ツンデレで嫉妬なおすすめアニメランキング 38

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのツンデレで嫉妬な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年07月06日の時点で一番のツンデレで嫉妬なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

95.7 1 ツンデレで嫉妬なアニメランキング1位
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1700)
7444人が棚に入れました
家柄も人柄も良し!!将来を期待された秀才が集う秀知院学園!!その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!!プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、"如何に相手に告白させるか"ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!!新感覚"頭脳戦"ラブコメ、開戦!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、花守ゆみり、青山穣
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かぐやさん可愛いくてたまらない。

このアニメを見て原作を読みたくなった。かぐやさんのあまりの可愛さにキュンキュンしっぱなし。古賀葵の演技も役にぴったりで好き。心の機微が何とも言えない。所々、バカップルと化している。
お仕えしている早坂も好き。

続きもアニメ早く。

印象に残ったところをネタバレ込みの感想
{netabare}
最初はお互いに告白するというなら付き合ってやらないこともないみたいな感じだったけど、いつの間にか両想いに。
会長は子供が9人欲しいだなんて。
7話の石上君の彼女持ち運動部嫌いの話は凄く共感してしまった。
ちんちんで爆笑するという小学校低学年で経験することを高校生になって経験するかぐやさんはツンツンしつつも、面倒見も良い。
11話。駄菓子屋のじいちゃんに謝れ。
唐突に始まるグルメ。謎すぎるラーメン戦。豚骨とかバリカタとか福岡好きなの?ラーメン四天王濃い。
ずっとコメディできてたのに、急にかぐやの切ないエピソード。呼びつけておいて放置プレイする父親くそすぎて腹立つ。予定を変更してまで行こうとした花火大会に行くことを許されない。自転車を飛ばしてかぐやさんの元へ向かう白銀と早坂の協力を得て屋敷から脱出し、ラーメン四天王の運転するタクシーに乗るかぐやさん、行き違い。さらに、花火に間に合わず、泣いて悲しむかぐやさんの元に白銀が花火を見せてやると登場するとかかっこいい。ラーメン四天王の力を借りて千葉までぶっ飛ばす。かぐやさん惚れるに決まってる。気持ちは分からんでもないけど、格好良かったから後からそんなに恥ずかしがらなくても。かぐやさんの好き避けで余計に辛い。CROSSOVERからのアスタリスク、デルタ。良い雰囲気になったのに、最後をしっかりギャグで締めてくれて最高。痛いの意味が違う。そして、例のカップルうぜえ。
{/netabare}

OP
ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花 歌 鈴木雅之
アニソン界の大型新人。こんな凄い人が新人だなんて半端ないって。映像のキャラクターの動きが演出と相まって癖になる。千花の動きも良い。
ED
センチメンタルクライシス 歌 halca
チカっとチカ千花っ♡ 歌 藤原千花(小原好美)
ダンスが可愛いと少し話題に。一回しかEDで使われなかったのは残念。ドーンだYO♬



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 映画に誘わせたい/かぐや様は止められたい/かぐや様はいただきたい
将来を期待された秀才が集う秀知院学園。その生徒会副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずなのだが、プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、“如何に相手に告白させるか”ばかりを考えるようになってしまう。何もないまま半年が経過したある日、書記の藤原千花が懸賞で当てた「男女で観に行くと結ばれるジンクスのある映画のペアチケット」をきっかけに、”恋愛頭脳戦”の火蓋が切って落とされる…。

2. かぐや様は交換したい/藤原ちゃんは出かけたい/白銀御行は隠したい
恋愛は百戦錬磨というイメージを付けられていた白銀は、交際経験がゼロなのにもかかわらず、ある男子生徒から恋の相談を受けてしまう。もしここでボロを出してしまったら、生徒会長としての威厳が保てない。焦った白銀は「恋愛のことなら俺に任せろ!」と無理を承知で引き受けてしまった。その様子を見ていたかぐやは、会長の恋愛観を探るチャンスを逃すまいと盗み聞きをするが、白銀のアドバイスはあまりに予想外で……。

dアニメストア for Prime Videoで観る
3. 白銀御行はまだしてない/かぐや様は当てられたい/かぐや様は歩きたい
校長が没収してきた不健全な雑誌をチラ見した藤原は「初体験はいつだったアンケート」のページを読んでしまい大慌て。なんと高校生の34%が経験済みだという。実際はそこまで高くないはずと藤原をなだめる白銀に対し、かぐやは「私は適切な割合だと思います」と言い放ち、自分はすでに経験済みだと告げる。恋愛をしたことがない白銀は突然の告白にショックを受けるが、その反応を好機と見たかぐやは「彼女居ないんですか?」と煽ってきた!

4. かぐや様は愛でたい/生徒会は言わせたい/かぐや様は送らせたい/白銀御行は話したい
パリの姉妹校との交流会に向けて、藤原のアイディアでなぜかコスプレをすることになってしまったかぐやと白銀。かぐやは内心くだらないと思いつつも、猫耳を付けて「にゃあ…」とポツリ。だが大の猫好きである白銀にとって、その姿がまさかの大ヒット。あまりのキュートさに平常心が保てなくなっていく。さらに白銀も猫耳を付けると、今度はかぐやが大興奮。可愛いという気持ちを隠しきれず、だんだん二人の様子がおかしくなっていき……。

5. かぐや様はこなしたい/白銀御行は見せつけたい/かぐや様は差されたい
勉学において右に出るものはいないものの運動センスは絶望的な白銀は、放課後の体育館でバレーボールの練習に励んでいた。しかしどうやっても成長の兆しすら見えない。バレーの授業は来週に迫っており、このままでは完璧な生徒会長というイメージが崩れてしまう。そう一人落ち込んでいたところに、藤原がやってきた。白銀は恥を忍んで教えを請い、藤原の熱血指導によるトレーニングの日々が始まった。果たして人並みのサーブを打てる日はやって来るのか?

6. 石上優は生き延びたい/藤原千花はテストしたい/かぐや様は気づかれたい
生徒会第4のメンバー・石上優は、1年生であるにもかかわらず白銀にスカウトされ、生徒会の会計を任された逸材である。根暗な性格ゆえに普段はあまり目立たないが、彼なしで生徒会は成り立たない。そんな石上が突然「生徒会を辞めたい」と白銀に話を持ちかけてきた。必死の説得にも応じず、彼の決意は固い。どうやら止むに止まれぬ事情があるようだ。そして石上は目に涙を浮かべながら、そのワケを語り始める。「僕、多分殺されると思うんです」と……。

7. 白銀御行は働きたい/かぐや様は入れたい/かぐや様は堪えたい
柏木の彼氏から、またしても恋愛相談を受けてしまった白銀と、またしても盗み聞きをしようとするかぐや。白銀のアドバイスのおかげで柏木と付き合うことはできたが、付き合って1ヶ月が経つのに、まだ手も繋いだことがないのだという。「どうやったら手を繋げますかね!?」という低レベルな質問にかぐやは呆れかえるが、白銀は交際経験がなくても答えられそうな悩みに一安心。だが白銀のアドバイスは今回も予想外の方向に……。

8. かぐや様は呼ばせたい/白銀御行は負けられない/そして石上優は目を閉じた
期末テストが迫った生徒会室では、いつも以上のプレッシャーの中で、かぐやと白銀の心理戦が繰り広げられていた。白銀に勉学では勝てないことにプライドを傷つけられた万能型の天才・かぐや。生徒会長として学年トップの座を誰にも譲るわけにはいかない努力型の天才・白銀。二人は相手を出し抜くために嘘を付き合い、権謀術数をめぐらせていく……。ついに訪れた期末テスト当日。勝利の女神は一体どちらに微笑むのか!?

9. かぐや様は送りたい/藤原千花は見舞いたい/四宮かぐやについて①
かぐやが風邪で学校を休んでしまい、白銀がプリントを届けることになったと話すと、藤原は「私が行きます!」と大興奮。藤原が言うには、風邪を引いたかぐやは「あまえんぼ」になってしまうそうだ。素直で可愛いかぐやの姿を妄想してドキドキの白銀だったが、生徒会メンバー全員で家に押しかけたら迷惑がかかる。そこで誰がお見舞いへ行くのか、神経衰弱で決めることに。石上も巻き込み、真剣バトルがスタートした!

10. かぐや様は許せない/かぐや様は許したい/白銀御行は出かけたい
お見舞い事件のせいでケンカをしたかぐやと白銀は、お互い素直になれず険悪なムードになってしまう。そんな中、かぐやは恋人がいる柏木に、友だちの話だと偽って恋愛相談をしてみることに。その一方、白銀もラブコメ好きの石上に、どうしたらケンカした異性と仲直りできるのかを相談してみたところ、石上のテンションがどんどんヒートアップしていく……。様々なアドバイスを聞いているうちに、かぐやと白銀は自分の本当の気持ちに気付き始める。

11. 早坂愛は浸かりたい/藤原千花は超食べたい/白銀御行は出会いたい/花火の音は聞こえない 前編
学校が夏休みに突入してから半月、生徒会がないため白銀と会うことができず、かぐやはもどかしい日々を過ごしていた。しかし夏休みの後半には、生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束がある。財閥の令嬢として厳しく育てられたため、夏休みの思い出を作れてこなかったかぐやは、皆と一緒に遊べる日が来ることを心待ちにしていた。ついに花火大会当日、夏らしく浴衣を着て出かけようとしたかぐやのもとに、父の執事が現われ……。

12. 花火の音は聞こえない 後編/かぐや様は避けたくない
生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束をキャンセルしてしまったかぐやは、暗い自室に一人閉じこもっていた。落ち込んだ様子を心配した侍女の早坂はかぐやを励まし、屋敷を抜け出す計画があることを告げる。執事たちの目をかいくぐって、何とか会場に辿りついたかぐやだったが、花火大会はすでに終わっていた……。皆と一緒に花火が見たかったと涙するかぐや。そこに「だったら俺が見せてやる」と懐かしい声が響く。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 12
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

満足のいくアニメ化でした!2期にも期待!

~・~・~・~・~・~・~・~放送前レビュー~・~・~・~・~・~・~・~
1~2話先行上映に行ってきました

ヤングジャンプ(以下YJ)連載中のギャグマンガ
もともとはミラクルジャンプつまりはYJの増刊号での連載でしたが
人気が出たのでYJ本誌へと栄転してきました

移籍後も高い人気は維持されており
これまでにも何度かアニメ化のうわさが流れ
そして今回ついに待望のアニメ化となりました

しかしYJ作品のアニメ化ですが
まず非常に打率が低い・・・
そして数少ない当たった作品も
原作がアニメ化以降急に失速したりと
まぁとにかくYJ作品にとってアニメ化は鬼門です

何度か他作品のレビューにも書いているので
現在連載中の作品に絞ってみましょう

キングダムのCGは伝説級のクソ
原作は今でも変わらず面白いですが
アニメが函谷関目前で終わって
続編の報が途絶えてしまったのは
明らかにあの同人レベルのCGのせいでしょう
今度実写映画もやるみたいですが・・・

ゴールデンカムイもはっきり低予算でした
しかしアニメだけ見ている人達にはそこそこ好評で
原作の売り上げもだいぶ上がったようなので
商業的には低コストな分だけ
コストパフォーマンスが上がっているとみることもできます
個人的にはだいぶ不満が残りますが
アニメ化自体は成功といっていいでしょう
しかし連載中の原作のロシア編が
どうしようもなくつまらないんですね
どうしてこうなった・・・

テラフォーマーズのアニメはよく知りませんが
原作がそもそも読む価値のないレベルの出オチ作品なので
あれをアニメ化してしまったこと自体が
YJの生み出した不幸の一つとしか言いようがありません

銀河英雄伝説に関してはYJからのアニメ化
と言うにはだいぶ語弊があるので
今回は評価対象外としておきます

とまぁネガティブな情報ばかりを並べましたが
かぐや様はいったいどんなひどい目に遭うのか?
もういっそYJ作品はアニメ化なんてしない方が幸せなんじゃないか?
なんて思いつつ観に行った先行上映会の感想は・・・

藤原書記がとてもかわいい!!!

もうこれだけでこのアニメは安泰ですねW
他の部分で何をどんなにやらかしても
これだけで十分アニメ化の価値はありましたd(・x・

という冗談はさておき
原作信者目線で気になった点を何点か

アニメ版は非常にテンポよく進みます
上映会はもともと1話の先行上映という触れ込みでしたが
サプライズで2話まで見せてもらいました
多少順番が前後はしているものの
アニメ1話2話どちらも
原作1巻から3話分ずつ抜き出してありました
基本的にギャグアニメなので
テンポがいいことは悪いことばかりではないのですが
話がサクサク進み過ぎて余韻が足りないイメージを受けました
あくまで原作ファンだからそういう印象になっただけで
アニメから入った場合は気にならないのかもしれません

もう一つはナレーション
登場人物たちの状況・心情などを
セリフを使わずコマの中で言葉で解説してあるものが
全部ナレーションという形で入るのですが
そのナレーションがオーバーアクションというか仰々しすぎる
イメージとしてはカイジですかね
あの作品も状況説明などを文で入れてあり
アニメではかなりアクの強いナレーションがつきました
あれはあれで慣れると癖になるというか
漫画を読んでいても勝手に脳内再生されるくらい
最終的には違和感が無くなったので
もしかしたらこの作品でも
しばらく見ていたらいつの間にか気にならなくなっている
あるいは原作未読なら最初から気にならない
という可能性はあるかもしれません

あと、スピンオフでYJに本家と一緒に連載されている
かぐや様を語りたい
の連中が今のところ顔見世程度ではあるものの
原作以上に出てきているので
あのスピンオフが嫌いな人は今後要注意かもしれませんね

最近になってOPは鈴木雅之が担当すると発表され
放送開始前から話題になっていますが
先行上映では1話はOP・ED無し
2話はOP無し・ED映像なし楽曲のみでした
2話ラストに真っ黒な背景にテロップだけの状態で流れていたのは
halcaのセンチメンタルクライシス
年末に新宿ReNYでのLiveにて初披露されていたのを
既に生で聞いていたのもあって
どうせならOPを聞いておきたかったところです

~・~・~・~・~・~・~・~舞台挨拶レポート~・~・~・~・~・~・~・~

先行上映の後は舞台挨拶もありました
{netabare}
四宮かぐや役
古賀葵

落ち着いたかぐやとは違いだいぶ天然系
話が要領を得ないのが笑いを誘うタイプ
残念ながらラジオ等と違い面白い部分だけを使えないので
舞台挨拶だとただの時間ドロボーに成り下がる
かぐや役と千花役が逆だったらすごく納得していたと思う

白銀御行役
古川慎

上映会は男女半々くらいでしたが
女性はだいたい彼のファンだった模様
YJ作品の読者層が男女半々なわけがないですよね
ツイッターフォロワー限定の無料イベントだったので
単純な抽選じゃなくてツイート内容から精査してるのでしょうね
そして女性を集めていったら
原作ファンではなく声優のファンが集まったと・・・

印象に残った回を聞かれて
バレーボールの特訓回と答えた際
会場の原作ファンから歓喜の声が上がってました
うん、特訓シリーズ面白いよねw
千花役の小原さんは
演じてるうちにイライラしてきて
素で切れてたら
「もう少し藤原に寄せてください」
とダメ出しをもらったそうな
これは放送が楽しみですね!

藤原千花役
小原好美

印象に残った回を聞かれてあげたのは
ラップパート
原作にもある千花のラップパートですが
台本には歌詞だけが載っており
メロディは演者が即興で作るという
とんでもない声優泣かせのトラップ
共演者の弁によると
初回の時よりも緊張してガチガチだった
のだそうな
何という無茶ぶり・・・

石上優役
鈴木崚汰

石上がでるのはまだ先のようで
今回はまったく出番がないのに
舞台挨拶だけ呼ばれたようです
メイドインアビスといい流行ってるのかな(--;
出番がないということは
当然アフレコにも参加していないということです
1話2話の映像に関してはジャンプフェスタで見せてもらったそうで
視聴者の目線で会話に加わりたいと思います!
と意欲は見せたものの
あまり見せ場を作れず終わりました
これまたなんという無茶ぶり・・・ {/netabare}

~・~・~・~・~・~・~・~1話見て~・~・~・~・~・~・~・~

なんですかね・・・
曲が悪いとまでは言いませんが
作品にマッチしているとも
強烈なインパクトがあるともいえない
ただ大御所連れてきました!ってだけですね

鈴木雅之はアニソンを担当するのは
今回が初めてだそうです
しかし、彼が活躍した時代を考えると
正直それで喜んでる世代の中に
このアニメの視聴者となる層がどれほど入っているんでしょう・・・
たぶんここに鈴木雅之を起用することが面白いと感じてしまう
そんな世間との感覚のずれが
YJアニメを屍の山にしてしまったような気がしてなりません

いろいろ不安要素はあるものの
普通に作れば十分に佳作となるはずなので
変な冒険せずに無難にアニメ化してほしいものです

~・~・~・~・~・~・~・~全話観て~・~・~・~・~・~・~・~

全体的によくできていました
石上は声がついて原作以上に味のあるキャラになりました
また、3話のEDは驚異のクオリティで話題になりましたが
逆にそこがピークなんて評価に落ち着いてしまった感もあります
終盤にもう一回くらい特殊EDを入れられれば
もう一段階ブーストできたかもしれません

全体的にラブ<コメディな作品ですが
終盤にシリアス回を持ってきたのは好みが分かれるところかもしれません
基本的にバカバカしいギャグ作品をやっている中で
ときどきがっつりシリアス展開をやるのはこの作品最大の魅力であり
そのギャップがそれぞれの良さをグッと引き立てていると思いますが
前情報なしに単純にコメディ路線だけを期待していると
終盤に肩透かしを食らって消化不良に終わりそうです

原作ファンからするとYJ作品には珍しい
非常に恵まれたアニメ化になったと思います
評判も上々のようなのでこのままぜひ2期へとつないでほしいですね!

仕事はできるが性格的にはかなりポンコツ揃いの生徒会ですが
2期になればあの中に混ぜても石上に並ぶレベルのポンコツ
会計監査伊井野ミコが登場します
個人的には作中ヒロインの中で一番(お)かわいいと思っているので
早く2期をやって動くミコの姿を拝ませてほしいですね

投稿 : 2024/07/06
♥ : 39

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メガネの色

OP主題歌の鈴木雅之が、なんとも強烈だ。

現代的なアニメ絵の映像なのに、歌のパワーだけで視聴者の時間を90年代へ引き戻す。
いや、OP映像の終わり近くの、女子キャラの「チェキッ」ポーズも、ひょっとして『め組のひと』のオマージュなのだろうか。(わからない視聴者は、お父さんかお母さんに訊いてみよう)

劇番の中に『ラブストーリーは突然に』を思わせる曲が混じっているのも、90年代トレンディドラマを意識しているようだ。


頭脳戦、というキャッチコピーだが、展開されるのは、素直に好きだといえない高校生男女のすれ違いを描くラブコメディ。

思春期男女のよくある自意識のコジレが駆動するラブコメは、しょうもない、と苦笑しながらも(生)暖かく見守ってしまう。

全体に微笑ましく笑えるコメディだが、興味深いものを感じるのは、このコメディを視聴者に提出するための「舞台装置」の方だ。


フィクションは、何のメディアであれ、受け手=読者=視聴者の現実感覚に接続する「設定」を設けて、作中世界へと引き込まなくてはならない。

それこそ90年代のニューアカかぶれのテクスト主義者であれば、読者が解読する「正解」としての作者の「意図」などないと妄言を吐くのだろうが、妄言に過ぎない。

〈作者-読者〉間で、何らかの理解の共有がなければ、そもそも物語を語り=読み取る視聴体験など生じるはずがない。
物語を受け手に理解可能な形で提出する手段として、まず各種の「設定」が作者によって構築される。

本作では、自意識こじらせ男女のすれ違いを笑わせるために、すれ違いは、まず「頭脳戦」として設定されている。
「先に好きだと打ち明ける」ことは「負け」=将来的に「損」、という了解が、ラブコメを「頭脳戦」と規定する設定を生み出すのだが、なるほど「損得という考え方をしていれば『恋愛』なんてできるはずは無いよなあ」という視聴者の納得を喚起して、すれ違いの物語へ入り込む導入口の役割を巧妙に果たす。

いよいよ興味深いのは、この「頭脳戦」を導くものは、主人公たちが「天才」であるから、という理由付けであることだ。

作中の「天才」性の描写は、彼らが成績優秀者であると描写することに終始するが、いかにも偏差値教育的な偏見を感じさせる。

偏差値とは、言うまでもなく特定集団内での「順位」を示す指標だ。
「天才」を証拠立てる描写として、作中では一貫して成績の学内順位ばかりが描かれるが、しかし、集団全体の能力が低ければ、その集団内での順位=偏差値は、能力の高さを保証しない。
まして、「順位」を高めるための手段が他者の足を引っ張ることに終始するならば、なおさらだ。
「天才」という絶対値での「頭のよさ」を根拠づけるには、相対順位である「偏差値」はほとんど説得力がない。

ここで作者=製作者の設定が杜撰であると指摘したいわけではない。
読者=視聴者に「天才」と納得させるためには、偏差値=順位を持ち出せば有効だろうと作者=製作者は判断した、その判断が興味深いと感じたという事だ。
多くの視聴者=読者にとって、「頭がいい」とは「順位」が高いことなのだろうと作者=製作者は判断している、という事が。

「頭がいい」が「順位」という「上下」関係に規定されている、という設定は、「なぜ」ヒロインは「天才」なのかという理由付けが、「家柄がいい」からである、という設定へと進んでいく。
「上流」の、格「上」の家庭に生まれたことが、成績「上」位の天才である理由付けになる。

要するに「貴族」のように、生まれによって決定されているのだ。

いや、本物の貴族制では、貴族様と庶民は全く接点も相互理解もなく、互いに「そういう存在」としか認識されていない。
が、「家柄がいい」から「頭がいい」という理由付けは、「頭がいい」から支配する権利があるという循環論法として、「貴族」に支配される「庶民」が自分を納得させてしまうという点で、なお悪質と言えるかもしれない。

作中のナレーションではおざなりに否定されているが、そもそも舞台の学園が「良家」の子女が集まる「名門」校であり、ここでも「生まれ」によって特権を相続する新たな「貴族」階級が形成されている設定が貫かれている。

繰り返すが、作者や製作者による社会認識が前近代的であるとか言いたいわけではない。

21世紀の読者=視聴者は、「いい家柄」に「生まれついて」既得権や財産を継承する者は「頭のいい」天才であると思うはずだ、と作者=製作者によって判断されているという事が興味深いのだ。


自意識をこじらせたドタバタコメディを笑うには、コメディを乗せた舞台が「現実」と接点があると視聴者を錯覚させなければならない。
もしも原作マンガが人気を博し、アニメが好評であるとしたなら、この錯覚は成功しているという事になるだろう。

作中に登場する、コイバナに喰いつく「恋愛探偵」は、ピンクの色のついた色メガネでネタを探す。

「上流」の「いい家柄」では子供に既得権を引き継いでも当然であり、特権を引き継ぐ「から」頭のいい「天才」であっても当然であると設定を了解する視聴者は、どんな色のついた色メガネで社会を眺めているのだろうか。

それとも、作者=製作者の判断とは無関係に、別種のリアリティに支えられてコメディを笑っているのだろうか。

いずれにせよ、「頭脳」戦として「損得」を過剰に意識する「偏差値」の高い「天才」の「頭の良さ」は、「世襲」される「いい家柄」のハビトゥスと「既得権」に保証されているという設定を提出することは、作者=製作者が、読者=視聴者をどういう視線で捉えているかを暴露しているとはいえるだろう。

本作を視聴していて、時折『ブギーポップ』を想起した。
両作とも、製作者の目には90年代のままの視聴者が映っているようだ。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11

78.4 2 ツンデレで嫉妬なアニメランキング2位
ましろ色シンフォニー -The color of lovers-(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1486)
8358人が棚に入れました
ごく普通の中流家庭の人々が住む「新市街」と、裕福層が主に暮らす「旧市街」の二つの区域から成る町「各務台 (かがみだい)」。
新市街に住む少年「新吾」が通っていた「私立各務台学園」が、経営難に陥ったことで旧市街の名門女学校「私立結姫(ゆいひめ)女子学園」、通称「結女(ゆいじょ)」への統合が計画された。試験期間として設けられた仮統合前日、選抜生徒のメンバーとなった新吾は、いつもの様に迷子になった妹の「桜乃」を迎えに行き、彼女を連れた少女「愛理」と出逢う。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

癒し猫発見d(=^‥^=)b ニャッ!

■「ましろ色シンフォニー」ってどんなアニメなのかなぁ(゚∇゚ ;)エッ!?
高校生のピュアな恋愛を描いたストーリのようですね!
それと、原作の・・・ゲロエ・⌒ ヾ(*´ー`) ポイッって感じの作りになっているみたいですね♪
久しぶりに綺麗過ぎるほどの純愛ストーリーが見れるのでしょうか?(^ー^; )"~サア?
英語版タイトルで「Pure White Symphony」なので、「ましろ色」って「まっしろ」って事でいいのかな?
無垢で、純真な、ピュアな恋愛をどのように見せてくれるのでしょうね♪
 
ちなみに舞台背景は旧市街と新市街が混在する各務台[kagamidai]っていう街なのです。
旧市街にあった共学の高校が、経営難で閉鎖することに・・・アラアラ('-'*)マアマア
そのため、新市街の私立結姫女子学園に生徒を受け入れてもらうことになるのですけど、まだ仮統合なので一部の選抜された生徒達だけが試験的に結女に通えることになるのでした♪
そんな新しい学園生活で、きっと新しい恋が生まれていくのですね♪
 
 
■「ましろ色シンフォニー」と出逢った日の日記((φ(~∇~*)
やっぱりこの手のアニメはキャラがみんな可愛いですよね(⌒^⌒)b
でも、ちょっとキャラデザが似通っていて個性が薄い印象ですね!
第一印象は髪型とか髪の色で判別するようなイメージだったのでもうちょっと個性的にしても良い印象を受けました。
ところが一人だけ・・・じゃなくって一匹だけ愛嬌を振りまいている個性豊かな生物がいたのですw
その名は「ぱんにゃ」
猫の様なのですけど、鳴き方が「うりゅ~♪」って鳴くんですよ(*´∇`*)
あぁ~こんな所に癒し猫発見なのです♪
なんだか「ぱんにゃ」だけで十分満足できちゃいそうなので、この作品は完走決定です∑('◇'*)エェッ!?
 
ストーリーは何となく安心できるようなベタな展開になるような予感がしますね♪
まっしろな恋心がどんな色に染まっていくのでしょうね。。。o(゚^ ゚)ウーン
まさかのドロドロ展開で「ドス黒シン腐ォニー」なんてならないでしょうけど(*゚v゚*)ププ
この作品には特に奇抜な展開は求めてないので、爽やかな恋愛感と心温まるピュアラブな展開を存分に見せて欲しいと思ってます♪
 
 
■総評
久しぶりに良い純愛ラブストーリーに出逢えたって感じでしたぁo(*^▽^*)o~♪
主人公の新吾くんの立ち振る舞いはとってもよかったです(o^∇^o)ノ
キザすぎず優柔不断でもなく、細やかな目配り気配りができるので協調性もあって、こんな好青年を女の子は放っておかないですよね(・-・*)ヌフフ♪
新吾くんはどんな女の子とラブラブ街道まっしぐらなのかなぁって思いながら毎話楽しく見させてもらいました♪
そして最終的に新吾くんが、新しい学園生活を前向きに考えられるきっかけを与えてくれた女の子の事を、最終的に好きになったのは、アタシσ(゚-^*)的にはとっても自然で納得できる綺麗なハッピーエンドだったと思っています!
 
また、癒しのオーラ全快で、いつもヾ(@~▽~@)ノホヘーってさせてくれた「ぱんにゃ」はただの癒し系キャラでは終わらなかったですね♪
「ぬこ部」って部活の設定も物語の良いアクセントになってたなぁって思いました(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
まだ見ていない人は「ぬえ部」って∑(-x-;)ナ、ナニッ?って思うかもしてませんけど、その活動内容と「ぱんにゃ」の存在は「ましろ色シンフォニー」っていう作品に個性という色を付けてくれていたように思えます((゚ー゚*)ンダンダ
 
恋愛って十人十色で色んな感情や表情を見せてくれるものですけど、「ましろ色シンフォニー」では前向きな恋愛模様を中心に描かれていましたね♪
恋と好意の微妙な気持ちや、好きと伝えられない恋心、などなど・・・
もちろん、恋叶わずに辛い思いをする子もいる訳ですけど、気持ちの切り替え方なんかの描き方も、あっさりし過ぎず、うじうじし過ぎずの絶妙なサジ加減で描かれているのが印象的でした♪
 
またそれ以外では、「ありがとう!」って言葉がとっても印象に残ってるんですよね♪
さりげなく使われているのですけど、気まずい雰囲気の関係の中でも「ありがとう!」って言えるって大切ですよね(^-^)
そういった言葉を上手に使って心情描写がなされているのもこの作品の印象を良くしていたと思ってます♪
 
派手な演出や展開など、刺激を求めて見るようなアニメではないので、綺麗な純愛ストーリーを見たいなぁって思ったら是非見て損はない作品だと思います♪
σ(・・*)アタシが泣かされたキャラは・・・もちろん「ぱんにゃ」でした♪o(=´∇`=)o


■MUSIC
OP曲『Authentic symphony』
 【歌】ちょうちょ
 神様のメモ帳の「カワルミライ」に続く2ndシングルですね♪
 歌い方に飾り気はないのですけど、心にストレートに響く美麗で可愛い歌声がいいですね♪
 疾走感がある楽曲で着々とファンを増やしてる感じですねv(´∀`*v)

ED曲『水彩キャンディー』
 【作詞・作曲・編曲・歌】marble
 ましろ色シンフォニーにぴったりなナンバーですね♪
 色鮮やかな恋愛模様の甘く切ない気持ちを歌いあげてましたね(*^_^*)
 かなりキャッチーな曲ですけど飽きが来なさそうでこの中で一番好きかも♪
 marbleは、たまゆらの第4話で「やさしさに包まれたなら」を挿入歌として歌ってたんですよ♪
 
挿入歌『さよなら君の声』
 【歌】美郷あき 
 この曲聴くと紗凪ちゃんの失恋シーンを思い出しちゃいますq(T▽Tq)
 「こんな悲しいなら出逢わなきゃよかった」って歌詞が胸に突き刺さりますw
 ストレートな歌詞としっとりとした曲調で切なさをかもし出しているナンバーです♪
 

2011.10.17・第一の手記
2011.12.24・第二の手記(追記:■総評)
2012.01.09・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 68

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

素敵なタイトルですね!

恋する少年少女に贈るピュアラブストーリー。

◆この作品の概要は・・・
経営悪化になったお嬢さま学校が経営を立て直す為に他の学校の生徒を実験的に編入。
今まで女子高だった学校に主人公の瓜生新吾など男性生徒も入ってくることになるのだが、そこから繰り広げるピュアなラブストーリー。

◆タイトルがとても素敵ですね・・・
ましろ色とはどんな色でしょうか?
『女の子は何色で男の子は何色か?
女の子は赤?男の子はなんだろう、よくわからない。
何色かをした女の子、何色かをした男の子、そんな2人が出会ったらその間は一体何色なんだろう?
きっとまだ真っ白。
設えたばかりのキャンバスのようにこれからの色をしている。
だからきっと恋の色は白い色。
2人の色で染めてゆける無垢で純真な白い色。』
第1話冒頭に流れるこの素敵なフレーズからも、とても純粋な展開が期待されます。

◆第1話視聴・・・
登場する女の子達がみな抜群に可愛いですね♪
元はエロゲ原作なので、てっきり最近流行りの第1話に過剰なおパンツ描写を持ってくるようなアニメかと思っていましたが、ちょっとだけサービスシーンがあったぐらいで、あとはそのような描写は全くありませんでした。
ピュアストーリーと銘打っているだけあって、このまま素敵な物語になるといいですね♪

◆前半視聴・・・
元々女子高だった学園に別の高校の生徒が編入する事によってどう周りと打ち解けていくのか?
女子ばかりの所に男子が入りどう打ち解けていくのか?
このあたりの描写はなかなか良かったと思います。
注目すべきは瀬名愛理の瓜生新吾に対する態度ですね!
瀬名愛理が初めて出逢った時に見せた爽やかな笑顔とは一変、学校ではツンツンした態度を見せますが、この先2人がどう仲良くなっていくのか楽しみです。
良い感じのツンデレぶりが期待できそうですね♪

◆後半視聴・・・
私このレビューで素敵なピュアな作品で期待できると記載してしまったので、もしエロ路線に走ってしまったら赤っ恥だー(///o///)ゞと危惧しておりましたが、そんな心配は全く無用でした^^
純粋なラブストーリーであると共に動物愛護の展開へ。
ただラブよりも動物愛護の描写が大きくなっていきます。
そして終盤は恐らく誰もが『なんだとーーーーーーーーー』と声を上げた事でしょう^^;
もちろん私も上げました^^;
ちょっと私的には納得のいかない複雑な展開になってしまいましたが、ぱんにゃの可愛らしすぎる姿に胸がキュンキュンしっぱなしだったのでこれはこれでよし(*'-')b OK!
おそらくぱんにゃを前面に出したかったからこういう展開になったというところでしょうか。
とはいえ、恋が成就する人もいれば恋が叶わなかった人もいます。
ありきたりな表現ですが、恋愛というモノは甘いモノだけではない、失恋から学んで立ちあがって強くなっていく。
この作品の恋愛観についてはデレデレな恋愛描写よりも、むしろその裏に描かれた恋が叶わなかった側の描写の方がとても切なく丁寧に描かれていて心に残りました。

◆声優陣は・・・
瓜生新吾 : 水島大宙(コードギアスのロロ・ランペルージ)
瀬名愛理 : 小野涼子(俺たちに翼はないの玉泉日和子)
瓜生桜乃 : 後藤麻衣(恋姫†無双の劉備)
天羽みう  : 力丸乃りこ(To Heart2の小牧愛佳)
アンジェ  : 壱智村小真(11eyesの広原雪子)
乾紗凪   : 吉田真弓(俺たちに翼はないの渡来明日香)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 55

ks さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

PCゲームのアニメ化の模範的な成功例です!

原作プレイ済み!全ルートクリア済み。

思いのほか、悪くないです。絵にそんなに違和感もないし
さらに原作から声が変わってないのは嬉しかった!

第一話
掴みとして悪くないスタートを切って安心した。
女の子が可愛くて生き生きしてると思う。
続きが気になる良い所で終わらせたので初見の方も次回が観たくなるでしょうね。

第二話
環境はあまり良くない状態からの生活は見てて可哀想と思うけど、元が女子高なのだからああなるのは仕方ないのかな?
自分だったら心折れますね間違いなく。瓜生君は(主人公)良い子だな。しかし、瀬名 愛利は手ごわそう…。頑張れ!瓜生!

第三から五話まで
瀬名が可愛い感じにデレテきてやばい…。恋する乙女になってきた!「瓜生は他の人とは違う…。」最初出会ったときからこうなるなんて誰も予想がつかなかったでしょう。
え?そうでもない?ゴホン。
とにかく面白くなってきた!アンジェもまた変化しつつあるようで。さて、瓜生はアンジェの頼みを受け入れるのかな?
受け入れたら…ルート確定?

