パフォーマンスで幼馴染なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のパフォーマンスで幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番のパフォーマンスで幼馴染なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.7 1 パフォーマンスで幼馴染なアニメランキング1位
ラブライブ!サンシャイン!!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (848)
3400人が棚に入れました
「学校」で「アイドル」!!!
輝きを目指して立ち上がる9人の少女たちの青春学園ドラマ、スタート!

私たち、輝きたい!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛
ネタバレ

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

週刊連載「サンシャインについてボヤいてみた」 7月24放送 第4話 追記~

視聴途中の為、未評価。

2016.07.02 22:30~
ついにラブライブの正統続編「ラブライブサンシャイン!」始まったよ-
これで毎週土曜がwkwkできます。うん。
静岡県沼津を舞台としたスクールアイドル作品。
先代が東京ドーム公演-紅白歌合戦出場と、夢を現実化させる大成功。
誰が見ても「ハードル上がりすぎて一体どうなることやら...( 一一)」
と、危惧していますが、ぶっちゃけ自分もその一人です。
たた、ダクション側からしたらこんな儲かるビッグコンテンツに育った以上、
続けない理由はない...やろね~( 一一)w


人気作の続編はコケるというのが世の通説です。
ただ、これはラブライブです。輝きたい子たちのサクセスストーリーなんです。
応援する方が最初からテンション下がってたらダメですよね-( ゚Д゚)ダーメダメヨ
でも、作風改革に失敗して闇歴史にしてしまうことだけは....いえ愚問でした。
監督が京極さんから変わってますが、シリーズ構成は据え置きの花田十輝さん。
王道テイストでもいいから、それも交えながらサンシャインならではの新しい味も是非組み込んで欲しい!

柏崎星奈のCV-伊藤かな恵さんが本作からキャスティングされてます。
チカちゃんのお姉ちゃん役なんかな?
先代は妹にと-やまんや、あやねる起用でしたので、違った感じでまた楽しみです(/・ω・)/

OP初見の印象
なんかアイマスっぽくなっちゃった感が..あるっちゃない?|д゚)
画面いっぱい埋め尽くす観客らのペンライトがカットインしますが、
どことなく「うぉぉぉ----!!」みたいな声が聞こえてきそう( 一一)
ただ、始まりをイメージした賑やかなアップテンポは完全に俺好みw
渡辺曜ちゃんは、ことりちゃんを意識して顔だけフレームインしたんかな?w
またライブ行きたくなる症候群絶賛発症済み。

ここで疑問.....
サビ前にチカが、スポットライトの逆光で照らされた数人のシルエットに
楽しそうに走っていきますが、
このシルエットがどことなく先代に見えるっちゃんね-( 一一)
(仮説素材1)-ミューズに憧れているチカの設定から、彼女らに向かって追いつき追い越すイメージに合致する。
(仮説素材2)-シルエットのヘアスタイルで、アウトラインがアゴ上の子が2人いるので
この時点でAqoursやない可能性示唆?(りんぱな?)
ツインテールも一人見えますが、長さがルビィより部長っぽい...?
気になる方は是非検証してみて下さい。

あくまで仮説ですが、気になりますね.....( *´艸`)

こっから各話毎にボヤいていこおうと思います。

#1 輝きたい!
{netabare} 第一話ということなので、キャラの紹介で1話使っちゃいましたね。
ま-問題ないと思います(^^)/
むしろ先代の第一話より見やすくて好きですね。
スタダを起用した製作陣。手放しで称賛してやるよ。泣きそうなったやねーかコラ。
花丸ちゃんとルビィちゃんの登場シーンで、ルビィちゃんのジト目可愛かった。うん( ̄▽ ̄)
この2人が、りんぱなポジションの可能性有り。(1年生やしね)
そしてヨハネは上から降ってきた!厨二病キャラがどんな風にAqoursを掻き回してくれるか既に気になるんだがw
ただ、このヨハネのシーンで表情とCVの声量に、少し違和感を感じました。
イメージでは小鳥遊六花のようなハツラツとした元気系厨二病を想像してたのもありますが.....
ま-これはこれで有でしょう(´・ω・`)
3年生のダイバー果南ちゃんとポンコツ会長ダイヤは、スクールアイドルに対して何かしらの過去がありそう...
この伏線の回収が楽しみやな-。
この過去が払拭できたとき、きっとAqoursに電撃加入するんかな?(^^♪
イタリア人ハーフまりちゃんは「二年ぶ-りデスカ」ってヘリからボヤくだけで試合終了。
まだ何もアピール出来とらん!もったいない!|д゚)
(二年前になにがあったんでしょう....?)
そして音の木坂出身梨子ちゃんは、中庭で「決めたよHand in hand!」を一緒に歌ってかーら-のまさかのアイドル部拒否!w
....「え?いま一緒歌っとったやんw」ってなりましたが、細かいことは気にしない大らかな子なんでしょうw
PVシーンのクオリティは言うまでもなし。最高。
これから出てくる曲が楽しみで仕方ありません(´・ω・`)フムフム
挿入歌「決めたよHand in hand」
{/netabare}

#2 転校生をつかまえろ!
{netabare} 「前途多難すぎるよ~」
千歌ちゃんの口ぐせなんでしょうね。部員集めに奮闘する回。
(そりゃそうか。まだ曜ちゃんとの2人だけやしね。やることはやってもらわんとw)
そしてポンコツ会長ダイヤさんは実はミューズの大ファンやったことが判明。それも結構ガチの。
「ミューズは生命の源ですわよ」とかまで言っちゃっとーし( ̄▽ ̄)
好きすぎて、にわかの千歌に向けていきなりの出題。(こんなのたまにおるなーマジでw)

問、1 ミューズが初めて9人で歌った曲の名は?
問、2 第2回ラブライブ予選で A-RISEと一緒にステージに選んだ場所は?
問、3 ラブライブ第2回決勝、アンコールで歌った曲の名は?
EX、その曲のパートをスキップしている4名は誰?

ラブライバーの知識が試される部分も盛り込まれています。
なんだか遊び心があるストーリー構成な印象(/・ω・)/
(EX問題、全員答えれませんでした。ちくしょう....(/ω\)小声)

ただ、梨子ちゃんが海の音を聞くシーンは露骨すぎるというか、もしかしたらいらんかったかも。
サンシャインなので、夏らしい海のシーンということ。ただそれだけって感じ。
(潜っとったら聞こえるわけないやんフツーw)

ずら丸ちゃんは図書委員さんらしい。そんな図書室あったら行きまくる。行かん理由ある?
ヨハネは、自己紹介でスベッて教室から疾走(アラレちゃん走り)
唯一の脳トロVoice候補ルビィちゃんは相変わらずの超人見知り。
果南ちゃんは、音の木坂のミューズは知らない発言。なんで?(´・ω・`
(これはミューズの世界から何年後の話なんやろうか?それとも違う世界線?んなわけあるかw)
梨子ちゃんはンミチャ的なまじめな性格設定。曲がったことが嫌いっぽい。
そして過去にピアノとの難しい葛藤がある模様。
曜ちゃんは、いつでも千歌ちゃんの味方で(・8・)的な幼なじみポジション。

梨子ちゃんが千歌ちゃんちの隣という、とらドラ状態に草生えましたw
あのシーンの千歌ちゃん(タオルターバン編)可愛すぎました。
そして無事(?)スクールアイドルすることを了承(?)することになった梨子ちゃん。
(ぶっちゃけ、このシーン無理やりすぎてあまり入って来んかったw)
EDも初披露。「ユメ語るよりユメ歌おう」
挿入歌「ユメノトビラ」梨子ちゃんPiano Ver.

ユメに満ちた第2話でした(´・ω・`)
{/netabare}

#3 ファーストステップ
{netabare}梨子ちゃんは千歌ちゃんと指先でETタッチしたので
そのままスクールアイドルとして活動を始めたみたいです。
浜辺でレッスンしている3人ですが、前回は浦の星の中庭でレッスンしてました。
つまり、現段階ではレッスン場すら確保できとらん不安定極まりないスタート。
あとは、ファーストライブがどうなることやら...そこが危惧されます。
(まさかμ`sの展開と丸被り...?それやったら二番煎じまっしぐらやな( 一一))
金髪鞠莉ちゃんはどうやら3年生兼新理事長というぶっ飛んだ設定。
(これは....アリなのか?(。-∀-)あまりにも無理強い感ハンパないが)
期待のにこ枠ヨハネちゃんは学校サボって沼津駅を散策してます。(変装)
ルビィちゃんとずら丸はいつも一緒のワンペアなんで、りんぱな枠ほぼ当確でいんじゃね?
ただ、ずら丸ちゃんのお買い物エコバックがまさかの江戸っ子仕様の風呂敷!!!
これは...素直にかわいかった( ̄▽ ̄)やるじゃん
町の公共放送使ってラジオ宣伝する千歌ちゃん曜ちゃん梨子ちゃん。
名前は「Aqours」に決まり、後はファーストライブ。
(名付け親が不明という伏線残しは初代とモロ被りw)
体育館を満員にできなければ、即時解散。
そんな中始まったファーストライブは、満員には程遠い数人の観客入りでスタート。
悪天候の影響で音響設備が一時ダウン。復活とともに多くの観客が来場。
理由は千歌の開催時間の伝達ミス.........(´・ω・`)
(なんかちょっと....違う気が....)
3話でファーストライブという流れはμ`sと重複してます。
ただ中身がなさすぎる!
サンシャインは9人の存在が放送前から多くのメディアで露出してましたので、
いざ放送となると、彼女たちのキャラ紹介に尺を使わざるを得なかった感が強い。
ことほのうみだけだった初代は、その分3人に十分スポットを当てた展開だったので
ファーストライブのシーンは、感情移入できる素晴らしいものでした。
3話段階では、サンシャインはまだまだ取り返さないといけない部分が多いです。
でも可愛さはハンパないとよ?そこは間違いない。
ずら丸やべーよまぢ( ̄▽ ̄)図書っ子アイドル花丸ちゃん!!!

挿入歌「ダイスキだったらダイジョウブ!」
{/netabare}

#4 ふたりのキモチ
{netabare} ずら丸ちゃんとルビィちゃん回です。
ずら丸ちゃんはルビィちゃんの夢の為に、
自分の夢を叶えるエピソードです。いいわ。うん
完全りんぱなの残像がありますが、そんなもん関係ないw
そして千歌の部員勧誘の決め文句が「悪いようにしないから~」
まるまる穂乃果なトコに草wwwwww
無印からのラブライバー向けの小ネタ感満載。
でも、ポンコツ生徒会長ダイアさんは、既定路線通りエリーチカ推し。キャラ設定も類似?
かよちん推しルビィちゃんとの回想シーンは微笑ましかったな....
(実際の、μ`sファンのスクールアイドル目線での描写が多い気が)
純粋にμ`sを追いかける彼女たち。
ただ、
これ以上μ`s μ`s言いよったらそれこそ二番煎じ。もう辞めとこうや。お腹一杯です。
もう十分こっちには伝わったから( ̄▽ ̄)
そろそろサンシャインのオリジナル感観てみたい(´・ω・`)
でも、
散らかった部室に書き残されてた歌詞は、過去に活動があった暗示?
3年生組は過去にスクールアイドルの活動をしよった....?(仮定)
ルビィちゃんの体験入部を皮切りにスクールアイドル感アリ。
ずら丸ちゃんのルビィちゃん思いなエピソードは見どころ満載|д゚)
ずら丸とルビィ推しが確実に増えたであろうハートウォーミング回でした。
5000組登録されてるスクールアイドル界に最下位から新規参入したAqours。
次回はお待ちかねの厨二病の申し子ヨハネ回ですw
{/netabare}

#5 ヨハネ、堕天

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

僕は素直に応援したいと思いつつ見てた

僕は素直に彼女達の頑張りを応援したいと思いつつ見てた。
若干セリフが...なところはあるけれども、それは許容できる。
小宮有紗もいるし。(特に深い意味はないわけでもなかった。中の人では一番推しかもしれない。)
でも、僕の推しはダイヤさんではなく、梨子だもんで。
可愛いと褒められて、そんなことあるかもって言ったのが何故か僕の心の琴線に触れた。

最初は個性がμ'sよりも弱いかなと思っていたが、案外そうでもない。先入観を捨てて無心で見ていると楽しんで見ている自分がいた。


OP
青空Jumping Heart 歌 Aqours
ED
ユメ語るよりユメ歌おう
歌(第2話) 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)
歌(第3・12話) Aqours
歌(第4話) 国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
歌(第5話) 津島善子(小林愛香)
歌(第6話) 松浦果南(諏訪ななか)、黒澤ダイヤ(小宮有紗)、小原鞠莉(鈴木愛奈)
歌(第7話) 津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
歌(第8話) 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)、津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
歌(第10話) 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)
歌(第11話) 渡辺曜(斉藤朱夏)
挿入歌
決めたよHand in Hand 歌 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)
START:DASH!! 歌 μ's
ユメノトビラ 歌 桜内梨子(逢田梨香子)
ダイスキだったらダイジョウブ! 歌 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)
夢で夜空を照らしたい 歌 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)、津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
SELF CONTROL!! 歌 Saint Snow
未熟DREAMER 歌 Aqours
想いよひとつになれ 歌 高海千歌(伊波杏樹)、松浦果南(諏訪ななか)、黒澤ダイヤ(小宮有紗)、渡辺曜(斉藤朱夏)、津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、小原鞠莉(鈴木愛奈)、黒澤ルビィ(降幡愛)
MIRAI TICKET 歌 Aqours
これらも全て畑亜貴作詞。あの方の頭の中はどうなっているのだ?
凄いの一言に尽きる。
どの曲も好きではあるが、一つ挙げるなら未熟DREAMERかな。メロディも良いし、未来を向いて成長していこうとしている歌詞が好き。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
駿河湾のかたすみにある小さな高校で2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること! 諦めなければきっと夢は叶う――。いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう! ここから彼女たちの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」が始まった!

#1 輝きたい!!
静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある「私立浦の星女学院」。そこに通う2年生の高海千歌は、クラスメイトの渡辺 曜と訪れた東京の地で、スクールアイドル「μ’s」の存在を知り、衝撃を受ける。私も輝きたい――そう強く感じた千歌は、早速スクールアイドル部の設立を目指して部員集めをスタートする。部員集めも上手くいかず、生徒会長の黒澤ダイヤにも反対されるなど、前途多難な中、悩む千歌の前に突然の奇跡が訪れる――。

#2 転校生をつかまえろ!
音ノ木坂学院からの転校生・桜内梨子をスクールアイドルに誘うも、すげなく断られてしまった千歌。スクールアイドル部に正式入部した曜とともに、ダンスの練習や衣装のアイデア出しなど、スクールアイドルになるための準備を着々と進めつつ、あきらめずに何度も梨子へのスカウトを繰り返す。そんなある日、梨子の口から内浦へと転校してきた理由が語られる。梨子が抱える悩みを知った千歌は、ある提案をするのだった――。

#3 ファーストステップ
作曲ができるメンバーも加入し、いよいよ本格的な活動に乗り出そうとする3人の前に、学院の新理事長である小原鞠莉が襲来する。3人を応援しに来たという鞠莉が提示した、人数が足りないスクールアイドル部を部として承認する条件――それは、デビューライブで学院の講堂を満員にすること。学院の生徒を全員集めても達成できない厳しい条件に、思いつく限りのあらゆる手段を尽くして挑む3人。がむしゃらに走り始めた3人のデビューライブの行方は果たして――。

#4 ふたりのキモチ
やっとの思いで正式な部としての活動を認められた千歌たち。部室もゲットして心機一転、1年生の黒澤ルビィと国木田花丸の2人を、改めてスクールアイドル部へとスカウトする。ルビィは、スクールアイドルへの強い憧れと興味を抱きつつも、スクールアイドルを嫌う姉、ダイヤのことを想い、踏み出せずにいた。そんなルビィといつも一緒にいた花丸は、ルビィに自分の本当の気持ちに気付いてもらうため、思い切った行動に出る――。

#5 ヨハネ堕天
スクールアイドルとしての活動を始めたものの、なかなかランキングが上がらず、何かもっと目立つようなことをして人気を集めなければいけないのかも、と悩む千歌たち。そんな中、入学初日以来学校に来ていなかった1年生の津島善子が学校に姿を見せる。幼馴染の花丸から、自己紹介の時の自分の醜態を誰も気にしていないと教えられた善子。普通の高校生になるラストチャンスだと意気込み、花丸に、自分が“堕天使ヨハネ”にならないよう監視してほしいとお願いするが――。

#6 PVを作ろう
千歌たちの通う私立浦の星女学院が、沼津の高校と統廃合されてしまうというニュースが飛び込み、不安に落ち込むメンバーたち。そんなメンバーをよそに、音乃木坂と、μ’sと同じ学校のピンチとはりきる千歌は、自分たちが学校を救うのだと早速行動に移す。まずは、自分たちの住む内浦の魅力をアピールするため、試行錯誤を繰り返してPVを作るも、映像を見た鞠莉から酷評をされてしまう。そして千歌たちは、鞠莉の言う“この町や学校の魅力”をもう一度探し始めるのだった――。

#7 TOKYO
内浦の魅力を伝えるために作ったPVが人気となり、なんと99位へと一気にランキングが上がったAqours。そんな6人に、東京から、ライブイベント「TOKYO IDOL WORLD」出演の依頼が舞い込む。華やかな都会に、しかもμ’sが過ごした場所に行くことができるとあって、心を躍らせる千歌たち。しかし、そんな6人の気持ちとは裏腹に、メンバーを送り出すダイヤは、ある不安を募らせるのであった。スクールアイドルとして初めて訪れるTOKYOで、6人を待ちうけるものとは――。

#8 くやしくないの?
いよいよ開演した「TOKYO SCHOOL IDOL WORLD」で、スクールアイドル「Saint Snow」の圧倒的なパフォーマンスを見せつけられた千歌たち。負けじと自分たちの精一杯のパフォーマンスを披露するも、結果は30ユニット中30位。Aqoursに投票した来場者は“0”だった。自分たちの前にある大きな壁を目の当たりにしたメンバーは、それぞれにくやしさを募らせる。そんな中、あくまで明るく振る舞う千歌に、曜は「くやしくないの?」とその心の内を問いかけるのだった――。

#9 未熟DREAMER
東京での出来事を乗り越えて、もう一度走り始めた千歌たち。自分たちが今できる全力を見てもらうしかない、と、沼津の花火大会からの出演のオファーを受けることに決める。ダイヤから、学校を休学している3年生の松浦果南が、過去にダイヤ、鞠莉とともにスクールアイドルとして活動していたことを明かされた千歌。自分が知る果南は、一度失敗をした位で諦めてしまうはずがない、と、果南がスクールアイドルを辞めてしまった本当の理由を調べ始める――。

