ディオメディアでお嬢様なTVアニメ動画ランキング 3

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早速見ていきましょう!

68.3 1 ディオメディアでお嬢様なアニメランキング1位
乃木坂春香の秘密(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (732)
4354人が棚に入れました
私立白城学園高校に通う主人公・綾瀬裕人のクラスメイトである乃木坂春香は容姿端麗才色兼備な深窓の令嬢であり、「白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)」・「鍵盤上の姫君(ルミエール・ドゥ・クラヴィエ)」など数多くの美称を持つ学園のアイドルである。
だがある日、裕人が親友・朝倉信長の代わりに図書室に本を返却しに行った際に彼女がアキバ系であることを知ってしまう。それにより裕人はいつしか春香と交際することになる。

声優・キャラクター
能登麻美子、羽多野渉、後藤麻衣、佐藤利奈、清水香里、植田佳奈、松来未祐、生天目仁美、高木礼子、宮下栄治、大須賀純、安元洋貴、立木文彦、久川綾

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

期待する展開を期待通りに。行きつけの定食屋のようなゼロ年代的ラブコメ。

 アキバ系という言葉は死後になりましたね。アキバがオタクコンテンツの聖地だった時代は終わりました。シュタインズ・ゲートのアニメ版が2011年です。
 アキバ系オタクの活動としてはコミケとかフィギュアとかメイドカフェとか今の深夜アニメを数本見ていればオタクと自称する今とは全く意味が違います。
 思考、時間、お金などリソースの大部分をそれらのコンテンツにつぎ込むオタクの時代の話ですね。
 本作の原作が2004年、アニメが2008年。電車男が2004年、設定が似ている「俺妹」が2008年ですからゼロ年代は終盤に差し掛かっても、まだまだこれらのコンテンツは世間的に理解がなかったのでしょう。
 
 アキバの変遷を含めてオタク史を紐解くのはまあそういう書籍もサイトも沢山ありますからそちらに譲るとします。
 
 本作ではアニメ・コミックに理解がない父親からコソコソ隠れてオタク活動をするお嬢様という設定です。当時、とらドラ、ハヤテ、あずまんが大王等々超金持ちというのがヒロインかそれに準ずるポジションにいましたね。

 さて、先に結論を言ってしまえば面白いんですよね。ゼロ年代前半の、変な言い方ですけど期待した通りのご都合主義ハーレムものといえばいいんでしょうか。無自覚な主人公に女の子から寄ってくる単純な構造がいいですね。
 この後、ゼロ年代後半になると、とらドラ、はがない、俺妹などちょっと捻くれた展開になってゆきます。本作と似たような展開感じ(結末とエロは全然違いますけど)のスクールデイズが2007年でした。
 それらのあと10年代にかけて青春ラブコメやさくら荘などのもっとめんどくさいのが出てきます。

 どの年代も面白いんですけど、本作のようなゼロ年代前半の少年の妄想的なラノベ原作ラブコメアニメは本当に面白いです。
 本作は、キャラは酒飲み教師やエロいヤンキーっぽいけど優秀な姉、金持ち両親、妹に元気で陽気なライバル、超オタク友達などテンプレです。メイドグループもありきたりです。
 エピソードも出会いからライバル登場等々類似性がない部分を上げるのが難しいくらいのテンプレ展開です。

 ですが、設定の過剰性やご都合主義展開がコメディに良く効いてエピソードが面白いんですよね。
 、大きな目の萌え絵、背景は省略で人物がはっきりした作画のラノベ原作。頭使わなないしエッチなシーン(とはいってもパンツとかセミヌードレベルですけど)がふんだんに出てくるのもいいですね。
 なんといいますか、安心感という点では日常系として機能している気もします。もちろん定義的には日常系ではないですけど。でも、望む様に望むものが出てくる。行きつけの定食屋のようなものです。だから、一気見には向きません。毎日ちょっとずつがいいでしょう。

 対する2020年代のラブコメは変にカッコつけて、年齢層やリアリティラインを引き上げているように見せかけて、結局マインドは妄想全開ご都合主義で中身がない話が増えました。面倒なストレスや現実を知らないのにリアリティを出しているような雰囲気で焦点がブレてしまうところがあります。何の作品とはいいませんけど。
 中身が無いのを楽しむのはいいんです。ただ、中身があるように見せかけているのでエンタメ性が犠牲になっているので中途半端になっている傾向が見られます。

