ツンデレで恋愛なおすすめアニメランキング 188

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのツンデレで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月30日の時点で一番のツンデレで恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.6 1 ツンデレで恋愛なアニメランキング1位
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★★ 4.4 (16755)
51062人が棚に入れました
舞台は「ニュージェネレーションの狂気」による渋谷崩壊から1年後の秋葉原。秋葉原を拠点とする総勢3人の小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーで、厨二病から抜け出せない大学生の岡部倫太郎はサークル仲間と日々ヘンテコな発明を繰り返していた。2010年7月28日、岡部は単位取得のため同期にして友人の橋田至と共に向かった講義会場で、弱冠18歳でアメリカの科学誌に学術論文が掲載された天才少女、牧瀬紅莉栖と出会う。しかし、彼はその数時間前にラジオ会館の8階奥で大量の血溜まりの中に倒れる彼女を見ていた。そしてそれを橋田へ報告した携帯メールは、何故かその1週間前の日付で受信されていた。その直後、ラジオ会館ビル屋上に人工衛星らしきものが墜落しており周辺が警察によって封鎖されていたことに気付く。検証の結果、発明品の一つである電話レンジ(仮)が偶然にも携帯メールを過去へと送るタイムマシンとしての機能を備えていたことが判明する。そしてその偶然が全世界の未来を左右する出来事になると、世紀の大発明に浮かれていた「この時の」岡部自身は知る由もなかった……。

声優・キャラクター
宮野真守、今井麻美、花澤香菜、関智一、田村ゆかり、桃井はるこ、小林ゆう、後藤沙緒里、てらそままさき、山本彩乃、小形満
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

序盤の退屈な厨二押しを耐えれるかが肝(86点)

全24話。
タイムリープを題材にしたゲーム原作のアニメ。

個人的満足点:86点
アニメ系統:タイムリープSF(厨二病全開)

私自信はゲーム未プレイである。
ゲームの評価はかなり高いようだが、アニメはどうかなと期待値が高めで視聴を始めた。

序盤、ほとんど意味が分からず正直これ面白いのかって感じで始まった。
主人公の岡部も厨二病でちょっとついていけない、そんな印象が最初だった。

それでも3話ぐらいで「ほんの少し」だが物語りが見えてくる。
そして、厨二病設定にも慣れ、また周りのキャラの2chスラングを多用した会話に面白みも出てくる。

そして徐々に物語は加速する。
タイムリープものらしく、物語が複雑にからみあってくる。
中盤からの加速は止められない。
最後まで数々の鳥肌物の展開が繰り広げられる。

今となっては、よくぞ3話で首の皮一枚
繋がってくれたと思わずにはいられない。
あそこで一歩間違えば切っていたかもしれない。

また、2周目視聴時にも驚かされた。
序盤意味不明だった物がすっきりしてくる。
その上、伏線の張り方が尋常じゃない。
序盤の関係ないと思っていたシーンが伏線になっていて驚いた。

OP曲ED曲も作品にマッチしていると感じる。
歌詞もじっくり味わって欲しい。
きっと別の衝撃を受けるはずである。

キャラデザは個人的にはあまり好みでは無いのだが、それでも、そんなことは気にならなくなる。

原作のゲームも機会があればプレイしてみたい。
それほどまでにこのアニメには魅力があったといえる。
聞いた話だがゲームの方がよりいいという話である。

総じると、キャラデザと物語の序盤の意味不明さ、そして、主人公の厨二病全開のキャラ設定。
周りのキャラの電波とかオタとかの設定。
かなり観る人を選ぶ作りにはなっているものの8話ぐらいまで観ていただければ、この作品にはまれるのではないかと思う。
逆に言えば8話ぐらいまで観ても面白さを感じなければ、この作品は合わないのではないかと思う。
個人的にはかなりお勧めの作品である。
是非1度ご覧いただきたい。

また、映画化も決まったようでそちらにも注目したい。


と、まあ色々書いてきたが
つまり何が言いたいかというと

偽ニュー特選隊の隊員達よ!
ゲームをプレイして「貧乳は正義」のルカコEDを目指そうじゃないか!


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以下、毎話後の報告書だ。
機関のエージェントの仕業により
ネタバレが含まれている可能性がある。
未視聴の諸君はスルーすることお勧めする。

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{netabare}
1話視聴。
プロローグというだけあって、まだまだなぞだらけ。
まだ、なんともいえない。
しばらく様子見。

2話視聴。
いきなり名言「ばかなの、死ぬの」(笑)
そんなことはさておき、
相変わらずよくわからない内容。
次週ぐらいで少しは分かってくるのかな。
もうちょい様子見。

3話視聴。
ジョジョネタキター。
そんなことはさておき、
少し話がつながってきた。
ちょっと面白くなってきたかな。
そしてなかなかの引き。
今週、何も無かったら
切っていたところだが次週に期待。

7話視聴。
4話以降だんだん面白くなってきた。
なかなか深い話になってきた。
少しずつタイムマシーンの謎も解けてきた。
タイムマシーン自分も欲しいです。
Dメールがあればあんなことやこんなこともw
これから楽しみ。

やっと8話視聴。
盛り上がってきた。
最初のころのダレぶりはどこへいったのやら。
もう目が放せなくなってきた。
連続で9話も行ってくる。

9話視聴。
相変わらず色々なパロが豊富で笑える。
まあ、そんなことは置いておいて
話しが色々複雑に絡みあってきた。
最後鳥肌たった!
来週も楽しみ。

10話視聴。
貧ニューは正義!
ええ、そうですとも!
そんなことはさておき、
クリス可愛かった・・・
いやそんなことが言いたいんじゃない。
来週よ、早く来い。

11話視聴。
クリスもともと好みでは無いが
なんか可愛く見えてきた。色々な意味でw
ストーリーもまた、さらなる深みへ展開。
wktkが止まらない。
現在のところ
今期1番続きの気になるアニメに浮上。

そしてこいつも勘違いしていた。
全24話とは。
今期のアニメで上位陣が2クール物とは
夏が大変だ。

12話視聴。
丁度半分となった今回。
クリス可愛い。
やっぱ俺ってツンデレ好きなのかね?
そんなことはおいておいて
物語はかなり大きく動いた。
ドキドキハラハラの展開。
えっ?!
ええええええええええええええええええ
なんだよこれ!!!!!!!!!!!
ちょ来週はまだか!

13話視聴。
手に汗握る展開。
ネタバレなしでの感想は無理だわこれは。
もう皆も観てくれとしか言えない。
ひとこと、まゆしーーーーーーーーーーーーー。

14話視聴。
クリス可愛いよクリス。
頬を赤らめるのがまたいいよね。
重要なのはそんなことじゃない。
物語の加速が止まらない。
岡部、無茶しやがって。
ぐっと核心に迫ってきた。
とある人物の核心にも。
ええい、来週はまだか!

15話視聴。
ドラゴンボールなクリスwwww
そんなことは置いておいて、
今回は未来のことが語られた。
これでかなり話の謎が解明されてきた。
セルン恐るべし。
IBN5100の重要性。
バイト戦士の目的も。
そして、岡部カッコイイ。
最近、厨二の岡部が何かカッコイイんだがw
来週も楽しみ。(くそっ1週間なげええw)

16話視聴。
ダル回。
かすかに予想はしていたが、そうきたかw
しかし、ちょっと整理しないと時間軸が難しくなってきた。
1度表にでも書いて整理したいところだ。
そして、バイト戦士・・・
うおおおおおおおおおおおおおお
切ない切ない。
まゆしーーーーーー
さてこの先どうなるのだろう。

17話視聴。
先週からもしかしてと思ったがまだだめだった。
しかし、何かが変わりつつあるようだ。
今週はフェイリス回。
フェイリスがあの時送ったメールの真相が。
そしてIBN5100はいったい。
何か始めはどうでもいいような設定に感じたものも
色々関係していそうな気がしてきた。

18話視聴。
今回はるか子回。
ここ最近シリアスな話で来たが
今回少し笑いをからめていた。
オペレーションヴァルキリアでの
岡部のたどたどしさが笑えた。
そして、切なさを感じる。
そんな、回であった。
いよいよ終盤、楽しみで仕方ない。

19話視聴。
シャイニングフィンガー回。
結構あっさり行くのかと思ったら
なかなか手ごわい。
さて、どうなるのやら。
IBN5100はどうなるのか。
最後はどんな閉めへもっていくのか。

20話視聴。
FBの正体がまさか!
とんでも展開にちょっと引いた。
そして、あああああああああ!!!
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
そうだった、そうだった!
なんてこったい。
どうするんだ、岡部。

21話視聴。
α世界戦もβ世界戦もダメならγ世界戦にでも行くしかねえんじゃねえのか?
問題はどうやっていくかだが。
残すところ3話となったが、もう2盛り上がりぐらいするのではと勝手に想像している。
さあ、どうやって風呂敷たたんでくるのか楽しみだ。

22話視聴。
ちょいと個人的には疑問の残る22話だったが、
つまりは
クリーーーーーーーーーーースな回だった。
クリス・・・・あああああクリス・・・・・
残り2話。
もう終わっちまうのか・・・・

23話視聴。
うおおおおおおおおおお
最後の「特に意味はない」にぶるった。
いよいよクライマックス。
狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真!
がんばれ、岡部。

24話(最終話)視聴。
最終話はおおよそ、予想通りの展開だった。
まあ、丁度いい落としどころだったかな。
しかし、最終話まで毎話毎話衝撃をあたえてくれてよかった。
時間が出来たら1話から見直したい。
特に序盤をもう1度観ると色々な伏線が転がっていそう。

ところで、ダルの嫁は誰なんだよ。
気になるじゃねえかw

そして、映画も気になる。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 226
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

一級SFアニメ。どの評価も低くできませんでした

原作をプレイしてから見直してみました。
順番が逆だったなとちょっと後悔。
ゲーム→アニメのほうが感動できたと思います。


大学生になっても中二病が抜けない主人公、岡部倫太郎(おかべりんたろう)。
またの名を「鳳凰院凶真(ほうおういんきょうま)」。
普段はさえないラボ暮らし。
しかし、ちょっとしたきっかけで、世界をひっくりかえすほどの大発見をすることに。
実用化しようと目指すものの、それを知った何者かの姿が……。


しかし、出来がすごいですねコレ。
大事なポイントをしっかり押さえながら、アニメとして見やすいように料理。
終盤(22話~24話)の演出においては、原作を完全に上回っていると思います。
激熱すぎて涙が出てきます。


中二病全開な序盤の展開。
そこから重厚なストーリーが生まれるなんて、だれが予測できるでしょうか。

いたるところに張り巡らされた伏線。
綿密で科学的、論理的な設定。
視聴者を「あっ」と言わせる大どんでん返し。


理系ホイホイな設定なので、視聴者層が絞られるような気がしますが、そんなことはなかった……。
ランキング、評価の高さを見てもわかるとおり、圧倒的多数の支持を得ています。

大多数の人が楽しめ、理系が好きならなおのことおもしろい。

まあ、現実的に考えれば無理のある理論も出てきます。
ただ、まじめに考察している人は、すでにファンなんじゃないかと思うので触れません。


声優の熱演、音楽(特にOP)もすばらしいですね。

岡部倫太郎役の宮野真守さんの演技力には脱帽です。
特に叫び、泣き、掠れ声。
この辺は魂がこもりまくっています。

OPの歌詞も聞き逃せません。
簡単に言えばネタバレなんですが、見ている時は、わかりそうでわからない。
でも、見終わってみれば、これ以上ぴったりな歌詞はないと思える。

23話以降、歌詞が変化しますが、これまた内容にドンピシャ。
{netabare}
歌詞中の「時を欺く 残された仕掛け」と劇中の「世界を騙せ!」とのリンクはやばい……。
鳥肌が立ちました。
{/netabare}


悪い点を挙げるとすれば、ペース配分でしょうか。
前半がちょっと長くて、後半が駆け足気味。
特に「つかみ」となる序盤が若干だれています。
これでもだいぶ端折っているのですが……。

また、この作品には個性的なキャラクターが多いです。
中二病だったり、天然だったり、ネットスラング満載の色物キャラだったり。
そういったキャラクターが好きになれないと、序盤の苦しさが加速するのも仕方ありません。


ただ、そんな序盤も伏線・布石の嵐。
そして中盤から盛り上がり、終盤に頂点に達する。
最後まで見れば、「無駄な展開なかったんじゃね?」と思わせてくれます。


抜群のシナリオと演出力。
シナリオの質で世間を騒がせたという点においては、「まどか☆マギカ」と並んで、2011年を代表するアニメだと思います。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 213

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ストーリーがすごく良かったです!

とても面白かったです

とにかくストーリーが良かったです
1話からちゃんと伏線が張られていて
最後のほうで驚かされます
中盤あたりから毎回どんな展開になるのか
先が気になって一気に見てました
やっぱり後半の盛り上がりが凄いので
一話で切ったり途中で切った人は
ぜひ最後まで見てから判断して欲しいです♪

キャラも良くて
クリスは可愛いし、ダルは面白いし
主人公の岡部も最初は厨二病でどうかなと思いましたが
最後の方ではとてもかっこよくて
一番好きなキャラになりました

音楽も良くて物語を盛り上げてくれました

ストーリーがとても良いですけど
その分ネタバレされると面白くなくなると思うので
ネタバレに気をつけて見て欲しいですね!

映画が始まるので全話見直して来ました
やはり真相まで分かってから見ると
あの場面はそういうことだったのかと
納得出来て知らずに見た時とは
別の楽しみ方が出来ました♪

映画観てきました!
映画も面白く
アニメとは違った楽しみ方ができると
思うので良かったら見てください♪
特にクリスが好きな人は
気に入ると思います

投稿 : 2025/03/29
♥ : 201

83.1 2 ツンデレで恋愛なアニメランキング2位
パパのいうことを聞きなさい!(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2458)
12587人が棚に入れました
主人公『瀬川祐太』は多摩文学院大学文学部国文科に合格し新生活をスタートさせたばかりの大学一年生である。小学生の頃に両親と死に別れ、当時高校生だった姉『祐理』に育てられるも、中学生の時にその姉がバツ2で2人の子持ちの男性『小鳥遊信吾』と結婚。義兄となった信吾への嫉妬と姉の家庭と幸せを壊したくないという思いから姉夫婦の家庭とは距離を置き一人暮らしをしていた。そんなある日、姉がアパートに突然訪ねてきて半日だけ3人の娘達(『空』、『美羽』、『ひな』)と共に留守番を頼まれる。渋々頼みを引き受けるが、そこで幸せそうな姉夫婦と子供たちの様子を垣間見、下らない子供染みた嫉妬心で姉家族と距離を置いてきた事を後悔し、今までの不義理を返し姉家族との関係を修復しようと決心する。そんなある日、姉夫婦の乗った飛行機が行方不明となり、姉夫婦は消息不明のまま政府発表では死亡したことになってしまう。残された3人の娘達は親族会議の末、全員バラバラにされそうだった所を見かねた祐太は全員自分が引き取ると宣言し、6畳一間のアパートで4人暮らしをスタートさせたのだった。

声優・キャラクター
羽多野渉、上坂すみれ、喜多村英梨、五十嵐裕美、堀江由衣、小野大輔、間島淳司、大原さやか

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パパじゃなくても子は育つ

幼い頃、両親が亡くなり、姉に育てられた経験を持つ
大学に入学したばかりの瀬川佑太が主人公。
その姉までもが旅行中の不慮の事故で夫とともに亡くなり、
残された彼らの娘3人を引き取って一緒に暮らす決心をするが・・というお話。

思春期の女の子2人と3歳の幼女との賑やかな暮らしの中、
彼らがどんな変化を見せるか、そこに焦点を当てた展開になっていた。

およそ10歳とは思えないほどませた言動をする次女、
シャイでややツンデレ気味の思春期真っ只中の長女、
両親の死を知らされないまま無邪気で明るい三女。
男の人を意識するようになった年頃の女の子の心情は、
とてもリアルに描かれていたような気がするし、
三女のひなちゃんも、かわいらしく描かれていたと思う。
ようするに萌えアニメなんだなと思ったものの、
エロさを売りにしてるわけでもなく、
祐太の大学の友人や先輩たちも、近所の人々も
みんなあったかく優しく、観ていて微笑ましい部分はあった。

両親が亡くなって直後から、ケラケラと明るくはしゃげるかどうか、
それが子どもらしいかどうか、それはまぁ置いておいても、
素朴なひとつの疑問として、なぜ彼女達が住んでいたあの一軒家に
一緒に住めないのか?とか、両親の生命保険はどうなん?
ってところで、妙に引っかかってしまう物語でもあった。
現実的に考えたらツッコミどころ満載なのだが、
唯一、それらの疑問を無視すれば、ハートフルなストーリー。

だけどタイトル、思い切り強引だよね。
「パパ」にこだわらなくても良いような気がするけれど、
祐太的には、「パパ」でありたかったのかな。

個人的には、大学の路上研究会での先輩の織田 莱香さんの
あの淡々としたキャラが面白くて好きだったし、
祐太の友人の仁村浩一が、自分の友人にそっくりなので
ついつい比較して笑ってしまった。
あと、堀江由衣さんの唄うED『Coloring』がとても好きだった。

しかし、子育ては決して親にとって犠牲じゃないよね。
祐太の伯父さんからの手紙の一文、あれは親という立場を
経験している大人が書くべき文章ではないなと。
あの伯父さん夫婦をもう少し魅力的に描いてくれていたら、
この作品、もっと好きになれたかもしれない。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 71

cross さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

萌え要素とシリアス要素の配分が逆転すれば面白かったのかなと感じた作品。【総合評価:54点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

まず最初に断っておかなければならないのは私、crossは「萌え」と言う要素を売りにされたアニメがそんなに好きではない。
「萌え」要素を売りにした作品を幾つか視聴してきましたが、どれも面白さが見出せないタイプです。
あくまで「萌え」要素に面白さを見出せない人の評価ですので、世間一般がこの作品をどう評価するのかは見当も付かないです。
故にこの作品に対するレビューはどうしても中立な立場で評価できていない事を前もってお知らせしておきます。


作画の感じから「萌え」が売りなのは感じていましたよ。
基本的にはキャラ萌え作品で、シリアス要素はおまけ、少し感動を持たせる為ってのは理解していたのですが……
やはり、もっとシリアスな要素をふんだんに盛り込み、それを乗り越えての感動をより追及した方が面白かったように思える。

「萌え」要素に面白さを見出せない。そんな自分の好みを分かっていながらも、視聴を続けたのはやはり初期設定にあります。
両親を事故でなくしバラバラに引き取られそうになる三姉妹を大学生の叔父がまとめて引き取って暮らしていく。
この以下にもありがちですが、とてもシリアスかつハートフルな展開で感動できそうな初期設定にやられました。
厳しい現実や、両親を亡くした三姉妹の心の傷、突如変わった生活に対する苦悩、と言ったシリアスな要素
そして、そんなシリアスな面を互いに支えあい、少しずつ家族としての絆を深めていく、家族愛溢れる物語
こんな風に自分好みの作風に展開できる設定から、都合の良い期待を持って視聴を続けていった感じでしたね。

勿論、上で挙げたようなシリアスな要素は作中でも表現されていました。
ですが、どうにもシリアス要素は表面的で薄っぺらな感じで、実際そこまでの緊迫感を感じられない。
更には「萌え」の要素が勝ちすぎて、シリアスな展開ながらも、それを打ち消してしまっていた感じです。

「萌え」アニメを否定するわけでは勿論ありません。
確かに「萌え」アニメに需要があることも理解しているし、食わず嫌いの偏見でもありません。
視聴しても、「萌え」を楽しめない。つまり自分に合っていなかったんです。
「萌え」の要素に対し、面白さを見出せる方にはシリアスな展開とそれを乗り超えて深まる家族の絆と言ったハートフル展開もある作品。
自分の場合、「萌え」要素に対して、面白さを見出せないタイプなので、主成分が「萌え」であるこの作品に物足りなさを感じた。
まぁ、主成分を拒絶してしまえば、スカスカに感じ物足りなさを覚えるのは当然
つまり、自分のアニメを見極める能力が低かったと言うだけの話です。

作品としては、萌え全開でシリアス要素からのハートフルな展開も有り
自分のように「萌え」に面白さを見出せない人には、ハートフル展開が弱く物足りなさを感じてしまい不向きかもしれません。
しかし、「萌え」を主体に楽しめるなら、ハートフルな要素も加わった良作になりえるかもしれませんね。
と言うわけで、この作品に関しては視聴者の「萌え」に対する受け入れ方によって、面白さは変わってくるのではないでしょうか。
「萌え」要素、全然OK!!楽しめるぜ!!って方には結構オススメ出来るのではないとか個人的には思っております。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 68

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

美少女3姉妹と同居って羨ましいねぇ・・・

まぁそんな羨ましいとか不謹慎なこと言っちゃダメですよね。
このアニメのヒロインである空ちゃんたちは親を、祐太はたった一人の姉を失ってしまいました。
だがその悲しみを乗り越えて新しい生活を始めようとする祐太と3姉妹のお話です。
応援したくなりますね(・∀・)

キャラも中々いい感じにそろっております。
ツンデレ中学生、ミステリアス巨乳(変人)の先輩などなど。
俺の一番お気に入りは小悪魔小学生の美羽ちゃんですけどね!(`・ω・´)
ロリコンとか言わないで(-_-;)
小学生が好きなんやない!
好きになった子がたまたま小学生やったんや!

投稿 : 2025/03/29
♥ : 57

80.9 3 ツンデレで恋愛なアニメランキング3位
オオカミさんと七人の仲間たち(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (2120)
12464人が棚に入れました
『オオカミさんシリーズ』は、沖田雅による一連のライトノベル作品。アスキー・メディアワークスの電撃文庫より、刊行。2010年にTVアニメ化。相談を解決する代わりに、情報や将来の協力を依頼する「貸し」を作る御伽学園学生相互扶助協会。通称、御伽銀行。ボクシングを学ぶ攻撃タイプの大神涼子と情報タイプの赤井林檎は、御伽銀行に所属する1年生。猟師だった祖父の影響で気配を消すことに慣れすぎて視線恐怖症の森野亮士は涼子にほれていて、ふとしたきっかけで御伽銀行に所属することになる。

声優・キャラクター
伊藤静、伊藤かな恵、入野自由、野島裕史、堀江由衣、川澄綾子、浅沼晋太郎、豊崎愛生、こやまきみこ、釘宮理恵、矢作紗友里、甲斐田裕子、福井裕佳梨、新井里美

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

林檎さんとナレーションさんが素敵ですの!

弱いヘタレ男子と強いツンデレ女子のラブコメがメイン
この二人の関係の進展は面白いです

ストーリー的に言うと
御伽銀行(部活みたいなもの)が依頼を受けて
それを部員たちが解決していく形で物語が進んでいきます
ちなみに御伽銀行にメインの二人は所属してます

それと新井里美さんのナレーションが素晴らしかったと思います
というよりは素直に面白いと感じました
ボケたりツッコんだり。
これがなければ魅力半減!ってくらい良かったです
キャラたちの会話に被せて入ってくる場面もあり、
それが気になる方には合わないかもしれないですが


キャラに関しては赤井林檎が独特の魅力を放っていました
彼女も御伽銀行の部員です
可憐な見た目とは裏腹の腹黒さが観ていて楽しかったです
もちろん可愛さでも乙姫に負けず劣らずでした


OPはかわいらしい雰囲気の曲でした
Maynさんの歌声大好きです
いなこんOP「今日に恋色」よりもさらに爽やかな感じで、
彼女は悲しめの歌から明るい歌まで見事に歌い上げるのだな
と改めて感じました

EDはレイジーの曲のカバーだそうです
原曲は知りませんが、確かに少し前の曲なのかなという印象は受けました
なかなかの中毒性で、面白いほど頭に回る回る
しばらく忘れられない曲になりそうです


最高!とまではいかないまでも、
それなりに楽しめる良質ラブコメ作品でした

ナレーション、林檎の存在、音楽面
それとメインの二人に他の御伽銀行の部員たちの性格や行動
楽しむ要素は比較的多かったのではないかと思います

投稿 : 2025/03/29
♥ : 38

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キャラやストーリーよりもナレーション!?

あらすじは、人助けの依頼を受けて貸しを作り、有事の際は強制的に借りを返させる、
通称「御伽銀行」という、なんでも屋さんみたいな部活のお話。全12話です。

キャラやストーリーは、おとぎ話や昔話をモチーフにした感じになってます。

まず、この作品の一番の特徴は、全編を通して入るナレーション。
ナレーションがこれほど幅を利かせてるアニメは他に知らないですw
色々と賛否両論はあると思いますが、自分は結構好きでした!!

まぁ、キャラ同士の会話とナレーションがかぶってしまって、
聞き取りづらいトコはありましたが、面白かったので良しとしますw


ストーリーとしては、全体的に結構ベタな展開が目立ってたんですが、
ゆるく見れるので自分はそれなり楽しめました。

ただ、わりと面白かったんですが、なんか印象薄い感じなんですよね。
ラブコメにバトルにシリアスとか、色んな要素入ってるんですが、
どれも悪くはないけど中途半端な感じで...

キャラも個性的なのが大量にいるのに活かしきれずに終ってしまって、
少しもったいないな~って思いました。

まぁ全12話なのでしょうがないっちゃしょうがないのですが、
色々と詰め込み過ぎたのかなって思ったりもしました。


あと、最終話は少し弱かった気がします。これなら11話を最終話にしたほうが
印象に残ったかなぁ

とりあえず、残念な部分は多々ありましたが、悪くはない作品でした。
少なくとも自分は最後までわりと楽しんで見れましたしねw

ほぼ1話完結で見やすい内容なので、気になる方は一度見てみてはって思います。
何も考えずに気軽に見れる作品としてはオススメです。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 32

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

キャラクターの元が子供たちが良くしる物語りからとった所がおもしろいですね~ 主人公へタレだけどww

ストーリー

この作品の主人公の森野 亮士は中肉中背身長も平均的と至って外見は平凡な男子高校生でした。彼はその平均すぎな性格を利用し、どこにいても彼の存在に分からない存在になっていました。そのため人のいない田舎から出てきたため極端に視線に弱く、見つめられ続けるとパニックに陥る対人恐怖症及び視線恐怖症な性格でした。
けれど、ある日亮士はある決断をしました。それはある日御伽学園高等部1年F組に在籍し、御伽学園学生相互扶助協会の部員の大神 涼子に告白しました。
そのおかげで、御伽学園学生相互扶助協会に入りました。
この話は御伽学園学生相互扶助協会の日々の話です。

私の感想。

はじめは主人公の超へたれにはイライラ来ましたね。人に見られるだけでパニックに成ったり、変なわめき声を出したり、かなりイライラしました。けれど、最後のほうは結構へタレでなくなってよかったです。

そして、この作品のキャラクターのイメージがモデル作品がある所です。たとえばメインヒロインの大神 涼子は「赤ずきん」をモデルに、赤井 林檎は「白雪姫」など、昔から、あるような物語のキャラクターを前提にしたキャラクターデザインがかなり良かったです。そのおかげでどのキャラクターどこか思い当たるキャラクターで非常に良いです。

次にこの作品でよかった所は主人公ははじめに告白をしていた所です。普通こういう作品の主人公は好きなのか好きでないのかはっきりしていない所が大きく見られますが、この作品の主人公はきちんと告白をしていて、「好き」っと言う気持ちが分かってよかったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品で一番特徴的な所はナレーターです。この作品にははじめから最後までナレーションが着いているのです。このナレーションにはの声優さんは「新井里美」なのです。

この作品を見た事は無い人は意味が分からないと思いますが、「とある魔術の禁書目録」「とある科学の超電磁砲」に出てくるキャラクターの一人の「白井 黒子」の声とまったく同じでこの作品を見ている時についそのキャラクターが思い浮かべてしまいます。なのであまりこの作品(オオカミさんと七人の仲間たち)とは関係ない事ですが、その二つの作品も是非見てみてください。

オープニング

「Ready Go!」
結構乗りのいい曲で私は気に入っています。そして、キャラクターの説明がきちんとされていて、私は気に入っています。とくにキャラクター説明の時にユルキャラとして、キャラクターを説明している所が最高でした。ネタバレ要素は結構ありますが、まあ、まだ大丈夫でしょう。

エンディング

「赤頭巾ちゃん御用心」
正直な気持ちを言うと私はこのエンディングの曲を気に入れませんでした。なぜでしょう・・・ けれど、この作品に合っている事は事実なのですが・・・ そして、私が好きなユルキャラもしようしていうるのに・・ 正直分かりません。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 28

84.7 4 ツンデレで恋愛なアニメランキング4位
プラスティック・メモリーズ(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2378)
11172人が棚に入れました
人間とほぼ見た目の変わらない人型アンドロイドが世界中に普及した、ちょっぴり未来の世界。アンドロイド製造メーカーSAI社が開発した「ギフティア」は、とても感情豊かで、今までにない人間らしさを持ったアンドロイド。でも技術的な問題で耐用時間があり、それを経過すると、ちょっと……いや、かなりまずいことになる。そのため、SAI社は耐用限界時間を過ぎたギフティアを安全に回収するためにターミナルサービスを設立。そんなターミナルサービスに配属された新入社員の“水柿ツカサ”は、そこでポンコツギフティアの“アイラ”とコンビを組んで、回収業務を行うこととなるのだが――

声優・キャラクター
内匠靖明、雨宮天、赤﨑千夏、矢作紗友里、豊口めぐみ、日野聡、上坂すみれ、飛田展男、拝真之介、津田健次郎

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

きっとあなたの心にも響く…素敵な作品なので(*˘︶˘*).。:*✰ฺ

「STEINS;GATE」のシナリオ監修 林直孝さんによる
オリジナルアニメ作品 全13話


人間とアンドロイドの恋を描いた近未来ラブコメディ作品◆


人の風貌とそっくりしたアンドロイド=「ギフティア」
が人々と生活を共にし、一緒に暮らす人々の”ココロ”に寄り添う
近未来的ハートフルストーリーが魅力の’15年 春期作品!!


「ギフティア」は見た目も、表情も喋り方も
感情まで持ち合わせている、どこからどー見ても、
なんら人間と違いがわからないくらいのハイテクアンドロイド!