#10 シャイ煮はじめました
いよいよ夏休み!夏休みといえばラブライブ!予選大会を突破するために、休み期間を利用した特訓を提案するダイヤ。しかし、夏休みには海の家の手伝いをしなければならない千歌。その2つを両立するために、昼間は全員で海の家を手伝い、それ以外の時間で特訓をすることに。いざ手伝いを始めるも、隣の豪華な海の家にお客を取られ、こちらの海の家は閑古鳥。ラブライブ!決勝を目指す私たちが、あんなチャラチャラした店に負けるわけにはいかない!と、お客を呼ぶために奮闘する。そんな中、梨子はある悩みを、ひとり胸の中に抱えるのだった――。

#11 友情ヨーソロー
自分の大切なものに答えを出すため、ひとり東京のピアノコンクールへと向かう梨子。残った8人は、引き続きラブライブ!予選へ向けた特訓に精を出す。練習中、欠けた梨子のポジションの代役として曜が抜擢され、千歌と合わせて踊るも、どうしても上手くいかない。そして練習後、東京の梨子からの電話に、嬉しそうにはしゃぐ千歌を見て、曜は自分でもうまく説明できない複雑な感情を抱く。そんな曜の心に気が付いた鞠莉は、鞠莉らしいやり方で曜の本音を引き出すのだった――。

#12 はばたきのとき
必死の特訓の甲斐もあって、見事ラブライブ!予選に合格したAqours。PVの再生数も伸び、ファンから声を掛けられることもあるなど、予想以上の反響に喜ぶメンバーたち。しかし、Aqoursのスクールアイドルとしての盛り上がりとは裏腹に、あわせて募集していた浦の星女学院の学校説明会への応募人数は、“0”だった。音ノ木坂を救ったμ’sと自分たちとの違いは一体何なんだろう。考えても考えても、どうしても答えが見つからない千歌は、もう一度東京に行ってみんなで考えたい、と、再びμ’sが過ごした場所を訪れるのだった――。

#13 サンシャイン!!
東京で、自分たちが今すべきことを掴んだAqours。迫るラブライブ!地方予選へ向けて、夏休み中にもかかわらず毎日練習に打ち込む9人。そんな、一所懸命に頑張るAqoursを見たクラスメイトから、学校のために一緒にできることは無いかと相談される。自分たちだけではなく、みんな、この町が、学校が、人が大好きなんだと改めて感じた千歌は、ラブライブ!地方予選で、みんなで一緒にステージで歌うことを提案するのだった――。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

嗚呼、素晴らしきμ’sマニアたちの競演♪……但し、最終回演出には大いに苦言を呈したい。

現実のμ’sが活動を一段落した後を受けてアニメ化された『サンシャイン!!』
もっとAqours(アクア)のみの世界観を展開していくものと思っていましたし、
実際、{netabare} μ’sの出演はありませんでした。
例えばシャイ煮だのうちっちーだの、
三次元のAqoursが展開したCDのドラマパートやラジオのネタもメディア横断的に紛れ込みましたし(笑)
1stシングルのC/W「Step!ZERO to ONE」は本作の裏テーマ曲と言っても過言ではありません。{/netabare}


でも個人的には思っていた以上にμ’sを意識した内容になった印象。
最初{netabare}μ’sに入れ込んでいるのは言い出しっぺの千歌ちゃんくらいで、
どうせ彼女が一人で台風の目になるのだろう。そう思っていましたが違いましたw


アニメ世界のμ’sは現実世界以上に大きなムーブメントとなっていたことを私は甘く見ていましたw
思えば劇場版なんかでも{netabare}NY遠征大成功でμ’sは
サングラスで変装しなければランナウェイできない位の人気者でしたしw{/netabare}
ラブライブ自体も本作では夏の甲子園を越える参加校が集うビックイベントに成長して、
2代目王者μ’sはスクールアイドルのレジェンドとして多くの人々の胸に刻まれています。

特に黒澤姉妹のμ’sとスクールアイドルに対する想いは火傷しそうな熱さ。
生徒会長ダイヤ様が放つ“一般教養”(笑)μ’sマニア過ぎて半端ないですw{/netabare}

μ’sの影を乗り越えてAqoursをどう確立していくか……。
μ’sの後を受けた三次元のAqoursの活動も意識させながら物語は展開。

メインストーリーのメンバー集めも、話の内容はμ’sを知らなくても理解はできます。
ただTVアニメ1期等の予備知識があればより深く感動できる内容だったことは確か。

例えば1期では{netabare}留学しそうになった人を止めようとするエピソードがありましたが、
本作ではこう来たか……。と心情を比較しながら感慨に耽るとより楽しめます。 {/netabare}

Aqoursを追いかけて来てよかったなと言うより
『ラブライブ!』を追いかけて来て良かったと思った続編アニメでした。


キャラでは果南推しとして視聴し始めましたが、

最初{netabare} あまりにも出番が少なくてヤキモキしましたw

アニメ以前の設定では果南は三年生ですが千歌の幼なじみ。
同じく幼なじみの曜と一緒くらいに何も考えずに
Aqoursに飛び込んでくれるものと信じて疑っていませんでした。

ところが、始まってみたらメンバー入りどころか、登校すらしてくれない有様w
しかも何か色々思い詰めているようですし……。
本作は天候などに心情を映す演出が多用されましたが、
果南はたまに出てきても雨やら汗やら海水やらでいつも濡れて悲しそうだし……。

犬のしいたけより出番が少なかった時は、本当にどうにかなりそうでした(泣)

でも最後はマリーとハグして、仲間になれて良かったです♪ {/netabare}


最終回演出について……。長文かつ、かなり辛辣。

{netabare}最終話Bパート。ラブライブ地区予選にて。
Aqoursの総集編ミュージカルからのライブ。観客席を離れて押し寄せたファンの熱狂。

個人的には全く合わない演出でした。

これまでもアニメ『ラブライブ!』は随分、無茶苦茶やってきました。
いきなり車道に飛び出して歌ったり、ワープしたり、アルパカも一緒に歌い出したりw
歌のパワーで現実など軽く飛び越えて来ました。

けど今回はラブライブ地区予選というカッチリした現実の枠があり、
そこで事前許可なき者はパフォーマンスに参加できない。
観客がステージに近付いて騒ぐのも禁止という現実の強調がありました。

そして、長々と続くミュージカル風の振り返り。
そこで私は現実世界に地に足がついたまま、
夢の物語世界へ飛び立つきっかけを失いました。

こうなってくると本作の現実とリンクする要素も絡まって、
偏屈なリアリストの野暮な考えが夢から覚めた頭に巡って来ます。

三次元世界の『ラブライブ!』ではライブ等イベントの規模が大きくなるにつれ、
ごく一部の素行の悪いファンがトラブルを起こすようになっていました。

それをさせまい。ファンには楽しんで帰ってもらおうと
メンバーやスタッフの皆さんは毎回大変心血を注いでくれています。

端から見ればラブライバーなんてハメを外して
オタ芸で馬鹿騒ぎしている狂気のサイリウム集団に映るのかもしれませんw
でもファンの大多数は、イベントでは席から離れて騒がないし、
公式から告知されたルールを律儀に守っています。
しいたけみたいなブサカワ犬がペットでも、会場に持ち込んだりはしませんw

本作も現実の活動とのリンクを多用した『ラブライブ!』らしいアニメでしたが、
最終回脚本の時だけ、都合良く現実を忘れたのでしょうか?
それとも、二期でAqoursがルール違反で失格になり、
またゼロから1を目指す構想でもあると言うことなのでしょうか……。

横浜アリーナでの開催が決まったAqoursの1stライブ。
「MIRAI TICKET」の公演時、一万人以上のファンが集まれば100人くらいは、
席から離れてハッチャけることを是とした本作の再現を考えると思われますが、
スタッフのみなさんや他のラブライバーたちの心労が思いやられます。

こんな野暮な考えが浮かぶくらい、物語世界へ誘う魔法が不足していた、
私にとっては非常に相性の悪い最終回でした……。 {/netabare}


色々と文句も並べて来ましたがw
本作はズラだのピギィだの、keyのギャルゲー並に語尾や鳴き声?も豊富な、
キャラたちの掛け合いが楽しいアニメでした。
歌もどれも良曲で、ライブシーンのCGにも一層の進化が感じられました。

『サンシャイン!!』が放送されていた3ヶ月は、
私にとってもお祭りみたいな楽しい時間でした。

尊氏には早くもPADS(アニメ燃え尽き症候群)の所見がw
……さて、症状緩和に有効な秋アニメでも探しに行きますかw


以下、放送前のフライングレビューw長いので折りたたみw

静岡県産スクールアイドル・Aqours(アクア)爆誕!!
{netabare}
μ'sへの憧れで静岡県沼津市にほど近い、浦の星女学院にて誕生した
新たなスクールアイドルの特徴は、ご当地、海、元気。

参加メンバーのキャラクター自体は、
私……ごく普通だけどとか、地味だとか、恥ずかしいとか、
他に可愛い娘いるからとか、何にも考えてないとか、
幸せ過ぎて今ここで死んじゃってもいいくらいとかw
えらく謙遜?しておりますがw

中の人に関しては、
歌手デビュー経験者だの、民謡全国大会覇者だの、
特命戦隊ゴーバスターズのイエローバスターだの、
歌の声量、パワー、元気についてはかなりのガチ勢が集結。

μ'sで例えるなら、穂乃果ちゃんが9人で叫び続けているような暑苦しさ(笑)

既に何作かリリースされているCD等でも、
真夏の太陽の如く、熱のこもった全力全開の歌唱、激しいコール、
そして斜め上のネタを絶賛大放射しているのであります(笑)

パワーヒッター、剛速球投手が揃っている一方で、
μ'sでも猛威を振るった、ことりやかよちんのような甘いボイス。
脳トロ成分が不足しているのでは?との
中毒・禁断症状にも似た(苦笑)懸念?も……。

ただことりやかよちんも、何も最初から、
一声でラブライバーを昇天させる絶技を体得していたわけではありません。
μ'sでもアニメを通じて覚醒した属性?が数多くありました。

『サンシャイン!!』でも、こうしたキャラの隠れた才能?の発掘に期待。
果たして誰が脳トロ・スピリッツを継承するのか?
それとも誤って?芸人魂を花開かせてしまうのかw
(中の人の芸人魂については、既に開花しすぎて手遅れという説も有りw)

堕天使に夏風邪をうつされたりしないように、心して視聴したい。
ラブライバー期待の夏アニメです♪ {/netabare}

【一話感想】これも長いので折りたたみw
{netabare} 冒頭からAqoursの9人が秘める新たなキャラクター性、ネタが開拓された、
ラブライバーにとっては楽しい初回でした♪

一方で、9人が大事か、ストーリーが大事か……。
そんな捻くれた考えも浮かびましたw

東京だけでなく、ご当地・静岡のテレビ局を始め、
現存するほぼ全ての動画配信サイト、
果てはLINE LIVE、AbemaTVなどの新興サービスに至るまで……。
全方位展開されている本作。

そこで本作で初めて『ラブライブ!』に触れるご新規さんにとって、
9人の顔と名前が一致して初めて堪能し尽くすことができる、
この初回の構成はしんどかったかも?とも思いました。
……というよりスクールアイドルとは何か?ラブライブ!とは何か?
この回だけではよく分からなかったのではないでしょうかw

何かいきなり歌って踊り出すし(笑)初心者にとっては予備知識無しに、
インドのボリウッドムービーに遭遇した衝撃があったかもしれませんw

そんな方には、最初はこんなもん。顔も名前もそのうち覚える。
大波に乗っていれば何とかなる。「諦めちゃダメなんだその日が絶対来る」
とアドバイスしたいと思いますw


追記:μ’sがいた音ノ木坂学院のアルパカ役・麦穂あんなさんに出番はあるか?
個人的に大きな関心事でしたが、無事に犬役として転生を果たしたようですw
お祝いついでにアルパカで不動だった尊氏のサムネもついにチェンジw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

72.0 2 パフォーマンスで幼馴染なアニメランキング2位
ラブライブ!サンシャイン!! 2nd Season(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (466)
1652人が棚に入れました
静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院。

駿河湾のかたすみにある小さな高校で
2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。
いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!
ここから彼女たちの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」が始まった!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なぜラブライブ!サンシャイン!!は感動できないのか

静岡県沼津市の浦の星女学院のスクールアイドル・Aqoursを描いたラブライブシリーズ2作目の第2期
(1期感想:https://www.anikore.jp/review/1549253/)

さて、1期感想でも触れたとおり私はμ'sを描いた初代ラブライブ(以下、無印)に魅了されたラブライバーです
このサンシャインも1期で物足りなさを覚えながらも、1stライブはLVで参加、2ndライブは西武ドーム2daysとも現地参戦し、聖地沼津にも2度足を運ぶなど応援してきたつもりです
…ですがこの2期でもその物足りなさを拭うことはできず、それどころかサンシャインは無印に決定的に及ばないとさえ思うようになってしまったというのが結論です
ではなぜそう思うに至ったのか、私見を書いていきます
(※折りたたんでますが、めっちゃ長いです。気が向いたら読んでください)

前提
{netabare}
まず前提として、私にとってラブライブ無印はアニヲタ人生の転機とも言えるあまりに大きな作品でした
アニメのイベントや声優のライブに行ったり、ペンライトを振ったり、ニコ生を毎回見たり、ニコ生一挙放送を完走したり、ゲーセンでフィギュアやぬいぐるみを取ったり…私に色々な「初めて」をくれた作品、それがラブライブです
ですからこの後の私見にはラブライブという作品を神格化するような、かなりのバイアスが掛かっていると思います
サンシャインという作品に、無意識にとんでもないハードルを課していたことでしょう
ですが私は最初からサンシャインを突き放して見ていたわけではありません
むしろ冒頭のとおりかなり作品を楽しんでいたと思いますし、本当は無印同様に心から感動したかったんです…
…何が言いたいかっていうと、私はいわゆるμ's原理主義ではありませんw
{/netabare}

サンシャインと無印の違い
{netabare}
1期放送後からこの2期までを通じて分かったのですが、サンシャインでは無印でやりたかったけどできなかったことをとことんやっていくスタイルを取っています

代表的なのはイベントですね
無印の声優陣はプロジェクト発足当時こそ無名の新人集団でしたが、1期の成功もあり特に南條愛乃と三森すずこが声優にソロ活動にと多忙になってしまい、9人そろってのイベントを組むことが難しくなってしまいました
またプロジェクト後期は30代のキャストが数人おり体力面に不安があり、特に南條愛乃は膝に先天的な持病があったことも発覚し、まともに踊れなくなってしまいました
そこでサンシャインでは若き新人キャストを揃え、専属契約に近い形でプロジェクトに専念させています
これによりかなりタイトなスケジュールでイベントを組み、さらにライブツアーを行うこともできました

また無印は予想外の大ヒットを記録したために、グッズ展開やコラボレーションが後手後手になってしまったこともファンの不満として挙げられていました
サンシャインでは公式twitterを見てると分かるんですが、週3くらいで新グッズの情報が出てきますwとても全部追えませんww
もちろん沼津という聖地を設けたのも、この2期でライバルユニットとコラボしたのも、「やりたかったこと」だと思います

良い言い方をすればスタッフも全力でやりたいことができ、ファンも全力で楽しめるようになった
汚い言い方をすれば、全力でリソースをぶっ込んでファンからお金を吸い上げる体制ができた、ということですねw
{/netabare}

計画性とその功罪
{netabare}
サンシャインは無印の成功を受けて作られた、成功が約束され、そして成功しなければいけない2作目です
そのため常に先の見えない道を開拓し続けていた無印と違い、サンシャインはかなり計画的にプロジェクトが進められているように思います…下手したらアニメ、ライブを中心に最初から最後まで完璧にスケジュールが組まれている可能性もあります
たとえば無印は1期放送後の3rdライブのサプライズで2期制作が発表されたんですが、この時キャスト陣全員がガチで驚いて喜んで泣いてたんですよね
ところが、サンシャインではこういったキャストを巻き込んだ大きなサプライズがほぼありません
多分キャストもあらかじめ全てを知らされ覚悟ができていて、それにより地に足をつけた計画的なプロジェクト運営ができているのでしょう
一方でその計画性は作品の根幹を成すテーマである「みんなで叶える物語」とは相反するものでもあります
1期の感想でも書きましたが「どうせ俺が応援しなくても成功するでしょ?」って思えてしまうんですよね
そしてその計画性故の管理体制がアニメにも影を落としてしまったのではないかと考えています
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ライブでの再現前提の演出~
{netabare}
サンシャイン1期の最終回は、放送後にかなり叩かれました
批判点はモブの出しゃばり、ライブ前の長い寸劇、レギュレーション違反の3点でしたが、
このうち1期全体を振り返るライブ前の寸劇は、現実の1stライブで再現することを前提とした演出でした
1stライブ後に酒井監督も「今夜の彼女達のパフォーマンスでやっと13話(最終回)が完成した様な気持ちです」とツイートしていたことからも、これは明らかだと思います
そしてこの2期でも、ライブでの再現を前提とした演出が多々ありました
特に2期はライブシーンでそれが顕著で、6話の千歌のバック転なんかはその最たる例ですね
これはライブで千歌役の伊波杏樹がバク転を成功させて初めて感動が生まれます
アニメ内だと無印で凜ちゃんが雨の屋上でウルトラC級の床技を決めてましたし、サンシャイン1期でもセイントスノーの妹(理亜)が3mくらい跳んでムーンサルト決めてましたからねw 今更バク転じゃ驚かない世界ですw
また9話のセイントスノーとのコラボも、本編後のライブ開催のCMを含めたサプライズありきで、本編ストーリーとのつながりを考えたらむしろ11人で歌うのは不自然だったり…

もちろん、アニメとリアルの融合はラブライブ!の1つの大きなテーマです
ですがアニメはアニメとして、完結した一つの作品として作って欲しかったです
少なくとも無印は、ライブで補完しないと完成しない作品ではありませんでした
むしろライブシーンでは昼夜が入れ替わったりワープしたり、現実で再現不能な演出が多々ありました
それをライブ班がどう再現するか、といった楽しみ方もあったんですけどね…

先述の「計画性」にも繋がるんですが、あまりに計画的に作られているせいで、制作側の自由な創作を縛ってしまっていたように思います。なぜならこうした演出は、アニメスタッフの一存で入れられものではないからです
酒井監督が優れたライブシーン・PVを作れるのは、シングルのPVや1期2期のOPを見ても分かります
ただ作中のライブシーンでは、現実での再現前提の演出が足を引っ張り持ち味を出せていなかった印象です
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ストーリー~
{netabare}
この2期のテーマは主に、浦の星女学院の廃校、廃校決定前後のラブライブ挑戦の意義の変化、そして千歌が探し追い求める「輝き」の3点です
そもそもサンシャインは、プロジェクト発足当時から「廃校が決定している学校が舞台」という設定でした
それがアニメでは1期で廃校の可能性が浮上しただけで、廃校の行く末も2期に持ち越しとなっていました
なぜなら1期の最大のテーマはAqoursの独り立ちで、そして2期が最初から「計画」されていたからです
Aqoursの独り立ちを描くためには、廃校問題を全て後回しにせざるをえなかったんですね
そして恐らく、この1期のAqoursの独り立ちというテーマは、アニメスタッフではなくプロジェクトの創意として、ラブライブサンシャインというプロジェクトのために組み込まれたモノでしょう
それは今年9月の2ndライブを経て現実のAqoursが独り立ちを遂げるまで、サンシャインと無印のコラボはもちろん、キャスト陣が無印に触れること(果南役の諏訪ななかがμ'sの紅白出演への感想ツイートを削除したり)が徹底的に排除されてきたことからも予想できます

