トラウマで組織なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のトラウマで組織な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月08日の時点で一番のトラウマで組織なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.8 1 トラウマで組織なアニメランキング1位
アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia-(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (704)
3991人が棚に入れました
地中海に浮かぶ小さな島「レガーロ島」を舞台に、特殊な力を持つ組織「アルカナ・ファミリア<神秘の家族>」のボスの娘・フェリチータ(主人公)を中心とした運命と絆を描く。フェリチータがアルカナ・ファミリアの一員となり3ヶ月が経ったある日、父のモンドは「アルカナ・デュエロの優勝者にボスの座を渡し、俺の娘のフェリチータと結婚してもらう」と宣言する。アルカナにまつわる真実を知るために、フェリチータはデュエロでの勝利を目指す。
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最終回・・・あの謎は今?

<最終回(12話)の感想>

いよいよアルカナデュエロ開催の日がやってきた。
果たして、決着はつくのか・・・と期待に胸膨らませて観始めたw

{netabare}がしかし、うーん、、やっぱりそうなるか。 {/netabare}


強くなければ優しくなれない、優しくなければ・・というセリフ
どこかで聞き覚えが・・で、結局「成長」がテーマだったのかな。
{netabare}
しかし、いくつかの謎が解けてないままだよ~
眠りから目覚めない両親やホムンクルスはどうしたら良いのだ。 {/netabare}

まさか2期で? 2期があったとしても親ばかは健在なのだろうなぁ。

でもこの作品、あらためて音楽だけじっくり聴くと
なかなかOSTは良いのです。
声も豪華だったしね。 でもそれだけだったなぁ。。

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<10話までの感想>

アルカナ能力に秘められた共通点と、フェリチータの葛藤。
パーパの思惑やジョリーの企み。
それぞれが、さまざまに絡み合う中、たぶん今後はあるひとつの
真実に辿り着いて、決着をつけることになるのだろうなぁと。
けっこう先が読めてきた。

恋は一人では成立しない。
ファミリーとは、大切なものを守るためにある。
当たり前のようでいて大切なこの2つが印象に残った。
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<6~8話までの感想>

謎の多いジョリーをはじめ、メインの登場人物1人ずつにスポットをあて
それぞれのアルカナ能力に関してのことや、個々に抱える問題など
展開していっているが、まだ不透明な部分は多い。

しかしジョリー見ていると、話し方といい雰囲気といい
某ミュージシャンそっくりで、なかなか楽しい。
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原作は乙女ゲームということで、ヒロインのほかはほとんどが
男性キャストという逆ハーレムだけど、タロットを元にした
アルカナ能力でバトル展開があったりする。
でも、今のところバトルとはいえすごく平和的に見えるバトルw
女性向けに作られているからなんだろうか・・・?
個人的にはそういう性別による差異をつけるのって、
あまり好みじゃないのだけれど、エログロや血なまぐさいマフィアものに
しないほうが、この物語は良いだろうね。
だってそうしてしまうと、ギャグがあまりに冷え冷えしたものになりすぎるし
目的が別方向にいってしまいそうだしね。

今のところ、新しいボス&娘の結婚相手を決めるためのデュエロを目標に
物語が進んでいるのだろうけれど、結果は見え見えなので(笑)
まさかそれだけでは終わらないだろう、終わらないでくれと、内心期待しつつ
なにはともあれ、耳が一番喜んでいたりする作品。

アルカナに関しては、もう少しキャストの面々がその能力を発揮する
また別の機会に感想とともに書く予定。

ちなみに、これまで観た時点での印象としては、ヒロインより
いろんな個性あふれる男たちのほうが魅力的。
中でも個人的に好きなのは、ルカ(中村悠一)とバーチェ(杉田智和)かなぁ。
ルカの髪型って『氷菓』の折木くんそっくりで、しかも声まで同じ人だから
別のこと考え始めてつい集中できなくなったりするけどw 
ヒロインやバーチェ、デビトと幼馴染で執事というあのキャラは良い♪

それと、ルカの幼馴染であり、ラザニア好きの食いしん坊で、
陽気なメガネくん、バーチェのムードメーカー的なキャラと
ギャップ萌えの期待ができそうなアルカナ能力に、
彼のバトルシーンが今から楽しみだったり。
ああいう普段は不真面目でちゃらんぽらんそうな人が
いざとなるとめちゃ強くてカッコいい展開っていうのが好み。
あーそれって必殺仕事人の主水みたいだけど、おじさんは苦手なのw

欲を言えば、キャラデザとシナリオにもう少しだけクールさがあったほうが
大人っぽくて良いなあと思うのだけど、見慣れれば今のままでも嫌いじゃない。

とりあえず、3話までは何したいのかあんまり見えてこなくて
ダレるものの、5話以降で面白くなってきたからホッとしている。
ちなみに、5話でのヒロインの幼女時代が可愛すぎ!!

投稿 : 2025/02/08
♥ : 29
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

面白いか、という話の前にまず“萌えるのか”、という話をせざるを得ないぜ・・・(´q`)

原作は乙女ゲー
少年マンガの要素を孕んだアツイ展開が売りの乙女ゲーらしいですが回りくどいこと言うなw
ようはリボーンじゃないかいw


でも単刀直入に言うと同じ乙女ゲー原作ですと代表的成功例の『薄桜鬼』はおろか、低評価が多い『緋色の欠片』の方がまだまだ面白かったですね;
まあお話を二の次、と考えても重要なのは数々のイケメンキャラがかっこよく描けているのか否か
或いは主人公たるフェリチータが可愛いのかどうなのか
っちゅー部分でそ


その辺この作品はからっきしダメダメでした┐(´`)┌
まずもうせっかくフェリチータに能登さんの声まで就けたのにも関わらず、衣装チェンジが回想と妄想の中だけってのが終わってるw
あとは2話だったかのドレスか
いくらスーツ萌えアニメだからって、スーツ姿だけ押されてもぉ・・・ギャップが必要やろ!そこは!
あれは手抜きと受け止めざるを得ない;


それに戦いの中に身を投じるキャラでありながら、フェリチータはイケメン達に守られてばっかなのはいただけない
大体がフェリチータ自身の目論見で戦いに巻き込まれているのにあれはないw
なのに最終回では意味不明に強いっておまw
これじゃただの破天荒娘やろ


イケメン達も同じ
お話の基本はノヴァとリベルタとフェリチータの三角関係、それと各々の過去と能力にまつわるトラウマの克服をめぐる成長劇
特に6話までがそーゆー展開
三角関係はまあ{netabare}(曖昧に終わることがなんとなく目に見えてましたけど){/netabare}w肝心なのはそれぞれトラウマとして深い傷を負ってる割には解決の仕方がかなりあっさりしてたところっすね
もっとドロドロの暗い話でよかったと思います
その方がイケメン達に感情移入でけたんや!


