メルヘンで子育てなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのメルヘンで子育てな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月21日の時点で一番のメルヘンで子育てなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.3 1 メルヘンで子育てなアニメランキング1位
メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (125)
449人が棚に入れました
モンスターの心を癒やす力を持つ癒術士の少年・ユウは、幼い頃に父から不思議な瓶をプレゼントされる。
ユウが瓶に触れると中から出てきたのは液体状の少女・メルク。
そしてユウと出会う前の記憶がないメルクは自分が何者なのか知りたいと言い、2人はさまざまな国を巡る旅に出た。
モンスター恐怖症の見習い癒術士ユウと、瓶詰め少女のメルクが引き起こす2人のコミカルファンタジー開幕!

声優・キャラクター
田村睦心、水瀬いのり、花守ゆみり、チョー

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

よくできたアニメーション

ラストピリオドと同会社ということでもっと破壊的な内容かと想像していたのですが、まったく経路の違うやさしいおはなしでした。

主人公自身もいちおうストーリーを持っていますが、基本的には1~2話完結のゲストが主人公で、主人公はそれに巻き込まれていくお話。
アニメの中で主人公ユウの成長も描かれますがほぼオマケで、ゲストのエピソードの良いとこどりをしていく感じです。

シティハンター、ゴルゴ、007、剣客商売、水戸黄門など、古くから「主人公は手伝う人」という形式のお話は枚挙にいとまがありません。
このアニメでは、その形式をうまく使っています。

なにしろゲストキャラの方がソーシャルゲームでは主力商品なわけでなかなか存在感がありますし、バックストーリーもしっかりしています。
ソシャゲアニメでこの形式ってあんがいなかったのですが、正解に近いのではないでしょうか。

優しいつくりの短編連作が見たい気分の時には、安心してオススメできる1本です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

このお話は、意外と悪くなかったりするのですよ…?

== [下記、第5話視聴終了時のレビュー: 全話視聴後の追記あり。] ==
このレビューを書いている時点では第5話まで視聴済みです。

Happy Elements(ハッピー・エレメンツ)のスマホゲーム『メルクストーリア』(メルスト)が原作らしいTVアニメ作品。ちなみにメルストを遊んだことはないのですよ。

ちなみに「無気力少年」とあるのは主人公のユウ、「瓶の中の少女」とあるのは語尾が「~なのですよ」という喋り方をするメルクのことなのですよ。

一般的に人間とモンスターの共存が難しいと考えられている世界で、モンスターを「癒す」ことで鎮静化させて人に害を及ぼさない状態にする「癒術(ゆじゅつ)」と呼ばれるものがあり、これが使える人が「癒術士」と呼ばれているようです。

ユウの家でたまたま買い取った瓶の中からメルが現れ、記憶を失っているらしいメルが自身が何者かを知るために旅に出たいというのにユウが付き合って旅立つことになり、旅商人ジャモの護衛という職を得て、仲間になったモンスターのトトも合わせた四人(?)で諸国を旅しているといった感じの冒険ファンタジーです。

旅先で問題が起きているところをユウの癒術などもあって解決し、またその旅先で出会った人(← いつも姫様のような気がする)の成長やユウ自身の成長なども絡めながらの王道ストーリーといった感じで、同じようにハピエレのゲームが原作だった『ラストピリオド』のような尖がった作風ではありません。

が、王道には王道なりの良さというものがありまして心穏やかに観られる作品になっています。10月末時点でのベスト10には入れませんでしたが、私は意外と好きですよ。

ところで予告に出てくるティティとチョチョって、誰なのですよ…?
(↑きっとゲームをやっていればわかるんだろうな(笑)!)
== [ここまで] ==

2018.12.30追記:
最終回まで、視聴終了。URAHARAほどPOPではないにしても、キャラクターデザインがちょっと独特な感じで街並みなどの背景美術も物語絵本風でアニメとしてはちょっと変わっていて、私はけっこう好きでした。

ゲーム自体が続いている以上そんなにカッチリと終わることはないのですが、それでも「一つの冒険が終わった」という感じはありました。

EDの背景は各話で巡った国々をなぞっていたのですね。あれ、けっこう良かったと思います!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

深夜らしからぬ作風の癒しアニメ

2018年秋アニメ。全12話。
ソーシャルゲーム原作、未プレイです。
物語として大きなヤマはないため刺激が欲しい人には向かない作風ですが、私は好きでした。

舞台は人間とモンスターが暮らす世界「メフテルハーネ」。
時として衝突する人間とモンスターを、癒しの力「癒術」で導く「癒術士」が存在します。
その才能を持つちょっと無気力でモンスターが苦手なユウは、瓶に宿る少女メルクと共に、メルクが何者であるかを探す旅へ。様々な国を訪れて沢山の人に出会い、ユウは癒術士として成長していきます。


