ライデンフィルムで異世界なTVアニメ動画ランキング 11

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のライデンフィルムで異世界な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番のライデンフィルムで異世界なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

59.9 1 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング1位
ばいばい、アース(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (55)
154人が棚に入れました
様々な動物の姿をまとう獣人が住まう世界に、ラブラック=ベルは唯一の"人間"として生まれた。 牙も毛皮も鱗もない彼女は"のっぺらぼう"と呼ばれ、どこにも自分と同じ種族を見つけることができずに、もの寂しさを感じながら日々を過ごしていた。 「私も、世界と交じり合いたいーー」 そんな想いに胸を焦がし、身の丈ほどの大剣<唸る剣(ルンディング)>と共に、自分のルーツを探す旅に出ることを決意する。 その代償として、数々の試練が待ち受けるとも知らずにーー
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

終わり?2期きますね。今季1,2を争う面白さ。凝ったSF作品でした。

 なかなか配信次の予定がないから調べたら2期があるんですね。25年かあ…うれしいけど打ち切りにしないでください。お願いします。

 というのは、この作品はSFの楽しみ方の一つ、世界観を考察する系統の作品です。「けものフレンズ」「新世界より」などと同系統です。この2作品と違ってエンタメが分かりづらい感じがあります。
 したがって、読み解けない人、楽しみ方が違う人が多くいる作品でもあります。現に私も昔原作を多分1巻と少しで放り投げています。それに本作も4話くらいで、あれ2話のアースって…といって戻ってSFであることを確信しました。

 今、原作を読むと修辞というか文体が面倒なだけで読むとある種の王道SFなんですけどね。読み解けると快感原則に従いどんどんは作中に入り込みますので、こういう読者を楽しませてやろうという作りの作劇はいいですね。それにアニメはかなりわかりやすいです。

 さて、本作の考察は10話のところに書いた通りです。アース、卵、兎、怪力、都市=パーク、唯一の人間…そういうものを読みとけば世界観は見えてきます。この先は剣と理ですね。

 非常にハイレベルなSFで私はかなり好きです。原作者のマルドゥック・スクランブルにもはまったので、相性がいいのかもしれません。

 一応、作画は満点とも言えませんし、続きがあるので満点にはしませんが、24年夏で1,2を争う面白さでした。アトリとどっちかな。

 アトリもジャンルとして一種のハードSFの体裁をしていると1話で読み解けないと見方を勘違いする作品でした。こういう作りの作品が増えるといいですね。




1話 原作は苦行でした。これでも小説の100倍わかりやすいです。

{netabare} これでも小説版よりも随分理解しやすくなっています。原作はずっと前に読みましたが、面白さが分からなかったです。これは「つまらない」とか「面白くない」ではなく、何を読み取ればいいのかがさっぱりわからず面白さが理解できないという意味です。

 ラブラックベルの行く末は気になるので、読まざるを得ないんですけど、苦行の様だった記憶があります。それは、たった1人の人間…人間と出会いたいというテーマに引かれたからかもしれません。

 変な当て字が多いのは今回のアニメでもわかったと思います。説明がなくいきなりいろいろ展開しますし。ただ、アニメ版だとああそういうことか、と今ものすごく納得しています。冲方丁氏は「マルドゥックスクランブル」と歴史ものは非常にわかりやすく面白いのですが、本作原作とかシュピーゲルシリーズは文体が独特すぎて本当につらいです。その点、本作は小説の100倍くらい面白かったです。

 この作品は、それでもわかりづらさで酷評されても仕方がない内容だとは思いますが、しかし、不思議な魅力がラブラックベルにはあります。ですので、私はアニメは最後まで見ます。ラブラックベルが思っていたよりもしっかりしている解釈なんですね。私は小説1巻の表紙にとらわれて、黒髪でもっと弱弱しい姿を想像していました。すでにそこから違います。{/netabare}


2話 ああ、ファンタジーだなあ…やっぱり外連味は大事だなあ。

{netabare} ファンタジーですねえ。わからないことに幻惑されることで不思議な感覚の中に入り込みます。それが非日常の世界に我々を誘う感じ。それでこそファンタジーです。ファンタジーっぽさを思いっきりカッコつけてやっている外連味が最高ですね。原作を読んで想像していた絵と随分違いますが、いいですね。視覚化してくれて本当に助かります。

 さて、一人しかいない「人間」の物語ですが、当然我々の感じる「孤独」のアナロジーだと思います。法…内と外といっていますが、正義と悪ですね。あるいは社会のルールと言ってもいいでしょう。その視点で見る故に息苦しいくて、居場所を見つけられず疎外感を感じるのか。

 切れない剣は、その法を相対化するアナロジーでしょう。すべてが切れる剣がすべてが切れない剣に変わった。その剣を携えて旅に出る…つまり、切るのではなく自分の目で世界を見るということ。師を忘れる…自分の身体で見て感じることが大事だという意味になると思います。名を刻むとはすなわち、自分を意識するということでしょう。
 この解釈は今思いついた適当解釈ですけど、こういう風にぼんやりと考えながら見れる作品は本当にいいなあ。

 そう、この作品はファンタジー世界を借りた自分探しの作品だったんだなあ、と2話まで見て、ちょっと言語化できた気がします。漠然と旅と孤独に感じるものはありましたけど、ああ、そういう感じなんだなあ、とあらためてちょっと感動しています。

 現状小説の1巻と2巻を買いなおして読み始めましたが、やっぱりわかんねー、と思っていましたが、アニメが補助線になって結構読めるようになりました。以前ほどの苦行感はありません。コミック化しているみたいなので、そっちも買ってしまいました。そろそろ届くでしょう。

 たまにはこういう分かりづらい話がいいですね。頭も感性もフル回転します。「ブギーポップ」も相当読み解くのが面倒でしたけど、あれは関係性が面倒なだけで普通に読めますからね。
 ということでさすがにこの作品を面白いという人は少ないのではないかと思いますが、超ハイファンタジーとして雰囲気を楽しめる人は少なからずいるのではないかと思います。ぜひ最終巻までアニメ化してほしいなあ。{/netabare}


3話 アニメにしても面倒くさい作品でした。見ますけど考察は最後にしようかな。

{netabare} 私は最後まで見るつもりで見ているからいいですけど、何でこれをアニメ化した?という気持ちが強いです。小説に比べて100倍わかりやすいですが、小説の面倒くささが普通の作品の1000倍あったということでしょう。今、平行して再読していますが、やっぱりめんどくせーという感じです。

 3話は里親との関係性とか、剣という価値観に対する何かとか、呪いの意味を咀嚼すればいいのだと思いますが、そういわれてもなあという感じです。

 ちょっとこの作品の制作に至った沿革とかは知りたいです。グレンダイザーみたいに金持ちが製作費を出したんでしょうか?

 これ以上の考察は全部見てからのほうがいいかもしれません。あるいは中間点か。いずれにせよレビューはちょっと休憩かな、と思います。{/netabare}


4話 「剣と天秤」とは「法と正義」、「無何有郷」とは無為自然。だとすると「理」とは?

{netabare} 4話以降のレビューは最後まで見てから…と思いましたが、やっぱりメモ的に記録しないとややこしいので続けます。

 まず構造として剣の文字「無何有郷」と「理」の少女の対比です。無何有郷は老荘思想における作為のない理想郷です。「剣」の国では「正義・内」「悪・外」という概念で区分けしています。つまり「自然」と対立する「法」の概念ですよね。

 その剣を「理」の少女が持つとは?「理」を自然法則のようにとれば同じ方向性です。ただ、理とは道理ですから別の意味も持てそうです。

 剣を育てる、剣は替えが効かない。つまり、内面における何かを象徴していると思います。剣をどう使うか?が問われてくる形ですが、その剣の国で呪いで剣で切れなくなるという意味は何か。
「法」=「剣で切る」だとすると「呪い」「無何有郷」「理」の3つが何を象徴するのかがおぼろげながら見えてくる気がします。

 神が剣を天秤で計りました。実は剣と天秤とは法と正義すなわち司法の象徴です。つまり神の木の前でやっているのは裁判のアナロジーです。ですが神はなぜラブラックベルを見ようとしないのか。つまり、法と正義から外れているということでしょう。そこに旅に出る意味が出てくる気がします。

 ラブラックベルは何故1人しかいない人間なのか?1話目で出てきたタコの怪獣が多分何かを象徴している気はします。2人は同類の様に描かれていますので。

 楽章とか脚本とか音楽や舞台のアナロジーが何かですよね。芸術は人間にとって何か?というアプローチでいいのか、それとも作為とかデザインとかそいう人為の意味で考えればいいのか。

 で、2話の聖星のところですけど、どうも地球に見えます。つまり、この作品はファンタジーであると同時にSFなのでしょう。ラブラックベルは地球から離れて月にきてしまった唯一の人間な気がします。気がしますが、それは設定であり含意としては「法と正義」「理と自然」の物語なのでしょう。
 ですが、ばいばい、アース=聖星=地球なら、意味はありそうです。{/netabare}


5話 マーメイドは女性の象徴。そして作り物を操る機械仕掛けの神とは?

{netabare} マーメイドのベネディクティンが依存するものだとすると、ティツィアーノが何に依存しているか?という対比の見せ方をしています。男女問わず自分に従わせた。それが神様ごっこで命がないもの同士の戦いをさせることらしいです。つまり、ベネディクティンとティツィアーノは悪い言い方をすれば女性の悪い面の象徴です。つまり、この話は女性論だと思われます。

 それとティツィアーノは剣を砕かれて悪に落ちたらしいです。ただ、洞窟内の会話だと「正義に綽名すために共闘と言っていた」らしいです。この辺の言葉遊びはもうちょっと咀嚼しないと理解が難しいです。

 そして、ラブラックベルは切れないはずの剣がゾンビ的なものは切れた。アドニスは?付の剣を使って戦う。やはり剣とは何かです。剣=正義であり理性とも取れます。

 それと指揮者とか演出者、脚本者、伴奏とかいます。そして剣士はソリストだそうで。このアナロジーは「作り物」だとは思います。そうするとティツィアーノのやっている戦争ごっことの対比になります。つまり、剣の国の神とは作り物を操るものの親玉だと言っている気がします。

 そういえば時計を持ったウサギは「不思議の国のアリス」ですけど、この世界は不思議の国なんでしょうか。それとも月だからいるのか。
(追記 1話で幼少のベルが何かを割って出てきますが、力の制御ができない怪力の描写があります。やっぱり地球から月に送り込まれた子供で、重力が軽いから重たい剣も扱える…ということかもしれません)

 そうそう、デウスエクスマキナですけど、これって演劇の話の最後の方に脈略なく出てきて解決してしまう「神」の事ですよね。舞台装置だから「機械仕掛」らしいです。つまり、神そのものも作り物だと言っているのでしょうか。「鉄と血の神楽」を自作自演で解決するといっている気がします。

なお、ラブラックベルの剣の文字はNOWHEREをさかさまに書いてあります。つまり、どこにもないということです。4話でOrthrosという剣も出てきました。これはギリシャ神話の怪物だそうで。5話の火のやつはケルベロスですね。
(追記 1話でシアンの剣に記されていたのはALONEで逆さに読むとエノーラ=教示者の意味で使っていました。つまり、師匠あるいは旅人は孤独ということでしょう)

 手遅れにならないうちに少し見返したり、原作をひっくり返して咀嚼しておきます。


追記 3話で登場した治療できる物質は、聖杯ではなく聖灰でしたね。つい字面を見逃しました。そうなると、ナノテクノロジーの存在が疑われます。やっぱりSF的な裏設定の存在が疑われる気もします。それとあの結晶をどうとらえるか。この世界の住人は遺伝子操作か何かなのか。 {/netabare}


6話 いろいろ考えるものが多いですね。

{netabare} 本作で考えるべきは、剣はもちろんですが音楽ですよね。戦闘の他農作業すら楽器で音楽を奏でるとされています。それと演算や機械なるうさぎ等があやつる何かメカニカルというかメカニズムというか、そういうものが何を象徴しているかでしょう。

 マーメイドは両性具有でしたね。決して女の象徴というわけでもないですが、歌を歌っていたのも、ベネディクティンも、ティツィアーノも女形態でした。ベネディクティンがベルに発情して男になったのと、ティツィアーノがアドニスと恋仲だったことが示されましたので、その辺をちょっと考えたいところです。そしてこの世界のおける死とは何かですね。

 6話になりましたので、ちょっと原作を読むのを早く追いついて、考察したいと思っています。あとで何か追記すると思います。{/netabare}


7話 設定や含意を読み取るリテラシーを試されるファンタジー風味のSF

{netabare} ここから原作2巻に入るようです。私はたしかずっと前に4巻まで読んだと思うのですが、2巻は全く覚えていません。今回登場のシェリー姫、歌い手の女性の存在すらまったく覚えていません。ひょっとしたら1巻で挫折したのかもしれません。その辺が記憶から抹消されるくらい読むのが苦行だったし、面白さを拾えませんでした。

 ところが、今回アニメで理解が進みました。もちろん面倒な話ではありますが、明確にファンタジー風SFですね。それは6話までで十分読み取れます。ひょっとしたら私のリテラシーが身に付いたのかもしれませんが。

 今のところ調和に対するイレギュラーな存在としての旅人。旅人は物語世界では何かと言えば、異端であり突然変異つまり変化をもたらすもの、あるいは進化の要因です。剣は正義、良心や自我などアイデンティティに関するいろんなアナロジーだと思います。

 それと今回クローズアップされた歌ですね。音楽=調和でありこの世の仕組み、そして生活の営みで、戦いですらありました。歌と音楽は同じ意味でつかわれているのかどうかすらわかりません。

 1巻までのパートがまだ考え切れてないですが、これはアニメで読み取れるところを素直に見ていたほうが分かりやすいかもしれません。本来原作は設定が読み取れる?という謎かけだったのでしょうか? {/netabare}


8話 理とは神殺しの事か?話が展開して面白くなってきました。

{netabare} 神からの福音を受けたキールは神と一体化してゆきます。そのキールをラブラックは切ることができる。ラブラックが切れるのは人ならざるもの。つまり、ラブラックは神殺しを行うことになると思われます。神は何も見ていないとこがなぜ強調されるのか。これは神が自己完結であり、狂っているということでしょう。
 神殺しがつまり理ということではなく、定めとして神殺しをするものという意味なのかもしれないし、神に変わった正義をもたらすものかもしれません。

 つまり、SF的に言えば、地球から離れたおそらくは月世界の体系が崩れつつあり、そこに理をもたらすもの=地球から卵に乗ってやってきた人間であるラブラックが、神を倒すことで秩序をもたらす物語ではないかと考えられます。ラブラックの怪力は地球の重力で育った人間だからでしょう。

 今回は特に話が展開して面白かったです。バトルへの入り方や、あの歌姫的な子の感情の揺れは素晴らしい演出だったと思います。それとあのラブシーンと一見わからないラブシーン。いいですね。気持ちと自分の立場におそらくは苦しんでいるだろうアドニスの気持ちが痛いですね。

 そうそう「空」というのは中島敦の「名人伝」的なものでしょうね。弓の名人は弓を忘れるというあれです。なんとなく話の方向性が見えてきて、面白くなってきました。

 今、アニメが面白くて原作は1巻まで読んで進めないようにしています。どうやって着地させるか楽しみです。考え違いもあるかもしれませんが、そういう脳みその作業がなかなか心地良い作品です。{/netabare}


9話 パークに閉じ込められた2人の恋愛の行方は?

