トーナメントで続編なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのトーナメントで続編な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月26日の時点で一番のトーナメントで続編なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.3 1 トーナメントで続編なアニメランキング1位
咲-Saki- 全国編(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1187)
6578人が棚に入れました
更なる高みを目指して―。 宮永咲(みやながさき)は高校一年生。奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。二人の天才美少女が全国大会の頂点を目指す。熾烈な闘いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。全国の舞台で待ち受けていたのは同じく頂点を目指す強豪たちだった。果たして咲たちは全国の高みへたどり着くことが出来るのか。高校生雀士の頂点を決める闘いが今、始まる。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

デキるオタクはここで判断している?

更なる高みを目指して―。

宮永咲(みやながさき)は高校一年生。
奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。
原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。
二人の天才美少女が全国大会の頂点を目指す。
熾烈な闘いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
全国の舞台で待ち受けていたのは同じく頂点を目指す強豪たちだった。
果たして咲たちは全国の高みへたどり着くことが出来るのか。
高校生雀士の頂点を決める闘いが今、始まる。

咲-Saki- 全国編 第1巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第1巻。
熾烈な戦いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
しかし、全国の舞台で待ち受けていたのは、同じく頂点を目指す強豪たちだった。
高校生雀士の頂点を決める戦いが今始まる。
第1局「上京」と第2局「応援」を収録。
オーディオコメンタリー 第1局「上京」

咲-Saki- 全国編 第2巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第2巻。
熾烈な戦いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
しかし、全国の舞台で待ち受けていたのは、同じく頂点を目指す強豪たちだった。
高校生雀士の頂点を決める戦いが今始まる。
第3局「始動」と第4局「東風」を収録。

咲-Saki- 全国編 第3巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第3巻。
宮守女子・小瀬川白望の跳満ツモを受けながらも、依然順調に先鋒戦を進めていく優希。
しかし、後半戦も佳境に差し掛かった時、永水女子・神代小蒔が遂に力を発揮する。
第5局「神鬼」と第6局「萎縮」を収録。

咲-Saki- 全国編 第4巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第4巻。
調子を取り戻した久だったが、前半に大きくリードした姫松高校・愛宕洋榎には届かず、2位で中堅戦は終了。
副将戦の会場に入った和は、永水女子高校・薄墨初美の衝撃の登場に驚き…。
第7局「注目」と第8局「防塞」を収録。

咲-Saki- 全国編 第5巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第5巻。
宮守女子高校・臼沢塞の力により、完全に封じられてしまった薄墨初美。
しかし、北家のたびに初美を抑えこんでいた塞の体力は限界を迎え、初美は最後の北家で小四喜を上がり切る。
第9局「出撃」と第10局「仲間」を収録。

咲-Saki- 全国編 第6巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第6巻。
守りから攻めへと転じた永水女子高校・石戸霞の攻勢により戦局は一転。
トップから陥落した姫松高校の末原恭子は、絶一門の配牌にとある経験を思い出す。
第11局「脅威」と第12局「真実」を収録。

咲-Saki- 全国編 第7巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第7巻。
咲の活躍により、準決勝進出を決めた清澄高校。
咲はパンフレットに阿知賀女子の名前を見つけた和に誘われて会場へと向かうが、直前のところで立ち尽くしてしまう。
第13局「旧友」を収録。

【アニメキャラの魅力】「ツモ、嶺上開花」主人公は怖過ぎる?清澄の白い悪魔「宮永咲」とは?
“萌え”と“麻雀”の禁断の融合が生んだ大人気作品『咲-Saki-』。絶大な人気は未だ衰える事を知らず、メディアミックスは勢いを増すばかりです。魅力的な少女達が麻雀卓を彩る中、打牌に込める意思がひと際強い主人公、宮永咲(みやながさき)。相手のメンタルまでへし折る圧倒的な麻雀力にあてられた一部の咲ファンから、畏敬の念こめて”咲さん”とさん付けで呼ばれる彼女。嶺上牌を巧みに操り、麻雀インターハイの決勝を目指す咲さんの可愛くも恐ろしい魅力をご紹介します。