結果、面白かったのはルカ、デビト、パーチェのお笑い担当三人組(+ダンテのおっさん)にまつわる部分だけですw
真面目にw
声優評価とキャラ評価が甘いのはそのせい
特に個人的にはデビトさん、イチイチ面白いぞこんちくしょうw
たまにCパートで入る【懺悔の時間】が至高
あれだけが今回のアニメの功績と言えるw
でもたま~にしかないのよねぇ・・・それが残念ド畜生なのですよ


てか結局これってずっと内輪話でしたよねw
アルカナデュエロで勝てばお嬢様と結婚、っていう何気に重たい問題提起をしといて、アルカナファミリアっていう組織の内部分裂がちょっとづつ起こっていく・・・
でもこれがまずヌルイんよ!w
イタリアンマフィア(劇中ではあくまで自警団ですけどw)をモチーフに持ってくるのなら、もっと抗争劇ってかアウトレイジな話でええやんけw
しかも肝心のアルカナデュエロを最終回まで引っ張っておいて、バトル描写がテキトー
まさに茶番


バンクばっかりですよwどーゆーこと?w
ああ、このアニメ、、、作画がイイのは11話のフェリチータが溺れるところだけっすw
(なんであそこだけ作画いいのかw)
それ以前に事実上J.C作画陣よりもワンパック作画陣の方が仕事してましたし?


それとノヴァとリベルタのラストバトルでのつばぜり合い、最後に出した光ってあれなんや?www
君達のアルカナ能力ってそんなんちゃうやろw
なんかもうメチャクチャ\(^O^)/


っていうかその辺はもう目を瞑ります!
イチバン納得いかないのは【三角関係にさらに水を差す存在たるエルモ君(ホムンクルス)の扱いを放り投げやがったことですよw】
あの子フェリチータにときめいてたでしょ!?w
実は隠し攻略可能キャラってオチじゃないの?
もう少し絡ませようよ!お話にさぁ!
ダメだこのアニメ・・・早くナントカしないと・・・;


いやはや;
しかしまあ、ハラダチャンが歌うOPテーマだけはホント素晴らしかったと思いますわ
あれは夏期アニメで最高の曲
でもハラダチャン本編には一切出て無いってェ・・・

投稿 : 2025/02/08
♥ : 19

にしにし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ファミリー内の話ばかりで・・・

レガーロ島を牛耳るマフィア「アルカナファミリア」の内情を描いたアニメなんです。
ファミリー内に関係する話しか出てこず、別の組織がこのレガーロ島の利権を巡って抗争するだの、国家権力と争って島内の住人の利権を守ろうとかいう話は一切無く、ただただ、内輪の中で起こった事を消化していくという感じでした。

そして、このアニメのメインテーマである「アルカナデュエロ」という、次期パーパの座(アルカナファミリアのボスの座)と優勝者に自分の娘を嫁にする権利を賭けたイベントが最終12話にあったんですが、尺の都合か非常に残念な最終回でした。
一言で言えば「雑」です。逆にここまで雑な最終回も珍しいような気もします。

ただ、救いがあるとすれば、登場する男キャラが全員男前なんですよね。
あと、原田ひとみが歌うOP「Magenta Another Sky」がメッチャカッコイイ曲で、個人的にお気に入りです。

以上、この2点がこのアニメのオススメポイントなので、このポイントが気になる方には視聴する価値はあると思いますが、そうでない方にはオススメ出来ないですね。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 15

71.5 2 トラウマで組織なアニメランキング2位
文豪ストレイドッグス(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (758)
3877人が棚に入れました
実在する文豪をモチーフとした探偵たちが活躍する異能力バトルアクション。アニメの監督は五十嵐卓哉、脚本は榎戸洋司と「桜蘭高校ホスト部」「STAR DRIVER 輝きのタクト」などでコンビを組んだ2人が担当し、制作はボンズが手がける。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、小野賢章、谷山紀章、花澤香菜

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

著名な文豪らが繰り広げる異能バトルアクションです

この作品の原作は未読ですが、放送前から気になっていた作品でした。
太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩などの著名な文豪が登場し、なんかドキドキするような事をやってくれる・・・放送前のこの作品に対する情報はこの程度でしたが、「私、気になります」スイッチを入れるには十分過ぎる情報でした。

この物語の主人公は、「山月記」の著者として有名な中島敦・・・
彼は孤児院を追い出され横浜の街を放浪していたところ、成り行きから川で溺れている人を助ける事になるのです。
溺れていたのは「人間失格」や「走れメロス」の著者である太宰治でした。
太宰は、武装探偵社に所属しており行く宛の無かった敦は武装探偵社での仕事を手伝う事となり・・・物語が動いていきます。

登場する文豪は異能力の持ち主なのですが、キャラの設定を含め文豪自身のエピソードや作品が十分に踏まえられています。

例えば主人公である敦の異能力は月下獣・・・具体的な異能力の内容については本編でご確認頂きたいと思いますが、能力そのものは彼の著書である「山月記」に登場する李徴に起きた出来事から引用されています。

そして太宰治については、自殺願望を物語の中で垣間見る事ができますが、史実で太宰治は愛人である山崎富栄と入水自殺を図ってるんです。山崎富栄さんはネットでググると当時の写真が掲載されていますが、とても綺麗な方です。
物語の中で太宰は、半分ふざけた様に「美人の女性と心中したい・・・」と言っています。
なぜその様な言動をするんだろう・・・と思っていましたが、史実を知るとその設定にも納得です。

