蟹チャーハン さんの感想・評価
2.9
よぉーやっと盛り上がってきたぁぁぁ! ←残り1話とか
僕らは世界を旅した 獣人が住む世界を旅した
人間の彼女は世界の破滅を望んだ 黒い玉に願いをこめて
黒いといってもピータンではない
セガのゲームの販促用アニメだと書かれていたのは知っていので、
正直期待せずにし始めました。
いつからか獣人族に下等民族へと追いやられた人間たち。
カースト制度でいえば最下層、使用人や雑色がちょうどいい按配。
獣人に家族を殺された恨みをもつヒロインモルテは、
そんな世界の撲滅を願い、一人立ち向かうことを決意。
世界を破滅させる力を秘めているというデストラクト・コード
とかいう砲丸球サイズの黒球を手に世界を旅します。
ただ、その使い方がわからないから困ったもので、
とりあえず追ってくる組織からの逃亡生活に明け暮れます。
とある村で知り合った人間の少年キリエと旅を一緒にしますが、
この少年にこそ大いなる秘密があった・・・。
黒い球がなんなのかわからないけど、みんなが世界を破滅させる
力があることを知っているという不思議な設定。
小学生高学年向けくらいの話しの内容で、
正直、行き当たりバッタリの旅が10話くらいまで続いて
頭がくらくらしていました。
もう少しドラマ性があって、同じゲーム原作でもテイルズシリーズ
みたいな筋の通った謎をばら撒きながら進めるくらいの
内容があればよかったんですが・・・。
ただ、11話あたりから黒い球の秘密が明かされてきて、
おおおお??? と盛り上がってきます。
ま、残り1話なんで、いまさら感がものすごく漂うんですが~。
たぶん、いろんな獣人族の土地を方々旅することで
ゲームの雰囲気を知るにはいいのかもしれません。
特に感動するシーンもなく間延びした感があるのは否めないけど、
2人と熊一頭のトリオの冒険譚と割り切って、
特に結末求めないで旅するだけのアニメだと思えば・・・
なんとなくNHKの長寿アニメを連想しやすいかもしれません。
(実際は12話なんですが)
キャラクター的には、戦闘で活躍するおてんば娘のモルテと、
戦闘ではまったくの役立たずなキリエのコンビに加えて、
小さなテディベアのぬいぐるみの勇者のトリオはいい感じでした。
組織から使わされた追っ手となる2人組との馴れ合いが余計で、
コメディであっても真剣に追いかけっこしてもらいたかったかな。
みんな黒い球の秘密を知りたい気持ちが先にありすぎて、
ほぼ仲間じゃね? と思ったりしてましたから。
あと、モルテは黒い球を盗まれすぎ!!!
盗まれる→追いかける このパターンは飽きます(笑)