略のゲームっぽいし、モンスターにやられたらきっちり死ぬし、本人は一途ながら出合う女性軒並み好意持たれてるし、と某SAOと類似する点はそれほど気になりませんでした。松岡さんの声のトーンがいつもより高めだったからかもしれません。
既視感はあっても、丁寧に処理されたアニメです。神々と紐づくファミリアの設定は独特で世界観を構成する要素としてきちんと消化できてますし、別個のものとして捉えてます。


気にする気にしないのどっちに転ぶか、どこが刺さるかを言語化できたらラクなんですけどね。上に挙げた4点は魅力というより「マイナス先入観はこうしてプラスに転じました」的な内容。
もう少し掘り下げると、前述4.に絡んで“キャラへの愛着があった”が上乗せされて評価に影響しました。


■祖父の薫陶
人の好いベルくんに脈打つ祖父のDNA。これでだいたい説明がつきます。
{netabare}チートスキル「英雄願望」。ベルくんのモチベというか強さの源泉。女のために体を張る、そして女のために頑張る理由は幼いころ受けた祖父からの薫陶でしょう。{/netabare}
{netabare}「ベル。冒険者ならダンジョンに出会いを求めなくちゃっな」1話
「醜悪な怪物から、か弱い女冒険者を助け、感謝され、いい仲になる」同じく1話
「これぞ冒険の醍醐味ってやつだ!」これまた1話
「ゆけーいベルよ 男なら寝込みを襲え!接吻じゃー」7話
「覗きは男のロマンだぜ!」12話{/netabare}

■ヘスティアの献身
ベルくんは無自覚ですが、ヘスティアのベルくんへの信頼の厚さを端々に感じます。疑いの目を向けられてもヘスティアは動じません。二人の絆の強さを表わす描写に嫌味がなくそこにシビれます。
{netabare}昭和、いや明治の女の凄みを感じます。会ったことないけど。。。旦那を支える覚悟と信じ続けることのできる肝の据わりっぷり。THE内助の功。{/netabare}
{netabare}ヘスティアナイフの時もそうですが、エイナにリリを警戒するよう忠告を受けた時も、生還した後リリを諭す時も、パス・パレード(怪物進呈)を食らったベルくんの捜索隊を出そうとする時も、とむしろベルくんが目の前にいない時の振る舞いに惚れる。{/netabare}
{netabare}“例の紐”も良いですが圧倒的にここが私のツボです。{/netabare}

■長老役リューさん
古くはナウ○カのユパさま。強いです。そして淡々と飄々とさらっと大事なことを主人公に伝える役回り。本作で誰かヒロインを選べと言われたらこのワケあり美女を選びます。
{netabare}一緒の皿洗いでの一言が8話でミノタウルスに対峙するベルくんの背中を押しました。ベルくんをクラネルさんと呼び一歩センを引いている姿勢にも好感です。{/netabare}
リューの雇い主ミア母さんも粋ですね。ラ○ュタのドーラ婆さんと魔女の宅○便のオソノさんを足したような快活おかみさんもいいこと言うんですよ。
{netabare}「冒険者なんて格好つけるだけ無駄な職業さ。最初のうちは、生きることに必死になっていればいい。惨めだろうが笑われようが、生きて帰ってきたやつが勝ち組なのさ。」{/netabare}



難点挙げるならベルくんとヴェルフの名前の音が被ってしまうのはいかんとも。

恐らく原作では言及されていてアニメでは説明不足と感じる部分、アニメ観ただけでは理解しようがない箇所もあったり、未回収は残ります。
続きは外伝(ソード・オラトリア)、そして公開中(2019年3月現在)の劇場版を楽しみましょうか。
さらに2期制作のお知らせが公式サイトより発表されました。


とても見やすいファンタジーの良作。原作まで手を伸ばすかと久々に思える良い作品に出会えました。



視聴時期:2019年1月~3月再放送

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2019.08.11追記

この1期視聴から日をあけてオラトリアを視聴。できれば1期とオラトリアはセットで観たほうが良いかなあ、と体験談。結局オラトリア観てすぐこっちを観返すハメに。
これで2期の予習はバッチリということですな(^^)



2019.03.25 初稿
2019.08.11 追記
2020.03.22 修正
2021.10/10 修正

投稿 : 2025/01/04
♥ : 81
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

フレイヤ様の視点=視聴者の視点。ベルに感動せざるを得ない秀逸な構造でした。

「ダンまち」と「とある」「SAO」「魔法科」とアニメとして数期の続編が作られた超ビッグタイトルを並べてみると、震災後の数年に台頭してきたファンタジー要素が強いラノベが非常に多いですね。これ以外ですと「青春ラブコメ」が例外的に恋愛もので、これも長く続きました。
(追記 アニメの人気シリーズとして「化物語」も同時期ですね。私はラノベだとは思っていませんけど)

 多分ですが、作品としての幹の部分、キャラ、設定、テーマなどがしっかりと作りこまれているんでしょうね。数年…10年近くたってもシリーズが継続できる力強さがあります。
 これらの作品の特徴として、女性キャラに萌えることが視聴の理由ではない気がします。作品を見る理由がストーリーの面白さであり、または男性主人公の活躍です(レールガンの御坂は女性ですが同じ理由)。もちろん魅力的な女性キャラがいるので萌えることもありますが、それが視聴理由ではありません。

 古きよき少年マンガやジュブナイルからの系譜で男性の主人公の活躍が面白い作品ですね。話の結末を今はやりの「設定」により解決するのではなく「展開」による解決だということです。つまり俺TUEEEの「設定」で「えいっ」と解決するわけではなく、俺TUEEEを使いながら「ストーリー展開」で解決するということです。
(最近の転生ものが数値化とスキルに頼っている理由であり、無職転生が面白い理由もこの部分でしょう。進撃の巨人は、前半はストーリーが面白かったのに、後半でこの設定での解決に堕したといえばお分かりいただけますかね?)

 最近の作品が好きな人にとっては、舞台や世界観の設定が過多だし、キャラ造形に内面を持たせているので鬱陶しいと感じるのだと思います。それがないとストーリーが展開しないですからね。それにスマホ画面で読んでいる人には伏線や展開ではなく、キャラの設定で解決するほうが分かりやすいのでしょう。
「小説」原作のアニメなのか「なろう」原作のアニメなのかの分水嶺は、この解決の手法だと思います。

 ですので、ここに並べた作品の特徴はアンチが多いことですが、アンチが多いというのはそれだけメジャーだということだし、それだけ人気がある証でしょう。出来が悪いだけの作品なら切られておしまいですからね。

 ダンまちはその中では最後発で、異世界感が非常に強くなっていますが転生ではありません。ファンタジーの舞台設定です。これ以降は「なろう」が台頭し現世→異世界転生になって行きます。


 さて、作品ですがまあ、主人公萌えですよね。ストーリーが面白い理由も同様です。ベルクラネルという無知で無垢な少年が努力と根性で強くなってゆく。
 そのピュアな精神性は一方で事件事故の原因になるわけで、損な立ち回りをしているように見えるけど、結果的にその純粋性を貫き事件を解決する。それが周囲の人間を感動させる。

 神々、特にフレイヤ様の視点ですよね。ベルクラネルの活躍が無感動になった美の女神の心を動かす。そのフレイヤ様の視点が読者の視点になります。その構造になっているのでベルというキャラクターに感動できます。

{netabare}  そう…本作の最大のテーマ、あるいは仕掛けは、物語の初めからフレイヤ=シルですよね。ラノベ版の登場人物紹介のシルのスペルを見るとSYR=FLOVERですから、loverという文字がありますし、SYR=FはフレイヤFREYAのアナグラムではありませんが似た語感になっています。彼女は何のために登場したのかがわかります。

 シルはベルを愛するためのキャラというのは原作の1巻を見ると謎でもなんでもなく、作者は結構大胆に暗示しています。明示と言ってもいいくらいです。アニメの祭りの周辺のカットや演出もキャラデザの髪の形や色もそうでした。(追記 魔導書のところを言い忘れました。あれは露骨にシル=フレイヤと言っていましたね。) {/netabare}

 つまり「ダンまち」とは、構造的にフレイヤ様の視点でベルを見守りながら彼の純粋性が生み出す感動を見守る話です…というのが明確に1巻目、あるいは1クール目からの組み立てになっています。
 だから、ミノタウルス戦が本作のクライマックスだったわけですね。

 ミノタウルス戦…燃えましたね。登場人物たちがベルに感動しますが、それがそのまま視聴者の視点になっていました。

 実はこの構造のせいでヘスティア様がちょっとノイズに…いや、まあ狂言回し、コメディーリリーフとして、あるいはベルの純粋性を表すために必要だったのでしょうけど…

 この様に計算されたストーリーと設定に成り立っているので、非常に面白いです。アニメの脚本も原作に忠実ながらわかりやすく手が入っているし、映像の出来もいいし。

 というわけでいろいろ書きましたが、非常に面白く繰り返し見られる秀作でした。


追記 他のレビュアーさんのご意見でなるほどと思いました。題名の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」です。
 これは題名が間違ってますね。キャッチ―ですけど物語とズレてます。アイズに憧れる成長物語ですもんね。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 20

83.2 17 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング17位
ゲーマーズ!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1097)
5176人が棚に入れました
ゲーム好きで“ぼっち”な高校生・雨野景太、学園一の美少女でゲーム部の部長・天道花憐、景太と犬猿の仲の星ノ守千秋、“リア充”だが実はゲーム好きの一面もある上原裕ら個性的なゲーマーの青春を描いたラブコメディー。

声優・キャラクター
潘めぐみ、金元寿子、石見舞菜香、大久保瑠美、豊永利行
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いや、味付け間違えてるって。策士策に溺れる、、、。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
私のレビューで「評価4なのに酷評系」は、「名作になったのに勿体ない」「愛ゆえのレビュー」と思って頂ければ幸いです。

ゲーム好きなオタク系主人公と、実はオタクでゲーム好きな美少女ヒロインのラブコメ。それだけだとテンプレなので、色々と小技を使って違いを出そうとしています。

まあ、ラブコメの評価は、キャラと会話によるので、設定とか凝らなくても良いんですがね。そのキャラと会話が良いので、及第点以上のラブコメだと思います。

あぁちなみに、単純なクオリティでいけば☆3(65点くらい)かなとも思いつつ、星野森千秋が可愛すぎるので、☆4は贔屓でふ(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
つまるところ、天道花憐と星野森千秋のどちらが好きか、というアニメだと思います。

私は断然、星野森千秋派です♪ 勿論、どちらも可愛らしいですが♪

「圧倒的リードしていたはずなのに、気づいたら半周遅れでスタート地点に立っていた」千秋の切なさ。ツボでした♪

自分が好きなヒロインといえば、「河合荘」の「河合律」、「サーバント×サービス」の「ルーシー」、「ReLIFE」の「日代千鶴」、「ネトゲ嫁」の「アコ」、なんかなんでまあ、千秋も同じ系統ですよねw

亜玖璃もかなり良いキャラでしたが、やはり上原君とベストカップルですから。2話の亜玖璃は激可愛いかったし、その後のアホデレな感じも良かった。

地味に千秋妹も良い。不器用な秀才は好きです(アニメでもリアルでも、男でも女でも)。

しかし、どうにも「クセが強くて報われないサブヒロイン」を好きになる傾向があるなw 「俺修羅」でも「チワワ」派だったし、「とらドラ」でも「あーみん」派だった。あまり、正ヒロインとか金髪ツンデレにはハマらないんだよね。

それに、「好きになる理由」も、天道さんより千秋の方が深いと思うし。

勿論、正妻の天道さんもかなり良い♪ 完璧超人からどんどんダメになっていく様子は、かなり萌え度が高かったです。


さて、ここからが酷評。愛ゆえにです。

う~ん、ストーリー、余計なことしたな~。すれ違いコントは面白かったけど、引っ張りすぎ。すれ違いコントは中盤の2話くらいで良かった。後は、正統派のダブルヒロイン+ハーレムものとして、シンプルに各キャラの魅力を出していくだけで良かったと思う。これだけキャラが良いんだし。最終話のコメディもいらなかったし、サービスシーンもいらない。ゲーム部の面々のキャラも立たず。

色々とダメな点が多い本作。制作は、本作の良さ、分かってるの?

2話の「中学時代からの純愛を貫く、亜玖璃」。6話の「キャラ崩壊&迷走がたまらなく可愛い、天道さん」。9話の「色々残念ながら切な可愛い、千秋」

なんかが、間違いなく本作の良さ。

そこを生かさずに、無駄に凝った演出や展開、逃げのサービスカット、空回りするギャグや聞いてて不快なゲーム批判展開してどうすんの? 正直、12話なんて無い方が良いレベル。

おいしい魚は、刺身が基本でしょ。やっても、塩焼きか煮付け。せっかく素材が良いのに、カレーにしたりハンバーグにしてどうする。

うまくやれば、お気に入り棚入りもあった本作。でもやっぱり、星野森千秋はメッチャ可愛いですです! 2期、絶対やって、がっつり王道のダブルヒロインラブコメやってほしいですです!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ゲーム好きなオタク系主人公と、実はオタクな美少女とのラブコメ。先の展開をハッキリと文字表記するのは新しいかな。そして、そんなオタクが自分の分野で打ちのめされるのはなかなか面白い。

2話目
TOPへの愛は、テイルズのレビューにw タスク君、地味にナイスキャラだね♪ リア充への捉え方、なかなか良いね。へ~、アグリも良いね。二人の出会いと、二人とも高校デビューだね。

3話目
演出がクドい(笑) デスデス! 仲良し(笑) 星ノ森さん、なかなか萌えが強いw 正統派のラブコメって感じ♪

4話目
面白い演出ではあるけど、早く先週の続きを知りたいんだよね

5話目


6話目


7話目
あっ、夢中で感想かくの忘れてた(笑)

8話目
千秋、フリーターw 千秋、フラグ立ってるw 曇りガラスの作画とか、無駄にちゃんとしてる。運命キターw

9話目
おい、妹、汗かいてナニしてたw おい、女子高生、上下灰色スウェットで出歩くなやw なんだその定期を隠す可愛らしさw 千秋、大自爆(笑) どの口がって、正しいツッコミw

10話目
作画、変じゃない? スターオーシャンセカンドストーリーは確かに名作だね♪ ニコ動演出w

11話目
笑い方、クレヨンしんちゃんですやんw 千秋かわいいな~。溢れる魅力でw

12話目
このアニメに関しては、露骨なサービスシーンいらない。せめて、OVAで。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 34

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こじらせゲーマーたちのすれ違い青春錯綜系ラブコメ

この作品の原作は未読ですが、潘さん、金元さん、大久保瑠美さんや桑原由気さんが出演されると知り視聴を決めた作品です。
もちろん、キャラデザも好みの範疇なので私にとって何の抵抗もなくスルリと入り込める作品だったと思います。

ですが、完走して振り返ってみると…どうしても突っ込まざるを得ない点が1点出てきてしまいました。

この物語の主人公は、無類のゲーム好きな高校2年生の雨野 景太…
まずこの主人公なのですが、あまり人気の無いゲームやマニアックなゲームにも手を出すなど守備範囲は広く、自分がプレイしたゲームの中に面白さを見出そうとする姿勢はどちらかというと私好みです。
あ、好みといってもBL目線ではありませんよ…

彼の抱える問題は自分を貶め過ぎているということ…
決して自身過剰が良いという訳ではありません。
でも生きていく上で…例えば自らの進退を決めようとする時、自分の自信に対して正当な評価ができないと可能性を自分で狭める結果になる可能性があります。
それって、絶対勿体無いと思うんです。
あと視聴を進めていけば気付くと思いますが、状況の説明・判断能力がどうにも今一つなんですよね。

きっと彼の言っている事は概ね正しいと思います。
でも主語や人物を特定する一言が欠落しているので、彼の言動でいつも周りが右往左往…
そんな彼は、周りの右往左往にも気付かずこの攻撃を連発するのですが悪気が微塵も無いので始末に追えません。

だから景太の唯我独尊道を淡々と連発されるのを眺めるだけだったら、きっとこの物語は面白くないと思います。
でも、この作品…面白いんです。
何が面白いか…景太を取り巻く仲間たちが最高なんです。

本作品で私のイチ推しであり一番面白かったのは、金元さん演じるメインヒロインの天道 花憐です。
容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能…きっと神から全てを与えられた人って、こういう人の事を言うんだろうなぁ…と思えるような人です。
それだけではありません。
性格も人当たり優しく物腰も柔らか…
これだけ高スペックを並べたって面白さの欠片もありませんが、物語を重ねるうちに少しずつ変わっていくんです。
周りの人からの影響が過半を占めているのですが、その変わりっぷりが堪らなく面白いんです。
金元さんが演じられた、という要因も多分にあるとは思いますけれど…

次に気になったのは、石見舞菜香さん演じる星ノ守 千秋…
彼女も激変した一人です。
そう考えると天道さんも激変した一人ですが、その変化にもしっかり個性が感じられる上、結果的にその人の魅力となって跳ね返ってきていたので、二人の変化は結果オーライだったんだと思います。
千秋に可愛らしさを感じたのは、口癖とちょっと引っ込み思案な性格…

主人公とヒロインの二人…これからどの様に物語が転がっていくかが楽しみです。

そしてこの3人に振り回されたのは景太と同じクラスの上原 祐と彼女の亜玖璃…
振り回された、というより巻き込まれた…という表現の方がしっくりくるかもしれません。
この二人は本当に優しくて面倒見がよくて…
でも、祐もどこか景太に似たところがあって、彼も大切な一言がすっぽり抜け落ちているんですよね。
そのお陰で話はこじれまくりました…その状況に時にはモヤモヤした時もありましたが、結果的に面白かったのだから良いと思います。

と、ここまで主要登場人物にスポットを当ててきましたが、この作品のジャンルが「学園ラブコメ」に指定されているように、物語の展開は色恋沙汰満載です。
だから当然続きも気になる訳ですが…
だからこそ、あの最終話の展開には衝撃を受けざるを得ませんでした。

私の期待していた展開とは凡そ真逆…
確かにその展開は間違ってはいないと思います。
でも、これが多くの視聴者が待ち望んでいた最終話だったのでしょうか…

そしてもう一度見返してみて納得…
この作品は1クール12話の作品…というより、1クール11+1話と考えた方がしっくりくる作品だったんですね。

オープニングテーマは、天道花憐、星ノ守千秋、亜玖璃による「GAMERS!」
エンディングテーマは、「Fight on!」と「恋のprologue*」でどちらもLuce Twinkle Wink☆が歌っています。
OP、ED共に曲は好きでしたが、レビューを書くためにをチラ見したときにその理由が分かりました。
オープニングの楽曲提供はまふまふさんで、エンディングの作詞はKOTOKOさんと黒崎真音さんなんです。
改めてアニメにおける楽曲の大切さを痛感した気がしました。

原作はまだ続いているようです。
色々としっかり決着を付けて欲しい…そしてそれを見届けたい気持ちでいっぱいです。
続編が制作されるなら絶対に視聴したいと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 24

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャラ付けが実に上手いラブコメ。面白かったです。

原作のラノベは未読なんですが、アニメ3話までの時点でとても楽しく観ています。

タイトルの「ゲーマーズ」= gamers、つまり「ゲームをする人たち」ということで、それぞれのスタンスでゲームをする主人公の雨野くんを含めたメインキャラたちによるラブコメディーです。

各々の言動により誤解が誤解を呼び、すれ違いと混乱に彩られたグチャグチャな人間関係になっていくのを楽しむラブコメディーのようですね。

OPの背景アニメーションも、いろいろなテレビゲームの画面を元にしていてとても楽しいです。

ゲームに限らずオタク特有の「他の人から見るとどうでも良いこだわり」みたいなものを譲ろうとしないために話がこじれたり、特に意識することもなく性格の良さみたいなところから世話を焼いてしまったり、それを見かけて嫉妬したり、実にキャラクターが活きている感じがしてとても面白いです。

そんな物語を紡ぐメインキャラクター5人(第3話時点)は以下の通り。

雨野 景太(あまの けいた): 主人公。もちろんゲームをプレイする以上ある程度上手くはなりたいけれども、ゲームに全てを賭けるということでもなくゲームで遊ぶことを楽しみたいタイプ。ひとりゲームをプレイするためこれまで友達がいなかった。家庭用ゲーム機、アーケード、スマホのソーシャルゲームなどジャンルは問わずゲーム好き。

天道 花憐(てんどう かれん): 音吹高校のゲーム部立ち上げに奔走し、景太をゲーム部に勧誘するも、ゲーム部のゲーム上達に賭けるスタンスの違いから入部を断られる。ソシャゲはゲームと認めず、敵視している模様。スクールカーストでトップクラスの美人。

上原 祐(うえはら たすく): イケメン高身長ということでスクールカースト上位に位置するも、実は高校デビュー組で元々は地味なゲームオタク。ゲーム好きを隠そうとしない主人公を意気に感じ、友人関係に。たぶんメインキャラの中では一番の常識人。

亜玖璃(あぐり): 上原 佑の彼女。自身は特にゲーマーというわけではないが、佑がゲーマーたちとの付き合いのせいで自分と過ごす時間が減っていることに不満を持っている様子。

星ノ守 千秋(ほしのもり ちあき): ゲームに関して景太と非常によく似たスタンスで取り組むものの、ある一点に関してだけは正反対の意見を持っているため景太と話は合うはずなのになぜか大ゲンカになる。


こういう「ちゃんと人間が描けている」作品は、特にラブコメということでなくても大好物です。今後の展開も楽しみです。

2017.8.18追記:
第6話で、とうとう第1話冒頭場面につながりました。ですが、原作ではここからの展開がまた面白いんですよ。

7月末ぐらいなのですが、第1話視聴時には未読だった原作既刊分を読了してしまいました。原作もメチャメチャ面白いです。まだアニメに出てきていないキャラもいるのですが、それも含めてヒロイン勢で今のところ一番好きなのは千秋ですね。

アニメを観てなかったら原作に出会えていなかったかも。アニメ化ありがとう!

2017.9.1追記:
ということで第8話までで原作3巻を消化。ということで次回から原作4巻相当分に突入ですが、アニメでは4巻を全部使い切らずに終わるかもしれないですね。ちなみに原作は8巻まで刊行されています。

2017.9.29追記:
最終回視聴終了。アバンタイトルの三角くんエピソード、原作にもあるんだけど原作でも謎のままです。というか、まさかアニメで一部でも使われるとは思わなかったのですが(笑)。

本編のエピソードも、会話内容は原作準拠。ただし原作では放課後の教室で駄弁っていただけなのが、「ゲーム同好会の合宿で温泉旅館に宿泊」というシチュエーション変更。良改変だったと思います。

前回までの「事実上の本編」と比べると、最終回の入浴シーンの作画は力入ってたな…(笑)。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 64

74.9 18 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング18位
デスマーチからはじまる異世界狂想曲(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (787)
3862人が棚に入れました
デスマーチ真っ最中のプログラマー“サトゥー”こと鈴木一郎。仮眠を取っていたはずが、気が付くと異世界に…!?
視界の端には、仮眠前に作っていたゲームを思わせるメニュー画面。

レベル1の初期状態。ただし初心者救済策として実装したばかりの「全マップ探査」とマップ殲滅ボム「流星雨」×3付。目の前には蜥蜴人の大軍が!
助かるために「流星雨」を使用したサトゥーは、その結果レベルが310となり莫大な財宝を手に入れる―。
夢か現か、ここにサトゥーの旅が始まる!

声優・キャラクター
堀江瞬、高橋李依、河野ひより、奥野香耶、津田美波、悠木碧、早瀬莉花
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ザ・異世界漫遊記(ゲーム世界での日常系)

- 自分にとって、高級料理のように敷居が高いわけでない、
B級グルメのように気軽に楽しめ、味も淡泊で毎日食べても飽きない作品 -

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都内で働くプログラマー、鈴木一郎は、
ゲーム開発の納期に追われ日曜返上でデスマーチ状態。
会社の自分のデスク下で寝込み、目覚めたら異世界に飛ばされていた。

そこでは見た目は15歳に若返ったものの、中身は29歳のまま。
どうやら彼が開発に関わったゲーム世界の住人になったようだ。
彼のこの世界の名前はサトゥー。

途端に命に係わる危機的状況発生。
思わず防衛のため、ゲーム初心者用のチートなコマンドを発動させ、間一髪命拾いした。
しかもその成果で、あり得ない戦闘レベルやポイントを獲得してしまう。

彼の視界には常時、相対する人・物すべてのステータス表示が見える。
ここでは出会う相手のプライバシーなどはあって無きがごとく。
名前、年齢、職業、特技、趣味、レベルなど何でもわかる。
自身のスキルポイントやレベルも確認できる。

さらに、この世界のやることなすことのほとんどが彼自身の新しい称号に直結。
膨大に所持したポイントを割り振れば、基本的に称号に相応しいレベルアップも自在で、
なんでもチャレンジした方が得でやったもん勝ち。
マップ表示もできるので、道に迷うこともない。

そこでせっかくのチート能力、これは夢なんだと割り切り、
異世界を観光気分で満喫しようと思った彼だったが、
彼を慕う異性(なぜか全員20歳未満)の扶養家族が
雪だるま式に増えるのであった。

彼の恋愛対象は20歳以上なので、微笑ましい仲間が増えるだけなのだが
妹や娘のような彼女たちの保護者としての甲斐性を試される日々が始まった。
------------------------------------------------------------
アニメは1クール全12話。
原作は2018年4月現在、ラノベ既刊13巻、コミック版既刊6巻。

<この作品を楽しむためのポイント>

”小説家になろう”サイトで作者は、今作はたまに魔物や魔王との戦闘あっても、
基本はほのぼのファンタジーと宣言している。

つまりこの作品、最強の冒険者としての疑似体験をただのんびり楽しむ類。

ゲーム世界での、そこそこ刺激的な異世界紀行を
主人公と共に楽しめるか否かが評価を分けそう。

ドラマチックで予想外な展開とか期待してもたぶん肩透かしを食うので要注意。

<全話観終えて>

趣味性の強い原作の性格上、気に入る人はごく限られる作品だったよう。

自分は、本作のように女の子ばかりが主人公に集まる
不自然なものは本来はあまり好きではない。

しかし、アニメ第1話でこの作品には興味が持てた。
そして出版された小説12巻まで、コミック版6巻まで1か月で読み切った。
その後、アニメ放映中に出版された小説第13巻も読んだ。
web版は一部既読のみ。

と言っても、原作の大ファンというわけでもない。

自分が原作を面白く読めたのは
ロリコン風味や主人公モテモテのハーレム要素ではなく、
この作品には、Sim City,Cities Skyline,Simsなどの
都市開発や人間の育成シュミレーションゲームの要素があったから。

以上3つのゲームは、ゴール無く時間の許す限り何時間でも楽しめる。
自分は、一時嵌って中毒のようにのめり込んだことがあった。

主人公サトゥーには、そんな箱庭ゲームのような世界で
人知れず自己満足の世界を作っている者として共感できた。

そんな作品の性格上、原作に忠実な場合、
たかが1クールでは最終話はどこで終えても中途半端感は残っただろう。

仮に2クールあったとしてもおそらく中途半端なのは変わらないだろう。
しかし2クールあれば、もっと見応えある強敵とのバトルも描けたとは思う。

アニメは、改変せず背伸びせず、与えられた尺の中で、
原作の大まかな流れに沿って終了の道を選んだ。
そんな、原作紹介アニメとして割り切った方針は決して悪くないと思う。

原作のあとがきから察するに、アニメ制作者と作者のコミュニケーションはよくとれていたようだ。
そのためか、最後まで原作のいい部分をなるべく残そうとする努力を感じられた。

そこを踏まえた上での最終評価となった。

<声優について>
{netabare}
サトゥー役の堀江瞬さんは、
草食系男子に徹するキャラなら問題なかっただろう。
序盤はなかなかよかった。

しかし結果的に、本作では明らかに実力不足。
特にバトル時の張り上げた声は、あまりに線が細すぎて違和感が大きい。

演技の幅が狭いとサトゥーは演じきれない難しい役だ。
原作では、彼の表と裏の差は話が進むほどに大きくなる。
もしこの作品が2クールあったら演技力の狭さが足枷になり違和感が拡大し続けただろう。
キャリア豊富で演技の幅広い実力派声優でないと務まらない。
これは明らかな配役ミス。

ゼナ役は、今が旬の実力派、高橋李依さん。
アリサ役は、キャリア豊富で演技の幅の広い悠木碧さん。

ゼナは原作では、途中退場したまま話の蚊帳の外にずっと置かれるので
アリサが実質的なメインヒロインになる。

ゼナは、真面目で清純な性格を演じられればいいが、アリサは、難しい役。
喜怒哀楽の豊かさとツッコミの的確さが求められる。
適材適所の配役だった。

リザ、ルル、ナナ役の声優も地味ながら上手く嵌っていた。

ポチ、タマ、ミーアの声優は、可愛いは正義、の魅力を
原作以上に高めてくれたと思う。

以上、女性キャラの魅力で、キャラの評価は4.5とした。
{/netabare}
<観たことのある異世界召喚ものと本作>
{netabare}
個人的に本作は、同じ異世界召喚ものの中で、
あにこれでも大人気で円盤もよく売れてる
「オーバーロード」「Re:ゼロから始める異世界生活」よりも好感がもてた。

それは上記2作品の主人公が、
人外の外見だったり、面倒くさい性格だったりすることが
好きになれない一番の要因なんだと思う。

「ナイツ&マジック」「ログホライズン」
「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は、本作以上に楽しめた作品。

以上がこの作品と共通してるのは主人公の、
中身は20~30代前半の大人(作品よっては作中の外見と別に)であり、
時には年齢以上の強かさ、老成ぶりを発揮する点。

皆、賢明で洞察力深く、探求心旺盛、努力家。
元居た世界でも専門分野で有能で
それが異世界での活躍の基になってる点に説得力がある。

基本、仲間に降りかかった火の粉は全力で払うが、
変なプライドや独善で火中の栗を拾うような愚かな行動はしない。

権勢欲や名誉欲は希薄、
そしてどちらかと言えば恋愛よりも趣味に生きる系で
弱者はいたわり、包容力があり好感が持てる。

こんなキャラなら異性に持てるのも道理。
結果的にハーレム状態になるのはむしろ自然で違和感も反感もわかない。
{/netabare}
<原作について>

原作は、読者を飽きさせないようする工夫が感じられる。

よくこの作品と比較対象にされる
「異世界はスマートフォンとともに」は、当初はまあまあ楽しめたが、
心身ともに高1の主人公では、どんなに紳士的に描こうとも青臭い所が滲み出るし、
安易でご都合主義な人と事件との遭遇、
そしてその解決のワンパターンに途中で飽きてしまった。

本作でも、ご都合主義頻出なのは当て嵌まる。

ただ、作者は本職がプログラマー。
なので、この作品の緻密な異世界設定は
専門家ならではのものがあり見どころ満載。

ファンタジーであっても、
プログラマーが描くプログラマーキャラの行動に現実味がある。

リアリティがある主人公が、徐々にスキルを高めその環境に適応し、
さらには環境に影響を及ぼす様に説得力があるのはポイント高い。

※ 以下、アニメの1クールの尺では描き切れないネタバレも若干含む。
{netabare}
結構な巻数があるのに、12巻まで読んでも
なんでゲーム世界に取り込まれたのか、それすらも未だ不明で、
主人公の行動半径と人脈が末広がりになっていくのみ。
13巻でようやくサトゥーがこの世界に呼ばれた理由が見え始める。

特に小説第3巻などは、web版にない書き下ろしで
バトルとは無縁の生産系の物語+異世界での食生活など日常描写ばかり。

全体的には一本調子防止のため定期的に
魔物など、倒すべき強敵が現れたりすることもあったり、
悪人が表れ勧善懲悪的な展開になることはある。

ただ、主人公がチート過ぎる。
どうやって勝つかといった、見せ場はあるももの、
命がけのハラハラドキドキとは無縁。

「ソードアートオンライン」のようにゲーム内での死が、
現実の肉体的死に直結するといった設定は明示されてないし、
命がけと感じられない点は弱点だろう。

またハッピーエンド派の作者ゆえ、
大切な仲間の危機的状況は必ず突破、
殺伐とした結末とは無縁。

そんな中でも、なかなかいい設定だと思ったのは、
主人公はの能力がチートで最強ではあっても万能ではない点。

元から音痴でリズム感に問題あって
音楽センスに欠けることが足かせになり、魔法詠唱が不得手。
それだけは努力をしてもずっとものにならなかったりする。
どんなにスキルポイントを割り振っても、センスや知識がないと
使える能力にならないのだ。

そして主人公は、センスに乏しいものは一旦置いておいて
仲間のスキルアップや生活改善に繋がる知識を吸収することを欠かさない。
そして実験で検証。新たなスキルや技術は日々進歩する。
そんな、努力家の彼は好ましいのが飽きずに読み通せた一番の理由。

次に、彼を取り巻くヒロインたちが可愛い点も魅力。
そして彼女たちも話の流れの中で歩みは遅くても確実にレベルアップして
成長する様をしっかり描いていることも好きな点。

また他に、日本からの召喚者、勇者ハヤトとサトゥーとの交流エピソードが
男一人にヒロインばかりの話に飽きていたタイミングで
ちょうどいい気分転換になった。

ハヤトは高2で召喚され、サトゥーと出会ったのは25歳。
彼の一行は、サトゥーと同じく美女ばかり。
しかし、これまたサトゥーと同じくパーティ内での色恋は無縁。

ハヤトとサトゥーの異性の好みが逆なのがその原因なのだが、
もし、サトゥーとハヤトの一行が入れ替わってたら、
色ボケ満載の全く違った物語になってたことだろう。

ここらは、作者のセンスの良さを感じた。
なんでも主人公に都合よくいくわけでもないのが可笑しい。

出来れば彼とのエピソードもアニメで観たいが
そのためには尺は2クール以上ないと無理なのは残念...。

また、20歳以下は恋愛対象外のサトゥーが恋したのは、
なんと齢1億歳を超える〇〇〇〇〇なのは極端で面白かった。

原作では、誰にも倒せない魔王との戦いなど、巻を重ねるほどに
スキルアップしたサトゥーに相応しいバトルにグレードアップしていく。
アニメ序盤のチート全開の能力も再び登場。
これはもはや神のレベルと言えよう。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 15
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

目的を探すのが目的

8話までの感想・夢か現か{netabare}
正直何が面白いのか分からないのだけど、かといって不快さも無いのでダラダラ見てます。
なによりこれ、主人公が今居る世界を夢か現かどっちか分からないというフワっとした立ち位置で、であるなら行動がフワっとしてても「まぁそんなもんか」と納得せざるを得ないというか。
よく比較に上がるイセスマは、あくまで主人公は現実のものとして捉えた上で妙な行動をするから「気持ち悪い」と感じるワケで、こっちにはそれが無い。
それが良い事なのかどうかは現状自分には判断できない。
ゲーム世界であるならその中のキャラクターなんて「せ1」「ま1」とか名付けるのなんて普通だし、PTメンバーを経験値分配の都合で殺すこともごく普通(システムがそうであるなら)。
で、そういった完全にドライに捉えてる視点と、あたかも現実のものとして捉えてるかのような視点、それらがゴッチャになってるのが奇妙っちゃあ奇妙。

それと内容っていうか全体のノリとしては、TRPGってよりもファンタジー版GTA的な…何て言うんだ?オープンワールド?
その世界にポンと放り出されて「何やったらいいか分からない」、長じて「何やってもいい、但し行動には結果が付きまとう(悪人プレイしたら警察に追われる、等)」って感じの印象。
これといった目的も無く、まずは目的を探すことからスタートっていう気の長い、物語としてどうなんかな?という内容かと。
なので暫くは世界観説明ばっかりが続いて…大抵の「物語」は目標に向かって進んでる最中にちょいちょいと挟んで説明してくものだと思うので、やっぱり奇妙っちゃあ奇妙。

原作未読だけど、これで最後「なんだやっぱりここは夢の世界じゃないかアハハ」もしくは「なんてこったこれは現実か」のどっちかに主人公が気付くオチだったら良いけど、相変わらずフワっとしたまんまでズルズルと終了したら自分はちと厳しいかも。
または人を数値でしか見れなくなって気が狂うとか。
それとプログラマー設定全然生かされてないっすね、オープンワールドのデバッグプレイ的ノリだとするならDUPEとか壁抜けとか無を取得とか試すもんじゃないのかな。
一応イベントスキップらしきネタは出たけど、結局「でなおしてまいれ」に素直に従ってるし。{/netabare}

最後まで見て{netabare}
目的を探すのが目的で、結局最後まで目的見つかりませんでしたってのがこの作品の内容になるのかな?
一応「プログラマーがこの世界の仕組みを探る」って内容もあったような気もするけど、それにしてはお粗末で…。
最終話、薬瓶DUPE(アイテム増殖)試せよと。
インベに仕舞うとどの順番で収納されるかとか、取り出したらその欄は空欄になるのか別のアイテムがズレ込んで来るのかとか、並び変えできるのか・した場合アドレスズレはないかとか。
某作品では「スマフォに登録できる魔法の種類が100個(3ケタ)にケタが上がるとパンクすで99個まで登録できる」みたいな設定があるらしいというのを聞いたことがありまして。
しかもそれが「理系向け」を謡っるそうで…128や256を超えるとアカンってのなら分かるけど、100をキリのいい数字と思ってるなんてンなアホなと呆れた記憶があります。
まぁなんつーか…ハッタリが全然弱い。
この作品も、こんな内容なら前世がプログラマーって設定要らんよね、邪魔よね。

それと10話だったっけ?鳥居とか神様の幻影見たりとか。
これまた別作品で、誰の発言だか忘れたけどスタッフが「それっぽい謎をテキトーにほのめかしとけば後は視聴者が勝手に考察してくれる」みたいな発言してるのがありまして。
この作品もそのノリなんかなーと思うと考えるのもバカバカしい(※1)。
ってかね、こういうことばっかりやってると信頼無くすぞ、昔からある手法ではあるけどさ。

と、ここで個人的な最近の“なろう”考
長くなるので畳んでおきます
{netabare}なろう作品…とくに“イセスマ”が余りに酷い内容で、更に似たようなのが今後次々とアニメ化されると聞いて「なんでこんなのが持て囃されるんだ?」というのは嫌でも気になります。
で、「読者がバカだから」ってのはちょっと短絡すぎだし人をバカにしてるし、それ以外での理由をあれこれ考えてみたものです。
と、そこへ興味深い発言を発見しまして。
「所詮投稿者は素人だし、最後まで書き切ることなく失踪するのが頻発しすぎで、もう読者は作家を信頼してないんだよ」みたいな内容。
これを聞いた瞬間、ああそういうことかと膝を叩いてしまいました。
なんといっても具体的に思い当たるフシがありまして…。
なろうじゃないけど“マキャベリズム”って作品がありまして、途中主人公が誤解を元にヒロインに拷問される回がありまして。
「後で誤解が解けて謝罪するシーンあるんでしょ」と思ってた自分としては何処も不快感は無かったのだけど、人によっては「ヒロインけしからん」と不快感を露わにしてまして(アニコレではない)。
それを見て「まぁあと数回待てって(※2)」と思ったもんだけど、これって作家を信頼してない・「後で誤解が解けて謝罪するシーンを描いてくれる」かどうか信頼してないのだとしたら…確かにその考えに至ってしまうかも?
作品が途中で止まって作者失踪することを「エタる」って言うらしいのだけど、エタる作品ばかりに触れていたらなにも期待しなくなって「とっととオチだけ書け」って姿勢になっちゃうかも知れない、自分も。
イセスマはそこら辺気遣って「溜め」に当たるシーンをすっ飛ばしてとっととオチに至る、起承転結でいえば起と結しかない作風にした、と言われたら、自分は結構納得してしまいます。
…。
けどねぇ、だからといってねぇ…作家が読者・視聴者に信頼されてない状態ってのは悲しいことだと思うんだけどなぁ。
※1の部分についても、自分自身それに傾きつつあって「こりゃイカン」と言い聞かせるようにはしてるんだけどねー、なるべくねー。
当然信頼(≒期待)した結果裏切られたことも多々あるけど、まぁ自分がガッカリするだけだし、それはココで吐き捨ててお終いです。
とりあえず作家はその…信頼ゼロ状態の作風・信頼損なう作風ってのは止めて欲しいトコロ。
でもなぁ、4月からはアニメ本数トンでもなく増えるんだよね?
1話切り3話切りが頻発して、※2みたいな作りは「そこまで待てない」として切り捨てられそうだし、作る側もそこ意識するだろうし、短慮な作品が推奨されやすい環境に向かってる気がして…なんか悲しい。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9

さえぽん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

低クオリティアニメです。

毎回冒頭に書いてますが私のレビューは超辛口です。
回れ右されたほうが良いかもしれません。

SILVER LINKのアニメにしては低クオリティ過ぎない?と思っていたんですが、connectというところと共同制作だったそうです。

とにかく戦闘アニメーションがもっさりで、演技が下手な役者が大根芝居をしてるように描かれていて全くハラハラしませんし爽快感もありません。

9話のアニメーションとか特に酷かったですね(^_^;)

こういうのって「主人公は負けない」と心の片隅でわかっていても戦闘にハラハラしたり爽快感を感じたりするのが良いアニメーションだと思います。

しかしスピード感も無く動きもダサくてモッサリで高校生の文化祭の劇を観ているようです。
9話は通常であれば感動する結末が待っているのですが、その前の戦闘のアニメーションがあまりに酷すぎて三文芝居の茶番劇に見えてしまい、感動するシーンでも全く心が動かされませんでした。

これはすべて演出を担当した人の技量による物だと思います。
この福多潤という演出家の経歴を観てみましたがかなり年配のベテランの方のようですが、どうもセンスが80年代90年代のまま進化してない方のようです。

元々の物語の設定としては、最近の異世界転生物としてかなりありきたりな部類に入りますが、ここでアニメーションすらも低クオリティとなると、必然的にこういう低レベルな作品になってしまうと思います。

作画の方も小学生が書いたかの様な酷い顔になってるシーンが所々あり、観てて苦笑いしが出てこない部分もありました。

原作としても微妙な部分もあり、まず主人公が社畜中の社畜だったにも関わらず異世界転生した時に、山積みされてる仕事の心配を一切してない点にかなり違和感を感じました。

私も一時期社畜同然な仕事をしていた時があって、その時原付き出勤していた際に後方確認してないタクシーに横からぶつかられて、もらい事故をした時がありました。
その時タクシーに対する悪意や怒りなどの感情は全く無く、
ぶつけられてそのまま横転して原付きが破損し、ジーンズのひだり太ももの部分が真っ赤に染まったのでそこそこの怪我をしたのもすぐわかったのですが、横転して起き上がって一番初めに頭に浮かんだ言葉が「仕事に遅れる!!」でした。

社畜な方じゃなくてもトラブルがあった際は仕事の心配は少なからずするものですが、この主人公はある時急に異世界に飛ばされてもあれだけ社畜だったにも関わらず一切仕事の心配などはなかったので、
かなり心理描写に違和感を感じました。
トンデモ魔法やトンデモスキルは、ファンタジーの世界なのでなんでもアリかと思いますが、心理表現は私達現実の人間と同じにしないと観てるほうが感情移入できません。

大まかな物語のプロットとしても、物語の冒頭で主人公のレベルが300以上になって、スキルポイントも振り放題のチート能力を得てしまうのですが、
似たようなチート系異世界転生物と違って、なんか本当にゲームでチートを使っていきなりレベル99にしてスタートした時のような、
ワクワクするのは最初だけで、結局どの敵と戦ってもみんな弱すぎてすぐ飽きちゃう、そんな流れと同じ作品です。
異世界に飛ばされて最初に蜥蜴人族の群れに襲われた時がこの作品のピークだったように思えます。
何か問題があっても結局主人公がそれに対応するスキルをポチポチとマックスまで振ればそれで終わりになるので。
後、主人公は存在しない魔法も作り出せてしまうというチート力すらもありますので、どういうトラブルが発生しても特に心配に感じないのが致命的です。

それと私がアニメで割と重要視するのがOPとEDです。
EDは大丈夫だったのですが、ちょっとOPの歌が酷いですね…。
声優さんのユニットらしいのですが、せめてこういう歌って踊らせるユニットを作るなら最低限の歌唱力がある人を選抜して入れないと…。
別に本物の歌手の人の様な歌唱力がある必要なんてないですけど、ただせめて最低限のラインをクリアしてないと、こういうアニメで使う場合は作品のクオリティを下げるだけだと思います。

キャスティングに関しては頑張っていて好きなキャストさんも結構いたので好感を持てました。

とりあえず異世界転生した瞬間が一番盛り上がる瞬間で、その後すぐレベルが300以上になってスキルポイント振り放題のチート性能を手に入れてから、以後は物語がすべてイージー過ぎてなんの面白みのない展開が最後まで続きます。

