ハートフルでファンタジーなTVアニメ動画ランキング 23

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のハートフルでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番のハートフルでファンタジーなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.4 1 ハートフルでファンタジーなアニメランキング1位
有頂天家族(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1683)
8085人が棚に入れました
京都には人間と狸と天狗が住んでいる。下鴨神社・糺(ただす)ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎は、ある日何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今も謎に包まれていた。残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は「面白きことは良きことなり」をモットーに、生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・矢二郎、臆病ですぐに尻尾を出してしまう末弟・矢四郎、そしてタカラヅカ命の母に囲まれて暮らしていた。隠居中の大天狗・赤玉先生の世話を焼いたり、神通力を得た人間の美女・弁天に振り回されたり、はたまた五山送り火の夜空で宿敵・夷川家と空中決戦を繰り広げる日々の果てに、突如下鴨家を襲う絶体絶命の危機! 父が鍋にされた真相が明らかになるなか、固い絆で結ばれた一家の運命はいかに!

声優・キャラクター
櫻井孝宏、諏訪部順一、吉野裕行、中原麻衣、能登麻美子、井上喜久子、石原凡、佐倉綾音、梅津秀行、飛田展男、西地修哉、畠山航輔、樋口武彦
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おもしろき こともなき世を おもしろく

原作未読。


主人公は下鴨矢三郎(しもがも やさぶろう)。
タヌキの名家である下鴨一族の三男坊。
彼は「面白く生きる」ことをモットーに生活していた。
その言葉どおり、彼のまわりにはひとクセもふたクセもあるタヌキや人間やテングが。
そんな中、タヌキ鍋にされて亡くなった父、総一郎(そういちろう)の死の真相にせまっていく。


あらすじだとミステリーっぽく聞こえるかもしれません。
しかし、実際は「家族」を扱ったハートフルコメディ。
そこそこ笑って、ちょっとほっこりできるアニメです。

テーマ性はレビューのタイトルに書いたとおり。
OPの歌詞の中によく似たフレーズが含まれています。

これは、高杉晋作の言葉とされています。
下の句を含めると、

「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり」

世の中は望もうと望まないと無常に過ぎていくもの。
面白いどうかは、その人の心のあり方によって決まる。
それなら、楽しい方向にとらえないでどうすると。
どうでもいいことだって、見方を変えれば面白いものになります。

それを表現するように、随所にばらまかれた小ネタの数々。
やっていることはハチャメチャなのですが、それを面白く見せるマジックが効いています。
特にセリフの選び方が上手ですね。
面白さの半分は言い回しでできていると思います。
{netabare}
また、どうでもいいことに変に力が入っていたりしますよね。
赤玉先生の風呂のシーンでうまいこと前を隠したり、芸が細かいw
{/netabare}

キャラクターの存在感もポイントです。
下鴨一族はみんなそれなりに個性的で愉快です。

・子供思いの母親
・責任感たっぷりな長男
・ニートな次男
・通称アホだけど機転の利くの三男
・臆病でかわいらしい四男

敵役もどこか憎めません。
じいさんも妙にかわいい。


この「ほどほど感」がクセになります。
1~2話では見えてきませんが、回を重ねるごとに魅力が増してきました。

とにかく何事も深追いはしない。
おかげで疲れとは無縁です。
見ていて時間の経過を忘れました。

この「疲れない」ってのがポイントですね。
日常系ではないのにまったり見られます。
それでいて次回が気になるんです。

和やかな気分で笑いながら見たいけれど、日常系には飽きた。
そんな人に向いている作品だと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 69

もりもりにーと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

京都宣伝アニメ。映像と雰囲気がとにかく素晴らしい。

人間に化ける狸たち4兄弟が主人公で、森見登美彦が原作という遊び心溢れる作品だ。

ユーモラスな口語体と、お馬鹿な遊びをたしなむキャラクターたちはさすが、森見登美彦作品。
それをさらに昇華したのは、原作者の京都愛をこれでもかと映像美で表現した作画担当班だ。舞い散る嵐山の紅葉、空飛ぶ屋形船に乗って、花火を打ち上げるシーン。有名なシーン以外でも、背景はとにかく凝っていてどれもうっとりするくらい綺麗だ。未だに記憶に鮮明に残っている。

そして、四畳半では友情愛をテーマにしていたが、この有頂天家族では、タイトルにある通り、家族愛をテーマにしている。
なぜ、この家族の偉大なる父は殺されてしまったのか。その謎と、個性豊かなキャラ達の葛藤も描かれている。

終わりもだれることなく綺麗に纏まっている。BOXが出たら買いたいくらい良いアニメだった。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

一つの大きなサヨナラが、遺された者達を繋ぐこともある。

2013年7月放送。
全13話。


【前置き】

原作者は、メディア芸術祭アニメーション部門大賞のアニメ「四畳半神話大系」も書かれた『森見登美彦さん』。
(本作は、森見作品の中では「毛深い子」という愛称で呼ばれていたりするそうですww)
そして制作は、安定と信頼の作画で定評ある『P.A.WORKS』。

『森見登美彦』に『P.A.WORKS』
どちらも、私にとっては名前を聞くだけで条件反射してしまう単語です。
事実、本作の放送が始める少し前、来期のアニメ一覧を眺めていた中で本作『有頂天家族』を見つけた時も、私の…今思えば「阿呆」の血が無性に騒いだのを覚えています。

『うむ。これは、見ないわけにはいくまい。

 これも、阿呆の血のしからしむるところだ。』

なんて台詞、本作を見る前は出る筈も無かったわけですけどね。



【あらすじ】

千年の都・京都。
ここでは古来より、人に化けた「狸」と「天狗」が、人間に紛れ暮らしておりました。

狸一家『下鴨(しもがも)家』の三男であり、偉大な亡き父から「阿呆」という一点の血を受け継いだ主人公『矢三郎(やさぶろう)』も、その中の一人。
狸界では「名家」であることも顧みず、彼は日々をただ面白可笑しく過ごしていました。

しかし周囲では、その偉大な亡き父の遺志を継ぐ、次期頭領を決める「偽右衛門(にせえもん)選挙」で、躍起立つ者(狸)が出始めておりました…。



【論じてみる】
{netabare}
正直、序盤の数話は
「本当にこれから、四畳半の時のようにドンドンと面白くなるのかな?」
と、半信半疑でした。
理由として、キャラの立ち位置や関係性が分かりにくく、どういう風に話が進んでいくのかも明確でないので、続きが全く気になる感じになれなかったのです。
上記のあらすじにしても、第1話の時点ではよく見えてこなかったですし。

第4話「大文字納涼船合戦」にしても、内が見えないキャラクター達がドンチャン騒ぎをしていても一緒に楽しめるワケもなく、ただただ温度差を感じました。
「四畳半神話大系」の実績が無ければ、まず間違いなく切っていたことでしょう。


ただ、P.A.WORKSの作画は流石の一言。
久米田康治さんが描く、角張った特徴的なキャラクターデザインをアニメ的に上手く表現しながらも、緻密に描き込まれた舞台背景は、見ているだけで心地良かったです。

京都という舞台上どうしても人通りが多いわけですが、そのモブも事細かに動きますので、スタッフの職人魂を感じましたね。
退屈な序盤を視聴継続出来た要因としては、この作画は非常に大きかったと思います。


そして中盤より、やっとこさ

「偉大なる父親狸が、狸鍋にされ人間に食べられてしまった。」

というエピソードを元に、徐々にそこに関わっていたキャラクター達が浮き彫りになっていき、少しずつ物語にも魅入るようになっていきました。

ストーリーとキャラの立ち位置が明確になってくると、序盤とは打って変わりの面白さ。
もぅ毎週、楽しみで仕方無くなっていました。

特に第8話「父の発つ日」にある、次男であり蛙でもある「矢次郎(やじろう)」の回想語りは、胸に響きましたね。


『その当時の俺は、厄介な問題を抱えていた…。

 俺は大いに悩み、その想いを父に打ち明け…判断を仰いでいた。


 俺は…、カタのつけようのない恋をしていた…。』


作中ずぅぅっと引っ張ってきた次男坊の本心。
そして、それを軸に語られる偉大な父の死の真相。

あくまで自分の中でですが、数多あるアニメ作品の中でも間違いなく、私にとって数少ない『神回』と言える一話でした。


ラストに関しても、とんでもないドンデン返しはありませんが、良い意味で予想通り気持ち良く楽しく終わっていたので、本作としては丁度良い塩梅でした。
予想が出来てしまい、そのまま予想通りでも、その絵が見たくて楽しみで仕方無い。
そんな気持ちで、ラスト3話は見ていた気がします。
{/netabare}



【偽右衛門 下鴨総一郎】
{netabare}
さて…「毛深い」だけでなく中々「味のある」キャラクターの多い本作。
その中でも、特に魅力的で味わい深いキャラクター、偉大な父親狸『下鴨 総一郎(しもがも そういちろう)』について、じっくり語りたいと思います。

この父親は、まさに「カッコイイとはこういうことさ」と言わんばかりの立ち振舞いでしたね。


山に化けることが出来る程の、非凡の化け力を持っていた父。
しかし突然、狸を食べる会「金曜倶楽部」に捕まった父親は、その人間達に鍋にされ食べられてしまっていました。

中盤、その父を食べた張本人の一人、大学教授の「淀川 長太郎(よどがわ ちょうたろう)」と矢三郎は奇しくも出会うのですが、そこで語られた父の最期は、想像していたものとは随分と違っていたのです。

その淀川は、人間であるから狸を食うのは当然と言いながらも、「食べることは愛すること」とも言い、狸に対し深い愛情を抱いていました。
そんな淀川に対し父は、狸界のタブーを破り…こう言葉を交わしていたのです。


「俺はコレまでにやりたいことは全てやり、子供達も大きくなった。

 末はまだ小さいけれども、兄たちが居るから…あとは助け合って立派にやっていくであろう。

 俺は種をまき、そこそこ育てた。

 一匹の狸としての役目は全うしたんだ。

 残された日々は天恵である。つまりは儲け物である。

 したがって…、まあ…ここであなた方に食われたところで一向に構わない。

 食いたければ食うが良い。」


狸が喋ったことに驚く淀川にも井を返さず、


「貴方ならば喋っても構わんかな…と、ふと思ったのだ。

 我が生涯最後のイタズラと言うべきか、阿呆の血のしからしむるところだ…。」


と、落ち着きながらも…「狸らしい」個性そのままに、それから食べられるまでの時間を、父は淀川と語り合っていたのでした。

父親の最後となったこのエピソードは、はたから見た残酷さとは裏腹に、まるで長年信頼しきった間柄のような会話を見せており、良い意味での違和感を生む演出がなされていました。
しかしまぁなんと潔い狸(おとこ)でしょうね、惚れ惚れいちゃいましたよ。


そんな父を想い返し、矢三郎は終盤前(第8話の最後)に、こう語っておりましたね。


『この世にサヨナラするにあたり、我らの父は、偉大なるその血を律儀にも四つに分けた。

 長兄は、責任感だけを受け継ぎ、

 次兄は、暢気な性格だけを受け継ぎ、

 弟は、純真さだけを受け継ぎ、

 私は……、阿呆ぶりだけを受け継いだ。

 てんでバラバラの兄弟をつなぎとめているのは、海よりも深い母の愛と、偉大なる父とのサヨラナである。

 一つの大きなサヨナラが、遺された者達をつなぐこともある。』


私はこの2つのシーンが作中でも大のお気に入りで、特にこの矢三郎の台詞の一連シーンでは、演出や音楽の挿入も抜群に良かったのも重なり、不覚にもボロ泣きしてしまいました。
正直、今もこの台詞を読み返すだけで、目頭が熱くなってしまう程です…。


下鴨家を始め、本作を彩るキャラクター達は皆どこかで、この父と繋がっていて、良くも……そして悪くも触発されていました。
それほど、この父親狸『下鴨総一郎』は、大きな存在だったんですね。

今もサントラで、このシーンの曲を聴いています。
曲のタイトルは、『一つの大きなサヨナラ』です。

アカン、泣けてきてしまった……。。。
{/netabare}



【総評】

初見では、序盤で人物設定や世界観が掴み辛く、馴染みづらい点は大きなマイナス。
原作ファンや前知識を持つ人でなければ、ここで切ってしまう人も多かったのではないでしょうか。

ですが後半は、そのマイナスを補って十二分に余りのある、大変面白く心動かされる「馬鹿馬鹿しい狸活劇」となっておりました。

しかし、いやはや序盤の悪印象から、まさかボロ泣きに発展するとは……。
これだから、物語は追ってみないと分かりません。
勿論、数多ある原作の中からアニメ化された作品なので、誰が見ても面白くない内容だなんてことはありえない、と思って一応追ってはおりましたが。
(と言いつつも、やっぱり自分には合わないケースがよくありますので、こういう風に覆るケースは珍しかったです。)


私は、ラノベ作品によくあるような、いわゆる萌え系のアニメも喜んで鑑賞します。
付け加えるなら、本作と同時期に放送されていたアニメを見て、「小学生は最高だぜ!」とも言っていた、本当どうしようもない阿呆の萌え糞豚です。

それでも、このような大人の鑑賞にも十分耐えうる、でもそれでいてカッコ付けて高尚ぶらずに面白いものを描く、こういう作品も大好きです。

この作者が描く「阿呆」に、私はたまらなく魅力を感じてしまうんですよね。
それが面白い出来事に繋がり、それが面白い周囲を呼び込んできてくれるのですから。

そして、まさに『四畳半神話大系』がそうであったように、それが周囲を巻き込んだ「良きこと」にも繋がっていくのですから…☆彡


まさに「面白きことは、良きことなり。」でした。

読んでいただき、ありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『下鴨 総一郎』声 - 石原凡さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『夷川 海星』声 - 佐倉綾音さん



以降、獣に当てた駄文なので〆ておきます。
{netabare}
さて…、これまで美少女にのみ、その欲情を露わにしていた私ですが…。


本作を見てからというもの、私は

『美少女』

ならぬ

『美少狸』

にまで、欲情の目を向けてしまいかねないようになってしまいました。

これに限っては、オスだろうが問答無用で手を出しかねない勢いである。


野生の狸は危険? 気性が荒い? 疫病も持っている?

ノープロブレム。

本能の赴くままに行動している時の私の気性の荒さは、野生の狸を凌ぎます。

爪も使います。

歯も使います。

舌も出します。

何より、私もこの通りの病気持ちです。


以降、私が京都に赴いた際は、町に隠れ住む『美少狸』は、決して私に近づいてはいけないと警告しておきます。


もし私に発情期があるとするならば、狸とだけは同時期でないことを願ってやみません。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 43

86.6 2 ハートフルでファンタジーなアニメランキング2位
亜人ちゃんは語りたい(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1121)
5466人が棚に入れました
サキュバス、バンパイア、デュラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!

声優・キャラクター
諏訪部順一、本渡楓、篠田みなみ、夏川椎菜、日笠陽子、Lynn

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「温かい社会」への幻想…?

同タイトルのマンガ原作がありますが、私は未読です。

放送終了からずいぶん経ってのレビューになります。とっくに観終わっていたのですが、どうもすみません。

亜人(デミ:「デミヒューマン」の省略から作られた通称?)が実在し認知されている社会において、デミである生徒や教師がいる学校に赴任してきた生物教師である主人公、高橋鉄男とその周囲の人々のお話です。

作中での亜人(デミ)は、いわゆるマイノリティ(社会的少数者)を身体的・生理的特徴によって記号化したものだと考えられますよね。作中の亜人(デミ)達を「かわいい女性」にしているところがあざといといえばあざといわけですが、話の根底には「でも、彼女たちも人間だよね」という点があるように思います。そして作品のメッセージ性としては、「差別、良くない」的な…。

高橋先生自身は亜人(デミ)の研究者でもあって、実際に亜人(デミ)と接する機会を持って、彼女たちの行動や生理的な特徴について知りたくていろいろと質問をするわけです。

一方で高橋先生は、彼女たちが生徒であったり同僚であったりという部分でも関わりを持つ必要があって、結局のところ生活面での相談に乗ったりするようになります。

そして接する時間が長くなっていくにしたがい、その親身さなどもあって徐々に彼女たちの信頼を勝ち得ていくわけです。

そしていわゆる「ハーレムラブコメの鈍感主人公」の役割をも高橋先生は背負っていくのです。

このストーリーには、おそらく作者が「このようにあって欲しい」と考える温かみのある社会が描かれていますが、現実に亜人(デミ)が認知されたとして、この作品のように受け入れられるとはあまり思えないというのが悲しいところですね。

一応、ラブコメ的にはまあまあ面白かったです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 48
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

亜人ちゃん達と生物教師のほのぼの学園コメディ

原作未読。最終話まで視聴。

個性豊かな亜人ちゃん達と、心優しい生物教師のほのぼの学園コメディ。
終始、ニヤニヤしながら見られる楽しい作品です。

2話。高橋先生とデュラハンの亜人・町京子のデートのくだりは爆笑必至。
一気にお気に入りに直行決定です。

これ以外にも爆笑ポイントが多かったです。
例えば、バンパイアの亜人・小鳥遊ひかりが{netabare}ニンニクを普通に食べられるとか、ふつうに鏡に映るとか・・・{/netabare}。

3話。サキュバスの亜人・佐藤早紀絵先生が万が一のトラブルを未然に防ぐため、不便な生活を送っている、っていうくだりも好きでした。

11話は、色々と考えさせられる回。(もちろんいい意味で)
「感動回」って訳ではないけど、良回だと思います。

最後に・・・。

見た目は普通だけど、体質に特徴がある【ひかり・雪・早紀絵】
体質は普通だけど、見た目に特徴のある【京子】

面白い、よく考えられた組み合わせだと思いました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 59
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

悪意の中で生きるか、善意の中で生きるか。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
久々に観直してみたのですが、改めて素晴らしい作品だと思いました。

私はストーリー重視でアニメを観るので、実は、2周以上するアニメってかなり少ないんです。ガンダム系を除くと、10作品あるかどうか。

本作は、とても優しくて、とても深い、稀有なアニメです。基本はラブコメや日常系的ですが、その枠に留まらず、人生にとって豊かな指針を与えてくれるようなアニメです。心が疲れた時に観るには、すごくぴったりな癒し系アニメ。

剣道的に、かなりオススメのアニメです。未視聴の方にはぜひ観て欲しいですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品は、全編を通して徹底されて貫かれる、優しく温かな視点に心が洗われます。

それは、同じく亜人(デュラハン)を愛した、「デュラララ!!」の「新羅」とはまた違う、もっと広義での愛の視点。

亜人という特性を、「そんなの関係なく、君は君じゃないか(数多の亜人系アニメ)」なんて綺麗事で片づけるのではなく、また、「だから良いんだよ~(新羅)」とマニアックに振り切るのでもなく。

短所は短所、長所は長所と認めつつ、基本的に受容するという態度が貫かれていました。

「亜人だから苦労している」「亜人でも関係ない」というのは、どちらも真実なんでしょう。亜人ちゃん達が普通の日常を送るためには、普通じゃない努力をしていて、そのことを真っ直ぐに理解してあげることが大切なんですね。

現代のヴァンパイアが血を吸わないことを、「ベシタリアンみたいなもん」とサラッと言ったり、(あくまで友達のノリの中で)、「デュラハンなんだから、Hで特殊なプレイができそう」といじってみたり、本当にフラットな視点が貫かれていました。あんな風にみんなが思えたら、様々な差別とかも次第に無くなっていくのかな、と思えたり……。

私は、人外萌えしないというか、容姿があまりにも人と離れるのは苦手なのですが、マチは例外! かなり良い娘でした♪

という部分に集約されるように、とにかくキャラが良いアニメでもありました♪

メインの四人は、本当に甲乙つけがたい。

まず、ひかりは、私が好きな「ダメな娘」と見せつつ、意外としっかりしてたり、弱さもあったりで、お調子者でいたずら好きで憎めなくて、ホントに良い子! これまでの視聴アニメの中でもかなりお気に入りのヒロインでした♪

マチは作中最も成長した人物で、容姿は最も「亜人」らしい。けれど、好きです。高橋先生にベタ惚れなところも可愛い。(私は巨乳は苦手ですが)ああいう、控え目な隠れ巨乳には萌えますw ヒロインズの中では、一番高橋先生とくっついて欲しいかな♪

ユキは4人の中では一番キャラが弱かったのですが、ギャグ漫画のクダリでハネましたね♪ 今後、皆に属性がバレた後のユキも観てみたいです(笑)

佐藤先生は、ド下ネタに笑ったw 最近、年のせいか、女子高生キャラより、大人なキャラに萌えるw 一緒にお酒呑みたいですね~♪ サキュバスなのに、ウブなのが良い(耳年増的なw)。

EDは、このアニメの良さを象徴していますね。スケッチブックに手描きしたような柔らかなタッチと、音楽は、このアニメの空気感そのもの。次第についていくカラフルな色は、亜人ちゃんを含め、「十人十色(個性の尊重)」を暗示しているようでもあり、高橋先生と出会ったことで色づいていく、亜人ちゃん達の心情を表しているようでもあり。名EDでした♪
{/netabare}


【余談 ~差別についての私見~】
{netabare}
胴体と首が離れた「デュラハン」の同級生(女子高生)がいて、あなたならどんな声をかけますか?

「大変そうだね?」「何か手伝おうか?」「私達は何も変わらないよ!」

いずれも間違っていないし、優しさ溢れる、素敵な言葉だと思います。

本作の主人公、ひかりは、こう言います。

「特殊なエッチプレイができそうだね」

私はこの言葉に、度肝を抜かれました。一見、危うく差別的に見えるこの言葉には、凄く深い部分での「公平」な視点があることに気づきます、作品を見て、ひかりのキャラクターを掴めば、必ず。彼女が差別的な意図をもった発言をする人じゃないことは分かります。

日本人はよく、「人種差別に対する意識が低い」と言われます。アメリカとかフランスとかみたく、「なぜ、戦わ(デモをし)ないんだ」とか、「配慮が足りない」「相手の文化や背景を知ろうとしない」とか。

いままあ、それは確かにそういう一面もあるでしょう。

でも、それは日本人の「差別意識の少なさ」故だと思うんですよね。「(差別をしないし、されないから)差別に興味がない」と言い換えても良い(まあ、一歩海外に出ると、黄色人種が被差別階級だと感じますが、日本国内で暮らしてるとね)。

だって、アメリカとかフランスとかの方が、絶対に差別も差別意識も凄いでしょ。目に見えやすい部分だけを取り繕っているだけでしょ。と、冷めた目で見てしまっています(苦笑)

若い時ですが、車を修理した時に代車がなくて、しょうがなく実家から親父のBMWを借りて仕事に行ったことがありました。その時の職場には60台くらい車が並んでたんですが、次の日には言われたんですよね。「BMじゃん。買ったの?」みたいなことを何人かに。

正直、「怖っ」って思ったんです。

だってそれ、まず「あ、駐車場に昨日まで無かったBMWがある。誰乗ってるんだ?」「(たくさんの車の中から探して)あ、剣道部の車がない。じゃあ、剣道部がBMW買ったんだ」ってことじゃないですか(気付き+疑問+捜査)。

私、それまでも自分がどんな車乗ってるかなんて特に公表してませんでしたし、職員の誰がどの車に乗ってるかもほぼ知りませんでした。

だって、興味がないから。

まずそもそも車自体に興味が薄いし、誰がどんな車に乗ってるかなんてもっと興味がないし。

でも、世の中には「誰がどの車に乗ってる」かを凄く気にしている人もいるし、その中には、人の価値の一部を乗る車のランクで考える人もいる(実際、前述のBMの件では、ややヒガミを感じることもありました)。若い時、そんなことを感じました。

おそらく、普通に日本で生まれ、日本で暮らしてきた日本人の多くにとって、人種差別はとても縁遠いものでしょう。また、日本人は基本、自己肯定感が低く、海外の文化や人をリスペクトですからね。無条件に「スゲェー」って思っちゃうというか。

昔、外国のある記事で「日本人は黒人を差別している。なぜなら、アニメに出てくる外国人の多くが白人であり、日本人キャラですら、白人のような肌の色をしている」というバカみたいなものを読んだ。

いやいや、そんなに深く考えてないから(苦笑)

多分、作り手には何の差別意識もない。が、普段から差別について敏感な(=差別されたり差別したりしている)人からすれば、そう見えるのだろう。

もし、作り手に恣意的なものがあるとすれば、「黒人キャラを出したら、あえて黒人にした意味を持たせる必要がある(面倒くさい)から」かな。

それを、「ほら、白人中心の社会を受け入れてるじゃん」と言われれば、まあ、確かにそうだが。ただ、多分、「あえて出す方が差別っぽい」というところもあると思う。

例えば、ハリウッドでは出演者の人数比を、肌の色で均等にしていくみたいな方向性にあるが、日本でそういう議論が出ないのは、「そういう風に、配慮して取り上げることが、逆に差別的じゃないか?」と考える人が多いからじゃないかと。

これに関しては、どちらが正しいとか間違ってるって話じゃないだろうけどね。

というか、多分、もっとシンプルな問題で、「単純に白人の女の子の方が可愛く感じてる」からじゃないかなと。

私個人の好みを言えば、白人女性と黒人女性なら、一般的に、白人女性の方が可愛いと感じます。黒人女性の「強い」顔があんまり好みじゃないんです。というか、白人女性の整った顔よりも、日本人女性の「優しい」顔立ちの方が、なお、好みだしね。

これって、、、差別なのかな? 別に、黒人女性のような顔立ちや、東南アジア系が好きな人がいても全然良いと思うし、なんなら黒人男性とか格好良くて、若干憧れるしね。

話はズレましたが、おそらく、悪意の中で生きていた人は、他人の悪意に敏感になるし、自分の中の悪意や、悪意と思われてしまうかもしれない言動に敏感になる。

逆も然り。善意の中で生きてきた人間は、他人にも優しくなれたり、他人からの悪意に気づきにくかったり、自分の発言で相手を傷つけてしまう可能性にも無頓着になってしまう気がします。

ひかりの「特殊なエッチ」発言もそう。(下世話で申し訳ないですが)だって、普通の女子高生同士だって、例えば体操部でめっちゃ身体柔らかい同級生とか、吹奏楽部でオーボエ吹いている同級生に、下ネタトークしてもおかしくないじゃないですか(知らんがw)。

ひかりの両親が、ひかりのヴァンパイアとしての特質を、配慮する部分と配慮し過ぎない部分をちゃんと区別して、「双子の妹」と同じ温度感、愛情をもって育てたことが、ああいう感性をもった子供に育つのでしょう。

本作は、めっちゃ萌え度も高い上に、こうい小難しいことも考えさせてくれる懐の深さもあるから、私は好きなんですよね~。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆
ヴァンパイアが血を吸わないのを「ベジタリアンみたい」。デュラハンに対して、「(首持ってるから)カバンとかもてなくて大変そう」など、なんかスゴくフラットな目線に好印象。小鳥遊ひかりは、どことなく、「ちー様」っぽいかな。

2話目
京子回。デュラハン=寂しがり屋 って、なんて優しくて新しい解釈。「先生も首が飛ぶ」って、デュラハンギャグw エッチで特殊なプレイ(笑) 薄い本が出そうだ(笑)

3話目
佐藤先生回。サキュバスの現代的な悩み。家呑みしてる眼鏡女子に萌えるw サキュバスなのに、いや、サキュバスだから純情なんだね。ひかりも馬鹿可愛いw 図書室のシーン、空いてる本棚の横でずっと映っている本が、森鴎外の「ウィタ・セクリアス」ってのが良いね。(内なる性欲を)暗示してる。

4話目
雪女ちゃん回。とみせかけて、ひかり回。いや~、ひかり妹が、可愛いドラキュラのキャラのキーホルダーをつけてるとか、良いね~。おっ、デュラハンちゃんに巨乳要素を付け加えるわけですな。屁理屈デミ好き教師w しかも否定しないとかw

5話目
雪女回。悲しい涙は凍るけど、嬉し涙は凍らないとか、素敵だな。ひかりのカジカジ、可愛いなw 佐竹君、良い感じのキャラだw

6話目
ひまり回。ひかりとひまりの姉妹喧嘩がウケたw 血の慣用句連弾w アニメでは珍しい、仲良し家族にほっこりする♪ ひかりの通常の髪型も良いね、てかあの髪型、セットしてるんですね。ひまり、良い娘やな~。ラストのマチと先生のクダリも胸キュンですね♪

7話目
佐藤先生、テンパり過ぎw 男と男の会話やな~。良い感じ。

8話目
雪の「ウソです」からの独白、かなり笑ったw 普通に良い娘過ぎて、デミ3人娘でキャラ負けしてたけど、ここにきて挽回だね。テストか。まあ、ひかりの期待を裏切らない馬鹿っぷりがナイス! ひまりはプライスレスとか、いちいち視点が温かい。

9話目
佐藤先生の、冒頭の一人呑み、ウケたw 「三角定規が~三角の部分が、え? 分度器もなんですか? チョークもお願い! 教育されちゃう~」って、ド下ネタですやんw このアニメ、たまにぶちこんでいく下ネタも良いよね♪ 眼鏡をとった佐藤先生、可愛い! 宇垣さん→佐藤先生にも、温かい視点があるね。雪のツッコミ、なんか可愛くて良い感じ。

10話目
デュラハンの便利さw 説教されて泣くマチ、可愛い。ひかり、LINEでドラキュラのスタンプ使うんかいw ん? 大学のつくり(内部)が、ウチの大学にそっくりなんだが。あ~でも校章的には普通に武蔵野大学がモデルか。まあ、ウチの大学、文系だしな。マチに夢が出来た。素晴らしい夢だね♪

11話目
少しだけシリアス回。まあ、亜人というより、障害を持っている方への差別という視点もあるんだろうね。ビデオレター、ひかりだけないのが、また良い。信頼感やな。はい、ひかりさん、正論です。素敵♪ なんだよ、教頭も良い奴かよw

12話目
はしゃいで恥ずかしがるひかり、可愛いw アクティブな佐藤先生、可愛いw ゆきの笑いのツボが浅いw たかだかプールの中も、生まれて初めて見たなら感動するよねw 最後の遅刻のクダリも良いね♪
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 57

68.6 3 ハートフルでファンタジーなアニメランキング3位
アスタロッテのおもちゃ!(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (834)
4650人が棚に入れました
就職活動中の直哉(ナオヤ)が謎の女性に連れてこられたのはなんと妖魔の国「ユグヴァルランド」だった!ナオヤはそこでロッテ王女の後宮(ハーレム)入りを命じられた。ワガママだけど実は寂しがり屋なロッテの素顔を知ったナオヤは、彼女のためにこの世界に残ることを決意する。人間界からナオヤの娘の明日葉(アスハ)もやってきて、親子と愛人がひとつ屋根の下で暮らす、奇妙な同居生活がスタートした。ところがナオヤたちの毎日は個性的なキャラクターたちの乱入によって、ハプニングの連続に!?

