ヒーローで変身なおすすめアニメランキング 15

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのヒーローで変身な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番のヒーローで変身なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.8 1 ヒーローで変身なアニメランキング1位
サムライフラメンコ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (691)
3558人が棚に入れました
大人になりたくない、“大人たち”へ――

斬新!大胆!スリリングッ!な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義せいぎの味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、この世界で「正義せいぎの味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、
ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く!

声優・キャラクター
増田俊樹、杉田智和、戸松遥、M・A・O、山崎エリイ、小杉十郎太、大川透、中村千絵、三上哲、森久保祥太郎、豊永利行、KENN、田村ゆかり
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

怪人物陳列罪

なんだこれー、会話が面白かった。
ヒーローになりたかったけどなれないと薄々気づいたものの、憧れが大き過ぎて諦めきれずに、みぢかなトコロからヒーローを目指して修行してみる男、を見守る警官との話。
熱いのと淡々なのとの、現実味ある雰囲気。思ってたのとぜんぜん違った。もっとこう、華々しいイケメン話かな、興味ないんだよなーと思ってた。しかし渋い、ちょっとダサい感じ。次回気になる。

「子供たち…!」って感じであつくるしく語りかける正義君、おもしろい。
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以下、各話感想。感じたこと垂れ流し状態でどうもスミマセン。
平素のヒーロー話かとワクワクしていたあの頃。
何の前振りもなく超展開が持ち込まれ、戸惑いと憂いを隠せなかったあの頃。もはや「あ、怪人?お茶飲んできなよ」状態で待ち構える今日この頃。それでもまだ観続けてしまうのは……なんでだろ?

2〜11話 {netabare}
2話
今回もいろいろ可笑しい…
仕事中にヒーローソングを頭の中で鳴らし続けるイケメン…
おばちゃんにゴミ出し頼まれるヒーロー…
居酒屋で語りこむヒーロー…
(後藤さんのなだめツッコミが面白い)

傘〜!っていいながら走るヒーロー…
「盗まれていい傘なんかないんだっ!!」名言なのか?!

あと、公式にあるキャスト&スタッフ色紙メッセージが…
倉田英之氏のが… 怖いよ…
後藤さん役の杉田智和氏のが…画伯って感じです。
あと、キャストコメントに「サムライフラメンコを一言で表すと?」という質問で声優さん皆答えてるんだけど、杉田さんはどうも「一文字で」と勘違いしている節が…。

なんかもういろいろ可笑しいよ!!みんな見てみなよ!
オープニングは正義くんの脳内設定なのか、現実になるのか…?

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3話
やはり色々可笑しい。やんわりやんわりと真綿で首を絞められるよーに可笑しい…
石原マネージャーの「嘘ついてたら殺すわよ」の会話のテンポとか
藤原さんの、正義君の声マネとか

バラエティ番組「驚嘆! 動DE ショー」の雰囲気とか
(タイトルロールや出演者の名札の手書きレタリング感。)
(出演者のネーミングセンス…)

要さんの、人の話を身軽に跳び越えてグングン流れを持っていく会話の様子が、また聞き惚れる。
堂々と信念を持ってボケる技術の逞しさにおいては、新人の正義くんも自然とツッコミ役に回ってしまう。レッドアックス!これが愛され続けるヒーローの秘訣なの!?

ダミーフラメンコとして街頭でポーズとる後藤さん。
「やべぇコレ、スゲェ気持ちいい。」
ええー!!
観てる方も全くもって痛快ですが。

あー、面白かった。ごちそうさま…。Joeできだ!←(って決め台詞、要さんのサイン色紙にも書いてある)

EDがシュワーっと炭酸チックに可愛いくて和む。次回はその彼女らが絡んでくるんだね。「アイドル蹂躙」?!なんだ物騒な。パーフェクトブルー?!ブルブル
いや、この作品だし。アイドルが蹂躙されるんじゃなくて、アイドルに・蹂躙されるのかもしれない。誰が?正義くん?!ワクワク



4話
やっぱり、アイドルが蹂躙してた。 …悪者の股間を。
あ、忘れてた〜って戻ってきてまで、えい!えい!えいっ!って、わからんけど大変なんだろうなー。

アックスと正義くんのトレーニング。
師匠!(^∇^)弟子〜!( ̄▽ ̄)師匠!(^∇^)弟子〜!( ̄▽ ̄)師匠ー!(^∇^)弟子〜〜!( ̄▽ ̄)

後藤(~_~;)「この人、名前覚えてないんじゃ…」
覚えてないね!きっと…


5話
本当にあんたら面白い!!
どんどん好きになってくきーみのーことー♪
警官抱き枕もってるの、まりちゃん。

レッドアックス要、サムメンコの在り方について悩む正義君に「サムライフラメンコ」のそもそもの由来について問う。
単に自分大好きなだけのオッサンかと思いきや、いいとこビシッとついてくるじゃん…!と思いきや、「う〜ん、本当にかっこいいなぁオレ」あ、やっぱり…。
そんな師匠を「ウサンクセー」って目で見守る後藤さん。


「構想15年、活動一ヶ月!」
じっちゃんの名にかけて、その遺稿を映像にするプロジェクトになっていくのか?それとも実践派のまま?
しかし次回、
しっかり者の関西娘と「孤独がさみしいですぅ〜」の子までフラガ参戦かっ?!もっとその変な日本語聞きたい。

警官上司のありがちな癖のあるしゃべり方とか、フラガの悪者成敗股間蹂躙を見守る被害者少女の腰の動きとか、展開が早い中に遊びがちょいちょい挟まってて、面白い!!

6話
たいして進展はないのに、何でしょうねこの楽しさ。
モンスターステーショナリー社長、満を時して、登場!!

「これはまるで…ハラキリサンシャイン第八話、『大洗脳!街がまるごと敵の基地!?』と同じじゃないか…!」
何が楽しいって、一般市民やチンピラのモブキャラのセリフ回しと言い方。そう来たか!ってかゆいところに手が届く。

今回は街角でけんかする「たい!」「たい!」の博多弁の人(この人、次回カットにまで…^^;)、
サムメンコ新兵器に驚きつつ「あれは文房具だ!」と解説するチンピラに対して仲間のひとりが「おまえさっきから博識だなっ⁉」と突っ込むとこ(そりゃ言いたくもなるね)、
「イメトレで熊と闘って勝ったゴーリキさんを呼べ‼」とか
聞いた事ある歌を口ずさむ居酒屋のおやじ…

そしてもちろん中心人物も。
まりちゃんが後藤さんにコスプレポリスにさせて迫る上目遣いの攻撃もおかしい。この時の“おまわりさんをテーマにした曲作り”でミネミラの「イヌのポリスメン」が作られたのか〜

なのに後藤さんて…
そのケータイの彼女は、実在するのか?!
「ごっちーん怖い夢みたYO!!

大きなネコに押しつぶされそうになったYO!

そのネコ、
肉球寿司をにぎりはじめたYO!!

ヒラメがおいしかったYO」

て、なんだよ。(-。-;か、かわいいじゃないか。
しかし有事の際のアックス並に、なかなか彼女には会えてないようだが…?

OP曲も、この作品の内容をきちんと踏まえて作った詞だなぁ。
特別凝った画像でもないのに(ゴメン)毎回飛ばせずに聴いているよ。あのバンドの歌い方も、正義くんの演技とよく合っているんじゃないかな。


7話
展開速い中に、正義君の複雑な心境と後藤さんのナイス受け止めがあって、いいシーンで納得してたら…

なーにー?!
その展開は…
今までの現実と擬似ヒーロー活動のせめぎ合いから、一線を超えてきたよ?!「ケモノヅメ」?!
しかもモンスターデザインが冗談みたいなコンセプト付きで、ダサいというにもどうにもこうにも。どういう路線で行くのさ〜
台本読んでるから、映像の仕事で実現させるのかと思った。
両親の死亡事件の新聞記事出てきたから、復讐劇になるのかと思った。
飛び越えてどこ行くんだ〜
次回、撮影でしたってオチはない?

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8話
心配ないぜマイフレンド 昨日までのオレは死んだ

まじですか

なんですかあの饒舌なトンビ

なんの前振りもなく大活躍しだす怪人さんたち。元締め・きんぐとぅさん
イリュージョンだと言って…
麻薬捜査の場面から登場したから薬の効果じゃないのか、という希望の声もあったのに…。
ダサいモンスターに唖然なまま
殉職、へんにシリアスさまで入り込んじゃって
闇鍋状態

いつの時も物騒なことには絡まずマイペースな要さん、あなたの生き方はある意味、ブレず正しいのかもしれない…。

あくまでも正義くんはまじめ。
怪人にまじめに付き合って倒し、彼らの命を絶ったことに悩む。彼らも洗脳されていたのではないのか?と。
まってくれ、ついていけないよ!
怪人の小粋なセリフが全然頭に入っていかないよ‼

まてよ、モンスターステーショナリー社長が趣味の文房具武器研究を進めるために、敵方の開発も行って設定していたということに…
ことにしたとしても、なんだってんだよぉぉぉ

今回終わる頃には正義くんがすっかりヒーローとしての仕事を受け入れて充実しちゃってる。

ささやかな日常のヒーロー話を積み重ねても充分いい話が出てきたんじゃないかと思うんですが。
何勝手に飽きて、生まれ変わってるんですか。
みぞれが降り出しました。寒いです。


9話
(O_O)一転してまた一転、展開早い!!読めない!!
ヒーローvs悪の戦いがあたりまえになってしまった「ノルマとなってしまった」世界の違和感を描く。
これはこれで面白いー!
しゃべるねぇ、みんな。ヒーローも悪も語り出す。
意表を突く内容が盛り沢山だった。

後藤さん(`_´)ゞ「勝手なことばかり言いやがって」

中盤までのあの一般世間描写のウィットが生きていて面白い。
髪を枝毛にする怪人てなんだ。ニュース報道の画一的呑気さとか。
しかしキングさんの思想なき思想が今野さんとの対話で丁寧にあぶり出されて、気色悪くなってきたぞ。ほんとケモノヅメっぽくなってきたぞ…
行動と気持ちが上滑りする正義くんの口調が、微妙に今までの演技と違っていてうまいなぁと思った。
マリo(`ω´ )o「なによまさよしのくせに!」

怪人のいた場所から未確認物質が。原口さんの冷静なバックアップが心強いよ。
「僕たち、何と戦っているんでしょう…」
ウン。それがわからないから視聴者は8話で混乱したのだよ…。
行く末が読めない〜!でも持ち直した感じ。

*************

10話

まりちゃん…。海外の反応サイトとかでまりちゃんわりとビッチ呼ばわりで評判悪くて、なんでかなー?と思ってたんだけど、その部分をトーチャーが解明した。 自身に幻滅させる、たいして流血ないのにグロいね…。
思想の美意識のせいか、もえちゃんには急に紳士になって。仮想のヒーローが現実になるならば仮想の悪も現実になる。
正義と「同じものを観て育った」という幼いトーチャーの顔が無邪気でさびしい。

本当のヒーローは一般人の中にいて平和と正義を守ってくれているから、サムライフラメンコは安心しておまえみたいのと戦えるというサムメンコ理論。

できる男・後藤さん、かっこよかったな〜

まりちゃん。傷ついて、震えながらステージに立って。がんばれまりちゃん…。 フラメンコガールはアートだと調子づいていた自分の行動が招いた姿、落とし前つけたのかな。
先がぜんぜん読めないのと、セリフの妙な説得力は相変わらず。

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11話
また前振りなしな超展開がてんこ盛りですね。
あまりのアホくさいお遊びのぎゅうぎゅう詰めに、何度も笑わせられてしまったよ…。
はじめのプロモーション的な映像とか。全員レッドとか。
おとなしく合体ロボ用の四角い車が公道走ってくる姿が妙なツボに入った。
死に損ないでポイズンに吸われてた人がシュタゲのオカリンに似てた。(気のせい)
もう一話完結並みに、やってみたいアイデアは全部盛り込むってことでしょうか。
「嘘だ。しかしうつくしい嘘だ。」コレ、スタッフの姿勢?

オープニングの夢で終わるかと思った格闘シーン、あながち夢でなくなってきた。
フラメンコガールは本職に戻って、後藤さんは…?

子どもくささについていけない人はもうすでに視聴を諦めていることだろう。残された我々が戦隊気分で見守るしかないのか。何色でもいいから。おれは無色だ!フラメンシースルー!とか出てきて戦隊内で反乱起きたりして。色彩を持たないおれの攻撃を受けて見ろ〜。名前は多崎とけるで。
{/netabare}
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12話〜20話 {netabare}12話
オープニングがすっかり戦隊ものに。
どうしよう怪人にすっかり慣れてきた…
街を歩けば皆に認知されもてはやされてTV取材にひっぱりだこ、なのに後藤さんと駆け出しヒーローごっこしてカレー食べてた時代がどこか懐かしい。視聴者もですよ〜。騒がしさと、がらんどうの空間と。
まりちゃんはそんなとこ引きこもったの。

何だっけコレ、NHKのドキュメンタリー風。
MMM34って

ソレやりたかったんか…

みんなでカレー食べられるようにはなったけども。
エンディング「寂しくはないね」って歌ってるのに何か物寂しいですね。

13話
明日日本の危機だとして。助ける人を選べるか?迷いと重積に締め付けられる正義。

押しかけてるマリちゃんを許す後藤さんの彼女はどんな器のデカさだ。死んでる説も出てますが…。
エンディングの「離ればなれじゃないね 寂しくはないね」は後藤さんの彼女の歌じゃないのか。

スパイが居るなら一番怪しいのは要さんだろう〜

*新しいオチ考えたよ。
正義とおじいさんは事故にあって、正義は意識が戻らないまま眠り続けているんだよ。子供っぽいヒーローものな展開なのは、正義がそういうものを好んでいた時代で時が止まってるんだよ。いつか目覚めるんだよ。
て、夢オチのバリエーション…

14話
ビンタの好きなビビビの総理。要さんにもビンタしてたね。ビンタってかなり直接的で高圧な態度なような。突き飛ばすでもなく、コブシでもなく、なんでビンタなんだろ?

それにしてもフロムビヨンドが何処からやってきているのか全然ワカラナイけども、(ウルトラ怪獣みたいな目玉が出てきた。)
要さんの呼びかけで古参ヒーローたちが大集合!!

ヒーローが実在するなら悪役も実在する→同じものを見て育ったトーチャーが出てきて…
さらに悪役が蔓延するなら→ヒーローも増えて…
正義がいるなら…?
なんと正義と鏡合わせのような人が出てきたよ!?

次回イミテーションジャスティス。正…偽?

エンディングに星の王子様の要素があるのは何か関係あるのかな…?
んー、薔薇。バラだよねサムメンコのシンボルマーク。星の王子様が大事にしていた花。
「大人になりたくない大人たちへ」がサムメンコキャッチフレーズで
「子供心を失った大人たちへ」が星の王子様…
んー⁇


15話
フロムビヨンドメンコの言っている意味がよくわからないけど、正義はどうとでも変わるし、利用されるってことかな…まだ先が読めないってことかな…。
そしてビビビの奴があかんかった。
あっという間に失脚…
額に米、お尻に星のマークの人が助けに来た。
お米の国にはヒーローがワンサカ居そうですね。

16話
前回、声なしで少し出たミネミラ三人が言い争うシーン。その内容が明らかに…
やっぱりあの三人にはポジティブに強気でいて欲しい。そのためには、まりちゃんが負った心のかせを解かないと…そこの解決方がものすごく正攻法でドラマチックだったよね。これだよね、これ。
重ねて正義が立ち寄り難くなっていた後藤さんちへついに帰還。
逆行時代終わった‼って感じですね。
まりちゃんの吐瀉物がキラッキラしていたのはやはりアイドルだからですかな。

17話
うーん、結局また怪人(星人)まみれの展開に…。
黒板消しの武器つけた後藤さんの「なんか懐かしいな?!」にはちょっと笑ったけども。
セーラームーンに出てきてた、見るものをおちょくるような敵たちを思い出しますね。

総理を倒したが、やっぱり事実が裏返ってまだ終わらない…。
見るまで今回はどーなんだろと嫌にハラハラさせられてるんですが。

18話
あつらえたようにサムメンコと対になるように敵が出てきていたワケが、語られた。高次元な目線でまとめられちゃった。
縁側で語り合うヒーローと怪人。
ちゃぶ台で語りあうウルトラ星人が如く。
想いの強さが世界を変える、ってよく聞くことだけれど。
望みが全て叶うならその先は?

迷走した展開に意味があった…
と。それにしても、ここにくるまで、かなり長ーーかった気がするなあ…。大丈夫なの?もう安心していいの?(´・_・`)


19話
やけに平和過ぎるのが気にかかるけれど。落ち着きを取り戻し会話の小粋さも戻ってきてヤッホー!
そして…後藤さんの過去がついに出て来たよ。
夕焼けが似合う回。
尾行する正義&まりちゃん
「君は…世界で最後の悪かもしれないな」

ごめん
(^_−)−☆「もう離さないぞっ!世界で最後の悪が暴れ出さないように見守るのが、正義の務めだからなっ!」
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆「もう(頬っぺたぷう〜)♡まさよしったら!この悪は、て・ご・わ・い・ぞっ?」
って変なベタベタカップルの図が浮かんじゃった…
それはないわ。本当ごめん……

冗談はさておき
「キモい」って口では言ってたけど、後藤さんのこと、簡単に諦めるまりちゃんじゃないと思いたいな。
そしてなにやら不穏なキャラが。

20話
展開が早く、スリリング。
やっぱり悪は要るの?居るの?居ないの?
うーん。いてもおかしくないような…でも、いても誰も気づかない透明な人…
{/netabare}

21話
うおおぉぉぉ すごく真面目なちゃんとした話になって
なんだか猛烈に感動している
石原さーん!!!あなたが居てくれてよかった…
要さんにも見えてたって事で、正義の頭の中だけの妄想疑惑ぐるぐるから脱出できてホッとした。

正義は愛がわからないのか。そんな人にヒーローは勤まるのであろうか。正か悪かの判定なら、むしろわからないほうが勤まるのかもしれない。捨て身にもなれるし。
以前のシェルターに入れる人を選べ、の時に少しは正義は自分にとって必要な人について考えたんじゃないかとも思うけれど。愛の定義がピンとこないんでしょうか。また会いたいなと思ったら愛だよ。
灰司もわからなくて裏返しの執着がサムメンコへ。
灰司は一緒にサムメンコごっこしたいってことかな?
めんどくさいかまってちゃんだな。

予告、ついにあの人とあの人が…って誰!?

22話
しんみりしんみり、後藤さんの過ごした月日が突き刺さる。
ううっ、ごっちーん、となっていたところで
灰司君の薄っぺらい画策に引き戻される。
しかして

「ど…っ、ごとーさんはちがうんですかっ?!」
誰かーーーっ

愛=性愛だけでは ナイ、と正義に教えてっていうか突っ込んでやってくれ…
前回、マネージャー石原さんがいい事言ってたはずなのに…

まぁ、心を裸にっ!て感覚で、裸になったんだろうねっ。
本気でナニしようとしていたのかは…
自称「愛ヲ知ラナイ」正義君がヤル気になったところでナニが出来るのか具体的に知識があるのかどうかも、もうサッパリ私にはわかりません……

いや、笑えました。最終回。

*********************

<総評>
途中の怪人試作品ご試食おしょくじけんちんれつざいみたいな展開が

なーーーがーーーすぎーーーじゃーーーーーー!