{netabare}  なるほど…MOONWORKですか。月で働くとも取れますが、そうじゃなさそうです。つまり、ラブラックベルが女であることを知る…アドニスとのラブストーリーがこの作品の結末になることが9話で説明されたのだと思います。

 1話で種をまく魔物が出てきた意味、ベネディクトンの両性性を描いたのはなぜか。そして、この世界がなぜパークと呼ばれるのか。ピアノがあるのか。その辺はもう考察する必要もなさそうです。分かったわけではないですが、作られた世界であり、魂の循環と聖灰の設定ではなく意味を考えれば、閉じた世界であることがわかります。

 旅の意味、剣とはなにか、2人の恋愛の行方は重なるはずです。どんどん面白くなります。いや、面白過ぎるでしょう。これがつまり「物語」です。あと数話では描き切れないでしょうから改めてやっぱり原作を読み始めます。{/netabare}


10話 もう世界観は考察できるはず。あとは剣と理についてですね。

 この話が単なるファンタジーではないということは、もう世界観から読み取れると思います。つまり彼らがやっていることがファンタジー的であってもSF的な意味はあるはずです。機械仕掛けの神とベル=理由の少女の関係は、神殺しによりこの世界をリセットすることでしょう。

 SF的考察をすれば、つまり「パーク」にいる変種ですから、月のテーマパークにいる遺伝子操作された生物か有機的なロボット…しゃべることから考えて後者でしょう。遠景からみたパークはどう考えても人工物です。
 月であることはベルの怪力でわかりますし、しかも頭上に地球(聖星=アース)が見えています。

 神とはメインコンピュータでしょうね。演算はプログラム的なものと思われますし、音楽はテーマパークの名残でしょう。戦いに赴く戦隊はまるでパレードでした。
 結晶も人工物だと思います。神よりも上位の神はすでにいない、ということは、ベルは最後の人類かなにかということになります。青い神官はもちろんデータ的なログでしょう。剣は疑似的な魂=ゴーストか役割としてのアルゴリズムだと考えられます。

 飢餓同盟の役割が何かがまだわかりづらいですが、マトリックスで言えばエージェントスミス的な間違いをただすものかなという気もします。神の姿は暴走しているように描かれていますので、それと対立するものだと思われます。
 アドニスの腐らせるとか墓守りの家系とは何かですね。飢餓同盟がベルと対立するのか味方なのかが見ものですが、対立しないと話にならないでしょう。その果てに神殺しと世界の再生でしょうね。

 剣のNOWHEREは、NOW HEREの現存「どこにもある」の意味と、NO WHEREの「どこにもない」の意味が並列でしょうね。ベルの事だと思います。

 恋愛の要素もあって遺伝子的な要素もありますので、ベルが女になる話かなとも思います。それを示唆するためのベネディクトンでしょう。テーマとしては冒頭のタコと花の合体したようなものが種を残すところから、その辺が含まれると思います。

 それにしても、やっと読み終わった2巻の終わりまでいきなり追いつかれてしまうくらいのスピード感でした。ひょっとしたら2、3話くらいで4巻までやってしまうのでしょうか。もし作品として成立できるなら、それもありかもしれません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

自分探しを懐疑する令和時代に生きる意味を問う酔狂なファンタジー

冲方 丁氏の同名小説(未読)の連続アニメ化作品の1シーズン目(全10話)

【物語 3.5点】
原作小説が展開したという2000年。平成年間はまさに“自分探し”ブームの只中。
後に色々な有名人が自分探しの旅に出かけたり、
海外放浪で人生の岐路を発見したという創業者エピソードがもてはやされたり。

これは自分の偏見かもしれませんが、
平成時代、自分の中にしかないはずの自分を、外の世界で探し回った挙げ句、
令和時代になって、自分は何者にもなれなかったと自嘲する。

もちろん令和時代にも、外の世界で自分を探す潮流は続いているのでしょうが、
昨今は自分探しなんかじゃ幸せになれないと、
自分探しを哲学的に反省する言説も目に付く印象です。


本作は、毛皮やケモミミを有した亜人たちがスタンダードなファンタジー世界を舞台に、
石の卵から生まれた、ただ一人の人間の少女として“のっぺらぼう”と異端視され、疎外感を覚える主人公ラブラック=ベルが、
世界と交わることを渇望し、自分は何者かを知る旅に出る物語。
1シーズン目では旅立ち前の試練に挑む様子などが描かれる。

この世界、仕組みがなんとも謎に満ちていて考察と共に、
世界の真理や自分の役割を見極めたくなる要素に溢れています。

ベルの大剣ルンディングを始めとした剣にしても、武器というより、
〈剣の国〉シュベルトランドの都市(パーク)の奥深くに食い込んだ〈剣樹神(ユグドラシル)〉という名の管理システム端末という印象を受けます。
この世界では剣は育てる物という認識が成されているが、
時に剣の狂気に囚われる使い手の末路を見ていると、
〈剣士(ソリスト)〉が剣を通じて“神の依り代”であるユグドラシルシステムに使役されているのではとの感想が残ります。

要素ひとつひとつに、成り立ちや仕組みを熟考させられる点がある。
自分探しなんてとっくに飽きてしまった私だけれど、
このファンタジー世界で旅に出て、また自分を探してみるのも悪くないか。
そう思わせるだけの世界観が本作にはあります。


とは言え、目にする物について、いちいち由来を考えなければ消化できない本作は、
トレンドからは明らかに外れており、
1シーズン目だけでも、私は置いてきぼりになりそうな要素、
解答待ちの課題が多々ありました。

なので評点は2025年予定の2シーズン目観終わるまで、3.5点の暫定評価で据え置かせて頂きます。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・ライデンフィルム

主人公以外全員ケモノ系。状況に応じて雌雄が顕現するマーメイド。
植物に動物が“実る”。
単純な中世ヨーロッパの城郭のコピペじゃない。
〈善〉と〈悪〉の役割に応じて秩序を形作る〈法(テーマ)〉を体現した〈テーマパーク〉の一環としての居城の異様。
いわゆる“映像化不可能(自称)”な作品群のひとつに属するであろう本作。

作画カロリーはややおぼつかないながらも、
独特な世界観を描写するレベルには達していたでしょうか。
見慣れない景色がないとファンタジーとして驚けないし納得できない私にとっては、
好感できる映像でした。


〈農楽者〉が音楽を奏でないと作物が育たないなど、音楽が重視される世界観。

戦でも〈脚本家(リブレット)〉が書いた作戦に基づいて〈演出家(ディレクター)〉が隊をまとめ、〈指揮者(コンダクター)〉が〈剣士(ソリスト)〉を指揮する。
ルールに基づいて〈剣楽隊〉が戦闘を繰り広げる。

殺し合いである戦争に美学も何もあったものじゃないのでしょうが、
きょうび、機械化兵器による、ただの殺戮処分、作業と化しているリアルの近現代紛争映像など見ていると、
本作の戦闘シーンには培われた文化に基づいた美学を感じてしまいます。


尚、ここまで鬱陶しいくらい作品用語を羅列しておりますがw
作中ではこうした用語がテロップで宛字も含めて明示され、
作品理解の一助にはなっています。
コレ、特に専門用語を乱発するファンタジー、ラノベ原作アニメでは必須にして頂きたいです。
イマドキわざわざ公式HPの用語集を参照してまで付いて来てくれる視聴者も珍しいでしょうから。
まぁ、説明されたところで、すぐに理解できるほど、本作は簡単ではありませんがw


【キャラ 3.5点】
主人公少女・ラブラック=ベルは大剣で自由に他者を切ることができない〈旅の者(ノマド)〉の〈呪い〉を背負っている。
剣技を教示した師匠・ラブラック=シアンらには〈理由(ことわり)の少女〉とも呼ばれ、その剣には破損しても無限に刃を生成し続ける、“生き続ける剣”としての特性も備わる。

対する〈月瞳族(キャッツアイズ)〉の青年アドニスは、
〈懐疑する者〉の刻印を有し、触れた他者や剣を腐敗させてしまう〈呪い〉を継承し、他者の剣を奪っては朽ちて使い捨てる嫌われ役を買っている。
その末に手にした剣は“死してなお死に続ける剣”として、ベルの剣と同じ再生能力を有する。

第1シーズンは、一時期ベルと良い雰囲気にもなっていたアドニスを
{netabare} 〈飢餓同盟〉側に闇落ち{/netabare} させることで、生のベルと、死のアドニスという対立軸として確立して終わる。

よってキャラ評価もまた今後の解答待ちの暫定評価ですが、
正直、ここまで色々、原作飛ばしているのだろうなという印象も(苦笑)
アドニスが{netabare} ベルに生殖行動を求める件や、暴行しようと押し倒した件は、
描写を飛ばした上での唐突感なのか、あの唐突感こそがアドニスにおける愛情の欠落を示しているのか私には判断しかねます。{/netabare}

もう一人、この世界で重要な音楽を象徴する〈筆頭歌士〉シェリーにしても、
第七楽章(第七話)にて掘り下げが成されましたが、
一話だけでは、だいぶ駆け足な印象も受けました。

第2シーズンで詰め込み過ぎて、ベルが自分が何者かを見出す以前に、
キャラが正体不明にならないことを祈ります。


【声優 4.0点】
主演ベル役のファイルーズあいさんはエジプト人の父と日本人の母を持つハーフ。
人生経験の中でマイノリティ視点を有した彼女は、
世界からの疎外と交流の渇望を抱えたキャラクター像構築に有用だったとのことで。
最近の声優さんは、声が張れる表現できる、アイドル活動やイベントで通用するルックスもあるのは当たり前で。
その上で、その人にしかない経験があるとか、外国語アフレコができるとか、プラスαないとオーディション突破も難しい。
まことに厳しいレッドオーシャンだなと痛感します。

〈長耳族(ラビッツィア)〉のキティ=ザ・オール役の花江 夏樹さん。
老獪(ろうかい)な少年風ボイスで、この世界でもウサ耳は曲者であること伝えてくれました。

〈剣の国〉シュベルトランドの王は
〈善〉役に津田 健次郎さん〈悪〉役に佐藤 せつじさん。
ネットリボイスのダブルキャストで善悪が一心同体する異形を体現し、作品世界を象徴。


【音楽 4.5点】
劇伴担当はケビン・ペンキン氏。
アニメ版『メイドインアビス』劇伴でも見せたスケール感はそのままに、
農業、気象、戦争とあらゆる場面で重要視される音楽の存在感表現の上でも実力を発揮。
時にオペラ風の挿入歌で儀式を演出する様には芸術性すら感じました。

OP主題歌はASCA「FACELESS」
“のっぺらぼう”ベルが生きる意味を探して葛藤するメインテーマを正面から捉えた優秀なアニソン。

ED主題歌はLMYK「I LUV U 2」
神秘的なサウンドで毎回を締めくくるラブバラード。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

生きてく意味と死んでく意味

原作は小説、獣人しかいない世界でたった一人の「普通の」人間が自分のルーツを探すために旅をして戦うファンタジーアニメ

とても面白かった! 
でもわざわざ難解にしてるところあるので低評価も仕方ないと思うし、オススメはできないかな

最初は謎の世界観でぜんぜん意味がわからなかった、とにかく世界観に関係する説明は何言ってるかわからないけど、「え?どういうこと?」っていう疑問がこの作品を楽しむ鍵なんですね
ここに付き合うのはちょっと大変
とりあえず進めて、途中で気になったら見返してもいい
そういうの面倒なら見ないほうが良いかも

いくつかの気づきによって作品全体の見方が変化して、「あ、もしかしてこれって?」って自分なりに想像を深めながら(勘違いの可能性もある)、点と点がつながった気がして、この作品の全体像(まだ途中だけど)を想像していくのが他の作品にはない楽しさ

ストーリーはわかりやすいけど、クセの強い独自の用語連発、世界観すべてを説明せず視聴者の考察に任せる設計、キャラが変わった言い回しをするなどで難解になっている作品

真剣に見てないとおいてかれるし、真剣に見ていてもわかりづらいから「何言ってるかわからない」「なんでそうなったかわからない」「説明不足で伝わらない」「キャラに共感できない」って評価は多くなりそう

独自の世界観設定の意味をよく考えながら見ていくと面白い気づきもあると思うので時間がある人はじっくり見て欲しいです

続きは来年、気になるけど見るかはわからないです

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

80.7 2 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング2位
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (939)
5102人が棚に入れました
魔術と科学が共に発展した世界――ルヴァフォース。
魔導大国・アルザーノ帝国の南部に位置する「アルザーノ帝国魔術学院」はこの世界で最先端の魔術を学べる最高峰の学び舎である。
およそ四百年の歴史を有するこの学院は魔術の道を志す全ての者の憧れであり、学院の講師や学生たちも自信がその輩であることに誇りを抱いている。

この由緒正しき学院に突如として赴任してきた非常勤講師、グレン=レーダス。
「お前らに、本当の魔術ってもんを教えてやるよ」
《ロクでなし》と呼ばれるこのオトコの破天荒な授業が、今はじまる。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、藤田茜、宮本侑芽、小澤亜李、高橋広樹、喜多村英梨

フロー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

雷精よ・紫電の・衝撃以て・撃ち倒せ

このシーンがピークだった
12もやる必要あったかな、、、
原作は面白いらしいけど買う気にはならなかった

魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)ど云う位なので
最低な魔術理論(盗視等)の講義や
リア充イベント(文化祭等)の破壊や
「禁忌」教典とされるアカシックレコードの
抜け道的な入手方法等
ろくでなし魔術講師らしい事をしてくれるかと思ったら
まさかのバトルメインの作品


少し残念

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とことんテンプレにこだわった作品かな?

原作未読。最終話まで視聴。

「これでもか!」というほど、どこかで見たような展開がひたすら繰り返されます。
しかし、この作品の面白いところは少し『ずらして』いるところ。
第1話から思わず突っ込みまくりでした。
{netabare}『って、負けんのかい!』みたいな感じで・・・。{/netabare}

ヒロインが{netabare}『銀髪だと思わせておいて実は金髪・・・、と思わせておいてやっぱり銀髪でした』{/netabare}みたいな展開も良かった。

そう考えると、この作品はズバリ「魔術系コメディ」。
敵キャラのクソっぷりも心地良い、この作品の感じは嫌いではなかったです。

そういえば、最後まで{netabare}禁忌教典(アカシックレコード){/netabare}について、あまり語られなかったなぁ。
何か、まだ火種がくすぶっている感じだし{netabare}(っていうか、根本的には、まだ何も解決していないような気が・・・){/netabare}、第2期とか考えているのかな?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 42
ネタバレ

おぼ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

ロクデナシ講師(嘘)が学校に来て美少女達といちゃいちゃしちゃうよ♪角川産テンプレアニメはもう嫌だ(><)/売り上げ→続編の可能性追記(7.28)

原作未読/全12話

角川産のテンプレラノベアニメ。
またか!って感じでした。

※レビューにはほとんどネタバレを含みません
※かなり批判しています。

( 'ω'o[総括レビュー]o
{netabare}
角川発のテンプレラノベアニメ(´・_・`)

ストーリーは、ロクデナシ(嘘)教師が魔術学校の女の子達といちゃいちゃしまくる感じです。

どこかでみた設定、ありきたりなキャラに当時は1話で速攻断念しました。

それからしばらくすると、ネットで2話が好評だっため、渋々2話を視聴(;´Д`)

結論でいうと、[駄目]でした。

ただ、悪キャラが登場して、
ギャグとシリアスを混ぜて中途半端になっただけ。

そもそもこういうアニメもういいんですよ。

酷い言い方すると、魔術?美少女?
(´・∀・`)ヘッって感じ。

物語に魅力もないしキャラ釣りにも程がある!( ˘•ω•˘ )

そもそもこういうアニメ円盤売れてます?
全部3000以下ですよね?

角川はこれを分かってこういうアニメを制作してるんでしょうか(;´Д`)

もう需要が無いことを自覚して、さっさととりやめて欲しいです。

結論をいうと、[テンプレラノベが好きな人なら楽しめる]アニメだと思いました。

語彙力皆無の書き殴りレビューですいません。{/netabare}

( 'ω'o[観点事のレビュー]o
{netabare}
[物語]/1.0★☆☆☆☆
誰かが考えたのをコピペしたような感じです。
まったく魅力がありませんでした。

[作画]/2.0★★☆☆☆
悪かったですね(;´Д`)
戦闘シーンにあれはちょっと……(´・_・`)

[声優]/2.5★★‪✯‬☆☆
グレン先生の声が若干合ってない気がしました。
ヒロイン達も人気声優にこだわり過ぎたかな?

[音楽]/3.0★★★☆☆
1話、2話ではOPもEDも流れ無かったため★3で。

[キャラ]/1.0★☆☆☆☆
グレン先生が本当に不快。
好きな人には申し訳ないんですが、
ああいう性格のキャラ本当に無理です。

[総評]/★1.9{/netabare}

総合点数【22点】

[続編の可能性]
{netabare}
※上の方が優先度高めです
※あくまでも個人的な意見です
※オリジナルアニメの場合は原作ストックは評価対象に入りません

※総評星評価の基準
---------------- 8×キリトリセン ----------------
★★★★★/80%~100%
★★★★☆/50%~79%
★★★☆☆/30%~49%
★★☆☆☆/15%~29%
★☆☆☆☆/15%未満
---------------- 8×キリトリセン ----------------

[円盤売上]/★★☆☆☆
※1巻2485枚/平均2485枚(暫定)
(6巻全データ分かり次第追記)

[原作ストック]/★★★☆☆
※原作5巻分消化/8巻まで刊行中
10巻で続編制作可能と仮定した場合、
原作ストックが補充されるのは「2017年12月」頃と予想されます。

[終わり方]/★★★★☆
※続きを予感させる終わり方をした模様です。

[作品評価]/★★★☆☆
※多数のサイトで普通評価

[制作会社]/★★★★☆
※『ライデンフィルム』
2作品の続編を制作しています。

[総評]/★★☆☆☆
※ありそうではありますが、円盤2000枚じゃ厳しいよね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 36

65.7 3 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング3位
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (322)
1239人が棚に入れました
都会から遠く遠く離れた村で暮らす少年・ロイド。軍人になる夢を抱く彼は何を隠そう「村で一番弱い男」。そんな彼が軍人を目指すことに周囲の村人は大反対。けれどもロイドの決意は固く、王都へと旅立っていきました。しかし、彼を含む村の人々はある重大な事実を知らなかったのです。自分たちがかつて世界を救った英雄の末裔で、全員が人間離れした力を持っていること。そして「村で一番弱い」ロイドも一般的には常識外れに強いことを……。身体能力バツグン! 古代魔法も完璧! 挙句の果てには家事もおまかせ! 己の強さを勘違いした村人による無自覚最強ファンタジー、ここに開幕です!

声優・キャラクター
花守ゆみり、茅野愛衣、日岡なつみ、朝日奈丸佳、津田美波、伊藤美来、山下誠一郎、斉藤壮馬、日野聡、M・A・O
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

腫れ物扱い

2話までの感想{netabare}
原作未読、前情報一切ナシで視聴。
タイトルから「ドラクエ6の下ライフコッドへのツッコミからアイデア得た作品かな?」と思ったらあながち間違ってもない模様。
1話で軍への試験に落ちるって、ねぇ?
じゃあ2話で馬を捕まえる展開が来たらどうしようw、と思ったがさすがにそこまであからさまじゃなくてひと安心。
…安心なのか?
いやむしろヒヤヒヤですな。

多くの方が指摘されてる通りの「無自覚最強系」で、いつ「オレまた何かやっちゃいました?」が炸裂するか分かったモンじゃない。
が、今のところ「そこ=イラっと来させるライン」はギリギリのところで堪えてて踏み越えてはいない、あくまで私にとってはね。
慇懃無礼に感じる部分は無きにしもあらずだけど、一線を越えずにいられるのは…ヒロインのセレンの扱いがデカいのか?
鼻につくなろう系の多くはヒロインが「どう可愛いでしょ?キレイでしょ?」って部分しか見せない都合の良い人形(人によってはトロフィーと呼んでますね)状態で、それに比べるとこっちは性格に難アリの模様。
まぁ“オバロ”のアルベドや“慎重勇者”のリスタルテやアデネラみたいなもんではあるのだけど、ヒロインのみっともない側面を見せてくれるのは私には効く。
セレンの病みっぷり次第では結構面白くなる…かも?
但し、いつイラっとくるラインを超えてしまうかは分からないのでヒヤヒヤしながら見続けることにはなりそう。


ところで舞台の国名がアザミ王国?ティッスルじゃなくて?モデルはスコットランドなのか?
しかも行方不明中の王女の名前がマリアアザミ(実在する植物の名前)だと?なんて安直な…だったら通称ベルト姫のセレンもベルトーチカとかの名前にした方が良かった気が。{/netabare}

3話感想{netabare}
良いことか悪いことか分からない、とりあえず1話から感じてた違和感があるのだけど、3話でそれがより顕著になったかな?
マリーがマリアだと明かされたが、んん?付き人ナシの単身で隠密行動してたの?
クロムもそう、「繋ぎ」とか居ないの?
まぁそれを言ったらいくら弱小貴族だとはいえセレンやアランにも付き人が居ないのがなんか変。
なによりリホがたった一人で「問題のある傭兵」として国からマークされてたの?
ならず者集団のリーダーだと思ったのだが、姐さんと呼んで付き従う腹心の一人も居なくて…あっれー?
要はそれぞれの集団というか勢力が、擬人化されていちキャラクターにされてるような違和感。
とはいえ、いちいち構成員を出したところでキャラが無駄に多くなるだけだし、話を理解しやすい様に簡略化したんだと思うと悪いとも言いにくい。
“神達に拾われた男”で誰がナンだか分からないギルドメンバーがゾロゾロ登場したことがあったが、あんなことをやられても困るっちゃあ困る。
う~ん、どうなんだろ、今後解消されるのかな?