声優・キャラクター
釘宮理恵、佐藤利奈、田村ゆかり、生天目仁美、藤村歩、堀江由衣、鈴木美咲、チョー、皆口裕子、松来未祐、広橋涼、波田野由衣、後藤邑子、吉野裕行、阿澄佳奈、白石涼子、甲斐田裕子
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっとHなほのぼのファンタジー(77点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:77点
アニメ系統:ファンタジーハートフルコメディ

くぎゅ枠として視聴をした本作。
ツンデレサキュパス姫様「ロッテ」と子持ち人間、「直哉」とそれを取り巻くキャラ達による物語。

のっけから少々Hな展開で度肝を抜かれたのだが意外や意外、全体的にはほのぼのした話。
何というかあったかい気持ちになれる。

ロッテと直哉の関係など、よくよく考えればかなり危険な関係になっているのだけれども
そんなことは考えさせないような雰囲気が魅力。
ちょっとHな感じなんだけれど、下品さはなく見ていていやみを感じない。
ところどころHな話を挟みつつもあくまでほのぼの
ハートフルな話でほんわかほんわかといった感じ。

主人公のロッテのツンデレもデレ要素が多くデレるロッテが可愛い。
もう、ロッテ可愛いよロッテ状態であるw

また、直哉の娘である「明日葉」もなかなか魅力的。
中の人はゆかりんなので、くぎゅ&ゆかりんのからみもみどころ。

OPED曲も物語にマッチしていたと思う。
個人的にはこういうハートフルな話は好きである。
ほのぼのしたい方にはお勧め。


と、まあつまり
何が言いたいかというと

くぎゅうううううううううううううううう


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以下、これまでの各話の感想。
ネタバレ含むので
未視聴の方はスルーしてくぎゅううううううううううううう

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{netabare}
1話視聴。
のっけからお風呂回。
10歳の女の子にのっけから
男とちゅーちゅーしろとかなんとか(笑)
妖魔の国のお姫様の旦那探しかな。
今後の展開が気になる出だし。
2話以降の展開に期待。

2話視聴。
どこからミルクだすんだよ(笑)
そんなことはさておき
なんかよさそうな話になってきた。
アスタロッテの閉ざした心を
なおやが開けていくような展開かな。
今後も継続。

3話視聴。
なんかいいぞ。
ほんわかしてしまった。
こういう展開は悪くない。
そして今頃気づいた。
釘宮さんじゃないですか(笑)

4話視聴。
親子の切ない話だった。
なかなかいい話だったが
最後にえええええええ
まさか
来週どうなるんだろう

5話視聴。
もはやロッテ見たいがために見てる気がすくぎゅう
ロッテかわいいよロッテ。

6話視聴。
賢者ソルベイク、こ、これは!
かわいい新キャラ登場。
これは狂喜乱舞する人もいそうだw
まあ、自分はロッテ一筋でくぎゅう。

7話視聴。
1つ1つのシーンのロッテがかわいすぎる。
もう、ロッテに萌え死にそうw
クックドゥドゥルドゥwwwwww
ちょwwww
ソルベイクwwwwwwwwww

8話視聴。
なおやwおまえwwww
なんつー服をチョイスするんだwww
新たな男キャラ登場。
さてさてどうなることやら。
バッドボーイ吹いたwwww

最近色々なくぎゅを観てきたが
ロッテはなかなか良いくぎゅだと思う。

9話視聴。
いよいよクライマックスに向かう感じだが
今週はちょっとストレートだったwww
なおやwwwww
まあ、男だし仕方ない。
さて、ロッテとなおやはどうするのかな?

10話視聴。
大きければいいってもんじゃないしね。
その通り!!!
浴衣も歌も可愛かったくぎゅうううううう

11話視聴。
ここにきて、なんという。。。
やばすぎる。
そんな展開まったく予想してなかった。
あんまりだ。
うわああああああ。
来週これは泣くかもしれない。。。

12話視聴。
結局、泣くまでにはいたらなかったが
これはこれですっきり終われたと思う。
何かロッテには幸せになって欲しいと
そう思わずにはいられない。
そんな物語だったくぎゅううううううううううう。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 36

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心温まる作品

異世界の王女様と人間の執事の心温まるファンタジー作品。
序盤は釘宮理恵さんや田村ゆかりさんといった声優さん目当てで見ていましたw
内容もちょっとエロくて、そういう方向で行くのかなぁと思っていました。
しかし、後半からすごく心温まる話になってきて少しウルウルしてしまいました…
特に11話から12話にかけての話はすごくよかったです。
キャラはロリっ子が多かったです。
自分はこういうキャラデザけっこう好きでした。
やはりくぎゅとゆかりんの声もあり、ロッテと明日葉はかわいいのですが、
ロッテのお母さんがすごく色っぽいです!皆口裕子さんの声やばいですwすごくいいキャラでした。
それとEDが最高でした。azusaさんの声はすごく癒されます。
この作品は後半で評価が上がりました。
とてもいい作品だったと思います。


投稿 : 2024/12/28
♥ : 13

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「これでハッピーエンド?」「ええ、もちろんです」OVA見たので追記

《OVAの感想》
これ見たら分からなかったとことか分かって見てよかったて思いました。
3話に分かれてて、お気に入りはやっぱり2話かな。
いいお話だなって思ってたら最後の最後でとんでもないオチが待ってて思わず笑ってしまったw
クスッてレベルじゃないよ、大笑いだよww
他の2話もとってもいい話?だった。
最後、「真夏のフォトグラフ」で終わって、これでホントに終わりなんだなって実感しました。
個人的には名作といってもいいなって思いました!

《本編の感想》
これを見ようと思ったのはこれのCM見て「ちゅーちゅー」が気になったからですw

「ちゅーちゅー」って言うぐらいだから相当エロいやつだなと思ってましたが、実際見てみると、泣かされました。
エロい部分がないと言ったら嘘になりますが、ほとんど気にならなかったです。
親子愛にうるうる、友情にホロリ、そして恋愛に号泣といった感じで、悲しかったんじゃなくて嬉しくて涙が出てきました。
心温まるいい物語でした。

音楽もすばらしく、BGMが特によかったです。
OP、EDもこのアニメにとてもあっていた感じがしました。
EDに関しては、Beat10入り確定です!

キャラも可愛らしく、ツンデレなロッテ、子供っぽいけどたまに大人っぽい明日葉とか魅力的なキャラばかりです。
てゆうか二人の声優さんがくぎゅうとゆかりんだったので声だけで萌えますねw
でも一番好きなのはエリカ。
ロッテのことをライバル視してるけど実は面倒見のいいとても優しいお姉さん。
声も後藤巴子さんでこれまた好きな声優さんなので大好きです!

最後に、これをもし見られるときはあまり深く考えすぎては め!ですw
じゃないと面白さが半減しちゃうかも。
個人的にはとてもおもしろかったです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22

82.9 4 ハートフルでファンタジーなアニメランキング4位
まちカドまぞく(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (662)
2428人が棚に入れました
15歳のある朝、封印されし「魔族」の力に目覚めた吉田優子の任務は、ご町内に住む「魔法少女」を倒すこと!? ツノと尻尾は生えたけど、力は普通の女の子以下な優子が“月4万円生活の呪い"解除めざして奮闘する、逆転マジカルヒロインストーリー!

声優・キャラクター
小原好美、鬼頭明里、高橋未奈美、高柳知葉
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

細かいネタに癒される、魔族と魔法少女のゆるふわコメディ(※2期制作決定!)

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:桜井弘明、シリーズ構成:大知慶一郎、
キャラクターデザイン:大塚 舞、音楽:櫻井美希
原作:伊藤いづも

魔族と魔法少女の戦いというスタイルをとった、
きらら枠の日常系ゆるふわコメディ。
魔族の末裔の一家である吉田家の優子は、
角と尻尾が生えたシャドウミストレス優子となり、
魔族にかけられた呪いをとくために
魔法少女の血を魔族の始祖の邪神像に
かけることが使命となる。
しかし、ある日出会った魔法少女の
千代田桃から命を助けられ、
ご飯までもらってしまうのだった。

{netabare}個人的には始祖の邪神像がドアストッパーとして
カモフラージュされていたことに虚を突かれ、
この時点で大好きな作品になってしまった。{/netabare}
魔族のスタイルになっても普通に学校に行く設定も斬新。
また、千代田桃が魔法少女になるときの
秒数(0.01秒!)が表示されたり、変身のコンパクトの中に
500円玉やネジが入っていたりという
地味なコメディも気に入った。

魔族の優子と魔法少女の桃は、
本来なら対決をする関係性。
しかし、身体能力が低すぎる優子は桃の相手になるレベルではなく、
強力な能力を持つ桃がなぜか優子を鍛えるために
特訓を考案するのだった。
その一方で桃は、お菓子とインスタントご飯と
菓子パンしか食べない食生活。
家が貧乏でいつも家事を手伝っている優子は、
料理も得意なため桃のためにご飯を作ったりする。

そんな日常生活?を追いながら、
優子のポンコツぶりや桃の孤高の様子を
面白可笑しく描いていく。
このコメディの方向性が微笑ましく、
時おりツボにはまることもあり、
飽きさせずに観させてくれる。

特異な部分は、魔族と魔法少女という
相容れない立場ながら、交流によって
欠けている部分をお互いに補い合って
大切な存在となっていくことだろう。
そんな様子が、コメディと上手く絡み合って
心を癒してくれるような作風になっている。

先祖と交流できる邪神像の扱いが秀逸で、
ポイントごとに色々と笑わせてくれる。
{netabare}不思議なホムンクルスによって足をつけられて
虫のようにカサカサ動くシーンなどには
吹き出してしまった。{/netabare}

{netabare}最終回になってようやく魔法少女と魔族との因縁、
特に優子の父と桃の姉との関係性が明かされる。
それにしても、優子の父が部屋に置いてある
テーブル代わりに使用している段ボールの中に
封印されているという設定は素晴らしい。
段ボールは、鉄板や土鍋を載せたり、
時には踏み台として使用している。
ご先祖様をドアストッパーにしていたのと同じ方向性で、
大切なものを日用品として何気なく手荒に使用していて、
後に気づいて衝撃を受けるのだ。{/netabare}

毎回、細かいネタを積み重ねることによって、
たくさんのの笑いを生み出している。
楽しさに溢れた、きらら系異端のゆるふわコメディだ。
(2019年9月29日初投稿)

(2019年10月4日追記)
コメディだけでなく、ストーリーも楽しめる予感

コメディ中心で展開する作品だが、
その裏側にある謎も実はとても興味深い。
{netabare}魔族と魔法少女が共存している多魔川の街。
優子は魔族の血を強く受け継いだことが原因で、
生まれたときから体が弱く、
命をつなぎとめるのが難しい状態だった。
そんなときに手を差し伸べたのが、
桃の義理の姉で魔法少女の桜だ。
優子の父であるヨシュア(吉田)は、
桜に相談して一族の呪いに干渉してもらうことになる。
桜が頭を捻って導き出したのが、
一族の金運を優子の健康運に変換することだった。
優子が健康になった代わりに、
吉田家は1ヵ月4万円の呪いを受けることになる。
それによって桜は魔力を大幅に減らしてしまい、
街を守ることが難しくなり、ヨシュアをみかん箱に
封印することになったのだった。

魔法少女は魔力を消費しすぎると形が崩れて
エーテル体となってしまう存在でもある。
桜はどうなってしまったのか。
現在は、桃の力で街を守っているが、
このバランスが崩れたらどうなるのか。
そして、本来この街では魔族と魔法少女は
結界の影響で偶然に出会うことはないようになっている。
だから、桃と優子が出会ったことは、
運命的な不思議な力が働いたとしか思えないのだった。
それは、メタ子が桃の夢の中での優子に対して
桜の気配がすると話したことと関係がありそうだ。{/netabare}

丘の上の桜の木の下。
桜と桃が好きだった場所で、優子と桃は想いを告げる。
皆がここで笑い合うときが来るのだろうか。

(2019年10月11日)
※全体のバランスを考慮して評価を変更しました。(3.8→4.0)

(2020年8月29日)
2期の制作決定という嬉しいニュースが飛び込んできた。
個人的にきらら系のコメディではとても好きな作品。
2期を切望していたので楽しみだ。

2期決定を記念して、ABEMAとニコニコ生放送で、
1期の一挙配信が決定した。
詳細は今後、公式サイトなどで発表される予定だ。
未視聴の方はこの機会にぜひどうぞ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 77
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これで勝ったと思うなよぉ!!

原作未読
魔法少女枠かな?完全にダークホースでした。

お話のざっくり概要
優子はある日、突然魔族として覚醒。
普通の女子には生えないものが生えてしまいました。
その後あだ名が定着してしまい、本名で呼んでくれるのは母だけ。
魔法少女から生き血を奪う為、鍛錬の日々…小遣い月500円にUP!
だが、魔法少女は片手ダンプ…その戦力差は圧倒的!!!
ドアストッパーと共に魔法少女から筋トレ指導を受けるが
夢の中で好き勝手やられたりと散々な日々
ご近所に2度見され気まずくなり回覧板デビュー待ったなし
だが、懸命に頑張る努力のへっぽこ娘「時は来た…(イケボ)」
ってな感じ

書いてるうちに混乱してきました(苦笑)
魔法少女物かな?と視聴前は少し身構えてました。
そんな必要無縁のへっぽこ娘に癒されるアニメ。

主人公であるシャミ子は、へっぽこ魔族です。
もう清々しいぐらいに。
でも、怖くても家族の為に魔法少女へ挑み続ける
…けなげ(ホロリ)すっかりファンになりましたw
モデルは多摩市。
めっちゃみた事あるような既視感を感じます。

●魔法少女(モモ)戦について
なんというか魔法少女側は命かかってるからかなり強いんですよね。
対するシャミ子は…まぁ、へっぽこです。
情けをかけられてからの「これで勝ったと思うなよぉ」コンボです。
モモは色々と言葉足りてないと思いますけど、結構シャミ子に優しい。
自己ベストは{netabare}シャミ子のソーセージ{/netabare}を救出する際に更新
…とても強い(小並感)

アルバイトの着ぐるみはバク宙からの熱々オデンらしいです。
意味不明ですけど、ちょっと見てみたい…先代はドアラさんなのか?
それにしても魔法少女みかん回(8話)は爆笑しましたw
{netabare}
「コスプレぶらり旅ですか?」「ううん、通りすがりの魔法少女」
「とんでもないざっくり系です!!!」
「早く脱いで!」「脱ぎなさない!」「脱げません!!!」
「通報しようか迷ってた」
「年いくつ?」「これで勝ったと思うなよぉ」
{/netabare}
流れと勢いが凄かったです。怒涛のジャブラッシュ。
一つ一つは威力無くても、畳みかけられるとボディに効きます。
ぶらり旅も通りすがりも少しワードを足すだけで、
超パワーワードになるという良い例ですね。
ワードセンスが素晴らしいです。
{netabare}「安心して、峰打ちするから」「拳の峰打ちはただの裏拳です!」{/netabare}
じわじわと効いてくるこのセンス…たまらないw

あと、危機管理で発覚したのですがシャミ子はすんごい着痩せします。
凄いの持ってるよこの娘。
「私シャドウミストレス優子15歳{netabare}どこにでもいる町の変質者{/netabare}」
ご先祖はすごくポンコツなご先祖です。
ただ、衣装のデザインセンスは素晴らしいですね。(よくやった!ご先祖!!)

母も妹も健気で良い家族…月4万の極貧生活は辛いですね。
点数は中間評価です。
頑張れシャミ子!負けるなシャミ子!大きな魔族になるんだ!

―――――――――――――――――――――
シャミ子の声優(小原好美さん)、完璧です。
擬音というか言葉にならないようなセリフとか
(「あじゃぱー」とか「ぽがー」とか)
あと、へたれ具合とか、勝ち誇った感じとか
器の小ささをしっかり出してて素晴らしいww

母…ご先祖にも主導権を渡さない吉田家の主
良子…デジタル盛り技術に精通した吉田家軍師
ごせん像…アイドルにしてへっぽこ家計の元凶

後から気づいた事
{netabare}
2話のモモ戦の7-1の見事な負けっぷりって
元ネタやっとわかったw
ワールドカップのドイツ-ブラジル戦かwww
「1点は入ってましたか?」
「うん。友達だからおまけで1点入れといた」
優しさが切ないwこれは目汁だ!涙ではない!
{/netabare}

モモの名言
{netabare}
「出せるか出せないかじゃない。出すんだ。出していこう」
シャミ子と一緒のツッコミを画面に言ってましたw
{/netabare}

領収書まで噛むってどういうことなんだろ?w
{netabare}
テスト答案にも、もう本名じゃないのかwww
ついでに、ご先祖も張り出されてるし
この学校カオスすぎるwそして小倉が何か怖いw
{/netabare}

1話から見直してみて、改めて面白さを確認。
気づけばシャミ子の大ファンに…
ふぐふぐ? えぐえぐ? してる顔が好み
守りたい…このへっぽこw

2019.09/28 見終わって追記
すんごい面白かった。
今まできらら枠って、割と面白いぐらいの域を出なかった
だけど、本作は凄くネタが細かくって
見れば見るほどドンドン魅力が増していき
最終的にはシャミ子のファンになりましたw

色々と思った事
{netabare}
OPのネタについて
まぁとにかくサビのカオス感は凄いw
メタ子とたまさくらちゃんの存在感!w

シャミ子がみかんに「みせろ」ハラスメントしてたけど
毎週さらっと流されてるけどOPで撃ってるよねw
超一瞬だから分かりづらい

OPのドラクエ風の部分、
ボスリリスの危機管理フォームだwww
ま:99が魔法少女LV99として
「のろい」のバステも分かるけど、まひはなぜ?

ご先祖は酒に使ってたり、隣に水筒もあったり
タコさんウインナーは顔がご先祖彫りだしw
アンリのバーではご先祖とミカンがボトルキープ
あのメタ子の写真って多分、良ちゃん提供だよね
(モモ宅で、無防備メタ子を激写しまくってたしw)
みかんとのツーショットは映画館構成だけど
後ろのフィルムに映ってるご先祖は3Dメガネかけてるし
シャミ子の体操服ランニングがバインバインだったり
本編のダイジェストが詰まってるOPだなぁ~w

露出魔族だったり、飯炊き魔族だったり、
かよいづまぞくだったりする、シャミ子です。
魔法少女を{netabare}餌付けで配下にする{/netabare}などお手の物。

すごい細かい所でネタや表現を仕込んでるので
見つけるのが楽しい
{netabare}
ご先祖の来てた服、さらっと流してしまいそうだけど
「My blood sugar level is dangerous」
⇒血糖値、気を付けてぇ!ご先祖ぉぉぉ!!!
⇒{netabare}「コーラうめぇ!」って{/netabare}血糖値の原因それじゃね??
ひじきは実は鉄分が少ないポスター
飼い主募集ポスター⇒まだあの鳥、手元にいるんすねw
補習の実施についてポスター⇒シャミ子や…(´;ω;`)
でも、ちゃんと修羅場回避の所の「これから補習なので」
に繋がってるの凄いw
モモ自宅の表札…あの余白は桜さんだったのか…細かい
リリスの辛かったこと日記⇒No.5963って多過ぎw
ご先祖テレフォン⇒ミリオネアかな?
あれ?銃の引き金ってどんなだったっけ?⇒引き金が逆w
夢の中のメモ帳⇒ゆメモ帳…ちょw細けぇw
入れたばかりの色のついてない麦茶⇒確かに薄いw
段ボールがお父さんだと分かってから
⇒それまで乗せていた麦茶を床に置く優しさ
熱にも、油にも、衝撃にも強い段ボール!⇒ずっと出演w
投げられたご先祖…封印の呪いに犬あったからそこなのか
ラスト変身バンク+ミカン呪い=ワカメシャミ子98円
⇒「余もこんなんなったぞ」超笑ったw
「今のモモは無理してるように見えます」⇒背伸びww
あの犬、「いぬ」って名前なのかよwwwネーミング雑w
スルー力がハンパナイ⇒なるほど、シャミ子通報回避w
{/netabare}

■シャドウミストレス優子
体が弱くて運動神経もダメダメだが胃袋は最強クラス
ご近所さんに二度見されるのを恥ずかしがるぐらいには
普通の羞恥心を持ち合わせている女の子
(だが、命の危機であれば、露出魔族も辞さないw)
「こ…これで勝ったと思うなよ…じゃ!」
亜種バージョンのノルマも割といいw
シャミ子はお母さんを信じるとてもいい子なんですよ。

■魔法少女モモ
はーい、肉の魔法少女だよ。
バーベル片手で何キロ持てる?
あとそのままスクワットしようか?
そんな感じw
シャミ子が「頭にササミとプロテインが詰まっている」
と評していたほどの脳筋…だが頭脳派物理少女だった。
それにしてもダンベルと同時期だったせいもあって
ダンベル700回を数日に分割払いも笑った
たまさくらちゃんの熱烈なファンみたいっす
買い支える義務感…w

■魔法少女ミカン
女の子のタイプとしては一番好み…呪いさえなければ…
状況を知らない系女子だけど、
常に相手を心配し気にかけたり、幼い子に優しく接したり
正統派魔法少女やってる(ピンクの誰かさんと違ってw)
映画館のチヨモモは呪いかと思ったけど、あれ任意装着w
「そこにアイスはやめて!呪い出ちゃうから!」
一体、どこにアイスしたんですかね???
配下になったけど、モモの被害も甚大(呪い出まくりw)
大蛇がパピコ飲み込んでるのが笑ったw
ワープして気遣いフルーツをお勧めする系女子
フルーツの盛り付けすんごい女子力高い!

■小倉しおん
倫理が壊滅的にダメな人w絶望のオーラ習得済みなの?w
草葉の陰からいつも見守ってるストーカー的な人
実験したいから友達になりたいって…それ友達なのか?w

■ご先祖(闇を司る魔女リリスさん)
「嘘だろシャミ子、正直な感想を述べてみよ。見よぉ」
ニューご先祖は面白だったw
意外に頭良いみたい。超ポンコツなのにw
最終回の色々の回想の中に入ってくんなニューご先祖w
笑っちゃうだろーwww

■吉田家
シャミ子の家、ブラウン管TVなのにゲームソフト大量w
4万円でどうやりくりしたんだろう??
お茶は7~8回は出すらしい、それほぼお湯じゃんw
お母さんは良くクルクル回ってます。超かわいいw

ちょっと待って…モモのチャンネルに入る為に
良ちゃんが撮ってると思われる枕元に置いた写真…
どうやってモモの変身シーン撮ったの?すごくね??
0.01秒の中のシャッターチャンス
ってかあんな安物だとブレブレで見れたものじゃない
はずなのにこれが魔族の力なのか…良ちゃんおそるべし

お母さん、なんでこの嘘を言う事になったんだw
「原子力潜水空母でイカ釣り」
「宇宙戦艦で空気清浄機の買い付け」
ドジっ娘成分と巨乳はお母さん譲りだったのか~w

お父さんは{netabare}このミカン箱に封印されてい{/netabare}ます!
ええええええええwwww 観ててリアルで声出たっすw


■夢の中
メタ子の見た目のインパクトが強すぎるなぁw
あと、地味に武器を想像するのって難しそう。
あの様子だと正確にイメージできないと創れないみたい
重量や質感、細かい形状まで諸々イメージしきるのは
手に持ったことがある範囲のものじゃないと難しそう
(実際、シャミ子が出したのって持った事あるやつだし)

モモの名言2
{netabare}
「今ちょっと夢が立て込んでるから起こさないで」
なんぞそのワードwみかんナイスフレンドリファイア!
{/netabare}

{/netabare}

ED曲はすんごいノリが良くって好きです~
曲としてはEDの方がOPより好き
BGMもかなり良いです!

最初見始めの頃は、結構おもろいなー
ストライクゾーン入ってるぐらいだったのが
観てる内にどんどん、自分の方が矯正されてしまい
いつの間にかストライクゾーンど真ん中になってた…

ほんと細かい所、一杯あって何周しても違うの発見します
既に5周してますw 原作買いに行く予定っすー
(円盤も買うかも)

2019.10.03追記
もう3件も探してるのに2巻が見つからないぃ(´;ω;`)
(1巻と3巻は買いました!あとラインスタンプもw)
円盤も少なくなってるらしいしはよ買いに行かなきゃ…

あ、どうでもいいですがくだらない宣伝を思いついた
{netabare}
清子「お父さんはBlu-rayボックスの中にいます!」
優子「ええええ!…ってBlu-rayってなんですか?」
良子「宣伝も頑張るお姉はやっぱり凄い!」
{/netabare}
ってCMを妄想するまでは一瞬でしたw

2019.10.16追記
原作やっとゲットできましたー 面白いです!
それでアニメも神編集・神構成だったと分かりました。
(評価変更します)

思いついた宣伝パート2
{netabare}
清子「桃さんがDVDを見る権利をくれました。拝みましょう!」
優子 \眩しい!/
良子 \眩しい!/
モモ「違います!…普通にプレイヤーで見て下さい。」
リリス「シャミコ- 早くお供えしておくれ」
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 59
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ひたすらジャブを打ち続ける

<2019/7/12 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

これはちょっと予想外でした。

原作は全く知らず。

あにこれのあらすじ紹介読んで
きららだから女の子キャッキャウフフ系?
しかも魔法少女も出るのかー。
どうせすぐ予約消しちゃうんだろなー。
とか思いながら、とりあえず録画予約だけしといたんですけど。

意外と面白い。

魔族の末裔と魔法少女の日常コントです。

とにかく笑いのテンポが二重丸。
リズム感がある。
言葉のチョイスもクスッとさせるものが多い。

ちゃんとしたツッコミキャラはいませんが、それで十分笑いが成り立っている。
アニメのツッコミセリフってどうも難しいようで、せっかくのボケをツッコミが邪魔することも多いのですが、そもそもツッコミいないから大丈夫。

爆発的なホームラン級の笑いはないけど、延々と内野安打を打ち続けるような安定感があります。

魔法少女嫌いの私がついついレビュー書いてしまうような作品です。

<2019/8/21 追記>
6話まで観ました。

相変わらず単打を繋いで点を取るスタイル。
マシンガン打線というかピストル打線というか

お金に細かいのはなんかツボです 笑

あと魔法少女モノって普段見ないんですが、変身スピード0.01秒切るとかは標準タイムなんでしょうか?