内容はどちらかというと感動系寄り。原作よりもキャラクター数を絞り、各クエストのストーリーをコンパクトに纏めているようです。
それぞれの国の風習や文化が物語に反映されているのが興味深く、ハッピーエンドで終わるので安心して見ていられました。子どもや若者に結構重いもの背負わせるけど、最後は気持ちよく終わるのが良いですね。

ビジュアルは全体通して世界観に合っていました。キャラクターデザインは原作よりかなりシンプルになっていて、絵柄も子ども向けに近いはっきりした優しい印象。作画は標準的ですが、動きにメリハリがあって好みでした。
背景の美しさ、国ごとの街並みや植生の違いも見ていて楽しかったです。

ターゲットは癒されたい人とか、可愛いキャラ(萌えキャラに非ず)が好きな人とか、 ハッピーエンドが好きな人とか?
ユウとメルクが好きになれれば結構楽しく見られるんじゃないかと。

{netabare}
ユウは主張の強い子ではないため、視聴者の視点に立つタイプの主役かも。それでもメルクやオルトスに対しては遠慮のないやり取りをしています。
最初はメルクに引っ張られるばかりで面倒事には首を突っ込もうとしなかったのに、ストーリーが進むにつれて誰かのために、傷ついたモンスターのために自分から行動するようになっていきます。

メルクも主張ははっきりしているけれども優しく可愛らしい。瓶詰め少女っていうよくわからない存在なんだけど、だからこそユウと自然なやり取りをしてるのが友達って感じで良いですね。(…メルクの正体が知りたければ、ゲームをやれってことですね解ります)


問題の当事者の気持ちの変化が物事を良い方向へ導く展開を一貫しており、癒術を使うのは本当に危険な時だけだったのが好感度大。

ユウとメルクが訪れる国にはそれぞれに独自の文化や価値観があり、そのために何か問題を抱えていたり、今を生きる若者たちの悩みになっていたり。
それぞれの恋愛観、死生観、宗教観、信仰が描かれ、それを否定することなく受け入れつつも、新しい考え方や若い力によってより良い方向へ向かう、というのが好きでした。

印象的だったのが第8・9話。外見と歌が絶対的な美の基準となる国の物語で、ありのままの相手を愛するため(相手の隣に立つため)に外見と歌を磨くという、ちょっと世知辛い(?)展開を納得のいくハッピーエンドにしちゃう所が好き。「まだらも水玉に変える」ルピエが全てをありのまま愛されるよう、ヴォイシアさえも美しく変える結末は何とも心憎いなあと。

第10・11話もちょっと趣が違って、ユウがメルクとオルトス…二人の友人のために珍しく無茶をするんですよね。最終話でも、ユウはメルクのために一人でモンスターを探して洞窟に入っていく。この時にはユウはトトと意思疎通できるようにさえなっていて、ユウの成長がわかる良い最終回でした。
ユウの物語としては第1話、第10・11話、最終話で起承転結がきちんと作られていた印象。第1話と最終回はアニメオリジナルで上手くまとめていたそうです。
{/netabare}
個人的には朝か夕方に子ども向けとして1年くらいかけてやって欲しいなあ…なんて。和んだし楽しかったです。(2019.1.7)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

70.1 2 メルヘンで子育てなアニメランキング2位
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(アニメ映画)

1994年10月1日
★★★★☆ 4.0 (51)
424人が棚に入れました
「シザーハンズ」のティム・バートン制作・原案・キャラクター設定によるファンタジー。ハロウィン・タウンで、来る日も来る日もハロウィンの準備をしているガイコツ頭のジャック・スケリントン。そんな日々に疲れも感じていたジャックが偶然迷い込んだ別の町。そこは毎日が喜びと楽しさに満ち溢れたクリスマス・タウンだった。クリスマスに魅せられたジャックは早速ハロウィン・タウンでもクリスマスを再現しようとするのだが……。D・エルフマンのスコアに乗せて繰り広げられる異形のミュージカル。ジャックをはじめ、幽霊犬のゼロ、ジャックに恋するツギハギ人形のサリーなど、あまりにも魅力的なキャラクターたちは多くの観客を虜にすること請け合いだ。監督はしていないものの、ある意味、もっともバートンらしい作品だろう。それにしても“クリスマスに憧れるハロウィン"とは、何というイマジネーション!

声優・キャラクター
ダニー・エルフマン、クリス・サランドン、キャサリン・オハラ、ウィリアム・ヒッキー、グレン・シャディックス、ポール・ルーベンス、ケン・ペイジ、エド・アイヴォリー

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

サンタクロースになりたがったジャック

ティム・バートン監督作品。

ハロウィンの国の王子がウッカリ開けた扉の向こうで観たものは。覗いたクリスマスの国で衝撃を受けたジャック。なんて夢に溢れ、なんて希望に満ち、なんて華やかで楽しそうな平和な世界。おれもやるぜ、クリスマス!みんなもやろうぜクリスマス!ビバ・クリスマス!トリック・ア・メリィークリスマス!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

しかしジャックは生粋のハロウィン男なわけで、クリスマスごっこに興じてやる事なすこと、不気味な恐怖の笑いへと渦巻いてゆくわけです。
この辺のドタバタさがツボ。みんなが楽しいことしてたり家族向けのお祭りなんか見かけたりすると「チッなんだよ、そんなもん」て少なからず斜めに思っちゃう節がある方には、笑える箇所盛りだくさんだと思います。さびしんぼめ!