判断に悩むのは3話祭りシーンの村長もそう。
ロイドとねんごろな関係を狙ってるみたいだが、だったらわざわざ出先ではなく村に居た頃にいくらでもチャンスがあったのでは?
つまり村では監視が居て到底無理だったとか、何か尤もな理由がありそうな気がするが…ちゃんと考えてある?
その…原作は知らんがシリ構が赤尾でこなのでちょっと怖いんよね、二回母とアサプラは私の中では前科になってるので。

でもって中身の感想。
今回ロイドは殆ど蚊帳の外でした。
人間同士の諍いには不干渉だったけど魔王が係わってるということで次回参入してくるのかね?ってことでそれの前振り回。
次回でこの作品の評価が決まる…かも?{/netabare}

4話感想{netabare}
あーそっち行っちゃったかー、想定通りではあるんだけど悪い方向へ行っちゃいました。
ロイドが自分の強さに無自覚&周囲が教えてくれないのは、人間同士の諍いに関与させないためという建前があったからなのに、その対象外の出来事に至っても周囲は相変わらず教えてくれない。
ま、まぁ他の理由が今後明かされるかも知れないのでまだ視聴は切らないけど、せめて「ひょっとしてボクって普通の人と違う?」と僅かにでも疑う描写は欲しかったような…。
もっと欲を言えばアランが死んでたら私好みの展開だった。
どうにも赤尾でこ繋がりの“二回母”と同じ匂い…他には友人と意気投合した“すのはら荘~”の件が頭をよぎる。
どんなに管理人“以外”の連中でイイ感じに話が盛り上がっても、最後管理人が全部踏み潰して更地にしちゃう感じ、あれと同じ方向性なのかなぁ?

期待したセレンの暴走っぷりもいま一つ、これは比較する相手(慎重勇者)が悪い?これも今後次第か。
どっちかというと村長の方がはっちゃけてる。
あと軍軍言ってたがなんかピンと来ない、そこは騎士にでもした方がシックリ来るような…ってそうすると今度は、いくら変わり果てたとはいえ忠誠を誓うべき王を見間違えるのに疑問生まれちゃうか?
ってか今回の一件で戦争は回避できたの?{/netabare}

5話感想{netabare}
慇懃無礼と腫れ物扱いについて、4話までの感想では書き足りてなかったので以降の感想に織り込みながら書いてけばいいやと思ったら…それどころじゃなかった。
5話、なんだこりゃあ!?
あらすじをただなぞっただけ、溜めも無ければイキも無い。
キャラが生きてなければスタッフも息してなさそう。
なんでこんな作りに?と思ってこの回の脚本を調べてみたら普通に仕事できる人みたい、じゃあ演出になるのか?この退屈な流れは。
ってか作画も結構アレになってて現場大変なのか?

ところで新キャラのフィロ、こういう役どころって銀髪ジト目ロリがやるもんじゃないか?
長身でヌボっとした系は…RODの次女みたいなのは、異性にデレるんじゃなくて小動物にデレる方が相応しい気ががが。{/netabare}

6話感想{netabare}
「ロイドは自分が超強いことに気付いてない」って設定である以上、「なんで周囲は教えてあげないの?」という疑問がどうしても付きまとう。
教えてやらないその振る舞いからはロイドを腫れ物扱いしてる、もしくはいじめか?とさえ思えてきてしまうので、それを回避するために更なる設定が必要になる。
「ロイドが超強いことは知ってるけど、ロイドに自覚が無いことには気付いてない」
要はボケにボケを重ねるボケ倒しで、ツッコミ役が居ないとどうにも落ち着かない私にはちょっと厳しいかも。
一応「ロイドが自覚してないことに気付いてるけど教えてやれない理由があるっぽい」には村長とマリアが居るが、村長はまだしもマリアはむしろ自覚の無いことを利用してる様に見えちゃうのがこれまた…。

更には主人公が強いことに気付いてるキャラと気付いてないキャラが居て、こいつら同士で情報交換・意思疎通をしない。
(例:6話でいえば大会でロイドと戦うことになったレナにフィロは忠告しない)
学園長がロイドの強さを見抜けなかったのも不思議だけど、ロイドを含めキャラ同士で情報交換・意思疎通をしないこの状況は、心に壁があるというか溝があるというか…キャラ同士が冷え切った関係でコメディ作品なのにあんまり愉快な世界に見えない。
そこで、恋に盲目でキの字に足を踏み入れてるベルト姫が「そんなん知ったことか」と空気を読まずにブチ抜くことを期待してしまうワケで…早い段階でセレンに期待したのはそういうこともあったのかな?と我ながら納得。
無いのかなぁ、そういう展開。

ってかさ、ロイドの性格ってブラック企業の社長に見られる例としてよく上げられるやつじゃん。
当人は確かに能力高いけど部下も同じくらい働けると思って「え、これくらい簡単にできるでしょ」とオーバーワークを課してしまうやつ。
良い悪いは別にして、前世でツライツライ仕事に追われたので転生先で幸せを掴もう、みたいな転生作品が最近多い中、それを支持する人はこれ(ロイドが無自覚)はどう映ってるんだろう?{/netabare}

7話感想{netabare}
近々文化遺産登録予定の檜林を隠れ蓑にトレント絡みでのタクラミが行われてるみたいで、それを探ってる連中同士で疑い合ってる中にロイドがポンと放り込まれる…って話。
なのだけど、何かおかしい。
ってことで2回見ちゃったよw
後半アランと入れ替わったロイドが「ここで起きてる事件を止めたい」とセレンとリホに伝えるのだが、「いつの間にトレント絡みの陰謀が行われてるのをロイド達は気付いたんだ?」というのが初見では不思議でした。
が、ここで言った「事件」ってのはアランが風呂でノボせたことを指してる?トレントについてはまだ気付いてない??と2回目で思ったり。
合ってるのかどうかは知らない。
もし合ってるのなら、アランがノボせたのを事件扱いしてる描写が足りない気が…。

2回見ても変だと感じたのが変わらなかった部分としては、長年ベルトで素顔を曝す事のできなかった娘の呪いが解かれたにしては、セレンの親のリアクションが薄い。
そう見せかけて実は…って展開が今後あるかも知れないのでそこはいいとして、セレンとアランは見知った間柄なのに親は把握してなかったのか?
また、ロイドがアランの身代わりになるのはスレオニンが承知ならOKだろうけど、客だったリホが従業員に扮するのはコバ的にはOKなのか?
これに関しても次回以降で明かされるのかなぁ?

それはそうと檜林が二次林であることを語るのなら、普通に炭焼き小屋でもあって遺産登録で取り壊されて~って方のが分かり易かったのでは?
人の生活に利用されてたのに遺産登録されると立ち入りができなくなる、ってのがミソだろうに…まぁいっか。{/netabare}

8話感想{netabare}
この回、不自然に感じた点は大雑把に3つ。

1:「アランがのぼせたこと」と「昏睡事件」はイコールだったの?
2:檜林を文化遺産登録しようとしてた勢力は?
3:秘書が正体現してキキョウを襲おうとした時ロイドが割って入れたのは、放り投げられた村長を探しに林に入ったから。
じゃあ村長見つけられてないのにホテルに戻ってきたのはなんで?

1については、前回のうちに「風呂に入ってるアランの背後から陰が迫って「誰だ」と振り向いたところでブラックアウト」みたいな3秒もかからんシーンを入れなかったのがいけなかった気がする。
要は私の感覚ではアランは一人で勝手に風呂でノボせただけにしか見えなく(ってかトレントにやられたなら三日味晩昏睡するらしいがアランは当日に起きてないか?)、そこに朴念仁であるはずのロイドが事件性を見出したのが不自然に映る。
「事件を探るためにデートのフリをして周囲を見回ろう」という目的から8話序盤に繋がってるワケで、発端が曖昧なのはどうなんだろう。
発端が曖昧なら〆も曖昧、原作はどうか知らんがアニメスタッフの怠慢のような…。

2は秘書が一人で出来る規模を超えてる気がするが…目一杯好意的解釈をすればショウマが裏で手を回してた?
…と考えられる、が、最後に村長が関係者以外の記憶を消しただと!?
えっ、証拠隠滅?ってか「関係者」ってどの範囲まで?
と思ったら、ひょっとしてアニメに登場した連中は全員関係者(=記憶消去の対象外)で、実際はホテルには他にも客が沢山居たってことだったりして?
もしそうだとしたら背景にモブを描く手間を省いたアニメスタッフの怠慢のような…。

3は、当初は村長を探しに林に入ったがそこで雑草掃除(前回からの話を継承してるなら枝打ちor下草刈りと言って欲しかった)へと目的が変更した、というのはまだ分かる。
けどそうなら騒動が終わったあと「そういえば村長は?」と誰か突っ込めよと。
視聴者の疑問に答えるかのように騒動終了直後村長がショウマに囚われてたシーンに移るが、そうじゃなくてキャラが疑問に思えよと。
村長が放置されてることに疑問を抱くんじゃなくて、村長が放置されてることにキャラが誰も疑問に思わないのが疑問なんだ、この違いスタッフ分かってるのかな。
しかもアニメはご丁寧に夕方→日暮れと時間経過を表現してて、長い時間村長は放置されてたと印象づけてくれてる、なんでそんな演出を?


個人的な見所、というか心の拠り所になってるセレンのハジケっぷりも…悪くはないのだけどまだ足りないかなぁ。
内容というより見せ方(演出)になるので文章で上手く表現できないけど、もっと過剰演出していいと思う。

原作未読なので推測にしかならないけど、ひょっとしておかしいのはアニメだけなのでは?と疑い始めてます。
「6話感想」で触れた通りキャラ達がロクにほうれんそうをしないで勝手に行動する、動機や目的がバラバラなのだけど、それをマトモに把握しないまんまアニメ作ってないか?
また、アニメ化に際し内容が詰め詰めってのは強く感じる。
今回のエピだったらホテル支配人のコバが居る必要があったのかどうか謎(誰が誰の親父だか混乱を来すだけ)だし、前の話を振り返るのなら聖剣を手に入れる描写なんてかなり酷いと思う。
再登場するとは思うけど5話で登場したミコナ(マリーにホの字らしいヤンデレレズ)も現段階ではスゲー投げっ放し。
ただねぇ、これはねぇ…7&8話のエピソードをもっと話数かけられてもダルいというのも分かるし、“通常攻撃が全体攻撃で~”はそれで失敗したと反省しているとも取れる(あっちは「え、そのエピソードまだ続くの?」というのをダラダラ続けられた)。
問題は原作からの場面のチョイスが良くないって話で…と考えると原作はマトモなのでは?と思い始めてしまったり。
わぁい、この感覚って“アサシンズプライド”と同じだw
そして、無いとは思うけど万が一、原作を売るためにアニメはワザとヘボくしてるのだとしたら…赤尾でこって才能ある?
いやまさかそんな、まさかなぁ…。

因みにセレンを親父が突き飛ばせたのはベルトのオートガード機能は悪意の無いものには反応しないから(6話参照)と解釈して私は違和感は覚えなかった。
魔王の苗といわれるトレントの苗木をモンスター研究所から奪った犯人はフツーにショウマだと思っていいのかなぁ?もうひと工夫あると良さそうなのだが…。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
ごちゃごちゃと細かいことは置いといて一言。
ベルト姫のハジケっぷりが無いなら見るトコ無くない?
あ、あれー?{/netabare}

12話感想{netabare}
まぁこうなっちゃうよね…ロイドが世間知らずな設定のせいでゴーレムがロイドに対して強いのか弱いのかワカランw
一旦追い詰められて「やっぱり弱いボクじゃモンスターには…」と挫けそうになるが、なんかおかしくない?
ロイドが手出しできなかったのは取り込んだミコナを盾にされたせいであって強い弱いは関係ない。
それこそ「こんなヤツデコピンで粉砕できるのに人質を取るなんて卑怯だぞ」でもいいワケで…う~ん?
で、そんな程度にしか思えないことに悲壮感漂うBGM増し増しでピンチ演出するもんだから、どうにも空回り感が…。

とはいえ、原作未読だけどひょっとして、原作ではサラっと流してる部分をアニメでは殊更大げさに仕立ててるってことは、無い?
ベルト姫の封印中ヴリトラへの言葉責めもそう、原作だと一コマで終わってるモノなのでは?
なぁんかそんな感じがする。
また、逆のパターンとしてはミコナをマリーのパンツで誘って逃がした後は、リホ「実は私のなんだけどね」ミコナ「ぎゃふん」までが一連のお約束じゃない?
前回の話を踏襲するならエンディングの1カットで済まさないでそんなシーンを入れるのが妥当のような?
これはミコナ初登場回もそうだったなぁ、予め登場させとくにしても印象が薄いというか。
ってことでアニメは場面チョイスのヘンテコさを感じる、12話だけに限らず全体を通してそう。
原作未読なので想像ですけどね、ホントウデス。
まぁ原作のどこまでをアニメ範囲にして、何をクライマックスに設定するかって難しいんだろうけどさ…シリ構を同じ人が手がけた“アサプラ”はそれで変なことになってたし。

で、最後は自殺志望者とショウマがユーグを連れて逃走でエンド、まぁこんなもんだよなぁ。
ところでユーグって名前、同期放送の“エクスアーム”と同様ユグドラシルから来てるのかな?と思ったが、ひょっとしてユーグレナ(ミドリムシ)?
なんか妙に農業押ししてるし…うん、そっち方向への突っ込みは止めとこう。{/netabare}

総評{netabare}
主人公ロイドが無自覚系俺TUEEで、ロイドの無自覚っぷりもさることながら周囲が教えてあげないのが最後まで違和感強かった。
ロイドは「憧れの軍人」になりたがっていて、だけどコンロン村出身者が人間界へ軍事介入が許されるのは魔王絡みという特別な時のみで、ロイドはそれを知らない。
これ、不幸じゃない?
自分はただの人間じゃないことを知り、軍人にもなれない(魔王が暴れてくれるなら別だが)と分かった時、挫折するんじゃないの?と。
…。
だから周囲はお前只者じゃねーぞと教えてあげないのか?地獄への道は善意で舗装されてるってヤツ?
更に物語は「ロイドが活躍できる舞台を用意してやろう」といういわば忖度した黒幕を登場させる、させてくれる。
けど結局はこれも問題を先送りしてるだけ。
アニメ最後「憧れの軍人目指して頑張るぞー」で終わったが応援する気にはなれない、早めに諦めたほうがいいぞという気持ちの方が先に立つ。
士官学校と言ってるし、もしロイドがこのまま軍人になろうものなら指揮下に置かれた兵士は無駄死にすること必至。
人間離れした戦闘力の自分を基準に「あんなヤツなら楽勝で倒せるだろう」とただの人間に無茶な戦闘仕向けそう、アカンでしょそれはー。
なのでいつかは全てを知る時が来るハズで、その時「よくもワシを騙しおったなー」と闇落ちする展開が来てもおかしくない…もし原作がそっち方向へ進んでるなら面白そうではあるが、多分違うでしょ?

と、全体的にアレだった中、ベルト姫だけは良かった、それでなんとか持ち堪えた作品。
“このすば”のアクアや“慎重勇者”のリスタルテに近いものを感じる。
良い意味で頭がおかしいので「教えてあげない」も知能が働かないんだろうということで違和感が無い。
とはいえそんなベルト姫もハジケっぷりはイマイチ弱く前出の2名に比べると下位互換にしか過ぎず、ハジケの源である「暴れるベルト」も9話で封印。
ベルト姫に限らず、主人公のキの字っぷり(マイナス)を補えるポテンシャルを持ったキャラは他にも登場…してた気がするけどそれらもどうにも弱かった。


原作未読だけどアニメは場面のチョイスが変な感じがして、ひょっとしたら原作は面白いのかも?と予感させる出来ではあった。
別の言い方をすればアニメが台無しにしてる感。
シリーズ構成を同じ人が手がけた“アサシンズプライド”が時系列入れ替えをして妙なことになってたのをどうしても思い出してしまう。
シリ構の責任かどうか知らんけどね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

どの角度から視るかで面白くもなりつまらなくもなる作品

<2021/3/1 初投稿>
評点は最終話まで視てから付けようと思います。
原作未読。

感想はタイトルの通り、どの角度から視るかで面白くもなりつまらなくもなる作品という感じ。

なろう系異世界ハーレムものとか思ってみると、味が想定外すぎて受け付けないヤツです。
例えば「コーラだと思ってガッといったら醤油でした」のような

じゃあ何系なんだ?となると
ジャンルとしては「魔法陣ぐるぐる」や「ジャングルはいつもハレのちグゥ」の方でしょうか。

基本徹頭徹尾ギャグ。
それも腹抱えて笑うと言うより、「フフッ」となるぐらいの子供向けにも思えるような軽いギャグの連続。

そういうジャンルの作品のつもりで視ると楽しめますよ。
そもそも「ぐるぐる」や「ハレグゥ」みたいなのが苦手な人にはおすすめできませんが。

<2021/4/10 追記>
先々週ぐらいに見終えました。
決定打が足らない感じしますね。
もっと笑いに振り切ればよいのに。
「帯に短し、タスキに長し」
という諺が思い浮かびました。
ちょっと残念かな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25

うばうば さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

個人的には割と好きだった

タイトルから「あ〜どうせああいう系だろな〜」って感じで期待はせずに見始めました。

だいたいは想像通りで、しかも主人公は自分が強いことに気づいてない鈍感系と来た
「うわ〜『俺、またなんかやっちゃいました?』系はきちぃ〜、、、」と最初は思いました

しかし、作品を見ていく事に主人公の鈍感っぷりが度を超えすぎてて気づいたら笑ってみてました。
鈍感っぷりをネタにしたコメディって言えばいいんでしょうか?

