えんな さんの感想・評価
3.9
自衛隊とファンタジー
これは中々の傑作だと思います
オタク文化で侵略、最初は「へ?」だったけど、こういう設定もアリですね
幼女にメイドにエルフ、萌えましたか
残念ながら個人的には萌えなかったけど、ストーリーは良かったかな。
えんな さんの感想・評価
3.9
これは中々の傑作だと思います
オタク文化で侵略、最初は「へ?」だったけど、こういう設定もアリですね
幼女にメイドにエルフ、萌えましたか
残念ながら個人的には萌えなかったけど、ストーリーは良かったかな。
ストライク さんの感想・評価
4.2
原作 ラノベ (2011年12月現在 既刊8巻)未読
全12話
ジャンル:オタクファンタジー
現代の日本に住むオタク主人公が、異世界で漫画やアニメのオタク文化を布教するお話。
1話観て嵌りましたw
話の設定とか、いいアイデアだと思います。
笑える所もあるし、萌える所も勿論あるし!^^
ラスト2話は、急にシリアスだったしw
キャラでは、皇帝で幼女体系のペトラルカも可愛いけど、
自分はメイドのミュセルが愛らしくて好きでした!
惚れてまう(●´ω`●)ゞ
いろんなパロディーもあり、笑えます! ^^
中でも空鍋のパロでは、ミュセルが同じヤンデレ気質を伺えました^^
あれ、どれだけの人が『SH〇FF〇E!』の芙〇楓だと分かったのかな?^^;
自分は、今期で2番目に好きな作品でした。(1番はゴールデンタイム)
殆どミュセル目当てw (〃ω〃)
原作が続いている割には、綺麗な終わり方してました。
2期 観たいですね ^^
OP:「ユニバーページ」歌 - 三森すずこ
ED:「私の宝石箱」 歌 - ペトラルカ・アン・エルダント三世(渕上舞)
OPの曲のCMで、三森さんが出てますが、あの決めポーズが 何だか可愛いですねw
ニャハハ(*^▽^*)
CD購入しました。 ^^
ato00 さんの感想・評価
3.6
異世界ファンタジーと萌文化、異色のコラボです。
日本国国益のため、萌文化を武器に異世界と交流。
そのために、オタク主人公を日本国が採用。
面白い設定でした。
内容は軽いラブコメ、ストーリーは正直微妙。
{netabare}シリアス部分はあまり必要なかったかな。
ラストのお安い政治家?役人?必要ありませんね。{/netabare}
作中背景にアニメ作品が多数登場します。
そのほとんどがわかる自分が楽しい(悲しい?)です。
私は、皇帝ペトラルカ派です。
ペトラルカの容姿・性格・口調、お気に入りです。
ED曲には癒されます。
個人的にはアキバのペトラルカを見てみたいです。
ペトラルカ「ブルー・レイとはどんな女なのじゃ」(CMです)
この言い回し、かなり好きです。
<追記;オープニング>
ふと、昔聞いた曲が心に止まることがある。
OP「ユニバーページ」がそんな曲。
テンポの良い爽やかで優しいメロディーです。
異質に触れて変化する。
それは一種の恋愛ですね。
ラストのポロン、ダブルヒロインの足チラ挨拶がかわいい。
えたんだーる さんの感想・評価
4.4
第6話まで視聴終了した時点で、このレビューを書いています。
たぶん企画主導はCygamesで制作現場はP.A.WORKSが仕切っているんじゃないかと思われるオリジナルTVアニメ作品です。
昭和の昔には「任侠映画」というジャンル(菅原文太とか高倉健が出演していたような奴)があって、今では「反社会的勢力」の一言で世間から白眼視されるいわゆるヤクザないしは暴力団と呼ばれる人たちを描く劇場公開作品が普通に全国ロードショーとなっていました。
映画のタイトルには「現代」とか入っていてもその時代そのものは50年くらいは前のことですね。
