ブラックユーモアで笑いなおすすめアニメランキング 19

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのブラックユーモアで笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番のブラックユーモアで笑いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.8 1 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング1位
人類は衰退しました(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2335)
11720人が棚に入れました
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は”妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の”調停官”となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだわたしは、さっそく妖精さんたちに挨拶に出向いたのですが……。

声優・キャラクター
中原麻衣、石塚運昇
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

[追記あり]不条理ギャグとブラックユーモアが詰まったSF童話(原作ファンによる解説付)

原作は田中ロミオのライトノベル
田中ロミオはかつては山田一という名義で
アダルトゲームのシナリオライターをされていた方だと言われています

私はアダルトゲームは大分昔に卒業してしまったので
最近の事情はさっぱり分かりませんが
彼のデビュー作である『加奈 〜いもうと〜』
その少しあとに出た『家族計画』
の二つは友人の勧めでプレイしています
もう10年以上前の話なので記憶も不確かですが
どちらもどちらもシナリオに関しては高い評価をつけられる作品だったように記憶しています
原作者が7巻あとがきで「ファンが中年男性ばかり」
なんてネタにしていましたがこの辺に原因があるのでしょうね

まぁしかしそれらとはちょっと毛色が違う作品なのが
この「人類は衰退しました」です

科学文明は衰退の一途を辿り
もはや人類の滅亡は秒読みに入っている
そんな退廃的な世界設定とは裏腹に
不条理ギャグで展開されるようせいさんワールド
童話のようなほのぼのとした一面を見せたかと思えば
次の瞬間には風刺の効いたブラックユーモアが炸裂する
このジェットコースターのような目まぐるしい物語の起伏から
振り落とされずについていけさえすれば
このアニメを楽しむことができると思います
ただしアニメの方はいろいろ端折っていたり
時系列がめちゃくちゃだったりするので
無用な混乱を避けるためにも
原作で予習しておくといいかもしれませんね

以下原作ファンによる各話補足です
原作未読かつアニメ未視聴な方は対象外
無駄に長いので時間の無い方にもおすすめしません
{netabare}
episode.01&02 妖精さんの、ひみつのこうじょう
{netabare}
4巻前半エピソード

エピソードの順番変更には賛否両論ありますが
これを先頭に持ってきたこと自体は正解だったと思っています
最近のアニメは最初の数話で視聴者の心をがっちりつかまなくてはいけません
原作通りに「妖精さんたちの ちきゅう」
を先頭に持ってきていたら
あまりに地味すぎて見向きもされなかったでしょう
そういう意味でアニメの掴みとしては
チキンの反乱や食パンの自害など
シュールで強烈なインパクトがあるこの話
アリだったんじゃないでしょうか?

1~2話のテーマは食糧生産と生命倫理
人間を含めて動物というものは
基本的に他の生き物を食べないと生きていけません
海外ではでは食事の際に神に感謝し祈りを捧げたりしますが
日本では古来より食べる相手に対して
命を譲り受けることに感謝の意を表してきました
「いただきます」というのはつまり「お命頂戴します」という意味です
しかし、その命を分け与えてもらうという感覚は
食品が加工された状態で手に入ることが当たり前の現代では
ついぞ忘れてしまいがちなものですね

1話の冒頭で「食べる」=「殺す」の方程式を
まざまざと思いだす事になった「わたし」ちゃん
調査のために向かった食品工場では
責任者たちさえその工程を知りません
そこで起こっていたのは
人間に食べられるために生み出された
すなわち殺されるために生み出された者たちの反乱でした
しかし、運命への反乱を企てた彼らでしたが
抵抗むなしく結局は人間の糧となってしまうのでありました

ちなみに調理の手間を省くために
品種改良で羽根の無い鶏を作るという計画は
既に 実 現 し て い る という事を
皆さんはご存知でしょうか?
興味のある方はこちらをどうぞ
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52076503.html
{/netabare}
episode.03&04 妖精さんたちの、さぶかる
{netabare}
6巻後半エピソード

テーマは娯楽作品の在り方

「Y」が発掘されたマンガをもとにBL同類誌を発行
それが世界レベルで伝播していって
クスノキの里にて大規模な即売会が開かれるに至る
何がすごいかってここまで大事になっているのに
この段階ではまだようせいさんが全く関与していないこと
「Y」・・・おそろしい子・・・

漫画の世界に囚われてからは
人気至上主義のサバイバルゲーム
露骨に実在の作品をにおわせるような風刺や
作品の人気とと本質的な面白さの乖離についての議論など
ある種の業界批判に近いものもあるので
割ときわどいネタだったように思います

2番目のエピソードとしてこれを持ってきた理由は
制作サイドの中でこのお話の評価が高かったからではないでしょうか?
このお話のテーマはアニメ業界にも通じるところが多々あると思うんですね
原作と放送順を変えてきたことだって
「Y」がやった場当たり的な人気取りの手法と紙一重だと思いますし
実際にアニメ制作にかかわっているような人であれば
この話にはいろいろと思うところがあったのでしょう

ちなみに原作だとその後も里では即売会が続き
「わたし」もこっそりサークル参加を試みるのですが
断片データとして発掘された古典文学の抄訳集
なんてニッチなものをを出品した挙句
「Y」に見つかって上から目線でバカにされ
売れ行きも散々という落ちがつきます
{/netabare}
episode.05&06 妖精さんの、おさとがえり
{netabare}
3巻エピソード

他の巻は1巻2話構成になっていますが
この巻だけは1巻1話構成になっている長編です
他の話と同じ密度でやろうとすれば4話必要になる計算
それを2話で強引にまとめた結果・・・大惨事

つぎはぎだらけのアニメ版「おさとがえり」
テーマもぶれていてよくわかりません
本来は2巻後半で初めて登場した「助手さん」と「わたし」
が、大冒険の末に絆を作っていくお話であり
P子とO太郎を巻き込んで(というより捲き込まれて?)
ドタバタ話がとんでもない方向に進んでいくのを楽しむ作品だったはず

ようせいさんまぬある(マニュアル)に説明されていた通り
一時的なようせいさん不在により
どんなに破天荒でも絶対安全な不条理ギャグモードから
生命の危険に満ちたシリアスモードに突入
ようせいさんの加護の無い状態で遭難した二人は
古代遺跡の中を彷徨うも一向に出口は見つからず
次第にに水と食料は底をつき
ついには二人の気力と体力も尽き果てて・・・

というあたりの描写はほとんどカットに近いレベルで
かる~く流されていましたね
こうなるとまぬあるが出てきた意味がほとんどないですね
まぁ「じかんかつようじゅつ」より先に放送しているので
「助手さん」との交流のお話は大幅カットなんでしょうね
正直この順番で放送する意味がまるで理解できないです

後半の怪獣大決戦はアニメにすると絵になるシーンなのはわかりますが
そこだけに力入れてもらっても
そこに至るまでの過程による盛り上がりがないので
ちっとも面白くなかったですね
ラストのP子&O太郎の正体とその後の話も尺不足の中に
無理やり突っ込んだだけという感じで
本当にひどい回になってしまいました
{/netabare}
episode.07&08 妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ
{netabare}
2巻後半エピソード

本来は助手さん初登場のはずのエピソード
つまり読者も「助手さん」について全く知らない状態から始まり
不確実で不明瞭な存在だった助手さんを
「わたし」たちの妄想と願望を練り合わせて
「わたし」好みのショタっ子に染め上げるお話のはずです
つまり助手さんは謎の新キャラでないと意味がありません
このエピソードがアニメ中盤に持ってこられている時点で
もはや話の骨組みが半壊状態ですね

しかしこの不明瞭で不確実な人間というのは
活字で表す分には簡単ですが
アニメでは表現が難しかったのかもしれません
アニメは小説よりも情報が多すぎるのです
それはこの話以外でも随所で問題を起こしています
このシリーズはいわゆる叙述トリックのようなものが
小ネタとっしてちょこちょこ仕込まれていたりします
「ひみつのおちゃかい」におけるクリケットなんかもそうですね
映像化してしまったら身も蓋もないようなものは
アニメスタッフとしても手に余るものだったのでしょう

今回の話でも、もう一つ映像化がうまくいかなかった部分がありました
森の中で「わたし」が「わたし」に遭遇するシーンですが
原作では「わたし」は最初相手のことに気が付いておらず
面識のない女性という表現になっています
そりゃまぁ面識はないですわな
しかし同じ時間を繰り返していくうちに
どうも目の前の相手が自分であることに勘付いていきます
そしてお茶会で助手さんについての噂話を終え
タイムスリップする直前になって
同世代だと思っていた自分の話し相手が品のいい老婆であり、
周りの「わたし」たちの年齢もまちまちであることに気が付いたところで
バナナでスリップしてタイムスリップ

そしてそのあと、ようせいさんから最新型のバナナを受け取るのですが
ようせいさんの説明によると
「ずれなくなりました」
「あと、ちゃんともとのもどるです。ちょーおっけーです」
「ずっとおめしあがりいただけます」
後日事務所の外にバナナの木が植えられているのが見つかります
そのバナナを食べると転んでしまうのですが
怪我をすることも意識が途切れるようなこともありません
バナナは食べても食べても次の日には実をつけています
転んでしまうことにさえ目を瞑れば
つまり一生食べ放題なわけですね

さて…助手さんついて噂をしていた「わたし」たちですが
アニメのように事件前後の「わたし」を集めたのか
小説のように一生分の「わたし」を集めてきたのかで
その噂話の意味合いというか重みが全く変わってくる気がしませんか?
だって「たまには」「大胆?」ですよ?
{/netabare}
episode.09 妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ
{netabare}
4巻後半エピソード

原作で3本の指に入る良エピソードだと思います
なのになぜか今までと違って1話構成
2話使ってもっとしっかり作ってほしかった
...というようなような気もしますが
一気に盛り上がって一気に終息を迎える
あの何とも言えないお祭り感は
一話の中にギュッと凝縮して詰め込んだ方が
上手く表現できるのかもしれませんね

この話のテーマは文明の発達と衰退
どうやら人口の爆発が社会の歪みを生むのは
人間だけでなくようせいさんも同じだった様子
愛くるしいようせいさんの口から飛び出した
「おめーのせき、ねーです?」の衝撃といったら!
そうやってコミュニティからはじかれた者たちが
新天地で新しい文化の華を咲かせていくというのは
出エジプトやら西部開拓やら
人類史でも多々見られることですね

ようせいさんの逞しいフロンティア精神(?)のおかげで
何もない不自由な暮らしが
何も不自由ない暮らしに早変わり
しかしここで重要なシーンが一つカットされているのが
どうも納得いかないんですよねぇ

それは、すっかり女王様気取りの「わたし」のところに
臣下のようせいさんたちが発電所の建設許可をもらいに来た時のことです

以下原作より抜粋
「してその方ら、使い道は置いておくとしても、いかような方式で発電するのかね?」
ちょっとロイヤルに話してみました。
目をそらしながら、監督さんが答えます。
「げんしはつでん」
「原始的な発電だから?」
こっくりと妖精さんはうなづきます。
「原子力発電なんて言い出したらロイヤルにとめてましたよ」
妖精さんたちは口々に囁きあいます。
「やばかたっ」「げんしりょくやばかたな!」「やらんでよかた」「あれかんたんだから」「でもばっちいです?」「んだ」「よごれるです」「かくぶんれつはなー」「おもしろさてきにも、どらいあいすのほうがうえだ」「どらいあいす、にえゆにぶちこむです」
やばかったらしい……。
「原始的な発電。結構じゃないですか。あなたたちはもっと素朴であることの美徳を学ぶべきですね」
「はー」

このエピソードの核心部分の一つといっても過言ではない一節
よりにもよってここを切り捨てやがりますか・・・
大人の事情だか何だか知らないけど
ここをカットしちゃうような連中には
このさくひんにかかわるしかく、ねーです?
{/netabare}
episode.10 妖精さんたちの、ちきゅう
{netabare}
1巻前半エピソード
ようせいさんたちと「わたし」との邂逅を描いたシリーズ第一作
アニメ1話目に持ってくるには地味すぎですね
地味すぎて話が膨らみません・・・ハイ
{/netabare}
episode.11&12 妖精さんの、ひみつのおちゃかい
{netabare}
5巻前半エピソード

原作でもアニメ版でも一番好きなエピソードです
ラストはきっとこの話で〆るのだろう
という予感はしていました
なぜならOPの最後にほんの少しだけ
のばら会のメンバーが映っていたからです
個人的にはラストにこれを持ってきて
他の回よりいろいろ力を入れてあるというだけで
このアニメ化に満足です

ただし、気になるところがないわけではありません
いくつか納得のいかない部分はありました

一つ目は時間的な都合だと思いますが
のばら会の活動がだいぶカットだれているおかげで
彼女らの持っている二面性のうち裏の部分だけが強調されてしまっている点
せめて〈花先輩〉と〈魔女先輩〉の卒業シーンくらい
もう少しちゃんとやってほしかったなぁ
留め絵二枚って・・・

二つ目はおそらく話を簡単にするためでしょうか?
本来なら冒頭にあるはずのようせいさんの町内会旅行の話を丸々カット
卒業直前の壊れかけたRYOBO230rのセリフ
「その後、ご学友はできたでしょうか」
「これからもあなたに、妖精の加護があり続けますように」
もバッサリと削除
さらにRYOBO230rから出てきたようせいさんが一人に変更
物語全体の意味合いがだいぶ変わってきちゃいますがいいんですかね?
あの終わらせ方で「ついしょうめつ」の補足もなしとなれば
「わたし」はようせいさんの言うところのロボットの魂を理解できず
妖精のお茶会は結局見つからなかった
というようにしか受け取れないと思うんですが・・・
話をシンプルにしようとして逆に謎だらけになっているような気がします
原作未読の方はあの話を理解出来たのでしょうか?
{/netabare}
時系列を弄ったのが成功だったのか失敗だったのか
なんとも微妙なところだと思いますね
順番を弄る必要はあったが
結果的に出来上がった放送順にも問題があった
といったところでしょうか?
個人的には「ひみつのこうじょう」のインパクトで客を集めたら
「ちきゅう」から初めて時系列順に展開がベストだった
という気がしてなりません
あと妖精さんの いちにちいちじかんは入れてほしかったなぁ・・・{/netabare}

追記

長い沈黙を破りついに出た最新刊はまさかの最終巻
人退原作完結いたしました
完結はしたもののこれからも短編集を出していくという事なので
それ今までと大差ないんじゃ・・・
という気もいたしますが
一つのSF作品としてしっかりと区切りとオチをつけたことは評価したいです
これまでのお話の意味が根底から変わってしまうという意味で猿の惑星並の衝撃でした
彼らの正体、人類の末期、そして・・・
つまりは{netabare}人類は衰退しました{/netabare}ってことだったんですね!

おまけ

春にBOX化されてだいぶお安くなったので
そのBOXよりさらに安い値段になった初回盤6巻セットを入手
まぁ朗読CDより特典小説のほうが欲しかったし?
でもってそこに入っていたアレにも解説を入れておきましょう

特典映像 人間さんの、じゃくにくきょうしょく
{netabare}
2巻前半エピソード

一話2分の6話構成で
本当にあらすじだけをなぞったような作品
まぁ円盤買うような人が小説持ってないわけがないので
本当にファン向けのオマケ程度の代物です
アニメだけではストーリーをぼんやりと追うのが限界で
人退らしい風刺部分などもかなり抜けています

原作未読の方に向けて説明して何とかなるレベルではないので
原作既読で特典映像を見ていない方向けのキャスト情報
白イタチ:中尾隆聖
妖精:緒方恵美
つまりフリーザ様に襲撃されてシンジ君に救出されるわけですよ!
本編では全く出ていない二人の大物声優が
なんでこんなところに贅沢に使われているんだかw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 47
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

12話鑑賞。一応総評的なものも。

原作未読。
原作では背景とか細かい部分、どう書かれているんでしょうか。元を作った人が凄いのか、それを映像化した人が凄いのか。原作への興味が尽きないタイトルではあります(読む時間ありませんがw)。

総評的なものとしましては
・所々に散りばめられた「黒い笑い」が何よりツボでした。
・それに対を為すかのような妖精さんの可愛らしさ、どこかマッタリ感じられる画が良い味でした。
・ツッコミたいポイントを的確かつ冷静?に口にしてくれる「わたし」ちゃんに大いに笑わせてもらいました。
・個人的には「ひみつこうじょう」「さぶかる」「ひょうりゅうせいかつ」「ちきゅう」「おちゃかい」の回が好きです。

{netabare}
12話鑑賞後---------------
Yさんとの関係の深化と「お茶会メンバー」との関係の変化が主なお話だったでしょうか。
「お茶会メンバー」につきましては・・・うん、怖いw 半ば狂気ともいえる執着っぷりで。廃校になるまでよく上手く付き合い切った(表現悪いですが)ものだと。

妖精さん(11話から出てた)と寮母ロボの件は、もう一度通して観てみないとコメントし辛いですね。

11~12話も面白かったですが、一応最終回という立場上なのか、勝手に自分がそう期待していただけなのか、今一つオチが弱かったかな?とも。

11話鑑賞後---------------
10話より更に過去へ。幼少期?少女時代?
Yさんの登場が早くてちょっと意外でした。

登場時の「わたし」は暗いといいますか達観してるといいますか、そんな印象でした。それも表向き?のようで終盤には違った面が見えるようには感じました。基本的には黒くて明るい娘さんかとw

白くて角ばってるサンドウイッチはダメで、白い角砂糖は可と・・・。幸せの白い粉~。

10話鑑賞後---------------
このところ時系列的に逆流しているような展開ですね。
「わたし」がクスノキの里に来た頃のお話のようです。

9話では技術力・進化速度などの面がクローズアップされていた気がしますが、10話ではもう少し妖精さんの根本的なところに焦点が当たっていたように思います。

前任者の手記(?)が、あからさまにバイオハ(略w
相変わらず食べ物の素材は謎なんですね。

今回は神様扱い。以前似たネタあったような?と思ったら、その時は女王様扱いでした。
毎度毎度、妙なカリスマを発揮なさる女性だw

ナカタさんはこの時からナカタさんなんですね。どこら辺が日系っぽいのか謎ですがw

9話鑑賞後----------------
ずいぶんとテンションの低い妖精さんからスタートだな~と思ったら、後半に進むにつれて恐ろしいほどの展開にw

というか文明の発達速度が尋常じゃないw 何も無いところからあそこまで発展するのに1ケタ日数とは。

今までも色々やらかしてくれた妖精さんですが、今回は彼らの怖さがよ~く感じられたと思います。

そして相変わらず「わたし」ちゃんは神経が太いといいますか動じないといいますか・・・w

7~8話鑑賞後-------------
え~と、助手さんとのファーストコンタクトのお話ということで。

8話観てないと、一体何周目なのか、どう展開しているのかサッパリでw いえ、正直に言えば、時計の件とか時間が微妙にズレていたりする辺りとか理解できていなかったり。

おじいさん・・・「チャリをとりにいく」って、「チャリオット」かよ!?とw 思わず画面にツッコんでしまいました。


5~6話鑑賞後-------------
ここ2話は・・・今一つ話の方向性がよくわからず。のでコメントできずにいましたw 6話まで観た今でも・・・よくわかってません。

相変わらずツッコミたい所は多数。心でツッコむと、ちゃんと「わたし」がリアルにツッコんでくれるので、快適w

1話でのベリーショート以下の髪型は、ココからだったんですね。
・・・あれ? では、「同類誌」の話は何処に入るんでしょうか?
原作読めばいいんでしょうが・・・やっぱり時間足りませんw

4話鑑賞後----------------
絵描きでも物書きでもない身なので、コメントがしづらいw

いえ楽しかったです。
色々台無しな展開だったようにも思いますがw
「引き」だけで点数稼ぎてw

稼業(家業)を継ぐ呪いというのは、「わたし」だけに降りかかる物だったんでしょうか? Yさんとか助手さんは?

妖精さん方、編集作業ご苦労様でした。

3話鑑賞後----------------
確かにいきなり白背景では、状況が不明ですがw それにしても前振りが長いw

雪の上で車を意のままに操り現れたYさん・・・てか本当に「Y」なんですね~。
で中の人は沢城さん。
そして何故か話は「同類誌」(個人的にですが同類誌って響きは微妙に感じ悪いw)の話へ・・・。
・・・あれ?絵は違うのに話の流れと声のせいか、軽くデジャヴといいますか、別のキャラが頭にw

一応電気は通っているんですね~w コピー機動かせるのか不安でした。

キャスト・スタッフロール内に山本麻里安さんの名前を見つけて、ビックリしました(1話だったか2だったかの絵本のナレーション(川村さん)にも驚きました)。

次回はどうお話が展開するのか・・・全く読めませんw(次回予告がないのもありましょうが)

2話鑑賞後----------------
いや~今週も黒くて良かったです。

意訳~翻訳(意訳)眼鏡(字幕かよとw)辺りのコンボはかなりツボでした。
髪の毛のオチもw

といいますか随所にネタが仕込まれすぎ。そして先が読めない。で黒い。いい感じで楽しめてます。

裏の番組(DOGDAYS2期)との競争は・・・結局両方録る、両方観る。そんな方向で決着しました。

1話鑑賞後----------------
意外にもストライクゾーンな作品で、困っております。
冒頭の鶏をしめる話から満遍なく、どちらかというと「シュール」といいますか「黒い」といいますか、そんなネタを淡々とこなしていく様を個人的に評価しています。
元々黒めなジョークやギャグが好きなので・・・。

それでも2話からは時間がカブるため、どうしたものかと。
録るには録れますが、HDDの容量が・・・。
これなら観なかった方が良かったのかも?ともw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
ネタバレ

moaimoai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

好き嫌いというより興味深い作品

全12話
ライトノベル(全10巻)原作 未読

科学が進んだ(終焉した)未来の社会を舞台とする、ファンタジー溢れるお話(メルヘンチックなSFモノ)。
基本的には、主人公が語り部として自身の経験を物語っていく。一種の私小説形式

"物語の展開"・"キャラデザインをはじめとする画"など、作品の表層は穏やかな癒しの雰囲気。
だが本作品の本質は節々に散りばめられた毒素溢れるブラックユーモアにある

原作者がSF好きのようで(資料を見た主観です)、パロディ・オマージュの多さも特徴

『Angel Beats!』など多くの人気作品を手がけた岸誠二さんが監督

一部覗き二話(前・後編)構成で展開


■さくっとあらすじ

物質文明が終焉を迎え、人類は2種類に

「旧人類」…主人公をはじめとする人間のこと

「新人類」…"妖精さん"と呼ばれ、旧人類よりも遥かに高度な文明をもつ。見た目・言動はとかく可愛い(笑)
背丈が10cmほどでエルフのマスコット?的な愛らしさ。
但し、妖精さんを目撃する旧人類は極めて少ない

主人公は妖精さんと旧人類との関係を取り持つ役目「調停官」として、妖精さん達が原因?の奇妙な出来事に巻き込まれていく…


■感想

不思議な作品でした

『電波女と青春男』の視聴後と似たような感覚。笑

一見、言動が穏やかでわかりやすい毒素は弱い印象がありましたが、

1話ごとに考察していくと、際どい風刺やテーマ自体がブラックユーモアだったりと

風刺やテーマの考え方はともかく、単純な好き嫌いとは違う興味深い作品でした


ただ本作品
「過去」と「現在?」の時系列が混合しており、特に初回は何の説明もないまま展開されるので、まあまあの困惑フェイスに…笑

※"時系列シャッフル"(原作とアニメ版は時系列が異なる)についてアニメ製作サイドは
「インパクトのあるお話を最初に」のもと、より印象に残る順番で見てもらえたら。とのこと


●第1、2話「妖精さんの、ひみつのこうじょう」

正直初回視聴時の印象は、ローテンポで主人公の毒素も痛烈な類ではなく"本音にそこそこの知識を足しただけ"
と、ブラックユーモアに強烈な毒素を求める末期の中毒者としては「…寝そうだ…ぜ…zzZ」ヘタリア寸前。笑

しかし3話のY(声:沢城みゆきさん)登場で萌え豚は悶え苦しむことに…笑

後後でテーマを考察すると
{netabare}「食糧と生命」という、銀匙の豚エピソードと似ているようで
こちらはより風刺寄り{/netabare}

本作はこうした{netabare}根底にあるブラックユーモア{/netabare}が興味をひきます


●Yが登場した第3、4話 「妖精さんたちの、さぶかる」

{netabare}サブカル(同人誌)の歴史を、例えば「まんがで読破」シリーズで論語を学ぶかのごとくわかりやすく表現されてて面白かったです。

それでいて人気と面白さの不条理など、際どい風刺も根底にしっかりとあります。笑

それにしても漫画をコマの中、真っ白な世界から作っていく展開にワクワクしちゃいました。笑{/netabare}

この回から、主人公のブラックユーモアが「本音」というより「本質」ベースなんだなと理解し始め一気に観やすくなりました


●第5、6話 「妖精さんの、おさとがえり」

{netabare}水樹奈々さんと檜山修之さんのオンエアバトルw

ロボットの倫理はSFの話から、最近は現実でも議論になってますよね
{/netabare}


●第7、8話 「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」

{netabare}エンドレスエイトのトラウマ(全視聴した時間、プライスレス)が蘇るタイムパラドックス展開

あれだけ犬がサブリミナルされると最後のオチは自然と予想…笑

初見だけでは理解に苦しむ内容

でもシュタゲよろしくSFモノとしては王道で、「時間改変は心地良いもの?」という問いにおいては、
「不明確」というキーワードは、"理解・認識出来ないもの・ことの不気味さ"
もっと言えば「人智の及ばぬ領域への恐れ」も感じられました。{/netabare}


●第9話 「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」

{netabare}「物質文明のディストピア」というブラックユーモア(笑)

メッセージ性の強弱で意見が別れるかもしれませんが、表層が愛くるしい"癒し"の妖精さんとお嬢さんなので
個人的には笑って観れました。笑

麻薬表現の毒素はツボ…笑{/netabare}


●第10話 「妖精さんたちの、ちきゅう」

{netabare}「あれ?これが初回っぽくねえか?」と感じ調べると
やはり原作第一巻の内容。笑

登場人物など(妖精さんは相当数出るが)情報量が限られており、わかりやすさではこちらが初回向け(原作では初回なんだから当然。笑)

ただ、アニメ版初回が説明されないまま展開されたことで疑問が多々浮かび
その問いを各話で自分なりの答えに咀嚼していったことで作品にそれとなく思い入れが育まれ
妖精さんの愛くるしさがより引き立って感じれました。笑{/netabare}


●第11、12話(最終話) 「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」

{netabare}不覚にも胸がキュッとなる終わり方…泣

作品を通じてドライな印象の主人公の内面描写が、喜怒哀楽鮮やかに表現されていました

また、他登場人物の、特に巻き髪のヤンデレ具合は予想していたとはいえウケました(巻き髪は攻め担当)。笑


古い宿舎でボロボロの旧型ロボットに独り言を語る日々…

でも、独りじゃなかったんだ

寄り添う思いやり


涙は流さなかったけれども、胸がキュッとなる締めでした{/netabare}



とまあ、総括するとめちゃくちゃ面白い!!!!

という作品ではなかったのですが、

単純でわかりやすい表現ではなく

各話の舞台やテーマそのものがブラックユーモア

謎解きはディナーの後でではないですが、

問題定義としては興味深い

そんな不思議な魅力のある作品でした


以上
EDからあずまんのOP連想する
かぐら・Y押しのとあるショートカット愛好家がお送りしました

ご静聴ありがとうございました♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

76.3 2 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング2位
よんでますよ、アザゼルさん。(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1280)
6850人が棚に入れました
芥辺探偵事務所で働く女子大生・佐隈りん子。彼女は雇い主である芥辺に素質を見出され、助手として依頼をこなしてい くうちに、悪魔探偵」という芥辺の裏の顔を知ることになる。ある日、「夫と浮気相手を別れさせて欲しい」という妻からの依頼を受け、芥辺がグリモアという魔術書を使い魔界から召 喚したのは、とんでもなく下品な悪魔・アザゼル。イケニエと引 き換えに、依頼に向かったアザゼルだったが、事態は思わぬ 方向に…!?役に立ちそうで立たない個性豊かな悪魔たちと佐隈の騒がしい日々は今日も続いて行く…。

声優・キャラクター
小野坂昌也、佐藤利奈、浪川大輔、神谷浩史、中井和哉、小林ゆう、白石涼子、玄田哲章
ネタバレ

スガル72 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

宗教上のアザゼルについての解説でも

【よんでますよ、アザゼルさん。】は15分アニメなのに、毎回とても内容が濃いです。
間のとり方がすごく上手いので、15分で内容が濃いのに詰め込み過ぎの感じがしません。
作画も遊びの部分に気合が入っていて、特にイチゴの魔法少女の劇中劇アニメ【ストロベリーマジック】の出来は格別です。
アニメの制作スタッフにも敬意を評しますが、声優さんにも敬意を表します。
皆照れもせず、最高の演技を見せてくれます。

【よんでますよ、アザゼルさん。】の内容は、過激で下品なブラックユーモアに溢れているのに、主要キャラが魅力的なので嫌悪感を感じませんでした。
この作品は、神も天使も、人類も、悪魔も、等しく冒涜しているので、ある意味非常に平等な物語です。
ただ、その内容ゆえに、熱心なキリスト教国でテレビ放映が行われる可能性はきわめて低いのではないかと思います。
これは【聖☆おにいさん】が、神も天使も、人類も、悪魔も、仏陀も、等しく愛すべき存在として描いているのと対極にあるのではないかと感じます。

{netabare}【よんでますよ、アザゼルさん。】では神が普通にシモネタを披露します。
天使も悪魔も人類も、基本嫌な奴だらけです。{/netabare}
それでもこれは魅力的なアニメ作品でした。


あと私は宗教とか宗教団体には興味ないんですが、若い頃読書は好きだったので、聖書とか、カバラとか、錬金術書とか、仏典とか、道家の書とか、ウパニシャッドとか、有名どころの聖典類も少しは読んでいました。
なので最後に、メジャーなベルゼブブやルシファーに対していまいちマイナーな、宗教上のアザゼルについての解説でも書いてみようと思います。

アザゼルが直接言及される正統的な資料は、旧約聖書のレビ記です。
しかし旧約聖書を全部読んでみたんですが、そこではアザゼルの背景には一切触れられていません。
当時は当然知られていたので、改めて説明する必要がなかったんでしょうね。
旧約聖書レビ記では、神はモーセの兄である祭司アロンに、アロンが契約の箱(後の失われたアーク)に近づいて死なないように、二頭の雄山羊を用意するように命じます。

『アロンは二匹の雄山羊についてくじを引き、一匹を主のもの、他の一匹をアザゼルのものと決める。アロンはくじで主のものに決まった雄山羊を贖罪の献げ物に用いる。くじでアザゼルのものに決まった雄山羊は、生きたまま主の御前に留めておき、贖いの儀式を行い、荒れ野のアザゼルのもとへ追いやるためのものとする(レビ記16.8)』

この贖罪の儀式を記念として、イスラエル民族は毎年第七の月の十日に、アザゼルへの雄山羊を用いた贖いの儀式を行うことになりました。
現在は聖書の正典に含まれていないエノク書(1~2世紀頃成立)では、アザゼルは堕天使=悪魔のリーダーの一人として描かれます。
この堕天使達はエグリゴリと呼ばれ、200人の集団の中に、20人のリーダーがいました。
書名に用いられるエノクとは、アダムの7代目の子孫でノアの四代前の先祖ですが、旧約聖書の創世記では、「エノクが365年生きた後、神が取られた」とだけあるので、生きたまま神に連れて行かれたと信じられていました。
そのエノクのその後を描いたのがエノク書です。
エノク書によればアザゼル達の率いる天使の集団は、人間の女が美しいのを見てそれを妻にするために地上に降り、人類に知識と文明を与えたために、神と敵対して堕天使になったそうです。
このアザゼル達と人間の女との間に生まれたのが、ネフィリムと呼ばれる巨人族でした。
そして神がこのネフィリム達を滅ぼそうとして、ノアの洪水を起こしました。
以上はエノク書の説です。

そしてこのネフィリムの子孫達とユダヤ民族とは、ユダヤ民族のカナン(パレスティナ)侵入のときに敵対することになります。
創世記の中で、アブラハムはヘテ人(ヒッタイト)から、ヘブロンにあったマクペラの洞窟を購入しましたが、このヘブロンは、出エジプト後のヘブライ民族のカナン(パレスティナ)侵入後に、ユダ族(ヘブライ民族の一支族でユダヤの語源)の侵略を受けます。
そのときヘブロンに暮らしヘブライ民族と戦ったのは、創世記のノアの洪水以前に登場する、神の子達と人間の女達との間に生まれた、ネフィリムと呼ばれた英雄たちの子孫でした。

彼らは巨人族で、ヘブロンの土地も元々は、ネフィリムの伝説的英雄アルバの名にちなみ、キルヤト・アルバと呼ばれていました。
この神の子の子孫であり、ヘブライ民族に滅ぼされたネフィリムの子孫の住んでいた土地は、アシュタロト(中東の金星の女神。バビロニアではイシュタルと発音)や、デビルという名で、後に悪魔のことを指す語になりました。
ヘブライ民族に敵対した神の子の子孫ですから。

『サラは、カナン地方のキルヤト・アルバ、すなわちヘブロンで死んだ(創世記23.2)』

『神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった(創世記6.2-4)』

『我々が見た民は皆、巨人だった。そこで我々が見たのは、ネフィリムなのだ。アナク人はネフィリムの出なのだ(民数記13.32)』

『ヘブロンはかつてキルヤト・アルバと呼ばれていたが、それはアナク人の中で最も偉大な人物アルバの名によるものであった(ヨシュア記14.15)』

『アシュタロトに住むバシャンの王オグ(申命記1.4)』

『バシャンの王オグはレファイム人の生き残りであった。
彼の棺は鉄で出来ており、基準のアンマで長さ九アンマ(4m5㎝)、幅四アンマ(1m80㎝)もあった(申命記3.11)』

『そこにはエミム人が住んでいた。
強力で数も多く、アナク人のように背の高い民であった。
彼らもアナク人同様に、レファイム人と見なされている(申命記2.10)』

『ヨシュアは攻め込んでアナク人を山地、ヘブロン、デビル、アナブから、ユダの山地及びイスラエルの山地から一掃した。
ヨシュアは彼らをその町もろとも滅ぼし尽くしたのである(ヨシュア記11.21)』

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【制作】
Production I.G
【CV】
芥辺 - 浪川大輔
佐隈りん子 - 佐藤利奈
アザゼル篤史 - 小野坂昌也
ベルゼブブ優一 - 神谷浩史
サラマンダー公威 - 中井和哉
アンダイン恵 - 小林ゆう
モロク義伸 - 玄田哲章
{netabare}
※なんつか…ヒドぃ作品。いい意味でねw
1話目から国民的アニメの主人公をパロディ化してみたり、なにと戦ってるんだw
エロ、グロ多し。なのに笑えちゃうのは人間界における悪魔の姿がコミカルになってるからなのかな?
内容的に好き嫌いは分かれちゃうと思うけど、おいらは凄く好きな作品です。

余談だけど最初の依頼で不倫問題の解決策として(ムダに)依頼人を巨乳化した際のやりとり…
アザゼル「だって巨乳は万国共通、男の大好物ですやんか!」
芥辺「残飯にキャビアかけても残飯だろうが!」
…はアニメ史に残すべき名言だと思う。
{/netabare}
こっから先はネタをネタとして受け止められるっちゅう人間、それか悪魔しか読んだらあかんで。(cv小野坂昌也
{netabare}
『アザゼルさんは大阪民国の住人だ!』

※あらかじめ言っておきますが、この項は筆者がアンサイクロペディアの大阪民国(ダイハンミンコク)の項「のみ」を読んで書いた物であり、真実とは違う点が「多少」あるという事を留意して読み進めて下さい。


【言語からの推察】
アザゼル氏が話す言語は日本国における、いわゆる標準語ではない。
筆者が調べた処、「大阪民国語」(通称:大阪語)が最も近いと思われる。
また大阪語を使用する大阪民国の大半(統計によると10人中8.9人)が迷惑な人間であるとされている通り、例外ではなくアザゼル氏もはた迷惑な事この上ない。
【食文化からの推察】
芥辺の生贄「豚足」を最初に「なんやこれ?」と存在を知らなかったようなセリフは、お好み焼きとたこ焼きを主食とする大阪民国の食文化ゆえに仕方ないと思われる。
その後に「嫌いじゃないかも」と食した順応の早さも、大阪民国の特徴である「喰い道楽」の精神にあてはまると考えられる。
【スポーツからの推察】
もっさん(モロク義伸)の消滅の際、号泣した理由は大阪民国のプロ野球チーム「近鉄バッファローズ」(バファローズやない、バッファローズが正式なんやで)のマスコットと重ねてしまったからだと筆者は考える。しかも「近鉄バッファローズ」もプロ野球球団として消滅してしまったという事実も加味すると、あの取り乱し方も納得である。
アザゼル氏の下品な言動は、その球団のファンがとばす「イテコマスゾワレー」に代表される下品な野次と関係あるのかもしれない。

…以上の点からの推察により、アザゼル氏は大阪民国の住人である事は確定的に明らかである。
…で、それがわかったから何なん?というツッコミは間に合っておりますw


『悪魔達の元ネタ』(2014.11.27追記)

このアニメでは人間界の姿はコミカルに描かれてるけど、神話ではどんな感じに描かれてるんだろう?の思いから、元ネタ的な物を調べてみました。


【アザゼル篤史】
アザゼルまたはアザエル(Azael, Azzael)は『第一エノク書』などの黙示文学やラビ文学において堕天使として登場する。(中略)7つの蛇頭、14の顔に6対の翼を持つとされる。(中略)アザゼルが堕天使となった経緯についてはいくつか説があるが、その1つに、神の創り出した人間アダムに仕えるように命じられるも、「天使が人間などに屈すべきにあらず」と頭を下げなかったという伝説がある。このアザゼルの行いは神を否定するに等しい行為で、結果、天界を追放されたとされる。(中略)堕天使としてのアザゼルは人間を監視する役割であるはずが、人間の娘の美しさに魅惑され、妻に娶るという禁を犯す。(ウィキペディア「アザゼル」の項より抜粋)

※あれ?アザゼルさん、元は天使じゃないっすかw
「人間に屈すべきにあらず」って神に反逆したのに、芥辺さんには屈しちゃったんすね。つまり…芥辺さんは神以上の存在だという証拠…ゴクリ。

【ベルゼブブ優一】
悪霊の君主の一名である。(中略)この名はヘブライ語で「ハエの王」(一説には「糞山の王」、「糞の王」)を意味する。(中略)近世ヨーロッパのグリモワールでは(中略)大悪魔で魔神の君主、あるいは魔界の君主とされるようになった。 地獄においてサタンに次いで罪深く、強大なもの。権力と邪悪さでサタンに次ぐと言われ、実力ではサタンを凌ぐとも言われる魔王である。(ウィキペディア「ベルゼブブ」の項より抜粋)

※サタンをも凌ぐ実力者…そんなベルゼブブ優一さんも、蝿なので糞尿の持つ魅力には勝てないんですねわかります。
アニメ内でも貴族キャラ…元ネタでも大悪魔。べーやんかっけー!