 本作のようないい意味でラノベ的ご都合主義なゼロ年代前半のラブコメ後継者はハルヒを通じて異世界転生と日常ものに分岐したんでしょう。今のラブコメはこのゼロ年代ラブコメを経由しない別のものの気がします。

 という事で本作はテーマ性とかそういうのを期待する必要のない、妄想の具現化を楽しむご都合主義のラブコメという感じで、面白かったです。
 本レビューでわかると思いますが、時代性があります。今のラブコメの方が面白い、という人にはレベルの低い馬鹿な話になるかもしれませんし、その見方は否定できないでしょう。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

色々あったけど…楽しいと思えて良かった~(ホッ

一度挫折したんです。このアニメ。
能登さんの仮信者にもかかわらず、面白さを感じきれず放置してました。
ああ、きっと上級信者向けで、初心者にはまだ早すぎたんだ…と。

そして時は経ち…数ヵ月後。
人様のレビューを拝見したのがきっかけでまた観てみようかなーという気に。


不思議なものですね。けいおん!!のときもそうだったんですが、
観直すと…すごく面白く感じちゃうんです。
なぜなのか。少し考えてみました。

なんというか、一回目は気合が入りすぎちゃってるんですよね。
これは高評価な作品だから面白いに違いないっ!ってな感じで。
過剰に期待しちゃうんです。特にシナリオ面。そういうのを期待する作品じゃないのに。悪いクセです。
それで案の定、話の薄さにゲンナリするわけです。

…まあ、つまりは鑑賞態度の問題ですよねw

それで二回目は、この作品は両手放しで観るものではない。作業用だ。
そう言い聞かせて、期待しないで適当に観ようとする結果…それが吉と出るわけです。
薄いことを重々承知してる分、他の所に目がいくという訳ですね。

すると、なんとまぁ面白いんですよこのアニメw
才色兼備だけど少しドジなお嬢様。彼女にはアニメ好きという秘密があった…ヒロインの春香。
そして彼女と同じ学園に通い、その秘密を偶然知ることとなる…とある平凡な青年。一応主人公。
そんな二人のベタな恋物語。トラブルを解決するその度に二人が照れて頬を赤くするというw
観てるこっちが恥ずかしくなるくらいラブラブ。わざとらしいくらいにラブラブw(いや、わざとだ!)

周りのサブキャラもすごく良い味。
あざとく分かり易いキャラなのは勿論、いろんなアニメのパロネタ・卑猥なネタで笑わせてくれますw
妹の顔にパフェのクリームが飛び散ったり、次回予告がgdgd並みにふざけていたりw
もう、ベタな設定にかこつけてやりたい放題やってるようにしか思えません!加速する悪ふざけww
シリアス展開は無く、ひたすらバカ。ひたすらベタ。一切ブレない。そういった意味では完成度高いです
作風はフルメタふもっふ?あたりに似ているかも。

これだけでも十分面白いのですが、
何といってもこのアニメの魅力はやはり「春香」を演じる能登さんです!
天然ドジっ子という役柄を完璧に演じ切っています。
EDの歌でも、ワザと音を外して歌うという徹底ぶり。
これは彼女の元々のキャラなのか?と思ってしまうほどですw
コメンタリーや特典映像でもその実力を発揮しています。彼女だから演じ切れた。そう思います。
ああ、成程。こりゃ、好きになるわ。能登さんのこと。
素直に、能登かわいいよ能登。って気持ちが湧いてきます。
気がつけば…両手放しで観るほど熱中してましたw

こういうおバカな話で能登さんを楽しめるというのは良いですね!気軽に何回でも観れます^^
部屋もよく片付くし、料理も、勉強だってはかどります!充実の毎日ですw
そろそろ3期も放送されるみたいですね♪
なんで、これからも彼女と過ごす日々が続きそうですw


…今だから分かります。このアニメは上級信者向けなんかじゃなく、ビギナー信者向けだったんだと。
能登さんに興味のある方、この作品から始めてみてはいかがでしょうか?^^
すごく良い息抜きになりますよ~♫

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

何もかもが完璧な女の子♪ だけどその子の秘密は…!

オタクを「アキバ系」と呼んで蔑む風潮が見え隠れするこの作品。

今でこそアニメって
幅広く受け入れられるようになった気がするけれど、
(偏見の目もまだまだ多いとも思いますが)

昔はアニメが好きと公言するには
周りの目を気にする人にとっては勇気のいることだったんだなあ。

漫画は好きだと言えてもアニメは好きだと言えない…
この差は何なのでしょうね?