六話
どうやらアンジェは勝手に上がりこんだ様子。食事にお風呂に添い寝か…。うらやましい。けれど瓜生は人畜無害な子。手を出しません。いえ、違います。出せません。彼はそういう人なのです。展開は少しオリジナルを交えてきましたね。原作ファンなら色々と違いに気づけるかも?
瀬名はもうベタ惚れだ。一緒に風呂だと?二日つづけて女の子と?もう勘弁して下さい。

七話
ぬこ部のお話っていうか、乾のお話がメインでした。
原作をPCとPSPどちらもプレイした私からすれば、やっほおおおおおおお!!!でした。可愛いすぎて死ねる。
ココア買ってきたけど、素直になれず、渡せずじまい。王道だけど、いい。むしろいい。
新吾君モテすぎwwwwワロタwwwワロタ…。




最終回の前

終わりまでレビューを書くつもりはなかったのですが
あの展開を見て書くしかないと思い、こうして書いてるのですが…。いや、まさかの展開でしたね。ほんと。
新吾が頬を染めてる時点で予感はしていたのですが…。

私は乾が大好きなので、正直ショックすぎて言葉が出なかったです。これ以上書くとあの人の事を書いてしまいそうだ。
また最終回で…。

最終回。

私はぱれっと(ましろ色の制作会社です)はあえてこの展開にしたんだと思います。
前半と中盤で愛理やアンジェ、そして紗凪。この三人の可愛いさをだしてファンを獲得しつつ、更に私のような原作組も満足させつつ最期にみう先輩で終わらせる。

こうすることにより原作組ではない方は見ていく中で好きなキャラが出来てくるはず。
その上でそのキャラと主人公が恋人にならずに終わる。原作が気にならないはずありませんね。
もちろん原作組も十分に楽しめる展開になっていたので問題なし。あのインパクトは当分忘れられないです。

もともとPCゲームやギャルゲーのアニメ化は新たなファンを増やしたり、ゲームを買わせるため等が理由ですが、ここまで計算つくされていたのは驚きです。

ここまで書いておいてなんですが、あくまでこれは私の想像です。考えすぎかもしれません。
ただゲーム自体は面白いしやって見てほしい位なので、別に困るわけではないし、むしろ嬉しいくらいです!

この作品はいい出来でした!それは間違いありません!
見てない方は是非!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 31

73.9 3 ツンデレで嫉妬なアニメランキング3位
半分の月がのぼる空(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1068)
6161人が棚に入れました
ある病院を舞台に繰り広げられる、平凡な高校生と心臓病の少女との心の交流を描く。
高校2年の冬、突然の肝炎で入院することになった裕一。病状は回復し、病院を抜け出しては看護師に叱られる毎日。そんなある日、彼は隣の病棟に入院している女の子と出会い、彼女に惹かれていくが…。

声優・キャラクター
鈴村健一、高橋美佳子、小平有希、平田広明、こぶしのぶゆき、松岡由貴、笹沼尭羅
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「自分の幸せ」と「大切な人の幸せ」

 肝炎を患って入院した少年、戎崎裕一が、同じ病院に入院していた心臓を患っている文学少女、秋庭里香の話し相手になるうち、二人の距離は少しずつ近づいていき…「死」について深く考えさせられる、メッセージ性の強い純愛作品、全6話

 テーマに「死」を据えているので、内容は当然重たいものだが、全6話ということもありさっぱりしている印象もあって、観やすい作品でもあると思う。

 主人公の裕一やヒロイン里香を含め、出てくるキャラクター達は「聖人」でもなければ「完璧」でもない…等身大のキャラクター達が精一杯考えて「生きている」作品だと思う。だからこそ響くようなセリフが色々あった。

 現実的で奇跡みたいな作品ではないし、物語の展開も動きも少ないので、退屈に感じる方もいるとは思うけど、17歳の高校生二人が、残酷な現実の中で見つけた生きていく「決意」は、本当に難しいものであると思うし、考えさせられるものがあった。

 「自分の幸せ」と「大切な人の幸せ」一番大切なのはどちらだろうか?

以下ネタバレ付き個人的評価詳細{netabare}

物語:
 好きになった相手が長く生きられないと知ったとき、あなたならどうするだろうか?忘れるように努力するのも、逃げるのも、人間らしい、正当な答えだと思う。きっと、大きな悲しみや絶望とともに一人取り残されることになるのだから…。共に生きることを選べば、未来や出世など、あらゆる面で人生を犠牲にすることなのだから…。
 この作品の裕一は、以上のことを周りの大人達に指摘された上で、里香と生きることを決意する。これは普通にできることではないと思う。自分の一番大切な人が、笑いながら死んでいけるよう、裕一は自分の人生を犠牲にしてでも、一生懸命に考えて、一番大切な人がいる街で生きていく…。

 重要な登場人物である看護師の亜希子さんと医者の夏目の終盤のやりとりの中に、グッとくる亜希子さんのセリフがあった。
 「ろくに笑わないまま死ぬのと、今みたいに笑いながら死ぬのとどっちが幸せだと思う?」
 「一番大切だったのはなに?自分の幸せ?それとも大切な人の幸せ?」
 「ほんと男ってバカだよ、自分で気づかないうちに全てを手に入れているのにさ」

 裕一と同じ立場に立たされた夏目は、出世を諦め、愛する人と一緒にいることを選び、「結局なにもかも消えちまった」と寂しそうに語る。だが夏目は後悔をしているのだろうか?夏目は愛する妻を最後まで幸せにすることが出来たし、愛する妻の幸せこそが、夏目にとって一番大切であったのだとしたら、夏目はすでに全てを手に入れていると言えると亜希子は考えている。
 実際夏目は、自分より妻の幸せを選んだのだ…。

声優:
 メイン4人のキャストは
 裕一:鈴村健一 里香:高橋美佳子 亜希子:小平有希 夏目:平田広明
 豪華だし、魂のこもったいい演技だったと思う。

キャラ:
 人間臭くて良いキャラが多い。ヒロインの里香ちゃんは可愛い。
 彼女が文学少女であることもあり、作中で芥川龍之介や宮沢賢治などの作品の引用も多く、心地よくて印象的であるが、特に3巻『チボー家の人々』(マルタン・デュ・ガール)による引用パートに、里香の決意が込められている。
 「卑怯な振る舞いは絶対に止めよう。嵐に向かって突進するのだ。むしろ進んで死を選ぼう。我らの愛は、誹謗、威嚇の上にある!二人でそれを証明しよう!・・・命をかけてきみのものになる」(『チボー家の人々』より)
 この力強いメッセージの中の「命をかけてきみのものになる」という部分に、里香の裕一への特に強い気持ちが籠っている。里香の強さがうまく表現されていると同時に、「命をかけてきみのものになる」という言葉に、この作品の全てが詰まっているようにも感じられる。

作画:気にならないが、良くはない印象。

音楽:nobukoの歌うOP「青い幸福」ED「記憶のカケラ」は映像を含めて非常に作品に合っている。歌詞を追いかけて映像をしっかり観ていくと凄く泣ける…。
 里香の幸せそうな顔とか…結婚式の写真とか…いいね!
{/netabare}

 長文失礼。色々考えさせられる良い作品だと思うので、オススメしておきたい。ただ、アクティブなアニメが好きな方には厳しいかと。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

たとえ、いつかは終わりの来る日常でも、今という時を大切に過ごすこと…

ラノベ原作(未読)、 全6話(DVD全3巻)、 2006年1月~2月放送。
漫画、テレビドラマ、実写映画等、多数のリメイクあり。

肝炎で入院した高2の主人公・戒崎 裕一(えざき ゆういち)と、
先天性の心臓病で入院生活を送り続ける17歳の少女・秋庭 里香(あきば りか)の、
出会いから、恋愛にまで発展する様子を描いた、病院での純愛物語。
「いつかは終わりの来る日常」をテーマとしているそうで、
「その人にとっての幸せ」について視聴者に問いかけ、
作者なりの答えもある程度描かれていると思います。

憂鬱な暗い物語という先入観から、タイトルは知っていたけれど観ないでいた作品。
長い間敬遠していましたが「短いから何とかなるかも」と思って視聴を決めました。
そして実際に観たところ、個人的には さほど「鬱」な作品ではないと感じました。
浮き沈みはあっても、暗い状態が長く続かないようになっています。

里香が残された生涯を前向きに生きようとする姿勢が描かれていたし、
奇跡が起こって…等のご都合展開があるわけでもなく。
ストーリーラインも1本道で無駄が少なく、非常に分かりやすい物語なので、
あまり構えず楽に観られると思います。


みんな、人間味のある感情を持っていて、感情をむき出しにする描写があっても、
全体的に比較的静かな作品で、心に突き刺さるような感じは無いです。
「心に訴えるものがない」というマイナスに感じる方も居るかもしれません。
それと、生・死については、意外にも あまり深く触れず、
知り合った人が死んだり、手術を受けるシーンがあったりしても、
深い悲しみや緊迫感といった雰囲気は さほど強くありません。
最大限の穏やかさを保ちつつ、テーマに触れながら物語は進んでいきます。
このような部分でも「軽い」と感じる方も居るかもしれません。
そういう作風が、私としては「観やすさ」へ繋がってプラスになりました。

さすがに、裕一が{netabare}重病患者の病棟のベランダへと飛び移る{/netabare}シーンは
この人、間違いなくバカだ(笑)、とも思いましたが、
里香に対する想いの強さが 強く表れているシーンだった気がします。

残念な点として、谷崎看護師の友人女性が、裕一を誘い出す場面には不快感を覚えた。
物語的にも蛇足なシーンだったと思います。
ネタバレになるので詳しく書けませんが、
観た方ならどの場面のことか、お分かりいただけるでしょう。


作画は2006年の作品ということもあって若干古く、粗い部分も多少あったけれど、
全体を通して目に優しくて見やすかったです。
声優については、キャラのイメージからかけ離れていなかったのでOK。

音楽は比較的静かな曲。
語りかけるような感じで、恋愛作品らしさが出ていると思います。
OP曲: 青い幸福
ED曲: 記憶のカケラ


キャラについて、
ヒロインの里香は、病弱・ツンデレ・黒髪ロング 等の属性あり。
元・ヤンキーの谷崎(看護師)も、乱暴な部分はあるけれど中身は良い人で、
特に、裕一にとって支えになっている重要な人物。

そして、夏目(里香の主治医)という人物の印象によって評価が大きく分かれそう。
説教をするし、裕一に対しては暴力も振るうし、少々気になりましたが、
不思議なことに、さほど嫌味には感じなかったです。
さらにこの作品のテーマの、鍵となる部分を握っている人物にも思えます。
この辺は個人の好み(というより感覚的なもの)によるでしょう。


私は、観てきた全ての作品の中で上位に入るくらい気に入りました。
ところが恋愛ものにも色々ありますし、好みが分かれそうで、
全員にお勧めするのは難しい気がします。
純愛作品の好きな方、ヒロインの属性に当てはまる部分のある方は、
6話と短いですし、試しにご覧になってみてはいかがでしょうか。



ネタバレではありませんが、
{netabare}半月は半月でも2種類あります。
これから満ちていく「上弦の月」(=南を向いたとき、右半分が輝いている)と、
これから欠けていく「下弦の月」(=南を向いたとき、左半分が輝いている)。
この作品の中に出てくる半月は「上弦の月」なのです。
今後もできる限り衰えずに輝き続けようとする、
前向きな気持ちを表しているような気がします。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 36
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

悲劇的な純愛が好きか、試されてしまった

なんてことだ、オレは・・・純愛が好きみたいwwwww
悲劇的というか悲観的なシチュエーションで出会う、美男美女。
こういうの最近、敬遠してきたのにな~

満ちてはいない、ないのではない、そんな月だったのかな。

昔の作品なんで内容にあんま触れずに、
ほんのりとした本音をネタバレに包んで思うがままに綴ります。


程度は違えど重病の十七歳2人が主人公か。
{netabare}多くの人と会わない人間がカワイイわけあるか。{/netabare}

閉鎖的な空間、病院、若いひとが年の近い人と仲良くなるってのはいい出会いだよな。
{netabare}異性ならなおさら。お見合いのセッティングもしてもらうなんて、{/netabare}

文学少女かぁ、いいな~。純文学って言うのかな。ちょっと読んでみようかな。
{netabare}著作権切れたかな。{/netabare}

舞台は大体病院なんだな。
{netabare}背徳的だな。{/netabare}

純愛って言っても思春期、色々ある。
{netabare}据え膳食わぬは男の恥。{/netabare}

ダメだな、この使い方でネタバレしてもネタにしかならんw

白血病、若年アルツハイマー、エイズ、心臓疾患、不随、盲目、
何かの不治の病、何かの精神病などなど、
『病』ってのは悲劇を演出し、吊り橋効果を出すには抜群。

ドラマチック足り得るためには何かがなければならない。
運命だの悲劇だの命の危機だの、
それがないドラマってなんだ?

悲劇的な恋愛が絡むドラマってのは、
過程はなんかイチャコラらぶらぶして最後に、
「私の命と引き換えに」
「雰囲気ハッピー」
「死亡エンド」
などありきたり。先の二つは日本のドラマに多く、三つ目はハリウッドで多めかな。

その過程でその終わりを見ると白けてしまう。

この作品はありきたりな過程だし、
結末もその後も{netabare}半分、物語の流れで{/netabare}語られているようなものだ。

ありきたりな一方、その物語の流れや感情の起伏ってのが割と丁ざっくり描かれている。
どうラブラブしたかや言い訳がましい脳内会話でダラダラするのではなく、
ただただ、時間や出来事が流れていく。

見る側が行間を読んで楽しむ余地がある、気がする。

結末自体は好きでも嫌いでもないけど、答えをちゃんと出したことが非常に好きだ。


なんか表題から逸れたけど、
この作品をきっかけに、男女が本気でイチャコラするのを見ようと思ったwww
こういう、ただただ人生の分岐点や半生を描く作品は好きだな。

この作品を知ったきっかけが{netabare}クソだったことを除けばw



※ここから先は気持ち悪いし、どうでもいいことだよ~{netabare}

他の人はどうだか知らんが、
私は表現と表現者を別に見る。

この原作者を知ったきっかけは、
私の大好きな『狼と香辛料』の作者が世間の暇人に叩かれるきっかけを作ったこと。
・・・細かい経緯も結果もどうなったのかはよく知らんが。

どうも幻想を抱く人が多いが、
「イイ作品」≠「作者はイイ人」が常に成り立つわけではない。

別にイイじゃん。ゴミみたいな人間が宝石を作る方がドラマチックじゃん。

自殺した偉人よりも意地汚く老衰するまで生きた人間の方が好きだな。
個人的には自殺の美化は好きじゃない。

けど、それもドラマチックなのかな、不遇な生涯。

創作は創作でいいじゃん。
夢は夢の中で見るに限る。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24

88.6 4 ツンデレで嫉妬なアニメランキング4位
冴えない彼女の育てかた Fine(アニメ映画)

2019年10月26日
★★★★★ 4.3 (485)
2440人が棚に入れました
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら、同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながら、ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing software を結成。やっとのことで一作目を発表した――。英梨々と詩羽は大作ゲーム『フィールズ・クロニクル』を開発するために、人気クリエイターの紅坂朱音のもとへ。blessing software 代表の倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンド icy tail とともに新作の開発を進めるが……。英梨々と詩羽の大作はどうなるのか? 倫也と恵の関係に異変が? はたして blessing software の新作の行方は?

声優・キャラクター
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

冴えまくり彼女に萌えそびれた私

ついにここまでやってきた!

1期2期を経て堂々完結の劇場版。fine(フィーネ)と言ってる以上終わるもんは終わるのです。
完パケしてるためこれからの方はパッケージで視聴検討されたらよいシリーズものかと思います。

 冴えないヒロインは育ったのでしょうか?

完結編で求められるはこの一点。恐らくダブルミーニングで

1.加藤恵の魅力はさらに増すだろうか?
2.渾身のギャルゲーは完成するだろうか?

しっかり育っての大団円だったと思いますが、どうなるかはもちろん自分の目で確かめて下さいね。


“お約束”を登場人物使ってとことんコケにしながらその“お約束”をありったけ投入し
“オタク”をさんざんをこき下ろしながらもその“オタク”へ注ぐ視線がこのうえなく温かい。
そして加藤恵という唯一無二ヒロインが異彩を放っている作品です。一言で言えば尖ってる。

いったんラブコメとラベリングし経過を辿ればこんな感じでもありました。
1期→ラブ2:コメ8
2期→ラブ5:コメ5
これが劇場版では

 劇場版→ラブ8:コメ2

くらいでしょうか。これまでを踏まえた流れに無理はないしきちっとラブはキュン死不可避でしょう。
なのでTVシリーズからのファンは迷う必要ありません。迷わず行けよ!行けばわかるさ!

ちなみに私はさほどこの劇場版では踊れませんでした。尖っておらず只のめちゃくちゃきゅんきゅんするラブストーリーだったことが理由。

自分の過去レビュー読み返してもみました。どうやらこの作品にはラブtheオンリーを期待してなかったみたいです。己の心の姿勢の問題。
過去の私の評価は1期(3.7)2期(4.1)です。面白いかどうかの分岐は4.0。つまらないかどうかの分岐は3.5として、クリエイターの産みの苦しみとラブコメが調和した2期を高く評価しました。なおシリーズ通して加藤恵に萌えてはいません。
唯一無二ヒロインについては『擬似三次元女子』と評し1期レビューにまとめております。平たく言えば現実には存在しないリアリティ無き女子です。存在に現実味がないため“ラブ”が深いところに刺さらない。響かない。
作品の柱ギャルゲ作りも産みの苦しみはどこかに消え作業ゲーになってました。障害はトモヤくんのサボりですもんね。これは比重をラブに置いた結果ですから仕方がありません。


あくまで私の心の姿勢の問題ですからね。シリーズの流れを逸脱しない自然な展開。劇場版ならではのグラフィック。きちっとタイトルを回収しながらの大団円。本来なら減点要素はない。どれも及第点だったけど自分には引っ掛かりの薄い佳作でした。



※ネタバレ所感

■遅らばせながら…

気づいたこともありました。遅せーよ!

{netabare}ストーリー展開がそもそもギャルゲーだったんですね。
加藤恵を模したヒロインでゲーム作ってるのに、お約束やフラグのギミックで遊んでいるって指摘してたのに、すこーんとこの観点が抜けておりました。

振り返ればエリリルートや詩羽先輩ルートを経てからのメインルートが劇場版の位置づけでした。
ギャルゲと思って1期から振り返ることは意義があるように思えます。{/netabare}


■高校生のスケジュール管理

納期より大事なものはあるっ!→いやそんなもんねーよ!
自由すぎるトップに翻弄されてた加藤恵が工程管理表を手にしていたのに驚いた。有能ですねこの子。

{netabare}項目を大中小分類に分けていて、分量(カット/差分)、月での区割り(上旬中旬下旬)のシンプルなやつ。

ええ一時停止してガン見しました。高校生にしてゴールから逆算して考える発想があることに驚き。
それでも人生の先輩ヅラしておせっかいを焼きたくなりましてちょっと失礼…

 {netabare}追加したほうがいい項目 → 担当者、予実、マイルストーンいやクリティカルパスかしら
 修正したほうがいい項目 → 区割りを日単位{/netabare}

自由人を縛れるかはまた別の話っす。{/netabare}


■エモかったとこ

もっとも胸を締めつけられたのはここ

{netabare}エリリが「トモヤがいても描ける」と淋しそうに目線を落としたところ

想い人との関係が深まるのと反比例しイラストが描けなくなってったエリリでした。クリエイター魂を優先し袂を分かった2期のクライマックス。整理すればエリリルートの終焉。
それが今は描ける。ちょっとしたボタンの掛け違いで別れる関係もある。今だったら素直に飛びこめるのに、でも今の自分があるのはあの時の別れがあったから。このジレンマがたまりませんでした。{/netabare}


■紅坂朱音(CV生天目仁美)のお仕事

ほんとにトモヤの…ひいては作品の魅力はこれでした。

{netabare}「クソみてぇなキモヲタの妄想を垂れ流せるのがお前の強みなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「鳥肌が立って恥ずかしくなって目を背けたくなって…」
「それでも読めちまうのがお前のクソシナリオなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「真のキモヲタは絶対お前についてくる」
「今は上手くなろうとするな」
「キモいまま突き進め」
「てめぇの妄想をそのまま垂れ流せ」{/netabare}

S.ジョブズの劣化版みたいなキモヲタ主人公のキモイ情熱をもっと見たかったのでした。
でもそれを望むのは酷なのかも。ヒロインと一緒に陰キャの代表選手みたいなキモヲタも人間的に成長したものと思うようにしました。

末永く爆は…いやなんでもありません。



※閑話休題

なんだったんだろう?

{netabare}題字協力 松岡禎丞 茅野愛衣{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.10.28 初稿
2021.08.26 修正

投稿 : 2024/07/06
♥ : 49
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

うん。。ヒロインもいいしエピソードも楽しい。ラブコメの名作と言っていいんじゃないかな。

 
終わったと思った『冴えカノ』の続編で劇場版。
fine(フィーネ)はイタリア語でendの意味。
DVDレンタルで視聴。

う~ん、TV版のラストをよく覚えていない・・
ま、いいかw

■エピソード

そっか、blessing softwareのメンバが刷新されたんだっけ。

~{netabare}
出だしは『icy tail』のバンド演奏・・
色んな要素を盛り込んでますね。
ガールズバンドものは好きだからいいけど。
その部分のエピソードが薄いのは仕方ないか。

2期での大ごとである、詩羽と倫也のキス・・
ドラマチックな展開でズルズル引きずるかと思ったら、
居酒屋で加藤がいるの目の前で、露呈。
しかも、あっさりコメディタッチでw
なんかドロドロしなくて個人的にはホッとしました。
ラブコメはこうでなくっちゃw

それなのに倫也にサンドイッチを作る加藤・・
それを食べ残す倫也も、おいおい、と思ったけど、その食べかけのサンドイッチを食う加藤。
せめてもの関節キッスと、詩羽にはできないことを密かにすることで自分の留飲下げる行為ってことかなw

オタクとはいえ倫也のヘタレ加減に辟易。

紅坂の入院によりマルズのゲーム製作が頓挫・・
倫也が交渉・・いいねこの先が読めない裏切り展開。

エリリと詩羽を助ける倫也・・
加藤、そこはスネるんだ。へー。
キスは流した風に見えて、実は不満がたまってたのかな。

加藤が倫也を呼んだセリフが無音・・
どう呼んだのか。「安芸クン」?「倫也クン」?
この口の動きはきっと・・

物語開始から1時間14分・・
blessing softwareに戻る倫也を送り出したエリリと詩羽。
と、突然、画面がブラックアウトしエリリと詩羽が倫也に助けを求めるかどうかを話し合うシーンに逆戻り。
え・・・タイムリープ?別ルート?ラブコメでこれは新鮮w

いや・・
違う・・のか。
これは、触れられなかった二人の会話。
倫也をメインヒロインルートへ戻してやろうという。
手法としては珍しくないけど、ジーンときた。

家の前で加藤と再会する倫也・・
住宅街の路地。憤懣やるかたない加藤。
 倫也:『それに、安芸クンに戻ってない』
・・やっぱそうか。
 加藤:『これだけ怒っているのに、他人行儀な怒り方、できないよ』
・・名ゼリフ。
遂に告白。
 加藤:『合格、だよ』

次は加藤の回想シーン・・
これまでのモヤモヤした気持ちも一気に解消する、
ヒロインの待ち望んだイベント。
 加藤:『違わないよ、倫也クン』・・
    『私の、望んだとおりだよ』
 二人:『いっせーの・・』
うん、ラブコメはこうでなくっちゃw

ええと、残り15分あるのにエンドロール・・・
そこに小田和正の『ラブストーリーは突然に』の文字が。
え?使ったっけ?

エンドロール後にエピソード・・・
なんだこれ・・
加藤は夢を追う倫也が好きだったの?
詩羽と再会・・

きた!『ラブストーリーは突然に』
・・そういうことかww

詩羽ルートは自分も望むところなので劇中での宣伝なのは残念ではある。

エリリや詩羽以外、例えば美智留や出海などの悲哀も、もう少しあっても良かったけど、ドロドロし過ぎず明るい作風とメインヒロイン推しを貫いた姿勢は好感が持てました。

モヤっと書きましたが、{netabare}俺ガイル{/netabare}と比べてしまってますw・・いい悪いではなくて。

それにしても・・
{/netabare}~

うう・・か、加藤、かわええw

展開とかセリフとか、やっぱ一味違う。

終わり方も自分好みで良かったw

やっぱラブコメはこうでなくちゃww
(しつこいですがw)

★エンドロールの後もお見逃しなく ^^


 原作:ラノベ
 キャラデザ:高瀬智章
  FGOも担当。原画や作画監督はTo LOVEる、
  WORKING、SAO、化物語なども。
 制作:CloverWorks
    A-1 Picturesの血統だけあって安定。
 封切:2019年秋
 視聴:2020年秋 レンタル

■キャスト
~{netabare}
松岡禎丞(倫也)
 さすがに演技は安定。
 ちょっとキリト感を感じてしまったけど
 視聴の邪魔になる程ではなかったかな。

安野希世乃(加藤 恵)
 別のレビューやBEST10でも触れていますが、
 かくしごと(ラスナ)も良かったし、今回も
 正統派ヒロインを堪能させていただきました ^^

大西沙織(澤村・スペンサー・英梨々)
 ダンまち(ヴァレンなにがし)とは
 違ったキャラも楽しませていただきました ^^

茅野愛衣(霞ヶ丘 詩羽)
 かやのん、もうホントにマジ天使 ><

矢作紗友里(氷堂 美智留)
 元気っ娘といえば矢作さん、的なw
 ハマリ役かと。

赤﨑千夏(波島 出海)
 段々メインヒロインが増えてきていますねー。
 今回も別ルートがあってもいいキャラかと。
 外伝求ムw

生天目仁美(紅坂 朱音)
 パワフルなキャラはさすが。
 一騎当千(関羽)、俺妹(沙織)、
 このすば(ちょむすけ)、
 宝石の国(スフェン)、
 エグゼロス(ニョタイカ蟲)・・・
 結構お世話になってます ^^;
{/netabare}~

冴えカノも、これにて終幕・・か。

シリーズ通して、名作と言っても過言ではないかと
 

投稿 : 2024/07/06
♥ : 26
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

誰もが悶絶するヒロインの描きかた

映画館でこんなに顔が火照った事はない!
萌えて悶え過ぎて顔がゆでダコのようになりました。

ヒロイン「加藤 恵」が可愛すぎる♪♪♪

ここまで徹底したあざとい可愛さは見事と言うしかない!

主人公が力説する「オタクにとっての理想的なヒロイン」

私も含めた2次元オタク男性が萌えて悶えて魅せられる「恋する女の子キャラ」を描き上げる為に構築されたアニメシリーズの最終章であり最高潮の仕上がり。

テレビドラマ2クールで、クリエーターとしての才能と尖った個性を持つヒロイン達を魅力的に描きつつ、唯一目立った才能が無い普通の女の子でありながら、抑えてきた感情のインパクトある露出によって存在感を示したメインヒロイン。
その彼女の清楚で可憐な魅力が劇場の大スクリーンで満開に花開きます。

本シリーズの脚本構成を担当されたのは丸戸史明氏。
恋愛物としては、同じ丸戸シナリオで個人的に傑作だと思う「WHITE ALBUM 2」に比べると、主人公の(CV松岡さんのイメージも手伝って)ハーレム的ご都合感は拭えませんが、ヒロイン達が主人公を好きになる要素は俺Tueee系より断然説得力があり、丸戸氏がゲームシナリオ作家として培ってきたノウハウを活かすゲーム仕立てのプロットで、ヒロイン達の切ない恋の進退をドラマチックに纏め上げてます。
(ちなみに丸戸氏のギャルゲーが原作の「WHITE ALBUM 2」は、楽曲を織り込んだストーリーと演出、中盤の盛り上げや鳥肌物のラストの脚本構成も合わせ1クールの恋愛アニメの中では神懸かった出来映えです!)

加えて、ゲーム作りに纏わる主人公やヒロイン達の言動には、ゲームシナリオ作家として歩んできた丸戸氏のクリエーターとしての情熱が伝わり見応えがあります。
{netabare}(倫也の書いたゲームシナリオを紅坂が豪快に笑い飛ばすとこなんて、青臭い頃の自分を振り返りつつ自分の道程を肯定的に受け止めている様でクリエーターとしての矜持を感じる。){/netabare}

また、登場人物にゲームシナリオを演じさせる様な客観的なセリフは、丸戸氏ならではの視聴者へ寄り添う遊び心があってユニークでした。

《作画》

テレビ版から背景も含め綺麗な作画で、挟まれるパステルチックなカットもお洒落。
そして本シリーズでは何と言っても、アイラインのカラーが特徴の女子キャラの描写に力が入ってます。
弾力感が伝わる肉感的な体のライン、あざと過ぎる可愛い仕草やエロいポーズをふんだんに描く事で萌えに徹してます。
かがんで見せるたわわな胸の谷間、テーブル下で絡み合う脚線美・・フェチなアングルも堪りません。
アニメと無縁の女性に鑑賞させたらセクハラになります♪

《音楽》

春奈るなさんの主題歌を初め、声優さん達の劇中歌も多く、ヒロイン達の恋心を盛り上げてます。
エンドロールの挿入歌に「ラブ・ストーリーは突然に」とあり、いつ流れた?と思ったら・・・オッサン世代へのサービス♪

《特筆声優さん》

今回の劇場版ではメインヒロイン役、安野希世乃さんの透明感のあるクリスタルボイスにキュンキュンさせられました。
安野さんは歌も上手いですね。今作の挿入歌も良かったし先日まで放送の「ソウナンですか?」のEDも好き♪

《キャラ》

よく泣く主人公は、女々しく感じ好きになれませんでした(同じオタクとしての妬みか^^;)が、ヒロイン達には制作スタッフの思惑どおりブヒブヒと鳴かせていただけました。

以下は萌えブタのネタバレ鳴き(見苦しいのでお許しを)
{netabare}
スカイプでの会話で「とっくにフラグは立ってる」(2期終盤の坂道での二人を見てる視聴者への完全表明)にまず、
ブヒー♪

ホームでただの手つなぎから恋人つなぎに!
ブヒブヒブヒー

誕生日デートの約束に「どうなっても、し~らないよ~♪」
ブヒブヒー

名前呼びを指摘されて
「それのどこが悪いの!」
倫也以外にも♭じゃない態度露出で、
ブヒブヒブヒー

2人の初めてのキスシーン
「タイミングがずれただけだよ」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー
「「いっせーの!」」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒーヒーヒーヒーヒー

「私の事、好きだった~?!!」のエリリにも、ブヒブヒブヒブヒブヒー(泣)
(ちなみに1期では私、エリリ推しでした(^^;) エリリと詩羽先輩の、二人が居たからこその恋の引き際も、切なくも素晴らしい魅せ方でした!)