近頃のアニメでは『ハイスクール・フリート』の納沙幸子のように「任侠映画が好き」というキャラ付けがされる(そのせいで広島弁っぽい言葉で喋ったりする)ことはあっても、今はストーリーそのものが任侠映画たり得るとはなかなかに考え難い時代ではあるわけです。
しかし暴力団組織をメイド喫茶の各店舗およびその系列店グループ、組織構成員を店長やそこで働くメイドで置き換えることによって、本作では「任侠映画」的なストーリーをほぼ再現しています。そこに「メイド喫茶」という設定で味付けしている感じで、一種のパロディー作品と言えるでしょう。
たとえどれだけ「フィクションです」とお題目を唱えてみても現代のヤクザが出てきてこんな話をやったら放送倫理規定上看過し得ないストーリーなのでしょうが、年代を1999年、舞台を秋葉原、登場人物をメイド喫茶のメイドとすることで「どうやったってこんな話はフィクションでしかあり得ないでしょう?」というエクスキューズの下にストーリーを成立させています。
なお、ストーリーに関しては歴史考証的にしばしばおかしな点があり、本作最大のツッコミどころは「嵐子さん(35歳)が20歳の頃の秋葉原にメイド喫茶なんて影も形もないよね?」という点で、そういう意味でも本作は「任侠映画のパロディー」として観るのが正しそうな気がします。
とはいえ「兄弟杯」の代わりがじゃんがらっぽいラーメンとか、笑わずにはいられないですね。ただ、任侠映画まったく知らん人が笑えるのかはわかんないです…。
2023.1.1追記:
この作品らしいといえばらしい最終回でしたね。銃撃されても歌って踊れるなごみさんの根性と頑丈さ、ハンパない!
この物語の起点である1980年代の秋葉原は完全に「電気街」でした。当時電子部品やそれを組み立てる工具などを実際に買いに行っていたのが懐かしいです。
因みに1984年当時当時64Kbit D-RAM 8個セット(つまり計64KB、MBではない(笑))が1万円ほどしました。
で、メイド喫茶なんてありましたっけ…(笑)?
という意味では本作は紛うことなきファンタジー作品です!
(まあ、面白かったから、良いか(笑)。)
あと、暴力団にまつわる思い出といえば、何度か夫婦でも利用してた新神戸オリエンタルホテル(当時: 今は買収で違う名前)のティーラウンジで、銃撃戦があったというニュースを聞いて「もう行くの止めよう」って話をかみさんとしたくらいでしょうか…。
レオン博士 さんの感想・評価
3.7
【紹介】
ギャグアニメで人が死ぬようなシリアスなシーンでも笑いをとりに来てるのが不快な人は見ないほうがいいかも
見た目がメイドなだけでやってることはヤ〇ザの抗争で、メイドの皮をかぶった過激なヤ〇ザアニメでした、美少女メイドさん達がガチな殺し合いをしているのを見て楽しめる人にオススメ!
【感想】
クオリティの高い出オチアニメ、話はありきたりだけど雰囲気とキャラクターの良さで最後まで勢い任せに突き抜けた感じ、主人公以外みんなぶっ飛んでいて何が起きるかわからなくて、最初に期待しすぎてちょっとガッカリはしたけど最後まで楽しめました
最初はゾンビランドサガの再来かな?って思ってワクワクした
見た目をメイドにしたことで過激な暴力シーンやシリアスなシーンがなんかギャグみたいになってるのをポジティブに感じるか、ネガティブに感じるかで評価わかれそう?
【シナリオ】
つかみが完璧で予想外すぎる展開で一気に引き込んだけど、2話以降は過激すぎる展開にごまかされがちだけどシナリオは普通かな?
【メイド】
衣装は可愛いけど、メイドカフェの雰囲気は出せてないかなー?
仕草とか、接客の流れとか、ふつうのカフェの従業員がメイドさんごっこしてるだけになってるので、そこをちゃんとしてほしかったかも
【主題歌】
主題歌のメイド大回転がOPアニメも曲調も斬新で好きです
サビの振り付けがかわいい!