史実の改変が物語に彩りを添え、結果的に物語の面白味を加速させたのは、泉鏡花の存在だったと思います。
この物語では和服姿の小柄な14歳の美少女・・・という設定ですが実際には男性でした。
少し影がある彼女・・・でもそれは彼女がこれまで歩まざるを得なかった人生そのものが彼女の行く先を照らす太陽に陰りを落としている・・・
彼女の言動には儚さが付き纏っています・・・だからこそ過去を断ち切り、これからの未来を強く願いながら視聴していましたが、彼女が男性だったらきっとこの物語の評価は変わっていたと思います。

この様な著名な文豪が大勢登場するこの物語は、武装探偵社 vs ポートマフィアの抗争が描かれています。
ポートマフィアは巨額の懸賞金がかけられた敦を執拗に狙ってくるのですが、この次の展開はお約束・・・文豪らによる激しい異能力同士のぶつかり合いが待っていてくれるのです。

皆さんの異能力・・・格好良さが半端ないんですけど・・・
でもこの作品は異能力でバチバチするだけではありません・・・

人間臭さ・・・絆や仲間を思う気持ちで溢れているんです。
皆さん、普段はクールで滅多に人間臭さを感じることはありません。
仲間を思う気持ちに武装探偵社やポートマフィアといった組織は関係ありません。
それに・・・組織以前にみんな日本人なんです。

この作品は分割2クールの前半クールです。物語も更なるスケールの拡大を予感させています。
全ては後半クールで明らかになるのでしょう・・・楽しみで仕方ありません。

オープニングテーマは、GRANRODEOさんの「TRASH CANDY」
エンディングテーマは、ラックライフさんの「名前を呼ぶよ」
どちらも格好良い曲なんですが、カラオケで歌うのは難しそうです。

前半1クール全12話の物語でした。
異能力バトルは見応えがありますし、個人的には鏡花ちゃんが物語における華の核をしっかり担ってくれているので、とても好印象です。
続きは2016年の秋アニメで放送される予定です。
文豪による異能力バトルの顛末・・・放送を楽しみに待っています。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 25
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

トラウマの克服

原作未読 全12話(分割2クールの1クール目)

有名な作家(文豪)の名をもっているキャラクターたちの異能力バトル作品です。

横浜を舞台に、異能力者が集まっている武装探偵社とあることで裏社会に属しているこちらも異能力者ばかりのポートマフィアとのバトルを中心に描いています。

異能力の名もそれぞれの文豪の作品名となっていて斬新ですねw

全然文豪たちとは似ても似つかぬ容姿でイケメンばかりです。女性も可愛い方からかっこいい方まで揃っていますね。

奇抜な設定の方に注目されがちですが、ストーリー部分も観応えがありました。
{netabare}
最初はまったく歯がたたなかった中島敦くんと芥川龍之介との最後のバトルはグッときましたね。
{/netabare}
ほどよくコミカルなところもあり、基本1話完結でテンポよく展開して飽きもなくサクサク観れました。

面白かったですね。2クール目が今から楽しみです。もっと過激になりそうですね。

OP GRANRODEOさんが歌っています。
ED ラックライフさんが歌ってます。落ち着いた良い曲です。何度も繰り返し聴きたくなる曲でした。

最後に、与謝野さんには治療はされたくないですね

投稿 : 2025/02/08
♥ : 24
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある文豪たちの「華麗なる異能力バトル」 ※萌えは第8話まで我慢

本サイトではいまいち評価の高くない作品ですが、第1期(2016年4-6月)の円盤売上が合格ラインの平均5,000を余裕で超え、順調に第2期(2016年10-12月)も制作された2016年の人気アニメの一角・・・ということなので1-2期併せて24話を一気観してみました。

◆総評

・実在した日本や海外の文豪をキャラ立てした異能力者達が派手なバトルを繰り広げる作品、ということで、見始めの数話は作品世界への違和感が結構キツく、ここで断念してしまう人がだいぶ出る気がしました。
・それから、序盤~中盤(第1-7話まで)は日本の有名どころの文豪キャラ(男)ばかり出て来るので、「これ、女性向けアニメなの?」とどうしても思ってしまう人が多いと思います。
・しかし、第8話で、ようやく{netabare}与謝野晶子&泉鏡花という文豪キャラ(女){/netabare}の活躍が始まり、第10話以降、は{netabare}海外の文豪キャラ(男&女){/netabare}が色々登場してきてストーリーも華やいでくるので、第1期の序盤・中盤がいまいちと思った人も、ここまで我慢して見続けると報われるかも知れません。
・総じて、『とある魔術/科学の~』シリーズや『東京レイヴンズ』『オーバーロード』『デュラララ!!』等の異能力バトルものが好きな人なら、文豪キャラに余り関係なく、まずまず楽しめる作品ではないでしょうか。
・なお、文学をちょっと齧ったことのある人の評価は、「ほんと下らねぇ笑笑笑」となるか「文学を馬鹿にするな!怒」となるか、好き/嫌いのどちらかにハッキリ分かれると思います。


◆作品情報

原作        朝霧カフカ・春河35
監督        五十嵐卓哉
シリーズ構成・脚本 榎戸洋司
キャラクターデザイン 新井伸浩
音楽        岩崎琢
アニメーション制作 ボンズ


◆シリーズ別評価

第1期 ★ 4.1
第2期 ★ 4.2
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総合  ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 文豪ストレイドッグス (第1期) (2016年4-6月) =========

{netabare}第1話 人生万事塞翁が虎 ★ 中島敦、異能集団武装探偵社(太宰、国木田) 
第2話 或る爆弾 ☆ 谷崎、ナオミ、諭吉、春野綺羅子、入社試験合格
第3話 ヨコハマギャングスタアパラダヰス ★ ポートマフィア(芥川、樋口一葉)、人虎生け捕り指令
第4話 運命論者の悲み ★ 与謝野晶子、黒蜥蜴(広津柳浪、立原道造、銀)の襲撃
第5話 Murder on D Street ☆ 乱歩の真相解明能力
第6話 蒼の使徒 ★ 連続失踪事件、佐々城信子、国木田vs.芥川、蒼き王、蒼き使徒の爆破通告
第7話 理想という病を愛す ★ 続き、数字の刻印、蒼の使徒の正体、国木田の理想
第8話 人を殺して死ねよとて ★★ 列車内テロ(梶井基次郎vs.与謝野、泉鏡花vs.敦)
第9話 うつくしき人は寂として石像の如く ★ 暗殺者鏡花と敦のデート、中原中也、敦拉致
第10話 羅生門と虎 ★★ 太宰の狙い、貨物船の戦い(芥川vs.敦)、黒幕(フランシス.F)
第11話 其の一 彼女に向かない職業/其の二 有頂天探偵社 ☆ 樋口&黒蜥蜴回/敦&賢治回
第12話 たえまなく過去へ押し戻されながら ★★ 秘密結社ギルド、アンの部屋、ルーシー.Mvs.敦&谷崎、鴎外&エリス{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)6、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「TRASH CANDY」
ED 「名前を呼ぶよ」