【モロク義伸】
モレク(Molech)は古代の中東で崇拝された神の名。男性神。元来はモロク(Moloch)という。(中略)古代のヨルダン東部に住んでいたアモン人達からは、豊作や利益を守る神として崇拝されており、(中略)像の内部には7つの生贄を入れる為の棚も設けられていた。そしてその棚には、供物として捧げられる小麦粉、雉鳩、牝羊、牝山羊、子牛、牡牛、そして人間の新生児が入れられ、生きたままの状態で焼き殺しており、新生児はいずれも、王権を継ぐ者の第一子であったとされる。また、生贄の儀式には、シンバルやトランペット、太鼓による凄まじい音が鳴り響き、これは子供の泣き声をかき消す為のものとされている。(ウィキペディア「モレク」の項より抜粋)

※アニメ内では暴虐の悪魔とされてたもっさんも、元は豊作や利益を守る神だったんすね。
赤子を生贄にしていた事から、暴虐の悪魔って変化したのかな?
そいえば、昔ハマってたMMORPGの魔王の名前もモロクだったな。倒して皮を剥いでたけどさw

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

レッツマゲマゲ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

箸休め的なアニメです~その3~

これは他に評価済みの「むろみさん」や「鬼灯」と並ぶ「箸休め的なアニメ」ですね。

「アザゼルさん」における作品評価は特にしていません。ビジュアルのクオリティが高くないといけないような作品とも思えませんし、作風がちゃんと表現できていれば良い程度に動いて喋って笑わせてくれれば文句の出るアニメじゃないと思います。

ただキャスト凄いですね!特に人間のキャストはベテランさんの起用が目立ちます。(制作側もなんでこんな作品のキャストに力入れてんだか謎だわ!?お陰様で楽しませて頂いていますけど。)

私の場合放送順ではなく見た順で紹介させていただいておりますが。

何故これを見ようと思ったのか?ですが、友人が勧めるので…というのがきっかけでした。それも以前の話だったんですが「ふと」思い出して、なんとなく見始めてみました。

今思うと、あの時友人が「こいつがアザゼルさんを見てないなんておかしい!?」的な感じで迫ってくるので「俺の趣味・趣向」にあった作品なのかな?と、なんの予備知識も無しで、まず漫画から入り最新巻まで読破しました。

そして思った事
「この漫画ゲスい」
「だが気に入った」
「俺の友人は失礼」

そしてわかった事
「原作でのゲスさがアニメだと緩和されてるような気がする場合(実際自主規制が入る部分を差し引いたとしても)。たぶんそう感じた人は見てるだけでよいアニメより、自分のペース・テンポ・間や頭の中でキャラクター像を膨らませ楽しめながら読める漫画において【己からゲスさを倍増させて読むことが出来てる】のではないかと結論に至る。」

多分私はこの作品と相性が良いのだ。「アザゼルさんって何?」みたいな顔してた私に友人が必死こいて勧める理由はなんとなくわかった。

アニメは監督さんの感性に左右されるところも有り、また公共の電波に乗せる分の配慮がなくてはならないのはわかっていたが。きっと私は原作で己で膨らませたゲスさ加減を「そのままアニメにも期待して見た」のでしょう。

すると「思いの外、ゲスいはゲスいが思ったほどじゃなかった。」というところに落ち着き。少しホッとして見ている事も確かだ。

そして私の友人は失礼だ。

私は決してゲスくはない。

ただこんなモン見て、惜しみなく爆笑している人間である事は否定はしない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

69.4 3 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング3位
よんでますよ、アザゼルさん。Z(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (694)
3881人が棚に入れました
芥辺探偵事務所で働く女子大生・佐隈りん子。彼女は雇い主である芥辺に素質を見出され、助手として依頼をこなしていくうちに、「悪魔探偵」という芥辺の裏の顔を知ることになる。
ある日、芥辺がグリモアという魔導書を使い魔界から召喚したのは、とんでもなく下品な悪魔・アザゼル。イケニエと引き換えに、依頼に向かったアザゼルだったが、事態は思わぬ 方向に…!?
役に立ちそうで立たない個性豊かな悪魔たちと佐隈の騒がしい日々は今日も続いて行く…。

声優・キャラクター
小野坂昌也、佐藤利奈、浪川大輔、神谷浩史、中井和哉、小林ゆう、白石涼子、玄田哲章
ネタバレ

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

じーごーくーじーごーくーたーのしい痔ごーくー

先日CDショップに立ち寄りましたところミュージックビデオを流しておりまして、
目に飛び込んできたのが何とアーティスト名『AZAZEL ATSUSHI』!
アザゼルさんまさかのアーティストデビュー!?
目を疑い再度画面に目をやるとそこにはEXILE ATSUSHIとあったのでした…。
紛らわしいんじゃボケが! 改名待ったなし!

と言う訳で、悪魔やドS探偵、ぐうかわ眼鏡女子大生さくちゃん、神様らしき者らが繰り広げる
ひたすらくだらなくて、お下劣お下品極まりないエログロギャグアニメとなっております。
放送枠は15分、本作Zは無印に次ぐ2期。つかOVAもあるんすね。知らなんだ。

一番笑ったのが3、4話。↓※ほぼ出オチにつき未見の方はあんまり見ない方がいいかと
{netabare}痔のおっさんが大塚明夫www
ケツから血を噴射させながら雄叫びを上げる様は、明夫さん仕事選んでー
なんて思う前にこちらの余力は0、腹捩れてました。
さらには、あのマルコメの恋人看護婦役は元妻の沢海陽子さん。とニコ生のコメで知りました。
酷いよ…こんなの…あんまりだよ…。{/netabare}

さすが水島努監督作品。
サルガタナス役の金田朋子さんはキャラに合わせボールギャグを咥えて演じたそうで、
水島監督マジ有能すぎー。

※↓ガチのグロいやつにつき耐性ない方はクリックご遠慮くださいm(_ _)m
{netabare}当時、私は地主でした。

用を足す際出血を伴う程度で痛みもなく、放置していたのですが、
4話を観た辺りで脱肛を発症。用を足した後も何か居座り続けているのです。肛門の辺りに。ヤツが。
あまりにも気持ちが悪いため、ネットで探しうる限りの情報をかき集め、
ありったけの悠木をふり絞って、近所の消化器肛門外科の門を叩いたのでした。

診断は案の定いぼ痔。複数あるのとことでした。
繁忙期前にケリをつけたいと考え手術を即断。数日後施術いたしました。
手術は幹部を切除する比較的大がかりなものではなく、薬物を患部に注射し、
肥大した箇所の縮小と固化を意図したものであるとのこと。
麻酔の注射がかなり痛かったものの、手術は無事成功しました。
以後現在に至るまで用を為す際の出血もない経過を辿っております。

ただ、ネットで得た情報によればその手術に使用した薬剤はアルミニウム系の物質で、
アルツハイマー発症の要因になり得るんじゃ?とか不安要素もあるわけですがw
あと出費が痛かったですね。保険適用外のプロセスがあってけっこう高かった。
入院とかも全くない日帰りで3~4万だったっけ?
借家の更新とか住民税とも重なってほんとキツかった(´=ω=`)回顧ー

痔って誤解を受けやすそうな印象があるので一応書き添えておきます。
痔は別に不潔な病気でも不潔さが要因で疾患する病気でもないのです。
いぼ痔で言うと、いわば血管の病気。
用便や出産の際のいきみなどが重なることにより、
血管の薄い箇所が膨らみ、こぶ状になるのがいぼ痔。
出血は飛び出たこぶが便に触れたりする際に起こると言う訳です。

出産、の例で挙げた通り、女性もかかるリスクがそれなりにある病気です。
もし疾患した際は早めに病院へ行くことをオススメします。
つか出血て消化器のヤバい病気もあるしね。
同じ痔でも痔瘻はすげえキツいって元患者の同僚が言ってた。何日入院したっつってたっけな。
なお、20代ですよ。今もその人。疾患は大学時代とか。

病院へ赴くの特に女性はより恥ずかしく思う方も多いと推察しますが、
ネットで女性の担当医さんがいる病院を予め探して、とかね。
ちなみに私が通院した病院は主治医男性でしたが女性の患者さんもけっこういました。

ってなんだコレw
{/netabare}


そう、で、改名の候補考えたんですよ。
Xが紛らわしくて実にけしからん!とかN入れてみたらどうよ?
と私のゴーストが囁くので。アザゼルさん制作は攻殻と同じProduction I.Gだけにね!
NEGUSOILL ATSUSHI なんてどうですか?

EXILEファンの方ホントすいませんm(_ _)m

(2014/03/26初UP)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヤング版スピードラーニング

ここでは、第1期と第2期のレビューをまとめて書きたいと思う。

事は、本作品の原作コミックが某電子書籍サイトで「1巻立ち読み無料」だったので、何となく冒頭話を読んでみたことから、端を発する。
あまりの衝撃の内容に、「え、これアニメになってなかったっけ…?」と思い出し、視聴を開始。
TVという媒体において、一体どこまで再現可能なのか…これが私がアニメ版を見ようと思った唯一最大のきっかけであった。

-結構、そのままだった。漫画版にかなり忠実に作られている。(少なくとも冒頭数話に関しては)

アニメに限らず、実写のドラマや映画でも言えることだが、「食事時には見ない方がいいジャンル」というのがあると思う。
例えば、暴力的だったり、露骨な性的表現があったり、凄惨なシーンがあったり、下品だったり、汚かったり…と。

はっきり言おう。「よんでますよ、アザゼルさん」は、見事に上記全ての飲食時視聴NG要素を含んでいる。
下衆さにおいて、ここまで突き抜けている作品はそうあるまい。

故にこういったジャンル…まぁ上記の通り色々てんこ盛りだが…が苦手な方、特に女性の視聴は正直言ってお勧めしない。
花も恥じらう年頃は過ぎたとはいえ、そんな私でも耳を疑う言葉(特に女性蔑視的な台詞)や目を覆いたくなるシーンが結構ある。
特に2期の9、10話はさすがにドン引きした。よく放送できたものだ。

キャラデザも酷い(しかし、こちらは褒め言葉として)。
ブサイクな人間を描かせたら、右に出るものの無い程のキモさ。ゲストキャラやモブキャラは9割方見た目のエグみが強烈で、もう悪魔たちが可愛く見えてきてしまう程である。
ただこの作品はストーリーそのものを楽しむというよりは、ブッ飛んだキャラ達が織りなすドタバタかつシュールな世界観を楽しむ類のものだと思うので、そういう意味ではこのキャラの造形は非常に効果的に働いていると思う。

OP曲は1期・2期ともに素晴らしい。歌い手さんの、おどろおどろしたパートとポップなパートの歌い分けが絶妙に上手いので、必聴。

しかし何と言っても、この作品のアニメ化において最も成功しているのは、声優だと思う。
アザゼル役の小野坂さんは、関西弁をしゃべるという設定を抜きにして考えても、他に適任が考えられない程しっくりきている。限りなく素で演じているように感じられて、役作りなど不要だったのではないかと思えるくらいに。

ただ惜しむらくは作品の性質上、早口・ハイテンションでまくしたてる台詞が多く、何を言っているのか聞き取れないことがままあることだ。巻き戻して聞き直したこと何回か。
しかし、小野坂さん神谷さんをもってしてもこの状況に陥るのだから、他のどの役者さんが演じようが同じ結果になっていたであろう。
そんなこんなで何度も繰り返し聞くうちに、2期中盤辺りからは普通に聞き取れるようになっていたのは不思議だ。

とはいえ、正直一発で聞き取れたからとて、全く収穫のある内容ではないのだけれど。
いやむしろ、聞こえなくて正解なくらいに……色々ヒドかった…(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

過激すぎるグロ描写も寒すぎる下ネタギャグもここまで来るとむしろ清々しい

放送の限界に挑戦したいのかと思うくらいに
悪趣味な流血というか噴血シーンや
お下劣、卑猥なシーンも1期同様てんこ盛り
近年まれにみる悪趣味なアニメが帰ってきました

登場人物(?)は人間や悪魔はおろか天使や神様まで
どうしようもないクズぞろいなのも相変わらず
それどころか1期では作品内唯一の良心であったヒロイン佐隈さんも
いつのまにかだいぶ周りのクズっぷりが伝染しており
より収拾がつかなくなっています

1期は30分を変ゼミと分割する形でしたが
今回は波打ち際のむろみさんと折半
しかし一話10分程度でやっていくのなら
前後編2話ずつの構成で一つの話で週をまたいでしまうよりも
隔週でむろみさんと交互に30分使ったほうが良かったんじゃないのかな?
1週にまとめて放送すれば前半は導入で後半で一気に面白くなる展開になるはずが
前半の話が盛り上がる前の導入部分だけを一週分として放送するおかげで
ちっとも面白くない回ができちゃったりしているように思います

また、こういう刺激的な作品は
2期ともなるとどうしても視聴者が刺激に慣れてきてしまいます
同じレベルの刺激を与え続けていると
だんだんとその刺激に対する感覚が麻痺して鈍ってくるんですね
だから過激な描写だけで視聴者のこころを掴み続けるには
刺激をどんどんエスカレートさせていく必要があります
しかし、もともと放送コードのギリギリでチキンレースしてるような作品なので
公共放送というプラットフォームで戦い続けるためには現状維持が精々です
そうすると1期と同程度のものを出しただけでは1期よりも見劣りしてしまいます
そのため冷静に分析してみると1期と変わらないクオリティは維持しているのに
どこか物足りなさを感じてしまうのが2期全体としての感想です

ただし9、10話だけは別格
{netabare}局部を隠すための規制として貼り付けられた
「よんでますよ、アザゼルさん。Z」の題字が
妙に生き生き動くおかげで
表現規制としての意味を全く為していなかったり
変態世界の背景が便所の落書きレベルまで崩してあるものの
明らかにお茶の間に流せるような代物ではなかったり {/netabare}
先ほどのチキンレースに例えるなら
崖っぷちでブレーキをかけずにアクセルを思いっ切り踏み込むような
そんな狂気すら感じるレベルのぶっ飛んだ回でした
1期のレビューでも書きましたが
この完全にやりすぎちゃってる部分こそが
良くも悪くも水島努らしさだと思います
下ネタが苦手な人は全く楽しむ余地がない回ではありますが
個人的には2期のベストだったかと

評価できる部分はあったものの
課題が浮き彫りになった2期でした
もし仮に3期をやるとしたら
ハードルはさらに上がっていると思うので
そろそろ厳しい気もするのですが
水島監督ならさらに無茶をやって
こちらの想像の斜め上を行ってくれるんじゃないか
という期待もちょっぴり持てました

1期レビュー
http://www.anikore.jp/review/568532/

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

78.0 4 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング4位
東京ゴッドファーザーズ(アニメ映画)

2003年11月8日
★★★★☆ 4.0 (667)
3456人が棚に入れました
自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキ、三人は新宿の公園でホームレス生活を送っていた。クリスマスの晩、ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマス・プレゼントを探しに出かけた三人は、赤ちゃんを拾ってしまう。赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると言い張るハナちゃんを説得し、三人は清子の実の親探しに出かけるが、行く先々で騒動が巻き起こる。

声優・キャラクター
江守徹、梅垣義明、岡本綾、飯塚昭三、加藤精三、石丸博也、槐柳二、屋良有作、寺瀬今日子、大塚明夫、小山力也、こおろぎさとみ、柴田理恵、矢原加奈子、犬山イヌコ、山寺宏一
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

さて第九でも聞きますか

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。90分のハートフルコメディ。
 今敏監督作品は、千年女優→パプリカ→パーフェクトブルーに続く4作目になります。
 今敏監督の特徴である厚いシナリオそのままに、笑いあり涙ありの正統派ハートフルコメディに仕上がっていました。シナリオ面に関しては今敏監督作品の中で最も良かったのではないでしょうか。

 今敏監督作品は、映像表現を使って主題を隠すのが非常にうまいという印象を持っていたのですが、この作品では映像表現ではなく、セリフとコメディを使っていたようです。重要なセリフでは、「誰かが誰かに」の「誰かに」の部分が別の人であるのが基本となっていますし、主題となる部分はシリアスにならないように、その後のコメディシーンであっという間に打ち消されたりしますからね。「パーフェクトブルー」も「千年女優」も「パプリカ」も、テーマは前向きなものだと思うのですが、描き方は斜に構えたものでした。クサいことを正面切って言えない監督の照れみたいなものが、この作品ではセリフとコメディに出ていたんだと思います。
 ホームレスを主人公に置いているのに、悲壮感みたいなものがあまりなく、むしろ力強さを感じたりもしますから、あえて言うならそこが映像表現として隠された部分なのかもしれません。

 シナリオの良さ、つまりフラグ回収の巧みさは見れば分かるものですので、細かい部分は省略して、私が注目した部分を少しだけ述べておきます。


オープニングと奇跡:{netabare}
 シナリオの一つの特徴として、徹底したご都合主義があると思います。いわゆる「奇跡」の連続でストーリーが進んでいくのですが、これを許容させる基礎はオープニングにありました。
 オープニングでは劇中劇を使って、奇跡を起こすことが宣言されています。視聴者は、監督が用意した舞台に上がってくることをある意味強要されるわけです。こういう監督側からの主張というのは、個人的には結構好きです。そもそもパーフェクトブルーも千年女優も、劇中劇からスタートしていますし、パプリカは夢の世界からスタートしています。一つのステップを用意してから実際のストーリーに入っていくという「視聴者に対する段階的な意識付け」は、監督自身が狙っているところなのかもしれません。

 こういうオープニングの作り方は、ファンタジーやSFに近いと思います。
 ファンタジー等では、架空設定を視聴者に説明する必要があります。例えば、ラピュタでは「石が浮く」ことをオープニングで説明しているから「城が浮く」ことを受け入れられるわけです。
 一方、時代劇や現代劇などリアルを前提とした作品は、架空設定の説明が不要なため、オープニングでは時代や舞台、キャラクターの紹介が中心となることが多いです。風立ちぬみたいな作品ですね。
 これらに対して現代ファンタジーは、現実の中にファンタジー要素を押し込めるのが基本です。日常の描写の中に魔法の存在を描いている魔女の宅急便などがこれに当たります。

 この作品は、現代劇であるにも関わらず、劇中劇から入っています。つまり、作り方としては、現代劇よりもファンタジーに寄っていて、現代ファンタジーの枠内に入るものだと思います。オープニングを見逃したり、現代劇への先入観が強すぎたりすると、ご都合主義が鼻につくかもしれませんが、オープニングの作り方からすれば、キキが「空を飛ぶ」のと同じ感覚で、「奇跡が起こる」ことを許容出来るようになっていたと思います。あくまでもオープニングの作り方の問題で、この作品がファンタジーだと言っているわけではないですよ。
{/netabare}

ハナと家族観:{netabare}
 ストーリー展開上の重要キャラクターは、間違いなくオカマのハナだったと思います。母親役である彼女(?)がなぜオカマでなければならなかったのかという理由については、消極よりも積極のが多いように感じました。

 まずは、コメディ要因として。オカマというキャラクター自体が非常にコメディ要素が強く、失礼な話かもしれませんが、「いるだけで笑える」という部分は少なからずありました。前2作と異なり、コメディを追及する上でオカマの特異性に白羽の矢が立ったのだと思います。

 次に、ステレオタイプ化です。男性の女性化というのは、大きく分けて二つの方向性があるように思えます。一つ目が、現実の女性に近づく方向で、いわゆるニューハーフのような「綺麗な」タイプです。二つ目が、ステレオタイプ化された女性に近づく方向で、いわゆるオカマのような「汚い(←失礼)」タイプです。この作品では二つ目が採用されていました。
 オカマというのは、誰が見ても女性を目指していることを認識するわけですが、現実の女性にこのようなタイプの人を見たことはないはずです。つまり、オカマというのは、女性を目指していて、かつ女性をイメージしているにも関わらず、現実の女性からは乖離していった存在なのだと思います。ある意味ステレオタイプ化された有り得ない女性像を持っているわけです。
 この作品では、家族というのが、ハナ・ギン・ミユキというキャラクターによって偽装されたものとして登場します。彼らを見ると誰もが家族だと認識するにもかかわらず、実際には家族たり得ないという構造を持っていました。これも家族のステレオタイプの活用であり、ハナの概念と一致します。ハナというステレオタイプ化された存在によって、ステレオタイプ化された家族を演出するという二重構造を作り出したのではないでしょうか。

 最後に、ギンとの関係です。ハナはギンへの恋愛感情を否定しています。実際にどういう感情を持っていたかは分かりませんが、作中では偽装化された家族でなければならなかったというしがらみが確かにあったはずです。つまり、男と女が並んだ際に、恋愛要素が前面に出てきてしまっては、不都合があったはずです。恋人ではなく、あくまでも偽装された家族であり続けるために、現実の家族ではありえない夫(男)と妻(男)という構図が必要だったのだと思われます。

 実際に監督がどういう意図をもってこのキャラクターを採用したのかは分かりませんが、私は好意的に受け止めました。近敏監督のキャラクターは現実感が強すぎるために、突出したキャラクターは存在していなかったように思います。没個性に基づく現実感と言い換えてもいいかもしれません。この作品で初めて突出したキャラクターであるハナが登場したわけですし、描けるキャラクターの幅の広さは確かに感じました。
{/netabare}

ただいまとエンディング①家族関係の成立:{netabare}
 「ただいま」という挨拶は、家族ものにおいては重要なキーワードだと思います。「おはよう」のように誰に対してでも使えるものではなく、家などの「自分の帰る場所」に帰った時のみに使える、家族を象徴する挨拶であると考えられます。
 そんなわけで結構注目していたのですが、この作品で「ただいま」が使われるシーンは、二か所しかありませんでした。一つ目は中盤で、赤ん坊(キヨコ)の自宅である「べき」場所に全員で到着した「廃墟への到着シーン」です。そして二つ目は終盤で、「偽の」母であるサチコの手にキヨコが戻った「疑似母子成立シーン」です。
 いずれにも言えることは、超重要シーンだったということです。どちらのシーンも、「本来であればエンディング」という節目のシーンです。一つ目は廃墟になっていたため、二つ目は、偽の母であったために、念願叶わずでしたが、仮のエンディングという役割を持っていました。

 で、どちらのシーンがより重要かと聞かれれば、迷うことなく一つ目だと答えます。後述しますが、どちらも仮のエンディングであって、重要なのは変わりません。ただし、一つ目のシーンだけは、もう一つの意味を持っていたと思われます。それは4人の「家族関係の成立」です。
 家族関係の成立が描かれたシーンは、この前にもありました。ミユキの夢です。この夢のシーンの前では、言葉の通じない女性を前に、父親を刺したというミユキの告白が入ります。女性はやさしい母親像を持っていますから、母親への懺悔に等しいのものです。ミユキは言葉が通じないからこそ本音を言える環境にいました。このときミユキが見た夢が4人の家庭ですから、ミユキの深層心理上は確かに家族関係が成立していたのだと思います。しかし、あくまでもこれはミユキ個人のものですし、現実における家族としての儀式が不成立であり、片手落ちという状況でした。

 廃墟への到着シーンを整理してみます。4人で廃墟に到着し、ギンだけが家を出て、改めて鍵を使って家に入り、「ただいま」という流れです。ドアが壊れるコメディシーンでぼかされていますが、父親が家に帰ってきて「ただいま」ですから、この時点で、実質的な家族関係の成立を見るべきだと思います。ホームレスが家を獲得しているというメタファーもあります。
 夢のシーンでは、ミユキの心理上の家族関係の成立に過ぎなかったものが、廃墟の到着シーンによって、実質的な家族関係へと昇華されたのだと思います。この後には、ミユキが自宅に電話するシーンが待っており、これは疑似家族からの離脱フラグの訪れです。つまり、このタイミング以外に家族関係の成立を描けるシーンはありませんでした。

 ここで、ミユキの重要性を述べておきます。ストーリー上の重要キャラクターはハナだと思いますが、テーマ上の重要キャラクターはミユキです。
 ギンとハナは、やや短期的にフラグ回収がされていきますが、ミユキのフラグ管理は長期的です。なかなかストーリーが進まない割に、進む時にはかなり前進するのが特徴です。また、帰宅のフラグ成立が最も早いのもミユキです。エンディングもミユキのためのものですし、間違いなくテーマを背負ったキャラクターです。東京ゴッドファーザーズというタイトルからも察することが出来ます。主要キャラクターにも関わらず、ファーザー要素が皆無なミユキは、意味を持ったキャラクターであったはずです。

 で、先に述べた廃墟への到着シーンというのは、ミユキのストーリーが大きく前進する手前、つまり、フラグ的には最も拡散した段階にありました。それゆえに、この時点で家族関係が成立し、あとは徐々に疑似家族が解消していくという流れになるわけです。
{/netabare}

ただいまとエンディング②ミユキのエンディング:{netabare}
 ここで、前述の二つのシーンで「ただいま」を言っているキャラクターに注目してみます。
 「廃墟への到着シーン」はギンです。妻と娘の元に戻りたいギンが、ハナとミユキ(とキヨコ)という妻と娘に対して言っています。
 「疑似母子成立シーン」はハナです。出生(母子)を知らないハナが、キヨコとサチコという母子の間に立って言っています。
 ギンとハナは、この「ただいま」のシーンを通じて、ある意味本懐を遂げていることが分かります。だからこそ、この二つの「ただいま」のシーンが仮のエンディングだと言えるのです。実際、ギンは娘に、ハナはバーのママに再会出来ています。
 唯一言っていないし、再会出来ていないのはミユキだけです。帰宅のフラグが一番早く、受入先が確実にあるミユキだけが「ただいま」を温存したまま、エンディングを迎えてしまいます。
 そして、エンディングで描かれるのは、ミユキと父の再会です。あの後にミユキがどんなセリフを言うのか、描かれていないとしても想像に難くありません。

 ちなみにですが、ミユキの帰宅が確定するのはエンディングではありません。その前の、ビルの階段を駆け上がるシーンです。
 このシーンでは、手すりにコートをひっかけたミユキがそのコートを脱ぎ捨てています。その後は帽子を自分で投げ捨てています。これは、急いでいるという描写でもあるのですが、それより重要なのは、「偶然にホームレスの衣がはがれ」その後「自らの意志でホームレスの衣を捨てた」ことにあります。
 ミユキは常に受動的でした。ハナに引きずられ、事件に巻き込まれ、父親との電車での再会も偶然の産物です。能動的に起こした行動は電話くらいのものですが、予定通りに実行できませんでした。
 このミユキが、階段のシーンでは、受動態から能動態へと一瞬で変貌し、その後母子を救うまでに行動力を見せています。
 つまり、この階段のシーンでは、ミユキの問題が既に解決されていることが再度遡及され、自ら解決のために行動を起こせることが明示されているのです。エンディングにおいてミユキは偶然父に再会していますが、自分からあのセリフを言うだろう、という予測が、階段のシーンから成り立つのです。
{/netabare}


 この作品は、フラグが次々に立ち、次々に回収されるという性質上、他の今敏監督作品に比較すると、エンディングにおけるカタルシスというのは、非常に弱くなっています。最後のミユキのセリフはあった方が良かったんじゃないかなぁとは思うんですが、やはり説明しすぎるのを好まない監督なのかもしれません。とはいえ、そんな私の感想などどうでもいいくらい完成度の高い作品だと思います。
 特に次々に回収されるフラグの中で、回収されないフラグのみでエンディングを作る構成力は、他のどの作品に比べても特筆すべきものだと思います。

 最後に。過去作品とのオープニングの類似性を前述しましたけど、エンディングも前2作と同じ病院エンドですからね。なんかあるんですかね?たまたまだとは思うんですけど。ちょっと驚きましたw


対象年齢等;
 家族ものですし、10代からでいいと思います。奇跡をご都合主義よりはやや柔軟に受け止められる姿勢があれば、確実に楽しめると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドブネズミは美しかっただろうか?