フリ-クス さんの感想・評価
4.1
金曜夜九時、中野駅近くにある安い居酒屋のテーブル席にて。
三十代の男Aと、職場の後輩らしき二十代半ばに見える男B女Aが、
生ビールを飲みながら話をしている。
すでに何度かビールのおかわりをして、半分ぐらい出来上がっている感じ。
男A「オレ思うんだけどさ~、メイド喫茶ってけっこうヤクザな商売だよな」
男B「あ、自分それわかります、センパイ」
女A「あたし、行ったことないからわかんない。そうなんですか?」
男A「そうよ。素人バイトが作ったオムライスやらなんやらでバカっ高い値段とってさ」
男B「まあ、ふつうの喫茶店として見たら、ほとんど崩壊してるっスよね」
男A「おまえさ、ちょっとこの焼き鳥に『おいしくな~れ、もえもえきゅん』って言ってみ」
女A「はい? (棒読み調に)おいしくなあれ、もえもえきゅん」
男A「食ってみ」
女A「はあ……。もぐもぐ」
男A「美味くなったか?」
女A「(口に含みながら)いいえ。……てか、なるわけないですよね」
男A「だろ? なのに値段が三割り増しとか倍とかなんだぜ」
男B「チェキとか、メイドさんと一緒に写真撮るだけで千円とかっスもんね」
女A「それ、めっちゃぼられてんじゃん。ま、かわいい子多いなら仕方ないのか」
男A「うんにゃ。ぜんぜん」
男B「まあ、並みならアタリって感じっスかね」
女A「え゛そうなの? ふへえ……。そんじゃ、みんな何しに行くんですか?」
男A「世界観の……共有?」
女A「いや、質問形で答えるのやめてくださいよ」
男B「あ~でも、わかるっス。その場の空気にカネ払ってるつ~か」
女A「なにそれ。水商売よりタチ悪いじゃん」
男A「だからヤクザだ、つってんの。水商売じゃなくて空気商売」
男B「オンナ慣れしてないヲタって、カネ巻き上げるのカンタンっスから」
女A「あこぎだ……ガチもんのあこぎだ……」
男A「だからさ、いっそ、全部ヤクザが経営してるって方がすっきりすると思うわけよ、オレは」
男B「あ~、それいいっスね。抗争とかあったりして」
男A「メイドもみんな構成員でさ。上納金あつめんのに四苦八苦してたりすんの」
男B「対立してる店のメイド、パンしちゃったりするんスかね」
男A「そりゃあるだろ、カチコミとかもふつうに」
女A「あのお~、オタクの人たちって、そんな物騒な店行くんですか?」
男A「いやほら、そこは表の顔と裏の顔ってやつでさ」
男B「きゃぴ~んなんて言われて大ヨロコビしてる連中っスよ。騙すのなんかわけないっス」
女A「ん~……そこはまあ、そうかなあ。あ、生チュ-おかわりください」
男A「でさあ、男だけでなく女の子もたまに騙されるわけよ。メイドに憧れて上京したりさ」
男B「そいで、タコ部屋にぶち込まれて抗争巻き込まれたりっスね」
男A「そ~そ~。そいでも『あたしは暴力キラいです』ってツッパったり」
男B「そのくせ、やたら戦闘能力高かったりするんスよ」
男A「んで、ムショ帰りの姉さんメイドに背中で語られたりするわけだ」
男B「そいで『極道』ならぬ『メイド道』に目覚めたりとかしちゃうんスよね」
男A「わかってんじゃねえかおい。まあ飲め飲め」
男B「飲むっス」
女A「(ためいき)はあ~っ。ほんと、男の子ってこういう話好きよねえ」
男B「好きっス。アニメ化して欲しいぐらいっス」
男A「ん? ん~~……ひょっとして、これ、いけんじゃね? アニメ化」
女A「はあっ?」
男B「おおっ」
男A「だって、男ってヤクザもん好きじゃん? メイドも好きじゃん? だったらいけんじゃん?」
男B「マリアー~~ジュうっ!」
女A「いやいやいやいや。そんなもん、誰が板買ってくれんですか」
男A「舞台をアキバにして人気声優とか使ったら大丈夫だって」
女A「いやいや、アキバって萌えの街なわけでしょ? ヤクザって似合わないじゃないですか」
男A「うんにゃ。アキバが萌えに走ったのって、この二十年ぐらいだから」