■咲さん可愛い!
モテカワスリムの愛され貧乳っ子の咲さん。麻雀をしていない彼女は、ちょっとドジな読書好きの可愛い女子高生。気弱な性格が災いして、トラブルを招く事もありますが、基本的にとてもいい子です。

インターハイチャンピオンである姉の宮永照(みやながてる)とはなにやら確執があるご様子で、麻雀を通してなら話せる気がする・・・という思いからインターハイ決勝を目指しています。うーんいじらしい。麻雀で強い相手との対戦をワクワクしてしまう反面、いざ相手の能力を垣間みると怯えてしまうなんて事もしばしば。この小さな子供の様な表情の変化に、多くの視聴者がゾクゾクさせられるのです。

■麻雀を通して!
麻雀があまり好きではなかった咲さん。原村和(はらむらのどか)との対局を通して、麻雀を楽しむ心を思い出していきます。その後、心を通わせるに至った原村さんとのやり取りは、スポ根アニメかと見まごう熱いものでした。咲さんカッコいい!

その後も他校の生徒達と友情を育んでいく訳ですが、そのなかで能力も人としても成長していく咲さんの表情は、イキイキとして素敵すぎます。咲さんと一緒に卓を囲む選手達が一緒に高め合っていくのもまたよし。「麻雀って楽しいよね、一緒に楽しもうよ!」の台詞で有名な長野予選決勝大将戦、各校の大将の“自己と手牌との葛藤”は、それはもう見応えがありました。作品中屈指のベストバウトだと個人的に思っています。(ま、我らが咲さんがものすごい上がりで全部もってっちゃうんですけどね!)

■他校の生徒が(勝手に)恐れおののく!
スピンオフ作品の「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」での一コマに、咲さんが阿知賀編の主役達、阿知賀女子学院の面々と麻雀インターハイ会場ですれ違うシーンがあります。威風堂々と通路を無表情で闊歩する咲さん。あまりの威圧感と隠しきれない麻雀力に圧倒され足が止まる阿知賀の選手達。鋭い眼光に稲妻を見た阿智賀の大将、高鴨穏乃(たかかもしずの)は、それが自らの倒すべき相手だと確信する・・・。対戦相手の少女達サイドから見ると、咲さんは怪物レベルのラスボスみたいな扱いです。初登場から馬鹿げた能力を連発しまくっていましたし、その変態的な力を増しながら今日に至りますから、まあ納得ですけどね!でもこのシーン、咲さん視点で見るとトイレに行って迷子になってしまい、涙目で会場を徘徊していただけなんですよ・・・。かわいい♪

■謎多き主人公・・・その闇は深そう
咲_Saki_全国編第13局で、断片的ではありますが咲さんの過去にまつわる回想があります。病室、車椅子、炎、そして足の不自由な女の子・・・。見ている人は思ったはずです。「あ、これ思ったより重いヤツだ」と。姉との確執は作品随所でほのめかされていますが、咲さんの過去についてはほとんど明かされていません。ネット上で様々な議論や推察が飛び交っていますが、どれも憶測の域は出ていません。

時々見せる影のある表情にミステリアスな魅力を感じるのは確かですが、その謎が解明そして解決され、咲さんの満面の笑顔を見る日が今から楽しみです!

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【小野学氏】
2015年秋放送:「学戦都市アスタリスク」
過去に関わった作品(例):「咲-Saki-」シリーズ(監)/「魔法科高校の劣等生」(監)/「境界線上のホライゾン」(監)

深夜に放送され、話題になったアニメに多数関わっている監督。監督のセクションはもちろんのこと、絵コンテとして携わっている作品も多い。また、今年はOAD化された「咲日和」の総監督も務めている。

アニメは制作会社で選ぼう!
【Studio五組】
過去の作品(例):咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(2012年)/Aチャンネル(2011年)/きんいろモザイクシリーズ