主だったキャラクターはみんなとても好きでした。
もう一回観て笑ってもやぶさかじゃないくらいには。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 52

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^(さらに追記あり)。

※2話まで視聴して

1話では正直、全く面白さを感じられず、
なんか押しつけがましい正義感や正論?みたいなものが、なんかウザいかな?って思ってましたが、

惰性でとりあえず見てみた2話では、
その1話でしっかり下げてタメを作ってた分?が、一気に弾き返された感じで、
自分の中では一気にブレイクしました!(いい意味の方ね)。

面白いわコレ^^。

やっぱヒーローをテーマにしたアニメって、
何かしら制作側の独特の信念?みたいなものが色濃く表れていて、
ハッとさせられるし、小気味いいです。

傘を題材にしたのは、すごくわかりやすいし、
みんな何かしら経験あるだろうから、グッとくるものがあったなあ。

Bパートの最後があまりによかったので、
そのままEDもとばせず、ずっと見たらちょこっとだけのCパート?。
こういう構成もいいよね。
最後まで余韻を楽しみつつ、さらにちょこっと楽しみがある。

「次回が気になって仕方ないアニメ」としては今期初の作品ですね。
よかった、これで今期も日々を過ごしていけそうです^^。

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※6話まで視聴して

まだ6話なのですね。もう10話くらい見てる気になってしまっています。毎回楽しい楽しい♪。

やっぱ最近のアニメって異能の力だったり特殊なファンタジーだったり、そういうのに慣れきっていたせいか、

等身大の人間の力で、ちょっとずつ現実の何かを変えていこうと努力する姿に心うたれます。

ちょっとベタだけど、今回もじ~~んとくるセリフありましたね。

そう、あそこです。”借りを○した彼”が言った言葉です。

他にも、登場キャラ同士の会話のシーンが楽しすぎる!。どのキャラも癖があって愛すべきキャラ達ですね^^。

★の評価かなりかなり上がりました!。(上限まで^^)

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※7話まで視聴して

あれ?。

今回のラストの感想は「・・・・・・・・・・( ̄  ̄;) うーん。。」でした。

雲行きが怪しくなってきたw。

良く言えば”着地点の予想が全くつかない”ですが、

なんかこのまま突き進むと、自分の関心が離れていくかもしれない。

来週変な展開になりませんように・・・(心配すぎる)。

★の評価、微妙に下がりました><。

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※8話まで視聴して

何コレ?。特撮作品をただ単にアニメ化したような作品になってる・・。それも内容の薄っすい・・。

2話~6話が最高だったのに、全く脈絡なしにいきなり非現実な茶番に・・。

夢オチか特撮オチ(作品中での)でした~♪・・ってのを期待してたのですが、

どうやらこのまま突っ走るようですね・・ヘ(_ _ヘ) コケッ。○┼< バタッ。


★の評価、さらに下がりました。

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※11話まで視聴して

さらにさらに酷くなってますねえ・・。

7話の時にも自分の中で大きな落差で評価が落ちましたが、
11話でさらにさらに大きな落差で評価が落ちました・・。
底なしです・・。←もっと底があるのかも

1~6話は面白くて何回も見返しましたが、
7話以降は未だに1回こっきりしか見ていません。
もう1回見たいと思える回がいつか来るのでしょうか??。。

悪役のデザイン・行動・発言、誰があんなのをわざわざ見たいと思うのでしょうか?。

もしかしたらこの作品は、
このアニメを見てる視聴者を”アニメ離れ”させるための作品なのかもしれないですね。
アニメ作品に期待せず、自分の現実世界で何かを見つけなさいというメッセージなのかも。

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※12話まで視聴して

やっぱ底なしでしたww。
酷くなる一方通行です。

ほんと頼むから「撮影オチでした~♪」で当初の方向性に戻してほしい><。(泣)。

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※12話まで視聴して(その2)
戦隊のブルー、何か存在感ある声だと思ってたら、
P4の陽介じゃないっスか!・・でも、それだけ。。

前回も今回も、後藤さん+まり以外、見どころなしでした><。
もういっそヒーロー展開要素全部排除して、
まりもしくは後藤さんメインのラブコメアニメにしてほしい。

キングボンビーのテーマっぽいBGM♪、やめいw

ストーリーもうどうでもいいのに、なぜ毎週見てしまうんだろう?。

怪人のキャラデザインって、幼稚園児作のデザインとかなの?。


※16話まで視聴して
今話では、まりが最高によかった!。
まり(ミネ★ミラ含む)と後藤さんだけが視聴し続けてる理由ですね。
あとは全部茶番です><。


※18話まで視聴して
やっとこれまでの超常の流れ(茶番)が上手くまとめられましたね。
この回をずっと待っていたんです^^。
以外にすんなり受け入れられました。久しぶりに、2回視聴した回でした。
でもやっぱエンドレスエイトばりに長すぎた感があるのと、
今までの超常の流れ(茶番)の記憶はどこまで(誰が)記憶してるのか?
ってとこが気になりますね。

ひさびさに来週が待ち遠しくなっております。

補足:ミネ★ミラのミニアルバム買いたいけど、
   映像クリップ集とかつけてくれないと割に合わない値段設定感がww。

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※19話まで視聴して

こういうのが見たかったんです♪。最後までこの路線でお願いしますっ。m( __ __ )m

今回の話見たら、急に久々に1話と2話が見たくなって見返しました~^^。、
おお!、今まで見えてなかったいろんな伏線(意味深。。)が見えまくって面白いですね!。
登場キャラも出まくってたんですね、あちらこちらにw。

いやあ、一時期、σ(o・ω・o)の評価がかなり下がってましたが、少し回復してきました。

うまく最後で〆ることができたら、かなりの好作品になる予感・・⇒⇒⇒超期待です!!。

”序盤で本作気に入ったけど、中盤で切ってしまった方”は、帰ってきた方がいいと思いますよん。
(もちろん、ちゃんとがんばって中盤を全部見たうえで)

中盤のアレは、まあアレということでw。←今となってはいい思い出かもです。

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※20話まで視聴して

要さん、そんなに目と耳がいいのなら、○○ッ○にも普通気付くでしょww。

ミネ★ミラのミニアルバム、サイコーです!。
でもやっぱクリップ集つけてほしかったなあ。
ぜひぜひ今後の発売をよろしくお願いします!!。

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※最終話まで視聴して

終わり良かったので全て良し^^。

最終話、大満足させてもらいました!!。
これでもかとグッとさせられてしまったのです。

名残惜しいけれど、もう来週から見れないのですね・゜・(ノД`。)・゜・。

最初あんなに好きにさせられて、中盤であんなにあきれさせられて、
そんでまた終盤にこんなに再度好きにさせられて・・と、
ホント、終わってみればジェットコースターのようなσ(o・ω・o)の感情の起伏でした。

内容的にもこれほどまでの異色作は今後そうそう出てこないでしょう。
迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^。

スタッフさまお疲れ様でしたっ。感謝感謝なのです♪。

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※追記

終わってみれば、
現実と非現実の狭間で正義とは何か、悪とは何かを求め続けた怪作?いや快作だったなー。
現実と非現実の境界線が全く見えないところがこの作品のミソだと思う(褒め言葉)。

リアルタイムな視聴中にはムダに思えた中盤も、
最後まで見終えてからだときっと見え方が全く違ってくると思うし、
やはりあれがあってこそのラストでしたね。
近く、全部とおして見直してみようと思います^^。
絶対に1回見ただけじゃ理解しきれないいろんなメッセージが込められてるんだろうな~。
末長く一生楽しめそうな予感がしています!!。

自分の中では、主人公が3人いましたね。正義と後藤さんとまり。
3人とも最後まである意味一途を貫いていて、そこがたまらなく魅力的でした。
また安易な恋愛展開に頼らない作風に好感が持てた。

ああー、もっともっと続きが見たい作品です!。

ミネ★ミラは現実でも永久に活動を続けて新作出しまくってほしいです!(本気で切望)。。

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※追記2(若干ネタバレありなので、知りたくない方は視聴終えてから見てください)

やっと8話以降も2週目見る気になったので、さっそく見てみました。
1週目と違って安心して見れるので、面白い面白い~♪。
あっという間に2周目見終えました!。

長すぎると感じてた例の中盤ですが、
意外に簡潔に最少ターンで作りこまれていたんだなと認識を改めました。

今になって見ると見どころ満載で、やはりいい意味でぶっ飛んでいた作品でしたね。
若干グロだったトーチャー編のあのシーンは、やはり見ていてつらいけど、
あの、まりのED演出のためには必要でしたね。
ミネ★ミラのミニアルバムのボーナストラックのあの曲、歌い方が大好きなんです^^。

中盤の作画は、かなり粗が目立って雑なとこもあったけど、
あの非日常展開の本質を理解して見れば、そこはある意味納得でした。
視聴者各自が子供だった頃に見ていたヒーロー番組、特撮番組の
記憶を呼び覚ますような子供が抱いたイメージがデザインコンセプトなのでしょうね。

それから、やっぱり最後の4話が胸に響きました。
あの4話がなかったら、もっと酷評に終わっていたハズですが、
自分にとっては最高の〆でした^^。

まりの「あんた○○星人に○○○○○○○されちゃったんじゃないの?」
っていうセリフが超ツボったり、
後藤さんの20話での正義に言ったセリフがグッときました(TдT) 。

正直、正義のことはあんまり好きになれてなかったのですが、
最終話の後藤さんとのやり取りで、心からじ~んときました。。

石原さんは最初から最後まで、陰ながら正義を支えたMVPでしたね!。
終盤でまりが正義に言ったセリフに同意見でした!。○○○○ちゃえばいいのに。

円盤は単体ではさすがに買えないと思うけど、
BD-BOXが出たらきっと買っちゃいます♪。
その際はミネ★ミラの映像特典、クリップ集、ライブ作品なんかもあるとうれしいな。

こんな採算度外視の作品を作ってくれたスタッフ様方、本当にありがとうございます。
これからも採算度外視でも「素晴らしい」「突き抜けた」「見たことのない」
作品をどんどん作り続けてください!。

--------------------------------------
※追記3

待てど暮らせどBD-BOXがいっこうに発売されません・・><。
それどころか制作会社さんであるmanglobeさんが○○してしまうなんて・・。
ひょっとしてもうBD-BOX発売なんて夢のまた夢なのかなあ?。

・・そんな風に思っていた最近、オーディオコメンタリーにハマりだしまして
R.O.D.theTVとかで倉田さん他が出演されていたオーディオコメンタリーを
追っているうちに、サムライフラメンコにもオーディオコメンタリーがついていることを知り
もう我慢できなくなって単品BD買ってしまいましたw。

で、とりあえず様子見で買ってみたBD1巻のコメンタリーの冒頭で、まずは驚かされました!!。
増田さん・杉田さんらが冒頭で自己紹介していくのですが、そこでの杉田さんの第一声が

「読子リードマン役の杉田です」

・・ってwwwwww。

Σ(゚Д゚;エーッ! って思いながらどんどん惹きこまれてしまいました!。
その後もコメンタリー目当てで全巻そろえてしまいました^^。
結果的に、まだそんなに多くの作品のコメンタリーを聞いてきたわけではないのですが
今のところ本作のコメンタリーが一番興味深くて面白かったです!!!。

BDの高画質で改めて観た本編も、とてもスタイリッシュで完成度が高くてさらに好きになってしまい
また、今まで観たことなかった?各話の次回予告とかもたくさん見れてよかったです。
各巻特典も自分にとっては大満足で、自分にとって貴重な貴重なミネミラの音源だったり
本編でしか聞けなかったいろんなサントラ音源やヒーローソングの完全版がよかった。
最もよかったのはイベント映像が2時間くらいおさめられていたことでした。
司会されていた”わっしー”さんがとにかく素晴らしかった。
あと思ったのは
声優さん達の生の姿が、もうそのまんま”リアル実写サムライフラメンコ”だったことです!!。

このサイトではあまり評価が高くない本作ですが
自分はすごくすごく楽しめたし好きになれたので
manglobeさんホント((o・д・)bグッジョブ♪って感じです。
もっといろんな作品を世に送り出してほしかったです・・。

出演声優さん達が選んだ名場面集とかを観てると
ホントいろいろ胸につきささった言葉やシーンがいっぱいで
本作に出会えてホント幸せだったと実感しています。
ずっと大事に今後も見続けていきたい愛着いっぱいの作品です♪。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 51
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

正義の行方

正義の味方に憧れる主人公:羽佐間正義がヒーローを志し現代の悪を地道に斬って行くお話。

正義の熱い心を持っていても『力』が無いとテレビの様に活躍は出来ない。
…っということが分かっている普通の賢明な人々は行動には移さないのですが
この主人公がその常識を打ち破る様を観てみたくなりました。
中学生にやられている時こちらまで悔しい気分になって
早くも感情移入して正義を応援していました。
この活動が徐々に広まり人々の中にくすぶる正義の心に火が灯る事を期待しています。
展開が楽しみです。

※7話感想{netabare}
起承転結の転。物語がコレまでの流れとは異なる方向へ。
(ドラマや夢オチの可能性もありますが)
等身大のヒーロー物からファンタジー路線に突入するのでしょうか?
今までの流れからの化物登場は意外でしたし
正義の両親の事件との絡みも出てきそうで面白くなってきました。

それと後藤さんの彼女が気になります。
もう登場済みな気はするんですけどね…石原Mgとかかなー?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ガッツリ日曜の朝のヒーロー物展開。
調子良くてノリノリでしたが好事魔多し。次回辺り危険な香りがします。
トーチャーって正義の父ちゃん何じゃないか?という疑惑もチラリ。
佳境に向けてどう動くのでしょうか。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ヒーローも一般人も「慣れ」て来て危ないぞーなんて思っていたら案の定…
どうやらトーチャーの予定通りに事が運んでいる模様。
トーチャーとは何者なのか?真の目的は?
ますます目が離せなくなって来ました!
{/netabare}

※10話感想{netabare}
正義とトーチャーって似た者同士なのかなと思いつつ
ここ数話観てましたがやはり同じ物を観てた様です。
傾倒の方向が真逆でしたけどね。

悪による平和の実現…って流石に無理に感じましたが
皆で一つの方向を追い求め個を捨てられるなら諍いは減るのかなとは思わせてくれました。
…まぁどの道、完全平和は無理なのでしょうけどなかなかの悪の花道でした。

まり達は気安い正義の代償が心身共に余りにも痛々しかったですね。
この後、彼女達がどういう方向を目指すのかも興味深いです。

7話で路線変換してどうなるかと思い観ていましたが
前半の『現実』の中、正義を夢見る主人公と悪を理想とする宿敵により
もしも『ヒーロー』と『悪の組織』生まれたら…
というIFの世界観を緊張感を持たせながら提供してくれました。
最後の締めがどうなるのかまだ分かりませんが高評価できるストーリー&演出になりそうです。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
ラスト2話でリアル路線に戻しビシッと決めるのだと思って高評価する気でいたのですが
大丈夫なのか心配になってしまいました…。
(これって2クール物なのかな?)
それにしてもこの流れ不安過ぎます。
せめて「全ては美しい嘘だった」…ってな事には成りませんように!
{/netabare}

※12話感想{netabare}
やはり2クールものでしたね。(^_^;)
ヒーローショー的な部分を短くして現実路線に戻し上手く締めれば
1クールで良作に成れたと思いますがもう少し挑戦する様です。

正義の両親の事件と海外の今野あたりは繋がってきそうですし、
フラメンガールズの動向、後藤さんと謎のその彼女等も気になります。
どう組み合わさって物語が進むのでしょうか。

暫くはヒーローとしての活躍の話で進みそうですが、
7話や10話で『痛み』を見せた効果もあり
いつ急展開が来るのか分からないという緊張感を視聴者に持たせる事に成功しています。
後はいつ仕掛けるのか?それとも裏をかく違った展開が来るのか?
…不安もありますが一端飛ばして後半に期待して観たいと思います。

それにしても後藤さんてば彼女居るのにアイドル泊めちゃって良いんでしょうか?(^_^;)
{/netabare}

※13話感想{netabare}
じわじわと話が怖い方向へ回り出しました。
正義が総攻撃について喋ってしまいましたが
今までの彼の言動からすれば当然の行動。
生粋のヒーローですからやはりそう来たかと言うところです。
後は無茶を承知で立ち向かうだけですが普通に戦っては玉砕しちゃいそう。
どうするんだろうか?

後藤さんの彼女は相変わらず気になります。
今回を見て既に亡くなっている説や黒幕の宇宙人説とかが私の中で生まれて来ています。
それに長官の失踪も意味ありげで次回以降も目が離せません。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
ついにビヨンドの総攻撃開始!
大ピンチでしたが長官が旧ヒーロー達を連れ戦線復帰。
各地で生ヒーローショーが繰り広げられる結果になりました。
そして悪側に正義の弟がついているみたいです。
個人的には実は両親が生きていて裏で手を引いているんじゃないかと
思っていたのですがまさか弟が居たとは。
両親の事件後「正義なんて…」って思ってしまったんでしょうかね。
次回どんな会話がなされるのでしょうか。
{/netabare}

余談「ヒーローの守備範囲」{netabare}
悪の怪人が現れればすぐに駆けつけて戦い倒すヒーローですが、
どれくらいの地域をカバーしているんでしょうかね。

ライダー系だと遠い所にいく場合、途中給油とか高速乗ったり
コンビニに寄ったりするのでしょうか?
四国や九州に怪人現れたとか途中で橋渡るかフェリー乗ったりして結構旅ですよね。
交通費とか工面するのも大変そうです。
途中でサインとか写真とかお願いされたりするんでしょうか。
下手すると若者に絡まれたりして結構大変そうです。

戦隊モノだとレッドは飛行機ですぐ駆けつけられるけど
グリーン辺りはドリル車両とかで遅れて到着しちゃいますよね。
「おまえが遅いから合体できないだろ!?」とか理不尽な叱責されたりしないですかね。
そもそも車検とか「ドリル外さないと通りませんよ!?」とか言われないんでしょうか。

そう考えるとやはり怪人側が気を使ってヒーローの町に来てくれて居るんでしょうね。
夜襲なんかもしないですしヒーロー側と条約とか交わしてるのかな。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
急転回に次ぐ急転回で随分と弄んでくれます。
正義を色々な角度から見せたいのだろうけど迷走している様にも見えます。
多分、ダイヤを始め各個人が正義に目覚める展開になっていくのだと思いますが
上手く纏まりが付く様に頑張って欲しいです。
ビヨンドがやり過ぎてもう現実的な路線には戻れなさそうで
評価したいと思う展開からはかけ離れて行っちゃってますが…。

【予想】{netabare}
ここまで来るともうSFやファンタジーな世界観にしないとバランス取れないと思います。
首相や主要な政治家達は宇宙人や未来人で牛耳られ
正義の両親をサンプルに研究したりクローン作成し
現代人を正義の名の下にコントロールしようとしているのではないでしょうか。
この後は世間の風潮に流されず個人の中に眠る正義に従って行動しなさい
という話になっていくのだろうと予想しています。
「フラメンコを踊らされるな踊りなさい」という感じですかね。
んでラスボスは後藤さんの彼女かな…。
{/netabare}{/netabare}

※16話感想{netabare}
どん底から這い上がろうとする姿がありました。
誘惑に負けず正義を貫いた姿がありました。
情報に踊らされた者が敵になろうとも
実際触れてきた者にとっては未だヒーロー&ヒロインです。
もう一度、いや何度でも正義の輪は広がるはずです。頑張れ正義。
…という気にさせてくれましたし、正義同様に迷走していたこの作品自体も
一発逆転の目が出てきたかも知れません。最後まで期待を捨てず観たいと思います。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
うーん…感動ストーリーへの道は断たれたかも。
やはり、ビヨンドとかやり過ぎでした…
ここまで来ると宇宙人とか登場させないと収集つかないとは思ってましたが
こんなに直接的に登場してくるとは…。
前半で積み重ねた『現実でもあり得そうな世界観』にはダメ押しとなりました。
(10話感想辺りの)私が思い描く着地点とは大分かけ離れ残念な気持ちが強いです。
アニメならではの表現で『ギリギリあり得ない(ギリアウト)な世界観』
を保って欲しかったんですけど、
もう『完全にあり得ない世界観』になってしまいました。
こうなるともうルール無用、何でもありって感じで緊張感が無くなってしまいます。
これなら最初から無茶な設定を見せて飲ませてくれれば
その中で真理を見つけ出せたと思うのですが…。

今回は面白いと言うより滑稽に見え
ストーリーものからコメディに切り替わってしまった気がしました。
後はもうハチャメチャさを楽しむ方向で観るのが正解なのかな。
(一応、総理に力を与えたのは誰なの?とかストーリー的興味はある事はあるけど…)
それとも壊れゆく世界観を楽しむアニメなのかなコレは。
{/netabare}

※18話感想 {netabare}
フラメンコ星人による強制進化は地球人の一歩により躓く結果となりました。
フラメンコ星人の思想は正義や平和の行き着く先かも知れないけど
いきなり結果を突きつけられても理解出来ないですよねそりゃ。
何事も過程を経てこそ結果に意味が出るってものです。
宇宙人編はこれはこれで筋は通っていたと思います。

で、間髪入れずに『大いなる宇宙の意志』様が登場。
全ては時空のハザマの正義の物語だった様です…。
今までの小さな正義から大きな正義に色々な角度から見た正義、
敵も味方も涙も血も痛みも苦しさも勝利も栄光も
全て羽佐間くんの願望とそれに引き寄せられた者が起こした結果でしたとさ。

…ってあれ?なんだか急に結果を突きつけられたような!?
今までの事を一粒にしてくれたけどコレ丸呑みにしていいのかな?
納得して飲むにはもう少し過程(考える時間)が必要そうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
世界平和達成と後藤さんの彼女の真相が分かることになりました。

今回からリアル世界に戻った筈なのですが、ここは悪のない世界。
現実とは何処かズレていて未だ偽りや不自然さの香りが残っいる感覚があります。

後藤さんの彼女は神隠しに遭い居なくなり
後藤さんは現実を受け入れられないまま過ごし彼女を演じ心を保っていました。
羽佐間くんも主観でしか世の中を捉えていなかった為
そんな後藤さんに気付けなかった様です。
羽佐間くんと後藤さんがきちんと現実を見れて居ないから
ズレたままの世界が現実になったのでしょうか?

それともこの世は揺れては返す波のようにうつろい易い世界で、
世界は誰かの強い意志で塗り変えられているというのを表しているのでしょうか?

最後に現れた少年の「家に帰れ」という言葉は現実に帰れと言う意味にも取れますし、
世界を塗り変える力の中心が羽佐間くんから少年に移り
また世界観が動こうとしているとも取れます。

まぁズレていると思うのは私個人の感覚なので勝手に考えすぎていて、
普通に現実に戻ったけど久々に悪が戻って来ただけかも知れませんし
異次元や過去未来のカードまで提示されていますから予測は困難。
良くも悪くも最後まで着地点が分からず弄んでくれるアニメですね。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
羽佐間くんにしか見えない悪。

どうやら異次元の存在みたいですがこの作品同様に掴み所がないです。
後藤さんの彼女も異次元には存在するのでしょうかね?
もう大詰めですが最後までこんな感じの様です。
{/netabare}

※21,22話感想{netabare}
灰司少年が羽佐間くんの敵となる為に友人達を襲いはじめる。
後藤さんをも人質に取り羽佐間くんを呼び出し後藤さんを怒らせ
目の前で殺されようとするも
ぎこちなくも必死に愛を模索する姿に計画は失敗に終わる。
そして月日が経ち緩やかに日常が戻り始める…という締めくくり。

紆余曲折あった物語も振り出しに戻るかのような終わり方で着地。
しかしここ数話の事(灰司編)をリアル路線で片づけられても
悪のない世界だった事や灰司少年の犯行の手口とか納得できないままです。
後藤さんにしても未だに彼女が居ない事を受け止め切れていないですし
行方不明の真相も謎。
このまま終わって良かったんでしょうか? 
…後藤さん次の恋愛に歩み出さないでいいの?まりちゃんとは?

