バトルで友情なおすすめアニメランキング 119

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバトルで友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月25日の時点で一番のバトルで友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.9 1 バトルで友情なアニメランキング1位
とある科学の超電磁砲S(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3560)
20765人が棚に入れました
総人口230万人の8割を学生が占める「学園都市」。そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生はレベル0(無能力者)からレベル5(超能力者)の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。学園都市でも7人しかいないレベル5の一人であり、電撃を操るその能力から「超電磁砲(レールガン)」の通称を持つ御坂美琴は、学園都市で起こる様々な事件を解決していく。
レベルアッパー事件、ポルターガイスト事件が解決し、穏やかな日常を取り戻した学園都市。御坂美琴は、後輩で風紀委員(ジャッジメント)の白井黒子や、同僚の初春飾利、その友達の佐天涙子と夏休みを満喫していた。そんな美琴の日常に、彼女の運命を大きく動かす、ある出会いが迫っていた…

声優・キャラクター
佐藤利奈、新井里美、豊崎愛生、伊藤かな恵、ささきのぞみ、阿部敦、浅倉杏美
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

将来性を考えればお姉さまの方が・・・

超電磁砲の第2期。

前半はシスターズ編。
禁書目録第1期のシスターズ編と同じ話だけど、こちらは御坂美琴目線の話。
あの1件の裏では、こんな事が・・・的なストーリーです。
誰も頼れず、1人で責任を背負い込む御坂美琴。重苦しい、シリアスな展開が続きます。

{netabare}
そんな中、第8話から第10話の対「アイテム」戦は必見です。学園都市に7人しかいないレベル5の第3位・御坂美琴VS第4位・麦野沈利。心身ともにボロボロな御坂美琴が限界を超えた戦いを見せてくれます。
{/netabare}

後半はフェブリ編。
こちらはアニメオリジナルストーリー。敵はぶっちゃけ小物ですが、物量で圧倒するタイプ。しかし今回は、御坂美琴は1人ぼっちではありませんでした。

{netabare}
いつもの黒子、初春、佐天さん、婚后さん、湾内さん、泡浮さんの他に、固法先輩、柳迫先輩、春上さん、枝先さん、妹達、そしてまさかの「アイテム」やレベル5の第5位食蜂操祈まで・・・。
{/netabare}

シスターズ編が良すぎるせいか、フェブリ編は評価の低い方が多いですが、個人的には面白かったです。
最終話で、私が勝手にサムネに使用させていただいている柳迫碧美さんが活躍しますから!

第1期に続いてOP、ED曲とも神曲揃いです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 93

にゃんぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

後半のストーリー

(1期視聴済み)
すげーな
さっき第1話見終わったばかり
さすがー「あの花」の監督(長井龍雪さん)ですねー
wikiでちょっと調べて、アニメ界の逸材だと思いますー
物語からキャラまで~
文句なし!

「sister's noise」- fripSide
神曲...最初はまあまあだと思ってる...でも、ちょっと、時間が経って、何気なく...頭のなかで響いてる....

前期とは同じく、
後半は素晴らしいオリジナルストーリーだといいですねー
期待できそうー

前期より後半のストーリーはイマイチという感じ。
それでも良作だと思います。
スタッフの皆様お疲れ様でーす。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 115
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ビリビリと仲間達

超電磁砲(レールガン)の名を持つ御坂美琴とその仲間が協力して超能力を使いの学園都市で起こる事件を解決していくストーリー第二期になります。

非常に安定感があって今期鉄板で楽しめそうです。

OPも前作の雰囲気のままなかなかイイですねー。

※1話感想{netabare}
能力や人間関係を紹介しつつも事件解決をする彼女たちの日常を表すスタートでした。

最初の不良集団はベタでしたね。
中学生相手にゲスな事をしていましたがビリビリで
良いお仕置きになったと思います。

病院では色々と危機一髪でしたがジャストタイミングのチームワークで乗り切りました。
佐天さんのあの剛腕キャッチには驚かされました。
結果的には相手も含め誰も傷つかず一安心。

食蜂さんの存在や美琴の過去など今後の展開を匂わせていましたが、
どうなって行くのかとても楽しみです。
婚后さんのキャラは面白いので1期より少し目立つ活躍しないかな。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の新キャラは心を読むスキルなんですかね?
まだ能力が謎なのが興味を引きますね。
(パッと見た雰囲気がちはやふるの詩暢ちゃん似な気もしましたw)

いずれにしろ心理戦は得意そうで1話で出た食峰さんと絡み
今期は精神的な駆け引きやトリックで楽しませてくれる予感がします。
御坂妹の存在もチラホラしてますし
クローン研究への掘り下げもありそうでこの先が楽しみです。

それにしても先週今週と学園都市治安悪いです。
黄泉川さんもっと頑張れじゃん!

佐天さんは前回といい、一皮剥けてきた気がします。

EDもなかなか良かったです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
先週、新キャラがちはやの詩暢っぽいって言ったけど、
こちらも「砥信」でしのぶって読むんですね。先週は名前に気づきませんでした。
この作品、人物の漢字難しくてサイコパス並に変換が面倒です。

美琴がラボに潜入するお話でした。
私服は新鮮。中学生にしては意外とお値段の張るコーディネート。
着替えにホテルの一室を使う贅沢さには驚きです。
普通はトイレ&ロッカーだよね?

なんだかメタルギアを彷彿とさせる潜入でした。
それにしてもビリビリって汎用性高いです。
機密やセキュリティーまで突破できるとは…。
流石にツッコミたくなりますがスルーしてあげます。

クローン計画を知り驚いていましたが、凍結と分かり一安心。
…してしまったようですが水面下で動きつづけています。
大きな事件へと発展していきそうで早く続きが観たいです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美琴浮かれてましたねー。
浮かれてた方がまともな性格になるのも可愛いちゃ可愛いけども。

今回はほぼ日常回で春上さんの水着ショーが見所だった気がします。
話はそんなに進んでないけど会話で出た
「社会見学」とか「電波で繋がる」という話は今後、鍵になるかも。

クローンの方は「布何とかさん」こと、しのぶちゃんも一枚かんでる様子。
敵か味方かそれとも!?…今後どういう存在になるのか気になります。
最後にとうとう御坂妹を発見しましたし、
クローンの扱いが惨いシーンで終わりましたがどうなって行くのでしょうか?
{/netabare}

※5話感想{netabare}
前半は緩く後半は一気にシリアスに。
この作品は締めるところはしっかり締めてくれるので流石です。
御坂妹は赤ん坊を助け、猫を助け、最後にバッヂを求めて、人間味を感じました。
少ない時間でしたがちゃんと生きていて、それ故に死は残酷に映りました。
やはりこんな計画は許されないですね。
美琴の視点からこのストーリーを追うのも非常に楽しみです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
美琴の怒りはよく分かるけど力押しではアクセラレータにはかなわなさそうですね。
美琴の能力が強いだけに相性が悪さが力の差になっています。

それにしてもこの実験は余りにも酷いのです。
クローン技術上がってもこういう倫理的な事も
しっかりしないと恐ろしい世界になってしまいますね。
しのぶちゃんも味方に付けて仲間みんなで協力して阻止して欲しいものです。
一期よりも二期の方が応援しやすいシチュエーションになりそうです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
黒子達を巻き込みたくない美琴と、
美琴の力になりたい黒子の気持ちが交差して少し切ないですね。

人的被害は出していませんが美琴はテロリストとして悪には悪で対抗する形になっています。
話し合い等正攻法は効かないでしょうから致し方ない所ですかね。
とはいえ余りダークヒロインにはなって欲しくない気持ちもあって複雑です。
良い方向へ転べばいいのですが…。
次回はラボ側の対抗策が出てきそうでまた楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
アイテムという組織が登場し美琴と対決していく構図になりました。
まずは狡猾な導火線&爆弾使いが相手。
レベル違いの相手にもよく戦っていて戦い慣れしているのが伺えます。
美琴が闇の炎に抱かれて消えるのかとも思いましたが、
レベル5は伊達じゃないですね。鮮やかな逆転でした。
次回は複数相手にしなければいけなそうで、苦戦が予想されます。

一方、しのぶちゃんも独自に動き出しました。
共闘もありそうですが、どうなって行くんでしょうか。楽しみです。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
アクション満載で見応えのあるバトルでした。
ビーム兵器(?)の使い手と能力追跡者が相手で押されていました。
戦略的撤退すべきなのですが気持ちが勝って施設破壊に固執しています。
次回はタイマンバトルみたいですが体力的に限界で冷静な気持ちではないので心配です。
増援も無さそうですしどうなる事やら…。

しのぶちゃんの方も超捕まってしまい超心配です。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
いやいや単純にバトルで楽しめました。
麦野さんイキイキしてましたねー。怒らすとおっかなくて敵ながら好きなキャラです。
(cv小清水さんこういうキャラやはり上手いです。)
今回は相手の罠を上手く利用して勝てましたがまたの再戦も観たくなりました。

ラボから撤退させとりあえずは実験を止められましたが、
コレで終わるなんて上手い話ではなさそうです。
しのぶちゃんも捕まってて心配なままですし…。
インデックスと重なるシーンがあったけど続きはアチラでって事でもないよね?
コチラはコチラで事件を追うものだと思って次週以降も楽しみにしておきます。

心配といえばフレンダのお仕置きもなので、程々にして上げて欲しいです。
きっと、スゴくおっかないんだろうなー…。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
学園都市の暗部は底知れず。
あれだけ頑張って破壊し撤退させたけど大局を動かすに至らず…でした。
それでも心折れず覚悟を決めて決意を新たにする姿を見せられては応援せざるを得ません。
次回以降も応援のしがいがあります。

それにしてもみんな精神年齢高いですね。
自分の中学生の頃と比べるとなんだか恥ずかしくなります。(^_^;)
{/netabare}

※12話感想{netabare}
美琴はツリーダイアグラムをハッキングして
エラーを起こさせる計画を実行しようとしましたが
既にツリーダイアグラム自体が存在していなかった様です。
今の学園都市の機能はどうやって賄っているのでしょうか?
予知能力系の能力者等でも酷使してるのかな?
色々と謎が深まってきました。

猫のお話は完全にインデックスでしたね。
既知の話ではありますが美琴視点でどう描かれるのか楽しみになっています。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
観ていてとても痛々しかったです。
死んでゆくシスターズも痛々しいし、美琴の絶望感や無力感も痛すぎます。
レールガンの視点だと美琴の心情に触れているだけあって同情の気持ちがより強くなります。
本当に趣味の悪い実験ですね。

当麻も事件を知りインデックスとの交差が強くなってきました。
この連鎖を止めるには当麻の右手にかかって来ています。

たけどこのシリアス展開だと黒子や佐天さん達はしばらく出て来れないかも…!?
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回はインデックスと交差していると言うより、インデックスそのものでした。
まぁ名シーンだし逃せないですけどね。
既視感もあるので新鮮味に欠けはしますが心情などもより深く解ってきます。
来週もインデックスでしょうね。しばらく当麻の応援です。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
相変わらずインデックスしてますが
…あれ?本編より気合い入った感じがします。気のせい?
当麻はやっぱりカッコいい!殴るシーンはスカッとしました。
アクセラレータは元々気質があったとはいえ
あれだけ殺してたら色々と麻痺しちゃうでしょうね。彼も被害者だと思います。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
ちょっとした最終回気分。
一方通行を無事倒してくれました。分かっていても立ち上がるシーンは漢を感じます。
ここ数話は良いリメイクが観られました。
美琴の恋の方も進展するといいのですがまだまだ素直になれず先は長そう。

どうやら来週は日常が戻る様子です。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
久々に平和な一日。このメンバー揃うのも久々。
シスターズも無事回復していくようだし一安心。
インデックスのキャラは相変わらず顔映さないシステムなんでしょうか?
隠されると気になってしまいます。

品ぞろえ豊富なペットショップならネズミの真空パック売ってるんですかね?
行った事無いから良く知りませんがちょっと怖い。

美琴は相変わらずお金持ち。
スッポンと霜降り肉の鍋は贅沢だけど合うのでしょうか?
もったいなくて試す気にはなりませんが…。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 退院4:友情2:メガネ1:学究会1:犯罪1:眠り姫1

事件の匂いがプンプンしつつも友情が良く現れた回でした。
インデックスのリメイクが悪い訳ではないけれど、
レールガンとして観たいのはやはりこのメンバーでのチームワークですね。
レールガンらしさが帰ってきました。
何やら『能力』に否定的で嫌みな性格のメガネ集団が暗躍しているようで不安が高まります。
もしかして、しのぶちゃんも関わっているのかな?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 迷子7:ゲコ太2:学究会1

『チャイルドエラー』って何?孤児的な感じなのだろうけど…意味分かる人居たら教えて!

フェブリちゃん人見知りしない可愛い子ですね…美琴以外には。
まぁ、最後に少しは仲良くなれたみたいなので良かったかな。
暗躍しているメガネ軍団は何をしようとしているのでしょうか?
嫌な予感もしますし気になります。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 実験4:人造人間3:ゲコ太2:銭湯1

そんな気はしてましたが、フェブリちゃんは人造人間だった模様です。
暴走ロボットもなぜ動いたのか不明ですが操縦席から出てきた結晶(?)やアメ玉が鍵かな?
メガネ軍団の動きにも注目です。

あと今回は婚后さんが活躍が観られてちょっと嬉しかったです。
また活躍が観られるでしょうか?
{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 仲間5:闇組織2:捜査2:72時間1

スタンドプレイよりチームプレイ。
レールガンはみんなが活躍しないとね。フェブリを助けるため頑張って!
しのぶちゃんはどうも裏がありそうでメッセージを送って来ているのかな?
何となく敵では無い気もします。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 科学者5:仲間2:裏切り2:アイテム1

しのぶちゃん敵ではない様で少しホッとしたけれど、
その分メガネ君はとてもとても嫌~な感じ。
約束も守らないし正に悪役の科学者の代表的なスタイル。
ハラハラとさせてくれながらも
気持ち良くみんなでやっつける王道展開になりそうです。(アイテム含む)
確実に楽しめそうだけど一捻りは欲しいと思ってしまうのは贅沢かな?
次回以降も期待しています。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 革命6:仲間3:ワガママ1

テロリストを仲間を信じて協力して倒す!
…という良くあるアクション映画の王道の様な展開ではあるけれど
美琴の真っ直ぐな気持ちには共感できますし気分良く見られます。
こういう展開が嫌いな人って少ないんじゃないかな。
来週は皆活躍してアクション満載の予感ですし応援しつつ楽しめそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 仲間7:バトル3

いやいや爽快爽快! 気持ちの良いラストでした。
実弾使われても怪我人0とか無茶が平然と成立していたり
色々都合良すぎるんですけどレールガンはこうでなきゃ。
考えたら楽しめません!
最後はみんなの協力や活躍でスカッと晴れやかに締めてくれました。
2期で使われた名台詞を色々と持ってきたのも◎。
今までの話を呼び起こしてくれました。

フェブリは冷静に考えても学園都市で保護した方が良い気もするけど
いつの日か伏線となって帰ってきてくれると思います。
また続きが観たいです。
{/netabare}

【総評】
必要なのは理解していますが
途中でインデックスのリメイクが入るのでやや新鮮さは失われた所はあります。
それでも最終的にはその時の美琴の行動を踏み台にして
仲間を信じる事とは何なのか答えを見つけ成長を見せる展開になっていますし
全編通しての満足度は高いです。

やはり小難しい理屈や一人でも立ち向かう姿はインデックス本編に任せて
レールガンは爽快なアクションと仲間との絆がメインで良いなと再確認出来ました。
学園都市を舞台にして住み分けがしっかり出来ていて
それぞれの色が楽しめるのは嬉しい限りです。

きっと何れ3期もあると思いますので今から楽しみに待っています。

2期もエンターテイメントが詰まった爽快な作品に仕上がっています。
万人受けする内容でどなたにもお勧めできます。
1期を観ていない方は1期からどうぞ。
インデックスを観ていなくても楽しめます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 78

80.0 2 バトルで友情なアニメランキング2位
FAIRY TAILフェアリーテイル(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1153)
6896人が棚に入れました
世界中に幾多も存在する魔導士ギルド。そこは、魔導士達に仕事の仲介等をする組合。

立派な魔導士を目指す少女・ルーシィは、ひょんな事から火を食べ、火を吐き、火を纏う滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)ナツと出会い、ナツの所属するギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入する。しかしそこは、ルーシィの想像を超えた荒くれ者が集まるギルドだった。

問題児だらけの「妖精の尻尾」だが、ルーシィとナツは順調に依頼をこなして行き、次第に魔導士としても成長していく。

声優・キャラクター
柿原徹也、平野綾、釘宮理恵、中村悠一、大原さやか、辻親八、小野涼子、岸尾だいすけ、喜多村英梨、伊瀬茉莉也、小西克幸、浪川大輔、柴田秀勝

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「妖精に尻尾はあるのかないのか? 永遠の謎、故に永遠の冒険」

この作品の名前は前々から知っていました。でも、175話というあまりの話数の多さに完全に腰が引けてしまい、手が出せずにいた作品でした。

ところが、2014年春アニメからこの作品の「新作」が放送される事を知り、「新作だったら、これまでとの関係は無いのかな?」と考え4月を迎えた訳ですが・・・物語の内容が思い切り前作からの続きである事が発覚した瞬間・・・しばし呆然としちゃいました^^;

「よし・・・175話を制覇しよう^^;」
と決意し、視聴の準備を進めゴールデンウィークの全てを掛けて完走しました^^

私は、1話見たら止まらなくなる系の作品をよく一気見する事があります。
でも、175話の一気見はこれまで経験した事がないので、頂上の見えない登山を永遠と続けるような気持ちで恐る恐る視聴を始めましたが、そんな不安は序盤で完全に吹き飛んでしまいました^^


この物語の舞台には、同じ志しを持つ魔道士が集まって結成された「ギルド」という組織があります。
このギルドは、所属している魔道士に仕事を仲介する役目があり、世界中に数多くのギルドが点在しています。

その中の一つに「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」というギルドがあります。
このギルドは、普段皆んなが気軽に集まれる・・・まるで我が家の様なアットホームな雰囲気の空間で、所属している魔道士一人一人が気兼ねする事なく様々な時間を過ごしている・・・そんな場所であると共に、この物語の主人公とその仲間が所属しているギルドでもあります。

ルーシーは、見習い精霊魔道士・・・でも将来は立派な魔道士になる夢を持ち、ギルドを探していた際、火を纏ったり吐いたりする事のできるドラゴンスレイヤーのナツと運命的な出会いを果たします・・・
ナツは、ルーシーの憧れていた「フェアリーテイル」に所属する魔道士でした。
ルーシーのギルドに対する思いを聴いたナツは、ルーシーの手を引いて・・・ここから「壮大」という言葉では表現できない程の冒険物語が始まります。


2009年10月〜2013年3月にかけて175話という膨大な話数が放送された訳ですが・・・これほどの長寿番組になる理由が、物語の序盤で分かります。

ナツやルーシーを始めとするフェアリーテイルには、手を変え品を変え様々な危機や苦難が訪れます・・・
ギルド存続の危機も一度や二度ではありません・・・
でも、危機や苦難を乗り越える度に強くなっている仲間の絆・・・助け合いの心・・・
そして、自分の所属するギルドを絶対の誇りとしていて、ギルドや仲間を守るための一体感が半端無いんです・・・
加えて、一人一人が抱えるこれらの熱い思いを爆発させながら繰り広げられるバトルシーン・・・

絆の強さ・・・仲間を思いやる気持ち・・・これらの熱い気持ちを感じる作品はたくさんあります・・・
でも、こんなにも気持ちの強さを感じられる作品に・・・私は初めて出会ったように思います^^;
そのくらい、衝撃的な作品でした。

そう思う理由も分かっています・・・たくさんの物語が紡がれるのですが、1クール以上を使って一つの物語が描かれているのです・・・物語も、登場人物の心理状態も、しっかりと深掘りされ丁寧に作られています・・・
そのため、垣間見える皆んなの成長ぶりを感じつつ、物語に没頭できるんです・・・
登場人物への思い入れも大きくなるのは、ある意味当然なのだと思います。

最近、宣伝的な意味合いを兼ねて完結しない中途半端な状態の作品があるのが実態ですが・・・
それに反して、腰を据えて制作して頂いているという事は嬉しい限りです^^


話数の分だけたくさんの登場人物が出てきます・・・フェアリーテイルの皆んなはそれぞれ格好良いです^^
でも一番の推しは、やっぱりヒロインのルーシーです(//∇//)
元々持っている彼女の優しさ・・・そしてフェアリーテイルに入って皆んなから学んだ勇気・・・
着実に成長を遂げていく彼女に、色々と持って行かれてしまって・・・今も持って行かれっ放しです(//∇//)
物語の中で、彼女も色々なピンチに遭遇するのですが・・・その度に胸を痛めながら視聴していました^^;
今後の彼女の活躍に期待したいと思います。

175話あるので、完走するには時間が掛かります。
でも、時間を掛けた分だけたくさんの感動が得られました・・・
声優陣も超豪華です・・・完走して今期の176話目に物語が繋がった時にはある種の達成感を感じる事ができました^^
視聴して良かったと思えた作品にまた出会う事ができました♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 27

こっくす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ドラゴンスレイヤーって

ガジルが気にしてましたが、なつとハッピー、ウェンディとシャルル。2人のドラゴンスレイヤーにパートナーに猫がいるってやっぱ気になるんだね。何か関係があるのかな。
これから、シャルルとハッピーの居る役割のなぞがちょっとづつ明かされて行きます。そんな中で、ミストガン登場で顔がジェラールそっくり。ミストガンが何でジェラールと同じ顔何だろう?ミストガンって何者。
ウェンディと幼いころに会っていたのは、ジェラールじゃなくてミストガンだったんだね。
そして、消えて行くフェアリーテールの町並み。
アニマとは何なのか・・・。エドラスとは・・・。
ドラゴンスレイヤーだけが残った意味とは・・・。
これからの新章の展開がすごく楽しみになります。





投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

4年目に突入しちゃいますか。

『FAIRY TAIL』は漫画原作、長期放送作品の魔法・アクションファンタジーアニメです。長期作品アニメの中で私が唯一視聴している作品でもあります。


主観的には原作の内容にしてもアニメにしても十分面白く楽しめる作品だと思うので、『RAVE』と比べずに観て欲しいです。

この作品は戦闘シーンが内容の多くを占めていますが、その戦闘一つ一つになかなか良いストーリーが組み込まれており、また王道作品的な展開のためスルスル視聴が進む事と思います。そういう私も、この作品のエドラス編までをほぼ数日で視聴してしまいました(笑)
アクションシーンが多いと言う事で戦闘自体に飽きてしまうのではないかと思われますが、王道展開故に敵も段々強くなっていくため、悪く言えばマンネリ化とも言えますが、それでも毎度その先の、時には予想を反する展開にワクワクしてます。
アクションだけでなく、単純にストーリーも楽しめます。仲間や元々敵として闘った人達との出会いと別れ、数々の巨大闇ギルドとの闘争劇、数々の魔法とその演出や迫力、アースランドという世界の事情など、かなり長い期間続いているので挙げれば切がありません。個人的にはルーシィ関連の話も楽しめました。
ちなみにこのレビューの時点では『大魔闘演武編』を放送中。

放送時間が午前中という子供が主に観る様な時間帯なために子供向け作品だと思われがちですが、ハヤテのごとく第1期目にしろ、現在のONE PIECEにしろ、大人でも十分楽しめるアニメだと思います。つまり、面白いアニメに午前中も夕方ゴールデンタイムも深夜も関係なく面白いモノは面白いと言う事なのです!!

まぁ、あずにゃん似のウェンディやハッピー役のくぎゅボイス、最近あまり聞かなくなったあーやボイスが聞けるという個人的趣向が視聴を駆り立てている&継続させているというのもありますが(笑)

序盤はあまり白熱した戦いには為りませんが、特に20話を超えた辺りから熱中で出来る様に為ると思います。
そんな私のオススメアニメは声優陣も結構豪華です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

86.0 3 バトルで友情なアニメランキング3位
青の祓魔師[エクソシスト](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2985)
16967人が棚に入れました
主人公・奥村燐は修道院で暮らす少年。同じ修道院に住み、有名高校へと進学する燐の双子の弟・雪男とは違い、就職先が見つからずにいた。修道院の神父である藤本に薦められ、料亭の就職面接に向かう途中、燐は奇妙な光景を目の当たりにする。

声優・キャラクター
岡本信彦、福山潤、花澤香菜、中井和哉、遊佐浩二、梶裕貴、喜多村英梨、佐藤利奈、置鮎龍太郎、柿原徹也、神谷浩史、藤原啓治
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

運命なんてくそくらえ(75点)

全25話。
ジャンプスクエア連載中の漫画原作。
原作未読。

個人的満足点:75点
アニメ系統:ファンタジーバトル

ジャンプ物らしく王道といえば王道。
エクソシストになるため仲間と共に成長していく。

ストーリーは単純明快で、ギャグ回あり、シリアス回ありと欲張り。
設定も個人的には好きな部類の設定。

主人公「燐」は王道で剣もってますがw
そして特殊な能力を発揮して強い。
燐の双子の弟「雪男」もなかなかかっこよく強いメガネ男。
まさに少年向けの設定である。
個人的には「勝呂」がいい味だしてると思う。
あの外見とは裏腹の頭脳派キャラがいいw

対して個人的には女性陣がちょっと弱いかと。
どの娘に対してもいまいちな印象がぬぐえない。
「しえみ」はちょっと性格と乳がw
花澤さんファンにはこれはこれでたまらないのかもしれない。
「出雲」はツンデレちゃんだが、あの眉がどうしてもw
と、もう少し魅力的な女性キャラが欲しいところ。

作画は後半キャラが少し変わったかって印象を受けた。
序盤より女性陣が可愛い印象だったかな。

ストーリーはぐだぐだ回をはさみつつも
シリアス回で話を進めている感じか。
原作では完結していないようだが、
まずまずの着地だったのではないかと思う。

音楽は初期OP曲が何故ラップと突っ込みたいところだが、まあ悪くない。
後期OPの方が個人的には好きかな。
EDは前後期ともまずまずだったかな。
作中の音楽もまずまず。

原作ファンには物足りないかもしれないが
原作未読ならそれなりに楽しめるのではと思う。
全体的には無難な作りだったかなと思う。

映画化も決定し、そちらも気になるところ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

ユリをもっとだせ!


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以下、各話ごとの感想。
ネタバレを含むので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
これは期待通りの面白さ。
何この浦飯幽助設定(笑)
サタンの子供が悪魔退治?するって展開かな。
おやじもいい味だしてる。
音楽もいい感じ。
次週も楽しみ。

2話視聴。
おやじがなんてこったい。
おやじ渋い。
おやじかっこよすぎだ。

そしてサタンの息子がエクソシストに。
期待通りの展開。
次週も楽しみ。

3話視聴。
弟があああああ
面白い兄弟設定だわ。
原作読んでみたいが我慢我慢。
次週も楽しみ。

4話視聴。
のっけからギャグ風味w
しえみちゃんマジ中の人天使。
なんかいい話だった。
しえみちゃんが今後どう絡んでくるのか楽しみだ。

5話視聴。
なかなか熱い展開だった。
トサカなかなかあいい奴だわ。
髪止めには吹いた。
メフィスト・フェレスはいったい何者なんだ?
来週も目が放せない。

6話視聴。
くそ笑ろたwww
なんかこのアニメの方向性がわからんw
1話の時はシリアス系かと思ったが
なんかギャグ満載なんですがw
ウコバクかわいい。

7話視聴。
エクソシストには種類がある
という設定がなかなかいい。
ドラグーン 重火器で戦う
ドクター  薬品使うのかな?
アリア   呪文で戦うぽい
テイマー  悪魔召還
ナイト   剣で戦う
どれも興味深いね。
しえみちゃんはテイマーのよう。
今回のしえみちゃんがんばった。
ストーリーもなかなか良かった。
次週も楽しみ。

8話視聴。
今回もなかなか良かった。
そして物語が動き出した。
リンは今後どうなるんだろう。
次週も見逃せない。

9話視聴。
リンを取り巻く人たちが動きだした。
メフィストっていったい何者なんだろう。
サタンと関係がありそうだが。
次週も楽しみ。

10話視聴。
今回はちょっといい話だった。
そしてオヤジがすげえ。
ここまで存在感のあるオヤジいいねえ。
最近オヤジキャラにしびれるわw
リンもかっこよかったし。
このアニメ、ギャグ回あり、シリアス回あり
そして、いい話回ありとなかなか欲張りだな。

11話視聴。
出雲ちゃん回。
水着、お風呂w
サービスサービスw
出雲可愛いよ出雲
以上www

12話視聴。
のっけからギャグw
はにはにシスターズに吹いたwwwwwww
りんとしえみが青春して
今回は青春ギャク回かと思いきや
後半はバトルへ。
アマイモン強し。
リンのピンチに新キャラ登場。
なかなか面白かった。
まあ、しいて言うなら今回はおっぱい回でしたw
けしからん!

13話視聴。
じじいの過去が少し語られた。
じじいカッコイイ。
やっぱりじじい最高だわ。
そしてりんもちょっとカッコイイ。
ただ能力が段々強くなってきたのか?
この先色々問題がでてきそうな展開。

そしてシュラまったくもってけしからんチチだw

14話視聴。
森で訓練。
ベタな展開。
そしてベタなオチ。
だがそこがいい。
りんは来週どうするのか。

15話視聴。
勝呂熱い、そしてかっこいい。
マジ惚れそうだわw(そっちの趣味はないよw)
こういう友情ものに弱いんだよね。
そして、リンも良いところ魅せた。
このアニメ熱いから好きだわ。

16話視聴。
最近、勝呂がかなり目立ってる。
やはり名わき役がいるアニメは面白い。
展開もぐっと加速して盛り上がってきた。
来週はアマイモンの逆襲。
どうなるのか来週も楽しみ。

17話視聴。
りんがいよいよ悪魔の力をコントロールするために修行を開始。
今回はギャグもあり、シリアスもありでなかなか良かった。
そして、雪男に・・・・・・
来週への引きもまずまず。
来週も楽しみ。

18話視聴。
子猫丸回。
なかなかいい話だった。
こういうベタだが熱い展開は個人的に好み。
そして雪男はどうなるのか?
来週は誰かさんのおまちかね志摩くん回かなw

19話視聴。
久しぶりにギャク&日常回。
なんかニヤニヤしながら観てしまった。
志摩くんけっこうチャラいキャラだったのねw
パクさん、何かいように可愛く見えるし。
なかなか楽しめる日常回だった。

そして、シリアスな引き。
来週は再びシリアス回のようだ。
とても収集つくような展開ではないが
これは2期とかありそうな気がしてきた。
とにかく残りもわずか。
今後も見逃せない。

20話視聴。
リンついにコントロール。
雪男の体はどうなるのか?
学園長もどうなるのか?
最後でてきたやつもいったい何なんだろうか?
まだまだ色々ありそう。
原作も終わってないし、
後5話程度で収集つきそうにない気がする。

21話視聴。
なかなかいい話だった。
そして、じいさんと雪男が何かやるようだ。
とりあえずは、聖騎士団対新勢力といった構図になるのかな。
そこで、決着つけて終わりって展開ぽいけど。
さてさてどうなるのやら。
雪男の体の謎も残ってるし、まだまだ何かありそう。

22話23話視聴。
いよいよクライマックスか。
ついに直接対決。
リン達はどうするのか?
後2話楽しみだわ。
「私としたことが胸が高鳴るじゃないか」

後、えっと
らんま・・・じゃないし
綾波・・・でもなくて
灰原・・・でもねえしなんだっけ?

ああ、そうそうユリw
なかなかいいんじゃない。
青エクの女性キャラの中で一番いい気がする。
出番が少なすぎるのが残念だわ。

25話視聴。
まあ、なんと言うか、少年向けの無難な閉めだったかな。
青い火の鳥にはおいおいと思ったがw
映画化も決定したようだし、見てみたい気はする。

それよりも原作が気になる。
ちょっと原作読んでみようかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

悪魔退治しましょうか

ジャンプスクエア原作の王道の少年向けアニメです。
主人公の奥村燐が悪魔の王である魔神(サタン)を倒すべく祓魔師(エクソシスト)を目指すというストーリーです。
ダーク・ファンタジーというジャンルみたいです。
自分は「悪魔」とか「魔神」とか「祓魔師」などといった言葉を聞いただけですごくワクワクしてしまいました。
やはりバトルものはおもしろいです。たまに笑えるところも王道アニメのいいところだと思います。

キャラも結構立っていると思います。
個人的にはキャラデザがかなり好きです。
燐と雪男の兄弟は共にいいキャラでしたね。だめな兄とできる弟というベタな設定ですが2人ともかっこいいです。
他のキャラもよかったですね。個人的にはしえみより出雲ちゃんのほうが好みですw
ちなみに自分が1番好きなキャラは主人公の親父さんですね。
親父さんかっこよすぎる…(´;ω;`)
藤原さんの声がぴったりでした。

観終わった感想としては前半はテンポもよくていい感じだったんですが、後半からアニメオリジナル展開になったらしくちょっと盛り上がりに欠けた気がしました。
でも全体的には楽しめたので満足です^^
映画化も決定したみたいなので原作に手を出そうかと迷い中…w

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

息子が父親を超えていくということ

祓魔師としての知識と技術を磨く学園 祓魔塾を主な舞台に、
宗教や国を超えた悪魔祓いのバトルあり、
ある宿命を背負った兄弟愛や家族愛ありのダークファンタジー。
作画や設定はもちろんのこと、時々挿入されるコメディシーンも含め、
これぞ少年漫画!といった作品。

TV版の後半は完全なオリジナルストーリーということだったが、
25話あっても時間的に無理があり、せっかくの壮大な背景に
いろいろ欲張って詰め込みすぎた感があったのは残念。

しかし、原作を知らない方なら充分楽しめる内容ではあったと思う。

ゲーテの『ファウスト』に登場する誘惑の悪魔メフィスト・フェレスが
そのままの名前でこの作品の中に登場し、ゲーテの『ファウスト』からの一節を
口にしたりするのが個人的にはウケたけれども
あの言葉がいったい何を意味するのか、まったく説明されてないため
わかりにくいという印象を持った人も、もしかしたらいたかもしれない。

それでも、主人公である奥村兄弟を育てた修道院の神父 藤本 獅郎の、
息子たちへの愛情を描いたエピソードにはじわっときたし、
使い魔のクロやニーちゃん、ウコバクには和めた。

観終えて数年経っている今、この作品を思い返してみると、
{netabare} 奥村兄弟の実の父である悪魔 サタンを倒すということは、{/netabare}
息子が親を超えていくこと、つまり大人へと成長していくことを揶揄しており、
そこが王道と言われるもう1つの理由なのかもなと思ったり。


また、バトルシーンにかかる挿入曲や、UVERworldや
ROOKiEZ is PUNK'Dが歌うOP、2クール目の黒木メイサの歌うEDなど、
どの曲も好きだったし、声優陣も豪華だったので個人的にはかなり楽しめた。

ちなみに去年公開された劇場版は近々観る予定。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45

84.8 4 バトルで友情なアニメランキング4位
ハイスクールD×D(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2674)
15219人が棚に入れました
 兵藤一誠は女生徒が極端に多い私立駒王学園に通う高校2年生。この学園に通う目的はただ1つ、この学園でハーレムを作る!
だけどハーレムどころか変態呼ばわりされ、当初の目的は壮大な妄想となっていた…。ところが! ひょんなことから一誠にも初めての彼女ができ、初デートをすることに!夕暮れの公園、そっと近づく彼女…。もしかしてキス? っていうかそれ以上…?エロ妄想がヒートアップする一誠に彼女は微笑みながら言う、「死んでくれないかな?」… 。人生で初めてできた彼女に、イキナリ殺されてしまったっ! なんで!?と思いきや自室のベッドで目覚める。するとその横には紅髪の美少女、学園の先輩《リアス・グレモリー》が全裸(巨乳)で添い寝していた!?オレ殺されなかったっけ? なんでリアス先輩が? なんで裸? っていうか先輩おっぱい見えてますよぉ~!?「見たいなら見てもいいわ」 ………。 ってマジ?? リアスから説明を受ける一誠。この世に存在する悪魔のこと。リアス自身も悪魔で、一誠を生き返らせる為に悪魔として転生させたこと。しかもその代償としてリアスの下僕悪魔として永遠に従わなければならない…。驚愕の真実、荒唐無稽、混乱する一誠。悪魔で下僕? リアス先輩の下僕? ってことは先輩のおっぱい揉めるかも?持ち前のエロパワーとポジティブシンキングで、リアスの下僕悪魔として生きることを受け入れた一誠。生まれ変わった一誠の悪魔で下僕な学園生活が幕をあける!そう、いつかおっぱいハーレムを作るために!?

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

史上最低で最強の技「ドレス・ブレイク」・・・(*^ω^*;)

■ハイスクールD×Dって・・・(^。^;)
女の子の割合が高い駒王学園に入学することはや一年・・・
主人公の兵藤一誠[hyoudou issei]は日々妄想と変態と罵られる日常をすごしていたのです!
そんな一誠に突然春が訪れたのでした(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
でもそんな幸せは長くは続くことなく・・・初めての彼女に殺されそうになる事に・・・なぜ∑('◇'*)エェッ!?
瀕死の一誠を助けたのは悪魔だったのです・・・とびっきり美人のね☆彡
実は・・・悪魔の眷属になることで生きながらえたのでした!
意味もわからず悪魔と堕天使の闘争に巻き込まれていく彼の運命はいかに!!


■ハイスクールD×Dに出逢った日の日記 φ(`д´)メモメモ...
どうやら放送局によっては規制があったりなかったりみたいですね!
とにかく一誠はおっぱいが大好きみたいなのでやたら叫びます・・・おーっおーっおっぱい!!
周りの女の子もやたらおっぱいを強調します・・・というか見せます(≧▼≦;)アチャ
ストーリーは1話観ただけではなんとも言えませんけど、なんだか悪魔が正義で堕天使が悪者みたいですね!?
なんで堕天使がはびこっているのか、悪魔とどのような歴史背景があったのかちょっとずつわかってくると面白くなってくるのかなぁ?
とにかく無駄にエロな作品に成り下がらないことをお祈りしていますw†o(・・;) アーメン


■総評
地上波では規制が入るような内容でしたので完走できるか心配してたのですけどストーリーは意外にもしっかりしていたので楽しく観ることが出来ました♪
でもやっぱり「DxD」マークの規制は目障りなので、σ( ̄∇ ̄*)アタシ的には無駄な露出はいらない子でした!
(*`◇´* )ノポイ!! ・゚゚・。ロ.・。エ

ストーリーを面白くしていたのはやっぱり一誠の存在でした☆彡
一誠は「この学園でハーレムを作る!!」と公言したりと、とにかく自分の気持ちに素直でしたねw
その素直さが良くも悪くもストーリーを盛り上げてくれていたと思ってます(^ー^* )フフ♪

ストーリーは大きく2つに分けられます♪
前半は堕天使との闘争のさなか、仲間との出逢いや絆を深めていく過程が描かれていました。
そんな中でも一誠がアーシアを想う気持ちが熱かったです♪
それにしても…
{netabare}
「夕麻ちゃん♡」って引きずりすぎですよぉw
いくら初告白・初デートの相手でも殺されてるのにヽ(*´ー`)ゞ
そんな事だからアーシアまで殺られちゃたんですよね…
でもそのお陰で「心は天使」「体は悪魔」っていう、一段と魅力的なキャラとして復活できたんですけどねw
((((*ToT*)†アーメン~~~イチャイ…(* T-)□聖書~~~イチャイ!! Σ(T▽T;) ウエーン…
{/netabare}

また後半は純血上級悪魔の家系同士の熱い戦いが描かれてましね。
チェスに見立てた「レーティングゲーム」はなかなか面白い趣向でしたと思います♪
「リアス⇔一誠」の関係が深~く描かれているわけですが、アーシアも地味に頑張ってましたねw
登場人物のなかでとってもキュートだったのは、無口・無表情キャラの子猫ちゃんです☆彡
この系統のキャラの割によく喋るし、切れ味抜群の「ツッコミΣ\( ̄ー ̄;)」は一誠と名コンビを構築してましたね♪

もし2期があればまた観てみたいなって思える作品でした(*^▽^*)


■MUSIC♫
OP曲『Trip -innocent of D-』
 【歌】Larval Stage Planning
 バカテスに!OP曲『君+謎+私でJUMP!!』でおなじみのLSPの3rdシングル♪
 イントロのドラムのリズムがとっても印象的なロックチューンナンバーですね!

ED曲『STUDY×STUDY』
 【歌】StylipS
 石原夏織、能登有沙、小倉唯、松永真穂の若手女性声優ユニットのデビューシングル。
 声優ユニットらしいキラピコなノリの良いキャッチーな曲です♪


2012.01.19・第一の手記
2012.08.23・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 69

だわさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エロ枠でエロバカアニメなんだが、とにかく最高に熱くて面白かった!!

全12話。
エロ枠。
パロディ有り。:ハーレム王に俺はなる!等
ラノベ原作。
バトル系。


以下感想(総合)
はじめに言います。こりゃあ面白かったですw
基本的にはエロさとバカさと熱さで成り立っているアニメ。
このアニメ見て、エロ枠って、エロイだけじゃ物足りないんだなーと思っちゃいました。
最初から最後までずっとバカでエロイんだけど、
主人公のエロさやバカさと同じ比重で「熱さ」があって、バトルが熱い熱いvバトルごとに主人公が成長というのはお約束なところはありますが、特に鼻につくこともなく強さのインフレスパイラルもありませんでした。
あと、原作は読んでないので知らないけどシナリオがすごくまとまっていて、すっきりするし熱くなれるしほっこり出来ます(*´∀`)最終回イイ!
最終回含めて最後の展開のシナリオとかもう、文句はひとつもありませんでした。最終回は最終回よろしく、~からのOP!とか、~からのED!とか絡めてグイグイ盛り上げてくれました^^

バトルなんて思わず熱く叫んじゃいたくなりましたし。

「衝撃のォォッ!ファーストブリッドオオオオオッ!!!!」

と間違えてスクライドっぽく熱く叫んでしまったのは、セイクリッドギアという能力があまりにスクライドっぽかったからですが、いろいろパロディの一環かなと思って見ましたw

2期の可能性も仄めかしつつ終わりましたけど、2期やるなら絶対見ますヾ( ゚∀゚)ノ゙



以上

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

以下は視聴中のレビューです

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

4話まで視聴感想。
とりあえず、エロアニメとしてエロ描写はしつこいくらいあるのでここまでくるとエロい気がしない不思議!

とりあえず

エロバカな主人公が異能の力でエロバカなりに頑張ってバトルしたりするお話ですね。

意外とけっこう熱さ持ってるんですよねこの主人公。
異能の力はほぼスクライドのアルター能力をパクっててウけましたが…

一言で言うと

「学園系青春エロバカ微グロ熱バトルアニメ」

ですね。

一言じゃないですね。
そんでも、おもしろいって思います。

来週の回はやく見てぇぇぇぇぇえええ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39
ネタバレ

Ryuvay さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

熱いバトルとおっぱい ~主人公はいわゆる「ラッキースケベ」じゃない

原作未読、1話視聴後の雑感

無駄に揺れる、無駄に見せる、無駄にハーレム!

と書けばただのHなアニメですが、なかなか演出がよく物語りや設定などもしっかりしています。

おもしろいとまではいきませんが、導入編が終わって以降、gdgdになったりせず、勢いやテンポが維持でき、世界観やキャラ設定を存分に活かし続ける(おっぱいハーレムアニメではココ重要、活かせずにエロ萌えばかり走ると飽きる)ことができれば観続けようとおもいます。(<視聴後追記:クリアされてました)

内容的にもおっぱい描写が無くてもじゅうぶん見れるのではないかと思います。純粋な悪魔と天界から堕ちた堕天使との戦い、あるようでなかなか無い世界観でしょう。無名声優や新人声優が多くなってきた昨今、声優もなかなかメジャーな方たちを採用されています。

以下視聴後レビューを簡単に

期待以上でとても満足してます!
続きをやるなら是非とも観たいと思いました。

ちょっと考えてみたんですが、この主人公ってこういったアニメによくある単なるラッキースケベでは無いように思います。なぜかって別にラッキーなんかじゃないんですよ。すでに同等かそれ以上の対価を支払っているんですよね。そしてそれは今後もずっと支払い続けるんでしょう。{netabare}最終話で主人公もその覚悟を宣言し、ヒロインもそんな主人公に惚れた。その部分も納得ができます。{/netabare}それに対しとても好感を持てる、それが熱い想いと熱いバトルにつながっているのだと思います。そして、それにちゃんと応えてくれるヒロインたち。それが、単なるラッキースケベおっぱいアニメを凌ぐとてもよい作品になったとも言えるでしょう。
ひとことで言えば、主人公がスケベだけど本当にかっこよかった。
{netabare}
ラストはいまだかつて観たこと無い「おっぱいアニメなのにコメディ要素も含めたとても爽快なハッピーエンド」でした
次シリーズを匂わせる終わりかたをしているのでそれもまた期待しています。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

91.6 5 バトルで友情なアニメランキング5位
Fate/Zero 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★★ 4.3 (3243)
17834人が棚に入れました
これは始まり「ゼロ」に至る物語――― 奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の 魔術師(マスター)が七人の英霊(サーヴァント)を召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。三度(みたび)、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。Fate/Zero 第一期で語りきれなかった残りすべてが、今ここで明らかになる。

声優・キャラクター
小山力也、川澄綾子、大原さやか、速水奨、関智一、中田譲治、阿部彬名、山崎たくみ、緑川光、浪川大輔、大塚明夫、石田彰、鶴岡聡、新垣樽助、置鮎龍太郎

にすわGT さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

いや…もうね、言うまでもないっしょ。

いうまでもない孤高の作品。

他作品とは比べ物にならないクオリティー。
ストーリー性の高さ。
声優陣のすばらしさ。
etc……

もう比べる作品なんてありません。それほど群を抜いているアニメです。

この作品はFate/staynightの十年前、ゼロに至る物語という設定ですが、前作品を知っていたらさらに楽しめるという作品です。
ですがこれから見ても十分楽しめます。とはいっても一期からありますのでブルーレイを買って見てください。
というかフルHDの液晶テレビでみるとめんたまぶっ飛ぶほど映像がきれいです!作画がすばらしいとか動画処理がすごいとかそんなレベルじゃない。とにかく見てください。

シナリオは名目上二期というだけで、実質2クール分割の後半ということになります。
まあ内容はそこまでにして……

声優陣もすばらしい!
キャラが立っていてかなり見やすいです。
ていうかもうほんとにすばらしい。この一言に尽きます。


●16話(二期3話)見た後の感想

すごい!すごすぎる!
なんなんだこの超展開。
原作読んでない自分にとってこの展開はレベルが高すぎる。
そしてほんとに神回の連続です。毎週こんなにシナリオ、作画のクオリティーが高くて作者陣は息切れしないのでしょうか。
久しぶりに心に響くアニメです。。
本放送一回見てわたしもうギブアップです。心が痛すぎて録画したものなんかもう見れません。

なんだかありきたりな表現になってしまいましたが、ホントにこれくらいしか言葉がでないほど衝撃を受けました。

●中盤の評価

だんだん面白くなっている今日この頃。
毎週放送開始前30分前からテレビの前で待ち構えてる甲斐がある。そう思えるようなアニメです。
もうね、声優陣の演技がほんとにすばらしい!
群を抜いてイイ!
今まで100本以上のアニメを見てきましたが、トップクラスに声がいいです。声優ファンじゃなかったんですけども、一気に声優ファンになりました。
若手からベテランまで揃った声優陣はホントにいい味出してます!