ジャックが付け焼き刃なクリスマスごっこでサンタクロースになろうとした結果

“…人には、向き不向きがあったぜ…餅は餅屋だぜ…” 囧rz

“あなたはあなたのままが、すてきよ。あなたにしか出来ない仕事があるわ。” //_o\

っていうお話。

描写やアイテム設定の細かさが観ていて楽しいですね。ヒラヒラ走る骨犬可愛い。
悪いブギーなヤツのふてぶてしいダンシングに見惚れます。

ダニー・エルフマンによる音楽もミュージカル調で賑やかで、抑揚がドラマチック。セリフがそのまま歌になりオーケストラの被さった楽曲、とてもノリ良くカッコ良いので、サントラおすすめです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ティム・バートンの魅力的な世界観。スタイリッシュなジャックに憧れる!

 原案・原作ティム・バートン。彼の独特な世界観が描かれたホラーティックなファンタジー作品。76分。1994年。クレイ(粘土)アニメ映画の名作。

あらすじ:
 「ハロウィン・タウン」の住人達は怖いことや、人を驚かせることが大好き。だが、「ハロウィン・タウン」のパンプキン・キング、ジャック・スケリントンは、毎年毎年同じことの繰り返しでしかない単調な「ハロウィン」に虚しさを感じていた。
 そんな時、ジャックは森の奥で不思議な扉の付いた木を見つける。その一つを開いてみると、恐怖と悪夢に満ちた「ハロウィン・タウン」とは全く違う、陽気で明るい『クリスマス・タウン』の別世界が広がっていた。初めて見る美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体が祝う「クリスマス」に心を奪われたジャックは、自分達の力で「クリスマス」を作り出そうと計画を立てる。(wikipediaより)

 ストーリーが面白いというより、ホラーティックな世界観が抜群に魅力的。
ハロウィンの雰囲気が好きな人は、絶対に観ておくべき作品だと思います。

 そのディズニー作品の中でも特異で魅力的な世界観は、ゲーム『キングダムハーツ』シリーズでも抜群の存在感を放っています!(自分はゲームで気になって本作を借りて観たクチです…。)

 キャラクターはやはり主人公のジャックとヒロインのサリーが魅力的。
ジャックは「ワン○ースの某骨のキャラ」と似てなくもないシルエットですけど、ジャックの方が数十倍スタイリッシュで格好いいです(偏見)。サリーはある意味ジャックより怖い見た目ですが、かわいらしいキャラクターです。
個人的には本作のヴィランのブギーもなんか好きなんですけど…。

 また、ミュージカル系の作品でもあるので、音楽が心地いいです。
不気味な曲が多いですけど、これがハロウィンっぽくて凄く楽しい!!
特に『これがハロウィン(This is Halloween)』が素敵です!未だにハロウィンの代名詞的な楽曲だと思います。皆さんもきっとどこかで聴いたことあるんじゃないかと。

 ディズニーらしくない不気味な作風の本作ですので、幼い子供に見せるのは一考すべき作品かと思いますが、「アニメ好き」ならこういう一風変わったストップモーションアニメも新鮮で楽しいと思いますし、有意義な76分になるのではないかと。

 あと、純粋に「怖い作品」ではなく、「貞子」とかガチなホラー作品が苦手な人(自分だって無理です)でも全然観れる作品ですよ。

 物語は退屈に感じる人もいるかと思いますが、これだけ多くのファンに支持されている世界観がどんなものなのか、100円レンタルで確認できるなんて…お得だと思いますよ!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ブラックジョークなクリスマスパーティも良きかな

原題:The Nightmare Before Christmas
公開:1993年10月29日
監督:ヘンリー・セリック
脚本:キャロライン・トンプソン
原案:ティム・バートン
製作:アメリカ
時間:76min

1993年ティムバートン製作のストップモーションによる
ファンタジー・ホラー・ラブロマンス・ミュージカルアニメーション

リズム良く進行すストーリー展開にゆったりと身を任せ

徐々感情移入したればサリー(Sally)の献身的な切なき可愛さに力強きエールを送る候。

こーいう絵面が日本のアニメファンにもっと受け入れられるようになるといいな。
{netabare}
さすれば
たとえば「アーヤと魔女」なんかの皆さんの評価もほんのちょと変わってくると思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9
ページの先頭へ