ついでに言うと羽佐間くんの両親の事件も伏線として絡むと思いきやスルーでした。

強いフィクション織り交ぜている時点で合理的な解釈しようとしても仕方ないかも知れないけど
フワッとしたまま終わりを迎えてしまいました。
{/netabare}

【総評】
序盤はリアルな目線で正義の輪を地道に広げていくストーリーでしたが
中盤以降一気にフイクションの渦に飲み込ませた為方向性が全く掴めなくなりました。
流れる渦に身を任せればクルクルと回る世界観を楽しめたかも知れませんが
どうしても論理的に考えてしまい置いて行かれたり衝突する事もしばしば。
毎話ごとに評価が乱高下しまくってしまいました。

色々な角度や価値観で『正義』にアプローチした姿勢は悪くないんですけど
何でもありに成ってしまったストーリーが残念で勿体なかったです。
やはりビヨンドがやり過ぎてしまったかな。
現実路線と折り合えるポイントはあったと思うんだけど
結局フィクションものとしてしか成立していませんでした。

オススメは出来ないんですが『正義』を良く探求し表現している点には面白味はあると思います。
普通のアニメに飽きて居る人には良い変化球アニメと成るかも知れません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

66.9 2 ヒーローで変身なアニメランキング2位
Infini-T Force(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (130)
461人が棚に入れました
ガッチャマン――世界征服を目論む悪の組織ギャラクターと戦った、5人の少年少女からなる特殊チーム「科学忍者隊」の頼もしきリーダー。キャシャーン――人類に反旗を翻したロボット軍・アンドロ軍団から人々を守るため、自らの肉体を捨てて「新造人間」となった孤高の戦士。ポリマー――正体を隠して探偵事務所に身を置き、街にはびこる悪人たちに正義の鉄槌を下す、「破裏拳」流の使い手。テッカマン――滅亡の迫る地球から人類を新天地へと導くため、装甲を纏い宇宙からの侵略者ワルダスターに挑んだ「宇宙の騎士」。平和のために戦った4人のヒーローが、時空を超えて現代の渋谷に集結。その目的は世界と――1人の少女を救うこと。伝説のヒーローたちの新たなる戦いが、いま再びはじまる。

声優・キャラクター
関智一、櫻井孝宏、鈴村健一、斉藤壮馬、茅野愛衣、安元洋貴、平川大輔、花澤香菜、斧アツシ
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

劇場版前提ではこんなものなのかなぁ

1話感想
{netabare}始まる前→これ梅津泰臣関わってないなんてことはないだろう
始まって→い、居ない…だと?フルCGとはいえ、せめてアクション監修としてでも…
他アニメ(ダイナミックコード)見て→「キャラデザ:梅津」ええええええ

な、泣いていいですか、ってか泣きたい。
なんでこっちじゃなくてネタアニメ?の方やってるのさー。
うう…ま、まぁそんなこと言い出したら天野喜孝呼ばなきゃナランって人も出てきて収拾がつかなくなるか?
エアギアのアニメは当時結構苦痛だったような…。

それにしても普通に面白くて困惑。
なにより…これは勝手な印象だけど、CGでアクションってな~ぜか暗がりで戦闘するのが多い気がする。
今は平気だけど以前使ってたモニタはゲームやっても真っ暗で、どうもそこら辺でイ~な印象が染みついてます、実相寺じゃねーんだから。
で、これの1話はお天道様の元、明るい日差しの中で戦闘してくれて非常に好印象。
今後暗がりでの戦闘になるかも知れないけど、カラーリング覚えるためにも最初くらいはちゃんと自然光で戦って欲しい、他のアニメも見習うべき。

それにしても…テッカマンはペガス、キャシャーンはフレンダー同行してるのにガッチャマンは一人だけってのはなんか寂しい(ポリマーは…まぁ)。
今後助っ人が登場するってことはあるのかね?{/netabare}

2話感想
{netabare}さっすがヒーロー、全員性格が「いい人」ばかりで違和感…じゃないな、なんて言えば良いんだ?
すっかりダークヒーロー系に慣らされてしまって忘れかけた原点を思い出させてくれた。
これが本来のヒーローだよ、うん。

その一方、後半まで両陣営を行き来して話をかき回す役だと思ってたダミアンが正体表したり、最後まで伏せると思ってたゼットの正体が明かされたりで、あれ?こんな展開早くて大丈夫?
まさか全4話で終わりとかでもあるまいし…この調子で展開してくとネタも尽きて仲違い方面に進むんじゃないかという不安が。
名アリの敵キャラの数も少ないよね…どうするんだろこれ、ちょっと先の展開が読めない。
ダミアンはベルクカッツェの系統だと思うのだが、早々に退場させるのは勿体無い気がするし、まだなんかウラがあったりするんだろうか。{/netabare}

3話感想
{netabare}重症の中ダミアンを探そうと家を出ようとするポリマーを止める残りのヒーロー達←わかる。
特にキャシャーンの「痛いってのは生きてる証拠、それを失いたいのかアァン?」みたいなセリフはグっときた。
が、その後…ダミアンTV登場して隕石落下を宣言。
みんなで防ぎに行くぞ、ポリマーもな←!?
あれ、重症の件はどうした?
ケガそのものよりも独断専行を咎められてたってことかな?
ちと分かりづらいっていうか…解釈間違っちゃわない?

そうはいいつつやっぱ普通に面白い、なにより展開早っ。
ダミアンvsポリマーはこれで終わりかな?
殺してはいないので後半助けに駆け付けてくるとかそんなんありそう。
ポリマーの考えはクラウズのゲルサドラー的に思えなくもないが、まぁ目を瞑ろう。
そして展開早いと思わせる理由に、テッカマンが妙にケースの詳細に詳しいってのがあることに気付いた。
ガッチャマンは何が何だか分かってないのにこの違いは?ゼットはテッカマンの世界を滅ぼすのには苦戦したとかそんなんだろうか?
先の展開が全然分からないので…まさかテッカマンが裏切るってことは無いよなぁ、いちいち謎として伏せといても面倒臭いってだけだと思うが。{/netabare}

4話感想
{netabare}え、マジで?これでベルリンの話は終わり?3話くらいかけると思ったのに??
凄いな、滅茶苦茶展開早い。
早いと言ってもダイジェスト感になってるでもなく、押さえる所は押さえてて非常に子気味が良い。
滑り台上でのエミへのビンタ、あの位置関係でビンタは難しいんじゃ?
ベルリンは次元移動の際親切にペガスも連れてきてくれた?等、思うことはあるけどまぁ些末なこと。
テンポ遅い作品(レクリエイターとかバージンソウルとか)でこういうことされると気になってしまうけど、この作品においては気にならない、ってかワザとやってる?
ゼットの願いってひょっとして娘に笑顔を取る戻させるとかそんなんかな?
エミの「そんなにケースが欲しければあげちゃえばいい」って考えも、前回隕石の軌道を変えたことから「おいそれとヘンな奴に渡すのはヤバい」と考えを改め始めてるって感じかな。
ここまで素晴らしいテンポではあるのだけど…まだ話数かなり残ってるんだが、どうなるんだ?
ちと気になったのが↑でも書いた様にガッチャマンが1人で他の科学忍者隊が居ないというのは何か寂しい。
「(元の世界に)仲間達が~」みたいなことを言ってたが、その姿は現在回想シーンですら一切出てません。
まさか…マリアと同じように存在を無かったことにされてたりして?
「元の世界の仲間が…あれ、仲間って居たっけ?」なんて展開になったりして。
失われた大切なものを探しに行くとかそんな感じの展開になるのかなぁ?あくまで想像ね。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}ありゃ、ダミアンやベルリンはもう懲りたってことだと思ったら相変わらず敵対して来るのか。
…って、6話でテッカマンが誘い込まれた部屋にあったルービックキューブ…ええ?名前忘れたけどガッチャマンクラウズに出てたヤツ!?
(ってかあのシーンでデッカマンが追い込まれた理由はなんじゃらほ?情報過多で処理が追い付かなくなったってことだと思うのだが分かりにくい気が)
クラウズってタツノコヒーロー的には異質なので別件扱いして考慮に入れてなかったんだけど、まさか突っ込んで来るとは(それともクラウズ以外の何かでルービックキューブ出てたりするんかな?)。
インサニティとインフィニティで発音が似てるなんてぜんっぜん考えもしなかったわ。
そういや次元移動の時のエフェクトはテッカマンのOP意識してる?
しっかしこうなってくると映画キャシャーンとかスマップガッチャマンなんかのネタも来るのかも知れない…自分全然ワカランぞ?

でもってエミは絶対死ぬウーマンだったのか。
正確には親父と接触したら死ぬ運命が決定付けられてるウーマン。
なので親父はケースの力で強引に死なない宇宙(本来は存在しない可能性の宇宙)を作り出して、その維持ために別次元を滅ぼしてる、と。
で、こういう設定であるならやっぱり気になるのは「他の平行宇宙に別のガッチャマン達は居ないの?」ってことなんだけど、どうやらそれに関してはゼットの見立てでは「イレギュラー」ってことらしい。
う~ん、なんかウラありそう。
無理やり存在しない可能性の宇宙を維持し続けたらそのうちエラい反動が来るんじゃないか?ってことを考えてしまうが、ヒーロー達はその前振りだったりして。
自動次元修復機能みたいな?
というかね、ポリマーはダミアン、テッカマンはベルリン、キャシャーンはラジャカーンと対比することで元作品を知らない人にも重たい過去を背負ってると分かる説明がなされたが、ガッチャマンだけは9話まで進んでも何を背負ってるのかの描写は無し。
数多の修羅場をかいくぐり、それで行き着いた・もしくはそれでも曲げなかった「正義論」なんだろーなーって想像は容易にできるけど、具体例はナシ。
ゼットを対比キャラにしてそのうち語られるんだろうか。{/netabare}

10話感想
{netabare}9話までの感想で書いた「設定の確認」に対しての答え合わせみたいな回でした。
ああ良かった、自分の解釈間違ってなかったっぽい。
ってかこれ…ゼットがエミに余計な接触図らなければそのままゼットが大勝利だったんじゃ?
う、う~ん…こっち側(ヒーロー側)の行動丸っきり関係なく、敵側の勝手な自爆行為に救われるってのはどうなんだろう。
せめてヒーロー側の行いが自爆行為を誘発させる結果に繋がったってくらいはできなかったんだろうか。

ところでちょっと自分語り。
あんまり関係ない話になるので畳んでおきます{netabare}
「デッキ開発おじさん」って知ってますか?
自分もそんなに詳しくないので説明しづらいのでググってくれれば有難いんだけど、若い頃色々やらかして現在生きた屍のようになってる「架空のキャラ」。
そのデッキ開発おじさんそのものの台詞ではないと思うんだけど、デッキ開発おじさん調の語りをするゲーム実況動画を見たことがありましてん、正確にはゆっくり解説付きのパズルボブル3RTA動画。
で、その発言の一つに「敷かれたレールがあるうちはまだ勝ち組なんだ」ってのがありまして…。
一方、賭けグルイってアニメがありましてん、そこで賭けに負けた人は「人生計画書」なるものを渡されてその通りに生きていかなければならないって設定がありまして。
ただ、その計画書って決して悪い人生ではないって内容でして…。
でね、リアルの友人(おっさん)が賭けグルイ見て言ったんですよ。
「人生計画書なんて最高じゃないか、それを嫌がる意味がワカラン」とね。
冗談だか本気なのかは不明なんだけど、まぁ自分は「血気盛んな高校生がそんなこと思うワケないじゃん。お前はデッキ開発おじさんか」と冗談めかして返しましたさ。
…。
うん、もうね、そういう境地にイっちゃってる人ってどれくらい居るんだろ?
インフィニTに話戻すと、エミの考えに共感する人・ゼットの考えに共感する人、比率どんなもんなんだろう?ってのが気になったり。
タツノコヒーローだし見てる年齢層も高そうだし、案外デッキ開発おじさん寄りの人って多かったりして…。{/netabare}

んで最後ヒーロー達が戻って来たけど、やっぱりガッチャマンの他メンバーの姿はナシ。
ええそうなーん?完全にナシとして期待しない方がいいのかな。
「バードミサイルをブチ込んでやる」聞きたいなぁ~。{/netabare}

総評・↑と重複しおた文相も多いためこれだけ読めば良いかも?
{netabare}序盤の盛り上がりも後半一気に失速、ラジャカーンがチャイム鳴らす所がピークかな。

よく指摘されるエミの性格、個人的には気になりませんでした。
というのも…別作品を例に挙げるとイセスマの主人公や、同期に放送されてたのだったらディエスイレの司狼が同じタイプなんじゃないかな?
神だか作者だかに庇護されてて、なにやってもヤバいことにはならない・死なない──もしそんなことになったら“死よりも辛い退屈な日々を送ることになる”だろう、ってのはちょくちょく思ってまして。
エミは一話が始まる前から「それ死ぬだろ」って目に遭い、その度に親父の用意した「絶対死なない世界」のお陰で奇跡的に無傷ってのを経験してたんじゃないかな。
一回だけなら奇跡でも、何度もそんなことがあったら「なんか嘘クセー」と感じ(頭では理解してなくても無意識のウチにそう感じ)、全てが空虚なものとなり笑顔も願いも持たなくなり、自棄・自殺願望めいた精神状態となってしまった、ってのは頷ける。
但し、これは結構好意的解釈を広げての解釈なので、そう思わせるだけの充分な描写があったか?と言われればそうでもないので、エミの性格が嫌って言う方の意見もよく分かる。

で、一話はそんな自殺願望状態からスタートで、最終回までになんやかんやあって最後は自分で未来を決めるとして親父を撃退(絶対死なない世界を否定)し、それでいて「やっぱり死にたくない」という“願い”を持つに至った、ってところでエンド、って感じでしょうか。
ただそんなエミの心の成長がこの作品のテーマだとしたら…一番影響与えたのはタツノコ4ヒーローじゃなくてラジャカーンのような?
あれ?それでいいのか?
また、ゼットを撃退できたのはそれまで接触を避けてたゼットがわざわざエミとコンタクト図ったせい。
それまでゼットの思惑通りにコトが進んでて、今まで通り遠くから見守ることに徹してたら大勝利だったワケで…10話のゼットが描いたエミの未来設計図、「黙ってりゃいいのに」とどうしても思ってしまう。
(というか血気盛んな高校生にあんなのを見せたら反発するに決まってるって)
で、そんなゼットの自爆行為のお陰で4ヒーローが復活して逆転勝利…4ヒーローはなにか努力したでもなくただボケーっと棚ぼたを拾っただけ(テッカマン曰く「そういうことなんだろう」)なのでどうにもカタルシスを感じない。
さながらイッパツマンの「イマイチだな」ってノリ…ギャグならともかくシリアスでこれはどうなんかな?え、この作品ってギャグだったりする?
9話のケンとゼットの対話により、ゼットに焦りが生まれたってことならまだ納得できるんだけど、そんな描写あったっけ?
あっるぇ~?
でもって4ヒーローの中で最もエミに説教してたケンだけど、4ヒーローの中で最も過去(元の世界はどんなだったか)について語られていない。
おかげで一番言葉に説得力が無いというか…。
「そんなの元のガッチャマン知ってりゃ必要ないじゃん」ってことなのかなぁ?
むしろ他の化学忍者隊に思いを馳せるとかも全然無いため「元のガッチャマンとは別モノ」ってことをアピールしてるように感じてしまったり。
ゴッドフェニックス無しで火の鳥やったし。
おっやぁ?

そして一番の問題は、エミの“絶対死ぬウーマン”の呪縛は解除されてないやん?という点。
最終回はこれが投げっ放しのまんま通常エンドに突入してポカ~ンとしましたよ。
一応Cパートにて、親父の置き土産のケースの力で危機に遭う度に回避するってことかいな?ってことを匂わせたところでケンが再登場。
ケンの居る宇宙だか別の宇宙だか知らんけど騒動が起きててエミの力が必要だ、と。
果たしてこの騒動がエミの“絶対死ぬウーマン”の呪縛解除に関わりのあることなのかどうかまでは不明だけど、騒動解決に向けて旅立つところで真エンド。
多分劇場版に続くってことなんだろうけど…制作分かってるよね?
まさかTV版だけでエミの絶対死ぬウーマンは「完全解決した」と思ってるならズッコケもいいところで…そこら辺に一抹の不安が。


序盤ポンポンポンとテンポよく敵を倒してく話が続いたため、このペースなら後半の話もテンポよく纏めてくれるだろうと期待したのに、蓋を開けてみれば中途半端に投げっ放しちゃった感。
まぁ劇場版が控えてるからそれ前提で話を組み立てるとこんな感じなのかねぇ?
ってことで総合的には劇場版を含めてでないと評価は難しい出来となりました。
じゃあ見に行くか?って言われたら、う、う~ん…。
ってか劇場版の内容全然知らず、「きっとTV版の続きをやるんだろう」と勝手に解釈してるんだけど、これで劇場版はTV版の続きではないって内容だったらどっと笑い。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

コミックス版に乗り換えてしまいましたw(9話までで断念+コミックス版1巻読んで)。

>2話まで視聴して
フルCG作品なのでしょうか?。
一見するとゲーム画面のようにも見えてしまうのですが
表情や瞳や動作など、細かく動きが描写されているので
自分は嫌悪感や違和感はほとんど感じず観れてます^^。
現実と仮想空間とフィクションの絶妙な狭間空間のようにも感じられます。

あとCGならではの配色やグラデーション、光の描写が自分好みでした。

気になってるのは、某キャラがマイケル○岡さんに見えてしまうことですw。

これだけ3Dでアニメ作品が作れるようになると
今度気になってくるのはVRとかとの親和性ですね。
案外近い将来、一部のアニメはVRで楽しむのが当たり前になってくるかもですね。
アクション性の強い作品だと、より臨場感ある視聴が可能になってくるかも?。
もう私たちはTVの中に片足突っ込んでる状態なのでは?・・と妄想してしまいます。
(もちろん2Dのアニメも、その良さを生かして生き残ると思います♪)


個人的に今期は、継続して観たいと思える作品があまり見当たらないので
自分にとっては継続視聴確定の貴重な作品となっています!!。

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>9話まで視聴して
ここ数話、正直言って継続視聴するのが若干難しくなってきています・・。

序盤の数話は、新しく始まった世界にワクワクさせられっぱなしでしたが
中盤になって、物語の中核に触れるであろう
大事な展開に差し掛かっているのかと思われますが

やはり作画?に難を感じてしまっています・・><。

本作はフル3DCG?
(・・じゃなかったシーンがあったりで、遭遇した時は脳内パニックw)
に、ある程度こだわって作られているようですが

3Dにこだわり過ぎてしまって、そちらに労力とられてしまった?・・ためか
肝心の説得力や感情表現が犠牲になってしまっている気がします・・。

なんというか
やはり画面全体を3Dで表現しきるまでの技術?に至っていないため
どうしても部分的な描写に終わってしまって
登場人物や背景描写に至るまで
本当は描きたかったであろう何かが
カットされまくったのではないか??
と思ってしまうまで
・・何というか”人形劇”になってしまっています><。

そうなってしまうと、せっかく描きたかったであろう”物語の説得力”まで
陳腐なものに感じさせらるハメにあってるのでは・・?。

・・なんか、人形劇的?に感じてしまってからは
”上手く作れなかった自主制作特撮作品?”
・・のようにまで思えてしまいます><。

3DCGベースでも、もちろん良いとは思うのですが
それをベースにアニメ的な(カートゥーン?)2DCGに仕上げる
・・といった手法であれば
もっと表現力の拡がるアニメ的な作品に化けたのではないか??
・・・と、残念でなりません。

★の評価、下方修正しました。

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>コミックス版1巻読んで
ちょっと気になってたコミックス版1巻を読んでみました^^。

アニメ版ではよくわからなかった”いろいろな理由”が、コミックス版ではわかりやすく描かれていました!!。
話の組み立てや主人公の”キャラ+性格”、その他にもいろいろな所が大きく異なっていました!。

⇒⇒⇒結論

断然”コミックス派”になってしまいました^^。

あらー、もうこれはアニメ版には戻れないです~><。
(アニメ版はせっかくの4ヒーローの扱いが
 なんとなくただ平らに投げっぱなしにされた感すら感じてしまうのですが
 コミックス版ではそれぞれの信念みたいなものまでしっかり描かれています)

なぜアニメ版はコミックス版準拠にしなかったのか、理解に苦しみます・・。
フル3Dにする必然性もあまりなかったような・・・。

もう一度言います。

コミックス版、面白いです!!。2巻以降も読む予定です♪。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

平和のために戦ったヒーローが、時空を超えて現代の渋谷に集結。その目的は世界と1人の少女を救うこと。伝説のヒーローたちの新たな戦いが、いま再びはじまる。

タツノコプロ制作によるオリジナルフル3CDCGアニメ作品です。
小さい頃、その活躍を見たくてTVにかじりついた頃の往年のヒーローが再来してくれる…
これだけでも嬉しいのですが、この作品では4人ものヒーローが集結してくれるんです。

『科学忍者隊ガッチャマン』『破裏拳ポリマー』『新造人間キャシャーン』『宇宙の騎士テッカマン』のヒーローが一同に介するなんて…一体どんなご褒美なの?
しかもこの物語の鍵となる界堂 笑のCVはかやのん…
これ、絶対面白いヤツだと確信すると同時に、即視聴した決定でした。

この物語の主人公は、女子高生の界堂 笑…
容姿端麗で黒髪ロングが似合う女の子…
そして性格も物事の見方も冷め切っている上、無頓着で執着心の欠片も無い女の子でした。

ある日、彼女はひょんな事から光り輝く巨大な色鉛筆を手に入れることになります。
それは「ケース」と呼ばれる全ての願望を叶えるアイテム…
そんなアイテムは、誰もが手に入れたいと思う格好のアイテムにほかなりません。

案の定、彼女はロボット集団に襲われることになるのですが、彼女のピンチを救ったのが、昔懐かしのヒーローだったんです。
聞くと、彼らの住まう世界は「ケース」によって滅ぼされたとか…

この「ケース」を悪事に使わせてはならない…
次々と現れる敵から笑を守るため往年のヒーローが立ち上がり物語が動いていきます。

こうして視聴を始めたのですが、序盤は心にモヤモヤがかかりっ放しでした。
それは笑の言動に度々カチンときたからです。
「叶えたい願いが無い」のは構いません。
ですが、自分の存在や命を「どうでも良い」とは言って欲しくありません。

だって命は一つしかなく、炎が消えたら終わってしまうのですから…
確かに命は自分のものです。
ですが、自分という存在は自分一人のものでは無いと思うんです。

私たちは沢山の人と関わり合いながら日々を過ごしています。
私たちは生きるための全てを自給自足できるわけではないので、この関わりは必然です。
だからお互い関わり合いながら生きるということは、お互いの存在も必要不可欠…

考えてみて下さい…仲の良い友達が例えば不慮の事故で亡くなったら、絶対に悲しみを感じると思います。
それはその友達が自分の心の中に住んでいるからだと思います。
だから、もし立場が逆だったら…?

