ライバルで熱いなTVアニメ動画ランキング 69

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のライバルで熱いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月20日の時点で一番のライバルで熱いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

91.1 1 ライバルで熱いなアニメランキング1位
ちはやふる(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (4134)
18820人が棚に入れました
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

演出がみごと!マニアック文化系スポコンアニメ(88点)

全25話。
少女漫画原作。原作未読。

個人的満足点:88点
アニメ系統:文化系スポコン

2009年、第2回マンガ大賞2009に選ばれ、
宝島社「このマンガがすごい!」2009年オンナ編3位、2010年オンナ編1位。
第35回講談社漫画賞少女部門を受賞したある意味モンスター漫画が原作ということで
かなり期待していたのではあるが、期待以上のものだった。

競技カルタ(百人一首)というマニアックな競技を題材にした斬新な設定の上で
文化部ながら運動部のノリでまさにスポコンを描いている。

キャラ立ちも非常によく、無駄美人のヒロイン、秀才イケメン、ガリベン君、着物オタクに動けるデブw
さらにはカルタの天才と非常に魅力的なキャラ達で構成されている。

そんなキャラ達の心理描写が秀逸。
効果的にSEを配し、絶妙のカメラワークで盛り上げる。
毎話毎話背筋がゾクっとする演出はすばらしかった。

そして、外れ回がほとんど無いのもよかった。
2クールもあれば中だるみしそうなものだが、
そういった物がなく、最後まで飽きさせないストーリーもよかった。

やや残念なのは原作が終わっていないので、最後の締めがやや不完全燃焼。
2期を是非ともやってほしいところである。
(BD売れてないから厳しいかなあ・・・)

兎に角、これはヒカルの碁やスラムダンクが好きな方にはお勧めできそう。
熱いスポコンが好きな方は是非ご覧あれ。


と、まあ熱く語ってしまったが
つまり、何が言いたいかというと

福井弁ちょっと違和感あったけどよくがんばった。


以下、各話の感想。

{netabare}
1話視聴。
ヒロイン「ちはや」なかなか可愛いじゃないか。
そして、「あらた」の福井弁のイントネーションがちょいおかしいw
まあ、いいけどねw
肝心のカルタはなかなか熱い感じで好印象。
これは今後も楽しみだ。

さあ、ここで福井弁講座だ

【ちっくりさす】
意味不明じゃないよwww
細い物を何かにさすって時に使う
「刺す」とほぼ同意

【かぜねつ】
口内炎のことだがちょっとだけ違う。
風邪引いた時などに口の中に出来る口内炎と
風邪の時に口の周りに出来る炎症を総称して「かぜねつ」

【やろっさ】
やろうぜ

以上、今週の福井弁講座でしたw


2話視聴。
今週は小学生編。
熱い。
カルタでここまで熱い表現がいい。
人間模様もいい感じ。
これは今後の展開にかなり期待。
しかし、ちはやいい子やわ。
近年まれにみるいい子だろw

そして、親どもはあかん!
どの親も最悪やわ。

今週はとくに分かり辛い福井弁はなかったね。
イントネーションはちょっと変だけど。

3話視聴。
これは!
さすがこの漫画がすごいに選ばれるだけはある。
1つ1つのシーンで痺れる。
この感覚は「スラムダンク」や「ヒカルの碁」で受けた感覚に近い。
かるたでここまで熱く痺れるとは。
完全にスポコンものだね。
ちょっと原作欲しくなってきた。
次週以降も楽しみ。

今週の福井弁講座

【ほんなら】
それなら

【いいで】
いいから

【~の】
~ね

今週はそんなに分かり難いのは無かったかな。

4話視聴。
いやーカルタってすごいね。
Å級ってホントすごそう。
ちはやが強くなっていて、そしてあらたがカルタをしていないのは、ほぼ予想通りの展開。
何か家庭の事情でやむなくカルタが出来ないといったぐあいだろうと予想。
しかし、ちはやに刺激されて再びカルタをやるといった展開なんだろうなと勝手に想像している。
太一も本格的にはじめて、メキメキ強くなるんだろうな。
ベタな展開だと思うが、そこがいいと思う。

「先生バスk・・・カルタがしたいです」的なw

私の勝手な想像なので違っててもノークレームでw


5話視聴。
ちはやの行動力に脱帽。
しっかり米原乗換でしらさぎに乗ってたねw

そして、到着したのは芦原温泉駅。
あんな桜並木あったかな?
まあいいやw
悲しいかな、芦原温泉の書店は今はありませぬ。。。
しかし、これは聖地巡礼芦原温泉となるのか?w
と、どうでもいい内容ですまん。

新はやはりカルタが出来ない。
家庭の事情とはちょっと違ったがショックが大きかったようだね。
それでもこれからまたカルタ始めるようになるんだろう。
ベタな展開だがこういうのはいいね。


6話視聴。
新キャラ「奏」登場。
可愛らしい感じでちびっ子だが巨乳というアンバランスw
マニアには受けそうなキャラだね(・∀・)ニヤニヤ
これから始まる部員集めも面白そうだ。
部を1から作るって何か熱くなるね。

それと、ちはやの着物姿は良かった。
無駄美人と言われているが、美人に無駄などない!

しかし、新 出てこないなあ。
新 もっと色々見たいんだけどなあ。
ちはやメインだから福井の話は出てきにくいのかな。

7話視聴。
新キャラ「机くん」登場。
これはまたなかなかなキャラが出てきたね。
ちはやパンで釣ろうとするなwww

勉強で太一に勝てない万年2位のガリ勉君。
美味しそうなポジションの匂いがw

裏返しでやるカルタもなかなか面白い。
これでちはやがさらにパワーアップするのかな?
ヒカルの碁の1色碁みたいな感じかな。
益々楽しみになってきた。


8話視聴。
机くんなかなか熱心じゃないか。
けっこういい奴ぽいし。

そして、ここで肉まん君w
元全国2位出現。
新に負けたトラウマでかるたやめていたようだが。
肉まん君やはりかるたが好き。

「先生、かるたがしたいです」
 ん? 何か違うかw

これで5人揃った。
今後どんな展開になっていくのか楽しみ。

ところで新を出せ。
福井弁講座がひらけねえじゃないかw


9話視聴。
皆熱い。
いいねいいね。
かなちゃんが始めての1枚がすごく良かった。

しかし、ちはや鬼www
でも、皆なんていいやつらなんだ。
特に肉まん君が最高にいいね。

うおおお、新ぁぁぁぁぁぁぁぁ
EDへの入りも最高だった。

9話はすげえ良かった。


10話視聴。
机くん、悔しいよなあ。
人数あわせみたいになっちまって。
すげえ、気持ち分かるぜ。

しかし、男なら意地をみせろ。
相手の1番強い奴に勝ったらすごいぜ。
1番弱いところから1番強くなるのが気持ちいいんだぜ。
俺も小学生のころ将棋でクラスで1番弱かったが、1年後には1番強くなったぜ。
がんばれ、机くん(`・ω・´)キリ

11話視聴。
肉まんくんがかっこよかった。
太一もかっこよかったし。
正直ちょっとうまく行き過ぎ感はあったもののまずまず良かった。

そして、久しぶりの新登場。
本屋でバイト。
今はもう無い本屋だけどw
そして、久しぶりの福井弁。
もっと難しい福井弁を頼むw


12話視聴。
むちゃくちゃ熱い。
今週は先生が最高だった。
いやな先生かと思ったが、いい先生じゃないか。
音楽の使い方も素晴らしかった。

なんか作画がちょっと変な感じはしたが、
面白ければノンプロブレム。

前半戦終了。
後半戦のさらなる盛り上がりに期待。


13話視聴。
ちはやピンチ。
すんなり行かないところは、ベタだがいいねえ。

そして、久しぶりの新。
しかも、新の回想。
なるほど、そういうことか。

そしてそして、
新=ヒカル
じいちゃん=サイ
と思ったのは俺だけかな?w


14話視聴。
個人戦開始。
クイーンも無駄美人なのかw
しかし、クイーン強し。
なんという強さ。
レベルが違いすぎる。
勝てないだろうけど、がんばれ千早!


15話視聴。
クイーンと決着。
無難な落としどころ。
これぐらいの差が丁度いいといった感じ。

それよりも太一が熱かった。
胸熱な展開。
試合の緊張感がヒシヒシと伝わってきた。

それより何より良かったのは肉まんくん。
2位が一番悔しいっていう肉まんくんの気持ちがぐっと伝わってきた。
1番になれない悔しさは肉まんくんが一番知っている。
今週は彼にMVPを送りたい(`・ω・´)キリ

そして、ついに新始動ktkr


16話視聴。
なんと、総集編。
しかし、ちょいちょいとネタがしこんであって、それがいかすw
器用貧乏くそ吹いたwwww
肉まんくんのねえちゃんwwwwwwwwww

そこらへんのギャグアニメより面白かったんじゃね?


17話視聴。
キター
動けるデブ!
肉まんくんやるじゃないか。

そんなおまけはおいておいて、
机君がいいねえ。
熱いし、分析力がすばらしい。
ついつい机くんを応援したくなるね。

かなちゃんもいいねえ。
イメージって大切だよね。

ちはやはこれらの要素を取り入れて進化するのかな。


18話視聴。
ある程度予想はしていたが、やはりそうなったかw
しかし、かなちゃんも机くんもいいねえ。
どんどん強くなっていく感じはいいねえ。
やはりこういった勝負ものは初心者が成長する姿がいい。
ついつい応援してしまう。
個人的には机くんを応援している。
絵的にはかなちゃんが勝ちそうだけど。
どうなるのか来週も楽しみ。


19話視聴。
かなちゃんと太一が勝つのかなあと思っていたんだけど、ちょっと予想と違った。
個人的には机くんを応援してたんだが、残念。
しかし、昇級はするんだね。
おめでとう机くん。
いよいよ、物語も終盤。
最後にもう1回ぐらい盛り上がるのかな。
新も出てきて、今後も楽しみ。


20話視聴。
今週は太一回かと思いきや、新キター。
しかも新すごい。
ブランクがあるにもかかわらず凄さが伝わってきた。
カルタ取るしぐさがもう凄すぎて、鳥肌立ちまくり。

毎度、色々なシーンの演出がいいんだよね。

最高だったのは最後の太一のセリフ。
痺れた。
もう、今週は鳥肌たちっぱなしだった。
来週も楽しみ。

久しぶりの福井弁講座w
【~つんての】
~してしまってね

【ほうなん?】
そうなの?


21話視聴。
20話がすごすぎて、今週はどうかなと思っていたが
今週もすばらしかった。
肉まんくんの太一へのアドバイスが熱くてやばかった。

千早の天才りりかとの初戦も一つ一つの動作や感情の動きがよく鳥肌ものだった。
千早にも頑張って欲しいが、りりかちゃんも今後出てきて欲しい。

新も最後に少し出てきただけだが、心情表現がいい。
あのちょっとしたカットだけでもうやばい。

残り4話にも大いに期待したい。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 123
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

千早へのイライラが止まらない!!それが無ければ良作。

1話の感想 ★★★★ 4.0
モデルの妹
{netabare}
千早、めちゃくちゃ美人だな……
ただ天然っぽい。
いきなり過去にとぶんやな。
彼女はいても、太一は千早のことが好きなんだな。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
小学生
{netabare}
小学生だな~
太一は好きな子に友達が絡むと嫌なんだろうな。
でも、太一の気持ちは痛いほど分かる。
しかし、千早のなんでも言っちゃうのは子供だから許されることだな。{/netabare}

3話の感想 ★★★★☆ 4.5
試合
{netabare}
試合には負けちゃったね。
まぁ、初心者二人だからそうだよね。
この3人が仲良くできたのはちはやがいたからだろうな。
新の涙にはぐっときた。{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
昇格戦
{netabare}
太一、中学生のときもかるたしてたんだな。
なんか意外。
太一はセコいことするけど、それが逆に人間味がある。
太一はええやつやな~
千早は小悪魔だな。
恐らく、太一も新もどっちも千早のこと好きなんだろうな。
{/netabare}

5話の感想 ★★★★☆ 4.5
福井へ
{netabare}
新もイケメンになったな。
てか、太一も綿谷も高1のくせに大人びてるな。
これは惚れる。
最後の新の涙にはぐっときた。{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
百人一首の意味
{netabare}
千早がウザイ。
まだ、あれを可愛いと見れない……
嫌がってる人を入れるために付きまとう。
今回は入ったからいいけど、もし千早が美人じゃなかったらぶん殴られても仕方がない。
そう思うと太一は良い奴だな〜
千早は相変わらず新、新と太一のこと全然見てないけど…{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
机くん
{netabare}
太一、かっけーー!!
机くんも努力できる分凄いと思う。
千早はやっぱ、あんまり好きになれないな。
でも、これで4人だな。{/netabare}

8話の感想 ★★★ 3.0
肉まんくん
{netabare}
テニスで和歌のリズムってそれはないでしょ!!
あと、肉まんくんが映画と違っててちょっと違和感。
太一より肉まんくんの方が強いんだな。{/netabare}

9話の感想 ★★★ 3.0
合宿
{netabare}
本当に千早が腹立つ。
自分勝手で自分がよかったことは全て相手もいいって考えている。
みんなは真っ直ぐだといって褒めるが、あれは周りのみんなが人間できるからであって、普通はあーはならない。
{/netabare}

10話の感想 ★★★ 3.0
大会予選
{netabare}
やっぱり、千早は好きになれない。
メガネ君が辞めたくなるのも分かる。
そして、それに動揺して弱くなるのもまたムカつく。
本当に新と太一が千早のせいで振り回されているのが不憫に思えてくる。
この主人公やっぱ嫌い!!{/netabare}

11話の感想 ★★★ 3.0
大会決勝戦
{netabare}
勝ってよかったね。
最近、「あひるの空」見てるせいで楽に全国行けるのが陳腐に見えてしまう。
少女漫画だから恐らく恋愛の方が本当の主題なんだからそれで良いのかも知れないけど。{/netabare}

12話の感想 ★★★ 3.0
全国大会にむけて
{netabare}
多感な時期だから不安になるのは分かるけど、どうも千早を好きになれん。
これは同族嫌悪なのだろうか。
先生の心が変わったのはいいことだな。
新が出てくるのは来年になったらなのかな?{/netabare}

13話の感想 ★★★ 3.0
全国大会 団体戦
{netabare}
一番悔しいパターンだな。
でも、新がまたかるたをする気になってよかった。
机君が勝てたみたいでよかった。{/netabare}

14話の感想 ★★★ 3.0
女王
{netabare}
めちゃくちゃ強いな。
ちょっと、スッキリ!!
……自分性格悪いな~~
でも、やっぱり主人公は苦戦しないとな!{/netabare}

15話の感想 ★★★★★ 5.0
決勝戦
{netabare}
千早は段々と調子が出てきたみたいだけど、実力の差は明確だな。
太一は惜しかったな。
めちゃくちゃ感動した!!!
肉まん君は新に優勝をかっさらわれたからこそ、誰よりも太一の気持ちが分かるんだろうな。
あのシーンは今までで一番だわ!!{/netabare}

16話の感想 ★★★ 3.0
総集編
{netabare}
今までの振り替えりとちょっとした小話。
まぁまぁ面白かったと思うけど、連続でみてる身からすれば蛇足かな。{/netabare}

17話の感想 ★★★ 3.0
速さを捨てる
{netabare}
千早の弱点を見つけたらしいけど、大した弱点じゃないな。
もっと、致命的な弱点でもよかったのに。
これは次の大会では弱点克服してクイーンといい試合するんじゃんないか?
でも、私的にはそんなことよりも太一と肉まん君がA級になるの頑張ってほしい。{/netabare}

18話の感想 ★★★☆ 3.5
公式戦
{netabare}
千早の弱点がわかったな。
結局は考えなしだったってことか。
今更それって、どんだけバカなんだよ。
相手の奥さん、怒ったら絶対怖いw{/netabare}

19話の感想 ★★★★ 4.0
運命線
{netabare}
机君とかなちゃんの試合は熱かった!
二人とも成長したな~
そして、なんといっても太一と肉まん君の試合。
太一は本当にかわいそうな立ち位置だよな
あんなに努力しているのになんだかんだ報われない。{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
新の復活
{netabare}
太一……
お前、また負けたのか……
でも、複雑だよな。
親友だけど恋敵。
いつかは太一と新の熱い試合が見たいな。
そして、願わくば太一の勝利を。{/netabare}

21話の感想 ★★★☆ 3.5
1回戦
{netabare}
ちみっこがA級か。
すっげーな。
太一も頑張らないとな。
千早は速さという武器があるように、太一にも記憶力という武器があるからいけるはず!!{/netabare}

22話の感想 ★★★☆ 3.5
前女王
{netabare}
なんて嫌らしい戦いなんだ。
精神的に攻めてくるんなんて。
これはしゃーない。
しかし、少しざまぁと思ってしまう。{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
恋と部活
{netabare}
流石、無駄美人。
綺麗なのにモテないんだな。
まぁ、性格がアレだしな。
太一、報われて欲しいな。
千早はまだ恋心を抱いてるわけではないが、気持ちは新によってるな。
まぁ、太一の気持ちを知ったら揺れそうやけど。{/netabare}

24話の感想 ★★★☆ 3.5
女王戦
{netabare}
若宮、デブのくせに勝っちゃったよ。
舐めプが過ぎるな。
でも、かるた愛は伝わった。
許そう。{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
名人戦
{netabare}
名人、イケメンだな。
しかし、超能力者だな。
実際の名人もこれと同じとまではいかなくても、できるのかな?
太一も新みたいに協力できる仲間がいれば。
肉まん君か新になるか、どっちになるか。
そして、季節は巡りまた春に。
新入部員5人はきつそう。
ラストは1話冒頭と同じ入りで終わり。
綺麗にまとめたと思うし、無駄美人のせいでいい感じに……
なんか悔しい。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

心動かされる良作に感謝です!“o( ̄‐ ̄*) ♪

■「ちはやふる」ってどんなアニメなのσ(゚・゚*)ンート・・・
『競技かるた』を題材にした末次由紀さんの漫画が原作なのです♪
と言ってもσ(^_^)アタシは漫画は見た事ないのです(ノ_-;)ハア…
何だか数々の賞をとられている様なのできっと面白いんでしょうね(*^-^)
 
『競技かるた』を通じて、主人公千早(ちはや)と2人の少年「太一(たいち)」と「新(あらた)」が成長していく姿を描いた物語なのです!
 
ところで・・・競技かるたって何(*゚・゚)ンッ?って感じなのでちょっと調べてみました♪
使うかるたの種類は「百人一首」なのです!
「百人一首」って100枚の読み札と100枚の取り札で構成されているのですけど、その半分の50枚を使って競技をするみたいですね♪
百人一首はむか~しちょこっとやったことあったけど・・・普通のかるたより、坊主めくりで遊んでた記憶の方が鮮明に覚えています(。・w・。 ) ププッ
 
それで、競技かるたでは、50枚の半分25枚ずつを相手と分け合って、自分の陣地に上・中・下段の三段にルールの範囲内で配置するらしいのです♪
お互いに配置した取り札をなんとっ15分で暗記するそうです(゚゚;)エエッ
そもそも、100首全部覚えるのも大変ですよね・・・覚えないとスタートラインにすら立てないし!!
しかも『決まり字』を知っていることが競技の前提って・・・かなり過酷ですね!?
『決まり字』とは、読み札を読んでいって、取り札が判別可能になる『字』のことなのですよ(゚0゚*)ホ--ッッ!!!
その『決まり字』の内、読み札の最初の3字目までで確定する取り札が百首のうち86首あるらしいので・・・
「ち~♪は~♪や・・・!?」( ゚ロ゚ノノ゙パシッ☆~~~~□  (゚ロ゚*)ハッ!!
ってな感じで殆どが全部読まれる前に決着がついているのです♪
そうなんです・・・毎回、目の前に並べた取り札がグシャグシャになる程に壮絶な取り合いが繰り広げられるのです♪
 
とにかく、暗記力・瞬発力・集中力・体力が重要スキルらしいので日頃の鍛錬が重要な競技だって事がわかりました!
σ(-_-)ワタシには無理だって事もわかりました・・・
 
 
■「ちはやふる」に出逢った日の日記φ(・_・”)
まず主人公の千早役に「放浪息子」で高槻さん役でキャストを努めていた「瀬戸麻沙美」ちゃんが大抜擢ですね♪
小学生時代と高校生時代の千早の声を上手に使い分けて演技が出来ればいいなぁって期待してます♪
若いだけにこの作品の中でどれだけ成長できているか注目してみたいですね♪
 
作画に関しては、温かみの有る水彩画の様なタッチで描かれているのと、背景をぼやかす事で遠近をつける手法が巧妙でリアル感も出せているので感心しました♪
ラジカセはさすがに古っ!?て思いましたけどねw
 
一見地味な『競技かるた』をどこまで魅せれるかがこの作品のポイントの様な気がします!
そして、千早ちゃんを中心とする人間模様も魅力のひとつだと思うのでそんな所に注目して観たいと思っています♪


■総評
こんなにも心動かされるアニメに出逢えてとっても幸せです☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
基本の構成は王道のスポ根青春アニメなんですけど、とにかく作りが丁寧で褒めるところがいっぱいなのです(*^^*)
一般的にはローカルな競技かるたを題材にしながらも、まったくかるたを知らない視聴者にも分かりやすく説明臭さを極力排除するよう心掛けて描かれていたので好印象でした♪
キャラの個性や心理描写を活かしながら競技かるたのルールや戦略や面白さをストーリーの流れに沿って魅力的に魅せることが出来ているんですよね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
特におでこちゃんこと「大江 奏」のキャラ設定はとっても良いアクセントになってた気がします!
和歌をこよなく愛し、最終的な目標も他のメンバーとは違った視点でアプローチ出来ていて、競技かるたの魅力をより引き出せてた印象です♪

そしてこのアニメの一番の見所は、主人公の千早ちゃんを筆頭に個性豊かなキャラでしょうね♪
かるたと出逢い、ひたむきに日々かるたと向き合って技術的にも人間的にも成長していく姿が見事に描かれていました(*^▽^*)
小学校編と高校生編の2部構成で千早、新、太一の環境の変化や心情の変化をうまく表現出来ていたと思います♪
小学校時代からひたむきで変らない性格の千早ちゃんとは対照的に、かるたに対する姿勢に変化があった新や太一!
とくに本作品で一番性格的に成長したキャラじゃないかなって思える太一は小学校の時は絶対に好きになれないキャラだぁ~って思ってたんですけどまったくもって見方が変わっちゃいました!
太一くんが千早ちゃんに寄せる想いや、かるたに対する姿勢の変化、嫉妬心の対象だった新くんとの関係等々、かるた部部長としても男性としても一皮も二皮も剥けた太一くんの姿は是非まだ観てない人は注目してほしいです(*'ー'*)ふふっ♪
他にもたくさん魅力的なキャラが登場してきますし、とにかくどのキャラも見ていて清々しくって素敵です!
シリアスな展開ながらも時折入れてくるコミカルな描写や表現が絶妙で、話が重くなりすぎず、軽すぎずといった絶妙なさじ加減も良かったです♪
物語としてはまだ完結には至っていないので、千早ちゃん達の今後の活躍をお目にかかれる日を心待ちにしていたいと思います(❀╹◡╹)♪


■MUSIC♫
OP曲『YOUTHFUL』
 【歌】99RadioService
 ちはやふるの原作をイメージして曲を作ったというロックナンバー♪
 ギターのリズムが、素直で力強いキャラクター達を連想させてくれますね♪
 爽やかで甘酸っぱい青春を綴った歌詞も「ちはやふる」のイメージにぴったりで♪ d(* ̄o ̄)グッ

ED曲『そしていま』
 【歌】綾瀬千早(瀬戸麻沙美)
 和風テイストのしっとり聴かせるナンバーです♪
 あさちゃんは意外と音域が広く、力強さのある歌声でこれからが楽しみですね(^▽^)/

 
2011.10.11・第一の手記
2012.01.25・第二の手記(追記:■MUSIC♫)
2012.04.11・第三の手記(追記:■総評)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 128

76.7 2 ライバルで熱いなアニメランキング2位
マギ The Kingdom of magic (2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (915)
5838人が棚に入れました
迷宮ザガンを攻略し、シンドリア王国での宴を満喫するアラジンたち。
そこでアラジンはシンドバッドから、『三人のマギ』について聞かされ、シンドリア王国のマギとしてレーム帝国に行くことを持ちかけられる。
アラジンはその言葉に対し、自分はシンドリアのマギではないと微笑む。

宴の中、アラジンはアリババに、この世界を終わらせないことを誓う。
「……でも、僕はこれからどこに向かって進めばいいんだろう?」

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之、松岡禎丞、逢坂良太、井上喜久子、チョー、柿原徹也、日野聡、坂本真綾、阿澄佳奈、高垣彩陽、谷山紀章、宮野真守
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大陸全土を巻き込む壮大なストーリー&マギの好きなキャラクターランキング

原作は少年サンデー連載は未読
マギ1期視聴済み


「マギ」という作品は作者曰くアラビアンナイトで知られる「千夜一夜物語」を
ベースにした作品だということです。

登場するキャラクターはアラジン、アリババ、シンドバッドは
アラビアンナイトに登場する人物としてとても有名ですね。とにかく魅力的な
キャラクターが勢揃いしています。

1期から続く2期、1期視聴は必須です。

TVアニメ第1期に続くストーリーの第2期は舞台を魔法使いの国
「マグノシュタット」に変えています。

主人公のアラジンが魔法技術の習得と闇の金属器の謎を解明するため
マギという立場を隠し、マグノシュタット魔法学院の生徒として入学します。

同じ頃アリババも修行をしにレーム帝国の闘技場に来ていた。
お互い別々の場所で順調に道を進んで行こうとしていた。

{netabare}
後半に向けて物語はマグノシュタットとレーム帝国の戦争へと移っていきます。
レーム帝国のシェヘラザードの理想は魔法ではなく人の力で国を発展させること
マグノシュタットのモガメットの理想は少数の魔道士たちの力で国を発展させる
こと。この思想の対立ですね。一般的な正論はシェヘラザードでしょうが
結局ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略する戦争を
始めるのはレーム帝国なんですよね。
どちらの思想も間違いとはいえないので、異文化の者との共存の難しさを
考えさせられました。

ここからの展開が凄い。
レーム帝国からはファナリス兵団も出てきてそれに対抗するため、
アラジンが覚醒したり、アリババが登場したり。更にそこに煌帝国も現れる。

結果堕天したモガメットは暗黒点を呼び出し、練玉艶 (れんぎょくえん)が
アルマ・トランのマギと衝撃の事実が発覚する。

金属器使いたちが一斉に集結し、それぞれが魔装化して依り代に向けて
極大魔法の連射。

これだけの金属器使いたちの総力戦は圧巻です。絶望的な力を持つ依り代に
対し争ってた皆が力を合わせて立ち向かう。

依り代を破壊しようとするが、しかし全く通じない。この絶対絶命の中
駆けつけたのはシンドバッド率いる七海連合。


もうこの男に持っていかれました!七海の覇王登場!
この世界が生んだ 奇跡!!「第一級特異点」シンドバッド!
シンドバッドの「バララークサイカ」巨大な落雷が依り代へ

七海連合の凄まじい力に絶対絶命のピンチを回避することに成功しました。

出番が少なかったモルジアナも到着。アリババを助ける。
またモルジアナにお姫さま抱っこされています。

ただ、金属器使いたちが集結する中、1人だけ戦いに来なかった白龍。
暗黒面に堕ちたのでしょうこの後の展開が気になります。


アラジンとアリババとモルジアナの3人が揃い3人の拳タッチ!
それぞれ自信に満ちた表情ですね。


シェヘラザードが次のマギを自分では無く、ティトスを迷わず指名
したのが素敵でした。また生まれて来れて良かった。
{/netabare}

原作が進んでからまた3期という形で彼らに会えますように。終


●ランキング
マギの魅力的なキャラがこれだけ勢揃いしたので気になる世間のランキングを
いくつかまとめて集計してみました。

【キャラクター人気ランキング】
1 位
アリババ・サルージャ

2 位
ジャーファル

3 位
シンドバッド

4 位
ジュダル

5 位
モルジアナ

6 位
練紅覇

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
練紅玉

10 位
練白龍

アリババさんすごい人気なんですねジュダルちゃんの人気は嬉しいです。

【これは私の好きなキャラクターランキング】
後であにこれbest10に。。
1 位
練紅覇

2 位
シンドバッド

3 位
ジュダル

4 位
練紅玉

5 位
練紅炎

6 位
モルジアナ

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
アラジン

10 位
アリババ・サルージャ

魅力的なキャラクターが本当に多いです。ジュダルちゃんはアクセラレータ系で
気に入っています。練紅覇は迷いなく1位です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

冒険活劇というより成長物語。 1期2期トータルの感想。

剣と魔法のファンタジー的な世界で、巨大な魔人を操る少年アラジンと
ダンジョン攻略を目指す少年アリババが出会うトコから始まる物語。
1期2期共に全25話です。

アラビアンナイトをモチーフにした独特な世界観が面白いですね。


最初は、絵柄などから子供向けな作品なのかなって思ってたのですが、
見てみると内容はしっかりしてるし、王道のファンタジーって感じで
なかなか面白かったです。

キャラも、アラジン、アリババ、モルジアナ、3人の中心人物や、
ある意味 主人公たちより存在感のあるシンドバッドなど、
魅力的で良いキャラが沢山いましたw


ストーリーとしては、ファンタジー色を活かした明るく楽しい部分だけ
じゃなく、意外に暗い部分もしっかり描かれて良かったと思います。

一期は、酷い国政や身分制度、虐げられてる奴隷なども出てきますし、
二期では、魔道士と人間の間の確執など、少し重い部分もありました。
でもまぁ一期に関しては、暗い部分の描写の仕方が甘めだったり、
アリババに対しての描写が少し残念にも感じたりも...

ただ、暗い描写に関しては、考えてみたらこの作品って夕方放送の
アニメなんですよね。 なら、十分描いてるほうかもw


あと、終盤の展開としては 一期は展開早くてちょっとなって思いましたね。
もう少し上手く出来なかったのかな~って、少しガッカリだったかな...
二期に関しては、無難な終わり方でしたが良かったと思います。

全体的に見ればどちらも良かったけど、自分は1期より2期の方が好きかなw


それから、この作品って原作読んでいる人からの批判がすごい作品ですが、
アニメが初見な立場からすると普通に楽しめた作品でした。
是非とも、3期やって欲しいなって思いますしねw

ですが、原作ファンからのアニメ批判がそこまであるってコトは、
原作も少し気になってきますねw
というわけで、そのうち原作も読んでみようかなって思っていますww

投稿 : 2024/11/16
♥ : 35
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あまり活躍できなかったね、モルさん

原作未読 25話

マギの2期です。1期から観ることをオススメします。

1期から主要人物の3人、アラジン、アリババ、モルジアナがそれぞれの成長のため別れ、色々な人と会い、色々なことを学び、そして成長していくところを中心に描いてます。

子供っぽかったアラジンがちょっと大きくなってます。アリババもモルジアナもちょっと大人の雰囲気が出てきました。

今回はアラジン、アリババのお話が中心でモルジアナのお話は少なかったですね。主役はアラジンなので中心になるのは仕方がないのですが、この作品で一番好きなキャラであるモルさんの出番が少ないのは残念です。

この作品の特徴であるほのぼのとしたシーンが好きで今回も色々ありましたね {netabare}(特に船のシーンのアリババには笑ってしまいましたw){/netabare}

今回も誰が良い、悪い(本当に悪いものもいますが)とかではなくどうにもならない悲しいお話が中心で、光が少し見えてきたところでこのお話は終わります。

あっさりしたところは相変わらずありますが、ウルウルするところも多々ありましたね。 {netabare}(海賊のお話、ティトス君のお話他) {/netabare}

もっと成長した3人をまた観てみたいですね。まだまだ続きか気になる作品です。

最後に、金属器と極大魔法の見本市というぐらい、これでもかこれでもかという作品でしたw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 31

78.2 3 ライバルで熱いなアニメランキング3位
ハイキュー!! セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (798)
4849人が棚に入れました
すべては、“進化”する―!!「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中・コミックス累計1,600万部突破の次世代王道スポーツ漫画、『ハイキュー!!』。2014年4月~9月に放送されたTVアニメの好評を受け、2015年10月から、TVアニメ セカンドシーズンが待望の放送スタート!監督には『おおきく振りかぶって』でアクション作画監督を務めた満仲勧を迎え、キャラクターデザインには『デュラララ!!』、『魔法少女まどか☆マギカ』の岸田隆宏。そして制作は常に最高のアニメーションを送り出し続けるProduction I.Gと、ファーストシーズンから引き続き、ヒットメーカーによる最高のチーム体制!
日向・影山を演じるフレッシュな若手を、実力派キャストが力強くサポート!セカンドシーズンでは、新たなライバルを演じるキャストも続々と参戦します!
3度のボレーで攻撃へと“繋ぐ”バレーボールに青春を燃やす少年たちの、チームメイトへの熱い思いと、ライバルとの死力を尽くす真剣勝負。本格バレーボール作品の魅力を、さらに“進化”したアニメーション表現でお届けします!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、木村良平、逢坂良太、浪川大輔、吉野裕行、竹内良太

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。2

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。
決して悲しさの涙ではありません。悔しさの涙と乗り越えた涙を堪能できます。
号泣はしませんでしたがその都度涙が溢れそうになりました。
1期から3期まで通してでも泣けるのですよね~不思議。

ハイキュー!!全体で言えることですが対戦相手にも物語がしっかりあります。
この作品はその点がとても上手だと思いますね。
対戦相手のエピソードでも不思議なくらい涙が溢れてくるんです。

条善寺
和久谷
伊達工業
青葉城西

各高校本当良い物語詰め込まれています。内容は観てのお楽しみ。

特に烏野のスポットライトは山口。
1期からあるトラウマを克服する描き方がよかったです。やっぱり涙が溢れそうになりました。

目から汗が出ること間違いなし!とてもオススメです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 33
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

託す人、託される人

1期に続き大満足な内容でした
熱いスポ根好きにはたまらないです

キャラ一人一人感情移入しやすい掘り下げ方や
烏野高校以外の敵チームにも思わず声援を送りたくなるくらい個性的なキャラ達に心掴まれました

{netabare} 試合の臨場感やスピード感がアニメから伝わって来ます
烏野vs青葉城西戦が熱かった 3期では強豪・白鳥沢戦が観れると思うとワクワクする・・!
何かに夢中になって戦うことと、仲間がいることの心強さって良いですね。
今回もそうでしたが、敗者となったチームの悔しさが伝わってきて思わず胸がさっと熱くなった
その悔しさも、勝利に対する想いも、次に託していくのだろうと感じました {/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 32

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

毎回、最っ高に楽しませてもらってます♪。(6話まで視聴して)

原作未読。アニメ1期は視聴済です。
※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です

>1話まで視聴して
正直、
「1期で満足したし、あとそんなに描く内容ないんじゃないのかなあ?。観なくてもいいかなあ・・」
・・くらいに思ってたのですが、視聴開始後数分で、その考えは覆りました。

なんか作画がさらにパワーアップしてないですか?。
特に感じたのは、顔芸!?かと思ってしまうくらいの心情表現っ!!。
ちょっとホラーっぽいニュアンスも込み?・・でとてもグッときた^^。
漫画的な線の書きこみ?・・な感じがすごくいい味になってて
とても繊細な表現になってるなあって感動しました。
アニメとしてこういう線の書きこみで製作するのって、とても大変なんじゃないのかなあ?。

とにかく、2期も安心して最後まで楽しませてもらえそうです♪。

----------------------------------------------------------------------------
>6話まで視聴して
2話以降もどんどん面白さが加速してますね!。
新マネのコもかわいくて良い^^。
でも、それ以上に日向がめちゃくちゃカッコいいですね。
あれは惚れてしまいますわ。。

とにかく展開がアツくて、でもちゃんと笑わせてくれるしホロっともさせられる。
いやあ、青春ですねえ。
文句なしに毎回、最っ高に楽しませてもらってます♪。

ということで2話以降★の評価うなぎ上りです!!。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17

81.7 4 ライバルで熱いなアニメランキング4位
ちはやふる3(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (346)
1660人が棚に入れました
クイーンになる夢も、将来の夢も諦めたくない! この一瞬に一生を懸ける―――――高校2年生の夏、新入部員と共に全国大会へ出場した千早たち瑞沢高校かるた部。団体戦では常勝校・富士崎高校を破り瑞沢高校が念願の初優勝、個人戦ではB級が太一、そしてA級では新が優勝を果たす。千早は団体戦で負傷した右指の手術も無事成功し、太一と共に富士崎高校の夏合宿に参加する。顧問の桜沢先生によるスパルタな指導にもめげず、名人・クイーン戦に照準を合わせ練習に励んでいた矢先、出場が危ぶまれるある事実を知ることに……一方、チームを持つことでかるたへの可能性が広がることが知った新は、かるた部創設に向け動き出していた。新たなるライバルの登場、これからの進路、クイーンになる夢……等身大の高校生によるひたむきでまっすぐな想いと情熱が溢れ出す第3期が開幕!

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼、潘めぐみ、入野自由、坂本真綾
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

普通どこかでダレてくるもんですよ

原作既読 1期2期視聴済み

『アニメ3期決定!』

1期放送が2011年。2期2013年。ざっくり7年ぶりなわけであります。
この吉報は多くのファンから歓迎の意をもって迎えられました。自分も高揚感がハンパなかったっす。
聞けば、実写映画ヒットとメディアミックスでの収益化。福井での細く長いファンのバックアップ。単純に「原作のストックが…」というわけにはいきません。商売面でも企画を通すだけの材料が揃っての3期ということで大げさでもなく奇跡的な続編となりました。ひとえに感謝感謝です。
なお、どんな内容でどんなキャラがいてみたいな説明はばっさりカットであいすみません。
競技かるたに取り組む高校生らの奮闘記です。

 {netabare}方言指導 安済知佳{/netabare}

アニメに限らず映画『上の句』『下の句』『結び』もなんですかね。名も知れた華のある声優さんが裏方に回り後方から支援にあたる。細谷さんのセリフ部分を録音して毎度提供してたりしたんだとか。
福井南雲会と藤岡東高校。そこに確かな“福井”があった裏に福井人あり。
起用の経緯までは存じ上げませんが、このクレジットから役職や知名度に関係なく「良い作品作るぞーっ!」という熱のようなものが伝わってきます。
作品そのものも以前と変わらぬ熱量をもった安定の名作でした。

 ・質の高い原作
 ・継続したスタッフ
 ・変わらぬモノづくり

正直これ以外ではパッとしない『99RadioService』の継続起用もそうだし、2クールものでの楽曲使用では一般的な手法。1クールで曲交替をせずに2クール通して同じ楽曲を使い続けるやり方も1期2期そしてこの3期も変わることはありません。
1期から9年経過してるわけです。
キャストだってキャリアを重ね現在、皆一線級の活躍をされてます。監督さんはじめクリエイターさんだってそう。9年の蓄積を糧に色気を出したくなるのが本音でしょうに見事なまでにそのまんま。継続は力なりを実践されてますね。古典に向き合う上での“型”や“作法”を大事にしてるともいえます。

 {netabare}“作品制作の熱量”{/netabare}

 {netabare}“変えない勇気”{/netabare}

1期からの視聴者は変わらぬ様式美を堪能できます。
原作の信頼とそれを活かす勝利の方程式を知り尽くしたスタッフが仕上げる逸品にハズレはなしです。


 とかいって実は3期ってマンネリなん?


これがまた違うんですな。同じことやってても現状維持も覚束なくて“劣化”と捉えられることも少なくないシリーズもの。
瑞沢高校の面々。間違いなく本作の中枢を担う高校生たち使ってきっちりと掻き回してくれます。ざわつきの原因はしっかり1期からの流れを汲むもので納得感もある。本作の源泉、ちはや・太一・新のかるたを通じた三角関係のことです。
そしてこの三人が作品の根として、瑞沢高校かるた部を例に、同級の机くん・肉まんくんは第二波。1期25話で定評を得てからの第三波で筑波くん・花野菫。登場順で分けられると思うのですが…
想像してみてください。人気作であればあるほど通常は一→二→三と後続のキャラになるにつれ思い入れは浅くなってきます。『SLAM DUNK』みっちーやリョータ『俺ガイル』いろはすのように後から出てきてきっちり中枢に入り込んでくる事例は複数あるものの、けっこう難しい作業なはずです。
そんな『ちはやふる』3期は花野菫のターン。{netabare}この一年間過ごしたかるた部での時間が彼女を人間的に成長させました。“人間的に”です。未だ見ぬ4期ではかるた的な覚醒にも余地を残してたりします。筑波くんは変わらず筑波くん(笑){/netabare}


安定感のみならず、本流でしっかり動きをつけてきたわけでマンネリとも無縁な良作といって差し支えなく、これまで1期2期と視聴されてきた層が視聴を躊躇う理由は皆無と思われます。
ここまでで失速らしい失速も感じませんのでご新規さんも1期25話ずつとボリューミーではありますがこれらを安心材料とみてぜひこの世界に飛び込んできてくれたら嬉しいですね。お待ちしてます。



※ネタバレ所感

■この作品の恐ろしいところ

1.{netabare}もの凄く高いレベルで安定{/netabare}

これまで上のほうで書いてきたやつです。引退間際のイチローだって並の選手と比べれば高いパフォーマンスを残してたのにどうしても比較対象がイチローとなってしまうくらいには我々もマヒしてる。
ここではジョージ・シスラーの年間安打記録を更新した頃と変わらぬパフォーマンスを数年後も保っていて「いやー、良いシーズンだったね」と日常を楽しんでるのに似てるくらい普通の出来事。それでいて「内野安打減ったのは年齢じゃね?」とか無責任に放言してたりもする。
キープするための努力は確実にある。振り子足の幅が狭くなったことやサイズアップといったマイナーチェンジは言われてみないと気づかないレベルなんです。
 

2.{netabare}じじいと子持ちママを主役に!{/netabare}

まさにこの選択をできてしまうのが『ちはやふる』という作品の凄みだと心の底から思います。このレビューで一番訴えたいこと。
高校選手権の比重の高かったこれまでのシリーズからその上流工程、名人戦クィーン戦に重きを置いた3期でした。そして各々絶対王者に挑む挑戦者にこの人選。あり得ない(褒め言葉)。

{netabare}原田秀雄(CV三宅健太)猪熊遥(CV坂本真綾)両名のことです。
片や爺さん。初の名人戦。元々ナイス脇役の原田先生を無理に表舞台に乗せたところでという不安。
片や出戻り。3期初登場の元クィーン。坂本真綾さんで話題作り。はいはい分かりますとノーマーク。

ひとつ冷静になって、爺さんと出戻り以外の選択肢はなかったか?
例えば名人対綿谷新にしとけば新VS太一を活かした展開に容易に繋げられます。強い男子は他にもいます。須郷みたいな若手でも坪口(白波会)や村尾(南雲会)みたいな中堅どころでも不思議はありません。
そんな男子と比べて女子側。こちら対クィーンは新キャラで穏当だった気もします。めぐむたんやまさかの桜沢先生も選択肢としてはなくはないんですけどね。
挑戦者確定で思ったこと。原田先生は想定外。猪熊さんは桜沢先生との絡みも楽しく、とはいえ両名ともかませ犬ポジションを大きく逸脱しないだろうくらいで構えてました。

結果、

 {netabare}誰ぞ二人をかませ犬と誹ることができようか?{/netabare}

周防名人にとって初めて本気で闘わないと勝てない相手だったのが原田先生。
詩暢ちゃんにとって自分以上に札に好かれてるかもと思わせしめた相手だったのが猪熊元クィーン。
鉄面皮と言ってよい圧倒的な個性持ちだった二人の心をぐらつかせる激戦は本作のクライマックスだったと思います。それでいて、千早・新・太一ら若人の物語ともがっつり繋がっているというね。{/netabare}


あと超絶に好きだった猪熊さんのこの台詞。

{netabare}「やっぱりお腹の子、女の子だと思う。お願いしたのよ。男の子でもいいから勝たせてくださいって」

母になると○○ちゃんママの呼称を受け入れて折り合いをつけてく過程が生じます。この子には自分が必要だと思う母性の発動で徐々に消えてく個性や本人の意思。要は諦める作業です。
そんなして一度切り替えたスィッチを再度切り替えるのは旦那の協力があっても困難極まりないことでしょう。復帰するにしても自分なりのルールを決めて。とても納得感がある心の動きです。
そんな思いをして復帰して、マイルールをしっかり守って、でもやっぱり限界はあって子供にも負担をかけて、とクィーン戦を前にして無理がたたってるのも見え隠れしてきた猪熊遥。思い出できたからと気持ちが切れてもおかしくありません。彼女にとってあくまで日常は普段の家庭生活なんです。
そんな彼女がクィーンへの執着を示した精一杯の願い事が上のセリフ。男子三人はマジたいへん。ガキンチョの叫ぶ「一生のお願い!」とは比べ物にならない重みがあります。イマイチ理解できてなさそうな未婚の桜沢先生の表情もいい。{/netabare}



■名人戦クィーン戦に向けて

・名人戦
対立構図や対比がシンプル。
周防名人に新と太一が絡むのでまだ読めないところはある。

{netabare}「青春全部かけてから言いなさい」
を地でいき、かるたに人生を賭けた男と、かるたにしか人生を見いだせなかった男の対比だったのが原田VS周防でした。
全部かけて運命の女神は微笑んだか?運命戦の結末が一つの答えでした。
それでも試合後の清々しい先生の表情が素晴らしい。{/netabare}

{netabare}未来の挑戦者/太一と新はそれこそ一つに絞れないほど多くの場面で、行動言動の比較があったり、同じだったりしてました。その中で一つだけ印象的な場面を挙げると、周防名人のインタビュー場面。
名人を引き留めた新と名人の引退を望んだ太一がどうしようもなく二人らしい。
「真島 おめぇ 卑怯なやつやのー」
引退を望んでることが卑怯とはならないでしょうが、名人につっかかる新を目の当たりにして思うところがあったんだろうなとみられる後の展開です。
卑怯な奴である自分を克服するストーリーが太一自身には必要ですからね。{/netabare}

・クィーン戦
けっこう同じもの同士。

{netabare}若宮詩暢と綾瀬千早に絞られたと思われる。{/netabare}




そもそも最初のアニメ化の時点で紆余曲折があったものらしい。曰く、“売れなそうな商品”。
「セールス的な期待値は低いがアニメ化する意義ある作品」と関係者が企画を通し結果ヒット。

その後、ペイできる実写版がもう完結したし、3期をやる旨味がほぼほぼ無かったろうところをアニメ続編実現にこぎつけたことが至極ありがたい話です。
4期やってくれるかな!?根拠なく全幅の信頼をこの関係スタッフに置いときます。宜しくね!