========= 文豪ストレイドッグス (第2期) (2016年10-12月) ========

{netabare}第13話 黒の時代 ★ 四年前、ポートマフィア内の事件(太宰・織田作・坂口安吾)、ミミック
第14話 戻れない場所 ★ 続き、組織の裏切り者、織田作の安吾捜索
第15話 いつか海の見える部屋で ★ ポートマフィアvs.ミミック、ジイドvs.芥川、未来予測能力(ジイドvs.織田作)、三重スパイ安吾、織田作慟哭
第16話 文豪ストレイドッグ ★★ 異能特務課(山頭火)・ポートマフィア(鴎外)会見(異能開業許可証)、ミミック本拠襲撃、ジイド&織田作死亡、太宰転職
第17話 三社鼎立 ★ 尾崎紅葉、ジョン.S、ラブクラウト、異能力戦争の火蓋
第18話 The strategy of conflict ★ ナサニエル.H、マーガレット.M
第19話 ウィル・オブ・タイクーン ★ 夢野久作、ルイーザ.M、坂口安吾との再会
第20話 頭は間違うことがあっても ★★ マーク.T、ハーマン.M、横浜焼却作戦 
第21話 双つの黒 ★★ Q奪還作戦、対ラブクラフト戦
第22話 其の一 ポオと乱歩/其の二 天の海をゆく白鯨のありて ☆ ポオ、白鯨落とし笑
第23話 羅生門と虎と最後の大君 ★★ ゼルダ、フィッツジェラルドの望み
第24話 若し今日この荷物を降ろして善いのなら ★ フョードル.D{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「Reason Living」
ED 「風が吹く街」


◆視聴メモ

{netabare}・主人公格の太宰治の異能力「人間失格」って、ほぼイマジン・ブレイカー笑。
・準主人公の中島敦の異能力「月下獣」は、つばさタイガーかと思った。
・メインヒロインの泉鏡花は男だって笑(尾崎紅葉も)。
・文豪のチョイスが凄く中二病的で、とくにラスボス(ギルドの長F.フィッツジェラルド)が秀逸。
・但し、武装探偵社社長=福沢諭吉はミスチョイスだと思う(※そもそも諭吉は文豪ではなく、ここは夏目漱石の方が良かった→敵対組織の長が森鴎外なだけに残念)
・第13話のF.フィッツジェラルドの口癖が、「~してくれたまえ。オールド・スポート。」で笑っちゃった(※OLD SPORTは「ねえ君」くらいの意味で、ギャツビーの口癖)。
・「守備範囲は12歳以下」の森鴎外がいつも連れている女の子(エリス)は『舞姫』のヒロインから。
・谷崎潤一郎の妹ナオミは『痴人の愛』のヒロインから。
・国木田独歩と絡む佐々城信子は、独歩の元妻で有島武郎著『或る女』のヒロイン(早月葉子)のモデル。
・第16話中ほどの「一粒の麦、もし地の落ちて・・・」はアンドレ・ジイドの某有名作のエピグラフより。
・「ラスト・タイクン(最後の大君)」はF.フィッツジェラルド最後の小説、ゼルダは同じく彼の愛妻で「華麗なるギャツビー」のヒロイン(デイジー)のモデル。{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 21

63.6 3 トラウマで組織なアニメランキング3位
GOD EATER(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (434)
2738人が棚に入れました
2071年、極東-此処は荒ぶる神々の領域。
2050年代初頭、突如出現した未知の生命体「オラクル細胞」は、
地球上のあらゆる対象を「捕喰」し始めた。
全てを喰らい、凶暴な生命体として多様に分化を遂げるその存在を、
いつしか人は、畏怖を持って「アラガミ」と呼んだ。
既存の兵器はアラガミの前に一切効果が無く、
都市文明は崩壊し、人類は徐々に生息圏を奪われていった。

そんな人類に一筋の光明がさす。
オラクル細胞を埋め込んだ生体兵器「神機」が開発され、
それを操る特殊部隊、通称「ゴッドイーター」が編成された。
荒ぶる神々に虐げられた世界で、「神を喰らうモノ」の明日なき戦いの幕があがる―。

声優・キャラクター
木島隆一、平田広明、中井和哉、大原さやか、阪口大助、坂本真綾

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

えっもうおわり!(酷評注意)

全9話 + 総集編3話(2016年冬に10~13話放送予定)

突如現れた荒神「アラガミ」と名前つけた化け物が、地球全土を蹂躙された世界。通常の武器では聞かないアラガミに唯一対抗できる「神機」を武器として使いこなすことのできる人々がゴットイーターでした。新人としてゴットイーターの組織に入った主人公の空木レンカを通して戦いや苦悩を描く作品です。

作画が水彩画というか油絵みたいな描き方なので、好き嫌いが分かれると思いますね。

お話も重いお話なので全体的に暗い感じがしました。雨の場面が多く一層暗くしています。(M3みたいなイメージ)

また、アラガミが人間を襲うシーンが多く無差別に虐殺するシーンもあるので、苦手な方は観ないほうが良いかとおもいます。

空木レンカが幾多の試練を乗り越えて成長するお話みたいですが、かなり中途半端に終わっています。

1クール作品で総集編が3回もあるのは初めてです。(1つは観ましたが残り2つは観ませんでした。)

何か事情(作画が遅れたのか全体的に間に合わなかったのか分かりませんが)があって中途半端に分割しているのか分かりませんが、1クールの作品で総集編があるのも不思議な感じがするのに3回は酷いですね~