<2019/8/23 追記>
第7話

・・・バク宙からのアツアツおでんってなんだろう?
ドアラかな?

<2019/9/14 追記>
10話

もう終盤なので評点付けてみました。

ところで低音ボイス「時は来た」
あの猫欲しいな

<2019/9/21 追記>
11話

いやぁ、ここに来て意外なホームラン!

シャミコママのカミングアウト。
{netabare} 実はお父ちゃんミカン箱に封印されてました!
あの居間の、ちゃぶ台がわりの。
それも10年くらいずっと。{/netabare}

衝撃過ぎる 笑

自分の中では
ソウナンですか?最終話の衝撃プレイに並ぶ勢い 笑笑
彼方のアストラの親子関係や歴史の衝撃を遥かに上回る 笑笑笑

どんなシリアスでも笑いを忘れない心構えが好きですね。

<2019/9/27 追記>
最終12話

先週の一発を除いて最後まで単打の連続でしたね。
ジャブのみで闘うボクシングのような。

こういう笑いも好きです。
地味にダメージが蓄積されてく感じで笑いが溜まってく 笑

お話も展開が無いようで意外とあったり。

あと「危機管理フォーム」
あれですか?
読者サービスの日課みたいなもんですか。
やらしさは全く感じないですが 笑

気に入ってしまいました。。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 48

71.2 5 ハートフルでファンタジーなアニメランキング5位
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (363)
1519人が棚に入れました
若くして頭角を現し、その名を知られる凄腕冒険者の青年「デイル」。とある依頼で深い森へと足を踏み入れた彼は、ガリガリにやせ細った幼い魔人族の少女「ラティナ」と出会う。片角を折られ罪人の烙印を押されたラティナをそのまま放置できず、保護者になることを決意したデイルだったが――「ラティナが可愛すぎて、仕事に行きたくない」――気づけばすっかり親バカ全開に!?

声優・キャラクター
高尾奏音、岡本信彦、小山剛志、沼倉愛美、桑原由気、高野麻里佳、田村睦心、広瀬ゆうき、福原かつみ、井上雄貴、福緒唯、芝原チヤコ、関俊彦、中村桜、米内佑希、井澤詩織

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

笑顔が止まらないホームアニメ

このアニメは心がほのぼのとなります。
ラティナの笑顔が可愛くて可愛くて、すごく癒されます。

18歳の凄腕冒険家デイルは、ある日、森の中で魔人族の女の子ラティナに出会います。
ラティナの父親(?)は森の中で死んでおり、ラティナは独りぼっちでした。
孤独な幼子をほおっておくことができないデイルは、ラティナに食べ物を与えて町に連れて帰り、面倒を見るようになります。
デイルが下宿している居酒屋の夫婦も、ラティナのことを大切にしてくれます。

そしてこの居酒屋は、怖い面相の荒くれ男たちがたくさん出入りしていますが、その荒くれ男たちも、ラティナに優しくしてくれます。ラティナの前では、ただの優しいおじさんに変わるのです。
そのギャップがとてもほのぼのします。
まるでホームアニメのようです。

ラティナは賢い子です。デイルがいない間、ラティナは居酒屋のお手伝いを自発的にします。自分が置かれている立場を幼いながら理解しているようです。
そしてラティナがけなげに店のお手伝いをする様子が、大変愛らしくて癒されます。


ラティナの笑顔を見て、私は、我が子が赤ちゃんのときに見せた笑顔を思い出しました。
どんなにつらいことがあっても、この笑顔のためならば、我慢できる。
そう思わせてくれる笑顔です。


ラティナのためならば、デイルは本当に魔王でも倒せるかもしれません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 43

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

こちらのアクセラレータさんも女児にはメロメロです(笑)

原作未読。最終話まで視聴。

ただただひたすら、ラティナを愛でる作品。
それ以上でもそれ以下でもない(笑)。

「こちらのアクセラレータさん」ことデイル(CV岡本信彦さん)もメロメロ。
ジルさんをはじめ、踊る虎猫亭の常連たちもメロメロ。
登場人物の多くがメロメロになっちゃうラティナの魅力満載な作品。



以前から言ってますけど、私はロリコンではありませんからね!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

能天気な異世界ものではなく、悲哀がありました。

 娘を狙われている父親が魔王倒すという物語を想像していたのですが全然ちがいました。テンプレ俺TUEEEでも日常でもありませんでした。
 根底に流れるのは寿命の違いによる悲哀です。7話と最終話でかなりクローズアップされます。女性たちが語るセリフ、特に7話の未亡人がなかなか良かったです。
この寿命という日常生活では忘れるけど、どこかで意識してしまう物悲しいテーマがあるので、なんといいますか能天気には見ていられないところがあります。
「泣かせるストーリー」ではなく「悲哀」あるいは「切なさ」が自然に表現されている物語は基本的に良作なことが多いし、本作もその通りだと思います。
 
 全体的に魔族との対立みたいなテンプレでもないのが良かったです。学校での事件も少し話が短絡的でしたが、幼いラティナが思い切った行動に出たとき、思わず息を飲んでしまいました。もちろん胸が痛くなりました。現代の子供たちに通じる内容で、いろいろ考えてしまいました。

 ちょっと異世界版よつばとという雰囲気もありました。内容はよつばとほどギャグでなく、もっとシリアスよりな感じですが。

 もちろんシリアスだけでなく、ラティナの可愛いところはたっぷりあります。動物に好かれる、そして食堂というか酒場の皆から可愛がられるところ。ほのぼのして良かったです。

 なぜ似たような異世界ものが多い中、こうやってなかなか感動があるのと、まったく内容が無い物があるのか不思議です。製作者側は、やたら本数を作るのではなく、こういういい話をしっかり2クールとかでしっかりした作画でやって欲しいです。

 最近の異世界もののアニメの特徴の尻切れトンボでしたが、この先が非常に気になります。2期くるんでしょうか。アニメの出来からいってきてもおかしくなさそうです。是非お願いしたいところ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

67.5 6 ハートフルでファンタジーなアニメランキング6位
ぎんぎつね(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (703)
3494人が棚に入れました
ここはとある町の小さな稲荷神社。主人公まことは十五代目にあたる跡取りの女の子。現在の神主はお父さんですが、神さまの使いである“神使”の狐・銀太郎の姿が見えるのは、正式な跡取りのまことだけなのです。
ちょっとだけ未来が見えたり、失くしたものを探せたりする不思議な能力を持つ銀太郎ですが、やる気はないし口も悪いです。でも、まこととは気があうのか、まあ仲良くやってるようです。そんな稲荷神社を舞台に、いろんな人たちがふれあう物語。
神さまの杜へ、ようこそ――。

声優・キャラクター
金元寿子、三木眞一郎、関俊彦、小野賢章、藤村歩、小清水亜美、赤﨑千夏、関智一、杉田智和、野島裕史、井上和彦

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

神社には、人間と神様とをつなぐ存在―神使がいるそうで^^

ストーリーは全然知らなくて、fhánaのOPに惹かれて観始めた作品です。

OPが大好きでそれだけで満足だったから
内容は全く期待していなかったのだけど、

こちらの予想をはるかに上回る良作でした!

心がほっこりしたよ♪

全12話です。


● ストーリー
江戸時代から続く冴木神社の跡取り・冴木まこと。

彼女は神使(しんし:神様と人間とをつなぐ霊的な存在)を
見ることができる、神眼(しんがん)を持っている。

冴木神社には、面倒くさがりでちょっぴり口の悪い狐の神使・銀太郎がいる。


神使という特別な存在は登場するけれど、
どちらかというと日常色の強い作品です。

まことと友だち(この子たちは銀太郎の存在を知らない)の友情や、
神使がメインのファンタジーや、
催しごとを通して描かれる神社のしきたりなど、

様々な要素が取り入れられていて、
ストーリーは飽きることなく楽しめました。

川のせせらぎのように、ゆったりと流れる時間。
力を抜いて楽しめる作品です^^


● キャラクター
登場するキャラクターみんな温かくて、観ていて心がほっこりします♪


≪ 人間 ≫
主人公のまこと。

困っている人を放っておけない、人が良い性格です。

まことの笑顔が大好き^^ 

この作品で何に1番癒されたって、まことの笑顔ですよ!

天真爛漫でかわいくて、いいヒロインだった♪

のんびり屋のお父さんも大好き♪


中盤から登場する、神尾悟(かみお さとる)。

OP映像では初めから登場していて「イケメン剣道男子!(*´Д`)」と
楽しみにしてました(笑)

制服男子のシャツイン、たまらなく好きなので…
ごちそうさまでした(*´Д`)ハアハア


≪ 神使 ≫
メインの神使は銀太郎ですが、私がここで紹介したいのは、ハルちゃん。

銀太郎と同じく、狐の神使。

口の悪い、やかましい子どもは苦手なので、
ハルちゃんも最初は苦手でした^^;

でもだんだん慣れたのか、
終盤はハルちゃんのかわいさにすっかりメロメロでした。

悟のことが大好きで、やきもち焼くところなんかかわいすぎて…(*´Д`)
あ、もちろん悟もかわいいのですけれど(*´Д`)ww


神使は動物の姿をしていて、
この2匹?以外にもいろいろな神使が登場します。

日常色が強い中で唯一ファンタジーな存在であるかわいい神使たちには、
すっかり癒されました♪


● 音楽

【 OP「tiny lamp」/fhána 】

初めて聴いたときにすぐ好きになりました。

明るい曲調とぎんぎつねの雰囲気が見事にマッチしていて、
アニメを観てさらに好きになりました^^

fhánaの曲は今のところ外れがなくてうれしい♪


【 ED「月光STORY」/SCREEN mode 】

夜の静かな雰囲気に包まれているかのような、優しい曲。

アニメのEDとしては普通な印象だったけど、曲としては結構好き♪


● まとめ
いいアニメだった!!

1つ1つのシーンがとても丁寧に作られていて、
制作側の愛情もたっぷりと感じられました。

観終わった後にもっと観ていたかったな、とさみしくなったよ。

温かい雰囲気にはとても癒されました。
登場人物の温かさにほっこりしたい人には、おすすめです♪

余談
≪ 今年挑戦したくなったこと ≫
・みかんの芸術的な皮むき!
・夏越の祓(なごしのはらえ)に行ってみたい♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

peaceful easy feeling

お稲荷様を祀る冴木神社の娘として生まれ、幼くして母親を亡くした時に神眼(しんがん)を受け継いだ、女子高生の冴木まこと(さえきまこと)と、神使(しんし)として冴木神社に住んでいる狐の銀太郎(ぎんたろう)の物語です。

人の願いを神様に送り届ける仲介役である神使を認識できるのは、神眼を受け継いだ者だけです。
神眼を受け継ぐのは、それぞれの神社の正当な跡取りであるひとりだけで、冴木神社の宮司である、のんびり屋の父親は婿養子なので銀太郎を見ることも話すことも出来ません。
動物の姿をしていている神使は、神社で願う人たちの心の声が聞けたり、将来を占う事ができますが、神社から長く離れていると力を失い消えてしまうようです。
作中には狐だけではなく、狛犬、亀、猿の神使も登場しますが、みかんが好物の銀太郎は屋根の上で昼寝ばかりしています。

誤解やら偏見が解消されて広がっていくまことの友人関係。
同じく神眼を持ちながら居場所がなく、周囲に壁を作ってきた神尾 悟(かみおさとる)や神使のハルとの出会い。
将来を悩みながらも成長していく、まことや友人たちを優しく見守る銀太郎。
物語はほとんどが一話完結型で、決まった時間に収めるために、間延びしている印象を受ける回もありましたが、目頭が熱くなるような話も多く、オトナや老人も丁寧に描かれているのが印象に残りました。

初詣ぐらいしか神社に行かない私には、お参りの作法など参考になりました。
お守りは自分で買うよりも、人に貰う方がご利益があり、相手の事を思ってプレゼントするとより効果があるそうですので、友人と初詣に行くときは、お互いにプレゼント交換するといいかもしれませんね。

境内で子供たちがチャンバラするぐらいで、派手なバトルなど一切ありませんから、地味で退屈に感じる方も少なくないでしょうし、キャラも萌え系に馴染んでいる方にとって魅力に乏しいとは思いますが、心の穢れを洗い流してくれるような作品で、小さな子供さんにも安心して見てもらえると思います。
TV放送が早い時間帯でなかったのは残念でしたが、興味を持たれた方が、肩の力を抜いて気楽に家族といっしょに視聴してくださると嬉しいです。

水無月の 夏越の祓 する人は 千歳の命 延ぶというなり
(みなづきの なごしのはらえ するひとは ちとせのよわい のぶといふなり)

年末の「年越の祓」同様に、半年分の穢れを落とし、健康と厄除けを祈願する行事である「夏越の祓」の茅の輪くぐりももうすぐです。
あなたにもご利益がありますように。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 36

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

神社の琴浦さん

原作未読 全12話

お話は、お狐様を祀っている神社の宮司の娘で、神の使いである神使(しんし)が見える神眼の持ち主の高校生、主人公の冴木 まことが、神使である銀太郎とともにまこと自身や友人、他の神使たちとの交流や日常の出来事を描くほのぼのとした物語です。

タイトルは、第1話を観たイメージです。
2013年冬期に放送された「琴浦さん」とこの作品の主人公 冴木 まこと(さえき まこと)ちゃんと中の人(金元寿子さん)が一緒で声のトーンや喋り方もよく似ていたので、このタイトルにしました^^

銀太郎は見た目も怖くぶっきらぼうで「めんどくせー!」が口癖、よくまことと喧嘩しますが、本当はまことを大事に思っている不器用な神使ですね。
他にも見た目は子狐で可愛いけど毒舌な神使ハルや狐以外の神使も出てきます。

1話完結で心暖まるエピソードが満載です。神使など特別な存在も出てきますが基本日常のお話が主で、主人公たちが少しずつ成長している姿を銀太郎のように見守っている感じで観ていました。

起伏があまりなく地味な作品ですが、日常系のお話の作品が好きな方には是非観てくださいね。

OP ほのぼのしている作画で、アップテンポな明るい曲ですね。
ED 心暖まるバラードでこの作品によく合ってました。好きな曲です。

最後に、ハルちゃんぬいぐるみみたいで可愛かったですね。すねているところなどわがままいっぱいで「よしよし」したくなるキャラでした^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 46

74.6 7 ハートフルでファンタジーなアニメランキング7位
世話やきキツネの仙狐さん(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (420)
1721人が棚に入れました
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話"して、潤してくれるのです。突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、諏訪部順一、内田真礼、佐倉綾音、喜多村英梨

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

のじゃロリとかそういう奴。おねロリもあるかも?「スーパー仙狐さんタイム」は卑怯(笑)!

== [下記は第1話目視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
原作マンガは読んでませんがとにかく何も考えずに癒されたい人向けと思われる、この分野のエキスパートと思われる動画工房が2019年春クールに放つアニメです。

第1話では、たぶんそこそこ優秀であるが故に便利に使い潰されかけていてストレスMAXなプログラマー中野くんの住むアパートに、神使(しんし)の狐である仙狐(せんこ)さんが現れて食事の支度をしてくれたり癒してくれたりするという、ある意味ストーリーも何もあったもんじゃない的なお話です。

仙狐さんが中野くんのところにやってくる経緯とか何もかもがご都合主義的な話ですが、「深夜アニメなんだからそのくらい夢のような話があっても良いだろう」といった清々しいまでの開き直りを感じます。

そういう作品なので、合う人には合うし合わない人にはまったく合わないと思います。

なお第1話には具体的なエピソードはありませんでしたが、OPの具合から察するにおねロリも用意されているようです。

なお、「スーパー仙狐さんタイム」は視聴者が中野くん視点で仙狐さんの癒しを楽しむという『One Room』的な奴でした。なんてあざといアニメなんだ(笑)!?
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.7.1追記:
最終話まで観終わりました。作中作『稲荷少女ヨーコちゃん』の最終回などもあり(笑)。夜空(そら)とのシリアスな会話があったことを中野くんに気取られないように振る舞う仙狐さん、さすがです!

評点だけ見ると大したことないようですが、視聴満足度は高めでした。さすがの動画工房…(笑)!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒しの空気に溢れる作品♪

11話~最終話まで
最後まで癒しの空気を漂わせたまま終わりました。終始ぶれない筋の通った作品は好きです。仙狐さんの一途な想いがとっても温かく優しく響きました。見て良かった作品です。
10話
最後に一波乱何かあるのでしょうか?夜空さんがやってきて曰くのありそうなことを言ってましたが・・・。
9話
終始ブレないほっこりした雰囲気と幸せなひとときの描写で文句ない。穏やかな日常の中に、色々な癒しがあるんだと改めて気がつきます。平凡な日常でも仲良きことは幸せなのです。結婚したら、こうありたいと思いますね。いつも笑顔で終わるお話で好感しかない作品です。
8話
仕事休みに海水浴かぁ~。行ったことないな・・・。海にはぼんやりしによく行ったけどね。仙狐さんのホッコリ感はどこにいても最強です。でも、終わりがくるのでしょうか・・・?なんかフラグらしきものが立ったので、少し心配です。最後まで目が離せません。
7話
日常の疲れをこうまで癒してもらえたら幸せですね~。アニメはこれくらいの理想的日常の方が感情移入しやすいです。仙狐さんとは違う日常で癒してくれるような人に会えるかな~?シロへの貢物を買ったコンビニはfluffy martでした。日本語ではモフモフマートって感じでしょうね。
6話
仙狐さんの穏やかな性格はいつ見てもほっこりします。大正ロマン風メイドの仙狐さんの方がやっぱりシックリくる感じです。いつも通り、のんびりなテンポと穏やかな日常に癒される作品です。仙狐さんは最後までこの感じでいて欲しいです。
5話
シロなる稲荷が現れたが、あっさりと退散w 中野君はモフフェチになった感じですね。内容の濃い話ではないが、癒しの空気感は半端ないね。精神的な幸福を日々与えてくれる仙狐さんはやっぱり神様ですね♪
4話
今日は失敗だらけの一日でしたが、中野君の優しさに救われました。
次週から{netabare}シロなる新キャラが中野君のお世話に来そうな感じです。
どうなることやら・・・w
SSTは玄関にお出迎えから子守歌まで・・・一日の終わりって感じ
でした。{/netabare}
3話
仙狐さんと一緒にいたら遊んじゃいますね。なんか楽しそうで頬がゆるみました。{netabare}ゲームもアニメも一緒に楽しんでくれて、お買い物も一緒に行けて中野くんは幸せですな~。仙狐さんも妻兼母親って言ってくれてるんだし、もうずっと一緒にいればいいと思う。隣人の高円寺さんは、あんまり興味ないので、出番は今回のみにしといて下さい。ちょいと出るくらいならいいけど。お買い物の時、帽子とコートで耳は隠れたけど、しっぽは丸見えでしたねw {/netabare} まぁ~そういうことは気にしないで流しましょう。中野くんが幸せを噛みしめている瞬間はよかったな~。平凡な日常の一幕で幸せな時間を共有できる瞬間が一番幸せじゃないかなって改めて思いました。
 
2話
癒されますね。なんかニヤニヤしながら見てました。仙狐さんが家にいたら、仕事が忙しくて疲れても、元気がでますね。平凡な幸せだけど、限りなく神々しい日常の一幕で、見てるだけで癒されます。
・・・ってことは、自分はそういう環境に無いってことなんですよねw
お隣の女流漫画家?さんはイライラしてたから、仙弧さんの男性版が必要かもしれませんね(笑)。
 
1話
これは、仙狐さんに癒されてほっこり和むお話でしょうか?仙狐さんが作り出す空気感は社会人の心に沁みますね~。これからどんなお話になるのか・・・よりも仙狐さんが、どのように癒してくれるのか楽しみです。なんとなく見てみたらすっかり癒されました♪{netabare} 仙狐さんはしっぽを触られると気持ちいいんですかね?{/netabare}題名通りの内容でよかったです。来週も癒されたいと思います♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

『うゆん』に癒される~

原作未読。最終話まで視聴。

【本作とは関係ないけど、少々反省を・・・】
最近の、私のあにこれのレビュー。
酷評の時ほど、筆が進む、進む・・・。

仕事でストレスが溜まってんのかなぁ~って”反省”m(__)m
かなり、ブッラックっぽい会社だからなぁ・・・(笑)。

【そんな私にとってこの作品は・・・】
癒されますねぇ。
本当に癒される!
ケモ耳モフモフ属性ではない私も癒される(笑)。

仙狐さんは、私たちにとって母親に該当するんでしょうか?
妻?おばあちゃん?

どちらにしても、癒しの本質は温かい母性であることは確かなようです。

【主人公の隣室の高円寺さんも良いですね】
彼女の環境適応能力は特筆ものですね。
仙狐さんや、シロをあっさりと受け入れてしまう能力。

こういうキャラにもストレスを感じさせない本作は、癒し系の鏡です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 31

79.8 8 ハートフルでファンタジーなアニメランキング8位
魔女の旅々(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (731)
2648人が棚に入れました
あるところに一人の旅人がいました。彼女の名はイレイナ。若くして魔法使いの最上位「魔女」となった才女です。幼いころに読んだ旅の物語に憧れて、流されるように気ままな長い旅を続けています。この広大な世界を自由に渡り歩き、わけのわからない可笑しな人や、誰かの美しい日常に触れながら、彼女は旅人として、これといった目的もなく、色々な国や人との出逢いを繰り返します。そして同じ数だけのーー「構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」そんな魔女イレイナが紡ぐ、出逢いと別れの物語…。

声優・キャラクター
本渡楓、花澤香菜、黒沢ともよ、日笠陽子
ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

各話毎の感想になるか・・・?

今期は安価な視聴サービスでは見られる作品が少ないので、久しぶりに少女ものに手を出すことにしました。1話を見た限りでは、ほのぼのとした作品で、作画もまあまあよく、ストーリーも安定していると思います。この手の作品はほとんど見ない私ですが、また、時間があったら続けて見るかなと思います。星屑の魔女さんですが、後の話で何かラスボス的な再登場になったりしそうな気配です。あと母親は明らかに元魔女ですよねぇ。

また何話かしたら評価を書き加えていきます。

★第二話感想 {netabare}

思ったよりもシナリオがよかったので、ラストちょっとうるりんです。このヒロインのイレーナさん、キャラデザインの髪型がなんとなく「ダーカーザンブラック」の銀に似ているんですね。そんなところもあって、気に入って見ています。第一話から一足飛びに大人の雰囲気を漂わせたイレーナさん、弟子のようなサヤとのいきさつは、優しい物語で心温まりました。前回の話もそうでしたが、「グリム童話」などのおとぎ話的展開で話が進むので、懐かしいですし今のところ安心感があります。EDは曲が私の好きなザバタック的で、これもまた趣味にはまっています。たまには少女ものもと思って見始めましたが、ほっとするアニメで今期の掘り出しものです。作画も瞳の表現がいいですね。それではまた。 {/netabare}

★第三話感想 {netabare}

今回は二話収録の形式です。続きものでないような形になってきましたが、まあまあそれでも面白く?話がちょっとほんとにグリム童話にある小話風で、しかも教訓話(と話の中でも言っていたり・・・・。)みたいで、うーん今回はちょっとダルだったかな。でも面白かったです。起承転結もきちんとしていましたしね。二話目のキャラがVガンダムのウッソとシャクティを思い出したなあ。一話目は話の救済がなかったので、「そのまま行っちゃうのかー。」とも思いましたね。イレイナさんの立ち位置が、今回狂言回しに徹しすぎだったかな?ただ安定して見ていられる感じではあります。舞台がほんとにオランダとかドイツ風なのは、見ていていい感じではあります。メルヒェンだなぁー。 {/netabare}

★第四話 {netabare}

今回は一話収録。三話に引き続き問題のある家族を訪れるという話、ちょっと筒井先生の「家族八景」っぽくなってきました。あと私は見てないけど、昔の「ミンキーモモ」の話っぽい感じがしてきたなあ。ミンキーモモって確か夢の国フェナリナーサを探して旅をするって話じゃなかったっけ。その魔女が旅するという部分がこの「魔女の旅々」と共通点があると思う。ただこの「旅々」はもっと現代風で、現代の家庭問題みたいな話になっていましたね。この父親はひどかったけど、娘がそこまでしなくてもみたいな視聴者の感想を引き出すオチだったなあ。寓意的っていうのか。ただ婚約者を残酷に殺されても我慢しろというのはあれだし、そういう出口なしシリーズでこの先も進めていくのかと思います。作画などは安定していて今回もきれいでした。ドラゴンを魔法で攻撃する場面は、Fate風で今風でしたね。
{/netabare}

★第五話{netabare}

今回も一話収録。いきなり師匠のフラン先生の再登場、しかもどう見ても「ハリー・○ッター」の学園風です。うーん、そう来ましたか。いえイレイナの魔女帽子を見た時から、そう気づくべきでありました。ただなんとなくジブリ?の「メアリと魔女の花」風でありましたが。

魔法を使って生計を立てているというラストの話で、「好きだからそうしている」という話、フラン先生の言う事はもっともですが、世の中そう甘くないし・・・・。思わず前に見た「モリアーティ」の園庭の話を思い浮かべてしまいます。ま、「魔女の旅々」ではそんな重い話は出ないか・・・?今回は前回が重い話だったせいか、明るい話にまとめられていましたね。今後もこういうメリハリのついた展開に?それではまた。
{/netabare}

★第六話 {netabare}

一話収録、二話に出て来たサヤが再登場、イレイナとの結婚を夢見るという美少女ものにはよく出てくるギャグ要員、しかしまあかわいいので許す感じ。ラストのまたイレイナとの別離の場面はちょっとシリアスだった。

正直者の国ということで、言いたい事も言えないというあたり、これまた世間の歴史によくある言論統制の話で、今回もちょっと教条風。イレイナの国王への諭しのセリフはまあまあよかった。こういった教訓話とほのぼの話の分量が今のところ1対1ぐらいだけど、教訓話があまりに増えると、ちょっと嫌気がさすかなと思います。もう少しイレイナの家族の話とかも掘り下げてほしい気がします。 {/netabare}

★第七話{netabare}

今回は二話収録、前半は東西ドイツみたいな話で、なんとなくこのシリーズはヨーロッパからの要請で製作されているのではと思っているので、そんな感じの話でした。イレイナの家族の話があったらと前回書きましたが、今回どうもイレイナの母親らしい魔女がその壁のある街を訪れて、小説にそれを書いているっぽい話でしたね。話としてはわりとしかし軽めでした。最初「右と左に別れて」というナレーションが入ったので、つい構えましたが、そんなことはなかったです。狂言回しのサヤが相変わらずでした。今後も時々イレイナの旅先でニアミスが続くのかなと思います。

後半の話は完全にギャグ話、ぶどう踏み乙女の話で、農産物の産地偽装やアニメキャラでの販促の話など、今の世相を感じる話でした。明るくて楽しかったです。ラスト、ふどう踏み乙女が今は村長の妻に収まっているというラストはほのぼのとしました。イレイナさんのぶどう踏み乙女のコスプレは、ファンには評判がよかったのではないかと思いました。愛らしい設定でしたね。 {/netabare}