でも寿命…もとい耐用年数がたったの9年でシャットダウン…

耐用年数を過ぎても「ギフティア」を
起動させたままでいると…それはそれは大変なコトに(つω・`。)


もう間もなく耐用年数を迎える寸前の「ギフティア」を
回収する「ターミナルサービス」にて働く主人公『ツカサ』と
彼を支えるパートナーで「ギフティア」の『アイラ』
の2人が紡ぎ合う、ちょっぴり切ないラブコメディに人間ドラマ
溢れるピュアストーリーに… もう…ただただ…泣く。゚(゚´Д`゚)゚。


ただ一応先んじてお伝えさせて頂きますと
本作、何かとSF的設定要素にいささか不透明な点があったり
結末があながちわかってしまう王道的なストーリー展開
などに対して視聴を不安視されがちな傾向にあるようなのですが

私は、なんら問題なく本作を存分に楽しんでしまいました♫


だって何より…もう『アイラ』が可愛いすぎるので…

1話早々から『ニーナ』のお話しに惹きつけ掴まされ…
もちろん私的に彼女がべらぼうに可愛すぎて釘付け状態だったので…

そして『マーシャ』のお話しに涙゚(゚´Д`゚)゚が止まらず
さらに私的には様々な境遇が共感できるシーンが多く
ただただ夢中になって見入ってしまい、ホント大好きなお話しだったので…

『カズキ』さん『ミチル』をはじめとする
ターミナルサービスのみんなが本当良いヒトだらけで
涙ももちろん、笑いもいっぱい提供してくれてみんな大好きだったので…

それから素敵な音楽たちが物語を彩り、
繊細で儚く…胸を打つ
美しい歌声、歌詞、メロディに心底浸ってしまったので…

そして、やっぱり…主人公『ツカサ』が…
もうどうしようもないくらい…優しすぎるので…

そしてそして(2回目ですがあえてもう一度)
本作の最大限の魅力的要素でやっぱり

『アイラ』がもーどーにも可愛すぎたので…

あのビルから思い切りよくダイブした…某猫動画(笑)彷彿シーンw
が可愛くて大好きで特に印象に残っていますが、

でもでも『アイラ』の魅力は、回を重ねるごとにより
増していって、より表情豊かに、可愛さがどんどん溢れていって… 
それと同時に切なさが募っていって、愛しさが…(つω<`。)

とにかく『アイラ』にとことんハマってしまった!ことが
本作を大いに楽しめた最大の要因であることに違いないと思うので…



そして『アイラ』と同様に
もう一つ本作の象徴となるキーワードが”遊園地”

そう…それはまるで夕暮れ…閉園間際の…遊園地✰
あの独特な、何とも言えないやり切れない、切なさ漂う雰囲気―

楽しくて、嬉しくて、夢中になって、時間の感覚なんて
忘れてしまうくらい、いっぱいはしゃいだ、ワンダーランド✰ฺ。・゚・
夢のようなひと時― 
いつまでも続いて欲しい…ずーっと…ずーっとこうして―


でも…そんな幸せな時間は…いつまでも続かない
全ての物事に終わりはある…限りがある…
そう、いつだって誰だってそんなことわかっているのに

でも、だからこそ、
僕達、私達は必死になって…大切な、忘れられない、
もう二度と繰り返すことのできない、この”今”という時を
大好きなかけがえのない人との思い出をひた作って生きる―


『アイラ』と『ツカサ』2人が寄り添う、大切な時間… 
その、僅かなひと時の、一瞬一瞬に散りばめられた
彼らの温もりを、表情を、想いを
ぜひ皆さまのその目でご覧あれヽ(*´∀`)ノ


きっと、あなたの心にも真っ直ぐに響く…素敵な作品なので…


そして私も、この目に映る大好きな人たちとの思い出を
これかからもずっと…大切に過ごしていきたいと思うので…




最後に
本レビューを真摯にお読み頂いた皆さまの声を妄想代弁

「何なに|д・」kazuyanいつになく真面目ぶった
 ちょっとユーモアに欠けるレビュー内容なんじゃない?」




エラー(/ω\*) 聞きとれませんでしたッ!!!!!!!!!w

投稿 : 2025/03/29
♥ : 105
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

鑑賞者の価値観と恋愛観に委ねられる傑作

林直孝氏がシュタゲで担当した部分はSFの部分では無くて、人と人とのつながりや、岡部と牧瀬のちょっとずつ距離が縮まっていく恋や、岡部とまゆりとの心地よい距離感のある関係の構築だったのでしょうね。シュタゲの下支え的な部分を綺麗に作っていたのだろうな・・・ということがプラメモを見ると実感できます。

<みどころ>
一生心に残る想い出は相手が人間であろうとアンドロイドであろうと関係ない。{netabare} アイラは一生懸命にツカサを愛し、ツカサの想い出の中で生き続けようとした。ツカサに出会い、ツカサの優しさや愛情を感じられなかったなら、アイラの最期は幸福感に満たされなかったであろう。{/netabare}
 
純粋に愛する人を想い、大切にするということはどういうことか、プラメモはストレートに感じさせてくれます。
{netabare}
ツカサはアイラを心から大切に想い、愛したからこそアイラも人を愛することを知り、その喜びと幸せを感じることができた。限られた時間の中で二人が育んだ幸せの軌跡だけに焦点を絞り、美しく表現してくれたことに拍手を送りたい。
 
愛に包まれた想い出を胸に、最期を迎えるまで笑顔でツカサとの時間を過ごしたアイラがとても愛おしく、また涙をこらえるツカサの切ない気持も見ていられないくらい感動できた。人間と人間的アンドロイドの『純愛』だからこそ、終始綺麗な内容で終えられたのかもしれない。{/netabare}
 
誰かを心から好きになったり、愛したことがある人にお薦めします。とても素晴らしい作品です。


<1話目~最終話までの軌跡> 
{netabare}
1話目を観た時に、『ギフティアの回収をメインに物語が展開されていくようならちょっとどうかな・・・』って思って観ていた。1話目にインパクトのある感動の話・・・よくあるパターンだと最初は思った。
だが話は、6話目から方向転換する・・・というかメインの話に移行する。ここからの話を深く楽しむための内容が1話~5話。それと社会への問題提起も少なからずあるだろう。
 
少子高齢化社会における老人介護福祉の問題、若年層の労働力の不足、両親のいない孤児(アンドロイドchildren)の問題等々、アイラ達ほど精巧でないにしても、顧客が求めるギフティアがそういう人たちの心の隙間を埋めていくことになる時代がやがてくるとしたら、日本はどうなるのでしょう・・・?との投げかけともとれる案件であった。
 
しかし、本筋は『全てアイラのため』に作られた5話。アイラがどういう性格のギフティアであるのかが窺い知れる内容で、後半との関連性もある。例えば、1話で二―ナがアイラに『本当は笑顔でお別れしたいんだけどな・・・・』と言い、おばあさんはツカサに『結局、私は自分のことしか考えてなかったんだね・・・』と自分を詰る場面は最終話のアイラの笑顔と最後まで涙を我慢したツカサの優しい気持ちに繋がっている。

4~5話のワンダラーの話は、回収期間内にアイラを回収しなければ、どうなるのか、ツカサは身をもって知ることになる。そして、アイラはただ笑顔だけじゃないツカサの強さと、事件後のソウタに対するツカサの優しさを知る。
この5回の話は、アイラとツカサがギフティアを共に回収する中でお互いに気がついたり、考えたり、努力したり・・・と、成長して気持ちを近づけていく演出にすぎない話だったように思う。
 
6話からは、アイラがツカサを意識しだすが、恋という感情に身を投じられないアイラは自分の殻の中でツカサを観察し始める。しかし、ツカサはいつもアイラに優しく笑顔で対応する。そんな折にツカサは、アイラの寿命は残り1000時間と聞かされる。ツカサはショックを受けるが、『最後までアイラのパートナーでいたい』と宣言する。アイラはカヅキとツカサのこの会話を立ち聞きし、過去にカヅキにパートナーを解消されたトラウマを払拭して、初めて笑顔らしき表情をツカサに向けるようになる。

7話はアイラとツカサは遊園地に初めてのデートに来る。ここでアイラは遊園地に来ると「嬉しいこととか、哀しいこととか、色々な感情が溢れてきちゃうので・・・」と言って浮かない表情であったが、遊園地で遊び、笑い、楽しみ、『見ているだけで温かい気持ちにしてくれる側』にアイラ自身がなれたことを実感できて嬉しかったのかもしれない。そしてツカサの存在を大切な人へと進展していく。初めてツカサと遊園地に来た時とは全然違う感情に至ったことは感じ取れると思います。
  
8話では、ツカサはミラベルの回収の際にOSの入れ替えを躊躇なく選択する奥方に会う。アイラの最期の後にツカサができる選択肢の一つにもなっている。OS入れ替えにも意義があると考える顧客の思想を取り入れたことはとてもよかった。最後にツカサはアイラに告白するが、アイラにまだ恋・愛の感情をまとめる力がなく、『無理です』と断り終了。笑って終了する話はこの回が最後ですよ・・・という合図なのか、OP曲が最後に流れた。
 
9話は傷心するツカサとは裏腹に、自分の恋心に気がつくアイラの心の葛藤の回。自分が恋をしても、想い出を残すことを快しとしないアイラは、ツカサから離れる決断をしているが、本心はそうではない感じが読みとれて、この心の葛藤をどう綺麗に進展させていくのかが焦点となった。
 
10話は神回でしょう。アイラとツカサのやりとりをもどかしく見るカヅキが、一時的にアイラと組み仕事を通して、頑固なアイラの心の扉を開こうとする。そして、アイラからツカサへの告白へ至る。この雨宮天さんの『好きなので。』の歌が流れる所からのアイラの描写がとても美しくて好き。告白の前に胸に手を当てる仕草の描写はとても美しい。勇気を振り絞る感を仕草で表し、一生懸命感を髪をフワリとさせる描写で綺麗に表す。言葉の使い方も丁寧で、細やかで繊細な告白シーンを美しく演出している。センスの良い美しい描写で、素直に感動しました♪ここはアイラと一緒に泣きました!
 
11話・12話はツカサとアイラのイチャイチャ話ですが、随所にツカサの胸に去来して離れない辛い気持ちが表れてくる。またアイラもそれは同様で、寿命を迎える自分への不安がつきまとう。こういう中でも、ツカサは笑顔で、アイラも笑顔でツカサに接する。どんなに不安なことがあっても、二人の時間こそが、二人を安心させる。勿論、時には仲間がそういう不安を拭ってくれることもあるという感じの話し。ツカサはアイラが仕事仲間のことも大好きであることを知っているので、いつも通りの毎日をアイラと過ごす。
この幸せな時間の描写がとても良かった。幸せな二人だけの時間を幸せに描くことに徹したことで、最後のアイラの笑顔の奥深さが実感できるのだ。
最後はどうまとめるのか、とても興味深かった。

 
最終話は、最後の一日。二人は部屋の清掃から始め、一緒にお風呂w しかし、いやらしい感じが無く、よかったんじゃないかな。最後に二人が行きたい所は当然、遊園地で決まりですよね。時間もあっという間に過ぎて、夕暮れ時、自分の影が長くなっていることに気付きアイラとの別れの時を意識し始めつつも気丈に振る舞うツカサ(とても悲しい・・・)。
アイラは「楽しかった想い出はちゃんと持って帰れるから・・・」と言った後に、最後の観覧車に二人で乗り込む。アイラは最期まで笑顔でツカサを見つめて、涙をこらえて笑顔を作ろうとするツカサを元気づける(涙ボロボロ・・・)。そして、ツカサは悲しみに耐えきれず涙を見せるが、アイラは笑顔でお別れのキスをする。アイラはどんな時にも笑顔で接してくれたツカサが、別れの時に涙を流してくれたことが嬉しかったのかもしれないね。きっとツカサの愛の深さを感じて幸せのまま目を閉じたことでしょう。最後まで笑顔のままで・・・ほんとに深い描写でした。
 
ツカサはアイラを回収する際に言った。
『大切な人といつかまた巡り会えますように・・・』
人間と耐用年数の限られたアンドロイドとの恋愛でなければ、この言葉は別れ際に発せられないであろう・・・。そして本当にアイラを愛しているからこそ、再び生まれ変わるアイラの幸せまで願った。漢だよ・・・ツカサ!!

 
 
林直孝氏のアイラを通して展開される恋愛観はとても美しかったと思います。13話の間に、アイラの心の動きを繊細に微妙に表現していく様子は見事でした。全体的に淡い色合いで構成された町並みも私の好みで好きだし、全ての話がしっかりと関わり合いがあり、より面白味と深さを堪能できました。
一見純愛の王道に見える本作ですが、人間と耐用年数が限られたアンドロイドの恋愛という設定が話に深みを与えた。本当に感心します。
 
他にも、女性らしい仕草の演出は上手で綺麗でした。言葉の使い方も、アイラの「・・・ので」に始まり、みんな特徴があってよかったです。
 
特筆すべきはOP/ED/again&again/「好きなので。」の4曲が話の一部として機能していたことです。曲もさることながら、タイミング・音の強弱の使い方・選曲、どれをとっても美しい選択でした。
OPもEDもどちらも林直孝氏の作詞で、この作品に込めた意気込みが曲からも詞からも伝わってきました。
もう一つは雨宮天さんの演技は素晴らしかった。間の使い方がとても上手な方ですね。告白の時の演技は何度見ても美しく・素晴らしい演技でした。告白シーンは、演技と作画の両方とも美しくて、そこだけ何度も観てしまいます。
 
プラメモの影の立役者は世話焼きのミチルですね!彼女の存在はとても大きかったです。随所に重要な役割を彼女に与えていましたが、その加減がいい塩梅でした。ミチルは最後に髪を切っていたけど、長い方がいいなぁ。
{/netabare} 
 
評価は分かれるでしょうが、私は名作だと思います。何度も観直すことと思いますが、この評価は未来永劫変わらないでしょう。
 
{netabare}最終話は泣かそうと思って作った話ではないように思います。回収直前になってもアイラの心に深く刻まれた『ツカサからの愛情と優しさ、そしてツカサへの感謝の気持ち』が、強く感じられます。最後までツカサを思いやる素敵なアイラを見せたかった林氏と藤原監督の渾身の最終話でした。{/netabare}優しい気持ちになる素敵な作品をありがとうございました。
筆舌に尽くし難い充足感と素晴らしさがプラメモにはあります。

ブルーレイで観ると、ほんとに綺麗な色使いが映えます。
雨宮天さんの『好きなので』もとても素敵な曲でした。ボーナストラックのギター版インストメンタルもとても雰囲気良くて満足できました!!

 

投稿 : 2025/03/29
♥ : 86
ネタバレ

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

OPの最後に注目!アイラの表情が、話に合わせてデレていく。 

端的に言えば、
ラストがあまりにも普通すぎた。

1話のいい入り方で観始めたものの、

主人公は「ギフティア」というAIにマジ恋のお痛な設定。

アイラとのラブラブシーンにどうも感情移入できず。

理由として{netabare} 予想される起伏で、最後はアイラが人格が保てず暴走モードに突入!! でもそれを乗り越えて~!!っていう起承転結もなく、そのまんまラブラブフェードアウトぉぉ。アイラ電源切れ( 一一)プチン。終わり。 最初の感想。「これで終わり?」伏線もあまり際立ってなく、
フェードアウトするかのごとく 
ラストに向かってゆるりゆるりと。。。。 {/netabare}

こんな感じでしたね。



脚本家がイイと聞いたんですが、
開始当初の期待値ほどは。。。。
しかし、このシーズンでは、一番の泣きアニメなのは間違いないです。

動画工房の仕掛けてきた隠し技で(隠れとらんけど)
OPの最後、話が進むにつれて、アイラがデレていきます。
これ気づいたとき、そっこーまた全部見直したのは黙っときます。
最終話のアイラにご注目です.....

アイラの可愛さでどうにか最後までしがみ付けました。
紅眼のヒロインというのはこうにも可愛いのか!
お涙頂戴のシーンは、力ありました。
泣きアニメですね(2回言いました)

もし将来的にこんな未来世界が拡がったら、
買わない!。。とは断言しませんw


アンドロイドが日常化する未来。
もしマザーコンピューターに支配された世界が来るとしたら。
楽しみな様で、なんかどっか危惧すべきな気がします。。。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 83

82.8 5 ツンデレで恋愛なアニメランキング5位
グリザイアの果実(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1871)
11152人が棚に入れました
──その学園は、少女達の果樹園だった。
外敵から隔離された学園にやってきたのは、生きる目的をなくした一人の少年。
守るべき物を見失い、後悔と贖罪のみに費やされる人生の中で、
その少年に残されたのは首に繋がれた太い鎖と、野良犬にも劣る安い命。
そして少年は、その学園で少女達と出会い、新たな希望を見つけ出す。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、田中涼子、田口宏子、水橋かおり、たみやすともえ、清水愛、やなせなつみ、鳴海エリカ

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1作目としては及第点かな(・∀・)v

18禁ゲームが原作となる学園恋愛もの。
とりあえず主人公最強ですw
全13話。


それぞれが事情を抱え外界から隔絶された
学園に籍を置くわずか5名の女子。
唯一の男子生徒となる転校生・風見雄二を
主人公に展開されるハーレムストーリーが軸。

世界観や設定は現実離れしたゲーム世界。

各ヒロインに用意されたストーリーは
どれも悪くなかったと思います。
キャラそれぞれの魅力も伝わってきました。
ただ、使い古されたネタやツッコミ所が
多かったのも事実かなぁと(´∀`;)

作画、キャラデザがしっかりしてるので
キャラ重視の視聴でも良いかもですね。
声優陣はエロゲ原作作品でよくお見かけする
方々も多くツボを抑えている印象でしたw

多少エロゲ原作らしいシーンもありますが
見るに耐えない程ではなかったですw
あんなシーンやこんなシーンが(〃艸〃)
……やっぱりエロ注意かなw


少女たちの前に現れた1つの果実である主人公。
彼女たちにとって甘い果実となるのか
毒を持つ果実となるのか……。

せっかくの3部作。
ここからもっと盛り上げてくれるんですよね!
しっかりとした結末を期待しています!!
「迷宮」「楽園」と続く続編が楽しみです♪




《キャスト》

風見 雄二(CV.櫻井孝宏)
榊 由美子(CV.田中涼子)
周防 天音(CV.田口宏子)
松嶋 みちる(CV.水橋かおり)
入巣 蒔菜(CV.たみやすともえ)
小嶺 幸(CV.清水愛)
橘 千鶴(CV.やなせなつみ)
春寺 由梨亜(CV.鳴海エリカ)
風見 一姫(CV.友永朱音)



《主題歌》

OP
『楽園の翼』/黒崎真音
ED
『Eden's Song』/はな(第2話)
『あなたの愛した世界』/南條愛乃(第3、6-9話)
『SKIP』/茶太(第5話)
『Rainy veil』/やなぎなぎ(第10話-第12話)
『創世のタナトス』/飛蘭(第13話)

投稿 : 2025/03/29
♥ : 66

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それぞれの過去という運命のくびきから解き放て!自由の楽園へ・・・

フロントウイングより発売された学園アドベンチャー

ゲームを原作とする作品で全13話、原作未プレイ。


三嶋崎という海辺の町に私立美浜学園という全寮制の

学校がある。風見雄二は普通の学園生活を送りたいという

ことでこの学校に転入する。他の生徒は5人しかおらず

全員女子であった。彼女らと関わっていくうちに

皆それぞれ過去に深い闇を抱えているのだった・・・


原作は一切知らないのですが偶然ネットを散歩していたら

アニメ化決定のニュースを聞き(当時はアニメはほとんど

見てはいない頃だった)とにかく面白そうだと思ってかなり

期待をしていた作品でした。(ほとんど見ていないにも

関わらず期待していたのであるw)

結論を先に言うとその期待を裏切ることなくやってくれた

と思います。


まず物語についてですが、最初はお決まりという感じの

所謂共通ルート的な学園生活を送っているという感じでした。

面白さで言うとたぶんここが一番なのではないかと

思います。インパクトが強いのはやはり第3話です。

第3話の出だしからの勢いは衰えることなくマキナや幸、みちる

とのあの会話の部分はとても面白かったです。

あの名ゼリフもありましたしw

ここからみちる、由美子、幸、マキナ、天音の順に

それぞれの抱える闇とその選択が描かれていきます。


各ルートではそれぞれにお家事情や過去にあった

出来事によって渦巻いている闇という枷とそれを雄二

と関わっていくことでそれぞれの思いによっての選択を

していくという感じでしたが、一部尺不足かなと思える

ところはありましたが物語の繋がりは大きく切れている

ところはなかったように思いました。

なのでまあなんとかやりきったかなという感じでした。


曲はアニメのOP「楽園の翼」はもちろんのこと

ゲームの各ヒロインのEDが各所で使われていてとても

良かったです。みちるEDのあの映像は・・・という

感じでした。それにゲームのOPの「終末のフラクタル」

や最終話の続編制作決定の時の迷宮で使われている

「創世のタナトス」も結構良かったです。


最終話の次回予告で続編決定で4月からの予定というのが

ありましたが迷宮と楽園をどんな風にやるのかが今から

とても楽しみです。

とにかく期待していた分はきちんと取ってくれたかなという感じです。

付け加えでこの作品では多少グロイところもあるかと思うので苦手な人は

注意をしておいてください。

◆個人的点数評価 84.931点

投稿 : 2025/03/29
♥ : 62
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

去年、グリザイアをやっていたときはリアルタイムでは見てませんでした。
2015春アニメでグリザイア系のアニメが複数出ていて興味が出てきたので、
ニコ生一挙放送の機会に早速視聴です^^

■第1話~第5話
{netabare}
原作が18禁PCゲーということもあり、サービスシーンが
多めです。が、このギャルゲー的展開はやっぱり王道ですね~
第5話のみちる回はとてもよかったです^^
表みちる、裏みちる共に攻略しちゃいました。
主人公のユージも思い切ったこと(=生き埋め)やりましたが
これは惚れてしまいますね~^^
{/netabare}

■第6話~第13話
{netabare}
天音回すごかったです。
エンジェリック・ハウルは原作だともっと長いんでしょうけど、ミステリアスな終わり方をしています。
一姫は結局生きているのか?続編で明らかにされるんでしょうか??
これから放送される迷宮・楽園に期待です!
{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 60

78.4 6 ツンデレで恋愛なアニメランキング6位
終物語(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1409)
8438人が棚に入れました
十月下旬、私立直江津高校三年生の阿良々木暦は、転校してきたばかりの一年生女子、忍野扇を後輩の神原駿河から紹介された。
放課後、扇は不思議なことを言い出した。彼女はとある事情から転校を繰り返しており、新しい学校に来るたびにその図面を作成しているという。そして、直江津高校の図面を作成したところ不思議な点があるのだと。図面上は3階の視聴覚室が奇妙に細長くなっているはずが、中からはそうは見えない。もしかしたらそのスペースには何か隠し部屋があるのかもしれないと。暦と扇はその隠し部屋を発見し、中に入るのだが、その部屋から出られなくなってしまう。時計が止まり、扉も窓も接着剤で張り付けられたように動かない。窓や扉を破壊しようにも机も椅子も跳ね返されてしまう。まるで、時が止まったかのように。
扇は何らかの怪異現象では無いかと言いだし、暦は二年前のある事件を思い出す。犯人が分かるまで決して出られない教室で、暦は自分が孤立した原因となった「物語」を扇に語る。

声優・キャラクター
神谷浩史、水橋かおり、井上麻里奈、斎藤千和、堀江由衣、沢城みゆき、花澤香菜、坂本真綾、早見沙織、ゆきのさつき、加藤英美里

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

満足(^∀^)♪

言わずと知れた西尾維新の物語シリーズ作品。
シャフト、新房監督コンビの代表作の1つ。
全12話。
原作:青春怪異小説(未読)


もう安定感しか感じられないほどの独特な世界観や演出
作画に色彩、会話劇は今作品も健在、特徴的でした。

阿良々木暦と忍野扇の会話劇を中心に進行する構成。
前半は数学が得意な少女「老倉 育」とのエピソード。
後半は忍野忍の過去にまつわる「初代怪異殺し」を題材に。

詳しいレビューは他の良レビュアーの方にお任せ。
おれはぼそぼそっと感想をw

上記しましたが、このシリーズ独特の持ち味は存分に発揮
されていると思います。
視聴者を引き込む方法を知っている作り手の作品といった
印象が相変わらず強く残りましたね。
今作はコメディ要素が少なくどちらかというミステリー系
だったかも知れません、ただ個人的には◎でした。

もう1つ特徴的なのは声優陣、皆さん素晴らしい好演ぶり。
阿良々木暦役の神谷浩史は本当にハマり役ですね。
新キャラ老倉 育役には俗に言うシャフト声優から井上麻里奈。
まぁ、どのキャラも安定感抜群の演技でしたね。
OP、ED曲やBGMの完成度が高かったです(*´∀`)♪


物語シリーズファンとして、とても楽しめました。
もし弱点があるとしたら「飽き」かなぁ(´∀`;)
長いシリーズとなってきているので飽きの来ない作品を
最後まで届けてほしいと思います!




《キャスト》

阿良々木 暦(CV.神谷浩史)
忍野 扇(CV.水橋かおり)
老倉 育(CV.井上麻里奈)
羽川 翼(CV.堀江由衣)
神原 駿河(CV.沢城みゆき)
戦場ヶ原 ひたぎ(CV.斎藤千和)
臥煙 伊豆湖(CV.ゆきのさつき)
斧乃木 余接(CV.早見沙織)
忍野 忍(CV.坂本真綾)




《主題歌》

OP
『decent black』/忍野 扇(CV.水橋かおり)(第1話)
『mathemagics』/老倉 育(CV.井上麻里奈)(第2、3、5話)
『mein schatz』(第7、8、9、11話)
ED
『さよならのゆくえ』/瀧川ありさ

投稿 : 2025/03/29
♥ : 65
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

終わりを告げる影

シャフト制作。

全体的にサスペンスフルな演出。
新キャラ登場で見所満載です。

「おうぎフォーミュラ」
忍野扇が本格的に動き出します。
謎多き転校生との最初の出会い。
いいキャラしています。
黒目だけにしたデザインが正解ですね。

「そだちリドル」「そだちロスト」
オイラーさん登場、根はいいやつ。
{netabare}阿良々木暦の人間不信の原因である。
そだちロストのラストは、
物語シリーズ屈指の名シーン、
涼やかでお洒落なその余韻が好き。
彼女には幸せになって欲しいです。{/netabare}
隠れた名曲「夕立方程式」必聴です。

「しのぶメイル」
キスショット、初代眷属の登場。

阿良々木暦の波乱必死の高校生活、
いよいよ完結に向け準備は整ったでしょう。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 48

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

尻すぼみ物語

物語シリーズももうかなりの話数。
と言うことで、数えて見た。

化物語       15話
偽物語       11話
猫物語(黒)     4話
セカンドシーズン  26話
花物語        5話
憑物語        4話
終物語       12話

合計77話とかなりのボリュウム。

個人的評価は低下傾向。
終物語に至っては眠くて仕方なかった。
その原因を考えて見た。

その1;
シャフト演出がワンパターンで退屈。
当初は真新しかった映像表現に慣れてしまった。
冷静になると、紙芝居的な手抜きに見える。

その2;
シリアスに偏重し、笑いの要素が貧弱。
当初は、登場人物のコミカルな会話に目を見張った。
シリアスベースは小難しくて、原作者の自己満足感が漂う。

その3;
ヶ原さん成分が欠如。
私の好きなツンデレヶ原さんはどこに行った?
メインヒロインなのに登場シーンが少ない。
その代わり、余計なキャラが多数登場。
個性的であることは認めるが、興味をそそる性格ではない。

以上のことから、物語シリーズをこれ以上視聴するのはつらい。
終物語ということで、もうこのシリーズ終わりにしませんか?

投稿 : 2025/03/29
♥ : 42

95.4 7 ツンデレで恋愛なアニメランキング7位
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1859)
7900人が棚に入れました
思春期症候群―― 多感で不安定な思春期だけに起こると噂される、不思議な現象。 たとえばそれは、 梓川咲太の目の前に現れた野生のバニーガール。 彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩だった。 魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映らない。 謎の解決に乗り出した咲太は、 麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知って...... 次々と咲太の周囲に現れる、“思春期症候群”を抱えたヒロインたち。 空と海が輝く町で、心揺れる不思議な物語が始まる。


声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ、水瀬いのり
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「もてあましてるフラストレーション」の具象化 

2019.01.05記


原作未読


You've got an easy day …と直ぐ脳裏に浮かんだ方は立派な“かつての青少年”です。

前評判の高さが視聴動機。
ラノベってもう少しタイトルなんとかなりません?家族共有HDDに2018年秋期に並んだタイトル…
「青春ブタ野郎・・・」
「エロマンガ先生(地上波再放送)」
「幼女戦記(同じく地上波再放送)」
言い訳するのがたいへんなのです。


峰ヶ原高校に通う2年生、梓川咲太(CV石川界人)が目を覚まし、自分では見覚えのない一冊のノートに目を向けると、そこには信じられない事が記されていた――。
「5月6日、野生のバニーガールに出会った。」

で始まる本編。思春期特有の不安定な精神状態が引き起こす不思議な現象“思春期症候群”が引き起こすトラブルを巡り繰り広げられる青春ドラマです。
『思春期症候群』もちろん架空の現象です。クラスメイトや家族など人間関係のひび割れ、本人の内なる心の葛藤、確かに思春期にぶつかりそうな問題を引用してヘンテコな現象を仕立てあげてます。その理論的支柱役を咲太の同級生リケジョ双葉理央(CV種崎敦美)が担います。支柱といってもTHE中二感を出すための柱。「人と話すのが嫌い。性格も暗いし、中学の頃は友達もできなくて、一人でずっといた」ような子ですが、彼女の口から「ブタ野郎」と言われるとご褒美以外のなにものでもないですね。
そして先述の野生のバニーガールが本作のヒロイン桜島麻衣(CV瀬戸麻沙美)さん。「桜島麻衣の桜島に、桜島麻衣の麻衣」と自己紹介するくらい自分に自信をもってますが、けっこうな頻度で咲太に赤面したり恥じらったりする典型的!?ツンデレさん。年不相応・年相応な振る舞い、両面性ある魅力的な女子です。なにより咲太をすごい好きなのが良い。

鴨志田一原作で手堅く、数話ひとまとまりのオムニバスで進むストーリーはテンポもよく見易いです。原作1巻につき数話を使い、、、こんな感じ↓

{netabare}1-3話  第1巻「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
4-6話  第2巻「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」
7-8話  第3巻「青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない」
9-10話  第4巻「青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない」
11-13話 第5巻「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」{/netabare}

各エピソード毎に別のヒロインを立てる仕様となっており各々これがまた魅力的です。手堅い作風はなにかしら既視感を生むようですが、ベタなものとはそんなもんでしょう。
どのエピソードも、当番ヒロインの魅力とほどよくエモい脚本で飽きません。むしろいい話ばかりなり。ED「不可思議のカルテ」を当番ヒロインが務めたりとこのへんも鉄板でありベタな演出です。
ベタについて、その昔『くりぃむ○ちゅーのたりらリラ~ン』という番組で“クイズよくあるパターン ベタの世界”という名物コーナーがありました。アンケートに基づいて作られたベタなドラマを観ながら次の展開を予想するクイズコーナーです。
そのドラマの完成度がこれまた高くて、ベタとはわかりつつ涙腺が緩む回答者多数。TVの向こう側のこちらも似たようなものでした。私の既視感を挙げるとしたらこんな感じです。


本作が好感なのは、野生のバニーガールが物語の進行上必然性があって“タイトル詐欺”になってないこと。それに咲太と麻衣のカップリングの柱に揺るぎがなく安易なハーレムになってないこと。当番ヒロインに流れることなく作太は麻衣さんが好きで、麻衣さんも埋没せずに要所で顔を出してきます。
ベタな中にも筋を通していることで、数多の類似作品より頭一つ抜けてる感がします。変態的なタイトルは置いといて、サクッと観ることができる良作です。
なんやかんやで桜島麻衣のヒロイン力の高さを満喫した全13話でした。


■余談
{netabare}お前とこのグラウンドで高校生が大声で叫ぶアニメだぞ、とモデルとなった七里ヶ浜高校出身の知人に{/netabare}

{netabare}お前とこが毎度破壊されるアニメだぞ、とグリッドマンでのモデルとなった都立井草高校出身の知人に{/netabare}

このクールは知人の出身高が相次いで登場しました。ウチの母校もそのうち出ないかしら。敷地の広さと雰囲気なら「やがて君になる」の舞台とそう変わらないと自負しとります。



視聴時期:2018年10月~12月 リアタイ視聴

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2020.03.27
《配点を修正》+0.1 麻衣先輩が最強だから(リピート視聴後修正)

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2020.09.22追記
劇場版視聴済み。TV版を気に入った方はわりと必見だと思われる。


2019.01.05 初稿
2020.03.27 配点修正
2020.09.22 追記

投稿 : 2025/03/29
♥ : 118
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

君のせいで

「さくら荘」の鴨志田一、
CLOVERWORKS制作。

思春期症候群なる不思議な現象に、
心揺れる少年少女の青春ファンタジー。

抜群に面白いです。
美少女アニメと見せかけて、
初回は量子論の思考実験が骨子になっている。
{netabare}シュレディンガーの猫は私ですら聞く、
生きていると同時に、死んでもいる猫。
重なり合った世界、存在の話、
観測者によって、変化する世界。{/netabare}
どこかサスペンスフルで好印象です。

キャラ良し、音楽良し、構成良し。
心に傷を抱えた女の子たちの葛藤と、
咲太と麻衣の甘酸っぱいラブストーリー。
もちろんブタ野郎としても楽しめるのだ。

最終話視聴追記。
物理法則を逸脱した思春期症候群を軸に、
設定がどこか変化球な青春恋愛物語でしょう。
{netabare}七里ヶ浜の少女翔子や咲太の傷跡、
大きな謎を残したまま映画へと続いていきます。{/netabare}

見える世界は人の数だけ存在している。
世界とは「現象」そのものなのでしょう。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 113

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

何でこんな避けられそうなタイトルにしたかと思っていましたが…。(「おるすばん妹」の破壊力、原作既読でもヤバい…。劇場版も楽しみです!)

原作がシリーズを重ねていくうちに「まあ、これで良かったのかも」と思えてくる、そんなタイトルですよね。

OP主題歌で、いくつかの原作タイトルに使用されている文字の組み合わせがランダムっぽくチカチカと入れ替わって表示された上で最終的にアニメとしてのタイトル『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』となります。

ということで、ここでタイトルの使われた原作は全部アニメ化されるのかもしれません。
(↑え、マジで…!?)

アニメでは、「バニーガール先輩」以外のシリーズのヒロインも早めにわりと多く画面には出していく感じに見えます。

……と、2話まで観たところでこの後は2話くらい放送時には観られない予定なので取り急ぎ書いておきます。このアニメ化には期待しています!