ラストのエンディング曲中
「あなたが望むメインヒロインになれたかな?」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒ悶絶ー

正直オマケパートは折角の余韻が冷める蛇足だと感じましたが、クールダウンしたのは良かったかも知れません。
あのまま直ぐ映画館を出てたらどんな顔をしてたやら
(*^^*)

「回収しとくね♪」のキスにも
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー♪{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 27

77.7 5 ツンデレで嫉妬なアニメランキング5位
WHITE ALBUM2(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1111)
5610人が棚に入れました
学園祭まであと一月と迫った秋の日の夕暮れ。

崩壊した軽音楽同好会の最後の一人、北原春希は、
放課後の窓際で学園祭のステージを目指してギターを弾いていた。

それは、二年半ずっと真面目に過ごしてきた優等生が、
卒業までの半年間に成し遂げようとした、ささやかな冒険。

けれど、その拙いギターの音色に、
流れるようなピアノの旋律と、鈴が鳴るような歌声が重なったとき……

一人からふたりへ、ふたりから三人へと重なっていった新生軽音楽同好会の、
夢のような、夢であって欲しかった半年間が始まった。

声優・キャラクター
水島大宙、米澤円、生天目仁美、寺島拓篤、中上育実、杉山紀彰、梶裕貴、夏樹リオ
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

久々、いや初めてこんな恋愛アニメに出会いました  これ以上はこの先現れないだろうと思ったら、原作ではまだ序盤なんだよなぁ…

※長文注意報発令

【短い感想】
シナリオに関しては今までの恋愛アニメでダントツのNo.1です。
それだけ感情描写が素晴らしい。
ここまで繋がりがしっかりしていて、キャラの気持ちが伝わって来るアニメはまずありません。

この作品は隅々まで意味のある描写だらけの作品です。
結果だけに注目していたらまずこの作品の魅力は見えてこないです。
まずは主役の3人全員の気持ちを考えてこの作品を見てみてください。


【このアニメのコンセプト】
前作であるWHITE ALBUM(前後編)からそれは変わってないようです。
どうしてもネタバレが嫌な方のために一応隠しますが、私としてはコンセプトを知った上で視聴したほうがいいと思います。
大事なのはそこじゃないから。
なので、未視聴の方も参考程度に是非開いてみてください。

{netabare}このアニメで感じたのは、『大事なのは結果よりも過程』だということです。
このアニメのコンセプトは言ってしまえば“浮気”です。
このアニメが凄いのは、なぜそういう結果になってしまったのか、なぜこのキャラはそういう行動をとってしまったのかしっかり描写があることです。
「なぜこうなったの?」という問に対して「こうだからです」と返せるアニメです。
詳しくは後半の方に載せます。
ある程度浮気前提で物語を見て、「なぜそういう結果になったのか」「このキャラはどんな気持ちで行動したのか」などキャラの気持ちになって考えると、ガラッと印象が変わるはずです。
結果に至るまでの過程がしっかりしているから、思わず感情移入する、それも主役の三人全員にという感じで、見ているこっちまで辛くなってきます。

結果だけに注目していたら、「主人公最低」「クズ野郎」で終わってしまうかもしれません。
確かに、絶対クズではないと言い切れませんが、なるべくならそのキャラの気持ちを考え、気持ちを汲んだ上で感想を持ってみてください。
とても他人事じゃなくなります…
逆に、私が酷評している君のいる町は『過程よりも結果』の作品だと思うんです。
結果ばかりが前に行ってるから、キャラの行動が理解できない、感情移入できない、キャラの本気度が伝わってこない、キャラにブレがあって操られているように見える印象です。

視聴する際は結果だけでなく、結果に至るまでの過程に注目してみてください。{/netabare}


【長い感想(12話まで)】※ネタバレの嵐です。まだ12話まで視聴してない方は開かないでください。
○第7話:最高の、最後の日
{netabare}これを最初に持ってきた理由は、この回が“WHITE ALBUM2の全て”と言ってもいい回だと思うからです。
この回が与えた影響は計り知れないと思います。
他の2回分の話も絡めて、第2音楽室で何があったのか描写しています。
①かずさと春希が二人で会話、かずさが本音を少しだけ漏らす
②雪菜が春希に迫り、キス、付き合うことに
③実はかずさが寝ていた春希にキスしていたことが判明
④さらに実は雪菜は春希とはまだ付き合う予定ではなかったことを明かす
⑤雪菜はかずさがキスしていたところを実は見ていた
⑥現在(春希と雪菜が付き合っている)に至る

本当の地獄(辛い気持ちになる回)はこれからですが、この回が一番重要な回だと思います。
なぜ雪菜が告白したのか、なぜ雪菜が3人でいることを望んでいるのか見えてきます。
ただ友達だから失いたくないとか、そんな能天気な問題ではないはずです。
理由も結構はっきりしていると思うので、後で述べます。

さらにここから歯車が狂い始める意味でも重要な回です。
なぜかずさが雪菜と仲良くやっていけているのか、その間どんな気持ちを味わっていたのか、春希は何を思って3人と過ごしてきたのか、この回が与えた影響は測りしれません。{/netabare}


○小木曽雪菜
{netabare}雪菜はかずさよりも自分の気持ちを相手に伝えられるだけであって、本当は相手のことを考えて一歩下がったりする遠慮してしまう人物だと思います。
春希奪っといて何言ってるんだって?それはこれから説明します。(WHITE ALBUM2はこうやって後々説明したり、答えを持ってくるパターンが多いんですよね)

雪菜が望んだ最高の結末は
「春希がかずさと雪菜どちらと付き合うか腹を決め、雪菜に告白、そしてかずさもそのことを認め、友達としてこれからも3人一緒」
だと私は思います。
だから、あれを見るまでは3人一緒に過ごし、春希に選ばせる時間を、かずさが素直になるまでの時間を設ける予定だったはずです。
しかし見てしまった、かずさが春希にキスする瞬間を。
だから行動に移してしまった。
「それが自分にとって一番の結末にならないから」
雪菜はかずさと春希が付き合うまでもう時間がないと悟った、だから焦って自分から行動してしまった、春希の気持ち、かずさの気持ちを知っていながら。
かずさに関しては以前から春希のギターに合わせてピアノを弾いていたこと、今回のキスでまず納得でしょう。
春希に関してはおそらく文化祭の三曲目、届かない恋の歌詞に何かあると思うんですよね。
それ以外でも、かずさに惹かれていることは雪菜も気づいていたと思います。
そして、雪菜が焦って行動したのも、彼女の性格を表した描写から納得出来ると思います。
1つ目は中学時代のハブにされた経験、2つ目はトラブルセット(トラブルの種となったトラベルセット※ニコ生一挙放送コメントより)、これから雪菜が焦りやすい性格、一緒にいられなくなるのを恐れる性格が分かり、今回の行動と合致すると思います。
ここまでが春希と付き合うまでに起こったことです。

ここからは付き合ってからの3人、主にかずさのことを考えている雪菜について述べます。
付き合うことになったのを屋上にてかずさに報告、そして確認する雪菜。
なぜかずさに確認しているのか、それはかずさが春希を思っていたことを知っているからですよね。
しかし、かずさはそれを誤魔化し続け、そしてあの行動をとります。
名前呼びの承認。
これによって雪菜を納得させ、友達としてこれからも付き合っていくことになりました。
その後も3人でいることを強く望む雪菜、それはかずさと友達でいたい、3人でいることを大事にしたいだけじゃないはずです。
雪菜には後ろめたさがあった。
「春希の気持ちが自分一本に向かう前に、そしてかずさが納得する前に告白してしまったこと」
さらには屋上のシーン「私、割り込んだんだ、二人の間に」
だから、二人にチャンスを残すのと同時に、自分からすればピンチを乗り切る、二人から認められるように頑張ろうとしたと思います。
春希から本物の彼女として、かずさから本物の友達として認められるように、自分の後ろめたさ、罪悪感を消すために。
つまりは、順序が逆になってしまったけど、自分の計画にあったことは飛ばさないようにしようとした、それが二人にできるせめてもの事だと雪菜は思ったと思います。
現に、春希がかずさの事を思っているのに気づいても、「やめて!私だけ見て!」とか言ってなかったと思います。
それどころじゃない、というかこの行動を雪菜の気持ちで考えたらめっちゃ辛くなります…
・誕生日パーティーで二人きりになることを断る
これは完全にかずさのためです。
家族も含めてという嘘までついて春希を説得していただけに、どうしてもという気持ちが伺えます。
普通はですよ、彼氏をとられるかもしれない相手のことを思って決定機を見送るなんてしないですよ。
でも雪菜ならその行動が出来る理由がある。
自分のことだけ考えているわけではなく、かずさのことを思い、自分に罪悪感を抱いているから。
その行動の末、誕生日に家で一人でいた雪菜の気持ちを考えると…

・卒業式にかずさが来ていたことを春希に伝える
理由はほぼ上と同じです。
いや、ここまで来たらもう罪悪感に押しつぶされてしまったのかもしれません。
これ以上春希が悩み苦しむのも、かずさが素直になれないのも見たくない、その上かずさが卒業式に来ていたことを春希に言わなかったら、また罪悪感が増え、それを背負って生きていくわけですからね。
もう、ここの全てを悟った雪菜の顔も…

という感じです。雪菜の焦りや優しい性格、その上での行動が引き起こしてしまった悲劇という感じです。
はっきり言って雪菜のエピソードだけで胃が大変なことになってるのですが、まだ二人分の思いを受け入れていかなくちゃいけないですからね(笑)…
そりゃ胃薬必須アニメだわ。{/netabare}


○冬馬かずさ
{netabare}雪菜よりも、というか誰よりも自分の気持ちを相手に見せないかつ面倒見の良さによって悲劇を招き、悲劇の大きさがどんどん拡大してしまった人物です。
春希が好きで仕方ないのに本人に伝えることもできなければ、伝えようと考えることすらしないかずさ。
そのことを伺えるのが文化祭のキスシーン。
寝ている春希にキスしてしまうくらい好きなのに、思いを伝えられない、その結果雪菜が目撃し、春希に告白してしまった。

もうね…ここからのかずさは見てられないですよ。
1周目はまだいいんですけど、2周目はかずさがどんな気持ちを抱いて過ごしてきたかわかるから、気持ちと行動のギャップが…
まずは雪菜告白後の報告シーン。
雪菜の言っていることは全て事実、かつ雪菜はそれを裏付ける証拠も知っているわけで、質問する口調もかなり強めです。
「それでいいの?」という雪菜の心の声が聞こえてくるかのようです。
それを否定し続けるかずさ、そしてあの名前呼び承認。
これは、雪菜と友達としてやっていくという気持ちも本心から思っていると思いますが、それだけじゃない。
この場合は自分の気持ちを誤魔化すための手段です。
事実、この行動によって雪菜は質問をやめました。
後半にもこういうシーンがあります。
「やっぱり私、かずさと本当の友達になれなかったのかな…」
「そんなことはない、雪菜はたった一人の親友だと思っている」
後から見てもわかるとおり、この時のかずさは悔しさや悲しさという気持ちを抱いています。
でも、かずさからしたら雪菜も大事で、友達でいたいというのも嘘ではありません。
ていうか、これが複雑であり、これによって悲劇がさらに大きくなってるんですよ…
いっそのこと、好きじゃない、友達でいたくないと思えれば少しは楽になれるのに。
好きだから、友達のことを妬みきれない、恨みきれない、結果自分に悲しみが積もるだけ、発散はできない。

「一緒にいないと小木曽が泣くからな」
春希が好きという自分の気持ちに嘘をつき続け、友達のために安心させるために自分の本心を隠し、一緒にいようとするかずさ。
「かずさ変わったよね?明るくなった」
本当は悲しい気持ちが渦巻いていると考えると…
それでも友達を気遣い、悲しい気持ちを前に出さないように気持ちを張って明るく振舞うかずさ、張り詰めていた気持ちが切れてしまったのがあのシーンですよ。
3人の旅行の帰りに車で一人号泣するかずさ…

そして最後は二人から離れようとした。
雪菜のことを思い、そしてもう3人で過ごすのは耐え切れないから、これ以上拷問を受け続けて自分を騙して3人に笑顔を振りまくのは無理だから、そんな印象を受けました。
10話Aパートはアニメ史に残すべき凄まじいシーンだったと思います。
「そんなのはなぁ…親友の彼氏に言われるセリフじゃないんだよ。」
「私の前から先に消えたのはお前だろ!」 
「勝手に手の届かない所に行ったのはお前だろ!」
「手が届かないくせにずっと近くにいろなんて、こんな拷問も思いついたのもお前だろ!」
「なのに何で私が責められなきゃなんないんだ!」 
「毎日毎日目の前で心えぐられてそれが全部私のせいなのかよ!」
「ひどいよ!どうして私の気持ちわかってくれなかったんだよ!」
「私がつまらない男を好きになって何が悪い!」
凄まじい、よくこんなセリフ思いつけるな…
そしてこのセリフをいえるシチュエーションを作ったのも凄い…

雪菜のことを考える優しい性格のために、自分が受けるダメージが増え続け、人に自分の気持ちを伝えれない性格のために、春希が離れていってしまい、春希が3人一緒にいようと提案してしまう、これがかずさです。
雪菜もそうですが、優しくて友達思いであるために、自分の首を締め続けているという印象です。
全然悪いことはしていない、友達にとって最善のことをしているはずなのに、考えの違いによってそれが友達を傷付けることになってしまう、さらには自分も。
WHITE ALBUM2とはこういう作品です。
作中にもありますが、「かずさが男の子だったら…」「私だったら雪菜を渡さない」(うろ覚え)という感じで、性別のことを憎んでる描写があります。
全員が同じ性別だったら、恋愛さえなければどれだけ綺麗な青春ストーリーで終われたことか…{/netabare}


○北原春希
{netabare}最終的には浮気してしまいますが、春希もすごく悩んで、すごく悲しい思いをしてきてるんですよ。
春希の悲劇の始まり、それは雪菜の告白を受けてしまったこと。
もちろん雪菜が気にならないわけじゃない、魅力も感じているけど、文化祭の段階では間違いなく中途半端な気持ちだったはずです。
それでも、あれを受けるなという方が無理な話です。
最初から逃げ場などありませんでした。
普通なら、最初は中途半端でも、少しずつ付き合ってから雪菜のことを思っていけるはずですが、今回は別ですよね。
それはかずさがいる、もっと言えば雪菜よりも気になってたであろう相手の存在が今後の展開を大きく動かしたと思います。

雪菜の三人でいたいという提案(二人にチャンスを設ける)、かずさの三人でいないと雪菜が泣いてしまうという提案によって、春希は三人でいることを大事にしようとします。
その結果、かずさを傷つけることになってしまいました。
さらには、かずさとのやり取りが残ることによって、最終的にはかずさの所へ行きましたが、それまでの春希の思いってかなり複雑だと思うんですよ。
ちょっとまとめてみますが、あくまで私の予想です。
①雪菜と会う前、かずさに惹かれていた
②雪菜とあってからも、かずさの方が気になっていた
③雪菜と付き合ってからは、付き合うという考えはほぼ無くなる、友達として、プラス以前に気になっていた気持ちを残したまま気にかける
④かずさが本当の気持ちを明かしたことによって昔思っていた気持ちが爆発、抱きしめてキス
こういう感情変化だと思います。
かずさのこと諦めているから友達として3人でいようと提案、ただ100%友達としてではなく、どこか引っかかる気持ちが残っているから必要以上に気にかけてしまう、最終的には爆発みたいな。
そして、春希はそういう自分の気持ちに気づいていたと思います。
だから雪菜の誕生日に二人で過ごすことを提案した、自分の気持ちを100%のものにするために。
しかし雪菜はそれを拒否、結果かずさに会いに行き、あの始末です。
あのかずさとのやり取りによって、雪菜を裏切ったのと同時に、気持ちがかずさに流れてしまった、それでもかずさに受け入れられず有耶無耶になり、結局は雪菜に頼ってしまうことに。
用意していたプレゼントも渡せずに。

結果は浮気ですが、春希の気持ち、行動も分かるんですよ。
やっぱりターニングポイントは文化祭ですよね。
あれが全てを変えてしまった、かずさのキスが。{/netabare}



【最終話まで見ての感想】
{netabare}○最終話感想
色々な意見やコメントを見てきましたが、私としては電車での雪菜が一番印象的でした。
雪菜の気持ちは今までの描写から伝わっていたので、私が気になっていたのは、卒業式で置き去りにされた雪菜をどうやって絡めていくのかという点でした。
ということで、改めて気持ちを知ったことよりも、雪菜がどんな気持ちで春希にこれまでの気持ちを話したのか、これを考えると本当にきつかったです。
そして、雪菜の気持ちを知らなかった春希がその事実を知った時の心境を考えると、さらに辛い気持ちになりました。

あとは空港のキスシーン、まぁ見せつけと解釈してもしゃーないというか、こういうところがこの作品合うかどうかの分かれ目だと思うんですよ。
このシーンを見て「何やってんの?」「ゴメン、笑ったww」という感じになるか、3人の気持ちを考えて複雑な思いを味わえるかに分かれると私は思います。
ここは帰ろうとした春希、「なんで来た」「ごめん雪菜」と言ったかずさという描写だけでも複雑な気持ちが伺えるし、それでもかずさと春希のお互いの気持ちが圧倒したことが分かるシーンでした。
二人も罪悪感があるけどやめられない、それを見る雪菜の気持ち、これらの大きすぎる感情の塊が押し寄せてきたシーンという感じでした。
こうなってしまうと思ったし、離れるのに最後まで辛い思いをしたくないと思った春希、離れるのに別れるのが辛くなるのが分かっているのに春希が空港に来たことに戸惑うかずさ。
せっかく愛し合った二人なのに別れなければならない、だからこそかずさが春希の部屋から出ていく時何もあいさつを交わさなかった、せめてもという感じでかずさは春希の制服のボタンを持っていったのではと私は思いました。

あとは後味の悪さについて。
確かに後味は良いとは言えませんが、最後も安易な展開にせずに、やってきたことを貫き通した印象だったし、今回はまだ序盤らしいですからね。
これから本番になるという印象も最終回を見て感しました。
それだけに、今後の展開に恐怖を感じてしまう最終回でもありました。


○小木曽雪菜2
{netabare}「一番悪いのは私。だから、かずさに謝らなくちゃならないの。それと、春希君にも。ごめんなさい。」
簡単に雪菜に起こったことをまとめてみます。
恋のライバルがいる中、先に告白して付き合うことになる。彼氏がそのライバル(親友)と浮気する。浮気した二人に謝ろうとする。
これだけだと何も雪菜は悪くない、いや、事情を含めても雪菜は何も悪くないんですよ。
それなのに、ていうか普通はどうやっても許せないようなことをされたのに謝ろうとしている。
それでも雪菜の気持ち、罪悪感が今までの描写から分かるし、だから謝ろうとしていることも分かる。
怒られて当然のはずなのにかばわれている春希の気持ちも分かるから…辛い…
さらには、かずさに謝ろうとした(かずさを見つけた時、一瞬表情が変わります)のに、あのキスを見てしまってそれも出来ない、かずさへの罪悪感以上に自分の悲しみが上回って泣いてしまう雪菜…

「あなたを好きにならなかった未来なんて絶対嫌。 良かった、そこだけは譲れなかったんだ。」
はっきり言って、私はWA2のどのシーンよりも、かずさの告白や空港のキスシーンよりもこれが一番辛くなったシーンでした。
『あの時~しなければ』、いよいよ雪菜の口からこの言葉が発せられたかと思いましたよ。
私もずっと思っていたことです。
どんどん妥協して妥協して、最終的には屋上で出会わなければとまで言ってしまう。
それは春希も否定しましたが、それは自分もだという少しだけ安心した声を雪菜は漏らしました。
さんざん気持ちがすれ違い続けてきた中、ようやく二人の気持ちが完全一致した瞬間でした。
WA2という物語を1シーンであらわし、まとめたようなシーンです。
ここで流れる『さよならのこと』の歌詞のマッチ具合がマジでやばい…
機会があったら一度歌詞をじっくり読んでみてください。
春希にさえ会わなければ辛くないのに、それでも辛くても春希と会わない、好きにならない未来は嫌という雪菜…そうだよなぁ…辛い…

「どうしてもあなたと恋人同士になりたかったから、じゃないんだよ。かずさほど真剣じゃなかったよ。」
ここもWA2の特徴ですよね。
100%嘘ではないけど、本心からは遠い言葉。
最初に聞いたときは嘘っぽいなぁ、本心ではなさそうだなぁとは思ってましたが…
春希とかずさのために自分を抑えて出した言葉、春希の罪悪感を少しでも軽減させるために出した言葉、それでも二人のキスを見て耐え切れずに泣いてしまう雪菜…辛い…{/netabare}


○主題歌歌詞
{netabare}恐らくネタバレになると思って、全話視聴するまでは歌詞を確認したり、じっくり歌を聴いたりしませんでした。
『届かない恋』
恐らく大きな意味を持っていたであろうと思っていた文化祭の3曲目の歌。
ぱっと歌詞を見た感じでは、春希がかずさへの気持ちをそのまま歌詞にしたという感じでした。
雪菜がこの歌の歌詞を見て表情が変わったのは、自分が好きである春希がかずさに前から、そして今なお惹かれているのを察したからでしょう。
さらに、その歌詞をかずさが一文字も変えなかったというのも、かずさが春希の気持ちを受け入れた印象でした。
ここまではまぁだいたいは予想してましたが、このフレーズで色々なことが見えてきました。
「ぼやけた答えが見え始めるまでは 今もこの恋は動き出せない」
かずさに惹かれてはいるが、相手の気持ちが分からなければ、自分の決心もつかない。
この歌は恋が始まっている上で届かない恋なのではなく、恋が始まってすらいない気持ちを表した歌という印象です。
だから雪菜は最終回で春希に言った。「かずさがあなたに想いを伝える前なら、絶対に勝てるって、知ってたんだよ。」
かずさが想いを伝えていない、春希の恋が動き出す前なら自分の気持ちを受け入れてくれるという感じで、この歌詞を見れば今までにもたくさんあった行動の裏付けがまた1つ分かります。
かずさが気付けと春希に言っても、もっとはっきりしていないと気付きようがない、逆にかずさが想いを打ち明けたことによって春希の恋が動き出してしまったんでしょうね。
「ずっと前から冬馬のこと好きだった」と言ったものの、まだ恋として動き始めてはいなかった。
本当に隅から隅まで描写に意味がある、作り込まれている作品だと改めて思いました。

『さよならのこと』
一番ラスト…君と出会わなければ辛くないのに
二番ラスト…君と出会わなければ辛くないのに
ラスト…君と出会わないなんてイヤだと気付いた冬
ちなみに電車のシーンで流れたのは一番下のラストの歌詞です。

『After All–綴る想い-』『closing』の歌詞もかずさの気持ちをあらわしていて、すごく心に響く歌詞です。{/netabare}


○これからが本番  ○友情≒恋愛 
{netabare}ゲームではここまでは序盤、これからが本編だと聞いてます。
そして、それは最終回の描写を見ても少し予想出来てしまうので…やはり今後が怖いです。
①今回表面上話が重くなったのは9話から
伏線があったり、裏では(とくにかずさが)辛い思いをしていることはありましたが、それでも旅行までは輝かしい青春ストーリーという感じでした。
今後はこういった青春パートはまずないと考えられること、いけないことをした罪悪感がまとわりついたまま物語が進むと考えると…
新キャラという救いももしかしたらあるかもしれませんが、今後さらに重くなるのは目に見えています。

②恋愛≒友情
WA2はこのバランスのもと成り立っていました。
だからこそ3人全員が辛い思いをしたというのはありましたが、そこまでドロドロした展開(彼氏の奪い合いや女同士の醜い争い)までは行ってなかったと思います。
しかし、最後の方ではドロドロになる予兆、そして『恋愛>友情』にバランスが偏ってきている印象を受けました。
・「雪菜と何回キスしたんだよ」
・携帯に出ようとする春希に対して、携帯を思いっきり手ではらう
・空港で雪菜の前でありながら春希とキスしてしまう
かずさは後半の行動でそういう印象を強く受けました。
今までずっと想ってきた春希に対する気持ち、さらには我慢して辛い思いをした分気持ちが爆発した感じです。
また、上2つに関しては自分だけ見て欲しい、ほかのことを考えさせないで欲しいというかずさの春希に対する独占的な気持ち、というよりは不安な気持ちが伺えます。

・空港でかずさと春希のキスを目の前で見ながらも、その後に春希のそばにいる雪菜
あれだけのことを見せられて、二人に謝らなければいけないと言っていた雪菜ですが、それでも春希の前からはいなくならないんですよね。
二人に謝らなければとは言ったものの、かずさに譲る、春希と別れるとは言ってないですよね。
最後のこのシーンによって雪菜の今の気持ちをあらわし、そして今後のさらなる重い展開を予感してしまいました。
なんというか、春希が今後どんな行動をしようが諦めないみたいな、ずっとそばにいようとするんじゃないかなと怖い予想をしてしまいました。{/netabare}{/netabare}


【最後に】
…放心状態になりました。
既にこれだけのストーリーを見せつけたのに、これからが本番だとこれまでの描写を見ても分かってしまったため、原作やりたかったのですがここにきて恐怖が期待と好奇心を上回ってしまいました。
原作ゲームに関しては、心の準備をした上で強い気持ちをもって挑みたいと思います。
話は結構重い感じですが、キャラの感情描写、変化、理由付けなどに関しては本当に素晴らしい。
この描写に関しては今までのアニメの中でもかなり上位、というか1位2位を争ってもおかしくないです。

脚本の丸戸さんは、アニメ脚本初めてらしいですが、見事というか、さすがという感じですね!
私、丸戸さんがシナリオやってるゲームやったことあるんですよ。
私はエロゲーを2つだけやったことがあります。
それがkeyのAirと丸戸さんシナリオの戯画のパルフェです。
パルフェのシナリオの丸戸さんということで、脚本のレベルの高さは納得でした。
これからも期待しているというか、WHITE ALBUM2はこれからが本番らしいので(末恐ろしい…)、というか全話見て確かにそうだと感じたので、今後の展開に期待大です。
そして来る日まで私は心と胃の強化に励みたいと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 60
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【視聴中】PC版原作introductoryプレイヤーの視点で感想

本作はLeafより発売された丸戸史明の18禁PC恋愛アドベンチャーゲーム「WHITE ALBUM 2 ~introductry chapter~」を原作に制作された。
尚、ストーリーはPS3への移植のためにCERO Dに適うようリライトしたものを使用している(主にHシーンの削除)。
また、W.A.無印とはストーリー上の繋がりは希薄であり全く新しい作品と解釈しても差し支えない(作中で使用された楽曲は登場し、森川由綺のWHITE ALBUMや緒方理奈のSOUND OF DENTINY、2009年のアニメOPである深愛などがある)。
原作は音楽に大変、力を注いでおり、アニメでも同様。


あらすじ
{netabare}
舞台は2007年秋の東京都。峰城大付属3年生の北原春希は学園生時代最後の思い出を作るため軽音楽同好会へ加入するが、バンドは痴情のもつれから崩壊してしまった。学園祭のバンド発表を成功させるためメンバー集めを開始した春希は、屋上で歌っていた学園のアイドル小木曽雪菜を勧誘することに成功する。更に、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であったことが発覚し、彼女をメンバーに迎える。バラバラだった3人は一生懸命に打ち込んだ末に学園祭で大成功を修め、3人は心の底から結び合えた…と思っていた。しかし、この日からそれぞれの恋は残酷な悲劇へと走り出してしまう。
{/netabare}

感想

始めに
{netabare}
前作W.A.無印は、舞台を、「すれ違う恋人」というテーマのために、原作の設定1998年から更に10年戻して1988年の携帯電話普及前にしていた点や、伏線が張巡らされ、原作ではシュミレーションゲーム故、ストーリー上で関わりの無かったヒロインを全員上手く使って纏め上げた点、主題歌やサントロが歌謡曲調であったり、テロップが縦書きだったりと、作品全体の雰囲気を時代背景にあわせている点、主人公やヒロインの心理描写が細かく描写されて、特に主人公の心に思い浮かんだ事が、普通であれば視聴者向けの声で話すはずが、画面上に縦書きで浮かぶ点など、他作品に類を見ない特異な、作品に相応しい演出が大変好感で、原作もWin95向けだったが、購入しプレイした程の良作だった。

本作はそんなW.A.の続編(実際は新規だったが)ということで、端から期待していたのだが、この1話は予想外の出来映えで、特にEDに向けての下りの演出が素晴らしく、即日インターネットにて原作icの初回限定版を購入し、三晩18時間掛けてプレイした。

その為、アニメの20分×13話の5時間弱で私の18時間分を演出すことは不可能だろうと思う。色々と割愛する場面も多いことだろうが、何よりも「余韻」や、台詞と台詞の間隙から滲み出る雰囲気など、私の琴線に触れるのに大変影響を与えた要素が不可逆的に喪失されることが必至なのは残念である。

後にcc/codaをプレイして、icで心を痛めていたことが軽く感じられるほどの悲愴な感情に包まれた。雪菜派としては、雪菜への裏切りは勘弁して欲しい(笑)。
cc/codaはプレイするのに80時間掛かった。常人の倍の遅さであるが、じっくり楽しめた。
{/netabare}
=================================================
1話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「WHITE ALBUM」小木曽雪菜
{netabare}
あらすじ

主人公は学年トップの成績を誇り、誰に対しても世話を焼いて、ウザがられつつも、いつの間にか周りに受け入れられて、いいように使われている優等生 北原春希。
友人の飯塚武也に誘われて夏休み前からバンドの練習に補欠として参加していたが、ボーカルに誘った女子が原因で軽音楽同好会は2人になってしまった。
学園祭が近づく中、昨年と一昨年実行委員であったこともあり、困った人間を放っておけない性分から実行委員の手伝いをしていた(実質影の実行委員長)。
毎年秘密裡に挙行されている学園のミスコンで二連覇を果たしているアイドルである小木曽雪菜が今年は出場を辞退したいと申し出、説得に動員されるもあっさり承諾し、彼女に好意的に思われ始める。
毎週火曜日の練習時には第一音楽室でギターの練習をしており、会った事は無いが、いつの間にか自分の拙いギターの演奏に付き合ってくれる良い相手 第二音楽室(第一音楽室に隣接)の音楽科とのハーモーニーを楽しんでいた。同好会が破綻し、高校生活の思い出にWHITE ALBUMを演奏していると、屋上から豊かな音色を奏でるヴォーカルの声が聞こえて来て、急いで向かうと、そこにいたのは雪菜であった。

感想

作画も良好で、序盤に、後の学園祭での演奏の様子や最終展開を思わせる空港での描写などが恣意的に挿入されており、良い演出である。学園祭でのライブの様子から、視聴者に雪菜とかずさがヒロインであることを印象付け、今後の展開に注目するように促している。1話の展開から春希の性格や難点なども随所に伺え、彼の他人を差別しない姿勢や観察眼がヒロイン達に与えた影響などを思わせる場面もある。
今回はまだこの3人の接点は分からないが、今後学園祭のライブに向けて彼らの物語は始まる。
すべては放課後のWHITE ALBUMを歌う雪菜との邂逅に始まるのだ。私はあのEDへの導入シーンが大好きで3回も観てしまった。そして原作の購入を決意した。
原作をプレイしてみると、OPの「届かない恋」は、やはりオリジナルの方が良いと思う。

原作をプレイして改めて1話を視聴すると、言葉使いの違いや、春希、雪菜の性格が若干柔らかくなったような感じが見受けられた。原作には無かった、雪菜が実行委員の仕事を手伝う場面には、春希が雪菜をアイドルとしての小木曽雪菜ではなく、一個の女子生徒として扱っているという隠喩が含まれている。それにしても、キャラクターが動くのは良い。
雪菜の一挙手一投足が愛らしい。(*´ー`*)
{/netabare}
=================================================
2話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「closing'13」上原れな
{netabare}
あらすじ

屋上で優美に熱唱する雪菜を目の当たりにした春希は、一瞬躊躇うも、彼女を軽音楽同好会に誘う。雪菜は一晩掛けて悩み、翌日、階段下に春希を呼び出し、協力できない旨を詫びた。
春希は切り札として、雪菜のバイト先のスーパーに赴き(これは1話で、依緒と会話していた後ろに、伏線として、バイト中の雪菜がいる)、雪菜を説得しようとするも、普段は見せない彼女のあどけなさから、弱みに付け込む卑怯な手段を断念する。
去り際に、彼女に一時間猶予を欲しいと頼まれ、その後、雪菜の趣味がヒトカラだったということを知る。雪菜は自分の秘密を全て春希に打ち明かし、軽音楽同好会への加入と、ミスコンへの参加を表明した。春希は翌日、武也に雪菜を紹介する折、ピアノ担当が未勧誘であったことに気付き、第二音楽室の音楽科と接触しようとするも、上手く行かなかった。久しぶりにピアノの音色が聞こえてきたことを好機に、窓越しに教室に侵入しようとして、誤って落下しそうになり、演奏者に助けてもらったのだが、彼女は隣席の少女、冬馬かずさだった。

感想

此処まで徹底的にかずさの存在を隠すという手法は、大変興味深く、視聴者に驚きを与えたのではないだろうか。原作では、此処に至るまでに、朝や放課後の教室で、かずさと若干会話したりしていて、そちらを割愛されるもの忍びないが、尺の関係上致し方ない。雪菜の説得に関しては、やはり、公園での会話の割愛が目立つが、最初に勧誘を断るときの、雪菜の「わたしなんかにやれるのか、今のわたしがやっていいのか、そもそも、わたしはやりたいのか」という台詞の割愛は残念である。
カラオケでの一人で5曲入れて顰蹙を買った話や、沢山歌わなければ損だという会話も捨てがたい。
雪菜が公園で春希を誘うときの「大丈夫だよ。今度こそ」という台詞には、やはり重みが感じられた。
カラオケボックスでの雪菜は、歌を歌うのが大好きという自分の本質を、高校に入って初めて他人に伝えたという点で、春希を特別視していることが伺える。
恋人へのステップとして、秘密の共有は大変有効な手段だ。
EDに「closing」を使う意図は何だろうか。これはcodaのかずさTルートのEDなんだが、かずさ絡みという事だろうか。
{/netabare}
=================================================
3話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「さよならのこと」上原れな
{netabare}
あらすじ

春希は、かずさの勧誘について武也と話す。武也はかずさの情報を多く持ち、彼女に対し、良い感情は持ち合わせないが、春希は夏休みにギターの練習に付き合ってもらったことを想起し、反論する。春希はかずさを説得する為に、第二音楽室でかずさと会話するも、同好会の勧誘をするはずが、かずさの進路についての説教をし始め、かずさの逆鱗に触れ、音楽室から追い出されてしまう。雪菜にピアノ担当が未勧誘であること、いつものピアノがかずさであることを打ち明ける。雪菜がかずさは如何なる人物か伺う為にE組の入り口に居ると、かずさに遭遇してしまう。雪菜は放課後、かずさを誘い喫茶店でお茶をする。そこで、かずさの重要な弱みを握り、休日に3人で雪菜の家に行くことになる。雪菜は2人に夕飯を振る舞い、今後について話し合うとするも、小木曽家の母と弟に介入され、挙句、父に学園祭について詳細に説明するよう求められ、話し合いどころではなくなってしまう。かずさは雪菜の予想外の人物像に驚き、父親の説得を条件に同好会への加入を承認する。

感想

かずさと雪菜の邂逅は、原作ではこの第二音楽室での一件の直後である。また、春希が雪菜にかずさの事を話して、雪菜が少々拗ねる場面や、彼が、かずさの説得を雪菜に頼む場面、雪菜とかずさの会話の大部分、雪菜の春希への報告など、雪菜の小悪魔的要素が絡んだ会話が殆ど割愛されている。
このかずさの説得に関する雪菜の圧倒的な力量を披露する機会が失われたことや、小木曽家における3人の会話の割愛は、個人的には大変残念である。かずさの説得に現実味が甚だ乏しく、性急感が否めない。
雪菜の申し入れを渋々承諾するかずさにはツンデレ的可愛さが見え始めた。
今回、一番驚愕した点は、雪菜とかずさの邂逅の際、雪菜がかずさと身体のプロポーションを張り合う場面で、私の雪菜像には反する由々しい演出だと感じた。何か、目に見えてあざといのが何とも・・・(雪菜がライバル登場に戸惑う様子を如実に演出するには尺の関係上仕方ないが・・・)
雪菜の可愛いエプロン姿が見られたのは大変喜ばしい演出だった。こういうのはアニメならではである。
雪菜の部屋で、後々の伏線として、「友人を呼ぶのは3年振り」であることや、コルクボード上の写真で、一部の人物がキーホルダーで隠されていたりという演出は良い。
今回、雪菜の重い言葉「どうしてこうなっちゃうかなぁ」が初登場した。最後の雪菜のメールでの〆は良かった。余韻が残る。アニメオリジナルEDも良曲。
前話に増して、性急感が否めない回だった。やはり当然ながら原作には敵わない。欲を言って2クールで制作して欲しかった。
{/netabare}
=================================================

W.A.2は、1998年に発売した浮気恋愛シュミレーションゲームWHITE ALBUMの寂寥感や空虚感、遣る瀬無さといった負の心情に包まれつつ感動的なストーリーを展開するというスタンスをシナリオライターが、如才なく遺憾なく発揮した名作である。「痛気持ちよさ」を味わえる傑作だ。
主人公と大変魅力的なヒロイン二人の非常に切ない三角関係がシビアに描かれており、原作は琴線に触れる内容で涙してしまう程だ。
私は序章である~introductry chapter~と終章の~closing chapter~、{netabare}~coda~{/netabare}をプレイしたが、悲愴感、空虚感、寂寥感などの遣る瀬無い感情に胃を錐揉みされつつ、今までに類を見ない歓喜、感慨を覚えることが出来た。純愛、悲愴な三角関係が好きな人にはお勧めである。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 29
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

何気ない放課後…「歌」で出会った三人…出会い方が悪いのか出会ってからが悪かったのかどうしてこうなったのだろういつから壊れたのだろう…届かない恋…終わらない恋…終われない恋

[傾向・特徴]
・恋愛(学園)
・三角関係
・文化祭
・丸戸史明さんの神シナリオ
・話の展開が重い
・初恋
・友達
・ゲーム原作


 テーマは 「初恋」「三角関係」「届かない恋」の三つを挙げます。
 コメディー要素は無く、恋愛メインの話です。学園だと思っていると、かなり話が濃くて重いです。初々しくも大人の恋のような仕上がりです。胃がキリキリするとはこういったことだと痛感できるシナリオです。ラブコメに飽きて、ちゃんとした恋愛を観たいという方にオススメします。
 私としても恋愛のジャンルならトップクラスだと思うので太鼓判押してもいい作品だと思います。


考察{netabare}

人物の心理描写、行動、表情など人としての全てに注目するべき作品であった。

文化祭とはまずどうイメージできるだろう…。一般的に学生としては一番盛り上がり皆で一致団結し、最高の思い出づくりのイベントである。私もそう思っている。それで正解で間違いないだろう、ここに偽りはないと思う。
このWHITE ALBUM2の世界ではどうだろう…。答えは上記と変わらない一般的には。あくまで「一般の生徒」達には…。

しかしこの物語の主役三人には違っていた…。いやあながち間違っていない。文化祭らしく三人は音楽を練習し、ステージでは大成功し、最高の思い出になっただろう。
だが、同時に、

築かれた関係が壊れ、噛み合っていた歯車が噛み合わなくなった。

この作品では文化祭=崩壊の始まりを意味している…。このシナリオだけでも興味をそそられるものがあり、面白い設定になっていると思う。
どうして三年の卒業の学年で出会ってしまったのだろうか…。もう少し早く出会っていれば…早まらなければ…出会い方が違っていれば…
と。考えだしたらキリがないようになるのもこのシナリオの考えさせられる所であると私は思う。
それを踏まえた上で考察を始めさせてもらう。