劇場版オリジナル


それは年の暮れのこの物語と同様に全くの偶然でした。
・・・ともったいぶる必要はなく、年末に録り溜めてたものを観忘れていたのを思い出してついぞ最近観ましたというやつです。

私にとっての初“今敏”監督作品になります。
タイトルだけは記憶にあって、とはいえ氏の作品とは知らずにOPクレジットを見て気づいたくらい。
その氏についても早世したアニメ監督らしい、程度のニワカ全開、先入観なし状態で鑑賞突入です。

絵は独特。このタッチはけっこう好き。
ん?劇伴がたまに邪魔してセリフが聞き取りづらい。
声は職業声優さんではないのね。劇場版あるあるなのでそのへんはスルーしよう。


≪クリスマスの奇跡≫タイプの作品、と使い古されたモチーフながら、主人公がホームレスの三人という面白い組み合わせ。
ひょんなことから捨てられてた赤ん坊を拾った三人が、赤ん坊の親を探しにいく道中で、ハプニングが起こりすったもんだしながら、自身の過去にも向き合い、最後は≪クリスマスの奇跡≫タイプらしい、ちょっと心温まる終幕を迎えた良作でした。

おそらく監督も狙ってたのかもしれません。
多少のご都合主義は“クリスマスだしね”で私の場合納得しました。基本、ちょろいんです。
それで手に入れたのがテンポの良さ。92分あっという間です。すったもんだは一つや二つではありませんでしたが、ありえない都合の良さで見事に収束していきます。エンタメはこれくらいでいい。


そしてテンポの良さと相性がいいであろうドタバタコメディやアクションムービーといった方向にあまり舵を切らなかったのがこの監督のすごいところなのかもしれません。
ホームレス三人の主役たち。ギン(CV江守徹)、ハナ(CV梅垣義明)、ミユキ(CV岡本綾)の過去を掘り下げます。赤ん坊という家族の幸せの象徴みたいな存在を媒介にして、宿無しに身をやつした経緯とそれぞれの家族への思いが明かされていく中盤以降がなんとも心に沁みるのです。
本作とそれほど変わらない時期に公開されてる実写映画『ホテルビーナス』とも共鳴するような

{netabare}“社会の底辺から愛を叫ぶ”{/netabare}

心の繋がりを描いた物語でした。社会の繋がりの最小単位である“家族っていいよね”が根っこにあるので、クリスマス映画としての評価が高いのも頷けます。

{netabare}それぞれ三人に帰ることのできる場所を用意してあげたのもクリスマスらしくて良いですね。{/netabare}

なによりそれぞれの家族がいるのと同じいやそれ以上に、このギン、ハナ、ミユキの三人もひとつの家族でした。っていう家族愛をちょっと斜めから捉えた視点もけっこうお気に入り。

社会の最底辺から社会の最小単位を見つめた本作。
監督の他の作品にも興味をそそられますし、テーマや絵柄、そして先述のテンポの良さとクリスマスムービー的な立ち位置を鑑みると、非ヲタ一般人の敷居も低そうな作品です。



■この声あてなら不問
・その1 ハナちゃん
 梅ちゃんの起用は卑怯。そのまんまですやん。
 {netabare}「ろくでなし」熱唱。いつ鼻からピーナッツ飛ばすかワクワクしてたぞ!{/netabare}

・その2 ミユキ
 岡本綾さんがキャスト名に出てきてビックリ。
 当時めっちゃ好きでした。活動期間短かったのも「あの時期の人!」って感じがして懐かしさを誘う。


■日本のホームレス
諸外国と比較し恵まれてます。残飯にはありつけるしダンボールハウスを敷設できる材料や場所に事欠かず、共○党に頼めば党にほぼピンハネされますが生活保護にもありつけます。
ガチで底辺ではあるものの日本社会は優しいし、働けとは思いますが、それはそれでいいと思ってます。海外はそうはいきません。まぁ悲惨の一言です。
また、そういう環境からなのか文化の土壌の違いからなのか、私は後者の影響が強いと思うのですが、日本のホームレスは“良心”が残ってるほうでしょう。

この物語はホームレスが人として大事なものを失ってないよね、が土台となってる話になるので、そもそもその設定を受け入れられる背景がなければ成立しなかったんじゃないかなあ、と感じます。



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2019.08.03追記

視聴時期:2019年2月初頭
その後、今監督の作品を3作立て続けに観てどれも面白かったです。
そんな素敵な出会いのきっかけを与えてくれたのが本作でした。
ご都合主義なところはクリスマスが免罪符ってことで良いと思います。
今度は12月に観ることにしようかしら(^^)



2019.02.10 初稿
2019.08.03 追記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

リアリティと奇跡

今敏監督ってこんな大衆的な作品も作られていたんですね

クリスマス、三人のホームレスがゴミ捨て場で赤ちゃんを拾ってから
正月、親元に戻すまでの壮絶な1週間がコミカルに描かれます。

日本の12月25日~1月1日と言う期間は、ホームレスにとっては厳しい寒さに堪える季節、一般の人も家族や親戚に会いに行こうかなと考える時期ですね。

人々の流れ、人々の動き、音楽の節々に日ごとの変化が読み取れ
ただの詰め込み過ぎとは違う濃厚な作品になっていたなと感じました。

どこをとってもホント最高の出来でどうにか表現できないかと思ったのですが、どんな言葉も薄っぺらいなと思ったので、

ざっくばらんにリアリティと奇跡という言葉を置いておきますね。

リアリティ(英訳reality)
説明するまでもありませんが、現実性、真実性、実在という意味ですね。
アニメですからもちろん演出として現実から離れた表現も行いますが、風景、背景、音楽、出来事どれをとっても現実的でありそうな範疇でありながらそれを突き詰めているのがこの作品のおもしろポイントです。
要はあるあるネタです。
あるあるネタは知っていた方が当然面白いですよ。
大衆的でありながら視聴者を試しているなんて挑戦的ですよね。

奇跡(英訳miracle / marvel / wonder)
この作品のテーマです。
ですが、この作品でホントにあり得ないことはちょっとした偶然が重なり続けたことと、最終局面{netabare}のビルから落ちて助かったこと{/netabare}だけなんじゃないかと思います。

起こったイベントを時系列でまとめてみました
{netabare}
25日
協会の配給を手に入れる
ゴミ捨て場にて赤ちゃんを拾う
ビルの屋上から落ちてきたペンキを回避する
交差点にて交通事故を回避する
赤ちゃんを清子と命名する

26日
母親を探す旅に出る。
母親が働いていたと思われるクラブの名詞と母親と思われる写真をを入手する
ミユキ、電車内で立ち往生中に別の電車に乗っていた父と遭遇し、逃げたところでミルクを落とす
墓場にてミルクとオムツを入手する
道で車に押しつぶされていたやくざのオッサンに出会う
母親と思われる写真の女性の名前が幸子と判明する
オッサンに連れてきてもらった結婚式場で発砲事件が発生、ミユキと清子が犯人に人質として連れ去られる
ハナとギンが喧嘩
発砲事件の犯人の奥さんが清子に母乳を与えてくれる
ギンが路上に倒れていたホームレスを介抱し手がかりを入手する
ギンがホームレス狩りに合う

27日
ハナがミユキを発見する
ギンが天使に助けられる
ハナが昔働いていた店でギンと再会する

28日
ファミレスで一夜を明かす

29日
泊まった空家が幸子の家の写真と一致する
現住所の手がかりが手に入る

30日
コンビニで酔っ払いのサラリーマンともめる
店を出たところで救急車が店に突っ込む
ハナが倒れる
運ばれた病院でギンと娘のキヨコが再開する

31日
幸子と清子が再開する
清子は幸子に連れ去られた子だと判明する

1日
初詣にてギンとハナ、ミユキが再開する
幸子の乗ったトラックが横転もけが人なし
幸子が清子を連れてビルの屋上から飛び降りようとする
落ちた清子を助けようとしたハナと、清子は風によってゆっくり降りてくる
ミユキが病院で父と再会する

クリスマス・大晦日・正月はちゃんとした描写があるので間違いないのですが、27日から30日は日が立つのが早かったのでもしかしたらずれがあるかも。

いかがでしょうか、銃撃と最後のトラック横転で死傷者が出なかったことと、ビルの屋上から落ちてハナさんが無傷だったことは、ちょっと盛りすぎたなと思いましたが、単体ならどれもあり得そうだとではありませんか。
{/netabare}


印象に残ったシーンは
{netabare}最初のミユキとギンのバトルロワイヤルシーン、連れ去られたミユキを取り戻すためにギンとハナが式場をかけるシーンです。{/netabare}地味なシーンなのに動きが良かったのでなおさら印象に残りました。
節々でも手を抜かない監督の力量を感じました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

63.2 5 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング5位
戦勇。(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (484)
2450人が棚に入れました
ある日突然、世界に穴が開いた。そして同時に魔物が現れた。
これははるか昔、世界を恐怖に陥れてきた禍々しき存在、魔王ルキメデスが、1000年前の勇者クレアシオンによる封印を破り、復活を果たした。なお魔界から魔力の高い12人が魔界からやってきている。
そう判断した国王は、かつてのような狂気と混沌による支配を恐れ、勇者の子孫を魔王討伐に向かわせる事にした。その人数75人。むしろ子孫が誰かなんてわからないから、それっぽい者を王宮に呼び寄せた。
「魔王を討った者に真の勇者の称号と莫大な富を与えよう。」
こうして勇者No.45アルバと王宮戦士ロスの魔王討伐の旅が始まる。

声優・キャラクター
下野紘、中村悠一、茅野愛衣、鈴村健一、中田譲治、加藤英美里
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ツッコミ追いつかねぇよっ!w(13話次回は2期で

1話6分30秒で13話まででOPED有り1分30秒ずつあるから本編は3分。13話は7分。
2期目が14話から開始
基本RPG(ドラクエとかFF)的な話でギャグコメディー。

・ニコニコ動画(公式配信)毎週火曜日 25:40更新
http://ch.nicovideo.jp/channel/senyu

●関連URL
・番組公式サイト
http://senyu.tv/ http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/senyu/
・番組公式ツイッター
http://twitter.com/TVanime_senyu



ながら見はしない方がイイですね。短いのですぐ見逃してしまう。
あにこれで感想書きながらとかry(私ですか?
それとニコニコのコメント付きを推奨します。
見逃しやすいギャグにも反応できるし突っ込みながら見るといいでしょう。
それからツッコミ慣れした人向けかもしれない。
たぶん普段ツッコミとかしない人には微妙かもしれないです。
酒飲みながら夜中に見るのに丁度良いアニメ!
酔いが回ってくると見逃しがちになり易いけど短いアニメだし戻せばおk!

しっかしよくこんな短いアニメにこれだけギャグを詰め込んだなぁ。ホントにツッコミ追いつかねぇw
ボケたいけど恥ずかしくてなかなかボケられないんでツッコミに回る方なんですが、しかしこのアニメツッコミ追いつかねぇよww
一々画面止めなたり戻さないとツッコミコメント書けないじゃないか!
誰かアンタッチャブルの柴田呼んで来て下さい!w


各話感想
{netabare}1話
FF7のクラウド的なのと勇者の掛け合いが面白い!
思わず噴出す面白さ。
※以下クラウドと呼びます。

2話
おい魔王と出会うのかよ!!w

3話
魔王なんでマント一枚なんだよwド変態野郎じゃねぇかw
何この緑の宇宙人ww魔王が可愛いww
なんだこのまおゆうとかはたらく魔王さまみたいな流れは!

4話
あれどっかで前回みたなとか思ったらロボとか怪獣になっとるww
一方通行かよ!ww殺っちまったってなんだよw
ルドルフwww背ちっちぇええええw
ぶっころとばすってww1000歳以上なのかww
フォイフォイwwハリーポッターのマルフォイかよ!w

5話
国王ハゲたなww魔王のポップコーンで色々大変だなw
ルキたんww 魔王とじじいくつろぐなww
おいじじいwwwロリ魂っておいwwよえええw
ロリッロリのプニップニがいいんだよ!馬鹿野郎!w
クラウドカッコイイじゃん。ってかはたらく魔王様みたいだな目が赤いし。
背中から出てる火はなんなんだw
なんという黄金バットwww

6話
あまたの魔物なんか変なのになってんぞw
おい王様だれだよwwwなんか違う奴になってんぞw
おい魔王そこに驚くのか!wプークスクスww
2chネタが結構散らばってるな。
王様作画が復帰したwと思ったらまた手抜きw
作風変わったなんだこれww劇画タッチにw
こっちのがいいじゃんww
勇者何人いるんだよ!w

7話
数多の魔物が蟻ん子になってんぞwww
何処のアイドルの熱愛発覚なんでそんなプルプルしてんだよw
魔力の強い奴らっておいww止めなきゃ気づかないだろこれドラえもんいるぞww
このシルエットどっかで見たようなあれだなwBTOOMだっけw
いや未来日記か!まぁ色んなのであるかw
しかしまぁルキの声くぁいいなぁって中の人調べたら驚いた。
メッチャ色んなの出てるじゃねぇか!知ってるのいっぱいあったがわからんかった。
デュクシってなんですかw
肋はネタだったのかよ!アバラキャラってなんだよ中山筋肉んかよw
ルキたんww何気に毒舌だなおい!腕伸びるのかよw
戦闘力53万ってフリーザ様かよ!!w
東京ドーム4個分って例えがわけわからんw
登場早々ヤヌア逮捕www何があったおいww

8話
魔物が現れたって野球選手かーい!投手なのか!w
っておいヤンキーになっとるがなww
元勇者の肩書き丸つぶれwww
ハイドーンってwwwwターミネーターよりすげぇなおいw
なにそのピタゴラスイッチwww
腕分身wwwやったやったwww懐かしいww
ルキたん誰だよww だが、断るな!ww 
ルキたんの中の人すげぇ声のバリエーションすげー!!
忍法力任せww
ヤバイショートアニメの中で一番面白いなんだこれw
ガッツリハマってきたww

9話
数多の魔物が刃物ってwwヤマモートって誰だよww
目玉焼きの卵抜きって何にも残ってねぇぞこらww
なんか毎回新キャラがw
痛い痛いと相手をって話変わってんじゃねぇかww
おいコロスケww
たかーいこわーいかわいいいいいいww
雨水で洗髪w
ミーちゃんかわいくねえええwwwイケボイスwwwって変態かーいwwドMかいww

10話
ミーちゃん蹴られてんぞwwwどんだけドMなんだよww
だからなんで平原で全裸なんだよ!!ww
また新キャラか!!ww覚え切れねぇよ!
勇者と魔王とクラウドしか覚えれねぇよ!人数多いすぎw
200歳以上のBBAwww
ロリBBAって覚えておこうw腰wwおばあちゃんww
入れ歯くっそ吹いたwwww鼻水吹き出したじゃねぇか!!w
昔本当のおばあちゃんが同じ事やらかしたの思い出したwww
おっとロリ魂じじいもいたんだった。
頑張れじいさんw世界とは不条理なもんなんだ!w

11話
おい魔物また種類変わってんぞ!続きはwebでっておいおい終わらすなw
200歳超えてたらぶっとばせるのねww
シュールすぎんだろドッチボールじゃなくて玉をふわふわ投げ合ってるだけだろw
彼氏と彼女の海岸で走ってる風景かよ!w
ドッジボール!?だと…!?んなもんねぇよw
携帯に穴が…。胸に入ってた警官バッチ的な役割だったのかw
鮫島ってだれwww
ロリBBAエロいな触手攻撃とかww 
姫ちゃん可愛いwwってか誰よ姫ちゃんw ってあっ
えーーーw姫ちゃんハガレンの弟かよ!?中に誰もいませんよ?って事だなこれ。
そうかこのアニメ結構パロディーネタあったんだなw

12話
カクカクしかじかどうにかこうにかってやる気どうしたおいw
やる気スイッチ押してもらってこい!w
ラーメン二郎かよっ!w
ルキたんの服が破けるとかじじいwww妄想広がり過ぎww
フォイフォイww14番の勇者だったのかどういう事…
姫ちゃんはアルフォンスですねわかります。
フルボッコwww強すぎw ツンじゃねぇよ暴力ヨロイだよw
なんか黒いの出てきたけどこれもハガレンネタか!?w真理の扉の向こうのやつだろ!小人だろ!?
おすぎとぴーこwww
フォイフォイ諦めんな!w

13話
あれ?7分?30秒増えた!?いつの間に…
お?王様もう出ないのか。
やっくん操られてたのか!!
え!?もってかれたあああああ!完全にハガレンwww
伝説の王… ルキメデスって何!?魔王なの?ルキたんじゃないの?
足痺れてんなwwww
ええええええええ姫様中身いたのかよおおおお!w
世界守られちゃったのかよ!w
なんか次回予告になるタイミングが毎度違うからびっくりする。
恥ずかしいイラストってBL!?w
Fate風もしくは劇場版風の2期PV!次回は14話からですね。{/netabare}

しっかしまぁあっという間でした。
ショートアニメにも慣れてきたのかこの戦勇。ってアニメメッチャハマって来ました。
ショートアニメでは一番好きかもしれないです。


ニコニコ動画に「戦勇。ラジオ」が公式で公開されているのでこちらも合わせてお勧めです。
中の人が完全に勇者と同じ扱いされてて結構面白いですよ!
約30分程あるので戦勇。で物足りない方はこちらも合わせてどうぞ!
後ニコ生でも月2回程放送やってるのでそっちもお勧め!
ニコニコで「ラジオ勇者通信」で検索。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

賤勇。

(2013.1/9 1話:勇者、旅立つ。)
{netabare}OPが…JAM Projectとか熱い^^;

その曲とOP映像のミスマッチがギャグっぽさを演出してるのだと思います。
やっぱり下野紘さんの声、ギャグアニメ向きなんだなと改めて確認www

ってか、「うーさー」が勇者候補なの?(゚∇゚ ;)エッ!?{/netabare}

(2013.1/16 2話:勇者、出会う。)
{netabare}色々とパロネタが多いですねwww
「諦めたら、試合終了だよ。 もっと熱くなれよ!」何かは、スラダンや修造さんですし(^_^;)

「べ、別に、あんたの為に買ったんじゃないんだからね」はゼロ使というかツンデレキャラが言いそうな言い回しだしwww

まさか、ファ○タグレープ飲んでたのが魔王だとは…

ナレーションが中田譲治さんの時点で個人的にツボですねwww{/netabare}

(2013.1/24 3話:勇者、悩む。)
{netabare}魔王のローブの中、全裸とか妖怪チビ毛布かwww
勇者のかあちゃんがAAとかないわwww

ましろ役より、ルキ役の茅野さんの方が良い(*´▽`*)
EDもJAM Projectだったのか!{/netabare}

(2013.1/30 4話:勇者、焦る。)
{netabare}新たなる魔物の中に、人工物混ざってるんだけど…
そして勇者候補にエガちゃんみたいなのが居る時点で「勇者」関係無いよね(-_-;)

ルドルフ(ロリコン老騎士)、譲治さんかwww
魔王が幼女だと知った時のルドルフの作画の変わりよう、凄かった^^;{/netabare}

(2013.2/6 5話:勇者、奮い立つ。)
{netabare}王様、王冠無かったらただのお爺ちゃんだなwwww

同じ爺ちゃんでも、ルドルフ…ェ…ェ…

老騎士とパーティー組むんじゃなくて、アルバが倒せば…あぁ、無理か。
コルネリウスじゃ、荒耶には勝てないよな…orz

(゚∇゚ ;)エッ!?譲治さんの出番、もう終わり!?

せめて、フォイフォイに技名くらい言わせてやって下さいよ^^;{/netabare}

(2013.2/13 6話:勇者、駆ける。)
{netabare}Don't mind、ドンマイで良いだろって思うけど、老騎士だから仕方ないかwwwww

装備じゃなくて、それウォー○ーwwww

おいロリコン、世界よりも自分の欲求を優先するのか、お前はwww
勇者、もう勇者じゃなくなってるし∑('◇'*)エェッ!?{/netabare}

(2013.2/20 7話:勇者、震撼す。)
{netabare}おいっ王様、勇者達を魔王討伐に向かわせておいて…そっちのけ過ぎるだろwwww

成程、ド○えもんの四次元ポケットは魔界に繋がってたんですねwwwwオイオイ・・ (;´д`)ノ

どうでもいいけど、魔界からでてきた12人の右から2番目が右方のフィアンマに見えるんだが…

12人の内の一人捕まってるしwwww{/netabare}

(2013.2/27 8話:勇者、疲弊する。)
{netabare}あ~る日、とつぜん世界に穴が空いた♪って唄っちゃったよ、譲治さんwwww(゚д゚;)

西洋甲冑、タチコマみたいだな^^;

「風魔絶分~」が「食う節分~」に聞こえてしまったw
やせ我慢とか忍術でも何でもないから!ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

声優さんが楽しそうに演じていて何よりです^^{/netabare}

(2013.3/6 9話:勇者、困惑する。)
{netabare}ヤマカンさん登場www
それ、分身じゃなくて幽体離脱!ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ
王様、魔族の言いなりかよ(°З°)ププッ
「なりー、なりー」ってコロ助ww
ミーちゃん、ドM(゚д゚;){/netabare}

(2013.3/14 10話:勇者、驚愕する。)
{netabare}ナレーション、略すな!
アルツヴァイ、よくもヤヌアを…(ー'`ー;)
そんなのは、どうでもいいとして。よくもナレーションの出番を…(#`皿´)

ロスが勇者で良いと思う。

譲治さん(ルドルフ)再登場(´▽`) {/netabare}

(2013.3/20 11話:勇者、滅入る。)
{netabare}いやルドルフ、世界云々よりもまずは自分の欲求と戦おうかwww

続きはウェブでとか、そんなの無いよ~
おいっルドルフ、見た目よりも実年齢重視か!ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

OPにあったシーンこれか!{/netabare}

(2013.3/28 12話:勇者、混乱する。)
{netabare}にんにく増し増しやさい油増し、って胃が…orz
相変わらずのルドルフェ…

いや、ツンじゃなくてボコだからwww

ヤっくん!?(゚д゚;) ってか、フォイフォイ何しに来たんだwww{/netabare}

(2013.4/4 13話:勇者、残される。)
{netabare}ヤックン壊れたwww
ロリコン騎士の絶叫に思わず笑ってしまった ̄m ̄) ウププッ

フォイフォイ、カッコ…わるいな^^;
守れたのはパーティーだけだよヾ( ̄o ̄;)オイオイ{/netabare}


完全にギャグアニメですね! 終始、楽しめたので面白かったです。

それにしても、勇者の扱いが主人公なのに下賤でしたね(゚д゚;)

7月から2期の放送もスタートするようですが、2期はシリアスな感じになるんでしょうか?

それにしても2期PV、無駄にカッコいいです(^_^)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ギャグファンタジーアニメ。

【概要】

アニメーション制作:Ordet、LIDEN FILMS
2013年1月 - 4月に放映された、全13話のTVアニメ。
1話あたり4分30秒(本編3分30秒)のショートアニメです。

原作は、『ニコニコ静画』に連載されていたweb漫画作品。原作者は春原ロビンソン。
監督は山本寛。

【あらすじ】

ある日突然、世界に穴が空いた。
そして、そこからは数多の魔物が現れた。

『1000年前に勇者クレアシオンによって封印された魔王ルキメデスが復活したのじゃ!』
と判断した国王は勇者の子孫を魔王討伐に向かわせることにした。その人数75人。
そのうちの1人、勇者ナンバー45番のアルバは、王から勇者に派遣された王宮戦士ロスと旅を始めるが、
その途中で早速、魔王の印を持つ少女ルキと出会う。彼女の正体は「三代目魔王ルキメデス」なのだった。

【感想】

原作漫画は、『戦勇。メインクエスト第一章』
全3巻を分割2クールで構成したショートアニメの1期目ですが、
例によって制作が遅れたとの話が。

普通はショートアニメは、1クールを1~2回にまとめてアフレコを収録するもの。
んで、コンテ制作が無茶苦茶遅いことで定評のある監督さんが1~3話を担当したことで、
収録を小分けにして毎週スタジオを借りねばならなくなり制作費を圧迫したとか何とか。
原作漫画を参照に作成しているので、オリジナル作品と違ってレイアウトが破綻していないです。
あと、全13話中で4話分の脚本を担当しているのですが、アニメ中に自分の写真を出しています。
そういうお遊びは不必要ですね。

アニメの内容自体は原作漫画におおよそ忠実で、グダグダした感じでギャグも低調。
笑えない芸人コントな原作漫画に相応しく、それなりな出来な凡庸なショートアニメですね。

アニメをヒットさせるには、面白い原作であるとか、
スタッフが優秀であるとか、いろんな要素ありますよね。

『戦勇。』と違って、この監督氏が過去に『かんなぎ』で成功したのは、

武梨えり先生が執筆した、良い原作。
倉田英之 … 有名な脚本家。
伊藤智彦 … 『ソードアート・オンライン』『僕だけがいない街』『HELLO WORLD』の監督。
岡村天斎 … 『メダロット』『DARKER THAN BLACK』の監督。
平池芳正 … 『カレイドスター 新たなる翼』『WORKING!!』の監督。
吉岡忍  … 元京アニの演出家。
門脇聡  … 元京アニのアニメーター。代表作『進撃の巨人』
松尾祐輔 … 元京アニのアニメーター。代表作『アイドルマスター シンデレラガールズ』

など非常に恵まれたスタッフのサポートに拠るものが大きいと自分は思いますね。
監督氏については、才能ある人なのに近年は残念という評は間違いであり、
監督ひとりが恒星でスタッフは惑星的な位置づけでアニメの成功が約束されるのではなく、
スタッフ個々の才能と技術が結合して、いかにチームとして機能するか?が大事ですね。

この監督氏の場合、A-1が用意したスタッフが一流揃いであったのと、
東京進出で自らの会社に籍を置いていた元京アニの人材が精鋭揃いであったこと。

そして、その元京アニの精鋭たちが移籍してサポートを得られなくなったことで、
いよいよ監督氏自身がアニメに介入することが多くなってしまった。
新しく組んだ人たちを使いこなす度量と能力が欠けていて、
上手く行かないことが増えていったような気がします。

この『戦勇。』の場合は、まだ決定的な破綻を迎えていないのですが、
シナリオが微妙な原作と、それなりのスタッフのために、
妥当な結果に終わってしまったように見えます。

個人的には、ギャグが全然面白くないギャグ漫画という一点で致命的でした。

強いて良かった部分を挙げていくと、
酒の席で監督氏が冗談交じりに勧誘して事後承諾でスタッフに引き込んだ板垣伸の手による、
絵コンテと演出で作られたダイナミックなOPアニメ。
あと、『あの花』での、めんまと同じ演技で茅野愛衣が演じたルキたんが可愛いぐらい。


他に褒めるところが無くて語る部分が無い!と適当なままに、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

68.4 6 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング6位
ジャングルはいつもハレのちグゥ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (214)
1238人が棚に入れました
ジャングルで母親と2人平和に暮らす少年ハレの前に突如現れたナゾの少女グゥ。
何でも食べてしまい、お腹に異次元世界を持っているグゥが巻き起こす珍騒動の数々と、グゥに振り回されて苦労の絶えないハレの姿を描いたギャグアニメ。
基本的にはハレとグゥとその周辺のジャングルでのお話だが、第37話~第58話では、ウェダ(ハレの母)の実家のある都会に話の舞台を移す(「コンクリートジャングル」という意味合いもある)。
ある晩、ウェダが村の集会に行き、孤児のグゥを連れて帰ってくるところから第1話が始まる。


声優・キャラクター
愛河里花子、渡辺菜生子、茂呂田かおる、中村尚子、井上和彦、岩永哲哉、保志総一朗、白鳥由里、前田このみ、松岡由貴、岸尾だいすけ、石田彰、氷上恭子、玄田哲章

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

頭を軽くして見てください

視聴回数 全話二桁回くらい(好みの回が複数)

子供向けの定番ギャグアニメが「クレヨンしんちゃん」だとすれば、
この作品は青年以上向けの定番ギャグアニメだと思います。

作画は子供向けにも見えますが、大人の諸事情が含まれているので
子供向けとは言いづらい。。。というか台詞の意味が理解できないかと。

作成スタッフ 水島努監督&横手美智子構成のタッグはこの作品が
初で、後に「XXXHOLiC」や「侵略!イカ娘」「SHIROBAKO」などで
視聴できます。

物語の本筋はあるのですが、ほとんどがグゥの奇行&発言と
ハレのツッコミ&自問自答で構成されています。
(要所ではシリアス展開もあります)

私の主観なのですが、このアニメはアニメに興味ない大人であっても
少し見ただけで笑いが理解できる作品であるのが素晴らしいところです。
(シュールな台詞の間やネタのキャッチボールなど)

ほぼ気持ちが暗くなる要素がなく、逆に明るい気持ちになれます。
あまりに会話のくだらなさが、そういう気持ちにさせているかと。

メインキャラクターのハレは心配性、周りに気をつかう、子供だけど
子供ぽくない性格。
(CV愛河里花子の早口は凄いです。特に次回予告。これだけ発音できる声優は他で聴いたことありません)

グゥは行動と会話が支離滅裂で、たまにまともな事を言うのですが
それが妙に大人びたシュール発言(哲学で的を得ている)

他にもポクテとかマンダといった、よく分からない生物も楽しいです。

オープニング曲「LOVE☆トロピカ~ナ」は中毒性が高くて、
作品インパクトはこの曲で決まってしまいます。

ちなみに親戚の小学生低学年にこの曲を視聴させると、意味不明な踊りを
始めだして、覚えてないくらいリピート要求させられました。
(どうやらグゥのしかめ面と踊りが手本らしい。。。)

この作品を作画で敬遠されている方もいると思いますが、ギャグアニメを
純粋に楽しみたい方や、普段は笑うことが少なくて笑いに飢えている方などは一見の価値はあると思います。

恐らく最期まで視聴されたら、続編の「デラックス」と「FINAL」が
見たくなるかと。

個人的な意見ですが、大人向けギャグアニメの出来栄えから言えば
対比できる作品があまりないと感じています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハイスピードなツッコミは名人級。ギャグアニメの名作!

ギャグアニメ数あれど、登場人物全員ボケに対して
ツッコミ1人で展開するアニメも珍しいです。
この1人ツッコミを担当する声優
愛河さんの演技力は相当なものです。
ツッコミは超ハイテンションかつマシンガン!

愛河さん演じるハレはジャングルで生活する普通の子供なんですが
突如同居することとなる人間の姿をした???なグゥと
同居することとなります。
この少女が人を飲み込んだり、奇行の連続で
ハレは心が休まる暇がありません。

ジャングルを舞台にしたほっこりストーリーが軸ですが
とにかく奇人が多い村なので
ハレは休まる暇がないんです

見所はグゥの底知れない奇行と達観した毒舌
そしてハレのハイテンション+長台詞ツッコミでしょう

愛河さん笑っていいともに出演して演技力を披露されたことも
ありました。

下ネタやパロディに頼った笑いが多い中
ボケとツッコミという王道で笑いをとるスタイルは
本格派といってよいのではないでしょうか?

キャラデザもとても可愛らしく、(原作者は今は女性誌連載が多い)
水島努監督の代表作といっても過言でないでしょう

ギャグの王道アニメ
ぜひ、ご覧いただければ幸いです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

グルグル+パプアくん を、さらにカオスにした、ハイテンションギャグアニメ

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
一時期のガンガンを支えた漫画が原作(既読)。グルグルもパプアくんもガンガンですし、似たような絵柄、雰囲気ですが、その中でも一番シュールでブラックなコメディ作品になっています。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ギャグとしては、グウの腹の中の世界や、ダマさんなどは鉄板として笑えた。たまに感動回があって、これまた良い。

ただ、これは原作でもアニメでもそうだけど、やはり出オチ系の作品ではあり、笑いは尻すぼみになっていく印象。特に、都会編からはそれが顕著(原作だと、かなり連載終了を引きのばした感がある)。

ただ、このアニメ化は成功だと思っていて、なによりも声優さんがピタリときた。ハレの甲高いツッコミに、グウのニヒルな低音ボイスは、原作のイメージにピタリと合っている。それだけでも充分だと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

72.5 7 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング7位
はたらく細胞BLACK(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (324)
1210人が棚に入れました
毎日せっせと体中に酸素を運ぶ、新米赤血球。しかし彼の職場(世界)の労働環境は、徹底的にブラック――!!飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足……不健康の総合商社のような世界で、過重労働の末に細胞たちは何を思うのか?これは、あなたの体の物語――。

声優・キャラクター
榎木淳弥、KENN、日笠陽子、Lynn、内山夕実、鳴海崇志、久保ユリカ、椎名へきる、ブリドカットセーラ恵美、平川大輔、津田健次郎
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

不健康な人は体内の労働環境劣悪

はたらく細胞の対抗馬は労働環境が劣悪。
飲酒、喫煙、睡眠不足でたたでさえ、細胞は忙しいのに、そこに色々な菌や病気が襲ってくる。
そりゃ、やめたくなりますよ。やめたら死ぬけども。

精子のお話とかも悲しい気持ちになってしまった。前置き見ると辛い。
{netabare}定期的に放出しないと受精する能力だったり、精子を作る能力だったりが弱くなるからしょうがないっす。
性病貰っちゃうのはやるせないね。コンドームつけるか一人で処理するかどちらかにしようね。飲酒、喫煙、疲労で勃起しにくいのを無理やり薬で勃起させてまでしたのになあ。{/netabare}

終始、暗い雰囲気で辛い別れも多い{netabare}特に心の支えになってくれた同志の赤血球が胃潰瘍に巻き込まれて{/netabare}わけだが、それでも希望を持とうしている細胞たちに心を打たれた。津田健次郎ボイスの解説もわかりやすくて良かった。
それに、この肉体は何度も死線を潜り抜けていて、医療の進歩を感じるわ。

健康が一番大切だなとしみじみ考えさせられた作品だった。
自ら進んで不健康なことしている人に対して医療資源を投入するのって本当に困っている人の治療機会を奪う可能性もあると少しは考えてほしい。

僕自身は飲酒、喫煙を規制してもいいと思ってしまうんだけど、そこは利権だとか好きな人{netabare}好きっていう感情は所詮、依存でしかないっていうのはあんまり良くない考えかな?本来は体に対して毒だから本来の味自体は美味しいものではないはず。そこには慣れ、惰性、味のごまかしがある。{/netabare}がとか色々あるから難しい。
一部、体が頑丈すぎて効かない人もいるらしいが、そんなの一握りなので、基本は健康に気を遣いたいですね。
自己判断に委ねるしかないわけだが、自制できるんだったら苦労しないわってね。
現状ではマナーだけは守ってくださいっていうのが精一杯。守れないような人の治療はしないで(過激派)


日笠陽子さんって最近のアニメだとエッチないたずらされるのが多いようなイメージがあったけど、今回はそんなことされても動じることがなさそうな(そんなシーンはないが)クールキャラ。いいですね。


OP
走れ!with ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)
ED
上を向いて運ぼう with 赤血球 & 白血球 赤血球(榎木淳弥)と白血球(日笠陽子)
両方ともPOLYSICSというグループが制作し、ゲストボーカルを迎えている。OPは颯爽?とこれから社畜になるぞという感じを受ける一方でEDがなんとも拍子抜けな感じ。むしろ、それがいいのかも。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
毎日せっせと体中に酸素を運ぶ、新米赤血球。しかし彼の職場の労働環境は、徹底的にブラック──!!飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足……不健康の総合商社のような世界で、過重労働の末に細胞たちは何を思うのか?これは、あなたの体の物語──。

第1話 喫煙、細菌、終わりの始まり。
「僕たちは一体何のために働いているんですか!」ここは人間の体の中。赤芽球から脱核した赤血球たちは、明るい雰囲気の職場紹介映像を見た後に研修に向かうが、そこに待っていたのは、何も教わらないまま先輩から無茶振りされる仕事の数々。とまどいながらも体中へ酸素の配達に向かう赤血球(AA2153)だったが、職場紹介映像で見た細胞たちは、過酷な労働によりすっかり変わってしまっていた--。

第2話 肝臓、アルコール、誇り。
「ディープな肝臓の楽しみ方を教えてやるよ」この職場に新人という概念はない。初出勤にもかかわらず、休みなしで酸素を運んだ赤血球(AA2153)たち。仕事を終え、疲れ果て、座り込んでいたところに、現れたのはベテラン赤血球。「ベテランの勘だが……こんな日は降るぞ」。その言葉の真意を掴めずにいた赤血球(AA2153)に直後降り注いだのは、アルコールのシャワーだった。そして赤血球たちは、仕事のストレス発散の為、肝臓へと足を運ぶのだった--。

第3話 興奮、膨張、虚無。
「全細胞に告ぐ……これよりこの身体は興奮状態に入ります」赤血球達は海綿体に血液を満たし、勃起させるという重大なミッションを課せられた。「新たな生命の誕生」という一大ミッションに携われると、やる気に満ち溢れる赤血球(AA2153)。しかし、この体内では一筋縄でいく訳もない。先輩赤血球のいびり、蓄積されたストレスによる勃起率の低下。様々な困難が細胞達の前に立ち塞がる。果たして、赤血球達の奮闘は報われるのか。

第4話 最前線、淋菌、葛藤。
「……上はわかっちゃいない、現場のことなんて」性交渉により、体内に淋菌が侵入する。驚異的な増殖スピードを誇る淋菌に対し、戦い続ける白血球達は苦戦を強いられていた。淋菌は勢力を増し、尿道から周辺に進行し、精子達のいる精巣上体に迫ろうとする。これ以上の進行を止めるべく、白血球達は、ついにリンパ節にて総力戦を仕掛けることとなった。一方赤血球達は、尿道へ酸素を届ける危険な仕事を任せられる--。

第5話 過重労働、脱毛、錯乱。
「異物を排除……異物を排除……」幾多の苦難を乗り越え、自分の仕事に自信を持てるようになった赤血球(AA2153)。これからも良い世界を作っていこうと白血球と共に誓い、仕事のやりがいを感じたのも束の間、毛根に炎症が起こる。そこにいたのは、仲間である毛母細胞を襲い、毛根を破壊する、頼れる仕事仲間であるはずのキラーT細胞だった。

第6話 腎臓、尿路結石、涙。
仕事にも慣れ始め、合間に軽口を叩きあう余裕も出てきた赤血球(AA2153)と赤血球(AC1677)。二人は仕事中に付着した汚れを洗い流すため、腎臓を訪れることに。腎臓では、血液をろ過する役割を担う糸球体達が、黙々と仕事をこなしていた。そこで若い糸球体から、とある忠告を受ける。「尿管の近くを通るときは気を付けてください……」。その後、赤血球達が尿管のすぐそば、輸出細動脈を訪れると、何かが引っかかる不穏な音が辺りに響いた……。

第7話 カフェイン、誘惑、嫉妬。
「そのうち来るさ、あいつは俺達と同じ匂いがする」赤血球(AC1677)が運んだ酸素が、偶然「活性酸素」に変化し、若い一般細胞を老化させてしまう事故が発生する。事故とは言え、一つの細胞を老化させてしまったことに負い目を感じる中、新人赤血球たちの表彰式で赤血球(AA2153)が最優秀新人賞に選ばれる。同期との間についた大きな差を痛感していたところへ、お前の気持ちはよくわかるという先輩赤血球が現れる。先輩赤血球は「元気になれる所」へと、赤血球(AC1677)を誘い出す。

第8話 ふくらはぎ、肺血栓、機転。
「気づいていないのか、この体は丸二日、睡眠をとっていない」喫煙やアルコールの量が増えた影響により、にぎわっていた肝臓は活力と華やかさを失っていた。肝細胞たちも明らかに体調が悪く、話を聞くと、脂肪肝により肝臓の機能が弱まっているとのこと。赤血球(AA2153)が状況に困惑していると、仲間の赤血球から、酸素を運ぶ人数が不足している為、助けてほしいと頼まれる。かくして赤血球たちはろくに休めぬ中、ふくらはぎの機能が鈍くなり、酸素を運ぶことが困難になっていた深部静脈へと足を運ぶ……。

第9話 異変、水虫、働く意味。
「白血球さんが僕達の前であんな不安そうな顔するなんて…」白血球たちがどこにもいない。明らかな異常事態が起きている体内に困惑する白血球(1196)。赤血球(AA2153)は、ますます不健康化が進む体の状況を心配しつつも、酸素を運び続けていた。そんな中、偶然新人赤血球達の研修に遭遇する。いい機会だからと最近活躍をしている赤血球(AA2153)は、教育係に任命され、新人と共に酸素を運ぶことになった。だが、後輩たちの分も頑張らなければと気負う赤血球(AA2153)は、休みも取らず働き続けてしまい……。