おっと話が逸れました。

とにかくそういう時代背景を設定に取り入れているところが
この作品の特徴です。

全12話です。


● ストーリー
学校一可愛いくて、
成績優秀文武両道、
才色兼備のお嬢様。
それが、乃木坂春香(のぎざか はるか)。

同じクラスの綾瀬裕人(あやせ ゆうと)は
春香の「アキバ系」の趣味という秘密を知ってしまう。


秘密を共有するところまでは良しとしよう。

しかしその後、
2人の親密度が異常なスピードで上昇します。笑

なんだこのオタク男子の理想が
具現化したようなアニメはww

お嬢様、おしとやか、性格良し、
美人、スタイル良し、天然、
そして隠し持つオタク趣味。

さらには主人公(裕人)にメロメロで一途。

かわいい女の子とちょっとエッチなハプニングもあり、
そして夢のようなシチュエーションの連続。

く~っ!ってなるようなアニメですww


軽く観られるストーリーだけれど、
しっかりしているところはしっかりしている。

ただのハーレムアニメに終わらないところは好印象でした。

トラブルというより、すれ違いという山場を越えて
より強くなる絆を見せつけられます。笑


● キャラクター
女の子:男の子が8:2の割合ぐらいなので、
好みの女の子に出会いやすいかも?

そしてみんな胸が大きかったりパンツが見えたり、
なんだかエッチなのだよw

私も女の子のはずなのに、
ちょっとドキドキしちゃったよ(/ω\)笑


● 音楽
【 OP「とまどいビターチューン」
  / 姫宮みらんとチョコレートロッカーズ(生天目仁美) 】

この種のアニメのイメージとは違ってかっこいい感じ。
ひと昔前のロックなアニソンって感じかな。好きだけど♪


【 ED「ひとさしゆびクワイエット!」
  / N's(能登麻美子×後藤麻衣×清水香里×植田佳奈×佐藤利奈) 】

こちらはアニメーションのオタクダンスが清々しいww

可愛らしさもノリの良さもあって、
これはハマった人が多そうな曲♪

私もOPよりこちらの方が好きです^^


● まとめ
オタク趣味の秘密を抱えたお嬢様と、
その秘密を知ったことで親しくなる男の子の、
微笑ましいラブラブストーリーでした。

これは理想のカップルでしょう。
周りはハチャメチャだけど、超あたたかく見守ってくれているし。

羨ましいなんて…言わないんだからねっ!

私は姉想いで自由奔放なツインテール、
美夏(みか)ちゃん推しでした(*´ω`*)

2期もいつか機会があれば観たいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

66.9 2 ディオメディアでお嬢様なアニメランキング2位
乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (541)
3527人が棚に入れました
白城学園の乃木坂春香は清楚で可憐、成績優秀なパーフェクトなお嬢様。だが、彼女には、アニメやマンガが大好きなアキバ系という秘密が!それを学園で唯一知るのが、春香と親しい(でも恋人未満の)フツー人・綾瀬裕人。\nそんな二人の三歩進んで二歩下がるピュアな恋愛模様と、周囲の友人たちとの楽しい日々を愉快に綴るラブコメディ。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

らぶらぶらぶらぶらぶらぶらぶ・・・・

もはや「秘密」とは何の事であったのか忘れてしまいそうになるイチャイチャアニメ、第2期です。
結局、2人の関係に進展があるのやら無いのやら、よくわかりませんでしたが、X’masやバレンタインというラブイベントを経て、それなりに距離が縮まった気がします。
あーっ、もう!
君ら、ちゃんと告っちゃいなよ、ホンマに。


基本的に本作は、告白こそしていませんが誰が見ても恋人同士の2人を見守ることには変わりがありません。
1期のようなアニメオタクにまつわる話も少なく、普通の学園ラブコメの様相です。
家族公認、友人公認のカップルですので、大きな障壁となるものもなく、ただただラブい様を見せ付けられるだけです。

そればっかりだと芸が無いので、この2期ではキャラを増やして、
イチャイチャ回、サブキャラ回、イチャイチャ回、サブキャラ回、・・・・
と、適度にエロを交えながら変化をつけてあります。