初恋とは人間誰しも経験するものであり、のちのちいい思い出となり笑い話になるものである。普通初恋とは「初めての恋」を連想する。しかしこの作品では、「初めての"真剣"な恋」と定義することにする。
今回、学生ではありえないような真剣な恋が展開されていた。まるで制服を着て昼ドラを見ているようなもの。
そうあまりにも恋に真剣すぎた。重い。これから予想されるもの…いわゆるバットエンドしか見えてこない。
だが、この作品はそれが売りだと私は思っている。

嫉妬とはあまりいい表現ではない。今作でもそうだ。しかし、私には恋をする女の子の描写としては当たり前であり素晴らしく人間らしい感情だと思っている。むしろ嫉妬しないということは"恋"をしていないのだろう…。

小木曽雪菜がそうだ。彼女は、ヒロインである。だが、この学生編13話(ゲームでは"introductory chapter(序章)"編)での主人公であるとも言える。届かない恋と分かっていながら二人の間に割って入ろうとする…今の関係を壊させないようにするが故に失敗した主人公。そして悲劇のヒロインである。

どんな絡みだとしても、出会って過ごした時間がやはり違ったのだ。コツコツ積み上げてきた関係が大きな地盤となり立ちはだかることにより、もう崩すことのできない砦となっていたのである。
その時点で小木曽雪菜は負けていた。だが、彼女も春希に惹かれていったことにより、叶わない恋だとしても今の関係を崩したくない。そこで恋人となり親友となることにした。彼女自身も言っていたがズルい女だった。
でも、私も同じ立場にいたらきっと同じことをするであろう。

さて、親友とはなんだろうか。互いに心を許し合い一緒にいて心地いい存在である。…ここで引っかかることがあるのにお気づきだろうか。

心を許しあう=本音を隠さずさらけだす

…彼女は自分の気持ちを春希には伝える前に行動で無理やり縛っておきながら、かずさに最初に本音を吐いた。
これを機にかずさと本当の親友になれた。しかし、恋が実らないとわかった瞬間でもあった。やはり、雪菜は悲劇のヒロインであった。救われない。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。
屋上で春希に出会わなかったら…。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。
文化祭の後、焦らなかったら…。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。

小木曽雪菜はここで負けが決まっていた。この恋が本物だと気づいた時は、終わりだと気づいたときと同じだった。
報われない主人公の届かない恋だった。


では、冬馬かずさはどうだろうか。彼女は真のヒロインだ。しかし彼女も報われない…最後の最後まで…。気づくのが遅すぎた。気づいてもらえるのが遅すぎた。気持ちを伝えるのが遅すぎた。伝えられるのが遅すぎた。
これが恋だと気づくに戸惑う気持ちはわかる。なんせ初めての感覚なのでどうしていいのかわからない。彼女は不器用だ。自分を出すのが苦手でいつも無愛想な態度をとっていた。それが最後まで糸をひいた為にこういった結果となった。
春希と気持ちが通じ合ったもののやっぱり遅かった。叶わない恋だった。彼女も形式上は負けなのである。


そして最後の人物、北原春希だ。彼は二人の間で揺れて優柔不断だと思ってしまうが、実は"真面目すぎる"だけなのだと思う。言動や行動を観ていたらわかったと思うが、自分が納得いかないと済まない男だ。いわゆる論理的な堅物なのである。
そんな彼が、初恋をしたらどうなるだろうか。自分の気持ちに正直になれない彼はついつい優柔不断な態度をとってしまう。

「ずっとこのまま三人でいれればいいな」

考えた結果が、雪菜と同じこの感じとなった。だが、彼女と違うところは、どちらにもいけるポジションにいる所である。かずさを諦めても雪菜がいる。雪菜を諦めてもかずさがいるといった、短絡的だがどちらにも優位な立場である。
非常にズルい男である。どちらにも思わせぶりな態度で接して二人を惑わせる…。男としてはこうなるのは致し方ない。

しかし、その結果二人を"傷つける"ことになった。
最後の空港でかずさに駆け寄って抱きしめるシーンがその末路である。
雪菜は、恋だと知った途端…失恋。
かずさは、想いは叶ったが親友を裏切ることになる。

そう、これが終着点である。バットエンド。どこから間違っていたのかわからない。どこが合っていたのかもわからない。どういう結果になりたかったのかもわからない。
三人の思惑が交錯した瞬間だった。
そして"届かない恋"が始まった瞬間であり、終わった瞬間でもあった。


これだけ書き殴れるほどの描写が多く非常に考えさせられた。いやまだ書き足りないほどである。人間が恋をする過程で現れる描写を沢山詰め込んだ作品であると私は思う。非常に人間らしい物語であった。
描写に関する綺麗なところ、汚いところを垣間見ることになり、人間って(心があって色々考えたりできること)素晴らしいと思った。

この作品で、恋愛についての考えが変わったし、アニメへの期待も一層高まった気がする。なにより自分自身が成長できたと思う。原作では序章段階、車なら暖気運転であるというのだからびっくりである。底がしれないシナリオを手がけた丸戸史明さんには脱帽である。これからも注目していきたいと思う。
これで考察は最後となる。私の都合勝手で書きなぐったものを読んでいただけて共感していただければ幸いだ。書いてよかったと思う。
長文になり申し訳ありません。
(自分でもびっくり 笑)
{/netabare}

感想{netabare}

原作プレイ済みですが、非常によくできていたと思います。
ちょっとアレンジ入ってたりしてプチ感動~。
あの話のままで動いたー!!てな感じです♪

さて、内容ですが私は、こんな恋は一生忘れることがない思い出になると思いますが、実際にやりたくないような話でした…。あくまで第三者だからいいんですよね…。
高校生でこのドロドロ恋愛で更に三角関係は辛いだろうなぁと感じながら観てました。でもだからバットエンドが際立って目立つんでしょうね。初めからそうなるように考えられていた感じでした。でも面白いんですよねぇ(*゚▽゚*)

主題歌の「届かない恋」が2013年用にアレンジされてて感動しながら、毎回オープニングでWHITE ALBUM2の世界に入り込めることができました。いやぁいい曲ですね♪
内容を把握してから歌詞を考えると、結構エグい歌詞ですが…。

これほどの神シナリオのアニメやゲームは今までありませんし、今後も中々出てこないと思います。気に入って人がひとりでも増えてくれたならいいなぁと思います。
この作品がもっと評価されることを願う今日この頃。

私はかずさ派です♪
{/netabare}

二期を2クールで希望します!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 46

81.4 6 ツンデレで嫉妬なアニメランキング6位
りゅうおうのおしごと!(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (843)
3798人が棚に入れました
玄関を開けるとJSがいた―

「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました!」

16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。九歳

「え?、・・・弟子?え?」

「・・・おぼえてません?」

覚えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。
ストレートなあいの情熱に、八一も失いかけていたモノを取り戻していくのだった。

声優・キャラクター
内田雄馬、日高里菜、佐倉綾音、金元寿子、茅野愛衣、久保ユリカ、橋本ちなみ、小倉唯
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

放射熱

熱い


のだが、どこか物足りない。

それはこのアニメ作品では登場人物の勝ち負けまでは映しても、
彼ら彼女らの人物像を結ぶために必要な描写が欠けているからだ。

どうして闘っているのか、
どう闘っているのか、
なぜそうしているのか、
なぜそう思うのか、
何が苦しいのか、
何が嬉しいのか、

何故、なぜが極めて不足している。


この感覚って私がサッカーのワールドカップやフィギュアスケートを楽しんでいるときのそれに近い。

熱いし、すごいと思うのだが、どこか物足りない。
ルールを何となく知ってはいるが、
選手のことはよく分からん。
どんな選手で、どんなアスリート生活を送ってきて、
どう輝いてきて、どう苦しんできたのか、
を知らない。

ルールや技術についても、
どこら辺がすごくて、どこらへんが難しくて、
当人と他者ではどう違うのか、
そこら辺が分からないのだ。

プロ野球のヤクルトスワローズを応援しているときだけは、
他のスポーツ観戦と一線を画す。
もう、今の選手たちを深くは知らないが、
既にファンになってしまっている自分がいる。

正直、ルールや技術について詳しいとか理解が深いとは思わないが、
心の中にある家族の様な繋がりが、錯覚がファンにさせているのだろう。
本物の家族よりずっと小さな繋がりかも知れないが、
それよりもずっと太く短い感じがする。



このアニメでは限られた時間の中で目標が定まっていたので、
そこら辺を描き切れていない感じがありありと感じられた。

熱い、この作品は熱いのだが、よー分からん。
けどなんか気になる、
もっと知りたい、見てみたい

というわけで原作のラノベを最新刊の6巻まで買ってしまいました☆
確か、7話ぐらいまで放送されたときだったかな。
ちなみにアニメの方の作品は、7話まではかなり楽しんでおりました♪

ここから先はラノベの方もちょいちょい交えて話します。
読み進めるにつれネタバレが多くなるので注意。

{netabare}

この原作はそもそも、5巻で終わる予定の作品だった。
その5巻では名人が挑戦者で八一の竜王防衛線が描かている。
最高潮をこの巻で迎え、終わっても大丈夫なようにまとまっている。

やはり、ラスボスとの闘いは避けられない。
闘わずして終わると、
「俺(たち)の戦いは続く」という最高に後味の悪い投げっぱなしになってしまう。
その点では出版社も著者も素晴らしいと評価できる。

この著者って「のうりん」の原作者なんだって。
どうりで変態的な描写が好きなわけだ。


さて、アニメの作品は原作の
1巻 1-3話
2巻 4,5話
3巻 6,7話
4巻 8,9話
5巻 10-12話
にあたり、小説やラノベを読んだことある人なら分かるけど、
これはものすごい早さで原作を消化している。

2クールやせめて5巻のためにOVAを出してでも5話分用意してもいい内容量だ。

省かれた内容として、サイドストーリーや脇役の掘り下げもあるのだが、
主要人物たちの掘り下げや盛り上がり所に至るまでの心情や経緯が細かに描かれている。
前者は省略してもやむを得ないのだが、
後者はアニメ作品のフィナーレを描くときにスパイスどころか、
寿司のわさびや、トンカツの醤油派のためのからしや、餃子のお酢やラー油や醤油ぐらい重要な存在だ。
全部スパイスだな!
いや、多分、カレーライスのルーの具ぐらい重要だと思う…(以下省略)。

2巻では八一が天衣の師匠になるため会長と勝負する。

4巻では桂香さんが知人と勝負する。

5巻では八一が負けるだけではなく、盤外で精神をけちょんけちょんにされる、
敗者を渦潮に突き落とすような場面があったのだが、
あれは削って欲しくなかった。30秒で足りたのに。

これらはあくまでも削られた場面の一つ、二つ、三つなのだが、そんな大事なところがたくさんあった。
本当にたくさんあった。

削られた描写の脇役代表では、ろくろばさんって巨乳女流棋士がいるのだけど、
このキャラ、分かるとメッチャよかったわ。


何だかんだ述べておりますが、
一つの区切りの最後まで描き切ったことは非常に好感を持てますし、
きっと私の様にもっとこの作品を知りたい、と思った視聴者がたくさんいるだろう。

本当、アニメになった作品しかラノベ買ってなくて、本当にすみません。
一話から支えているファンの方に感謝、
そして著者とアニメスタッフに感謝です。





{netabare}ここで感想が終わると思ったら大間違いだ!
まだ、ハーの変態っぷりや女性キャラについて語っていない。

だが、先に述べておく。
ハーはまだ、普通なら高校2年生の少年であり青年なんや。
そんな彼が竜王になれたんのは、人生のほぼ全てを将棋につぎ込んだからや。
女に疎いんや、へたれなんや、鈍感のアホたれなんや。
だから、ほんまに堪忍や。あいつのチャラヘタレ鈍感ハーレム気質をどうか大目に見たってくれ。

あと、今まで、
フルメタ、狼と香辛料、はたらく魔王さま、俺ガイル、ログホラ、狼と羊皮紙
などのラノベ読んできたけど、
内容が一般小説っぽくないのと、自分語りやネタがひどいことを除いたら、
小説とラノベの違いって挿絵だけだと思っていた。

けど、今回「りゅうおうのおしごと!」の原作を手に取って、
初めて挿絵を物語に組み込んだ文章を読んだ。(ログホラも少しだけそういう手法を使っている)
それだけではなくフォントサイズ大小の使い分けやハートマークなどの記号も多用されていた。

なるほど、こりゃ漫画みたいなもんで、小説と全く異なるものになるな、と腑に落ちた。
けど、ただ異なると思っただけで、その表現がなしかは別と思った。
個人的には言葉にならない状況を言葉にしてくれるのが文章をつくる人間の凄さと思っている。
自分には到底できっこないことだからね。
棋譜を載せたりするのはこの原作を読む前の許容範囲だけど、
決して悪いことではないなと思えた。



本題に戻ろう、女性キャラについてだ。
一人一人を(私の主観ではあるが)説明するのはあまりにも莫大な文字数と時間を要するので、
とあるランキング形式で名前とイメージを述べよう。



{netabare}夜叉神天衣 正室 だが一番は形式上では譲っている
空銀子   正室 だがツンが過ぎるため離婚⇔再婚という危機の渦中
雛鶴あい  正室 自他共に認められている正室、押しかけ同棲により既成事実建築済み

桂香 愛人 憧れの人妻

==絆の壁==

くぐいさん 西の追っかけ妻
つきよみざか東の通い妻
イカちゃん ストーカー

--愛の壁--

みおちゃん 側室 成長する棋力と愛
シャルちゃん 正室 婚約者

あやのちゃん 研究生 可能性は無限大

あすかちゃん 側室希望 胸に潜む破壊力

~~情の璧~~ ※親愛の壁

ろくろばさん 巨乳
晶さん 天衣の嫁 熱烈な将棋ファンとして将来有望な将棋ファン
なたぎりじん あいじんじん

しゃかんどさん 銀子応援団、若手棋士応援団
あゆむきゅん 宿敵と書いてライバル

~そして生まれる愛~



多分、男鹿さんとあいの母ちゃんを除いて準レギュラーの女性脇役全員載せれたと思う。
女性以外も何名かおりますが。


ここで私が述べたいことの一つは、
ハーが若くてそこそこイケメンで割とイイヤツがために、
輝く実績と実力と血の滲むような努力と殺し文句で複数の女をメロメロの虜にしてきた。

彼には今から高校に入ってもらいステキなSchool Daysを送ってもらいたいところです。


もう一つは誰が正室に相応しいかです。
熟考し私的な好みと私的な好みで厳選に厳選をちょこっと重ねた結果、

正室 天衣
側室 くぐいさん

でお願いします。

正室の3人なのだが、
あい-刷り込み、銀子-血のつながらない姉弟、天衣-失った両親と募る想い
と全部変化球なので、これを愛と言っていいのかが分からない。

ただし、ハーへの接し方が、
あい-独占欲、銀子-依存、天衣-自我と自制心
であることからして、
ハーとその妻の幸せな明るい家族計画のため、
天衣とさせていただきました。

ちなみに嫁が
あい:銀子→引きこもり→ハーとあいを倒すため強くなる、天衣→枕を噛みしめて泣く
銀子:あい→ハーと銀子を倒すために鬼となる、天衣→枕を噛みしめて泣く
天衣:あい・銀子→あいと銀子がライバルとして仲良くなる
ことからも天衣が嫁が一番幸せかと思います。

ちなみに桂香さんだとみんながそれなりに幸せになる。


そして側室についてですが、
愛の深さからくぐいさんで決定。
くぐいさんがくぐいさんとくぐいさんとは5巻の途中まで気付かなかったよ。
なんで振り仮名振ってないのか分かったよ。ひどいよ著者さん。
そんなこと知ってしまったら、全ての行動がかわいく見えてしまうじゃないか。
と術にはまり、応援している所であります。



まったく、私にこんなこと書かせるなんて、
ラノベってお下劣よね!

あと、6巻、マジドン引きなシーンが2つもありました。
私はロリコンでもある紳士として述べさせていただきます。

嫌いじゃないが、それでページ割かれるのは得意ではないので、
自重していただきたい。

けど、それでも、きっとそういう描写がまた続くんだろうなぁ。



なんかまとまりがなくなってきたので最後に一言。
{netabare}ネット将棋でもやってみようかな、将棋やってくれるような友だちいないし。
{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}








二話までの感想
{netabare}

2018.01.19 01:29 ★★★★☆ 4.1
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.5

『将棋と異常な登場人物の物語だけ (二話までの感想)』

将棋の作品ってちゃんと読んだことがあるのは
月下の騎士
3月のライオン
だけ。

ハチワンダイバーはチラ見したぐらいかな。
似たような作品で、ヒカルの碁は読破した。

共通しているのは、
将棋をすることと、異常な登場人物、
それだけ。
将棋は要所の棋譜と雰囲気を伝える、
登場人物の内面に重点を置いて物語を描く。

正直、ラノベ?で将棋と聞いて、
萌えハーレムをメインに置いていると思ったのだが、
過去二つに見た作品と大事にしていることはさほど変わらない。

将棋と物語、その割合は作品によって異なる。

この作品では、
萌えと子供とハーレムはありそうだが、
やろうとしていることは至って真面目そう。
※他の作品でも中二病は大なり小なり含まれる

普通にワクワクさせられて、
今後も気になります。

高いところでの戦いと、0からの戦いが観られるのは二度おいしい。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 12

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

石川県の方言・文化の描写がかなり問題あります。

* 正直、ほとんど作品レビューとかけ離れた駄文考察ですが失礼・・・

第一にヒロインの小学生が七尾市和倉町出身だそうですが、盛んに「金沢弁」をしゃべってます。
七尾なら「能登弁」の筈ですので、微妙に違います。
まあ、金沢弁でも能登弁でもいいのですが、石川県方言としてはいろいろ間違いが多いうえ、
「あらへん」とか「せやから」とか石川県では絶対に使わないような関西弁が随分、混じっています。

それと、アニメでは端折られてますが、原作ではヒロインが金沢カレーを作る描写がありますが。
金沢カレーはとてもとても小学生どころか一般人が作れるような家庭料理ではありません。
地元金沢でも、金沢カレーは家庭で作られるものではなく、金沢カレー専門店でのみ作られて食べられるものです。
他には「金沢カレー」と商品名を付けたカレー弁当がスーパーで売られているくらいですね。
くどいようですが、今「金沢カレー」と呼ばれているカレーライスの歴史は30年程度、名称として「金沢カレー」が使われだしたのは2006年頃からご当地カレーの「よこすか海軍カレー」や「札幌スープカレー」の対比として「金沢カレー」という言葉が徐々に使われ始めたそうです。
原作者は「金沢カレー」なんていう名称から、かなり昔から金沢の家庭で金沢カレーが当たり前に作られ食べられている石川県定番料理とでも思ったのでしょうか?
金沢の一般家庭で家庭料理として食べられているカレーライスはバーモントカレーとかジャワカレーとか日本全国で普通に売られているカレー粉を使ったものや一般的なレトルトカレーばかりです。

かろうじて解釈するとヒロインはよっぽどの料理の天才で自分で金沢カレーに必要なスパイスを入手・ミックスして自己流金沢カレーを作ったのでしょうか?
そんな天才的料理技量があるなら将棋作品より料理作品にでもした方が良いです。

なんでも原作者は岐阜県出身で金沢大学(金大)出だそうですが、金大には関西人が多いそうなので、
金大のコミュニュティに属していた作者ゆえに、石川県方言や金沢カレーの誤解が生じた気がします。

石川県を舞台にしたアニメとして有名なのは「花咲くいろは」。
それと石川県に類似した方言を使う富山県を舞台とした「クロムクロ」のように
あんまり変に方言や地方文化を絡めすぎずに作った方が良いと思います。
岐阜県飛騨地方を舞台とした作品に「氷菓」や「ひぐらしのなく頃に」がありますが、あんなふうな作りで良いと思いますね。

追加
金沢カレーの件ですが、金沢カレー専門店から「計り売り」を購入してくる手がありました。
調べてみると作品の舞台の大阪にも金沢カレー専門店がありました。
それと「ヤフーショッピング」を調べると「ゴーゴーカレー」「チャンピオンカレー」などがレトルト形式で通販しているようです。
あいちゃんの作った絶品金沢カレーは計り売りや通販などで入手した金沢カレーに具を加えるなどの自分なりの工夫を加えて作ったと思われます。
ただし石川県内でも家で金沢カレーを食べる時に四話で描かれていたように、わざわざフォークを使ったりはしませんけどね。勿論、金属製の皿も使いませんし、キャベツを微塵切りにして乗せたりもしません。
普通の皿で普通にスプーンで食べます。

そもそも、金沢カレーはあくまでB級グルメであって伝統的郷土料理ではなく、金沢でも知らない人、食べた事の無い人の方が多いと思います。
ただ、大学生の間では非常に人気があるようです。大学生の間では昼も夜も金沢カレーという人もいるようで、金沢カレー専門店の混雑時間は大学生くらいの年代の若い人たちでびっしりです。
要するにこの作品のあいちゃんの言葉は「金沢弁」ならぬ関西からやってきた学生たちによる金沢弁と関西弁がミックスされた「金沢大学弁」であり、
金沢カレーの誤解は「金沢の大学生の食生活」から着ているようです。

* 金沢カレーの話しばかりしてしまいましたが、作品についても少し考察しまが、
三話で将棋初めて三か月の小学生女子が二枚落ちで七段のプロに勝つというのはちょっと無理があります。
続いて最強の女流棋士の銀子にも飛香落ち対局で優勢にすすめます。むしろこっちのほうはある程度、納得がいきます。
この時の八一の「優勢ですよ」という発言はあくまで駒落ちのハンディを加味してのものでしょう。
確かに大きな駒落ち将棋の場合は理論的には正しく指せば必ず勝てるものですから。
それから銀子が逆転したという事でしょうね。
銀子との対局はいろいろ言われてますが「もしや、勝つのでは?」くらいならありでしょう。

*2 「竜王は本当に最高の位か?」
今でも本音としては「名人」が最高の位と考えている人は多いですね。
昔、こんな話しがあります。王位戦だったかで、まだ六大タイトル制だった時期に羽生と米長にこんなインタビューがされました。
「もしも名人位か他の五冠かどちらが与えられるとしたら、どちらを貰いますか?」
羽生は「そりゃ、他の五冠でしょう」と軽い口調で微笑みを浮かべながら答えましたが、
米長は「言うまでもない事、名人」と重々しく答えたそうです。
それだけ、名人は重いタイトルなわけです。
名人位の歴史はなんと西暦にして1612年まで遡りますが、1935年の「実力制名人」が始まる以前までは江戸時代は世襲制、明治以降は名誉称号でした。
それに1948年の「全日本選手権戦(九段戦のちの十段戦の母体、広義では竜王戦の起源と言えなくもない)」、
1950年の「王将戦」などの諸タイトルが続いたわけです。

ちなみに竜王位が最高のタイトルという取り決めになったいきさつは、
読売新聞社が「十段戦を廃止し新たに最高賞金を設定した新タイトル竜王戦を始めるので、最高賞金なのだから、最大権威という扱いにして欲しい」と日本将棋連盟に訴えたので、
将棋人口の減少などから収入獲得の点でスポンサーが大切だった、日本将棋連盟がOKしたわけです。

なお、現代の位置付けでは事実上、「竜王と名人は同格」と言われています。
また名人戦に関しては「最も歴史が長く格式がある」とか言われています。

wikiからの引用ですが・・・
>竜王戦は棋戦として序列1位であるが、竜王在位者と名人在位者の序列はタイトル保持数が多い棋士が上位となり、同じ保持数の場合は棋士番号が小さい方(プロ入りが早い方)を上位とすることになっている[注 3]。なお、1名が竜王と名人を独占した場合は、「竜王・名人」と呼ばれる。これは、竜王戦は賞金が最も高額だが、名人位は他のタイトルと比べ圧倒的に歴史が長く権威があり、竜王と名人の序列をつけにくいためと考えられる。(中略)
なお、竜王および名人は将棋界の代表として、アマチュア段位の免状への署名等、対局以外の多くの業務を課せられる。

という事です。
しかし、作品的に言えば、名人は獲得するのにC2→C1→B2→B1→Aと順位戦を駆け上がりA級順位戦で最高成績をおさめると名人に挑戦できるシステムなので、獲得するまでプロ入りしてから最低、五年はかかるわけです。
それに対して竜王戦は竜王戦の予選は1組から6組までに分かれたリーグ(ただし下位リーグからの進出者には不利な構成だが)の優秀成績者のトーナメント戦で始まるので、最も低いリーグの6組の棋士でも
トーナメントに勝ちあがって竜王タイトル戦に挑戦でき竜王に勝てば竜王のタイトルを得られるシステムになっています。
つまり「17歳の名人」は事実上、無理ですが「17歳の竜王」はありえるわけです。

*3 「地獄の三段リーグ」について
このシステムについても説明しておきます(でも、今のアニメではあまり関係ない話しですがのちの銀子などの関門になります)、
女流棋士ではなくプロ将棋棋士になるには奨励会を抜けて四段にならなくてはいけません。
しかし、その最大の関門として立ち塞がるのが「三段リーグ」です。
奨励会三段にもなり、もうプロ棋士も同然の棋力を身に着けた棋士たちがここに数十人在籍していて、
彼らが半年に一度行われるリーグ戦を行い一位と二位の成績をおさめた者のみが四段になれるシステムで、まさに地獄です。
しかも25歳になったら退会しなくてはいけないという厳しい規定もあります。
一位と二位の棋士だけがプロ棋士になれるというのはあまりにキツいシステムで、多くの才能ある棋士たちがここで涙を呑んで退会していきます。
あんまり厳しいので「次点(三位)を二回取った三段棋士はフリークラスに編入できる」という救済措置もできましたが、やはり厳しいのには変わりはありません。

なぜ、こんなきついシステムになっているのかというと、「将棋プロ棋士があまりに増えると食っていけなくなるから人数制限している」に、他なりません。
医者とか弁護士のように「その職にふさわしい技能」を身に付ければ人数無制限でなれるというわけではないのです。
ちなみに奨励会三段の女性は二人居ます。一人は里見女流五冠(残念ながら一度も三段リーグで勝ち越す事も出来ず年齢制限で退会しました)、もう一人は女流棋士ではなく奨励会に専念している西山朋佳三段という女性の将棋棋士です。
西山三段は三段になった当時、三段リーグで六位だったかを取り騒がれ、その後も何度か勝ち越したりしましたが、
今はちょっと負け越しが続き、厳しいようですが、年齢制限いっぱいまではあきらめないそうです。

*作品と関係が薄い、いろいろ話しの長文を書き連ねてごめんなさいです。作品鑑賞の参考にしてください。

駄文 金沢では今は死ぬほどの大雪です。
綺麗に除雪した状態からでも、たった一晩で車の窓ガラスの半分に達する程の雪が降り、まず除雪しないと、ドアすら開けられない状態です。
しかも、そんな積雪が夜も昼も続いていて天気予報によると、だいぶ先まで続くのだから、ウンザリです。
「断続的な大雪」ならぬ「連続的な大雪」です・
仕事に行けない人やあちこちで車が雪にハマって動けなくなっている状態です。
融雪装置のない脇道は除雪用の雪上車やキャタピラの重機以外はほとんど動けない状態です。

*最後まで見ました。お話しとしては面白かったです。
最後の方は方言も出なくなってましたね。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 49
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ろりろりん♪

あいくるしい女子小学生が出てくる将棋アニメ。

将棋部分はガチだが、将棋の知識が無い人でも気軽に楽しめるような作りになっていた。
ちょっと違うけど、イメージとしては『ロウきゅーぶ!』に近いかも。


\小 学 生 は 最 高 だ ぜ !/


さらに、登場人物に、実在する棋士の要素を入れていたり、
シナリオに、将棋界で実際にあったエピソードを織り混ぜていたり、
対局では、プロの実戦で現れたことのある展開が使われていたりと、
将棋ファンに向けた楽しみもきちんと用意されているので私もニッコリ。

私は以前、新潟から東京の将棋会館へ足を運んでいたほどには将棋バカで、
自宅の本棚にも、何十冊もの戦術本が並んでいる。

オタク特有の自分語りになるが、私の語彙は、それらの将棋本による影響をかなり受けていると思われ、
友人や先生から「可笑しい表現」を指摘されることもしばしば。
自分ではよくわからないけれど、あにこれでレビューを書く際にも、もしかしたらその癖が若干入っているかもしれない。



以下、知っているとドヤ顔できる(かもしれない)将棋界の小話など
↓↓↓
{netabare}
【「詰め将棋」について】
{netabare}
作中でも説明されているように、「詰め将棋」とは、将棋の基礎的な特訓である。
多くの「詰め将棋」を解いて暗記することで、
放っておくと王様が確実に詰まされてしまう状態["詰めろ"]にいち早く気付くことができるようになる。

勝てそうな場面なのに、詰まし切れずに逆転されてしまったり、相手のヤバイ攻めをうっかり放置してしまったせいで"頓死"したり…なんてことが減って、
逆に負けそうな場面では、相手をワンチャン"頓死"させるバリエーションが増える。
要するに、勝利の可能性が格段に広がるわけだ。

おそらくほとんどの日本人が知っているであろう有名な若きプロ棋士、藤井聡太さんは、
普通にプロ棋士も参加しているような大規模な「詰め将棋大会」で、なんと小学6年生の時に優勝している。

その藤井さんが、今なお快進撃を続けていることからもわかるように、
「詰め将棋」能力とは、定められた時間制限の中で闘う将棋対局において、とても大切な力なのである。


竜王タイトル所持者である「八一」に匹敵するほどの「詰め将棋」能力を持った「あい」ちゃんが、具体的にどうヤバイのか、

…おわかりいただけただろうか。{/netabare}



【人間の棋力と「将棋ソフト」について】
{netabare}
私が言うまでもなく、"物事を吸収する力"というのは、年齢が若いときほど大きく、
大人よりも高校生が、高校生よりも小学生が、小学生よりも幼稚園児の方が、成長スピードは速い。

高校3年生から将棋を学び始めたという「桂香」が、棋力に伸び悩んでいたのも至極当然のことで、
強い棋士というのは、幼少の頃から将棋に浸かっていた人が大半を締めているのだ。

八一闇落ち回で、八一が銀子に「奨励会員ごときが~」みたいな暴言を吐いてしまうシーンがあったが、
「奨励会員」というだけで、一般人とは次元が違うレベルの強さだし、
「奨励会」の下部組織に相当する「研修会」に入るだけでも、人生を懸けるだけの覚悟が必要となる。

そんな人たちの中で、最終的に結果を出すことのできた桂香のエピソードは、その努力量を想像すると感動せざるを得なかった。
これ、原作ラノベで読んだら号泣しそう。


話は変わるが、藤井聡太さんの強さの根幹は、幼い頃からの、将棋の学習方法にあると云われている。

それは、「将棋ソフト」を使った戦術研究である。

《人類と最強CPU、どっちが強い?》
なんてテーマの企画は、誰もが一度は聞いたことのあるものだと思うが、
CPUの性能は年々着実に成長していき、
数年前、「将棋ソフト」の棋力は、プロ棋士のそれを遥かに上回っていることが結論付けられた。

「最強CPU」は、腕自慢棋士の挑戦相手なんかではなく、今や現代将棋を塗り替えていくもの、
"人類が学ばせていただくためのコンテンツ"となったのだ。

人類が長年の研究により築き上げてきた戦術を無情にも覆していく「将棋ソフト」。
一手一手が好手なのか悪手なのか、ある場面での最善手は何だったのか、敗着はどの手だったのか、
これまで将棋の研究をしていく中で、いくら人間が考えてもはっきりとしなかった場面の形勢を、数値として親切に教えてくれる「将棋ソフト」。

もう、神様、仏様、ソフト様って感じ。

そして、そんなに頭の良い「将棋ソフト」が台頭し始めたのは、ほんの数年前のことである。
もちろん、それは、パソコンさえあれば誰でも自由に利用できるものなのだが、
現役のプロ棋士の幼少期には、そんな便利システムは存在しなかった。

それに対して藤井さんは、十代前半のフレッシュな脳で、「将棋ソフト」を使った濃密で非常に効率的な学習法によって、将棋の知識を取り込んできたというわけだ。

「大のベテランたちが、新人にやられ続けて情けない。」
とかいっても仕方がないのである。

だからといって、
「環境とタイミングに恵まれた藤井さんはズルい!強くて当たり前じゃん!」
というのも理不尽な話だが、
実際のところ、藤井さんの快進撃はこれからも続くだろうし、
そんな藤井さんを越えうる棋士が現れるとしたら、それは藤井さんよりも若い世代でしかありえないだろうな、というのが、私の考えである。

まあ、藤井さんがズルいっていうよりかは、ソフトがチートすぎる。こんなんチーターや!


チートすぎる「将棋ソフト」だが、それゆえに問題も抱えている。
レーティング性のネット将棋アプリなどで、ソフトに最善手を教えてもらいながら対局をするという《ソフト指し問題》だ。

リアルで向かい合って対局をする棋士には関係無いことなのだが、
私のように、スマホやタブレット、PCなどでネット将棋を楽しんでいるアマチュアの間で、そんなしょうもない行為が横行している。
(とはいえ、大体は指し手の時間間隔と手順のキモさで簡単にバレるから、即刻通報されて垢BANされる。)

「ソフト指し」、やられるとマジで勝てないから止めてほしい…。{/netabare}



【将棋対局における「棋譜」について】
{netabare}
この作品の対局は、元となる対局が存在しているのにも関わらず、盤上がほんの一部しか映らないなあと感じた人もいると思う。放送当時は、
「にわか作者」
「手抜き」
「もっと具体的な手順を見て戦術を勉強したかった!」
といった、辛辣な意見もあった。

これについて触れていこう。

「作者がにわかだから対局を鮮明に再現できない」ってのに関しては、この作品創作に日本将棋連盟の協力があることから的外れ。

あとの2つに関しては、そもそも、
「この作品の本質はソコじゃない。」
といってしまえばそれまでなのだが、もうひとつ大きな理由が考えられる。

それは、近年の将棋界で問題とされている、
《棋譜の著作権問題》だ。
これには、将棋連盟も頭を抱えているようである。


事の始まりは、とある将棋系人気YouTuberが、
とある棋戦(公式大会)で行われている対局の棋譜を、リアルタイムで並べて検討する、
という内容の配信をしていた時のこと。

その大会を運営?する会社がその配信者に、
「権利侵害」と、Twitterで警告をした。

ネットニュースになるくらいには大事になったが、実際に事件にはなっておらず、
配信者がその配信を止め、無難に謝罪するような形で、その出来事は解決した。
しかし、ここで大きな疑問が生まれる。

《何の権利が侵害されている?》

映像の二次配信をしていたのであれば明確な著作権違反であるが、本件では、放送番組そのものの映像や音声は流れていない。
ただ配信者が自らのPCを使って、駒を並べていたにすぎないのである。(※ただし、視聴者が吸いとられるので公式に"迷惑"はかかる。)

しかし、某社は配信者に、「権利侵害」と伝えた。

これまで、
《ボードゲームの棋譜に著作権は無い》
というのが通説であったのだが、
判例が無い以上、誰かが裁判を起こして確認するか、日本将棋連盟からの太鼓判を待つしかない。

どこまでが大丈夫で、どこからがアウトなのか、結局誰も回答を出せなかったから、
その出来事をきっかけとして、多くの配信者(やその視聴者)は、
公式戦の解説動画や、検証動画などで用いる棋譜について、非常にセンシティブに取り扱うようになった。


だから、本当にあった対局が用いられている『りゅうおうのおしごと』でも、
盤上を長時間映し続けることは、敏感な視聴者から批判の声を浴びるリスクがあるのだ。{/netabare}{/netabare}



最後に、この言葉を残してレビューを締め括りたいと思う。

{netabare}
姉 弟 子 L O V E ♥️{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 40

73.3 7 ツンデレで嫉妬なアニメランキング7位
星空へ架かる橋(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1069)
6347人が棚に入れました
病気がちな弟・歩の転地療養に付き合う形で山比古町に引っ越した主人公・星野一馬。しかし、町の学園「山比古南学園」への転入初日に道に迷ってしまった一馬は偶然同じ学園にかよう中津川初と出会い学園まで案内してもらうことに。しかし初が進むのは道なき道。足を取られた一馬は誤って初を押し倒し、あまつさえキスまでしてしまう。それを初の親友、日向伊吹に見られてしまったことにより一馬の生活は波乱万丈のスタートを切ることになったのだった。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、中村繪里子、青葉りんご、たかはし智秋、大久保藍子、吉田真弓、清水愛、門脇舞以、河原木志穂、羽多野渉、大橋歩夕

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロゲ・ギャルゲ原作のアニメについて考えさせられた作品です(・・。)ん?