第10話 胃潰瘍、友情、喪失。
「命が惜しい奴は遠慮なく帰ってくれ……見ての通りここじゃロクな死に方しねぇぞ」赤血球たちに緊急招集が掛かる。持てる限りの酸素を持って現場へと向かった赤血球たちの眼前に広がっていたのは、潰瘍を起こし、大きな亀裂ができた胃だった。漿膜(しょうまく)まで穴が空いてしまったら最後、胃がメルトダウンしてしまう。胃酸が噴き出し、いつ命を落としてもおかしくない状況で、赤血球たちは必死に酸素を運ぶ。しかし胃粘膜は次々はがれ、炎症が進行していく。そんな最悪の環境の中、ついに『奴』が現れる。

第11話 自暴自棄、痛風、反乱。
「……僕は……大切にできなかった……」胃酸の海に落ちていく赤血球(AC1677)のフラッシュバック。友を失ったのは自分のせいだと、赤血球(AA2153)は自暴自棄になっていた。しかしこの身体(せかい)は、ひとりの赤血球が立ち直る猶予など与えてはくれない。睡眠・運動不足により益々ブラック化の一途をたどる体内に現れたのは、上空を浮遊する、鋭角で無機質な巨大物体。過去に例を見ない、謎の細菌が襲来する--。

第12話 復帰、心臓、終焉。
「オレたちに休みがあるとしたら、この場所……心臓が止まるときくらいだ」働くことの意味は未だにわからない。だが、それでも目の前にある「酸素を運ぶ」という仕事を頑張ろうと決心し、懸命に励む赤血球(AA2153)。そんな赤血球の決意に反して、体内環境のブラック化はますます加速してゆく。血管内ではコレステロールや脂質の塊・プラークが至るところに付着し、崩壊が起こり始めていた。やがてそれは心臓をとりまき、心筋に酸素と栄養を送る“冠動脈”にも及び……。

第十三話 心筋梗塞、蘇生、変化。
「この体(せかい)は今日限りをもって、死を迎える…!」体の機能が停止していく。どの細胞も、この絶望的な状況下で諦観する中、唯一赤血球(AA2153)は諦めてはいなかった。ブラックだから、働かされているのか。もう死ぬから働かなくていいのか。幾多もの病気に苛まれ、友を失い、それでも赤血球(AA2153)が導き出した自分なりの答え、そして全細胞達の答えの先にあるものとは--。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

酒を呑みながら観ると罪悪感を感じるアニメNo.1(笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
「働く細胞」のスピンオフ。「働く細胞」がホワイト企業(健康体の病を描く)なら、こちらはブラック企業(不健康体を描く)。殺伐とした世界が描かれます。

飲酒、喫煙、睡眠不足、暴飲暴食、ストレス。

私達にはむしろ、こちらの方が身近かもしれません(笑)

無印にも良さはあるけど、よりメッセージ性の強いBLACKの方が、私はより好きですね。禁酒、しようかな~(する気ない)w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私自身、かなりBLACKな働き方をしています。月の時間外労働は、平均で120時間くらい。MAX200時間超えた月もあるし、連続38時間勤務した経験もあります。

酒は350日くらい飲んでます(呑んでない日=二日酔い)w タバコは一切吸いません。健康診断、今のところ血圧が少し高いくらいで、後は引っ掛かってないんで、一応、体は健康(と思っていたい)w

基本、毎日仕事して、家帰って、酒呑んで、アニメ観て、寝る。

まあ、私自身は仕事にやりがいを感じていて、好きで働いているので、精神的に苦はないですし、毎日楽しく過ごしているので、現状に不満はないです。

ただ、検診の度に医者から「働きすぎ」と言われ、上からも労働環境の改善を促されているので、ここ1、2年は意図的に仕事をセーブしています。なんとか月の時間外労働を80~100時間に収め、アルコールも、週1回は休肝日を作ろうかなと、ど、努力はしています(笑)

と、そんな私にとっては、「健康になれ(体内の労働環境=生活習慣を改善しろ)!」という叫びが響き渡る本作は、結構刺さりました。

厚生労働相は、働き方改革とか言って実質の仕事を増やしてサービス残業、隠れ残業を助長する前に、黙ってこのアニメを観ることを研修として各事業者に義務づければ良い(笑)

意識の改革は、各個人がやることで、国や事業主がやるのは、システムやルール作り。ようは、働き方を改革することがメリットとなる社会構造を作るしかないのだが、資源に乏しい日本では、マンパワーこそ1番の資源であり、私達労働者の「無茶」が、日本の経済を押し上げてきた過去からは、なかなか脱却できないのが難しいところだよな~とは思います。

さて、アニメとしての本作の魅力は、とにかく、「最悪」を描き続けることで、反面教師として、我々の生活習慣を改善させようという、医療アニメとしてのメッセージ性の強さ。そして、体内の悪い環境を、ブラック企業など、日本の社会の問題点とうまくリンクさせている、社会派アニメとての優秀さ。この2つが抜群に上手かった。

問題点としては、終始シリアスな内容で、観ていて疲れること。まあ、あんまりコメディタッチにすると、「反面教師」としての効果が下がるから、私はこれで良かったと思います。OPの前向きさ、EDのユルさにも意図を感じます。上手いですね。

ラストの2話は、絶望から希望への転換が見事。12話で死んじゃうバットエンドパターンでも、アニメとして充分に成立していたと思いますが、私はハッピーエンドが好きなので、13話も良かったです。全ての細胞が大切な役目を果たしていて、だからこそ、雇い主として我々は、彼らに感謝して自愛しなけばならない。医療アニメとしての結末をしっかりつける。

と同時に、自分の仕事に誇りを持って前向きに働くという、社会派アニメとしての結末もちゃんと用意する丁寧さ。いや~、良い最終回だった。

と、ここまでベタ褒めし、実は☆5つけようとしてたんですよ、13話Cパート観るまでは。

もう不健康を描けないから、輸血で別世界に移し、不健康を描き続ける。なるほど上手い展開だと思った。

でもこれ、折角の爽やかな読後感を台無しにする、大失策です。これを蛇足と言わずになんと言う。これやるなら、2期の冒頭でやりゃいいのに。

この画竜点睛を欠いた演出にがっかりし、☆5にする気がなくなりました。惜しくも☆4。あ~あ、勿体ない。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ブラックって、ブラック企業のブラック?(笑) 目指している、だけ(笑) 可愛くない血小板ちゃん(笑) なるほど、人間がブラックな労働すると、体内もブラックになっていくということか。タバコか。吸わないから関係ないが。中学生とかの喫煙防止教室で、これ見せようよ(笑)

2話目 ☆4
まあ、酒呑みながら観ているわけだが。なんかこう、色々考えさせられるな~。

3話目 ☆4
なる程、大人版だから、下ネタ系もあるのか。勃起、、、赤血球くん達、いつもご苦労様です(笑) 血液50%充填って、つまりは、半勃ち(笑) まさかのインポ(笑) 全体としての、エヴァ感(笑) そして、バイアグラ(笑) 陰茎、完全に勃起しました! って、声優人生でもまず言わないよな(笑) んで、性病かよ、相手も相手。

4話目 ☆4
淋病。まあ、病院行って薬だよな。性病だから、触手責め(笑) 膿へのリスペクト。近代兵器、ペニシリン。肩代わり出来ないから、誇りを持てる仕事。

5話目 ☆4
沈黙の臓器で、私語厳禁か(笑) 尿路結石は経験ないな~。しかし、抗生物質って、強いよな。

6話目 ☆4
抜け毛に加齢臭か~。段々他人事じゃないな~。エナジードリンク。カフェイン中毒の人、いるよね。

7話目 ☆


8話目 ☆4
肝細胞さん、、、ごめんなさい(笑) いやホント、健康には気をつけないとな。エコノミークラス症候群、高原選手で有名になったよな。

9話目 ☆


10話目 ☆4
胃潰瘍。友人の死。ちゃんと症状を見せつつ、ドラマも魅せてくるな。抗生物質、いつも強いよな。引きこもった。もう、働きたくない。

11話目 ☆4
エヴァじゃん(笑) 痛風には、なったことないけど、痛風の人、しんどそうだよね。脾臓、カッケェな。叫び、ちょっと刺さったわ。

12話目 ☆5
働く必要がない。世界の終焉。身体のことを見せつつ、社会システムとも上手く結びつけている。働くことに文句ばかり言う人は、働く必要がなくなるということの意味も、少し考えてほしいやな。BLACKが、ブラックを生む。

13話目☆4
これまで、体外を一切描いていない本作が、例外的にAEDをきちんと描写するのは、なんだかすごく良心的だったな。全ての細胞が大切だというメッセージ。この、おばちゃんの台詞は、人間から体内の細胞に向けたメッセージ。自分の仕事に誇りを持つという大切さ。一度死にかけて、ようやく、生活改善。希望のあるラスト。

なるほど、もう不健康を描けないから、輸血で別世界で二期ね。でもこれ、折角の爽やかな読後感を台無しにする、大失策。これやるなら、二期の頭でやりゃいいのに。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

右肩下がりの虚無感こそBLACKの本質

不健康な人体で過重労働を強いられる擬人化細胞たちの日常を描いた、
『はたらく細胞』の同名スピンオフコミック(3巻までレンタル)のアニメ化作品。

【物語 4.5点】
乱れた生活が招く重大疾病
→免疫低下中の現場では対処し切れず崖っぷち
→外部からの抗生物質等の運で首の皮一枚つながる。

皆、一生懸命頑張っているのに!
俺たちは何のために働いているんだ!?溢れる感情、涙……。

定型をブラック企業風の3K脚色で繰り返しながら、
主人公の赤血球らが心身共に追い詰められて行く絶望感を、
1クール3巻途中までのスローペースで、
一部“出張版”や“第二部”のエピソードを先取りして構成しつつジックリ消化。

各エピソードの急性的な悲哀、憤怒だけでなく、
慢性的な消耗の蓄積により感情が爆発する、
あの時、勇気を貰った言葉へのアンサーなど、伏線回収も良好。

公式HPは“はたらく人たちに勇気を贈る、大人の“はたらく細胞”開幕!”
などと銘打っているが、
よくぞここまで、はたらく苦しさを斟酌してくれた!と奮起できるか、
もうダメだ……と、めり込むかは視聴者次第(私は前者でしたが)
メンタルヘルスは“自己責任”でお願いします。


【作画 3.5点】
制作のライデンフィルムもかつては、
序盤の勢いが続かず、徐々に作画が息切れする傾向もあったが、
近年のスタジオや人員の増強で戦力は整ってきている模様。

人物等にデッサン風の陰影を描き込み、疲労感を増強。
背景美術も、寂れた工業団地の如き体内組織を構築し、ディストピア感を演出。
序盤から血管内に汚泥となって積もるプラーク(こぶ)の描写も手を抜かず、
破滅への序曲を奏でる。

暗い体内で輝きを放つのはもはや、
巨乳白血球さんたちの純白な胸元しかないのか?(←錯乱w)
ですが彼女たち好中球の斬撃や“貪食”のグロ描写も容赦しませんw

{netabare}ネオン街風の街並みで“抜いて”くれる肝臓や、
汚れた身体を洗い流してくれる腎臓{/netabare}も大人(アダルト)向けw


【キャラ 4.0点】
主人公の赤血球(AA2153)……真面目なメガネ男子
同期の赤血球(AC1677)……サボる要領も弁えた主人公のバランサー男子
白血球(1196)……落ち込んだ主人公のカンフル剤にもなる長髪巨乳剣士

彼らを軸に、各臓器、器官の惨状を行脚。

胃の主細胞のおっちゃんや、クレーマーおばさん細胞など、
劣悪な環境に毒され終わってると思われたキャラが、
時折、人情を見せたりもするが、基本的にBLACK。

ここはCV.久保ユリカさんの血小板ちゃんで幼女成分を補給しよう……。
が、BLACKは血小板リーダーすらも、口が悪いガテン系w残念w


【声優 4.0点】
ナレーション役は津田 健次郎さん。年季が入った渋いボイスで、BLACKに拍車。
尚、人間ドラマへの没入重視のためか、解説の際、テロップ表示もほぼありません。
……新入りに優しくないw

主人公・赤血球役の榎木 淳弥さん。ポジティブからネガティブまでカバーする
アップダウンの激しい熱演でBLACKを体現。

脳細胞の司令官役には平川 大輔さん。
常にギリギリの対応に追われる狼狽ボイスが修羅場を好演出。

あと、{netabare}淋菌役の高橋 伸也さんの「淋しい~」{/netabare}が脳裏から離れず、夢に出て来そうですw

【音楽 4.0点】
劇伴は菅野 祐悟氏。特に勇壮な管弦楽の主旋律に、
心電図モニター音をアレンジしたメインテーマは、
感情が限界突破したシーンで多用され、ハートを揺ぶる。

OP主題歌は「走れ!withヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)」
大変、前向きなロックチューンなのですが、
このシナリオ下で聴くと多分に空元気w
でもOPアニメはキャラの表情も明るいオアシスです。
{netabare}で、これすらも夢落ちって……そりゃ、ないよ~(泣){/netabare}

EDは「上を向いて運ぼうwith 赤血球&白血球」
明るい曲調で“はこ~べ♪はこべ~♪”“フレー♪フレー♪細胞♪”
などと歌う、もはや破れかぶれなブラック企業社歌の様相。
二番では“タイムカードの意味はないよな”
との爆弾発言まで飛び出し、労基署通報待った無しw


【感想】
不健康な生活への警鐘アニメであると同時に、
BLACKについて、思う所が多々ある私にとっては、
涙無しには見られないシーンが多い、お仕事アニメでもありました。

例えば、{netabare}暴走の末、「もう働かなくていいんだ」と涙するキラーT細胞とか、
赤血球AA2153とAC1677の友情とか、
自暴自棄になった主人公に「世界を壊すことじゃない」と抱擁する白血球とか。{/netabare}

長いデフレ不況下における、ブラック労働の何処が悲惨かと言うと、
皆の日々の頑張りは、マイナスをゼロに保ち続けるだけの防衛戦でしかなく、
働いても働いても、定昇も成長も見込めない。
むしろ右肩下がりに衰退していく虚無感にある。

その観点からも本作のBLACKは本物だったと思います。
人体の不摂生だけでなく、社会の不健全についても考えさせられた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

71.2 8 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング8位
鬼灯の冷徹 第弐期 その弐(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (215)
1124人が棚に入れました
これは地獄のお話。あいもかわらず亡者であふれ返っている地獄では、
閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大王の補佐はもとより、
亡者への呵責や獄卒たちの指導に、現世への視察と大忙しの日々を送っていた。
そんな鬼灯といつもの愉快な仲間たちに、お久しぶりの西洋地獄の悪魔たち、
おとぎ話に出てくる強烈な姫やら鶴やら妖怪たちが加わって、
騒々しくも楽しい地獄の日々は、まだまだ続く!

※第2期第2クールとなります

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、喜多村英梨、青山桐子、柿原徹也、種﨑敦美、上坂すみれ、平川大輔、遊佐浩二、佐藤聡美、小倉唯、諏訪彩花

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

騒々しくも楽しい地獄の日々は、まだまだ続く!

この地獄の物語も2期の後半クール…
1期から物語の内容的に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

公式HPのイントロダクションには「閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大忙しの日々を送っていた。」と記載されています。
確かに鬼灯様は忙しいのかもしれません。
ですが、ここまで話が続くと最早「地獄の日常」を描いた作品にしか思えなくなっている気がします。
物語の進行からあちこちで鬼灯様を見かけるのですが、正直あまり忙しそうには見えないんですよね。
その一瞬一瞬を満喫しているというか…分単位であくせく働くサラリーマンとは、忙しさが一線画しています。

地獄の日常系作品ですが、決して面白くない訳ではありません。
訪問する先々での展開も嫌いではありませんが、個人的には準主役の座にいる鬼灯様の取り巻きが一番大好きです。

私の一番のお気に入りは、獄卒を勤める芥子(からし)ちゃんです。
日常パートの控えめで丁寧な言葉遣いに加えて温厚な性格…
キャラデザ含めて全てがお気に入りなのですが、その気持ちを助長してくれるのが声優さんです…
芥子ちゃん役…種崎さんなんですよ♪

種崎さんといえば、響け!ユーフォニアム2の鎧塚みぞれや、魔法使いの嫁の羽鳥チセといった大人しく物静かなんですけれど、一本芯の通ったキャラの似合うイメージがありますが、ハイスクール・フリートの西崎芽依のような明るくイケイケの女の子も個人的には大好きです。
芥子ちゃんは、上記の静と動を足して2で割ったようなキャラ…
種崎さんが芥子ちゃんを演じるのは天啓だったのではないでしょうか^^?

そして芥子ちゃんの次に好きなのが、座敷童子の一子と二子です。
おかっぱ頭の似合う純日本人形風の双子なんですが、こちらも声優さんが…^^
一子がさとさとで、二子が唯ちゃん…
お互い声質の似ている部分を最大限に活用して演じているので、どんな感じかは想像に易しいと思います。

2期の前半クールでは、2人で閻魔庁のあちこちを走り回りながら遊んでいるイメージが強かったですが、今期の作品を見ると2人に対する見方が少し変わるかもしれません。
小さい子ならでは…なのかもしれませんけれど。
少なくても鬼灯様にタメ口であれこれお願いできるのは二人の特権なんだと思います。

アイドル活動を頑張っている「まきみき」の二人も良い感じです。
ピーチ・マキ(CV:上坂すみれさん)とミキ(CV:諏訪彩花さん)のコンビなのですが、コンビで頑張っているときより、単独で素の時の方が面白かったり…
どちらも甲乙付け難いキャラですが、敢えて優劣をつけるなら個人的にはミキに軍配かも…

我々が地獄に抱くイメージを一変させてくれる温かみ溢れるキャラデザと作画に和みながら、サラリと地獄に関する見識を深められる作品…
個性溢れるキャラの活躍を含め、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、地獄の沙汰オールスターズの「拝啓、地獄より」
エンディングテーマは、上坂すみれさんの「地獄でホットケーキ」

2クール全26話の後半クール13話で構成された物語でした。
構成が安定しているので、安心して視聴できる作品だと思います。
鬼灯様が怖くなければ、小さなお子さんでも楽しめる作品なのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

月曜日午前7:59より山手線、上野・品川・新宿辺りから声高らかにサビを歌いたい

①地獄 地獄 毎日地獄
②地獄 地獄 嘘でしょ
③地獄 地獄 ようこそ 地獄
 →②→①→②→③→ …以下エンドレス

そして8:03に
 地獄 地獄 破産地獄
 地獄 地獄 闇金
 地獄 地獄 ようこそ破滅
と歌いたい、声高らかに!

本当は(略){netabare}
午前2:03(じみ)◆ダークホース
午前2:59(じごく)☆1番候補
午前4:44 ★2番候補
午前4:27()▽苦手な相手向け
午前4:59(じごく)■M男向け
午前5:03(ごみ)□M男向け
とかに歌いたいけど電車走ってないし、人もいないだろうしね。

その時間帯に歌舞伎町や国分町や中洲でもいいけど
物理的に地獄に落ちそうだからね。{/netabare}

あらすじ省略、
多分3期に当たるんだろうけどこの作品から観ても楽しめます。

今回はルリオ・柿助・芥子さん
そして何よりマキミキのミキちゃんにスポットが当たる回が多いです。
ミキちゃんにスポット当たります。
ミキちゃん回です。
…からのルリオです、出番が多めです。
このシーズンでルリオが大好きになりました。シブカワええ☆☆☆☆☆
{netabare}ルリオが天邪鬼に突っ込んだときはシビレタ。{/netabare}
あと年配キャラいいよね、主にババア★★★★★
 ※ 登場人物ほぼ100%ちょー年配

この作品の話の広げ方ってすごい上手い。
誰かにスポット当て
逸話や都市伝説に話をひろげながらその生態・特徴を説明をする。
こういう話し方できると女の子にモテるのかな?
いや、こういう知識を持っていても話してばかりならウザがられるんだろうな。
井戸端会議の技術としては優れているんだろうけど。

鬼灯様の人事もええな。
上司を管理する人に欲しい。
直属の上司にはならないでいただきたい。
社長には向いてないと思う。現場向き。
フットワーク軽い方が良さげ。けど権限は大き目。

地獄と現世が川を挟んで繋がっていて
そこでの話が生きている自分にも響く。
地獄の住人も苦労するって聞いたんじゃ
せめて生きている間、何かできる間はがんばろうって思うよ。

なんだろうね、この作品見たり会話を聞くと心が安らぐんだよね。
そうか、ここが終着点だからか。










…天国とか贅沢は言いません
地獄でも働くんで
焼いたり寒かったり
痛いのは勘弁してください。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

地獄世界の日常(2期)

地獄に落ちると、こんな楽しい世界が待っている…いや、これは嫌だ(笑)

地獄の世界もちゃんと組織があり、そこで働く人々を中心に描いた「地獄の日常」といった感じの作品です。基本的にはコメディですが、地獄の話や神話の話、昔話、外国の宗教観など、さまざまな知識を得ることもできるという、お得な作品でもあります。

主人公である鬼灯様はじめ、この作品はとにかくキャラの宝庫。キャラたちが巻き起こす騒動やら、競争やらを見て楽しむという感じです。頭空っぽにして見ても…というより、空っぽにしてみたほうが楽しめます。

キャラデザインは独特ですが、見慣れると不思議と可愛く感じます。座敷わらしやマキ・ミキなんてまさにそう。毎話居ないと寂しくさえ感じてしまうほど。それと、驚くほど中の人たちが豪華なのも特徴のひとつ。

ブラックユーモア系ですが、それほどきついわけではありません。クスクス系の笑いが好きな人にうってつけの作品です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

67.2 9 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング9位
星のカービィ(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (147)
909人が棚に入れました
ある日ナイトメア要塞から魔獣「カービィ」が追放された。彼は魔獣として生まれながらも正義の心を持ち、ナイトメアの命令に従わなかったのだ。カービィはどこからか手に入れた宇宙船の中で眠りにつき、ナイトメアに対抗する力をつけることになった。しかしナイトメアの活動が急激に活発化したためにカービィは予定よりも200年早く目覚め、未熟なままで魔獣の送り込まれている国、プププランドへやってくることになってしまった。
カービィはプププランドに住むフームやブン達と友達になり、彼らの助けを得ながら星の戦士としての力を高め、ナイトメア打倒の日を目ざすことになった。


声優・キャラクター
大本眞基子、吉田小百合、小松里歌、緒方賢一、龍田直樹、長嶝高士、水谷優子、神崎ちろ、秋田まどか、千葉一伸、銀河万丈、私市淳、細井治、瀧本富士子

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

大人でも見られる子供向け作品

『星のカービィ』はオリジナルアニメ(ゲーム原作)、8クール(全100話)のパロディ・子供向けファンタジーアニメです。


このアニメは、毎回様々なテーマに基づいてストーリーが練られている。元々がゲームが原作の作品のため、基本はゲームに基づいた設定だがオリジナルな設定も多く、特に登場人物以外はオリジナル要素が強い。そして世界観も独特。

各話の主な物語構成は、①デデデ大王がカービィを倒す目的または悪巧みのために『魔獣』を"ナイトメア"という黒幕から購入し、②色々あってほぼ100%の確立でカービィ大ピンチ、③カービィがコピー能力を駆使し魔獣+デデデを倒す、④デデデ涙目、という流れだ。まさにポケモン等の王道アニメの典型パターン。
また、『格闘型バイクレース大会』や『自動車レース大会』のような、各話に一度は存在するカービィ側とデデデ側のいざこざとはまた異なる、前後編に渡った競争もなかなか白熱して面白い。特にそれら回で使われるBGMは『カービィのエアライド』や『スーパーデラックス』等のゲームBGMを引っ張ってアレンジした物があり、共に良いムードを作り上げている。この作品のBGMレベルは結構高い。
【地球温暖化や酸性雨などの環境問題・依存症・教育問題・メディアの影響力・・】のような当時の社会風刺ネタをテーマとした話では、ブラックユーモア的なギャグや戦いなどを加えて、時には面白おかしく時にはシリアスに、子供たちがイメージし易い形で取り入れられていた。


物語の流れについてだが、序盤は主要登場人物の紹介を背景とした、純な子供向けのストーリーの印象が強い。主人公のカービィ自体が「ぽよぉ?」や「ピギャ!?」のような擬態語しか喋らないので余計だ。しかし、カービィがプププランドに馴染んでいくまでに、村の人々から部外者として散々な扱いを受けたり、一方で様々な住人・動物達との出会いや皆強力して何かをやり遂げる…といったストーリーが展開され、それらはどれも子供向けながらに面白い。特にウイスピーウッズの回や花火大会の話は序盤のわりには神回だった。

序盤を過ぎると、序盤の様なカービィが町に馴染むまでの話は無くなり、プププランドにてデデデ達やフーム達(カービィの友人且つ保護者ポジション)、村の流れ者や人型魔獣、そして村民達などと共に何かをしたりされたりする話が多くなる。基本構成は上記の物と変わらず、基本的にコミカルな話が多いが、社会風刺ネタやシリアスな話の割合も増える。腹を抱えて笑えるギャグも豊富。

終盤に近づくにつれ、このアニメの黒幕が徐々に動き出しシリアスな展開が多くなる。そして、終盤(第96話~)はそれまでのコミカルな雰囲気をぶっ壊した『インディペンデイス・デイ』のような展開に。その後『宇宙戦艦ヤマト』に出て来そうな戦艦(ゲームにて元々存在)や用語も登場。『スターウォーズ』をリスペクトしたような戦闘も展開される。まるで、名作の寄せ集めの結晶体のようだが、ストーリー展開・設定・映像共々、大変良く出来ていた。戦闘シーンではCGをフルに活用した迫力や臨場感のあるものとなっており、殆んど登場しなかった『星の戦士達』も輝いていた。この戦闘シーンだけでも楽しめるだろう。


アニメ版『星のカービィ』は一度語り出せば止まらなくなるほど思い入れのある作品。100話という長編アニメのため、あまり他人に勧められる作品ではないが、子供でも大人でも楽しめる作品ではある。個人的には小学生にガンガン進めたい作品だ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

前原由羽 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

カービィ学を考える

放映されて10年以上も経ったドラマやアニメに懐かしさを感じても、今に通じると思うことはあまりないだろうと思います。

だけど、人の性に関わる事項・社会問題というものは10年そこらではそれほど変わりません。カービィをみて、懐かしさよりも考えさせられるところに共感を覚えるのはそこなのでしょうか。

カービィが放送されたのは2001年から2003年、私が小学校に入学したころですね。あれから14年の今、様々な技術革新が進んだけれど、世間の倫理観がそれに追いついているのか疑問だし、そもそも問題点ですら改善しているか怪しいところです。初期の話だけでも情報操作や研究不正といった今現在もホットな話題が提示されています。

また、いろんな出来事に対する各キャラの捉え方も面白いですね。何でもお見通しのフームと、気づいたり気付かなかったりのブン、いつもカスタマーサービスに騙されているデデデ、悪いとわかっているのに(いながら?)権力には逆らえないエスカルゴン。視聴しているときは我々はフームの気分になってみても、いざ現実ではブンやエスカルゴン(はたまたデデデ!?)にしかなれないのでしょう。

カービィを見ていた当時の私でも全ての風刺内容には気づいてはいなかったけど、現代社会は様々な問題を抱えていて、カービィのように1つ1つ解決していかなきゃならないというテーマを感じていました。あれから10年以上経って社会に出る準備をしている身として、カービィの時代よりは社会問題が改善するように個人レベルで努力しなければならないと強く思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

任天堂のゲームを原作とした名作アニメ

ご存知の方も多いと思うが
このアニメは任天堂のゲーム「星のカービィ」をベースに
作られたアニメである。

基本的な流れとしては
デデデ大王がカービィを倒すためにナイトメアから魔獣を
ダウンロードする。魔獣がカービィを求め町を襲撃するため
住民は大パニック。ピンチに陥るものの、敵の武器や味方の支援を元に
コピー能力をゲットし魔獣を退治するというもの。

だが、このアニメがすごいところは
王道的なストーリーの中に社会問題を取り入れていることである。

環境問題、教育問題、メディア問題、食糧問題、動物問題といったように
様々である。当然アニメに関する話も2回程作られている。

「アニメ新番組・星のデデデ」と「オタアニメ!星のフームたん」
である。この2つはカービィアニメの中でも相当カオスな回
のため視聴の際は覚悟を決めるべし。

それに加え、登場人物における名言も心に刺さるものがある。
「歴史はスタジオで作られる~♪」
「環境破壊は気持ちいいZOY」が有名だろうか。
他にも色々あるが多すぎるので2つにした。

CGやBGMもクオリティが高く、スタッフの作品愛がすごく伝わってくる。
「新春!カービィ・クイズショー」や
「ワープスターの危機!後編」はサービス精神旺盛である。

100話もあるため、人を選ぶ作品ではあるが
大人になったからこそ意味が深く理解できるアニメだと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

64.1 10 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング10位
USAVICH Season3 [ウサビッチ シーズン3](OVA)

2008年10月10日
★★★★☆ 3.7 (91)
459人が棚に入れました
ロシアの監獄に閉じ込められていたが脱獄に成功し、逃避行の末、遂に街にたどり着いたロシアの脱走囚人のウサギ、プーチンとキレネンコ。雑誌で見た新作のスニーカーを求めているうちに、とあるデパートを訪れるが、実はそのデパートは街を牛耳るロシアンマフィアの巣窟だった! キレネンコと過去に因縁があるらしい新キャラ・ズルゾロフが二人に襲いかかる! キレネンコは新商品のシューズをゲットできるのか!? そしてプーチンは無事生き延びることが出来るのか!?

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

USAVICH、スニーカーを求む

そうVICHなんです。
東欧のどこかと思っておりました。
Rurの通貨をググってしまい信じたくない事実を確信してしまいました。

舞台はロシア、否、ソビエトのどっかのビル。

緑のノッポはプー○ン、
赤のギャングはキレネンコ、
あらすじを読んだ記憶が正しければそうだ。

ロシアで○ーチンとかだと勘ぐってしまうじゃないですか。
射殺されたら訴えてやるー

さて、

メカニックでテクニシャンでエンジニアのプーチン、
パワー型、防御型、無表情系のキレネンコ、
ヒヨコみたいで股間に口と青髭を持つ不死身の永久機関ホモひよこ、
カエル、の4人がレギュラー。

でしたが今回はビルのオーナーらしき坊ちゃんもレギュラー。
ヤツはなんかムカつくのできっと金持ちのじいさんの資産でも奪い取ったカスでしょう。
こいつのお陰でたくさんセリフを聞けます。

プーチンは感情豊か、表情豊か、酒好きとギャンブル好きという嗜好が垣間見えたので、
そこら辺が囚人となった所以でしょうか。
キレネンコの過去もちょっと見れます。
キレネンコに関しては、最早捕まってもしょうがないような暴力生体兵器なのでしゃーない。

二人とも得意分野では神がかったスピードを見せます。
あとキレネンコがマジ切れすると鬼になります。

このキレネンコが感情を見せます。
そう、彼はスニーカーをこよなく愛しているのだ。
あのコンバースみたいなスニーカーを。

キレネンコは通常で百人力、
普通に切れると千人力、
マジ切れすると小型生体兵器と成り代わる。

ちなみに3期まで来た皆さんならお分かりだと思いますが、
プーチンはややM、
ホモひよこはドMです。熱視線で逝けるモノホンです。
カエルはマイペース。
キレネンコはSと思われそうですが、
あれはただ単に彼の願いをかなえる手段やらストレス発散方法が暴力なだけで、Sではないと思う。
キレネンコは極悪な高校にでも入学しようものならば、
登校初日で勝手に裏番にされてしまうようなヤツです。
キレネンコは権力にも暴力にも金にも興味はない、
ただ願望を叶えるのに肉体に備わった暴力といつでも手に入れられる金があるだけなのでしょう。

そんな彼も不死身ではなかった、弱点がある。

ときどき見せるネタに日本の漫画愛を感じます。

今作で3期のこの作品、
キレネンコがステキで輝いております♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

一度見たら忘れられない顔となかなか覚えられない名前

子ども向けっぽい雰囲気に見えるキャラデザだが、
内容的には大きなお子さんや大人向けのアニメだと思う。
雑貨屋さんに行くと、ぬいぐるみやストラップ系のマスコットや
ステーショナリーなど、このキャラグッズはけっこう見るし、
小さなお子さんより、やはり中高生以上に人気があるようだ。

MTV Japan局のMTV FLASHER枠で深夜放送されていたもので
海外作品のように見えるけど、日本作品。

ジャンルとしては、シチュエーションコメディのアニメ作品。
1話が1分半という短さで、セリフはほとんどないに等しい。

舞台は1961年 ソビエト連邦時代のロシア。
しかも、主人公はなんと刑務所で服役中。
収監された2羽のウサギは・・・
コサックダンスが得意で食いしん坊のプーチンと
極度のマイペースさを誇るキレネンコはシューズコレクターだったり
そのほかにも、なかなかの細かいキャラ立てがされている。

その仲間たちが繰り広げる毎日を、
独特のコンピューターサウンドと突飛な笑いのセンスに乗せ、
シュールな展開とドタバタコメディを織り交ぜながら描いている。

今まで、監獄生活を描いたシーズン1と
脱獄したあとのカーチェイスを描いたシーズン2につづき、
このシーズン3では、逃亡劇を経て辿り着いたデパートでの
出来事を描いているのだけれど、そのデパートが実はマフィアの巣窟だった
という設定になっておりそれぞれシーズンごとで構成された13話。

この筒型状の胴体とやけに長くて寸胴な顔つき、内心何を思ってるか
ついつい探りたくなってくるような、信用ならない顔つき。
ゆるキャラとは違うし、ウサギにしては顔と耳との比率がアンバランス。
見ようによっては、けっこう怖いので、あまり近寄りたくない感じ。
それが何話も続けて観ていくと、まぁこれはこれで面白いか・・・
と思えてしまうから不思議なものだ。
色合いもやや淡いトーンなので、ゴチャゴチャした絵柄でも
目にそれほど負担がかかるような作画でもなく。
お茶でも飲みながら、ぼ~~っと眺めるのにちょうどいいかも。

さてさて・・・彼らは無事に?目的を果たせるのか・・・

しっかし、レニングラードにコマネチくらいはわかるとしても、
ゼニロフにロウドフ、カンシュコフにコプチェフ。
ロシア系の名前ってなんでこんなに覚えにくいんだーー

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

デパートに足を踏み入れるとそこはマフィアの巣窟でした的なショートコメディ

今回はデパート編。足を踏み入れるとそこはマフィアの巣窟でしたと言うお話。見どころとしては、相変わらずマフィアに弄ばれるプーチンと、それでもマイペースを保ち続けた挙句我慢できなくなってブチ切れ暴走するいつものキレネンコ。オチはもう大体わかると思いますが、とても見ていて面白いアニメです。多少ブラックユーモアが強かったりもします。(説明する必要がないくらいほぼテンプレ)

主な登場キャラとしては、プーチンとキレネンコ。
プーチンは囚人番号541番で緑ストライプの囚人服。鼻の下が長く巻かれた耳が特徴的な兎。コサックダンスが好きで監獄生活をエンジョイしてます。
キレネンコは囚人番号04番で赤ストライプの囚人服。ブラックジャックの様な手術後に左耳の安全ピンが特徴的な兎。常にマイペースでそれを崩されると凶暴化します。
今回はさらに{netabare}キレネンコっぽいロボットが新しく仲間に加わります。{/netabare}

個人的には以下の話をお勧めします。(シーズン3 27話~39.5話)

31話「5階」
34話「8階」{netabare} あのキレネンコがまさかの…{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

65.7 11 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング11位
ポピーザぱフォーマー(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (85)
401人が棚に入れました
キャラクターや背景が全て3DCGで描かれている、キャラクターのセリフや字幕が一切無い短編アニメーション。瑞鷹とキッズステーションが製作。ヴォルフサーカス団の見習いクラウンで、ピンクのウサ耳付きの被り物に、赤白ストライプ、三本指手袋と尻尾付きの全身タイツの「ポピー」と、ポピーの助手である仮面を被りトランクス一丁の青い謎の動物「ケダモノ」らが、時には爆弾を炸裂させる、やたらと凶器を振り回す、銃を乱射するなど、シュールでブラックユーモア満載の作品。あまりに過激な内容だったため、放送局によっては、放送を自粛した回が存在する。
ネタバレ

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ケダモノの顔は

{netabare}お母さん似だったよ{/netabare}


<物語>
ふと深夜にこれを見てしまって、翌日友人らにこの奇妙なアニメの事を話しても理解を得られず、やはり見てはいけないものを見てしまったと小学生時分に悟らせる、都市伝説的な側面すら感じさせる作品でしたね。
"検索してはいけない言葉"としても有名ですかね、度を越えた残虐性には目を瞑りたくなる箇所も屡々。
しかしながら、原作者の増田龍治さんは自身のホームページでこんなことを仰ってます。

>争いと破壊。
>理想の自分をやたらと追いかけて、さらに他者との比較による競争心を持つことにより、人間は、いつも周りを巻き込んだ破壊を引き起こす。
>「誰よりも自分がトップでありたい」という思考が周囲を敵に見てしまい、意味のない争いを作り出して自滅する。
>そうした人間の内側にある狂気をユーモラスに表現して笑った作品。
>競争社会に翻弄されて自滅していく現代人の精神でもある。

当初は私もキチガイアニメとしか思っていなかったのですが、作者の意図を鑑みると、少しは違った景色が見えてきます。
これぞブラックユーモアの典型といったところでしょうか、コミカルに描き切られている内情はどこまでもシニカルで底が見えません。

<作画>
世に有名な「アルプスの少女ハイジ」を生み出した瑞鷹が製作しています。
これもまた騒然たる事実なんですが、こんなキッズステーションの低燃費CGアニメがDVD12万枚を売り上げて、コロムビアゴールドディスク大賞を受賞したらしいですね。
どこでそんなに流行っていたの?と俄かに信じ難いんですが、まぁ有り得るかもと思ってしまうのが本作の凄い所です。
さらに2話ほど過激すぎて放送休止になった回が存在するんですが、ぶっちゃけどの回もヤバいです。
該当するのが、11話の串刺しになる回と27話のカエルを刻む回ですか、逆に何故これが大丈夫なのと思う回は枚挙に遑がありません。

<声優>
サイレントコメディですので声優付きのキャラは居ない、かと思わせて実は一人(一匹?)だけ存在します。
しかも誰が声をあてているのか不明です。

<音楽>
青柳常夫さんが歌う「POPEE the クラウン」、何度か聞いてると脳から離れなくなる危険な曲です。
歌詞は全く意味が分からないんですけど、どうやらオリジナル版と日本語版の二つが存在するみたいですね。
日本語版の歌詞も見てみたんですけど、まぁこれの意味が分からなくたって今後生きていくことに支障はないでしょう。
その他にも"たーまごたーまごたーまご"って言ってる曲も頻繁に流れてましたよね、曲なんでしょうか。

<キャラ>
毎回ポピーの正気の沙汰とは思えない無茶振りを甘んじて受け入れるケダモノの構図が面白いですね。
後半の方はケダモノも知恵を働かせてポピーに逆転勝ちすることも多くて、さらにパピィも追随して制裁を加えてきますから、ポピーの立場が無くなってたのが笑えました。
それにしてもケダモノの表情がまた趣深くて好きですね、剥がれてから地面に着地した瞬間消えるのが謎ですけど。
どうやらケダモノの仮面が昔発売してたらしくて、デスクトップアクセサリーの付録みたいですね、機会があったら買いたいです。


本作以上の逸材って今後現れない気がしますね、「ウサビッチ」は良い線行ったのかな。
お勧めのCGアニメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

子供向けとは思えないほどに過激なサイレントアニメ

このアニメは、キッズステーションにて放送されていた
5分枠の短編アニメである。

大きな特徴は、これでもかと言わんばかりにブラックジョークや
残酷描写が満載な点だ。
チェーンソーや銃が出るのは日常茶飯事であり、
ほとんどの回で登場人物が死亡するのだ。
しかも、しまいには自殺をするような回も存在するなど
非常に刺激的な作風に仕上がっている。

そういった理由から、みんなのトラウマ、検索してはいけない言葉
の1つとして取り上げられる程有名な作品にもなっている。

最終話を除き、セリフは一切ないがキャラの心情、行動が
視聴者にすぐ伝わるように制作されているので
その面で心配することはないだろう。

最初の頃は、ポピーとケダモノの2人をメインに話が進んでいたのだが
途中で登場する主要人物、パピーが出てくるのを機に
不条理さに拍車をかける展開へと発展していく。
ポピーとケダモノも中々外道なことをするのだが、
パピーはそれの遥か上をいく。色んな意味で強烈な
キャラクター達である。

ちなみに、放送禁止回が存在する。(当たり前だが)
11話と27話だ。特にきついなと感じたのは11話だろうか。
27話も結構来るものがあるが、11話よりは
まだ見れたような気がする。(?)

