テロリストで友情なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのテロリストで友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番のテロリストで友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.3 1 テロリストで友情なアニメランキング1位
プリンセスラバー!(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (1108)
7699人が棚に入れました
主人公の有馬哲平は、家族旅行の帰りに交通事故に遭い両親を亡くす。\nそんな彼の前に現れたのは、日本経済界屈指の実力者であり祖父でもある有馬一心。「わしの息子になり、有馬グループの後継者となれ!」という一言で、社交界にデビューすることに。\n一般庶民からいきなり超セレブに!とつぜん社交界にデビューすることとなった少年の、華々しい生活と素敵な少女たちとのゴージャスな恋物語…のハズが!?

声優・キャラクター
寺島拓篤、柚木涼香、豊口めぐみ、加藤英美里、松岡由貴、三宅華也、水原薫、ささきのぞみ、若本規夫、子安武人、秋元羊介、白石稔
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エロゲ原作ですが、エロいですが、まあ普通に良ハーレムラブコメですね。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
2009年の作品のわりには、絵も綺麗だし、ストーリーもしっかりしていて古くささを(ちょっとしか)感じませんでした。

シリアスもコメディもラブもあり、バランスのとれた作品でした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ヒロインズはいずれも魅力的でしたが、シルヴィと聖華がツンデレ被りしていたこともあり、キャラとしては、シャルの天真爛漫でちょっと小悪魔的な様子と、優さんの従順でちょっと手厳しい様子が良かった印象です。

序盤はわりとシリアスな展開もあり、聖華と哲平の「若い世代での和解」など見処が多かった(⬅親父ギャグ言いたかっただけ)w

中盤は完全にラブコメ。デート回のシャルは可愛かったのですが、6話、7話はあまりにもギャグに寄りすぎ、アニメが変わったかと思うほどでした。キャラが良いんだから、普通に、聖華やシルヴィ、優さんとのデート回など、ラブコメを展開させても良かったと思います。

終盤のシリアスバトルは、まあ、ストーリーを完結させるためには仕方ないのだろうけど、なければなくて良かったかなと。一番のメインになると思っていた、哲平とロイエンターr、、,有馬一心wとの確執は、序盤でサラッと解決していたので、じゃあ気楽なハーレムラブコメで良かったんじゃないかな、とは思いました。2クールあるならまだしも、少し欲張りすぎた印象です(まあ、だからメインヒロインをシャルに一本化するなど工夫は見られましたが、サブヒロインも充分に魅力的だっただけに、勿体ないものがあったなと)。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
絵は流石に古いけど、普通に観られるな。なんか、悲劇の気配がする、平和な日常。有名声優さん、盛りだくさん。ロイエンタールw 子安さん出ると、黒幕なんじゃないかと思ってしまうw

2話目
選ぶのは自分自身、、、。つまり、「選択肢(ルート)を選べ」ってことですねw パンチラ祭り(汗) 10兆って、いくら何でも(汗) シャル、なかなか良いキャラですね。聖華も悪くない。シルヴィは、まあ普通。

3話目
フェンシングルールで剣道が勝てるわけないw 親の言うとおりにならないと、意固地になるのも違うもんね。お馬さんって、騎乗位やんw 武道の達人なら、頭の上に本のせて歩くくらいできるよ。社交部と主人公サイドに、胸の格差がw

4話目
「若い」世代での「和解」w

5話目
シャルのデート回。アホっぽくもあり、優しくもあり。可愛らしいですね。

6話目
温泉回。ギャグやにエロ。作風変わった?

7話目
ギャグにシフトだね。

8話目
銃弾を刀で弾く作風。ハルトマンが、黒幕?

9話目
ただのヒガミじゃねぇか(笑) (守って)死んだから好きになれるとか、ヒデェな、、、。やはり、ハルトマンが黒幕か。

10話目


11話目
シルヴィとの別れのシーン、格好良かったな、シルヴィが(笑) ツンデレツン、って感じ(笑)

12話目
「俺は数限りない選択肢を選び続けて、今ここにたっている」→エロゲってそういうもんでしょ(笑) 「それは、ひとつきりの奇跡。私たちの立っている場所に、もしはない」→いや、セーブすれば(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

何が嫌いかより何が好きかを語れよ!

序盤 そういう系ね

中盤 はぁ…

終盤 まぁそうなるでしょうね

この話は大富豪の祖父の養子となって富豪学園に通う話
ジャンルはハーレム・恋愛・メイド・王女
まぁハーレム恋愛です。お金持ちに急になり、メイドがついて、お金持ちだらけの学園に転校し、許嫁も用意されてて、仲良くなったのが王女で…
好待遇・高収入・幸運の三点セットですね(どや)

まぁ両親を失っているのでものすごく大きな対価を払ってしまっていることになるのですが。
結構びっくりします。一話の最初で死亡者が出るんですからシリアス系になると期待しがちですが、全然そんなことはありません。むしろ雑に扱われます。かわいそうに。

原作はR18ゲームだそうです。当然未プレイなので原作がどうかはわかりませんが、全員とHするんですかね。メインヒロインだけなんですかね。それともラッキースケベで終わりなんですかね。
ちょっとわかりませんが、本アニメでは原作のR18ゲーム感を感じませんでした。ラッキースケベはありましたが、そこまで過度な性的シーンが見受けられず、そんじょそこらのハーレムアニメと大差内容に感じました。

基本的に出てくるキャラの頭はお花畑です。お金は持ってても馬鹿なものは馬鹿なのでキャラが嫌いな方はいるかも知れません。どれかキャラが好きじゃないと本作は死ぬほどつまらないので、何も感じなかった方は切って良いと思います。
個人的にはメイドちゃんが好きなので、見続けることが出来ました。が、やはり恋愛モノである為メインヒロインの出番が多くなり、その他はその他として扱われてました。かわいそうに。

内容はほぼないです。とりあえず四人のヒロインが主人公に惚れる、という結末に至る茶番が永遠と続きます。コメディも入っているのでつまらないというわけではないのですが、それでも内容に着目すると、結構つまらないかもしれません。
終盤は長所であるコメディを殺してシリアス的な展開がメインとなります。うんつまらない。どうあがいても予測できてしまう雑展開に、アホ理論による愚行に、テキトーすぎる終わり方。悪い点をあげたらキリがない。
なので基本はキャラの可愛いとこだったり主人公のかっこいいとこを発見して楽しむことをおすすめします。

{netabare}隠す気のないタイトル逆に疑いません?
あと主人公の言いたいことは「何が嫌いかより何が好きかを語れよ!」てことですよね。うん。そうに違いない(({/netabare}

監督は金澤洪充さん。初監督だそう
シリーズ構成・脚本は中村誠さん。のらみみなどを担当された方ですね
キャラデザは鈴木信吾さん。テレビアニメ初キャラデザだそう
劇伴は菊谷知樹さんと南良樹さん。
アニメ制作はGoHandsさん。デビュー作らしい

作画は悔しいですが、良かったです。特に戦闘シーンの作画は良かったです。ラブコメアニメですけど。
opはあの畑亜貴さん作詞、虹音さん作編曲、橋本みゆきさん歌唱の「Princess Primp!」
edはダカーポの曲を多く担当したyozuca*さん作詞曲歌唱、黒須克彦さん編曲の「S.S.D!」

総合評価 内容ゼロのキャラアニメ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

ichinana さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

エロゲとはまた一味違うエロスが・・・ごちです。

ア○顔を描かせたら天下一品!! Rictta×こもりけい氏の商業デビュー作!!!まぁ~原作PCはエロかった!!!! デビュー作とは思えないクオリティーでした。

アニメの作画も超ハイクオリティー。1話目アバンから、うおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!サービスシーンはよっ!!!!!!!!!!(ていうか哲平の母ちゃん美人すぎっ!!!)と胸高鳴らせましたが、・・・・・・・がはっ(吐血)!? なんじゃこの規制の嵐は!! これが地上波の限界か・・・コノヤロー!!BPOに訴えるぞ!!
本作ほどDVDの発売が待ち遠しいと感じたものはなかったです。

