Baal さんの感想・評価
3.6
綴る!「全ては水より始まっ・・・」“ウロボロス!”という禁呪が・・・
あわむら赤光によるライトノベルを原作とする作品です。
全12話、原作未読
異形の怪物「異端者」を倒すことの出来る存在である救世主と呼ばれる
者たちを育成するためにその力を持つことが出来る前世の記憶を持った
者たちが集まる亜鐘学園。自分の前世の事をほとんど覚えていない少年
灰村諸葉はその学園で前世で出会った少女と再び会うことになる・・・
とにかくツッコミ所の多い作品だったように思います。
ですが私個人としてはそれらの部分が特に何も思わず普通に楽しめたと
思います。色々言うとバトルシーン全般で動きがカクカクと妙に違和感
があるとか力尽きてしまったのだろうと安易に予測がつく例のシーンなど
問題だらけで世に送り出していく作品としては不十分な点が多いのだろう
と思います。でも私は様々な作品を毎週1話1話と見ていく中でこの作品
が1週間の中で1番楽しかったです。(大げさかもしれませんが・・・)
どんな名作良作、話が丁寧に作られている作品なんかよりもその見ている
瞬間が濃く感じました。
物語はそんなに面白いわけでもなく展開も飛び飛びで原作をかなり
掻い摘んで端折りながら作られているのだろうなぁと思う感じです。
その分キャラの一挙一動やバトルシーンにどんな形であっても何かアクセント
になるものを織り交ぜていると感じます。それが動かないとか制作が間に合わ
ないとかのような限られた事情の中でクオリティとか物語性とかキャラ立て
とかといった良さとは違う所に別の光を引き込んでいると思います。
OPはアリプロで今まで私が視聴した作品では記憶にはありませんが
癖になる感じで私は好きでした。
最後に私自身はこの作品を大いに楽しんで視聴しましたが、私自身の楽しさ
を感じる部分に当てはまっていたというだけの事であり、物語は私はあまり
面白くなかったと思っています。元々原作を掻い摘んでしか作れないわけで
それならこっちもそれに対応した形式を取るという形にしたまでであるだけ
です。(別にアニメを掻い摘んで見ているわけではありません)
とにかく私は楽しかったと感じたということです。
◆個人的点数評価 81.130点
余談(個人的点数評価について)
{netabare}
プロフにある程度は載せていますがその事を書いたのもだいぶ昔ですし
ちょっとばかり整理をという感じです。
(まあ大半の人はどうでもいいと思っているとは思いますが・・・)
文字通り私個人の感覚による点数評価です。大まかに言うと二つの部分に
分かれていて1つは作品としての出来、もう1つはその時間がどのくらい
良かったのかの二項目でできています。
作品としての出来というのはあにこれの星評価に私なりのアレンジを
加えたものです。いくつかの項目にそれぞれ点数をつけて合算するという
だけです。ただそれぞれの項目には基礎点があってその影響で最終的な
点数は60点は必ず、そして70点ほとんど場合で下回ることはありません。
もう1つはどのくらい良かったかであるがそれは楽しかった面白かった
などのアニメを視聴していた時の様々な感覚を総括して決めます。
これはデフォルトの値があり、そこから上下します。
点数の内部比率は前者が点数への直接的な影響力は後者の方が大きく
なっています。それは私がクオリティ等云々よりも楽しい時間を強く
求める傾向にあるからです。
まあこんなところかなと思います。
{/netabare}