中途半端に放送するよりは、冬にスライドしてきちんと全話放送していてほしいと思いました。

興味がある方は冬まで待って全話まとめて観たほうが良いのではないかと思います。

最後に、制作はufotableでfate/zeroやfate/stay nightUBWを制作していることから期待して見てましたが、背景や人物の作画に凝っているのは分かりました。でも最後まで人物の描き方に慣れませんでしたね^^;

投稿 : 2025/02/08
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「神喰らい・・・」今後の物語の方向性が楽しみです。

2015年の夏アニメとして放送されたこの作品・・・原作はゲームのようですが、PVを見て今回人類が対峙する「荒神(アラガミ)」の迫力をとことん追求している作画に圧倒され、視聴を楽しみにしていた作品です。
アニメーション制作は、「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」を手掛けられたufotableさん・・・
半端ない作画クオリティでサーバント同士の激しい戦いを描き切っていたあの作品は今でも強く印象に残っています。
もう、これは期待するしかない・・・という状態で視聴に臨みました^^;

いざ視聴を始めると・・・作画のクオリティは圧巻の一言でした。
アラガミという謎の生物・・・手も足もたくさん生えているのに・・・よくもまぁ、こんなにヌルヌル動かせるよね^^
でも・・・TVアニメ版でこのクオリティを意地し続けるのが困難だったからなのか、その他大人の事情のせい・・・かは分かりませんが、TV放送は度重なる総集編に加え9話終了時点で「COMING THIS WINTER」というテロップを残しブッツリ切れちゃったんですよね^^;

そのためこの作品のレビューは13話まで放送終了後に書けば良いのかな・・・と思っていましたが、10話以降は「メテオライト編」として新たに作品が登録されているのを知りました。
従って今回のレビューは1〜9話までとなります。

地球上に突如現れた謎の生命体であるアラガミ・・・生身の人間がどれだけ束なって挑んでも瞬殺されてしまうくらい、元々のスペックがまるで異なる生命体なんです。
アラガミを前に人間はなす術もなく殺され、捕食され続いている・・・そんな世界観です。

人類がアラガミに抵抗できる唯一の手段は、適正試験をクリアした一部のモノだけが使用することのできる「GOD EATER」という武器なのですが、適合者不足と質と数で攻めてくるアラガミの前に辛うじて防衛拠点だけは維持できている・・・という状況です。そして、主人公である空木レンカがGOD EATERの適正試験に合格し物語が動いていくのですが、今回改めて一気見して分かったのがストーリーは短いながらもしっかりと作り込まれている・・・良い意味での常識的な観点が主眼になっているのが個人的には高ポイントでした。。

空木レンカがGOD EATERになって最初に取り組むこと・・・それは徹底した訓練です。
大きな剣だけ渡されて「じゃ、あと戦場で頑張って」と言われてもきっと何も出来ないと思いますし、自分の身体の数倍の大きさの敵が一斉に押し寄せてきたらきっそ足が竦んで動けないと思います。
敵の特性把握、戦場での身のこなし・・・瞬間的な判断・・・どのスキルが一つ欠けても即生命を落としかねません。
何しろGOD EATERには生きて帰って貰わなきゃいけないんですから・・・

アラガミに傷つけられた痛みに苦しむ他のGOD EATERを横目に新人に訓練を強い続けること・・・
訓練を指示する側もされる側も特に辛い時があると思いますが、毅然とその姿勢を貫き通そうとする上司の判断は激しく納得です・・・演出的にはきっと一番地味なんでしょうけれど^^;

そして主人公特例も無く徹底的にルールを遵守する・・・これも好印象でした。
優しくて正義感の強い主人公・・・苦しんで困っている人を見逃したりなんかできません。
でも所詮それは一時の感情で、それを受け入れる事は何を意味するのか・・・そしてその先まで責任が取れるのか・・・
一番やっちゃいけないのが中途半端・・・見方によっては残酷に見えるかもしれない・・・非情に映るかもしれない・・・そんな一見理不尽に思える事を正当化し物事を俯瞰して見る機会をくれるのがルールなんじゃないでしょうか^^;?

物事の事態を変えたいなら仲間を信じ、自らしんがりを努め率先垂範の姿勢を示す・・・
言葉にすると一見簡単そうですが、実際の行動に移すのが難しい事だと思います。
いきなり知らない人から助けを求められる・・・その行動は自分の身を危険に晒す・・・そういうハイリスクに対して求められた人は即決できるか・・・というと絶対できないと思います。

アラガミに対し人間は無力である事を刷り込まれている人の賛同を得るにはどうすれば良いか・・・
一番大変なところを自分で引き受け、残りをそれぞれのスキルに応じて適材適所に配置し合意を得る・・・
いくつかある解決方法の一つだと思いますが、こういう何気ない部分がこの作品の熱さの背景にあるんじゃないかな・・・と思いました。

今回改めて視聴して・・・正直作品へのイメージが変わりました。個人的には一気見して良かったと思っています(途中の総集編で気持ちが途切れる事もありませんし・・・^^;)。
引き続きメテオライト編を視聴します。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 21

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

なんじゃこりゃ。。。

ゲーム原作なのか。どおりで。。。


なんだよ、これはこれで終わりかよ。
10話以降は別アニメとしてカウントなのね。

まー、退屈。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 13

74.9 4 トラウマで組織なアニメランキング4位
炎炎ノ消防隊(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (510)
2275人が棚に入れました
全人類は怯えていた──。何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物“焔ビト"となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象"。炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命。とある理由から“悪魔"と呼ばれる、新入隊員の少年・森羅 日下部(シンラ クサカベ)は、“ヒーロー"を目指し、仲間たちと共に、“?ビト"との戦いの日々に身を投じる!!