最後に原田先生役での石塚運昇さんと宮内先生役での藤田淑子さんの訃報に際しあらためましてご冥福をお祈り申し上げます。
後任を見事に務めた三宅健太さん鳳芳野さんお疲れ様でした。



視聴時期:2019年10月~2020年3月 リアタイ

-----
2020.05.06
《配点を修正》-0.1


2020.03.30 初稿
2020.05.06 配点修正
2020.10.23 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 55
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

時は流れゆく、波は砕け散る

アニメーション制作:マッドハウス
監督:浅香守生、シリーズ構成:柿原優子
キャラクターデザイン:濱田邦彦、
音楽:山下康介、原作:末次由紀

2008年に講談社の少女漫画雑誌
『BE LOVE』で連載を開始して10年以上。
現在では、コミックスが45巻まで刊行され、
累計発行部数は2500万部を超える。
その影響力は、全国に伝播し、
かるた競技人口を大幅に押し上げた。

私は2期が始まるタイミングで
アニメ1期の再放送を視聴し、
物語世界の虜になった。
2期の放送終了時には諸々の理由で、
アニメ化が当分は難しいことが確定していたため、
コミックスを全巻購入。現在も追いかけている。
ちなみに実写映画は未視聴。
映画ヒットの恩恵もあってアニメ化につながったので、
実写化が宣伝として大いに役立った好例だ。

綾瀬千早、綿谷新、真島太一という
幼馴染の3人が物語の中心。
それに加えて部活のメンバーや
ライバル、先生、主人公たちの家族までを
深く掘り下げて描写しているのが最大の特徴だ。
まさに、微に入り細を穿つという言葉が当てはまる。
もちろん、競技かるたの魅力も
余すところなく表現しており、
ポイントを分かりやすく解説。
勝負の分かれ目における思考法や作戦、
必殺技?までを描くことで、
地味と思われていた競技を魅力的に見せている。

3期における最大の見どころは、
これまで楽しく過ごしてきた日々や関係性も
永遠には続かないことを
多くのキャラクターが自覚することだろう。
特に3人の関係性はモラトリアムの状態が
長年続いていたが、決着をつけなければ
ならない時期が迫っていた。
作者がこの物語世界を終わりに向けて
動かし始めたことがはっきりと感じられる3期だった。

競技かるたによってつながった幼馴染3人は、
それぞれに競技に打ち込む理由がある。
千早は競技かるたに対する一途な気持ち。
強さを渇望し、遠くにいる好きな人を近くに感じながら、
クイーンの座を目指している。
新は永世名人の祖父の才能を受け継ぎ、
幼少から積み重ねた努力によって
祖父が辿った道を歩んでいる。
太一は、かるたとの決別を常に意識しながらも、
複雑な想いを胸に抱いて競技を続けている。
才能の面でふたりより大きく後れを取る太一だったが
競技かるた特有の「感じ」とは別方向の
記憶力と洞察力に磨きをかけて覚醒し、
千早を脅かすほどの実力を発揮する。

原田先生の活躍や猪熊遥の登場が、
このクールのもうひとつの大きな見どころ。
両者は膝の痛みや母乳の出る体を抱えた状態で、
年月がもたらす残酷さを何度も味わいながら
懸命に戦っていく。
原田先生は、千早と太一に対して、
いつも含蓄ある言葉を投げかけてくれる存在。
その戦いぶりに、特に太一は心を動かされる。

人は時間経過の必然として変わっていく。
高校卒業後の進路はもちろん、
3人の関係性も、ずっと同じではいられない。

太一は、小学生のとき
千早が好意を持っていた新にかるたで勝利するために
新の眼鏡を隠すという行動に出てしまう。
そのときの自身の暗い感情とずっと対峙しながら、
千早や新のような真っ直ぐな生き方を目指した。
そして、仲間とともに競技かるたに青春をかけてきた。
「青春全部懸けたって、新より強くはなれない」と
思っていた太一は「懸けてから言いなさい」と
原田先生から窘められる。
この言葉が、ずっと太一の心の奥にある。
千早のことが大好きで、ずっと一緒にいたい気持ち。
太一にとってのかるたを続ける理由。
それは千早の存在だけだと思い込んでいる。

{netabare}告白の前に開催された太一杯。{/netabare}
原作を読んでいたときは、
あまり必要のないエピソードだと感じていたが、
アニメで改めて観ると、
ある意味、このクールでいちばん重要な話だと感じた。
ここで行われた源平戦が3人の原点。
競技かるたが人生を豊かにしてくれるのだ。

{netabare}そして、太一の退部後にその気持ちに対して
千早が想う源重之の歌。
「風をいたみ 岩うつ浪(なみ)の おのれのみ
砕けてものを 思ふものかな}
(風が強くて波が岩に向けて砕け散るように、
私だけが心が砕けんばかりに、
あなたを思い悩んでいる)
「私が岩だったんです。岩で粉々に砕いていたんです。
太一の気持ちを。ずっと、ずっと」と
千早は言葉を絞り出す。
千早は太一のこれまでの気持ちを深く想像していた。{/netabare}

太一の行動と決断は、どのような結果をもたらすのか。
かるたを好きな人々の感情と
仲間に対する想いを掬い上げながら、
物語はいよいよ終盤に向かっていく。

3人の関係性の変化とともに、
クイーン・若宮詩暢と名人・周防久志の
生き方にもスポットが当たる。
新は、競技かるたに対しての深い理解を求めて、
千早や太一から1年遅れでチーム作りを始める。
競技かるたがもたらしてくれた大切なもの。
それはどんな形となって現れるのだろう。

感情が解き放たれるクライマックスが近い。
(2020年4月25日初投稿)

15年の連載を終えた原作
(2023年4月2日追記)

{netabare}昨年末に最終巻の50巻が発売され、
完結を迎えた『ちはやふる』。
実は読了したのは、つい最近のことだった。
最終巻のコミックスは購入していたのだが、
ずっと放置して、読めずにいたのだった。
それは終了するのが名残惜しいというよりも、
終わり方については、おおよそ想像ができていたので、
敢えてすぐに読まなくてもいいだろうという思いだった。
もちろん、そこには終わってしまう一抹の寂しさもあったのだが。

そして読了したあと、
納得できる部分も多かったし、驚かされることもあった。
改めて末次由紀氏の温かさに触れたような気にもなった。
この作品は、小倉百人一首のかるたを広く全国に広めて、
競技人口を増やすことに大きく貢献した。
また、読み手やトップの競技者、競技かるたを楽しむ
多くの人々の想いにもスポットを当てた。
競技に対する深い理解も作品のなかで表現した。
最終回を迎えるにあたり、作者が思っていたことは、
おそらく競技かるたとそれに関わる人々に対する
「感謝」だったのだろう。
いや、ある意味、当然のことかもしれないが、
15年間の連載を通して、マイナーな競技かるたに
関わった作者は、コミックスの登場人物のような人々と
ずっと交流してきたのだろうという気がした。
私がちはやふるを読んでいて、いつも感じていたのは、
登場人物たちの圧倒的なリアリティとそこにある深い理解だった。
どのキャラクターも、まるでそこにいるように、
楽しんだり、悩んだり、苦しんだり、そして仲間たちと
喜びを共有していた。
私にとっては、それは奇跡のようにも思えた。
人の気持ちに寄り添うというのは、
こんなにも辛いものなのだと思いもした。

そんなことを含めての最終盤。

作者が行き着いたもの、
選んだもの。

それが凝縮されているように感じた。
長年にわたる競技かるたの世界との関わりで
着地したところは、深い感動を与えてくれた。
ぜひ、アニメで最後まで表現して欲しいと願う。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 67
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

青春の色は匂へど

原作末次由紀、制作マッドハウス。

強豪富士崎高校指導者桜沢の招きを受け、
強化合宿に参加する千早と太一から始まる。

強くなりたい動機は人それぞれですが、
追い込まれた経験のないものは強くは成らない。
集中し葛藤し理想の自分へと近づいて行く。

ちはやふるが称賛を受けるのはここであろう。
自分に期待する力、そのことの清々しさ。
燻り続ける青春とは対照的に、
全力であることの真っ直ぐさが心に響く。
それにしても宮野真守は独白が上手な声優だ。
そして林原めぐみの気怠い声が最高に美しい。

18話視聴追記。
文化系競技にしてこの緊迫感が凄い。
{netabare}応援、期待、全てが雑音だと、
孤独にかるたと向き合うもの、
いつだって全盛期だと自身を鼓舞するもの、
白熱した試合を通じ成長するのは、
技術だけではなく、心技体全てであろう。{/netabare}

最終話視聴追記。
{netabare}私の好きな王座2人が活躍し、
概ね満足なのですが、やはりこの物語は、
千早の葛藤と飛躍が主軸なのでしょう。
脇を固めるキャラの陰影が色濃く演出され、
緩やかに形になり始める恋愛模様少々、
大人の群像劇としても楽しめましたね。{/netabare}

立ち止まればそこで悩み学びなさい。
こうやって私たちの月日は流れていくのだ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 60

69.7 5 ライバルで熱いなアニメランキング5位
ダイヤのA(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (651)
3418人が棚に入れました
もう一度、あのミットに投げ込みたい‥・・。捕手・御幸一也との出会いが、少年の人生を一変させる。沢村栄純15歳。己の力を試すため、仲間に別れを告げ、野球名門校・青道の扉を叩く。そこには己のすべてをかけた誇り高き球児達がいた!

声優・キャラクター
逢坂良太、島﨑信長、花江夏樹、櫻井孝宏、細谷佳正、浅沼晋太郎、小野友樹、浪川大輔、森田成一、岡本信彦、下野紘、羽多野渉、松岡禎丞、檜山修之、内山夕実、東地宏樹、鳥海浩輔、梶裕貴、前野智昭

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

野球っていいね!!カキーン!""( ・_・)_/彡° ヾ(゚○゚;)アァ・・・

どんな話かと言いますと、
野球のスポ根ですW

野球のマンガだから、メジャー見たいなアニメ?
と思うかもしれませんが、

私は、メジャーと違ったまじめな野球のアニメだと思います。

メジャーは、どちらかというと、
野球以外にも、学校生活の様子も入れてきて、
ちょっとほのぼのした話ですが、

ダイヤのAは、ガチな野球アニメです。
本当の高校野球を見てる感じでとても面白いです。
メジャーよりも試合内容が深くて、
「どきどき」、「わくわく」しながら楽しんで見ることができました。

野球をやってる人にとっては、ダイヤのAの方が面白いと思います。

自分は高校野球が好きなので、ダイヤのAの方が好きです。

ですが、メジャーも好きです。

どちらも面白いので是非みてください∑d(≧▽≦*)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 35

okome77 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

内容は面白い、でも試合の描写は期待以下

アニメが放送された当時、ハマって原作を集めました。
キャラクターもカッコイイし、話も野球に青春の全てを捧げているというか、でも爽やかな感じではなく、強豪校ならではのレギュラー争いが激しくて泥臭くて、熱い野球漫画という印象でした。

甲子園まであと一歩というところでの敗退やその後の主人公のイップスなど、続きが気になって次々読み進めてしまう展開で、ハラハラしながら原作は楽しませていただきました。

が、初期の頃はあまり気にならなかったのですが、夏の大会が始まったあたり、特に薬師戦あたりから絵が動かない、テンポが悪いなと感じるようになりました。
また、初期に発表された青道や成宮あたりは特に違和感を感じるということはありませんでしたが、最近次々発表されていくキャストについては近年注目を浴びるキャスト揃いで、キャラクターに合っているという人がほとんどいません。
この人だったら、こっちの方が合ってたんじゃないか??って思うことも増えてきました。
今人気の声優陣かつ癖の強い人が多いだけに、オーディションやってるのかさえ怪しいところ。

イメージというものはそれぞれが原作を読む中でこんな声かな??って勝手に膨らませているものでもあると思うので、私のイメージと合わないというだけかもしれませんが、こちらも薬師あたりから予想の斜め上のキャスティングが続いているなという印象です。

試合描写についてはまずスポーツアニメに重要な動きが全く見られない。
投手が投げて、打者が打って、野手が守る
その一つ一つの流れが描かれず、打った時の音とバットを振った後の描写だけがされていることの方が多いです。
守備を終えてベンチに戻る時も基本は静止画ですね。
それと背景が発光している場面が多い。

原作を読み返して気づきましたが、アニメは原作の描き方をほぼまんま描いていることが分かりました。
打った時の打球が飛んでいく場面が光で表現されていたり、発光してる場面も原作で背景が描かれていないシーンだったり。
アニメに忠実だと言ってしまえばそこまでですが、忠実にやりすぎてスポーツアニメとしては期待以下と言わざるをえません。
原作者も最近、アニメの描き方についてボヤいていたらしいですし。

キャラクター、話の内容がいいだけにとても勿体無い。
TVシリーズより原作と同梱で発売されたOVAの方が描き方はいいと思います。

追記
書き忘れていましたが、スポーツアニメって動きが重要ではありますが、全てを動かすのは原画マンにとってはかなり大変です。
なので、スポーツアニメの大半はストップモーションというものを取り入れ、動くシーンと動かないシーンで構成されているらしいです。
また、朝枠は予算も少ないので、動きが少ないのはそのせいもあるのかもしれません。
とはいえ、基本的に紙芝居なのは変わりません。
動くのは俊足ランナーが走るシーンだったり、袖がバタバタしてたり、あと練習のシーンの方が何故か動いていたりします。
なので、動きのある野球アニメを楽しみたいという方にはあまりオススメできない作品ですね。
むしろ原作で読んだ方が面白いと思います。
話の内容やキャラクター重視で、試合シーンはある程度の描写でいいという方には楽しめる作品だと思いますよ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

DEIMOS さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

極めて退屈な高校野球アニメ。

主人公の高校入学から1年目の秋大会地区予選までに全120話以上を費やす高校野球アニメ。マガジンに長期連載されている漫画が原作。

まず、そのストーリー展開の遅さが驚愕。カットしてもいい何気ない打席を一々描写するので、あらゆる試合が遅々とした展開となっている。途中からは対戦相手(=敗者)のサブストーリーを描く熱闘甲子園スタイルに。

次に、キャラクターの魅力が貧弱。キャラクターは、どこにでもいるような少年たち。少年ジャンプのスポーツ漫画と比較して、キャラクターが立っていない。これでは、マガジンの部数も伸びないわけだ。タイトルの通り、「ダイヤモンドの中心で投げるエースという存在」、が本作のメインテーマになっているにも関わらず、第2期全120話超を終えてもなお、(多分)主人公の沢村は、エースにならずに控え投手のまま。。。彼の特徴は、くせ球、出所の見えにくいフォーム、という極めて地味なもの。これらは、プロ級の投手同士では大変重要な意味を持つだろうが、それ以前のレベルでくせ球だ何だというのは全くワクワクしない。むしろ、おお振りのように、軟投派のコントロールピッチャーまで振り切ってしまった方が、キャッチャーとの信頼関係や配球の妙を深く描けるので面白い。

「打たせてとる」投球スタイルなら、野手と投手とのコミュニケーションに主眼があるのかと思いきや、選手間のコミュニケーションに、心ゆさぶる特殊なエピソードはない。山なくオチなく、単にバカ騒ぎしながら、野球をやっているだけ。陳腐。

小綺麗にまとまった作画は唯一評価できるポイントだが、特段の動きはないので退屈そのもの。腐女子向けかと思いきや、キャラソンなどのマーチャンダイズの展開も中途半端。どうせやるなら、テニプリや弱虫ペダルくらいまで振り切ってほしい。

こんなアニメを見るくらいなら、「熱闘甲子園」を見た方がよほど胸おどる高校野球ドラマに出会えるだろう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

76.2 6 ライバルで熱いなアニメランキング6位
ユーリ!!! on ICE(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (741)
2987人が棚に入れました
日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗…
故郷吸収に帰ることになったフィギュアスケーター勝生有利。

「現役続行と引退はハーフ ハーフ…」そんな気持ちで実家に引きこもっていた勇利のところに突然やってきたのは世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフで…

日本の崖っぷちスケーター勝生勇利と、ロシアの下克上スケーター ユーリ・プリセツキー。

2人のユーリと、王者ヴィクトル・ニキフォロフで挑む前代未聞のグランプリシリーズが今、幕をあける!

声優・キャラクター
豊永利行、諏訪部順一、内山昂輝、細谷佳正、本城雄太郎、安元洋貴、宮野真守、小野賢章、前野智昭、村瀬歩、野島健児、福山潤、日野聡、羽多野渉、土岐隼一

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

BLアニメというけれど?

「男子フギィアスケート」なんて書いてあるので当初期待してませんでしたが、非常に良い作品です!!!
1話、2話にて物語の掴みはOK。勇利の成長に焦点を当てます。
無論、ユーリにも成長の過程が組み込まれますが、やはり主役は勇利。
憧れ、ライバル、嫉妬、勝負、挫折、涙、達成、努力・・・たくさん要素が組み込まれています。観ていて楽しいですよ。

このアニメ、BLアニメというけれど、師弟関係とはそういうものではないでしょうか。
選手はコーチを信じて演技をして
コーチは選手を信じて大会に送り出す。
もし、これが男女の話の方が当たり前のようでつまらない展開になるのではないかと思いました。これで良し!
陽気に振る舞うビクトル。
憧れの選手にコーチをしてもらえるユーリ。
この組み合わせは最高だと思います。

敢えて残念なのは、このアニメ1クールで最後が急ぎ足。もっと個々の選手を掘り下げて欲しかった。個性のあるキャラが多いのでもっと楽しめたのではないでしょうか。

最後にOPのディーンフジオカにびっくり!良い曲です!

2018年2月平昌オリンピック開催。
2月12日付けの東京新聞 「東京エンタメ堂書店」記事にて
ユーリ!!!ONICEを絶賛しております。
それと、日本男女ペアが劇中曲にて挑戦するそうですよ。
プロも作品を楽しんでいるようですね(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 54
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

素晴らしいフィギュアのアニメだが…それを隠れ蓑にした卑しいラディカルフェミニズム思想と悪意の反日ルサンチマン

原案:久保ミツロウ、山本沙代
監督構成:山本沙代
脚本原案:久保ミツロウ
キャラクター原案:
アニメ制作:MAPPA

数値評価のみ先行します。

【作品総論(BLと反日の評価分)】
さて、タイトルにあるラディカルフェミニズムですけど、監督、脚本はBLを描いていますが、それ自体は問題ではなく、彼女らの趣味の範囲を超え、フィギュアの世界観を利用(悪用)し思想(イデオロギー)としてのフェミニズムを啓蒙している作品であることに着眼します。

説明に入ります。
{netabare}本作のBL表現を見ると彼女達は上野千鶴子氏の影響を多大に受けているようですが、上野氏の思想の源泉は「文化マルクス主義」です。
マルクスとその盟友エンゲルスは、プロレタリア独裁を達成させるために、伝統的な共同体に根ざす性規範を破壊することで革命を成し遂げることも模索しています。
この目論見はレーニンテーゼにおける「ネガティブウェルフェア(絶対平等主義)」と一体化しており、レーニンは「女性は家事の苦役におしひしがれており、彼女をこの状態から救い出しうるのは社会主義だけである。社会主義だけが、われわれの小さな家計から共同経済へ、土地の共同耕作へとうつっていくときにだけ、ただそのときにだけ、女性は完全に自由となり、完全に解放されるであろう。」と述べています。

この急進的なレーニンテーゼが残した後遺症は当時のソ連社会でも許容ができないほど社会問題を招き、離婚の急増、性犯罪の増加、出生率の激減など大混乱の末、後のスターリンによって過激なフェミニズム政策は撤回され、これを導き出したマルクス=エンゲルスの疎外論は封印されます。

つまり、下記でも説明しますが、百合に対抗するようにBLシナリオを組み立てた動機が男権に卑屈なネガティブウェルフェアであり、ネガティブウェルフェアの顛末はレーニンテーゼに基づく政策の結果のとおり、社会に極端な歪みを生じさせました。
現在は耳触りの良い「家事のアウトソーシング」、「ライフスタイルの自己決定権」、「性の自由化」として、暴力革命の実行者レーニンの思想が堂々とまかり通っている異常事態と踏まえることが必要です。

少子化問題の核心もラディカルフェミニズム思想の蔓延であろうことは、過去のソ連の体験からも推測できます。
よって、少子化問題はいくら対策を打っても、ラディカルフェミニズムを後押しする政策全てを停止しないと解決には至らないでしょう。

昨今、百合も含めて異常性愛ストーリー作品は大なり小なりフェミニズム思想の影響を受けてはいますけど、「ラディカル」であるか「マイルド」であるかの思想の分水嶺は「マルクス主義」をどう捉えているのかで判別します。

「マルクス主義」には経済闘争として一般に知られている旧ソ連型「マルクス=レーニン主義(スターリン主義)」の他に、さらに悪質な「文化マルクス主義(マルクス主義哲学or西欧マルクス主義)」が存在します。

・マルクス主義哲学の原典として代表的なもの
『啓蒙の弁証法』(ホルクハイマー、アドルノ共著)
→マルクス哲学の再構築。
『獄中ノート』(グラムシ)
→共産革命の達成の為にプロレタリア階級に於ける文化的ヘゲモニーの重要性。
その為には、マスメディアをフル活用しプルジョアが嫌がる、家族の解体、女性の労働者化、育児の社会化、性の自由化を達成しなければならないとしました。

・ラディカルフェミニズムの原典として代表的なもの
『歴史と階級意識』(ルカーチ)
『エロス的文明』(マルクーゼ)

→ルカーチ理論は「文化テロリズム」に特化しており、我が国でも猛威を振るった異常な性教育ジェンダーフリーはルカーチ理論が原典です。

→マルクーゼはフロイトを哲学的に考察し、その共通項である、唯物論、無神論から「エロス」をマルクス哲学に当てはめ、抑圧の解放こそが革命達成の早道と結論します。
その結果はベトナム反戦運動で開花し、ヒッピー文化を生み出した「戦争よりもセックスを!」は余りにも有名ですね。
また、彼はフリーセックスの他にドラッグの自由化も主張しています。
彼は「われわれが着手すべき革命は、社会制度を広汎に渡って解体するような革命である」とマルクス哲学に基づき社会を堕落させる「文化テロ」の目的を明確に述べています。
事実、彼の思想は我が国のみならず欧米のラジカルフェミニズムへも多大な影響を与えています。
本作では勇利のショートプログラムで「エロス」が登場します。
BLの不道徳性と合わせて「エロス」が登場したこと自体、マルクーゼを知らないと思いもつかない偶然性ですし、よって本作は文化テロを意図している根拠ともなります。

これら「文化マルクス主義」の格率は「唯物論的疎外」です。
マルクス主義の特徴は「階級闘争」(唯物的弁証法)に集約されますけど、これは「マルクス=レーニン主義」であれ「文化マルクス主義」であれ同様に適用されます。

「文化マルクス主義」に於ける「文化テロ」の攻撃の対象は、男は男らしく、女は女らしく、結婚は男女がするもの、嘘を言ってはいけない、他人に迷惑をかけてはいけないなど疑問の余地がないほど素朴で伝統的な精神文化です。
欧米社会ではキリスト教の教義に基づく道徳を破壊が目的であり、我が国であれば神道や仏教や儒教的な道徳観念が破壊の対象となります。

なお「疎外」は哲学用語ですので、通用されている国語的な意味とは異なります。
これを説明をするとウンザリするような長文となりますので、興味のある方は同書を読むか、調べてみて下さい。

「唯物的疎外論」はロシア革命の正当化に関わる根本的な問題を孕んでいたことから、政治的事情でソ連共産党が否定し続けた曰く因縁付きの哲学でもありますけれど「マルクス主義」は多岐に及んで一つのロジックを構成しており、ソ連のように都合良く部分否定をしマルクス哲学を捻じ曲げる立場では論理的矛盾を引き起こし、結果として体制崩壊に至っています。

計画経済とネガティブウェルフェアを貫いたソ連の崩壊に慌てふためき「文化マルクス主義」を取り入れ修正したのが、毛沢東支配下で一度失脚した鄧小平の「改革開放」踏まえ管理資本主義へと転換した中国共産党と、暴力革命放棄を偽装し破防法逃れを図った日本共産党の現在のテーゼです。

彼の国は経済的には成功(しかし、人為的にコントロールされた市場経済は近い将来収拾がつかなくなり暴発するでしょう)しても、モラルも文化的水準も惨憺たる状況であることから察しますところ、どのような繕いをしても、「設計主義的合理主義」の権化である「マルクス主義」は百害あって一利なしであり、この世から抹消すべく、全否定するべきイデオロギーです。

また、イスラム国の政治思想でも、イスラム教はキリスト教社会への対立構図に利用されているだけで、教義の影響など殆どなく、同国を研究している米国の政治学サイドでは「文化マルクス主義」の影響が節々にあるとのレポートも散見されます。
後に述べる東アジア反日武装戦線やカンボジアのボルボトもそうですけど、テロの陰に必ずマルクス有りです。

「文化マルクス主義」は第1次大戦後、帝政ドイツを倒したドイツの共産主義者達の手で研究がスタートします。
マルクスの世界観では経済活動【下部または土台】が経済以外の文化や宗教、道徳【上部構造】を規定するとされています。(史的唯物論)
我が国では共産党の幹部であった福本和夫氏が本研究に参加をしていますし、彼は戦後多くの死者を出したシナの「文化大革命」を支持しています。
ここからも、凡そどのような思想かお察しできるでしょう。

「マルクス=レーニン主義」が経済階級闘争での革命を説いているのに対し、後年、マルクス哲学の研究者により発達した「文化マルクス主義」は文字通り太古から人々に根付いている伝統文化の意識、観念の破壊を促進することで革命を成就させることを説いています。
マルクスが共産主義を説くのに用いたのは「弁証法」ですけど、「弁証法」は元来が詭弁術ですので、妖怪同様、如何様にも論理を変化させることが可能です。
更に「文化マルクス主義」は憲法学や思想研究者以外に国民には殆ど知られていないことから、マルクスやエンゲルスの幻想を隠避、偽装するにも都合が良いのです。

この「文化マルクス主義」は戦前にナチスに迫害され、米国へ亡命したドイツの哲学者や社会学者が米国の大学で教鞭をとっていたことと相まり、特に自虐史観の生みの親であるWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)と憲法改正に関わったGHQ民政局へ勤務した米国国務省エリートの思想へも大きな影響を与えています。
後にレッドパージで対日政策に関わった国務省の役人の多くは罷免されます。

「マルクス主義」の基本形は善悪の二項対立でテーゼとアンチテーゼを立てる至ってシンプルなものです。
ジンテーゼを正当化する舞台装置や演出にこそ実は多大の努力が払われています。

経済階級闘争ではブルジョワ(資産家)が悪でプロレタリアート(労働者)は善であり、その心は労働者階級は「搾取」をされている(『資本論』、『共産党宣言』より)です。
「搾取」、経済学用語では「剰余価値」ですけど、これは既に経済学的に否定されたので、経済階級のような観念対立自体が存在いたしません。

帝国憲法の改正で「文化マルクス主義」どのように作用したかと簡単に説明をしますと、
日本が戦争を起こした根本は国家体制とその価値観が問題であり、それらを担保している憲法改正はポツダム宣言履行の最重点課題でした。
正義は「連合国の価値観」で悪は「帝国憲法の体制下にある全ての日本的価値観」である二項対立で弁証し、「日本の価値観」を否定した彼等のジンテーゼは、我が国の伝統を一切無視した「日本国憲法草案」を導き、帝国憲法下の旧体制絶対悪演出の舞台装置として「軍国主義」が祀り上げられ、「東京裁判」や「歴史の塗り替え」、「軍の解体」などが行われます。

しかし、書き物の「帝国憲法」を塗り替えても、それに上位し、かつ我が国の絶対規範である不文慣習律の「國體」は変更出来ません。
連合国は大芝居の割には徒労に終わり、2600年以上の歴史を有する我が国の絶対規範を塗り替えることは出来ませんでした。

連合国は我が国の歴史の重みには勝てなかったどころか、米国に至っては朝鮮戦争の勃発で共産主義の恐怖にやっと気がついた為体ぶりですが、マッカーサーの対応は早くGHQから文化マルキストを追放し、日本悪の対日政策を根本から改め再軍備の指示と同時に早期講和へと舵を切ります。

先帝昭和天皇におかれましては「ポツダム宣言の受諾は國體の変更に非ず」と察せられたことは誠に驚愕たる慧眼であり、現代に於いても「日本国憲法」に上位する「國體」には些かの揺るぎもありません。
左翼の論理である「法実証主義」に囚われ「國體」の本質を見失っていた軍官僚には理解しがたい「御聖断」ではあったかもしれませんがね。

さて、「太平洋戦争」につきまして、私が懇意にさせて頂いていますレビュアーさんも他の作品で問われていますので、ここではその見解を記しておきます。
なお、本作のレビューには直結いたしませんで、更に畳みます。
{netabare}「太平洋戦争」は国際法で認められた「自衛権の行使」であり、東京裁判の結果は政治的偽計の産物です。
その理由は、開戦前夜の重要国策で御名御璽が得られている「帝国国策遂行要綱」において、対米英蘭開戦の目的は「自存自衛」と明言していることと、連合国の過失を鋭く衝いたパール判決書の法的客観性に拠ります。

米国は立場上、太平洋戦争に於ける我が国の自衛権行使は認めてはいませんけど、イラク戦争は当時の我が国と同様の法理の下で発動された米国の自衛戦争であり、このイラク戦争の正当化を唱え続ける以上、東京裁判の結果を否定することと論理的な等価となります。
ただし、昭和天皇が危惧されていた通り「日独伊三国同盟」は本当に必要であったか否を考えると「否」であり、ドイツと手を組んだばかりに不必要に米英の対日感情を悪化させ、引いてはシナに付け入る隙を許し、ヒトラーの台頭を警戒していたコミンテルンの対日工作を本格化させ、国共合作等、自由主義陣営と共産主義陣営を結託させてしまった事実は批判をするべき点です。

日中事変(戦争)につきましても、真の動機は満洲事変ではなく、上海事変にあり、その理由から「自衛権の行使」です。
東京裁判では「満洲事変」が原因とされていますけれど「満洲事変」は当時の国際連盟の仲介(リットン調査団)で国際法的には既に決着がついていますし、満洲事変を境に国民政府と戦争状態に至った情況証拠(国交断絶や国民党政府軍の戦時動員など)も何一つありません。

「リットン調査団報告」では、自虐史観教科書では我が国が侵略したかのように書かれていますけど、全文を読むと軍事占領以前にシナ(国民党政府)の統治能力の無能さを批判する内容となっています。
国際連盟は建前では軍事占領は認められなくても、統治能力がない国民政府よりも我が国が統治した方が良い結果を生むことを重々承知の上で、主権と実効支配を分離し国連委任統治として実質的に我が国が統治することを提案しています。
つまり、国際法的には結論に達していた「満洲事変」を東京裁判の論点とすること自体、政治ショーであり、法理的にすら成立していません。

引用

『調査団が集めた事実を証拠として使えば、むしろ日本は、中国を世界平和を乱した罪で告発さえできる。 』
(『アメリカの鏡・日本 抄訳版』ヘレン・ミアーズ著、伊藤延司訳)
上記はアメリカ人目線での指摘ですけれど、シナはそれ程までに目に余る存在とも言えましょう。
尖閣海域領海侵犯や南シナ海での侵略行動等、過去にはウイグル、チベット、内モンゴルへの侵略、しかし、シナの無法主義は中共で始まったことではなく、清や国民党政府時代から行われており、そういう事実を広く集めていた国際連盟が当時の国際情勢に照らしても、シナに偏った報告が出来るわけもないのです。
後にドイツに騙され、様々な外交的錯誤を犯した松岡洋介全権代表や外交的駆け引きを知らず「リットン調査団報告」の真意を読み間違え、「満洲国の独立」に固執した軍上層部の偏狭な考え方こそが、戦争へと転がり落ちた大きな落とし穴とも言えましょう。

現代に生きる私達は、先人の踏み間違いで300万人以上の犠牲を払った先の大戦へ至ったプロセスを顧みつつ、我が国に降りかかる危機を正確に分析する見識を養う必要がありましょう。
それはけっして自虐史観や9条に頼ることではなく、我が国の伝統を尊ぶアンディティティを確立していく中で、我が国に悪意を抱いているのはどの国であるかを捉え、用心かつ警戒を怠らないことです。{/netabare}

「反日イデオロギー」も「マルクス主義」の産物です。
マルクス主義の二項対立の定式に当てはまると炙り出されますけど、国内の「反日イデオロギー」は「反戦運動」や「反原発運動」同様に実態としては「反権力闘争」の一環です。
手法としては、シナや半島のように元来反日勢力が存在する国家に、戦時中の出来事をデマゴーグとして吹き込み、外交的に騒ぐ頃合いを見計らって相乗りしてくる低劣かつ姑息な手段が概ねデフォルトです。

具体的には「慰安婦」や「靖國参拝」が有名ですね。
どちらも朝日新聞が火をつけ、シナや半島が政治問題として騒ぎ、朝日新聞ほか国内の左翼メディアがフォローアップし、国際問題にまで発展しています。
しかし半島に於ける慰安婦問題は、強制連行を取り上げ、朝日新聞が担ぎ上げた吉田清治氏の「捏造」が発覚して以来、着地点を見失い朝日新聞が謝罪に追い込まれた事実を以ってマスコミの無責任体質や、権力の監視を唱えながらも我が国を貶めるデマゴーグを鳴らし、国民世論をミスリードし、後世の国民に残した負の遺産に対する責任は、廃刊や閉局にも匹敵する行為です。

実は朝日系列で用いたこの手法は1970年代に極左組織「東アジア反日武装戦線」が実行をしています。
同組織は同じ極左組織である「日本赤軍」や「革マル」、「中核派」とは活動形態を異にし、三菱重工爆破事件以後は完全に地下に潜ってしまい実態が掴めない不気味な組織でもあります。
警察庁公安部では、なお活動をしているとして要視察に指定をされています。
反日武装戦線のテーゼも当然(常軌を逸脱した)「マルクス主義」ですけど、高学歴が多い新左翼の連中のマルクス研究能力からすると、暴力革命路線からマスコミへと流れ込み、ペンによる文化破壊路線へと転換した程度のことは容易に察しがつきます。

反日武装戦線のテーゼ(ルンペンプロレタリア革命論等)は余りにバカバカしくて此処には書きませんけど、彼等が反日をする理由は感情ではなくロジックであり、其れなりにあると言うことです。
しかし、その狂気の理屈に酔いしれ、大量殺人を犯した事実まで見逃す訳には行きません。

本作の製作委員会には朝日新聞の系列である、テレビ朝日が参加をしています。
テレビ朝日も親会社の失態とともに報道ステーションでの一件もあり政府、政権には当然に逸物があるでしょうね。
加えて本作は、今後テレビ朝日がアニメにチカラを入れていくための渾身の作品とも聞きます。

本作に於いてシナや半島の反日国家を必要以上に意識し、盛り立てた反日行為は政権に対する当て擦りや嫌味程度かもしれませんけど、反日イデオロギーの成れの果てがテロと大量殺人ですので、些細な反日メタファーであっても、責任のある大人の立場としては批判を徹する態度で臨みます。

さて、ラディカルを峻別する「文化マルクス主義」とは上述で若干の説明をいたしました。
我が国の代表的フェミニストである上野氏は、マルクス・エンゲルス同様、伝統的な家族制度の破壊を是として、同性愛を肯定しています。
マルクス、エンゲルス他、文化マルキストの影響を受けている上野氏を触媒として、孫請け的に影響を受けている女性文化人が多いことも有名です。

本作では勇利の家族の描写は殆どなく、同性愛を匂わせるヴィクトルとの師弟関係の描写に過剰なまでに尺を割いています。
本作の総時間とヴィクトルと勇利の濃厚な関係描写に費やしている時間の比率を考えれば、尋常ではないことに気がつくでしょうし、10話の教会の賛美歌に合わせ、勇利が顔を赧らめながら、ヴィクトルと指輪を交換する描写に至っては、ヴィクトルの「金メダルの為に」で表層を取り繕ったとしても、海辺でのユーリの露骨な性的嫉妬の描写の尺を含め師弟愛を超越した同性婚肯定の直喩かとも思われます。
また、このシーンが金メダルの伏線だとした場合、もっと別の表現が可能です。
態々BLとしていることでも、本作は確信犯としてBLを強調しています。

また、ラディカルフェミニズムは過激な女性解放思想の一つでもあり、文化マルクス主義に感化され、百合を差別として考えた監督や脚本が勇利、ユーリの名称設定を百合に引っ掛けたのかもしれません。

なお、本作はBLではないという主張の殆どは「BL要素があっても本作の趣旨とは関係がない」旨の反論ですけど、現にBLを理由に視聴中止が続出している現実の説明には至っていません。

BLにしても百合にしても個人が趣味で楽しむ範囲なら未だしも、社会通念上許容はされてはいないことを認識した前提で、本作のように公共の電波の乗せ不特定多数に啓蒙するなど、一線を超えると拒絶反応が生じるのは普通の感覚です。
その普通の感覚を詭弁を用いて希釈する姿勢こそが「ラディカルフェミニズム」を通して「文化マルクス主義」に蝕まれている証しとも言えます。{/netabare}
ゆえに、
本作はBL(同性愛)の啓蒙【道徳破壊】と反日【国家のアンディティティ破壊】とをセットにしていることで文化マルクス主義作品であることは明白です。

なお、イデオロギーの観測は単に左翼であるだののレッテルを貼ることではなく、作品に仕組まれたイデオロギーを浮き彫りにし、何がどのように左翼思想であるのか論理的な説明を加え反駁をすることが大切です。


【各話各論】
第1話視聴済。

物語概要
漫画家久保ミツロウさんとアニメ演出家山本沙代さんの共同企画によるオリジナル作品。
引退間際の主人公勇利(ゆうり)が男子フィギュア界でもう一人のユーリ(ロシア人)がフィギュア界のトップアスリートヴィクトル(ロシア人)の指導受けて世界に羽ばたくサクセスストーリー。

巷で評判でしたので視聴をいたしました。
人気の高いフィギュアを物語に取り上げたのは正解ですね。
おそらく、本格的なフィギュアアニメを待ち望んでいた方々も大勢いたかと思います。
実在の誰某を連想させる設定としていない点も好感度が持てます。
振付設定はフィギュア振付氏の宮本賢二氏が担当しており、その点でも本格的なフィギュアアニメとして評価しても差し支えないでしょう。
しかし、振付が動画に活かされているかというと別問題。
一見、よく動いて見えますけど、スロー再生ではよく動くところ動きが悪くなる分界の繋がりでギクシャクが目立つ部分も多い。
おそらく、実写取り込みのコマと原画のカットが合っていないのかもしれません。
京アニの動きはスロー再生でもギクシャク感がほとんどないことを考えると、原画のカット割と中割の手間のかけ方を工夫すると、もっと滑らかで自然な動きとなるはずです。
これが制作会社限界のクオリティなら、あとは崩れることがないようにクオリティを維持してください。
私のような底意地悪い解析をしている視聴者もいることを念頭に、制作会社は絶えずクオリティの向上を目指して欲しいものです。
特に、キャラの動きが作品の良し悪しを左右する作品であれば尚更。
演技のカメラワークと効果音は、フィギュア中継をよく研究しており満足いくレベルの演出ですけど、カメラバイアスがかかっているので生でフィギュアを観た印象とは誤差があります。
今後はレベルの違う競技者の差をどのように表現して視聴者に伝えるのかが気になるところです。

次に2点ほど制作側が注意を払った方がよいと思われる点。
{netabare}メアニメの評価は作品の良し悪し以外でも足を引っ張る伏兵が潜んでいます。
特にタブーなことは物語に必然性がない特アに関することの描写や風刺。(国内向け放送ではあえて必要はない)
かつては「サムゲタン」の一言で全否定された極端な例もあります。
せっかくのオリジナルなのですから、作品外の政治的な理由で批判を受けかねない描写に対して、制作サイドは気を配っていただきたいものです。
(テレ朝が製作委員会に参加していることで、政治利用の疑念はおおいにありますけど・・)
(1)駅構内の垂れ幕に書かれたハングル文字。
(2)演技のカメラワークで、日章旗よりも太極旗の登場頻度が多いことと、太極旗が正面中央へ映る頻度が多い。
キャストを見た限り、ハングルも太極旗もなければないで物語の進行には影響はしないでしょう。
国際大会だから太極旗があっても不自然ではないとの反論がありそうですけど、そうであればなぜ北朝鮮国旗はないのかという矛盾も生じます。
韓国で放送しても最小限の修正で済ませる意図がどうしても見え隠れしますよね。{/netabare}

8話までの中間レビューです。
{netabare}【物語】
本作はどこそこでもBLアニメとして評価されているきらいがあるが、気色が悪いシーンが多々あるのは否定しない、しかし、物語の品質は下げても基軸を歪めるほどではないと思う。

欧米人は我々日本人から見ると大なり小なり同性愛的なコミュニケーションの取り方をする事も多々ある。
私の姪がフィギュアを習っていて数回練習を見学に行ったことがあるが、日本人コーチ(女性)はバリバリの体育会系なのだが、ロシア人コーチ(女性)の接し方はまさに百合を連想するような行為を公然と行うことに文化の違いを肌身で感じたものである。

男子フィギュアの欧米人コーチでも、選手とのコミュニケーションの取り方は文化の相違で大なり小なり同性愛的に見える振る舞いはあると思う。
本作におけるBL表現は個人的な許容範囲として100歩譲るにしても、ヴィクトルと勇利の関係で妙に作画にチカラが入っている描写も多く、この過剰表現とキャラ項目に書いた点を合わせると、BLアニメのレッテルを貼られるのは致し方がないかもしれない。

こと、フィギュアは氷上のバレエでもあり、欧米ではスポーツと言うより芸術に近い感覚がある。
芸術に関与している欧米人は過激なポストモダン、特にラディカルフェミニズムに傾倒している方々も多く同性愛推奨者など、社会通念的に首をかしげたくなる人物が多いのも事実だ。

また、フィギュア競技では長らく東洋人は差別的な境遇に置かれていたが、欧米人にとってバレエは西洋文化を代表する格式ある伝統芸術であり、バレエ文化がない東洋人が演じるのは烏滸がましいという自意識もあったのだろうが、近年この偏見が緩和された背景には、偏見を受けながらも過去から築き上げた我が国選手の活躍と貢献があった意味は大きい。

しかし、製作側はこの我が国フィギュア苦難の軌跡を弁えているとは言えず、多分に特アへのネット配信を睨み、特にシナに対しては検閲への媚売りなど政治的、かつ、商業的な理由で安直に反日国家のシナや半島をクローズアップしている罪は大きい。

世界GPで勇利がシナ大会から出場する必然性などもなく、舞台はシナ以外でも良いはずだ。
更に、シナ大会でも気分が悪いところ、バックのスポンサー企業では「ヒュンダイ」と「サムスン」を強調するなど何処の国のアニメよと言いたい。
8話、イ・スンギル紹介のシーンの太極旗では気分を害したので早送りで飛ばした。

現在中韓関係は悪化しており、シナ側で韓流ドラマの放送中止や韓流タレントの降板が相次ぐなど、半島文化のパッシングが吹き荒れている。
これは、本作企画段階では想定し得ない状況だろうし、反日の定式通り中韓セットとしたことが逆に仇となったようだ。
さて、どうやってシナ側の検閲に対する折り合いをつけていくのだろうか。

シナリオの久保さんは長崎県佐世保市の出身だが、佐世保市は左翼活動が盛んな都市でもあり、良識があれば対馬の現状を考え半島を強調するシナリオは抑制すると思う。
更に、コンテとシリーズ構成の山本監督は未だ韓流脳が冷めていないのか、思想に問題があるのか…
『さくら荘』でもやらかしたように、女性監督は政治的にデリケートな部分に対して無頓着過ぎる。
どうも両者とも上野の扇動に被れたのかラディカルフェミニズムを含め変な思想が見え隠れしているが、テロ朝とは利害が一致しているようだな。

また「おそロシア」と揶揄され、強硬な政治路線を歩むロシアに対する国民感情もけっして良好とは言えない。
特に極東ロシアへの旅行経験がある方は、シベリア鉄道の旅情を打ち砕く横柄で融通がきかないお役所対応に最悪のイメージを抱くだろうし、ソ連時代よりも酷いという感想も聞いたことが…

しかし、個人で接するロシア人の多くはプーチンのようなダーティーなイメージではなく、気さくで思い遣りが深い方々が多く素朴でもあり、来日しているロシア人の多くは親日家だ。
私のアニメ仲間の一人もロシア人でガルパンの大ファンでもあるが、ヴィクトルの描写は過激過ぎると批判的であった。
一般に自己顕示欲が強いアメリカ人よりも好感が持てるが、集団化すると横暴になるロシア人気質は如何なものか。

本作の反日イズムはBLとフィギュアの陰に隠れて見え難いが一般視聴層の政治的無関心と無自覚つけ込み、反日を刷り込む悪質な技法は流石テロ朝アニメとも言える。
製作側の政治的意図が露骨で正直気分が悪い。

どれ程出来が良くても反日や左翼的性質のある作品は2以下としているが、物語はまだ続いているし、基軸のフィギュアについてその演出は見事であることから評価は3を上限に考えることとする。

【音楽】
フィギュア作品だけあって劇中曲はどれも精錬されている。
特にタイトルともなっているフリー曲『Yuri on ICE』については数多にあるアニメの劇中曲のなかでも5つ星クラス。
OP、ED曲を含め最高評価でも良いと思う。

【キャラ】
キャラ設定の現実性には?の部分もあるが、キャラの立て方は上手い方だろう。
逆に立ち過ぎて、BL疑惑にまで及んでいる。
しかし、引退か継続か、スポーツ選手としての岐路に立つ主人公勇利の設定は緊迫感が感じられず甘い。
勇利の設定の甘さは後述するように、豊永さんの演技でカバーされていることを忘れないで頂きたい。

ユーリの勇利に対するジェラシーは、本来純粋にスポーツ選手として頂点を極めたヴィクトルの実力を占有している事実に対しての事だと思うが、ユーリの美形キャラデザ含め、ユーリのジェラシーを性的なものに転化したいようだ。
きっとBLは監督や脚本の趣味なんだろうが、スポーツアニメのライバル関係描写としてはチープであり物語全体のクオリティを下げていることに気がついているのだろうか。

また、『あまんちゅ!』でも感じたことだが、ギャグコメディでもないのに、節操がなく必然性のないデフォルメの多用も逆効果でいただけない。

【声優】
内容的に男性声優の演技力が作品の善し悪しに影響するが、総じて役どころをしっかりと演じており、平均以上だと思う。
特に勇利はキャラの性格上相当幅のある演技力が必要だが、豊永さんは期待以上に勇利を熱演している点は賞賛に値する。
女性声優に押されて霞がちな男性声優陣の熱演こそ本作品の持ち味とも言える。

【作画】
レビュー初期で原画の差し込みがおかしくモーションがぎこちない旨の指摘をしたが、回を重ねるごとに改善され、今では2Dの到達点とも言える完璧なモーションが再現されていると思う。
しかし、競技のカメラワークだがフィギュアは競技会場が限られるためテレビでしか観戦したことがない視聴者が大部分でその層には満足がいくだろうが、生観戦の醍醐味を知っている層には物足りないないだろう。
部分部分のカメラワークに、会場俯瞰など生の臨場感も挿入されていればもう1ランク評価が上がる。

追記
昨日、NHK杯フィギュア男子フリーを会場観戦したが、やはり本作の臨場感、躍動感不足はどうしても否めない。

競技動画に対しては現場の悲鳴が聞こえてきそうな高水準だが、他の部分ではモブの使い回しや動画の省略、背景仕上げの荒さやエフェクト処理の甘さなどが散見される。
競技動画に多くのリソースを割いている分、妥協すべきところではあるかもしれないが、京アニのようにモブから背景から動画から全てをパーフェクトに熟しているスタジオも存在するのだから、MAPPAの課題点として今後に活かして欲しいところだ。

ここは辛口で評価をすることになるだろう。

なお、物語での指摘事項は監督、脚本含めたプロデュース姿勢の問題であり、MAPPAの作画チームが負う責任ではないことは書き添えておく。{/netabare}

第9話メモ
{netabare}ほう。
イ・スンギルをフリーで失敗させて順位を落とし、今後の尺で登場させない方向へ舵を切ったか。
8話までの中間レビューで「シナとの折り合いをどうつけるのか」と記述したが、早速、半島sageのシナリオに組み替えて来た。
現実、前回のイ・スンギル登場回では微博(シナのツイッター)での評判も散々だったらしい。(シナ当局の自演もあるだろうが)
さらに、ロシア大会では半島企業らしき広告も皆無だったな。
シナでは中国共産党肝入りでの韓流外しが猛威を振るっており、こうしないと配信ビジネスに影響が出るからね。
つまり、シナの検閲逃れでシナリオを書いているのがバレバレの回だった訳だ。
それにしても左側の連中の考えそうな呆れた日和見展開だ。
シナ題名:冰上的尤里

それと、福岡空港の床標識にあるハングルもあえて必要はないな。
今期放送の『WWW.WORKING!!』では原作を改変してまで徹底的に半島臭を排除している。
それが我が国において半島が置かれている立場を鑑みた健全かつ正常な対応だし、逆に本作の非常識性が客観的にも浮き彫りにされる点でもある。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 36
ネタバレ

NANA さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

師弟愛とは違う別の何か/作画のトレパク疑惑について

3話までの感想

{netabare}
スケートアニメでした。
漫画では見たこともあるのですが、スケートをメインテーマとして描いたアニメは初めて観ました。というか、スケートアニメなんて描けるはずがないと思ってました。(スケート靴を履いたアニメは知っていますが)

作画はすごいの一言です。プロスケーターが監修?に入っているのですね。スケーティング動画も3Dではないけど、実写をトレースしてるでしょ絶対。そうでもなければこれだけのリアルな動きは描けないと思う。ちゃんと体重が乗っているし、エッジワークを追い掛けたくなるような作画は圧巻です。お金掛かってるんだろうなあ。(苦笑)
フィギュアに関してはちょっと細かいのですが、スケート描写に期待出来るというだけで個人的にはかなりポイント高いです。

ストーリーに関してです。
2話まで見て。女性が主なターゲットなのでしょうか?自分はそっち方面はまったくわからない(むしろ苦手)のですが、キャラデザもそこまでキラキラした絵ではなく、熱いスポ根もの+ほど良いギャグという印象を受けました。テンポが良いので見易いです。メインのストーリーもどんどん進みますが、王道のスポ根もの真っ只中を行きそうで安心感があります。キャラも立っている。
あ、そっか三角関係が女性に受けてるのか。もちろん面白かったのですが、ネットの反応見ると若干温度差は感じます。(^^;; これから物語がどう進むかは楽しみですが。

キャラクターの生き様が垣間見えそうなアニメ、実在のスケーターに重ねて見てしまうところがあります。ただ、やっぱりスケートの演技自体は本物には敵わないと思うので、アニメでしか見せられない何かに期待したいです。(期待値高過ぎてハードル上がってます)

3話視聴
あ、そっか、ユリじゃなくて薔薇…なのか?(^^;;(他の方のレビュー見ながら)
お断りしておくと、自分はBL脳皆無です。むしろかなり苦手な部類…(^^;;

でも、これはガチですね。(^^;;
いえ、決してホモではないと思いますが、ある意味ホモよりもガチだと思う。()フィギュアの選手とコーチって固い信頼関係で結ばれているので、その絆は恋人以上(性的な意味ではなく)だったりすると思うんです。コーチが憧れの選手なわけでしょ。もうね、これは…(^^;;
ここまでガチなんだから、わざわざ釣りみたいな演出入れなくてもいいのに。画面いっぱいにホモやられると辛い…
歓喜のあまりハグってのはありだと思うけど。

勇利のあの演技も誰かに向けてのものだと考えると…いや、考えないでおこう。(苦笑)

{/netabare}


4話までの感想

{netabare}
評価はまだしてないので、暫定値(あにこれの現在の値)入れておきます。
ホモ成分多めでそこばかりツッコミ入れてますが、ストーリーは面白いです。今後の展開が気になるところ。ギャグも面白いですが、もうちょっとシリアス部分をゆっくり堪能したい気も。

23歳で引退とか、女子はともかく男子はまだ早いかな〜。でも、ユリオ君も年のこと気にしてたし、やたらと時間を強調するのは何かあるのかな⁉︎と勘ぐってしまいます。
また、色々と妄想してしまう(BL以外の部分で)のですが、想像力を掻き立てられるのは良作の証拠、じっくり本編を追っていきたいと思います。で、全部見終わったら感想書きます。(たぶん)
{/netabare}


5話まで見て(6話見れない)

フィギュア好きだし、スポコン路線メインなら多少の女性向けサービスは我慢したのですが…
師弟愛なら見たかったです。でも、どう見ても普通の師弟愛には見えません。
ぶっちゃけ、ホモを描くためにフィギュアを選んだのでは?と腹立たしくさえ思ってしまいます。ユーリ好きな人で現実のフィギュアもこんなものだと言う人がいますが、少なくとも私はそんな目でフィギュアを見たことはありません。(怒)
監督と原作者?が女性で歯止めが効かなくなってるとしか…
このアニメに限ったことではないのですが、女性の考える男同士の距離に違和感を感じます。それとも自分の感覚がおかしいのでしょうか?