どれも好きな話だが、あえて一つに絞るなら
「HYPNOTISM」(催眠術)だろうか。
最初は、パピーがケダモノ達に催眠術を仕掛けるだけだったが
途中からパピーとポピーの催眠術合戦へと発展していくのだ。
作中の中でも相当強い(?)2人なのでとても見ごたえがある。
催眠術にかかっても、とっさの判断力で催眠術を解こうとする
のは流石といったところか。最後の落ちもすごく好きだ。誠に感服した。

OPは非常に癖が強いが、中毒性が高いので一風変わった曲
をお探しの方には一度聞いてみることをお勧めする。
恐らくはまるはずだ。

好き嫌いがはっきりしているアニメなので、上級者向けの
作品であることに間違いないだろう。お勧めする際は、気を付けよう。
私はとても大好きな作品だ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

負け猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

麻薬ザぱフォーマー

ポピーってケシの花で麻薬の事なんだよねー^^
確か制作スタッフの話でこの話してたわwww

ショート3Dアニメで内容はギャグでいいのか?

メイン登場人物は
ポピー (うさぎ)
ケダモノ(お面)
パピー (うさぎの父親 兼 太陽) などなど

いっさいセリフのないBGMとSEだけの限定サイレントコントを見るようなアニメ!!!

しかし、セリフがないにも関わらず、ストーリーがわかってしまうのはなぜなんだろうwww

以外にハードなギャグの攻め方をしてくるので、展開やオチを予測するのは難しく
良い意味で期待を裏切るでしょうwww

私のお気に入りのキャラはケダモノ(お面つけてます)で
彼は自分の感情や言いたい事を
全てお面の表情で表現します。それがまたカワイイのなんのw

1話5分くらい?だったはずです。
なので試しに見ても良いのでは?
見たなら正しく中毒症状を引き起こすアニメですよー^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

71.0 12 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング12位
LEVEL E [レベルイー](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (932)
4604人が棚に入れました
高校進学に伴って山形で一人暮らしを始めることになった筒井雪隆は、引っ越したその日に自分より先に自分の部屋で勝手に生活している記憶喪失の宇宙人を自称する男に出会う。追い出そうとする雪隆だが、男に言いくるめられ、結局男を同居させた上、宇宙人である事も認めざるを得なくなってしまう。落ち着く間もなく雪隆の周りに男をめぐって、人間の宇宙人研究機関員、宇宙からやって来た男を王子と呼ぶ護衛達、更には山形周辺を縄張りとする好戦的な宇宙戦闘民族ディスクン星人まで動き出し、風雲急を告げ始める。しかし雪隆達の不安をよそに、当の本人は全く緊迫感無く悠々とショッピングを楽しんでいた。

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感想、そして雑談(宇宙人)

冨樫義博さんが1995年から作成した漫画が原作の今作品はSF、オカルト的内容を含むギャグアニメです。

オムニバス形式の今作品は「地球来襲編」「食人鬼編」「原色戦隊カラーレンジャー編」「高校野球地区予選編」「バカ王子・結婚編」などの複数パートから構成されています。

私は地球来襲編や結婚編などが好みでしたが、どの回も面白い内容で満足できました。
特にバカ王子のボケと筒井雪隆のツッコミが良いですねw

オカルト的内容は実に興味深く、SFとして完成度の高いものとなっていたと思います(まぁSFなんてあんまり見ないんですがw)

しかし、一番面白いのは、作品の設定でしょうね。宇宙人が地球上に既に飛来してきているような説は沢山ありますが、それを実際に物語として視聴したのはこれが始めてでした。

複数の種族が存在する中、どのような世界観が生まれるのか。あまり本編では触れていませんでしたが、それでも片鱗は垣間見ることが出来ました。
というか山形県怖すぎだろw

音楽の方はOPが特に気に入りました。元々栗山千秋が好きな私にはたまらんかったですw


さて、突然ですが、皆さんはフェルミのパラドックスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
まぁその内容は知らずとも、多分一度は聞いたことはあると思われるこのパラドックスは有名な物理学者、エンリコフェルミが指摘した論理です。
フェルミのパラドックスとは地球外文明の存在の可能性の高さと、そのような文明との接触の証拠が皆無である事実の間にある矛盾のことを指摘したものです。
広大な宇宙から見たら地球はごく小さい星でしかない。宇宙の長さと恒星の数を考慮した時、地球のような生命が住める状況の恒星があっても不思議ではない。いや、むしろ地球の様な恒星が存在していない筈がない。
しかし、現に地球には宇宙人は来ていない。この矛盾をどう証明するのか?という質問です。
これに対する回答は複数存在します。
・宇宙人は既に地球に来ている(レベルE)。
・宇宙人は何らかの制限または意図があって接触していない。
・宇宙人が恒星間を移動する手段を持ち得ていない。
・この宇宙には宇宙人は存在しない

科学的、フェルミのパラドックス的思考から判断すると一個目と四個目は定義そのものを否定することになるのであり得ません。
すると二番目と三番目が一番有力になります。

しかし、二番目は一つおかしな点があります。我々地球人が宇宙に探索機や電気信号を宇宙に発信していることから判るように外に存在する宇宙人が彼らの存在を発信していない訳がありません。

という訳で三番目が一番有力な説になる訳ですが、これには色々なアディショナルな説明があります。

宇宙人の科学的、技術的恒星間移動は可能なのかもしれませんが、その移動を可能にするだけのエネルギーが足りないということです。これは世界初の SETIであるオズマ計画を実施したフランクドレイク天文学者が提示した定義です。
相対性理論から成る高速度不変の原理で定義される内容から考えれば地球から出た宇宙船が光の99.9999999%の速さで地球から一番近い恒星に往復恒星移動をしても8年掛かる計算でした。また、そのほぼ光の速さで移動する為に必要なエネルギーは莫大であり、とても一つの宇宙船が積み込めるものじゃない。
よって宇宙人が如何なる文明を用い様とも我々地球人に接触は不可能だ、という説。
または(これの詳しいことは知りませんが)一つの恒星で文明が続くのは長くても一万年という謎の法則があるらしく、よって恒星移動技術が発達する前に文明が滅びるという内容でした。

私は(アメリカでは必修科目では無いので)物理というものを習ったことが無いので何とも言えませんが、これらの法則は「宇宙の膨張は光速を超えることが許される」という定義の基考えられる宇宙空間歪曲航法を考慮すれば可能になるのではないのでしょうか。

まぁワープなんてものが実際に可能かどうかなんて無知な私には理解出来る筈も無く、ただ単に宇宙人に会えるのならそれはそれで良いかな~なんて適当に考えている次第でございますw


別の考えも書いておきます。その考えとは地球人が宇宙上で一番科学技術が進歩した恒星であり、他の生命体が生存している恒星ではまだまだ宇宙に進出することはできない。だから、地球との接触が無い。
まぁこれはぶっちゃけ説得力に欠けますよねw
人類が宇宙に進出したのはつい最近のこと。しかも宇宙には地球より何万年と古い恒星が存在しますからね。

最後に、フランクドレイクの定義が気になった方がいたのでしたら(私が書いたのはほんの少しだけです)ネットで調べてみるのも良いかもしれませんね。まぁ多分、その為には↓を理解しないといけないでしょうが・・・汗w

N=N*×fp×Ne×fl×fi×fc×fLxL

例↓

N*:銀河系の星の数(4000億個)
fp:惑星系を持つ恒星の割合(3分の1)
Ne:生物が存在しうる環境にある惑星の数(2)
fl:実際に生物が存在する割合(3分の1)
fi:知的生命が存在しうる割合
fc:通信技術を持つ宇宙人の存在する割合(fi×fc 100分の1)
fL:技術文明が存在する寿命(100万分の1%~1%)
L:一万年

これはドレイクの方程式と言われ我々の住む銀河系の中で、コンタクト(接触)することが可能な地球外知的生命体の数を推定するものです。
まぁ興味のある方は調べて見てください^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

時計仕掛けのりんご さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ドグラ星の王子は宇宙一頭の切れるバカ王子

多少古い作品ですが、2018年秋現在スカパーで再放送中、なので。各社ケーブルテレビ類でも多分同様でしょうし。


冨樫義博原作、コミックス3巻までのオムニバス的中編。
設定やあらすじは今更言うまでもないかなと思うし、文脈によっては適宜入れてくので、長くなるから省きます。
ただ私はとにかく大ファンで、暗記するほど単行本を読み返したものです。

アニメ化が決まったのは連載がとっくに終ってから。
「何で今更...」と自分で思うまでもなく、ジャンプの速報でもツッコまれてました(笑)

放映時は夜中にアニメを見る習性など無かったため、パソコンのオン・デマンドで見ていた。
多分一通り見たんじゃないかと思うけど、その辺の記憶はちょっとあいまいです。それもあって再放送を視聴中。


今改めてテレビで見てみると、原作が冨樫義博、シリーズ構成が花田十輝、他脚本がふでやすかずゆきらと、見かける名前が並び、この辺なんだか豪華な感じがする。

でもやってることは大体原作通りで、あまり変わらない。
ほぼ同じ内容で、テレビ的にきわどいネタ等が無難なものに置き換えられたりカットされたりしている分、単純に原作の方が面白い。
無駄に豪華なスタッフだったような気にもなるが、よく出来た原作を敢えて崩してくれなかったのは、ファン的には嬉しいかな。
原作が大変面白いので、大体忠実なアニメの方もやっぱり楽しめる。そういう点ではグッジョブだったんだろうか。



強いて言えば、ストーリーの根幹に関わるし、ぱっと見何てことないんだけど、少々きな臭いかなと思えるネタが、「見えない胃袋」のエピソード。

食事したところで決して治まらないもう一つの「空腹感」があるという宇宙人の話。
「空腹感」があるといっても胃袋の様に器官が存在して、そこがカラだと訴えているわけではない。そんな器官はどこにもないし、満たさなければ命に関わるという訳でもない。しかし寝るなと言われても眠くなってしまう様に、確かに存在して宇宙人を苛み続ける。
その「空腹感」の根源をその宇宙人は「見えない胃袋」と呼んでいる。

その空腹を治めるためには人間を食べるしかないのだけど、食べたら無くなってしまう。その人がいなくなってしまう。
例え「見えない胃袋」を満たすために食事をしたところで、満たされるのは「胃袋」だけ、そしてやってしまったという思いと消えた人間。それでも「胃袋」は存在し続けており、その言うがままにまた「空腹感」に苛まれ続けなければならない。


私は喫煙者及び中程度のカフェイン中毒のため、これらがないと割と大変だったりする。気を紛らわせるために暴れてみたり、かと思うとふらついてろくに立ってもいられなくなったりとか...
そんな状態で自販機を求めて街中を徘徊する様は、夜中にコカインを切らしてしまい、薬局の扉をガンガン叩いて大騒ぎしたというバロウズの記述と比べても、他人事とは思えない。

そう、「見えない胃袋」=「依存性ドラッグの血中濃度」、という暗喩だ。
と、少なくとも個人的には解釈している。


宇宙人が人間を食べるだけなら古典的、むしろ普通とすらいえる展開。
なのに「見えない胃袋」を満たす事に対し、冒頭で「代用品」をむさぼっても治まっていないところとか、治めるためには薬が必要になるところとか、ことさら罪の意識を強調しているところとか、逃れようにも依存性そのままに繰り返し付きまとってくるところとか、そして遂に誘惑に負けてやってしまった後にくる苦悩とか。

もしこれら手の込んだ描写が、本当に敢えて裏を読ませようと誘導しているものだとしたら、作者にはそこで表面的描写とは別の、誰にでも訪れかねない危険な「深淵」を匂わせる意図があるのだろう。
裏側に存在するにはそれ相応の苦悩と、そして勿論それに伴うであろう「満腹感」も。


これは気軽に見てても面白いけど、こういう穿った楽しみ方も出来る作品。単行本何度読み返しても飽きなかったのも、見方によって様々な色合いが楽しめたからだと思う。


まあこのエピソードはたまたま先日録画を見たから取り上げてみたというだけでもあるんですが。
しかし、私の事は反面教師にしておいて、ニコチン・カフェイン・アルコールの合法ドラッグ三種の神器も程々にしておきましょう。
「見えない胃袋」に苛まれない様に...

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

富樫仕事しろ、富樫の世界、富樫の才能についてⅠ

この作品の原作者、冨樫義博さんについて、主観まみれのお話です。

■なぜ今更アニメ化か
主観ですけど、時代が富樫の天才さに追いついた。つまり、
「一般ウケしにくいけど見る人が見れば素晴らしさを理解できるタイプ
 の作品をアニメで流しても良い」時代になった。

幽遊白書やハンターハンターと違い、富樫の秀才的な面よりも天才的な
面が強い作品だから、中々ウケはよろしくない。自分は富樫作品じゃこれ
が一番好き。で、周囲のアニオタ連中もやっぱりこれを一番評価してる。


■天才と秀才(努力家)と、大衆に媚びる人間(作品)について

こっちも主観(周囲のアニオタ共とは見解が一致しているので完全な主観
って事でもない。)なんですけど、漫画やアニメを数見てる人だと理解して
貰えるんじゃねーかなと・・。この区別ができない人とはアニメ、漫画を
本気で語りたくはない。未熟者としてみてしまう。


天才系
田中芳樹、尾玉なみえ、富樫、福本、富野(ガンダムの監督)、あとは刃牙、
ジョジョ、蒼天航路、(攻殻)の作者、(多分、浦沢直樹もこっち)

超秀才系作品
(攻殻)、コードギアス、銀玉、とある魔術、ハルヒ、エヴァ、まどかマギカ

媚びてる系作品
テニプリ、ワンピ、コナン、けいおん、他大衆狙いの単純、萌え、感動、エロ作品
(あとコードギアス)


攻殻をどっちに分類するか微妙なんですけど、超秀才系作品は凡人の才能の
加算の延長線上にあって、天才のそれは加算では永久に届かない別領域。

秀才のそれは基本模倣と研究にあり、天才が生み出した作品、キャラ、個性、
世界をいかに上手く模倣、応用、バレないようにパクれるか。あとはその時代の
人、流行が何を求めているかを研究、推測しそれを適切に作品に反映させる事。

見ているものが天才の場合は自分の世界であって、秀才は読者、視聴者、時代。
媚びてる系作品は愚民、大衆を相手に悪く言えば「売り上げのみ」を見ている。
あとは作者自身がたまたま大衆の中で作品を書く程度の才能があった、とか。


で、上に上げた天才系の中で同時に超秀才でもある人間は田中芳樹、富樫の2人

この2人は「天才的に独自の世界を構築しつつも、その話で多くの人を楽しませて
あげよう」って意識がある。だから強い、だから話が面白い、評価する人が多い。

そして田中仕事しろ、富樫仕事しろと言われる、言われ続ける。


んじゃもう一回まとめますね。

富樫、田中の異常な才能
見ているものは自分の世界かつ、読者、視聴者、時代。天才にして秀才

普通の天才、
見ているものは自分の世界、やりたい事をやる、面白くなきゃ読むな、見るな系。
あるいは自分が面白いと思っているものが、一般的な感覚とはズレている。
悪く言えば傲慢、マニア向け、それ故に個性が目立ち一部の熱狂的なファンが付く
作品、他の誰にも作れない独創的な作品になる。

超秀才作品
見ているのは脳筋以外の一般的な視聴者、一定以上の年齢~大人、目の肥えた人
原作者1人~スタッフ全員にその意識があるか様々だが「これなら絶対面白いだろ、
完成度高いだろ、ここまでやってやったんだから買ってくれ」な作品。

媚びてる系作品
見ているのは脳筋、低年齢層、他作品と区別が出来ない人間、多数決的な大衆
重視しているのは「単純さ、楽しさ、(萌え、エロ、感動、愛他)シンプルな成分」
作品を書く、作るのが簡単かつ、売れやすい、商業的に見れば一番正しい選択。
特にコードギアスは凄いと思う。超秀才系作品でありながらも、こっちのユーザーを
かなり巻き込む形の、ある意味芸術。詳しくはあっちのレビューに書いたけど。
やり口が個人的には好みではないってだけで、作品の中身は色々な面で評価してる。


大分長くなったので、あとはハンターハンターの方に書きます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

69.9 13 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング13位
Back Street Girls -ゴクドルズ-(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (261)
935人が棚に入れました
極道渡世に身も心も捧げた生粋の極道3人が、性転換&全身整形してアイドルデビューすることに!
仁義なきアイドル渡世コメディ!

かわゆいアイドルに姿かたちは変われども、身にしみついた極道の生き方が行く先々で嵐を巻き起こす!?

「ヤングマガジン」(講談社)連載の『Back Street Girls -ゴクドルズ-』(ジャスミン・ギュ著)がまさかのアニメ化!

声優・キャラクター
小野大輔、日野聡、興津和幸、貫井柚佳、前田佳織里、赤尾ひかる、藤原啓治
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

昭和の香りが漂う経済ヤクザを揶揄した異色ギャグw

作品概要
●原作:週刊ヤングマガジン(講談社)

●原作者:ジャスミン・ギュ

●アニメーション制作
J.C.STAFF
{netabare}

監督:今千秋
【代表作品】
・監督
ひぐらしのなく頃にシリーズ
純情ロマンチカシリーズ
のだめカンタービレシリーズ
他多数

シリーズ構成:山川進
・脚本
探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕

キャラクターデザイン:クレジットなし

キャスト
山本アイリ / 山本健太郎: 貫井柚佳 / 小野大輔
立花マリ / 立花リョウ:前田佳織里 / 日野聡
杉原チカ / 杉原 和彦: 赤尾ひかる / 興津和幸
犬金鬼万次郎:藤原啓治
以下略
{/netabare}

原作一部既読

エピローグ
たまに、本作が掲載されている『ヤングマガジン』を、食堂や喫茶でしか読んだことがない程度の原作認識だが、いやいや、まさかこれがアニメ化されるとは思わなかったw
暴対法施行以前、ヤクザが肩で風を切っていた時代を知っている、アラフォー以上の世代にはネタ的にツボかもしれない。
芸能興行とヤクザ、以前は密接な関係があったことを踏まえると笑えない話しでもあるな。
それにして、極道をネタにしたギャグなんて、あまりにもコア過ぎるし、ファン層も限られると思うのだが、『ひぐらし』の今監督、流石巧く料理した。これは、お見事というしかない!
私、メッセージ性やストーリー性の強い作品の考察レビューは得意なんだが、ギャグの評価は苦手分野。
しかし、2018アニメはギャグの名作が多く、そうも言ってられんからレビューする罠。

ツボをついたギャグなら物語で高評価する。

原作に合わせてワザと劣化させた作画演出もさすがJCスッタフ!これも見事だ。
全体的に低クオリティに見えるのは、昭和チックな演出を意図してのことだろう
下手な者が描いて下手になるのは当たり前だが、上手な者が下手に描くのは【技】なんだよ。
あと、2018夏季のアニメは『あそびあそばせ』や『ぐらんぶる』のように【顔芸】がトレンドになったね。
本作も、ゴクドルズ三人の可愛い女の子の表情と、ゴツイヤクザのオカマの表情を切り替える作画演出が見事だった。

今季、奇しくも『ひぐらし』を制作した「ディーン」が正統派アイドルアニメを制作し、今監督が別会社でギャグアイドルアニメの監督をやったシンクロニシティ的な偶然も面白いね。

しかし、世が世なら本作関係者はコンクリート詰めにされて、どこかの湾に沈められてたかもよ(笑)

本作、Netflixが配信をしているが、製作に出資、関与しているのかな。
まぁ外資も善し悪しだが、反社会団体にスポットを当てた、この手の作品をアニメ化するのは国内企業なら引くな。

☆極道、サムライ
これ、現役や元現役が現役を呼称する単語。
☆ヤクザ
社会的な表現。
☆暴力団
法律、マスコミの公的用語。
まぁ、どれも同じこと。

☆任侠、仁義
ヤクザが守るべき道徳律。

【笑いのツボ】
{netabare}
本作は、なんたって「オトシマエ」が性転換で、「アイドル」にさせられた元極道が繰り広げる笑いと涙の物語がツボに嵌まるか嵌まるにある。
エロ、下品満載の本作だが、1970代に流行した大橋巨泉や前田武彦らのナンセンスギャグの系譜だね。
そういや、ゲバゲバ90分。今あんなの放送できないだろうな。
即BPOに放り込まれる。
極道だった、引退して立花マリの親父(実父)がまさか自分と同じように、オカマになっていたとか、これモロ、ナンセンスギャグなんだよ。
極道の本分は「漢」(おとこ)であるところ、女にさせられた上に、アイドルまでやらせられた三人の悲惨な心情は見ているだけでも面白い!(爆)
それにしても「犬金」の作詞能力やマネジメント能力は実社会でも通用するな。
ただし、パワハラはいかんw
この三人が男だと知らずに、マネジメントさせられている「マンダリン木下」の道化役もツボだった。

更に、組長「犬金」の鬼畜ぶりも合わせて【他人の不幸は蜜の味】という皆が持っている実に下衆な心理を擽り、ここを徹底して突いた演出が本作の特色であろう。
鬼畜「犬金」が恐妻家だった回は笑ったな。
奥さんの大物演歌歌手「田中なつ子」のキャラデザ・・黒柳徹子まんまだったが、おいおい叱られるぞ(笑)

いやいや、マジ正気のサタデナイト!w

本作では「オトシマエ」を意味する「旅客機が海外へ飛び立つ」この暗喩だが『パタリロ』でも表現は違うが、よく用いられていた暗喩手法で個人的には懐かしく、そしてウケタ。

また、インパクトのあるOP曲とOPで一瞬「キャンディーズ」を彷彿差せる古臭いアイドルダンスの影絵作画で、本作がただモノではないオーラーを放つ演出となりGJだ。
しかも、今監督がOP画のモデルになるってあの人何考えてんだかね?w
そういや、今監督は「花」に相当なこだわりがあるそうだ。
OPも花が散りばめられている、監督の趣味なんだな。
{/netabare}
基本、一話完結のギャグアニメだから内容によっては好き嫌いは出てくるし、アイドル役三人のキャラ設定にもう一捻り工夫が欲しかったかな?

更に春アニメ『ヒナまつり』はインテリヤクザ「新田」の描写不足で消化不良感があったが、本作でスッキリしたという、意図せず偶然に作品同士が連携したことも本作の評価を上げた点かもしれない。

【蛇足な雑感】(ここ読まなくても全然構いません。)
{netabare}
ヤクザは本当に社会にとって不要なのか?
ヤクザは一般市民にとっては確かに怖ろしい存在であり、多くの方々はそりゃ絶対反対だろうが、社会を成立させるには「必要悪」の存在も是認しなければならないときもある。
どんな社会でもドロップアウトをする者がいるが、その一つの受け皿がヤクザであった事実を忘れてはいけない。

我が国でヤクザが長らく許容されていたのは、上記の他に、アウトローの秩序でアウトローの暴走を防ぐことと、彼らを可視化させることで、警察当局のコントロール下に置く意図があった。
地下に潜られると取り締まりが困難になることは、かつての共産党(日共)退治を通して当局が体験的に得ていた知恵でもあった。
因みに、共産党退治とは「治安維持法」で日共の壊滅を目指し、徹底的に取り締まったが、結局、地下に潜られてしまった苦い経験のことだ。

ヤクザも当局の方針を理解していたことから、抗争が生じても当局の勧告で寸止めでやめたり、捜査情報を流したりなど、持ちつ持たれつの関係を築き上げていた。
また、ヤクザ同士の抗争の場合、殺人を犯しても異常に量刑が軽かったのも、こういう方針の一貫だ。
しかし、それに待ったをかけたのは国内世論ではなく、あまり知られてはいないが、アメリカ様なんだよ。

■日米構造協議■
聞いた事がある方も多いと思うが、バブル期、我が国の経済力の台頭に業を煮やしたアメリカが、我が国の経済システムを根こそぎ改造しようとしてはじめたのが、円高誘導のプラザ合意とこれだ。
で、これとヤクザとどういう関係があるかというと、アメリカは表のマネー以外に巨額のアングラマネーも問題視していた。
この、アングラマネーを握っていたのがヤクザであり、アメリカは我が国政府に対策を要求してきた。

時にバブル期、経済ヤクザの台頭で暴力団の民事介入が問題視されはじめた。
当時は「民暴」ともいったが、ぼったくりバー、総会屋、地上げ、闇金、手形のパクリ、示談屋、不良債権回収、不動産転売屋など民事におよそ非合法手段で介入し稼ぐ手口だが、世論の批判とアメリカの要求に抗しれなくなった政府は、ついにヤクザの民事介入を本格的に取り締まる「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)」を成立、施行した経緯がある。

ここでは、ヤクザ非合法化は「外圧」であったことを強く述べておきたいことと
、臭いモノに蓋をした結果、当局が危惧したとおり裏社会の統率が乱れ、マフィア化した「半グレ」や「中国系マフィア」がのさばってきた現実を考えると、我が国の裏社会を統制してきたヤクザを必要以上に追い詰めることは、得策ではないのだろうと思う。

アメリカがシナふっかけた貿易戦争も、かつての日米構造協議同様、オンリー1は絶対譲らないアメリカの強い意志なのだろうな。

そういや、自宅の周辺に六代目系の事務所があるな・・・

おっと、この辺で筆を止めて置こうw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

極道、ダメ、絶対(笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
初めてタイトルを見た時は、「極道の娘達が正体を隠しながらアイドル活動をする話」かと思いましたが、全く違いましたね(笑)

極道が性転換し(女性)アイドルになるというナンセンスギャグアニメ。映像は意図的な紙芝居というか、漫画を意識したものになっています。そのため、あにこれ的には作画の評価が落ちるのだろうけど、一風変わった作画のアニメとして、というか、ヒデェ下ネタアニメとして、なかなかに楽しめる作品でしたよw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
完全に、設定重視の出オチ系のギャグアニメかと思わせておいて、実際に序盤~中盤までは退屈な回も多かったけど、終盤(7~10話)はキワイドイネタが多く、かなり笑えました。まあ、クソみたいな下ネタばかりでしたが(笑)

とりあえず、犬のセッ○ス1週間と肛門爆弾爆発と虹色の立ちションは酷かったです(笑)

全部をヒデェ話にするのではなく、たまに(その回の最後のエピソードを)良い話っぽくしているのが、物語に厚みを与えていましたが、、、良い話になりきれてないのが、なんとも(笑)

あと、OP、楽しくて好きなんだけど、どこかで聴いたことあるな~、なんだったかな~と思っていたけど、ついに気が付きました。「ゴットタン」という番組で、バナナマンの日村さんが演じる、「ヒム子」のマジ歌っぽいんですよね(笑)

それから、OPのシルエットは3人とも、カツラをかぶった今千秋監督自身が躍った映像を加工したものだそうです。普通、監督がやるか?(笑) もういい年でしょうし(失礼)w でも、それを知ってからOPを観ると、なんか不思議な(イケナイものを観ている)気分になりますw まあ、本作は「可愛いアイドルに見えて実はオッサン」が売りですから、「可愛いく見えて実は監督」ってのは、狙ったのだとしたら、かなり面白いジョークだなと(失礼)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
極道の娘のアイドルユニットかと思ったら、極道の性転換とは(笑) まあ素手なら、どんなヤクザも一人では、オタク30人には勝てないわな(笑)

2話目
顔パンツ(笑) 陰毛に白髪(笑) 最後、ちょっと良い話(笑)

3話目
演技、上手い(笑) 人生リセット(笑) 最後、良い話?(笑)

4話目
サバイバル(笑) 被害者の会、二人(笑)

5話目
チカ、人気あるな(笑) 研究生(笑) アンジャッシュ(笑) 良い話?(笑)

6話目
人間の発想じゃない(笑) これまででは一番笑ったwだから、アンジャッシュ(笑)

7話目
OP、どうした(笑) メンタル改造(笑) シマ、でこんな素敵な歌を作るなや(笑) 親分、格好良すぎだろ(笑) 流石、今千秋って(笑)

8話目
ドッキリの連鎖(笑) 悩み重いわ(笑) 肛門疾患グランドスラム(笑) 新たな扉開けるなや(笑) 爆弾爆発(笑)

9話目○
うんこ座り、見せるなや(笑) 立ちション、ひでぇ(笑) 良い話だ(笑) 弾道ミサイル級って(笑) 現実的過ぎる解決案(笑) 花グッズ(笑)

10話目
ヒデェファンばかり(笑) このイベント、ダメだろ(笑) ファザー、ヒデェよ(笑) オチ、キレイに決まりましたね。テッテレ~(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

わしら、アイドルやります

この作品の原作は未読です。
タイトル名から想像できる通り、相当ぶっ飛んだ設定の作品だったと思います。

アイドルと極道の言葉を組み合わせたゴクドルズ…
その造語が成り立つまでの設定が半端なく強引なのですが、この世界ならではの掟やしきたりを想像すると、何となくですが腑に落ちてしまうんですから不思議です。

改めて思うのが暴力団の組長ってホント怖いということ…
もちろん、筋と道理を大切にした任侠道のど真ん中を突き進んでいる組もあるんだと思います。
でも、この作品に登場する犬金組の組長は「超」が付くほどのパワハラを遂行する人物です。
あの仕打ち…パワハラという領分で整理できるかは分かりません。
きっと大概の人は、生きる希望を失う程の仕打ちを平然と行う人なんですから…

でもこの物語…ここがスタート地点なんですよね。
女性路地裏アイドルグループであるゴクドルズ…
メンバーの3人には時折頭が下がります。
幸か不幸か3人ともアイドルらしさが兼ね備わっていましたから…
もちろんその「らしさ」は天性のモノではありません。

地獄の特訓に耐えて耐えて耐えて…その先でやっと掴んだモノなんです。
最初は付け焼刃のメッキ程度にしか思えませんでした。

これまでとは全てが真逆の人生を送ることになる訳ですから…
だから時折頭のネジがぶっ飛んでいたり、アイドルらしからぬ言動もゼロではありません。
でもそれら全てを「愛嬌」の一言で片づけられる魅力を持ったグループなんです。
だから思います…
メッキは薄層なら剥がれてしまうかもしれない…けれど、何重にも塗り重ねたメッキは鉄壁の強さを誇るんだと…

勿論、私たち視聴者は裏の…いえ、真の顔を知っているので感情に流されることはありません。
でもいきさつは別にして、ゴクドルズの3人は本当に頑張っていると思います。
路地裏アイドルなのに人気急上昇で、今では3人の他に研究生がいるくらいですから…

彼女たちの奮闘ぶり…
万人に支持されるかと問われると??ですが、コメディ要素が満載なので一般のアニメファンには受ける作品なのではないでしょうか。
ただ作画の殆どが静止画である事を不服とするコアな層の方もいらっしゃると思いますけれど…
元々この作品は「動かないアニメ」をコンセプトとして制作されたそうです。
春アニメの「レディスポ」と言い、アニメとしての表現の幅の広がりを感じずにはいられません。

オープニングテーマは、「ゴクドルミュージック」
エンディングテーマは、「星のかたち」
どちらもゴクドルズ虹組が歌っています。
ですがこの作品でもスパイスの効いた回がありました。
確か…7話だったかな?
驚きと笑いのダブルパンチが待っているので、気になる方にはチェック頂ければと思います。

1クール10話の物語でした。
10話と知って角川枠かと思いましたが、本作品は講談社枠なんですよね。
講談社の10話って…珍しいのではないでしょうか?
異色の作品でしたが、起承転結のハッキリした面白い作品だったと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

64.5 14 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング14位
怪盗グルーの月泥棒 3D(アニメ映画)

2010年10月29日
★★★★☆ 3.8 (37)
165人が棚に入れました
世紀の大泥棒を目指す男が、ある悪だくみから孤児の三姉妹を利用しようとするものの、思いがけず愛情が芽生えてしまうさまをユーモラスに綴るハートウォーミング・アドベンチャー・コメディ。監督は、共にこれが長編デビューのクリス・ルノーとピアー・コフィン。 大泥棒グルーの生きがいは、世界をあっと驚かせる物を盗むこと。そのために、バナナから作られた怪盗軍団“ミニオン"を従え、涙ぐましい努力を続けていた。そんなある日、ピラミッドが盗まれ大ニュースに。悔しがるグルーは、負けてなるものかと、月を盗むことを決意する。ところが、宿敵ベクターの横やりで作戦失敗の危機に。そこで、ベクターを陥れるため、養護施設で暮らす三姉妹、マーゴ、イディアス、アグネスを利用することを思いつく。こうして三人を養女に迎え入れたグルーだったが…。

声優・キャラクター
スティーヴ・カレル、エルシー・フィッシャー、ジェイソン・シーゲル

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

月を盗むぞ!

