マスコットで癒しなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのマスコットで癒しな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月12日の時点で一番のマスコットで癒しなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.5 1 マスコットで癒しなアニメランキング1位
ARIA The ANIMATION-アリアジアニメーション(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1821)
9583人が棚に入れました
ARIAシリーズ第1期のアニメ作品。地球(マンホーム)出身の水無灯里(みずなしあかり)は、一人前の水先案内人(ウンディーネ)になることを目指し、AQUA(アクア)へやってきた。現在は先輩のアリシアと猫のアリア社長のいる ARIAカンパニーで、半人前としてゴンドラ漕ぎと観光案内の練習をする日々を送っている。
ネオ・ヴェネツィアの優しい風景の中、成長していく灯里とその周りの人々の四季折々の生活を描く。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、川上とも子、水橋かおり

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私の中でこれ以上の良作アニメは存在しません(´;ω;`)☆

☆究極の癒しアニメです☆


ARIAの世界観は西暦2300年代の未来。
「アクア」と呼ばれている、テラフォーミング(惑星地球化改造)して水の惑星へと姿を変えた火星が舞台です。

ARIAの世界では、地球は「マンホーム」と呼ばれています。
ARIAでの地球は、便利さや合理性を追求しすぎた結果、環境が悪化。住めなくはないにも決して美しい星ではなくなってしまいました。
アクアはいわば、「人工的に創りだした人類の理想郷」なのです。

そして本作の舞台は、アクアに築かれた都市「ネオ・ヴェネツィア」
水に沈んでしまったマンホームのヴェネツィアを寸分違わず再現した観光都市です。
水に沈む前に、ヴェネツィアの建物をほぼ全てを移転させているため、再現というよりは街ごと引っ越した感じです☆
また、ネオ・ヴェネツィアの近くが日本人の入植地ということもあって、日本文化が少し浸透していたりします☆

そのネオ・ヴェネツィアでも、有名な観光名物でもあるゴンドラは凄く人気で、地球のヴェネツィアと唯一違うのは、ゴンドラの船頭を男性ではなく女性が担い観光案内をしているところです。
彼女たちは「ウンディーネ(水先案内人)」と呼ばれ、ネオ・ヴェネツィアの観光の支えになっています。

そしてこの作品では、ウンディーネの卵でマンホーム出身の主人公、水無灯里(みずなしあかり)とその友人たちが、一人前のウンディーネ「プリマ・ウンディーネ」を目指しながら、ネオ・ヴェネツィアでの日々をのんびりマッタリ過ごしていく姿を描いたヒーリングアニメです☆

ヒーリングアニメではありますが、ストーリー性もハッキリしていて、癒されつつ先が気になってくるアニメでもあります☆

アニメ放送後もあまりの人気に、最終的には3期まで制作されて、OVAを合わせると54話ほどになりました!!

ARIA作品の魅力は、世界観とヒーリング要素でもありますが、なんといっても今までと違った意味で泣いてしまうようなアニメだというところです(^^)
優しい気持ちになりすぎて涙を流してしまうといった感じかな?

時間の流れもゆるやかに流れていき、見ているとまるでARIAの世界に入ってしまったのではと思うほど見入ってしまいます♪

もちろんラストも、しっかりと感動が押し寄せてくるような構成です!

その感動をより強くしているのがARIAの作中で使われる様々な曲やBGMです!
ほんとうに素晴らしい曲やBGMばかりで、曲を聴くだけでも十分癒されるのに、映像と一緒になることで心に響く感動の相乗効果が凄いです!!

私はこの作品を見て、映像から得る本当の癒しというものを知りました(*^。^*)!!

この作品は、今後も私の中では不動の作品になるとおもいます(●^o^●)

レビューを読んでARIAに少しでも興味を持ち、そして見てもらえると本当に嬉しいです(^^)!!

最後に作品を見る順番ですが

ARIA The ANIMATION

ARIA The NATURAL

ARIA The OVA 〜ARIETTA〜

ARIA The ORIGINATION

の順番で見て下さい!!(*´ω`*)

見終わった時の、癒され感や終わってしまう・・・などの寂しさは、全シリーズ見た後でしか味わえないです(*^_^*)

本当におすすめの作品で、私の大好きな作品でもあります!!

ここまで読んでいただきありがとうございますッ(#^.^#)!!



※このアニメを見たら絶対にヴェネツィアに行きたくなります。


2012/6/1

2013/4/22 更新

投稿 : 2024/11/09
♥ : 171

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

一番大好きな作品です♪だから沢山の人に知って欲しいのです(*^o^*)

■ARIAの世界へようこそ♪
改めて、ARIAの見所をまとめてみようと思いレビューを更新させて頂きました♪
まず、ARIAの歩き方なのですが、3期まであってどれから見たら判らないと言う人もいるかもなので、これから視聴しようと思っている人は、覚えておいてくださいね♪
①ANIMATION(13話) ⇒ ②NATURAL(26話) ⇒ ③ARIETTA(OVA1話) ⇒ ④ORIGINATION(13話+1)
という順番で見てくださいね♪
 
★「ARIA The ANIMATION」を視聴するにあたって♪\_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
舞台は現実に存在するイタリアでもっとも美しい町と言われている、水の都「ヴェネツィア」をモチーフとして作られているのですよ。
テラフォーミングされた火星(アクア)の都市『ネオ・ヴェネツィア』で、水先案内人(ウンディーネ)を勤める少女達の成長を描いた物語なのですよ♪あっ水先案内人って言うのは「ゴンドラ漕ぎ」です!
※テラフォーミングとは・・・・・・・人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造すること。
 
そしてこの「ARIA」って言う作品は、ほかのどの名作アニメとも違う感動の涙を流す事ができますよ♪
ARIAでしか味わうことが出来ない物凄い感動の波が押し寄せて来ます♪
ただね、その大きな感動を得るために、ちょっとだけ心に留めて置いて欲しいことがあるのです♪
最大の感動の波は、3期の「ORIGINATION」で訪れるのですよ(・o・)ノ ハーイ!!
その場面に辿り着くまでは、リアルな現実に疲れた私たちの心を癒してくれる「ヒーリングアニメ」だと思ってもらっても良いかも知れませんね☆ミ
運河に流れる水のように、ゆっくりした時間の流れの中で、四季折々に綴られて行く『ネオ・ヴェネツィア』の美しい情景とファンタジーあふれる物語。そして、この街に関わる温かい人々と共に、主人公の灯里(あかり)ちゃん達の成長を微笑ましく見守ってあげて欲しいのです♪
 