DVDの目玉は何といっても第3巻。温泉♫温泉♫♫温泉♫♫♫温泉回ですよ♫♫♫
ヒロインズの脱衣シーンから既にリビドー限界突破!!
そして待ちに待った乳浴・・・・
やった!!さすがDVD!!!!地上波に出来ないことを平然とやってのけるッ!!! あ○こがシビれる!!○○するゥ!!!!(←コイツまたやりやがった・・・)
お子様ランチから特盛まで豊富な品揃え!!!! あなたのも求める乳がきっとそこにある!!!周りに圧倒されていましたが聖華さん、十分すぎるくらいお美しいスタイルです。

と、煩悩・性欲丸出しはここまでにして、少しだけ真面目な感想を。

恋愛ADVのエロゲは性質状、アニメで一人のヒロインルートのみを描くことが困難です。しかしエロゲは、漫画やラノベと違ってongoingでないため、原作ファンには大体「推しメン」がいます。これが制作サイドの悩みの種であることは間違いありません。Fateのように確固たる人気を築ければ、ルートごとにアニメ化も出来るでしょうが、まず不可能です。
一方、本作の原作PCはヒロインの人気に極端な偏りが出ないように作られたことが奏功しました。アニメの方も哲平とヒロインズとの恋愛色を控えめにしつつ見せ場をバランスよく配置し、原作ファン離れが起こらないように工夫しています。終盤のアニメオリジナルストーリー(キャラクター)も小気味よく爽快でした。

ですので何時もなら・・・私の推しメンは!!となるのですが、本作は本当にどのヒロインも甲乙つけ難い。
中の人&エロス的にはシャル、見た目の好みはシルヴィ、性格的には聖華さま・・・うーーーーん、やっばり選べない・・・
でも色々なヒロインに目移りできることがギャルゲ・エロゲの醍醐味ですしね!!!!

最後に・・・
エロアニメの方もシャル編はやく~~~~~~~~~~~~~~~

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

59.4 2 テロリストで友情なアニメランキング2位
東京ESP(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (544)
3094人が棚に入れました
貧乏学生の漆葉リンカはある日、空飛ぶペンギンとそれに追われる光る魚の群れに遭遇する。そして、魚の一匹が彼女に入り込むことでリンカは物質をすり抜ける超能力(ESP)を手にした。同じくESPを手に入れた先輩、東京太郎と共に彼女は超能力者によって起こされる様々な事件に遭遇することになる。

声優・キャラクター
木戸衣吹、三澤紗千香、河本啓佑、相沢舞、稲田徹、緒方恵美、田所あずさ、川原慶久、今野宏美、安原義人、井上和彦、中田譲治、玄田哲章、江原正士、麦人、緒乃冬華、平松広和
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

拳『こぶし』 ~Elevated Second Perfection~

最終回で下唇の評価が急上昇!!!!!

www

レビュータイトルはなんかそれっぽく、
ただ押したいだけwwww

最高に単純なネタとバトルのアニメだったが、
結末だけは物語としてなかなか評価高い。
なんか久しぶりに{netabare}負けエンド{/netabare}を見た気がする。

OPの拳ちゃんの演出全てが最高☆☆☆☆☆
あの「真打登場!!!!!」的な感じは、マジええわ~♪
眼を見開いた瞬間、曲は絶頂を迎え、走り出す!!
もう、辛抱たまらん♯

きっとこの作品を熱く語る人がいないだろうから、
オレが超能力を駆使して作品を素晴らしいものに変えてやる!!!!!

◇能力:自分が見ている妄想を人に晒す、文章で!
◇能力名「Especially Specially Punch」

人物紹介
{netabare}
☆主人公 こぶしちゃん
親に捨てられ身寄りもなく、泥水をすすり、盗みを働いても生きてきた。
ある日「光る魚」が自分の拳をすり抜け心臓へとたどり着く。
死を垣間見たこぶしは、この世界で自分が透明な存在だと気付く。
気を失い立ち上がると、鏡には自分の姿が写っていなかった。

○サブ りんか
こぶしちゃんがねぐらにしていた空家の隣の家のアパートに住んでいた。
ある日、自らの体をすり抜けた買ったばかりの下着が風に飛ばされ、
隣の家の屋根に乗っかった。
楽しみにしていたこと、なかなか高かったこと、体を通り抜けたことが合い重なり、
全裸で混乱しながら隣の家の空家に飛び乗ると、そのまま屋根も外壁もすり抜け、
寝ているこぶしちゃんの頭に蹴りを入れてしまった。

☆主人公 りんかの父
裸で屋根をすり抜ける娘を追い、かつての仕事で培ったピッキングの技術で隣の家の空家に侵入。
玄関を開けた瞬間に漂う犯罪の香り、闘争心が昂る一方で氷の様な落ち着きが肉体を包む。
神経を尖らせていたつもりが、ピリピリしていたのは裁縫針がお尻にささっていたからだった。
状況とその不可解さに驚き心を乱すと、
突然目の前に現れた黒いライダースーツのチャックに強烈なデコピンをかまされ気を失う。

以下略{/netabare}

ふぅ、これ以上この能力を使うと色んな意味で危険だw


流れも、物語や登場人物の根幹を成す部分が単純かつ雑なのだが、
それがこの作品の魅力である。

1話をなかったことにすれば、もうちょっと良くなる。

ツッコミどころが多いし、
{netabare}オレたちの戦いは続くエンド{/netabare}でもあるけど、
良い所、たくさんあるよ!

主人公側の能力が{netabare}地味とか、どちらかというと弱い{/netabare}とか、
バトルで容赦なく{netabare}女の子の顔をボコボコにされる{/netabare}とか、
何かあったよ!


・・・と、そもそもフォローしようとする感想を書いてる時点で、
微妙な作品であることは否めない。

では微妙だとつまらないかというと、そんなことはない。
中二病なOPやキャラの信念にそそられた方は最後まで楽しめると思うよ~



★1話観た感想→{netabare}

2014.07.13 20:02
物語 : 2.5  作画 : 4.0  声優 : 3.5  音楽 : 3.0  キャラ : 2.5
【エスパー微糖】

え、世界の使い回し??
喰霊零ってそんな人気あったの?元ネタから派生させたものって、大抵・・・

なんかあらすじにエスパーが~、ペンギンが~って書いてあったから、
ギャグ色の濃いエスパーの話だと思ってたんだけどな~


エスパーギャングが国会議事堂を占拠し○ピュタの様に浮かせて落とそうとしてるみたい。
ついでに街ではやりたい放題♪
エスパーヒーローズが地味な超能力でギャングの目論見を叩き潰し、街を救っていく、って感じ。

うーん、
シティーハンターからエンジェルハートぐらいの無理やり感がある。
旧キャラ、あの二人には黙ってもらえるのかな?

ということで、3話ぐらいまで観て切るかも~

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

超能力バトル(´Д´(○====(≧□≦*)oパーンチッ!!!

少年エースで連載中の漫画が原作のアニメです。
ある日,主人公の漆葉リンカは「謎の光る魚」に遭遇します。
その後,彼女は物を透過してしまうようになります。
それがESP(超能力)。
普通だったらこの魚に遭遇できるのは主人公だけ―というのが,漫画においては一般的だと思うのだけど,この漫画は彼女だけが特別ってわけじゃないんですね。
この魚は不特定多数の人と遭遇していろんな人がESPを身に着けてしまうというなんとも荒唐無稽なお話なのです。
そして,彼女はそのESPをもった人達と,ある人は仲間になり,そしてある人は敵になり…といった感じでお話が進行していきます。

あたしの第一印象としては…このアニメよく観ようとしたな,自分っていう…(汗)。
ロボットが出てきてくれたらすぐに観るの止めたのになかなか出てこないから最後まで観てしまったよ。。
(まだご覧になってない方,これは決してそういうアニメではありません。)
単純に自分の好みのジャンルではなかったので…。
そして,ビジュアル重視の自分的にはキャラデザが好みじゃないです(>_<)
原作を読んでないので知らないのですが,そもそも原作があぁいう感じなのかな?
そして,戦う話もそうなんですが,戦う女の子があまり好きじゃないのです。。
今,少年漫画で主人公が女の子って珍しくないのかな!?
でも,主人公の好感度的には少女漫画の主人公より好感度高いです。
だって,まぁ正義感強くて良い子…ってこれは少女漫画の主人公もそうか…。
彼女は東さんのことが好きってことで良いんですよね?
でも,少なくともこのアニメではあんまり東さんと一緒に居ないっていう印象でした。
お節介もないし,がつがつしていないというかね★
まぁ恋愛モノではないのでそれもそうか。
東さんは(キャラデザは置いといて)かっこいいですね。
でも,もうちょっと強くても良かったと思います。
それだと主人公が霞んじゃうかな。
{netabare}美奈実と同じESPを持っているのに美奈実の方が全然上って…。
それはあの魚のせいなんですかね。
そうだとしたら納得いかない。{/netabare}