■エロゲ・ギャルゲ原作の王道アニメとは \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
ゲームだと複数のエンディングに向けてそこに辿り着くまでのルートが複数存在しますよねー。
ゲーム中の複数のヒロインと主人公(自分)が好感度(親密度)を上げながら最終的に一人のヒロインと
エンディングを迎えるわけですよねー。っで!
アニメ化しようとすると、大きく分けて3パターンに分けられると思うのです!!
 
①メインヒロインの最良ルートの作品をアニメ化して、サブヒロインルートは一切無しor特典シナリ
 オorスピンオフ作品とする方法。
②メインヒロインの最良ルートの中にサブキャラ毎のショートストーリーを埋め込み一つの作品とし
 てアニメ化する方法。
③全てのルートを並列の時系列で分けて一つの作品としてアニメ化する方法。
 
もちろん上記に当てはまらない作品もあるとは思いますが、「星空へ架かる橋」にいたっては、パタ
ーン②がドンピシャだと思うのですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の評価できるところ(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
シナリオ構成はいたって普通だと思います。
各キャラの紹介から始まり、サブキャラとのショートストーリー中盤を盛り上げて、メインキャラと
の感動的なエンディングへまっしぐらって感じです♪
作画的には良かったと思います♪
岐阜県可児郡御嵩町の自然豊かな風景を忠実に再現していて、温かいタッチで描かれているのです♪
さすがに女の子のレベルは問題なく合格点です♪弟の歩くんの可愛さは反則ぎみでしたけどね!!
 
エロゲ原作とは言いつつも、そんなにエロ描写は無く、ちょっとエッチなカメラアングルとか、多少
のパンチラがある程度なのでまったく気になりませんでしたよ♪
 
なんと言っても、主人公の星野 一馬(hoshino kazuma)がかなり好青年で一番高評価でした♪
ハーレム設定ではサブヒロインとのショートストーリーでありがちな、過剰な優しさで相手を勘違い
させてあられもない方向へ展開していくパターンが多いのですが・・・(゙ `-´)/ コラッ!!、そうなる前に
しっかり一線を引ける潔さが気持ちよかったですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の残念だったところ…c(゚^ ゚ ;)ウーン
やっぱり無難に仕上げた感じは否めませんね。
個性が無い為、満足感は得られるのですが、もう一回観たいという気持ちにはならない感じです。
せっかくアニメ化するのであれば、シナリオ・演出・作画等々何か光るものを見せて欲しかった気が
します。
 
■総評
はっきり言って先が読める展開なのでよく言えば安心して観れるのでしょうね。
最後はちょこっと感動しちゃいました(>o<")
でも、もっと制作意欲を見せて欲しかった作品です、内容が薄いのですぐに忘れてしまいそうな気が
してならないのです!
同様なシナリオ構成の「Kanon」と比べると良くわかりますよね><
なので、個人的には楽しめる作品ですけど、人に勧めるなら他の作品を薦めるといった感じですね♪
 
2011.07.23・第一の手記

投稿 : 2024/07/06
♥ : 43

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

たまにこのようなアニメが観たくなる

18禁ゲーム原作のこの作品
プラスの意味でもマイナスの意味でも
まさにエロゲ原作アニメそのものでした
(特に定義はないが)

主人公の周りには可愛い女の子たちがたくさんの
ラブコメハーレム作品です

あくまで印象としてですが、
『ましろ色シンフォニー』や『あかね色に染まる坂』
に少し近いかと思われます
この2作はエロゲ原作アニメのなかで個人的に気に入ってる作品です
比べるのはどうかとは思いますが、
本作である『星空へ架かる橋』はこの2作には少し及ばなかった印象です


まず、話の展開が読めすぎて退屈感が時としてあること
これは私の価値観ではあるのですが、
アニメを観ることにおいてとても重要です
ギャグなどで「そう来たか」はあっても
ストーリー上では「やっぱりか」となってしまいました
もう少し意外性が欲しかったところです


次に、ヒロインたちと主人公の関係性
これもどうでしょうか
たしかにたった12話という短い尺のなか、
主人公とヒロインの恋愛関係、又はそこに至った経緯
を完璧にするのは難しいと思います
てか無理です
ですが、本作はそれを考慮してでも残念のように思えました
ネタバレは控えたいのであまり詳しくは。。
なのですが、とにかく少し足りなかった感が残ります

ストーリー上では、要らない話とかもあったので
そこを削ってでも主人公とヒロインたちの関係を
もっと描くべきだったと個人的には思います


と、少し批判的に述べさせて頂いたのですが、
ここからは良かった点を挙げていきたいと思います


まず、キャラの可愛さ/作画(主にキャラデザ)
ハーレム作品において、可愛さは大事ですよね
キャラデザがとても良く、癒されました
純粋少女にツンデレ、癒し系、元気系などなど
きっとあなたも好みの女の子が見つかるはずです

ちなみに私はツンデレの伊吹が好みです
好みというかかなりのお気に入り
彼女に出会えただけで観た価値はあったかと思うレベルです


次に、音楽面
(正直、悪い点で音楽を挙げることはまずない)
OPがけっこう好きです
のみこさんの歌声ももちろんですが、
それと同時にメロディラインにハマりました
素敵な曲です


このように良い点、悪い点が同じくらいの割合です
悪い点と言っても、少し残念といった形ですが。

なので、どちらかと言えば好印象な作品ですね
雰囲気が明るくて観てて気持ち良さがありました
気楽に観れるのでオススメです

私はたまに意味もなく、
このようなラブコメハーレムが観たくなるのです
ですので、これと似た作品があれば教えてくださいまし

投稿 : 2024/07/06
♥ : 32

しんさま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

最終話で鳥肌、別の意味で。

【全話観賞終了】
鈍感系ハーレム中身からっぽアニメとしか言いようがない。
キャラデザインだけは可愛いと思うよ、それは認める。

ツンデレからクールビューティー、男が苦手な少女まで、
登場するガールズが片っ端から主人公を好きになる。
そしてお約束通り主人公は超鈍感。ちょっとは空気読め。


最初から最後まで意外な展開は何もなかった。
からっぽもからっぽ、中身なんて何もない。
この作品の特色は何でしょね、と聞かれたならば
「ベタなハーレムなのに可愛い弟が紛れ込んでいる」
くらいにしかお答えできない。

あ、意外な展開という表現は少し違うけど…
これといった個性のない、髪がピンクなだけの魅力なし子を
最終的に選んでしまう主人公の嗜好(思考)回路は理解不能。


しかしつまんねーなーと、ボケーっと流し見していたら
最後の最後の最後の最後で、なんと鳥肌が立ってしまった。
最終話のクライマックスとして作られたであろうシーンの
あまりの寒さに鳥肌がスタンドアップしてしまったのだ。

なんかもう見ていられないほどの寒さ。
そしてそのシーンで感動しろよと言わんばかりに、
突如として流される主題歌。いい加減にしろ。

このアニメを繰り返し見たいと思う人がいるならば、
中途半端なエロシーン目当てか、よほどのベタ展開好きか
自分に罰を与えるのが好きな自虐マニアくらいではないか。

申し訳ないけど、あまりのストーリーの酷さのせいで
否定的な感想しか出てこない。



【第2話まで観賞】
親と離れて兄弟だけで田舎に転校

着いた駅から住居までの道のりで軽く迷う

謎の少女と出会って軽いエロイベント

謎の少女の友達に現場を見つかって咎められる

翌日、転校先の学校で謎の少女と偶然にも同じクラスに

友人「あーーーーっ!昨日の変態男!!!」


第2話まで見て、意外な展開がまったくない。
これが既視感?デジャヴ?

これからの展開のスパイスになってきそうな要素といえば
「かわいい弟」「ヒロインの過去の記憶」あたりか。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

70.0 8 ツンデレで嫉妬なアニメランキング8位
イジらないで、長瀞さん(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (325)
966人が棚に入れました
「後輩の女子に泣かされた……!!」ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、スーパー“ドS"な後輩に目をつけられた!先輩を、イジって、ナジって、はしゃぐ彼女の名前は──『長瀞さん』!憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女"の物語。

声優・キャラクター
上坂すみれ、山下大輝、小松未可子、鈴木愛奈、井澤詩織
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

結局 今期で一番面白い?言い過ぎかもしれませんが。

 大げさかもしれませんが、今期、終わってみれば一番面白いかもしれません。初めが良くて後が尻つぼみのアニメが多い中、尻上がりに良くなっていきましたね。
 テーマがぶれているともいえますが、長瀞さんがどんどん可愛くなっている、ということです。
 ひょっとしたら、だから良かったのかもしれません。つまり、イジメ→ツン→デレをそのまんまやったということです。最後にちゃんと気持ちが良くなるアニメです。見終わったあとの爽快感と満足感があるのは重要ですよね。1話のストレスがあったからこそ、ともいえます。

 逆にいえば、ここから先が見たいんですけどね。長瀞さんのキャラ造形も、類似性の指摘もありますが、時代が萌え一辺倒ではなくなってきたということでしょう。オリジナリティがちゃんとあると思います。

 水着の日焼けのあとの作画に徹底的にこだわったのは、クリエーター側の意気込みを感じます。対して主人公の適当なこと。つまり女子の作画に制作側の気合いが感じられるということです。

 確かに愛があった気がします。


以下 視聴中のレビューです。ネタバレで折りたたんでおきます。

{netabare}  第1話は正直不快です。どう考えても極めて悪質なイジメにしか見えません。主人公側からの心理なら立ち直れないでしょう。
 そのあとどんなデレられても、心を許せないのでは?と思うレベルです。

 また、長瀞がなぜ主人公を気に入ったのかがわかりません。あれってマンガに感心して気に入ったってことなんですか、本気でマンガ描いてるからとまあ、解釈できなくはないですが、本気で何かに打ち込んでいる人はクラスにいくらでもいるでしょうし…
 1話の段階でこの前提がないと、長瀞の態度は不自然ですので…どうなんですかね。すくなくとも2度ほど、しかも何度かそれっぽい場面をリピートして見ましたが読み取れません。初対面、ですよね。違うんですかね。

 いじっているうちに、おもちゃとして気に入ったってことでしょうか?マウント取れるから?そうなら最悪ですよね。

 まあ、そうはいってもこの話でそういう悪意がないことはわかります。いや、悪意だとしても、ヒロインのドSがテーマで主人公がこの関係性で満足ということでもいいんですけど、でも、一度引っかかってしまうと、1話切りされてもしかたないだろうなあ、という感じです。

 ただ、その後の展開はなんとなく見聞きしていたので、4話までは見ました。ビッチ系の女の子に惚れられて、ちょっとドキドキするようなラッキースケベシーンとか、長瀞さんのデレを楽しむ分には、面白いです。作画も決して低いレベルはありませんし、OPとかはかなりいい作画でした。

 むしろ、あらすじを調べて3話、4話を見てから、1話に戻ったほうが受け入れられるかもしれません。

 なお、石鹸の洗いっこのシーンを見るかぎり長瀞って本当に経験が…って見えますよね。そこまで意識してあのシーンを入れたなら大したものです。そういえば、主人公の下腹部の上に馬乗りになってたりもしました。今後の展開が楽しみですが、少年漫画ならないか。


6話見ました。

 初めからもうちょっとこのチューニングでやっていれば見やすかったのに、と思います。
 1話のコンセプトでいくなら、ドエロ展開NTRとか。
 この話の展開だと、1話を面白いと思った人は離れていくだろうし、1話のイジメがきつくて離れた人もいるでしょう。
 いずれにせよ、コメディとしては、面白くなってきたので、明らかに1,2話で損している気がします。
(6話の前半はもうちょっと短くてもよかったですね)

8話までみました。
 いや、長瀞さんデレすぎでしょう。純情になっちゃってるし。他の女子も含めてハーレム化してるし…毎週1話見てる分には面白いのでいいんですけど、一気見の場合どう感じるか、でしょうね。

10話みました。
 単純にエロ可愛いツンデレの年下の女の子とイチャイチャしてるとか、普通にうらやましいんですけど。
 そして先輩登場。いいですね。対立軸。面白くなってきました。
 1話のチューニングがもうちょっとうまくやっていれば、かなり人気でたのでは?{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

イジめないでよ長瀞さん、に見えちゃうのが損

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
イケてない男子学生が、イケてる女子高生の後輩からイジられまくる、学園ラブコメ。

系統としては、「からかい上手の高木さん」や「宇崎ちゃんは遊びたい」に近いです。

レビューでは、その2作品と比較しての、やや酷評となります。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで)】
{netabare}
イジりとイジメの違いは、そこに愛があるかと言われるが、そんな曖昧なもので判断するのは、如何なものと思っている。

私は、イジメは一方通行で、イジりは双方向と考えている。つまり、イジられる側が逆転することがあるか。そういう信頼関係のある二人の間で行われる行為か。

本作は「いじらないでよ」と銘打ち、「可愛い女子にいじられるんだから幸せだろ?」という作風だけど、なんか、「ドS女子にイジメられる、弱い男子」って感じがして、観ていて痛々しかった。

似た設定の「宇崎ちゃんは遊びたい」は、男の側にも攻撃権があったし、宇崎が先輩に惚れるだけのバックグラウンドもあって、宇崎には「憎めない可愛さ」があったけど、本作にはそれが感じられなかった。

また、同じく似た設定の「からかい上手の高木さん」は、高木さんが可愛いのは当然として、からかわれる西片の方にも魅力があった。ていうか、高木さん以上に西片が可愛いし(笑) ただ、本作のセンパイは、どうにも可愛いくない。

勿論、話が進んでいけば、長瀞さんがデレていき、可愛さが増していくのだろうことは分かる。意外とウブ、とか、攻められると弱い、とか、センパイを独占したい、とか、そういう展開で萌えさせるのだろう。

また、普通のギャルっぽい見た目と言動(ギャル=ヤンキーとなってない感じ)は良かったし、こういうキャラクターはレアなんで、好きな方もいるだろうと思う。私も別に嫌いじゃない。

本作に関して私は、長瀞さん以上にセンパイの方が好感度が低い。観ててイラッとするし、オタクの自分から見ても流石にキモい。

あと、構成面。

ギャルだろうがオタクだろうが、私は、図書室で騒ぐ奴は嫌いなんですが、まあ、そういう個人的な好みは別にしても、センパイに対して特に好意をもつ要素もエピソードもないままに、泣かせるまでイジるもんだから、「イジメ」に見えてしまう。

なぜ、長瀞さんはセンパイだけをあんなにイジるんだろう? きっと、理由があって、それが明かされると、長瀞さんの好感度も上がるのだろうけど、そこまで観続けようとは思えないかな~。

私的に、ラブコメで3話以内で切るのは珍しいんですが、ここまでですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆1
まず、図書館では静かにしろ、と。ツーピース。う~む。宇崎みたいな感じ? なんか、見ていて痛々しいな。

2話目 ☆3
意外とウブ、ってやりたいのは分かるけどさ。

3話目 ☆


4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あなたの中の何かが目覚める"Sデレ少女"の物語

この作品の原作は未読ですが、メインヒロインの長瀞さんを、すみぺが演じると知り視聴を決めた作品です。
他にも「長瀞フレンズ」の3人組を、みかこし、あいにゃ、しーちゃんが演じられているのも、この作品のポイントかと思います。


「後輩の女子に泣かされた……!!」

ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、
スーパー“ドS”な後輩に目をつけられた!

先輩を、イジって、ナジって、はしゃぐ彼女の名前は──
『長瀞さん』!

憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。
あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女”の物語。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正直、最初見た時、長瀞さんの瞳に唖然としました。
私にMッ気が無いからかもですが、長瀞さんを愛でる部分がまるで分らなかったからです。
特に長瀞さんの瞳は猟奇的とも感じられるほどヤバいと思いました。
長瀞さんのCVがすみぺじゃなかったら、1話切りしていたかもしれません。

毎期それなりの数のアニメを視聴するので、視聴する作品は厳選したいと常々思っています。
だから、この作品は厳選から漏れていてもおかしくありませんでした。
ただし、序盤のみですけれど…

序盤には視聴に苦痛を感じたものの、序盤を過ぎると苦痛を感じなくなりました。
これは苦痛に慣れたのではありません。
明らかな長瀞さんの変化を感じられたから…
しかも、それがこの作品のジャンルである「ラブコメ」路線の王道とも言うべき展開が待っていたからです。

だって、長瀞さんが絡む男の子って、センパイだけなんです。
その他の男の子に対しては極端なまでの塩対応…
それだけじゃありません。

センパイは気が弱く流されやすい面があるので、度々「長瀞フレンズ」の餌食にされそうになるのですが、その時の長瀞さんの言動には微塵も塩っ気なんて感じられませんでしたから…
普段とこの時のギャップには、確かに長瀞さんの可愛らしさが感じられました。

それが物語の進展に伴ってどんどん大きくなっていくのだから堪りません。
私の中では「序盤の展開だけでは決して評価できない作品」という位置付けになりました。
これがあるからアニメはやめられないんですよね^^;

オープニングテーマは、すみぺによる「EASY LOVE」
エンディングテーマは、長瀞さん(すみぺ)、ガモちゃん(みかこし)、ヨッシー(あいにゃ)、桜(しーちゃん)による「カラフル・キャンバス」
すみぺの「EASY LOVE」のC/Wである「ヒミツのトモダチ♡」も個人的には大好きな楽曲でした。

1クール全12話の物語でした。
完走して思うこと…
序盤も含めて、やっぱり長瀞さんは可愛らしい女の子だと思いました。
直ぐ顔を赤らめる純情っぽさも彼女の魅力だと思います。
センパイと長瀞さんの顛末…どうなるんでしょうね。
続編が制作されるなら絶対視聴したいと思える作品でした。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 22

75.3 9 ツンデレで嫉妬なアニメランキング9位
citrus(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (522)
2120人が棚に入れました
ギャルだけど初恋も未経験なjk・柚子は、親が再婚した都合で女子高に編入することに。彼氏ができない!と不満爆発の転校初日、黒髪美人の生徒会長・芽衣と最悪の出会い方をする。さらに、義理の姉妹になった芽衣と同室で生活することに・・・!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、津田美波、藤井ゆきよ、久保ユリカ、井澤詩織、葉山いくみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

純情ギャル×黒髪生徒会長=×××

この作品の原作は未読です。
原作の掲載誌は「コミック百合姫」で、これまで「ゆるゆり」「犬神さんと猫山さん」「捏造トラップ-NTR-」などを輩出してきた雑誌です。
2018年春アニメで放送が予定されている「立花館To Lieあんぐる」もこの雑誌からの作品になります。

そしてこの物語の主役を演じるお二人…あやちと津田美波さんの組み合わせは今回が初めてではありません。
二人が主役若しくは準主役で活躍する作品…私の知る限り「モモキュンソード」「おくさまが生徒会長!」に続き、これが3作目になると思います。

あくまで個人的な私見ですが、この作品の様に女性同士が対峙する…というシチュエーションにお二人の声質が合っているから、集まるべくして集まったんだと思います。
コロコロ転がるようなあやちの声質と、津田さん演じるキャラの声質は水と油の様に共通点が見出せません。
だからこそ、この作品の様にキャラの心情を重視される作品には欠かせないんだと思います。
スタート地点はバラバラ…向かっている方向すら根本から異なる二人…
天と地ほどの差を表現するのに、声質は欠かせないと思うんです。

この物語の主人公は高校1年生の藍原柚子…母親が再婚して藍原性を名乗るようになった今どきのギャル風な容姿が特徴の女の子です。
母親の再婚に伴い、住むところも学校も変わった柚子でしたが、気合いを入れて身なりを整えて登校した彼女に待っていたのは、全身校則違反という洗礼…その学校は校則の厳しいお嬢様学校だったんです。

そんな彼女の前に現れたのが1年生なのに生徒会長を務めている藍原芽衣…
黒髪ロングの美人さんで清楚な出で立ちは柚子とまるで真逆…
何もかもが違う二人…ですが、親同士が再婚して義理の姉妹になった二人だったんです。

お互い「その他大勢」から身内としての「ただ一人の存在」に昇華した二人…
柚子のお節介なまでの優しさと、芽衣の凜とした言動を慕う存在を巻き込みながら柚子と芽衣の物語が動き出すのです。

言葉にするだけで良いのに…
一人の視聴者の立場というだけなら、きっとこの思いは払拭できないと思います。
きっと「その他大勢」同士の立場だったら、悩むことも苦しむことも無かったと思います。

でも、お互いの距離が近すぎると逆に言えない事もあるんですよね…
まぁ、二人の場合は各々を構成する人格が凝り固まっていたので、余計に事がややこしくなった点も否めませんけれど…。

だから二人を見ていると駆け引き…にすら行き着いていない事に気付きます。
自分と相手の立ち位置を理解して、次の一手を模索するのが駆け引きとするなら、二人ともお互い自分の事だけで精一杯なんですもん…

でも、そんなになってしまうのも理解できます。
これまで自分が経験したことの無い感情のコントロール…決して易しくはありませんから…
それに自分の領域の境界が曖昧だから境界線上でのせめぎ合いもできない…
人は知らない事に対して臆病になる…当然の事だと思います。

この堂々巡り…
これではいつまで経ってもお互いが噛み合う事はありません。
でも、お互いがもう少し歩み寄りながら理解し合う選択肢は絶対あったと思うのですが、これはだいぶお預けを食った気がします。

だから井澤さんや金元さんといった外乱には正直ちょっと期待しちゃいました。
何故なら直ぐに展開が膠着状態になるからです。
その原因は芽衣の言動だった訳ですが、振り返ってみると彼女の鉄壁の防御こそが彼女自身の最大の魅力だったのかもしれません。

だって、何人たりとも侵入することのできない彼女の絶対領域を守っているのですから…
逆に考えると、彼女の鉄壁の防御は彼女が心を許した人しか掻い潜る事が出来ない類のモノなんです。
それって特別以外のナニモノでもありませんよね。
彼女の燃え上がるような情熱…それに触れられるのは本当に特別な人だけ…
柚子と芽衣の気持ちはどこに向かっていくのか…届ける事ができるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、nano.RIPEさんの「アザレア」
エンディングテーマは、Mia REGINAさんの「Dear Teardrop」
nano.RIPEさんの曲は相変わらず痺れる曲ですね…
格好良過ぎて鳥肌モノでしたよ。
もちろん、カラオケでもチャレンジ済です。

1クール12話に物語でした。
感想して振り返ってみると、やはり私はあやちと津田さんの組み合わせが根本的に好きみたいです。
これからもお二人の共演を楽しみにしています。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 22
ネタバレ

一言 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ストーリー展開とキャラの描写がダメ

一言で言えば、キャラクターの考えてることが理解できないアニメ。


タイトル通り、ストーリー展開とキャラ描写のことは後程記載するとして。
きらら系の女の子が仲良くしてるゆるい百合が好き…くらいなライトな百合好きオタクには濃厚すぎるかもしれない。
百合というよりガチレズ、そんなアニメです。


しかしレズ依然に展開が無理やり過ぎてギャグアニメと化してたり、ただ単にエロ描写を描きたいだけのストーリー展開がめちゃくちゃなアニメだった。


※ここからはこの作品に対する愚痴のようなもので、オタク特有の早口な作品に対する批判()なのであまり推奨しません。
{netabare}
例えばゆず。
メイにキスしたいだの、告白したいだの、レズ漫画買うだの、女のメイが好きなことを自覚したうえでの行動だったくせに、いきなり最終話間近で「やっぱり姉妹のスキンシップとしてはやりすぎだと思うんだ…」とか今更すぎて…。

もっと早い段階でぶつかる問題では…?
もはやこのタイミングでこんなこと言うの意味がわからなさすぎる……。自分からいろいろとメイに積極的に関わろうとしてたくせにここでそれ言うか?

女同士はおかしいからやめようという葛藤を描くなら、もっと序盤ですべき。
{/netabare}

話の持って行き方が唐突で、キャラクターの考えてることが意味不明になっている…。

{netabare}
メイも、ビッチ生徒会長を描きたかったんだろうけど、初っ端からゆずにキスしまくったり、ことあるごとにちょっかいかけている理由がほしい…。
最後の最後までゆずをいつ好きになったのか理由がなかった…。
{/netabare}

描写がたりてないと思う。感情移入できないどころか何考えてどうしてそんな行動を取るのか理解できないからもやもやしてしまう。

{netabare}
あと双子姉妹も登場した意味なかったな…。
修学旅行回は特に謎。
双子姉はただふりまわされただけだった。
メイはなぜクリスマスに拒否られただけで、ゆずをあそこまで完全拒絶したのか、しかもすんなり双子姉と付き合うことを承諾したのか謎すぎる。

クリスマス回といえば、そもそもゆずがメイを受け入れなかったのも意味がわからなかった…。あそこまでメイを求めていたのになぜ今更拒否する?理由がほしい。(序盤なら拒否するのもわかるけど…)

ビッチ中学生もあんなに執着してたのにあっさり改心するからつまらなかったな。
双子の新キャラをいれて意味不明な展開をやるより、ビッチ中学生と人悶着やるのをていねいに描いたほうがよかったのでは。


クリスマスの夜以降、メイがなんであんなに塩対応で、もう話すこともないとか、関わるなとかいってたくせに、最後の最後でころっとゆずの返事をオーケーしたのか、理由付けがないし、まじで意味がわからない。

それに、ほんの一時的に付き合った双子姉と別れることになったとき、あなたを失いたくない…とか言ってたところは本当に意味がわからん。
出逢って間もなさすぎるのにいつそんな重い感情生まれたんだよ…てかゆずにすらそんなこと言わなかったのに……。
{/netabare}


感情移入どころかキャラクターの行動原理が謎だから話としておかしすぎる。
それが気になって仕方がなかった。


ただ、レズなら何でもいいと言う人や、ストーリーの粗探しも含めて楽しめる人ならいいと思う。一話を見て判断してみてはどうでしょう。

ツッコミどころあってニヤニヤするというよりは、鼻で笑う感じ。


ボロクソに書いたんですが、どんなことをやらかしてくれるのかという意味では楽しめたし、ここまで頭のぶっ飛んだレズアニメを見たことがなかったので新感覚な感じで楽しめました。

二期があれば見るとは思う。
やらないと思うけど。
{netabare}
個人的には、はるみんとゆずが絡んでそれをビッチ中学生が掻き回す感じのストーリーのが面白かったんじゃないかなぁと思う。
まあ要するに、ストーリーの展開+メイメイの考えてることが見えにくすぎてもやっとしたんですよね!
{/netabare}


opとED最高に好きです。
あと、竹達のギャル演技、とても良かった。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想
{netabare}マリみてっぽい作品なのかなーと思ってたら、島津由乃似のキャラが出て、それが隠れギャルで…って、そこまではいい。
けどそこから更に、その由乃似キャラが巨乳って設定で…。
くっそwwwww由乃が巨乳ってだけで爆笑してしまった。
その後ユズが由乃の真似をしてスマフォ胸に挟もうとしてストンと落とすのも笑えたけど、巨乳由乃のほうでずっと笑いっぱなしでした。
我ながら自分自身の笑いのツボがようワカラン。

内容の方だけど、良かれと思ってやったことが迷惑になるってネタは好きです(正確にはそれに纏わる葛藤ね)。
ってよりも祥子もといメイが妙に男っぽい気が。
「そのうるさい口をキス塞いでやる」って感じよね。
どこまで本気なんだか現時点では分からないけど…むしろそれでユズが本気になり始めてしまった、って話なんだろうか。

学園長とのゴタゴタの件で一番悪いのは放ったらかしにしてる親父な気がする。
2話で飛行機出てたのでそのうち登場するのかな?
ユズは自分の出来る範囲でよく頑張ってると思うが、いかんせんアウェーが過ぎる。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
↑で懸念してた親父、やっと登場してくれました。
兎に角とっとと登場させて「立ち位置」をしっかりさせてくれないと…理事長とのゴタゴタの件とかの時が顕著だったけど、作家に便利なデウスエクススマキナに使われそうで気が気でなかった。
理事長が都合良く倒れてくれる時点でデウス~もヘッタクレも無いけどね。

そしてやっぱりキャラの思想の根底が妙に男っぽい。
親父は学園を継ぐつもりが無くて、そんな中祖父が倒れて「自分が継がなきゃ」となって業務をこなすとか…男女差別と言われそうだけど、どうにも男っぽい。
それよりも家を継げる優秀な男を婿に迎え入れようとする方のが「らしい」気がして、そう考えると序盤出てた元許嫁って性格はどうあれ経営だかは優秀だったんじゃないの?となり、簡単に婚約解消してしまったのはなんか勿体ないような?
学園存続をとるかアイツ許せねぇをとるか、葛藤するエピが欲しかった…っていうか必要だったんじゃないかな。

前々から思ってたんだけど、これって少女マンガのホモホモしたやつの性別をまるっと入れ替えたものなんじゃないか?っていう印象。
といって自分詳しくないんだけど、風と木の詩とかそんな系…ってかそれ読んだ時は「これ全員中身女性じゃん」と思ったもんですが。
…って、あれ?そうだとすると逆輸入ってよりも元に戻ったってことか?
あれれ、なんか混乱してきた。

で、話戻って親父の件ですが、それまで旅客機がちょくちょく映るシーンがあったのだけど、「実際よく戻ってきてたけど顔合わせ辛いので様子見て帰ってた」ってことの伏線だったと判明。
これは気付かんかったわー。
そしてもう一つ、母親一体何者?どこで知り合った?ってのも謎だったんだけど…6話後半に建設現場の現場監督みたいなことをしてまして。
え、そんな仕事?と一瞬ビビったけど、ああ、母親はかつて海外の学校建築に携わってたってことかな?そこで親父と出会った、みたいな。
合ってるかどうか知らんけどねー。
ちゃんとそういう設定っていうか伏線貼るのであれば、理事長が倒れる時も数話前から最近体調が良くないとか描けなかったのか?と不思議でならない。
見落としでもあるのかのう。


余談
副会長がなにかと蚊帳の外扱いで不憫。
声優は清水愛か?と思ったら久保ユリカでした、全然違うじゃーん!
魔法少女くるみで「バカっぽい演技上手いなー」とチェックしてたつもりだったんだが…こ、これはストパニの影響を引きずってたんだ、そうに違いない。
と思ってたらくるみ並にきゃろ~んとした声の新キャラ登場で「久保ユリカにやらせりゃいいじゃん」と思ったらそっちはヘボット…っていうかナナチの井澤詩織でした。
恥ずかしながら、少女終末旅行でユーリ(久保ユリカ)をナナチの人か?と勘違いしたことがありまして…やっべ、頭混乱してきた。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7

69.4 10 ツンデレで嫉妬なアニメランキング10位
きまぐれオレンジ☆ロード(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (150)
848人が棚に入れました
超能力一家の長男に生まれた春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。超能力が使えるのは家族だけの秘密なので、正体がバレるたびに転校を繰り返していた。ついこの間、くるみが100メートルを3秒で走るという騒ぎを起こしてしまったため、恭介は7度目の転校を余儀なくされてしまった。7度目の転校で引っ越してきた街で、恭介は赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、ひと目惚れする。だが、まどかは学園一のスケバン少女で、男子からも恐れられていた。最初の頃、まどかは恭介のことをあまり相手にしていなかったが、恭介の優しさに触れていくうちに、まどかも恭介に次第に惹かれていく(いわゆるツンデレ状態)。ところが、まどかの妹分である檜山ひかるも、ひょんな事で恭介を好きになってしまう。まどかは、姉という立場で2人を応援するが、3人の関係は奇妙な三角関係に発展してしまうのだった…。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【懐古録】オレンジ☆ロードと私

作品紹介ではなくほぼ自分語りです。

80年代のラブコメといえば必ず挙がるタイトル。
あだち充や高橋留美子は“現代用語の基礎知識”レベルの一般教養だとして、ラブコメの+αを求めるなら女子は少女漫画の豊饒な大地から摂取し、男子は乾いた土地から数少ないものを選ぶか“基礎知識”のみで満足してたと思う。ガキンチョにとって必要なのは「お前はもう死んでいる」か「屁のツッパリはいらんですよ」くらい。思春期で色気づいてもおおむね“基礎知識”の中古本があれば無問題。
小学生だったこともあって正直なところJUMP連載中はむさぼるように読んでた記憶がありません。
漫画『きまぐれオレンジ☆ロード』の印象です。

そんな自分が思春期になって、あれはきっと再放送かなんかだったと思う。ブラウン管(古っ)から聴こえてくるやけに大人びたお姉さんの声とビジュアルをいいなと思ったのが運のツキ。
一時期アニメ雑誌を定期購読してた時がありましてヒロインランキングでも必ず顔を出してたのが鮎川まどかだったと思います。当時“嫁”という概念があったらおそらく自分史上初めてその座に躍り出たのが彼女。南ちゃんや響子さんとは全く違うのだけはわかってるんですけど何が魅力か言語化するのが難しい。なんかそっち行きたいんだけど踏み入れてはいけない大人の領域の象徴みたいな存在でした。


あわせて挿入歌と主題歌のクオリティが高くサントラを持っておりました。
野郎声も悪くないですけどここはやはり和田加奈子さんでしょう。

【OP】鏡の中のアクトレス/中原めいこ
 →「キャンセルの電話に嘘の匂い…」大人っぽいっす

【ED】夏の蜃気楼(ミラージュ)/和田加奈子
 →ザ・オレンジ☆ロードな楽曲。ずっと鮎川まどかのカット

【ED】悲しいハートは燃えている/和田加奈子
 →たぶんこの曲にしっくりきそうな女子高生ヒロイン今の時代いないっす

【挿入歌】サルビアの花のように/和田加奈子
 →アレンジが思いっきり80's

【挿入歌】ジェニーナ/和田加奈子
 →サルビアと同じく作詞が湯川れい子氏。明菜っぽい。せつないっす

【3期ED】もうひとつのイエスタデイ/和田加奈子
 →ルージュの伝言みたいな詞。高校生ですよ

こう挙げてみると高校生にあるまじきアダルティーな楽曲ばかり。そりゃドキドキするわけだ。


キャラに入れ込むとかグッズ(サウンドトラック)欲しくなるとかヲタ気質が具現したのはたぶんこの作品からなんだと思います。加えてスタッフに目配せするのもたぶんここから。
ファイナルファンタジーのシナリオで有名な寺田憲史さんがいるー、とわくわくして、キャラデザの高田明美さんをここで認知して『機動警察パトレイバー』へと流れていった気がします。『エヴァ』で有名な鷺巣詩郎さんですが私にとっては『ふしぎの海のナディア』の人ですね。
あらためてwiki見たら96年の劇場版では京都アニメーションが制作協力していて音楽を梶浦由紀さんが担当してたりちょっと驚きも。
もう一度観たいかと言われると微妙だけど、大事に心にしまっておきたい作品には変わりありません。



■されど時は流るる…

懐かしさも手伝ったのか数年前、『きまぐれオレンジ☆ロード』の単行本を手に取ったことがあった。

 {netabare}たいして面白くもなくて一抹の寂しさみたいなのを覚えましたね{/netabare}

エスパー設定とか妹が双子だったとか骨子部分もすこーんと抜けてる自分に気づく。
30年前というのはそういうことなんでしょう。
それでも不良っぽさとあどけなさの同居した大人びてる少女への憧れと共に、終わりゆく夏の夕暮れの記憶というものは自分の中に根付いてるわけで。

いい歳こいてお近づきになろうものなら下手すりゃお縄になるって今でも、私にとって鮎川まどかは大人のお姉さんのまんまそこに居続けるのよね、きっと。


 {netabare}「LIKE or LOVE ?」{/netabare}




2020年10月13日 まつもと泉氏逝去の報に触れて


― たとえれば「夏」 いくら年月が流れても
きっと ぼくらは この「季節」を忘れないだろう

4月 まどろむような陽射しの中で
初めて出会ったことや

6月 きらめく光と風の中を

8月 熱い浜辺をふたりでかけぬけて
いったことを

それは 単に 過ぎゆく「季節」ではなく
ともに過ごした「永遠の夏」の時代

夢のような80’s
このときめきは……忘れない ―

(きまぐれオレンジ☆ロード最終巻巻末より抜粋)




視聴時期:----- 

-----

2020.10.13 初稿
2021.08.28 タイトル修正

投稿 : 2024/07/06
♥ : 47

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我が青春のバイブル

原作:漫画(週間少年ジャンプ) 既読

全48話  

放送時期:1987年~1988年

学園恋愛ファンタジー


簡単に説明すると、主人公が超能力を使える恋の3角関係ものです。

あらすじ
転校で引っ越した街を散策していた恭介は、赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、一目惚れ。だが後日、まどかは学園一の不良少女で男子からも恐れられている同級生だった・・・



主人公 春日恭介
中学生3年生です。
容姿はごく普通。性格は優柔不断。
特徴は超能力が使えます。
物を動かす能力
テレポート能力
予知夢能力   など・・・

超能力が使えるのは、恭介の他に双子の妹と、2人のいとこと、母方のおじいさんおばあさんです。
恭介の父親は使えません。母親は能力者でしたが、既に亡くなっています。


鮎川まどか
恭介のクラスメート。
黒髪ロングな美少女で、綺麗なお姉さん系。
大人っぽくて落ち着いた性格。
クーデレ(元祖クーデレだと思う)です。
不良していたが、恭介の影響でだんだん普通の女の子になって行きます。

檜山ひかる
2歳年下の中1
まどかと一緒に不良していました。
右目下にある泣きボクロとボーイッシュな栗色ショートヘア。外見は可愛い系で、恭介の前では可愛く振舞います。
まどかの幼馴染で、お姉さんの様に慕っています。
明るく、嘘はつけない性格。

3角関係の恋愛ものです。

当時ジャンプ読んでました。

アニメは中学時代、リアルタイムで観てました。

当時、同年代の恋愛アニメが少なかったせいもあり、リアルでもまどかはクラスの男子の憧れ的存在キャラでした。
自分もその一人で、よくノートにまどかの絵を書いてました。(ウイングマンも) (^^;

ストーリーは、今思うとベタだな~って思います。
映像も、今のアニメと比べたら全然です。^^;

でも、まどかを見るだけでも嬉しくて、ニヤニヤしてしまいます。^^

恭介は、超能力を使って二人の間をフラフラしてて、優柔不断です。
ちょっとイラっとしますが、まどかとひかるの関係上、仕方がないかな~っと。
(-ω-) 


2012年、何年ぶりかにもう一度見ましたが、自分的には懐かしくて思い入れのある作品なので、楽しく観れました。



あなたは まどか派?orひかる派?