女A「マジで? 昭和の話とかではなく?」
男A「そ。それまでは小汚い電気街でさ~。設定を1999年ぐらいにしたら、雰囲気とかバッチシだから」
男B「そっちの方が、おっさんヲタが懐かしヨロコブんじゃないスか?」
男A「だよな。つ~か、おっさんヲタの方がカネもってるもんな」
女A「も~。またそうやって他人(ひと)のサイフ覗き込むようなマネを」
男A「なに言ってんだ、マーケティングだよマーケティング」
男B「そうっス。カネのあるトコロからかっぱぐのは正統なビジネスっス」
女A「あ、かっぱぐ言った」
男A「よっしゃあ、なんか燃えてきた。おいおまえ、企画書かけ」
男B「書くっス」
女A「マジですか~。やめましょうよ、通りませんって。また笑われるだけですよ」
男A「だいじょうぶ。ウチの会社バカばっかだからゼッタイ通るって」
男B「通るっス」
男A「タイトルは『アキバ冥途戦争』。あ、メイドはカタカナじゃなくって漢字。極楽浄土の『冥途』な」
男B「ぎゃはははは。サイコ-っス」
女A「え~~……」
というような会話が実際にあったのかどうかはわかりませんが、
おそらくはそんなグダグダ話だったのが本当にアニメ化までされちゃったのが、
本作『アキバ冥途戦争』であります。
制作はみんな大好きP.A.WORKS。
お仕事アニメに飽きたのか疲れたのか新機軸を模索中で、
前作『パリピ孔明』同様、みごとな迷走っぷりです。
面白いかどうかは、本当に「人による」としか言いようがなく。
僕個人としては、こういう
『アホなことを大真面目にやる』
という作風は大好きですし面白いとも思うのですが、
本当にパンしちゃったりしてるので苦手なひとは苦手かもです。
(というか、安倍元総理の事件の後でよくOAできたなあ、と)
基本的な構成は前フリ(長げ~よ)のように、
血で血を洗う抗争を繰り広げる1999年の秋葉メイドカフェ業界で、
そういう世界だとは知らずメイドに憧れて上京したヒロインが、
ガチやばい環境に巻き込まれつつ自分の道を模索していく感じです。
(まあ、広義のお仕事系アニメと言えなくもなく)
お話は、だいたいは1~2話完結式。
ただし、その都度状況が変わって物語がうまく転がっていくので、
惰性的なワンパタ感はありません。
物語の中心は主人公が勤務するさえないメイド喫茶で、
多店舗展開しているケダモノランドグル-プの最下層に位置する『とんとことん』。
対立するメイドカフェグル-プとの抗争だの合併だの、
15年前の抗争事件の仇討ちだのという泥臭い背景を抱えながら、
必死にあがいて生きていくメイドたちの群像劇的なアレになっております。
ふんっ、メイド+ヤクザなんて、
どうせ中途半端なスラップスティックコメディなんでしょ、
なんて思ってたら大マチガイ。
毎回、人、死にます。ガチで。
大真面目にメイドさんが任侠・極道やってるわけですよ。
もちろんコメディ的な演出も随所にあり、
なんでこんな街をケーサツが放置するかなとかツッコミどころも満載。
おバカな設定をこれでもかとシリアスにやりきる、
徹頭徹尾ブラック・ジョ-クに特化した、
ちょっと類を見ない感じの『おバカ殺伐エンターテインメント』なのであります。
{netabare}
「幸せになろうなとどはメイドの道に入ったときから考えておりません」
なんて台詞がさらっと出てきちゃったりして、
脚本家さんもノリノリで書いているのがまるわかりですしね。
{/netabare}
役者さんや制作者が口々に本作を『お仕事アニメ』と呼んでますが、
それもまたブラック・ジョ-クで言ってるわけで、
そこがわかんないとまるっきり楽しめない一本なのではあるまいかと。
僕的なおすすめ度は、
完全に『人による』という前提でAランク。
そもそもブラック・ジョ-クというのは、
アニメに限らず、基本的にあまり日本人ウケしないテイストなんですよね。