サブキャラが主役のときは春香の出番は殆どなく、主人公のメガネがモテっぷりを増強する回。誰構わず優しさを振りまく罪作りなヤローですw

モテモテハーレム状態ですが、恋のライバルとなり得るサブキャラも登場せず、基本的に皆に応援される恋。
これが本作の味でありウリなので、前作同様、安心して視聴できました。


不必要なところで無駄にエロい事。
時々、オタクウケを狙ったようなパロディが入っている事。
この点が敬遠される要因ですが、それが気にならないなら充分楽しめる作品。

半裸で抱き合うようなシチュェーションには何度も遭遇しているのに、キスすらしていない不思議なカップル。
イライラしながらも暖かく見守ってください。そういのを堪能するラブコメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

乃木坂姉妹にメロメロ (@≧Д≦@)

第2期:全12話

ネタバレ感想
{netabare}
2期全12話見終わっても、春香と 裕人はラブラブなのに告白なし

あれじゃ、椎名が可哀想でした。
いい加減 はよくっ付いて、周りの皆に認めさせて欲い!って思いました。

今回、新キャラが増えて、
特に
くぎゅう演じる 
天王寺 冬(てんのうじ とうか)
ツンデレ高飛車お嬢様なんだけど、体系も、ちっぱいロリ系で、
くぎゅが演じる定番キャラでしたw(笑)

それに、同じ くぎゅう演じるメイドのアリスティア=レイン
このキャラも くぎゅうらしい幼女系で、殆ど喋らず、「コクコク」と 頷きセリフばかりで、あれじゃ ギャラドロ〇ー ^^;


今回、自分的に一番印象に残ったのは、8話の美夏回!
大好きな祐人に、馬乗りになって、
「みっか美夏にしてあげるんだから!」ってセリフ 
(≧∇≦)キャー♪
あんなの言われたら、もう悶絶ですよ!(〃∇〃)
>ストライク 「悶絶だよね?」
>アリス   「コクコク」 
∑d(≧▽≦*)OK!!

美夏 めっちゃ可愛かった♪


勿論、能登さん演じる春香も可愛い
この作品、ストーリーは全然進んでなくって、ホントキャラで持ってるな~って感じです^^;

兎に角、「早く正式に付き合えよ!」って言いたくなります(苦笑)

でも、自分は乃木坂姉妹にメロメロになれたので、大満足です!
(●´ω`●)ゞ
{/netabare}
最後に一言
玄冬さんのエヴァネタ めっちゃ吹きました(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

さらに能登かわいいよ能登

1期同様に「能登麻美子」演じる乃木坂春香がとっても可愛い作品です。

◆1期と比べると・・・
まず真っ先に思い浮かぶのが、エロの描写が随分と増えました。
ちょっとした事で簡単に下着が見えてしまうようなシーンがたくさんありました。
これはファンには嬉しいのか?それとも要らない要素なのか?
その判断は見る人によりますよね。
そしてサブキャラの描写が増えたため、主人公とヒロインのデレデレシーン・・・というよりは乃木坂春香のシーンが少し少なくなってしまったのは残念でならないです。

◆1期よりも良かった点・・・
やはり「釘宮理恵」がこの作品に加わった事です。
この作品では二役やっていますが、どちらの役もとても良かったです。
一役は「とらドラ!」視聴済みの人にはとっても嬉しいネタ、もう一役はセリフはほとんど限られているのですが「釘宮理恵」の可愛らしさがとっても出ていたキャラでした。
また他にも別キャラの「エヴァ」ネタや「おねティ」ネタなどいろいろ楽しめる内容でした。

◆1期2期に共通する事ですが・・・
この作品、悪者に当たるキャラがとにかくタチが悪いです。
この2期でも、かなりイライラするキャラでした。
それに加え主人公の不甲斐無さ・・・。
後半は相当もどかしい気持ちにさせられました。
物語を盛り上げる為に陰険に描いたのでしょうけどね・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

68.3 3 ディオメディアでお嬢様なアニメランキング3位
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (464)
2232人が棚に入れました
純愛・下ネタ・ラブラブコメディ!
普通の学校生活を送り、普通のクラスに属し、普通に恋をし、意を決して告白する……そんな至極まっとうな青春を謳歌していた篠崎遥。だが恋をした相手だけが『普通』ではなかった――。
溢れかえる下世話なワードの数々! あからさまに湧き出るエキサイトな性知識!
だが、すべては健やかで円満な恋人であるため――そう、これは紛うことなき純愛の物語!