BLサービス差し引いても自分が期待していたスポコンアニメにはならなさそうですね。2話あたりまでは面白かったです。



追記

作画だけはプロまで呼ぶ力の入れように感心していたのですが…トレパクはNO!です。

(ここで言うトレパクとは他者の画像や動画を無断トレース(もしくは模写)してオリジナルとして使用する行為の意味です。)

ダンスシーンのトレースは酷い…
振り付け師の方が本当にお気の毒です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 29

66.3 7 ライバルで熱いなアニメランキング7位
ダイヤのA ~Second Season~(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (238)
1295人が棚に入れました
月間野球王国編集部。峰は試合写真を見ながら地区予選を思い返す。市大を破ったダークホース薬師高校と、6年ぶりの甲子園出場を狙う青道高校。継投で繋ぐ青道を、強打者軍団の市大打線が攻め立て――。

声優・キャラクター
逢坂良太、島﨑信長、櫻井孝宏、花江夏樹、細谷佳正、浅沼晋太郎、小野友樹、浪川大輔、森田成一、岡本信彦、下野紘、羽多野渉、松岡禎丞、檜山修之、内山夕実、東地宏樹、斉藤壮馬、杉田智和

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

3年生から託された思いを・・・夢を実現に向けて本気で甲子園を狙いに行く青道高校のナイン達・・・

「ハイキュー」も「あおかな」も熱いスポコン作品でしたが、熱いスポコン作品という点においては、この作品も決して引けを取りません。

3年生と一緒に臨んだ夏の甲子園の地区予選決勝・・・このメンバーなら絶対に甲子園に行けると思っていましたが、絶対なんて約束がないのが勝負の世界・・・甲子園まであと一歩のところまでたどり着くもその切符を手にすることはできず涙の準優勝となりました。
あの時流した3年生の涙を1,2年は絶対忘れる事は出来ないと思います。

「先輩が成し遂げられなかった夢を叶える」これまでは、この事だけ考えていれば良かった訳ですが、御幸率いる新生青道野球部は、もう一つの問題・・・片岡監督の辞任問題を抱えて出発する事になるのです。
野球留学で優秀な人材を集める・・・私は高校野球には疎いのでよく分かりませんが、そういう学校は日本全国各地に存在するのだと思います。

ただひたすらに凌ぎを削り純粋に甲子園を目指す高校野球球児・・・監督の辞任問題はそんな金の卵を多く抱える学校ならではの問題なのでしょうけれど・・・
振り返って見ると片岡監督は確かに厳しい監督でした・・・でも選手の力量を把握し選手を信じる事のできる優秀なでもありました。
自分の信ずる野球は片岡監督の目指す野球と共にある・・・と思える位同じ釜のご半を食べた監督を失うという事は、選手の士気にも相当の影響が出る恐れがありました。

そして御幸らが選んだ選択は極めてシンプル・・・「秋季大会で優勝して春の選抜に監督を連れて行くこと」
所詮野球でしか返せない恩・・・だったら、これまで見たことの無い世界を監督と一緒に見るんだ・・・
言うのは簡単ですが、実行するのはとても難しい事でした。
青道高校は3年生が主力でしたが、他校の強豪は未だ現役の選手も多く戦力低下という面から見ると3年生が抜けた穴を埋める必要のある青道高校には決して分はありませんでした。
それでも彼らは茨の道を選択し・・・物語が動いていきます。

1回戦:夏の甲子園ベスト16入りした強豪・帝東高校
3回戦:夏の甲子園準優勝の稲城実業を激闘の末破った鵜久森高校
4回戦:文武両道の公立校・王谷高校
準決勝:強力打線が売りの成孔学園
決勝:一年生スラッガー轟雷市を有する薬師高校

こうして振り返って見ると、楽な試合なんって一試合も無かったような気がします。
自分達の見たこと無い世界を既に見てきた帝東高校
夏の決勝・・・忘れもしない稲実との敗戦・・・けれど、稲実に勝った鵜久森高校
野球バカしかいない青道高校とは異なり、頭を使ったクレバーな野球ができる王谷高校
野球はパワーだけでプレイするスポーツではありませんが、そのパワーをとことん特化して
武器になるまで磨き上げた成孔学園
薬師高校にとっても甲子園出場は悲願・・・そのためならどこまでも奮起する選手達・・・

力と力のぶつかり合い・・・そして「強い方が勝つ」という単純な構図・・・

青道高校だって3年生が抜けて力不足になっただけではありません。
1年生サウスポーの沢村栄純がここに来て開花するんです。
正直ここまで長い道のりでした。
でもクリス先輩の教えをしっかり守って作り上げたピッチングは、コーナーと変化球を自在に操るピッチャーに成長していました。
潜在的な度胸と身体の天性のバネ・・・それにコントロールが加われば鬼に金棒・・・青道にとっても貴重な戦力です。

彼ら青道ナインの戦いは是非本編でご覧下さい。
沢村の成長に感化される1年生エース古谷・・・
どんな時でもバッターを信じて準備を続けるピッチャー達・・・
思い出しただけでも、この作品の持つ熱さに胸がドキドキします^^
ラストで甲子園での一幕が描かれていますが・・・はっきり言って感動します・・・私は感動しました^^;

4クール計51話の作品でした。1年がかりで放送された訳ですが、しっかりと腰を据えて制作して頂いたスタッフに感謝の言葉しかありません。
ダイヤモンドの中にいる選手も、ベンチ入りしている選手・監督も、そしてベンチに入れなかった野球部の皆んなが一体で戦っていた感じが抜群に良かったと思いました。
原作の方は第1部が終わって第2部が始まったようですが、そちらもアニメ化される事を期待しています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

毎週月曜の楽しみだったなと

【20160403】
毎週月曜、仕事から帰るとこのアニメを観ながら夕飯を食べるという恒例行事がなくなってしまうのはかなり悲しいですね。

作品としては、熱き展開、ライバル、燃えますね!!

まあ、回想シーンが多いのは・・・・展開分かっちゃうなと、そこは余り良くなかったところですね

毎週の楽しみをくれたことに感謝です。

【20150913】タイトル:時々画面が汚れているようにみえる

ココ最近、実験的に文字や説明文とか入れているが、個人的にはあれは酷い、画面が汚れる感じがする。

話的には面白い、原作がしっかりしているのもあるし、アニメーション的にも毎回頑張って頂いているからだと思う。

毎週楽しみだから頑張って欲しい。

【20150426】(総編集を3話続けてやるアニメなんて初めてみたわ!!)

個人的には今まで観たアニメのなかで、総編集に関しては一番酷かった。三話続けてやるアニメなど聞いたこともない。

既存の視聴者としたは、毎週総集編をやられていると、流石に視聴する気が失せてくる。(印象に残らなくなってくる)

話は変わるが、個人的には、ナデシコの総集編が良かったなと

新しく枠が変わって新規の視聴者や、4クールやったからスタッフを休ませたいのはわかるが、視聴者としては酷い仕打ちを受けたと感じてしまった。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

激アツ!!

原作未読 全51話

青道高校野球部を中心に、野球に情熱をかける高校生たちを描いた作品です。

1期から観ることをオススメします。(全75話) 今回は、3年生が引退し1・2年を中心に練習・練習試合や秋季大会の模様を描いた作品です。

王道な展開ですが、番狂わせや新キャラ登場で、激アツな内容となっています。{netabare}(過去の映像が出てくるキャラが活躍するというパターンは1期から守られていますねw){/netabare}

魅力的なキャラいっぱいいますが、青道高校では、御幸 一也(みゆき かずや)、他のチームでは薬師高校の轟 雷市(とどろき らいち)がお気に入りです。

最終話は、泣きましたね。{netabare}(監督が引退した3年生に頭を下げて感謝するシーンなどは監督と一緒に泣いてしまいましたw){/netabare}

最後は、スッキリと終わっています。続きを観たいですが、これで終わってもいい感じがします。

1・2期合わせて121話、初見の方にはハードルが高いかもしれませんが、ひたすら野球に打ち込んでいく選手みなさんを是非観てくださいね。

曲は、「空が青空であるために」を歌うGLAYの曲が印象的でした。 

最後に、スポーツ作品は熱いですね。激アツはこの作品のキャラがたびたび使っていた言葉です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

86.7 8 ライバルで熱いなアニメランキング8位
キルラキル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2479)
12853人が棚に入れました
父の仇を探す女子高生の纏 流子(まといりゅうこ)は、父の殺害現場に残されていた巨大な「片太刀バサミ」の謎を追って本能字学園(ほんのうじがくえん)へ転校した。だが、学園は人間に人知を超えた力を与える制服「極制服」(ごくせいふく)を操る生徒会によって武力と恐怖で支配されていた。一つ星から最上級の三つ星までの極制服を生徒たちに与え学園を支配する、生徒会長の鬼龍院 皐月(きりゅういんさつき)が片太刀バサミの秘密を知っていると確信した流子は彼女に挑むが、二つ星極制服を着用したボクシング部部長の前に為す術なく敗れてしまう。

声優・キャラクター
小清水亜美、柚木涼香、洲崎綾、三木眞一郎、檜山修之、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、関俊彦

アルカット さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

古臭いけど新しい、軟派だけど硬派な学園ファンタジー。

この作品を観て最初に抱く感想は、きっと「なんか古い。」こんなところでしょう。
 その秘密は、以前までのセル画アニメに似せて作られた”凝った作り”だからです。絵の具で塗られた背景画に、「ドーン!」と赤白の太字フォントで文字が出てくる。これが、製作側のやりたかった世界観の表現方法なのでしょうね。

 事実、アニメを知らない人に、例えば2000年に放送されたヴァンドレッド(当時の最先端デジタル映像)辺りと比べて見せても、どっちが先に放送された作品か分からないと答えるでしょうね。

でも、勢いと画圧が違います。とにかく熱いんですw
奇抜な(セーラー)服が題材という、中々常人には思い付かないアイデアと、そんな設定からは思いも付かなかったような終盤の展開力。まさに圧巻でした。


 また、お話にアクセントを付けて彩った強烈なキャラクター達も本作品の魅力の一つでしょう。
特に、満艦飾マコは、この先数年経っても覚えているであろうインパクトと、爪痕を残していきました(笑



 とりあえず、この作品に関しては文句の付けどころがほぼ無いですね。観てない人には、グレンラガンとセットでオススメします♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

日曜朝の『グレンラガン』 深夜帯の『キルラキル』

オリジナルアニメ


一昔前二昔前の学園抗争ドラマに、ケレン味たっぷり荒唐無稽な設定を凄まじい熱量をもってぶち込んだ怪作。先鋭的な作風に評価は別れるでしょうがこれだけスパイキーな作品を私は好きです。

『グレンラガン』の次は『キルラキル』だよと駆け出しアニオタ時代に職場同僚から推薦を受けていていつか観ようと思ってた作品。
映画『プロメア』公開に先駆けての地上波再放送にて視聴期会に恵まれました。三作品に共通するのは製作陣の顔ぶれでしょう。
日曜朝帯で放送の『グレンラガン』以上に自由に作った感はありますね。こちらは深夜放送枠です。


舞台は本能寺学園。メインヒロインである転校生纏流子(CV小清水亜美)と生徒会長鬼龍院皐月(CV柚木涼香)との対立を柱とした学園バトルでスタートします。
これ読めます?“まといりゅうこ”と“きりゅういんさつき”です。
その他フリガナふってもらわんと困る人名やガジェットが多数登場します。
そんなガジェットの一つ。“生命繊維”という特殊な繊維であつらえた“極制服(ごくせいふく)”が只の人間にものすごい力を与えている世界。要はチート級ウェポン。学園でのヒエラルキーに応じた極制服が各々に支給されてます。ヒエラルキー上位者の極制服は下位層からは垂涎の的。バトルアニメとしても徐々に敵が強くなりラスボスは皐月だぜ!な構図が第1話早々から提示されわかりやすく仕掛けてきます。
流子の父親の真相を握る皐月に食ってかかる流子。絶大な権力をもって君臨する皐月。

 なんてわかりやすいんでしょう

小難しさは皆無です。



そんな本作の推しポイントは3点。

1.骨子の学園バトルの演出(見た目)
2.変わらぬ芸風(壮大さ)
3.直球と変化球の組み立て(あ!グレンラガンと違う)

バトル作画で魅せ、旧GAINAXから続く伝統芸を盛り込み、剛速球一辺倒にならず満艦飾(まんかんしょく)家の面々というピエロを効果的に配置してました。


1.骨子の学園バトルの演出
 80年代初頭の校内暴力を取り扱ったドラマと歩調を合わせるかのようにデザインはやや古め。しかし動画は現代水準に置き換えても良く動きます。いい意味でのギャップが魅力となってます。戦前戦中のモノクロ写真にカラー着色し復元しているものを見た時の感覚といってもわかりづらいかしら?
 きっと古い線画でぬるぬる動くものを見せられても違和感を覚えたことでしょう。それと似た感覚。
 本作では仰々しい赤字の大きめテロップ挿入だったり、伸び縮みするキャラのデフォルメだったり、いわゆる“効果”を随所に挟んで押し切りました。テンポも悪くないので違和感を感じる間もなく話が進みます。そこをこれまた熱い劇伴が後押しし、視覚聴覚に訴えてくる感じ。ドーパミンが分泌されます。

 もう一つ。バトルもボクシングのように格闘系列ならまだわかります。テニス部さらに園芸部や吹奏楽部などどうやって攻撃するん?な面々とのバトルも織り込まれているのもわけわからなくて良いですね。そういえば南京玉すだれ部ってのもありました。アイディアの勝利です。


2.変わらぬ芸風
 そのまんまです。製作陣の顔ぶれで作品のおおよそをイメージできるのはスタッフの実績なのでしょう。{netabare}ヒロインの意識が乗っ取られるのって好きですよね。{/netabare}
 見た目で勝負してるのが1.としたら物語の壮大さで魅せるのが2.です。起承転結の転から怒涛の展開が待っていることが特長とも言えますのでそれまで{netabare}(第17話){/netabare}は我慢の人もいるかもね。2クールのスパンで捉えることをお奨めします。


3.直球と変化球の組み立て
 『グレンラガン』では直球のみだったのに、『キルラキル』ではヒロイン纏流子(CV小清水亜美)の傍らに満艦飾マコ(CV洲崎綾)とその家族という道化役を配置。ピエロはどこのサーカス団でも実力者が担うように、本作でも随所で重要な立ち回りを演じます。またこの自由すぎるピエロに翻弄される自分が心地よかったり。
『グレンラガン』が合わなかった人も大丈夫かもしれません。



勢いに乗せられて観ちゃっても全く問題ないでしょう。
それ以上に実写や漫画そして活字でこの質感を出すのは難しい、まさにアニメでしかお目にかかれない作品でもある、一見の価値ありな良作です。




※以下、四方山話

■熱量についていけるか?

{netabare}学園内外の抗争という前半のプロット。このテのドラマは1980年代前半が全盛期です。校内暴力が社会問題化し、校舎の窓ガラス割ったり盗んだバイクで走りだしてたのは私のちょい上の先輩たちの世代ですね。私の頃は『ビー・バップ・ハイスクール』がアイコンでした。隣町の高校(中学含む)が抗争相手みたいなのはだいぶ下火でしたが名残りはなんとなく残ってたような時期に思春期を送ってます。
そもそもの教育荒廃の経緯について、おおまか以下のルートを辿っていると言われてます。

 詰め込み教育の反省→個性の尊重→無法地帯

団塊世代の受験期(60年代中盤)のてんやわんやと学生運動(60年代後半)の影響~からの無法地帯と、管理が緩くなったことで力を持て余して暴れたみたい。
次に時代は二回り三回りして

 詰め込み教育の反省→個性の尊重→???

その世代には迷惑極まりない話でしょうが、所謂“ゆとり教育”です。流れは似たようなものですが70~80年代の頃の無法地帯には至っていません。
これを若年層の成熟と見るか熱量不足と見るか。後者と見た場合、熱量を許容する箱がないとこの『キルラキル』の物語を受け入れられないかもしれません。 ※命題が偽なら元も子もありませんがね{/netabare}


■言葉遊びを楽しめる幸せ

{netabare}「着る」「切る」「KILL」・・・なるほどね~なタイトルです。
“戦維喪失”“壊惨総戦挙”“三都制圧襲学旅行”“絶対服従”“急急救命吸引具”
本作ではふんだんに掛詞の技法や言葉遊びが取り入れられてます。これ海外出品する時に翻訳者さんたいへんじゃないでしょうか。
そのままの日本語で楽しめる幸せをしみじみと噛み締めます。当たり前過ぎて有難みがないとはなんとも贅沢な話かと。
前項の教育に絡めると母国語で高等教育を受けられる国なんてそれほど多くないみたいですよ。{/netabare}


■満艦飾家の食卓

{netabare}なんだかよくわからない人たちが大事だと気づいた流子さんと皐月さん。一律一定ではない多様な人と人との集合体がいいんだよねと、勢いだけの作品かと思いきや明確なメッセージを発してました。
最近では“多様性”という言葉がネガティブワード化しそうなところもありますが、私はこのメッセージを好意的に受け止めてます。

なにせ常に人間が合理的判断を下すとは限らないし、合理性に偏重すれば感情を拾えません。よく分からないくらいがちょうどよいのです。

それを象徴したのが満艦飾家で提供される“なんだかわからないものをとりあえずぶっこんだコロッケ”でしょう。満艦飾家の面々は最初から最後までモリモリ食べています。一方流子は序盤はモリモリ満艦飾家の横で箸をつけてなかったりと。これが終盤では、って流れも良かったですね。

そんな満艦飾家ですら途中に道を外してたりというのも描かれていて、かくも人間はぶれるものだとこの家族を通じて描かれておりました。{/netabare}



全話観終わって、
・中島みゆき『糸』を想像したのは私だけではありますまい
・制作会社『MAPPA』だったら面白いのになと不謹慎なことを想像したのも私だけではありますまい
・服に着られないようにしなきゃ(^_^;) 40代からは若い時以上に“清潔感”が大事です (独り言)



視聴時期:2019年4月~2019年9月 再放送

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2019.08.18 初稿
2019.09.26 修正
2020.03.14 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 67
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

着て斬って強く熱く完全燃焼

大裁ちバサミの片方を求め主人公:纏流子が生徒会長:鬼龍院皐月が牛耳る本能字学園に
喧嘩を売る熱い熱い学園バトルアニメです。

いいね!いいね!この熱さ!無駄な熱さ!!こちらまでテンション上がってきます。
昭和の趣のある作画を踏襲しつつ構図やアングルに一工夫入れスピード感や迫力を出しています。
今昔のアニメを上手く融合させ世界観を演出しています。
とりあえず具体例だと『グレンラガン』と『ど根性ガエル』足した感じですかね。

タイトルに習い、制服を裁つ『着る』や『斬る』という設定もなるほどセンスを感じます。
どうやら父親の復讐をはらんだストーリーも熱くなる予感をビシビシ感じます。

声優さんは、1話目から小清水さん&岩田さんノってましたね。
小清水さんのハイテンションぷり大好きなのでそれだけでも価値があります。
後、たまこ声も久々に可愛かったです。
耳の方も安心して聞けそうです。

こういうアニメ暫くぶりで楽しみです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話成分{netabare}
今回の成分 熱6:学園1:拳闘1:制服1:ハサミ1
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 庭球4:友情3:血3

マコちゃん面白くて良いキャラしてます。
マコ家の食卓カオスだし、やみいしゃとか思いっきり看板出してるし、
あの場面で急に寝るししかも今時はなちょうちんって。
お笑い担当としてもこの作品に無くてはならない存在になりそう。

流子は順調というかセオリー通り下の者から倒して行ってます。
鮮血などの神衣を作ったのは父ということも分かり含みになっていますし、
ナルシスト入った美木杉の正体も気になりますし、
ストーリー的にも引き込まれつつあります。

あと、ハサミの柄をラケットにという発想もGOODで誉めてあげたいと思います。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 タイマン6:着こなし3:生命戦維1

早くも生徒会長・皐月とサシの対決。
熱さに溢れたバトルは見応えありました。
ここで戦ったらこの後の展開どうなるんだろう?と思っていたら
途中でお預けとなり下の者から倒す王道路線に戻るみたいです。
うーん。もうチョット観たかったけど、
皐月にも下の生徒達と戦わさせるのに理由があるようだししばらく我慢ですね。
{/netabare}

※4話成分{netabare}
今回の成分 登校5:罠4:洗濯1
{/netabare}

※5話成分{netabare}
今回の成分 ゲリラ4:友情3:針2:園芸1
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 果たし合い4:心眼3:四天王2:裸1

相手倒すと神衣に戦維が吸収されてる感じなのだけど
コレが皐月の意図(糸)なんでしょうかね?
今の所、鮮血パワーアップしている感じはしないですけどね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 キラキラ生活4:戦維喪失ラッシュ3:喧嘩部2:裸土下座1

相変わらず欲望むき出しでカオスなマコ一家。
でもサブタイ通り憎めないですね。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 壊惨4:ドライブ3:過去2:決戦1

生徒会側の奴らもアツいです。ちょっと変態っぽかったですけども。(^_^;
次回の決戦も熱くなりそうです!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 縛4:盾2:風紀2:刃2

いやいやアツいアツい。
敵ながら筋の通ったブレない漢でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 情報3:音楽3:無茶2:飛翔1:応援1

ついに飛びました
服の領域はとうに越えていますね…。
無茶苦茶な成長っぶりが楽しめていますが
どうやら危険なサインでもあるようです。
皐月の目的も戦わせて鮮血の成長を促している節もありますし…。
物語が思わぬ方向に進む前触れでしょうか。
{/netabare}

※11話成分{netabare}
今回の成分 乱入者4:アンコール3:空中戦2:絆糸1{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 仇4:暴走3:闇医者の娘3

ここの所バトル物の通り道、強さのインフレが起こってます。
針目の強さは圧倒的で流子がデビルマン×キカイダーみたいな化物に。
マコの友情と勇気に助けられましたが…いやマコ美味しい所持って行き過ぎだよ!

今話で前半終了ですがスゴい勢いで駆け抜けました。
第三勢力の乱入というイレギューラもありましたがこれはこれで王道展開でもあります。
学園の奴らも何気にイイ奴が多いので共闘シーンもあるやも知れません。
皐月はどうやら極制服の強化の為に流子と戦わせていたようです。
正直もう少し複雑な理由があると思っていたのですけどシンプルでしたね。

この後は襲学旅行で三都統一するようです。
…三都って事は母親のリボックス社以外にもまだ勢力があるのかな?
美木杉達の後ろの勢力なのか新たな勢力なのか?
学園外の勢力図不明なんでもう少し知りたいですね。
後半見れば判明してくるのかな?まぁ楽しみにしておきます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 襲学旅行2:着衣2:変装2:バラバラ2:新聞1:無様1

三都って関西三都の事だっのか!もう一つの勢力のことかと思っちゃいました。
前回の戦闘後鮮血が着られなくなった流子だったけど新聞部の男の子を助ける為に着衣!
しかし全ては針目の変装と策略だったと言う目まぐるしい展開。
鮮血はバラバラになってしまいましたが
握りしめていたひと切れと絆の力でどうにかなる…レベルではないかな。
次回どう展開していくのでしょうか?
{/netabare}

ここでちょっとした【予想】{netabare}
父親の復讐で動き出した物語ですが母親についてはほぼ触れられて来ませんでした。
(早くに死んだという事になっていますが)
羅暁の登場以来、もしかしたら流子の母親なのではないかと疑っています。
つまりは皐月と流子は姉妹なのではないかと。
二人が神衣が着られたのも同じ血の影響も有ったからかなと思っています。
また、流子に鮮血の声が聞こえている様に
純潔の声も皐月に届いているのではないでしょうか。
この父親殺しの真相の裏には家族の物語も隠されていて
マコ家族との対比も成されているのではないかなと考えています。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回の成分 襲学3:関西2:目先の欲2:回収2:裸1

マコ関西でもおもろいわー。(*^。^*)
関西面白キャラが色々登場したけどやってる事は相も変わらずらずですね。
このノリは楽しいんだけど物語としてはそろそろスパイスが欲しいところ。
次回は皐月との再戦ですし裸の美木杉も絡んでくるので一波乱くるかも。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
今回の成分 大阪血戦7:裸2:金1

バトルが熱くて前半の宝多の事とか忘れちゃいます。
ヌーディストビーチという対抗勢力も出てきたけど半話で壊滅。(^_^;)
ギャグなのでしょうか?
次回は物語の核心が語られそうです。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
今回の成分 服3:エイリアン3:ヌーディストビーチ2:禊ぎ1:総集編1

色々と語られ生命戦維の背景が見えてきました。
生命戦維による人類制圧を阻止しなければ成らなくなりましたが
鮮血を兵器ではなく友として見ている流子の熱さに心躍り応援したくなります。
マコや皐月も含めキャラの魅力の引き出し方が上手い作品ですね。

ヌーディストビーチ側の説明だと生命戦維は脅威であると強調されていますが
単に脅威や害であればいくら巨大な力とはいえ羅暁は生命戦維に心酔しないと思います。
生命戦維が発動し人と結び付いた時、新たな進化の道や恩恵もあり得そうなので
一概に羅暁を悪役視は出来ないです。

服に対し友として対等に付き合う流子
服に対し屈せず制し着こなす皐月
服に対し服従し心酔する羅暁
三者三様、それぞれの異なる服との付き合い方やその行く末にも注目しています。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
今回の成分 大文化体育祭6:反旗4

「親の力、他の力、全てを利用する! だが使うのは私だ!
 全ての力を飲み込んで私自身の力とする! それが覚悟の違いだ!」という過去の台詞通り
羅暁と皐月、思想が逆なのでいつかはこういう展開が来るかもと思っていましたが…
杯を割った瞬間に確信に変わりゾクゾク来てしまいました。
これ以上無い形での謀反が非道・悪行なれどカッコよく見えてしまいました。

ほぼ致命傷で血の雨が降りましたが羅暁が簡単にくたばるとは思えないですし
反乱も折り込み済みだった気配もあります。
この羅暁が流した血がまた生命戦維にも影響してくるかも知れません。
次回も熱くなりそうです。
【予想】{netabare}
流子と皐月には同じ血の匂いを感じますし
姉妹なのでは?という気は今でもしていますが、
皐月の父はどうも美木杉な気がしてきました。
そうすると二人は異父姉妹になる訳ですが、
博士は育ての親で本当は美木杉が流子の父という可能性も考えています。
神衣の露出度の高さは人肌に美学を持つ
彼の意志が影響しているのではないでしょうか?
あんな露出狂の父親、困りますけどね…。
{/netabare}{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 人ならざる者4:反逆3:娘2:実験1

やはり熱い展開が待っていました。
皐月の堂々たる言動や真っ直ぐな覚悟がどうにもカッコいいです。
羅暁は無敵の強さで純潔を奪われバクザンも折れましたが
彼女の心は絶対折れないという確信があり希望へと繋がっています。

流子の方もその身に生命戦維を宿していたり、羅暁の娘であったりと驚く事の多い展開。
前髪はメッシュとかではなくハミ出し変形した生命戦維でしたか。
容姿にヒントが隠されていたとは気付きませんでした。

そしてやはり皐月とは姉妹でした。
今は大ピンチの状況ですがそれを打ち払い
二人が協力して生命戦維に立ち向かう姿が見られるでょうか。
そして出来る事なら失われた姉妹の時間も取り戻して欲しいのですが、
悲しい結末の予感もしないでもない…です。
まだ話数もありますし更に色々ありそうで本当に見逃せなくなっています。

次回は『人間VS生命戦維』。人の強さというものが試されそうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 侵略2:裸2:吸収2:囚人2:闇落2

目まぐるしい展開。
流子は意識不明から目覚めたが闇落ち、皐月は自爆し囚われ、
マコだけは吸収されたけどどうやら無事戦線復帰の様です。

蟇郡は序盤からちょくちょくマコを気に掛けてたけどもう完全に愛を感じます。

皐月は収監され恥辱屈辱を味わっていますが
折れない心、鋼の意志を持っていてやはりカッコいい。
ここからの逆転を応援せずには居られません。

そして流子は過去を知った衝撃のせいか音楽の影響かそれとも敢えてなのか…
鮮血を拒絶し憎しみのみでの行動。
その心と友情が早く戻ってきて欲しいけど闇も深いかも…
心配していた鮮血が可哀想過ぎます…マコが架け橋になるのかな?

今回気になった台詞を少々【考察】{netabare}
「人に名前を呼ばれたければまず自分がちゃんと呼ぶべきだぞ」
鮮血を「お前」と呼ぶようになった流子への伏線!?

「私がもう20才若かったらあなたを着てあげるんだけどね」
マコが鮮血を着るのかも!?
{/netabare}{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 衣替え4:奪還3:孤独2:裸の太陽丸1

憎しみに支配された流子はマコでも止められず
怒りのまま単身生命戦維討伐へ…自分すら殺しかねない憎悪で見ていられません。

皐月は当たり前の様に折れぬ心を見せてくれどうしようもない程の格好良さ。
四天王との主従関係も気持ちを熱くさせてくれます。
そしてやはり宿命なのでしょうか
鮮血と組んで『純潔に着られてしまっている流子』との対決が待っています。
本当に主人公を喰っていますが流子の目を覚ます会心の一撃を見舞って欲しい。
二人の相性・コンビネーションにも注目です。

裁ちバサミについて【考察】{netabare}
今回予想外だったのが片裁ち挟みで貫いた針目の傷が回復した事。
生命戦維の生命を裁つ効果のあるハサミなのでこれで倒せると思っていたのですが
やはり二対揃わないと効果が薄いのでしょうか。
(博士が針目の目を斬った時は二刀流のように持っていて傷が回復していない)

このままだと羅暁を倒せそうにないですし倒したとしても流子の戦維が残るので
流子が命を絶つような事にも成りかねません。
願望も込めて二対揃った時に秘密があり奇跡が起こると信じています。
{/netabare}{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 対戦3:友情2:強制脱衣2:降誕1:連携作戦1:縫いつけ1

流子の目を覚ます為、服を脱がす為に
皆それぞれ必死になり行動する様が熱く胸を焦がす展開でした。

力は流子が圧倒してましたが折れぬ魂で善戦する皐月の姿には感動すら覚えます。
その皐月と厚い信頼関係を築いている四天王の連携した働きも立派で
作戦が成功したかと思ったんですがね…。

針目縫の縫いつけどれだけ強固なんだか。

それでも結局糸を裁つのはのは鮮血とマコとの繋がりだったようです。
痛みよりも死よりも鮮血を着る思いが勝った流子も熱い!
流石この作品の主人公です。

繭星降誕について少々【考察】{netabare}
降誕とやらも始まりましたがコレ地球ごと生命戦維で覆う計画ですかね?
太陽や星を印象付ける描写もちょいちょい出てくるので
輝く星々の正体は生命戦維が覆ったものって事なのかも。
「ラ」が暁を浴びて輝くよキラルキラ。{/netabare}

流子の体や羅暁の動向他色々と心配もありますが次回ももの凄く楽しみです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 人衣一体3:わからない者達3:血の繋がり2:腕1:喧嘩部1

紆余曲折あったけど皆で打倒羅暁の方向へ歩み出しました。

これまで積み重ねたの想いの篭もった最高の人衣一体!
他にも頭を下げる皐月様、身を挺し守る部下、美味しい復活のマコ等々
記憶に刻まれる名シーンてんこ盛りで感動してしまいました。
本当に魅力的なキャラが多いこと多いこと。
そしていよいよ最後の対決が開始。最後の最後まで熱くなるのは間違いなさそうです。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 空中血戦4:真っ二つ3:最終縫製2:家族1

今回も熱い熱いバトル。
何だか分からない者の戦いは涙とは別のよく分からない感動を生んでくれました。
皆の不撓不屈の魂がビシビシ伝わってきて観る方も力が入ります。
ここまで来ても衰えず最後まで加速してくれるこの作品は本当に素晴らしいと思います。
運命のラストバトルも楽しみです。

それと声優陣の演技もスゴくて違う意味でも感動してしまいました。
パクロミさんとか特に神業。
声だけでなく魂を入れるお仕事なのだと改めて感心しちゃいました。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 服従3:バトル3:吸収1:燃焼1:裸1:デート1

最後の最後まで熱かったです。
内容的にはベタなラストバトルでしたが作画、声優演技、BGM等に
魂をつぎ込めるだけつぎ込み視覚と聴覚を釘付けにしてくれました。

鮮血の最期は分かっていてもジーンと来てしまいました。
熱く熱く加熱し続けたこの作品にふさわしい完全燃焼。
流子と出会い共に全てをやり尽くした彼の人生(衣生?)に悔い等ないでしょう。

落ちる流子を受け止めた皐月の表情が優しかったのも印象的でした。

終わってしまうのが残念ではありますが胸の熱くなる良い作品でした。
{/netabare}

【総評】
1話目から熱気が伝わる作品でしたが最後までしっかりと加熱してくれました。

序盤は熱いけど少年誌のバトルアニメの様な展開でそれほど評価は高くなかったのですが
羅暁の登場でそれまでの積み重ねが下地に過ぎなかった事が分かり俄然面白くなり
あれよあれよと最後まで一気に駆け抜けるストーリーが痛快で名シーンや名ゼリフが多々あり
後半はこの作品の虜になっていました。
2期かけて良く纏まっていて完成度の高いストーリーでした。

作画は昭和の風情があり好みが別れるかも知れませんが個人的には好きな作風でしたし
凝ったアングルや大胆なカット割り、そしてスピード感にあふれる表現は新鮮で
単なるレトロは作風に止まらず新たな境地を開いてくれたと思います。

声優さん達も豪華なだけでなくその迫真の演技は圧巻。
演技を引き出せるストーリーや舞台がしっかり整っているので実力を余す所無く発揮しています。

キャラクターも非常に魅力的に描かれていていました。
腕っ節も負けん気も強いが精神的な幼さも内包した熱血少女流子
バカだけど常に友達思いで憎めないムードメーカのマコ
何者にも屈せず折れず鋼の信念を持つ女皐月
その他サブキャラに至るまでそれぞれ個性がしっかり出ていて愛すべき存在となっています。
私は皐月様が一番好きですね。

かなりべた褒めしてしまっていますが
個人的にはお気に入りの棚に仲間入りする程好きになりましたし
どなたにもオススメしたくなる優秀な作品です。
2クールものなのでお時間のある時にじっくりこの熱さを味わって頂きたいと思います。

<雑記>
気が向いた方のみお遊びにお付き合いくださいませ。
【キルラキル実写化するならこの配役】(個人的なイメージですよ。)
{netabare}
漢字変換面倒なのが多いのでカタカナで失礼
リュウコ=新垣結衣
サツキ=戸田恵梨香
ラギョウ=江角マキコ
マコ=上野樹里
ハリメヌイ=深田恭子
ガマゴオリ=坂口憲二
ジャクズレ=安達祐実
サナゲヤマ=市原隼人
イヌムタ=松田翔太
ミキスギ=山下智久
キナガセ=照英
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 76

79.3 9 ライバルで熱いなアニメランキング9位
食戟のソーマ(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1265)
7510人が棚に入れました
下町の定食屋の息子・幸平創真は、家業を手伝いながら、父・城一郎を越えるべく料理修業に励む日々を過ごしていた。

中学校卒業後は家業を継ごうと考えていたが、城一郎は店を数年閉めると宣言し、海外へ行ってしまう。

そして創真は、城一郎の命により、超名門料理学校「遠月茶寮料理學園」の高等部に入学する。

そこから創真は持ち前の料理のノウハウを駆使して料理人として成長していく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、種田梨沙、高橋未奈美、石上静香、花江夏樹、小野友樹、櫻井孝宏、茅野愛衣、内田真礼、村田太志、小林裕介、大西沙織、中村悠一、能登麻美子、子安武人

yuki さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なぜこの人たちはすぐ裸になるんだろう

面白かったです!
とにかくお腹がすくアニメでしたw
OPのオムレツがすごいふわふわでもうおいしそう(゚q゚*)
と、ウキウキで観ていました。
ああ、そんなこと言ってたらお腹がー


さて、本作は料理を主軸にキャラクターたちがバトルしていきます。

主人公は情報に入れていたよりもそこまで完全完璧ではなく、
ほどほどに苦戦している場面もあり試行錯誤してるさまは見応えありました。

作ってみようかなあといったものよりも、
どちらかというと本格的な料理が多かったように思います。
ああ、そういうものがあるんだね、といった感じで楽しむような。

物語に関しては王道でしたが、熱い展開も多く先も気になり、個人的に満足。
後半は個人個人にスポットが当たって、中々に楽しめました。

ただ、あれですね。
この世界の人たちはすぐ裸になるんですよねw

美味しいという表現方法がなぜか裸になり悶えるわけです。
始めは違和感しかなかったw
EDでも裸だし、逆にもう突っ切ったなー
と思いだしたころにはもう慣れてきまして、
この世界ではこういうもんだと麻痺しちゃいましたが。

この部分に違和感を感じる人は観にくいかもしれませんね。
ただ、慣れてしまえば絶対楽しめるはず!


2期も決定しているみたいですし、楽しみです。
料理バトルが好きな方、王道な展開が好きな方はぜひ。


では、最後に。
ハイ、せーの、おそまつ!(っ´∀`)っ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

おあがりよ!

■1話視聴で感じた事
過去作品で良く見る食後のオーバーリアクションとか
正直グルメアニメに興味なかったので1話で切ろうかと思っていた・・・
が!
次回予告の「名門料理学校」って所が引っかかったので継続視聴してみた。

■結果
視聴続けると
3.0⇒3.5⇒4.0⇒4.5
右肩上がりに面白くなる、切らないで良かった。

緊張感もあってシナリオが面白い。

■感想
ジャンプならではのバトル物ですが
題材のグルメ「食戟」が新鮮

例)特殊なバトル物(知略戦)の『DEATH NOTE』的な新鮮さを感じた。

『HUNTER×HUNTER』のグルメハンターに特化したアニメの様だw
少年誌のエロだったり色んな要素が入っていて人気があるのが解りました。

キャラの絵も綺麗、料理も美味しそう
全話見て一番好きなキャラ

水戸 郁魅「肉魅(にくみ)」ちゃんが可愛い

美味しく頂きました
御粗末!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

極上の美食バトルがここに開宴!! さぁ…おあがりよヽ((`∀´*)っΩ~

原作コミック 原作未読 全24話(15’春~夏2クール作品)


名だたる名料理人たちを世に数多く輩出している
日本屈指の料理の超一流名門学校 ―”遠月学園”―

卒業すればその道のエリート入りが約束される… が!!
その道は実に険しく、入学した生徒そのほとんどが
篩(ふるい)に落とされるという、超ウルトラ難関エリート学校!!!

そこに通う、幸平創真(ソーマ)たちが巻き起こす
爽快・痛快・迫力満点の高校生熱血フード料理対決バトル!!

その名も…
○`Д´)oノ[ 食 戟 しょ・く・げ・き!! ] ヽo)´Д´;;)

日々鍛錬を積み、磨きあげたその腕をふるい
食した人をとめどない幸福感へと誘う料理人たちの戦い…

食材の魅力を最大限に引き出し、そこに奇想天外、斬新な発想をスパイス✩
和・洋・中、料理のジャンルの枠に囚われぬ、正に夢のようなコラボ♪
そして作る者の心・魂を吹き込んだその料理たちはより一層の輝きを放つ!!

彼らのその美食へのあくなき探究心はもはや我々の常識を遥かに覆す!!
人々の心を”絶頂のエクスタシー♡”へと導く、究極の美食の祭典が今ここに―

さぁ!! おあがりよッヾ(`∀´*)ノ-∵!!!


(o´Д`)Фフゥ 思わずあらすじに力が入り過ぎてw、
柄にもなく長々と乱文…失礼しました(人>ω・*)スマソ


本作の面白さ、その醍醐味はなんといっても
料理のぉいしさ! 料理のあたたかさ…、その題材の魅力をギュッと凝縮し
迫力満点のフードバトルを見応えあるストーリー展開で描き、
さらに様々に趣向を凝らした演出、
そしてそこに魅力的なキャラたちががはじけて*:゚・☆
見応え抜群の面白い作品に仕上がっておりました♪

そしてそして、本作でより力を入れている点、その演出こそが…
料理を食した人の … 「 リアクション!!! 」

美味しいものを美味しいそうに見せる
「画」や「音」の演出はもちのろんのこと
それを食する人のリアクションが実にCongratulations☆(゚∇゚ノノ”!!