●最終話を見て

いやあ、素晴らしい。ホントにすばらしい。

演出が憎いですね(笑)見てるファンが イイ!って思えるような映像がバンバン入っている。

内容に関しては、今まで見ている中で人間の心理描写がイマイチパッとしないなっていうのが正直な感想でした。
例えばAngel Beats!のような背景や話の流れを駆使したウマい!と思わせるような感じ。
でも最後の二話を見ていっきにその流れはなくなりました。

なんで今までこういうのなかったんだ!

って叫びたいくらいです。
ここから先はネタバレになってしまいますので書くのは控えますが、最後までの素晴らしい作画、演出、声優さんたちの素晴らしい演技、そしてなによりこの物語を書いた虚淵さんに感謝の意を表します。

ありがとうございました!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 35
ネタバレ

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

~雲蒸竜変~

これは、怒りと嘆きに駆り立てられた闘争の物語であり
運命に身をなげうった者たちへの祝福の讃歌である―――――


『Fate/stay night』の前日譚としてあらかじめ結末が決まっているなかで、そこに至るまでの過程を魅力的かつ重厚に描かれていた作品です!
一般的に多くのキャラクターを出すほど一人一人の存在が希薄化してしまうことがあるのですが、
7組のマスターとサーヴァント、それを取り囲む人物たち、どのキャラクターも強烈な存在感がありとても見応えがありました。
またお互いが他の人の魅力を引き立てているところも印象的。
ケイネスのような魔術師がいるからこそ近代武器を使っている切嗣の異様さが際立ったり、
キャスターのような悪逆非道な外道がいるからこそウェイバーの成長が輝いて見えたり…
各キャラがそれぞれのベクトルで突出した魅力を放っているので、そのぶん他のキャラの特性がより強調されていて見事でした。


◆聖杯戦争に参加する各陣営◆
【セイバー陣営】マスター:衛宮切嗣
{netabare} 騎士道精神を重んじるセイバーに対し目的のためならどんな手段も辞さない切嗣。
 正反対な考えのために終始冷えきった関係でしたが、どこか似通った点が多かったように思います。
 マスターには無視され続け、ライダーに王としての在り方を一蹴され、
 ランサーの最期を見て、バーサーカーの思いを知って…
 セイバーは次の聖杯戦争に何を思ってのぞむのでしょうか。
 stay nightにも繋がっていくこの二人は、そこで初めて絆を感じることができるのかもしれません。{/netabare}

【アーチャー陣営】マスター:遠坂時臣
{netabare} この陣営は裏切りと欲望が入り混じりサーヴァントの裏切りによってマスターが死亡する結果に。
 ただやはり英雄王・ギルガメッシュにはとても惹きつられました。
 ライダーの考え方も綺礼の考え方も賛美する彼の姿はまさに英雄王にふさわしいと思います。{/netabare}

【アサシン陣営】マスター:言峰綺礼
{netabare} アサシンの活躍はほぼ見られませんでしたがマスターである綺礼の心情は丁寧に描かれていました。
 悪に堕ちることで快楽を得られるということを知った彼はどんどん悪に染まっていきます。
 気まぐれで凛にアソッド剣を渡したときにはほぼstay nightの言峰綺礼になっていたように感じました。{/netabare}

【ライダー陣営】マスター:ウェイバー・ベルベット
{netabare} ライダーの最終宝具・王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)。
 それは剣でも槍でもなく同じ大地を駆け抜けた朋友たちでした。
 誰でも持てるわけではなく、誰にも奪うことはできない宝。
 彼らとの絆こそが至宝であり、征服王が誇る最強宝具であると。
 本来ならばマスターに従うべきはずのサーヴァントですが
 征服王・イスカンダルは王としてウェイバーを導いていきます。
 令呪がなくとも心で繋がる真の絆。主従関係が逆転したラストのシーンには涙が出ました。
 漢の背中から学んだ生き様はウェイバーにとって計り知れないぐらい大きなものだったと思います。{/netabare}

【ランサー陣営】マスター:ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
{netabare} この陣営もマスターとサーヴァントとの関係が最悪だったうちのひとつ。
 フィオナ騎士団随一の戦士であるディルムッド・オディナは、
 ただ忠義を果たすことだけを願い召喚されましたがそれすらも叶わず悲運の最期を迎えます。
 怨嗟を叫びながら消えていった槍使いの狂気に満ちた姿は、英霊というより悪霊に近かったです。
 ケイネスに関してもどこまでも報われることはなかったですが、
 この陣営が本作により深い味わいを出していたことは言うまでもありません。{/netabare}

【バーサーカー陣営】マスター:間桐雁夜
{netabare} 物語上、絶対に頂点に立つことはないのがはっきりとしているのに応援したくなる陣営。
 結局、雁夜は葵を助けたかったわけではなく、葵を助けた恩人になりたかっただけでした。
 偽善による行為が報われないどころか最悪の方向に向かってしまうあたりも本作の魅力と言えます。
 バーサーカーについては戦闘シーンは良かったものの心理面が少し描写不足だったかなと思います。{/netabare}

【キャスター陣営】マスター:雨生龍之介
{netabare} 互いに他人の話を聞いていない感じだったのに、なぜか当人同士は意気投合していた陣営。
 この二人は散々場を掻き乱したあげく報われた最期を遂げていました。
 あれだけ生き生きした表情で死んでいったのはこの陣営だけだったと思います。
 特に青髭ことジル・ド・レェは、自分の過去の行いに後悔し歪んでしまっていました。
 しかしラストでかつて自分もまた一人の騎士として馳せていた日のことを思い出しました。
 見失っていたモノを思い出したキャスターの最期はとても救われていて、
 本作でも特に素晴らしい散りざまだったと思います。{/netabare}


『一度は人生を終えた者たちが後悔の念とともに蘇って挑む人生のリターンマッチ』
成すべきことをして死んでゆくのか、後悔を取り払えないまま死んでゆくのか。
現代に蘇った英霊たちの『散り様』に注目して観ていましたが
結果、最も後悔し絶望している者と最も後悔してない者が生き残るというやや皮肉な終末を迎えました。
あくまでも『Fate/stay night』の前日譚としての作品。本作だけでも楽しめますが、ラストで感じる空虚感を満たすためにはやはりstay nightを観る必要があるなと感じました。
運命に抗う者や、運命を直視する者。
様々な“運命=Fate”が描かれた本作は単純にバッドエンドとは言えない重厚な物語となっています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 86
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

それにしても哀しい戦争だった

<最終回を観終えての感想>

22話から24話は目が離せなかった。

やはり特筆したいのは、ライダーの生き様。
ある意味予想通りの展開と男臭さ。
最初の頃と比べたら随分と成長したウェイバーも、まだまだこれから。
そして何より、ギル様もまたカッコよかった。

セイバーはちょっと不憫な気もしたけれど、彼女らしかったかも。
ちなみに、きのこさんからのお達しで切嗣とセイバーは、
サーバントとマスターいう関係においての会話は3回までと
決められていたのだそうだ。

不憫といえば、激化していく聖杯戦争の末の切嗣もまた、
過去編での彼を思うとせつな過ぎて。

さまざまなタイプの王がいて、さまざまなタイプの英霊がいる。
王たる器とは何か、なんだか・・聖杯という器そのものが
その王のための器であったはずなのに、どこでどう間違えたのだろう、
などとつい考え、間違えた人がいても本物の英霊は
そんな器など必要としないんじゃないのか?とさえ思ってしまった。

とにかく、見応えのある2期で、かなり心を揺さぶられた。
作画も夜の風景が特に美しかったし、音楽も良かった。
きっとこのあと再び「Staynight」のほうを観ると
すごく良くわかるのだろうな(笑)
----------------------------------------
<16~18話までの感想>

{netabare}
18話まで視聴し、ここにきてようやく切嗣の過去が語られ。
なるほど、彼の冷徹さとこの聖杯戦争における立ち位置、魔術師や教会に対しての思想。
それらにとっての原点が、ここにあったのかと納得。

彼の人生において奥底に渦巻いているもの、その記憶はとてつもなく悲しいものだった。
そしてその後、どう生きていったかも容易に想像がつくほど
見応えのある18話だったし、今後の展開が楽しみになった。
{/netabare}

<15話までの感想>

プロローグだったと言える前期に引き続き、
四度目の聖杯戦争のその後が描かれるこの2期。
『Fate/Stynight』を観ているので、この聖杯戦争の結末は
わかっているわけだけれど、その当時より格段にアップした作画の
クオリティの高さとスケール感に、期待はかなり大きかった。

がしかし、{netabare}龍之介の最期はちょっと物悲しかった。
彼は元々、「死」を知るために殺人を犯していた人物。
はじめて実感できた「死」に満足したのは救われたものの、
結局、自己愛でのみ完結してしまってたからなぁ~ {/netabare}
まぁそのあたりが虚淵玄氏らしいといえば、らしいところかも。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 100

88.2 6 バトルで友情なアニメランキング6位
ソードアートオンラインⅡ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (3913)
22412人が棚に入れました
《SAO》事件から一年が経ったある日、キリトは、総務省《仮想課》の菊岡誠二郎から奇妙な依頼を受ける。それは、銃と鋼鉄のVRMMO《ガンゲイル・オンライン(GGO)》で突如発生した怪現象《死銃(デス・ガン)》事件の捜査であった。漆黒の銃を持つ謎のアバターに撃たれたプレイヤーは、実際に現実世界でも《死》に至る……。その不気味な事件の捜査を断り切れなかったキリトは、《仮想世界》が《現実世界》へ物理的に影響を及ぼすことに疑いを抱きつつも、《GGO》へとログインする。《死銃》の手懸かりを掴むべく、不慣れなゲーム内を彷徨うキリト。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、長大なライフル《ヘカートII》を愛用するスナイパーの少女・シノンだった。彼女の力を借りたキリトは、自らがターゲットとなって《死銃》との接触を試みるべく、全ガンナーの頂点たる対人トーナメント《バレット・オブ・バレッツ》に挑む……。

声優・キャラクター
松岡禎丞、沢城みゆき、戸松遥、竹達彩奈、伊藤かな恵、日高里菜、高垣彩陽、平田広明、悠木碧
ネタバレ

キヨシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

10倍楽しめる方法

{netabare}今回の見どころはアインクラッド編では剣だけの戦闘でしたが、ファントムバレット編のガンゲイルオンライン(GGO)では銃がメインの戦闘にも関わらず、キリトが剣だけで勝負する所だと考えます。
また、知っている人もいるかもしれませんが、ソードアートオンラインⅡではデスゲームではないのですが、死銃と呼ばれるプレイヤーに撃たれると現実世界のプレイヤーが死亡してしまう事件から始まります。
死銃と呼ばれるプレイヤーは、アインクラッド編でラフコフのメンバーの一人であることを知ってから見るとファントムバレット編がアインクラッド編から続いていることが分かって、違う視点から楽しめるのではないでしょうか。
そして、ソードアートオンラインⅡでキーマンとなるのはGGOで新たに登場するシノンではないかと考えています。最終的に、シノンはこの事件に深く関係する人物だと思います。

上記のことから、
・ガンゲイルオンライン(GGO)では銃での戦闘がメインだがキリトは剣での戦闘スタイルを変えない
・死銃がアインクラッドでラフコフのメンバーだった
・事件解決のキーマンとなるのはシノンである
この3つが今回の見どころであり、ソードアートオンラインⅡをより楽しめるための要素ではないかと考えます。

また、ソードアートオンラインの代名詞である剣を使った戦闘シーンや、キリトの反射神経とバトルセンスもご覧になれると思います。

<ストーリ・世界観>
SAOがクリアされて1年後の2025年12月。戦いの果てに明日奈を助け出した和人は、かつての仲間たちと共にALOの世界を生きていた。そんなある日、和人はSAO事件で顔見知りとなった役人の菊岡から、銃撃戦が繰り広げられる銃器世界《ガンゲイル・オンライン》(GGO)に出没した謎のプレイヤー、《死銃》が関わるとされる連続変死事件の調査を依頼される。
真相を究明するべくGGOへダイブした和人は、ログイン直後に知り合った少女・シノンからGGOの世界についてのレクチャーを受けつつ、《死銃》との接触を図るべく最強のガンナーを決める大会バレット・オブ・バレッツ(BoB)へとエントリーすることになる。これまでと全く勝手の違う銃器世界での戦いに苦戦するキリトだったが、持ち前の反射神経とセンスを駆使しながら戦いを勝ち抜いていく。
やがて一連の事件の真実に迫る中、キリトはかつての忌まわしき因縁と対峙することになる。Wikipediaより参照
{/netabare}
小説からの情報ですがアニメでのオリジナリティもあることを楽しみにしてます。
今回のアニメを通してソードアートオンラインを好きになってくれる方が増えてくれるととてもうれしいです。
また、アニメ化したことで漫画や小説を読んで見比べることも、楽しめる方法の一つではないかと考えます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大作は続く

SAO事件から一年、キリトの新たなる戦いが
銃と鋼鉄のVRMMOガンゲイル・オンライン(GGO)で始まる!

今期注目度No.1と思われる作品の登場。
前作の個人評を短く言うと
「エンタメ性演出面は抜群だが
偶然に偶然が重なりご都合主義が過ぎるシナリオに不満」
という事で世間様の評判よりは低い。
それでも魅力があり期待感は高くなってしまう作品なのは間違いない。

さて、期待を持って観た1話だが、
う、うーん。まだ導入という事で大人しいスタートだった。
視覚的にはデスガンの犯行シーンが一番の見せ所だったが
この作品にしては派手さや衝撃に欠けていた様に思う。
本人ではなくモニターを撃ったのも地味だし(この行為に意味があったかも知れないけど)
ドクロと外套の怪しい風貌の割に手にした銃がトカレフっぽいのも微妙に安っぽく感じた。
いや別に悪い銃じゃないけど小物っぽくないですかね?

それとキリトの「現実と仮想の違いは情報量の差」ってのも
ちょいと引いちゃう発言…。現実世界もうチョット見つめようよ。

まぁ大人しいスタートだったのは大作の余裕って事で次回以降も期待してみようと思う。
黙ってても盛り上がる作品にはなるよね!?

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

取りあえず事件については感じた事を書き留めておきます
【予想】{netabare}
今回の事件は「銃」に秘密がありそうだが多分関係ないと思う。
トリックは別にある。
ミスディレクションというヤツで銃に注目を集める事に意義があった様に思う。
デスガン(人物)はドクロの仮面で顔が隠れ、声も謎なので
今まで出てきたキャラの中に関係者がいそう。
手まで包帯で覆っている事には必然性がありそうで
アスナとの会話「手を握った感触で誰だか判別できる」云々が伏線になっていそう。
ただし複数犯の可能性も考慮しておくべき。{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の舞台である銃のVRMMO「ガンゲイル・オンライン(GGO)」の
世界を紹介する回。
話が進まず焦れったくもあるがお陰で大分知る事が出来た。
鉄と荒野の匂いもなかなかイカス!

「リアル」とは言わないがとても魅力のある世界で実に面白そう。
一つ一つの動作が丁寧かつスピーディー、
ガンシューティングの呼吸というか間というのが良く分かっている。
(さばげぶにも爪の垢煎じてあげてくれ!)
盛り上げ所の演出も良く迫力があった。
「そこから落ちるのいくら何でも高すぎるだろ!」とか
「落下中に重ライフルは当たらないぞー!」とか思いつつも
この世界に浸かり見入ってしまった。 この辺りは流石SAO。

キリトも決心した様でこの世界にどう参入していくのか期待が高まる。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
シノンの実生活とキリトがや~っと始動した回。

大作の余裕…ありすぎ!?
まず説明書熟読させてからゲームスタートさせられる感じ。
1期みたいにキリトと視聴者が一緒になって放り込まれ
手探りで進む展開が好きだったし
それによって感情移入や物語への入り込みがより深く出来たのに
今期はちょっと視聴者への説明が過ぎる様に感じる。
このまま俯瞰で物語を追わせないで欲しい。…まぁ大丈夫だと思うけどさ。

シノンは精神治療も兼ねている様子。
大会に勝てば治るってのは単なる自己暗示なだけなんだけど
キッカケってそんなモノなのかも。
治って欲しいけど治って感動する程でもないかな。
指向けられただけで不安になるのは困りモノだけど実生活で銃持つ必要ないし
「クララが立った」とは別次元。

銀行(郵便局かな)強盗は何が一番の目当てか忘れちゃってるは
幼女ともみ合いになるはでツッコミ所満載でした。
こんな強盗は居ないだろ流石に…。

メモ{netabare}
被害者=撃たれたアバターとは限らない
看護士さんと握手
シノンの父の死
{/netabare}{/netabare}

※4話感想{netabare}
いよいよGGOの世界へ。
男臭いゲームの中、女性っぽい容姿でスタートするのはまぁ良いけど
ネカマ設定なのはちょっとキモい。
早く身バレして普通に戻って欲しい…というか元々シノンは女だと勘違いしてるのか?
キリトの思い過ごしじゃないの? …別の意味で違う世界に行かないで!

GGOでもキリト無双は健在で早速ゲーム(の中のゲーム)相手に披露。
本当にいつも通りお強いですなぁ。

そして、こちらの世界でも剣で生きていく事を選択した模様。
現実的には無茶なんだけど、銃に剣で挑むのはロマンを感じるし
やはりソードアートなのだから譲れない所でしょう。
(でも大抵この設定の物はB級以下のシナリオになっちゃうんだけどね…。)
戦いではシノンの援護とか連携も見られそうなので楽しみではあるけど
アスナが見たら浮気判定になりそうな気もする…。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
いよいよBoB開催。
空白でのエントリーが吉と出るか凶と出るか。
(普通必須項目あるだろ!…とか突っ込むのは野暮?)
男だと早々にバレてオカマちゃん設定が解かれたのは良かったけど
まだ少々、口調がお淑やかな気がするのは気のせい?

試合では当然の如く強さを発揮。
剣で弾を弾くくらいお手のもの。相手の位置も察しちゃいますよ!…ぇ!?
ここまでくるとハンドガンでの牽制の意味があるのかは疑問だけどね。

相手の銃の集弾性の悪さが気になったけど、
ターゲットサークル内でランダムって設定なのでまぁ納得。
それを読んじゃうんだからキリトはやはりハンパない。

試合後はデスガンとの初接触。
怪しさ満点だし、都合良く組織のマークが露わになってて包帯の意味なし!?(笑)
キリトはもう犯人(デスガン)に辿り着いてしまったのか。
…やっぱり、推理要素は期待出来ないかな?
深く考えず娯楽アクションとして楽しむべきかな…って気になって来た。
{/netabare}

※6話感想 {netabare}
ラフィンコフィンとの戦いで負った心の傷がまた開き、
我を失いシノンに対して無気力な試合をしてしまったキリト。

戦いでは神の如き強さのキリトでも精神的にはやはり人の子。
少々「嫌な奴」に映り、ヒーローとしては薄暗いが
こういう面を見せる人間らしさは描けていたと思う。
似たトラウマを持つシノンと気持ちを共有し克服して欲しいわけだけど、
これってリハビリ療法と同じ。
もしかしてGGOを通してリハビリ見せられるのか?と思うと少々冷める。
この作品にはそういう薄暗さは求めていない。

1期の様な爽快感、希望、愛情を押し出す作風と上手く合うかが
評価の分かれ目になりそうかな。

それと、ラフィンコフィンとの回想の入れ方が唐突かつ描写不足で
「取って付けた感」「後付け感」が大きいのが勿体ない。
キリト自身が思い出したのも急なのだろうけど
もう少し前半でも匂わすタイミングはあったと思う。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
現実世界でも気持ちを引きずり悩むキリトとシノン。

モヤモヤとした展開だけど試合前のお約束で飛翔前のしゃがみと言う感じ。
それにしてもキリトは周りにも心配かけて罪作りですね。
(ネット廃人なのにリア充ってのは現代人の夢・理想の一つなのかな?)
看護士さんは流石に良いアドバイスでしたが意味深な気もします。
第一印象から訝んでしまっているので過敏になって気にし過ぎてる?

シノンの男友達の方はちょっと邪な雰囲気もあって何か怖いんですけど…大丈夫?

色々な不安を乗せたままいよいよ大会本戦へ!
{/netabare}

※8話感想{netabare}
BoB本戦開始! サバイバル形式ならストーリー的にも汎用性高そうです。
衛星での位置情報把握も今後の試合展開に絡みそうですね。

キリトはデスガンの正体を絞っているけど、プレイヤーと決めつけない方が良い様な気がする。
【予想】{netabare}主催者やハッカーだった方が実際の住所情報を知っていて犯行し易い立場だと思う。
そう考えると住所を書いていないキリトはデスガンに撃たれても死なないのかも…。
{/netabare}
それと、BoBでの中性キャラ気に入っている様子で悪ノリしてますね。
別にいいんだけど、悩みとの落差が激しいから変な感じもしちゃってます。

ペイルライダーさんはアクロバティックな動きのプレイヤーでしたが
こういうスキルがあるならメタルギアでいう雷電スタイルで戦えるって事だよね?
「剣(近接)でも戦える」プレイスタイルがあるってなると
今まで観せてきたの世界観が怪しくなり違和感が出る。
キリトの個性・特別感も落ちてしまいコチラも変な感じが…。
なんだか所々で「変な感じ」を受けてしまった8話でした。

折角出てきたペイルライダーさんこのまま出オチで殺さないで欲しいけど、大ビンチ!?
デスガン撃たないでペイルライダーさん撃って退場させてあげた方が良くないか?
ともかく気になる次回へ!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ペイルライダーさん死んでしまったのかな?
…だとしたら可哀想すぎる。楽しく遊んででキャラ作ってただけだろうにな。

その死が今度はシノンにも迫ってます。
だからプレイヤーだと決めつけるなって言ったのに!(笑)
デスガン自体常識外れなんだから正直に戦いすぎ。
とはいえ何故かシノンは死なない感が強いので意外と安心しています。
もうちょい緊張感も欲しいけど、娯楽活劇としてはこれが正解なんだろうな。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
九死に一生を得たシノン。しかし心の古傷に触れ銃への恐怖感が蘇る…。

一話でデスガンがトカレフなのにツッコミ入れてしまいましたが一応伏線でしたね。
ただデスガン=トカレフで無ければシノン一人で窮地を脱せ恐怖心も再発しなかったのか?
とも思えないので伏線としては弱いかなという気はします。

洞窟で慰め励まされるシノン。
世間に事実が公表されてないのに「人殺し」ってイジメられてたの?
いや、それよりも流石に「人殺し」を茶化してイジメないだろ!?
そもそも他人の反応関係なく自身で抱えてるトラウマなんだろ!?
などとツッコんでしまいましたし、
しつこく余計な演出は逆効果で妙に安っぽくなってる気もします。
最後は「一人でも戦う」とか言っちゃう辺り、めんどくさい女だな…
などとも思っちゃいましたが再びトリガーを引けるのか応援&注目していますよ。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
洞窟内で推理とそしてアスナ達外野の動向。

前回に続き動きが少なくテンポとしても鈍く感じてしまいます。
犯人も複数というごく普通のトリック、変哲のない所で落ち着きそう。
だとしたら今更だけど警察の初動捜査甘いよね。
薬物注射って事になるとやっぱり看護婦さんが疑わしいかな。

それにしても仮想空間にダイブすると現実での感覚0になっちゃうってのは
改めて恐ろしい…。
もし実際あったら関連する事故や犯罪が凄いだろうな。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
いよいよデスガンとの死闘開始。

デスガン達ラフコフはSAO環境の中でPKと殺人の境が判らなくなったのか
それとも実際に殺す感覚に魅入られているのか、イカレちゃってますね。

シノンの援護もありつつ接近戦に持ち込めたキリトですが
相手も剣の達人だったようでまだ激しい闘いになりそうですし
もう一人、敵か味方か(敵だろうけど)謎の人物も居る模様でもう一波乱ありそうです。

ただ、あれを銃剣扱いにしたりペイルライダーの戦い方然り
設定がフリーダムで銃のみの世界観としては崩れている気はします。
結局我慢できずに剣を摘み食いしちゃいましたねぇ
作風と言えば作風なので別に批判ではないですけど
遠慮なく盛り上がる方へと進む展開が実に「らしい」なぁと感じる場面でした。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
シノンの牽制もあり、アスナの声援もあり、デスガンを討ったキリト。
(1話のアスナとの手繋ぎはこの為?ちょっとインパクトに欠けるけど…。)

赤目をヒントに名を思い出した訳だけど、
…その前にマスク一緒なら容姿でピンと来るだろ!(笑)
解決に近付きつつあるけど、まだ他にも共犯が居るのが確定して
もう一段底がありそうです。

そして目覚めたシノンを襲う新川君。
彼は前々から不気味でしたがついに本性を露わに…
それにしても何でもベラベラ喋ってくれちゃって、
黙ってイイ人演じてたらまだ脈あったろうにこれで全部ご破算!何がしたいんだか。
キリトはバッチリのタイミングで参上!流石ヒーロー!
アスナの労いもそこそこに直行したんだろうか? 住所把握能力も凄いかも。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
「もしもGGOにステータス振り直しアイテムがあれば犯行は起きなかったのか?」
「そこまでのプレイヤーならAGE最強説を自分で作り上げればいいだろ
ステ振り究極論に口出し出来る程のプレイヤーでもないくせに逆恨みしてんじゃねーよ!?」
「ゼクシードから薄塩タラコへ…怨恨殺人から快楽殺人への壁はないのか?」
「更にそこから好意を持つ女性に殺意が向かうものなのか?」
…などなど、観ながら色々と思いが巡ったが、
トドの詰まり動機には全く納得できてないです。新川君狂い過ぎ。

それと、心電電極で助かるってのもC級にも程があるし…。

シノンも恐怖症から立ち直りつつあって美談ハッピーエンドっぽく締めましたが
事件自体の収まりがどうも悪く気分はモヤモヤしちゃってます。

まぁ来週から切り替え!切り替え!
シノンはGGO以外にも登場するのかな?
{/netabare}

※15話はシノン目線での総集編

【GGO編:総評】{netabare}
娯楽アニメとしては楽しめ役割は果たしていると思いますが
今までと比べるとテンポも演出もイマイチで
前期の「キリト頑張れ感」には届かなかったです。

今までに無い漢臭い銃だけの世界観に期待が高まったけど、
シノン&女子ぽいキリトで漢臭さが無くなり、
ペイルライダーの接近戦術&デスガンの銃剣の登場で銃だけの世界観が薄れ
この世界でのキリトの特異性が失われ結局GGOではなくSAOの土俵になっていました。
それでも、バトルが盛り上がって行くのなら不満なく許せたと思うけど
熱くなりきれなかった分冷静に見てしまいました。

また、序盤に集団戦(サバゲー)でこの世界を紹介していたのに、ほぼ個人戦に終始でした。
集団戦術に苦しむキリト&シノン組と言うシチュエーションも観たかったんですけどね…。
キリトVSシノンも決着付けてませんし、もっとこの世界で戦い尽くして欲しかったです。


今回はシノンで感動的なストーリーにしたかったのだろうけど
こちらも引き出しきれなかった印象です。

シノンが引金を再び引ける様になるのも
キリトとの会話で励まされて何となく治っちゃってフワフワ。
ベタでもダイハードの太っちょ黒人警官さん並に演出すれば
良いシーンに出来たと思うんだけどな。

最後の子供の命もシノンが救ったよってシーンも
後からのチョイ足し感が強く感動出来ませんでした。
やるなら序盤であの子供と絡まるなりして伏線作っておけばいいものを。

序中盤で時間をかけてトラウマを紹介していた割に
演出が足らず感動に繋げられなかった様に思います。

事件自体も14話感想の通りモヤモヤしちゃってますしね…。

何だかもうちょっとやれる気がしたGGO編でした。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
ALOに戻ってエクスカリバークエストに挑戦!

シノンもちゃっかりと溶け込んでます。移籍かな?GGOと両立してるのかな?
今度はトラウマとか余分なものが無いので気楽にアクションものとして楽しめそう。
ただしNPCが意志を持って勝手に動き始めた気配があるのは気懸かりですね。
{/netabare}

※16~18話【エクスキャリバー編:総評】{netabare}
難しいことを考えず気楽にアクションとパーティ内のやり取りを楽しめました。

ストーリーはシンプルでゲームプレイを観ているような気分。
予想外なのはフレイヤのトール(親父)化ぐらいかな?ちょっと笑えるヒトコマでした。
新たに加わったシノンは垢抜け良い仲間になっていて一安心。スキル的にも既に欠かせない存在。
「エクスキャリバー」という言い方の違和感も彼女とキリトが説明してくれたので
まぁ納得しておきます。

キャリバー編自体は「めでたしめでたし」で締まっていますが
NPCの意志に伴う行動とユイ(AI)が現実世界を知覚した事は今後含みになりそうです。
仮想世界が現実に干渉する…なんて事があるやも!?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
果たしてキリトを負かした相手をアスナが斬れるのか?突けるのか?
そして夢の11連撃は手に入るのか!?
今回はアスナ中心のデュエルバトルストーリー。

なんだか既にアスナ向きのスキルだなって気はしちゃうんですが
一応、勝つのか負けるのかハラハラ楽しんで応援しようと思います。

キリトが負けたみたいだけど曰く付きなのは
キリト最強を信じるファンへの配慮なんでしょうかね?
でも、どんな理由なのか何を喋っていたのか気にはなります。
剣道繋がりなのかな?しょーもない理由の予感もしますが…。
まぁ今回も気楽に楽しめそうです。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
アスナの家庭事情&いよいよデュエル。

アスナママは絵に描いた様な教育&家柄ママでした…いや、絵なんだけどね。
親からしたら娘の事を想っての事だろうから、
もう少し愛情ある描き方でも…と思うけど完全ヒールでした。
SAOから生還してこれじゃキツイ。そりゃ仮想世界の家も即買いするわ。

そしてデュエルは激しい剣撃の応酬の末、絶剣のお眼鏡に叶い何やらお願いされる事に。
「僕達に」って事は個人的な事では無さそうだけど、
どこかの集落がピンチなのかな?別ゲーに行っちゃうのかな?

アスナの居場所を巡る意外に深い話になりそうですね。
{/netabare}

※21話感想{netabare}
無謀ともいえる1パーティーでのボス狩りに手を貸す事になったアスナ。
ユウキの言葉に後押しされボスとそして母親とも対峙する覚悟を決める。

ボス討伐でアイテムと思い出GET!スキルも継承して貰い、現実ではママを説得という
ルートが見えてきました。

相変わらずママさん悪辣に描かれています。
ママさん弁護する訳じゃないけど、なぜ厳しくするのかという心情もやっぱり描いて欲しい。
このまま自信のプライドだけで(生死の境をさまよっていた)我が子に当たる
ヒドイ親で終わったら物語が浅すぎてガッカリしちゃいそう。
まぁ、作風から綺麗な和解にはなると思うけどね。

次回からは一端現実を置いといて邪魔者排除&ボス討伐アクションが観られそうかな?
アスナの活躍が久々に堪能できそうで楽しみです。
そして最高のタイミングでキリト参上!格好良すぎてこれにはキリトファンも大満足!?
{/netabare}

※22話感想{netabare}
ボス部屋へ突入…そしてボスとの死闘。
全てが良い思い出になりそうだったが何やらユウキが秘密を抱えている様子…。

アクション満載で満足出来ました。
この作品のアクション描写は流石です。ボスの弱点はあからさまでしたが。(笑)

そしてユウキの秘密が少しずつ明らかに。
OPアニメで幼い頃、生き別れた双子でも居るのかな?とは感じていましたが
がっつりアスナと関わっていそうです。
詳細は言いそうで言わずのシンプルな焦らし効果が抜群でまんまと気になっちゃってます。

絶剣編はアクションにばかり目が行き、ストーリーには期待して居なかったけど
思わぬ所でホロリと良い話が拾えそうな気がしてきました。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
現実世界のユウキの正体、姿が明らかに。

なんだかこの作品の登場キャラ、現実世界の重い奴がマストになりつつありますね…。

「ユウキ」と言う名やその言動でアスナとの繋がりを感じさせていましたが
実は思い病で動けない子供でした。
更には姉や両親ももう居らず会えないと言う悲しみの詰まった宝箱。
とても悲しいけれど仮想空間では確かに光り輝いていましたよ。

良く良く考えると
「現実諦め過ぎ」「体を世話する人は?」「実は恵まれているじゃん」
「これが安価に実用化されたらMMO上位、寝たきりの老人ばかりになるな」
などなどツッコミ所の多いあり得ない話なんだけど、
倫理的なものも含めて色々と考えさせられる悲しくもイイ話にはなっていたかと思います。

次回はキリトの研究と結びついてちょっと希望のある話になりそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
ユウキの登校とアスナの母親説得のお話。

何気ない日常という望みを叶えたユウキ。
何気ない日常を譲らず守ったアスナ。
ほんのりと良い話に仕上がっていました。
二人には限りある今の時間を大切に過ごして欲しいものですね。

ただ設定的には
「ユウキの家族は皆死に別れ」「アスナは母親悪く描かれすぎ」と、
チョットやり過ぎているのでフィクションぽさが強く残ってしまったのも確か。
余計な人物や感情を持ち込まない事で二人の気持ちをシンプルに感じ取れる反面、
一方的、一方通行で気持ちのやり取りや絡み合いが無く
深イイ話に成りきれ無かった様に思います。
ラノベとは言え、もう少し上手く出来たのでは?と思ってしまうのは贅沢でしょうかね?
{/netabare}

※25話感想{netabare}
暫くは楽しい時を過ごすユウキとアスナとその仲間達。
しかし、とうとう命の炎が燃え尽きる時が来る…。

ついにこの時が来てしまいましたが
曖昧にせずちゃんと区切りをつけるラストにしているのは評価できます。

一歩下がって考えるとゲームの中で臨終の時を迎えるってどうなのよ?
という否定してしまう気持ちもあり複雑ですが
作品として観れば感動的で美しいラストでした。

現実世界に肉親や未練のない彼女ならではの最期とは思いますが
とても満たされた最期を迎えられ、これだけ多くの人の心に残れ幸せだったと思います。
{/netabare}

【絶剣編:総評】{netabare}
アスナのデュアルアクション楽しむぞ!と思っていたら
あれよあれよと感動ストーリーになって行き驚かされました。
ツッコミ所や大作故のもっとやれるだろ!?という気持ちなど
何だかんだとありますが満足に足りる内容でした。
ユウキというキャラの生かし方、生き様の見せ方は流石SAOです。
ホントはこれマザーなんちゃら編って言うらしいですが
私の中では絶剣編として生かし続けてあげようと思います。
{/netabare}

【2期全体総評】
流石に1期程のインパクトや後引く魅力には足りていませんが
衰えた印象はなく更に続けていけるだけのものは持ち続けていました。
ご都合主義なのは相変わらずで気に入らない面もありましたが
慣れもあってか前作ほど落胆は少なかったです。
そしてキャラの見せ方魅力の引き出し方等の演出面は流石で
ストーリーが読めてしまっているにも関わらず心を動かすものがありました。
GGO編は不完全燃焼で思う所がありましたが全体的には概ね楽しく観られました。

これぞオススメ!って強く言える程ではなく過度な期待は厳禁ですが
万人受けする要素は持っていてアニメファンなら楽しめますので観ておいて良いかと。
何だかんだ言いつつもいつかまた続きが観られる日を楽しみにしています。
…エンタメ性は認めているので星評価はやはり高くなってしまいますね…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 91

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

スクルドさん!連絡先を~!

SAOの第2期になります。

【ファントムバレット編】
シノンさんが登場する話。
シノンさん可愛い!
SAO時代のラフィンコフィンのくだりが少ししつこく感じた。大事な話なんだろうけど・・・。

【キャリバー編】
シノンさんを加えたパーティーでクエする話。
個人的に、普通にクエする話を見てみたかったので、すごく面白かった。

【マザーズロザリオ編】
アスナが主役の話。
最後は涙なくしては見られない。
すごく面白かった。

ラノベ原作主人公最強系アニメの代表格の一つとして皆さんにも安心しておすすめできる作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 82

86.7 7 バトルで友情なアニメランキング7位
キルラキル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2480)
12866人が棚に入れました
父の仇を探す女子高生の纏 流子(まといりゅうこ)は、父の殺害現場に残されていた巨大な「片太刀バサミ」の謎を追って本能字学園(ほんのうじがくえん)へ転校した。だが、学園は人間に人知を超えた力を与える制服「極制服」(ごくせいふく)を操る生徒会によって武力と恐怖で支配されていた。一つ星から最上級の三つ星までの極制服を生徒たちに与え学園を支配する、生徒会長の鬼龍院 皐月(きりゅういんさつき)が片太刀バサミの秘密を知っていると確信した流子は彼女に挑むが、二つ星極制服を着用したボクシング部部長の前に為す術なく敗れてしまう。

声優・キャラクター
小清水亜美、柚木涼香、洲崎綾、三木眞一郎、檜山修之、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、関俊彦

アルカット さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

古臭いけど新しい、軟派だけど硬派な学園ファンタジー。

この作品を観て最初に抱く感想は、きっと「なんか古い。」こんなところでしょう。
 その秘密は、以前までのセル画アニメに似せて作られた”凝った作り”だからです。絵の具で塗られた背景画に、「ドーン!」と赤白の太字フォントで文字が出てくる。これが、製作側のやりたかった世界観の表現方法なのでしょうね。

 事実、アニメを知らない人に、例えば2000年に放送されたヴァンドレッド(当時の最先端デジタル映像)辺りと比べて見せても、どっちが先に放送された作品か分からないと答えるでしょうね。

でも、勢いと画圧が違います。とにかく熱いんですw
奇抜な(セーラー)服が題材という、中々常人には思い付かないアイデアと、そんな設定からは思いも付かなかったような終盤の展開力。まさに圧巻でした。


 また、お話にアクセントを付けて彩った強烈なキャラクター達も本作品の魅力の一つでしょう。
特に、満艦飾マコは、この先数年経っても覚えているであろうインパクトと、爪痕を残していきました(笑



 とりあえず、この作品に関しては文句の付けどころがほぼ無いですね。観てない人には、グレンラガンとセットでオススメします♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

日曜朝の『グレンラガン』 深夜帯の『キルラキル』

オリジナルアニメ


一昔前二昔前の学園抗争ドラマに、ケレン味たっぷり荒唐無稽な設定を凄まじい熱量をもってぶち込んだ怪作。先鋭的な作風に評価は別れるでしょうがこれだけスパイキーな作品を私は好きです。

『グレンラガン』の次は『キルラキル』だよと駆け出しアニオタ時代に職場同僚から推薦を受けていていつか観ようと思ってた作品。
映画『プロメア』公開に先駆けての地上波再放送にて視聴期会に恵まれました。三作品に共通するのは製作陣の顔ぶれでしょう。
日曜朝帯で放送の『グレンラガン』以上に自由に作った感はありますね。こちらは深夜放送枠です。


舞台は本能寺学園。メインヒロインである転校生纏流子(CV小清水亜美)と生徒会長鬼龍院皐月(CV柚木涼香)との対立を柱とした学園バトルでスタートします。
これ読めます?“まといりゅうこ”と“きりゅういんさつき”です。
その他フリガナふってもらわんと困る人名やガジェットが多数登場します。
そんなガジェットの一つ。“生命繊維”という特殊な繊維であつらえた“極制服(ごくせいふく)”が只の人間にものすごい力を与えている世界。要はチート級ウェポン。学園でのヒエラルキーに応じた極制服が各々に支給されてます。ヒエラルキー上位者の極制服は下位層からは垂涎の的。バトルアニメとしても徐々に敵が強くなりラスボスは皐月だぜ!な構図が第1話早々から提示されわかりやすく仕掛けてきます。
流子の父親の真相を握る皐月に食ってかかる流子。絶大な権力をもって君臨する皐月。

 なんてわかりやすいんでしょう

小難しさは皆無です。



そんな本作の推しポイントは3点。

1.骨子の学園バトルの演出(見た目)
2.変わらぬ芸風(壮大さ)
3.直球と変化球の組み立て(あ!グレンラガンと違う)

バトル作画で魅せ、旧GAINAXから続く伝統芸を盛り込み、剛速球一辺倒にならず満艦飾(まんかんしょく)家の面々というピエロを効果的に配置してました。


1.骨子の学園バトルの演出
 80年代初頭の校内暴力を取り扱ったドラマと歩調を合わせるかのようにデザインはやや古め。しかし動画は現代水準に置き換えても良く動きます。いい意味でのギャップが魅力となってます。戦前戦中のモノクロ写真にカラー着色し復元しているものを見た時の感覚といってもわかりづらいかしら?
 きっと古い線画でぬるぬる動くものを見せられても違和感を覚えたことでしょう。それと似た感覚。
 本作では仰々しい赤字の大きめテロップ挿入だったり、伸び縮みするキャラのデフォルメだったり、いわゆる“効果”を随所に挟んで押し切りました。テンポも悪くないので違和感を感じる間もなく話が進みます。そこをこれまた熱い劇伴が後押しし、視覚聴覚に訴えてくる感じ。ドーパミンが分泌されます。

 もう一つ。バトルもボクシングのように格闘系列ならまだわかります。テニス部さらに園芸部や吹奏楽部などどうやって攻撃するん?な面々とのバトルも織り込まれているのもわけわからなくて良いですね。そういえば南京玉すだれ部ってのもありました。アイディアの勝利です。


2.変わらぬ芸風
 そのまんまです。製作陣の顔ぶれで作品のおおよそをイメージできるのはスタッフの実績なのでしょう。{netabare}ヒロインの意識が乗っ取られるのって好きですよね。{/netabare}
 見た目で勝負してるのが1.としたら物語の壮大さで魅せるのが2.です。起承転結の転から怒涛の展開が待っていることが特長とも言えますのでそれまで{netabare}(第17話){/netabare}は我慢の人もいるかもね。2クールのスパンで捉えることをお奨めします。


3.直球と変化球の組み立て
 『グレンラガン』では直球のみだったのに、『キルラキル』ではヒロイン纏流子(CV小清水亜美)の傍らに満艦飾マコ(CV洲崎綾)とその家族という道化役を配置。ピエロはどこのサーカス団でも実力者が担うように、本作でも随所で重要な立ち回りを演じます。またこの自由すぎるピエロに翻弄される自分が心地よかったり。
『グレンラガン』が合わなかった人も大丈夫かもしれません。



勢いに乗せられて観ちゃっても全く問題ないでしょう。
それ以上に実写や漫画そして活字でこの質感を出すのは難しい、まさにアニメでしかお目にかかれない作品でもある、一見の価値ありな良作です。




※以下、四方山話

■熱量についていけるか?

{netabare}学園内外の抗争という前半のプロット。このテのドラマは1980年代前半が全盛期です。校内暴力が社会問題化し、校舎の窓ガラス割ったり盗んだバイクで走りだしてたのは私のちょい上の先輩たちの世代ですね。私の頃は『ビー・バップ・ハイスクール』がアイコンでした。隣町の高校(中学含む)が抗争相手みたいなのはだいぶ下火でしたが名残りはなんとなく残ってたような時期に思春期を送ってます。
そもそもの教育荒廃の経緯について、おおまか以下のルートを辿っていると言われてます。

 詰め込み教育の反省→個性の尊重→無法地帯

団塊世代の受験期(60年代中盤)のてんやわんやと学生運動(60年代後半)の影響~からの無法地帯と、管理が緩くなったことで力を持て余して暴れたみたい。
次に時代は二回り三回りして

 詰め込み教育の反省→個性の尊重→???