こうした事情のため2期では廃校を阻止できない展開を描かなければならず、シリアスにならざるをえない
しかしラブライブという作品はシリアス一辺倒ではいけない
明るく楽しく前向きでなければならず、特に2期では1期でスポットの当たらなかったキャラをピックアップしなければならない
この二律背反のせいで、2期はシリアス、キャラ回がともに浮いてしまっていたように思います
特にメインストーリーから完全に外れていた5話のよしりこ回とかね
ファンからの評価は高いですし私も好きな回ですが、後々2人差で廃校が決定してしまうことを考えると、犬と遊んでる暇あったか?本当に全力尽くしたのか?と思えてしまいます

そもそも酒井監督は、シリアス面を描くために選ばれた監督だと思っています
酒井監督が無印で担当した回(1期7話「エリーチカ」12話「ともだち」、2期11話「わたしたちが決めたこと」)を見れば一目瞭然です
サンシャインもおそらく、ストーリー面、シリアス面だけを切ってみれば、恐らくよくできています
ただ先述の事情により、明るいキャラ回やギャグを組み込みにくい構成になってしまったのかと

もちろんそれでも良い作品に仕立て上げるのが監督の仕事だと言えばそりゃそうなんですが
{/netabare}

積み重ねが足りない
{netabare}
サンシャイン2期では無印同様、ラブライブ優勝と3年生の卒業(+廃校)が描かれました
最終回の優勝と卒業の感慨、寂しさを描いた描写・演出は素晴らしく、無印にも劣らないものがありました
ですが、いまいち感動できなかったんですよね
その原因は恐らく、サンシャインが積み上げてきたもの、少なくとも時間が明らかに少ないからだと思います
無印はTVアニメ化に3年の下積みを要し、2期のラストの時点で4年が経過していました
そしてその間、作品の人気はCD売り上げ500枚のスタートから2期BD1巻11万枚まで駆け上がっていたのです
一方でサンシャインはプロジェクト発足が2015年4月、1stシングル発売が同年10月です
この2期の時点でまだ2年しか経っていない上に、その1stシングルも最初から5万枚売れてるんです
1期のBDや最近のシングルも5万枚前後の売り上げです…安定してるんですよね
もちろん人気を安定させることは大変なことだと思いますし、短いこの2年間にもドラマはありましたが、
残念ながらそこに無印と同様の感慨深さが生まれることはありませんでした
これは初代の後を受けた2作目としての宿命とも言えるかもしれません
江戸幕府を築いた初代家康の陰に、幕府を安定させた秀忠が隠れてしまうように…
{/netabare}

粗が目立つ→それを覆すインパクトの欠如
{netabare}
この2期、話の展開の粗、矛盾点が目立ちました
例①:3話、予選から学校説明会まで間に合わない!バスも船も無理だからミカン収穫用のトロッコだ!
   ←親に車出してもらえ!お姉ちゃんたち軽トラで間に合ってるじゃねーか!
例②:7話、ライブ終了後80人だった入学希望者が深夜に増え続けて98人に
   ←どうやって出願したんだよwww ちなみに作中で願書、調査書、受験料納付証明が必要とあり
例③:7話、12月の朝5時なのに明るい屋外
   ←静岡地方の12月の日の出は6時30分~6時54分
例④:9話、お姉ちゃんのためにルビィと理亜の2人(+よしまる)で内緒で用意してきた
   ←Aqours+セイントスノー11人で完璧なライブパフォーマンスを披露

もちろん無印にもこうした粗、突っ込みどころは多々ありました
ですが無印には、京極監督のラブライブには、それを全部ぶっ飛ばすインパクト、大きな感動があったんです
1期のレビューでも書きましたが、サンシャインに最も足りないのはこのインパクトです
そしてここまで擁護してきた酒井監督に足りなかったのも、このインパクトで魅せる力です
同時期放送の京極監督の作品「宝石の国」を見ても、京極監督の魅せる力、インパクトを残し感動させる力は類い希なるものがあります

そもそもサンシャインという作品には、無印のにこのような作品のアイコンとなる人気キャラ、そして「にっこにっこにー!」のような作品を代表するフレーズもありません
善子がその枠になってほしかったみたいですし、善子の「リトルデーモン」や曜の「ヨーソロー!」などキャッチーな決め台詞も用意されていますが、力不足
せいぜい絵里の「ハラショー」くらいの位置づけでしょう

ここまで色々不満を言ってきましたが、インパクトさえあれば、大きな感動さえあれば、それらの不満は全ては覆されていたと思います
それがラブライブという作品です
{/netabare}

まとめ
ラブライブ!サンシャインは無印の成功を受け、非常に野心的で、かつ計画的に作られている作品です
その計画性がアニメのストーリーやライブといった魅力を縛り付け、物語の展開に粗が生じ、また2作目故に作品としての積み重ねも少ないためにラストの感慨深さも生まれませんでした
そして何より、それらを覆すインパクトが足りませんでした
だから私はサンシャインに、心から感動することができなかったのです


ですが、私はラブライブから、サンシャインから離れることは無いでしょう
それは何だかんだ言って、ラブライブに触れている時間は最高に楽しいからです
この2期の放送中も、各話の感想やイベントについて友人ラブライバーと密に語り合っていましたw
またライブ中やライブ後や聖地で、初めて会ったラブライバーと話すことも多々ありました
沼津に行った際は韓国人ラブライバーと写真を撮ったりもしましたw
作品だけに留まらない楽しさ、経験、初めてを提供してくれるラブライブ
「今が最高」「過ごしてきた時間の全てが輝き」を体現するラブライブが、何だかんだ言って大好きなんです


以下、書くタイミングを失った雑感の箇条書き
{netabare}
・CGの進化が半端ない。特にOPは衝撃だった
・一方で手書き作画は珍しく崩れることも…特に8話Aパートは気になった
・音楽では寂しさをはらんだOPとカーテンコール感あふれる最終回EDが好み
 でも音楽もインパクトないんだよね、サンシャイン。結局スノハレノーブラ級は現れず
・キャラではルビィが印象に残った。実質個人回の8,9話だけじゃなく、7話で一番最初に「優勝」を口にしたり、
 ドームをドゥームと言ったりw、一番キャラとしての背景、ドラマが見えたのがルビィだったかな~と
・1期では無かったよしりこが2期では特盛りにwww5話でなれそめを描いてから回を増すごとに親密に…
 6話で遂に実現した「リリー」呼びは個人的に2期のハイライト
・1期で若干クドかったしいたけの使い方が上手くなってた。ラストでメスで仔犬出産という衝撃の展開が待っていたが、お前千歌が小学生の頃からいる老犬だろww大丈夫かよww
{/netabare}



最後に、もしここまで全部読んでいただいた方がいらっしゃったなら、本当にありがとうございました

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

一言 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

アイドルアニメとは

一言で言えば、キャラデザも音楽も最高なのに脚本が酷すぎるアニメ。


最初にことわっておくが、かなり辛口なレビューだと思う。
しかしアンチではなく、この作品に期待していたからこそのレビューであることを知っていてもらいたい。
もう一度言うが、批判しかしていないので、この作品を十二分に満足した人は読まないことをお勧めする。

{netabare}
・キャラクターの言動について
千歌
全話を通して言えることなんだけど、「輝きたい」とか「奇跡」とか毎回毎回同じことを言い過ぎているし、演出も毎回同じすぎる。
ここぞというときにすればいいのに、毎回ミュージカル風に語り出して毎回同じような演出だから、キャラクターが台本を読んで演技しているみたいに感じる。
主人公の熱意が、綺麗事とお決まりのポエムで塗り固められていて、とても薄っぺらく安っぽく感じられてしまう。
奇跡の安売りをしすぎ。
1期は普通の女の子がひたむきに、前向きに一生懸命頑張っている印象ですごくよかったのに、2期では奇跡ダイスキポエマー怪獣と化して理解が追い付かないキャラになったのが非常に残念。

善子
善子はわりと好きなキャラなのに、正直2期をみて苦手になってしまうほど酷かった。
まじめな話の流れを無視した尺稼ぎの厨二発言が本当にうざい。
シリアスや重要なシーンで厨二でギャグを取りにくるのは全然面白くない。
スタッフはちゃんと話の流れを見てギャグを入れているのだろうか?
流れが悪くなるうえに雰囲気をぶち壊し、視聴者にストレスを与える。
本当にひどかった。毎回毎回。
あと、犬を拾う善子と梨子の回の、善子の返した犬を取り返すというセリフ。せっかく出会った大切なものをなくしたくないとかそういう意図はわかるんだけど、取り返すとかいうセリフ…人としてどうなんだ。
突拍子もない言動はキャラへの好感度も下がるし、行動原理もわけがわからなくなってくるから、ちゃんとセリフを考えてほしい。

梨子
絵が下手なネタ、完全に中の人に影響されている。
趣味が絵画だったというのに、中の人の画伯設定がつけられてしまった。
中の人は悪くない。採用する方が悪い。ラブライブと言うコンテンツは中の人ありきということは重々承知しているが、キャラクターと声優は別物というのは絶対のルールであり、禁忌を犯している。本当にありえないからやめて欲しい。
あと、犬を拾う回で、梨子が犬嫌いとはいえ、狭いケージに入れっぱなしにして一日犬を放置してるのもちょっと異常…。サイコパスすぎやしないか。やめて欲しい。


・第3話について
脚本がおかしい。これにつきる。
正直、視聴をやめようかと思うほど脚本がひどい回だった。

ラブライブと学校説明会がかぶってしまった→どちらかを選ぶなんてできない→5人と4人で、二手に分かれて両方に出演するしかない→しかし9人そろってない状態のライブなんてそれでアクアと呼べるの?→最善の策をとるしかない…→

千歌「あっ!みかんだよみかん!みっかーーーーん!!!!」

→場面は変わってライブ当日。ラブライブ会場の黒沢姉妹+2年生の5人組。→拍手がまばらで、不安げな5人の顔。なぞの不穏な空気…→からの突然の説明会組の4人「勘違いしないように!」「私たちは一つじゃなきゃね!」→

そして9人で始まるラブライブ…

→ライブシーン(新曲)終了後→2年生「さあ行くよ!」「ここからが勝負よ!」→2年生以外のメンバー「まさか学校説明会に!?」「間に合わせるつもり?!」

ここでようやく千歌の「みっかーーーん!」という一言でしか片づけられてなかった内容の説明が明かされ、走ったりトロッコを使って学校へ行く、という流れ。


いやいや、なんだよこの脚本は……。


まず、一番の問題、「みっかーーーん!」発言である。
わけがわからなさすぎる。なんの説明もされていない。
「みっかーーーーーーーーーーーーん!(やっぱり9人じゃないとアクアじゃないから、ラブライブは9人でやって、ライブ終了後に最短距離を走って、みかん畑のトロッコに乗って、9人みんなで説明会に行けばいいんだ!)」

…いやいや、みかんの一言で分かるわけないよねそれ…。

なぜ、この内容(以降、みかん作戦)を視聴者に説明していないのか?
そして、おかしなことに、上記にも書いているがラブライブ終了後の2年生組の「さあ行くよ!」というみかん作戦実行の掛け声に対し、他メンバーが「まさか説明会に?!」というリアクションからして、このみかん作戦を2年生以外は誰も知らされていないのである…。

視聴者だけならともかく、何故他のメンバーに説明していないのか。

そもそも、説明していないのだとしたら、学校説明会組のメンバーは二手に分かれたのにもかかわらず、身勝手に学校説明会を捨てて、ラブライブを優先したこととなる。
仮にも廃校を救うと奮闘している人物のする行動なのかこれ?
ちぐはぐ過ぎやしないか?学校廃校への緊張感や想いが雑すぎないか?
結局、廃校阻止より自分たちのアイドルとしての輝きを優先させたのか?

仮に、説明会メンバーが身勝手に説明会をすっぽかしたのではなく、最初から9人集まることを約束していたのだとしよう。
だとしたら、4人が後から駆け付ける展開はおかしい。
どうして最初から9人揃って舞台に立ってないの?という話になってくるし、あのライブ前の不穏な空気と、不安げなメンバーの表情の説明がつかなくなってしまう。

なので、そうなるとやはり、不安な表情だったのは、黒沢姉妹+2年生のみで歌うというメンバーが揃っていない状況への不安感を演出していることになる。
このことから、やはり説明会メンバーは説明会をほったらかして、あんなに学校を救いたいと言っていたのにもかからわず、仮にも理事長も説明会メンバーなのにも関わらず、勝手にラブライブを優先させたという解釈にならざるを得ない。(みかん作戦の存在を知らなかったことから、説明会へ間に合わせるつもりはなかったと取れるので、説明会を捨て、勝手な行動をとったと捉える他ない)


また、ラブライブは1番に歌わなければ、学校説明会には間に合わないといいつつ、なぜ24番目に歌っている上に、最短距離とはいえ、徒歩+トロッコで説明会に間に合っているのか?
そもそもラブライブというものが、ミューズの時代より大きなものになっているという設定なのに、バスも電車も通ってない山中で行われる地区予選がおこなわれるだろうか?沼津でやるだろう、普通に…。(まあこの辺はご都合主義として普通は目をつぶるのだが、あまりにもここまでの流れが酷いのでついでにツッコみざるを得ない…)
このことから、単にみかんトロッコがやりたかっただけなんだろう…。
やりたいにしても、脚本を考えて、矛盾をなくそうや…。
{/netabare}
このように、キャラが話の都合で無理に動かされている・言わされている感強くて、本当に可哀想になってくる。

いちいち「現実感ガー」ってアニメに喚くのはタブー、そんなことは分かっている。
しかし、現実感と整合性は別物である。
この作品は整合性がない。辻褄があっていない。
矛盾が生まれている。キャラの行動原理が謎なんて、聞いたことがない…。

その展開はさすがにちょっとおかしくないか、っていうものが多すぎる。本当に。
{netabare}
例えば、入学希望者が1話時点で10人で、目標100人なのに、県予選突破していない時期に曜がさらっと「もう50人集まったよね~」みたいなことを言っていたけれど、特に何をしたわけでもないのにそんなに集まってるのおかしいでしょう…。

最終話前の、入学希望者が増えるのを全員で祈りながら待つシーンも茶番にしか見えない。
あんな一日でじんわりじんわり増えていくのって、どうなんだ……。
まあこれは整合性は関係ないから、個人的に好きではない展開、というべきだろうけれども。
自分としてはなんかもうちょっとひねった展開が欲しかったな。


・最終話
「ラブライブ」という作品なのに、重要なラブライブの優勝した描写が全くないってどうなんだろう。
そもそも千歌がスクールアイドルにあこがれた理由は、普通の私でも、あんな風に輝きたい、っていう憧れから。

それがあとから、学校が統廃合になることをしって、あくまで「後付で」「ついでに」学校を救う、という流れでしたよね。
あくまで廃校阻止はあとから出てきた目的で、最初は輝きたい・何かをしたい・スクールアイドルがやりたい!だった。

なのに、ライブシーンを描かずに、これって…??
歌や踊りでアイドルが輝いている描写、観客の熱気や興奮、結果発表の緊張感、優勝して涙の感動、そういう王道展開がアイドルアニメには約束されているはず。それこそがアイドルアニメの醍醐味。

なのに、それをすっ飛ばすして終わり?何がしたいんだ?

{/netabare}
だいたい、今更いうことでもないがそもそも廃校要素が足を引っ張っている。
田舎のフッツ―の女子高生が、ミューズに憧れ、少しでも内浦を活性化させようと奮闘するストーリーみたいなのが良かったと思うんですよ。

廃校阻止なら、どうしても二番煎じになるし、千歌たちがどれだけ学校が好きで、どれほど廃校を阻止したかったのかが伝わらない。
学校を救いたい、それに感情移入させたいのなら、学校での日常、つまり運動会やらのイベント、授業風景などの思い出を入れないと視聴者は感情移入できない。
それはミューズで学ばなかったのだろうか…?


前作のミューズでも感じていたことだけれど、サンシャインは前作以上にライバルキャラの立ち位置も緩かった。
黒沢姉妹とセットで、姉妹をテーマに描きたかったのかな。
ライバルなら、ライバルとして登場させて欲しかった。
ライバルとのかかわりが、なんだかうやむやで、結局仲良しごっこで終わったという感じ。
最強のライバルを主人公たちが超えてこそ、盛り上がるんじゃなかろうか。

ライバルキャラのライブ描写もなければ、アクアたちがアイドルとして悩みぶつかっていたシーンが本当にない。(アイドルとしての掘り下げより彼女たちの内面・キャラクターの掘り下げばかり)
{netabare} だからラブライブ優勝の凄さが伝わらない。{/netabare}


アイドルものがやりたいなら、廃校要素は捨てて、アイドルとしての葛藤を描き、アイドルとして成長していく物語に。
廃校を阻止する物語にしたいなら、アイドル要素をおまけにして、キャラを掘り下げて、学校での日常多めの部活青春ものにすべき。

この作品は、それが始終ブレッブレ。
結局、二兎を追う者は一兎をも得ずな最後。
{netabare}
最後は最終回の顔ペンキ。
終わり良ければ総て良しって言葉、知っているのかな?
感動より先にツッコミしか出てこなかった。本当に酷い。

あと、曜の唐突な「梨子ちゃんのことがだああああああいすき!」発言、突拍子もなさすぎて違和感しかない。不自然で怖さすら覚える。
特になにか曜と梨子回があったわけでもないし、曜にここまで言わせるほど二人の関係に何か変化があったわけではない、そもそも曜は二期で全く目立つ回がなかった。

1期で千歌と梨子の関係に対して嫉妬したけど仲良しですよーってのをいきなりアピールしてる感じが、梨子を嫌ってたのが逆に浮き彫りされているようで、本当に怖い。酷い。
脚本家は曜に恨みでもあるのだろうか?