満面の笑みで、至福の表情を… ヨダレがじゅるり♪と
なんてハレンチな描写♡ 見ているコチラまでそそられてしまう程…

世の健全な青少年たちの○を鮮やかににかっさらうかの如く
その艶かしく、みだらぁ~な描写のオンパレードに ご、ごちそうしゃまでーす(人´∀♡)♪
JC(ジャンプコミック)のその手の枠ですなコレは(o´艸`)

ぃやぁ~良い感じに刺激… もといスパイスがきいてました(σ´Д♡)σ!!
全てをさらけ出すというわけではなく、ぁくまで妄想を掻き立てる
健全な男子ぃーの夢膨らませる…そーいった演出が実にぉ見事♡

ぁ~s 、食欲が(。´ω`。)Ψ*:・゜♡
ぅう(゚д゚)_。) コレ見ていると、お腹がすくのですよw

そぅ…食欲そそるその香り、匂いにつられついつい舌がジュルリ(*´﹃`*)と
ぐつぐつ♪ ジュワー~パチパチッ♪と、食欲を刺激するわくわく音♫

いざ目の前に振舞われた料理の、その美貌♡
瞳をキラキラ輝かせては、もぉたまらず…パクリ(๑•ʜ •๑)

口に入れた瞬間広がる美味のハーモニー♫♦・*
塩気に加えて、甘みと食材にしみ込んだ旨味が絡まり、
素材の味を活かした優しくも上品✩ それでいてどこか懐かしい味+:。(´ω`*)゜.+:。

そこに、とろとろふわふわ、はずむ弾力♫ 歯ごたえ…舌触りと食感が相まり… 
実に心地よく口の中で踊りはじけては深まる味わいのアンサンブル☆。+


⇒はぅぁぅぅうぅぅぅぁ~ヽ(๑´∀`)ノんw


そして、料理の美味しさが伝わってくるのと同時に… 
それを作った人の心意気が何よりも強く感じらる描写に心奪わます(。゚´Д⊂。キュン

こ、これは見ていて胸が熱くなり、目頭が熱い…
上手い…そして旨い、
い~やそれでいて実に美味い(*ゝ`ω・)b 作りに♪


ぅん♪ コレはただのエロ料理アニメでは…ないのんなぁφ(゚Д゚ )

食う寝る遊ぶの3連コンボ~๑◎∀◎๑)۶♫  ならぬ!
「 作る~食う~エロの3連コンボ~♫ 」 

”美食バトル”に”飯テロ”、そして”エロ”の三国同盟!!
…いや`・ω・´)ノ!!、三権分立!! 三角地帯♡ ぁ!三位一体!!

そぅ言うなれば…
“美食バトル”の星☆三つで~すv(´∀`*v) と

”飯テロ”ビュッフェのフルコース食べ放題やぁヽ(*´∀`)ノ─ッ♪ と

“エロ”の妄想産業革命やぁΣヽ(♡Д○*ノ)

が合わさって・・・・  わ~お!!(゜∀゜ノ)ノ” w




・・・・  ・・・・ 




・・・・  ・・・・




 お粗末ヾ(`∀´*)ノ



お気に入りのキャラ(o*゚∀゚)o

ぃやぁ~みんな魅力的で甲乙つけがたい(。-`ω´-)ムム

でも私は…

乾 日向子せんせ♡が好き(/ω\*)
(遠月OGで元十傑! 現日本料亭の女将)
おっとり、マイペースで、天然でおもしろいの♪
四宮っちにちょっかい出してどつき回されるのとか最高(。→ˇ艸←)プッ w

続いて
⇒肉魅♡⇒田所恵ちゃん⇒アリス⇒えりな⇒悠姫⇒一色先輩wかな〆(・ω・o)


OP、EDはともに前期が好きです♪

前  OP 「希望の唄」 / ウルトラタワー
期  ED 「スパイス」 / 東京カランコロン

後  OP 「ライジングレインボウ」 / ミソッカス
期  ED 「さっちゃんのセクシーカレー」 / 大森靖子

「希望の唄」サビ、カラオケで歌うとめっちゃ気持ち良いです( o´∀`)o¶~~♪



半ば、まだまだコレからといったところで終わってしまいましたが・・・・
続編制作決定!!とのことで、今から続きがとっても楽しみですネヽ(*´∀`)ノ


見るものすら絶頂の幸福感へと誘う”美食”と”エロ”の極上ミルフィーユ♡

さぁ・・・・  おあがりよヾ(`∀´*)ノ!!!!!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 65

78.3 10 ライバルで熱いなアニメランキング10位
弱虫ペダル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1239)
6639人が棚に入れました
原作:渡辺航(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載) 監督:鍋島修 シリーズ構成:吉田玲子、キャラクターデザイン:吉田隆彦、メカニックデザイン:水村良男、メインアニメーター:堀内博之、美術設定:青木智由紀、美術監督:吉原俊一郎、色彩設計:中尾総子、CG監督:真田竹志、撮影監督:葛山剛士、編集:坂本久美子、音楽:沢田完、音響監督:高寺たけし 山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保 祥太郎、伊藤健太郎、岸尾だいすけ、松岡禎丞、諏訪部順一、諏訪彩花、潘めぐみ

声優・キャラクター
山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、岸尾だいすけ、松岡禎丞、諏訪部順一、諏訪彩花、潘めぐみ、前野智昭、代永翼、柿原徹也、日野聡、吉野裕行、阿部敦、遊佐浩二、野島裕史

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「アキバにタダで行けるから」

千葉県にある総北高校に通う小野田坂道は
ちょっと気弱でアニメが大好きな高校一年生
坂道は高校に入ったらアニメ研究部に入部しようとしていたが
中学自転車界で名を馳せた今泉俊輔や
関西の自転車大会で賞を総なめにした鳴子章吉との
出会いによって自転車競技部に入部することになる
自転車競技部では激しいトレーニングや事件が待ち受けていたが
金城、田所、巻島といった個性的な先輩や沢山の仲間に支えられて
数々の試練を乗り越えていく坂道
そうした日々の中で坂道の中に眠る
自転車選手<ロードレーサー>としての才能が目覚め始めていく


~感想~
原作未読
あに友さんより紹介をもらっていた作品

ロードレーサーは私とって全くの無知のスポーツだったので
楽しみ方も分からなくてこれでどうやって展開・内容などを
作れるんだろうって思っていましたが
こんなにも面白くて奥が深くて魅力的なスポーツだったんだと感じました
自転車とは何なのかを細かいところまで丁寧に描かれていて
スポーツ作品にとって一番肝心な
そのスポーツの楽しさが伝え切れてる作品で
ストーリー展開もメリハリがはっきりしていて観やすいです


一見単純な競技ですが一つ一つの内容が印象に残ります
チーム戦としての駆け引きが面白いのはもちろんのこと
体力や脚力だけではなく精神面・心理戦が大きく関わってくる競技で
そこがしっかり描かれていて精神力のスポーツだと感じます


魅力あるキャラクターばかりで存在感がありました
人間的魅力が引き出されたキャラクターばかりです


いいところで1期は終了してしまうので
モヤモヤがあるところですが
2期がもう終了しているので一気観れるのがうれしい!
ってことで次の弱虫ペダルGRANDE ROADの感想で~!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

C.C さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

自転車(ロードレース)がこんな面白いとは…

正直今まで見てきたスポーツ作品の中で気がつけば一番夢中ではまっていました
今まで見てきたのは「球技」が多かったので、自転車?ロードレーサー?は名前は知っていましたがたいして興味もなかったので、とりあえず1話、2話見てみるかと思い見始めたら気になって見ていました。

色々な自転車用語?や山岳賞やファーストリザルトなんて全く知らなかったので
インターハイでの勝負はなお熱い勝負がみれて楽しかったです。

やはり特に面白くなってきたのはインターハイからですが、箱学の個性あるライバル達と京都伏見の御堂筋…あいつですね!

だんだん御堂筋が面白くなってきたところでインハイ1日目のゴールリザルトの勝負は一番の見どころでした。金城と福富で勝負するようなとこに御堂筋が最後で乱入してきて、蛇みたいなダンシングで3年エースと互角に勝負していてすごいなと思いましたw

最終回はいいとこでほんと区切られていて2期を見ずに入れません!
音楽はOPもEDもいい感じでした。スポーツアニメは大体いい感じなんですが

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

゚(*´∀`.。oO~~ヒーメヒメッ♪ヒメッ♪ヒメヒメ大好きヒメッ♪ヒメッ♪~~Oo。.

原作未読 【弱虫ペダルアニメ第1期】 現在第2期まで放送終了!!


あ、タイトルすいませんm(_ _)m  つい口ずさんでしまいました゚(*´∀`.。oO~♪


それはさておき、

本作品は高校生男子による自転車のロードレースの全国大会で優勝を目指すという青春スポコン作品✩


スポコン作品は確かに私の好みであり、好きなジャンル✩
     ↓↓
だからおもしろいヽ(*´∀`)ノ


だけでは片付けられないほどこの作品にはヒトを惹きつける魅力があり実におもしろい、と私は思います★


スポコンアニメといえば爽快、痛快な展開が魅力の一つですが、

そんな息もつかせぬ展開もさることながら

こんなに涙が溢れて止まらないスポコンアニメがあったとは。゚(゚´Д`゚)゚。


では何がそんなに私を惹きつけこんな気持ちにさせたのか、その理由を私なりに考えてみました(# ゚Д゚)


❶【キャラはとりあえずイケメン揃えとけばOKしょ的なコトはしていない】

正直、キャラがみんなイケメンで爽やかに(*´∀`)ハハハーて自転車こいでる内容でしたらおもしろい訳がない!!

主人公はオタク!!

この世のモノとは思えない怪物のようなコや、不良少年、筋肉バカw

コレ本当に高校生なの?っていうカンジのおっさんも出てきますネ♪

あ、おっさんだけじゃないですからね~イケメンいますからネ~♪


❷【ルールや知識不要!誰でもわかるIt's Simpleな競技】

100㌔メートルぐらいの長距離自転車レースを誰よりもはやく、1番にゴールした者が勝ち!!

1チーム6人で誰か1人を1番にはやく

自分の学校のユニフォームをゴールに叩き込むヾ(`Д´*)ノ


❸【各チームキャラの掘り下げ 友情・信頼・誇り・想いがよく描かれている】

常勝チーム、それに挑むチーム、各チームのキャラの掘り下げがしっかりされ、

度々入るキャラの回想シーンも見どころ★

先輩や後輩、仲間、ライバルに向けた想い、絆がすさまじく伝わってくる)゚。・゚(゚`Д)゙.アツィーw


❹【自転車レースしながらみんなペチャクチャ喋りまくってます(# ゚Д゚)】

なんといってもこちらが醍醐味ではないでしょうか?

普通の自転車のレースてみなさんあんなにペチャクチャ喋りまくってるモノなのでしょうか|゚Д゚)))?

ただ自転車こいでるだけの絵では当然持ちませんからね( ´艸`)

喋るヒマあったら足回そうかーヽ(´▽`)/てツッコミどころも満載すよ♪w


❺【とにかく続き、続きが気になってしょうがないよ~|゚Д゚)))】

リザルト、スプリント、山間賞、アクシデント、ゴール前など小刻みに争われる熱いバトル、展開にハラハラドキドキ((〃゚艸゚))

とりまどっち勝つの?どーなるの?残り50メートルだけどまだ決着つかないの|゚Д゚)))?

次回持ち越しなの? ここで回想入るのネ? 一期ここで終わるの?w

と先が気になってしょがない展開で一気に見てしまいますヽ(*´∀`)ノ



スポコン好きはもちろんぜひ皆さまにご視聴頂きたい作品ですヽ(*´∀`)ノ

あ、インハイ始まるまではもしかしたらちょっとがんばってみて下さいm(_ _)m 私は大丈夫でしたがw

最後に
Cパートのお笑いコーナーのギャグは正に秀逸♪
大好きなキャラたちの壊れいく姿をぜひご堪能あれヽ(*´∀`)ノ―

投稿 : 2024/11/16
♥ : 56

82.1 11 ライバルで熱いなアニメランキング11位
僕のヒーローアカデミア(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1067)
5952人が棚に入れました
「架空」は「現実」に!
これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる――。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力”個性”を悪用する犯罪者・ヴィランが増加の一途をたどる中、同じく”個性”を持つものたちが”ヒーロー”としてヴィランや災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。
かつて誰もが空想し憧れた”ヒーロー”。それが現実となった世界で、一人の少年・緑谷出久(みどりやいずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない”無個性”な落ちこぼれだった…。
ある日、デクは自身が憧れてやまないあるヒーローと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そしてヴィラン…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。
新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、悠木碧、広橋涼、井上麻里奈、細谷佳正、増田俊樹、畠中祐、梶裕貴、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一

zeroone01 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

もう何回観たか分からない

 アニメ4期まで視聴済みでの感想。

 予告を見てはじめは、どうせ小学生好みのギャグ強めのアクションアニメなんでしょ?とか思って軽い気持ちで視聴しました。

が、ふたを開けてビックリ。

 面白い。

 よくあるダメ主人公が実はすごい能力の持ち主だったとかでは無くて、人口の約8割がなんらかの「個性」を持った超人社会の中で「無個性」だった主人公が個性を譲渡され、その個性をうまく扱えないのを考え、奮闘しながら少しずつ成長し、悪に立ち向かうストーリー。

 この「少しずつ」がたまらなく良い。素直に頑張れっ!て応援したくなる。頑張っている姿がとにかくカッコいい。
 1期ではまだ深く語られないが、同様に他の1年A組メンバーの成長もたまらなく良い。

 超人社会の設定自体がかなりおおざっぱで、たまにつまらんギャグが入ったり登場人物の名前がいかにも少年誌っぽい所はあるが、それは少年誌に掲載のアニメなので許せる。面白いから許せる。

 この1期はまだまだ準備段階。2期、3期、4期とどんどん面白くなって行く。
4期まで観てまた最初からを、もう何回繰り返したか分からない。
とにかく大好き。

 3月27日に第5期がスタートします。今度は今まであまり出番の無かったB組メンバーも大暴れします!そしてヒーロー科になれなかったあの人も!
楽しみです。

(2021/2/3 追記)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジャンプ漫画アニメ化 能力系バトルもの

 誰もがなんらかの超能力を持つようになった日本。能力を犯罪に使うヴィランに対抗して「ヒーロー」という職業が生まれた。能力を持たない「無個性」の主人公は、それでもヒーロー育成の名門高校を目指していた……。

 ジャンプの王道系ですが、どこか新しさを感じる漫画。私にとってのジャンプ二大巨塔「ハイキュー!」と「ワールドトリガー」を猛追する、ニューカマー的漫画で、注目してたんですが、早くも(?)アニメ化されましたね!
 漫画を知らなかった人はなかなか楽しめるバトルもの、成長ものだと思います。このアニメは「主人公は無力に見えてたけど、実はすごい力を持ってた」っていうのじゃなくて、「主人公は無力だったけど、ある人に心意気を認められて、力を与えられる」っていう話なので、主人公TUEE感が無くて好きです。師弟の絆っぽい感じも最近のアニメにはあんまりないものなので、逆に新鮮です。

 でも、個人的な感想としては、原作を読んだ時ほどの感動とか衝撃はなかったですね……。まあ「上手にアニメ化したな」って感じ。2期からは見たり見なかったりになりそうです(笑)

 飯田君好きだわー。2期後半くらいから飯田君注目ですよ!多分!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 23

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

展開は王道だけど、熱いアニメ。

1期13話をとりあえず見終わったのでこの時点で評価をしてみます。
まず感想はとても熱い展開で、だれることなく最後まで(といっても2期があるけど)見続けることができました。

あらすじは人口の殆どに"個性"(特殊能力みたいなもの)が発現してその能力を使って犯罪を犯す敵(ヴィラン)を取り締まるヒーローを職業にしている者もいるなかでプロヒーローの一人「オールマイト」に憧れる主人公で無個性の「緑谷出久」(みどりやいづく)通称「デク」がヒーロー養成校「雄英高校」のヒーロー科へ入学してあることから個性を手に入れることからいろいろな試練を乗り越えてヒーローを目指す物語です。

物語はジャンプの王道のストーリーですが、とても熱い展開で手に汗握りました。2期もあるので2期も観ていこうと思います。
色々ヒーローが出てくるのでその点も面白いですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

82.0 12 ライバルで熱いなアニメランキング12位
ドラゴンボールZ(TVアニメ動画)

1989年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (930)
5270人が棚に入れました
天下一武道会の壮絶な闘いから5年…。世界は、極上の平和を手に入れ、孫悟空も最愛の妻・チチとの間に息子・悟飯が誕生し、平穏な日々を過ごしていた。しかし、ある日突然、強靭な尻尾を持つ謎の男・ラディッツの出現によって、平和はもろくも崩れ去りる。その想像を絶するパワーは、悟空や弟弟子のクリリンさえも一撃で倒してしまう程強力。このラディッツこそ、惑星ベジータが巨大流星の衝突によって全滅した時、奇跡的に生き残った悟空の兄だったのだ。ラディッツは卑怯にも悟飯を人質に取り、自分たち兄弟の仲間に加わることを悟空に強制した。兄たちの狙いは、地球に住む人々を絶滅させて、地球を我がものとすること。悟空には、そんな兄たちの野望に手を貸すことなど出来る筈がない。一大危機に見舞われた悟空は、宿命のライバル・ピッコロ大魔王と手を組み、兄ラディッツに戦いを挑むが・・。

声優・キャラクター
野沢雅子、鶴ひろみ、宮内幸平、古谷徹、田中真弓、鈴置洋孝、古川登志夫、堀川りょう、中尾隆聖、草尾毅、若本規夫、塩屋浩三、八奈見乗児

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

BSフジ フリーザ編終了も地上波で復活のF

超絶セッティング!?アニメファンが選ぶ「もっとも衝撃的な髪型のアニメ・漫画キャラ」
漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』の主人公「孫悟空(そんごくう)」。もともとの黒髪での髪型もなかなか奇抜ではあるが、超サイヤ人となり形態が変化していく毎に、さらにダイナミックに変わっていく。そのあまりの認知度が高さから、もはや見慣れてしまって“普通”に見えてしまう視聴者、読者も多いのではないか。

【アニメキャラの魅力】イケメンヘタレ!?いや、狼牙風風拳は強かった!「ヤムチャ」の魅力とは?
サイヤ人や地球外から来た敵など、舞台である地球人以外にも多くのキャラクターが登場する『ドラゴンボール』。物語中盤からは、純粋な人間(地球人)が戦闘シーンで登場する機会は多くありませんが、最後まで何だかんだと絡んでくるのが「ヤムチャ」と「クリリン」です。意外と「ヤムチャが好き」と言うと、「え?」という反応が返ってきたりしますが、実は「ヤムチャ」とはそんなに程度が低いキャラクターではないのです。

■意外と強い!
今となっては「ヤムチャ」には、あまり戦闘能力の高い印象はないかもしれません。しかし、実は「ヤムチャ」は強いのです。何といっても、あの亀仙人の修行に耐え、更には神様の修行やカリン様の修行にも耐えています。そして忘れてはならないのが、ヤムチャもかめはめ波を打てるということ。天下一武道会や戦闘シーンでボコボコにやられるシーンが多いので弱いイメージがあるかもしれませんが、実は(意外と)強いのです、ヤムチャは。

■仲間思いの優しくてとてもイイ奴
「ヤムチャ」はとても仲間思い。それは登場当初にはあまり描かれてはいませんでしたが、悟空と行動を共にするようになってからはかなりストレートに描かれています。ブルマと恋仲になり破局した後も、ベジータがやられた際に疲弊するブルマを気遣ったり、口にするには憚れる内容を伝える役を買って出たり・・・。

人の痛みを理解し、それを誰かに委ねたりしない。そんな男気のあるイイ奴なのです。ヘタレイメージのあるヤムチャですが、いざというとき傍に居て、そして優しく接することの出来る男なのです。例えその裏にどんな悲しみがあったとしても。それはなかなかヘタレには出来ないことだと思うのです。

■イケメンのモテ男
作中もっとも女性にモテているような描写されているのが「ヤムチャ」ではないでしょうか。それは他キャラクターの発言や、実際にキャーキャー言われていたり、イケメン好きのブルマが付き合っていたことからもうかがい知ることができます。女性に対して極度のあがり症だったにも関わらず、いつの間にやらナンパな浮気性に・・・。確かにナルシストな一面は当初から描かれていましたが、女性に対してはシャイなままの方がよりモテたのではないかとも思うのですが・・・。

ブルマと別れた後に別の彼女がいたり、女性の影は常にあったヤムチャですが、作品後半に多くの初期から登場するキャラクター達が伴侶を得ているにも関わらず、ヤムチャは独り身(結婚した描写はない)。独身貴族を堪能していただけなのか、はたまたその性格ゆえかわかりませんが、もっともモテ描写の多かったヤムチャにしては意外かもしれません。

今となっては、サイヤ人をはじめとする地球人以外のキャラ達に大きく差を付けられてしまった「ヤムチャ」。しかし、登場当初に魅せた“狼牙風風拳”の強さとカッコ良さは、当時の少年たちの脳裏に強く焼き付いているのではないでしょうか?長編漫画となり、初期の頃の記憶が薄れてしまっているかもしれませんが、もう一度初めから見直すと、本当の「ヤムチャ」の強さ、魅力を再認識出来ると思います。

結果より中身が重要!?アニメファンが選ぶ「もっとも印象に残るアニメキャラによる名勝負」
漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』から、言わずとしれた主人公「孫悟空(そんごくう)」と、悪の帝王「フリーザ」の対戦がランクイン。現在公開中の映画『ドラゴンボールZ復活の「F」』で更なる進化を遂げ、圧倒的なパワーアップを果たしている「フリーザ」。宿命とも言えるこの2人の対決、上位へのランクインは当然といえるかもしれない。

【アニメキャラの魅力】三つ編みヘアーにピンクの衣装!世界一の殺し屋「桃白白」の魅力とは?
世界中にファンを持ち、日本を代表する漫画・アニメ作品の『ドラゴンボール』。多くのキャラクターが入り乱れながらも、どのキャラクターにもそれぞれ魅力があります。割と初期に登場する「桃白白」もその一人。代表的なキャラクターではありませんが、その個性は天下一品です。

■桃白白の大きな魅力のひとつ、外見!
桃白白はいわゆるオッサンですが、その外見はとても個性的。長い三つ編みヘアーにピンクの中国風衣装を身に纏っています。当初は間違いなく人間だったのですが、彼は途中からサイボーグになってしまいます。そしてサイボーグになった後も相変わらず個性的。ゴーグルのようなものを顔につけて、トレードマークだった三つ編みは形状を変えつつも残しています。

「桃白白」ほどインパクトのある人間キャラクターは、個性的なキャラの多い『ドラゴンボール』においても、なかなかいないのではないでしょうか?何よりもオッサンキャラクターが個性的な出で立ちっていうのがいいですね。

■趣味は人殺し。世界一の殺し屋!
ドストレートに趣味が“人殺し”っていうのは珍しいですよね。“世界一の殺し屋”の通名を持つキャラクターというのは他作品にも多く登場すると思うのですが、大体は暗殺だったりどこかしら影があると思います。「桃白白」はそれを全力で打ち砕いたキャラクターといえます。作品初期のシリアス過ぎない雰囲気も、キャラクターにとてもマッチしていました。

もう少し登場し続けても良かったと思うのですが、キャラクター設定がサイボーグ化したりと、収拾がつかなくなってしまったのでしょうか・・・。サイヤ人とのバトルに「桃白白」がどんな戦いを見せるのか見たかったですね。

■どどん波!!インパクトのある戦闘スタイル
「桃白白」と言えば、真っ先に浮かぶのがこの技“どどん波”。連載当時、小学生がみんなマネをしていたものです。「どどん派!!」と叫びながらあのお決まりのポーズ。しかも、「桃白白」は本当に強かったのです。強くて個性的な彼のキャラクターが小学生の心を鷲掴みにしたのですね。「スーパーどどん波」が登場したときは笑いましたが、「桃白白」の個性がより強まったと思います。

そして、“どどん波”と同じくらい印象に残っているのは、彼が柱を砕いて放り投げ、その上に「ほいっ」と後ろ手になって飛び乗り移動するシーン。円柱の上に乗った「桃白白」のイラストこそが、もっとも彼らしい一枚だと思いませんか?

例え「桃白白」の名前を思い出せなくても、“どどん波”や、円柱の上に乗った姿を見せれば、間違いなく思い出すはず。出番は少なくても、それだけ読者の印象の強く残った名キャラクター「桃白白」。ぜひ一度、ご自身の目でその魅力をお確かめ下さい。

【アニメキャラの魅力】大人しいランチ?荒っぽいランチ?無敵の二重人格「ランチ」の魅力とは?
今や日本を代表する国民的作品で、世界中にも多くのファンを持つ『ドラゴンボール』。主人公である「孫悟空」の、少年から大人になるまでの成長や活躍が魅力たっぷりに描かれています。

そんな作品において、作中前半、読者に大きな印象を与えたキャラクターがいます。それが今回ご紹介する「ランチ」です。二重人格キャラという、連載時には珍しいキャラ付けだった「ランチ」の魅力とは一体どんなものなのでしょうか?

■くしゃみの前後、どちらがお好み?
「ランチ」はくしゃみをするたびに人格が入れ替わります。通常時のランチは青髪で大人しく、口調も含めおっとりとした非常に女性らしい性格。一方、金髪のランチは荒々しく、行動も含めて暴れたい放題。犯罪だろうがお構いなしです。言い方によってはワイルド・・・。

■マシンガンをぶっ放して銀行強盗も!?
金髪のランチは非常に荒々しく、青髪の通常ランチとなにもかもが違い過ぎます。人に対して容赦なくマシンガンをぶっ放し、物を盗んだりカツアゲしたり・・・。もうやりたい放題です。しかし、そんな金髪ランチさん。通常時と変わって露出も多く、とってもセクシー。彼女のナイスバディを楽しめるのは金髪ランチさんの時だけなのです。大人しい通常ランチもいいけれど、金髪の荒々しいランチさんもかなり捨てがたいのです。何より可愛いですしね・・・。

■天津飯と一緒に?
ランチ(金髪)は作中、明確に天津飯に惚れこむ場面が描かれています。男の気配や色恋には縁遠い印象でしたので、天津飯にかなり過激に猛烈なアタックをしていたのは意外でした。そんな意外性も、ランチというキャラクターの深みを増していたように思います。

ランチは作品中盤以降その姿を見せません。天津飯との恋の行方がどうなったのか知ることは出来ないのですが・・・。しかし、一番気になるのは、通常時の青髪ランチさんが悩んでいた「くしゃみをすると入れ替わってしまう体質」がどうなったのかということ。いずれにせよ、その後のランチ(金髪も青髪も)が、ちゃんと幸せに過ごしていてくれたらいいなと思います。

【アニメキャラの魅力】カプセルコーポレーションのお嬢様!天才技術者「ブルマ」の魅力とは?
『ドラゴンボール』の連載当初から登場し、主人公である悟空と一番古い友人でもある「ブルマ」。そして登場は連載終了まで続きますので、読者は彼女の成長を最後まで見届けることが出来ます。

■お嬢様だけど技術者としても超有能!
ブルマは自身でどんなものも発明し、生活や戦闘に役立つものを作り出すことが出来ます。発明品を売るカプセルコーポレーションのお嬢様ですが、ただのお金持ちのお嬢様ではありません。ドラゴンボールを探し出す“ドラゴンレーダー”や“タイムマシン”など、少女時代から大人になるまで、常に高い技術力を維持、そして発揮していきます。有り合わせの材料で、自らの望むものを作り出してしまうのですから、もはや只者ではありません。お嬢様な「ブルマ」は確かにお金持ちのワガママ娘ではありますが、自分で発明品を生み出すことの出来る、優秀な“発明品会社の令嬢”なのです。

■規定外の性格の持ち主
ブルマは非常に勝気でワガママ。言いたいことは遠慮なく言います。弱点はイケメン。そもそも彼女がドラゴンボール探しの旅に出たのは「素敵な恋人がほしいから」です。過剰な自信家でもありますが、彼女は実際に美人ですしナイスバディ、そして頭も良いので、遠慮なく「わたしって美人だから」と言われると確かに返す言葉はありません。とはいえ作中、大多数の男性キャラが引いているシーンは多いですが・・・。

何でも言い、何でも出来る。そして何でも持っている「ブルマ」。しかし、よくよく彼女を観察してみると、ただ単に才能を持っているだけではありません。彼女は勉強や努力により、その才能を維持している一面も垣間見ることが出来ます。そこがまた彼女の魅力ですが、この性格でその努力家の一面が薄れてしまっているのかもしれません。しかし、それでいいのです。「ブルマ」はそれらすべてをひっくるめて魅力的なのです。

■恋人には一途
「素敵な恋人がほしい」と旅に出て、「ヤムチャ」と付き合うことになって旅を終えた「ブルマ」。ヤムチャとは長いこと付き合っており、喧嘩や仲違いも描かれていますが、「ブルマ」が本気で他の男性に気持ちが揺れるようなシーンはありません。散々「女」を武器にしていますが、恋人に対しては一途なのです。

ヤムチャと別れた後に「ベジータ」とくっ付きますが、ここでもやはり「ブルマ」が「ベジータ」以外の男性に心奪われるようなシーンはありません。(強烈に)勝手で自信家で行動的な印象の強いブルマですが、付き合った男性にはとにかく一途。チャラチャラしていそうでしていない、そんな「ブルマ」の一面も彼女の魅力を高めているのだと思います。

【アニメキャラの魅力】勝気で強い!悟飯の妻であり良き理解者「ビーデル」の魅力とは?
世界チャンピオン「ミスター・サタン」の娘「ビーデル」。本当にあの父親の娘なのか?と思うほど可愛らしい容姿ですが、中身は意外と似ていたり・・・!?今回は、後に「悟飯」の奥さんとなり、可愛い子供も生まれる「ビーデル」の魅力に迫ります。

■将来の姑であるチチとも大喧嘩!?勝気なビーデル!
とにかく勝気な「ビーデル」。負けん気が強いとも言いますね。どちらにしても「ビーデル」にはぴったりの言葉です。父親である「ミスター・サタン」を心から尊敬しているので、サタンを馬鹿にされたら大変・・・。容赦く攻撃します。

更には、はじめて悟飯の母である「チチ」と会った際には猛烈な口喧嘩をしたりも・・・。チチは後にビーデルにとってお姑さんになるのですが・・・。「ビーデル」のこの性格に「悟飯」は呆れっぱなしですが、一方で素直で真面目な一面も持ち合わせています。真面目な「悟飯」にはそういった“自分にないところ”が魅力的だったのかもしれません。実際にこのギャップがビーデルの魅力なのだと思います。

■戦闘能力は父親以上!
「ビーデル」は非常に戦闘能力が高く、天下一武道会の少年の部で優勝した経験も持っています。そのため「悟飯」の修行に付いていけるだけの素質を、彼女は元々持っていたのでしょう。もちろん才能だけではなく、武道家として非常に真面目で(そして勝気なため)、日々練習を重ねています。

ちなみに、彼女がもっとも尊敬する父親よりも、実はビーデルの方が強い・・・そんな描写があちらこちらに散りばめられています。ビーデルは舞空術もマスターしますし。作中で舞空術をマスターするキャラクターは限られており、実力の高い人間のみが習得している技ですので、そういった意味でも「ビーデル」の戦闘能力の高さを伺い知ることができます。

■強い正義感の持ち主!
「ビーデル」は、非常に正義感が強く、街の平和を守るために警察に協力したりもしています。それは“サタンの娘”としてのパフォーマンスではなく、自身が自ら進んでやっていること。アニメ版だけではありますが、謎のヒーロー「グレートサイヤマン」の代わりに「グレートサイヤマン2」になったり・・・。

自分の力を高め、人の役に立ちたいという気持ちが非常に強いのでしょう。悟飯の実力や彼のおこないから、自身の正義感と似たものを感じとり、心惹かれていったのかもしれません。勝気で喧嘩っぱやくても、その根本には「人を守る」という優しい心を持っている・・・、そんな魅力溢れる女性こそが「ビーデル」なのです。

【アニメキャラの魅力】礼儀正しい好青年!?ヤンチャで可愛いひねくれ少年?「トランクス」の魅力とは?
「トランクス」は、登場人物の多い『ドラゴンボール』の中でも珍しい、“現代”と“未来”の2つの立ち位置から登場するキャラクターです。その個性は、それぞれ微妙に異なっており、男女問わず多くのファンから支持される要因ともなりました。現代と未来、それぞれで異なる魅力を発揮し、ファンを獲得した「トランクス」。今回はそんな彼の魅力について紹介したいと思います。

■初登場で魅せた圧倒的強さ!
「トランクス」の初登場はフリーザ編。原作にしてもアニメにしても、フリーザの圧倒的な強さが印象的だった頃です。暫くその正体は明かされず、冷静で知的、そして強いこの青年に誰もが疑問と期待を抱きました。

そして正体が明かされた時、漫画そのものも“現代”と“未来”を行き来するという展開、そして未来の地球の様子にショックを受け、更には謎に包まれた青年が「ブルマ」と「ベジータ」の子供であるという衝撃・・・と、かなりのインパクトを受けました。

何より、剣を使った攻撃は『ドラゴンボール』の中では非常に珍しかったですし、剣を背負う姿がとてもカッコ良かったです。あの初登場は『ドラゴンボール』史上でもかなりのインパクトのあるシーンだったと思います。

■“未来”のトランクスは礼儀正しい好青年!
破天荒なキャラクターの多い『ドラゴンボール』の中で、“未来から来たトランクス”は非常に真面目で謙虚、大変礼儀正しい青年でした。誰に対しても「さん」付けで呼び、敬語もきちんと使ったり・・・。苦労して、更に命をかけて未来からやってきたイケメンキャラ「トランクス」。そして何より強い。女性からの圧倒的な支持も得ましたし、「強くて礼儀正しい好青年」に憧れる男性からの支持も十分に集めたように感じます。文句なしの好青年とはまさに“未来から来たトランクス”のことではないでしょうか。

■“現代”のヤンチャで可愛いトランクス!
“現代”のトランクスは、幼少期から描かれ、キャラクターも“未来から来たトランクス”とは少し異なります。

大金持ちのお坊ちゃまなのでそのヤンチャっぷりは想像通りですが、礼儀正しい一面もあちらこちらで描かれています。とはいえ、幼少期から描かれていることもあり、なによりもヤンチャで可愛いのが一番の魅力。「ベジータ」の子供だけあってか、「少し捻くれていて恥ずかしがり屋」なのも、その可愛さに一役買っているように思います。

普段はヤンチャな一方で、自分の両親に対して照れながらも愛情を示す姿はとても微笑ましくもあり、彼の魅力を大きくしていたようにも思います。見たこと無い・・・方は少ないとは思いますが、もしまだ彼の魅力を感じた事のない人は、ぜひもう一度『ドラゴンボール』を見返して、未来・現代両方の「トランクス」の魅力をご堪能下さい。

【アニメキャラの魅力】悟空の嫁ってだけじゃない!?訛り言葉も可愛い「チチ」の魅力とは?
国民的、いえ世界的に人気の高い『ドラゴンボール』。今回は、初期から登場し、後に悟空と結婚、かわいい子供達にも恵まれた「チチ」の魅力に迫ります。チチは“悟空(主人公)の嫁”だけに収まるキャラクターではございません。

■「~だべ」「~さ」など、訛った口調が超絶可愛い!!
チチの特徴のひとつはその話し言葉です。悟空のことを「悟空さ」と呼び、自分のことは「おら」。登場初期から一貫して東北弁のような口調で話します。方言萌えの方もいらっしゃるかと思いますが、私もその一人。気取りのない口調通り、性格も気取っていないチチの真っ直ぐな言葉は、とても魅力に溢れています。それにしても家族に悟空と子供達がいるにも関わらず、誰ひとりチチの口調がうつらなかったのはある意味奇跡といえるかもしれません。

■筋斗雲にも乗れる!綺麗な心の持ち主!
チチは綺麗な心、純粋な心の持ち主しか乗ることの出来ない“筋斗雲”に乗ることが出来ます。作中筋斗雲に乗れるキャラクターは限られていますので、そういった意味でもレアなキャラクターですよね。実際に人を疑ったり、貶めたりするようなシーンはありませんし、子供が産まれ教育ママとなった後もそういった描写はありません。

そういえばチチは悟空一筋でもありましたね。自分の気持ちに真っ直ぐで、愛情もしっかり注ぐチチを見ていると、模範的なお母さんでもあるのかなと思います。ちょっと口うるさかったり、子供が小さい頃に勉強にガミガミしていたのは、必要と思えばこそのご愛嬌ということで。

■少女時代から母となっても愛らしい外見
チチの初登場は、彼女がまだとても幼かった頃。そこから少女時代、大人の女性になるまでの成長が描かれるのですが、チチはとても可愛い顔をしているのです。クリクリな目とナイスバディ。これだけも十分魅力に溢れていると思います。格闘家として天下一武道会に出場するだけの力も持っており、更にこれだけ可愛ければ、チチが悟空だけを見ていたために気がついていない(描かれていない)だけで、実はチチのファンって多かったのではないかなと思うのです。母として描かれるチチも愛らしさを残した大人の女性で、とても素敵です。子供たちがイケメンなのは、間違いなく悟空とチチの子供だからだと思います。

■妻として母として。とても強く素敵なチチ
原作でもアニメでも、男性からするとうざったい存在に思えるかもしれません。しかし、あの悟空の妻は並大抵の女性ではつとまらないと思いませんか?更にどれだけ口うるさく言っていても、最後には必ず悟空や子供に対し理解を示す人「チチ」。人に対して本質を理解し接することが出来る、とても魅力いっぱいで素敵な人だと思います。

『ドラゴンボール』のやめ時はフリーザ編だった!? 初代担当編集・鳥嶋が明かした『ドラゴンボール』『Dr.スランプ』の裏話
5月8日、『漫道コバヤシ ドラゴンボールZ復活の「F」公開記念スペシャル』(フジテレビ)にて、芸人・ケンドーコバヤシが『ドラゴンボール』(集英社)の作者・鳥山明の初代担当編集である鳥嶋和彦(現・集英社専務取締役)と対談。『ドラゴンボール』や、鳥山初の連載作『Dr.スランプ』の裏話などが明かされた。

もともとデザイナーだった鳥山明は、マンガ賞に応募し、1980年から「ジャンプ」で『Dr.スランプ』の連載を開始。当初、少年誌である「ジャンプ」で女の子が主人公のマンガを描くのは「とてもショック」だったそうだ。『Dr.スランプ』はアニメ化もされるほどの人気作となったが、鳥山は「連載をやめたい」と吐露。そして、当時の編集長に直談判し、「『Dr.スランプ』より面白いものが描ければいい」と了承を得た鳥山は、『ドラゴンボーイ』読み切りが人気を博したことから、『Dr.スランプ』の連載を終え、1984年に『ドラゴンボール』の連載をスタートさせることとなった。

その後、『ドラゴンボール』は大ヒット。原作の連載開始から30年以上たつ本作だが、現在も映画『ドラゴンボールZ復活の「F」』が公開中だ。2人の話題は、この映画でも大々的にフィーチャーされている敵キャラ・フリーザに。フリーザは、連載時、社会現象になっていた“地上げ屋”をモデルにした、いわば“宇宙の地上げ屋”キャラで、鳥嶋いわく、“悪いキャラ”を描くのに苦労する鳥山だが、「(『ドラゴンボール』で)完全な悪はフリーザだけなので動かしやすい」と評していたという。一方、苦労したとされる敵役・ピッコロ大魔王は、歴史上悪いと言われている人物、ローマ皇帝のネロに影響を受けているなんて話も。「フリーザの年齢・性別は迂闊に答えてしまうと困ってしまいそうなのでノーコメントで」「(フリーザの側近である)ドドリアとザーボンは特に気に入ってないので復活の予定はない」「(フリーザの父である)コルド大王は倒されるためだけに登場した」などなど――『ドラゴンボール』ファンにとっては興味を惹かれる話題が多く展開される放送だった。

番組中では『ドラゴンボール』はあまりの人気のため、連載を終わらせることが出来なかったといった話にも言及。「『ドラゴンボール』のやめ時はいつだったのか?」というケンドーコバヤシのあけすけな質問に、鳥嶋は「フリーザ編で締めるべきだった」と回答。『ドラゴンボール』がフリーザ編で最終回を迎えていたら、鳥山の3つ目のヒット作が生まれていたかもしれない、とまで語っていた。最後に番組では、鳥山が原作、『I"s』(集英社)などで知られる桂正和・作画の新作マンガが動いていることが明かされ、大きな話題に。掲載誌は「週刊ヤングジャンプ」を予定しているという。14年には『カツラアキラ』という共作短編集を刊行している名タッグだけに、新たな情報の発表が待たれる。

『ドラゴンボール』18年ぶりTV新シリーズ、7月より放送決定! 鳥山明氏がオリジナル原案
アニメ『ドラゴンボール』の新シリーズとなる『ドラゴンボール超(スーパー)』が7月よりフジテレビ系で放送開始することが28日、明らかになった。同日都内で行われた映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』舞台あいさつで発表された。1996年から97年まで放送された『ドラゴンボールGT』以来、18年ぶりの完全新作で、原作者の鳥山明氏のオリジナル原案による物語が展開される。

『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1984年から95年にわたり連載された国民的漫画『ドラゴンボール』。単行本および完全版は全世界で2億3000万部を誇る人気タイトルだ。テレビアニメも86年2月よりスタートし、『Z』、『GT』と長期シリーズとして同局系で放送されてきた。

現在は『改』の続編となる『ドラゴンボール改』(魔人ブウ編)が放送中。新シリーズの舞台は、孫悟空が魔人ブウとの壮絶な戦いを終え、平和を取り戻した地球のその後という、これまで原作でも描かれていないアニメ完全新作となる。

悟空の声を担当している野沢雅子は、「CM、ゲームなどで数知れず『超』という言葉を言ってきましたが、いよいよ、シリーズ“ドラゴンボール超”がスタートするということで最高です。首を長~くして待ちに待った新シリーズ、長~く長~く続くと最高です。待っていてください。私たちも待っていたんですから」と新シリーズ開幕を喜んだ。

◆これまでの放送
『ドラゴンボール』1986年2月~1989年4月
『ドラゴンボールZ』1989年4月~1996年1月
『ドラゴンボールGT』1996年2月~1997年11月
【デジタルリマスター再編集版】
『ドラゴンボール改』2009年4月~2011年3月
『ドラゴンボール改』(魔人ブウ編)2014年4月~2015年6月

野沢雅子さんや、堀川りょうさんら大御所声優陣に加え、主題歌を歌う“ももクロ”一同も特別衣装で駆けつけた『ドラゴンボールZ 復活の「F」』レポート
2015年4月18日、東京の映画館・新宿バルト9において、同日に公開となったアニメ映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の初日舞台挨拶が実施された。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、日本国内でも“ジャンプ系少年漫画”の代名詞とも言われる名作『ドラゴンボール』、その最新映画だ。といっても、あまりに有名なタイトルだけに「あのフリーザが復活する!」と言われて、その説明を必要とする人は多くないだろう。

本作において特筆すべき点は、原作の鳥山明先生が“脚本”に名を連ねている、という部分だ。『ドラゴンボール』の映画は数多く制作されてきたが、同氏が単独で脚本を制作をしたのはこれが初なのである。同じように“脚本原案”として関わった『ドラゴンボールZ 神と神』(2013年公開)が大きな反響を得たことからも、本作が注目を集める一因となっている。……要するに、みんなが公開を楽しみにしていたのだ。

そんな公開日に行われた舞台挨拶には、本作のメインキャストである野沢雅子さん、堀川りょうさん、佐藤正治さん、花江夏樹さんらに加え、監督の山室直儀さん、主題歌を歌った「ももいろクローバーZ」(百田夏菜子さん、玉井詩織さん、佐々木彩夏さん、有安杏果さん、高城れにさん)といった、実に豪華な面々が登場。本稿では、ステージで繰り広げられたトークの様子をお伝えしていく。

■神龍の見守るバルト9にZ戦士(の声優陣)&ももクロZが集結
本作の公開初日とあって、当日のバルト9は大賑わい。チケットロビーには巨大な神龍(シェンロン)が登場するなど、その力の入れっぷりも相当なものだ。舞台挨拶が行われたシアターの中はディープなファンで一杯で、キャラクターのコスプレをしている人の姿も見受けられた。

舞台挨拶が始まったのは上映後。見た目にも色鮮やかな来場者たちに拍手を受けながら、登壇者たちがステージへやってきた。そして位置につくと共に「オッス! オラ悟空」(野沢さん)、「カカロット! 貴様を倒すのは、この俺樣だ!」(堀川さん)、「ぱーふぱふさせてくれんかのぉ~」(佐藤さん)、「雑魚じゃない、ジャコだ!ビシッ!」(花江さん)と、いった具合の名言ラッシュが披露される。誰がどのキャラを演じた、という説明は不要だろう。

そこから始まったトークでは、まさに本作を観た直後の来場者たちと興奮を共有するような様子が見て取れた。そんな中、超ベテラン声優陣に囲まれて、ちょっと恐縮気味な声を出していたのは花江さん。“ドラゴンボール世代”である花江さんは「小さな頃からずっと観ていた作品に出られるなんて」と、その喜びを表現していた。

ちなみに壇上では、上映直後ということで色々とネタバレトークも飛び出した。深くは語れないが、ひとつトークの中で内容に関わるものを取り上げるとすれば、とあるシーンにおける堀川さんの感想「あのシーンは、溜飲が下がる思いでした」というコメントだろう。果たしてベジータに何があったのだろうか……。その内容は、ぜひ劇場で確認してほしい。

続けて、本作の主題歌「『Z』の誓い」を歌った「ももいろクローバーZ」の面々がステージへと登壇した。こうしたイベントでは衣装に凝ることでお馴染みの「ももクロ」だが、今回も各人が『ドラゴンボール』世界をイメージした衣装で登壇することに。

その衣装について百田さんは「主題歌が『ドラゴンボール』キャラクターの“後輩目線”の歌だったので、自分たちが『ドラゴンボール』の世界に入ったらという設定で作ってもらいました」と話す。なお、百田さんは悟空、玉井さんはベジータ、高城さんはピッコロ、佐々木さんはトランクス(とブルマ)、そして有安さんはまさかの餃子(チャオズ)をイメージしているそうだ。まさかここでチャオズの名が出るとは。

ひとしきりトークも終わると、最後に大きな発表が行われた。既にアメリカでの公開が発表されている本作だが、なんとさらに、全世界74の国と地域で放送されることが決定したのだ。それを受けた野沢さんは「もっと増やしちゃいましょう!」と、まさに悟空ばりに意欲を燃やしていた。連載開始から実に30年以上が経過した『ドラゴンボール』だが、その熱はまだまだ収まりそうにない。

4月18日公開『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の入場者プレゼント全貌が判明! さらに公式サイトにて新映像も解禁!
4月18日(土)公開の映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の新TVSPOTがオフィシャルサイトにて解禁!! そこに描かれているのは、ゴールデンフリーザと対峙する悟空の新しい姿が!! 「じゃあ、やってみっか!」の言葉とともに超サイヤ人へと変身する悟空は、超サイヤ人ゴッドの赤い髪とも違う、逆立つ蒼い髪と身にまとうオーラも蒼一色のに変化。

この神戦士は“超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人”で修行の末に悟空が身に付けたとされる圧倒的なパワーである。果たして黄金に進化したフリーザと、蒼色に変身した悟空の雌雄を決する究極のバトルはどちらに軍配が上がるのか!? 伝説を超えた神バトルがここに勃発する!