声優・キャラクター
梶原岳人、小林裕介、中井和哉、鈴村健一、上條沙恵子、M・A・O、楠大典、興津和幸、日野聡、関智一、悠木碧、小西克幸、Lynn、河西健吾、宮野真守、前野智昭、津田健次郎、阪口大助
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

憧れの消防士とは違えども

原作未読


JUMPっぽいなと思ってたらマガジンです。
マガジンはラブコメしか読んでないので全く分かりませんでした。


 そもそも消防士はかっこいい


人体自然発火現象なる突然体から火が出て“ホムラビト”と化し、人間の脅威となっている世界。そこをなんとかする特殊消防隊員らの物語。独特な世界観ですが無茶してる感じはしません。

ただし思い描いてた映画『バックドラフト』だったりドキュメンタリー『9.11』に出てくるような消防士のかっこよさとはちょっと違っていて、世界観を維持するための消防士設定という感じ。“異能バトル”全開でした。火を恐れながらも勇気を振り絞って人命救助にあたる崇高さはないですね。残念。

どうでもいいけど、ホムラビトって表記は『焔ビト』なんですね。表記を『炎人』にして作品がヒットした暁には沖縄のTシャツ屋さんでグッズ展開を狙えたかもしれないのにもったいない(適当)。

第8特殊消防隊の面々 ※名を先、苗字を後

森羅 日下部(CV梶原岳人):主役
アーサー・ボイル(CV小林裕介):バディ的な?
秋樽 桜備(CV中井和哉):大隊長
武久 火縄(CV鈴村健一):中隊長
茉希 尾瀬(CV上條沙恵子):元軍人
アイリス(CVM・A・O):シスター

{netabare}※途中合流
環 古達(CV悠木碧):森羅達と同期
ヴィクトル・リヒト(CV阪口大助);科学捜査官?
ヴァルカン・ジョゼフ(CV八代拓):職人{/netabare}


第8とあるくらいなんでその前に第1~第7があります。つまり消防隊だけでも結構なキャラ数。
消化(鎮魂)活動を通じて人体自然発火現象の謎に迫るミステリーものと思いきや敵対する勢力も早々に出てきて異能バトルものの様相も呈してきます。そいつら含めるとけっこうなキャラ数。たしかに1クールでは難しい数ではありました。
女子は棲み分けできてて覚えられましたが、男子は大隊長クラスでもないと怪しかったです。

なんていう感じでしょうね。


 ユニーク世界で少年漫画らしいバトルを堪能


という感じでしょうか。
少年漫画らしいとは良くいえば安心安定懐かしのメロディ。現代らしさはあるものの脈々と受け継がれた伝統芸を堪能するようなもんです。
悪くいえば子供だまし。面白いと感じても心の奥にズカズカと土足で踏み込んでくるような深い感銘とは程遠いです。
モヤモヤが残ったまま完走しちゃいました。モヤモヤの原因はよく分からん。

{netabare}しかも今流行りの“祝2期決定!”エンドです。若干ネガティブな追い討ちをかけます。{/netabare}

少年漫画に抵抗なく、若干毛色の違う世界観を堪能したい。こんな方にお勧めです。



■ピックアップキャラクター

1.環 古達

悠木さんの声震わせる演技はいつもながら絶品ですね。しかし環というキャラの真骨頂はそこではありません。そうみんな大好き

 {netabare}“ラッキースケベられ”{/netabare}

漫画などの表現技法のひとつでネットスラングっぽくいつのまにやら一般化したワード『ラッキースケベ』がキャラの口を通して耳に入ってくる衝撃。
しかも一連の“られ”るモーションが極めてくだらない(褒め言葉)。あまりにも荒唐無稽この上なしで、モニターに向って「なわけあるかいっ!」とツッコめる仕様だったのはスタッフGJです。


2.アーサー・ボイル
 
主役の近いところに配置されるウザキャラ。
一般論ですが、他の作品でも厨二的イタいキャラってけっこうな頻度で登場します。何故なんでしょう?
最近のガキンチョ(若造と言ってもよい)とても品行方正です。わかりやすい悪ガキにはなかなかお目にかかる期会はありません。その反動なんじゃないですかね?
「わけわかんない」「ウザい」「言ってることがよくわからん」面と向かってはできないコミュニケーションを代理でやってくれるキャラを時代は欲してるのかもしれません。
キャラ多過ぎて棲み分けに困ったとかいう理由でない限り、こんなウザキャラにしなくても良かったのでは?と個人的には思います。

3.その他
 ・鈴村健一さんと坂本真綾さんの夫婦共演にニヤニヤ
 ・烈火星宮:超ハイテンションで関さん楽しんでやってそう


今回はこれくらいで。


{netabare}兄“森羅”と弟“象”。隠れ親族で“万”とか出てくんのかな?ワクワク{/netabare}



視聴時期:2019年7月~2019年12月   

------
2020.07.18 追記

2020年7月:2期開始(全24話予定)
となるとトータルで50話近くとそれなりのボリュームになりますね


2020.02.04 初稿
2020.07.18 追記
2021.10.08 修正

投稿 : 2025/02/08
♥ : 57
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

大久保篤の帰還

<2019/7/6 初投稿>
今期のアニメ作品チェックはかなり遅めで一昨日くらいにようやくタイトルをざらっと眺めたところ。
個人的には高木さん二期は鉄板として、目に付いたのはヴィンランド・サガ、コップクラフト、そして本作でした。

ヴィンランドはキャッチしてるレビュアーさんからかねてより噂を聞いてたのと、youtubeで「ポンコツランド・サガ」観てたので 笑。
コップクラフトは賀東招二と村田蓮爾だから。

そして炎炎は・・・原作の一巻が出た頃、買って読んだんですよ。
あのソウルイーターの大久保篤さん新作ということで。
で、当時「これはいずれアニメ化するんだろな」と思い、それ以上読み進めるのを封印しました。
だって原作にハマりすぎるとアニメ化した時に辛口になっちゃうから 笑。

それぐらい原作を気に入ってます。

原作一巻の印象は
ちょっとファンタジーな消防士の作品。
バトルシーンは炎を二つ重ねてるだけに熱くて暑そう。
ソウルイーターと比べるとちょっとジャンプっぽいかな。でも、大久保篤調のちょっとイラストチックなデザインは健在です。

さてアニメ。
一話観ました。
大久保篤先生の個性的で病みつきになるデザインは少し摩耗して魅力が減ってる気も(ほら、原作気に入っちゃうとこんな風に見る目が厳しくなっちゃう 笑)
でもそれ以外は気に入りました。
かなり好みです。