恋の3角関係と、魅力的な二人のキャラ 
そこに超能力と云うスパイスが良い感じに加わって
面白くて楽しめる作品になってます。

恋愛ものが好きな方にはオススメです!
映像は温かい目で見てくださいね。^^;

OP
 「ナイトオブサマーサイド 歌 - 池田政典
*「オレンジ・ミステリー」歌 - 長島秀幸
*「鏡の中のアクトレス」歌 - 中原めいこ

ED
*「夏の蜃気楼(ミラージュ)」歌 - 和田加奈子
*「悲しいハートは燃えている」歌 - 和田加奈子
*「Dance in the memories」歌 - 中原めいこ

挿入歌
 「サルビアの花のように」歌 - 和田加奈子
 「危険なトライアングル」歌 - 池田政典
*「ジェニーナ」歌 - 和田加奈子
 「ふり向いてマイ・ダーリン」歌- 藤代美奈子
 「アゲイン」歌 - 藤代美奈子
 「ブレイキングハート」歌 - 坪倉唯子
 「NIGHT & DAY」歌 - BLUEW

*印は好きな曲です。
アルバム 勿論購入してます。
オススメです。 (*´ー`)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 62

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【アニメキャラの魅力】ミステリアスな雰囲気の美少女!きまぐれヒロイン「鮎川まどか」の魅力

『きまぐれオレンジ☆ロード』の「鮎川まどか」。物語のヒロインの1人で、大人っぽくミステリアスな雰囲気を漂わせる美少女です。主人公「春日恭介」と出会った日はにこやかに話をしていましたが、学校で会った時には無視するなど、“ツンデレの先駆け”ともいえる存在です。彼女は恭介の事が好きなのですが、親友でもあり妹のように可愛がっている「檜山ひかる」も恭介の事が好き・・・。今回は、そんな2つの思いに悩まされるヒロイン「鮎川まどか」についてご紹介したいと思います。

■大人っぽいミステリアスな少女
「鮎川まどか」は、黒のロングでスタイルも良く大人っぽいミステリアスな雰囲気を持った美少女です。しかも頭脳明晰で、両親から音楽的才能も受け継ぎ、非の打ちどころのない存在ですが、少し人付き合いが苦手な一面があり、そのためか「春日恭介」と初めて出会った時には、不良と呼ばれ周りから恐れられていました・・・。しかし、「春日恭介」と出会ってからはおとなしくなり、次第に不良というレッテルも剥がれていきます。

■その性格、まさに「きまぐれ」
この作品のタイトル「きまぐれオレンジ☆ロード」の“きまぐれ”は、鮎川まどかの性格からきたものではないでしょうか。「鮎川まどか」は「春日恭介」と二人きりの時は、親しげに話し、笑顔も見せ、時に恭介をからかったり、すねたりと、かなり親しい関係性になります。しかし「檜山ひかる」がいる時は一変。普通の知り合いと話すような雰囲気で笑顔もあまりなく、二人きりの時とは、雰囲気がガラッと変わるのです。恭介から見たら、時と場合で態度がころころと変わる「鮎川まどか」は、「きまぐれ」そのものに感じることでしょう。

■二つの思いに悩む日々
「鮎川まどか」も本心では恭介の事が好きなのですが、それを表に出せない理由があります。「檜山ひかる」から春日恭介が好きだと打ち明けられ、それを「応援する」と言ってしまったためです。「檜山ひかる」は、小さい頃から「鮎川まどか」と共に行動してきたかわいい妹分で親友でもあります。そんなひかるが恭介を好きな以上、その恋路を邪魔する事はできません・・・。何かに付けてアドバイスしたり励ましたりしてしまいます。

しかし、やはり彼女も恭介が好きなのです。実は恭介は、過去にタイムスリップして小学生のころの「鮎川まどか」に会ったのですが、その時も彼女は恭介に好意を寄せ、ファーストキスまで・・・。引っ越してきた恭介を見た時にその事は思い出しませんでしたが、一目で好意を持ちました。それほど彼女は「春日恭介」に惹かれているのです。

そして、ひかるに対する思い。恭介に対する思い。「鮎川まどか」は、この2つの思いに長く悩み苦しむ事になります。

その容姿とツンデレな性格が人気を呼び、80年代を代表する美少女キャラクターの1人となった「鮎川まどか」。もし、今この時代に『きまぐれオレンジ☆ロード』が連載されていたとしても、やはり時代を代表する美少女キャラクターになっていた事でしょう。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 16

74.4 11 ツンデレで嫉妬なアニメランキング11位
ハナヤマタ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1076)
5103人が棚に入れました
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……何だって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。おとぎばなしに出てくるような“ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたが、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」 突然の出来事に戸惑うなるだが、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。花々しい少女達の物語が今、幕を開ける――。

声優・キャラクター
上田麗奈、田中美海、奥野香耶、大坪由佳、沼倉愛美、豊口めぐみ、小山剛志
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

このよさこい部には問題がある! →よさこいをしっかり描いていれば・・・

【レビューNo.82】(初回登録:2023/9/17)
コミック原作で2014作品。全12話。
元々YOUTUBEでオススメアニメとして紹介されていたのと、夏のレビュアーさん
の集まりの中でもオススメということで視聴。
きらら系作品のようですね。

(ストーリー)
全てが平凡なことにコンプレックスを抱いていた中学2年生の女の子、関谷なる。
ある月夜、神社で和服を着て踊る金髪の少女との出会いを果たす。逃げる彼女に
「私も連れてって、妖精さんっ!!」
追いかけながら思わず叫ぶなる。すると彼女は
「私といっしょに踊ってくれますか?」

翌日登校すると、「昨日の妖精」は留学生として再会を果たすことに。
彼女の名は、ハナ・N・フォンテーンスタンド。
以前来日したときに見た、皆で一体感を持って踊るよさこいに憧れ、自分もやり
たいと思っていたのだった。早速メンバーに勧誘されることになったなる。
人前で踊るのに抵抗があったなるだが、部員勧誘を手伝っているうちに
「私もみんなのように輝きたい」
と思うようになり、一緒に踊ることを決意。
そしてなるの親友・笹目ヤヤや幼馴染で先輩の西御門多美らに声をかけ、部員を
集めていく。
夏の「花彩よさこい祭」を目指した「よさこい部」の挑戦が今始まる。

(評 価)
・OP/EDが神がかっている
 他のレビュアーさんも皆触れていますが、OP/EDがホント神がかっています。
 特にOP「花ハ踊レヤいろはにほ」がとにかく凄い!
 詳しいことは他の方が解説されているので割愛しますが、「ここでそうくるか」
 というような転調具合とかが普通じゃなくホントヤバイ。
 本作では、この曲はなる達がよさこいを踊る時に使う、自作のオリジナル曲扱い
 にもなっています。

・タイトル「ハナヤマタ」の由来
 タイトルは、ヒロイン5人の名前の頭文字を並べ替えたアナグラムだそうです。
 ●(ハ)ハナ・N・フォンテーンスタンド。(中学2年生)
  アメリカからの留学生。前向きで積極的な性格で自分がやりたいことに正直。
  母親は離婚してアメリカで仕事をしている。(日本では父親と2人暮らし)
 ●(ナ)関谷なる(中学2年生)
  自分のことを「何の取り柄もない極めて普通な女の子」だと思い込んでおり、
  また気弱な性格から長らく踏み出す勇気を持てず、行動に移せせずにいた。
 ●(ヤ)笹目ヤヤ(中学2年生)
  なるとは小学校来の親友であり才色兼備で、なるの憧れの存在。
  でも「ツンデレ」っぽいキャラで、なる達には強く当たってしまうことも。
  自身もバンドを組んでいて、オーディションを目指している。
 ●(マ)常盤真智(中学3年生)
  生徒会会長で面目な性格で正義感が強く、厳しい態度で接することが多い。
  (最初はハチャメチャなハナ達の活動に対立していた)
  姉(よさこい部顧問)との確執を抱えている。
 ●(タ)西御門多美(中学3年生)
  生徒会副会長で温厚な性格であり、容姿端麗・頭脳明晰。なるとは幼馴染。
  (彼女もなるの憧れの存在)
  ファザコンで厳格な家柄ということもあり、西御門の家に相応しい娘として
  父に認められるよう父の意向に沿って、バレエ・ピアノ・茶道・華道など多
  くの習い事をこなしている。

・中学生の青春群像劇としては悪くないが・・・
 ・特になるについては
  「おとぎ話のヒロインのように、誰かがここから連れ出してくれる」
  という受け身体質から
  「自分が本当にやりたいことと正面から向き合う」
  という能動的に変わり、失敗しながらもそれを糧に成長していく姿がしっか
  り描かれています。
 ・それに加え、他のメンバーの掘り下げもしっかりしていくので、「中学生の
  青春群像劇」としては見応えがあると思います。
  でもそれに尺をかけすぎというか、{netabare}ヤヤが入部するのが5話の終わり
  (それに6話でバンドの解散騒動があり、7話でもまだグダグダ引っ張るw)
  真智に至っては10話の頭からようやく部員として始動という、{/netabare}「よさこい部」
  としての活動のテンポがかなり悪いです。
 ・しかも
  {netabare}・夏の「花彩よさこい祭」前に出場したイベントで曲を入れたCDを忘れた!
  ・「花彩よさこい祭」の申し込み忘れてた!しかも期限切れてる!!
  ・以下特大ネタバレ
   {netabare}最後の「花彩よさこい祭」前にハナの家族が和解して帰国するとかwww{/netabare}{/netabare}
  メンバーの掘り下げも相まって、ともかくアクシデントや家庭事情頼みで話
  を盛り上げようというのが多すぎで、終始バタバタしてる印象が強く、落ち
  着いて視聴できないって感じなんですよね。
  「この美術部には問題がある!」違ったw「このよさこい部には問題がある!」
  って位にお前ら何やってんだよっとw

・肝心のよさこいの魅力がほとんど伝わらない
 ・第1話のハナとなるの幻想的な出会いから、2話のなるが初めて「鳴子」を鳴
  らすシーンまでは本当に素晴らしく期待大でしたが、そこから部員集めのテ
  ンポの悪さから始まり、よさこいとしての見せ場が少なすぎる!!
 {netabare}・しかもメインの夏の「花彩よさこい祭」も、ハナの帰国騒動で興を削がれた
  上に、作画の手間を省きたいのか、5人のそろい踏みもほんの少しだとか…
  いや作中一番力を入れなきゃいけないところでこれでは、なんのためにこの
  作品をここまで視聴してきたのかって感じですね。
  (ここはフルでしっかりみせて欲しかった・・・){/netabare}

同じ「きらら系」でも「けいおん」が女子高生の緩い日常とバンドのかっこよさ
の両輪をしっかり描いて超人気作になったのに対し、本作は
・中学生の青春群像劇を少しシリアスに描きすぎた(尺も取り過ぎ)。
・キャラデザとか秀逸なのに、もう少し緩さがあってもよかったのでは?!
・肝心のよさこいにもっと尺と作画を費やせよ!!(作画自体の質はいい)
という、個人的にはちょっと残念な結果に終わったかなという印象ですね。
いろいろとポテンシャルは高いと思うので、もっとよさこいを面白く魅せること
に注力していれば・・・
(物語としてよさこいである必要性がかなり薄かったかなっと)
まあ原作者が描きたかったものは、そういう方向性じゃなかったのかも。
(私が期待してたものとは、方向性が合わなかったのかな)
OPは本当に素晴らしいので、そこは本当に一度観て欲しいなっと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 15

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

よさこい

ガールミーツガールとよさこい。
凄まじく内気な少女なるがアメリカからよさこいを踊りたいとやってきたハナと出会ってというお話し。

それぞれのキャラクターの心情に焦点を当てて、葛藤ありつつも仲間集めするというありきたり?な展開ではあるが、普通に楽しめる作品だった。
嫉妬(ツンデレ?)やファザコン、姉妹葛藤などなど。

個人的には海坊主とさり先生がもう夫婦みたいでこれからどうなるんだろうとわくわくしながら見ていたが、これは物語の主題ではないので、ちと残念。いい具合に釣られているのがツボ。

あとWUGのメンバーが少し出ているのは少し嬉しかった。
彼女達は最近どうしているかなあ?僕が知らないだけだろうけど。


OP
花ハ踊レヤいろはにほ チーム“ハナヤマタ”[関谷なる(上田麗奈)、笹目ヤヤ(奥野香耶)、ハナ・N・フォンテーンスタンド(田中美海)、西御門多美(大坪由佳)、常盤真智(沼倉愛美)]
ED
花雪 smileY inc.
12話のみチーム“ハナヤマタ”ver.
挿入歌
コドクシグナル Need Cool Qualityという笹目ヤヤが所属するアマチュアバンドが演奏する曲
よさこいの楽曲は
ココロフルサト、しなと屋正調、夏月半簾風、ちょんまげ、愛音というタイトルの楽曲らしい。
OPのぱーっとぱーっと晴れやかにが印象的。合いの手含めてなんだか可愛い楽曲。
ED歌うのはsmileY inc.(スマイリー)という音楽ユニットらしい。大坪由佳と、VOCALOIDを用いるクリエーターのゆうゆからなるようだ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
フツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」花々しい少女たちの物語が今、幕を開ける。


1. シャル・ウィ・ダンス?
なんだって普通の中学2年生・関谷なるは、ある夜月光の下に和装で舞う金髪の少女ハナに出逢う。それはなるが『よさこい』という非日常の世界に触れた瞬間だった。なるは戸惑いながらも、「私も輝きたい」と新たな第一歩を踏み出す。

2. ジェラシー・ローズ
なるとハナは学校の皆がどうしたらよさこいに興味を持ってくれるか話し合いをする。急接近する二人の仲がおもしろくないなるの同級生ヤヤ。ちょっとしたすれ違いをきっかけに喧嘩を始めてしまうなるとヤヤだったが...

3. ガールズ・スタイル
よさこいショップ「勝」を訪れたなるとハナは、夏に開催される「花彩よさこい祭」のことを知る。よさこい部で出場しようと意気込むハナ。しかし部を結成するには最低でも4人が必要だという。部員集めのパフォーマンスを学校で繰り広げるハナに、ヤヤは...

4. プリンセス・プリンセス
生徒会長・マチに屋上の使用禁止を言い渡されたなる達。しかしなるの幼馴染で生徒会副会長のタミは、他の活動場所が見つかるまでの間は取り計らうと約束する。大和撫子然としたタミに、よさこいを一緒にしようと誘うハナ。タミは...

5. ファースト・ステップ
タミとヤヤの加入で、ついに部員が4人揃ったよさこい部。夏に開催される「花彩よさこい祭」のステージで踊ることを目標に活動をスタートする。しかしまだ本物のよさこいに触れたことのないなる達は、タミの提案で「湘南よさこい祭り」に行くことに。

6. トライ・トライ・トライ
花彩よさこい祭に向けて準備を進めるなる達。シンボルマークに、衣装に、振付、音楽...。そんな中、ハナが見つけてきたのはデパートでのステージイベント。よさこい部での出場を計画するも、課外活動の許可を出すには2つの条件をクリアするようにとサリー先生に言われてしまい...!?

7. ガール・アイデンティティー
デパートのステージイベントも近づく中、なんだか元気のないヤヤ。どうやら先日のバンドオーディションが関係しているようで...?理由を話そうとしないヤヤを気遣い、力になろうとするなる達だけど、そんななる達にヤヤは思わず感情をぶつけてしまう。

8. ミッション・イベント
ヤヤの正式加入で名実ともに4人揃ったよさこい部。デパートのイベントに向けて振付や音楽の準備が進むが、よりによってイベント当日、音楽が収録されたCDを忘れてきてしまう。「妹に頼む」と言うサリー先生が呼んだのはなんと生徒会長のマチだった。そして初めてのステージに...

9. シスター・コンプレックス
デパートでの失敗を乗り越え、花彩よさこい祭でこそ踊りを成功させようと決意を新たにしたよさこい部。そんな折、マチが「よさこい部はまだ正式に認められていない」という衝撃の事実を告げる。代理教員であるサリーは部の顧問になれないからだという。

10. オンセン・ガッシュク
マチの入部で5人になった由比浜学園中学よさこい部は、花彩よさこい祭に備えて箱根で温泉合宿をすることに。はしゃぐハナ達とは対照的に、入部からまだ日の浅いマチは、遅れを取り戻そうとハードな練習を強要してしまい...?よさこい部の合宿は楽しいだけでは終わらない!?

11. スマイル・イズ・フラワー
花彩よさこい祭まで、いよいよあと3週間!よさこい部の練習にも力が入る一方、ハナがなんだか浮かぬ顔。何か心配事があるのではないかと気遣うなる達。そして花彩よさこい祭で踊る音楽に歌入れを行ったその夜、ハナがなるのもとを訪れる。泣きじゃくる彼女が告げたその言葉とは...。

12. ハナヤマタ
ついに迎えた花彩よさこい祭当日。ハナがいなくなってしまったことで少し落ち込んでいたよさこい部を盛り立てたのはなるだった。ハナと初めて出会ったその場所で、なるは決意の表情で鳴子を鳴らす。そしてハナも...少女たちのひと夏の思いが結ぶ時。かわいく元気にハナヤマタ!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

厚さ1mmの花弁

【1話視聴後】
{netabare}
  今のところは定番ストーリーですが、まあ導入はこんなもんかと。
  肝心なのはこのあとなので、今のところは保留とします。

  ひとつ、言っておきたいこと。
  「アニメだからいいじゃん」
  これは大概好ましくないお約束なので、そこに甘えて欲しくはないですね。
  ゲームなんかのソレとは違って、視聴者側にメリットがありませんから。
  そういう動きをさせたいならそれに見合ったキャラ設定にするのが妥当だと思いますよ。

  全体の印象としては悪くはないかな。
  作り手の想いも伝わってきますし、変に奇抜なストーリーになっているわけでもないので、
  主人公含め伸びしろは十分にありそうです。
  今期見るものないという理由も掛けあわせて、期待値盛ってみます。
  まあちょっと浮世離れしているのが気になるんですけどね。

  ああ、あと音楽いいですね。
{/netabare}
--------------------------------------------------------------------
【5話まで】
{netabare}
  ううん、思っていたよりも伸びが弱いですね。
  筋書きは王道で良いですけど、もう少しスパイス加えないとこのままズルズル行きそうです。

  あと肝心なところで動きがないのも気になりますね。
  よさこいシーンは謂わばこの作品にとっての華(名シーン)になるはずなので、
  もっと力を入れて欲しいです。
  1話のぶっとんだ動きはどこにいったのやら。
  その影響もあって大人しさが悪目立ちしている印象です。
  バランスが難しいとは思いますけど、要所での動きやストーリーの方はもっと暴れさせても良いのではないでしょうか。

  最後にひとつ。
  是非とも魅力的なライバルは登場させて欲しいです。
  おそらくそれだけで作品の質が数段上がるので。
{/netabare}
(2014.8.5)
--------------------------------------------------------------------
【10話まで】
  エピソード自体は悪くないと思うのですが、節々で脇の甘さが出てますね。
  例えば10話だと、
  {netabare}①大会への出場権獲得
  ②旅客こぞっての声援

  前者については、あまり良い解決法が思いつかないので言及しません。
  私的には出場見送りもアリだったとは思うんですけどね。
  後者については、敵役を配置するともう少し説得力が出たかも。
  部屋での練習時に、仲居さんの注意ではなく売れない作家系の客人が怒鳴り込み。
  外での練習時に、再度遭遇。すかさず撤退しようとするが、事無きを得る。
  理由としては個人練習するマチを見て自分と重ね感情移入したから、とか。
  「余所でやったら他の客に迷惑だろ」なんてツンデレ台詞言わせたり、
  もう一歩踏み込ませて後に大きな味方として登場させる、とかも面白そうですね。
{/netabare}
--------------------------------------------------------------------
【11話感想】
  とんだ勘違いしてました。てっきり24話構成かと。
  最終回の展開も明白なので、ひと足早くまとめちゃいます。

  まず構成。
  この手の作品では良く見るんですけど、承の薄さが著しいですね。
  ぶっちゃけ中身に当たる部分なので、ここに力が入っていないと転結で何をしても付け焼刃にしかなりません。
  こういう形の結にしたいなら、仲間集めではなく、仲間との思い出に時間を割かないと厚みに問題が生じやすいかと。
  尺的に厳しいのはわかりますが、理想としてはその時点で考える得る最大の山場を中盤に持ってくるぐらいの勢いが欲しいですね。
  山場を越える山場は、しっかり描いていれば自ずと出来上がるはずなので。(特にこういうストーリーは)

  次に題材。
  開拓する意志は良いと思います。ただ、なぜ〇〇が題材なのかがわからないのはNG。
  これは言い換えると題材を題材としていないことになるんですよね。
  設定と物語が剥離していたら、作品として歪なものになるのは至極当然かと。
  青春や友情、恋愛だけを描きたいなら普通の学生で十分。
  他に付け足したいなら、是非そちらをメインに据えて欲しいです。物語が動けば上記のものも勝手についてきます。
  往々にしてそれらを主体にしたものが薄っぺらく感じられるのは、そういう理由じゃないでしょうか。

  総評としては、題材以外はよくある作品。
  良く言えば言葉としては王道(表現としては庶民道)、悪く言えば量産型。
  なので平均点の☆3.5で。
  私的には、OP曲やそこへの入り(11話)、和風なイメージなど目を惹く部分もあったので、もっと頑張って欲しかったです。
  あとは最終話でどれだけ魅せられるか次第で、多少上下するかも。
(2014.9.16)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9

58.5 12 ツンデレで嫉妬なアニメランキング12位
アキカン!(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (400)
2299人が棚に入れました
主人公・大地カケルが自販機で買ったメロンソーダに口をつけると、缶ジュースが美少女に変身した。少女化(ガーリッシュ)するスチール缶の精霊・メロンと過ごすうちに、カケルはスチール缶とアルミ缶の戦い「アキカン・エレクト」に巻き込まれていく。

声優・キャラクター
福山潤、成田紗矢香、豊崎愛生、能登麻美子、悠木碧、大久保藍子、岡本信彦、置鮎龍太郎、豊口めぐみ、広橋涼、中島愛

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

缶蹴りじゃないよ?

学園ラブコメのちょっぴりバトルとファンタジー。
2009年同タイトル漫画の原作をアニメ化TV放送~

結局私なんて・・用が済んだらそれでおわり・・
もういらない・・後はただ・・すてられるだけ・・
ただ愛されたいだけなのに・・

えっと・・変な意味じゃないよ?缶として生まれた
缶の切ない願い・・まぁ・・そういうニュアンスの
アニメですけど♪

たぶんキス=甘い・・ジュースの缶=間接キスという
男子の切ない願いというか純真な妄想を捻っちゃった。

もうジュース飲む=キスでいいや的な?
そんでやっぱ美少女だよね?

1話を視て直ぐ分かる通りのナンセンスギャグ満載の
美少女萌えアニメみたい。

彼女いない歴16年の主人公は空缶コレクター♪
特技は自動販売機を口説いたりセクハラすること♥

福山さんの毒舌が半端ないので癖になった♪
ペコカン同士の台詞も滅茶苦茶馬鹿っぽくて面白い♪
キャラ名=キャラの個性のようです。
バトル中のBGM等結構良かったりする。
登場人物に普通のキャラはいません。
作画が少し残念かな。ギャグらしく良い切れ方はしてる。



キャスト

大地 カケル(福山潤)弓月学園高校1年C組。
基本的に馬鹿で何も考えてない。下ネタを得意とする。
過去のとある事件により人を傷つける事を恐れている。
趣味はスポーツと缶集め。毒舌

メロン(成田紗矢香)弓月学園1年C組編入。スチール缶。
カケルの従妹でデンマークに留学していた事にしてる。
「大地メロン」と名乗る。でアルミ缶が嫌い。

天空寺 なじみ(豊崎愛生)弓月学園高校1年C組
民間大手の航空会社スカイエアグループの社長令嬢。
カケルの幼馴染。妄想癖があるり「結構腹黒い」らしい。
のんびりしていて誰に対しても優しい。

エール(能登麻美子)弓月学園1年C組に編入。アルミ缶。
丁寧な口調で、オーナーのなじみに絶対な忠誠を誓う。
なじみの家でメイドをしている。常にクール。杓子定規。

宮下 美咲(広橋涼)普通の女子中学生。
星と読書が好き。家庭環境から逃避気味の傾向がある。

ぶど子(悠木碧)小学生くらいに見える少女。アルミ缶。
舌足らずな口調で喋る。趣味はミサキと星を見ること。
勝気な性格なのだがアホの子で、どこか憎めないキャラ。

ミク(中島愛)関西弁を喋る。スチール缶
オーナーは偶然、缶に口を付けてしまった猫(三毛猫)。

東風 揺花(大久保藍子)弓月学園1年C組所属。
自称なじみの「恋人」で「魔女」。カケルをライバル視する。

甘字 五郎(岡本信彦)弓月学園1年C組所属。
カケルの親友のようなもの?

男屋 秀彦(置鮎龍太郎)自称「ゲイ」で美少年が大好き。
経済産業省の産業技術環境局規格統一課担当参事官。
「アキカンエレクト」や謎の計画などの中心人物。

木崎 愛鈴(豊口めぐみ)弓月学園の非常勤数学教師。
男屋秀彦の秘書。数少ない常識人。結構純情。大の猫好き。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【HENTAI】とはこの作品のためにある? 声ヲタ必見! カオスではなく【既に壊れちゃってるヨ】的ラブコメディ!w

ある日突然、ジュースの空き缶が美少女になって顕現するバカアニメ(笑)


もうこの設定の時点で色々笑えてくるのですが、アルミ缶とスチール缶で派閥争いがあって時々バトル展開もアリw
キッスより恥ずかしい「ジュース缶に戻った女の子を飲み干す」とかいうワケワカメなplayが何回も発生したりしますw


一番笑けてくるのがOPから作画がめちゃくちゃw
版権用のイラストもマトモなのがほとんど皆無という酷さ
2009年の水準からいってもあまりに低すぎるクオリティw
そもそもブレインズベースという制作会社は作画班の規模が小さすぎるため基本的に監督さんの人脈に頼るスタイルになってます
同時期の「続・夏目友人帳」との格差が尋常じゃないことになっているのはそのせい
(ああwちなみに“最終回だけ”はめっちゃ作画いいですwww 後藤圭二さんも来てましたw)


放送時、及びDVDの特典には声優さんがジュース缶についての豆知識(ムダ知識)を語るコーナーや原作(の特にエロい部分)を朗読するコーナーがありそっちの方が盛り上がりましたw


6話が終了した時点で早々に総集編を挟んだり(ま、化物語も同じことしましたけどね)7話から突然OP曲が変わったかと思えばOPアニメーションはそのまんまだったり
露骨な手抜き感がある意味新鮮ですw


ED曲は全話違う曲
なんと全曲電波ソングの申し子「のみこ」さんが歌ってます!
最終話に関しちゃ初音ミクまで引っ張り出してデュエットまでする始末w


で!このアニメ一番の見所はなんといっても【暴走】しているとしか思えない声優陣
本人達も「この作品のキャラはHENTAIしかいない!w」とか言ってる割にはちゃっかり楽しんでますwww
「気を抜くと次の瞬間にはすぐさま脱ぐ」というタチの悪い主人公(笑)を演じた福山潤もさることながら、、、
一番はやはり【唯でブレイクする以前の豊崎愛生】の妄想癖少女へのトリップぶりw
それと【紫を終えて間もない悠木碧】の演じる幼女w
それぞれメインヒロインの一人として登場します


特に豊崎さんに関してはもう完全に頭角を現していましたw
なんていうか・・・イカれてるんですwホントw
これはもう「実際に聴いてください」としか説明できないのが口惜しいw
実写パートでも暴走する(というか若干トリップ気味な)豊崎さんw
可愛がられる碧ちゃんw
アフレコスタジオには【碧ちゃん専用マイク】なるものが存在するという音響裏話を生んだのはこの作品の実写パート
この辺りがお好きな声ヲタのアナタに是非オススメしたいですw


ちなみにただのバカコメディと見せかけて6話(だったかな?確か・・・;)のカケルとメロンのガチやり取り(またの名を最高にcoolな痴話喧嘩)など何気に見所もアリで少なくとも駄作ではないのは確かなこと

投稿 : 2024/07/06
♥ : 16

future☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

主人公・大地カケルが自販機で買ったメロンソーダに口をつけると、缶ジュースが美少女に変身した。少女化するスチール缶の精霊・メロンと過ごすうちに、カケルはスチール缶とアルミ缶の戦い「アキカン・エレクト」に巻き込まれていく。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

大地カケル:福山潤
メロン:成田紗矢香
天空寺なじみ:豊崎愛生
エール:能登麻美子
ぶど子:悠木碧
東風揺花 :大久保藍子
甘字五郎:岡本信彦
男屋秀彦:置鮎龍太郎
木崎愛鈴:豊口めぐみ


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2009年冬アニメ(2009年1月~2009年3月)

BS11 2009年1月3日 - 3月28日
バンダイチャンネル 2009年1月6日 - 3月30日
Yahoo!動画 2009年1月6日 - 3月30日
BIGLOBEストリーム 2009年1月6日 - 3月30日
GyaO 2009年1月6日 - 3月30日
キッズステーション 2009年4月2日 - 7月9日


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「ミラクルプランができちゃった!」ちゃーみーくいー
ED「恋空リサイクリング」のみこ


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「カンじる!?ファーストキス」

2話「おべんきょうの時カン」

3話「アキカンのカン情」

4話「迷って走ってカンがえて」

5話「デート!?なカン係」

6話「カン動!人とアキカンと」

7話「転校生、大カン迎!」

8話「水着で敏カン!?」

9話「ココロ、つながる瞬カン」

10話「変わらぬ今日にカン謝」

11話「震カン!最強アキカン」

12話「輝く未来にカン杯!」(最終話)

OVA「カン一発!?温泉パニック」

投稿 : 2024/07/06
♥ : 2

65.1 13 ツンデレで嫉妬なアニメランキング13位
クロックワーク・プラネット(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (311)
1642人が棚に入れました
――唐突だが。世界はとっくに滅亡している。
1000年前に一度滅んだ地球を「Y」と名乗る伝説の時計技師が時計仕掛けで再構築した世界。
落ちこぼれの高校生・見浦ナオトは、「Y」が残した自動人形(オートマタ)のリューズ、そして天才時計技師の少女・マリーと出逢う。
彼らの能力が噛み合う時、運命の歯車は回り出す。
破綻と延命を繰り返し、崩壊寸前の地球(「クロックワーク・プラネット」)を修復するクロックパンク・ファンタジー!