{/netabare}
ラブライブと言う作品は何がしたいのだろう?
アイドルスポ根?青春友情?美少女動物園?
どれもこれも中途半端に手を出して、どれもこれも微妙に終わっている。


ご都合主義、別に嫌いじゃないのだ。
矛盾なく、整合性がとれていれば、それでいいのだ。
しかし、これは、この作品の脚本はご都合主義とは呼ばない。

これは、単に脚本家にとっての都合のいい作品だ。
整合性もなにも考えていない、勢いだけで好き勝手キャラクターを動かした、都合のいいように作ったのだ。


…と、辛辣にレビューしました。
ここまで読んでいる代わり者は多分いないでしょう。

本当にひどい展開が多かったけれど、歌やキャラクターは良いんですよ。
アイドルものではなく、日常萌えアニメだったら、こんなこと書いてないんです。
キャラが可愛い、なんだか楽しそうに女子高生してる、それをみて癒される…二期にはそういうシーンも確かにありましたし、癒されていた自分もいました。
ただの美少女萌えアニメなら、それだけで十分に満足して、こんなこと書かなかったでしょう。


良くも悪くも、ラブライブというブランドに過剰に期待しすぎたんでしょうね。
サンシャイン、一期が大好きだっただけに残念です。


やはり、変に廃校とかいうシリアス要素()を入れたのが間違いだったんだろう。そもそもの…。
スクールアイドルだからって何も廃校縛りにしなくてもいいのに…。

普通の女子高生が、地域活性化のために、泥臭く頑張る、挫折しながらも、喧嘩しながらも、乗り越えて頑張って、雨降って地固まる展開を経て。
ライバルアイドルに勝って、ラブライブで感動の優勝をする。
内浦の街に以前よりも少し観光客が増える、内浦を好きになってもらう。

それで彼女たちは、こんな普通な自分たちでも、何かを変えられた、何かをやり遂げられた、輝けた、、、そういう思い出を胸に、みんなそれぞれの道へ。。。なんていう、王道展開で良かったんですけどねえ。。。


もしも新しい企画をまたアニメ化するのなら、ぜひ廃校要素は取り除いてほしい。


最後になりますが、ダイヤさんと呼ばないでの回はラブライブらしくて良い回でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

相違点をしっかり強調していたのでは

なんとライバルグループSaint Snowとの共演。
かなりSaint Snowに焦点を当てて描いている。函館にも行く。
グループ内に姉妹がいるからこその葛藤。
そして、妹同士で共感しあって仲良くなる。

千歌ちゃんが泡まみれにするなど、頭おかしい行動はご愛嬌。
静岡県沼津市をモチーフにしただけあって蜜柑畑。

{netabare}μ'sのように上手くいかず、廃校になってしまうのは残念だった。それも潔くて良い終わり方だと思う。{/netabare}

相変わらずセリフが...なところもあるが、前作との相違点をしっかり出していてこれはこれで楽しめた。

ダイヤさんと呼ばないでの回にもあるように最初から馴れ馴れしくしすぎないというのも好感を持てる。


OP
未来の僕らは知ってるよ 歌 Aqours
ED
勇気はどこに?君の胸に!
歌(第1話) 高海千歌(伊波杏樹)、桜内梨子(逢田梨香子)、渡辺曜(斉藤朱夏)
歌(第2・7話) Aqours
歌(第4話) 黒澤ダイヤ(小宮有紗)
歌(第5話) 桜内梨子(逢田梨香子)、津島善子(小林愛香)
歌(第8話) 津島善子(小林愛香)、国木田花丸(高槻かなこ)、黒澤ルビィ(降幡愛)
歌(第10話) 松浦果南(諏訪ななか)、黒澤ダイヤ(小宮有紗)、小原鞠莉(鈴木愛奈)
歌(第11話) Aqours、高海志満(阿澄佳奈)、高海美渡(伊藤かな恵)、よしみ(松田利冴)、いつき(金元寿子)、むつ(芹澤優)、しいたけ(麦穂あんな)、解答者A(山北早紀)、解答者B(千本木彩花)、その他女子生徒(三宅晴佳、嶺内ともみ、小松奈生子、岡咲美保、続木友子、小野寺瑠奈、原口祥子、米山明日美、二ノ宮愛子、樋口桃、木本久留美、成岡正江、小田果林、内田愛美、森永たえこ)
挿入歌
MY舞☆TONIGHT 歌 Aqours
君のこころは輝いてるかい? 歌 Aqours
CRASH MIND 歌 Saint Snow
MIRACLE WAVE 歌 Aqours
空も心も晴れるから 歌 Aqours
DROPOUT!? 歌 Saint Snow
Awaken the power 歌 Saint Aqours Snow
WATER BLUE NEW WORLD 歌 Aqours
青空Jumping Heart 歌 Aqours
WONDERFUL STORIES 歌 Aqours
Saint SnowとAqoursが共演したAwaken the powerが今作の推し曲。前奏が好きなんです。
次点で空も心も晴れるから。胸が熱くなる。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
#1 ネクストステップ
浦の星女学院の二学期がきた!学校の統廃合を阻止するためラブライブ!に出場するも、惜しくも地方予選で敗退してしまったAqours。それでもめげることなく、次回ラブライブ!出場に向け決意を新たにする千歌たち。まずは学校説明会でライブを行い入学希望者を増やそうと練習を始めるが、そこで鞠莉から衝撃の事実を告げられる──。

#2 雨の音
ラブライブ!予備予選と学校説明会のライブに向けて曲を作り始める千歌たち。しかし、2曲作らなければいけないという時間のない中、千歌はまたしても作詞に難航してしまう。そこで鞠莉が出した提案は、2年生と1・3年生の二手に分かれ1曲ずつ作業をすること。2チームでそれぞれ作詞・作曲に励む9人。だがその途中で、楽曲のコンセプトをめぐって1年生の善子・花丸と3年生の果南・鞠莉がケンカになってしまい──!?

#3 虹
天候の悪化で学校説明会が延期になったことにより、説明会とラブライブ!予備予選の日程がかぶってしまうことに。なんとか両方に参加できないかと考えあぐねた末に出した唯一の方法は、予備予選を出場番号1番で終わらせ、急いで説明会に駆けつけることだった。 しかし抽選で決まった出場順の都合でその手段も取れなくなってしまう。 どちらかを選ぶしかない状況で、千歌が出した答えは──。

#4 ダイヤさんと呼ばないで
ラブライブ!予備予選を1位通過して波に乗るAqours。──と、思いきや、2つのステージを披露するために活動費を奮発しすぎて、残金がたったの5円に。みんなでフリーマーケットに出店するも、ダイヤのあまりの気迫にお客さんが去ってしまったりと前途多難。 そんな中、後輩からちゃん付けで呼ばれて慕われる果南と鞠莉を見て、ダイヤは自分だけ距離をあけられていると寂しく感じてしまう。水族館のアルバイトを通じて、後輩たちと仲良くなろうと頑張るダイヤだが──。

#5 犬を拾う。
ラブライブ!地区大会に向けて練習に励む中、善子は嵐の夜に迷子の子犬を拾う。自宅のマンションでは飼えないため、こっそり社の境内で面倒を看ていたところを梨子に見つかった善子は、梨子に子犬を少しの間預かってほしいと頼む。初めは恐る恐る世話をしていたが、次第に子犬と仲良くなる梨子。いつしか善子と取り合いになるほどに。しかし程なくして、その子犬の元の飼い主が見つかり、引き渡すことになってしまった。 しかし、子犬との出会いは運命の導きだと信じたい善子は、梨子と共にある行動に出る。

#6 Aqours WAVE
前回突破できなかったラブライブ!地区大会に向け、必死に練習を重ねる9人。しかし地区大会では会場に出場校の生徒が応援に来るため、生徒数の少ない浦の星女学院は不利になってしまう。生徒数の不利をカバーする方法を見つけようと、「Saint Snow」の聖良にアドバイスを求める千歌。 そんな折、3年生から渡されたノートには、かつて鞠莉がケガをしてしまった高難易度のパフォーマンスが記されていた。 Aqoursらしさとは、輝きとは──。自分のことを"普通で非力"だと思い込んできた千歌は、その答えを求めて大技へ挑む。

#7 残された時間
見事ラブライブ!決勝進出を決めたAqours。ライブ映像の再生数は急上昇し、メンバーは喜びに胸をふるわせるも、入学希望者数は伸び悩んでいた。タイムリミットは今日。「入学希望者を100人集める」という鞠莉の父親との約束を守ることができなければ、学校はなくなってしまう。 タイムリミットが刻一刻と迫る中、鞠莉は父親に期限を延ばしてもらうよう交渉し、なんとか明け方5時まで待ってもらうことに。 9人はそれぞれの想いを胸に、自分たちの今日までの努力を信じて夜明けを待つ──。

#8 HAKODATE
冬休み、Aqoursは北海道で開催される地区大会にゲストとして招待されていた。沼津から遠く離れた地でファンから写真撮影を求められ、改めて決勝に出場するという事実の大きさに気付く9人。 地区大会の開演前、Aqoursは出場者である「Saint Snow」の楽屋を訪れる。決勝戦では互いに競い合い、ラブライブ!の歴史に残る大会にしようと誓い合う千歌と聖良。一方、理亞の様子がいつもと違うことに気付くルビィ。 そして、大会は誰もが予想だにしなかった結果に──。

#9 Awaken the power
「Saint Snow」として出場できる最後の大会で失敗してしまったと落ち込む理亞を励ますため、ルビィは一緒にもう一度ライブをやろうと提案する。自分たちだけで作り上げたライブを聖良とダイヤに見てもらい、安心して卒業してもらいたい──二人の想いとルビィの優しさに触れ、花丸と善子も協力するべく北海道に残ることを決める。 1年生だけでライブの準備を進める中で、自分自身でも気付いていない力が、もしかしたら私たちにもあるのかも、と思い始めるルビィ。 ルビィと理亞は、これまで姉たちに任せてきたことを自分たちの力で乗り越えようとその一歩を踏み出す──。

#10 シャイニーを探して
新年早々、千歌はお年玉をせがんだりと元気いっぱい。浦の星女学院での生活も、あとたったの3ヵ月。たとえ統廃合になってしまうとしても、ラブライブ!で優勝して、浦の星女学院の名前を残したい。その想いを胸に、北海道から駆けつけてくれた聖良と理亞に特訓をつけてもらうAqours。 そんな中、卒業後はそれぞれ違う進路へ進み、会えなくなってしまう3年生の3人は、幼い日に見ることができなかった流れ星を、今度は9人で見に行こうと夜の内浦に集まるのだった──。

#11 浦の星女学院
浦の星女学院最後の新学期が始まった。 よしみ、いつき、むつをはじめとした生徒たちからの、“最後にドカーンと盛り上がる閉校祭をやりたい”という提案に、感激しつつ快諾する鞠莉。 明日に迫る本番に向け、この学校で過ごした日々に思いを馳せながら着々と準備を進めるAqours含む全校生徒たち。予期せぬトラブルが起こるも、理事長である鞠莉の全面的なサポートと生徒全員の頑張りでピンチを乗り越える。 そしていよいよ浦の星女学院最後のお祭り、生徒全員の力で作り上げた“閉校祭”当日を迎える─。

#12 光の海
ラブライブ!決勝がいよいよ明日に迫り、東京へ向かうAqours。 神田明神へ参詣に訪れると、浦の星女学院の生徒たちが奉納した、Aqoursを応援するたくさんの絵馬を見つけ、浦の星のみんなの気持ちに胸を打たれる。 同時に、大勢のスクールアイドルがそれぞれの優勝を願って奉納した絵馬が並ぶ光景を目の当たりにした千歌。 応援に駆け付けた「Saint Snow」に、以前自分が尋ねた“勝ちたいですか?”という問いを返されるも、自分たちと同じ想いを持ってラブライブ!に臨むスクールアイドルたちの存在を改めて感じた千歌は、その問いにどうしても答えることができなかった──。

#13 私たちの輝き
ラブライブ!本大会で悲願の優勝を果たしたAqours。 そして、浦の星女学院で過ごす最後の日がやってきた。学校で過ごしたたくさんの思い出を胸に、大好きな校舎に寄せ書きをする生徒たち。最後は泣かずに、笑顔で迎えようと約束するAqoursの9人。 卒業式では、理事長の鞠莉から卒業証書が授与される。そして生徒会長であるダイヤの閉校の宣言で、浦の星女学院の歴史に幕が下ろされるのだった。 ──それぞれが浦の星女学院の生徒であったことを誇りに思い、巣立ちの時を迎える。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

76.2 3 パフォーマンスで幼馴染なアニメランキング3位
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (286)
708人が棚に入れました
東京・お台場にある、自由な校風と専攻の多様さで人気の高校「虹ヶ咲学園」。スクールアイドルの魅力にときめいた普通科2年の高咲侑は、幼馴染の上原歩夢とともに「スクールアイドル同好会」の門を叩く。時にライバルとして、時に仲間として、それぞれの想いを胸に日々活動するメンバーたち。「夢を追いかけている人を応援できたら……。」9人と1人の少女たちが紡ぐ、初めての「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。届け!ときめき――。いままた夢を、追いかけていこう!

声優・キャラクター
矢野妃菜喜、大西亜玖璃、相良茉優、前田佳織里、久保田未夢、村上奈津実、鬼頭明里、楠木ともり、指出毬亜、田中ちえ美、小泉萌香
ネタバレ

くらま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アイドルキャラよりかわいいキャラが反則

ラブライブは少し前の再放送サンシャインから見始めました。

>はじめにまとめ
{netabare}アニメ版しか知らずに観てます。
キャラデザインは虹ヶ咲の方が好みかも。
というかラブライブはキャラデザインがあまり好みではなくて対象外とした記憶。
ただ虹ヶ咲もゲームやら雑誌やらは従来通りのキャラデザインが採用されている模様。
このデザインの虹ヶ咲キャラは誰が誰だか前キャラと区別が付きません。

人間恐ろしいもので、再放送2クール視聴で慣らした前キャラデザでしたが、すんなりと受け入れた虹ヶ咲キャラに基準が戻ってしまい、やはり前デザインには違和感が…

作品ですがアイドルグループではなくアイドル毎のソロ活動、ということで珍しいタイプなのではないでしょうか。

一般的作品の対抗グループに相当するのがチームメイト。
キャラ毎の曲調、テーマでお気に入りを選択出来るのは視聴者参加型のある意味で新しいカタチかも知れませんね。

ソロ活動とは言えあくまで同好会。
意見の違いによる解散騒動こそあれ、それぞれが敵対する話しではではないので気軽に見れます。{/netabare}

アイドル9人と一人の物語だそうで、一人はアイドルではなく、ゲームプレイヤーに相当するキャラによるプロデューサー的な立ち位置とのこと。
この高咲侑ちゃん、かわいいです。
個人的には一番お気に入りです。

>虹ヶ咲(終わりに)まとめ(21/1/13追記)
{netabare}一言で云うと良作。
アイドルモノとして敬遠されている方は学園モノ、若しくは部活動モノとしても面白い作品なので是非観て頂きたい作品です。
基本的に一話完結型でテンポ良いです。
嫌味なキャラも居ないですし。

{netabare}EDOP(OPは二話から)も出だしで心奪われました。
まあ好みではありますが。
それぞれの詩も観る前と観終わった後ではまた違った印象、というか、あ〜あのシーンかな、あの時の心情かな、と感慨深くなったりとか。

本作、主役のアイドル達がとにかくかわいいに尽きます。
各パート回が一話完結ながら丁寧に、しかしテンポ良く描かれており、その以前以後における担当回以外での掛け合いなどを通じて回を追う毎に魅力的なキャラクターになっていきます。
また、特に後半ですがいわゆるモブキャラ(というには勿体無いファンモブ)の影響も大きく、このアイドル達の魅力を描くのに一役も二役も買っています。

そんな中、アイドルアニメにおいて非アイドル主人公として生まれた異質な存在、高咲侑ちゃん。

アニメ化によるオリキャラ主人公作品は他にもみられますが、本作においては原作キャラを喰わない、そして喰われないバランスの良さがあります。
コンテンツとしてはやはり9人のアイドルが主役であるべき作品。
そもそも本作はアニメ化の企画が無かったとの事。
アニメ以前のコンテンツで作り上げられたキャラ像に対して、非アイドル型オリキャラがガンガン引っ張って行くと原作アイドルの(設定はよく知りませんが)世界観を壊しかねません。

侑ちゃんのコンセプトは『あなた』として生まれたのだそう。
ゲームでいうとプレイヤーキャラ、いちファンのアバター的存在なのだとか。

彼女をロールプレイキャラとするか俯瞰キャラとして見るかで違うかもですが、アイドルとの掛け合いもあくまで提案するまでに留めたキャラ。
もちろんフェス開催という大きな提案はありますが、いわゆるアニメ主人公として目立った活躍では決してありません。
だが、それが良い。

悩み葛藤し、ライバルであり仲間達と小さくて大きな一歩を踏み出すアイドル達。
そこに存在する侑ちゃんの距離感(左手は添えるだけ)。

恐らくですが侑ちゃんがいなければ他の誰かがその役割りを担うのでしょう。
2話、3話や9話の果林さん、愛さんちゃん回のエマちゃん、しずくちゃん回のかすみん…etc

この様にパターン化せず、主人公に無理矢理役割を持たせず、かつ原作のアイドル像を尊重し魅力を引き出す演出。

劇中でもありましたがファンの想いや願いも全て叶えたい。
侑ちゃんはその概念を視覚化した存在なのではないかと。
その存在が本作が良作と思えるポイントの一つだと思っています。{/netabare}

惜しむらくはアニメ虹ヶ咲以外で、侑ちゃんが存在しない事でしょうかね、、、。{/netabare}

◆13話(最終話)
{netabare}最終話、結論からしますと当方お気に入りのシリーズ最きゃわアイドルの藤黄赤髪娘さんはセリフ無し静止画(ちょい動きあり)5カットのみでしたね。
ただ、ここで残念がるのは素人。
当方ほどの玄人になりますとこう考えます。
静止画はアニメーターに優しいですし、声が無いと言うことは自身お気に入りの中の人で妄想出来るのでむしろ誉れ。
未練など微塵もございません。
さすがです当方。
以上

って訳にもいかないので視聴感想おば。
ストーリー的には愛さんちゃん回で各位が発言した『やりたいライブ』が回収され、仲良しペアで絡んだりと演出も◎。
東雲、藤黄はワンカットのみ。
良いんです、主役は虹ヶ咲ですので。
・・・一言だけ。
しかし藤黄に至っては貴重なワンカットの中、何故か赤髪娘を除いて描くという暴挙に、そんな人数居ないし遠目なので入れてくれてもいいじゃん(いいじゃん)。
おぉっと、興奮してしまいました、未練がましいですね、深呼吸して落ち着きましょう。
省エネ、働改、虹ヶ咲。

ふぅ、ポジション的に映らない箇所だったのでしょう。
今後のために矛盾の無い細かい演出、さすがです。

先週が実質的最終回で今回がエピローグ的、、、にもいかずにちょっとしたアクシデントも。
普段強く明るく前向きな侑ちゃんですが、自身の境遇とフェス成功を験担ぎとした背景も相まって、意外にも少し弱気になってしまいます。