その世代には迷惑極まりない話でしょうが、所謂“ゆとり教育”です。流れは似たようなものですが70~80年代の頃の無法地帯には至っていません。
これを若年層の成熟と見るか熱量不足と見るか。後者と見た場合、熱量を許容する箱がないとこの『キルラキル』の物語を受け入れられないかもしれません。 ※命題が偽なら元も子もありませんがね{/netabare}


■言葉遊びを楽しめる幸せ

{netabare}「着る」「切る」「KILL」・・・なるほどね~なタイトルです。
“戦維喪失”“壊惨総戦挙”“三都制圧襲学旅行”“絶対服従”“急急救命吸引具”
本作ではふんだんに掛詞の技法や言葉遊びが取り入れられてます。これ海外出品する時に翻訳者さんたいへんじゃないでしょうか。
そのままの日本語で楽しめる幸せをしみじみと噛み締めます。当たり前過ぎて有難みがないとはなんとも贅沢な話かと。
前項の教育に絡めると母国語で高等教育を受けられる国なんてそれほど多くないみたいですよ。{/netabare}


■満艦飾家の食卓

{netabare}なんだかよくわからない人たちが大事だと気づいた流子さんと皐月さん。一律一定ではない多様な人と人との集合体がいいんだよねと、勢いだけの作品かと思いきや明確なメッセージを発してました。
最近では“多様性”という言葉がネガティブワード化しそうなところもありますが、私はこのメッセージを好意的に受け止めてます。

なにせ常に人間が合理的判断を下すとは限らないし、合理性に偏重すれば感情を拾えません。よく分からないくらいがちょうどよいのです。

それを象徴したのが満艦飾家で提供される“なんだかわからないものをとりあえずぶっこんだコロッケ”でしょう。満艦飾家の面々は最初から最後までモリモリ食べています。一方流子は序盤はモリモリ満艦飾家の横で箸をつけてなかったりと。これが終盤では、って流れも良かったですね。

そんな満艦飾家ですら途中に道を外してたりというのも描かれていて、かくも人間はぶれるものだとこの家族を通じて描かれておりました。{/netabare}



全話観終わって、
・中島みゆき『糸』を想像したのは私だけではありますまい
・制作会社『MAPPA』だったら面白いのになと不謹慎なことを想像したのも私だけではありますまい
・服に着られないようにしなきゃ(^_^;) 40代からは若い時以上に“清潔感”が大事です (独り言)



視聴時期:2019年4月~2019年9月 再放送

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2019.08.18 初稿
2019.09.26 修正
2020.03.14 修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 67
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

着て斬って強く熱く完全燃焼

大裁ちバサミの片方を求め主人公:纏流子が生徒会長:鬼龍院皐月が牛耳る本能字学園に
喧嘩を売る熱い熱い学園バトルアニメです。

いいね!いいね!この熱さ!無駄な熱さ!!こちらまでテンション上がってきます。
昭和の趣のある作画を踏襲しつつ構図やアングルに一工夫入れスピード感や迫力を出しています。
今昔のアニメを上手く融合させ世界観を演出しています。
とりあえず具体例だと『グレンラガン』と『ど根性ガエル』足した感じですかね。

タイトルに習い、制服を裁つ『着る』や『斬る』という設定もなるほどセンスを感じます。
どうやら父親の復讐をはらんだストーリーも熱くなる予感をビシビシ感じます。

声優さんは、1話目から小清水さん&岩田さんノってましたね。
小清水さんのハイテンションぷり大好きなのでそれだけでも価値があります。
後、たまこ声も久々に可愛かったです。
耳の方も安心して聞けそうです。

こういうアニメ暫くぶりで楽しみです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話成分{netabare}
今回の成分 熱6:学園1:拳闘1:制服1:ハサミ1
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 庭球4:友情3:血3

マコちゃん面白くて良いキャラしてます。
マコ家の食卓カオスだし、やみいしゃとか思いっきり看板出してるし、
あの場面で急に寝るししかも今時はなちょうちんって。
お笑い担当としてもこの作品に無くてはならない存在になりそう。

流子は順調というかセオリー通り下の者から倒して行ってます。
鮮血などの神衣を作ったのは父ということも分かり含みになっていますし、
ナルシスト入った美木杉の正体も気になりますし、
ストーリー的にも引き込まれつつあります。

あと、ハサミの柄をラケットにという発想もGOODで誉めてあげたいと思います。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 タイマン6:着こなし3:生命戦維1

早くも生徒会長・皐月とサシの対決。
熱さに溢れたバトルは見応えありました。
ここで戦ったらこの後の展開どうなるんだろう?と思っていたら
途中でお預けとなり下の者から倒す王道路線に戻るみたいです。
うーん。もうチョット観たかったけど、
皐月にも下の生徒達と戦わさせるのに理由があるようだししばらく我慢ですね。
{/netabare}

※4話成分{netabare}
今回の成分 登校5:罠4:洗濯1
{/netabare}

※5話成分{netabare}
今回の成分 ゲリラ4:友情3:針2:園芸1
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 果たし合い4:心眼3:四天王2:裸1

相手倒すと神衣に戦維が吸収されてる感じなのだけど
コレが皐月の意図(糸)なんでしょうかね?
今の所、鮮血パワーアップしている感じはしないですけどね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 キラキラ生活4:戦維喪失ラッシュ3:喧嘩部2:裸土下座1

相変わらず欲望むき出しでカオスなマコ一家。
でもサブタイ通り憎めないですね。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 壊惨4:ドライブ3:過去2:決戦1

生徒会側の奴らもアツいです。ちょっと変態っぽかったですけども。(^_^;
次回の決戦も熱くなりそうです!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 縛4:盾2:風紀2:刃2

いやいやアツいアツい。
敵ながら筋の通ったブレない漢でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 情報3:音楽3:無茶2:飛翔1:応援1

ついに飛びました
服の領域はとうに越えていますね…。
無茶苦茶な成長っぶりが楽しめていますが
どうやら危険なサインでもあるようです。
皐月の目的も戦わせて鮮血の成長を促している節もありますし…。
物語が思わぬ方向に進む前触れでしょうか。
{/netabare}

※11話成分{netabare}
今回の成分 乱入者4:アンコール3:空中戦2:絆糸1{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 仇4:暴走3:闇医者の娘3

ここの所バトル物の通り道、強さのインフレが起こってます。
針目の強さは圧倒的で流子がデビルマン×キカイダーみたいな化物に。
マコの友情と勇気に助けられましたが…いやマコ美味しい所持って行き過ぎだよ!

今話で前半終了ですがスゴい勢いで駆け抜けました。
第三勢力の乱入というイレギューラもありましたがこれはこれで王道展開でもあります。
学園の奴らも何気にイイ奴が多いので共闘シーンもあるやも知れません。
皐月はどうやら極制服の強化の為に流子と戦わせていたようです。
正直もう少し複雑な理由があると思っていたのですけどシンプルでしたね。

この後は襲学旅行で三都統一するようです。
…三都って事は母親のリボックス社以外にもまだ勢力があるのかな?
美木杉達の後ろの勢力なのか新たな勢力なのか?
学園外の勢力図不明なんでもう少し知りたいですね。
後半見れば判明してくるのかな?まぁ楽しみにしておきます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 襲学旅行2:着衣2:変装2:バラバラ2:新聞1:無様1

三都って関西三都の事だっのか!もう一つの勢力のことかと思っちゃいました。
前回の戦闘後鮮血が着られなくなった流子だったけど新聞部の男の子を助ける為に着衣!
しかし全ては針目の変装と策略だったと言う目まぐるしい展開。
鮮血はバラバラになってしまいましたが
握りしめていたひと切れと絆の力でどうにかなる…レベルではないかな。
次回どう展開していくのでしょうか?
{/netabare}

ここでちょっとした【予想】{netabare}
父親の復讐で動き出した物語ですが母親についてはほぼ触れられて来ませんでした。
(早くに死んだという事になっていますが)
羅暁の登場以来、もしかしたら流子の母親なのではないかと疑っています。
つまりは皐月と流子は姉妹なのではないかと。
二人が神衣が着られたのも同じ血の影響も有ったからかなと思っています。
また、流子に鮮血の声が聞こえている様に
純潔の声も皐月に届いているのではないでしょうか。
この父親殺しの真相の裏には家族の物語も隠されていて
マコ家族との対比も成されているのではないかなと考えています。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回の成分 襲学3:関西2:目先の欲2:回収2:裸1

マコ関西でもおもろいわー。(*^。^*)
関西面白キャラが色々登場したけどやってる事は相も変わらずらずですね。
このノリは楽しいんだけど物語としてはそろそろスパイスが欲しいところ。
次回は皐月との再戦ですし裸の美木杉も絡んでくるので一波乱くるかも。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
今回の成分 大阪血戦7:裸2:金1

バトルが熱くて前半の宝多の事とか忘れちゃいます。
ヌーディストビーチという対抗勢力も出てきたけど半話で壊滅。(^_^;)
ギャグなのでしょうか?
次回は物語の核心が語られそうです。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
今回の成分 服3:エイリアン3:ヌーディストビーチ2:禊ぎ1:総集編1

色々と語られ生命戦維の背景が見えてきました。
生命戦維による人類制圧を阻止しなければ成らなくなりましたが
鮮血を兵器ではなく友として見ている流子の熱さに心躍り応援したくなります。
マコや皐月も含めキャラの魅力の引き出し方が上手い作品ですね。

ヌーディストビーチ側の説明だと生命戦維は脅威であると強調されていますが
単に脅威や害であればいくら巨大な力とはいえ羅暁は生命戦維に心酔しないと思います。
生命戦維が発動し人と結び付いた時、新たな進化の道や恩恵もあり得そうなので
一概に羅暁を悪役視は出来ないです。

服に対し友として対等に付き合う流子
服に対し屈せず制し着こなす皐月
服に対し服従し心酔する羅暁
三者三様、それぞれの異なる服との付き合い方やその行く末にも注目しています。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
今回の成分 大文化体育祭6:反旗4

「親の力、他の力、全てを利用する! だが使うのは私だ!
 全ての力を飲み込んで私自身の力とする! それが覚悟の違いだ!」という過去の台詞通り
羅暁と皐月、思想が逆なのでいつかはこういう展開が来るかもと思っていましたが…
杯を割った瞬間に確信に変わりゾクゾク来てしまいました。
これ以上無い形での謀反が非道・悪行なれどカッコよく見えてしまいました。

ほぼ致命傷で血の雨が降りましたが羅暁が簡単にくたばるとは思えないですし
反乱も折り込み済みだった気配もあります。
この羅暁が流した血がまた生命戦維にも影響してくるかも知れません。
次回も熱くなりそうです。
【予想】{netabare}
流子と皐月には同じ血の匂いを感じますし
姉妹なのでは?という気は今でもしていますが、
皐月の父はどうも美木杉な気がしてきました。
そうすると二人は異父姉妹になる訳ですが、
博士は育ての親で本当は美木杉が流子の父という可能性も考えています。
神衣の露出度の高さは人肌に美学を持つ
彼の意志が影響しているのではないでしょうか?
あんな露出狂の父親、困りますけどね…。
{/netabare}{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 人ならざる者4:反逆3:娘2:実験1

やはり熱い展開が待っていました。
皐月の堂々たる言動や真っ直ぐな覚悟がどうにもカッコいいです。
羅暁は無敵の強さで純潔を奪われバクザンも折れましたが
彼女の心は絶対折れないという確信があり希望へと繋がっています。

流子の方もその身に生命戦維を宿していたり、羅暁の娘であったりと驚く事の多い展開。
前髪はメッシュとかではなくハミ出し変形した生命戦維でしたか。
容姿にヒントが隠されていたとは気付きませんでした。

そしてやはり皐月とは姉妹でした。
今は大ピンチの状況ですがそれを打ち払い
二人が協力して生命戦維に立ち向かう姿が見られるでょうか。
そして出来る事なら失われた姉妹の時間も取り戻して欲しいのですが、
悲しい結末の予感もしないでもない…です。
まだ話数もありますし更に色々ありそうで本当に見逃せなくなっています。

次回は『人間VS生命戦維』。人の強さというものが試されそうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 侵略2:裸2:吸収2:囚人2:闇落2

目まぐるしい展開。
流子は意識不明から目覚めたが闇落ち、皐月は自爆し囚われ、
マコだけは吸収されたけどどうやら無事戦線復帰の様です。

蟇郡は序盤からちょくちょくマコを気に掛けてたけどもう完全に愛を感じます。

皐月は収監され恥辱屈辱を味わっていますが
折れない心、鋼の意志を持っていてやはりカッコいい。
ここからの逆転を応援せずには居られません。

そして流子は過去を知った衝撃のせいか音楽の影響かそれとも敢えてなのか…
鮮血を拒絶し憎しみのみでの行動。
その心と友情が早く戻ってきて欲しいけど闇も深いかも…
心配していた鮮血が可哀想過ぎます…マコが架け橋になるのかな?

今回気になった台詞を少々【考察】{netabare}
「人に名前を呼ばれたければまず自分がちゃんと呼ぶべきだぞ」
鮮血を「お前」と呼ぶようになった流子への伏線!?

「私がもう20才若かったらあなたを着てあげるんだけどね」
マコが鮮血を着るのかも!?
{/netabare}{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 衣替え4:奪還3:孤独2:裸の太陽丸1

憎しみに支配された流子はマコでも止められず
怒りのまま単身生命戦維討伐へ…自分すら殺しかねない憎悪で見ていられません。

皐月は当たり前の様に折れぬ心を見せてくれどうしようもない程の格好良さ。
四天王との主従関係も気持ちを熱くさせてくれます。
そしてやはり宿命なのでしょうか
鮮血と組んで『純潔に着られてしまっている流子』との対決が待っています。
本当に主人公を喰っていますが流子の目を覚ます会心の一撃を見舞って欲しい。
二人の相性・コンビネーションにも注目です。

裁ちバサミについて【考察】{netabare}
今回予想外だったのが片裁ち挟みで貫いた針目の傷が回復した事。
生命戦維の生命を裁つ効果のあるハサミなのでこれで倒せると思っていたのですが
やはり二対揃わないと効果が薄いのでしょうか。
(博士が針目の目を斬った時は二刀流のように持っていて傷が回復していない)

このままだと羅暁を倒せそうにないですし倒したとしても流子の戦維が残るので
流子が命を絶つような事にも成りかねません。
願望も込めて二対揃った時に秘密があり奇跡が起こると信じています。
{/netabare}{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 対戦3:友情2:強制脱衣2:降誕1:連携作戦1:縫いつけ1

流子の目を覚ます為、服を脱がす為に
皆それぞれ必死になり行動する様が熱く胸を焦がす展開でした。

力は流子が圧倒してましたが折れぬ魂で善戦する皐月の姿には感動すら覚えます。
その皐月と厚い信頼関係を築いている四天王の連携した働きも立派で
作戦が成功したかと思ったんですがね…。

針目縫の縫いつけどれだけ強固なんだか。

それでも結局糸を裁つのはのは鮮血とマコとの繋がりだったようです。
痛みよりも死よりも鮮血を着る思いが勝った流子も熱い!
流石この作品の主人公です。

繭星降誕について少々【考察】{netabare}
降誕とやらも始まりましたがコレ地球ごと生命戦維で覆う計画ですかね?
太陽や星を印象付ける描写もちょいちょい出てくるので
輝く星々の正体は生命戦維が覆ったものって事なのかも。
「ラ」が暁を浴びて輝くよキラルキラ。{/netabare}

流子の体や羅暁の動向他色々と心配もありますが次回ももの凄く楽しみです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 人衣一体3:わからない者達3:血の繋がり2:腕1:喧嘩部1

紆余曲折あったけど皆で打倒羅暁の方向へ歩み出しました。

これまで積み重ねたの想いの篭もった最高の人衣一体!
他にも頭を下げる皐月様、身を挺し守る部下、美味しい復活のマコ等々
記憶に刻まれる名シーンてんこ盛りで感動してしまいました。
本当に魅力的なキャラが多いこと多いこと。
そしていよいよ最後の対決が開始。最後の最後まで熱くなるのは間違いなさそうです。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 空中血戦4:真っ二つ3:最終縫製2:家族1

今回も熱い熱いバトル。
何だか分からない者の戦いは涙とは別のよく分からない感動を生んでくれました。
皆の不撓不屈の魂がビシビシ伝わってきて観る方も力が入ります。
ここまで来ても衰えず最後まで加速してくれるこの作品は本当に素晴らしいと思います。
運命のラストバトルも楽しみです。

それと声優陣の演技もスゴくて違う意味でも感動してしまいました。
パクロミさんとか特に神業。
声だけでなく魂を入れるお仕事なのだと改めて感心しちゃいました。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 服従3:バトル3:吸収1:燃焼1:裸1:デート1

最後の最後まで熱かったです。
内容的にはベタなラストバトルでしたが作画、声優演技、BGM等に
魂をつぎ込めるだけつぎ込み視覚と聴覚を釘付けにしてくれました。

鮮血の最期は分かっていてもジーンと来てしまいました。
熱く熱く加熱し続けたこの作品にふさわしい完全燃焼。
流子と出会い共に全てをやり尽くした彼の人生(衣生?)に悔い等ないでしょう。

落ちる流子を受け止めた皐月の表情が優しかったのも印象的でした。

終わってしまうのが残念ではありますが胸の熱くなる良い作品でした。
{/netabare}

【総評】
1話目から熱気が伝わる作品でしたが最後までしっかりと加熱してくれました。

序盤は熱いけど少年誌のバトルアニメの様な展開でそれほど評価は高くなかったのですが
羅暁の登場でそれまでの積み重ねが下地に過ぎなかった事が分かり俄然面白くなり
あれよあれよと最後まで一気に駆け抜けるストーリーが痛快で名シーンや名ゼリフが多々あり
後半はこの作品の虜になっていました。
2期かけて良く纏まっていて完成度の高いストーリーでした。

作画は昭和の風情があり好みが別れるかも知れませんが個人的には好きな作風でしたし
凝ったアングルや大胆なカット割り、そしてスピード感にあふれる表現は新鮮で
単なるレトロは作風に止まらず新たな境地を開いてくれたと思います。

声優さん達も豪華なだけでなくその迫真の演技は圧巻。
演技を引き出せるストーリーや舞台がしっかり整っているので実力を余す所無く発揮しています。

キャラクターも非常に魅力的に描かれていていました。
腕っ節も負けん気も強いが精神的な幼さも内包した熱血少女流子
バカだけど常に友達思いで憎めないムードメーカのマコ
何者にも屈せず折れず鋼の信念を持つ女皐月
その他サブキャラに至るまでそれぞれ個性がしっかり出ていて愛すべき存在となっています。
私は皐月様が一番好きですね。

かなりべた褒めしてしまっていますが
個人的にはお気に入りの棚に仲間入りする程好きになりましたし
どなたにもオススメしたくなる優秀な作品です。
2クールものなのでお時間のある時にじっくりこの熱さを味わって頂きたいと思います。

<雑記>
気が向いた方のみお遊びにお付き合いくださいませ。
【キルラキル実写化するならこの配役】(個人的なイメージですよ。)
{netabare}
漢字変換面倒なのが多いのでカタカナで失礼
リュウコ=新垣結衣
サツキ=戸田恵梨香
ラギョウ=江角マキコ
マコ=上野樹里
ハリメヌイ=深田恭子
ガマゴオリ=坂口憲二
ジャクズレ=安達祐実
サナゲヤマ=市原隼人
イヌムタ=松田翔太
ミキスギ=山下智久
キナガセ=照英
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 76

74.0 8 バトルで友情なアニメランキング8位
鋼殻のレギオス(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1004)
7317人が棚に入れました
時の果てとも言うべき遠い未来。世界は“汚染物質”に覆われ、大地の実りから見捨てられていた。
人の住めない荒野には“汚染獣”と呼ばれる異形の怪物たちが闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する自律型移動都市(レギオス)の中で暮らしていた。
互いの存亡を賭け、《都市》と《都市》の間で繰り広げられる戦い。そして天を覆い、地を埋め尽くす巨大モンスター“汚染獣”の群れ。数ある《移動都市(レギオス)》の1つ 「学園都市ツェルニ」にやってきた少年・レイフォンは、入学式で他生徒の起こしたトラブルに巻き込まれ、ツェルニを守る“第十七小隊”に入隊するはめになる。ところがそこは、とんでもない“落ちこぼれ部隊”だった!

隊長として小隊を率いる猪突猛進少女のニーナ、無口な少女フェリ、やる気のないナンパ男シャーニッドなど、個性的な“第十七小隊”のメンバーに囲まれた、レイフォンの新たなる学園生活。そして過去を語りたがらないレイフォン自身と、《移動都市》に隠された秘密とは……。

声優・キャラクター
岡本信彦、高垣彩陽、中原麻衣、谷山紀章、子安武人、阪口大助、高橋美佳子、大亀あすか、仙台エリ、緒乃冬華、飯島肇、小清水亜美、鳥海浩輔、鹿野優以、諏訪部順一、桐井大介、渡辺明乃

かたらぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ちょっとやそこらのクソアニメってレベルじゃない。

物語の核心には触れませんが、多少ストーリーに触れるのでネタバレになるかもしれません、ご注意下さい。







ーーーーーーーーーーーーー
まず、脚本が最悪と言っても過言ではありません。
自分は今まで結構アニメを見て来たという自負がありますが、
その中でも駄作度は上位に食い込みます。

世の中には支離滅裂な作品でもそれが売りになったり、笑いになったりと、意味の分からなさ、無駄な拘りなどが作品の魅力になり得ますが、この作品はそこに愛着など湧きません。
ただ、一言、本当に意味不明です。

一例として、世界観を上げますが
・世界は荒廃し、汚染獣なる生物が生息している。
・大半の人々は汚染獣に対抗できないので移動型都市で生活している。
・大気は汚染物質が蔓延しており、人はマスク無しに5分と活動できない。

という設定が出てきます。
何故、このような世界になったのかは説明がありません。
そして主人公は、ただでさえ人々が対抗できない汚染獣を1人で何百体と瞬殺します。俺TUEEE状態です。

脳内で思うわけです。
あぁ、人類は何かしら(核戦争等)地球を荒野にしてしまってその結果、汚染獣なる生物が出現して、主人公がやたら強いのはまぁ、何かしらと言い聞かせました。

作中、説明はありません。

挙げ句の果てに異次元から刺客らしき者があらわれるわ。
なんか最終的にただの食人生物と思ってた汚染獣も異次元から出現。

異次元って何?となります。正直そのシーンはぽかーんです。

説明はありません。そして汚染獣を倒して終わりぃ!

意味が分かりません。
凄い事に1話から最終話まで意味がわかりません。

ちなみに原作はラノベらしく、wikiで概要を見ました。
世界観の設定に関して言うと全て説明されています。
しかもwikiを読んだだけでももの凄く原作は面白いというのが分かります。
ただwikiを見るととんでもない情報量が詰め込まれてます。

最終的に言うとどう考えても24話で出来る内容では無かったと思うのです。

原作の評価は見た限りは非常に良かったので読んでみたいなと思います。

あと音楽は浅倉大介さんが担当していますが、全く合ってなかった気がします。個人的な意見ですが
ただ、EDが非常に良かったので高評価を出しておこうと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

れもん@がんばらない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

かなり好きな作品だけど…

原作で気に入ってアニメを見ました。

正直アニメは失敗だと思います。

個人的にあの世界観や主人公の無双状態は好きです。

しかし原作でもやや複雑な設定であり、アニメの話数では消化するのが困難だと感じました。

それと主人公の過去については個人的に最も暗い感じにしても良かったのかなと思いました。

もしアニメを見て少しでもいいなと思われた方は原作の方をオススメします。



投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

nmx さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【アニメ史上初の、リメイクをお願いしたい!!】

【アニメ史上初の、リメイクをお願いしたい!!】


原作における、
世界観やストーリー、舞台設定は
とてもよくできていて
またキャラの登場数も多くそれだけ物語の世界に幅を感じさせ
キャラクターの魅力もあってすごく楽しめる作品。


・・・・・のはず、だったが



アニメの構成・ストーリーは、
かなり原作負けしており

アニメではこの広く面白い世界観が伝えられず
(25話でまとめきるのは実質無理だろう 笑)

がっかりな出来になっているのが
すごく残念。


自分は最初アニメで
鋼殻のレギオスを知り、
「原作のが面白い!!」と
聞いて読んでみたが
確かに面白く、すべてあっさり読破してしまった。
(17巻もあり今も続いているのだから、人気は確かだろう)



何が言いたいかというと、

アニメで「鋼殻のレギオス」という作品を見切ってしまうのは
とてももったいない。

という、警句を発するべく
レビューを書いた。

主人公レイフォンの圧倒的強さには
見ていてすっきりするものがあり、
それに裏打ちされた
暗い過去、闇にも見ごたえがある。

そして個人的に
ツンデレなフェリが一番いい。 笑

オススメできる作品である。



アニメに関しては

アニメ史上初の、リメイクをお願いしたい!!

それに値する作品である。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

86.3 9 バトルで友情なアニメランキング9位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2778)
15691人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おし…え…てよ おしぃえ…てよ…、この…魅力を…。。。

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

ヤングジャンプで連載されている人気漫画のアニメ化ということで、放送前から話題になっていた作品でしたね。
原作未読の私としては、知名度の高い人気漫画なだけに差異の生じかねないうメディアミックスから入ることに少々躊躇いはあったものの、
「アニメだし、実写よりはキッチリ原作再現してくれるでしょ!」
という淡い期待の元、視聴しました。

さて、結果としてこの選択は正しかったのでしょうか…。
おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…。



【あらすじ】

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人『喰種(グール)』が蔓延る東京。

平凡な大学生『金木 研(かねき けん)』は、好意を寄せていた少女『リゼ』との初デートで、彼女が喰種であることを知ります。
襲われ瀕死の重傷を負った金木ですが、直後にリゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となるのでした。

病院に搬送された後、医師の判断で金木に喰種であるリゼの臓器を移植したことで、彼は『半喰種』となってしまいます。
それ以来、金木の人間と喰種との間で揺れ動く苦悩と恐怖に満ちた日々が始まります…。


※※※
『カニバリズム(食肉の風習)』を表現する作品は、どうしても内容を説明するに辺り視覚的なグロテスク描写を含みます。
こちらに関しては、ホント人それぞれの許容量の問題なので、見る前に御自身で御判断下さい。



【語ってみる】
{netabare}
まず、見る前と見た後では内容のギャップに驚きましたね。
『半喰種』という主人公の立ち位置も魅力的でしたが、喰種の持つ「赫子(かぐね)」と呼ばれる背中から出る捕食器官に関しては、異能バトルをする上での特殊能力そのものに思えましたので。
しっかり、ヤングジャンプの層をとらえた、バトルを想定した作品だったわけですね。
徹底的に人を喰う葛藤を重厚に描き抜いてくれるのかと思っていたので、そこは少~し残念な気もしましたが…、まぁ売れないよねそれじゃ…。


まず第一話での、その衝撃的展開を彩る作画の気合いの入りようには驚きましたね。
中盤のバトルは、前半と終盤に比べると少し息切れした感もありましたが、それでも常に一定以上のクオリティーを維持したように思います。
ただ、その内容からTV放送にあたっては黒塗りで表現された部分が圧倒的に多く、内容ありきのグロが魅力の一つであろう本作にとっては、残念で仕方ありませんでしたね。
絶妙な隠し具合で、何がどうなっているかは理解出来ない程ではないので、話についていけなくなることはありませんでしたが。

演出面において記憶に残ったのは、オープニング曲「unravel」の絶妙なかかり具合でしたね。
第1話の終わり、そして最終話での終わりでもそうでしたが、あの「おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…」から始まる歌詞は勿論、凛として時雨ボーカルのか細い声色の演出が、作中の金木君の内心と非常にマッチングしており、まさに主題歌と呼ぶに相応しい曲だったのではないでしょうか。
曲としてはエンディング曲の「聖者たち」の方が好きですが、アニメ版「東京喰種トーキョーグール」と言えば、この「unravel」ナシでは語れないとさえ思いました。



ただ、そのストーリー展開としては、まさに目まぐるしいと表現するのが一番正しかったように思います。
原作ファンの方は特に声を大にして訴えていたようでしたが、原作の丁寧な感情描写をスッパ抜いて展開が早過ぎるといった具合だったようで…。

原作未読の私からすると、毎回衝撃的な展開が続きヒキも非常に上手いので、毎週見たくはなりました。
ですが、最終話まで見て結果的に面白かったかと問われると、少し疑問が残ります。
なんというか、キャラクターを好きになるタイミングが掴みづらかったといった感じでしょうか…。

本作に限っては、原作漫画を先に見た方が良かったのもしれませんね…。
だとするとアニメ版の本作に、更に不満を言いたくなったのかもしれませんが…。
ストーリーとしては、ある程度魅力的なのは自分の中では間違いなく、それぞれのキャラクターの葛藤も片手間では見れない吸引力がありましたので、いつかゆっくり原作を熟読したいと思います。


人物の葛藤の中でも、とりわけ記憶に焼きついたのは、喰種でありながら平和に暮らしていた母娘

『笛口(ふえぐち) リョーコ』(←美人)と『笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)』(←可愛い)

でしたね。
いや…決して双方見映えが良いからとか、そういう邪な気持ちが働いたワケではなく…。

喰種だからと言って、誰もが好きで人を襲って食しているわけじゃないんですね…。
ただ…人間の言う美味しいものを食べても、全く喉を通らない…、吐き出してしまう…。
そういう風に生まれてしまったばっかりに人目を避けなければならず、娘(←可愛い)を小学校にも行かせてやれない母親(←美人)の気持ち。
何も悪いことをしていないその彼女達(←美人母娘)は、人間が組織した喰種対策局により、一方的な制裁を受けることになります。

社会としては喰種は全員駆逐すべきという考えが一般的なようですが、それでもそういった喰種もいるのだと世論が学んだ時、この社会が考えを改める機会がくると良いですね。
決して邪な気持ちによる同情とかではなく。

作中でも、人間と喰種の対比の表現として、ヒロインの『霧嶋 董香(きりしま とうか)』がこう言う場面がありました。

『ねぇ、ケーキっと本当はどんな味なの?

 吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、アレ…人間は美味しそうに食べるじゃない。』

「自分がもしそうなってしまったらどうする?」という問題提起を孕んだ本作。
この状況で主人公のように、目の前にある食肉に手を伸ばす自分を律せられるような『人を見失わない人』は、果たしてどれくらいいるのでしょうか…。
平和に暮らしても殺されるかもしれない、この世界で………。



作中で金木は、「あんていく」と呼ばれる初老の喰種が営む喫茶店に身をおき、以降生活をしていきます。
自殺者等を回収し、比較的罪を犯さず食肉を得られる環境を整えた本店は、この区での喰種の生活の支えとなっていたんですね。
当初は「自殺者の数だけで何人も十分に養えるの?」なんて考えておりましたが、日本の自殺者数や行方不明者数を換算して都心部の人口で割り当てた場合、結構まかり通る数なのだそうで…。
日本コワイ…。

金木はそこで、臓器を移植した大喰いの喰種『リゼ』の片鱗を見せながらも、喰種として少しずつ生活に馴染みをみせ始めるのですが…。
喰種対策局や別の区の喰種が、その生活を脅かします。

そして最終話、カタの外れた喰種による度重なる拷問で、『人を見失わない人』であった金木も、遂に『リゼ』の心に耳を傾けるのです。


『間違っているのは僕じゃない、

 間違っているのは…、この世界だ!』


『それでいいのよ金木君…、生きるというのは他者を喰らうこと…。』


ここから白髮と化した金木が魅せた、これまたカタの外れた…というより足首の骨を外した圧倒的な戦闘能力は、気合十分の作画も含めて物語のターニングポイントに感じ惹きつけられましたね。
そこから何の後日談も予告も無く終わってしまうのもこれまた衝撃的でしたが、まぁ…2期はしてくれるでしょうし、ゆっくり通知を待とうと思います。
{/netabare}



【人を喰ったような発言を繰り返す、美食家月山の魅力】
{netabare}
さて、急速な場面展開からも今ひとつ心象に欠けるキャラクターが多い中、それでもやはり異彩を放つ奴が一人。
それが、喰種対策局から「美食家(グルメ)」と呼称される『月山 習(つきやま しゅう)』でしたね。
はぁ…どーしてまたこういうキャラ好きになっちゃうかなぁ…。。。
でも、原作者の石田スイ先生も彼がお気に入りだとか…。
ですよねぇ、キャラの当て方に愛が感じられますもの。

はてさて、そんな月山という男。
見た感じはモデルを思わせる端正な顔立ちで、言葉の節々に英語や音楽用語を用い艶めかしく話すキャラクターです。
呼称としては他にも「20区の厄介モン」「気持ち悪いキザ野郎」「(ストレートに)変態」等多数。
うん、やっぱり愛を感じます。(愛の表し方は、人それぞれです。)


実際、彼は金木君に共通の話題である本を用いて近付くのですが、その本心はまさに彼を食すことであり、彼の血が付いたハンカチーフを鼻に擦りつけて


『柔らかな甘みと、芳醇なハーモニー。

 ああああああぁぁぁ、新しいごちそうの発見はっ!

 人の幸福にとって、星の発見以上のものだ!!!』


と迷言を吐き散らす、まさに変態野郎でしたね。
声を担当された「宮野真守さん」はまさにハマリ役で、「DEATH NOTEの夜神月」等の冷静沈着タイプから「STEINS;GATEの鳳凰院 凶真」といった厨二病キャラまで突き抜けてこなせる宮野さんだからこそ、存分に魅力を見出せたように感じました。


第5話で月山は、金木君をどうやって食べようかと試行錯誤した末、

『金木くぅんンがっ!! 食べながら

 金木くぅんうおっ!! 食べたい!!!』

という奇想天外な発想に辿り着き、人質をとって彼に迫ります。
ここで金木君から「変態」発言が飛び出るのですが、彼は侵害だと返しながらも「そうさせたのは君なのだから責任をとれ」と責任転嫁する天晴ぶり。
中の人繋がりで言うと、まさに「駄目だこいつ…、早くなんとかしないと…」状態でしたね。

ただ、実際に董香が割って入り彼を制止するも、「美食家」を名乗るだけあって良い物ばかりを食してきた月山は、食事が戦闘能力に直結する喰種の中でも、抜群の実力を持っていました。
そこで奇策として、董香が金木を食すことになるのですが、それを見た月山の

『僕のだぞっっ!!!』

発言には、シリアスな場面展開にもかかわらず笑ってしまいましたよ。
きっとそういう方も多いのではないでしょうか。


そんな彼も、金木くんが攫われた終盤では、

『アモーレ!! heartbreak…。

 無二の友人である金木君が…、ワケの分からない連中の手によって危険な目にあってるなんて…

 No kidding!!』

と言い放ち、「あんていく」と共に、彼を助けに?向かいます。
この月山が本作において、こういう味方とも敵とも呼べない立ち位置のキャラになったわけですね、にくい構成でした。
彼の言動を全て「お前が言うな!」で収めてしまうのは簡単ですが、皆さんもどうか彼を温かい目で見て愛でてみませんか?


そうそう、少し余談となりますが。
TV放送のCMを飛ばさない方はご存知かと思いますが、金木君と月山が行なうBlu-rayの販促CMは面白かったですね。

金木「月山さん、イベント抽選券付きBlu-rayが発売ですよ!」

月山「チュレェヴィアアアアァン!!

   イベントと言うことは、皆に祝福されながら、僕達が一緒になる日が遂にやってくるんだね!!?」

金木「人を喰ったような発言はやめて下さい…。」

最期の金木君の冷静なツッコミが良いですね。
これが聴きたくてCMは毎回飛ばしませんでしたよ、私は。
{/netabare}



【総評】

作品として魅力に感じる部分は大いにありましたが、その原作をアニメで100%活かしきれなかったように感じます。
原作未読の私から見ても、全12話で表現しようとするシナリオ構成の幅に、若干無理が掛かったように見受けられました。

それでも、内容として手を抜いた作品では決して無く、演出面にも秀でておりグイグイ見させるだけの吸引力はしっかり兼ね備えておりました。
全般的にシリアスな内容ではありますが、その分Cパートで小ネタを挟み楽しませてくれますしね。
次に見る機会があれは、ちょっと恐いですが黒塗りが無い完全版で是非見たいですね。

2期はやるのか…いつになるのか…。
今現在まだ噂の粋を出た情報はありませんが、どうせなら熱が冷めない内に放送してほしいですね。
展開が早かった分、視聴者の熱が冷めるのも早い気がしますし。

その時は、また作中にハマったを主題歌だと尚嬉しいですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月山 習』声 - 宮野真守さん

◇一番可愛いキャラクター◇
『笛口 雛実』声 - 諸星すみれさん



以下、カニバリズム(食肉文化)について。
(途中から妄想に突入してしまったので、〆ます。)
{netabare}

ちなみに私は恥ずかしながら、正直なところまだ一度もカニバリズムを体験したことがありません。
偏見を持たず多種多様な食文化に触れることは、人生観を広げる意味でも重要だと私は感じておりますので、ここは偏食なぞせずに、いつか体験しなければいけないなと考えております。

しかし、現代の日本において、そんな「ハンニバル•レクター」みたいな真似が出来る状況は早々ありません。
やはりここでも、『東京喰種トーキョーグール』の世界に妄想を抱くことで、脳内体験するのが社会人として果たすべき選択となるでしょう。


まぁ…どーせ喰べるなら、私好みの『チュレェヴィアアアアァン!!』な人間を捜すことにしましょう。

おっ、かなり好みの人間を発見!!
早速、声をかけてみましょう。


「あっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ。

 ヒナミちゃんって言うんだぁ…。

 うんうん、髪型が(私好みな)ショートカットで似合うねぇ。(グヘヘ)

 へぇ、字のお勉強してるんだ、偉いなぁ。

 それならお兄さんが、こっちで詳しく教えてあげるよ。

 さぁ、おいでおいで!!(ゴクリ)」



……さて、数分後。
細切れになった私は、彼女の胃の中にいたワケですが…。

こんな可愛い美少女になら、喰われる側というのもまた乙なものでした。

でも、ちゃんと「ごちそうさま」って言おうね、ヒナミちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 61
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

喰べたら「ごちそうさま」するまでが作品なのに

人を喰らう正体不明の怪人・喰種。
主人公カネキは喰種に襲われ瀕死となるが
喰種の臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることに…。


凄惨な食事現場で始まり、凄惨な食事現場で終わった一話だったが
その課程には実に多彩だった。
Aパート開始時は安らぎや暖かさを感じさせつつも
黄色い道をゆっくりと歩む美女の姿が「迫る注意」「迫る非日常」を感じさせ
そこから緩急を織り交ぜ喜びから恐怖、救済に戸惑い、葛藤に絶望と
「赤い日常」へと変貌する様を流れるように観せてくれた。
この一話だけでジェットコースター一周分の感情を体感できる様な内容で
すぐにおかわりが欲しくなってしまった。
掴みとしては今期一番良いかも。今後も期待が高まってしまう。

考え過ぎかも知れないが、カネキが半喰種になる課程も単なる偶然とは思えず
どこか作為めいたものも感じている。
医者もグル(グール)かな?…とか、ミステリー好きの血も少々騒ぐ。

またこの世界での半喰種の存在意義がどうなるかにも注目している。
既存のグールなら自我を持っていないので、
その間に当たる半喰種には無条件で価値が生まれるが
この作品の喰種は既に自我や規律すら持ち合わせている模様で
半喰種との違いがどう現れるか気になる。
カネキの葛藤は半喰種ならではのものでずっと続いてしまうのだろうか?

※2話感想{netabare}
ヒデを救うためグールの力を借りグールの力に飲まれヒデを襲う衝動に駆られる…。
泥沼の葛藤が更なる深みへとハマっています。

それでも「人」の事「グール」の事、そして「自分」の事を知ろうとして
向き合う姿は立派でした。
ヒデも勘がいいので判っているご様子。良い友達じゃないか。
血の臭いだけでなく感動の匂いもしてきました。

あと触手を絡めた戦闘シーンもかなり上等で衝撃的でした。
そしてこの作品「目力」がハンパない! 夢に出そう…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
アンティークを中心に活動するグールの生活が覗けた回。
どうやら安定区と掛けてあるようでグールの中でも穏やかに
生活する者が集まっている様子。
食事も自殺者を確保している様で納得できた。…ここまでは。

でも、他の区に多数の凶暴なグールが居るとなると
描かれている平穏無事で危機感の無い人間社会に疑問が湧く。
グールの数が多すぎる。

設定通り、毎月グールの人数と同じだけの人間が殺されるとなると相当な被害で
もはや警察が事件としてどうこうでは無く
軍が出来て対応していたり半分以上グールとの戦争の状態に成っていておかしくない。
…というか成っていて普通、それくらいの危機だと思える。
面白そうな作品なだけにバランスも考えて練って欲しかったと思ってしまう。

ちょっとケチが付いたが今後の展開で
グールの繁殖方法やジェイソンみたいな奴の素性や存在意義が明かされれば
もう少しは納得行くかも知れない。
【予想】{netabare}グールは元々政府が作り出しているが隠蔽されている{/netabare}
みたいな話なら判らなくもない。期待はしている。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美食家、月山の裏の顔が見られた回。

人と仲良くしようとして無理矢理不味いモノを食べる霧嶋さんとは対照的に
美食を謳歌する月山。
狂った様に映るけどグールとしてはこちらが正常なのかな。
グールの味覚に着目したこの作品ならではの存在は面白く、次回以降も注目です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
早くも月山の食指がカネキに迫り、錦の切ない過去も露わに。

前回に続き月山の個性が圧倒的。颯爽登場!宮野真守無双。
狂気の中、生き生きしていてキャラ的にはみんなを喰ってたと思う。

錦もイイ話で単なる憎まれ役から脇役レギュラーへと躍進したかな。
でも、錦自身は内蔵の九割方破損した所から復帰したのに
姉さんは一般人相手に呆気なく死亡。(詳細不明)
そう言えば路地裏でカネキと最初に会ったグールも蹴り一発で死んでたし、
グールの耐久力に差がありすぎてご都合感が出ている。

美味しく質の良い餌を食べると即効でパワーアップ!
ってキノコマリオみたいな事を急に言い出してるし
話が進むにつれ、設定の詰めの甘さが見えて来てちょっと残念にも感じる。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
何とか危機を脱したカネキ達。そして改めて浮き彫りになったグールと人との距離。

グールも人と同様に心があり愛があり家族があり。
「お母さん!」と言うヒナミの叫びがとても痛々しく突き刺さる。
同情できる話で何とかしてやりたいのだが、
「人喰い」…いや「人しか喰えない」と言う生態は致命的で
言葉や理屈が通じ心があるとしても相容れない存在になってしまうよなぁ…。

カネキの存在がグールと人との心の橋渡しになるかも知れないけど心が繋がったとして
約定作って「人を襲わない代わりに故人の体を提供する」って訳にも行かないし…。
設定上では既に詰んでいる…と言える落とし所のない問題にどう挑むのか
見物だと思うけど、ホントどうするんだろう?
バトルで何となく解決した風には成らないで欲しいけどな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
人にもグールにも義はある。それ故に復讐と憎しみの連鎖は止まらない。

カネキが到着するもヒナミのお母さんを助けられず悲しい結末になりました。
ヒナミにとっては本当に最悪の結末。
でも、母の表情から察するに復讐は望んではいない筈。
それは幼いヒナミに伝わっているのか?理解できるのか?
葛藤の中、芳村さんの道か薫香の道か何を選択するのか
この作品の肝になりそうで興味深いです。

真戸さんはグールにとって脅威だけど人側から観ると逞しい。
彼処まで出来る様になるには相当な修羅場と仲間や知人の死を経験しているのだろう。
グールに情をかけて殺された者もいそうだし、少々壊れてなきゃ務まらない。
悪っぽく描かれているけど背景を察していくと憎めないキャラだと思う。

一人殺されたとはいえ亜門達は何とかクインケ無しで対抗してましたが
身体能力考えると全員瞬殺されて当然なレベルで無理がある気がします。
せめて刃物弾くって設定無くしてくれないと人に勝ち目がなくないかな?
グールって設定自体矛盾だらけなので小さい事は寛容には観てるけど、
バランス感覚がちょっと悪いなって気がします。

次回は真戸と薫香の戦いが更に激しくなりそうで、
そして復讐に走る薫香をカネキはどう見るのかも楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
真戸さん亡くなってしまいました…。
良い悪役だっただけにちょっと寂しくもありますが復讐に囚われた者の末路として
意義を投げかけてくれました。

一方ヒナミは復讐に囚われず深い悲しみの中から「生きる」ことを決意。
溢れる涙が心に響きます。強く生きて欲しいですね。

カネキは不戦を貫き悲しみと復讐の連鎖を断ち
グールと人とを繋ぐ希望になって行きそうですが6話感想の懸念が個人的に引っかかる。
共生目指すならグール用の食料開発出来ないものかな?
{/netabare}

※9.10話感想{netabare}
悲しみを乗り越え日常を取り戻そうとするアンティークの面々、
そして新体制でグール対策に当たる捜査官達。

近隣の11区が騒がしく嫌な予感がしていたらやっぱり飛び火です。
捜査官も絡んできてなんだか仁義なき抗争モノの雰囲気が強くなってきましたね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
人とグールが入り乱れた抗争、そして拷問と血生臭く暴力の砦と化しています。
覚醒しつつある亜門くんをいつの間にやら応援しちゃってます。
現状アンティークの敵ですが何れ手を組む事もありそうですよね。

カネキくんから新たなカネキくんが生まれそうですし、
屋上には何やら怪物が…ってあれまさかマスターなのか!?
次回も気になります。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
心身共に死よりも凄惨な地獄の様な苦しみ中、今までの全て否定し
生まれてしまったダークカネキくん。
これからこの作品はドコへ向かうのか?…って所で最終回!

せめて…せめて外での戦いにケリ付けてくれないと投げっぱなしにも程があるし
痛々しい拷問が最終回ってのも後味が悪すぎる。
この終わりならアニメ化しなくても良いんじゃない?って気さえします。
{/netabare}


【総評】
心理描写や戦闘描写は良く描けているしキャラも立っている。
そして設定上袋小路になっている人とグールの関係がどうなって行くのか
どういう結末になるのか期待と興味を持って観てこれたがとにかく後味が最悪でした。

人として生まれそしてグールとして再生して価値観や感性などを培い
積み上げたモノを最終回に全否定させて結論出さずにハイ退場!!

結局、1話で身体を失い、最終話で心を失った可哀想な青年の怪談のような話で終幕。
闇芝居なら三分で終わるわッ!
中身は投げっぱなしでブッツリ終わるアニメの中でも指折りの作品になってしまいました。
続きやるのですかね? やらない事には話にならないし観る意味もない作品です。
事情があるにせよ、この終わりを平気で観せる制作側の神経を疑います。
期待と観て来た時間までも全否定されるこの終わり方は許容できません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 64
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

リゼと接触したことによって、
金木くんがかわいそうな目に・・・(´・ω・`)

■第1話~第2話
{netabare}
金木くんの発狂ブリが見どころの一つではありますが、
やっぱり一番の見どころは、リゼ役のハナザーさんですね!^^

1話目で金木くんをハニートラップにかけた
誘惑っぷり。そして2話目で永近を食べるようにそそのかしたり。
ハナザーさんがいい意味で壊れております(笑)

1話目の途中までは、ハナザーさんだとは気付かなかったです。
「となりの関くん」の横井さんがダークサイドに
落ちたみたいな感じ^^

これからますます壊れていくといいですね♪
{/netabare}

■第3話
{netabare}
今回はハナザーさん出番なしでした。。。
物語もあまり進まず、水面下で動いている感じです。
次回から動くかな??
{/netabare}

■第4話
{netabare}
今回はザ・宮野劇場って感じでした!
トイレでくんかくんかしているシーンはもう爆笑でした^^

ハナザーさんは30秒くらいの出番でしたが、
Sっ気たっぷりの見事な演技でした♪
{/netabare}

■第8話
{netabare}
久しぶりのハナザーさんでテンションあがります♪

そして残念ながら真戸さんはこれにてご退場です。
良いキャラしてたのに残念ですね^^;

あの指輪は、薫香ちゃんと何か因縁が??
{/netabare}

■第12話
{netabare}
中途半端なところで終わってしまいました。。。
原作読みましたが、確かにどこでアニメ終わらすか
は悩みどころですよね~
2期はあるんでしょうか??^^
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 94

73.8 10 バトルで友情なアニメランキング10位
家庭教師ヒットマンREBORN![リボーン](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (772)
4422人が棚に入れました
運動も勉強も苦手で何事もすぐに諦めてしまう、うだつのあがらない少年・沢田綱吉(通称ツナ)の前に家庭教師として現れたのは、ヒットマンを名乗るリボーンという名の赤ん坊。
リボーンの目的はツナをイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーのボスとして立派に育て上げるために教育する事。
打たれる直前に後悔した事を死ぬ気で頑張ってしまうという「死ぬ気弾」を使いツナをマフィアのボスに相応しい人間とすべく家庭教師リボーンの「教育」が始まった…。

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

友情って素晴らしい。なんてゆーと思った?これは「腐腐腐」向けだ

原作既読中(*´Д`)ハァハァ


ダメダメな主人公「ツナ」。
そこに現れたのは、見た目は赤ちゃん。しかし【ヒットマン】だとゆう【リボーン】
リボーンはツナをマフィアのボスに育てる為
【家庭教師】としてやって来た!
これで、題名の意味が分かりましたか?
「私、題名聞いただけだった時、何がなんだかさっぱり分からなかったので、一応簡単に・・」


始めはひたすらギャグアニメですΣ(゚Д゚;マジデ!?
パンツ一丁で走り回ったりwww
キャラの把握程度に観てましたが若干嫌気が差すかもですw
とりあえずそこでリタイアせず観てみて下さい!


