yuugetu さんの感想・評価
4.3
テーマが繋がっているのがとても良い
2000年日本公開の劇場アニメーション。
見るたび思いますが、シリーズ通してクオリティが上がっていくのがすごいですよね。
CGの進化が顕著で、コミカルもシリアスも前作よりも生き生きしてます。楽しくてつい見ちゃう感じ。
前作ではウッディとバズに焦点を絞ってましたが、本作では他のおもちゃの活躍もしっかり描かれています。
テーマも前作を土台に、一歩進んだ「おもちゃとしての幸せ」というのが積み重ねになっていて良いなあ。
しかも次回作に繋がっているのも素晴らしいです。3では2で危惧されたことが現実になるんですよね。
ラストでプロスペクターが子どもに拾われるというのも好きですね。プロスペクターが博物館に飾られることに執着したのは、誰にも必要とされなかった苦い経験からですから。
親子関係の描写も好きなんです。アンディがとても良い子で、お母さんがいつも子どもを見守っている描写が微笑ましい。
親子で見ることが多い作品なので、スタッフがそういったさりげない描写にも気を使っているのは好感触です。(子ども向けでは当然の配慮だと思うのですが、出来てない作品もあるので)
そしてメタネタが面白かったw
「トイストーリー上映時にメーカーの予想に反して品薄になりました」が特に!
2は印象が薄いな~とか思ってましたが(失礼)、そんなこと全然ないですね。面白かったです。(2016.3)