■入場者プレゼントの全貌が解禁!
そしてついに、入場者プレゼントの“鳥山明描き下ろし脚本完全収録 JC最”神“刊ドラゴンボールZ巻「F」”の表紙や中身の一部も解禁となった。

なんと表紙も鳥山明描き下ろしの特別仕様で、鳥山明が語る脚本の裏話や、直筆のコメント付き描き下ろし設定画などここでしか読むことのできない超貴重な“神”巻となっていることが発覚!

数量限定ということで、4月18日(土)の公開初日や翌日曜日には品切れの可能性もあるので、是非とも光の速さで入手したい! 劇場へ急げ!

<イントロダクション>
『神と神』から2年――、全宇宙待望の最新作が誕生!!
1984年から週刊「少年ジャンプ」で10年半に及ぶ連載、テレビアニメ、ゲーム、カード等、連載終了から20年が経とうとしている今でも、爆発的人気を誇る伝説的コミック「ドラゴンボール」。2013年には、実に17年ぶりとなる劇場最新作『ドラゴンボールZ 神と神』が公開し、“破壊神”“12個の宇宙”など新たな真実を残しながら、子どものみならず、かつて夢中で連載を追いかけた大人たちまでも興奮の渦に巻き込んだ。

“劇場版・鳥山明”始動。かつて世界を絶望させた「F」が復活!!
そして2015年、待望の映画最新作が誕生! 劇場版19作目にして初めて自ら脚本まで手掛けた原作者・鳥山明は今回の敵として、かつて読者を絶望のどん底に叩き落とした悪の帝王・フリーザを復活させた! 鳥山明自ら「すさまじい対戦」と豪語する渾身の物語が、再び世を席巻する!!

<ストーリー>
宿命の激突!! 神を超える戦いが始まる――!!!! 破壊神ビルスとの闘い後、再び平和が訪れた地球にフリーザ軍の生き残りであるソルベとタゴマが、ドラゴンボールを求めて近づいていた。その目的は、軍の再起のためにフリーザを復活させること。宇宙史上最悪のその願いは遂に叶えられ、蘇ったフリーザは悟空たちサイヤ人への復讐を目論む…。

そして、地球に新フリーザ軍が押し寄せ、悟飯、ピッコロ、クリリンらは1000人の兵士と激突。悟空とベジータは、フリーザとの宿命の対決へと挑むが、フリーザは圧倒的なパワーアップを果たしていた! 「お見せしましょう…わたしの更なる進化を!!!!」今、限界を遥かに超えた戦士たちの空前絶後の戦いが幕を開けようとしていた――。

ドラゴンボールの「脱線エピソード」とは?
アニメ番組には、制作サイドの大人の都合で本編から脱線したオリジナルストーリーが放送されることがよくあります。

設定を丸っと無視したぶっ飛びストーリーや、ツッコミ待ちとしか思えないほどの作画崩壊には、子供心に違和感を覚えたものです。

■ヤムチャには野球の才能があったらしい……! 『ドラゴンボールZ』の脱線っぷりは秀逸です

週刊少年ジャンプの人気作品の中には、原作の連載とアニメの放送が同時進行で進むものが数多くあります。当然ながらアニメは原作よりも進展が早いため、連載に追いつきそうになってしまうことも日常茶飯事。そんなときには、アニメ版だけのオリジナルストーリーを放送することで時間を稼ぐわけです。

その最たる例が『ドラゴンボールZ』。

悟空とピッコロがチチに促されて自動車教習所へ通うエピソード(第125話)や、ヤムチャが野球選手のアルバイトを始めるエピソード(第10話)など、例を挙げ始めるとキリがありません。筆者はリアルタイムで放送を見ていましたが、ヤムチャが狼牙風風拳(ろうがふうふうけん)の構えで三打席連続ホームランを打ったときには流石に「これは違くね……? 」と違和感を感じたものです(笑)。

しかし、『ドラゴンボールZ』で描かれたオリジナルストーリーの中には名エピソードと語り継がれているものも少なくありません。

悟空の父であるバーダックとフリーザの戦いを描いたテレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~』は、原作のスピンオフ作品としてファンの間でも高く評価されていますし、当初アニメだけのオリジナルキャラクターだったバーダックは、後に原作にも登場しています。

このようにアニメオリジナルキャラクターが原作に逆輸入されるのは珍しいケースですが、ファンからすればたまらないサプライズですよね。

フリーザーの復活に中尾隆聖さん歓喜! 野沢雅子さんが「絶対に見てほしい」と熱く語る!――映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』舞台挨拶レポート
2015年3月30日、新宿バルト9にて、4月18日より公開となる映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の試写会および舞台挨拶が行われた。キャスト陣によるトークセッションのほか、ワールドプレミア開催の発表が行われたので、当日の模様をレポートしていこう。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2013年に公開された『ドラゴンボールZ 神と神』から2年ぶりとなる映画最新作。原作者の鳥山明さんが、劇場版19作目にして初めて自ら脚本を手がけた作品でもあり、ドラゴンボールによって復活したフリーザと、悟空やピッコロ、クリリンたちが激突する宿命の対決が描かれる。

■ フリーザが嫌いな野沢さんが、ますますフリーザー嫌いになりそうな内容!

今回行われた舞台挨拶には、孫悟空役の野沢雅子さん、フリーザ役の中尾隆聖さん、預言魚役の中川翔子さんが出演。上映に向けての挨拶を行ったほか、客席に姿を見せた悟空とフリーザの着ぐるみの動きに合わせて「どんな戦いになるか、オラわくわくするな!」「クックック……相変わらず私をイライラさせる発言をするのですねえ」とセリフを当て、試写会に参加した幅広い層のファンたちを沸かせていた。

作品ついてのトークセッションでは、初めて完成した映像を見た感想について「すごい!って言葉をズラーっと並べるぐらいすごいです」(野沢さん)、「フリーザが嫌いな野沢さんに(フリーザーが)ますます嫌われそうな(笑)、収録で声が枯れんばかりのすさまじい戦いです」(中尾さん)と絶賛。特に、鳥山さんが意識して増やしたというアクションシーンは見応えがあり、収録ではアクションの速さに苦労したこともあるという。

また、本作ではフリーザの復活も見どころのひとつ。この話を聞いた際、中尾さんは胸が躍るどころか、飛び上がって喜ぶほど嬉しかったとのこと。映画のタイトルについても「復活のFはフリーザのFでもありますが、応援してくれるファンのFでもあるんじゃないかなと、そう思います」と語るなど、ファンに愛されていることを感じて嬉しそうな姿を見せていた。

フリーザの復活については、中川さんも「ただの悪じゃなくて、全人類から愛される“ベストオブ愛された賞”ですよ!」と語り、嬉しさをにじませていた。

■ 悟空とフリーザー、海外上映への意気込みを語る!
トークが一段落したところで、発表の目玉となるワールドプレミア開催決定の告知が行われた。ワールドプレミアは現地時間の4月11日、ハリウッドのエジプシャン・シアターにて実施され、このイベントにも野沢さんが登壇予定となっている。

海を越えての上映が決まり、野沢さんは「オラ嬉しいぞ!ハリウッド行ってみっか!」、中尾さんは「死より恐ろしい恐怖を世界中に味わわせてあげましょう」と、それぞれ役に扮して喜びを表現した。中川さんも、預言が100%当たる預言魚役というポジションを活かし「この映画は世界中で大ヒットするよ!全米が泣くよ!」とセリフを披露する一幕も。

最後に野沢さんは、「今回のFは復活のFであり、ファンのFでもありますので、ひとりでも多くの方に、絶対に見てほしいです!」と、力強くアピール。日本だけでなく世界中の人に、そして子どもから大人までではなく、赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんにまで見てほしいとの想いを語り、舞台挨拶を締めくくった。

ド迫力の怒れるフリーザ様Tシャツが凄すぎる!
2015年4月18日より劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の全国劇場公開も控える、宇宙の帝王「フリーザ」の怒れるド迫力グッズが、キャラクターアパレル&グッズメーカー「コスパ」から登場!!

ナメック星でせっかく集めたドラゴンボールを、デンデ、クリリンたちに使われてしまった時の、あの激怒したフリーザが放ったセリフ
「ぜったいにゆるさんぞ虫ケラども!!!!!」
が、ド迫力なデザインのフルグラフィックTシャツ、Tシャツ、トートバッグになりました! ビリビリと感じる宇宙規模のフリーザの怒りをぜひ肌で感じよう!

強さが欲しい!?便利に使う!?アニメファンが選ぶ「一度は使ってみたいアニメ漫画の必殺技・能力」
第1位には、漫画、アニメ、映画、ゲーム、実写化など、あらゆるメディアで人気を博す、「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』の主人公「孫悟空(そんごくう)」の必殺技『かめはめ波』が選ばれた。悟空の師匠である亀仙人(武天老師)が編み出した、体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技で、その後、悟空以外のキャラクター達もその使い手となる。『ドラゴンボール』における代表的な必殺技といえるだろう。

「私服がダサい」と思うアニメランキング
1位にランク・インしたのは、鳥山明原作の《ドラゴンボール(シリーズ)》でした。ドラゴンボールの衣装といえば、オレンジ色の格好いい武道着・亀仙流道着や、サイヤ人の戦闘ジャケットがまず思い浮かぶのではないでしょうか。しかしその戦闘服がキャラにはまりすぎているせいか、地球人仕様のYシャツやジーパンが逆にコスプレのように思えてしまいますね。

劇場版『ドラゴンボールZ』特報第2弾、フリーザ「私のさらなる進化を!」
2015年4月18日に全国公開されるアニメーション映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の特報第2弾が公開された。

公開された特報第2弾は、見覚えのある楕円の飛行物体が街に巨大な影を落とし、着陸する場面から。宇宙船から姿を現したのは、余裕の笑みを浮かべた悪の帝王・フリーザで、ピッコロも「俺たちとは違う次元の化け物になって帰ってきやがった!」と驚愕するばかり。大軍勢の敵に立ち向かうZ戦士たちとともに、激しく拳を交える悟空とフリーザが描かれている。そして、最後にフリーザが放つ「お見せしましょう、ワタシのさらなる進化を…!」という意味深な一言が、全宇宙の絶望の幕開けを予感させる内容となっている。

また、12月6日より本作のプレゼント付き前売券が上映劇場で発売開始。今回のプレゼントは、原作者の鳥山明氏が映画のために描き下ろした新設定画をもとにしたイヤホンジャック付きの「劇場版・鳥山明 超進化ストラップ」で、悟空バージョンとフリーザバージョンの2種類が用意されている。悟空は通常の胴着から新胴着へ、フリーザは第一形態から"祝復活"のタスキをかけた第四形態へと進化する超進化ストラップとなっている。

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は、2013年3月に劇場公開された『ドラゴンボールZ 神と神』の続編で、原作者の鳥山氏が原作・脚本・キャラクターデザインをすべて担当。監督は、『ドラゴンボールZ 神と神』でアニメーションキャラクター設計・総作画監督・絵コンテ・原画を、OVA『ドラゴンボール 超サイヤ人絶滅計画』でキャラクターデザイン・作画監督を、人気ゲーム『クロノ・トリガー』でアニメーションキャラクターデザイン・作画監督を担当した山室直儀氏が務めている。

『ドラゴンボールZ』新劇場版発表 鳥山明の本気
名作『ドラゴンボールZ』の新作劇場版が、2015年のゴールデンウィークに公開されることがわかった。

前作『ドラゴンボールZ 神と神』と同じく、原作者の鳥山明さんが原作・脚本・キャラクターデザインをつとめることが発表されている。

マシリトも褒めた! 前作「神と神」の続編
タイトルやスタッフの詳細はまだ明かされていないが、ストーリーは前作「神と神」の続きだという。

公式サイトで、鳥山さんは「マンガで連載していた時の続きのつもりで新ストーリーを考えました。絵を描いていないだけで、細かいセリフまで徹底的にこだわっています」と熱のこもったコメントを掲載。

また「意識してアクションシーンを大幅に増やした」とも語っており、「メチャクチャおもしろいはずですよ!派手なアクション物はあまり好きじゃないボクが言うんだからマチガイないっす!」、「ファンの方々にはとってもスカッと楽しめる内容なっている」と自信作であることがうかがえる。

「Dr.スランプ」でDr.マシリトとして登場した初代担当編集者であり、現在は集英社の取締役専務である鳥嶋和彦さんも、めずらしく褒めているとのことなので、かなり期待できそうだ。鳥嶋さんは、鳥山明さんが「ジャンプ」で連載当時、数々のボツを食らわせたことで知られている。

現在、鳥山さんは新キャラクターのデザイン画を制作中。ファンにとっては待ち遠しいゴールデンウィークとなりそう。

漫画、TVアニメが終了して長い時間と経った『ドラゴンボール』。まだまだ冒険は続きそうだ。

<ドラゴンボールZ>劇場版新作でフリーザ復活
2015年4月に公開されるアニメ「ドラゴンボールZ」の劇場版新作に、主人公・孫悟空と死闘を繰り広げたフリーザが登場することが21日、分かった。新作のタイトルは「ドラゴンボールZ 復活の『F』」で、炎のようなオーラをまとったフリーザや、昨年3月に公開された劇場版「神と神」に登場した破壊神ビルスと側近のウイスが描かれたビジュアルが公開された。

フリーザは、宇宙の帝王として悟空やピッコロ、クリリン、ベジータら仲間たちを圧倒。クリリンを爆殺するなど非道の限りを尽くしたが、激高して超サイヤ人となった悟空に敗北した。その後の物語のキーともなった「超サイヤ人」の悟空と戦った最初の悪役キャラとして人気が高い。

「ドラゴンボール」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984~95年に連載された人気作。コミックスは24カ国で翻訳され、発行部数は世界で2億3000万部以上を誇る。アニメは、86年にフジテレビ系でスタートし、89~96年に「ドラゴンボールZ」、96~97年に「ドラゴンボールGT」が放送。11年間の平均視聴率は20%以上を記録した。劇場版はこれまで18作が公開されており、19作目となる今回の「ドラゴンボールZ 復活の『F』」は、原作者の鳥山明さんが初めて脚本を手がけることも話題になっている。

「ドラゴンボールZ 復活の『F』」は15年4月18日に公開。

鳥山明の漫画『ドラゴンボール』其之百九十五のサイヤ人編から最終話までをアニメ化。前作『ドラゴンボール』からタイトルを変更し、新番組として制作された。

『ドラゴンボール』のアニメ化作品では最も長い、約6年10ヶ月ものロングランとなるなど、人気面で絶頂を迎えた作品である。これは東映および東映アニメーションが製作したアニメ作品としては、2007年に『ONE PIECE』に記録を塗り替えられるまで、最長の年数であった。

平均視聴率は20.5%で、人気作となる。日本のみならず世界40カ国以上で放映された。フジテレビは子供達の楽しみも考え、水曜日のプロ野球中継を減らしていた。特に人造人間編の頃には、優勝決定などの重要な試合以外は本作を通常放送し、番組終了後の19時30分から野球中継する場合もあった。初代オープニングテーマ『CHA-LA HEAD-CHA-LA』も170万枚のヒットとなった他、本放送中に劇場公開版アニメが断続的に制作され、本放送中の春と夏に東映系の映画館にて公開された。

前作同様、原作が週刊連載中にアニメ化されたため、原作1話分をそのままアニメにした場合、アニメ1話分には尺が足らず、原作の週刊連載にすぐに追いついてしまうため、その兼ね合いから、アニメスタッフの手によりアニメ独自のシーンやオリジナルエピソードが追加されている。その内の「サイヤ人とツフル人の歴史」、「2人に分身して特訓するピッコロ」、「天津飯や餃子を追いかけたいがカリン塔に登れずウパ達に八つ当たりするランチ」、「野球選手のアルバイトをするヤムチャ」、「栽培マンの裏設定」、「蛇の道で雲を千切って食べる悟空」、「蛇の道の下にある地獄の様子」、「蛇の道の途中にある宮殿にいる蛇」などに関するオリジナルエピソードや設定は、鳥山明が書いた裏設定のアイデアメモを元にしたもので、他にもアニメオリジナルキャラクターとして「グレゴリー」、「パイクーハン」、「大界王」、「ベジータ王(顔のみ)」のデザインや、中鶴勝祥のラフデザインを元に「バーダック」とその仲間たちのデザインを行っている。しかし、その他のアニメのみのオリジナルエピソードや設定には基本的に関わっていない。また回想シーンも多く見られる。

2003年には、全話とTVSP2話に加え、OVA「サイヤ人絶滅計画」を収録したDVD-BOXが発売。また2006年より、単品DVDが各巻5話 - 6話収録で発売された。本番組はBSフジや東京MXテレビなどの一部の地方局などでも再放送されていた(地域によって異なる)。

2009年4月から2011年3月にかけて、タイトルを『ドラゴンボール改』としたデジタルリマスター版を放送。ストーリーを原作漫画に近づける形で再構成し、HD放送が行われていた。

好きなセリフ サイヤ人編
ラディッツ「戦闘力たったの5か。ゴミめ。」
ラディッツ「くだらん技だ。ただホコリを巻き上げるだけか。」
ピッコロ「バカな。この俺が震えて動けなかった。」
ベジータ「貴様のくだらんあいさつのせいだぞ。」
ベジータ「うろたえるな所詮俺達のテキではない。戦闘力の一番高いヤツをさがせ。」
ベジータ「ナッパ オレのいうことがきけんのか!!!!」
ベジータ「あと4分ほどでここにやってくるだろう 戦闘力5000ほどのヤツが。」
ベジータ「ここのヤツらは戦闘力を変化させやがる 最低でも5000ということだ。」
ベジータ「戦闘力がどんどんあがってやがる。」
ベジータ「7000、8000バカな。」
ベジータ「8000以上だ!!!」
ベジータ「なんてヤツだ あんな近い距離から切り返しやがった。」
ベジータ「なんだ今のは パワーやスピードが急激に伸びやがった。」
ベジータ「好きにしろ 同じことだ。」
悟空「さすがだ。スピードもパワーもオラを超えてやがる。」

好きなセリフ ナメック星(フリーザ)編
ベジータ「きたねえ花火だ。」
ベジータ「あたりまえだ。キサマらとはデキがちがうんだ。」
ジース「ベジータちゃんの戦闘力が30000近くに上昇したぞ。」
バータ「チビ(悟飯)の戦闘力が20000までアップしやがった。」
ベジータ「サイヤ人の戦闘データをはるかに超えてやがる。」
ベジータ「とてつもない戦闘力だ。なぜヤツにそれほどのパワーが。」
ギニュー「ヤツ(悟空)の戦闘力は60000ほどとみた。」
ギニュー「スカウターで確認するまでもない。85000までは上がるはずだ。」
ギニュー「100000、110000まだ上がるというのか。」
ギニュー「180000。これがキサマのパワーなのか。」
悟空「はっきり言っておいてやる。瞬間に出せる力はこんなもんじゃねぇ。」
フリーザ「まあいいでしょう。チリの一粒ぐらいは放っておきますか。」
フリーザ「私の戦闘力は530000です」
ギニュー「ジース。俺の戦闘力はいくつだ。」
ジース「2、23000ですが。」
フリーザ「ちなみに戦闘力は100万以上は確実か」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 36

風来坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

この星を消す!

某御仁が主催した一部あにこれユーザーによる人気アニメ投票ランキングでまさかの50位台。しかもこの作品を知らない人がいる?なん…だと!?
 
週刊少年ジャンプの歴代最高発行部数を叩き出した「ザ・ジャンプ」ともいえる作品も既に「タイトルだけなら知っている」という過去の名作なのか?
 
ドラゴンボールを知らないということは「安西先生ェ…」「ヒデブッ!」「無駄無駄無駄無駄無駄ッ!」も通じない?
これが時代の流れというものなのか…。
フリーザ様ならこう言うだろう…「この星を消す!」
 
追記:なお、EDの「でてこい とびきりZENKAIパワー!」に逆再生メッセージが込められていることには私も長らく気付きませんでした^^;サーセン

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

かめはめ波を溜めすぎ…

とにかく、かめはめ波を打つのに時間が掛かり過ぎww
戦闘シーンも合間が長すぎて…。
今のアニメの技術なら、50話程度にまとめ切れる内容なんじゃないかな?ww

アニメ界を支えてきた名作も、今のアニメと比べると見劣り感が否めない。
つまりは、今の日本のアニメの技術は実に素晴らしい!!
そして、内容・質ともに格段に上がってきているのだと実感します!!

ところで、291話を見切るのは半分拷問でしたよww

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

73.5 13 ライバルで熱いなアニメランキング13位
ロウきゅーぶ!SS (第2期)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (906)
5217人が棚に入れました
少女はスポコン!コーチはロリコン!?

悩み多き少女たちに翻弄されまくりなさわやかローリング・スポコメディ!

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

小学生の終わりと始まり

ロウきゅーぶの続編にあたるSS(セカンドシーズン)。
決して、小学生は最高だぜ!と誤解しないようにして頂きたい(苦笑)
血迷った名言が気になる方は1期視聴で確認して下さい。

下らない前置きはさておき、本作は1期視聴をしなくとも雰囲気は感じとれる作風になっている。
むしろ2期視聴からのファン層を獲得するシナリオ構成に仕上がっており、続編に期待する方には消化不良とも3期をほのめかす結末とも感じる。
それも前作とは異なり、あざとさを多用しロリキャラを愛でるシーンが多くあざと可愛さを魅せつける創りにしている。主人公の昴も相変わらず変態ロリコンコーチとして、親身に小学生5人を指導し励み共に成長していく。

しかし、今作はキャラ立ちした彼女達が活かされず、不整合なエピソードを繋ぎ合わストーリーとして一貫性がない。次回への引きとして脈絡が薄く、あざと可愛いさで媚を売り、時々バスケ演出を組み込みパート分けされたような構成になっている。エピソード内容として、お祭り、誕生日会、修学旅行、料理対決といったサービス回が目立ち、バスケに結びつける為に必要な日常シーンではない。
前作では、愛莉のメンタルを鍛える為に水泳練習をするという強引にでもバスケ向上が感じられたが、脚本の根本がぶれており、キャラ可愛いな~で終わり。何もバスケに反映されないエピソードになっていることから、ストーリーラインとして面白みに欠けてしまう。
さらに6,5話にあたる番外編の構成が番宣となっており、Aパートのみ「ともかのいちごサンデー」、Bパートについては1~6話までの総編集と呆れる始末。

その一方、彼女達の当て馬として描かれる小学5年生チームもネタ不足及び終盤を盛り上げる要員だが掘り下げが薄い。実質、雅美しか脚光を浴びておらず、ミミ、かげつ、竹中姉妹は附属としか感じられない。個々のエピソードを繋ぎ合わせた脚本で、バスケの楽しさ、悔しさも部分的にはあるが、メインの小学6年生がお膳立てするだけで中途半端になっている。6年生チームに至っては、あざと可愛さだけで、バスケ演出をされてもキャラ成長が無い為に楽しめず、5年生チームにバスケの楽しさ、チームの在り方を教える形となりキャラの魅力が半減している。

浮き沈みの無い展開となり、10話より宿敵校とのバスケ試合を迎える。彼女達がバスケを通じて得た経験、思い出を出し切る演出によって熱くさせるスーパープレイ合戦や互いを認め合う好敵手との駆け引きは見応え合って少し温かい気持ちにさせてくれた。
だが、シナリオ構成としてロリコン推しが際立っていた為にエピソードとして浮いてしまっているのが難点である。さらに11話作画は酷すぎる。特にヒナタ、智花の投身・表情の崩れが目立ち苦笑いしかない。

今期で終わるのか不明だが、最後の演出を見る限り智花と昴の見えない糸を手繰り寄せるバスケへの想いが表れていたと思う。中学生になろうと昴と彼女達の縁を結びつけるモノは、バスケしかない終わりになっていた。

ロリコンスポーツと銘打っているが、今作はロリコン+スポーツと一線を引いた展開が多く仲良し5人組の絆を深めるわけではなく、彼女達の意思を継承させる小学5年生をメインに捉えさせる作風になっている。それだけキャラのバランスを保つことが難しく、バスケエピソードの幅に融通が利かずスポ根を描ききれないと感じた。

キャラアニメとしたら楽しめる作品とは想うが前作よりパワーダウンは否めない。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 35
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

勉強も恋愛も大事、だけど今はみんなで真剣にミニバス頑張ってます!

原作未読 1期視聴済 全12話

ロウきゅーぶ!の2期です。関係性から1期から観る事をオススメします。

小学生バスケットボールチームのコーチを引き受けている高校生の長谷川 昴(はせがわ すばる)と選手である湊 智花(みなと ともか)、三沢 真帆(みさわ まほ)、永塚 紗季(ながつか さき)、袴田 ひなた(はかまだ ひなた)、香椎 愛莉(かしい あいり)5人の6年生チームの友情とそれぞれの成長を描いたものです。

今回は対抗心メラメラwの5年生チームとのやりとりがメインとなります。
智花たち6年生チームは1期で色々なことを乗り越えたので、今回は5年生相手にお姉さん的な要素が強かったですね。

1期と比べると萌え展開を押さえた印象なので(特に後半)、観やすかったですね~{netabare}(でも相変わらず定番のお風呂のシーンはありましたがw){/netabare}

ぷぷぷ~にはちょっとイラっとしましたw

終盤は試合がメインとなりますが、熱かったですね~描写も細かく描いていて見応えがありました。

試合後半、昴の声に力が入りましたね~ちょっとウルっときました。

最後は涙流さずにはいられませんでした。
素敵な最終話でしたね。

作画が苦手じゃなければ、一生懸命バスケをしている彼女たちを是非観てくださいね^^

OP 1期と同じく「頑張っているよー!」というイメージの曲です。元気になれます^^
ED この作品を象徴した下記の言葉を逆手にとった歌ですねw

最後に、「小学生は最高だぜ!」で締めくくりたいと思います^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 34

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「よし、それじゃあ向かいますか! 小学校という希望の大地へ!」By  長谷川昴

この作品の世界観

主人公の長谷川昴はスポーツ推選で七芝高校に入学しましたが、バスケ部の部長が顧問の娘といけない関係になってしまったので、バスケ部が一年間部活動停止になってしまいその暇な時間を小学生のバスケ部のコーチをする事になりました。

ストーリー

硯谷女学園との練習試合後、時は夏休み。慧心学園女子バスケットボール部のメンバーは夏休みであろうと強くなるために長谷川 昴のコーチを受けながらバスケットボールの練習をしていました。そんなある日、日課のように湊 智花が毎朝昴の家でバスケットボールの練習をしているとそこには謎の少女が練習に参加して来ました。その少女はミミ・バルゲリーと言う昴の親父の友人の娘でした。昴たちはミミとバスケットボールの練習をしました。彼女が慧心学園に転校する事も知らずに・・・

私の感想。

この作品が放送している時私はいつも心に決めていました。「この作品を見終わるまで死ねない」と。もし死んでしまいましたら、幽霊でもアンデッドにでもなってでもこの作品を見るつもりでした。それほど楽しみにしていました。

そして今作はキャラクターも結構増えていて展開も以前とは少々違う問題が起こっていましたが、ベースは前作と同じで「小学生は最高だ」です。実に最高な小学生が見られました。主に行動や発想が大人をは違い可愛いかったり、ロリ可愛かったり、ロリ可愛かったり、などなど、可愛いがかなり多いです。

基本的この作品を見ている時の私の顔は気持ち悪いと思います。ニヤニヤが止まらないという深刻な病気にかかっていました。いつもニヤニヤしないようにがんばって我慢しているのですが(でも大体ニヤニヤしてしまう。)、この作品ははじめからまったく我慢せず全力でニヤニヤしながら全力を注いでみていました。

ちなみに私がこの作品で一番好きなキャラクターは相変わらず篁 美星ですが、今期はかなり出番が少なかったため、現在二番目に好きな永塚 紗季がかなり高得点をゲットしています。彼女は小学生にしてはかなりおとなしいですし、しっかりとしていてチームをサポートしていく姿にかなり引かれていきました。あまり萌えのシーンは少なかったけれど、彼女がバスケットをする姿は非常に魅力的でした。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

基本的この作品はロリ&萌え目的な作品ですが、実際はかなり緊張感溢れるバスケットボールの試合や後輩思いの先輩のよさなど学生の良い所がかなりあふれ出ています。

オープニング

「Get goal!」
前作同様シリアス&萌えの入った最高の神曲です。最高でした。初めてこの作品のオープニングのもを聞きましたら前期のオープニングとあまり違いが無いと言う人がたくさんいると思うのですが気持ちは分かります。結構前作のオープニングと似ている曲です。けれどこのオープニングは前作のオープニングとは違いテンションとキーが高めになっていたり、一人一人が順番に歌う時間が長いなど工夫がほど変われていてもっと脳名侵食度が高くなっています。一度聞きましたら、多分一生忘れられない曲です。

動画はキャラクターが説明がかなり完璧に説明されています。キャラクターネタバレなんてまったく気にしないかの用に重要なキャラクターを説明しています。本当にそのキャラクターの一番かっこいいと思われるポーズを

エンディング

「Rolling! Rolling!」
いやーこのエンディングはあり意味反則だと思いました。いつもの慧心学園初等部女子バスケットボール部6年生チームの5人が歌うシリアス感がまったくない可愛いエンディングです。ですが、この曲の始まりと終わりに昴さんの名言が言われています。
「小学生は最高だぜ」と。
ああ~昴の声がそこだけ走馬灯のように流れていれば神曲になるのに・・

動画はエンディング後に流れる予告に使われるようなミニキャラクターの6年女バスメンバーと昴が前で走りながらバックでその回の写真を写していくようになっています。途中他のキャラクターがミニデザインで現れます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

80.3 14 ライバルで熱いなアニメランキング14位
3月のライオン(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (981)
4881人が棚に入れました
主人公は、東京の下町に1人で暮らす17歳の将棋のプロ棋士・桐山零。深い孤独を抱える彼が、あかり・ひなた・モモの川本3姉妹と過ごす時間や、さまざまな棋士との対戦を経て、失ったものを少しずつ取り戻していく様が描かれる。

声優・キャラクター
河西健吾、茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲、岡本信彦、井上麻里奈、細谷佳正、三木眞一郎、杉田智和、木村昴、千葉繁、大川透、櫻井孝宏

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

シャフトらしくないかも(主に作画が)。ちなみに良作です。

ヤングアニマル掲載マンガが原作で、まだ終わっていない作品のアニメ化。既刊分の原作単行本は全部持っています。

第1回目を視聴しましたが、けっこう原作の画の感じが残っていました。背景もシャフトらしくない柔らかい感じの原作に近いタッチの画で、どこが制作かなんて気にしてない原作ファンは安心したかもしれないです(笑)。

通して最終回まで観る予定なので、レビューはそのあとになる予定。あと、評価の星は暫定ですが良い意味で作画に裏切られたので、あえて5をつけておきました(笑)。

2017.4.25追記:
視聴を終わって更新しそびれていました。原作準拠で穏当なアニメ化でした。原作者の羽海野チカ先生も原作既読のファンも満足できたアニメ化だったのではないでしょうか。

「ぼっちスパイラル」に嵌る零くんを見ていると切なくなりますが、それ以上に川本家の人たちや林田先生の暖かさ、そして対局解説中なのに「桐山~!」と叫びだす二海堂くんの熱さなどが心地良い作品です。

二海堂くん開発「ニャー将棋」のネタは原作マンガにもあったのですが、歌まで作ってしまったのはさすがのNHKでした。最終話の最期に2017年10月からの2期目の放送もアナウンスされ、まずは順風満帆といったところ。

あー、写真加工した静止画での次回予告とかドラマ『傷だらけの天使』へのオマージュっぽいスミスの朝食シーンとかはシャフトっぽいです(笑)。
(でも、あれも一応原作にそれっぽいシーンはある…。)

2017.10.4追記:
原作最新巻(13巻)が出たのでさっそく読んだのですが、OP主題歌「ファイター」のメーキングというページがありました。そこに書いてあったのですが、あのOPアニメーションのコンテ切ったの羽海野先生ご本人だったんですね!

そして間もなく2期目が開始になります。楽しみです。

2017.11.5追記:
2期目が始まってだいぶん経っています。原作通りだと、2期目中盤はしばらく「高校生らしい」零くんが観られるはず。
(以後、レビュー更新は2期目の方でする予定。)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 70
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

少年棋士の心の葛藤と心の成長を描いた作品、作者と制作会社とTV局が一体となった良作

これほど原作が読みたくなった作品は久しぶりのような気がします。終わるまでまとうか、読んでしまおうか、葛藤中です。

シャフトっぽさを消しているようで、ところどころやっぱりシャフトだと思わせるような描写がチョコチョコ見られるのが良いです。特に場面転換で不要じゃね?と思わせるようなカットを入れてきて、それがまた綺麗だったり、インパクトがあったりとするところなんか、シャフトだなと感じてしまいます。ただ、「シャフ度」と言われる首の角度が抑え気味なのはやっぱり寂しいかも(?)

NHKが、しかも総合で流すのですから、力入れているのはよく分かります。まだ前半も途中ですが、引き込まれっぱなしになっています。主人公である零の歩んできた人生の重さ、その重さを少しずつ解放する三姉妹と二海堂との掛け合いの面白い事。

二海堂のモデルは将棋好きの人なら知らない人はいないくらい有名な村山聖なんでしょうね。となると、太っているのは病気のせいであり、あかりが「むっちり」で喜んでいるのはどう解釈したらよいか戸惑いました。このあと二海堂は病気が重くなっていく展開になるんだろうけど、つらいな…

三姉妹は本当にキャラがいい。声も完璧だし、流石としか言いようがありません。話の展開も良く、たぶん、最後まで面白く見ていくことができる作品だろうと思います。すでにお気に入りに入れてもいいように思っています。

【前半を終えて】
結局終わるまで待てず、原作を読んでしまいました…。面白い、何故にこれまでスルーしていたのだろうと思います。前半は零の置かれた状況を表現していた感じです。零が何故に将棋をしているのか、零がどうして三姉妹と関わりを持ったのか、二海堂と零のライバル関係、零と香子の関係等々をシャフト独特の表現でうまく繋いでいた感じです。
とあるコラムニストがシャフトっぽくないのが良いと書いていたのですが、どこを見ているのかと。零の気持ちを表現するときや香子とのシーンはシャフトそのものでしょう。シャフト特有のズルいイメージ(個人的な感想)ふんだんに盛り込んでます。原作のイメージがそのままシャフトっぽいですし、シャフトなら良いと言ったらしい作者の感覚がすばらしいと思います。
三姉妹は癒しそのもの。に対して香子の危うさと言ったら…。香子の声も良いです。老倉育を見て井上さんに決めたらしいのですが、本当にぴったり。

後半はもっと将棋に突っ込んでいくのではないかと思います。また、三姉妹の関わり、零を囲む周りの人々の動きなど、楽しみです。

【後半の中盤】
後半に入り、零の気持ちがどんどん重くなっていきました。そこを救うのが三姉妹であり、先生であり、二海堂であり、島田八段であり…とにかく零は人に恵まれました。回を追うごとにその事が分かります。
将棋に関する話も濃くなってきたのも後半の面白いところです。鍵となる島田八段は飄々としているのに、プロの厳しさを零に伝えてくれます。そしてとうとう出てきた宗谷名人。まさに怪物に相応しい佇まい。アニメになると、その事がいっそう強調された感じです。
零と香子の微妙な関係も相変わらず。が、三姉妹と香子の絡みとか、実は可愛らしい一面もあるところとか見れて良いです。
それから、今の季節に合わせたような進行具合も非常に良いです。これからラストに向けて零がどう成長していくのか楽しみです。

【一期終了】
零のちょっとずつだけど、成長していく感じが見てとれました。
「11年もボッチだったんだ」いう台詞の重みから解放されていく過程を描いたのが一期だったと思います。ゆえに、展開は重く、零の台詞もなにかぱっとしません。耐えられない人はそれでこのアニメはお仕舞です。
零は周りに恵まれました。それは零が成長するための起点になっていきます。二海堂であり、三姉妹であり、林田先生であり、島田八段であり、科学部の面々であり、そういった人々と交わることによって、重く押しかかっていた零の心が開かれて、次のステップへと進んでいきました。見直すと、中盤までの零とは明らかに違う人間になっているのがよくわかります。

この作者は人と人とのつながり、心の葛藤や解放へ向かうまでの描き方が上手だと思います。重くなり過ぎそうなときはわざとデフォルメさせたり、ちゃちゃを入れるような場面を入れてほぐします。これが嫌味に感じないところがまた良いのです。せっかくなので、ハチクロも見てみたのですが、作品は違っても、描き方は同じでした。
それと、ハチクロを見て思ったのが、シャフトで良かったということです。ハチクロも悪いわけではないのですが、ライオンを見た後だと何か足りません。零や香子みたいな人物が多く出演する、心の葛藤を中心とするような作品を作らせたらシャフトは上手です。ちょうど同じ時間帯にAT-Xではefを放送しており、ライオン始まるまでの10分間は視聴していましたが、シャフトの右に出るものはないなとさえ思いました。

二期が決定したので万歳です。二期は{netabare}宗谷とひなが大きくかかわってくる話になると思いますが、この話がどう描かれるのか{/netabare}楽しみでしょうがありません。

少年棋士の心の葛藤と心の成長を描いたこの作品、2クールゆっくりと描かれているので、ドラマ性を求めている人にお勧めです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 53

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

緩急が凄い!

原作未読。最終話まで視聴。

人とのコミュニケーションが苦手で、ちょっぴり根暗な少年が主人公の物語。

1クール目は、主人公が川本家の3姉妹との出会い・交流を通して『人の温もり』を知る物語。
2クール目は、主人公が将棋を通して知り合った頼もしい仲間やライバルとの物語。
ざっくりというとこんな感じかな?

1話冒頭から、主人公があまりにも暗いし、物語のスピード感は無いし『どうしたものか・・・』と思っていましたが、川本家を訪ねたあたりから急にハイテンション!
物語の緩急って本当に大事だなぁ、と改めて痛感させられた作品です。

ハイテンションな表現があるから主人公の心の闇の深さがより強調される。
上手い演出だと思います。

あと『しゃべるネコ』と『ニャン将棋』には心が和みます。

2クール目については、将棋に詳しい人ならもう少し楽しめたかも・・・って感じでした。
駒の動かし方を辛うじて知っている程度の知識では、プロ棋士の凄さが伝わらない。

あと、主人公は嫌がるかも知れないけど、二階堂は本当に良い奴だ。主人公は嫌がるかも知れないけど・・・。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 83

77.7 15 ライバルで熱いなアニメランキング15位
MAJOR 第1シリーズ-メジャー(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (691)
4626人が棚に入れました
主人公本田吾郎の夢は、おとさん・本田茂治のようなプロ野球選手になること。茂治は横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)の一軍半のピッチャーだったが、怪我に泣かされ思うような活躍が出来ず引退を考えていた。茂治を信じる吾郎のためチームメイト茂野の助言もあり打者に転向し、代打の切り札とまで言われるようになる。
そんな中、メジャーリーグの超大物ピッチャージョー・ギブソンが東京シャイアンズのピッチャーとして来日。茂治はギブソンの160km/hを見事バックスクリーンへと運ぶ。だが次の打席、デッドボール(158km/hの球)が茂治の頭を直撃した。
軽傷と思われ試合は続行されたが、翌朝、茂治は自宅で倒れ死亡する。ギブソンは、葬式の前に病院へ駆けつけ吾郎に会い、茂治を自分と対等の存在と認める。吾郎を保険金目的のため引き取ろうとする伯父夫婦に対し、茂治と婚約していた桃子は吾郎を引き取り育てることを決意する。

声優・キャラクター
くまいもとこ、子安武人、日髙のり子、野田順子、緒乃冬華、咲野俊介、落合弘治、笹本優子、釘宮理恵、笹島かほる、石井隆夫、木内レイコ、青山桐子、伊藤亜矢子、恒松あゆみ、飯島美春、遠藤久美子、はなわ
ネタバレ

nloveY さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

本田吾郎という人生

10点中4点(例 7点→☆3.5 8点→☆4)
2期以降は更に評価が落ちるのでレビューは1期のみにします。

①視聴のきっかけ@何週目?
・忘れました。アニメを視聴する習慣より前に観てたと思います。
・1話から最終話まで通してみたのは初めてです。

②どんなアニメ?
プロ野球選手を父に持つ本田吾郎の野球人としての人生を描いた作品。

③高評価ポイント
・第一シリーズのストーリーはひとりの人生として見応えがある。

④低評価ポイント
・主人公以外の描写が疎か。
・試合部分が単調で退屈。

⑤疑問点/改善点
・試合中喋りすぎ(心理描写で留めた方が良い)

⑥総評
本田吾郎という野球人のサクセスストーリーとして描かれているので問題解決や試合の進み方が強引だったりします。
本作について感じることは野球以外のストーリーが暗く設定されているのに対し野球部分があまりにもさわやかすぎることです。{netabare}怪我をしたり、挫折したりという小さな壁はありました。{/netabare}しかし、それでは大人の視聴者にはやや物足りない、変な表現になってしまいますが「吾郎くんのような野球人生を映えさせるには更なる必要悪が不可欠なのでは?」と思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
ネタバレ

かもかも さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おとさんはやっぱ凄いや、世界一だよね!

野球人としての夢を目指すというよりは
一人の人間としての幸せを追い求める

そう、これは彼の軌跡を描くヒューマンドラマです


主人公、茂野(本田)吾郎は正真正銘の野球馬鹿だけど

誰よりも挫折を経験し辛さを知っているから
人一倍努力し逆境を跳ね返そうとする

その彼の勇気と希望は私に多くのことを教えてくれました


原点である1シーズンは是非とも見て頂きたい
{netabare}
野球を始めるきっかけとなる父、茂治の存在

プロ野球選手であり吾郎にとってヒーローでもあった

彼は妻を亡くし、怪我で引退を余儀なくされ本当はつらかったはず

ただ息子の憧れであり続けるために決して弱みを見せようとせず、打者転向を目指し努力する

その姿から吾郎はたくさんのことを学び、たくさんの夢を貰います

だから父が他界しても嫌いになることはなかった野球

おとさんと過ごした幸せな時間

が生きる活力になっているんです {/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

satsuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

タイトルなし

非常に長いシリーズ作品です。
作品自体に安定感があり、1期を楽しく観れれば最後まで観れると思います。
私自身は、身構えずにゆったりとしたスタンスで観ました。

全部で6期ありますが、6期まででは原作の最後まで描ききっていません。
最後にOVAの1話を観る事をお勧めします。
これが原作の最後を描いたアニメになります。

第1シリーズ 保育園、リトルリーグ
第2シリーズ 中学、海堂学園高校
第3シリーズ 聖秀学院高校
第4シリーズ マイナーリーグ
第5シリーズ ワールド杯
第6シリーズ メジャーリーグ
OVA    その後

1期は、吾郎の野球人生を決定づける出来事が起こります。
ここからが始まりです。終盤に関わりを強くみせるジョーギブソンもここで出てきます。
物語の根底の話です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

68.0 16 ライバルで熱いなアニメランキング16位
ワルキューレ ロマンツェ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (692)
4201人が棚に入れました
原作:ワルキューレ ロマンツェ[少女騎士物語] 監督:山本裕介 シリーズ構成:ふでやすかずゆき、キャラクターデザイン:桂憲一郎、音楽:ランティス 山下誠一郎、清水愛、瑞沢渓、中村繪里子、田口宏子 橋本みゆき

声優・キャラクター
山下誠一郎、清水愛、瑞沢渓、中村繪里子、田口宏子、生天目仁美、柚木涼香、水橋かおり、今井麻美、千葉千恵巳、新井里美、内山夕実、米澤円、下屋則子、飯塚昭三
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

中世ヨーロッパ風の18禁 基本に忠実なラブコメです フェンシングっぽいですが乗馬して争います これがジョストです

同会社である「プリンセスラバー!」はプレイ済みです
アニメも見ました(アクションも楽しいですが、温泉回が良かったです。カイジありましたwwwww)

これの18禁見つけましたが8000円出さないと買えなかったwwwしかもいつの間にか少なくなってたwwww
2012年萌えゲーアワード金賞である「この大空に、翼をひろげて」を先に購入したため、かなり後になるか、買わないかもwww

ED数は4つ故「プリンセスラバー!」と同じ
最初の方を買いたいため、アフターストーリーは買いません
こっちの方が安いのは何故www

中の人でハートさん(龍造寺 茜)やシャマルさん(ベルティーユ・アルチュセール)がおったぜ。
後、大先生(希咲 美桜)も彼女がメインヒロインです
柊木 綾子はマミさんでした
ノエル・マーレス・アスコットは天海春香かよ!?
これ観るため、マシンドールは見ません

水野 貴弘(中の人は山下誠一郎:ルーキーのため今後期待)は著しく真面目だ。それでも一夏みたいに鈍感っぽそうwwwでも大怪我のせいでジョストができなくなった。だが{netabare}本当は期待を背負うのが怖かった。故に負けた時に襲われる恐怖に耐えられなかったのが大怪我のきっかけだった。Wikiで分かりました{/netabare}
背景がきれーな、18禁ってこれが凝ってるんだよね、それと水しぶきの演出も

1話~
{netabare}ベルティーユが希咲に決闘を!?
よしゃ、決闘の申し込みなら受けるしかないっしょwww
槍は重い重い3.5~10kgあるから。それを片手で持たないといけない

特訓の最中、サービスの嵐がwww
それはさておき、最初の戦を始めよう...