あと,あたしだけですかね。
紫ちゃんと歩くんの区別がつかない∑(゚□゚;)
性別も違うのに…。キャラも全然違うのに…。
だってだって,紫ちゃんショートヘアなのと,2人ともメガネかけてるから!!←言い訳。
よく見れば分かるんですけど,バトルものなので,けっこうドタバタしてる時なんかはいちいちゆっくり確認してられないし。。

好きなキャラは小節ちゃん。
{netabare}初めは完全に悪い奴だと思ってた!!
けど,お父さんにぽっ♡ってなっててうけました(笑)。 {/netabare}
小節だってリンカくらい強いのだからもうちょっと活躍させてほしかったな☆

{netabare}1番気になったのは船が東京タワーに立てかかってる画!!
いくら船がでかくてもあの比率おかしくないかい!?
それとも,意外と大きい船はあれくらいあるんでしょうか?
あるの。まぁあるなら仕方ないですね。
あたしが悪かったです。←{/netabare}

あとはやっぱり人が簡単に次々に死んでいく話は好きじゃないです。
観てていたたまれなくなって…いるっていうのにどんどん物語は進行していって…。
それはこのアニメに限ったことではないのですけど…。
{netabare}それだけじゃなくて,東さんの手に刀が突き刺さってからのあれ!!
もうやだ。痛くてしょうがないです。゜(>д<)゜。{/netabare}

原作の方ではまだまだこれから続いているんでしょうから,たった12話のアニメではすっきり終わりませんでした。
全然まったくもってダメなアニメじゃないと思うのですが,好みじゃなかったので,2期やっても観ないでしょうね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

突如超能力を手にしたら・・・正義のためにその力を使えるでしょうか・・・?

この作品は、原作未読、事前情報無し・・・東京を舞台にした超能力系の作品なんだろうなぁ・・・という程度の状況で視聴に臨みました^^;

物語の冒頭で登場する二人の女子高生・・・
「あれっ、この人達どこかで・・・?」と思われた方も多いと思います。
それだけじゃありません・・・第1話のAパートにはやたら懐かしい面々が登場します。
それも結構な時間を使って・・・

気になったのでwikiで調べてみました・・・なるほど、作者繋がりだったんですね^^

この物語の主人公は、高校1年生の漆葉 リンカちゃん・・・
彼女は、ある日突然超能力を手にします。
でも、超能力を手にしたのは彼女だけではありませんでした。
その能力をどの様に使うかは本人次第・・・なのですが、リンカちゃんはその能力を手に入れたが故に様々なトラブルに巻き込まれ・・・物語が動いていきます。

生き方には二通りしかない・・・
奇跡など全く起こらないように生きるか、
全てが奇跡であるかのように生きるかだ・・・

物語の冒頭・・・このようなナレーションが入ります。
この意味深な台詞が今でも頭に残っています・・・
きっとこの作品のメッセージが凝縮されていると思うから・・・
そして、少なくても自分の手の届く範囲のことは後者でありたい、と思っているから・・・だと思います。

もちろん、人生において前者の様に石橋を叩いて渡る慎重さも必要ですが、それだけでは越えられない壁が目の前に立ちはだかった時・・・
乗り越えるために全力で立ち向かいたいですよね^^

この物語でも、登場人物の一生懸命をたくさん見ることができます・・・
人それぞれ・・・色んな一生懸命がありますが、人の頑張る姿は見ていてとても気持ちが良いです・・・^^

でも、ただガムシャラに頑張るだけじゃ駄目だってことを、この作品では示唆しています。
難しいのは、やっぱり人の気持ちを向けること・・・振り向いてもらうことだと思います^^;

大切だからずっと見てきた・・・そう思っていた・・・
私にとって、それはとても些細だった・・・
でも、貴方にとってそれは些細ではなく、全てだった・・・
もし、それに気付いていたら・・・今こうじゃなかった・・・?

登場人物のたくさんの葛藤・・・是非本編で感じて頂けたら、と思います。

オープニングテーマは、飛蘭さんの「東京ゼロハーツ」
エンディングテーマは、妖精帝國さんの「救世Άργυρóϛ」
特に飛蘭さんのオープニングは好みだったので毎回欠かさず見ていました^^
養成帝國さんの曲も格好良いのですが曲名が読めません・・・^^;
何語・・・? 何て書いてあるの・・・?
一度気にすると止まらなくなるので、あまり気にしないようにしています^^;

1クール12話の作品でしたが、原作は2部構成になっていて現在2部が連載中で、1部が今期の作品に相当するそうです。
続編・・・もし制作されるなら是非視聴したいと思います^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

64.5 3 テロリストで友情なアニメランキング3位
キューティクル探偵因幡(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (456)
2477人が棚に入れました
狼男探偵・因幡洋のもとに警察犬時代の相棒、荻野警部が事件への協力を求めてきた。
事件の首謀者はイタリアンマフィアの首領(ドン)・ヴァレンティーノ。
明らかにヤギにしか見えない首領・ヴァレンティーノの前に、赤毛フェチの因幡とゆかいな仲間たちがグダグダで立ち向かう、“ヤギ大増量毛探偵ギャグ物語”。

声優・キャラクター
諏訪部順一、入野自由、下田麻美、森川智之、大川透、小杉十郎太、日笠陽子、巽悠衣子、鳥海浩輔、深田愛衣、斎賀みつき、杉田智和、瀬戸麻沙美、岡本信彦、志村由美、日高里菜、子安武人、浅沼晋太郎、黒田崇矢、檜山修之、福山潤
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

探偵らしい事をあまりしない+悪役に魅力がある作品

(2013.1/11 1話:偽造通貨印刷事件・因幡洋誘拐事件)
{netabare}真面目な探偵アニメかと思いきや、ギャグアニメなのか?

毛に触れただけで個人を識別する。だからキューティクル探偵なのねwww
子山羊さん、変身後の因幡に恨みを持ってるみたいだね^^;3匹の子豚じゃあるまいし…
ロレンツォ(CV:小杉十郎太さん)なのかww

首領・ヴァレンティーノが主人公より良いキャラしてますね。
と言うか、全然探偵らしい事してないwww{/netabare}

(2013.1/19 2話:機密文書事件・母子ストーカー事件)
{netabare}首領が可愛すぎでしょwww 首領を愛でる為に観るわwww

緒方の犬好きに警察犬がストライキ(その中に因幡もwwwって犬扱いか!?(゚д゚;)){/netabare}

(2013.1/26 3話:チョコレート悩殺事件・狼少女暗殺事件)
{netabare}Aパート、安定のヴァレンティーノ回でした(*´▽`*)

ユータくん、勘が鋭いなwww
ココアと日本庭園のミスマッチ=和洋折衷だな。それにしてもヤギ可愛いであろー、ヤギwww

KEIJI、因幡より強いだろww

Bパートも、安定のヴァレンティーノ回でした( ´ー`)
やめて~ヤギだけは殺さないでくれ… この作品の魅力が無くなるからwww
ベルサイユ宮殿の「ベ」はベニヤ板の「ベ」とかww(。・w・。 ) ププッ

それじゃ、キューティクル探偵因幡の「バ」は「ヴァレンティーノ」の「ヴァ」wwww{/netabare}

(2013.2/2 4話:制服警官襲撃事件・猫バカ洗脳事件)
{netabare}ヤギ、肉と紙(紙幣)食べてるしwwww
日本国民ヤギ好き化計画って紙の消費ハンパなく上がりそうwwww

へぇ~、犬用の爪切りで日本刀って切れるんだー(棒)

遥が持ってたぬいぐるみの中、狼いたよねwww 首領、大丈夫か?{/netabare}

(2013.2/10 5話:天才タッグ結束事件・慰安旅行極楽事件)
{netabare}じゃあ、次はヤギでお願いしますwww
妄想を現実に…それだけ首領の妄想がくだらない事を証明しているんだな(゚д゚;)
ってか刑事、カテキン摂りすぎwww

「あろー、あろー、あろー、であろー」ヤギ、It's Cute!wwww

「そっちのヤギが首領で良いじゃん!」とか言うなよ…orz

そんな怪しい慰安旅行あるか!(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッwwww

「おのれ、デリケートさん!」が何か知らないけどツボwwww

この回が一番面白いwww{/netabare}

(2013.2/16 6話:黒幕”黒い牙“到来事件・オオカミの家)
{netabare}聡明さん:「ウール、ウールwww(面かせや!)」

弥太郎、杉田さんだったんか(゚д゚;) 喋らんから分からなかった^^;
今回、ヤギ成分少なめ?