声優・キャラクター
悠木碧、市来光弘、武田羅梨沙多湖、山田奈津美、八木侑紀、長妻樹里、長谷美希、水谷麻鈴
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルで損してる予感

1話感想「女に向かって穴呼ばわりなんてあなたも相当な男ね」
{netabare}うん?
タイラーやロードス島やファルコム学園や、なんで今の時代に?と思う5分アニメが存在したり、18ifやウラハラや…クジラ~もそうかな、個人的に80~90年代のノリに感じられて、流行が一周回って今はそういう流れなのかねぇ?と思ってたり。
(インフィニティフォースは別、タツノコヒーローはいつもやってる感じなので)
で、そんな中この作品はタイトルにある通り“おにあい”のアナスタシアを髣髴とさせて…一周回り切ってない“古い”印象を抱いた。
ってか原作いつから始まってるか知らないけど、おにあいのアナスタシア見て「あ、こいつメインキャラで作ったら面白そう」って感じで作られたんじゃないかとさえ思えてしまう。
とはいえ自分も放送されてるアニメ全部見てるワケじゃないし、知らないところでこういうジャンルってのは連綿と続いてたりしたりして?
あーそういや下ネタという~も見てないや。
しっかし…おにあいに比べこっちは恐ろしくセンスが無いように感じる。
このセンスの無さが1話だけなのか全話通してなのか…え、確認するの?{/netabare}

2話感想
{netabare}う~ん…これは結構マジメに考えちゃいますね。
ヒロイン自体は別に悪意があってああいう行動をしてるわけではない。
むしろ彼氏を喜ばせようと善意でやってるワケで…。
前もどこかで書いたけど「善意由来の行為だからといって必ず良い結果になるとは限らない」ってネタは好きなハズなんだけど…それにしちゃあこの作品にはグっとくるものが無い。
ハテ、では善意とは何か悪意とは何かってのを改めて考えてしまう(※)。
前回“おにあい”のアナを引け合いに出したけどちょっと違いますね、あっちは相手をからかおうという悪意があったので。
方向性は歪んでるけど「ひたむきな彼女」を眺めて楽しむ、ってのがこれの見方なんかね?
しっかしそう考えると…今度は主人公が極悪人に見えてくるというか。
主人公は主人公で一杯一杯なんだろう、と思おうとしたら妹登場…幼馴染の偽姉も居ることだし、耐性が無いとはチト思えない。
とはいえ2話最後でようやくヒロインが自分の欲求を満たす(≒悪意)ために傘を持ってないと嘘を吐いたのは“成長”表現として悪くなかったんじゃないかな。


※注意
「善意&悪意」と「良いこと&悪いこと」は全く別と考えてます。
悪意由来でもそれが良い結果になることもあればその逆もあるだろう、と。
なので悪意だからといって即座に悪いことととして断じる訳ではないです。{/netabare}

4話までの感想
{netabare}おや?なんか段々と面白くなってきた。
理由は主人公がいちいちドギマギしなくなってきたせいかな?
あと秋穂の両親の存在か。
不純異性交遊とか言われて咎められる少年少女なんかではなく、実際の夫婦で誰に憚ることもなくファックし放題なワケじゃん?
母がなにか下ネタ言う度に親父がツッコミを入れるワケだけど…

そういいつつ、実際試したんでしょ?

と思ってしまってついププっと笑ってしまう。
要は立場が立場なだけに母が妄想だけで語ってるように受け取ることが…できないって訳ではないけど、まぁ実体験からの発言だよなぁと受け取ってしまう。
必死に常識人を装おうとしても母が下ネタを言う度に性癖が暴露されていってるというか。
あんたも大概ね、ってか夫婦って怖いなー、同列に見えちゃうワケだな。
下の兄弟が居ないのが不思議なくらい…まさか母は病弱で出産どころか夜の夫婦生活もままならず、そのせいで妄想だけが肥大してあんな性格になった、なーんてしんみりする設定だったりはしないよね?
親父干物になる勢いでガンガンヤってるイメージだが…。
しっかし作画は安定して危うい。

追記
直しといたけどキャラ名間違って書いてました。
いやぁだっていつも「コーサカサンコーサカサン」言ってて下の名前覚えてなかったんだよねー、と言い訳
{/netabare}