そうや、参加することに意義があるんや
流石、挑発・煽りに耐性がある主人公っていいね!
そうか、変わるためにロングからショートに断髪したのか
戦の結果は...これも見てください
もう最終回の下りでしたwww
まだジョストは始まったばかりだ...{/netabare}

4話~
{netabare}黒い騎士、貴女は天才だった
戦は終わったが、ジョストから離れられなくなった美桜、貴女は選ぶのか?騎士ってそう簡単にはなれないからな

確かに騎士科が普通科にジョストで負けることはレベルの低下だとは思うがそうとは限らない。それだけだ
おいおい、許可無しで決闘かよ、見つかったら大会の出場停止を意味する。止めろ!
貴弘が魅せる!⇒惚れたな...
同時に嫉妬も生まれる。それを乗り越えるために彼女はジョストを選んだ...これからだ、足掻いてくるがいい

普通科が大会に申し込むってことは嘗てなかったからなあ
皆でお茶会=まーた修羅www
ホントに避けられない運命ですwww
あっ茜だけ撃たれました。会長さんにwwww同時にテディベアにもwwwww>そっとしておこう...
勝つことが全てか?敗北も勝利以上に得られるものもあるけどな

ちょ、ストレッチで喘ぎwwwwww一瞬「う、美しい...ハッ!?」ってなるから止めwwwww
ホントこの世界ってお金持ちはすげえなって思う
同時に未練があるなら「人はどこでもやり直せられる」忘れるな

休日~~戦において休憩は必要です
でも貴弘の腹を労って貰いたい...ライフがカンストするwww
断れないんだよね...あんな攻め込み方されてもww{/netabare}

7話 まさかの神回wwwプリンセスラバーの風呂ネタを思い出せwwwww
{netabare}アフターだと攻略できる茜のターンです、雨宿りした矢先にスィーリア会長!?あ...これは倒れるな...だが堪える...
よく会長さん、全裸で立ってられるなあwwww階段が盾になってるけどwwwww
マズイな...タワーが建っちまうwwwww
あ、服飛んでった...都合上主人公の元に...
本気で探しに行きやがったwwwしまう能力無いのかwww
あ、今度は閉じ込め...
会長、親友のためなら行ってきな!UMAがいれば何でもできるから!
でもその親友がなあ...{/netabare}

8話 合宿~ 別荘が何気に安土城www
{netabare}晩飯が和食だったか。ここの世界観中世ヨーロッパのはずなのにギャップが生まれます
露天風呂のはずなのに、マーライオンがあったぞwwwこれが日本かぶれなのか?
ノエルの過去を明かしました。足が動かなくなった妹のためにジョストを続けているからな
風呂場ではあるが偶然にも入ってきた美桜に貴弘の過去も明かした。Wikiに描かれてある奴をな。それでもジョストをやればいいから。揺らぐ心だった
あ、神風...&全員来ちゃったぞ!?
見つかったら八つ裂きにされる...でもEscapeできたからよしb
あ...流れ星...それぞれの想いを誓う皆であった。
さあ、開幕戦だ!{/netabare}

9話 開幕戦、ベグライターからアサシンをやる貴弘
{netabare}ジョストの大会の前日に行うのか、ミスコンってやつをな
ノエルはアピールするけど貴弘ぜんっぜん見てねーし!!wwwwww見ろや!!wwwww

着ぐるみを着て探し物をしていたら...
ちょ、今度こそ見つかったら八つ裂きにされる...着ぐるみ着てるから盾にはなるけどwwwwwアサシンクリードやってんじゃねえよwwwこの世界で困ったらUMAが解決してくれる。それだけだ。
貴方はリサみたいに激辛料理を顔色一つ変えず食べられるか?
兄貴は辛いもん好きですが自分は好きでないです
それと辛党ってのは「酒好き」を意味しますので意味を間違えないように{/netabare}

10話 やっと開幕戦、今度こそ最初に散るのは?
{netabare}貴弘よ、お前は誰を選ぶ?さあ、本当の修羅を始めよう...
の前に馬のお産に付き合ってくるわwww
それでも最後、皆に助言する貴弘、それでいいんです

順当に勝ち進むヒロイン達
最初に当ったのはリサと茜
結果は...セオリーをたまには破壊することも大切だ{/netabare}

11話 中盤、次に散るのは?
{netabare}まだ会場に来ていない人もいるんだよね、来いよ...ノエルの親父さんよ...
ベルティーユさん...あの試合以降、その成り、気にいっちまったかwwwwwwwwだからはけwwwwww
尚ブロックは美桜と同じブロックだ、順当にいけば4強で当たる

次に当るのは会長と茜、軍配は?
腕を痛めてなかったら分からなかっただろうな、それだけ足掻けばいいんだ

そして美咲はまたしてもベルティーユさんと当る...
リベンジか?返り討ちか?
おいおい、まだ始まってもないのに感謝の嵐かよwwwwはよやれwwww

次はノエルとスィーリア会長が向かい合う...
あ、雨...
ノエルよ、後は意志をぶつけろ。そうすれば届く
まかさの反則を誘っただと!?ノエル、やっぱできるな
親父はやってきた「お前は誇りだ!」
両者一歩も譲らねえ、最後の槍を突く!
女神はどちらに?
ガルパンの如く切り方が上手でしたwwww{/netabare}

12話 ジョストの果て 他の道はPCで
{netabare}勝ったのは...自分の目で確かめな
そして一つの奇跡を垣間見る。それは起きるんじゃない、起こすもんなんだから
そして貴弘よ、学園に残りたくば選べ
誰のベグライターになるかを...

最後、あ、逃げた!www
これは販促も含まれていることも忘れないでください。{/netabare}

2014.10/13
お買い上げ~一作目を
カイルっちゅう男の三下がおった。オマケにイケメンwww
アニメではベルティーユさんだけだったのに
あえて入れなかったんだな
2015.10/12
1年越しとなりましたが終わりました。やっぱ他のゲームと同時進行はつらい
それと美桜のルートだけ結末が異なってました

投稿 : 2024/11/16
♥ : 34

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ジョストって何? 美味しいの? 

原作 アダルトゲーム 未プレイ

全12話

ジャンル:ジョストの学園ハーレムラブコメ


ジョストと言う 騎士の一騎打ちで、馬上槍試合の競技

主人公は、天才騎士と言われていたが、ある理由から騎士の道を諦めてべグライター(騎士の世話役で、パートナー)へ転向。

女性ばかりの学園なので、みんなからべグライターになって欲しいと迫られる設定です。


キャラデザは綺麗だし、皆 可愛いです。
最初見た印象は、雰囲気が「プリンセスラバー」に良く似てるな~って思ったら・・・
案の定 同じエロゲー会社 
開発元 Ricotta
キャラデザも 同じ 
こもりけい
でした ^^;

所々、パンチラ等のサービスカットありです。^^

感想としては
話の内容は、特別 惹かれるものはないですが、初めて聞く「ジョスト」という競技には、興味が持てました。

結局、主人公が誰のべグライターになるのか?
予想はついてたけど、最終話まで引っ張るのには、ちょっとイライラさせられました。
それに、決勝戦がダイジェストなのも残念。


キャラは、ありきたりだけど、いろんな子がいて良いですね

自分は、皆が憧れる スィーリア先輩が好感もてました。

いいキャラしてたのはベルティーユ 
高飛車だけど、面白いから憎めないです ^^



総評すると
自分は 可もなく不可もなく・・・普通でした。

ゲームをプレイした人には、思い入れとかがあって楽しめたんじゃないかな?
あとは、プリンセスラバーが好きだったらオススメ。

初見の人には あまりオススメできません 
時間があればどうぞ~的な「お茶」作品。



op:「UN-DELAYED」 歌 - 橋本みゆき

ED:「MoonRise Romance」 歌 - 麻生夏子


最後に一言

クララが立った! うわ~ん  ゜(゜´Д`゜) By ハイジ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 50

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

馬上槍試合ジョストを題材にしたスポ根アニメ

馬上槍試合ジョストを題材にしたスポ根アニメ。
原作がエロゲなので、エロエロの台詞やサービス回、ハーレム展開になるが、素人だった美桜が元天才騎士の貴弘のトレーニングで上達していくのは応援したくなる。
中盤のサービス回を無くして、団体戦のトゥルネイをやって、一騎討ちジョストという流れならば最高だったのになぁ〜であるし、最終話の決勝戦はここでOP曲を入れるか?!
緊迫感がなくなってしまい、なんでやねん!!
ちょいもったいない演出だった。
ちなみにヒロインではスィーリアがどストライク
(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

81.2 17 ライバルで熱いなアニメランキング17位
昭和元禄落語心中(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (904)
4161人が棚に入れました
昭和の落語界を舞台にした噺家の愛おしき素顔と業を描いた作品

師匠と交わした約束を 胸にしまって芸を磨き ついに与太郎、真打に。 射止めた名跡は三代目助六。 八雲師匠の為め、助六の血を継ぐ小夏の為め、 焦がれて手にしたはずなのに、 おのれの落語が揺るぎだす――。 八雲と小夏、二人の中の助六を変える為めの 与太郎の落語とは――!?

声優・キャラクター
関智一、石田彰、山寺宏一、小林ゆう、林原めぐみ、家中宏、牛山茂、山口勝平、加瀬康之、須藤翔、茶風林、遊佐浩二、林家しん平
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

芸道修行と愛憎トライアングル - BLコミック出身作家、畏(おそ)るべし -

「落語」「人情噺」「ホモ/BL(※因みにこれは誤情報です)」といったタグがついている本作を視聴する予定は、元々全くなかったのですが、2016年放送・上映アニメの個人的BEST10を作ろうとして、同年の本サイト作品ランキングを確認したところ、本作が第14位(2017/1/31時点)に入っており、かつ、総合 4.0 (物語も 4.0)という高い評価を取っていたので、これを見ないでBEST10を作るのは拙(まず)いだろう・・・と考え直して、さらっと流すつもりで視聴を始めました。

そうしたら、これが第1話(※実質2話分のスペシャル回)から退屈する暇なしの面白さで、ラスト手前(第12話)の山場+謎の回収もピッタリ決まり、最終第13話は投げっぱなしだった第1話ラストに確り話を繋げて、かつ今後の新展開をも期待させる上手い締めくくり方で、見終わった直後から「これはもう一回、最初から確り見直さなければ・・・」という思いに駆られて、そのまま2周目に突入してしまいました。

そうやって、

(1) 1周目は、全体シナリオの整合性が確り保たれている作品なのか?にとくに留意して完走し(=シナリオ・チェック型視聴)、
(2) 2周目は、今度はシナリオは頭に入っているので、それを踏まえて個々の登場キャラクターが、各々のシーンでどのような心の動きをしているのか?そして、そうした心情が果たして映像として過不足なく描き出されている作品なのか?を見極めることに留意して完走し(=感情描写チェック型視聴)、
(3) さらに念を入れての3周目は、OP/EDや、作品中に登場する小ネタ(落語の演目内容や登場キャラクターたちがふと口にする言葉など)に、何か隠された/見落としている含意がないか?等を慎重に見極めつつ、もう一度、シナリオ&感情描写の両方を総合的に確認していく気持ちで完走して(=総まとめ的視聴)、

・・・結局、見始める前は考えもしなかった3周完走となってしまいました。
こうした3周コンプは、2016年放送のTVアニメでは、『Re:ゼロから始める異世界生活』(※個人評価 ★★ 4.6)、『響け!ユーフォニアム2』(※個人評価 ★★ 4.8)に続いて3作品目で、本作に関しては、

①全体シナリオの整合性が確り取れており、
②個々の登場キャラクターの感情描写も的確で、
③なおかつ、OP/EDや個々の会話に秘められた謎解き・含意も楽しめる、

・・・三拍子揃った《優秀作》と認定して、個人評価を『Re:ゼロ』と同点の ★★ 4.6 とすることにしました。


◆作品内容

本作の原作者(雲田はるこ氏)はBLコミック作家として商業デビューした方とのことですが、本作自体は、決して《ホモ/BL作品》ではありません。

本作の内容を強(し)いて挙げるなら、
{netabare}
①同日に落語名人の師匠に弟子入りし、兄弟分として育った落語家の青年同士の、厳しい《芸道修行》と、
②師匠の妾(めかけ)として彼らに出会った年上女性と彼らとの間に生じる《恋情と執着》の進行過程、
③そして迎える《悲劇的な結末》、を描き切った《濃密トライアングル愛憎劇》
{/netabare}
・・・といったところでしょう。


◆制作スタッフ
{netabare}
原作コミック     雲田はるこ
監督         畠山守
シリーズ構成     熊谷純
キャラクターデザイン 細居美恵子
音楽         澁江夏奈
アニメーション制作  スタジオディーン{/netabare}


◆各作品タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============ 昭和元禄落語心中 (2016年1-3月) ============

- - - - - - 与太郎放浪篇 (昭和50年代) - - - - - -
{netabare}
第1話 ★★ 強次の出所、弟子入り、寄席(出来心、初天神)、失態、八雲師匠の長話 ※約48分(2話分){/netabare}

- - - - 八雲と助六篇 (昭和初期~30年代) - - - -
{netabare}
第2話 ★★ 坊(ぼん)と信さんの弟子入り、初高座(菊比古、初太郎)、二人の実力差
第3話 ☆ お千代との逢瀬、満州皇軍慰問と疎開、終戦、寄席の復活、師匠・信さん帰国、二つ目昇格、みよ吉登場 
第4話 ★ 信さん助六に改名、菊と助六の共同生活、菊とみよ吉の馴れ初め(踊り・小唄の稽古)
第5話 ★★ 助六・菊それぞれの嫉妬、菊とみよ吉の逢瀬、美鈴座(鹿芝居、女形(弁天小僧))
第6話 ★★ 何のための落語、菊の開眼(艶笑噺(えんしょうばなし)・廓噺(くるわばなし)・・・品川心中)
第7話 ★ 助六人気と増長・反感、師匠の巡業同行要請、菊・みよ吉の心のすれ違い
第8話 ★★ 上方巡業、鬼灯(ほおずき)市の宵(助六の懸想、菊・みよ吉破局)、落語の将来、先代助六、名跡の重み
第9話 ★★ 真打昇進披露、別れ話と恨み、助六破門、傷心同士の同棲・転落、助六の本心吐露
第10話 ★★ 入門志願(樋口少年)、師匠の過去話(初代助六との因縁)・葬儀、祖谷(いや)温泉(小夏との出遭い)
第11話 ★★ 助六との再会、芸の肥やし、助六の借金返済、子夏の髪切り・野ざらし
第12話 ★ 有楽亭二人会、助六の人情もの(芝浜)、みよ吉との再会、違え心中 ※脚本は良いが演出が残念×
第13話 ★ 小夏引き取り、八雲襲名・落語心中の断、因果、与太郎の真打昇進内定、三代目助六 ※後半は昭和末期~平成初期{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)8、★(良回)6、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★★ 4.6

OP 「薄ら氷心中」(第3-8話、10話、13話) ※第1話のみEDとして使用(背景は文字のみ)
ED 「かは、たれどき」(第2-9話、11話、13話)


※本作(アニメ第1期)は、原作マンガの第1巻~第5巻途中までの内容を収録。
※2017年1月より放送が始まっている続編(アニメ第2期)は、原作マンガの続き~最終第10巻までの内容を、おそらく幾分改変しつつ収録するものと考えます。


◆視聴メモ

{netabare}・昭和16年(1941年)の時点で、信さん・菊比古とも18歳(1923年頃の生まれ)、そして、みよ吉はその5歳年上なので23歳(1918年頃の生まれ)
・第9話で、みよ吉が、まもなく「赤線(※売春防止法施行以前に公娼認可のあった区画)」が廃止されるので置屋(※芸者を置いていた店)から出なくてはいけない、と言っているので、この時点で昭和32年(1957年)頃(→助六&菊比古34歳、みよ吉39歳)
・第10-11話で登場する小夏は、かなりの才覚があるにも関わらず未だ小学校に通っていない様子なので、この時点での彼女の年齢を6歳と仮定すると、昭和38年(1963年)頃(→助六&菊比古40歳、みよ吉45歳)
・第1話で、助六没後20周年特集の落語雑誌が出て来るので、この時点で昭和58年(1983年)頃(→八代目八雲師匠(=もと菊比古)60歳、小夏26歳、与太郎21歳くらいか?)
・第13話後半は、第1話からさらに10年近く経った後の話なので、平成5年(1993年)頃(→八代目八雲師匠70歳、小夏36歳、与太郎31歳くらいか?)
{/netabare}


◆本作のモチーフ考察 : 歌舞伎の《助六心中》の落語家バージョンを狙った?

落語家といえば、《滑稽噺(こっけいばなし)》を次から次へと繰り出して、ひたすら寄席の客を爆笑させる人、という楽しいイメージが強くて、たまにシンミリとする《人情噺》や、冷やっとする《怪談噺》を語りだすことがあっても、さほど深刻な内容にはならずに適当なところで切り上げてしまうもの、という先入観があって、本作についても、見始めたばかりの頃は、《落語》を題材にした作品ということで、幾らかシリアスな展開があるとしても一定の限度があるのだろう、とばかり思ってました。

ところが、第3話で初めて映像付きで流されるOP「薄ら氷心中(うすらひしんじゅう)」を見て、その曲調や歌詞の醸し出す雰囲気が、自分のそれまで持っていた本作のイメージと大きくズレていて、ことにその映像中の女性の描かれ方が、「心中」を示唆する歌詞とともに半端ない違和感を喚起して、本作の主要キャラクターの一人が、「助六」という落語よりは歌舞伎由来の名前であることと併せて、視聴を進めながら不穏な気持ちになってしまいました。

そして、物語に大きな動き({netabare}※助六が師匠から破門され、みよ吉は菊さんから捨てられてしまう{/netabare})があった第9話の真ん中ほどで、{netabare}失意のまま桜咲く河原を一人歩く助六に、同じく傷心のみよ吉が初めて自分から声をかけるシーン{/netabare}が来て・・・

{netabare}「ねえ、お花見は花川戸に限るわね。・・・・花川戸の助六さんね。」
「あたし、菊さんに振られちゃった。」
「何かあったの?話、聞いてあげる。」{/netabare}

ここにでてくる「花川戸(はなかわど)」は東京都台東区の浅草寺境内と隅田川の間に今もある地名で、とくに花川戸公園は桜のちょっとした名所になっているそうです。
だけど、ここで注目すべきは、{netabare}みよ吉が、わざわざ「花川戸の助六さん」と声をかけたこと{/netabare}で、引用が長くなりますが・・・

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◎助六(wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A9%E5%85%AD

『助六』(すけろく)は、歌舞伎の演目の一つの通称。
本外題は主役の助六を務める役者によって変わる。
江戸の古典歌舞伎を代表する演目のひとつ。
「粋」を具現化した洗練された江戸文化の極致として後々まで日本文化に決定的な影響を与えた。
歌舞伎宗家市川團十郎家のお家芸である歌舞伎十八番の一つで、その中でも特に上演回数が多く、また上演すれば必ず大入りになるという人気演目である。
(※以下、省略)

◎すけろく【助六】(旺文社古語辞典)

〔人名〕「助六劇」の主人公。
江戸中期、京都で男伊達(おとこだて)万屋(よろずや)助六と島原の遊女揚巻(あげまき)が心中した事件は、上方(かみがた)では「京介六心中」「助六心中紙子(かみこ)姿」など、歌舞伎(かぶき)・浄瑠璃(じょうるり)の「助六心中物」に仕立てられた。
これが江戸に移され「助六所縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」などの「助六劇」として定着した。
江戸では主人公は花川戸助六という侠客(きょうかく)(実は曾我五郎(そがごろう))とされ、江戸っ子の代表として理想化された。

◎すけろく-しんじゅう【助六心中】(精選版日本国語大辞典)

(1) 宝永年間(1704-11)初年に大阪であった万屋助六と島原の遊女揚巻との心中事件。
(2) (1)を脚色した浄瑠璃「紙子仕立両面鑑(かみこじたてりょうめんかがみ)」、歌舞伎脚本「助六心中紙子姿」、一中節(※浄瑠璃節の一流派)「万屋助六道行」などの通称。

----------------------------------------------------------------

・・・ここまで来て、ようやくOP「薄ら氷心中」のおどろおどろしい曲調・歌詞・映像に合点がいきました。
この後、{netabare}傷心の二人は同棲を始めて、もろともに転落していく{/netabare}のですが、その結末は既にここで暗示されていますね。

以上から、本作は《落語家》の世界を作品舞台としながらも、実際には、《落語》の「滑稽噺」「人情噺」「怪談噺」ではなく、《歌舞伎》の「心中もの」をモチーフとするストーリーを展開させている、という構成になっており、それによって、

(1) 表面上は、「滑稽さ」「人情噺っぽさ」を上手く醸し出しつつも、
(2) その基底部分に、どうにも逃れられない「悲劇性」を潜ませる。

という、両様の魅力を作品に与えることに成功しているように私には感じられました。


現在放送中の第2期にも大いに期待したいと思います。

※2018.8.22 第2期のレビュー投稿。
事前に期待していたほどの出来ではなかったけど、第1期の後日譚としてまずまず楽しめる内容でした(個人評価 ★ 4.1)。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 36
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

実写映画化してもヒットしそうな印象を受けた=シナリオとテーマ性に長けたリアル系のアニメ

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
落語をテーマにした、唯一無二の作品。

声優さんの力を感じる、名作。

アニメ史にキッチリ残すべき作品だと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、ド正面から「落語」に向き合ったアニメってのは珍しいですね。第1話で「出来心」という演目をまるっと見せてしまう(そして、それを楽しんで観られてしまう)驚き! 落語そのものの魅力に自信がある、もしくは伝えたいって気持ちが伝わります。

私は落語には疎いです。実際に落語を観たのも寄席に行ったのも付き合いで数回ってところです。好きな咄家さんもいません。素朴な疑問として、(初見ならまだしも)「ストーリーが分かっている話を何度も聞いて面白いのか?」というものがあります。

それを落語好きな友人に話を聞いてみると、「落語は音楽。歌だって、好きな歌手の好きな歌なら何度でも聞きたいって思うし、ファンなら、年月を重ねるごとの変化、その日の体調や気分によって微妙に変わる歌い(話し)っぷりを楽しめる。それから、同じ曲でも歌い手が変われば、カバー曲みたいで楽しめるよね。客との関係性(即興性)も、例えればジャズだよ」と言われました。

なるほどな~と思うました。私の大学時代の(文学部の)恩師の持論で、「ミステリーは基本的に古典になり得ない」というものがありました。それは、「ミステリーとは基本的にストーリーを楽しむもので、一度読んでオチが分かってしまえば再読しようと思えない。でも、ストーリーが分かっているのに何度も読みたくなる文章というのは確かにある。それは、表現の妙だったり言葉のリズムであったり、そこに日本語の美しさ、心地よさがある文章だからである。そういう作品こそ、再読にも再々読にも耐えられ、読解にも値し、古典になっていける作品である」というものがありました。

アニメでもそうですよね~。例えば私は、「とらドラ」とかストーリー分かっていても何度も観ちゃうけど、あれは「とらドラの空気感に浸りたい」ってのが大きいんですよね。耳に目に、心地いいんですよ。

落語の魅力ってのも、そういう類いのものなのでしょう。「昭和元禄落語心中」にも、そういう「落語の魅力」が詰まっていました。

また、ストーリー的にもそれぞれの登場人物が辛い過去を抱え、その傷を落語を通して乗り越えていこうともがく様子には感動を覚えました。七代目八雲の苦悩、血の繋がりを越えた師弟愛。そして、八代目八雲(菊比古)と助六との友情を越えた絆。月と太陽のような対照的な二人。菊比古が助六に、助六が菊比古に抱く、嫉妬やら憧れやらの混ざりあった複雑な感情。そして、女の怖さ、愛憎劇。偏愛。死。所々、落語の話を元ネタにしたようなストーリーも。(一期の)ラストはちゃんとコメディで占める。なんだか色んなものを詰め込んだのに、それを一本の筋としてまとめきった素晴らしい脚本。それ自体が落語のような物語でした。

最終話でいきなり与太郎が真打ちになってて、? って思ったけど、よくよく考えれば、「前座→二枚目→真打ち」の流れは菊比古編で描いているわけだから、あえてスパッと切ったのは英断ですね。そして与太郎を使い、助六が経験できなかった、真打ちになってからの苦しみや喜びを表現する、と。うん、無駄がない。

さらに、戦争という時代を描いた社会派の物語としても一見の価値あり。戦中戦後に、落語などの日本の伝統的な娯楽産業がどのように落ちぶれていったか、また、その中で落語を残そうともがく人々の様子。終戦後に初めて行われた寄席の緞帳が上がった時の、「何も無ぇ時代だからこそ、舌三寸の落語の腕の見せ所よ」という助六の台詞にはグッときた。昔、ある咄家さんが、「座布団一枚と扇子に着物があれば、どこででも落語は出来る」と言っていたのを思い出し、落語の強さを感じました。

う~ん、このアニメはやっぱり、タイトルで損している気がする。私も、「元禄」「心中」あたりにひっかかってて、視聴を避けてましたし。あ~、観て良かった♪

最後に、やはりこのアニメで光ったのは声優陣の凄さでした。いや、だって、落語になってるしね(汗)どれだけ練習したんでしょう? 凄いね、声優って。

2期決定らしいですね。1話最後に八雲が、「長い夜になりそうだ」と言っていたけど、(2~3話の過去編かと思っていたのに)ここまで長い夜になるとは思わなかった(笑) 2期前提ってことだったのでしょう。2期ではきっと、与太郎の成長が見られるのだろうし、楽しみです!!
{/netabare}

【余談 ~実写化した場合の配役案w~】
→以前書いた文章
多分、いつか実写化するはず。そして、この中の何人かは当たる気もする(笑)

→やっぱり実写化されましたね。実際の配役は、

八代目 有楽亭八雲(菊比古)…岡田将生。
有楽亭与太郎…竜星涼。
小夏…成海璃子。
みよ吉…大政絢。
有楽亭助六(初太郎)…山崎育三郎。
松田さん…篠井英介。

でした。アニメ放送当時に希望した、私の配役案と、どっちが良いですかね?(笑)

{netabare}
与太郎編の配役。 ( )内は第2希望

与太郎→生田斗真(小栗旬)
八雲→堺雅人(佐々木蔵之介)→白髪バージョンは無しの方向でw
小夏→二階堂ふみ(戸田恵梨香)
松田さん→近藤正臣(中原丈雄)
ヤクザ兄貴→やべきょうすけ(千原ジュニアw 落語大好きだし)
ゲスト出演→春風亭昇太(か、林家たい平。笑点メンバーのガチな落語を観たい人は多いはず。落語界にもメリットはある)


菊比古編の配役(妄想)

菊比古→二宮和也(窪田正孝)
初太郎→桐谷健太(山田孝之)
七代目八雲→立川談春(風間杜夫)
みよ吉→菜々緒(仲間由紀恵)

こんな感じでどうでしょう(笑) 全体的に(原作に比べて)年齢層高めになっちゃったのと、与太郎と小夏、菊比子とみよ吉の年齢が逆転しちゃったのが難点ですが、イメージ重視の配役です(だって、10代の演技力無いジャニタレには落語は無理そうだし、そうなると、相対的にアラフォー女優さんになるけど、それで若い人を呼べるか疑問にも思うから)。

さて、レビュータイトルの件ですが、素直にそう思いました。このアニメ、とても良いアニメで久々に(このすば以来の評価5で)夢中になれましたが、このリアリティある作風に重厚なストーリー。冷静に考えればあえてアニメである必要はないとも思いました。むしろ、実写向きでは?

与太郎は、ジャニーズでもイケメン若手俳優でもいけそうだし、小夏も、若手の人気女優(清純派女優の新たな一面を見せるとか)いけそうだし、(8代目)八雲に関しては、堺雅人さんにしか思えない(笑) あとは、リアルガチな大物咄家さんをゲスト出演させれば、話題は作れる。最近は落語ブームで、若い女性も観に行くらしいですし、中年以降の落語ファンにもウケそう。イメージは「ちはやふる(劇場版)」。

ストーリー(八雲と助六の過去編)を短縮(か省略)させて、(おそらく2期で描かれる)与太郎の成長にしぼれば映画の尺でもいけそう! そしてヒットしたら、八雲&助六の過去編をスピンオフで劇場公開(笑) もしくは、先に八雲&助六の過去編を公開。続いて後編として与太郎編を公開(アニメ通りの構成)。うまくいけば、落語ブームという社会現象を起こせるかもよw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 61

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

流行に阿らない作品?(NHKで実写ドラマ化、10/12より放送)

同タイトルの漫画が原作らしい。(原作未読)
このレビューは1期目のもので、2期目の制作が決まっているらしい。

本作の登場人物には落語を演じるシーンが必要な人がいるわけだが、それらのキャストのオーディションでの当落基準に「落語を演じられること」というのがあったらしい。

その真偽は確認していないが、それが信じられるくらいにキャストは落語を熱演している。

そして本作品の登場人物のの人間臭さと、噺の中の登場人物の人間臭さとが重ねあわされるようなストーリーにはなかなか重厚感があると思う。

キャラクターデザインはおそらく原作を踏襲しているのだと思うが、いわゆる「アニメ絵」風ではない。だがそれは「キャラクターデザインの問題」であって、作画が悪いということではなくむしろ良い。

演出や美術なども近年の作品にはあまりない感じであまり似ている作品は思い浮かばない。(もしかしたら『御先祖様万々歳!』とかは少し似ているかも? でもあれはもっと「舞台劇風」な画面だしなあ…。)

いかにも老舗のスタジオディーンが制作しているっぽい作品である。

とにかく作品全体から「世の中に愛される『落語』であって欲しい」という願い、危機感みたいなものが随所に感じられることと「落語は人生そのものだ」みたいな娯楽としての落語の意味みたいなものがにじみ出ている。

すごく面白かったが、これがアニメ作品として売れるかどうかは良くわからない。売れたら良いね…。

2018.10.6追記:
10/12よりNHK ドラマ10枠で連続ドラマとして放送されるそうです。さて、どうなることか…?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 70

74.1 18 ライバルで熱いなアニメランキング18位
NARUTO ナルト 疾風伝(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (775)
4132人が棚に入れました
少し大人になったナルトや木ノ葉の仲間たちと、S級犯罪者たちによる謎の組織「暁」の激闘を描く。

声優・キャラクター
竹内順子、中村千絵、井上和彦、落合るみ、鳥海浩輔、川田紳司、水樹奈々、小杉十郎太、森久保祥太郎、柚木涼香、伊藤健太郎、江原正士、増川洋一、遠近孝一、勝生真沙子、根本圭子、飛田展男、本田貴子、佐々木望、関俊彦、大谷育江、下屋則子、重松朋、大塚芳忠、石田彰、朴璐美、加瀬康之、中田譲治、渡辺英雄、川本克彦、青山穣、くじら、神奈延年、杉山紀彰、石川英郎、内田直哉

tinzei さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アニメオリジナル多すぎ

面白くないわけがない

ただ全500話の内100話くらいアニメオリジナルでできているのがムカつく、まあ原作に追いついちゃうからしょうがないんだろうけど、それにしても面白くないストーリーばっか、BLEACHの時もそうだったけど長いことつまんないアニメオリジナルを続けると皆アニメの方を見なくなるからやめて欲しい。

後、最後の方になるとアニメ本編と劇場版の時間軸のズレが半端ない、まだ原作既読者が多いからよかったものの、アニメだけ見てた人間は明らかに置いてけぼりだった。

でも曲は名曲多いし、声優は一流だし、キャラは立ってるし、原作内容は批判するところないし、さすがジャンプの中のジャンプアニメ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

るい  さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本編が再開しました!

ようやくオリジナルの内容が終わりました。
原作に追いつかない為の対策とは思いますが、長い。

ジャンプ系の長期の作品です。
幼少期までが『NARUTO』,青年期から『NARUTO疾風伝』とアニメのタイトルを変更し現在放送しています。
重要な局面でのバトルシーンの作画にはかなりの気合いを感じます。
アニメと原作を見比べるのも楽しみの一つです^^

ナルトの主題歌の映像は遊んでいる所もあり,ある意味見所です。
ペイン戦の時のエンディングが自転車という歌で、見事に雰囲気ぶち(ryでした笑。ブルーバードやうたかた花火といった真面目な感じの映像で作っている主題歌もあります。

時々BGMがでか過ぎてセリフが聞こえにくいのが難点。
少年編という物もやっていますので、これから見る方はそちらで追いかけるのも有りかと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ジャンプを代表する少年漫画の王道長編作のひとつ

「疾風伝」だけでも放送開始から丸5年間が経っていて現在も続いているし
原作もずっと連載中という長編で、しかも王道な少年漫画&アニメ作品。

友情、仲間、希望、そして打ち勝つ。
『ワンピース』と並ぶほど、内容は言わずもがなな有名作。

舞台となるのは日本をベースにした架空世界。
忍者の世界ではあるが、時代考証とか史実とかは関係なく、
科学技術は発達してる一方で文明的には昔風な不思議で独特な世界観。
子どもの頃から忍者モノが好きだった自分には入りやすいはずだったが
中途半端に大人になってから観てしまうと、素直に夢中になれない部分があって
数ヶ月前までは、まったく観ていなかった。
今も毎回欠かさず観るという感じではないのが、正直なところではある。

でも、笑いあり涙あり、熱いものがこみ上げる回の時もあって
そんな時は観て良かったと思えるし、個人的には音楽の使い方に注目していたり。
毎回のOP、EDに起用される曲は昔のアニソンとは違った趣向のようで、
まだメジャーになっていないようなロックバンドを起用したりもする。
そのあたりは好き嫌いが分かれるかもしれないけれど
実際ここからヒットした曲も多いし、スタッフの力もかなり入ってるなと思う。

途中から観ると、登場人物やその関係、世界観を
すぐには理解しづらいかもしれないけれど、
何歩か足を踏み入れてしまえればけっこう楽しく、
小難しいことを考えたあとに観るとホッとさせられたりするので
僕の場合は録りためておいて数話ずつ時々観るようにしている。

最終回がいつになるかはわからないけれど、もしもその日がやってきて
まだ僕がこの場所にいたら、ちゃんと感想書き直します。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

72.5 19 ライバルで熱いなアニメランキング19位
弱虫ペダル GRANDE ROAD(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (692)
3918人が棚に入れました
インターハイ2日目もゴールまで残り4㎞。先頭を走るのは、箱根学園と京都伏見、そして坂道の活躍によりチーム全員が合流を果たした総北高校。3校の先頭争いが繰り広げられる中、追い込まれた御堂筋は〝フェイズ49〟を発動。箱根学園のアシスト、荒北に迫る!激動のロードレース後半戦、優勝を賭けた戦いが遂に始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、岸尾だいすけ、松岡禎丞、諏訪部順一、諏訪彩花、宮田幸季、前野智昭、代永翼、柿原徹也、日野聡、吉野裕行、阿部敦、遊佐浩二、野島裕史、関智一

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

届ける―みんなのジャージ―を1番にε”ε”ε”(;ノ>Д<)ノ

原作未読 【アニメ弱虫ペダル―第2期―】全24話 (※第1期 全38話※)

待ちに待った…
あの熱い自転車ロードレースの戦いが、帰ってきた!!!
インターハイ2日目もゴールまで残りわずか…
3日間に渡って繰り広げられる激動のインターハイロードレースも
いよいよ後半戦に突入!!! 
各校優勝を懸けた熱い戦いの軌跡が―今、ここに刻まれる!!!


◆はじめに◆
当然のことながら1期からの視聴を強く、強く推奨致します(人д`*)

そして私、1期レビュも_((Ф(・ω・`)書いております
本シリーズ、未視聴の方、興味のある方はそちらも併せて読んで頂くことで
この「弱虫ペダル」の魅力を少しでも感じて頂ければコレ幸いと思います(。・ω・。)

個人的にですが本シリーズかなりオススメしています(◍>౪<◍)ノ"

日頃より「萌え」探しの旅に出ている私ですが
本シリーズでは正しく「萌え」ならぬ「燃え」な展開に激しく夢中になりました♪

1期+2期 あわせると全62話と、とても長丁場でとても気軽には手を出せない
印象を持たれている方もいらっしゃると思います

しかしこれが見出すと止まらない内容で、とにかく続きが気になり
全部観終わってみると…

え|ºдº)?5クール? ((((;゚;Д;゚;))))アワアワワワワワワワ

そ、そんなにやってたの?…ですね。。Σ(゚艸゚〃)アラビックリw

いや大げさに言ってる訳ではありません(*゚∀゚)*。_。)
全くもってそんな長さを感じさせない
それだけ、ただただ夢中にこの5クールをあっという間に
駆け抜けていった― そんな印象を強く感じました♪

まずは気軽に、とりあえず試しにどんなモノか観てみるかな(*´∀`)っピッ
と、あまり構えず気軽にご視聴頂ければと思います!!


◆本作(2期 GRANDE ROAD)の紹介・感想をヌメヌメと◆

それでは本作2期の感想、思いの丈を
ネタバレをギリギリかわしつつここに書しるしたいと思います(*`・ω・)ゞ

まずやはり最初に述べたいのが、1期さながら
強力なインパクト、ドラマのある魅力的な"キャラ"たちの存在です!!

今回主に主力級のキャラは

主人公チーム みんなで繋ぐチーム精神が強み         総北高校×❻人
昨年覇者常勝チーム 個々の能力、メンタル、チームワーク◎ 箱根学園×❻人
型破りな独裁チーム 1人最強キャラ(+1)要する        京都伏見×➋人 
本作のダークホース的チーム                    広島呉南×❶人  

                         かな…かなぁ((Ф(・ω・`)

他、主人公のお母さん、委員長ちゃん、マネージャーとそのお兄さん、
総北2年生他、等の脇役的キャラも魅力的で名演が光る!!

なんと言ってもキャラそれぞれの、
このインハイに懸ける想い、仲間への信頼や友情、絆が
観ているコチラにヒシヒシと伝わってきて胸の内が熱くなる!!!

ロードレースという自転車競技の試合展開そのものも
ストーリーを楽しむ上で大きな要素ですが…
その競技にいそしむ、キャラ一人一人にドラマがあり、
それぞれがその想いを"これでもか"と言わんばかりに
ぶつける、懸ける、胸熱感動ドラマにただただ涙゚(゚´Д`゚)゚


しかしながら本シリーズ通して、
よくマイナス点として指摘されがちなのが
"各キャラの回想の多さ" がストーリーのテンポを悪くしてしまう
との意見を私も目にした事がありますが…

私が思うに、感じるに…、正にこの回想こそが本シリーズの―"核"―

キャラそれぞれが、なぜにこーまでにこの戦いにこだわるのか―!?
そこに至るにはどーいった背景があり、どんな過程を踏んできたのか―!?

その部分が回想により "色濃く描かれる" 事により
その選手のレースでの活躍、奮闘の様
それに伴う結果、喜びの姿や散る姿…に観ているコチラが
とてつもなく感情移入するのであります *゚Д゚)ウ、オォォ...スゲェー


と言いつつもさすがに私も
本作始まってすぐ、2日目ゴールまで残り ―50m!!―
さー2日目決着!! どーなるコレ━(゚∀゚)━!

のシーンでの〇〇〇クンの回想シーンが入った時にはщ(゚д゚щ)ココデカァ--!?!?
と思いましたが…w しかしコレも大変良いお話しで゚(゚´Д`゚)゚イイッ

このおあずけ感もすっかりクセになりましたね(ノ∀`*)w

とにもかくにもこの”回想シーンの数々”をどれ程、”よしッ!!” と思えるか?
が本シリーズを楽しむ上で一つ、観る側のベクトルとなりそうです!!


長くなってますが…
最後にお気に入りのキャラへの想いを書かせて下さい(人Д`*)

それは総北高校 クライマー
ピークスパイダーこと『巻島祐介』巻島先輩です!!

1期はじめの印象は…口癖は「~しょ♪」
しょっしょっ言い過ぎw なんかチャラい人(。・ω・。)?
ん~…見た目もちょっと受け付けない感じかなぁ~|ºдº;)…

て思って観てました…
他人に気を遣ったり、会話したり、とにかく苦手な先輩…

ですが!!!
そんな彼が、彼だからこそ!! 同じクライマーでチームメイトで後輩の
主人公の『坂道』くんへ人一倍強い期待と深い信頼を持っていて…

そしてこの一見クールな雰囲気の彼のイメージからは程遠い
熱い想い、熱い名台詞、熱い名シーンの数々…

グギュウ゚(゚´Д`゚)゚泣く…これ泣いちゃうヨ…゚(゚´Д`゚)゚

涙が止まらないっしょ~━゚(゚´Д`゚)゚━!!! 
巻ちゃん巻ちゃん巻ちゃん巻ちゃん~ ♪w


そんな訳で、
男女問わず楽しめる作品と思いますので
この熱いスポコン感動ドラマの軌跡をぜひ一度ご覧頂きたく思いますヽ(*´∀`)ノ

最後に、本シリーズ劇中歌
「ラブヒメ -恋のヒメヒメぺったんこ-」 もうコレ歌うしかないっしょ♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 43
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

これはある意味 箱根学園自転車競技部の物語

すごく感動しました。
この物語の主人公は、総北高校自転車競技部の小野田坂道のはずです。
ですが、この物語の半分以上は、他校の生徒が主に活躍します。

特に、箱根学園自転車競技部の面々、
福富 寿一、荒北 靖友、新開 隼人、東堂 尽八、泉田 塔一郎、真波 山岳
彼らは、それぞれの個性が眩しいほどに輝いています。

彼らには、それぞれの過去があり、それぞれの信念があります。
そして、誰一人として、決して自分の信念を曲げません。
頑固と言えば頑固ですが、それが実に素晴らしい。

特に私が最も好きなのは、箱根学園の荒北 靖友です。
どこから見ても乱暴者にしか見えない彼は、狂犬のように他校の生徒から恐れられています。
それは予想通りですが、彼は決して努力を怠りません。人の2倍練習します。
そして、チームのために自分を犠牲にして懸命に走行します。
彼は悪く言えば単純ですが、よく言えば純粋です。
純粋な人は嘘をつきません。決して人を裏切りません。

そんな個性の塊の箱根学園自転車競技部の男たちが活躍するので、
いつの間にか私は、主人公ではなく、箱根学園自転車競技部の男たちを応援していました。


また、京都伏見工高の御堂筋 翔も強烈な個性でした。
そして彼の過去のエピソードを知ったとき、彼の心がようやく理解できました。
(小さかったころの御堂筋は、可愛かったし素直だった。)


こんなに主人公以外が活躍するアニメは久しぶりに見ました。
まだ見ていない方は、是非見てください。
きっとあなたが好きになる登場人物がいますよ(^_^)

最後に、こんなに感動する物語ですが、私には一つだけ不満がありました。
{netabare}
小さい頃に母親を亡くし、そのときの心の痛みを知っている御堂筋が、競技中に今泉に「母親が事故にあった」なんて嘘をつくはずがないと思います。
これは明らかに原作者の考慮不足だと思いました。
{/netabare}
この部分を編集しなおしていただければ、私は更にこのアニメが好きになると思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

想いを繋ぐ

一期に続き、休みの日に録画ストックの分を全力一気観しました。
命懸けの熱いバトルが光るインターハイから目が離せなくて、
キャラの掘り下げや回想シーンに親近感が増し、共感しました。

観ていて面白いけれど、視聴中本当にドキドキして交感神経が優位になるので
すごく面白いのと同時に疲れます・・。
レース中にいきなり回想シーンや別キャラの話が長く入ってくるので
話に集中してたのが、突然何の話だっけ?と混乱することもありましたが、
この回想シーンがないとただの中継で面白みに欠けるので、制作スタッフも魅せ方を悩んだんだろうなって思いました。

キャラクターも個性が強くて、自然とお友達な人、筋肉に名前をつけて話しかける人、レース中突然ジャージを脱いで半裸になる人、雰囲気イケメンなのに本気で走ると顔が違う人(いろんな意味で)
動きが爬虫類っぽくて動くと粘着質系SEが「ヌチャァァァ・・」「グショァァァ」ってなったり、弱虫ペダル どころか 妖怪ペダル回し状態の人。
なんか、全員独特で体型や顔も一人一人違っていて、誰が誰だかわかりやすかったです。キャラの個性やストーリー性の強いアニメって本当に好きです。

感想{netabare}
御堂筋くんの突然の回想シーンはびっくりした。
どうしてあんな感じの性格になってしまったのか気になっていたけれども
あんなの見せられたらもう憎めないじゃない・・と思った。

お気に入りキャラは、箱根学園の荒北くんと京都伏見の石垣くん。
荒北くんは目つき悪いし、最初「この人超こわい・・」だった。
狼っぽくて今にも噛み付きそうな感じが、福富さんの前ではなんだか犬っぽくてギャップ萌えというか可愛い
石垣くんは初登場時からルックスが好みで、良識的で温厚な性格なのにレースで御堂筋を牽引する苦労人。御堂筋としっかり向き合おうとする姿勢なのが格好良い!
彼のエピソードはもっと観たかった・・石垣くんのいる京伏はもっと応援したかった!

このインターハイ戦で今泉くんや小野田くんが異様に成長を遂げたので今後が楽しみ。{/netabare}

以前、出掛け先で弱虫ペダルの原画展がやっていましたが
その時がまだ視聴していなくて知らなかったので行けなかったことを悔やむほどにハマりました。
3期が楽しみです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 44

76.9 20 ライバルで熱いなアニメランキング20位
食戟のソーマ 弐の皿(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (660)
3855人が棚に入れました
実家の下町の定食屋「ゆきひら」を手伝う日々を送っていた幸平創真は、中学校卒業と同時に、ある料理学校への編入を父・城一郎に薦められる。それは日本屈指の料理学校「遠月茶寮料理學園」……卒業到達率10%以下の超エリート校だった。厳しい試験、脱落者続出の地獄の宿泊研修、退学を賭けた食戟。さまざまな試練を乗り越え、料理の腕を磨いていく創真。同じ志を持つ仲間や、同世代の実力者たちと出会い、一人の人間としても確実に成長を続けていた。――そして迎えた秋。一年生の中でも選ばれた者しか出場を許されない遠月伝統「秋の選抜」、その出場切符を創真は手にする。「秋の選抜」予選のお題は“カレー料理"優勝候補でスパイスの使い手、葉山アキラの作るカレーにスパイスの奥深さを知った創真は葉山の宣戦布告を受けて立つべく、スパイスと格闘。予選当日の朝まで試行錯誤して調理に臨み、葉山と同じ“香りの爆弾"という発想に行き着いたが、結果は葉山94点、創真93点と僅差で葉山が一位に。葉山に敗れはしたものの、見事に本選出場を決めた創真。悔しさを滲ませながらも、さらに強くなることを心に誓い、かくして迎える「秋の選抜」本選。トーナメントに肩を並べたのは、創真、恵、タクミ、緋沙子、アリス、黒木場、葉山、美作、の8名。次なる創真の相手は……!? そして、てっぺんを取るのは……!?