バトルが始まりだすと面白くなって来ます!
次々、「腐腐腐」なキャラが登場し、
それぞれ個々の能力があるので、能力を生かしながら
同じ能力者同士のバトルなので面白いです!
可愛い動物の相棒も出てきます(*´ω`)ウリカワユス(ネコ)


そして、「リボーン」が何故赤ちゃん?と思ったそこのあなた!そこに大きな真実が隠されているのです!!
リボーンの様な赤ちゃんは7人居ます、上記に書いた「能力」と共通の意味を持つ7人の「アルコバレーノ」(赤ちゃん)達。(個人的にコロネロが好き(*´Д`)ハァハァ)


リボーンに教育され、バトルなどを繰り返し
徐々に色んな面で成長して行くツナと仲間達。
一応?wマフィアのお話なので、他のマフィアやら
、暗殺部隊(「ヴァリアー」、こいつらカッケー!最高(゚∀゚)ベルトフラン!)
やらいろいろ出てきますが何故かすぐ把握出来ました!
とりあえず、みな腐腐腐ですwww


かなりの話数なので全ての魅力をお伝えするのは難しいですが、
私は面白かったので2週間位で観ましたww
アニメ版は終わっちゃいましたが、
また復活する日を祈っている作品です(*´∀`)





投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

死ぬ気で見てください(゚∇^*) テヘ♪

~あらすじ~
運動も勉強もダメで何事もすぐに諦めてしまう落ちこぼれの少年・ツナ(主人公)の前に家庭教師として現れたのは、ヒットマン(殺し屋)を名乗るリボーンという名の赤ん坊。リボーンはツナをイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーの10代目ボスとして立派に育て上げること。笑いありバトルあり、感動ありの話です。

※「あらすじ」はウィキペディアを参考にさせて貰いました。

最初は、殆どギャグで、面白かったのですが、
後から少し飽きてきました。

でも、少したったら、伏線を一気に出してきて、
次は、殆どバトルになりました。

戦いも迫力合って、駄目だと思っていたツナがどんどん
たくましく、強くなって見ていて気持ちが良かったですw

その仲間たちも、ツナのために一生懸命に
戦い、助け合い、笑い、「仲間っていいんだなぁ~」
って思わせてくれました。

気になったら是非見てください(* ̄∇ ̄*)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なんだかんだ円満に終われた方

 レギュラーアニメの宿命ともいえる「原作との兼ね合いによるオリジナルや引き延ばし」の上、結局原作の全てを消化できず、未来編で完結してしまった。もちろん手放しでほめられる終わり方ではなかったが、無理に続けてグダグダになるよりは、なんとか未来編終了という区切りで終われたのは悪い事ばかりでもないだろう。
 「未来編以降は蛇足」という評価も珍しくないし、自分は未来編以降も好きだが、未来編前半が全盛期だったと思うし、未来編までやったならとりあえずは及第点かなと思う。
 オリジナルエピソード自体も、まあ面白くはなかったがつまらなかったかわけでもないし、総評としては、なんだかんだ円満に終われた方だろう。
 作画も序盤以外は安定、声優は微妙、OPは曲映像共になかなか、EDは微妙。

 もしもリメイクされるなら余裕でやってほしい作品。昨今リメイクもちょくちょく出て来てるし、未来編までは作り直さなくても未来編以降だけでもやってくれたらいいなーと思う。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

84.7 11 バトルで友情なアニメランキング11位
ログ・ホライズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1971)
11970人が棚に入れました
ある日突然、老舗オンラインゲーム<エルダー・テイル>に日本人ユーザー3万人が閉じ込められてしまった。ゲーム歴8年の大学院生・シロエも異世界に取り残されてしまう。モンスターとの戦闘、死ぬことのない境遇。何が起きたのかわからず不安に駆られたプレーヤーが街にあふれ、ヤマト地区最大の都市<アキバ>は秩序を失う。一匹狼を自負していたシロエは、旧友・直継、美少女アサシン・アカツキたちとギルド<ログ・ホライズン>を設立。他人と接することが苦手で内気な青年が仲間とともに廃墟アキバから世界を変えようと立ち上がる。

声優・キャラクター
寺島拓篤、加藤英美里、前野智昭、中田譲治、山下大輝、田村奈央、柿原徹也、松井恵理子、原由実、高垣彩陽、久野美咲、逢坂良太、梶川翔平、雨宮天、佐藤奏美、村田太志、高橋未奈美、櫻井孝宏、下野紘、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一、てらそままさき、白熊寛嗣、チョー、井上麻里奈
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「私の中の高いハードル」を楽々と乗り越えた作品

原作未読。多くのキャッチさんからの紹介で視聴。

だから、「面白い作品だ!」というのは事前に何となく分かっていました。
私の中でハードルが上がっていたにもかかわらず、「面白い!」と思わせたこの作品は本当に凄いと思います。

紹介して下さった多くのキャッチさんに感謝です。

ジャンルは異世界VRMMORPGに閉じ込められ系。(←んっ?こんなジャンルあったっけ?)
ネトゲに疎い私にも、要所要所で解説が入って分かりやすかったです。(さすがNHK)
冒険・バトルはもちろん、政治・経済、初心者の育成と物語は多岐に亘ります。(飽きない!)

主人公が策士というのも面白い。{netabare}ネタバレなので2重に隠しておきます。{netabare}食べ物がどう調理してもまずい→美味しく料理できる方法を知る→美味しい軽食を販売してお金儲け→そのレシピを担保に融資を受ける→ギルド会館の購入→円卓会議の結成・・・って、{/netabare}{/netabare}「わらしべ長者かよ!」

その他の登場人物も個性派揃いで良かったです。
声優さんも違和感なかったし、作画も見やすくて良かったです。

吸い込まれるように一気見しました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 67

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

実はお気に入り

<2023/11/18 追記>
MAN WITH A MISSIONと10-FEETが同時に紅白初出場となったので記念にレビュー更新です。

ログ・ホライズンの1,2期OPはMAN WITH A MISSIONの「database feat. TAKUMA (10-FEET)」
感慨深いです。

もちろん紅白で歌うのはそれぞれ、マンウィズは鬼滅の「絆ノ奇跡」、10-FEETはスラダン映画の「第ゼロ感」でしょうけど。

でも「database」も聴きたいなぁ。
ログホラのアニメはNHKだし。
まぁ無理だけど笑

<2021/1/13 追記>
祝3期放送開始!
ということで評点を満点に引き上げました!
(というかなんで満点にしてなかったんだろ?)

<2020/1/23 追記>
祝三期!
2020年秋から始まるそうです!
待ってましたー!

バニラコークさん、情報ありがとうございました!

<2019/2/26 追記>
また1話から見返し始めてしまいました。
なんか中毒性あるんですよね。
妙な安心感というか。
二ヶ月かけて1日1話ずつ観てこうかな。
録画だけして観れてない作品たくさんあるのに 笑

<2018/1/3初投稿>
本放送で全話観ました。

なぜか毎年お正月休みに録画したBlu-ray引っ張り出して観ちゃうんですよね。

物語は「気がついたらMMORPGの世界にいました」系
古くは.hackとか、あと人気のSAOとかのカテゴリーですね。
ただ違うのは、至るところ細かい。
食べ物や生活、ひいては政治や経済、戦争などが扱われてます。

主人公 シロエ:エンチャンター。元、デボーチェリ・ティーパーティ(放蕩者の茶会)の参謀役。この世界での戦闘における戦術のスキルや知識が極めて高い。根暗。メガネ。人に壁を作る。でも優しい。

主人公の相方 直継(ナオツグ):ガーディアン。戦いにおいては壁役。いつもシロエの側にいて馬鹿ばかり言う。おおらか。大食漢。おパンツが好き。

主人公の自称家来 アカツキ(♀):アサシン。でも気持ちは忍び。小柄だが成人。腕は立つ。

主人公の先輩? ニャンタ班長:盗剣士。すらりとしたスタイルの猫。料理が上手。大人で紳士。でも猫。語尾は「にゃ」

この4人が中心ですが、他にも出演者多数。
群像劇と言われても違和感ないくらいたくさん出てきます。

とある日の午前零時にMMORPG「エルダーテイル」をプレイしていた全世界数十万人の人間がエルダーテイルの世界に取り込まれてしまうところから物語は始まります。

ざくざく物語が進んでいくと言うよりも、日々の生活の中で起きていく様々な事象(プレイヤーキリングとか、治安の悪化、ノンプレイヤーキャラクターが自我を持ってるとか)にどう対処していくか。
これが見どころ。

そしてなぜゲームの世界に取り込まれてしまったか?の謎などが、ほんのちょっとずつ解き明かされていきます。

バトルシーンはスリル満点という感じではないのになぜか見入ってしまう不思議な迫力があります。

そして最初に書きましたが、生活や政治や経済、戦争などまるで箱庭での思考実験のよう。
創作物はなべて思考実験的な要素ありますが、この作品は特にそうした要素が強い印象があります。

私のようにSAOはちょっと苦手、という人にオススメです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 69

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おぱ〇〇祭り

SAOと同時期の作品(1年違いぐらい)でわりと比較されていたが、主人公無双の戦闘系ではく、生産色職等の生活を中心に、よい生活の場を作れるかという政治経済や頭脳戦にちかい話で展開していく。
ギルドやパーティー間の役割、戦闘での技のリキャストや職種の特徴等が色濃く出ており、オンラインゲーム感が普通の異世界転生物より強く出ている。がっつり通話等コミュニティー作ってMMO経験者にとっては、とても好物な作品だと思う。
ハンバーガーから話が広がりNPCの在り方等、世界設定がしっかりしてるのが特徴的だが、主人公無双ではないので、アクションにはそこまで華はない。

3期が始まったので見直してみると、NHKだなぁって思うところちらほら。最近の山のようにある異世界転生系にくらべ、やはり世界観がよく作りこまれている。
当時MMOがソシャゲの波にのまれ始めたころで、立ち上げるのに時間がかかるPCゲーム離れを起こし始めていた時代だったなぁと…懐かしい。
OPやEDも耳に残り自分のどっぷり浸かってたMMOの世界に久しぶりにINしてみようかなという気になる。

100点中 85点

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

82.1 12 バトルで友情なアニメランキング12位
僕のヒーローアカデミア(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1068)
5959人が棚に入れました
「架空」は「現実」に!
これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる――。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力”個性”を悪用する犯罪者・ヴィランが増加の一途をたどる中、同じく”個性”を持つものたちが”ヒーロー”としてヴィランや災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。
かつて誰もが空想し憧れた”ヒーロー”。それが現実となった世界で、一人の少年・緑谷出久(みどりやいずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない”無個性”な落ちこぼれだった…。
ある日、デクは自身が憧れてやまないあるヒーローと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そしてヴィラン…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。
新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、悠木碧、広橋涼、井上麻里奈、細谷佳正、増田俊樹、畠中祐、梶裕貴、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一

zeroone01 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

もう何回観たか分からない

 アニメ4期まで視聴済みでの感想。

 予告を見てはじめは、どうせ小学生好みのギャグ強めのアクションアニメなんでしょ?とか思って軽い気持ちで視聴しました。

が、ふたを開けてビックリ。

 面白い。

 よくあるダメ主人公が実はすごい能力の持ち主だったとかでは無くて、人口の約8割がなんらかの「個性」を持った超人社会の中で「無個性」だった主人公が個性を譲渡され、その個性をうまく扱えないのを考え、奮闘しながら少しずつ成長し、悪に立ち向かうストーリー。

 この「少しずつ」がたまらなく良い。素直に頑張れっ!て応援したくなる。頑張っている姿がとにかくカッコいい。
 1期ではまだ深く語られないが、同様に他の1年A組メンバーの成長もたまらなく良い。

 超人社会の設定自体がかなりおおざっぱで、たまにつまらんギャグが入ったり登場人物の名前がいかにも少年誌っぽい所はあるが、それは少年誌に掲載のアニメなので許せる。面白いから許せる。

 この1期はまだまだ準備段階。2期、3期、4期とどんどん面白くなって行く。
4期まで観てまた最初からを、もう何回繰り返したか分からない。
とにかく大好き。

 3月27日に第5期がスタートします。今度は今まであまり出番の無かったB組メンバーも大暴れします!そしてヒーロー科になれなかったあの人も!
楽しみです。

(2021/2/3 追記)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジャンプ漫画アニメ化 能力系バトルもの

 誰もがなんらかの超能力を持つようになった日本。能力を犯罪に使うヴィランに対抗して「ヒーロー」という職業が生まれた。能力を持たない「無個性」の主人公は、それでもヒーロー育成の名門高校を目指していた……。

 ジャンプの王道系ですが、どこか新しさを感じる漫画。私にとってのジャンプ二大巨塔「ハイキュー!」と「ワールドトリガー」を猛追する、ニューカマー的漫画で、注目してたんですが、早くも(?)アニメ化されましたね!
 漫画を知らなかった人はなかなか楽しめるバトルもの、成長ものだと思います。このアニメは「主人公は無力に見えてたけど、実はすごい力を持ってた」っていうのじゃなくて、「主人公は無力だったけど、ある人に心意気を認められて、力を与えられる」っていう話なので、主人公TUEE感が無くて好きです。師弟の絆っぽい感じも最近のアニメにはあんまりないものなので、逆に新鮮です。

 でも、個人的な感想としては、原作を読んだ時ほどの感動とか衝撃はなかったですね……。まあ「上手にアニメ化したな」って感じ。2期からは見たり見なかったりになりそうです(笑)

 飯田君好きだわー。2期後半くらいから飯田君注目ですよ!多分!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

展開は王道だけど、熱いアニメ。

1期13話をとりあえず見終わったのでこの時点で評価をしてみます。
まず感想はとても熱い展開で、だれることなく最後まで(といっても2期があるけど)見続けることができました。

あらすじは人口の殆どに"個性"(特殊能力みたいなもの)が発現してその能力を使って犯罪を犯す敵(ヴィラン)を取り締まるヒーローを職業にしている者もいるなかでプロヒーローの一人「オールマイト」に憧れる主人公で無個性の「緑谷出久」(みどりやいづく)通称「デク」がヒーロー養成校「雄英高校」のヒーロー科へ入学してあることから個性を手に入れることからいろいろな試練を乗り越えてヒーローを目指す物語です。

物語はジャンプの王道のストーリーですが、とても熱い展開で手に汗握りました。2期もあるので2期も観ていこうと思います。
色々ヒーローが出てくるのでその点も面白いですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

85.9 13 バトルで友情なアニメランキング13位
ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1019)
5264人が棚に入れました
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。
名前は、アリス。
絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣、島﨑信長、前田佳織里、近藤玲奈、石原夏織、小林沙苗、森川智之、岩瀬周平、木島隆一、潘めぐみ、村田太志

t-tea さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

本当にひどい

リアルタイム放映中は1話を見た時点でショタ2人が意味もわからずイチャイチャしだした時点で気持ち悪すぎて見るのをやめました。
ただ高評価にしてる方もいらっしゃいましたので見てみましたが本当にひどい。
あにこれの評価基準に関して全部触れるとするならば、

物語の評価
主人公がいる世界のストーリーと現実世界のストーリーに関してもっと触れるタイミングを考えて欲しい。いきなりねじ込んで「現実はこんな状況です。では主人公は?」みたいに切り替えるにしてはそれぞれのストーリーが長すぎて集中してみてられません。
作画の評価
これに関しては本当にひどい。主人公が少し引きのシーンになると「これ本当にプロが書いてんの?」ってぐらいクオリティが下がってます。というか下手な素人が同人描いているようなクオリティで見るに耐えない。アップシーンとの格差が酷すぎる。
声優の評価
後半に出てくる女の子の声優が微妙でした。そのせいでなかなかキャラに思い入れがもてない。
音楽の評価
これはいつものSAOといった感じで特に不満はありません。BGMもいつものといった感じでしたし、挿入歌として入っていた「ReoNa - 虹の彼方に」は素敵な曲で気に入っています。
キャラの評価
今作はキャラに緊張感がなさすぎます。戦闘中に棒立ち、傍観、戦闘を無視して会話。SAOは過去作そういった甘えを許さない緊張感があったと思いますが、今作はそれがまるでありません。

全体的に男の子二人がイチャイチャするような、腐女子これでどう?みたいなシーンが多すぎて気持ち悪かったです。
ストーリーが面白ければきっとそこも素敵なシーンにできたのだろうけど本当にくだらない。
キャラの評価にも書きましたがSAO初期の良さがまるでないです。
監督が変わったせいなのかもしれませんね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アリス イン ワンダーランド

A-1 Pictures制作。
人気の高いアリシゼーション編開幕。

ラースが開発する新型フルダイブシステムは、
VRワールド内部の記憶を現実に持ち出せない。
極めてリアルな仮想世界アンダーワールド。
相変わらずの音響効果で臨場感が凄い。

これは神への挑戦。
量子脳力学は人の心の光の揺らぎを捉え、
真のAI、人工知性を創ることへ向かうのでしょう。
導入部という点では過去シリーズ最高です。

6話視聴追記。
{netabare}壮大な文明シュミレーション、
システムから逸脱する人工知能。{/netabare}
もう少し仕掛けが早ければと願いますが、
丁寧な展開と好意的に考えましょう。

13話視聴追記。
{netabare}図書室の賢者カーディナルが語る、
仮想世界の秩序「禁忌目録」の成り立ち。{/netabare}
カーディナルの存在は世界観に、
大きな影響を与え物語に深みを生む。

前半最終話視聴追記。
技術的特異点を巡る問題でしょうか。
{netabare}心の痛みこそが人であることを教えてくれる。{/netabare}
後半怒涛の展開に興味は尽きず、
欠点はあるも映像も物語も堪能出来ました。

新世代のグローバルヒストリーへ。
これは次章に期待しましょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 84

セイバーlove さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

なぜ SAOアリシゼーション(3期)は失敗したのか?(原作履修済み)

皆さん、薄々気づいてらとは思いますが、 SAOは人気アニメシリーズですが今回のSAOは全く話題にならない。それはなぜかなのか?自分は原作を既に読んでいるのですが、正直アニメは全くもって微塵も面白くない。作画も安定してるし、音楽も素晴らしいのに全くワクワクしない。アリシが話が長いのはわかっており、今でもかなり端折りながら話が進んでいるのはわかりますが、テンポも展開の演出も中途半端すぎる気がします。 ペースでが遅く原作に忠実にゆっくり進むのでもなくアニメらしく超スピードでテンポ良く進むわけでもない。まぁ話が長すぎるのが悪いがw SAO自体アインクラッドがアニメで一番面白い話ではあるが、原作は個人手にアリシゼーション好きなだけに非常に残念です。もう正直アニメはいいやと思ってます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

87.5 14 バトルで友情なアニメランキング14位
灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1966)
9457人が棚に入れました
薄暗い森の中、わずか2体のゴブリンを相手に苦戦を強いられている6人の少年少女がいた。
盗賊のハルヒロ、暗黒騎士のランタ、神官のマナト、戦士のモグゾー、狩人のユメ、魔法使いのシホル。
彼らには、ほんの数日前、暗闇の中で目覚めてからの記憶しかない。
自分たちが、どうしてこの世界――『グリムガル』にいるのか、わけもわからないまま、彼らは見習い義勇兵として歩み始めた。
ここで生きるために――。

主人公・ハルヒロがある日突然迷い込んでしまった世界・グリムガルにおいて、“生きるために”過酷な環境や仲間との絆に向き合っていく様を描いた青春群像×ファンタジー作品。

声優・キャラクター
細谷佳正、吉野裕行、島﨑信長、落合福嗣、小松未可子、照井春佳、関智一、浪川大輔、安元洋貴、能登麻美子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

主人公最強の対極、リアルな異世界ファンタジーバトル

原作未読。キャッチさんからの紹介で視聴。

ゴブリン相手に四苦八苦するような6人組の弱小パーティの物語。
主人公最強ではない、リアルな設定の物語です。

主人公たちの成長があまり早くないので、特に前半はテンポが悪く感じるかも。
個人的には、4話区切りで物語が大きく転換していく、バランスの良い構成に高評価。
{netabare}1~4話は、物語の世界観の説明とマナトの死。
5~8話は、メリイの加入とマナトの敵討ち。
9~12話は、メリイの昔の仲間の敵討ち。{/netabare}

作画は水彩画のような街並みと、最後まで乱れなかった人物の描画はお見事。
バトルシーンも迫力があって、とても良かったと思います。

キャラには私の苦手なタイプが一人・・・。少しマイナス評価。
空気の読めないお調子者は苦手なんです。
しかも口が悪い。性格もイマイチ。
この嫌な感じが『SHIROBAKO』のタローみたいだと思っていたら、やはり同じ声優さんでしたか。

続きも見てみたいと思える作品でしたので、第2期を期待したいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 94
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【鑑賞日記・完】RPG愛、そして……ゴブリン愛に満ち満ちたファンタジーアニメ

原作ライトノベルは七巻まで購読中。

☆総評

かつて『Wizardry~ウィザードリィ~』等の古典的ロールプレイングゲームにおいては、
物語はクリエイターからプレイヤーに一方的に下賜されるものではありませんでした。
自作した様々な種族、職業のキャラクターでパーティを組み、
ヒットポイントの削り合いに一喜一憂しながら、
冒険者たちのストーリーを夢想したものでした。

その為、プレイヤーの中には過剰とも思われる妄想力を膨らませる者も現れました。
『Wiz』についても、例えばゲーム雑誌投稿コーナー「ウィザードリィ友の会」に、
俺達が考えた冒険ネタを持ち寄る猛者達が実在したのです。

単なる数字の増減に過ぎないRPGに、時間を湯水の如く投入するに止まらず、
その上、物言わぬ自作キャラ達の妄想ストーリーを爆裂させる。
さらには個々のモンスターの“人間ドラマ”まで展開する。
端から見れば正気の沙汰ではない、恐ろしくマニアックな試みw
けれど、テーブルトークRPGのコンピュータ上での再現たる、
ビデオゲームのRPGにおいて、妄想こそ王道でもあったのです。

本作はそのスピリッツの継承を存分に感じられる作品です。

正直、これがリアルな青春……だとは私はあまり思いません(苦笑)
24時間ネタ全開の暗黒騎士や、クレッシェンドゥゥゥ!な義勇兵なんて、
現実世界にはあまりいないでしょうしw

ただ、本作にはファンタジー世界に放り込まれた少年少女が、
どんなことを感じ、生きていくか……。
膨大な量の妄想とその成果たる心理描写が積み重ねられています。

その結果として普段あまり冒険に出ない視聴者の中にも、
リアルな人間ドラマという感想を抱く方がいて頂けたなら……。

昨今、進化が著しいロールプレイを重視した海外製RPG等の隆盛と併せて、
あの時、繰り広げた俺達の妄想も無駄でなかったのだなぁ……。
と、妙な感慨に耽ることができるのです。

☆声優に“芝居”をしてもらうためのアフレコ現場改革

本作のアフレコ現場では、まず監督からキャストへの方針説明等から始まり、
その時々のキャラクターの心情や、それを声で表現するため入念な打ち合わせが重ねられ、
声が当てられていったそうです。

……当たり前じゃないか?と思われるかもしれませんが、
これが当たり前じゃないのが、依然、地位向上半ばの声優業界の惨状でして……(苦笑)

基本、台本だけ渡して、一人一人、声当てて、問題なければお終い。
酷い現場になると「テキトーに声当てとけばいいよ」と投げやりな有様w

これだと、声優たちが一発でOKをもらうために、
味付けの濃い萌えイケメンキャラボイスを当てる、反射神経は発達しても、
一人の人間を“芝居”で表現する演技力の向上など望むべくもない。

こうした声優業の現状に対する監督の問題意識が、
本作の声優の“芝居”からは存分に感じることができました。
結果、二次元世界の中に人間を感じることができた。
という視聴者が出てきたのも必然だったと言えるでしょう。

6月のファンイベントでは声優陣が朗読劇を披露する演目もあるとのこと。
声優の“芝居”の力を磨く、大変素晴らしい試み。どんどんやって欲しいです。

☆(K)NoW_NAMEとフィルムスコアリングについて

本作は主題歌、挿入歌、BGMに至るまで(K)NoW_NAMEという一つのアーティスト集団に、
一括して任せる方式を選択。

さらに、あらかじめある劇伴からシーンに合わせてチョイスする
連続テレビアニメで通常とられる方法ではなく、
シーンに合わせてBGMを制作するフィルムスコアリングを採用。

一見、無思慮にフルでごり押ししているだけに思われる挿入歌も、
スタッフから場面の内容と求める音楽の方向性を(K)NoW_NAMEに伝えた上で、作曲されたもの。

そのため、例えば四話挿入歌は二番があれば五分超になりそうなバラードですが、
尺に合わせて一番からそのままラスサビに突入し、三分台にまとめられ、
反対に七話及び八話の挿入歌はアップテンポですが、五分を越えるなかなかの大作に仕上がっています。

この方式を貫くのはかなりしんどかったと思います。
事前にシーンイメージを伝えるためには、作画工程の前倒しが必要でしょうし、
その上、本作はアフレコでも丁寧に時間をかけている……。

序盤、歌だけで声がほぼ消滅したのは、この辺りの工程管理の切迫によるものでは?
という個人的な疑惑が払拭できませんw

私は気が付きませんでしたが、中盤ではキャラがホバー移動する謎作画もあったとか(苦笑)
スタッフのみなさん本当にお疲れ様でした。

音楽担当者ともコミュニケーションを密にして丁寧にアニメを製作しよう
という方向性は評価したいです。

☆声優・落合福嗣について

キャスト発表時は話題作りのネタとしか思えなかった、
三冠王の息子の主要キャラ・モグゾー役起用。

声を当てるのは上手くないですがw
善意で捉えると、濃い口のキャラボイスを提供する既存の声優とは違う、
人間モグゾーと“どーも斬”の表現を追求した結果だとも思います。

もっとも、福嗣さんも声優事務所の振るい落としを兼ねた養成課程に身を置く、
“ちゃんとした声優”のステレオタイプをなぞっていますし……。
単に新人でギャラが安かっただけとも考えられますし……。
或いは、朗読イベントでモグゾー役がリアル世界に出てきた場合、
中の人がマナト役の島﨑信長さんに匹敵するイケメンだった時の
観衆の困惑がスタッフの頭をよぎったのかもしれませんw

ちなみに原作では“若干のろいが頼りになるくま”とキャラ紹介されているモグゾー。
そう言えば、福嗣さんは今期『霊剣山』でも格闘クマ役などで出演されていましたw

男性声優もアイドル化が定番化する昨今……。
体型から違う福嗣さんには世代屈指のクマ声優として生き残る芽があるのかもしれませんw
この声優業……ただの金持ち息子の道楽では終わらないかも。そんな予感もします。


以下、鑑賞日記。途方もなく長いので折り畳みw
{netabare}

「ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ」

原作一巻目及びアニメ第一話のこのサブタイトルにピンと来てしまった、
例えばゲーム初挑戦がゲームボーイ版『Wizardry~ウィザードリィ~外伝Ⅱ・古代皇帝の遺産』だった、
私のような古参の冒険者には、ほぼ視聴が義務付けられた作品w

以下、私の期待が迸った、勇み足な長文w

{netabare} サブタイの元ネタはその『Wiz』シリーズより。
法外なお布施を巻き上げたカント寺院が唱える蘇生呪文、
「ささやき-えいしょう-いのり-ねんじよ!」から来ています。
(で、失敗して灰になろうが、ロストしようが、医療ミスは一切認められず、
前金もビタ一文返金されず、「まいそうされます」の一言で済まされますw)

『Wiz』シリーズは序盤が本当にキツいゲーム。
軌道に乗れば、大魔神を一撃で屠れるようにもなりますが……。
それまでは追い剥ぎにあっさり殴り殺されるw
少し体力がついたと思ったら忍者や修行僧に首を飛ばされるw
ボルダック商店はぼったくりw
など難行苦行の連続w

原作はそんな古典的ロールプレイングゲームにおける
パーティ育成の苦しさを、現実的なシーンに落とし込んでどう伝えられるか……。
腐心した大変RPG愛に満ちた小説です。

で、本作の主人公パーティーの特徴を一言で申しますと……。


 弱 い !!


華やかな英雄譚など始まる気配すら感じない、圧倒的な弱さw
ろくに射撃もできない狩人に、
クセのあるスキルを使いこなす頭もないのに上位職業に就くイタイ奴……。
唯一回復役兼リーダーは多少頭が切れますが、
厳しさが足りない背負い込み屋で、戦闘はいつもギリギリw
もし私がこのパーティーで『Wiz』で冒険に出ろ!と言われたら、
ファーストエンカウントで全滅させる自信がありますw

というより、リーダー以外は『Wiz』基準では冒険者の水準にも達していませんw
訓練場のキャラ作成にて、ポイント不足でダンジョンに挑んで全滅する以前に、
プレイヤーにリストラ、消去されるレベルw
或いは、序盤、多数の捨てキャラから初期装備を剥がして足しにする金策要員w

実際、原作ではこうした要素をストーリーにしたシーンもあり切なくなりますw


個人的にはRPGは行ける!と思った時が一番危ない。
一寸先は地獄、全滅、灰、ロストwという
古き良き時代の素敵なゲーム文化を再生し得る期待のアニメです。
でも一方で、原作の地道なレベル上げを映像化し、
今のプレイヤーに伝えるには、一工夫も二工夫も必要だとも思います。

原作は主にラノベらしいキャラの掛け合いで、
重苦しさ一辺倒にならず、リズムを作っていましたが、
テキストレベルでは、会話でも良くても、
エンタメ映像としては盛り上がりが不足する懸念があります。

その辺りを制作のA-1 Picturesがどう料理するのか。
スタッフは違いますが、『ソードアート・オンライン』を、
時系列整理しアニメ化成功に導いたスタジオの経験値がどう生きるかが注目点。

『灰と幻想の~』のメインタイトルもまた、ベニー葉山氏による、
初代『Wiz』のノベライズ『小説ウィザードリィ~隣り合わせの灰と青春~』が元ネタだとのこと。
そしてベニー葉山氏は上記の私の初ゲーム『ウィザードリィ外伝Ⅱ』のシナリオ担当でもあります。

そんな浅からぬ縁も感じながら、主人公と一緒に苦行したいw
2016年冬の期待作です♪{/netabare}

各話感想{netabare}
第一話{netabare}
早速A-1の時系列整理スキルが炸裂。
元々展開の遅めな原作に無理に鞭を入れずに、
回想も活用しつつ視聴者の集中力を持続させる作戦に出た模様。
集中力維持の工夫は、水彩画風の背景や、
小動物の描写や、キャラの細かい仕草からも実感できました。

そんな中でも最初の戦闘シーンで、しっかりと伏線の強調がなされていました。
RPGにおいて、序盤のパーティーでは大変危険なことを、
この人はやってしまっています。

具体的に触れるとネタバレになるので言いませんw
ロープレ経験者なら分かるとは思いますが……。
後のお楽しみ。クイズということでご勘弁下さいw

それを最初にさりげなく、後々伏線として生きるように、
しっかりと描けている。

後の展開に期待が持てるいい滑り出しでした♪{/netabare}

第二話{netabare}
評価の分かれそうな回となった印象。

ゴブリンをやっとで倒した壮絶な描写があった後は、
歌をバックに夕暮れの日常が淡々と続く……。

私はこの雰囲気も好きですが、人によっては退屈しちゃうかもw

ただ一つ心に留めておいて頂きたいのは、
立ち上げ直後のパーティーは生き残りのため
もっと沢山のシビアな思考が必要であるはずということ。
情報収集しかり、金策しかり、編成しかり……。
なぜそれが見えてこないかというと、リーダーが全部抱え込んでいるから。
もっとメンバーと情報共有してもいい所ですが、このリーダーはみんな一人でやってしまうタイプらしい。

今回も間接的にそういう描写がありました。

ミュージックビデオでまったりできるのも、
呑気に覗きの悪徳(ヴァイス)を積めるのも多分リーダーのお陰w

そのことを頭の隅に置きつつ、今回の所は頭空っぽな主人公が眺めるグリムガルの風景を楽しんでおきましょう。
{/netabare}

第三話 {netabare}
ゴブリンの寝込みを襲って、パンツ新調を画策する(笑)
全くもって華がない底辺パーティw

けど、私にとっては『Wizardry』でヘタレ冒険者だった頃の、
ノスタルジーを存分に感じられる良回でした。

ちょっと乱戦になれば死人が出る序盤は、
“モンスターは まだ こちらに きづいていない”
と来たらガッツポーズをして殴りに行き、
逆に奇襲を食らったら頭を抱えてリセットボタンの確認をしたものでしたw

というより、最初の方は基本的にパーティより、
人数の多い群れとは対峙しませんでした。
ゴブリン五匹だったら逃亡とか(苦笑)
情けないくらい懐かしすぎて笑えてきますw

さて1話でつかみ、3話で飛ぶか叩き落とす……。
今期もこの黄金パターンを守るアニメも多い中、
淡々と伏線張りと雰囲気作りに3話を消化した本作。

実はまだ原作1巻の途中w
1話1巻のペースでぶっ飛ばし原作ファンを戸惑わせる作品もあるかと思えば、
こういうスローペースの作品もある。

人の歩むペースは様々ですねw{/netabare}

第四話{netabare}
かつて私が『Wizardry~ウィザードリィ外伝Ⅱ~』にて、
最初にロストしたキャラは前衛の要の戦士でした。

少しレベルが上がって、探索距離を伸ばした頃に、
蛮族からのクリーンヒットで想定外の大ダメージを喰らって死亡。
生命力は高めのはずでしたが、蘇生は叶わず灰から消滅に至りました。

不意の一撃でキャラが消える。

あまりの衝撃に、何だこのクソゲーはw
と悪態を付きましたし、心が折れかけましたw
結局、その時は育成プランも見通せず、パーティを作り直しました。
で、次のパーティも中盤行き詰まり、クリアに至ったのはパーティは3つ目w

この頃になると、あの時、彼がロストしたのは何がまずかったのか分かるようになりました。
油断した頭で、彼を集中攻撃を受けるポジションに、貧弱な装備で立たせ、危険に曝していましたw
冒険者を十数人おじゃんにして、やっとあの頃、私は青かったと述懐できるようになったのです(苦笑)

ですがグリムガルは生きた人間が暮らすファンタジー世界。
ヒーラーロストの致命傷を喰らったからといって、ガラガラポンでやり直す訳にはいかない。
リーダー交代、欠員補充などに取り組む以前に、
不運な悪夢に襲われたと落ち込んでいる残されたメンバーには酷な展開。

ですが、この世界で生きていくためには、喪失に至った原因をもしっかりと糧にして行く必要があります。
本作は彼の死亡フラグが目立っていましたが、実はそれを経験則にしていくための伏線もしっかり仕込まれています。

そういう意味では、本作の物語は、ここでようやく始まったと言えます。
だから、唐突な死や、長歌に面食らっているプレイヤーにも、
こんなのクソゲーだと投げ出さずに、懲りずに挑んで欲しいなと願います。

『Wiz』もグリムガルもロストしてからが本番です。{/netabare}

第五話{netabare}
苦節四話。ついに正ヒロイン(私の脳内世界でのw)メリィちゃんが登場♪
しかも、中の人が安済知佳さん!

某吹奏楽部でトランペット吹いて「特別になりたい」とか「関係ないですよね」とか……。
高所から投げ下ろしてきたその声で、
メリィちゃんのツンツン通り越して、魔法障壁の如く取り付く島もない。
そんな態度取られたら、クリティカルヒットで悶え死んでしまいますw

と、取り乱すのはこの辺にしてw
マナトならどうしたか?そう考え始めたことで、
盗賊君がようやくリーダーに……そして、主人公としての道を、
好むと好まざるに関わらず歩み出した……。
第五話で改めて、ようやく物語が始まったと実感♪

主人公限定の特別スキル?ラッキースケベも回って来て、
いよいよハルヒロ君の時代ですw

もっとも本人はプレッシャーで死にそうですが(苦笑){/netabare}

第六話{netabare}

その昔、ロールプレイングゲームにおいて体力と魔力は、
自動回復する無限エネルギーではありませんでした。

『Wiz』の序盤から中盤戦に至っては、
気休め程度の効果しかない、数発分の回復魔法とポーションを、
節制して冒険を進めなければ、待っているのは全滅でした。

反面、ダンジョン攻略には中毒性もあります。
レアアイテムがドロップすればもっと奥に行きたくなる。
もっと強敵を倒して己の成長を証明したい。

こうして浮き足立ち、魔力のコスト管理と帰り道の確実な確保を怠った時、
魔力ガス欠による灰とロストの災厄が降りかかるのです。

本作原作小説『~グリムガル』、特に序盤の巻は、
このありがちな冒険者による失敗を現実感を持って再現した切り口が白眉。
そのポイントをアニメ版スタッフも熟知しています。

一話感想で私は序盤パーティーがやってはいけないことを
クイズとして勿体ぶって、はぐらかしましたがw

答えは冒頭、マナトがシホルのかすり傷を“一応”治療したシーンでした。

こんなHPが1ポイント減っただけで回復するような甘い管理をしていたら、
立ちゆかなくなることは目に見えています。

そして魔力ガス欠は最後、マナトが失われる決定打となったのです。

このことを残されたパーティが……。
よくある中級冒険者の壊滅を経験したメリイも自覚し、向き合って、
糧として乗り越えられるか否か……。

データー上の経験値だけでなく、プレイヤー経験値による成長をも物語として落とし込んでいく……。
このRPG愛に溢れた仕掛けに気が付いた時……。
私にとって『~グリムガル』が気になる小説から好きな作品になった瞬間でした。
{/netabare}

第七話{netabare}
「来る日も来る日もゴブリンゴブリンゴブリンゴブリン、
雨の日も晴れの日もゴブリンゴブリンゴブリンゴブリンゴブリンゴブリン」

話が進まない……。との批判も何のそのw

パーティの地道な再建と成長。
同じく地道なメリイちゃん攻略?が描かれる今回。

自分はパーティがもの凄く進歩した回だと感じました。

そう感じるのはきっと、私がかつて冒険者として、
数十分かけてやっとレベル一つ上昇するような、
時間の無駄使いを価値ある人生だと思う、
悪い感性を培っていたからだと思いますw

膨大な時間をかけてパラメーター1ポイント上げることに喜びを感じるか、
膨大な会話を重ねてメリイちゃんにパンを分ける偉業を達成したことに喜びを感じるか。

ニコニコ動画で視聴していますが、
放送後の評価が上がって来たのは、
単純に作品が地味な積み重ねを表現する描写が優れているというだけでなく、
ロールプレイングゲームに対する価値観の面で、
大分ふるい分けが進み、精鋭が生き残って来たw
そんな印象も抱いていますw
{/netabare}

第八話{netabare}
かつてロールプレイングゲーム(RPG)において、
敵、特にボス、イベントモンスターが壁となりパーティが挫折した時……。

プレイヤーは再戦に向け、相当な遠回りを強いられます。
ストーリーは一旦休止にして、パーティの再編成、装備の見直し、
自分たちを苦しめた攻撃パターンに対する対策。新たなスキルの習得。
そして、経験値稼ぎがてら、雑魚を相手に新攻撃パターンの試運転……。

こうした修正を経て、たどりついた奴へのリベンジ・マッチ。
あの時、有り金はたいて買った装備が、前回は耐えられなかった攻撃を受け止め、
新スキルの連動が奴の取り巻きを狩る。
壮大な物語より何より、これまで通用しなかった強敵に、
再構築した作戦が、はまっていく感覚……。
確かな手応えを感じ、思わず拳を握る……。
頭の中で、何らかの脳内物質が分泌される、この瞬間こそ、
RPGはゲームとして輝きを放つのだ。

ハルヒロたちも復讐戦に向け、タンク役の兜を値切り倒す等、
膨大な時間をかけて、この地に舞い戻って来た。

さぁ、時にゴブリンスレイヤーと揶揄されながらも、
仲間の仇討ちに執念を燃やしてきた、この底辺パーティの意地!
とくと見届けよ!
{/netabare}

第九話{netabare}
安全に冒険するルーチンワークを確立した場所から次の階層、エリアに進む。
『Wiz』のような古のRPGにおいてはこの判断にも勇気が必要でした。

何しろキャラが死んだら消えたりするわけですw
そろそろ強くなった気がするから、お試しで次に行って腕試しなんて、
生半可な覚悟では決められませんでした。

ましてや、例えば、仲間の首を斬り飛ばしたアイツがいるような……。
かつて進出して失敗したエリアに改めて挑戦する場合は、
尚更、決断は重たいものとなりました。

その場合、プレイしない時間は思考を整理するのに重要で、
どんな準備が整えば、次へ行けるのか……。
対策が組み上がり自信がついたらプレイに挑む……。

こうしたプレイしない間(ま)も含めたゲームプレイという
思い出を勝手に持っている自分にとっては、
今回の休日回もとても好感が持てる良回でした。

もはや……というより最初からそうですがw
自分にはこの作品はハマり過ぎて、客観的な評価は難しいですw
{/netabare}

第十話{netabare}
個人的に『~グリムガル』でアニメ化による
恩恵を一番受けたキャラはランタだと思います。

欲望に忠実、口も悪いw行動も身勝手w
でも彼なりにパーティのことは考えてはいるらしい……。

このことは原作でも言及されてはいましたが、
それをテキストベースで十分に理解する為には、行間を読み取る根気が必要でしたw
だからランタについては平坦な展開に起伏を与えるウザキャラ。
ていうかホント……ウザいw
という原作評価も少なくありませんでしたw

けれどアニメになって作画による表情やCV吉野裕行さんの声が付くと流れが変化。
スタッフのキャラへの入れ込みようはランタについても凄まじく、
アフレコでも“ちっぱい”の発音一つに監督、原作者交えた
話し合いが持たれる力の入れようw
これにより人間ランタの表現の深みが格段にレベルアップしました。

今回もランタは、死の前ではみな平等などと憎まれ口を叩くわけですが、
仲間と死別した時、もの凄く悲しい表情をしていたのもランタでしたし、
ゴブリン殺害の初悪徳(ヴァイス)を積んで、
一番、精神ダメージが顔に出ていたのもランタでした。

今回の自分の奇行?についての言い分にしても、
吉野さんが抑揚を付けて主張に哀愁も含んだ感情を乗せることで、
彼の立場もより理解できた気がしました。

その効果なのか……アニメ化して以来、特に中の人を中心に、
なんだかランタ好きが増えている気がしますw
これは暗黒騎士ギルドの門を叩く義勇兵が急増しそうな勢いw
アニメスタッフ・キャストの皆さんも
素敵な悪徳(ヴァイス)を積んでくれたものですw
{/netabare}

第十一話{netabare}
その昔『Wiz』の教会で蘇生失敗したキャラはロストし埋葬されましたが、
ダンジョンで全滅したパーティの救出が遅れた場合でも、
一定確率でキャラクターがロストしました。

彼らの死体は一体どこへ行ってしまったのでしょう……。

これを巡って当時、諸説妄想されネタになりました。
一番多いのが迷宮の壁に埋め込まれダンジョンの一部となった説。
次いで魔獣に噛み砕かれ跡形もなくなってしまったという説。

……そして一番考えたくない説として、
かつての仲間がゾンビなどのアンデッドとして
モンスター化したという説も囁かれました。

アンデッドの王が人間の世界を圧迫するという設定の
『グリムガル』の世界ではこの一番考えたくない説を取りました。

そして『Wiz』同様、かつての仲間であろうが、
死体のなれの果てを浄化できるのは神に仕える職業のみ。
震える心を押し殺して、役目を全うした神官に拍手を贈りたい。

そしてらしくない格好いい最期を見せようとしている暗黒騎士……。
勇気ある死によって完成する彼の武勇伝を、
今、何としても全員で阻止しなければならない。

……俺もランタがアンデッドとして蘇るなんてまっぴらゴメンだぜw
{/netabare}

第十二話{netabare}
最終回にして、ついに私の大本命w使い魔・ゾディアッくん登場!
口を開けばダメだ、無理だ、死ね、死ね、死ね……毛虫、毛虫、毛虫w
その他は主の血まみれのランタの周りを浮遊するだけw
うん!素晴らしいw全くもって役に立たんww

でも、ここまでネガティブなムードを煽られると、
目の前のくそったれな現実までギャグになってくる不思議w

ピンチになるとランタがゾディアッくんを呼び出すのは、
終わってる状況を乗り切る彼なりのメンタルコントロールなのかもしれませんw

で、注目のキャストが聞き慣れない方だったので調べてみると、
佐藤結良くんという子役だとのことw

未来ある子供に死ねだの、無理だの
無邪気にネガティブワードを連発させるなんて、なんて悪い大人たちなんだ!(苦笑)

……福嗣さんとモグゾーよりシンクロ率が上なのがじわじわ来ますがw


ともあれ、憎まれ口を交わしながらも、
矢や魔法が尽きたら報告しあえるようになったこのパーティ……。
毒舌に隠された本音を読み合えるようになったこの仲間たち……。

……ホント、いいパーティになってきたよw
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 83

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

苦難と成長、別れと出会い。数少ない2期希望な異世界転生もの。

当たり前のこと、即ち王道をちゃんとやるとこんなに面白い。


異世界転生?


苦難と成長、別れと出会い、こういったRPGな世界の基本をしっかり抑えてるのになんで異色な感じなんだろうか?。それは即ち…(以下略)。


テンプレじゃない専門チームが彩る世界の淡い美しさ


中盤すぎがクライマックスだった感はあるかな


面倒くさい美少女ランキング上位なメリィ


チームのみんながちゃん生きたキャラとしてしっかり立っている心地よさ


転生系の他のはもういいからグリムガル2期希望


痛み、それは悲しいが成長を促すもの

投稿 : 2024/12/21
♥ : 35

77.9 15 バトルで友情なアニメランキング15位
結城友奈は勇者である(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1410)
6914人が棚に入れました
神世紀300年───
始まる”勇者部”活動!?
結城友奈は中学2年生。毎日学校へと通い、たくさんの友達に囲まれながら授業を受けたり、部活動をしたり、遊んだりと、平穏に過ごしている。その生活スケジュールは、どこにでもいるごくふつうの女の子。
だがたった1つ、他の子たちとは決定的に違う部分があった。

それは彼女の所属している部活が”勇者部”だということ。部長・犬吠埼風を中心にした活動の内容は謎に包まれておりバーテックスという不思議な存在が関係しているという。神世紀300年。西暦とは年号の異なった世界で、友奈たち”勇者部”の活動が始まる!