8話までの感想
{netabare}なんか回を重ねるごとに段々と面白くなってきてるような…自分が慣れてきただけ?
↑でも書いたけど、主人公がイチイチどぎまぎせずに突っ込み役(ヘンな意味ではないぞ)が板についてきたせいだと思う。
やっぱ突っ込み役は重要だね。
しかし、面白くなってくると余計に作画のショボさの残念さが際立ってしまう。
と思ってたら…
7話で出た犬、キメエエエエ!!!
クリーチャーだよこれ…それを犬だと言い張る強引さ、嫌いじゃないけど怖いって。
これ、作画が悪いせいじゃないよね、どこが作ってもデザイン自体が絶望的にキモい。
原作からこうなのか?どうしてこんなデザインに?
7話はその後「塩を振る人」ネタもあったし、なんか元ネタがあったりするのかね?
でもって8話は8話で…学校のプールが例のプールじゃないか。
ニコ動配信で“セイレン”見た時、「例のプール」「例のプール」とコメントが溢れたシーンがあってその存在を知ったクチだけど(本当ダヨ)、しょびっちのソレはセイレンの時よりまるっきり例のプール。
(アキバズトリップにも例のプールは出るけど、あっちはアイドル撮影会って内容で違和感は無い)
フリー素材じゃあるまいし、作画酷い(キャラだけでなく背景も基本的に酷い)なかで何故そこを頑張った?(誉め言葉)

ってか8話は今までで一番面白かった。
それ以前から雫の自爆ネタはちょくちょくあったけど、委員長による本格的な自爆ネタが炸裂。
やっぱ自爆ネタは面白いなぁ。
いやぁ自分にも経験ありまして…セクシャルなことじゃなくて「釈迦に説法」めいたことをしてしまったりされてしまったり、それに気付いた時の気まずさったらそりゃあもう…。
フォローされた時のいたたまれなさも…マジで顔から火が出る。

それにしても、作画のショボさがほ~んと勿体ない。{/netabare}

最終回までの感想
{netabare}あっという間に終わってしまった…。
9話、自爆芸本家?の雫メイン回。
胸のサイズを気にしてるという大きな弱点を持っていながらどうしてそうも果敢に攻める?(誉め言葉)
そして最終回、告白以前のコーサカサンの印象と、実際に付き合ってみて感じたコーサカサンの印象、全然違ったけどやっぱりコーサカサン好きなんじゃあって内容で、それまでの(付き合いだしてからの)思い出を振り返る形で1~9話をおさらいして総括するという非常にベタではあるけど安定した王道展開。
ゲストキャラもほぼ登場させ、いかにも最終回らしい最終回。
やっぱ押さえてるところはしっかり押さえてるんじゃないかな、この作品。{/netabare}

総評・これだけ読めば良いかも
{netabare}他の人がどうかは知らないけど、個人的には「しょびっち(処女ビッチ)」と聞いて思い浮かべるのは「肉体関係をチラつかせつつ(チラつかせるだけで実際はヤらない)それに釣られた男共を手玉に取る・下僕にする」ってイメージです。
けど本作は実際見てみるとそんなことは一切無く、せいぜい「過剰な耳年増」って程度。
また、そんな「しょびっち」に主人公は翻弄されるだけなのか、「んなワケあるかーい」とツッコミ入れるのか、その辺もカン違いされそう。
実際は本作は後者寄りなのだけど、どっち系なのかハッキリ分からない序盤の段階で前者と思われて切られてそう…。
あああ、そうそう、それとこれは人によっては重要なんじゃないかな?

ヒロインは主人公位に一途、他の男性には目もくれない

…。
「ビッチ」から連想されるモノとは対極ですやーん。
ってことで、どうにもタイトルと内容には大きな隔たりがある気がします。
正直タイトルで損してるような…で、そんなタイトルと序盤の「まだ方向性が見えない」段階で試聴切られてる感じがしてなんか勿体ない気分。
かくいう自分も序盤は訝しがりながら見てました。
調子が上がり始めるのはコーサカサンの両親が出る回辺りからで、せめてそこまでは見てみて判断すると良いかも?
ギャグは面白いと思います、単に自分が自爆ネタ好きなだけかも知れないけど。
一方で作画は…うん…{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

Oh, yeah~~!