声優・キャラクター
松岡禎丞、種田梨沙、高橋未奈美、諏訪部順一、岡本信彦、花江夏樹、大西沙織、赤﨑千夏、安元洋貴

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

凄く端折ってる感はあるけれども、大変楽しく毎回視聴しました・・っ

一期に続き楽しく観ました。
前回中途半端な所で終わったので続き気になっていたので2期が放送してくれて個人的にとても嬉しかった・・っ!

原作が管理栄養士であり料理研究家の森崎友紀さんが協力してるだけあって、調理用語や道具、調理法も大変詳しく描写してくれてるので違和感なく素晴らしい。


<秋の選抜 美作昴編> (包丁への愛を語る)
道具、特に包丁は調理師の命なので美作昴がかなり卑劣だけれど、
情報と技術を一目見るだけで自分のものにできるって相当凄まじい才能の塊だと思う

料理人で大事なのは先生や総料理長や自分より上のプロの技術を盗むこと。
そして、自分のものにしてレシピに手を加えたりアレンジしたり、新しいものを作り出すこと。
それが自然とできるってやっぱ凄いし、怖い。

私も包丁マニアでして、出先やら、友達と出かけた時に
調理道具や包丁売り場があると自分の世界に入って魅入ってしまう事が有り
「そんなキラキラした目で見て・・まさかそれで人をヤるのか・・(震え声)」と言われたことがありましたが、純粋に道具が好きなのです。

包丁も種類があり、用途によって使用するものも違う。
鋼の包丁だと切れ味が良いけれども重いし、すぐ錆びるから毎回砥石で研いだり磨くのが必要。
今流行りのセラミック包丁だと、洗うのも楽だし研いだり手間を掛けなくても切れ味が持続する。
だけど、一度鋼を使うと最高の切れ味と使うたびに馴染むからもう手放せない・・
(と、言いながらも学校で使ってた包丁ケースの何本かがめんどくさがり屋の性格のせいで1年使わなかったら錆びてしまった その内研ごうっと)
そんな私も最近じゃペティと出刃くらいしか使わないです・・(こっそり)

包丁の種類も日本料理は使う種類がめちゃ多かったり、中華包丁がやたら大きくて凍った冷凍物もスパーンと切れたり超便利。

包丁によって砥石での研ぎ方も変わり、中華やフレンチは角度付けて研ぐことが多いから失敗したことが多くすごく苦手でした。
柳刃や菜切り包丁など日本料理の包丁は研ぎやすくて切れ味最高になりました。
そんな中実習中に日本料理の先生に「トマト切りにくそうだな。貸してみろ」と言われ先生に貸したら「なにこれ・・切れ味最高じゃないか・・切れないのは本人の技術の問題だな・・」とさりげなく言われたくらいそんな私も包丁使いは下手っぴなのです。
鯵を三枚に卸しながら危うく自分の指をスライスしそうになったこともありました←えっ

そんな不器用な私さえカバーしてくれる包丁が大好きで宝物。
(なんて、言ったら危ない人に見える・・?(笑))

<スタジエール>
今まで学校ではスタージュ(研修)と言ってたので、スタジエール(研修生)と言うと新鮮・・
ブレゼ、パッセ、デグラッセなど、フランス料理の現場の専門用語沢山でした。
実際現場でフランス語のルセット(レシピ)で書かれたり、材料もフランス語、調理過程の説明文もフランス語となるのでしっかり描写してくれたのが凄いとと思います(やっぱ、現場のプロが協賛&協力してるとさすがだなぁ)
話数とクールの関係でだいぶ原作端折ったんだろうな・・短い話数でまとめたんだろうなぁというのは思いましたが、とても個人的に満足です。
是非3期も続けて観たいですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 31

となぷ~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

美味くて服がはだけるアニメ2期

全13話。

あらすじはあにこれ参照。
実際に営業している料理店へ出て現場で修行をするという実習を
終えて終了。色々な料理の知識を得て、これからそれを昇華させて
いくぞ!というところでの終了です。

スッキリした終わりでしたので、これから先の続きはないような気がします。
相変わらず料理が美味くて服がはだけます。老若男女関わらずはだけます。
ガチムチの全裸も出てきます。相変わらずです。(局部は見えない)

主人公の性格がいいので好感が持てます。
楽しく見させてもらいました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今期も十分に楽しめました♪

12~最終話{netabare}
四宮シェフのもとでのスタジエール。1期での四宮シェフの印象から
すると、かつての厳しさの中に優しさが加わってて、田所との料理対
決以降に成長したことが伺えました。ソーマも四宮シェフのもとで
フランス料理を学び、一回り以上成長したことがこの2話で分かり
ます。なんだかんだ言って、四宮シェフとソーマはお互いの力量を
認め合っていることが窺えて、とても良い気分で最終話を終えるこ
とができました。ソーマの考えた料理も、ちょっと改良して『生意
気小僧風』とメニューに記してあった点も四宮シェフの人柄を感じ
させる演出で良かった。参の皿も期待したいですね!!{/netabare}登場人物が
かなり多いので、他の人たちの様子も気になりましたが描ききれな
いで終わってしまったのが残念でした。でも楽しめました!!
11話{netabare}
新戸とソーマのスタジエールが中心だったが、新戸の殻をソーマが
壊してあげて、前向きに再出発させてあげるというのが主たるスト
ーリーで、なかなかいい話でした。恵はえりなと組んでスタジエー
ルだったが、こちらも恵なりの考察で地味ながら活躍していました。
スタジエールの帰りに、えりなとの車中の会話は楽しかった。恵の
心のつぶやきがウケましたw 次回のスタジエールはどのような内
容なのか楽しみです♪{/netabare}
9・10話{netabare}
3人の熾烈な争いは葉山の勝利だったが、拮抗した試合の中でソーマ
は新たなる境地を目指す。負けてからどう進化して行くのか、これ
からのソーマの成長に期待しつつ、新展開かな?{/netabare}
8話{netabare}
サンマの目利きでは黒木場と葉山に勝てそうにないソウマが考えた
サンマの熟成方法は・・・?次週が楽しみです。{/netabare}
7話{netabare}
黒木場と葉山の勝負は互角で引き分けとは・・・勢いでは黒木場かと
おもったが、結局二人とも決勝に持ち上がり、ソウマと3人での決勝
戦となった。お題はサンマということです。
庶民な私は、やっぱり塩焼きが一番じゃないかと思うのですが・・・
大根おろしは必須ですw でもきっと、とっても工夫をこらした
料理が作られることでしょう。{/netabare}
6話{netabare}
美作とソウマの食戟だけど、志の高さからしてソウマの方が上でした。
ただ、料理をやめようとした美作を諭し、真の料理人を目指すように
勧告するソウマの器も大きくなってきてるね。次週は黒木場と葉山の
対決で、今回の食戟対決よりも、こっちの方が興味あるなぁ~。どん
な料理が出てくるのか楽しみです♪{/netabare}
5話{netabare}
ビーフシチューで食戟ということになったが、郁魅とえりなのおかげで、
なにかヒントが得られたソーマは次週どのようなシチューを作るのか楽
しみです。どのような勝ち方をしてくれるのかがポイント。まさか負け
ることはないと思う。一口目から美味しい料理を作るっていうことが
今回のソーマの課題でもあるようですね。定食屋の美味しい料理から
どのように脱却するのか期待です。{/netabare}
4話{netabare}
タクミVS美作。美作がタクミに食戟を仕掛け、タクミは受けて立ったが
が負けてしまう。次戦はソウマVS美作となった。
美作の戦い方は姑息だが、技術や応用能力はある。
美作はソウマに食戟を叩きつける。ソウマは負けたら料理人を止めると告げ、食戟を承諾。
果たしてどうなるのか・・・。個人的には、黒木場と葉山アキラの勝負の
方が興味あるな・・・。{/netabare}
3話{netabare}
田所ちゃん負けたか・・・残念。でもさ、ふんどし脱げてたんだったら、田所ちゃんの勝ちじゃないんかい(笑)。もう一戦は葉山アキラの勝利。確かに見る
からに美味しそうなハンバーガーだったなぁ♪来週はタクミと美作の勝負。
女の子は全員負けってことになりました。{/netabare}
2話{netabare}
田所ちゃんと黒木場のラーメン対決。料理の細かい部分はよく分からんけど
どちらも美味しそうです。決着は来週みたいですが、田所ちゃんに勝って欲
しいなぁ~。彼女独特の温かく優しい心のこもった、そして洗練された料理
がどこまで通用するのかな~?創馬との対決の時はくるのか、ちょっと楽し
みにしているのですが・・・。今期も安定した内容だし、安心して楽しめま
す。 {/netabare}
1話{netabare}  
アリスと創真の弁当対決でした。あまりの豪華さに味の想像はつかないが、
どちらの料理も美味しそうでした。決め手は『心のこもった温かい料理』って
ところですね。アリスは田所ちゃんの次に好きだったキャラなので、ここで
負けたのは残念ですが、いい子でしたね♪リベンジの機会があるのでしょうか?
画も申し分ないし、1期と同様に楽しめそうです。次週は田所ちゃんに勝って
もらいたいけど、どうなるかな・・・。連続で好きなキャラが負けるのは
ちょっとイヤかもw{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

69.7 21 ライバルで熱いなアニメランキング21位
BAMBOO BLADE バンブーブレード(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (643)
3811人が棚に入れました
室江高校の剣道部顧問、「コジロー」こと石田虎侍は、その日の食事にも困る貧乏生活の日々を送っていた。そんなある日、高校時代の先輩である石橋賢三郎から練習試合の話を持ちかけられる。それも、石橋が顧問を務める町戸高校剣道部に勝ったら、石橋の実家の寿司屋で「1年間寿司食べ放題」という条件付で。即諾したコジローだが、5対5の練習試合をするには、室江側は部長の千葉紀梨乃以外は受験引退したか幽霊部員という有様だった。

コジローは翌日から早速、5名の女子部員を揃えようとアテを探していたところ、ある女生徒が竹ぼうきで難無く複数のボール(と教頭)を打ち返すのを目撃。何としてでもその女生徒を剣道部に入部させようと試みる。

妖狐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

俺的神アニメ

一見、剣道をモチーフにした日常萌えアニメと思う方も
居るかと思います

キャラの表情は豊かですし、キャラも引き立ってます
一見可愛いキャラクター達が試合になると予想もつかない迫力を見せてくれる所も良いです

声優凄いと思えた唯一のアニメです
俺は剣道に興味がありませんが、とても楽しめました

惜しい所は絵の使い回しが若干ある所
そして、最終回で若干不完全燃焼な所です

2期があれば飛んで喜びますけどねww
久しぶりに見入りました

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あんこ入り☆パスタライス

私も高校の体育の種目選択授業で剣道やってましたねぇ
このアニメ見てから剣道やってみたいなぁと思ってたので
剣と剣を向き合わせて構えた時の包み込む静寂、高鳴る鼓動、今でも鮮明に思い出せます
へたっぴでだめだめでしたけど、相手から一本取れた時の気持ちよさと言ったらもう最高でしたね
再度見直して、分かる分かるっと思ったことが増しててより楽しく見れた気がします
ついで、その中で剣道修練の心構えにも触れたんですがね
その終盤の方の、”以て国家社会を愛して、広く人類の平和繁栄に寄与せんとするものである”てな非常に壮大な事が綴られていて
私なんかが見ると、タマちゃんの「ヒーローになりたい」っていうのは理念に適ってたんだなぁとか感心してたんですが、いやはや


ということで感想に移りたいと思います
つかこれコジロー先生が主人公だったんですね、知りませんでした
なるほど確かに1話の冴えないダメダメ顧問から最終的に生徒に好かれる立派な顧問になってたのを見ると頷けますが
まぁ今作でいうと、ギャグ→シリアス→ギャグと交互に押し寄せてくる印象がありましたね
ギャグなんかは微笑ましく、そこそこ楽しめるんですが
シリアスは反して、最早胸糞悪くなる回も結構あり、その差の大きさには常に驚かされました

素晴らしかったのは、アニメの中のキャラが非常に生き生きとしている点ですね
キリノ、タマちゃん、ミヤミヤ、ドジっ娘、どのキャラもキラキラしてて眩しかったです
また室江高剣道部の諸君はもちろん、町戸高の子たち他もキャラ立ってて良かったです
というか町戸高剣道部の方々は、出落ちな設定(ry
でも町戸の青髪メガネっ娘、原田ちゃんは作中で好きかな

タマちゃんの特撮アニメ好き設定から、度々劇中劇が登場します
本編より力の入っている「超剣戦隊ブレードブレイバー」や原作者・土塚理弘氏の作品である「マテリアル・パズル」、また映像は出てこないものの「マグロス~鯵・おぼえていますか」のようなパロものも出て来ます
ブレイバーの演出に関わった久条りおんさんは「迷い猫」にて「グランブレイバー」を監督制作してますね
あと、11話で谷口悟朗氏と銀河万丈氏が何気に出演してますね、脚本の倉田コネでしょうが、原作じゃ宮崎駿氏っぽい人だったので如何せん
アニメでは19話からオリジナルに突入していて、その際でもやたらブレイバーネタが押されていました
私的には室江高剣道部のゆるゆるな日常が見たかった気もしましたが、これはこれでありなの、かな?

メイン声優はそこそこ良かったですねぇ、掛け声とかも頑張ってたと思います
広橋涼さんのつぶやき口調も可愛いですし、”名男友達役”の石田彰さんも出てますし
ただ町戸高のあのビッチ女の声優は、もう明らかに浮いてましたね
ググってみたら声優じゃないし、あれはなんとかならなかったんですかね

あんこ入りパスタライスという空耳歌詞で有名な、声優たちが歌うED「STAR RISE」
ま、食いたくはないですよね、あんこ入りパスタまでならいけそうですが、ライスが付くとちょっと・・・
これ以外にも、「STAR RISE」の空耳歌詞には笑えるものが多くあり、聞いたことない人は是非動画サイトとかで聞いてみるといいと思いますよ
まぁ聞いたことない人いるのかなってくらいに有名ではありますが一応
あとOPはこれどうも、イントロ部分がちょっとやかましめですね
連続で聞いてると頭が痛くなってくるんですよね、私だけでしょうが
まぁでもEDが全て持ってってるので、OPの評価は不問とします


「ごっつええ竹刀」面白いですよねぇ
まぁそれはともかく、アニメ版最終回は、二期を仄めかして終わってしまいましたが
あるんでしょうかね、二期
いやあれでないとか止めて欲しいんですが
全編通して、きっと楽しめると思います、本格剣道アニメです

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

ligame さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

メーーーーーーーーン!

剣道部を題材とした学園アニメです。
剣道を題材にした作品って珍しいですよね。
自分はこの作品を観るまでは全然剣道のことについて知りませんでしたが、観ていくうちに剣道っておもしろいんだなーって思いました。
やっぱり部活っていいですね^^青春バンザイ!


部員が全然いない女子剣道部が天才剣道少女の川添珠姫の入部で全国大会を目指すというストーリーです。
作品中には「超剣戦隊ブレイドブレイバー」という劇中劇がたびたび登場します。これにはちょっと気合いが入ってましたw
キャラも立っていてよかったです。個人的にはキリノが好きです♪
主題歌はとてもいい曲だと思います。
EDはあんこ入りパスタライスという空耳で有名かな?w


率直な感想としては珠ちゃんが最強すぎましたねw
まあ強すぎる主人公ってのも悪くはないんですが、もっと強い相手が出てきてほしかったかなと思います。


2期あってほしいけど原作も終わっちゃったし難しいかな…
個人的にはすごく楽しめた作品でした♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

68.3 22 ライバルで熱いなアニメランキング22位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (576)
3434人が棚に入れました
とある夜、バスルームに飛び込んできたマジカルルビーの、軽妙かつ巧妙なトークに騙されて、魔法少女になってしまったイリヤ。ルビーの元の持ち主である凛に言われるがままに“クラスカード”を回収することに。
ライバル(?)であるもうひとりの魔法少女・美遊とともに、傷つき、すれ違いながらも、ハードなバトルを戦い抜いてどうにか7枚のクラスカードを回収。イリヤたちは平穏な日常に戻ることができた。
そして――。
回収任務が終わってから数週間後、凛たちから新たな任務を命じられるイリヤと美遊。地脈に魔力を流し込んで安定させるだけという簡単な任務のはずだったのだが、なにが悪かったのかトラブルが発生!
それが新たな物語の始まりだった――。

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

萌えよ!小学生に( ´艸`)

『Fate/stay night』スピンアウト作品の第2弾。
1期からの続編となる魔法少女ものです。 全10話。


前作同様、主人公・イリヤを中心とした魔法少女たちの
成長と苦悩、友情をメインに描かれた内容になっています。

この2期の見所は新キャラ「クロ」になるかと。
狡猾でアクティブな性格はイリヤとは正反対。
とある事情と性格の不一致から、事あるごとに
対立する2人の姿が何とも微笑ましかったッス( ´艸`)

前作と比べ、ストーリー展開がゆっくりな分
日常を舞台にしたシーンが増え気軽に楽しめました。
小学生らしい姿を多く見る事ができ好印象♪
キャラデザが可愛らしく、キャラもしっかりと立っていて
小学生チームの魅力が全開でしたよ(*´ω`*)v

「可愛いは正義」って言った人………天才w

2期目とあって安定した世界観ですが、気になる点も。
良くも悪くも全10話の作品。
よく纏まっているものの物足りなさも残りました。
そしてメインキャラを演じる声優陣。
もうそろそろ小学生役は厳しいような気が(^^;)
演技も上手いし、キャラにも合っているんですけどね…。


最後まで視聴して一番驚いたのは3期が決まっていた事w
何気に楽しみなおれって……まさか……
…ロ、ロリ…コ…ン……なの……か……(¦¦¦゜Д゜)




《キャスト》

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(CV.門脇舞衣)
クロエ・フォン・アインツベルン(CV.斎藤千和)
美遊・エーデルフェルト(CV.名塚佳織)
マジカルルビー(CV.高野直子)
マジカルサファイア(CV.松来未祐)
遠坂 凛(CV.植田佳奈)
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト(CV.伊藤静)
バゼット・フラガ・マクレミッツ(CV.生田目仁美)
衛宮 士郎(CV.杉山紀彰)
アイリスフィール・フォン・アインツベルン(CV.大原さやか)
オーギュスト(CV.玄田哲章)
桂 美々(CV.佐藤聡美)
嶽間沢 龍子(CV.加藤英美里)
栗原 雀花(CV.伊藤かな恵)
森山 那奈亀(CV.伊瀬茉莉也)



《主題歌》

OP
『moving soul』/栗林みなみ
ED
『TWO BY TWO』/幸田夢波


【2017 3/22 レビュー投稿】
【2017 8/10 レビュー加筆】

投稿 : 2024/11/16
♥ : 47

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魔法少女+αの魅力を出せるかが課題

独特の様式美を持つ「魔法少女アニメ」というジャンルは、名作が多い。

例えば、

(1)カードキャプターさくら(1998年~2000年完結)→★テーマ★魔法少女のフォーマットを借りた王道的初恋ストーリー
(2)魔法少女リリカルなのは(2004年~2012年※続編の可能性あり)→★テーマ★魔法少女同志の肉体言語から生まれる熱い友情劇
(3)魔法少女まどか☆マギカ(2011年~未完)→★テーマ★魔法少女の過酷な運命とその救済劇

もちろん、こうした定評ある名作の陰に隠れてしまった平凡な作品も色々あるはずで、殊に「魔法少女まどか☆マギカ」が大ヒットして以降は、女児向けに特化していると思われるプリキュア・シリーズやジュエルペット・シリーズは別として、魔法少女アニメというジャンルに対する視聴者の評価基準がそれまでとは格段に高くなってしまったためか、そのジャンルの新規作の制作が余り行われなくなってしまっているように感じる。
(もっとも、こうしたきちんと様式を踏んだガチガチの「魔法少女」ではなくて、一見普通の女子学生が魔法や超能力を使える、という設定のアニメはこれまでにも増して沢山制作され続けているのだけれど。)

歴史上または空想上の英雄達が魔術師とコンビを組んで様々な戦略や戦術を競い、激しく戦うシーンが魅力とされる人気作Fate/Stay Night、Fate/Zero(Fateシリーズ)からのスピンアウト漫画が原作の「プリズマ☆イリヤ」は、そういう意味では、敢えて「魔法少女」という閾(しきい)の高いフォーマットを採用した今どき珍しい作品、ということになる。

この作品を上記(1)(2)(3)のような魔法少女アニメの名作と比較して、その良し悪しを云々するのは、おそらく酷だということを念頭に置いて、余り期待せずに今しばらく視聴してみようと思う。

第1期を見る限りでは、この作品は、魔法少女のフォーマットにロリコン趣味を最大限に盛り込んだ作品といった微妙な評価になるのだろうけど。
今回は、もう少しストーリー面でも魅せてくれることを若干ながら期待したい。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

萌え萌えきゅん!

ヌルヌル動くバトル?いやいや、、、
それじゃあ、感動のストーリー?いやいやいや、、、
この作品の魅力、、、それはやはり萌えだよ萌えっ!

もう、イリヤに美遊にそしてクロ!
かわいすぎるヤバイ。
ほんと俺を萌え殺す気かっ!って感じですw

二期ではクロがお気に入りになりましたw
エロかわいいよね褐色の肌とか言動行動とか。
なんと言っても笑顔が一番輝いていました♪

もちろんイリヤはおもしろ可愛いし、美遊は一話からデレてくれて満足でした♪
結論、小学生さいこー!の一言につきまするw

それにしても、、、年増ツインテと年増ドリルはどうにかならんのかね。
今回は魔法少女コスプレしなかったから幾分ましだったけど、
制服姿も正直全然似合ってないんだよねw
このお二方にはいつになっても慣れませぬ。

三期も決定してるみたいなのでさらに萌え萌えきゅんできることを祈ります!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 36

80.9 23 ライバルで熱いなアニメランキング23位
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (780)
3238人が棚に入れました
ステータスポイントをVITのみに捧げた少女メイプル。その結果得たのは、物理・魔法攻撃・状態異常無効に強豪プレイヤーも一撃死のカウンタースキル!? 自らの異常さに気づくことなく、今日も楽しく冒険に挑む!

声優・キャラクター
本渡楓、野口瑠璃子、早見沙織、新井里美、加隈亜衣、諏訪ななか、杉山紀彰、佐藤聡美、小野賢章、山崎たくみ、竹達彩奈、神奈延年、佐藤利奈、山口勝平、石田彰、皆口裕子、丹下桜
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

好き嫌いがはっきりと分かれそうな作品。

原作未読。最終話まで視聴。

序盤から中盤までは、とても面白かった。
{netabare}主人公・メイプルが『痛いのは嫌だから・・・』という理由から防御力に極振りしたことから始まる物語。

運営が悪ふざけで作ったとしか思えない隠し要素を手に入れたメイプルのぶっ飛んだ言動のせいで、メイプルの”付属品”が毎話毎話増えていくのが、単純に面白かった。{/netabare}

終盤のギルド戦は、正直、面白くなかった。
{netabare}『楓の木』は各々個性豊かなのに、『集う聖剣』も『炎帝ノ国』も、モブの面々がお揃いの防具姿なのがとても気持ち悪かった。
デザインが大変?
お揃いじゃないと、所属ギルドを描き分けできない?

だけどこれでは、ギルドの正規メンバーと下部組織のメンバーくらいの違いが出てしまう。
『大ギルド』が聞いて呆れる。
ログ・ホラとか、ちゃんと描き分けてますよ。
VRMMOって、やはり個性豊かなキャラデザが生命線でしょう?

肝心のバトルも、主役級同士の戦いのみ。
モブの面々は、ほとんど戦闘にすら参加させてもらえない。

そもそも「大ギルド」VS「小ギルド」を描く気が無いなら、無理にギルド戦とか描かなければ良かったのに・・・。

盛り上げるだけ盛り上げといて、煽るだけ煽っておいて、これでは少々残念。{/netabare}

酷評っぽくなってますが、『お気に入りの棚』に入れています(笑)。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 45

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SAOの対極をゆくアホ作品(嫌いじゃないです)

原作のライトノベルは未読です。

まずナーヴギア風のマンマシンインターフェースを身につけて「NewWorld Online」なるVRMMOゲームにログインする楓ちゃん。このゲームへのダイブ時の画面が、ほぼ『ソードアート・オンライン』なのに笑ってしまいました。

本名が楓だからハンドルが「メイプル」…、うん何の捻りもないね(笑)。「もちろんログアウト不能でゲーム内の死が実際の死に直結するデスゲーム」などではあるわけなく、任意の時間にイン・アウト可能なのです。

ということはこれ、リアル世界の話も出てくるんですかね。

キャラクター・メイキングでステータスパラメータの振り分けを全て防御力に割り当てた結果起こったことといえば…。うん、これもう完全に仕様バグですね。「テストプレイが足らないままβリリース→本番」みたいなことになってしまったのでしょう。

ということでツッコミを入れながら観るのに向いたギャグ・コメディー寄りの作品なんでしょうね。真面目な人は観ない方が良いと思います(笑)。

2020.3.26追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。最後のアレ、完全に「火の七日間」…(笑)。
なんか2期目がありそうな引きで終わりましたね…。

こう言っちゃなんですけど、私はけっこう楽しめましたよ!?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 51
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

天然系少女の防御力は無限大

アニメーション制作:SILVER LINK.、
監督:大沼心・湊未來、シリーズ構成:志茂文彦、
キャラクターデザイン・総作画監督:平田和也、
音楽:増田太郎、原作:夕蜜柑

シルバーリンク+なろう系という
普通に考えると観てはいけない組み合わせだが、
1話目が面白くて何となく手を出してしまう。
ゲーム初心者の本条楓(メイプル)が
友人の白峯理沙(サリー)から誘われて
VRMMOの「New World Online」というゲームに参加し、
痛いのは嫌だからと言って、防御力に極振りした結果、
運営の想定の斜め上を行って最強になる物語。

この作品の良いところは、最弱のゲーム開始から
展開をきちんと見せてくれるところ。
ほとんどのなろう系は、最初から特殊な能力を持っていたり、
物語が始まるときには、最強の場合が多いため、
強くなった過程がいまひとつ分からない。
というのも、弱い段階から描いていくと、
普通は物語が冗長になってしまうからだ。
その点、この作品は右も左も分からない
ゲーム初心者のメイプルがレベル1の状況から
強くなっていくところを上手く見せている。
痛いのが嫌だからと不人気の大盾を選び、
得たステータスを全てVIT(防御力・体力)に極振りする。
すばやさが0なので歩くのはとても遅い。
普通なら、攻撃力が皆無なので、
弱い敵しか倒せず、レベルが上がらないはずだが、
偶然に偶然が重なって特殊なスキルを手に入れ、
ダンジョン最奥のヒドラを食べて倒したことで
最強の道を歩んでいく。
この作品に近いのは、ヴェルドラを取り込んだ
『転スラ』だろうが、あちらは、世界作りの話になるため
ゲーム内で楽しく遊ぶ極振りとは方向性が違う。
攻撃力がないため、盾を使って敵を圧し潰すという
荒技によってゲームを攻略していく。

天然の性格のメイプルが運を味方につけて、
どんどん強くなっていく過程を楽しむ作品。
主人公・本条楓のCVが本渡楓という
まるで作者が声優を狙ったような名前だが、
キャラクターと声の可愛さが一致するのもポイントが高い。
また、相棒のサリーがメイプルとは正反対の
ガチゲーマーで、頭脳派&運動能力も
ずば抜けているという設定。
それを活かし「回避盾」というダメージを避ける
キャラクター作りで「盾のコンビ」という
バランスで攻めていくのが好印象だ。
メイプル単独やサリーと2人で戦っていく序盤は、
アニメーションの動きの良さも相まって引き込まれる。

シルバーリンクといえば、どうしても万策尽きるという
イメージが先に立ってしまうが、今回の作画は、
キャラデザが優れていて、乱れることもなかった。
また、時おりアクションゲームらしい動きも
しっかり見せてくれていて思わず
スロー再生で観る部分もあったほど。
見せ場での動きを重視するためか、毎話に1度は
BGMを流して、止め絵で表現する手法を
取り入れており、これも悪くなかった。

ただ、ギルドを作った中盤以降から失速した印象。
新たに加わったカスミ、カナデ、イズ、クロムの面々の
キャラクター像が薄く、あまり良い効果をもたらさない。
キャラクターの人数が増えたせいもあり、
終盤は、サリーまで影が薄くなったように感じてしまう。
また、ほかのギルドのペインやミイ、フレデリカなどの
キャラクターも深掘りされないため、
対抗戦をやっていてもあまり盛り上がらない。

メイプルが飛び抜けて強くなっていくため、
ストーリーの作り方が難しくなっているのだろう。
途中からはメイプルが新たなスキルを獲得して
皆が驚くという展開が続いて飽きてしまう。
{netabare}最後には、ペインやミイとも共闘しているが、
この後はどうするのだろうと心配になる。{/netabare}
2期制作が決定したが、個人的にはサリー以外のキャラを
もう少し立たせるような展開にしないと、
さらに下降線を辿る印象だ。

「ノンストレス」と「エンジョイ」が
魅力になっている作品。
それを貫きつつ、どうやって今後のストーリーを
面白くしていくのかがポイント。
メイプルとサリーのキャラの可愛らしさと
その姿形に似合わない強さの表現を
上手く持続してもらいたい。

2期からは、どこに重点を置いて
展開させていくのかが気になるところだ。
(2020年6月13日初投稿)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 63

67.9 24 ライバルで熱いなアニメランキング24位
蒼の彼方のフォーリズム(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (594)
3185人が棚に入れました
反重力シューズ・グラシュの発明で人間が空を飛ぶことが普通になり、グラシュを使った新しいスカイスポーツ「フライングサーカス」(FC)が行われている世界。

かつてFCの有望選手だった日向晶也は、とある経緯で競技から遠ざかっていた。

そんな彼の通う久奈浜学院に内地から倉科明日香が転入してくる。

彼女にグラシュでの飛行方法を教える内に、晶也はFCへの情熱を取り戻して学院のFC部に加入。

ヒロインたちと交流しながら共にFCへ取り組んでいく。

声優・キャラクター
福圓美里、浅倉杏美、山本希望、米澤円、逢坂良太、若林直美、近藤孝行、種田梨沙、興津和幸、儀武ゆう子、緒方恵美

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ハーレム作品だと思ったら違いました(苦笑

原作未読 全12話

あらすじ・・・
真剣に競技に打ち込む高校生たちのお話し

では感想を
この作品18禁ゲームが原作なんですね。知らなかった(苦笑)

でも、アニメの作品はスポ根アニメでした。
えっち~シーンは全然ありません。
女性でも問題なく見れるし、リビングで堂々とアニメです(爆笑)
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

初めはハーレム作品だと思い、取り貯めして視聴していなかったのですが、他の方のレビューを読んで視聴。

ハーレム要素なし、恋愛要素なし、物語のメインは女性キャラ
っていう、完全にスポ根アニメ。

でも、私にはそんなにハマらず^^;

まず主人公(ヒロイン)が私の苦手なタイプの(空気を読まない天然系)
そして作画も私の苦手な感じの(萌え系作画)

この2つが無ければ私はもっとハマっていたと感じました^^
期待していなかった割に面白いな~って感じましたし。

最終話はスポ根アニメのありきたりでしたが、めっちゃ面白かった~って感じました。

スポ根アニメ、萌え系アニメが好きならハマるかもしれませんね。
音楽も声優さんも問題なし^^
作画は若干崩壊もありますが、そこまで気になりません。

食わず嫌いで視聴されてない人は1度視聴されてもいいかも^^
個人的に面白くなり始めたのは11話からです

気になる人は自分の目で確かめてくださいなo(*^▽^*)oあはっ♪


では最後に一言
絶望した~!空気読めない系ヒロインに絶望した~!!
アニメは好きだけど主人公にイラッとする(終わりのセラフ)の百夜優一郎並みにイラッとしました~~!
私にはあの天然系主人公を認められませ~~ん!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

架空スポーツ/部活ものを作らせたら流石の吉田玲子シナリオ!

『カレイドスター』、『ガールズ&パンツァー』と来て、本作でも全くツボを外さないですね。
こういう、主に女の子たちの部活/課外授業っぽい活動を題材とした真剣バトルものでは、吉田玲子先生は本当に凄い・・・と改めて驚嘆しました。
(※別に架空スポーツものだけではなくて、音楽系部活ものの『けいおん!』や下町人情劇風の恋愛もの『たまこ』シリーズでも吉田先生は十分以上に凄いと思います、念のため)

《まとめ》
『ガルパン』を楽しめた人なら、本作はその1/4~1/5くらいは楽しめて感動も少し出来る作品と思います(※とくにダージリン・ファンは必見!)。
そういう意味で、もう少し評価されてもいい作品かも。


◆制作情報
{netabare}
原作ゲーム      sprite(2014年11月発売)
監督         追崎史敏
シリーズ構成     吉田玲子
脚本         吉田玲子、木緒なち、岡田邦彦
キャラクターデザイン 鈴森(原案)、中野圭哉
音楽         Elements Garden
アニメーション制作  GONZO{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============ 蒼の彼方のフォーリズム (2016年10-12月) =========
{netabare}
第1話 飛んでます、飛んでますよっ! ★ ※四島列島(長崎の五島列島がモデル)で女の子が空飛ぶゲームをする話らしい
第2話 う…ど…ん…? ☆ FC(フライングサーカス)部入部
第3話 ちょっと燃えてきただけ ★ 名門・高藤学園FC部との合同合宿、練習試合
第4話 お肉……うれしい! ★ 真白の個人練習(市ノ瀬のコーチング)回
第5話 うん、落ち着いていこう ★ FC夏季選手権仇州西部地区予選開始
第6話 それが君の実力かい? ★ 王者・真藤vs.みさき、真藤vs.明日香 
第7話 刺される前に刺せ! ★★ 決勝戦(真藤vs.海凌学園・乾紗希) ※みさきの心情推移が見所に◎
第8話 もう…飛べない ★★ みさきの退部届、日向晶也コーチの過去、突然の練習試合(乾vs.明日香)、バードケージ作戦
第9話 答えは空にあるんです! ★★ 明日香の休部届、明日香vs.みさき、二人の復活
第10話 それもFCのためですか? ★ 日向のFC再開、顧問・各務葵への憧れ
第11話 わたし負けない! ★★ FC秋季選手権仇州西部地区予選開始、準決勝(乾vs.みさき)
第12話 もっと…飛ぼう!! ★★ 決勝戦(乾vs.明日香) ※挿入歌「Wings of Courage 〜空を超えて〜」、ED「君といた空」{/netabare} 
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)6、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「Contrail~軌跡~」
ED 「a-gain」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14
ネタバレ

アムールトラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作の体験版インストールしてしまった。本体もそのうち買うつもり。

作業用アニソンメドレーに良く出てくるという何気ない理由で見始めました。
そんなですから、前情報は
op『Contrail~軌跡~』川田まみ(最後のシングルですね。心に染みる曲です。)のみでした。

なので、視聴後に事実を知って仰天しました。
wikipediaによれば、
原作はspriteによるアダルトゲーム(18禁)。
『萌えゲーアワード大賞・ユーザー支持賞・11月月間賞の三部門を受賞している。』
だそうです。
もちろんゲームは未プレイです。

★先入観持たなくて良かった★
重要なことを言います。

「あおかな」というアニメは、全く断じてエロくないです!
それどころか、恋愛ものですらないです。
FC(フライングサーカス)を題材とするスポコンです。

前情報を中途半端に持っていて、恋愛系の展開を予想していたら、期待外れになった可能性は低くないかもしれません。
しかし、スポコンとして見れば実に良く出来た作品だと評さざるを得なくなる良作です。

才能に対する怖れや競争心理、同じ競技者としての連帯感などの描き方は漫画やラノベ原作の作品と比較しても遜色ないどころか、高水準と言えます。

下手に恋愛色を残さず、テーマを絞った点が僕にはとても好印象です。

★ものっそい綺麗★
絵柄を一目見て「恋チョコ」を連想した人は多いかもしれません。
だって同じ会社ですから。そして、その人達は理解してくれるでしょう。

キャラデザインが可愛いです。具体的にどんなところがとかは説明できませんが、可愛いです。綺麗です。

個人的には市ノ瀬莉佳が大好きです。

でも、それだけではないのです。
空が、海が、山が輝いている!
僕は今までこんなに綺麗な風景描写を見たことが無かったです。
特にopは圧巻です。曲調と声音、美麗なイラストの相乗効果で中毒性高し。

本編の作画については中盤以降乱れる部分もそこそこありますが、大きな減点にはならない程度だと思います。

風の香りが感じられますよ。それは扱うスポーツがスポーツだからでしょうね。

★FCというスポーツ★
FCでは空飛ぶ靴(グラシュ)を使います。
使用者の周囲の重力を操作することで自在に飛べるようになるというやつです。あこがれます。使ってみたいです。

このグラシュ、飛ぶとカラフルな軌跡(コントレイル)が残ります。これも芸術性に一役買っていますね。

そして、競技のルールが本当によく出来ています。
おそらくグラシュが実現すれば実際にスポーツとして成り立つと思います。

単純に飛行速度を競うだけではないというのがみそです。
コース(空中)に配置されたブイにタッチするか相手の背中にタッチすることでポイントが得られ、その合計点でタイマンするのです。
まだ見ていない人は見れば分かります。
一見容易な抜け道があるように見えて、見事に塞がれている絶妙なゲームバランスは率直にすごいです。
この現実味があるからこそ、物語の主題が際立ちます。

★スポーツを愛する全ての人へ★
主題が何か、作者は何が伝えたかったか。そんなことは分かりません。
作者しか分からないですから、考えません。

しかし、例え意図がどんなものでも、伝わってくるものがあります。僕はこの作品がスポーツと人の関わり方について本当に良く描いているなと思いました。
スポーツを楽しむ、スポーツで苦しむ、泣く、スポーツを愛する、避ける。

スポーツから逃げる。

様々なキャラクターが様々なスタンスでFCと向き合っていました。
大きくは取り上げられていなくとも、「あおかな」には多種多様な葛藤や苦悩が描かれていたと思います。

★萌える、萌える、萌える★
明日香のキャラ設定が最高すぎです。
天然キャラなのですが、この自然さといったらないです。
天然キャラの、面白さとここぞという時の力との相性がすさまじかったです。

みさきの設定も良いです。
好物:うどん。これはまあ狙ったなといえばそれまでですが、随分と奇抜なことで。
そして、低血圧。これがすごい。
これを利用した心情描写が自然でした。

真白はこれまた見事は後輩キャラです。
みさきに過剰な愛を持つ設定はありがちではあってもやはり面白い。
うどん屋の娘というのが絡んでとても良い具合です。
あと、邪神とプリントされたグッズをやたら持っているのですが、それがかわいいです。

莉佳はメインヒロイン。
僕の中ではそうです。
可愛いです。健気です。恋してる訳じゃないのにすごく健気です。

女子キャラがとにかく萌えます。
さすが萌えゲーアワードといったところでしょうか。

男子キャラもなかなかなものですよ。主人公最強設定とか、絶対王者の二つ名を持つ真藤とか、脳筋の受験生とか。
まあ、萌えはしませんけどね。

★壮大な伏線、そして綺麗なまとめ★
スポコンですから当然ラストバトルがあります。
そこでキーとなるシーンがある訳ですが、まさか{netabare}コントレイル{/netabare}に伏線が敷かれているとは思いもよらなかったです。伏線と呼べるか怪しいなとも思いましたが、原作体験版をプレイした感触では間違いないです。
アニメでは説明が簡略化されていましたが、初期段階でしっかりと説明されていたのです。巧妙です。

そして、大団円。
まさかあのキャラまで巻き込んで大団円!?と驚かされました。
明日香の天然天才の力はすさまじく、最高のラストでしめてくれました。
号泣するとかいう類のものではありませんが、ある種の感動は大きかったです。
胸がほかほかする感じです。

溜めが少し長く、やっときたかと思う部分{netabare}(主人公が飛ぶ場面){/netabare}もありましたが、徹頭徹尾きれいに美しくまとまっていました。

★所感★
「あおかな」は名作です。
アダルトゲーム原作であることを考えると恐ろしい限りですよ。
だって、このストーリーにエロがくっついたらやばいですもの。
――それは置いておいて。

このアニメ、たった一つのセリフ(?)に集約される気がします。登場人物達全員が、以下のセリフに沿った成長を遂げている気がするのです。

{netabare}「ダメなだーめな自分を、今とーきはーなーてー♪」{/netabare}

しかもこれがこのアニメ最初のセリフであるという。

★最後に★
あおかなの魅力に取り憑かれた方、及びそうでなくとも面白いなと思われた方、朗報です。携帯ゲームがもうすぐリリースされます。
今すぐ事前登録しましょう!(筆2016.5.13)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 31

83.3 25 ライバルで熱いなアニメランキング25位
ウマ娘 プリティーダービー(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (811)
2793人が棚に入れました
これは異世界から受け継いだ輝かしい名前と競走能力を持つ“ウマ娘”が遠い昔から人類と共存してきた世界の物語。
田舎から都会のトレセン学園に転校してきたウマ娘・スペシャルウィークは、チームメイトたちと切磋琢磨しながら「日本一のウマ娘」の称号をかけて<トゥインクル・シリーズ>での勝利をめざす!