イルミネーション・エンターテインメント製作の
「怪盗グルー」シリーズの第一作目。

2010年公開です。

ミニオンが有名なのですが、
主人公は、グルーです。笑

90分ほどの作品です。


● ストーリー
世界一の悪党を目指すグルーは今、
“月を盗むこと”を目標にしていた。

バナナから生まれたミニオンたちや
サイエンティストのネファリオ博士と共に、計画を進めていた。

しかし、計画に必要な“縮小ビーム銃”を
新人悪党のベクターに横取りされてしまった。

クッキーの注文でベクターの家に出入りする三姉妹を見つけたグルーは、
彼女たちを利用することを思いつく。

養護施設から三姉妹を引き取り、共に暮らす。
果たしてグルーは、ビーム銃を取り返し、月を盗むことができるのか?


子どもも大人も楽しめる作品だと思います。

“月を盗むこと”というゴールに向けて、
やらなければならないことがはっきり示されているので、

子どもにもわかりやすいと思います。

いろいろな展開や要素があって、
長時間でも飽きない構成なのは、いいです。

だけど、ラストはあっけなく感じました。

月泥棒よりも、途中から三姉妹とのあれこれの方に
物語の主軸が動いたからかな。

月を盗む、なんて夢があっていいゴールだと思うけど♪
私もどうやって盗むのか、ちょっとわくわくしました^^

子どもには月泥棒を、
大人にはグルーと三姉妹の絆を。

世代によって
面白いと感じたり心に残ったりするシーンが違うかもしれませんね。


● キャラクター
ミニオン。集団を指すときはミニオンズ。
バナナから生まれた生物らしいです。

だからバナナが好きなの?共食いww

黄色くて、言葉は彼ら独自の言語を使い、
一生懸命だけどどんくさくて、でもめげないから憎めない♪

面白いことが大好きで、
いざというときにはすごい力を発揮する♪

おバカなところも含めて、
なんといっても彼らがかわいい♪

私はミニオンの走り方がツボでしたw
ちょこちょこ~と走るのが、かわいかったw


怪盗グルー。

悪党らしく、冷たいシーンもたくさんありますが、
結局はいい人という描写に落ち着きます。

三姉妹が改心させた、というよりも、
元からそんなに悪い人という印象はなかったな。

笑福亭鶴瓶さんが演じてますが、
初めて見た時からどうもこの棒読みが苦手で…。

演技が悪いのか、関西弁が悪いのか、

初めて見た時に感じた気持ち悪さは、
作品を観終わっても消えませんでした。


グルーのライバルになるのが、怪盗ベクター。

こいつはすごいのか、バカなのか、わかりません。笑

ここぞというときにヘマばかりして、
グルーにとってもベクターにとっても、
お互いの活躍する機会をぶっ壊していましたw

まあ、緊張感が長く続かず、
あっさり次のシーンに進めるという点では、プラスだったのかな。笑

今ひとつ輝き切れないキャラだったように思います。


● 音楽
テレビ放送で見た時には主題歌等は流れなかったのですが、
調べてみると日本語版の主題歌はRIP SLYMEが担当していたそうですね。

「Good Times」という曲を、
電気グルーヴの砂原良徳さんがアレンジしたものが使用されたそうです。

聞きましたが、他の洋楽からも浮かず、
かっこよさでも負けない一曲でした♪


● まとめ
今やミニオンが有名すぎますが、
主人公はグルーなのですね。笑

ミニオンがかわいかったので、
もっと活躍が見たいな♪

一家に一匹ミニオンがいても癒されそうですが、
彼らの場合は、集団でうじゃうじゃいるからかわいいのかもしれませんw

私には個体の見分けがつかなかったけれど…。笑

大人と子どもが一緒に楽しむには、
うってつけな作品だと思いました^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世紀の大泥棒グルーと3人の少女達との交流を描いたハートフルなコメディ。

あにこれのあらすじ
世紀の大泥棒を目指す男が、ある悪だくみから孤児の三姉妹を利用しようとするものの、思いがけず愛情が芽生えてしまうさまをユーモラスに綴るハートウォーミング・アドベンチャー・コメディ。監督は、共にこれが長編デビューのクリス・ルノーとピアー・コフィン。 大泥棒グルーの生きがいは、世界をあっと驚かせる物を盗むこと。そのために、バナナから作られた怪盗軍団“ミニオン"を従え、涙ぐましい努力を続けていた。そんなある日、ピラミッドが盗まれ大ニュースに。悔しがるグルーは、負けてなるものかと、月を盗むことを決意する。ところが、宿敵ベクターの横やりで作戦失敗の危機に。そこで、ベクターを陥れるため、養護施設で暮らす三姉妹、マーゴ、イディアス、アグネスを利用することを思いつく。こうして三人を養女に迎え入れたグルーだったが…。

感想
とても面白かったです。怪盗グルーシリーズの1作目。今作以降も続編やスピンオフが作られています。イルミネーション制作。
グルーの悪党キャラ、吹き替えの鶴瓶さんの声もよかったですが、バナナから作られた不思議な生き物ミニオンたちの仕草も可愛かったし、三姉妹のマーゴ、伊ディアス、アグネスとの生活も微笑ましかった。そのうえすごい科学技術を持っているグルーが盗むために作るメカなども興味深かった。
悪党のグルーが三姉妹と触れ合うことによって徐々に優しくなっていくのもよかった。
家族で観られる、ハートウォーミングな映画でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

若干ひっかかる場面もあったが十分楽しめる作品

グルー役の笑福亭鶴瓶の声の演技は関西弁も含めて意外に良い感じで、ストーリーも王道かつ主人公のツンデレぶりを楽しめる良作なのですが、どうも家族向け映画としてひっかかるところがあります。

ひっかかる部分は子どもたちがちっとも反省したり、謝るシーンがないこと。
作中で子どもたちは、グルーのいいつけを守らずに研究所に入り込んだり、部屋をめちゃめちゃにしたりします。それにも関わらず、ごめんなさいと謝るシーンがない。一番年上のお姉さんのキャラでさえ、だって「退屈なんだもの」という始末。これには子どもの扱いを知らないグルーのほうがよほど常識人に見えます。
さらに遊園地のシーン。理不尽なゲームでお金を巻き上げるお店をグルーはふっ飛ばしふっとばすのですが、それに対する子どものセリフが「今のって最高」。

大人向けの映画だったら手を叩いて喜ぶようなシーンだし、特にひっかからないのですが、本作は小さな子どもも観るであろうファミリー映画なのでどうかな?養護施設のおばさんが結局痛い目に会ってないのも残念。
敵キャラが普通にwiiで遊んでいたり、何気にGru-Ray Discというのがあったりする小ネタが微笑ましくて好き。音楽も印象にのこりました。不満点はありますが観終わって十分面白かったなと言える作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

69.5 15 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング15位
怪奇ゾーン グラビティフォールズ(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (18)
68人が棚に入れました
ディッパーとメイベルのパインズ兄姉は、夏休みの間だけ、オレゴン州のグラビティフォールズに住む大叔父さんのスタンのもとで暮らすことになった。

しかし、スタンは観光客相手に詐欺を働いており、その上2人が宿泊することになるスタンの家"MYSTERY SHACK"では、奇怪な事件がほぼ毎日発生するのであった。

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ブラックユーモア×ディズニーのコラボ 新ジャンルの開拓

個人的には好きな作品(なので、今回参考にならないかもしれませんw)

あらすじ
12歳の双子の兄妹ディッパーとメイベルは、グラビティフォールズという謎の多い町に住む観光客相手に詐欺を働いているスタン叔父さんと夏の間過ごすことになり、仕事を手伝ったりするようになる。
そんな中、「指が6本ある3の数字が描いてある奇妙な本」を拾ってしまう。
そこに記された超常現象やモンスターに好奇心をくすぐられ事件に巻き込まれたりするミステリーアドベンチャーコメディ

フィニアスとファーブやアメリカンアニメやディズニー好きならハマるかもしれない。
作画はアメリカ特有のキャラデザや絵のスタイルだけど慣れてしまえば楽しめる。
ブラックジョークが効いていて、「ホントにこれ、ディズニーなんですか?こんなことして良いんですか・・」と心配して聞きたくなるようなジョークもある。
伏線の貼り方が上手く、後になって「前にこんな伏線があったんだ!」と驚いた。子供にはアドベンチャーコメディ。大人には小さい頃の懐かしい夏の出来事を思い出しながら観れるブラックユーモアと少し奇妙でシンプルな心温まるストーリーに映るかもしれない。
大体前半は一話完結だけど、若干繋がってる。クライマックスは壮大に話が繋がってるので一気観推薦。

一話30分枠のシーズン2で40話ほど。海外ではクライマックスが相当盛り上がったらしい(いいなぁ・・!)
最終回も伏線は全てではないけれどだいぶ回収された爽やかなラストだった。
製作者がFOXに行ったらしく、続編は有りそうで無い模様だけど大きくなったディッパーとメイベルが見たい。というか、会いたい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

たぼろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

え、これ本当にディズニーなのか…!?

◯一言で表すと?

 『良い意味で』ディズニーとは思えない
 ストーリー展開の凄みがある。


◯このアニメの魅力は…

 展開は、SCPのような異常現象を相手に、双子の子供が
 周囲を巻き込みつつ、『なんとかするアニメ』です。
 面白い…というのは、どんな作品でも同じですよね。

 この作品の突出した魅了は、
 「ほぼ全ての伏線を、必ず回収して物語が進んでいく」という点です。
 
 なんとなくあのシーンに写り込んでいた"アレ"が後々重要な役割になっていたり、
 ちょっとした下らない言動が、後で重要な展開の引き金になっていたり…と
 誰もが予想しなかったものが、2周目に見返してやっと気づくものまであります。

 もちろん、ギャグ路線もかなりお気に入りです。
 OP曲だって、かなり気に入ってます。

◯お気に入りキャラクターについて

 どのキャラクターにも個性があり、最初から最後まで、個性がキープされてます。
 私は、そのなかでもスタン大おじさんが好きですね。

 最初はただの悪役堅物オヤジにしか見えない大おじさんですが、
 物語が進んでいくと共に
 バカで、客を騙すほどお金に目がなくて、自分勝手で…
 でも実は誰よりも寂しがり屋で、やさしくて、家族思いで…
 そんな大おじさんが作品では大好きです。

◯最後にひとこと

 海外初のアニメですが、日本語化がうまく出来ており、見入る程面白いアニメです。
 「カートゥーンアニメはちょっと…」という方!
 私もそうでしたが、このアニメを見れば「ちょっとナメてたな…」となりますよ!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

心底に来るアニメ切望 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

(一部レビュー文章を訂正しました。)京アニのユーフォニアムとは逆のカラーのアニメ。

グラフォ自体の評価は特にカートゥーン系のファンサイトに詳しく解りやすく書いていますので、私も同感の上、高評価の点数でのレビューで割愛させて頂きます。
で、何故このカートゥーンを私がお気に入りにする程に心底からとても好きになった一番の訳ですが、これは京アニのユーフォニアムのレビューに書いた通りに、久美子達サイドはどんな犠牲を払ってまで勝利や頂点に向かっていく為に多くの衝突や葛藤が起きてまであくまで貪欲にシビアに向かっていたのに対して、ディッパー達側は正に全く逆で例えそれが大きな成果を犠牲にしてまで(特に家族)愛を優先に決断して行動して行くのが個人的に強い共感を感じたからです。(まあ、グラフォの場合はディズニー製作とは思えない位のブラックユーモアも満載だったのも私的にどツボに来て気に入ったと言うのもありますが…笑。)
ですので一昔前に物語が完結した今でもグラフォは私にとって強い共感の想いを感じさせる一番お気に入りのカートゥーンである事は間違いありません。
最後に一言。やはりグラフォの続編が観たい!!原作者のアレックスにお願い!!グラフォの続編制作をどうか実現して欲しい!!あの独特の世界観とブラックユーモア、そして私的に尊いと思わせる位な家族愛が出されて描くコメディありミステリアスありの冒険アクションをやはりまた強く観たい!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

62.3 16 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング16位
大魔法峠(OVA)

2006年3月18日
★★★★☆ 3.6 (220)
908人が棚に入れました
魔法の国から地上の学校に転校してきた少女・田中ぷにえ。
地球征服を目論む彼女が、歯向かう相手に「肉体言語」(サブミッション)でおしおきする。
いわゆる魔法少女アニメのスタイルを装っており、キャラクターも愛らしい少女アニメ風のキャラが揃ってはいるが、棘のある台詞の応酬や血と汗が飛び散る格闘シーンが毎回繰り広げられる毒のあるブラックな内容となっている。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

地上の愚民どもよ!これが王者の肉体言語(サブミッション)だ!!

天界の聖魔法王国のプリンセス・田中ぷにえが地上の高校に修行に。
間もなく可憐な魔法少女の化けの皮に隠された恐るべき本性が明らかになる。
ゼロ年代の地下アニメ世界を徘徊した自称“三大邪道魔法少女”のトリを飾った同名コミック(未読)のOVA作品(全4巻)


【物語 3.5点】
各巻15分相当のエピソード2本立ての構成。

魔法少女が実は物理攻撃が得意だったという設定なら割とありますが、
田中ぷにえは、さらに踏み込んで「打撃系など花拳繍腿(かけんしゅうたい)※、関節技(サブミッション)こそ王者の技よ」などと豪語。
(※外見は派手だが中身がない技という武術の戒めからとのこと。この作品以外ではあまり見ない四字熟語ですw)

1巻目の後半から既に魔法などそっちのけ。
かわりに4000年の歴史を誇る関節技の数々が披露される。
血塗られた王家・田中家の恐るべきマキャベリズム。
力による現状変更がもたらした禍根が招く惨劇の数々(要は身から出た錆w)
これらを、ぷにえが周囲に理不尽な二次被害をもたらしながら、関節をキメて力でねじ伏せる。

さらにはスケバン不良物、任侠物、ミリタリー、走り屋、第六天魔王・信長などもブレンドされたドス黒い闇鍋をひっくり返したようなシナリオ。
これらの毒物を水島 努監督御自らの脚本により、各種パロディ要素も再現しつつ悪ノリして突き抜けるw
全8話、終始ブラックな笑いを堪能できます。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・スタジオバルセロナ(現・ディオメディア)

OVAとして水準以上の作画カロリーを確保。
毎回、発生する校舎倒壊などの甚大な被害。
ネタとして消費できるレベルにまで詳細に描写されたパロディ要素。
ブラックユーモアの土台を支える作画兵力は十分。

地味に魅入られるのが、ぷにえによる流れるような連続関節技への展開。
まるで全盛期のノゲイラを彷彿とさせる美しさw
ここまで渋くこだわった関節技アニメーションは中々見ないですw

特に2巻の第3話。宿命のライバル・エリィとの一戦。
「一撃一撃が確実に決める力を秘めている」ぷにえの関節技を軽快な立ち技で交わす駆け引きの応酬。
あたかもベテランプロレスラー同士の一戦を目撃しているかのような緊張感w

尚、パンチラ、大量出血などが前触れもなく繰り出される危険なOVAなのでガードは必須ですw


【キャラ 4.0点】
田中ぷにえのマスコット・パヤたん。
夢を壊すようで申し訳ないですが、魔法少女とマスコットの間に無償の愛など存在しません。
敵の敵は味方の論理。打算で結ばれた一時共闘契約を、キラキラ魔法少女成分で糊塗しているに過ぎないのです。

だが、本作のパヤたんは、さらに一歩、闇に深く足を突っ込んでおり。
1巻・第2話で語られた、{netabare} 危険なマスコットを御してこそプリンセスとして天下布武できると、パヤたんを屈服させた、ぷにえの過去。
パヤたんは今でもスキあらばタマを取らんと虎視眈々。{/netabare}
魔法契約もまた力。力を根拠にした究極の主従関係に戦慄w


ぷにえの転校先で縄張りを張る不良の姉御。
冒頭、典型的な噛ませ犬として、ぷにえに関節をキメられた後も、
{netabare} 意外な乙女心{/netabare} を闇鍋にトッピングするなど貢献。

その他、妹の双子も面従腹背、母エスメラルダは最凶の王位簒奪者。
ぷにえは家庭環境もまた波乱含みですが、マキャベリスト・ぷにえ自身は特に病んでいる様子もなくw

愛憎と裏切りの嵐が吹き荒れる中、ふつうの優しい眼鏡っ娘の国 鉄子(こくてつこ)が視聴者にとって数少ない安全地帯。


【声優 4.0点】
主人公・田中ぷにえ役の佐藤 利奈さん。
一方でパヤたんは可愛らしいマスコットボイスを当てるCV.斎藤 千和さんと、
下剋上を企てるCV.中田 譲治さんのダブルキャスト。
そんな中、主役のサトリナが、あざとい魔法少女の高音ボイスと、古語も交えて肉体言語を繰り出す低音ボイスを使い分ける二面性を好表現し、敵もマスコットも力で屈服させる覇道を体現。

ぷにえに絡んでくる姉御役に川澄 綾子さんのグレた乙女の妙演。
おいたが過ぎる妹の双子役に齋藤 彩夏さん&花澤 香菜さんの罪な幼女ボイス。
エリィ役に能登 麻美子さんの復讐に燃える格闘家ボイス。
{netabare} 運動会{/netabare} にて長篠の戦いを繰り広げても遜色がない声優陣を構え、
振れ幅の大きいキャラクター同士の掛け合いに対応。

が、やはり何より恐ろしいのは母エスメラルダ役のベテラン・小山 茉美さんが時折、垣間見せる暗黒魔女ボイス。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は高木 隆次氏。
ワルツなど綺麗なメルヘン曲で出来るはずもない本性のカモフラージュをし損ねる。
ツッコんだら笑いの術中にハマりますw
キャラの振れ幅、パロディにも対応する引き出しの多さでギャグを支える。

ジワジワと腹筋を攻撃するのがSE。
関節と骨が砕ける鈍い音、魔法少女の変身シーンに紛れ込む重たい異音などが、邪道のサインとなる。


主題歌は、ぷにえ様が歌唱。
OP「大魔法峠」は一聴するとキラキラ魔法少女ソングだが、
耳をそばだてると“リリカル・トカレフ・キルゼムオール”などと人間不信を極めた、おそロシアな文言が聞こえて来る怪作w
よく見りゃ金閣寺とか国会議事堂とか炎上してるしw

ED「骨ある限り榮えあれ!」
関節技の栄光を称えた昭和風歌謡曲♪
打撃系を礼賛した『空手バカ一代』ED「空手道おとこ道」をパロった楽曲とのことですが、
流石に私の守備範囲外です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
スタジオバルセロナ
【CV】
田中 ぷにえ - 佐藤利奈
姉御 - 川澄綾子
国 鉄子 - 下屋則子
パヤたん - 斎藤千和/中田譲治
田中 ぴゅん - 齋藤彩夏
田中 ぽたる - 花澤香菜
田中 エスメラルダ - 小山茉美
{netabare}
※とある方の電波ソングBEST10を拝見して、なぜかこのアニメを思い出したのでレビューを書いてみます。(電波曲と聞いてこのアニメが一番に出てきた事をツッコンだら負けですよ?ソコの君!!)

魔法の国から(北の国から ではない)やってきた田中ぷにえ(田中邦衛 ではない)のプリンセスになる為の修行を描いた作品。
スケ番の姉御や王権を奪われた前国王の娘エリィ、ぷにえの双子の妹ぴゅん&ぽたる(純&蛍 ではない)等多彩な(濃い)キャラが登場し、ぷにえと戦うバトルコメディ…なのだが、一番の悪役が田中ぷにえなのは誰が見ても確定的に明らかである。
なんつっても主人公の魔法の詠唱が「リリカル・トカレフ・”kill them all”(訳:皆殺し)」ですしw
…つか、なんて歌をサトリナに歌わせてんだよwww

原作者が「ムダヅモ」や「ガンダムさん」の大和田秀樹先生、監督が「アザゼルさん」「ドクロちゃん」で有名な水島努監督となれば、ヒドぃ…失礼、面白い作品にならない方が間違いデスヨネ。
{/netabare}
ここから先は大魔法峠にハマった方、もしくは格闘技好き(特に筆者と同じプロレスが好きな人)以外はそっと閉じましょう。
{netabare}
『関節技(肉体言語)の魅力に迫る!』

ここではぷにえちゃんが得意とする「肉体言語」に焦点を当ててみます。

【プリンセス☆脇固め】

脇固め、または腋固め(わきがため)は柔道、合気道、柔術、プロレス、総合格闘技などにおける技のひとつ。基本的には肘を極める技であり、寝技、立ち関節技で使用される。(ウィキペディア「脇固め」の項より抜粋)

※基本は寝技なのだが、ぷにえの場合は立った状態から寝技にひきこむ流れで使用している。現在のアマチュア格闘技界では立ち関節、つまり立っている状態からの関節技は禁止になっている場合が多い。見た目は地味でもそれだけ危険な技なのだ。その中でも比較的ポピュラーな脇固めを選ぶあたりが格闘センスに光る物を感じる。

【プリンセス☆アキレス腱固め】

アキレス腱固め(アキレスけんがため)は、主に総合格闘技、サンボ、プロレス等で使用される、相手のアキレス腱を絞る関節技の一種である。(ウィキペディア「アキレス腱固め」の項より抜粋)

※最近ではプロレスでもフィニッシュホールドとして見なくなったが、それは優秀な”使い手”がいなくだっただけと筆者は考える。しかも第一話でぷにえが使用したこの技は、通常の技と少し違い、膝関節も極めているのだ。SEで折れたような音が聞こえるが、アキレス腱と共に膝関節も破壊したのであろう。

【プリンセス☆ヘッドロック】

ロックアップ(カラー・アンド・エルボー)の体勢から繰り出すことができ、派生技・連絡技・返し技も数多く存在するため、プロレスにおいては基本技の一つとされている。極まった場合こめかみ、あるいは頚部が圧迫され激痛を伴う。(ウィキペディア「ヘッドロック」の項より抜粋)

※第二話にて特異体質で体の関節が360度回転するパヤたんを仕留めた技。この技も近年ではフィニッシュホールドとして使われなくなったが、あえてこの技で仕留めたぷにえと、ヘッドロックの派生技であるフェースロックを必殺技まで引き上げた、二代目タイガーマスクこと三沢光晴氏の格闘センスを重ねて見てしまうのは筆者だけなのであろうか。

【プリンセス☆腕ひしぎ十字固め】

相手の肘関節を逆に伸ばして極める、いわゆるアームロックの一種である。柔道、柔術、サンボ、総合格闘技、プロレスリング、合気道(一部道場)などで使用されるほか、世界各国の軍隊などにおいても徒手格闘術の技として訓練されている。(ウィキペディア「腕挫十字固」の項より抜粋)

※第五話にてぷにえが姉御に対して使った技は、飛びつき腕十字固めと呼ばれる立ち関節だ。これを見たプロレスファンならある選手の名前が思い浮かんだに違いない。そう、第34代IWGPジュニア王者ケンドーカシンだ。飛びついてから腕関節を極めるまでの一連の流れは、まさに芸術。この技を食らった相手は何がおきているのか分からずにタップする事になるだろう。また、カシンのニックネームは「問題児」だ。この点もぷにえと被っていると言えるのかも知れない。

【プリンセス☆44マグナム】

※ぷにえのオリジナル技。1vs1では抜群の強さを誇る肉体言語。しかし複数の相手には威力を発揮できないという弱点をカバーする為に、8年前(本人談)から考案していたという技。簡単に説明すると2人相手に同時に足4の字固めをかけるという画期的なもの。この足4の字固めという技、本来は掛けられた人の左足の上に右足を置いて膝を極めるのだが、実際には左足の膝の裏に右足をロックしているように見える。これでは全く痛くないのでは?…などというツッコミをしてはいけない。消されちゃうぞ!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

タイトルなし

原作未読

水島努さんも噛んでいる作品

ぷにえもマスコットもしれっと二重人格
どんな精神してんだよ
友人と言っておきつつしれっと落とし穴に突き落とすなどなど
特にマスコットどうなってんの
どうやったらそこまで可愛さ取り繕えるの
あのシリアスさなんだったの

頭文字Dパロディ草

ただただ性格悪いのでちょっと胸糞悪い感じがするぞ。
ちょっと都合悪いと力技なんだよなあ。あれで勝って嬉しいのか。
遺伝か
こんな親子と姉妹嫌だわ
お尻ぺんぺんで済んでいたのがサブミッションで失禁させられる、病院送りにされる
試験をヘリコプターの攻撃で潰してまでってなんでやねん!
魔法と言いつつ格闘メイン
姉御は磨けば光るとは思う。結構乙女で可愛い。


OP
大魔法峠 歌 田中ぷにえ(佐藤利奈)
ED
骨ある限り榮えあれ! 歌 田中ぷにえ(佐藤利奈)
挿入歌
走り屋稼業本日開店 歌 高木隆次


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
魔法の国から地上の学校に転校してきた田中ぷにえちゃんは、魔法よりも関節技が得意なとってもおちゃめなお姫様。もちろん目指すは天下布武。歯向かう相手は「肉体言語」(サブミッション)でおしおきよ!


第1話 ミラクルロッドで学園祭は大パニック★!?魔法のプリンセス★ぷにえちゃん登場!!の巻/ 第2話 お茶目でキュートなマスコット★パヤたん登場の巻
第1話 魔法の国、聖魔法王国から王女になるために修行にやってきた田中ぷにえちゃん。転校早々に姉御率いるスケバン軍団に襲われるが魔法で撃退する。そして、学園祭では国鉄子の鉄道研究会が姉御たちに嫌がらせを受けていた。懲らしめようとするぷにえだが、姉御の手には魔法の力を封じてしまうアニキサスの像が・・・。第2話 ある朝、鉄子は通学路で行き倒れのパヤたんに出会う。パヤたんはぷにえを追って魔法の国からやってきたというのだ。そこへ通学途中のぷにえが現われ、感動の対面に!とても仲の良い二人がうらやましい鉄子は、自分もマスコットが欲しいという。そこで語られるのは、ぷにえとパヤたんの感動の出会いだった。

第3話  どっきり★ブレックファースト大作戦★!? 鳴かぬなら殺してしまえホトトギスさんっ!! の巻/第4話 いや~んかわいい! ふたごの生まれる確率は120分の1って知ってる? の巻
第3話 ぷにえの前に刺客・穴掘エリィが現わる。聖魔法王国の正統王家・バルバロック王の娘だったのだが、ぷにえの母、エメラルダの謀略により王位を追われた復讐と王位奪還を狙ってやってきたのであった。不意をつかれ、魔法の手錠をかけられたぷにえ。得意のサブミッションが使えない!しかしそのピンチにぷにえの取った行動とは・・・!?第4話 ぷにえの前に毒舌な双子の妹、ぴゅんとぽたるがやってきた。出会うや否やぷにえに襲いかかるが、彼女の敵ではなく、あっさりやられてしまう。しかし下克上を狙う二人の妹には奥の手があった。・・・

第5話  テストの点数だけで人間の価値が測れるんですか?どうせ私は0点ですよああそうよの巻/第6話まだ上げそめし前髪の、林檎のもとに見えしとき、前にさしたる花櫛の、花ある君と思ひけり……の巻
第5話 中間テストがやってきた。今回のテストの成績が悪いと留年になってしまう。憂鬱な中、悪い事にカンニングの取り締まりに命をかける教師・ゲソ美が今回の試験官役だという。監視の目をかいくぐりカンニングを成功させんと目論む姉御一派。それを嘲笑の瞳で見つめる、ぷにえが次に取った行動とはっ!?第6話 保険委員の山田に恋心を抱いた姉御。だがスケバンの自分に恋なんてとうそぶく。しかし、ぷにえは純真な瞳で、彼女を説得する。山田にデートを申し込みOKの返事。ぷにえに抱きついて喜ぶ姉御を、さっきと違って邪悪な瞳で姉御を見るぷにえ。そして数日後、遊園地の前で待つ姉御の姿が…

第7話 参加することに意義があるなんてヌルい事思ってんじゃないでしょうね☆の巻き/第8話 いつまでも子供のままではいられないのよ大人になるってなんだかコワいわ☆の巻
第7話 ぷにえが体育祭の実行委員となり、体育祭の競技をプロデュースしはじめた。「あの魔女が何か仕掛けているに違いない」と訝しげる姉御をよそに、何事も無く次々とプログラムが消化されていき、いよいよ体育祭の最終競技、騎馬戦が始まろうとしていた…。第8話 前回、ぷにえに屈した双子の妹ぴゅんとぽたる。彼女達が魔法の書のレシピで大人の身体へと成長し、再びぷにえに挑む。2人のユニゾン攻撃に為す術も無く地に這うぷにえ。高らかに勝利を宣言するぴゅんとぽたるの2人にぷにえが発した言葉とは・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

62.0 17 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング17位
ディアホライゾン(被)(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (21)
73人が棚に入れました
もはや未踏の地は存在しないとされる世界。冒険は意味を失い、ただの仕事と化してしまったこの時代に、サラリーマンのように働く冒険者の姿があった…!

声優・キャラクター
山下誠一郎、田中あいみ、山村響、芹澤優、藤原啓治、稲田徹
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

元ネタを知らんのに、観るのにはムリがあったw

[文量→一言・内容→感想系]

【総括】
ディフォルメキャラによる、ギャグ系のショートアニメ。

ギャグの種類は、パロ系、シュール系、ブラックユーモア系。

まあ、笑えたのは2、3回くらいかな? 元ネタ(原作ゲーム)を知っていれば、もっと面白かったのかも。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一番笑ったのは、1話からずっと思ってた、「被り物、意味ないやん」ってことを、11話でセルフツッコミし、アッサリと被り物を脱いだところかな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
被り物無い方が、作画も楽そうだし、観やすい気がするな。

2話目
2話目でメタ系の自虐系のネタか。手抜きが面白ければ良いけど、それがつまらなければ擁護できない。つまんないので、この話で、☆1下げます。

3話目
オオヨ! しか言わないキャラ、なんの漫画だったかな~。ヤンキー漫画だったような?

4話目
メッチャ切れてるし(笑) 被り物が主体なの?

5話目
新人イビりしても満たされない(笑)

6話目
福島っぽい訛りだね。

7話目
イケメン? エヴァパロだね~。

8話目
キャラ、激変w

9話目○
変態に、ドン引き(笑)

10話目
フグやんw

11話目○
核心(笑) 普通に脱いでるしw 被り物とは?

12話目
多分、意味などないのだらう。

{/netabare}

【余談~ ウマ娘と同時期視聴で思ったこと ~】
{netabare}
私は競馬(というかギャンブル)はやらないので、ウマ娘は競走馬のWikiを読みながらの視聴だったのですが、「ハルウララ」のページでこんな文章がありました。ハルウララ(弱すぎる競走馬、で社会現象を起こした馬)に騎乗した、武豊さんのエピソード。

【なお、武豊はこの日の騎乗について、オフィシャルホームページの日記において「あまりにも異常な騒がれ方で、正直なところ辟易としています」「生涯で一度も勝ったことがない馬が、GIレースを勝った馬達よりも注目を集める対象になるというのはどうにも理解し難いものがあります」と述べ、過熱するブームに対する違和感を表明した】

本作の2話(まだ1話しかやっていないのに、総集編をやって作画を使い回すという、メタネタ)や、先日のポプテを見たときに、ふと、このことが心をよぎりました。

まあ、好きな人がいれば、それで良いんですけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

煮干醤油 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

全く話題にならないけど.....面白いよ、これ。

なんか、誰も見てない感じだけど、これ面白いよ。

ゲーム本体は未プレイ、なんもわからないまま見始めた当初は面白さがわからなかった。

1話冒頭の普通のアニメ部分を見て、「よくあるゲーム原作のクソアニメ」と思って止めなくてよかった。これはあくまでもフリの部分。



何で被り物してんだよ!

とか、

被り物取ったほうが強ええだろ!

って突っ込みながら見てたら、登場人物自らそんなセリフを口にする。

最終回終盤の展開とセリフ、シュールなギャグなどもとても良かったと思います。

ただ、見返すとやっぱり序盤の数話が弱く、3話で判断する人だと、リタイアしても仕方ないのかな...とは思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

王道を面白おかしく茶化した作風中々良い!

episode 1「サラリーマン冒険者」
序盤の禍々しいパートを台無しにする後日談(笑)これ何?すっごいギャップに満ち溢れてるアニメすぎるわ。まだまだ様子見範囲だけど、このすばみたいな王道を茶化した異世界アニメっぽい。少し次が楽しみかも。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

80.4 18 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング18位
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (2022)
10094人が棚に入れました
「女子高生」になれば自然とモテると思っていた主人公“黒木智子”。しかし現実は違っていた…。高校に入学して2ヶ月経っても彼氏どころかクラスメイトともまともに会話もできず、無残な現実が襲い来る!この状況に焦った智子はモテるための行動を開始した。だが…、クラスの中でも目立たず、極度の人見知りで他人とコミュニケーションをとるのが苦手な智子は、家族以外の人間と会話をすることから始めなければならなかった…。モテない女子高生“黒木智子”がモテるようになる為に孤軍奮闘するのだが…智子に明るい未来は待っているのか!?モテない女子高生の苦悩が始まる!!

声優・キャラクター
橘田いずみ、中村悠一、花澤香菜、釘宮理恵
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ニコ生もらい泣きしてしまったのとラジオ続編決定!(最終話まで

9月28日(土)20時開演(10/5まで
http://live.nicovideo.jp/watch/lv144633135
タイムシフト一週間!神回所じゃない。見てない人は今すぐ見る価値あり!これだけのために課金するのもありだろう。

1回目は橘田いずみがもこっちだと認識する回。
2回目はただの神回。
3回目、笑いあり涙あり神展開ありの最後はもらい泣きしてしまった…なんだこの笑い涙ありの劇団ワタモテ委員会は…
所でラジオは続くのが決まったがニコ生ソロプレイはこれで終わってしまうのだろうか?
何かこのニコ生のせいでアマゾンだかのランキングが急上昇して過去最高記録とかなんとか…
1回目2回目を見逃した人たちは3回目を見るだけでどれだけ面白い番組を作っているかを知れるので是非ともこの回だけでも見逃さないで欲しい!
アニメ本編もそうだけどこういうニコ生とか中の人の番組って割りとどうでも良い番組が99%だがこれは今まで見た中で完全に飛び抜けて一番だったかもしれない。
中の人に興味のない人も一度見てみたほうがいいかもよ?


高校に行けば自然とモテると思っていた"喪女"の日常を描いた、ちょっと切ない日常ライフコメディー!!