しばらくして雨が上がり、最後の催しが。
同好会メンバーから落ち込む侑ちゃんに対してエールが送られます。

---
個別パートにおける練習時の盛り立てや、フェス開催といった目標の明示化などアイドルメンバーを鼓舞する役割の侑ちゃん。

原作はアイドルが主役。
アニメ化で『あなた』として、主人公役としての立ち位置ですが、単に物語を中心になって回すのではなく、あくまで主役はアイドル。
侑ちゃんは決断を与える切っ掛けまでで、決定自体はメンバーなんですよね。
全話通してこういった距離感、いわゆる狂言回し的立ち位置で脚本が描かれているので煩くないんですよね。
---

合宿時や今回冒頭でも伺えましたが、個性あふれる同好会メンバーからしても特別な存在であったのだな、と改めて。

マネージャーとしてではなく、客席で見て欲しい、と歩夢。
アイドルはファンに見て貰ってナンボの世界です。
ライブは客席で見てこそ。
これまで応援してくれた侑ちゃんに対して最高の感謝でしょうね。

感謝といえば侑ちゃんのヘソだしカット。
ク●ダ●い水着含め水着という約束された見えるヘソではなく、丁シャツから覗くヘソは別モノですからね、ありがとうございます。

こほん・・・これだけだと変態の言い分でしか無いので、真面目な話しをしますと、こう、ライブの、そう、ライブの高揚感がですね、描かれてますよね。
ライブが盛り上がった描写をシャツがめくれた一枚絵で表現するとか天才の所業。

そういえば最後の演目前の全員集合。
藤黄はメンバーが増えてた?感じでしたね。確かに見た事ない子達のワンカットがちょいちょい。
今までそんなに居たかしら?
まあ4人って少ないな〜とは思ってたのですが(聖雪の二倍ですが)。
果林さん回の時は選抜メンバーだったのかな?
(※9話ではなく10話を見返したらぷりずん内での動画検索時に人数映ってましたので省エネでした)

あとよ〜く見たら、元々の4人のウチ、一人だけ絵が小さいのはなんでだぜ?こんなの作監のさじ加減じゃないですか、どうなってるんですかね。
・・・oh...sorry、未練がましいですね、coolにいきましょう。

東雲は黒短髪娘と特に桃色長髪娘は一人だけタイツ?がかわいい。
ちなみに黒短髪娘はライブ時に何故か白衣でマジ天使。

侑ちゃん。
音楽科への転科試験、がんばってね。

ところでノート?あれは回収ありましたかね?見逃したかな?
二期への伏線ですかね、楽しみですね。

エンドカードは女子無駄でした。
侑ちゃんも仲間に入れてくださりありがとうございます。{/netabare}

◆12話
{netabare}一話からの続き、これまでの伏線回収とでも言いましょうか、歩夢ちゃんと侑ちゃん達、二人の物語の完結篇でしたね。

ここ最近は歩夢の言動がホラーでしたが、自身の侑ちゃんに対する想いが変わってしまう事への恐れでした。
侑ちゃんはせつ菜をはじめ、メンバーを見る様になってしまったのではないか?
自身は侑ちゃんの事が一番じゃなきゃダメなんだ、なのにアイドル活躍が楽しくてファンの子達も気になっていて、と。

侑ちゃんってドルオタ、せつ菜推しではありますが、歩夢ちゃんの事はアイドル以前に幼なじみ・親友としてかわいいかわいいって常に言ってましたからね。
そもそも歩夢に対する扱いは別格だったものと伺えます。
侑ちゃんからしたら歩夢の不安が青天の霹靂だったでしょうね。
音楽の事を歩夢に伝えられなかった理由も、アイドルを真剣に始めた歩夢に対して、自身のまだ拙い音楽技術で会話するのははばかられるのもわかります。

歩夢ちゃんもファンの子達の想いも受け、侑ちゃんのためにアイドルをやるのではなく、侑ちゃんも含めたファンのため、自分のためのアイドルを決意する事が出来ましたね。
これにてようやく
『アイドル同好会メンバー』
が揃った、というところでしょう。
めでたしめでたし。

今回、各メンバーとファン校生達の交流が垣間見え微笑ましい光景でしたね。
前回頃からワンショット、ワンカット程度でしたが作中に描かれていない時間で交流とかしてたのでしょうね。
ああいった他愛のない描写は結構好きです。
脇役を大事に使う演出はメインを引き立てますし、何よりこの後出るであろう背景に(物理的な意味も含め)活きますからね。

しかし、やはりかすみんはポジション優遇されてますね。
ファンからの声掛け、メンバー抜ける、、、出ました黄金パターン。
あー、これかすみんだけ残るコースだな、、、
むしろ最後まで残れ(笑)、
残ったwww
とか様式美、もはや名人芸の領域。
かすみん以外でコレやられると少しの間でも不安になり笑えないですからね。
歩夢が残った時は不安がヤバくてヤバかった。語彙力の低下。
さすかす。

みんなどの様な演出になるのかな。
高校生なのに大道具さん、プロの美術スタッフさんバリの会場になるんだろうな〜、凄くて凄いんだろうな〜。語彙力の低以下略。

個人的には中川氏が炎の演出とか爆発的な演出とかで国家権力の御用にならないか心配ですね。
あのポンコツ(褒め言葉)『言うだけはタダ』とか思って好き勝手に提案しかねないですから。
言うのも紫色の謎の何かを料理として人様に提供するのも法律の範囲で許される前提なのでね。
氏には気を付けて欲しいものです。

侑ちゃん、フェスティバル開催に向けてがんばってましたね。
音楽関係の活躍も気になるところですが、次回最終回。。。

当方としては恐らくシリーズ最きゃわキャラであろう、藤黄赤髪娘(色が多くて何色かわからんな)の出番は如何に?!
がもっぱら気になるところです{/netabare}

◆11話
{netabare}冒頭、早速かわいい侑ちゃんの出番。
生徒会役員共に向けたアイドルフェス開催の申請。
がんばって考えたんだろうな、かわい過ぎる。
上座に鎮座してますポンコツ(褒め言葉)が申請記アバンゲリオンしてますが全くの役立たず(褒め言葉)で切ない。せつ菜だけに。
副生徒会長は有能そうな雰囲気。

フェス開催に向けて学園も賑やかに動き出します。
一年生組もちょこちょこ登場、ホントいい子達。
愛さんちゃんオタも居ますね、わかってらっしゃる。
ところでクッキー(物販)のクオリティがヤバイですね☆

彼方ちゃんオタと思われるバスケ部の女子部員がかわいい。
女子って書いたけど野郎がいない終末世界なので部員でいいのかな?

遥ちゃんや果林さんオタも登場し、フェスに向けて他校の好敵手(ライバル)も動き出しました。
果林さんがsexy過ぎて女子高生をイチコロに。
女子高生って書いたけど男が居ないポストアポカリプスなので高校生で以下略

いやー、いい話だった。
はやくフェスみたいなー。
これから少しずつ開催に向けた壁とか出てくるんだろうなー。
でもアイドルや街やファン達とで一丸となって開催に漕ぎ着けるんだろうなー。
この地域フェスが全国的な話題となってラブライブ!
的な感じかなー。
楽ーしーみー。
















触れぬなら、触れねばならぬホトトギス。

先週、推しのポンコツからラッキーすけべ(られじゃない方)を受けた古達との情事。
悪夢ちゃんに見られた件、覚えているだろうか。
先週の事が無かったかの様に進むストーリー。
んな訳にはいかず、、、
目を背けてはならない悪夢ちゃん案件。

推しのポンコツと悪夢ちゃんのツーショット。
もう怖い。
仇(ライバル)より聞かされる知らない情報。。。
下手なホラーより怖い。
ポンコツ逃げれwヤバいw

正にラブライブ(愛に生きてます)!だね!
ってそういう事?
重いな。。。想いだけに?

侑ちゃんに呼ばれてお家に。
隣に住んでるのに久しぶりの訪問なんですと。(危険が危ないのを察知してた説)
話すやいなや憎き仇から聞かされた音楽関係の証拠品の発見で[SAN値1]に。
侑ちゃんに這い寄る混沌。
続く。{/netabare}

◆10話目
{netabare}合宿!
ただし学園で!
同好会とはいえ、顧問の先生とか居なくて良いのだろうか、、、?
それとも生徒会長のポンコツっぷりがバレて無いから?

かすみんさぁ、、、。
ガチ過ぎて、もうポンコツ(褒め言葉)って言えないじゃん?

中川さん宅は普段から何を召し上がってらっしゃるのだろうか。。。
こちらもガチ過ぎて、もうポンコツ(褒め言葉)って言えないじゃん?

観てる側としては気にしない様にしていた闇【歩夢(ナイトメア)】
伏線回収の始まり始まり、、、怖い。

水着!
愛さんちゃんのかわいくて、見過ぎちゃいました、水着だけに?

本作、世界の秘密が判明?!と、
侑ちゃんの物語開始!と思って良いよね?

ところで今話を語るに避けて通れないアレ、、、。
侑ちゃんの水着がダ、もとい独特の意匠でダ、個性的ですね。
アイドル水着として唯一の無二。

酒で例えると『獺祭』的な。
この銘柄は一つしかないのでは?的な。

そんなダザイン水着を着る侑ちゃんもかわいい。{/netabare}

◆九話目
{netabare}待ってました朝香果林さんの物語。

果林さんとかすみんとの絡みは相変わらず面白いですね。
エマちゃん回でもありましたが、果林さんは自分の弱さを知っています。
クールを装った強がりからの弱さに気付く、などというありがちストーリーではなく、弱さを理解してそれでも同好会の今後を導かせる強さがあります。

方向音痴というまさかのポンコツ感があざと過ぎます。ところで迷子になった時、海外留学生のエマちゃんに頼るのはかわいそうなのでやめてあげて?
生徒会長のオタクっぷりにドン引き、、、しない広い心の持ち主。
さすがです果林さん。

モデルという仕事を鼻にかけることもなく、ソロアイドルとしては先輩であり、かつ自身を自覚しつつのある他の部員を尊敬してのライバル視。
プロとして活躍し、かつ三年生として同好会の精神的支柱と言っても過言ではない存在。
こんな先輩いたら後輩ちゃんなんてTOKIMEKI走るしかない。
正直、ここまで好感の持てるキャラになるとは思いませんでした。
何を隠そう放送前のMy人気投票で一位になったお気に入りキャラでしたがこれは応援せざるを得ません。
さすがです果林さん。

侑ちゃん、、、控えめな出番でしたが『ヘイヘイヘイ果林さんビビってる』のパート、同好会メンバーとの掛け合いについて同じソロアイドルとしていずれステージに立つキャラ達(声掛け)と、あくまでも応援する立場(客席からの応援)として差別化を計った脚本は細かいな、と思いました。
しかし、ここでも相変わらずかすみんの凄さを見せつけられました。

それはそうと綾小路女史、果林さんの敵かと思ったら、単なる果林オタでしたね。
ちなみに藤黄学園の赤髪の子が今作、いやラブライブのアイドルとして一番かわいいです。

さて、果林さん歌パート。
間のCMで流れた曲(Fire Bird)がカッコ良かったのですがこれではなかったです。
新曲なのかと調べたところ収録アルバムは発売済っぽいので即ポチッとな。
まんまと運営の思う壺に。

同好会の仲間(ライバル)、東雲学園、藤黄学園、非アイドルファン、とライバル達の明確化。

朝香果林さんの物語。
と、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の始まり物語でもありました。

次回は夏、合宿!
いうまでも無く、夏、合宿といえば宿題をみんなでやる回ですかね楽しみですね。{/netabare}

■八話目
{netabare}今回は演劇部兼任のさ、桜坂しずくちゃんの物語。
そういえば昔、お、桜坂消防隊というゲームがありましてね、関係無いですが。
少し影が薄いな、感じていたキャラですが演劇部でも役割を演じ、アイドル活動もアイドル役を演じるロールプレイヤーの面がそうさせていたのかもしれません。
一年生達の物語でもあり、同好会におけるかすみん偉大さを改めて感じざるを得ない回ではないでしょうか。
(普段のポンコツ(褒め言葉)っぷりも今回の話しを回すのに自然に活かされます。脚本凄くない?)

演劇部部長さんがセクシーでしたが名前がありませんでした、残念。
部長さんも有能キャラと思われ、恐らくアイドル活動におけるロールプレイはマイナスになるのを危惧して、、、え?この演目の脚本ってもしかしてしずくちゃん専用に書き上げた??
しずくちゃんの曲、衣装は白黒ツートンで役者とアイドル(本音)をイメージしたのでしょうか、いわゆるイメージカラーとして意外に思えました。
役者イメージのワンカットが一瞬流れるのですが各衣装がかわいかったです。

藤黄学園の制服に既視感が、、、エヴァですかね、コップのフチ子かな。
藤黄学園の二人組はネームドキャラでしたのでライバルアイドルでしょうか、活動規模が気になりますね。(スポーツ漫画でよくある全国レベルの学校からの偵察でしょうか?)
最後のクローズアップは果林さんを知ってる風?それとも単なる次回予告?

侑ちゃん、、、出番が、、、少ないのに冒頭の写真撮影で楽しそうに単なるドルオタしてるのかわいい。
{/netabare}

■7話目
{netabare}近江彼方ちゃんと妹のはるかちゃんの物語。
アルバイトや家事、アイドル活動、、、と普段からのノンレム睡眠レム睡眠描写の謎が解明ししました。
妹さんも別の学校でアイドルをしてましたが、不快で不要な敵対的(かすみんを除く)要素や大きな事件もなく解決。

…訂正
事件ではないが高校生の生き様として中々と厳しい生活の彼方ちゃん。
いろいろありましたがしかし想いはリスク無しの賢者の贈り物よろしく見事、安眠を勝ち取れた事でしょう。

妹ちゃん達のアイドルの娘達も良い子でした。
歌のシーン無かったのでライバルチーム展開は今回無しかな?
そもそも9人対抗ですしね。

今回は外部との調整毎がありマネージャー活動を要すためでしょう、高咲侑ちゃんの出番が多くアタクシご満悦。
書き忘れてましたが2話目くらいでアイドル目指して無い宣言してますし、OP、ED共に不参加なんですよね。
が、マネージャー活動メイン、という事は各回メンバーとのやり取りや、ラブライブの大会?とか調整毎とかでの出番が多くなるのでは?と、今後の活躍を期待する話でもありました。
妹ちゃんのアイドルグループの話しでやたら饒舌になり歩夢ちゃんにアイドルオタクっぷりを突っ込まれる侑ちゃんかわいい。{/netabare}

■六話目
{netabare}ぼっ、もとい、ロンリーウルフの天王寺璃奈ちゃんの物語。
愛さんちゃんの存在が眩し過ぎて眩しい。
友達も増えて良かったね。
MC練習パートで歩夢ちゃんの応援している高咲侑ちゃんがとてつもなくかわいい。{/netabare}

■五話目
{netabare}生卵ご飯のスイスガール、エマちゃんと仲良し熟女先輩との物語。
朝香果林さんの物語を動かすためのエマちゃんのキャラ設定はやり易い。
早くも果林さん加入し、これにて全員集結のテンポの良さよ。(え?まだ入ってなかったの?)
高咲侑ちゃんの出番増やして欲しいけどこのくらいの関わりだから嫌みなく邪魔しない侑ちゃんホントかわいい。{/netabare}

■四話目
{netabare}スーパー生徒の宮下愛ちゃんの物語。
自分の事を『愛さん』って呼ぶのかわいい。
呼び捨てより『さん』が付くだけでここまで印象が変わるとは。
愛さんちゃんが同じクラスに居たら話しかけでくれて勘違いしそう、って何言ってんだろキモいな。
キャラソン◎、むっちゃ元気。
あんまり出番無かったけど高咲侑ちゃんがかわいいのが止まらない。
笑いのレベルが赤ちゃんな侑ちゃんかわいい。{/netabare}

■三話目
{netabare}優木せつ菜ちゃんの物語。
学園モノといえばあの役職ですね。
面倒な事なくテンポ良く進みますね。
アイドル好きなグイグイ高咲侑ちゃんがかわいい。{/netabare}

■二話目
{netabare}アイドルに真剣な中須かすみちゃんの物語。
見た目と言動とは裏腹に先輩も立てる、言葉使いも丁寧で好感持てるキャラ。
人妻感が半端無い熟女先輩の熟女感がヤバい。{/netabare}

■一話目
{netabare}ピンクな感じのセンターっぽい女の子、上原歩夢ちゃんと幼なじみの高咲侑ちゃんとの物語。
優木せつ菜ちゃんがエース的な存在?
全員顔見せしたのかな?
各話個別掘り下げからの曲紹介の王道パターンですかな。
今回は何気に歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんの二曲聞けるのでお得。
エンディングの絵がかわいいですね。

寝起きでツインテを解いたレア髪型な高咲侑ちゃん。
部室棟のアイドル同好会に行きたくてモジモジしてる高咲侑ちゃんがかわいい。
一緒にアイドル目指すのかな、高咲侑ちゃんがかわいい。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

こ、これは!。。MVのようなライブシーンがイイ

 
ふむ、人気シリーズの第3期ですね。。
シリーズの中でも、1期のμ's、2期のAqours、その両方、はたまたそれ以外のアイドルグループなど、それぞれを推すファン入り乱れてネットを騒がせてもいたシリーズ作品。

さて3期はどんなアイドルを見せてくれるのでしょう。
どんなグループにしても、また比較され、あっちがいいだのこっちがいいだの騒がれる事になるんでしょうか。。

だとしても自分は2期で終わっていいとは思わないですね。
ベタでもなんでも、夢を追う物語は胸を熱くさせてくれますし。

とはいえ好みの度合いに応じて作品への満足度も違ってくるのは仕方がないワケですが・・
自分はJKはキライじゃないしアイドル系もいけます。
(あ、アニメの話ですw)
ってか、ラブライブ新作・・待ってました!!w
(ちなみに自分はなんでもアリ、つまりμ'sもAqoursも好きですw)


 原作:漫画や小説やゲームを含めた
    オールメディアPJによるオリジナル作品
 制作:サンライズ
 キャラデザ:横田拓己
 放送:2020年秋(全13話)
 視聴:2020年冬(dアニメ)

■キャラ/キャスト
キャラはアイドルものの生命線ですが、さすが悪くない・・・
定番感、既視感はもう仕方ないw
困り顔、驚き顔、そして笑顔、いろいろな表情・・
活き活きしていてわざとらしくもなく、感情も伝わってきていいんじゃないかな。安定感というか安心感あり。

でも髪型と服装を同じにしたら区別つかないような・・
あ、そこは触れたらダメかw

ゲームで主観となるプレイヤーを、アニメの登場人物に設定していて、これは新しい試みじゃないかな・・

cv陣を見て愕然・・(大げさ
ねずこ、レンちゃんが歌うw
そしてメイプルは・・

キャスト(自分用メモ)
~{netabare}
<あなた>
高咲侑(たかさき ゆう)/矢妃野菜喜
 上原歩夢の幼馴染であり主人公。
 気のせいか男性っぽいかも。

<メンバー>(ICはイメージカラー)
★★☆上原歩夢/大西亜玖璃
IC :ライトピンク
挿入歌:「Dream with You」(第1話)♪
挿入歌:「Awakening Promise」(第12話)♪♪
 「あなた」の幼馴染である2年生。
 赤髪ダンゴヘアー。
 ヒロインらしいルックスがいい。