★第八話 {netabare}

人形師の魔女?の切り裂き魔の犯人をつかまえるまでのお話、イレイナさんが髪の毛を切られて、「ハウル」のソフィーのようになってしまいました。お風呂タイムなどの日常描写は、イレイナさん萌えの人たちにはうれしかっただろうと思います。新しく登場した金髪の魔女はこれからレギュラー化になるのでしょうか。ラスト、ちょっとMな人形師に天誅をくらわすサヤで終わりました。人形オークション会場がGガンダムの闘技場のようだった。どうもあのあたりの人たちが制作にかかわっているのではと思うのですが・・・・。 {/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 17
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

イレイナちゃんがかわいい

主人公のイレイナちゃんがかわいいのは良いところ。
生意気で思い上がった性格は主人公としては希少です。
ケンカ売ったり言動が粗暴だったりは無いので、結構受け入れやすいタイプの生意気キャラなのではないでしょうか。
人格練れているフリをしているけど、わりと簡単にボロが出る女の子。

ストーリーはごく分かりやすい寓話風の短編集。
先に出会った人々と再会しはじめる5話からはキャラクターが前面に出てきてアニメーション的な楽しさが強くなってきます。

特にコミカルな話のときの、旅行先の国のギミックがそのままキャラクター性につながる展開はおもしろいです。
逆にシリアスはそこがへたっぴで、特に序盤のシリアスではこの作品の売りであるイレイナちゃんの存在感が限りなく薄くなっています。




放送途中の感想。
{netabare}
5話でやっと「このアニメが始まった」という感想を抱きました。
正直1~4話は前フリで、まあ見れるけど特に面白くもないという感じだったのが、ちゃんと面白いアニメになりつつあるような気がします。

6話では「正直者の国」というタイトルから連想されるシンプルなギミックをイレイナちゃんの思い上がり、イレイナへの欲望に正直になってしまっているサヤなどキャラクターの話に昇華させており、ゲストキャラクターは寓話的な余韻を持つ。
ちゃんとおもしろい作りでした。

まだ勘違いがあるかもしれませんが、旅行記の形式には珍しくキャラクターを使い捨てしない、再会がドラマを作る形式にするつもりはあるように思えます。
2人以上のキャラクターの関係性こそがキャラクター商売の真骨頂。
もしかしたら面白いかもしれません。

暗い話の時にストーリー進行に夢中になってキャラがおざなりになる傾向があったのは不安材料。

9話は暗い話でしたが、3,4話と違いちゃんとした話。
少なくともイレイナちゃんがいる意味のある話だったので安心しました。
わからせられて落ち込んでるイレイナちゃんがかわいい。
お前そういう性格だっけって感じはしますが落ち込んだり泣いてる女の子はかわいいのでとにかくよいです。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

“選びながら私になってゆく”旅物語

若くして“灰の魔女”となった少女イレイナの気ままな旅を描いた
同名短編小説集(未読)のアニメ化作品。


【物語 4.5点】
異国情緒だけでなく旅情も描写。

基本形は旅先で遭遇する事件を魔法で切り抜けたりする一話完結。
各話ごとに見るとイレイナも狂言回し風のナビゲート役だが、
シリーズ構成・筆安 一幸氏らの巧妙なエピソード配列もあって、
イレイナが主人公として旅を通じて葛藤し、
自分なりの世界への向き合い方を模索、確立していく様が伝わって来る。

出会い、別れ……そして、時に再会。
という流れにも留意し、キャラクター愛が深まるのも〇。

それでいて、コメディ、シリアスを交互に織り交ぜ、メリハリも利いている。


【作画 3.5点】
アニメーション制作:C2C

有限のソース配分に苦慮する成長途上のアニメスタジオ。
時々、建物の背景美術等のカロリー低減が目に付く場面も。

一方で、コンセプトアート担当・内尾 和正氏。
画壇でも通用するハイレベルなCG設定画が、
このイメージに近付けるんだとスタッフを鼓舞。


第六話の出島に作られた国の景観にはおおっ!と時めきました。
(正直、内実がアレなので、移住とかはしたくないですがw)


他には雰囲気を出すため担当者が100回手書き練習したという架空文字
など素材やこだわりといった骨格は確か。

あとは、C2Cの兵力がさらに充実すれば覚醒するはず。


飛行シーンも良好。特に第五話。
箒に跨がらず、横向きに腰掛ける上級者スタイル?
で追っ手を華麗にかわすイレイナさん。
中々の名フライトでした♪


【キャラ 4.0点】
「{netabare}~そこに人がいたのなら間違いなく誰もが振り返り、
ため息をこぼしてしまうほどの美貌を兼ね備えた彼女は一体、誰でしょう。{/netabare}
そう、私です。」

イレイナさんの自画自賛w
冒頭のお約束という点では、2020年でも屈指でした。

歯に衣着せない。依頼内容より報酬金額w
中々食えないイレイナですが、
私は、きっと素直な魔女なのだろうwと好感が上回ります。


師匠のフランなど、大人の魔女陣も中々食えない。
彼女たちの過去が、イレイナの言動と一部だぶるのも〇。
魔法だけでなく性格も継承されますw


あとは、隙あらば{netabare}サヤ{/netabare}とかw


旅先の住民も各々、刺激的な価値観を提供して外れが無い。

私は「瓶詰めの幸せ」のエミルとニノでしょうか。
他にグロ含みの強烈なのも色々いましたが、
{netabare}幸福観のスレ違い{/netabare}は個人的にダメージがデカいです。


【声優 4.5点】
フラン役の花澤 香菜さん、サヤ役の黒沢 ともよさんなど脇も強力布陣。

狂気だったり、百合だったり、多面性があったり、
少人数の会話劇中心で、名前だけでなく演技力も問われるオーダーにも応える。

毎回、EDクレジットでキャストを確かめるのが楽しみでした♪


強烈だったのは、最終話。
{netabare}イレイナ役・本渡 楓さんの1人22役“のみ”のEDキャスト欄。
主人公からゲル状まで多彩な芸風を披露する圧巻の本渡劇場w{/netabare}

【音楽 4.0点】
劇伴担当はAstroNotes。ピアノ、弦楽などの音を重ね異国情緒を醸し出す。

が、私の脳裏から離れないのは、コメディでグダグダな場面で多用された、
能天気なチューバの音色w


OPは声優・上田 麗奈さんの「リテラチュア」
“文芸”の楽曲名の通り、旅人の心情に迫った詩的な歌詞世界。
優しい歌声でムードを盛り上げたのに、
配役が{netabare}切り裂き魔{/netabare}ってヒデーな、おい(苦笑)

ご本人のアドバイス通り?全話観終わってから、二番目以降を聴き余韻に浸りました♪
イレイナさんは立派に主人公でしたよ♪


EDはChouCho「灰色のサーガ」
変拍子により、多彩な物語の締めに対応した優秀なED。
歌詞は、OP同様、“選択”も印象に残る。
こちらも、二番以降が本領。
大サビ前に“追い風も向かい風も味方にして”ギアチェンジ♪


【感想】
一見、ふてぶてしい魔女のイレイナさん。
ですが旅人としてはポリシーがブレていて、
私は本当にハラハラさせられました。

異国民の事情に首をツッコむのか、距離を取るのか。
選択により起きた結果に対して、責任を感じたかと思えば、気にしない素振りをしてみたり、
そうかと思えば、自分は無力で救えなかったと悲嘆に暮れたりもする。

トラブルに対して鉄則に判断を丸投げせず、
一回、一回、自分の感性で選択して、心で結果を受け止めて行く。
こんな旅を続けていたら、この娘はそのうち壊れてしまうのではないか?
そんな懸念すら私は抱きました。

思えば、初回に{netabare}イレイナに我慢しすぎだと、鼻面をへし折る話を持って来て
彼女の心情に着目させられた時点で、{/netabare}私はスタッフの術中にハマっていました。

その流れから最終話も納得。
{netabare}様々な選択の可能性の結果を具現化した多数の“イレイナ”たち。
向き合うことで、選択して来た自己を、
旅先で置いてきたモヤモヤも含めて捉え直し肯定していく。{/netabare}
これなら、もうイレイナは大丈夫だと、
清々しい気持ちでラストを迎えることができました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44

72.9 9 ハートフルでファンタジーなアニメランキング9位
ひそねとまそたん(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (349)
1248人が棚に入れました
「私は、君とソラを飛ぶ。」

甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に勤務を始めた新人だ。

素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。

だが、運命の出逢いが彼女の人生を根底から変える。

基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び、大空高く舞いあがったのだ。

こうして「OTF(変態飛翔生体)」であるドラゴンに乗りこむ飛行要員が、 ひそねの仕事になった。

国家的な命運を左右するとも言われるドラゴンには、 はたしてどんな秘密が隠されているのだろうか……。



声優・キャラクター
久野美咲、黒沢ともよ、河瀬茉希、新井里美、名塚佳織、朴璐美、梶裕貴、徳本恭敏、釘宮理恵、諏訪部順一、中田譲治

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「テレビまんが」的で良い感じ。樋口真嗣監督といえば……(第7話:『キングダム』(笑))

商業アニメ的な最初の実績としては『ふしぎの海のナディア』での演出でしょうか。

たぶん世の中的には主に特撮畑の人(平成ガメラ3部作、実写版『進撃の巨人』など)として知られており、あるいは映画『のぼうの城』や庵野総監督の下での『シン・ゴジラ』の監督としてご存知の方もいらっしゃるかも。

基本的にアニメ畑の人とは思われていない気もしますが、旧ガイナックスやスタジオκαρα制作作品には参加しているので、門外漢ではありません。

どんな作品になるか、今後も楽しみです。

== [観終わっての総評めいたもの] ==(2018.7.11)
「日本の伝統」を一見大事にしているようで、意外と批判的な作品かもしれません。でも何も知らない、調べないという態度ではなかったので、そこは高評価。でも変に「ジェンダーフリー」みたいな方向性に話がそれたりしませんでしたし、「人格否定」みたいなのはあんまりなかったのも良かったかも。
==

2018.5.18追記:
第6話: 零戦が三二型なのと、一〇〇式司令部偵察機がマニアック。
ああ、ナオさんヘッド……(泣)。

♪ジョア ヤクルトジョア 誰のもの~
ジョア ヤクルトジョア 君のもの~♪

2018.5.25追記:
第7話:『キングダム』推しがガチだった(笑)!
(コミックスの最新巻、まだ読んでないや…。)

マツリゴト、かなりお金かかるんですね…。

2018.6.30追記:
最終回まで観終わりました。世の中におもねらず、ちゃんと作りたいものを作っていると感じられて好印象。

政府が古来からの神事に関わるというのは、面白いテーマでしたね。そこに国民に知らされない形で旧軍や自衛隊の陰の活躍があるという…。

主人公はひそねなのは間違いないんですが、思っていた以上にナオさんが裏主人公的な感じでしたね。

そこに年若くして大ベテランな黒沢ともよ様を起用して作品を締めていたのは、納得のキャスティングでした。ナオさんヘッドのインパクトも、さすが(笑)!

あと、全体的に音楽は神楽も含めて地味に良かったです。まあでもたぶんそんなに人気は出ないよな、これ…。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 49
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

四柱の飛龍よ 天翔けり国翔けりたまいて 永久(とわ)の幸いをかかふらせ給え

第1話を観て非常に驚いた。
本作のシリーズ構成&脚本の岡田磨里さんは自分には苦手な作家。
今まで彼女の作品の第1話のほとんどは、
喉の奥に魚の小骨が引っかかったような違和感が残っていた。
しかし、本作には全くそれがないどころか、
今期の中のダークホースになりそうな予感すらしたのだから。

空自とファンタジーの融合が実に新鮮。
話が面白くなるかは未知数ながら期待値はMAX。
これは最後まで見届けたいと思えた。

<全12話視聴して>
最初から最後まで意外な展開で次回が楽しみだった。
ただし、前のめりで面白かったのは8話まで。
9話以降はどうにもしっくりこなくなった。
以降、各話レビューは書く気が失せた。
最終話で物語評価は4.5→3.5で更新。
ユーモア成分が足りなくなったのもマイナス。
{netabare}
自分にとっては、詰まらなくはないが詰めが甘い作品だった。

生贄とかシビアなネタは、2クールだったらぶち込んでもいいと思うが、
1クール12話の構成なら、OTFと共に生きる女子の成長物語程度で
まとめたほうが良かったと思う。

前半と後半であまりにも空気感が違った。
しかも、後半のシリアス展開が尺足らずで
ご都合主義な中途半端感が残った。

特に最終話はかなり不満。
ほとんどの関係者がひそねが戻ると信じてるが、
ひそねはミタツ様の中に3か月も取り残されてる現実があるのに
何もしないし気にしない。
前澤2等空佐が、曽々田司令や柿保飛行班長に対し
そんな不自然さにツッコミを入れてくれてたが
だからといって腑に落ちるものでもない。

ひそねの食料は?飲料水は?
ひそねの親族へ彼女のことどう伝えたのか…殉職?長期出張?

ひそねは生死不明なのに周りの関係者は呑気すぎ。
常識的には、可及的速やかに地面の掘り起こしとか
何らかのひそね救助を講じてると思うのだが...。

しかも財投と絵瑠の色恋の顛末まで描かれる。
ひそねが問題なく戻っていれば微笑ましいことだが、
戻ってないから不謹慎で釈然としない。

総じてほとんどのキャラは、いい味出てて魅力的だった。
しかし、ナツメというキャラだけは、
中の人の演技力の問題もありいまひとつパッとしなかった。

名緒の幾嶋への恋は、終わったようだが、
いつの間に?という印象でこれもパッとしない。

リリコスがキングダム(飯干)なら連絡先交換に興味がある発言は、
キャスト二人が夫婦であるゆえ、ちょっと可笑しかった。

OTF飛行班の解散も説明が足りない。
OTFは、パイロット不在でも単独飛行が可能と言うことなのだろうか?
これから74年後の次のマツリゴトまで、OTFはどう管理され生き続けるのか?

OTFの飛行は、犬の散歩のようなもので定期的に行わないと
体の冷却、ストレス発散など問題あるものと解釈して
OTFが生き続ける限りDパイは必要と思い込んでいたので
飛行班の解散は全く納得できなかった。

ファンタジーは、自由な発想の世界観であり
現実的な問題はある程度は放置されてもそれほど気にならないが
本作には自衛隊という現実的な組織があり、
キャラたちは日本の社会人として存在してる。
その場合、細かい所に現実味がないと白けてしまう。

これでは話が練れているとはとうてい言えないだろう。
せめてもうプラス1話で、ひそねの脱出にまつわる話が
丁寧であればもっと評価高かったと思う。
{/netabare}
<キャラクターデザインとメカニックデザイン>
{netabare}
昨今のアニメとは明らかに一線を画す、
思い切り簡略されたキャラクターデザイン。
これは、主人公と彼女に現場で直接絡む
同世代から中年未満限定で適応される。

この丸々とした感じ。
「小林さんちのメイドラゴン」の、
少し遠目になったときのキャラに似てる。

しかし、本作では顔がアップになっても、
キャラに鼻すらないことが圧倒的に多い。
肌は基本的には単調。女性は少し頬に紅が乗ってる程度。艶もない。
しかし目力だけはしっかりしているのが魅力。

そんなマスコットのようなキャラが、
岡田脚本らしい、人間の生々しいマイナスの内面をさらけ出す。
これが、普通の萌え系や精細な作画だったら、
この毒を受け止めきれず、いつものように
1話から違和感を感じていたかもしれない。
自分にはとって、どうやらこのキャラデザが
岡田脚本を受け止めるため功を奏したようだ。

かと思えば、モブキャラの整備士などや、中年以上の世代の大人全般は
リアル寄せの顔の輪郭になっていて、鼻や皺もそれなりに描かれる。
逆に目力が無く存在感は抑えられる。
そのおかげで、ファンタジーであってもリアル感が損なわれず
地に足が付いた感じがある。巧みな描き分けだ。

総合的に見ると、一見チープなようで、
よく考え込まれたキャラデザだと思う。

そんなキャラクターたちと、人の温もり溢れる水彩絵画的な背景が、
絵本のようなやさしい世界を作り出し、ファンタジー性を高めている。
音楽もそれに非常に合っている。

メカニックデザインは、キャラデザとの親和性を保ちながらも
F-15Jの離陸時など、行程と動作などに現実味があり説得力が大きい。
パイロットスーツもなかなかリアル。

1話を観終えてから、マクロスやアクエリオンシリーズでお馴染みの
河森正治氏がメインメカニックデザインということで、さすがだと思った。
{/netabare}
<キャラクターと声優>
{netabare}
プレスコによるアフレコらしく、
アフレコに合わせた作画はキャラに非常に感情移入しやすい。

<甘粕(あまかす) ひそね(2等空士→2等空曹) [TACネーム ひそね]> CV:久野美咲
搭乗するドラゴン(愛称 まそたん)は日本の主力戦闘機F-15Jに偽装される。

心の本音が声で駄々洩れになるというイタヒロイン。
1話からその悪意無き毒舌で、周りにいらぬ波風が...。
しかし4話になり、新登場の彼女以上の個性が強いキャラに囲まれるとイタさより可愛げが増してくる。
他のキャラの毒が意外にも、ひそねの毒を中和する効果があるようだ。

主役を演じる久野さんの声は、本作では花澤香菜さんに似てる気がする。
演技の幅も広く、キャラとよく馴染んでて安心できる。
久野さんのことは今まで存じ上げてなかったが、これから注目していきたい。

<貝崎名緒(かいざき なお)2等空士 [自称TACネーム セクシージャガー]> CV:黒沢ともよ
ひそねに第一の座を奪われたもののDパイ候補生としての資質は十分なパイロット。

1話から登場して、いきなりインパクト最大のキャラとなった。
以降ひそねとは、ある意味ゴールデンコンビになる。

思春期でもないのに、普通あれはない。ファンタジーなればこそのキャラ。
1話を観た時「ひそねとまそたん」より「ひそねとなお」のドラマの方が興味深くなった。
名緒にとって、ひそねとの出会いは吉とでるか凶とでるか。
本作でこのキャラがどうなっていくのか非常に楽しみになった。
4話まで観た後は、インパクトだけの出オチで終ってないどころか本作で一番好きなキャラになりそう。

「響け!ユーフォニアム」の久美子から注目するようになった黒沢さんだが
こういう毒を内に秘めたキャラはものすごく嵌る。

<樋本 貞 (ひのもと さだ)> CV:朴璐美
1話から登場。3話では台詞無し。4-6話は未登場。

基地に出入りするヤクルトおばあさん。
販売員なのに初対面のひそねにジョアをタダであげる気前の良さ。
出番も台詞も少ないのにいい味出てる。
こちらもファンタジーなればこそのキャラで、なんとも不思議な存在。
実はおばあさんは、ひそねのご先祖様の守護霊でした。
なんてオチがあったとしても、1話を観る限り納得してしまいそう。

演じてる朴さんは、2015年12月25日付官報によると
韓国籍から日本国籍になったそうな。
キャラの読みが、日ノ本に(母国を)定めた、と暗示してるよう。
偶然か故意か不明ながら洒落たキャラ名だ。
彼女が老年キャラを演じるとは実に新鮮。
2018年で46歳になられた朴さん。
いつもの男前キャラと全く違う味わい豊かな演技。
声優キャリアも20年目となり、そろそろ円熟期に入りつつあるよう。

<幾嶋 博己 (いくしま ひろき)> CV:諏訪部順一
2話から登場。4-6話は未登場。
パイロットスーツ開発の民間企業の技術者。

このキャラも本作のキャラデザでなければ、
笑えない存在だったかもしれない。
セクハラを通り越して、痴漢行為で逮捕レベルの振る舞い。
技術者というよりファッションデザイナーに見える。
「美しい」「素晴らしい」といった感嘆言葉を
フランス語、ドイツ語、イタリア語などの単語で表現。
口調と言い気障なことこの上ない。
そんな彼だが、名緒は彼に恋してるよう。

この手のキャラは、子安武人さんの方が十八番な気がするが
諏訪部さんの、バリトンボイスの演技は意外と嫌味がなく、
天然な変態感がいい感じで、これはこれでありと思えた。

<星野 絵瑠(ほしの える) 空曹長 [TACネーム ペンギン]> CV:河瀬茉希
4話から登場。福岡県築城基地所属Dパイ。階級は4人のDパイの中で一番上。
搭乗するドラゴン(愛称は ノウマ)は洋上迷彩の個性際立つ国産戦闘機F-2Aに偽装される。

Dパイの先輩として、ひそねに一番見込まれたのもの
有能そうで実際は不器用で思い込みが激しいキャラ。
ドラゴン虐待ともとれる、愛情が欠落した言動が痛い。
今後大きく成長していくのだろうか。

河瀬さんも久野さん同様、今まで存じ上げてなかったが、
これから注目していきたい実力者と感じた。

<絹番 莉々子(きぬつがい りりこ) 2等空曹) [TACネーム ジミー]> CV:新井里美
4話から登場。青森県三沢基地所属Dパイ。
搭乗するドラゴン(愛称 あけみ)は早期警戒機E-2Cに偽装される。

視線恐怖症。マイペースでコミュ力弱し。
彼女の地味子のイメージがTACネームの由来。

新井さん。こういう、リゼロのベアトリスのような
口数少ないアンニュイ&シニカルで観察眼鋭い役は最高です。
新井さんと言えば、レールガンの黒子の方が有名かもしれない。
しかし、性格が陽気な黒子よりこういう陰気なキャラの方が嵌る声優な気がします。

<日登美真弓(ひとみ まゆみ) 2等空曹 [TACネーム モーリス]> CV:名塚佳織
4話から登場。埼玉県入間基地所属Dパイ。
搭乗するドラゴン(愛称 ふともも)は中型戦術輸送機C-1に偽装される。

初登場の4話では、オノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)を
頻繁に言葉にする癖があるように見えた。
(くんくん ぱっくん ごっくん がさがさ ぐしゅぐしゅ いそいそ)
また、おっとりで温和そうに見えるが笑顔の奥にある激情がちょっと怖かった。
動物に愛情を持たぬ者に向けられるそれ。
元動物園の飼育員らしいが、過去に何らかのトラブルがありそうにも見えた。
しかし5話以降、周りのDパイと打ち解けてきてからは、
おっとりさが上回り、それほど癖を感じなくなった。

名塚さんは、声優キャリアは来年には20年のベテラン。
演技の振り幅の大きい役を見事に演じられててさすがだ。
{/netabare}
<音楽>
{netabare}
本作は、オーケストラ主体の劇伴の存在感が大きい。
中でも、シンプルなピアノ伴奏の女声合唱曲が個人的にツボ。
サントラ欲しくなった。

・オープニングテーマ「少女はあの空を渡る」(2話から)
オーケストラ伴奏が作品のスケールを大きくしてくれており、天翔ける龍のイメージとドンピシャ。
岡田磨里さん作詞の歌詞も画面に表示され、じっくり味わいたい曲だ。
初めはメロディは地味に感じたし、歌声も素人っぽくていまいちかと思った。
しかし、聴くほどに心に染み入ってくる。
今では、不器用なヒロインの物語であるこの作品に非常に相応しいと思える。

・エンディングテーマ「Le temps de la rentrée ~恋の家路 (新学期)~」(2話から)

1966年のフレンチポップスのカヴァー曲。
オープニングとは全く違う独特な魅力がある。
踊る彼女たちの映像とよく調和してとてもお洒落。
Dパイの女性キャラたちがフランス語歌詞で歌う。
初見時はなかなかのインパクトで新鮮だった。
出来ればフランス語歌詞だけでなく日本語訳も表示してもらいたい。

話数によってボーカル組み替えあるのがユニーク。
(ひそね×名緒、絵瑠×莉々子×真弓など様々なバージョン)
2-4話は、上記の組み合わせでユニゾンのみだったのが、
5,6話ではハモったり、7話で莉々子のソロになったりと
遊び心があって飽きない。
{/netabare}
★ 第2話「ドラゴンの名前はまそたんにします」(脚本:岡田磨里)
{netabare}
<今回は名緒が主役。彼女のポンコツさに萌える>
精神年齢も見た目も小学生レベルの彼女。
嫌がらせでおかずを取り換えるなら、大量のわさびを仕込んだものにするとか
他に効果的な方法はいくらでもありそうなものだが、メンチカツをコロッケにするだけという…

相手を寝不足にする作戦も、自分の好きなもの聴かせてたら逆に自分が眠れなくなるという…

そんな間抜け具合が絶妙で癖になる。

ひそねも大概で、普段はあれだけ他人に辛辣なのに
名緒にだけは、なぜかすべてを好意的に解釈。

結局どっちもチョロインで似た者同士。
実は相性とっても良さそうなのが微笑ましい。

幾嶋に♡マークの名緒のレポート。静止画でじっくり読ませてもらった。
胸から下がマシュマロマンみたいなパイロットスーツの試着の、もこもこな感想で可愛い。

名緒は、ひそねの前ではヤンキーに、幾嶋の前ではミーハーちっくな乙女と、そのギャップがまた可笑しい。

また、ゆりかごから墓場までウエルカム、なんて言って何気にセクハラしてるF-15Jのパイロット、財投一尉。
こんなん、現実にいたら空自の信用問題になりそうだが、なんとも憎めない。
{/netabare}
★ 第3話「責任とってくださいよ」(脚本:小柳啓伍)
{netabare}
第1話でオール4にした評価を、今回でキャラ、作画、音楽をそれぞれ4.5で更新します。

どんどん話に引き込まれていく。

脚本が今回、岡田さんじゃなかった分、
若干キャラの毒が薄まっていい塩梅だった気がする。
それとも単に作品に慣れただけか。

今回の作画は、F-15Jの飛行シーンの拘りが素晴らしい。
大慌てでトイレに駆け込むかのように
ドリフトして格納庫に飛び込むまそたんが愉快。
また、ひそねや名緒は相変わらず表情豊かで可愛い。

財投一尉も、女性キャラを振り回すサブキャラクターとして定着してきた。

スロープ、キャッスル、ロング、イール…。
そう言えば2013年のドラマ「空飛ぶ広報室」で主人公の空井のことをスカイと呼んでたような。
今回、TACネーム(以下TN)の事、初めて知った。
色々、空自のこと調べてみたくなる作品だ。

ただ、前回から感じてる少々残念な点は、台詞が割と長いセンテンスを早口で、
時には空自の専門用語など入ってたり、台詞と台詞がぶつかり合ったりと、
字幕が無いと聴き取りにくい場面が多いこと。
音響監督さん、音量バランスにもっと配慮して台詞を聴き取りやすくして欲しい。

<2017年11月19日 8:30-15:00 岐阜基地航空祭 に向けて>
その1:名緒はひそねを超えられるか

「(Dパイ)補欠として輝ける場所を見つけた名緒さん、尊敬します」
「私は名緒さんに対して一定の評価をしただけなのになぜ…」
「これで貢献出来てると思える名緒さんが羨ましいです」

ひそねの悪意無き直球言葉に名緒は免疫ゼロ。
顔真っ赤になって襲い掛かっても、全く動じず、どこ吹く風のひそね。
最早、単にスキンシップしてるかのような二人。
天然なひそねに、結果としていいように振り回されてる名緒が面白い。

名緒の製作した本人似のダミーパイロットは、意外な所でショーに貢献。
しかしあれでは、名緒はひそねにこれからも当分勝てないような気がする。
首無しパイロットの帰還をどう誤魔化したんだろう?