大きな流れとしては、1期で街並みや人々の温かさに触れ、2期でその街並みや人々の心に惹かれ、OVAで秘話を知り、3期で惚れるって感じでしょうかね♪
ほんの一握りの幸せを、見ている私達にも分けて貰っている感覚にだんだんなっていきますよ♪
その、小さい幸せがだんだん大きくなっていて、気付くとどっぷりARIAの世界に浸かっている事となるでしょう♪
イタリアに旅行に行った事のある方は、その時の写真やガイドブックを片手に見て頂くともう一度旅行した気分になれますよ♪
 
あっ眠いときに視聴すると確実に気持ち良く寝れますww
眠くない時のご視聴を推奨しますよ~♪
 
あと恥ずかしいセリフを言えるようになりますよ♪(*v.v)。ハズカシイ。。。。
 
 
■MUSIC♪
ARIAの優雅で優しい世界観を際立たせてくれているのが音楽だと思うのです♪
ARIAという作品のなかで、「河井英里」「窪田ミナ」さんの影響力は大きかったですね。
「窪田ミナ」さんについてはORIGINATIONのレビューに書き足すとして・・・∑('◇'*)エェッ!?
ARIAを観たら「河井英里」さんをまず知ってもらいたいのでちょっと紹介です♪
 
【河井英里】
若くして肝臓がんで亡くなられた「河井英里」さんはARIAシリーズから切っても切り離せないくらい貢献してくれたアーティストだと思っています。
Adiemus[アディエマス]の音楽性を継承しているかのようなヒーリング・ミュージックを数々手掛けていて、本作品でも牧野由依さんに歌詞を提供していたり、自らもアテナさんが歌うカンツォーネを見事な歌声で歌ってくれてました♪
透き通った美しい声で折り重ねるように歌い上げるレイヤードボーカルは、Adiemusの荘厳な重みではなく、天使の歌声で優しく包み込んでくれる感覚なんですよ♪
 
※Adiemus[アディエマス]とは \_(*゚▽゚) チョットダケオボエテネ♪
クラッシックを土台にトライバル(民族的)なボーカルとエスニック風なリズムを融合させた音楽に「造語」で作られた歌詞をのせて歌い上げるヒーリング・ミュージックなんですよ♭
 
 
OP曲『ウンディーネ』
 【作詞】河井英里【作曲・編曲】窪田ミナ【歌】牧野由依
 ゆったりしたリズムに牧野さん独特の可愛らしいウィスパーボイスが心地よいですね♪
 
ED曲『Rainbow』
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 アコースティックギターの音色と優しい歌声で癒されるナンバーです♪
 
挿入歌『バルカローレ』
 【作詞・歌】河井英里【作曲・編曲】窪田ミナ
 アテナさんが歌ったカンツォーネの曲なのです!
 河井さんの曲らしい造語の歌詞でしっとりと優しい気持ちにさせてくれる癒しの曲です♪
 アテナさん役の川上とも子さんと舟謳役の河井英里さんがこの世にいないのは寂しいですね(>o<")
 
挿入歌『シンフォニー』
 【作詞】伊藤利恵子【作曲】北川勝利【編曲】桜井康史 【歌】牧野由依
 ROUND TABLEが提供した曲に牧野さんの歌声と言うコラボは他にはなくて貴重なんですよ♪
 しっとり聞かせるポップなナンバーですね♪
 
挿入歌『Just For You』
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 ARIAシリーズ唯一といってもいいくらいのアップテンポで心躍るナンバーなのです♪
 ARIAの曲の中で知らない人が多い隠れた名曲です( ̄∇ ̄+)♪
 
 
2011.10.05・第一の手記
2011.11.15・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 167
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ARIA1期。抜群のヒーリング効果

原作未読。ARIAシリーズの1期。

テラフォーミングによって作られた水の惑星アクア。
そこで働く「ウンディーネ」と呼ばれる水先案内人の日常、そして、成長を描いた物語。

1期、2期、OVA、3期という順に出ていますが、それぞれ名前がついています。

1期「ARIA The ANIMATION」:全13話
2期「ARIA The NATURAL」:全26話
OVA「ARIA The OVA ~ARIETTA~」:全1話
3期「ARIA The ORIGINATION」:全13話

それでは1期「ARIA The ANIMATION」のレビューを。


まず惹かれるのは、音楽です。
手元のメモには「BGMがたまんねぇ」との文が大量に……。
適切なタイミングで綺麗なBGMが流れ、とてつもないヒーリング効果をもたらしてくれます。

そして、音楽に関して特筆すべきは、OPの入り方。
毎回決まったOPがあるわけではなく、普通にストーリーが進みながらOPテーマが流れます。
つまり、OPと物語がシームレスです。

OPテーマの「ウンディーネ」は素晴らしい曲。
毎回、どのタイミングで、どんな風景描写の中「ウンディーネ」が流れるか、期待して観ていました。

イラストはクセがあります。
ただ、キャラクターを極端にデフォルメしたシーンがたびたび入り、笑いを誘ってくれます。
こんな感じの顔です。

( ̄□ ̄)(▽д▽)(゚○゚)

私は「顔芸」と呼んでました。
この顔芸がなんとも楽しく、見ていると顔が綻びます。

キャラクターの個性立てはお見事です。
まず名前が非常に覚えやすい。
主要メンバーがほぼ全員「ア」から始まる4文字以内の名前です。
しかも、見た目の特徴を良く表したネーミング。
名前が覚えやすいってのは大事なことです。

それぞれの口癖もポイント。
印象に残る決まり文句を各キャラクターがもっており、書いてあるセリフを見ただけで、誰の言葉か分かるくらいです。
観ていると「ああ、あの言葉が来るぞ」ってなります。
来ないともどかしくて、代わりに言ってあげたくなるくらいです。

α波か何かを出していそうな癒し効果抜群のBGMと、個性あふれるキャラクター、そして、表情が緩んでしまうような、日常風景がかみ合った作品。

物語でぐいぐい引っ張る感じではありませんが、一話一話丁寧に作られています。
問題があるとすれば、基本的に一話完結なので、物語の出来に当たり外れがあるくらいでしょうか。

しかし、雰囲気は一貫して癒しムード。
ARIA独特の空気感が好きになれれば、多少のブレくらい気にならないと思います。
朝起きた後や、寝る前に少しずつ観ていくと幸せな気分になれること請け合いです。

近未来ストーリーで、テラフォーミング、気候管理、重力調整など、科学が出てくる話。
つまり、SFです。
サイエンスフィクション?