リアルヤギ恐っ( ̄■ ̄;)!

EDだけが救いでしたwww{/netabare}

(2013.2/23 7話:毛立キューティクル学園入学・バー・ラグドール・キューティクルLIFE 13年前の馬鹿息子&10年前の馬鹿息子・九条組組長暗殺事件)
{netabare}圭くん相変わらずのツッコミ(´▽`) ノ

チャイムがヤギの鳴き声とかないわ~(-_-;)あと、鞄がダンボールに見える…
緒方と山羊が絡んでるシーンで首領が居なかったぞ!(-д-;)ドーイウコト?

ドン可愛いであろー。リアルヤギ、声だけならカッコいいであろー。
ん!?ヴァレンティーノファミリーってこんなに格好良かったっけ?

いつものヤギが良いですwww{/netabare}

(2013.3/2 8話:佐々木優太誘拐事件・因幡親子決裂事件)
{netabare}「あろあろあろあろあろっ」ヤギの扱いがwwww
ヤギ基、首領は非戦闘員というよりマスコットキャラですwww
ヤギは、どうでもいい…だと!?

遥、それを世間ではブラコンと言うのだよ。
しかし、良い所で終わったなぁ~^^;{/netabare}

(2013.3/9 9話:因幡親子誘拐事件(後編)・恋愛フラグ乱立事件)
{netabare}荻さんの前髪大好きなんですね、因幡w
「鬼が金棒2本持ってるよ!(゚д゚;)」wwww
いや、茶髪の特殊能力じゃなくてそれ、茶羽根の通常能力だからwww

あれっ!?今回ヤギの出番は?(-_-;)

ヤギ来たであろーъ( ゚ー^)
その、ドンのぬいぐるみ欲しいww

優太、ジェイソンマスクと太刀持って街中歩くな!ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

なっちゃんの想い、報われるといいな…{/netabare}

(2013.3/16 10話:ヤギ園満事件・首領パワースポット陰謀事件)
{netabare}ヤギは、首領を知って好きになりましたwww ドンみたいなヤギなら触れ合い大歓迎です(´▽`)
「残像だ…」by飛影

捨て駒って、おいっヾ(ーー )ォィ

私にも首領パワー下さいww

ロレンツォ、イケメンwww{/netabare}

(2013.3/24 11話:首領・ヴァレンティーノ脱獄事件)
{netabare}動物愛護団体が黙っちゃいないZE☆
「人成らざる者の刑務所」それは動物園か何かですか?荻さんwww
そんな島、アルカモネ(゚ー゚☆キラッ
まぁ、確かに“無人”島ですね^^;

結構、いい話だったり?


「ハローであろー」の後の照れてるヤギカワイイな(*´▽`*)

今更な感じだけど、秋吉って聡明さんの前の器だったんだな。

今までで一番いい話(゚ーÅ) ホロリ{/netabare}

(2013.3/31 12話:「キューティクル怪盗誕生事件」「悪の組織拡大事件」)
{netabare}さすが、キューティクル探偵www
ダイヤ!?氷かと思ったw ダイヤモンド・ヴァレンティーノ!!カワイ過ぎ(*´▽`*)

毛、バファ○ンかよ!

ヤギ、元気ィィィィィ!wwww
えっ!?何この、急なホラー展開!?

福潤さん!!(ルルーシュ!) 楽しそうですねwwww{/netabare}

2期ありますよね、首領!?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

 BlackCat さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ギャグを貫き通して欲しかった。でも、毎回安定して笑えます^^

原作:漫画
ジャンル:ギャグ
話数:12話

      ~物語のあらすじ~
元・警察犬である因幡がどんどん、犯人を捕まえていく話で、警察の荻野と犯人を追いかけていく話

あらすじを見ただけでは「探偵」「警察」とシリアスな物語かなと思ったりすると思います。 それは誤解です!w
めちゃくちゃギャグですww しかも割とハイテンションで物語が進んでいきます。普通のアニメだったらシリアスな雰囲気なシーンでもギャグに見えて笑ってしまいますw

登場人物も個性豊かなです。
山羊だったりダンボールかぶってたりもやし(笑)だったり。
でも、真面目なキャラも1人だけいましたね^^;
もう登場人物を全体で10とすると
ボケ:ツッコミ=9:1 
もしかすると 10:0 
ってぐらいみんなボケていますw

しかも、どの話も安定して面白かったです。
これといって盛り上がりをみせた話もありませんが
毎回面白かったですw

ただ、途中であった若干シリアスな話はいらなかったと思いますねw ギャグをずっとして欲しかったです。 さらにギャグアニメとして見てるので感じるものはこれぽっちもありませんw 
あと、最終回をどうにかして欲しかったです(^^;
なんだあのニートって感じでしたww 
でも、ギャグアニメとして見ていたおかげでなんとか笑って見終わることが出来ました^^
ただ、落ち込んでいる時や元気がないときに見ると
うるさく感じることもあると思いますが
ギャグアニメを見たい、好きな人にはおすすめしますね!

OPは主人公の因幡さんが歌っていてけっこうかっこいい歌だと思います!
EDはドンバレンティーノが歌っていてかっこよくはないですけどあまり聞かない曲調でしたw 演歌っぽいかな?


  
    【 1~4話の感想 】
1話の感想
{netabare}最初のシーンとは裏腹にギャグ中心でしたねw
木造平屋にマフィアがいるとはwwww
さらに荻野の復活の仕方やなんか最近の文化じゃないような作画、登場したものもありました^^{/netabare}

2話の感想
「機密文書盗難事件」と「母子ストーカー事件」
{netabare}一応圭がツッコミをしてますが、やはりツッコミを心の中でしてしまいますw 機密文書盗難事件なのにすごろくをしてタイムスリップして、母子ストーカー事件なのに犯人であるヴァレンティーノをてなずけたりと、、、もうこの設定で笑えてきますw 内容はもっと面白いです!ww
梓はお父さんより仕事が出来そうですねwwww
いろいろとwww
{/netabare}

3話の感想
「チョコレート悩殺事件」と「狼少女暗殺事件」
{netabare} バレンタインの話ですかね?w
ロレンツォは男の気持ちをよく分かってますねww
ガブリエラの目面白いですねwwww古い感じですね(^^;
あれ?優太の灼熱ジェラシーは・・・ド○ゴ○ボールのあれじゃ?(^^; あの気の高まりと言いw
最後はまさかオヤジギャグで終わるとは・・・意外ですw
ステラは可愛いですね^^ でもやっぱりボケのインパクトが強いですwww ステラの情報収集の仕方がなんか心配です(^^; でも、血じゃなくて本当に良かったです^^
{/netabare}

4話の感想
「制服警官襲撃事件」と「猫バカ洗脳事件」
{netabare}
因幡さんの弟の探し方が無茶すぎますねwwww
あれ?弟らしき人物がドンと話してますねww
いきなり事件に巻き込まれましたねww
因幡さんのホイホイって言動・・・まさかゴキブリホイホイの伏線?ww しかもバカだwww さらに弟発見! 急展開すぎw 鬼ごっこなのにずれてるww しかも弟息切れ早いw そうめいさんもツッコミどころですねw
殺すの!って思ったら旗でしたねwwww

猫好きを犬好きに・・・w ちなみに僕は犬好きですww なぜにヤギ好きになって世界征服wwww 
スフィンクスこええええwwww つっこめええええww
着ぐるみと猫を見間違えるとはw 誰か因幡さんのツッコミじゃあ足りないww 
弟は心が読めるみたいですね(゚д゚lll)琴(ry
洗脳マシンは本格的ですね。 本当に犬好きになったみたいですねw ってか舐められすぎだろw 
まさかのあの電撃で・・・(;_;) と思ったら生きてるねw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

100人乗っても大丈夫!キューティクル探偵因幡物置!!