その2:ヒソネはフォレストを超えられるか

Dパイ(ドラゴンパイロット)の前任者、森山元二尉(TN:フォレスト(森))登場。
現在のひそねの上司、柿保(かきやす)飛行班長(TN:パーシモン(柿))の後輩。
森山は3年前に引退し、今は男児一人に恵まれた主婦。
元ボンキュッボンも今では母親らしくボンボンボン。
航空祭当日に子連れで基地に訪問。

彼女とひそねの絡みで人間ドラマの深みが増した。
フォレストとパーシモンの過去のドラマも観てみたくなった。

今のフォレストとパーシモンのお互いを理解できてるような良さげな関係は、
将来のヒソネとヤンキー(名緒のTNと言ったら取り合えずこれ)の
関係を暗示してるような気がする。

<まそたん、君ってきっといい奴だ>
今回でまそたんは、とっても賢く洞察力があると確信。

他の機体の不調を見抜き、人の気にも敏感。
航空祭の大勢のギャラリーの気は、そんなまそたんには負担が大きい。
萎縮するほどの大きなプレッシャーになるようだ。

今回まそたんがそんなプレッシャーに勝てたのは、
ひそねのマジレッサー度がマックスになった時だった。

もしかすると、オスカー(まそたん)が3年前にフォレストを乗せなくなったのは、
彼女が妊娠してると気付いて母体を労わったんじゃないか。

ナイーブなのは、まそたんもひそねも名緒も一緒な仲間。

ひそねとの交流から名緒も脱皮して、まそたんに受け入れられる日もきっと来る。
今回、そんな予感がした。

次回、いよいよEDで踊ってる他のDパイ3名も合同訓練のため岐阜基地に集結。
どんなドラマが生まれるか非常に楽しみ。
{/netabare}
★ 第4話「ヤツらが岐阜にやって来た」(脚本:和場明子、岡田麿里)
{netabare}
面白さがターボで加速しました。
それはまさに今回、ひそねとまそたんの、
F-15なのにガツンとロケット打ち上げシーンのよう。
物語の評価を4.0→4.5で更新します。

<濃すぎる面々によるIt's Show Time!>
ひそねのボケ、名緒のツッコミは相変わらず楽しい。
このお笑いコンビに拍手喝采を!
財投一尉のコメディ要員としての株も上昇中。
そこに、新キャラの3人のDパイ参入。

<Dパイ勢揃い(4人+1人)。その化学反応は一体何をもたらすのか>
今回の新キャラの三者三様の個性の強さは、生みの親の岡田さんの真骨頂。
誰もが一筋縄ではいかない内面に毒持つ印象だった。

今回初登場の3人のDパイ
1.ペンギンは、ギスギスなヒーローコンプレックスの持ち主。
2.モーリスは、円満具足のようでメンヘラっぽい部分もちらほら。
3.ジミーは、見たままのネガティブ思考の根暗。
 しかし常に冷静で観察眼鋭そう。
 また人を食ったような掴みどころがないキャラで、
 実は5人の中で一番強かなメンタルの持ち主な気がする。
(今回は、バカボンのレレレのおじさんを思い出す、トゥルルル走りが最高だった。)

そこに、ひそねの天然な毒舌家、名緒の裏表のないツッパリ性格が加わる。
さて、混ぜるな危険で終わるか、混ぜたら最高の妙薬に生まれ変わるか。

飯干事務次官という謎のキャラも最後に登場。
そして気になる新たな謎の提示…ドラゴンが嗅ぎ分ける適正者のたった一つの共通点。
それは、銘菓「白い恋人」に例えられたが、その心は?

次回も、彼女たちから目が離せない。

<ツボに嵌ったひそねの今回の名(迷)言集>
「動物的勘で生きている名緒さん、TACネーム セクシージャガーには必要ない話かもしれませんが…」
「F-2をポンコツと呼ぶなら星野さんご自身もポンコツということで」
{/netabare}
★ 第5話「スキ好んで嫌われたい人なんていますか?」(脚本:和場明子、小柳啓伍、岡田麿里)
{netabare}
今回、ひそねとペンギンの、お互い独り言なのに会話として成立してる浴場シーンが最高に可笑しかった。
さらに、脱衣の置き場所も、こいつらどんだけ気が合うんだ、と。
財投は今回、スケベとその報いぶりがルパン3世っぽく見えて笑える。

<心に白の空白を持つ少女たち>
だからって、”白い恋人”と絡めるのは、こじつけっぽくてちょっと肩透かし。
しかし、お菓子シリーズはしばらく続くのか、今回は”かもめの卵”登場。
OTFによって孵化しなければならないものとは?
もう答えはどうでもよく、次回も何かお菓子に例えるのか、
どのお菓子が出てくるのか、そっちの方が興味深くなった。

ところでそのお菓子シリーズをネタにして謎を振りまいてる
飯干事務次官役の下山吉光さんは、ジミー役の新井さんとご夫婦。
今の所、直接やり取りするわけではないので収録は別のタイミングと思われるが、
今後会話するなどタイミング一緒で、夫婦共演が実現するといいな。

<名緒が、まそたん乗りになれなるためのヒント>
他のパイロットを観察すれば自ずから発見できそう。

照れずに強がらず素直に、愛情と、
自らの弱さも赤裸々にさらけだす様な感情表現が肝のような気がする。

名緒が一度まそたんに飲み込んでもらえたのは、
泣きじゃくって子供のように、弱気な感情表現を素直に出来たからだろう。

例えば今回、ひそねが愛する者を舐めまくる姿は飼い犬のよう。
名緒もそれぐらい愛情を素直に表現できれば、
まそたんに意外とあっさり受け入れられるのではないか。

しかしひそねは、ちょっと行き過ぎてて滑稽。
ご主人?の名緒と片時も離れたくないようで
まさかのアレをミッション先に持ち込む始末。
いかにも名緒がしゃべりそうな台詞を真似て
ちゃんと会話を自己完結させるという、
もはやイタコ芸(相手は生きてるけど)。

とは言え、ペンギンがF-2Aに受け入れらたのは
心に白の空白を持つ+別なαの理由だろう。
その理由が判明するようなF-2A組の過去の交流エピソード、
これから描かれると期待したい。

さて今回は、ペンギンの考え方の問題がネックで
4人のDパイの団結は阻まれている感。
この無人島脱出ミッション、
どうやって達成するのか予想しにくいので次回も楽しみ。
{/netabare}
★ 第6話「君の名前を叫ぶから」(脚本:小柳啓伍、和場明子、岡田麿里)
{netabare}
Dパイの絵瑠を除く3名は、お互いニックネームを付けあい
徐々に打ち解けてきた。

今回は、絵瑠の過去も描かれようやく感情移入できた。
そして彼女の成長が垣間見えてよかった。

しかしキャラとしては、莉々子(リリコス)の有能ぶりが際立った。

色々と他の気付きを促す彼女。
一人、他とは別なテンションでぼそぼそ呟いたり、
時に「ババーン」と叫んだり、
舞台俳優のように大げさに発声したり…
中の人、新井さんの演技は、
独特のイントネーションで台詞の緩急のつけ方が巧く、
絶妙なキャラ付けを成し遂げた感あり。
{/netabare}
★ 第7話「恋する王国」(脚本:岡田麿里)
{netabare}
岡田さんの、2話以来の久しぶり単独脚本回。
2話では「盗んだバイクで走り出す」(15の夜/尾崎豊)、
今回は「必ず最後に愛は勝つ」(愛は勝つ/kan)など
岡田さん世代には忘れられない20世紀の名曲の歌詞の一部を
分かる人にはわかるように台詞の中に挿入する遊び心が楽しい。

Dパイの内、ひそね、絵瑠、真弓に
見事なまでに恋愛カップル成立のフラグが立った。
Dパイを続けるには恋愛はご法度。
この三名にとっては、ある意味最大の危機到来といったところか。

また色恋絡みのエピソードを免除された莉々子(リリコス)。
彼女は前回以上に存在感が増した。
彼女がキングダムマニアとは、
イメージぴったりで原作チームはよく考えたものだ。

リリコス(新井さん) × 官僚(下山さん)の、
キャストが夫婦のやり取りは、さすが息がピッタリで楽しい。

ここまで毎回ずっと、毎回実在のヤクルト製品、銘菓、漫画など
作品に登場していて常に現実との架け橋があった。
だからファンタジーであってもどこか地に足のついた感じがするのだろう。

また、ヤクルトおばあさんに、さらなるミステリー要素アップの今回。
次回の前ふりも含め、おばさんに、DパイOG疑惑発生。
そう言えば、前回で4人の夢の中に共通して現れた
第二次世界大戦中のDパイはヤクルトおばあさんの若かりし頃に見える。
さてさて実際はどうなのか、それは次回のお楽しみ。
{/netabare}
★ 第8話「期間限定!激辛おばあさん味」(脚本:小柳啓伍)
{netabare}
OP楽曲変更(少女はあの空を渡る→少女はあの空に惑う)
新たなキャラ登場で新章突入。

今回から、劇伴含め神道カラーが濃厚になり
OTFの歴史は、神祭りを専らとする人々より
影から支えられていたことが判明。

事務次官を名乗っていた飯干は、
実は神道の祭典・儀式などを司る式部官だった。
さらにOTF機付長(整備責任者)の小此木空士長も、
実は神祇官大副が正式な役職で祭祀遂行の実務者だった。

<岐阜の異機種大編隊作戦 (仮)>
OTFの総元締めとされる超大型のミタツ様。
普段は眠っているが、その臥所(ふしど、寝所のこと)を変えるため
74年に一度、周期的に目覚めて新臥所まで長距離を移動されるらしい。

訓練で使われた無人島は、なんとミタツ様そのもの…その大きさは圧倒的。
しかもその訓練の真の目的は、長き眠りのミタツ様を起こすためにあった。
ミタツ様が主宰神なら、まそたんたちはその眷属といった感じか。

今年、現状の現臥所の日本海上から、
三日三晩掛けてゆっくりと岐阜北部の山間部へ向かう予定らしい。
移動先を間違うと移動先に大災害が訪れるので国家事業の大プロジェクト。
既にお馴染み4体のOTFは、そのエスコートが最大の任務であり、
そのマツリゴトと呼ばれる神事遂行に欠かせない存在。

謎だったヤクルトおばあさん、樋本 貞は、
大方の予想通り元Dパイ(旧陸軍の航空隊所属)。
前回の神事を成し遂げた現状唯一の生き残り。
関係者からは、尊敬を受ける立場だった。

貞は、Dパイの教育係として岐阜基地内に赴任。
マツリゴトは3か月後に実行予定。
その本番に向け現役の4名のDパイは、
映画にありがちテンプレ米鬼軍曹風の貞の厳しい指導を受けることに。

<新キャラ、三角 棗(みすみ なつめ)登場>
今回のマツリゴトを支える6人の巫女も岐阜基地に派遣。
その一人ナツメは、小此木と旧知の仲のよう。
中の人は、主題歌を歌う福本莉子さん。
本作が声優デビューらしい。
これからどんな形で話に関わるのか、今の所全く不明。

今回は、ファンタジー感がさらに増し増し。
予想のはるか斜め上の展開に実にビックリです。
その反面、コメディ要素は激減でした。

キャラたちの恋の行方は興味深いし、結末も予測不可能で面白い。
ですがちょっと寂しいのは、本筋に飲み込まれて
6話からずっと名緒の存在感が希薄になりつつあること。
一番好きなキャラなので今後に期待です。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 31
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

中毒性のある優良作。

久野美咲さんと黒沢ともよさんのコンビって、最強じゃないですか?
新井里美さん、名塚佳織さん・・・。
大物声優目白押し。

特徴ある作画は終始安定。
テンポの良さと個性溢れるキャラが癖になる。
OP、EDとも癖になる。

今まで視聴してきたどの作品とも違う、でも癖になる不思議な作品。
中毒性という点では、私史上最強クラスかも知れない。

{netabare}1~3話までは、ひそね役の久野美咲さんと、名緒役の黒沢ともよさんの好演”だけ”が光る作品だと思っていました(笑)
ひそねとまそたんの関係”だけ”が見どころの作品と言っても良いくらい。

4話で絵瑠、莉々子、真弓の3人が加わってから、物語が俄然面白くなってきた。
Dパイ同士の関係。
Dパイと他の男性隊員の関係。
Dパイと変態飛翔生体との関係。

8話で、変態飛翔生体とDパイたちの真の目的・役割が明かされてから更に面白味が倍増した。
更に、9話では意外な問題が・・・。
「7話の話がここに繋がってくるんだ」と。

そして感動の11話、12話に続く・・・。{/netabare}

「起承転結」がビシッと決まった、物語としても、とても面白い作品でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 42

73.3 10 ハートフルでファンタジーなアニメランキング10位
死神坊ちゃんと黒メイド(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (266)
860人が棚に入れました
触りたい 触れない ―世界で一番、切ない両想い。幼い頃、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。呪いによって周囲から拒絶されるようになった彼は、森の奥の大きな館で孤独な日々を過ごす。そんな彼に仕えるのがメイドの「アリス」。しかしそのアリスの存在が坊ちゃんの一番の悩みの種。なぜならアリスは日常的に逆セクハラを仕掛けてくるから……!いつもギリギリの距離感で誘惑してくるアリスと、彼女のことが愛しいけれど手をつなぐことすら許されない坊ちゃん。二人の純愛は、果たして実を結ぶのか…!?

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

素敵な御伽噺

<2021/10/17 追記>
一つ書き忘れてたので補足
アリス役の真野あゆみさん
素晴らしかったです。
清楚さと落ち着いた色香と優しさと哀しさが綯交ぜになったような、少し低音の自然な声
真野さんのキャスティングがなかったらここまでの雰囲気は創り出せなかったかも。
もう一度言います。
素晴らしかった。


<2021/7/8 初投稿>
原作未読
見始めなので評価はデフォルトの3.0です

ありがちな思春期男子向けのサービス作品かと思ったらそんなことなかった
格調高いです

色気振りまいてるように見えて存外いやらしくない
そういうの期待してるとがっかりするかも
でも作者が見て欲しいところはおそらくそこじゃないような

押切蓮介先生の絵柄に似ているのでちょっとクセはあるものの、それも含めて味になってる

今期10作ぐらい見てようやく刺さりました
期待大です

<2021/7/27 追記>
4話まで見ました

3話のビリヤードシーン、かなり上手く描かれてますね
一球目の手玉の動きがおかしい(二度撞きのような動きしてる)けど、他は自然でした
アニメのビリヤードシーンの球の動きってCGでも変なことが多いんですよ
チョークの塗り方と左手の形(ブリッジ)が変なのはご愛嬌

Bパート・夜の湖のシーン、いいですね
青の色調が気持ちいい

そして4話
今までとちょっと違う感じの新キャラ登場
今後、呪いの正体に近づいていくのか?
という期待を少し抱いたり

本作の二人の関係、というか距離感は「からかい上手の高木さん」に少し似てますね
こういうの好きです

<2021/9/21 追記>
最終話まで見終えました。
予想以上に良かった。

「上品な御伽噺」でした。
全て幻想的な空気に包まれてますね
ARIAのケットシーの回を彷彿とします

坊ちゃんとアリスに全く裏表がないところも好感度大。
二人ともよい子で真っ直ぐにお互いが好き。
そういうのを見てると嬉しい。

最終話の坊ちゃんのお母さんに向けたセリフはまっすぐで気持ちよかった。
その後のお母さんの表情見て
なんとなく、君嘘・公生の公生ママとの対話のシーンを思い出したり。

今期、やはりかなり好きな作品です。。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 43
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

え。。うそ、やだ、、、いい。

原作知らず。

見る気全くなかったんですが、見始めたら止まらなくなってしまった。

物語:{netabare}
最初は痴女アジテータが初心な男の子を相手に純情もてあそぶ系のお話かと思っていたのですが、、、、すんませんでした。

魔女に呪いをかけられた坊ちゃん(貴族の長男)。彼が生き物に触れると、それは即座に死に絶える。母に疎まれ、別邸に押し込められるように生活している。
触れてはならない主人=坊ちゃんの身の回りの世話をするメイドのアリス。しかし坊ちゃんの「その気」を挑発するように急接近やらチラ(?)見せを繰り返していく。互いに想い合う坊ちゃんとアリス。でも、どんなに想っていても、触れあうことは出来ない。

はー・・・なにそれせつない。{/netabare}

声優:{netabare}
アリスがとても良かった。
坊ちゃんは・・・・実は苦手なタイプの声質ではあるのですが、演技としては良かったと思う。
友達魔女ズ(男女)どちらも良かったです。{/netabare}

キャラ:{netabare}
坊ちゃんの変化・成長が心地よかった。アリスの静かな変化も愛らしかった。その他、脇を固めるキャラもそれなりにしっかりしていたと思う。
魔女軍団のボスとアリスの母親・・・どうなってんのおいそれびっくりしたよ。{/netabare}

音楽:{netabare}
OPはちょっと、、、苦手。EDは良かった、たまに、切ないというかしんどかった(良い意味で)。劇伴も良かったと思う。{/netabare}

作画:{netabare}
人物は基本的に3DCGで描かれている。苦手な方にはダメなやつだろうけど、僕は概ね好意的。あと少し。あと少しのところまできているよ。たぶん。そのあと少しがおそらく凄い大変なんだろうけど。

本作はタブレットでの視聴がメインだったので、ちゃんとみることが出来ていたか不安なところがあるのだけど、気になったポイントは「キャラ視線」と「ギャグシーンのワタワタの表現」。どちらも、正確に描画できてしまうCGであるが故の違和感なのかな、と思っている。特に「わたわた」に関して言うと高速で動く腕がしっかり描画できてしまうことがかえって変な雰囲気にしているのかも。あくまで感想で的外れかも。二次元描画での、あるコマでは腕2本、次のコマではブラーがかかった状態で腕4本(リピート)のような描画って、現実ではあり得ないけど、見ている僕らの主観的には逆にリアル。そういう描画を持ち込む(任意に設定できる)ようになれば、あるいは行けるのか?実はそうなっていた?

個人的に背景画が凄く気になった。評点は主にこちらに対して。特に壁面や邸宅周辺の木々が描かれる際にわかりやすかったのだけど、キャンバスに薄い層で描いた油絵のようなテクスチャになっていた。なんか知らんけど良かった。{/netabare}

[2021/09/29 v1]

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23
ネタバレ

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

非モテ視聴者を弄ぶ最強ヒロイン

原作を知らない人にはノーマークだったアニメではなかろうか。
まだ出揃ってないが第1話だけなら暫定で今期最高。
低予算ソシャゲのようなフル3DCGの絵面が最大の障壁かな?
{netabare}つーかCV花江の作品多すぎだろ(笑{/netabare}

・第3話まで
当初の予感通り(再)今期最高な、即死と隣り合わせのイチャコラ微エロアニメ。
つーか他はギャグ枠のキモウト以外がダメすぎた。
有名どころは五輪期間中を避けたんだろうな~多分。
まあ正直このアニメも「退屈」と紙一重なので、この先も似たような展開が続くのなら
途中で飽きる可能性は大きいかな。
ED曲のフルVerMVがNBCジャパン公式に出てるので気になる人は見てみよう。
(一部に今後のネタバレ動画が含まれているかも?)
https://youtu.be/Ql6ouR2NqN0

・第4話
いやいや、{netabare}突然意味なく歌いだすなよwwwwwwwwwwそういうのいらねーからwww
尺稼ぎなら入浴シーン出せwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
「魔王学院の不適合者」のアノス様応援歌より寒かった。
新キャラの訳あり魔女っ娘が登場したけど、アリスと同じ黒のネイル。
そこにはなにか共通項があるのかな?
..........と思って録画見直したら妹も黒ネイルかよ(笑
(ちなみに母親は赤系){/netabare}
まあ俺としては爺にゾッコンのクソ生意気な妹をもっと出して欲しいわ。
終盤にちょっとだけ出たロリアリスもかわいい。

・第7話
クソ生意気な妹の出番が増えてきて嬉しいわ(笑
普段ならそろそろ飽きる頃合いなんだが、アリスと妹が可愛すぎてまだまだ行ける。
つーか「魔王城でおやすみ」と同じく、ズルズルと滑り落ちるうちに抜け出せなくなる
蟻ヲタ地獄にハマった予感!
いや、この先も存分にイチャイチャしまくってくださいwwwww

・最終回まで
クソ生意気な妹がレギュラー入りしたおかげで完走余裕でした(笑
つーかあのアクセントがなければ結構キツかったかもしれん。
{netabare}ロブは渋いね..........何か秘密を知ってそうな気配も。
棺桶からアリスのかーちゃん登場は予想外だったわ。
坊っちゃんのお母様といい、2期は過去の掘り下げが多くなるのかな?{/netabare}
とりあえず裸待機で待ってるYO!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

75.5 11 ハートフルでファンタジーなアニメランキング11位
江戸前エルフ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (277)
825人が棚に入れました
東京都中央区月島。 江戸時代より400年以上の歴史を刻む『髙耳神社』。 祀られたるそのご神体は、異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフでした。 ご神体のエルフ・エルダに仕えるのは、高耳神社15代目巫女の小金井小糸。現代文明とオタク趣味をエンジョイするエルダに振り回されながらも、彼女が教えてくれる江戸の文化に胸をときめかせ、連綿と紡がれる月島の人々とエルダのつながりにほっこり。 でもやっぱりこのエルフ、ぐうたらすぎる! しかも他の神社のエルフ&巫女コンビまで現れて……!? 江戸と令和をつなぐゆったり下町コメディ、始まります。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【最終】だから「異色の組み合わせ」で「ハートフルコメディ」やるならこういうのやれよな!!

【レビューNo.67】((最終レビュー)初回登録:2023/6/24)
コミック原作で2023年作品。全12話。
これもタイトル切りしかけたんだが、たまたま観たPVで「想像していたのと違うかも」
ってことで視聴してみることに。

(ストーリー)
月島で江戸時代から400年以上続く「高耳神社」を舞台に、異世界から召喚されご神体と
して祀られてきたエルフ「エルダ」と、そして巫女を引き継いだ女子高生「小糸」による
ハートフルな日常コメディ。

(評 価)
・第1話:「エルフ」という設定がきちんと生かされている上々の滑り出し
 {netabare}本作で一番感心したのはこの部分ですね。
 ・エルフのくせに現在文明にどっぷり浸かり、引きこもりの駄目ニート
  {netabare}・エルフ →文明を嫌い自然を愛する神秘の一族である(作中解説より)
   いやいや、ゲームにアニメにしっかりハマって、現在人以上に現在文明を満喫し
   てますからw
   ・単にゲームやアニメ観てるとかだけでなく、本堂でエアブラシ使ってプラモデ
    ルを完成させるとか、なかなかのマニアックな描写が個人的にはツボ
   ・本来なら酒や米等を奉納する、氏子さんからの神饌も
    → ポテチやファ●タ、果てはVRゲーム機等みんなエルダのことが大好きで、
      好みをちゃんと把握している。
      (VRゲーム機は「ハードを渡しておけば、ソフトはウチで買うしかない
       だろ」というオチまでつけているのがGood!)
   ・そもそも神体として祀られても「神通力とかないからなあ」
    こういう細かいセリフ回しが上手い!
    (精霊魔法は使えることと上手く対比させてる点がGood!){/netabare}

 ・エルフという長寿を生かした構成
  ・召喚されてから400年この町を見届けてきたという、エルフ設定がきちんと生かさ
   れている。神を引き受けた理由が
   {netabare}→ 「自分の代わりにこの江戸・国の行く末を見守ってくれ」400年前に友と約束
      を交わしたから →  {netabare}その相手が「徳川家康」という盛大なオチまでw{/netabare}
  ・それゆえエルダにとっては、自分が知るこの町が目まぐるしく変化していくことや
   愛する人との死別等は悲しい出来事 → だから引きこもりになった。
  ・そしてその思いを察した小糸は
   「その友達はエルダに未来を見てほしかったんだと思う。世界が変わっていくこと
    はきっと悪いことじゃない。だから私と一緒に東京を観て回ろう。」
   というハートフルなオチで1話を締めくくるという・・・{/netabare}

 単なる「エルフの現世での駄目神ぶりを愛でる」浅い作品かと思いきや、このエルフ(ご神体)
 は「高耳さま」と呼ばれ、神社共々皆に愛され生活に根付いている。そんな下町情緒溢れる
 古き良き伝統を背景に、しっかり心情等を描いているので、今後が気になる作品ですね。
 コメディはベタなところが多いですが、よく言えば王道ですし、エルフネタを生かしたり、
 上述のような細かいネタにセンスを感じ、個人的にはツボでした。
 とはいえ「出オチで終わらず、1クール乗り切れるのか」という不安もありますかね。
 しかし、ハートフルなエピソードを丁寧に描いていけば、結構いい感じに展開していける
 んじゃないかなと期待もしています。

 最後に、「異色の組み合わせ」で「ハートフルコメディ」やるならこういうのやれよな!
 安易に「幼女」×「ヤクザ・殺し屋」という奇抜さだけで、後にそれを生かしたストーリー
 が作れないのなら、思い付きで手を出すんじゃねーよと。
 この作品が成功例となることを願いつつ、今後に注目していきたいところですね。{/netabare}

・第2話:無難な日常回 →エルダにとってのいろいろな第一歩
 {netabare}1話を受けて2話どうするの?感じでしたが、無難に日常回を入れてきましたね。
 ・妹の小柚子と親友高麗の紹介
  まずは使えるサブキャラを育てるということで、上述2人をエルダに絡ませてきました。
  ・小柚子:小学生なのに料理が凄く上手で、町内でも一目置かれる存在。
  ・高麗:快活で歯に衣着せない言動もあるが、性格は男前(江戸っ子ぽさがある)
  2人ともキャラは悪くなく、今後も期待できそう。
  エルダにとっても小糸以外の初顔合わせで、ぎこちない感じであったがまずは第一歩。
 ・「佃煮とカエルキャラの食玩」で乗り切るAパート
  っで、Aパートの話のメインは「佃煮とカエルキャラの食玩」という・・・
  いやあ、この原作者なかなか大胆だなw特に「カエルキャラの食玩」については(1話で
  も感じたが)オタクへの理解度というか描写がめちゃリアルでしっかりしているんだよ
  な。本人も何かのオタクなのかなw
  個人的にはエルダのキャラがより鮮明になって高評価だが、この辺は評価が分かれるかな。
 ・地元密着のもんじゃで締めるBパート
  (小柚子のもんじゃ新メニュー開発依頼のリサーチを兼ねて)もんじゃを食べに行くとい
  う話でしたが、月島ということで地元密着を印象付ける上手い流れでしたね。
  そしてエルダにとっても初の外食(いつもは本堂で一人で食事している)という、ここで
  も第一歩を踏み出します。

 緩い日常回ながらも、エルダのキャラの輪郭をより明確にし、人間関係や外食して皆で食事
 するという、エルダの閉ざされた世界が少しづづ変わっていくのを感じられた、意外とよく
 練られた構成だったかなと思います。{/netabare}

・第3話:いろいろと作品の今後が見えてきた回
 {netabare}・Aパート:お取り寄せグルメ/Bパート:小糸の巫女・継承の儀
  可もなく不可もなく、緩い日常回って感じでしたが、
  ・(冷凍技術等)今とは違う、江戸時代の宅配事情
  ・きれいなガラス瓶に愛着 → 舶来品のギヤマンとして心躍らせていた過去
  等、400年生きてきたエルダの「江戸時代の生活ぶり等の豆知識紹介」がこの作品の鉄板
  ネタのひとつになるのかな。
  また「小糸の巫女・継承の儀」では、先代巫女の「小糸の母」とのちょっとした思い出を
  懐かし気に語るなど、(小糸は母との思い出が少ない感じで)こういうハートフルなネタ
  も織り交ぜていくのかなっというのが垣間見えた回でしたね。
  「エルフ設定」を上手く生かしつつも、ただこれだけだと「あと10話ほど大丈夫か?」
  って不安もあったのですが・・・
 ・Cパート:新キャラ登場
  終了間際に、大阪在住らしき「新エルフ」を突っ込んできました。さすがにその辺はきち
  んと考えられているようです。次週は東京のエルザに会いにいくようで、この作品が
  「出オチで失速とならず、今後に繋いでいけるか」
  次週は結構重要な回になるかもですね。{/netabare}