いいえ、SF=「幸せな ファンタジー」です。
{netabare}「恥ずかしいセリフ禁止!」{/netabare}

このアニメには、面白い特徴があるんですよね。
それは、見ている最中はそうでもないのに、見終わったら「素晴らしかった」と感じさせてくれるところ。
癒しの中にも、強い余韻が眠っています。

物語の起伏に乏しい雰囲気アニメなので、合う合わないがあるのは仕方ありません。
しかし、好きな人は徹底的に好きになれると思います。
{netabare}
アリシア「嫌いなところを好きになるには、少し努力が必要だけど、もしそれができたら、好きな人は大切な人になる」
{/netabare}
この言葉通り、私にとって、大切な作品になりました。

癒しアニメの金字塔。
日常にお疲れのあなたへ。

ぜひご覧ください!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 92

65.2 2 マスコットで癒しなアニメランキング2位
不機嫌なモノノケ庵(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (353)
1705人が棚に入れました
ある日、妖怪に憑りつかれた高校生・芦屋花繪(あしや はなえ)は偶然見かけた連
絡先を頼りに、妖怪祓いを行う「物怪庵(もののけあん)」を訪れる。そこにいたの
は不機嫌そうな主・安倍晴齋(あべの はるいつき)だった。わけあって、そのまま
芦屋は物怪庵の奉公人(アルバイト)として働くことに。
芦屋と安倍の妖怪祓いコンビと妖怪たちの物語が幕を開ける。

声優・キャラクター
梶裕貴、前野智昭、高垣彩陽、大谷育江、日笠陽子、橋本ちなみ、諏訪部順一、立木文彦、一条和矢、てらそままさき、谷山紀章、大西沙織、飛田展男、西村知道、三石琴乃
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

とにかくトゲがない。登り坂も下り坂もまさかもないw

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
モノノケ達との穏やかな交流。優しい世界観。私は観てないのだが、夏目友人帳に近い作風なんだそうで。

まあ、イケメン達がいっぱい出てくるので、そっちが好きな人にも、良いんでしょうね(別に男が視聴しても不快感なく観られます)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤は楽しめましたが、中盤以降、飽きがくる展開に。これを、マンネリと捉えるか安定感と捉えるかかは、人それぞれかな?

萌えという要素は皆無な作品。それは良いんですが、萌えに代わる、癒しとか感動とか燃えもなくて、もおえぇわ、という感じになった(汗)

2期があったとして、あまり観ようとは思わないかな? モノノケ庵のこととか、謎はまだあるけど、これ以上の展開もなさそうな気もするんで(でも今、2期観てるw)。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
癒し系のアニメかな? なんか、良い感じの話だった。モジャは可愛かった。まあ、EDにも出てくるし、また登場するんでしょうね。

第2話
親父キャラ好きとしては、オヤビンは好きなキャラ。しかし、女子が出てこないね(笑)

第3話
ようやく、女子が出てきたが、子供ですね~(笑) もののけ庵の掛け軸は、なんか好きです♪ NHKの「グレーテルのかまど」の竈を思い出す。今回の解決の方法も一捻りあって、なかなか良かったです。

第4話
掛け軸の血、ウケたw しっかし、女子率が低いw モジャ、やっぱり来たね~♪

第5話
陰世の動かない、浮世絵のような背景は、不思議な世界、時間が止まったような感じを出すのに適してますね。芦屋の秘密が気になるな~♪

第6話
江戸っ子うなぎ、可愛いw ちょっとウルッときた。年配の方には、妖怪より幽霊の方が納得できるかもね。確かに私も、もし亡くした肉親だったら、幽霊でも会いたいしね。

第7話
貴重な女子(禅子)が、ちゃんと再登場♪ 阿倍のヒミツが、次話あたりに明らかに? まあ、まえおきてきな回でしたね。

第8話
ヤヒコは、「人間と妖怪はいくら似ていても根本的には違う」ということを表すには良いキャラでしたね。ドダバタっとしてる間に終わった。芦屋の成長を示すための回かな。

第9話
妖怪の為に祓う、というスタンスを再認識させた回かな。依頼者の娘の演技はわざと? リアル下手? ラストもよく分からないな~。

第10話
案山子と溶解の友情物語。一見、陳腐な内容にも思えるけど、物だって長年大切にされれば魂が宿っても不思議じゃない本作の世界観の中ではアリかな。いつも通り、心の温まる良い話でした。ただ、あまりにストーリーに変化がなく……キャラも愛でられず……陰世回がMAXだったかな?

第11話
いや、初期化って(笑) ようやく、話が展開しましたね。アベノの冷たい言葉は優しさだって、アシヤさんそろそろ分かってやろうよ。

第12話
オヤブンはじめ、過去キャラ勢揃いして、大団円へ……という流れ。THE 定番って感じやね。

第13話
アシヤは、徹頭徹尾、良い奴でしたね。謎は謎のまま、の最終回。まあなんか、予定調和でしたね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

モジャかわいすぎです…

この作品の原作は未読ですが、第1話を視聴してハマってしまいました。初見で物語の内容だって全然分からないのに…1話目から涙が溢れた作品でした。

この物語の主人公は、高校1年生の芦屋 花繪…彼は妖怪や幽霊の存在を全く信じるタイプではありませんでしたが、とある時、モジャモジャな妖怪に憑りつかれてしまうのです。
これで否応なし無しにこれまで見えなかった存在を信じる事になるのですが、突然色々と見え出したり彼の体調が一変したのはそれからでした。
毎朝学校に向かうものの、体調不良によって教室までたどり着けず保健室通いの日々が続く事となってしまいました。

そんな時、花繪は妖怪祓いの安倍 晴齋と出会い、憑りついた妖怪のお祓いを依頼するのです。
教室までたどり着けない日々を送るのは誰だって辛い…だからお祓いをお願いするのはごく自然な発想…