私は色んな人が勘違いしたまま話が進んでいく話に凄く弱いので、この作品は私のツボにハマっていたようです笑
人に勧めるかと聞かれると、正直別に勧めるレベルでもないかな、、というレベルではありますが。
思ってたよりは面白かったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

68.3 4 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング4位
魔法少女特殊戦あすか(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (229)
935人が棚に入れました
21世紀。人類は遂に他の知的生命体との接触を果たす。しかし、その出会いは幸福なものではなかった。地冥界より侵攻する化け物は、現用兵器の多くを無効化し、人類の運命は風前の灯火と思われた。だが同じく地冥界に苦しめられていた、精霊環境条約機構の助けにより、人類は起死回生の一手を手にする。魔法少女である。強大な魔力を手にした少女たちは、心身に多くの傷を負いながらも、人類を勝利に導き、ついに大戦を終結させる。しかし、それさえも、新たな戦いの始まりに過ぎなかった。国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争……。魔法少女の戦いは終わらない――

声優・キャラクター
洲崎綾、関根明良、松井恵理子、竹達彩奈、高橋李依、橋本ちなみ、M・A・O、日笠陽子、乃村健次、菊池こころ

nozzynozzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

エロ、グロ、拷問シーンの詰め合わせ

モブキャラ以外、ほぼ女性ばかり出てくるのに、とにかくお色気シーンと、グログロ描写、生理的嫌悪感満載の拷問シーンの詰め合わせになってました。なので男性受けは良いかもしれませんが、女性には見せるだけで一発でセクハラ認定されそうなぐらい過激な描写だらけでした。また、ストーリーは、恐らく原作が続いてるからか、話がアニメだけだと少々支離滅裂な印象です。音楽は普通ぐらいですが、絵は良くないです。実際主人公の魔法少女に至っては目だけ異様にデカいという絵の印象しかありません。ただ、メインや敵の魔法少女らのキャラやら生い立ちの設定が、闇だらけでだいぶ濃いので、頭のおかしい女性が沢山でてくるのが好きな向きにはおすすめできる作品と思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

まさに魔法少女特殊戦。ただし、グロ注意!

原作未読。最終話まで視聴。

「魔法少女」はともかく、何故「特殊戦」なんだろう?って思いながら視聴開始。
魔法戦アリ、武器戦闘アリ、肉弾戦アリとまさに何でもありのまさに「特殊戦」でした。

彼女たち魔法少女が各国の軍隊の特殊部隊に属しているとか、こういう設定は大好きですね。
魔法少女たちが各々、心に傷を持っているという設定も好印象。

かなりグロイ演出もありまが、最後まで面白く視聴出来ました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 27
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

魔法少女=物理?

放送前に過剰にCM打っていた割には…
注目キャラは主人公のあすかではなく、
くるみ一択!

11話~12話
{netabare}
バベル旅団の団長って、声優変えているけど、
元リーダーのフランシーヌなのかな?

俺たちの戦いはこれからだ!エンドだけど、
マジカル・ファイブより、凄い素材が的な対象って、
メガネの方かな?

2期はないだろうから、分からずじまいだけど…
{/netabare}

10話
{netabare}
全体的に薄っぺらい。

魔法少女なんだし、魔法使って欲しいな…
みんな、兵器とかね。

中華な魔法少女は出るのかな?
OPだけ出て終わりとかはないよね?
{/netabare}

9話
{netabare}
タマラと精霊界の将軍もガチ勢とは、
もはや魔法少女ではなく、百合モノではないか…
{/netabare}

8話
{netabare}
ストロングゼロとヨルムンガンドのヨナ、風評被害回。

魔法少女というより、殺戮者だよね、このアニメの魔法少女。

くるみは、ガチ勢+拷問担当だったのも闇が深すぎる…
{/netabare}

7話
{netabare}
あすか、仲間が死ぬことにトラウマがある模様。

ロシアのマジカル・ファイブとは、
次回、遭遇でもするのかな?
{/netabare}

6話
{netabare}
焼き鳥が粘土みたいな形だったり、
万策尽きてきたのかな?

この回は、くるみガチ勢さんが面白かっただけに、
作画頑張ってーと…

一方、テロリスト vs ミア・サイラスで、
マジカル・ファイブしか知らない合言葉が鏡に書かれてたけど、
EDとか見る限り、みんな仲間になりそうだから、
やはり死亡したとされている6人の内の誰かが首謀者なのかな?
{/netabare}

5話
{netabare}
敵が女王様と呼んでいるのが、
元魔法少女で死亡した6人の内の1人の様な気がしてきた。

牧野の記憶は1週間分消されたけど、
あすかが欝になっていくのかな?

しかし、魔法少女というよりは、魔法が少ないような…
{/netabare}

4話
{netabare}
グロ注意、拷問回

牧野の左腕が…欝展開まっしぐら?
{/netabare}

3話
{netabare}
くるみの闇が深い…

3人目の魔法少女が冒頭に出てきたけど、
次回合流するのかな?

個人的には、牧野が捕まっり、拷問→死亡で、
欝展開はいやだなーと。
{/netabare}

2話
{netabare}
あすか最低だなー
くるみをマジカル・ファイブに誘っておいて一抜けとは…

くるみも、あすかと再開後、
同じ高校に転校してくるとは中々濃いキャラというか闇が深そう。

悪い魔法少女と言っていた「女王」は、マジカル・ファイブの
誰かなのか、先代もしくは、9人だった頃の残りの4人の誰か?
{/netabare}

1話
{netabare}
冒頭5分ぐらいで、第一部完!!

そこから、3年後…2期が始まる。
そして、1話で、俺たちの戦いはこれからだ!終わり。

魔法少女9人いて、冒頭で姿も見せず4人アウトとか、
そもそも、攻撃に魔法使っていない気も…
説明不足な気がする。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

66.6 5 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング5位
裏世界ピクニック(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (297)
925人が棚に入れました
「くねくね」「八尺様」「きさらぎ駅」……。実話怪談として語られる危険な存在が出現する〈裏世界〉。そこは、現実と隣合わせで、謎だらけの世界。紙越空魚(かみこし そらを)は廃屋内の扉から〈裏世界〉を発見し、そこで仁科鳥子(にしな とりこ)と出会う。この出会いが空魚の人生を一変させる。鳥子は空魚に〈裏世界〉の探索の協力を依頼する。彼女は〈裏世界〉で行方不明になった「冴月」という女性を探していた。探検と研究、そしてお金稼ぎのため、空魚は鳥子と行動をともにする。非日常へ足を踏み入れた二人は様々な怪異と遭遇し、危険なサバイバルが始まる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、茅野愛衣、日高里菜、富田美憂

lostmemory さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

アニメの罪は重い

私は当然原作者ではないが、世にある多数のアニメを見ていると
仮に自分が作品の原作者でも自分の作品がアニメ化されたから
成功するとは限らないし失敗しても、むしろ失敗作の方が多いのだから
それほどダメージがないはず。まあある程度のショックは受けるかも
しれないが。

いや、これの原作者がアニメのあまりの酷い出来にこれが終わってから
SNSに意味不明なことばかり書き出したので、相当ショックが大きかった
のか、この作品のせいで精神が破壊されてしまったのか…芸術系の人って
割と繊細な人が多いイメージだからなあ。

売上円盤300枚…まあ元気出せよとしか言いようがない。
なお原作もアニメが終わってからまだ新刊は出てない。
ネットでは原作は普通。アニメはクソとか言われているのが実に不憫。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女子大生コンビが「裏世界」に足を踏み入れるホラーSFエンターテインメント百合作品(アニメ化としてはやや微妙)

原作は早川文庫JAから刊行で、現在第5巻まで刊行済みです。原作付きのアニメ化作品の中で、私が2021年冬クールの新作で最も期待しているのが本作です。

たまたま「裏世界」で遭遇して以来、「生命の危機」を互いに助け合って乗り切る、紙越空魚(かみこし そらを)と仁科鳥子の女子大生コンビによる冒険活劇物です。

昔なら人づての噂話として伝わり、現代では「ネットロア」などと呼ばれるネット上でも語り継がれる実話怪談によるホラー要素や、タルコフスキー監督によって映画化された『ストーカー』などのSF作品リスペクト、原作者が『そいねドリーマー』などでも取り組んでいる「百合」要素、そして作中で扱われる銃器などのミリタリー要素といった属性満載のエンターテインメント作品です。

どのような映像化がされるのか、期待が止みません。今夜1/4深夜、いよいよ放送開始!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話「くねくねハンティング」では、エピソードの内容的にも今後の戦闘シーンのアクションがどのくらいのレベルに描かれるかは判断がつきにくいですね。

用語規制をクリアするのに、キャスト自らに「ピー」って言わせるのは面白い演出だと思いました。まあ、この場合円盤などの商品でもそのままになるのは自明ですけどね…。

OPに市川夏妃(いちかわ なつみ)がいますし、話の区切りを考えるとおそらく原作3巻当たりまではアニメ化されそうです。ファイル11の映像化がされるなら楽しみです!

※そういえば、瀬戸茜理(せと あかり)がOPだけじゃなく空魚の大学の学食にもいましたね!
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.1.12追記:
第2話まで視聴終了。

第三のメインキャラ、小桜さんが登場ですね。基本的に自宅に引き籠っていますが外出できないというほどでもない、そして登場キャラの中では比較的常識人な彼女が鳥子と空魚に振り回される様が見物です。

お金のやり取りの場面は「裏世界」というよりは少し「裏社会」風味…(笑)。

余談: Cパートの打ち上げは第1話と同じ居酒屋だったようなんですが、原作で打ち上げが居酒屋じゃない回のときに場所はちゃんと居酒屋以外に変わるんでしょうか…?

2021.1.19追記:
第3話まで視聴終了。

原作者の宮澤伊織先生によるアニメオリジナル脚本回でした。原作では第2話のエピソードのすぐ後にくるはずだったエピソードは第4話以降に先送りになるんでしょうか?

宮沢伊織先生ご本人のtweetによると「原作ではもう入れる隙間のないエピソード、初期の空魚鳥子の空気感を思い出しながら書きました」ということでしたので、この時点での二人の関係性の掘り下げ回ということだと理解しています。

原作本編では内心の描写がされるのは空魚ばかりで鳥子の内面描写はないんですけど、アニメもこれは変更しないみたいですね。内面描写は第1、2話と比べると多めだった気はしています。

2021.3.7追記:
エピソード順変更以外に10話もサブタイトルからするとアニメオリジナル回がありますね。

原作だとわかっていることなんですが、アニメ版で在日米軍はどうなってしまったんだろう…?

2021.3.29追記:
第12話(最終話)まで視聴終了していましたが、レビュー更新が遅れていました。懸念された在日米軍問題は一応の解決を見たので、それは良かったです。

製作委員会の名称として「DS研」がクレジットされていたのですが、本編中でDS研は最後まで名前すら出てくることはなかったので残念です。

アニメで興味を持ってから原作ないしはコミカライズ版に流れてくるのであればあまり違和感はないのかもしれませんが、逆だと単にエピソードがカットされている以上の違和感があるだろうと思います。

ただ、キャスティング自体は良かったんじゃないかと思います。アニメ化された小桜さんは可愛かったです。

「まだかな~。空魚ちゃん、まだかな~…。」

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

February station

2021/08/04 投稿

酷評注意

異世界物かと思って見始めました。

始まった瞬間・・・最初のシーンで違和感が・・・
鳥居が変です,壊れているんだけど,壊れた脚の部分が立っている場所が不自然過ぎて違和感を禁じ得ません・・・頑張って丁寧に且つきれいに描いてはいるんですけど作品のクオリティーに関してなんとなく見えてしまった感じでした。作品の一番最初のシーンですし,普通どこかの段階で誰かが違和感を感じ,ダメ出ししそうな物ですが,それが無く完成してしまったということでしょう。最後まで見てもこの第1印象は間違っていなかったと思います。色々,残念な感じがある作品でした。

そんなわけで,取り立てて面白いとも思わないし,1話見て切ろうかと思ったのですが

OPに「きさらぎ駅」が登場します
おいら,きさらぎ駅の話好きなんですよねー
どんな話になるか,気になっちゃって結局続きを見ました

で思ったことは,この話は異世界物,ファンタジーでは無く
どうやらホラーらしいこと
でもあまり怖くないのです・・・
上手く作ればものすごく怖くできたと思うのですが
キャラクターが怖さを削いでいるし,見せ方も恐怖や不気味さをあおって来る感じではありませんでした,おいらとしては「Another」的な感じに仕上げて欲しかったところです。(Anotherと言えば,OPなどでの本作の英語表示OTHERSIDE PICNICにはちょっと違和感があるような・・・表の世界に対して裏世界なら,頭にTHEを付けた方が良くないですか?よく分からないけど^^;)

結局物語の根幹部分がぶれているので,ホラーと空魚と鳥子の友情物語のどっちつかずになってしまったように感じます。

できたら全力で怖がらせて欲しかったので残念です・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

67.3 6 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング6位
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (200)
862人が棚に入れました
数十万の悪魔の軍勢を統べる万魔殿の主、大悪魔ベルゼブブ。その近侍として仕えることになったミュリンが目にしたベルゼブブの姿は、大悪魔の威厳を持つ気高く冷徹な姿...ではなく、モフモフが大好きなゆるふわ少女だった!?

声優・キャラクター
大西沙織、安田陸矢、久野美咲、日野聡、加隈亜衣、松岡禎丞
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

コンテ・演出が白眉なゆるふわ癒しアニメ

2018年秋アニメ、全12話。
漫画原作、未読です。
…最初は女性向けと勘違いしてたけど、この作品は男性向けでも女性向けでもないと思う。少年誌としては女性読者も多い(らしい)ガンガンだし。


パンデモニウム(万魔殿)で働く悪魔(元天使)たちの緩い日常と恋心を描くほのぼのアニメ。
パンデモニウムのトップ・ベルゼブブと彼女の近侍であるミュリンの恋模様がメイン(他にもカップルは何組か)ですが、ストーリーに大きなヤマは無いです。とにかく癒されたい人向け。

第1話見て気に入ればそのまま最後まで楽しめるかなっていう作風です。
日常系やゆるふわはあまり見ないんだけど、原作者のセンスが私には結構合っていたっぽい。


【ビジュアル・演出について】
特筆すべきは演出の素晴らしさ。コンテ演出も含めた評価という事で、今回は作画に星5を付けています。
良い意味で女性らしい原作者のセンスをアニメにもよく反映させています。
{netabare}
第4話「閣下、はじめてのお見舞い。」はヒールの演出がすごくいいなあと思っていたのですが、インタビューによると、原作者のこだわりをアニメスタッフが演出に取り入れたということのようです。第4話以外でもハイヒールは結構な頻度で演出に使われているし、可愛らしい小物や綺麗な調度品も沢山映してくれるので、再視聴も楽しかったです。
音楽や効果音とその使い方も素晴らしく、ビジュアルとの親和性も良かったです。
ファッションや様々な事柄に関する豆知識を控えめに入れるセンスの良さも楽しい。知っている人はニヤリとできるような内容で、アリスのお茶会のくだりは特に秀逸。

ただ、最初は井上喜久子さんのナレーションは必要なのかな?と思ったりも。
…そういえば、第2話ラストで机で居眠りするベルゼブブ閣下に毛布を掛けてあげた人は誰なんだろう。もしかしたらサタン様とか神様とかで、喜久子さんの声で後から登場するのかな?とか思っていました。
原作を読めばわかるのかな?{/netabare}


【キャラクターについて】
キャラクターの個性付けはアニメ的。男性受け女性受けどちらもしそうなあざとさはあるので、苦手な人もいるかも。私も最初はこれどうなんだろう…と思った所はありました。
ただ、キャラクター性やシチュエーションが上手で、個人的には最後まで見たらそこまで嫌な印象は残りませんでした。
{netabare}
全体的に可愛らしい描写が多いのですが、私が気に入ったのは女性キャラクターの女性らしい嗜好と思考ですね。ヒールへのこだわりとか、水着の選び方とか、素直に可愛いと言えない心理とか。
衣装のデザインや舞台・背景の美しさが満足感を引き上げてくれました。異世界(パンデモニウム)の舞台設定のおかげもあり、ベルゼブブ閣下の裸とか、アザゼルの少女趣味とか、おおらかであけっぴろげな内容も和やかに見られました。

それでも、気になったのがごっちんのバイブレーションとか、エウリノームのショタコンとかね…後半では少なくなりますけど。
キャラの関係性にしても、大抵の萌え要素が見つけられそうというか、わりと何でもアリな作風というか。何でもアリなら個人的にはOKなんだけど、好きじゃない人もいるだろうなと思います。

私はエウリノームには最初かなり抵抗が…。ただ、ダンタリオンはおそらく長命(要は美少年なのは外見だけ)で口辛く食えない性格、かつエウリノームとは直接の絡みが無かったので最終的にはショタコンもキャラクターの個性ということで悪くはないかな、と思えました。しかもお互いマイペースで独立している、という…。{/netabare}


【素直になれない女性たち】
{netabare}
キャラの関係性に重きを置いてはいますが、それが物語として大きく動くわけではないです。
ですが、これは「その感情に名前をつける」、つまりは自分の心を知るまでの物語。
「自分の気持ちに素直になれるか」がこの作品の肝という事ですね。女性から男性への恋心を軸に、それぞれのカップルの関係性を浮き彫りにしています。(まあくっつけば物語が終わってしまうので、あくまで恋は成就しないんですけど。だから横槍(三角関係)とかは原作でもまず無いでしょうね。それが個人的には凄く良いのです)
「なぜ素直になれない(ならない)のか」が女性キャラクターそれぞれの個性に直結している。それが食べ物やファッションや趣味への向き合い方を通して描かれたりもして、それも好き。

第1話と最終話が綺麗に対比になっているのも好きですね。
特殊OP特殊EDが一度もなく、最終話でも通常のPEDがあり、彼らの日常のひとコマを描く作劇を一貫したのもとても良かったです。{/netabare}


アニメ化に際した原作者へのインタビューで、キャラクターをどんな視線で見ていますか?という質問をされて「おばあちゃんみたいな感じ」と仰っていて、すごく共感しました。作中のキャラクター皆にハッピーになって欲しい、と。
また「仕事で疲れて帰ってきたときに見て、見終わったら少し元気が出るアニメになったら嬉しい、ということをアニメスタッフにも伝えました」ともありました。

原作者とアニメスタッフが、この作品の方向性をしっかりと共有していたのを感じられました。
癒されるアニメで、毎週楽しかったです。(2019.1.1)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

期待した♪未来の先~魔法をかけてピンクレモネード♪

OP曲:ピンクレモネード

軽やかな、みあさんの声とピアノの伴奏が特徴的な三月のパンタシアの楽曲
アニメの音楽も担当している分島花音さん作詞


ちなみにレモネードって黄色と違うんかいと思ったら…
レシピ(二人分)
レモン二個、ルビーグレープフルーツ二個、上白糖:大さじ5杯、ハチミツ:大さじ三杯…
「ピンク」と言うか「オレンジ色」…めっちゃ甘そう&カロリー高そう


三月のパンタシアさん他にもアニメのOPED担当してるので聞いてみて下さい。
・はじまりの速度「キズナイーバー」
・フェアリーテイル「亜人ちゃんは語りたい」
・ルビコン「Re:CREATORS」
・風の声を聴きながら「スロースタート」
・コラージュ「衛宮さんちの今日のごはん」

肝心のアニメはモフモフ、フワフワ…
しか印象に残らないけど、巻き返しなるか?