半年後くらいには頭の中でこのアニメのタイトルすらも他人から言われな限り一切浮かんでこなくなりそうな、そんな作品です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

81.8 19 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング19位
りゅうおうのおしごと!(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (850)
3820人が棚に入れました
玄関を開けるとJSがいた―

「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました!」

16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。九歳

「え?、・・・弟子?え?」

「・・・おぼえてません?」

覚えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。
ストレートなあいの情熱に、八一も失いかけていたモノを取り戻していくのだった。

声優・キャラクター
内田雄馬、日高里菜、佐倉綾音、金元寿子、茅野愛衣、久保ユリカ、橋本ちなみ、小倉唯
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

放射熱

熱い


のだが、どこか物足りない。

それはこのアニメ作品では登場人物の勝ち負けまでは映しても、
彼ら彼女らの人物像を結ぶために必要な描写が欠けているからだ。

どうして闘っているのか、
どう闘っているのか、
なぜそうしているのか、
なぜそう思うのか、
何が苦しいのか、
何が嬉しいのか、

何故、なぜが極めて不足している。


この感覚って私がサッカーのワールドカップやフィギュアスケートを楽しんでいるときのそれに近い。

熱いし、すごいと思うのだが、どこか物足りない。
ルールを何となく知ってはいるが、
選手のことはよく分からん。
どんな選手で、どんなアスリート生活を送ってきて、
どう輝いてきて、どう苦しんできたのか、
を知らない。

ルールや技術についても、
どこら辺がすごくて、どこらへんが難しくて、
当人と他者ではどう違うのか、
そこら辺が分からないのだ。

プロ野球のヤクルトスワローズを応援しているときだけは、
他のスポーツ観戦と一線を画す。
もう、今の選手たちを深くは知らないが、
既にファンになってしまっている自分がいる。

正直、ルールや技術について詳しいとか理解が深いとは思わないが、
心の中にある家族の様な繋がりが、錯覚がファンにさせているのだろう。
本物の家族よりずっと小さな繋がりかも知れないが、
それよりもずっと太く短い感じがする。



このアニメでは限られた時間の中で目標が定まっていたので、
そこら辺を描き切れていない感じがありありと感じられた。

熱い、この作品は熱いのだが、よー分からん。
けどなんか気になる、
もっと知りたい、見てみたい

というわけで原作のラノベを最新刊の6巻まで買ってしまいました☆
確か、7話ぐらいまで放送されたときだったかな。
ちなみにアニメの方の作品は、7話まではかなり楽しんでおりました♪

ここから先はラノベの方もちょいちょい交えて話します。
読み進めるにつれネタバレが多くなるので注意。

{netabare}

この原作はそもそも、5巻で終わる予定の作品だった。
その5巻では名人が挑戦者で八一の竜王防衛線が描かている。
最高潮をこの巻で迎え、終わっても大丈夫なようにまとまっている。

やはり、ラスボスとの闘いは避けられない。
闘わずして終わると、
「俺(たち)の戦いは続く」という最高に後味の悪い投げっぱなしになってしまう。
その点では出版社も著者も素晴らしいと評価できる。

この著者って「のうりん」の原作者なんだって。
どうりで変態的な描写が好きなわけだ。


さて、アニメの作品は原作の
1巻 1-3話
2巻 4,5話
3巻 6,7話
4巻 8,9話
5巻 10-12話
にあたり、小説やラノベを読んだことある人なら分かるけど、
これはものすごい早さで原作を消化している。

2クールやせめて5巻のためにOVAを出してでも5話分用意してもいい内容量だ。

省かれた内容として、サイドストーリーや脇役の掘り下げもあるのだが、
主要人物たちの掘り下げや盛り上がり所に至るまでの心情や経緯が細かに描かれている。
前者は省略してもやむを得ないのだが、
後者はアニメ作品のフィナーレを描くときにスパイスどころか、
寿司のわさびや、トンカツの醤油派のためのからしや、餃子のお酢やラー油や醤油ぐらい重要な存在だ。
全部スパイスだな!
いや、多分、カレーライスのルーの具ぐらい重要だと思う…(以下省略)。

2巻では八一が天衣の師匠になるため会長と勝負する。

4巻では桂香さんが知人と勝負する。

5巻では八一が負けるだけではなく、盤外で精神をけちょんけちょんにされる、
敗者を渦潮に突き落とすような場面があったのだが、
あれは削って欲しくなかった。30秒で足りたのに。

これらはあくまでも削られた場面の一つ、二つ、三つなのだが、そんな大事なところがたくさんあった。
本当にたくさんあった。

削られた描写の脇役代表では、ろくろばさんって巨乳女流棋士がいるのだけど、
このキャラ、分かるとメッチャよかったわ。


何だかんだ述べておりますが、
一つの区切りの最後まで描き切ったことは非常に好感を持てますし、
きっと私の様にもっとこの作品を知りたい、と思った視聴者がたくさんいるだろう。

本当、アニメになった作品しかラノベ買ってなくて、本当にすみません。
一話から支えているファンの方に感謝、
そして著者とアニメスタッフに感謝です。





{netabare}ここで感想が終わると思ったら大間違いだ!
まだ、ハーの変態っぷりや女性キャラについて語っていない。

だが、先に述べておく。
ハーはまだ、普通なら高校2年生の少年であり青年なんや。
そんな彼が竜王になれたんのは、人生のほぼ全てを将棋につぎ込んだからや。
女に疎いんや、へたれなんや、鈍感のアホたれなんや。
だから、ほんまに堪忍や。あいつのチャラヘタレ鈍感ハーレム気質をどうか大目に見たってくれ。

あと、今まで、
フルメタ、狼と香辛料、はたらく魔王さま、俺ガイル、ログホラ、狼と羊皮紙
などのラノベ読んできたけど、
内容が一般小説っぽくないのと、自分語りやネタがひどいことを除いたら、
小説とラノベの違いって挿絵だけだと思っていた。

けど、今回「りゅうおうのおしごと!」の原作を手に取って、
初めて挿絵を物語に組み込んだ文章を読んだ。(ログホラも少しだけそういう手法を使っている)
それだけではなくフォントサイズ大小の使い分けやハートマークなどの記号も多用されていた。

なるほど、こりゃ漫画みたいなもんで、小説と全く異なるものになるな、と腑に落ちた。
けど、ただ異なると思っただけで、その表現がなしかは別と思った。
個人的には言葉にならない状況を言葉にしてくれるのが文章をつくる人間の凄さと思っている。
自分には到底できっこないことだからね。
棋譜を載せたりするのはこの原作を読む前の許容範囲だけど、
決して悪いことではないなと思えた。



本題に戻ろう、女性キャラについてだ。
一人一人を(私の主観ではあるが)説明するのはあまりにも莫大な文字数と時間を要するので、
とあるランキング形式で名前とイメージを述べよう。



{netabare}夜叉神天衣 正室 だが一番は形式上では譲っている
空銀子   正室 だがツンが過ぎるため離婚⇔再婚という危機の渦中
雛鶴あい  正室 自他共に認められている正室、押しかけ同棲により既成事実建築済み

桂香 愛人 憧れの人妻

==絆の壁==

くぐいさん 西の追っかけ妻
つきよみざか東の通い妻
イカちゃん ストーカー

--愛の壁--

みおちゃん 側室 成長する棋力と愛
シャルちゃん 正室 婚約者

あやのちゃん 研究生 可能性は無限大

あすかちゃん 側室希望 胸に潜む破壊力

~~情の璧~~ ※親愛の壁

ろくろばさん 巨乳
晶さん 天衣の嫁 熱烈な将棋ファンとして将来有望な将棋ファン
なたぎりじん あいじんじん

しゃかんどさん 銀子応援団、若手棋士応援団
あゆむきゅん 宿敵と書いてライバル

~そして生まれる愛~



多分、男鹿さんとあいの母ちゃんを除いて準レギュラーの女性脇役全員載せれたと思う。
女性以外も何名かおりますが。


ここで私が述べたいことの一つは、
ハーが若くてそこそこイケメンで割とイイヤツがために、
輝く実績と実力と血の滲むような努力と殺し文句で複数の女をメロメロの虜にしてきた。

彼には今から高校に入ってもらいステキなSchool Daysを送ってもらいたいところです。


もう一つは誰が正室に相応しいかです。
熟考し私的な好みと私的な好みで厳選に厳選をちょこっと重ねた結果、

正室 天衣
側室 くぐいさん

でお願いします。

正室の3人なのだが、
あい-刷り込み、銀子-血のつながらない姉弟、天衣-失った両親と募る想い
と全部変化球なので、これを愛と言っていいのかが分からない。

ただし、ハーへの接し方が、
あい-独占欲、銀子-依存、天衣-自我と自制心
であることからして、
ハーとその妻の幸せな明るい家族計画のため、
天衣とさせていただきました。

ちなみに嫁が
あい:銀子→引きこもり→ハーとあいを倒すため強くなる、天衣→枕を噛みしめて泣く
銀子:あい→ハーと銀子を倒すために鬼となる、天衣→枕を噛みしめて泣く
天衣:あい・銀子→あいと銀子がライバルとして仲良くなる
ことからも天衣が嫁が一番幸せかと思います。

ちなみに桂香さんだとみんながそれなりに幸せになる。


そして側室についてですが、
愛の深さからくぐいさんで決定。
くぐいさんがくぐいさんとくぐいさんとは5巻の途中まで気付かなかったよ。
なんで振り仮名振ってないのか分かったよ。ひどいよ著者さん。
そんなこと知ってしまったら、全ての行動がかわいく見えてしまうじゃないか。
と術にはまり、応援している所であります。



まったく、私にこんなこと書かせるなんて、
ラノベってお下劣よね!

あと、6巻、マジドン引きなシーンが2つもありました。
私はロリコンでもある紳士として述べさせていただきます。

嫌いじゃないが、それでページ割かれるのは得意ではないので、
自重していただきたい。

けど、それでも、きっとそういう描写がまた続くんだろうなぁ。



なんかまとまりがなくなってきたので最後に一言。
{netabare}ネット将棋でもやってみようかな、将棋やってくれるような友だちいないし。
{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}








二話までの感想
{netabare}

2018.01.19 01:29 ★★★★☆ 4.1
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.5

『将棋と異常な登場人物の物語だけ (二話までの感想)』

将棋の作品ってちゃんと読んだことがあるのは
月下の騎士
3月のライオン
だけ。

ハチワンダイバーはチラ見したぐらいかな。
似たような作品で、ヒカルの碁は読破した。

共通しているのは、
将棋をすることと、異常な登場人物、
それだけ。
将棋は要所の棋譜と雰囲気を伝える、
登場人物の内面に重点を置いて物語を描く。

正直、ラノベ?で将棋と聞いて、
萌えハーレムをメインに置いていると思ったのだが、
過去二つに見た作品と大事にしていることはさほど変わらない。

将棋と物語、その割合は作品によって異なる。

この作品では、
萌えと子供とハーレムはありそうだが、
やろうとしていることは至って真面目そう。
※他の作品でも中二病は大なり小なり含まれる

普通にワクワクさせられて、
今後も気になります。

高いところでの戦いと、0からの戦いが観られるのは二度おいしい。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 12

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

石川県の方言・文化の描写がかなり問題あります。

* 正直、ほとんど作品レビューとかけ離れた駄文考察ですが失礼・・・

第一にヒロインの小学生が七尾市和倉町出身だそうですが、盛んに「金沢弁」をしゃべってます。
七尾なら「能登弁」の筈ですので、微妙に違います。
まあ、金沢弁でも能登弁でもいいのですが、石川県方言としてはいろいろ間違いが多いうえ、
「あらへん」とか「せやから」とか石川県では絶対に使わないような関西弁が随分、混じっています。

それと、アニメでは端折られてますが、原作ではヒロインが金沢カレーを作る描写がありますが。
金沢カレーはとてもとても小学生どころか一般人が作れるような家庭料理ではありません。
地元金沢でも、金沢カレーは家庭で作られるものではなく、金沢カレー専門店でのみ作られて食べられるものです。
他には「金沢カレー」と商品名を付けたカレー弁当がスーパーで売られているくらいですね。
くどいようですが、今「金沢カレー」と呼ばれているカレーライスの歴史は30年程度、名称として「金沢カレー」が使われだしたのは2006年頃からご当地カレーの「よこすか海軍カレー」や「札幌スープカレー」の対比として「金沢カレー」という言葉が徐々に使われ始めたそうです。
原作者は「金沢カレー」なんていう名称から、かなり昔から金沢の家庭で金沢カレーが当たり前に作られ食べられている石川県定番料理とでも思ったのでしょうか?
金沢の一般家庭で家庭料理として食べられているカレーライスはバーモントカレーとかジャワカレーとか日本全国で普通に売られているカレー粉を使ったものや一般的なレトルトカレーばかりです。

かろうじて解釈するとヒロインはよっぽどの料理の天才で自分で金沢カレーに必要なスパイスを入手・ミックスして自己流金沢カレーを作ったのでしょうか?
そんな天才的料理技量があるなら将棋作品より料理作品にでもした方が良いです。

なんでも原作者は岐阜県出身で金沢大学(金大)出だそうですが、金大には関西人が多いそうなので、
金大のコミュニュティに属していた作者ゆえに、石川県方言や金沢カレーの誤解が生じた気がします。

石川県を舞台にしたアニメとして有名なのは「花咲くいろは」。
それと石川県に類似した方言を使う富山県を舞台とした「クロムクロ」のように
あんまり変に方言や地方文化を絡めすぎずに作った方が良いと思います。
岐阜県飛騨地方を舞台とした作品に「氷菓」や「ひぐらしのなく頃に」がありますが、あんなふうな作りで良いと思いますね。

追加
金沢カレーの件ですが、金沢カレー専門店から「計り売り」を購入してくる手がありました。
調べてみると作品の舞台の大阪にも金沢カレー専門店がありました。
それと「ヤフーショッピング」を調べると「ゴーゴーカレー」「チャンピオンカレー」などがレトルト形式で通販しているようです。
あいちゃんの作った絶品金沢カレーは計り売りや通販などで入手した金沢カレーに具を加えるなどの自分なりの工夫を加えて作ったと思われます。
ただし石川県内でも家で金沢カレーを食べる時に四話で描かれていたように、わざわざフォークを使ったりはしませんけどね。勿論、金属製の皿も使いませんし、キャベツを微塵切りにして乗せたりもしません。
普通の皿で普通にスプーンで食べます。

そもそも、金沢カレーはあくまでB級グルメであって伝統的郷土料理ではなく、金沢でも知らない人、食べた事の無い人の方が多いと思います。
ただ、大学生の間では非常に人気があるようです。大学生の間では昼も夜も金沢カレーという人もいるようで、金沢カレー専門店の混雑時間は大学生くらいの年代の若い人たちでびっしりです。
要するにこの作品のあいちゃんの言葉は「金沢弁」ならぬ関西からやってきた学生たちによる金沢弁と関西弁がミックスされた「金沢大学弁」であり、
金沢カレーの誤解は「金沢の大学生の食生活」から着ているようです。

* 金沢カレーの話しばかりしてしまいましたが、作品についても少し考察しまが、
三話で将棋初めて三か月の小学生女子が二枚落ちで七段のプロに勝つというのはちょっと無理があります。
続いて最強の女流棋士の銀子にも飛香落ち対局で優勢にすすめます。むしろこっちのほうはある程度、納得がいきます。
この時の八一の「優勢ですよ」という発言はあくまで駒落ちのハンディを加味してのものでしょう。
確かに大きな駒落ち将棋の場合は理論的には正しく指せば必ず勝てるものですから。
それから銀子が逆転したという事でしょうね。
銀子との対局はいろいろ言われてますが「もしや、勝つのでは?」くらいならありでしょう。

*2 「竜王は本当に最高の位か?」
今でも本音としては「名人」が最高の位と考えている人は多いですね。
昔、こんな話しがあります。王位戦だったかで、まだ六大タイトル制だった時期に羽生と米長にこんなインタビューがされました。
「もしも名人位か他の五冠かどちらが与えられるとしたら、どちらを貰いますか?」
羽生は「そりゃ、他の五冠でしょう」と軽い口調で微笑みを浮かべながら答えましたが、
米長は「言うまでもない事、名人」と重々しく答えたそうです。
それだけ、名人は重いタイトルなわけです。
名人位の歴史はなんと西暦にして1612年まで遡りますが、1935年の「実力制名人」が始まる以前までは江戸時代は世襲制、明治以降は名誉称号でした。
それに1948年の「全日本選手権戦(九段戦のちの十段戦の母体、広義では竜王戦の起源と言えなくもない)」、
1950年の「王将戦」などの諸タイトルが続いたわけです。

ちなみに竜王位が最高のタイトルという取り決めになったいきさつは、
読売新聞社が「十段戦を廃止し新たに最高賞金を設定した新タイトル竜王戦を始めるので、最高賞金なのだから、最大権威という扱いにして欲しい」と日本将棋連盟に訴えたので、
将棋人口の減少などから収入獲得の点でスポンサーが大切だった、日本将棋連盟がOKしたわけです。

なお、現代の位置付けでは事実上、「竜王と名人は同格」と言われています。
また名人戦に関しては「最も歴史が長く格式がある」とか言われています。

wikiからの引用ですが・・・
>竜王戦は棋戦として序列1位であるが、竜王在位者と名人在位者の序列はタイトル保持数が多い棋士が上位となり、同じ保持数の場合は棋士番号が小さい方(プロ入りが早い方)を上位とすることになっている[注 3]。なお、1名が竜王と名人を独占した場合は、「竜王・名人」と呼ばれる。これは、竜王戦は賞金が最も高額だが、名人位は他のタイトルと比べ圧倒的に歴史が長く権威があり、竜王と名人の序列をつけにくいためと考えられる。(中略)
なお、竜王および名人は将棋界の代表として、アマチュア段位の免状への署名等、対局以外の多くの業務を課せられる。

という事です。
しかし、作品的に言えば、名人は獲得するのにC2→C1→B2→B1→Aと順位戦を駆け上がりA級順位戦で最高成績をおさめると名人に挑戦できるシステムなので、獲得するまでプロ入りしてから最低、五年はかかるわけです。
それに対して竜王戦は竜王戦の予選は1組から6組までに分かれたリーグ(ただし下位リーグからの進出者には不利な構成だが)の優秀成績者のトーナメント戦で始まるので、最も低いリーグの6組の棋士でも
トーナメントに勝ちあがって竜王タイトル戦に挑戦でき竜王に勝てば竜王のタイトルを得られるシステムになっています。
つまり「17歳の名人」は事実上、無理ですが「17歳の竜王」はありえるわけです。

*3 「地獄の三段リーグ」について
このシステムについても説明しておきます(でも、今のアニメではあまり関係ない話しですがのちの銀子などの関門になります)、
女流棋士ではなくプロ将棋棋士になるには奨励会を抜けて四段にならなくてはいけません。
しかし、その最大の関門として立ち塞がるのが「三段リーグ」です。
奨励会三段にもなり、もうプロ棋士も同然の棋力を身に着けた棋士たちがここに数十人在籍していて、
彼らが半年に一度行われるリーグ戦を行い一位と二位の成績をおさめた者のみが四段になれるシステムで、まさに地獄です。
しかも25歳になったら退会しなくてはいけないという厳しい規定もあります。
一位と二位の棋士だけがプロ棋士になれるというのはあまりにキツいシステムで、多くの才能ある棋士たちがここで涙を呑んで退会していきます。
あんまり厳しいので「次点(三位)を二回取った三段棋士はフリークラスに編入できる」という救済措置もできましたが、やはり厳しいのには変わりはありません。

なぜ、こんなきついシステムになっているのかというと、「将棋プロ棋士があまりに増えると食っていけなくなるから人数制限している」に、他なりません。
医者とか弁護士のように「その職にふさわしい技能」を身に付ければ人数無制限でなれるというわけではないのです。
ちなみに奨励会三段の女性は二人居ます。一人は里見女流五冠(残念ながら一度も三段リーグで勝ち越す事も出来ず年齢制限で退会しました)、もう一人は女流棋士ではなく奨励会に専念している西山朋佳三段という女性の将棋棋士です。
西山三段は三段になった当時、三段リーグで六位だったかを取り騒がれ、その後も何度か勝ち越したりしましたが、
今はちょっと負け越しが続き、厳しいようですが、年齢制限いっぱいまではあきらめないそうです。

*作品と関係が薄い、いろいろ話しの長文を書き連ねてごめんなさいです。作品鑑賞の参考にしてください。

駄文 金沢では今は死ぬほどの大雪です。
綺麗に除雪した状態からでも、たった一晩で車の窓ガラスの半分に達する程の雪が降り、まず除雪しないと、ドアすら開けられない状態です。
しかも、そんな積雪が夜も昼も続いていて天気予報によると、だいぶ先まで続くのだから、ウンザリです。
「断続的な大雪」ならぬ「連続的な大雪」です・
仕事に行けない人やあちこちで車が雪にハマって動けなくなっている状態です。
融雪装置のない脇道は除雪用の雪上車やキャタピラの重機以外はほとんど動けない状態です。

*最後まで見ました。お話しとしては面白かったです。
最後の方は方言も出なくなってましたね。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 49
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ろりろりん♪

あいくるしい女子小学生が出てくる将棋アニメ。

将棋部分はガチだが、将棋の知識が無い人でも気軽に楽しめるような作りになっていた。
ちょっと違うけど、イメージとしては『ロウきゅーぶ!』に近いかも。


\小 学 生 は 最 高 だ ぜ !/


さらに、登場人物に、実在する棋士の要素を入れていたり、
シナリオに、将棋界で実際にあったエピソードを織り混ぜていたり、
対局では、プロの実戦で現れたことのある展開が使われていたりと、
将棋ファンに向けた楽しみもきちんと用意されているので私もニッコリ。

私は以前、新潟から東京の将棋会館へ足を運んでいたほどには将棋バカで、
自宅の本棚にも、何十冊もの戦術本が並んでいる。

オタク特有の自分語りになるが、私の語彙は、それらの将棋本による影響をかなり受けていると思われ、
友人や先生から「可笑しい表現」を指摘されることもしばしば。
自分ではよくわからないけれど、あにこれでレビューを書く際にも、もしかしたらその癖が若干入っているかもしれない。



以下、知っているとドヤ顔できる(かもしれない)将棋界の小話など
↓↓↓
{netabare}
【「詰め将棋」について】
{netabare}
作中でも説明されているように、「詰め将棋」とは、将棋の基礎的な特訓である。
多くの「詰め将棋」を解いて暗記することで、
放っておくと王様が確実に詰まされてしまう状態["詰めろ"]にいち早く気付くことができるようになる。

勝てそうな場面なのに、詰まし切れずに逆転されてしまったり、相手のヤバイ攻めをうっかり放置してしまったせいで"頓死"したり…なんてことが減って、
逆に負けそうな場面では、相手をワンチャン"頓死"させるバリエーションが増える。
要するに、勝利の可能性が格段に広がるわけだ。

おそらくほとんどの日本人が知っているであろう有名な若きプロ棋士、藤井聡太さんは、
普通にプロ棋士も参加しているような大規模な「詰め将棋大会」で、なんと小学6年生の時に優勝している。

その藤井さんが、今なお快進撃を続けていることからもわかるように、
「詰め将棋」能力とは、定められた時間制限の中で闘う将棋対局において、とても大切な力なのである。


竜王タイトル所持者である「八一」に匹敵するほどの「詰め将棋」能力を持った「あい」ちゃんが、具体的にどうヤバイのか、

…おわかりいただけただろうか。{/netabare}



【人間の棋力と「将棋ソフト」について】
{netabare}
私が言うまでもなく、"物事を吸収する力"というのは、年齢が若いときほど大きく、
大人よりも高校生が、高校生よりも小学生が、小学生よりも幼稚園児の方が、成長スピードは速い。

高校3年生から将棋を学び始めたという「桂香」が、棋力に伸び悩んでいたのも至極当然のことで、
強い棋士というのは、幼少の頃から将棋に浸かっていた人が大半を締めているのだ。

八一闇落ち回で、八一が銀子に「奨励会員ごときが~」みたいな暴言を吐いてしまうシーンがあったが、
「奨励会員」というだけで、一般人とは次元が違うレベルの強さだし、
「奨励会」の下部組織に相当する「研修会」に入るだけでも、人生を懸けるだけの覚悟が必要となる。

そんな人たちの中で、最終的に結果を出すことのできた桂香のエピソードは、その努力量を想像すると感動せざるを得なかった。
これ、原作ラノベで読んだら号泣しそう。


話は変わるが、藤井聡太さんの強さの根幹は、幼い頃からの、将棋の学習方法にあると云われている。

それは、「将棋ソフト」を使った戦術研究である。

《人類と最強CPU、どっちが強い?》
なんてテーマの企画は、誰もが一度は聞いたことのあるものだと思うが、
CPUの性能は年々着実に成長していき、
数年前、「将棋ソフト」の棋力は、プロ棋士のそれを遥かに上回っていることが結論付けられた。

「最強CPU」は、腕自慢棋士の挑戦相手なんかではなく、今や現代将棋を塗り替えていくもの、
"人類が学ばせていただくためのコンテンツ"となったのだ。

人類が長年の研究により築き上げてきた戦術を無情にも覆していく「将棋ソフト」。
一手一手が好手なのか悪手なのか、ある場面での最善手は何だったのか、敗着はどの手だったのか、
これまで将棋の研究をしていく中で、いくら人間が考えてもはっきりとしなかった場面の形勢を、数値として親切に教えてくれる「将棋ソフト」。

もう、神様、仏様、ソフト様って感じ。

そして、そんなに頭の良い「将棋ソフト」が台頭し始めたのは、ほんの数年前のことである。
もちろん、それは、パソコンさえあれば誰でも自由に利用できるものなのだが、
現役のプロ棋士の幼少期には、そんな便利システムは存在しなかった。

それに対して藤井さんは、十代前半のフレッシュな脳で、「将棋ソフト」を使った濃密で非常に効率的な学習法によって、将棋の知識を取り込んできたというわけだ。

「大のベテランたちが、新人にやられ続けて情けない。」
とかいっても仕方がないのである。

だからといって、
「環境とタイミングに恵まれた藤井さんはズルい!強くて当たり前じゃん!」
というのも理不尽な話だが、
実際のところ、藤井さんの快進撃はこれからも続くだろうし、
そんな藤井さんを越えうる棋士が現れるとしたら、それは藤井さんよりも若い世代でしかありえないだろうな、というのが、私の考えである。

まあ、藤井さんがズルいっていうよりかは、ソフトがチートすぎる。こんなんチーターや!


チートすぎる「将棋ソフト」だが、それゆえに問題も抱えている。
レーティング性のネット将棋アプリなどで、ソフトに最善手を教えてもらいながら対局をするという《ソフト指し問題》だ。

リアルで向かい合って対局をする棋士には関係無いことなのだが、
私のように、スマホやタブレット、PCなどでネット将棋を楽しんでいるアマチュアの間で、そんなしょうもない行為が横行している。
(とはいえ、大体は指し手の時間間隔と手順のキモさで簡単にバレるから、即刻通報されて垢BANされる。)

「ソフト指し」、やられるとマジで勝てないから止めてほしい…。{/netabare}



【将棋対局における「棋譜」について】
{netabare}
この作品の対局は、元となる対局が存在しているのにも関わらず、盤上がほんの一部しか映らないなあと感じた人もいると思う。放送当時は、
「にわか作者」
「手抜き」
「もっと具体的な手順を見て戦術を勉強したかった!」
といった、辛辣な意見もあった。

これについて触れていこう。

「作者がにわかだから対局を鮮明に再現できない」ってのに関しては、この作品創作に日本将棋連盟の協力があることから的外れ。

あとの2つに関しては、そもそも、
「この作品の本質はソコじゃない。」
といってしまえばそれまでなのだが、もうひとつ大きな理由が考えられる。

それは、近年の将棋界で問題とされている、
《棋譜の著作権問題》だ。
これには、将棋連盟も頭を抱えているようである。


事の始まりは、とある将棋系人気YouTuberが、
とある棋戦(公式大会)で行われている対局の棋譜を、リアルタイムで並べて検討する、
という内容の配信をしていた時のこと。

その大会を運営?する会社がその配信者に、
「権利侵害」と、Twitterで警告をした。

ネットニュースになるくらいには大事になったが、実際に事件にはなっておらず、
配信者がその配信を止め、無難に謝罪するような形で、その出来事は解決した。
しかし、ここで大きな疑問が生まれる。

《何の権利が侵害されている?》

映像の二次配信をしていたのであれば明確な著作権違反であるが、本件では、放送番組そのものの映像や音声は流れていない。
ただ配信者が自らのPCを使って、駒を並べていたにすぎないのである。(※ただし、視聴者が吸いとられるので公式に"迷惑"はかかる。)

しかし、某社は配信者に、「権利侵害」と伝えた。

これまで、
《ボードゲームの棋譜に著作権は無い》
というのが通説であったのだが、
判例が無い以上、誰かが裁判を起こして確認するか、日本将棋連盟からの太鼓判を待つしかない。

どこまでが大丈夫で、どこからがアウトなのか、結局誰も回答を出せなかったから、
その出来事をきっかけとして、多くの配信者(やその視聴者)は、
公式戦の解説動画や、検証動画などで用いる棋譜について、非常にセンシティブに取り扱うようになった。


だから、本当にあった対局が用いられている『りゅうおうのおしごと』でも、
盤上を長時間映し続けることは、敏感な視聴者から批判の声を浴びるリスクがあるのだ。{/netabare}{/netabare}



最後に、この言葉を残してレビューを締め括りたいと思う。

{netabare}
姉 弟 子 L O V E ♥️{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 40

88.3 20 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング20位
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (8296)
34366人が棚に入れました
波乱のない普通の人生を志向する男子高校生・高坂京介は、数年前から中学生の妹・高坂桐乃から挨拶もされずまるで汚物を見るかのように蔑んだ視線を送られるだけの冷え切った関係になっていた。京介自身もまた非凡な才能に溢れる生意気な妹を嫌っており、そんな状態がこれからもずっと続くかに思われていた。ところがある日、京介は自分の家の玄関で、高坂家では自分も含めて誰も見そうに無い魔法少女アニメ『星くず☆うぃっちメルル』のDVDケースが落ちているのを発見する。しかも、そのDVDケースには『メルル』のDVDでなくアダルトゲーム『妹と恋しよっ♪』が入っていた。京介は夕食の卓を囲みながら両親に『メルル』の話題をそれとなく振ってみるが両親、特に警察官である父親はおたくに対する偏見が非常に強く否定的な反応が返って来るのみであった。ただ一人あからさまに不審な反応を返したのは、持ち主としては最もありそうにないと思えた妹の桐乃であった。

声優・キャラクター
竹達彩奈、中村悠一、花澤香菜、生天目仁美、佐藤聡美、早見沙織、田村ゆかり、立木文彦、渡辺明乃
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作者と脚本家の狭間で…

【総合評価☆☆☆☆☆(第1期)/☆(第2期)】

 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(第1期)』は、さして面白くない原作を、脚本家とアニメーターが力業で傑作に変貌させた作品である。ただし、第1期の成功を受けて制作された第2期は、同じスタッフの作品とは思えないほどだらしなく、まるで緊張の糸が切れたかのようだ。
 ここでは、第1期で原作がどのように作り替えられたかを中心にレビューし、併せて、第2期制作に際して何が起きたかについても触れたい。

【原作とアニメ脚本の関係】
{netabare} 原作となった伏見つかさの同名ライトノベルは、読者からかなり支持されていたものの、アニメ化する上で多くの問題を抱えていた。インセスト・タブーに触れそうな兄妹関係がメインプロットで、美少女たちによるハーレム展開がサイドストーリーとして加わる。おまけに、妹萌えエロゲーに対する偏愛とオタクたちのディープな生態の描写…。原作では、こうしたアブない要素は、主人公・京介の一人語りを通じて間接的に表現されるため、笑いを誘うキッチュなものとして扱うことができたが、映像を伴うアニメで描くにはどうすれば良いのか。
 そこで白羽の矢が立ったのが、『かみちゅ!』『かんなぎ』で知られる名脚本家の倉田英之。当初、倉田は「落とし所が見えない」などの理由でいったん執筆を断るが、その後に出版された第4巻のエピソードを使って話をまとめられると判断し、最終的には引き受ける(【短期集中連載】脚本家・倉田英之|WebNewtype)。ただし、原作に惚れ込んだ訳ではない。「もしやるとしたら、原作から変わっちゃいますよ」との条件付きである。
 その言葉通り、「妹属性がない」と自認する倉田は、本質的な部分で改変を行った。
 原作では、優秀すぎる妹・桐乃に対する兄・京介のアンビヴァレントな感情が、しだいに歪んだ愛情へと変質していくが、アニメの京介は、(第8話や第11話で明確に示されるように)ふつうに妹思いの兄でしかない。一方、兄を邪険に扱いながらも抑圧された想いが見え隠れする原作の桐乃は、思春期によく見られる自己表現の下手な女の子に変更された。その結果、原作のメインプロットだった兄妹関係は遥かにマイルドなものとなる。インセスト・タブーを覆い隠すのに必要だった京介の独白は大部分が削られ、文庫本4冊分を併せても1クールに届かなくなって、オリジナル・エピソードが2話加えられた。
 兄妹の親しすぎる関係を描くことは、真剣ささえ失わなければ、かまわないと考える。アニメでは、『true tears』や『恋風』が、この問題を真剣に取り上げた秀作である。ほかのジャンルに目を向けると、山岸凉子『日出処の天子』、今村昌平『神々の深き欲望』、トマス・マン『選ばれし人』など、数多くの傑作がある(最後の作品は、妹が実の兄と結ばれて息子を生み、さらに、実の息子と気づかずに交わって再び子供が生まれるという凄まじい内容だが、私には、大らかなヒューマニズムが感じられて楽しめた)。しかし、小説『俺の妹…』における兄妹関係は、読者を面白がらせるための単なる仕掛けとしか思えない。アニメ化に当たって変更するのは、適切な措置だろう。
 京介と桐乃の関係を後退させた代わりに、倉田は、周辺人物の人間性を深く描き込んだ。原作の場合、次々と登場するのはちょっと常軌を逸した美少女ばかりで、しかも、なぜか全員が京介に好意を抱く。だが、倉田の脚本になると、こうした不自然な設定が取り除かれ、一人ひとりにリアリティが付与された。特に、黒猫は原作とは大きく異なった設定を与えられ、桐乃よりも目立つサブヒロインとなった。{/netabare}

【黒猫のキャラ設定】
{netabare} 原作の黒猫は、ネコ耳姿で「ウッーウッーウマウマ」を踊ってニコニコ動画に投稿するなど、ライトなサブカル全般に関心を示すオタク少女だった。だが、アニメになると、こうした嗜好の大半がカットされる一方、文学に関して中学生とは思えない深い造詣を持ち、難解な用語を駆使した膨大な文章を執筆する異才の持ち主として描かれた(第4話の展開に必要なため、ゲームの達人という設定だけは残された)。自分の才能を信じ切れず不安に苛まれ、突飛なコスプレと言葉遣いで自我を守ろうとする姿は、孤高と言うにはあまりに痛々しい。
 倉田は、『R.O.D』の読子・リードマンや『神のみぞ知る世界』の汐宮栞に代表されるように、いわゆる「文学少女」に強い愛着を持つ。桐乃の書いた軽薄なケータイ小説に対して黒猫が示す嫌悪感は、倉田自身の思いの現れだろう。そのケータイ小説が、原作無視のメチャクチャな脚色が施されてアニメ化されそうになったとき、京介らとともに制作会議に顔を出した黒猫は、こう語り始める(第8話;花澤香菜による声の演技が素晴らしい)。

「その小説がつまらないことには同感だわ。設定は馬鹿だし、物語は行き当たりばったりだし、文法はメチャクチャ。なのにベストセラーですって! アニメ化ですって! 冗談じゃないわ」

 傍らに『プロになるための脚本入門』などの参考書を山積みにし、執筆にいそしむ回想シーンがインサートされる。

「あたしだって、何年も勉強して投稿してきたの。悔しいわ。羨ましくて妬ましい。(アニメ監督に向かって)あなただってそうでしょう。あなた、小説も何冊か書いてるわね。でも、どれもこれも鳴かず飛ばずで全部絶版。この原作の10分の1も売れてないわ。女子中学生の書いた原作をありがたく脚本に書き写すには、さぞかしプライドが邪魔なことでしょう」

 そうは言いながらも、筋はきちんと通す。

「あーあ、気に入らない気に入らない。この世のすべてが気に入らないわ。いっそ爆弾が何もかも吹き飛ばしてくれないかしら。…だけどね、それはそれよ。…(中略)…その本は、私たちがどんなに悔しくて妬ましくて気に食わないからと言って、どうにかしていいものではないはずよ。お願いだから、もう一度考えてちょうだい」

 この第8話は、倉田が創作したオリジナル・エピソードである。原作では、自身の書いた作品を出版社に持ち込んだ黒猫が、編集者に厳しく批判されて泣き出すエピソードが描かれており、伏見と倉田の芸術観の相違(および、黒猫というキャラに対する好悪)が如実に表れる。私にとっては、倉田の熱い思いがこめられた第8話こそ、全編のクライマックスであり、文学とアニメの本質に関わるクリエーターの真剣な問いかけとして、登場人物の言葉に耳を傾けなければならないと感じる。
 ついでに言えば、このエピソードの終盤では、桐乃に対する京介の思いも表白されており、“妹萌え”とは全く異なる誠実な姿に、深く感動させられる。{/netabare}

【新垣あやせのキャラ設定】
{netabare} 黒猫と並ぶサブヒロイン・あやせについて。原作のあやせは、一見、真面目で清楚な美少女でありながら、時々キレて恐ろしい側面を見せつける。これに対して、アニメのあやせは、外見だけではなく、言葉遣いや他者への思いやりなど、言動のあらゆる面で品行方正にして真摯である(こうした性格は、早見沙織の見事なアテレコによって浮き彫りにされる)。ただし、モラルに関して異常なほど潔癖で、自分が正しいと信じる規範を親しい人が逸脱したときには、人が変わったように反感を露わにする。
 夏コミ会場近くで自分を避けようとした桐乃を詰問し、「逃げたわけじゃ…」と言われたときの台詞(第5話)。

「嘘、それは嘘。嘘、嘘、嘘、嘘、嘘。嘘吐かないでよ。だって、逃げたじゃない。逃げたでしょ。逃げたよね」

 「いま、逃げたよね? わたしから、逃げようとしたよね?」(電撃文庫版第2巻、p.284)と言うだけの原作に比べると、倉田が、あやせの人物像を内面から抉り出すように表現したことがわかる。こうした人物描写の妙味が、アニメ『俺の妹…』の魅力である。
 このほか、原作で、いかにも婆臭く桐乃から「地味子」と呼ばれる田村麻奈実が、アニメになると、ややスローモーでおっとりしているものの、掃除や料理などの実務に優れ、他人の思いを即座に酌み取れる有能な女性として描かれる。類型的な原作キャラを倉田が豊かに肉付けしたことに、感服させられる。{/netabare}

【アニメーターの力】
 脚本による肉付けに加えて、アニメーターの力の入れ方もかなりのもの。
{netabare} 京介が麻奈実の家に“お泊まり”した晩、自宅に残った桐乃がトイレから自室に戻る際に、京介の部屋の扉に軽く蹴りを入れて通り過ぎた後、引き返して、二度三度と強く蹴っ飛ばす場面がある(第11話)。おそらく、脚本の指示ではなくアニメーターが考案した描写だろう。何かモヤモヤしたものを感じて自然に体が動いてしまい、それをきっかけに怒りに形が与えられ爆発するという、思春期の子供にありがちな行動パターンが丁寧に表現されている。
 アニメーターの力量が存分に発揮されたのが、第10話「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」。桐乃が好きなアニメ『星くず☆うぃっちメルル』のコスプレ大会で、桐乃の友人・加奈子がメルルに扮して歌って踊るのだが、その作画が驚異的な水準に達している。生身の人間がコスプレをし、アニメでは表現不可能な動きや表情を付けることで、アニメキャラが現実に降臨したかのような感覚をファンに与える--そんな状況を、「アニメの中」で完全に描ききったのである。神作画と呼ぶに相応しい(最初に見たときには、初めから終わりまでケラケラ笑い通しで、酸欠になりかけた)。{/netabare}

【ラノベをアニメ化する方法論】
 近年、ラノベを原作とするアニメが大量に制作されているが、成功作は少ない。ラノベ作者は経験の乏しい若手が中心で、メインターゲットである中高生の共感を呼ぶ設定なら思い付けても、物語を膨らませたり人物像を練り上げたりするのが苦手。これをそのままアニメ化すると、最初の1,2話は面白そうに思えても、その後が底の浅い話にしかならない。
 ラノベ原作のアニメで成功したものは、多くの場合、原作を大きく改変している。『バカとテストと召喚獣』や『中二病でも恋がしたい!』では、原作第1巻の設定だけ利用して大半はオリジナル・エピソードに差し替えられたし、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『僕は友達が少ない』の場合は、ストーリーはそのままにして登場人物の性格付けや人間関係を変更した。『涼宮ハルヒの憂鬱』『バッカーノ!』のように時系列を入れ替えたものもある。
 ラノベには固有のファンがいるため、原作の改変に対しては批判的な意見もあるだろう。しかし、文学とアニメは全く異なるメディアであり、優れたアニメを作るためには、原作を大きく改変することが必要不可欠なのである。
 アニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(第1期)』は、原作ファンの気に障らないように改変部分を巧みに隠蔽してあり、ラノベのアニメ化として、特にうまくいったケースと言える。しかし、第2期制作に当たっては、ラノベを原作とすることの問題点が噴出する。

【第2期の問題点】
{netabare} ストーリーに脈絡のない原作を1クールアニメにまとめるため、倉田は、原作第4巻にある桐乃のアメリカ留学の話を、「直前になって取りやめる」という展開に変更、その際の桐乃の決断を描くことで全編の締めとした。しかし、これでは、さらに話が続く原作と整合性が保てず、アニメの続編が作れない。
 どの時点で決定したのか判然としないが、プロデューサーたちは、アニメを強引に継続しようと画策、第1期の締めとなった第12話を作り替えることにした(同じような手は、『STEINS;GATE』の第2期制作に当たっても用いられ、人気作引き延ばしのための便法となったようだ)。
 2010年12月に第1期の放送が終了した後、翌年2月から5月にかけて、桐乃がアメリカに出立するように作り替えられた第12話と、それに続く3つのエピソードが、「TRUE ROUTE」の名の下にWeb配信の形で発表された。2012年秋には、第1期から第7,8,12話を省略し、「TRUE ROUTE」の4話を付け加えたバージョンがテレビ放送された。
 さらに、翌2013年春には第2期全13話がテレビで、引き続いて夏には、原作の最終第12巻をアニメ化した全3話がWebで発表された(制作会社は、AIC BuildからA-1 Picturesに変更になったが、主要スタッフは第1期と共通)。
 こうして、原作の終わりまですべてアニメ化されたものの、その出来は一様ではない。一言でまとめるならば、第1期は原作を改変して傑作になったが、第2期は原作を忠実にアニメ化して凡作に留まった(このレビューでは、「TRUE ROUTE」の4話とテレビ版第2期13話、Web配信された最終エピソード3話を、併せて「第2期」と呼ぶ)。
 第1期は、思春期特有の不安定さを持つ桐乃を京介が支えるというストーリーラインに沿って、桐乃の表の友人・あやせと裏の友人・黒猫のエピソードが描かれ、全体的な構造がしっかりしている。個々のエピソードも、人間性に対する洞察力を感じさせる優れた内容である。ところが、第2期になると、原作そのままに、さまざまな個性的キャラが入れ替わり立ち替わり登場して大騒ぎをする、妹萌えとハーレムものの要素が混在したドタバタコメディとなる。
 桐乃は兄に対してやたらコケティッシュだし、あやせは些細なことでキレまくり、黒猫は文学に対する関心を喪失した様子。登場する女性たちは、第1期で幼馴染み以上の関係に踏み入ろうとしなかった麻奈実を含めて、誰も彼もが積極的に京介にアプローチする。
 第1期から第2期への落差がこれほど大きくなった理由は明らかではないが、私には、脚本を書いた倉田が、途中でやる気を失ったせいのように感じられる。
 有能な文筆家である倉田からすると、伏見の原作は、あまり出来の良くない未熟な小説に思えただろう(少なくとも、私はそう思う)。才能と経験に勝る倉田が、いろいろと手を加えて、ようやく1クールアニメとして恥ずかしくないストーリーに仕立てたのである。ところが、せっかく見つけた落とし所を変更し、原作に沿って話を続けるように言われてしまう。もしかしたら、原作からあまり離れないようにと釘を刺されたのかもしれない。
 倉田は、第1期第8話で、(おそらく自身のオリジナル脚本がゆがめられた体験に基づいて)原作を勝手にいじるアニメ制作のやり方を批判した。しかし、それを、自分が原作を大幅に改変した脚本の中で行ったのは、やはりまずかったのだろう。「TRUE ROUTE」を付け加えた第1期再編集版の放送に際して、1クールに収めるために2話分減らす必要が生じたとき、原作者の伏見がオリジナル脚本を書いた他愛のない第9話でなく、倉田が全力投球した第7,8話が削除されたことは、彼のプライドをいたく傷つけたに違いない。
 メインの脚本家がやる気を失い、原作をそのまま脚本に起こすだけに終始したため、完成したアニメも、面白みに欠けた作品に留まったようだ。{/netabare}