でも、なんでモジャモジャ妖怪は花繪に憑りついたのでしょう…
憑りつく相手ならきっと星の数ほどいたでしょう。
それでもモジャモジャ妖怪は花繪を選んだんです…
これが何を意味するのか…

ヒトに限らず地球上で生きている生命体は、当たり前ですが見えないモノには反応できません。
そしてこの世は見えないモノに気付けない存在だらけ…
本当は存在しているのに…気付いて貰えなければ、それは存在しないのと同じこと…

安倍は憑りついた真相を続けます…そしてこれまで妖怪が必死だった理由が明らかになった時、もう目から涙が止まらない状況になっていました。
花繪が妖怪に対する考え方を改めたのもタイミングが絶妙…
そして元に戻ったモジャモジャ妖怪の愛くるしさ…半端無いです。

真っ白でまん丸で…口がないので喋らない代わりに、ちっちゃい3つ並んだ尻尾と表情が、しっかり気持ちを代弁してくれています。
頬を赤く染めながら、ちっちゃな尻尾がフリフリしている姿…もう堪りません。
妖怪全てに…という事は決してありませんが、このモジャには間違いなく萌え要素が含まれていると思います。

見えざるモノが見えるようになった花繪は、安倍が主となっている物怪庵の奉公人として安部の妖怪祓いの仕事を手伝うようになります。
相手は妖怪…仕事も順風満帆に進む訳がありません。
ある時、訪れた花繪のピンチに真っ先にやってきて、圧倒的体格差も気にせず相手に突っ込で大怪我しだのもモジャでした。

妖怪と心は通じ合える…言葉が交わせるかは重要な問題じゃないんだ…と思いました。

そんな風に感じられる妖怪はモジャだけではありません。
現世で困っていて隠世に送って欲しい妖怪の殆どは、みんな義理堅い存在でした。
物語の終盤、花繪がピンチに陥った時、これまで花繪が接してきた妖怪は、進んで助けようとしてくれるんです。
そんな時でもモジャの献身さは頭一つ突き抜けていましたけれど…
ほんと、モジャ凄いです…だってそこまで尽くす義理だって無いのに…
どうしてそこまで出来るんだろう…

そんなモジャを見てきたから…最終話で頬を赤らめて尻尾をフリフリしながらコロコロ転がっているモジャが堪らなく愛しい存在になりました。

オープニングテーマは、The Super Ballさんの「トモダチメートル」
エンディングテーマは、芦屋花繪&安倍晴齋の「扉のむこう」
とにかくオープニングが大好きで、2度ほどカラオケで歌いました。
原曲キーが少し高いんですけど好きな曲です。

1クール13話の物語でした。もちろんモジャ以外にも魅力的なキャラは登場してくれます。
けれど、振り返ってみるとやっぱりモジャがこの作品の中で一番可愛い存在でした。
可愛い物の怪が見たくなったら…お勧めできる作品だと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

現世と隠世、であいとわかれ、再会の物語

本作において現世(うつよ)とは我々人間の住む世界、隠世(かくりよ)とは妖怪たちが本来いるべき世界という意味の様です。初回から受難続きの高校生の芦屋花繪(あしや はなえ)と妖怪祓いの高校生、安倍晴齋(あべの はるいつき)の二人を中心に、現世から隠世へと旅立てない妖怪達の起こす不思議な事件と、もう一つの世界"隠世"そのものを描く物語の様です。

キャラデザやOP、ED曲を、見たり聴いたりする限りでは、"これはもう女子向けの作品"という印象を受け取られる方も多かろうと思いますが、内容はゲゲゲの鬼太郎の活劇描写を大幅に取り除いた感じで、xxxHOLiCや夏目友人帖などの作風に近いかと思われます。

妖怪の関わる不思議な事件を安倍さんとその奉公人の花繪君が解決していくのが、初回から3話までのパターンでしたが、4話、5話では安倍さんとハナエ君が現世と隠世を行き来するという変わった展開もあり、紋切り型の描き方にはならない模様。2つの世界を交互に描く物語になりそうです。

私は初見では隠世を冥界の様に捉えてしまい、そちら側の世界が描かれる事は殆ど無かろうとか、現世での妖怪払いが中心のお話になるのかなぁとか思っていましたが、嬉しくもあっさりと予想は裏切られ、モノノケ庵の世界観にすっかり魅了されてしまいました。(でも少し肩透かし、隠世回は9話終了時まででは先に述べた2回のみ、ちょくちょくあると私的には面白いのですが‥。)

現世が人や動物の住まう世界ならば、隠世は正に妖怪の住まう世界。隠世の住人の殆どは妖怪の様です。浮世絵を思わせる雲や岩肌、植物などの描写、色彩の表現は異世界感たっぷり。こういった描写は他作品、例えば京騒戯画とかにも見受けられますが、モノノケ庵における、あえて緻密さを廃した描写は、より絵の中の世界という印象を強めていて、うつし世と夢の境といった趣です。安らぎと不安が綯い交ぜになったおぼろげな雰囲気は隠世独特の空気となっていたのではないでしょうか?

毎回ユニークな妖怪が登場し、目を楽しませてくれるのも妖怪好きには嬉しい見所です。中でも1話から登場のモジャは見た目ほぼ毛玉な妖怪でありながら、表情豊かでとてもかわいいです。人間も妖怪も感情の機微がそこはかとなく丁寧に描かれていた様で好感が持てました。(でも花繪君、驚くシーン多すぎ(笑)

以下は各話の視聴感想など
{netabare}
~1話~
{netabare}
「妖怪になっても人に尾を振ったり、芸を見せたり、でもその内に気付くんだ‥。誰も自分を見ていない事に‥。」という台詞について。

妖怪でなくたって、自分が誰にも見てもらえないと思って一人ぼっちになってしまう事は往々にしてあり得る事です。孤独が長く続けば、多分それによって受ける苦痛に麻痺してしまって、寂しさすらも薄らいでいくものだと思います。慣れって素晴らしくも恐ろしいものです。ですが、ひとたび誰かに見てもらって、その優しさに触れると、作中の※モジャモジャの様に、そこに依存してしまう気持ちが芽生えてくるのも分かります。妖怪とか子供だったら許せるけど、大人だったら相手の迷惑になる様な甘え方しちゃダメですね‥。