自分がされて嫌な事を人にしてはいけない…幼稚園の頃に先生から教えて貰った言葉です。
命なんて、その最たるものなのではないでしょうか。

笑の言い分が分からない訳ではありません。
何せ、彼女を諭すのは「ヒーロー」なのですから…
ガッチャマンやテッカマンから言われたら、次元の違いを感じてしまうかもしれません。
その位、ヒーローと一般人の間には格差がありますから…

でも、ヒーローの影響を受け続けた彼女に変化の兆しが訪れます。
それはどんな変化だったのか…?
そもそも笑のケースを狙うのは、どんな敵だったのか…?
彼女は例えヨチヨチでも自分の足で歩く決心をするのですが、その答えに辿り着くまでの間、彼女に何があったのか…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

ここで言えることは一つだけ…
往年のヒーローは例えどれだけの年月が過ぎ去ったとしても、やっぱりヒーローで、その格好良さは半端じゃ無かったということ…

オープニングテーマは、flumpoolさんの「To be continued…」
エンディングテーマは、eddaさんの「チクタク」
個人的に好きだったのはエンディングです。

1クール12話の物語でした。
懐かしのヒーロー、脂の乗り切ったかやのんの演技…
その他にもフル3DCGならではの迫力と緻密な作画にドキドキしっ放しでした。
2018年2月に劇場版の上映が予定されています。
こちらも視聴も楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

62.6 3 ヒーローで変身なアニメランキング3位
ZETMAN [ゼットマン](TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (611)
2774人が棚に入れました
プロローグより数年後、ジンは以前に助けた「おばさん」に引き取られ平穏に暮らしていた。放火現場近くを通りかかったジンは、かつて自分の前に現れた殺人鬼とよく似た異形の放火犯との戦いを始める。一方、正義の味方に憧れるアマギの御曹司コウガは、放火犯を捕まえるべく放火現場へと乗り込む。放火現場においてコウガとジンが運命の出会いを果たす。

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハリウッドリメイクなんてどうでしょ~♪

第一話の出だしがとても良かった。
その後、中盤はちょっとゴタゴタとまとまりが悪いような気もしたが、ラストはどっかの映画のリスペクト(つーかパクリ?)っぽくて、ナレーションもカッコ良かった。

一昔前に流行った、線の多い劇画風の作画には、ちょっと抵抗のある視聴者も多かろう。今日びのアニメ、特に萌え系のカワイイ画が好きな人は、ストーリー的によく出来た一話目から敬遠するのではなかろうか。
丁寧に書き込まれたリアルな作画だけに、うへぇと思わせる醜悪な描写はキツい。自分的には虫系プレイヤーとの戦いがキツかった。ゴキが大っ嫌いなので。。。
その分、カッコいいところはため息をつくほどカッコいい。特にこの作品、終始ZETを含む、ジンのカッコよさに固執しているように思える。
ン十年前から萌え系美少女の描写には定評のあった桂氏、最近はタイバニを含めて、女性が萌えるイケメン達を手掛けている感じだ。

主人公のジン、本当にカッコいい。彼だけのために、ゴキにもめげず、最後まで観終えたよーなモンだ。
一見、クールでちょっと悪そうなイケメンだが、心優しく人情厚く、とても純粋な心の持ち主。そして料理が上手いとくれば、女性の心を鷲掴みにするのも道理でろう。ん~、鷲掴みにされたの私だけ??
それだけにコウガのビジュアルは惜しい;
ナンダ、あの変な髪形は!一応美形キャラの設定なんだから、性格に合わせてアホなお坊ちゃん風の超絶美形にして、ジンとの二枚翼イケメンにすれば、もっと視聴率も上がったと思う。そして、二夜にもまたがるゴキとのバトルも消してくれれば;たいていの女子は、ゴキ、大っ嫌いなんだよ!!
ジンしかいないけど、萌えるイケメンキャラをお探しの女子の方々、意外とココに居ますよ~ZETMAN♪

最後まで観終えて思ったのだが、ハリウッドリメイクで実写映画にすれば、ワールドワイドにイケそう。
もともとリアルな劇画風の作画だし、いっそ実写の方がしっくりくるのでは?このアニメ自体も、海外ウケが大変よろしいし。少なくとも、ドラゴン○ールのリメイクよりは、はるかにイケると思うのだが。。。
その際、ジンはもちろんコウガにも超絶美形俳優を起用すれば、女性ウケも確実だ。ジンは東洋系かラテン系、コウガはフワフワパツキンのアホ面イケメン(いっぱいいそう♪)でヨロシク!


ノリのいいOPは何度観ても飽きない。意外にも情念ドロドロの歌手、一青窈が歌っていて、こんなあっ軽~い歌も歌うんだ、と思うと面白い。ジンのジロ目に色気ありで、超クール♪♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

これはどういう層をターゲットにしているんだろう?

古くはウィングマンや電影少女などでヒットを飛ばし
最近ではタイバニのキャラクター原案で話題になった
桂正和の漫画ZETMANのアニメ化です

漫画版は2002年よりヤングジャンプ(以下YJ)で連載中
途中で1年ほど休載して以来連載間隔が不定期に
おかげでずっと読み続けていたはずなのに
古い話はうすぼんやりとしか覚えていません

最近も数週連続で載った後しばらく休載したり
だいたい隔週のペースで連載を続けてみたり
本気で作品を楽しみたい人は単行本を買え
といわんばかりの不定期連載です
これじゃストーリーが頭に入りません

週刊連載が難しいのであれば
完全に月一連載のローゼンメイデンや
ストックがたまったところで一気に連載するLIARGAMEのように
同じYJ連載作品でも工夫して連載している作品はいろいろあるので
そのあたりをしっかり見習ってほしいものです

アニメ版は原作者自ら手を加えて
アニメの尺を意識して設定変更し
アニメオリジナルのラストでしっかりと完結させる
というようにYJの誌上インタビューにて語っていました

実際に出来上がったアニメは
原作の中でも特に印象の強いようなシーンを
設定を簡略化させながら繋げていったような形です
しかし、無理やり尺に合うように放り込んだおかげで
原作ではうまく焦らしながら引っ張ったエピソードも
アニメ版ではあっという間に決着がつくので
原作未読だと目まぐるしいだけでいまいち面白くないのではないでしょうか?

終盤の展開に関しても同様で
花子のシーンなんかかなり驚かされましたが
冷静に考えてみると原作から大きく外れているから驚いただけで
これがオリジナルアニメであれば
別にそれ程目新しいわけでもないんですよね
原作既読であることが前提のサプライズだったわけです

では原作ファンを満足させるための作りになっているかというと
そのあたりもかなり微妙なところ
中田親子・天城夫妻・田中花子・・・
原作から変えてある部分はどれも
高雅がらみのシーンなんですが
高雅が考え抜いて導き出した正義の形というよりは
感情的になって暴走した結果にしか見えないのは
これは演出の問題なんでしょうか?
アニメの高雅はどうも描写不足というか魅力に欠けます

結局のところ既存の原作ファンを楽しませたいのか
ご新規さんの獲得を図っているのか
いまいち判断しづらいアニメになってしまいました

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

半チャー付きのセット麺!

アマギコーポレーションで研究されていた生命体であるZET(ぜっと)やプレイヤー。
主人公の神崎人(かんざき じん)は、手の甲の謎の円状のコブがあるZETであった。
アマギコーポレーションの社長の息子である天城高雅(あまぎ こうが)は、自社の技術力を活かしてアルファスという正義の味方になっていた。
人間を襲うプレイヤーに対抗するために神崎や天城は、それぞれの価値観を貫いて戦う事となる。

原作が桂正和さんの最近の作品と言えば『TIGER&BUNNY』でしょう。
同じ作者の同じヒーロー作品ではありますが、過激な描写などがあるので同系列には扱えません。
勧善懲悪の普通のヒーロー作品とは一線を隔しています。
「タイバニが好きだから観てみよう。」という考え方は甘い気がします。

まず第一話を観てから継続視聴するかどうかを判断したほうがいいでしょう。
人を襲う不気味な生物(プレイヤー)や残虐に襲われる事に対して不快感を持つ人が多い気がします。

中学・高校学生よりも視聴対象年齢が高い作品です。

かなり観る人を選びますが、善と悪の対比や本当の正義とは何か、というメッセージを受け止めて自分なりに解釈できる人であれば楽しめる作品です。

力なき正義は無力であり、正義無き力も悪になります。
(一例ですが、こういう考え方もできるという自分なりの考え方や解釈です。)

単純な娯楽作品ではないので万人受けはしないと思いますが、
自分自身とは何か、何ができるのかという模索中の人には色々と考えるキッカケになるかもしれません。

ただし、自分自身が正義であり正しい行いをしているといった勘違いだけはしてもらいたくないです。


日常生活で1人殺せば犯罪で捕まりますが、戦争時に相手を多く殺害すれば英雄になります。
物事の価値基準は、時代・状況によって変わります。

”本当の正義”とは、誰がどのように決めるのかな?


【補足】
OP曲の歌詞で「~と叫んでる」という箇所がありますが、土佐犬はでませんw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

67.3 4 ヒーローで変身なアニメランキング4位
ULTRAMAN(Webアニメ)

2019年4月1日
★★★★☆ 3.4 (107)
374人が棚に入れました
かつてこの世界には〈光の巨人〉と呼ばれる存在がいた。やがて〈光の巨人〉はその役目を終え、遠い宇宙にある自らの故郷へと帰還し、同化していた地球人はそれまでの記憶を失うことで自らの在るべき場所へと戻っていった。ウルトラマンの存在は過去のモノとなり、科学特捜隊日本支部もその役割を終えて、光の巨人記念館へとその姿を変えていた。早田進次郎は多感な思春期を過ごす高校生。だが彼は、自分が驚異的な跳躍力や頑丈な肉体といった人間離れした“普通"ではない力を持っていることを自覚していた。そんなある日、進次郎は父・早田進が、かつてウルトラマンであったことを知る。そしてウルトラマン無き地球に暗躍する宇宙人たちの存在も。進次郎は、秘匿組織として健在する科学特捜隊の井手によって開発されたウルトラマンスーツを着用できる数少ない適合者だった。「単刀直入に言おう――キミにウルトラマンになってもらいたい」

声優・キャラクター
木村良平、江口拓也、潘めぐみ、田中秀幸、諸星すみれ、魚建、牛山茂、竹内良太、花輪英司、関戸博一、津田健次郎、白石稔、曽世海司
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和洋折衷ウルトラマン

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルはアクション。3Dアニメです。

私は、高評価。でも多分、それは私に「ウルトラマンに対する特別な思い入れ」がないからだと思います。

このアニメ、「ウルトラマンが好き」な人は戸惑うかもしれません。その辺を、レビューに書きたいと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「これはウルトラマンなのだろうか?」という疑問を、私は一切抱きませんでした。なぜなら、そもそもウルトラマンをちゃんと観たことがないからです(何回かは観たことあるよ、名前は知識として知ってるよ、レベル)。

だから私には、「普通に格好良いアクションアニメ」でしかなくて、別に「ウルトラマン」という冠は必要ありませんでした。

「ウルトラマン」というよりは、「アメリカのヒーロー」や、「平成の仮面ライダー」に近いような作風。だから、「和洋折衷ウルトラマン」にしました。

本作の良さとしては、まずアクションの格好よさ。なんか、プロレスみたいだなと思いました。

プロレスの必殺技の中には、「それって効くの?」と思うものが散見されるが、「客はちゃんと盛り上がる」。それは、「粋」という感覚に近く、「効かないとか避けられる」なんて言うのは、「無粋」。

本作も、空手やカンフーアクションのような実用的な動きの中に、いきなり「ウルトラマンらしい攻撃」が入るのが、なんか「ダサ格好良い」。そこは、3Dによる独特のカメラアングルや動きが良い働きをしていて、「ダサ」「格好良い」にしていたと思います。

次の良さとして、ストーリーの面白さ。縦軸として貫くのは、「主人公がヒーローであることを悩み、受け入れるまで」を描くということで、なんか「仮面ライダーっぽい?」と思いました。そこに横軸として、「主人公とアイドルの恋愛」や「星団評議会の暗躍」などがある構成。

特に、「星団評議会の暗躍」は面白くて、誰が黒幕なのか、味方なのかをワクワクしながら観られました。ここは、今後は縦軸になるでしょうし。 

と、私が誉めている部分は、多分、ウルトラマンファンからすると、「邪道」なのでしょう。

プロレス的なアクションは、「ウルトラマンを茶化してる」とも受け取れるし、複雑な世界観は、「爽快さの打ち消し」になるのかもしれない。そもそも、巨大化しないウルトラマンは、もはやウルトラマンじゃないという怒りもあるかもしれません。

私も、もし自分が好きな「ロードス島戦記=キャラがロボットに乗ってモンスターと戦う」とか「ガンダム=モビルスーツ同士でラブコメ」とかやられたら、「ふざけんなよ」「俺の思い出汚すなや」って思うでしょうしね。

賛否両論ある本作。どちらの評価にするかは、やっぱり、観て自分で判断するしかないように思います。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ウルトラマンのその後として、しっかり面白い。オッサンが格好良いアニメは、良い。

2話目 ☆4
バトル、急に地味になったけど(苦笑) 地面に投げても効かねえだろ。なんかちょっと、ハリウッドだな。変身のところは日本っぽい。トータルて、面白い(笑)

3話目 ☆3
なんか、ヒーロー願望で戦う、某大介を思い出すな(笑) グロのギリギリラインでちゃんと止めてるあたりが偉い。

4話目 ☆4
なんか、やたらプロレス技が目立つ。オスプレイみたいな戦い方だな(笑) 迫力のバトルを満喫。

5話目 ☆3
異星人街。セブンが意外と好意的? 民族差別をするタイプではないのかな。ジャック。帰ってきたウルトラマン?

6話目 ☆4
セブン、強いな。彼は、ただの人間なの?

7話目 ☆3
バトルは流石に格好良いわ。ヒーロー願望か。

8話目 ☆4
なんか、随分とひねくれた話になってきたけど、かなり面白いな。

9話目 ☆4
エース登場。さらに状況が混迷してきたな。

10話目 ☆4
エース。天才技士。本当に、色んな人の思惑が複雑に絡んでる。

11話目 ☆3
なんか、ややコメディタッチ。めっちゃ簡単にバレてるw これはセブンに殺される案件(笑)

12話目 ☆4
星団協議会、ゼットン。誰が敵で誰が味方か。

13話目☆
セブン強い。エース熱い。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

このCGに魅力を感じないので辛い…話は前半は面白いです。

 まずCGです。IGはどうしちゃったんでしょう?なぜ、この方向でいいと思ってしまったのが分かりません。新しい「攻殻機動隊」もそうでしたね。「ガメラ」とか「ヤキトリ」とかもこういうテイストなので、ネトフリ仕様?なんでしょうか?
 SOLA DIGITAL ARTSというところが共同制作でこっちがCGなのかな?まあ、ただIGということで話を進めます。

 こういう作品って結果的に日本でもアメリカや中国でもあまり話題になってない気がするのですが。アメリカの3DCGって「トイストーリー」とか「ミニオンズ」とか「モンスターズインク」とか結局「デザイン化されたキャラ」なんですよね。それかアナ雪みたいな従来の2Dアニメを立体化した感じといえばいいのでしょうか。

「シドニアの騎士」というかMMDというか、なんかそっから進化した(いや進化が感じられない)みたいな3DCGっていつまで使うんでしょう?これは不気味の谷でもあるし、安っぽくもあるし、手塚的な記号にもなってないし…正直なんでこの系統にこだわるんでしょうか。「楽園追放」がそう言えばこの系統かな?あれが結局一番見やすかったりして。

 結局ヒットした「鬼滅の刃」も「ワンピース」も2次元アニメだったし「スーパーマリオ」は「デザインキャラ」系統です。今、やっているちょっと人気のTV作品…例えば「フリーレン」「陰実」「薬屋」辺りと比べて、どっちが魅力かとか考えないんでしょうか?

 このネトフリが推しているのかIGの技術なのかどうも本作のような3DCGは好きになりません。「PLUTO」みたいなの作れるならそっちで行って欲しいなあ。「PLUTO」の話は評価してませんが、画面は最高でした。

 それと演技ですね、CGの。変身後のウルトラマン等は、人間のCGよりはカッコ良くて見られるんですけど、動きというか演技がカリカチュアライズされすぎたハリウッド映画の役者を物まね芸人が大げさに真似ているような動きです。共感性羞恥が発動するレベルで、ひどいです。

 で、本作のストーリーです。面白いです。初めのうちは。ウルトラマンが去った後に残された地球の話です。メンインブラックの黒メガネをウルトラマンがやっていて且つシリアス版という感じです。アイドルが絡むのでちょっと雰囲気とか世界観は「鉄腕バーディー」も思い出しました。

 アイドルとの絡みがご都合主義だったりしますが、ウルトラマンとは?という定義の問題とか、スペシウム光線の設定とか、ウルトラマンだった早田隊員の呪いと血の話、連続殺人犯、懐かしの怪獣○○○○の立ち位置などで、かなりドキドキワクワクする話でした…途中までは。

 ただアイデンティティ問題とか正義の問題とか、言葉ではなぞっているんですけど、なんか軽いんですよね。SF的なメカの設定も結局なんなのか謎の提示もないまま未来メカで来ちゃったし。セブンとかエースもいいんですけど簡単に登場させすぎて軽ーい感じだし性格造形がありきたりというか…

 CGに拒否感が無ければ、前半はかなり面白いと思います。ただ、後半はほぼドンパチです。
 2期以降で主人公のアイデンティティ問題をやるのかどうかと、アイドルちゃんと恋愛しちゃうのかどうか、は気になりますけど…どうしようかなあという感じです。

 まあ、せっかくネトフリ加入期間なのでこの後、23年の作品の3期まではチェックしたい気もします。が、画面が辛い。2Dアニメ好きにはハードルが高すぎる…

 ストーリーは前半評価で3.5(前半4、後半2.5の辛うじて四捨五入)。ビックネームのウルトラマンの名前を借りてますが、その名前を使った導入は面白いのでいいと思います。
 キャラは…うーん、アイデアはいいです。アイドルの出番が無理やり感はありますが唯一魅力があるキャラとも言えます。4かなあ。
 作画は評価できません、1と言いたいですけど最後まで見た作品なので1.5にします。
 声優と音楽は正直CGが気になりすぎて楽しめません。評価なしの3で。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

俺たちが、ウルトラマンだ

この作品は、あのウルトラマンのフル3DCGアニメです。
グリッドマンがアニメ化された時も驚きましたが、これにはホントにビックリです。
円谷プロの看板作品でこれまで特撮にこだわってきたウルトラマンが、アニメ化されたのですから…

でもウルトラマンの設定が大きく異なっていました。
まず、今回登場するウルトラマンはM78星雲光の国から来る訳ではありません。
物語の舞台は、ウルトラマンが異星人の侵略から地球を守り、使命を終えて地球を去ってから40年後の世界…
そして40年の年月をかけて人類は繁栄の時代を築き上げてきました。

ですが、それは表向きの平和でしかなかったのです。

かつてウルトラマンと同化していた科学特捜隊の早田進は還暦を迎え、今では一人の息子を持つおじいちゃん…
早田進の一人息子である早田進次郎は、生まれながらに特殊な力を秘めていました。
進次郎が高校生になった頃…これまでの平和を揺るがす一大事が起きたのです。

考えてみると、その事件が全てのきっかけでした。
突然謎の敵に襲われた進次郎を助けたのは父である早田進…
早田進は自分がウルトラマンだと告白し、ウルトラマンスーツを纏って進次郎を守ろうとします。
ですが、還暦を過ぎた人間がウルトラマン本来の力を引き出せるはずもなく、あっという間に劣勢に…
父親が傷付いていくのを目の当たりにして、子どもの心が動かないはずがありません。
進次郎もウルトラマンスーツを身に纏い、何とか謎の敵を撤退させることに成功するのですが…

これがこの物語の序章…
進次郎は進に代わる「新たなウルトラマン」になることを要請されるのでした。
これまで秘密裡にしてきた異星人の襲撃から地球を守るため…
こうして進次郎の物語が動いていきます。

生まれながらに秘めた特殊な力…
このフレーズだけ見ると魅惑の塊のようです。
だって、誰もが一度憧れた能力なんですから…

一睡もしなくても疲れを知らない身体…
自宅と行きたい場所とを瞬間的に繋いでくれる能力…
一度覚えたら絶対に忘れない記憶…
こんな能力があったら良かったのに…なんて考えたり?

でも、自分の能力に見合った責任や使命が課せられるのも世の常ですが、進次郎に任せるのは時期尚早だったのかもしれません。
そもそも自分の能力に見合った責任や使命って、高校生に理解できるかと考えると正直難しいと思います。
だって、その頃って自分の事だけで精一杯だから…

能力が高いからウルトラマンを要請される
ウルトラマンは正義の見方だから、悪い敵から地球や人々を守らなくちゃいけない
正義の味方は守るのが当たり前…
そこに落ち度があったら徹底的に責められる…
正義の味方に自ら志願した訳じゃないにも関わらずです。

だから、この作品は進次郎の成長を見守る物語…
彼の正義の貫き方…悪くなかったと思います。

進次郎の事が気になる女の子…すみれちゃん演じる人気急上昇中のアイドル 佐山レナの存在は大きかったです。
地球外生命体とは全く無縁の彼女が、どうして進次郎と知り合い騒動に巻き込まれていくのか…
彼女の出生に関する時期的な矛盾はありましたが、すみれちゃんの熱演に圧倒され気付いたのは後からでした。
物語が面白ければ、結果オーライという事なんでしょう。

現代に蘇ったウルトラマン…フル3DCGの旨味を全てつぎ込んで作られた作品は、往年の名作とはまた違ったテイストが感じられました。
ウルトラマンスーツを身に纏った彼らの格好良さは半端ありませんでしたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、OLDCODEXさんの「Sight Over The Battle」

クール全13話の物語でした。
毎週の視聴が溜まっていますが、面白くて思わず一気見しちゃいました。
物語としても中途半端なところで終わっているので、続編制作前提なんだろうなぁ…なんて考えています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

66.2 5 ヒーローで変身なアニメランキング5位
SHY(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (131)
371人が棚に入れました
21世紀半ば、地球から戦争が無くなった―― 各国に突如現れた超人的な力を持ち、平和を願う“ヒーロー”によって、世界は大きく変化したのだ。 新たに得られた平和を維持すべく各国のヒーローたちが活躍する世界において、日本の平和を担っていたのは、人前に出るのが超絶苦手な“恥ずかしがり屋”の少女ヒーロー、シャイだった。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期前に再視聴。初回より理解できました。キャラ造形の秀逸さも良かったです。

 2期が来ているので改めて見ました。1回目より結構理解が進んだ気もするし面白かったです。

 シャイの性格の描写から人を助けることと同時に助けられることが描かれますが、この時に心の闇=指輪の話が出てくるんですよね。とりあえずこの正義と闇の話が直接リンクしていると思ってしまうと、読み取り方を間違える気がします。

 で、スターダストの話がまた唐突ですね。共感の話です。ここがシャイの弱さであると同時に強さのような表現になっています。ここまででシャイの性格造形と今後シャイがどうやって戦っていくのか、強くなっていくか、戦う意思が提示されました。
 小石川が闇落ちキャラとしての機能がないかと思っていましたが、見返すとシャイが具体的に助ける人を得たことで成長し始めた感じでしょうか。

 そして、憎しみのなさと共感力ということで、ここでスティグマと対立構造になっていくんですね。

 5話で萌えキャラの黒十字のピルツさんが出ることで強さの形はいろいろあるとかヒーローの力が戦うだけでないということが描かれます。
 書道のところはちょっとギャグっぽかったですけどね。まあ、イメージ云々ですからとりあえずおまけですね。

 6話のここから少し話の構造が変わって「アマラリルク」が自らを夢みるもの達と定義しての登場ですね。ツィベタは年中寒いということで心の空洞を象徴しているのでしょう。
 これが正義に対応する存在として、彼らとの対立構造で話が進むようになるのでしょう。「ペーシャ」スピリッツとの関係性です。あとは「指輪なし」が何を象徴するかです。

 7話で指輪の正体がわかり、つまりダークサイドの心=力だということがわかりました。指輪をつけた本人のダークサイドとスティグマの心の組み合わせみたいな感じでしょうか。世界平和=人類補完計画というイメージ。成熟を拒む=永遠の子供でもあります。

 ちょっと「シビレボ」のトークショーの意味がわかったようなわからないような感じはありました。子供にとってのヒーロー…でしょうか。

 で、8話以降はスピリッツとツィペタです。子供のころのつらい現実と心の空白。思い通りになる空間は幼児性でしょうか。現実拒否の妄想への逃避のようなイメージ。で、母の愛を思い出すことで過去を受け入れる。スティグマは人の心につけ込むイメージです。

 で、最後はお姉ちゃんがいたエンドですね。


 ということで、拾ってゆくとわかりやすいし、ちょっとはじめは話のつながりが見えないのと、ちょっと新キャラの唐突感、エピソードの断絶感で入り込めない部分がありましたが、今回見直したら、結構面白かったです。
 
 なので、ちょっと評価を上げておきます。特にキャラとエピソードの描き方がうまいので、ストーリーとキャラに+0.5づつしました。作画も動きは乏しいのですが、工夫で見やすいので+0.5します。




以下 初回視聴時のレビューです。


あらゆる点で惜しい、中途半端。製作は初めから2クールにしないと結局損しますよ?