【全くどうでもいいことですが…】
{netabare} 「TRUE ROUTE」2話目に出てくる黒猫の極小パンチラには、かなりドキッとしました。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『ClariS』のコメント「アネモネ」公開記念 第15話「俺の妹がこれで最終回なわけがない」視聴。

ごく普通な男子高校生・高坂京介は、数年前から妹・桐乃とはろくに挨拶もかわさないという冷え切った関係になっていた。
ところがある日、京介が萌えアニメのDVDケースが玄関に落ちているのを発見したことから事態は急変する。
興味に駆られた京介が持ち主を探すと、それは人生勝ち組でリア充な妹・桐乃のものだった。
意外な事態に驚く京介だが、それから数日後のある晩、さらに驚く出来事が起こる。
ほとんど無視に近い態度をとっていた桐乃が突如として京介の部屋に押しかけてきて「人生相談がある」と言うのだ。その内容とは…

第1話「俺が妹と恋するわけがない」
ごく普通な男子高校生・高坂京介は、数年前からスポーツ万能、学業優秀な妹・桐乃とはろくに挨拶もかわさないという冷え切った関係になっていた。
ある日、京介は萌えアニメのDVDケースが玄関に落ちているのを発見する。
興味に駆られた京介が持ち主を探すと、それは意外な人物のものだった…

第2話「俺が妹とオフ会に行くわけがない」
クリアを命じられたゲームを進めていないことを問い詰められた京介は、桐乃にはオタク趣味を隠すことなく話せる友人が必要だと考える。
幼なじみの麻奈実からのアドバイスで、SNSのオタク系コミュニティに登録し、コミュニティの管理人から誘われたオフ会に参加する桐乃だが…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第1巻映像特典
キャラクターコメンタリー風特典映像

第3話「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
オフ会で「黒猫」と「沙織・バジーナ」という初めてのオタク友達をみつけた桐乃。
思う存分、オタク趣味を語りあい、充実した日々を過ごす。
そんな桐乃の様子を見た京介は安心する「人生相談」も終わり、元の日常にもどるかと思われた、ある日。
京介が帰宅するとただならぬ気配が…。

第4話「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」
ある日、高坂家に桐乃の表の友人、新垣あやせと来栖加奈子が遊びにやってくる。
桐乃から友人たちとは顔を合わせるなとキツく言われる京介。
そこに宅配便が届くが、高級化粧品の外箱に惑わされた桐乃は京介から荷物を奪い取る。
実は荷物は沙織・バジーナからのもので、表の友人には決して見られてはならないものだった。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第2巻映像特典
キャラクターコメンタリー風特典映像

第5話「俺の妹の親友がこんなに××なわけがない」
楽しかった夏コミの帰り道。
そこで偶然であったのは、親友・新垣あやせだった。
黒猫と沙織・バジーナの機転にも関わらず、動揺のあまり桐乃は、あらぬことを口走ってしまう。
その場を立ち去ろうとする桐乃と京介だが、あやせは追いすがる。
押し問答となるうちに同人誌を詰め込んだ紙袋が破れあたりに散乱してしまう。

第6話「俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」
友人の赤城から麻奈実との関係について問われる京介。
恋愛関係ではないが、他人に取られるのはイヤだと答える京介に、呆れる赤城。
そんなおり麻奈実の実家の和菓子屋でフェアを開催することになり、新しい菓子の試食することになった京介。
自分の家より居心地の良い麻奈実の実家で心やすらぐ時間を過ごす。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第3巻映像特典
キャラクターコメンタリー風特典映像

第7話「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」
ある日、帰宅した京介は、なぜかリビングで一人たたずむ黒猫に驚く。
「星くず☆うぃっちメルル」を鑑賞するために高坂家にやって来たのだが、桐乃と黒猫、それぞれの創作物に関することでけんかになってしまったのだ。
仲裁のためそれぞれの言い分を聞いてみる京介だったが……。

第8話「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」
作家デビューした桐乃。
読者からの反応も上々だったが、担当編集者からさらにうれしい報告をされる。
彼女が書いた小説がアニメ化されることになったのだ。
アニメスタッフとの最初の打ち合わせに黒猫と沙織をともなって参加する桐乃。
しかし、打ち合わせは思わぬ方向に進んでしまう。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第4巻映像特典
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第9話「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」
ここ数日、妙にそわそわとしている桐乃。
その原因は、注文した妹ゲームが届かないことだった。
ようやく届いたゲームにテンションMAX状態になる桐乃。
一方、そのころ黒猫は自宅で妹の世話をしていた……。
桐乃、京介、黒猫、沙織、あやせ達のある一日を描く。

第10話「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」
ある日突然、京介はあやせから呼び出される。
桐乃にプレゼントをしたいが、何が一番喜ぶか教えてほしいというのだ。
リサーチのため、黒猫、沙織と秋葉原を探しまわる京介。
なかなか見つからないが、ついに黒猫が最高のプレゼントに相応しいものを見つける。
それは……。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第5巻映像特典
キャラクターコメンタリー風特典映像

第11話「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」
母親から買い物を頼まれた京介は、スーパーで麻奈実と出会う。
そしてその場の話の流れから、久しぶりに麻奈実が高坂家に遊びに来ることに。
だが当日、麻奈実がやって来たことを知って、桐乃が機嫌を悪くする。
そして、桐乃は突然、ある行動に出るのだった……。

第12話(GOOD END)「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない」
先日の一件以来、桐乃との関係が良くなったことに落ち着かない京介。
あやせや沙織、麻奈実に問いかけるが、その答えに納得できないでいた。
そんなある日、桐乃から「最後の人生相談」を持ちかけられる。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第6巻映像特典
キャラクターコメンタリー風特典映像

第12話(TRUE ROUTE)「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない」
桐乃の態度が良くなったことを不審に思う京介。
そんなある日、桐乃から「最後の人生相談」を持ちかけられる。
それは、深夜販売されるエロゲーを買ってくることだった。
首尾よく購入できたが、終電を逃してしまう。
京介は、桐乃のため見ず知らずの人に自転車を借り、秋葉原から自宅まで激走する。

第13話「俺の後輩がこんなに腐ってるわけがない」
黒猫は、京介と同じ高校に入学し、後輩となる。
人見知りが強い彼女は、クラスで浮いた存在となっていた。
そんな様子を心配した京介は、沙織のアドバイスもあり、黒猫と共にゲーム研究会に入部する。
そこには、京介の親友・赤城の妹である瀬菜も入部していた。
さらに部長と名乗る男は、京介の知る、ある人物だった。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第7巻映像特典
キャラクターコメンタリー風特典映像

第14話「俺の後輩がこんなに可愛いわけがない」
ゲーム研究部に入部した黒猫と瀬菜の仲の悪さを見かねた部長の三浦は、二人に、共同でゲーム制作をするようにと伝える。
しかも、作るゲームは1つだけで、黒猫と瀬菜のどちらかの案のみを採用するという。
厨二病の黒猫と、腐女子の瀬菜、果たして、二人はどんなゲーム企画を考え、どちらの案が採用となるのだろうか?

第15話「俺の妹がこれで最終回なわけがない」
制作したゲームがネットで酷評され落ち込む瀬菜に対して、次こそは、誰もが面白いと思うゲームを作ろうと提案する黒猫。
新たな目標へ向け頑張り始めた黒猫を優しく見守る京介であったが、そんな京介の携帯に、2通のメールが届く。
1通は黒猫から、そしてもう1通は、アメリカにいる桐乃からのメールであった。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第7巻映像特典
キャラクターコメンタリー風特典映像

『ClariS』デビュー5周年!正体不明!?の現役高校生アイドルユニットの魅力
2015年デビュー5周年を迎え、4月15日に初のBESTアルバムをリリースした高校生デュオ『 ClariS 』。

2010年に当時は『アリス』と『クララ』の二人による現役中学生デュオという触れ込みでメジャーデビューを果たし、現在まで数々のアニメタイアップ曲をリリースしてきた。
その中でも、中学生にして動画サイトへの投稿動画から目にとまりスカウトに近い形で『リスアニ!』というアニソン雑誌の記念すべき創刊号の付録CDでインディーズデビューを飾りその年にアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の主題歌『irony』でメジャーデビューという、まさにシンデレラストーリーのような大抜擢デビューを果たした。
『supercell』やアニサマにも出場経験のある『ピコ』などを初めとした、動画サイトから火がついた方たちが次々とデビューをする、という気運が高まっていた当時に置いてもかなり鮮烈なデビューであることが伺える。

大人びた歌声とキレイなハーモニーが冴えるClariSのアニソン
彼女たちの楽曲の多くは、ローティーンとは思えない大人びた歌声の中にも垣間見える幼さの残る声と、ハイトーンなふたりのキレイなハモリが特徴的な、キュートでそして切ないガールズポップサウンド。

メジャーデビュー曲となった『irony』はゆったりとしたメロディラインに、『俺妹』のヒロインである中学生の桐乃のような、思春期特有の素直になれないツンデレちっくな歌詞を乗せた曲で、キャラクターと同世代の当時中学生であったふたりが歌うということのリアルさと作品との親和性が図られた楽曲となった。

魔法少女まどか☆マギカとのコラボ
2011年5月に発売された『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の漫画版第4巻、および同時期に発売された原作ライトノベル第8巻の帯では、同作が各巻で行っている他作品とのコラボレーション企画の一環として、それぞれに本作の登場人物である暁美ほむらとキュゥべえが登場し、内容が繋がったかたちのコメントを寄せている。

魔法少女まどか☆マギカ
新房昭之×虚淵玄×蒼樹うめ×シャフトが描くオリジナル魔法少女物語
「化物語」「ひだまりスケッチ」シリーズなどヒット作を多数手がける新房昭之監督とシャフトがタッグを組んで送る初のオリジナル作品として注目される本作。
脚本をPCゲームメーカー「ニトロプラス」所属のシナリオライターとして、その重厚な作風でファンを魅了し、小説「Fate/Zero」でもその才能を如何なく発揮した虚淵玄、「まんがタイムキララCarat」(芳文社刊)連載中の「ひだまりスケッチ」原作者・蒼樹うめが、初のオリジナルアニメのキャラクター原案を担当する。

大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。
見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。
ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。
この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。
それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い―
それは、新たなる魔法少女物語の始まり―

2010年10月より12月まで、TOKYO MXほかにて深夜アニメ(UHFアニメ)として放送された。放送直前には、他番組とのコラボレーションCMや新聞一面広告など、大がかりな宣伝による話題作りが行われた。

2012年4月1日に開催された『アニメ コンテンツ エキスポ』でのイベント、および公式サイトにて第2期の制作が発表された。

第2期放送に先駆けて、テレビ未放送の映像を再編集した『俺の妹がこんなに可愛いわけがない TRUE ROUTE スペシャル版』(おれのいもうとがこんなにかわいいわけがない トゥルー・ルート スペシャルばん)が2012年10月より12月まで朝日放送、TOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、BS11にて放送された。全13話。

垢抜けていて勝ち気な妹が隠し続けてきた「実は隠れオタク」という秘密を知ってしまったことから、不仲だった妹に振り回されることになった兄の奮闘を描いている。

限定版の登場人物によるキャラクターコメンタリー風映像が収録されている。
コメンタリー風映像は従来作品にあったような本編の副音声として収録される形式とは異なり、居間で本編の映像を見ているという設定の登場人物たちが、勝手に映像を止めたり巻き戻しながらコメントを入れていくという内容の映像作品となっている。

オープニングテーマ
「irony」
(第2話、第4話 - 第11話、第12話TRUE ROUTE-第15話)
素直になれずにいる10代の少女の気持ちを描いた曲。TV版およびインターネット配信版の第1話・第3話・第12話GOODENDにはOPが無いが、第1話ではラストシーンにかかる形で、第3話ではED映像を伴う形で、それぞれEDテーマとして使用された。また、第15話では挿入歌としても使用された。BD/DVD版では、第1話からOPテーマとして使われている。

エンディングテーマ
「妹プリ〜ズ!」(第1話)
「Shine!」(第2話)
「ほらいずむ」(第3話)
「白いココロ」(第4話)
「オレンジ」(第5話)
「マエガミ☆」(第6話)
「Masquerade!」(第7話)
「カメレオンドーター」(第8話)
「好きなんだもん!」(第9話)
「いいえ、トムは妹に対して性的な興奮をおぼえています」(第10話)
「アキハバラ☆だんす☆なう!!」(第11話)
「ただいま。」(第12話GOODEND)
「READY」(第12話TRUE ROUTE)
「†命短し恋せよ乙女†」(第13話)
「贖罪のセレナーデ」(第14話)
「keep on runnin'」(第15話)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 43
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

制作陣の作品に対する愛情をタップリと感じる事のできる作品・私にとっての神アニメ!!

本作は「伏見つかさ」のライトノベルを原作とした作品です。
原作は2008年8月から2013年6月まで全12巻で発売。テレビアニメ1期は2010年10月から12月まで全12話で放映されました。今作はテレビアニメ版とWEB放送版が混在しており、始めて観る方は少し困惑するかもしれません。まとめると・・・

・2010年10-12月TV放送 1話~12話(GOODEND版)12話の後半が原作とは異なる終わり方をしているオリジナルエンド版です。今レビューの対象部分です。
・2011年2-5月WEB放送 12.5話~15話(TRUE ROUTE版)TV版の12話後半からの部分が原作通りとなっているバージョンです。2期を視聴する場合はココの部分が必須となりますが、DVDレンタルで視聴の場合はTV版1期と続けてこちらも収録されているため安心です。

あらすじ・・・主人公‘高坂京介’は普通である事をこよなく愛する高校生である。そんな彼には1人の妹が居た。ヒロイン(妹)‘高坂桐乃’は成績優秀・眉目秀麗・容姿端麗の3拍子が揃った今風のギャル。中学生でありながらファッション雑誌の読者モデルも務めており、兄・京介の目指す普通の人生とは間逆の道を進んでいた。妹の桐乃はご近所でも評判が良く両親も娘の活躍に期待を寄せている中、京介は若干ならぬ居心地の悪さを感じながら生活していた。昔は「お兄ちゃん」と慕ってくれた妹とも今では何時最後に会話を交わしたかすら覚えていない程の冷めた関係になっていた。そんなある日、家の玄関で見慣れぬパッケージのDVDを拾う。タイトルは「星くずうぃっちメルル」しかも中身はパッケージとは全く別のモノ「妹と恋しよっ♪初回限定版(18禁ゲーム)」であった。落とし主を突き止めるため家族にカマをかけてみた彼は、妹の桐乃が持ち主だと知って驚く。しかし妹は決して自分のものでは無いと認めず、京介は敢えてそれ以上の追及を止める。DVDを返してやり、妹は素直に部屋にもどるのだった。その夜、京介は強烈なビンタで目を覚ます。見れば妹が自分の胴部にまたがり見降ろしていた。「なっ!おまっ!?」と動揺する京介に「話があるから私の部屋に来て」と桐乃は言った。久しぶりに入った妹の部屋で京介は妹の口から信じられない言葉を聞く「「「…人生相談があるの!!」」」

・・・といった始まりをするお話です。

自分もアニメ・漫画が好きながら敢えてそれを公言する事は無い人生を送っていました。故にヒロイン「桐乃」が抱えている苦悩がストレートに自分にあてはまり、共感に至りました。

今はそれほどでもないと思いますが私が育った時代は「オタク」という呼び名が世間に浸透し始め、アニメが偏見の目で見られている最盛期でした。私より歳が4・5歳ほど上だと「もはや偏見と言うよりは毛嫌い」されているという表現がピッタリかもしれません。それもその筈、昔のアニメはどちらかと言うと「娯楽的要素」の強い作品も多く「ドラマ性」がある作品は稀で、更に現代アニメの様な「メッセージ性」があるような作品となるとほとんど皆無に等しかった状況です。アニメファンから提唱されている「昔のアニメのメッセージ性」を語った所で、それらは作品の外面に表れているものでは無いため「一部マニアの妄言」として扱われ、理解される事も少なかったと思います。つまりは「アニメ=子供騙し」であり、アニメばかり観ているのは「何時までも社会に出られないかわいそうな人間」という意識が強かったのです。更に1990年「宅八郎」なるオタク評論家がテレビに登場。1989年に起こった東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の容疑者宮﨑勤の逮捕によって"オタク"という概念に注目が集まる中、宅八郎は強烈にダサいオタクファッションに身を固めて当時の人気番組である「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」や「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」などに出演し、お茶の間に衝撃的なまでの「オタクの印象」を残していったのです。これが「オタク=気持ち悪い」の由来であると考えても良いでしょう。
時は流れ2014年。昨今では「魔法少女まどかマギカ」などの活躍によりTV芸能人ですらアニメを絶賛する風潮にあり、その様な批判は薄れつつあります。今作が発表された2008年は進化しつつあるアニメ界の、しかし依然として「アニメ=オタク」の意識が世論に残る時代背景を見事に描いた作品であると言えます。

総評として・・・「自分の妹がオタク・エロゲーの妹キャラが大好きであるという設定が斬新!!日常アニメに新しい風を吹かせる事に成功した作品」といった感じです。日常アニメを嫌っていた自分が今作品を初めて見たときは目から鱗が落ちる思いでした。何気なく新しいアニメが始まったので録画しておくかと軽い気持ちで見始めたのですが、気がつけば毎度次回の放送日を楽しみにしている自分が居ました。

またアニメのみならずラノベ界にも大きな影響を与えているこの作品。題名の「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は当時では珍しいタイトル(語り口調)で、その後に発表されるラノベのタイトルに変化が現れました。
・僕は友達が少ない2009年
・中二病でも恋がしたい!2011年
・俺の彼女と幼馴染が修羅場すぎる2011年
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている2011年
・問題児たちが異世界から来るそうですよ?2011年
・俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している2012年
ラノベ原作でアニメ化もされた有名作でいうと、上記のような感じでしょうか?昔はこんなタイトルのアニメも無かったですよね。

☆今作の見どころ1「兄と妹のラブ?コメディ」
メインヒロインが妹という設定の作品はあまり見ない。妹がオタクなんて設定であるなら尚更である。
昔は兄と妹の仲が良く一緒に遊んでいたが、思春期を迎えて冷めた関係になる…なんて事は、ごくごく一般家庭の兄妹であれば見かける風景だと思う。しかし妹の悩みを知り、人生相談をきっかけに2人の距離はどんどん縮まっていく。というリアルではあり得ないような展開が注目を引く要因であると思う。
特筆すべきは設定の秀逸さで、これだけの設定で視聴者に3つの感情を芽生えさせる事に成功している。
1・単純にオタクである桐乃の気持ちに共感できる。
2・実際に妹が居る視聴者にとっては「リアル妹がいかに生意気な存在か」という共感ができる。
3・妹が居ない視聴者にとっては「妹とのラブコメは成立するのか?」という淡い幻想を抱かせる。

☆今作の見どころ2「隠れオタクという存在」
ファッション雑誌の読者モデルにも選ばれる妹が、実はディープなオタクだった。しかも妹は世間体を気にしてオタクである事を隠している、なのでアニメを語り合える友達が欲しい。
…桐乃のように隠れオタクである人たちは意外に多いのではないかと思う。しかし隠れながら楽しんでいるだけに、隠れオタクはいつも孤独である。そんな視聴者にとって桐乃は「やっぱりこういう悩みを持っている人もいるんだ!」という存在になれている。そして彼女がオタク友達を作っていく過程に自らの想いを重ね合わせる事が出来るのだ。

☆今作の見どころ3「毎回変化するOP / ED」
まずオープニング。当時現役中学生ユニットである「ClariS」のデビュー曲「irony」が採用される。Ironyは‘素直になれずにいる10代の少女の気持ちを描いた曲’であり、ヒロインの高坂桐乃が中学生であることからピッタリのテーマソングだ。加えてOPは作画が毎回微妙に変化していく仕様だ。視聴者にとってOPすら楽しみになってしまう粋な試みだと思う。
そしてエンディング。なんと毎回曲が違う。話題性を上げるためか製作費を抑えるためか「ニコニコ動画より一般公募」された曲を使用し、出演声優が歌うといった形をとっている。流石にEDの作画を毎回変えるのには無理があったのか「エンドカード」という1枚絵にエフェクトをかけたものを採用している。しかしエンドカードも毎回変わるため、見飽きる事の無いように工夫されているのも素晴らしい所だ。

☆今作の見どころ4「聖地巡礼」
本作は千葉市近郊が舞台となっており、実際にある施設や街並みが繊細に描かれているのも特徴である。
採用されているロケーションとして・・・
1、千葉公園・京介と麻奈美のシーンで採用。公園の南に位置するベンチも繊細に描かれている。
2、千葉市中央図書館 / 生涯学習センター・京介と麻奈美のシーンで採用。
3、千葉モノレール・OPで採用。期間限定で列車全体にキャラクターがプリントされた「俺の妹号」も実際に運行していた。
4、幕張舟溜跡公園・京介とあやせのシーンで採用。木造のアスレチックもしっかり描かれている。
5、そごう千葉店・OPで採用。表記は「SOSO」となっている。
6、千葉駅周辺・京介のシーンで採用。
7、キュアメイドカフェ・京介 / 桐乃 / 黒猫 / 沙織のシーンで採用。秋葉原に実在するメイド喫茶。
などが代表的な場所だ。

☆今作の見どころ5「毎回変わるアイキャッチ」
丁度話の折り返し地点となるアイキャッチは「1話で京介が拾った桐乃の私物」のようにDVDの箱(CMに入る前)と中身のDVD(CMが終わった後)が毎回違う・・・という工夫がされている。
{netabare}
01話=箱・俺の妹がこんなに可愛いわけがない    中身・俺の妹がこんなに可愛いわけがない
02話=箱・シスターハート2            中身・妹たちとあそぼ♪
03話=箱・ひかりいろショシュール         中身・ぜったい妹主義!!
04話=箱・ケツバット               中身・妹はノーパン主義
05話=箱・恋のバサスティックウェポン       中身・妹ランドへようこそ!
06話=箱・そのイチ1               中身・超義妹
07話=箱・ラヴゲーム+              中身・シスターコレクター
08話=箱・ジャスティン8             中身・天元突破十二姉妹
09話=箱・ローゼンユウグフラウ          中身・妹はわん娘
10話=箱・Kate starry night            中身・プラこん
11話=箱・銀河TP ゾディアビート         中身・最終兵器妹
12話=箱・俺の妹がこんなに可愛いわけがない12  中身・おにいちゃんのぱんつなんかぜったい盗んでないんだからねっ!
13話=箱・LOVEXXX                中身・妹はオジャマゆーれいちゃん
14話=箱・俺の妹がこんなにきグルみっくなわけがない中身・すきすきおにいちゃん
15話=箱・ギャラクシーアスリーテス 超★運動会        中身・俺の妹がこんなに可愛いわけがない15
{/netabare}

どうでしょう。ホント細かい所を言っていくとキリがないのですが、本作「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は制作陣の作品に対する愛情をタップリと感じることのできる作品です。有名作ですので、視聴されていない方もほとんど居ないのでは?と思いますが、もしいらっしゃるのであれば是非1度視聴してみて欲しい作品です。個性豊かなヒロイン達に萌えるも良し、桐乃の境遇に身を重ねるも良し、細かな舞台裏設定を調べて観るのも良し…とにかく沢山の楽しみと愛情を感じられる作品です。
私にとって、神アニメといえる文句なしの作品でした☆

投稿 : 2025/01/04
♥ : 83

86.9 21 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング21位
僕は友達が少ない(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (6956)
31799人が棚に入れました
聖クロニカ学園(せいクロニカがくえん)高等部2年生の羽瀬川小鷹は、転校から1ヶ月経ってもその外見が原因で周囲にヤンキーと勘違いされ、クラスで浮いた存在であった。ある日、小鷹はいつも不機嫌そうにしている同級生の三日月夜空が一人で楽しげにしゃべっているのを目撃。夜空はエア友達と話していたと釈明し、友達をつくるために隣人部(りんじんぶ)という部活を創部、小鷹も無理やり入部させられることになる。やがて隣人部には女王様気質の美少女・柏崎星奈、「しんのおとこ」を目指す楠幸村、中二病な小鷹の妹・羽瀬川小鳩、変態的思考を持つ天才少女・志熊理科と、非常に「残念」な美少女たちが次々と入部してくる。

声優・キャラクター
木村良平、井上麻里奈、伊藤かな恵、山本希望、福圓美里、花澤香菜、井口裕香

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

もっと面白く作れたはず・・・ですよね。゚(゚´Д`゚)゚。残念w

●「はがない」放送開始の日の日記φ(*'д'* )メモメモ
((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪((o(^∇^)o))わくわく(((p(>o<)q)))不安すぎる!!!
そんな気持ちの中、恐る恐るTV前で待つこと数分・・・
『友達つくちゃって♪遊んじゃって♪°゚°。。ヾ( ~▽~)ツ イェイ~♪』
待ちに待ったこの瞬間・・・もう満足です(〃´o`)=3 フゥ
1話の内容については、ほぼ原作通りで良かったと思います♪
もちろん、原作を未読の人にも十分楽しめる内容で作られているような気がします!
 
夜空の髪の毛を指でいじる癖とか、星奈ちゃんの涙ながらに「友達がほしいのよ~!」って訴える表情など、ポイントをしっかり押さえた描写になっていたので予想以上の出来でした♪
それと、さりげなくメインキャラ全員が登場してましたねw
とくに、幸村には笑わせていただきましたよ♪∑(;゚0゚;)ー ̄)ストーカーじゃないですかw
小鳩ちゃんも「鉄の死霊術師(くろがねのねくろまんさー)」見てましたね♪
マリアちゃん思ったより小さくって・・・お昼ねですか!?
ケイト先生も放送で職員室に呼ばれてましたよね~☆
理科ちゃんは影薄かったですけどw
原作既読者をさりげなく喜ばせるような描写も散りばめられていて、楽しめました!
とにかく全員勢ぞろいするのが楽しみですね(o^∇^o)ノ
 
まぁ1話はおとなしいスタートって印象でしたけど、個性的なキャラが揃っていますし、これからが本領発揮となってくるので2話以降も必見ですね♪
キャラの声に関してはもう十分予習してきたので何にも違和感はなくなってましたよ♪
ただ残念な点もチラホラ・・・
まず、キャラデザについては残念な印象を受けちゃいました。。。o(゚^ ゚)ウーン
予想通りだったのですけど、ブリキさんの絵をアニメで表現するのはやっぱり難しいのでしょうね。
それと、夜空の赤い水着姿は出来れば使って欲しく無かったです・・・w
でも1番残念だったのは・・・ED曲の映像は・・・エアギターって・・・いくらなんでも残念すぎるよぉー(;゚(エ)゚)
 
今後はアニメ化で不安視されていた、放送禁止用語の扱いとかが注目ポイントになりそうですね(*・ω・)(*-ω-)
これからが本番の「隣人部」の動向に目が離せないのです!!
 
■補足
【第2話】
星奈ちゃんが『肉』と呼ばれた経緯がまったく無かったですね(≧◇≦)エーーー!
ここは端折って欲しく無かったですΣ(T▽T;)
なので、補完しておきます♪
モン狩で対戦する前にモン狩ランクを確かめる夜空に対して、どや顔で最高ランクを自慢した星奈ちゃんに対して発した夜空の言葉・・・
「うるさい黙れ死ね生肉女こんがり肉になって死ね」
モン狩では「生肉」=「おなかを壊す」、「こんがり肉」=「体力が回復する」だそうですw
ここから星奈ちゃんが「肉」と呼ばれるようになったのですよ♪
 
どうやらTVでは「NGワード」だった見たいですね・・・
アニメではいきなり肉呼ばわりの後に・・・
「生焼け肉のくせに生意気だ!」
が精一杯だったみたいですねw
 
今後もこういった処置が行われるのでしょうけど、どれだけ表情や動きでカバー出来るかがポイントになっていきそうですね(o^∇^o)ノ
 
■盛り上がってきたところでちょっと一息(〃´o`)=3 フゥ 中間レビューなのです♪(1話~7話)
放送が始まるまでは大丈夫かなぁ~って心配だった「はがない」のアニメ化だったわけなのですけど、蓋をあけてみたらそんな心配は杞憂に終わりました(*^0゚)v
脚本担当の浦畑さんは相当苦労したんじゅないかなぁって思うくらい毎話約30分という枠のなかで原作の良さをなるべく殺さないように調整してきたのが伝わってきます(>o<")
特に原作を超えるほどの演出やオリジナリティを加えてきている訳ではないのですけど、一番心配していた放送禁止用語の部分もうまく言い回しを変更して、ギリギリの所で「ピー」にならないようにしてましたね♪
TBSの深夜でも一番遅い枠で放送していたのもそれが理由なのかなぁって思ったりもしちゃいました(^▽^;)

ただ本当に残念だったのは「作画が安定してない!!」ってところだけです!
特に星奈ちゃんの肉感を演出しようとするのはいいのですけど、体のサイズが不安定なんですよぉ・・・
ちょっとやりすぎですよね“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!!
キャラデザはまぁ目を瞑るとしても、作画くらいは安定した物をみせて欲しかったです(>o<")
全体的に幼い感じの印象になっているので、小鷹と夜空と星奈ちゃんくらいはもうちょっと大人の雰囲気を出せるようになればよかってなぁって・・・ちょっと贅沢いってみたくなっちゃいましたw

そうはいっても、今のところはキャラの個性をうまく表現出来ていると思ってます!
特に理科ちゃんのキャラはアニメ映えしてるって感じでかなり好印象でした♪
ロボxロボという特殊な性癖や下ネタ全快な割には恋には積極的で意外と小さい容姿と笑顔でとっても可愛いですよね♪
とにかく「ユニバアァァァァァァス」が聞けて満足ですw
夜空はかなりキツイ攻撃を星奈ちゃんにしてますけど、まぁそれが夜空の愛情表現なんですよねw
いやよいやよも好きの内って感じですよね!・・・でもやっぱり楽しんでるのでドSなだけかも(^▽^;)
肉と呼ばれるのが板についてきた星奈ちゃんについては・・・最後にコメントしますw
これからの後半は、小鳩ちゃんとか、マリアちゃんとかまだ本領発揮ではないのと、私の大好きな星奈パパの天馬さんとか、ケイト先生が絡んできてないので、後半の楽しみがまだまだいっぱいって感じなのです(*´∇`*)
(*゚ロ゚)ハッ!! 幸村も期待してますよ・・・w 忘れてなんかないんだからね♪~( ̄ε ̄;)

さぁ後半もどんな残念な隣人部を私たちに見せてくれるのでしょうね(。・w・。 )


■総評
---EMERGENCY---EMERGENCY---EMERGENCY---EMERGENCY---EMERGENCY---
これより『暴走モード』でお届けしますので、かなり長文となってます (((( ;゚д゚))))アワワワワ
---EMERGENCY---EMERGENCY---EMERGENCY---EMERGENCY---EMERGENCY---

うーん・・(〃 ̄ω ̄〃ゞ
手放しに喜べないこの気持ちはなんでしょう・・・とりあえずもう一回見直してみました・・・(*'_') ピッ[TV]
(。・w・。 ) ププッ・・・やっぱり面白い・・・けど・・・沸々と怒りがわいてきました(▼O▼メ) !!
o(* ̄○ ̄)ゝスタッフーーーーーーうっ!!
( #` ¬´#) ノちょっとここに並んで正座しなさい!! ((´д`))´д`))´д`))´д`))´д`)) ブルブル・・・
鉄拳制裁!! (*゚□゚)ノ☆)`ν゚)・;'.、クハッ!! *゚□゚)ノ☆)`ν゚)・;'.、プハッ!! *゚□゚)ノ☆)`ν゚)・;'.、ウワッ!!
ε=( ̄。 ̄;A フゥ…まったく・・・

今までかなりひいき目にここまで書いてきたんですけど・・・ちょっと無理みたいです♪
もちろん大好きな作品なので「僕は友達が少ない」っていう作品には文句は一切ないのです(*゚▽゚)ノ
原作で好きになった作品だっただけに、物足りない点が目についてしまいました(;´Д`)

今回のアニメ化では「1クール」という制限のなかで、一つの物語を作り上げなければならなかったのですけど、実は原作からは1巻~4巻の前半部分までを取り入れていたのです!
プロットの段階で最終回は夜空と小鷹のシーンにしようって決めていたような気がしました♪
確かに最終回として幕を引きやすいシーンだったとも思うので、その場面を選んだこと自体は間違ってないと思うのですけど・・・結果足を引っ張ってしまった感じがしましたΣ(- -ノ)ノ エェ!?

さて・・・尺は「1クール」って分かっていたわけで、最初から最後まで原作通りに忠実に描写していくと当然のことながら目的の最終回のシーンに到達するまでに尺が足りなくなってしまいますよね(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
じゃあどうしますかって事なんですけど、原作のどの回を採用しようかぁって話になったり、採用した場面も削れる所は削ってスリム化して何とか「1クール」の枠の中に収めていくわけで・・・まぁそこが製作者サイドの腕の見せどころになるわけです♪
元々下ネタが多い作品なので、TV放送にそぐわない放送禁止用語が使われているネタは使いにくいので原作からどのネタをもってくるかって、あれこれ考えていたとは思うんですけどね!

それで一番の問題は・・・「はがない」の面白さって本当に理解してますか?ってところなのです!
「はがない」はジャンルこそ残念系ラブコメと言われてますけど、ハーレムと言うほど恋愛ごっこにはなっていないんですよね!
確かに小鷹が皆から好かれているのは間違いないのですけど、夜空や星奈は恋愛よりも友達が欲しい気持ちの方が強いので、小鷹に対しても嫉妬というより「私の方が仲がいいんだからね!」っていうひがみ感情の方が強い気がします。
それと小鷹に対しても、しっかりダメ出ししたり、意外とさっぱりした行動を見せたりするので普通の恋愛系とは違うエッセンスがあるんですよね♪
また、理科にいたってはまったく相手にされてませんし、小鳩やマリアは違う意味での取り合いになってますしね('ー') フフ
アタシσ(゚-^*)は日常系の派生的アニメと捕らえているのです!
ストーリー自体には大きな起伏はないのですけど、ヒロイン達の強烈な個性をぶつけ合ったテンポの良い掛け合いこそが「はがない」の一番の面白さだと思うのです♪
もちろん、絵師のブリキさんの可愛い女の子達に萌える楽しみもありますよね♪

・・・で、斉藤久監督率いる、「製作委員会は友達が少ない」の面々はどうも、萌えを重視するあまり、会話劇の方をおざなりにしてしまったように見受けられました♪
確かに面白かったのですけど、原作で感じられた切れ味がいまいち影を潜めていましたね(≧ロ≦) アイヤー
例えば・・・
・原作から変更・削除した部分を演出等でカバーできていない・・・っていうか何も工夫してない!
 (テロップやカメラワークやデフォルメキャラ、背景変更等いくらでも工夫はできたはずです)
・ヒロイン同士の掛け合いが夜空と星奈がメインのシーンを中心にアニメ化されているので、他のキャラの掛け合いシーンが必然的に少なくなってしまってる!
 (最終回をあのシーンにするならば、やっぱり2クールは必要だったのではないでしょうか?)
・小鳩&マリアのじゃれあいのシーンがついでの演出にされているシーンがある!
 (これも尺の問題ですね・・・本当ならちゃんとスポットを当てて魅せて欲しかった所ですね)
・サービスカットのシーンが無駄に多い!
 (萌え優先とおもわれるカメラワークが多々・・・これは予想の範囲でしたけどねw)
・小鷹の残念さを伝えるシーンがカットされ過ぎている。
 (桃太郎伝説、ヤンキー侍、お笑い話・・・等々、これでは残念でもなんでもないように見えてしまうのです) 
・アニメ化に採用してない回のネタをそのまま口に出しているシーンがある・・・ちゃんとチェックしてるのでしょうか?
 (隣人部の活動で演劇をしたと言っていたり、怪談話の回で恐怖のシュウマイとか・・・恐怖の味噌汁とか・・・)

っとまぁ挙げ出したらキリがないのでこの辺にしておきますけど、CMや次回予告の方がよっぽど切れ味もテンポもあったように思えてしまうのが悲しい所です( ´△`)ハァ
しかも監督は元々原画マンから演出家や作画監督を経て監督業にも携わるようになったわけですから、作画にかんしては文句のつけようのないくらいの物は見せて欲しかった所です!
たしかに、キャラの表情で言えば、絵師ブリキさんのキャラデザよりも目を一回り大きく描く事で、目力をアップさせてキャラの表情ををとっても豊かに描写出来ていたと思うのです。
ただ、その目すらバランスが崩れてたりするんですから・・・少なくとも安定した作画を提供できたとは言えない出来でした!
まとめると・・・一番の見所の会話劇は原作に頼りっきりで、ブリキ絵の再現もままならず、最終回のシーンを生かすために大切な物を捨ててしまいましたって感じですね♪

それでも面白かったこの作品は、やっぱりキャラの個性と魅力なのでしょうね♪
ただ、見る人をやっぱり選ぶというか・・・こういうアニメの楽しみ方を知っている人は面白かったのでしょうね♪

ここでちょっとキャラについて書き留めておこうとおもいます!
まずはσ(・・*)アタシの大好きな星奈ちゃんですけど!
星奈ちゃんって辛い目にあっても本当にめげないし、意外と素直なところが大好きなんですよ♪
恥ずかしがりながらも、自分の気持ちを素直に言えるところなんかはとっても憧れちゃいます♪
普段いがみ合ってばかりの夜空と星奈ちゃんだけど、この二人って時折息がピッタリ合うんですよね('-'*)フフ
似たもの同士の二人なのですけど、星奈ちゃんと違って夜空の場合は自分の気持ちには素直になれないんですよねw
他人の事はメチャクチャ言うくせにね(。・w・。 ) ププッでもそこが可愛いところなんですよね♪
そんな二人に囲まれた小鷹は常識人ではあるけど、やっぱり残念な感性の持ち主なんですよ!
性格的には真面目で世話好きで常識人だけど、笑いのセンスが皆無なんですw
(笑いのセンスがないシーンがカットされてたのでちょっと残念ですq(T▽Tq))
そんな同年代の3人で始まった隣人部に加わった幸村と理科!
実はこの2人アニメ化されてキャラとしての魅力が急上昇したキャラだと思っているのです♪
2人とも原作ではイメージしづらいキャラだったんです(>_<")
幸村君はセリフ少ないし部室にただ立ってるだけって表現されてたし、理科ちゃんの人並みはずれた性癖はとってもじゃないですけどイメージなんかできなかったですよw
一方元気な幼女の小鳩ちゃんとマリアに関してはちっちゃくて可愛くて、星奈ちゃんじゃないけどお持ち帰りしたくなっちゃいますね(・-・*)ヌフフ♪
2人のじゃれあいシーンはもっとハチャメチャなくらいの演出を期待していたのでちょっと残念でした♪
でも小鳩ちゃんの「クックック」のレイシス設定からあわてた時に見せる素の表情と九州弁がキュートでした(>o<")
マリアも何でもいわれたことを信じてしまう残念な飼いならされっぷりは可愛かったです♪

とまぁ隣人部のメンバーはとっても魅力的で見ていて面白いですし飽きなかったです(*^_^*)
今回カットされた演劇ネタや三国志のネタやリレー小説「聖☆兄貴さん!」など、2期でやるなら上手にストーリーの中に組み込んで欲しいなぁって期待したいところなのですけどねw
「制作委員会は友達が少ない」の面々に奮起してもらってより楽しいパワーアップした「はがない」を再び見せてくれる事を祈りつつ首をながーくして朗報を待ってますね"(@´▽`@)ノ"""






 

ここから下は過去レビュー【予習編】になりますので、まだこのアニメ見てないよっていう方に参考にしていただければと思います♪
 
☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。☆
 
 
■「はがない」の正しい楽しみ方!!【予習編①】
はぃ!!皆さんこんにちは♪
僕は友達が少ない、略して「はがない」の自称影のサポーターの"せもぽぬめ"です♪
いよいよアニメ化に向けて盛り上がってきましたね♪ (・・。)ん?私だけですって!?
・・・そんな外野の声は無視してw
 
今回のレビューのタイトルにも書きましたが、正しい!?「はがない」の楽しみ方です(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
実は「あにこれ」のお友達にもすでに!!何も言ってないのに実践されている方を発見しましたよーw
画像の額に「肉」と書いた覚えがあるお友達ぃーーー はぃあなたですよww
海苔を張ったことあるお友達ぃーーーはぃあなたとあなたと私ですww
って冗談は置いておきまして、こんなテンションで展開されていく、残念系ドタバタコメディなのです♪
 
ラノベ原作で、イラストには「電波女と青春男」でもお馴染みのブリキさんですよ♪
見たことがある方ならわかりますよねw色っぽい艶やかなイラストが特徴かなぁ~
 
ではでは、今回は予習編なので、ちゃんと予習したいという方は……(゚_゚i)タラー……原作読んでください!?
おしまいww
 
嘘ですごめんちゃいm( __ __ )m そろそろ、まじめにやりますね(;^_^A アセアセ・・・
 
それではちょこっとだけ登場人物の紹介です♪声優さんも豪華ですね♪
★羽瀬川 小鷹(kodaka hasegawa) 声)木村良平  
 残念系日本人とイギリス人のハーフ。中途半端な金髪のプリン頭。根は真面目で料理が得意。
★三日月 夜空(yozora mikazuki) 声)井上麻里奈 
 残念系エア友サディスト美少女。陰険で超毒舌なサディスト的性格。
★柏崎 星奈 (sena kasiwazaki) 声)伊藤かな恵 
 残念系ギャルゲー好き巨乳美少女。小鳩ちゃんをこよなく愛すお嬢様。
★楠 幸村 (yukimura kusunoki) 声)山本希望 
 残念系戦国武将メイド。小鷹の事をあにきと呼び、真の漢を目指している。
★羽瀬川 小鳩(kobato hasegawa) 声)花澤香菜 
 残念系金髪碧眼偽ニュー幼女。小鷹の妹。別名「レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌」吸血鬼を演じる。
★志熊 理科 (rika shiguma)  声)福圓美里 
 残念系腐女子天才メガネ美人。かなりのマニアックでエロティックな腐女子。
★高山 マリア(maria takayama) 声)井口裕香 
 残念系天才幼女シスター。夜空の調教でパシリの様な扱い。勉強だけは優秀で、ライバルは小鳩。
 
全員「隣人部」という部活に所属しているのです!!
「隣人部」ってどんな活動をしている部活なのでしょうかね♪ \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
 
私の画像は星奈ちゃんなのですが、本当に女の子はみんな可愛いのですよ♪
そんな隣人部のメンバーが将来リア充デビューする為に、ハチャメチャな毎日をすごしていくのです♪
メンバーの残ねんっぷりが見所なので、本気で突っ込まないことw \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
 
ちょっとアニメ化で心配なのが、結構下ネタ発言が多いので全部「ピーー!!」になるかもですq(T▽Tq)
 
そして私個人の好きなカラミなのですが・・・
①小鳩⇔マリア ②星奈⇔小鳩 ③星奈⇔夜空 ④小鷹⇔幸村 \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
 
 
これだけ覚えておけばいつでも隣人部に入部できるはずです♪そして見て頂くと私のプロフの意味もw
あとはお気に入りのキャラクターに(o;´ρ`)o-3ハァハァ すればきっと楽しめるはずですよ♪
正直、アニメ化は劣化すると予想していますので。。。本当に楽しみたい方は原作をすすめますw(>o<")
でも私はチョーひいきして満点つけちゃいますけどねw_s(・`ヘ´・;)ゞ..
 