それでもモジャが花繪君に見てもらった時の喜びは、長らくの間がらんどうだったブリキ男にはよ~く分かりました。

※:花繪君に取り憑いた妖怪。容姿からモジャとかモジャモジャとか呼ばれている。
{/netabare}
~2話~
{netabare}
ギギギの親分登場。親の、子に対する責任、心配などの想いが描かれていました。親子の間柄でなくても、親しくしていた人と言葉も交わさず離れ離れになってしまう事はとても悲しい事です。説教染みているという程ではないですが、ちょっとだけ80年代の教訓を含んだアニメを観ている様な気分になりました。もしかしてお話の構成が古めな感じかも? でもそこはかとない温かさを感じました。
{/netabare}
~3話~
{netabare}
花繪君、初仕事のお話。今回の依頼人はお地蔵様の様な姿のミツチグラ様。

お寺の娘の藤原禅子ちゃんが登場し、物怪庵の正体も少し明かされ、作品の雰囲気が少し賑やかになりました。物怪庵は茶室そのものが妖怪なのだという。まるで悪魔くんの家獣みたいです。掛け軸を使って意思表示も出来る様で、顔文字まで‥!※どこかで見た気が‥。

お寺が大好きな禅子ちゃんですが、お父さんからは寺を継がせる気はないと言われてしまう。でも花繪君との会話を通じてお父さんの遠まわしの思いやりに気付けた様です。

※:双星の陰陽師に登場する面白キャラ鈩(たたら)、こっちは顔文字だけなのでさらに不思議。
{/netabare}
~4話~
{netabare}
安倍さんと花繪君、隠世へ行く。2話で少し触れられていた隠世にある薬屋"亀薬堂"を訪ねます。亀薬堂の女主人とそのお手伝い、コウラ様とシズクちゃんが登場。二人とも中々に濃いキャラです。コウラ様はちょっとだけxxxHOLiCの佑子さんを思わせました。シズクちゃんはイモリの妖怪でコウラ様に心酔している様です。両者とも軽くダークなオーラをまとっておられます。

そして花繪君には思わぬ再会が‥。
{/netabare}
~5話~
{netabare}
モジャ再登場、でも勇敢な行動の末、怪我をしてしまう。子供とか小動物とか、力の弱いものが痛め付けられる描写というものは、いつ見ても嫌なものです。

そして隠世の大物中の大物、三人の権力者の内のお一方、立法様現る。その名の通り隠世のルールを作っている人で、シズクちゃんのお兄さんでもあるらしい。他二人の権力者、司法、行政という人(妖怪?)もいるという。3人とも本名ではない様です。とても落ち着いた耳触りの良い低い声と物静かなたたずまいが美しい(男だけど)。でも結構奔放なお人らしい。

それにしてもコウラ様、立法様まで薬の材料にしたがるなんて節操ないなぁ(笑)さすが妖怪‥。まぁ、立法様を始めとしてモノノケ庵に登場する男性キャラ、皆容姿とか声が綺麗なのでコウラ様の気持ちも芥子粒くらいなら分からないでも無いですケド‥。

終幕、立法様のお許しが下り、花繪君ともう一匹が正式に安倍さんの奉公人に‥ここにモノノケ庵トリオ?カルテット?が結成される。安倍さんの前のモノノケ庵の主についても少しだけ触れられていました。来週からはもっと楽しくなりそうです。
{/netabare}
~6話~
{netabare}
今回の依頼人は人面ウナギの様な姿のマンジロウ、ある指輪を探して欲しいという。人面ウナギと言うと聞こえが気持悪い感じですが、外見的には割と可愛いです。でも喋り口調は江戸っ子気味。

アベノさんはこれまでに指輪の捜索を3回も試みたが、見つからなかったという。今回はハナエ君もお手伝い。前回の怪我が癒えてないので一緒に手伝う事は出来ませんでしたが、奉公人としてモジャも付いて行きました。

そしてまたしてもハナエ君の不思議な力?の一端が垣間見える。前回モジャを傷付けられた時に発現しかけた手に宿る力と何らかの関連があるのだろうか?とも思われました。

終幕、お礼を言って貰いたいからとか恩を着せる為とかじゃなく、物事の顛末を知る、知らないでは、出来事の印象に大きな違いが生まれます。結果だけ分かっても不思議な事が起きたものだ‥と感じるだけなので‥。マンジロウの想いをおばあさんに伝えようとしたハナエ君の行動は軽率ながらも優しさに満ちていました。

あと気になった事を一つ。冒頭の物怪庵さんの掛け軸に映す文字について、いつもながら女性的で柔和な感じがして和むのですが、"ありがとうねハナエ"という言葉が意味深でした。アベノさんに付いて隠世へ行ってくれた事についてお礼を言いたかったのでしょうか? 他にも込められた想いがあるのかも知れません。
{/netabare}
~7話~
{netabare}
禅子ちゃん再登場。犬らしきものに噛まれて付いた腕の歯形とあざ(何かの文様みたい)について知りたいと言う。歯形もあざも自分にしか見えず、それどころかあざが付いて以来、妖怪も見える様になってしまったらしい。

禅子ちゃんの腕に付いた歯形と文様が呪いの一種だとしたら、もののけ姫の主人公アシタカが受けたタタリ神の呪いと似た感じで、妖怪の力の一部を取り込んだという意味合いがあるのかも知れません。だとしたら素で妖怪の見えるアベノさんとハナエ君は半妖怪か何かなのでしょうか? アベノさん、人間という言葉に妙に反応するし‥。

新キャラ、ヤヒコも登場し、今までのお話には無い緊張感が‥。お話は次回に続く様です。
{/netabare}
~8話~
{netabare}
人同士でも長らくの間離れていると、相手の心が別れた時のままであるのか不安になるもの、ヤヒコはアベノさんのたった一言で疑念を払拭出来ました。信頼しているのだから一言答えが返ってくれば満足だったのでしょう。良い話だったと思います。

後半は鳥妖怪ジョウマツとアンモ姫の恋のお話。散々皆が苦労して心を砕いても、アンモ姫の気まぐれで結局振り出しに戻ってしまいました。ジョウマツ報われぬ‥。いっその事アンモ姫なんかうっちゃって別の相手を探した方が良いかも知れない。ジョウマツには多分無理だケド‥。