感性というか国民性というか、
『くまみこ』だってボコボコに批判されちゃうし、
天下の北野武監督だって、
ヴェネツィアで金獅子とるまでは国内で見向きもされなかったわけで。
(『ソナチネ』とか、めっちゃ面白かったんですが)
ですから、たとえばバーホーベンの『スターシップ・トゥルーパーズ』あたりを
こんなおバカな話にこんなカネかけて、ほっんとバカだね~
などと(好意的に)笑いながら見ていられる方なんかにオススメの一本かなと。
ただし、ホントに類を見ない作風なので、世界観をつかむまでは一苦労。
エラそうに書いてる僕にしたって一話を見たときは
えっと……なんじゃこれ?
とか思っちゃいましたし(一話切りした方、けっこう多いのでは)。
頭の上に『?』マ-クを浮かべながら2~3話ぐらいまで視聴して、
そうかそういうことかと腑に落ちてからは、
なんとなく目が離せなくなって、
4話あたりで自信が確信にかわった次第であります。
そう思って見てみると、キャスティングからしてブラックジョークそのもの。
主役である和平なごみ(近藤玲奈)さんを囲む『とんとことん』のメンバーは、
・万年嵐子(ムショ帰りで35歳の新人メイド)
→佐藤利奈さん『とある科学の超電磁砲』御坂美琴役
・ゆめち(店のエースメイドにしてバクチ打ち)
→田中美海さん『ハナヤマタ』ハナ・N・フォンテーンスタンド役
・しぃぽん(銃火器の扱いが得意なガングロメイド)
→黒沢ともよさん『響け!ユーフォニアム』黄前久美子役
と、極道とは真逆の出世作もってる役者さんばっかだし。
いやほんと、アクセラレータもまっつぁおのベクトル変換であります。
その他の役者さんも、ゲストキャラに至るまで豪華そのもの。
クライマックス直前、10話まで生き残っていたキャラでいうと、
高垣彩陽さんでしょ、それと皆川純子さん、小林ゆうさん、
さらにはパンダの中身が平野綾さんだったってのに思わずびっくり。
{netabare}
で、準主役だった佐藤利奈さんも11話でぶっすり。
皆川純子さんも最終話でパンされて、
いやほんと、近藤さん、よく最後まで生き残ったもんだ。
{/netabare}
それまでにあえなく死んじゃったキャラも豪華ケンラン。
諏訪部順一さん、内山昂輝さん、
喜多村英梨さん、石見舞菜香さん、竹達彩奈さん、小松未可子さん、
生天目仁美さん、小倉唯さん……{netabare}
高橋李依さんなんか「はい」「ありがとうございます」の台詞二つだけで、
出てきて30秒でパンされちゃってるもんなあ。 {/netabare}
まあ、役者さんというのは基本的に
こういう『おバカを真面目にやる』という芝居が大好きなので、
みんな大喜びで演ってると思いますが。
映像は、1999年秋葉原の『小汚い感』がしっかり出ていてよき。
作画や動きは……まあ、こんなものかしら。
あと『パリピ孔明』でコレジャナイ感が強かったモブキャラですが、
メイドカフェの客層の『たいしたことなさ』が見事に表現されています。
やっぱP.A.WORKSさんはパリピじゃなくてこっちですね。
あと、殺されちゃたけど、内山昂輝さんの演じた取り立て屋、
キャラデがとってもナイスです。
いやほんと、当時ってこんなやつばっかだったんですって。
音楽はOP・EDとも、映像との合わせ技で出色の出来。
OPは世界観をばっちり表現できてますし、
ただ歩いてるだけなのにガラ悪さが伝わってくる最初のカットが秀逸。
作画はもうちょい頑張れ。
EDは、わかる人にはわかる、爆笑必至のド演歌になっております。
歌詞もよくできているし、
なごみが銃弾ポトリと落とすカットは拍手喝采もの。
そしてなんと言っても、
これを唄っているのがレールガンこと佐藤利奈さんなのがサイコ-です。
(佐藤さん、楽しかったろうなあ)
最終話だけ歌唱が近藤玲奈さんに変わっているところも、
本編のシュ-ルなエンディングと合わせ、