 
■「はがない」の正しい楽しみ方!!【予習編②】
 はがないスタッフ発表!!パチパチパチ o(^ー^)o☆o(^ー^)oパチパ
 
・監督:斎藤 久                   期待度★★★★☆
 監督作品としては「そらのおとしもの」が代表作♪
 「そらおと」もコメディ的な点では面白かったので期待が出来そうですね。
 ただ、あんまり巨乳やパンツ描写は控えて欲しいところですね♪
 
・制作会社:AIC Build               期待度★★★★☆
 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」でお馴染みですね♪
 本社や他スタジオでは、「アマガミSS」「ハヤテのごとく!」「 喰霊-零-」「瀬戸の花嫁」等々
 σ(^_^)アタシ的には安心できる制作会社ってイメージなのです♪
 
・脚本:浦畑 達彦                  期待度★★★★★
 最近では「花咲くいろは」
 他にも「咲-Saki-」「ARIA The NATURAL/ORIGINATION」「闘牌伝説アカギ」
 どんな作風でも器用にこなす脚本家なので、とっても期待しているのです♪
 
・音楽:Tom-H@ck(大嶋文博:ギタリスト)  期待度★★★★☆
 けいおんで注目を集めましたね!!
 唯ちゃんやあずにゃんのギターテクニックの師匠はこの人だったのですよw
 ♪Cagayake!GIRLS
 ♪ギー太に首ったけ
 ♪じゃじゃ馬Way To Go
 ♪GO! GO! MANIAC
 ♪Utauyo!!MIRACLE
 他
 
・キャラクターデザイン・総作画監督:渡邊 義弘   期待度★★☆☆☆
 渡邊さんファンの方には申し訳ないのですが・・・・・かなりトーンダウンしちゃいました。。。
 アニメ化で一番期待していた点が、ブリキ氏のイラストを忠実に表現できるか!だったのでq(T▽Tq)
 個人的には「電波女と青春男」の西田亜沙子さんにお願いしたいところなのです八(^□^*) オネガイ!!
 ※予習編③で紹介した、DVD特装版で再評価してみたいと思いますね♪
 
※総評
 さて、皆さんは今回のスタッフ構成にどのような感想をお持ちでしょうかw
 キャラデザの点では酷評いたしましたが、原作を知らない方であればかなり期待しても良いのでは
 ないでしょうか?監督さんも元々キャラデザや原画に携わっていたようですし、渡邊さんのデザイ
 ンも可愛らしいので平均点以上は期待できるはず♪
 脚本・演出・構成・音楽についてはかなり期待しています、後は放送上の禁則事項をどうするかで
 すね…たぶん残念な結果になるでしょうw
 それでもアニメ化で動く隣人部のメンバーを早く見てみたいですね♪ダッシュ!≡≡≡ヘ(*--)ノコバトチャン
 
 
■「はがない」の正しい楽しみ方!!【予習編③】(上級者向け)
 まだTV放送日時は発表されていませんけれども、一足早く隣人部のメンバーに会えそうですよ♪
 原作を読まれている上級者の諸君!! TVアニメ放送前に予習しましょうね♪
 ▽僕は友達が少ない⑦DVD付き特装版 9月22日発売なのです (|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!
  ・完全新作オリジナルアニメーションを収録
 ほしい方は予約をお勧めします、直前になると予約すら出来なくなると予測いたします♪
 
 原作未読の方は、いきなり見てもo(@.@)o なんですか?この残念な人たちは?となりますのでw
 原作を読むか、TVアニメを見てからの視聴をお勧めしますよw
 
 
■「はがない」の正しい楽しみ方!!【予習編④】
 ☆2011年10月6日(木)深夜1:55より放送開始予定見たいですね ヽ(*⌒∇^)ノヤッホーイ♪
 それとTBSの公式ホームページにてPVが公開されましたね♪
 ※http://www.tbs.co.jp/anime/haganai/
 
 やっぱりアニメの魅力の1つはキャラを動かすことで得られる躍動感だとおもうのです♪
 なので、PVで動きのある星奈ちゃんとか見れてやっぱり嬉しかったですね♪
 PVの出来はキャラデザ的に期待していなかった分、うん!! いいじゃない♪って思いました。
 
 それと、OP/ED曲をアップしたので参考にしてくださいね♪
 【OPテーマ曲】
 「残念系隣人部★★☆(星ふたつ半)」
  歌:友達作り隊
    三日月夜空(CV:井上麻里奈)
    柏崎星奈 (CV:伊藤かな恵)
    楠幸村  (CV:山本希望)
    志熊理科 (CV:福圓美里)
    羽瀬川小鳩(CV:花澤香菜)
    高山マリア(CV:井口裕香)
 
 【EDテーマ】
 「私のキ・モ・チ」
  歌:三日月夜空(CV:井上麻里奈)
 
 OP曲しか聴けてないのですけど、Tom-H@ckらしいアップテンポでノリの良い曲でした♪
 
 ※今回情報ご協力頂いた「あにこれ」友達のじょーさんありがとうございました♪
 
 
■「はがない」の正しい楽しみ方!!【予習編⑤】
 いよいよ放送開始まで約1ケ月となりましたね^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^
 そこで、『僕は友達が少ない on AIR RADIO』のお知らせ♪
 どんな内容かわかりませんけど、ちょっと「はがない」の雰囲気を味わえるかもしれませんね♪
 放送開始まで、ネットラジオで期待を膨らましつつ、首をながーくして待つことにしましょうね♪
 
 パーソナリティ:木村良平(羽瀬川小鷹 役)、井上麻里奈(三日月夜空 役)
 本放送予定日:2011年9月6日(火)より毎週火曜日配信予定
 配信サイト: 響 - HiBiKi Radio Station -  http://hibiki-radio.jp/
 インターネットラジオステーション<音泉>  http://www.onsen.ag/
 
 
■「はがない」の正しい楽しみ方!!【予習編~fin~】
 原作7巻の付録のDVDで0話が収録されていましたね♪
 楽しみにしていただけに、ドキドキしながら視聴開始っと!
 っでいきなりまず一言・・・・・・・・!? 短すぎるってばぁ。゚゚(>ヘ<)゚ ゚。
 これじゃぁPVと大して変わんないじゃないのさぁ~っていきなり期待を裏切られましたw
 まぁでも、いきなりゲロォ…(T┰T )って・・・はがないらしさの片鱗を垣間見れた気がします♪
 キャラデザは、ブリキ絵に近づいたと言うよりも。電波に近づいたって感じですねぇ(>o<")
 でも、最初の頃の不安はかなり払拭されたので平均点はあげられそうな予感です♪
 各キャラの本当の魅力が、このDVDでは見られない内容だったので、そこは本編に期待したいと思っ
てます(*^-^)
 
 
追記2011.06.16・第二の手記(予習編②)
追記2011.07.09・第三の手記(予習編③)
修正2011.07.19・並び順修正、スタッフ評価一部修正。
追記2011.08.16・第四の手記(予習編④)
追記2011.09.04・第五の手記(予習編⑤)
修正2011.08.16・予習編④の放送予定日を修正
追記2011.09.23・第六の手記(予習編~fin~)
追記2011.10.07・第七の手記(放送開始日の日記)
追記2011.10.14・第八の手記(補足)
追記2011.11.23・第九の手記(ちょっと一息、中間レビュー)
追記2011.12.28・第十の手記(総評)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 262
ネタバレ

K.S さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

とても面白かったです。

こんな学校あったらいいな・・・
と思います。

2期より1期の方がより面白いと思います。

残念青春系・・・
というが、小鷹君もてんじゃん。

久々の再視聴
全話視聴
{netabare}
 天候初日にやらかしたのと見た目とでヤンキーの烙印を押され
 ぼっちな高校生活を送る小鷹・・・
 中学のエピソード聞いてもぼっちなんだからそれだけが原因ではないか・・・

 で・・・夜空さんがエア友達を話しをしているところを小鷹に見られ
 隣人部を創設する・・・

 バスの中でこいつもエア友達と話ししてんじゃん・・・
 教科書を強奪し・・・

 で・・・柏崎星奈こと肉が正体不明の張り紙を見て入部
 これ考えた原作者も凄いけど・・・普通の人は分かるもの?これ?
 2期ではあんな張り紙と夜空も宣ってるけどね。
 黄土色ヤンキーもリア充は○ね!も素晴らしいね・・・
 でもこの○ねばいいのにはダメですよ。もっと淡々とね・・・
 しかし高校の時、こんな美少女及び巨乳の子なんて居た?
 ・・・ゲスですみません。
 しかし、強烈な美人と超絶可愛い子達にかこまれ
 (廻りから見たら侍らせ)羨ましい・・・のか?
 何せ、孤高の美少女と星奈様だからな・・・

 しかし、こんな超絶可愛い子に呼び捨てでいいよって・・・
 無理無理無理無理・・・100%あらぬ妄想に入る・・・
 ゲームで・・・友達か・・・
 小学生やハイスコアガールの頃とかそれよりちょっと前ならな~

 ま・・・ゲームでもこうなりますわな・・・
 殺し合い・・・というか、罵りあい・・・というか。
 そして小鷹はかつあげね・・・

 しかしいいのか?TVやゲームなんか持ち込んで・・・
 しかもギャルゲーって・・・伝説の「せもぽぬめ」もこの時だもんね。
 これは面白かった。「よへちぼらけ」もいいけどね。
 ときメモでいう好雄みたいなヤツが出て・・・
 あかりちゃんはポジション的には藤崎詩織?
 「一緒に帰って、友達とかに噂されたら恥ずかしいし・・・」
 懐かしい・・・全然関係ないけどときメモ2のEVSは驚いたな・・・
 この有希子ちゃんは如月さんのポジションか?
 せもぽぬめはいい名なのか・・・本当に残念だ・・・
 ギャルゲーは超斜陽になってしまったのは、ある種残念だけど
 ときメモは傑作だったな・・・
 って何気にときメモ4をやり出す僕がいます。
 ここまでギャルゲーに感情移入出来るのは凄いと思うわ・・・

 あ・・・とうとう普通のギャルゲーではあきたらずエロゲーへ・・・
 この辺無知なんてアレなんだが女性でする人っているの?
 俺妹の「ホモゲ部」マニアみたいな腐女子って・・・本当にいるの?
 ごめんなさい、良く分からん世界だ・・・
 ときメモのガールズサイドみたいなものは分からんでもないが・・・
 星奈の羞恥プレイか・・・本格的な変態だ・・・
 これどんな気分なの?実際あったらAV一緒に見るよかキツイ・・・

 小鳩ちゃん?可愛いのに・・・可愛いのに・・・中二病?
 処女の生き血?自分の血でも飲んでなさい・・・
 このカラコンって学校に行く時もそうだったっけ?

 いいな・・・超絶美少女の星奈とプールか・・・
 でも・・・高校生には刺激があまりに強すぎるな・・・
 小鷹って何気に面倒見がいいし、常識人だと思うんだけど・・・
 所謂、親友といえなくても普通の友達ならいそうなもんだけどな・・・
 この星奈とナンパ野郎とのやりとりを見て思うのは僕だけか?
 この辺に関してはまぁ2期でなんだろうが・・・

 いつ見て思うが・・・この小鳩の全裸の必然性が理解出来ない・・・
 これどう考えても原作者=ゴッドの意向だと思うけど・・・
 もっと先の高山マリアの全裸も思う・・・
 星奈はいいけどね・・・
 おっとこの回想で夜空のフラグが・・・

 理科さん、ようやく登場ですね。
 更には顧問の高山マリア。幼女。賢いバカ・・・
 で・・・イタズラする小鷹・・・10歳?設定ってハーフだっけ?
 「うそつき!ドロボー!うんこ!」うんこ幼女シスター・・・
 しかし、夜空は頭がキレるな・・・

 で・・・幸村登場!このサイフのかつあげ?部分ようやく気づいた!
 真田の六文銭だったんだ・・・知らなかった・・・
 {netabare}で・・・どう考えても女の子なんだけど・・・
 まそれはの後ほどになるのか・・・{/netabare}
 ヤンキーマンガとメシか・・・

 おっとアバンで登場した理科さん登場だね・・・
 この白衣がいいよね・・・素晴らしい!
 {netabare}腐女子・・・でも後々になるがもの凄い気遣いが出来る
 素晴らしい子!{/netabare}
 教室で謎の叫びというか語りというか・・・
 しかも先輩の教室で・・・クレイジー・・・
 入部か・・・天才には謎のポスターが分かるのか・・・
 腐女子で・・・痴女?そういえば理科の裸のシーンってこれだけだったな・・・
 で・・・嫉妬・・・まぁそうなるわな・・・

 小鳩の嫉妬・・・超ブラコンの小鳩はそうなるわな・・・
 で・・・マリア先生・・・ゴハンをウンコなって言っただめでしょ・・・

 みんなでゲームね・・・ハードはPCE・・・?
 魔法使いの小鷹www。30歳まで童貞を・・・守り続ける?
 ・・・あのね、世間では処女は守るという(貞操を・・・)けど
 童貞は守るとは言いません・・・童貞は捨てましょう!
 可能なら学生のうちに!不可なら18禁OKになったらさっさとね!
 少し、世界の見え方が変わるかもね。
 と無関係な事はさておき・・・

 ワラスボ食ってみたいと思ったのは僕だけ?
 で・・・案の定仲間割れ・・・
 {netabare}
この設定作ったのは理科だもんね・・・後に分かるけど・・・{/netabare}

 おっと乱入・・・小鳩ちゃん!「クックック・・・」
 あ・・・この不気味なウサギ・・・「セニョール!」のアレを思い出す・・・ 
 マリアと鉢合わせして、小鳩の名乗りが・・・本当にこんな人っているの?
 羽瀬川菌タッチ!バリア張ってました!見たいな・・・
 確か中二で一年前に「ああ」なったんなら中学生の時だよね・・・
 にもなってこんな子供じみたイジメすんの?

 アバンから子供の頃の回想・・・
 で・・・前も思ったがとんでもない格好で寝てんな・・・
 中坊がこんな格好いいのか?

 カラオケか~そういえば全然行かなくなったな・・・
 夜空さん・・・そういうイジメ方は良くないですよ・・・
 ただのイジりだと分かってもあまり・・・ね・・・

 で・・・黒くて固いのを置いてもらっていざカラオケ・・・
 みんなうめーな。でも理科さん。不特定多数の誰が触ったか分からん
 「黒くて固いの」にソレはどうなんでしょう?
 しかし、星奈のおっぱい凄いな・・・
 夏休みもすんの?こんな訳の分からん事を・・・

 くそ暑い中小鳩ちゃんはあんな格好で出るの?出ないんだ・・・
 意味不明な言葉残して・・・

 幸村は忠臣なんだけど・・・めんどくさそうだな・・・
 メシ作れるヤツにコンビニ弁当って・・・大好きだけどさ・・・
 それに肉は全くブレないな・・・
 マリアのごはん・・・プロテイン・・・浅井長政の嫡男・・・
 何の話だよ・・・

 ネットか・・・学生の頃は当然ないし・・・ていうかポケベルもなかった・・・
 SNS?っていうか携帯じゃだめなの?って理科が言うよね。
 あ・・・この時ってガラケーだったっけ・・・

 そして肉は携帯を購入・・・まぁベタな展開だけどね。
 理科は変態さんだ・・・夜空がゲンナリしている。
 しかし、コイツらの部の活動ってなんなん?
 夜空さん・・・小鷹君と同じ携帯だとなんなの?って野暮な話か・・・
 誠意ときて足を舐める?何故?それが世間の常識なの?
 しかし、この星奈への対応見て思うけど友達いないってないだろう・・・

 エアコン故障か・・・真夏にはキッツイな。
 何とやらというアニメを見て真の姿とやらを見て・・・
 はいいが、魔力解放のシーンって必要か?
 中二の妹が兄の前でする事ではないと思うのは僕だけ?
 しかもパンツはいてないの?で、出かけるの?兄は止めないの?
 その後の全裸のマリアも必然性があるのか?
 話のつながり的には必要だと思うが・・・ケイトに見られるけどね。

 正体不明のギャルゲーからのプールか・・・
 何気にこのバスシーン面白いんだよな・・・
 理科は変態さんだし・・・星奈と小鳩は姉妹にしか見えないし・・・
 はいてない夜空先輩の地獄の顔色も・・・

 でも幸村が更衣室に入ってきたら大混乱するわな。
 超美少女の様な男?だもんな・・・
 しかし本当にフンドシでプール行ったら更に大混乱するわな。
 普通に考えたら全ての注目(それだけで済んだら御の字)だね。

 夜空と理科は帰宅か・・・まぁしょうがないよね。

 9話・10話見ながら書いてたんだが消してしまった・・・
 9話は星奈宅訪問で10話が合宿だったよな・・・

 9話は星奈宅に訪問してペガサスさんに挨拶及びお泊まりイベント。
 最初から夜空の馬面か・・・それクラスでしたら英雄・・・か?

 通常、いくらなんでも彼氏彼女の関係でもない家に単数で泊まりに行く?
 妹がいうるとはいえ!だ!
 まぁこの場合は父親の友人宅へ泊まった。というべきか。

 理事長ってもうかるのか?それとも代々おの土地の地主?
 そしてあの必然性不明の風呂イベント。
 あくまで僕が思うだけだが・・・
 身近な(特に同級生が・・・)しかもウルトラ美少女の全裸を拝んで
 しまったら夜なんて酒が入ってても寝れないって・・・
 鈍感を通り越して不感症なんじゃないか?って思うほどおかしい・・・
 そして父親の友達とはいえ理事長の娘に初対面の理事長がいるまえで
 ため口ってのも大物感が凄いな・・・

 10話は海での合宿か・・・
 これも美少女ばかりのドハーレムイベント・・・
 けしからんぞ!小鷹君!

 サンオイルはこれ本当にドキドキするよね。
 でも・・・星奈さん・・・またまたやってくれましたね・・・
 しかし、パエリアって、バカテスの吉井明久を思い出す。
 普通の男子は作れるものなの?

 ベタだけど。順調にイベントを消化してんじゃん・・・
 もう友達でいいだろ。

11話視聴

 小鷹の子供の頃回想・・・その相手とは・・・イヤ・・・何度も見てるんで・・・
 まぁ縁日のイベントか・・・
 たこ焼きが目的ではなく小鷹君が目的なのだよ!
 小鷹君って気づいてるわな・・・

 浴衣女子は可愛いわな・・・涼しそうに見えてかなり暑いらしいが・・・
 理科も普通にしてれば可愛いのに・・・
 みんなで花火か・・・メギドフレイムってどういう意味?小鳩ちゃん?
 髪に火の粉が飛んで燃えるって・・・
 こんな事故ってあんの?本当なら気の毒なイベントだ・・・

 で・・・髪を切った夜空登場・・・ここでようやく・・・
 「ソラ」が出てくる・・・
 この時のクラスの雰囲気って・・・完全に二人の世界じゃん・・・

最終話視聴

 OPに色々と装飾が施され・・・
 ソラの回想が始まる。
 ソラさん・・・それでは無意味だよ・・・
 最初はマリアに対してもガマンしたんだね。すぐ本性が出るが・・・
 子供はキライじゃないんだ・・・
 でもマリア先生・・・「バカウンコ」は意味不明ですよ・・・

 結局、隣人部は夜空と小鷹の為に創設した部ってことだよね。
 友達を作る為ではなく、
 夜空と小鷹が友達、もしくはそれ以上の関係になる為の部活・・・
 結局、小鷹ファンクラブみたいになってしまったが・・・

 その髪・・・先だけでもバッサリ切るんだ・・・
 頭からぶっかける?先っぽだけ?何の話だ?本当に・・・
 私が「ソラ」なのでした!か・・・
 この一言だけで、過去の思い出がいかに大切なものか伝わる気がする・・・

 よくよく見ると、女子以外に見えない「ソラ」だ・・・
 スカートはいてなくても分かりそうなもんだ・・・
 帽子とかかぶってりゃ分からんか・・・

 理科の「小鷹先輩の生徒会長」発言が好き?意味不明すぎて・・・
 さすが、肉!一発で見抜くとは・・・
 そして夜空がウンコ・・・

 結局何も変わらん?それとも少しずつ変わってる?
 まぁ2期へ繋がる終わり方だね・・・{/netabare}

久々見たな・・・
やはり1期は面白いわ!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 12

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

素直にかなり面白いです!学園系の筆頭作品に挙げてもいいぐらい

このアニメ、二期もあるんだけどとりあえず一期のレビュー書いておきます。

はっきり言って、かなり面白い作品だと思います。
個人的にはかなり好きな部類に入りますねー。
分類としては、青春ラブコメ?学園ハーレム?日常ドタバタ?
そのどれにも入りそうで入らないようなストーリーですね。
少なくとも一期は。
でも、それのどれもを満たしていると言ってもいいぐらいに、キャラの魅力やストーリーのテンポの良さは秀でています。

これは題名通り、主人公たちには一つの共通点があります。
それは、誰もが「友達がいない」ということ。

友達がいない、そして友達を作る術を知らないからどうするのか。
そう、友達作りの部活を作るのです。

この手のアニメによくあるパターンですが、主人公の男キャラは不器用で、それでいて実は優しい。
それなのに見た目で怖い不良だと思われる。
キャラデザからは全くそういう風には見えないんですけどね。
それぐらいキャラデザも抜群です!

この友達がいないキャラたちが毎日を送る部活の名前は「隣人部」
友達を作るための練習をするというのが目的の部活です(笑)
こういうのあるといいですねー^^

主人公は

羽瀬川 小鷹(はせがわ こだか)-木村良平さん
隣人部の最初の部員で、ハーフのため金髪。
それに加えて人付き合いが不器用で、不良だと誤解されてしまって一人。
cvの木村さんは、東のエデンや黒子のバスケ、Angel Beats!などで主役級を演じている人です。

そして
三日月 夜空(みかづき よぞら)-井上麻里奈さん
隣人部を創立した中心的存在。
不器用でぶっきらぼうで悪魔的な一面を持つが、実はとてもシャイで乙女チックな面を持つ魅力的な女性。
cvの井上さんは、IS 〈インフィニット・ストラトス〉、みなみけ、進撃の巨人など多数で主役級です。。

次に
柏崎 星奈(かしわざき せな)-伊藤かな恵さん
容姿端麗、スポーツ万能(例外あり)成績優秀、名家の令嬢という完璧な女性。いつも男子生徒がしもべのように付きまとうというような設定。
しかし実はゲームの世界でしか友達はおらず、恋愛も経験がない。
夜空とは犬猿の仲なのだが、離れることもできないという関係。

でも、この作品の女性は全員が魅力的なので、特に星奈が可愛いというようには見えません。
良い意味でです。
cvの伊藤さんは、とある科学の超電磁砲、To LOVEる、織田信奈の野望など多数で主役級です。


次に
楠 幸村(くすのき ゆきむら)-山本希望さん
どこからどう見ても女の子にしか見えない男子。
もちろん隣人部の部員。
羽瀬川 小鷹の為に尽くすことにすべての喜びを感じるという後輩。
男性のような格好をする場面はありません。
cvの山本さんは、UN-GOやアイドルマスター シンデレラガールズなどで活躍中の比較的新しい声優さんです。

次に
志熊 理科(しぐま りか)-福圓美里さん
科学や理系のことに関しては天才的な頭脳の持ち主で、理科室も特別に作ってもらい、理科室登校をしているという変り種。
実は変態な趣味があり、なんにでもエロを結びつけるという性癖の持ち主。
いつも明るくて元気だが、友達はいない引きこもり。
隣人部の部員。
cvの福圓さんは、To LOVEる、だから僕は、Hができない。など多数で活躍中。

次に
羽瀬川 小鳩(はせがわ こばと)-花澤香菜さん
羽瀬川 小鷹の妹で中学生。
兄弟なので、もちろんハーフ。
金髪のきれいな少女、なのだが、ゴスロリファッションに身を包み、ダークネスなアニメの悪魔的ヒロインを常から演じている残念な性格の持ち主。
とてもチャーミングで、星奈から溺愛されることになる。
『このキャラ、俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を観たことがある人なら、絶対に黒猫と被ると思います。
いや、花澤香菜が演じているという時点で、これもう同一人物だから(笑)って思わざるを得ないほどですよ。。。
cvの花澤香菜さんに関しては、もはや語ることもないでしょうね。
それぐらい、数々の大作で主役級を演じていて、多岐に渡る活躍をされています。
僕の大のお気に入りの声優さんです^^


そして
高山 マリア(たかやま マリア)-井口裕香さん
舞台となる聖クロニカ学園に勤務するシスターで10歳の女の子。
とてもチャーミングで、頭脳は明晰なんだけど、口が悪くて乗せられやすくて、自分を天使の使いだと思っている。
三日月 夜空にたぶらかされ、半ば脅されて部活の顧問となる。
主人公の妹、小鳩とは天使と悪魔との仲で、これまた犬猿とも言えるのだが、歳も近いため実は仲良し。
cvの井口裕香さんは、とある魔術の禁書目録、物語シリーズ、To LOVEるなど、多数で主役級を演じられています。

この7人が織り成すドタバタ胸きゅん、ちょっと感動物語だと言えますね。

ちょっと書きましたけど、俺の妹がこんなに可愛いわけがない!の要素満載という感じもします。
監督さんが同じ人なんですね。
物語の進行自体はそうでもないんだけど、それぞれのキャラ設定などがそう感じさせるのかもしれません。
ちなみに、俺妹のメンバーも実はちらっと出演するんですよー。
見つけられますかね?

この作品の魅力は、やはりキャラの素晴らしさでしょうか。
それぞれがまさに個性的で、ツンデレであったり、悪魔的であったり、萌え、そしてたまに見える意外性。
そのどれもがたまらなく素敵です。
あとはお約束のハーレム設定というところですね。

音楽はそれほど評価できると思わないので、若干引いています。

それ以外はほぼ満点だと言っていいんじゃないでしょうか?
単調になりがちな学園日常系をここまで飽きずに魅せるってなかなかできないと思いますから。
SF作品なんかとは違って、あまり考えないで、とにかく笑えたり可愛いって思えたり、爽やかな気持ちになったりできていいんじゃないかな?

かなりオススメの作品です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 20

89.4 22 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング22位
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★★ 4.1 (6812)
30732人が棚に入れました
千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は幼少時から友達ができず、その結果友達を作ることをあきらめて「ぼっち」を極めようとしていたが、生活指導担当の教師、平塚静に目をつけられ、学校一の美少女、雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」に入部させられた。奉仕部は生徒の問題を解決する手助けをする部であり、表立ってはその活動が明らかにされておらず、静による紹介によって生徒が送り込まれて来る。

奉仕部に入部した八幡は、彼とは正反対のカーストに属する由比ヶ浜結衣、中二病全開の材木座義輝、テニス部員で可愛い女子にしか見えない戸塚彩加たちと行動を共にするようになる。

声優・キャラクター
江口拓也、早見沙織、東山奈央、小松未可子、檜山修之、悠木碧、柚木涼香、中原麻衣、近藤隆、井上麻里奈、ささきのぞみ、小清水亜美
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

おそらく、いや、間違いなく今までのアニメの中で一番色んな事を深くまで考えさせられたアニメでした

「では実際どんなアニメなのかというと
ラブコメか?これ?という感じです。ラブコメ以外も結構荒削りで未完成だなぁという作品なのですが、それでも面白いんですよ!」

上に載せているのは、私が以前書いた感想の一部です。
 何度もこのアニメを見返していくうちに、荒削りだと思ったのは自分がこのアニメをあまり理解していなかったからだと感じさせられました。
 見返していくうちに、自分が見落としていた、注目していなかった行動にも意味、他の行動とのつながり、そのキャラの考えがあることに気付きました。
 ということで、深読みしすぎじゃね?ってくらい細かいところまで注目して感想を書いていきます。

 今回のレビューは自己解釈が多分に含まれる上に、とんでもないくらい長くなってますが、このアニメを本格的に語るならこれでも足りないくらいです(笑)
 ていうか、あまりに考えすぎて収拾つかなくなってきたので、途中ですが一回投稿します。途中(ワード17ページ)(笑)
気になったところだけでも読んでいただけたら幸いです。



・偏見、イメージ、について[追記]
{netabare} 原作未読でアニメによってこの作品を知った場合、タイトルだったり、第1話視聴でこのアニメの展開について、偏見を持ったイメージをした人が少なからずいたと思います。
「ラノベ原作のアニメは…」
「こういうタイトルの作品は…」
「こういう主人公やヒロインの作品は…」
こういう偏見は実際よく耳にしますし、正直私ももっています。

 しかし、話が進んでいくうちに印象が変わり、最初思い描いていたイメージとはだいぶ違う感想になったはずです。
 それを狙っていたかどうかは分かりませんが、このアニメはまさにそういうことを主張の1つとして展開しています。

見た目、自分の中でのイメージ、表向きの行動、世間の一般的な解釈、偏見、価値基準、正論、枠組み、etc…
 そんなものでは見えない、計れないものが世の中にはあり、実際に話したり、関わってみないと分からない人たちもいます。
 そういうイメージだけでは計れない人たちがこのアニメの主人公、ヒロインなんです。
[追記]ドラマCDの比企谷のセリフ
「(省略)人を見た目だけで判断してはいけないとか“ライトノベルをタイトルだけで判断してはいけないとか”」
最初は狙ってなかったかもですが、作者も、いやこの作者だからこそ思っていることかもですね。

始めて主人公の比企谷を見た時、
{netabare}「嫌な奴だなぁ」「最低な人間だなぁ」「ひねくれすぎだろ」
などなど、こういうマイナス的なイメージを持った人もいるはずです。
 視聴を続けていた人なら分かると思います。彼が決して最低のレッテルをはられるような主人公ではないことに。
 それが顕著なのは第12話です。
{netabare} 相模のグループの人はもちろんのこと、学校中の生徒に嫌われた比企谷。
 戸部「ヒキタニ君マジひでぇから!夏休みの時も…」のような発言もありました。
 しかし、同じ部活でともに過ごしてきた雪ノ下や由比ヶ浜は彼のことを何も咎めませんでした。それは2人が彼のことを“知っている”からです。
 だからこそ比企谷の行動を理解してくれる、他の生徒たちとは違う言葉をかけてあげることができるのです。それは気づかいだからでは決してありません。比企谷のことを理解した上での普段通りなんです。
 視聴者も、比企谷がどういう人間なのか11話かけて見てきたため、最後の行動は理解できると思います。もし、初めて見たのが12話だったら、理解できなかったのではないかなと思います。{/netabare}

 とにかく、関わってもいないのに勝手なイメージはあまり持たない方がいい、表面だけでは見えない大切なものが内面にあるんだということをこのアニメを見て感じました。{/netabare}{/netabare}



・正しいことへの疑問、批判
{netabare} このアニメを見ていればつくづく思います。“正しい”って何だ?と。
 大多数の人が思っているから正しいのか?世間の一般解釈にはまった解答が正しいのか?そういったものに疑問を投げかけていた作品だったと思います。
 基準は基準でしかなく、その枠にはまらない人もいれば、一般的なやり方では解決できない問題もある。
 詳しくは第8話、10話の感想に書くつもりなので、後々追記で書きます。

 主人公たちはそういった世界、価値基準などに疑問を抱き、世界を変えようとするのがこの物語の1つの主題でもありました。

それを顕著に表したセリフをいくつか挙げると
第1話:雪ノ下{netabare}「だから変えるのよ。人ごとこの世界を」{/netabare}
第2話:平塚先生{netabare}「(雪ノ下は)優しくて往々にして正しい、ただ世の中が優しくなくて正しくないからなぁ」{/netabare}
第7話:比企谷{netabare}「自分が変われば世界が変わると言うがそんなことはない。人が人を評価するのは固定観念と印象だ」{/netabare}
第8話:比企谷{netabare}「問題:世界は変わりません、自分は変えられます。さて、どう変わりますか? 答え:新世界の神になる」{/netabare}
第8話:比企谷{netabare}「社会が、世の中が、周囲が、誰かが間違っていることだってたくさんある」{/netabare}
第10話:比企谷{netabare}「葉山の言うことも、めぐり先輩の言うことも全くもって間違ってはいない。(省略)じゃあ、一人でやることは間違っているのか?」{/netabare}
第11話:比企谷{netabare}「本当の世界の変え方というのを教えてやる」{/netabare}{/netabare}



・これは主人公に共感するアニメなのか、主人公に共感しないと楽しめないアニメなのか
{netabare} 主人公に共感できるかがカギという感想をいくつか目にしましたが、このアニメに関しては他にも色んな見方があると思いました。このアニメは比企谷のほかに、由比ヶ浜、葉山といった性格、考え方が大分違うキャラがいます。
 そして私は完全に由比ヶ浜タイプです。中学校の時に、はしゃぎすぎて孤立し、それが嫌で周りに合わせるようになった人間です。
 比企谷以外のキャラに共感してみるのも1つの見方かなと思いました。
 そして1つ思ったのが、比企谷を主観でとらえるのではなく、友人視点から見るというのも、このアニメの1つの見方だと思いました。
 世の中にはこういう考え方もあるし、自分とは違う考えを持っている人もいる。そういう視点で見てもいいと思いました。
 だからこそ、必ずしも主人公に共感できなければ合わないアニメではないと思うし、ましてや、比企谷の行動全てを共感できる方が少数ではないかなと思いました。
 私の中では、比企谷の行動は理解はできるけど、共感はできない、自分はやろうとは思わないし、出来ないと思いました。{/netabare}



・アニメと原作ラノベの違い、アニメ化の意義
{netabare} はっきり言ってこの作品は小説で読むほうがいいと思いました。それは、この作品は主人公の心情描写や状況説明が重要だからです。
 おそらく、アニメでは結構カットされていると思います。尺の都合もありますが、ひたすら心の声を聞かせるのもテンポが悪くなっていきますからね。細かいところも重要な作品だけに、小説で読んだ方がよりこの作品を理解出来ると思いました。
 
しかし、アニメ化の意義ももちろんあります。
 一番大きいのは、表情を見せられるということです。
 「人間のコミュニケーションは言語が3割、残りの7割は目の動きやちょっとした仕草から集めている」と比企谷が言っていたように、言語以外での見せ方、つまり表情の描写がすごくうまかったと思いました。
 人間は言葉にしていることだけが真実ではありません。そのため、心情描写、心の声というのは、その人がどんな人なのか明確に伝えるためには有効です。
 そして、言葉に出さなくても、表情にでているということもあります。
それが印象的だった、狙っていたなと思うシーンいくつかをあげると、
①第5話:{netabare}小町の兄弟についての発言の時にうつむいている雪ノ下{/netabare}
②第6話:{netabare}「ちゃんと始めることだってできるわ、あなたたちなら」といった後に何かを察したような表情をする雪ノ下{/netabare}
③第8話:{netabare}友達に裏切られて、ゴミを見るような目つきになった由香{/netabare}
などなど、こういうところは小説では描写しきれない、アニメならではだなぁと思いました。{/netabare}



・ヒロイン戸塚について[追記]
{netabare} 自分で言うのもなんですが、この考えを思いついた時面白いなと思ったんです(笑)
第3話:【たまにラブコメの神様はいいことをする。】
 このアニメのキャラはテンプレっぽいキャラが多いですが、それぞれに意味がありました。
 しかし、この戸塚だけは分からなかった。ただ単に男の娘というだけのポジションなのか?そして、3話のタイトルは何を表しているのか。

 考えた末に1つ面白いというか、つじつまが合いそうな考えを思いつきました。
         戸塚=比企谷の中で唯一心を許せるヒロイン
 比企谷は女子に期待をしていません。過去のトラウマから期待しないよう、勘違いしないように努めてきたからです。
 しかし、戸塚にはそのリミッターを外して接していると思います。それは、戸塚は男だから間違いは起きない、最後に口が滑っても冗談にできるからです。
 おそらく比企谷は今まで女子に対してこういう見方をしたあげく、勘違いをし、撃沈してきたのでしょう。今でも見ているかもですが、自分を戒めているので行動、言動にはだしません。
 3話のタイトルが青春の神様ではなく、ラブコメの神様なのは、比企谷にとって自分を戒める必要のない、特殊なヒロインが登場したからではないかなと思います。
 戸塚がメインヒロインに見える、一番比企谷に好かれているように見えるのはそういう理由なんじゃないかなと思います。
 ただの男の娘要因ではなく、比企谷の心情、言動、行動の違いを見せるために必要なキャラだったと私は思います。{/netabare}



・サブタイトルの正確さ[追記]
{netabare} このアニメのサブタイトル私好きなんですよねぇ。意味ありげというか、状況をしっかりイメージできている感じがするので。

第1話:【こうして彼らの間違った青春が始まる。】
 間違ったに関しては今触れませんが、比企谷たちの青春のようなものが3人の出会いによって始まったタイトルです。
     ↓              ↓
第5話:【またしても彼は元来た道を引き返す。】
 比企谷は今までのトラウマから女子には期待しないように、勘違いしないように努めてきました。
 しかし、由比ヶ浜や雪ノ下には無意識に期待していたと思います。由比ヶ浜にヒッキーと呼ばれても、止めるように訴えず、はたから見れば友達のような付き合いをしてきました。今までとは違う道の歩き方をしていたわけです。
 それでも、由比ヶ浜が自分を気遣っていた(勘違いですが)だけだと決めつけ、再度自分を戒め期待しないようにし、歩いてきた道を引き返したというタイトルです。
     ↓              ↓
第6話:【ようやく彼と彼女の始まりが終わる。】
 雪ノ下の言い様では、由比ヶ浜と比企谷についてのことでしたが、ここでは雪ノ下と比企谷、由比ヶ浜の始まりも雪ノ下の心の中で終わった瞬間だったと思います。
 そして、雪ノ下は2人とまた始めることができるとは思ってないようでした。「また始められる“あなたたち”は」
     ↓              ↓
第9話:【三度、彼は元来た道を引き返す。】
 比企谷は期待に対して結果がでなかった、期待していたものとは違った時、それを受け入れられないようですね。
 そういう許容をできないから期待しない、許容できない自分が嫌い、そして三度引き返したということでしょう。
     ↓              ↓
第12話【こうして彼と彼女と彼女の青春は間違い続ける。】
 何度か引き返したものの、それでも続いていく、どんなに比企谷が他の人に誤解されようとも、3人だからこそ続いていくという感じでした。{/netabare}



・比企谷の傷つき方について[追記]
{netabare} 比企谷は傷つくのが嫌なのか、それとも好きなのか。どっちも描写されていたと思うので、書いておこうかなと。

①傷つくのが嫌な場合
→自分が期待した時に傷ついた時であり、それはプチ回想シーンで何度もやってましたよね。由比ヶ浜が気遣っていると勘違いした時、雪ノ下が嘘をついた時も同様だったはずです。
 そういう時に、事実を許容できない、だから期待しないようにしていると思います。

②傷ついても構わない場合
→自ら進んで傷つきにいった場合であり、それが相模への暴言だったり、実行委員会での発言だったりでしょう。
 つまり、傷つくこと前提だったり、あらかじめどんなことが起きるか予想出来れば耐えられるということです。
 期待していたら、どんな仕打ちをうけるかの予想なんてまずないし、期待していた分のダメージが加算されますからね。

簡単に言うと
期待なし0   ダメージ-50   合計ダメージ50
期待あり+50 ダメージ-50   合計ダメージ100
という感じです。期待があると、プラスとマイナスのふり幅が大きくなるんです。
「優しい女は嫌いだ、勘違いしてしまうから」「勘違いしないように自ら戒める必要がある」といった発言にも納得できます。{/netabare}



・当初荒削りだと思っていた理由[追記]
{netabare}Ⅰ.結衣をはじめとした、ラブコメ描写について
{netabare} 結衣は完全に比企谷に行為を寄せている感じでしたが、いつ比企谷が気になり始めたのか、好意を寄せるようになったのか分からず、描写しなかったのかなぁ、とか思ってました。
 見返せば気付くことができました。
 うん。“1話目”からすでに、もっと正確に言うとサブレを助けてもらった時から気になってたみたいですね。
 理由をいくつか述べると
①「なんでヒッキーがここにいるの!?」
→クラスでボッチ、目立たないようにしている比企谷を知っている上にこの反応。最初は気付かなかったし、相手のことなんて気にしてませんでしたが、クッキーを渡したい相手は比企谷のことですよね。
②クッキーを渡したい相手がいる
→小町の話ではお菓子の人(由比ヶ浜)は学校で直接お礼を言うということでした。6話でも「まだクッキーもちゃんと渡せてない」と言っています。いくつか伏線になる発言があり、それらをたどっても、由比ヶ浜が比企谷にクッキーを渡そうとしていたことが伺えます。
③比企谷と関わってからの心境変化
→お礼を言うために由比ヶ浜は比企谷のことをずっと見ていたと思います。その時の比企谷の様子と関わってからの比企谷を見て、さらに好感度はあがったはずです。2話でいつもは我関せずのヒッキーが自分のために立ち上がってくれた、サブレも助けてくれたし本当はやっぱ良い人かな、みたいな感じじゃないかなぁと思ってます。{/netabare}

Ⅱ.8話で比企谷が「なんちゃってドッキリでした」で最後締めようとしたこと
{netabare} 実際はやらなかったものの、あまりにも最低な行為だと当初は思ってました。悪意がある、わざとやったことを小学生に知らせるようなものですからね。
 私だったら、現場にかけつけて葉山たちと言い争いになり、小学生たちに逃げるよう促します。
 文化祭の話を見れば納得できました。
 これが“比企谷のやり方”なんですよね。文化祭と同じように自分ひとりで全てを背負おうとしたんですね。

 やっぱどの行動にも意味がありそうだなぁ。深読みでもいいからもっと考えていくべきアニメかもなぁ。とりあえず原作読も。{/netabare}{/netabare}



・変わること、変わらないことについて
{netabare} これも私がすごく好きな分野なのですが、今回に関しては難しいので、後でゆっくり考えて書きます。1話と2話と12話の感想あたりに少し書いています。{/netabare}



 本当に色んな事を考えたし、まだまとまってないこともたくさんあります。
 とりあえず、まずは自分の中でのイメージを取り払い、視点を変えていく必要があるなと思いました。
 この作品についても原作を買ってもっと考察したいと思ったし、イメージによって触れてなかったものにも挑戦し、新しい発見、幅広い考え方を身につけたいなと思いました。
 逆に、いろんな考えを取り入れつつも、今の自分の考えや性格も大事にしていきたいなと思いました。





※1話ごとの感想
第1話の感想だからといって他の回のネタバレがないわけではないので、もし読んでいただけるなら、12話まで視聴してからの方がいいと思います。

第1話
{netabare}Ⅰ.比企谷と雪ノ下の考えの違い
{netabare}変わろうとしないのは逃げだ(雪ノ下)
変わるのは現状からの逃げだ(比企谷)
どちらの意見も間違ってはいないんですよね。
 今の自分、過去の自分を受け入れられないから、現状で踏みとどまって頑張ろうとせず逃げているという比企谷の考え。
現状に満足して、悩み、問題と向き合おうとせずに逃げているという雪ノ下の考え。
 いずれにせよ、1つ言えるのは二人とも譲れない強固な信念を持っていることです。こういったものに答えを出すのはすごく難しいと思います。
 このアニメは難しい問題をうやむやにしないで、真っ向から問題に向き合った形で展開していました。{/netabare}

Ⅱ.比企谷と雪ノ下の共通の考え
{netabare} 1話の段階でははっきりと言ってませんが、お互いに世界、世の中の条理に疑問を感じているというのが共通の考えでしょう。
 たぶん、俺と彼女はどこか似ているといったのは、簡単に世界を受け入れないで、自分の考えを通そうとしている雪ノ下の考え方から思ったことでしょう。{/netabare}

Ⅲ.由比ヶ浜と雪ノ下の運命の出会い
{netabare} あまり恥ずかしいセリフは使いたくないのですが、ここはこの言葉が一番合うかなと思います。
 雪ノ下は由比ヶ浜に自分の本音をぶつけるものの、かなりキツイ口調でした。おそらく今まで雪ノ下に関わってきた人にもこういう態度をとってきたため、反感を買ったり、傷つけたりで理解されず、友達ができなかったのでしょう。
 しかし、由比ヶ浜は逆に本音をぶつけることをかっこいいと思ったわけです。
 雪ノ下にとって初めて本音を言って受け入れてくれる人、由比ヶ浜にとって初めて自分のことを注意してくれて本音をぶつけてくれる人に出会ったわけです。
 この2人でなければこういう展開にはならない、これを運命と呼ばずになんと呼ぶのか。{/netabare}

Ⅳ.ドス黒いクッキーを食べる比企谷
{netabare} 一口食べてどれだけおいしくないものか伝わってくる描写でした。それでも一気に全部食べたわけです。由比ヶ浜が頑張っていたことを知っているし、自分が由比ヶ浜に言ったことの責任もありましたからね。
 「あと、ヒッキーって言うな」とか言ってますけど、そんなんじゃ俺の一級拒絶鑑定士の目は誤魔化せないぜ(笑)
 ヒッキーって友達っぽく呼ばれるの、結構嬉しいんだろ(笑)
 意外にこういうシーンが重要だったりするんですよね。他の回を見れば、ここも伏線だったかなと私は思います。{/netabare}{/netabare}



第2話
{netabare}この回は材木座回ではなく、由比ヶ浜回ですよね(笑)