Studio五組はGONZOスタッフが独立し、2010年に設立。全作品のヒロインたちを自宅に持って帰って愛でたくなるかわいらしさ。

2012年12月にテレビアニメ『咲-Saki-』の続編となる『全国編』の製作がアニメ公式サイトで発表され、2014年1月から4月にかけて放送された。全13話。
前作の別ブロックにあたる阿知賀女子も本編が進行するほど深く関わっていくため、「阿知賀編」のレギュラーキャラもゲストとして第1話から登場している。

咲日和
『ヤングガンガン』2011年13号より掲載されている木吉紗によるパロディ4コマ漫画。麻雀に関連する描写は比較的少なく、登場人物たちの日常におけるやりとりが中心になっている。小林によると「咲日和であったことは本編でもあったことにしている」との説明がある。

当初は本編休載時の読み切りだったが、15号からの3号連続掲載を経て18号より正式に連載開始となった。増刊の『月刊ビッグガンガン』でも2011年Vol.1より『ヤングガンガン』と並行連載を開始、『ヤングガンガン』での連載は2012年17号で終了し以降は『ビッグガンガン』のみでの連載に移行している。

『ビッグガンガン』誌上や『咲-Saki-』本編13巻の帯にて、本編14巻の初回限定特装版(2015年7月発売予定)としてOVA化されることが発表された。

オープニングテーマ
「New SPARKS!」
第1話ではエンディングテーマとして使用。

エンディングテーマ
「TRUE GATE」(第2局、第7局、第9局、第11局)
「この手が奇跡を選んでる 宮守女子高校 ver.」(第3局、第8局)
「この手が奇跡を選んでる 永水女子高校 ver.」(第4局、第6局、第10局)
「この手が奇跡を選んでる 姫松高校 ver.」(第5局、第12局)
「Glossy:MMM」(第13局)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 41
ネタバレ

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

咲「決勝まで行かないとお姉ちゃんと戦えない…だから…全 部 倒 す ! !」

ついに始まりましたー!!  全  国  編  !  !
1期をリアルタイムで観ていた人からすれば実に5年ぶり。長かったですね…。
これ終わったら次は何年後…と、また余計な心配をしてしまいますが、放送中はあまり考えないようにしますw
さて、物語の中心となるのは言うまでもなく清澄のいるBブロック2回戦。対戦相手となる永水、姫松、宮守はどこも特徴的で面白いです。

鹿児島の巫女さんたち永水。霧島神鏡の日本神話に基づいた能力とか使います。鹿児島といえば「桜島」で、メンバーの名前は桜にちなんだものばかり。
独特な髪形揃いの姫松。連想させるのは水棲生物!? 何か特別な意味があるのでしょうか。あと本場の関西弁にも注目!
そして宮守は、岩手の「遠野物語」を元ネタにキャラの設定が作り込まれていて、知れば知るほどに魅力が溢れてきました。

自己満足的な感想をだらだらと書き綴っています。
文章長めで読みにくいですが、作品に対する愛がいっぱいということで許してください…。



第1局「上京」

ネタバレレビューを読む



第2局「応援」

ネタバレレビューを読む



第3局「始動」

ネタバレレビューを読む



第4局「東風」

ネタバレレビューを読む



第5局 「神鬼」

ネタバレレビューを読む



第6局「萎縮」

ネタバレレビューを読む



第7局「注目」

ネタバレレビューを読む



第8局「防塞」

ネタバレレビューを読む



第9局「出撃」

ネタバレレビューを読む



第10局「仲間」

ネタバレレビューを読む



第11局「脅威」

ネタバレレビューを読む



第12局「真実」

ネタバレレビューを読む



第13局「旧友」

ネタバレレビューを読む



全国編はこれにて終了。原作もっと溜まってから、準決とまとめて2クールでも良かった気がしますが、話を忘れられないようにとりあえず2回戦をアニメ化したって感じですかね。なんせ5年経ってますから。