声優・キャラクター
和氣あず未、高野麻里佳、Machico、大橋彩香、木村千咲、上田瞳、大西沙織、藤井ゆきよ、沖野晃司、豊口めぐみ、首藤志奈
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

現実と虚構を交え、バランス良く構成したサラブレットの擬人化物語

アニメーション制作:P.A.WORKS、
監督:及川啓、副監督:太田知章、
シリーズ構成:石原章弘(Cygames)・杉浦理史、
キャラクターデザイン・総作画監督:椛島洋介、
音楽:UTAMARO movement、原作:Cygames

第1R「夢のゲートっ!」第2R「いきなりのデビュー戦!」レビュー
サラブレットの実名を使って擬人化させた少女たちが、レースによって競い合い、勝者はライブ活動を行うという、かなり荒唐無稽な物語。ただ、最初の2話を見た限りでは、スポーツ、友情などをメインにしたスポ根アニメとして真っ当に作られていきそうなので、自分としては好みの気がする。

P.A WORKSとCygamesが制作してゲーム化もされるとあって、キャラづくりはかなり緻密。デザインは細かく、登場人物の一人ひとりが実際の馬の特徴を参考にした造形となっており、特に競馬ファンは細部までチェックしてしまうほど。実際の馬体の色や額の模様、鼻のライン、勝負服などを参考にしてキャラデザを行っている。コアな競馬ファンはいちいち反応してしまうに違いない(唯一謎なのがエルコンドルパサーのメンコのデザイン。エルコンドルパサーは、現役時代、ほぼメンコは付けてなかったと思う。何かほかに付ける理由があったか…?)。

スペシャルウィークの母親(実際の名前はキャンペーンガール)が出産後に亡くなって、育ての母馬がいたり、北海道でほかの馬とあまり関わらずに育てられたという生い立ちなども物語に取り入れるなど、おそらく、今後の展開もある程度、実際のスペシャルウィークの人生(馬生?)を基に話が構成されていくことが予想される。 {netabare} デビュー戦が阪神競馬場の芝1600メートルでゲートが14番、勝利したというところも同じ。ただし、当時の阪神1600メートルはスタートしてすぐにカーブのある旧コースだったが、それは現在の改修後の阪神競馬場外回りコースとして描かれている。細かいところなので、どうでも良いが、競馬ファンは、そんなところも含めて楽しめる。{/netabare}

また、ほかのウマ娘たちのレースや性格、ライバル関係なども実際の馬たちの物語を基にしており、その関係性にもいちいちニヤリとさせられる。例えば、成績の伸び悩んでいたサイレンススズカのデビュー1年後に覚醒したバレンタインステークスが描かれており、これもレース距離や競馬場、枠番や1000メートル通過タイムも実際のレースを忠実になぞっている。
また、同期のナリタブライアンとヒシアマゾンがライバル関係にあったりする。親子のシンボリルドルフとトウカイテイオーは師弟関係。ただ、個人的に大好きなジャスタウェイが出てこなさそうなのはとても残念だった(ジャスタウェイの同期で隣の馬房だったゴールドシップは登場しているのに。社台グループや金子真人オーナー所有の馬は許可が取れなかったようだ。( 有名馬のなかではディープインパクトやオルフェーブル、ブエナビスタ、ハーツクライなども出てこない)

ここまで書くと、競馬の知識がないと楽しめなさそうに感じるかもしれないが、そんなことはないように思う。確かにウマ娘の数が多すぎて、競馬を知らない人は名前を覚えられないだろうが、基本的には、スペシャルウィークとサイレンススズカ、あとはトレーナーやライバルチーム「リギル」の東条ハナを覚えておけば、とりあえず普通に楽しむことができるのではないだろうか。馬が全員女だということを許せない人もいるだろうが…そこはまた別問題ということで。物語は王道で、1話の構成や展開などもしっかり練られている印象がある。重点が置かれるのは、あくまでレースでの競い合いやライバル、友情ではないかと予想している。とりあえずは2話までを見ての感想だが、今後は重賞に出場するまでの道のりが描かれることになるだろう。ただ、レース勝利後に歌を歌うのは、アニメファンを取り込みたいのは分かるが、個人的には盛り込み過ぎの感があり、焦点がぼけてしまうように思う。その辺りはソシャゲに落とし込むことも含めて商売に関わることなので、仕方がないことかもしれないが少々残念な部分だった。

3話以降、スペシャルウィークとライバルたち(おそらくセイウンスカイ、キングヘイロー、グラスワンダー、エルコンドルパサーなど)の関係性も含めて、どのように展開していくのか、とりあえず、続けて視聴していくことを決めた作品となった。
(2018年4月6日初投稿)

第3R「初めての大一番」レビュー
{netabare}チームスピカの面々は、それぞれレースを勝利して士気が上がってくる。ちなみにサイレンススズカは11馬身差の圧勝。これはアニメだけではなく本当の話で、バレンタインステークスの3戦後の重賞・金鯱賞でやってのけている。この頃から飛び抜けた強さを安定して発揮しているのが見られた。
そして、スペシャルウィークは、いよいよクラシック(皐月賞、ダービー、菊花賞)ロードへ突入。皐月賞の前哨戦である弥生賞へと駒を進める。レースの前にカラオケ店でライブの特訓を行うのだが、その指南役がトウカイテイオー。披露するのが「テイオーステップ」だ。これは懐かしい。

私がトウカイテイオーをリアルタイムで初めて見たのは、骨折によって1年ぶりに出走した有馬記念だった。そのパドックの様子を見て、とても驚いたのを今でもよく覚えている。「これ、テイオーの足は大丈夫か?」と思ったのだ。というのも、パドックで歩くテイオーの歩様がとても異質で、足が治っていないのではないかと私の目には映ったからだった。何だかカックン、カックンしながら跳ねるように歩くのだ。私はその頃、パドックは結構注目して見ていたのだが、テイオーのような変な歩様の馬を見たことがなかった。しかし、そのレースでトウカイテイオーは奇跡の復活を遂げ、1年ぶりの休み明けでGⅠの有馬記念を勝利する。私は競馬を始めて間もない年で、いちばん好きだったビワハヤヒデから流して買っていたため大儲けしたのは良い思い出だ。
話が逸れてしまったが、要するにそのパドックの歩き方が「テイオーステップ」で、トウカイテイオーにとって、ごく普通のことだったのは、後になって知ったことだった。それ以来、ずっと競馬は見てきたが、テイオーのような歩き方をする馬は見たことがない。相当特殊な歩き方だったのだろう。

テイオーネタを挟みつつスペシャルウィークの弥生賞へ。2番人気ながら、セイウンスカイ、キングヘイローを破り、重賞制覇を果たす。その夜にスペシャルウィークのお祝いが行われ、彼女は腹がはちきれんほどに食べて楽しむ。

そして、クラシック第一弾、皐月賞の日。勝負服を受け取ったスペシャルウィークが着替えると、スカートの後ろのチャックが締まらないアクシデントが発生。まさか、スカートが脱げるというアクシデントがあるのかと思ってしまった。どうやら太ったという表現だったようだが、これは分かりにくい。ウマ娘紹介のところでもこのシーンが出てくるが、たぶん、これを見て太ったと思った人は、あまりいなかったのではないだろうか。伏線としてお祝いで腹が出ていた描写はあるが、これだけでは、ただそういう演出だとしか思えないので、スペシャルウィークが太ったとは考えなかった。ただ、競馬ファンならスペシャルウィークが皐月賞時にプラス10キロの体重で出てきたことを知っている人もいるだろうということで、こういうやり方になったのだろうが、私も全く視聴当時は思ってなかった。

皐月賞のレース描写では、セイウンスカイが後ろから押されてゲートインするシーンがある。これは、実際のレースでの枠入りの際にセイウンスカイが抵抗してなかなかゲートに入らなかったことを表現している。いやぁ、本当に細かい! しかも馬名も当時の馬を参考にしているところが見られる。エモシオン→ハルシオン、タヤスアゲイン→ヤスダリピートなどだ。

皐月賞でスペシャルウィークは3着に敗れる。もちろん、これも実際のレースと同じ。セイウンスカイは逃げずに途中からスパートするという作戦に出るが、これも同様だ。アニメでは敗因がスペシャルウィークの太り過ぎのような表現になっているが、実は、現実では、当週に仮柵が外されて、内側がグリーンベルトと呼ばれる芝の良い部分が現れたため、内側を通った馬、特に前にいた馬が有利な馬場となっていたのだ。当時、スペシャルウィークに騎乗した武豊は、そのことをJRAに抗議し、翌年から仮柵は外すのではなく、外側に移動されることになり、より公平なレースが行われるようになった。この皐月賞が、そういうレースだったというのは、アニメとは関係ないことだが。

そして、私が気になっていた同年代である最強のライバル、エルコンドルパサーとグラスワンダーは、結局、諸事情によって皐月賞には参加しなかった。当時は両馬とも外国産馬だったため、元々クラシックには出走できなかったわけだが、アニメでは現在のルールに合わせて出走できるようになっているようだ。グラスワンダーは怪我をしたから(実際もこの時期には骨折で休養していた)、エルコンドルパサーはトレーナーの決定により出馬しなかったことになっている。「なんで皐月賞あいつを出さないの?」とトレーナーがハナさんに聞くシーンがある。エルコンドルパサーのことだと思われる。

ここで、最初のレビューを訂正したい。エルコンドルパサーがメンコを付けている理由が謎と書いた。実はよく調べてみると、レースやパドックの時にはメンコを付けてなかったが、普段、厩舎にいるときなどには、メンコを付けていたようなのだ。私がエルコンドルパサーを見ていた頃は、まだグリーンチャンネルにも加入していなかったし、レース以外の普段の様子を見ることが、ほとんどなかった。写真では確認できなかったが、さすがにサラブレ編集部なども絡んでいるので、正しいと思われる。失礼しました。

次回はダービーが描かれるようだ。競馬界で全ての人が目標とする1度は勝ってみたいと願う最大のレース。当初は全く期待してなかったアニメだったが、とても楽しみになってきた。

※ちなみにOPの映像では、実際のサラブレットたちがG1を勝ったレースが表現されている。馬場が悪くてどの馬も通らなかった内側をあえて選択して豪快に差し切ったゴールドシップの皐月賞。また、前が詰まって馬群をぬうように抜けだしたウオッカの安田記念、誰もが感動したテイオーの復活の有馬など、印象的な部分を上手く演出しているなぁと感心した。{/netabare}

第4R「特訓ですっ!」レビュー
{netabare} 今回でダービーが描かれるかと思ったが、王道スポーツ漫画に必須の特訓回だった。皐月賞に敗北して意気消沈するスペシャルウィーク。心配したスピカのメンバーがトレーニングの手助けを行う。これは軽い日常回のようなもので、そのひとつとして、水着で飛び込みにチャレンジするサービスシーンも挟まれている(スク水だが)。

そんななかトレーナーは、皐月賞の映像を見直して、あることに気づき、中距離の絶対王者として知られるタイキシャトルとの模擬レースを思いつく。場所は美浦のトレーニングセンターで、南北の2ヵ所あるうちの南調教馬場にあるウッドチップコース。上から描かれたコース形態は、実際のトレーニングコースを完全に再現している。ウッドチップコースは、細かい木片を敷き詰め、足元への負担が少なく、体に負荷を与えることのできるコースだ。距離は1600メートルで、GⅠ馬であるタイキシャトル得意の距離で胸を借りる。

ここでスペシャルウィークは、馬の後ろのスリップストリームに入ると走りやすいことや、坂道を駆け上るときは、ピッチ走法で走ったほうが良いことに気づかされる。模擬レースは僅差で敗北するが、十分に実りのあるトレーニングとなった。ダービーを前にして準備は整ったようだ。

今回の最後にエルコンドルパサーがダービー出走を表明。実際にこの馬のいた時代、外国馬は出走できなかったのだが、史実とは違う展開にするようだ。来週こそはいよいよダービー。どのようなレースになるのか、競馬ファンとしても楽しみだ。予想としては、無難なところにまとめてくるのではないかと思っている。

ところで、1話から時々出てくるオグリキャップのネタが面白い。普通の馬の1.5倍以上もの飼葉を食べていたことで知られる馬だけに、出てくるときは、いつも大盛りの食事をしている。今回もゴールドシップが焼きそばを売るシーンのバックに度々登場しており、超大盛りの焼きそばが、映される度にどんどん減っている様子が描かれている。日本競馬を現在まで盛り上げるきっかけとなった最大の功労馬が頻繁に出てくるのもまた楽しい。{/netabare}

第5R「ライバルとのダービー」レビュー
{netabare}いよいよ競馬界最大の祭典・東京優駿(日本ダービー)でライバル対決が行われる。前半の佳境といえる回だ。Aパートは前回から引き続き、スペシャルウィークの特訓。東京コースにもあるゴール前の坂に対応するために神社での階段ダッシュを敢行。

この坂を利用した特訓は、実際のサラブレットにも行われている(もちろん、階段ではないが)。ひと昔前は西高東低と言われていた時代が長く、GⅠは関東所属の馬がほとんど勝てなかった時代があった。それは美浦のトレーニングセンターに坂路コースがなかったためで、このコースで負荷をしっかりかけた馬がGⅠでも好走するというのは、ずっと常識とされていた。その最も有名な例がミホノブルボンという馬で、坂路でビシビシ鍛える方法が馬を強くする秘訣といわれるようになった。そして、数年前に美浦にも坂路コースができたお陰で、関東馬もようやく関西馬に対抗できるようになったのだ。

そのほかにAパートでの注目は、メジロマックイーンがスピカの新たなメンバーとして加入することだ。面白いのはゴールドシップがマックイーンをとても気に入っている様子があるところ。ちょっかいをかけては、いつも逆に痛い目に遭っている。視聴当初は、なぜマックイーンがこんな重要なキャラとして出てくるのか、よく分からなかった。しかし、ゴールドシップと絡ませるために登場させたのだと知って納得した。ゴールドシップの母方のお祖父さんがマックイーンなため、このコンビに色々やらせるための計らいだったというわけだ。ちなみにスペシャルウィークを食堂で励ますのがマルゼンスキーで、これもスペの母方のお祖父さんがマルゼンスキーだから。また、雨の降った重馬場で無類の強さを誇ったマックイーンが「雨が印象的な映画20選」というタイトルの雑誌を読んでいるなど、相変わらず細かいことをやっている。

そしてダービー当日。スペシャルウィークは、ライバルのセイウンスカイ、キングヘイロー、エルコンドルパサーとともにゲートイン。もちろんスペシャルウィークは、現実と同じ3枠5番。
いつも熱いレースシーンだが、今回もかなり熱い。まぁ、見た目は大きな芝のトラックを女子が走るだけなのだが、一応、スピードは1kmを約1分で走っていくという超高速レース。箱根駅伝でのランナーが1kmを約3分で走るので、ウマ娘たちは3倍のスピードで駆け抜けるということになる。実際は背中に騎手を載せているのだから、1頭で走るだけならもっと速いわけだが。

レースは実際のレースと酷似している。引っかかったキングヘイローが逃げる展開。セイウンスカイは2番手に抑える。スペシャルウィークは中段、エルコンドルパサーもほぼ同じ位置。4コーナーを回って、早めにセイウンスカイがスパート。やや重の馬場ということもあって、早め先頭からの押し切りを図る。キングヘイローはここで失速。そして、セイウンスカイが先頭に立ってから、すぐに馬群の間を割ってスペシャルウィークが迫り、追い抜く。

このときのフジテレビ・三宅アナの「並ばない、並ばない」という実況も再現。一気にスペシャルウィークが先頭に立つ。実際のダービーでは、このままスペシャルウィークが圧勝するのだが、アニメではその後ろからエルコンドルパサーが差してくる。スペシャルウィークは2番手に後退。しかし、ゴール前で驚異の差し返しを見せて、2頭が同時にゴール板を駆け抜ける。

着順掲示板には写真の表示が点灯し、3着のところには16の文字が。この16番は実際のダービー2着馬ボールドエンペラー(アニメではマッシヴコウテイ)の番号だ。そして、写真判定の結果、同着という結果に。2頭のダービー馬が生まれたという結末だった。これは予想通りの改変だったといえる。エルコンドルパサーは日本で負けたのは1度だけで、さすがに、ここで負けさせるわけにはいかなかった。そして、スペシャルウィークがダービーを取らないというのもあり得ないので、やはりこうするしかなかったかなと思う。過去の実際のGⅠでの同着というのも本当にあった出来事。それは2010年のオークスでサンテミリオンとアパパネが同着となり、2頭のオークス馬が生まれている。

最後は特殊エンディング。エルコンドルパサーとスペシャルウィークが健闘を称え合い、スピカのメンバーも大喜び。当初、懸念していたウイニングライブは、これまではほとんど止め絵でエンディングに流す程度に収めているので、今回もこれで良かったと思う。前半が終了という感じの良い終わり方だった。次回からは菊花賞・ジャパンカップへと向かうのか、それとも別の展開とするのか、興味は尽きない。

小ネタとしては、今回も食堂でのオグリキャップのシーンは出てきたが、もう後ろ姿が部分的に映されるくらいでもオグリが大食いしていると分かってしまうところが面白い。それと、スペシャルウィークがダービーを取ったとき、実際は直線で武豊が鞭を落としていたというのは、有名な話。それを揶揄するようなシーンがあるかと思ったが、さすがになかった。この回では解説者として本人も登場しているし、CMにも出演してもらっているので、当然と言えば、当然か。しかし、あれだけの大スターでも失敗をしてしまうほど、競馬界で特別な舞台がダービーというレースだということなのだろう。 {/netabare}

第6R「天高く、ウマ娘燃ゆる秋」レビュー
{netabare}Aパートはお祭りに遊びに行く日常回で、いろいろなネタが満載。
新たなウマ娘も登場する。マチカネフクキタルやエイシンフラッシュ、ナイスネイチャなど。
相変わらずオグリの大食いのシーンが色々なところで出てくる。
第33回の大食い大会は、第33回の有馬記念の再現。優勝はオグリキャップ、2着タマモクロス、3着入線で失格となったスーパークリークも同じ。ナリタブライアンとヒシアマゾンがいつもコンビなのも微笑ましい。
スペシャルウィークとサイレンススズカの絆が深まる花火シーン。お互いが刺激を与えて、レースへのモチベーションを上げていく。

サイレンススズカの旋回癖のシーンが出てきて、少しせつなくなる。
馬房にいるときは、実際にいつも狭い中でグルグル回っていたらしい。
でもイライラしているわけではなく、厩務員が入って行ったら止まったそうだ。
これはアニメを見て、改めて調べて初めて知ったことだった。

Bパートは毎日王冠のレース。1998年に開催されたこのレースは、サイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーが激突するということで、GⅡとしては異例の13万人もの観客を集めたことで知られる。アニメでは、これに2010年のダービー馬エイシンフラッシュやGⅠでのブロンズコレクター、ナイスネイチャが参戦するという架空の対決になっている。
レースはグラスワンダーが出遅れて、3コーナーから捲っていくという実際と同じ展開。エルコンドルパサーは最後に追い上げるもサイレンススズカとは2馬身半も離された2着だった。

ウマ娘が走るだけなので、レースシーンがどうなのかという不安が当初からこのアニメにはあったが、アングルなどの絵作りの上手さやしっかりした作画、実際のレースをしっかりと参考にしていることが、画面から伝わってきて、とても迫力のあるシーンに仕上がっている。回を追うごとに楽しみも増えるし、飽きさせないシナリオ構成も優れている。全く想定していなかったが、これは今クールでトップを獲ることも夢ではないと感じさせるだけの仕事をしていると思う。
いよいよ、次回がいちばん問題となるレースとなるわけだが、ここをどう描くのか楽しみであり、不安でもある。 {/netabare}

第7R「約束」レビュー
{netabare}Aパートはスピカのメンバーで温泉合宿の特訓回。
最近は、特訓がAパートにあって、Bパートがレースというパターンが続いている。
リギルではグラスワンダーが同じ外国産馬のマルゼンスキーに合わせ馬の依頼をする。スピカの温泉合宿では、サイレンススズカがジャパンカップ後にアメリカに遠征することが語られる。
これは実際に計画されていたことで、アメリカは日本のような高速の芝で、中距離のGⅠが日本よりも多く、全てがサイレンススズカの得意な左回りコースのため、より大きな成功が期待されたからだった。日本の場合、その頃の2000mの中距離GⅠは天皇賞秋しかなく(現在は、右回りだが阪神の内回り2000mのGⅠ大阪杯もある)、サイレンススズカが活躍できそうなGⅠが少なかったのだ。

そしてBパートはいよいよ2000mの天皇賞秋。11月1日の1枠1番にサイレンススズカが入る。当時、私は馬券ではなるべく武豊を外して買うことが多かったのだが、この枠を見たときに、さすがに観念した。このレースでサイレンススズカ以外が勝つことはないと確信したからだ。それなら1番人気でもここからドーンと買って勝負してやろうと。それにサイレンスズカがまたどんな走りを見せるのかがとても楽しみでもあった。

アニメでの出走ウマ娘は、エルコンドルパサー、メジロライアン、ヒシアマゾン、ウィニングチケット、ナイスネイチャという超豪華メンバー。これは完全に架空のレースということになっている。

ただ、レースは実際と同じ展開。ゲートを出たサイレンススズカが1000mを57秒4というタイムで通過。騎手の安藤勝巳がダイワスカーレットで出走してウオッカに2㎝ハナ差負けした2008年天皇賞秋の1000m通過が58秒7で、安藤勝己はこのタイムについて「とんでもないペースで行ってしまった」と後述している。そのときの2000m走破タイムが1分57秒2で、レコードタイムを0.8秒も更新した。サイレンススズカが出走した天皇賞から10年も経過していた年のことだ。このことからも、サイレンススズカの1000mの通過タイムがどれだけ信じられない高速タイムを叩きだしたかということが分かると思う。

4コーナーの手前でサイレンススズカに故障発生。実際は左前脚の粉砕骨折で予後不良となった。馬の場合はひどい骨折の場合、足の血流が滞ってしまったり、ほかの3本の足に負担がかかって蹄葉炎などを引き起こし、生存率が著しく下がってしまうため、薬殺処分とされてしまうのだ。このレースは多くの競馬ファンの忘れられないシーンのひとつだろう。

アニメでは、スペシャルウィークの機転により、サイレンススズカのダメージを少なく助けることができたため、大事には至らなかった。それでもスペシャルウィークが泣きながらサイレンススズカに語りかけているシーンは、少しグッときそうになってしまった。ラストは特殊エンディングで病院にいるスズカを皆が取り囲んで励ますシーンで終わる。

天皇賞秋のレース結果は、実際のオフサイドトラップではなく、エルコンドルパサーが勝利。来週からスペシャルウィークはどこに向かい、サイレンススズカはどうなるのか、さらに目が離せない展開となりそうだ。 {/netabare}

第8R「あなたの為に」レビュー
{netabare} ジャパンカップや有馬記念をどうするのかと思っていたら、ここはスペの敗戦をアパンで少し描いて終わり。スペがサイレンススズカに相変わらずベッタリの様子とそれを心配するスズカが映される。
Aパートでは年始のパーティーとWDT(ウインター・ドリーム・トロフィー)という全ウマ娘のなかから投票で選ばれた人気のウマ娘たちが最強の座をかけて戦うという架空のレースが行われる。ここで最強を決める展開のようだ。この来年のレースにスペやエルコンドル、ススズが出て終わりということになるのだろうか。今年のレースではシンボリルドルフが勝利した。
そして、トレーニングの様子とリギルの皆は色々とレースを勝利したことがスペのナレーションで語られる。実際にはこの正月から春の間にスペシャルウィークは、AJCCと阪神大賞典、天皇賞春と重賞、GⅠを3連勝するのだが、そこは全く出てこなかった。スペシャルウィークファンにとっては少し不満に感じるかもしれない。
Bパートでは、グラスとスペのライバル同士の動向がじっくり描写された。この2人は宝塚記念で激突することになり、グラスワンダーはスペシャルウィークをライバルとしてとても意識するのだが、スペシャルウィークは怪我をしたサイレンススズカのことばかりを考えていて、レースのことはあまり頭にない。グラスからスペに向けられる視線が執拗に描かれる。思えば、6話の毎日王冠でグラスワンダーは初めて敗北を喫するのだが、そこでの焦りやレース後のうなだれる様子もかなり念を入れて描かれていたこともあり、今回はかなり気合が入っている様子。実際にはこのレースの前、スペの陣営は宝塚記念を勝って凱旋門賞に行くというプランを描いていて、ここは軽く勝つ前哨戦の空気だったので、スペがグラスのほうを向いていなかったというのは、上手くストーリーを作ったと思った。ただ、グラスワンダーが有馬記念を勝っていたことは、お花さんから語られるだけなので、競馬を知らない人からすると、なぜグラスワンダーが突然強いことにされているのか、分からないかもしれない。
宝塚記念のレース。
もちろん、出走の枠やウマ娘たちも実際と同じ。阪神の内回り2200mのレースだ。今回のレースも迫力があった。私がグラスワンダーのファンだったから余計にそう思うのかもしれないが、走っている動きや展開、絵作りがとてもカッコ良かった。スピード感があって、4コーナーでグラスがスペを抜く瞬間や抜いた後にスペの視線でグラスの背中が疾走しているシーンは、とても上手く描いていた。グラスワンダーのブルーの上着が翻って動く様がとても良くて、レースシーンを何度も観てしまった。
レースではスペシャルウィークが早めにスパートをして先頭に立つが、その後ろからグラスワンダーが一気にかわして3馬身差で勝利する。その後ろのステイゴールドは7馬身も離れており(これは実際のレース)、完全に2頭だけのレースだった。
また、これまでグラスワンダーは、おっとりした優しい性格だったのに、レースになって闘志を剥き出しにするギャップがとても良かった。
レースが終わり、また嘆きの木のところでトレーナーと話し、日本一のウマ娘になる目標を思い出すスペシャルウィーク。そしてススズはスペシャルウィークの敗戦をテレビで観て、何かを決意したようだった。これは来週にススズとスペとの関係に変化が起きる前触れだろう。
個人的には今クールは、これがトップで良いかなと思い始めている。 {/netabare}

第9R「スピカの夢」レビュー
{netabare}サイレンススズカの傷も癒え、リギルのメンバーは夏合宿に出発。トレーナーはサイレンススズカとスペシャルウィークを復活させるために2チーム制で競わせることを企てる。サイレンススズカは、怪我のショックから全力で走ることが怖くなってしまい、いわゆるイップスのような状態に陥ってしまっていた。スペシャルウィークは、スズカが復活できないことが気になって自分のことに身が入らない。
そこでトレーナーは、極限状態の負荷を2人に与えるショック療法的な試みを行う。2チームをトライアスロンのレースで競わせ、途中でトレーナーは、自分の夢を語って檄を飛ばすことによって、2人を復活へと導くのだった。最後の場面では、よりハードに競い合って速く走り過ぎたため、カーブを曲がり切れず、全員が海の中に「犬神家の一族」のスケキヨのような状態で頭から突き刺さるというギャグで締めくくられる。

そして、いよいよエルコンドルパサーが出走する凱旋門賞の日がやってくる。
前回の手紙でイスパーン賞やサンクルー大賞のことは、伝えられていて、実際にはそれに加えてフォア賞にも出走している。順位は、それぞれ2着、1着、1着でフランスのGⅠを1勝、2着1回、GⅡを1勝という好成績で、凱旋門賞ではモンジューに次ぐ2番人気だった。
アニメではモンジューの代わりにブロワイエという名前のウマ娘がベルサイユのバラのオスカルのような出で立ちで登場している。実際に凱旋門賞に出走したモンジューの名前は、馬主が所有していたモンジュー城が由来で、その城のある場所がブロワイエ地区というらしい。そこから馬名を変更したようだ。

レースは実際と同じ展開で描かれる。実はモンジュー(ブロワイエ)は、重馬場の鬼で、凱旋門賞が行われた日の前日から当日の午前中まで現地では激しい雨が降り、ここ20年ほどのなかで類を見ないような重馬場となっていた。元々凱旋門賞の行われるパリのロンシャン競馬場は芝の丈が長く、良馬場であってもかなり時計のかかる馬場のため、軽い芝の競馬場で走る日本馬には向いていないといわれている。またコースも特殊で、最後の直線の前に下り坂のフォルスストレート(偽りの直線)があり、仕掛けどころが難しい。

スピカやリギルの面々がテレビの前で応援するなかでレースはスタート。大方の予想を裏切り、エルコンドルパサーは逃げの戦法をとる。馬場の重いときは、逃げや先行の戦法のほうが有利に働くことが多く、これは良い判断だった(実際の判断は騎手の蛯名)。そして、2馬身ほどの差を保ったまま、フォルスストレートから最後の直線に向く。ヨーロッパの競馬で日本と違うところは、馬群のなかに入っていて周りが囲まれていると、ほとんどスペースがなく、なかなか抜け出せないことはよくある話。この日もそういう展開だったが、実際はモンジューの騎手が周りの騎手に「日本の馬に勝たせるのか!」と叫んで、スペースを空けさせたという話もある(レースの映像でもかなり強引に内を割って出てきている)。それほど、凱旋門賞は特別なレースで、フランス人にとっては、特に看過できないことだったことが想像できる。
そして残り50mを切ったくらいのところで前へ出られて、ブロワイエが優勝する。その後の3着のクロコルージュは6馬身も後方で、完全に2頭のマッチレースだった。

レース後、エルコンドルパサーからルドルフ経由でスペシャルウィークに電話がつながれる。エルコンドルパサーは、電話の向こうで悔しさのあまり泣きじゃくるのが心に残るシーンだった。そして、スペシャルウィークは何かを決意したような顔つきで前を見据えた。
このブロワイエ(モンジュー)は、近年のヨーロッパ競馬で最強と今でも語られるほど有名な馬で、その馬と僅差の2着だったエルコンドルパサーと日本競馬も世界で知られることとなった。そして、ブロワイエは、この後ジャパンカップに参戦する。この夢の対決は、おそらく再来週くらいに描かれることになるだろうか。そのときは、レースシーンの作画なども、戻っていることを期待する。
今回は、かなり作画が崩れており、特にBパートが厳しかった。先週のスペとグラスのレースシーンが素晴らしかっただけに、今回の凱旋門賞の粗が余計に目立ってしまった印象。あれだけの数のウマ娘と、それぞれの衣装を描くのは大変だろう。何とか万策が尽きないように最後まで頑張って欲しいと願っている。

※先日、スペシャルウィークに続いて、番組に登場しているテイエムオペラオーもこの世を去った。私は皐月賞(1着)と3歳時の有馬記念(グラスワンダー、スペシャルウィークに続く3着)を現地で観戦した。GⅠを7勝した思い出深い一頭だった。 {/netabare}

第10R「何度負けても」レビュー
放映日の5月27日は、競馬界最大の祭典であるダービーデー。
ここまで来ると、存分に楽しんできた春競馬もほぼ終わりという雰囲気が漂う。
前日の土曜日は予想で楽しみ、当日の日曜日の昼は馬券購入&観戦、夜になるとウマ娘が観られるということで、休日は完全に競馬づくしだった。
実際のダービーはワグネリアンが優勝。騎手の福永祐一は19回目の挑戦にしてダービー初勝利。私は人馬ともにずっと応援してきたので、とても感動的な日となった。

{netabare} ウマ娘のほうは、秋競馬に突入。
スペシャルウィークはトレーニングして大盛りの飯を食っての繰り返し。ちなみに飯を食っているシーンには全てオグリが一緒に映り込むというサービス?カット。
スペシャルウィークは京都大賞典から始動するが、何と7着に大敗。このレースにはテイエムオペラオーも出ていたが、こちらも3着敗退。実際もその順位の通りで、「マークすれば僕の勝利は間違いない」とオペラオーが言っていたが、実際のレースも全くその通り。スペを徹底マークしたが、スペが伸びきれないために踏み遅れて、最後に猛然と突っ込んできて3着というテイエムオペラオーの取りこぼし感が目立ったレースだった。

スペシャルウィークの敗因は、トレーニングを隠れてやっていて入れ込みすぎたというようにアニメでは描かれているが、これも実際とそれほど違っていない。スペシャルウィークは宝塚記念の頃から引っかかり癖がついてきており、京都大賞典でも武豊が手綱を引っ張り通しだった。気合が前に出過ぎていて、最後までもたなかったのだ。

そこで、アニメではリラックスするために帰郷することになる。スペシャルウィークは母親から「めざせ日本一」と刻まれた蹄鉄をプレゼントされて、やる気を増すのだった。その間にほかのウマ娘たちの休日の様子も描かれる。メジロマックイーンがライアンやドーベルと姉妹(実際はドーベルのみが牝馬)で一緒に食事をしていたり、ビワハヤヒデとナリタブライアンの姉妹(兄弟)がショッピングをしていたり、ウオッカとダイワスカーレットのライバルが靴を買いに行ったりと楽しませてくれる。またビワハヤヒデがブライアンに「頭でっかち」と言われて怒るなど小ネタを挟んできているのも面白い。
そして、サイレンススズカの復帰戦が決まり、絶対にアメリカに行くという決意をし、スペをライバルとして認め、戦おうと誓い合う。

最後に天皇賞秋のレース。
最近知ったのだが、実際にはスペシャルウィークは、宝塚記念からの不振によって、このレースに負けた場合は引退することをオーナーが決めていたのだという。ダービー馬で天皇賞春にも勝利していてGⅠを2勝していたため、これ以上無様なレースをするくらいなら引退させて種牡馬にしたいという意向だったそうだ。京都大賞典の大敗によって、この日は4番人気。私も当時は、このレースでスペが勝つとはほとんど考えていない1人だった。
アニメで1番人気のセイウンスカイは、この日もゲートに入るのを嫌がった。実際はファンファーレが鳴ってから5分以上も入らないというゴネっぷりだった。
レースにはサイレンススズカが観戦に来ておらず、レースの時間に合わせてトレセンで練習しているというのは良い演出だった。ふたりが相手のことをライバルとして意識して走り、ようやく同等の関係になったのだ。
レースではセイウンスカイの外から一緒にスペシャルウィークが追い込み、見事に1着となり、14万人の観衆が大興奮という状況になった。

いよいよ来週は、空前絶後といえるほど世界中から好メンバーが集まったジャパンカップ。ブロワイエ(モンジュー)以外の外国馬をどこまで描くのかも楽しみだ。今回も作画はいまいちだったので、最大の見どころとなる来週のレースは持ち直して欲しい。 {/netabare}

第11R「おかえりなさい!」レビュー
{netabare} 今回はもうひとりの主役ともいえるサイレンススズカの復帰戦。このアニメが始まったときから、ススズの扱いがどうなるのかというところに注目していたが、しっかりと復帰戦まで描かれた。ジャパンカップまで行くのかと思っていたが、復帰戦をじっくり描く構成は、とても良かったと思う。その間にジャパンカップに出走するブロワイエ(モンジュー)を登場させて次回での決戦を盛り上げた。

ここまで積み上げてきたものを考えると、この作品は成功した(売上は別にして)と言ってもいいと個人的に感じているが、それは、スペシャルウィークとサイレンススズカの友情・ライバル関係を中心に構成したことが大きな理由だろう。実際にはこの2頭は同時期に走っていたこと以外に共通点はないのだが、それを上手く重ね合わせたのは素晴らしい判断だったと思う。

冒頭でブロワイエ(モンジュー)がジャパンカップ参戦を表明。その年の凱旋門賞馬の出走ということで、競馬界での大きなニュースとなった。ブロワイエの戦績が凄い。凱旋門賞に加え、フランスとアイルランドのダービーも勝っていて、この時点でGⅠを3勝もしていた。そしてジャパンカップ後の翌年にもサンクルー大賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなどのヨーロッパで格の高いGⅠを3勝したというヨーロッパの名馬中の名馬といえる。そんな馬が全盛期に来日したということにまた価値がある。
このほかにもバーデン大賞連覇などGⅠ3勝をしているタイガーヒル(サンクルー大賞ではエルコンドルパサーに負けて2着)、前年のイギリスダービー馬のハイライズ、2年前のドイツダービー馬ボルジア(直前のフォワ賞でエルコンドルパサーに敗れての2着)、香港などでGⅠを含め15勝を挙げているインディジェナス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス3着のフルーツオブラブなど、実績のある馬が多数参戦した。

そして、ジャパンカップの前日にサイレンススズカの復帰戦が組まれる。ライバルとして登場するのがサンバイザーという馬。その名の通りサンバイザーを被っているのだが、声優が釘宮理恵。こんなちょい役で登場するのは珍しい。
1999年ジャパンカップ前日というと、10レースでキャピタルステークスが行われており、その時に勝利したのがサンフレア。おそらくこの馬をモデルとして名前を変更したと思われる。キャピタルステークスまで連勝で来ており、上り調子だったことも同じで馬番も10番だったことからまず間違いないだろう。
レースではサイレンススズカが出遅れて最後方からの展開。4コーナー過ぎから他馬をまとめて差し切り先頭でゴールする。このときのアナウンサー、観客、リギルやスピカのメンバー、トレーナーたちの応援、祝福する様子が映され、ファンにとっては堪らないシーンだったと思う。もし、本当にこういうことがあったとしたら、ということを心から感じさせてくれる、とても良い描き方だった。

来週はジャパンカップということになるのだろうが、どういう構成にするのか楽しみだ。実際のレースもとても熱い展開だったので、それをどのようにして再現しつつ架空の物語にしてくれるか。このときのジャパンカップはスペシャルウィーク以外の日本馬は手薄だったので、外国馬をもう少し丁寧に描くこともあるだろう。
そして、1話を使ってジャパンカップをやるのか、また有馬記念までやってしまうのかというところも気になるところ。この作品だと有馬記念は蛇足になってしまうので、次回でサッと終わらせることもあり得る。
ラストはWDT(ウインター・ドリーム・トロフィー)が出馬するところになりそうだが、
あと2話をこのまま突っ走ってもらいたい。作画のほうは持ち直したものの、まだ良いときほどのクオリティではないので、ジャパンカップのレースに期待している。 {/netabare}

第12R「夢の舞台」レビュー
{netabare}この物語の最大の見どころといえるジャパンカップ。
ほかの強豪馬についても出てくるかと思ったが、ブロワイエとの一騎打ちの構図で描かれた。一応、タイガーヒルやボルジア、フルーツオブラブなどは枠番と勝負服で分かるようにはなっている。今回だけで紹介されても強者感は出ないだろうから、これで良かったかもしれない。

前半ではレース前日の振り返りからブロワイエの当日の動向、リギルやスピカなどのチームの枠を超えてスペシャルウィークを後押しする様子が描かれる。皆が心配して、グラスワンダーが耳をつけて中の様子をうかがうところが可愛い。
そしてジャパンカップのレース。

実際と同じく、8番の隣が10番になっている。これは9番で出走予定だったアルボラーダが出走を取りやめたため。細部までこだわり続けてくれていることがよく分かる。ちなみに6番にはサイレンススズカの実際の妹(弟)のラスカルスズカが出走していたため、耳あてのデザインが同じに描かれている。

レースではスペシャルウィークをブロワイエが徹底マークする構図。実際のレースでも全く同じ展開で、エルコンドルパサーのときと同じようにマークをして差す競馬をするつもりだったようだ。3コーナーすぎから両馬とも上がっていく。
直線では下を向きながら必死に走るスペシャルウィークに限界が来たように一瞬モノクロの画面に押し込められる。そのときにサイレンススズカの「スペちゃん!」という声にスペが反応して、再加速。見事1着でゴール。アナウンサーの「日本の総大将」という呼び方も当時を再現していた。
最後にブロワイエが言ったのは「La victoire est à moi(調子に乗るな)」で、スペに言われた言葉をそのまま返した。しかし、スペはこの意味を「いい勝負をしましょう」と思っていたので、「はい」と笑顔で答えている。締めはスピカやリギルの面々と喜び合い、スペシャルウィークのライブによる特殊エンディングだ。

ちなみに、実際のレースでは、1着スペシャルウィーク、2着インディジュナス、3着ハイライズで、ブロワイエ(モンジュー)は4着だった。
そして、どうやら来週は有馬記念をカットして、夢のレースで締めるようだ。実質、今回がストーリーとしては最終回のような位置づけだろう。あれだけの話をとても良いシナリオにまとめたと思う。

ちなみに最後のウインタードリームトロフィーの映像の元ネタは、グリーンチャンネルで流れるこのCM。まさに夢というのがふさわしいメンバーだ。
夢の第11レース
http://ceron.jp/url/www.youtube.com/watch?v=bDpK38Lhdac
来週は、いよいよ最終回。1クールたっぷりと楽しませてくれたので、もう今の時点で満足している。作画が後半に入ってずっと失速気味だったのが残念だったが、全体的には良い仕事をしてくれたと思う。 {/netabare}

EXTRA R「響け、ファンファーレ!」レビュー
{netabare} 長い間、楽しませてくれたウマ娘も今回が最終回。
ストーリー的には前回で終わった構成だったが、夢の対決を描くためということで「エキストラレース」という位置づけになっている。

アパンでは意外にもスペシャルウィークが負けた有馬記念も少しだけ描かれた。私はグラスワンダーのファンで、この有馬記念の当日は中山競馬場で観戦していたのは良い思い出だ。ゴール前で見ていて、最後はスペシャルウィークに差されたと思ってうなだれていたのだが、写真判定では何とかゴールの瞬間だけ鼻面が前に出ていたのには驚いた。これはグラスの執念のようなものだったのだと思う(アニメでは一応、3着のテイエムオペラオーも描かれている)。

ほかのウマ娘のこともダイジェストで紹介される。ウオッカとダイワスカーレットの鼻差の勝負となった天皇賞秋らしきレースや、トウカイテイオーの二冠&有馬記念の奇跡の復活、メジロマックイーンの春の天皇賞連覇、ゴールドシップの宝塚記念連覇、凱旋門賞挑戦。そして、サイレンススズカは、その後にGⅠを勝利し、アメリカ遠征を行ったことが、スペから母への手紙という形で回想される。連覇しているウマ娘がいることから、ジャパンカップから最低でも2年以上は経ったという流れだ。

大爆笑したのは、ウマ娘たちを壇上で紹介するシーン。
司会役として日刊競馬の本紙予想を行い、UHF系の番組『金曜競馬CLUB』にも出演している飯田正美のような人物が出てくるのだ。あの鼻の詰まったような、たどたどしい喋り方に似せているので間違いないだろう。「あー」とか「~ね」という口癖は完全に物真似だ。ネットで調べてみたが、誰からも指摘されていなかったので、コアな競馬ファンでこのアニメを観ている人は、それほど多くないのかもしれない。私も周りの競馬ファンの数人には、強く勧めてみたのだが、1度は観てくれても、継続して観てくれている人はいなかった。きちんと観てくれれば、作品の良さを分かってもらえるとは思うのだが、アニメを見慣れていない人にとっては、女性声優のかん高い声でうんざりしてしまうらしい。

WDT(ワールド・ドリーム・トロフィー)のレースは予定調和というか、想像した通りの展開だった。オグリの応援にイナリワン、タマモクロス、スーパークリークがスタンドまで駆けつけていたのは面白かった。
これだけのメンツのレースでどれかのウマ娘を勝たせるというのは不可能。それよりもレースシーンまでやってくれたのは嬉しかった。

最後にこのレースを羨望の眼差しで見つめるウマ娘が現れる。リボンが右耳についていることから牡馬で、服の色から考えると、まずキタサンブラックで間違いないだろう。社台所属の種牡馬なので、今のところ登場することは考えづらいところだ。ただ、オーナーは北島三郎なので可能性はあるか…。個人的には2期があるなら、ファンだったジャスタウェイにも出てきてもらいたい。 {/netabare}

全体のレビュー
全話を通して、改めて思ったのがスタッフのこだわりが存分に感じられた作品だったということだ。ソシャゲにつなげるということもあり、デザインは緻密だし、細部までとても丁寧に作られていた。競馬についてはファン目線で見ても、生半可な知識で作っていないことは、すぐに分かる。それぞれのサラブレットについての生涯をしっかり理解した上でストーリーを組み立てた点は称賛したい。また、スペシャルウィークとサイレンススズカを主役にした判断も素晴らしかったし、何よりifの物語をサイレンススズカのファンに嬉しい展開にしてくれたのは、とても良かった。
これは私が物語にいつも望んでいることだが、やはり創作である以上、どこかに救いがあって欲しいと思っている。どのようなメッセージが込められているのだとしても、最後に絶望しか感じさせないような物語を私は観たくない。ハッピーエンドを望んでいるのではなく、ひと欠片でもいいから希望を感じさせて欲しい。そういう意味でもウマ娘は、とても良い作品だった。多くの人に幸せを感じさせたことは魅力のひとつだったと思う。
残念だったのは、後半になって作画が崩れてしまったことと、レースシーンに迫力がなくなってしまったことだ。レースシーンのピークは、スペシャルウィークとグラスワンダーが対決した宝塚記念だった。このレースシーンは素晴らしかったと思うし、結果は知っているのに観ていて興奮して、カッコ良いと思った。後半をそこまでやってくれていたら、良かったが、ウマ娘の数が多すぎるし、GⅠレースの勝負服のデザインまであるため、なかなか難しかったと思う。また、トレーナーの凄さが感じられなかったのも不満な部分だが、この作品がサラブレットに焦点を当てている以上、仕方のないことかもしれない。

実在の競争馬を女性化させたというとんでもない設定ながら、中身はとても真っ当に、そしてフィクションも含めた展開にしたことは見事だった。当時のことを思い出させてくれて、現実の過去の競馬とアニメの2つの世界を楽しむことができた作品だった。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 104
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

香味ダレ(競馬の知見)を入れると味が変わります

2018.09.28記

ゲームはいったいいつリリースされるんでしょうか?


リアタイで完全スルーしてたもののめっさ評価が高く、1期遅れの再放送にて視聴。

萌え擬人化されたサラブレッド達のレースにまつわるエトセトラ・・・
レースを軸にした努力と友情の物語です。

この手の擬人化ものは今後も手を替え品を替え出てきそうな勢いですが、今回は競走馬。競馬自体がウマの生い立ちや系譜、戦歴、厩舎と調教師・騎手などそれぞれの切り口で語られる物語性の強い題材であり、ファンはただ馬券を購入しての勝敗に一喜一憂する以上の“何か”を求める傾向にあります。

“何か” それは “夢” と置き換えてもいいのかもしれません。

私は馬券は買いませんが、メイセイオペラを輩出した競馬場が地元ということもあり、競馬の持つ“物語性の魅力”については共感できるものがあります。


そんな競馬を題材にして、しかも実際の競走馬の実名を使用するとなれば、ただのアニメ以上に例えば史実とのシンクロやifストーリーの構築なども期待され、作りようによってはボロクソに酷評されるリスクもあったのですが、そこは杞憂に終わりおおむね好感をもって視聴者には受け止められたようです。

本作を観るときの視点は二つ

 ・競馬を知らない側から見たアニメ単体としての魅力
 ・競馬を知っている側から見たアニメと史実のシンクロ


アニメ単体としてはどうでしょうか?

第一話アバン。いきなりナウシカ風の絵巻からウマ娘とは?が語られます。
北海道からウマ娘の養成学校?に転学するため上京した本作の主人公スペシャルウィークが学校にたどり着くまでが第一話でした。
途中、レースをやってる府中競馬場にて実際のレースを見ることになります。

 ん? 女の子たちがただかけっこしてる  ( ゚Д゚)

レース終わったら終わったで

 ん? 女の子たちがステージで歌って踊ってる ( ゚Д゚)

設定とはいえ、「いかん、これダメなやつだ」と切りそうになった次第です。
ただウィニングライブと称されるレース勝者のパフォーマンスはその後鳴りを潜め、少女たちの努力に重きを置いたストーリー展開となって、スポ根の色が濃く出てくるにつれ面白くなってきました。
登場人物めちゃくちゃ多かったものの名前のテロップを出すなど演出の工夫も見られ、最終話になる頃にはだいたい名前を覚えていたので制作側の配慮には感謝です。

レース作画も大崩れはしてません。風のエフェクトを用いて疾走感を出したり、差しにかかる場面では地面をぎゅっと踏む足元を映し、一気に加速させるなど、彼女らのスピードをよく表現できてたと思います。ただ、レース数の多さからか後半はやや単調に感じてしまいました。これはしゃーないかな。

劇半はあまり記憶に残りませんでした。JRAファンファーレ風イントロのOP曲は作品に合ってたと思います。あわよくばすぎやまこういち先生にオーダーしてほしかったと一瞬思ったりしてね。

アニメ単体としては、平凡な作品だったと思います。
ただし、魅力のあるキャラクターがけっこう出てきます。軸となるヒロインのスペシャルウィークとサブヒロインのサイレンススズカはキャラの深掘りができてました。群像劇では埋没して何が何だかよくわからなくなることも多々ありますが、核となるキャラを作ったことは成功だと思います。この二人を軸に個性豊かな面々が登場しますので、お気に入りが見つかる可能性は高いかも。
ゲーム展開を狙ったソフトという側面もあるため、キャラ設定には力を入れてます。


次に競馬ファンからの視点ではどうか?

あいにく詳しくないので説明しかねます。
ただ、綺羅星のごときスターホースが輩出された90年代後半を中心に万遍なくスターホースを集結させていたこともあり、私のような素人でも知っている馬名が多かったのは助かりました。
まるで、ブルズが連覇してた頃のNBA、イチロー、松井、松坂世代が活躍してた頃のプロ野球、ヒデが引退するまでの日本代表、とその競技が注目を浴びた時代をうまく切り取ったのです。そこに新旧スターを加えてのオールスター戦です。全盛期のクライフ、マラドーナ、ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドが同時にピッチに立つようなもんでしょう。

元からのファンは自身の思い出を重ね、素人はこの作品を機にちょっと馬名を検索したりして知見を得ることでさらに楽しみが増える。そんな作品になりました。私はもちろん後者です。

そんな検索人生を送る中で一つのブログに辿り着きました。
アニメと史実の相関が理解できることに加えて、ブログ主さんの競馬への愛情が伝わってくるコラムをぜひ紹介させてください。

『アニメウマ娘の視聴者に送る、サイレンススズカの史実』
  http://ch.nicovideo.jp/yumemura/blomaga/ar996682

{netabare}7話と11話あたりの見方が変わります。{/netabare}

{netabare}「夢……見ている人に夢を与えられるような、そんなウマ娘」
物語序盤でどんなウマ娘になりたいか?を問われこう答えたサイレンススズカさん。
最終回で同じことを今度はスペシャルウィークが語ります。

なんだろう?この感動{/netabare}


ラーメン屋の但し書きにある
「カウンターに置いてあるトッピングを加えると味が変わりさらになんちゃらかんちゃら…」

素人さんが一度観た後でも競馬に関する知見を増やして再トライすると、見えてる景色ががらっと変わってくる良作でした。


そしてExtraのED「うまぴょい伝説」で踊りだす。
なんだよ、最初disってたくせに!と言われてももう平気(*'▽')



視聴時期:2018年7月~9月 地上波再放送

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2018.09.28 初稿
2020.09.15 修正
2022.02.19 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 103

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今季のダークホース賞w

競走馬をウマ娘として擬人化させた Cygames の競馬育成ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」。
そのメディアミックスとして、制作されたアニメ作品。
アニメ制作は、P.A.WORKS

内容的には、競走馬育成とアイドル育成を、足して割った感じかな?
レース出走時の勝負服もまるでステージ衣装w
まあ、いろいろ突っ込みどころがありすぎて、もうありのままを受け入れるしかない感じですw

まあ一見ゲームのプロモだったり、キャラグッズや、キャラソン販売を狙った、かなり商業主義的なアニメですw
けど、出てくるウマ娘が、何と実在の競走馬の実名です。
しかも名馬ぞろい!
さらに、1998年、1999年に行われた実際のレース結果に絡めたストーリ展開。
可愛いウマ娘たちが、当時の熱い激闘を繰り広げてくれました。

今季、まさかのダークホース賞でしたw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 32
123
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