そろそろ隠世回が観たいと思ってしまいますが、次回も現世。でもモジャが出るので楽しみ。
{/netabare}
~9話~
{netabare}
今回も依頼解決のお話。依頼主の横柄さへの反応に、アベノさんとハナエ君の度量の違いが、ところどころに見えてしまうお話でした。アベノさん、これでもハナエ君と同じ16歳。経験値の違いも大いにあると思いますが、人間に対する無関心さも手伝っているのかもしれません。でもそういった厭世的な性格もハナエ君のおかげで徐々に変わりつつあります。今後の両者の成長に期待。

モノノケ庵の依頼解決のお話は今回に限らず、今のところ全て、バトルなどに寄らず言葉で解決する点に好感が持てます。隠世回は待ち遠しいけれど、モジャも頑張っていたし、満足のゆくお話でした。
{/netabare}
~10話~
{netabare}
今回は依頼のお話ではなく異変のお話。突如として巨大化したヤヒコ、その原因を探っていく内にノボウという妖怪に出会います。

ノボウさんは一つ目の案山子の様な姿の妖怪。自分と似た姿をしている本物の案山子を親しみを込めて友人と呼びます。でも相手はただの案山子、何も答えてはくれません。

私は中学生の頃にたった400円で買った肥後守ナイフを今でも身近に置いているのですが、このナイフ、すこぶる役に立つもので、工作に使えるのはもちろんの事、野菜やハーブの収穫、パンを切ったり、郵便物の梱包を解いたりと縦横無尽に活躍するのです。さすがにナイフに話しかける事はしませんが、このナイフを紛失してしまったら私は悲しむでしょう。新しいのを買えば?とかそういう問題ではないのです。何百回も研ぎ、何千回も役に立ってくれ、刻まれた思い出と共に魂の様なものがナイフに宿るのです。このナイフを見るだけで様々な事が思い出されます。それは自分の記憶を分けたもの、外部記憶装置としての性質さえ帯びてくるのです。ナイフが死ねば自分の一部も死にます。

なので私には作中のノボウさんがただの案山子を"友人"とした事、その案山子を助けられず失った時の悲しみも手に取る様に分かるのでした。でもこれはモノのみならず、人に対しても言える事です。強く愛しているものがいなくなった時、人は自分の一部を失います。また、強く愛しているものを傷付けてしまった時、深い後悔が残ります。そうなった時、その悲痛を補おうと人は癒しを求めますが、それが何であるかはひとによりけりです。人であったり、動物であったり、あるいはモノであるかも知れません。でも、もしいつまでも傷が癒されなければ心は沈んでいくものです。ノボウさんのいる泥沼みたいな所に‥。

作中では幸いな事に、ハナエ君とアベノさんがノボウさんの悲しみを補ってくれました。たった一言でも救われる、そういう事もあるのだと改めて考えさせてくれる、救いの見出せるお話でした。
{/netabare}
~11話~
{netabare}
今回の依頼人は盲目の妖怪トモリさん、モノノケ庵に代理としてやってきた猪柄嶽夕日滝翁神(いのがらたけゆうひたきおぎながみ)こと翁様の案内で、アベノさんとハナエ君はトモリさんの元を訪れます。

隠世払ってもらう事を望むものの、現世への愛着を持ち続けているトモリさん。彼女への思いやりから、ハナエ君はまたも無謀な優しさで自分の視力(妖怪を見る力だけ)をトモリさんに渡してしまいます。トモリさんはハナエ君の視力を借りる事で自らの視力を取り戻せるらしいのです。

かくして妖怪を見る力を失ったハナエ君ですが、いつまで経っても視力は戻ってきません。そんなハナエ君に対し「お前はやめろ」と冷たくはねつけるアベノさん。しかし一方で解雇は保留という言葉も‥

後半、隠世に再び足を踏み入れたアベノさんですが目的は不明、私にはハナエ君の視力を元に戻すのが目的なのではと思えました。でも戻せる保証は無いから何も言わないというのが、アベノさんなりの優しさなのかも知れません‥。

今回に引き続き次回も隠世回、ギギギの親分も再登場する様です。

毎回目まぐるしく物語が展開するのではなく、時たまにこの様な波が起きる運びというのも味わい深いものがあります。
{/netabare}
~12話~
{netabare}
現世と隠世に分かれてそれぞれに行動するアシヤ君とアベノさん、アシヤ君の行く先は禅子ちゃんのお寺、ヤヒコの力を借りて視力の回復を試みる様子。一方隠世のアベノさんは立法様との会談を経て、オタマジャクシホン(笑)によるシズクちゃんからの連絡を受けて、向かう先は亀薬堂、そこでアシヤ君を慕う妖怪たちの思いを組んで、彼らの助けを借りる形でトモリさんの居所を突き止めます。

結局のところ、事態は殆ど進展せず、間延びした感じの、内容の薄いお話という印象でした。楽しみにしていた隠世回であるだけに少し残念‥。

あとちょっと気になったのが、立法様の"じゃない?"とか"したの?"という語尾。オネエ言葉っぽく聴こえてしまい妙な違和感が‥。前回と比べて印象がかなり変わってしまいました。物腰柔らかな青年の様な、老人の様な、捉え所の無い雰囲気が浮世離れしていて、そこはかとない威厳があったのですが‥

最終回に期待したいと思います。
{/netabare}
~13話~
{netabare}
隠世回でカピバラ妖怪ゴイチダといざこざが起きた時に発現しかけた力については最後まで触れられる事はありませんでしたが、今回のお話でアシヤ君の妖怪を見る力について一定の解釈が与えられました。

誰にも見てもらえなかったモジャにとって、アシヤ君は最初に見てくれた人、これまでアシヤ君と関わってきた他の妖怪たちよりも一層深い愛情があったのでしょう。アシヤ君に見てもらえなくなったモジャの寂しい想いはアシヤ君にしっかりと伝わりました。

見てくれる人の想いが伝わって、その人の事が見えるようになるというのは妖怪話じゃなくてもありそうな事‥。素直に感動出来るお話でした。

妖怪(ほぼ)総出演、物怪庵さんの優しい人柄?もまた一つ垣間見れて、正に大団円という形できれいに下りた終幕でした。
{/netabare}

妖怪物語にありがちな活劇描写やギャグ描写などが殆ど無く、人や妖怪のもつ優しい気持ちが素直に語られる心温まる作品でした。

新たなお話の幕開けを期待したいアニメです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

66.3 3 マスコットで癒しなアニメランキング3位
メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (125)
447人が棚に入れました
モンスターの心を癒やす力を持つ癒術士の少年・ユウは、幼い頃に父から不思議な瓶をプレゼントされる。
ユウが瓶に触れると中から出てきたのは液体状の少女・メルク。
そしてユウと出会う前の記憶がないメルクは自分が何者なのか知りたいと言い、2人はさまざまな国を巡る旅に出た。
モンスター恐怖症の見習い癒術士ユウと、瓶詰め少女のメルクが引き起こす2人のコミカルファンタジー開幕!