いやあ、芸が細かい。
(近藤さん、時系列に合わせて歌と最後の台詞、声かえてますしね)
というわけで、僕的には大ヨロコビの本作なのですが、
賛同していただける方はけっこう少ないだろうなあと思っております。
何度も言うけれど、日本向けの作風じゃないんだもの。
ガイジンさんなら手を叩いて喜びそうだけど、
これ、海外番販売れるか?
大手はまずムリだからやっぱネット頼みしかないような……。
だからまあ「なんで作った?」という声はいつまでも続きそうだけど、
こういうチャレンジ精神は大事です。
よくやった、P.A.WORKS。
あと、MX、KBS京都、サンテレビと、
こんなヤバいアニメを地上波が三局も流してくれてるのというのは、
ほとんど奇跡みたいなものではあるまいかと。
まあ、KBS京都は地上波で唯一、
あの『異種族レビュアーズ』を定時枠で完走した局ですしね。
なんでもアリっちゃアリなのかも知れません。
そういえば『異種族レビュアーズ』も本作と同様、
誰得なのか皆目わからず、
作ったり演ったりしている人間が一番楽しそうなアニメでしたね。
まあでも、
制作も役者も最初から匙を投げているような作品が多い昨今、
こういうアニメは希少であります。
出版社だの声ブタだのが喜んでいるだけで、
制作者や演者はこれっぽっちも楽しくない、面白いとも思わない、
そういうアニメを日々『プロ』として粛々と作っているわけですから、
たまにはこういうご褒美、
キワキワの作品があってもいいんじゃないかと拙は思うわけです。
はあ? なに言ってんの。こっちゃカネ出してんだよ。
いいから原作どおり作りゃいいんだよ、
たかがアニメに芸術家みたいなこと言ってんじゃねえよ。
なんて真顔で言うやつら、ほんとにけっこういますしね。
ここだけの話、
誰かパンしちゃってくれないかしら。
ninin さんの感想・評価
3.4
原作未読。全12話
他の方のレビューで、ガイナックスとシャフトが組んだ作品ということで興味があって観て見ました。また、キャラデザはストパンやビビットの方、オープニングにはエヴァの監督さんが関わっているというようにとても豪華です。
お話は、地球外生命体と戦う史上最強のアンドロイドのまほろさん、長く十分戦ったご褒美として余生を自分の意志で選択できるようになりました。その選択の結果は中学生の主人公家の住み込みメイドさんだったというお話から始まります。
まほろさんは見た目は可愛いい普通の女の子ですが、お話の中でアンドロイドと連想させる動きが結構ありました。
お風呂のシーンや露出シーンが結構多いですね。
{netabare}
特に中学生の主人公に迫る先生はちょっと間違えると犯罪ですね。強烈なキャラですw
「えっちなのはいけないと思います!」が印象に残った言葉ですねw
{/netabare}
前半は伏線を貼りつつラブコメ要素が強く、後半は一転シリアスモードに変わってきます。
説明も多く分かりやすいです。でもちょっと説明が長い感じもしました。
作画は古さを感じますが、でもよく動くし、ガイナックスが作った他の作品に似た雰囲気ありましたね。
単なるラブコメかと思ったら結構シリアスなお話も多く、SF要素も入っているので十分楽しめました。いいお話でした。
OP 可愛い曲です。まほろさんが歌ってます。
ED こちらも可愛い曲です。キャラも2頭身で可愛いですね。
最後に、まほろの中の人は川澄綾子さんですが、私が最初に川澄さんを知ったのはfateシリーズのセイバーだったので、EDのキャストを観て違いにびっくりしました(後で「藍より青し」のヒロインの葵ちゃんも川澄だと分かり納得です^^)
ヒロトシ さんの感想・評価
4.1
何気にGAINAX×シャフトという豪華布陣でのアニメです。
{netabare}最強のアンドロイドとして、人知れず地球を外敵から守っていたまほろさん。
おまえらしらなかっただろー?