★★☆中須かすみ/相良茉優
IC :パステルイエロー
挿入歌:「Poppin' Up!」(第2話)♪♪♪
 歌シーンかわゆすw曲もイイ。
 いたずら好きで可愛いものが好きな1年生。
 パステルイエローのボブ。
 妹属性っぽくて元気があるのがいい。

★★★優木せつ菜/楠木ともり
IC :スカーレット
挿入歌:「CHASE!」(第1話)♪
挿入歌:「DIVE!」(第3話)♪♪♪
 歌シーンかっけーw
 冒頭、謎のスクールアイドルとして登場。
 黒髪ロングヘアー。
 実は生徒会長。
 いわゆるエース?花があっていい。
 cv楠木さんは・・
 第13回声優アワードで新人女優賞を受賞。
 ガンゲイルのレンちゃんは好演でした。
 他にもデカダンス(ナツメ)、魔女の旅々(セレナ)
 なんかも好印象。

★★☆宮下愛/村上奈津実
IC :超オレンジ
挿入歌:「サイコーハート」(第4話)♪
 誰とでも友達になれる陽気な2年生。
 金髪セミロング。。
 ナイスなノリとボディでギャル系もいい。
 (アニメの話w)

★☆☆エマ・ヴェルデ:指出毬亜
IC :ライトグリーン
挿入歌:「La Bella Patria」(第5話)♪
 スイスからやってきた3年生。
 ブラウンの三つ編みヘアー。
 出ましたガイジン系。
 サクラ大戦の織姫系かと持ったら
 カタコトな日本語じゃないw
 てことは李紅蘭枠かなw
 キャラ薄かったけどハイジ系なのがいい。
 cvのまりあさんは・・
 恋する小惑星などにも出演(未視聴)

★☆☆天王寺璃奈/田中ちえ美
IC :ペーパーホワイト
挿入歌:「ツナガルコネクト」(第6話)♪
 幼女タイプの1年生。
 ピンク色のボブ。
 娘属性に近いのがいい。
 けどちょっとエピソードが弱かったかな。
 CV田中さんは・・
 サクラクエスト (織部凛々子)でしたか。
 たしか声が気になったような(ホントか)
 え、ハイスコアガールII(使用人A)?気になる・・

★☆☆近江彼方/鬼頭明里
IC :すみれ色
挿入歌:「Butterfly」(第7話)♪
 いつでもどこでも眠れてしまう3年生。
 ライトブラウンのロングヘアー。
 可憐系おっとりスレンダーなのがいい。
 鬼滅の刃(竈門禰豆子)のように
 今回もよく寝るキャラでしたw
 でも声も歌も十分に聞けて嬉しい。

★★★桜坂しずく/前田佳織里
IC :ライトブルー
挿入歌:「Solitude Rain」(第8話)♪♪
 歌シーン惚れそうw
 演劇が好きで女優を目指している1年生。
 ダークブラウンのロングヘア。
 やさしげで正統派ヒロインぽいのがいい。
 個人的には今作1番の推し。
 中の人、球詠ではヒロイン武田詠深。

★☆☆朝香果林/久保田未夢
IC :ロイヤルブルー
挿入歌:「VIVID WORLD」(第9話)♪♪♪
 歌シーンかっけーし上手すぎw
 読者モデルもしているセクシーな3年生。
 すみれ色のボブ。
 クールで大人っぽいのがいい。
 cv久保田さんは元々アイドル活動をしていて
 μ'sと同じステージに立つことが夢だったとか。
 リアルに夢がかなう話はキライじゃない。

9人による挿入歌:「夢がここからはじまるよ」(第13話)

<関係者>
近江遥:本渡楓
 第七話で登場。カナタ(cv鬼頭さん)の妹。
 この姉妹とは・・いいですねw
 東雲学院スクールアイドル部の1年生。
 あまあま姉妹のエピソードはちょっと、こそばゆいw
 本渡さんの歌声も聴きたかったな・・
{/netabare}~

みなさん当たり前ですが・・歌がうまい。
今後の活躍が楽しみです。

■エピソード/演出
う~ん・・そりゃまあ、ツッコミたいところはありますよ・・
~{netabare}
いきなり歌い出したかと思ったら、演奏が入って衣装が変わったり、背景が変わったりw
でもそれは脳内のイメージだったり、あくまで演出だったり・・
中二病アニメでもさんざん観てるワケなんでスルーしましょうw
いいんですよ、ベタでw
いやむしろ、ベタがいい・・ベタでなくちゃw

第四話、どんなライブがやりたいか談義・・
バンドに憧れる身としては羨望のシーン・・

今回のアイドル活動は、PVとかライブとか、基本ソロみたいですね。
考えてみれば、アイドルがグループというのは固定的な思い込みでした。
昔のリアルはグループの方が少なかったし。
同好会なんだからソロでやろうが数人でやろうが、縛りはないはずだし。
グループアイドルがユニット化するのも面白いけど、ソロアイドルがたまにグループ化するのもテンション上がる気がしますw

今後リアルなアイドルでもこの形態を取り入れてもいいんじゃないかなw

第11~12話
 あゆむ「私だけのユウちゃんでいて」
 これは・・
 ゲームプレイヤーは男性が多いだろうし、
 特別な感情を設定するのはわかるとして、
 アニメで女性主人公にしたからといって、
 百合的演出でヤミ展開を見せるのは・・
 ドロっとモヤっと感じてしまってマイナスでは・・
 かわいいヤキモチ程度で良かったんじゃないかなw
{/netabare}~

一部、個人的な嗜好とは合わない部分も、あるっちゃありましたが・・
進化、変化するためにはチャレンジブルな事は仕方ないと思うし歓迎したいです。

もちろん定番、鉄板な部分も欲しいところで、それもちゃんとありました。

オープニングやエンディングも文句なし。
毎回、観て聴きました。
特にEDのあの絵があったかくてイイ。

■楽曲/ダンス
楽曲そのものも、なかなかいいですねー。
ノリが良くて、元気をもらえる。
ベタでいいんですw
伴奏も、出演者が演奏しなくていいから重低音エフェクトなエレキとかハイテンポなドラムとか盛り上げに遠慮がないw
(てか、作中での作曲者は誰w)

そして、それがダンスと組み合わさると、いっそうテンションが上がるw
歌のシーンがとにかく良かった。

作中ではポッと出てきて苦も無くパフォーマンスしているようなカンジですが、制作の裏側を想像するに・・
曲、伴奏、歌詞、振り付け、衣装、演出、アングル、表情・・
さぞかし練りに練って作られたことでしょう。
この動きはモーションキャプチャかな。ちゃんと重力も感じたし、衣装がフワッとするシーンなんかも一定の速度ではなくしなやかで印象的でした。
そして歌い手であったりその声であったり・・
さぞかし厳選を重ねた事でしょう。

ストーリーだけではそんなに刺さらなかったキャラ(例えばカリンとか)も歌のシーンがカッコよかったりセクシーだったり可愛かったりで、画面にかぶりついてしまいましたw

目をそらさず、できればスロー再生で観て欲しいですw

全キャラ惚れそうになってしまいました・・
ちょろくてスイマセン・・w


■総評
歌のシーンの楽曲と映像がかなりのクォリティ。
物語は努力シーンがなく安直かも知れないけど・・
青春、部活、可愛さ、友情、熱情、愛情、挫折、苦しみ、楽しさ、爽快感・・
部活系としては個人的に胸アツなものがあります。

3期いらない・・
ファンによる、そんなネットの書き込みも目にします。
それだけ1期や2期を愛しているという事は想像に固くないし、そういう愛し方もあっていいと思います。
その気持ちも実はちょっとわかったりもしています。

でもやはり自分としては、多くのスクールアイドルが目標とする全国大会ラブライブがあってこその、μ'sでありAqoursであって、その世界感が拡がったし、そこへ踏み出そうとする新キャラ達を応援したいと思う気持ちの方が強く持てた3期だったと思います。

是非、μ'sやAqoursとの共演(競演?)も観てみたい・・
あ、ようつべで公式動画があった・・
歌シーンの動画もある・・
期間限定みたいです。お早めに。
(ヤバ・・円盤買うかもw)
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

虹の先へ

1話
何処へ行こうか、何をしようか、と、侑と歩夢の二人が放課後を無為に過ごすシーンから始まり、自分らしく夢を追いかけるその入り口に立つまでが描かれ、なんだか胸が熱くなる。この感じは間違いなくラブライブだ。

さて今作品のシリーズ構成・1話脚本は田中仁。『ゆるキャン△』『あんハピ』『ハチナイ』などでもシリーズ構成・脚本を担当していて、私的には外さない人。期待しかない。

2話
今まではみんなで一つの夢を追いかけていたとすれば、今回の話は一人ひとりが違った夢を追いかけていてもやっていける、その方が楽しいんだ!と言う新しいメッセージ。

これだけ明確に個性・個人に焦点を当てたアイドルグループものは無かったのでは?
それは今のところ毎回ある挿入歌の歌唱シーンにも現れていて、2回ともソロなのだ。

素晴らしい!これぞ田中仁脚本の真骨頂!
多様性を語り出したラブライブの進化に期待しよう!

3話
やはり今までとは切り口が違う、かなり異質なシリーズ。誰かが幸せでないなら、そんな夢は叶えないでいい!と言い切った。

明快な全国大会至上主義批判。
ラブライブに出なくていい!と言ったのは流石に今作が初めてだろう。

その代わり、スクールアイドルがいてファンがいる。それでいいのだというメッセージが告げられ、全国を目指す呪縛から解き放たれる構成が素晴らしい。

4話
ソロアイドル!
グループ名がどこにも出てこないと思っていたら、ソロなのか!ラブライブはグループもの、と思い込んでいたからこれはヤラレた。この構想だったから、シリーズ構成に田中仁を起用したのか。

今までのラブライブがチームスポーツだったとすれば、今回は個人種目。駅伝ではなくマラソンだ。
個人の力が通用するのか?と言う恐れや怯みも描かれて、その凹みをポジティブ思考で埋めていくキャラのソロ歌唱で終わらせるのもとてもいい。

5話
自分らしさ、に自分を押し込めてしまった故に、やりたい事に踏み出せなくなる。そんな思春期の心の葛藤と克服をサラリと描いて秀逸。

この内容をピュア&ナチュラルキャラのエマと、シリーズ最強の強キャラ感を纏う果林で語ったのもよく考えられていると思う。

6話
璃奈回。
自分だって出来るんだ、変われるんだと語る辺りでもう泣けてくる。
その上で「やっぱり出来ない」と立ちすくんでしまう心に共感できるなら、この回は最高だ!と同意して貰えるだろう。

そして、その立ちすくみ怯む璃奈に、愛が柔らかな声で語りかけるシーンでもう一度泣ける。

出来ないならそれでもいい、出来ることを考えよう!
即ち自己肯定!泣ける。

7話
お互いに相手を思う故に自分を蔑ろにしてしまう。助けるとはそうでは無く支え合う事、そう言う話だった。
これを彼方と遙の姉妹愛を強調するような安易な事はせず、辞めると言い出した遥を説得するような事も無く、それでも解決してしまうのは見事だ。
その分どうしてもドラマパートが長くなってしまったが、歌唱パートを短くする柔軟な構成が光った。

そう言えば、鬼頭明里(彼方)、本渡楓(遙)、楠木ともり(せつ菜)の若手人気声優が揃った豪華回でもあった。

8話
わたし的に一番印象が薄かったしずくのメイン回。
その印象の薄さはきっと計算づくで、ここまでテコ入れしたりせずに引っ張ったのは意味がある。まったくシリーズ構成の巧みな事よ!

ただ、サブライターの脚本だったせいか『自分をさらけ出す(出せない)』というテーマに、それほど迫れていなかったのは残念だった。

9話
個人回の大ラスはシリーズ最強の強キャラ果林回。
ソロアイドルとして同好会の中で一番に独り立ちする役どころとして最もふさわしいと思う。

で、その強さだけではなく、方向音痴だったり、面倒見の良さだったりのエピソードをさりげなく配して、愛されるキャラクターとしても描いているのがいい。
ライブ前、圧倒的アウェー感に怯む彼女をみんなが大丈夫だと励ますシーンが泣ける。

さあ9人の個性は揃った!
ここからどうなる?グループとしての歌唱シーンはあるのか?
いよいよ注目の終盤へ!

10話
物語の大きな流れとしては、侑と歩夢がスクールアイドルに出会う『起』、メンバー9人の個人回の『承』が終わり、同好会の方向性、目指すところが定まり、侑と歩夢の物語に再びふれる『転』であった。
メンバーと侑との関わりが深くなればなるほど、疎外感を感じてしまう歩夢の心情が見える巧みな脚本だったと思う。

さて、気になるワードが出てきた、その名も「スクールアイドル・フェスティバル」。
これはどう収めるのか?あと3話!

11話
ついに歩夢が・・・

この心情を嫉妬とか独占欲などと解釈してはいけない。
これは不安なのだ。

その心の動きを眉をひそめ、顔を伏せ、立ち止まり、部屋の明かりを消したままにして、作画が、音響が、演出が、これでもかと写し出していく。
しかもフェスの準備のドタバタコメディを挟みつつなので、余計に明暗のコントラストが際立っていた。

虹学は脚本を褒めることが多いが、今回はコンテ・演出も素晴らしかったし、作画も最高だった。侑と歩夢が並んで歩くシーンをロングで押さえたカットなどとても良かった。

さて、もう一回見よっと!

12話
今までありがとう、そして
これからもよろしく。

多分来週はフェス回だから、今回がドラマ的には最終回だと思われる。

前回、侑が離れてしまうのを恐れての行動と思わせて、実は歩夢自身も変わっていく途上にあったとは、なんと秀逸な作劇だろう。
それにしても…
1話、10話、11話、12話と、計4話、全体の1/3弱をこの二人の物語に割くとは思い切ったなと思う。
そして、二人の物語にこれほどの比重がかけられる事こそ、ニジガクのニジガクたる所以だろう。

無印、サンシャインと続いたラブライブシリーズ、3作目でマンネリを危惧したが全くの杞憂だった。むしろアイドルものの新境地を切り拓いた、新たなマイルストーンとなったのではないだろうか?

さて次回、単に全ステージを見せただけで終わりはしないだろう。
期待が高まる。

13話
フェス回。
一人一人、それぞれのステージに立つ(一部横になる人もいたがw)ニジガクならではの胸熱展開。しかしシナリオの主題はそこには無くて、幕間のメンバー間の、メンバーとファンの、互いに支え、支えられる姿を丁寧に拾っていく。

そう!
この支え合う姿こそ、虹ヶ咲の大きなテーマを表していたのではないだろうか?
その姿勢は、メンバー間に留まらず、他作ではモブであろうコッペパン同好会!に至るまできちんと出番を用意して、あまつさえ最終話で活躍させたりする程だ。

途中、雨でステージを中断せざるを得ない状況に陥ったりするが、生徒会副会長が助けてくれる。これは、支え、支えられて夢へと進んでいくんだというメッセージだったと思う。

ラスト、今まで皆を支えていた侑が音楽科転科試験を受けるシーンで終わる…
願わくば新しい夢(2期)を。

=============

総評

面白かった!
2020秋クールにおいて、私的には”アサルトリリィ”とこれが盤石のツートップだった。(甲乙付け難い)

シリーズ内での位置づけは『外伝』的な作品らしいが、例えば”とある”は”超電磁砲”の方が評価が高いように、こちらも本家を凌駕するクオリティで、しかも全く新しい価値観を提示してきたことが良かった。

1話の感想でも期待している旨を書いたが、シリーズ構成・脚本が特に良かった。
9人いるメンバーの各個人回が9話必要という中弛みしそうな制約を、当番キャラだけでなく、別キャラも絡めたり、全体の話やテーマを少しずつ開示していったりと、工夫を凝らして全く飽きさせなかった。
さらにその各話に、少しずつ変容していく自分に戸惑う(事実上のメインヒロイン扱いの)歩夢の姿を上手く散らして、終盤のヤマにつなげる伏線の張り方は見事だった。

また、この歩夢をステレオタイプな『ヤンデレ百合幼なじみ』に貶めなかったのは本当に素晴らしかった!

これで終わりにしてしまうにはあまりに惜しい!
ぜひ2期を希望する!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

66.5 4 パフォーマンスで幼馴染なアニメランキング4位
ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (124)
369人が棚に入れました
田舎育ちの女子高生・涼海ひより。好きなことは走ること。得意種目はハードル走。そんな陸上一直線女子のひよりは、陸上部のある学校に進学するため、地元を離れ、東京の桜丘高校へと入学することに。偶然クラスメイトになったのは超人気高校生アイドルユニット『LIP×LIP』の染谷勇次郎と柴崎愛蔵。街中の大型ビジョンで流れる華やかな姿とは裏腹に、ひよりは険しい顔でにらみ合う2人を目撃してしまう。アイドルなんて興味もないし、あんな怖い人たちと関わりたくない。そう思っていたはずなのに・・・。「どうして私が、この2人のマネージャー見習いに!?」新しく出会った友達、服部樹里や中村千鶴との楽しい学校生活。上京の目的だった部活動。そして、右も左もわからないアイドル業界で、マネージャー見習いとしても奮闘するひよりは大忙し。眩いステージで輝く高校生アイドル×努力と根性の陸上系ヒロインの、新しい青春が始まる――。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男性アイドルモノなら、過去イチで楽しめたかな?

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
二人組男性アイドルのマネージャーになった、冴えない田舎娘。3人の化学変化。

まあ、「野ブタをプロデュース」に少し似た設定ですが、恋愛要素はそれより薄目ですし、女性向けのアニメって感じです。

ただ、私は結構楽しめました。特に終盤。シリアスな場面が出てきてからは楽しめました。可愛い女子を眺めるアニメではないですが、それでも楽しめる方は是非(笑)

レビューでは、本作の問題点と良かった点を書きます。レビュー前半は批評レビューになっていますが、最終的には誉めますよ(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作の主役は、涼海ひより だと思いますか? LIP×LIPの2人だと思いますか?