Ⅰ.由比ヶ浜の決意
{netabare}三浦にひたすら責められるシーンです。
 1話で人に合わせてばかりだったと由比ヶ浜本人が言っていたように、ひたすら三浦に合わせている描写をしています。
 しかし、比企谷と目が会うのと同時に、意を決して三浦に自分の思いを伝えます。それでも、三浦の言葉攻めに完全にひるんでしまいます。
 自分を変えようとする時、一番大変なのは変わる瞬間です。頑張って行動したものの、そこで責められるとひるむのも無理ありません。さらに、由比ヶ浜は今まで三浦たちの反感を買わないように気を配っていたわけです。その三浦に責められるとさらにツライものがあると思います。

由比ヶ浜を救ったのは比企谷と雪ノ下でした。
 1話から察するに、由比ヶ浜は普段から比企谷のことを他の人よりも見ていたはずです。普段は他人に干渉せず、隅でボッチでいる比企谷、その比企谷が勇気を出して自分のために立ち上がってくれた。自分も勇気をだそうと思ったのではないでしょうか。
 また、雪ノ下の本音を言う姿を見て、自分がどうなりたかったのか思い出し、決意を固められたはずです。
 由比ヶ浜は2人によって救われ、支えてもらい、自分の気持ちを三浦に伝えることができたと言えるシーンでした。{/netabare}


Ⅱ.第1話の2人の考えと今回の由比ヶ浜の行動についての深読み
{netabare}「どうして今の自分や過去の自分を肯定してやれないんだよ」(比企谷)
「それじゃあ悩みは解決しないしだれも救われないじゃない」(雪ノ下)
 由比ヶ浜が今の自分を肯定してしまったら雪ノ下が言うとおり悩みは解決しないでしょう。ずっと自分の思いを仕舞い込んだまま、他人に気を使い続けるのではないでしょうか。

 今回の一件については比企谷も流石に由比ヶ浜の変化を受け入れると思います。
 比企谷の「変わるのは現状からの逃げだ」という発言の意味は別のところにあると思いました。{/netabare}{/netabare}



第3話
{netabare}おいやめとけ、三浦お前のことガン見してるぞ
{netabare} 三浦は由比ヶ浜がずっと気を遣って接してきた相手であり、この間の件もあり、確実に微妙な空気、間柄になっていたはずです。
 それを察して比企谷がやめるように言うも、由比ヶ浜はやると答えます。
「私、部活も大事だから」
 はっきりした表情、口調で三浦に向かって宣言します。これには比企谷もビックリします。この前まで、はっきりしない、人に合わせていた由比ヶ浜の姿を見てきたわけですからね。
 由比ヶ浜の変化や覚悟、奉仕部と雪ノ下や比企谷を大切に思う気持ちが伝わってくるシーンでした。{/netabare}

とも…だち?
{netabare} 雪ノ下に向かってそう言ってくれる人は今までいなかったんだろうなと思わせるシーンでした。
 友達と思われるのも構わない、よくも私のとも…部員を、といった発言からも、雪ノ下の今までの生い立ちや、初めてであろう経験に戸惑ってどうすればいいかわからないような描写が印象的でした。{/netabare}{/netabare}



第5話
{netabare}「はじめまして。ヒッキーのクラスメイトの由比ヶ浜結衣です。」
{netabare} うん。やってくれましたね。比企谷が目の前にいる状態で、一度会ったことのある妹の小町にはじめましてという由比ヶ浜。
 比企谷は普通の男子よりもずっと女子を警戒し、優しさだったり、自分のこと好きなんじゃないかといった勘違いをしないようにしています。そこにこういった由比ヶ浜の発言があったら、
「由比ヶ浜の優しさは事故による罪悪感や同情によるものだ。」
「やはり女子はみんなそうだ。優しさは嘘だ。」
と思うのも無理ないというか、当然と言ってもいいと思います。
 
 由比ヶ浜が嘘をついた心理も分かります。
 こういう大事なことは、偶然によって伝わるべきことではないのです。小町と再会、実はお菓子の人でしたではなく、比企谷に直接謝罪とお礼を言うのが当然の形です。{/netabare}{/netabare}
 


第6話
{netabare}雪ノ下「終わりにするという選択肢は正しい、終わったのならまた始めればいい」
{netabare} ここの雪ノ下のセリフ、表情がすごく印象的でした。セリフを書いて()の中に自己解釈している文章を付け加えます。
「あなたたちは悪くないのだし、あなたたちは助けた助けられたの違いはあっても等しく被害者なのでしょう?
なら、すべての原因は加害者(雪ノ下自身)に求められるべきだわ。
どちらも悪くないのなら始めからもめる必要はないのよ。
だから、ちゃんと始めることだって出来るわ、“あなたたち”は(私は出来ないけどね…)」
 このあと、凄く寂しそうな顔をして部室を後にする雪ノ下が印象的でした。
 今までと違って交友を持ったからこそ、親しくなったからこそ、被害に遭わせてしまった2人に罪悪感を抱いたのかなと思います。{/netabare}{/netabare}



第10話
{netabare}Ⅰ.文化祭実行委員長がクラスに顔を出して遅刻…
{netabare}やっぱり委員長はそうでなきゃねぇ!
…ってそんなわけねーだろ!何言ってんだこいつら状態になった場面でした。

ここから陽乃さんの腹黒行動大会の始まりです(笑)
①{netabare}文化祭を最大限に楽しめる人こそ委員長にふさわしい
→相模の心を完全につかみ、見方にし、相模の間違ってる行動を完全に正当化し、仕事をしない委員長にする{/netabare}

②{netabare}有志団体の申し込みを雪ノ下に渋られたと言って相模にお願いする
→雪ノ下は別に出るなと言ってません。勝手にすればと言ってる中でのこの頼み方です。これを承認させることによって相模に自信をつけさせ、雪ノ下の敵に仕立て上げる(予想){/netabare}

③{netabare}相模の仕事のペースを落とす意見に対し、雪ノ下が反論、そこへ「私の時もクラスの方みんな頑張ってたなぁ」と横から発言
→完全に間違っている意見が通ってしまう空気に{/netabare}

④{netabare}「イヤー、ホントイイコトイウナー」{/netabare}

 こんな短い時間にここまでの行動をするとは、恐ろしい行動力と発想力を持ち合わせた人だと個人的に思っています。
 ここまでの行動は、さすがに陽乃も素でやってるわけではないですよね。相模を掌握し、雪ノ下にぶつけるためでしょう。
 理由があるとはいえ、母校の自分が委員長をやった学祭実行委員会を妹のためにバラバラにするとは、本当に恐ろしいと思います。


そして、個人的に注目したいのは④の行動です。ここは3人の細かい表情が描写されています。

1人目は{netabare}城廻会長です。
 明らかに困っている反応はしていませんが、ちょっと違うなというような表情をしています。しかし、発言しているのは偉大な先輩であり、注意しようにもできない、しかも先日みんなの前で昔すごかったと紹介してしまったといういくつかの理由から何も言えなかったのでしょう。結果、委員会がバラバラになり、やっぱりダメって言っとけばよかったかなと後悔しています。{/netabare}

2人目は{netabare}比企谷です。
 下を向いていた比企谷が④の発言に反応し、陽乃さんの方を向きます。「ねっ」と賛同を求められるも、何も言わず不機嫌そうに陽乃の横から立ち去ります。あたかも「何言ってんだこいつ」というような心の声が聞こえてくるかのようでした。それでも、比企谷は陽乃に特に何も言わないですよね。比企谷はある程度陽乃の本性のようなものをつかんでいます。この人に限って今の発言、行動は単純なものじゃない、何かあると比企谷は思ったのではないでしょうか(予想){/netabare}

3人目は{netabare}陽乃です。
 比企谷が何も言わずに不機嫌そうに去った時の表情です。明らかに笑ってましたよね。こいつなら何かしてくれる、そうこなくっちゃみたいな表情でした。陽乃はかなり比企谷のことを期待していると思います。理由は雪ノ下と接している人だからです。はっきりとした描写はまだしていませんが、今まで雪ノ下と接する人なんてほとんどいなかった、そんな中、比企谷は普通に接することができている、他にも色々あると思いますが、それだけでも期待するには十分な理由だと私は思います(予想){/netabare}{/netabare}


Ⅱ.どうして今まで一人で頑張ってきた人間が否定されなきゃいけないんだ
{netabare} 確かにみんなで頑張る、助け合うというのは大事です。でも、雪ノ下が頼る前に他の問題があるのではないでしょうか。

「頼るのは大事でしょうけど、そもそも頼る気満々のやつしかいないんですよね」
 楽している人がいて、そのしわ寄せが他の委員にきている。そんな中、他の人に頼るというのは何か違う気がしませんか?
 それでも{netabare}一人で頑張ろうとしてきたん{/netabare}です。そんな中、雪ノ下は、言い方を変えますとこんなふうに言われたわけです。
{netabare}「一人で頑張るな」{/netabare}
 正しいことを言っているように聞こえるものの、違うとらえ方をすると、頑張っている人を否定しているように聞こえてしまいますよね。

 ここがこのアニメの面白いところであり、凄いところであると思います。人によって、性格、考え方、とらえ方など色々なことが違うのに、単純にこれが正しいとは言えるわけがないんですよね。
 世の中の正しいと思っているものを違う見方をする、疑問を投げかける、このアニメで主張してきたことをここでも取り入れています。
 そういう意味では、このアニメでは葉山の存在がすごく大きいと思います。正しいこと、きれいごとで形成されたような人間で、この物語では彼を否定することが多いんですよね。
“正しいことだけがすべてではない”こういう言葉が本当の意味で理解できるような気がします。{/netabare}{/netabare}



第11話
{netabare}Ⅰ.自分が変われば世界が変わるというのは嘘だ
{netabare} じゃあ比企谷はどう世界を変えるというのか。実際にやったことは、頑張っている人が思っている心の声を皮肉で代弁し、サボっている人も含めた全員に向けて話したといった感じでした。
 比企谷が話している時の隣二人の女子の表情も細かいです。一人は「そうだそうだ!」という表情、一人は「うっ、言われたとおりだ…」というような対称的な、今の状況を表しているような表情でした。男子は嫌そうな態度をとってましたが、確実に思うところはあったはずです。結果的に全員の心に波を立たせ、世界を変えるきっかけになれたと言えます。自分のやり方で。
 雪ノ下が笑ったのは、全く自分を変えない、ひねくれたやり方で全体を変えようとする比企谷の姿に笑ったのと同時に、周りを変えるために自分を変えようとした自分が馬鹿らしくなったのもあります。まぁ実際自分で言葉にしてましたしね。{/netabare}

Ⅱ.ここでクイズです!集団を最も団結させる存在は何でしょう?
{netabare}A.敵の存在
 この発言が今回のミソでしょうね。陽乃は比企谷が敵として機能したみたいに発言したり、自分が雪ノ下の敵になったみたいな感じでしたが、それだけじゃない、それは表面だけで本当の意味での敵は別にあると思いました。
 他にも思ってた人もいると思いますが、ここでの本当の敵は相模委員長だと思います。そして、陽乃さんが前回も含めて敵に仕立て上げたと言ってもいいと思います。
 「文化祭は楽しまなくっちゃ!」このあたりの発言で仕事をしない委員長にしてしまい、周りにも影響が及び、そこに比企谷の発言でした。その後、周りは一生懸命仕事しているのに、自分は何もできないという疎外感、場違い感を表した描写をしていましたね。この時に、周りの心の声を予想すれば、相模委員長=敵という解釈に納得がいくと思います。「委員長マジ仕事できないよねー」「その点副委員長はすごいよねー」「委員長はほっといて俺たちだけで成功させようぜ」
 周りの気持ちが「委員長は使えない」という共通の気持ちで一致する、これが本当の意味での敵の存在が周りを一致団結させるだと私は解釈しました。
 ずっと主題として扱ってきた“ボッチ”についてのボッチになるまでの過程を表したような回でした。敵に仕立て上げるという方法で。
 相模委員長にはざまぁwwという感情と同時に、同情の気持ちと恐怖の気持ちが湧きました。明日は我が身という言葉があるように、ほんの些細なことで敵に仕立て上げられることもあると思います。
 このアニメはリアルを生々しく考察し、描いたアニメであることを改めて認識し、本当に考えさせられる、自分の考えを広げてくれるアニメだなと、そういう気持ちにさせられた第11話でした。{/netabare}{/netabare}



第12話
{netabare}Ⅰ.冒頭、場つなぎのくだりのところ
{netabare}「私もああなりたいと思っていたから」
→比企谷は「ならなくていいだろ」と言ってますが、別に今もなりたいとは言ってないし、この後のシーンでそう思ってない裏付けの行動があるし、比企谷もそれに気付いて笑います。

「雪乃ちゃん、成長したのね」「いいえ、私は元々こういう人間よ」
→1,10,11話の対比、そしてこの作品全体を表した場面でした。今の自分を受け入れた、自分のやり方を通したと言える場面でしょう。
「ああそうだ、雪ノ下雪乃はこういう人間なんだ」と思いながら比企谷も笑ってました。完全に11話の配役が入れ替わった、対比となるシーンでした。{/netabare}


Ⅱ.屋上シーン
{netabare} 8話るりちゃんの行動を思い出しました。自分を軽蔑し続けた班のみんなを助け、比企谷は「それでも手を差し伸べようとしたんなら、それは本物なんじゃね?」というようなコメントをしていました。
比企谷の行動の意味は大きく3つあります。

①自分のやり方を貫き通す
→まぁこれは自分で言ってましたからね。
自己解釈ですが、述べたいのは②,③で、特に③についてです。

②{netabare}相模に自分のやった行動を反省させる
→比企谷が相模に言ったことは全くの正論です。実際、相模は何も言い返せてませんでしたからね。
 ここで比企谷が何も言わなければ、自分のやったことを振り返ることはなかったかもしれません。
 比企谷の目的に、「挫折と公開をきっちり与えてやる」とありましたしね。{/netabare}

③{netabare}相模=無能→比企谷がすべて悪いへシフト
→その後のシーンからも分かるとおり、比企谷が全ての悪い部分を背負う形になりましたね。
 もし、比企谷が言わなければ、批判は相模に集中していたでしょう。
 「委員長なのに全然仕事してないじゃん」「最後まで迷惑かけやがって」「雪ノ下さんがいなかったらどうなっていたことか」
 私が8話を思い出した理由はここにあります。
 どう考えても、比企谷は相模のことを好きではない、むしろ嫌な奴と思っているくらいなのに、結果は相模の肩代わりをしたと言ってもいいでしょう。まぁ自分のやり方を貫いたり、雪ノ下の行動に応えたり、傷つくのを恐れていない、むしろ歓迎しているといったようないくつかの理由はあったと思いますが。{/netabare}


葉山について
{netabare}「どうしてそんなやり方しかできないんだ」
 このセリフチョイスは完璧ですね。これで、比企谷のやろうとしていることは分かっている、しかし“やり方”は納得いかないという葉山の心情をしっかり表せてました。
 これが「どうしてあんなことを言ったんだ」なら全く違う意味合いになりましたからね。これだと、何も分かっていないただのいいやつになってましたからね。

 ここはどっちが正解なんてないですね。ここもこのアニメならではのシーンでした。
 相模を傷つけつつも、問題に向き合おうとした比企谷、相模の行動を責めずに、落ち込んでる相模を傷つけまいとして行動した葉山、どっちも正しいと言えるし、どっちも間違っていると言えるシーンです。
 それだけに、2人の考え、性格が浮き彫りになるシーンでした。{/netabare}{/netabare}


Ⅲ.奉仕部部室のシーン
{netabare}雪ノ下「その弱さを肯定してしまう部分、嫌いじゃないけど」
{netabare}→1話雪ノ下「あなたのそうやって弱さを肯定してしまう部分、嫌いだわ」
 自分を受け入れた、変わらない自分を選んだからこそのセリフですよね。対比シーンであり、あの雪ノ下が全く逆のことを言っていても、しっかり意味があるからこそ成立するセリフです。{/netabare}

比企谷「そう、俺と彼女はちっとも似ていない」
{netabare}→1話比企谷「きっと、俺と彼女はどこか似ている」
 ここはまだ考えがまとまってないので、下手なことは書きません。
 1つ言えるのは、雪ノ下に勝手なイメージを押しつけていたが、実際に知り合って、雪ノ下がどういう人なのか見えてきたということはあるでしょう。{/netabare}

比企谷「いや、別に嘘をついてもいいぞ」
{netabare}→比企谷「雪ノ下は自らに決して嘘をつかない」
勝手なイメージを押しつけて、雪ノ下が嘘をついたときに失望し、自分が嫌いになったのが9話の比企谷でした。
受け入れられなかったことを受け入れたシーンでした。
 「許容しないで強要する方がおかしい」
 この言葉に、比企谷の思いが詰まってますよね。{/netabare}

雪ノ下「嘘ではないわ、あなたのことなんて知らなかったもの」「でも、今のあなたは知っている」
{netabare}→「嘘ではないわ、(人間としての)あなたのことなんて知らなかったもの」「でも、今は(人間としての)あなたは知っている」
 自己解釈ですがどうでしょう?これならうまくかみ合うと思います。
 第12話は雪ノ下と比企谷が自分を受け入れただけでなく、雪ノ下が比企谷を、比企谷が雪ノ下をそれぞれ受け入れた回じゃないでしょうか。まぁ、他の回でもそういった描写はありましたが、今回のように思っただけでなく、相手に言葉で伝える、行動するのは意味合いの強さが変わってきますよね。

 思い返してみると、そこまでにたどり着く過程の描写もしっかりしてますよね。
 11話:人、よくみたら片方楽している文化祭「あなたを見ていると、自分を変えようとするのが馬鹿らしく思えてくる」→12話:陽乃に自分のやり方でお願い(命令)「雪ノ下は雪ノ下のやり方を貫いた。なら、俺は俺のやり方で…」→奉仕部部室のやり取り{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 76
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

絵的に少々不満がありましたが、総じて楽しみに観れました。タイトルに似合わず深い内容をしていると思います。(9/21修正)

アニメ・・・TV放送分全話鑑賞済。
原作小説・・・放送中に追いかけて、現在7.5巻まで既読。
コミックス・・・発売されている分で既読。

色々長い文章になりますが、ご容赦下さい。

総評っぽい物。第一稿。
●物語●
{netabare}
・タイトル初見では全く想像できない、色々と考えさせられる作品でした。
・繰り返し観てみると「あのシーンにはあんな意味が・・・」「あの表情は・・・」と再確認できます。面白くて何度もリピートするタイトルは他にもありますが、『シーンやカットの意味を再確認する』という視聴スタイルは個人的に初めてだったように思います。
・基本、問題の解決・解消はされる。けど何処かにモヤモヤとした「何か」を残していく。だから何度も観直していたのかもしれません。
・原作から削られてしまったエピソードやネタ(主に他のラノベ・アニメ・ゲーム等)が沢山あったとは思いますが、尺や物語の切れ目、(嫌な書き方をすれば)事情等があると思いますので仕方がないことかと思います。面白いのは間違いないと思いますよ?w ただ・・・この先を作るとすれば、スルーしてきたエピソード(川崎さんとか戸部っちとか)が足枷になるとも思えますので、一概には肯定できないですね。
・原作ストックが1冊のみということで、直ぐの続編には期待できないとは思いますが・・・拾えていない伏線が結構あると思いますので、やはり続きは観たいな~と。
・八幡のモノローグ(ネタ方向では無く、彼なりの論理・価値基準・経験・記憶など)がもう少し語られていたら、と悔やまれる部分はあります。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
・メイン3人を始め、皆様素晴らしい仕事っぷりだった思います。さすがの面々さすがの演技。改めて凄い方々だな~と実感しました。
・特に良かったと思うのは・・・まず八幡役・江口拓也さま。1話で初めて八幡として耳にした時から、全く違和感無く聴けました。コメディ・シリアス・モノローグ等その時々でキチンと違って聴こえ、尚且感情も適度に乗ってくるという絶妙な具合だったと思います。5話とか10話・11話辺りは特に良かったかと思います。
・それから結衣役・東山奈央さま。同クール「はたらく魔王さま」にてちーちゃん役をされてました。「ちーちゃん」も良かったですが、個人的にはやはり「結衣」を推したいな~と思います。八幡を気にする結衣。雪乃が大好きな結衣。笑ったり、テレたり、怒ったり、悲しみを出してみたり。それでも天真爛漫さは失わない。そんな彼女にピッタリな声優さんだと思いました。
・個人的イチオシで小町役・悠木碧さま。特徴的な声で、元気で兄想いな妹を演じて頂けました。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
・タイトルと1話を観た時点ではよくあるラノベ物キャラかと思いましたが・・・実際進んでみると、その印象が如何に間違っていたかが感じられました。各人に立ち位置や属性めいた物はあるかもしれませんが、知る限りで他の作品と置き換えて語れるキャラでは無かったと思います。
・ボッチであるが故の思考で、一般人とは異なる方法で問題を解決していく八幡。自身が痛み・悪意を引き受けることで解決を図ろうとする姿は、何処か痛々しさを感じることもありました。自虐的にトラウマを暴露していく辺りは・・・僕自身のトラウマだったりすることもあり、笑って良かったものやら・・・。そういう意味では身近に感じられる主人公でした。
・八幡と雪乃と結衣。この「3人の関係性」にも当然目がいきますが、個人的には『雪乃と結衣』『八幡と葉山』の二組も気になりました(いえ決してBLとか百合要素的な部分ではなくw)。
・雪乃と結衣。この2人は現時点では確実に良い方向に動いていると思います。一方的な影響力ではなく、互いが互いに無い物を感じ取り、感化されている。個人的には「最初の結衣の踏み込み」が大きいと思いますが・・・。これで2人は一応同じラインに立ったようにも思えるわけですが、果たして今後どういう展開を迎えるのでしょうか? 「(雪乃の事情は話してくれるまで)待つ」と言った結衣ですが、八幡のことは別にしても良い関係性を築いてもらえたら、と思います。
・対比という意味では八幡と葉山の2人も気になりますが・・・ここは「酷ければベクトルも真逆な、見事なまでの平行線」というところでしょうか? 互いに互いのことは理解できている(つもり)。それでも譲れない部分や知らない部分が有って、見る角度によっては交わっているようでも、実際は接することは無い。仮に接しているとすれば・・・それは大きな軋轢みたいな物を生み出している。そんなところでしょうか。こちらも見ていて色々考えさせられました。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
・原作もコミックも知らずに入ったので、元々アニメ用デザインや作画そのものに不満はありませんでした。強いて触れるなら・・・若干安定性に欠ける出来だったようには思います。
・逆に、八幡の目の腐りっぷりは安定していたようにも思いますw
・作画というより演出的な方向になるのでしょうが、キャラの心理状態はキッチリ表現されていたように思えます。文章から光景などを読み取るのが小説の醍醐味なのだとは思います。それでもここまでちゃんと表情と心理が描かれていた作品は過去に無いように思います。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
・主に会話と物語に集中していた為に、BGMにそれほどの評価をできる立場では無いですが・・・それでもどんな曲がどんなシーンだったかは思い出せますし、物語を邪魔するような場違いな物も無かったように思いますので、むしろ良かったのではないかと思います。
・OPとEDにつきましては・・・個人的にはED推し。キャラソンの類になると製品版の特典になることが多々ありまして、これもそうならないように祈っておりました。
{/netabare}
と・・・とりとめも無く、長々と書いてしまいました。
多分まだ書けていない部分もあると思います。後になって付け加えたい部分もあると思います。
上手く表現できているか不安な部分だらけです。感じたことを伝えることの難しさを改めて痛感しております。
作品とは関係ありませんが・・・キレイにスリムに纏めてレビューを書ける方々を尊敬する、そんな総評でもありました。

以下各話レビュー 1話毎で畳みました。

(9/21追記)
VITA用ソフト特典Blu-ray鑑賞後-----
ここに書いて良いのか分からないのですが、忘れないうちに形にしておきたかったので。(採点には含めません)
{netabare}
物語そのものは小説7.5巻にありましたので、その分目新しさはありませんでしたが・・・いつも通りの奉仕部と他面々はやはり面白かったです。

テーマは『結婚』ということで、平塚先生かいつも通りのドタバタコメディが主なところになりそう(というか小説読んだ時はそう感じた)なのだが・・・アニメになってみると予想以上に『小町回』になっていたように思いますw

個人的には、結衣お手製『和風ハンバーグ?』のところがツボでした。材木座を一口で撃沈する物体を、残り全て一人で引き受けた八幡の格好いいことw まぁ、行動の理由が理由ですが・・・w コメントも最高でした。

あくまで短編という扱いなストーリーですので仕方が無いところではありますが、やはり「コメディばかり」では、この作品の良さが全て発揮されることは無いかな?とも思えました。
決して短編やサイドストーリーなどの存在を否定したいわけではありませんので、悪しからず。
{/netabare}
番外編鑑賞後--------
{netabare}
体育祭のお話。ということでBD1巻特典の小説と比較して観てしまったわけですが・・・体育祭の表側をメインで描いた印象でした。6.25巻だと結構重い話で裏側からの展開だったように思いましたので。
その分、楽しさを中心に観られたと思います。ノリ的にはアニメ1~4話辺りの物に近いでしょうか。

尺の問題とかありましょうが・・・『千葉県横断お悩みメール』の経緯とか、生徒会長以外のメールとか、有っても良かったんじゃ?とも。

生徒会長が八幡の名前を覚えて無かったのは意外でした。文実でも一緒だったわけですし、ひっそりとしていたわけでもなく、むしろ(悪)目立っていましたよね?w

文化祭を終えて、雪乃の「八幡への対応・絡み」に変化が生じて、活き活きしてきたように思います。
ラスト直前での、結衣の「ゆきのんも見てたんだ~」という揶揄?指摘?ツッコミ?に顔を赤らめてみせるあたりも同様。可愛かったです。
雪乃・結衣共にですが・・・終盤以降、八幡の近くに他の女性(女生徒)が近づくことに結構厳しい反応してますね。今回は生徒会長だったわけですが・・・八幡自身、文化祭で頑張ってただけなのにw 

目玉競技の妙案が浮かばず、その道のプロ(?)に任せようということで召集されたのは・・・材木座と海老名さん。展開自体知ってはいましたが、改めて画にされると本当に嫌な予感しかしませんでしたw

「何故セイバー風味な衣装なのか?」「何故結衣の騎馬が2人構成なのか?」「男の子のはずなのに、詰襟きてる彩加に何故違和感があるのか?」「海老名さん、心の声が漏れすぎ(というか拡散しすぎ)」etc・・・疑問やツッコミが絶えない忙しい回でした。

会議から競技まで、発案から演説まで。材木座大活躍でした。檜山さん・・・ご苦労様でしたw

葉山と八幡。
方向性の違いが有り、そこは相容れないのでしょうが・・・お互い、相手への評価は高いんでしょうね。意識はすれど、相反しているが故に、最後までは読みきれない。そんな微妙な関係でしょうか。

ということで、13話終わってしまいました。
早く続きを・・・と期待したいところですが、ストックが1冊という状況では無理でしょうね~。
シリアスなテーマを扱うが故に、安易な原作無視のオリジナル物とかはやめて欲しいので、気長に待ちたいと思います。といいますか・・・小説7巻の終わり方でさえ続きが気になって仕方が無いので、まずそちらを読みたいです。
{/netabare}
12話鑑賞後----------
{netabare}
文化祭編もクライマックスですね~。
ラスト1話(番外編除く)としては、結構余裕のある分量だったと思います。スローガン決めと並ぶ、もしくはそれ以上に、八幡の見せ場・転換点だったように思いますので、1話割く必要性はあったと思います。
(それでも原作からすれば結構削れてはいるのですが。)

相模説得シーンでの、八幡と葉山のやり取り。「どうして、そんなやり方しかできない」と発する葉山ですが・・・。
それは皆そうなんだろう、と。一見葉山のおかげで何とかなったような場だった(実際彼の登場に救われてはいるが)わけですが、果たして彼の説得だけで相模を舞台に向かわせることは出来たのでしょうか? 時計を頻繁に見るという行動が、葉山だけでは物足りていないことを示しているように思います。最後はやはり八幡が憎まれ役を引き受けて達成されているわけですし。まぁ・・・八幡だけで説得できたか?と問われると、それはそれで無理だったとは思いますが。
長々と書いて結局何が書きたかったと言えば・・・人間どんな時も『知っている、分かっている方法でしか解決できない』のではないか?と。葉山は葉山なりの、八幡は八幡なりの、そんな方法・手段でしか対処できないのではないか?と。「どちらが正しくて、どちらが間違っているのか」では無く。

雪乃・結衣・陽乃・彩加・材木座(彼は逆の意味で理解してそうだがw)辺りはきっと、(それなりにでも)正しく八幡の行動を理解しているとは思いますが・・・やはり胸に響いたのは平塚先生の言葉でした。
「誰かを助けることは、自分が傷ついて良い理由にならない」
「君が傷つくのを見て、痛ましく思う人間もいることに気付くべきだ」
僕は八幡ではないですし、彼の真似ができるような人間でもないですが・・・泣けました。表面的なところだけでなく隠された意味を理解して、尚且間違いは指摘して背中を押してくれる。
さすがだな~と思いました。

雪乃と陽乃の関係性は、思った程悪くはないようですね。もっと黒々としているものかと思っていましたが・・・。それでもやはり「雪ノ下家」としては何かありそうな感じはしますね。

ステージ前に葉山に「もう1曲いける?」と頼まれて、テンパりつつも顔を赤らめる三浦さんが可愛かったです。いつもは海老名さんの(暴走の)面倒をみているか、女王様風なところしか見てこなかった分、乙女な部分が高威力でしたw

さぁ残すは最終話・番外編。小説6巻と7巻の間を描く、体育祭編ですね。BD1巻買ってますので、特典小説にて何となくは触れていますが、楽しみにしております。

{/netabare}
11話鑑賞後----------
{netabare}
まずは・・・小説7巻まで既読という状態になりました。
ので今回は流れを知った上での視聴になりました。

文化祭編に入ってから結衣の出番が結構減ったような気がしますが・・・やはり肝心なところは持って行きますね~。
八幡&雪乃に怒っていることを伝えるところ。
それでも自分(達)を頼って欲しいとも伝えるところ。
文化祭休憩中での八幡とのやり取り。雪乃との関係性の件からハニトー(?)食べたり。『違うよ。待たないで、こっちから行くの』というシーンは正直堪らなかったですねw

二人がお見舞いに行ったからなのか、雪乃にも変化が見られて、これはこれでかなりキましたね~。何処まですれば良いのかわからないけど『また、明日』と手を振ってみる姿が何ともw
何度か繰り返して観ていると今回のことも含めて、雪乃の変化が少しずつ見えるような気がしています。結衣にも感じられているのですが・・・。

陽乃さんの真意の断片は、今回で読み取れたように思います。ただの当て付けや嫌がらせだけで行動していたわけではないとも理解できましたが・・・。それでもやはり『文化祭』という学校行事においてまですべきことだとは思えないですね。上手いこと転がっていなかったら・・・その年の一イベントを潰す可能性すらあったわけですから。

八幡が憎まれ役を引き受けることで、実行委員会を立て直すことに成功したわけですが・・・相変わらず、色々な意味で彼らしい方法だったな~と。自身がターゲットになること、方向性がネガティブなこと、誰でも思いつけることでもないこと。

ということで文化祭本番もスタート。
相模さんは結構辛い立ち位置になってしまいました。自業自得とも思えますし、若干陽乃さんの思惑の被害を受けているようにも思えますし。いや・・・陽乃さんがいなくても八幡がいる限り同じ結末を迎えていますか。

さ~文化祭編もクライマックスを残すばかりで、次で終わりかな~?という感じですが・・・。
このアニメの製品版、7巻まで予定があるんですよね。そして1巻は1話のみ収録で7巻は2~6巻と価格が変わらない。
その辺から13話まであると踏んでいましたが、流れからして文化祭編は12話で収まりそう。
と疑問を感じていたのですが・・・他の方のレビュー内に13話についての情報があり、一安心しました。
少しでも長く、この作品に触れていたかったのでw

小説とアニメの対比につきましては、アニメ終了後にでも書けたら思います。色々思うところはありましたので~。
{/netabare}
10話鑑賞後----------
{netabare}
小説も5巻まで読破しまして。
アニメ共に同じようなところまで進んできたわけですが・・・ここから悩みどころでして。6巻を、アニメと同時進行または終了後にするか、先に読破してしまうか。頭を悩ませております。
一応10話は、6巻未読にての視聴になりました。

ということで文化祭編ということになるのでしょうか?
如何にして八幡が実行委員という流れに至ったのか、わかりませんが・・・平塚先生、達筆ですねw 女子の委員には前回登場の相模さんですか。やはり1話チラっと出てきて済んでるキャラは、いませんね~。川崎さんも何だかんだでクラスの方で衣装担当に。彼女のエピソードも他に何か有りましたら、アニメで観てみたいものです。
女子実行委員に結衣はどうか?みたいなところもありましたが・・・三浦さんの一声で消えました。明らかな悪意による推薦でしょうから・・・あれは三浦さんなりの手助けなのでしょうか? それとも単純に一緒に何かしたかっただけなのか?w

しかしまぁ・・・ここでも出張ってきましたね~、陽乃さん。生徒会長からの依頼?というのもありましょう。ましてや県議会議員の長女という立場も手伝っていましょう。あまつさえ何時ぞやの実行委員長という立場もありましょう。
しかし、ここまでの話を観た印象をふまえて、『妹に対してのあてつけ』『嫌がらせ』にしか見えないのですが・・・。相模さんに対する視線も明らかに好意的なものには感じられませんでしたし。
陽乃さん色々出しゃばりすぎだと思いますが・・・。
「最悪、生徒会長から何から全て、実行委員会全体(八幡を除く)陽乃さんの息がかかっているんじゃなかろうか?」とさえ思えてしまうような流れだったように思います。

文化祭の為に奉仕部はお休みに。クラスの展示・発表はある。そんな中で2人の異変を感じ取り異を唱えても、それでも「雪乃を助けてあげて欲しい」と頼む結衣は・・・やっぱり良い娘さんだな~と。自分の気持ち・想いをよく理解していると思えました。

『文化祭を目いっぱい楽しめるものこそが~』みたいな件がありましたが・・・半分は異論ありませんが、それはそれに見合う能力があってこそだと思うのですが。
挙句には理由もなく委任とか・・・大丈夫なの?
私情が挟まっているのは、どっちなの?
 
{/netabare}
9話鑑賞後-----------
{netabare}
夏休み終盤、花火大会の日のお話。

純粋に兄を想ってなのか『面白いから』なのかわかりませんが、小町の策士?っぷりは面白かったです。といいますか、本当に妹に弱いですな~w

花火大会~ラストまでのトータル的な印象としましては・・・「何かスッキリしない」でした。肝心なところで邪魔が入ることが2回程。間が悪く、会話が途切れて流れてしまうことが2回程。挙句の果てには、ラストの八幡の独白部分。

まだ1回しか観ていないので、ラストの八幡の心中は今一つ理解?把握?できておりません。
ただ1つ。彼自身が絡むことになると、やはりといいますか、途端に思考が停滞してしまうようですね。結衣との時もそうでしたが、過去の経験から避けることしかできていない。他人の問題の際には思考や観察から、斜め上(下とも評されてますが)の解決方法を思いつくのですが・・・。

ことある毎に、回想として登場する彼の記憶や経験談。半ば笑い話風に紹介されることが多かったように思いますが、実際はそう軽い話ではなかったのではないでしょうか?
『笑えない』と思って観ていたことは多々ありますが、彼が負った物はその程度では無かったのかも?とも。

もう何度か観てみて、感想が書けたらと思います。
(既にこの作品にかけてる時間が結構なことになってまして。他のタイトルに影響出てるレベルです。)

《第2稿分》
雪乃への想いを語る、結衣の真剣な表情が印象的でした。陽乃との会話、帰り道(自販機前)。

相変わらず「その場の雰囲気」や「相手の感情」を読み取る能力が高い八幡ですが・・・それをもう一歩進めて生かして欲しいな~と。僕自身にその能力があるわけでもないので、こう書くことしかできませんが・・・w

八幡のラストでの独白については・・・
・話さない(話せない)ことは『=嘘』ということになるのか? 結衣の言うようにタイミングが無かったり、言える状況で無いこともあるでしょう。雪乃の関係性を以前から何となくでも察していた(ようにみえる)八幡は『嘘をついている』ことになるのではないか?
・『自分のことが好きだ』と言ってはいるが、『何度も失敗しているのに「再び」失敗した自分が嫌いだ』と言うのは矛盾しているのでは?
・『憧れていた』と片付けているが、それだけなのか? 『期待して理想を押し付けて・・・』。
・陽乃は雪乃に対してどういう感情を抱いているのか? 可愛いだけなのか? マイナス方向の感情は無いのか?
と疑問が浮かんできました。
この先どう物語が動くのか。楽しみにしております。
{/netabare}
8話鑑賞後-----------
{netabare}
前回・今回と、正直綺麗事や生半可な覚悟では扱えないようなテーマだったと思います。まだ僕は原作で触れていない部分ですが、ここまでの八幡の半生や物語を含め、原作者の方には頭が下がる思いです。

八幡発案の、今回の解決法。
確かに一歩間違えば問題になるような、ギリギリの方法だったということには反論ありません。
が・・・解決するなら、これしか無かったと思います。
むしろ、考え付いて実行に移せた八幡(奉仕部、クラスメイトを含めても良いですが)は大したものだと思います。
「上から」な意味では無く、そういった人間関係の中で生きてきた者、経験者として。
自分の人生を今になって思い出してみると、「アレ」は先生なりの「手助け」だったんでは?と思い当たる節が無くもないです。
力技で周囲を変えるか、居場所を変えるか、甘んじて受け入れるか。もしくは自分のスタンスを「そう」するか。

「リア充」と括るのは乱暴ですが、特に人間関係にも問題無く多数派の中で生きてきた人達には、今回の話はどう映っていたのでしょうか?

小学生の問題が一区切り~と思ったら、息つく暇も無く陽乃さん再登場~。母親のなのか本人のなのか、何らかの思惑でのお迎えのようですが・・・。7話での雪乃のセリフと相まって、不自然さしか感じませんでした。
そして八幡を庇った(?)結衣への対応が、また・・・。絵的に『そう見えただけ』なのかもしれませんが、目が全く笑ってませんよ? 陽乃さん、まともなのは『外面』だけなのかもしれないと、本気で思えた回でもありました。

忘れてしまいそうなので追記を。
葉山と八幡、葉山と雪乃について。
キャンプファイヤー後の葉山と八幡の会話ですが・・・あえて1回だけ「ひきがやくん」と発したのは、何故なのでしょうか。「もし同じ小学校にいたとしても、友達にはなれなかった」という(葉山曰く)冗談の真意とは・・・。
同時に、雪乃の経歴(アニメでわかる限り)と葉山の関係性とは?

勝手な予想ですが、葉山の「病的なまでの良い人っぷり」は幼少時の経験からなのではないか?と思います。性根は変わっていないのでしょうが、現在はある種の強迫観念的な部分があるのではないか?と。その要因(の一端)が雪乃にあって、彼女の経歴・人格形成にも関係しているのはないでしょうか。
そして・・・もし当時八幡が近くにいたら「色々変わっていたと思うし、友達にはなれていなかった」と考えたのではないか?と。

平塚先生と陽乃の関係も結構深そうですが・・・。
長々と追記してしまい失礼しました。
{/netabare}
7話鑑賞後-----------
{netabare}
今回の話に限ったことではありませんが・・・ヒッキー、彩加のこと好き過ぎでしょうw
そして小町に弱すぎるw

これも毎度のことですが、平塚先生がいろいろやらかしてくれてるな~とw メールの件とかキャンプ場での件とか。
力技に訴えてきたり、年齢とか独身であることで弄られたり(自爆含む)、見ていて楽しいキャラです。

しかし、この先生は何を思って、こう両極端な人間を集めているのでしょう? 
ニュートラルに思えるのは(流れで加わっているが)彩加くらいでしょうか。結衣も中間に見えますが、空気読むスキルの高さから普通でないことが感じられますし。何やら過去にまだまだありそうな娘ですし(それでもこれだけ明るく振舞えるというのは、大したものだと思います)。

『ハブる』というのは、雪乃の言う通り、年齢や立場を問わず存在するわけでして。個人的には「人間は成熟するにつれて、自分が嫌うことを他人にしないもの」だと思っているのですが、実際は・・・。しかも年を重ねる毎に、方法が酷くなったり規模が大きくなったりと・・・。
今回登場の小学生の娘(名前忘れました)も、結局「やってやられて分かった」部分はあるような気はします。

雪乃の家庭、彼女と葉山との過去、優美子との諍い、結衣の経験等々。7話だけでも地雷や伏線になりそうなポイントが多かったように思います。
そんな作品なので再生回数が多分異常なくらい多いですw

そんなこんなで中盤まできたわけですが・・・扱うテーマ?が徐々に重くなってきたな~と。
{/netabare}
6話鑑賞後-----------
{netabare}
八幡と結衣の間がビミョーになってからのスタート。
まさか一週間そのままな状態だったとは・・・。
もっと鬱々とした展開、最悪数話引っ張られるか?と途中まで覚悟してましたが・・・。

結衣の負い目を何とかしたいという彼の目的は理解できなくもないですが、方法がちょっと。誰も自分のことを完璧に理解できるはずもないですが、逆もまた然り。
「負い目」どころか、それ以外それ以上の感情だったりもするわけです。

ガハマさん、飼い犬に逃げられすぎでしょうw 過去の回想も含めれば最低3回。何か対策しましょうw

結衣へのプレゼント選びということで、休日買い物へ。ファッション的な部分はともかく、雪乃さん、まさかのツインテールでの登場に衝撃を受けましたw 思わず画面にツッコんでました・・・。
小町さんは・・・確信犯ですよね?「みんなで回りませんか?」というセリフの10秒後には既にいないとかw この2人を放置してもロクなことになりませんよ?

で何の因果か、お互いに出先で遭遇してしまう3人なわけですが、個人的にはもっと悪い方向(ガハマさんの勘違いを含めて)に流れてしまうのを予想していましたが、直後に誤解は解けまして、良かったと胸を撫で下ろしました。

気になったのは雪乃のセリフの「2人共被害者」という部分ですね。実はコミックスを読んでしまったものでして、だから気になるのでしょうが・・・。

雪ノ下姉が登場してましたが・・・。このアニメ、今まで出てきた「新キャラ」が、「出てきただけ」で済んだためしが無いんですよね。何かしら肝心なところを持っている、そんな気がしているので・・・嫌な予感しかしません。
八幡の第一印象と、雪乃の(身内故の辛口?)コメントからも・・・。
{/netabare}
5話鑑賞後-----------
{netabare}
新キャラの銀髪娘がメインの回になるのかな?と思っておりましたが・・・終盤『結衣と八幡の関係が判明してから』の展開が重すぎまして。2/3が無かったことになっているような気さえしています。
正直『犬の飼い主の正体』は最後、もしくはその前くらいまで引っ張るかな?と思っていました。ので折り返し前で語られたのは驚いています。

嫌な書き方しますが・・・この時の『八幡の心情』は評価は真っ二つだろうな~と。共感されるかされないか。断罪(?)できるか否か。ちなみに僕は「共感して責められない」です。
視聴者の人生と体験と記憶と、その辺結構荒っぽく触れている印象です。

物語序盤から自らの卑屈さを淡々と口にしていた八幡ですが・・・実際そういう性格になったのは高校入学時ということでも無さそうで。結構重症そうな予感がしておりました。

雪乃の家族構成についてもチラリと触れられましたが、グラスを倒してしまう辺りに結構こちらも重症なのかも?と思えています。

ED結衣のソロバージョン、良かったです。
元々のツインボーカルバージョンも気に入ってましたので、CD買ってみようかな~と。

(追記分)
せめて結衣自身の口から真実を聞けていたらなら、もう少し違った展開になったとは思います。彼女自身『八幡に正体が分かってしまっている』ことも知らず、一方的に彼からの言葉を聞くことにならなければ・・・。
何でもですが・・・タイミングとか機会とか、ホント難しいですね。

結構共感できていると思える僕ですら、八幡の結衣への対応は『過剰防衛』といいますか『早すぎる予防線』といいますか、何にしてもそんな感じはします。が、やはり彼が過ごしてきた半生を考えてみると分かる気はする。
そんな矛盾したような堂々巡りのような感覚です。
{/netabare}
4話鑑賞後-----------
{netabare}
2話中盤での「交通事故っぽい回想」の伏線回収が思ったより早く驚きました。今回観た限りでは、それによって過剰に重苦しい展開にはならなさそうなので安心しました。
ボッチになってしまった理由はここにもあったんですね・・・。今まで観た卑屈っぷりだけが要因かと思っていましたが・・・。

あれ?
犬の飼い主さんは同じ学校で、回想シーンがミスリードでなければ・・・あの人ですよね?
なるほど、あの人の態度の理由はそこら辺にもあったのか~。

中学時代のメールの件は・・・泣ける。切な過ぎるでしょうw
八幡君の過去は、聞く度に悲しくなります。

チェーンメールの元凶は結局判らず終いでしたが・・・この作品のテーマは多分違うポイントに有ると勝手に思っているので、スルーしたいと思います。

ボッチを通そうとする八幡君ですが、何だかんだで友達?が増えてきましたね。この作品の良いところは、そこらを主人公本人が僅かでも自覚できているところですね。

次回登場っぽい銀髪の少女はどう絡んでくるのでしょうか。

余談で。
1話の時からゲーム化のCMが流れてますが・・・そろそろどんな内容か、ちょっとで良いので教えて下さいw
{/netabare}
3話まで鑑賞後-------
{netabare}
1話の時に書きましたように、視聴当初は「~っぽい」という感想がメインでした。3話まで(とはいえまだ1/4?ですが)観て改めて考えてみると・・・これはこれで面白いかな、と。

どこまで本気か分からないですが、主人公の卑屈さ?ボッチへの信念?のような物が意外と理解できなくもなく。「笑える」と書くと何か違う気がして、人間性疑われそうな気がして「理解」という単語にしてみました。
嫌な話ですが、何事にもヒエラルキーといいますかカーストといいますか力関係といいますか、あるわけでして。
そんなんで、ちょっと古傷を抉られつつの視聴になっていますが、まぁw

2話で登場の材木座君のエピソードを観て。
大なり小なりありますが、最近「中二病」をテーマに扱う作品増えたな~と。

純粋に面白いと思えるので継続確定です。
もう少しきちっと感想が書けるよう視聴したいと思っております。
{/netabare}
1話鑑賞後-----------
{netabare}
面白そうかつまらなさそうか?と訊かれれば、「面白そう」寄りな印象な、第1話でした。

ピンク髪の娘が出てくるまでの印象は

化物語っぽいノリの?
俺修羅っぽいキャラの?
はがない風展開?