2018.10.26追記:
第3話目まで視聴完了。原作でいうと1巻目の終わりだったのと話数から考えると、原作1巻に対して3話のペースで1クール=原作4巻分のアニメ化でしょうか。

劇場版『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』のアナウンスもありましたね。こちらも楽しみです。

2018.10.29追記:
劇場版のタイトルと円盤の収録話数も踏まえて、おそらく下記のようなシリーズ構成になるっぽいです。

※話数が進んだので対応する原作の全タイトルをを記載
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない: 1~3話(先輩:桜島麻衣)
青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない: 4~6話(後輩:古賀朋絵)
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない: 7~8話(ウィッチ:双葉理央)
青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない: 9~10話
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない: 11~13話

なお、劇場版『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』は原作シリーズ6、7作目の内容になることは公式にアナウンスされていますね。原作は以降も続いていますが内容的にもここでひと区切りという感じなので、シリーズ構成的には妥当だと思います。

2018.12.10追記:
第9、10話でシスコンアイドル編終了。づっきー(広川卯月(ひろかわ うづき))役に雨宮天さんがキャスティングされてました。

公開予定の劇場版以降がさらにアニメ化された場合、そこそこ重要なサブキャラになるはずなのであんまりいい加減なキャスティングはできないとは思いましたが、天ちゃんでしたか…。

残る「おるすばん妹」編は原作でもかなり好きなエピソードなので、楽しみです!

2018.12.23追記:
原作既読であの展開を知っていてももヤバかった、12話ラストのシーン。視聴者(読者)も、ここまで時を積み重ねてあのキャラクターへの愛着が生まれていますからね。

思春期症候群的なエピソードは抑え気味でも、原作の『青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない』は、読んでて終盤はけっこう泣きそうになってました。

…ということで、最終回を待て(笑)!

2018.12.30追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。これまた本編からシームレスに劇場版の予告があったのですが、この作品については劇場版まで込みのシリーズ構成だったと思うので、まあこれもアリだな。モハメド・アリだ。(邪神ちゃん並感)

咲太くんは高校生としてはかなり大人で良い人なんですけど、その咲太くんも麻衣さんの助け、支えがないと誰も救えないんですよ。そして翔子さんも…。

原作通りなら劇場版で翔子さんの正体について衝撃の事実が明らかになりますので、こちらについても乞う、ご期待!

しかし、1クールで良くここまでアニメ化しましたね。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 100

95.4 8 ツンデレで恋愛なアニメランキング8位
STEINS;GATE 0 [シュタインズ・ゲート・ゼロ](TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1503)
7555人が棚に入れました
いくつもの世界線を巡り、様々な可能性を“なかったこと”にしながら、大切な人たちを守ろうと足掻き続けてきた岡部。その果てに辿り着いたのは“紅莉栖とまゆりのどちらを見殺しにするか”という、ふたつの選択肢だった。苦悩と煩悶の末、岡部は「β世界線」――紅莉栖が自分以外のラボメンと出会わないまま死ぬという運命を選択する。
そして、紅莉栖の死から4ヶ月が経った。再び大学に通い始めた岡部は、真面目に授業に出席し、テニスサークルの合コンに参加するなど、平凡な日常に埋没していく。それでも心の傷は癒しきれず、ラボへ顔を出す機会も減っていった。β世界線上の未来からやってきた鈴羽は、第三次世界大戦が勃発する運命を変えようと岡部を説得。しかし、彼は「世界線の改変は、人間が手を出していい領域ではない」と、運命への介入を否定する。岡部の中で、いつしか白衣をまとったマッドサイエンティスト「鳳凰院凶真」の顔は失われていった。
そんな折、岡部は秋葉原でヴィクトル・コンドリア大のレスキネン教授が主催する、人工知能に関するセミナーに出席する。ふとしたことから、レスキネン教授の助手である比屋定真帆と知り合い、壇上に上がった彼女のスピーチを聴く岡部。その内容は、「人の記憶をデータ化して保存する」という、かつて紅莉栖が提唱した理論と同様のものだった。真帆やレスキネンのチームはその理論をさらに推し進め、人の記憶と感情、そして心を持つ人工知能「アマデウス」を構築していた。

声優・キャラクター
宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美、後藤沙緒里、小林ゆう、桃井はるこ、田村ゆかり、矢作紗友里、潘めぐみ、山本彩乃、本多真梨子、木野日菜、上田燿司、西村麻弥
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

存在の耐えられない軽さ

WHITE FOX制作。

ヒロイン紅莉栖を救えなかったβ世界線、
その行き着く先には恐怖と絶望が待っている。
あの時の岡部の執念と宮野真守の名演技。
見事なまでの構成力で物語に緩急を付け、
アニメ史に残る怒涛の伏線回収でしたね。

記憶を過去の自分に届けるタイプリープの傑作。

物語は前作の4カ月後から始まり、
岡部は心理療法を受ける欝々しい展開。
キャラの位置関係と世界線の概念は、
知っておくと良いでしょう。

序盤~中盤視聴追記。
シュタゲの楽しさの1つに、
理系学生のラボでのバカ騒ぎがありますが、
岡部に引きずられるように全体が暗い。

19話視聴追記。
{netabare}リーディング・シュタイナー発動、
やっと来た、これぞシュタゲの醍醐味だ。
オペレーションアークライトの成功を祈る。{/netabare}

最終話視聴追記。
やはり後半は群を抜いて面白いです。
{netabare}岡部は鳳凰院凶真こそが真骨頂でしょう。
仕掛けがもう少し早いとキャラの魅力も、
さらに広がったのではと思いますが、
それでも良品なのは間違いないでしょう。{/netabare}

ゼロのゲートはたしかに開いたのです。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 107
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カリスマ創業者から引き継いだ二代目の苦悩

2018.10.12記


本編に先立ち2011年放送のシュタゲと改変23話を視聴済み。

本作(シュタゲゼロorゼロ)に先立っては、前作(シュタゲ)の視聴が必要条件になるかと思いますので、まだの方はそちらをどうぞ。
※以下、シュタゲのネタバレは隠してないので未視聴の方はご注意ください。


レビュータイトルの通りです。
期待値の高さゆえにその差分が評価に直結したことも多分にあったのかしら、と思わざるを得ない作品。面白いけど“もっとこいや~”的な視聴後の印象です。
細かいこと言うと、ゼロの物語は前作シュタゲで展開されてたものの描写が無かっただけとも捉えられるため、むしろゼロのほうが親じゃんとか、いや並行世界だから兄弟じゃんといった鶏と卵どっちが先だみたいなツッコミを入れられなくもないかと。


前作はラジ館での牧瀬紅莉栖の一件(2010年7月28日)から約1ヶ月くらいのやりとりを描いた物語、傑作の誉れ高いタイムリープものでした。
その時に視聴者に提示された世界線は3つ。

 α世界線:椎名まゆりを救えず世界はCERNに支配されてしまう
 β世界線:牧瀬紅莉栖を救えず第三次世界大戦になってしまう
 STEINS;GATE:シュタゲ視聴済みの方は・・・ね?

本作ゼロはそのうちβ世界線での物語。紅莉栖の死から約1年間くらいのやりとりを描いた物語となります。改変23話視聴推奨という理由がここにあります。タイムリープなので単純に「1ヶ月」「1年」がどうだということはないかもしれませんが、ゼロは1年間をかけて、良く言えば“じっくり”、悪く言えば“間延び”した、の両方が同居する展開だったかと思います。これは仕様上いたしかたないところで、前作との比較で評価を下げるとしたらこの点を挙げます。

{netabare} “限られた時間での岡部の苦悩と選択”

本シリーズの醍醐味は共通しており、シュタゲでは13話以降と2クールめまるまる使って比較的長めのハラハラ展開だったのに対し、ゼロでは19話以降とスパートが遅めでした。{/netabare}


物語はお世辞抜きで良く出来てます。伏線回収が完璧とは言えないまでも並の作品よりは面白い。いや、作画、声優の演技、劇半、演出はさすが期待作の名の通り、凡庸な作品が多い中で頭一つ抜けていたのは確かです。

ありがたかったのは、本作ゼロは前作を踏襲していること。ガラガラポンしたわけではないため、継続しての視聴者が戸惑うことはありません。前作を踏まえてのファンサービス的な展開も押さえてます。

{netabare}なかでもやっぱりいいよなぁこれ↓
・ダルと由希さんのラブストーリー
・鳳凰院凶真の復活
・ちょっとだけα世界線に戻っての生身紅莉栖との邂逅{/netabare}


ざっくり前作との関連は以上です。 ※どうしても前作と比較したくなっちゃうんですよ。それだけ愛されてる作品ですからね。
さて、本作に絞ると、最初から最後まで一貫した軸があります。逃れられざる宿命と言い換えてもよい。それは、

{netabare}『第三次世界大戦の勃発を防ぐために、おかりんよあの日へ戻れ!』{/netabare}

β世界戦からα世界線ではなくSTEINS;GATEを目指す道筋は見えている。(正確には行った先で考えろ!ということにはなるが・・・)あとは岡部の決断だけなのだが、私達は何度もタイムリープした岡部の苦悩と絶望を知っています。それは岡部と視聴者のみが共有する世界。作中の登場人物は知り得ません。

“ユー!さっさと戻って紅莉栖救っちゃいなよ”

それで解決しちゃうのですが、煮え切らない岡部に地団駄踏みたくなるか同情の念を寄せるかは人によるでしょう。私は後者です。
前半は本作の新キャラである{netabare}アマデウス紅莉栖、{/netabare}比屋定真帆、レスキネン教授、椎名かがりの登場と関係説明とそれにまつわるエピソードが多く、同時に適度に伏線が撒かれます。
既存キャラの中では、前作ではある種パターン化していたダルとまゆりあたりが{netabare}(なんとなくおかりんの苦悩と絶望を察し){/netabare}徐々に言動が変わっていくところが見どころ。これまでとは別の一面を見せ始め、それがしごく真っ当な変化だったりするので、うんうん頷きながらの視聴感を得られます。

つまり結末がある程度想定できる中でどう過程を魅せるかといったところでしょうか。またはそれを超える思いもよらない結末を用意するか。
最終的な結末は納得できたので、やはりその過程をどう捉えるか、ここは観てみて各々感じてみましょうね、になるんだろうと思います。
いずれにせよ前作シュタゲを面白く感じたのなら視聴は必須といって差し支えないでしょう。



■おまけ
{netabare}たぶん、最後紅莉栖を救えたと思うのだが、救えた世界線で彼女出てきてたっけ?白衣着た彼女が屋上で「おかべ」とか言って再会してたらわかってても泣いてたと思う。{/netabare}

{netabare}なんでかがりは紅莉栖と似てたんだろうね?説明はなかったと思う。びっくり展開を作れるとしたらここだったと思うのにもったいない。{/netabare}

{netabare}相変わらず私はバイト戦士が大好きだ{/netabare}



シュタゲ観た当初はあれほど鳳凰院凶真をウザったく思ってた私が、その鳳凰院凶真をこれほど切望してたとは知らなんだ。
{netabare}運命の瞬間「キターッ」と叫んだお{/netabare}

{netabare}そして、鳳凰院凶真復活からの最終盤はさすがシュタゲの怒涛の展開でした。お腹いっぱいです。{/netabare}



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2019.04.07追記
《配点を修正》


本放送後、無印をおさらいしたら思いの外良かったことを申し添えておく。
リアタイ時には『溜めて溜めてドーン!』(イメージねイメージ)の印象が、無印から間を開けずにゼロを視聴することで序盤中盤が意味を成してくる感覚を覚えました。
一気見が吉!な作品かもしれません。上方修正します。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 81
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

0と1と

ゲームプレイ済み。

無印シュタインズ・ゲートの続き。
初期版の23話と改変版の23話の両方を前提としています。

* 無印原作プレイ済み
* TVアニメの23話を2通り見ている、あるいは、内容を知っている

このどちらかを満たしている人向けのアニメです。
面倒であれば以下のネタバレ部分を開けてください。

{netabare}
無印23話:
岡部倫太郎が椎名まゆりに叱咤激励されて、鳳凰院凶真が復活し、シュタインズ・ゲートに到達。

改変23話:
椎名まゆりが岡部倫太郎をかばい、牧瀬紅莉栖を救うことを諦める。
どちらも、その時の出来事を引きずっている。
{/netabare}

さすが大人気作品なだけあって、気合が入っています。
作画、音楽、演出、演技、どれをとってもハイレベル。
アニメとしての出来に心配することはありません。


一番気になるのはストーリーだと思います。
ゼロのゲーム版は、各キャラごとに攻略が可能で、それぞれ結末が異なります。
これをどうアニメ化するのかは視聴前から気になっていました。

フタを開けてみれば、オリジナル要素を挟むことで、一本のシナリオとしてうまく調理されていました。
「ルートごとにやるのでは?」と勘ぐっていた私には嬉しい誤算でした。
どうなるか予想がつかず、概要を知っていても、毎回期待とともに見られたからです。

視聴の前提はありますが、組み立ては良かったです。


雰囲気は前作以上にシリアスで暗いです。
箸休めはありますが、主人公同様、物悲しい雰囲気が常に漂っています。


そして、何気ない伏線を大量にばら撒き、一気に回収するという快感。

……今回は控えめです。
というか無印が完成されすぎていました。


ゼロは、人間関係や舞台設定を掘り下げた、ヒューマンドラマとしての役割が強いです。
あらゆるキャラに見せ場があり、隠された一面をさらけ出してくれます。

失われたものを取り戻していく心地よさ。
漠然としていた部分が見えてくる気持ちよさ。
どんどん上がっていく登場人物への株。

そういった、いわば「0が1へと充足されることで得られる満足感」が本作のポイントです。


ただ、欠点がないかと言えばそうでもありません。
すべてを詰め込もうとした結果、緩急のバランスが悪くなっています。
疑問が置き去りになったり、強引に感じる部分もところどころ見られます。

ぶっちゃけ、解説必要じゃね? という。
考察やまとめサイト等は多く見つかると思いますので、読んでみると楽しいかもしれません。



{netabare}
それから、前作の「スカイクラッドの観測者」にあった「0が過去で1が未来」という歌詞。
これが「ゼロ」というよく使われるタイトルに深みをもたせてくれています。

時系列としてはゼロがあとになるわけですが、
物語としては、ゼロという因果でいう過去があったからこその無印というわけです。

※{netabare}茶番とか言わない! 約束だよ?{/netabare}
{/netabare}
そこまで見越していたんでしょう。
あらためて前作はすごいなぁ。

{netabare}
ほかにも、

0は偽を意味し、
23時(話)の次は0時であり、、
0はループ状の形をしており、、、

あかん、オカルトじみてきた。
{/netabare}


まとめ。

* 正当な後継作
* ハイクオリティ
* ヒューマンドラマ重視
* 作品そのものがギミック
* やっぱ無印シュタゲ強い

ということで締めようと思います。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 64

69.9 9 ツンデレで恋愛なアニメランキング9位
B型H系(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (960)
5808人が棚に入れました
高校入学を控えた山田は、夢はセクフレ100人というエッチへの興味が旺盛な美少女。しかし男性の前だとあがってしまう性格が徒となってか未だに処女だった。ある日、本屋で転びそうになったところを小須田に助けてもらった(と勘違いした)山田は、平々凡々で手頃そうな小須田に処女を捧げることを決める。はたして山田は小須田を落とすことができるのか?

声優・キャラクター
田村ゆかり、阿部敦、堀江由衣、花澤香菜、下田麻美、能登麻美子、小林ゆう、宍戸留美、岩崎愛、橘田いずみ、儀武ゆう子、小泉豊、前野智昭

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ここまでストレートだと、逆に気持ち良いです・・・^^;

この作品の主人公は高校1年生の「山田」(名前は不明です)。超がつくほどの美少女なのですが、彼女の目標は「目指せ! エチトモ100人!」・・・このため、最初から作品のテンションが高いです^^;

山田さん・・・まるで思春期ど真ん中にいる少年の女子版・・・みたいに、寝ても覚めても常に頭の中がピンク色なのです^^;
でも、恥ずかしがり屋なので具体的な行動には出せないところに可愛らしさを感じます^^;

そして山田さんは、頭の中と現実とにギャップがあるので、友達によく相談を持ちかけるのですが、突拍子も無い質問にも付き合っている友達の対応は実に面白く見ものです^^

とにかく、ここまで頭の中がピンク色の人っているのかなぁ・・・と思える位、次から次へと妄想を巡らす山田さんを見ていると・・・表現がストレートなので、逆に気持ちよさを感じてしまいました^^;
山田さんを演じていた田村ゆかりさんが抜群だったから・・・かもしれませんけど^^;

そんな山田さんですが、これまで知らなかった感情に気付いて・・・少しずつ彼女に変化が訪れていきます。
やっぱり気持ちって大事ですよね^^

原作は未読ですが4コマ漫画らしいので、1話30分の枠内にショートストーリーが2〜3話、という構成になっているので、飽きることなく見る事ができる作品でした^^

投稿 : 2025/03/29
♥ : 26

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

田村ゆかりさんに官能的な台詞を言わせるアニメ

テンポのいいラブコメ。
エロ要素多めです。

主人公は、美少女山田。
男性経験がないので、妄想が先行する猪突猛進系のタイプ。
知識だけの山田が、いざ行動になるとあらぬ方向に。
そして、爆発的にテンパる姿が抱腹絶倒でした。

コメディー要素の強いラブコメとしてはピカイチな作品です。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 26

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

山田の声が田村ゆかりさんだったのは、大正解だと思ったww

まさか女の子がセクフレ100人作るお話だったとは...衝撃的過ぎて、この時点でもう噴きましたw

でもこんなのはまだ序の口で、山田の突発的な行動や発言に僕は、もう、我慢、できなーい!ってな感じで、大爆笑しまくりでしたww

それにしても、山田は見てて飽きませんw
あんなこと言ってるわりに恥ずかしがり屋さんとか面白すぎで可愛すぎますww

あと、挿入歌がすごく良かったです!

個人的にはもっと評価高くてもいいと思ったけどよく見たら、キスシスと同じ時期にやってたみたいなので、ならしょうがないのかなぁ~何て思いましたww

てかキスシスと同じ時期だったのか...なんかすげえww

投稿 : 2025/03/29
♥ : 24

75.2 10 ツンデレで恋愛なアニメランキング10位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★★ 4.1 (749)
4463人が棚に入れました
西暦2059年、パイロットを目指す少年、早乙女アルトが、新天地に向かって進む銀河移民船団のマクロス・フロンティアにいた。ある日、銀河頂点の歌姫、シェリル・ノームのコンサートツアーが船団へやって来ることになり、アルトは彼女にあこがれるランカ・リーとともに会場に行くが、突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受ける。

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤綾、中島愛、小西克幸、神谷浩史、福山潤、豊口めぐみ、保志総一朗、三宅健太、小林沙苗、井上喜久子、杉田智和

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

それでもこの愛止められない

この作品の特に印象的に残ったのが
「ユニバーサルバニー」という曲の
ライブシーンでしたヽ(*´∪`*)ノ"

可愛いシェリルのホワイトうさぎに
Sexyなシェリルのブラックうさぎ♪

衣装やセットがもうすごく素敵でランカ派な私ですが、
ユニバーサルバニーは
もしかしたら1番好きな楽曲かもしれないですd(・ω・●)

はたして・・アルトはどちらを選ぶのか!? が気になるとこですね。

イツワリノウタヒメまでみたらぜひサヨナラノツバサも観てほしいです。
きっと感想は大きく分かれるんじゃないかなーって思いますε=ε=ε=(●・д・ノ)ノ

読んでくださりありがとうございました★o(´▽`*)/♪

投稿 : 2025/03/29
♥ : 31

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

マクロスFの濃縮版(前編)

マクロスフロンティアの劇場版です。
ストーリーはテレビ版とは異質。
愛・おぼえていますかと同様、マクロス正史ではないかも。

劇場版だけあって、圧倒的な映像美と歌。
シェリルの迫力ある歌唱力が群を抜いていました。
戦闘と歌が並走する長シーンは圧巻です。
鳥肌が立ちました。

ストーリーは直情的。
伏線をバラマキまくりです。
サヨナラノツバサで謎解きかな。

シェリルかランカかと問われれば、私はやっぱりシェリルですね。
自由奔放、ややツンデレ入りなんて、超私好みです。
彼女、歌にかける情熱がほとばしっています。
プロフェッショナルですね。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 30

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

新生マクロスF アニメverも好きな人はこの映画verもぜひ!!

2008年アニメで一斉を風靡したマクロスシリーズのマクロスフロンティアの劇場版版第1部

新たに再構築した新作で約120分の内容です。

ストーリーはほぼアニメverと同様。
ですが細かく見ているとテレビverと違うシーンが結構あります。
シェリルノームの作中での設定が少し変わっていたり作中の人物が少し大人びて?いたり、


新規作画7割、再撮影9割になっており見た感じでは
「ストーリー(流れ)はよく似ているけど何か違う」
という感じを受けると思います^^;


あと新規作画の件で1言付け加えると
ライブのシーンがかなりリアルさを増したものになっていると思います。
ライブ参加者が持つあの光る棒(名前出てこなくて……)が1本1本細かく描かれていたり、歓声、スタジアム雰囲気、演出etc..
どれもかれこも素晴らしくまるで実際にライブに来たかのような錯覚を受ける。
シェリルの舞台は独特でまるで未来のライブって感じを受けましたが良かったと思います♪

テレビverでお馴染みの
What`bout my star
Welcome To My Fan Club`sに加え
新曲Pink monsoonでしたかね(ライブ)


それと
この映画verではテレビverでは無かったランカちゃんのCMソングがたくさん流れます^^
テレビ版でもあったあのコンビニのシーンももちろんありますが今回はそれに加え
新しく何種類かのCMソングが流れてます
これに関しては特にいうことはないですね。


話は変わり
今回作画の方は7割新規ということで
特に日常シーンに新しい描写がたくさん入っていました。
夜のシーンが増えた印象ですね。
シリアスシーンとか静かなシーンが少し増えていたかなと、、

醍醐味の歌ではシェリルがランカより1歩抜きん出ていた印象です♪
最後の戦闘歌シーンはほぼ半分以上シェリルのステージです
第2部ではランカが輝き出すのでしょうね、、多分

あと戦闘シーンでは相変わらずカッコ良い機体と歌とのマッチには
さすがマクロス!!
となりとても満足でした☆

敵の攻撃から逃げるアルトのシーン(道路を滑る感じで逃げるあのシーン)が特に圧巻でしたね
こんなに進化するんだ~と思いました

このレビューを見てから見る方はぜひそこに注目していただきたいです(^_^;


こんな感じで今回は結構シーン説明をまじえてこの映画を紹介しましたが
この作品はテレビverマクロスFを未視聴の人でも十分楽しめる内容になっていると思います。
テレビverを見ているとなお楽しめますね

そんな1作でした(o^^o)

その他新曲↓
妖精(シェリル)
オベリスク(シェリル)
ユニバーサル・バニー(シェリル)

オベリスクは良かった曲だと思います
でもやっぱり1番好きなのは「ライオン」ですね~

ライオン~ランカver~とか最高でした☆☆



次の第2部サヨナラノツバサでは

娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ
が聴けるんですね~♪
楽しみにしてます♪


一作目イツワリノウタヒメ キャッチコピー
「歌で銀河が救えるわけないでしょ!」

投稿 : 2025/03/29
♥ : 26

87.5 11 ツンデレで恋愛なアニメランキング11位
ハイスコアガール(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (805)
3357人が棚に入れました
「ポリゴン」って何?食えんの?そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。
ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凛として座していた──。
主人公ハルオを通して描かれる’90年代アーケードラブコメディー!

声優・キャラクター
天﨑滉平、広瀬ゆうき、興津和幸、山下大輝、御堂ダリア、新井里美、伊藤静、チョー、赤﨑千夏、杉田智和、植田佳奈、武虎、大塚芳忠
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かっこいいは正義

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:山川吉樹、シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン:桑波田満、原作:押切蓮介

90年代のゲームを巡るストーリーが魅力で、
多くの男性が懐かしさを感じることのできる作品。
ゲーマーとしてのプライドを持つ主人公の矢口春雄が
お嬢様ゲーマーの大野晶や、矢口に恋心を抱く日高小春たちと
ゲームをしながら青春を謳歌していく。

この時代を生きた男性なら多くの人が
夢想したことがあるだろうという展開。
私はストリート・ファイターⅡ以降、
それほどゲームセンターに行かなくなってしまったが、
こんなところで女子と遊ぶなど、夢のまた夢の世界だった。
昔は吉野家や立ち食いそばでさえ、
女子が一人で訪れることは、ほぼあり得なかった。
ゲーセンでカップルを見るのも、かなり稀なことだった。
そこは男の世界だったのだ。

この作品では昔のゲームやその特徴、
やり方などを懐かしむことが大きな楽しみのひとつだが、
大野や日高とのラブコメも見どころだ。
3話での大野との別離や再会した後の
河原でのシーンなどはとても良かった。
日高も矢口を追いかけてゲームが上手くなっていく。
切なくもあり、笑ってしまう場面がたくさんある。

ただ個人的にこの作品の最大の魅力は、
春雄の生き方にあると思っている。
春雄は小学生のときから、
自分のできること、できないことを割り切っている。
できないことは、ほぼ諦めている。
しかし、ゲームにおいてはプライドを持っており、
孤高の生き方を選んでいるように見える。
そして、自分のなかで何がかっこよくて、
何がかっこ悪いのかという価値観がはっきりしている。
それは、とてもかっこいいことではないだろうか。

昔、競馬騎手である武豊のドキュメンタリー番組を観た。
その頃、既に一流ジョッキーとして広く認められていたにも拘わらず、
貪欲に新しい乗り方を取り入れていたことが放映されていた。
そんな姿勢についてインタビューアーから問いかけられると、
かっこいいと思えたから、ということだった。
もちろん、騎乗スタイルには馬に負担をかけないだとか、
速く走らせるのに適しているだとか、
色々なプラス要素の理屈があるわけだが、
武豊の口から出たのは、そんな一言だったと記憶している。
さらに、かっこいいことは、だいたい正しいことが多いんですよ、
というようなことも告げたのだ。
とてもシンプルな答えで、私は衝撃を受けたものだが、
成功している人間とは、正しい理念みたいなものを
本能的に分かっているのかもしれないと思った。

私は春雄のキャラクター像に、そういう潔さや正しさを感じた。
何がかっこいいかということが決まっているから、
生き方がぶれないのだ。
それは全編を通して一貫しているように見える。
傍目にはかっこ悪いように見えていても、
「自分のかっこいい」からは外れていないと考えている。
つまり、ハードボイルドなのだ。

ハードボイルドとは、ヘミングウェイからハメット、チャンドラー、
ロスマクなどの作品につながる考え方で、
日本では60年代から80年代にかけて浸透したと私は理解している。
直訳すると固くボイルしたもの。
固ゆで卵、つまり芯の固い生き方のことを指している。
ある時期のアメリカなどの探偵小説では、
よく描かれた主人公像のひとつだ。
ジェイムズ・エルロイの作品もこの系譜に含まれる。
なぜ、春雄がこういうキャラクターなのかと考えると、
ひとつは90年代の時代背景と、頻繁に登場する
ストⅡのガイルのキャラクター像に影響されているのだろう。

このようなことを考えると、春雄が女子からはもちろん、
男子からも人気のある人物として描かれているのは
とても納得できる。私にもこういうタイプの友達がいたので、
余計にを懐かしい思いで観てしまう。
ゲームや時代背景だけでなく、
無骨な人物像という部分でも親しみを感じる。

男はタフでなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない。

今ではあまりにも時代遅れのセリフが、
この作品には合っているような気がする。
(2018年10月20日初投稿)

EXTRA STAGE ROUND13~15
(2019年10月23日追記)

{netabare}1期終了後に配信とOVA販売の
発表があったEXTRA STAGE。
当初は、最終回までまだ多くの話が残っているのに、
駆け足で終了かと不安の声も上がったが、
無事に2期制作となったのは良かった。

1期の終了時には日高からの告白と
ゲーム勝負の申し込み。
晶とは家出の件で、また遠い存在に。
それでEXTRA STAGEは、
日高と春雄が中心になるかと想像していたら、
やはり晶との話がメインだった。
13話でAOUショーを晶と行けたら楽しいのにと
想像し、15話で運命の出会いによって一緒に行くという
ストーリーでまとめられた構成となっている。

私はよく知らなかったのだが、
AOUショーというのは、1982年から開催されている
AOU(全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)が
開催していたショーで、アーケードゲームを中心とした
展示会ということらしい。2013年からは、
ジャパンアミューズメントエキスポとして
毎年2月に開催されている。

話の中心は、春雄と晶の周囲の人たちも交えた
世界の広がりとでもいう展開。
晶の教育担当の業田や晶の姉の真、
晶の登下校時の運転手・じいや、
春雄の母・なみえ、そして同級生の日高との
関わりによって、ゲームを楽しみつつ、
少しずつ大人への道を歩いていく。

さまざまなゲームが登場するが1995年当時は、
私はほぼゲームを卒業していたので、
画面を観てもほとんど知らなかった。
ただ『RPGツクール』というソフトがあったのは、
朧気ながら覚えている。とてもじゃないが、
面白いゲームを作れるような代物ではなかったという
噂を聞いたことがある。
また、ゲームを卒業したと言いつつ、FFシリーズは別。
晶が射的でゲットした
『ファイナルファンタジーⅥ』は大好きだった。
この頃のFFシリーズはシナリオが練られていて、
とてもよくできていたと思う。
個人的にはⅦが頂点で、その後は緩やかに
下降していった印象。
さすがに最近はもうやっていない。

やはり今回も注目したのは春雄の行動や
春雄の母・なみえの信念のようなものだった。
業田に対して、なみえが主張する姿はかっこいいし、
春雄の、他人や晶に対する姿勢には好感だ。
13話のラストで晶が名残惜しそうに春雄の胸に頭をつけるが、
春雄は想いを胸の奥に秘めながらも、
背を向けて別れていく。とてもこの作品らしいと思った。
16話では、幕張の帰りの電車で春雄はついに自分の気持ちに
正直になる。相変わらず車ではねられるのはご愛敬として、
良い感じで2期につなげられたのではないだろうか。{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 114
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

沁みるほど青春

J.C.STAFF制作、原作押切蓮介。

主人公は小学6年生、矢口春雄。
彼の好演がどういうわけか楽しい。
当時の小学生なんてとても、
小さなコミュニティで生きています。
居心地の良い場所なんて限られている。
現代のユビキタスな世界は存在しない、
春雄にとってゲーセンが聖域なのでしょう。

4話視聴追記。
懐かしいのは設定の1つに過ぎない。
ここにあるのはノスタルジーではなく、
素朴な時間と馬鹿が付くほど正直な生き方だ。
{netabare}小学生はまだ生き方を選べない、
そして季節は廻り、ほのかな恋の中学編が始まる。{/netabare}

最終話視聴追記。
よくやった、大健闘でしょう。
素晴らしいアニメだと思います。
{netabare}ガイルさんが助演男優賞でしょうか、
ゲーマー同士のショボい喧嘩が楽しい。
ヒロイン2人が好対照で好印象、難しいなあ。{/netabare}

沁みるぜ、沁みるほど青春だ。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 108
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そんな私はロースコアボーイ

2018.10.06記

原作未読

当初ノーマークだったが、同僚の薦めで視聴決定。
どうやら、昔懐かしのゲームを扱った回顧ものくらいの前情報で視聴スタートです。

さっそく結論。

 懐かしくて涙出るわ~

これはオモテ。並行して、

 なんじゃこのラブコメ泣けるわ~

一作で二度美味しい作品になってます。懐かしのゲーム見たろ、ぐらいでかまえて思わぬカウンターパンチを食らっちゃいました、といったところでしょうか。

主人公の矢口春雄が1979年生まれ。本作の時代設定が1991年(小学六年生)から1995年(高校一年生)までとなります。
これはリサーチの勝利と言って構わないと思いますが、誇張されることない等身大の90年代が描かれているため、おおむね1970年~1985年生まれの方は取り扱っているゲームや時代の空気感の再現具合に感嘆するんじゃないでしょうか。

{netabare}・緑の電話ボックスにピンクチラシが貼ってる
・当たり前のように灰皿が置いてあるゲーム台
・パネルでめくられる新幹線ホームの発着案内板(現在は電光掲示板)
・溝の口(川崎)駅降りたとこ南武線沿い小道の汚い飲み屋街の古本屋 ※住んでた私が保証しよう
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機のラインナップ
といった見た目のあるあると

・対戦でのお作法(ハメ技かけると喧嘩になる等)
・教室でソニックブームを繰り出すこの解放感
・もういいわよ。録画してた「家なき子」観るから♪
・ミスチルを聴きなさい!ミスチルを!
・取り扱うアーケードゲームと家庭用ゲーム機にその当時みんなが感じてたこと
といった空気感{/netabare}

単なるゲーム回顧録ではない、時代の空気の見事な切り取りっぷりに切なさを感じるほどです。ワクワクするつもりがきゅんきゅんしてしまうのです。

若い皆さんにとっては、このピンポイントで切り取られた時代の追体験が可能ですので、ぜひ面白がって観てほしいですね。
ついでに、だいたいアラフォーの男性が大なり小なり通ってきてる道でもありますから、雑談のネタとしてビジネスにも活用できるかもしれません。

自分はハルオよりちょい上くらいのドストライク世代にあたります。回顧トークしたくなるところですが、脱線が止まらなさそうなのでここでは泣く泣くあきらめますよ。ただ一点、同年代非オタの知人にハイスコアガールを勧めたら、ちゃっかり視聴してました。その後酒の席でのあるあるトークに華を咲かせましたよ、ということは申し添えておきます。



そして、ゲームと並行しての恋愛の世界。
ゲームで繋がる恋愛ってなんのこっちゃ? そもそもこのキャラデザインは、恋愛仕様のそれではないような。。。
{netabare}とナメてたら3話で不意打ちを食らうことになります。{/netabare}

2話からラブコメの波動が感じられ、12話終わる頃にはきゅんきゅんしてることでしょう、たぶん。

大野晶と日高小春のダブルヒロインというのは、ぱっと見で王道の配置です。

大野晶:ゲームは社会との接点を持つためのもの/純粋にゲーム好き/{netabare}ハルオが好きそう{/netabare}
日高小春:ゲームはハルオとの接点を持つためのもの/ゲーム好きは二次的なもの/{netabare}ハルオが好き{/netabare}
ハルオ:馬鹿で優しくてあったかいやつ。すがすがしいほどにゲームのことで頭の中がいっぱい。

そんなベクトルは物語の進行に合わせてゆっくりと変化していき、最終12話{netabare}(小春の告白という大きな転換点を迎えること){/netabare}で本作の恋愛の波動がピークに達します。
きゅんきゅんする理由、、、二人ともホントいい子だから(語彙力)。
そしてハルオもなんだかんだいいやつだから(もっと語彙力)。
二人ともきっかけは違えど、徐々にハルオに惹かれていく様子がもどかしくも純な感じがして擦れた大人にはまぶしく映りました。
ヒロインにとってはゲームバカが恋愛対象のため、コミュニケーションがゲームを通じてということも多いです。対戦プレイや協力プレイのシーンに潜む恋のやり取りを見過ごしてはいけません。{netabare}晶と小春ですらゲーム機を通しての会話と、わりと徹底してます。{/netabare}なんかもう「拳で語り合う」世界観ですね。

これほど無口なヒロインで物語が成立するんだ、と面白がって観てたわけですが、結局セリフがゼロでしたね。大野晶役の鈴代紗弓さん、「あ」「う」「ぐふぅ」に感情を込める難役お疲れ様でした。
小春の鼻腔を抜ける呼気の音すら聴こえそうなささやき声は役に合ってたかどうかを超えて心地よかったですね。広瀬ゆうきさんですか?また別の作品でお会いしましょう。

{netabare}晶にとって、もともとは大野家とは違う世界への扉であり、さらにその世界を広げてくれたハルオへの好意。ハルオは激つよの晶を目標と捉えてました。
小春にとって、唯一自分に目を向けてくれる瞬間がゲームで対峙する時だったというハルオへの好意。ハルオはフルボッコ負けを機に小春をライバルみたいに捉え始めました。
後半は、

 “目標を降りたかった晶と目標になり替わりたかった小春”

ミスマッチがなんとも切ない物語でした。{/netabare}



ノスタルジーにあてられて不器用な恋の行方にせつなさを感じたのか、
良質なラブコメにほだされて在りし日の思い出がきれいに見えたのか、

恐らく両方。きゅんきゅん×きゅんきゅんは単に2倍ではなく、2乗と感じる稀有な経験なのでした。
続き3話はOVAで!と商売臭わかりやすいラストに賛否両論出そうですが、そこはご愛敬(;^ω^)
薦めてくれた同僚よ、ありがとう!