・第4話:コメディ展開の限界が見えてきたんだが・・・
 {netabare}・前回下記のように書いたんだが
  >終了間際に、大阪在住らしき「新エルフ」を突っ込んできました。さすがにその辺はきち
  >んと考えられているようです。次週は東京のエルダに会いにいくようで、この作品が
  >「出オチで失速せず、今後に繋いでいけるか」
  >次回は結構重要な回になるかもですね。
  図らずも不安が的中した感じですね。
  大阪のエルフ「ヨルデ」はエルダより1歳年上らしいが、幼稚で面倒くさいキャラ。個人的に
  は笑いどころが一つもなく「なんでこんなキャラ設定にしちゃったの?」と苦言を呈したく
  なるレベル。救いは大阪在住だから出番は少ないかなっと。
 ・Bパートはエルダが風邪を引き、小糸が世話を焼くという話だったが、こっちもこの2人でコメ
  ディ展開していくのは厳しいって感じだったかな。
  ・親友の高麗を上手く使うor新キャラでの打開
  ・地元民とのふれあい&ハートフルなエピソード
  ちょっとこの辺の割合を増やさないと、エルダも小糸も自分から面白展開を作っていけるキャ
  ラじゃないので、誰かが火付けてやらないと面白く話が回っていかないという印象ですね。
  (で、今回ヨルデを入れてみたものの、大きく期待を裏切ったかなっと)
  それにエルダの声優「小清水亜美さん」の演技、少し愁いを含んだ回想などは、400年の歳月の
  重みを感じさせ、今のところこの作品の一番のウリかなと思うので、その辺をもっと上手く活用
  して欲しいところ。
  今の感じだと次回もちょっと心配かなあ。{/netabare}

・第5話:これがこの作品の1つの理想パターンかな
 {netabare}>・親友の高麗を上手く使うor新キャラでの打開
 >・地元民とのふれあい&ハートフルなエピソード
 >ちょっとこの辺の割合を増やさないと、今の感じだと次回もちょっと心配かなあ。

 まあこちらの声が届いた訳でもないだろうが
 ・エルダの駄目っぷりをベースにしつつも
 ・飛脚や江戸のおしゃれ事情の豆知識は面白く
 ・Bパートで高麗が入ると、会話の流れに変化が生まれ〇
 ・最後に歴代巫女たちを偲ばせる、ハートフル展開でホロリとさせる
 なんだ~、やればできるじゃないですか!
 やっぱり前回のヨルデに問題があったようで・・・
 飛びぬけた面白さではないですが、この作品らしい味のある構成だったかなっと。
 あと、エルダの顔のアップは◎。やはり作画のレベルは高いので、そういうところも活かして
 いけばいいんじゃないですかね。{/netabare}

・第6-7話:エルダが外出するとやはり話が広がり面白い
 {netabare}(6話)
 ・Aパート:テスト勉強/Bパート:50年に1度の大神事
  ・テスト勉強でエルダに歴史のことを聞いたり、大神事では富士山が見える場所ということ
   でスカイツリーに登りながら富士山の名前の由来等、エルダの豆知識多めでそこは面白い。
  ・ただ2人だけのコメディ展開は、(個人的には)やはりちと厳しい印象ですね。
  ・そして小糸は時折見せる、エルダの愁いを含む(?)笑顔があまり好きじゃないとのこと。 
   はじめはよくわからなかったのですが、EDの歌詞で
   「たまにするその顔~遠くにいってしまいそうで~好きじゃなかった♪」
   とあり、そういうことなのかなっと。こういう描写が入ると作品が締まってGood。

 (7話)
 ・Aパート:昔の遊び/Bパート:福引き
  ・Aパートは小柚子回。
   ・小柚子の自由研究で「昔の遊び」を調べるとのことで、エルダが「私に任せろ」と。
    「いかのぼり→たこあげ」になった経緯等、エルダの豆知識はやはり鉄板。
   ・しかしこの自由研究は、実は小柚子の嘘で、最近忙しくあまり構ってもらえない小糸に
    遊んでもらいたかったから。
    ・普段のしっかり者キャラとのギャップ
    ・実は寂しがり屋だが甘え下手
   ハートフルな展開で、小柚子の新たなる1面が見られた非常に優れた構成でしたね。
  ・Bパートは商店街へのお出かけ回。
   ・前回やったエルダがハマっている「カエルキャラの食玩」のレアアイテムが限定販売。
    → 抽選が外れて落ち込んでいるエルダだが、商店街の福引き景品にあることが判明。
    ということで、2人で福引きのために商店街のスタンプラリーに参加することに。
   ・エルダを見つけると、陰から「高耳さま」と拝む町の人々。この辺り皆エルダとの付き
    合い方を心得ているようです。
   ・そして商店会を回りスタンプを集め終わると、いざ福引きへ!
    → 見事5等で念願のレアアイテムをゲット!!
     → しかしこれには商店街の皆が裏で協力していて・・・
   エルダが町の皆に愛されていることが改めて伝わる、こちらもいいエピソードでした。

  エルダが外出するとやはり話が広がり断然面白くなりますね。
  そもそも1話で「だから私と一緒に東京を観て回ろう」といった割に、神事以外ではほとんど
  外出していないというw 作品も後半戦、エルダがいろいろな東京を観て回る展開が増えると
  いいですね。{/netabare}

・第8話:新キャラ登場 →ギャンブルはエルフをも狂わすw
 {netabare}今回は久々に新キャラ登場でした。4話でヨルデたちを出したきりなので、タイミング的にも悪
 くないですね。金沢のエルフと巫女のようです。
 ・ハイラ
  ・前田利家に召喚されたという、エルダより100歳程年上のエルフ。そのためエルダを子供扱
   いする。(エルダにはお姉ちゃんと呼ばれたいようだが、エルダは拒否)
  ・糸目で上品な話し方をするので、普通にしてれば高貴な雰囲気が漂う。
  ・でも、重度なギャンブル狂w
 ・小伊万里いすず
  ・8歳から麗耳神社の巫女をしている。小糸と同じ16歳の女子高生。
  ・インスタのフォロワー15万人を誇るインフルエンサー。
  ・実はハイラのことが好きすぎて、給料の大半をハイラのブロマイド作りに費やしている。
   (こいつもちょっとおかしいやんw)

 2人は「金沢物産展」のお手伝いをするために、今回上京。ハイラ曰く
 「金沢は愛する氏子たちが住む街。だからこんな機会にお返しをしたい。」
 と、立派な志を持っているのかと思いきや、やっぱりダメエルフだったかwww
 しかも東京競馬場目当てのようですしw
 (でも一番の目的は、エルダに200年ぶりに会いたかったらしい)
 ハイラが道中ギャンブルで宿代をスッたため、2人は高耳神社でお世話になることに。
 最初はハイラと最近上手くいっていない影響で、小糸に対してもツンケン気味ないすずでしたが、
 小糸と同じで「ハイラの隣にいてもいい位かっこいい大人になりたい」といった思いを語り合い
 ながら、すっかり打ち解けたようです。

 今回一番面白かったのは、恒例のエルダの豆知識で「水茶屋娘」の話ですかね。
 ・水茶屋(今でいうカフェ)にアイドルばりの人気の町娘がいた。
 ・あまりの人気振りに「茶屋娘見立て番付」というランキングまであった。
 ・(一介の町娘が)当時最先端のメディア「浮世絵」にも描かれていた。
 これって今のアイドル事情そのまんまやんけ!!江戸時代からすでにそんなシステムが存在して
 いたのは驚きでしたね。

 別れ際にいすずからこう問われます。
 「寿命の短い私たちの方が先にいなくなる。それなら仲良くしないで、悲しい思いをさせない方
  がいいと思うことはない?」
 「あるよ。でもきっと間違ってる。」
 それにいすずも同意。2人がエルダたちを思っていることが分かる、ほっこりとした締めでしたね。{/netabare}

・第9-10話:コメディ展開もこなれた感が出てきて〇
 {netabare}(9話)
 ・Aパート:雨降り/Bパート:部屋の片づけ
  ・エルダ「雨は好き、堂々と引きこもれる」 →まあ晴れても引きこもるんですけどねw
   2人で漫画を読んでいると、雨漏りが!
   → エルダのオタクグッズや押入れのものを退避
    → まさかBパートへの伏線だったとは・・・
  ・小柚子「傘をさすと片手がふさがって不便」
   エルダ「ドローンに逆開きの傘をぶら下げるのはどうだ!」
   → エルフのくせに、人間よりハイテクに詳しく、柔軟な発想してるの草www
  ・雨も上がり、屋根の修理も終わり、出した荷物を片付けているとビデオテープが出てきて
   → 小糸の世代になるとビデオテープを知らないんだな・・・
     (まあ「ReLIFE」でMDを知らないのをネタにしてた位だしなw)
     しかも1本はβテープとか、またマニアックなw
  ・そのビデオテープを観ると、小糸と同じ頃の母親が映っていて・・・
   エルダ「そのテープ小糸にあげようか?」
   小糸「ううん、エルダが持ってて」
   → 行間を読むような「間」の演出といい、やっぱハートフル展開はさすがですね。

 (10話)
 ・アバン:エルダの1日/Aパート:大阪ヨルデたちの日常/Bパート:金沢ハイラたちの日常
  /Cパート:小糸の1日
  ・エルザ
   ・7時起こしてもらうの起きず →10時起床~4時就寝。
    という夜型エルフに染まってる1日の紹介。
  ・ヨルデ
   ・こちらはエルダと違い、一人でウメダの地下街へ買いものに行き迷子になったり、食べ物
    を奉納してくれた氏子さんにお礼にいくと言ってたり、積極的に外へ出歩いている模様。
  ・ハイラ
   ・いすずはハイラ好きが高じて、前回のブロマイドに続き、ハイラ写真集も作っている模様。
    (200冊目)
  ・小糸
   ・巫女の朝は早い →5:20~23時就寝。
    久しぶりに高麗が登場。
  それぞれのエルフの日常を切り取り、対比で見せる構成はなかなか面白かったかな。

  原作未読なので推測でしかないが、始めの頃のコメディ展開は。無理に笑いをとろうみたいな肩
  に力が入ってたように感じたのですが、だんだん作品の方向性が固まってきて、コメディ展開も
  自然でこなれた感ができてたように思いますね。
  話数が進むほどに作品がよくなっていく感がいいですね。{/netabare}

・第11話:緩い日常回 →ラストは最終回への布石なのか?!
 {netabare}・Aパート;探偵/Bパート:弓耳祭り
  Aパートはガッツリ高麗ちゃん「暇だしな!」。
  ・エルダのオタクコレクション・ゴンゲムの限定プラモデルが見つからず、エルダは
   「盗まれた」と大騒ぎ。 →遊びにきてた高麗が「探偵ごっこ」を始める。
  ・「探偵」も江戸時代の捜査を行う者(同心・与力等)「探偵方」と呼ばれたのが始
   まり。今の形になったのは明治になり「私立探偵」現れてから。(エルダ豆知識)
  ・推理で犯人を暴き出すと、今度は裁判を始める高麗。
   そしてエルダの豆知識「町奉行所」ネタ。

  Bパートは弓耳祭り。
  ・海の平安を願う、高耳神社のお祭り →「お弓神事」宮司が船に乗り矢を射る。
   エルダはその的を持つ係。(昔は矢を射てたが、誤って川に落ち溺れたのでやめた)
   ここでも豆知識「徳川家康の運河整備」ネタ。
  ・ところが宮司(小糸の祖父)が怪我をしたため、今年は小糸が矢を射ることに・・・
  
  もうラスト周辺ですが、緩い日常回で終わりましたね。弓耳祭りを描くのか思ったら、
  その手前で終わったし。もしかしたら来週が最終回でそこで描くとか?!
  このままだと、ちょっと消化不良な感じがしますね。{/netabare}

・第12話:「エルダダイブ」にコメディもキレッキレで満足感高かった
 {netabare}・Aパート:お弓神事/Bパート:辻占
  >もしかしたら来週が最終回でそこで描くとか?!
  やはりラストは弓耳祭りで来ましたね。
  ・怪我で欠場する宮司(小糸の祖父)に代わり、矢を射ることになった小糸ですが、なか
   なか上手くいきません。
   で、エルダが見本をみせるのですが、さすが腐ってもエルフ!見事に中心を射抜きます。
   「コツは風(の精霊)の声を聴くこと」さすがコツもエルフですw
  ・ついに弓耳祭り当日。ラブコメ等の夏祭りイベントとは違い、しっかり神事としてその
   過程で町の人たちが信仰している様子を描いていたのは、さすがですね。
  ・そしてお弓神事本番。やはり2本の矢を外し、最後の矢を「エルダに当たらないように」
   と大きく外した小糸。それを見てエルダは、なんと矢に向かって大きくジャンプ!!
   盛大に海にドボン。でも矢は中心を射抜いていました。
   このまさかの演出は心に響きました!!そして、島田のばあさんが「小糸の母」の時の
   神事を振り返りホロリをさせるという・・・最終回神がかってるな。
  ・さて神事も終わり、日常に戻ったエルダたちですが、エルダには小さな不幸が立て続け
   に起こり、エルダは不安に陥ります。
   そんなエルダに小糸は本神社のお守りをおススメしますが、
   「この私をご神体に祭るような神社のお守りは頼りない!!」
   と、言い切っちゃいます。どうした最終回、ギャグもキレッキレだぞw
  ・で、「辻占」に頼ることにしたエルフ。
   (江戸時代に流行った占い。夕方に辻(神の通り道)に立ち道行く人々の声を聞いて占う)
   「ご祭神がよその神さまの声に頼るのはちょっと・・・」小糸のツッコミもキレッキレw
   でも引きこもりのエルダが人通りの多い街角に立てるはずもなく・・・
  最終回にしては、特別なこともなく普通の日常で締めましたが、お弓神事での「エルダダイブ」
  やら日常のコメディにも切れがあり、結構見所は多かったかなと思います。{/netabare}

(最 終)   
「『異色の組み合わせ』で『ハートフルコメディ』やるならこういうのやれよな!」ですが・・・
1話のレビューで書きましたが、特殊設定を打ち出してきたならそれを出オチで終わらせず、最後まで
その設定を活かしたストーリー展開をこちらは期待するわけですよ!
その点本作はしっかり最後まで、エルフという特殊設定をちゃんと活かせていたのではと評価。
そして他の方も「小清水劇場」と書かれていますが、エルダ役小清水亜美さんの「ダメエルフの緩さ」
や「400年の歳月の重みを感じさせる、少し愁いを含んだ回想」等はホントハマり役で、彼女の熱演
を楽しむだけでも、この作品を観る価値はあると思います。
あとエルダの顔のアップなど、やはり作画のレベルも相当高かったのではないかと。

ただこういう緩い感じのコメディはあまり見ないので、個人的にはコメディ展開の当たり外れはあった
かな。でも上述したように回を追うごとに「こなれてきた感」が出てきて、良くなってきてましたが。
あと個人的には「ハートフル要素」はもう少し多めの方がよかったかな。その方がエルダのキャラや
小清水さんの演技が活きたような。
それに「私と一緒に東京を観て回ろう。」と言っておきながら、全然東京巡りをしていない点も。
やはりエルダがもう少し外出した方が、展開に変化が生まれより面白くなったのではと思いますね。
この辺り、もし2期があればそういう機会も増えるのかもしれませんが。
それでも(出オチで終わり失速するのを懸念していましたが)最後までしっかり完走してくれたかなと
思います。


(追 記)
エルフの長寿命を生かした作品としては「葬送のフリーレン」が有名ですが(今年アニメ化)
・江戸前エルフ:「少年マガジンエッジ」2019年7月号~
・葬送のフリーレン:「週刊少年サンデー」2020年22・23合併号~
ということで、本作の方が先輩らしいので。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

変わっていくものと変わらないもの

[見終わって・・]※各話感想は下にあります
ちょっと不思議な感じな作品でした。
基本ダメエルフと女子高生巫女のほわほわコメディなんだけど、エルフと人間の生きる時間の違いにしんみりさせられたり、江戸の豆知識も面白かったりと別な切り口もあったりしてそれが味わい深い感じになってるというか。。
原作未読ですがそれなりにストックはあるみたいですし、人気も出たみたいなので続編あるかもですね。
2期があったらぜひまた見たい作品です。

[初回感想]
400年前の江戸時代に召喚されて、東京月島の神社で高耳姫として祀られたエルフのエルダが現代を生きるお話。

私なぜか江戸時代~大正時代って好きなんです。
なので、これもタイトルで気になってたんだけど、イロモノっぽい作品なのかなと思ってあまり期待してなくて、とりあえず1話だけ見てみることに。。

作画綺麗ですねー。
現代の便利で面白い物欲に負けてダメエルフっぽくなってるとこは好き嫌いが分かれるとこかもだけど、外に出ずに引きこもってる理由もきちんと語られていて、エルダの気持ちを考えるとあまり人と会わないようにしている気持ちもわかる気がする。。

これ見てて他の方も言ってましたけどエルフと人間の時間の流れの違いとか「葬送のフリーレン」を思い出しました。(この作品も大好きでアニメ配信がとても楽しみです♪)

でも地元の人たちにすごく愛されていて電気店のおばあちゃんの「変わらないものがあると安心する」って言葉にじんわり。こういうシーンがあるところ、好きかも。
私も地元に帰って、小さい頃からやってるお店が頑張ってやってたりするとなんだかちょっと嬉しくなる。応援したくなる。そんな気持ちに近いのかな・・

月島って古いものと新しいものが混在してるようなイメージがあって、この作品のテーマというか雰囲気にぴったりですね。

あとEDが実写かCGか分からないですけど凝ってたりしててすごいです!

以下、各話の感想です♪(1話については↑でだいたい書いたので2話から・・)

2話「いこうぜ、もんじゃストリート」
{netabare}佃煮の始まりとか、もんじゃの由来とか今のもんじゃと違うとか、そういう話を聞くのも楽しいですね。
月島のもんじゃは1度食べたことありますが、おやつ感覚で小ベラでちまちま食べるところも楽しかったです。
でもあれは誰かとわいわいしながら食べるのがいいのかも。{/netabare}

3話「新米巫女と継承の儀」
{netabare}芋蜜のムースプリン、実際に売ってるんですね♪
スイーツとかはネットで買ったことないんですよねー。
実際にお店回って見たりするのが好きだし送料高かったりすることも多いので・・
と言いつつ、お酒は何度か買ったことありますw
遠くのものとか手に入りにくいものもネットだと手に入ったりするからいいですよねー。
今回もお氷さまとか、ちょうちんの話とか昔の話も面白かったです。
二人でコンビニ前でカップラーメン食べてるシーン見ててなぜか放課後インソムニア思い浮かべちゃいました。{/netabare}

4話「古今東西エルフ合戦」
{netabare}他の方も書いてますが、エルダの声がキャラによく合ってる感じでなんかいいんですよね。
今回は大阪からもう一人のエルフ、ヨルデが巫女さんと東京に訪ねてくる話。
エルダと違って活発で元気な神さまみたいで今後もたまに登場するんでしょうか。(ちょっとうるさいケド)
風邪で高熱でたりしたときってすごく心細くなりますよねー。
昔独り暮らし始めたばかりの頃40度OVERの熱だしたことあったんですけど、歩くのもふらふらで、このまま死ぬんじゃないかと心配になって、母に電話してわざわざ来てもらったことを思い出しました。{/netabare}

5話「月島ガールズコレクション」
{netabare}エルダが精霊を使いすぎたので、代わりにスマホの使い方を教える話だけど・・
エルフがスマホ使ってるのはなんか嫌だなー。
やっぱり精霊とか魔法つかってほしいかも。
江戸小紋とかすごく日本らしいおしゃれな発想だよね。
高耳神社に代々伝わる振袖の話は良かった。。こういう話はほっこりして好き。{/netabare}

6話「Stand by Me」
{netabare}試験勉強が忙しくてなかなか会いに来てくれない小糸に淋しくなるエルダ。
エルダにとっては一緒にいられる時間のとらえ方が小糸とは違うからこその淋しさなのかな。
スカイツリーに一緒に上って、神域に小糸を引き入れたのもそんな気持ちの表れなのかも。
それから小糸が勉強中に掃除とか他の事に夢中になるやつ、あるあるですよねw{/netabare}

7話「街の匂いは」
{netabare}凧あげの名前の起源知りませんでした。毎回勉強になります。。
小糸と小柚子が仲良くしゃぼん玉を飛ばしている姿を優しい笑顔で見ているエルダのちょっぴり憂いの感じる横顔が印象的でした。
エルダが街の人たちからすごく愛されてるのがわかる福引きの話はほんわか和まされました♡{/netabare}

8話「彼女とエルフの事情」
{netabare}またまた新たなエルフちゃんが登場です。
今度は金沢で、前田利家が召喚したみたい。
普通に見てる分には面白いし、悪くはないんですけど・・
こう、ぽんぽんとエルフが増えちゃうと・・なーって。
個人的には5話や6話みたいな話を掘り下げてくれると嬉しいかな。。
あでも会話爆弾処理シーンは笑っちゃいました♪{/netabare}

9話「Time After Time」
{netabare}エルダの押し入れから出てきた、古いビデオテープ。
変わらないエルダと今はもういない人・・
これ見た小糸はどんなことを思ったんだろう。
私も身内が亡くなってるので、昔の映像とかなんとなく見れないんですよね。
でもちゃんと残しておきたいとは思うんです。
小糸も私と同じ気持ちか分からないけどテープをエルダに預けたのはわかる気がします。{/netabare}

10話「みっつの都のエルフと巫女のはなし」
{netabare}電子媒体と紙媒体。
私は気に入ったものは基本紙媒体で買ってます。
エルダじゃないけど、最初電子で読んでたけど気に入って紙で買いなおすこともあったりw
大阪の二人の会話、漫才聞いてるみたいで面白い♪
金沢の二人もいいコンビだし、それぞれのちょっとした日常を覗いてるみたいで面白いです。
小糸視点のCパート。こういう何気ない日常がとても素晴らしいんだって後になって思うんだろうなって静かなピアノの音を聞きながら思いました。{/netabare}

11話「名探偵コマちゃん」
{netabare}「エイチジー144分の1・・・」って長セリフ何回も言わせてて笑った。。声優さんすごい!
苦手なジャンルのアニメ一気見させられるのは確かにキツイかな。
でも私ガンダム見たことないから意外と新鮮な感じで見れちゃったりするかも??
小糸のとなりで楽しそうに早口で解説してくれてるエルダが面白いw
ゆみみみまつりって10回言ってと言われたら噛みそうw
射て人の祖父がケガをして小糸がすることになって・・で次回に持ち越し。
最終話のお祭りのお話、楽しみです♡{/netabare}

12話「これが私のご祭神」
{netabare}エルダが弓が上手かったり、船からジャンプして矢に的を当てたりする身体能力の高さなど、エルフらしいところが垣間見られてちょっと嬉しいかも。。
この話が最後じゃなくて、その後のエルダが厄除けする話で終わらせるところがこの作品らしいなって。
見ててとても楽しい作品でした♪{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 36
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

エルフ族がエロい使い方をされていないだけで既に高評価

原作未読。予備知識なしの初鑑賞。

タイトルにも書きましたが、
最後の最後までエルダやその周りのエルフ族を
エロい使い方してなくて素晴らしいです!

なにかっちゃ無意味にエロ放り込む作品が多い中で
このパターンは嬉しい誤算でしたね。

そんな事より町の人達との繋がり、温かさ、
巫女である小糸との関係性に重きを置いて描かれていて
くど過ぎない癒し作品となっていました。

無理に感動で泣かせようとするわけでも
わざわざ悲しみや不幸や闇のお話が入れられてないので
元気がない時の心のお薬となる作品でした。


まだまだ先を観たい気持ちもたくさんあるけど、
{netabare}先の先の先までもを考えると
寿命の違う2人の結末を見守る事になりそうなので
それはさすがに私泣いちゃうから控えたいところ、、

今このときを2人が幸せそうに寄り添ってる部分だけを
見ていたいというワガママが出てしまいますw

小糸の都会に憧れる性格が
今後のお話に関わってくるのか気になるところ。{/netabare}


キャラクター達の性格のバランスがいいのも
作品を見る上での心地良さの1つですね。

またエルダがする小話に{netabare}歴史が登場するのが楽しくて、
「家康くん」の背景にエルダが混ざってるというのが
個人的にちょっとツボで他にも聞きたかったです。{/netabare}

それ以外にも物事の由来なども話してくれていて
昔の人の提灯(ちょうちん)の使い方なども
本当に面白いお話でした。

こうして楽しく知識が舞い込んでくるアニメが
もっと増えたらいいのになと(っ ॑꒳ ॑c)


初めてEDの映像を見た時は錯覚を起こしそうで、
実写とCGの立体感と、なんとも不思議な感覚でした。

曲はOPもEDもいいですね〜
OPの方は特に大好き(*´˘`*)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28

65.8 12 ハートフルでファンタジーなアニメランキング12位
不機嫌なモノノケ庵 續(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (101)
438人が棚に入れました
「妖怪祓い」とは、本来すむべき「隠世(かくりよ)」から、何らかの事情で「現世(うつしよ)」に留まる妖怪たちを「隠世」へと送り届ける仕事である。ある日、妖怪にとり憑かれた高校生・芦屋花繪(あしや はなえ)は、偶然、見かけた連絡先を頼りに、妖怪祓いを行う「物怪庵(もののけあん)」を訪れる。そこにいたのは不機嫌そうな主・安倍晴齋(あべの はるいつき)だった。わけあって、そのまま芦屋は物怪庵の奉公人(アルバイト)として働くことに……。芦屋と安倍の妖怪祓いコンビと妖怪たちの物語が幕を開ける。

声優・キャラクター
梶裕貴、前野智昭、高垣彩陽、大谷育江、諏訪部順一、日笠陽子、橋本ちなみ、下野紘、遊佐浩二

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

完全に続編、2期目からの新規の視聴は厳しいかも?