という物でした(発行時期とか知りませんので前後しているとは思いますが)。

クッキーを作る件は、評価を少し上げてくれたと思います。
黒髪娘は毒を吐くだけかと思いきや、方向性はともかくピンク娘のことを慮っていたり。主人公は何が重要なのかを、意外な方法で示してみたり。

学校・部活・友達・恋人・現実等のワードが見えたように思いますが、正直このところその手のアニメが多いので少しウンザリ気味でしたが・・・一応2話以降も観てみようかと思えました。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 84
ネタバレ

tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

初見では分からなかったが、3期連続で見直すと分かること

3期で完結し、全てを見直して、気づいたことがあります。

ストーリーの評価は少し低めでした。正直、主人公のひねくれた切れ味とヒロインの破壊力だけで面白かったと言っても過言ではないです。

しかし、再視聴後、この物語、かなり設定に凝っているなとか、登場人物のダイレクト感の無い台詞やひねくれたレスポンスなど数多くの?が頭の中を過るのだけど、後からよく考えると、そう解釈できると言うことに発見しました。そんな目線で1期も見直すと分かってくることが数多いことが分かりましたので、加点、加筆しました。

<ここから、元の感想>
主人公は、正しいが、ひねくれていて、ストレート。普通は引いてしまう。そこを救うのは、彼は、正直であること貫く事。
誰しもが、思っているけど中々表面には出てこないことを、どんどん出してくるキャラと、普通に出さないキャラが交わりつつ、徐々にみんなが出してくる。イタい展開なのを主人公との共感と、普通の人たちのほのかな共感と言う変容が快感と言うかリリース感を生み出す。
自分にもそう言う側面があるなと、発見することも、この作品の特長なのかもしれません。
<元の感想はここまで>

現代小説において、雨は勝手に降らない。それには必ず理由がある。作家は全能神として、小説空間の全て(雨と言う自然現象でさえ)を演出し、物語を構成する。だから、すべての事象・情報には意味がある。俺ガイルにおいては、「袖や裾を摘まんで引っ張る仕草」「マッカンを飲むとき」「雪乃の挨拶」「絶妙なタイミングでキャラたちが場面にカットイン」には意味がある。更に、犬にも、猫(パンダキャラ)にも意味がある。そして、キャラの名前にも意味がある。全ては作者の演出と言える。重要ストーリーラベルと呼ぶべきものがある。1期ではそのうちほとんど6個くらい確認できる。

これから書く事柄は、私的な解釈と考察であり、重要なプロット、物語展開の重要ポイントをネタバレしているので、読むとするならば、必ず1-3期まで見てから、お読みください。

物語始まり時点の名づけ、キャラ設定の段階で既に世界観構成が始まっていること気づきます。

{netabare}
3期の最終話の最後、この第1期の「ユキトキ」が流れます。その展開はストーリーにとても合っています。「ユキトキ」は雪乃を、「春擬き」は八幡、「芽ぐみの雨」は結衣をテーマにしています。このことも、3期通すと素晴らしい3部構成だと初めて気づきます。(3期はある意味で、頑張ってきた結衣が振られ、折り合いをつける過程を描いたとも言える)

ですが、最も驚くべきことは1期が開始された2013年春の段階で原作は後半は未完です。しかし、「ユキトキ」の歌詞は見事、その後半、雪乃のめんどくささ、ほの暗い背景を言い当てています。やなぎゆきって、天才だなと思った次第。だから第3期の最終話に流しても一点の疑問もなくフィットする。これから述べる、この物語の背景設定と呼べる部分は、既に1期のオープニング曲で既に述べられているのです。


名前と背景から想定される物語の根幹:
苗字が舞台の千葉の対岸、神奈川の地名から来ているので、そうなんねと放置しそうだが、実は深い。
<雪ノ下家>
・雪ノ下は鎌倉における鶴岡八幡宮と周辺の住所(もうこの段階でラストは決定)
・千葉の名家、政治家の家庭に生まれた姉妹
・政治家の家は面倒だ、住民が望む行動を強いられる。非常に束縛の多い家
・まして姉妹、男子はこの家に生まれなかった。政治家の跡継ぎ問題があり、姉妹がこれを解決することが必要。⇒これが物語を生み出した根幹プロット。
<陽乃>
敢えて陽乃から説明する。彼女は劇中、明るく、社交的、出来る理想のお姉さん・先輩として描かれる。まさに政治家の長女だ。だから“陽”乃。しかし、その実、その過程で多くのモノを捨ててきたし、捨ててきた自分の過去に深い後悔がある。同時に、良くできた長女を演じることに喜びと諦めも感じている。だが、3期を全体で見直すと観衆の不評を買ったお姉さんは、ひねくれているがとても妹想いの良い姉に見える。
・3期で「共依存」という悪魔ワードを雪乃、八幡、結衣に発し、3人の関係を壊そうとする。
・だが、「共依存」の状態にあるのは陽乃自身であり、陽乃の家族全体がそう。
・自己・自意識と言うものを作れない。演じているだけ。しかし選択肢はない。
・政治を継ぐのは陽乃。よくできた長女を演じる呪縛と様々な制約、多分、高校時代に様々なものを捨ててきた。そこで平塚先生との間に強い信頼関係が構築された。
・陽乃の願いは、自分と家族の「共依存」をだれかに(これが八幡になるわけだが)解いてほしいと共に、妹には、自分と違って共依存になってほしくない。(これも八幡に頼む)
<雪ノ下家母>
陽乃を超えるラスボスに見えるが、これも3期通して考えると、政治家の妻として義務と負い目を持った、実は娘想いの母に思える。
・政治家の妻だが、男子には恵まれなかった。多分、後援者、親戚からは男子を産めなかったことで陰口をたたかれ、本人の心も深く傷ついているはず。
・それでも政治家の妻として振る舞う義務があり、跡継ぎを育てる義務がある。
・必然的に姉妹のうちどちらかが、跡継ぎ(婿養子を貰うと思うが)となり性格的に陽乃が選ばれる。
・しかし、母としてはそういう呪縛を娘に課すことには抵抗があるだろう。なので、妹(雪乃)には、極端な自由を与える。(これが悪いんだが、母であり、かつ政治家の妻らしいとも言える)
・それが雪乃にとって、期待されていない、家業と無関係な子、陽乃へのあこがれと言う、図らずも陽乃と異なる「共依存」を生み出しているとはつゆ知らず、雪乃の行動と行く末を心配する。
・陽乃へは政治家の妻として接し、雪乃には母として接する。自分の負い目と義務、母としての想いを両立するには仕方無かった。
<雪乃>
やっと雪乃である。雪乃の母の、母としての想いが裏目に出て、姉とは逆の共依存に陥っている。なので“陽”乃に対し“雪”。陰でも影でもないのは、取るに足らない溶けて消えてしまう存在と彼女が思っているから。姉妹共に名前が陽乃、雪乃と“乃”で終わる。陽の何なのか?雪の何なのか?は無い。これは二人とも、“本当の自分が無い”ことを意味している。お互い、陽と雪の呪縛の中にあるだけ、本来の自分は無いと。
・自分には周囲からの期待がなく、どうでもよい存在(それが強い承認欲求を生み出す)
・承認欲求から、陽乃をロールモデルとし、自身を束縛してしまう。同時に自己・自意識というものが消失
・陽乃コピーになるため、自己を作るため、努力を惜しまず、しかし根本で自分に自信がないので、周囲に高い壁を作る。(頭も顔も良いが、ATフィールド全開)
・なので、行動とは裏腹に、他者からの承認、信頼を心の底では強く求めている。(それが八幡)そして、言葉と本心の乖離が激しいのはそのため。
・相互信頼に基づく承認不足、自己の未確立から来る自信不足、呪縛に満ちる家庭環境と言う三重苦にあり、普通は近づいてはいけないタイプ
・こんな酷い三重苦が解消された時、雪乃は無双状態となる(3期最終話)
<比企谷八幡>
こちらは何故か苗字も名前も地名。しかし、雪ノ下と組み合わせると、最初から彼の運命は決まっていたと言える。八幡宮の住所は雪ノ下。そう、八幡は、雪ノ下家の中にある。彼が雪ノ下家に婿養子になるであろうことは3期まで見た人は分かると思うが、すると「雪ノ下八幡」。いや、もうこれ住所。名前の設定段階で、八幡の運命は決まっている。余談だが、比企谷家には猫がいる。雪乃は猫大好き。由比ヶ浜家には犬がいる。しかし、雪乃は犬が苦手(モールでのサブレとのシーン)。一方、八幡は犬にも好かれる。しかし、飼っているのは猫である。このことからも、八幡と結ばれるのは雪乃で、結衣ではないことが分かる。
・心理的観察能力が高く、正直で純粋だが、頭でっかちで自虐的、更にストレートトーク
・思考に基づく間接的経験値が異常に高い、実体験に基づく経験値は平均以下
・このため、失敗に弱い。一つの失敗を深く自虐分析、結果として何もせず、観察することに徹し、心理的想定力だけが異常に高まる。(高IQ/EQなボッチ=この点においては雪乃と近い)
・告白トラウマをもっており、判断力を鈍らせる(修学旅行における告白支援のやり方)
・しかし、自己・自意識は強くある(それが彼の言う“本物”=これは雪乃にはない。似た者同士と考えがちだが、二人はこの点で決定的に異なる。なので雪乃にとって八幡との信頼と承認は非常に重要となる)
<由比ヶ浜結衣>
由比ヶ浜は、鎌倉の八幡宮の南前方に広がる浜辺である。雪ノ下と八幡宮が地理的に一体であるのに対し、由比ヶ浜は、その二つを守るように南に展開している。もちろん、雪ノ下地区にはない。そして“結衣”である。結ぶ衣である。彼女は、結び役であり衣、体ではない。ちょっと面倒な性格の二人が決裂しないように、“結”び、守る“衣”の役割。名前は既に彼女が務める立場であること示唆している。正直、非常に切ない役柄で、そのため彼女の見せ場はその償いなのか、ふんだんに用意され、聴衆を強く惹きつける。
・承認欲求、自己・自意識の弱さは、確かに高めだが、雪乃ほどではない。(普通の女子高生はみんなそう)
・本人は空気を読みすぎると卑下するが、共感力が非常に高い。(結び役としてこれが一番重要)
・正直でストレートを強く求めている。(これが二番目に重要。ポジティブに二人の中に入って行けた。ポジティブに慣れていない二人にとってとても新鮮だった)
・サブレを身を挺して助けてた八幡には最初から信頼、感謝、好意がある。
・嫁にするなら普通は結衣

さて、やっと1期の考察に。3期を俯瞰し、始まる前後の状況を整理すると、この物語は深く設定された世界であることが分かり、再度視聴する時に新たな視点を得られるのではと思います。

始まる前後の平塚先生の状況:
・平塚先生は、既に雪乃を奉仕部にしている。
・平塚先生は陽乃と深い友人で雪ノ下家の事情に詳しい。陽乃の心の闇も知っている。3年前、陽乃の高校時代に、陽乃を救えなかったことを強く後悔しているのかもしれない。
・陽乃の性格から考えて、自分のことを他人に話すとは考えられず、陽乃と平塚先生の間には深い信頼があると思われる。従って、陽乃から雪乃のことは聞いており、雪乃は姉と違い、何とか救いたいと強く想っている。
・しかし、雪乃は、高校入学時の自動車事故で八幡をケガさせたこともあり、実は弱い性格でショックで家から離れ一人暮らしをし、性格と家庭の呪縛もあり、益々、周囲との関係をこじらせている。
・そこに現れた八幡、ひねくれているが高い観察力を持ち、正直で純粋な彼ならば、雪乃を救う一助になると思った。
・また、事故の被害者であり、普通なら、他人しかも男子を受け入れない雪乃も受け入れざるを得ないだろうと想定。
・奉仕部の目的は困っている人を助けるのではなく、あくまで支援し、自立を促す。一番、自立しないといけないのは雪乃なのだが、それを自力ではできないので間接的に体験させようという試み。

始まる前後の雪乃の状況:
・雪乃の性格から考えて知らない他人、しかも男子を同じ部に受け入れるのは困難。
・雪乃は八幡との事故のことを知っていて、少し負い目を感じている。流石に被害者であるからだが、なので驚いたり、拒否したりする風もなく、会話を始めた。
・自己に自信がなく、負い目があるため事故には言及する勇気はなく、自分を防御するいつもの攻撃的口調で会話を開始(ここで事故のことを話さず、負い目を感じていることは後々、二人の間にさざ波を作る)
・結衣が事故の関係者の一人であることは知らない。(後に知るが)

この物語では、キャラの関係性、心持ちの変化を示す「ラベル」のようなものを多用している。つまり、ラベルを貼った事象には必ず別のシーンでも同じ意味を持たせる。これを追うと、特に雪乃の心情の変化を追いやすい。ぱっと見、?が飛ぶことの多いこの物語の理解を助けてくれる。

そこに八幡が奉仕部にやってくるシーン:
・初見、全く友好的な会話には見えないが、雪乃と八幡の性格を考えると、「お互いの気持ちが通じた弾んだ会話」である。
・一方、平塚先生は雪乃の性格を考えると、それでも二人の関係継続が危ぶまれるので、「勝負」というステージを提案。この勝負という言葉は物語を貫く【重要ラベル①】で、以後、二人の関係が怪しくなると、この「勝負」が出て来る。
・このシーンだけ初見だと、意味不明かスルーだ。後のストーリーでも一旦、重要視されなくなる。しかし、「勝負=この物語での二人の関係継続・修復のゴング」というラベルである。
・八幡は告白トラウマ、女子との友達トラウマを抱えているが、心地よさにほだされ、ありえないことに雪乃に「友達に」と言いかける。
・八幡の過去を考えると、「告白」と同義。この物語、初回に告白しているのである。初見ではそうは絶対に見えない。
・雪乃は速攻却下だが、さほど怒っている風でもなく、ギャグっぽく返す。雪乃の性格と闇を考えると、これは却下というより「考えておく」と言う意味ぐらいに、再視聴では取れる。これも実際、消極的イエスである。初見ではそうは取れない。

結衣が奉仕部にやってくるシーン:
・「主要キャラが死角からカットイン(特に奉仕部のドア)=八幡と雪乃の関係情報の漏洩と会話進展阻止(いい意味にも悪い意味にも)」も【重要ラベル②】だ。カットインするキャラは死角から会話を聞いていて、絶妙なタイミングでカットインすることを意味する。
・結衣は飼犬のサブレを助けてくれた八幡にとても感謝している。好意にも等しい。
・しかし、奉仕部のドアの後ろで、二人の友達会話を聞く。自分の知る二人の性格上、あり得ないことだが、呼吸の合った漫才のような会話を。
・察しの良い結衣はしょっぱなで、二人の間柄を知るのである。
・初見では全く分からないが、始まって15分程度で、この物語の三角関係の構造が確定、結衣にとっては切ない瞬間

ショッピングモールでの買い物シーン:
奉仕部イベントや、平塚先生からのヒントもあり、八幡と雪乃の互いを知り、3人の間に信頼と好意が芽生える。それは分かるのだが、ターニングポイントは初見では分からない。重要ラベルはそれを分かりやすくしてくれる。この買い物シーンでは重要ラベル満載である。
・3期で分かるが、雪乃にとって男子と二人きりで買い物することは、多分、青春時代初イベント。初見では、ただの買い物だが、再見時では、これは雪乃が一線を超えたに等しいことが分かる。
・それを象徴するラベルが複数初出される。【重要ラベル③】「パンダのぬいぐるみ=二人の関係性がポジティブ変化」。ディズニーのミッキーをデフォルメした物語中のアイテム。このパンダぬいぐるみは、この後、数回出てくるが、出現すれば必ず二人の仲は深まる。
・【重要ラベル④】「マッカン=飲めば八幡の対雪乃能力アップ、八幡の象徴」。ポパイのホウレンソウ缶とでも言いたい。旧利根コカ・コーラボトラーズテリトリでしか売っていない派手な黄色の缶コーヒー。コカ・コーラが協賛してますが、これを押す経営的理由は皆無です。買い物シーンで初出である。初見ではこれがキーアイテムと全く分からないが、3期まで見ると分かる。これを飲んだ八幡は間違えないが、飲んでない、飲めない、敢えて飲まない八幡は間違い、失敗する。
・実際、このシーンでは、陽乃評を述べる時、姉は自己演出してすごいが、雪乃はそうしないし、それでよい、と雪乃言い、承認欲求が、嘘をつかない正直な信頼している八幡から満たされる。もちろん、姉の本質を見抜いた雪乃の八幡への信頼は大きく上がる。(初見ではそこまで重要に見えない)
・そして、雪乃の「気合ツインテール」。3期で分かるが、ここ一番ではツインテールにする。次は3期最終話に無双状態の雪乃に出現する。
・結衣のエプロン選びだが、八幡に褒められたのでそのエプロンを自分用に買ってしまう。以後、エプロンシーンはこのエプロンを使い続ける。
・【重要ラベル②】「主要キャラのカットイン」。このシーンでは陽乃は初出。偶然会ったという感じ、もちろん、偶然ではない。陽乃は妹を救うため、平塚先生とも共闘、八幡のことも知っている。そこに、雪乃一世一代の男子との買い物である。もちろん後をつけてきて、八幡を品定めする。この後、陽乃は八幡を徹底マークする。

文化祭実行委員会でスローガンを考えるシーン:
・モールイベント後、事故の当事者が雪乃であることが八幡に知れ、これをきっかけに二人の関係は再び最初の状態に戻ります。多分、雪乃は八幡との関係を守るために八幡から離れ、八幡が純粋であるが故に雪乃を許せません。ほんとに面倒で、普通の人間なら、この程度でここまでこじれません。
・実は、関係修復のために雪乃は八幡を夏休み明けの初日、学校の玄関で待ち伏せし、彼女的には相当勇気がいることですが、ぎこちなく、関係修復を持ちかけます「あの、、」と、これを八幡はストップし日常会話へ引き戻します。八幡も面倒です。こうと決めると動かない。3期でも雪乃の申し出を信条に忠実に断ります。初見では正直、このシーンは印象にはありませんでした。
・【重要ラベル⑤】「平塚先生+陽乃の連携プレイ=二人の関係修復/状況好転」。連携プレイしている証拠描写は皆無ですが、二人の過去、二人の言動を見ると、二人は雪乃ほか3人の情報を共有し、動くべきところで動いていることが分かります。多分、文化祭実行委員会のシーンは初めての連携プレイです。
・平塚先生が学校にいて3人に関与するのは普通ですが、陽乃は不自然に学校に行きまくります。ここぞというタイミングで。ほとんどの場合、状況を揺さぶり、3人をいじめているようにしか見えませんが、北風が陽乃、太陽が平塚先生という役回りで二人の関係修復や状況好転を促します。初見では平塚先生だけがそれをやっているように見えるのですが、片方しか知らない情報を両方持っていたり、よく考えると、陽乃が問題提起し、平塚先生が解決のヒントを与えるという連携をしているとしか思えません。
・3期で陽乃がタバコを吸う誰かと深酒をしたと述べるシーンがあります。徹夜で飲んでたかもとも述べます。政治家の跡取り長女である陽乃がそこまで心を許せる相手は平塚先生しかいません。そして平塚先生はヘビースモーカーです。
・委員会では、先輩とは言え部外者の陽乃が平塚先生と出席。これだけでもかなりおかしい。そして例のごとく雪乃をたきつけ、雪乃の悲壮感が上昇。八幡もそれを認識。平塚先生、八幡にウインク、助けろ!と合図。本質を突く毒舌を吐いて場を凍らせる八幡。陽乃が爆笑。それによって心がリリースされた雪乃も笑いをこらえきれず笑う。雪乃と八幡の間のわだかまりが解けた瞬間です。
・【重要ラベル⑥】「雪乃が自発的にもう一度会うことを約束する挨拶をする=二人の仲が深まった(回復した)証」。正直、初見では単なる挨拶にしか見えません。何しろ、手を振りながら「また明日」と言うだけです。言葉は違いますが、同様の再見を約する挨拶をするシーンが2-3あります。これも雪乃の性格を考えれば、そもそも自発的挨拶を特定の人にするのもハードルが高く、雪乃のめんどうな性格から類推すれば「再見を約する=もう一度会いたい」ということなので、基本的には告白と同様です。
・八幡の承認を得た雪乃は無双モードとなり、文化祭当日もノリノリです。八幡も仲直りできたということで、頑張ります、彼らしいやり方で。

1期12話の部室での二人の会話:
・1話の会話を再び繰り返します。八幡は彼的には「告白」に近い「友達に」と再挑戦。雪乃の返事は「友達にはなれない。前回はあなたのことを知らなかった。今は知っている」とウインクをして返します。知っている今なら友達以上ということかと。ほとんど恋人受諾です。
・そして【重要ラベル②】「主要キャラのカットイン」。これまた1話と同様に結衣が部室にタイミングよく入ってきます。二人の会話を聞いていたからこそ、このタイミングです。結衣は再び、自分が振られる可能性が高いことを再認識します。結衣はそれでもめげずに二人の仲を取り持ち、そして自分の恋にも努力します。切ないですね。

雪乃を筆頭に八幡は、行動とレスポンスの解釈が通常人と逆か、深読みしないと分かりません。なので、この物語では「なぜ言わない?」「なんで拒否る?」「なんで怒る?」と言った状況が多発します。1期は2011年ですから、作画レベルがさほどでもありません。なのでこの複雑な感情を作画で伝えきれず、声優にしわ寄せがきています。そんなこともあり、2期の製作スタジオが変わったのかもしれません。2期からは感情表現において、声優と作画の連携が見られるようになります。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 19

84.5 23 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング23位
IS [インフィニットストラトス](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (6615)
28812人が棚に入れました
女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」(IS)の操縦者を育成するための学校・IS学園。そこでは世界各国から集められた少女たちが候補生としての勉強に日々励んでいる―はずなのだが、男なのになぜかISを起動させることができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。当然、彼の周囲には女の子ばかり。「世界で唯一ISを使える男」である一夏に、彼女たちは興味津々。幼なじみの篠ノ之箒をはじめとしたクラスメイト(少女限定)に囲まれた、一夏の波瀾万丈のスクールライフが始まる!?

声優・キャラクター
内山昂輝、日笠陽子、ゆかな、下田麻美、花澤香菜、井上麻里奈、豊口めぐみ、下屋則子、田村ゆかり、小幡記子、保村真
ネタバレ

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

はーれむあにめ総論 ①

最近ハーレムアニメ沢山見たんで、色々と書きたくなった。

とりあえずは、ハーレムものなんて作画(というかキャラデザ)
と声優≒出て来る女がツボるかどうかで7~8割位の評価が決まり、
あとはおまけみたいなもの。

というのが、自分も含めた大多数のアニメ視聴者の見解だと思う
訳だが、あえてその「おまけ」にも踏み込み、主観でたらたらと話
をしていこうと思う。

「はーれむあにめ」と平仮名なのは、所詮「にわかハーレムアニメ
視聴者」なので、語れる程の視聴経験も知識もねーよ?という事で、
「総論」とやや仰々しいのは、それでも気合入れて書くんだからね!
という決意の表れ。


「ハーレムもの」と「ハーレム要素のある作品」との厳密な区別は
付け難く、後者であればそうじゃない作品の方が少ない位。

大抵の人気作品にはハーレム要素が(も)ある訳で、それ等全てを
ハーレムものとカテゴライズするには無理がある。故に、ハーレム
ものとは、ハーレム>>他要素な、主にハーレムしか見どころが無
い作品 になると思うのだが、


http://anime.biglobe.ne.jp/userranking/title/39796/
飽きてきたなぁ~と思うアニメのジャンル  5988票

1位 ハーレムもの 691票

2位 妹系アニメ 516票

3位 声優が豪華で絵は綺麗だけど中身がスカスカなアニメ  385票


基本的に1位~3位までは重複し、スカスカなだけに各作品ごとに
レビューを書くのがキツイ、って事でそんなものの感想はまとめて
しまおうという話でもある。

そんな訳で、まずはIS含め最近見た作品の評価を。(途中でギブ
アップした作品は除外。書けそうなやつは後で別でレビュー書く)

IS(インフィニット・ストラトス)の評価 {netabare}

◆IS(インフィニット・ストラトス) ★★★★★
比較して初めて分かる異様な完成度。結構ハーレムアニメを見た後
で、どの程度だったかなーと思って昔一度見たこの作品を見てみた
訳だが、なんというか圧倒的、格が違う。

ハーレムものというジャンルの中では、唯一無二の偉大な作品。
「そんな使い古された技法で来んのかよ!」な、他の作品でやった
ら寒いだけのシーンが、この作品だと化ける化ける。


Q.ハーレムアニメってどんなやつですか?
A.「インフィニット・ストラトス」みたいな作品です。

Q.インフィニット・ストラトスはよくあるハーレムものですか?
A.いいえ、別格です。

Q.ISの内容をパクったら売れるハーレムアニメが作れますか?
A.まず無理、手本にしては駄目だと思う。


ISは例えるなら左ジャブ「だけ」で世界チャンピオン。並のボクサー
の右ストレート以上に破壊力がある左ジャブを打って、打って、打って、
打って、打って、打って、打ってそして頂点を極めた。

普通のハーレム作品はもっと色々と考えて狙って来る。つまり基本
をある程度は外して意表を突いて来る、外すのを覚悟で大振りの右
ストレートを打つ、そうじゃないと勝負にならないから。


IS以外にも「テンプレだらけ」と言われてる作品は、人気作品だと
結構多いけど、それでも作品ごとに「クセ」のようなものがある訳
で、ある程度はテンプレから外れた作品独特の個性(人によって
好評、不評が分かれる類のシーン、行動、台詞)が含まれ、

それが作品に命を与えて、話題の作品、シーンや名言となったり、
逆に「外すと非常に痛いものになる」という事もある訳(≒右スト
レート)だが、ISはそういう勝負をしていない。

テンプレに萌え要素を大量に突っ込んだだけの薄っぺらなキャラに
声優が命を与えている、だけ。全てはテンプレの範囲内、予定調和
の範囲内で展開なので、外しても痛くない、空気。安全圏から無難
に、そして確実にダメージを与え続ける。


一度上がったヒロインの好感度は下がらない、お約束も破らない、
恋愛絡みで険悪になりそうにもない抜群の安定感、安心感、一切
萌えを妨害しない超親切設計。

この作品の何が凄いって「何も凄くないのが逆に凄い」。作品から
作画と声優、つまり萌えシーンを引いたら本当に何も残らない。

・セシリア・オルコット ★★★★★
この作品揉めてデレるパターンが多いけどその一番槍、超ド安い。
その安さと雑魚っぽさ、あとはバカっぽさが非常に良い。

・シャルロット・デュノア ★★★★★+α
作品の中核、ISの主砲。威力高過ぎてガードの上からでも致命傷、
ダウンどころか一発KOすら持っていくという、イミフなまでに破壊
的な拳を持つアニメ界屈指のハードパンチャー。

「ブヒ」や「萌え豚」という言葉が急速に広まった原因とされて
いるが、コイツは反則。花澤の魔物具合がよく分かる。

何をするかが重要なんじゃない、誰(どのキャラ)がやるか?誰
が台詞を喋るのか?が重要なのだと、つくづく思う。

ラッキースケベを含めたお約束も、見飽きたはずの入浴シーンも
こいつが絡むと空間が歪む。極めつけは、

{netabare} 「一夏のえっち」「一夏が食べさせて」{/netabare}

こんな、どう考えても、どう考えても名言になり得ない凡庸台詞
が・・、、、もうわけがわからないよ

・ラウラと箒 ★★★☆☆
上の二人、というか主にシャルロットのせいで存在が霞んでいる
けど、他の作品に出したら十分一線級な気がする。

{/netabare}

他、最近見た15作品+過去に見た7作品の評価 {netabare}

◆カンピオーネ ★★★★★
話は劣化Fate。ハーレムものの中ではかなり面白い方だと思う。

・エリカ ★★☆☆☆
金髪、貴族、お嬢様にハズレ無し。とはいえ、その中じゃ並。

・リリアナ ★★★★★
俺レビューじゃ女性キャラに対して「可愛い」って単語ほぼ使わ
ないけど、リリアナは可愛い。こいつがメインヒロインだったら
多分相当売れたんじゃないかな。と

検索 カンピオーネ!9話リリアナ集 前編

検索 カンピオーネ!10話リリアナ集

(両方ネタバレ↑、念の為。)

前半とのギャップがあってこそな気もするんで、上の動画だけを
見ても大したこと無いかもしれない。


◆いちばんうしろの大魔王 ★★★★★
どういう訳か何度も見ている作品。戦う司書(こっちはハーレム
物じゃないけど)と同様、なんというか作品全体の雰囲気が好き。

コメディ的な要素なら、ハーレム系の中でトップクラスだと思う。
ほのぼのと安定して笑える。

・コロネ ★★★☆☆
ぶっ飛び気味の性格と、悠木碧の声芸、笑えるシーンが多い。

検索 今週のころねが可愛いすぎる件

(注:ネタバレ)

↑作品自体が割とマイナーなのに再生数が多め。無料1話の再生
数の60%を超えてる。

・けーな ★★☆☆☆
台詞も行動もカオス。どのキャラがメインヒロインなのか判断し
にくい作品だが、Wiki見るとこいつっぽい。


◆こいこい7 ★★★☆☆
このサイトでの点数が47点。40点台に相応しいぶっちぎりのクソ
アニメだけど、一般的なハーレムアニメとは別方向を向いてる。

別でレビュー書くつもりだけど、作品の趣向を理解出来る人間は
限られる。ニャル子とかこれはゾンビとは似て非なる質。

説明するの面倒なんで、

検索 カオスすぎるアニメ見つけた1 ニコニコ

1話だけで多分お腹一杯に。そして1話限定なら★5でも足りない。

腹筋的に、テニプリの全国大会篇 Semifinal「青学のお荷物」を
超える代物に出会う事は生涯無いと思っていたのに、、に、、。

2話以降は当たりバズレが・・というか殆どハズレなのでお察しで。


あとは↑のニコのリンクから発見した2作

検索 どっちもメイド

検索 内気はずかしゆう君ちゃん

どっちも笑いのレベル高い(詳しくはみなみけに書いたレビュー
を読んで貰えればhttp://www.anikore.jp/review/109172/)んで、
見る人間は激しく選ぶ。対応できる自信があるなら、腹筋注意。


◆はぐれ勇者の鬼畜美学 ★★☆☆☆
主人公は2話の一部以外はそんなに鬼畜じゃない。特に書くことは
無いです。

・七瀬 遥 ★★★★☆
井上麻里奈は無駄に怒らせておけ、男役やデレ役とかにするには
勿体無い。と、この作品を見て思った。


◆アクセルワールド ★☆☆☆☆
主人公が非常に見苦しい。とはいえ、ここまで清々しく酷いと逆に
見れるもので2クール分完走。主人公と戦闘さえ良ければ高評価が
出来たかも。

「まずは、ダイエットしよう」っつー発想にならねーのがスゲェ。


◆神のみぞ知るセカイ ★★★☆☆
ハーレムものとカテゴライズするには微妙かも。古い作品だと、
シティーハンターみたいな。(女助けて惚れられて、それっきり)
総合得点高い人気作っぽいんで、多分後で別でレビュー書く。

・汐宮 栞 ★★☆☆☆
花澤はやり口が卑怯だと思うんだ。作画や設定とは無関係の力技


◆ヨスガノソラ ★☆☆☆☆
エロいエロいと評判だから見てみたが、一応エロかった。あとは
俺が書くような事は何もない。


◆百花繚乱 サムライガールズ ★★★☆☆
時代考証は銀魂並に滅茶苦茶。武将が女性化した作品の中でも
かなり異色な部類。


◆にゃんこい! ★★★★☆
主人公が上条君っぽい。後半にそれをネタにしたアイキャッチが。
ヒロイン共はどうでも良いけど、ネコ達が可愛い。


◆けんぷファー ★★☆☆☆
しずかちゃん声の圧倒的な存在感。1話だけは是非見て欲しい、
作品全体の中で1話のOP直後が多分一番面白い、ミスマッチ感が
すげぇ笑える。

あとはキャラが好みじゃないと見れたもんじゃないと思う。
主人公が男になったり女になったりするんで、百合要素もある。


◆異世界の聖機師物語 ★★★★☆
ハーレム物というより、普通に面白い。ハーレム臭が強くても
面白い作品は面白いもんだなーと思わせてくれる良作。13話だけ
ど時間的には2クール分ある。


◆まよチキ! ★★★★☆
1話の初っ端でギブアップしそうになったが、結構面白かったので
切らなくて良かった。

・涼月 奏 ★★★★☆
カオスの権化。非常に愉快な性格。何度か腹筋を持っていかれた。


◆僕は友達が少ない ★★★☆☆
ハルヒのぐだぐだな回を延々とやってるような内容。ツンデレと
ロリのダブル使用で、売る気満々。作画と声優が実に良い。

(作画:ブリキ 『このライトノベルがすごい!2012』でイラスト
レーター部門第1位らしいが、目と口元が非常にエロい)

この作品のようにタイトルに「僕」や「俺」が入るのは、流行り
なんだろうけど、その系統は何作品か途中でギブアップしてる。

・三日月夜空 ★★☆☆☆
痛い性格、行動、キモい台詞、外道を美少女に押し付けるという
のが非常にあざとい訳だが、井上麻里奈がよく仕事をした。

・肉 ★★★☆☆
全てが狙い過ぎで、夜空以上にあざとい存在。


◆ハイスクールD×D ★☆☆☆☆
えーと、・・。なんか生理的に合わなかった。それでも一応全部
見たんで、1話でスパスパ切った作品よりはマシって事で。作画は
好きなんだけど、何かが合わない。


---昔見た作品の一部---

◆釘宮作品全般 評価放棄
病人に評価はできません。


◆織田信奈の野望 ★★★★★
別でレビュー書いたけど、ハーレム作品を沢山見るきっかけにな
ったのがこの作品。この作品から、過去に見た武将が女化している
作品を漁る⇒ハーレムタグからそれ以外も、という流れだった。

この作品に関してはロリキャラばかりが人気で、信奈がニコじゃ
モブ奈とか言われてて、どんだけロリコン多いんだよwとか思った
訳だけど、2期が出るとしたらきっとそういう連中のお陰なので、
もっと頑張って頂きたい。

ふざける場面と真面目にやる場面のバランスが非常に良い。そして
チートは適度に使うべき、という手本。この手の作品はこの作品を
参考にするべき。

あとは好みの問題だろうけど、学校に次々無茶な設定突っ込まれる
よりは、最初からこういう亜空間な方が違和感無く、気持ちが冷め
ずに視聴できる。= 学校はもう良いから戦国三国系増えてくれ

・織田信奈 ★★★★★
ロリキャラばかり人気でまとめ動画すら無い。どういう事なの


◆化物語系(偽、猫) ★★★★☆
シャフトの萌えシーンの魅せ方が上手い、エロい。あざとさと
くどさが苦にならない。ロリとか妹とか余計な要素さえ無ければ
何度も見たくなるような作品なのに、、。

検索 偽物語 歯磨きプレイ総まとめ
(注:ネタバレ)

総再生数65万、圧倒的なド変態シーン、完全に公式が病気。エロ
スとは肌を見せる事にあらず。ひたぎの磨けよクソ

・戦場ヶ原ひたぎ ★★★☆☆
どこぞの幽霊の夕子さんのせいで、所詮は劣化品みたいな気分に。
鉛筆とかカッターとか、やめてください本当に

・撫子 ★★★☆☆
シャフトと花澤のせいで、ロリが嫌いなんじゃなくてロリのスト
ライクゾーンが酷く狭いだけの気がしてきた

検索 撫コン

やっぱりレベル高ぇのかと納得だが、主に花澤のせいな気がする。


◆D.C.(ダ・カーポ) ★☆☆☆☆
たしかIIIまで全部見たはず。・・何も書くことはねーです。


◆おまもりひまり★☆☆☆☆
見る気の失せる典型。これも全部見てるはずだけど、何も書(ry


◆バカテス ★★★★☆
ハーレムものなのか謎。お約束ネタばかりだった気がするから、
一応はそうなのかも・・。

・島田美波 ★★★★☆
なんかツボった記憶がある。


◆SAO ★★★★☆
これも謎だけど、ハーレムタグで2位。有名どころで「とある~」
とかハルヒなんかもハーレムもの扱いされてる事多いし、挙げだし
たらキリ無いからもうやめる。

---

{/netabare}


◆ハーレムものの好み

ストーリー:上に挙げたやつだと、カンピオーネ、異世界、信奈、
SAOあたりが好み、ストーリーがメインで成り行きでハーレム的な。
特殊能力無しで、学校が舞台のラブコメがメインの場合は話が余程
面白くないとキツい。

バトル:無いよりはあった方が良い。バトルの水準が一定以上だと
それはもうハーレムものとは言えない気がする。

コメディ:基本的に笑えないとキツい。途中で切る理由として一番
多かったのが笑えそうに無い事だった思う。ISクラスだと別(てか、
ISはお約束シーンがレベル高過ぎて何度も笑いが噴き出たけど)

主人公:立場的にヒロインを守る側、対等、守られる側の3種類が
あると思うが、守られるタイプの主人公はキモい事が多くて辛い。


妹・姉:テンプレだけど、出来れば出ない方が良い
幼馴染:ろくな幼馴染が存在しない、イランと思う
男の娘:ブームごと死滅すれば良いのに
お嬢様:基本的に好きだけど、ハーレムもののは微妙
メイド:なんでもかんでもメイド姿させんじゃねーよ
ロリ:流石に慣れてきた、あまり抵抗が無い
ツンデレ:もっと増えれば良い、いくらいても良い
巨乳貧乳:割とどうでも良い
花澤:チート性能


さて・・、かなりの長さになったけど、書こうと思っていた事は
まだ殆ど書いていないので、ISのOVA版の方に書く事にする。

気付けばレビューがストーリーの薄いハーレム作品の流れみたい
になってた。最初に壮大な話が始まる感じから、ヒロインが次々と
出て来る。少し触れたら次のヒロイン、そしてまた次の~(ry

手広く浅く、話の本筋は大して進まない。最後で一応まとめて、
場合によっては2期。

はたして2期の視聴者がいるのか、それ以前にここまで読む人が
いるかどうかすら怪しい訳だが、それでも書く、2期は決定事項。
むしろ、こんなレビューは1期じゃなくて導入部。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 31
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

無理のあるハーレムアニメ

少しだけ2期も絡めた感想になってます。

【短い感想】
魅力的なヒロインたちが主人公と設定によって、そして製作者に理不尽に動かされることによって終わってしまったアニメだと思います。
それでも1期はまだ幾分マシだと思います。
ヒロインたちが登場した当初なら、まだどうなっていくか未来が無限にあったためです。
そのため、このヒロイン可愛いなぁ、少しずつ変わってきたじゃんみたいな感じで、魅力を感じることは結構ありました。
2期に関してはある程度予想していましたが、みなさんの感想を見ていると全く進展がないみたいですね。
まぁそりゃ進みませんし、同じことの繰り返ししかできないので、そう感じてしまいますよ。
理由はいくつか考えていることがあるので後半に書きます。

とにかく最初に述べたことが全てです。
ヒロインたちはすごく魅力的です。
しかし、それを生かしきれてないし、それどころか台無しにしていると思います。
私としては、主人公を排除して、ストライクウィッチーズのように女子だけで展開して欲しかった、そんな考えさえ持ってしまうほどの作品でした。


【長い感想】
○ハーレムアニメについて
{netabare}まず、大前提について。
ハーレムアニメは恋愛がほとんど進展しないものですよね。
それは、ヒロインが選ばれてしまった時点でハーレムじゃなくなる、あるいは物語が終わってしまうからです。
だからハーレムアニメが目指すべき形は、恋愛を進展させるのではなく、視聴者に恋愛の進展について気にさせない、あるいはその他の要素(戦闘など)を進展させるということです。
ISは何も進展しないということを気にさせた時点で…まぁ、ある程度察してください。

ハーレムアニメに関しては、恋愛が進展しない理由がある程度定められています。
ハーレムアニメ、主人公の代表的な例で言えば、トラブルの結城リト、ニセコイの一条楽(冬クールより)、禁書目録の上条当麻あたりですかね。
トラブルとニセコイに関しては、主人公が好きな女の子が確定している、その上で全員に優しくしてしまうが故のハーレムです。
ヒロインに告白出来ない、その間に新しい女の子が増えてしまう、そうやってハーレムが成立しています。
禁書目録は恋愛要素は二の次という感じで、戦闘が主、訪れた先々で女の子が増えるも、別に毎回共に行動するわけじゃないからある程度までしか進展しない、こうやってハーレムが成立しています。
まぁ禁書はハーレムというよりは知り合いが多いってだけな感じでもあるので、参考程度に挙げさせてもらいました。

じゃあISは?
正直戦闘はよく分からない、言ってしまえばオマケ程度、主人公がヒロインだれか好きというわけでもなければヒロインたちのアタックに対して特に反応を示さない(エロアタックは別)、という感じです。
いわゆる鈍感系主人公と言われているみたいですが、織斑一夏は鈍感どころか、最早人間かどうか疑うレベルに見えます。
まぁ一夏が行動しているというよりは、操られているだけにしか見えないですけどね。
恋愛を進ませないためにひたすら鈍感な行動をとらされる、製作者にそういう風にさせられた悲劇の主人公と言えるのでは。
ハーレム作品としてしっかり設定しなかったから、展開に無理があります。
そのため、主人公に無茶苦茶な行動を取らせ、ヒロインたちも無茶苦茶な主人公を好きでい続けなければいけないという無茶苦茶アニメ、それがISだと私は思っています。{/netabare}


○ヒロインについて
{netabare}ヒロイン全員魅力あるんですよ。
一夏が好きなこと以外は。
一夏が無理やり鈍感な行動をとらされているという印象だとしたら、ヒロインたちは無理やり一夏にアタックさせられ続けている印象です。
なんで好きなの?なんで嫌いにならないの?
まぁ一夏が嫌いになった時点で出番終了、ヒロイン終了になってしまうため、結局は無理やり繋いでるだけに見えます。

それからこのアニメ、ヒロインが自分を省みたり、ヒロイン視点になって考えさせる描写がほとんどありません。
それ故にヒロインに感情移入もしにくい、だからヒロインの可愛さゴリ押しアニメとかいう印象になってしまいます。
逆にあれだけエロシーンにまみれているトラブルでは、ヒロインが考えるシーンって結構あるんですよ。
特に古手川や金色の闇が色々思い悩んでいるシーンが多く、表面の可愛さだけではなく、内面の可愛さを垣間見ることの出来る作品です。
逆にメインヒロインのララは何も考えないキャラだから考えるシーンを設けられず、結果空気っぽくなっている、トラブルメーカーという役割になってしまったのかなーと私は思います。{/netabare}


○少しだけ2期見て気になったこと
{netabare}・更識楯無
IS2を視聴断念させる決定打を打った人です。
まぁ視聴断念した後もたまに覗いたりしてましたが、その度に酷いと思ってしまうのはさすがISという感じでしょうか。
完璧超人の生徒会長、それゆえに一夏に無理やり迫ってくるヒロインたちを軽く倒してしまった盾無。
この時私はヒロインたちに対して「ざまぁww」と思ってしまったんです。
一夏も一夏ですが、ひたすら自分の都合を一夏に押し付けた上に最終的に理不尽な仕打ちを浴びせるヒロインたちにもいい加減イライラしてたんですよ。
そのイライラを解消させるかのようなスカっとする仕打ちを見せた盾無。
しかし思ったのは、ヒロインの魅力のゴリ押しという最早それくらいしか見所がないようなアニメで、そのヒロインたちを否定してしまった、これはもう何も残らないし、今後も期待できないのではと思いました。
ということで、2期なのに、1期通して視聴したのにIS2は2話で断念しました。

・織斑千冬
言っておきます「アニメだからって何やっても許されるわけじゃねーんだよ!」
たまたま見た身体測定の話です。
男に女子たちの身体測定をさせるという、まぁここまでは別にいいんですよ。
アニメだから許されるレベルです。
問題は千冬がこれをやれと言ったこと。
これがですよ、山田先生や盾無がやれと言ったのならまだ納得は出来る、でも千冬は絶対だめだろ。
やってもいいキャラとやったらいけないキャラがいることくらい分からないんですかね?
自分で設定したキャラだろーが。
生徒会が決めたこと?あんた学校では織斑先生と呼べと弟に言うくらいなのに、社会的にも法律的にもアウトなことを認める人間だったのか?
なんにも考えられずに作っている証拠ですよ。
まぁこういうことが気になっている時点でISは自分にとって合わない作品なんだとは思いますが。{/netabare}


【最後に】
ラウラ登場まではわりといい感じでしたが、設定が甘かっただけに色々と無茶苦茶になってます。
色々割り切ったら見れるんでしょうが、どうも私には合いません。
それだけ描写や設定、キャラたちの行動が雑です。
なんか根本的なものを間違っている作品のような気がします。
作画の手抜き以前の問題だったし、BDが売れているだけにこれからも続くんですかね。
早く一夏とヒロインたちを開放してあげたい、自由にさせてあげたい気分です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 15

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

なにこれ、最高に素敵な作品!極上ハーレム&かっこいい戦闘!