以下、その他の四方山話。


■作画
まずは、権利処理に奔走してくれた裏方さんには賛辞を送りたいと思います。感謝!
3DCGということでしたがかなり普通のアニメっぽい自然にみられる処理をしてました。私の目利きが甘いかもですがあまりCGっぽさを感じません。そして核となるゲーム画面の再限度が極めて高い印象です。元画像をはめ込めばよかろう、というものではけっしてなく、ブラウン管と現在のデジタル規格との突合作業、コマ数の調整、エフェクトの修正、その他視聴者からみれば『そのまんまゲーム画面』に見えた本作の絵は相当の処理を施して再現されたものだそうです。
私が普段は気にしない技術的な面にも良い意味で関心を起こさせる製作陣の仕事でした。


■華を添える愛すべきイカレキャラ達
わりと主人公たち以外は行動・言動が変なのが多いのですが、第一話で矢継ぎ早3枚のカードを切ってきて視聴者の引き込みに成功しました。
・癇癪カップル:声は松岡&日笠と無駄に豪華
・小学担任:「卑劣」と書いてお前のことだ、と主人公に容赦ないが悪意もない。
・じいや:黒塗り高級車で主人公を轢いても歯牙にもかけず。
目立たぬファインプレーだったように思えます。


■10カウントで消えるはずだった世界が色づく
OPEDともに作品に寄り添った良曲。ED「放課後ディストラクション」はお気に入りでDLしてます。
{netabare}プレステとサターンの発売により自分はアーケードから距離を置きました。当時は鉄拳派(プレステ)とヴァーチャファイター派(サターン)と棲み分けがされてた気がします。
それはさておき、10話Aパートでサターンにうつつを抜かしアーケードから遠ざかってたハルオが小春にフルボッコされたのを機にゲーセンに戻ってくる描写があります。
逡巡しているハルオのバックにはストⅡゲームオーバー時のコンティニュー画面。ガイルさん(CV安元洋貴ww)がハルオを焚きつける中無情に10カウント刻まれていってました。
アーケードゲームが家庭でできるインパクトは強く、この時期から徐々にゲーセンから足が遠のいていったのは私だけではないでしょう。対照的にコンティニューして戻っていったハルオには個人的に感動しました。(えっ!そこ?)

どれくらいのインパクトか? JUDY AND MARYの楽曲に「まるでヴァーチャファイターのゾーン2」という歌詞が出てくるくらい。男ならともかくあまりゲームをしない女の子でも家にプレステとか普通に置いてありましたよ。{/netabare}


■余談
我が家では作中登場したニューファミコンが現役です。タイトルは70本以上。スーマリ、ドラクエシリーズ(要ふっかつのじゅもん)、じゃじゃ丸くんといった有名どころから、シティコネ、影伝、燃えプロその他家族でたまにゲーム大会を開催。
スターフォースでラリオスを撃破したり、ボンバーマンでリモコン無し状態からのリカバーをしたり、グラディウスで↑↑↓↓←→←→BAを披歴したりと父親の威厳を保つのに一役買ってたりします。
この前、ウチの子供たちが伝家の宝刀『カセットに息をフー』してるの見て爆笑しました。曰く「つば飛んじゃダメなんだよ」と。
なんかしらんが、受け継がれる伝承みたいなもんでしょうか。25年前も今も楽しいものを前にした子供の気持ちってそうそう変わるものではないんです。



視聴時期:2018年7月~9月 リアタイ視聴 ※EXTRA3話は2019年3月視聴

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2019.04.03追記 ★EXTRA STAGE(ROUND13~15)追加視聴★


Netflixの配信にて。TV放送(ROUND1~12)の続きの3話分が解禁です。

{netabare}変わらぬOPとEDにふいにキュンとしてしまった。なんだこの破壊力。
内容には触れません。本編にも増して、ハルオ母が素敵で、晶と小春に身悶えし、ハルオはしっかり男の子してました。{/netabare}

ファンの皆様におかれましては、視聴は義務と言って差し支えない出来映えです。

※視聴日:2019.03.30



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2019.10.23追記


2019年秋期に2期放送。先だって、EXTRA3話を地上波で放送しました。
濃厚な3話だったのでこれを放送する決断をしてくれたスタッフの皆さまには感謝です。

{netabare}さて、そのEXTRAのクライマックスといえる花火シーンは二子玉川河川敷の花火大会です。ハルオたちが乗ってる電車は田園都市線。

こたびの台風でまさに氾濫したピンポイントの場所でした。{/netabare}

春先には普通に感動しただけでしたが、あらためて半年後に再視聴して別の思いが生じます。迅速な復旧をお祈り申し上げます。



2018.10.06 初稿
2019.04.03 EXTRA視聴後追記
2019.10.23 追記
2020.07.28 修正

投稿 : 2025/03/29
♥ : 100

80.0 12 ツンデレで恋愛なアニメランキング12位
ブレンド・S(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (756)
3329人が棚に入れました
ツンデレ・妹などなど、店員さんのいろんな「属性」が楽しめる喫茶店で、新人アルバイトの苺香(まいか)が店長にリクエストされたのはなんと「ドS」キャラ!?
一生懸命働くうちに、意外と「ドS」の才能が開花してしまい…。
踏まれたって全部がご褒美、倒錯的ワーキングコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、鬼頭明里、春野杏、種﨑敦美、徳井青空、前野智昭、鈴木達央
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

安定のきらら枠→普通に笑える作品でした。

原作未読。最終話まで視聴。

毎回、期待度の高い、きらら枠作品。
安定して、普通に笑える作品でした。
{netabare}
苺香(ドS担当) 本当は、生真面目で礼儀正しい。
夏帆(ツンデレ担当) 本当は、普通に礼儀正しい。ゲーマー。
麻冬(妹キャラ担当) 本当は、お姉さんキャラ。キッズアニメ好き。
美雨(あ姉さんキャラ担当) 本当は、成人向けの漫画家。
ひでり(アイドル担当) 本当は、男の娘。
{/netabare}
とにかくキャラの渋滞がヒドい作品。
そこが面白い所なんですけどね。

この手の作品では珍しく、男性キャラのレギュラーが登場するのも良かった。
店長さんのいじられ方が個人的にはツボでした。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 50

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

特に何が悪いとは思わないんだけど、個人的には響かない…。

原作は「まんがタイムきららキャラット」に掲載のマンガです。(未読)

「ホール担当の店員さんが何らかのキャラを演じることによりそのファンとなる客が付く」という「属性」をウリにする喫茶店「STILE(スティーレ)」を舞台とする日常系ラブコメディです。

海外留学に憧れてその資金を貯めるためのアルバイトを探していたところ、店長にスカウトされた主人公の苺香(まいか)、そしてイタリア人である店長のディーノをはじめ、登場人物はスティーレの店員と苺香の家族で閉じてしまうような、狭い人間関係の「きらら」らしい感じの作品です。

苺香は微笑むのが苦手で「笑顔が怖い」ということで、「ドS」担当となります。他に「ツンデレ」担当の夏帆(かほ)、「妹」担当の麻冬(まふゆ)、「お姉さん」担当の美雨(みう)、「アイドル」担当のひでりといった店員たちがいますが、ひでりはさておき皆「本来の性格」とは異なるキャラを担当属性として演じているというのが本作の特長といえば特徴なのでしょうか。

また苺香以外の店員は皆なんとなく「サブカル寄り」な趣向の持ち主というのも、深夜アニメのメイン視聴者的には馴染みやすいところなのかもしれないですね。

ストーリー的には緩やかな人間関係の進展はあるものの日常系らしく「大きな事件」的なものはありませんし、人間関係的にも最終回までで特に大きな決着がつくわけでもありません。

個人的にはそれでもかなり楽しめた『三者三葉』(面白かったので原作を買って読むに至った)のような作品もあるのですが、この作品に関してはそれほど響くものはありませんでした。

作画については「群衆は適当に描いて色すら塗らない」といった思い切った省力作画をする一方で、メインキャラに関してはきちんと描かれているので決して悪くはないと思います。

OP主題歌の「ぼなぺてぃーと♡S」はとても耳に残る曲で、けっこう好きでした。ED主題歌の方は、曲というよりは苺香が扮する姫が世界各地を巡りながら各キャラが扮するその土地の人物に出会っていく背景アニメが気に入っていました。BGMなども作品には合ったものが使用されていたと思います。

各キャラの声優さんの演技的にも「ここが不満」みたいなところは特には無くて、まあこうやって個々の要素を見ていくとマイナスとなるような点はないように見えるのですが、個人的にはあまり心に響くものがなかったという謎な作品となりました。強いて難点を挙げるとすれば、ギャグ要素にキレを感じなかったかな…?(← 個人の感想です)

投稿 : 2025/03/29
♥ : 40

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あなたの嗜好にあった女性がエスコートする純喫茶スティーレにようこそ

2017年秋放送のテレビアニメ 全12話

原作 中山幸 監督 益山亮司 構成 雑破業 音楽 菊谷知樹
制作 A-1 Pictures

まんがタイムきららキャラット連載の4コマ漫画のアニメ化。
メイド喫茶風純喫茶「スティーレ」を舞台にした日常系お仕事アニメ。

5人のウェイトレスと店長、キッチン担当と犬一匹がメインキャラ。

桜ノ宮苺香 16歳 CV和氣あず未 ドSキャラ
日向夏帆 17歳 CV鬼頭明里 ツンデレキャラ
星川麻冬 21歳 CV春野杏 合法ロリキャラ
天野美雨 22歳 CV種崎敦美 お姉さんキャラ
神崎ひでり 16歳 CV徳井青空 アイドルキャラ

秋月紅葉 21歳 CV鈴木達央 キッチン
ディーノ 26歳 CV前野智昭 オーナー兼キッチン

主人公の桜ノ宮苺香が喫茶店経営者ディーノにスカウトされることから始まる物語です。
王道きらら系なのでストーリーはありません。
さらに、イマイチ癒し系が不得意なA-1picturesと言うことで、
微妙なバランスの作品になっていますが、
ワーキングという人気作があったことで一定のファン層は期待できる作品のようです。

個人的好みで言えばワーキングは興味本位で完走はしたものの、
好みの作品とは言えず続編は一切無視状態なのですが、
この作品のほうが、私には観やすかったようです。
ワーキングに比べると女性キャラはリアル感に欠け深みも無いのですが、
なんと、この作品は男性に萌えるタイプのような気がしました。
7人中3人が男性なので、まあ視聴者は好きなキャラを選べばいいわけなんですが、
男性キャラのほうが力が入っているようです。

やっぱり、ワーキング同様女性に人気が出るタイプの萌えアニメっぽいですが、
後半登場のウェイトレスが男の娘で最もキャラが立っていると言うところが、
男性にも受けそうです。
ワーキングと違い常時女装の本物の男の娘と言うところが現代っぽいです。

テンポ感が安定せずイライラする部分が多いのはきらら系の宿命で、
このタイプを好むかどうかの分かれ目になると思いますが、A-1は特に目立ちます。
もちろん、作画の安定感はさすがの一言で何度も観ることに耐えられる高レベルだと思います。

主人公苺香の魅力が今一つ・・・これは個人的な感想ですので気を悪くしないでください。

男の娘とは言っても中の人はごちうさのマヤなどで名を上げた萌え萌え美女の徳井青空。
その演技は一番の見どころと言ってもいいと思います。

好みのジャンルではない割には普通のペースで見れたと言うことで、
ジャンル内良作で間違いないと思います。
若手声優を堪能できる嬉しい作品でした。
 

投稿 : 2025/03/29
♥ : 35

79.3 13 ツンデレで恋愛なアニメランキング13位
五等分の花嫁∬(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (499)
2101人が棚に入れました
「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。林間学校での様々なイベントを通し、さらに信頼が深まった風太郎と五つ子たち。そして今度こそ、五つ子たちの赤点回避をすべく家庭教師業に邁進しようとした矢先にトラブルが続出。さらに風太郎の初恋の相手である“写真の子"が現れ・・・!?風太郎と五つ子の新たな試験が幕を開ける──!!

声優・キャラクター
松岡禎丞、花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

中野家に行こう!!

原作未読

こっちのGOTO分は中断せず完結までやる気ですね。放送終了後に「続編制作決定!」です。
五つ子のキャストが豪華だといっとき話題になったマガジン発ラブコメの第2期。続きもんです。

 うえすぎくん

といえば五つ子よりも双子を真っ先に思い浮かべる世代の私。少なくともサンデーではやらなさそうなアクロバティックな設定といいますか正統または王道にはなれない飛び道具みたいな作品の位置づけかと思います。一人に対して恋敵が多すぎるのです。
そんな飛び道具らしい尖りを魅力と捉える向きがある一方で、多くは“ラブ”に期待できないまま、1期の電波ソング『五等分の気持ち』や豪華キャスト&ハーレム司令塔松岡さんに見られるキャラ先行作品と嫌がって離れた方も多かったのではないかと思います。1期終わって自分はややネガティブ寄りでした。そんな入りからの2期でしたがややポジティブ寄りでいったん完走です。なぜか?

“強み”を自覚したからではないかと思います。
ひとつは“キャラ”。画が安定したことで声優陣おんぶに抱っこから脱却をはかれたと思います。
二つめは“花嫁レース”が始まったこと。各馬紹介の1期から発走した2期だったと言えましょう。

嫌な言い方すると「ラブゲーム」or「ラブストーリー」に期待できないし、大きな流れで捉えると矛盾だらけになるから、刹那のキャラの輝き(かわいい、良きセリフ)に頼るしかないのです。そのポイントが底上げされた感じ。そこにもう一つのスパイスをかけます。射幸心を煽る本作の売り

 誰が花嫁になるの?

競馬ファンは事前情報でも楽しめますが、素人は発走してからが本番です。
ケアすべきところをケアすることで作品としてきゅっと締まったといってもいいでしょう。ポジショニングの鬼イニエスタ加入で変わったヴィッセル神戸みたいなもんです。ラブコメリーグの最高峰サンデー(仮想バルセロナ)だろうが極東リーグ的なマガジン/ジャンプ(仮想ヴィッセル)であろうが要所を抑えれば試合になるってことです、、、たぶん。
ちなみに自分は五人ともOKです。裏を返せば誰でも良いとの鬼畜回答。
{netabare}1位③ドベ①が模範解答かもしれませんが、逆張りでなく良し悪しトータルで五十歩百歩な気がします。③は意思疎通に難がありすれ違いが頻繁に起こりそう。いざ付き合って壁が取れたら豹変する未来が見えます。逆に①をフォローすると母親死亡時の⑤を見て“姉”を演じざるを得なくなるなど調整役と言い聞かせてきた半生から転じて、それでも賭けに出るほどの自分の意志を示そうとした勇気はなかなかできるものではないと思います。{/netabare}
{netabare}それでもキャラ描写が分散しちゃって、各々好きになる理由が希薄だったり♂が朴念仁なのもあって男女間のやり取りの妙は皆無でございました。{/netabare}


なおラブストーリーに期待できない理由は1期レビューにて。基本評価は変わらずです。

 物語性に蓋をするからこそ成立する

少なくとも登場人物の気持ちに寄り添ったり心情を重ねるなんてことはありませんよね?
なんだかんだ乗り切れない理由も挙げておきます。以下敬称略

{netabare}⑤なんですけど大好きなお母さんの職業(教師)を目指すは良いとしてそんな家庭環境だったらもう少し成績マシだと思います。揃いも揃ってという作品の根幹部分が不思議でなりません。{/netabare}
そもそも通う学校や居住場所も同じ。年齢も同じ。顔は一緒だと言いながらそこはさすがに差をつけてはいたものの化学反応させるための素材が似たり寄ったりなため、“性格”と“声”に我々の意識が集中せざるを得ないのです。

もったいないとは感じません。求められてる役割はこなしていると感じる佳作でした。
続編視聴は微妙です。



※ネタバレ所感

■フォルテッシモ!?

2期のタイトル。パッと見た感じ2期を表す記号は単なる“Ⅱ”とは違います。音楽用語でいう“フォルテッシモ”かと思いましたが積分記号“インテグラル”って見方もあるようですね。

{netabare}賞レースの鍵を握る少女レナの正体が⓸だと確定し、先行①②③に⓸が入ってくる終盤の流れでした。前者は消えた感あります。思えばどんな時でも姉妹優先で動いてきたことで他4人からの祝福を最も受けやすい存在になってたりします。{/netabare}
{netabare}でもそれミスリードなんじゃないかしら。⑤が捨てがたい。そこで“ff”、伊語はラテン系です。
レナは“RENA”“LENA”ってことになるわけでラテン語系で“LE”は“ル”と読みます。すなわちレナ=ルナ(月)。①にとって刹那の七並べが大事な思い出だったこと同様に、フータローにとってのレナとのクライマックスエピソード部分を担っていたのが実は⑤のレナでした、なんてことがあったら面白いかも。1期第1話しょっぱなは⑤から始まったしあとあと納得しそうです。{/netabare}

完結作品の予想なんて意味ないでしょうが私マンガ読んでないのでこの点まだまだ楽しめそう。


■みかたを変えれば…

前述“性格”と“声”で差をつけるしかない制約大な本作品。
実際良し悪しでして、インパクトありそうなことを思いつきでやってるような進行のためお世辞にも物語としてOKかは微妙なんです。
ただ頑張ってるなと個人的に思ってるとこもあって、、、
三角関係つまり3~4以上プレイヤー増やすほどにパズルは精緻さを求められるわけです。せいぜい2:3か3:3が限界値で本作のように1:5なんて土台無理。あまり踏み込まず俗に言う“ハーレム”でお茶を濁す以外ないのに、これけっこう踏み込んでるんですよね。
たぶん描き始めて作者は後悔したんじゃないかしら。敢闘賞を送りたい作品でもあります。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.03.31 初稿
2022.02.10 修正

投稿 : 2025/03/29
♥ : 35
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

かわいさは5乗。シナリオは5等。

2期なので1期を視聴してからご覧ください。
シナリオとか設定は結構酷いが、キャラクターは本当に可愛くて良いですね!
どの子も強い部分と弱い部分があって、一生懸命やっているのに、夢も勉強も恋愛も一筋縄ではいかないところが、魅力的に感じます。
想いの強さに比例して、うまくいかない時のつらさも増大するのでしょうね。

1期は作画が度々崩壊していたが、かなり改善されましたね。

1期から疑問に思っていることだが、五つ子の髪の色はアニメだから分けてるんだろうけど、少なくとも髪型と髪飾りはみんな違うし口調も違うのに、何故それでも見分けつかないのか? 風呂上りで髪をおろしているわけでもあるまいに。

五つ子ネタが異常に多いのはこの作品の個性としてまあいいが、ふうたろうは人をバカだバカだと言う割に、バカの一つ覚えみたいなくどい言い回しを多用するのは何故なのか?
例えば、長女は・・・だがバカだ。次女は・・・だがバカだ・・・。三女は・・・だがバカだ。と5人分繰り返す。
五つ子の長女・・・、五つ子の次女・・・・。などわざわざ同じ言い回しを繰り返すくどさが気になる。

かなり展開が急であまりシナリオについては丁寧に作っている印象はない。
原作は読んでないのでわからないが、無理やり1クールに収めたかもしれないですね。
いくらタイトルが五等分だからと言って、シナリオまで5等にするのはやめていただきたい。どうせならシナリオでも1等を目指してください。

シナリオはあまり良くないが、キャラクターの可愛さはその欠点をカバーして有り余る魅力がある。

ちなみに私はミク推しだったが、ニノもかなり好きになった。
色々と文句はあるが、みんな可愛かったので満足。

3期も制作されるようなので、今度こそ1等をとれるようなシナリオを期待したい。

3話について
{netabare}
5年前のレナのエピソードを聞いて号泣するニノの様子からニノは思い出の女の子ではないようですね。これでニノだったらすごいな。

それから、ボートの時に「私はもう二度と会えないから」と言っていました。
このシーンはこの時のレナが過去の女の子と同一人物なのかそうじゃないのかで意味は変わってくる。

同一人物なら、過去の私に縛られないで今の自分を見てというメッセージともとれるし、違う子を応援したいから自分は身を引くという意味かも、違う子ということなら、思い出の女の子に気持ちが行ってしまうのを防ぐために妨害工作に出たのかもしれませんが、それなら結構ドロドロしてますね。

この時、五つ子それぞれのことをコメントした後、レナは照れた感じでした。
つまり正体は、照れるようなコメントをされたキャラでしょうか?
長女、根気だけはある、次女は今はよくわからない、三女は近頃は生き生きしていて安心している、四女はやる気もあってたよりになる、五女は本当はやれるやつだこのままじゃ勿体ないというコメントをしている。
照れるコメントはどれかって考えたら、三~五女の誰かか?

ただ、思い出の彼女と、この時のレナが同一人物だとは限らないどころか、違う人物の可能性のほうが高いと見ています。
なんでかと言うと、五つ子で見分けつかない、小さい時の想いでの彼女。
この設定でなりすましとか入れ替わりネタをやらないわけがないからです。

ただ、思い出の彼女もこの時のレナも、どっちにしろニノではないようですね。ニノだったら色々とおかしいでしょう。

{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2≦5<4<1<<<<3(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1期のラブコメ全開から、シリアスな恋愛面が強調された2期。

作風的には1期のノリの方が好きでしたが、2期によってキャラクターは深まったので、トントンかなと。

レビューでは、私の好きなキャラについて(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的には、完全に三玖一強ですね。主人公とのエピソード数が多いし、そもそも私はクーデレ好きなんすよ(笑) 

この間、近くのローソンに行ったら5つ子のグッズがあり、三玖だけ売り切れでした。やっぱり人気あるんだな~と。

次に好きなのは、一花ですね。三玖とは逆で、多分、人気はないでしょうが(笑)

本作ではダークモードになりましたが、ああいう部分含め、良いなと思います。本来5人の違いなんて全然ないのに、ムリにお姉さんぶろうとしている不器用さや、その中で出したワガママに、人間らしさを感じました。

私は結構、メンドクサイ女が好きです(笑)

ここにニ乃を加えた3人が、本クールのメインキャラクターでしたが、、、逆に、だからこの3人は正妻じゃないのかな~とも思います。

こういう平等ハーレム作品の場合、後半のヒロインが正妻になる確率高いですしね。まだヒロイン力を出していない四葉と五月が本命でしょうか。ただ、最終話Cパートで、ああもはっきり五月を推されると、逆に四葉が怪しいよな~とも思います。初恋の相手だし。

と、冷静に分析するとそうなんですが、やっぱり私は三玖を推したいですね。

私の場合、ハーレムモノは「誰に勝ってほしいか」より「誰に負けてほしくないか」で考えます。言い換えれば、「誰に泣いてほしくないか」。その観点で言えば、圧倒的に三玖。

二乃を筆頭に、あとの4人は、フータローと結ばれなくても、(性格的に)他の誰かと幸せになれそうな気がするのですが、三玖に関しては、なんかずっと引きずって次に行けなそうで。私は性分的に、勝者より敗者に感情移入するんです。

ちなみに、私の三大属性は「クーデレ」「負けヒロイン」「幼なじみ」です。補助として、「文学少女」「ショートカット」「貧乳」「不器用」などがつきます(笑)

姉妹の中では、これらの要素に当てはまるのは三玖ですからね。原作ネタバレはしないように注意してるので、私の指摘は的外れかもしれませんが、とにかく、ないだろうけど三玖の正妻を心から祈ります!

にしても、姉妹思いで、皆、前に進もうと必死なのが好印象の5人ですね。あの六つ子に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいですね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ついで(笑) にらめっこ(笑) てか、5年前なら記憶あるよな、普通。

2話目 ☆3
喧嘩と家出。五月は完全に溶け込んでるな~(笑)

3話目 ☆4
幻じゃなく、本当に居たのか。なんか、ミステリーのように(笑) キンタロー君、超優しいんですけど~(笑) 

4話目 ☆4
確かに、変装はお互い様だな。紅茶も緑茶も同じ葉で、発酵の違いというのは知っていたけど、それをこの五つ子に使うのは上手いな。髪の長さは、当たり前過ぎだな。四葉が切れたと思ったら、二乃。ミディアムヘアに。二乃に遠慮してる(笑) 失って初めて、というやつですね。三玖のショックの受け方が。五月が、有事です(笑) 謎の店長w 二乃ツンデレ。死ぬぞ(笑) まあ、六等分の方が簡単だし(笑)

5話目 ☆3
三玖(笑) まさかの四葉(笑) 一花、恥ずかしいんかい(笑) 五月から懐柔。

6話目 ☆3
月命日。まあ、自分のためにもなるのかな。姉妹、順番に攻略。三玖、やっぱり良いな。

7話目 ☆4
二乃の先制攻撃、フータローに改心の一撃(笑) 

8話目 ☆4
五月の森(笑) まあ、中身で判断ね。本作の核心ですもんね。

9話目 ☆4
五つ子で同じクラスは、圧力ない限り、ないだろ(苦笑)
二乃、デレッデレだな(笑) 一花、可愛いけどな。

10話目 ☆4
一花の暗躍。これ、キャラとして吉と出る凶と出るか。四葉にもスポットを当てる。全員、気まずい(笑)

11話目 ☆2
ギスギス感は、あまり楽しくないな~。ニノ、大活躍。

12話目 ☆4
ミク、ダークモード。一花、ダメになるところが、魅力的でもある。こうなると、イツキの存在感の薄さと、四葉が(笑) いつき、ナニがあると?(笑) 自意識過剰君(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 26

58.7 14 ツンデレで恋愛なアニメランキング14位
クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (102)
224人が棚に入れました
高校生の北条才人はクラスメイトと結婚した。 それも学校一苦手な、天敵のような女子・桜森朱音とである――。 「私と結婚してること、クラスのみんなに言ったら殺すから」 「俺だって結婚を知られたくはない。なんのメリットもない」 普段から嫌い合う二人の新婚生活が上手くいくはずもなく、なにかと衝突ばかり。 しかし、日々の暮らしの中で歩み寄ることで距離が縮まっていき、 一緒にいて楽しい時間が増え、少しずつお互いを理解していく。 才人は今まで知らなかった朱音の可愛い素顔を知り、 朱音は心の中に秘めていた想いに段々と気づき始め……。 素直になれそうでなれない二人が送る胸キュン新婚生活、ここに開幕――!

90.6 15 ツンデレで恋愛なアニメランキング15位
無職転生 ~異世界行ったら本気だす(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1102)
4605人が棚に入れました
「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックにひかれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた! ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていくことを誓うー!ルーデウスを待ち受けるのは、ロリっ子魔術師、エルフ耳のボクっ子幼なじみ、凶暴ツンデレお嬢さま、そのほかのさまざまな人間との出会い。そして過酷な冒険と戦い。新しい人生が動き出す!

声優・キャラクター
内山夕実、小原好美、加隈亜衣、茅野愛衣、森川智之、金元寿子、Lynn、浪川大輔
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

テンプレートの潮流

スタジオバインド制作。

無職引き籠りの中年ニートが、
自動車事故により異世界に転生する。
そこは剣と魔法のファンタジー世界。
さてさて壮大な冒険となるのだろうか!?