警察犬(シークレット・ドーベルマン)として働いていた因幡洋(いなば ひろし)は、行方不明になった弟を探すために警察を辞めて探偵となる。
警察時代の同僚だった荻野邦治(おぎの くにはる)の依頼により、首領(ドン)・バレンティーノ一味と関わる事となり、犬猿の仲のような関係の狼山羊の仲(?)になってしまう。

警察・探偵・マフィア(バレンティーノ一味)など、ハードボイルド系の作風になりそうなのですが、探偵物などを期待した方は残念でした。
探偵などの設定をしたコメディー作品と考えたほうが、しっくりときます。


登場する人物は、かなり個性的です。

首領(ドン)・ヴァレンティーノの外見はヤギそのもの。
根っからの悪人という感じではなく、少しとぼけた面もあります。
「シャーシャシャシャ」という笑い声や語尾に付ける「~であろう。」は印象に残ります。

警察時代の因幡と共に行動していた荻野邦治(おぎの くにはる)は、超人的な肉体を持っていて優秀な人物なのかと思いきや、こちらも少し間の抜けた所があります。
ただし娘のことになると性格が変わり、鬼のような形相に・・・

テロリスト集団・野羅(のら)の名目的トップであり、洋の弟である因幡遥(いなば はるか)も登場しますが、虚弱体質のせいか、すぐに倒れたり寝込んでしまいます。
もう少し活躍してもいいのではと心配になります。

ほとんどの登場人物がボケの役割になっていて、ツッコミ役は探偵事務所に勤める野崎圭(のざき けい)しかいないので、ツッコミの重要性が分かります。
(1話だけ、ボケ役に変身してしまいますがw)

その他の登場人物も全て個性的なので、お気に入りのキャラを選んでおくのもいいかもしれません。


個人的には、首領・バレンティーノ(ヤギ)が笑いのツボであろうw
ヤギとオオカミだったらヤギを応援するであろう。
送りオオカミが嫌いなので、日本狼と同じ境遇にしてやるであろう。
と言う訳なので、ヤギ推しであろう。


最終的には、警察&探偵VSヴァレンティーノファミリー&野羅という構図が出来上がりますが、緊迫感がほとんど無く、それぞれのメンバーの個性・設定を活かしたコメディー作品であろう。

探偵事務所でお茶を出されるシーンがありますが、意味が分かったであろうか。
炊飯器にお茶を入れてお茶漬けとなりますが、京都でお茶漬けを出されたら「帰って下さい」という合図になるので、それを狙ったのであろう。


OP曲
「遥か、日常の中で」
歌 因幡洋

ロック調の曲であろう。
アニソンらしい曲なので、因幡役の声優・諏訪部順一さんのファン向けのような気がするであろう。

ED曲
「プリマ・ステラ」
歌 首領・ヴァレンティーノ

所謂、”ムード歌謡”というジャンルであろう。
電波系とは違うと思いますが、聴いているうちにクセになっていくような・・・w


この作品を視聴する事に対して・・・・・

     こ~と~ば~なんて~♪ いらないであ~ろ~う♪♪♪



{netabare}誰にも気づかれずに途中から吾輩がレビューを書いたであろう。この作品を通じてヤギのファンを増やすであろう。シャーシャシャシャ!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

68.1 4 テロリストで友情なアニメランキング4位
劇場版 図書館戦争 革命のつばさ(アニメ映画)

2012年6月16日
★★★★☆ 3.8 (467)
2437人が棚に入れました
日本を揺るがすテロ事件が勃発する中、デートの最中だった笠原郁と堂上篤に緊急招集がかかった。新たな任務は、小説家・当麻蔵人の身辺警護。テロの手口に小説の内容が酷似しているとして、メディア良化委員会は作家狩りを始めたのだ。法廷闘争が始まる中、郁たち図書特殊部隊は判決まで当麻を守りきらなければならない。図書隊と良化隊の衝突が激化する中、重傷を負ってしまう堂上。動揺する郁に、堂上は任務の遂行を託す。郁は、当麻を守り、表現の自由を守ることが出来るのか!? ――そして郁と堂上とのもどかしい恋の結末は!?

声優・キャラクター
井上麻里奈、前野智昭、イッセー尾形、石田彰、鈴木達央、沢城みゆき、鈴森勘司、潘めぐみ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

“今度こそ”スタートラインに立てた図書館戦争

前作のテレビシリーズは2008年の春アニメとしてノイタミナ枠で放送されましたが、肝心の『メディア良化法』と呼ばれる架空の法律から表現の自由を訴えかけるという内容もソコソコに、ラブコメ要素がメインのトレンディドラマ風味の作品になってしまっていました;


仕舞いには原作でも重要視される【中澤毬江にまつわるエピソード】が放送局の自主規制によりオミットされるという自体に陥り、【表現の自由を問う作品が表現規制された】ということに原作者は肩を落とし、多くの原作ファンが憤慨するという賛否両論を巻き起こした問題作になったわけです
(上記のエピソードはちゃんとアニメ化され、セル版DVD3巻、もしくはBD-BOXには収録されております)


今作を鑑賞した劇場で今年のアニメ映画の中では初めての出来事だったのですが、来場者の年齢層がかなり高いことに驚き
有川作品ファンの幅広さとアニメ版図書館戦争の知名度を思い知ることとなりました











さて、今作ではやっとこさ肝心要の『メディア良化法』に対して図書隊が踏み込んでいき、表現の自由を訴えかけるという待望の展開が描かれます!


早速冒頭からテロリストがヘリで原発に自爆テロを図って建屋に穴を開ける・・・
という衝撃ニュースが飛び交い“見慣れたあの光景”がテレビから映し出されるというショッキングな幕開け


そしてこのテロ組織の犯行の手口が、原発テロを題材にしたエンターティメント小説の内容に酷似しているものとみなし、図書隊の宿敵であるメディア良化委員会は小説の著者である当麻蔵人を拘束しようとする


これを許しておけば事態を皮切りに良化委員会は『作家狩り』をはじめるであろう、と判断した図書隊の面々
すぐさま当麻蔵人を保護し、法廷で正々堂々と良化委員会、延いてはメディア良化法の在り方そのものに踏み込んで戦うことを決意し、彼の身辺警護を始める


初めのうちは事件に巻き込まれたことを他人事のように疎ましく思っていた当麻蔵人
良化隊が行う『検閲』にも、上手く逃れながら作家業を続けることがプロの仕事であると考えていた彼を通して、これまで読み手側の都合がメインに描かれていたメディア良化法が、初めて書き手側の目線で語られます


彼もまた稲嶺元司令の過去(通称:日野の悪夢)を語り聞かされ、これまで自分が無視し続けてきた検閲の非道極まりない実態を知ります
さらに図書隊の面々と触れ合っていくうち、自分の本を命懸けで守る若者たちがいた、という事実にもやがて心を動かしていくのでした・・・











当初から破天荒な世界観が物議を醸し出していた作品ではありますが、今作はやたらロケハンに凝っていて、、、
JR立川駅前
都営新宿線市ヶ谷駅
中央道諏訪湖SA
大阪御堂筋
大阪北区
そして新宿三丁目の紀伊国屋書店(新宿本店がそのまま紀伊国屋として登場)
とまあ、この辺の背景描写があまりにも丁寧すぎて映画を観終わって劇場を後にすると、ソコにはさっきまで映画の中に広がっていた景色がある・・・という強烈なデジャヴを感じました(´q`)
最近流行の【ご当地アニメ】もこういった架空の設定が前提の作品ではちょっと考えものですよね・・・


あとアニメ版で柴崎と手塚ってあんなに仲良かったっけ・・・?
いつの間に進展してたの?w
(これについては記憶違いかもしれませんので観直して来ます^^;ようつべで公式にオンエア版全話が配信中ですよー)


あとこれはこまけぇことかもしれませんが、夕食を食べてる当麻蔵人先生
どう見ても小食っぽいインドアタイプなのにご飯を「おかわり」発言ェ・・・
だって“おかずの揚物に手が付いてないよ・・・”
ご飯だけめっさを早く食べたのか?wまさかのおかず2週目なのか?w
真相は闇の中へwww


天ぷら屋でキスが揚がってくる「キスでございます」のくだりもまさかのダジャレかよ!とw
一瞬凍りつくかと思ったぜwww


音楽はテレビシリーズに引き続きオイラの大好きな菅野祐悟さんだったのですが唯一に一点だけ!どうしても気に食わないのがOPアニメーションで流れてくるかなりキャッチーで激しいロック調のインストナンバーが図書館戦争の雰囲気とまるで合っていない・・・;
そこは高橋瞳を連れてくるトコだろぉがーっ!