◆関連URL
・公式
http://www.watamote.jp/
・ワタモテRADIO
http://hibiki-radio.jp/description/watamote
・原作公式(最新話毎回無料配信中
http://www.ganganonline.com/comic/watashiga/


RADIO
中の人の声がまんまもこっちでおまけにぼっち伝説が面白すぎるw
キャラと中の人がこれ程リンクするのも珍しい。
聞いたこと無い人は一回聞いてみる事をお勧めします。
完全に中の人と一致しすぎてリアルもこっちが楽しめるかもしれません。


◆クランチロールで海外向け公式配信中
http://www.crunchyroll.com/watamote-no-matter-how-i-look-at-it-its-you-guys-fault-im-not-popular

◆原作試し読み
http://www.ganganonline.com/event/5th/tadayomix/index.html?sscl=left_5th_tadayomix


※見所は根拠の無い謎の自身があって無駄にポジティブな所。
なので全てバカに出来るしアホかってツッコめるのである。
これがネガティブだったら笑えないし痛くて目も当てられなかったであろう。


□ワタモテ特番 モテないし、ニコ生ソロプレイするか
これの一回目二回目が声に出して笑ってしまうほど爆笑したので見てない人は是非三回目以降の配信見逃さずに!
ってかラジオで感想書きたくなる程面白いのはナツメブラザーズ以来…

8月31日(土)20時開演(タイムシフト一週間
http://live.nicovideo.jp/watch/lv144632615
感想
{netabare}なんなのこの中の人一々言動とか行動とか面白すぎるだろw
可愛いとかそういうんじゃなくガチで面白いwスタッフの誘い笑いのせいもあるのかな?w
ボケ担当なの?ツッコミ担当なの?どういう事なの?これ狙ってこのキャラ作ってるんだとしたら尊敬するわ…
っつうかワタモテ自体この人を題材に作品作ったんじゃねぇの?wこの人キャラにドハマりってレベルじゃなくもこっちだろって位ハマりすぎてる。
ここまで声優でドハマりするのはいつ以来だ?林原めぐみ以来じゃないか?
あれは声の可愛さとか歌とかあったけどこの人ガチでキャラが面白いw
いやあれだクライムエッジのヒロイン声の人はメッチャ声がピンポイントに可愛かった…小岩井ことりだっけな。
ってかこれでモテナイとかあり得ないだろ。年の割にやたら肌綺麗だしなぁ…
まっそもそもアイドルみたいなもんだしモテナイわけはないわな。
って事でこの人の出てるものを片っ端から集めたいって程ファンになるわけじゃないけど好きだホント。
まぁそもそも芸能界にそこまでハマったことが無いしそういうのもよくわからんので適当にアニメ見たりラジオ聞いたり位だなぁ。
なんなんだろうこのアニメって同情なのかなんなのかわからんがもこっちが可愛く見えてきちゃうんだよなぁ。
どういう心境の変化なんだこれわけがわからないよ。
ゲスいのになんか可愛くなってきちゃうなんなんだこの矛盾は…
キャラのせいもあってかわからないけど童顔は割りと好みなんで見た目も結構好きかもしれない。
抱き枕カバー大爆笑したわwwwホラーどころのレベルを超えてるぞww
ラジオパーソナリティーが実にうまい気がする。ただただ話してるだけのつまらんラジオみたいにならないはやっぱこの人の力量か?
一々漏れる心の声というかやさぐれ感が面白すぎる。
ってかもこっちがニコ生やったらこんな感じなのかなぁ割りと人気が凄いでそうな気がするしゲーム実況とかやってほしい。
コメントの量がこの人がニコ生向きなのを表していると言ってもいいだろう。
割りとバイオ重度ヲタなのでヤフミは帰ってこないのだろうか?と度々思ってしまう。
昔も今もゲームのほとんどがバイオに時間を費やしている気がする。{/netabare}


「モテないし、“にんげんっていいな”に混ざってくる」【喪5EDより】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21762977
これよく出来てるw


○総評
このアニメの面白い所は簡単に言うともこっちの下衆っぷりとかぼっちっぷり…って所もあるのかもしれないが、実は出てくる脇役が全て超良い人と言う点。皆さん気づかれましたか?
反面教師であり教訓みたいな作品になっているのです。
もこっち(あなた)が思っている程周りの人は悪い人ではないと。だからもっともこっちのようにポジティブで行動力を持つことで世界が変わるんですよと…ならなかったw
まぁ恐らく最終的にはそういうまとめになるんだろうと予想しつつ二期を待ちたいと思います。


各話感想
{netabare}1話
前情報無し。取り敢えず見てみる。

なんか色々おかしいwwこれは面白くなりそうな予感w
ちょwOPwwwなんだこの斬新な感じw
なんで痺れたんだ!?w ビッチww ぼっちw
ソロプレイってなんだよww
尻軽がする事。まぁ大体あってるなw ハーレム願望か?
テロリストww ガンツww 先生良い人。
なんですでに裸の男なんだよしかも全裸ってwくっそふいたww
なんで鏡見て吐くんだよ。
自身があるのか無いのかよくわからんww
PCで何やってんだ?w 顔どうしたんだwww
弟冷たいなw 
なんだよそのオーラww怖い怖い怖いwww
自殺で脅すなw無期懲役wやっぱポジティブなんだな。
下のマイクがハウリングwww 私のスピーカーいい音なっちゃうwww
やばいこのアニメ色々面白いw妄想だけはピカイチなんだな。
うまい棒が弟用なんだろうなw
会話はしてないだろ。頷いただけじゃないか!
水も頼めないのかw
なんという展開w あっ!弟かww 顔面崩壊ww
これはひどいww
一々ブスにブスって言う奴の神経がわからんなぁ。
可愛い子がいたぞとかならわかるけど、友達にもそういう奴いたけど意味がわからなかった。
いやぁこれ今季一番面白い気がする。物語シリーズは例外として。
これは最後まで絶対見たい。期待値10/10。


2話
何聴いて興奮してんだこいつww
相変わらずくまがひどいな。俺もくまがひどいが。
自粛www なんで吐いてるんだよw
寝たふりから起きる演技ってなんだよw何処で使うんだよw
高校の頃早弁して昼休みまで腹へって昼飯食ってとかやってたっけ。
弁当臭いwwあるあるw
腹ペコキャラってなんだよそんなのモテねぇよw
心のエグは真っ黒ぉ~怖い怖い怖いww
隣に男子が寝てるから妄想広がりまくりなのかw
いやいや寝てたけど一緒には寝てないだろって日本語難しいなw
同じ布団では寝てない。これが正しいか。
「股間のバットを管理するのもマネージャーの仕事です。
見てみて俺の隠し球」
鼻から色んな物が吹き出したわwww
パンツ覗くなw 誰に言い訳してんだよw
まさかのパンツ回想ww
おいゆうちゃんにウソツク気満々じゃねぇかw
魔力を供給wエッチな目的じゃないんだからねww
どこのFateですか?w
うわうわレイプ願望wwこいつ病気だなw
墓のシーンってなんだよw
どっちだよレイプ願望があるのかないのかわかんねぇやつだなw
子宮違いだろぼけw
なんで着いて来るんですかww
えっとそれは耳を澄ませばですか?w汗が出すぎてやばいw
誰でも彼氏妄想可能なのかw上級者だなw
デブの絵絶対うまいフラグだろこれw
コピーwwやっぱうまかったのかwおい見せてくれないのか!
ゆうちゃんに見せるのかよw
なんだ?主人公の中で何が壊れた?
いやいやミニスカの下パンツ履いてるじゃんw
駄目だツッコミが一々追いつかねぇ。
規制が厳しいから日常系アニメしか出来ないってどんだけ言論統制された社会なんだよw怖いわw
音ゲーかぁビートマニアとかダンスの奴昔メッチャハマったっけ。懐かしい。
おい!セクロスって入れようとしただろいま!!
ゆうちゃんなんでざーさんなんだろう。なんかイメージが違う。
ざーさんは黒髪キャラがいいなぁ。
初めて出来た彼氏と喧嘩ww
現実逃避すんなwwwまだしゃべってるぞゆうちゃんw
ヤバイなぁこのアニメメッチャ面白い。
なんともシュールなEDだなぁ。絵やっぱうまかったかw
漫画研究部だったのか。って全員同じ顔wwどうでもいいMOBキャラの割に可愛いw
予告 スパークってTシャツなんだよw


3話
のっぺらぼうなんだけど…w
ちょwアホ毛所じゃねぇw寝癖直せよおいw
教科書忘れたのかw机に置きっぱだったな俺。
あっでも持ち帰らされたっけ。よく覚えてないや。
先生やめたげてよー!隣のクラスとか隣の奴とかry
泣いちゃった(´・ω・`)なんかいつもと違うな。
っと思ったけどうむいつも通りか。
コンビニの傘立てに傘置いておくとすぐパクられるよねw
っておいてる場所間違えてただけかよ!
あふれたらどうすんだよ馬鹿かw
あれ?中学生だっけ。またおっさんに怒鳴られたw
あるあるw傘よく飛ばされるよねw
おっナンパか!これは…w えっ…?
謎の彼女Xじゃねぇんだからよだれ漏らすなw
「バスケ漫画のキャラみたいな汗書いてるぅうう」
どうしてそうなったww
「トイレで野糞的なものでもしてこようかなって」
何がどうなってんだよww
シモネタを女が言っても面白く無いから。ハシタナイだけだ。まじひくわー。
女がシモネタ話してもいいのは超絶明るいブスだけです。
なんて優しい男子生徒たち!ってかなんで寝てんだよw
おい!優しくされてただろうが!!なんというフラグクラッシャーw
なんでドア足で抑えてるんだよw服着てんじゃねぇか!性格悪いw
桃の木の件なんて言ってるか5回聞いてもわからん。
風邪っておめぇのせいじゃねぇか!いみわかんねぇ。
黒木のバスケ?黒子のバスケ?見てないからわからん。
心理テストにちゃっかりまざるなw
じゃあ森に行く。あっ主人公と被った。
童貞www ちげぇーしww 当たらない心理テストだったな。
そして智子も当たってないんだがw
一流スナイパーwなんだなんだ?攻殻機動隊か?
っておい智子にバスケの玉がw仮病かよ。
なんで風邪引いてる弟のとこへきてんだって伝染る事期待してんじゃねぇよw
そばにいてやんよwwおまそれエンジェルビーツネタww
最近までラジオ聞いてたから余計に吹くわww
おいおまえが食うな!って結構優しい姉貴になってねぇか?w
弟の同じクラスの子か。弟人気なのかな?w
プリント届けに来るとか今時あり得ないんじゃ?
ってか昔からあり得ないような気がするんだけど。まぁ王道ネタではあるが。
うわー熱いおかゆを掛けるとか…おじやかな?フルパワーで殴るわこんなされたら。
弟の布団に潜るなwって同じ部屋で寝るのかw同じ布団で寝るかと思ったわ。
やっぱり優しい姉貴だな。しぼってないんかーい!w
自己中な姉貴だな。あっ感染ったww弟看病してやれよw
ゆうちゃん③かなー。非処女wwwしねビッチw
俺は非処女は嫌いです。浮気されて以来非処女と付き合えなくなった。
いやぁ今期ダントツで本当に面白いわw
予告でもどんだけ自信過剰なんだよw


4話
冒頭CMかと思った。
Hな夢を見る方法ww女が見ちゃいかんだろ!!
茎ってなんかエロくないかw虫虫蟲蟲!!ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
いやいや悪夢見るだろそんな圧迫したらw
抱きまくらが丁度いいぞ!
蟲やめろおおおおおマジでそういう夢怖いからやめて;;
おい小テスト中になんの夢見てんだww
そういや今更思い出したけど喪女関係無いだろこのアニメw
単なる変態妄想癖で自信過剰な女の日常じゃねぇか。
完全に変態脳だなもこっちw
痴漢アピールはうざいね。彼女とかなら確かに心配はするがうざいのは否めない。ってよりあざといというべきか?
ゆうちゃんにセクハラすんなw痴漢された事ある?じゃねぇよw
もみほぐされた位だから大丈夫ってどんなだよw精神的な話だろうが。
どんな痴漢欲求だよw 完全に変態脳だな。
チダヌマwww 津田沼だろそれww
完全に総武線。通勤ラッシュやばいからなぁ総武線。
股の下に棒状の固いものwwもこっちハッピーじゃねぇかw
でもこれ痴漢されると真面目に怖いんだよな。
男だけど痴女に痴漢された事あるから凄く良く分かる。興奮するよりマジで怖い。
総武線痴漢多いからなぁ~。何度か電車止まったことあったっけ。
ナギナタ落ちか。まぁ大体予想はしてたけど。
ナギナタにレイプされちゃってさぁってどんな電話してんだよ…
なんか痛くなってきたなぁ。
セミか?7日で死ぬの?w 下着透けるよなぁ。あれなんなんだろう。
誘ってんのか?見せてんのか?うざくなる事がまれによくある。
いやパンツが可愛くてもモテる話とはまったく方向性が逆だろ。
だから一々ゆうちゃんにセクハラすんなww
スカート短くしてる女は女からビッチだと思われるぞ?
男の半分からはエロい目で見られ残りの男からは変態に思われるだけだ。
超ウケルよねぇーとか超可愛いよねぇーって女の発言には一切の重みを感じない。
パンツの臭いを嗅ぐなw
もこっち絶対男だろwwレズ属性所か明らかに男だろ。
弟となんでそんな殺伐としてんだよw高校生にもなればそんな殺伐としなくないか?
パンツで仰ぐなwwもう死んだほうがマシなレベルだなこれw
1680円w割と高いwバーバリーのパンツ2万位する奴あるからまぁ安いほうだけど。
おいwww電マ当たったのかよww
原作なら完全にこれオナってるんだろ本当はw原作読んでないから知らんが。
お父さんwwwやばすぎだろこの状況ww
これがリアルであったら娘の部屋全部掃除しちゃうだろうなぁエロ関係の物全て取り上げるわな。
ってかこのアニメ完全に喪女関係ねぇだろ。明らかに男的発想でしかない気がする。まぁエロい女も世の中には山のようにいるから一概に決めつけられる話じゃないからあれだけど。
なんでこのアニメこんな面白いんだろよくわからん。


5話
ラブコメとか絶対見ないと思ったが…
ハルヒ?長門?ってか絶対そうだろw
無口で無表情か。完全に俺の好きなタイプ。
ってかもこっちみたいな女いたらまっさきに手つけちゃうけどな。何故なら落としやすいから。
口が達者な女より口下手な女のほうが確実に落としやすい。
スポーツドリンク飲んだってちょっと可愛いけどこりゃキレるわ。
何故そこでエロいものを隠し持ってとなるw
ホントだー動いてるーやだなにそれいやらしい。
もこっち灰色になっとるぞw
こんな無口キャラで一人で飯食ってる奴程気になる存在は無い。
男でも女でもまっさきに声かけて仲良くなりたくなっちゃうな。
どうしてスタバに入ったw敷居高くないか?ぼっちじゃなくても難しすぎて俺はもう行きたくないと思った。
ジャイアントwわけわからんからなぁあっこの言葉。
あるあるw色々入れたくなるwwそしてまずくなるんですよねわかりますw
いやぁ無表情キャラ普通に好きな男いっぱいいると思うけどな。
無邪気な笑顔には弱くないけどなぁ。恥ずかしがる姿には弱いけど。
弟好きだなほんとwこんなおねぇちゃんいたら抱いちゃうよw
ようわからんがなんか可愛いw図々しくないというかなんというかなんだろう。よくわからないが可愛いw
プリクラどうしてそんな変顔になったwもう無表情が一番可愛いんじゃないのかw
何故弟の部屋にプリクラ貼ったしwおねぇちゃん可愛いなほんとw
ヤバイこんなおねぇちゃん欲しいかもw
なんでキャバ嬢に食いついたwハッタリに決まってんだろw
S級ビッチの集いは間違いない。
昼は清楚で夜は夜の蝶とか何夢見てんだおまえもビッチじゃねぇかw
何故知らないおっさんのタバコに火をつけようとしてんだw
いやこういうの確かに無いシチュではないが。火が付かない時にたまに付けてくれる人いるよね。
高1でキャバやってたら死んだほうがいいと思うよ。真面目に。
いや一回でもキャバ経験ある女とは絶対付き合わないですけどね。
どうして日本一犯罪率の高い歌舞伎町来たんだよ。
女が一人で歩けばそこらじゅうからAVだのキャバだのスカウトかかるぞ。
もこっち全然声かけられないが実際はどんな女でも声がかかるぞ。それも超しつこい。
まぁ実際友人がスカウトやってたし俺もカラオケキャッチやってたからよくわかるが。
お母さんメッチャ可愛いなぁw
EDなんだよこれw全裸であるいてるのか?w
なんで日本昔ばなしのオマージュみたいになってんのw


6話
乙女ゲームかな?
なんで恋愛通みたいに語ってんだよw弟可哀想w
肌がつやつやしてる!目の隈もない!どうしたんだ。
学校普通化粧禁止じゃないのか?
猫交尾すんなwなんだエロゲだったのかw
どんだけエロゲ効果たけぇんだよw
そんなでかいおっぱい気持ち悪い。
風呂は入れよw髪の毛なんで虹がかってるんだ。
占い信じんなw蟻ん子いじめんなwアリに食われたw
ちょせっかく蟻取ってくれそうだったのに話聞けよw
蟻まみれww頭にアリを飼ってるとかww
うわーなんか痒くなってきた:(;゙゚'ω゚'):
飽きるわなそりゃゲームだもの。
花火大会最近行ってないなぁそういや。
なんで図書館で男物色してんだよw女でもいいのかw
知らない子に話しかけるとか積極的だな。キャンセルされたw
クソビッチwなんでナンパ待ちみたいな事してんだよ。
これはひどい自演wwそこまでやるのかwうざすぎるw積極的すぎるが方向性がひどいw
知らない奴といきなり花火大会はありえんだろ。
わざわざ一人で観に行かなくても…
ちょまwラブホ覗きポイントだったのかよwなんで一緒に見てんだw
一応花火も見えるのかwっておい人のSEX覗いてよだれ垂らすなw
うおっ懐かしいなED!しかもミクVer夏祭り!


7話
夏休み1日目。随分だらだらした夏休みだな…
俺なんか部活とバイトが殆どで忙しかったっけ。
何もない日もゲーム攻略で忙しかったなぁ一回熱中すると止まらないから一日中やってたっけ。主にバイオとFFだったけど。
頭脳は大人のママ子供に戻れるのは最高ですよねぇ間違いない。
キテレツwもろに名前出してる件w
局部をペロペロしていると思いますwwちげーだろwまぁ人それぞれだろうけど。
弟友達多いなwセミが死にかけてる…w一週間の命って事かw
6日も何もしないで消費wこれはやばいwまぁ危機感あるだけまだましだな。
今はネットあるからネットサーフィンでもしてりゃ十分楽しめるだろ。
何故ティッシュを用意した?泣けるから?それとも…
アマゾン便利だよなーwほとんどアマゾンで電化製品買ってるわw
ニコ生やめとけwwあれはやるもんじゃなく楽しんだほうが懸命だ。
顔がグレイみたいになってるっと思ったらサングラスとマスクw
もこっちがやっても人来ないよwコメントすら付かないぞw
経験者談なんつって。
8日目。バイトでもやりゃいいのに。
ミニ収録会。こういうイベント未だかつて行った事がないなぁ。行きたいとは思うが一緒に行く友達がいない/(^o^)\
ネットで調べてて怖いと思ったのはひとりかくれんぼだったなぁ。
もこっちおまえ何歳だよw自分の家のトイレ位行けないのかよwあぁでも高校の頃夜トイレ一人で未だに行けないとか本気で親に怒られて困ってる女いたっけ。
しかしまぁ弟優しいなw
好きな事行って貰うイベントなんて本当にあるのか?下ネタおkなのか?
手汗が…w声優も大変だなw
すげー色んなパターン思いつくもんだなw
どれもどっかで見た事あるようなパターンだなw
もこっちドMだったのかwwってかそこまでよく要求出来たなすげぇw
ちょwもこっち完全に逝ってるww右手洗えよw
ロリモコッチ可愛いwなんとも微笑ましい過去ビデオ。
自分の声と編集するとかすげぇww音消せよwwwお母さんww聞かないで上げてwやめたげてよぉ…
もこっちの脳内お花畑で羨ましいな。
花火買ってきたから一緒にやろとかもこっち可愛すぎる…
なんかキュンと来た…><
なんだかんだ弟好きなんだな。
いやでも一緒に花火くらいやってあげてもよさそうだけどな。
うちは弟とは大して仲いい方ではなく99%会話無いけど新しいゲーム買ってきたから一緒にやろう的な感じで年に1回2回位は遊んでたけどなぁ。
異性の兄妹とか姉弟だとこんなものなのだろうか?ちょっと仲悪すぎやしないか?


8話
きぃちゃん?いとこが来るのか。彼氏いる設定なのかよw
ホラ吹きすぎだろw 漂う処女臭って何?w 処女膜から声出てんなぁってなんだよw
ビッチ女子高生にならなくてはっておいやめろ!
ビッチなんか何もいいことは無いぞ。自分を安売りすんな。
手本になるビッチww ゆうちゃんビッチ呼ばわりひでぇw
顔が壊れてるww
ビッチっぽい服ってなによw むらむらってなんだよしまむらだろw
ビッチ候補生ww 安い!w
キスマークを自分で付けるなww体中に付けたらアザだらけに見えるだろww
処女膜から声が出ていないってだからなんだよw
首元とか内太ももに付けないと意味無いだろw
これはひどいwwどんなDVにあってるんだよw
掃除機に吸われて死ぬとかひどいwお母さん正論。
切れたwwwひっぱたかれたwまぁそうなるよねw
きぃちゃん声聞いたことあるなぁと思ったらくぎゅうか。
もこっち怖いわw あっという間にアザ無くなったな。若いからか。
えっ?誰?うおっ傘買ってくれた奴か!イケメンすぎる。
チャンスだもこっち!
「じゃあじゃああにょぉ」可愛いw
ももこちゃんww誰だよwともこだろおい!
会話無くなったw 番号聞けよw よだれたらし過ぎw
アヘ顔キモすぎw
おい嘘付くな!彼氏でもなんでも無いだろw
ちょwwなんてひどい現場をw
あートイレットペーパーが無駄に… 壊れちゃった…
きぃちゃんやめろーーー!!!!だめだー!
寝とる気満々かよ。ほんとゲスいなもこっち。
あぁきぃちゃんがやばすぎる…
もこっちのHPはもうマイナス5万位だろw
なんとか止めたか。よし告っちゃえ!なんなら抱きついちゃえ!
土下座wwwどうしてそうなったw何を言ったんだ?
きぃちゃんにはどう映ったんだ…( ´_ゝ`)フーン?
きぃちゃんが壊れた… 尊敬の念が無くなったのか?
今まで周りはいい人ばっかだったのにひどいキャラが初めて出てきたな。
カードゲームのQEENw完全に財力勝ちだろw
変な入れ物wwただのカードホルダーだろw
マジックザギャザリングみたいな絵柄だな。
冷たい態度とって酷い事って今更気づくのかよ…
イカサマwwこれはゲスいwゲスすぎるw
ってか中の人もカードゲーム優勝とかしてんだよねたしか。
「ともこおねぇちゃんって可愛いよねぇ~」
お母さん「え?」全視聴者「は?」
ダメだ面白すぎるこのアニメw
このED一番好きだなぁ。
弟そういやいなかったな…合宿だったのかよ。


9話
夏休みだらだらすぎちゃったな。
ゆうちゃんと映画イベントってお前はバイなのか?まさかのドタキャン電話か?
ゼーレの待受wやっぱりキャンセルされちゃったか。
竿、おっぱい、どんなしりとりしてんだよw
お店まで行くのかwなんというオサレカフェ?w
乳袋wwなんだそれw
わけのわからないメニューだなこりゃwしかし以外と値段は安いのな。
もこっちもバイトすりゃいいのになぁ。
お洒落な…もちゃもちゃもちゃもちゃって何かと思ったら食ってる音かよw
お?バイトやる気になったのか。
店員にコーヒーなんかかけられたら普通切れるわw
ほっぺにクリーム付いてても口では取らないだろw
全身にチョコかけて舐め回されたいのか?w
まさかの工場流れ作業ww
なんだこの雰囲気こええwパチンコ屋の仕事場見てぇな話題w
しかし以外ともこっちには向いてそうな仕事だ。
あれ?バイトもうやめちゃったのか?
社畜共!ってなんというニート思想w
家の風呂掃除くらいちっちゃい時からやらされてなかったのか。
お母さん良いシツケだな。
弟は自分の事は全部自分でやってる子なのか。何故弟に当たってんだよw
まぁそうなるわな。反抗期かもこっちw
ゴミばっか出てくるなwwペッタン懐かしいw
セミの抜け殻コレクションww1個100円で売れないだろw
子供の頃って無駄にセミの抜け殻集めたくなるよなぁ…
弟良い子すぎる…もこっちどうしてこうなったんだ。
公園で一人で見るのかwしかもカップラーメン。
新学期への不安と焦燥。カレー味だったのか。
田舎だと綺麗に見れるんだろうなぁこういうの。
なんてロマンチックな回なんだ。雄猫か?餌のやり方が雑w
やっぱ雄だったのか。微妙に願いが叶ってやがるw
セミの抜け殻こっそり弟の机に置くなww弟へのちっちゃい嫌がらせ可愛いなw
プリクラと言いセミの抜け殻にしてもなんか可愛いなw


10話
遂にきたか新学期!ずいぶん長いチュートリアルだったなw
席替えwせっかく一番いい席だったのになw
おおおおすげえええええOPの入りが完璧だw鳥肌立った!!!
なんで白黒なんだよとか思ったけど完璧なつなぎだった!!
このスタッフEDもそうだけど色々遊んでる感じがして楽しんでそうだw
あぁ2期来ないかなぁ~終わって欲しくない(´・ω・`)
嫌な席だなぁこれwどうせなら一番前がいいよな。
後ろの窓際の角は最高の位置だよなぁ。高校の時無理やりそこに行ったっけw
いやいやバトルロワイヤルってwwもこっち最初に死にそうw
椅子がないwwwこれはひどいwうわー便所飯…おいやめろw
ヤラないのかよ!wなんというフラグクラッシャーw
普通屋上開いてないだろ。
ニーッコニコ動画。もろじゃねぇかww
スポンサーかなんかなんだっけ?ニコ動でやってるからいいのか。
前はヘラヘラ動画とかじゃなかったっけw
あっという間に時が過ぎてくんだな。
あっ机と椅子撤去ww綺麗サッパリなくなってるw無くてもいいじゃない!寂しそう(´・ω・`)
えっ飯食ってないのかよ…おいヤムチャしやがって…
放課後の一人飯かよ…なんか切なくなってくるな。
うわっ馬鹿wwあぶねえええええw
UFOキャッチャーもうまいのかもこっちw残飯プレイwなる程そんな手があったのかw
今更気付いたけどもこっちちゃんとひざ下スカートってのが偉いよなぁ。今どきそうそういねぇもんなぁ。パンツ見られる事なんとも思ってねぇんだろうなぁあぁいう連中。階段とかチャリとか風が吹いても丸見えなのに。
へったくっそな絵ww藁人形ww泣くなw
えっ先に帰るの?いいの?誰も止めないの?
文化祭は大好きだったけどなぁ。男子校だったし女子が来るって超盛り上がったっけなぁ。
どっかで見たようなシュチュエーションの集まりだな。まるでどっかの古典部みたいだ。
顔こえええwダメだ橘田いずみの顔を思い出しながら見ないとキツイw
部活動申請書だと!?何をする気なんだ。日常部wそんなの通らないだろw
数週間後…なんだこの音楽は…なんて悲しい音楽なんだ…
日常部の妄想か。おい妄想なんだろ?あれ?長くね?
長い…なんかすげぇ切なくなってくるんだけど…
おいwwぬいぐるみで妄想部活動すんなww
否承認。活動内容不明。そらそうだよなw
なんか色々切ない回だったなぁ…なんだ文化祭やるのねw
なんだろうなぁぼっちではなかったし普通にクラスメイトとは会話はしてたけど和気あいあいの中に入りたくなかったなぁ俺。
なんか上っ面の友達関係とかどうでも良くて都合の良い時(文化祭とか女紹介)とか以外はあんま絡まないようにしてたな。
弁当も一人で毎日食ってたけど3分位で食えちゃうから問題無かったなぁ…食った後は音楽聞いたりして寝てたっけ。そのまま授業も大体寝てたな。ってかそもそも食べながらしゃべらないんだよなぁ。男ならきっと皆そうなんじゃなかろうか?
わざわざ固まって食ってる奴も確かにいたけど割りと皆席そのまま自分の席でパパ~っと食ってた気がする。
そもそも男子校だったしなぁ。女がいたらやっぱしゃべりながら食べたりするもんなんだろうか?
仲いいやつは一人二人だったり他のクラスだったりしてたっけ。ってかそもそも女の事しか頭に無くて友達関係なんて考えてなかったなぁ。女紹介しろよとかそんな仲でしか無かったっけ。
高校時代の付き合いはもう部活以外無いなぁ。友達と呼べる友達は一人しかいなかったな。
なんか色々懐かしくなるアニメだホント。


11話
文化祭か。モブっちw色つけて上げてw
結局コスプレ喫茶になったのかw
うんこからうんこへの輪廻転生ww
コミュ症すぎるw頑張ってやろうかって言ってるのにいいよいいよってww断るなw
ケツここの絵だったか。
作業時間の水増しってwカッター出しすぎww
うわっMOB男子が混ざってきたw雑だよってもこっち案外細かいのなw
もこっちコスプレ妄想ww
うわああああああああああああw手切りすぎww生生しいw
おい血まみれになるぞwどこのホラー映画だよww
マジMOB天使w
こっからサボるのかwおいハルヒLIVEww顔がひどいw
今度はけいおんかwwひどいw
マジMOB天使ちゃん友達になれそうだなwあぁ行っちゃうのか…
教室誰もいねぇww
ドンキオオテでコスプレ買ったのかw
なんかダサいなこの格好ww何故足が開いたり閉じたりw二日目くるんだww虚言癖がバレるw
イケメンに落とされたwちょろいww
サイリウムどっから出てきたw色が違うww
うわーーーwはいたwwゲロインすぎるw
マジMOB天使ちゃんのエンカウント率高いなw
このビッチ私の友達なんっすよwwひっどいww
もう友達になりそうだな天使ちゃん。
ゆうちゃんなんで抱きついてきたwせっかくだからケツっておいww
もう一度さっきみたいに抱きついてくれないかなってw何故言い訳してるw
まぁお化け屋敷ですよねwこれはリアルでも通用するw
ステルスもこっちがバレたw
このグンマーBGMが一々笑いを誘うww
フランクフルトにチョコバナナのチョイスがww完全におやじw
まーたたこ焼きww結局自分でチョコバナナww食べ方おかしいw
あれ?楽しい…なんだこの悲しいBGM…
そしてまたぼっちに…
うわーマジMOB天使ちゃん(´;ω;`)ブワッ
特殊EDだと…もこっちわかってないw良い話すぎた…
今回はハッピーエンドだったかぁ。最終回どうなる事やら…
次回予告のもこっちなんでスパークってTシャツなんだろw


12話
席に慣れたのか。先生にもちゃんと返事出来るようになったようだ。
あら?OPカットかな。
卒業写真●になってるw俺も写真撮る日サボったから●だったw
ばあちゃんちの臭いって線香の臭いかな?
1年目が終わってしまうな。割と平和な日常だったじゃないか。
もこっち文系なのか。武器商人wwwネトゲかなんかか?w
バイオの武器商人か?w
紛争地域ってw死の商人やるって事の方向性と勘違いしてるのかゆうちゃんはw
ゆうちゃん成績悪いんだw
じゅうたんちぎってまとめるなw
あっあれ?次回予告絵になってる…どうしてこうなった…
こうして語り合うの辞めにするっておまいうw
「ありがとう弟おまえは用済みだ」どうしたもこっちww
実行委員長イマイさんっていうのね。やはりお友達候補NO.1だな。
成績学年トップとか凄いな。
クラスの盗聴してどうすんだよw
G発生!飛んだwwあれ?人型?うっわ踏んづけたwっていう妄想だろこれw
反応無しwってかむしろ汚くて近寄りたくないなw
普通踏まないなww
MOBっちどころじゃなくてもう透明になってるww
一体何と戦ってんだよw
空気さんから黒木さんに昇格…したのか?w
頑張ってイマイさんゲットするんだ!
パンツ丸見えwww風の吹くタイミングw何故逃げた?
OPキタ━(゚∀゚)━!導入が相変わらずうめぇw
ゆうちゃん追っかけてきてるぞwなんだなんだ何から逃げてるんだw
現実逃避か!?どうしたんだよもこっちww
もこっちより猫かよゆうちゃんww
ちょまw第一話にループしたww
うわー終わっちゃった…めちゃめちゃ面白かったのになぁ…
こんな面白いのに売れないんだよなぁ残念だ。二期出てくれないかなぁ…いつか出る事を祈ろう。
13話は来年10月だっけな。マンガと一緒に付いて来る奴に期待したい。
OVAでもいいから続いて欲しいなぁ。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 102
ネタバレ

pastaくんくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

悪いのは本人か,社会かー突きつけられる階級社会ー

かなり楽しんで見ていました.今期でいちばんおもしろかったです.
作画,音楽などの評価はそこまで高くないので,4.2点になっていますが,物語やそのメッセージ性は10点をあげたいくらいです.


以下,感想
{netabare}
この物語のテンポのよさと,笑いの根源は

■対立構造の明確化

に有ると思います.

・笑いと悲しみ
・浮遊と絶望
・ビッチと処女
・リア充と非リア
・孤高の己と周囲と比べる己
・なりたいとなりたくない
・原因は自分と原因は社会

という明確な対立構造がいたるところに散りばめられており,基本的にスピーディに物語が進行していきます.また,そのテンポのよさと,もこっちのシニカルさ,救いと落としのバランスが非常に笑える展開を作っていたので,かなり楽しめました.

しかしながら,

■対立構造を明確化しながらも単なる対立ではなく,陰→陽への羨望を表現

しており,単なる批判ではなくコンプレックスからくる「負け惜しみ」や「自己矛盾を抱えた自己肯定」をかなりうまく表現出来ていると思います.
以下がその羨望の例です.

・悲しむよりも笑える生活をしたい
・絶望するより浮かれられる人生を送りたい
・冴えない喪処女よりも彼氏といちゃつくかわいらしい女になりたい
・孤独(非リア)よりも友人と楽しくすごしたい(リア)
・お前らとは違うをして納得するよりも,周囲と同じように楽しみたい
・原因は自分にあると気づいている.しかし社会のせいにせずにはいられない.

また,単なる非リア,ぼっち,喪女,ではなく

■羨望を実行に移すもこっちの行動力

が物語の山や谷を作っています.

「自分は自分さ」とかっこよく振る舞ってもそれを(コンプを)解消できない.
コンプを解消するために,忌むべき対象に近づこうとする,あるいは別のなにかで優越感を得ようとするもこっちの意思の強さ,行動力.

しかし結局は失敗する.絶望する.なりたいものにはなれないと悟る.

失敗をコミカルに描写することで創作として喜劇に仕立て上げている.

と感じました.

また物語を通してずっと感じていたことは

■ただの「喪女を馬鹿にするアニメ」か?

ということです.

重要なのは,このような現実を抱える人間がどのようにその状況(スクールカースト)から脱却するか.
我々はその原因が彼らにあるのか,社会にあるのか議論しなければならない,そういう問題提起を若干感じました.

まさに

■誰にでもある身の回りとの不破を一般化することで社会問題を提起した作品

だったように思います.

単純に笑って楽しんで,馬鹿だなこいつ,かわいいなこいつだけでは終わらない,一歩間違えれば苦情が殺到しそうなギリギリの作品だったと思います.