なろう小説のパイオニアとのことで、
たしかにかなり古くから書店で見かける。
まさか、まさかの楽しさで参った。
そして色々と描写が生易しくはない。
主人公は端的に言って気持ち悪いが、
{netabare}前世の記憶や後悔がきっと糧になるのだろう、
そんな試練に直面しながら彼は行動していく。{/netabare}
エロ描写も露骨ではあるが想像の範疇ではある。

杉田氏のナレーションが抜群で、
絵の素晴らしさからも熱量を感じる。
今後、魅力的なキャラが参加すれば、
大河だけに長く楽しめそうではあります。

8話視聴追記。
下衆い演出は健在ですが進行は丁寧だ。
ルーデウスがボレアス家を訪れ3年が経ち、
{netabare}ここで大きな転機となる事件が発生する。{/netabare}

最終話視聴追記。
{netabare}光の渦に巻き込まれ魔大陸へ。
ヒトガミの助言に従い新しい旅が始まる。{/netabare}
主人公の成長とともに物語が安定してくる。
そこを個人的には寂しくも感じるが、
パイオニアとしての実力は疑いないでしょう。

分割クール後半、熱い展開に期待しています。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 67

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

全てにおいて、地に足のついた高品質

<2021/4/18 追記>
「無職転生」のネーミングのネタ元ってやっぱ「無想転生」なんですかね?
北斗神拳の究極奥義のアレ。
ふと疑問に思ったので。

<2021/3/24 初投稿>
原作未読。

なんでも「なろう異世界もの」の元祖なんだとか。
この作品が世に出て人気を博した為に
「自分も書けるのでは?」と続々と異世界転生・転送をプロットとしたなろう系作品が生まれたのだとか。
そう聞くと罪深い作品だなぁと思ったり 笑。

でも実はそんな予備知識なしに本作見始めました。
「また異世界なろうか。まあ、とりあえず1話見てみるけれども」
なんて緩み傾いだ心構えで見始めたら、おや?
作画、キャラ造形、演出、音楽、背景、そして物語全ての質がお高い!
それもしっかり地に足のついた感じ。

なにこれ?
と思って調べたら元祖だったということで納得・・・できない。
よくあるなろう系と比べてレベル高過ぎでしょ 笑。
後発組は流石に恥ずかしくないのかな?
と思ってしまうぐらい。

特に物語がしっかりしてるところが好みですね。
もし仮に、本当に死んで異世界に転生したら。
どのように感じ、
どのように反応し、
どのように順応し、
どのように楽しみ、
どのように苦しみ、
どのように変化し、
そしてどのように成長していくのか
そうした一つ一つがしっかり、現実感を持って描かれています。
その分、派手さは薄まってしまってますが、それが味なんだと。

声優は杉田智和のキョンのようなモノローグ。
これが妙にマッチしている。
もうこの人しかいないというくらいのベストマッチ。

OPEDの曲も好みですし、物語のアバンから繋がる毎話異なるOP映像も秀逸。
ARIAと同じ手法ですね。

キャラクターはいわゆる一般的にキャラ萌え(この娘が可愛いとか、このキャラが強烈に好きとかの意)しそうな人は見当たらないようです。
でもキャラは一人一人十分立っている。
「生きた」キャラって感じ。

なろう系異世界ものの中では「ログ・ホライズン」「本好きの下剋上」と並ぶ好きな作品になりそうです。
2期次第では。

セクハラ表現がそこかしこにあるのでそういうのがNGな女性にはおすすめできません。
つまり男子向け。

男子には無条件でお勧めできる作品です。

あ、でも。
2期以降どうなるかわからないけど、ハーレム・ラブコメ的な匂いはあまりしないので、そういうの求めてる方にはお勧め致しかねます。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 62

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

人は、「年齢を重ねれば勝手に大人になる」わけではない。(7月開始予定の2クール目にも期待してます!)

== [下記は第4話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

Web小説投稿サイト「小説家になろう」における、いわゆる「異世界」物の草分け的な存在だそうです。ということでアニメとしては後発ではあっても、物語として世に出たのは他のアニメ化作品よりは早いようですね。ただし私が原作を読んだのはつい最近の話ではありますが。

本作の主人公は転生時の年齢が34歳、他の似たような年齢の転生者たちの幾人かのようにブラックではあっても職を持っているということではなくニートです。

また十代の学生時代に異世界に転移したり転生したりしているわけでもありません。それだけ立場的に「やり直せるならやり直したい」という思いは真摯であろうと考えられますね。

ルーデウスが「子供の割には物をよく知っていたり理解力が高かったりする」一方で精神年齢的には必ずしも(現代日本の34歳に期待されるほどには)大人でなかったり、現実世界でそうであるようにパウロたちも子育てを通じて成長したり、またルディも自身の経験によってメンタル面も転生前よりも成長していきます。

そういったあたりの「メンタル面のリアリティ」という点では、本作は「なろう異世界」物の一言で済ませるにはちょっともったいない良い作品だと思います。

アニメ化範囲外ではあるでしょうが、終盤は駆け足気味ではあるものの遂には原作本編で一生を終えるというのも「なろう異世界」物としては珍しいんじゃないでしょうか。

作中の出来事のいくつかについては倫理的な忌避感を覚えたりいわゆる「サービスシーン」的な解釈で特に女性視聴者には嫌われる面もあるかとは思いますが、それでも私は「原作のストーリーは面白い」と思いますし、アニメ化のクオリティも高めだと思うのであえて本作はお薦めはしておきたいですね。
== [第4話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.2.22追記:
ストーリーの話ではないんですが…。

作画のクオリティが維持されていることがしばしば話題になる本作ですけど、本作の場合はそれだけじゃなくてプロップデザインがかなりちゃんとしていると思うんですよ。

特に6話、7話でのロア市街の描写とかエリスに勉強を教えているシーンとかそうですよね。自製フィギュアを売り払ったときに受け取った金貨が歪んていたりとか、本が高価なのも紙やインクが高いせいもあると思うんですが勉強のシーンなどで後に残さない計算練習や書き取りには書字板っぽいものが使われていたりとか。
(この世界にマインはいなかったけど、書字板は独自に作られたようです(笑))。

それにシリーズ構成的にも、各話の中にきちんと起承転結的なことが考えられていたり、一方で視聴者に疑問として残りそうな描写が後の話で回収されていたりとか良くできていると思います。

ストーリーについてはもちろん原作がある程度ちゃんとしているからなんですけど、ちゃんと物を考えられる人が作っている感じがしてとても好印象です。

2021.3.22追記:
1クール目最終話である第11話まで視聴終了。あにこれの通例に従うと分割2クールの場合は1クール目と2クール目は別登録になるはずなので、「観終わった」ということにしておきます。

プロップデザインの良さは魔大陸に入ってからも健在でしたし、ルディたちが常用していた「人間語」とは別言語である「魔神語」の設定や、その会話シーンで字幕を使用する演出も「人間語とは別の言語」という雰囲気や、魔神語がわからないことによる当惑や疎外感をうまく伝えていてとても良かったと思います。

タイトルで敬遠されがちなのかもしれませんが、アニメや漫画ばかり見ている層だけでなく、小説や映画を見る層にも親和性は高い作品なのかもしれません。

2クール目は7月開始予定らしいんですが、これだけのものを見せられたらもう期待しかありません。とても楽しみです。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 60

54.5 16 ツンデレで恋愛なアニメランキング16位
スカーレッドライダーゼクス(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (87)
379人が棚に入れました
舞台は、本能に支配される「紅の世界」の生命体・ナイトフライオノートの襲撃と侵略に脅かされている、理性を象徴する「青の世界」。青側で研究者の職に就いていた17歳の主人公・麻黄アキラは、その能力から最前線での戦闘指揮官に抜擢され、石垣島と西表島に跨る対位相外防衛機関、通称「琉球LAG」への着任を命じられた。そこで出会ったのは、過去の熾烈な戦いによる第五戦闘ユニットまでの全滅を受け、4年前に結成された第六戦闘ユニット「IS」に属する教え子達。「スカーレッドライダーゼクス」とも呼ばれるライダーの6人を率いる主人公は、共に命懸けで戦う教官として、別世界から襲い来る脅威と戦う日々の中、それぞれとの親睦を深めていく。

声優・キャラクター
鈴木達央、宮野真守、近藤隆、下野紘、高橋広樹、KENN、竹本英史、浪川大輔、小山力也、高橋直純、岡本信彦、藤原祐規
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメ版は初見にかなり厳しい。だけど、アニメ化のおかげで原作ゲームをプレイして本気でファンになれた大好きな作品。

原作ゲーム(PSP版)プレイ済。大好きな作品だけど12話で魅せるにはアニメとしてかなり厳しい内容だった。
このゲーム独自の専門用語が多く、説明不足ではっきり言って初見に厳しすぎる。
気になったのが作画 予算不足なのかOPも静止画が多く作画の乱れが目に付いた。
それでも、制作スタッフ様方のアニメ化に対する熱意が公式ブログや、イベントを通じて感じられて、本当に素晴らしかった。本当に有難うございます。
アニメ化のおかげで原作ゲームをプレイする勇気が出て、大変楽しむことができました。この作品を通じて遠くに住むファンの方と友達になったり、キャラデザのpako様好きの素敵なお友達が出来たりと、私の中で宝物のような大切な作品になりました。

長文の感想と雑記、考察が含まれるので面倒だと思ったら気にせずブラウザバッグしてください。
”アニメ見ててここがわからなかった”等感想を持った方は一緒に悩みましょう。

<SRXの魅力>
・発売されて6年経ったゲームなのに未だに根強いファンが多い
・キャラクターデザインのpakoさんの絵がキャラの男性的な魅力と色気を100%引き出してる
・キャラソンや主題歌が最高に良い \ってか、声優さん歌うまッ!/
・キャラクターが一癖あって短所さえ人間味がある
・豪華声優!
・イケメン揃い(サブスタンスから漂うペルソナ感が半端ない♪)
・独特な世界観が考えるほどに面白い
・変身ヒーロー&バンドマンが嫌いな女子は少ないと思う
・ヒロインが女子ウケがイイ感じで良いキャラ

<SRXについて>
”スカーレッドライダーゼクス”略して「SRX」
SRXと聞いて、ヤマハのバイクやスーパーロボット大戦が思い浮かんだ方もいるでしょう。
元はレッド・エンタテインメント制作のゲームです。
(レッド・エンタテインメントと言えば、ハドソンと共同制作の天外魔境シリーズや、セガと共同制作のサクラ大戦シリーズが有名)

スカーレッドライダーゼクスの”ゼクス”はドイツ語で”sechs”
”6”です。この6という数字に大変縁がある作品でして、
2010年7月1日がPlayStation 2で発売された日で
それからちょうど6年の月日を経てようやくアニメ化されました。

6年前の作品なのでアニメは若干作画や雰囲気が古い気が・・。変身シーンやノリも古いけれどダサ面白い・・。
バイクのデザインがまさに修正テープ ヨウスケ君のダサTが健在で逆に安心
ヒロインの名前が”アキラ”と男性名なのでBLと間違われますが、ヒロインは女性です。

内容的には、他の乙女ゲームアニメ化作品と違って劇中で殆ど歌ってません。ミュージカルみたいに”突然歌うよ~”のような気恥ずかしくなることは無いので大丈夫かと。個人的にキャラクターデザインのpakoさんの絵が存分に生かされているところがとてもポイントが高い。

<SRX用語> 
メインスタンス→サブスタンスに選ばれた第6戦闘ユニットのメンバー
レゾナンスすることによってメインの体にサブの人格も同居した一体のライダーになる。
サブスタンス→紅の世界に生まれ、人間や音楽や芸術など、青の世界にしか存在しないものに興味を示して移住した者。自らの意志でLAGに協力してくれている。
ナイトフライオノート→紅の世界の住人。青の世界を侵略しようとする敵
レゾナンス→サブスタンスとの変身&融合
琉球LAG →石垣島と西表島に跨る対位相外防衛機関
紅傷→ライダーは利き手と逆の掌に十字の傷が刻まれている
Odd-I's→原作ではユニット結成時期に敵の攻撃が沈静化して戦う機会を失ったからロックバンド「Odd-I's」(オッドアイズ)を組んだ。言いだしっぺはまとめ役&面倒見の良いユゥジ。

(ちなみにナイトフライオノートとサブスタンスは実質は同じ
単にLAGが敵か味方か話が通じる相手かで分類を分けてるだけ)

<キャラ一人ずつ感想&profile>
駒江 クリストフ・ヨウスケ ツァール・ツヴァイ 声 - 鈴木達央 color・red
17歳。181cm 幼い頃に両親を亡くし、タクトの家で育てられた。
父は第4部隊の駒江ハイジ 母は科学者駒江 メアリー・ヨウコ。
幼い頃に両親を亡くし、タクトの家で育てられた。タクトとは幼馴染であり親友、そしてお互いを高め合うライバル。
常に料理のことしか考えてない料理馬鹿。魚の目がダメ

霧澤 タクト ツァール・アイン 声 - 宮野真守 color・blue
18歳。172cm 主人公の着任まではISのリーダーとして指揮の訓練も積んでいた。理屈っぽく理論的だが、天然な面もある。照れると超早口になる。
シイタケが嫌い 猫好きだが、猫アレルギー

津賀 ユゥジ ツァール・ドライ 声 - 近藤隆 color・orange
21歳。185cm 社会人経験が唯一ある最年長のライダー 
LAGを卒業後、ハコダテの実家で酒屋を手伝っていた際にメインスタンスに選ばれていた事実が発覚し、復帰。6人兄弟の長男坊で、家族や仲間を大切にする面倒見の良い性格。激情家で短気な面も。 趣味は釣り

鞍馬 ヒロ  ツァール・フィア 声 - 下野紘 color・pink
16歳。168cm 女の子のような外見などが原因で苛められていた体験から内気な性格の人見知り。環境の変化が苦手で警戒心が強い。綺麗な石を集めるのが趣味

錫木 カズキ  ツァール・フュンフ 声:高橋広樹 color・purple
18歳。180cm 音楽を奏でる才能に溢れていて、独特の感性を持ち、日本語と英語を混ぜる(ルー語みたいな)発言が多い。
陰では優れた洞察力を発揮し、穏やかに状況を分析する知性も併せ持つ。
多分、この6人の中で一番冷静。

無月 ヒジリ ツァール・ゼクス 声 - KENN color・white
17歳。174cm 女慣れした言動と軟派な振る舞いが目立つ反面、実は真面目な一面も。実は{netabare}全滅した第5部隊の唯一の生き残り{/netabare}髪型と日焼けした肌から連想され”黒糖バナナ”とファンに呼ばれてる。唯一、紅傷の色が白い{/netabare}

<関係性>
保守派(変化を受け入れない・受け入れ難い)
タクト・ユゥジ・ヒロ
革新派(変化を進んで受け入れる)
ヨウスケ・カズキ・ヒジリ
ここでの”変化”はLAGに赴任してきたアキラ教官のことも指す。

ヨウスケ・タクト 
ライバル関係 二人共ボケ担当なので話が大変な事に・・お互いを高め合う存在

ユゥジ・ヒロ
共依存 頼られたい、必要とされたい ユゥジと
    頼りたい、必要としたい ヒロ。
ゲームでショッキング&ショッピングだったのが、最初のトラック1でユゥジの選択肢を違えると普段穏やかそうなユゥジから想像できない”よそ者はここから出てけ”みたいなのを言われる。
ヒロは最初から教官に敵意剥き出しで攻撃的&警戒心MAXで面倒くさい
”ユゥジ、この女追い出してよ~”の下りは女特有のあざとさと意地の悪さを感じた。

カズキ・ヒジリ
芸術家 作曲するカズキと歌が最高にうまいヒジリ。カズキの見抜く力と冷静さが遠慮なくずばずば指摘して反感買いやすいヒジリにピッタリ合う。

<10話からの霧澤 タクトの謎行動>{netabare}
小説のネタバレ含みますが、タクトは不審点を追究するなど懐疑的な態度があり、いきなりやってきた教官を最初は酷く疑っていたので、秘密を何かを知ったか石寺から聞いたのでしょう。
ポイントとして彼のサブスタンス”レスポール”が記憶処理の能力を持つ人造サブスタンスという部分。
ゲームでは伏線のように”何があっても貴女の意思で選択すること”というようなセリフを投げかけるので、クリスマスの時期には鍵を握ってた可能性がある。

彼女が優しすぎて戦闘で非情になれないと悟って自らを犠牲にしてグランバッハを物理的に捕まえて(構図的には若干無理があるけれども)アンカーを打たせ、
音楽さえない赤の世界の住人になったこと。これも全てアキラを極限状態まで追い詰めて”選択”を迫るためだったと思う。
原作ゲームではカズキMエンドとタクトエンド以外死亡するタクトだが、カズキMエンドでは”自分は結局道化だったのではないか”と言葉を残して後悔をしている様子。{/netabare}

<アキラについて> {netabare}
アキラは世界が生み出したシステム 黄金の女神(世界の柱)だった。
青の代表石寺と紅代表のグランバッハが最小限の犠牲で済むように始めたゲームが麻黄アキラ争奪戦だった。
戦争ではなくゲームなのは、お互いの命をかけずに駒を動かしてすすめるからだ。

彼女が選んだ人が望む世界(紅か青か)に変えることができる。
彼女自身が選べるわけではない。彼女が愛したスカーレッドライダーが世界を選ぶ。
ちなみに誰も選ばず愛さないと、青の世界の負け。
彼女の体を回収して記憶を消去して、仮に第6部隊全滅なら新たに第7部隊を作り直すだろう。

彼女は第6部隊まで5回死に、6回目生まれ変わって今に至る。
{netabare} 第4では目を、体の自由を奪われ、第5は興味があればゼノンの小説で彼女の最後と転生を見届けて欲しい。甘粕とヒジリに深く興味を抱く内容となるはずだから・・。{/netabare}

今回は、原作にないオリジナル展開で、第一話で言った「・・・ねばいいのに」はヨウスケにではなく、「(私が)」と教官自ら自分に向けたものだったと知る。
彼女自身が世界を選び、アキラが世界になってゲームは終了した。
ナイトフライオノート、サブスタンスが消えない共依存ENDであり、紅と青の世界は融合して一つとなった。{/netabare}

また、気が向いたらゲームの感想交えて追記します・・(燃え尽きたw)

投稿 : 2025/03/29
♥ : 37

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

噛めば噛むほど味が出そうな作品の予感!(5話まで視聴して)。

※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です
 予備知識ほとんどナシでの視聴です。
 視聴のきっかけは、某まとめサイトさまでの記事で「ひどいアニメ」みたいに書かれてて興味↑。

>1話まで視聴して
あれ?、これ結構好みかも^^
今wiki見て初めて知ったのですが、ゲームのアニメ化なのですね。・・それも乙女ゲーム!?。

熱血ヒーローものっぽいけど、ライダーシリーズもの感もあってなんか新鮮。
基本は王道路線かと思いきや、いい感じにいろいろシュールな演出に溢れてて意外性が心地よい。

宮野さんが参加されてる事を全く知らなかったのですが
早々に登場してきてテンションUP!。
さらに、え!?、聴き間違い??。名前がタクト!???。
うわあああああ、ここだけは変えてほしいwww。

音楽ネタも今後たくさんブっ込んでくれそうな前振りの1話だったので
そちらもあわせて楽しめそうです♪。

他作品では見られないような、へんてこりん感が癖になりそうな予感です。


----------------------------------------------------------------------------
>5話まで視聴して
自分が最も好きな作品であるSTAR DRIVERのタクトくん(宮野さん)と
同じ名前&同じ声優さんカブり!?・・ということで
最初は少し反射的な拒絶感もあったのですが
だんだん慣れてきて、こっちのタクトくんもアリだな~って思えるようになってきました。
2話か3話あたりのタクトくんのセリフが少し説明的過ぎというかクドい感じに
思えてしまってたのですが、4話あたりまでくると
クールなんだけどバカ真面目で不器用な真っ直ぐキャラなのかな~って思えてきて
だんだん好感が持てるようになってきました。
(それに何といっても宮野さんが魂と愛情を注ぎ込んでいるキャラでしょうから^^)

それと、なんか意識して比較しながら見てると所々似てるような要素があって面白い。
     (さらにEVA要素もベースに敷かれてる感じでさらにカオスw))
~今、思い浮かぶところだけあげてみると~
・舞台が南の島:OPラストの海をバックでの勢揃い絵が、一瞬あっちの作品かと錯覚するほど
        2話での波が押し寄せてくる砂浜のカットが、自分の記憶と重なってうれしい
・学園(日常)パートと戦闘パートの二部構成
・サブスタンス:あっちでいうサイバディ的な感じ?
・レゾナンス:あっちでいうアプリボワゼ的な感じ?
・十字の傷:本作では手だが、あちらではタクトくんの胸に
・「○○がいないと○○なんだから」:!!!!!!!!
~とまあ、半分こじつけ感いっぱいで勝手に楽しみながら観ています♪~

キャラデザインは最初微妙かな?って思ってたのですが
慣れてくると人物のキャラデザインがとても自分好みだと気付きました!。
少しとがっている感じでスラッとした投身。
瞳の色が変化するのも、つい最近やっと気付いたのですが
各キャラ固有の色っぽくていい感じですね。
今のところ個人的にキャラの性格や言動で好きなのはカズキかもです^^。

作品全体としては
BGMの琉球っぽいお気楽な感じがとてもいいですねえ♪。
あと、バカなやり取りがとても好きです。「なんだその○は?」のくだり、とても気に入った。

シリアスっぽい感じも適度に遊びゴコロが加えられてる感じで興味そそられます。
1話での某キャラのセリフ「○○○いいのに」ってのは
やっぱ赤青でいうと青系なのかな?。○を司っているのかな?と想像。

なんかだんだんハマってきてて、原作?のゲーム版にも興味出てきています。
とりあえず某動画サイトさまで某実況プレイ動画など見てみようかと思っています。
(もはやドハマり中??)

★の評価、UPしました!。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これ…原作は「乙女ゲーム」だったんですか!?

この作品の原作ゲームは未プレイですが、完走してレビューを書くためにwikiをチラ見するまで、原作が恋愛ADGで所謂「乙女ゲーム」だという事を全く知りませんでしたし、視聴中に気付く事もありませんでした。

ゲームでは、麻黄 アキラが戦闘指揮教官として6人のライダーに指示をだしながら親睦を深めていく…のだそうですが、展開的にはゲームもアニメも終盤までは概ね変わりない感じなのでしょう…
ただ、アニメはゲームと異なりアキラという特定の人物の視点で物語が進むわけではなく、アキラもライダーも同じ遡上で物語が描かれています。

物語の舞台は琉球…地球は「青の世界」と呼ばれており、「紅の世界」の生命体からの襲撃に脅かされていました。
この紅の世界の生命体と戦えるのが、もともとは紅の世界の住人でしたが青の世界に興味を抱いて移り住んだサブスタンスに選ばれたメインスタンスの人だけ…

物語は、紅の生命体との戦闘の最前線でスカーレットライダーを指揮するため、アキラが琉球に配属になるところから始まります。

琉球には最初に5人のメインスタンスが存在しており、彼らは戦闘時以外はロックバンド「Odd-I's」として活動したり、趣味に明け暮れていたりとめいめいに限られた時間を漫喫しています。

そんなメインスタンスのメンバーは以下の通りです。
・駒江 クリストフ・ヨウスケ(CV:鈴木達央さん)17歳。サイドギター担当
・霧澤 タクト(CV:宮野真守さん)18歳。メインギターとボーカル担当
・津賀 ユゥジ(CV:近藤隆さん)21歳。ベース担当のバンマス
・鞍馬 ヒロ(CV:下野紘さん)16歳。ドラム担当
・錫木 カズキ(CV:高橋広樹さん)18歳。キーボードと作詞作曲担当

こうして頭を整理してみると、確かに原作がゲームと言われると納得です。
戦闘:バンド:趣味その他の割合が4:4:2程度とバランスが取られている上、キャラも万遍なく登場していましたから…

でもゲームの様にアキラがライダーにちょっかいばかり出している展開では間違いなく途中で飽きてしまったと思うのですが、この作品…それだけじゃないんです。

一つはサブスタンスのメンテナンス担当として派遣された明坂聡美演じるハコとアキラの物語…
女の娘同士で意気投合した二人が友達になるのに、そう時間は必要ありませんでした。
物語の進展に伴い窮地に陥るハコとアキラ…
全てを否定されたハコに対して友人であろうとするアキラ…
その方がより自分を危険に陥れる事になると知っていても…
そんなアキラに薄情になんかなれません…
ここからは優しさと感謝に溢れた展開が…見ているこっちも貰い泣きです。

そしてもう一つは紅の世界の生命体との戦いは本気の命懸けだという事…
目の前には絶望が…でもその中で唯一見えたわずかな光明が心をグラつかせます…
でもその光明を掴むという事は禁忌を犯すのと同じこと…
きっとそれで苦しむのが自分だけなら苦しまずに選択する事もできたでしょう…
でも、苦しいのも痛いのも自分じゃないんです…
どっちを選択しても苦しみは変わらない…心がより痛むかそうじゃないかの2択…
でも、本当の選択は別に用意されており、これまでの選択は通過点でしかありませんでした。

アキラとライダー達の出した答えは…
気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、ヨウスケ&タクトで「青と紅のフォルツァート」
エンディングテーマは、ヒジリの「old revelation」

1クール12話の物語でした。
乙女ゲーム的展開でも抵抗無く視聴できる方、或いは気になる声優さんが出演されている方にはお勧めできる作品だと思います。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 12

72.1 17 ツンデレで恋愛なアニメランキング17位
死神坊ちゃんと黒メイド 第3期(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (67)
229人が棚に入れました
「触れたもの全てを死なせてしまう」 ……そんな呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。 それでも彼の周りには、 昔から共に暮らすメイドのアリスや執事のロブ、魔女の友人のザインとカフ、 憎まれ口を叩きながらも会いに来てくれる妹のヴィオラや弟のウォルター……かけがえのない仲間たちがいた。 彼らとともに呪いを解く術を探す中で、坊ちゃんはついに全ての元凶である魔女、シャーデーと再会する。 ……そして時を同じくしてアリスの母・シャロンが永き眠りから目覚める……。 全ての因縁が収束し、触りたいけど触れない坊ちゃんとアリスの物語はいよいよ完結へ!

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

三期も心が温まる内容でした。

物語のタイトルや主人公である坊ちゃんの悲惨な境遇からは信じられないほど、この物語は心が温まります。
こんなに暖かい物語として仕上げてくれた原作者のイノウエさんと監督の山川さんに感謝します。
(ちなみに監督の山川さんは、ハイスコアガールの監督もされた方。人間の心の感情を表現されるのがとても上手な方です)

心が温まる原因は、主人公坊ちゃんとメイドであるアリスの優しさと誠実さ。それに相手を思いやる気持ち。
更に三期では、坊ちゃんの弟であるウォルターと魔界のボスであるダレスとの恋も、お互いの愛情が十分に伝わる心地よい展開でした。

手に触れたものはすべて命がなくなる呪いを魔女にかけられた坊ちゃん。
そのため母親や幼少からの友人からは疎まれ、本邸とは離れた別邸で静かに暮らす坊ちゃん。
普通、こんな状況であれば、誰もが一人で寂しく暮らすと想像するでしょう。
でも、彼は孤独ではありませんでした。それはアリスや妹のヴィオラをはじめとした多くの友人たちのおかげ。

三期では、ついに坊ちゃんに呪いをかけたシャーデーとの決着があります。
但し、坊ちゃんは、シャーデーさへも救おうとします。
普通、自分をこんな目にあわせた者を許す人はいないでしょう。
でも、彼はシャーデーの苦悩を知ると、自分のことよりもシャーデーを救うことに懸命になります。
こんな優しい坊ちゃんだから、多くの人が彼の周りに集まるのですね。

そしてこの物語のヒロインであるアリス。
彼女は普通の人間です。魔女や魔族からすれば、とてもとても弱い存在です。
しかし、彼女は、坊ちゃんのためならば危険を顧みず行動する勇敢な女性です。
それに、仮に坊ちゃんへの呪いが解けたら、坊ちゃんは家督を受け継ぎ、アリスは今迄みたいに坊ちゃんと親しくすることはできないし、
坊ちゃんとの結婚ができないことも知っています。
それでも彼女は、坊ちゃんのために懸命に頑張るのです。
彼女は本当に立派な女性でした。

そしてこの物語のラストがさらに感動します。
坊ちゃんは優しさと誠実さに満ちた選択をするし、アリスは坊ちゃんのために最も良いと判断した選択をします。

物語のタイトルからは想像できないほどの、優しさに満ち溢れた物語でした。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 18

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

永遠の1mm

意外性はなかったけど、いい締めでした!
坊ちゃん達も良かったけどホントいいキャラばっかりでみんな好き
1期2期の感想でさんざんこの作品の好きなところは語ったので3期は手短にします

期待を上回りもしなかったけど、ここまで楽しめたかたなら間違いなしでしょう
ステキな作品をありがとうございました

投稿 : 2025/03/29
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

みんなが幸せになれる作品

作未読 全12話

3期なので関連性から1期・2期を事前に観ることをオススメします。

不幸なことも多いお話ですが、坊ちゃんを中心に跳ね返していくエネルギーがありましたね。

独特のテンポやお話が大好きでした。

後日談もあり、伏線も回収して綺麗に終わっています。

とても良い終わり方でした。

OPはなすお☆さん、EDはアリス役の真野あゆみさんが歌っています。

最後に、みなさん、お幸せに〜!

投稿 : 2025/03/29
♥ : 14

92.1 18 ツンデレで恋愛なアニメランキング18位
化物語(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★★ 4.3 (13420)
47555人が棚に入れました
高校3年生の少年 阿良々木暦は、文化祭の準備をしていた5月のある日、3年間ろくに話したことのないクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまう。ひたぎは体育の時間には全く参加せず、病院通いを続けているのだが、実は彼女には体重と呼べるものが殆ど無かったのである。暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと執拗な脅しを受けるが、それにもめげず彼女の秘密に対する協力を申し出る。彼女によると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さをそっくり持っていかれたのだと言う。

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、櫻井孝宏、喜多村英梨、井口裕香

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

巧みさが光る名作です(゚ー゚☆キラッ

★化物語ってすごいですよね(*^▽^*)
私は原作の方は未読なのですが、本作品が原作読まれた方々からも評価されているのは納得出来ちゃ
いました♪
「化物語」の特徴は、その台詞の多さからも分かりますように、とても軽快かつ巧妙で淡白な言い回し
の会話劇によって作り出される独特な世界観ですよね。
これこそ原作者、西尾維新さんの真骨頂と言うべき言葉遊びなのでしょうね♪
そんな個性的な作風である原作を、壊すことなくアニメ化させた要因として「演出」と「BGM」の力が
とっても大きい存在なんじゃないかなぁーって感じました。
 
演出の奇抜さには定評があるシャフトさんですが、今回の作品で強烈なインパクトを与えていたのは
斬新かつ巧妙な「テロップワーク」ではなかったでしょうか♪
視聴者が全てを理解して、読み取れる様な物ではないのですけど、あらゆる角度から迫りくる活字の
インパクトは個性的な言い回しをより個性的な印象にしてたように思えました。
また、活字以外にもシャフト得意のカメラワークや色彩ワークは見事でしたね♪
白・黒・赤・青・黄の原色を前面に押し出した作画はかなり特徴的に感じました。
 
作中に流れる、その場面ごとの雰囲気を盛り上げてくれる「BGM」も個性的だったと思います。
シンプルな音色とリズムを反復させる手法が物語により臨場感を与えていたのでしょうね♪
アニメにおいての大きな要素である物語・演出・作画・音楽がうまくまとまっているから、魅力的な
作品として「化物語」が出来上がってるんだなって感心しちゃいました。
 
■化物語のストーリー構成と一言感想♪
各ヒロイン毎のストーリーを5つに分けて構成されているので、間延びすることなく、分かりやすい
構成になっているので、とっても好感がもてました♪
 
●「ひたぎクラブ篇」
 戦場ヶ原 ひたぎ(senjyogahara hitagi)メインのストーリー
 ひたぎ様ご降臨って感じですね♪とにかく容赦の無いひたぎ様w
 徹底したツンドラっぷりには敬服するしかないですね(>o<")
 「重み」という言葉について考えさせられちゃいました♪
 
●「まよいマイマイ篇」
 八九寺 真宵(hachikuji mayoi)メインのストーリー。
 小学生らしい愛らしさと、わんぱくっぷりが魅力でしたねw
 おぱんつ丸出しでダウンする姿も可愛かったですよ(>_<")
 ありゃりゃ木との絡みは面白かったですよ♪
 
●「するがモンキー篇」
 神原 駿河(kanbaru suruga)メインのストーリー。
 百合系腐女子とは・・・スパッツの秘密とは!?・・・
 ひたぎ様をこよなく愛する妹分って感じでしたね♪
 
●「なでこスネイク篇」
 千石 撫子(sengoku nadeko)メインのストーリー。
 花澤さんらしい可愛らしいキャラですね♪
 しかも、ブルマとか・・・旧旧スク水とか・・・萌え要素たっぷりでしたねw
 
●「つばさキャット篇」
 羽川 翼(hanekawa tsubasa)メインのストーリー
 障り猫となった翼ちゃんも魅力的でしたにゃ~(=^・ω・^)
 最後に影の位置を忠告するシーンは名場面でしたね♪
 
■総評
泣けるほどの感動はないのですが、とにかく観て楽しいし記憶に残る作品っていう印象でした♪
主人公のありゃりゃ木の性格がとっても好感がもてて、唯一嘘を付いたのもひたぎちゃんの為の嘘だ
し、裏表のない素直で真っ直ぐなところがひたぎちゃんにはお似合いだと思いました♪
どのキャラも個性的で好感が持てるのが本作品の良いところでもありますよね。
シリアスあり、感動あり、笑いもシュールで好感良し、テンポもよ~しなので、一度はご覧になって
欲しい作品のひとつですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『staple stable』・・・ひたぎクラブ篇
 歌:戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
 軽快でポップなサウンドとドライな口調のひたぎちゃんの心の中を見れたような歌詞なのです♪
 
OP曲『帰り道』・・・まよいマイマイ篇
 歌:八九寺真宵(加藤英美里)
 テクノポップなサウンドが八九寺ちゃんの声にピッタリな可愛いナンバーなのです♪
 
OP曲『ambivalent world』・・・するがモンキー篇
 歌:神原駿河(沢城みゆき)
 沢城みゆきさんの声にピッタリなロックナンバーなのです♪
 
OP曲『恋愛サーキュレーション』・・・なでこスネイク篇
 歌:千石撫子(花澤香菜)
 「ふわふわり~♪ ふわふわる~♪」この曲可愛すぎます! お気に入り確定♪
 花澤さんのファンの人はきっと悶え死ぬ一品ですねw
 
OP曲『sugar sweet nightmare』・・・つばさキャット篇
 歌:羽川翼(堀江由衣)
 バイオリンとギターの協奏がかっこ良いOP曲らしいナンバーです♪
 
ED曲『君の知らない物語』
 歌:ryo(supercell)
 クリエイター集団「supercell」のメジャー初シングルなのです♪
 
2011.07.13・第一の手記
2011.07.14・誤字修正
2011.10.28・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2025/03/29
♥ : 183

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

こんなの初めて…なんです♡

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原作 - 西尾維新「化物語」(講談社BOX)
キャラクター原案 - VOFAN
監督 - 新房昭之
シリーズ構成 - 東冨耶子、新房昭之
キャラクターデザイン・総作画監督 - 渡辺明夫
シリーズディレクター - 尾石達也
ビジュアルディレクター - 武内宣之
美術監督 - 飯島寿治
色彩設計 - 滝沢いづみ
撮影監督 - 会津孝幸、江藤慎一郎
編集 - 松原理恵
音響監督 - 鶴岡陽太
音楽 - 神前暁
スーパーバイザー - 太田克史
プロデューサー - 岩上敦宏、針生雅行、久保田光俊
アニメーション制作 - シャフト
製作 - アニプレックス、講談社、シャフト
次回予告脚本 - 西尾維新
次回予告作画 - 針玉ヒロキ
放送期間 - 2009年7月3日 - 9月25日
話数 - 全15話

(以上Wikipediaより引用)

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タイトル通り「こんなの初めて…なんです♡」って、
言いたくなるくらい、私にとってこの作品は衝撃的
な出逢いになりました。


私が観た初めてのシャフトさん制作の作品。
それはもう何が凄いのって、作画、構成、セリフ、キャラ、
曲の良い意味での濃さなんです。

原作は未読なんですが、とにかく何もかもが斬新なんです。

その中でも群を抜いて強烈な魅力を放つのが、ガハラさん
こと戦場ヶ原ひたぎ様です。崇めなさい。

彼女が織りなす毒舌、暴言、恐喝まがいの行動は
ピンポイントで心を撃破するトマホーク級の命中率。

でも、そんな彼女が時折垣間見せる手のひらを返した
ような乙女チックな阿良々木暦君への一途な思い。

そしてそこから生じるとてつもないギャップの波動‼︎

まぁ何たることでしょう!