香坂秋穂(こうさか あきほ)、高校2年生。成績優秀・スポーツ万能でクラス委員長。しかし生真面目な性格と硬い表情、常識離れした言動に周りから引かれてしまい何時もボッチ状態。
そんな彼女に同じクラスの篠崎遥(しのざき はるか:女の子の名前みたいだけど普通の優しい男の子)は高1の頃から片思い。
夕暮れの校内、遥は思い切って秋穂を呼び出して(交際)告白。ドキドキしながら返事を待つも、あっさりとOKした秋穂・・・だが、
秋穂「とりあえず『48手』を全て暗記しますね。」
 遥「48…へ?」
そう、彼女は幼少のころより母親から英才教育ならぬ「excite」教育を受けており、秋穂のTPOにそぐわない、むしろKYな「excite」の発言に良識人の遥はツッコミを入れたり振り回されたり・・・・・波乱な交際が始まります。
秋穂「ナニに突っ込むというのですか?!」

※【48手】日本古来から伝わる「性交の体位」。印度にも似たような「カーマ・スートラ」というものがあるらしい。体位によって男の子か女の子が出来やすいというのは実際問題無いと思う。
※【excite(エキサイト)】本来の意味は「興奮する・刺激する」。放送上は露骨に「エロ・エロティック・卑猥・猥褻・淫語」と言わせづらいのか、全てのイヤラシイ意味合いが「excite」として代替語されてるみたいです。


原作は序盤チョット読みしましたが、4(または5)コマ漫画。
「処女でビッチ」だから「しょびっち」なのだろうか?えたんさんの言うように「性知識」はあっても「経験が」がなく、「excite」トークで盛り上がり本番では尻ごみする女子というのは確かに「耳年増」のようですね。
しかしタイトルにするなら『僕の彼女がマジメ過ぎる耳年増な件』より『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』の方がオシャレ感(?)があるような気がします。

※【bitch(ビッチ)】米国では古くから憎い相手や気に入らない事を罵倒するときに叫ぶ「son of the bitch!(サノバビッチ:牝犬の子)」という汚い言葉がありますね。「Fuck You!」と並ぶ児童教育に良くない(聞かせたくない)言葉です。
牝犬=節操なく交尾させたがる=ふしだらな女、という意味合いから「母親がクズならテメーもクズだ!」という相手を侮辱する最上級の罵り言葉のようです。
昨今、日本でも浸透してきた「ビッチ」という言葉。自由過ぎた社会のせいでヤリたい事をやるのもいいんですが、節度・節操も無くなり、礼儀も知らず人を見下し、ブスな下地に厚化粧、快楽と享楽を追い続け馬鹿笑いし続ける女性が、なんと増えたことか!(大和撫子はもう居なくなった!)
そんな社会風潮のせいで「ビッチ」という言葉は「嫌な女」の別称として定着しているのかもしれませんね。やや「ふしだらな女」の方が強そうですが・・・
本作では日常会話に、やたらめったら真顔で「excite」ワードをブっこんでくる秋穂なので、視聴者側から見ればビッチかもしれませんが結構「ピュアピュア」そうですね。彼女の「尽す姿勢」が意地らしい❤(似たようなキャラで「棺姫のチャイカ」のアカリを思い出しました)


何にせよ本作は「はじギャル」と同じくPV詐欺のようなアニメ。
番宣では面白そうに見えても本編は絵コンテ・作画が拙いせいで結構グダグダな感じ。(遥なんてしょっちゅう猫背気味になってるし、キャラと対象物との対比が時々????と思えますし)
最初は下ネタと巧くない画のせいで嫌悪感がありましたが、それを補う溢れる泉の如く湧き出る「excite」トークが段々面白く思えてきます。
見慣れてくると分かってきましたが、ややチープなラブコメ日常の至る所に「excite」地雷が埋まっており、うっかり踏んで(ツッコンで)大爆発(大爆笑!)というパターンのようです。
それがもう、楽しくて楽しくて楽しくて・・・
軽く見流すのにはちょうど良いのですが、私は根がムッツリの為にリピート視聴して爆笑してます(笑)

過剰下ネタとして有名な、
あの『生徒会』(ただの学園コメディだと思ったら、トンでもなかった!でもエロ画は無し)や、
あの『猥褻テロリスト』(AVネタも多かったが画もそれなりに良かった)に比べて、かなり劣ってはいますが「異世界はスマートフォンとともに。」程度の劣化版みたいに思えます。

本作を見て、
嫌悪感をもつようなら『お子ちゃま』か『普通の人』。
ソコソコ冷ややかに笑えるなら『普通の大人』。
深読みしたり、経験があったりして大爆笑するなら『普通に立派な汚い大人』なのかもしれません。(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

純愛♥下ネタ♥ラブラブコメディー!