作画の面はとにかく笠原に注目したいですね(笑)
喜怒哀楽の激しい彼女のコミカルな表情
そして後半では、もはや一介の成人女子とは思えないジャッキー・チェンばりのアクションを繰り広げてくれますw
ホント、名実共に笠原から目が離せない作品となってますよ^q^
オイラの勝手な憶測ですけど、たぶん『わすれなぐも』でロトスコをやってた新人さんが、もしかして来てる???


いやはや、それはさておき
実弾が飛び交う世界なのに相変わらずな【絶対に死人が出なさそうな中途半端な緊張感】がこのシリーズのイチバン残念なところ;
予告編からして『堂上教官がまるで死にそうにない』のが薫り伝ってくるのは流石に問題視すべきw
あと露骨なラブコメ路線から多少シリアスな路線に回帰したことで、ラブコメとの両立が上手くいってないのも解るのがちょっとぉ・・・











んでもまあ日野の悪夢、笠原と堂上の出会いといったテレビシリーズのダイジェスト的な組み込みを説明臭くなく自然に潜り込ませたのには拍手
極めつけは劇中で一瞬ではありますが中澤毬江ちゃんが映るかつてのスタッフの罪滅ぼし的なシークエンスもあるんで多少大目にみてこのぐらいが妥当な評価
何より大事なことは、この作品を観たアナタが【表現の自由】とはどうあるべきなのか?をこの物語から汲み取って、少しでも考えるキッカケになってくれることであるはず・・・なのでは?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

背伸びしないでラブコメ書いてれば良いのに

TVシリーズの続編。
有害図書の検閲とそれに対抗した武装図書館の戦争のお話。

これだけ観ても大体わかりますが、状況設定が荒唐無稽なので先にTVシリーズで馴らしたほうが良いかも知れません。
詳しくはそちらのレビューをご一読願います。

概要を説明すると荒唐無稽の(悪い意味での)バカ設定そのままに映画版らしく活劇要素とラブコメを増量しました。

まずフィクションのIF設定は一つにすべきで、それがセオリーです。
IFにIFを重ねるともはや収集がつかなくなります。
「有害図書」が検閲の対象とされるというIFを設定したらその上でリアルなシミュレーションを構築する事がSFです。
この物語の場合更に「図書館が(合法的に)武装する」と言うIFを乗っけて戦闘を描きますが、まず何処から突っ込んで良いのかもわかりません。
順不同でざっと列挙すると

1.
図書館や書店にした所で、地下で営業するならともかく、斯様な状況で呑々と営業していて検閲隊の突入を許しています。
また検閲隊の側も普段はのんのんと出版を看過し、お日様の下で販売する事を看過すると言う、検閲する側もされる側も馬鹿ばっかりです。

2.
図書隊は行政機関なの?私兵集団なの?
もし私兵集団ならその財源は何なのか。まさか本の売り上げで賄っているわけでもないでしょうに、どこかにパトロンが居る筈ですがその説明も一切なしです。

3.
戦闘の武器が豆鉄砲のみ。
1で述べたようにまず肝要なのは諜報です。
劇中行われる大概の戦闘は間諜によって回避可能ですし決着がつきます。
交戦が開始されたとしてもその後の戦術もバカの極みです。
図書館側もUH60などの軍用ヘリを所有しているようですが、双方ロケット推進弾、対戦車ミサイルやガトリング砲、携行対空ミサイル等で一網打尽にすれば良い物を、ダラダラと撃ち合う事が目的化しています。
それもお役所仕事って事でしょうか。

4.
小説家トウマは狙う価値も守る価値もない雑魚です。
原発テロの模倣元となった小説を書いた小説家を検閲隊が狙い、図書隊が守るのがこの映画の大枠なんですが、トウマは特に反骨心があるわけでもなく、表現の自由に信念を持っているわけでもありません。
もしこんな世の中になっていたらもっと過激な論壇はウジャうじゃ居るはずです。
それともそれらは一通り片付いた後なんでしょうか?
だとしたらもう負け確です。今更トウマをながらえさせても無駄です。


また外国からメディア良化法に非難が出たりしますが、それは内政干渉というものです。
他にも告訴と提訴の違いを理解していなかったり、暗号が暗号のていを成していないのに至って作者は悪意のないただのアレだと確信しましたが。

表現の自由が何故必要なのか。
害があったとしても簡単に規制が出来ないのは何故なのか。
それは権力が自由を規制し民主主義が崩壊する事を防ぐためです。
国家権力の暴走による、より大きな害を恐れるからです。

しかしながらこの物語の世界ではもはやその防衛線は突破されています。
とっくにアノミーを呈し内戦状態となっていますから、事はもはや表現の自由を守ると言う次元の戦いではなくなっています。
全身癌が転移している時に虫歯の心配するようなものです。

原作者は自衛隊賛美小説も書いているようですが、事ほど左様に民主主義の構造と作動原理を理解していない者がそういう物を書く所に戦慄を覚えます。
単純に「表現の自由」と言えば絶対正義で万人の共感を得られると思ったのでしょう。
言葉を覚えた小学校4年生並の発想で小説書いてます。
そんなに銃撃戦が好きなら銃を買ってシリアにでも行けば良い。
「表現の自由」の向こうにある本当の意味を理解するでしょう。
命と引き換えに。


ただラブコメパートは小4では書けないですね。
ご立派なラブコメ作家です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

noira さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

図書館恋愛 革命のつばさ

本映画はテレビ版のその後を描いた作品であり、図書館戦争という物語は本作を含めて視聴することで綺麗に完結する物語です。
本作のみでも視聴に耐えることはできると思われますが、物語を深く理解し、楽しむ為にもテレビ版を先に視聴することを強く勧めます。

物語としては、2つの大きな柱で成り立っています。
とある事件の切っ掛けになったという疑いを掛けられた作家「当麻蔵人」を巡る図書隊と良化隊の争い、そして笠原と堂上の恋愛模様です。
尚、テレビ版とは異なり、恋愛要素よりもメディア良化法を含む思想観に関する争いの方が比重が大きい気がしました。

両隊の争いに関しては、映画ということだけあり随所で派手なアクションが展開され、とても興奮する映像でした。
又、テレビ版では本の読者が検閲の被害者として描かれていましたが、本作では本を作る側である作家を被害者として描いており、テレビ版と異なる視点での考え方や感情、それらの変化等が表現されていた為、視聴していて興味深い内容となっていました。

そして、笠原、堂上の関係についても綺麗に描かれていたと思いました。
{netabare}
笠原のライバル?も新たに登場することで良いスパイスになっていましたし、堂上と何かある度に恥ずかしがる笠原の姿は普通の女の子で、とても可愛く思えました。
笠原から堂上、堂上から笠原へのキスシーンは大変盛り上がりました。

恋愛と言えば、柴崎と手塚のストーリーも良かったです。
柴崎の乙女心、大人の恋愛にドキドキでした。
そして忘れてはいけない「キスでございます」笑
個人的には笠原の恋愛より柴崎の恋愛の方が気になりました。
…ちなみに、最後まで視聴したにも関わらず、柴崎の本心を未だ無駄に勘ぐってしまいます…汗
{/netabare}

総括すると、序盤は静かに話が進むこともあり、盛り上がりに欠けましたが、逆に丁寧に描かれているという印象も持ちました。
中盤から終盤では、視聴していてテンションも大いに上がる展開となっていました。
{netabare}
特に最後に車で突っ込む場面、そして絶対絶命のタイミングで黒塗りの車が現れる場面。
堂上から笠原への返事となるキスをする場面。
メディア弾圧を行っている日本の変化と未来を語る場面。
結婚して堂上姓となった笠原が教官となって新しい隊員達を指導する場面。
思い出すだけでテンションが鰻上りです。
{/netabare}