私の中でツンデレキャラ1位として長らく
君臨していた大河ちゃんをいとも簡単にそのクィーンの
座からコロコロと蹴落としてくれました。

そんなひたぎ様をまともに受け止める阿良々木君も
これまた尋常ではありません。

阿良々木君、出来ます!

結局のところ、阿良々木君のハーレム状態なのですが、
そこに嫌味を感じさせない話の展開も好きです。

その他にも超個性的なキャラが一杯出てきます。
そこまで掘り下げて書くと多分大変な事になりそうなの
で、そこは見てのお楽しみという事で…

でも、1つだけ言わせて下さいね。

忍ちゃん、可愛いい♡

皆さんが良く言われます文字を多用したり、実写を取り
入れたりしたストーリーの展開とか確かに好き嫌いが
分かれるかもしれません。

でも私は非常に斬新で芸術的な感じで見れました。
建物や背景、室内の装飾、その時に流れるBGM、
台詞回し。
全てをひっくるめて、物語全体がアートの様に感じます。

あと特にアップになった時のキャラの眼の描き方とか
大好きです。目ぢからハンパないです。

たまに女性キャラなんですけど、腰がピョン、スカートが
ヒラリってなる所も好きです。
(わかりますでしょうか…うん、うんって方がいましたら
嬉しいです)

ただ、全体的に言える事なんですけどキャラが首を傾げる
シーンが多くて、(特にガハラさんとアララギくん)
見てるこっちまで肩が凝りそうです。
視聴される方は肩凝りに注意してね。
(後で知りましたけれどシャフ度とかシャフ角っていう
有名な演出みたいですね。)

OP・EDとも色んなタイプの曲があってとても楽しめます。
有名な「君の知らない物語」をはじめ、八九寺真宵ちゃん
の曲とかウキウキしちゃって毎回踊りたくなります。

声優陣も神谷浩史さん、櫻井孝宏さん、斎藤千和さん、
沢城みゆきさん、花澤香菜さん、堀江由衣さん、
加藤英美里さん、喜多村英梨さん、井口裕香さんと
私的には声優オールスターズにかなり近いです。

と長くなりましたが普通のアニメに飽きた方、
是非一度はご覧になって下さい。
ちょっとクセはありますが、お気に召されましたら
ドップリハマる事間違い無しですっ。

しかし、神谷さんと斎藤さんどんだけ台本厚いんでしょ…

以上、戦場ヶ原ひたぎ様でした。崇めなさい。


【主要登場人物・出演者】

阿良々木 暦 - (CV:神谷浩史)
戦場ヶ原 ひたぎ - (CV:斎藤千和)
羽川 翼 - (CV:堀江由衣)
忍野 メメ - (CV:櫻井孝宏)
忍野 忍 - (CV:坂本真綾)
八九寺 真宵 - (CV:加藤英美里)
神原 駿河 - (CV:沢城みゆき)
千石 撫子 - (CV:花澤香菜)
阿良々木 火憐 - (CV:喜多村英梨)
阿良々木 月火 - (CV:井口裕香)
戦場ヶ原父 - (CV:立木文彦)


【主題歌】

オープニングテーマ
「staple stable」(第2、6、7、11、12話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)

「帰り道」(第4話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 八九寺真宵(加藤英美里)

「ambivalent world」(第8話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 神原駿河(沢城みゆき)

「恋愛サーキュレーション」(第10話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 千石撫子(花澤香菜)

「sugar sweet nightmare」(第14、15話)
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 神前暁
歌 - 羽川翼(堀江由衣)

テーマソング
「君の知らない物語」
作詞・作曲・編曲 - ryo / 歌 - supercell(Sony Music)

投稿 : 2025/03/29
♥ : 137

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

『化け』『物語』ではない!『化物』『語り』。それが『化物たかり』。。。。失礼、噛みまみた。(90点(コメンタリー含む))

全15話。
小説原作。原作未読了。

個人的満足点:90点(コメンタリー含む)
アニメ系統:ファンタジー会話劇

かなりの人気ということから視聴を開始した。
まずはその独特の映像に魅せられた。
今までのアニメで観たことの無い映像遊びというのだろうか。
かなり衝撃的だった。

そして、メインヒロインのひたぎさんの登場シーン。
そして、ひたぎさんのツンデレぶりがまた衝撃だった。
「蕩れ」との出会いでもあった。

「蕩れ」って何って方のために少しだけ、
蕩れ
読み:とれ
意味:「萌え」の上級用法
変換方法:「みとれる」で「見蕩れる」
    :「とろける」で「蕩ける」

まさに「みとれる」「とろける」のであるw
作中のひたぎさんの発言から始まった。
おっと「蕩れ」について語りすぎた。

肝心の物語は各ヒロインごとに数話くぎりで
ヒロインと妖怪との話が展開される。
「ひたぎクラブ」 2話
「まよいマイマイ」3話
「するがモンキー」3話
「なでこスネイク」2話
「つばさキャット」5話
という構成で話は進んでいく。

個人的には「まよいマイマイ」がお気に入りである。
別にロリってわけじゃないんだからねw
主人公、阿良々木とヒロイン真宵の掛け合いが実に面白かけった。。。失礼、かみまみた。
最後にホロリとさせられる話もなかなかよかった。

しかしながら、ストーリーはそこまで面白いってほどでもないなあと思っていた。
ただの怪異退治の話なのか?
何故このアニメこんなに人気があるんだろう。
この時の私と同じ感想を持った方は結構いるのではないかと思う。

そう、私は初見の時にこのアニメの見方を間違っていた。
このアニメの見所は『会話劇』である。
早口でのキャラ同士の掛け合いが実に面白い。

原作者様のお言葉を拝借いたしますと
「ツンデレとゲレンデって響が似てるよね」
「ゲレンデといばボーゲンじゃない?」
「ボーゲンって漢字で書けば暴言だよね」
という三段論法から生まれた話だということ。
そんなバカな掛け合いを存分に楽しむ作品。

そして、そんな『会話劇』を見事に成立させている声優陣にも脱帽である。
目まぐるしく変わる映像にピタリとセリフを合わせる声優陣。
セリフ回しも原作に極力忠実に行うよう配慮されている。
そんな巧みの技を魅せる声優陣はかなり豪華で
神谷さん、千和さん、堀江さん、カトエリ、みゆきち、花澤さんなどなど。
(神谷といったら明だろ?と思った貴方はアラサー以上w)

会話劇を楽しんだ後は映像遊びを楽しんでいただきたい。
さまざまなカメラワークに光と影の演出。
シャフトならではと言ってよいのではないだろうか。
映像に隠された色々な仕掛けも楽しみどころ。

またOP曲も各ヒロイン毎に変わって、それが実に新鮮だった。
テーマソングの「君の知らない物語」は必聴だ。

全体的に実に衝撃的なアニメということは間違いないだろう。

おっと、大事なことを言い忘れていた。

★ここ重要!!!

化物語のさらなる楽しみはキャラクターコメンタリーにあるといっても過言ではないだろう。
コメンタリーでも各声優さんが各キャラを演じているのだ。
そして、そのキャラ達で本編に対して突っ込みしゃべくりまくるのだ。

これが実に楽しい。むしろこっちがほんぺn・・・・。
化本編を楽しんだ方でコメンタリーまだの方は是非確認してほしい。
レンタルDVDにも収録されているので是非。
もっと化物語が好きになることだろう。
(私はコメンターを聞いて会話劇だということを認識したw)

重要なことなので最後にもう1度だけ、このアニメは『会話劇』なのである。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

スルメアニメだわこれは。
知れば知るとほど味が出てくる。



最後にちょっとだけ、このアニメの特殊性を追記。

このアニメあちらこちらで紙芝居と言われ絶賛or酷評されているのではあるが、
紙芝居ととらえている部分が違うのでは無いかと個人的に思う。

このアニメ、リアルオンエアの時、特に10話なのであるが
正直ひどい。
ニコなどで比較動画を探していただければ分かるが相当ひどい。
オンエアの10話を見て紙芝居と言っている方は酷評していると思われる。
私のようにDVDやBDでしか視聴していない物にとっては
文字などが目まぐるしく変わるのが紙芝居になってしまっているので
斬新という表現になるのでは無いかと思う。

この辺りに絶賛と酷評の差が出てしまっているのかと思う。

まあ、TVでいくら時間が無いとはいえあれは酷い。。。
偽などもああならないことを祈るばかりではある。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 129

84.5 19 ツンデレで恋愛なアニメランキング19位
IS [インフィニットストラトス](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (6616)
28828人が棚に入れました
女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」(IS)の操縦者を育成するための学校・IS学園。そこでは世界各国から集められた少女たちが候補生としての勉強に日々励んでいる―はずなのだが、男なのになぜかISを起動させることができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。当然、彼の周囲には女の子ばかり。「世界で唯一ISを使える男」である一夏に、彼女たちは興味津々。幼なじみの篠ノ之箒をはじめとしたクラスメイト(少女限定)に囲まれた、一夏の波瀾万丈のスクールライフが始まる!?

声優・キャラクター
内山昂輝、日笠陽子、ゆかな、下田麻美、花澤香菜、井上麻里奈、豊口めぐみ、下屋則子、田村ゆかり、小幡記子、保村真
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

表彰します!あなたは、くだらないけど笑えちゃうキャラクターアニメ部門No.1です♡!

バトルも恋も熱く燃えて全力で頑張っちゃう♡
そんなアニメです。

魅惑の美少女戦士たちがロボット化。スピーディーで迫力あるアクションを、それは艶やかに!華やかに!
時に凛々しくも見せてくれます。

この作品のジャンルはロボットアニメ?
ISを巡るロボットのアクションはカッコイイです!けれどこの作品はロボット以上に強い「ラブコメ要素」でグイグイ迫ってきます。

なんといってもキャラクター力が抜群に高いです。観たら最後、きっとあなたも誰かのファンになってしまう、そんなキャラクターばかりです。

ストーリーはISのキャラクターのインパクトには到底及びません!!

多様な国から選ばれた魅力ある可愛いキャラと一夏のやり取りが楽しく、気がついたら病みつきに、画面に釘付けになって観てしまいました!!

基本、ストーリーはあってないようなもの。笑えます!笑いしかないのかもしれません!以上。
その結論が深く考えないこと、細かいことは気にしないこと、それが「IS」です!

ここは、萌えと、お色気がいっぱい詰まったワンダーランドです♡

主人公の一夏 (いちか)は女性しか操縦できない「IS」を何故か扱えます。特別な一夏は常に女子の興味の真ん中。戦いでは危険も顧みず仲間のために戦い、全ての女子に優しい。好意を寄せられるのは頷けます。女子が喜ぶことを無自覚でしてしまう納得のモテ男。
私も一夏を好きな一人です!!

そんな一夏の魅力に惹かれ、次から次へとバラエティー豊かなヒロインが登場します。

恋に鈍感な一夏とヒロインたちが過ごす賑やかな学園生活、バトルがとにかく華やか。
・・あと、ちょっぴりえっちです(笑)

ここで一夏を囲むヒロイン5人を紹介します。
{netabare}
・篠ノ之 箒 (しののの ほうき)「ファースト幼なじみ」黒髪ポニーテール。侍のような口調の武士道女子です。実は乙女なツンデレちゃん。隠しきれない胸は武器になるのかな?

・セシリア・オルコット。金髪ロングで毛先縦ロールが目を引く美少女。お嬢様でプライドが高く、高飛車。こういう女子が恋するとどう変わるのかな?

・凰 鈴音(ファン リンイン)実は私一番好きかも?イタズラっぽい笑顔や八重歯がすごく可愛い!素直になれない不器用な鈴(リン)を応援しています。この作品内でリンの扱いが悪いのがかなり気になります「セカンド幼なじみ」といい二の次扱いはやめてあげて!!

・シャルロット・デュノア。顔、性格、スタイル、声(花澤香菜)可愛すぎます。パーフェクトヒロイン!やっぱり「一夏のえっち」という必殺技があるせいなんでしょうか、好待遇ヒロインです。

・ラウラ・ボーデヴィッヒ。銀髪ロングで左目には眼帯を付けています。軍人気質です。登場時からは想像出来ない後半のデレっぷり。意中の彼を「嫁」と呼ぶところがツボ。
{/netabare}
一夏は誰が好きなのかはっきりしません。いつしかヒロインたちの間で勃発する一夏を巡る争い
見渡す限りライバル!ライバル!ヒロイン達は揺れます。
それぞれが「好き」を伝えるため、愛を表現し、彼の一番になるため奮闘します。

私がその立場ならきっとそうする。それで一夏はどんな反応?とか近いアピールするヒロインを見て妙に親近感がわいたり。時々そんな風に入り込んでみたり!!

ヒロインたちのあの真剣な表情を見てください。
皆、恋にバトルに勝つために一生懸命です!!そんな姿見せられたら作品共々応援してしまうじゃないですか♪

沢山笑えてちょっぴりえっちな作品
もし、もうちょっと、えっちが観たいのならワールド・パージ編(私の棚にあるよ)を是非ご覧下さい♪

最後に・・
OPの「STRAIGHT JET」すごく好きな曲
1日1回は聴いちゃいます♪

止まらないスピードで

想いが溢れていく

負けたくはない

誰よりも輝いていたい♪

恋もバトルも白熱・・・
果たして一夏のハートを射止めるのは、だ~れだ♡

投稿 : 2025/03/29
♥ : 80

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ロボットアニメの皮をかぶったハーレムアニメ

原作未読。

IS(インフィニットストラトス)という新兵器が登場して幾年か。
日本の研究機関に織斑一夏(おりむら いちか)という男性が編入してくる。
当初、女性にしか扱えないとされていたIS。
世界で初めての男性の搭乗者に、周囲は沸き立つのだった。


ロボットアニメの皮をかぶったハーレムアニメです。

1.主人公がおそろしく鈍感
どうしたらここまで無神経に育つのか。さっぱり分かりません。登場人物にまでつっこまれています。

2.なのになぜかモテる
モテます。理由もなくモテます。「何で?」って何度思ったことか……。顔か、顔なのか?

3.サービスシーンを忘れない
お約束のHな事故や、水着、お風呂や○○も忘れません。


さて、ISは「乗る」より「まとう」のほうがしっくりきます。
兵器搭載のスーツを着る感じです。

戦闘シーンは迫力があってよかったです。

しかし、ISの主な利用目的が「競技」。
そのため、メインストーリーが緊張感に欠けます。
一応終盤にはちょっとした仕掛けがあるのですが。

また、一夏の攻撃パターンが特攻ばかりです。
最後まで強さがよく分かりませんでした。


目立っているのがハーレムシーン。
一夏を除き、登場人物がほとんど女性です。
男性もいますが、むりやり登場させたイメージがありますね。

……で、とにかくモテます。
どんなに積極的に言い寄られてもまったく気付かない一夏。
まあ、女性関係に鈍感なのはお約束だからいいです。
しかし、ISの扱いや日常生活にまで鈍感さがおよんでいます。
「分かんねぇ」が口ぐせ、はっきり言うとバカです。
だからISの操縦も特攻主体なんですね。
そんな一夏に感情を移入するのはけっこうきついです。

私の楽しみ方はこうでした。

・主人公のバカさにツッコミを入れる
女性陣と一緒になって「ありえねえええ!!」とツッコミを入れていました。

・やたらモテる状況やサービスシーンにツッコミを入れる
「どうしてそこでほれる!?」とか、「どうしてそんなトラブルが起こるんだ!!」と毎話のようにつっこんでました。

ツッコミどころが満載。
見ていて楽しかったです。
こういう楽しみ方ができるのかと。

本来はロボット好きとハーレム好きの両方をターゲットにしているのだと思います。
しかし、キャラの行動やストーリーに、ひたすらツッコミを入れられる状況にもなっています。
そんなふうに別の楽しみ方もできてしまう作品でした。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 72

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2期に向けて予習

メカロボ系ハーレム・・・・
この手の作品は多々あるけど、これぞって所は正直ないように思えます

バトル物としてはそこそこだけど、最後の敵がなぁ~
出来レースなのか、2期になってちゃんと地球を脅かすような敵が出て来るのか

因みにシャルロット派です。w

投稿 : 2025/03/29
♥ : 61

83.5 20 ツンデレで恋愛なアニメランキング20位
緋弾のアリア(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (4902)
24006人が棚に入れました
武力を行使する探偵、通称「武偵」を育成する東京武偵高校に通う遠山キンジは「あるきっかけ」で頭脳が活性化する特殊な体質を周囲から秘密にしつつ平穏な日々を送っていた。しかしある日、彼は通学途中で爆破事件に巻き込まれ目の前に現れた強襲科のエリート生、神崎・H・アリアによってキンジの日常は平穏とは程遠いものへと変わっていくのだった……。

声優・キャラクター
間島淳司、釘宮理恵、高橋美佳子、伊瀬茉莉也、石原夏織、近藤孝行、江口拓也、野島健児、中原麻衣

たばこ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

グルーポンのおせち並みに中身が空っぽなアニメ

それは、2011年1月。
もう一年以上前の出来事にも関わらず、未だに多くの人の脳裏に焼きついて離れない衝撃的な事件。

グルーポン・バードカフェおせち事件。

共同購入サイト『グルーポン』で注文すると21000円のおせち料理が10500円になると話題になり500件の注文を受けた『バードカフェ』。しかしその注文の多さに対応出来ず、実際に消費者のもとに届いたおせちは、中身スカスカのおせちとは到底呼べない残飯であった。

おせちってのは、美味しいものがたくさんつまっているものだ。

お刺身、お肉、かずのこ、ごぼう巻き、黒豆、くりきんとん、エビ、昆布じめ、鯛。。。

しかし、グルーポン・バードカフェによるおせちは、こうした美味しいおせちをちらつかせておいて、実際の中身はというと、まさに生ゴミ。



この、アニメ「緋弾のアリア」は、まさに、このグルーポンのおせちそのものだ。

「緋弾のアリア」にはたくさんの美味しい要素が詰まっている。

ツンデレ、ロリータ、脱力系イケメン主人公、王道お嬢系高飛車女、微エロサービス、有名女性声優、巨乳大和なでしこ、主人公のスーパーサイヤ人化。

ありとあらゆる、「おいしそうなもの」を詰め合わせたのが、このアニメだ。

そして、いざ蓋を開けてみると、愕然とする。

グルーポンで、バードカフェなのだ。

恐ろしいほど、中身がスカスカで、まるで、まずい残飯を無理やり食わされて、そんな気分にさせられる。

金を返せとまでは言わないが、時間はせめて返して欲しい。

そんなユニークな仕上がりなのが、この一品だ。

すがすがしいほどつまらない。

「緋弾のオセチ」

投稿 : 2025/03/29
♥ : 75

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レキちゃんの出番が少ないよぉー♪

■「緋弾のアリア」ってどんなアニメなの!?
レインボーブリッジのすぐそばに東京武偵高校があるのです!
武偵を育成する学校が舞台となっているのですよー♪
武偵(・・。)ん?・・・・「武装探偵」の略なのです・・・っで
凶悪犯罪に立ち向かうべく、ありとあらゆる専門分野のスペシャリストを育成している学校なのです!
授業のほかに、民間からの依頼を解決すると成績に反映されるようですよー♪
 
そんな特殊な学園の生徒で主人公の「遠山 キンジ」とヒロインの「神崎・H・アリア」を中心に繰り
広げられる「ツンデレ・ラブコメ・ガンアクション」的な物語なのですよぉー∑('◇'*)エェッ!?
しかも、キンジとアリアの声優さんが、あのラブコメで有名な「とらドラ!」の虎竜コンビなのです!
くぎゅうううううこと、釘宮さんと間島さんです!!(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
これだけで期待しちゃう人も多いのではないでしょうか!?
 
っで、今回のくぎゅうううの有り難いお言葉は、ズ・バ・リ♪
「風穴開けるわよ!」
ですよねー(>o<")
そ・し・て、この作品、制作会社は「J.C.STAFF」で、監督さんが「渡部高志」なのですね!!
そうです、「灼眼のシャナ」「ゼロの使い魔」「とらドラ!」「ハヤテのごとく!」の制作会社と、
シャナちゃんの監督さんですよー♪
なので、くぎゅうううのツンデレと共に、いっぱ~い風穴開けられたい方は必見ですね(-ω-)/
 
 
■総評
豪華スタッフ、おなじみの人気声優さんが出演で、かなり皆さんの期待度が高かった分、辛口評価も
多かったような気もします。
個人的にも久しぶりのガンアクション物かなぁーって期待していました♪
しかも、武偵学校というスペシャリストの育成をする背景や、武偵ランク制度、各キャラ毎の特殊能力
やシャーロックホームズなどの有名人の祖先という設定はとっても面白そうな予感がしてたのですよ♪
でも、せっかく良い材料があっても、味付けの仕方が薄味で・・・くぎゅうううに言わせると・・・
 
「素材の味を味わいなさい!このバカバカバカ!!文句言ったら風穴開けるわよ!!!」
 
って無理矢理食べさせられちゃった感じがしちゃいます(>o<")
そうなのです、某有名人の祖先の偉大さが、これっぽっちも伝わってこないし、関連性もとっても薄い
し名乗るのが恥ずかしくなってくるくらいです…c(゚^ ゚ ;)ウーン
せっかく個々に特殊能力の設定や、各方面の得意分野の設定などを持たせることで、魅力的なキャラを
描写できているのに、無理矢理こじつけているだけの設定は要らなかったと思っちゃいました(>o<")
 
しかしながら、1期を見終わった時点では物語も完結していないし、意味深な描写もありましたね♪
「カナ」って誰なんだろうね・・・キンジの○○ですねw
このまま終わるスタッフではないと思いますので、2期に期待を込めたいと思います。
もちろん、1期もまずまず楽しめたので、ツンツンされたい方どうぞ迷わずご視聴してくださいね♪
 
2011.07.29・第一の手記

投稿 : 2025/03/29
♥ : 70

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

Clear and Present Danger

声優、釘宮理恵の病的な患者さんの方以外にはお薦めできません。

凶悪犯罪に対抗する武偵を養成するための学校を舞台にした、ありがちなハーレムラブコメ作品です。
卒業後の武偵がどんな活躍をしていて、それぞれの学生がどんな将来を目指して学園に在籍しているのかよくわかりませんし、それ相応な服装があるはずなのに女子はミニスカートです。キャラの多くは史実上や架空の著名な人物の子孫なのですが、名前を勝手に拝借してきただけのようで、かえって必要のない不快な設定だったように思えました。色々詰め込んで盛り沢山ですし、そこそこ魅力的な女性キャラも少なくないので、何か興味を惹かれる要素があれば完走するのはそれほど苦にはならないと思えますが、個人的にはどれもこれも中途半端な印象しか残らず、キャラが超能力を使うあたりから原作に対する興味も失ってしまい、最後まで視聴した自分が情けなくなりました。

この作品では学生たちに銃器をもたせ、合法的に国家権力のもとで公安活動をさせています。若い視聴者が感情移入しやすいのを良いことに、実際は長い年月に及ぶ鍛錬や経験の蓄積が必要な事でも、学生にやらせる事には、違和感を感じずにはいられません。オトナになり、それこそ一生続けていく覚悟と責任を伴うような危険な現場の仕事を安易に学園生活に取り込み、何でもキャラに肩代わりさせ妄想させておけば視聴者は満足するだろうという無責任な制作態度は改めて欲しいと思います。

舞台を学園にする作品ならば、学園はやがて卒業していくものである事を意識して作られていなければ、私はその存在意義にすら疑問を感じます。その学園を選んだ事で何を学び手に入れたのか。そこでたまたま巡り逢えた教師や友人と喜怒哀楽を共にするなかで、それぞれが次のステージを選択し、駆け上がる足がかりをつかんでいく過程を描いて欲しいと切に願います。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 57

89.4 21 ツンデレで恋愛なアニメランキング21位
狼と香辛料(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (4759)
23432人が棚に入れました
旅から旅へ各地を巡り、物を売り歩く行商人として生きるクラフト・ロレンス。
収穫祭に沸くパスロエの村へ行商に訪れたロレンスはその帰り、自らの荷馬車にとんでもないモノが入り込んでいたのを見つけてしまう。パスロエで仕入れた麦束に混じって眠りこけていたのは、獣の耳と尻尾をそよがせる美しい少女だった。
自らを『ヨイツの賢狼』ホロと名乗り、長いことパスロエの麦を豊作にするため手を貸していたと嘯く少女。左前脚だけとは言え狼としての姿まで見せられたロレンスは、ホロの素性を訝りながらも「遙か北の故郷に帰りたい」と願う彼女を旅の道連れとすることになる。
賢狼と行商人の軽妙洒脱な掛け合いに彩られた、彼らの行商模様と道中での様々な事件を描く、「剣も魔法もない」ファンタジー・ストーリー。

声優・キャラクター
小清水亜美、福山潤、名塚佳織、中原麻衣
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

まったり見れるけど、本格的な商売を扱ったアニメ。私とホロがレビューしてみます。

原作未読。
アニメ1期のみでのレビューです。


主人公のロレンスと狼の化身ホロのやりとり、そして行商人としての旅を描いたアニメ。
時代はルネサンス以前のヨーロッパという雰囲気です。

ロレンスは、能力が高く、経験も豊富だが、お人好しな面があります。
ホロは、商売の経験はないものの、非常に鋭い勘をもっていて、人の感情を操ることに長けています。
そして独特なしゃべり方。廓詞(くるわことば)と呼ばれる言葉と現代語の中間のような話し方をします。
何とも美しくて、不思議な魅力をもったキャラですね。

ロレンスもホロも頭の回転が速いです。
その二人が織りなすウィットに富んだ会話、そして距離感が大きな見所です。
ロレンスが前に出たり、ホロが前に出たり、並んで歩いてみたり。
ただ歩いているシーンにも、二人の心情が表れています。
ゆったりとした雰囲気のなか、徐々にキャラクターの魅力が伝わってきました。

作画は綺麗だと思います。
……というより、作画の雰囲気が好きなのかもしれません。
舞台は西洋風なのに、どことなく日本的な風情を感じさせてくれます。
のんきな旅路の風景を見ると、「夏目友人帳」のほのぼのとした空気感を思い出しました。

OPテーマ「旅の途中」も印象に残りました。
切なさの中にも暖かさ、そして雄大さを感じる歌です。
毎回聞き入ってました。


そして肝心のストーリー。

構成はしっかりしています。
伏線を張って、きちんと回収。
商売を通じ、ロレンスとホロを中心とした人間模様が変化する過程が描かれています。
おそらく「信頼」がテーマでしょう。

商売の部分は、けっこう本格的です。
ぼーっと見ていると理解できない部分があると思います。
私もそうでした……。

ホロがかわいいと思えればそんなこと気にせずに楽しめるのですがw


……ということで、難しいことは登場人物に任せることにしましょう。
レビュアーをホロさんに交代します。

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わっちは賢狼ホロでありんす。

アニメ内の商取引について、わっちが説いてあげんしょう。
分からない部分があった主様は、ぜひ見てくりゃれ。

{netabare}
【為替】
{netabare}
まずは、ロレンスとぶどう園の主人との会話で出てきた「為替」の話からしようかの。

①まず、Aという会社の系列の店に、麦を売る。
この時にはお金をやりとりをせず、「クラフト・ロレンスから銀貨○○枚分の麦を買った」という証明書だけを受け取るんじゃ。
②その後、ヨーレンツという町に到着したら、そこにあるA会社系列の店で、塩を買う。
その時は証明書を渡すだけで取引成立。
あとはA会社が勝手にやってくりゃれるわけじゃな。

こうすれば、ロレンスは、①と②の道中、証明書以外に何も持たなくても済むじゃろう?
現金がなければ、盗賊や傭兵も襲って来ない。
仮に証明書を奪ったところで、身分を明かさねば換金できぬ。
ロレンスが塩を手に入れられたのは、ロレンスの築き上げてきた信用のおかげでもある。
商売には商人の信用が関わってくることが分かるじゃろ?
これがロレンスの言った「為替」というシステムじゃ。

まあ、アニメ中では「会社」ではなく「商会」と呼んでおるがの。
信用でつながった、商人どもの集まりのことじゃな。
{/netabare}

【お金の価値】
{netabare}
わっちも覚えるのに苦労したが、特に必要なのは、「トレニー銀貨」と「リュミオーネ金貨」の価値じゃ。

慎ましく暮らせば、トレニー銀貨1枚で1週間は暮らせる金額。
まあ、トレニー銀貨1枚は、日本円で約1万円くらいだと思ってよいじゃろう。

さて、テンの毛皮は、1枚当たりトレニー銀貨3枚で売れた。
それが70枚。
つまり、銀貨210枚≒210万円以上で売れたわけじゃ。
本来なら、銀貨140枚≒140万円でも十分な利益が出るのに、りんごを使っただけでこの差じゃ。
香りが70万円に化けたことになる。
……長生きはするもんじゃの。

そして、リュミオーネ金貨の価値は、トレニー銀貨30~35枚ほど。
リュミオーネ金貨1枚≒33万円程度の価値があるわけじゃ。

さて、ノーラに頼んだ仕事の報酬は20リュミオーネ。
日本円にすると、660万円ほど。
何とも驚きの額でありんしょ?
……さすがにあの小娘も「これは危険な仕事だ」と感じ、悩んだわけじゃな。
{/netabare}

【ロレンスが大損した理由】
{netabare}
これはほとんど事故に近いが、胡椒の取引が一つの要因じゃの。
天秤の仕掛けを見破って、してやったりと思ったロレンス。
「経験は過信を生み、過信は時に命取りとなる」
わっちはそう言ったのじゃが、その通りになってしまった。
つまりは、武具の価値が下がる可能性を調べず、その場の成功の勢いで注文したことに問題があったわけじゃな。
まあ、その商人が値下がりの可能性に気付いておったかどうかは、わっちにはわかりんせん。
{/netabare}

【ロレンスの借金】
{netabare}
買った武具の値段は100リュミオーネ≒3300万円。
そのうち、47と4分の3リュミオーネ≒1500万円が信用貸し。
2日で約1500万円稼いで来いと言われたわけじゃ。
しかも手元にあるのはガラクタ。
これは、実に難しい問題じゃった。
ロレンスが精一杯借金して回って、1日で3リュミオーネ≒100万円。
「たった」とは言っておるが、それでもそれなりの金額は貸してもらえたんじゃ。
{/netabare}

【リーベルトの命乞い】
{netabare}
……まったく、やつはたわけものじゃった。
しかし、命乞いに300リュミオーネ≒1億円、600リュミオーネ≒2億円。
あれはもう、払うつもりなど毛頭ないと言っておるも同然じゃのう。
{/netabare}

【レメリオについて】
{netabare}
密輸に協力した、レメリオという目付きの悪い人間。
やつもロレンスと同様に、武具を買い集めておったが、価値の暴落で借金まみれになっておったのじゃ。
つまり、借金まみれ同士で密輸を行って、お互い何とかしようという交渉をしたわけじゃ。

しかし、レメリオが持っていた現金が少なく、密輸が成功しても自分の借金返済がやっと。
そこで、いくらか浮かせようと、わっちらを出し抜こうとしたわけじゃ。

まあ結局、わっちが一肌脱ぐことで、何とかなったがな。

手に入れた金塊の額は100リュミオーネ≒3300万円分。
持ち逃げすれば、ロレンスの腕なら10倍にすることもできたんじゃが、ロレンスはそうせんかった。
その金塊を、レメリオに500リュミオーネ≒2億円で買い取らせることにしたんじゃ。
ただ、ロレンス個人ではなく、ロレンスの所属する商会名義じゃ。
しかも、10年ローンで返済することにして、破産を免れさせた。
つまり、ペナルティは与えるがチャンスは奪わぬ。
まったく……どこまでもお人好しじゃな。
その証書を商会に持って行ったところ、130リュミオーネ≒4000万円ほどで買い取ってもらえて、わっちらは、当面の資金を得たわけじゃ。
{/netabare}


{netabare}なんだか「ロレンス」と呼びすぎて……わっちは妙な気分になったのじゃが{/netabare}……。

主様、話は理解できたかや?
{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 97

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

異色ファンタジーですが見て損は絶対にない!!