声優・キャラクター
南條愛乃、加隈亜衣、大西沙織、松田健一郎、千本木彩花
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

歯車、ラブ。

唐突だが。地球の“寿命”尽きる!
超一流時計技師「Y」は惑星を丸ごと歯車で代替、再構築し、地球は延命。

あれから1000年――徐々に歯車の老朽化も進む中、
人類は、文明の進歩もないまま、惑星の“メンテナンス”に追われる
長い停滞の年月を送っていた……。

時計技師志望の少年主人公が、「Y」が遺した「美少女自動人形(オートマタ)」と
“ボーイミーツガール”して始まる、
同名ライトノベル(未読)のアニメ化作品。


【物語 3.5点】
構成は、1クールで既刊4巻中3巻を使い切った
ということで平均ペースと思われるが、
心情描写については、想像で補う場面もあって、やや飛ばし気味か。

何より、惑星総歯車化という独特の世界観を、専門用語含めて把握できるかが鍵。

想像力が付いて行ければ、メンテナンスが必要なのは部品が傷んだこの惑星だけじゃない。
使えなくなった部分は巨大歯車に乗った都市ごと“パージ”する。
などの野望阻止の攻防などを通じて、
可視化された社会や運命の歯車や、
メンツに囚われ腐敗した組織の歯車まで含めてオーバーオールする。
という本作の醍醐味が堪能できる。

その他、「虚数運動機関(イマジナリーギア)」や、
精密時計機器たる世界で禁忌とされている電磁式機動兵器など、
知的好奇心を刺激する要素(中二病)が歯車と共に凝縮。


ただ、私も終盤の{netabare} 無から新たな歯車を創造するメカニズム{/netabare}は意味不明でした。
凡人には天才の考えていることは良く分りませんw


【作画 3.5点】
都市を構築する歯車。美少女自動人形(オートマタ)の内部構造に敷き詰められた歯車。
CGも含めたソースの多くが無数の歯車に費やされ、時計仕掛けの惑星の異様を演出。

一方で戦闘描写などは、美少女自動人形と巨大兵器の対決など見所はあるが、作画自体は並。
クライマックスでも、ソースは戦闘より修理につぎ込まれ、
破壊をもたらすだけの兵器や、朽ちた組織の大人たちより、
建設的なのは次世代・少年少女の修理技師という作品テーマがソース配分でも主張される。


【キャラ 4.0点】
主人公・男子高校生ナオト……修理技術は三流だが、微かな機械の不具合も察知する
「異常聴覚」を持った感覚の天才。色々な意味でド変態。

美少女自動人形(オートマタ)・リューズ……美人だが、人類くらい平然と虫ケラに例える、
2010年代アニメ屈指の毒舌ヒロイン。

マリー……幼くして一級時計技師となった確かな修理技術を持った主人公とは違うタイプの天才。毒舌。

ハルター……マリーのボディーガードで上記の毒気も多い珍獣共の子守に追われる、サイボーグのおっさん。
{netabare}別の身体に接続されることもありw{/netabare}

以上のアウトローチームが日本中で錆び付いた有形無形の歯車のオーバーオールを試みる。


主人公ナオトは歯車に狂喜する機械マニアだが、
それで盲目になって美少女自動人形をほったらかしにする鈍感少年ではなく、
中盤、{netabare}ロリな美少女自動人形アンクルちゃん合流後は、“パパ”として家族プレイを愉しむ{/netabare}など、
マニアックな萌えにも積極的にガッツく。
但し、ピュアな少年の恋愛感情は少なく、あるのは変態紳士的な萌え消費視点w

いずれにせよ現代人類には時期尚早な
ハイレベルな美少女自動人形萌えに付いていけるか否かもポイントw


【声優 3.5点】
主人公ナオト役は南條 愛乃さん。
男子高校生役の女性キャストがまず稀少な上に、
属性が、おしとやかな美少年とかではなく、
歯車や美少女自動人形(オートマタ)に発情する貴重な元気ボイスも提供w

こういうマニアックな女性声優のキャスティング。もっとあって良いと思いますw

【音楽 3.5点】
OPはfripSideの「clockwork planet」
主演の南條 愛乃さん自らのボーカルで、壊れゆく世界の哀愁を表現。

EDはAfter the Rainの「アンチクロックワイズ」
不穏なピアノサウンドからの、病んだボーカルと歌詞世界が作品にマッチ。

さらに主題歌、劇伴共に、適宜アンティーク感も醸し出し、
ゼンマイを巻く音や、チクタク音もふんだんにアレンジ。

このアニメ、音楽まで歯車に浸食されていますw


【感想】
腕時計などを構築する繊細な歯車の動き。眺めているだけでウットリしちゃう……。
こんな感覚も確かに共有している私ですが、
流石に世界丸ごと歯車!というのは度肝抜かれますw

原作者は『ノーゲーム・ノーライフ』の執筆に忙しいのか、
本作の原作も放置されている模様なので、続編は絶望的ですが、
いつか、世界を歯車にした「Y」の頭の中を覗いてみたい……。
満たされない欲求と共に、
超個性的な歯車都市の景観を記憶に留めて置こうと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「運命の歯車」が回り始める。

この作品の原作は未読ですが、視聴を決めたきっかけは南條さん、加隈さん、大西さん、千本木さんが出演されると知ったからです。
個人的にキャラデザが嫌いじゃなかったのも後押ししていたと思います。

でも視聴を始めて意思を持つ「オートマタ」が登場する事を知り、俄然視聴に力が入りました。
「機巧少女は傷つかない」の夜々などのオートマタ好きな私にとって、格好のカンフル剤になりましたから…

この物語の舞台は地球ですが、私たちが住んでいる地球とは大きく異なっている点が一つ…
それは、私たちの知る地球は既に滅亡しており、歯車によって地球が再構築されている点です。
人類はこの再構築によって滅亡を回避する事ができたのです。

この物語の主人公であるナオトは一流の時計技師を夢見る機械オタクの高校生…
そのオタクっぷりは度を越していて、例えどんなに可愛い子でも人間には全く興味が無く、天秤にかけるまでもなく機械を選択するようなオタクなんです。

でもどんなに好きだからといって必ずしも技術が伴うとは限りません。
ナオトも一流の時計技師という立ち位置からはだいぶ離れた場所にいることは自覚しているものの、絶対諦めない不屈の闘志の持ち主でもあったのです。

そして物語は主人公である見浦ナオトの自宅に一つの箱が落下してくるところから始まります。
その箱の中には超がつくほど綺麗な女の子のオートマタが入っていたのですが、そのオートマタは故障しており動いてはいませんでした。

ナオトは時計技師としては3流以下…
けれど、彼が他の人と決定的に違う点が一つだけあったんです。
それは言葉で表現できないほど耳が良い事…
彼には時計技師としての知識も経験もありません。
ですが、彼は歯車の噛み合う音で何がおかしいか分かってしまうんです。

事実、ナオトは箱に入っていたオートマタ…リューズを起動に成功します。
それは一流時計技師が200年以上挑戦し続けても叶わなかった事を後から知ることになるのですが、ナオトとリューズの出会いによって物語が大きく動いていきます。

世の中全部が機械仕掛けで出来ている…
この発想は面白いと思いますが、物語の展開や台詞の言い回しなど、いかにもラノベ原作だと思わせる作品です。
南條さん演じるナオトに、悔しいや驚きの感情を隠せない大西さん演じるマリーがいて、加隈さん演じるリューズはただナオトに付き従い彼にとってのエラーを排除する…

大筋はこんな感じで、展開が被る事もしばしば…
でもいいんです…だって皆んな格好良いんですもん。

特に加隈さん…リューズの格好良さは正直半端無かったと思います。
でもリューズは格好良いだけじゃありません。
時折めっちゃ可愛い仕草を見せてくれるんです。
リューズにその仕草を強要するのは鬼畜ナオト…でも物凄く良い仕事をしてくれたと彼に感謝しています。

そして、千本木さん演じるもう1体のオートマタ…「撃滅するもの」アンクルちゃんが登場してからは、正にナオトのハーレム状態という感が否めないのですが、このアンクルちゃんもめっちゃ可愛いのでその展開も結果オーライです。

リューズとアンクルちゃん…見た目も個性も全く違いますが共通点がただ一つ…
どちらもツボを心得ていらっしゃる、という事です。
アンクルちゃんに「お父さん」などと言われたらクラクラしそうですが、個人的にはリューズ推しで視聴していました。
リューズ…ちょっと毒舌ですが、付き従う姿勢を含め最大限の魅力になっていたと思います。
思わずコトブキヤの1/7フィギュアをポチってしまいましたよ。

ベタだけど、オートマタの魅力は一級品のこの作品…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、fripSideさんの「clockwork planet」
エンディングテーマは、After the Rainさんの「アンチクロックワイズ」
どちらも痺れるほど格好良い曲です。
今期のアニソンBEST10入りする楽曲だったと思っています。

1クール全12話の物語でした。
「僕たちの冒険はこれからだー」的な終幕の仕方でしたが、気になるのは続きです。
オートマタだって壱のリューズ、肆のアンクルしか登場していませんし…
今回のアニメ化によって原作のストックがどれ程残っているかは分かりません。
けれど、続編を期待する作品がまた一つ増えた…という気持ちでいっぱいです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 15

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ぶっちゃけ“売れないアニメ”ぽいけど、舞台設定好きだし、見るかな。

第1話「運命の歯車 ギア・オブ・デスティニー」
絵が00年代のアニメイラストぽいところと、派手なアバンの割には流れが地味な印象すぎたとこがちょっと残念だったところは否めないけど嫌いじゃないかな。例えばリューズがナオト君の右人差し指舐めるシーンのなんとまあエロいことかwそこでちょっとプラスしました。ナオト君がリューズの名前を叫んでリューズが喜ぶ場面、不覚にも”あ、可愛い”と思ってしまいました。
舞台世界が「機械仕掛けの星と街」ってとこも好きだが、そこを生かした話なのか、今後も見ようかなとは思う。

第2話「大支柱崩落 パージ」
短期的解決(=パージ)に暗躍する軍部VS途方もない僅かな勝算に賭けるマリーとヴァイネイ組。地下では存亡の危機というのに、上は技術団上層部が軍とクソな密約かわすわ、ナオトとリューズのイチャイチャパートと、雲泥の差すぎるわこれw案外リューズは表情豊かなヒロインなんだね。ちょい意外(機械少女がヒロインのアニメって、イメージとして無機質で表情乏しい印象だから)。
若がりしころのバトーに続いて(一種の)義体男役・松田さんはこっちのほうがバトーよりも安心感がありますね(バトーがあまりにアイコニックなキャラクターすぎるのと、やはりあちらはイコール大塚明夫氏で成り立ってるので)。
まあリューズの転校展開、予想内でも笑えたし、今期”気楽に見られるアニメ”の筆頭候補になってきたかな。

第3話「真正面突破 コンフリクト」
今回で一気に評価上がった!主要キャラの本格戦闘シリアス回と予想したら、ナオトとリューズのラブコメ回って、見事に一杯喰わされましたwいやあ頷くリューズの可愛さ、あれは現状今期イチかと!!
リューズモードチェンジからの瞬殺、マリー&ヴァイネイのアクション…アクション映画好きとしては、とても見所タップリでした。跳躍が軽やかで、一手一手がテンポよく、爽快感すら感じちゃうほど、素敵なムチャクチャアクションでした(普通の人間じゃ見れない動きを、魅力的に撮ってましたし)。
さて次回はなんかリューズに異変発生っぽい気配が。『アクセル・ワールド』の黒雪姫みたいに一旦昏睡展開?

第4話「虚数運動機関 イマジナリー・ギア」
”第一部完”ですね。ただ展開が早急すぎて、リューズの行動に泣くナオト君の気持ちに共感できなかった。もっと上手い方法ないかな?そもそもTV向けじゃなくて劇場アニメ向けぽくないか?他のラノベも共通だけど、区切りが非常にハッキリしてるし、一度刊行済みの数で劇場シリーズ作ってみては?
ここまで見るとこのアニメは”リューズ”を見るのが楽しいですね。他も悪くはないんですが、やっぱり毒舌からのテレが半端ないリューズを見るのがこのアニメは楽しいです。結局そんな感想かい(笑)

第5話「撃滅するもの トリーシュラ」
派手さは欠けてて、潜入アッサリ。緊張感が足りないところは否めないけどまあまあかな。「アンクル編」は今のところ様子見ぐらいの感想だけど、さすがに今回色々と見所お粗末だったかな。リューズのサービスショット自体も抑えた印象受け取っちゃって、いかんせんやり取りもなんかマンネリ入ってない?
まあ的外れ意見なら嬉しいけれど、ファンはどうなの?原作読んでないからさ、よく分からん。ファン感想は。
あとぼん様気のせいか、この役合ってない気がする。あくまで今のところはね。

第6話「大深度地下層 ディープ・アンダーグラウンド」
違法の証拠をパージで隠滅。果ては悪党潰し合い。人物に深みが一切感じないのは仕方なしか(そもそも深みのあるドラマを堪能できる作品じゃないか)。悪党は悪党で、しかも只の卑小な悪党。人間的なグレーゾーンをまるで実感できなかった。
マリーやハイター、ナオトやリューズ。皆もあまりに善人すぎて(ナオトは自分の欲の為に動いているって節はあるけど)、ドラマに必須なハラハラが今回は薄すぎた。
次で2巻に当たる話は完結っぽいけれど、このままの勢いなのかな?ラストまで挽回なるの?

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4

64.1 14 ツンデレで嫉妬なアニメランキング14位
いぬかみっ!(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (333)
2220人が棚に入れました
吉日市に住む高校生・川平啓太は、由緒正しき犬神使いの一族・川平家の末裔だが能力不足その他モロモロの事情により主家から勘当されていた。
そんな折、川平家当主である祖母の元に呼び出された啓太は、“ようこ”と名乗る犬神に引き合わされる。出会った当初の彼女は従順で容姿は抜群。早速啓太は主従の契りを結び共同生活を始める。
ところが、ようこの本性は誰もコントロール出来ない程の大問題児。当初の従順な態度はタダのポーズにすぎなかったのだ。ようこの気まぐれで享楽的な態度に振り回される啓太は、様々なトラブルに巻き込まれ散々な目に遭わされる。

声優・キャラクター
堀江由衣、福山潤、中村俊洋、速水奨、名塚佳織、長谷川静香、森永理科、本多陽子、松岡由貴、木川絵理子、廣田詩夢、小林晃子、遠藤綾、新谷良子

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

犬神と犬神使いの物語! 結構楽しめて見れました。あっという間に過ぎていく2クール。ってな感じです。

ストーリー

吉日市に住む高校生の川平啓太は由緒正しき犬神使いの一族、川平家の末裔でした。ある日川平家当主である祖母の元に呼び出された啓太は、“ようこ”と名乗る犬神っと契約を交わしました。その契約は啓太が持っているものをようこに渡し、ようこが啓太に渡すというシンプルな契約です。けれど、啓太はある事を知らなかった。ようこは誰もコントロール出来ない程の大問題児でした。けれど、それは時間の問題でした。啓太のアホな行動や、やさしさで、ようこは普通のいぬかみとかわらない存在になりました。

私の感想

結構おもしろかったです。主人公のエロエロな思考がとくにこの作品をおもしろくしていると私は思います。啓太はいつも女性の裸姿を見ようとしていますが、それを阻止するためにようこがいつもとる行動は啓太を服なしで街中に、縮地(物体をテレポートさせる術です。)させる事です。それのせいで啓太はいつも警察送りされていますww それがかなり笑えました。っと言うか、二つ名が「裸王」って裸の王様の王かよww

この作品は結構戦闘のシーンも結構楽しめました。普通、こういう作品のたたかいは結構時間がかかってしまい、あまり楽しめないのが多いいのですが、この作品は戦いが短めで楽しめました。私が特に好きなのは薫の犬神が作り出す結晶のタワーです。あれは結構かっこいいので、私は好きです。

結構おもしろい作品ですが、この作品のキャラクターデザインは結構みんな似ている所がありまして、初めは少し躊躇してしまいます。けれど、3話見たらすぐになれて、たのしめます。ですから、この作品を見るときは最低でも3話はがんばりましょう。

オープニング

「ヒカリ」
結構私は好きですよ、こういうオープニング。キャラクターの魅力がかなり出ていて、そして、どこかこの作品のおもしろさも出ています。けれど私はこの作品に出てくるキャラクターが戦いの能力ばかりをメインに出していた事が気に入りませんでした。私的には後半から、画像を変えこの作品の魅力をもっとだしたほうが良かったとおもいます。

エンディング

「友情物語」
曲はまあまあ、いいです。けれど、・・・ なんといいますか・・ キャラクターデザインが最悪でした。なんといいますか・・ 目が・・ 目がなんか気持ち悪いのですよ・・・ 私的には普通にしてほしかったです。

「友情物語・男子(?)バージョン」
筋肉むっきむっきの人たち歌う気持ち悪い歌です。 ある意味笑えましたが、同じに吐き気も少ししました。まあ、こういう遊びもいいですよね(苦笑)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 13

future☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

吉日市に住む高校生・川平啓太は、由緒正しき犬神使いの一族・川平家の末裔。ところが能力不足その他モロモロの事情により主家から勘当されていた。そんな折、川平家当主である祖母の元に呼び出された啓太は、“ようこ”と名乗る犬神に引き合わされる。出会った当初の彼女は従順で容姿は抜群。早速啓太は主従の契りを結び共同生活を始める。

ところが、ようこの本性は誰もコントロール出来ない程の大問題児。当初の従順な態度はタダのポーズにすぎなかったのだ。ようこの気まぐれで享楽的な態度に振り回される啓太は、様々なトラブルに巻き込まれ散々な目に遭わされる。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

ようこ:堀江由衣
川平啓太:福山潤
はけ:中村俊洋
仮名史郎:速水奨
なでしこ:名塚佳織
ともはね:長谷川静香
たゆね:森永理科
いぐさ:本多陽子
せんだん:松岡由貴
ごきょうや:木川絵理子
フラノ:廣田詩夢
てんそう:小林晃子
いまり:遠藤綾
さよか:新谷良子


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2006年春アニメ(2006年4月~2006年9月)



.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.





.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「はだかでドンマイっ!」

2話「マッチョがぺろぺろっ!」

3話「水着でたいじっ!」

4話「やらずのかっぽう着っ!」

5話「啓太とようこっ!」

6話「ぴったりともはねっ!」

7話「混浴でサクサクっ!」

8話「こすってしっぽっ!」

9話「煩悩とせくはたっ!」

10話「桜の思い出っ!」

11話「ぐったりにおねがいっ!」

12話「だから死にたい私の歌っ!」

13話「だけど俺にはお前の歌っ!」

14話「カッパとオトサンっ!」

15話「ウハウハ啓太に恩返しっ!」

16話「部屋と怪談と私っ!」

17話「なんか見えてるっ!」

18話「まんもすたいへんっ!」

19話「もっこり啓太の思うツボっ!」

20話「白布に想いをっ!」

21話「しっかりともはねっ!」

22話「パパとムコ殿っ!」

23話「しぼむ象さんっ!」

24話「薫となでしこっ!」

25話「絶望の宴っ!」

26話「ひかりっ!」

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

変態御用達のアニメ

『いぬかみっ!』はラノベ原作、2クール(全26話)の変態・ギャグ・動物系アニメです。


この作品は言わば、変態の変態による変態のためのアニメ。第4話に至るまでにこの作品の雰囲気について行けなかった方は、大人しくこの作品の視聴を断念した方が良いかもしれない。前半も後半もシリアスな展開はあるものの、基本的に変態的なノリは変わらないので(笑)

1話に付き数回はゾウさん印の規制描写。下手すると、ある1話の中の半分はゾウさんが暴れまわっているという、何ともお目出度い作品であるが、見方を変えればある意味素晴らしいアニメだと私は思う。なぜなら、これ程までに恥部(野郎の)の規制描写が頻発するアニメは観たことが無いからだ。最近のアニメではここまで露骨なアニメはないだろう。しかし、ただ単に露出しかないというわけでもなく、それを基にしたギャグがなかなか面白いのが好感。馬鹿みたいな迷言と下ネタばかりであるが。

物語の内容は、ギャグが7割、シリアスが3割といったところ。そのシリアスに関しても殆んどが後半。そして、例えシリアスな話であっても、主人公や高頻度で登場する変態どものキャラが相変わらずのために、その場違いなテンションに首を傾げてしまうかもしれない。まぁ、それが良くもあるのだが…。
ギャグ回に関しても、それをギャグと取れず、単なるほのぼの回みたいなこともしばしば。そんな内容が目立つため、正直テンポは良いとは言えない。
しかし、各ストーリーの内容や設定自体はなかなかに良かったため、続きを見てみたいと思わせられるくらいには面白かった。また、ギャグとシリアスの調和が取れていたため、その辺は比較的安定したアニメなのかなと思う。

もう一点挙げるとしたら、声優陣がなかなか良かったのかなと思う。あの声優陣だからこそ、より面白い作品と為ったのではないだろうか。


最後に、お馬鹿系変態アニメが好きなら観るべし。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 17

85.1 15 ツンデレで嫉妬なアニメランキング15位
かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★★ 4.1 (584)
1952人が棚に入れました
秀才たちが集うエリート校・秀知院学園 その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行 誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!! “如何にして相手を告白させるか”という恋愛頭脳戦に知略を尽くしてきた歴戦の2人は各々、心の内にとある決心を固める…… 秀知院高等部の文化祭“奉心祭”の最終日までに、2人の恋愛模様は大きく動き出す事に!? 恋が天才をアホにする!! 新感覚“頭脳戦”? ウルトラロマンティックなラブコメ、再々始動!!


声優・キャラクター
四宮かぐや:古賀葵
白銀御行:古川慎
藤原千花:小原好美
石上 優:鈴木崚汰
伊井野ミコ:富田美憂
早坂 愛:花守ゆみり
柏木 渚:麻倉もも
大仏こばち:日高里菜
柏木の彼氏:八代拓
ナレーション:青山穣
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

UR-ハーサカ・愛

【物語 4.0点】
「恋愛は告白した方が負けである」と逡巡するうちに、
ライバル候補?が増えたり、周囲で他の色恋が花開いたりして、
{netabare}恋愛自粛ムードの懸念{/netabare}など、事態がさらにややこしくなっていく3期目。

前作、打ち消し線で消滅の危機に瀕したサブタイトル『〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』も
『-ウルトラロマンティック-』に取って代わられ、
白銀会長の{netabare}スタンフォード大学合格{/netabare}という区切りにより決着に向け動き出すが……。


前半戦はいつも通り生徒会周辺で方々に脱線して色々グダグダやってる感w
が新キャラや、既存キャラの新形態?などを、笑って楽しんでいるうちに、
恋は盲目。例えば藤原書記から見たら{netabare}死んだアルパカ{/netabare}みたいにダメダメな白銀会長でも、
恋に落ちた、かぐやには良い所ばかり見えるなど。
いつの間にか恋愛に関する視点の補強が下味として仕込まれて、
終盤、最終回1時間SPにはコクのある美味しい紅茶を頂ける。

徹底的な伏線の管理。目的のあるネタの扱い。
恋バナの上で悶え踊るような乙女心。ムズキュンな一言を絞り出す創意工夫。
作品に染み付いた愛ある仕事。間違いない。これは一流のラブコメだ。
(文化祭ネタ拝借。失礼致しましたw)

この辺りが、安定して面白い本作の隠し味でしょうか。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・A-1 Pictures

毎度、キャラ1体につき、何パターンのデザイン用意するんだ?
というくらい多彩なタッチを使い分けるギャグ対応力は健在。
最後の『サザエさん』タッチも交えたオチもズッコケポイント高しw

表情別に様々な形態が発見されて来たヒロイン・かぐや。
恋により豊かになってきた彼女の心模様を逆に実感するのが、
終盤前9話に挟まれた過去話「1年生 春」
“氷のかぐや姫”と評されていた頃の無表情。

赤~紫系の光による撮影処理も引き続きムード向上に貢献。
肌色率が高いわけじゃないのにドキドキするのは、
光源がエロいのもあるかと思いますw


【キャラ 4.5点】
四宮家の従者・早坂愛。
かぐやとの主従関係も含めた秘密保持のため、
校内ではクール系JKに擬態するなど、涙ぐましい努力で滅私奉公して来た早坂。
そんな彼女が見せた普通の乙女心が、前半戦で私のガードを崩した先制パンチでした。
これがあったからこそ終盤、かぐや様を応援する早坂の当たり前の忠誠心も映える。

成績学年3位のモブから、かぐやの周辺に出没し、準レギュラー格に浮上して来た、遠い親戚の四条眞妃。
(再従祖叔母(はとこおおおば)とか初めて見ましたw)
“おば様”のかぐやと似て高飛車?と警戒する間もなく、
秒でデレて自己完結する、不完全なツンデレw

一方で2期の過去話でキャラが立った石上の元には、子安つばめ先輩という春の予感が?
かぐや同様、竹取物語(「燕の子安貝」)がモチーフの学園のマドンナは高嶺の花ですが、
かぐや&白銀会長のロマンスと並行、共鳴するラブコメの波動でクライマックスを彩る。


【声優 4.0点】
恋愛頭脳戦を実況、解説するベテラン・青山 穣さん。
『かぐや様』?3期?もういいでしょう?と躊躇していても、
「ウソである(含み笑い)」などと抑揚が巧みな青山さんのナレーションを聴くと、
安心して結局、完走してしまいますw

早坂愛役の花守 ゆみりさん。
かぐや役の古賀 葵さん並に諸形態への対応力が求められた3期でしたが、
対F仕様の{netabare}ハーサカ君{/netabare}も含めてお見事でした。

出番がわずかでも、要所と見れば実力者をキャスティングする本気度も高ポイント。
白銀会長を生徒会に引き込んだ前会長役にも島﨑 信長さんを起用し、転機を印象付ける。

チョイ役に人気声優と言えば、
{netabare}伊井野ミコが“癒しBGM”として聴いていたイケメンボイスに
梅原 裕一郎さん&斉藤 壮馬さんをねじ込んで来たのもゴージャス。
両耳をイケボで挟まれて「君は偉いよ。とても頑張ってる」などと囁かれたら
男の私も危うく堕ちそうになりますw{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴担当は1期以来の羽岡 佳氏。
相変わらず往年のトレンディードラマや科捜研?情熱大陸?
と想起させられるパロディぶりで多彩なギャグを追撃。

本音を中々言えない本編とは対照的に、
主題歌では昭和歌謡曲風のメロディに乗せて、
先攻・白銀、後攻・かぐやで心情を吐露する構成も恒例。

OPは鈴木 雅之 feat.すぅ「GIRL GIRL」
“愛を 愛を 愛を 打ち明けてくれ"
"GE・N・KA・I・DA!DA!DA!DA!”
と語句を反復強調して熱を込めていく歌唱が熟練の味。

EDは鈴木 愛理さんの「ハートはお手上げ」
内容は素朴なラブソングなのに、流れるED映像は壮大なスペース・オペラw
『かぐや様』アニメも劇場版実現の暁には是非、
幕前10分で良いので短編冒険アニメとして制作上映しましょうよ。


5話特殊EDにまでエスカレートしたラップバトルも印象的。
ただ白銀会長。いくら歌が下手だからって、ラップでボエボエとはならんでしょうw

投稿 : 2024/07/06
♥ : 38
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

最終回ですべて持って行った。

{netabare}
昔一期を見てギャグが合わなくて途中切りしたけど、暇だった時期があったので3期を見ながら裏で2期まで一気見。

元からギャグが合わなかったとはいえ、3期の序盤は1期2期と比べても面白くなかったと思う。ギャグなのに少し話が小難しかったりして、一期のような分かりやすいギャグではなかった気がするし、そもそもそんな派手なギャグがなかった印象。正直序盤の話はほぼ覚えてない。

前半はそんな感じで悪い要素は特になかったので凡作ぐらいかなと思って見ていたが、後半になるにつれて石上や生徒会長の恋愛要素が増してきて面白くなった。
ここまではラブコメだったけど、最後の方は各キャラの内面描写がしっかりしていて、純粋な恋愛モノのような真面目な雰囲気だったのが印象良かったかな。

石上パートは高校卒業までに告白しなければ、と期限が迫っていることへの焦燥感に共感できたし、不器用なキャラだからこそ共感できる面もあった。そんな石上に四宮が自分を重ねアドバイスをするのは心境が理解出来るし、このシーンの最中に所々に漫画風の絵を差し込む演出もハマっていてより感情移入しやすくなっており、話演出含め良かった。

メインの生徒会長と四宮の話は完璧。
「告白した方が負け」という作品の決め文句や、ここまでの「どうやって相手を先に告白させるか」など、言ってしまえばしょうもない争いをやってグダグダと告白を引き延ばしてたから(悪い意味で言っているのではない)こそカタルシスが増していた最終回の告白だった。
1期2期があってこその感動で、3期から見ればいいやと思ってたけど、ちゃんと1期と2期も追ったのは正解だった。

最後のタワーでの告白時のシチュエーションはタイトルに恥じぬロマンティックさで告白の舞台として申し分なかった。
気流の動きの計算や、怪盗の謎解きクイズなど含め、あんな演出を思いつくあたり、設定どおり生徒会長は天才だなと。
ここまでの風船などの話も全部最終回につながるもので、最後まで見たら中盤までの話も悪くなかったように思えた。
告白時の間の取り方や途中に文字を挟む演出も、よりシーンを映える物にしてたかな。最終回が完璧だった。
完璧すぎて4期がこれを超えられる気がしないのが不安。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
一期で切ってしまったんだけど、一応見るか。
やっぱあまり合わないな。Discordw あざとい。

2話 ☆6
喧嘩するほど仲がいい。不倫。

3話 ☆8
探偵雇う人ってガチでいるんかw 下見かもしれないだろ。
完全に浮気。前回とつなげるの上手いなw マジで痛そう。
壁ドン最強説
そういや元号書かれてるなw 欠陥ゲームじゃねーか。
昭和56年よくそんなにあったな。そうなるわなw
ここからシリアスに持っていくのも結構いいな。

4話 ☆7
あほくさw アニメ脳
石神君このアニメの男キャラで一番いいと思うけどな()
レズ堕ち。なんか酔ってない?w

5話 ☆5
これもラップかw 早坂韻踏めてねえ。オタク特有の早口。

6話 ☆6
急に真面目になる父。ホモ。いったのかよw
なんだかんだ男同士の方が楽しい説はある。俯瞰しろ。心理。

7話 ☆4
文句だけいえるやつw やっぱこのアニメのノリあんまり合わないな。
トモダチゲーム始まりそう。この風船つくるのむずいよな。

8話 ☆9
今回面白い説。心臓を捧げよ。恋愛のことになるとちょろい。
日本人の精神。今回演出頑張ってんな。
恋愛作品としての心情描写もしっかりしてる。

9話 ☆9
過去と今の雰囲気が違いすぎるw
恋愛要素強めな回のほうが面白いな。賢い版のアーニャ。
怪しい組織。高すぎだろw 
石上達もいい感じだな。噛みすぎてる。

10話 ☆5
やっぱギャグは面白くないよな。石上が振られる前提w
成功体験(意味深)

11話 ☆6
悪役感。ぼったくりかよw はよ告白しろ。

12話 ☆10
あざとい。怪盗の流れいる? なるほど邪魔者の排除かw
やっぱこいつら天才だわ SPYっぽいな。やっぱ天才だわ。
内面描写もしっかりしてていいね。いや、モブ生徒も頭良すぎだろw
スタンフォードには行くのか。3期が一番面白かった。
ほんとに良かった。

曲評価(好み)
OP「GIRI GIRI」☆7
ED「ハートはお手上げ」☆7.5
5話ED「My Nonfiction」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「ささ~げよ ささ~げよ! 心臓を捧げよ♪」

2022/09/10 初投稿
同日 お気に入りに追加
2022/09/12 ちょい足し
2022/10/01 さらにちょい足し

3期です!色々積み上げてきた物がさらに深化・拡充した感じです。
まず,キャラクターが出来上がってきて,各自生き生きと動き青春群像劇を描き始めました。数の上でも,適度にキャラクターが増えてそれぞれ活躍していました。欲を言えば男のキャラクターがもう一人くらい活躍してもいいかと思いました。意外と白銀と石上のハーレムっぽく無くも無いのでw
舞台的な広がりも見られ1期では生徒会室のシーンが中心でしたが,3期は校内のいろいろなところが舞台になっていました。特に校舎を外から描いたシーンと弓道場は美術的に,夜の町並みや校舎,キャンプファイヤーは演出的に美しいと感じました。

あとは,自分のちょっと苦手なナレーションは少し減って,登場人物の心中でのツッコミによって補完される場面も多く,いくらか見やすくなったと感じた反面,若干のキャラクターのぶれにも感じました^^;

ストーリー面では
伊井野がキャンプファイヤー実現のため奔走する話は率直に青春物として感動的でした。
また,第8話「四宮かぐやについて②」の終盤で{netabare}かぐやが白銀への思いを早坂に伝える場面の後は13話終了まで全編クライマックスに感じました。{/netabare}
全体的にほぼ,甘酸っぱい青春群像劇という路線でした。
いやー,高校時代懐かしい♪
自分の所はキャンプファイヤーは体育祭の後だったなぁ~(*´д`*)
文化祭はクラスの出し物以外は,いくつかの出し物に頭を突っ込んでいたけど,全部男子だけだった^^;

音楽・OP・ED的な面
後半ストーリーの盛り上がりに合わせてエモイ曲が多くなって良かったです。
挿入歌も昔のアイドルソング的(?)な「わたしのきもち」とかツボでした。
5話の特殊EDはとにかく,口角が自然に上がりまくります。アニメーション的にも元ネタは分かりませんが,アメコミ調の全然似ていないけど誰だか分かるwキャラクターデザインが秀逸でした。

通常EDのアニメーション既視感があると思ったら「スターシップ トゥルーパーズ」なんですねwそれと1期から登場している羽の生えたかぐやはスタジオジブリ制作のChage & Aska の「On Your Mark」のPVネタかと思っていたのですが単に秀智院の屋根に乗っている彫刻なのかも知れませんね^^;

マスメディア部取材終盤のナレーションからTG部までの流れなど,ちょいちょい押井守の影響を強く感じる場面が見られます。自分は好きですw

気になった点
やはりナレーション自分はこのナレーションがどうにも合わないのです。
そして謎のトレス線周りの白い部分。昔のダビングを重ねたビデオテープのような感じです。「86」でも気になったんですけど同じA-1Picturesですよね。CGなどでの技術的問題なのか?社内の流行なのか?とにかく自分はすごく見難く感じました。
この二つで0.5ポイント減点です。

突っ込み。作中かぐやが我慢したと思われる突っ込みの一つ
奉心伝説について
秀智院学園は東京都港区三田付近(つまり周知院は慶應義塾ですね。)だと言われているらしいのですが,「風土記」には東京に当たる部分は残っていません。念のためググると


現存するものは全て写本で、『出雲国風土記』がほぼ完本、『播磨国風土記』、『肥前国風土記』、『常陸国風土記』、『豊後国風土記』が一部欠損した状態で残る[4]。その他の国の風土記も存在したと考えられているが、現在は後世の書物に逸文として引用されるのみである。ただし、逸文とされるものの中にも、本当にオリジナルの風土記の記述であるか疑問が持たれているものも存在する。
ウィキペディア日本語版より
つまり,奉心伝説は誰かの創作ですよねw
そして,心臓を捧げるって・・・「進撃の巨人」を元ネタとして創作されたなんちゃって伝承では?w

2022/09/12 ちょい足し部分
5話 ラップ回に出てきた 「Mother 〇uker」 って言葉ラップぽすぎてすごく笑っちゃいました(笑)

2022/10/01 さらにちょい足し部分
後夜祭の時の白銀会長
「死神坊ちゃんと黒メイド」を見た後だと,坊ちゃんにしか見えない(笑)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 33