文学作品における「主役の定義」は、以下のように言われます。

①作中で最も登場回数が多い人物。
②作中で最も変化(成長)する人物。
③作中で唯一の心象描写がある人物。

これら、①~③を総合的に判断します。これが一般的。

さて、これらの基準を当てはめると、①はひより。②はLIP×LIPの2人。③は、3人ともだが、ややひよりが多め。

これらを客観的にみると、ひよりが主役だと思います。が、多分、本作の主役はLIP×LIPです(さりとて、群像劇っぽくもないし)。

もう一つ、別の視点から考えれば、「対役」があります。対役は、

主役の人生や考え方に最も大きな影響を与えた人物(成長の原動力)。主に、師匠や親友、恋人、ライバルなど。

です。ナルトに対するサスケ。のび太君に対するドラえもん。ルフィに対するシャンクスなどがこれに当たります。

その観点で言うなら、対役は確実にひよりなんですよね。「LIP×LIP(主役)がひより(対役)と出会い、成長した物語」に見えます。

この辺の「ネジレ」が、個人的には気になりました。本来は、「ひよりが主役」であるべき物語だと思うし。

話はズレますが、私は個人的には、「ヒロイン」や「女優」という言葉にずっと違和感があります。「ヒロイン」は「ヒーロー」ありきだし、「女優」は「俳優」ありきだし(よって、個人的には「男優」という言葉を遣いたいのですが、それだと、AV っぽくなっちゃうから、流石に遣えないw)。

例えば、「アルテ」のアルテや「花咲くいろは」の緒花などは、恋愛要素があったとしても、「ヒロイン」とは言いにくくて、「主役」と表現したくなります。

その違いは、やはり「自立」してるかでしょう。AV だけ男優と言うのは、主役がAV 女優になるからでしょうし。

その辺の感覚から、「ヒロイン」という言葉には「依存」を感じてしまいます。これは固定概念かもしれませんが、マリオとピーチみたいに、「ヒロインはヒーローに救われる存在」みたいに、自分のなかこびりついている言葉で、なんか、男尊女卑的で、あまり好きな言葉ではないんですよね(勿論、単なる「女性側の主人公」という意味で遣われてるし、私も遣うことはよくありますが)。

ヒロインたるもの、、、どうなれば良いんですかね? 可愛くあれば良いの? 私は、LIP×LIPがファンを「ジュリエッタ」と呼ぶのは結構好きで、もしこの作品が、「ジュリエッタたるもの」だと、違和感なく観れました。ロメオとジュリエッタは、対等な関係のように思うから。

まあ、こういう些細な言葉の解釈で引っ掛かっちゃうのが、文系人間の悪さだと思ってください(苦笑)

閑話休題。

そういう観点からも、終盤、ひよりが主役になってからのシリアス展開は見応えがありました。こういうアイドルアニメではなかなか踏み込まない、ファンの暗い部分までちゃんと描いていた点が、見処ありました(詳しくは余談に)。

また、男性アイドルアニメにありがちな、とにかくたくさんのグループやキャラを出しまくって課金狙いにいく感じも、今のところはなくて、LIP×LIPと、ひよりの3人成長に絞って描いているのが良いです。

また、何気にLIP×LIPの曲も良かったです。どっかのレビューにも書いてますが、私は結構アイドルソング好きなんですよね、あまり良くない理由で(笑)

2期、あったら観たいと思います。いよいよ恋愛要素入ってくると思うし。

、、、でも、それ、どう処理するんですかね? ひよりが愛蔵と付き合うと千鶴に刺されるだろうから(苦笑)、勇次郎と付き合う? 個人的には、ひよりは幼馴染み君と付き合ってほしいけどね。それが1番、嫌われないでしょ?(笑)
{/netabare}


【余談~アイドルの功罪と責任~】
{netabare}
皆さんは、「アイドルの恋愛禁止」についてどう思いますか? 

私個人の希望を言えば、本来は、アイドルだろうが自由に恋愛していいと思うし、むしろそうであってほしいです。

でも、現実としては、「アイドルとして収入を得ている期間は、恋愛禁止であるべき(少なくともファンには完全に隠すべき)」だとも思います。

先日、某回転寿司チェーンでの、「おとり広告」の問題と同じです。私の認識は、「アイドル」の多くは、「疑似恋愛」を提供する商売だと思っています(もちろん、ファンにもアイドルにも色々いますから、全員がではなく、大多数がという意味で)。

そういう点では、ホストやキャバクラ、風俗に近いですが、水商売は「いくら払えばどんなサービスがあるか」の線引きが明確で、客と店が正確に共有しているから良いと思います(客も処女性なんか求めていません)が、アイドルは非常に曖昧ですよね。むしろ、わざと曖昧にするからこそ「夢」が生まれ、そこに経済が発生しています。

自分達が、そういうファン心理を理解して、そこに乗っかっているのだから、「推しには彼氏や彼女がいない」ことが前提での契約であり、そこはちゃんと守らなくては、たくさんお金を消費しているファンに対する契約不履行だと思うんですよね。

それを、「自分達はアーティストだ。歌で勝負しているんだ」というなら、堂々とオープンにするべきだと思います。それで残ったファンと自分達のカタチを作れば良い。

また、「恋愛禁止なんて明文化ないし」というの、ややズルい。絶対に、分かってやってるじゃないですか。そんな美味しいとこ取りはアカン。

難しいのは、その範囲がどこまで及ぶか、ということですよね。「仕事中」に限定されるならば、収録中やライブ中にイチャつかなければOKで、プライベートは自由になります。ただ、その理屈だと、バンバン風俗行ってる教師とか、酔っ払って緊急オペが出来ない医者とかも、許容するという理屈になるのかな?と思っていて。

何を言いたいかというと、「そういう仕事を選んだんだ」ということです。

常々思うのは、ジャニーズって大変だよな~、幸せなのかな~ということ。だって、あんだけ格好良ければ、一般人ならもっと遊べるじゃないですか、堂々と。チャラ男ヤリチン一途な愛、何でも良いけど。

でもその分、何万人からキャーキャー言われるとか、アイドルじゃなければ出会えないような人と出会えたり、出来ない経験をしたりできていると思うので、ようは、どちらの人生を自分が選択するか、ということなんですよね。

というのも、本作で千鶴が、「推しの為にやりたくもないメイドカフェで金を稼ぎ、アイドル側が自分を裏切った(一部の女子と仲良くした)から、酷い行動に出た」という、アニメでは描かれない「闇」の部分がちゃんと描かれていたから。あれは、、、なんか考えさせられました。

先日、南伊勢町の銀行員が不正経理で得た1億5千万を、「アイドルに貢いだ」とのニュースがありましたが、あれに近いですよね。

アイドル達にその気はなくても、結果として、犯罪や無理な労働、トラブルを生みかねない構造の(表向きの)頂点にあるのだということもまた、真実なのでしょう。良くも悪くも、人の人生を一変させるだけのすごい存在なんだと思います。

プラスの側面で言えば、それで自殺を思い止まったとか、そんな凄いことだってできる可能性がある仕事だとも思いますし(だからこそ、プロフェッショナルでいてほしいし、恋愛するならちゃんと引退して、公言して、再デビューしてほしいなとも思います。ステレオタイプの思考ですが汗)。

私自身、誰かを「推し」たこともないですし、「貢いだ」こともありません。好きなアイドルは人生で0人。強いて言えば、広末涼子が昔好き(好み)でしたが、1円も使ったことはありません(あ、1冊、写真集買ったわw)。

だから、正直、「推し」や「尊い」「貢ぐ」等の気持ちはよく分からないのですが、まあ、本人がそれで幸せで、誰に迷惑をかけていないのであれば、人生をどう楽しむかなんて人それぞれ。全く否定する気はありません。

私が本作をわりと高評化しているのは、多くの(男性女性問わず)アイドルアニメが、あえてボヤかしてきたその構造にちゃんと踏み込み、最終的に、「ファンって可愛い」と言わせられるまで、LIP×LIPの成長を描けていた点にもあります。

ただ、だからこそ、2期になって彼らが恋愛に走りそうになるとき、、、どうするかが楽しみでもあります。怖くもあるけれど(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

芋女の私もヒロインになりたい♪ マネージャー見習い、頑張ります!

クリエイターユニット“HoneyWorks”(通称:ハニワ)が手掛ける「告白実行委員会」シリーズの中のお話をアニメ化した作品。

「告白実行委員会」シリーズは、
楽曲&PVでストーリーを描く群像劇です。

公式サイトへ行くと登場人物の相関図が見れますが、
はじめて見た時には「ややこしいな!」と踏み込むことをあきらめました。笑

でも一度聴いてみるとどの曲もよくて、
エピソードは胸キュンで、
踏み込んでみるともう引き返せない沼でした…w

アニメとしてはこの「ヒロインたるもの!」が5作目になるかな?
実は私にとってはこれがアニメとしては初めて視聴する作品でした。

小説もあるのですが、
そちらは未読です。

いろんな楽曲とPVを聴いたり見たりして、
キャラに対して予備知識を持っておく方が楽しめますが、
初めてシリーズに触れる人にも優しい内容になっているので、

「ハニワ?告白実行委員会?何それ?」な人でも安心してください。
むしろこの作品からハニワ沼へ歓迎しますよw

全12話です。


● ストーリー
涼海ひより(すずみ ひより)は陸上一直線で田舎から上京してきた女の子。

楽しみな高校生活だけど、
座席の前後をイケメン男の子二人に挟まれて、肩身が狭い。

実家からの仕送りが難しい状況になったのでアルバイトを探すも、
部活と両立できそうなバイトがなかなか見つからない。

ようやく受かったのは、
アイドルのマネージャー見習い。

担当することになったのはイケメンクラスメイト、
染谷勇次郎(そめや ゆうじろう)と柴崎愛蔵(しばさき あいぞう)。

二人は超人気高校生アイドルユニット『LIP×LIP』(リップリップ)だった。


基本的なストーリーは「ヒロイン育成計画」という楽曲を聴いてPVを見てもらえれば3分40秒でつかめますw
(ただし、アニメでは変更されているエピソードもあります。)

「ヒロイン育成計画」は一時期TikTokでもたくさんの踊ってみた動画があがっていたし、聴いたことがある人も多いかも。

今回は「ヒロイン育成計画」「ヒロインたるもの!」の、
ひよりの楽曲がアニメ化しています。

(「ヒロインたるもの!」は、これからアニメを見ようと思っているなら視聴後に聞く方がネタバレ避けられます。)


ざっくりとお話説明するなら、
何事にも一直線に突っ走る頑張り屋のひよりちゃんと、
アイドルとしてもっともっと上にいくために努力するLIP×LIP、
3人の青春物語です。

恋愛要素はありませんが、頑張る二人と、そんな二人を応援したいとマネージャー見習いに奔走するひよりちゃんの、チームワークと絆が素敵。

勇次郎と愛蔵は裏ではケンカばかりですが、
そんな二人の間に入るひよりちゃんがいいポジション。

時々二人のかっこよさにやられちゃうところも、
女子目線的にはたまらないのです♪

2曲合わせて7分の楽曲が、
無駄なく丁寧にアニメ化されるとこうなるんですね。

これはハニワの楽曲の歌詞がいかに無駄なく多くを語っているのか、
そのクオリティとセンスの高さがはっきりわかります。

キャラも設定もほぼ原作に忠実で、
最後まで楽しむことができました♪


● キャラクター
ひよりちゃんは陸上一筋、
おしゃれもよくわからないし、アイドルにも興味ない。

自分の好きなことややりたいことにいつも全力、
前向きで大好きな女の子です^^

cv.水瀬いのりさんの歌声がかわいいので、
ぜひ原曲も聴いてほしい。(何度もおすすめ)

アニメでセリフばかりになると、
少し耳に痛く感じましたが、だんだん慣れました。


LIP×LIPの二人、愛蔵と勇次郎がイケメン過ぎる。

というか、愛蔵(cv.島崎信長)&勇次郎(cv.内山昂輝)の歌声がかっこよすぎて…!

アイドルとして妥協しない姿勢とか、ひよりちゃんとも口喧嘩ばかりだけど内心ではちゃんと大切に思ってるんだなーという微笑ましさとか、

そういう普段の振る舞いももちろん好きなんだけど、
やっぱりライブで魅せてくれますね。

どんどんキラキラしていく二人に、
ひよりちゃん同様、どんどんハマりました!

アニメを見て、
すっかりLIP×LIPのファンになっちゃいました♪


その他登場するキャラクターもすべて「告白実行委員会」シリーズに関係するキャラばかり。

それぞれに物語(楽曲&PV)があるので、
それらも知っているとより深く楽しめますよ^^


● 音楽
【 OP「ジュリエッタ」/ LIP×LIP 】

LIP×LIPの歌声から始まるアニメ、これだけで至福。

ちなみにLIP×LIPのファンのことを“ジュリエッタ”と呼ぶので、
これはファンに贈る曲だと受け取れます。

歌詞にこれまでのLIP×LIPの曲名などが入っているので、
そんな隠れ要素にもテンションの上がる一曲です。

女の子が苦手な二人だけど、ファンに対する姿勢が変わっていくのもひよりがいたからなんだろうなあ。


【 ED「東京サニーパーティー」/ 涼海ひより(水瀬いのり)、服部樹里(佐倉綾音)、中村千鶴(早見沙織) 】

仲良し3人の可愛く楽しい曲♪

これは全話見終わってからの方が好きになりました^^


他にもEDで使われたのは、「可愛くなりたい」「ロメオ」「夢ファンファーレ」「ヒロイン育成計画」。

これらの曲たちはすべてこれまでに発表されていた曲。
ただし、歌っているのはオリジナルキャラじゃない特別感!

このシャッフルコラボはハニワファンとして楽しかったです♪


【 挿入歌「青へ」/ LIP×LIP 】

「ジュリエッタ」のカップリング曲でもあるこの曲、とても好きでした。

挿入歌はたくさんあります。
LIP×LIPのこれまでの曲がたくさん流れたのが嬉しい^^


もちろん、これらの曲はすべてHoneyWorksによる作詞作曲です。

ハニワは神曲しか生み出さんのか。


● まとめ
初めはアニメの方にはあまり興味がなく、
ちょっと見ておくかーぐらいの気持ちで見始めたアニメでした。

好きなシリーズの作品だから、というのもありますが、
ここまでどっぷりハマって楽しめるとは^^

一番は曲の良さが大きい。
そして役を支える声優さんの演技と歌声のすばらしさ。

あとは、作画が好みだったことも大きいです。

ライブシーンはCGを使わず、
二人の動きや表情の細かいところまでこだわられていたと感じました^^

やっぱりハニワが大好きで、
自分にとっての存在の大きさを実感させられました。

アニメとしての注目度は高くありませんでしたが、
まだ知らない人にはぜひおすすめしたい作品です♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

HoneyWorks原作のアニメ

{netabare}
腐女子向けっぽいけど、一応そういう要素は少なく万人向け。

内容としては、LIPxLIPの二人、またLIPxLIPの二人が仲良くなるまでの物語。
仲の悪い二人が、ひよりというどことなくたよりないマネージャーの存在によってテンポが狂わされ段々と仲良くなっていくのが感じられて良かった。
序盤はひよりがLIPxLIPに一方的にこき使われる話ばかりだったが、後半になるにつれて反対にLIPxLIPの二人がひよりのことを考えて行動するという話が増えていき、段々と二人とひよりが対等に、距離感が近づいているのが伝わってきた。

マネージャーとしてのお仕事モノとしても至って真面目で、与えられた仕事はしっかりとこなし、責任感も強いひよりには好感が持てる。
不器用ながら頑張るところに、どこか放っておけないところがあり、その面でLIPxLIPの二人もひよりに惹かれたのだろうか。

最後の千鶴の話はまさに厄介オタクというか、やばいタイプの女が結構リアルに描写されていてこちらのパートも悪くなかった。
序盤のファンレターの伏線がここで回収されるのも話の構成としては綺麗でなるほどなとなった。
ただ、あんなに主人公を恨んでた千鶴が意外と簡単に仲直りするのは違和感があった気もするが。
まあ、好意的にとらえるなら目先のこととなると何をするのかわからない性格で、冷静になって自分の過ちに気づいたという風にも捉えられるか。
そんな苦難がありつつも、序盤とは違って今度はLIPxLIPに必要とされ、再びマネージャーの道に舞い戻るというのは、ここまでのLIPxLIPとの関わりの終着点として良かった。

駄目な点としては軸の話が弱かったことか。
段々と二人がひよりを意識するようになっていくという話だっただけに、それなら仲良くなって終わりではなく、恋愛要素が欲しかったところ。5話のひよりの兄弟とLIPxLIPが接触する話も恋愛要素を匂わせてのものだし。
まあ、LIPxLIPという女性ファンも多いアイドルなだけに、そういうことをするとそれこそリアル千鶴みたいな人らから反感食らう可能性もあるからなのかもしれない(笑)

曲は全部良かったと思います。
ハニワなだけにEDも多くて気合が入ってる作品と言う印象でした。
あと、最終回のライブは最近では珍しく手書きだったので印象がいい。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
ハニワ あほげ。ガチギレこっわ。あ、バンドリの曲だ!!!
主人公の声嫌い。まあ悪くはないけど。え、バイトだよな?w

2話 ☆6
いや自分で持てや。なんだこいつらなんでアイドルやってんの?
ホモ? 買えないフラグ経ってたのにw 
なんやこいつら、せっかく待ってくれたのに性格悪すぎだろw
せめて持って帰ったれやw 

3話 ☆8
ラブオールでもあったけどテストの点が低かったら部活が...みたいなのって実在するの?
これよくあるハーレムものを男女逆にしたような雰囲気だな。
大切なのは気持ちだろw 主人公仕事からハブられてない?
こういう困難とか課題の前では仲いいんだな。
モブセカよりモブしてる。
急に仲良くなってるな。なんだこいつ 着実に3人の距離が。

4話 ☆9
パシリよくない。急に仲良くなるじゃん。
イカと女子一緒にして話すな。
自分恋愛作品は男向けよりも女向けの方が好きだな。マスゴミ?
ロゼットって何。会場が混んでるから説。

5話 ☆7
この前足ぐねったせいで。パシリ。ガチ録音か?
曲一曲ぐらいFULLで流してくれや...。最終回かな?
急に仲良くなりすぎ感はある。声のトーン。誰だお前。

6話 ☆9
ヒロインの服がださすぎる。視聴者目線でもダサい。
これ系のアニメでほんとにヒロインが可愛くないのって珍しいよね。
自分には似合わんと思う気持ちわかる。
アニメでこういうガチなおしゃれの話珍しい気がするな。眉毛を剃ろう。渚て男かよ。

7話 ☆8
こいつらもうひより好きになってるじゃんw 脳が破壊される
唐突な告白 今は(永遠に)

8話 ☆8
ポジティブ思考がすぎるw このモブたちよりも普通に強そう。
煽っていくスタイル。写真微妙じゃない?w 特殊EDいいな。

9話 ☆9
これで出れなかったら面白いな。クソ女。実質スキャンダルw

10話 ☆8
マスゴミさぁ...。これメガネだろやったの。
マネージャーですって言っとけば割とマシにはなりそう。
特定厨。けど晒しに対処しないのも違うよなぁ。

11話 ☆5
ケバい。ヤンデレ怖い。嫉妬怖い。
ちゃんととび出ないようにしまっとけw モブに厳しい世界。
いや、メガネが100悪くない? これ仲直りしたの?