人体発火現象というちょっと風変わりなテーマをどんな風に生かしていくのか楽しみです。

あ!評価は見始めなのでデフォルトの3.0にしてます。

<2019/7/15 追記>
2話観ました。
やはり良作の予感。
良い話です。
特殊消防隊の役割、そして想いのよく伝わる回でした。

エクスカリバーも出てきたし。
聖剣さん、良かったですね。
ソウルイーターから出張ですよ 笑

ところでまた来ましたね、つんちょ
今期はつんちょ何人いるんだよ、と。

<2019/12/14 追記>
21話まで観ました。

ここまで観てひとつ残念なところ。
ギャグのテンポが妙というか変というか。
不協和音の様に感じてしまうところは残念です。
もともと大久保さんの漫画のギャグはテンポも時と場所も独特なところはあるのですが、それらをうまくアニメに嵌め込めなかった感じ。
これは結構罪が重くて、流れを阻害してお話そのものが間延びしてる様に感じてしまう。

この点以外はかなり好みです。
映像も音楽もストーリーも。
丁寧に練りこまれた世界観もクセのあるデザインも好み。

ラッキースケベられ体質ネタは最初は意味がよく飲み込めなかったけどようやく目が慣れてきました 笑。
まさかこれが武器になるなんてねえ。

もうすぐ終わりなので中間評価。
とりあえず4.2点です。

<2019/12/29 追記>
最終話まで見終えました。

敵の正体、つまり力の種類や度合いが見えてきて、その仕組みもわかってきて。
主人公・森羅の幼少時の悲劇の真実もわかり。
そして二期へ。

やはり面白い作品でした。

この変わった世界観とデザインがやはり好み。

名前ひとつとっても、登場人物は漢字のまま「名→姓」の順になってます。
主人公・森羅日下部(シンラ・クサカベ)もファーストネームは森羅で、日下部が苗字。
普通なら日下部森羅なのですが、とある事情で先にファーストネームが来ます。
そうした細かいところにちょっと凝ってるとこなんかが好きなのです。

そういえば最近「日本人は名前をローマ字で表記するときはできるだけ『姓→名』の順にしましょう。」なんて御触れが文化庁から出たのだとか。
公文書は外務省除いてこれに従うみたいですね。
変えるの大変そう

閑話休題

大久保篤作品のソウルイーターは敵と思った者が実は味方だったり、その逆だったり、敵が一時的に味方になったり、三つ巴の構図だったり、と人間関係が変わっていくのが特徴なんですが、本作もそうなるんでしょうか?
{netabare}ジョーカー{/netabare}とか{netabare}リヒト{/netabare}とかの今後の立ち位置が気になるところです。

ギャグのテンポ以外は概ね大好きでした。

あと、ワン・ワン・ニャインの犬顔のオッサンもじわじわくる。
悠木碧さんが声当ててるんですよね。
器用だ。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 41

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

環ちゃんのラッキースケベられ体質発動は面白い!って思ってたけど…

話の本筋は、人類がほとんど絶滅した世界で、
わずかに生き残った人々の、
存続をかけた絶望的な営みなんです。

だから森羅君も騎士王君も、
大隊長や中隊長も、
何かピントずれてるけど、
一生懸命っていうか、
必死なんです!

そんな世界にあって、
何ですか?!
「ラッキースケベられ体質」ってwwww

ラッキースケベって男尊女卑な感じがして、
本来は好きじゃないけど、
炎炎ノ消防隊は基本的に暗い話で、
SFバトル系ダークファンタジーだと思うから、
環ちゃんがスケベられてる限り、
きっと希望は無くなりません(≧▽≦)




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

何かもう大詰めだと思ってたら、
2期に続くってなっちゃいましたけど、
序盤の頃の颯爽とした感じ、
ちょっと足りないですね~
2クール目は、
なんかガッカリしてます。

話とか世界の謎とか、
なんか解き明かせば解き明かすほどに、
薄い感じ?
結局
終わりのセラフの、
幼なじみ対決を、
実の兄弟に置き換えただけ?
って、そんな感じです。

出だしの時の世界観が凄く面白かったから、
余計に、
バトルファンタジー一色になっちゃった展開が、
とっても残念です(´д`|||)

投稿 : 2025/02/08
♥ : 29

62.0 5 トラウマで組織なアニメランキング5位
アズールレーン(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (197)
688人が棚に入れました
物語の舞台は、我々の知らない、地表の71%が水で覆われた青き星。異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。圧倒的な力を有する外敵に対抗するべく、人類は4大陣営を中心に世界的な連合組織「アズールレーン」を結成した。自由を敬う「ユニオン」栄光を重んじる「ロイヤル」結束を讃える「鉄血」羈絆を尊ぶ「重桜」そんな人々の英知を結集した「キューブ」を用いて誕生されたのは、鋼鉄の艨艟(もうどう)たちの力を有する少女たち。時に勇壮、時に美しく、時にダイナミック――陣営の垣根をも乗り越えた彼女たちの活躍により、セイレーンの侵攻が食い止められ、その勢力がほぼ撃退されたように見えた。しかし「セイレーンの力を用いるべきか否か」という理念の違いからか、はたまたフネではなく、ヒトとしての彼女たちの思いからか――「重桜」と「鉄血」に代表された一部の勢力が「アズールレーン」から離脱し、「レッドアクシズ」として活動を開始した。そんな「レッドアクシズ」の動向を監視するため、「アズールレーン」は大洋の中で新たな基地を新設し戦力を集結。状況は一触即発。少女たちの運命はまだ誰も知らない……

声優・キャラクター
石川由依、堀江由衣、中原麻衣、大地葉、長縄まりあ、山根希美

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

みんなでなかよく

原作未プレイ 全12話(11話・12話は2020年3月放送)

「艦これ」にインスパイアされた艦船擬人化作品。突如襲ってきた「セイレーン」が出現してほとんどの制海権を乗っ取られました。これに対抗した人類は4大国家を中心に戦い殆ど制海権を奪還、その後の方針によって2つの勢力に別れて対立、戦うお話です。