じつはちきゅうはいま、みぞうのききってやつらしくてなー?
このまえなんかえむなーじゅうはちせいうんからきたというちょっとへんなじしょうひーろーのぎんぴかやろーとわれらがまほろさんはきょうりょくしてがいてきってやつをたおしたんだーとくろちゃんがこうふんしながらいってたよー。くろちゃんここんところてつやつづきだったからなー。ちょっとあたまおかしいなー。でもくろちゃんだからしんじるー。
しかし彼女に残された時間は僅かであった事から、そのまま引退をする事になる。引退後の進路を聞かれたまほろさんは、自分の残り少ない稼働時間をある少年の面倒の為に全て費やすことを決意していたまほろさん。何処かの青いタヌキとは雲泥の差である。タヌキは別にメイドではないけど。
あらすじから察するに悲壮な運命を背負っている我らがまほろさんですが、そんな素振りは露ほど見せず、ただただ優のメイドとして、あらゆる家事・雑務をこなし、優に対しても、慈愛の心で接し、エッチな事には『えっちなのはいけないとおもいます!』と有名な決め台詞を以って優にお説教を噛ましてくれるという、なんとも羨ましい日常をコメディを交えて楽しく見せてくれます。個性的な優の友達・先生も交えて、まほろさんは自分の命が尽きるその時まで、今日も元気に甲斐甲斐しくお世話に励むのです。でもえっちなことはゆるしません!
しかしまほろさんは元々は最強と謳われた戦闘用アンドロイドでありまして、時折挿入されるバトルパートではその実力を存分に発揮、圧倒的な身体能力で敵を翻弄し、正確無比な射撃で相手を攻め立てていくその姿はまさに『最強』と呼ばれた、ありし日のまほろさんでした。バトルパートも実にスピード感溢れ、且つGAINAXらしい独特の演出で魅せてくれます。日常パートとバトルパートのギャップが、この作品の魅力でもあり、只の萌えアニメとは一線を画していると言っても過言ではないでしょう。登場する敵・リュウガも世界観に似合わず、冷酷で容赦のない性格の持ち主であり、後半からは前半とはうってかわって、ほぼシリアス展開一辺倒に。兵器としての役割を終え、平穏な日々を求め、実現させたまほろさん。しかしその日々を再び取り戻さんと、まほろさんは敵に立ち向かっていくのです。しかしそんな状況でもえっちなことは多分ゆるしてくれないでしょう!