ネットとかで誰対象アニメとかよく書かれてる…
多少分かる~

「ごっちん」ことベルフェゴールが可愛いわぁ。
緊張したらオシッコ近くなる女の子ってw

一番のツボはナレーション井上喜久子さんかも、癒し声での解説&ツッコミ。
ちびまる子ちゃんのキートン山田ぽい、コアファン向けてかもだけどキートン感で最後まで視聴出来そう。


視聴完了
作風にクセあるのと、ゆるゆる~ふわふわな感じのアニメ。

ん~微妙だったかな?
ヒロインのキャラがそれほど立ってないし男性陣もヘタレだし、お勧めはあまり出来ないアニメかも。
1話見て合わないなら止めた方がいい…

私は井上喜久子さんのナレーションがツボだった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

マシュマロ、わたあめ、マカロン、パンケーキなどと同義語です(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
日常系の中でも、かなりゆる~く、へいわ~で、もふもふ~なアニメです(笑)

前半はテンポが遅くて退屈を感じることもありましたが、キャラが馴染んできた後半はなかなか楽しめましたね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの感想、、、なんだろう? 井上喜久子さんに優しくたしなめられたいアニメかな(笑)

閑話休題。

キャラクターとしては、ベルゼブブ、サルガタナス、ベルフェゴールがそれぞれ可愛かったですね♪

ベルゼブブは、登場してすぐの全裸で、う~んとなりましたが、中盤以降は落ち着いた印象です。やや残り二人に押されぎみでしたが、ミュリンとうまくいかなくて拗ねたりしてるところは良かったですね。9話とか良かったし、11話の「ドンドコズンドコイェイ♪」とか、あざとかったけど、やられました(笑)

サルガタナスは、本作では一番のお気に入り。キャラとしては目新しさはなかったですね。典型的なツンデレ貧乳キャラ。それでもやっぱり、好きなものは好き。10話とか最高でしたね♪

ベルフェゴールは、「好きだから尿意」というのはあんまり好きな設定ではないのですが、9話の「手記」は笑ったし、11話の酔っぱらいは安定の可愛さでしたね。アニキと上手くいってほしい♪

この3人は、それぞれにカップリングが固定化され、被っていないなで、平和に三者を応援できますね。本作のような作風では、ドロドロなんて邪魔になるだけですし。

いや~、にしても、寝落ち率の高いアニメでした(苦笑) まあ、癒されたということでw
{/netabare}

【余談~ 本来の悪魔性質に、-を×(マイナスをかける) ~】
{netabare}
このアニメでは、様々な悪魔が擬人化されていますが、本来の要素を残したままに、嫌な性質を逆転させて、ゆるふわにした感じでしょうか? 例えば、

ベルゼブブ→ハエの王。クソ山の王。ですから、性質を逆転(マイナスかけて)。フワフワ好きな可愛い少女に。ただ、魔界ではサタンに次ぐ者という部分は同じ。

アザゼル→ヘブライ語で、「ゴツゴツして強大な者」。その要素は残しつつ、可愛い物好きな乙女男子に性質変換。

ベルフェゴール→「好色」で「女性不信」。だから、「男性を過度に意識」「男性不信」に。

アスタロト→「竜にまたがった天子の容姿で、息が超絶臭い」。容姿は天使のまま、しかし、息は桃色吐息というか、イケメンチャラ男に性質変換してますね。ちなみに、サルガタナスはアスタロトに仕える上級精霊で、何でも見抜く力があるらしいです。

エウリノーム→全てを含む者。わりとエロい女神なんですね。だからショタか。

ダンタリオン→無数の老若男女の顔を持ち、右手には書物を持った姿で現れるとされる。あらゆる学術に関する知識を教えてくれる。ビブリオマニア、美少年はわかるとして、うさみみはどこからきたんだろう?

アドラメルク→サタンの洋服係で、孔雀の姿をしている。だから、派手なオネェキャラに?

という具合に、良い感じでキャラクター化してるなと思います。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
スゲェゆっくりだな。エロ? 純情乙女男子は、なかなか良いね。

2話目 ☆2
なんだ、BL要素? アザゼルもベルゼブブも、どこに要素が? アザゼルはヘブライ語で、「ゴツゴツして強大な者」らしいから、その辺かな? ベルフェゴールは、「好色」で「女性不信」なので、「男性を過度に意識」「男性不信」に変えたのかな? ベルフェゴールはなかなか可愛い。

3話目 ☆3
アスタロト。「竜にまたがった天子の容姿で、息が超絶臭い」。サルガタナスはアスタロトに仕える上級精霊。ツンデレw

4話目 ☆4
顔芸? エウロノーメ。全てを含む者。わりとエロいというか、そんな女神なんですね。だからショタか。胸フラットは(笑) 庶民的だな(笑) 悪魔なのに解脱して、召されそう(笑) 理由がなければ触れてはいけない。前半のコメディ、後半のラブコメと、なかなかバランスが良かった印象。

5話目 ☆3
字幕改善? ダンタリオン、無数の老若男女の顔を持ち、右手には書物を持った姿で現れるとされる。あらゆる学術に関する知識を教えてくれる他、人間の心を読み取り意のままに心を操る力を持ち、他人の秘密を明らかにしてくれる。

カミオ→鳥の姿をして、弁がたつ。

ニスロク→エデンの園を守ってた人ね。

6話目
最早、このナレーション聴きたいだけな気も(笑) アドラメルク。サタンの洋服係ですね。孔雀の姿をしているから、派手なオネェキャラに?

7話目
感想書き忘れ。

8話目
感想書き忘れ。

9話目 ☆4
今回のベルゼブブは可愛いな♪ さっちゃんの押し花も、可愛いな♪ 痴話喧嘩w 手記(笑) 最後はミュリンめ、可愛いな(笑)

10話目 ☆4
アルゼンチンバックブリーカー(笑) サルガタナスが可愛いな(笑)

11話目 ☆4
ドンドコズンドコイェイ♪が、可愛すぎる(笑) サキュバス課w 酔っぱらいは安定の可愛さw 避けられたw

12話目 ☆3
サキュバス、下着あざとい(笑) 女性だけの課って、そうなるよねw 男子中学生アルアル(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

65.3 7 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング7位
LOST SONG(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (149)
558人が棚に入れました
田村ゆかり、鈴木このみ、ダブル主演で描くオリジナル王道ファンタジー。

緑豊かな辺境の村に住むリンはちょっと食いしん坊で元気な女の子。一方、華やかな王都の歌姫・フィーニスは王宮の奥深く、孤独な毎日を過ごしている。2人には他の人間にはない、特別な力がある。傷を癒し、水を作り出し、風を起こすさまざまな奇跡を生む“歌”を歌うことができるのだ。

運命は、歌の力を持つ2人を、それぞれ過酷な旅へ誘う。戦争の影が王国を覆いつくすと奇跡の歌の輝きさえ血の色に染まってゆく。愛する者たちの命が奪われ声なき悲鳴が石牢に響く。

2人の運命が交わり、最後に歌われる歌は絶望か、希望か、それとも……。

声優・キャラクター
鈴木このみ、田村ゆかり、久野美咲、たかはし智秋、山下誠一郎、瀬戸麻沙美、芹澤優、茅野愛衣、小山剛志、鈴木裕斗、小形満、糸博
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ロストソングさがして

1話感想{netabare}
タイトルからしてふとドラクエ思い出してたら、内容がドラクエ4で吹いた。
5章冒頭っつーか…そりゃあよくあるパターンではあるけど、最近でも剣王朝がそれをやったばかりなので笑ってしまった。
「何者か」が村にやってきて、それ助けたら軍勢に村滅ぼされた、って系ね。
ってか村滅ぼす理由ってなんかあったっけ?わざわざ証拠消しちゃってない?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
なんか奇妙だよねぇ、テンポとかちょくちょく挟むギャグのタイミングとか。
アニメ慣れしてないというか。
…。
もしかしてこれ、舞台やお芝居的な雰囲気(それをバカにしてる訳ではない)を意識してる…のかなぁ?
元々ミュージカルってほどではないけど歌が挟まれる作品なのでそれっぽいって感じがちだし。
舞台・お芝居だと遠くの観客からは役者の僅かな動きの違いなんて見れないので、どうしても大げさな演技が必要とされる。
大道具小道具もそんな手の込んだものは用意できないのでカキワレで「そういうこと」と納得する、しないといけない。
「物語」もそうで、そんな手の込んだ難解なものにはせず、結構明快に分かる様に務めてる…ってのが個人的なお芝居の印象(偏見かも知れないけど)。
どうもこの作品にはそういう雰囲気を感じる。

スタッフ全然調べてないけど、もしかしてアニメ畑でない人を起用してたりする?

いやねぇ、某お禿様じゃないけど、マンガ・アニメ・ゲームばっかりで育ってきた人が作ってるような作品…昔から言われてることだけど、ここ最近はそれが顕著になってきてるように感じることがあったりなかったり。
自分も人のこと言える立場じゃないけど、作り手側がそれってどうなんかなーってのは思ってたり。
「トンだ見込み違いだった」って可能性も高いけど、アニメ慣れしてないこの感じはその問題に一石投じてくれるかも?と、ちょっと期待してしまったり。

アニメ慣れしてない例、としてツッコミ。
3話で風の歌で撃退した「吟遊詩人狩り」、あれ殺しちゃったの!?
生きてたらとっくに「新たな歌姫が居たぞー」って報告が本部なりに届いて、今より一層捜索の手が厳しくなると思うのだが…。
似た感じで4話、ヘンリーは関所で謀反の罪で捕らえられたんだよね?
その報告はやっぱり王都には届いてないのか?
6話、研究員の処分や施設が沈められたのは研究成果が敵国へ流れるのを防ぐため…って考えるのが普通かと。
博士は口封じに殺されもせず、敵国へ拉致されることもなく、安穏と隠居生活できてるだけでも王都に感謝していいレベルかと。
フィーニスが歌うと寿命を縮めるってこと、なんで最初黙ってた?(ってかのっぴきならない事情があって隠してたんじゃないのか)
王子だってそんなデメリットは無いものとして出兵させちゃったんじゃないの?
早目に言わなかったお前にも責任あるぞ。

なにより最大のツッコミ所はあんな時代(世界)で、なにも考えずに無批判に戦争反対を唱えるキャラ達。
勝てば領地広げて搾取先が増えて国民の生活が豊かになる、そんな時代じゃないのん?
戦争賛成でも反対でも、これといった理由も無く疑問を抱くことも無く反射的に唱えるのはどうにも違和感、今風じゃない。
そりゃあね、80年代(またはそれ以前)の作品って実はそういうの多くてさ、今観ると結構「うわクセェ」ってなるのがあるのだけど…脚本家はその時代からタイムスリップしてきた?
といいつつ世界情勢、更には戦争の理由すら不明瞭で、もしかしたら今後明かされてくのかも知れない。

とまぁ、最近のアニメの方法論で観ると戸惑うレベルの内容なのだけど、「お芝居だ」として見たらこんなもんなんかなぁって感じだし、妙に憎めない部分があったり。
ちょくちょく挟まれるギャグはその殆どがお寒いものだけど、たま~にクスっと来てしまうものもあったり。
「捩じ切るぞ」の天丼とか。

──ってのが6話までの感想、下書き書いてる間に7話始まっちゃった。

そして7話感想。
え…これ…時間軸ズレてる?
リンが気が付いた剣はレオボルト家に伝わる剣?

そう匂わせる描写は確かにこれまでもあった。
戦争に使ってた(または使う予定の)兵器なんかがそうで、リン側は巨大なラッパだの畜音兵器だの結構ハイテク武器が出るのに、フィーニス側ではそれが一切使われてない。
その場合ヘンリーが両方のシーンを行き来してるワケだけど、どこかにミスリードあるのかも?(見返したくはない)
で、もし時間がズレてるのであるなら情報の伝達が行われてないってのも納得…あ、できねーや。

7話単体でもリン一行は衛兵をノしました。
これ殺したん?
生きてたら帰って連絡するし、帰って来なければ来ないで「アイツが帰ってこない」と騒ぎになってもいいような…。
駐屯地が(時間軸ズレてて)無人だったとしても、ならあの衛兵はどこから来た?
ずっと引っ張ってきた将軍が居そうな予感がするけど…。

それ以外にもツッコミ所が多すぎて、もし話にカラクリがあったとしてもあんまり「してやられた」感がしない。
もしくは細かなツッコミ所も「ナルホド納得」と言わしめる展開がこの先用意されてるのだろうか。

あそうだ、それと王子だけど、単なるキチだと思ったけどもしかしたらそれなりに考えがあって行動してた?
6話でフィーニスが歌えなくなるという、戦略的に大損害な情報を聞かされても動じず、それどころか7話では更に踏み込んで「むしろ歌えなくさせてやる」って勢いの命令を下す。
戦争の理由が不明瞭と書いたけど、一応「歌姫を巡って」みたいなことは語られてる。
もしかして歌の力が大嫌いだった?こんな力この世から無くなれば平和になるのにって思ってたりして?
ただ抹殺するだけだと「勿体ないことを」と反発来るので、それっぽい理由を付けて使い潰すつもりだったとか。
そう考えたら1話で灌漑事業に転用しなかったことも理解できる。
また、何度か刺客が登場したけど(全部ヘンリーに撃退されるが)、全部が全部かは不明だけどその内何回かは王子の仕向けたモノっぽいのも頷ける。
一生懸命王子をゲスに描くようにしてる気配は感じるけどあんまりゲスに思えないのよね、それ以上に「歌うと寿命を縮める」ってのを黙ってたフィーニスのほうがよっぽどゲスに思えるので(何か理由があればまた違うのだが)。
…けど解釈の材料に使っていいのかどうか迷う描写が多くてねぇ…これが非常に厄介でのう。

話は変わって園芸ネタ。
5話でメイドが野草を採っていて、まずザルに「皮の黒い球根」が入ってまして。
この段階で「あ、これ毒草じゃね?」と思いつつ続けて見たら次はトリカブトの花(どアップ)までもが登場。
“ゴールデンカムイ”で何度も名前は出るけど花の画像を見せるのは珍しいんじゃないかな?(“キノの旅”でもトリカブトっぽい葉っぱは出るが)
創作の世界だし、あくまでよく似た花ってだけかも知れないので「寿命を削ったフィーニスへの薬かも?」って可能性は捨てられませんでしたが、7話でやっぱり毒だったと判明。
判明してから言っても大したこと無いのだけど、まさか毒盛るだけで2話引っ張るとはねぇ…。
ってか零したシミがドクロの形になるって…やっぱりお芝居っぽいんだよなぁ。
まさかこういった「普段アニメではあんまり見ない」暗示シーンがこれまでも結構あったりして?
うう、見返したくねぇ~。

お芝居っぽいといえば燃やされてたヘンリーが暢気に喋ってる事&突如焼失したことも「あれ?」って感じだけど、これもお芝居を意識したものと言われれば納得せざるを得ない感じ。
もしくは歌によって出された炎なのでただの炎とは性質が違うのかも?とも思ってしまったり。
いやホント、ミスリード誘ってなのか天然なのかようワカラン。{/netabare}

8話感想{netabare}
ははーん、こういう話だったのね。
どの周回でもリセットポイントは西暦でいうと二千年代くらい?そしてリスタートポイントは石器時代で確定?
別にフィーニスが生命のスープを海に流すとかそういうワケじゃないよね…ナメクジが文明を築く周回とかあったら最高だったんだが(無茶振り)。
何週もしてる割には“失われし超古代文明”(前の周の遺物)の発掘は無いのか?レオボルト家の剣が一応ソレか?
ぶっちゃけ大陸の形も変わっちゃって、似たような文明の周回って無理じゃね?って思わなくもないけどまぁいいや。