 もったいない、惜しい、今一つ、まあまあ、なかなか…面白い要素はあった、テーマもありそうだった、キャラもいいと思う、だけどアニメ作品としては中途半端な印象です。

 ヒーローとしての強さ、心の弱さや闇とか、貧困、子供たちの世界への復讐、そういうテーマの要素はありはしましたけど、メッセージがこっちに来ない感じです。
 ツィベタとスピリッツのエピソードでの母が子供と酒を…というのは色んな意味とか感情が感じられるいい場面だっただけに、その中途半端観がものすごく残念な感じです。

 と思って検索したら、2期の制作発表か…いや、2クール以上で作りなよ…と言いたい。1クールがここまでだとすると満足度、人気という点でものすごく失敗している気がします。

 エイトビットでこのクオリティということは、おそらくは予算か人員かいろいろ苦しいであろう感じでした。その点でも悪くはないけど良い訳じゃないというのも、半端な感じです。
 まあ、逆に言えば苦労は感じられるます。制作陣は大変なのでしょう。ですが、視聴者側からすると、だったらもっと作り溜めて2クールで初めからやったら?と思わなくはないです。
 そこは制作というよりも製作の側がちゃんとお金を出しましょう。結果的にリターンが多いと思います。

 メッセージやテーマ的なことも含め原作のポテンシャルは感じますが、惜しいとしかいいようがない感じです。正直考察や深掘りしようにも、素材が足りなすぎます。

 評価は…ストーリーは深さの片鱗は感じられたので3ではなく3.5にします。2期への期待も込めて。キャラはいいですが1クールの範囲だと使い切れてないので4。作画は頑張ったで賞で3.5。声優さんは早見・東山という私がすごいと思う数少ない声優さんを起用した点で4.5。音楽は3にします。

 平均3.7は盛っている感じもありますが、期待値を込めて。





1話 ヒーロー版「ぼっちざろっく」?なかな面白そうです。

{netabare}  アレ?ヒーローアカデミアの萌え女子版?という感じでスタートします。ヒロインの少女はもちろんシャイで恥ずかしがり屋です。そして、ヒーロー活動時にアクシデントがという感じです。

 まあ、話を見ていくとヒロアカではないことは分かりますし、ヒロインの成長が楽しみになるし、どれくらいサービスがあるんだろうという期待も無くはないです。
 エンタメに振り切っても面白そうですが、題名がSHYですからもちろん恥ずかしさを使命と向き合い遂行することで克服する話でしょう。私はストレス多い話も大好きなのでそれはそれで面白そうです。

 ヒーロー版「ぼっちざろっく」とも言えます。あの話は全然克服してないですけど。

 結構アニメの出来は丁寧です。止め絵とスクロールが多いので作画がすごいというわけではないですが、なかなかの水準に仕上がっていると思います。

 ということで、面白そうです。期待枠の一つかもしれません。ダークホース?なんでしょうか。原作付みたいなので人気作だったらごめんなさい。{/netabare}


2話 世界系がすっ飛ばした「他人を助ける」「他人に助けられる」意味をどこまで問えるか?

{netabare}  助ける方と助けられる方の心の闇を描いていました。感謝というのも本当なら、もっともっと早く全員助けて欲しかったというのも本音でしょう。少年マンガ的な展開ではありますが、分かりやすく描けていたと思います。

 主人公の性格が暗いしちょっとダークな雰囲気はありますが、勧善懲悪から脱していることと、物事は1つの視点だけでは見られないと言う事が、しっかり入っているのはいいと思います。

 としたときにちょっと思うのが、よく経済的には失われた30年とかいいますが、創作の世界で「世界系」が果たした文脈、エヴァ、まどマギの流れが正しかったのか?という気になります。利他の意味が性愛とかパーソナルな感情、つまり「恋愛(友情)」に限定されてしまって、他人とか世間というものをすっ飛ばしてしまった気がします。

 世界系という便利な概念の上でなんとなく相対化、ポストモダン、脱構築のような雰囲気で、創作物が難解っぽくテーマ性があるっぽく作られていた気がします。昭和的価値観へのアンチテーゼだけ示して、やり逃げという感じだった気がしてきました。
 当時はそれも最先端だったかもしれませんが、今となっては創作、特にアニメ界に対しては安易な物語の創作技術に堕してしまい、マイナス影響が大きかった気がします。

 この作品のいいところは、世界系で助けることの葛藤が「恋愛」という便利なツールになってしまった単純な視点からの脱却がはっきりした形で見られます。少年マンガ的な分かりやすく説明が多い進行ですが、読み取れるものはなかなかいいと思います。
 助けること助けられることの表裏と深浅と角度をどこまで描けるか。利他の意味を問う作品になってくれそうな感じで、ちょっと…いや、かなり楽しみです。

 火事で両親によって命をつなぐ…という話は「天使な小生意気」にも「武装錬金」にもありましたね。両方ともゼロ年前後です。皆こういうのを描きたいと思っていたんだと思います。世界系により失った何かを取り戻せる作品になることを期待します。

 なおSHYの尻肉になかなかフェチズムを感じました。{/netabare}

3話 テーマに興味があるし、それ抜きにしても普通に面白い。

{netabare} 黒い指輪の正体で「心」がテーマなのはわかりました。そもそも「SHY」というタイトルから内面の話であることは想像はできますけど、結構直接的な設定でした。

 話の展開は少年マンガ的なリアリティラインですけど、その分テンポ良く進むのがいいです。最近の流行なのか、孤独や心の強さなどがテーマになっているのもも興味があるので継続視聴すると思います。本作の原作者の意図がどこまで計算しているのかわかりませんが、指輪の設定から言って時代を反映する何かがありそうです。
 それを考えなくても、キャラとアニメの出来がなかなかいいので、エンタメとして見ても普通に面白い感じです。

 スターダストがバトルを挑んだ目的が分かってくると、展開も見えてきそうです。 {/netabare}


4話 ベタでテンプレ展開だけど、キャラにテーマがあって熱い作品なのが良い。

{netabare} よくあるヒーローもの覚醒の感じです。ですが、心というテーマが明確にキャラの内面と行動に込められていて、しかも、成長を描こうとしている熱い展開なので面白いです。

 少年マンガ的展開を醒めたような客観的な距離感でやられると見てられないんですけど、隠しきれない熱さが非常にいいです。
 本当いうと、原作はかなりあるみたいですので、1年4クールを日曜朝とかゴールデンでやって小学生~中学生くらいに見てもらいたいですねえ。

 それは決して大人が見て幼稚という意味ではなく、ストレスと挫折と成長がある話は思春期前には必要だし、それを真面目にやるなら大人が見ても面白いと言う意味です。{/netabare}


5話 実験的なカットインの手法。効果的な場面とそうでない場面がありますね。

{netabare} なんか、家の前で変身ポーズと名乗りをしてしまってますが、あんまり身分を隠すことに執着しない世界観なんでしょうか?そもそも腕輪隠してないし。まあ、それはいいでしょう。今回はまあ普通にいい話でした。そしてレディブラックが可愛い話でした。

 アニメの技術的な話なんですけど、本作は不思議なカットインを多用してます。キングゲイナーをちょっと思い出す、画面の一部を図形で差し込んだようなカットインです。10分50秒くらい(dアニメで)から始まる山登りして障害について告白するシーンですね。
 また、もう1種類。学園生活5話の15分11秒(dアニメで)から始まるカットインの連続があります。

 それが効果的かどうかが、本作の演出で問われるところでしょう。予算あるいは人材不足を補うための技法かもしれません。

 画面の一部を差し込むようなカットインは、クローズアップの効果で話の焦点がその人物にフォーカスする、という効果は確かにあります。しかし、例えば背景の絵がなんとなくつまらないというかカットインが効果的に見えるような画面になっていない感じがあります。これはもうちょっと工夫した方がいいかなと思います。

 連続カットインはコミカルな演出だし作画は動いていないですけど、画面に動きと時間経過があるので、止め画の出来が良ければ見苦しくないしダラダラ話をされるよりも見やすいし今のタイパの世の中だといいかもしれません。

 その他、止め画をなんとか面白く見せようという工夫が見られます。工夫次第で止め画を多用しつつバトルなど動かすべき時に動けばいい、という開き直りで新しい演出が生まれればいいと思います。

 それともう1点、この作品は女子のデザインが魅力的な作品ですが、可愛い子のスタンプ絵ではなく、それぞれに個性があるのがいいですね。 {/netabare}


9話 なんとなくどういうモノを描こうとしているかは分かりますが、直接的なアナロジーの割には視点が錯綜してテーマが分かりづらいかも。

 心の闇問題ですね。それは1話の時点で分かっていましたが、子どもに限定するのかと思っていました。母ということは親子関係なんでしょうか?ただ、まあインナースペースのような表現なので、辛い目にあった人が自分の内部に閉じこもる話?だから外部=記憶の問題が出てくるのかな?

 ヒーローショーにおける自分の考えという話と対比して、アマラリルクという自分たち独自の正義感で世界を救う=ネットの適当なインフルエンサー(ひ○ゆき、ホリ○○ン等)に踊らされる小中学生の様にも見えます。自分の言説を持てない歪んだ正義感…というより「はい論破」的正論のことです。

 トラウマなのか、毒親と子供なのか、外部世界が辛いからインナースペースに閉じこもることなのか、ネット社会なのか、子供を取り巻く環境をいろいろ重ねているのか。子供というより未成熟とも取れます。つまり、ネット社会か引きこもっている未成熟な大人の可能性もあります。

 スティグマが持っている錆びた傘が象徴するもの、ですね。ちょっと壊れたトトロのイメージもあります。一見子供の味方に見えますが、何を考えているのかわからない不気味な存在です。その妖怪が考える平和とは?

 また、名前を付ける、意味です。名前とは、つまりこの世に概念あるいは存在として定着させる行為です。つまりアマラリルクというのは、彼らのそれぞれに「辛さ」が定義されているような気がします。

 で、まあそういう含意を描こうという気持ちは買いますが、ちょっと分かりづらいかなあという気がします。まあ、ペペシャの母のパートすら終わってないので何ともいえませんけど。第2話~5話、7話の話とその他が錯綜していて、ちょっと的が絞れていない感じはします。




 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

顔から火が出るヒーローが 凍り付いた心に炎を灯す

恥ずかしがり屋の炎の女子中学生ヒーローが、人見知りな性格と、人前に出て誰かを助けたいとの正義感との間で葛藤したりしながら成長していく同名連載コミック(未読)のアニメ化作品(全12話)

【物語 4.0点】
最終話放送直後に2期制作が発表。元々じっくり行く構想だったのか、特に中盤まではスローペース。
主人公ヒーローが{netabare} 習字{/netabare} で殻を破った時はほっこりしつつも、
これお話進むのか?とちょっと不安にw

最近1クール完走後に分割2クールでしたと明かすアニメが増えていますが、
そういう構想があるならば願わくば放送前に宣言して頂けるとありがたいです。


変身ヒロイン枠?として視聴し始めた私ですが、どちらかと言うとアメコミヒーロー志向。
特にフランスなどヨーロッパ地域での海外原作人気を当て込んでのアニメ化そして強気の2期継続ということでしょうか。

21世紀半ばごろ、突如、世界各国に1人ずつ現れた超人的な力を持つヒーローが頑張って“戦争が無くなった”
との趣旨の冒頭基本設定ナレーションは、
ヒーローはなぜ戦争を解決しないのか?だからと言って戦争撲滅編を描き出すと初期の良さが台無しになる。
というアメコミ積年の課題に対する、新世代コミックとしての解答でもあるとのことで(※)

同時に、上記基本設定は、作品の焦点を現代人が抱える“心の戦争”に当てるという宣言でもあります。
ヒーローと対峙することになる敵集団“アマラリルク”も、現実社会との摩擦で心をすり減らした人間の闇に着目し、
童心の純粋さを歪にデフォルメした悪役(ヴィラン)を生成し送り込んで来る。
勧善懲悪とは違う、心について考えさせられるシナリオでした。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・エイトビット

戦闘アニメーションでは、主人公シャイの炎の能力などエフェクトに見応えあり。
自身を顧みず対峙した人間の心の闇に踏み込んで火を灯しに行く。
恥ずかしがり屋なのは人を思いやれる優しい子だから。
シャイの炎には外面的な派手さだけでなく、凝り固まった心を解きほぐすという
テーマに根ざした内面的な美しさがあり、心を揺さぶられました。


原作コミックから流用した斜線を多用したスタイリッシュな『SHY』のロゴ。
シャイの赤面を表現した頬の斜線も想起させられてくすぐったくもなりますw
そのロゴがピンクに“赤面”するフォント変化するアイキャッチも可愛らしくて印象的。


各国ヒーローのコスチュームも光る本作。
エイトビットと言えば、自分の中では未だに『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』の印象が強く、
露出が多い女子が描かれると、恥ずかしながらどうしてもエロ目線になってしまいますw
特に恥ずかしいと言いながらハミ尻するシャイの白短パンにはつい目が行ってしまいますw


【キャラ 4.0点】
序盤、主人公シャイに人命救助に失敗したトラウマを乗り越えさせるために再会させた同級生・小石川惟子(こいしかわいこ)。

中盤、それまで救助が主だったシャイにレジェンドヒーローとして戦う覚悟を問う壁役となったスターダスト。

終盤、ただの酔っ払いロシア人じゃないことが明かされた先輩ヒーロー・スピリッツ。
ツィベタこと(※核心的ネタバレ){netabare} 母・レーニャとの過去と本気の親子喧嘩{/netabare} がエグくて熱い1シーズン目のマイベスト。
お酒は大人だって子供に戻れる魔法の薬。
やめられない酒を正当化する魔法のコトバですw

エピソードごとに骨格となるキャラは確立されており、的は絞れている感。

1クール折り返しの最終話にシャイが惟子との友情を深める心の成長エピソードで静かに締めたのも、
本作らしいテーマを捉えたカップリング。


【声優 4.0点】
主演シャイ役・下地 紫野さんの上ずりがちな高音を、
同級生・惟子役・東山 奈央さんが柔らかく包み込む癒やしの構図が基本線。


敵役(ヴィラン)ではクフフさんを演じた日高 里菜さんがトリッキー。
世界のみんなを笑わせると倫理の壁を無邪気に乗り越えヒーローを苦しめる怪演で、
冷たい大人の世界など忘れ、子供のままでいようと訴えるアマラリルクの狂気を象徴。

ロシアのヒーロー・スピリッツ役の能登 麻美子さん。
個人的に2023年は能登 麻美子さんの年。マイベスト助演女優賞はぶっちぎりでマミさんでした。
『~水星の魔女』にて狂気の母親役の怪演で世を震撼させたかと思えば、
本作では感動的な{netabare} 親子愛{/netabare} を幼少期も含めてカバーし熱演したりする。
二度目の全盛期が来たのでは?と思うほどの能登 麻美子さんの充実ぶりに圧倒された一年。
同じく幼少期~大人まで対応した{netabare} CV.沢城 みゆきさん{/netabare} とのマッチアップが本作のクライマックスでした。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は椿山 日南子氏。
静かなピアノ曲で心情をすくい、バトルシーンでは大火力の金管とストリングスでガツンと来る。
優しさと力強さを併せ持った作曲でシャイのヒーロー像を好アシスト。


OP主題歌はMindaRyn「Shiny Girl」
最近アニメタイアップでも目立つタイ人アーティストが歌うアップテンポナンバー。
斜めに疾走するシャイにスタッフクレジットが並走するOPアニメーションがお気に入りです。

ED主題歌はシャイ / 紅葉山テル&小石川惟子「シリタイキモチ」。
ハードな展開の後でも優しいメロディで締めくくり二人の親睦が深まる。
シャイ、惟子各々がソロ歌唱する特殊ED主題歌もあり。


【参考文献】※コミックナタリー「アニメ「SHY」実樹ぶきみ×安藤正臣 | 女子中学生ヒーローを等身大に描くためのこだわりは?」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

フツーにおも・・・、う~ん。ふつーかなぁ。

確か週刊チャンピオンに連載中の作品のはず(2024.4.26)の作品。
何となく記憶を遡ると、連載開始時に続けて観ていたような記憶があるような・・・。

その後は、確か進行がちょっとスローに感じてしまい、じれったくなってしまったのと、個人的には原作絵に少しクセがあって・・・。
絵柄やデザインが悪いってわけでは無くて、少しごちゃごちゃした感じに見える作風だったんですよねぇ、私の目には。
それでフェードアウトしてほったらかしになって、それ以来って感じだった気がしています。


アニメ(動く絵)になったので、ちょっと見てみようと思っての視聴です。
正直、キャラ絵はほんの少し平成風かもしれませんが、悪くない感じですし、作画もスッキリと見え、色づかいもキライではありませんでした。
見やすかったので、視聴を継続してみました。


内容は、ヒーローをやっている気弱な女の子の成長ストーリー的な・・・。
当人曰く、陰キャではなく、インドア派という事らしいですがw。


まぁ、キャラがハマれば、この手のテンプレがんばろう女子は割と受け入れられることが多い訳で。。。
前述したように、少しバタ臭い、今風ではない雰囲気も醸し出しながらの作風でしたが、それなりに物語を追ってはいけました。


登城する人物のパターンも物語の流れも、そして登場する他のヒーロー、敵方を含めて、まぁまぁ、オーソドックスな装いでした。
それも、味方側の仲間の魅力度が割と高かったことが救いでしたかね。

当初、いろいろありながらも親友的な立ち位置に収まってきた:小石川惟子、先輩ヒーローかつお姉さん的な立ち位置で登場してきたスピリッツ(能登谷さんw)などなど。


物語も、大体の流れを作った後に、スピリッツ関連の過去~現在、親子の物語などを後半のメインに据え、見ごたえはありました。
やっぱり、原作と同じで、ほんの少しスローな印象、もたもたした印象もありましたが、ちょっと、物悲しく、親子の境遇の憐憫を感じさせる物語に仕上がっていました。
割とよく出来ていたんじゃないでしょうか。

それにしても、やはり沢城さん力がある。
うまい、そして「あ、沢城さんだ・・・」と気づいても、こちらの思いが醒めない、物語を止めない。
素晴らしいと思います。


形にはなっていたけれど、続きあるんかなぁ、どうすんのかなぁ、と思ってHPを見たところ、7月に2期を放送予定との事。
へー、最初から決まってたんかなぁ。
で、あれば、少し余裕を持ったつくりもアリなのかなぁ、と感じました。


割とサッパリと観れたので、続く物語も気にはなりますし、多分見るような気がしています。


ああ、OPは割とカラフルな色使いで、曲調も良く割と好きでした。
EDも絵的にも曲的にも好きでした。
なんか、最初の走っている所が意味もなく好きでした。
・・・なんか、他にもこんなようなのが好きだって思った記憶があるなぁ・・・。

・・・なんかの、フェチなのかなぁw。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

63.4 6 ヒーローで変身なアニメランキング6位
夢戦士ウイングマン(TVアニメ動画)

1984年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (38)
203人が棚に入れました
変身ヒーローに憧れる中学生・広野健太は、ひょんな事から手に入れた「書いた事が何でも実現する」ドリムノートの力で、ウイングマンに変身!異次元からやって来たアオイ、美少女・美紅たちウイングガールズと共に悪の帝王・リメルに立ち向かう!

声優・キャラクター
堀川りょう、渡辺菜生子、川浪葉子、矢田耕司、向井真理子、島本須美、田中康郎
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

悪!裂!ウイングマン!!