しかしアニメなので,やんわりしている部分もあり,本当の喪女からすれば,現実はこんなに甘いモノではないのかもしれません.

悲しい物語でした.
{/netabare}


■メモ
一話
{netabare}面白いと思う.今のところ何が面白いかは言いようもない.良質なラブコメになれるポテンシャルを感じている{/netabare}

二話
{netabare}前回の感想訂正,まったくラブコメになりそうにないw

しかし一話の中に散りばめられる小ネタの豊富さ,メジャーに溶け込めない少年時代の卑屈さをコミカルに描いていてとても面白い.今はこういうのが流行りか?
・さらっと放たれるシモネタ,いやらしさを感じない.(野球部の下り,スカートのぞき見)
・耳を澄ませばの軽快なパロディ
・突如現れる変貌した旧友(花澤香菜ww)
などもよかったが,一番良かった小ネタは「リア充死ね」のくだり.

twitterやfacebookなどで自分の交友関係や異性関係を自慢しあう昨今において,それができない者(潜在的にできないわけではない)が「リア充死ね,爆発しろ」などと自嘲することで笑いを生み出そうとする構造に対する批判をコミカルに表現できていて笑った.メジャーになれない人間がカーストの最下層であることを利用し,大多数が行う行動をすべて拒否することで「俺はおまえらとは違う」をするという日常に溢れたコンプレックスをうまく笑いにできている.

しかしながら,ここで終わりではなく,デブが自分の似顔絵をうまく描いてくれる,旧友とヲタ友情を確かめ合えるなど,チャンスも散りばめられており,現実と違って救いが有る.

どんでん返しで旧友(ゆうちゃん)に彼氏でもいたら最高にコミカルだし卑屈さ満点になってるところ.と思っていたら,彼氏いたwwwwwwwwwwwwwwクソ笑ったwww

今期も実は豊作か?
他両アニメは物語,超電磁砲,ローゼン,ラブラボ,サーバントサービスって具合だが,最初の3つは売れること確定だとして,これはそれに匹敵する可能性を秘めていると思う(面白さだけで言えば).{/netabare}

三話
{netabare}前半はコミュ症に日常的に起こりうるハプニング(本人はそう思ってるだけで周りはなんとも思ってない)を非常に軽快なギャグで作ってきた.
雨宿りしている辺りでの男二人組が優しすぎる.あんな男達はこの世にいるのか?と思うほど.

二話感想でも思ったが,男に優しくされない喪女にも実はやさしい人はいるという「救い」が作品の中に散りばめられており,主人公に対して「こんな卑屈なこと考えてて面白くてかわいいやつ,誰か優しくしてやれ」という視聴者の感情に答えてくれているので,不快感や絶望で終わらない.

しかし現実の喪女がまっとうな扱いを受けているのかは疑問である
残念な話だが,現実にはいじめられたりするような人もいるだろうし,少なくとも喪女に対してもやさしい人間がそんなに大勢いるということはないと思う(優しい,優しくないではなく,殆どの人が喪女を基本的に相手にしていないという現実が実際にはあるのではないか?)

本当の喪女がこのアニメを見た時に,現実はもっとひどいと思ってしまうのではないか?やはりこの作品のターゲット層は喪女の生活を擬似体験しようとする男性ヲタク達なのか?と思っている.そうだとすれば,作品中に散りばめられる救いにも納得がいく.
しかしそうだとすれば,リアリティは追求していなく,喪女を小馬鹿にして笑いをとっている,ある種悲しいアニメでもある(作者本人がどういう人なのかしらないので,これは私の勝手な主張,訂正する可能性は大いにある.本人が喪女でコミカルに描いているなら,それは喪女だけの権利であろう)

話が脱線したが,兎にも角,「救い」のあとの「落とし」,またはその逆という構造が明確でわかりやすいし,シモネタにも生々しい感じがなく非常に爽やかに笑える.

今回も最後は旧友(元ヲタクで冴えない女だったが今は彼氏がいる)ネタで締めてきていて,最後まで笑えるいい終わり方だった.{/netabare}

このあたりから若干テイストが変わる.

四話
{netabare}基本的には最初から最後までシモネタで攻めてきた.
周囲に流されてどんどん変化していく(変化したのだろうと推測される)ゆうちゃんを見てると悲しくなってくる.
それに引き換え,今回のもこっちは最後の最後まで最悪の展開で,こちらも見てると悲しくなってくる.悲劇の回だ.{/netabare}

五話
{netabare}もこっちがキャラ付けに挑戦する回で,上げて落としてというよりは,アクション→結果が残念,という方法で笑いを生み出す方法をとっている.しかし,悲しさがより鮮明に表現されており,絵(もこっちの顔など)で笑うことはあっても,話自体で笑うということはあまりない.ほとんどが,かわいそう,という感情になってしまう.最後の最後は,家族の愛情を感じるという綺麗な終わり方で,少しホッとした.BADENDで終わっても,GOODENDで終わっても,話題作になるのは間違いないだろう{/netabare}

六話
{netabare}・冒頭のもこっちかわいいなww
・喪女は童貞脳ということをよくわからせてくれる.
・ド低脳女という表現がいい,私はド低脳女とは違うと自己を律しつつも,内心ではド低脳女がありがたがるモノを同様にありがたがるというリアルがいい
・今回原画がいい
・ポルナレフのは微妙
・花火を誘われるための件は若干リアリティにかける
・勇気を振り絞る過程が悲しすぎる
・あんなの乙女ゲーじゃ見れねーよぉ!!!!!
・エンディング悲しすぎだろ・・・
{/netabare}

七話
{netabare}特に際立ったことはないが,悲しさよりも笑いのほうが多い回だった.ともくんと話してるもこっちがかわいい.幼い二人かわいい.全体的に可愛い回だった.思春期ならあれくらいの恥ずかしい体験は喪女でなくとも誰にでもあるだろうから,基本的に笑えるように出来てると思う.{/netabare}

八話
{netabare}人間誰しも見栄を張るというのはよくあることで,私も中学時代にいもしない彼女のことを吹聴したことがある記憶が蘇り,恥が全身を駆け巡った.

従妹(?)に見栄をはるために,ゆうちゃんに電話を直前にかけ,彼女を「幸い参考にするビッチがすぐ近くにいる」と言っており,中学時代から喪仲間(しかも,もこっちはおそらくゆうちゃんのことを見下していた)が変化することを既に受け入れ,ビッチと扱き下ろすことで精神を保とうとしているあたりがリアルで痛々しい.このような人間の有り様をコミカルに描いているが,やはり本質は

「自分は自分,おまえらとは違うと考えながらも,他者との比較をせざるを得ない人間」

の絶望・悲しみであり,このアニメはやはりギリギリの崖の上にある.

今回はアニメ初期の構成に似ていて,
・従妹がくるのでなんとか対策を講じるも失敗→ビンタ
・突然の男子からの声掛け→妄想で有頂天
・法螺がバレて絶望→人生でこれ以上はない,最上級の辱め
という「落とし」と「救い」のバランスがよかった.こういう風に毎回作って欲しいが,原作にかなり忠実につくってあるので,仕方がないっちゃない.

カラカラという文字が妙に悲しく面白い.

最後の遊技場での話も,悲しさと笑いのバランスがとてもよかった.面白いんだけど呆れる.呆れて悲しいんだけど笑ってる.そんなアニメ
{/netabare}

九話
{netabare}特になし.わりとほのぼの回.
もこっちのバイト妄想でチョコまみれになっているところはウケたが,理解できなかった.喪女はああいうものをのぞんでいるのか?{/netabare}

十話
{netabare}孤独の寂しさを穏やかに描いていて,もこっちが美しく感じられた.言いようのないモヤモヤ感と答えを見出したかのような演出が崩されていく様は物悲しさがあった.ぼっちの卑屈さというよりも,ぼっちの個性を豊かに表現しようと試み,最終的に現実を突きつける展開が妙に胸に刺さった.{/netabare}

十一話
{netabare}前回に引き続き割りときれいな回,きれいな終わり方をした.構成自体がもこっちの有頂天→絶望ではなく,孤独・卑屈→人との交わりによる安堵という作りだったので,笑いどころなどはあまりなかった.もこっちがバナナをしゃぶっているのは笑ったが.もこっちがゆうちゃんを時に性的な目線でみるのがあまり理解できていない.喪女は同性に対して興奮するようになっていくのだろうか?

ゆうちゃんと楽しんだあとに,新しい友人の元へ歩むゆうちゃんと,一人に戻るもこっちの対比は悲しさをうまく表現できていた.

文化祭実行委員長との絡みについて,あれほど完璧な女性はむしろ攻撃対象になると思っていたが,そこまでdirtyではなく,彼女が救いとして配置されていたこともこの回が穏やかになった一因だろうと思う.{/netabare}

十二話
{netabare}一応最後はイマイさんという救いで終わったのかな?それにしても最後もこっちが号泣して逃げ去った理由がいまいちよくわからなかったし,エンディングの曲のいれかたも何を意味しているのか不明な上,ムードを盛り上げるものでもなかった.
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

だいじょぶ思春期・クダケルナ ミガカレロ!!

(文化祭回、最終回感想追加)あー!終わっちゃったのかー
原作7巻に、13話がつくんだね。

********
原作のガッザガザした絵が動くんかい⁈と思ったら、何だ!あのOPの、捨て身なかっこよさは…!!かっこわるいのにかっこいい。二度見してしまった。

BGMの摩訶不思議〜なバリエーションと流れ方も笑える。ちびまるこみたいなもこっちの声、妄想時の艶やかなキレの良さとの対比がおもしろい。

同じような思春期真っ只中の人は痛いだろうし、そんな思いをせず過ぎた人は、見てると理解できずやっぱり痛いかもね。

身に覚えありまくりで、やっとこさ通り過ぎて大人になってる自分は、ひたすら、もこっちがかわいいです。そして笑えます。
そんなもんだよ思春期って。まぁ大丈夫だよ、みんな割とそんなでもどうにかなってくよ。と、もこっちの頭なでなでしたくなります。
多分、もこっちの親御も、そんなこじれた青春抱えてる子でも、智子をとってもかわいいと思ってるはず。
原作では、家族や見知らぬ大人との接触が、生暖かくも結構遠目に見れば良識を持って描かれていて安心出来る。

2話のEDもかっこよいじゃないの!!また流れないかな。
なんか既に作品が報われてるようで、今後も楽しみです。
「自虐の詩」のような⁈ミニマムかつ壮大な傑作になるといいなあ。

********
6話まで視聴。
もこっち、手足が華奢なちびっこデザインなので、やはりどこか子供っぽくてかわいい。高校生には見えないな。
ネタも、まだ子供でいいんだ…って内容が多いですね。

原作の声優握手ネタが面白かったんですが、あれは…やらないかな。

EDは色々出て来ましたね。演歌調、ボカロ調、日本昔話調?

********
7話視聴

う わ ぁ っ………
やっちゃったよ!声優ネタ!

本気だしたらモテるはず、そうEDで歌うもこっちに、本気で突っ込んだら負けな気がしてしまうよーな、心の棚の分厚さを試されるかのよーなこの展開が来たよ……。
{netabare}
今回、夏休みの時間の有り余る様子をジックリ見せてくれてしまったので、更に更に痛いーー。
いつものスピーディーな感じでやってくれたら、カラッとした気もするんですが。

普段、自分を出せないでいるとグレーなモブの姿になったりする所とかもですが、心の持ちようで描写が変わる所が毎回顕著ですね。

壁の向こうで頭を抱える弟が、毎回いい味出してます。昔の可愛い思い出すら、頭を抱える要因に…。

夏休みの無為さ。もこっちはインドアかつ、インプット作業が多いね。外の情報や影響を内に貯める傍観的な要素が多くて、何かを作り出す、発散する作業がない。
これはインドアでも1人でも出来てる人は出来てしまうけど…。
もこっちは根本的に本当は人と関わりたい欲求が強いみたいなので(欲求がない人はモテるモテないに気が回らないよ)、じゃあ、いざ何かしよう!となると、「ネットに変な質問書き込む」「動画サイトで誰かと会話」「声優と握手」とか、「誰かと関わる事」にうまく合わない焦点を当てようとして足掻く。

声優にリクエストした盛り過ぎな台詞にも、
人と関わりたい、人に必要とされたいという欲求が妄想の姿で滲んでいる、と私は思うんですが…。
勿論このままのもこっちでその欲求が解消されるかというと、この繰り返しでは結構時間がかかりそう…?でもまだ高校生だし。
そして視聴者は、この悪足掻きが簡単には解消されず笑いに転換されることを望んでしまうんだろうか。いや、私もです。
でもゆくゆくは、モテなくても友達はできるといいね。 {/netabare}

そんな事はともかく、もこっちの妄想バエーションは面白かった。声優さんのプロっぷり、すごい。

************

ケーキ回
どんだけゆうちゃん好きなんだ、もこっち。まあ、他に居ないから、色んな想いのたけが集中しちゃうのね…。
真似してケーキ屋でバイトってかわいい。
しかし思ってたのとは違ってたバイト…。
{netabare}
昔、早朝の電車の中で、バイト帰りっぽい男子2名が肩を落とし憔悴しきった表情でうつむきながら
「ヤマ○キパンは、ダメだな…」「ああ。ダメだ…な…」とつぶやきあってたのを思い出した。
一体何があったんだ。{/netabare}


レビュー拝見してると皆さん「お母さんのお手伝いくらいしなよ!」「自分はこれくらいしてたよ」って声があって、偉い。
自分は変な料理を作る以外は、掃除などあまりしなかったので、家出てからもっとしてあげればよかったなーと少し後悔した。
お手伝いがんばれ、もこっち。

それにしてもこんな主人公、「お父さんは心配症」のパピイ以来なんじゃないのか。

************

席替え、弁当回
がんばれ、もこっち、がんばれ…って何度も心の中で繰り返した。
そういえば、私も田舎から東京の中学校に転校した時、こんな時期あった。(もこっちは高校だけど)

休み時間はひたすら本読んで、勉強するためだけに行くんだって言い聞かせてたなぁ。
いつの間にか馴染んだの、何でだっけな。
見回してみたら、似たような思いしてる子、明るいけどすごいオタクな子、つっぱってるけど家庭が大変そうな子、普通に素敵な子とか、色々いたな…。

もこっちよ、日常部設立!めざしてがんばった。一押し足りなかったね。ボランティア活動シマス、とか嘘ぶけば…。
もこっちの夢見てた学校生活、あんなに豊かに穏やかにみせられちゃうと、いつまでもぼっちで笑わせてくれ、とはいい難くなる。あの子を解き放て!あの子は人間だぞ!
<まぁ、いうまでもなく鎖を握ってるのはもこっち自身…

************

文化祭
心の中でだけど、友達を「このビッチ」扱いはいかんだろう。自分が「このボッチ」って言われたらどうするんだい?視聴者がこのさびしんぼ暴君にどこまでついて行けるのか、今更我がことのように不安になるぞ。すいません、この子ほんとにすいません。私はもこっちの何なんだ。

…お互いダメなとこ見えてこそ友達。ゆうちゃんも案外、わかってるとこあるかもよ…。
セクハラに走るほどスキンシップに飢えているもこっち。おかーさーん!お子さんが迷子ですよー!抱きしめてやってくれ…黒木が黒子になる前に…。でも実行委員が良い仕事してくれた。心の衛生守護実行委員でしょうか。
もこっちと耳すまパロディをした初芝君の絵が出てきた。彼はもう登場しないのかな。アニメ公式にも原作公式にも、担当声優さんのコメントが載ってるのに…。

あっ、文化祭で嫌なこと思い出した!
{netabare}高校時代…部活の展示をしていた部屋に、近くの男子進学校の子がやって来て、入り浸ったんだ。頭の回転が早い子で、何だかんだ皆と楽しく話して、皆で帰るまで一緒に居た。
後日、映画のお誘いがあった。
うーん。アタシそういう人生だっけな…?野性のカンがやめとけと囁いたので、オコトワリした。
その後どうも、まず私の友達にお誘いをかけて断られたので私を誘ったらしいことが発覚。ふ、ふん!いーけどさっ!!
大事にしよう 野性のカン… {/netabare}

************

最終回
「ゆうちゃん成績悪かったくせに、なんで余計なとこで記憶力いいんだよォォー!」
もこっち、それは君がゆうちゃんにとって印象深いってことでは…。ゆうちゃんはほんとかわいいな。

「空気さんから黒木さんになる!!」
あまりにクラスで認知されてないことにショックを受け、モブ・グレー通り越して、サランラップみたいに透けてる…。
そんなもこっちの元へ舞い降りた天からの使い、ゴキブリの機動カメラワークに笑った。オープニングのバトルシーンここか。
引かれて終わっちゃったけど、「空気から黒木さんにはなれたな…」ってささやかな一歩を自分で認めるもこっち。うんうん。

ゆうちゃんも弟の掛け合いも実行委員も出て来て、賑やかだったな。お母さんの「ごはんよー」。
もこっち、ごはん食べてちゃんと風呂はいれよ!がんばれよー!



むかしの もこっちみたいな経験思い出す
{netabare}
小さい頃は散髪屋で髪を切って貰ってたんですが、中学生ともなると美容院に行かねば、と思い立ち。しかし『女の園』っぽい美容院に入るまでに、物凄く勇気が入り…いざ!踏み込んでみたら「ごめんなさい。予約制です。」と言われてすごすご帰ったのであった…。
今は、ふてぶてしく入れるよー。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 56

73.1 19 ブラックユーモアで笑いなアニメランキング19位
キルミーベイベー(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1501)
6718人が棚に入れました
ごく普通に学校に通う「殺し屋」の少女・ソーニャとその友人・やすなが繰り広げる、コミカルで少しバイオレンスを含んだ日常を描く作品。

声優・キャラクター
田村睦心、赤﨑千夏、高部あい
ネタバレ

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

どしたのわさわさ

円盤が爆死した事がネタになり、売上やアニメ人気を調べていると
頻繁に名前が出て来る作品で、熱狂的な信者と、更にはアンチも大量
に発生。半年に1作くらいの人気作品とあまり気配が変わらない。

1話、2話はよくある日常系の糞アニメ臭全開。3~4話あたりから段々
持ち味を発揮してきて、7~8話あたりからキルミーワールドに突入。
今から見るのなら3話か、大事を取って4話から見るのが良いと思う。


■キルミーの人気

2013/03/27(水) 「キルミーベイベー」一挙放送
来場者数:412331人 コメント数:654190

この数字がどれくらいかというと、
(過去に放送された277回の中で、来場者数が多い作品)

1.魔法少女まどか☆マギカ(1回目)104万人(2回目)81万人(3回目)62万人
2.猫物語(黒) 99万人
3.らき☆すた(1回目) 57万人 (2回目) 36万人 (3回目) 35万人
4.ひぐらしのなく頃に(1日目) 53万人 (2日目) 46万人
5.化物語(2回目) 52万人 (1回目) 52万人
6. 創聖のアクエリオンシリーズ 51万人
7.ひぐらしのなく頃に解(1日目) 50万人 (2日目) 46万人
8. とらドラ!(2回目) 49万人 (2日目) 48万人 (1日目) 38万人
9. シャーマンキング(1日目) 44万人 (3日目) 33万人
10.トップをねらえ!シリーズ 43万人
11.シュタインズ・ゲート(2日目) 41万人
12.【キルミーベイベー 412,331人】 (作品別で歴代12位、放送別で18位)
13.Angel Beats! 40万人
14.黒執事(1回目) 36万人
15.とある科学の超電磁砲(1日目) 35万人 (2日目) 33万人
16.うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000% (1回目) 33万人 33万人
17Fate/Zero 33万人

他に一挙放送されたアニメは↓
検索 ニコニコ生放送 全話放送されたアニメタイトル


検索 2期・続編を望むアニメ作品は?(現在放送中のアニメも可)
(総投票数 20850票 締切日: 2013/01/21)

1位 キルミーベイベー 1687票
2位 TIGER&BUNNY 1232票
3位 生徒会役員共 1086票
4位 Aチャンネル 1084票
5位 氷菓 991票
6位 ストライクウィッチーズ 788票
7位 アクセル・ワールド 731票
8位 アイドルマスター 723票
9位 ソードアート・オンライン 626票
10位 大正野球娘。  486票

■感想 
{netabare}
1話、2話がキツ過ぎて諦めようと思ったものの3話からマシになって
来たので横でずっと流してた。7話序盤のソーニャちゃんのヴァーカ
の顔と声にやられ、頭のスイッチが切り替わり、面白くなって来て
完走。

序盤をほとんど覚えてなかった為、実は面白いんじゃないかと思い
また最初から流し始めたら1話、2話はやはりきつい。今度は4話後半
の偽やすなのウザさにやられ、8話で笑いが止まらなくなり流し見を
断念。

結局5周する羽目になったが、見る度に面白く、見る度にウザさが
増していくんで、まだいける。新しい声優は知らないが、赤崎千夏
は紛れも無い天才。

作品の評価をあまり高くすると2chノリみたいになって嫌だから少し
下げたけど、音楽も作画もベストだったと思う。よ
{/netabare}

■キルミーの面白さ
{netabare}
キルミーの面白さを教える事はできない
           自らが気づく手助けができるだけだ
                        by ガリ○オ・ガリレイ

爆死したアニメは数あれど、キルミーにだけ熱心な信者がいるのに
は原因がある訳で、ノリに慣れてきたり、何度も見ているうちに面白く
なる類。

無理に言葉で説明するなら、天然物のシュールな世界の中で、たま
に普通に面白く、ウザ面白く、徐々に寒面白く、くど面白く、くだらな面
白く、超ウザくなる。

本格的に面白くなるのは、オチのほぼ全てのタイミングと内容をオチ
前に思い出せる段階になってから。弊害はノーマルのギャグアニメに
暫く焦点が合わなくなる事。


最初から見た場合、1~2話時点で少しでも面白く感じるような人だと
ハマらないはず、そういう人にとってはただの日常系のアニメ。

資質があるのは最初寒くてドン引きしたり、あまりのセンスの無さに
腹が立つような人。そういう人の方が笑いに肥えてるだろうし、楽しむ
為の因子を予め持っている気がする。


検索 不便なのがいい!京大の「素数ものさし」が人気
検索 京大生、キルミーベイベーで受験生を励ます

15:キルミーにしちゃギャグのキレが良すぎる、全然キルミーを分かってない
24:>>15 これはわかる

検索の下で良いことを言ってる人がいるけど、笑いのツボは肥えてる
人だと一周して来るケースがある訳で、プロ野球選手の一部が物凄い
スローボールを苦手にするような感じに。

キルミーはスローボールを普通に空振るクラスの人か、スローと感じ
過ぎる故に対応できない人間に内容が丁度マッチし、そして、天然物
(狙った末ではなく全力で投げたら、頻繁にすっぽ抜けてスロー)。

面白さが分からないという発言に対し、「力抜いて見ろ」とか言ってる
人が結構いるけど、それはスローを普通に空振る人への話であって、
一周するタイプに対しては逆。「目一杯力を入れて見ろ」、なまじ力
を抜くから打ってしまうのであって、一周したら勝手に力が抜ける。

という話は、大昔あずまんがの何が面白いかを頭が良い奴に聞いた時
に返って来た話を適当にアレンジしたものなので、本当にそうなのか
どうかは、知らない。つまりあずまんがも一周系のはずだが、面白い
と思えた事は・・無い。残念な事に自分には資質が無かった。


47:なんでキルミー人気なの? 歴代最高級のゴミアニメだと思うの俺だけ?
48:>>47 お前だけ
49:>>47 おまえキルミーベイベーの面白さが理解できないのか
52:>>47 最後まで見たらいかに面白いか分かるかも、合う人にはドハマりする
57:>>47 糞アニメと神アニメの表裏一体を突いた伝説的な稀有なアニメ
58:>>47 世界最大級の糞アニメというのは分かるが何故か笑える、自分の沸点のほうが下げられてる
62:>>58 だんだんやすなの喋り方が面白くてしょうがなくなってくる
65:キルミーベイベーは日常系アニメとかじゃなくてキルミーベイベーだからね

57、58と、多分52、65は一周してる、そして47にも資質あり。

35:最初の頃はなんだよこの糞アニメ!!!っていいながら見てたら気づいたらはまったわさわさ
44:キルミーは投げっぱなしジャーマンでイラつく、少なくとも日常は計算されてた
65:クソつまらないところが逆に面白くなってくるんだよ
74:見てる時だけ自分の笑いの沸点が下がる、どう考えても面白くないのに笑ってしまう

これの35、65、74。

あとは44について。日常(作品名)は計算され過ぎの加工物、速度の
ブレも一定の範囲から出ないから、目を瞑っても打てる類。ツボの差
なんだろうけど、あれを笑える人が逆に凄いと思う。

日常アニメの中だとみなみけが狙ってスローを投げてるけど、上と下
の揺さぶりがすげぇ、あれはセンスの塊。他は3~5話位でギブアップ
した作品ばかりなので、よく分からない。

キルミーは頻繁にすっぽ抜けるスローも、たまに来る速球も全て暴投
なんで、一度空振ったら手に負えなくなる、そんなイメージ。


・・さて、これでキルミーが面白くなる人がいるかは分からないが、
なんとなくは分かって頂けたかと思う。


キルミーの面白さを教える事はできない
                  自らが気づく手助けができるだけだ。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

折部やすな中毒になると秀作。「中毒になった?やったねラッキー、いゃっふーーーぃ☆」

十中八九、普通の高校生 折部やすながソーニャちゃんという立ち向かう必要のない大きな壁に立ち向かい、なぜか必死に抗うようになる所を鑑賞する作品。
やすな中毒になるかならないかが分水嶺。(ただし、やすな中毒になっても名作にはならない)

1クール、原作4コマ漫画。ネットで評価されていなかったら見ませんでした。
※ネタバレのオンパレード
{netabare}
話の構成は、回にもよるが大体、
やすな×ソーニャ 7割、やすな×ソーニャ×あぎり 3割
つまり、やすなとソーニャちゃんがいる場面がほぼ10割。

やすな、普通の高校生・・・と比べものにならないぐらい馬鹿でとても打たれ強い
ソーニャ、冷酷無比で完璧な殺し屋女子高生・・・ではなく結構隙だらけ
あぎり、ソーニャの知人の忍者・・・とても抜けているようで実はすごい人っぽい

ソーニャちゃんやあぎりさんも魅力的なキャラだが、この作品の魅力は『やすな』でできていると言っても過言ではない。ぶっちゃけ、ギャグやネタ自体はそんな大したことない。
なので、やすな(がソーニャちゃんにやられる様や、空回りする様)を楽しめるか否かが、そのまま作品の評価となる。

1話を視聴してまあまあ、2話まあまあ、3話まあまあ、
4話で爆笑www
ネット(多分アニコレも)でおもしろいとあったので、2話で切ることはなかった。仮におもしろいと言われずに見るきっかけさえあれば、3話まで見ていただろう。
自分の中では4話まで行くことで評価がグンっと上がった。

多分、3話まで見る過程でキルミー慣れし、さらにやすな中毒になっていた。あるいは3話までは若干テンポが悪かったかも。
自分の中では4,5話の夏祭りと海がものすごく面白く、12,13話も面白かった。4話からはどの話も楽しめた。

キルミーは絵柄が幼稚で、作画も普通、ネタは普通かそれ以下。じゃあ、何が優れているかと言うと、
やすな役の声優さん赤崎さんだ。
「くそう」「やったー」「やっほー」「あはん」「あん」「いえい」
と台本に書いてありそうなものを、完全にやすなの言葉に変えている。
文字通り、文字で表せない仕事っぷりで。赤崎さん、マジすげえ、御見逸れしやした。
やすなだけの評価で言えば、
声優・キャラ共に4.5点を上回る勢い。

もう1つ、何かを言うなら、この作品は一味(ひとあじ)足りないことが多かった。ときに二味足りない。それを改善して「秀作」に成り得た、かも。
それを補うはずだったのが、上の構成で省略した『没キャラ』という名前のないキャラだ。
このキャラが名前の通り没キャラ程度の活躍しかしなかった。(キル太郎での猿の役はまあまあだった。)

この没キャラが例えば、
運動会回で騎馬戦に参加するのに1人足りなかったとき、
やすな、ソーニャちゃん、あぎりさんの前まで行くが、
・みんなの目の前で転んでケガを泣きながら帰る
・ソーニャちゃんがやすなを攻撃して、吹っ飛んだやすなにぶつかり気絶、病院送り
・参加直前まで行くが、ソーニャちゃんがやすなを攻撃しようとして誤って没キャラが食らい、病院送り
・さらに認識はされるが、やすな「あの子誰だっけ?」ソーニャ「さあ」と言われる
とか、もうちょっと活躍してほしかった。3回に1回だけでもいいから。

そうそう、最初からスルーしてたけど、
やすなとソーニャって多分、13話で友達になったのかなって思った。あの演出もなかなかにくい。やすなってただのバカじゃなかったのかってね。
オレの脳内最終回はOPの様に宇宙人とバトって、
やすな「むっふっふ、私が世界を救ったのだぁー!」バキッ
ソーニャ「おまえは足引っ張ってただけだろうが!? ったく、ジュースおごってやるから少しは黙ってろ」・・・
あぎり「危ないところでしたね」(実はあぎりさんが二人と世界を救った)
みたいな感じを想像していたwww
{/netabare}
以下、ネタなど{netabare}
あぎりさんの声優さんが「高部あい」って書いてあって・・・あのかわいい高部あいでビックリ!あの声よかったなぁ~
こんなにかわいいのにブレイクしないとは・・・けど陰で割と需要があるのかな。{/netabare}
{netabare}「くっそぅ、何よあの子?あんなにかわいいのに声優までやって、マルチタレント気取り??更に私よりギャラがいいってどういうことぉ!?上履きの中に画びょうを入れていじめてやるぅ~!」
というアイドルランクEの水瀬伊織・・・ではなく釘宮さんのくやしい声が脳内妄想で聞けたので、それだけでも没キャラとして釘宮さんが起用されたことは意味があった。
・・・少なくとも自分の中ではw
{/netabare}
{netabare}
この作品は売れなかったけど、赤崎さんの実力を遺憾なく発揮して、彼女が売れるきっかけの1つにはなったと思う。
この人、恋愛ラボのマキ役もやってるけど、すげーな!!

声優さんですごいと思った人はそんないない、オカリンを演じた宮野さん?とか、この人はマジすげー!
小説の朗読とかしても売れそう。マキ役ではよく通る(透き通るとは異なる)良い声と思ったけど、
まさかやすな役だったとは。

幅広いな。電磁砲の「超~」とか中二病(見てない)のモリサマとかもやったみたいだね。
完全に主役の常連だね。時代は変わるもんだなぁ~

・・・キルミーのOP/EDは可もなく不可もなくでしたw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あれは!伝説の686枚アニメ!

『キルミーベイベー・スーパー』収録OVAについて
私はキルミーベイベーが大好きな人間である。
686枚程度の売り上げに甘んじるような内容だとは思わないし、
って実際の枚数は違うらしいけど、
とにかくBD BOXは売れて欲しいし、2期制作を心の底から願っている。
だが言わなければならない。
このOVAはあからさまな低予算アニメである!と。

作画はてきとー。
キャラは、キャラデザ自体も変わったっぽいが、
ギャグゆえのデフォルメで、とかじゃないレベルで一定しない。動きもかなり省力。
背景はディテール省略、延々イメージ空間、みたいな。
チョーさん演じるエトセトラボーイと釘宮理恵さん演じる没キャラは欠席。
没キャラはともかくエトセトラボーイがいないのは寂しい。

しかし面白いんである。
おバカやすなとソーニャのやりとりを軸にした楽しさは健在で普通に笑える内容。
8つのエピソードを27分で矢継ぎ早に展開する構成からテンポもよくサクサク進行。濃い。
エトセトラボーイ不在な分、新井里美さん演じるエトセトラガールの出番は多い。
黒子好きの俺歓喜。ぺおんぺおんぺおんぺおん。
頭をおかしくしたい向きには映像特典のオープニングスーパーが役に立つ。
オープニングがエンドレスで再生され続ける。曲はもちろんキルミーのベイベー。
キルミーダンスを踊りたい方はエンディングスーパーをどうぞ。

ハイスペック紙芝居付きドラマCD程度にハードルを下げれば遙か上空を飛び越える内容かと。
紙芝居じゃハードル下げすぎとも言うけどw

◎まとめ
チョーさんはギャラが高い(適当)
(以上2013/10/16追記)


原作は4コマまんが(未読)
2013年3月にニコ生一挙放送にて初視聴。
ネット上では売れないアニメの象徴的存在としてネタにされながら、
CD付きOVAとBD BOX SETのリリースが発表されとります。
某AmazonのBD BOXレビューをご覧になってみてください。
ネット住民たちのいいオモチャになっていることがよくわかります。
(ごく一部に)すごく愛されてるなあ。(2013/10/14時点)


萌え、日常、ハイテンション、ギャグアニメ。
ただしシュールでナンセンス成分多め。
おバカ女子高生やすなが
殺し屋にして同級生ソーニャにまとわりついて
ぶん殴られるどつき漫才が基本になってます。
エロとかパロディ、あからさまな百合展開がほとんどないのも特徴ですね。

ギャグは大して面白くない評価が一般的だし、テンポが良いと言う訳でもない。
にも関わらず、なぜかまた見たくなる。
共感得られるとも思えませんが、
ソーニャの容赦ないシバきっぷりが楽しくてしゃーないw
あとはもちろん無駄にハイテンションなやすな。

シュールで呆気に取られる感じがくせになるのか…
ひねくれた人向けのスルメ的萌えアニメ?
合う合わないは絶対あるし、
これから初見の方は過度の期待はせず、
だらだら長い目でぜひどーぞ。

が…
超絶技巧の高速ポルカに変拍子、
わざと音痴にしたよなメロディ、
アバンギャルドなのにキャッチーでポップなOP曲を筆頭に、
劇伴やらSEやら他に類を見ないかなりのヘンレベル。

OP、キルミーのベイベーはホントに凄い。
菅野よう子楽曲常連とは言え
Dr佐野康夫、G今堀恒夫の名前を見ることになるとは思ってなかったです。
や、自分が無知だっただけで、かなりアニメ関連の仕事はされてるみたいなんすが。
ポストロック、バルカン系?、プログレ、エレクトロニカ云々にも
二人擁するウンベルティポにももちろん、アニメ関係なしで近い曲がない。
当方未聴のEXPOの曲にはあるんでしょか…

SE、全モブキャラ、ナレーションなど諸々は
チョーさんと新井"白井黒子"里美さんが口で言ってたりします。

脱力しきった劇伴が収録されたサントラはけっこうお気に入り。
グダグダ過ごす自分の休日のヘビロテ音源のひとつとなっております。
油断してると唐突に聞こえるやすなの絶叫でつい声出して笑ってまうw

全編調子っぱずれ感に溢れてますが、
その象徴が自称忍者のあぎりさん。
天然とも作為ともつかない場の引っかき回しっぷり
独特のイントネーション、トーンの喋りに変てこな歌で
脳をとろけさしてくれます。

6人のみで全てが賄われる声優陣は鉄壁の布陣。
没キャラ演じる釘宮理恵さんを
戦コレ23話三沢ちゃん⇒ロボティクスノーツ愛理⇒
に次いで体験、くぎゅううう弾幕ができる理由も解ってはいませんでしたが、
扱われ方のぞんざいさ含め十分印象的でした。
くぎゅうの意味はこの直後とらドラ一挙を見て完璧理解できましたが。

しかしなんといってもやすな役赤﨑千夏。
レビューup時2013夏期放送中だと
恋愛ラボの残念生徒会長マキもかなり楽しい赤﨑の出世作。

ソーニャ役田村少年は、先日観に行った映画"ショートピース"熊の話に出てた女の子役と、
あの夏じんたんの幼少期役しか見れてません(´・ω・`)
言い回しと言うか節回し?語り調子?が好きだし、もっと見たいんだけどな~
実写洋画・海外ドラマ吹替えの仕事が増えてるらしいですね。
とにもかくにもいずれも全員はまり役。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
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