この作品の原作は未読ですが、悠木さんがメインヒロインを演じると知り、即視聴を決めた作品です。

しかし、2017年を振り返ってみると色んな悠木さんを見せて貰った1年だったのではないでしょうか。
中でも以下の2作品は回想して振り返ってみると悠木さんにしか務まらなかったと言わざるを得ない作品だと思います。
冬アニメ:幼女戦記(ターニャ・デグレチャフ)
夏アニメ:アホガール(花畑よしこ)
もちろん悠木さんが出演されているのはこれだけではありません。
ACCA13区監察課のロッタちゃん、サクラダリセットの相麻菫、キノや3月のライオンの高城めぐみなど作品の中でのキーパーソンとも言える役を次々とこなしていく彼女…

でも幼女戦記やアホガールの様に視聴者に強烈なイメージを植え付けた秋アニメは、間違いなく本作だったと思います。
なぜなら登場人物の一喜一憂…或いは一挙手一投足における悠木さんのリアクションが作品から伝わってくるイメージ通りだったから…
悠木さんは成績優秀かつスポーツ万能の高校2年生の美少女である香坂 秋穂を完璧に演じ切られていた…と言っても過言では無いと思います。

この悠木さんの演じる香坂 秋穂…これが中々の曲者なのです。
何故なら知識だけのエロさなら、思考・発言を含め同年代の連中の遥か斜め上をぶっ飛んでいる…くらいが彼女に対する適当な表現だと思います。
そのくせ、超美少女でビッチなのですから始末におえません…

でも時折彼女の魅せる可愛らしさ…あざとさ120%である事は百も承知しているのですが、悠木さんの演技に我が牙城が崩されていくのが感じられます。

その他のキャラも立ち位置こそ違うものの、基本的なキャラ設定は主人公を取り巻きとしてキャッキャウフフを繰り返すお姫様たち…

そう…言ってみれば、萩村すず不在の「生徒会役員共」といったところでしょうか。
私は生徒会役員共を視聴した当時、あれを「ゆるい下ネタ」とレビューで記載しましたが、ユルさで言えばこの作品の方に軍配が上がると思います。

思い返すと、生徒会役員共は途中で何を言っているかが分からなくなるくらい、会話の途中で様々な効果音が挿入されていましたから…

そして、ツッコミ役が篠崎 遥ただ一人しかいなかったのもインパクトという切り口で見てみると弱かったと思います。
なぜなら、ボケとツッコミ以前に主人公とヒロインの間にはある一定の関係が存在していて、どちらもその関係を壊したくないと思っています。
まぁ、当然といえば当然ですけれど…

それに遥の元々の優しさが、周囲のキャラのボケに対する仇になってしまった点もあると思います。
生徒会役員共における津田タカトシは、突っ込むときはあらゆる感情全てを蔑ろにしていました。
その方が結果的にボケも映えるんですよね。

そういう中で唯一の異色が本作品における星川聖夜…
確かに物語におけるインパクトには十分成り得たと思います。
けれど、こっちの方が良かったかと問われるときっと答えは違うような気がしてなりません。

まぁ、聖夜が頑張るたびに悠木さんの冴えわたるリアクションが拝めたので、結果オーライなのかも知れませんけれど…

でも、ヒロインのご両親…高坂夏雄と冬美さん…
この二人の関係はある意味夫婦の有り方における理想形なのではないでしょうか。
もちろん、結婚してからずっと…という訳にはいきません。
社会人としての自分…家庭人としての自分…その2足のワラジを履きこなすのは生半可ではありませんし、段階に応じて変化していく子育てに対し、柔軟に馴染んでいかなくてはなりません。
子育てがひと段落して、優先順位が子供より自分たちに傾けられるようになった時、夫婦の関係がこの二人みたいだったら、きっと楽しいし充実した毎日が過ごせるのだと思います。

見どころとツッコミどころが満載のこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、悠木碧さんの「永遠ラビリンス」
エンディングテーマは、pua:reさんの「恋のヒミツ」

この作品も角川10話枠作品でした。
終わり方…纏まりは綺麗だったと思います。
でもあまりにも平坦に進んで、そのまま終わった感じがするので原作の販促…という意味ではもう少し先の展開を予感させる場面が見れた方が効果はあった様に思います。

いつも思いますが…やっぱり声優さんて凄いですね。
アニメが好きで良かったと実感できる作品だったと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
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