原作 少年ジャンプ
アニメ 1984年2月7日 - 1985年2月26日 全47話

学園恋愛変身ヒーローもの。

変身ヒーローに憧れる中学生・広野 健太が、異世界の「ドリムノート」の能力を使い、ウイングマンに変身して悪を退治する話です。
恋愛もあり、3角関係です。

最後は原作途中までで、アニメオリジナルの展開です。

中1の時、リアルタイムで一喜一憂しながら観てました。
当時、ノートにウイングマンの絵をよく描いてたっけ。^^

ちょっと前にDVDボックスを購入して観ましたが・・・
今の綺麗なアニメに見慣れてるせいもありますが、いゃ~、絵が・・・(^^:
話もちょっと幼稚感が・・・へへ ^^
それだけ大人になった訳で、子供だったんですね。
まぁ、ヒーローもの好きだし、観てて懐かしくて色々思い出し、楽しめました。^^

{netabare}
個人的には原作の帝王ライエル編が好きで、ウイングマンの装備品、ソーラーガーダーが格好よくて好きでした。
アニメではソーラーガーダーは出てこないのが残念です。
{/netabare}

今の若い人にはオススメできませんが、30歳以上や、ヒーローものが好きな人には楽しめるかと思います。

出来れば原作のコミックの方が綺麗な終わり方しているのでオススメですが・・・。^^

OP:『異次元ストーリー』
歌:ポプラ

ED:『WING LOVE』
歌:山中のりまさ

ウイングラヴは好きでした。♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年時代 憧れたヒーロー

当時めちゃハマッた作品

主人公の広野健太は
ヒーローに憧れる中学生。

それが本物の変身ヒーローになっちゃうという
ヒーロー好きには羨ましい限りの内容。
ウイングマンのデザインがまたカッコいいんだコレ。

ヒーロー好きの気持ちを
凄く解かってる原作の桂正和先生が
その思いを健太に投影してくれてるかのような作品です。

『ポーズを決めてカッコつける』

マネしました


『技の名前を叫ぶ』

マネしました


『ちょっぴりエッチ』

マネしました


放送当時、私自身は小学生でしたが
そろそろ周りの友達も
戦隊ヒーローや仮面ライダーや宇宙刑事
ウルトラマンなど特撮ヒーロー物から卒業していく年頃

でも中学生の健太がヒーロー大好きなんだから
まだ小学生の俺は観ててもセーフなんじゃねぇ?
というアニメを基準にした小学生の都合の良い解釈で
私は特撮ヒーロー物を観続けていました。
そんな感じのまま時は流れ
もう30代も後半に入りました←時流れすぎ

子供もいないのに
毎週日曜朝はスーパーヒーロータイムです。
でも健太も、もう40代になってるだろうから、
まだ30代の俺はセーフよね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

60.6 7 ヒーローで変身なアニメランキング7位
コンクリート・レボルティオ~超人幻想~(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (272)
1391人が棚に入れました
「もうひとつの日本」を舞台にした、「神化」という架空の年代の物語である。

戦後20余年の高度成長を遂げる日本で、数々の「超人たち」が実在していたらという内容だ。

主人公・人吉爾朗は厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」通称「超人課」のメンバーであり、「超人」を発見・確保・保護し、安全に管理する任務を行い、秩序確保を行う。

声優・キャラクター
石川界人、上坂すみれ、豊崎愛生、中村繪里子、川島得愛、金尾哲夫、鈴村健一、大川透、三木眞一郎
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

昭和ヒーローを取り揃えて、架空の年号を使った高度なメタフィクションアニメ

昭和ヒーロー、魔法少女、オバケ、ロボット刑事、ウルトラマン等それぞれ昭和をモチーフとしたキャラクターを思わせる内容になっていて、該当作品のファンはニヤリとさせられるんじゃないんでしょうか。
ここから考察です。
{netabare}今のところ、各キャラのモチーフはこんな感じに思えます。

人吉爾郎:サイボーグ009、人造人間キカイダー、超人ロック
星野輝子:魔法使いサリー、セーラームーン
風郎太:オバケのQ太郎
鬼野笑美:女鬼太郎?
柴来人:ロボット刑事、エイトマン、004
グロスオーゲン:ウルトラマン

更に、神化という年号がそのまま昭和の出来事とリンクしているような作りになっていて、色々考えさせられます。
例えば1話だと、神化41年を昭和と置き換えると、ジローのモチーフである009の劇場アニメ化、輝子のモチーフであるサリーのアニメ化などが進行されています。
また、その5年後。ジローが超人課を既に抜けているようですが。その頃に仮面ライダー放送がありました。ご存知のように、主人公が組織を抜けて孤独に活動する話です。
メタフィクションは数多くあれど、こんな風に架空の年号を使ってリンクしている作品はかなり珍しいように思えます。{/netabare}

また、ただのごった煮作品ってわけでもなく、話もちゃんとしています。
様々なヒーローが存在する超人課の中で、正義というものの在り方をうまく考えさせられる内容になっていますね。
サブキャラ1キャラごとに焦点を当てて、切ないエピソードを丁寧にまとめ上げながらキャラ紹介をしています。
時系列シャッフルのせいで多少わかりづらいが、結構丁寧に作られていて好感の持てる内容だと思いました。

3話。仕組まれたロボットの愛。
{netabare}今回も色々深い。ジローがギター弾いてるのは名前も含めてキカイダーのパロかなと思いました。全身全霊をもって石ノ森をリスペクトしまくってますね、この主人公。
それにしてもシバ刑事数年で変わったな~外見も思想も。一体何があったし。{/netabare}

4~5話。出現する巨大怪獣とそれを守るヒーローの話。
{netabare}今回も詰め込み過ぎで追っていくのが困難だが、相変わらず見ごたえのある話。
マグマ大使をアトム風にした感じのアースちゃんとか、鉄人28号のモチーフっぽいキャラまで出てきて、OPに登場したヒーローはひと通り出現したって感じですかね。
それにしても超人課連中黒すぎでしょ~、ジローと輝子ちゃんと風郎太以外はほぼ全員真っ黒ですやん。
そりゃジローも出たくなりますわ。
今回、こっそりキスしようとしてた輝子ちゃんが可愛かったです。
妖怪の人はどうでもいいんで輝子ちゃんルートでお願いしますよ!{/netabare}

6話。人を笑わせるバンド超人達の話。
{netabare}もし超人が増えたら、とその先を懸念して超人を管理しようと暗躍する黒い人達と、反対するお笑いバンド達。
シャーロットを思い出す話だった。
シャロは話の方向性としちゃ悪くないんだけど、他人の能力を勝手に奪ってもいいのかという点に結論をつける前に行動していた事が多少腑に落ちなかったんだよな。
この話も思想があっちこっちで何が正しいとも言えないけど、人を笑わせる超人という立ち位置だけはぶれないんだろうなと思います。
あの芸が笑えるかどうかはまた別の問題だけど。
あと、BL団ってアレか。普通の人はBLに反応するだろうけど私はそうはいかんぞ! すべてはビッグL(ご自由に想像ください)のために!{/netabare}

7話。超人ロボットアースちゃんの話。
{netabare}アースちゃんは本当に助けを求める人の声を感じ取れる。
その能力ゆえか、アースちゃんの味方に付いた者が世論を味方につける事になるらしい。
国民的というか地球的アイドルみたいな、普通の超人と比べても数段ランクが上の印象。
でも、完全無欠の存在ってわけでもない。
嘘には敏感なのだが、人には時に嘘をつくのが必要な時もある。
善悪は見分けられても、その嘘は正確に嗅ぎ取れるわけではない。
その彼女が嘘の味を感じ取るエピソード、という感じだった。

1話のエピソードとしてはかなり良くできていると思います。
それにしてもここまで伏線らしきものをやたらと点でバラまいているみたいですが…。
ちゃんと繋がって線になるんでしょうかね。2クールだし先は長そうですが、どうなるか楽しみではありますね。{/netabare}

8話。BF…じゃなかった、BL団。
{netabare}ギガンダー7は多分デザイン的にコンバトラーVが元ネタなのかな。操縦してるのが5人だし。
天弓ナイト関連の謎は色々深そうだし、これはまた後の話に引っ張るんでしょうね。
それにしても、対決~でブツ切りにする終わり方が多すぎw{/netabare}

9話。まさかのサザエさん回。
{netabare}まさかこの家族をネタにしてくるとはねww
しかも星の始まりから終わりまで生き続ける不死身超人という設定ww
まあ確かに永久に老いがないあのアニメは〝サザエさん空間”とまで言われてますしね。
最後、煙の中で蘇った彼らの姿がサザエさんEDのシルエットを象徴してましたね。何と言うか、とんでもない回でございましたよw{/netabare}

10話。ジャガーさん回。
{netabare}ジャガーさんの元ネタはスーパージェッタ―って奴だろうか。
私は知らないけど、多分タイムパトロール系なんだろう。
未来人で、超人課を組織したのもIQを組織したのも飛行船を作ったのもエクウスを作ったのも全部ジャガーさん。
ジャガーさんマジで万能すぎるだろ…。僕程度とか言われても普通に大物にしか見えません。

今回のジャガーさん、ややこしいので未来から来た順番に番号順で割り振ると。
ジャガー1、IQを組織して暗殺に加担
ジャガー2、一週間だけタイムパトロールでやって来る。輝子に捕まる。時計を奪われる。
ジャガー3、超人課を組織。ジャガー1を暗殺。
という感じでしょうか。
タイムトラベル系の話には多世界解釈型と世界収束型がある。
前者はDB等、過去を改変しても未来に全く影響を及ぼさず、未来世界は全くの不変。改変した過去と切り離された未来に分岐する作品。
後者はシュタゲ等、過去改変を行えば未来は世界ごと新たな形に創造し直される作品。このパターンだと歴史の改変時に強制力が生まれる可能性もありますね。
この作品は多分、条件付きで後者のパターンなんだろうな。
親殺しのパラドックスが生まれるとその人物は消滅するけど、歴史の重要人物であればその型に必ずしも当てはまらないと言う事になっている。
今回輝子ちゃんが時計を博士に渡すまでは、ジャガーさんは重要人物じゃないので暗殺時に消える可能性があったって事ですね。
あれだけの短い時間でジャガーさんが消えないように行動した輝子ちゃんのひらめきは、マジで凄いの一言である。{/netabare}

11~12話。ジローちゃん、キレるの巻。
{netabare}怪剣(字はこれであってるのか?)クロードを中心とした騒動の話。
今回はジローが超人課を離反した真相がわかる回なだけあって実に見ごたえのある話だった。
輝子ちゃんの悪堕ちはデビルマンレディー?
クロードの正体は輝子ちゃん既知の人だと言ってましたが、通院していた医者の人か…。もうちょっと驚ける正体の人ならと思ってたんですが…まあそれは私が多少ミステリー贔屓な所があるからかもしれない。
親父との電話で真相がわかる演出はなかなかゾクゾクしましたよ。
自分の父親が憧れの超人を罠にはめて殺してたなんて、流石にキレるに決まってますわ。
でも輝子ちゃんはあの後でも超人課に残ってるんだよな…。何でそうなってるのかは次あたりの話でわかりそうですけど。{/netabare}

13話視聴しました。
{netabare}前半の集大成回って感じで、出てきた超人がほとんど集合してましたね。
暴走初号機みたいになってたジローを止めるという胸厚展開。
クロードの最後はちょっとあっけないかなとも思いましたが、この世界観だと復活する余地もありって感じですかね。
前の回でヘルメットを量産してた描写も意味ありげだし、期待したいところ。
結局ジローは超人課には戻らず、独力で超人を守りたい路線についてるって事なのか。
大鉄君が彼の事をクズって言ってたし、ある程度荒っぽい事もしてる可能性もあるけど。

ほとんどの疑問も氷解してるし、1期の最終回としては十分に面白い回だったと思います。
後わからない事といえば、ライト刑事がグレた理由とかですかね。
ここからは時系列を未来にしてジローと他の超人課連中の戦いに移るって感じですか。うん、楽しみです。

……それはそうと最後のは、わざわざ20年と広島と書いてるって以上はあれのメタファーって感じですか。強大な力の象徴。
ん~、かなり際どいところを狙ってきてますね……。{/netabare}

1期の総評としては、超人の種類も多く勢力は複雑で時系列までいじってるので見る側はかなり集中してないと追いつけないでしょうね。
しかしその反面、見ごたえのある話が多い作品だと思います。
特に昔、昭和ヒーローにはまっていた世代にはどストライクな作品なんじゃないかと。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

昭和幻想史

面白かったですね、それに考えさせるような内容もあって、
興無深く拝見させていただきました。

時代としては昭和の高度経済成長期あたりを参考にして物語が進んでいきます、
実際起こった事件や当時流行ったキャラなどのオマージュも出てくるので
自分は無教養で全部がわかったとはとても言えませんが
その時代に詳しい人ならニヤッとする場面が多々あると思います、
それに実際起こった事件を参考と書きましたがあくまでそれを下敷きにしているだけなので
その事件を知らなければわからないということはなく知らなくてもいいが
知ってたら幾分作品を楽しめるというスタンスで作っていると思うので
設定としてよく消化されその手の作品にありがちな
頭でっかちで設定を理解しなければ何が起こってるかわからない
ということにはなっておらずその点でも好印象でした。
それにアニメならではの表現、わかりやすくモチーフ化された
正義と悪の象徴が「ヒーローと怪獣」という形で示され
そこも面白いと思いました。

それに時系列が入れ替わるのもよかったですね
初めこそ混乱しましたが基本的に軸が2つあり
{netabare}1つはその事件が起こった時間軸で
2つ目は爾朗が離反した後の軸です。
初めに爾朗が離反した後を1話で描き
その後話が進んでいき爾朗がなぜ組織を離れたか
その原因となる時間軸に迫るように作られ{/netabare}
エンタメとしても続きが気になる作りになっていました。

全話見た感想としては少しとっつきにくいけど良かったです
ヒーローが怪獣を倒すという単純な二元論で済んだエネルギーに満ちた
時代と勝手に思ってましたが次代の舵を取るために
様々な思惑が働いていたことを史実からの引用で再確認させられたし
怪獣も軍事利用されそうになったり
政府や世論でその立場はコロコロ変わります。
そんな中で怪獣とヒーローの本質的違いは何なのか・・・

それに各話考えさせられることが多いのですが
演出的にさらっと流すのでそれが重すぎず
もたれることを防いでいると思います
分割2クールということでこれから話は煮詰まって
来ると思いますが続きが楽しみです。

以下自分が特に好きな回を書いていきます。

3話 鉄骨の人
{netabare}柴刑事の初登場です、終戦を知らず取り残された事件は
歴史に疎い自分でもニヤッとしました、
人造人間の二人は合体し大量殺戮兵器となるために
惹かれあう、愛し合うように初めからプログラムされていた、
なら2人が抱いていた感情は偽物なのか
記憶を科学者の戯れによって移植された正義を求める柴刑事
さらに言うと異性に惹かれるのは生物としての
ただの遺伝子によるプログラムなのか、色々考えさせられる内容です。
さらに離反後の爾朗がさらに赤いマフラーを巻き
さらに過激派になったのがわかるのもこの回です。{/netabare}

4~5話 日本「怪獣」史
{netabare} お気に入りの回です、
おとなしい恐竜を旗印にしたデモのコレジャナイ感
暴れる怪獣を見て自身の奥底に眠る衝動に気づき
散った日本怪獣電波社の松本
怪獣やそれに憧れる人の本質を端的に表した良回だと思います。
さらに裏では怪獣を利用しようとする組織の暗躍も見られます。{/netabare}

6話 やつらはいつでも笑ってる
{netabare} 本筋的にはあまり進まない箸休め的回ですが好きな回です、
二流でも熱けりゃいいじゃないか、なんて言葉は
発想の元となったドリフターズが
バンド的には望んだ活躍はできなかったが
今後の活躍を踏まえての言葉と思うと胸が熱くなります。
さらにチョコレートの異物混入も実際あった事件だそうで。{/netabare}


7話 空も星も超えていこう
{netabare} 素晴らしい回だと思います
ジュダスとアースちゃんの対比がよかったです
倫理的にはアースちゃんのほうが正しいが
人間は正しいことだけでは生きていけない
嘘に頼らなければいけない脆い一面もあるという主張を
金平糖=嘘、夢という暗喩的演出に託しそれを
アースちゃんが食べる=受け入れる表現にし
肌で感じれる演出的工夫がみられて
1話としての完成度も大変高く満足でした
またアースちゃんを作った科学者は彼女を
人を不幸を喜ぶように意図して作ったことを匂わされますが
彼女自身の意志によりその生き方を拒否します
ここでも生まれと生き方の相克がさらっと描かれます{/netabare}


9話 果てしなき家族の果て
{netabare} この回の脚本を担当したのは
サザエさんの脚本も手掛けてるそうで
その人の担当回で死なない、死ねない家族が
テーマなのは何とも複雑な思いでした
話自体はよかったです、
それにこの回で爾朗が離反した後すぐに過激派にならず
赤いマフラーもまいてなかったことがわかります。{/netabare}


10話 過去の幻影
{netabare} この回もお気に入りですね
超人課の一員ジャガーにスポットが当たります、
超人課の設立のいきさつが明かされジャガーが過去の自分と対立しますが
爾朗の「悪を全部消し去ればそれで世の中きれいになるのか」
という叫びが印象的でした、
7話でも感じましたが人間でも世の中でも
すべてをきれいに、合理的にはできないしする必要もないのではないか、と
そんなジャガーの考えの変遷が
無駄を排除した飛行船から子供心あふれロマン感じるエクウスへと
目に見える形で感じ取れたのが印象的でした、
さらにこの回はタイムパラドックス的手法を導入していますが
ともすればややこしくなりがちですが
1話でよくまとまっているのも好印象でした。{/netabare}


11話 正義/自由/平和
{netabare}この回から時間軸の飛躍が少なくなり
いよいよ爾朗離反の原因となる時間へ迫っていきます、
政府の超人徴兵制度が進められているのかな?
その件で若者たちに政府に対する不信が高まっています
ビートルズがモチーフのエンジェルスターズが政府のプロパガンダに
利用されてるのが皮肉なところですが
彼女らも守りたい正義があるのでしょう
さらに重大な転機をもたらすきっかけとなる怪剣クロードが登場します
彼の主張する、超人は国家や政府の都合によって左右されてはならず
それぞれ己の信念に拠らねばならない
そしてその信念は時に対立することもある、
今後の展開に大いに関わってきそうな主張です
さらに彼の鉄を操る能力と爾朗の符号
パズルのピースがそろってきました、
さらにこのあたりから主に
アメリカなどの影響による事件が多くなってきます
超人や国家はその圧力にどういう答えを出すのか・・・{/netabare}


12話 八高超人墜落事件
{netabare} ガルボイの言葉は地球は青かったの
オマージュでしょうか
輝子はクロードの主張にシンパシーを感じてるようですね
だから心のどこかで爾朗がクロードであることを願った。
天弓ナイトを踏み台にしての超人化設立
さらに国家による超人軍事利用のための人体実験
爾朗も覚えていない兄弟の正体
秋田課長が宇宙人だということも暴露され
今までの土台が覆るような事実が次々明るみとなり
物語は最終回を迎えます。
あと広告会社の会長のこれからは物ではなく
イメージ、幻想を売るという言葉が印象的でした{/netabare}


13話 新宿掻乱
{netabare}クロードの投げかけた問いかけは彼の思惑を離れ
大きなうねりとなって若者に伝播します
それぞれが想う自分の正義のために互いの自由を侵す
この作品で何度も問われた議題がもう一度中心的に論じられます
これじゃあ笑えないな
オールスターよろしく今まで出てきた超人が全員集合し
シリーズの区切りにふさわしい完成度です。
騒動後爾朗が超人課から離れたのは
笑美との約束を守るためということがわかりますが
超人化設立のいきさつを知った後では遅かれ早かれ
離れたんじゃないかなと思います。{/netabare}


最後に今回の件でクロードは若者を焚き付け利用した形になりましたが
利用されてることがわかっても若者たちは止まらなかったと思います
なぜならクロードの問いかけはきっかけに過ぎず
芽吹いた信念はそれぞれ違うものだと思うからです。
そして譲れない正義、信念があるのは超人課の人たちや柴刑事も
また然りで二期はそこらへん煮詰めていくのかな?
いずれにせよ二期楽しみです

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

好きなんですが、アニメで戦後昭和の回顧録をやっちゃうのってアリすか?