主要人物である当麻の演技やOP、ED、相変わらずなベタ展開には若干の不満は残ります。
しかし、それを差し引いたとしても、テレビ版を視聴した方には是非オススメしたい作品です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

62.6 5 テロリストで友情なアニメランキング5位
ライドバック RIDE BACK(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (197)
1036人が棚に入れました
国連の解体や東京大震災などを経て、学生達による反政府運動が再び活発になっている2020年の日本。学生運動の一拠点でもある武蔵野文芸大学に、一人の少女が入学してきた。彼女の名は尾形琳。類い稀なる舞踊の才能を持つ琳は、入学初日に人型二輪車ロボット・ライドバックと出会う。それが、世界を変革するきっかけだとは、誰一人知る由もなかった…。
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「答えのない問い」を突きつける予言的な傑作

(2022年9月、末尾に【小論】を付け加えました)

【総合評価☆☆☆☆☆】
 傑作であるにもかかわらず、知名度が低いアニメの代表だろう。
 基本的なプロットは、テロリストと政治権力の相克を巡って展開されるが、何と言っても、テロ撲滅という大義名分の下に導入された自律型ロボット兵器(実質的な殺人マシン)が興味深い。
 プレデターに始まる軍用の無人ドローンは、テロリスト暗殺の兵器としてアフガニスタンやイラクで実際に使用されたが、遠隔操縦で人殺しの指示を出すオペレータに多大な精神的ストレスを与えることが問題となった。そこで、個人識別のためのAIを搭載し、自力で標的を探し出して暗殺を遂行する自律型殺人マシンの開発が、アメリカを中心に進められている。人道的観点から国際法によって禁止しようとする動きもあるが、実現していない。
 本作に登場するのは、ライドバックと呼ばれるオートバイに手が付いたような機械。もともとは人間が跨がって操縦する乗り物だったが、プレデターを思わせる新型ライドバックは、無人でもAI制御で攻撃ができるように改良されている。物語のクライマックスでは、クラシックバレエで鍛えた運動神経でライドバックを操るヒロインが、人間としての尊厳を懸けて、暴走する無人ライドバックの群れに立ち向かう。

【小論】「答えのない問い」を突きつける予言的な傑作
 きっかけは、10年ほど前に大陸の片隅で始まった小さな戦争だった…。国際的なパワーバランスが崩壊し秩序が一変した社会情勢を背景に、錯綜した状況に翻弄される少女・尾形琳の姿を描くアニメ。2009年制作とは信じられないほど予言的である。ちなみに、琳のテーマとして作中で何度も繰り返される旋律は、ムソルグスキー作曲「キエフの大門」。
 政治的に微妙な問題を扱っている上、残酷なシーンもあり、子供向きではない。だが、世界秩序について考えようとする大人の視聴者には、多くの示唆を与えてくれる傑作である。

【作品の舞台】
 作品の舞台となるのは、局地戦での核兵器使用をきっかけに、国際情勢が大きく揺れ動いた世界。一時は核を保有する超大国が主導的だったが、新たに開発された分散型兵器によって基地が制圧され核兵器が事実上無力化されると、強大な軍事力に頼ってきた世界の秩序が一変する。日本は核の傘を失った上、続いて起きた巨大地震の打撃で社会が混乱、頻発するテロを抑えきれなくなったため、もともと海外のレジスタンス部隊だったGGPを治安維持の目的で駐留させる。
 本アニメの設定によると、核兵器を無力化したのは、ライドバックと呼ばれる「オートバイに手が付いたような」ロボットとされる。ただし、これはアニメ的な視覚効果を狙った便宜的設定と考えた方が良いだろう。近未来の戦争が、巨大な破壊力を持つ大型兵器ではなく、サイバー攻撃による敵兵器の無力化や、多数の自律型ドローンによる分散攻撃(ガメラに小型レギオンが取り付くような)をメインとすることは、多くの軍事専門家が指摘する通り。AIによる顔認識機能を使って人間が操作しなくても要人を暗殺できるドローンも、2020年頃に実用化されたらしい(アニメ後半で登場する無人ライドバックは、このドローンの地上走行版と言える)。ライドバックは、安価で大量生産可能な民生品でありながら、容易に兵器に転用できるPCやドローンなどのアレゴリーである。
 GGPは「Global Government Plan」の略称で、超大国主導の国際政治を再編することが本来の目的だが、日本に駐留するのは、司令官ロマノフに率いられた事実上の軍隊。警察を傘下に置き政府に無断で緊急事態宣言を発令するなど、強権的な体制作りを進める。当然の結果として反GGP運動が盛り上がる中、GGPとBMA(反GGPを掲げるテロ組織)は、ともに軍用ライドバックを導入し武力対決に踏み切る。

【脚本の素晴らしさ】
 物語は、GGP対BMAの争いを軸にしながら、その周辺の動きを含めて多面的な展開を見せる。GGPとBMAいずれにも主流派・反主流派があり、複雑な内部抗争が陰に陽に進行する。驚くべきは、こうした策動をきちんと描ききった脚本の妙。ストーリーに直接関わる主要人物だけで1ダースを超えるのに、各人が従う指導原理が明確に叙述され、それぞれの行動方針に納得がいく。
 私が好きなのは、GGPで副官的な立場にある女性士官の描写。ふだんは感情を見せず実務的なのに、ロマノフが退席すると、書類をさっさと片付けながら自分でパラパラめくり、不敵な笑みを浮かべる。{netabare}この女性が陰で何かしていることを匂わせ、終盤における急展開の伏線となる。{/netabare}登場人物の多くがただの賑やかしにすぎない水増しアニメとは一線を画する、本格的な群像劇と言って良い。
 全体の中心にいるのが、ヒロインの琳。彼女は、震災で早世した天才バレリーナの娘として過度の期待にさらされ悩んでいたが、舞台上での怪我を契機に、バレエからきっぱり引退。何の目標もなく進学した大学で、スポーツとしてのライドバック競技に出会い、バレエで鍛えた身体能力を生かして好成績を収める。そのまま楽しい学園生活を送れるかと思いきや、親友をテロから救うためにライドバックを超絶技巧で乗りこなす映像がテレビで放映され、運命が一転。GGPとBMA双方から目を付けられ、両者の狭間で翻弄され続ける。
 琳は、もともとモラトリアム型で社会問題に関心がなく、バレエという閉ざされた世界で生きてきた。そのせいでGGPやBMAについての知識が乏しく、しばしば優柔不断に思える言動を示す。しかし、そのことが逆に、2つの勢力を善と悪に分ける教条的な解釈をいましめ、人間らしい生き方の何たるかを教えてくれる。このような描写を正しく読み解くことができれば、最終局面で彼女がある選択を行う理由がはっきりとわかるだろう。
 興味深いことに、こうした琳の姿は原作漫画と大きく異なっており、アニメ独自のものである。脚色を行ったライターの貢献か、監督が作品の方向性を指示したのか、具体的な経緯はわからない。