1期の長野決勝や、阿知賀編の全国準決勝に比べれば派手さに欠けたともいえる2回戦でしたが、その分奥は深かったです。
永水、宮守の裏設定は全く麻雀に関係ないのだけど、元ネタに忠実な能力をそのまま使っていて、これとあれがぶつかるとこうなるのか~、と、設定を知れば知るほど対局シーンを楽しく観ることが出来ました。全く麻雀に関係ないのだけどw
演出についても、はっちゃんの鬼門を開くシーン、背向のトヨネや咲さんが魔王化したときの威圧感など、原作以上に盛り上げてもらって満足です。
永水と宮守に関する音楽は和楽器を用いた独特な楽曲ばかりで、これまた私のお気に入りです。



続きはまた5年くらい後ですかね…。 でもその前にスピンオフの「シノハユ」や、4コマ漫画の「咲日和」(ショートアニメ枠で!)とかアニメ化してくれると嬉しいです。原作の立先生の壮絶な漫画家人生を描く「立-Ritz-」もぜひ!

いずれまたアニメで咲さんに会える事を信じて、5年でも10年でも待っています!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 25
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ありがとうございました! ぺっこりん

力尽きました。
ラスト2話の感想は省略で、全体の感想を書いて終わりにします。

【感想】
正直言って原作との比較ばっかりして視聴してしまった感じです。
この視聴法のなんと面白くないことか。
次の展開に身構え、盛り上がるシーンを冷静に原作と比較し、淡々と視聴する感じ。
何も考えずに視聴できたのはあの回だけですね。
今後はこれを教訓にして、多少比較はしながらも原作は原作、アニメはアニメで楽しもうと思いました。

内容についての感想を述べると、演出、BGM相変わらずイイ!、オカルトチックな演出、BGMグッド!、キャラみんな可愛い!(とくに塞さん)展開は地味(感覚麻痺)ながらもよく考えられてて盛り上げ方が上手い、といった感じでしょうか。
そして一番評価したいのは声優陣!
これだけ多くの声優が出るアニメなんてまずないし、無名に近い声優さんも多い中、しっかり回せていたんじゃないでしょうか。

アニメもたくさん見所があったのですが、少しもったいない視聴法をしてしまったなと反省しています。
今後の展開もあるだけに、アニメ咲をこれからも、これまで以上に期待したいなと思います。
次は10年後くらいかな(笑)


【1話】
ネタバレレビューを読む


【2話】
ネタバレレビューを読む


【3話】
ネタバレレビューを読む


【4話】
ネタバレレビューを読む


【5話】
ネタバレレビューを読む


【6話】
ネタバレレビューを読む


【7話】
ネタバレレビューを読む


【8話】
ネタバレレビューを読む


【9話】
ネタバレレビューを読む


【第10話】
ネタバレレビューを読む


【11話】
ネタバレレビューを読む


【一応恒例リアル麻雀コーナー】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 25

77.0 2 トーナメントで続編なアニメランキング2位
ハイキュー!! TO THE TOP(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (261)
1344人が棚に入れました
春の高校バレー宮城県予選、激闘を制し悲願の全国大会出場を決めた烏野高校排球部。全国大会を控えた彼らのもとに、影山の全日本ユース強化合宿召集の報せが舞い込んだ。さらに月島にも宮城県1年生選抜強化合宿への招集がかかる。同じ1年生との差に焦る日向は、宮城県1年生選抜強化合宿に押しかけるも……!?全国大会本番に向け、日向、影山、そして烏野高校排球部の更なる挑戦が始まる⸺!!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、江川央生、花江夏樹、宮野真守
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

視点が変われば、世界が変わる

制作:Production I.G、
原作:古舘春一、監督:佐藤雅子
副監督:石川真理子、シリーズ構成:岸本卓
キャラクターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:小林祐、音楽:林ゆうき、橘麻美
原作:古舘春一

2020年冬クールは良作が多く、ドロヘドロを筆頭に
視聴分だけで十分に満足できるラインナップだった。
そのため、面白そうだが、視聴に至っていない
録画したままの作品がまだ数本残っている。
この作品もそんな1本だった。