 BD1巻のオーディオコメンタリーが水島監督と脚本の會川さん、評論家の氷川さんだったんですよね。コメンタリーに評論家入るのって珍しいんではないですかね?
出し惜しみすると"切られる"という認識は有ったようで、あの世界観と前後する年号という見せ方を1話目に盛り込んだみたいで。
んで、それが世間的にはかえって判り辛いと言う感想を知って"判ると思うんだけどな~"なんて話でしてw
結構、視聴者側の反応意識してるんですね。
本編とは別の意味で面白かったです。ガッチャマンクラウズ・インサイトもですけど、製作者のコメンタリーはなんか得した気分でいいですね。
個人的には声優さんのコメンタリーより好き。

おそらく有り上げは大苦戦な作品でしょうけど、2期が決まってて良かった。
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観終えました。
春の2クール目次第で判断したいですが、毎週楽しみにしてた作品ですが全体としてはいささか判り辛い作品だったかと。
宇宙人も含めた超人各々の正義の定義が様々であるとした作品ではありますが、ちと数が多すぎな上に各個の個別回を作っちゃったのが余計に複雑さに拍車をかけて熱心な視聴者しか残らなかった結果に繋がってる様な。

やってる事は大好きな路線なんですが、作品全体としては楽しい類の作品じゃないとは思うんですよね。お膳の上の物語を味わう類の作品では無いし、作り手の考える答えも示されない物語にしかなり得ないでしょうしねぇ。
下手な答えを提示したらボロクソに叩かれる題材だと思うし(汗)
続く2期も気持ちのいい胸の空く展開・麗しい美談が無い事を承知の上で楽しめる方って限られちゃうんじゃないかと思うと、とんでもなくニッチなアニメじゃないかと思うし、ガッチャマンクラウズよりもチャレンジングすよね。
ガッチャマンクラウズ・インサイトは敵が"空気"ですし物語が一つの答えでは無い事を示す為にスマホ投票の結果をほぼイーブン若干サドラを地球に残すが上回ると言う結果として、よく言えばバランスをとり悪く言えば作り手側の思う答えをぼかしてましたし。
BDのコメンタリーでも最後のスマホ投票の結果はスタッフ内で調整したと言ってましたしね。
コレの場合、神化という架空の年号とは言え60年代の日本に紐づいちゃってますし・・・

ラストの締め方次第とは思いますが、こんな作品作ってくれた意気込みは称賛したいなと個人的には思ってます。

1月末に円盤発売ですが、売上やばそうな気がするw

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7話視聴
良かったです。こういう話好き。この作品の方向性が判り易く示されてたと思います。
今期の真面目な路線の作品としては、私もコレかなと。
ただ、すでにチラつく政治色に嫌悪感を感じる方も居るんでしょうね。
この作品の核心は"各々の立ち位置と正義"という柱でしょうから今後の話のもっていき方次第かなとは思います。
バランスを上手く取らないと難しいのは制作側も判ってるでしょうに、チャレンジャーよねw

醒めた目線で見るとこの路線と言うだけで人気作とはなり得ないとは思いますけどね。私はOP・ED、絵も含め好きです。今のところ。

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4話まで視聴
なんかED見てるとウィークエンダー思い出すのはオッサンだけですかねw
OP・ED共にいい感じですし、話の本筋も面白そうで今のところ気に入ってます。
 ただ、原作付きでない以上止むを得ないとは思うんですがキャラ・メカのデザインは昭和40年代的ではないと思う。まぁ本作は違う年号ではあるので別の世界ではあるんでしょうが、ノスタルジーを誘うのが戦略の一つならばもっと当時の作品へのオマージュを強めたほうが良かったような。
もっと色もラインもシンプルっしょ。どちらかというと50年代的だと思う。
けしてデザイン単独で見て嫌いなわけではないんですが。キッコちゃんかわいいしw

そういう点で行けば今川版鉄人28号は横山光輝且つ原作付きだったとは言え、時代を絵と雰囲気で上手く描けていたなと思ったり。
・・・ありゃ暗すぎてウケが悪いわけですがw

この手の路線として直近で血界戦線があった訳ですが、これはアレほどオサレに特化してないだけ評価できると思う。
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賛否ハッキリ分かれてる作品なので迷ってましたが、1話観ました。
私はアリな方でw
確かに昭和世代ホイホイな作品かと。

 男女関係なく近所の子が集まって遊んでた小さな頃の"何々ごっこ"を上手くアニメで見せてくれてる気がします。
自分が好きなモノを各々が勝手に演じて楽しんでた寄せ集め感が素敵と言うか。私も子供の頃、近所の子らとそういう遊びしてましたもんねぇ。
女の子の魔法モノに男の子のヒーロー物が混ざる的なカオスな世界観(汗)
女の子達がどの魔女っ娘だったかは覚えてませんけど、一つ上の近所の兄ちゃんは仮面ライダーかワイルド7の飛葉、私はジャイアントロボかゲッター2もしくはバビル2世のポセイドンでしたねw

今の子はいい意味で理屈っぽそうだから幼くてもそんな遊びしなさそうですが、自分らが子供の頃はそんな遊びばっかりだったなぁ と懐かしさ感じると言うか。個人的にはイイと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

64.7 8 ヒーローで変身なアニメランキング8位
タイムボカン ヤッターマン(TVアニメ動画)

1977年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (53)
310人が棚に入れました
オモチャ屋の息子・ガンちゃんは、ガールフレンドのアイちゃんと一緒に父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんはこのロボット犬を正義のために役立てることを考え、自らも正義を守るヒーロー『ヤッターマン』となることを決意した。一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・ドロンボー一味のもとに泥棒の神様を自称するドクロベーと名乗る謎の人物から「大金塊のありかを記したドクロストーンが4つに割れて地球の方々に散らばっていて、1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることができたら、金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベーに従う。ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬=ヤッターワンを駆って一味に立ち向かう!!

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

タイムボカンシリーズ第2弾 A

タイムボカンシリーズ中随一の人気を誇ったヤッターマン。
後にリメイク、実写化もされました。

基本ストーリーは以下のとおり。

泥棒の神様ドクロベーが、ドロンボー一味をそそのかし、大金塊の在処を示すドクロストーンを探させます。
ドロンボー一味
 ドロンジョ(お色気美女のリーダー)
 ボヤッキー(メカ開発担当)
 トンズラー(怪力担当)

ガンちゃん(ヤッターマン1号)、アイちゃん(ヤッターマン2号)、小型ロボットオモッチャマが、ヤッターワンをはじめとするヤッターメカを率い、一味に立ち向かいます。


各話のストーリーは、潔いほどのワンパターンですww

ドロンボー一味がインチキ商売で稼いだ金でメカを作る。
ドクロベーからドロンボー一味にドクロストーンの所在と回収指令が下る。
ヤッターマンがそれを追跡する。
現地にてドロンボー一味がトラブルを起こす。
ヤッターマンとドロンボー一味の戦闘になる。
ドロンボー一味が背走し、ドクロベーのお仕置きが下される。

戦闘中に、ドロンボー一味のメカには「おだてブタ」などのギャグマシンが登場し、作品に彩を添えますww
それと、ドクロベーのお仕置きが毎回趣向を凝らしており、時にはかなり残酷な内容もあり、人気を博しました。

リメイク版と違って内容に余り時代性がないので、今でも子供達の視聴には耐えるかもしれません。
あ、勿論、懐かしい大人世代もOKです。

しかし、本作は全108話!
懐かしさだけで全部見るのは相当きついと思いますww

OP曲は前の職場の送別会後のカラオケで熱唱しました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

仮面に隠した正義の心!

評価5以外つけれませんw
もう評価基準なんて解りません、古すぎるのでw
ただ、ただですね、大好きだったんですよ、ガキのころ!
最近平成版とかリメイクされてたんですよね、見てないんですけどw
OPだけyou tubeで見ました、相変わらず最高でしたw
「ワンと吠えりゃツー、スリー」ですよ!
あの歌詞よくできたと思います、あれ作った人マジで天才だと思いますw
ってか、ガンちゃん格好良すぎだろ!って思いましたw
名言の嵐ですよね、このアニメ「ポチッっとな」とか「お仕置きだべー」とか「やっておしまい」とかね。
若い子は平成のヤッターマンみようね〜!

こんな人にオススメ
お父さんの人
幼児の人
3人乗りの自転車欲しい人

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不朽の名作

勧善懲悪な作品ながらガンちゃんとアイちゃんといった善玉サイドもそれなりに魅力がありつつも、三悪の方が愛嬌もあって憎めない魅力があったのが特徴的でしたね。

ストーリー的には一言でいうと、ワンパターンで、最後は必ず三悪らがコテンパンにやられてしまうのですが、その度に懲りずに次の話でまたあくどいことをするところにもはや感心させられるものがあります。

メカとかも多彩で、子ども心に毎回楽しませてもらいました。

こういうのを時代を経ても色褪せない名作なんだなと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

66.0 9 ヒーローで変身なアニメランキング9位
破裏拳[はりけん]ポリマー(TVアニメ動画)

1974年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (23)
99人が棚に入れました
70年代前半、ブルース・リー映画ブームの熱気の中で制作された、タツノコプロのSF格闘アクション。ワシンキョウ市の一角に、私立探偵事務所を構える車錠。彼は国際警察のおこぼれに預かろうという、しがない探偵だ。だがその助手で見た目も凡庸な若者・鎧武士は、実は国際警察・鬼瓦長官の実子で、変身強化服を身にまとう正義の味方ポリマーだった。頑固な父に反発する武士=ポリマーは正体を隠し、今日も世の悪と戦い続ける。
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

青いブーメランパンツが超セクシー!

何やら2017年は漫画・アニメ原作の実写映画がラッシュですね。本作も溝端淳平くんが主演で5月に公開されるとか。世界観はどうやら変えてるようです。監督は坂本浩一さんですが実写「009ノ1」を見てると全然期待できない仕上がりになりそうです。
PV見た限りではガッカリ感がしますが若い人はどう思うのかな?

本作は1974年放映。映画「燃えよドラゴン」のヒットで世間はカンフーブーム(掛け声の怪鳥音「アチャーッ!」がブレイク。でもブルース・リーは前年’73に没)。
ブームに乗ってアニメでも何か出来ないかとして作られたのがタツノコプロの「破裏拳ポリマー」。タツノコ4大等身ヒーロー(ガチャマン・キャシャーン・テッカマン)の一つとして今なお語りぐさになってます。

・ギャグ(おマヌケ演技)
・お色気(パンチラ・乳〇も見える胸チラ)
・メカ&バトルアクション(悪党メカVSポリマーのTPO形態・ムチャクチャな格闘技)
・時代劇ヒーローパターン(登場時の口上“この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ。破裏拳ポリマーここに参上ぉ!”)
と結構てんこ盛りです。
{netabare}
世界観は無国籍。架空都市アメホン国(アメリカ+ニホンの造語)ワシンキョウ市(ワシントン+トウキョウの造語)で日々起こるコスプレ犯罪者集団の悪行に鉄槌を下すポリマーの活躍がみものです。

国際警察の鬼河原虎五郎(おにがわらとらごろう)長官の息子・武士(たけし)は共に正義に熱い想いはあるものの捜査の意見が違い犬猿の仲。
鬼河原長官:捜査・検挙の為ならば犠牲も止むを得ない。
鬼河原武士:人命を優先しない捜査は許されない。
折しもオレガー・スッテル博士(俺が吸ってる?)の新発明・重化合物質「ポリマー」を鬼トカゲ団が悪用の為に奪うという情報を聞きつけ、武士は単身オレガー博士の研究所に向かうが時すでに遅く研究所は炎上。
何とか逃げ出したオレガー博士を見つけた武士だが、博士はもう虫の息。鬼トカゲ団の追手が迫る中、博士は持ち出した発明品「ポリメット」を武士に託し正義の為に使うことを願い息を引きとった。
この単独行動を鬼河原長官に咎められた武士は勘当させらることに。

武士は鎧武士(よろいたけし)と名を変え、国際警察庁本部の向かいにある車探偵事務所に探偵助手として入り普段は使えない三枚目を装い、山場になると正義の超人「ポリマー」に転身して悪党どもをなぎ倒す。しかし正体は誰にも明かさず秘密にしています。
車探偵事務所の面々は、
車錠(くるまじょう):探偵長でハードボイルド気取りのオッチョコチョイのヘボ探偵。肝っ玉も小さくハッタリの拳銃は水鉄砲かライター。いつも国際警察を出し抜いて事件を解決し、名声を取りたがっている。
男爵(だんしゃく):ヤル気のない元警察犬のセントバーナード。視聴者に対してボヤキを呟いてばかり。ポリマーの正体が武士であることを知る唯一のキャラ。でも「犬」なので周りに知らせることができない(ワンワン)
南波テル(なんばテル):車探偵事務所の入ってるビルのオーナー。探偵事務所の家賃滞納に頭を痛めるも冒険好きなので何かと一緒に行動する勝気なアクティブお姉さん。ポリマーの大ファンで「イヤーン」担当。

基本ストーリーパターンは、
国際警察の会議室に武士が盗聴器を仕掛ける→国際警察の会議室で対策会議→探偵事務所で盗み聞き→国際警察を出し抜いていち早く現場に急行する探偵事務所一行(車探偵長・武士・テル)→事件進行→悪党に捕まる車探偵長・テル。こっそり逸れる武士→悪党のアジトで探偵長・テルが処刑寸前に高笑いで現れるポリマー→チートに強いポリマーの勝利→一件落着
というような感じ。

【「ポリマー」ムチャクチャ強ェェぞ】
オレガー博士が発明した高分子重化合物「ポリマー」。ポリマー粒子で作られた「ポリメット」を武士が被り、初期声紋認証で登録された武士の掛け声「転身!ポリマー!」によりポリメットから出る粒子が武士の体全体を被覆しポリマースーツを装着した「破裏拳ポリマー」に変身。
ポリマースーツは防弾・防炎・耐圧は当たり前。人間の筋力を数倍はねあげ、普段から空手の心得のある武士は独自に「破裏拳流」をつくりあげました。
破裏拳流:相手の動きや技の[裏]から打ち[破]る[拳法]らしいですが見ている限りでは[力]のゴリ押しに見えます。あと竜巻現象の一つ「ハリケーン」と語呂を合わせていているところが面白いです。ポリマー1人に複数の悪人が飛び掛かってもボコボコにされて吹き飛ばされていく様を表しているのでしょうね(吞み込まれたら吹き飛ぶ)。
それでも数で力負けしそうな時に出す気合の掛け声「ハァァァァリィキェェェェェェン(胸や手の甲の[P]文字が光る)」は子供心にはこちらも気合が入りそうでした。
そして編み出した必殺技の数々「真空片手独楽(しんくうかたてごま)」「反動三段蹴り(はんどうさんだんげり)」「幻影破裏拳(げんえいはりけん。[質量のある残像だとっ?BY:カロッゾ])」など。
さらに「新造人間キャシャーン」の「フレンダー」の如く5つのマシン形態で突貫体当たり攻撃。これで玩具売上アピールも万全!(でも当時あまり売れなかったように思えますが・・・)
各マシン形態の名前を叫ぶと全身のポリマー粒子が形状変化。
・ポリマーホーク:音速で飛ぶ小型航空機形態。
・ポリマーグランパス:大海原をいく小型潜水艦形態。
・ポリマードリル:地中を潜るドリルタンク形態。
・ポリマーローラー:道路舗装で使うようなロードローラー形態で敵を伸し烏賊に。
・ポリマーマシン:フォーミュラカー形態。あまり出番はなかった。
そんな無敵とも思えるポリマーもいくつか弱点があるわけで、ポリマー粒子が全身を覆っているので皮膚呼吸が全くできず活動限界が46分ほど。電磁フィールドが動力源なので極低温(-50℃)や長時間電流を浴びると変身が解除されてしまうことに。

’93年頃から始まったタツノコ・リメイク祭りの一つとして梅津泰臣キャラ・新房昭之監督(物語シリーズ)で’96、7にOVA化されましたが諸般の事情でリメイクは尻切れトンボの状態で終わっちゃいました(割と面白かったのになぁ){/netabare}

OPは勢いがあっていいですね。ダンダンダンダン、ディンダダーンあたりは未だ歌いにくいですが(後期になるとシメでポリマーが叫んでたような記憶があります)
EDもたまに鼻歌しちゃったりします。

「破裏拳ポリマーここに参上!」

あ~かい正義の、影ぇ~ひーとつー

闇を破って、あらわーれる~

せ~かいに危機~が迫る時ー

うーなる鉄拳、はーりーけんーーまぁ~くぅ~~

のさばる敵をひとひねりー

てんし~ん、てんし~ん、ポリマーマシン~

悪を~~斬るっ!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

推理?そんなものより徒手空拳だ! 

普段は車探偵事務所の助手として働く“鎧 武士”
しかしてその実態は・・・破裏拳ポリマー!

街にはびこる怪人たちを正義の使者ポリマーが打ち倒す、
“コメディテイスト”のSFヒーローアクション(公式)
{netabare}
ええ!? コメディアニメだったの?ポリマー!?

確かに、ギャグだけで言うとチャージマン研!に近い
圧倒的にポリマーのほうが面白いですけど。
(チャー研が1974春で、こっちが1974秋なんですね。)

タツノコイズムのカッコイイピッチリスーツに身を包み、
柔道と空手から編み出した自己流の拳法!

「破裏拳流」で悪の組織をなぎ倒す!!

ひと殴りで敵を天井に突き刺すほどのパンチ力を持ち、
特に説明もなく変身!(変形?)あらゆる環境に適応し
陸海空を網羅する。謎に包まれた無敵のヒーローなのだ!!!

なにより“強い”とにかく“強い”

RXがリボルケインを抜いた時のように。初号機が暴走した時のように。
ポリマーが、常に持ち歩く「ポリメット」をかぶったら・・

視聴者はこう思う  「・・勝ったな・・。」

実は本編でいくつか弱点が出てくるんですけど
その弱点は他のヒーローに比べて緩すぎないか?
とツッコミを入れたい(^_^;)

他にも、なんでピッチリスーツで色んな形になれるんだ?
と思ってました。そうか。。科学の力か・・
{/netabare}
天野喜孝キャラに大河原邦男メカデザインの
タツノコ黄金期の名作、破裏拳ポリマー!

『この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ!
 破裏拳ポリマー、ここに参上!』

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タツノコプロ色が強い!

『新造人間キャシャーン』、
『科学忍者隊ガッチャマン』の
系譜を受け継ぐ、タツノコプロ色の強い作品ですね。
ただ、、『キャシャーン』がシリアスだったのに対して
この作品はコメディ路線でした。
ただ、格闘技ものをイメージしていたので
主題歌等はすごい「気合」が入っています。
【これは2つの意味で、、、
1つはささきいさお氏の声が、
もうひとつは空手等の【チェストー!!】の
掛け声的な】
だから、正直本気なのか
ギャグなのか子供には分からない微妙な作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

61.6 10 ヒーローで変身なアニメランキング10位
トワノクオン 第1章 泡沫の花弁(アニメ映画)

2011年6月1日
★★★★☆ 3.6 (154)
836人が棚に入れました
近未来の東京――。ベスティアと呼ばれる特殊能力に目覚めた少年少女が確認されるようになっていた。自らの能力に飲み込まれ、暴走するそんなベスティアたち。そのベスティアを人知れず鎮圧するためのサイボーグ部隊を擁するクーストースが暗躍する。ある夜、ベスティアの少年が追いつめられた時、獣のようなベスティアが現れ、深手を負いながらも、少年を連れ去る。それはインサニアと呼ばれ、クーストースがかねてから狙っている謎のベスティアだった。翌朝、ベスティアの少年――ユーマは目を覚ます。そこはファンタジアム・ガーデン。ベスティアとなった少年少女が集う場所だった。そしてユーマは、クオンという少年と出会う……。

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

能力に目覚めしモノたち

アニメ監督・飯田馬之介とアニメ制作会社・ボンズ

によるオリジナル企画として全六章の劇場アニメ

制作された作品です。これはその第一章です。


異能の力を覚醒させてしまった人たちの

それらを人知れずに排除しようとするものたちと

それらを救おうとする人たちの戦いが描かれて

います。


第一生は能力に目覚めてしまったアトラクターと

呼ばれる存在をすべて救おうとする主人公クオンと

新たに目覚めてしまった少年やキリという少女

が出会う物語です。


まだ第一章ということでどうして能力に目覚めてしまった

人が現れていくのか、現れる理由とは。そして

なぜ排除しようとするものと守るものがいるのか

というようなことはほとんど物語の中には出ていません。

どちらの存在も秘密裏に動いているとのことで

戦いが周りを封鎖した状態にしてから始まり、

その戦いが異能によって体を異形の存在とした

クオンたちとその秘密裏に動く異能に目覚めたもの

を排除しようとする組織のサイボーグととなっています。

あまり異能といっても魔法のような感じではなく

相手もサイボーグということでかなりが肉弾戦と

なっていて派手な演出とかは感じられなかったですが

その肉弾戦の動きは結構よかったと思います。

まだ存在等の理由が明かされていないので

これからそういうことにも焦点が当てられた

彼ら彼女らたちの物語も見ることが出来るのかなと

思うので第二章以降も楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

りんご さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

劇場放映6分割にした意味が後に生かされればいいですが。

サイボーグ 対 生まれ持った特殊能力を持つ者の戦いのお話。

最初の印象は、攻殻 対 ZETMAN でした。
主人公クオンの能力解放後の姿がZETMAN系だったので、
そういうキャラデザが好みに合わない私としては、
「もしかしてこれが主人公とか言わないよね?」と思ってしまいました。

ところが、変身後の姿は置いておくとして、
クオンはとても可愛いです。
「みんなを守らなくちゃ」とか、
助けたい子に対して「やめるんだ!」と言う場面は、
どうしてもアンパンマンを思い出しましたが、
その強い思いがどんな経験から来ているのか、
彼の過去に興味を引かれます。

クオンを演じる神谷さんの声域が、
個人的に好きなところドンピシャでとても嬉しかったです。
きゅんきゅんしました。本当素敵な お声です。

ストーリー的には、何故6分割45分にしたのか謎です。
これといって引きが特殊、どうしようもなく気になるということはなく、
全編映画館でコンプした人は、ストーリー目当てではないのかな。
いても少ないかな、と思います。
一章ということで、登場人物たちを
とりあえずパズルのピースのように出したところまで、といった感じです。

放映の間隔と値段が気になりました。
まさか2時間映画と同じ値段を取ったとは思いませんが、
一月に45分一章ずつか……。
一章だけ劇場で観て残りはDVDで、という人も多かったのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

2011年を代表する・・・ってか今年最高のアクション超大作!!!

『08MS小隊』などでお馴染み、飯田馬之介監督の遺作となってしまったオリジナル映画


近未来の東京を舞台に、異能者となってしまい謎の組織から命を狙われる若者達
これを救うべく立ち上がった変身ヒーローの戦いを描くミュータントバトルアクションです


全6章の連続公開モノということで、
この第1章自体は導入的な要素が強く、見終えても映画を一本見たという感じにはならない
空の境界的なものを期待しても無駄です
最近なんか多いですね、こーゆー映画っぽくまとめない映画
普通にハイクオリティなOVAの1話、という感覚


ただこの第1章を少しでも面白いとも思っていただけた方・・・グロ描写に耐性のある方・・・バトルアニメが見たいと思っている方・・・
是非に全6章の完走を目指してください!


乱戦&高速なバトルシーンや圧巻の変身シーンなど、
作画的な見どころは多数あり
今年のアニメ全ての中でも最高の正統派アクションに仕上がっております^q^


豪華声優陣の演技は丁寧だし、キャラクターデザインも可愛い!
後半はロマンスを感じるお話の比率も高くなってきますよ
マジ、スクライドとか見てる場合じゃねーっす!w

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

62.1 11 ヒーローで変身なアニメランキング11位
鴉-KARAS-(OVA)

2005年5月28日
★★★★☆ 3.6 (117)
498人が棚に入れました
夜を忘れた街・新宿。隣り合う妖怪の存在を忘れ、浮かれ暮らす人間たち。古来より、からみ合うこのふたつの世界の秩序は“ゆりね”と“鴉”によって守られてきたが、ここにきてそのバランスは大きく乱れつつあった。\n一切の「個」を捨て、街の下僕となることをさだめられているはずの“鴉”が、自らを廻向と名乗り、人間への復讐を開始したのだ。街で連続する奇妙な殺人事件。それらはすべて、廻向によって新たな体を与えられた御座衆と呼ばれる機械化妖怪のしわざによるものだった。\nそんな中、新宿駅にふたりの男が降り立つ。ひとりは猟奇殺人解決のために本庁から派遣されたエリート警部・呉。そしてもうひとりは、廻向を倒すため舞い戻った流浪の妖怪・鵺。\n人間社会の常識にとらわれるあまり事件解決の糸口さえ見つけることができない呉とは対照的に、鵺は御座衆のひとりである河童を追いつめる。鵺の狙うライフルのスコープが河童をとらえた時、もうひとりのゆりねと鴉が現れる。彼らこそ、新宿の大いなる意思が生み出した、新たなる街の守人であった。

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

漆黒のヒーロー誕生!驚愕の、ハイクオリティーアニメーション!!