初代(1周目)の王子はやっぱり“悪人”ではなく、フィーニスのヤバさをいち早く察して擦り切れさせるのが目的だったんじゃないかな。
戦争の理由もそれで。
でもってリンの居る時代、これの戦争もフィーニスが仕組んだんじゃ?
前もって神話を仕込んでおくのも余裕なんだし。

天文学者のレオボルトが居る時代から6万年後が星が最も接近する時であって、6万年周期でリセットってことではない(リセット周期はもっと早い)、と思う。
生き続けることにウンザリしたフィーニスは星が最も接近する時を狙って…落とすつもりなのかね?もう惑星ごとお終いにしたいってことかなぁ。
ってか、田村ゆかりが永遠の17歳キャラ演じるって…これキャスト決まってから(歌目的の作品なので早い段階で決まってただろう)ストーリー考えたんじゃなかろうなぁ?
それ以前に、ネトフリで配信がメインで放送はオマケというか…調展開を描いて噂を聞きつけた人が「1話から見返したい→あ、ネトフリで観れるわ→加入」ってのを狙った戦略な気がする。
企画的には面白いと思うけど…いかんせんこれまでの描写の不自然な部分、意図的なのか単にヘボいだけなのか分かり辛かったり、今後も相変わらずヘボいままな予感もしてあんまり上手く行ってないような…。


リセットって表現したけどあくまで文明がリセットされてるだけで時間は戻っていない。{/netabare}

最終回までの簡素{netabare}
7話まで途轍もない量の“違和感”を散りばめ、8話以降それに対し「実はこういうカラクリだったんです」と明かしてくタイプの作品。
とはいえ肝心の“違和感”が伏線なのか出来が悪いだけなのか判別が難しいのがなかなかのネック。

↑でツッコミ入れて明かされた部分。
リンの無批判な反戦思想だけど、フィーニスは何度も人類の滅亡を見てきて人間同士の殺し合いなんて些細な事としか思えんレベルの精神状態になってて、まだ残ってた人間らしい部分を切り捨てたのがリンってことかなぁ、と思うと自分は妙に納得できてしまいました。
スタッフがもし無批判な反戦思想だったらフィーニスみたいなキャラは描けないと思うし、リンの育ての親が元将軍ってもの無理ちゃうかな。
最後に身ごもったのは初代レオボルトの子だろうねぇ…4話でヤってたってことだろう。
とはいえ肝心の4話は謎な部分が残ってて…ってのは後述。
発明じじい(ドクターヴァイセン)が殺されずに隠居生活できてたのはアルの祖父(タルジア)の計らいじゃないかな、王宮では顔なじみだったみたいだし。
タルジアとしてはヴァイセンに憧れるアルの姿はどう映ってたんだろうねぇ、ヴァイセンもタルジアの孫じゃそりゃあ可愛がりもするだろう。
ってかリンからリンの正体明かされ、拾って育ててくれたタルジアが殺されたって知らされた時はダブルでビックリだったんじゃ?(訃報は届いてないよね?)

明かされなかった部分。
3話の「吟遊詩人狩り」はやっぱり殺したのか?
平和の申し子的なリンの手を汚させるのはどうなんだろう?
リンの存在をバズラは知ってたけど、あれは関所(帽子の男)からの情報だろう。
ってか1話で現ヘンリーはバズラ一向に襲われてるが、あの段階では「お尋ね者」ではない(お尋ね者なら関所に近付かんでしょう)、暗殺に近い状態だったんじゃないかな。
なにより4話、フィーニスを狙う刺客を退けて逃げ込んだ洞穴でヘンリーとヤったと思われるのだか…その刺客に対して「まさかこんなところまで…内通者がいるかも?」みたいなこと言ってなかったっけ?
結局誰の手引きか明かされなかったけど、ルード王子でいいのか?
やっぱルード王子はフィーニスをヤバい存在だと察して始末したくて仕方なかったんじゃないかな?
(元々、初代も現代(最新時代)も、戦争の原因は歌の力を巡ってってのは仄めかされてる。戦争の原因を取り除こうとしてた→ルード王子良い奴なんでは?)

あとこれが一番の問題、キャラ付けが過剰。
リンの食いしん坊、アルのエセ科学信奉(口癖の「そんなの科学的にあり得ない」は結構イラっとくる。机上の論理ではなく確かな現象として目の前で起きた(観測された)以上それは自然現象として認めるのが科学。既存の公式に当てはまらないのであれば新たな公式を考えるのが科学)。
アリューとモニカに至っては居る意味が無い、危険が迫ると寝るってなんだよw
ポニーの性格は面白かったが城を抜け出した王女様って設定、要る?

が、これに関しては↑でも書いたけど「お芝居っぽさ」を目指したモノなんじゃないかなーと思ったり。
ちょいちょい挟むギャグシーンってもしかして「役者のアドリブっぽさ」を意識したものだったり?
プレスコじゃないし(よね?)絵は完成してるので気付きにくいけど。
このキャラ付けの過剰さは大昔の映画にも通じるような?(例:出っ歯キャラを現実ではありえんほど出っ歯にする等)
で、別の時代に見た目同じキャラが登場するっていうのも、同じ役者登場させる雰囲気が…。
ひょっとしてこれ、舞台でやったほうがウケるんじゃね?とさえ思えてくる。

追記
CMに関しては“モンソニ”で経験済みなのでヘーキヘーキ。{/netabare}

総評{netabare}
↑と繰り返しになるけど、7話まで“違和感”を散りばめ、それ以降「実はこういうことだったのです」とタネ明かしをしていく作りの作品。
とにかく7話までひたすら違和感(≒不快感)が果てしなく、8話まで辿り着くのは大変。
また、だからといって最後まで見れば違和感は全部解消されるかというとそうでもなく、人に強くは勧められない。
ただ「全部とは言わんが“あ、そういうことだったのか”と膝を叩くような体験をしたい」って方は見て損は無いかと。
または非常に古臭い(お芝居っぽい)ので、2018年の作品だと思わないのもコツかも。
まぁ田村ゆかりが「永遠の17歳になって闇落ちして世界滅亡企てるキャラをやってる」ってだけで爆笑できる人には問題なかろう。
個人的にはかなり面白かったぞい。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

〇ojima さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ミュージカル要素に興味あり「歌の力が世界を動かす」

でも、作画がとっても古いよね。
動き方にリアリティなし。違和感アリアリ。
ヒロインの服装は転んでも全く汚れないし
女性の服装も全く美しくないです。

でも、1話目からのミュージカル風に物語を勧めてゆくところは興味ありました。
途中話でもやはりミュージカル要素があって、そこにつながる物語を楽しんでいました。が、

最後のまとめは単細胞のわたしにはチンプンカンプン。
もっと説明を明快にしてもらいたかったです。

いかんせん作画が古臭い。再視聴への意欲が駆り立てられません。

ミュージカルで観ると楽しめるのかも。。しれません。。。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

歌で魔法を使うよ!(第8話: 前半しか観ていない人には超展開(笑)。そして物語は怒涛の終末へ…。「怪作」でしたが、私は好きです!)

魔力っぽいものを持った人が呪文詠唱の代わりに歌で魔法っぽい力を使える設定のファンタジーもの。

リンとフィーニスの二人がこの力を持っているようです。第1話冒頭の感じでは少なくとも王国に他の「歌姫」はいないっぽいですが、交戦中の敵国などに同様の能力者がいるのかどうかはわからないまま第4話まできています。

吟遊詩人の竪琴とパーカッション姉妹で、歌以外の楽器演奏が入ってきたので個人的には楽しみが増しました。

わりと面白いけど、エンジンのかかりが遅い感があって、既に切った人がいるかも?

キャラの動きの付け方がちょっと面白い。笑わせにきてるのかな…?

== [全話観終わっての総評] ==(2016.6.26)
終わってみれば結構壮大なファンタジー。今のMAGES.の底知れなさを感じる「怪作」でした。

歌を柱としたストーリー展開している本作品の性格上、音楽面での充実は素晴らしいと言えます。私は多くの楽曲でボーカル付きでも基本的には伴奏楽器の方が気になってしまう人ですが、『LOST SONG』ではボーカルが楽器として機能するような「歌」としての力を強く感じる楽曲が多くて印象的でした。

リンに鈴木このみを起用したのは大正解じゃないでしょうか。この人は基本的には歌手なんですけど、本作での声優としての演技を観ていてミュージカルとかの方面に進んでみても案外面白いんじゃないかと思いました。

ストーリーに関しては、私が一番「こういう話を作れる人は羨ましい」と思う感じの超展開でしたね。私が何か考えると、「あれだけ巨大な衛星が接近したらぶつかる前に潮汐力とかでもう地上壊滅やん」とか余分なことを考えすぎて、こういった展開は回避してしまうと思うのです。

でもその一方で、面白いファンタジー作品にするにはきっとこういった大胆な展開は必須だとも思っていて、一視聴者としては物語を堪能させていただきました。

最後まで、シリアス展開の中にもコミカルな描写はぶっこんでくる演出は健在でしたね。この点は好き嫌いが分かれるかもしれません。(私は好きです。)
== [以下、放送期間中の追記] ==
2018.5.20追記:
第7話: けっこうな勢いで人が死ぬアニメでしたね。まあ、そもそも第1話から死人は出てますけど。今回は鬱展開。

2018.5.29追記:
第8話: 第6話だったかの後の予告映像みたいなものの真相が明らかになりました。うーん、そういう話だったか、作中経過時間長いな(笑)。

ということは第9話以降がようやく本番…?

2018.6.26追記:
全12話を視聴完了。最終回で、サブタイトルではなかったですが無事に作品タイトルを回収しました。

特記事項: 地上波で観ていた人には本編とCMの融合による驚きの演出がありました。こんなことされたら、CM編集できひんやんか…(笑)。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

64.0 8 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング8位
勇者が死んだ!(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (130)
443人が棚に入れました
剣と魔法、そして人類の敵として悪魔が息づく世界。 ちょっとスケベな農夫の少年トウカは、ある日自作の落とし穴に勇者シオンを落とし、殺してしまう! その事実を隠すため勇者の死体を埋めたが、翌朝トウカの体に異変が…!!? 落とし穴からはじまる、村人と美少女たちのちょっとエッチな冒険ファンタジー開幕!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

緊張感が死んだ!

死んだ勇者の設定が斬新な男性向けB級ファンタジーアニメ
いい意味でも悪い意味でもB級って感じで、狙って作っているんだと思うけど、アニメの質までB級にする必要はないと思う・・・

女の子の顔は可愛いけど、作者の趣味で胸が不自然に強調されているからバランスが悪く感じます
美少女に変態なことやらせることが最後まで合わなくて、やめろーって何度も心の中で叫びました

OPテーマは100点!さすがオーイシさん、アニメの雰囲気にあったいい曲ですねー、EDは変な曲だけどこのアニメに合ってると思う

そこそこ面白かったんだけど、変態シーンや下品なギャグが多くて変態性癖がかなり気持ち悪い・・・
でも笑える人なら楽しい作品なんでしょうねー

話はシリアスなんだけど、弱い主人公が悪知恵を働かせて戦うバトルシーンや、ニーソ好きな変態行動、仲間の変な行動によってシリアスシーンが何度も何度もギャグで台無しにされちゃうB級感を楽しむ作品
ギャグアニメなんだけど、決めるべきところでちゃんとシリアスに決めつつ、ちゃっかりギャグで落としてくるところは好きです
シナリオは設定が斬新なだけでけっこう王道で普通の話かな?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

太もも設定が活かせず。エロ・ギャグ・本筋のどれも中途半端。

1話 爆炎に期待してたんですけど、乗れずに断念。変わりはこれかなあと。設定が面白いのと、ギャグのテンポは全般的に軽快で見やすいし、お色気が萌えというよりギャグになっているのがいいです。「このすば1期」と「慎重勇者」の中間みたいな感覚です。くだらないのが面白い、でもストーリー性もキャラ性もあるよ、という感じです。
 変な展開で失敗すると「俺だけ入れる隠しダンジョン」ですけど、今のところ面白いです。

 ちなみにDアニメの1話のサムネの艶々の太ももは、一瞬だけだしあのクオリティーの作画はそのシーンだけです。他のサブスクは違うサムネなので見事に釣られました。


多分3話くらいから見てませんでした。

 なんというか中途半端です。エロさは「異世界迷宮でハーレムを」に負けるし、ギャグは「このすば」に負けるし、組み合わせても「不徳のギルド」に負けています。

 太ももとセリフでは連呼していましたが、そこをネクロマンスとか勇者復活と絡めるか魔力不足を太ももの何かで補うとかしないと、テーマ性?が中途半端になっていました。

 正直言えば作画…というか裸体の止め画は丁寧かもしれませんが、少年誌レベルです。ギャグかエロが何らかの意味を持つ設定に結びつけないと成立しないでしょう。

 ひょっとしたら、真面目な部分を追って行けば面白いのかなあ、と思ったりもしましたが、少なくとも3話終了時点ではその方向の面白さは出せていない気がします。

 お姫様的な少女との恋愛でなんとかなるかもしれませんが、興味が持続しませんでした。そうそう姫のデブになるギャグでがっかりした気が…アイデアはいいんですけど、もうちょっと面白くできなかったのかなあ。

 出落ち…かなあ。惜しい気がします。アニメ化のチューニングの問題で、ひょっとしたら原作はという気もしますが、少なくともそこまで確認する気にはなれず。断念します。


 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

太ももフェチな主人公のおバカな珍道中

単なる農夫だった主人公。それが村を訪れた勇者が主人公がモンスター用に仕掛けた落とし穴に落ちて死んでしまったことにより、勇者の代わりとして旅をすることに。

ノリが海外のB級コメディー映画っぽいチープな感じながら次から次へとドタバタな展開が繰り広げられます。声優陣は主要キャラがなかなか豪華で安定感があります。

ただ、王道から外れたファンタジーものゆえにクセが強く、観る人を選びそうですが、コメディーと捉えられるなら肩肘張らずに楽しめる作品ではないかなと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

63.3 9 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング9位
オルタンシア・サーガ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (168)
383人が棚に入れました
イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――オルタンシア王国。その豊穣な土地を狙う周辺国によって幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、王国に仕える二大公国――オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、長きに渡って戦禍を免れてきた。しかし、聖王暦767年12月5日。オルタンシア王国に対し、カメリア公国が突如反旗を翻す。カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして現れるようになった魔物によって、オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた……戦乱の世で、様々な運命に翻弄されていく騎士たち。悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。

声優・キャラクター
細谷佳正、堀江由衣、津田健次郎、上田麗奈、内田彩、梅原裕一郎、小林ゆう、柿原徹也、子安武人、乃村健次、江口拓也、大坪由佳、堀江一眞、池田秀一

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オーソドックスなファンタジー作品

原作未プレイ 全12話

オルタンシア王国の王宮で突然王が人狼に襲われ死亡、周りの騎士たちが人狼に立ち向かう間、王女は落ち延び主人公の領地に逃げこみ見習い騎士と偽り暮らしていました。それから数年後、王国で起こる様々な出来事を描いた作品です。

中世ヨーロッパ時代のような世界、剣や弓などを武器としたオーソドックスな戦い、段々と真実が分かり終わったと思いましたが、お話は続くようですね。

お話はそれほど盛り上がらず、特に特筆すべきところはありませんでした。

興味があれば1話観て判断されるといいかもしれません。

OPはMY FIRST STORYさん、EDはまふまふさんが歌っています。

最後に、配役は?がつきますが、ゲーム原作とあって声優陣は豪華でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キモチいいくらい王道のRPG作品

キモチいいくらい王道のRPG作品。
しかも、こういう作品が嫌いじゃないからついつい見ちゃう。
だけど、間違いなく数年後にはストーリーを忘れているだろうなぁって、自信がある(笑)。
そのくらい、テンプレな作品。

第8話。次々と現れる仲間たちに感動する回。
ここが一番の見所。





って思っていたら、最終話のラストで『ええっ!!』ってなる。
ここにきてこのオチか!!って。

しかも、ここで終わりだから始末が悪い。
この後どうなるの!?ってなっちゃう。

なんて作品だ(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

認めたくないものだな。自分自身が、「○○サーガと○○戦記は、無条件で観てしまう病」だということを(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルはファンタジー。ゲーム原作。

ファイヤーエンブレムとかティアリングサーガみたいな世界観ですかね。

スマホRPG原作ということで、ストーリーが弱く、内容や台詞は安っぽい。作画も良くない。決してオススメできるアニメではありません。

Q:じゃななぜ完走したの? 
A:病気だから仕方がないんです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
唯一誉めるとしたら、最終話Cパートか。英雄が悪魔として復活。最終話Cパートにして、初めて面白くなるとは。

誉めるの終了(笑)

サーガ、とつく以上、観たいのはRPGより、大河ドラマなんですよね。

スマホゲームは基本的に、ストーリーは弱いと思っています。

①配信が続く限り、継ぎ足し継ぎ足しでストーリーを作っていくから。

②そもそもスマホゲームユーザーが、高いストーリー性を求めていないから。

③ストーリーで売らなくてもガチャで収入を得られるから。

などが理由でしょうか。

本作もそうです。国の存亡をかけた、凄く大きなドラマ(大河)なのに、小さなストーリーをチマチマと繋いでるだけ。国ではなく、個人の話になってるんですよね。最終話も、結局は親子対決。

一万の味方を得るために奔走したり、相手の知謀に負けない戦略を練ったり、そういうのが見たいのに、数人のパーティがチマチマと戦っていて、国なんて救えるのかと。

というか、主人公はアルフレッドなんだろうけど、アリエルの物語に乗ってしまうから、英雄譚としての弱さが出るんだよね。アルフレッドを主人公にするなら、アリエルは助けられる姫君で良いし、アリエルを強き女性にするなら、アリエルの英雄譚にすれば良い。

あ~ぁ、ロードス島戦記は神(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
いきなりクライマックスからのスタート。今のところ、普通のファンタジーゲームアニメって感じ。

2話目 ☆2
なんかもう少し、大河っぽくしてほしいな。

3話目 ☆2
アンデッドの村。王道ファンタジーでちゃんとつまらない(笑)

4話目 ☆


5話目 ☆
このぶつ切り感が、スマホゲームっぽい。

6話目 ☆


7話目 ☆3
こういう騎士の叙任とか、好き。

8話目 ☆


9話目 ☆


10話目☆2
まおゆう。マスケット試し打ちって、情報漏れるデメリットでかすぎだろ。銃に当てられるなら、頭撃ち抜けば良いのに。

11話目 ☆2
普通に考えて、ルーラが使える黒騎士は、アリエルをピンポイントで狙った方が良いよな。

12話目 ☆3
魔神、なんか変なの出てきた(笑) ラストバトル、めっちゃアッサリ(笑) んで、主人公死亡。って、生きてるんか~い。なるほど、悪魔としての復活。最終話にして、少し面白くなるという(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

計測不能 10 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング10位
ゴブリンスレイヤーⅡ(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (147)
322人が棚に入れました
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」 辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという......。 冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。 それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だったーー

声優・キャラクター
梅原裕一郎、小倉唯、東山奈央、中村悠一、杉田智和、上坂すみれ、井口裕香、内田真礼、日笠陽子、松岡禎丞

フェイルン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

1期・劇場版との作画の差が気になる

9話まで視聴した感想。

1期。劇場版と観てきた自分からすると、キャラクターデザイン・作画の落差が気になる。
調べてみれば、1期とは製作会社自体が変わった。
そのせいかキャラクターデザイン変更による幼い感じだけに止まらず、作画の荒さや平面的なところが気になる。それ以外も話に緊張感が無いというのか、アンダーグラウンドな暗さも薄くなりキャラクターの魅力が1期と比べると半減。

作品の雰囲気もがらりと変わってしまった。
1期や劇場版が良かっただけに残念だ。

以下にざっくりと駄目な点を箇条書きしてみた。

・1期と比べるとダークさがなくなった
・戦闘シーンのテンポが悪い
・アニメーション会社変更により作画の質が低下
・ゴブリンとの戦いに緊張感がない
・キャラクターの心情描写の不足
・ゴブリンとの戦いが単調になった

同じ時期の秋アニメで作画が良くない作品は他にもあるのだが、ゴブリンスレイヤーに関してはファンタジーで作画もだが世界観が他の作品よりも重視されがちだなと再認識した。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ゴブリンか?ゴブリンじゃないのか・・・ゴブリンか!!!