声優・キャラクター
照井春佳、内山夕実、黒沢ともよ、三森すずこ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「まどマギ」の皮を被った「ラストサムライ」ないし「神風・・・」モチーフの力作 【ネタバレ絶対回避】 

※制作情報等を追加(2018/12/4)

前半はエヴァ・まどマギといった「セカイ系」名作の二次創作的な印象が濃かった本作ですが、後半、次第に「桜」をモチーフとした独自の魅力を増していき、迎えた最終回、放送当時「まどマギ反逆」レベルの大揺れ、賛否両論噴出の末に、本作を「是」とする声が優勢に。

※重大な注意
成分タグ第1位が「予想外」となっているとおり、本作は絶対にこれ以上のネタバレ回避で視聴すべきです。
ここまで読んだ方は、速やかにこのページを閉じて視聴態勢に入った方が賢明です。

本作に描かれたテーマないし結末に関して、個々の視聴者が最終的にこれを「是」とするにせよ「非」とするにせよ、激しく困惑し心揺さぶられること必至の、《2014年最大の問題作》なのは確かだと思います。

※以下は、本作3周目以降の鑑賞時の感想です。
(初見および2周目時点での感想は、本レビュー末尾に保存)
======================================
◆3周目にあたっての能書き  - “全裸待機”と、“割り切れない想い”

彼(か)の「魔法少女まどか☆マギカ」をTV放送当時は敬遠してしまい、放送終了後の滅茶苦茶な高評価に釣られてようやく一気観した自分にとって、本作こそは、ネットスラングでいう “全裸待機” (※ちょっと品のない言葉で恐縮ですが、「身を清め正座してコトが始まるのを待ち侘びる」というほどの意味です)をリアル・タイムで経験した初めてのTVアニメとなりました。
というより、本作の放送当時、ネットに飛び交う“全裸待機”という言葉を見て、初めてその意味を知ったわけですが(笑)。

何が言いたいのかというと、本作は、第8話放送以降~最終第12話まで、それほどまでに、「次回の放送内容が気になって仕方がない」作品だった、ということです。
それは、別に私一人の感じ方ではなくて、私と全く同じ期待を繰り返し漏らしていた方々が、本作の放送当時、ネットに確かに沢山おられたのでした。

そして、そのような膨れ上がった期待を背景に、とうとう放送された最終回(第12話)、放送終了後に飛び交った困惑と怒号。
「最後の最後に大コケした」「茶番だ」「失望した」という声が大きく、また実際、私自身も本ページ末尾(初見時のレビュー)に記したとおり、残念ながらラストは期待外れの展開になってしまった、とする感想を持ちました。

しかし、そう思いながらも、尚割り切れぬ気持ちで観た2周目(正確には、それまで第1~9話までは毎週のように繰り返し視聴していたので、第10~12話だけを本作放送終了後に2回目視聴したのですが)、これも本ページ末尾(2回目視聴時のレビュー)に書いていますが、今度は、「確かに最終回の展開の都合の良さは気になるけれども、意外とこの終わり方で良かったのではないか?」という感想に変わってしまい、そうした自分の気持ちの変化に気づいて二度ビックリ。

その後は、同時期の放送でまだ見終えてない作品が幾つもあったこと、さらに新年からの放送(2015年1-3月期)に、かなり気になる作品が幾つかあったこともあり、本作について“後ろ髪を引かれる想い”で最近まで来てしまいました。
そして今回、ようやく本作をじっくり再視聴する機会を得て、改めて色々と考察し、この“想い”を整理して、感想をまとめてみました。

◆制作情報
{netabare}
原作           Project 2H
企画・原案       タカヒロ
監督           岸誠二
シリーズ構成      上江洲誠
脚本           上江洲誠、タカヒロ、村田治
キャラクターデザイン BUNBUN(原案)、酒井孝裕
音楽           岡部啓一、MONACA
アニメーション制作  Studio五組{/netabare}


◆各話タイトル&評価(※3周目以降)

各話タイトルは全て花言葉となっており、うち半分は{netabare}勇者部の5人と乃木さん(先輩勇者){/netabare}の変身後の紋花のものです。

※本作は【起-承-転-結】ではなく、【序-破-急】(導入-変調-加速)の3パート構成と見るとしっくりきます。

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

==================== 結城友奈は勇者である (2014年9-12月) ====================

------ 【序】(導入) {netabare}勇者部の使命が語られる{/netabare} --------------------
{netabare}
第1話  乙女の真心      [コスモス]  ★★ 勇者部4人回(とくに友奈) *OPなし,ED「ホシトハナ」
第2話  ろうたけたる思い  [菊] ★ 勇者部4人回(とくに東郷さん) *OP「ホシトハナ」,ED「Aurora Days」(勇者部4人)
第3話  風格ある振る舞い  [牡丹]  ☆  夏凜登場回 *OP「同上(※以下省略)」ED「同上(※以下省略)」(勇者部5人)
第4話  輝く心         [カタバミ] (※風先輩の花) ☆  樹ちゃん回 *ED「祈り」(樹ソロ)
第5話  困難に打ち勝つ   [サザンカ] ★★  全員回(戦闘回) *ED(勇者部5人){/netabare}

------ 【破】(変調) {netabare}勇者システムの真実が語られる{/netabare} ---------------
{netabare}
第6話  明日に期待して   [ラベンダー] ☆  全員回(病院回) *ED(勇者部5人)
第7話  牧歌的な喜び    [黄スミレ] ☆  全員回(水着・温泉回) *ED(勇者部5人)
第8話  神の祝福       [青バラ] (※乃木さんの花) ★★★ 乃木さん回 *ED(勇者部5人){/netabare}

------ 【急】(加速) {netabare}真実を知った後の勇者たちの覚悟が試される{/netabare} ----
{netabare}
第9話  心の痛みを判る人  [アマドコロ] (※樹ちゃんの花) × 風先輩回 *ED「祈り」(樹ソロ)
第10話  愛情の絆       [朝顔] (※東郷さんの花)  × 東郷さん回 *ED(東郷さんソロ-2番歌詞ア・カペラ)
第11話  情熱          [ヤマツツジ] (※夏凛の花) ★★ 夏凜回 ED(友奈ソロ)
第12話  貴方に微笑む    [ヤマザクラ] (※友奈の花) ★★ 友奈回(※注釈) *ED(勇者部5人-合唱){/netabare}
-------------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)4、★(良回)1、☆(並回)4、×(疑問回)2 個人評価 ★★ 4.7

※注釈:最終話(第12話)は、1~3周目それぞれで、受ける印象が大きく異なりました。
(作品内容の理解のレベルが上がるにつれて評価が、×(失敗回)→☆(並評価)→★★(ダブル高評価)、と大きく上昇)


◆総評
{netabare}
(1) これは初見時から変わらない感想ですが、第1話~第8話までの流れ(【序】~【破】へと至る流れ)は、ほぼ完璧だと思います。
・それほどまでに第8話で明かされる勇者システムの真実は、私には衝撃的かつ、それまでの流れから説得力の高いものでした(この回を★★★(トリプル高評価)とした理由)。
(2) これに対して、【急】の始まりを告げる第9話(風先輩の反逆未遂回)、そして大波乱の幕開けとなる第10話(東郷さんの反逆実行回)は、私個人としては、やはりどれだけ考えても、風先輩・東郷さん両名がそれぞれ大赦・神樹への反逆を決意するに至る心情推移に、余り説得力を感じられない・納得のいかない回となりました(この両回を×(疑問回)とした理由。また本作の総合評価を、今回4.4→4.7と引き上げたにも係わらず尚若干マイナスとした理由)
・ただし、この両回をそれぞれ非常に高評価する方々が沢山おられることも分かっています(そこは個人個人の感じ方の違いということなのでしょう)。
(3) 第11話(夏凜が大見得を切り連続満開する回)は、私が本作に期待したもの(※短く満開したのち潔く散る「桜」のイメージ(後述))に一番近い内容だったので、★★(ダブル高評価)としました。
(4) 一番評価が変わったのは、今回も最終第12話で、初見時は×(失敗回)評価だったものが、2回目視聴時の☆(並評価)を経て、ヒロイン友奈を始めとする勇者部の少女たちに強く感情移入してしまった今回は、★★(ダブル高評価)に二階級特進!してしまいました。
(5) 以上から、総じて本作は、過酷な運命に見舞われる勇者部の少女たちに対する感情移入の効果が非常に大きい作品、繰り返し視聴することによってそうした効果がさらに増大してしまい、彼女たちへの「共感」がストーリー展開の粗をも覆い隠すに至る作品、と評することが出来ると思います。
{/netabare}

※以上まで、本作に関する「感想」でした。
※以降は、本作の「分析」に入ります。

◆本作の2つのモチーフ(制作動機)

※これは、はっきりしていると思います。すなわち、

①「まどマギ」のモチーフ
{netabare}
 ※本作が「魔法少女まどか☆マギカ」の達成を大きな制作動機とし、その設定やストーリー展開を参照しながら、そのalternative(代替物、別ヴァージョン)としての達成を目指したことは、誰が指摘するともなく明らかでしょう。
 ※しかし、本作は他の類似企画された諸作品のような「まどマギの二番煎じ」「劣化まどマギ」には留まらない、独自の明確かつ強烈なモチーフを持っていました。それは・・・{/netabare}

②「桜」のモチーフ
{netabare}
 ※ないし「ラスト・サムライ」「神風・・・」のモチーフとでもいうべきか。
 ※本作の本当の魅力(でなければ困惑、あるいは人によっては嫌悪の種)はここにあると言ってよい、と考えます。
 ※なお、「ラスト・サムライ」というのは、トム・クルーズ&渡辺謙が主演し小雪がヒロイン役を助演した2004年上映のハリウッド映画で、“花は桜木、人は武士”と言い慣わされたように、桜のように美しく咲き誇った後、短く散り行くサムライたちの矜持(きょうじ=誇り)を描いた作品です。
 ※「神風・・・」のイメージは、「ラスト・サムライ」のイメージとも通底しますが、何といっても本作OP「ホシトハナ」の曲調と歌詞から、そして、OPの最後の4人ないし5人の少女たちの満面の笑顔の止め絵(→出撃直前の特攻隊員たちの満面の笑顔の写真を連想させる)から、どうにも否定しようもなく湧き出てくるものであり、それは第8話で明かされる“散華(「供養のために華を散らす」という意味の仏教用語から転じて「若年の兵士の戦死」の婉曲表現として戦時中に使用された)”という用語によって補強されます。
 ※この点に関しては、私個人の飛躍したイメージではないか?という意見もあるかと思いますが、以下に示すように、本作の放送当時から幾つもの掲示板やサイトで語り合われていたことであり、私としても初見時のレビューでは慎重に言及を回避していた事項なのですが、本作に対してきちんと正面から向き合おうと思うならば、やはり回避できない本質的な指摘であると考えます。
 ※以下、長文の引用になります。興味関心のある方のみ閲覧して下さい。
{netabare}
☆引用元:http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-29067.html
--------------------------------------------------
名前:名無しさん 投稿日:2014年12月22日 20:53

間違いなく秋のトップ作品
こんなに化けると誰が予想しただろうか? そしてGF()がこんなに酷い事になるなんて・・・

やっぱオリジナル作品は当たりはずれが悲惨だけど、こうやって素晴らしいものがでてくるから楽しいんだよね
そして日本アニメの底力を見た、これはいくら作画力が高くなっても、中韓には作れない

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月22日 22:15

まどかは初見で、「りりかSOS」とか「ジャンヌ」とか、あるいは18禁ゲーの系譜に属する、お約束を「逆手」にとるタイプの魔法少女ものの王道だと思ったけど、ゆゆゆは、もう少し今の時代の政治的な心象を扱ってる感じがある。東郷さんの存在がそう思わせるのかもしれん。
なので、大変おもしろいが少しなまぐさい・・・・。

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月22日 22:25

ゆゆゆは、特攻隊や桜花や回天のオマージュだよな、逃れようのない運命をどう受け入れるか、がテーマなんだよ

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月22日 23:08

171、173
まさにそのへんだよなあ。
善意で身を捧げる行為の正当性を問うという意味では、まどマギもそうだけど、あれは「公」か「私」かという論議に収束していったから。

ゆゆゆは結構あからさまに「国防」がテーマで、彼女たちは「徴兵」されたすえの「傷痍軍人」で、最後は「軍神」にまつりあげられるわけだから。で真実を知って転向したニヒリスト兼アナーキスト(東郷さん)が出てくるとw。
顔の見えない国って信用おけるの? 外敵との闘いは結局システムの要請で、愛国心や正義心や守る思いを叶えるための代償は誰も補填してくれないよ、と最近のシンプルな国家主義に釘をさす一方で、「隠されていた真実」や国家の不正を知った瞬間に、全てを破壊する方向に舵を切り、自らの本末転倒に気づかないありようのバカバカしさ(まさに左翼・革命主義者の典型)をも描くという意図は、感じずにはいられないよね。

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月23日 02:38

>>171
こんなスレで書くのも場違いだが、東郷さんの満開は空母だからな
それに載って敵を倒しに行った桜の花ときたら友奈のイメージは桜花しかない

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月23日 02:47

>185
やっぱり社会的に攻めの姿勢がある作品は必要だな。時々滑った作品も出てくるけど

この作品はまどかの発展系としては非常にいいと思う。ゆゆゆが出てきたことで初めてまどかは時代を作った作品を名乗る資格を得たと言える。他から参照されて初めて時代を作ったと言えるようになる。(これまではパロディばかりで内容的な参照は皆無だった)

後に続く作品が凡作ばかりだとまどかの地位も下落する。逆に後に続く作品が優秀だと
元になったまどかの地位も高くなる。(弟子が優秀だと師匠の鼻も高くなる)

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月23日 02:56

204
こういう事いうやつに限って まどマギとセーラームーンの類似性を指摘すると逆上するw

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月23日 03:08

そもそも、まどマギは既存魔法少女モノのカウンターなのに類似性とかドヤ顔で語られてもな。

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月23日 03:17

206
魔法少女ものの正統な血縁関係なんでまどかは、そりゃ、セーラームーンからも多くを引き継いでいるさ

ただし、まどかが引き継がなかった要素がなんのかも重要な点、そこが今時の時代の要請であり、まどかのオリジナリティでもある。

例えば、タキシード仮面とか(まどか本人には憧れの男の子がいない)生まれ変わりとか ちびうさとか

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月23日 03:30

208
勿論、同じ部分もある
まどかが神になって魔法少女という生き方を肯定する部分とか

一方、ゆゆゆだとその自己犠牲を払って神に祭られるシステムそのものを問題にしている。
(ほむらの場合、まどかに個人として普通に生きて欲しいと言っているだけで東郷さんのようにシステムにテロを仕掛けようとしているのではない)良い発展形だと思う

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月23日 03:35

207
横だけど、ゆゆゆに限っては、「まどマギ」を明快に意識してそのヴァリエーションを提示してるわけで、作り手もむしろ比較されていいと思ってるだろうから、類似性を語っても構わない気はするかも。真正面から類似ジャンルにオリジナルで敢えて挑んでるのって、「幻影ヲカケル太陽」以来だし。

もちろん「似てるからダメ」って論調はどうしようもないけどね。「似てる」って言われても、スタッフも苦笑するだろ……いわゆる「そんなこと、ロバでもわかる」てやつだからw

名前:名無しさん 投稿日:2014年12月23日 03:41

210の続きだけど、似ていても別の料理として楽しめるように、ゆゆゆは手を尽くしてるとは思うんだよね。

当初、作品の傾向を隠してたまどマギに対して、ジャンル自体を隠してみせたゆゆゆ、
洋風の動物・グッズ系モンスターに対して和風の植物・無機物系モンスター、
死と魔女化の恐怖に対して、不死性と欠損がもたらす悲劇の強調、
内的に発生する脅威を摘み取るまどマギと、外界からの脅威に立ち向かうゆゆゆ。
ループ者だけが記憶のあるまどマギに対して、ループ者だけが記憶がないゆゆゆってのもそう。
そして、そこに国家と兵士という新しい問題意識が加わってる。
--------------------------------------------------{/netabare}
{/netabare}

 ◇《まとめ》
※以上の2つのモチーフ(制作動機)から、本作は、
 {netabare}
 ①まどマギのモチーフ(=外見的・表面的モチーフ)を、巧みに偽装しながら、実際には、
 ②桜のモチーフ(=内面的・心情的モチーフ)を、強烈に視聴者に訴えかけ、彼らの心に揺さぶりをかけることを意図した、稀有の作品
{/netabare}
・・・と要約できると考えます。
  (※逆にいうと、②の点に共鳴できない方は、本作にはほとんど共鳴できないことになります)


◆本作のテーマ(主題)

※これも、はっきりしています。本作のテーマは、ズバリ、
{netabare}
「勇者の本分(本質)を問うこと」{/netabare}

※そして、その解答も明確に提示されています。即ち、
{netabare}
「結城友奈は勇者である」
(=彼女の在り方こそが真の勇者の在り方である){/netabare}

※ここで、勇者部の5人の少女たちを詳しく見ていくと、それぞれ勇者となる動機が違っていることに気づきます。
{netabare}
①風先輩=バーテックスの犠牲となった両親の仇(かたき)を討ちたい
②樹ちゃん=大好きな姉と同じ道を並んで共に歩みたい
③東郷さん=東郷家の先祖たちのように自分も国防に励みたい
④夏凜=正真正銘の勇者(完成型勇者)に成りたい
⑤友奈=人の為になることを勇んで行うこと、それが勇者の使命だから、私は勇者になる{/netabare}

※このうち、
{netabare}①風先輩は、<1>勇者システムの過酷な真実に直面し、さらに<2>最愛の妹の夢の実現が不可能であるという事実に絶望して、また
③東郷さんは、<1>に加えて、<3>世界の絶望的な状況を認識し、さらに<4>自己の記憶喪失という過去に絶望して、
それぞれ勇者システムの元締めである大赦と神樹様への反逆を決意してしまいますが、
⑤友奈(=勇者適正が最高の真の勇者)の阻止によって、辛うじて勇者の本分を取り戻します。

※なお、②樹ちゃんは、①風先輩が勇者の本分を取り戻すための重要な契機を、また、
④夏凜は、⑤友奈が勇者の本分を忘れかけた一番危なかった一瞬に彼女にそれを取り戻すための唯一の契機を、それぞれ提供しています。{/netabare}

※こうした、{netabare}⑤友奈(=真の勇者)の在り方{/netabare}自体も、本作最終話(第12話)ラストで、詳しく開示されています。すなわち、
{netabare}
 (1) 演劇シーン手前の東郷さんのナレーション

「勇者は自分が挫けないことが、皆を励ますのだと信じていました。」
「そして皆がいるから、皆を信じているから、自分は負けないのだと。」

 (2) 演劇シーンでの風(魔王役)と友奈(勇者役)の会話

魔王「ガハハハハハハァ。結局、世界は厭なことだらけだろう。辛いことだらけだろう。お前も、見て見ぬ振りをして、堕落してしまうがいい!」
勇者「厭だ。」
魔王「足掻くな!現実の冷たさに、凍えろ。」
勇者「そんなの、気持ちの持ちようだ。」
魔王「何?」
勇者「大切だと思えば友達になれる。互いを思えば、何倍でも強くなれる。無限に根性が湧いてくる。」
「世界には、嫌なことも、悲しいことも、自分だけではどうにもならないことも、沢山ある。 だけど、大好きな人がいれば挫けるわけがない。あきらめるわけがない。大好きな人がいるのだから、何度でも立ち上がる!」
「だから、勇者は絶対、負けないんだ!」

 (3) 会場から湧き起こる拍手の中での友奈の独白

「そう、何だって乗り越えられるんだ。大好きな皆と一緒なら。」
{/netabare}

※こうした、⑤ヒロイン友奈の信条・姿勢については、シニカルな批判も当然可能であり、これを現実には全く通用しないファンタステックで不快な妄念と否認する方も多いと思います。

※それは、もう個々人の価値観の問題としか言いようがないのですが、私としては、殊(こと)に初見時は別段そうでもなかったにも係わらず、3周目の視聴時に、とうとうと言うべきか、ようやくと言うべきか、こうした本作のラストシーンに、図らずしも《{netabare}まるで本作に描かれた観客席の生徒たちのように、友奈たちに拍手を贈りたい気持ちになっている自分{/netabare}》を発見して、ちょっと戸惑いながらも、嬉しい気持ちになったことを、ここに報告して、このレビューを閉めたいと思います。



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※以下は、2014年10-12月のTV放送当時(1周目および2周目)の感想・レビューです。
(上記よりもまとまりのない長文です。保存用)

{netabare}
(レビュー・タイトル)
《最終話=超微妙だが、「まどマギ」に挑んだ勇気は高評価したいセカイ系【ネタバレ絶対回避】》

エヴァ・まどマギを、直ちに連想させる紛(まご)うことなき「セカイ系」。
陳腐な恋愛要素はゼロであり、期待外れのWIXOSSよりずっと面白い。
最終話タイトル「貴方に微笑む」(花言葉=山桜)から、主人公=結城友奈=による、
悲劇的で残酷な世界から少女達を救済する「勇者」の乾坤一擲の決断を推測するが果たして?

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★第2話まで視聴時点(2014.10.18)

可愛い女子中学生が勇者ごっこする緩い話かと思いきや、いきなり緊急事態発生!

{netabare}
ああこれは使徒襲来だな。
使徒が神樹にたどり着けば世界の終わり。
使徒を倒せるのは選ばれた勇者である君たち4人だけ。

使徒の体はダメージを負っても自動修復するので、まず封印してコアを露出させ、これを破壊するしか奴等を倒す方法はない。
で、この封印がたった40秒のタイムリミット付きで、コア破壊できないと勇者の活動限界とか(笑)
{/netabare}

何か期待したいような、したくないような(笑)
頑張って欲しい作品です。

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★第5話まで視聴時点(2014.11.7)

ここでストーリーとしては一段落した感じ?(まだ7話残っているけど)。
先が読めない展開は、なかなか良いと思う。

それにしても、制作側だってわざと、まどマギやエヴァを意識させる作品作りをしているんだし、今までに明らかになった神樹様や使徒(Vertex)の設定のほかにも、勇者たちの言葉づかいなどから、まだまだ何か面白いものがこの作品には隠されているように感じるのだけれど・・・

もっとも、こうした期待感は今まで幾つかの作品で裏切られてきたので、この作品も結局は大外れのまま最終回を迎える確率がずっと高いとは思うのだが。

まあいい。
この作品については最後まで見届けることにしよう。

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★第8話まで視聴時点(2014.11.28)

とうとう鬱コースに突入してしまったね。
{netabare}魔法少女システムならぬ勇者システムか。{/netabare}
結城友奈はこの悲劇的な仕組みを打ち壊せるのだろうか?

しかし{netabare}散華(さんげ){/netabare}って・・・
作品中に使用される言葉が幾分不謹慎な気もするのだけど。
杞憂でなければよいが。

ガッカリしてしまう結末にならないことを祈る。
(←調べたら、岸誠二監督って「蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-」の監督も務めた方だったんですね。ならまず大丈夫だろう。良かった。)

※追記
このアニメの考察(色んなブログや2chあたり)が結構面白い。
東郷さんが記憶を取り戻したら、えええーーーってなりそう。
しかし東郷さんに乃木さんって・・・思わせぶりな名前は止めて欲しいぜ。

====================================================
★第9話まで視聴時点(2014.12.05)

{netabare}
さすがに勇者部部員の一部に動揺が出ている。
今回は小規模な波乱で済んだが・・・次回は大波乱必至。
この第9話は、今までになく演出が乱れていたのは残念。
制作側もキツキツなのだろうか?
{/netabare}

====================================================
★第10話まで視聴時点(2014.12.13)

{netabare}
1クール12話構成の作品で、ラスト手前の第10話にキーパーソンの過去回想&舞台設定の種明かしを入れるのは定石だが、これは流石に・・・。
個人的には、物語のスケールを大きくするよりも、勇者であることの本質を掘り下げる方向に進んで欲しかったのだけど。
第9話までは相当良い感じに評価していましたが、期待値を上げ過ぎていたのか、ここで微妙な感じに思ってしまった。
それでも残り2話で綺麗にまとめてくれれば文句有りませんが。
{/netabare}

====================================================
★第11話まで視聴時点(2014.12.21)

{netabare}
この回の主役・三好夏凜の精霊ヨシテルの決まり文句「諸行無常」や悲壮なOPから、『平家物語』や『ラスト・サムライ』のような散り行く者達の矜持を高らかに謳いあげる作品になると期待していたし、確かにそういう描写もあるのだけれど、作品全体が必ずしもそうしたコンセプトで統一されているわけではないんだね。
特に東郷さんの心の動きのブレ方は説得力が余り無くて残念な感じです。

なお、最終話タイトルが「君に微笑む」から「貴方に微笑む」に変更になった模様。
いずれにせよラスト回では、真打ち勇者の雄姿を存分に描き切って欲しいです。
{/netabare}

====================================================
★第12(最終)話まで視聴時点(2014.12.27)

まさに制作側も、とうとう力尽きたような支離滅裂な畳み方で、もの凄く惜しい結末でした。

アニメーション制作会社のstudio五組さんには2012年夏の『織田信奈の野望』に続いて本作でも実に素晴らしい作画・演出技術を見せてもらったし、一人一人のキャラを例外なく好感度高く描く技量も本当に大したものだと思うのですが、作品全体のシナリオ構成にどうしてももう一工夫足りなくて「名作」にあと一歩届かなかった感じですね。

岸監督には、2013年秋の『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』に続いて今回も見応えのある作品を送り出してもらい、すっかりファンになってしまいましたが、こちらもどうしても最後の詰めが甘くて作品全体の印象が陳腐化してしまったように感じてしまいました。
「アルペジオ」は続編映画の制作が決まりましたが、こちらは余程円盤かゲームが売れない限り無理っぽい感じかな。

企画原案=タカヒロ氏の、敢えて「まどマギ」に挑んだ蛮勇は高く賞讃したいと思います。
ラストは駄目駄目だったけどね。
『幻影ヲ駆ケル太陽』に続いて「まどマギ」への果敢な挑戦者は今回も手酷い敗北を喫した感じなのですが、こういう挑戦者が出て来てこそ次の進歩があるはずで、特に今回は、富士山への登山に譬えれば七・八合目まではたどり着いて山頂が微かに見えて来たくらいのインパクトはあったと思うので、そこからのズリ落ち様がまさに全力を使い果たして不恰好なものになってしまっていても、個人的には暖かく見てあげたいと思う。

むしろ重要なのは、今回の敗北の原因とその克服方法の検討でしょう。
第1話からもう一度視聴し直して、確りした全体評価をしたい作品です。

====================================================
★各種メモ書き

【各話タイトル&評価】

各話のタイトルが、花言葉になっているようです。
最終話は桜のイメージから友奈がメインになる感じです。

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×が付いている話は脚本に疑問を感じた失敗回
?は内容が微妙で現時点で評価保留の回

{netabare}
第1話10/16  乙女の真心   コスモス  ★ 全員(とくに友奈)
第2話10/16  ろうたけたる思い   菊  ★ 全員(とくに美森)
第3話10/23  風格ある振る舞い   牡丹  ☆ (夏凜)
第4話10/30  輝く心        オキザリス ☆  (樹)
第5話11/06  困難に打ち勝つ    山茶花 ★★ 全員(とくに友奈・美森)
第6話11/13  明日に期待して    ラベンダー ☆ 全員(とくに友奈・美森)
第7話11/20  牧歌的な喜び     黄スミレ(犬吠埼風) ☆
第8話11/27  神の祝福       青バラ(乃木園子) ★★★ 
第9話12/04  心の痛みを判る人   アマドコロ(犬吠埼樹) ☆ 
第10話12/11  愛情の絆      朝顔(東郷美森)  ☆
第11話12/18  情熱        ヤマツツジ(三好夏凛) ★
第12話12/25  貴方に微笑む    ヤマザクラ(結城友奈) ×(1回目視聴時)→☆(2回目視聴時)
{/netabare}

●op「ホシトハナ」

作詞:中村彼方
作曲:岡部啓一
歌唱:讃州中学勇者部
歌詞
{netabare}
サカラバ サア(※盛らば、さあ)

<1番>
静けき森の中 いま目覚めた花たちよ
この世に何を思い 何を感じてる

ああ 真実ほど人を魅了するものはないけど
ああ 真実ほど人に残酷なものもないのだろう

咲き誇れ(咲き誇れ) 想いのままに
この瞬間(この瞬間) 全てを賭けて
無限の星すらも霞むように
勇気 心に溢れ
(いかなる)いかなる時も生きて

<2番>
花びらひとひらに 情熱宿しはじめた
瞬くその瞳 何を映してる

ああ 土に埋めた小さな種 密やかに割れて
ああ 芽を出したらやがて空と向かい合っていくのだろう

輝けよ(輝けよ) 眩いほどに
一瞬に(一瞬に) 思いを込めて
その願いが世界を導く
カラダに力満ちて
(ヒカリを)ヒカリまとって走れ

<3番>
咲き誇れ 想いのままに
この瞬間 全てを賭けて
無限の星すらも霞むように
勇気 心に溢れ

輝けよ(輝けよ) 眩いほどに
一瞬に(一瞬に) 思いを込めて
その願いが世界を導く
カラダに力満ちて
(ヒカリを)ヒカリまとって走れ

サカラバ サア
{/netabare}

※これ、物凄く悲壮な曲である。第8話を視聴した後だと特にそう思う。
今後の展開次第だけど、個人的に好きな曲になるかも知れない。


●「まどマギ」との違い

一番大きいのは、

(1)まどマギの魔法少女たちが、「最高の素質」を持つ鹿目まどかを除いて割と一般人っぽい人達だったのに対して、
(2)この作品の少女たちは、{netabare}予め「勇者」適正値が高い者達として組織によって選抜されていること{/netabare}。

つまり全員が、大なり小なり事前に{netabare}「勇者となって戦う覚悟」が出来ている=まどかタイプの少女{/netabare}であること、ではないか。
それが、どういう結末をもたらすのか。

特に、一番「勇者」適正値の高い主人公=結城友奈が、ギリギリの状況でどういう決断を下すのか、が見所になると予想します。



※12/27追記
{netabare}
上を書いた時点では、この作品は、第11話の感想にも指摘したように映画『ラスト・サムライ』(トム・クルーズや渡辺謙が出演した2004年のハリウッド映画)のような、散り行く者達の矜持(きょうじ=誇り)を描く作品、すなわち、

(1)『まどマギ』がキリスト教の《聖書》をモチーフとして理知的に魔法少女達の「救済」を描いた作品とするならば、
(2)より日本的に、勇者達の《短く咲き誇ったのち散り行く桜花》の哀しさを抒情的に謳いあげる作品

になるのでは・・・と予想していたのですが、その後のストーリーは、こうした"勇者"であることの証(あかし)をヒロイン達が確りと問い詰めていく方向には踏み込まず、逆に第10話以降やたらと話のスケールを大きくしてしまい、収拾がつかなくなってご都合主義もいいところの完結になってしまった感じです。

それが、この作品の深みが最後の数話で一気に薄くなってしまったように私が感じた原因かも知れません。{/netabare}

●最終話を2回視聴して

※上は最終話を初めて視聴した時の感想ですが、その後ラスト3話を2回目視聴した後の率直な感想として追記します。

今度はストーリーが分かっているので、安心して細かいところまで確認しながら視聴しているんですね。
それで、ちょっと自分でもビックリしたのは、初回はあれだけ違和感が強かった{netabare}唐突でご都合主義的なHAPPY END{/netabare}について、意外にこれで良かったのかも?と何気に思い始めている自分に気づいたことです。
確かに最終話のストーリーは、{netabare}いくら私でも弁護するのが困難に感じるほどに支離滅裂に見えてしまうのですが、でも、これまで頑張ってきた勇者部の5人があのまま救われないで{/netabare}エンドを迎えるのは、ファン心理としてはやはり辛いんですね。

だから、すごく甘々ですが、もしかしたらこの作品は、もうこのエンドで良かったのかも?{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 142
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

えっ?これって勇者の物語じゃなかったの?どうして涙が止まらないの?

この作品、大みそかに見終わって、お正月中はしばらく呆然としていました。

最初見たときはこの作品は男性向けだなあ、という感想。
企画・原案はタカヒロ。それと、ちょっとだけ気になったのは岸誠二監督、シリーズ構成が上江洲誠さんのコンビだったこと。お二人は蒼き鋼のアルペジオでもいっしょでした。この時点でこの作品がこんなに混沌とすることを予想しておけばよかったんですけど。

前半は、新しい形の勇者ものだなあ、みんな楽天的で勇者部のみんなで仲良くしていこう、そんなメッセージが満載。神様もメールできるんだぁ、みんな自然だなぁ、普通のドラマかなあ、そんな感じでした。そんな中で、「一人でいるとつい暗いことを考えてしまう。みんなと一緒にいるとそれを忘れることができる」というセリフ、名言かも。

中盤に入ると、 {netabare}勇者システムという残酷なシステム、戦いで満開と散華を繰り返すことによる体の機能欠損、そして後半はバーテックスの正体が明るみになって目が離せなくなってしまいました。乃木園子ちゃんが東郷さんにこの世界の真実を告げ、東郷さんが真実を知ったときの衝撃。{/netabare}

私、こんなアニメを見ていたの?これって何なの?どうして涙が出るの??

{netabare}
犬吠埼風ちゃんと樹ちゃんの姉妹愛、もう大泣きでした。妹の樹ちゃんが初めて夢を持って努力して、でもバーテックスの戦いで夢が絶対にかなえることができないことを風ちゃんが知ってしまうシーン、私、こらえることができなかった。

最終回について、あにこれで低評価されている方もいらっしゃいます。これって、某作品のようなラスト、例えば友奈ちゃんが意識を戻らないような最終回を望まれているのかなあと想像しちゃうんですけどどうなんでしょう。
私は、終わり方が悲劇的だったり、はっきりしない作品は好きじゃない。だから「結城友奈は勇者である」の最終回はハッピーエンドで、本当に良かった。友奈ちゃんの復活の説明不足もあったけど、でも、私はとっても素敵な最終回だったと思います。

作品について、映像もきれい、音響も奥行きがあって良かったと思います。CVでは乃木園子ちゃん役の花澤香奈さん、東郷さん役の三森すずこさん、そして風ちゃん役の内山夕実さんがとても素敵でした。
音楽、とっても繊細で壮大。姉妹愛は繊細に、この世界の真実の曲はモーツァルトのレクイエムを髣髴させます。作曲は岡部啓一、MONACAで、岡部さん代表の音楽制作クリエイター集団。龍ヶ嬢七々々の埋蔵金やサーバント×サービスなど作曲しているようです(wikiに詳しく書かれています)
{/netabare}

時代背景が日本神話をエッセンスとして構成されているように見えます。このような作品は日本でしかできないかもしれません。岸誠二監督、シリーズ構成の上江洲誠さんのコンビの作品は今後、要注意かも。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 108
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

闘いの螺旋

Studio五組制作。

勇者はくよくよしない、いつも前向きだから。
牧歌的な風景と、素朴な少女たちの日常に癒され、
それと対比するように入れ替わる、
過酷な色彩と光の魔法世界。
とても有意義な時間を過ごせました。

世界を崩壊へと導く生物の頂点バーテックス、
神樹により選ばれた勇者たち、
少女たちの日常は突如として終わりを告げる。
徐々に明らかになる、世界の真実、
そして逃げ場のない、勇者システム。

中盤以降、少女たちの戦闘が、
{netabare}供物の産物であると知った時、
日常パートが大きな意味を持ち始めます。
供物となるのはいつも無垢なる少女なのだ。
力の代償としてその身を神樹様に捧げる、
最後は樹木のように動かなくなり祭り立てられる。
あまりにも悲しい運命である。

最終話まで夢中になれましたが、
最後は演出も少し駆け足に感じた。
本来は複数話かけるべきなのでしょう。{/netabare}

身体の一部が欠損してまでも、
闘い続ける少女たち、闘いの螺旋 未だ終わらず。

続編を心して待ちたいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 79

76.8 16 バトルで友情なアニメランキング16位
K(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1510)
8635人が棚に入れました
葦中学園高校の屋上で、シロこと伊佐那社は1匹の仔猫と共に昼食をとっていた。昼食後、クラスメイトのククリから学園祭の買い出しを頼まれたシロは街へと向かうが…!?
現実とは異なった歴史を歩んだ現代日本が舞台。7人の「王」それぞれの確執と、巻き込まれる少年の運命を、異能者バトルと共に描く。


声優・キャラクター
浪川大輔、杉田智和、小松未可子、津田健次郎、小野大輔、宮野真守、沢城みゆき、堀江由衣、櫻井孝宏、福山潤、中村悠一、佐藤聡美、梶裕貴、柿原徹也、飯塚昭三
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<最終話まで視聴完了> いろいろともったいなかった

登場人物、いわゆるイケメンだらけで女性少なめ。
声優陣は素晴らしく豪華。作画も細かくて綺麗。
街を行き交う人々の描写も、実写映像観てるようなリアル感。
だけど・・・
スピード感溢れるアクションシーンもそこそこ見応えはありながら
結局最後まで、物足りなさと説明不足を感じてしまってた。
自分の理解力が足りなかったんだろうか・・と公式サイトを確認したら、
「現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本を舞台に」って書いてあった。
でも、1940年代の第二次世界大戦はチラッと出てきたよね。
っていうか、そこ・・けっこう大事だったんじゃなかったか。

キャラデザや作画、声だけでは引っ張れないものだなぁとつくづく思った。
どんなジャンルにおいても、物語の内容が肝心。
それに何より、いくらどれだけ脇役陣がカッコよかったとしても
主人公にある一定以上の魅力がないとね。
もしかしてその魅力を表現するシーンとして、ところどころコミカルな部分が
描かれていたようだけど、逆効果だったようにも感じずにはいられない。

何がしたいのかとか、人物関係は把握できたものの、
腑に落ちない部分がたくさんあって、なんとももったいない。
登場人物が多すぎたのかもしれないし、話があっちこっち飛びすぎて
元ネタは奥深そうで興味沸くのに、とても満足はできなかった。

男同士の愛憎に関しても、なんだか観てるとじれったいというか中途半端。
モヤがかかってスッキリしないし、そこはもう少しストレートに
表現しちゃったほうが納得もできた気がする。

とにかく、観る人の好き嫌いはハッキリ分かれそう。
なんと続編制作決定、とあったので、そちらのほうに期待すべきなのか。

音楽や声、キャラの顔つきなど、けっこう好みだったので
☆評価は高めになってしまったけれど
続編は物語をもう少し固めてくれるといいなぁ・・
---------------------------------------
<8話の感想>

山盛りあんこ、やたらアピールされることが、解せぬ(笑)
なぜかヘリだけすごいリアルなCGで笑ってしまった。
納得できる終わり方になるのか、ちぃっと不安。
---------------------------------------
<7話の感想>

んん?ついにか?って思ったら終わっちゃった(笑)
次回以降に期待。
---------------------------------------
<6話までの感想>

事件のいきさつがようやくわかってきたものの、
まだ不透明なところが多い。そう、不透明さと透明、無色。
無色であるシロはいったい何者なのか?猫は何者なのか?
黒幕がまだ登場していないのだろうね。
--------------------------------------
<4話の感想>

断片的にはクスっと笑えるけれど、なかなか本題にいかないし
いかないとしても、もう少し練られた伏線を投入して欲しい。
でないと惹き込まれないし、ダレてしまうよ。
アクションシーンとか、いい台詞とか見応えを感じるシーンがほとんどなく
いろいろとすでにミスリードされてるだけで、本当はきっと
すごく単純な話なのかもしれない・・と思えてきた。
この作品、最終回後に一気に観る方が良いかもしれないね。
-----------------------------------
<3話までの感想>

原作のないオリジナルアニメということで、
毎週ごとに謎をかけられていくような気がしてきた。
反響ばかりを期待して内容が疎かにならないといいなぁ・・

部屋にある武士言葉を話す掃除機とか、食事シーンや
あっちこっちでの会話にコミカルな部分を配置してるだけでなく
今回、やや京都弁の草薙(櫻井孝宏)がマスターを勤める店で
スケボーくんの八田(福山潤)と太っちょ白パーカーサングラス男
釜本(中村悠一)が取っ組み合いの喧嘩をしてマスターに叱られるシーンが笑えた。
だってまんま『しろくまカフェ』のマスター(櫻井)とパンダ(福山)と
グリズリーベア(中村)だったから。
それに、最近は高校生や草食系青年役が多かった中村さんが久々に
ワイルドメンズな声(熊以外で)を出してくれているのが嬉しい。

で、今回は前回以上に {netabare} BLっぽいノリが随所に見て取れたので {/netabare}
やはり多くの人が感じたらしい第一印象は当たっていたのかも。
深夜枠とはいえTV放送なので、露骨な描写はないと思うけれど
今の段階で『咎狗の血』くらいな雰囲気はあるからねぇ。
個人的には全然OKなので、何でもどんどんやってくれと
楽しみにしているのだけど、軸はしっかり描いて欲しいなぁ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 66

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

わーかりたい、わーからない、わーからーずーやー♪

各色の王様やその仲間達の異能バトルなお話ヽ(*´∪`*)ノ"

第一王権者 白銀の王  
第二王権者 黄金の王
第三王権者 赤の王  
第四王権者 青の王   
第七王権者 無色の王

アニメではこの5人の王様がでてきます。
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★(?)★メインの3人。
主人公シロ、
ヒロインのネコ
行動を共にして行く事になるクロ。
観てて癒されるバランスの良いチームって感じです♪

★赤★
個人的に思ったのは赤の王 周防尊(すおうみこと)が 率いる組織「吠舞羅」。
暖かくて、仲間思いで、笑いがたくさんの
すごく素敵なメンバーだと思いました☆
尊って見た目ちょっと怖いし、もの静かで話し方もだるそうな話し方
なんだけど、すごくいい人柄って感じで、心優しいから
ついていく仲間がたくさんいるんだろうなって思いましたヽ(´∀`*)ノ
あと、11歳の少女のアンナが可愛い♡
アンナに対する尊のさりげない優しさが好きです〜!

★青★
青の王でセプター4室長 宗像礼司(むなかたれいじ)。
公的機関である対能力者治安組織でまぁ、警察的な感じですかね。
一時は「吠舞羅」にいた伏見がセプター4へ。なかなか好きなキャラです。
セプター4になぜ行ってしまったのか・・「吠舞羅」の八田が絡んでます。
伏見と八田とはーーーーー。

印象に残る、赤と青について少々書いてみました。

ちなみに私的お気に入りキャラはクロと伏見ですね・・ですが・・
・・・うーん・・いいキャラいすぎて迷いますっw


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そしてもちろん忘れちゃいけないのが主人公シロの存在♪
シロの性格とても好きです。
どことなく可愛い少年ですが、終盤〜最終回はとてもかっこよかったですヾ(●´□`●)ノ

白銀の王とはいったい誰なのか?
黄金の王とはなにものなのか?
そして無色の王とはーーーー?

謎がたくさんのこのお話。
ぜひ観て欲しい作品(オススメ)の1つです。

とてもおもしろい作品で私は満足です★
泣くまではいかなかったけどジーンとしたシーンや特にシロが放つ台詞に
涙でそうになりました( -ω-。)

OP曲「KINGS」が大好きです♪テンション上がる!
ED曲「冷たい部屋、一人」は、OPとは対照的でゆったりしてて、こっちも結構好き♪
OPのサビの部分で背景月にクロの姿が一瞬映るんですが
とーってもかっこよくて何回もリピートしましたっw
EDのネコはもう美しい♡その一言ですヽ(@´з`@)ノ


映画観てないので観たいです!
あとは秋からの2期楽しみです〜♡

読んでくださりありがとうございました人´Д`*)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45

ちゃ~しゅ~ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

声優の無駄遣い(~_~;)

皆さんどうお思いでしょうか.このアニメ,OPは空耳の嵐ですしw,物語の分かりづらさといい,微妙すぎたのですが...別に分かりづらいアニメを批判する気はないんです.ただ,分かりづらいアニメって「理解してみたい,もっと知りたい」って思うか,思わないかがキーポイントだと思うんですよ.エヴァQがその典型でしょ.しかし,このアニメに関しては何にも思わなかった…

ホントただの声優アニメだなって思いました.

櫻井さん,みゆきち,まも,ゆうきゃん,浪川,杉田,聡美ちゃん,D,福潤,津田さん...

もったいなぁ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

88.3 17 バトルで友情なアニメランキング17位
ガールズ&パンツァー(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3204)
14088人が棚に入れました
『ガールズ&パンツァー』は“美少女と戦車が織りなす、ひと夏のハートフル・タンク・ストーリー!”がキャッチフレーズのTVアニメーション。物語は戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界が舞台。県立大洗女子学園にやってきた転校生・西住みほ(声・渕上舞)は戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだが、転校早々生徒会長に呼び出され、必修選択科目における戦車道の選択と戦車道全国大会出場を強要される。しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。華道家元の娘の五十鈴華(声・尾崎真実)、恋に恋する武部沙織(声・茅野愛衣)、戦車マニアの秋山優花里(中上育実)、朝に弱い優等生の冷泉麻子(声・井口裕香)らに囲まれたみほの、友達とのフツーの女子高生活というささやかな願いの行方は…。

声優・キャラクター
渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香、福圓美里、高橋美佳子、植田佳奈、菊地美香、吉岡麻耶、桐村まり、中村桜、仙台エリ、森谷里美、井上優佳、大橋歩夕、竹内仁美、中里望、多田このみ、山岡ゆり、秋奈、井澤詩織、山本希望、椎名へきる、喜多村英梨、石原舞、川澄綾子、伊瀬茉莉也、平野綾、金元寿子、上坂すみれ、田中理恵、生天目仁美、倉田雅世、愛河里花子、冬馬由美
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

これが日本のハイブリッドアニメなのです! Ver.1.0

ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ

監督 - 水島努
シリーズ構成・脚本 - 吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督 - 杉本功
キャラクター原案 - 島田フミカネ
キャラクター原案協力 - 野上武志
ミリタリーワークス - 伊藤岳史
企画 - 川城和実、井上俊次、小崎宏
設定考証・スーパーバイザー - 鈴木貴昭
プロップデザイン - 竹上貴雄小倉典子牧内ももこ鈴木勘太
美術設定 - 比留間崇
美術監督 - 大西穣
色彩設計 - 原田幸子
撮影監督 - 大庭直之
編集 - たぐまじゅん
モデリング原案 - 原田敬至
3D監督 - 柳野啓一郎
3Dチーフモデラー - 後藤岳
3Dプロデューサー - 向田善弘
3D制作 - グラフィニカ
音響監督 - 岩浪美和
音響効果 - 小山恭正
音楽 - 浜口史郎
音楽プロデューサー - 小池克実
音楽制作 - ランティス
アニメーション制作 - アクタス
放送期間 - 2012年10月 - 12月(第1話 - 第10.5話)
2013年3月(第11話・第12話)
話数 - 全12話 + 総集編2話

(以上Wikipediaより引用)

ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ

麗しきミニスカの乙女達が戦車に乗って
バァーっと動かして、ダァーと操作して、ドンって撃つ!

凄いんです!
その名も「戦車道」

華道や茶道と並ぶ大和撫子の崇高な嗜みとされ、
全国大会はおろか世界大会まで開催されるという設定に
プチミリオタな私の心は完全撃破されました。

多分、リアルで戦車道なるものがあれば私は絶対にやって
ると思います。
いや日本代表になってたかもしれません。
My戦車買ってると思います!

ちょっと調子に乗りました、ゴメンなさい。

でもこのお話考えた人、ひょっとして天才じゃ…
とさえ思えました。本当に!