タツノコプロの40周年記念作品として制作された、ハイクオリティーアニメーション作品!!
監督は、さとうけいいち監督。今期は、音楽の池頼広らと共に「TIGER & BUNNY」を製作しています!
1話30分、全6話のOVA作品。第5回東京国際アニメアワードの、オリジナルビデオ部門優秀作品賞を受賞しています。

人間と妖怪が共に住まう街、新宿。その均衡は、街を守りものである"ゆりね"と"鴉"の存在によって、古くから保たれていたのだった。
しかし、やがて人間は妖怪の存在を忘れ、己の快楽や欲望の赴くままに街を作り変え、その均衡が今破られようとしていた…。
新宿の街を舞台に、妖怪達の激しいバトルが今始まる…!

第1話のオープニングシーンから、息もつかせぬバトルアクション!むちゃくちゃカッコいいです。
スピード感のある映像と、温かみのある色彩が印象的!
新宿の町並みや歩く人々も、とても丁寧に描かれています。
バトルシーンやさまざまな場面で使われる、光の演出も素敵です。
手書きの人物達が急に、フルCGのバトルロボットに変身するのには少し抵抗がありましたが、慣れれば逆に癖になります!
特撮ヒーローのドラマを彷彿とさせる場面がいくつかありますが、実写では実現できないことを表現できるのがアニメすごいところですね。ますます実感しました!
音楽は、プラハ交響楽団も巻き込んだ、本格的なサウンド。
新宿に妖怪が暮らしているという設定も面白いです。
キャラクターデザインも魅力的で…!
鵺役の藤原啓治さん、廻向役の櫻井孝宏さん達がとてもはまり役で、すばらしかったです!
その分、俳優が本職の方々の声がどうしても浮いてしまって…。とても勿体なかったです…。
とはいっても、思わず画面に見入ってしまう事間違いなし!

圧倒的な映像技術と、感動的なストーリー!最高の音楽とスピード感あふれるバトルアクション!
タツノコプロの本気の詰まった一作を、是非一度ご覧下さい!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

超絶美麗バトルアクション

タツノコプロ40周年記念OVAとの事です。
タツノコお得意のお家芸、等身大ヒーローを超絶美麗グラフィックで魅せてくれます。
いや、ほんと気合入ってます。持てる総力を注ぎ込んだって感じです。


やれる事は何でもやろうという気概が感じられる設定。
基本、剣で戦うヒーローものですが、妖怪あり、メカあり、グロあり、ガンアクションあり、飛行機(のようなもの)での空中戦あり、と、バトルの要素をごった煮状態で詰め込んでます。
相当作画に自信アリですね。
その全てのアクション要素を、CGと手書きを融合させた見事な描写で表現しきってます。
バトルアクションの作画は近年見たどのアニメよりもハイレベル。一見の価値ありです。

ストーリーは、あらすじに書いてあるとうりで、特筆するようなところはありませんが、第1話では世界観を語ることなくとにかく派手な映像と意味深なカットを多様して畳み掛ける演出。
「オラ、俺様の美麗世界に魅入ってこいやぁ」って言われてようで正直ウゼェ。癇に障って仕方ありませんでした。(まだ1話目だけど見るのやめようかとさえ思ったw)
2話以降、ちゃんと状況が判るような展開と演出になってたんで見続けましたが。


声優は、主要キャラに俳優使ってます。
大して上手くもありません。
ストーリーが陳腐だから、素人くさい起伏の無い演技でも気にはなりませんでしたが・・・
40周年を記念する作品でしょ?
話題づくりの為かは知らないけど、なんでアニメの老舗製作会社が、アニメの質を貶めるような真似をわざわざするかなぁ。
色々大人の事情もあろうかと思いますが、この点は大いに不満です。


まぁ多少の問題もありますが、ほんとに映像は超一級です。
バトルアクションがお好きな方、是非ごらんください。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

人か鴉か

タツノコプロ40周年作品。
全6話で構成されていて、舞台は魔都市東京。
サンシャインやヒルズなども出て来るので
親近感が湧くかも?
メカニック妖怪バトルと
それに絡む人間模様という感じかな。
メカニック妖怪の1人が鴉なんですが
牙狼を彷彿させるキャラデザ。

妖怪は使い古された感があるけれど
メカニック化されている事で斬新に見える。
純妖怪も出て来るし、五行結界をはる事で
6話と短いながらも納得できるシナリオになっていて
バトルも良く動く。

さとうけいいち氏が原案と監督をやっているので
作画は抜群だし、音楽も良い。
バハとかタイバニで有名ですね。
とても良く出来てると思うのですが
知名度が足りない気がするのは何故…

ゆりねのキャラデザをもう少し神々しくして欲しかった。
町並みはもう少し胡散臭い多国籍な感じにして欲しかった。
目の付け所は良いと思ったので
アンバランスな町並みを見て見たかったかな。

最初は意味不明というか、入りにくいというか
敷居が高く感じるかもしれないけれど
3話でおおまかな流れがわかり
4話で話が動いて
5話の猫さんの囲みで鳥肌が立ち
6話で綺麗にまとまっています。

白猫さんと巳さんは絶対に殺してはならないと言われていた所以がわかります。
個人的にはかたつむりの子が好きでした。
もっと話が多ければ純妖怪も沢山見れたのかしら。
どこぞの50周年記念とは大違いでとても良かったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

63.7 12 ヒーローで変身なアニメランキング12位
住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (58)
373人が棚に入れました
静岡から上京してきた平凡な専門学校生、桜咲鈴雄。
ある日、株式会社オタンコナスの社員・タンポポと名乗る少女から自社のパワードスーツ・ドッコイダーのモニターになってくれと依頼される。初めは断った鈴雄だが、アルバイト探しに苦難していたため承諾する事に…。
しかしそれは、銀河連邦警察がドッコイダーとそのライバルであるネルロイドガール、どちらのパワードスーツを採用するかのテストでもあったのだ。その正体がばれたら失格。
一方A級宇宙犯罪人として銀河連邦警察に囚われていた、Dr.マロンフラワー、ヒヤシンス、エーデルワイスの3人はドッコイダー、ネルロイドガールの正体を暴けば無罪放免になると言う条件でドッコイダー達と戦う。しかもドッコイダー、ネルロイドガール、A級宇宙犯罪人達は、お互いの正体に気づかぬまま地球にあるアパート「コスモス荘」に住むことになるのだった…。

声優・キャラクター
浪川大輔、石毛佐和、清水香里、前田ゆきえ、緒方賢一、大原さやか、三石琴乃、成田剣、釘宮理恵、松野太紀、吉田美保、チョー、渡邉由紀
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

助けを求めるその声あらば たとえ火の中水の中 お待たせしました 株式会社オタンコナス製造超特殊汎用パワードスーツドッコイダー ただいま参上! 【ねこ's満足度:84pts】

訳あって同じアパートに住むことになった主人公とA級宇宙犯罪人の面々。
個性豊かなキャラクターが繰り広げる、笑いあり涙ありのドラマチックなドタバタ劇です。

前半はほぼコメディ一色。
ギャグ丸出しのドッコイダーのデザイン、抜けまくりの敵キャラ、”バレない”設定。
舞台となるコスモス荘の住人が、毎度お約束のボケをかまして笑いをとる、そんな内容です。
(毎回変わるドッコイダーのキメセリフにも注目♪)

しかし、終盤はまさかまさかの激アツ展開。
わかりきってる流れなのに思わず感動して泣いちゃいます。
本気で熱い。そしてかっこいい。これはもう立派な”ヒーローもの”です。
{netabare}『戦艦ならあります』「どこに?」『ここに(ニヤリ)』{/netabare}はマジで鳥肌たちました(笑)。

キャラへの愛着(=キャラ立ちの良さ)も、その感動を呼んだ要因のひとつです。
12話しか無いのに、終盤になるにつれやたらと愛おしくなってくるコスモス荘の住人たち。
主人公鈴雄とその妹・小鈴はもちろん、悪役の3人(+1機)は特にキャラが立っていました。

緒方賢一・大原さやか・三石琴乃・釘宮理恵。
声(演技)だけでキャラを即座に立たせることのできるこのキャスティングは大成功だったと思います。

テンポ・演出も申し分なし。まさに”タイトルで判断すると損をする”作品の代表格です。
1クールの中に笑いと感動がぎっしり詰め込まれた傑作コメディ。まだ観てない方は是非。
ちなみに、一部下手なホラー映画よりもはるかにエグい描写があります。
それは・・・『小鈴の手料理』。これは相当ヤバいので覚悟しておいてください、いやホント(笑)。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

CC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

妹LOVEでドッコイ

【物語】
あらすじの通り、主人公(ドッコイダー)とライバル(ネルロイドガール)とA級宇宙犯罪人達が、お互いの正体に気づかぬまま、同じアパート「コスモス荘」に住むことになった物語。中々マヌケなギャグアニメである。

・魅力1※ラノベ原作だが、アニメはキャラ&設定以外オリジナルのシナリオ。

【キャラ&声優】
ドッコイダー - 浪川大輔
タンポポ (妹)- 石毛佐和
ネルロイドガール - 清水香里
Dr.マロンフラワー(敵?) - 緒方賢一
ヒヤシンス(敵?) - 三石琴乃
エーデルワイス(敵?) - 釘宮理恵

・魅力2※このメンツでのギャグアニメ。凄いよww

【総評】
ギャグアニメが好きで、欲している人は必ず巡り合う作品でしょう。ランク外には正直びっくりしました。パロネタに「パトレイバー2」「シスプリ」「おねティ」など含まれてますが、パロについていけなくても十分に楽しめると思います。しかし万人ウケするとは言い難いです。
ギャグアニメならではのテンポ良さ、演出や声優の演技力。OPのセンス良かったり、無駄な所でCGを使ってる遊び心もあって、丁寧に作り込まれた作品です。
笑いあり涙あり熱血あり感動あり内容なしってな感じなので、能天気に楽しめると思います♪

全12話の構成で最後はスッキリまとまってます。1クールでお腹いっぱい満足間違いなしw
ギャグアニメ好きな方は是非!!!

私のオススメは5話と8話。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

なすB さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悪人が出てこない、王道ギャグバトル。見てて安心感があります。

主人公(彼女いない暦年齢)がひょんなことから宇宙ヒーロースーツのモニターになって犯罪者とバトルする話…ですが
その犯罪者が本当に犯罪者なのか?というくらいマヌケ(失礼w)で悪人とは思えないので
黒々しい話が苦手でサンデー系のバトルコメディものが好きなら一見の価値ありです。

メインは一応バトルアニメ?なのかも知れませんが
ほとんど内容はコスモス荘という正義のヒーローも犯罪者も一緒に住んでいるアパートの人間ドラマです。
お互いの正体は気付いていないので
閲覧者からすると、なんで気付かないんだよ!wと突っ込みをいれながら楽しむことができます。

漫画原作とのことで、最後どうまとめてくるか不安でしたが
想像以上に綺麗にまとめてくれました。
ここはアニメオリジナルなのですかね?
最後の全員集合のバトルシーンはいろんな意味でアツいです。

最後の最後まで綺麗にまとめてくれました。
ヒネりのある作品が好きな人には向かないかも知れませんが
王道が好きな人には是非ともオススメしたいハートフルコメディです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

62.6 13 ヒーローで変身なアニメランキング13位
タイムボカン(TVアニメ動画)

1975年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (33)
201人が棚に入れました
木江田博士はカブトムシ型タイムマシン「タイムボカン」の試運転に出かけたが、行方不明となってしまう。帰ってきたのはオウムのペラ助と世界最高級の宝石「ダイナモンド」だった。木江田博士の孫娘・淳子と博士の助手の丹平はコンビを組み、どこかの時代に消えてしまった博士をタイムトラベルしながら探すが、ダイナモンドを狙う悪玉トリオがその道中で邪魔をする。その後、木江田博士は現代に帰還し丹平たちと再会する(第27話)。それ以降は、悪玉トリオのダイナモンド入手の阻止や、ペラ助の故郷探しなどの旅をする。

声優・キャラクター
太田淑子、岡本茉利、滝口順平、桂玲子、槐柳二、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、富山敬

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悪玉トリオ伝説の始まりだペッチャ B+

タイムボカンシリーズ最初の作品。

悪玉トリオ
 マージョ(美人ボス)
 グロッキー(メカ担当)
 ワルサー(怪力)
の方が主役よりメジャーになるという逆転現象を起こした作品。

この3人組は、シリーズ全てにおいて名前を変えて登場してきており、いつも主役を喰う活躍を見せてくれますww

今考えると良く飽きなかったなーと思うくらい、殆どが悪玉メカの爆発オチでした。

ところで、タイムボカン(タイムメカブトン)は巨大電池で動いているんですよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイムボカンシリーズはここからです!

メカブトン、クワガッタン、ドタバッタンという3つの形態のタイムマシンがありました。

マージョは覆面をかぶっていません。

私はこの最初のタイムボカンが一番好きです。
実際あとに続くヤッターマン以降はあまり観なかったです。

最初のタイムボカンはもちろんコミカルだけどちゃんと話があって
ヤッターマンから続くいい意味での悪乗りがなくて好きでした
悪乗りも長く続くと飽きちゃいますよね

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とにかく ひとまず なにより すなわち

後に「タイムボカンシリーズ」として十数年続く、記念すべき一作目(゜∀゜)
 
タツノコプロのそれまでのシリアスなアクション物から一転、コミカルアクション
として、始まったシリーズ(゜∀゜)

男女ペアの主人公と、悪者の女ボスと、科学者、力持ちの凸凹コンビというキャラ構成は
このときから基本の形を崩さず、我々を楽しませてくれました(゜∀゜)
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

59.7 14 ヒーローで変身なアニメランキング14位
ゼンダマン[Zenderman](TVアニメ動画)

1979年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (19)
111人が棚に入れました
不老長寿の秘薬「命のもと」を探し出し、世界平和に役立てるため、紋者博士はタイムトンネルを完成させたが、自分達の私利私欲のために「命のもと」を奪おうとするアクダマトリオは、タイムトンネルの別の入り口を見つけ、タイムトンネルに入ることに成功した。紋者博士の孫であるさくらちゃんと、博士の助手である鉄ちゃんが善意の塊ゼンダマンに変身し、アクダマトリオの野望を打ち砕く戦いを描いた作品。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、滝沢久美子、佐久間あい、宮内幸平、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、池田勝、宮村義人、山本正之、田中勝、荒川保男、飯塚昭三、富山敬

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やる~やる~やる~ やられるぞ、きっと、なっ!

・・・ほとんど覚えてなかったのでレビューを書くに当たって
ランダムに一話チョイスして観直してみました(゜-゜)
たまたま選んだ32話にて衝撃の事実が!(゜Д゜)
 
マージョー一味(タイムボカン)とドロンボー一味(ヤッターマン)と
今回のアクダマンは同一人物だったんですね(゜Д゜)

・・・・と、いうことで、今回もウイキのお世話に(゜-゜)
・・・なるほど(゜-゜)
当初(少なくともゼンダマン32話時点)では、同一人物という設定だが
現在では別人というのが公式設定のようです(゜-゜)
 
シリーズがこれほど長く続き、三悪がこれほど人気になると
思ってなかったんでしょうね(゜-゜)
それぞれを別人として同時に登場させ、協力したり対決するシーンを
描いてみたくなる気持ちわかるなぁ(゜-゜)
 
ところで、おだてブタに代表されるコックピットメカに、オシイ星人ってのがいるけど
このオシイ星人、モデルは当時演出で参加してた押井守なんだってね(゜-゜)
 
お~しぃお~しぃ~お~しぃお~しぃな~ もうちょっと~ぃ(゜Д゜)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

タイムボカンシリーズ第3弾 B+

今回の悪玉トリオは以下の3人、相変わらず声優は同じです。
 ムージョ(お色気美女のボス)
 トボッケー(メカ担当)
 ドンジューロー(怪力担当)
これにニャラボルタという人間の言葉を話す猫が加わります。

対するゼンダマンは鉄ちゃん(ゼンダマン1号)とさくらちゃん(ゼンダマン2号)にアマッタンというロボットを加え、ゼンダライオンをはじめとするメカを操ります。
でも、ゼンダライオンは歌うことばかり一生懸命で、戦闘の方は余り熱心じゃないんですよね。

悪玉トリオの方のギャグマシンは有名な「おだてブタ」のほかにも数多くが登場します。
そのうち「オシイ星人」は押井守がモデルになっているんだそうですよ。

悪玉トリオの爆発オチの際のドクロもほぼ定着するなど、シリーズとしては安定期をを迎えた作品といって良いでしょう。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

63.4 15 ヒーローで変身なアニメランキング15位
とっても!ラッキーマン(TVアニメ動画)

1994年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (47)
383人が棚に入れました
 最高についてない男の子が、最高についてるヒーローに大変身。ラッキー(幸運)だけを武器に、地球の平和を守るため、悪と闘い続ける新ヒーロー。その名は、「とっても!ラッキーマン」。
運を味方にすれば怖いものなしで、負け知らず。それまでの力がまるでうそのように、ついて ついて つきまくり、パワー全開たちまちつよーいヒーローに大変身。そのラッキーマンに変身するのは、日本一不運な中学生の、追手内洋一(ついてない よういち)君。洋一の運のなさは、家族の折り紙つき。朝起きて歯を磨けば練りわさび、おまけに昼まで断水状態。また、目覚まし時計をとめようと電源に指を突っ込み感電し、小鳥に八つ当たりしたためにかけられた糞の重さが原因で、なんと全治二週間の打撲などなど……。そんな洋一が、不運の延長から元祖ラッキーマンに出会い、“ラッキーマン”になったとたん、ついて ついて つきまくってしまう超ラッキーなヒーローとして大活躍。これまでの常識を見事に打ち破ったギャグヒーロー、それがラッキーマンだ。

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

週刊少年ジャンプ最強の主人公、幸運のヒーローラッキーマン!!!

「君には見えるか!あの幸運の星が!」バクマンに出てくる漫画、「超ヒーロー伝説」の元ネタですね。

不幸な少年がヒーローに変身することでどんな敵が来てもラッキー(運)だけで倒してしまうギャグアニメで、
ストーリーのベースにあるシリアス成分がゆるいキャラデザとギャップになっていて惹き込まれるのが特徴。

たびたびファンの間で討論になる“ジャンプ最強は誰か?”でいつも上位にいるのもラッキーのおかげw

アニメーター金田伊功のキャラクターデザインで、大の字で飛んで金田びかってるアニメ版ラッキーマンは
全50話で「よっちゃん編」世直しマンとの戦いまで放送。VHSがちょろっと出てるだけで全話は見れないかな?
「デスノート」や「バクマン」の原作者なので、もし興味ある人は漫画で読んで下さい。

デスノートやバクマンの連載中は、ガモウひろしと大場つぐみが同一人物であることを黙っていましたが、
バクマン連載時、薄々(?)ラッキーマンのガモウひろしだとわかって読んでいて、主人公サイコーのおじさんが
ガモウひろしの半自伝的に描かれていたのがムズッとする変な感覚でした。漫画家題材含め手前味噌の塊。
更にバクマンで扱う声優業界の闇に切り込む展開は興味が薄い人間が聞きかじった情報で捉えている典型で、
「どうせこんな世界でしょ?」と決め付け印象づける内容の浅さに辟易し、ベテランアシ(中井)の作中での
描き方もガモウひろしっぽい根の暗さがにじみ出てて、爽やかな青春と謳われるたびにマジかよと思っています。
そのくせ少年漫画的に最後は良い話でオトして後味の悪さを軽減してるのが、煮え切らねえし中途半端で(ry

いかんバクマンの愚痴になってる。前にボロクソ言ったレビューを書いて自己嫌悪で消しました。
その辺りがバクマンを素直に観られない理由で、ドラマとして面白くても灰汁が強くて苦手な理由なのです。
フォローしておくと上記に書きだした部分以外は熱血ドラマが魅力であり全部を批判しているわけでは無く、
単に作者が自己投影し過ぎる話が嫌いなだけなのでしょう。

ラッキーマンの話に戻ると、この当時は連載中かつ夕方放送で子供向けの為、不適切な点の改変もありました。
藤子F先生がジャイアンの妹の名をジャイ子にして名前でからかわれる子がいないように配慮した話は有名ですが、
本作には「不細工です代」というキャラクターがいるので、アニメでは改変され苗字は言ってなかったです。
ラッキーマンが面白くなるのは、ヒーローがどんどん増えてキン肉マンのように元々敵だったキャラクターと
共闘しはじめるのが楽しいのでリメイクするなら長編メインでやって欲しい…。(しないだろうなw)

八代亜紀が歌う「ラッキーマンの歌」は耳に残る名曲!

ラッキーマンは登場時に必ず、「ラッキー クッキー ◯◯キー」と、◯に“き”で終わる言葉を入れるので、
そこで“八代亜紀”と原作漫画で言ってた(気がする)ため、八代亜紀さんが歌を担当したのだと思います。

今読むと時事ネタが若い方にはサッパリでしょうが、緩い絵と裏腹にシリアスで王道少年漫画的な熱い展開と、
とぼけたスカシ具合のバランスが絶妙なので、是非ギャグが好きな人やデスノートとバクマンのストーリーが
好きな方に原作コミックをオススメしたい。努力・友情・勝利の三兄弟ヒーローやスーパースターマン好き☆

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

結構好きだった。

漫画は友人に全巻譲りましたが、がもうひろしのファンでした。
アニメはよっちゃん編で終わったんでしたっけね?
とにかくラッキーマンは運だけで勝てちゃうわけなんですが
案外敵とのバトルももの凄く計算された「運」が結構凄いんですよね、この漫画。
そのくせ天才マンの天才ぶりは大したことないというのが謎。

お気に入りのキャラはバトラー君です。ひねくれたR2D2みたいやつ。
最強男爵が負ける要因には自らの間抜けさと、バトラー君のおっちょこちょいぶりもあったような。
不細工です代の才女ぶりと、綺麗田見代のビッチぶりに複雑な思いにさせられる。
ヒロインにとかく魅力がないwギャグとしては結構面白いですが。

シリアスな展開でもギャグを忘れないところがとても好きでした。
さっちゃん編とかも見たかったかも知れない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

笑えると思います。

小さいころに非常に笑えました。今見ても笑えるかはわかりませんが、思い出ぶかい作品です。マンガでは結構続いていたのですが、アニメでは1年で終わってしまいました。どちらかというと、マンガのほうがおすすめです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
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