== [下記は第1話視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話を観ました。『不機嫌なモノノケ庵』の続編です。

基本的なお話としては、現世(うつしよ)に現れて悪さをしたり隠世(かくりよ)に帰れなくなってしまった妖怪を隠世に送る仕事をしている「物怪庵(もののけあん)」や、妖怪の住処である隠世にまつわるお話です。

人間と妖怪が交流を持つという意味では『夏目友人帳』などと方向性は近いかもしれません。

とりあえず第1話では、W主人公といえる物怪庵の主である安倍晴齋(あべの はるいつき)と妖怪が見えることなどがきっかけで事件に巻き込まれ晴齋の奉公人となった芦屋花繪(あしや はなえ)の他、花繪になついた妖怪のモジャ、隠世の住人で晴齋の上司である立法、立法の妹であるシズクなどが出てきました。

OPを観るにお寺の娘でやはりモノノケが見える藤原禅子(ふじわら ぜんこ)、禅子と暮らす妖怪のヤヒコなども前作から継続して出てくるようですが、少なくとも第1話の段階では登場人物の説明や過去のエピソードなどに関する回想などのフォローはなく、いきなりこの「續(つづき)」から観るのはいかがなものかといった感じでした。

前作を観ていれば、継続して観るのは悪くないとは思います。
== [第1話視聴時レビューここまで。] ==

2019.4.1追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。

2期目では晴齋の上司である立法の他に、司法と行政も登場。隠世は三権分立のようで、それぞれの長には権力が集中しているのだろうか…。

そもそも妖怪が見えている時点で芦屋くんが只者ではなかったことはある程度わかってはいましたが、この2期目では花繪の能力が開花し始め、またこれまで不明だった父親である栄(さかえ)についての情報も明かされ始めました。キミ、やっぱり凄いんやん…。

そして妖怪と人間の間にあった不幸な出来事と、その出来事への栄の関わりなども明かされました。いろいろ知ってしまった晴齋は花繪を守ることができるのでしょうか、とめっちゃ気になるところで終わってしまいました。

さらなる続編は制作されるのでしょうか…?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19

62.1 13 ハートフルでファンタジーなアニメランキング13位
魔法遣いに大切なこと(TVアニメ動画)

2003年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (137)
1016人が棚に入れました
『魔法遣いに大切なこと』(まほうつかいにたいせつなこと)は、日本の漫画、小説、およびアニメ、実写映画作品。
魔法が幻想でなく当たり前に存在し、一種の特殊技能として認知されている世界の現代日本。岩手県遠野に住む魔法遣い(魔法使いではない)の主人公が魔法遣い免許の研修を受けるため上京し、研修中に出会う人々と触れ合うことで成長する姿を描く。


声優・キャラクター
宮﨑あおい、諏訪部順一、飯田浩志、渡辺明乃、平松晶子、石毛佐和、中博史、清川元夢
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

コメディでもバトルでもなく、意外と繊細な《感情描写系》

2003年のJ.C.STAFF制作作品(VIEW WORKSと共同制作)。
魔法が使える田舎出身の高校2年生少女の、都会でのひと夏の魔法研修を描き出す。

→ということで「魔法もの」なのに、とても地味な作品です。
『ふらいんぐうぃっち』が好きな人には、とくにお勧めしたい気がしました。


◆視聴メモ
{netabare}
・主人公(菊池ユメ)の出身地(岩手県遠野市)は人口の二割が菊池姓(遠野菊池氏)で、熊本県菊池市と姉妹都市になっているそうです。
・第6-7話の視聴中に、話の単調さに眠気が差して居眠りしてしまったので、それらの回だけ再視聴する羽目になってしまいました。 
・全体的な印象として、ファンタジー世界の話ではなく極めて現代の日本に近い世界の話ということになっているのに、汎用性が高い魔法が現代の科学技術の成果とほとんど軋轢を起こさず共存している点が、チグハグ感を否めないので、その分評価点数をマイナスしています。
→それでも個人評価 ★ 4.1と、『ふらいんぐういっち』(※個人評価 ★ 4.0)より高くなりました。
・作品タイトルになっている「魔法遣いに大切なこと」が一体何なのか?は最終回を見ても明確には示されず、視聴者の感想に委ねられる形になっています。
・取り敢えず、私の解釈としては、最終話で、
「そもそも魔法は万能ではないし、それを使用することによって時には人を傷つけてしまうこともある・・・それでも「心をこめて」魔法を使用することで、相手の心も自分の心も救われることがあるとしたら、やっぱりそれは素晴らしいことだ、と自分で自分の魔法を認めてあげようと思う」
→ユメがそういう心境に到達できた(=「魔法遣いに大切なこと」を自分なりに掴んだ)から、認証試験に合格できた・・・と思っています(※多分、視聴者にそういうことを考えさせるのが、本作のほぼ唯一の長所であり見所だと思います)。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
シナリオ原案・脚本  山田典枝
監督           下田正美
キャラクター原案   よしづきくみち
キャラクターデザイン 千葉道徳
音楽           羽毛田丈史
アニメーション制作  VIEW WORKS  J.C.STAFF{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に大きな疑問を感じた問題回


======= 魔法遣いに大切なこと -Someday's dreamers- (2003年1-3月) =====
{netabare}
第1話 夕焼けと鉄骨・前編 ★ 菊池ユメ(高2)上京、善之助・小山田先生との出遭い
第2話 夕焼けと鉄骨・後編 ★ 魔法士研修開始、アンジェラとの出遭い、ユメの魔法
第3話 最高のニュース ☆ 魔法行動の依頼(キャバクラ嬢)・失敗、小山田先生のフォロー
第4話 夏の夜と魔法遣い ☆ 休日、瑠奈との出遭い、ヤスユキ君の魔法(天体観測)
第5話 エプロンとシャンパン ☆ ギンプン魔法局局長、瑠奈&母親との交流
第6話 魔法遣いになりたい ★ 孤児だったケラさんの願い、魔法は遺伝?、魔法は万能ではない、奇跡(ユウタの回復) ※話が都合良過ぎる点は×
第7話 魔法遣いになれなかった魔法遣い ★ 商店街の修繕、井上君(研修生)との対話、ハグレの魔法遣い ※魔法遣いの設定の粗が目立ち始める
第8話 恋のバカヂカラ × アンジェラの恋心の暴走(東京タワーと電波障害)、局長の魔法力 ※脚本が安直
第9話 ユメと少女と夏の種 ★ 失踪者(古崎参事官の兄)の捜索、感謝の言葉
第10話 魔法の行方 ★ 高橋さん宅事件、生命・体組織への魔法行使の制限 ※魔法では根本的な解決にならないことを知り魔法への疑問が表面化
第11話 折れてしまった虹 ★ 小山田の過去の事件、ユメ家出
第12話 魔法遣いに大切なこと ★★ 善之助/高橋さん/ケラさん/ミリンダさんそれぞれの想い、認証試験、研修終了{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)7、☆(並回)3、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「風の花」
ED 「UNDER THE BLUE SKY」

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21

藤浪サトル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

中学時代、学校サボった平日に観た思い出の作品

この作品を見終わったのは、もう10年以上も昔のことだ。

細部の記憶はさすがに薄れているが、主人公菊池ユメが物語を通して立派に成長していくストーリーだったと思う。ユメの仲間や上司は皆いい人ばかりで、優しい雰囲気の作画やBGMと相まって心のどこかに欠損を抱えていた俺にとって希少な癒しになっていた。

魔法遣いに関する設定は随所で叩かれているようだが、当時の俺は「ルールの対象者が皆いい人ならそれで良いのではないか」と思っていた。今も考えは同じだ。進学校ほど校則が緩いのと同じことだ。哲人政治なる言葉があるが、全員が哲人ならそれで良いのだ。

エンディング曲はアニメ史に残る名曲だし、俺の記憶にも鮮烈に残っている。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ジャケ借りしたら結構よかった。

なんか見るもんないかなーとゲオのアニメコーナーをふらふらしてると、どおゆうわけかお店のレコメンドでこれが目に入りまして。

DVDのジャケットにはなんの説明もなかったのでいったいどんな話なのかまったくわからんかったのですが、なんか幼い女の子が大人になっていく的なハナシなんだろうと、キャラも可愛いし、宮崎あおい好きだし、旧作だから1本100円だし、ってんで1巻~6巻まで全借り一気見しましたのですよ。

まあ14~5年前の作品なんで、スポンサーはまたしてもパイオニアレーザーディスクだし、なんか全体的に古い感じは否めないのですけども、結構よかったです。

一応魔法遣いって事になってますが、テーマはそこにありません。
どっちかゆうたら魔法はあってもなくてもどっちでもええ感じです。

それよりも東北から夏の短い期間の研修のため(たしか3カ月とか言ってたかなー)東京(たしか吉祥寺だったんじゃないかなー/思いだしました下北でした)にやってきて、ドキドキしつついろいろなことに取り組もうとする女の子の成長物語ってのがまあテーマです(と思います)。

主人公のユメちゃんもほんとに性格のよい、田舎の子って感じなので、そんな大きなトラブルとかに巻き込まれたりせず、実にやんわりしたトーンのストーリーとなっておりますのでぼーとしながらゆったりと見れます。

まあハナシに起伏がなくてつまらないとゆうひとも多分いるでしょうけども。

とゆうわけで、いよいよ最後のDVD6巻目、11~12話を見ようと再生ボタンをおしたらば、なんと『魔法遣いに大切なこと・夏のソラ』の6巻11~12話が入っておったのですよ!

なんやねんなー!ちがうやんけー!たのむよーゲオ~~~~~。
・・・古いやつ借りるとたまにこおゆうのんあるよなぁ~。

とゆううことで実は最終2話は見れてないのねん・・・。


いったい最後どうなったんだろうー。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

61.0 14 ハートフルでファンタジーなアニメランキング14位
プピポー!(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (210)
986人が棚に入れました
小学五年生の姫路若葉は、人には見えないモノが見えてしまう。そのせいで周囲から気味悪がられ、若葉自身もまた他人を遠ざけながら、孤独な日々を送っていた。ある日、若葉は「プピポー!」と鳴くピンク色でフカフカの不思議な生き物と出会う。その日から、若葉の日常は大きく変わっていく。謎の生き物「ポーちゃん」は若葉のことが大好きで、悪いモノから若葉を守ってくれる。さらにポーちゃんのおかげで、オカルト好きのあーちゃんという友達も出来た。初めて経験する楽しい日々の中で、若葉は徐々に笑顔を取り戻していく。そんな若葉の前に、同じ能力に悩まされる少年、結城が現れる。その苦しみをよく知っている若葉は、結城を助けるために動き出し、そして能力を消すことが出来る世界「亡失の最果て」の存在を知る。若葉は思い悩む。結城の力にはなりたいけど、能力があったからこそポーちゃんに出会えたこと。亡失の最果てには、ポーちゃんの秘密が隠されているかもしれないこと。ポーちゃんは何者で、何故若葉の元に来てくれたのか……

声優・キャラクター
佐々木詩帆、森千早都、後藤麻衣、大塚琴美、伊藤節生、大久保英恵、藤原啓治、みさお、宮澤正

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

days of expectation and uneasiness

EDも含めて4分×15回のショートアニメですが、驚くほどクオリティの高い作品でした。

主人公の小学五年生の姫路若葉(ひめじわかば)には、幽霊が見えます。
オカルトマニアで元気な眼鏡っ娘の転校生、東 礼子(あーちゃん)だけは若葉に親しく接してくれますが、若葉に勝手に付きまとう悪い霊が近づく人たちに災いを招くため、若葉はクラスでは魔女と呼ばれ、ずっと心を閉ざしてきました。
道端に捨て猫のように転がっていたピンクでまん丸フカフカの謎の生き物、ポーちゃんと出会った若葉は、片言で話し夏目友人帳のにゃんこ先生のように悪霊から若葉を守ってくれるポーちゃんと、初めての友達になってくれたあーちゃんのおかげで笑顔を取り戻していきます。
そんな若葉の前に同じ悩みを持っていると思われる結城直哉(ゆうきなおや)が現れますが、直哉の力になりたいと願う若葉たちに平穏な日々は訪れるのでしょうか。

クラスメートは目つきが悪く、いじめなどのネガティヴな描写もありますが、ポーちゃんが現れるだけで、ほのぼのとした笑いと癒しに満たされる作品で、それぞれの視聴者が経験し積み上げてきたものによって、感動の質がまったく異なってくるように思われます。
こちらでレビューも拝読させていただいていたので、覚悟はしていたし、途中の何気ない会話から予想も出来ましたが、最終回で涙腺を直撃された私は、2周目ではポーちゃんの一挙手一投足に涙が止まりませんでした。もっとも星のカービィのような手足なのですが。

ポーちゃんに出会えて良かったです。スタッフ、キャストの皆さん、レビューで紹介してくださった方々に感謝します。これからご覧になる方はハンカチを用意して、ぜひ最終回まで完走してください。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

nahanaha さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

綺麗にまとまった作品

こんなに短い時間なのに、最終話まできれいにまとまっていました。30分アニメでも最終話が駆け足になる作品も少なくない中、すごいことだと思います。ラストは切なくなりました。
絵も、原作絵の持ち味を生かしつつ、受け入れやすくデザインされていてとてもよかったです。ポーちゃんかわいい!
このアニメでもキャラクターの魅力は十分伝わってきましたが、尺の都合上カットした部分もあると思うので、原作をみてみようと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

天然パパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

魂の旅のおはなしです。

めちゃくちゃ泣きました。

霊感体質で苦しむわかばちゃんが、ぷぴぽーと泣く不思議な生き物ポーちゃんに助けられるヒューマンドラマです。

2度見ることをおススメします。1回目で最後にポーちゃんの正体が分かり号泣。ポーちゃんの気持ちになって2回目を見てください。途中から涙止まりません。

(泣いてしまうのは、お父さん目線が入っている所為でもあるかもしれません)

エンディングテーマも良い曲でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

56.4 15 ハートフルでファンタジーなアニメランキング15位
月は東に日は西に(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (60)
487人が棚に入れました
略称はひらがなの部分だけを読んで「はにはに」。幼馴染みの藤枝保奈美、従妹の渋垣茉理と共に蓮美台(はすみだい)学園に通う主人公、久住直樹。彼は両親を事故で喪い、叔父夫妻の渋垣家で世話になっている。
有り触れた日々が続いて居たが、ある日突然、学園の屋上で昼寝をしていた主人公の上に女の子が落ちてきた。その子は翌日から主人公のクラスメートになるのだが…。

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

オーガストは【はにはに】から始まった!

人気ゲームブランド【オーガスト】の第3作品目。
オーガストがこの業界での地位を確立し、大ヒット作【夜明け前より瑠璃色な】が10万本を超えの大ヒット作となる先駆けとなった作品!

シナリオに関しては、多少のアレンジはあるが原作を忠実に再現して作られている。
しかし、1話15分という非常に短い、限られた尺で作られたため説明不足が否めない。
原作を未プレイの者が見ても、よく意味が分からない作品となってしまいました。

原作の出来を考えれば【夜明け前より瑠璃色な】や【FORTUNE ARTERIAL】に勝るとも劣らない、非常に優秀な作品であっただけに、尺不足で残念な結果に終わってしまったことが残念でならない作品です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

64.2 16 ハートフルでファンタジーなアニメランキング16位
社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (145)
378人が棚に入れました
社畜の伏原さんが夜中まで会社で仕事をしていると、フロアに「タチサレ~」という不気味な声が鳴り響く…。その声の正体は、小さな幽霊ちゃんだった! 健康のために伏原さんを立ち去らせたい幽霊ちゃんと、幽霊ちゃん可愛さに立ち去りたくない伏原さん。 そんな2人(?)が織りなす、癒され可愛いハートフルストーリー。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒されかわいい日常、はじまります。

この作品の原作は未読です。
実は、この作品の視聴も序盤で停滞しちゃいました。

主人公を演じるのはひーちゃんで、序盤からちゃんりなボイス全開の展開が待っているのですが、ちゃんりなの台詞が「立ち去れ~」ばっかりなので、序盤でお腹いっぱいになってしまったのが停滞した理由だと思っています。

まぁ、これで終わる作品ではありませんでしたけどね。
物語中盤から、ココちゃん演じる「みゃーこ」が登場してから状況が一変しました。


社畜の伏原さんが夜中まで会社で仕事をしていると、フロアに
「タチサレ~」
という不気味な声が鳴り響く…。

その声の正体は、小さな幽霊ちゃんだった!

健康のために伏原さんを立ち去らせたい幽霊ちゃんと、
幽霊ちゃん可愛さに立ち去りたくない伏原さん。

そんな2人(?)が織りなす、癒され可愛いハートフルストーリー。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

「立ち去れ」という台詞自体を使う機会が少なかったからでしょうか。
序盤はムッチャ新鮮に感じたんですけどね…

しかし、ココちゃん演じるみゃーこの可愛らしさの破壊力は、もう言葉では表現できません。
ちゃんりな演じる幽霊ちゃんと背格好はそっくりなのですが、兎に角あらゆるスペックが鬼懸かっているんです。

しかし、ちゃんりなとココちゃんの錯綜ボイスはなんて素晴らしいんでしょう。
もう耳がとろけるかと思うくらい癒しを頂きましたよ。

そんなココちゃん演じるみゃーこですが、物語の中盤で過去を回想するシーンがあるのですが、そのお話がまた超が付くほど切ないんです。
話を聞き終わったあと、主人公である社畜さんと幽霊ちゃんはボロボロ大粒の涙を流していましたが、あまり切なさに私も社畜さんや幽霊ちゃんと一緒に涙してしまいましたよ。

この辺だったからかな…
なんか変なスイッチが入っちゃったみたいで、みゃーこの可愛らしい姿を見ていると何故か目頭がじんわり熱くなったんです。
今まで「可愛い」で目頭が熱くなったことなんて無かったと思うんですけどっ!
私の涙腺、いよいよヤバイのかな…^^;?

この作品の特徴として、声優さんが誰なのかが一発で分かる明朗さが挙げられると思います。
ひーちゃん、ちゃんりな、ココちゃん、まややん、かおちゃん、そして終盤には唯ちゃんも登場するんです。
流石癒し系の作品に相応しい顔ぶれが揃っていますよね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、かおちゃんによる「Cherish」
エンディングテーマは、まややんによる「聴こえる?」
どちらも甲乙付け難い楽曲だったと思います。

1クール全12話の物語でした。
しっかり癒していただきました。
この疲れた心に染みわたる癒しが何と心地の良いことか…
今回しっかり癒して貰ったので、私もまだまだ頑張れそうです。
また心が疲れた時には補給させて貰おうかな^^;

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

全体的にほっこりとした日常アニメ。幽霊ちゃんと社畜さんのほのぼの。

全体的に落ち着いた作品でした。
大きな事件はないものの、いい意味で緩い空気感で進んでいくアニメでした。
ややブラックな会社で働くOLさん(この辺は某メイドラの小林さんを彷彿とさせますが)伏原さん(CV金元寿子さn)と伏原さんにだけ見えるっぽい幼女幽霊ちゃん(CV日高里菜さん)の日々の日常を描いたアニメですね。

会社で毎日遅くまで仕事する伏原さんと伏原心配して幽霊らしく立ち去らせようとする幼女幽霊ちゃんのコメディタッチだけど時たまいい話が来るので油断できません。

日常系ほのぼのなアニメが好きな方には刺さるアニメかもしれません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

にゃわん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

疲れた時に見る癒しアニメ

オープニングのメロディが作品に合わないが
物語とキャラクター、声優さんはナイス
可愛い担当が1話ずつ声優さんが違うってのもいい
ただのほのぼの作品ではなく
とにかく、幽霊ちゃん達が可愛くて
社畜さんのためを思ってプレゼント買ったり
お弁当作ったりするだけで癒し
幽霊ちゃん達は決して自分のためではなく
社畜さんのために第一に動くので
小さくてチカラもないが
かける言葉が毎回心に染みてなける。
癒しが欲しくて何を見ようか迷ってる人にオススメ

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

61.2 17 ハートフルでファンタジーなアニメランキング17位
ぽぽたん(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (40)
219人が棚に入れました
人気美少女PCゲームをTVアニメ化した萌え系ラブコメアニメ第1弾。
時空を飛び越えながら旅を続けるあい、まい、みいの三姉妹とメイドロボットのメアーの4人が、その訪れる先々で出会った人々と交流を重ねていく。
三姉妹は理由の分からないまま、一定時間で強制的に時空転移により別の場所に移動させられるという形で旅を続けており、年を取ることもできないため、常に自分達の存在意義や人々との交流の是非を自問し、苦悩していく。

声優・キャラクター
大原さやか、浅野真澄、桃井はるこ、門脇舞以、川澄綾子、甲斐田ゆき、中原麻衣、川上とも子、野川さくら、高田裕司、宍戸留美

ひっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

語り継がれない理由

タイトルとキービジュアルからは想像もつかない、アンコントロールに時間漂流をしていく三姉妹がそれぞれの場所で思い出を積み重ね、やがてその因果にじんわりと心がやられていく諸行無常のSFファンタジー。

冒頭だけ観ると普通の萌え日常系アニメなんだけど、1話終盤の不穏さから"今後の何か"を予感させ、徐々に徐々に紐解かれていく展開で最後まで惹きつけられた。後に「宇宙よりも遠い場所」「ガールズバンドクライ」を手がけることとなるシリーズ構成・花田十輝の若年期の醍醐味を感じる。もし今こういったアニメが作られるとしたら、多くの作品が物語序盤からこの作品のシステムを丁寧に説明してしまいそう。でもそれだと感動ポルノの押し付けになってしまう。この作品の美点は、(様々な情感を与えうるであろう)このシステムを最初から強調したりせず、自然に物語へ入れていく上品さだと思う。最終回の展開では少し急さを感じたけれど、1クール完結であることを踏まえればこういうものだろうと受け入れられた。

本作が前述の名作群と並べて語り継がれない理由は火を見るより明らかで、無意味な全裸・お色気・乳首・萌えシーンの頻出で万人には薦めづらいものになっていること!日常を積み上げての後半の歯車の回り方はとても自然で白眉だし、それゆえにストーリー面の上品さとお色気シーンの無意味さが乖離していてあまりにもアンバランス。まさに語り継がれざる名作だと思った。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

お○ぱいアニメじゃないの?

エロゲ原作なこともあり、毎話風呂に入っては裸を映し、みいがよくぷにぷに〜をします。謎の光はなし!何故これがあにこれのお○ぱいアニメランキングに入ってないのかw(分からない人はサイト上の成分ランキングの一位を見てください)
それはさておき、内容は意外とまともです。前半はあい、まい、みい三姉妹が出会ったキャラと交友を深め、別れるといった1話完結のエロありハートフルコメディですが中盤{netabare}まいとメイドのメアーがあい、みいと離れ離れになってしまう話{/netabare}から流れが変わります。この作品は、出会いと別れを繰り返してきた三姉妹が、自分達の存在意義に苦悩する物語です。同時に、別れの本質を問いている作品でもあります。{netabare}三姉妹はどういう存在だったのか、何故旅をしなければいけないのか、ぽぽたんとの関係等{/netabare}消化不良感は残りますが、終盤は心理描写が際立ち面白く、後味も良い、おまけにキャラも可愛い良作という印象でした。

個人的にはあい姉さんの可愛さにはやられました。眼鏡っ娘はあんまり好みではないということで、キービジュアルの時点では注目してなかったですが、初っ端から印象づけられましたw作画の古さ故か眼鏡っ娘要素はあまり気にならず、優しいお姉さんキャラで終盤から心理描写も増えていき、最終的には一番好きなキャラです。声優さんの声も上手くハマっていました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

67.4 18 ハートフルでファンタジーなアニメランキング18位
夢喰いメリー(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (1009)
5210人が棚に入れました
高校生・藤原夢路は他人の夢の良し悪しが見える不思議な能力を持っていた。ある日、夢の世界から来たという美少女・メリーと出会い、大きく運命が変わり始める…!?

声優・キャラクター
佐倉綾音、岡本信彦、茅野愛衣、秋谷智子、遠藤綾、中田譲治、藤原啓治、川田紳司、伊瀬茉莉也

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

夢もキボーもありゃしない

何でキボーがカタカナなんでしょうね
そんなことはどーでもいいとして


作画は今シーズン断然トップですね、格が違い過ぎます
どのシーンも細部まで綿密に描かれてて、テレビの前で見るより、劇場で見たいと思うくらいの作品ですね
流石は山内重保監督と言ったところでしょうか
JCスタッフとは思えない壮絶なテロ力を引っ提げ、作画で体中をグリグリと刺激してきます
私と言ったら興奮に酔いしれ、久しぶりにテロップで射〇してしまうほど
1話ジョン・ドゥVSメリー戦、2話フルヘルボーダーグリッチョ、3話イチマVSメリー戦、4話クリスVSメリー戦、5話エンギVSメリー戦、7話ミストルティンVSデルガ戦、11話ミストルティンVSメリー戦、12話ミストルティンVSエンギ&メリー戦、13話ミストルティンVSレオン戦とミストルティンVSエンギ&メリー再戦
常軌を逸した神戦闘作画、それ以外でもあらゆるパートから発せられる作画オーラが眼孔に突き刺さり、もれなく引き込まれる仕様になっております
これこそ、現界の至宝という奴ですな

若者たちの夢を題材にしたちょっと暗めの物語ということで、まんがタイムにしては珍しく重っくるしい作品をアニメ化するんだなぁって感じですね
最初はメリーちゃんにブヒブヒして終了なのかなと思っててたら、濃い内容、際どいアニメーションと結構肉厚な作品でした

岡本さんと藤原さんは最近よくタッグ組んでますねぇ
今作もそうですし、祝カン、とある、それから今度やる青エクもそんな感じで
ま、岡本さんの声を聴いてるとどうしても、ここから先は一方通行になってしまうのでアレなんですけども
えーそれから、メリー・ナイトメア役は今作が主役デビューの佐倉綾音さん、若干棒かなとも思いつ上手いと思う場面もあり、保留
光凪由衣役の秋谷智子さんはなーんか癖になりますねぇ
千葉千恵巳さんや竹内美優さんみたく、片言の演じ方をする声優さんの系譜ですが、なかなか良い物ですね

でいどぅい♪
ん~、楽曲制作はIOSYSですかぁ、とうとうこの時が来たかって感じですねぇ
まぁ原作者の牛木さん自身が東方同人作家ということで、そこで繋がりがあったのかなかったのか知りませんが
OP「Daydream Syndrome/藤原鞠菜」
サビの盛り上がりがちょっと惜しい感じですね、まぁでもその辺補って余りあるほどのアニメーション、エフェクト作画がもうたまりません

厳選!メリーちゃんかわかわショー
2話ドーナツ初めて見たときのメリーちゃんかわかわ
3話幼女のドーナツ欲しそうにするメリーちゃんかわかわ
5話″セッ〇スしよっか″メリーちゃんかわかわ
8話ドーナツ食べてるメリーちゃんかわかわ
同話ドーナツアニマルを頭に乗せるメリーちゃんかわかわ
10話勇魚ちゃんの絵を見てるメリーちゃんかわかわ
全編通して良いおヘソでした、ごちそう様でした
そしてミストルティン的な意味でこれゾンと繋がってる件は人知れず


″アニメを見る″というと、画面から流れてくる視覚情報を上辺だけなぞるようにただ見てくって人が最近多くなってると思うんですね
″考えない日本人″じゃないですが、どうせ短い人生のうちの時間を使ってるんですから、どこか楽しい部分を自ら探してアニメを見ていった方がいいと思うんですよね
視聴者に寄り掛かった演出というか、自分で考えて下さいってな含みのある演出をすると、それだけで意味不明な糞アニメと切り捨てて・・・
表面だけ見て、ツマラナイとかしか感想が持てないなんて、どうなのかなぁ~と思うわけです
要するに私のことなんですが
どんなアニメにも秀でた部分が必ずあるはずなんです
その秀でた部分というのは、見るだけで分かる場合もあるし、考えないと、注目してないと分からない場合もある、或いは違う角度から見ないと分からない場合も
それを自ら汲み取っていくことこそ、アニメファンが果たすべき義務だと思うんですよね
なかなか難しいんですけど、これが自然と出来るようになったとき、オタクとして一段ステップアップすると思ってるわけです
別にメリーさんを面白いと言えば見る目があるみたいなことを言ってるわけじゃないんです
どんなアニメでも、多面的、多角的に考察して面白さ見つけてこうよっていうのが言いたかったような言いたくなかったような
まぁなんでもいいんですけどね、楽しく見れたもん勝ちみたいな

二期あるんすかねぇ、灯台とか完全に放置なんですが
ともあれ、設定も良いし、作画も良いし、名作であると思います
女の子も可愛いですし!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ぶっちゃけ退屈だけど4~6話だけでも見る価値アリ!!!

お話はスローペースだし、
1~3話の戦闘シーンはマンガのコマ割をそのまんまアニメートしちまったような異様なカットの多さ
アレは目がチカチカするのでやめてほしいですw


キャラは可愛ゆいし、主題歌もカッコイイのに非常に残念でした


ところが評価が一変したのが4話
{netabare}部長さんがメールで文通していた想い人とオフで会える約束をするが、約束の時間になっても相手はいっこうに現れない・・・
実は彼女が文通していた相手とは「夢魔が憑依した自分自身」であった
つまり【自分(の中の他人)と文通して、自分(の中の他人)に恋してた】
というショッキングな内容
これが{/netabare}最高に良かったですb


続く5~6話の戦闘シーンでの田中宏紀さんの作画も素晴らしかった


ただしこの3編が完全にピーク


OPで伏線張りまくったゆめじとメリーの過去にも触れず、投げっぱなしの最終回ワロタw
決してオリジナルキャラをラスボスに据えて、その後ろに控えたる原作ラスボスの前座にしようって構成が間違ってるわけじゃなく
根本的に最終回でまとめようって気が感じられないのが残念賞


とりあえずゆめじとメリーの過去には“なんかある”ってことだけ汲み取っておきましょうw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21

きー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

意外と!