12話 ☆9
さすがにあれで仲直りではなかったか。お前だったのか。
CGじゃないのいいな。アドリブw 曲好き。

曲評価(好み)
OP「ジュリエッタ」☆7
ED「東京サニーパーティー」☆6
6話ED「可愛くなりたい」☆8.5
8話ED「ロメオ(花江夏樹)」☆9.5
10話ED「夢ファンファーレ」☆9
12話ED「ヒロイン育成計画」☆7.5
5話挿入曲「夢ファンファーレ」☆8
9話挿入曲「青へ」☆9
12話挿入曲「ロメオ(LIPxLIP)」☆9.5
12話挿入曲「やっぱ最強!」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

69.2 5 パフォーマンスで幼馴染なアニメランキング5位
D4DJ First Mix(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (104)
274人が棚に入れました
あの光景を、私たちは忘れない。「ハッピーアラウンド!」が口癖の愛本りんく。日本に帰国した彼女は、DJ活動が盛んな陽葉学園に転校する。そこで目にしたDJライブに感動し、明石真秀・大鳴門むに・渡月 麗を次々と巻き込んで、ついにはDJユニットを結成することに。Peaky P-keyやPhoton Maidenなど、学内のDJユニットとも交流しながら、りんくたちは大きなステージへと駆け上がっていく……!

声優・キャラクター
西尾夕香、各務華梨、三村遙佳、志崎樺音、愛美、高木美佑、小泉萌香、倉知玲鳳、紡木吏佐、前島亜美、岩田陽葵、佐藤日向、水樹奈々、Raychell、古谷徹

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

莫大な金を掛けた結果

ブシロードが"BanG Dream!"シリーズに続けて手掛ける大型ミディアミックスプロジェクト"D4DJ"のアニメ。
木谷会長が「自らの生涯最大スコアを狙う」と豪語するほどの力の入れ方で、アニメ放送前およびスマホゲームリリース前から宣伝に圧倒的費用をかけ、まさにブシロードの社運を賭けるコンテンツの様相を示した。
ところがいざアニメ&ゲームが始まって見ると、これがなかなかの空気っぷりで、まずゲーム(D4DJ Groovy Mix=グルミク)の方は先行してリリースされたSEGAの"プロジェクトセカイ"に大きく差を付けられてしまった。今回はアニメのレビューであり、ゲームの詳細な話題は避けるが。

さて、アニメ"D4DJ First Mix"の感想に移ると、第一にアニメーションとしての評価は「大変良い」である。
なぜかネット界隈でほとんど話題にならないのが不思議なくらい映像クオリティが高く、アニメーション制作会社サンジゲンの3DCG技術を改めて証明した形。
サンジゲンさんと言えば、"BanG Dream!"の2期~3期を手掛けたことが記憶に新しく、CGと美少女アニメを絶妙に融合させた有能会社という認識。
昨年制作した"新サクラ大戦"の3DCGアニメーションは微妙だったので、やや過大評価だったかなとも思ったが、そこはやはり掛ける製作費が重要だった様子で、本作はブシロードマネーによってCGキャラの力の入れ具合が半端ではない。
CGなのにキャラがヌルヌル動くのは当然のこと、表情や髪の毛が作画以上に細かく躍動していた。
バンドリもキャラの動きにかけては既存CGアニメのトップクラスと言える仕上がりだったが、表情はややCG特有のロボットっぽさが残っていた気がするので、D4DJのキャラモデリングはバンドリ以上の完成度だったであろう。
特にライブシーンは筆舌に尽くしがたいほど圧巻で、CG自体への悪印象を持たない限り既存アニメのライブシーンにおける最高峰に位置付けるべき作品と言っても過言ではない。

ストーリーはあえて冒険せず王道をゆく。
"Happy Around!"というユニットの4人を主役とし、メンバーの結成~学園祭大会まで無難なシナリオを貫いた。
ありがちな主人公の闇落ち(ラブライブ、アイマス、バンドリ他)を回避したのは英断だったと思われる。若干メンヘラの気質がある描写があった"むにちゃん"というキャラがいたものの、なんだかんだ深いトラブルにならずにいつの間にか解決する流れに違和感があったけど…w
とりあえず良かったことは、底抜けの明るさを持つりんくが主人公として終始魅力的なキャラに描けていたこと。
表情豊かで時に破天荒な行動をとるけど、友達に迷惑をかけたらちゃんと謝れる子だったのが好印象。
騒がしいキャラ特有のウザさみたいなものが皆無だったのは、これまでの美少女アニメの主人公たちを分析したのか知らないが、よく練られた主人公だったと思う。
努力家だけど落ち込みやすい真秀ちゃん、ワガママだけど可愛いむにちゃん、真面目だけど天然な麗ちゃん、他のメンバーもそれぞれキャラが立って素晴らしい。
当初ハピアラは他のユニットに比べてインパクトが格落ちすると思われていたが、アニメの主役ユニットにするならやはりハピアラしかいない結論に落ち着いた。

D4DJには6つのDJユニットが存在するが、今回のアニメでは同じ高校に通う3ユニットに絞られた。
"Peaky P-key"は格上の先輩ユニットとして、作中でも実力を如何なく発揮。
バンドリのロゼリアに近いポジションであったが、メインボーカル響子の声優がバンドリの主人公ポピパの香澄を演じた愛実さんというのが感慨深い。
ピキピキの曲はElements Gardenが提供しているので、楽曲レベルも安定してカッコよく、愛実さんの歌い方も「バンドリの香澄」になる前のアニソン歌手だったころの歌い方みたいで良かった。
意外だったのはプロユニットの"Photon Maiden"も、アニメ内でしっかりとした役割を与えられたこと。
フォトメも一応メインビジュアルには載っていたけど、ハピアラが主役になる以上、チョイ役に留められると思ったが。
ゲームやCD楽曲を通じて一応自分の推しユニットに見做していたので、アニメでも活躍してくれたのは嬉しい誤算だった。

以上、高品質な3Dアニメーション、無難なシナリオ、魅力的な主人公とキャラたち…大変満足なアニメだったというレビューを書いた。
ただ、色々と余計なことをしてくれたブシロードには苦言を申したい。
制作会社がこれだけ死力を尽くしてアニメを作ってくれたのに全然アニメが話題にならなかったのは、やはりオンエアを他アニメの3週遅れにしたことなどで、普通のアニメファンからそっぽを向かれてしまったことが要因なのではないか。
「3週遅れ作戦でバンドリシリーズは功を奏した」と木谷会長は自信満々に語るが、バンドリ1期が話題になったのは酷い作画崩壊や"きらきら星事件"がネタになったからであり、そもそもポジティブな理由ではない。
バンドリ2期~3期に関しては、既にガルパで固定ファンが付いていたので、3週遅れは別に利点とはなっていなかったし、むしろ新規ファン獲得の弊害だった。ましてや話題作目白押しの激戦だったD4DJのクールで3週遅れなど正気の沙汰とは思えず。
また、東京MXの放送で3~4話くらいまで視聴者のツイートを画面下部に流し続けた企画も大いに不評を買った。
下手に目に入る分、選挙速報のL字よりもタチの悪いゴミ企画。
ちなみに画像キャプチャ系まとめサイトが何処もD4DJを取り上げなかったのは、ツイート垂れ流し企画が原因だと思った。著作権侵害を防止する効果はあった一方、話題性はなくなったが、得意の「流行ってる感」を打ち出すことを一番大事にしてるブシロードはどう受け取ったんだろうか。

話が脱線したのでレビューを締めると、アニメ自体は素晴らしかったので是非2期(Second Mix?)も希望したい。Merm4id、燐舞曲、LyricalLilyの活躍も楽しみなので。
ただ、巨額のブシロマネー投資したにもかかわらず、この空気っぷりはやはり残念であった。
現状バンドリと共倒れになってることも含め、やっぱりD4DJはプロジェクトとしては失敗だったんじゃないかと。
原因はアニメ制作会社や声優さんではなく完全にブシロード(木谷)側にある。
かつてのネットで散々罵倒されたけど持ち直したバンドリシリーズのように、D4DJも簡単に損切りせず復権してくれることを望んでいる。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本来出会わないものを、繋いで、新たな価値を生み出すのが、DJなのかもしれない。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
バンドリのDJ版ですね。ただ、個人的には本作の方が好きでした。とにかく明るく楽しくワチャワチャした作品になっています。

なんとなくこれ、タイトルで損している気がします。何のアニメか分からず、最初、「あにこれの初期設定IDか?」と思っちゃいましたもん(笑) 別に、「DJパーティー」とかで良かったのでは?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
曲と曲を繋ぐ。曲と映像を繋ぐ。曲とダンスを繋ぐ。

そして、曲と人を繋ぐ。人と人を繋ぐ。

格好よく言えば、DJとはそういう仕事なのだなということを感じさせてくれる作品でした。

本作は、DJの技術や、ライブに関わる要素などをマニアックになりすぎない程よい塩梅で紹介してくれます。実に初心者に優しい仕様。

また、それぞれに異なる特徴(技術)を持つ少女達が出会っていくなかで、次第に大きなグルーヴ感が生み出されていくという、王道かつDJアニメらしい構成。映像も、バンドリの経験を生かしていているのか、予算かけてるからなのか、安定しています。

正直、期待していた数倍は面白かったです。これぞ、ダークホースって感じ。

ただ、本作の最大の問題点は、「DJアニメなのに、あんまりDJしてない」というところかな(苦笑) 彼女らはもはや、「DJもいるアイドルグループ」だよね(笑) 本当は、既存の曲を上手く繋いだりアレンジして、映像や演出をつけて客を盛り上げいくだけの方がDJアニメらしいんでしょうが、既存の曲使いまくれば金かかるし、オリジナル曲出さないと金稼げないし。まあ、ブシロードだからな(笑)

と、ここまで書いておいてなんですが、私はDJにあまり良い印象はもっていないので(この辺は余談に)、ぶっちゃけ、DJ要素とかどうでも良かったのです(笑)

さて、アニメとしての本作の良さは、圧倒的にキャラの良さとキャラ配置のバランスの良さかな。全体としてはリンクの明るさと前向きさが作品の方向性を決め、ムニがトラブルを起こし、レイの天然で癒され、マホのツッコミがうまくまとめる。私は特に、ムニとレイがお気に入りでしたね。ナイスちぐはぐコンビでした!
{/netabare}

【余談~DJという存在について思ってたこと~】
{netabare}
クラブとか、付き合いで2回行っただけだけど(笑)、DJって、「なんとなく、いけ好かない」という感覚がずっとありました。

多分それは、「人のふんどしで相撲取ってる感」だと思うんですよね。映画評論家だとか、コメンテイターとかも同様。

DJって、「なんか良い感じの曲を繋げて、キュッキュキュッキュやって盛り上げるのが仕事」だけど、「盛り上げてるのは、その良い感じの曲を作ったり歌ったりしている人じゃね? お前の手柄じゃなくね?」(なのになんでお前がモテるんじゃい!)

と。この(ちょい意味はズレるけど)「漁夫の利」感がどうにも気にくわなくて。

多分これ、DJ KOO(TRF)さんやDJケミカル(ファンモン)さんの影響も大きいと思うんですよね。だって、歌番組で見る彼ら、素人からすれば何にもやってないですもんw(本当は裏ではかなりたくさんの仕事しているらしいですが、素人には分かりにくい)。

あと、クラブDJとラジオDJ、ターンテーブリストなど、素人には違いが分かりにくいってことも大きいと思います。

個人的には、ラジオDJはトーク力が必要だから、「ちゃんと自分の実力で稼いでいる」感じがして好感がもててました。ターンテーブリストは、DJ松永(Creepy Nuts)さんが関ジャムに出た時の細かな解説を聞いて、「これはギタリストやボーカリストと同じ、職人だな~」と思いました。尊敬ですね。

だから、私がいけ好かないのは、「クラブDJ」限定になりますね。まあ、あちらさんもアニヲタなんていけ好かないでしょうけど(偏見)w

とはいえ、よく知りもしないで一方的に嫌うのもなんなので、多少調べてみると、

①客層や時間帯等に合わせた選曲のセンス。
②場の雰囲気を読み、合わせる能力。
③曲を滑らかに繋ぐ技術。

が特に必要だそうで。①や②は、圧倒的な音楽知識が必要でしょうし、②にはコミュニケーション能力、③には単純な技術。

てかこれ、ほぼ「ソムリエ」と同じ仕事してるんですね。たくさんワイン飲んで、味覚えて、料理との組み合わせを重視しながらも、お客様の好みに寄り添う。③は、デキャンタージュの技術かな?

こうやってちゃんと考えていくと、「人のふんどしで相撲とる」とまでは、言わなくてもよいと思わなくてもないとも言いきれないような気もしてきました(笑)

ただ、本作の彼女らは、圧倒的に「クリエイター」ですよね。だから「人のふんどしで相撲取ってる感」はなく、好感がもてました。逆に、世の中のDJがここまでクリエイトしているかは、知らないけれど(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
懐かしい(笑) DJ導入編。

2話目 ☆3
リミックスするのは、DJとは違うスキルが必要な気もする。ライブは結構良かったのでは?

3話目 ☆4
映像表現も加わるか。あれ? この作品、面白いぞ?

4話目 ☆3
ここで、作曲家。もはや、DJのレベルを超えているのでは?

5話目 ☆4
良い友情だ。パラパラに、あのゲームの伏線が生きるか。キャラソン、お金の匂いがするな~(笑)

6話目 ☆4
バカなのね(笑) レイ大暴れ(笑) 遊び過ぎ(笑)

7話目 ☆3
Jkの腹筋サイト、、、メニアーック(笑) ピキピキの話。ハピアラとの違いが分かりやすい。この飛び入り参加は、アンチも増えそうだけど(笑)

8話目 ☆3
引き抜き未遂。まあ、そんなところだよな。マウントとれそうなステージでだけ強気(笑)

9話目 ☆3
年度末に学園祭。受験大丈夫か?(笑) 普通に考えれば、1位と8位が1回戦だよな。フォトンメイデン。負けてる感ね。レイ、歌は上手いな、セリフは棒だけど(笑)

10話目 ☆3
さらにキャラを深めるか。

11話目 ☆2
せっかく真面目にやってきたのに、ここでふざけちゃったか~という感じ。

12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「D4DJ」の合言葉は、「繋ぐ」!

この作品の原作ゲームは未プレイです。
この作品は、DJをテーマに「Bang Dream!(バンドリ!)」、「少女☆歌劇 レビュースタァライト」に続く、ブシロードが新たにお送りする音楽メディアミックスコンテンツなんだそうです。
因みに「D4DJ」の「D4」は、「4つのD」=「Dig Delight Direct Drive」の略なんだとか。


「次はキミの番だよ!」

それは、世代を超えて繋がっていく約束の言葉。

伝説とまで謳われるDJの祭典、≪D4 FES.≫。
この祭典をきっかけに、日本もDJ文化を花開かせる。

DJは誰もが気軽に音楽に触れるためのメインツールとなり、
DJユニットと呼ばれるパフォーマーたちが現れる。

老若男女問わず、多くの人々が分かち合える文化として
DJは欠かすことのできない音楽ジャンルとなっている。

そして、新たにこの場所(フロア)を目指す6つのDJユニット。

Happy Around!
Peaky P-key
Photon Maiden

Merm4id
燐舞曲
Lyrical Lily

最高の瞬間(ライブ)を目指す彼女たちの物語が、
いま幕を開ける!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。
本プロジェクト上では、6つのDJユニットが登場するようですが、アニメでは上記のうち3組のみが登場していました。
アニメの尺を考慮すると妥当な判断なんだろうと思います。

アニメの物語としては、この作品の主人公であるアフリカからの帰国子女の愛本りんくが、転校初日の昼休みの校内放送で流れた曲に聞き覚えがあったのを発端に、DJ活動にハマっていきつつ同士と共にユニットを組んで高みを目指していく…
ザックリ言うとこんな感じです。

DJ活動における日常なので、物語としての抑揚はあまりありませんが、きっとこれがこの作品における物語の正しい在り方なんだと思います。

ブシロードと聞いてピンと来なかった訳ではありません。
事実、「Bang Dream!」の中でも相当気合の入った楽曲が次々に投入されていましたし、作品の中で結成された「RAISE A SUILEN」さんは作品の枠を飛び出し、アニメ「アサルトリリィ」のオープニングを歌っているなど、音楽やユニットが物語をおいてけぼりにして、どんどん進化しているのがとても心地良かったり…

そして本作品で披露されるパフォーマンスも相当レベルが高かったと思います。
と言うより、今回はあいみん率いるPeaky P-keyに全部持っていかれてしまいました。

あいみんと言えば、BanG Dream!の戸山香澄(Poppin'Party)が頭に浮かびますが、今回あいみんが演じたPeaky P-keyの山手響子は香澄とは声色が少し違いました。
香澄より少し声のトーンが低めのあいみんボイスがヤバいくらい役に合ってるんです。
加えて、アニメの中で見られるPeaky P-keyのパフォーマンスのクオリティが半端無いんです。

第1話で流れた「電乱★カウントダウン」
第7話ライブ演奏曲で使われた「Let's do the 'Big-Bang'」
個人的には「Gonna be right」を合わせたこの3曲が私にとっての無限ループでした。
目を瞑ればPeaky P-keyのパフォーマンスを思い浮かべることができる…
何度聞いても飽きることの無い楽曲…私にとって最高の時間だったと思います。

普段はあまりしないのですが、今回は気になってTou Tubeで配信されている動画もチェックしちゃいましたよ。
Peaky P-keyの格好でパフォーマンスしている皆さん…メッチャ格好良かったんですけど!

Happy Around!にはあまり知っている声優さんはいませんでしたが、個人的にPhoton Maidenは気になりました。
DJ担当の出雲咲姫を演じているのは「つむつむ」こと紡木吏佐さんで、RAISE A SUILENのチュチュ様や「アサルトリリィ」の安藤鶴紗役を演じられていましたので…
そしてもう一人、「アサルトリリィ」で吉村・Thi・梅を演じた岩田陽葵さんもいらっしゃるんですよね。
特につむつむが演じてきたチュチュ様、安藤鶴紗、出雲咲姫は全然タイプが違うので、正直台詞だけでは区別ができませんでした。
今年のお正月にD4DJの12時間特番が放送され、その中のライブシーンを見て初めて共通点に気付きましたので^^;

と振り返ってみると、DJユニットのことばかりになってしまいましたが、ある意味仕方ないのかもしれません。
何故なら、今回登場したPeaky P-keyを始めとするDJユニットは、アニメの枠の中だけに閉じ込めておくのはあまりに勿体ないと思えたからです。

1クール全13話の物語でした。
これまで、私の中で主体はあくまでもアニメの作品そのものでした。
ですが、こういう作品に触れる度に考え方の幅が広がったのは結果的に良かったことなんだろうと思います。
これからの各ユニットの活躍に期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
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