3期までの物語から面白い作品であることは
分かっていた。しかし、白鳥沢高校との決戦が終わり、
物語に一区切りついていたことから、
あまり視聴意欲が湧かなかったことが
これまで未視聴だった大きな理由。
ところがHDDの整理に迫られ、
視聴を始めると、やはり抜群に面白いことに
改めて気づかせてくれた。
キャラクターが個性的で魅力的だし、
競技を描くポイントの絞り方が、とても上手い。
Production I.Gが手がけるスポーツものは、
ほぼ外さないと分かっていたのに
ここまで放置していたのは痛恨だった。

ハイキュー!!の魅力は、日向翔陽と影山飛雄を中心にした
強烈なキャラと、爽快で緻密なスポーツ描写の面白さにある。
動きやカメラアングルもよく考えられており、
バレーボールの迫力を感じさせてくれる。
しかし、それだけにとどまらないのがこの作品の奥深さ。
個人的にはバレーボールという競技に
それほど興味はないのだが、この作品を観ていると、
競技そのものへの深い理解に驚くことがある。

今期で言うと、控えメンバーでサーブ特化の山口忠。
これまで何度も深く取り上げられている人物で、
サーブを打つだけのために試合に投入される。
どれだけ落ち着いた心理で試合に入っていけるか。
途中でワンプレーだけを任される選手にとっては、
最重要のポイントといえる。
それは、普段からの練習で意識することが大切。
効果的な方法である「リセットの視点」は、
とても納得できる話だった。

ネタバレレビューを読む

また、選手たちをサポートする存在の人々の
想いもきちんと説得力を持たせて描いている。
例えば、今回は清水潔子が、
マネージャーとして最前線に立っているという描写。
自身が中学時代にハードル競技の選手だったことから、
そこに立つ心理を理解しつつ、自分が現在、
立っている場所はどこなのかを明確にする。
スポーツに関わるさまざまな状況を
上手くストーリーに組み込んでいる。
メインである全国大会はさわりだけだったが、
とても面白い4期目だったと思う。

今期のいちばんのポイントは、
全国大会に向けてレベルアップを図る
烏野高校排球部メンバーたちの想いや視点と
いうことになるだろうか。

影山は、全日本ユース強化合宿に招集され、
月島は宮城県1年生選抜強化合宿メンバーに選抜される。
合宿メンバーに選ばれなかった日向は、
呼ばれてもいないのに、宮城県1年生選抜強化合宿に
勝手に参加するという突飛な行動に出る。

ネタバレレビューを読む
視点が変わることで、世界が変わって見える。
それは、レベルの違いもあるし、
下から見るのと、2階から見ることでも
見え方が変化する。県大会から全国に目を移した
ときの視点の違いを上手く表現していた。

一方、影山は全国トップレベルの選手とともに
プレーすることで、自らの足りない部分を考える。
日向をより効果的に使うことをイメージする。
ふたりは、違う世界のレベルの高さを心に刻み、
それをチームに持ち帰ることによって、
全体に大きな変革をもたらすのだった。

全国大会前の地味な話のはずが、
ここまで面白く見せられるのは、
やはり原作の持つ大きな力だろう。
また、全国大会突入後、天井の高いコートに
なったことで影山がアジャストに戸惑う描写の
リアリティにも感心させられた。
作者がバレーボールという競技を
とても深い部分まで捉えているのがよく分かる。

多くの人々の想いや視点が渾然一体となって、
全国大会に突入した第4期。
良質なドラマと感情の迸りを
今後はどのような形で見せてくれるのだろうか。
(2020年8月22日初投稿)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 43
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

4期は潔子さんのエピソード有

・・・ありますけれど、春高試合が始まる頃です。後半です。

4期本編の主役はやっぱり翔陽。そして飛雄。
特に翔陽の成長が楽しかった。
翔陽は呼ばれていない宮城県の1年生強化合宿に呼ばれていないのに飛び込みで参加する。
ネタバレレビューを読む

飛雄は全日本ユースの強化合宿でハイレベルの選手たちと対面する。
ネタバレレビューを読む

他のメンバーも全員がレベルアップ意識して切磋琢磨。

準備は整った。さぁ春高バレーの開幕だ!