面白かったけど1期とだいぶ感じが変わりました
1期に比べてずいぶん明るくなったのは良かったのか悪かったのか?
盾勇者と一緒でコレも1期でやりたいことをやりつくした感じで、方向性を変えたのかも
作画は結構顔が歪むことあって気になる

1期は女性を凌辱するシーンが壮絶でしたが、2期はだいぶマイルドになっています、女性の状況から、たぶん原作ではもっとひどい目にあってそうで、苦情でも入ったのでしょうか?
私は女性が凌辱されるシーンに嫌悪感あるのでマイルドになって良いんだけど、どうしても嫌なら2期なんて見ないでしょうし、今さらマイルドにする必要あるんでしょうか?

2期になってもやってることだいたい一緒というか2期は同じようなことの繰り返しだし、残酷な描写が一期よりだいぶマイルドになったし戦闘も1期ほどの緊迫感がなく、ゴブリンの脅威度が減ったので、ゴブリンスレイヤーが延々とゴブリンをせん滅しているのがだんだん気になってくる、しかもゴブリン世界中に大量にいるみたいだから狩っても狩ってもキリがないような? どう完結させるのでしょうか?
3期があるならそろそろひたすら狩り続ける以外の大目的が欲しいところです
ただ仲間キャラクターの活躍が多くなって賑やかになったので一緒に戦ってる感じがいいかも
妖精弓手の可愛さと蜥蜴僧侶の老練した安心感が好き

この世界でゴブリンは最弱とみなされているみたいだけど、これだけ知恵が発達していて大きな組織を作って行動しているなら最弱扱いされているのが不自然です
もっと上位のモンスターも同じように知恵やコミュニティがあるなら、冒険者壊滅しますよね?
そのへんの矛盾は気になります

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ゴブリンか?魔王か?そうかゴブリンだな

長かった2期

9話~12話
{netabare}
剣の乙女からの依頼編

ゴブスレさんの熱狂的ファンの剣の乙女からの依頼で、
王城まで護衛。
道中でもゴブリンに襲われ、王城にも襲ってきそうなフラグが
初回から・・・

王妹殿下さぁ、神官の装備盗んで、ゴブリンに捕まるテンプレ。
勇者ご一行が女性だけというのは、最終的に、
ゴブスレさんが救出する未来?

王妹殿下救出後の絶体絶命のシーンに勇気を振り絞って
やってきた剣の乙女さん、もうメインヒロインでいいんだよ。

色々、王とか勇者などの新キャラ出てきたから、3期やるのかな?
{/netabare}

5話~8話
{netabare}
エルフの森編

6話で、像っぽいモンスターを見たゴブスレさんが、
「像か?」には笑った。ゴブスレさんもボケるのね。

妖精弓手は、ゴブスレさん好きなんだな。

牛飼娘、女神官、受付嬢、妖精弓手、剣の乙女とモテモテのゴブスレさん
{/netabare}

1話~4話
{netabare}
生意気クソメガネ小僧編

3話の漢3人の飲み会でのゴブスレさんの成りたかったものを
漢同志で語らう回、4話の生意気クソメガネ小僧が、
笑顔で旅に出た際の貴重なコブスレさんの笑いは必見。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

60.6 11 ライデンフィルムで異世界なアニメランキング11位
咲う アルスノトリア すんっ!(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (108)
278人が棚に入れました
魔法(べんきょう)のあとは、とっておきのティータイム ここは全寮制の魔法学園都市《アシュラム》 ペンタグラムと呼ばれる少女たちが〈真の淑女〉を目指し、教養や礼儀作法、そして魔法を仲良く学んでいます。 生徒のひとりである少女・アルスノトリアは、同じ第五寮に所属するムードメーカーのメル、無口でマイペ―スな小アルベール、委員長気質のピカトリクス、クールなアブラメリンといつも一緒。 授業を受けたり、係活動をしたり、"あの部屋"で放課後のお茶会を開いたり……少女たちが送る、楽しく・賑やかな日々をお届けします!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

呆然です。騙しではないけど裏切り。冷静になるのに1か月かかりました。

すげーの来た!冒頭の1分で視聴決定。

{netabare}  今5分しか見てないですが、すごいのが来ましたね。とにかく動きがすごい。背景がすごい。演出がいい。
 回廊のシーン。3分12秒くらいのところ、下にネズミらしき影が動いたの気が付きましたか?すれ違った人の顔がブレていましたね。

 倍速、小画面では楽しめないアニメ来ましたね。こんな冒頭でワクワクさせられたのはすごい。今見ている「リトルウィッチアカデミア」と同レベルかもしれません。

 随所に「見せよう、魅せよう」という演出が入ってます。OPの映像も素晴らしいです。まだどの方向に進むかわかりませんが、とにかくこの数分の凄さをレビューしておきます。

 まどマギねらい?または日常系?どっちかわかりませんが、どんどん予想を裏切って欲しいです。 {/netabare}


1話 見終わりました。そもそもOPみればバトルものってわかりましたね。ヒロインの瞳が気になる。

{netabare} ヒロインの瞳だけ、内側の線が作画されていませんね。しつこいくらい瞳の描写があったので、ヒロインだけ異質の存在なんでしょうか。非人間性の表れ?
 匂いってなんでしょうね?咲くと言う字とEDの5色の花からすると、彼女たちは花なんでしょうか。髪飾りがそんな感じでした。

 作画はすごいですが、どっちかというと油断していられない緊張感がすごかったです。セリフ聞き逃したり、見落としがあるとなにかを逃してしまいそうです。

 お茶会のシーンだけで、個々の性格と世界観が推察されます。お嬢様学校でめったに外出できない環境。戦う世界観なんでしょうか。そしてロンドンは最先端の憧れの街。おそらくそのロンドンが最後のシーンでああなっている感じです。未来なのか過去なのか現在進行なのか。占いがありました。つまり、現在ということでしょう。
 あーそれとも最後に本がでてきましたね。あれをこれから読むなら過去の話かあ。ここはちょっと情報が少なくてわかりません。

 虫というのは回廊に出ていたアレの事?

 うーん。これは数年に1度の作品が来た感じでしょうか。まあ、1話なので判断は早計ですが、すごい作品の気がします。{/netabare}


2話 やっぱりすごい。レベル高い今期の中でも飛びぬけている。面白くて一瞬も目が離せない。気が抜けない画面とセリフ。

{netabare} OPを見る限りでは アルスノトリアが一旦闇墜ちして悪魔のサイドになって、仲間の力で覚醒して戦うみたいな感じですね。やっぱり目の描写とか細かいセリフを拾ってゆくと、異質な存在のような感じがします。それを無理無理魔法でこっちサイドにしてるとか?

 先週の3分くらいのところに回廊に出ていた黒い影は猫の使い魔的なものでした。

 お腹がへるというのは、魔力の維持のために必要だという設定に見えます。隠された場所で悪魔への対抗勢力として、魔女を育成している学園みたいですね。身長があからさまに違う組み合わせで、ロウクラスということは学年制なんだとは思いますが、他の生徒が出てこないのが何か仕掛けがありそうです。

 今回は偽物の虫でしたけど、本当に表れるとそれが悪魔に連絡して悪魔に学校が嗅ぎつけられる?学校は何か所にもあって、5人組で1つが全国にある?あるいは次元が違う?魔法でどこかに隠されている?先生の部屋に浮遊している物品の意味ですね。異空間的なのでなにかあるのでしょう。

 学校中に張ってある護符で守っているのは、まあ明示されていました。

 EDの歌詞に涙越えてがありますので、誰か死ぬ可能性を示唆していますが、5人組なのか過去の出来事なのかわかりません。

 今後ストーリーで徐々に設定と舞台の説明を見せて行く話になるんでしょう。露骨なまどマギの雰囲気は一筋縄ではいかないというメッセージでしょうね。

 考察しないとついていけないかもしれませんが、一方で比較的順番にわかりやすく明示される気もします。クリエータの感じから言って、今の時代に演出やストーリー構成を考察しなくても分かるように合わせてくるのでしょう。となると次回ポイントの3話ですね。

 瞬きを忘れるくらいに面白いです。おかげで疲れました。視聴は冒頭の1分で決定なので、レビューは今後は気が付いたことがあれば、です…けど、来週見終わった後、すぐに書いていそうです。


 よふかし、プリマ、ユーレイ、薬局、惑星、金装、キス、オバⅣ(ダンまちⅣ)、ハーレム(期待)などいろいろいい作品ありますが、本作はちょっと頭飛び出てます。次が「よふかし」「プリマ」「ユーレイ」です。リコリコはまだ未知数ですがリコリコ含め、オリジナルが多くてうれしい限りです。


 追記 ふと考えると、次元の狭間にあって、実際彼女たちは本物の花?だから虫が駄目とか?虫は本物の虫かどうかもありますけど…人間が次元を超えたときにできる影…とか?いや、妄想だから全然わかりませんけど…「咲」で「わらう」ですからね。1話冒頭の演出からいって、なんかそんな気もしてきました。
 まあ、外れてくれて全然いいんですけど。こういう妄想が楽しめるのがいいアニメなんだと思います。{/netabare}



3話 温暖化で熱帯化した地球の未来の話だと、読み取れ言っている?

 本作のエピソードの意味と白い鳩、植物園、ペンギンについて考えていたらそこに行き着きました。


{netabare} 喜望峰にいたと伝えられている飛べない鳥ってペンギンのことですよね。そのフンが結晶化しています。サラリと言ってましたが、未来…SFということ?
 喜望峰って、大航海時代を連想しますが、もう一つ。南極の近く、を連想します。ペンギンという概念が無い=南極の氷はもうない。そして鳩はいる。これって、温暖化で水没したっていう設定でしょうか?
 白い鳩が飛んできましたからね。しかも猫との会話のシーンでわざわざ影を入れています。これはこの鳩の意味を考えろというサインだと思います。白い鳩はノアの箱舟の大洪水のあと、オリーブを咥えてきた鳥です。あの鳩のシーンをわざわざ入れたって、これを読み取れってことでしょうか?

 追記 そうか猫はオリーブが大好きらしいですね。マタタビと同じ効果があるということです。つまり、あれはオリーブクッキーでそれを鳩が咥えたということか。
 もう完全にクリエータ側が視聴者に挑戦してきている気がします。我々のレベルを計るマーケティング的なアニメなんでしょうか?

 植物園は植生ですが、ドリアンもデビルズタン(こんにゃく)も熱帯性だしなあ。シダが生い茂ってました。何か設定があるようなないような。あの紫の小さい花はアンゲロニアという植物なら熱帯性ですね。どうでしょう?自生する植物は熱帯化している?
 第3話はこの世界観を読み取れ、という制作者サイドからのメッセージな気もします。

 となるとあのカメムシは南米とか東南アジアあたりのカメムシになるんでしょうか?調べてないですが高い確率でそうなる気がします。

追記 カメムシは「ミナミアオカメムシ」ですね。お尻の模様で分かるのを選んだみたいですね。ほぼ決まりですね。


頭の丸い髪の毛が嗅覚に関係するならどうしても蝶々を連想します。
あの金粉のようなおかしの対価は花粉?
お菓子屋の子とアルスノトリアの瞳の作画が同じ感じです。

 冒頭は、何か城のようなところが陥落して、黒い塊が崩壊してました。WARNINGなのでいつもの人間VSあの暴れている人たちなんでしょうけど。どうも土に見えますね。土かあ…となるとやっぱり花との関連を連想しますが、考えだすとキリがないですね。人間はみんな土に帰っている?

 ということで絶対に日常系ではないし、緊迫感があるアニメだと思います。 {/netabare}


4話 月の見え方が南半球では?で、月下美人を知らない?

{netabare} 学園はあの5名+先生かと思っていたら、他の生徒がいました。
 不穏な言葉としては「月に人がいる」というところですね。SF的な設定があるならやはり人類の未来の話となりますが、どうでしょう。人類は月に避難した?ただ、それよりは「今回は月に注目しろよ」というサインだと思います。

 ジェボードンという狼男の名前がでていました。さすがに知らないので調べてみたら(WIKIではジェヴォーダン)1867年にフランスに現れた狼の怪物らしいです。これが100年以上前と言うなら感覚的には本作は2000年から現在くらいまでの感じです。

 ただ、満月の作画を確認してもらえるとわかりますが、あの月は非常にリアルに作画されてますが、非常に違和感があります。で、満月の写真を確認すると、月の影(海)が日本やイギリスだとあり得ない位置にあります。この見え方は多分南半球から見た場合の見え方ですね。これは地球の地軸がずれるとか、イギリスが場所を移すとか、何かそういうことがないと起こらないと思います。
 このレベルの作品のスタッフですので、勘違いはないと思いますがどうでしょうか。やらかしだったらシラケますが。WARNINGの時の月の映像も一緒でしたし。
 とにかく現代の地球ではないことは確かだと思います。

 WARNINGといえば宗教関係の争いがあったことが示唆されていました。それと「探し物」してましたね。ということは同時代で学園を探しているのでしょうか。OPから考えるとそういう感じです。

 それとあの影猫が忙しそうでしたね。満月の夜には何か出てくるのかもしれません。

 で、最後の花ですが、設定はどう考えてもサボテンなので月下美人だと思います。月下美人はお茶にして飲みます。月下美人知らないのにお茶に入れていいのか?という気もします。が、ちょっと咲いた感じの花が見覚えがある月下美人でないこと、青い光の粒が気になりました。なにか変異しているのでしょうか。それよりなにより、月下美人を知らないというのはどういうことでしょうか。

 メキシコが原産らしいですが、中南米も壊滅している?喜望峰も壊滅して、メキシコもだめなら南半球は水没しているということでしょうか?
 とにかく満月に咲く(迷信ですけど)、お茶にいれる、サボテンだから月下美人なのは間違いないですけど、それが不思議な何かに変わっているというのが読み取れます。

 地軸がずれて植生や環境が変わった可能性…とかいうと読みすぎ?