以前から気になってた作品ですが、それほど期待はしないで視聴しました。
でも一話で、その数倍、数十倍の良い意味での期待を裏切られました。

一言で、最高のエンターテイメント!

アニメ作品を数百と観ている方からすればなんてことないレベルなのかもしれませんけど、個人的にこれはちょっといろんな意味で衝撃でしたね。
完璧に近い位置づけで採点しました。
それで正解だと思っています。

テーマとしては、ちょっといろんな要素があるのでウィキ引用します。

女性にしか反応しない世界最強の兵器「インフィニット・ストラトス」、通称「IS」(アイエス)の出現後、男女の社会的パワーバランスが一変し、女尊男卑が当たり前になってしまった時代。
主人公の織斑一夏は、自身が受ける高校の入学試験会場と間違って、IS操縦者育成学校「IS学園」の試験会場に入室。そこにあったISを男性でありながら起動させてしまったため、IS学園に入学させられてしまう。
「世界で唯一ISを使える男」である一夏は、彼以外が全員女子のIS学園生徒たちにとっては興味の的。さまざまな出会いや再会を通し、一夏の前途多難な日常と、ISを巡る戦いの日々が始まる。

とありますが、これがすごい。

まず、ハーレム設定はここまではあり得ないでしょ!
ってぐらいの設定です。
上記でわかるように、女性だけの学校に男性ただ一人という状況。
そしてすべての生徒が興味を持つどころか、主人公に憧れのまなざしを向ける。
つまり主人公は美形男子であり、好青年(15歳だけど)であり、なぜかわからない不思議な魅力満点ということです。

そしてそれを取り巻く主な女性陣がまたすごい!
あらゆる国のISのエリートが、美人でツンデレでまたはデレデレだったり不思議ちゃんだったりで、もうそれだけで物語が成り立つんですよね。

先にいろいろ内容を書いちゃいますね。

そして、ISをめぐっての様々な超展開。
これも見所です。
ロボット系は苦手だと、いろんなレビューや自己紹介でも書いていますが、それがこれにそれほど期待していなかった要素です。

でも、それもすぐに打ち砕かれました。
つまり、ロボットが戦うとういのではなく、あくまで個々の才能が戦いをくりひろげる、最強兵器として戦うというもので、今までのロボットやサイボーグ的なイメージを完全に払拭してくれるものでした。

個人のレベルが反映されるという意味ではエヴァなどと通じるところがあるかもしれませんね。

でもこれが素晴らしいのは、シリアスな展開があろうとも、決して鬱にはならないという点。
それはハーレム要素がかなり影響してるのも事実ですが、それ以上にシナリオの良さだと思います。

主役、準主役あたりは誰もが素晴らしすぎて圧巻でした。

では、その主な登場人物を書いておきます。


まず、一人の中心的主人公。
織斑 一夏(おりむら いちか)-内山昂輝さん
女性だけにしか扱えない(反応しない)と言われるインフィニット・ストラトスを世界で唯一扱える男子。
美形で優しくて、とてもさばさばとした性格で、それでいて女性関係に関してはまったく鈍感。
まったく鈍感というところは、ハーレム設定には欠かせない要素ですけど、何もかもを抱擁してしまえるような面が素敵です。
男性から見たら、あまりにもできすぎているぐらいですけどね。
cvの内山昂輝さんは、屍鬼、Charlotte、六花の勇者などで活躍されています。
個人的に、新しく知った人なんですが、とても印象的な声で素晴らしい演技をされていました。
注目の声優さんになりました。

そして、ヒロインたちですが、これが多い(笑)

まず一人目は、篠ノ之 箒(しののの ほうき)-日笠陽子さん
主人公の幼馴染で同じIS学園のクラスメート。
性格は男っぽくもあるし、とても女性的な面もあるという、いわゆるツンデレキャラです。
もちろん、IS戦闘でも活躍します。
cvの日笠陽子さんは、けいおん!、生徒会役員共、ノーゲーム・ノーライフなどで活躍して、大人気の声優さんですね。

次に、セシリア・オルコット(Cecilia Alcott)- ゆかなさん
同じくIS学園のクラスメートで、イギリス人のIS代表候補生。
超一流のIS操縦者ということになりますね。
性格はお姫様タイプの負けず嫌い、プライドが高い少女。
でも、中身はやっぱり恋心にも友達にも勝てない素直な高校生。
cvの ゆかなさんは、ベテラン声優さんで、ふたりはプリキュア、フルメタル・パニック!、魔法少女リリカルなのはStrikerSなど多数で活躍されています。
とても魅力的だと感じました。

次に、凰 鈴音(ファン リンイン)- 下田麻美さん
IS学園の同級生転校生。
主人公の第二の幼馴染。
性格は明るくてやんちゃ。
ほうきと入れ違いに主人公と幼馴染になっていたということで、ほうきとは最初からライバル意識バチバチです。
でも、絶対に憎めないキャラ。
中国人のIS代表候補生。
cvの下田麻美さんは、生徒会役員共、お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ、THE IDOLM@STERなどで活躍されています。
おにあい、ははまり役だと思いましたが、本作品でもそうでした。

次に、シャルロット・デュノア(Charlotte Dunois)-花澤香菜さん
同じく主人公のクラスメートとなる転校生。
とても美形の第二の男子生徒として登場。
しかし、ある秘密を抱えている。
こうやって書いても分かりますけどね(笑)
性格は温厚で明晰、一見控えめな感じ。
フランス人のIS代表候補生。
cvの花澤香菜さんは、僕が観ている作品には多数出演しており、毎回書きますけど、トップと言って過言ではない声優さんですね。
物語シリーズ、Angel Beats!、STEINS;GATEなど多数で主役級を演じている、まさに最高の声優さんです。
大好きです。

次に、ラウラ・ボーデヴィッヒ(Laura Bodewig)-井上麻里奈さん
登場からいきなり主人公に対して挑戦的、というよりも敵意をむき出しにしているという転校生。
その実力は最高レベル。
この学園、このクラスの担任であり、IS責任者である、主人公の姉を最も尊敬している。
しかし、その展開には驚く面がたくさんあります。
ここでは書けませんね。
cvの井上麻里奈さんは、みなみけ、図書館戦争、僕は友達が少ないなどで大活躍されています。

他にもヒロインはいますが、割愛させていただきます。
なぜなら、二期のレビューもあるからです(笑)

書ききれないほどに、すべてのヒロインが魅力的です。
そしてそのどのキャラの声優さんもぴったりはまっていて、主役級の人たちが集っているという豪華さ。
二期はもっとすごいことになりますよね。

そして、ギャグ的要素を表立って取り入れていないはずなのに笑えるシーンや、うるっとくるシーンなどもあって、もう見所だらけですね。

音楽はパッとしませんでしたから、そこで点数を引きましたが、無理に考えることもなく観えて、それでいて飽きなくて、内容も濃い。
クラナドのような奥深さは感じられませんでしたが、ストーリーも良くできていると思います。

文句なしの作品でした。
観ていない人には絶対にオススメします!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 18

88.5 24 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング24位
さくら荘のペットな彼女(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (5373)
26149人が棚に入れました
学園の問題児の巣窟『さくら荘』に住む高校2年生の神田空太は、変人たちに振り回されながら、『脱・さくら荘!!』を誓う毎日。そんなある日、『さくら荘』に、可愛くて清楚で、しかも世界的な天才画家である椎名ましろが越してくる。彼女を寮の変人達から守らねば!と考える空太だったが、ましろにはとんでもない秘密があった。なんと彼女は外に出れば必ず道に迷い、部屋はめちゃくちゃ、ぱんつすら自分で選べないし、穿けない、生活破綻少女だったのだ!空太は寮生たちによってましろの“飼い主”に任命されてしまう。こうして凡人・空太と天才少女・ましろの“飼い主とペット”生活が幕を開け―?この物語は、変態と天才と凡人が織りなす青春学園ラブコメである。

声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、中津真莉子、高森奈津美、櫻井孝宏、堀江由衣、豊口めぐみ、浅野真澄、小倉唯
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

24話鑑賞後。第1稿。採点も若干修正。

原作小説2巻途中、コミック4巻まで既読。

2クール、きっちり完走できて嬉しい限りです。
録画をミスることもなく、酷く溜め込むこともなく。

一通り観終わって・・・良い意味で泣かされたタイトルだったなぁと。特に終盤は毎週毎週ティッシュ箱を傍らに置き、涙を拭いつつの視聴でした。

総評は後日させて頂いて、とりあえず24話後の感想を。

{netabare}
24話鑑賞後---------
普段アニメの視聴は
『録画しておいて、翌日仕事から帰宅以降』
というスタンスなのですが。
最終話ということなのか、気合を入れて普段より早く起床して、観てから仕事にいきました(結果的に正解だったわけですが)w

冒頭寮生達が全て立ち去ってしまいそうないきなりな展開に「!?」と困惑したわけですが、仁・七海・リタの見送りだったということでホッと胸を撫で下ろした次第です。

とりあえずまずは・・・七海さん、お父さんから正式に許可を貰っての再チャレンジ、良かった。本当に。
このまま彼女が物語から脱落してしまうのは、どういう意味でも勿体無いといいますか、考えられない考えたくなかったので。

本意かどうかはともかく・・・龍之介&リタの関係も安泰なようで何よりです。大胆というか行動力があるというか・・・予想通りではありましたが、さすがリタ嬢w

美咲先輩は・・・まさかそう来るとはw というかどんだけ稼いでるでしょう、彼女。 しかも婚姻届提出済み!?w 早いよ、先輩w
以前1回だけ出てきた例の「ブツ」がここで生きてくるとは思ってもいませんでした。

結局、空太の気持ちはハッキリ示されることはありませんでしたね。何となく感じるレベルでは有ったように思えますが、言葉にはされておらず。
冒頭の看板を打ちつけるシーン。「何かデジャヴ」と思っていましたが、よくみると桜を意識したような模様になっている気がして、良かったと思います。

ましろは・・・無垢さは相変わらず、でも初回の時のような無感情無表情的な部分は無くなって、やはりこの娘も可愛いよな~と。

「はうはう」の弟君がさくら荘入りというのはともかく、トップで入試をパスした娘がというのは甚だ意外でした。
しかも一般寮を出るきっかけを作ったのが優子でw 普通追い出される(?)立場が逆だろう?とw というか合格しているとは全く思わず。
今後色々な意味で賑やか(騒がしく?)なりそうなさくら荘だな~と思いました。

終盤毎回クライマックス的な流れだった分、ラストの平坦さ(普通で考えればそうでもないですが)は意外でしたが、良かったと思います。

2期をやりたい意思の見える終わり方だったと思います。
個人的には是非続きを観たいタイトルになりました。
・・・といいますか、原作読みたいですw 限界です。
アニメとは異なるお話なのかもしれませんが、それでも。

余談ですが。
BD&DVD3巻のジャケットは美咲でしたが・・・メイン張ってる回では無かったようなw 収録話から選ぶなら・・・優子か龍之介かリタかw

23話鑑賞後---------
19話辺り以降、毎回ティッシュが手放せない展開が続いてますね~。今回もそうでした。

元生徒会長が答辞で何かやらかしてくれるかと思いきや、その役目自体を美咲に譲り渡す(上手い表現がみつかりません)という行動にw まさかそう来るとは、全く予期せぬ展開でした。

何処か大人らしい達観した立ち位置で、空太弄りにしか出てこなかったような印象の千尋先生ですが、ここ2話では特に重要な役割を演じていたように思います。
少なくとも、彼女なりのさくら荘への思い入れは有り。そして彼女がいなければ今話の3年生の企ては実行すら出来なかったわけですから。

龍之介&リタの桜のバッジ、3年生の企て。どちらも偶然それぞれが思いついたことなのでしょうけど、結果見事なまでに噛み合っていたな~という印象です。

これでさくら荘存続は確定ということで良いのでしょうか?
校長・理事長・オーナー辺りが汚く展開してくれなければ良いのですが・・・。

残りは・・・1話?2話? どちらにしても寂しい限りですが、何事にも節目、切れ目、出会い、別れはあるわけでして。
現状を円満解決するのには・・・。

22話鑑賞後---------
前回はましろがさくら荘を後にするところで終わっており、色々心配でしたが・・・なんとか戻ってきてくれたようで一安心です。
ただ、未ださくら荘の廃寮そのものは消えていないわけでして、しかも卒業式当日なわけで余談を緊迫した状態ではあるわけです。

七海さんは・・・本当に健気といいますか、自制の出来る娘といいますか。タイミングはちょっと微妙だったかもしれませんが・・・彼女自身の心の内を正直に吐き出してしまっても、僕的には責められたことではなかったように思います。
ただ・・・このことも彼女の判断や決めた事なわけで、これはこれで1つの形だと思います。

ましろへの想いを、表も裏も含めて初めて言葉にした空太だったわけですが・・・結局肝心なところは「七海とましろの友情」に持っていかれた感がw 元々ましろの感情は、偏ってはいても一つの形を示していたわけですから、ある程度の答えは見える気がしますがw

残る問題は今のところ、僕が考えられるだけで2つ。
・さくら荘の今後
・七海の今後

仁&美咲が元生徒会長カップルを巻き込んで何かやらかしてくれそうですが・・・今から次回が楽しみです。
正直・・・この2人は正式に答えを出せたら一歩下がった立ち位置になるかな?と予想していたのですが、意外と要所要所で表に出ていますね。

追記で。
藤沢さんの会社の行動については・・・千尋先生のおかげでちょっとは溜飲が下がった気分ではあります。
別チームの行動ということなら、いくら売れっ子クリエイターといえど会社の全体を把握し切ることは難しいとは思います。が・・・同じ会社・業界の人間としては批判は避けられないとも思います。

21話鑑賞後---------
前話では気丈に署名募集活動をしているような気がしていた七海さんですが・・・やっぱりそう簡単に割り切れませんよね。廃寮阻止に向けての彼女の気持ちは嘘偽りでは決して無いのでしょうが、そればかりなわけでもなく。
どんな形にしても、吐き出す機会は必要だったと思います。

逆に想いを抱え込むしか無かったのが空太なわけでして、タイミング悪かったな~と。気持ちの整理をつける時間も、七海における空太みたいな相手も無く・・・。
ましろを引き抜こう(上手い表現がみつからない)とする企業の姿勢を、「そう」感じてしまうのは無理からぬところだとは思えました。が・・・何事もこう考えるのは邪道ですが、色々タイミングが違っていたら、と思えなくもないですね。

そして何が一番の要因になるのかわからないですが、やはりさくら荘を後にしたましろ。彼女の生活と気持ちと想いが大丈夫なのか、かなり不安です。

20話鑑賞後---------
こう言っては何ですが・・・。
思ったより正攻法で廃寮に対して動いていて驚きました。
ご都合主義全開でやるならもっと超展開とか特殊スキルに訴えるとかあるでしょうに。そうせず署名活動などで地道に(?)動いている様は意外でした。(決して否定的な意味ではないです。)

しかし・・・学校としては「画家としてのましろ」に期待して編入をさせた(してもらったのが正解か?)わけで、その思惑に沿わず漫画家としてデビューまでされてしまったのは、到底認められる話ではないのでしょうが・・・。

だからと言って「耐久性」に託けて、その辺の軌道修正しようとする行為自体も認められるわけでもなく。クラッキングという手段で得た情報とは言え、学校側の言い分はどうしようもない物ですね。

ましろの両親はまだ登場してませんが、どういうスタンスなんでしょうね。画家としてのましろに肩入れするのか、漫画家としての娘に理解を示すのか。原作での展開を知らない身ではありますが、その辺考えると・・・学校側の行動はどっちにしても自らの首を絞めるものでしかないと思えています。

DVD2巻のジャケットを見て、最近改めて「七海も可愛いな~」と再認識したところなのですが・・・残念ながら最終オーディションは不合格だったようで・・・。正直思ったよりダメージ受けてます。
2クール目辺り(それ以前も込みで)からの七海さんの言動を改めて見てみると、結構切ない。この先の物語は知りませんが、以前見た時とは異なった感想・印象が湧いてきます。正直涙無しでは観られないです・・・。

都合の良すぎる展開を期待しているとは思いますが・・・3年生の卒業は避けられないとしても、2年生sは揃ってさくら荘にいて欲しいと思っている(20話観た今でも)ので・・・。

ましろの「わたしがさくら荘を守る」というセリフの意味が、一体何を指すのか少々不安ではあります。いざとなると、結構突拍子もない行動してるので・・・。

19話鑑賞後---------
前回ED明けにて、急展開を見せたわけですが・・・。

今回は、空太が猫を拾ってさくら荘に飛ばされた直後からのお話。

一番印象は・・・やはりゲームが古いという点でしょうかw
今回は「餓狼」もしくは「KOF」。あまり昔の格ゲー、詳しくなくてw ハードは・・・NEOGEOですかね~。

特にこれというポイントは無かったように思いますが、やはりどんな物語でも「ファーストコンタクト」というのは感慨深いものがありますね~。その作品が好きなら尚更でしょうか。

廃校・廃部みたいな流れの作品は(最近?)多々ありますが、このさくら荘は抗う方向でお話が進みそうですね。最終的にどんな決着が待っているとしても、「最後に一花」みたいなノリではない展開を期待しています。

18話鑑賞後---------
「宇宙人に初恋」というタイトルだけあって、やはり仁&美咲のエピソードでしたね。

仁が無事大阪の大学に合格して、報告・話進展かと思いきや・・・美咲がTELやメールをスルーという反応に。
どう解決するのかと思いましたが・・・。

仁の予想も見事に正解でしたが、今回ばかりは2年生トリオの絆が上回っていましたね。

空太と仁の殴り合いという構図になりましたが、結局はやはり仁自身がどう折り合うのか、どう納得するのか・・・そこが肝だったように思います。

仁と美咲の間が、1つの形を結べたことは良かったと思います。屋上での2人のやりとりは感動してしまいました。
といいますか、歳のせいか涙腺が緩くなっているんでしょうか、結構泣ける機会が増えたな~とw

ED明けに「さくら荘取り壊し」という衝撃の展開が・・・。
どの面々にとっても後の無い展開だなと。
七海にとっては、どうしても離れてしまいそうな。
ましろが独りで生活できるはずが無く。
龍之介も引き篭もっていられるわけでもなくなって。
空太は・・・。

16、17話鑑賞後---------
年末年始の帰省後のお話ですね。
この2話は緩急の差が激しいな・・・というのが、まず第一の感想です。「空太プレゼン」「優子受験」「14日」と1ヶ月ちょいの時間経過があるのですが、17話は実質14日のみのストーリーと、すごいバランス配分ですw

(16話)
空太君、プレゼン突破おめでとうございます。
ところでこういう「企画オーディション」は実在するのでしょうか?
あると仮定して、合否をこんな風にその場で決めてしまうものなのでしょうか?(これだと、合否待ちになった時点で不合格みたいなものに見えるので)
空太の参加は複数回目なわけで、今までのものも含めて判断されたということなのでしょうか?
原作ではどう描かれているのか、気になるところではあります。

神田父からの伝言「2人のどっちが本命?」ですが。
確かにそろそろ空太自身、胸の内に気がつくべき頃合かな?と。「七海が自制できる子」で「お互いに遠慮していない」から、この3人の関係が大荒れにならないのだと思いますが・・・普通の恋愛物だったら・・・。

16話のサブタイトルみて。
てっきり七海が告ってしまうのかと思いました。
なるほど、台本のセリフですか。焦った焦ったw

(17話)
2月14日。七海オーディション当日。バレンタイン。
各人、色々動きのあった回でした(現状はそれほどでもないですが)。
リタさん襲来とか、宮原君再登場とか。
ましろに急な仕事とか。

ましろへの仕事。表紙ですか。大役ですね~。
彼女自身既に仕事持ちなわけですが、やっぱり空太・七海が頑張っている部分ですから、こういう展開は欲しいですよね。後々に影響していくのか、今は知る由もありませんが。

リタさんは久々なのに・・・。
龍之介の女性嫌いは一体何が原因なのか。今後そのことに触れられるのでしょうか。
今回のは可哀想だったので。

七海のオーディションは順調に進むかと思いきや、事故で電車がストップ。大ピンチに。
ましろとの約束があっても助けに行こうとする空太。
どうするのか?と思いましたが・・・とりあえずましろを気にする余裕はあったようで安心しました。放置とかだったら洒落にならないので・・・。

オーディション会場までの道程でのやりとり、その後学校での出来事を見た限りで・・・。空太の心の内は、もう決まっているんじゃないかな?と思えました。本人が気付いているかはともかく。
まぁ・・・ましろの手作りチョコなんて、ありえませんよねw
ちょっと期待しちゃいました。

次回は・・・仁のエピソードでしょうか。

14、15話鑑賞後---------
他の新番組の方にかまけてレビューが滞っておりました。
色々思うところもありまして纏めてになったわけですが・・・上手く書けてるか大変不安です。

(14話)
ということでクリスマスのお話。
結局ましろの送迎の間に、七海とのプチデート?をするという展開に。13話の時は結構深刻なお誘いなのかと思っていましたが、美咲の為に一時的にさくら荘を空にする口実でもあったわけで・・・その辺上手いこと有耶無耶になった気がしないでもないですが。

仁は・・・美咲以外の方向には余計なくらい気が回っているんですが、彼女のことだと本当に・・・。考え過ぎなのか、空回っているというのか。
仁本人の中では「美咲とどうしたい」「どうありたい」と明確な理想像(?)があるようですが、それを彼女に伝えることもできず。「そのままで」という曖昧なことしか伝えられない。
言い方は悪いですが・・・「美咲を振り向かせたい」ではなく、詰まるところ、彼自身がどう自分に納得するか満足するか、だと思うんですよね。

さくら荘にきて以来のましろといえば、基本漫画に没頭していて、空太もその部分を目にすることが多かったわけですが・・・。
文化祭辺りのことで「ましろの中に重要な物が増えた」「新たな感情を知った」ことで、異なった一面を見せ始めたのだと思います。
何に向かっても真っ直ぐ。ましろそのものがブレてしまったわけではないのだと思います。

「まだ届けられない想い」。本当に七海さんはストイックですよね。とりわけ自分に対しては厳しすぎと思える程かと。空太は何のことかよく分かっていない様子ですが・・・。
個人的には、結果の成否に関わらず想いを届けて欲しいな、と思いますが・・・どうなるのでしょうか。

そんな意味でも空太君には、もう少し周りからの想いに気付いてあげて欲しいな、と。企画オーディションとか自らのことで精一杯かもしれませんが。
そして自分の想いの在り処にも。

このお話のタイムリミットは約2年後だと思っていましたが、実際はその半分なんですね。

(15話)
千尋先生のヴァカンスの為に、急遽帰省することになったお話。女の子3人連れてって、何てエロゲですか?とw そりゃ妹も驚きですよ。

仁さんの云わんとすることはわかりますが・・・もう少しはっきり応えてはあげられないものか?と思えてならないのですが・・・。

この回は全体的に感想書くのが難しいですね。
「美咲らしさ」・・・元々前向きな指向の彼女ですから、答えに辿り着ければ大丈夫だと思います。グルグル想いの迷宮を100周もしているだけでも大したものだと思いますけども。
「努力は報われると証明して欲しい」・・・そう思うのも分からないでもないですが、それは自分ですべきことかな?と。でないと、自分だけがダメだった場合、自分の結果を人の所為にすることにも繋がりかねないので。

長文で失礼をば致しました。

13話鑑賞後---------
年も明けて、物語もガラリと変わるのかな?と思いきや・・・意外にも空港シーンからでした。

今後は空太・ましろ・七海の3人の関係が厳しくなりそうですね・・・。方向はともかく、空太の思いの質は一体何なのか? ましろの自覚はどの程度なのか? 七海さんはまぁ本人も分かっての行動でしょうが・・・。

漫画を描くことよりも空太へのアクションに比重がいくという、ましろの姿は衝撃でした。空太の思いもわからなくは無いですが、主人公補正にしても鈍い・・・。
同時に七海からのアプローチもあったわけですが、そんな安請け合いして。思わず「いいのか~?」と口を出てしまいました。
この人間関係は果たして・・・。

ふと思ったこと。
やっぱ企画オーディション、そこにはしない方が・・・。他にもあるならそっちへ・・・。今回は一次でダメだったようですが、最悪、意図的に落とされている可能性すらありそうなので。空太なりの思い入れや憧れはあるでしょうけど。
と、本人にはそんなことを知る由も無く・・・。

12話鑑賞後---------
まず・・・年内に一区切り付けてもらえて何よりです。11話のままで越年とか、いろいろきつそうなのでw

物語としては大筋予想通りの展開でした。個人的には空太が、更にもう一歩踏み込んでくれるかな?と期待していましたが。ま~あと1クールありますので、そちらで期待しますw

叫ぶましろという構図は予想していなかった部分ではあります。と同時にcvの茅野さんの演技を意識して聴くの初めてなので、印象大でした。ガルパンとか他にも出演作品見てたようですが・・・。軒並み主演クラスは外してたようです。

「恋を教えて」というお願いに、これで1つ答えられたことになるようですね。主に「ドキドキ」させる方面。
それでもやはり、七海を意識したり、妹に張り合ってみたり、(これは異なるかもしれませんが)リタを助ける空太を敵認識してみたり・・・「恋」に近い感情は持っているように思えますよ?w

藤沢さん・・・。個人的にはあまり好きなキャラではないので、顔見ると少々イラっとしてしまうのですが・・・。
卒業生で千尋先生と知り合いで、おまけに元さくら荘住人となると、結構な立ち位置でしょう。う~む。
確かにプレゼン回見直したところ、履歴書?に住所まで書いてありましたね。

七海さん。一発勝負での、ヒロイン役兼進行役お見事でした。さすがというのかなるほどというのか、良かったと思います。

結局リタさんの思惑通りだったんでしょうか~?
一度彼女に、龍之介にこだわる理由を訊いてみたいですw

ミートボール。直訳すると肉球。今更気付きました。
猫好きな方は、食べるのためらったりするんでしょうか?w

11話まで鑑賞後-----
10話にて、リタさんにも何となくでも理解してもらって、ましろの味方になってくれるか~?と思いきや・・・「待つのは文化祭まで」「しかもましろ父の差し金(11話にて)」と、納得されていない模様。
う~ん、困ったものです。

ということで変わって11話。
というか文化祭パート長いですね。次で4話目。

七海さんのメイド姿がまずは・・・可愛いです。過去に美咲さんと比較して謙遜してますが、十分すぎるほどですよ、ホント。嫌味や情けとかじゃなく。
出展物作りにあまり手を貸せないと気にされているようですが、実際に発表の場で観客を扇動するというのも十分大役だと思いますよ。やり直しはきかないし、その場が全て彼女にかかっているんですから。

ましろの猫娘姿と聴いたとき、空太とほぼ同じ想像してました。どうせ裏切られるに決まってるのいるのにw
入り口で看板持って呼び込みしている着ぐるみ娘・・・「看板娘」では無いですよね?w あれはあれで可愛いのでアリですが、美咲さん話盛り過ぎでしょう。
しかも着ぐるみ内部はパンツのみて・・・。
いつもはパンツを信じてない様相ですが?w 最近信仰するようになったとか?w

森の作品展とかとか。
ましろによるケチャップ絵が、あまりにガチ過ぎる。似顔絵レベルじゃないw

龍之介&リタという組み合わせは不吉すぎですねw
「自動メール返信プログラム」のはずのメイドちゃん、結構独立して動けてる気がしますが・・・?w
この話での龍之介メイド仕様のおかげで、彼の性別がどっちなのか全く読めなくなってきました。ビジュアル的な問題だけではないのかもしれない、と深読みしてみたり。

藤沢さん再び。
卒業生だったんですね。
それでもやっぱり、アレは無いなと。

美咲さん、お姉ちゃんとホントそっくりですね。強いて違いを探すなら・・・総合的な輪郭でしょうか?
普段は結構お気楽(とはいえ行き過ぎている感はありますが)に対応できる仁さんですが、美咲さんが絡むと途端に余裕が無くなりますね。大阪に進学予定ですが、ダメージ受けるのは結構彼なのかもしれません。

仁さんとの関係に悩んだりで結構感情の起伏が激しい美咲さんですが、それでも持ち前の「前向きさ」はこのアニメでかなりの救いだと思います。本当は無理しているだけなのかもしれませんが、どちらも本当の彼女だと思います。
会いにいくのに気軽に「飛行機」「新幹線」と言える辺り、ブルジョワなのか愛が成せるわざなのかw

「ましろがイギリスへ」というのは、現段階では空太の思い込みという部分がありますよね? リタさんの言葉も真実では無いでしょうし。
それでも何か行動を起こそうとしている空太に期待したいです。何となくシナリオは読める気はしますが、ドキドキしてますw 2人の関係が良い方向に進みますように。

これで「恋を教えて」に繋がるのでしょうか?
多分・・・もう既に彼女の中には「恋」があると勝手に思っております。後は「周囲の人の」ではなく、自分の内に気付けるか、だと思います。

9話鑑賞後----------
先回のプレゼンシーンでの謎は・・・観返してみても、やはり意味不明。これについては友人とも同じ見解でした。
今のところでは「藤沢さんの何らかのコンプレックス、もしくは思い込み」にしか思えないですね。
これは原作を読んでみないと納得いかない点かもと思えたり。

で9話。
8話での次回予告がリタさんだったので、彼女メインの回かと思いきや・・・。
個人的には、龍之介君(?)に持って行かれてましたw
いえ物語の展開的にはリタさんが引っ掻き回した感が強いんです。

が・・・いかんせん、登場タイミングが・・・。
そもそも引きこもり設定キャラが急に現れたときの想定なんてありませんでしたw
ビジュアル的な部分については何処かで見かけていたので、それほどでもありませんでしたが。
メイドちゃんのcvがあえて(?)「???」になっていたのにはちょっと納得しました。いえ、先々の展開もある程度勝手に予想した上で、堀江さんの男子(?)役も「ありえる」とは思っていましたがw

リタさんの登場、イギリスに連れて帰る宣言から何となくお話はわかる気はしますが・・・リタさん&空太くんに一言。ありきたりな内容ですが・・・誰が何をするのか決めるのは、本人だよ、と。今のましろさんの判断や思いや方向性が将来正しいのか、そんなことは誰にも分からないでしょう。が、他人が決めることでも無い、とも思います。
言い方は悪いですが・・・ましてやリタさんは・・・。

8話鑑賞後----------
折角の「水着回」も、先週に比べたらその方面ではイマイチ威力に欠けると言いますかw

空太君の挑戦第1回は・・・良くも悪くも予想通りで。
いや・・・いくらさくら荘の面々が変人ばかりで、練習や修正を繰り返したと言えど、人生初プレゼンなんてそうは上手くできるはずもなく。
次に向けて、前向きに進んで欲しいです。
※この作品みて、自分以外に向けて「がんばれ」という言葉をかけることが、どれほど無責任なのか痛感した気がします。ましてや自分が出来ていないのならば、尚更ですね。

審査員(?)の中にいた藤沢さん(でしたっけ?)、プロフィールを見て急に思い立ったように質問をしていますが・・・どんな意図があったんでしょう。追々語られることとは思いますが・・・。個人的に関わりがあるのか、何なのか。
ただ・・・「そういう」質問はプレゼンが終わった後でも良かったんじゃないのか?と思いますが。
プレゼンを聴く必要がないと思えたなら、端から落とせば良い話ですし。
まだ1回観ただけなので、再度視聴~検証してみたいと思います。

7話鑑賞後----------
神田妹、登場~。
個人的にここまでテンション高めな小倉さんは初でしたので、何か新鮮でした。

進路相談(本人曰く建前とのことですが)の為に襲、訪問とのことでしたので、ちょっとはシリアス目な展開かな~?と思っておりましたが、それほどでも無く。
このエピソードが原作にあるのか分からないですが、あるようでしたら読んでみたいところです(現在アニメを追い越さないよう調整しつつ原作追従中)。

次回は水着回とのことですが、今回で既に結構肌色率高かった気がしますがw

妹vsましろも面白かったですが、七海さんが色々焦ってるのが特にツボでした。この娘も良いな~。

6話鑑賞後----------
今回は「FightingVipers」かw
ちょっとかじった程度ですが・・・でも懐かしいw

「8月10日」という日付には、もう1人の行動も含まれていたんですね。ましろデビュー、七海の中間発表会。それらに触発されてのエントリーだったのかもしれませんが。

「ましろ当番」という、ある意味七海さんには関係の薄い仕事に固執した理由は、果たして・・・。
純粋な「使命感」のようなものなのか。
(超)遠回りをした上での空太君への想いの欠片なのか。

結果的に体調不良に陥り、発表会に無理して出席して場を壊し・・・。それらの行動への評価は様々とは思いますが・・・僕としては悪くない選択だったかな?と。
そしてそれらの行動を後押ししたましろ。
あれも彼女なりの気遣いというか、気持ちの汲み方といいますか、そんな一面だったように思います。さくら荘の面々に頭を下げた手伝ったりしてる様は、また彼女の違った面が見られて良かったと思います。
この2人の関係はこれからどう動いていくのでしょう。楽しみです。

「ましろ」と名前を呼ばせるのは恋愛感情というより、「特別」という意味合いのが強いのかな?と感じた回でした。

仁さんの進路は・・・彼は彼の考えあってのことなんでしょうね。推薦蹴ってまで、というのは冗談ではないでしょうし。
そしてそれを察してしまう美咲さん。
・・・切ない。切な過ぎる。
そして色々な人間関係に接する空太君もつくづく絶妙な位置にいるな・・・と。

次回予告が意味不明すぎるw 空太の妹さんの出番なようですが。

例の変更点については・・・。
確かに・・・必要性はあったのか?よりによってこんなご時勢に?と疑問が無いわけでもないですが・・・。
過剰反応はいかがなものかと思います。

5話鑑賞後----------
七海さん、さくら荘へ~の回。
何より、途中の「サムスピ」?ぽい画が気になって気になってw いや~懐かしいなぁ。

先週読んだコミック3巻の後半部分からになると思うのですが・・・。(これでまたアド無しにw)
4話での次回予告とコミックを見比べて、ましろ追試前日辺りのお話は無しかな?と思っていたのですが・・・ありましたね。アニメでは色々軽めな扱いだったように思います。
個人的に前夜のやりとりは面白そうだったので。

それにしてもまぁ・・・ましろさんのスキルは反則でしょうw 詐欺とは言わないまでも、凶悪といいますか。漫画を描くため、テスト突破のために発揮される辺りが、嫌味にしない要因でしょうかw

そういえば・・・空太の家庭の話知らないな、と改めて。

七海さん、色々頑張り過ぎてる気がしますね。
この作品自体、何処かに「陰」と言いますか「裏側」と言いますか、そんなテーマが感じられるので、彼女のポイントの1つなんだろうな、と勝手に想像していたりします。

4話鑑賞後----------
個人的な未知数部分に突入しました。

そしてこの作品を観始めて、初めてましろさんに明確な表情が見えた回でもあったように思います。これまでは、あまり表情が伺えなかったように記憶していますので。
そして改めてましろさん可愛いなぁと。

4話を観て率直に思ったこと。
この作品に対するコメントが安定しないのは多分、登場人物達や物語に自分自身の心が激しく揺らされているからなんでは?と思えました。
方向性は異なりますが、TARITARI5~6話辺りを観た時似た感覚を覚えたような気がします。

来年発売予定?のゲームのCM観て。
七海さんもさくら荘に入るみたいですね~。次回予告の内容から、5話からでしょうか?

※11/3追記
コミック3巻の該当部分を読んでみて・・・。
漫画が原作通りであるならば、空太の心情が分かり易かったことが良かったですかね。アニメではその辺、急展開だった気がしないでもないので。
ただアニメの展開でも悪くはないと思います。

SAOもですが、原作が気になるタイトルです。
でもやはり時間が無い、とw

3話鑑賞後----------
ここまで観た時点で・・・コミックによるアドバンテージがほぼ消えました。 ここから先は殆ど展開も何も知らない状態になります。(注:一応コミック3巻買ってあります。元々読んでいたので。これ書いてる時点で未読です。)

ラブホ取材の件は、結構アッサリだったなと感じました。小説では分かりませんが、コミックでは結構ページが割かれていたように思いましたので。
たぶん・・・美咲さんのお姉さん(でしたっけ?)の話があまりされてなかった分、短く感じたのでしょうか(その話はもう少し後でしたっけ?)。

ましろさんの瞳(心と書いて良いのかな?)。
綺麗なことは変わらずですが・・・純粋でまっすぐで、心に刺さりますね。空太君にも悪意や邪気は無いのでしょうが、アレは結構効くでしょう・・・。

録れてる分を何度も観かえしていましたら、何となくましろさんの表情が分かったような気がしてきました。・・・気のせいな感じが否めないくらいの自信ですが。

2話鑑賞後----------
2話になりましたが・・・やっぱりなかなか纏まらずな感じで。
すみません。

今回までで、まず印象に残っているのは・・・ましろさんの瞳でしょうか。形とか輝き?とか。(意図的なのか)目で物を語っていないように感じるのでミステリアスと言いますか。

空太君絡みになると途端に表情がクルクル変わる青山さん。天才なのか変人なのかイマイチ本音を見せない美咲さん。
どの娘も魅力的ですね。

ましろさん、さくら荘の住人、たくさんの猫達に振り回される空太君・・・。いろいろ、がんばれw

1話鑑賞後----------
コメディっぽい感じが表に出てるように感じますが、コミック読む限りではそれだけでは全く済まないというのが印象なので・・・色々この先、一波乱も二波乱もありそうで。

・ましろさんがいい感じ。
・自動メール返信プログラムのメイドちゃんがw

今のところ書けそうなのはこれくらいです。
期待していた割に、こんなコメントしかできず・・・すみません。2話の時にはもう少し纏まった文章が書きたいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 55
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

それぞれの恋と夢の行方。 21話までの感想追加!

さくら荘に住む変人達ととある理由からさくら荘に入れられた普通の少年の物語です。
さくら荘に住んでいる人達はそれぞれ優れた所がある天才なんですが変人ばかりですww
この作品のヒロインもそんな感じです^^
主人公は普通の少年ですがツッコミは優れていて面白かったですw
ヒロインのましろ可愛かったですね^^
ヒロインをはじめとする変人達に巻き込まれていく普通の少年の今後が気になりますね!
(こういうアニメよく見かける気もしますがw)
やっぱり天才はどこか変な所があるんでしょうかね?w
2話も見てみます^^

【2話感想】
ましろは思ったよりもヤバイですねw
あれは1人では生活出来ないレベルでした・・・
どうやら主人公のソラタがましろを介護して行くお話になりそうです。
ソラタのツッコミは相変わらず面白かったです。
僕には天才の考える事はよく分かりませんw
ましろのこれまでの人生は絵にしか興味がなくて絵だけを磨いて来たのかなと思いました。
しかしソラタに少しずつ興味を持ち始めている様子でした。
これからお互い何を学び成長するのか注目ですね^^
{netabare} 栄光のキャベツロードやバームクーヘン勝手に食べた所は面白かったですwアニメならではですね!(実際にあったら笑えないかもですが・・・)
青山さんの関西弁が可愛かったです^^
恋の行方も気になりますね!{/netabare}

【3話感想】
今回は近すぎて遠いと自分の居場所がテーマですね^^
{netabare}自分がいないとダメだと思っていたましろが実は世界的な天才画家でしたと知ったら落ち込みますよね~
ましてや自分には何も夢中になれることや目標が無いからなおさらですね。
アニメ脚本家のジンさんと美咲さんもなんかギクシャクしてましたね。天才でも悩みはあるものですね~
今回の話は後半シリアスが多めでしたね^^
ソラタはさくら荘を出て行くのか・・・
僕は出て行かないの思いますがww
自分の居場所やソラタとましろの距離感などを感じる回でした。今回はあまり話的には面白くないですが物語的には良かったのかなと思いました^^
次回が楽しみです^^ {/netabare}

【4話感想】
ましろの表情の変化やソラタの思いの変化など今回もシリアス多めでしたが良かったです^^
自分のやりたいことから逃げて才能が無いからできない失敗するのが怖いなどやる前から諦めてしまう事ありますよねw
恥ずかしいことかもしれませんが僕も良くあるので・・・
ちょっと主人公に共感できました。

「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし  踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」

という詩があるのですが最近知ったので紹介です^^
この詩今回の話見て思い出したのでw
このアニメ学生とかに人気ありそうですね~
一歩踏み出せばそこから自分の道が広がり世界の色が変わるのかと感じました。
あなたは何色になりたいですか?
僕も自分の色が見つかるといいな^^

【5話】
{netabare} 今回は前回とは違って笑わせてもらいましたw
ソラタのツッコミがオーバーでましろは淡々とボケるところが得に。ましろはボケてるつもりはないんだろうけどw
ましろは本当に絵に対して努力してきたのは分かるけれどテストの答えすぐ暗記とかいう設定はちょとw
何でもありかよ的なw
ものすごい敗北感orz

青山ちゃんがついにさくら荘にやってきました^^
青山は親に声優の勉強するの反対されてそれでも1人でバイトも勉強もして頑張ってるのは凄いと思いました。
でも人を頼ることを知らずに自分で抱え込んでしまう感じでした。
ましろはソラタと青山の恋の展開も気になるね^^{/netabare}

【6話感想】
{netabare} 青山ちゃんは頑張りすぎましたorz
声優の練習にバイト、ましろ当番までやって疲れきってましたね。
せっかく練習してきたのに。。。
熱を出した青山ちゃんをましろは行かせましたね。
まさかあのましろが頭を下げるとは!
それだけ夢に対して純粋なのかなって思いました^^
僕だったら休めばいいと言ってしまいますねw
青山とましろの距離が少し縮まったかな。
サムゲタンはスルーでw
青山とソラタの会話も良かったですね^^
青山は誰かに優しい言葉をかけてもらいたかったんだね。{/netabare}

【7話感想】
{netabare}ソラタの妹が登場。
最近は妹押しが多い気がするw(他のアニメも)
妹の声優は小倉唯さんでしたね~
やっぱりああいうキャラが似合いますw
メイドちゃんは怖いです(^^;)
ましろはいつも意味深な事言ってるけど天然なんだよね?w
誤解されるような事ばかり言ってますww
だんだんハーレムっぽくなって来てますね。
青山ちゃんの関西弁が可愛いですね^^
次回は水着回ですか~
おにあいよりはまともだよねw{/netabare}

【8話感想】
{netabare} 今回はプレゼンと水着回でした。
そらたは一次審査に合格しました^^
頑張ってるソラタはちょっとかっこよかったです。
でも二次審査のプレゼンの方は残念な結果に。。
やっぱり本番になると緊張するよね(^^;)
ましろは落ち込んでるソラタに声をかけちゃいましたね。
ああいう時は声かけてほしくはないのかもだけどましろはいい子だよね。
水着回かと思いどうなるのかな~って思ってたけど結構いい話でした。
ソラタは本気になれる事を見つけれて楽しそうでした。
さくら荘のメンツは学校のプールに不法侵入とは流石ですねww
プールで鍋しようとしてたしw
edでみんなが走る演出は良かったです。
青春って感じですね~{/netabare}

【9話感想】
{netabare} 二学期が始まりました。
開始そうそうソラタの部屋が大変な事に・・・w
空太、宮原、青山の三角関係になりそうですね(^^;)
そして新キャラのリタが出てきました。
ましろのイギリス時代の友人みたいですね。
ましろをイギリスに連れて帰るために来たみたいですね。
どうなるのやら。
ついに赤坂が登場しました!
学校で授業受けながらパソコンってw
トマト丸かじりww
やっぱり天才は一味違うものなのか。
先生もああいう生徒がいるとやりにくそうだね(^^;)
リタとソラタがデートだと。
どうなることかと思ったけどそういうことねw
リタが見せたましろの絵はとても綺麗で人々を引き付けるそんな絵でした。流石ましろw
これはイギリスに帰れっていう理由も分からなくはないですね。
ただましろの気持ちはどっちなんだろう?
次回も楽しみです^^{/netabare}

【10話感想】
{netabare}さくら荘のみんなで文化祭に何かやることに。
ニャボロンを作る事になりました!
そしてプレゼンをソラタがやることに。
全開は失敗しちゃったけど今回は頑張って!