話はまほろさん中心に回っていくので、回を追うごとに視聴者が知らず知らずのうちにまほろさんに感情移入させていく構成が上手いと思います。まほろさんは後ちょっとしか生きられないんだよというのは、最初から視聴者に提示されていますからね。しかもエピソード終了毎に『まほろさんがその機能を停止するまで後〇〇日』とか聞いてもいねえのにご丁寧に教えてくれる演出がありまして、それがもう切なさを増幅させるというか。だから前半部分であれだけ楽しそうにはしゃいでいたまほろさんが、後半部分でボロボロになる姿は正直見ていられないですね。私の場合、感情に先立つ部分がどうしても見ているうちに出てきてしまって、シリアス展開はそんなに好きになれませんでした。我侭で勝手な願望ですが、是非とも前半の雰囲気のままで最後まで駆け抜けて欲しかった。
OPの『まほろまてぃっく』のロゴが浮かび上がる瞬間にまほろさんがロゴをお掃除する演出も可愛かったですね。これはしっかり、続編の『もっと美しいもの』にも受け継がれていました。良き伝統だと思います。{/netabare}
三毛猫メリー さんの感想・評価
3.7
2020.10.25 視聴完了。
ちょっと古め作品ですが、充分楽しめました。
アンドロイドメイドの先駆けじゃないかなと思います。
各話のラストにタイムリミットが表示されるのはヤマトだし
10話の過去回は至るところでエヴァだし、
いろいろオマージュがありますね。
作画はフルメタル・パニックに似た感じ。
個人的には子安さんや野田さんの声と
Fateのセイバーをやった
川澄さんの若かりし声(失礼しましたo(__)o ペコリ)を
堪能しました。(笑)
ninin さんの感想・評価
3.7
原作未読 全14話+総集編
ガイナックス×シャフト制作、キャラクターデザインがストパンやビビットの高村和宏さん、OPの絵コンテにはエヴァ監督の庵野秀明さんと豪華な制作陣で作った作品です。
「ヴェスパー」「セイント」「管理者」という組織が陰で争う世界、「ヴェスパー」の最強のアンドロイドで主人公の安藤まほろさんが任務を終えて、余生を美里優の家にメイドとして優のクラスメイトと先生wなどのドタバタラブコメの2期です。
アンドロイドと言いますが、ほとんど人間と変わりません。
今回は訳ありアンドロイドみほろが登場します。
お話は日常ラブコメがメインですが、バトルシーンもあります。
やっぱりお風呂のシーンが多いですねw
10話以降ははシリアスなシーンが多くなり、結構ウルウルする場面もありました。{netabare}でもいきなり20年後ないですよね〜優変わりすぎ、先生変わらなさすぎw{/netabare}
なかなか面白い作品でした。
可愛くて、ドジで、心優しく、心清らかな心を持つまほろさんともし出会う事があれば観てくださいね。
OP まほろさんの中の人である川澄綾子さんが歌ってます。さわやかな曲です。
ED パレードのような曲です。まほろさん以外の女の子キャラの中の人が歌ってます。
次回予告とサテライトポエマーというコーナー好きでした。
最後に、えっちなのはいけないと思いますw
紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価
2.3
たぶん1期も含めリアルタイムで視聴していたら高評価していたんだろうな
もし、今この作品を新作として放映されたら間違いなく
「これ同人作品かな?」などの酷評して低評価にしただろう。
10年以上前の作品なのであまりケチをつけたくは無いが
ある意味すごい作品ではある。
まず声優陣の違和感のある不自然な演技がひどすぎる、もしかすると
そういった演出なのかも知れないが、リューガ役の子安武人さんやスラッシュ
役の野田圭一さんはそんな様子は無く違和感を感じない演技なので作品独自の
演出ではないと思う。
まほろ役の川澄綾子さんも時々、稽古が足んないのかな?と思う微妙な演技の
時がある、その他のキャストで現在でも名前を良く見る、真田アサミさんや
清水愛さん以外が耳障りなぐらいの違和感のある不自然な演技でした。
もっとも二人ともほとんど決まった台詞を繰り返すだけなので判断しようが
無いが・・・(笑)
アニメーションの方も動画は止め絵を多用する手抜き的な演出がとても
気になる、まぁ製作がGAINAXとシャフトなのでしょうがないかなと思うが(笑)
ストーリーは原作がまだ未完の状態の中でよくまとめたなと思うが
最終話で無理やり陳腐なハッピーエンド?みたいな落ちをつけたそんざいな
ストーリーがとても残念。
原作がどんな終わり方をしたかは知らないが、もう少し捻った
ストーリーにして欲しかった。