別れている陣営を見ると第2次世界大戦をモチーフにしていますね。

主人公のエンタープライズとメイド長たち後何人かは分かりましたが、艦これ同様キャラが多くて覚えきれませんw

敵対している「セイレーン」は、よく分かりませんでした。

原作ファン向けの作品でしょうか。終盤の2話が遅れたこともあり、余り感情移入できませんでした。

OPはMay'nさん、EDは鹿乃さんが歌っています。EDのみんなが並んで食事のする作画と鹿乃さんの曲が好きですね。

最後に、こういう作品の流れを観ていつも思いますが、敵対する相手が違うだろうと思いますw

投稿 : 2025/02/08
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

碧き航路に祝福を…

この作品の原作がゲームであることは知っていましたが未プレイです。
昨年の秋頃に秋葉原に行った際、この作品が様々な場所でPRされていたのを見て「これがこの作品への期待の表れなんだろうなぁ…」と思ったのを覚えています。
正直、艦これの2番煎じ感は否めませんでしたが、監督が天衝さんと知り視聴意欲が俄然高まりました。

でも、艦これの2番煎じ感を感じたのは私だけじゃないはず…と思いましたが、完走してwikiをチラ見してみると、やはり「艦これ」のことも記載されていました。

以下はドワンゴ取締役の栗田穣崇さんのコメントです。
「艦これで泣くことはあってもアズールレーンで泣くことはなさそう」
「アズールレーンは艦これをよく研究して作られているだけに楽しいことは間違いないが、艦これが持つ悲壮感は全く持ち合わせておらず、単なる艦隊モチーフのアイドルアクションゲームだと思った。
艦これの持つ最大の魅力は日本海軍の悲哀なんだよなあ」
なるほど、この様な視点で見ると両者の違いを見い出すことが出来るんですね。
その感覚はありませんでしたが、何となく腑に落ちた気がしました。


物語の舞台は、我々の知らない、地表の71%が水で覆われた青き星。
異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。圧倒的な力を有する外敵に対抗するべく、
人類は4大陣営を中心に世界的な連合組織「アズールレーン」を結成した。

自由を敬う「ユニオン」
栄光を重んじる「ロイヤル」
結束を讃える「鉄血」
羈絆を尊ぶ「重桜」

そんな人々の英知を結集した「キューブ」を用いて誕生されたのは、
鋼鉄の艨艟(もうどう)たちの力を有する少女たち。
時に勇壮、時に美しく、時にダイナミック――陣営の垣根をも乗り越えた彼女たちの活躍により、
セイレーンの侵攻が食い止められ、その勢力がほぼ撃退されたように見えた。

しかし「セイレーンの力を用いるべきか否か」という理念の違いからか、はたまたフネではなく、
ヒトとしての彼女たちの思いからか――
「重桜」と「鉄血」に代表された一部の勢力が「アズールレーン」から離脱し、
「レッドアクシズ」として活動を開始した。

そんな「レッドアクシズ」の動向を監視するため、
「アズールレーン」は大洋の中で新たな基地を新設し戦力を集結。
状況は一触即発。少女たちの運命はまだ誰も知らない……

「アズールレーン」の少女たちは、
世界の外より訪れた謎の敵「セイレーン」の大攻勢を退けた。

しかし、戦いはいつの世も変わることはない。

かつて人類が海の覇権を争ったのと同じように、
理念の違いから「アズールレーン」と「レッドアクシズ」は対立。

そして時は流れ――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品は2019年の秋アニメとして放送されましたが、第11話と第12話の放送がそれぞれ2020年3月13日(金)、3月20日(金)に変更されました。

視聴を楽しみにしていただけに放送の延期は残念に思いましたが、第11話と第12話の放送を見て遅れたのにも納得しました。

きっと目指していた高みは遥か彼方だったんだと思います。
ですが、物語を見ていたらそれがどんなに困難な道程であったかは一目瞭然です。
あの数のキャラをぬるぬる動かすのは限界への挑戦以外のナニモノでもありませんよ。
だから時折刺さり込んでいた止め絵についてのコメントは差し控えたいと思います。

もし、これがNETFLIX作品だったとしたら…?
もしかすると怒涛の如くキャラの動き回る史上稀に見る作品に昇華していたかもしれません。
でも作り手の精一杯がしっかり感じ取れた作品だったと私は思っています。

この作品を完走して思ったこと…
やっぱり良い意味で「艦これ」の2番煎じだと思いました。
確かに艦これは日本海軍の悲哀を魅力にしているのかもしれません。

ですが、エンタープライズを始めとする海外の艦船にだって悲哀はあるでしょう…
それに、日本の艦船だって山ほど出てくるんですから、そもそも悲哀とは切っても切れる筈がないんです。
でも、私は「艦これ」の2番煎じであることは悪いことでも劣っていることでも無いと思っています。
世の中に輩出された順番がたまたま艦これの方が早かった…
ただそれだけのことだと思います。

そして嬉しいのは、どちらの作品も登場する艦船をとても大切にしていること…
きっとゲーム・アニメ作り手もプレイヤーも…そしてアニメの視聴者だって、自分なりの思い入れや拘りを持ってそれぞれの作品に接すれば良いのだと思いました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、May'nさんの「graphite/diamond」
エンディングテーマは、鹿乃さんの「光の道標」
加えて、この作品を下支えしているのがたくさんのキャラソンです。
キャラクターソングシングルがVol.1~10まで、バディキャラクターソングシングルがVol.1~5まで存在するようですので…
(レビューを書いた3月21日時点でバディキャラクターソングシングルのVol.4とVol.5は未発売です)

1クール全12話の物語でした。
序盤から中盤まで物語が難解だと思っていましたが、完走するまでにほぼ謎は解き明かされるので、見終わったあと、妙にすっきりした感が味わえたのは良かったと思います。
何にせよ、無事に完走することが出来て良かったと思いました。
しかも、続編に繋がりそうな意味深な場面もチラホラ見えたり…
これは続報からも目が離せませんね♪

投稿 : 2025/02/08
♥ : 18

takato さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

万策つきた!

艦コレでハードル下がってたので、正直キャラが可愛くて戦闘シーンが良ければいいやってくらいの軽い気持ちで見始め、知らない制作会社さんの割りには内容はともかくビジュアル面は悪くないし、ED曲も良い感じで嫌いじゃない感じだったが、突然の万策つきた!にはガッカリ。


流石にそれやっちゃったらもうまともに評価でけん。他の作品でも類似の問題あったが、この辺にもアニメバブル終焉を感じる。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 17
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