異世界ファンタジー物語ですが、珍しい物語でもあります。

商人のロレンスと狼の化身である少女ホロとの商人の旅をメインにした経済小説ですね。

ホロという存在以外はファンタジーとはあまり言えず、国を行き来する商人を筆頭にした経済的な内容が占めます!
そのため作中、経済用語や市場の成り立ち流れなど、かなり専門的知識が語られ経済学の基礎程度は学べてしまうかもしれません♪

そんな商売の駆け引きや、ロレンスとホロの関係などが見所の、ストーリー的には明快な作品です(*´ω`*)

なによりホロの存在が大きく、主人公が目立ち過ぎず、ヒロインも目立ち過ぎずで、バランスのとれたキャラです♪

ホロが人気なのは容姿や頭の良さ、言葉遣いや女性らしさ、たまに見せるギャップなどからだと思います(^O^)

物語の流れもとてもいい具合なのでマッタリ見れると思います☆☆

投稿 : 2025/03/29
♥ : 96
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

わっちはヨイツの賢狼ホロじゃ^^

ローレンス商業組合の行商人 ロレンス
化狼娘のホロ


中世ヨーロッパを舞台に
行商人として各地を転々としつつ
ホロの故郷、北の森を目指す


各地での商取引にまつわるストーリーが
面白いんす

わっち~なのじゃ
ホロの口調がかわいい^^


■第8話~第13話
{netabare}
順調に商売していけば
利益がつみあがる・・・と思った矢先に
鎧兜の大暴落で信用買いしていたロレンスが
破産状態になるという急展開・・・xox


資金繰りもうまくいかず、
金密輸を決行するも裏切られて
殺されかけるという、踏んだり蹴ったりな状態に。



最後はホロの活躍もあって
うまくいってよかったです。


自営業やってる夫婦の苦労話みないな
感じですね^^


{/netabare}

■第1話~第7話

{netabare}
ホロ戸の出会いからメディオ商会とのいざこざまで。

銀貨価値下落での儲け話
でしたが、価値下落を見込んで
為替で儲けたらダメなのかや?などなど
色々考えながら楽しめました♪

しっぽのもふもふ
さわりたい^^

{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 94

88.3 22 ツンデレで恋愛なアニメランキング22位
ココロコネクト(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (4683)
22289人が棚に入れました
私立山星高校文化研究部内で次々と起こる実際ではあり得ない不思議な現象、<ふうせんかずら>による謎の企み、それにより主人公八重樫太一をはじめ永瀬、稲葉、桐山、青木の友情が成長していく。

声優・キャラクター
水島大宙、沢城みゆき、豊崎愛生、金元寿子、寺島拓篤、伊藤静、藤原啓治、大亀あすか、佐倉綾音、田中敦子、小野友樹、石原夏織、上坂すみれ、内田真礼、戸松遥
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<17話まで視聴完了> ミチランダムに見たむき出しの感情

<14話~17話 ミチランダム>

心の声というものは、他人には聞こえない。
表情でなんとなく本音がわかる場合もあるけれど
大抵は皆、表には出さない部分があるもので。
それは嘘というものばかりじゃなく、思いやりからだったり
気遣いから来るものなわけだけれど、度が過ぎるとキャラを
演じてるようになってしまう人も出てきたりする。

見せたい自分、相手に求められてる自分を演じきる。
それは時に必要な場面もあるけれど、実際疲れる。
理想と現実、表の自分と裏の自分の距離があればあるほど苦しむ。
もっと、自分の思うままに行動できて、ものが言えたら・・
「ミチランダム」の今回の4話はなかなか濃くて良かったと思う。
登場人物それぞれの心理描写、心の変化、本音むき出しの激しい感情が
ものすごく伝わってきて、リアルだった。

人の本質なんて、本当は自分でさえ気づけてない部分が
あったりするのだよね。
あけすけに何でも言っていいわけじゃないし、時には気遣いも必要。
それでも、できるだけ本音で何でも話し合える友達がいたら
それはとても幸せなことだと思うし、そういう相手は大切にしたい。

伊織中心の今回の話だったが、デレ稲葉も相変わらず可愛かったし
太一の小悪魔風味な妹なんかも面白かった。

ところで・・この作品、まだ続くの?
最終回なのか、なんなのか・・・
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<13話の感想>

14話からはミチランダムが配信という形で始まるようだが
TV版の最終回は観終えたので、一旦区切ろうと思う。
っていうかさ、なんでこのカコランダムを最後に持ってきたかな。
これ、順序変えたほうがもっと爽やかに感動して終われたんじゃないかなぁ?
例えば、カコランダムは「ヒトランダム」のあとに持ってきて
{netabare}
「キズランダム」の稲葉の告白で終わらせたほうが最終回らしく
また、次の「ミチランダム」に繋げやすかったんじゃないの?
まぁでも、伊織の家庭の問題解決が5人の絆を深めることにもなるし
フウセンカズラとの兼ね合いもあるから仕方ないのだろうけれどね。
{/netabare}
でも今回のカコランダムの後にどうせまたミチランダムがくるなら
って、正直思ってしまった。

それだけ、出だしが良くて期待していたからね。
毎回、いろいろ感じさせてくれるストーリーだったし、
彼らのフレッシュな魅力と、さまざまな経験を経て培われていく友情が
観ていてとても好感持てたので。

今回、すごく共感できたのは「どんな過去であっても否定しない」ってこと。
いろいろな過去が人それぞれあって、時には辛かったとしても
それらがあって今現在の自分があるわけで。
過去を否定してしまったら、自分を否定してしまうし
過去をないものにしてしまったら、自分を消去してしまうことになる。
もし、やり直しができる能力をもらったとしても、それでは
せっかくの経験と学習が泡になってしまう。
{netabare}
だから今のままでいい、って決心した伊織は清々しかった。
{/netabare}

そこには、仲間達との強い絆で結ばれた自信が伺えた。

喜び、哀しみ、愛しさ、せつなさ・・それらを経験して
時には激しく衝突し、時にはやさしく労わりながら
お互いを理解しあってきた彼らは、1人1人がすごく成長できたと思う。

辛い部分もあるけれど、100%目をそむけて逃げるのじゃなく
立ち向かうことも必要で、だけどそこで大事なのは・・・
一人だけで何でも背負って解決しようとしないこと。
仲間を頼りにしたっていいのだ、困った時は甘えたっていいのだ。
そんなことを考えながら観て、自分にも言い聞かせていた最終回だった。
-------------------------------------
<12話の感想>

今回は青木と唯がメインのお話。
時間退行している間の過去をリアルに見ることで
部員たちそれぞれが理解を深めていくとともに
本人もまた、内面的に成長があるようで。
過去にさかのぼって、その時の自分に会えたら忠告したいと
思うことが時々あるけれど、なんとなくそれに近い感覚。

誰にでもターニングポイントとなった時期が過去にいくつも
あって、でもそれを乗り越えることで強くなったり
今の自分に自信を持てるようになるのだよね。
今回のカコランダムはそれをみんなで共有して
記憶していくことに意義があるのだろうな。

さて太一は次週どうなるか?最終回だったかな?
見逃せません。
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<11話の感想>

今回からは時間退行が始まってしまったようで。
太一以外のメンバーはそれぞれ11歳の頃だったり6歳の頃だったりと
さまざまな何らかの意味がある時期に一定の時間帯だけ退行する。
彼らはその頃の想いや出来事を思い出し、高校生の今とは違う何かに
気づいていっている様子。
しかし太一だけは「ナイト」としての役目があるということで
時間退行体験はない模様。さてこの「ナイト」とは?
当然、彼の今までを見ればわかるけれど、自己犠牲的な性格を
最大限に利用することで、また利用せざるを得ない中で
太一自身にとっても何らかの気づきになるのかも。
それにしても、幼くなった稲葉や伊織たちが可愛かったーw
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<10話の感想>

観ていた日の個人的な気​分と稲葉が重なってしまって、
彼女と同じくらい泣いてしまった。
タイミングよく伊織に欲望開放が起きたからというのもあるけれど、
稲葉に叫ぶようにして言い放った言葉の数々は、自分の心にも突き刺さって。
だけどそれは不愉快じゃなく、むしろすごく嬉しい言葉で。

人には長所も短所もある、大好きな部分もあれば嫌いな部分もある。
でも、ひとまず全部通してその人を受け止め、受け入れる。
それは「ほんとうの友達」として認めるということ。
たとえ恋敵になったとしたって正々堂々と取り合う。
どちらが勝とうが、そんなことで自分達の友情は壊れない。
そう言い切ってくれる鮮やかで熱い友情は、見ていて心地良いし
とても共感できる。

言いたいことを友達に言う以上に、
相手が言いたいことをこの胸に受け止めることのほうが
ずっと深く友情を感じるものなのだなと、あらためて感動した。
幼い子どものように泣きじゃくったり、嬉しそうに笑ったり
そんな稲葉の表情豊かな部分が初めて観れたのも良かった。

伊織もすごくいい子だけれど、さて・・今後の展開はどうなるのかな?
すごく気になる~
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<9話の感想>

そっかーイナバーンの大事な話は次週に持ち越しかー
まぁ観ているこちらは、もう薄々気づいているのだけど。
彼女の葛藤、視線が痛いほどよくわかる。
次週が今からとても楽しみ。

人は誰もみな、望んでいなくとも傷つけあってしまうことが多くて。
そこで亀裂が深く入ったままなら、友情もそこまで。
でも、傷つけられたり傷つけてしまった経験は、人を学習させ成長させる。
それまでどんなに長いこと閉じこもっていたとしても、
ひとりだけではどうにもならない問題もあるからね・・

この作品は、高校生達のフレッシュな日々と暗鬱とした想いとの
ギャップをリアルに見せながら、心開くとはどういうことか、
真の友情とはなんなのかを伝えているような気がしている。
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<8話の感想>

人は誰しも、誰かを傷つけてしまうもの・・なのかも。
傷つけあうことを恐れていては前に進めない。
傷つけられた時以上に、相手を傷つけてしまった時のほうが
ほんとうは絶望感って大きかったりするよね。
そんなことを想いながらの今回のお話。
まずは視野を広げようじゃないかと。
一番大切なものは何か、自分はどうしたいのか?
目先のことに惑わされずに、見極めることが肝心。
{netabare}
一旦、5人はバラバラになってしまったかに見えるけれど
それは今後の結束を高めるための第一歩になるんじゃないかな?
{/netabare}

今回は特に学級委員がいい仕事してた(笑)
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<7話の感想>

相変わらずテーマがブレることなく、深い。
精神医学的な分野からじっくり考察してみたくなるけれど
それは最終回が終了して、私に余裕があったらにしようと思う。
今回は欲望開放というより、衝動開放って感じだったかな。
抑えきれない衝動を吐き出す、普段は理性で抑えることが
できている言葉を、言い換えることなく素のままぶつけてしまう。

{netabare}
結果的に本人は、心が開放されるからスッと落ち着けるものの、
一度口に出した言葉は新たな傷を生み出すし、記憶はそう簡単に
消えてくれはしないから。
でも、彼らにとって唯一の救いは、これが「ふうせんかずら」の仕業である
ってことがわかりあえていること。
責任の所在がハッキリしているから、彼らは結束していられる。
でも、そろそろ大きなシャッフルが出てきてもいい頃かもね、物語的には。
{/netabare}
------------------------------------------
<6話の感想>

おぉ・・やっぱり再び登場したか、ふうせんかずら。
今度の現象もなかなか厄介ながら深いところを突いてくるよね。
人の心には必ずといっていいほど、何らかの傷や劣等感があるわけで。
表面では取り繕っているものの、一人になった時
それらはある日突然芽を出し始める。
特に表と内側の差が激しい稲葉や永瀬は危なそう。
ますます次回が見逃せなくなってきたわ。
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<5話の感想>

今回は、いろんな意味でとにかく必見。
後半、うるうるきてしまったけれど、ふうせんかずら・・
アンタ何者なんだ!?
{netabare}
どうやら1話から続いていた人格入れ替わり現象はこれで一段落?
{/netabare}
でも、まだまだ別の現象が起きて、彼らの心をかき乱したりするのかな。
けど、悪いことばかりじゃなく、何かしらそういった体験で
得るものがあるってことに気づいていく彼らなのかもね。
-----------------------------------------
<1話~4話までの感想>

横浜を舞台に、私立高校文化研究部の部員5人に次々と起こる不思議な現象。
例えば、AさんとBさんの人格が入れ替わって大騒ぎしているとすぐ戻ったり。
今度はCさんとBさんDさん、3人の人格が入れ替わったり。
外見だけは変わらないまま中身が変わるというと、だいぶ昔に
大林監督が撮った小林聡美、尾美としのり主演の映画『同級生』を
思い出さずにいられなかった。

まだ思春期を卒業していない年頃の男女が入れ替わってしまうって
もうそれだけでセンセーショナルなわけで。
まずは膨らんだ胸を触ってみたり、トイレに駆け込もうと、
女子生徒の姿のまま男子トイレに蟹股で飛び込んでみたりと
描写もなかなかリアル。

そしてどうやら、この物語の見どころは、
1人1人中身を入れ替わってみることで、相手の家庭の事情を知ったり、
トラウマに気づかされたり、今まで表面には見せずにいたそれぞれの
悩みが暴露されていくことにより、それらを部員たちが知って
以前よりいっそう理解を深め合おうとする姿なのかもしれない。

テーマとしてはサイコサスペンスっぽくも演出できる内容だけれど、
OP曲からして朗らかに明るいのも、深く考えれば考えるほど
どっちなんだろう?と気になってくるし、まだもう少し観ないと先が読めない。
そして当然、それが楽しみでもある。

とにかく、5人の人物背景がとても興味深い。

【八重樫太一】
{netabare}
プロレス好きの理由は「受け身の美学」と言う主人公=八重樫太一。
天然で、正直で、生真面目で、困っている人や苦しんでいる人を
助けずにいられない性格で、しかも代わりに自分がその痛みを
背負おえばいいと思ってしまうような面がある。
観ていてこの太一が自分と性格が被る部分があるので
女の子から「自己犠牲野郎」などと呼ばれるとズキンっときてしまう(苦笑)
彼の今後の課題は、「自分」の本音をさらけ出すことかもしれない。
{/netabare}


【永瀬伊織】
{netabare}
なんと母親が次々に夫を代えるものだから、父親になった人が何人もいるという。
さまざまな父親という他人と接する間に、相手に求められているものを即座に
察知する能力が備わり、演技してしまう癖が抜けずにいる。
そのため「自分」がなくなってしまっていることが悩みの種。
学校でもハイテンションな振る舞いをしているが、自宅で1人の時の彼女を
観た感じ、太一ととても似たもの同士な雰囲気がある。
{/netabare}


【稲葉姫子】
{netabare}
歯に衣着せぬ物言いで、ズバズバなのは観てて楽しいけれど、
こういう人間こそ、本当は深い闇があったりするもので。
メンバーの中で一番クールで大人びた印象。言葉遣いは男っぽく、
やや乱暴な感じもするが、感受性は人一倍強いように感じる。
そう思っていたら案の定、4話で「人間不信」が発覚した。
それでも、彼女みたいな人は周囲の人間との交流次第で大きく化けるはず。
付き合い方は難しいが、じっくり腰をすえて縺れた糸をほぐしていきつつ、
ある程度の距離感は必要なんだろうな。。と思う。
{/netabare}


【桐山 唯】
{netabare}
メンバーの女子の中では、一番女子力が強そうでいて、実は男性恐怖症。
空手を習っていたりもしたが、やめた原因も男性恐怖症になった原因も
同じところにあるというが、太一のおかげで徐々に立ち直りつつある感じ。
{/netabare}


【青木義文】
{netabare}
今で言う少しチャらい感じの印象を持つ男子だが、実際は心優しい人であり。
こういう男子ってけっこう純粋で繊細で、一途だったりするのだよね。
ただ、表現方法的に不器用なだけ(笑)
一昔前だと体育会系もこんな感じだよね。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 129
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てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これからの人生にヒントをくれるテーマ

原作未読。

文化研究部の5人の元に、「ふうせんかずら」と名乗る人物が現れる。
ふうせんかずらの力で、5人の感情を混乱させる不可解な現象が発生。

・人格入れ替わり
・欲望解放
・時間退行
・感情伝導

どうやってそれに対処していくかが描かれる。


人間の心理を扱った珍しい作品。
かなり挑戦的な内容で、人間の心に詳しくないと描けません。
もちろん、細かく見れば穴はたくさんあったと思います。
しかし、ざっくりと表現されつつも、メッセージは十分に伝わってきました。


テーマは読んで字のごとく、「心」と「つながり」。

・本来持っている自分を知る
・感情の変化へ対処する
・時と場所で性格を使い分ける
・自分が本当に望んでいることを見つける

どれも成長していくうえで大事な要素です。
そのあたりのポイントをしっかり押さえています。


このアニメには、ユニークな5人のキャラが登場します。
私にはそれぞれが「人が持っている性格の一部分」に感じられました。
「性格」というのはどの部分が強く出ているかの違いでしかないのかもしれません。


「その場をうまくやりすごすために、自分を演じる」というセリフがあります。
いわゆる仮面です。

こうやって仮面を被って生きていくことは、社会生活を営むうえで必要不可欠です。
その切り替えが多く発生するほど、本来の自分を見失ってしまいます。
本当の自分を見つけるというのは並大抵のことはありません。
探すだけでも相当なエネルギーを消費します。
{netabare}
ただでさえ仮面をかぶり続けてきた永瀬伊織。
14~17話で、永瀬伊織はエネルギーを完全に使い果たしました。
それを支えてくれたのが周りの仲間たち。
{/netabare}
ですから、自分を客観視してくれる人を見つけるのが理想的です。
そうすれば、自分を見失ってしまったときに助けになります。

まあ、実際には人間の心は簡単に変化しません。
周りの力を借りながら、ゆっくりと変化していくものです。

……ですが、そんな悠長に描いていたら一生かかります。
コンパクトにせざるを得ないのは仕方がないところです。

そこでふうせんかずらの出番というわけです。

ふうせんかずらの学名は「Cardiospermum halicacabum」です。
ギリシャ語の「cardia(心臓)」と「sperma(種子)」からきています。
種がハート型をしているためです。
英語では「heart seed」とも。

ふうせんかずらは、人の心に介入して成長を強引にうながす。
そんなココロの種の役割を果たしているんですね。


17話まで見終わって私の性格をキャラで分析してみました。
{netabare}
八重樫太一:6
青木義文:3
桐山唯:3
永瀬伊織:10
稲葉姫子:2
ふうせんかずら:8

伊織の「仮面をかぶり続けてきた」「ためにためまくっていきなりぶちきれる」。
これ、少し前の私にそっくりなんです。
しかも、「今までの自分があるからこそ、今の自分、そして今の仲間がいる」「過去に戻ってやりなおせるとしても、戻るつもりはない」という信念まで一緒です。
ミチランダムでは、伊織に感情移入しっぱなしでした。
人間観察や感情のコントロールが好きなところは、ふうせんかずらに似ています。
自己犠牲野郎な部分は、太一に似ていますね。
{/netabare}
こんな私ですが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

投稿 : 2025/03/29
♥ : 118
ネタバレ

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

~異路同帰~

平穏が崩れたその時、五人の関係は形を変える―――――


八重樫太一・永瀬伊織・稲葉姫子・桐山唯・青木義文の5人に起こる不思議な現象の数々。
異常現象によって文研部メンバーが抱える様々なトラウマや苦悩が浮き彫りになっていく…。
文研部5人の心の傷を、ときにコミカルに、ときにシリアスに描いた『愛と青春の五角形コメディ』

この作品で最も感心し驚かされたのが、主要キャラ5人を演じる声優陣の力です。
なぜならヒトランダムでは自分が演じるべきキャラクターはもちろんのこと、
他に4人分の役柄を演じ分けなければなりません。
それは人物ごとの話し方の癖であったり語尾のニュアンスであったり…。
視聴者に誰と誰が入れ替わったかを認識させることはとても難しいことです。
と同時に本作のような入れ替わりものが成功する大きなファクターでもあると思います。
そこを見事に表現していた職人芸には舌を巻きました。
キズランダムやカコランダムにおいても素晴らしい演技の数々に魅せられました。

◆ヒトランダム
{netabare}
『視点の転換が、悩みを解決へと導く』

文研部のメンバーが最初に体験した現象、それは「人格入れ替わり」
これによって自分の秘密を知られたり、また相手の秘密を知ってしまう危険が出てきます。
実際、唯、稲葉、伊織の3人は自らのトラウマを他人に知られてしまいました。
しかしこの現象のおかげで結果的にトラウマは解決する方向へ。
なぜなら3人とも悩みを一人で抱え込んでいたからです。
自分にとっては深刻なことのように思えても、周りからすれば案外大したことないかもしれません。
別の視点から見ることによって逆転の発想で悩みは解決できるかもしれない。
ひとりで悩まずに周りの仲間を信頼して相談することの大切さが描かれていました。
「人格入れ替わり」を体験したことによって、文研部の5人はより絆を深めていきます。
{/netabare}


◆キズランダム
{netabare}
 『相手を本当に理解したければ、傷つくことを怖れず真正面からぶつかり合え』

次に文研部メンバーを襲ったのは「欲望解放」
普段は自制している感情が抑えきれなくなるというまたやっかいな現象です。
それぞれが別の方法で文研部の関係性を維持しようとし、余計に亀裂が深まっていきます。
しかし今回は文研部という小さな枠の外にいる人達の意見によって解決への糸口が見えました。
他人の気持ちを完全に理解することなんてできない。
それでも私たちは他人の気持ちを自分の理解に当てはめようとする。
だから人は傷つき、傷つけ合ってしまう。
でもそれを恐れていては何も始まらないし何も進まない。
「ぶつかり合わないと、なかなか本当の友達にはなれないもんだしな」
キズランダムのMVPは間違いなく、藤島さんとごっさんです!
{/netabare}


◆カコランダム
{netabare}
 『昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう』

今回は、12時から17時までのあいだ太一以外の4人がランダムに年齢が退行するという「時間退行」
この現象のポイントは、退行時は記憶も当時のものとなり
さらに退行が終わっても変化していた当時の記憶が鮮明に思い出されるということ。
それは心に閉まっていたはずのトラウマや後悔が再び蘇ってくるということでもあります。
昔好きだった人と唯を重ねて見てたのではないかと悩んでいた青木でしたが、
持ち前の行動力のおかげで自分の気持ちを整理することができました。
今を変えれば過去も変わる。
失敗した自分や後悔した自分、その全ての過去の自分を肯定して今を生きる。
今ある悩みの原因は決して過去にはありません。
一歩一歩しっかりと前に進むことによって、きっと未来も変わってくると思います。
{/netabare}


◆ミチランダム
{netabare}
 『自分らしくある必要なんてない、“らしさ”は後からついてくる』

感情が口に出さなくても他の人に伝わってしまう現象、「感情伝導」
想いが伝わらなくて苦悩することが一般的には多いですが、
この現象では想いが伝わってしまうからこそ生じる苦悩が伊織を中心として描かれていました。
伊織は周りに期待される自分と本当の自分とのギャップに悩み心を閉ざしてしまいます。
周囲に望まれる自分を演じ続けることはとても辛いことです。
ありのままの自分では自信がなくて、他人の目が気になって…
でもそうしないと彼女は自分の居場所を見出すことができませんでした。
しかし本当の伊織を知ってもなお、彼女を受けとめてくれた文研部メンバー。
彼女を信じ、肯定してくれる仲間がいた。
これから伊織は少しずつ自分自身と向き合い、認めてあげる勇気を持つことだと思います。
ありのままの自分を肯定してくれる場所がある、それはとっても幸せなことですね。
{/netabare}



本作のテーマとしてどのエピソードにも共通して言えることは、
「悩みは一人で抱え込まないで、勇気を持って周りに相談することが大切だ」ということ。
その部分はしっかりと伝わってきました。しかしワンパターンな展開だったことは否めないです。
他の作品では徐々に登場人物のトラウマや葛藤が明らかになっていくのに対し、
本作はその部分が〈ふうせんかずら〉によって無理やり引っ張り出されます。
これにより物語をコンパクトに収めることができた反面、主題が全面に押し出されすぎた感じが…。
とは言いつつも、全体的には楽しく観ることができました。
〈ふうせんかずら〉という存在に違和感を覚える方もいるかもしれませんが、
そこを許容できれば意外と深いテーマに考えさせられ、入り込めるのではないでしょうか。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 85

85.6 23 ツンデレで恋愛なアニメランキング23位
伝説の勇者の伝説(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3796)
20456人が棚に入れました
ローランド帝国王立特殊学院の学生、ライナ・リュートは、いつも寝てばかりで無気力の劣等生。
昼寝だけして過ごすことを望むが、ある日、敵国のエスタブール王国が戦争をしかけてきたことで、ライナたち学生は戦争に送り込まれ仲間の多くを失ってしまう。戦後シオンと共にローランドのために行動を始めたライナだが大陸を覆う闇はローランドをも蝕み始めていた。

声優・キャラクター
福山潤、高垣彩陽、小野大輔、杉田智和、村田知沙、藤田咲、伊丸岡篤、沢城みゆき、諏訪部順一、日野聡、岡本信彦、小田久史、阿部敦、増谷康紀、入野自由、竹達彩奈、緒乃冬華、高橋美佳子

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

第二期さえあれば、評価も変わるのでは 【総合評価:68点】

2010年夏から秋、全24話で放送された作品。
第一話での視聴率の低さや置いてけぼりの展開などが目立ち世間一般にはあまり評価されていない作品ですね。
ですが、この作品はもっと評価されるべきではないでしょうか!!

自分も第一話とは言いませんがかなり序盤で一度視聴を断念しています。
キャラデザがどうも古めかしい香りがしたり、やはり物語の良さが分からなかったなどが理由でした。

弟が粘り強く視聴を続けており、中盤ぐらいから物語が一気に盛り上がってきたと言われ視聴を再開。
すると、確かに序盤の退屈な展開からは一辺しました。
本当に王道のファンタジー、王道で設定が凝り過ぎていない分、単純ではありますが、すんなり視聴出来ました。
あまり好きではなかったキャラ面に関しても、視聴を続け、設定を把握するとかなり魅力を持っている事に気づきます。


何より、自分が引かれたのは主人公ですね。
普段はおちゃらけた主人公ですが、魔眼の力を持ち、その力は人々から恐れられているものです。
その力を持つが故、主人公は人との付き合いに一定の距離を置いています。
人を信じきれない、深入りし裏切られるのが怖い、そう言った根深い孤独が描かれ、個人的にはそこが気に入っています。


中盤から、主人公と同じく魔眼の力を持つ者が現れ、主人公を仲間に誘う。
そこで、旧知の友は主人公と同じ魔眼を持つ者を化け物と呼んでしまう。
更にはその友が、もしもの時は主人公を殺すように家臣に命じていた事を知ったり……
そして、仲間と旧知の友に別れを告げ、同じ魔眼の力を持つ者と去って行くシーンは特に好きです。


最後に挙げるべきは、この24話で構成された物語は完全に序章に過ぎなかったと言う事です。
物語が遂に動き出す、そう言った雰囲気を漂わせて終盤一気に盛り上がってきた所で24話終了

「えっ!?この展開で終わるの!!?」

正直な感想はこの一言ですね。
物語の展開的にここから、大規模な戦争が始まり、魔眼の力やら、主人公の過去など多くの伏線を回収できていない、盛り上がる要素をふんだんに残したまま終了
この24話は、言わば序章に過ぎなかった……


最初に述べたように視聴率などの問題で、二期は絶望的と聞きます。
ですが、二期さえ実現すれば、この低い評判を払拭できると思います……


序盤の退屈を乗り切る事さえ出来れば、中盤以降の展開はとても激アツです!!
視聴していない方、序盤で断念してしまった方、是非とも一度、最後まで視聴して見てください!!

投稿 : 2025/03/29
♥ : 66

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

めっちゃ面白くてビビった!これ好きだわー

正直期待してなかったアニメです。タイトルから湧き出る王道臭が受け付けませんでした。(>_<)でも、このアニメとても面白かった。主人公最強ものに分類されるのかもしれないが、とても熱いです。



幼き頃からその特殊能力のせいで心に闇を抱え他人との関わりを絶ってきた主人公ライナー。

そんなライナーが周りの人に支えられたりしながら今にも崩れ落ちそうなものを抱えて生きていく姿が良かった。


さらにこの作品に登場するキャラクターたちはみんなぶれずに自分の信念というものがしっかりとあり、それが物語全体を引き立てていた!



