でこぽん さんの感想・評価
4.6
懸命に頑張る歌劇少女たちの群像劇
未婚女性のみの劇団員を育成する「紅華歌劇音楽学校」での少女たちの奮闘努力を描いた物語です。
主人公だけでなく多くの人たちの喜び・悲しみ・成長を描いています。
渡辺 さらさ(わたなべ さらさ)は紅華歌劇音楽学校の100期生。
彼女は幼い頃に歌舞伎役者を目指していました。
でも歌舞伎役者には男しかなれません。
だがら彼女の今の夢は、紅華歌劇団でオスカルの役を演じること。
それは言い換えれば、紅華歌劇団でトップを掴みとることを意味しています。
奈良田 愛(ならた あい)は、さらさと同じ部屋で同学年の少女。
彼女は国民的アイドルグループのメンバーでしたが、ファンに暴言を吐いたためアイドルグループを脱退しました。彼女は過去のトラウマで男性恐怖症だったのです。
さらさは178cmの長身で力持ちですが、誰にでも笑顔を振りまく明るい少女。
彼女の無垢な笑顔は、まるで天使のように可愛いです。
愛は多くの男性が振り向くほどの美女ですが、笑顔をつくることができない冷めた少女。
この対照的な二人が、物語前半の主人公です。
そして後半は…
オープニングは、sajiが歌う「星のオーケストラ」元気が出る歌です。
エンディングは『星の旅人』。さらさと愛が歌っています。
とても迫力がある美しい歌です。
このエンディング、注意して聞いていると、いろんな人たちが歌詞を変えて歌っています。
第四幕、第十幕のエンディングは 杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」でした。
第五幕のエンディングは 山田彩子が歌う「My Sunset」です。ネタバレレビューを読む
第八幕のエンディングは 星野薫が歌う「薔薇と私」です。ネタバレレビューを読む
第九幕のエンディングは 沢田千夏と沢田千秋が歌う「薔薇と私」でした。ネタバレレビューを読む
第十二幕のエンディングも、杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」です。ネタバレレビューを読む
第十三幕のエンディンは…、まさかのsajiが歌う「星のオーケストラ」でした。ネタバレレビューを読む