 少女たちの「魔法」というのが現状あまり見えてこないのが、今回の月下美人?と相まってちょっと謎です。ただ、本作はこうやって謎解きを楽しむ話だとしたら、月の角度は関係あると思いますが…うーん。

 そうそう、名前ですが、ピカトリクスは「賢者の極み」という魔術書、アブラメリンは「術士アブラメリンの聖なる魔術の書」という本があります。小アルベールは「栄光の手」の作り方が書かれた本の事でした。ヒロインの名前はもう本作ばっかりヒットするので調べていません。
 WARNINGで探しているのが本っぽいですし、やたら本が多く出てきますからね。彼らは本=魔法少女を探しているんでしょうね。


追記 4話で出てきた「ミナミアオカメムシ」は温暖化に伴い、生息域の北限がどんどん上がってきているので、かなり問題視されているカメムシですね。

 それと、白い鳩は考えてみたらノア伝説なら洪水の終了を知らせる鳥なので、最悪の時期は過ぎたといういう事かもしれません。ただし、押井守ファンの人ならオリーブを咥えていない白い鳩というのは不穏だと分かると思います。あのクッキーをオリーブと考えていいかどうかが分かれ目の可能性もあります。 {/netabare}



5話 やっとアルスノトリアが何の本だかわかりました。

{netabare}  図書館のパウリナと姉妹でレメゲトンの姉妹だと明言してましたね。5冊組の魔導書です。ということはアルス・ノウァという本の様です。この本の別名が「名高き術」アルス・ノトリアという本みたいです。ミカエルがソロモン王に授けた書だそうです。ここで天使が出てきました。天使VS悪魔の構図がわかりそうです。
 蒼き鋼のアルペジオにアルスノヴァってありましたけど、同じスペルですね。関連はあとで調べます。
 なお、アルスノヴァと調べると音楽の種類ばっかりヒットします。

 図書館は現代過去未来・古今東西の知恵がある、というセリフがパウリナからでて、精霊が低位のプログラムでAI内部かなあという疑いも出てきましたが、さすがにそれは面白くないでしょう。先週の月とかが活きてこなくなりますので。
 広大な図書館…いいですね。攻殻機動隊の最後とか、図書館の魔女とか。アレクサンドリアのヒュパティアとか思い出します。女性との組み合わせばっかりですけど。ユーレイデコにもイメージとして出ていました。本好きの…はネタバレなのでやめましょう。知識の集約=図書館なのは共通のイメージみたいですね。
 そう…古今東西の知恵を集めた図書館って、実際には無い図書館のイメージが強いですよね?ヴァーチャルな知識の集積のイメージです。本作を読み解くのにあの図書館の造形は非常に迷いますね。

 パウリナと図書館のお片付け精霊?がほぼ同じデザインです。ちょっと後で考えてみますが、仮説としては精霊とイコールなんでしょうか。

 それよりもカクレンボの時のあのレメゲトンの女神像がいました。これの一番小さな象だけなんの傷もないのがアルスノトリアということでしょう。パウリナはどうやらあの像から判断すると怪我を負ったか首から上がないか…という歴史がある気がします。他の3人は戦いでどうなったのか。

 それと大アルベールはフランス語の魔術書なので外から来たということなのでしょうか。小アルベールと姉妹ならこちらも同様でしょう。ただ、アブラメリンもドイツ語なのでその辺は後で考えます。
 あとネクロマンティアという娘はロジャーベーコンの魔術書らしいです。他の登場人物も魔導書と関係あると思います。それ以外の名前が混ざってないかは気になりますけど。それと、内容がストーリーに関係してくるかわからないので、それぞれの本の内容は調べてません。

 小アルベールの瞳、気になりますね。今回7分15秒以降しばらく、オッドアイでしたね。能力を使うと…ということでしょうか。この子、寝てばっかりのせいなのか、演出でもなかなか他の娘にくらべて瞳をまともに見せてくれないので、ちょっと気になっていましたが、なんの秘密でしょうか。

追記 レメゲトンは悪魔や精霊の性質をもつ魔導書らしいですね。つまりアルスノトリアは、OPの映像からいって悪魔サイドに味方する可能性もあるのか、昔味方して今はこっちサイドということなんでしょうか。{/netabare}



6話 世界観が見えてきたような、全然勘違いしているような。

{netabare} さて、WARNINGの中のブラウニーの噂云々がありました。つまり、ペンタグラムが買い物をした少年の店と距離的には非常に近い場所にいるということですね。ただ、わざわざ同じような石畳の繁華街。両者の建物が全然違う感じでした。
 WARNING内の街は白壁に暗い色の木材の3階建てで模様が特徴的、買い物に来た街はレンガ造りで歩道も街灯もあります。

 もちろん「今度はどこを滅ぼす」という不吉なワードと、買い物をした場所ののどかな雰囲気が全然違いますし。

 それと山というか高原というか草原の部分も、牛をなだめるのに魔法を使った場所は「虫がいる」と騎士団が言っていた場所だということでしょう。つまり両方は非常に近接しているということです。

 そして初めに行った妖精がいるお店から10分であの商店街につくのは不自然ですので、何らかの移動があったと思われます。
 WARNINGと商店街、妖精の店。3つの場所の植生…つまり植物の感じが違いますから、少なくとも3層あるいは学園の4層くらいのパラレルワールド的な重なりがある感じがしました。

 虫と噂で場所的な近接は言っていながら、違う場所に見えるのはなぜかという部分が本作の世界観なのでしょう。

 今回も満月なのは何かがあるのでしょうか?あるいは月光の画面的なもの?

 そうそう。メルの首のヘッドホンですね。これがあるので少なくとも現代は通った先、つまり未来なんだろうなあ、とは思います。小アルベールの目はやっぱり能力を使う時オッドアイになるみたいですね。

 それと個々の能力が魔法じゃないところもちょっと注目しました。あのパラソルとか包帯とか使ってましたが魔法ではないということですよね。彼女たちはなんなんでしょう?


 さて、本作も6話でおそらく半分くらいですから、以前のも含めて、そろそろ世界観が見えてきました。

 前に考察した、3話の温暖化うんうんは考えすぎかもしれませんが「喜望峰にいたと言われる飛べない鳥」という表現や白い鳩が意味もなく出てきた理由、4話の満月の作画や月下美人を知らないなどに意味がないとなると、3話、4話自体の意味がなくなりますので、私の解釈に間違いがあっても、ヒントのポイントは間違っていないはずだと考えています。

 いよいよ折り返しですので、7話が始まる前にもう1度1話から6話は見ておきたいですね。{/netabare}


7話 時代設定に仕掛けがありそうですね。

{netabare} WARNINGのパートが具体的になってきました。ステッキにシルクハット、スーツにネクタイ。それに金属の金網と大英帝国という呼称、オーストラリア大陸に本格的に植民されて以降で、銃の形状から言って、1860年前後かなあという気がします。ヴィクトリア朝ですね。この時代の女性の帽子はふんだんに鳥の羽がありました。新聞が出回ったのも同時期からなです。
 それ以前のWARNINGパートの描写は、もっと時代が古そうな感じなので、かなり長い期間ペンタグラムを捜索しているのでしょうか。

 まあ、何よりカンムリがある鳥はオウムに分類されることが多いので冠インコというのは特殊なインコだと思いますが、本作でいっていたアオカンムリハネナガインコはググる人はググっていると思いますが存在しません。色的にはルリコンゴウインコですけどね。
 渡りをするインコならアカハラワカバインコで絶滅危惧種です。これもまた、学園がある時代には絶滅しているということでしょうか。

 WARNINGパートのインコが直接現れたのなら、学園はビクトリア時代ということになりますが、多分、今までの考察からいうと、時間を越えられる何かがあるのでしょうね。

 ただ、該当するインコがいないなあ…月下美人だけなら、突然変異なのかとおもいましたけど、WARNINGのインコも同じ絵なんですよね…もうちょっと確認しますけど、これはWARNING内含めて違う世界線の話なんでしょうか?

 渡りをするインコってわざわざ言ってましたが世界で2種類しかいないんですよね。絶滅した鳥も調べましたが、該当のインコがいません。メスだけ白い毛が額にねえ…それはもうインコじゃないし…わざわざ、いない生物の説明をする意図…うーん。これが学園の時代だけなら未来の話となるんですけど…

 来週あたり、WARNINGは第2次世界大戦期あたりで、次が現代…そして、みたいな感じ?

 なお、ペンタグラムを捜索している側の名前は有名な司祭からとっているみたいですね。学園の先生等はタロットカードから?

 それにしても、さすがに本作もちょっと作画がおかしかったですかね。ジャムを塗る手とかの作画、厳しかったですね。

追記 そういえば異端をせん滅していた場所には必ず鳥を収集に来ていたといってました。テラオーストラリアスはオーストラリア大陸の事ですね。やはり、学園の場所は南半球…オーストラリアが怪しいですね。{/netabare}


8話 一旦総括です。

{netabare} 白い鳩が飛んでくるので、ノアの箱舟との関連を読みましたが、そこまでではありませんでした。どうも洞窟を越えて行き来しているような雰囲気でしたね。冒頭のWARNINGの中にわざわざ鳩の影を入れていました。

 あとはいくつかの時代に跨っているかと思っていましたが、騎士に従う仮面の男たち、みんなマントの下はネクタイでしたね。ということはWARNINGの場面はビクトリア時代固定なのかもしれません。

 以前、ジェボードンという狼男の名前がでていました。以前1867年と書きましたが、1767年の間違いです。フランスに現れた狼の怪物で、それを100年以上前と言うなら少なくともビクトリア時代と辻褄があいます。ただ、メルの首のギミックがどう見てもヘッドフォンなんですよね?

 カメムシやドリアン、デビルズタンなどが出てきたので温暖化を疑いましたが植物園かなあ?サボテンなどの描写を考えると植物園かな。

 ただ、月の影が南半球である、ペンギンを知らない(喜望峰にいた飛べない鳥=ペンギン)、フンの結晶らしきもの、月下美人をしらない、南に住む渡りをするインコは実在しますが色形が全然違う、学園は未来にあるか異次元にあるかしないとおかしいですね。
 学園はオーストラリアにあって、ロンドン(イギリス)と地下空間でつながっている…としても、買い物の時の描写がちょっと合いませんね。

 7話で出てきた鳥と動物のオリの中が熱帯性のものでした。そこにも同じインコがいて、8話で羽を鳩が持っていましたので、連続している。つまり、騎士のいる世界との関連はわかりませんが、そこに仕掛けがありあそうです。

 魔法で行き来していることから考えても、何等かの別世界なんでしょう。

 アルスノトリアの実際の本の内容とOPから考えて過去あるいはこれから闇墜ちするのかと思いましたが?どうでしょうね。
 あの頭の巻き毛の形状、瞳の異質な感じと匂いに敏感なこと(花がにおいに敏感なのはおかしい)、それから姉さんが精霊をかぶっているような形状を考えると、そこに秘密がある感じはあります。蝶々のような昆虫をイメージしていましたが、考え過ぎかなあ。白い鳩に意味があるのか、今回の仕掛けのためだけなのか。

 なお、発光性のキノコで本作に登場したキノコに似ているものはみつけられませんでした。形が違うものもいくつか調べましたが、該当するものは見つからず。
 ただ、月下美人も青く光ってましたから、何か光る物質に関連がある気がします。ラジウム的な放射性物質?とか?あの地下空間はちょっとナウシカの腐海の下の化石化した空間に似ていた気も…あるいはやっぱり超未来でナノテクノロジーとか?
 なんで青い丸が入り口につながっていたかはちょっと不気味ですけどね。人為的な感じもするし、子供がいなくなったというWARNINGと関係あるなら、子供がなにかやった?

 それと鳩がなぜあんな地面にいるかですね。

 まあ、これからいろいろあるんでしょう。{/netabare}


9話 WARNINGなしかあ。で、雪が降る。

{netabare} イギリスは日本ほど雪は降らないそうですが、それでも雪は初めてというほどではないはずです。ただ、スノーエンジェルって、普通にやる遊びみたいだし、ロシアンティーを知っていましたね。

 それとずっと満月ですけど、これって何でしょうか?この現象は地球上のどこでも起こらないと思います。時間の経過がないのに、季節だけ進行する…?あるいは彼女たちが活動できるのが満月の夜だけ?ちょっと月下美人のエピソードと辻褄があわない気もしますが。

 ですので、やはり場所的か時間的なトリックはあるんでしょう。
 
 WARNINGがありませんでしたね。来週あたりから何かあるんでしょうか。一体何を見せたいアニメなんでしょうね?{/netabare}


10話 「聞く」ものかあ。「香りを聞く」ですかね?

{netabare}  香道とかでは「香りを聞く」っていいますから、アルスノトリアがやっぱり何か特殊なんでしょうかね?まあ、OPがそのままですもんね。

 本かあ…騎士が狙っていたのも本だし、ヒロインたちの名前が本の名前だからなあ。本の表紙のデザインがみんな一緒なのとか、意味があるのかな?

 で、見えないところで、騎士と日常的に戦ってるのかな?やっとか?やっとなのか?あと2回で何かあるのか?もう開き直って、日常だけで終わってもいいけど、意味的なネタバレはしてほしいなあ。{/netabare}


最終話 解答無しで呆然としました。 

 冷静になるのに時間がかかって、レビューするのに1か月以上かかりました。騙されたというわけでは無いです。初めから日常っていってるんだから。

 ただ、アニメ視聴者に対する暗黙の約束というか、紳士協定を破ったという感じは強くあります。考察は楽しませてもらいましたが、ゲームやるとわかるのかな?ただ、アニメでそれは駄目でしょうね。特に本作はアニメ作品として、謎解きがないと価値が10分の1以下になるのでは?

 ニトロプラスはどうしちゃったんでしょう?2015年以降あまりアニメでぱっとしません。アニメ制作会社として大丈夫でしょうか。ニトロプラス作品の視聴はリアルではしないと思います。

 キャラと作画は評価しますし、発想は悪くなかったと思いますが、ストーリーはやっぱり評価できませんでした。心情的には楽しませてもらった分を勘案しても、3以上はつけられません。


 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

これまた・・・困ったなぁ。

第一印象は悪くない。
美しい背景とシャープでクリアに、そして丁寧に愛らしく描かれたキャラクタ達。
画面から伝わる雰囲気、感じさせる世界観も期待できそうに感じた。

ただ、キャラクタ達は確かに可愛らしいのだが、ある意味、ちょっとクセがあるな、とも感じた。
このクセの受け取り方によっては、苦手だと言う方もいるかもしれない。
少し「狙い過ぎ」(何を?)なのかもしれないね。
いろいろな属性的な意味でね。


視聴を続けていく上で、各キャラの個性として自然に受け入れられるかどうかがカギになると思いましたね。
私自身がw。


さて、1話見て、2話見て…、
なるほど、わからん。
あまり、ピンとくるところがなかったです。
私の理解力が不足しているかもしれません。
キャラクタ達が、いろいろとやっているのを見てはいるのですが、観察しているだけというか「ん!!愛でる系ですか?これは…」とw。

以降、続けて最終話まで視聴してみたが・・・。


なんと、驚いたことに!!


「ん!愛でる系ですか?これは・・・?」の印象が最後まで残るとは思わんかったデス。


まず・・・メインになるストーリーがわからん。
(原作はノータッチ、知りません)

どうやら2軸で進行しているのはわかった、学校生活と騎士団とやらが動いているパートが別々に進行しているので、ここは簡単。
ただ、そこからが・・・。

何となく、何となく魔法学園都市側の生徒たちが「今見えている姿(人)ではなく、別のなにかなんじゃないかな~的な「勘」が働いたが、にしてもわからんw。

このカラミが見えてくると、ものすごーく面白い事に気づきそうな「気配」「期待」も感じてはいるけれども、今は、わからんw。



・・・結局、現時点の12話まで見た限りは、わからん別軸が動いているのを感じつつも、最後まで、学園で生活する少女たちを愛でる≒観察する以外の事は出来なかった印象。

なので、物語の評価は★1としました。
またの機会があれば、変わるかもしれません。

で、愛でる系とドライに割り切ってみれば・・・。

なんと主人公っぽいアルスノトリアが苦手でしたw私。
なんというか、でっかいタラちゃん(誰?)みたいな感じがして、少々、狙い過ぎでは無いですかね、いろいろ。

なので、あまり観察していても楽しくはなかったんですなぁ、これがw。

その他の娘たちは割と好きだったんですけどねぇ。
メルは元気でよかったかなぁ。
小アルベールも割と好きでした。

その他の美人さんの教師陣も割と好きでしたかねぇ、景色としてはw。




・・・だが、「おもしろかったとは言っていないw」



そうなんですよねぇ、これだけのクオリティの絵面、雰囲気の醸成にはかなりのリソースを投入しているはずですよねぇ。
OP/EDもそれなりの形にはなっていましたし、バックの絵的にも力が入っていました。

それに、確かにいい雰囲気を醸し出しているんですよねぇ。
キャラクタの造形もしっかりしています。
「当たり」を狙って作ったに違いない!という期待感を持てる兆しがあるのですが・・・。


まさか、ここまでの「観察キット」として終わらせるつもりで作った訳ではないと思うのですが・・・。

きっと、この後に絵面と雰囲気と投入したリソースに見合ったストーリが展開される・・・続きがあると信じたいのですが、どうなんでしょう。


と、個人の期待を込めた感想です。

このままだったら、もったいないよねぇ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲーム前日譚的なアニメの辛さ(オカルト好きなら楽しめるかも?)

最初に断言しておきますが、本作はストーリー的な起伏がほとんどなくて面白さをストーリーに求める向きの方にはまったく面白くないアニメです。

主にゲームの販促としてキャラの浸透を図って企画されたと考えられます。

ゲームと関わりのあるアニメとして、ゲーム自体のストーリーをアニメ化するパターンと、ゲーム世界の状況に至るまでの前日譚としてのアニメを作るパターンがありますが、このアニメは後者すなわちストーリー的には前日譚です。

前日譚として作る以上、作中世界で発生する問題を決着させるわけにはいかないのでストーリーの作り方にはかなり重い制約がかかることは想像に難くありません。

実際、前日譚で面白かったアニメってあまり記憶には残っていなくて近年だとそんな中ではわりと面白かったなと思っているのは『禍つヴァールハイト』くらいです。

そうなると本作を楽しむには、魔女を育成する女の子しかいいない学園でのキャッキャウフフを楽しむか、もしくは物語の背景に実在した法律「妖術行為禁止令」などの影を感じて考察しながら観るかくらいしか選択肢はないのではないでしょうか。

「妖術行為禁止令」は18世紀のイギリスで施行された実在の法律で、19世紀のイギリスと思われる作中世界でも有効なはずです。そこではケルトの伝承をベースに脈々とスコットランドに受け継がれている魔法を教える学園は見つかれば弾圧・処罰の対象であるはずで、教師や生徒たちは惨殺される危険があります。

作中キャラの空気がユルいのに買い出しなどで一般人に見つからないように行動していることにはそういった背景があると考えられ、見つかる危機が彼女たちの身近に迫ることを視聴者に知らせているのが「WARNING!」なのだと思われます。

そしてたぶんゲームでは実際に聖騎士に学園が発見されて衝突が起きた未来が訪れるのだと思いますが、アニメでそれが起きることを示唆しているのはOPでの映像だけですね。

ということで、かつてのあるいは現役の「ムー民」であったり、オカルト的な物にある程度ニヤニヤできる人にはこんなストーリーのなさそうなアニメでも楽しめる要素はあるということで、この稿を締めたいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
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