【高度な演出テクニック】
 アニメ『RIDEBACK』最大の眼目は、練り上げられた脚本を完璧に映像化した演出テクニックだろう。新人監督・高橋敦史の力量には端倪すべからざるものがある。
 例えば、何度も挿入されるテレビの報道番組。第5話では、テロ騒動から脱出するライドバックの映像を紹介しながら、いかにも聡明そうな解説者が、乗っているのが二人連れの女性であり、民間人が軍の包囲網を突破したことを、驚きを押し殺した口調で指摘する。時間軸に沿って繰り広げられるアクションを堪能してきた視聴者は、その瞬間、自分たちの目にした光景が、客観的にはどう認識されるかを察知する。このように視聴者の理解を映像でコントロールするのは、きわめて高度な技術を要するのだが、高橋は、いともやすやすと実行している。
 アクションシーンも素晴らしい。ライドバックは、近未来の乗り物であるにもかかわらず、エンジンを吹かす音やタイヤの軋みがオートバイそっくりで、妙に生々しい。これは、SFの世界に視聴者の知悉する現実を適度に混ぜることで、リアリティを増す手法である。よくよく目を凝らすと、走行中に車輪の位置が変わったり、かなりの高さから無事に着地したりと、工学的に無理のある動きも散見するが、エンジンやタイヤのリアルさが際だっているので、あまり気にならない。近未来的な操作パネルと旧式のハンドルやペダルが混在する外観も、印象的な音響と相まって臨場感を増幅する。
 人間が搭乗する二足歩行型巨大ロボットは、技術上の障害が多く高速走行は困難である。ロボットアニメでは、(『コードギアス 反逆のルルーシュ』のように)脚部に車輪を取り付けたり、(『新世紀エヴァンゲリオン』のように)あえて人工物には不可能な動作をさせて逆に非現実感を強調したりすることで、表現上の問題を回避する。『RIDEBACK』は、オートバイ型変形ロボットという独自の解決法を提示した訳である。オートバイのようにスピーディに動き回って視聴者に高揚感を味わわせた後、変形して人型に近い形態になる(こうした工夫は、オープニングアニメで集約的に表現されている)。
 ロボット同士のバトルもある。特に、第6話と第11話の終わり近く、琳が軍用ライドバックと闘うシーンの迫力は凄まじい。どちらも数秒で終わる一瞬の闘いなので、子供には物足りないだろうが、状況を把握できる大人は、息を殺して画面を見つめ、終わった後はしばし呆然としてしまう。

【作品に込められたメッセージ】
 アニメは、最終回でストーリーラインが分裂したように見える。{netabare}GGPとBMAの対立は、陰で暗躍していた勢力が事態を収める。一方、琳は独自の行動に出て、自律型殺人ライドバックを、バレエを思わせる華麗な動きで破壊していく。{/netabare}このラストは、ハッピーエンドのようで、どこか煮え切らなさを感じさせる。
 ある意味、それは当然のことである。世界秩序が一変したのに、すべてがあっさり解決するはずがない。「こんな解決法もありますよ」と提示するにとどめたと考えるべきだろう。
 力に頼る秩序は意外なほど脆く、簡単に壊れてしまう。現代人は、その危険性を至る所で目にしているはずだ。では、どうすれば良いのか。答えはない。しかし、アニメの中で琳は、答えがないなりに、決して踏み越えてはいけない一線、揺るがしてはならない原則があることを示す。それは、「命を守る」ということだ。時に力への憧れに身を任せそうになりながらも、彼女がこの原則を失念することはない。
 琳は、大切な家族や友人を助けようとするとき以外、他人に暴力を振るわない。第6話で弟を守るために警官を負傷させてしまうと、その警官が夢に現れ彼女を責めさいなむ。それほど、命を守るという原則を重んじているのだ。BMAのリーダー・キーファが、抜群の技量を持ちながら優柔不断で行動を起こそうとしない琳をなじったとき、彼女はこう答える。

 「人の命をなんとも思わない人たちと一緒にいるだけで、吐き気がします」

 素朴で情緒的だが、人間らしく力強い答えである。

【どうでも良いことですが】
 琳は、幼い頃から短いチュチュを穿いてクラシックバレエを踊ってきたので、パンツが見えても恥ずかしくないのだろう……多分。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

映像的なオーパーツ。すさまじい映像のアニメでした。

 当時、本作を見てアニメというものの表現の可能性に驚かされました。すさまじい3DCGでした。OP映像のレンダリングのすさまじさ。グランツーリスモみたいなゲーム専用機ではなく、アニメでここまで金属光沢が表現できるのか、という感動がありました。映像的にはオーパーツかもしれません。

 話はバレエを怪我で諦めた女子大生が、バイク+ロボットのような乗り物ライドバックに出会い、テロに巻き込まれてテロリストとして指名手配されるというストーリーです。
 正直テーマは見つけづらいところがあります。ライドバックの動きがバレエに通じるところがあって、ヒロインは覚醒します。が、ヒロインには主義主張もなく友人を助けるという動機で、テロに巻き込まれて逃げ回るだけです。

 友情のエピソードも主体的ではなく憧れの存在としてなついてくる幼馴染とのストーリーでした。

 ただ、13話で話が奇麗に完結しているうえに、ストーリーは面白かったと思います。ライドバックというバレエに通じる機械と出会い覚醒する。この乗り物を極めたいと思う。そこまでは良かったと思います。ただ、その後のヒロインの行動の選択になんでもいいので「動機」があればなあと。テロに加わるにしても、逃走するにしても、全く別の競技などのストーリーにするにせよ「私はこうしたい」が弱いですよね。「友人を助けたい」はウォンツではなくマストですので動機とは言い難いです。

 だから、最後ヘリに乗らない選択をした時に「おお」と思いましたし、彼女が主体性を持って動けたのはいいのですが「心の赴くままに舞う」ためだけにその選択をしたのがどうだったでしょう。バレエの代替ではないのか、という疑問が生じます。
 彼女がライドバックで美しく舞うのを見るためだけに作られたアニメに感じてしまい、ちょっとストーリーの深みという点で残念でした。

 ただしそのヒロインがライドバックで舞うアニメの出来は半端ではありませんでした。迫力、動きやエフェクト、3DCG等々が素晴らしく、なんといってもヒロインの造形の魅力があって「アニメを見る」という楽しみにおいては、すさまじい水準の作品だったと思います。ですので、映像を楽しむだけでも見る価値があると思います。映像だけは何年たっても心に残っていました。声優さんも一世を風靡した水樹奈々さんでしたので、力が入っていたのでしょう。

 再視聴したくてアマプラやDアニメを探しましたが無くて、結局古い録画を探して見つけ出しました。ということは、やはり人気は無いのでしょう。JDという年齢層、テロに巻き込まれて行く、{netabare}友人の死{/netabare}という題材が、受け入れられなかったのかもしれません。


追記 SF設定について、バイクで戦うは荒唐無稽のような感じがあります。その昔のSFでメガフォースという映画でバイクで戦ってましたが、やっぱりちょっと頼りないというか、空想にしか見えないというか…瓦礫には圧倒的に弱そうですし、射撃をするにも進行方向をそっちに向けたら事故っちゃいますし。ロボット化できるならありなんでしょうか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ロボットアニメへのなり損ない

キャラの絵柄は地道。雰囲気もちょっと大人しい。
ぱっと見、ロボットものだと思われがちですが、実際に視聴してみるとロボットアニメのカテゴリーには微妙に入らないのが理解できます。
オートバイに手足が生えたような車両「RIDE BACK」(ライドバック)。
ひとりの少女が、このメカと出会い、天才的なライダーとしての才能を開化させていくお話。

・・・・だけじゃあない作品でした。


作品タイトルにもなっているライドバックは、基本的にはオートバイの進化系のようなもの。手が出ていたり人型に変形するのは、姿勢制御や移動する場所を選ばないためのバリエーションのような役割です。人間が搭乗し、移動する乗り物であることに変わりはありません。
怪我でバレエダンサーとしての夢敗れた主人公が、偶然このライドバッグに乗って新たな喜びを見つけ、バレエで培ったセンスを活かしたライドで一流に上り詰めていく・・・という、話だと思いました。最初の方は。
颯爽とスカートを翻しながら華麗に踊るような主人公のライディングが素敵です。


ただ、中盤からは、政治やテロやらが絡んできて、ライドバッグ=兵器、のような扱いになってしまいます。
そういう路線、つまりライドバッグをロボットアニメのロボット的な扱いにして、アクションバトルをやるならソレはソレで良かったんですが、いまひとつそういう方向にも突き抜けていない。半端なポジションで納まってしまい魅力半減でした。
こういうメカなら、アクションはカーチェイスやアクロバットで充分でしょうに、普通。
鉄砲撃ったり殴ったりするシーンが多くて「何か違う」って印象でした。

また、不必要に世界を支配する組織がどうのこうのと、大きな風呂敷を広げるもんだから、暗くて血生臭いストーリーになってきます。
レースやメカアクションものの肝であるスカッとする要素が、そのやたらと重苦しい雰囲気ために台無し。爽快感に欠ける展開と進行でした。
そもそも設定に無理がありすぎるんです。
世界情勢を変えるくらいの新機軸って・・・これが? ( ̄△ ̄)


素直に「少女が特殊な愛機とレースする」作品だったら面白かったとおもうんですが、個人的には。
いいギミックなのに、素材の調理方法を間違ったようで残念。
ほんと勿体無い。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
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