この作品の魅力の1つ目として萌えキャラ+ミリタリーの
要素に日常さらには熱血スポ根要素が加わり、お話が進む
につれて盛り上がっていく展開に私の心には幾度となく熱
いものが込み上げてきました。

そう、可愛い見た目や一瞬「えっ〜」と思っちゃう設定
以上に物語がしっかりとしているんです。

彼女達の操る戦車の砲塔から放たれる戦車道への
熱き情熱の砲弾。
心の奥深くに突き刺さるバンカーバスター並みの破壊力!
(バンカーバスターについてはwiki参照をお願いします。)

徐々に変化していく戦車道への思い。
仲間を思う気持ち。勝負に勝つ為の分析力、決断力。
リーダーとしてどうあるべきか、その資質とは?
さりげなくわかりやすく表現してあり、可愛いキャラから
のギャップが魅力的です。

そしてこの作品の大きな魅力の2つ目として戦車道という
ものの描き方がとても素敵。
武道の精神に繋がる、礼に始まって礼に終わる。
勝負の終わった後のお互いを認め合う爽快感が気持ちいい
です。

さらにこの作品の3つ目の魅力としてもう1人のの主役とも
言える数々の戦車達。
日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、旧ソ連の歴代の戦車達がふんだんに登場してきます。

緻密に描かれた車体はもちろんですが、発車、停車、
走行、砲撃の際の挙動、操縦席、照準器からの視界、
効果音、BGMと競技としての戦車道を大いに盛り上げて
くれます。

女性の方とか戦車なんて…ちょっと…とか思われるかも
しれませんが、女の子らしい戦車のアレンジとか色々出て
きますのでそこも魅力の1つ。
女性の方でもいつの間にか色んな戦車が気になる?
気がつけば色んな戦車の事を調べているなんて事もある
かもです。

戦車道というこれまでに類を見ない設定だけに、つっこみ
どころも豊富ですが、そんな事気にならないくらい彼女達
の戦車道楽しめると思います。

市街戦では実際にある茨城県のある街が舞台になり話題
にもなりました。
私にとってはアニメの醍醐味が詰まった奇跡の作品。

彼女達の熱き戦車道、楽しんで頂ける事を願って、

パンツァーフォー‼︎


【mio's café】
視聴済みの方限定ですよぉ♪
{netabare}
水島努監督の作品は今回のガールズ&パンツァーが初めての
視聴になりましたけれど凄いですね!
お話のテンポとキャラの魅せ方が抜群に良いと思います。
そしてシリーズ構成・脚本の吉田玲子さんの魅力も全開
だったと思います。
けいおん!で初めて出会った吉田玲子さん。
私的にはどうも相性が良すぎるようです。

そんなガルパン。
とにかく登場人物が多かったですね。
それもみんな魅力的でどのキャラが1番って決められない
くらいのレベルの高さでした。

大洗女子学園のみんなはもちろんなのですが、ライバル校
のみんなも魅力的っていうのもこの作品の大きな特徴だっ
たと思います。

中でも私が一番好きだったのはサンダース大付属高校の
ケイちゃんです♡
スパイ(秋山優花里殿)に作戦見られても笑い飛ばして作戦
変えなかったり、敢えて相手と同じ車輌数で戦ったり、
戦犯であろう仲間に対し、肩に手をおいて慰めつつも
しっかりと反省会をするよと伝えるあたりリーダーとして
の魅力に溢れていました。
そのリアルな描き方に本当に戦車道ってあるんじゃない?
って錯覚するくらい、その世界観に入り込んじゃいます。

そして聖グロリアーナ女学院のダージリンちゃん。
見た目もかわいいんですけれどいつも視聴者の様な目線で
大洗女子学園の戦いを分析して、何と言っても時々彼女が
口にする格言?みたいなのがいいですね。
そして唯一みほちゃんが勝てなかった相手。
なんだか奥の深そうな人物像が魅力的です。

お話の中で開催される競技の方も進むにつれて
ハラハラドキドキの連続!
砲撃されてる最中に身を乗り出すミポリンには
「もぉ〜危ないよっ」て思わず言っちゃうくらい。
ドキドキです。

そんな彼女達の熱い戦いを盛り上げる私的に大きな
ポイントの1つが毎回ミポリンが考える作戦名!
「コソコソ作戦」「もっとコソコソ作戦」などなど…etc
いちいち本当に可愛いんです♡

そんなほのぼのした作戦名からのガチの砲撃戦。
岩は砕け散り、橋は落とされ最終的には市街戦へと展開。
このギャップが凄まじいです。

そして後半にかけてのスポ根ドラマも最高。
仲間、先輩、後輩、ライバル、キャラ同士の絡みが
見た目以上に熱くて素敵でしたね。

こんな感じでストーリーやキャラ的にも十分楽しめるのに
更にこの作品の面白さに拍車をかけているのがやっぱり
このアニメのもう1人の主役、

パンツァー君達です。

魅力はなんと言ってもその描写。
急発進、急停車時の車体の挙動。
履帯(キャタピラー)の弛みと駆動輪、誘導輪の滑らかな
動き。
砲塔のリアルな回転速度と砲撃の際の反動。
そして操縦席からのカメラアングル。
戦車毎に違う照準器。
何よりも臨場感溢れる効果音と様々なBGM。

陸上自衛隊員の方々や軍事評論家の方々も感心するで
あろうと思われるくらい緻密に描かれた車体にあんこう、
うさぎ、かめetc…
しかも車内にはドリンクホルダー、クッション、カーテン、
なんです…なんということでしょう…

でもこのギャップがまた可愛い過ぎます!
戦車が一家に一台欲しくなります‼

そんな彼女達がバァー!ダァー!ドンっ!って操る戦車。
にわかな私には昔の戦車が多くてほとんど名前が分から
なかったんですけれど、何気に一番嬉しかったのは2話での
10式(ヒトマルシキ)の登場です!

しかも空中投下での登場!

マジありえないからっ‼て思いながらもすっごく嬉し
かったです。
理事長のフェラーリは可哀想でしたけれど…

10式は凄いんです!
90式が筋骨隆々なマッチョなら10式はシェイプアップ
された細マッチョ。
見た目のセクシーさだけで無く性能的にも現在世界最高の
戦車です。恐らく…色んなご意見はあるかと思いますが…
語ると長くなるので興味のある方はwikiや動画もアップ
されてますのでそちらを是非!
以上、第六機甲師団オッドボール三等軍曹こと秋山優花里
でした!

個性的なキャラも一人一人がしっかり立っていて大好きな
女の子達ばかりです。
ミポリンはもちろんだけど、優花里ちゃん、麻子ちゃんが
特にお気に入り。
明るくて優しいミリタリー博士の優花里ちゃん、いつも眠
そうで口数は少ないけれど、変な動きといざとなると頼り
になる麻子ちゃんが大好きです♡

そしてうさぎさんチームの1年生!
もうなんなんでしょうね、この子達。
会話が楽しくて見た目もかわいいのはもちろんなんです
が、少しずつ彼女達が成長していく様が見事でした。

特に最終話では桂利奈ちゃんの「あい!あい!あーい!」
に喜んでいたら、なんとビッグサプライズ!
あの紗希ちゃんに最終話にしてセリフが!
「薬莢捨てるとこ…」
これだけのセリフに私の心は撃破されちゃいました。

最終話でのダージリンちゃんの
「土壇場を乗り切るのは勇猛さじゃないわ。冷静な計算の
上に立った捨て身の精神よ。」
のセリフからのシーンは本当に胸があつくなりました。
かめさんチーム、あひるさんチーム、うさぎさんチーム、
レオポンさんチームの捨て身の攻撃&防御。
ちょっとずつ笑わせるセリフも含みながらの攻防戦。
みほvsまほの最終決戦への花道を作ってくれました。

最後の戦いはもう言葉は要りませんね。
鳥肌が立ちました…
恐らく私が今まで見たバトルシーンではNo.1です。

TVアニメでここまでの息詰まる戦車戦を見ることができる
なんて思いもしませんでした。
ひたすら感動です。
戦車道精神にも敬意を表したい気持ちです。

そしてシナリオ、構成がしっかりしていたら細かい設定な
んて気にならないんだなぁってこの作品を視聴して改めて
思いましたね。

最後に何よりも私がこの作品で特別賞をあげたいのが
影の立役者、自動車部です!
何気に凄いです‼
常日頃の整備、改装は勿論の事、最後はレオポンさん
チームとして参戦!
走行しながらの修理や体を張った最後の守りには本当に
感激しました。
自動車部員の名前もわかる人にはポイントでしたね。

OPの「DreamRiser」
ChouChoさんの歌声にのってつい飛び出したくなるくらい
素敵な曲ですね。
EDの「Enter Enter MISSION!」
デフォルメキャラ達が毎回可愛くてBGMを含め音楽も
かなり楽しめました♪

アニメとは関係の無い私のにわかミリオタのお話や
中身に一貫性の無いお話ばかりになりそうなのでこの辺り
で総評に入ります。

この作品、

見た目以上に熱いです!
人によっては泣けます!
私は泣けました。
そしてたくさん笑えます♪
もっと「コソコソ作戦」見たくなります。
もっともっと「フラフラ作戦」見たくなります。
もっともっともっとかわいい彼女達を見たくなります。
(あんこう踊りは私的にかなりツボ)

でもただ、本当にただ1点だけこの作品を視聴した上で
残念な点を挙げるとするならば…

ガルパンを視聴する1年前に出張で大洗に行ってた事です。


【主要登場人物・出演者】

《県立大洗女子学園》
☆あんこうチーム
(使用車輌:IV号戦車D型→IV号F2型→IV号H型)
西住 みほ - (CV:渕上舞)
武部 沙織 - (CV:茅野愛衣)
五十鈴 華 - (CV:尾崎真実)
秋山 優花里 - (CV:中上育実)
冷泉 麻子 - (CV:井口裕香)

☆カメさんチーム(生徒会チーム)
(使用車輌:38(t)戦車B/C型)
角谷 杏 - (CV:福圓美里)
小山 柚子 - (CV:高橋美佳子)
河嶋 桃 - (CV:植田佳奈)

☆アヒルさんチーム(バレー部チーム)
(使用車輌:八九式中戦車甲型)
磯辺 典子 - (CV:菊地美香)
近藤 妙子 - (CV:吉岡麻耶)
河西 忍 - (CV:桐村まり)
佐々木 あけび - (CV:中村桜)

☆カバさんチーム(歴女チーム)
(使用車輌:III号突撃砲F型)
カエサル / 鈴木 貴子 - (CV:仙台エリ)
エルヴィン / 松本 里子 - (CV:森谷里美)
左衛門佐 / 杉山 清美 - (CV:井上優佳)
おりょう / 野上 武子 - (CV:大橋歩夕)

☆ウサギさんチーム(1年生チーム)
(使用車輌:M3中戦車 リー)
澤 梓 - (CV:竹内仁美)
山郷 あゆみ - (CV:中里望)
丸山 紗希 - (CV:小松未可子)
阪口 桂利奈 - (CV:多田このみ)
宇津木 優季 - (CV:山岡ゆり)
大野 あや - (CV:秋奈)

☆カモさんチーム(風紀委員チーム)
(使用車輌:ルノーB1bi)
そど子 / 園 みどり子 - 井澤詩織
ゴモヨ / 後藤 モヨ子 - 井澤詩織
パゾ美 / 金春 希美 - 井澤詩織

☆レオポンさんチーム(自動車部チーム)
(使用車輌:ポルシェティーガー)
ナカジマ / 中嶋 悟子 - (CV:山本希望)
スズキ - (CV:石原舞)
ホシノ - (CV:金元寿子)
ツチヤ - (CV:喜多村英梨)

☆アリクイさんチーム(ネット戦車ゲームチーム)
(使用車輌:三式中戦車)
ねこにゃー / 猫田 - (CV:葉山いくみ)
ももがー - (CV:倉田雅世)
ぴよたん - (CV:上坂すみれ)


《黒森峰女学園》
(保有車輌:III号戦車、IV号戦車/70(V)(ラング)、
パンターG型、ヤークトパンター、ティーガーI、
エレファント、ティーガーII、ヤークトティーガー、マウス)

西住 まほ - (CV:田中理恵)
逸見 エリカ - (CV:生天目仁美)


《聖(セント)グロリアーナ女学院》
(保有車輌:歩兵戦車Mk.IV チャーチル Mk.VII、歩兵戦車
Mk.II マチルダII Mk.III/IV、巡航戦車Mk.VI クルセーダー)

ダージリン - (CV:喜多村英梨)
アッサム - (CV:明坂聡美)
オレンジペコ - (CV:石原舞)


《サンダース大学付属高校》
(保有車輌:M4シャーマン 75mm砲搭載型、M4A1シャーマ
ン 76mm砲搭載型、シャーマン・ファイアフライ、M4A6)

ケイ - (CV:川澄綾子)
ナオミ - (CV:伊瀬茉莉也)
アリサ - (CV:平野綾)


《アンツィオ高校》
(保有車輌:P40重戦車、セモベンテM41、カルロ・ヴェロー
チェCV33)

アンチョビ / 安斎 千代美 - (CV:吉岡麻耶)
カルパッチョ - (CV:早見沙織)
ペパロニ - (CV:大地葉)


《プラウダ高校》
(保有車輌:T-34/76、T-34/85、KV-2、IS-2(JS-2))

カチューシャ - (CV:金元寿子)
ノンナ - (CV:上坂すみれ)

《陸上自衛隊》
蝶野 亜美 - (CV:椎名 へきる)



【主題歌】
オープニングテーマ
「DreamRiser」
作詞 - こだまさおり / 作曲 - rino / 編曲 - h-wonder /
歌 - ChouCho

エンディングテーマ
「Enter Enter MISSION!」
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 矢吹香那、佐々木裕 / 編曲-佐々木裕
歌 - あんこうチーム
(西住みほ、武部沙織、五十鈴華、秋山優花里、冷泉麻子)


【挿入歌】
「あんこう音頭」(第4・5.5・9話)
作詞 - 吉田玲子 / 作曲 - 水島努 / 編曲 - 藤井丈司 /
歌 - 佐咲紗花
第9話はみほ役・渕上舞によるアカペラ。

「カチューシャ Sung by カチューシャ&ノンナ」
(第8話)
作詞 - ISAKOVSKIJ MIKHAIL VASILEVICH / 作曲 -
BLANTER MATVEJ ISAAKOVICH / 編曲 - 浜口史郎
歌 - カチューシャ(金元寿子)、ノンナ(上坂すみれ)

「ジョニーが凱旋するとき」(第2話)
作詞・作曲 - パトリック・ギルモア /
歌 - 秋山優花里(中上育実)

「コサックの子守唄」(第9話)
作詞・作曲 - M・レールモントフ /
歌 - ノンナ(上坂すみれ)

「雪の進軍」(第9話)
作詞・作曲 - 永井建子 /
歌 - エルヴィン(森谷里美)、秋山優花里(中上育実)


【BGM】
聖グロリアーナ女学院 - 「ブリティッシュ・グレナディア
ーズ」

サンダース大学付属高校 - 「リパブリック讃歌」、「アメ
リカ野砲隊マーチ」

プラウダ高校 - 「くるみ割り人形(行進曲、金平糖の精の
踊り)」、「ポーリュシカ・ポーレ」、「カチューシャ」

黒森峰女学園 - 「エーリカ」、「パンツァー・リート」
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 118

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

劇場版ガルパン、6週目までの追加来場者特典を発表! 年末年始にはOVA版+劇場版序盤を地上波初放送

戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界。
県立大洗女子学園に転校生・西住みほがやってきた。
戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだみほ。
ところが転校そうそう生徒会長に呼び出され、必修選択科目で戦車道を選択し、戦車道全国大会に出場するよう強要される。
しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。
華道家元の娘の五十鈴華、恋に恋する武部沙織、戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い優等生の冷泉麻子――。
友達とのフツーの女子高生活を夢見るみほの、ささやかな願いは叶うのか―?

第1話「戦車道、始めます!」
西住みほは大洗女子学園の転校生。
実家を離れ寮暮らしを始めたばかり。
クラスでもまだ友達もなくひとりで過ごすことが多い。
そんなみほに声をかけてきたのが武部沙織と五十鈴華だった。
3人はあっという間にうち解ける。
そこに現れたのは生徒会長の角谷。
「必修選択科目なんだけどさぁ……。
『戦車道』取ってね、よろしく」。
わざわざ戦車道がない大洗女子を選んだみほは困惑する。
悩むみほをよそに戦車道のオリエンテーションが始まる。

第2話「戦車、乗ります!」
戦車道をやることを選んだみほ。
最初の仕事は、戦車道を選んだメンバー全員で学校周辺に放置された戦車を探すことだった。
沙織と華と戦車を探すみほは、近くにいた優花里にも声をかける。
戦車も無事揃い、メンバー全員で洗車をする。
放課後も一緒に過ごした4人は、みほの部屋で夕食とともに食べるのだった。
翌朝、みほは登校途中にいまにも倒れそうな女の子を発見する。
彼女は成績トップだが遅刻常習犯の冷泉麻子だった。

第3話「試合、やります!」
戦車演習場でみほたちが操るIV号戦車がぶつかりそうになったのは麻子だった。
なりゆきで戦車に麻子が乗り込んだ直後、IV号戦車は砲撃を受けて操縦手の華が気絶する。
バレー部チームと歴女チームに狙われ絶体絶命の危機に、IV号戦車を操って見せたのは麻子だった。
窮地をしのいだIV号戦車は反撃に転じる。
校内練習試合が終わり、大浴場で初めての試合の感想を語り合うIV号戦車の面々。
麻子の参加も決まり、5人で改めてポジションを決める。

第4話「隊長、がんばります!」
大洗の郊外で始まった聖グローリアーナ女学院との試合。
みほが考えた大洗女子の作戦は「こそこそ作戦」。
「こそこそ隠れて、相手の出方を見て、こそこそ攻撃を仕掛けたいと思います」。
偵察に出たIV号戦車は、聖グロリアーナの戦車隊を引きつけるため砲撃を仕掛ける。
IV号戦車を追って迫ってきた聖グロ戦車隊を、一斉に迎え撃つ大洗女子の各チーム。
しかし、実力差のため、逆に聖グロの一斉攻撃にさらされピンチに陥ってしまう。
生徒会チームと1年生チームが脱落した時、みほが下す決断とは……

第5話「強豪・シャーマン軍団です!」
第63回戦車道全国高校生大会がいよいよ始まる。
みほが抽選で引き当てた1回戦の相手は、シャーマン軍団を率いる強豪サンダース大附属高校。
抽選会後、みほたちが、戦車喫茶でお茶をしていると、黒峰森女学園の選手がやってきた。
その中にいるみほの姉、まほ「…まだ戦車道をやっているとは思わなかった」。
黒峰森はみほがかつて通っていた高校。
どうしてみほは黒峰森を去り、戦車道のない大洗女子に転校してきたのか…。
初戦が近づき様々な思いが交錯する中、みほは作戦を練る。

第6話「一回戦、白熱してます!」
サンダース大附属との死闘は続く。
相手のフラッグ車を撃破したほうがこの試合を制する。
その時、みほが考えた作戦とは……。
大洗女子の無線を傍受していたサンダース大附属のアリサは、大洗女子チームが高台に集結することを知る。
だがケイたちが到着した時、そこには大洗女子の戦車はなかった。
無線傍受を逆手に取った作戦だったのだ。
そしてその直後、アリサの乗ったフラッグ車とバレー部チームが接触をしてしまう。

第7話「次はアンツィオです!」
倒れた祖母のもとへと駆けつけた麻子。
みほたちが遅れて駆けつけると、おばあはベッドに横になりながらも達者な口調で麻子やみほたちを叱りつけるのだった。
お見舞いの帰り道、安心から寝付いてしまった麻子。
みほはそこで沙織から、おばあが麻子の唯一の肉親であると教えられる。
みほはその話を聞きながら、西住流の家元である自分の家族のことに思いを馳せる。
そしてアンツィオ高校との二回戦に備え、新しい戦車探しが始まった。

第8話「プラウダ戦です!」
プラウダ高校のカチューシャと聖グロリアーナ女学院のダージリンがお茶の時間を楽しんでいた。
カチューシャは、ダージリンから大洗女子の隊長が、西住流の娘であると知って驚く。
一方西住の家では、母しほが、戦車道を再び始めたみほの勝手な行動に怒っていた。
準決勝出場を前に盛り上がる大洗女子の生徒たち。
そんな中、みほは生徒会のメンバーに呼び出される。
みほを待っていたのは、あんこう鍋だった。生徒会の狙いは……

第9話「絶体絶命です!」
プラウダ高校に包囲され、廃墟の中に追いつめられた大洗女子学園。
メンバーの一部に「ここまで頑張ったのだから……」という空気が流れた時、生徒会長・角谷がこの大会で絶対に負けられない理由を明かす。
衝撃の事実に寒さと飢えが加わり、士気のあがらないメンバー。
その時、みほがとったのは思わぬ行動だった!
期限の時間がきてプラウダ高校から降伏か否かを確認する伝令がくる。
その伝令に対してみほは「最後まで戦います!」と宣言する。

第10話「クラスメイトです!」
辛くもプラウダ高校を下し、決勝進出を決めた大洗女子学園。
その戦いを見たみほの母・しほは、みほの戦いを「邪道」と一蹴。
黒森峰女学院の隊長まほに決勝戦では「王者の戦いを見せてやりなさい」という。
一方、大洗女子は決勝戦に備えて、戦力の増強と各戦車の武装強化に余念がなかった。
最後の練習を終えたみほたちは、みほの部屋で沙織お手製のカツを囲み食事をする。
そして決勝戦の会場は、戦車道の聖地・東富士。
そこに黒森峰女学院の戦車が到着する。

第11話「激戦です!」
黒森峰女学園と熾烈な戦いは続く。
火力と数に勝る黒峰森に対抗するため、長期戦に持ち込みたい大洗女子。
みほは地形的に有利な山の上に陣取るため「もくもく作戦」「パラリラ作戦」を連続して展開する。
だが、それには動じず、正攻法で対抗する黒森峰。
ようやく山の上に集結した大洗女子は、攻勢をかけ最終的に2台の黒峰森戦車を倒す。
これで7対18。
みほの繰り出す作戦が効果をあげ、試合の流れは大洗女子に傾いているように見えたが……。

第12話「あとには退けない戦いです!」
黒森峰のマウスの圧倒的な力に押される大洗女子。
だが、ここでマウスを倒さなくては、形勢の逆転はあり得ない。
カメさん(生徒会)チーム、アヒルさん(バレー部)チーム、そしてあんこうチームは捨て身の作戦で挑む。
果たして活路は開けるか。大洗女子の命運は!?

劇場版ガルパン、6週目までの追加来場者特典を発表! 年末年始にはOVA版+劇場版序盤を地上波初放送
アニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」より、追加来場者特典と年末年始特番が発表された。

美少女×戦車をテーマに、水島努監督によるハートフルストーリーを描いたオリジナルアニメ「ガールズ&パンツァー」。リアルでグリグリ動く戦車の描写と多数の美少女キャラでアニメファンとミリタリーファンを中心に高評価を獲得。舞台となった茨城県大洗町には全国から多くのファンが集まるなど"聖地"を含めて人気になっている。2014年7月にはOVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」が劇場上映され、初の劇場版となるアニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」が11月に公開となった。

11月21日に77館で封切りとなり、初週2日間の興行収入ランキングで第1位の好発進となっているが、さらなる来場者特典の追加が緊急決定。第4週目(12月12日~)の特典として生コマフィルム+World of Tanks×ガールズ&パンツァーコラボ特典カード第4弾[九七式チハ 知波単学園スキン+西絹代(CV:瀬戸麻沙美)ボイスパック」先行ダウンロードURL]が、第5週目(12月19日~)の特典として「ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦 特別コード付クリスマスポストカード」[特典:九七式中戦車(旧砲塔)]が、第6週目(12月26日~)の特典として「World of Tanks×ガールズ&パンツァーコラボステッカー+大ヒット記念IV号戦車抱き枕カバー応募ハガキ」が追加される。

そして、年末年始特番の放送も決定。地上波初放送となるOVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」に劇場版の序盤である大洗市街戦を加えて放送する。BS11で12月30日26:30~27:30、TOKYO MXで2016年1月3日23:30~24:30。

そこだけは切っちゃだめだろ! 劇場版「ガルパン」のチケットが文字数制限で「ガールズ&パンツ」になる事案が発生
いかがわしすぎる。

現在公開中の映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」のシネマシティのチケットが、大変なことになっています。Twitterユーザーの@kikuharayuukiさんがチケットの写真を投稿しているのですが、そこにはこう書かれていました。「【極上爆音】ガールズ&パンツ」と。

そこでだけは、そこでだけは切らないで欲しかった……! 多くの視聴者が一瞬頭の中をよぎったけど誰も口にしなかったであろう言葉を、こんなところで見せられることになろうとは。

なにせ「ガールズ」で「&パンツ」ですよ。こんなのもう、いかがわしい映画にしかみえません。一体なにが【極上爆音】で鳴り響いてしまうんだ。チケットに印字できる文字数の上限で機械的に切られたのはわかりますが、いくらなんでもあんまりです。

「ガールズ&パンツァー」は、女の子たちが戦車に乗って戦うアニメ。内容は至って健全であり、肌の露出もかなり少なめです。パンツが見えるシーンなど、(確か)全くありません。

これを見たユーザーからは、「これはアカンw」「なんでそこで”切っちゃう”かなw」「パンツだから恥ずかしいモン!」「バンド名にアリそう」といった声が上がっていました。ガルパンは健全! 健全なアニメです! 誤解されぬようよろしくお願いします!

ガルパン「オーケストラ・コンサート」ラストはスタンディングオベーションで大盛り上がり
『ガールズ&パンツァー オーケストラ・コンサート ~ Herbst Musik Fest 2015~』が3日、神奈川・よこすか芸術劇場で開かれ、豪華演奏の一夜に観客たちは熱狂した。

同コンサートは、アニメ『ガールズ&パンツァー』の音楽担当の浜口史郎監修の元、TVシリーズの劇伴、挿入歌、EDのオーケストラアレンジバージョンを、国際的に活躍する指揮者・栗田博文氏の指揮の下、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏するという、初の試みにして豪華企画。西住みほ役・渕上舞、TVアニメのOPなどを歌う歌手・ChouChoも登場した。

指揮の栗田氏が登壇すると拍手が響いた後、普段のイベントと違い、場内は一気に静まり返り、観客が息を呑む中、『戦車道行進曲!パンツァーフォー!』から幕開け!演奏が終わると場内はドッと拍手があふれた。

この日のセットリストは、TVアニメ第1話のスタートから物語の流れにそってのものに。MCという形式ではなく、楽曲の合間ごとに主人公・西住みほの心情を渕上が朗読劇という形式で伝えるものとなり、この場でしか聞けないみほの心情は、一層の作品への理解を深める構成に。

演出はそれだけでなく、その楽曲ごとに、アニメ本編で使われたシーンやダイジェストがバックの巨大モニターで合わせて上演。アニメのシーンをフルオーケストラで振り返ることができるという珍しいものに。もちろん曲によっては、オーケストラに焦点を戻し、その巧みな演奏を巨大モニターで楽しめるという、ビジュアル面でも飽きさせない工夫が随所でみられた。

スローテンポの情感たっぷりな曲には場内も静まり返って余韻が残る一方で、15曲目の『アメリカ野砲隊マーチ』、20曲目『フニクリ・フニクラ』といった勇壮さを感じさせる楽曲には戦車の出てくるシーンのチョイスもあいまって、より拍手が大きくなるというライブイベントのような展開だ。

後半は、TVアニメのプラウダ戦となる21曲目の『金平糖の踊り~カチューシャ』から。雪原で隊列を組むプラウダ高校の戦車の映像に合わせてのオーケストラは圧巻!

23曲目『ポーリュシュカ・ポーレ』の映像ではプラウダ戦で大洗女子学園チームが教会に立てこもるというシーンで演奏が終わったが、大会で負けたら大洗女子学園がなくなるという事実を知らされた後のみほの心情を朗読劇で読み上げた直後、24曲目の『あんこう音頭』へ。同曲もオーケストラ演奏と遊び心満載な感じとなったが、そこにシークレットゲストの佐咲紗花が同曲を歌いながら登場。場内には自然と音頭を取る観客が現れだし、ついには場内全員で音頭を手拍子でとるという一幕も。

その勢いは28曲目の『パンツァー・リート』も同様で、再び場内一体となった手拍子が!指揮を執る栗田氏が観客の方を向き満面の笑みで大きな手拍子を求めるジェスチャーで、これに場内は沸きに沸き返り、演奏が終わると東京フィルハーモニー交響楽団の楽団員らの顔にも笑みが浮かんでいた。

終盤に登場した渕上は、「映像が出ているのもそうなんですけど、目をつぶっていると、物語が蘇ってくる感じがいいなと思って私も聴かせて頂きました」と、コンサートの感想を。そして、場内一体となったおなじみ「パンツァー・フォー!」の掛け声で最終曲『Enter Enter MISSION!』の演奏となった。

一度降壇した栗田氏が再登壇してのアンコールでは、白ドレス姿のChouChoも登場。オーケストラアレンジされたOP主題歌『DreamRiser』を歌唱したり、11月21日から公開の完全新作劇場版『ガールズ&パンツァー 劇場版』のイメージソング『Glory Story』フルバージョンを生歌唱。ChouChoは、「歌手になったときからオーケストラと共演できたらなと密かに夢を持っていたので、その夢がかなって本当に本当に嬉しいです!こんなに早く夢がかなったのも、作品を愛してくれるみなさんがいらっしゃるからで、本当に幸せだなと思っています!」と、瞳を潤ませる。

佐咲からは、「私もオーケストラバックに歌いたいなと思っていましたけど、それが『あんこう音頭』で大変光栄です(笑)。たくさんおお客さんに見守られて幸せな時間でした」と、感想を寄せたり、栗田氏は、クラシック演奏会の素晴らしさなどを訴えつつ、渕上は、「これだけ大きなステージで1人スポットライトが当たってしゃべるというのはないので正直緊張しました。ですが、もう3年くらいで慣れ親しんだ曲というのもありますし、スタートのときのみほの気持ちを語っていくと、これから劇場版に向けて、あらためてみほの生い立ちや、生きてきた道を見たような気がして、心に来るものがありました。これからも頑張ろうと思いました」と、しみじみ。

続けて、渕上から「11月21日劇場版が公開されます。お話は素晴らしい物ができあがっています!」と、アピール。ラストはモニターに『Enter Enter MISSION!』が表示され場内、観客も含めた全員でフルオーケストラの演奏に合わせてときに3人がハモリを入れることもあり、合唱&手拍子がされ大盛り上がり。

すべての演奏が終わると、観客たちは席を立ち上がりスタンディングオベーションする姿も。キャストたちが舞台袖に戻っても拍手と歓声は止まず、これにキャストも2度戻ってきて、お礼をして応えるという、まさにオーケストラという形で終演を迎えていた。

【速報!】『ガールズ&パンツァー 劇場版』竹達彩奈さん、能登麻美子さんほか11名の新キャラクターや新キャストが一挙に発表!
10/23に開催された「『ガールズ&パンツァー 劇場版』公開記念! 「ガールズ&パンツァー」 TVシリーズ+OVA一挙上映イベント」にて、11月21日ロードショーの『ガールズ&パンツァー 劇場版』の新キャラクターとその豪華キャスト11名が一挙に公開となりました!

☆新キャラクター
愛里寿 CV:竹達彩奈
メグミ CV:藤村 歩
アズミ CV:飯田友子
ルミ CV:中原麻衣

☆知波単学園
玉田 CV:米澤 円
福田 CV:大空 直美

☆聖グロリア―ナ女学院
ローズヒップ CV:高森 奈津美

☆プラウダ高校
クラーラ CV:ジェーニャ

☆継続高校
ミカ CV:能登麻美子 継続高校の隊長。
アキ CV: 下地紫野
ミッコ CV:石上美帆

新キャラクターたちの詳細はまだヒミツとのことですが、劇場版の公開に向けて、より一層盛り上がってまいりました! 

【作品概要】
「戦車による武道」を嗜む女子高生たちの青春と友情を描き、緻密な戦車描写と相まって話題作となった「ガールズ&パンツァー」シリーズ
「ガールズ&パンツァー 劇場版」
2015年11月21日公開

新キャラクターも登場する完全新作劇場版の公開が決定!TVシリーズでは仲間たちとの友情と絆で強豪校に打ち勝ち、母校の廃校を阻止した西住みほたち大洗女子学園の戦車道チームが、今度は何のために戦うのか――?

■STORY
学校の存続を懸けた第63回戦車道全国高校生大会を優勝で終え、平穏な日常が戻ってきた大洗女子学園。
ある日、大洗町でエキシビジョンマッチが開催されることに。
大洗女子学園と知波単学園の混成チームと対戦するのは、聖グロリアーナ女学院とプラウダ高校の混成チーム。
今やすっかり大洗町の人気者となった大洗女子学園戦車道チームに町民から熱い声援が送られた。

戦いを通じて友情が芽生えた選手たち。
試合が終われば一緒に温泉に浸かり、お喋りに華が咲く。
そんな時、生徒会長の角谷杏が「急用」で学園艦に呼び戻される。
いぶかしがる大洗女子のメンバーたち。
果たして「急用」とは…?

[キャッチ]
大洗女子学園、決断の時―
新たな試合(たたかい)が始まる!

「パンツアニメ」ガルパンに一部の記者が的外れ発言!? ヒヤヒヤもののイベントが開催
『ガールズ&パンツァー IV号戦車日本上陸作戦です!』が8月29日、ベルサール秋葉原で開催され実物大の「IV号戦車」がお披露目されるなどファンが殺到した。しかし、その裏で、集まった一部の記者からはアニメ『ガールズ&パンツァー』のことをまったく知らないことを感じさせるようなコメントが飛びかっていたという。

アニメ『ガールズ&パンツァー』とは戦車を使った競技“戦車道”が華道や茶道と並び大和撫子のたしなみとされている世界を描いた物語で、戦車を少女達が運用するという要素がヒットし 2012年10 月にアニメ化された後も OVA化、今年11 月には劇場版の公開も控えている。会場の熱気を取材に訪れていたアニメライターが語る。

「この日は、主人公・西住みほたちのあんこうチームが載るIV号戦車を黒森峰女学園戦用にグレードアップさせたIV号戦車H型仕様の実物大レプリカのお披露目や、アニメのこれまでの振り返り、グッズがもらえるスタンプラリー、豪華賞品のプレゼントなどファン垂涎のイベントとなり、開始直後には場内で身動きが取れないほどでしたよ」

そんな作品を大切にしているファンが集結したイベントとなったようだが、実は『ガールズ&パンツァー』がパチスロ化されるにあたり、そのお披露目も行われたため、パチンコ・パチスロ記者も多く詰めかけたという。

「その中の一部の記者たちは作品のことを理解してなかったようで、『“パンツ”ってつくからパンツがチラッとかしまくるアニメじゃ?』、『女の子同士が激しく戦闘するアニメだろ』など、的外れなことを会場で話していて、真後ろには熱心なファンが控えていたので、聞こえでもしたら説教でも始まるかもしれないとヒヤヒヤものでした。また、現場で配布されたリリースの作品紹介も物語の流れ自体は間違ってはいないのですが、どこかフォーカスする部分がボケてるような感じで、『こんな感じだったっけ?』と首をかしげてる記者もいました」(前出のアニメライター)

作品の聖地といわれる茨城県・大洗町までファンが詰めかけ、町民と一体となって盛り上げている「ガールズ&パンツァー」だが、ところ変われば知名度はまだまだのよう。とはいえ、誌面になった際に、“パンツアニメ”と紹介されないことだけは祈りたいところだ。

「ベスト・オブ・水島努監督」投票結果発表! 「ガルパン」を押さえて1位となったのは、あの作品!!
水島努監督と言えば、もはや社会現象と言っても過言ではないほどの大ヒット作となった「ガールズ&パンツァー」をはじめ、アニメ業界の裏側を見事に描いた「SHIROBAKO」、そして現在放映中の人気コミック原作作品「監獄学園(プリズンスクール)」など、数々の良作で知られる人気監督。この水島努監督が手がけた作品の中で、ベストと思われる作品をあにぽたユーザーの皆さんに投票していただいた。有効投票数は2589票。約2週間という短期間の投票企画ではあったが、水島努監督の人気を物語る多くの投票を皆さんからいただいた。気になる結果は以下の通りだ。

1位:SHIROBAKO(490票)
2位:GIRLS und PANZER(ガールズ&パンツァー)(400票)
3位:Another(アナザー)(302票)
4位:BLOOD-C(239票)
5位:監獄学園(プリズンスクール)(217票)
6位:ケメコデラックス!(165票)
7位:ジャングルはいつもハレのちグゥ(119票)
8位:おおきく振りかぶって(102票)
9位:よんでますよ、アザゼルさん。(98票)
10位:ウィッチクラフトワークス(94票)
11位:じょしらく(83票)
12位:大魔法峠(71票)
13位:侵略! イカ娘(64票)
14位:撲殺天使ドクロちゃん(43票)
15位:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード(36票)
16位:xxxHOLiC(33票)
17位:げんしけん 二代目(21票)
18位:くじびきアンバランス(12票)

当初の予想では、やはり代表作ともいえる「ガールズ&パンツァー」が1位になるのではないかと思われたが、そのガルパンを抜いて堂々の1位に輝いたのは、アニメ業界の裏側を描いた話題作「SHIROBAKO」となった。

「SHIROBAKO」は、アニメファンの間でも非常に評価の高い作品で、あにぽたの作品評価でも5点満点で4.54をつけており、2014秋アニメの中でも1、2を争う高評価を得ていた。また、放送終了後も、ブルーレイが好調に販売を伸ばすなど、ファンの間でじわじわと評価を上げていることでも注目の作品となっているが、今回の投票企画でも、あのガルパンを退けて1位に輝いたことは、実に印象深い。

なお、2位はやはり代表作とも言える「ガールズ&パンツァー」で、3位には「Another(アナザー)」が入った。「Another」は、綾辻行人さん作のミステリーホラー小説で、アニメ版は2012年1月~3月の間に放送された。水島努監督と言えば、コメディ作品のイメージが強いが、本作はその中では異色のミステリーホラー。本作が水島作品の中で3位という高い票数を獲得したのも、非常に興味深い。

このほか、5位には現在放送中の最新作「監獄学園(プリズンスクール)」がランクインしている。まだ4話までしか放送されていないが、その作画クオリティの高さ、演出のテンポのよさは、さすが水島努監督!というような内容になっており、すでに高評価を得ている模様だ。

ガルパン、2015年7月からはTVシリーズをエンドカード付きで放送! 初心者のための作品紹介マンガも無料公開
11月21日に公開となるアニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」より、7月からのTVシリーズ放送情報が発表された。

美少女×戦車をテーマに、水島努監督によるハートフルストーリーを描いたオリジナルアニメ「ガールズ&パンツァー」。リアルでグリグリ動く戦車の描写と多数の美少女キャラでアニメファンとミリタリーファンを中心に高評価を獲得。舞台となった茨城県大洗町には全国から多くのファンが集まるなど"聖地"を含めて人気になっている。2014年7月にはOVA「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」が劇場上映され、初の劇場版となるアニメ映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」が11月21日に公開となる。

7月から、テレビ東京(初/7月12日より毎週日曜深夜1時35分~)、テレビ北海道(初/7月14日より毎週火曜深夜2時05分~)、TVQ九州放送(初/7月8日より毎週水曜深夜2時05分~)、静岡放送(初/7月7日より毎週火曜深夜2時16分~)、BS11(7月7日より毎週火曜深夜0時30分~)でTVシリーズが放送されるが、新情報が明らかに。今回の放送では、2012年当時とは異なり、エンドカード付きで放送するという。エンドカードのイラストは、作品スタッフやミリタリーイラストの著名作家などが手掛けているため、見逃せないだろう。また、公式サイトでは、作品紹介マンガ「初心者のためのガールズ&パンツァー」を無料公開。こちらは、スピンオフのマンガ作品「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!」を連載している弐尉マルコさんが執筆を担当している。

『ガールズ&パンツァー 劇場版』新キャストに瀬戸麻沙美さん決定!
2015年11月21日公開の『ガールズ&パンツァー 劇場版』。このたび、新キャラクター登場の最新「劇場特報」が公開となりました。そして特報には、PV等で、そのビジュアルと名前だけは公開されていた知波単学園の隊長・西絹代も登場。今回そのキャストが、瀬戸麻沙美さんに決定しました!

◆TVシリーズ放送情報
★劇場版公開を前に、様々な局でTVシリーズの放送が行われます。テレビ東京、テレビ北海道、TVQ九州放送、静岡放送では初放送となり、テレビ東京で放送されることにより、作品の舞台・大洗町を含む茨城県では初の地上波放送が実現!

テレビ東京 7月12日(日)より 毎週日曜日深夜1時35分~
テレビ北海道 7月14日(火)より 毎週火曜日深夜2時05分~
TVQ九州放送 7月8日(水)より 毎週水曜日深夜2時05分~
静岡放送 7月7日(火)より 毎週火曜日深夜2時16分~ (※初回のみ、深夜2時31分~)
BS11 7月7日(火)より 毎週火曜日 深夜 0時30分~
※編成の都合上、放送日時の変更の可能性があります。ご了承ください。

『劇場版 ガールズ&パンツァー』の公開日が2015年11月21日に決定! 主題歌アーティストはChouChoさん、上映時間は120分に
2015年3月15日(日)、茨城県大洗町で開催中の春祭り「第4回 海楽フェスタ」の中で行われた、アニメ『ガールズ&パンツァー』のステージを速報レポート! ステージでは、同シリーズ最新作『劇場版 ガールズ&パンツァー』の新ビジュアルが公開。また、主題歌アーティストがChouChoさんとなり、さらに劇場公開日が2015年11月21日に決定したことが明らかにされた。新ビジュアルは登壇者一同が「意味深」と語るように、ぼろぼろの戦車の前でみほがボコのぬいぐるみを抱えたものとなっている。そしてビジュアル右上に書かれた「取り戻せ──」の文字の意味するところとは……? 早くも本編が気になるところだ。

今回のステージで発表を担当したのは、本作に出演するキャストである西住みほ役の渕上舞さん、五十鈴華役の尾崎真実さん、秋山優花里役の中上育実さんと、プロデューサーの杉山さん、の4名だ。
少々公開日が伸びてしまった本作だが、杉山Pが「当初は90分だったものが、120分になりました」と発表したとたん、会場のファンは大きく湧き上がった。こだわり満載のスタッフたちによる、作りこみに期待したい。

また、会場では今回の発表に関する“予告PV”が公開されていた。この予告PVは、公開日まで順々に発表されるとのこと。次回のPVは6月に公開されるようだ。

長らく謎に包まれていた劇場版の姿が、少しずつ明らかになってきた。公式サイトをチェックし、この先に発表される情報を見逃さないようにしておこう。

世界よ、これが日本だ! ブラピ主演の戦争映画「フューリー」BD版に「ガールズ&パンツァー」映像特典をつけて発売!
ブラッド・ピット主演の映画「フューリー」。第二次世界大戦を舞台とした作品で、「フューリー」と命名された戦車で戦う5人の男たちの熱い絆を描いた戦争映画です。

しかしなんと、戦車に乗る女子高生のアニメ「ガールズ&パンツァー」の特典映像がついたAmazon.co.jp限定のBlu-ray版が発売することが決定しました。

映画「フューリー」は、世界に1台しか残っていない走行可能なドイツ軍の重戦車「ティーガーI」を使用するなどの映画史上初となる試みで、ミリタリー・マニアからも注目が集まった作品。監督のデヴィッド・エアー氏も元軍人という異色の経歴の持ち主です。

それなのに、なんでAmazon.co.jp限定商品に「ガールズ&パンツァー 特典Blu-ray Disc」がついてくるんですか! 秋山優花里役を務める声優、中上育実さんらが出演する「これが『フューリー号』のモデルになったM4A3E8戦車だ!」や「『ガールズ&パンツァー 劇場版』SPECIAL PV」など豪華な内容を収録するのはおかしいでしょ!……日本に戦車の映画を持ってくると、不思議なことが起きるんですねえ。

劇場版は2015年夏に延期 新ビジュアル公開
少女たちが戦車に乗って戦う人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の劇場版が2015年夏に公開されることが16日、明らかになった。同日に同アニメの舞台になった茨城県大洗町で開催された「第18回大洗あんこう祭」内のトークショーで発表された。また、劇場版アニメのビジュアルも公開された。

劇場版は完全新作で、監督はテレビアニメと同じく水島努さんが担当する。公開されたビジュアルは、大洗町にある「大洗マリンタワー」と思われる建物を背景にした主人公たち大洗女子学園のキャラクターなどが描かれているほか、「劇場で会いましょう!!」のメッセージが掲載されている。劇場版アニメはこれまで2014年中に公開されることが発表されていた。

トークショーは大洗マリンタワー前芝生広場で行われ、主人公・西住みほ役を演じる声優の渕上舞さんや茅野愛衣さん、尾崎真実さん、中上育実さん、井口裕香さんが出演した。

「ガールズ&パンツァー」は、茶道などと並んで戦車を使った戦い“戦車道”が“たしなみ”とされている仮想の世界を舞台に、少女たちが力を合わせて戦車道の全国大会優勝を目指すアニメ。ファンが大洗を訪れる“聖地巡礼”現象が起きたり、同作がプロサッカークラブの「水戸ホーリーホック」を支援したことも話題になった。

戦車読本に登場 秋山殿もうんちく披露
人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の登場人物が戦車の魅力を紹介するムック「戦車に夢中です! ガールズ&パンツァ−とWorld of Tanksで学ぶ戦車読本」(小学館)が17日に発売される。戦車の基礎知識や戦術などをガルパンでの戦闘シーンを例に挙げながら詳細に説明しているほか、主要キャラクターで“秋山殿”の愛称で人気の秋山優花里がナビゲーターとして、ツイート形式で戦車にまつわるエピソードやうんちくを披露している。
ムックは「大洗女子学園の戦車授業の一日」をコンセプトに、戦車の基礎知識や動かし方、攻撃や守備といった戦術面などを授業の時間割形式で紹介している。作中での戦闘を振り返りながら戦車の特徴や弱点などを説明しているほか、アニメの戦闘シーンの画像も多く使用して解説。主人公の「大洗女子学園」チームが作中で勝ち進んだ理由なども公開している。
また、「4時間目 オンライン戦車道を学びます!」の項目では世界最大級のオンライン戦車ゲーム「World of Tanks」の遊び方を紹介しているほか、ムック後半では「World of Tanks」の中で人気の高い100両を図鑑形式で紹介。ガルパン作中でどのチームが使用したかなどの情報も掲載している。
「ガールズ&パンツァー」は、茶道などと並んで戦車を使った戦い「戦車道」が“たしなみ”とされる世界を舞台に、少女たちが力を合わせて戦車道の全国大会優勝を目指す……というストーリーの人気アニメ。25日には、アニメでは描かれなかった全国大会2回戦の模様を描いたBD・DVDの発売も決定している。

ガルパンゆかり“通学路”をぐるっと巡る記念切符、交通3社が合同で企画
ひたちなか海浜鉄道、茨城交通、鹿島臨海鉄道の3社が、アニメ「ガールズ&パンツァー」応援きっぷ「世界一楽しい片道きっぷ」を合同で企画し、発売。
同商品は、勝田から那珂湊、大洗をまわって水戸までぐるっと周遊できる鉄道・バス乗継切符。ひたちなか市はガルパンに登場するアヒルさんチーム「河西忍」「佐々木あけび」、ウサギさんチーム「澤梓」「宇津木優季」の出身地であり、もし彼女らが現実にいれば通学に使ったであろう3路線を結んだのが今回のツアーとなっている。
スタンプをゲットしたり、缶バッジがもらえたりと、イベント企画らしい催しも用意され、バスの車内では「西住みほ」のアナウンスを聞いたりもできる。

オープニングテーマ
「DreamRiser」
第1話のみエンディングとして使用された。

エンディングテーマ
「Enter Enter MISSION!」(第2 - 12話)
エンディングに描かれるキャラクター達と乗っている戦車は、各話ごとに入れ替わる。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 47
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大洗軍兵士「西住殿!俺達が援護しやすぜ!!」 これが女子高生版Xenobladeだッ!! ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!