リタと赤坂の言い合いは凄かったです。
赤坂も良くあんなにハッキリ言えますねw
でも赤坂の言ってたことは間違いじゃないですね。
リタとましろは10年も一緒に絵を書いてたんですね。
リタも天才だけどましろはさらにその上をいく天才。。
リタはましろに対していろんな思いがあったんですね。
絵をやめていく人達の中で残ったリタは凄いと思いました。
リタも絵がとても好きなんだと思いました。
そしてましろの事も。
ましろはやっぱり人の感情とかは分からないみたい。
でもましろはリタの事も絵もとても好きだったんだと思いました。
ましろの「リタと絵を書いていてとても楽しかった」って思いはリタに届いて良かったですね^^
ましろは人の気持ちや感情がわからないかもしれないけれどいつか分かる日が来るといいなと思いました。 {/netabare}

【11話感想】
{netabare} 文化祭のお話です。
文化祭でのニャボロンづくりにみんなとても疲れてるみたいでした。
青山の格好は可愛かったですね^^
ソラタ褒めてあげてww
疲れててそれくらいはできるくらい可愛かったです!
ニャボロンに何かつけたそうとしてソラタは愛のパワーを加える事にしましたね。
人の心を動かすには自分の心を揺さぶらないといい作品は出来ないんですね。
でもこれは正しいと思いました。
この作品とは全く関係ないですが僕は歌が好きです。
やっぱり人の心に届く歌を歌うには自分の心も揺さぶらせないと歌えないと思います。
無感情で歌う歌など誰の心にも届かないかと思います。
それと同じじゃないかな。
まあ僕はプロになろうとか思ってませんし上手くもないですがやっぱり歌うの好きだし楽しいかな^^
だから今回のお話はそうだなと思えました。{/netabare}

【12話感想】
{netabare} 文化祭でいよいよソラタ達の出番。
ニャボロンは評判良かったですね。
あんなもの普通作れないですww
でもソラタが新しく導入した愛を叫べはやっぱり抵抗ありましたね。
ましろやみさき先輩が叫んでくれたおかげで無事に成功に終わりましたね。
楽しそうでしたね~
ミートボールビームはもう少し他の名前なかったのかと思いましたがww
でもそれも個性!w
駅でソラタがましろを引き止めるところは良かったですね。
リタは赤坂の事が好きみたいだね^^
不意打ちキスとかずるいわww
あの笑顔は本物だったね!
ましろの「これって恋」っていうセリフのあとの演出綺麗でしたね~
次回が気になります!{/netabare}

【13話感想】
{netabare} いよいよ2クール目に入りましたね!
op、edも変わりましたね。
サビは好きですが前のop、edの方が個人的には好みでした。
fullが早く聞きたいです。
内容としては前回の続きからです。
ましろは今までになかった気持ちが何なのか分からずに戸惑ってるみたいでした。
ましろは感情というものが少しずつ出てきて前よりも可愛いですね。
でもソラタは自分のゲームの応募が落ちた事も重なりましろが手をぬいてるとイラだってました。
分からなくもないですが(^^;)
でもましろは悪くないですね。
次回はクリスマスイブのお話ですね!
青山さんと美咲先輩には頑張ってもらいたいです。 {/netabare}

【14話感想】
{netabare}今回はクリスマスイブのお話。
それぞれの恋とキャラが可愛い回でした。
いきなりopから気合入ってましたねw
最終回かと思いましたよ。
opは青山さんのキャラソンみたいでしたね~
今回はとにかくキャラが可愛かったですw
青山さん、ましろ、美咲先輩みんなそれぞれの思いがあって良かったです。
青山さんのスカート姿、関西弁は可愛かったです。
アレはデートですw
青山さんも可愛かったけどましろもなかなかw
自分の気持ちが何なのか分かってないけどソラタが元気になるようにバームクーヘンを渡し続けましたね。
バームクーヘンっていうのがましろらしいw
ましろとソラタが抱き合ってるの見てた青山さんは切なかったです。。(;>_<;)
ジンさんは今まで女好きだったかもしれないけど美咲先輩のことは本気なんですね。
でもジンさんは美咲先輩と両思いだと分かってても美咲先輩の思いを受け止めてはくれませんでしたね。。
美咲先輩は可愛そうでした。
ジンさんは多分脚本家としても美咲先輩の隣に立ちたいんだと思いました。
決意が固いですね。
でも美咲先輩にとってはそんなことどうでもいいんじゃないかな(^^;)
それぞれの夢と恋の行方が気になる終わり方でした。{/netabare}

【15話感想】
{netabare} ソラタの実家に泊まることになった、さくら荘の女子たち。
美咲先輩はいつもと違ってテンションが。。
ジンさんは自分の夢に対して、美咲先輩への思いが強いんだと思いました。
美咲先輩とジンさんには上手くいってもらいたいです。
ソラタと青山さんはお互いの事を気遣ってて夫婦みたいでしたw
青山さんも応援したいけどましろもだんだん良くなってきました。
ましろはソラタの好きな自分になろうとしてました。
ましろは自分の気持ちがなんなのか分かってませんしソラタも気づいていないのか。。
ましろの自分らしさって何なんでしょう?
ましろはさくら荘と出会い、ソラタと出会い少しずつ変わってきてるけどそれをソラタという存在が止めてるように思えます。
ましろはどんな色(自分)を見つけるのか注目ですね。
それぞれが前に進もうと頑張ってるところ応援したいです。{/netabare}

【16話感想】
{netabare} バレンタインデーへのつなぎみたいな話でした。
ソラタはプレゼンで今度は緊張せずに出来て良かったです。
半分合格という形でしたが合格と同じようなものだと思いました。まだこれからが難しいと思いますがw
青山さんの台本の練習は気持ち入ってました。
ずっと好きでしたってお芝居じゃなく本当に言える日が来るといいなと思いました。
美咲先輩のウシガエルの真似は面白かったです。
せめて猫の真似とかにしてww
美咲先輩は手作りチョコ作るみたいですね。
渡せるといいですね。
妹はテンション高いですねw
妹も受験頑張って欲しいです。
ましろがソラタにチョコを渡すのかどうかも気になります。
修羅場になるのかな(^^;
次回は赤坂とリタの話になりそうですね~
バレンタインデーの行方が気になるところです。{/netabare}

【17話感想】
{netabare}バレンタインのそれぞれのお話です。
リタは赤坂に会いたいがためにわざわざ日本に来たのに冷たい態度でした。
赤坂は後で手紙送るくらいはしてあげて欲しい。
これじゃリタが可愛そうです。。

宮原くんはかっこよかったですw
この前、青山さんに振られたけどソラタから青山さんがピンチと聞いて助けに行くところが良かったです。
最後はソラタに任せましたが青春ですね~
青山さんの告白は演技でしたねw
本当の告白かと思いましたけどそれは後になるのかな?
ましろは今回も可愛かった。
流石に手作りチョコじゃないけど良かったと思いました。
たけのこ派が多すぎww
ただ今回の話でソラタは2人の気持ちに気づき初めました。
このまま2人にフラグ立てたままずるずる行くと見てるこっちが辛くなる。。
ソラタはどっちを選ぶのか気になりますね。
うん普通ならましろなんだろうけど気になるw
美咲先輩はジンさんにチョコ渡せなかったみたい。。
来週も楽しみです~{/netabare}

【18話感想】
{netabare}ジンさんと美咲先輩のお話は良かったです。
ジンさんとソラタの殴り合いはリアルでしたw
美咲先輩、ジンさん、風香さんの関係がよく分かる回となっていたと思います。
美咲先輩とジンさんは幼なじみで昔からずっと一緒だったことが分かりました。
美咲先輩は宇宙人と呼ばれていて凄く頭も良かったみたいでした。(どこのハルヒw)
最初は美咲先輩はジンさんのことを「一緒にいるのが当たり前」、ジンさんは「ほっとけない」という思いでいたんだと感じました。
そして2人ともどこか一人ぼっちで周りに自分たちの事を本当に思ってくれる人はいなかった。

この2人の感情を「恋」だと気づかせたのが風香さん、背中を押してくれたのがソラタ達、そんな気がしました。
ジンさんが風香さんと付き合ったことで美咲先輩は自分の気持ちに気づき、ジンさんも風香さんと付き合っていたけど気持ちは美咲先輩へと強くなっていったんだと思いました。
風香さんはそれを分かっていたように感じた。
風香さんはそれでもジンさんのことが好き(美咲に傷つけられるとこを見てられない)で、きっと妹(美咲先輩)のことも気にしてたと思う。
ジンさんと風香さんの恋は本物じゃなかったけど必要なことだったんだなと思いました。
風香さんに悔いはないと思う。
そして風香さんの分まで2人には幸せになってもらいたいと僕は思いました。

長い時間がかかったけど2人は結ばれて良かったです。
2人はいい後輩に恵まれさくら荘にきて良かったと感じました。
でもさくら荘潰れる話が出たみたい(^^;
ソラタの方の三角関係はまだ決着しそうにないですねw
最終話までまだまだ楽しめそうです。{/netabare}

【19話感想】
{netabare} ソラタがさくら荘に来たばかりの頃のお話。
ソラタのツッコミが忙しい回でしたw
さくら荘は一般寮の人達から見るとやっぱり問題児の集まりみたいな感じですね。
流石に宇宙人(美咲先輩)、幽霊(赤坂)がいるのは予想できないよw

美咲先輩は自由人すぎます。
まさか後輩君と呼ばれるまでにあんなに他の名前で呼ばれてたとは・・・ソラニン(有機化合物)は面白かったww
美咲先輩の頭の中はどうなってるのか謎ですw
赤坂は部屋からほとんど出ないみたいです。
メイドちゃん機能凄すぎww
便利だけど・・・w
赤坂とメールのやり取りは疲れそうです。
でも意外と先生が一番問題児なような気がするのは気のせい・・・?w
怪奇レモン星人ww
先生管理人なのに適当すぎる。

さくら荘は変な人ばっかりだけど暖かい場所ですね。
住めば都のさくら荘は納得!
美咲先輩とかいい先輩だと思いました。
BGMはとてもせつないですね。。
次回も期待したいです。{/netabare}

【20話感想】
{netabare}さくら荘が取り壊しにならないように署名活動が始まりました。
さくら荘取り壊しとましろの存在が関係あるみたい。
ましろが漫画家になろうと別にいいと思うんですが。
ましろがやりたいように生きればいいと思いました。
赤坂は相変わらず正論を言ってました。
ソラタはやっぱり理想論というか感情で動いてますね。
赤坂の言ってることは最もですがソラタのさくら荘の誰一人欠けて欲しくないという思いも分かります。
これからどういう展開になるのか気になります。

赤坂も過去にいろいろあったみたいです。
天才というのも大変なんだなと思うようになりました。
メイドちゃんはまるで一つの人格があるみたいな感じですw
あれでAIとは思えません。
青山さんはオーディションの結果がorz
笑って無理してました。
青山さんの努力は報われて欲しいです。
来週も楽しみです。{/netabare}

【21話感想】
{netabare} ソラタが審査会でまた落ちたり青山さんが・・・だったりと鬱展開でした。。
ソラタは流石にキツイだろうなと思いました。
今回で落ちるの何回めだろう。。
さくら荘がなくなるかもしれないから頑張ってる最中にこれは辛い。
しかもましろが良いとこどり。
ソラタも青山さんも頑張ってきたと思うから今回の話は少し悲しくなりました。
しかもさくら荘も・・・orz
ただ一つ言えることがこのアニメの主人公たちはまだ高校生なのに夢とか自分の目標持っててそれに向かって頑張るだけでも凄いと思った。(結果はともかく)
高校生らしい自分や周りとの葛藤を良く表していると思いました。
このアニメは何かと失敗→挑戦→失敗が多い気がする。
でもその中に少し良い事があってそして周りに仲間がいたり目標がいたりするのが普通なんじゃないかなって思う。
だからこのアニメはその辺は上手いと思う。(ちょっとやりすぎ感はあるけどw)
最後はスッキリ終わらして欲しいと思います。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 65
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

それぞれの夢に向かって

俺は物語も作画も声優も音楽も全部良いと思ってますが、何よりも素晴らしいのがキャラですね。
あれだけ個性派なメンバーが揃っていておもしろくならないはずがないです(^_^)v
特に空太のツッコミが神すぎるw
些細なギャグでも爆笑に変えてくれます。

一番好きなキャラは七海です。
マジで可愛すぎる。
ちょっといじられるだけですぐ顔を真っ赤にしてあわててw
空太が絡むと特にそうなります。
でもって純情で努力家!
完全にメインヒロインでしょう((´∀`*))

以下各話レビューです

2話感想
{netabare}
ましろちゃんアウトオオオォォォ!
同学年の男子に何を聞いとるんじゃおのれは!?
だが可愛いから許す!!

あと、勝手に勘違いしてあわてる七海も可愛い。

でもってキャベツを食べてもらえなくて地味に落ち込む先輩も可愛い。

・・・あれ?俺可愛いしか言ってないねw{/netabare}

3話感想
{netabare}
仁さんもましろもかっこいいです。
こうして空太もまた成長したのだと、そんな風に思える話でした。
空太が仁さんを殴ろうとしてもろにカウンターをくらった瞬間はおもわず吹いてしまったw
てか、三咲先輩のテンションって、とらドラのみのりんみたいだな~って思ったのは僕だけですかね?
あんな明るくておもしろい先輩は最高ですね。{/netabare}

4話感想
{netabare}
神回だった!
空太も夢に向かって歩き出しましたね。
ましろもデビューすることが決まったし。

しかし、こうなると七海のことが気になってきますね。
七海が空太のことが好きっていうのは十中八九間違いなさそうですし、一般寮で一緒に暮らしたいでしょうから。
まぁ次回予告でましろが思わせぶりなことを言ってたから何となくこの先の想像は付きますがw

後、気になるのは仁さんと三咲先輩の関係ですね。
この2人もうくっついちゃえばいいのにw

そして赤坂・・・
あんたはいったい何者なんだ!?
そろそろ正体を明かしてくれませんかね。
ついでにメイドちゃんの中の人もw{/netabare}

5話感想
{netabare}
ついに七海もさくら荘に来ましたね。
これでより一層おもしろい展開が待ってると思います。

てか、ましろ天然すぎ!
空太が寝かしてくれないだの、下手なのに何度もするだの、挙句の果てに話の途中で寝るって何だ!?
空太のツッコミで爆笑したわ!!
でもってメロンパンの下りでも空太の話は全く聞いてないしさ(;゚∀゚)
まぁ可愛いは正義だから俺は別にいいんだけどさw{/netabare}

6話感想
{netabare}
七海が倒れてしまった!
でもさくら荘の人たちはいい人ばかりです。
その中でも仁さん!
なんかあの人は全てのことを見透かしているような気がしま
すねw
料理もうまいって万能すぎんだろ。(でも、何故サムゲタン?w)
今回は名言(迷言)も飛び出しましたしね。

仁さんに振り向いてもらえず落ち込む先輩も可愛い。
てか、普通に仁さんに「付き合ってください」って言えばいいんじゃないかな?

ましろは七海のことをしっかり理解している、七海は空太に弱さを見せることができた・・・
このアニメはホントに毎週が神回です。{/netabare}

7話感想
{netabare}
なんかもぉ色々とカオスすぎる(;゚∀゚)
超が付くほどのギャグ回ですw
前回のシリアス回とのギャップが半端ねぇ!
ほんとに同じアニメかこれ?
けど入浴シーンがあったからそれだけで万事OKだよねw

だだん♪だんだ♪だん!♪
妹ちゃんがさくら荘に来ました。
お兄ちゃんっ子ってのがいいね。
自分でも言ってるしw

ましろは今回初っ端から飛ばしすぎw
悪意があって言っているようにしか思えんわ。
だが、爆笑したから許す!

七海は純情すぎて可愛い。
ましろや妹ちゃんのぶっ飛び発言に過剰に反応して顔を赤らめる姿がヤバいです。
襲いたくなりましたw

先輩は今回出番が少なかったけどインパクトは抜群でしたね。
何か免許取ってたし、これからの話の伏線ですかね。{/netabare}

8話感想
{netabare}
前回の予告からして今回はみんなでてきとーにプールで遊んで終わりかと思いきや全然違った(;゚∀゚)

プレゼンは落ちてしまったか・・・
そんな時でもみんながいてくれれば大丈夫♪
かなり独特の励まし方だったけど空太が元気になったから万事OKだねw

あと、メガネの七海もかわいい。{/netabare}

9話感想
{netabare}
オープニングにすっげー可愛い子がいたから「誰なんだ?」と思いきやまさかの龍之介でしたw
あれが男とか初見でわかるまいよ(;゚∀゚)

あと外人枠としてリタがさくら荘に来ましたね。
イギリスでのましろ当番だったみたいだけどリタも結構常識外れな気がしますw

今回一番おもしろかったとこは、ましろが「空太のバカ・・・」と言い続けるとこですね。
メールのとこは盛大に吹きましたw{/netabare}

10話感想
{netabare}
赤坂がすげぇ良いキャラしてるね。
言いたいことはズバズバ言って、ついでに女嫌い。
今回のことは赤坂がいなかったなら解決しなかったよね。
最後リタと七海に挟まれて焦ってた赤坂を見てすごい和んだわw

てか、リタが赤坂に興味を持っちゃいましたか。
また新たなラブの予感がしますな・・・

どーでもいいけど美咲先輩のエレベーターが地味に進化してましたねw{/netabare}

11話感想
{netabare}
どのアニメでも文化祭ってのはいいもんだ。
EDでましろや先輩が着てた着ぐるみは文化祭のものだったんだね。
赤坂の女装姿を普通に可愛いと思ってしまった・・・
何かに目覚めそうだw
リタに嫉妬してるメイドちゃんも可愛かったですね。
てか、そろそろリタもOPとかEDに出してやれよ(;゚∀゚)
住人ではないけど一緒に住んでんだし。

そーいや先輩のお姉さんが出てきたね。

「美咲を傷つけたくないから私を抱いているんでしょ?」

仁さんはお姉さん付き合ってたらしいですけど、あの時の仁さんは正直よくわからなかったですね。
美咲先輩をより傷つけてるような気がするんだが・・・{/netabare}

12話感想
{netabare}
ましろのいるべき場所はさくら荘。
この辺は予想通りって感じでしたw

美咲先輩と仁さんの方も進展がありましたね。
仁さんも叫んだらよかったのにw
龍之介もリタに少し関心がでてきたみたいですし。{/netabare}

これで前半戦は終了かな。
物語も折り返しってとこですね。

13話感想
{netabare}
後半戦突入です!
2クール目に入ってOPとEDが変わりました。
ちゃんとリタも入れてくれてました
OPの方はすごく良かったんですが、EDの手抜き感が半端ないです(;゚∀゚)

物語が後半に入ったことでより恋愛の要素を強めてきました。
しかしギャグの手を抜いたりはしない素晴らしさ。
料理の件が特におもしろかったw
これから先の話がより楽しみになる良い展開です(^_^)v

空太とましろはまた変な感じになってしまいまして・・・
前も空太が落ちた時にこんな感じになったよね。
そんな中で七海とデートすることになるってなんじゃい!?そんなことをする暇があったら新しいゲームの企画を練りなさい。
そしてデートの権利を俺に譲りなさいw
美咲先輩も仁さんに勝負を仕掛けるためにイブに何か計画してましたね。

後半戦最初は女の子たちのアプローチ回でした。{/netabare}

14話感想
{netabare}
今回はめずらしく千尋先生が活躍したんじゃないか?
あの言葉があったからこそ空太とましろが元通りになれたと思うんだ。

だがしかし、報われないのが美咲先輩(T_T)
結局仁さんが何を言ってるのか俺も全然わかりませんでした
先輩立ち直れんのかな?

あと、空太がましろを好きだと言った時七海は何を思ったのだろう・・・
二人の前では明るく振舞っていたが、やっぱり内心スゲー泣きたい気持ちになったんじゃないだろうか。
でも空太のプレゼン資格ゲットによりそういった気持ちは全部吹きとんだようにも見えましたね。
がんばれななみん!
スカート姿も可愛かったぞ!!{/netabare}

15話感想
{netabare}
前回一人だけ報われなかった美咲先輩だがバッチリ復活してくれました。
やっぱり元気な先輩が一番いいですよね(^_^)v
よくやってくれたぞましろ!!あと妹ちゃんも!
仁さんは仁さんでちゃんと考えていてくれて安心しました。
何の意味もなく美咲先輩距離を置いた訳じゃなかったんだね。

空太に対するましろと七海の好感度もグングン上がっていきました。
それぞれ二人きりの時間のときに色々と見つけたものがあったみたいです。
七海の方は最後にましろが着ちゃったけどねw

あと空太のお父さんがおもしろすぎますw
見た目と裏腹に超ギャグ担当じゃないですか。
風呂での会話には爆笑しましたw
空太のツッコミスキルが妙に高いのは確実にこの人のせいですねw{/netabare}

16話感想
{netabare}
空太のプレゼンがついに通りました!!
千尋はなんだかんだでやっぱり良い先生だよね。

バレンタインが近づいてきてさくら荘の空気も何だかそわそわしてきましたね。
ましろや七海は一体どうするのだろうか?
そして空太のその答えは・・・{/netabare}

バレンタインってどこもかしこも恋愛ムード一色で、すごく楽しそうなイメージがあるけど、実際楽しいのはイケメンに限るよね(;゚∀゚)
俺みたいにアニメばっか見てるような残念な奴にはいつもとなんら変わりないつまらない一日が過ぎていくだけなんですよ。

だが、しかし!
今年の2月14日はいつもと違うのです。
さくら荘のゲームがPSPで発売されるので今年は一人でも寂しくないのさ!

・・・そうやって言ってる時点でなんかもう既に寂しいのです(T_T)

17話感想
{netabare}
話の内容自体はすごく良い・・・
良いんやけどあかん!!
このままやとななみん負け戦や(T_T)
自転車乗ってる時のセリフ練習でついに告白キタ━―━―━―(゚∀゚)━―━―━―!!とか一瞬思ったけど、まぁそういうわけにはいかんよねw
やっぱオーディションに受かってからじゃないと。

しかし、これでななみんルートに近づいた・・・かと思いきやましろとの屋上での出来事・・・
これはヤバい・・・
空太もうほぼ落ちてるわこれ(;゚∀゚)
結局空太はどっちを選ぶのだろうか?
頼むからななみんを泣かせんとってくれよ~(+_+)

ところで宮原くんのあの自転車の件は必要だったのかな?
何かちょっと不自然だったような気もするんですよね。
自転車だけ貸してくれて最初から空太一人の方がしっくりきたんじゃないかとw{/netabare}

18話
{netabare}
ようやく仁さんと美咲先輩が結ばれた感じですね。
空太と仁さんが殴りあった時はどうなるかと思いましたが、やっぱり自分の気持ちを思いっきりぶつけることは大切ですよね。(空太が一方的にボコられてただけな気がしないでもないがw)
仁さんには空太たちのような一生懸命になってくれる人がいれくれてホントに良かったです。
空太たちがいなければ二人が結ばれることはなかったでしょう。

まぁちょっと詰め込みすぎた感もあるんですけどね(;゚∀゚)
1話完結じゃなくて、2話ぐらいに分けた方が良かったんじゃないかと俺は思いました。

仁さんの話に目が行きがちですが、空太のゲーム制作の話も進んでいます。
優子の合格発表を見に行く時の三人の会話は見てておもしろかったですねw
ましろは嫉妬してるし、空太と七海は顔を真っ赤にして慌ててるし・・・
仁さんたちは無事ハッピーエンドだが、この三人の最後はいったいどうなるのだろう・・・{/netabare}

19話感想
{netabare}
さくら荘を取り壊すことが決まり、空太は初めてさくら荘に来た時のことを思い出していました。
空太が自分の部屋に入り、押し入れを開けたらそこには美咲先輩(宇宙人)が!

現在のシリアス展開とは打って変わっていきなりギャグをぶちかましてきましたw
美咲先輩とのコントはホントにおもしろいですね。
他にもさまざまな変人たちに翻弄され続けられたのも今では空太にとって良い思い出になっているのでしょう。

みんながどのような方法で取り壊しを阻止するのか楽しみです。
思い出のたくさん詰まったものをいきなりぶっ壊されるなんて納得がいくはずないですよね。

ただそれ以上に気になるのが、次回予告でのななみん・・・
おそらくオーディションの結果の話でしょうが、その結末やいかに・・・{/netabare}

20話感想
{netabare}
ななみん落ちちゃったのか・・・
それでも明るく振舞ってる姿が見てて辛いです(T_T)
ななみんが空太に伝えたいことがあるっていうのは一体どうなってしまうのだろう・・・
そこが一番気になるところです。

龍之介の過去にも色々あったんだね。
でも今は空太たち・・・さくら荘のメンバーがいてくれる
もう一人になることはないでしょう。{/netabare}

ところで最近の空太はやたらキレやすくないですか?(;゚∀゚)

21話感想
{netabare}
今回ヤバいなー。
ななみんが泣いてるところでガチ号泣してしまったよ(T_T)

努力しても報われない・・・
ほんとに世の中って理不尽です。

空太の方もタイトル審査に落選・・・
さくら荘取り壊しの署名も集まらず・・・
何もかもがうまくいかないという現実がそこにはありました。

暗い・・・話が暗すぎる・・・

そして責任を感じてさくら荘を出ていくましろ・・・
一体これからどうなってしまうでしょうか?{/netabare}

22話感想
{netabare}
神回でした・・・

さくら荘を出て行ったましろをみんなが必死に探します。
そして駅のホームでましろを見つけた空太・・・
ここでの二人の会話がヤバかったです。
ましろは「自分がいるからさくら荘が無くなってしまう」そう思っていました。
しかし、それは間違いでした。

「ましろがいるからさくら荘が無くなるのではなく、ましろがいなくなればさくら荘でなくなる・・・」

あのオンボロな建物がさくら荘ではなく、そこに住むみんながさくら荘そのものだということに気付かされました。

ここはホントに号泣・・・何か俺もう毎週泣いてる気がするよ(;゚∀゚)

七海は結局告白できずに終わってしまったみたいです。
ましろを探すためにかけていく空太を見送る七海がすごく切なかったです。
このシーン・・・「とらドラ」の「ジャイアントさらば」のとこを思い出しました。
{netabare}主人公が本当に好きな人のもとに行くのを恋に敗れたもう一人のヒロインが見送る{/netabare}ってとこがすごくシンクロしてた気がします。

千尋先生は物語が終焉に近づくにつれてカッコいいところを見せてくれますね。
何だかんだでさくら荘のみんなを信じているんですね。{/netabare}

23話感想
{netabare}
ついに卒業式が始まりました。
今回は「美咲先輩回」って感じでしたね。
さくら荘での様々な思い出を語ってくれて、空太や七海はもちろんのこと、千尋先生までもが泣いていました(T_T)
当然俺も泣きましたが何か?w

元生徒会長たちと仕組んでさくら荘の取り壊しも中止となり、大盛り上がりを見せました。
本当に良かったです。

すごく楽しんで見てた「さくら荘」も次回ついに最終回・・・
空太とましろ、そして七海の結末はいかに・・・{/netabare}

最終話感想

ついに終わってしまったかー・・・
一番楽しんで見てたアニメだけあって終わってしまった時の寂しさが半端じゃないですね・・・

でも原作はまだ続いているし、2期を期待しちゃってもいいんですよね?
だったら気持ちを切り替えていつも通り明るいレビューを書きましょう!
{netabare}
まずはななみん、お父さんとちゃんと話をすることができて良かったね。
これで堂々と声優になるという夢に向かって頑張り続けることができるし、まださくら荘に住むことができますね(^_^)v
ホントに良かったよ・・・
これでななみんだけ一人実家に帰らされるんじゃあまりに悲しすぎるもん。
こんどこそ声優になって、そして空太に・・・頑張れ!

仁さんも最後までカッコ良かったね。
駅でのプロポーズにはやられましたよw
・・・だから美咲先輩待ってあげようよ!
何一人で勝手に婚姻届だしちゃってるんですか!?
「二人で出しに行こう」って仁さん言ってたじゃん!!
あんなにカッコよく告白した仁さんがなんかかわいそうになってくるじゃないか(;゚∀゚)
これじゃあ帰って来た時もう苦笑いしかできないですよw

そして最後には新しいこーはい君たちも登場しました。
こんどはこのメンバーでどんなハチャメチャ騒動を起こしてくれるのでしょうか?w{/netabare}

俺はこの作品にどれほど笑わせてもらったのでしょう・・・
現実で悲しいことや辛いことがあってもこの「さくら荘」のおバカな日常を見てると自然と顔が笑っていました。

それと同時にこの作品一つで何回も泣かされました。
感動の涙もありましたし、悲しみ涙もありました。

たくさん笑わされて、たくさん泣かされて・・・
そして「夢を叶える」ための勇気をもらいました。
この作品に出合えたことに感謝です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 138

86.7 25 ラノべ原作でラブコメなアニメランキング25位
バカとテストと召喚獣(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (5292)
25908人が棚に入れました
科学と偶然とオカルトによって開発された「試験召喚システム」を試験的に採用し、学力低下が嘆かれる昨今に新風を巻き起こした文月学園。
振り分け試験の成績で厳しくクラス分けされるこの学園で自信満々にテストの結果を受け取った主人公・吉井明久(よしいあきひさ)を待っていたのは最低クラスであるFクラスの、学び舎とは思えない最低の教室だった――。
この状態を改善するにはテストに応じた強さを持つ「召喚獣」の戦争「試召戦争」で勝ち上がるしかない!新感覚、バトル学園ラブ?コメディ!!

声優・キャラクター
下野紘、原田ひとみ、水橋かおり、鈴木達央、加藤英美里、宮田幸季、磯村知美、竹達彩奈、寺島拓篤、平田真菜、南條愛乃、津田健次郎、大塚明夫、井上喜久子
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

卓越した心理描写

【総合評価:☆☆☆☆☆】
 いわゆるギャグアニメはいつの時代も人気があり、「笑えればそれでいい」と考える視聴者も少なくないようだ。しかし、ギャグがちりばめられた中に、生き生きとした人間の姿を描き出すことができれば、笑いだけに留まらず、深い感動をもたらしてくれる傑作となる。『バカとテストと召喚獣』は、そうした作品である。
 舞台となるのは、成績に応じて徹底的に差別化したクラス編成を行う進学校の文月学園。そこで、最下位クラスの生徒たちを中心とした学園ラブコメが繰り広げられる…と聞くと、笑いオンリーのギャグアニメかと誤解されそうだが、心理描写がしっかりとしており、見ていて心地よい。アニメーターが登場人物一人ひとりに寄り添い、その内面を洞察しながら作画していることが窺える。
 例えば、主要登場人物が横並びで床に座るシーン(第13話)。このとき、行動的な雄二は立て膝、几帳面な秀吉は正座、実は常識人のムッツリーニはあぐら、女性っぽさをアピールする美波は横座り、そしてヒロインの瑞希は、なんとミニスカートなのに体育座りで、人からどう見られるかに無頓着であることが示される。全員をきちんと描き分けているのだ。
 ギャグ満載とはいえ、その表現は過剰によって笑いをとるタイプで、いかにも型が古い。胸がないと揶揄された美波は明久の背骨をリアルにへし折り、瑞希の巨乳を目の当たりにしたムッツリーニは輸血が必要なほど大量の鼻血を噴出させる…。80年代アニメを思わせる、こうした古めかしいギャグは、かえって、アニメーターがどこに力を入れているかを教えてくれる。笑いはあくまでおまけであり、作品の眼目は、各人の内面を浮き彫りにすることにある。
 わかりやすいのが、明久の姉・玲(あきら)の言動。汗をかいたので電車内でバスローブに着替え、そのまま往来を歩いて明久のマンションを訪れる。冒頭に置かれたこのギャグによって、「常識のない、ちょっとエッチなおねえさん」というイメージを視聴者に与え、その後、弟にキスしようとするのも、同じようにエロティックなギャグかと思わせる。だが、よく見ると、どの場面でも明久に逃げ場を用意しているので、性に関して奥手の弟を優しくからかっただけだとわかる。ギャグではなく、姉としての思いやりを描いたのである。
 こうした姉の心遣いは、家を訪れた同級生の全員が察知したのに、明久本人だけが気がつかない。このことが、後に玲との間にちょっとした波風が立つ原因となるものの、二人の心情が視聴者に伝わるように描かれているので、すぐに仲直りできるはずだという安心感を与える。
 召喚獣を使った学園内バトルを取り上げながら、常にほのぼのとした穏やかさを感じさせるのは、アニメーターが、すべての登場人物の内面に暖かいまなざしを向けているからだろう。最終回における瑞希の台詞「一箇所、大きな間違いをしてしまいました。訂正させてください」には、彼女の本心があらわになっており、本気で泣いてしまった。
 私が特にシンパシーを感じるのが、学年トップの才媛・霧島翔子である。
{netabare} 雄二のお嫁さんになることを夢見てストーカーのようにつきまとい、雄二と親しくする男女に厳しく当たる。アニメの終盤では、強引にサインさせた婚姻届を手に雄二を伴って市役所に赴く。ところが、日本における結婚可能な年齢(婚姻適齢)は女性16歳に対して男性18歳であり、すごすごと引き返す羽目に。さて、翔子ほど高い知性の持ち主が、自分にとって大問題であるはずの婚姻適齢を知らないことがあるのだろうか?
 視聴者を笑わせるためのギャグはギャグとして割り切り、その一方で、人間の描写を大真面目に行うのが、アニメ『バカテス』の特徴である。だとすれば、突飛に見える翔子の行動も、彼女の内面を慮った上での演出だと考えるべきだろう。
 オープニングアニメでは、次々と登場するキャラがいずれも瞬きをするのに、翔子だけがじっと目を見開いており、意志の強さを感じさせる。彼女の行動は、高い知性と強い意志に裏付けられた戦略的なものであり、決して思いつきで過激に突っ走るわけではない(もちろん、目を突いたりスタンガンで痺れさせたりと雄二を虐待するのは、独占欲の強さを表す象徴表現である)。したがって、婚姻届にサインを強要するのも、それほど雄二が好きだと伝えるための手段であって、本気で今すぐ結婚したいのではないだろう。婚姻届を受理されなかった翌日の翔子がサバサバしているのも頷ける。
 神童と呼ばれるほどの頭脳の持ち主である雄二も、そうした翔子の本心はわかっていたはずだ。結婚を巡る二人の大騒ぎは、暗黙の了解の下で行われた一種のゲームだったのかもしれない。雄二が異様なほど大げさに嫌がったのは、自分の役割を心得た見事な演技なのだろう。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4
ネタバレ

もふ(´-ω⊂゛) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

安定した面白さのギャグアニメ

バカテス一期
物語3.7(3.5) 音楽3.7(3.5) キャラ3.8(3.5) 作画3.8(3.5) 声優3.7(3.5)
総満足度 78点

一つ年下の従弟に勧められて視聴開始!
「バカテス」と言えば有名タイトルなので、視聴前から期待していました。キャラや話に関しては全く知識のない状態でしたが、1話からすんなり入っていくことが出来ました!
全体的にすごくコミカルで、さくさくと見ることが出来ますし休息がてらにちょっと見てみることをオススメします^^
とても楽しい気分で見られます。
対象は中高生くらいかなとは思いますが、大学生の私でも十分楽しめました。男女問わずに見られるハードルの低い作品だと思うので、普段アニメを見ない方にもおすすめです。
特にあーだこーだ言うポイントのないよい作品だったと思います。個人的総満足度も78点と高めです!


ここから点数について少しだけ詳しく述べていきます。
{netabare}
物語3.7
テストの点数がそのまま召喚獣という自分のアバターとなり、学内で試験召喚戦争というバトルを行うことが出来る設定。勝利するとA〜Fに分けられた格差ありまくりのクラス設備を交換することが出来る。Aから順に優秀な生徒が集められ、Fクラスは1番のおバカさんクラスになる。主人公たちFクラスが試行錯誤して下剋上を目指す話。
と、ざっと言うとこんなかんじですかね。まず、この学校のシステムが面白い!と思いました。学力が目に見える力となって反映されるとは。勉強の意欲向上効果凄いでしょうね。こんな学校があったら通ってみたいなと思いました。
そして、バカテスの魅力と言えば学力だけが知能の全てではないということが示されているところ。
学力は最低のFクラスが様々な工夫を凝らして終いにはAクラスすらも追い込んでしまうというところ。
私は気合いでどうこう、奇跡でどうこうの話よりもこういった頭を使った闘いが好きなのでとても楽しめました。なるほど!と思いつきもしないような策をどんどん考え出す姿に感動すら覚えました。
試験召喚戦争以外の面でも基本的に退屈だと思う瞬間は無く、13話通して常に楽しめたという点から3.7点の高得点を付けさせていただきました!


音楽3.7
OPがなんだか懐かしいなー、と思いました。これはハルヒを見た時にも思ったのですが、別にリアルタイムで見ていたわけでもないし、本当に初めて視聴して初めて聞くはずの曲なのに何故か懐かしくて心地良く思いました。2010年放送ですから割と最近なんですけどね。どこかで聞いていたんでしょうか。とにかくなんだか聞き心地が良かったので、一度も飛ばすことなくOPを見てしまいました。そういうわけで3.7点で高評価です。


キャラ3.8
これはなかなか魅力的でした。嫌味な子がいないですね。みんな個性が強くて作品を華やかに彩ったのではないかと思います(女子的に姫路さんのメインヒロインとしてのウケはどうなのという素朴な疑問は残りましたけど。嫌とかではないですけど女子人気低そうな子だなと思いつつ、そんな私はヒデヨシ派です)。
個人的にはムッツリーニが一番好きでしたね。とても可愛かったです(笑)


作画3.8
作画に関してはとても好印象です!
ユニークで面白い表現がたくさんありましたし(黒板の文字が話の流れや台詞でコロコロ変わったり)、上記した試験召喚戦争での作戦なんかがとても分かりやすかったです。
どんなに斬新な策を考え出し、描いたところでそれが見てる側に伝わらなければ仕方がないと思っているので。その面でこのアニメはわかりやすい説明と絵できちんと視聴者に伝える演出が出来ていたのではないかと思います。こんな風な演出が上手だった他の例として氷菓が挙げられますが、やはり常に伝えるための演出が映えていたと思います。
ちょっと分かりにくくて残念だったなと思ったのは最近だと血界戦線ですね。ちょくちょく勝つため、奪還するための作略が出てくるのですが、説明雑で展開が早くて全く理解できず、ついていけてないままいつの間にか終わってるみたいなことになりがちでしたので。やはり伝わるかどうかは重要だと思いました。

声優3.8
良かったです。勢いがあってキャラの個性を輝かせていたように思います。やはり下野さんとギャグ・コメディは相性がいいですね!
{/netabare}

長くなりましたが、全体通してとても面白い作品でした。一見の価値ありです!(※そもそもコメディが苦手な人には不向きです)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

深イイと見せかけ、薄イイ味を出しているのでモグモグいけました♪

バカってものすごいことを考えているようで、分かる面はすごい薄っぺらい。
けど浅はかな様に見えても分からないだけで、理解の外で人と同じかそれ以上に思考を巡らせている。

結構好きな作品♪
ギャグとコメディーとそこそこパロと召喚獣バトル。

◇ラノベ原作かな、全13話、・・・2010年の作品かぁ、2期もある

まず語呂がいいよねw
「バカ」と「テスト」までは分かるが「召喚獣」がくっ付いてるもん♪
当初はバハムート的なのを勝手に期待してましたwww


★2年Fクラス主要キャラ★
吉井あきひさ いいヤツだけどバカ
姫路さん 頭イイけど2年生に進級する際の振り分け試験で倒れて0点
島田みなみ 帰国子女で漢字が読めないせいか数学ぐらいしかイイ点取れない
ゆーじ 勉強に興味なさそう、頭は悪そうにない
秀吉 頭はあんまり良くないが、それ以上に性別が良くないw
ムッツリーニ カメラ小僧、思春期の男子のヒーロー
★以上、学年最下位クラス★

教育技術の最先端「召喚システム」ってのを取り入れている学校の主にバカどもの話。

この作品は、必要最低限ぐらいの説明だけでテンポよくポンポン進む。それが非常に心地よい♪
字幕(主に脳内思考)とか帯でテストの点数とか、
一つの場面で2つの情報を上手く載せてて、それも上手い。
キャラが多いにも関わらず、かぶらず、ちゃんとキャラが立っててええ☆

楽しめる要素は、
キャラ、ギャグコメ、プチ恋愛、そこそこパロ?、
リアル勉強、召喚獣のかわいさ・闘いっぷり、そして戦略、
みなみのプロレス技とあきひさの叫びのタッグ、ムッツリーニ、
ついでに言うと、男の娘、薔薇、百合、ややヤンデレ、と多い。

・・・ラノベがパロ、男の娘、同性愛をネタにするのって昔からなのかな~
{netabare}声と段ボール箱でメタルギアは好きwww{/netabare}
ここまでラノベらしい要素満載なのに{netabare}女子高生でちびっ子がいないのは非常に好感が持てる♪{/netabare}

あきひさのバカっぷりが非常に心地よい♪
ネタも絵も話の展開も使いまわしたりワンパターンも多いが、それがええ安定感を生み出している。

作画の評価を高くしたが、世間一般で言う作画の良さとは違う。
試験召喚獣は作画しやすそうなデフォルメキャラ、戦闘もド派手ではない、
白黒絵{netabare}(主にゆーじw){/netabare}や動画の使い回しも多い、
常にぬるぬる動いているわけではない、
{netabare}遊園地回での最後のぬるぬるは使いどころ間違っていると思うw、{/netabare}
などなど。

けど、普通に背景とかキレイだし、
非対称の上下や左右分割、
グラフや図を用いた数字などの表し方、
所々使われている3D、
などなど上手い、表現として演出として上手い。エンドカードもかわええ☆☆☆

そして音楽もイイ☆☆☆☆☆ BGMやSEがイイ!!!!!

OPでは歌もいいのだが、アニメーションがすっごくええ☆☆☆☆☆
テーマ曲はOP・ED共に好き♪♪♪♪♪


と、ベタ褒めしたもんだが、内容の薄さは否めない。
なので、濃イイ内容を求めている人には勧めない。

馴れ初めが語られてない程度ならいいが、いきなり誰かが誰かを好きになっている理由が分からない、
というか、そこら辺はノリや雰囲気で解釈しなければならない所も多そう。

普段そういうのを嫌うきらいがあるオレだが、この作品では好きな方w

2,3話見てこのノリが好きか、2,3人好きなレギュラーキャラがいれば最後まで楽しめると思う。


何となく、原作の方は深イイ話もちゃんと掘り下げてそうな気がするが、
敢えてそういう所を端折ってアニメとして面白く作られた作品なんだろうな♪
真ん中と最後に入る問題と生徒2,3人の回答と先生のコメはすごい好き☆
・・・静止しないと全文は読めないがw

投稿 : 2025/01/04
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