そして潔子さんのエピソードで感動だ!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 29

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

高く、高く、舞い上がれ!

原作未読 全13話 4期の1クール目、2クール目は7月より放送予定

宮城県の烏野高校排球部を中心に描いた作品。1期から観ることをオススメします。

来週も続くのかと思っていたら、途中でバッサリと1クール目が終わっていましたねw

今回は、終盤以外は全国大会に向けてのお話でした。

日向 翔陽、影山 飛雄の主人公2人はそれぞれの場所でレベルアップのため頑張る姿がメインでしたね。

新キャラも多くて、一癖も二癖もあるキャラばかりでした。

これからというときに終わりましたので2クール目が楽しみです。

OP BURNOUT SYNDROMESさん、EDはCHiCO with HoneyWorksさん、アップテンポの曲で珍しかったです。サポートしているキャラ達が描かれているところも良かったですね。

最後に、翔陽の前向きさは見習いたいですね〜

投稿 : 2025/03/22
♥ : 21

68.1 3 トーナメントで続編なアニメランキング3位
バキ 最凶死刑囚編(Webアニメ)

2018年7月1日
★★★★☆ 3.5 (160)
550人が棚に入れました
板垣恵介さんが「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて1991年より連載中の人気格闘マンガで、地下闘技場の最年少チャンピオン・範馬刃牙とさまざまな格闘技の達人たちとの戦いを描く。累計発行部数は7,000万部を突破、過去にはOVAやTVアニメが制作されている。現在までにコミックス全123巻+番外編3巻のほか、数多くのスピンオフを展開。新しいテレビシリーズは、2001年にアニメ化された第1部「グラップラー刃牙」の続編である第2部「バキ」の「最凶死刑囚編」から描かれる。地下闘技場の最年少チャンピオンである主人公・範馬刃牙(はんま バキ)と “地上最強の生物”と呼ばれる父・範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)との壮絶な死闘を軸に様々な格闘士たちの闘いを描いた大人気格闘漫画シリーズ、その第二部「最凶死刑囚編」のTVアニメは2018年夏に放送となる。監督は平野俊貴さん、シリーズ構成は浦畑達彦さん、キャラクターデザインは鈴木藤雄さん、制作会社はトムス・エンタテインメントが担当。

声優・キャラクター
島﨑信長、菅生隆之、島田敏、小山力也、江口拓也、銀河万丈、子安武人、津田健次郎、茶風林、二又一成、麦人、川原慶久、雨宮天、古谷徹、大塚明夫

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

強さを表現するための「ほら話」の発想力に感心する、格闘バトルアニメ

人間離れした強さを持つ男たちが戦いを繰り広げる、格闘バトルアニメ。全26話。
2001年に放映された「グラップラー刃牙」の続編とのことですが、特に難しいストーリーがあるわけではなかったので、前作を観ていなくてもそれほど問題なく楽しめました。
内容的には、あるところに強い男がいて、また別のところにも強い男がいて、さて彼らが戦うとどうなるか?ということを延々と繰り返していくだけですが、その強さの見せ方が非常に上手かったです。あまりにもとんでもなくて、思わず笑ってしまうようなエピソードを、これでもか、これでもか、と積み重ねていく感じで、そういった「ほら話」の発想力には感心しました。バトルシーンについては、戦いのスタイルが、正々堂々の試合形式ではない、なんでもありのストリートファイトの場合が大半なので、不意打ちや、隠し持った凶器を使用するなど、卑怯な手法も普通に描かれます。当たり前のように血は流れますし、顔に穴があいたり、腕が切断されたりといった残酷な場面も多くあるので、毎週のエピソードを観終わっても「早く次回が観たいなあ」という気分には全くならないのですが、実際に観ると毎回それなりに面白くて、結局完走してしまったという感じです。
キャラは、様々なタイプの個性的な格闘家を大量に登場させていて、たいしたものだと思いました。また、ヒロインとなる女性のキャラデザが全然かわいくなくて最初はびっくりでしたが、観ているうちに慣れました。
声は、ベテラン有名声優が揃っていて文句なし。古谷徹のナレーションもとても良かったです。
最後まで観終わって、バトルシーンの過激な描写にはちょっと引いてしまうときもありましたが、それでも全体としてはなかなか面白かったです。最終回でも物語自体はまだまだ続くというところで終わっていて、またいつか続編があるのでしょうか。面白いからもっと観たいような、残酷だからもう観たくないような、微妙な気分になる作品でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6