声優・キャラクター
田村睦心、水瀬いのり、花守ゆみり、チョー

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

土朝日朝に放映したほうがよかったのでは?

 2話まで視聴。
 ゲームやらない人なので、原作とどのくらい違うのかわかりませんが、ふつうに楽しめそうです。と言っても、傑作云々と言うレベルにはならないでしょうね。昔であったら、夕方に放映されているタイプでしょうか。だから見てる人少ないのでしょうね。モフモフした魔獣好きです(笑)。

 アニメ制作している会社と、そこの社長をしている監督さんのファンなので、頑張ってほしいですね。追崎さん、自ら作画してくれないかなあ。


 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

このお話は、意外と悪くなかったりするのですよ…?

== [下記、第5話視聴終了時のレビュー: 全話視聴後の追記あり。] ==
このレビューを書いている時点では第5話まで視聴済みです。

Happy Elements(ハッピー・エレメンツ)のスマホゲーム『メルクストーリア』(メルスト)が原作らしいTVアニメ作品。ちなみにメルストを遊んだことはないのですよ。

ちなみに「無気力少年」とあるのは主人公のユウ、「瓶の中の少女」とあるのは語尾が「~なのですよ」という喋り方をするメルクのことなのですよ。

一般的に人間とモンスターの共存が難しいと考えられている世界で、モンスターを「癒す」ことで鎮静化させて人に害を及ぼさない状態にする「癒術(ゆじゅつ)」と呼ばれるものがあり、これが使える人が「癒術士」と呼ばれているようです。

ユウの家でたまたま買い取った瓶の中からメルが現れ、記憶を失っているらしいメルが自身が何者かを知るために旅に出たいというのにユウが付き合って旅立つことになり、旅商人ジャモの護衛という職を得て、仲間になったモンスターのトトも合わせた四人(?)で諸国を旅しているといった感じの冒険ファンタジーです。

旅先で問題が起きているところをユウの癒術などもあって解決し、またその旅先で出会った人(← いつも姫様のような気がする)の成長やユウ自身の成長なども絡めながらの王道ストーリーといった感じで、同じようにハピエレのゲームが原作だった『ラストピリオド』のような尖がった作風ではありません。

が、王道には王道なりの良さというものがありまして心穏やかに観られる作品になっています。10月末時点でのベスト10には入れませんでしたが、私は意外と好きですよ。

ところで予告に出てくるティティとチョチョって、誰なのですよ…?
(↑きっとゲームをやっていればわかるんだろうな(笑)!)
== [ここまで] ==

2018.12.30追記:
最終回まで、視聴終了。URAHARAほどPOPではないにしても、キャラクターデザインがちょっと独特な感じで街並みなどの背景美術も物語絵本風でアニメとしてはちょっと変わっていて、私はけっこう好きでした。

ゲーム自体が続いている以上そんなにカッチリと終わることはないのですが、それでも「一つの冒険が終わった」という感じはありました。

EDの背景は各話で巡った国々をなぞっていたのですね。あれ、けっこう良かったと思います!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

お粥みたいなアニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ソシャゲを原作にしたアニメ。しかし、ソシャゲ原作らしいイヤらしさは無かったように思います。

基本的には、数話で1つのストーリーを完結させる、短編集のようなアニメ。ホンっっとうに平和で、キッズアニメのような作品です。が、、、(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まずは良いところを。

① とてつもなく優しい世界観。モンスターを「倒す」のではなく、「癒す」という設定は素敵だった。

② 様々な世界を巡る魅力。それぞれの国によって文化や景色が異なり、主人公達と共に旅しているような楽しさがあった。

③ メルクの可愛らしさ。明るい性格で見ていてるだけで楽しくなる。水瀬いのりさんの演技も良く、「~なのですよ」という口癖も可愛らしかった。

と、それだけ良さがあるにも関わらず、なぜ☆2なのか?

それはとにかく、「退屈」だから。

予定調和、毒も刺激もないストーリー。

笑いどころがない。熱い展開がない。悲劇も感動も薄い。

ほんとに、お粥のようなアニメでしたね、しかも、塩だけの超シンプルなやつ(苦笑)

優しさが癒しを超えると、退屈に辿り着くのだな~と思いました。

もちろん、シンプルなお粥が好きな方も多いわけで、今の私には合わないというだけ。観て不愉快になることはないと思いますし、好きな方は好きだろうなと。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
世界観や空気感は好きだな。作画の悪さはまあ、目をつぶろうw ゲーム原作って感じだね。モンスターを癒すって、どんだけ素敵なんだよ(笑)

2話目 ☆2
あまりにも平和すぎて、予定調和過ぎて、ここまでくるとつまらんな。てか、なぜ、惚れる?