夢魔の世界からやってきた少女と
ちょっと変わった能力を持った少年が出会い、
少女を元の世界に戻すために戦う話。

最初はキャストも知らない人が多くて、
どうなのかなぁって感じでしたが、
見ていくうちにどんどんハマっていく感じでした。
最初はただ手を組むみたいな感じなんだけど、
徐々にお互いが大切になっていくみたいな
過程が見ててよかったですね。
あとは、中盤から終盤にかけて主人公たちの
心の葛藤とその克服が見物ではあります。

主人公のメリー役の佐倉さんや、
由衣役の秋谷さんなど、僕にとっては
はじめましてな方が多かった印象でした。
他には岡本さんや遠藤さんや植田さん、
そして今人気急上昇中の茅野さんなどなど。

OPは藤原鞠菜さんのDaydream Syndrome。
アニメにあったなかなか良い曲です。
EDはメリー名義での曲ですね。

終わり方的にも2期が期待できそうな感じでした。
ぜひ2期やってほしい作品ですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

65.8 19 ハートフルでファンタジーなアニメランキング19位
美鳥の日々(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (261)
1455人が棚に入れました
「悪魔の右手」を持つ男、「狂犬サワムラ」と呼ばれ周りから恐れられている高校生・沢村正治。
彼女がいるバラ色の高校生活を送ることを夢見ているのだが、その悪評ゆえに女性は皆恐れをなして逃げてしまうため、まともに女性と話すこともできず悶々とした日々を送っていた。
そんなある日、正治の右手が突然女の子に変わってしまう!?その女の子は春日野美鳥という正治に片思いをしていた女の子で、内気な彼女は正治と付き合いたいという思いを長い間遂げられないまま過ごしており、そんな自分から逃げるように魂だけ正治の右手に乗り移ってきたのである。晴れて右手が恋人(…?)になった正治だがこの状態で学園生活を送ることになるのだった…。

声優・キャラクター
谷山紀章、中原麻衣、高木礼子、釘宮理恵、野島裕史、田村ゆかり、うえだゆうじ、湯屋敦子、大原さやか、大本眞基子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

湘南モノレールで立ちすくむ美少女が、OPでは大暴れ 可愛すぎるヒロイン

2004年放送のテレビアニメ 全13話

原作 井上和郎 監督 小林常夫 キャラデザ 楠本祐子
制作 studioぴえろ

原作の井上さんは宇都宮市の人であるが、監督の小林さんが神奈川の人である。
監督の我儘がまさに奇跡のコラボ。
このアニメの半分は湘南モノレールとその周辺の風景描写であるといっても良い。
大船から鎌倉にかけての実在の街並みが美しく描かれている。
とくにEDを見てほしい。湘南モノレール乗りたいでしょw。
もちろんほとんど人が主張するようにOPは素晴らしい出来です。
大船の人は幸せです。これほどの地元振興アニメなどそうありません。

春日野美鳥 CV中原麻衣
沢村正治 CV谷山紀章、斎藤千和

少年サンデー連載のコミックであるが、深夜アニメと言うことで監督が張り切ったのか、乳首や全裸シーンが描かれてしまった(笑)
そんで、少年少女にこそ観てもらいたい優れたプラトニックラブストーリーであるため、夕方放送を強行(再放送)したため大変な修正が(笑)

子供が見ても大人が見ても良いものは絶対良いのです。

なんという美鳥の可愛らしさであろうか。もう言葉も無い。
そしてEDの切なく立ちすくむ実体の美鳥。
コミック連載中のアニメであるが、完全に独立した物語として安心して観れます。
放送後13年、コミックも終了した現代でも全く輝きを失わない。

点数は高くはありませんが、これは名作です。万人にお勧めします。
女性の方も安心して観られる美しいプラトニックラブストーリーです。

感動です
 

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

CMCM さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おもわずにやにやwww

みなさんの評価の通り王道のラブコメでした!!
少し昔のアニメで作画はぬきにして・・・
相手が体の一部になるという目線での作品は面白かったです。

1クールの作品だったんですけど、最後の1話につめてしまったのがもったいないと思いました。
ネタバレになるんでなるべく控えますが・・・
最後にあの展開をもってくるなら、それからの話がもうちょっとふくらんでいけたかな!?と個人的には思います。

ただ、内容的にもキャラ的にもよかったので最終話からの展開をつくればおもしろかったのに~というところが歯がゆいところでした!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

ああ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

センチメンタル

右手が女の子になっちゃうというかなりイロモノ的な設定ですが、内容自体はいたって王道。原作未読です。

作画はもう古く、作風も古いため最近のアニメに慣れてる人には見づらい部分もあるかもしれないです。

僕は、最近のアニメも好きですが古い作品も好きなので全然大丈夫でしたし、ある意味最近では見れなくなったといえるラブコメでとてもよかったです。このアニメ放送当時はおそらく原作漫画は連載中だったんでしょう、アニメの終わり方は少し微妙だったかなと思います。というか序盤と終盤は見どころがあったんですが、中盤は個人的にあんまり興味をそそられない内容だったのがすこし残念でした。

せっかくの奇抜な設定なのでもっと踏み込んでほしかったし、主人公格の美鳥ちゃんと正治くんはお気に入りだったので二人に関する話だけでよかったかなという気はしました。

作中数人関係してくる人はいますが、最近この作品のように1対1のラブコメがあんまり見れないことを残念に思っていたのでそういう点ではとても満足でした。

ちょっと最近のアニメの作風に飽きてきたなと思った人は、原点回帰とまでは言えませんが、この作品はまた新鮮な気持ちで楽しめるかもしれません。おすすめです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

58.7 20 ハートフルでファンタジーなアニメランキング20位
しにがみのバラッド。(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (113)
794人が棚に入れました
真っ白な死神と羽根の生えた黒猫が織りなす、哀しくて優しいハートフル・ストーリー。真っ白い死神モモは、仕え魔である黒猫ダニエルと共に、人間の魂を運ぶことが仕事なのだが、いつも人間におせっかいを焼いてしまう…。

声優・キャラクター
小林晃子、清水愛

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地味に泣ける・・

2006年3月2日-4月6日放送。原作は同名ラノベ。全6話。

2007年放送の同タイトル原作実写ドラマもある。全12話。
※モモ:浜田翔子/ダニエル:吉田里琴/その他。

各話毎にメインになる登場人物が入れ替わる短編集の形式。

死神の"モモ"とその仕え魔"ダニエル"が、どの話にも共通
の客観的な立ち位置での狂言回し的な役柄で登場する。

幾つかの話が接点のあるエピソードになっているパターン
が有り、短編同士がリンクしている話も増えていく。
※原作は其の侭大きな流れになり謎が紐解かれていく。

原作の方は大きなウネリがあるが、アニメはその手前迄の
ハートフルなエピソードが中心で「死」がテーマに含まれて
いて少し切ない感じもあるけれども、少しホッとする物語。
死神という部分がファンタジーな要素として含まれている
ので、多少ファンタジーな事が起きるが・・基本モモ達は
傍観者・・ちょっぴりお節介で・・優しくて涙脆くて・・

世界観は全体に優しく穏やかで・・ただ6話で終了という
部分がとても残念・・原作を読みたくなる様な雰囲気は
とても良く伝わってくる作品に感じました。

ありきたりな話で・・大きな衝撃や派手な展開が無い為
6話でもアニメ化されただけ有難いかな?とも思えたりも
するけど、単純な話で身近なものだけに共感もし易くて
ついつい涙腺が崩壊してしまうじんわり系かな・・
丁度アニメにハマりだした・・それ程アニメを視ていない
時期に出逢った作品で、その時はボロボロと泣いた。
所謂萌系のキャラデザに不慣れで美少女萌え系?等と少し
侮っていた作品に凄く内容が濃かったり、意外と面白い
物があるとか感じ始めた頃の印象を良く作品のひとつです。


モモ:能登麻美子:「桃花」。アンとは双子の姉妹。
死神のライセンスIDがA-100100号なので百々で「モモ」
死神でありながら白い容姿の為に「ディス」と呼ばれてる。
人の死に涙を流す優しさとお節介で人間を助けてしまう。
幼い雰囲気や真白い容姿から良く「天使」と間違われる。

ダニエル:広橋涼:モモの仕え魔兼保護者のような存在。
姿は黒猫。桃の名付け親。蝙蝠の様な羽があり飛べる。
金色の瞳とブカブカの首輪に付いた大きな鈴が特徴。
一応、人型の姿になれるが、あまり気に入らないらしい。
仕え魔名家「アラーラ」の出で非常に優秀。面倒見が良い。


幾間大輝:菅沼久義
幾間一陽:堀之紀
原上セイゴ:森田成一
広日向アズリ:村田あゆみ


アン:アニメ未登場:「杏花」モモとは双子の姉妹。
死神A-99号。UN(唯一の存在)から、アンと呼ばれている。
死神の中でも強大な力を持つ、死神としては特別な存在。
モモと同じく感情がある死神。性格は冷酷で容赦が無い。
魂を天上に運ぶのが本来の仕事だが、魂を消滅させる。

ニコル:アニメ未登場:アンの仕え魔の猫。



第1話 きみのこえ。

瀬戸公太(金田晶代)
幼馴染の牧原麻依が死んだ理由を自分の都合とブルーの
存在にあると考えていた。麻依の死後、とある雨の日に
ブルーを捨てようとするが・・・

モモに出会ってから「みえないもの」が見えるようになり・・

牧原麻依:斎藤千和:持病を持った少女。
ブルー:声優不明:捨てられていた子猫。

第2話 さかなのころ。

浅野水月:甲斐田ゆき

藤島豊花:植田佳奈

浅野昴:木村亜希子:部活の水泳で好成績を収めていた。
中学2年の時、工事現場付近を通った時に落ちてきた鉄骨
から「水月」を庇ってそのまま下敷きとなり、死亡した。
容姿端麗で人望があり、クラスの中心的存在の美少女。


第3話 ひかりのかなた。

市原カンタロウ(豊永利行)
藤浦トマト(三橋加奈子)
市原康太郎(郷田ほづみ)

第4話 あきのまほう。

風間千秋(佐土原智子)
風間冬樹(白石涼子)

第5話 ほたるのひかり。

宮崎エコ(大浦冬華)
宮崎ワコ(松本美和)
瀬戸公太(金田晶代)

第6話 こころのたび。

小堺桜(坂本洋子)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

落ち着いた演出が沁みる

「シゴフミ」を思い出さずにはいられない作品。

淡い恋の描写のされ方とかは、最近の深夜アニメでは見ないような気がする。
………単にオレが見なくなっただけ?!

望月智充監督による演出(音響監督も兼任)と吉田玲子さんのシリーズ構成(&脚本)は盤石です。



また、原作小説を買ってまう……





P.S. アイキャッチの不協和音が怖い((;゚Д゚))

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

69.3 21 ハートフルでファンタジーなアニメランキング21位
ちみも(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (43)
107人が棚に入れました
「ちみも」、それは、変幻自在に動き回る12匹の謎の生き物たち。 彼らは、<地獄の使者>と名乗る鬼の形相をした「地獄さん」と共に人間界に現れた魑魅魍魎(ちみもうりょう)のこと。 ちみもと地獄さんがやって来た目的はなんと、人間界を【地獄】にすることだった! 人間界地獄化計画を実行するため、その目的を隠しながら、「むつみ」「はづき」「めい」の三姉妹が暮らす鬼神家に居候することに。 コロンとした見た目の謎の生き物・ちみもたちと、見た目はこわいけどちょっと間抜けな地獄さん、強烈キャラの三姉妹が繰り広げる、笑えてほっこりする日常。 果たして、人間界地獄化計画はどうなるのか!?

64.9 22 ハートフルでファンタジーなアニメランキング22位
波打際のむろみさん(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (657)
2953人が棚に入れました
ある日突然、むろみさんが釣れた!! フィッシング部の向島拓朗が釣ったのは‥‥なんと人魚!? 「ミミズうまかっちゃん、喰らいついてしもたら、なんや釣り鉤やったんやね」‥‥こいつ、博多弁話すしー! なぜか博多弁を話す人魚のむろみさんと、釣り好き少年・拓朗の異生物交流コメディ♪

声優・キャラクター
田村ゆかり、水島大宙、野中藍、上坂すみれ、原田ひとみ、中原麻衣、さかいかな、斎藤千和
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

テンション高いなー。波止場をハッテン場に。

他の方のレビューが面白かったので、観たくなったんだ。
楽しいねえ〜、これ。
テンション高くてくどい!!けど、楽しい。
オープニングの無駄にアクティブな雰囲気、クセになるなぁ。

♪ずーっと待ってた奇跡より 目の前の笑顔が正解だっ!♪

げんしけん2代目のオープニングの上坂すみれさんが唄ってるんだね。いかにもアニメ!って感じの濃厚な歌声。
♪むろみぃぃぃぃぃ♪
ドコドコノキノコの唄くらい、耳に残る。

餅みたいにカーブするほっぺたと、顔からはみ出るタイプのまつ毛、派手な髪色…
何だか90年代の夕方のアニメを思い出すなぁ。
懐かしさに加えて方言のセリフがポンポン飛び出て、何だか親しみやすい。

近所に居たら楽しそうな、呑気な飲んべえな半魚姐さんたちが語る武勇伝。地球の歴史にさりげなーくもなく関わってきた、だとっ?!

全年齢で観られそうな楽しさだけど、たまに微エロなとこが…
むろみさんに弄ばれる富士さんの肉塊表現がエッチっていうか異性物化っていうか…。

むろさん、ヤンキーさん?いやいや、結構、純情な顔を見せるし。
と思ってたら、大昔のハクジラ類の元カレへの恨みの話の時のノリ、やっぱヤンキーっぽかった。しかしだからこそ、ロマンチストなとこもある…!

陸に上がり過ぎて尾ひれが痛んで、心配されて、何さアタイの勝手だろ!っていうところも、ヤンキーっぽかった。
しかしだからこそ、面倒見いいところもある…!
鳥類は天敵だけどね。
捕食の厳しさでガンバネタ出たね。

バブルの弾けた乙姫ちゃんとの相性も面白いね。
{netabare} →竜宮城亡き後、世界を牛耳ろうと夢見るも、株で大損し続けた歴史が過酷!そして今、パートタイマー。 {/netabare} がんばれ乙姫ちゃん。世界は牛耳らなくていい。

クラゲや釣られた魚類や街角のセミまで、生き物の声(誰も聞いてないのにしゃべっちゃてるね)の当て方が…くぐもった変な声で、油断ならない。

リュウグウノツカイ、水族館に就職とかはどうかな…?
水族館で剥製、見たなぁ。今度見たら、あの声を思い出しそう。

8話でシーラカンスのトラウマを癒せない、絶望を見てしまったむろみさんの潤んだ目が…。
オチの付け方がワンパターンではなくて、飽きなかったよ。
波止場って、あらゆるオチを水平線の彼方へと受け止めては流せる、そんな懐深い場所なのかもしれない。

乙姫ちゃんの活躍がもっと見たかったな。
続きやらないかなぁ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

karinchaco さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

OP曲もストーリーもとてもテンポが良い作品。

漫画原作のアニメです。

アザゼルさんの2期と30分の放映枠を分け合う形で放送された15分アニメ。
人間と人魚他異生物たちとのハートフルコメディになっています。ヒロインのむろみをはじめとして人魚たちはなぜか博多弁でしゃべります。そこがかわいいんですけどね。

内容はギャグ要素が多めの印象ですね。話しのテンポも速いので見ていて気持ちいいです。ヒロインの人魚っていう設定をうまく利用した展開もポイント高いです。

この作品の最大の魅力は電波なOPでしょう。上坂すみれさんのデビュー曲でもある「七つの海よりキミの海」はアップテンポなナンバーでOPのアニメーションと相まって見ていてとても楽しいです。作詞もアニメソングに定評のある畑亜貴さん。ごちうさのOPの時も思ったのですがどうやって作詞しているんでしょうねとても気になります。私の中では電波系OPの1,2を争う出来だと思っています。

漫画の連載が終わってしまったとのことで2期は難しいのかもしれませんが、是非続きをみたいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

人を選びますが。

※あくまでも個人的見解です。
※多少のネタバレがあるかもしれません。
※話がそれまくっております。
※加えてテンションもおかしいです。
※なお私事がいつにもまして多めです。
※たぶん、きっと、恐らく、仕様です。。。です。
※ご了承ください。


この作品知らんと? よかや? よぅ聞くばい。
少年が釣りしとったら人魚がミミズにつられて釣り上げられたたい。
そげんで………

あ、無理です。博多弁、頑張ってみようと思ったけど無理でした。はい。(そもそもここまで自体あってる気がしないとですよ。。。)現地の方やその他の方々に失礼なのでやめます。現地人で居たかったです。あらすじとかは適当なの読んでおいてください。特にないですので。たぶんあらすじなんて読むよりも見た方が早いです。ぜひレンタル店へ。気に入ったらそのままネットでも何でもいいので購入へ。


……コホン。

まず自分はこの作品大好きでした。今季のダークホース、いやいや、考え方によっては一番楽しんだんじゃないかと思うほどに。
内容が自分のツボだったのや、方言多用やら色々自分としては面白い点が多かったのです。また普通の作品の半分程度の長さ(12分程度でしたかね?)もよかったです。これが普通の長さだと恐らく評価は下がったでしょう。適した長さです。
ただし、この作品思い切り人を選ぶものだと思われます。現に自分の周りの知人は誰一人としてこの作品のおもしろさがわからない……人によってはつまらない等と吐き捨てよる始末……。とりあえず見る人を選ぶ作品であることを念頭においておいてください。

声優の評価が満点なのはやっぱりあの方言。地元民とかではないので正しいのかなどは分かりませんでしたが、たぶんそこまで問題なく演じてくださっていられたと思うので。またとても好みでしたので。

音楽、というよりもこの評価はOPです。中毒性はありそうですが、なれるまで少々時間がかかる。加えてこのCDをお金を出してまで欲しいかといわれると……。少々。作品にはあっている(……?)のでいいのでしょうが。
入り方は好きです。アニメーションと曲もあっていて大好きです。その他の部分も大方すきです。ただ「むろみー!」あたりが少々苦手なだけです。

キャラクター地味に濃いです! あのリヴァイアサンが出てきます! イエティやハルピュイアも! さらにはさらには河童や宇宙人やらツッチーやらとたくさん! その他割愛!(ぇ 
もうみんな大好きです。出番少ないキャラもいますが大好きです。よくわからないキャr(割愛。
少々余談が入ります。{netabare}そういえば、たっくん(主人公(?))の必要性を一時理解できませんでしたが、なるほど、彼、案外必要ですね。いや、途中で登場数が(主人公であると思われるにもかかわらず)減っていた気が、更には影も薄くなっていた気がしていたので、彼居なくても……と考えていたのですが、もう少し考えてみてそうでもないな、と。余談でしたすいません。{/netabare}





どこかで述べたとおり見る人を選ぶアニメだと思います。
ですが(自分はとても楽しめたこともあり)とりあえず1話でも見てみてほしいです。1話見たところで面白さが伝わるとも思いませんが、それでもせめてそれから決めてほしいです。あ、DVD1巻につき4話入ってるので是非4話まで♪

余談
{netabare}
余談というよりも謝罪です。
わたくしごと多すぎですね、すいません。
ふざけて書きすぎですね、すいません。
以後気を付けます。でもこのレビュー直す気はございません。
この作品に対するテンションがおかしかっただけです。 {/netabare}

追記です。
{netabare}
とあるかたがむろみさんのしゃべり方でこの作品を紹介してくださっていました! 読んでいるうちにむろみさんの声で脳内再生されて感動しました!
名前やレビューを勝手にあげていいのかわからないので挙げられませんが、なんとなくレビューをたどっていけば見つかるかと思われます。
この作品が好きな方には少しお勧めさせていただきます。
ぜひ読んでみてください。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

64.5 23 ハートフルでファンタジーなアニメランキング23位
キューティクル探偵因幡(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (456)
2479人が棚に入れました
狼男探偵・因幡洋のもとに警察犬時代の相棒、荻野警部が事件への協力を求めてきた。
事件の首謀者はイタリアンマフィアの首領(ドン)・ヴァレンティーノ。
明らかにヤギにしか見えない首領・ヴァレンティーノの前に、赤毛フェチの因幡とゆかいな仲間たちがグダグダで立ち向かう、“ヤギ大増量毛探偵ギャグ物語”。

声優・キャラクター
諏訪部順一、入野自由、下田麻美、森川智之、大川透、小杉十郎太、日笠陽子、巽悠衣子、鳥海浩輔、深田愛衣、斎賀みつき、杉田智和、瀬戸麻沙美、岡本信彦、志村由美、日高里菜、子安武人、浅沼晋太郎、黒田崇矢、檜山修之、福山潤
ネタバレ

双葉。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キューティックル〜♪なアニメ。

題名を観て(なんだこれは?)となった方も少なくないのでは?
その正体は…

髪のことを知りながら楽しめるgdgd系ギャグアニメ!
(でも終盤はシリアス展開もあるし何なんでしょうねこれw)

個性豊かなキャラ達が良いです。
たまにボケが多すぎてツッコミ不在になるので視聴者がツッコむ羽目になったり?

*因幡洋(cv:諏訪部順一)
因幡探偵事務所の所長。
毛から情報を読み取る能力を持ち、重度の毛フェチ。

諏訪部さんにしては珍しい感じの役です!
ゆる~いのが可愛いけど、かっこいい時は諏訪部ボイスでめちゃくちゃかっこいい♪

*首領・バレンティーノ(cv:大川透)

名前でブランド物を着こなした銀髪のムッシュを想像したら駄目ですよ~。
{netabare}ただのおっさんヤギなんですからね!{/netabare}
意外と馬鹿でドMなところが面白いです。

・野崎圭(cv:入野自由)
因幡探偵事務所のアルバイト助手で、本作唯一の常識人。
彼がいないと話の進行に支障が出るレベル。
ちなみに猫派。

1話目からツッコミ激しくて大変そうでした( ̄^ ̄)ゞ
いつもはこういう役下野さんがやってくれる感じのw
もちろん入野さんの演技も素晴らしかったです!

*佐々木優太(cv:下田麻美)
見た目は女の子にしか見えない女装少年助手。
因幡が好きなあまり近づく人間(主に荻野さん)には非道な振る舞いを見せる。

こんなに可愛い容姿なのにっ!
ヤンデレというか何というか…(笑)
皆がのほほーんとしてるのに対して彼は結構キツい一発を持ってきます(屮゚Д゚)屮

他にも
*荻野邦治(cv:森川智之) {netabare}親バカ刑事{/netabare}
*ロレンツォ(cv:小杉十郎太) {netabare}中身はダンディー{/netabare}
*ガブリエラ(cv:日笠陽子) {netabare}下僕がお好き{/netabare}
*因幡遥(cv:斎賀みつき) {netabare}可愛い。けど腹黒い。{/netabare}
*弥太郎(cv:杉田智和) {netabare}イケメンなのにギャグ!!{/netabare}
*夏輝(cv:瀬戸麻沙美) {netabare}健気、といえば聞こえが良いかも。{/netabare}
などが登場します^^

ストーリーは前記の通りです(笑)
是非一回は観て頂きたい!
あと、{netabare}OP詐欺のEDヤギw{/netabare}なのでまだご覧になっていない方は
是非ご注目あれ☆

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

100人乗っても大丈夫!キューティクル探偵因幡物置!!

警察犬(シークレット・ドーベルマン)として働いていた因幡洋(いなば ひろし)は、行方不明になった弟を探すために警察を辞めて探偵となる。
警察時代の同僚だった荻野邦治(おぎの くにはる)の依頼により、首領(ドン)・バレンティーノ一味と関わる事となり、犬猿の仲のような関係の狼山羊の仲(?)になってしまう。

警察・探偵・マフィア(バレンティーノ一味)など、ハードボイルド系の作風になりそうなのですが、探偵物などを期待した方は残念でした。
探偵などの設定をしたコメディー作品と考えたほうが、しっくりときます。


登場する人物は、かなり個性的です。

首領(ドン)・ヴァレンティーノの外見はヤギそのもの。
根っからの悪人という感じではなく、少しとぼけた面もあります。
「シャーシャシャシャ」という笑い声や語尾に付ける「~であろう。」は印象に残ります。

警察時代の因幡と共に行動していた荻野邦治(おぎの くにはる)は、超人的な肉体を持っていて優秀な人物なのかと思いきや、こちらも少し間の抜けた所があります。
ただし娘のことになると性格が変わり、鬼のような形相に・・・

テロリスト集団・野羅(のら)の名目的トップであり、洋の弟である因幡遥(いなば はるか)も登場しますが、虚弱体質のせいか、すぐに倒れたり寝込んでしまいます。
もう少し活躍してもいいのではと心配になります。

ほとんどの登場人物がボケの役割になっていて、ツッコミ役は探偵事務所に勤める野崎圭(のざき けい)しかいないので、ツッコミの重要性が分かります。
(1話だけ、ボケ役に変身してしまいますがw)

その他の登場人物も全て個性的なので、お気に入りのキャラを選んでおくのもいいかもしれません。


個人的には、首領・バレンティーノ(ヤギ)が笑いのツボであろうw
ヤギとオオカミだったらヤギを応援するであろう。
送りオオカミが嫌いなので、日本狼と同じ境遇にしてやるであろう。
と言う訳なので、ヤギ推しであろう。


最終的には、警察&探偵VSヴァレンティーノファミリー&野羅という構図が出来上がりますが、緊迫感がほとんど無く、それぞれのメンバーの個性・設定を活かしたコメディー作品であろう。

探偵事務所でお茶を出されるシーンがありますが、意味が分かったであろうか。
炊飯器にお茶を入れてお茶漬けとなりますが、京都でお茶漬けを出されたら「帰って下さい」という合図になるので、それを狙ったのであろう。


OP曲
「遥か、日常の中で」
歌 因幡洋

ロック調の曲であろう。
アニソンらしい曲なので、因幡役の声優・諏訪部順一さんのファン向けのような気がするであろう。

ED曲
「プリマ・ステラ」
歌 首領・ヴァレンティーノ

所謂、”ムード歌謡”というジャンルであろう。
電波系とは違うと思いますが、聴いているうちにクセになっていくような・・・w


この作品を視聴する事に対して・・・・・

     こ~と~ば~なんて~♪ いらないであ~ろ~う♪♪♪



{netabare}誰にも気づかれずに途中から吾輩がレビューを書いたであろう。この作品を通じてヤギのファンを増やすであろう。シャーシャシャシャ!{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13

りゃむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

完全ノーマークのダークホースでした

基本ギャグアニメ。

ストーリーはキャラありきで、物語というよりはキャラの関係性上の設定、背景みたいなのが基本です。

つまりキャラの個性と濃さでシュールなギャグを展開していきます。
そしてやはり入野さんは本当に突っ込みに適役の声してると思うw

かなりテンション高め+30分詰め込めるだけ詰め込んでくるので視聴後少々疲れます。


1話AパートとBパートで15分ずつそれぞれ完結する話が多く、長編はあまりありません。

Aパート終わった時点で“え?まだ半分?”とか思います。
つまらなくて長く感じるという意味ではなく、15分が濃厚すぎるためにすでに30分アニメ1話分以上の満足感があります。
それをその倍やるんですからそりゃもう、疲れますよww


さてこの作品、ギャグをやるにあたってまったく視聴者に媚びないというか流行に流されません。
どういうことかといいますと、最近のギャグアニメ
1・女性キャラを多数出演させ萌え要素で補完する。
2・パロディやオマージュ主体でギャグというよりはやっちまった感を演出し笑いを誘う。
といったのが主流の作品が多いように感じます。(ケメコ辺りなんか正にこれな気がする)

まずこの作品・・・本編にがっつり絡んでくるような主要キャラとして位置づけされてる女性キャラなんと3人前後。
約一名どの女性キャラよりもかわいい男の娘が混ざってますが・・・主人公側なんて1人として女性キャラいないよ。
男性キャラはその3倍近くいるのにねぇ。
媚びない!(ただし女性向け作品というわけではない)
ちなみにこの作品最高の萌キャラはヤギです。


そして、もちろんパロディほぼなし。キャラの濃さとそのキャラゆえのボケ、そしてそのほぼ全てを突っ込み一人でさばいていく。
正統派のハイテンションシュールギャグ路線です。



キャラデザが若干BL臭があり僕自身、最初は敬遠していたんですが2話まで見たところではまってました。


いろんな意味で灰汁が強いといいますか、クセのある作品ですが面白いと思います。
ヤギEDともども“イロモノ作品の良作”として個人的に高評価の作品です。

ちなみに監督の満仲勧さんは初監督作品のようでした。
初監督でこの出来!

次回作にも期待したいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7
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