序盤は旅に出る主人公達と、国の内政や外征に奮闘する主人公の友達の王の話なのですが、その2つのストーリーがだんだん交錯していくとこがいいですねぇ。

100作品以上のアニメを視聴し終えた今でもtop10に入る作品です。
物語に★5をつけた数少ない作品の一つです。

本当に面白かったアニメなので続きが早く観たいです(^.^;原作のほうが続いていますのでささやかながら期待しています。観てない方は是非観て下さい。本当に面白いです。笑っ

投稿 : 2025/03/29
♥ : 65
ネタバレ

テンガロン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

だんご食べたくなった

全体的には少々古臭い印象があるアニメです。(特にデザイン)

ですが話だけは妙に生臭いというか
ファンタジーの中にあるリアルな世界観というものに
グイグイ引き込まれます。

この生臭さには人を殺す描写というのもありますが
個人的には人間の黒い感情の意味合いが大きいです。

{netabare}
主人公は生まれつき国家戦争を左右するほどの
特殊な能力を持っておりそのために
人々から恐れられ、忌み嫌われ、迫害を受けたりと
普通の精神じゃいられないような人生を歩んでいます。

しかし温厚な主人公は戦争をしない方法を模索します。
その結果、戦争を無くすための抑止力として
「勇者の遺産」という核兵器を持てばいいと
考えるのですが「目には目を、歯には歯を」という
ハンムラビ理論がこの主人公から飛び出した事に
「やっぱり、そう考えちゃうのかぁ」と少し残念でした。

アニメは途中までのようなので
この作者さんの真意はわかりませんが
私は1話のようなノリが好きでした(笑)
{/netabare}

とりあえずだんごが食べたくなりました(笑)

投稿 : 2025/03/29
♥ : 42

85.6 24 ツンデレで恋愛なアニメランキング24位
ゼロの使い魔(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3289)
18509人が棚に入れました
平凡な高校生・平賀才人はある日突然、異世界ハルケギニアに召喚されてしまう。彼をこの世界に召喚したのは、トリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がまるで無い「ゼロのルイズ」こと、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールだった。失敗とはいえ、召喚の儀式によって呼び出された才人は、「使い魔」としてルイズと契約のキスを交わす。すると、才人の左手には使い魔の証である契約のルーンが浮かび上がった。こうして、ルイズと「犬」扱いされる才人との奇妙な同居生活と冒険が始まった。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、堀江由衣、櫻井孝宏、いのくちゆか、井上奈々子、川澄綾子、高橋美佳子

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ルイズのツンデレが非常に良かった♪

結構前の作品ですが
今でも十分楽しめると思います

設定としては
魔法使いとして落ちこぼれと
言われているルイズが
使い魔として間違って
人間の平賀才人が呼んでしまい
二人で成長していく話ですね

世界観とイラストが非常に
合っていて見やすかったです

魔法の世界という結構ベタな設定
なのですがその中に
オリジナリティーがちゃんとあり
面白かった♪

王道のラブコメという感じでありながら
バトルシーンも何気に好きでした

やはり一番有名なのは
魅力的なヒロインのルイズの
ツンデレでしょう
ルイズのキャラもいいし
声優の釘宮さんの演技が凄く
合っていて良かった

4期まであるので興味ある人は
見て欲しいです♪

投稿 : 2025/03/29
♥ : 53

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

まだ犬とご主人の関係だった頃の話

魔法学校の落ちこぼれであるルイズが使い魔召喚授業の時に間違って地球人であるサイトを召喚してしまい、仕方なくサイトを使い魔として契約します。
そういった感じで始まるラブコメファンタジーです。
最初は仲が悪かった二人が一緒に生活をしたり、戦いを乗り越えていくことでお互いの気持ちに変化が生じていきます。

僕的にこのアニメの見どころは「ツン」が全快のルイズですねw
可愛いです!(`・ω・´)
一応ツンデレキャラの代表格にはなってますが、2期から先はほとんど「デレ」しかないルイズなんで( ̄▽ ̄;)
いやまぁこっちも可愛いんですけどねw
このくぎゅボイスで罵られる感じがたまらんすなぁ!((*゚∀゚))

投稿 : 2025/03/29
♥ : 44

Smog さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定の釘宮枠。始まりから終わりまで釘宮キャラを楽しむための作品。

ライトノベル原作。
1期13話、2期12話、3期12話+TV未放送1話、4期12話。
原作未読です。

魔法使いが存在する異世界に突然召還された主人公と、主人公を使い魔として召還した少女を中心としたSFバトルラブコメ。
釘宮さん演じるメインヒロインが最大の魅力な作品です。

一番の見所は、釘宮理恵さん演じるメインヒロインの魅力でしょう。
ツンデレ、ロリ、細身でツルペタなどなど、典型的な釘宮キャラが楽しめます。
釘宮病患者にはたまらない作品でしょう。

ストーリーについて、主人公とメインヒロインのブレのないラブコメでした。
もっとハーレム展開になることを覚悟していましたが、それほどでもありませんでした。

また、設定が意外にも斬新でした。
舞台は魔法が主体の世界ですので、基本的に戦闘は魔法バトルです。
主人公は日本人ですので魔法など使えず、そのかわり特殊な能力が備わっているという設定。
その設定を活かしたバトルには意外性がありました。

もともと釘宮キャラ目的で視聴していたのでストーリーには期待していませんでしたが、ご都合主義もかえって楽しめる仕上がりになっていました。

作画について、キャラに力が入っていました。
全体的に動きが少ない印象でしたが、表情や仕草、体のラインにはこだわりを感じました。
女性キャラのかわいらしさがよく表せていたと思います。
ストーリーやバトル目的で視聴する層は少ないと思われますので、ニーズをとらえた作画という印象でした。

音楽について、特筆すべき点はありません。
違和感はありませんでした。

声優さんについて、釘宮さん以外に、日野聡さん、後藤哲夫さん、堀江由衣さん、櫻井孝宏さんなどが出演されています。
やはり釘宮さんが主演となると、釘宮さんが目立ってしまいますね。
典型キャラのハマり役として十分に楽しませてもらいました。

釘宮キャラに始まり釘宮キャラに終わる、典型的な釘宮キャラを楽しむための作品でした。
2期、3期、4期も楽しみたいと思います!

釘宮さんが好きな方にぜひオススメしたい作品です。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 44

86.5 25 ツンデレで恋愛なアニメランキング25位
灼眼のシャナ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (3039)
17550人が棚に入れました
御崎(みさき)市で平凡な日常を過ごしていた高校生・坂井悠二は、とある一人の少女の出現と共に非日常の世界に巻き込まれた。
その少女、名もなき『炎髪灼眼の討ち手』は、人知れず人を喰らう異世界人『紅世の徒(ぐぜのともがら)』を探し討滅するフレイムへイズの一人。そして、その少女は、悠二にこう告げた。
「おまえはもう【存在】していないのよ」と…。
彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって『紅世の徒』から狙われるようになった悠二を護る事になる。そんな彼女に悠二は、彼女の刀「贄殿遮那(にえとののしゃな)」から「シャナ」という名前をつける。
2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく…。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、江原正士、川澄綾子、櫻井智、生天目仁美、岩田光央、諏訪部順一、こやまきみこ、野島裕史、野島健児、近藤孝行、小林由美子、田村ゆかり、白石涼子、三宅健太、伊藤静、渡辺明乃、小西克幸、菅生隆之、鈴木達央、斧アツシ、岡村明美、皆川純子、宝亀克寿、飛田展男、加藤奈々絵、大原さやか、能登麻美子
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ガチのツンデレ

このころのツンデレはガチですね^^
最近のチョロインとはレベルが違う(笑)

■第1話~第6話
{netabare}
狩人を倒すところまで。
狩人を倒したから、当面、ゆーじを守る必要がなくなったけど、これからシャナはどうするのかな??
早く続きを見ねば♪
{/netabare}

■第7話~第24話
{netabare}
脇役たちも存在感あっていいですね。
シャナの気持ちの揺れ動きに共感です^^
{/netabare}

■1~3期を見て
{netabare}
3期まで見ると、何期派か人それぞれありそうですね。
私は1期派です^^

特にフリアドネ戦までが好きです。
封絶の中で戦い、生じた損壊を元に戻すには
存在の力が必要でそのために誰かが犠牲にならなくては
ならない、という設定が良かったです。

零時迷子の特性が判明してからは
戦いで生じた損壊はすべて気兼ねなく
直せるようになりましたが、それまでの戦いは
手に汗にぎるものがありました^^

それと、シャナのツンデレぶりが、とてもしっくりくる
ものだったと思います。
フレイムヘイズとしての価値観の違いがうまく「ツン」に
現れつつ、「デレ」がほどよく出てました^^

今までのツンデレキャラで一番好きかも♪
{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
♥ : 76

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

釘宮病の発生源

思えば俺が釘宮病になってしまったのはこのアニメのせいだったな・・・
だって仕方ないじゃん!
声がめっちゃ可愛いんだもん!
しかもそれにシャナの可愛さもプラスされてくるんだよ!?
そりゃ発病しても仕方ないじゃないですか!

やはりくぎゅの代表作と言えばシャナという人も多いのではないでしょうか?
僕もその一人ですw
ここから「ツンデレの女王」が広まっていったんですよね。

2005年と少し古いアニメにもかかわらず戦闘シーンなどの作画もなかなかのものであり、きっちりとラブコメ要素も入っている個人的良作アニメです。
最初は主人公祐二に全く興味のないシャナですが、戦いや祐二との生活を通してシャナの心に変化が生じるといった感じで描かれています。

バトル好き、ラブコメ好き、そして何よりくぎゅ好きの人たちは一度見てみることをおすすめします!

投稿 : 2025/03/29
♥ : 61
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

《異能バトルもの》の傑作にして、ジャンルを超える名作

※1-3期全部含めたレビューです。

『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じく、ラノベ原作&いとうのいぢ氏イラスト原案で、2000年代後半に大人気を博したアニメ作品です。
そして個人的には『ハルヒ』よりもこっちの方がずっと好きで、お気に入り棚にもあにこれに来た当初からずっと入れ続けている作品なので、贔屓目の評価点数とレビュー内容になっていると思います。

◆総評

「人智を超えた特殊な「力」を持つ者達が互いに争ったり、共通の敵に立ち向かう」シナリオを持つ作品のことを《異能バトルもの》と呼ぶそうで、アニメの中でも毎期最も多くの作品が作られ、かつ人気作も多く輩出しているメジャー・ジャンルですが、個人的にはレビュー・タイトルに書いたとおり、今後このジャンルで本作以上の作品に出遭う可能性はまずないのではないか?と思えるくらいの傑出した作品と思っています。
(※勿論、作画は本作の特に第1-2期はイマイチ怪しい箇所も多いのですが、全体を通してのシナリオの見事さ、という意味で本作以上の作品を考案するのはちょっと無理っぽく思える、ということ)

ファンの方には大変申し訳ないけど、正直いって、今秋から続編が放送予定の『とある魔術の禁書目録』とか、本サイトの総合順位で第10位という非常に高い評価を得ている『鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST』(※どちらも長編《異能バトルもの》)なんて、本作に比べればシナリオ面では全く太刀打ちできない凡作にしか見えません。


◆第1-2期は学園ラブコメ要素も強いが、第3期は《フレイムヘイズvs.紅世の徒》二大陣営の総力戦に急変

本作の初見当時は、第2期を見終えた時点では、

①確かにキャラクターは、相当魅力的(特にシャナと一美のダブルヒロインが◎)だけど、
②肝心のシナリオは、そこまで褒めるほどのものではないかな?(特に第2期)

・・・と思っていましたが、第3期に入ってからの怒涛の展開に肝を潰してしまいました笑。

これ、《異能バトルもの》によくある「個人vs.個人」とか「戦隊vs.戦隊」という小規模な単位での戦闘(※本作でも第1-2期はその範囲に終始していましたが)では全然なくて、「フレイムヘイズvs.バル・マスケ」という二大陣営の激突を、その始まりから結末までを詳密に描き尽くした《ガチの組織戦もの》ですよ。

両陣営が、互いの持つ数量的資源と戦略・戦術を駆使して死闘を繰り広げる様は、一般に《架空戦記もの》とか《頭脳バトルもの》の良作とされる『グランクレスト戦記』『アルスラーン戦記』『天鏡のアルデラミン』あたりよりも遥かに本格的で見応えがあります。

・・・そして、その点だけでも見事なのに、実は本作の本当の魅力はそこではありません(下記)。


◆当初はヒロイン(シャナ)の協力者に過ぎなかった一見平凡な少年(坂井悠二)の選択→そして彼は“{netabare}男マドカ{/netabare}”になる!

ここが本作の肝(きも)なので、詳しくは書きませんが、
第1期の1番目ED「夜明け生まれ来る少女」が

{netabare}I'm just 夜明け前の暗闇が/一生を運命づける
大丈夫 少女よ 今こそ/悔やみ恥じることはない Far away …
十字を背負い 死ぬ気で炎を駆けろ!!{/netabare}

とあるように、ヒロイン(シャナ)を鼓舞する歌詞だったのに対して、
第3期の1番目ED「I'll believe」の歌詞は

{netabare}「I'll believe..」孤独も因縁さえ Yeah, yeah/灼熱の記録の欠片(かけら)/現在(いま)を映すbrightness/Can see your light
あなたを照らした光彩が/わたしの記憶(なか)にも在るなら/I'm sure that we can go/全てを証明していこう{/netabare}

とあって、明らかに少年(坂井悠ニ)の心情を謳った歌詞に変化しており、
私にはこれが、奇しくも本作第3期と同じく、2011年に制作・放送されたあの名作『魔法少女まどか☆マギカ』の

{netabare}(1)暁見ほむらの果てしなく続く報われない奮闘 → (2)鹿目まどかの決断と救済{/netabare}

・・・という流れとダブって見えてしまいました。

しかもTVシリーズ計3期72話という尺をフルに活かしたことから来る《一過性ではない感動》付きで。
(つまり本作は単に《面白作》であるばかりでなく《感動作》でもあるということ)


◆第1-2期に貼られた膨大な伏線の怒涛の回収も見所

また、伏線回収という点で本作ほど見事な作品も見たことがありません。
なんせ・・・
{netabare}
①第1期第2話で消滅した本物の平井ゆかり嬢への悠ニの復活の願い
②第1期第3話以降にバラまかれた「屍拾いラミー」の目的と結末
③第1期第13話以降にバラまかれたマージョリーとシュドナイの因縁の対決の決着
④第1期第5話以降に頻繁に描出される一美の想いの結末
⑤第1期第14話以降にやはり繰り返し描出されるヴィルヘルミナの想いの結末
⑥第1期以来繰り返し描かれるバル・マスケ三柱臣(ヘカテー/ベルペオル/シュドナイ)それぞれの願いや想いの結末
⑦その他、調律師カムシンや悠二のクラスメート(田中・佐藤etc.)それぞれの想いの結末{/netabare}

等々が律儀にひとつづつ確り回収されて終わっているんですから。
ここまで一人ひとりの登場キャラの想い・願いを大切に扱って描き切った作品というのも珍しいです。

・・・ということで、本作は個人的には特に力を入れて《一気見》を推奨したい作品となりました。


◆作品別評価

(1) 第1期(無印)  ★★ 4.5 (24話) ※2005年
(2) 第2期(II)    ★   4.2 (24話) ※2007年
(3) 第3期(Final)  ★★ 4.8 (24話) ※2011年
-----------------------------------------------
  総合       ★★ 4.6 (計72話)

※以下はシナリオの本筋に関係のない外伝OVAおよびアナザーストーリー(ファン向け)

(4) OVA1(SP)   ☆   3.6  (1話) ※2006年
(5) 劇場版      ☆   3.8      ※2007年
(6) OVA2(S)    ☆   3.6  (4話) ※2009年


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       高橋弥七郎(『電撃文庫』2002-2012年刊)
監督           渡部高志
シリーズ構成      小林靖子
脚本           小林靖子、佐藤勝一、白根秀樹、犬飼和彦、水上清資、砂山蔵澄、ヤスカワショウゴ、
キャラクターデザイン いとうのいぢ(原案)、大塚舞
音楽           大谷幸
アニメーション制作   J.C.STAFF{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ 灼眼のシャナ (2005年10月-2006年3月) ==============
{netabare}
 - - - - - - OP「緋色の空」、ED「夜明け生まれ来る少女」 - - - - - -
{netabare}
第1話 全ての終わり、一つの始まり ★ 突然壊れた日常(御崎高校入学1週間目)、炎髪灼眼の討ち手
第2話 灯る炎 ★ “狩人”フリアグネ(紅世の王)、平井ゆかり消滅、贄殿の遮那(シャナ命名)、
第3話 トーチとフレイムヘイズ  ★ 存在の割り込みと学校への敵襲、“屍拾い”ラミー&“弔詩の詠み手”マージョリー・ドー来市 ※本シリーズのラストに繋がる悠二の個性が見えてくる回
第4話 惑いのフレイムヘイズ ★  シャナの苛立ち、戦闘狂マージョリーvs.シャナ、シャナ惨敗
第5話 それぞれの想い ★ 悠二&一美の美術展デート(ラミーと悠二の遭遇)、マージョリーvs.フリアグネ
第6話 交錯・発動・対決 ★★ “都喰らい”発動阻止(フリアグネ討滅)、紅世の秘宝“零時迷子”
第7話 二人のフレイムヘイズ ☆ 悠二の特訓開始、マージョリーの仇“銀”、ラミー追跡
第8話 麗しのゴブレット ★★ マージョリーvs.シャナ再戦(“蹂躙の爪牙”マルコシアス顕現、シャナ&悠二の共闘成功)、ラミーの正体(紅世最高の自在師“螺旋の風琴”) ※この回自体も面白いが、第三期への伏線満載な点が◎
第9話 恋と欲望のプールサイド ☆ ※初のクラスメート日常回(水着回)
第10話 絡まる想い ★ シャナと一美の恋の鞘当て ※この回で本作は意外と日常回も面白いことに気付くはず
第11話 悠二とシャナとキス ★ 続き(“愛染自”ソラト&“愛染他”ティリエルの“贄殿の遮那”略奪計画が同時進行)
第12話 ゆりかごに花は咲いて ★★ 続き(一美の恋心噴出、愛染兄妹vs.シャナ)
第13話 校舎裏の宣戦布告 ★★ 続き(シュドナイvs.マージョリー、愛染兄妹死亡、シャナからのご褒美)
第14話 偉大なる者 ★ "炎髪灼眼の討ち手"誕生譚(天道宮での“万条の仕手”ヴィルヘルミナとの生活){/netabare}

 - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「紅の静寂」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第15話 炎の生まれた日 ★★ 続き("天壌の劫火"アラストールとの契約完遂)
第16話 炎髪灼眼の討ち手 ★★★ 続き(vs.天目一個、vs."虹の翼"メリヒム){/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「being」、ED(変わらず) - - - - - - - - - - -
{netabare}
第17話 新たなる序章 ☆ “儀装の駆り手”調律師カムシンの一美接近、バル・マスケ(仮面舞踏会)蠢動
第18話 砕ける願い ★★ みさご祭りの夜、一美の動揺(悠二のトーチ)、"探耽求究"の仕掛け発動 ※個々のキャラの感情描写の的確さに感嘆◎
第19話 戦いの中で ★★★ 続き、クラスメート達の真実、一美告白、御崎市の調律成功、傷心のシャナ ※前回に続き《キャラ心理》の描写が◎
第20話 非情のヴィルヘルミナ ★ マージョリー退去、ミステス破壊の危機 ※シナリオの繋ぎ方の巧さは〇
第21話 遠ざかる想い ★ お焚き上げの罠、バル・マスケ来襲、シャナの自己犠牲・悠二拉致 ※シャナの恋心に気付かない悠二が〇
第22話 揺らぐ炎 ★ "頂の座"ヘカテーとの器合わせ("存在の泉"出現)、シャナに託される願い
第23話 星黎殿の戦い ★★ 悠二とヘカテーの相互干渉、マージョリー来援
第24話 紅蓮の想い ★★ ヘカテーの心の間隙、“天壌の劫火”顕現(天破壌砕)、秋学期スタート ※挿入歌「緋色の空」{/netabare}{/netabare}
------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)10、★(良回)11、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価  ★★ 4.5


=========== 灼眼のシャナ II -Second- (2007年10月-2008年3月) ========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - OP「JOINT」、ED「triangle」 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 再びの刻 ☆ 秋学期の異変(フリアグネ、愛染兄妹の悪夢)、微力の徒“戯睡郷”メア(※『シャナⅢ』の第13話に再登場)
第2話 全ての序章 ☆ 悠ニの特訓、シャナと一美の弁当作りバトル、零時迷子の"戒禁"、メア討滅、ラストで近衛史奈転入
第3話 疑惑の転校生 ★ 史菜の正体探り、駆け出しの徒"駆掠の礫"カシャ撃滅
第4話 憂いの少女たち ☆ シャナ&一美の戸惑い・苛立ち
第5話 家族の食卓 ☆ ヴィルヘルミナの手料理
第6話 試練の前夜 ★ 佐藤宅勉強会、マージョリーの恋のアドバイス ※日常&コメディ回として〇
第7話 池速人、栄光の日 ★ 遊園地グループデート、悠二の親友・池の告白未遂(一美へ)
第8話 過去への扉 ★ マージョリーの昔話(1930年代のニューヨーク、"穿徹の洞"アナベルグとの戦い) ※「大地の四神」の一柱初登場
第9話 悲しみのマイルストーン ★ 続き(シュドナイの脅威、未熟者"魑勢の牽き手"ユーリーの犠牲)、悠二の封絶("銀"の炎)
第10話 帰って来た男 ☆ 悠二の父・貫太郎帰国、学園祭準備進行
第11話 約束の二人 ☆ 続き、零時迷子の創り手"彩飄"フィレス接近
第12話 清秋祭始まる ★ 仮装パレード、シャナのグランプリ選出、フィレス降下
第13話 収束、そして兆し ★★ マージョリー暴走("銀"発見)、零時迷子の"戒禁"の変質、学園の被害修復
第14話 永遠の恋人 ★ 一美のフィレスへの申出、零時迷子誕生の秘密(ヨーハンの願い)、フィレス本体降下、"銀"の腕の一撃("壊刃"サブラクの自在法発動)
第15話 覚醒 ★ "大命詩篇"の目論見、"偽りの器"史菜の零時迷子への刻印、ヘカテーの史菜回収、ヨーハン一時出現、フィレス退去{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP「BLAZE」、ED「Sociometry」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第16話 つきせぬ想い ★ "闘争の渦"御崎市、フィレスの一美への託し物(宝具フィラルダ)
第17話 それぞれの道 ★ アウトロー(フレイムヘイズ支援拠点)の混乱、田中&佐藤の決断、悠二の鍛錬進展
第18話 錯綜の悠二 ★ 悠二の母・千草の体調異変、"聚散の丁"ザロービ接近
第19話 言えなかったこと ★ 悠二の鍛錬の成果(ザロービ撃滅)、シャナの“吼号呀(こうごうが)”ビフロンス撃滅、ラスト御崎市の異変
第20話 茜色の死闘 ★ “壊刃”サブラク来襲(自在法スティグマの脅威、ヴィルヘルミナ苦戦)
第21話 合わさる力 ★★ 続き(スティグマ破りの自在法、悠二のサブラク本体見破り・全員の協力、サブラク撃破) ※挿入歌「JOINT」
第22話 クリスマス・イヴ ★ 千草おめでた、一美&シャナの恋の決戦申込、池の告白・失恋、Xmasツリー前の待ち合わせ、ヘカテーの零時迷子奪取
第23話 危難の胎動 ★ バル・マスケの大自在式"大命詩篇(=盟主の代行体創生)"遂行開始(時計塔の変形、フレイムヘイズ突入、"敷の立像"出現)
第24話 守るべきもの ★★ 続き(ヘカテーの一瞬の躊躇、"暴君"破壊、零時迷子回収)、悠二の選択 ※ED「sense」{/netabare}{/netabare}
-------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、☓(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


=========== 灼眼のシャナ III -Final- (2011年10月-2012年3月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - OP「Light My Fire」、ED「I’ll believe」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 失われた存在 ★ 予告なしの悠二消失、冬学期、シャナ&一美の希望、悠ニの盟主代行体承諾、盟主登極
第2話 来たるべきもの ★ 上海アウトロー壊滅、"震威の結い手"ゾフィーの忠言、盟主の諸将謁見・大命布達、佐藤と悠二のニアミス
第3話 旅立つために ★ 悠二とシャナの再会
第4話 再会と、邂逅と ★ 現世の名「坂井悠二」・真名"祭礼の蛇"(紅世の創造神)、"銀"の正体判明(マージョリー戦線離脱)、悠二vs.シャナ、シャナ拿捕
第5話 囚われのフレイムヘイズ ☆ 星黎殿に幽閉されたシャナ、進む軍議と不安要素(バル・マスケ陣営)
第6話 掌のなかに ☆ ゾフィー総司令の戦力調達進行、“輝爍の撒き手”レベッカ・リードのヴィルヘルミナ加勢、最強の自在法(シャナ)、ヘカテーのシャナ襲撃
第7話 神門 ★★ 一美&カムシン再会(一美の望み、カムシンの過去話)、"大命詩篇"第二段階・創造神本体奪還作戦開始(悠二&トリニティ他"久遠の陥穽"への出立)
第8話 開戦 ★ 天道球浮上、開戦(東京)、戦線拡大(東西で陽動戦)、レベッカ&カムシン星黎殿奇襲 ※ここから両陣営の頭脳戦本格化
第9話 星黎殿へ ★★ シャナ救出作戦、天目一個出現・シャナ自由回復、クリプタ破壊(星黎殿隠蔽解除)成功
第10話 交差点 ★★ シャナvs."駝鼓の乱囃"ウアル、レベッカvs.“哮呼の狻猊”プルソン、“螺旋の風琴”とヴィルヘルミナの取引、星黎殿帰投命令(デカラビア)、星黎殿強襲(ゾフィー本隊)、シャナ開眼
第11話 聞こえる、想い ★★ シャナ隊"久遠の陥穽"へ、マージョリー回復、デカラビア陣頭出撃・戦死、バル・マスケ援軍到着
第12話 誓いの言葉 ★★ サブラクvs.ヴィルヘルミナ/カムシン/レベッカ、"祭礼の蛇"本体封印解除、アラストール離脱・シャナとの合流、シャナ大見え切り(第1期第15話の伏線回収)
第13話 狭間へと、狭間から ★★ サブラク消滅、神門破壊失敗、"祭礼の蛇"帰還{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - OP「Serment」、ED「ONE」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第14話 大命宣布 ★★ 新世界“無何有鏡(ザナドゥ)”創造宣言、FH撤収戦開始(悠二の呼び掛け(FHの大義崩壊)、FH軍壊走)
第15話 雨中の敗走 ★★ 続き(大地の四神“晧露の請い手”センターヒル参戦、ディアマンテス&センターヒル戦死、撤収成功) ※挿入歌「u/n」
第16話 再び、戦いへ ☆ 大敗の後のこころの整理、シャナの腹案、百鬼夜行召集、星黎殿御崎市へ
第17話 誰が為に ★ シャナと「大地の四神」の残り三神接触、悠二と一美の再会・依頼、一美の承諾
第18話 闘争の渦 ★★ “大命詩篇”最終段階開始(ヘカテーの使命遂行)、御崎市最終決戦
第19話 彩飄(かぜ)が呼ぶもの ★ 一美のフィレス召喚、ヨーハン離脱・干渉、百鬼夜行出現 ※挿入歌「赤い涙」
第20話 世界の卵 ★ ロフォカレの予言、戦線混乱、シャナの大命詩篇(自在式)撃ち込み成功
第21話 一つの理 ★ シャナ達の目的(新世界の改変)、大地の四神の目的、ヨーハンの目的
第22話 異邦人の夢 ★★ ダンタリオン教授死亡、マモン死亡、両陣営の切り札開示
第23話 神の夢 ★★ “導きの神”シャヘルの神威召還(両界の嗣子)、悠二の神威召還(新世界ザナドゥ創造)、徒達の出立、カムシン消滅
第24話 涯てより開く ★★ ユストゥス誕生、悠二の望み、螺旋の風琴の自在式発動、それぞれの出立 ※挿入歌「緋色の空」、ED「光芒」{/netabare}{/netabare}
-------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)12、★(良回)9、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.8

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※以下はシナリオの本筋に関係のない外伝OVAおよびアナザーストーリー(ファン向け)
{netabare}
====== (OVA1) 灼眼のシャナ SP「恋と温泉の校外学習」 (2006年12月) =====

全1話 ☆ 3.6 {netabare}※温泉ドタバタ回だがサブ・サブキャラ(緒方真竹)に注目{/netabare} ※約23分

OP 「緋色の空」
ED 「夜明け生まれ来る少女」


================= 劇場版 灼眼のシャナ (2007年4月) ===============

全1話 ☆ 3.8 {netabare}御崎市「都喰い」阻止戦(vs.“狩人”フリアグネ)のアナザーストーリー{/netabare} ※約86分

主題歌 「天壌を翔る者たち」
挿入歌 「赤い涙」


============ (OVA2) 灼眼のシャナ S (2009年10月-2010年9月) ==========
{netabare}
第1話 リシャッフル ★ 夏休みの出来事(悠二&シャナの心身入れ替わり事件) ※ドタバタコメディ回
第2話 ドミサイル ☆ 秋学期、シャナの不審行動、ヴィルヘルミナの大切な日
第3話 オーバーチュア 前編 ☆ 悠二に出会う前のシャナの"徒"討滅活動(寄木市)
第4話 オーバーチュア 後編 ☆ 続き ※overture(序曲、導入部、予備交渉)・・・という意味でラストに『シャナF』への繋ぎシーン有り ※挿入歌「portamento」{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価  ☆ 3.6

OP 「Prophecy」
ED 「All in good time」{/netabare}


(※以上、2018.8.29 レビュー内容をⅢに併せて全面書き換え)

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(※以下、過去のレビュー)
{netabare}
※第Ⅰ期・第Ⅱ期・第Ⅲ期(FINAL)・劇場版すべて含めた感想です。

このアニメは、日本刀を抱えた炎髪灼眼の美少女シャナが、人の“存在の力”を喰らう異世界の魔物“紅世の徒”と激しい戦いを繰り返す、という美少女バトルものの傑作ですが、
それだけに留まらず、魔物を討伐するシャナの戦いに偶然に巻き込まれた平凡な男子高校生の坂井悠二が、

{netabare}
①困惑し受身に終始してシャナから厄介者扱いされていた状態から、
②次第にシャナの戦いを支える重要なパートナーとなり、
③次いで彼女の心をも支える存在になり、
④そして第Ⅲ部では、本人の強い意志により“紅世の徒”の盟主と一体化し、その強大な力を得て、表面的にはシャナと対立しながらも実際には彼女を含めたフレイムヘイズおよび人間側と“紅世の徒”との果てしない対立の悲劇を終結に導く戦いを主導する大きな存在となっていく、
{/netabare}

という、少年の成長物語、
そして、それらの過程を通じて
少年と少女の心が融和していく恋愛物語

という、この作品の隠されたテーマを次第に明らかにしていく、意外に内容の充実した良質なアニメとなっていると私は評価します。


※期別の個人的評価(5段階)

第Ⅰ期(シャナと悠二の出逢い、シャナ誕生の物語)★★★★ 
第Ⅱ期(“紅世の徒”側の盟主復活の謀略)★★★
第Ⅲ期(フレイムヘイズVS.“紅世の徒”の全面戦争)★★★★★

従って、総合評価として★★★★(5段階で★4つ)とします。

また、この作品の私的な好感ポイントとして、
{netabare}
①人間を救おうとするシャナなどフレイムヘイズ(元人間の異能者)側=善
②シャナと対立して新しい世界を創造しようと画策する“紅世の徒”側=悪

という有り勝ちな単純な善悪二元論ではなく、むしろ人の“存在の力”を喰らう②“紅世の徒”側の事情に対して、第二主人公(悠二)が憐憫の情を持ち、シャナと対立してでも彼らを救済しようという強い意志を抱くに至る点、
{/netabare}

それから、シャナ(=メイン・ヒロイン)だけでなく、
{netabare}悠二と同級生で彼に恋しながらも、シャナと悠二の特別なパートナーシップに、時に嫉妬しつつ二人を陰ながら支えようとする一美(=サブ・ヒロイン)の側の感情推移も過不足なく描かれている点
{/netabare}

の2点を挙げておきます。

その他、この作品の難点として、上記のように第Ⅱ期のシナリオの出来がいま一つ(特に前半の学園生活パート)なために、ここで退屈して視聴を打ち切ってしまう懸念があることを挙げておきます。
しかし、本作品の本当の面白みは第Ⅲ部にこそあると私は考えるので、ここで打ち切るのは勿体ないです。


【総評】
美少女バトルものというジャンルのアニメは非常に沢山あり、また現在も毎期多数の新作が制作されている人気分野ですが、この作品はそのジャンルの最高峰にして、かつ、ジャンルを大きく超える魅力を持った作品であると私は評価します。

このアニメの作画・演出自体は、第Ⅰ期(2005年)、第Ⅱ期(2007年)、第Ⅲ期(2011年)の制作であるために、特に初期の2作は今後さらに陳腐化が進むと思いますが、ストーリー面でこの作品を凌駕する内容を持つ同ジャンルの作品は、これからもなかなか登場しないのではないかと考えます。
(美少女バトルものは、キャラ重視でシナリオは後付けのチグハグなものが大半だが、この作品はキャラが魅力的な以上にシナリオの一貫性が高い=シナリオ重視)

※なお、劇場版「灼眼のシャナ」は第Ⅰ期の最初の数話のフリアグネとの戦いのエピソードを別シナリオで描いたもので、TVアニメよりもラノベ原作に忠実な内容といわれていますが、TVアニメの方がシナリオの出来が良く、特にこちらを視聴する必要はないと思います。{/netabare}

投稿 : 2025/03/29
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