3話目 ☆3
笑い処がワカランナ~。仲間が集まる過程はなかなか面白い。

4話目 ☆2
なんかこう、全てが予定調和だな。癒術の難易度がワカラン。短剣の消滅と羽化の関係性。説明不足だと思うな~。

5話目 ☆2
小人の国から、古代中国風の世界観。

6話目 ☆2
なんか、18ifみたいだな。

以下は、感想書き忘れ(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

63.2 4 マスコットで癒しなアニメランキング4位
ぽてまよ(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (165)
792人が棚に入れました
ある日、森山素直が学校に連れて来た不思議な女の子「ぽてまよ」。言葉はほとんど話せないが、そのかわいさで一躍クラスの人気者に。しかし、人の心が読めるぽてまよは、密かに素直に憧れているクラスメート・夏みかんには気を許さない。そんなある日、ぽてまよと同じく不思議な女の子が現れる。巨大な鎌を持ち、無言で何でもぶった斬る恐い子だが、素直たちのクラスメート・高見盛京の作る「ぐちゅ玉」になついてしまったことから「ぐちゅ子」と名付けられる。
この物語は、そんな「ぽてまよ」と「ぐちゅ子」、そして素直たちとクラスメートとの日常を描く、ほのぼのギャグ漫画である。

声優・キャラクター
花澤香菜、辻あゆみ、喜多村英梨、川澄綾子、甲斐田裕子、釘宮理恵、時田光、岡本信彦、近藤孝行、井上喜久子
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ほにほに、ほにほに、ほにほー

御形屋はるかによる漫画を原作としたJ.C STAFF制作

の作品です。全12話、各2エピソード(ただし9話は

3エピソード、12話は1エピソード)構成となっています。

原作未読。

BDBOX発売を記念してニコニコで一挙放送されたのを視聴。


ある日、素直が学校に連れてきた不思議な女の子「ぽてまよ」は

その可愛さで一躍クラスの人気者になる。そこにぽてまよと同じ

雰囲気を持つ女の子が現れる。その女の子は高見盛京の作る

ぐちゅ玉(トリュフ)になついたことからぐちゅ子と名付けられる。

そして素直たちを取り巻く友人たちなどとの日常が展開されて

行くのだった・・・


ぽてまよって花澤さんがやっていたんですね。なんとなく聞いたこと

のある感じはしていましたが、どうも分からなかった感じでした。

たんたんと進む日常をギャグで描いた作品なのでシュールなところが

多々ある感じでした。


OPは可愛い感じでぽてまよにうまく合っている雰囲気で良かったです。

それとぽてまよの名前の由来にそんなところかよってツッコミを

入れてしまいました。


ラストにちょっとイイハナシを持って来るのかという感じでしたが

そこはただイイハナシだなぁで終わらさない感じだったので良かったと

思います。

◆個人的点数評価 74.713点

余談(ニコ生でアニメの後に放送されたBDBOX発売記念イベントのこと)

{netabare}
イベントには監督さんたちとぽてまよの花澤さんとぐちゅ子の

辻あゆみが出演していました。花澤さんが出てきてぽてまよの

セリフを言った時にうん?なんか微妙に違うかと思ってしまい

ました。似てる人っていうコメがめっちゃ流れて爆笑ものでした。

ただそれだけですw こっちは作品の中ですがモブに梶さんがいて

全然変わってないそのまんまだとなっていました(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒し系と思って見てみると・・・

謎の二頭身生物のぽてまよやぐちゅ子がとにかく可愛くてしょうがない。
花澤さんの演技も最高。ただゼーガペインのカミナギもそうだけど、この頃の声はもう出せないんだろうな・・・

最後までぽてまよたちの生態の秘密が明かされることはなかったけど、
ちょこまかと動いて愛くるしさを存分に振りまくマスコット的な役割は十分に果たしているので、文句はない。

でも単純にマスコットを愛でる癒し系アニメというわけではなく、
謎の生物をあっさりと受け入れてしまう世界観というか、脇を固めるメンツがなかなかに強烈な変態揃いで。
重度のシスコン、ガチホモ、妄想ポエマー、やたら甲高い声を発するドSお嬢様の釘宮理恵などなど。
ナレーションの井上喜久子に{netabare}「透けティクビ」{/netabare}なんて言わせてしまうところもポイント高い。

全体的にブラックなネタや下ネタも多く、しかも良識あるツッコミ役がいないので
何ともいえないシュールな雰囲気を醸し出している。
可愛さや癒しを求めて見てみると、相当面食らうんじゃないだろうかw
終盤はシリアスで感動的なエピソードもあり、演出の良さもあって不覚にも涙ぐんでしまった。

また、本筋とは独立して描かれるモブキャラ三人娘の話が相当ツボにハマった。
どことなく気怠い平和ボケな雰囲気で脈絡のない言動を垂れ流してるのが面白いし、
それをアクが強いキャラ達によるシビアなコメディ空間に時折、絶妙の間で挟んでくるので
いい感じに脱力できるというか。この作品、緩急の付け方がホント上手いんだよなぁ。
個人的にはぽてまよとかよりも、この三人娘の話の方が至高の癒しを味わえた気がしますw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おしりフリフリほにほにダンス♪ いつか笑顔の花が咲く♪  【ねこ's満足度:82pts】

ある日森山家の冷蔵庫から出てきた不思議な生物。
パン好きな主人公・素直はその生き物に”ぽてまよ”と名付けます(ポテマヨ味から命名)。
そんな”ぽてまよ”と個性的すぎるキャラたちによる日常を描いた、なごみ系コメディです。

基本はほのぼのテイスト。
ぽてまよ&その同種(?)のぐちゅ子の可愛さはまさに反則級で、
この二匹(?)を観られるだけでも十分この作品の価値はあります。 ほにほにぃ♪(cv花澤香菜)

ところがこの作品、なか②奥が深いというか、ただのキャラ萌えアニメではありません。

まずは、ひとクセもふたクセもあるキャラクター。
主人公の素直は勿論、妄想少女に重度のシスコン弟、チアリーダーな男子に、ホモ男くん。
さらにはドSで毒舌なお嬢様など、萌え系とは思えないほどの濃いメンツが揃っています。
(ちなみにくぎゅの「バカ犬」はこの作品でも聞けます。超高音ボイスですけどw)
ギャグに関しても、結構シュールで下ネタも普通に投下。
その穏やかな作風とは裏腹に、意外と大人向けな作品といった印象です。

一方で、たまに挟んでくる心温まるいい話。
主に素直とその父親、または亡くなった母親とのエピソードだったりするんですが、
口数少ない素直だからこそ生きる絶妙の”間”が、その暖かさにより拍車を掛けてる気がします。

アナタはぽて派?それともぐちゅ子派?{netabare}わたしはぐちゅ子の妹?派(笑){/netabare}
癒しも萌えも、笑いも涙も兼ね備えたハートフルな良質アニメです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29
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