パンツァーが和訳で戦車とは初めて聞いたな
同じネーミングのアニメで「けんぷファー」があった
(あれは爆笑だったし、世界が著しく馬鹿過ぎた&沙倉さんサイコーーー!)
ケンプファーは和訳で戦士の意
あれは百合+馬鹿アニメではあったし最後もイマイチパッとせずに終わっちまった

戦車道=スポーツであってスポーツではない
と言ってもいいです

初回 逃げた矢先に...
{netabare}初っ端から「戦車道に入れ」って言われたら誰だって腑抜けになるわ
それを救ってくれたのが沙織と華さんだった

必修選択科目だったのか戦車道って
それと主人公って戦車を使う家計だったのか
「じゃあ入ればいいじゃん」って言いたくはなるけど...
大きな理由があるのだろう
主人公の悲しい過去にも期待します{/netabare}

姉貴『どんな状況でも逃げるな』か。でも戦略的撤退も戦術の内ではあるぞ。主人公はこれに一度背いたと推測する。アライブコミックスは西住殿が小さかった頃の話ですが読みません
フラッパーコミックスを注文、やっと買いました。後で2巻も買います

軍を戦車ごとに分けると
主人公軍(詠や雲雀達)
生徒会軍(ハッピーさん、レベッカ、はやて)
バレー軍(舞-乙HiMEのアリカ・ユメミヤ達)
日本史世界史軍(ローズさん、ウィッチーズのエイラさん)
現代女子高生軍(ほとんどがルーキー達)
風紀委員軍(倉石たんぽぽが3人って)
自動車部軍(はがないの幸村殿達)
オンライン(ゲーム)軍(みつどもえの松岡咲子、スクライドのシェリス、中二病の凸森)
で分けられる

3話から登場したライバル校にも豪華声優がいる件(メガミマガジンを見ました)
まず最初の相手(練習試合)である聖グロリア―ナ女学院は筆頭 焔ないしベリーさん(喜多村さん)
初戦の相手サンダース大学付属はセイバー(Fate/ZEROで川澄さん)、レモネードさん(伊瀬さん)、カーチャさん(平野さん)がいるし
ブラウダ高校はピースさん(金元さん)がいるし
黒森峰は姉貴がルミナスさん(田中さん)で
副将の逸見エリカがハートさん(生天目さん)だし
何だこのプリキュア率www

4話 練習試合
{netabare}非常に見せ場が多くてよかったと思います
(現代女子高生軍は敵前逃亡した模様、今後の期待大)
店ぶっ壊されて喜んでるしwww(実際はないから!)
それと「やったか?」と思わせておいて、実はやってないというお約束も見せてくれました。それ言っちゃあアカンて!!
至近距離で撃って外してしまっては重症だと思います!

それでもって五十鈴さんの見せ場もありました
一人一人にテイルズシリーズみたいな見せ場があるのも面白いです
っていうか全国大会早いなあ~~{/netabare}

5話 1回戦
{netabare}ついに姉貴との邂逅
やっぱヒロインに煽り(挑発)耐性は必要だと思います!
桐生さん「やるのか...!」
冴島さん「おい!」
秋山さん「(屈んで)何だ終わりか?」「ふっ来なよ」「(掴んで)ほうらどうした!」
品田さん「ほ~ら、こいこい~!」
谷村さん「(威嚇射撃して)大人しくしろ!!」
でも持ってたら面白みなくなるよね...

秋山さん=スネークでした
(動画の編集もしてるし、何気にサンクスの格好もしてたし、密航もしてるし、もうスネークにしか見えませんでした)
相手が諜報機械を使うならばそれを逆手に取った作戦がビンゴとなりました(現在相手の戦車1両撃破)
さて続きが楽しみだと言いたいけど次はこれまでの総集編です
この調子だと2クールまで行ったりして・・・{/netabare}

6話 1回戦途中
{netabare}ハルヒは悪役でもいいんじゃあ(少し壊れてました)
自軍2台撃破され窮地に...
カーチャさんが象と蟻の例えを言っていたが、その裏を返せられますよ?(象は蟻を踏みつけられるが反対に蟻は象の耳に入ることができる)
宇都宮広綱「感じるな!考えろ!」を思い出した
そういえば華さんの奉公人である新三郎さんの声って宇都宮広綱だったwww

Yeah!!五十鈴さんが決めてくれたぜ!!
だが喜ぶのはまだ早い
冷泉さんのばあちゃんが倒れた・・・また一波乱があるな
次はアンツィオか、アンチョビの中の人は吉岡麻耶
無論ルーキーでした{/netabare}

7話
{netabare}ばあちゃんは無事に意識がありました
西住さんのトラウマも明かされました
人を助けに向かったことも戦車道の一つだ。勝ち負けにこだわっていては物事を楽しめない、それだけです
犠牲があって勝利を選ぶのが正しいか
敗北してでも人を助けるのが正しいか
これを決めるのは最終戦でケリをつければいい

新戦車を2台確保しました。これが今後重宝しそうだな
アンツィオ高校は捨て駒だったな(彼女らの戦はOVAで)
次はキュアピースさん率いるブラウダか
西住殿にとっては因縁の一戦
どんな戦闘スタイルか楽しみだ
それと川中島凍土戦みたいな雪上戦になるな{/netabare}

8話 寒い場所でセミファイナル
{netabare}いきなりダージリンさんとカチューシャが会話してたな(お互いにプリキュア同士)
風紀委員軍ついに参戦
早々に相手の戦車3台撃破
だがこれも相手の20の策の内
人はノリノリになったら自分を見失うのは当たり前か
雪の下からやって来たし(忍か?)
囲まれてからの篭城、3時間の猶予が与えられた
降参か、反旗して迎え撃つか(でも建物内だから制限がある外壁を壊したとしても屋根が崩れる危険がある)
そして大洗が廃校する事実をやっと告白
さあ、窮地から這い上ってくるがいい!!
この雪の中だ、策は20作ればいい
廃校を阻止するために戦うか
それとも別の解のために戦うのか、戦う理由は後で考えればいい。早く次が見たい!{/netabare}

9話 島津の引き口
{netabare}「ここで参ったら女が廃る!!」士気を上げて戦う理由がそれだけでもいいです、でも実際困ったときは鮟鱇踊りでした
(みほの母ちゃんは流派の維持を望む欲望に塗れているな)
散開せず、建物を壊さず固まって出てくるとは
これは島津の退き口を再現している模様
(今回も4両撃破、でも火力が少ないから合計で6両程度が限度だ、生徒会軍は無双を見せてくれた)
自軍3両撃破された...それでも隠れていた相手の本体は見つけた!
さて、同時撃ちの結末は...(サンダースと同じ形だ、バレー軍が伏線張ったか?)とにかく切り方が上手だこと{/netabare}

10話 リザルト&思いを胸に...
{netabare}yahoo!!
歴女軍が決めてくれたぜ!!(雪の中に潜んでいた)
最後は姉貴率いる黒森峰だ、どっちの流派を貫くのが正しいかケリをつけるか!!
相手が20台も戦車使ってくるとは数的には相変わらず不利か、じゃあ駒を増やそうか
自動車部軍とオンライン(ゲーム)軍が参戦 これで計8分隊
それと五十鈴さんの見せ場もありました(母さんも少し改心した模様)
試合開始早々オンライン軍が盾になってくれました
(犠牲と言えるのか)
放送の都合上2013年3月から本格的にイン・ザ・ファイナルに移ります、HP参照{/netabare}

11話 関ヶ原謀略戦
{netabare}思いが交錯し、お互いの策が回る関ヶ原の戦い 謀略...
姉貴率いる覇王軍か、西住殿率いる雑兵軍か
煙幕での攪乱はお馴染みですね
それと生徒会軍を単独行動させ敵の懐で動き回っての攪乱も効果があった
とっさの行動ができないのが黒森峰のweakだ

現代女子高生軍が川で行動不能=トラウマが...
「俺が壁になる!たまには格好つけさせろ!!」が聞こえそうでした
でも実際は皆で助けました
行けー!西住殿!!俺たちがついている!
勝利の目の前に覇王軍のマウスが立つ...
2両倒され、残る駒は5両...
次でイン・ザ・ファイナルだ...{/netabare}

12話 End of the panzer&奴の口は開く
{netabare}Wow...下段から持ち上げて、乗り上げて砲身移動を封印させ、後は華さんに打ち込ませてマウスを見事撃破させた!
後は覇王を残すのみか...
ちょちょちょ、廃校で1on1とは漲るし、超胸熱なんですけど!!
「西住流に逃げるという道はない、こうなったらここで決着を着けるしかないようだな」
「受けて立ちます」

覇王の援軍は道をふさいでいるから足止めになってるし
現代女子高生軍と自動車部軍も撃破されたがいい仕事してくれた!
ああそうだ、丸山はニセコイのつぐみんだ。そしてこれが最初で最後の発言だった・・・「装甲の薄い所・・・」

体当たりで砲身をずらす!急停止で急所被弾を防ぐ!
シャア(足利義輝)「当らなければどうということはない!!」

前進からのドリフト!!0.5秒短縮の一撃!!
そして...
終わった...やっと終わった...思いが伝わった...守ることができた...
最後の一撃は同時撃ちなら良かったんだけど...
『全てを守り抜くことは全世界において、とても小さい出来事ではあるが、一個人にとって大きな出来事である』

「我々のボロ負け(完敗)だ。」
姉貴も西住殿を認めてくれた
量も質も劣る軍が勝ち上がったんだ。そりゃあ嬉しいし、悔しいよな
援軍も間に合わず、とっさの判断ができなかったのが敗因だ
そして握手...(ほこたてですか?)

yahoooooooooo!!凱旋だああああああああああああああ!!
例え戦車と釣り合わない女子高生だろうと、心は戦車と一つ!!
「バクマン。」とは似て非なるサクセスストーリーだったな深夜はやっぱりゴールデンとは違う!!短いクールで纏めるから
次やるんだったらどうするんだろ、連覇の道を歩むのか!?世界に挑むのか?{/netabare}

最後付近で約2ヶ月待った甲斐があった素晴らしく、ダークホースの作品でした
なのはの空中機動もいいけど、地上における最高の戦に感謝人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人

でも「負けたら廃校になる」がどうしてもフラグとして立ってしまったのが非常に残念
酷評だったら話は★1でいいが、まあ最終回が本気だったのでこれは目を閉じておこう

劇場版自体が2シーズン...どんな戦を見せるのか、西住殿...
とにかくDVDを待つ
CDレンタルしてPCに入れました
やっぱどれも曲いいわ、アレンジ版もいいし
尚劇場版OSTは購入
しかしDVDを見てからじゃないと聞けねえwwwww

ゲーム買ったで
まさかのAだと・・・(限定版だとBです)
じゃあ生き様をもう一度拝みに行きます
トロフィー?9割でもいい
貴方は火力で攻める?足でかき回す?
パーティ組むのも考え物です。夢の対決ができるから
それとチャレンジミッションの「軽戦車じゃない」は笑ったwww速さと火力が足りてるからwwww
「こんなん八九式じゃないよ!!」wwwwww

動かすだけでもヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!
でも作戦命令とか出すべきだと思う。ランダム要素が強いから
やっぱバンダイナムコはどこかしらか抜けているんだよなあ

しかし...劇場版に続いて
本当のラストバトルが待っていた...
裏ボスの愛里寿を越える危機が6話各40分で待っている...
正真正銘、最後のラスボスは?

2017年、GWと7月
聖地に2回も行っちまったwwwwwww
何度来てもヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!や
しかし冬に...PS4で新作だとッ...!
バンナムよ、前回の反省を生かせるか
(買った結果作戦指揮を取れるようにはなった。ちゃんと反省してたな)

2018年
3回目来訪し、華さんの昼食を食べました~
あれだけありゃあ十分やwww

そして2019年
ついにBC自由学園参戦ッのswitchキターーーーー!!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 75

67.7 18 バトルで友情なアニメランキング18位
史上最強の弟子 ケンイチ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (325)
2113人が棚に入れました
高校1年生の白浜兼一は入学早々空手部に入部するが、そこで上級生のいじめに遭ってしまう。そんなある日、兼一は転校生の風林寺美羽と出会い…。

声優・キャラクター
関智一、川上とも子、有川博、石塚運昇、能登麻美子、石丸博也、二又一成、小杉十郎太

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まさかの2期が始まったのでおさらいとして

あらすじ

いじめられっ子の主人公白浜兼一が
女性武術家風林寺美羽と出会い、
信念を貫くための強さを手に入れるために
様々な武術を極めた達人が共同生活をしている
道場・梁山泊に入門し、
数々の敵味方との出会いと梁山泊での修練によって
肉体的、精神的成長を遂げてゆく物語という感じ



感想

ずっと期待していたけど諦めていた2期が始まったんで
1期見てない人のために軽いおさらいとして
説明しておこうかと思います


全50話。結構面白い内容でした。
長い話数でしたが特に飽きることなく
見ることができました

軟弱男子がヒロインと出会い、
修行を重ねながら強敵へと向かっていく話です。
こうゆう最初弱い主人公が成長して強くなる話
僕は大好きですね♪

それにエロい要素というか
お色気要素があって
そうゆう意味でも楽しめる作品でした

でも勘違いしてほしくないんですが
決してエロいだけの作品ではなく
あくまで作品を楽しむ上での
一要素でしかないということです

エロが嫌いな人でもちゃんと
バトルがしっかりしてるので
楽しめる作品となっているので安心していいです

面白かったのは、個性のある師匠達とユニークな修行方法。
また、各対戦相手との戦法もいつも違っていて
飽きのこないものとなってました。

日常のほのぼのした話も描かれていて
それとバトルのバランスも良かったと思う
仲間との絆も徐々に築かれていくし、
熱いし心温まる物語だと思う。

バトルシーンも結構よくできていると思う
武術、武道に対する考え方、
用語はかなり的を得ているのに驚きました。


2期期待してるんですが
無理なんでしょうかね?
原作はかなりストック貯まっているはずですし
ここからさらに主人公が強くなって
面白くなるところなので是非2期作ってほしいです

↑と思ってたんですが来ましたねw
予想外でしたが嬉しいです♪
2期本当に楽しみです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 47

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

私的最長の視聴アニメ

この世のものとは思えない最恐師匠たちにより鍛えられる弟子の話です。
結構正統派のアクション&コメディーかな。
弟子ケンイチの、単純素直な性格がこのアニメのみそですね。
梁山泊での多種多様な修業はハードで、普通死んじゃうでしょ的シュールさがあります。
その辺はリアリティーがない日常なのでスルーした方がいいです。

敵は、不良グループのラグナレク。
ハイ、そんじょそこらのグループとはわけが違います。
八剣豪はとんでもなく強く、こちらも人間業ではありません。
もっとも奇妙なのは第五剣豪の音楽拳法?回転拳法?
全くわけがわかりません。
戦いは真剣だけど、常にコメディーをぶっこんできます。
というか、戦い自体がコメディーかも。
その中で、経験値を重ね強くなるケンちゃんに注目。
ロールプレイング的に仲間も増え、友情もめばえちゃいます。

ヒロインの美羽も底知れない強さです。
そのくせお嬢さん言葉。
ギャップ萌えという奴でしょうね。
良スタイルの巨乳で、ピチピチの戦闘装束では自然と・・・。
軽いエロ要員と化してました。

50話と長いので中だるみがあります。
でもキャラの濃さに支えられて何とか視聴終了。
ちなみに、このアニメの視聴期間は約2年です。
最初の方は記憶ありません。
ああ、長かった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかで笑える成長劇。素直に面白い!

最強の師匠たちに武術を教わることになった、いじめられっ子でひ弱な主人公・ケンイチ。
次第に学校のチンピラどもに目をつけられ、噂は広まり、連日戦いを強いられるハメに。
ケンカを通してチンピラたちを改心させながら強くなっていく成長劇。

週刊少年サンデーの人気連載漫画原作。
努力・根性・友情をストレートに描いた単純明快なストーリーです。
絵柄は少年向けで、ワザとらしいキャラデザは分かりやすいというか安っぽい。
女キャラは巨乳ちゃんばかりの、かなり雑で古風な萌え。おっぱいのゴリ押しw
原作譲りのキャラデザはかなーり微妙です。絵の安定感もありません。
ケンカ物語なのに大事な格闘シーンにキレがなく、見せ方も難あり。迫力があるとはいえません。
当時の水準で見ても作画は見劣りするレベルです。

しかし、それでもこの作品にはそれを補ってあり余る魅力があります。
数ある王道系の中でもこれは面白いっ!と贔屓したくなるほどこの作品が好き。
ケンイチの弱っちいながらも健気に努力する姿を見ると勇気が湧いてくるし、元気になれる!
キャラ立てが抜群に上手く出来ており、キャラの言葉がちゃんと心に響いてきます。
成長劇なだけに内容は明るくポジティブ。ギャグも多く、賑やかで笑いが絶えません。
ケンイチの声は関智一さんが演じており、好感の持てるキャラの印象と非常に合っています。
他の声優の配役も良い感じでした。(唯一、能登さんはセリフ少ないキャラなのが残念っ)
スポ根系王道としても勿論、ストレスフリーなので気晴らしアニメにもおススメ。
一期OP主題歌「Be Strong」のアップテンポな曲調、本編と合ってる歌詞の良さは異常。

個人的なお気に入りは、ケンイチの弟子入りした道場・梁山泊(りょうざんぱく)での生活。
外界とは完全に隔離された特殊な環境で師匠たちにもみくちゃにされ、ひたすら努力するケンイチ。
最強であるが故に常識の通用しない、規格外の思考回路を持つ師匠たちの行動・言動がかなりツボりました。「あえて足場の悪いところを通りたがる」ような格闘キャラによくある、中二臭い性質がギャグ視点でよく描かれており、当の本人は真面目にやってることなんだろうけど・・傍から見たら絶対ヘン!という健常者(?)の感覚を絶妙に取り入れている。
身におぼえのある環境と人種だったので、なおさら笑ってしまいました。
ギャグにしていますが、実際あるあるだったりするところがまた恐ろしいw
ケンイチの弱音の意味すら理解できない?彼らの強さに時々学ばされることも。
ためになる話なんかも意外に多い。侮るべからず、です!

でも原作に手を出す気にはなれません。すごく好きなんですけど。
強敵を倒したら更なる強敵が出てきて・・というワンパターン展開がやはりネックです。
良くも悪くも王道といったところでしょうか(笑) 50巻以上ある原作に手を出して幻滅したくないのかも。
だからアニメでお腹いっぱいですw 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

75.7 19 バトルで友情なアニメランキング19位
新 HUNTER×HUNTER(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (964)
4696人が棚に入れました
くじら島で暮らす少年・ゴンの夢は、幼い頃に別れた父と同じ「ハンター」になること。世界中に散らばる、財宝、秘宝、珍品、珍獣……「未知」への挑戦に命を賭けるプロハンターになる決意を胸に旅立つゴンは、同じハンター試験合格を目指す受験生のクラピカ、レオリオ、キルアと出会う。超難関で知られるハンター試験を見事突破し、「世界一のハンター」になれるのか!? ゴンの奇想天外、壮大苛烈な冒険の旅が、今始まる!!

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キメラアント編以降はよく頑張った方

あとは見てません(笑)

まあ、ハンターハンターのファンだったらキメラアント編のアニメ化が見たくて見ていたものでしょう。

リメイク、リブートしたアニメって考えてみたら、これと「鋼の錬金術師」ぐらいですね。(あとベルセルクか。。)

今、また連載再開されましたがベルセルク並みの遅さはあれだけの構成を考えるのは一人じゃ到底無理で、普通「約束のネバーランド」みたいに作画と原作分けます(笑)

尋常じゃないことをやっていると思ったほうが良いでしょう。

普通の漫画家は、「キャラクター」を立てるために「物語」を作りますが、「ハンターハンター」や「鋼の錬金術師」は、「物語」のために「キャラクター」を配置しているんですね。そこが一番の要です。実社会においても、「人間」個人が主体で社会を形成しているのではなく、「社会」に「人間」がいるわけで、人間の主体の「擦れ」「や「溝」を描いているところがほかの漫画家より数段クールな訳です。家族だろうが、恋人だろうがみな他人でしかないってなわけですね(笑)

文学とは、それを読むことによって自分自身を見つめ直す装置なのです。人間、無謬だと思ってる人も多いわけですから。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

阿部あいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

愛が足りない。

前の作品の方が、何百倍も愛に溢れた作品でした。
なんでここをやらないの!?という悲しさでいっぱいになり、2話で見るのをやめてしまいました。
明らかに話を進めるためで、話を面白くしようとしているようには思えないです。

レオリオの声優が藤原啓治、ゴンとキルアの声優はHUNTER×HUTERファン、とのことでちょっと期待していましたが…
前作を意識しすぎているところや、藤原啓治が活きていないところが残念です。

新しくHUNTER×HUNTERのアニメやるって噂になったとき、前作の声優さんたち皆悲しそうだったなー……。
キャラソンもいっぱいだして、ミュージカルもやって、代表作として10年やってきたんだもんね。

たしか、前作で5話かけてやった話を1話でやってしまったんだったと思います。
しかも前作でアニメ用にアレンジしたものをそのまま使ってるし。
今作を1話見た後に前作を5話見ましたが、話の深みや面白みがまったく違いました!
前作の方がキャラが生き生きしてます。
今作を見るなら、絶対に前作をもう一度見ます!!

原作・前作が好きすぎるだけに、かなり残念。
おもしろく作って欲しかった!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10
ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

蟻に生まれ、人に死す

観終わったって…いや、まだ終わってないだろ!
そう思うのが普通です。もちろん選挙編も楽しみです
しかし…しかし!135話が終わった時点で

「観終わった……!!」

そう言いたくなるほどの素晴らしさでした。フェイタンの母国語が日本語のセリフ逆読みでダサっ!と思ったのなんて完全に帳消しです。

旧ハンターハンターを見ていたので、昔のOPの良さや声の違和感に囚われて途中まで視聴していませんでしたが(なぜかジョネス回だけは見た)
ついに蟻編がアニメ化されると聞いて見始めました。

漫画で読んだときも蟻編はナレーションがやたら多い印象でしたが
アニメだとさらにでした。しかし、ハンターハンターの戦闘におけるコンマ数秒の駆け引き、それがもたらすスピード感を壊さないためには
変に解説役を用意するよりよかったのかもしれませんね。

また蟻編となるとピトーの可愛さや、ゴンさんの圧倒的存在感が話題に上がりやすいですが
私は蟻編の主役はやはり王をおいて他にいないと思います。
以降、王の軌跡を振り返って行きます。

王と盲目の少女
{netabare}
すべての生物を統べる蟻の王として生まれた彼が
コムギと出会い、軍儀を通して人に成る。

 選民までの余戲としてさまざまなゲームを攻略していった王。王宮に招かれた各ゲームの国内プロたちは、どんどん強くなっていく王に敗れ、命を落としていきました。ある者は王の底知れぬ成長力や、その異形・自分の顛末に恐れを抱き自殺をするほど…
そんな時に国内発祥のゲーム軍儀の世界王者であるコムギと出会うのです。
 彼女は目が見えず、王や護衛軍を前にしても今までの人間のように恐怖することはありませんでした。第一印象が恐怖でなかったことは互いにとって大きかったと思います。
そういえば、ドラゴンボールでもありましたね。
世界中の人々が怖れる魔人ブウ。しかし目の見えない少年は魔人ブウのことを知らず、目を直してくれたブウのことをヒーローのように扱います。
ブウは少年の「カッコイイんじゃないかな」という嘘偽りない言葉に純粋に喜んだり、かと思えば少年が欲しがっていたミルクをあげるためにおじさんを牛乳に変えてしまったり…(少年にとっては知らぬが仏)
殺さずに少年と別れた後、見つけた街は一瞬で吹き飛ばしたり…。
善と悪、どちらにも向かいうる存在として描かれていたのは王と共通していますね。

 腰は低いが物怖じしない、そんなコムギと対戦を重ねていくうちに
王は自身に負けない彼女の成長力、軍儀の才能、そして軍儀に対する並外れた覚悟を知り、初めて個の人間に興味を抱きます。しかし、コムギに名前を尋ね返され、答えられなかった王。その後の護衛軍との問答、殺そうとしていたはずのコムギを助けたあたりは完全に人と蟻の狭間で揺らいでいましたね。色合いはまったく違えど、ハーフの方が自身のアイデンティティに悩むことと似ているように感じました。
『余はこいつをどうしたいのだ…!?』
『余は何者だ…?余はいったい何の為に生まれてきた…?』
これらの疑問が生じたのは彼の中に人間らしさが芽生えた表れだと思います。

 
{/netabare}

頂上決戦
{netabare}
いよいよ蟻と人類の存続をかけた戦いが始まったのだけれど、皮肉にも一番初めに犠牲になったのは人間のコムギでした…
このとき王の表情が描かれなかったのは気になりますが、そこがいいです。歴戦の強者であるネテロ・ゼノが動きを止めてしまうほど…。悲しみに溢れていたのか怒りはなかったのか…人それぞれ、表情を想像する余地があります。
所作からもわかるように優しさ・慈愛に満ちた表情だったのではないかと思います。
その後、毅然とピトーにコムギの治療を命ずるときの表情は紛れもなく王でした。ああ…王だと思いました。ピトーも涙するわけだ。この二つの表情を見ることができたらプフの言動も大きく変わっていたでしょう。
 コムギを気遣い、場所の変更を提案する王。大切な人を傷つけた敵に怒りを向けることもありませんでしたね。
  最強対最強のバトルは凄かった。余戲としてコムギと繰り広げていた軍儀の戦いがここで活かされてくるとは!
軍儀をやっていなければ、百式観音のあらゆる方向から繰り出される攻撃を攻略できなかったかもしれませんね。
↓のネテロ会長のセリフは作中でも特に好きな名言です。シャバの肉がつかめる、俺でなきゃ見逃しちゃうね、もいいけどこのセリフには敵わない

いつからだ……?
敵の攻撃を待つ様になったのは、一体いつからだ
敗けた相手が頭を下げながら、差し出してくる両の手に
間を置かず、応えられる様になったのは?
そんなんじゃねェだろ!!オレが求めた武の極みは
敗色濃い難敵にこそ、全霊を以て臨む事!!
感謝するぜ、お前と出会えたこれまでの全てに!!!

かっこよすぎる…闘う者が常に求めているもの、己を奮い立たせる強者。
それは会長だけでなく、コムギもそうだったはずです。世界大会でも無敗の王者だった彼女は王に出会うまで自分の内に眠る真の実力を出せずにどこかくすぶっていたのではないでしょうか。それこそちはやふるの忍ちゃんのように。
しかし、王と出会えた。
自分が本気で戦える相手に。
王との軍儀は彼女にとってとても楽しかったはず。王は対戦者として、ネテロ・コムギを幸福にしたと思います。
 ただ軍儀における王とコムギの力関係とは逆に、戦いではネテロが死力を振り絞っても王に勝てなかった…。武闘家としての負けを認めたネテロは約束通り「メルエム」と王の名を告げ、その後自決し発動させた薔薇により王を道連れにします。武闘家として完敗した後、人間として人間の悪意(しんか)で倒すってのが展開としてすごいですよね。ふつう主人公が受け継ぐとこですよ!?
ゲンスルーの能力といい、ハンターハンターは爆弾にちゃんと致命傷を与える力があるのがいいところだと思います。旅団編もそうですが近代社会とファンタジーのバランスが好きです。
まあ最終的に虫が殺虫剤で死んでしまうと考えると哀愁が漂いますが…
{/netabare}

狼がもたらす救いの一言
{netabare}
爆発によって瀕死の重傷を受けたメルエムを癒す二人の姿は文字通り「献身的」でしたが今までの雰囲気と比べて異質でしたね、グルメ番組みたいで。蟻編における数少ない笑いどころだったのかな。
 爆発のショックで記憶に異常が出たメルエム。これを好機とプフは王が蟻の王としての道を歩めるようにいろいろな画策をします、が残虐性が戻りそうな寸前のところでウェルフィンが奇跡の一言を発します。
童話だとやたら嫌われ者で悪役なオオカミですが、ハンターハンターにおいては素晴らしい役割を果たしました。ハンターハンターの考察サイトで見た「ウェルフィン=well fin.善き終りをもたらす」という解釈には鳥肌が立ちました。
 この一言により王は記憶を取り戻し、反逆者であるウェルフィンに向かい
可能なら人として生きよと言い、事実を隠していたプフは自らを慮ってのこととして不問にします。揺らいでいた王はここで完全に人となるのです!
ピトーにコムギの治療を命じていた時にも感じましたが、彼を表現するには「人格者」という言葉がまさにふさわしい。
{/netabare}


世界で一番美しい瞬間
{netabare}

薔薇の毒により、自分の命が長くないと悟った王は
最期をコムギと過ごしたいと願います。
王を前にしてのパームの戸惑いはゴンのピトーに対するそれと似ていました。敵として殲滅すべき蟻、そのトップが人間側より人間らしいことを言っているのですから。蟻は残酷で危険、だから倒さねばならないという使命感が揺らいだことでしょう。むしろコムギを人質として利用しようとしていた自分たちの方が醜く思えても仕方ない、それくらい真っ直ぐな王の言動にパームは条件付きで膝を折ります。
 そうして二人は再会し、最期の時を過ごします。自分が犯されている毒は感染するものだと告げても、コムギはメルエムとともに居ることを望ん…ああヤバイ泣きそう
 コムギはこれまで軍儀の実力以外、自分に存在価値はないと思って生きてきた。親にそう言われて生きてきた。こんなに優しくされたの初めてだと言っていたし、最も人として扱ってくれた相手がメルエムだったのかも。
軍儀を通した交流で互いにとってなくてはならない大切な存在になっていたんですね、きっと。
死んだと思われた帥を孤立させる戦法「ココリコ」
奇跡の復活を遂げた王を彷彿とさせます。そうして、その傍らにはコムギが…
メルエム「全てを照らす光」という意味で女王が名づけたわけですが
王にとってのメルエムはコムギ、コムギにとってのメルエムは王だったんですね……
「このために生まれてきた……」二人にとって、それは世界で一番美しい瞬間だったでしょう。いつか私もそう思える瞬間に出会えるだろうか

ラストの「メルエム…」と敬称を付けずに呼ぶシーンは、負傷したコムギを抱える王の姿と対比的になっているんじゃないでしょうか。あの時の王はきっと 今のコムギのような、慈愛に満ちた表情をしていたのだと私は思います。

二人の最期を見終えた時には、私もパームと同じ表情になっていました…。
結果的に人間側は勝利を得ましたが、本当に幸いだったのは…{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

77.4 20 バトルで友情なアニメランキング20位
DOG DAYS ドッグデイズ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1237)
7555人が棚に入れました
隣国・ガレット獅子団領国からの侵略戦争を受けるビスコッティ共和国。ガレット獅子団領国の頭首・レオンミシェリ姫が続ける苛烈な侵攻に、敗北を重ねるビスコッティ騎士団。そんな国の現状に心を痛めたビスコッティ共和国の姫・ミルヒオーレは、意を決して「国を救う勇者」を異世界から召喚する事にする。ミルヒオーレ姫が勇者に選んだのは、地球は日本・紀乃川市に暮らす少年『シンク・イズミ』。中学1年生の春休みを控えた終業式の日、シンクはフロニャルドに召喚されてしまう。異世界フロニャルドで待ち受けるのは、ある変わったルールの元で行われる「戦」の日々。ガレット獅子団領国の領主・レオ姫やガウル王子をはじめとする好敵手達との戦いや、ミルヒオーレやビスコッティの人々との交流。サーカスアクションとアスレチック競技が大好きな少年シンクは、『勇者』として、ビスコッティとミルヒを救う事ができるだろうか?
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

贅沢な2期への伏線?(75点)

アニメオリジナル
全13話。

個人的満足点:75点
アニメ系統:冒険ファンタジー

本作は一言で言えば冒険ファンタジー。
舞台設定・世界観などは斬新だった。

第一印象はこうだ

{netabare}

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『俺は剣と魔法の冒険ファンタジーだと思っていたら、
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        剣と魔法のファンタジー運動会だった』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    SASUKEとかオリンピックとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

{/netabare}

国vs国で運動会やっちゃいました的内容。
剣や魔法でのバトルもするのではあるが、死人の出ない安心の内容。
後半に若干のシリアス展開を見せはするのだが
それもつかの間、やはりほのぼのした話で終わって行く。

個人的にはシリアス系が好みなのではあるが、これはこれで悪くない。
終始なごみムードで今一盛り上がりに欠けるものの何故か最後まで観てしまう。
さらには不覚にも最終話で少しぐっときた。

声優陣はかなり豪華。
よくもまあこれだけの声優集めたなって感じ。
ただ、これだけの豪華声優を揃えたのだが1クールではキャラが多すぎで正直、全員覚えられない。
キャラと声優の無駄遣いといった印象をうけた。

OPED曲はかなりお勧め。
OPに水樹さん「SCARLET KNIGHT」
EDに堀江さん「PRESENTER」
両曲とも個人的にはお気に入り。

キャラデザも可愛く描かれていて、萌え要素もてんこ盛り。
お気に入りのキャラに萌えるのもいいだろう。

しかし、これだけの物をもっていて、何故この程度の作品になってしまったのか?
どこをどうとっても勿体無い。

以下、視聴後に書いた内容
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このアニメにはもしかしたら何かあるのかもしれないとそう思わずにはいられない。
そう、それは2期があるんじゃないか?ということ。

あくまでも2期への序章という位置づけ。
何故かそう思わずにはいられない。

何なんだろうこの感覚は・・・・
決して「これ面白い」と、どっぷりはまる感じではないのに
もっと続きを見てみたい。
何故か今はそう思っている自分がいる。
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なんて書いていたら2期きたよw
1期で消化不良だった分、がんばって欲しいところ。


とまあ色々描いてきたが
何が言いたいかというと

最後の最後でリコに惚れましたw
また、リコに会えるんですね。


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以下、これまでの各話後の感想。
ネタバレ含みの場合があるかもなので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
ファンタジー物かと思ったら、SASUKEだったという印象。
今後化けるのか、それとも・・・
しばらく様子見といったところ。

2話視聴。
戦闘で死なないのが、いまいち緊張感にかける。
相手国とも敵というよりは、競技相手といった感じ。
なんか運動会といった感じ。
最後に今後どうなるんだといった引きを見せてくれたので
引き続き様子見したい。

3話視聴。
今回は説明回&お風呂回(笑)
物語の舞台がだんだん分かってきた。
少し面白くなってきた感じ。
切る寸前だったが持ち返した(笑)
引き続き視聴。

6話視聴。
ラストなんだ?
急展開きたか?
毎週惰性で見てたのだが
来週楽しみになってきたんだがw

7話視聴。
シンクと姫様のじゃれ合いは吹いた。
姫様まさに犬でした。
6話の引きに期待が高まっていたのだが
いたってのほほんとした展開だった。
まあ、まだわからんが。
来週にもちこし。

8話視聴。
レオ様かわいい。
今までとちょっと印象変わった。
ストーリーの方も盛り上がってまいりました。
ってもう後半に突入だからね。

9話視聴。
リコッタのサービスカットいただきましたw
これは歓喜する人が出そうw
ストーリーはいよいよほのぼのから
シリアスになってきた感じ。
いよいよボス登場か?
来週も楽しみ。

10話視聴。
姫サービスショットご馳走様でした。
意外な展開だった。
しかし、このままな気がしない。
何かあるんじゃないかと来週も期待。

11話視聴。
何かあるのか?
何も無いのか?
残りあと2話。
どういう結末になるのだろう?

12話視聴。
何か今週はよかった。
ここに来ていい話。
ある意味もったいない。
正直今までで1番短く感じた。
えっもう終わりって感じ。
いよいよ来週最終回。
さて、どうなるのか。
もしかしたら来週泣いちゃうかもしれない。。。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 41

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

はたして星の示す未来は避けられないのであろうか?

ちょっと終わり方は気に入らなかったけど、なかなかに面白かったです。


内容

僅かにシリアスのような感じになることがありましたが、基本的にはほのぼのに近い作品です。戦争と言っても向こうのセカイでは一種のスポーツであって、死んだりすることなんてまずない設定ですから。
ただ、レオ様視点で見ると少し変わりますかね。
ずっとレオ様はいろいろと抱えて堪えて決断してきたのです。
そこあたりを考えると、ほのぼのなんて言ってしまうのはちょっと悪い気がします・・・。




OP水樹さん・ED堀江さんと有名な2方による歌です。
この2人のファンも多そうで。
さゆはOPがそこそこ好きでした、かな。


作画

キャラデザは置いてい置いて。
作画は素晴らしかったと思います、さゆは。
なんといっても表情の動きがすごかったんです。
コマ送りにしてみるとほんとにうまくできているなと感じました。
後半はそういった場面が減るんですけどね・・・・・・。


キャラ

まあ、あれだけいるんですしいろいろといてよかったです。
ただベッキーがどうにも好きになれなかった・・・・・・。


声優

言うまでもなく。
有名どころがたくさん出てきています。
よくもまぁこれだけ引っ張った、と。
おかげで声でも楽しめる点が増えたかと。



結局さゆは好きなキャラも多かったですし、話も嫌いではなかったから楽しめました^^
ガメルの声はFTのナツにしか聞こえないゾ?
ただ、もしこれで2期を制作するとなると間違いなくベッキー出ますよね?
師匠はともかく、ベッキーは嫌いなんで2期には期待が薄いです。
話は盛り上がりそうなんだけど、ちょいベッキーとの絡みがうっとおしくてイライラしそう。


 


スタッフ
 企画・製作     : PROJECT DD
 原作・脚本     : 都築真紀
 監督         : 草川啓造
 キャラクターデザイン : 坂田 理
 サブデザイン     : 太田恵子
 武器デザイン     : 大塚あきら
 クリーチャーデザイン : 小田裕康
 プロップデザイン : 益田賢治
 グラフィックデザイン : 榎本めぐみ
 カラーデザイン : 篠原愛子
 美術監督・設定 : 片平真司
 撮影監督    : 北岡正
 編集       : 関一彦
 CGリードアニメーター : 石川真平
 音響監督     : 亀山俊樹
 音響効果     : 山谷尚人
 録音エンジニア : 小原吉男
 音楽      : 一色由比 井内舞子 夏目 晋
 サウンドプロデュース : I've sound
 オープニングテーマアーティスト : 水樹奈々「SCARLET KNIGHT」(キングレコード)
 エンディングテーマアーティスト : 堀江由衣「PRESENTER」(スターチャイルドレコード)
 アニメーション制作 : セブン・アークス

キャスト
 シンク・イズミ         : 宮野真守
 ミルヒオーレ・F・ビスコッティ : 堀江由衣  
 エクレール・マルティノッジ     : 竹達彩奈
 リコッタ・エルマール       : 水樹奈々
 ロラン・マルティノッジ      : 子安武人
 ブリオッシュ・ダルキアン     : 日笠陽子
 ユキカゼ・パネトーネ         : 阿澄佳奈
 レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ : 小清水亜美
 ガウル・ガレット・デ・ロワ     : 柿原徹也
 レベッカ・アンダーソン     : 高橋美佳子
 ゴドウィン将軍         : 若本規夫
 バナード将軍             : 小野大輔
 フランボワーズ・シャルレー     : 櫻井孝宏
 ノワール             : 花澤香菜
 ジョーヌ             : 永田依子
 ベール             : 寿美奈子
 ビオレ             : 丹下桜
 アメリタ・トランペ         : 瀬戸麻沙美
 ルージュ             : 寺本來可

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

登場人物に『なのはシリーズ』の面影残る…。

『DOG DAYS』はオリジナルアニメ、1クール(全13話)のファンタジー&アクションアニメです。


この『DOG DAYS』は何処の製作会社が手掛けているのか知らずに、とりあえず第1話を視聴してみました、が、このアニメ内の登場人物たちの顔を見て直ぐに何処か分かりました。
特に、ミルヒオーレ姫を見て「ああ、なのはstrikersのキャロにそっくりだなぁ…。」と思ってずっと見ていました。 皆さんはどうでしょうか?