70.0 4 トーナメントで続編なアニメランキング4位
バキ 大擂台賽編(Webアニメ)

2020年7月6日
★★★★☆ 3.6 (69)
282人が棚に入れました
「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)連載の原作「刃牙」(バキ)シリーズは、地下闘技場の最年少チャンピオンである主人公・範馬刃牙(はんま バキ)と“地上最強の生物"と呼ばれる父・範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)との壮絶な死闘を軸に、さまざまな格闘士たちの闘いを描いた大人気格闘漫画。アニメ「バキ」の最凶死刑囚編は、2018年にNetflixにて配信された後、同年にテレビ放送された。2020年内に配信される予定の第2期・大擂台賽編では、引き続き監督を平野俊貴さん、シリーズ構成を浦畑達彦さんが務め、アニメーション制作をトムス・エンタテインメントが担当する。

声優・キャラクター
島﨑信長、大塚明夫、大塚芳忠、保志総一朗、雨宮天、緒方賢一、小山力也、飯塚昭三、幸野善之、川津泰彦、遠藤大智、蓮池龍三、石川ひろあき、星野貴紀、池田知聡、滝知史、銀河万丈、青山穣、手塚秀彰、安元洋貴、中尾隆聖、古谷徹

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1対1の戦いを繰り返すだけなのに飽きさせない、かなり笑える格闘バトルアニメ

人間離れした強さを持つ男たちが戦いを繰り広げる、格闘バトルアニメ。全12話。
物語は、2018年の「バキ 最凶死刑囚編」の続き。毒で絶命の危機にあるところを中国へ運ばれた刃牙が、体調の回復しないまま、中国武術界最強を決める100年に一度の大会「大擂台賽」(だいらいたいさい)に出場する、みたいな流れ。前作の感想には、面白いからもっと観たいような、残酷だからもう観たくないような、微妙な気分になる、といったことを書いたのですが、結局今回もまた観ることにして、そしてやっぱり面白かったです。ストーリーは、基本的に1対1の戦いをひたすら繰り返すだけなのに、キャラの強烈な個性や、強さを説明する様々な「ほら話」などによって、観るものを飽きさせない手腕はたいしたものだと思います。特に、寂海王や郭海皇の試合などは、馬鹿馬鹿しくて笑わせてもらいました。作品の後半では、刃牙とマホメド・アライJr.の対決を描いていますが、戦いが盛り上がったかどうかは別にして、EDの映像にもあるような、刃牙の彼女である梢江をめぐる争いなどはやはり笑えて、これはこれで面白かったです。また、残酷描写については、なんでもありのストリートファイトが多かった前作よりは、大会での試合が中心の今作のほうが、若干マイルドで観やすくなっていたように感じました。
作画、声は、問題なし。音楽は、OPもEDも、適度に下品で荒々しい感じがして、この作品にぴったりでした。
最後まで観終わって、笑えるところがたくさんあって、とても楽しめました。すでに、この続きも「範馬刃牙」というタイトルでアニメ化が決定しているようで、また観るつもりですが、個人的には、残酷描写はほどほど程度だといいな、と思っています。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4
ページの先頭へ