しかし、そんなセブン・アークスさんの作画はなのはシリーズ時代から大好きです♪
今回の作品の作画(登場人物や魔方陣らしきもの)もなのはを思い出させてくれました。


このアニメで注目すべき点の一つは戦闘シーン。 なのはシリーズ同様、戦闘シーンにそれなりの迫力があります。戦闘中の人物の動きも早いですし、戦闘シーンに力をいれているのが分かります。

そして、このアニメの声優陣もとても豪華で、ここも注目すべき点です。 声優>アニメといっても過言じゃないかもしれません。

しかし、一番注目すべきはキャラが可愛らしいという事かもしれません。と言うかきっとそうです。
キャラの可愛らしさを求める人には必見のアニメだと思います。ネコ耳のねこキャラではなく、可愛いワンちゃんキャラというところがまた良いものですw(〃д〃)



内容については簡単に言えば、『筋肉番付(現:SASUKE?)』の要素を織り込み、そこにアクションバトルを入れて可愛らしくしたようなものです。
中盤からだんだん面白くなってきたので、このまま終盤で最高の展開を迎えてくれるような良作アニメになるのではないかと思ってました…が。


OPを歌うのはなのはシリーズでも全OPを担当していた水樹奈々さんです。
そして今回水樹奈々さんが歌った『SCARLET KNIGHT』はリズミカルで元気溢れるとても良い曲でした。毎週のOPでは勝手にテンションを上げて聞いていました♪ ヾ(≧▽≦)ノヒァッホーイ!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

78.7 21 バトルで友情なアニメランキング21位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1403)
7063人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アルペジオ2周目の感想 & 「艦これ」との比較

(※アルペジオ劇場版が公開された2015年当時の投稿内容です。)

①1月末から総集編映画が公開され、その後に完全新作の続編映画の年内公開が控えていること(10月3日封切り予定)
②本作と同様に旧日本海軍艦艇をモチーフとした話題の新作アニメ『艦これ』がTV放送中であること(加えて両作はコラボしていること)
③最近視聴した、本作と同じ監督(岸誠ニ氏)&シリーズ構成(上江洲誠氏)の組み合わせのTVアニメ『結城友奈は勇者である』(2014年秋)が、予想外の良作で、このコンビの作品に俄然興味を持ったこと

・・・以上3つの理由から、本作品について2013年秋のTV放送時以来、2周目となる全話視聴を行い、レビューを全面的に書き換え、併せて「艦これ」とのコア・コンセプトの違いを考察してみました。


◆各回の評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- (2013年9-12月) =========
{netabare}
第1話 航路を持つ者   ★ 航海の目的、イオナとの出逢い
第2話 嵐の中へ     ★ 対タカオ戦
第3話 要塞港、横須賀 ☆ 軍との対峙
第4話 横須賀急襲    ★ 対キリシマ・ハルナ戦
第5話 人ならざる者  ☆ メンタルモデルと人の接触
第6話 ともだち    ★ メンタルモデルと人の接触(続き)
第7話 硫黄島      ★ コメディが面白い回
第8話 人形の家    ★ 兵器が「愉しい」という感情を持つな
第9話 決死の脱出行  ★★ 対コンゴウ戦1、ED後に急展開
第10話 その身を捧ぐ  ★★ イオナ・タカオに生まれる恋情
第11話 姉妹      ★★★ 対姉妹艦(イ400・402)戦
第12話 航路を拓く力  ★ 対コンゴウ戦2、余韻を残すラスト{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


※上の★表記のように、本作は外れ回が少なく(全12話で☆は2回)かなり濃い楽しみ方が出来ました。
※特に終盤の第8話後半から第11話までの展開は見事だと思いました。
※最終回(第12話)は本作としてはイマイチの感がありましたが、それでも悪くない出来と考えます。
※まとめると、現時点では自分にまだ上手く表現し切れない特有の面白さがある作品と考えますが、以下のように考察を進めて、なるべく明瞭に本作の美点と欠点を抽出していきたいと思います。

◇各話内訳
{netabare}
バトル回=計5話(第2/4/9/11/12話)
メンタルモデルと人との交流回=計5話(第1/5/6/8/10話)
その他の回=計2話(第3/7話)
{/netabare}

◇登場するメンタルモデル
{netabare}
※全部で以下の9体

大戦艦コンゴウ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
大戦艦キリシマ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ハルナ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ヒョウガ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

重巡洋艦タカオ ※群像との間に感情発生
重巡洋艦マヤ ※感情プログラムは実装されていない

潜水艦イ400 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ401(イオナ) ※群像および他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ402 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

※その他にメンタルモデルを持たない艦艇が多数登場(ナガラ級軽巡洋艦、アイオワ級などアメリカ方面の霧の艦隊)
{/netabare}


◆内容考察

(1)本作の他にない美点
{netabare}
・フル3DCGIによる迫力の艦隊バトル描写
・バトル描写と並行して、メンタルモデル同士の謎空間での緊張した対話を描出している点(非常に斬新な印象を受けました)
{/netabare}

(2)明白な欠点
{netabare}
・メンタルモデル同士の対話の描写が秀逸なのに比較すると、人間とメンタルモデルの交流の描写が
 ①余り洗練されておらず、少し古臭い(蒔絵とハルナ・キリシマの交流)か、
 ②感動できるが、初見では分かり辛く、ハイライト(第10話)に後述するようにせいぜい半分程度の理解に留まってしまい、非常に惜しい(群像とイオナ・タカオの交流)こと
・シリーズ構成が甘いこと、特に
 ①第1話が分かり辛く、余り後の話に上手くつながっていない点
 ②軍との関係の描写がストーリー全体から見るとほとんど無駄になって浮いている点
 ③さらに最終第12話の盛り上がり方・まとめ方がイマイチで期待外れだった点
・ナノマテリアルが万能すぎて(それさえあれば、どんな物体でも自由に再生できてしまう)、設定の縛りの無さに時々白けてしまう点
・タカオ、マヤのギャグ設定までは良いとしても、ヒョウガのギャグ設定が作品に不必要に安っぽい印象を与えてしまっている点(ギャグが滑っていてこれもかなり白ける)
{/netabare}

(3)現時点で評価保留の点
{netabare}
・《論理思考ルーチン》に過ぎないメンタルモデルに、《論理》を超越した《感情》や《意思》が生まれてしまう、という《心身問題》を本作はどのくらいの深度で描いているのか、その深さや意味合いが自分の現時点の知識では掴めない点

※興味はあるけれども現時点では私には確り調べる意欲が欠けています→詳しい方がいたら簡潔に教えて欲しいところです(以下は参考サイト)

¶心身問題(mind-body problem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%BA%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C

¶心の哲学(philosophy of mind)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
{/netabare}


◆本作のハイライト

※現時点では以下の2点と考えています(ただし今後、第12話も追加する可能性が高い)。

◇第10話『その身を捧ぐ』
{netabare}
10分過ぎ、艦内気温が低下し群像の呼吸が乱れているいることに気付いたイオナが、「私は擬似的に代謝機能を再現して体表温度を上げることは可能」といって自分の両掌(てのひら)を見つめて、その後、少し戸惑った表情で群像に視線を移し「だけど・・・」とつぶやくシーン
群像が、あれっと少し驚いた表情を浮かべて、それからフッと笑って「そうだな。エネルギーは節約すべきだ。救命キットからブランケットを持ってきてくれないか」

*つまり、イオナは自分が群像と抱き合えば、艦内気温を上げなくても群像の体を温めることが出来ることに気付くが、同時にそうすることを躊躇(ためら)う感情が彼女に生まれており、群像もそれに気付いて「ブランケットを・・・」と婉曲に彼女の行動を脇に逸らしている。
*イオナのこの躊躇(ためら)いは、メンタルモデルらしからぬ乙女の羞恥心ないし淡い恋情の発生と解釈できる。
*そして、これが、16分過ぎに来る「嫌(いや)。私は、私は一人になりたくない」というイオナの発言と行動につながっていく。

→しかし第1回目の視聴時は、私はそこまで気付かず、この後に来るタカオの群像への切ない恋情だけを認識できていた。

*タカオ「全く、本当にあんたってば。これじゃ・・・私の入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない」は、イオナの恋情のもたらした行動に気付いた彼女が意を決してつぶやいた言葉。
*「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来、霧には有り得ない行動。まさかイオナ姉様がそんな選択をするとはね。そしてあんたも」(ヒュウガ)「それが艦長の、千早群像の望みならば」(タカオ)

→つまり、イオナに発生した群像への恋情(※但しイオナ自身はそれが恋情であるとは気付いていない)が彼女を自己犠牲へと向かわせ、そしてその行動がさらに、タカオの恋情を募らせて、その第二の自己犠牲をもたらした、と解釈できる。

*タカオの恋情はともかく、イオナの恋情は視聴1回だけでは分かり辛いと思うので、この回の評価を★★としました。
{/netabare}

◇第11話『姉妹』
{netabare}
20分近くで、イオナが姉妹艦を喪失してしまうシーン
*メンタルモデル同士の心理的なやり取りの描写が秀逸。
*ここの演出は第10話よりもずっと分かり易く優れていると思うので、この回の評価を★★★としました。
{/netabare}

※なお、第12話『航路を拓く力』は、現時点では残念ながら、第10話・11話に比べると内容が幾分雑で感動が少ないように感じてしまいました。
→本作の私の全体評価を、もう一つとした原因のひとつ。
→ただし、この回については、前記した◇(3)現時点で評価保留の点、に直接関係する箇所なので、時間を置いて再々視聴し、考えを整理したいと思っています(その際には評価が変わる可能性が高いです)。


◆『艦これ』とのコア・コンセプトの違い

・アルペジオの艦は、{netabare}
 ①旧日本海軍艦艇の艦容そのままの外形を保ちつつ、
 ②別に、メンタルモデルという人型の制御ユニットを持っている。{/netabare}
・このメンタルモデルは、{netabare}
 (1)「人間のような感情を持つことなど、兵器である自分には不要かつ異常である」と自己定義していたはずなのに、
 (2)人間ないし人間に感化された他のメンタルモデルとの接触によって次第に、「後悔」「恋慕」「憤怒」「愛惜」といった人間的な「感情」{/netabare}に目覚めていってしまう。
(※ここが本作の最大の注目点)

・これに対して、艦これの艦娘(かんむす)達は、
{netabare}その身にまとう艤装(ぎそう、船の装着物のこと)を別とすれば、最初から生身の人間と変わらない極めて豊かな喜怒哀楽の感情に溢れた存在{/netabare}として描かれている。
・ただし、艦娘たちは、
{netabare}あくまで「先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化」であり、自身が軍艦であることを自明とする発言や行動をとっていて、なおかつ、先の大戦での個別エピソードに由来する悲劇的な運命を背負わされていること、{/netabare}がストーリーの端々(はしばし)から予感される描き方をされている。
(※ここがアルペジオとの最大の違い→アルペジオの艦は、{netabare}ただ単に日本海軍艦艇の外形を模倣しているのみであり、それとの内面的ないし運命的な繋がりは切断されている{/netabare})

・以上まとめると、『アルペジオ』も『艦これ』も、{netabare}
 ①先の大戦当時の日本海軍艦艇をモチーフとして、
 ②人間側ではなく、擬人化した艦側の《悲劇》を描き出す作品{/netabare}
と要約できると思いますが、
その描き出される{netabare}《悲劇》{/netabare}が
 ①『アルペジオ』の場合は、{netabare}艦(メンタルモデル)が人間的な感情に不可逆的に目覚めていく点{/netabare}にあるのに対して、
 ②『艦これ』の場合は、{netabare}艦(艦娘)が先の大戦でのエピソードを運命的に踏襲してしまう予感に満ちている点にある、{/netabare}
と考えます。

・このどちらに、より心惹かれるか(あるいは惹かれないか)、は個人の好みによると思いますが、私個人は現時点では、後者(艦これ)の側に、より強く心を惹かれています。

・いずれにせよ、1月末公開のアルペジオ劇場版総集編およびその後10月初めに公開予定の完全新作続編が楽しみです。


◆追記:続編映画の評価

(1)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-DC   ★  4.0
(2)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza ★★ 4.5

※(1)は、約2/3がTV版の総集編、残り1/3(正味30分強)が新規の展開
※(2)は、フル新作で、TV版のコンセプトを引き継ぎつつ、この手の作品に求められる要件を十分に満たしてストーリーを完結させている。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 73

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク! マニアおすすめ!!

原作 漫画(2013年12月現在 既刊8巻) 未読

全12話

ジャンル:SF海洋アクションファンタジー


突如、世界各所に現れた、超兵器を搭載する“霧の艦隊”(正体不明の艦船群)と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失う
“霧の艦隊”と戦えるのは、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗る士官候補生の千早群像のみ。。。

霧の艦は、それぞれ自分の意思を持つ女性の姿(メンタルモデム)をしていて、
イコール艦艇のパーソナリティと言う設定。


“霧の艦隊”は、外観が第二次世界大戦時の艦艇を模しているので、海洋マニアにはたまりません。
だけど、中身は未来型なので現代の通常兵器では全く歯が立たない
そこで主人公が潜水艦のイオナ【イ401】の 艦長として霧と戦うんだけど、単艦で航行していく所が
自分の好きな漫画「沈黙の艦隊」によく似てるな~っと。

でも、あまりマニアックな専門用語が出てこないので、自分にはちょっと物足りなさを感じました。
もっと専門用語出てくれば、マニア心をくすぐられて、もっと良かったのにな~^^
でも、普通の人には、こっちの方がいいんだろうけどね。。。

話が進んでいくと、いろいろと突っ込み入れたくなる設定あったけど、海洋マニアな自分には、十分惹きつめられる魅力がありました。

それに、妙に納得できたのが
霧のメンタルモデルが皆 女性型なのは、「大抵の人類の言語で、艦船を指す場合に女性形で語られるから」って言う説明があったのでw
上手い事言うな~っと^^


キャラでは、ツンデレ タカオが好きかな ^^
一番 愛深き女性に感じました

それと「シャキーン」が可愛い 金髪ツインテール ハルナ

あと、コンゴウ役がユカナさんなんだけど、
「IS」のセシリアや「げんしけん」の大野さんの声のイメージが強いんですが、
コンゴウ役では、今までと全然ちがうキャラ声だったので、ちょっとビックリでした。^^;


映像綺麗だし、CGもそんなに違和感なかったです

OP&ED曲も良かった
特にOP曲、カッコいいですね!

原作がまだ続いていようなので、2期が見たいです!

海洋マニアや、「艦これ」が好きな人にはオススメです!


OP:「SAVIOR OF SONG」(第2話 - 第8話、第11話)
歌 - ナノ feat.MY FIRST STORY

ED:「ブルー・フィールド」(第2話 - 第4話、第6話 - 第8話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Innocent Blue」(第5話、第9話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Our Story」(第12話)
   歌・作詞 - ナノ


PS:面白かったので、原作漫画 購入しようか検討中です ^^;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 88

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

うれしい~♪♪♪蒼き鋼のアルペジオ、映画化なのです♡♡♡♡♡

今日、お昼休みに何気なくネットを見てたら・・・・
蒼き鋼のアルペジオ、映画化決定のうれしいニュースが!
ヽ(≧▽≦)ノ ワーイ ウレシイナ♡

発表は6月29日とのことで、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれたイベントで発表されたとのことです(イキタカッタナ~)。

映画は2015年に2回上映で、最初がアルス・ノヴァの総集編、2本目が新作とのことでした。でも、こちらは都会じゃないし、近所の映画館ではあまりアニメは上映されませんので、そのときは遠征するしかないですよね。p(*^-^*)q

第1回目の総集編ではオリジナルストーリーも少し入るようですので、とても楽しみです。早く来年、来ないかな~


【2013/12/30】
最初見たときは淡々としていて、後半こんなに盛り上がるとは思いませんでした。

ハルナとキリシマあたりから面白くなって、10話ではタカオが~~~で、涙、涙でした。最終回、コンゴウを説得するイオナ、荒れるコンゴウの場面ではゆかなの演技が圧倒していました。
作品的にもクオリティが高く、2期もぜひ作ってほしいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 76

86.9 22 バトルで友情なアニメランキング22位
HUNTER×HUNTER -ハンターハンター(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1236)
7594人が棚に入れました
主人公のゴンは幼少期、森の中で凶暴なキツネグマに襲われそうになったところをカイトというハンターに助けてもらう。そして、カイトは父親・ジンの弟子であるハンターで、ゴンは父親の人間的な魅力・偉大さ、ハンターの素晴らしさを聞かされ、ハンターという職業について憧れを持つようになる。
ハンター試験をを受験することになったゴンは、クラピカ・レオリオ・キルアら仲間達と共に様々な難題を乗り越えて見事ハンター試験に合格するのだった。ゴンは悲願である父親との再会を果たすことができるのか、また行く手に待ち受けるものは何なのか…!?ゴンのハンターとしての試練まだ始まったばかりだった。

声優・キャラクター
竹内順子、甲斐田ゆき、郷田ほづみ、三橋加奈子、高橋広樹、木村亜希子、上別府仁資、日比野朱里、高乃麗、並木のり子、TARAKO、永野善一

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

富樫仕事しろ、富樫の世界、富樫の才能についてⅡ

流れはレベルEのレビューから、ちょっと思いついたんで続きを。

■お料理で比喩

1、普通の天才作家
新しい素材から新しい料理レシピを作ってしまう人達。食材は、本人の好み
基本的には一部しか食べれない高級料理か、一部が熱狂するゲテモノになる
不味ければ食うな、作りたいように作る系

2、超秀才系の(作家が書く)作品
その時代の客の好みを分析し、今まで存在した料理レシピ、素材を組み合わせ
美味しい料理、完成度の高い料理を作り上げる。ファミレス~高級料理まで様々。
料理のランクに関わらず「美味しさ」「完成度」「グルメの満足度」が全て。

3、媚びてる系作品
CMしまくって、主に舌の肥えてない人間程に美味しく食べれる物をを売る。
カップラーメン系。商業的、売れれば良いし、カップラーメンの研究も捨てた
ものではない。世の中にはカップラーメンこそ美味しいと思っている人が多い。
(オタ以外には単純な話、単純な美少女、感動、エロの方が売れるって意味)
が、舌が肥えているグルメではやはり美味しくはいただけない。

4、富樫の異常な才能
カップラーメン系~ファミレスクラスの素材を使い、
この世のどこにも存在しなかった「あれ美味ぇwwこんなの食べた事ねぇww」
なゲテモノかつ、一般受けし、グルメすらも満足させる新料理を作る。

■富樫の扱い方について

独創性、異常な発想力、やりたい事やったら天才的だったって面と、一般的な
読者、時代、どういうものが好まれるかよく見える秀才さが同居してしまった。
上に書いたように「誰でも食べれる素材を使って、一般人~グルメの両方を満足
させる新料理を作る」って行為が、いかに無謀か。

普通は「一般人」か「オタ」のどちらかを切らないといけない、どちらかの
属性を持っていて普通。「天才」か「秀才」かも普通はどちらかの属性になるし、
その片方があるだけでも十分に評価される、十分異常で、それは仕方が無い事

のはずなのに、一般人かつ、オタかつ、天才かつ秀才、それが富樫。


パクって来た資料だけど

「週刊誌のマンガ家のほとんどは、その週その週で物語を考えているものですが、
 富樫先生は連載開始の時点で、だいたいのプロットを作っているんです。
 それに、アシスタントを使うと、自分は中途半端な仕事しかしていないように思う
 らしく、なるべく全部自分でやろうとするタイプ。だからこそ、連載中は肉体的
 にも精神的にも苦しみやすいようです」(マンガ関係者)

まとめますと、
「最初から最終地点、展開を決めている」「全部自分でやろうとする」
出来る人間、ド有能な人間の典型的な傾向。あとは、

検索 冨樫仕事しろとは (トガシシゴトシロとは)

と異常な程に凝る癖に、大衆性を維持しようってのが無謀、膨大な時間の浪費。


しかも富樫さん好奇心旺盛、遊び心満載で、多分これを読んでる人や俺みたいに
アニメも漫画他も色々な遊びが大好きなダメ大人だから、そーゆーのも沢山やりたい
金も大量にある。無いのは時間だけ。なのに書いてくれてる。俺なら絶対書かないね
このレビューみたいに気の抜けた話なら書くだろうけど。

そんなド天才を上手く扱うには、上から押しても絶対に駄目なので、
ジャンプ編集の対応は適切だと思いますね。マイペースにやりたいようにやらせる。
凡人と同列に扱っちゃダメ、天才の中でも一握りの天才だもの。

やりたいようにやらせる、やりたい事をやらせるのが一番、仕事が遅延しようと
凡人作家が100年必死にやっても絶対に作れない、素晴らしい作品を作ってしまう。
集中力、発想力、ストイックさ、こだわり方が凡人のそれではない。

銀英の田中さんも同類ですけど、ド天才はそーゆー生き物なんですよ。
それを凡人のものさしで「プロが~」とか「読者が~」とか「怠けてる~」とか
「仕事しろ~」とか言う人間は天才を知らない人生を送って来たんだと思う。


■結論
冨樫仕事しろ、し続けろ
お前は才能があり過ぎるから、もう才能を生かすしかない、犠牲になれ
お前の状況とか知った事じゃない、灰になるまで働け、代わりに遊んでやる

検索 幽遊白書 総集編 ~あぁん?冨樫、最近だらしねぇな~(完全版)

懐かしーなー。このH×Hもだけど、富樫がそれを書いた時「何をして遊んでいたか、
何にハマっていたか」がよく分かる。人生楽しまなきゃダメだね、・・富樫以外は。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

ウィラード さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

旧ハンターハンターには魅力がある

演出や描写がとにかく凝っています
特に幻影旅団やイルミの怖さとかが上手いです

軍艦島での話なんかはアニオリなのにしっかりとしていて
ハンターハンターのキャラ達が束の間の団結をしていて面白いです
そしてその後に試験での殺し合い そのバランスが堪らなかったですかね

幻影旅団編は旧ハンターハンターの魅力がかなり描画されています
緊迫感が伝わってくるので、アニメの世界にどっぷりはまってました

旧ハンターハンターで見れるエピソードは旧ハンターハンターで見ておいて
見れないエピソードは新ハンターハンターで視聴推奨かなと思います

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

熱視線 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

op「おはよう」は名曲

ハンターハンター、実は原作もアニメの方も大人になってから見たんです。
一応昔から知ってたんですけど、絵や雰囲気からして熱い友情や感動を押し付けてくる有りがちな少年漫画作品だと勝手に思って避けてました。
でも、実際に読んで(見て)みると面白かったです。

少年漫画らしさも有りながら、難しいテーマや容赦無い予想外の展開をブチ込んで来る。
大人こそハマる作品じゃないかと思います。

このアニメは大体原作通りだけど、原作にはないアニメオリジナルの展開もあり。オリジナルの展開も作品の雰囲気を壊さず、上手く馴染んでいたと思います。
古い作画も味があって良いです。

あと、ヒソカとイルミの声がピッタリすぎる。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

83.1 23 バトルで友情なアニメランキング23位
NARUTO ナルト(TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1084)
6445人が棚に入れました
忍者を目指しアカデミーに通う主人公うずまきナルトは、忍者アカデミーの超問題児で毎日イタズラ三昧。
落ちこぼれで、3回卒業試験に落第していたが、自分の身を呈して守ってくれた教師うみのイルカの行動をきっかけとして目覚め、何とか下忍になる。下忍になったナルトは、うちはサスケ、春野サクラと共に、上忍はたけカカシの班に配属される。
カカシから鈴を奪い取るサバイバル演習では自分たちの未熟さを思い知るが、“仲間の大切さ”に気付き、これまで合格者を出したことのないカカシから正式に下忍として認められ、以後一人前の忍者となるべく様々な任務をこなして成長していく。

声優・キャラクター
竹内順子、杉山紀彰、中村千絵、井上和彦、関俊彦、森久保祥太郎、柚木涼香、水樹奈々、柴田秀勝
ネタバレ

ロボ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

『悪者見参』うちはサスケ 【R-15指定】

まず初めに
このレビューは正義や悪
加害者や被害者についての
レビューなので、未成年者や
嫌な思いをするかもしれない方は
読まないで下さい。

こちらを聴きながら
読んでいただけると嬉しいです♪
テーマ曲
http://www.youtube.com/watch?v=lZAU_xj-U28&feature=youtube_gdata_player
テーマ曲2
http://www.youtube.com/watch?v=H1z86xGB6WA&feature=youtube_gdata_player

疾風伝で、たまに過去のサスケが
出てくると思わず泣けてしまう(;_;)

あにこれレビューを読んで
考えさせられてしまうのが
争いあってる者どうし
どちらも正義でどちらも悪?
ただ多数派が勝つから
多数派が正義で少数派が悪?
「絶対的な悪者は生まれない。
絶対的な悪者は作られるのだ」
by『悪者見参』
僕はルルーシュが好きだし
夜神月、キラ推進派だし
サスケが好き…悪?ですか^^

法治国家なのに
法で守られるのは加害者だけ…
法で裁きを受ける?
自分の概念を守りたい弁護士が
加害者ではなく自分の為に
被害者家族を更に傷つける…
救われない…
二人以上殺さなければ
死刑にならないのなら
殺人者の命は被害者の倍重い?
許せないし、許したくない…
個人的には
罪をもっと重くしてほしい…
被害者家族を救ってほしいのと
被害者を加害者を
増やさないでほしい…
犠牲者は被害者と被害者家族…

被害者家族と少年法に
一石を投じた東野圭吾の小説
『さまよう刃』。
加害者家族について書かれた
『手紙』は感動作(T-T)
全ての作品で一番泣けました!
一番好きなのは『秘密』(^^)
面白いのは『殺人の門』『変身』
話しの面白さをなくして
心理描写だけで見せつける作品☆
小説苦手な方も読めるかも^^
~~~~~~~~~~~~~~~
以前、ダウンタウンの松っちゃんが言った発言が面白く印象的で
『明日から犯罪したら撃ちます
ってしたらえ~のに…』
万引きする人にばきゅ~んて^^
(驚いて手を引っ込める素振り付き)
あれは半分冗談で半分本気の話し
~~~~~~~~~~~~~~~
ロボのおまけ曲
メッセージソング編
必ず聴いて、忘れてはいけない曲

http://www.youtube.com/watch?v=q_rY6y24NAU&feature=youtube_gdata_player

気分直しに、真逆の素敵な原曲を♪

http://www.youtube.com/watch?v=TeSoBpjPeRI&feature=youtube_gdata_player

最初から反れてしまいましたが…
イタチの真実からのサスケ
{netabare}木の葉への復讐…
やはりサスケの気持ちが
分かってしまうんです(><)
木の葉への復讐=悪と思われる方
ほとんどがそうかもしれませんが
ちょっとだけ待って下さい!
自分に置き換えて一番大切な人で
考えてみると
復讐を選ばなくても
理解はできてしまうかも(><)
個人的には主人公が
NARUTOではなくJIRAIYAから
SASUKEみたいな感じですが
今後サスケが木の葉を滅ぼして
Bad Endになったとしても
イタチの真実を観たからには
一番好きな作品です^^
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これはNARUTOの罪?

<2018/9/16初投稿>
原作もアニメも途中で挫折しました。
めちゃくちゃ面白かったですよ。
でも長過ぎて
どこまで読んだっけ(´・_・`)?
どこまで観たっけ(´・_・`)?

と、どこから再スタートしてよいかわからなくなり挫折です。

朧な記憶を辿るとたぶん{netabare} 「イタチが死んだとこ?」{/netabare} ぐらいまで観た(読んだ)ような。
雑な記憶です。

なのであらすじなどはWikiとかをご覧ください。

それにしてもスペシャルな作品ですよね。
その人気は凄まじいの一言。

海外人気も忍者ものというプラスαがある分、その熱はONE PIECEを上回ってるような気がします。

カロリーナ・ステチェンスカさん(ポーランド)という外国人初の女流プロ棋士がいます。
(その名前からカロリーメイトのCMにアニメで出たりしてるのでご存知の方もいるかも)
彼女はナルトで将棋というゲームを知ったそうです。
カカシ先生が縁側で将棋を指すシーンを見て興味を持ったのだとか。
つまり東欧ポーランドでも大人気

この作品を始めて読んだのはジャンプ掲載の第1話。
その絵柄のセンスの良さに眼を見張ったことを今でも覚えています。
とにかくデザインがカッコ良く、強烈な個性がありました。

同じようなインパクトを私が受けた作品はこの「ナルト」の岸本斉史先生の他、

「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」の鳥山明先生
「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生
そして「ソウルイーター」大久保篤先生
があります。

どの作品にも私のようなど素人にまで一目で違いを感じさせる「力」がありました。

惜しむらくはどの作品もジャンプの悪習である「人気作はいつまでも引き伸ばし」にあってしまったことでしょう(ソウルイーターは会社違うから違いますね 笑)。

で。
ようやくアニメの話です。

アニメもほぼ原作読んだとこまでくらい観たと思います。
基本原作に忠実によくできてます。
ナルトの声は初めて聞いた時全く違和感ありませんでした。
もう今では竹内さん以外考えられないんじゃないでしょうか。
口癖の「だってばよ」
決めセリフの「まっすぐ自分の言葉は曲げねえ!」
これらのセリフをたまに他作品などで見かけますがその度に脳内で竹内順子さんの声が自動再生されます。
最新作「ボルト」での大人ナルトも竹内さんが演じてて、その違和感の無さにびっくりしたのは最近の話。

他のキャラクターも一人一人個性的でアニメでもよく表現されてます。

そんなナルトですが一つ罪があると思うんですよ。

それは「走り方」
両腕を後ろに伸ばしたままテケテケ走るいわゆる「ナルト走り」

ナルト以降、バトルもののアニメではこのナルト走りが標準になりました。
リアル志向なもの、ハードボイルドなものとか以外のファンタジー要素が入ってるような作品はみーんな「ナルト走り」。
なにこれ?
なんで走るのに両手振らないの?
ウサイン・ボルトが見たら怒るよ。

ナルトはいいんですよ。
それまで前例が少なかった(※1)し、忍者(※2)だし、何より作品の雰囲気に合ってる。

(※1)思い起こすとサザエファミリーも走る時両腕横に広げてますね。ナルト走りの元祖かな。
(※2)忍者ものアニメは古来よりあんま腕振ってなかったような気がします。あと忍者は特殊だしね。

ぱっと見かっこいいからってなんとかのひとつ覚えみたいになんでもかんでも「ナルト走り」はどうなの?と思ってしまいます。
やっぱ作画が楽なんでしょうかねぇ。

できれば普通に走って欲しいし。
そうでなければそろそろ新しい走りを導入しても良いのでは?
例えば十傑集の走り方とか斬新すぎて寧ろ可愛いですよ。

ナルトがここまで人気を博さなければもしかしたらここまで「ナルト走り」は普及しなかったかもしれません。
これはナルトの罪なんだろうか?

という難癖でした 笑

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

はんぺん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

少年編の方が好きでした

少年編は全部見てる事に気づいたので感想を(笑)

OPとEDは毎回かっこいいです。作画もいい。でも本編の作画は…ってところがぴえろクオリティです…。

漫画にも基本的に忠実です。が、オリジナル部分はやっぱり多少退屈に感じます。

あと原作者も尊敬してるアニメーターさんや、有名なアニメーターさんが何人かいらっしゃって、その方がメインで作画してる回は作画がホント凄いです。別のアニメみたいになってます。良い意味で。

サスケとナルトが最後に戦うとこだったかは確か有名な回です…よね?多分(笑)

疾風伝の方にもたびたび神回(特に重要なシーンとか)が出てきます。その回は本当にクオリティ高いです。
でも疾風伝は今はあんまり見てないので、こちらにまとめて書かせて頂きます。すいません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

70.0 24 バトルで友情なアニメランキング24位
デッドマン・ワンダーランド(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1037)
5761人が棚に入れました
東京大震災から10年、疎開先の中学に通う五十嵐丸太もクラスメイト達と平凡な生活を送っていた。だがある日学校に「赤い男」が現われ、丸太の運命は一転することになる。無実の罪で死刑宣告された丸太は、完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」に送致されることに…。

声優・キャラクター
朴璐美、花澤香菜、加藤将之、梶裕貴、野水伊織、本田貴子、諏訪部順一
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

グロ注意報発令!!!

原作未読。
全12話。

視聴する前にこれだけは注意していただきたい。
かなりグロいのでグロ苦手の方は観ないほうがいいだろう。
話も鬱系なので鬱苦手の方もスルーした方がよいと思う。

1話から衝撃の展開で始まった本作。
私個人としてはいきなり引き込まれた。

だが、話がすすむにつれて、ストーリーが
かなり強引になったり、急にバトル物へシフトしたりと
一部破綻してきた感じ。

大筋ではぶれていないのかと思うが、
まとまりに欠けていたそんな印象だった。
最後も2期フラグを立てて終了とかなりの不完全燃焼だった。
全体的にもったいない出来だったかなと思う。

キャラは個性的なキャラが結構いてよかった。
特に千地(クロウ)はいい味が出ていて
かっこよくて個人的に好きだ。

鬱グロ大丈夫な方ならそれなりに楽しめる作品かとは思う。
私はグロはあまり好きでは無いが何とか見切れた。
2期がもしあるのなら観るだろう。

最後に一言いわせてもらうなら

ハミングバード結構可愛いと思うw
ロングもショートいいよw


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以下、これまでの各話の感想。
ネタバレがかなりあるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
開始3分グロ注意。
心臓の弱い方にはあまりお勧めできない。
10分でぶっとんだ展開に度肝抜かれた。
かなり重い話だが、鬱展開好きにはたまらない。
1話でもっていかれた。
次週が楽しみ。

2話視聴。
展開にむかつきすらおぼえた。
なんという鬱展開。
主人公がいきなり死にそう。
まあ、死なないんだろうけど。
3話どうなるのか、楽しみ。

3話視聴。
少しずつ設定が見えてきた。
いよいよ本題へ入っていくのか。
次週も期待。

4話視聴。
デッドマンが何か少し分かってきた。
力の使い方が見えてきた。
クロウかっこいい。
そして、相当の奥手。わろた。
今後の展開はバトル物なのか?

5話視聴。
力使いすぎると貧血とか
その辺はリアルなんですね。
今回はかなりグロかった。
グロ苦手の方は注意。
シロもやはり何かありそう。

6話視聴。
ハミングバードなかなかの鬼畜ぷり。
この展開は絶対くるなと思っていたら
案の定だった。
シロの正体も今後明らかになっていくのかな。

エンディングにずっと違和感があったのだが
やっと分かった。
なるほど、そういうことか。
そうするとあの子供もなのか。

7話視聴。
水名月ビッチかと思ったが、
意外にかわいいところもあるようだ。
千地はなんだかギャグキャラと化してるしw
キャラが立ってきてなかなか面白い。

新たな展開。
ワンダーランドに対抗しようとする組織?と
なぞの坊主出現。
坊主強そうだが、どうするんだろうか?
来週に期待。

8話視聴。
いよいよ動き出した。
さてさてこの計画は成功するのだろうか?
なかなか一筋縄ではいきそうにないが。
緊張してきた。
来週も楽しみ。

9話視聴。
今回もグロかった。
ピンチを間一髪、シロに救われた。
さて、どうなるんだろう。

ひとつ疑問があるんだが
この計画うまくいったとして
首輪どうやってはずすんだろうか?

10話視聴。
ガンタばかすぎるだろ。
チップが爆弾って気づけよw
しかしクロウカッコイイ。
時々出てきて美味しいところを
かっさらっていくな。
しかし、作中で日数は進んでないのかな?
3日アメ食わないと死ぬんじゃないのかね。

ん~設定とか面白いんだけど
色々なところで破綻してきた気がする。

11話視聴。
先週書いた疑問に、なぜかアメ沢山もってたw
なんだそれw
色々省きすぎなのかな?
原作を読むと分かるのかもとか思いながらも
原作読もうという気になれない。
今週やっとガンタが進化した感じなのだが
来週で終わりの予定。
色々中途半端で終わりそうな予感。

12話視聴。
結局中途半端で終わったw
なんという2期フラグ。
あまりにも中途半端で終わった気がしない。
2期もあるのなら観るとは思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

衝撃のラスト!

何が衝撃かってそりゃ
あんなに伏線投げっぱなしで
きれいに終わらせる気0の最終回
最終回ですよって教えてもらわないと
誰も最終回だと気がつかないレベル

今期は3月の震災の影響もあり
全話を放映することができず
一部DVD/BDのみ収録になっている作品もあるようです
これもそういう状態なのだろうか?とか
原作はまだまだ続いているようですし
最初から2期前提で作られるいわゆる分割二期なのか?
なんて考えて調べてみましたが手掛かりは見つからず

さて、本編の内容ですが
第一話から画面が真っ暗です
そのまま放映できない血みどろの惨劇を
TV放映できるレベルまで落とすために
明度が犠牲になっているのでしょうが
そんなことをしなければならないようなら
もっと工夫を凝らすべきなんじゃないでしょうか?

恐怖という感情は突き詰めると
何があるかわからない
どうなるかわからない
という未知であることに起因するものです

あえて直接的な描写を最小限に抑えることで
視聴者の想像力を刺激して恐怖を増幅するというのは
それが映画にしろアニメにしろ
映像表現の技法として基本中の基本だと思うのですが
そこを無理やり真っ向勝負しに行って結局自主規制では
何がしたいのかさっぱりわかりません
おもいっきり力の入れ方を間違っていることに
スタッフは誰も気がつかなかったのでしょうか?
中盤からは明度を落とさず「血」を描写できるように
でもあれは「血」であって「血」ではないんですよねー

ストーリーの方は
うじうじした主人公や
空気の読めないヒロインに
イライラさせられたところもありましたが
全体的には楽しく見れました

デッドマンにしろアンダーテイカーにしろ
ずいぶん性格の歪んだ方々ばかりですが
そのひねくれた連中の方が主人公格の二人より
ずっとずっと魅力的に見えました
「クロウ」や「オウル」、超坊主にロリっ娘
どのキャラも一癖もふた癖もありますが
ひたすら受け身の主人公よりも
ずっとキャラが立っていましたね

中でも個人的なお気に入りは「ハミングバード」
あの激しい落差がいいですよね
罰ゲームがどうなるのかドキドキしながら見てました
中版以降は羊君ともどもさっぱり出てきませんでしたが
最後にちょっと出てきて嬉しかったり

割と楽しく視聴していただけに
物語の中核に位置するであろう部分が
投げっぱなしのまま終わってしまったのは
とても残念でなりません
2期が決まっているとかならいいんですが
2期をやるのは商業的に割と厳しいレベルな気がします
続きが気になる方は原作をどうぞ!
というのはやめて欲しいですね・・・

おまけ(ネタバレあり)
途中から飴のことすっかり忘れてました
ラスト直前にひょっこり出てきて
そういえばそんなものあったなぁ・・・と
あれ?飴がないと死んじゃうんだったら
首輪外さないと脱獄しても意味ないんじゃないの?
そうなると武力による強行突破で脱獄って計画自体
思いっきり破綻してませんか?
毎日飴で生きながらえてる人達が
そんな大切なこと忘れるわけもないし・・・
最後に脱獄成功したらしき人が写ってた気がするけど
あの人たち手持ちの飴が切れたらどうなるんでしょう?
尺の問題でアニメで語られてないだけで
原作では解決してるとかなんでしょうか?
誰か知ってる人がいたら教えてください(@@;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

あちょり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

明るい闇などなく、ただの暗闇

原作は読まずに観ました。

私はエウレカが大好きで、片岡・近藤さんの新作ということで待ちに待ち望み一気観(いつもですが)しましたが、

初盤は設定が斬新で色々な謎がどんどん解き明かされていき、テンポが良かったのですが、

中盤~終盤にかけて戦闘ばかりになっていき、淡々と進んでいったのが少し残念であり、
話が中途半端に終わり、ラストはもう少し続きが気になるような終わり方にしてほしかった。

また、非日常的なアニメであるので、のめり込むような作品ではなく一歩引いて観るような作品になります。


そして予想以上にグロ・残虐描写がエグイ。
眼球を抉り取る所など思わず目を背けてしまう部分も多く、グロ耐性がない方にはあまりオススメしません。

最後まで悲観的なことしか言ってませんが、最終的に主人公は

レントンみたく、バカで、もの凄い熱い男だよー!ww

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

74.6 25 バトルで友情なアニメランキング25位
ハイスクール・フリート (はいふり)(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (950)
4073人が棚に入れました
「海に生き、 海を守りて、 海を往く--- それがブルーマーメイド!」今からおよそ100年前、 プレートのずれにより、 多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため、 次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、 海の安全を守る多くの人員が必要となっていった。それに伴い、 働く女性の海上進出も進み、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていった。そんな時代、 幼馴染の岬明乃(みさきあけの)と知名もえか(ちなもえか)は、「ブルーマーメイドになる」という同じ目標を持つ仲間たちとともに、 横須賀の海洋高校に入学する。

声優・キャラクター
夏川椎菜、Lynn、雨宮天、古木のぞみ、種﨑敦美、澤田美晴、田中美海、丸山有香、田辺留依、中村桜、久保ユリカ、五月ちさと、大地葉、宮島えみ、山下七海、藤田茜、小林ゆう、黒瀬ゆうこ、大津愛理、麻倉もも、伊藤かな恵、阿澄佳奈、高森奈津美、相川奈都姫、小澤亜李、金子彩花、新田ひより、大橋歩夕
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

世界線は変わってもアドミラル・トーゴーは偉大なのです

オリジナルアニメ 全12話+OVA


2019年1月からの地上波再放送で。
地上波の再放送は重宝してます。劇場版や続編を控えているという事情はあるにせよ、それはフォロワーがいる証。数多ある作品の中からわりと受け身で佳作以上のものに当たる確率が高いと言えます。
そして本作『ハイスクール・フリート(はいふり)』。自分からは手を伸ばさなかったであろう作品。あにこれの評点見る限り可もなく不可もなく、キービジュの桜並木を歩く女の子たちのショットは平和そう。事前情報・予備知識なしで突入です。


日露戦争後、メタンハイドレートの採掘による地盤沈下で土地の大部分が海中に没した架空の日本。{netabare}公式では、第一次世界大戦で欧州が疲弊したことで、第二次世界大戦は起こらずアメリカとも仲が良い模様。日本が戦わずに済んだのは自前資源があったからでしょうか。それなら海没も悪いことではないかもしれません{/netabare}
海洋国家として発展し、諸事情により、女性が海上乗組員の主流となり海の安全を守ってます。海洋国家とは現実の日本も同じ。領海及び排他的経済水域を合わせた面積は世界第6位ですから、もう少し海保には予算をやっておくれ。

そんな日露戦争100年後くらいの日本の平和は女子高生に守られているというお話と思いきや、{netabare}外敵設定はないけどドンパチするという…{/netabare}艦隊ものでした。
ポンコツ組が集まって、すったもんだしながら絆を深めて成長して・・・が基本の流れとなります。


実は観終わってけっこう満足してます。
ざっくり序盤◎→中盤△→終盤○でした。

ツッコミどころは少なからずあるアンバランスな作品ではあります。
艦隊戦+日常の描写が多く、サブタイは10話を除き“〇〇でピンチ”と心の落ち着くしまがないはずなのですが、どうにもこうにもゆるい。軍規など語りだしたら説教が止まらなくなりそうです。登場人物も旗艦“晴風(はれかぜ)”の乗組員が31名、まず覚えられません。キャラ名を覚えてもらえるような名前連呼もなく、某ウマ擬人化アニメのようにお名前テロップが出るわけでもなく、本名・あだ名・役職名入り乱れるため私は諦めました(笑)

もしかすると擬人化したほうが収まりが良かったかもしれません。戦(いくさ)と日常の繰り返しがメリハリや緩急ではなく同時進行していて、感覚としては水と油を同時摂取するかのよう。

とはいえ擬人化しなかったことがなにより本作をユニークな存在に仕立てました。艦隊戦の迫力たるや、武蔵や比叡の大砲ズドンはワクワクしますし、きちんと戦(いくさ)が描かれてるので面白いのです。

冒頭良いスタートをきれました。
{netabare}第1話。ポンコツ主人公かと思いきや、初っ端のピンチで以下3点。
・真っ先に交戦する艦との通信に着手。始めは音声信号、切り替えて手旗信号、と優先順位を間違えてない。
・頓挫したら、現場離脱を目標に設定し、現有戦力で取り得る最適解を導き出してる。
・晴風の他の乗員も即時報告を挙げてくるし、それが簡潔で適切。
この子達すごいな~と自分的にはつかみはバッチリでした。{/netabare}

中盤ダレるというよりはなんか変でしたね。すぐ水着になって風呂入って、{netabare}トイレ事情でけっこうな尺を取ります。{/netabare}そしていつまでたっても誰が誰だかわからない。名前覚えられない問題は口癖や行動が各人ごとにくっきりと別れてるため、脳内でキャラの棲み分けは不思議とできてはいたことが救いです。そのうちまぁいっか、と気にならなくなりました。
へんてこな日常シーンも気にしなければ味になります。そのうち、「もともとセーラー服は水兵が元だし、むしろJKが乗艦してるのが自然だ」と都合よく脳内変換し始めるように調教されてきます。


けっこうだれてても寛容でいられたのは、期待したかったからです。いつかOP映像で見せる良い面構えの彼女たちを拝める時を。
本作のOP「High Free Spirits」は気持ちが高揚する良曲でした。AメロBメロそしてサビと聴けばわかるのカッコいい仕上がり。数十秒後にきゃっきゃうふふをおっぱじめる子たちとは思えぬ映像にしびれます。{netabare}特に航海長りんちゃんが舵を切る一瞬のカットに鳥肌が立つ私でした。{/netabare}
果たしてそんなイケメン顔の彼女たちを拝める日がくるのか?またはそのまま終わっちゃうのか?は本編でお確かめください。先述の“終盤○”への回答があります。

{netabare}振り返ってみれば、“赤道祭”に象徴されるグダグダな日常描写は、最終回に彼女らを輝かせるためのフリなのです。{/netabare}


そんなアンバランスさが王道とは一味違う本作ならではの味わいを醸し出してました。おおっぴらにお薦めというほどでもありませんが、なかなかの良作だったと思います。



※オマケ
■リアルではメタハイきちんと研究してほしいやね

太平洋側の砂層型のメタンハイドレートなら地盤沈下も少ない可能性であるかもしれんが、シェールガスの悪イメージそのまま流用している感じ。
日本海側の海底から湧くプルームタイプのメタハイならまずありえません。OP開始直後は海底から泡が出る描写から。これ日本海タイプ。


■東郷平八郎に始まり東郷平八郎に終わる

言わずと知れた日本を代表する海軍提督。めっちゃイケメンです。
日露戦争以来、戦争してない世界線なら自国の直近の戦史が日本海海戦だったりするんでしょうか。よく勉強しているJKたちです。

{netabare}第2話。「降伏するのであれば、その艦は停止せねばならない。しかるに、敵はいまだ前進している。」有名な逸話を彷彿させる一言がましろさんから発せられてましたね。{/netabare}
{netabare}最終話。「やりました!敵前大回頭!」ココさん、それで日本海海戦の趨勢が決まりましたからね。{/netabare}


なお、あんだけドンパチやってるのに{netabare}戦死者が出ない{/netabare}…との指摘はごもっともです。
ただそんな疑問にも東郷閣下は答えを用意してくれてたのです。
幼年学校で教鞭をとられていた閣下がある日生徒に陸軍海軍どちらに進むべきかと問われて一言!

「だったら海軍が良い。陸軍は死ぬからな、入るのなら海軍だ」(実話)



視聴時期:2019年1月~3月再放送

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2019.03.11 初稿
2019.08.07 加筆修正
2021.10.23 修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 54

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

女子高生たちが戦艦に乗り込み戦い、悩み、喜び仲良くなるアニメ

戦艦の女性艦長=ブルーマーメイド(作中の日本において、海の治安を守る女性だけで構成された組織。)を養成する学校「横須賀女子海洋学校」へ入学した主人公の岬 明乃(みさき あけの)CV夏川椎菜 と明乃が艦長を務める戦艦「晴風(はれかぜ)」の乗組員でありクラスメイトの31人の少女たちが公開実習中のアクシデントで反乱の疑いを掛けられてしまって、事件の真相を確かめるために航海をするさまを描いたアニメです。

また横須賀が登場してコラボもしています。聖地アニメでもあります。

登場する艦隊もリアルに描かれており、戦闘シーンは迫力あります。

ノリはガルパンみたいですが、戦闘は安全ではなく怪我もするようです。なのでスリルもあります。

総じて面白く一気に視聴してしまいました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

萌燃同舟でピンチ!?

この種の軍艦が活躍する作品を観ると常々感じることですが、
物語で艦隊戦を実現するための世界観構築ってホント大変だなぁ~と思います。
制海権重視の時代維持の観点から航空機排除は絶対条件。
本作みたいに航空学の発展を飛行船までに止めておくか否かがまず悩み所。

海軍を増長させるための歴史の枝分かれの末、
資源採掘による地盤沈下で日本が多くの国土を喪失し海上都市国家へ……。
という大胆極まりない歴史改変は最初は面喰らいましたがw
艦隊戦をやるには、これ位の思い切りの良さが必須なのかな?と再認識しました。

その上、軍艦に女性ばかりを乗せるとなれば、
さらに社会を女性活躍方面に改変しなきゃだし、
彼女たちが美少女萌えキャラ群ならば、世界のゆるふわを守るため、
無闇やたらと死傷者を出すシナリオも回避したい所。


どの設定を積み、どの設定を捨てるか。
隘路を強行突破するような作品世界構築。

よって私は観始めた当初、世界観設定に地に足がつかないような
(実際、舞台はほぼ船上ですが)
ジェンガでもやっているかのようなソワソワした感じがして、
中々落ち着きませんでしたw


船内では艦船運用のための専門用語が飛び交い、
海軍マニアでもない私は緊張感を持って集中しないと状況把握追い付かないし。
かと思えば、唐突に萌え四コマ原作の日常シーンみたいな、
ゆる~いトークが展開され、キャラ把握に追われるしw

何より教育艦「晴風」の乗組員は変人ばかりですしw
序盤は比較的常識人に見えた宗谷さんにしがみついて、
晴風クラスの観察と本作との折り合いポイントを探る日々でしたw

例えば操舵担当のリンちゃん。
CVシカちゃんボイスで情けない声を上げないで~(苦笑)
半泣きで“面舵一杯~”って言われても進路がこれで良いのか自信無くしますw
ただリンちゃん操舵の結果自体は{netabare}大艦巨砲相手に敵前大回頭{/netabare}をかます等、
かなり大胆なんですよね。もっと自信を持てば良いのに……。

ふわふわした日常光景等を眺めていると忘れそうになりますが、
成績下位とは言え、彼女たちは“ブルーマーメイド”候補生。
凡人の私如きには及びもつかないエリート。
ピンチ!を前に、常人離れしたミッションを
やってやれるだけの努力とスキルを積み重ねているのです。


もがきながらも、ようやく自分なりの『はいふり』の楽しみ方を掴み始めると、
リーダー論の相克など、チームワークについて考えさせられる益も出て来ました。

艦長みたいに、部下は家族。乗組員には猫に至るまで丁寧に挨拶するw
みんなのピンチには、船を飛び出して、先頭を切って駆け付ける、
情に厚いリーダーか。

副長が望む艦長像みたいに、ボスはテッペンで動じずドッシリと構えて、
カリスマ性を持って、指示を飛ばす大黒柱のようなリーダーか。

一概には決められない難しい問題です。

それらのわだかまり等も越えて、一致団結した終盤戦。
俺は特にマヨラーではありませんが、グッと来ましたよ♪


随所に見られたデザイン性の高さに好感した作品でもありました。
制服もシンプルながら、制帽、飾緒との組み合わせも良好な、
セーラー服が海軍服起源であることを改めて実感させられるグッドデザイン。
(あとはジャージとかスク水とかとの着合わせにも
私はテンションが上がりハッピー!な気持ちになりますw)
連合艦隊の戦艦の勇姿だけに頼らない画面作りができていたと私は思います。


国土の多くが水没した設定にも関わらず、
横須賀など“聖地巡礼”が成立しているというのも驚異的だと思います。

私は本作に関しては海のイメージが強くて、
“巡礼地”にはあまり興味が沸かないのですが、
ただ、やはりデザイン良好だった“晴風カレー”は食べてみたい欲求は私にもあります。

また横須賀海軍カレー本舗辺りが
期間限定で“晴風カレー”とかやらないかなぁ……と思ってみたり。


萌え重視ならシリアス過ぎるかも?
シリアス重視なら萌えが邪魔かも?
バランス重視ならカオスかも?

そんな感じて照準が定まらない方もいるかもしれませんが、
並の制作者なら設定配合でミスって自沈していたコンテンツであるのも確かだと思います。

私も必ずしも本作がベストな世界観だった感じはしないのですが、
来年初頭の劇場版公開にまで漕ぎ着けた突破力には、素直に脱帽致します。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32
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