69.0 16 ツンデレで嫉妬なアニメランキング16位
カノジョも彼女(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (366)
1000人が棚に入れました
高校生となった主人公・向井直也は、ずっと思いを抱いていた幼なじみの少女・佐木咲から交際を受け入れられるが、ほどなくして自身を思い続けていたというもうひとりの少女・水瀬渚に交際を申し込まれ、悩みぬいたあげくに両者合意での二股交際と、三人での同居を提案する。当然猛反対する咲だったが、渚は直也といられるならと受け入れ、渚のいじらしい姿にほだされた咲も結局は了承、3人は直也の自宅で内緒の同居生活を開始する。さらに3人は、同級生の美人動画配信者であるミリカこと星崎里香や咲の親友で学業優秀な桐生紫乃とも接点をもち、ミリカや紫乃までが直也に惚れるという複雑な人間関係に発展する。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

みんなでアホになって二股ハーレムをエンジョイするラブコメ作品

原作コミックは初巻刊行時、書店でお試し版を立ち読み。
リアクションのノリが良い声優さんでアニメ化したら是非観たいと好感。
後に願望が叶ったのでw視聴。

【物語 3.0点】
世間は不倫がよほど大嫌いらしい。
何しろ情報番組では、独裁者のジェノサイドなどの歴史的蛮行を差し置いて、
芸能人がゲス不倫したなどとトップニュース扱いで大騒ぎする有様。
何が世間をそこまで人様の恋愛事情のバッシングに駆り立てるのか?
私には皆目見当が付きませんが、メディアの扱いを見る限り不倫は人類に対する大罪なのでしょう。

よってこの大きなタブーのカウンターには喜劇の可能性が潜んでいるわけですが、
実現には相応のリスクが伴います。

不倫が何故ゲスと忌み嫌われ、糾弾するゴシップが盛り上がるのか?
二股そのものよりも、誤魔化そうと重ねられた言い訳や嘘による所が多い。
そこを解毒しコメディに漂白するためには、開き直ってアホになって素直に二股する他ないw

その点、本作の主人公少年・直也は清々しいくらい素直でアホw
いやむしろハーレムに巻き込まれる美少女たち全員が少しずつ変なアホガールw
真っ直ぐ過ぎる主人公少年の暴走をさばききれずにグダグダになる様を、
視聴者もそうはならんやろwと突っ込みつつ一緒にアホになって楽しむアニメ。


内容は……ないですw
某話で昼休みに二股が周りにバレないように3人で過ごす場所を何処にしようか?
だけでほぼAパート消費した時には、今日も何も進まないなwと呆れつつ笑いが込み上げて来ましたw


アホの取り扱いに長けた作者の突破力に素直に観念して幸せになりましょうw


【作画 3.5点】
アニメーション制作・手塚プロダクション

クオリティは標準レベル。
人物作画は美少女の顔面と造形は何とか守りました位の出来。
限られたソースを胸部周りに集中する辺り、作品の性質を良く捉えてはいますがw

どちらかと言うと、多種多様な流線背景や水玉模様のフィルターなど、
カラフルな背景美術や撮影が、
多彩なコメディシーンを演出し楽しませてくれた感じ。


【キャラ 4.0点】
主人公少年・向井直也。
自分の気持ちに嘘を付かなさ過ぎてかえって面倒臭くて怖いw
何でそんな変な所で真っ直ぐなんだwという言動で、
バーゲンセールの如き土下座を繰り返し、頭突きで常識を破砕し、ハチャメチャの起点となる。

正?彼女の幼馴染系ヒロイン・佐木咲(さきさき)。
言葉より先に暴力による制裁が飛び出す勝ち気な部分もあるが、
押しには弱く、恋愛進展には奥手なため非常識な二股&同棲状況がどんどん既成事実化していくw
貧乳枠。

対抗?彼女の水瀬渚。
そもそも二股が始まったのは渚ちゃんが可愛すぎて料理などの女子力が高すぎたから。
そのあざとさは佐木咲をも変な気分にさせる程w
巨乳枠だが、すぐ相手を立てて引いてしまうため、やはり事態は長期化w


このままだと三角関係が膠着するだけですが、
起爆剤となったのが巨乳動画配信“ミーチューバー”ミリカこと星崎理香。
{netabare} 3人の二股同棲先の庭にテントを張って押しかける。{/netabare}
{netabare} 彼女2人の眼前でファーストキスを奪う。{/netabare}
など頭オカシイくらい超積極的なアタックで波乱を演出するMVP級の活躍w


二股を阻止し事態を収拾するために、佐木咲の親友・桐生紫乃がハーレムに乱入するも、
早くもミイラ取りがミイラになるが如きグダグダな展開で、今後も混迷の予感w


【声優 4.0点】
主人公・向井直也役の榎木 淳弥さん。
正々堂々二股したい!好きになってしまったものはしょうがない!
2人ともメチャクチャ可愛い!
などと全編にわたり、松岡修造さんかwってくらい暑苦しく叫びまくり、
二股コメディを押し通す。

メインヒロイン・佐木咲役の佐倉 綾音さん。
ボケに等しい直也の実直奇行へのツッコミと共に拳が飛び出すリアクションに、
あやねるの元気ボイスは適役で、コメディの基軸となる。

もう一人のメインヒロイン渚役の和氣 あず未さん。
本作では清楚おしとやかボイスを提供しますが、こちらもあやねる同様、元気娘役のキャリアもあり。
時折のぞかせる芯の通ったボイスで、二股状況を諦めさせるのは容易じゃないと思い知らせれますw

サブにも理香役には竹達 彩奈さん、紫乃役に高橋 李依さんと布陣は強固。
耳の多幸感で、私も一緒にアホになるための、頭のネジを外す作業も捗りますw


【音楽 3.5点】
劇伴は『ごとよめ』等の櫻井 美希氏による広ジャンルのラブコメ対応を土台に、
斎木 達彦氏、青木 沙也果氏が、時に昭和の人情時代劇、メロドラマ風の修羅場BGM、ピアノバラードで援護射撃し、
より広範囲の非常識コメディに対処する共作体制。

唖然とした時のチーン音などSEによる支援も厚い。


OP主題歌はネクライトーキー「ふざけてないぜ」
不倫はダメだ!との石頭もふやけさせる脱力系ロック。
“誰も殴らんで済めばいいな”って……咲ちゃん直也を思いっ切り殴り飛ばしとりますがなw

ED主題歌は声優・麻倉 ももさんの「ピンキーフック」
“ムリ(ムリ)”連呼などがあざとい恋愛アイドルソング。
近年ちょくちょく見かけるようになった、
本編不出演の声優アーティストによる主題歌。
私は声優アーティストも歌手と評価する良い傾向だと歓迎します。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 16
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

マンガ家さんと編集さん

原作未読


とどのつまり編集はきちんと仕事しろよと言いたいのであります。

同級生の彼女いるなかで下級生からも告白されちゃって、なんでしたらとそちらも巻き取って単身赴任で両親不在の自宅で仲良く共同生活を始めるお話。イスラム王族の話かと思いきや日本が舞台です。


① これ連載にGOサイン出した人いるんだよね?

…が一点目。私そもそもアニメの導入が『風夏』だったものでマガジンのラブコメは気になってます。
『ドメスティックな彼女』『恋と嘘』『寄宿学校のジュリエット』『五等分の花嫁』『彼女、お借りします』『ランウェイで笑って』などアニメ化されたのだけでも一筋縄ではいかない面々。
良くも悪くも実験的なんですけど、実験だけに失敗もある。今回は失敗。

荒唐無稽な設定でも面白きゃいいのです。本作の荒唐無稽な舞台にはそれに見合う“狂気”が欲しい。
デヴィ夫人はスカルノの3番目ですが荒波に揉まれて今に落ち着いたと思えば納得します。側室ものだったら“寵愛”“独占”をキーにどろどろできるのにそのへん少しも目指してないことが残念。
一応“嫉妬”要素はあるもののあくまで女の子をかわいく見せることを目的としたものです。

次どんなのいきましょ?のアイディア出しで「公認二股ってまだ無いっすよね?」「いいじゃんそれ」を採用しちゃったのがミスでしかないアニメ化です。この設定で進める以上“ラブ”を放棄せざるを得ずギャグにするしかありません。キュン要素はせいぜいキャラのデザインと動画と声で「この子カワイイ」と感じてもらうだけ。
原作がどうか知りませんが設定が設定だけにエンタメするにはいばらの道だったと思うんですよね。自分らで設定しときながら挑戦することなく、まるで活かせてなくてただのかわいい女の子の見本市になってます。編集さん仕事してます? 少なくとも私の需要はありません。


② ギャグが独りよがりになってませんか?

…これ二点目。ラブに期待するととてもじゃないけど雑な会話のやりとりにイラついて終わります。よってギャグと見立てるわけですがどうなんでしょう!? 
唐突なガヤがランダムで挿入される感じ。不協和音にしか見えないのには理由があるのでしょうか。
これは“狂気”を感じないことと関係ありそうで“日常”“常識”の影がないんですよね。狂気と対となる常識があって成り立つ陰陽の関係だと思います。私が言うまでもなく常識から半歩なり一歩ずらすことで笑いが生まれるのですから、常識を熟知した上でそれをずらす才能が求められるのです。それがない。変な人を引き立たせるためのまともな人が不在である悪影響が目立ちます。

 主人公♂ 告られて選べず両取り宣言して♀に強要するパラノイア
 タメ彼女 「いや、断れよ」としか言いようがない 被虐待疑惑すらある
 後輩彼女 戦略でも天然でもない 意志薄弱なので数年後DV男にひっかかる
 配信♀  これほんとよくわかんなかった キャラ設定の手を抜き過ぎ

主要キャストから頭が痛いです。常識人不在の弊害は物語進行上のハンデ以上に「さてはこの原作者(制作側)人間を知らねーな」と私は思ってしまいます。だってまともなキャラ出てこないんですもの。一気に観る気が失せちゃいました。4話で撤退します。



※余談

■ターゲット不明

一瞬「十代前半向けかしら?」思いかけて沈思黙考。いや違うな。これ自分が中学生の時に出会ってても歯牙にもかけてなかったでしょうね。遠く離れたところにあります。

 こういうかわいいの見たいんでしょ?

そんな製作の意図まで否定はしませんけど、安直過ぎやしませんかね。{netabare}なんかAVの前フリドラマシーンと変わらぬ適当さ。{/netabare}
「○○かわいい」だけだったら気合いのイラストに声被せただけで良くないですか?
一応、アニメにする以上複数の登場人物が絡む性質のものですから、“ドラマを成立させる努力”くらいはしてほしいのです。


■ある意味熱演

なんかのレビューで触れた記憶があります。
{netabare}あやねるが苦手です。役柄もあるけど声の通りが良くて100M先からでもひそひそ声が聞こえそう。
ドタバタ劇で作風に合うし、相方の和氣さんともいい感じですが、三人の掛け合いになると存在感あり過ぎて全部持ってっちゃう気がするのよね。役の子より演者が前にきてしまってます。{/netabare}



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ視聴

-----

2021.8.14 初稿
2021.11.7 配点修正 -0.1

投稿 : 2024/07/06
♥ : 34

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

話題沸騰中のネオスタンダードラブコメ!

この作品の原作は未読ですが、キャラデザが好みだったことと、あやねる、和氣あずみさん、あやちにりえりーが出演されると知り視聴を決めた作品です。


主人公、直也は高校1年生。

ずっと好きだった咲に告白し、
彼女になってもらうことに成功。幸せの絶頂にいた。

しかし、そんな直也に美少女・渚が声をかける。
彼女はいきなり、直也に付き合ってほしいと告白を迫るのだった。

渚のあまりのいい人ぶりに心が揺れる直也は、ある決断をする…!!

まさかの選択から始まる、ネオスタンダードラブコメ!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

INTRODUCTIONでは、この作品で取り扱っているテーマについては触れられていないようです。
やっぱりテーマに触れたらネタバレになるのかな…?
…と思いましたが、キャラ紹介欄にしっかり記載されていたので一安心…
だって、テーマが分からないと、作品の方向性がちっとも分かりませんから。

公式サイトのトップページに掲載されている可愛らしい4人の女子高生が本作品のヒロインです。
因みにキャラ紹介文は公式サイトから引用させて頂きました。

・佐木 咲(CV:あやねる)
直也の幼馴染みであり、明るく元気な最初の彼女。
「二股してもいいか?」という直也からのありえない提案に、戸惑いつつも渋々OKしてしまう…。
あだ名は、サキサキ。

・水瀬 渚(CV:和氣あず未さん)
直也の2人目の彼女。直也と咲のクラスメイト。
正確は健気で謙虚。
少々要領が悪いところもあるが、超頑張り屋さん。
気立てがよく料理上手。

・星崎 理香(CV:あやち)
美しい容姿で学校内の男子から人気が高い。
親や学校には内緒で人気美少女配信者の「ミリカ」としても活動しており、高校生らしからぬ財力を持ち合わせている。
ツンデレ。

・桐生 紫乃(CV:りえりー)
頭が良く、成績は学年1位。
咲の親友で共にバスケ部に所属している。
大切な友人である咲と直也の関係が気になっている。

物語の展開上、サキサキと渚ちゃんが核を担っているのは容易に理解できます。
ミリカの登場と心の移り変わりはある意味変化球でしたが、しっかり描いて貰っているので、これも分かりやすいと思います。

問題は、りえりー演じる紫乃…
どうしてサキサキや渚ちゃんと同じ立ち位置で取り扱われているかが少しも理解できませんでした。
だって、中盤までは殆ど出番はなくようやく物語に絡んでくるのは終盤になってから…
しかも絡み方が他の3人と明らかに方向性が違うんです。

正直彼女に対しては分からないことだらけ…
但し、最終話を見るまで…でしたけれど。
これまでは、渚ちゃん一筋で視聴していましたが、その気持ちが瓦解していくのが自分でもハッキリと感じられましたから…
もちろん、他の3人と同じ立ち位置であることにも激しく納得です。

これは今後の展開が楽しみに…というところで終わってしまったのが残念でなりません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ネクライトーキーさんによる「ふざけてないぜ」
エンディングテーマは、もちょによる「ピンキーフック」
お気に入りはエンディングの「ピンキーフック」一択です。
もちょの声質にあった楽曲という感じで、もちょが歌うからこんなにも可愛らしい歌に仕上がったんだと思います。
少し中毒性のある感じもウェルカムでした。

1クール全12話の物語でした。
原作が現在既刊7巻ということで、原作のストックが少ないのかもしれませんが、是非続きを視聴したいと思える作品でした。
朗報を待っています。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 20

61.2 17 ツンデレで嫉妬なアニメランキング17位
ハンドレッド(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (407)
2413人が棚に入れました
“ハンドレッド”―それは地球を襲う謎の生命体“サベージ”に対抗できる唯一の武器。

主人公如月ハヤトは、そのハンドレッドを用いる“武芸者”を目指すため、海上学園都市艦“リトルガーデン”に入学を果たす。

だが―「会いたかったよ、ハヤトっ!」「お、お前は一体…?」

なぜか自分のことをよく知る(?)ルームメイト、エミール・クロスフォードに、どこか懐かしい違和感を覚えるハヤト。

さらに入学早々、学園最強の武芸者“女王”クレア・ハーヴェイから決闘を申し込まれてしまい…。


声優・キャラクター
長谷川芳明、大久保瑠美、吉岡茉祐、奥野香耶、M・A・O、羽多野渉、大坪由佳、衣川里佳、牧野由依、堀江由衣、佐藤利奈、今村彩夏

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

美少女に囲まれた主人公・・・ラノベ系ハーレムを満喫できる作品です^^

この作品の原作は未読ですが、キャラデザが綺麗で好みだったこと・・・そして、先日ご冥福をお祈りした松来さんがドラマCDに出演されていたことも相まって、視聴を即決した作品です。

視聴前に知っていた事は「学園バトルアクションもの」であるという程度しか作品に関する情報を持ち合わせておらず視聴に臨みましたが、直ぐに続きの気になる作品の一つになりました。
色々とテンプレ感は満載なんですけれど、この系統の作品・・・日常でモテモテの主人公に軽い嫉妬を覚えつつ、華のあるバトルアクションを堪能する・・・という作品の展開が好みなんだと自覚しました。

この物語の主人公は、高校1年生の如月 ハヤト・・・彼は地球の襲撃を続けている地球外生命体に対抗できる力・・・ハンドレッドの担い手として覚醒し、同じ担い手を育成する海上学園都市リトルガーデンに入学し、銀髪翠眼の美少年・・・エミール・クロスフォードとルームメイトになるところから物語が始まります。

ハンドレッドの担い手にはハンドレッドとの相性・・・所謂反応数値が設定されており、主人公である如月 ハヤトは歴代最高数値を叩き出して入学してきた・・・という時点で、今後の無双っぷりを期待する事になる訳ですが、何より気になるのが次々に登場する可愛らしいヒロイン達の存在と活躍です。

ハヤトに好意を抱く女性にまるで女の子のような反応を見せるエミール・クロスフォード・・・
微妙な立ち位置である事は否めませんが、一歩引いてハヤトの背中を守るエミールに内助の功を感じてしまったのは私だけでしょうか・・・(//∇//)
でも全てはエミールの言動は全て覚悟と意志に繋がっているんです。
エミールがそこまで思い切れるのはハヤトだから・・・
ハヤトとエミールの繋がりの物語は本編で明らかになりますが、エミールの美少年っぷりは正直半端じゃありません。
どの位半端じゃないかというと・・・ISのシャルルに対抗できる位といっても過言ではありません^^;
男性にも女性にも好かれるキャラだと思います。

そしてクレア・ハーヴェイ・・・この物語において彼女の存在は欠かせません。
金髪ドリルツインテで生徒会長・・・そしてグラマラスとラノベお約束の設定がてんこ盛りの彼女は、気品に溢れ常に学園を守るために必死に奔走していますが、純情で一途な一面を併せ持っています。その純情さは普段の言動と激しいギャップがあるのですが、それが彼女の最大の魅力なんだと思います。

生粋のヒロイン・・・といえば霧島サクラをおいて右に出る物はいないでしょう。
その美少女っぷりもアイドルとして歌で元気や癒しを応援してくれる皆んなに発信し続ける優しさの全てに愛おしさが感じられる彼女ですが、彼女の魅力であり最大の武器は好きを隠さない事・・・
気持ちに裏表が無く自分の素直な気持ちのままに行動する彼女は眩しい存在です。
そんな彼女の優しさはハンドレッドにも現れています・・・
本来ハンドレッドは地球外生命体への対抗手段・・・いわば傷つける兵器そのものなのですが、彼女のハンドレッドは攻撃ではなく防御に特化しているんです。
物語の中で頑張っている彼女を見ていると思わず応援したくなる・・・そんな存在でした。

そして規格外の存在・・・といえば如月 カレンが挙げられます。規格外も当然・・・彼女は、ハヤトの実の妹なのですから・・・
病弱で走り回ることのできない彼女・・・きっと元気だったら片時も兄の傍を離れることの無いくらい兄の事が大好き・・・
そんな普段の物静かな佇まいの裏には、病弱であるが故に兄を拘束している後ろめたさと好きだから束縛したい、という矛盾に葛藤があるんだろうなぁ・・・と思うと、本懐を遂げて欲しいと思えた一人だったと思います。

オープニングテーマは、D-selectionsさんの「BLOODRED」
エンディングテーマは、複数の曲が使い分けられていました。
「EYES ON ME」エミリア&サクラ
「TABOOLESS」クレア&リディ&エリカ
「Hardy Buddy」レイティア&フリッツ
「Jewels Of Love」サクラ&カレン

1クール全12話の作品でした。
振り返ってみると、テンプレながらキャラ立ちがしっかりしていたと思います。
他にも魅力的なキャラがたくさん登場してくれるので最後まで堪能しながら視聴する事ができました。
物語的にはキリ良く纏められていたと思いますが、続編・・・難しいかもとは思いつつも期待しているのが本音です。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 13

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

現代の民話について

【未評価】

仕組みのよく分らない異能力によって外敵と戦う世界で、戦闘者を養成する学園での物語。

以前に別作品のレビューで書いた「学園魔法バトルハーレム」のテンプレートを地で行く世界だ。
そのレビューでも書いたが、テンプレという「型」がどうというより、その中で何が描かれるかが問題なのだろう。
エピソードをいちいちデータベースと照合して「これは○○パターン」と分類していくだけでは視聴が楽しくなるとは思えない。

が、それにしても、まず「冒頭で、入学したての主人公が、学園最強の美少女と早々に悶着を起こし、決闘する」という展開は、分類をしないように配慮していても、なお気づかざるを得ないほど頻繁に繰り返されている「おやくそく」だ。

この「おやくそく」は、ライトノベル原作の、「魔法で戦う世界における戦闘者養成学校の学生生活を舞台とした物語」に限って登場してくるように見える。

先行作で同じ展開が頻出していることを知らない筈はないのに、何のひねりもなくこれほどまで頻繁に繰り返される事態は、もはや単にライトノベル作家やアニメ製作者の無能や手抜きとして捉えるべきではないのではないか、と感じさせるものだ。
そう、「またこのパターンか」と冷笑して欠点を指摘した気になるのは、無意味ではないか、と。


膨大な数にのぼる「民話」は、大抵の場合、「むかしむかし、あるところに」という言葉で語り始められる。
ある意味では民話の「パターン」ともいえるのだが、これは、その民話の「物語=ストーリー」のパターンなのではない。

それは、「むかしむかし、あるところ」=「いま、ここ」ではない=「現実」とは異なる次元の「おとぎばなし」、という「記号」として、繰り返されているものだ。
これから語られるのは現実ではないおとぎ話だ、と宣言する「合図」として、このフレーズは冒頭に置かれなければならない。


使いまわされる「冒頭で、入学したての主人公が、学園最強の美少女と早々に悶着を起こし、決闘する」エピソードは、それぞれの作品で語られる「物語」のプロットの一部なのではない。
「冒頭で、入学したての主人公が、学園最強の美少女と早々に悶着を起こし、決闘する」事は、これから語られるのが「魔法で戦う世界における戦闘者養成学校の学生生活を舞台とした物語」であるという「合図」として置かれているものなのではないか。
おとぎ話の世界に入る前に、まず「これは現実ではない」という宣言をする「儀式」が要請されたように。

常識的な現実理解の水準からすると、「魔法で戦う世界における戦闘者養成学校の学生生活を舞台とした物語」は、「世界」の「設定」に論理的整合性という意味でのリアリティが全くない。
リアリティ=もっともらしさは、「設定」ではなく、語られる「物語」によって担保される。そのためには、まず、何はともあれ、物語の中に入り込まなければならない。
この、ある意味で「おとぎ話」と類比可能な、論理的整合性の存在しない「世界」へ跳躍する為に、「おやくそく」という「儀式」が要請されるのだろう。

民俗学者によって、さまざまな民話に共通する「骨格」が抽出されてはいる。
だが、骨格が共通していようとも、それぞれの民話のそれぞれの「物語」が、それぞれに固有の面白さを湛えている。
それゆえに、それぞれの民話は伝承され続けてきた。

パターン分類してデータベース照合することで「作品」の上位に立って見下そうとするユーザーの作為を一蹴するように、似た構造の「世界」を創り続ける〈ラノベ/アニメ〉の作家や製作者の態度は、「設定」の独自性など最初から問題にしていない、民話の語り部のようだ。


そのように考えると、冒頭のエピソードだけで「またこれww」とテンプレ認定して評価したつもりになる言説に意味はない。
この「おやくそく」の後に来るもの、「物語」で語られるもの、物語の「語り方」こそが、「作品」であるのだから。



というような感想を喚起されたものの、どうやら語られるものに関心を惹かれそうもない。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 2
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今春アニメ随一のハーレムアニメかも。にしてもいろいろ強引すぎる

はっきりいいます。ハーレム作品は嫌いじゃないですw
男のバスロマンみたいなものですからね。

謎の地球外生命体の侵略に怯える地球民。反抗のきっかけになったのは、
隕石に含まれる結晶のハンドレッドから武具を生み出して闘うことだった~。

主人公は病気の妹の治療費を免除してもらうために、ハンドレッドの異能者を集めた学園に入学します。
すでに過去最高レベルの成績らしくて最強戦士の可能性を秘めているとのことで、
これはもう微塵も俺Tueee系なのを隠す気もないのがわかりますね。
堂々としたものです。

学園を取り仕切る生徒会はすべて女生徒で占められていて、これがもうスーパーゴージャスな
タテ巻きカールの金髪生徒会長とかがいる時点でハーレム要員だとひと目で見抜けるくらい自分も成長しましたw

入学式で早々にトラブって生徒会長とバトル!
そこでお約束のラッキースケベ展開!
モンスター出現で能力発揮!
またまたラッキースケベ!
おまけでいうなら、主人公はとある期間の記憶が欠如しているとか。。。
とまぁ、テンプレ通りの展開で、安心して流し見できます。

注文をつけるとしたら、もうちょっとデザインセンスが…なところか。
バトルの際にはパワードスーツのようなユニフォームをまとうんですが、
これがお約束のハイレグなのはいいとして、強化バージョンの完全武装になると
ヘンテコマスクみたいなの被ってかっこ悪いんです。

基本、主人公の性格は優しく義に厚いタイプなんですが、ちょっとまじめすぎるかなとも。
アスタリスクのアヤトや落第の一輝であるとか、ここのところのハーレムアニメの主人公は
品が良すぎて癖がなくておもしろくないというか。
最弱のルクスくらいデキる子なんだけど日頃きょどってる方が落差があっておもしろいのになとも。

あと、主人公の顔が荒野のブンタにくりそつで、つい笑ってしまいます。
いつになったら借金苦に悩むお兄さんが出てくるのかとw

これから様々な敵と戦うことになるんだろうと思いますが、
多少でもひねりのきいたシナリオを期待します。

以下、視聴しながらのネタバレです
4話~ お兄ちゃん、水と女に気をつけてね! はい、お風呂回ですね
{netabare}
かなり毒舌な妹からの忠告をうけての歌姫のボディーガード回。
安定のお風呂でトラブルでしたw

しかも前回で相部屋のエミリオが女性だったことが判明して、こちらともお風呂場でラッキースケベな展開に。
どこまでも運のいい主人公です。

にしても妹ちゃんの見通す力はすごいですね! 
自分も3話か4話あたりでやってくるかと想定はしていましたがw

というか、歌姫に結婚前提で付き合うことを告白されたり、ペースがかなり早いというかゆる過ぎる気がするんですが…。
もうちょっとエピソード絡めた関係とかあってからでないと思い出も何もないままで、
これだとただのギャグか道化になってしまいます。

みんなのアイドルの歌姫もハンドレッドの異能者だったことが判明しましたが、学園外のキャラだけに
今後、どう絡んでくるのか?
あ、次週で転校してくるのか。それで落着ですねw 本当にラノベってやつは~ あははは

ちなみに、いまだにハンドレッドの意味がわかっていません。
石から百の武装を取り出せる意味でいいのか?
それぞれの個性や能力によって、取り出せる武器が違ってくる?
で、その武器はどこに格納されてて管理されてるのか~。
いろいろと謎すぎます。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 6

82.0 18 ツンデレで嫉妬なアニメランキング18位
Free!(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1777)
9016人が棚に入れました
「七瀬遙」は、「水」にふれること――「泳ぐこと」が好きだった。

小学生のころ、同じスイミングクラブに通っていた「七瀬遙」「橘真琴」「松岡凛」「葉月渚」
彼らは、小学校卒業前の大会での優勝を最後に、違う道へと進んでいく。

やがて時が経ち、高校生活を無為に過ごしていた遙の前に、突然、凛が現れる。
遙に勝負を挑み、圧倒的な強さを見せる凛。このままでは終われない。

そして、真琴と渚が再び集い、新たに「竜ヶ崎怜」を引き込んで、岩鳶高校水泳部を設立。
遙、真琴、渚、怜、そして、凛。
これは、躍動感あふれる男子高校生たちの、水泳と青春と絆の物語――

声優・キャラクター
島﨑信長、鈴木達央、宮野真守、代永翼、平川大輔、渡辺明乃、ゆきのさつき
ネタバレ

かおーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

スイマー視点から。超クソ作品。時間の無駄。

京都アニメーションということで、やっぱり「けいおん!」の男子:水泳版といって良い作品です。

エリートスイマーが挫折を乗り越えて栄冠を掴むようなスポ根ではなく、まぁそんなにレベル高くない男子達がリレーで泳いで楽しいな♪的なアニメ。

合宿回あり、お祭り浴衣回あり、水着サービス回あり(というか毎回)といった、けいおん!と同じような時系列で話は進みます。

「オリンピックを目指す」とか言ってるのもいますが、
「夢は日本武道館!」っていってるけいおんのあの子と同じノリですね。

脚本が決定的にダメ。最終話、結末が最悪にマズい。
{netabare}
県大会の上位の大会で、リレーに替え玉で出場。1位で入って失格。こんなの許される訳がない。許してはいけない。
リアルなら両校ともに水泳部廃部。関係者全員停学、競泳界から永久追放。高校競泳のみならず、大学も無理。ルネサス、SWIN、KONAMI等クラブ所属選手も無理。二度と号砲聞いて飛び込み、タッチセンサーでフィニッシュすることはない。

スポーツを主題とするアニメでこんな脚本でいいのか?
「アニメだから。」で片付けていい問題じゃない。小説でも、映画であっても。こんな作品を世に出してはいけない。やってはいけないことの一線を越えています。

(過去、他の作品ではタッチの劇場版「背番号のないエース」で、死んだカツヤに変わって、県大会決勝の9回だけタツヤが投げるシーンがあり物議を醸しました。没収試合になるという原作にはない設定です。それでも他校の生徒ではありません。
稲中卓球部でも、卓球の達人であるおばあさんを使って替え玉で優勝したことありましたが、あれは未成年の飲酒、軽傷害、痴漢、昏睡強姦未遂等なんでもありな青年誌のギャグ漫画。)

学校の代表であり県の代表である選手、つまり他人を負かして、押しのけて、そのみんなの代表になっているんです。背負っているんです。

それがこんな勝手なことして失格なんて、「Free」でかたづけられる問題じゃない。

ハッピーエンドで終わってよかった?
良い最終回だって?

水泳部以外で。他の部活動でも。演劇部とか吹奏楽部だってコンサートのチケット争奪戦だってそうじゃね?
ジャニーズのコンサートのチケット取ったけど「寝坊したwww」ってツイートしたら、行けなかった人達は怒るでしょ。北島康介が「アラフェスなう」ってツイートして炎上したばかりじゃないか。
同じ事想像してみて欲しい。がんばって、あと一歩だったこと、誰だってあるはず。負けて、押しのけられたけど、自分に勝って代表になった人達には頑張って欲しい、楽しんでほしい。

その代表があの身勝手な行動で失格処分です。

横断幕を作ってくれた学校。
壮行会を開いてくれた先生、集まってくれた全校生徒。
練習に付き合ってくれたコーチ。
応援、サポートに来てくれた生徒たち。
(これらは作中で描写されてます)
小学校入学前からスイミングに通い、高校三年間泳ぎ通して、最後の大会に勝ちたくて、地方大会に出たくて挑んで負けた、多数の選手たち。

みんなを裏切ってる。

脚本家はゆとってるのか?勝ち負けを教えられずに育つとこうなるのか?
勝者には責任がつきまとう。「とらドラ」で大河が「やっぱり面倒になったから、リュウジと別れるわ。」ってあのラストからソッコーで別れるようなOAVあったら糞だろ?やってることは同じだぜ?

そもそも4人で泳ぎたいならどこだっていいじゃん。イワトビ高校のプールで、いつでも好きに泳げ。
何で、そんな地方大会なんて大きな舞台でやる必要がある?
{/netabare}

何かに必死に打ち込んだことがある人にはオススメできない作品です。
水泳、スポーツのみならず、努力する人たちをバカにしています。

---視聴前---
水泳辞典
フリー = 自由形
バック = 背泳ぎ
バッタ = バタフライ
ブレスト = 平泳ぎ
イチフリ = 100m自由形
2コメ = 200m個人メドレー
4コメ = 400m個人メドレー
短水路 = 25mプール
長水路 = 50mプール

クッション付きゴーグルつけてますけど、今どきの高校生はノンクッションが主流ですね。
足のくるぶしまである水着は、レーザーレーサー騒動から禁止になりましたので、今売ってないですね。

リアルの水泳は寂しい世界です。1日休むだけでタイム落ちるとか言われます。
水の中でひとりぼっちです。音も聞こえません。いや、水の音しか聞こえません。それでも、ただ淡々と泳ぐ、すっげー地味なスポーツなんですが、これをどうやってアニメにするのか。楽しみです。

5人いるようなんですが、どーすんですか?
タイトルからいって、400mフリーリレーなんですかね。一人余りますが。最後は大会でガッツリ泳いで終わり、になるのでしょうか。一般的に、長水路でターン1回、1人52秒で泳がないと勝負にならない世界。これでもかって厳しく書いてほしいです。
部室でお茶ばっかり飲んでしゃべってるけど、文化祭ライブは大成功とかしちゃう某アニメみたいにならないことを祈ります。
-------
各話感想

{netabare}
第1話
面白い!
水中のCGでの、水中感がとても良いです!
だがアニメパートでのそれはまるで感じないのが残念。。。
小学生時のバトルで、ターン後にドルフィンじゃなくてキックで上がったのがよし!浮上距離も短くて良し!小学生らしい!リアルさがありました。

ホモーとかアーとか言われてますが、水泳部から見ると全然そんなの感じがない不思議(笑)。
普段から全裸耐性あると、なんにも感じねー。笑えて良し。

主人公、地元のスイミングクラブが閉鎖、そして高校にプールがないって絶望的な環境な訳ですね。自分もクッソ田舎に引っ越したら中高ともにプールがないという泣くに泣けない状況だったのでビンビンに響きます。風呂でスカーリングしたり。わかるわかる。

あの、壊れたプールを修復できて水泳部が復活すると良いですよね。でも、現実はキビシイです。数年水抜いたまま放置されたプールの修繕は事実上不可能。ひび割れだけじゃなくて配管に深刻なダメージを受けます。311の震災でも、東日本のプールの大半が修理休業が必要だったほどダメージを受けました。とてもデリケートな物なのです。

ぶっちゃけ、「紅」ちゃんがスイマーで水着姿になってくれることを希望!もちろんバックの選手がいいなぁ。なぜか背泳ぎの女性選手ってすごいスタイルいいんですよね(えびちゃんとか)。他はゴリラなんで(スイマーみてたらすげーごめん)。

2話
直せねーよ!ってプールが見事に修復。DIYでどーにかなるか?配管とか漏水検査とかどーすんのよ?
つかなに4月に水張ってんだよこのバカ顧問www
水道代(安くて20万くらいか)はどーすんだよw 授業で使ってなかったんだから、水泳部が全額負担になるだろ、死ぬぞ?ウォーターボーイズみたくバイト生活開始か? これからカエルが卵産まないように塩素入れて水質管理し続けるのか?泳げないプールに?落ちる桜の花びらとか誰が掃除すんだよwww

とかリアルな話は置いておいて。

「俺はフリー(自由形)しか泳がない」=小学生でそれってカタワもいいとこ。んなバカはいらねーなんだが、1話でメドレーリレーで、凛がバタフライで突っ込んでくるシーンがありました。ということはメドレーリレー(背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、自由形の順)なので、まぁ遥はフリーオンリーなんでしょう。凛はバタフライで、メドレーリレー優勝でトロフィーゲットってことは、凛のほうが器用なタイプなんでしょうか。

で、中1でもう一度フリーバトル。で、遙の勝利。
高2で再戦。凛が勝ったのは、勝って傷つけたトラウマからか、遥が手を抜いたんでしょうね。酷なコトするなぁ。
つか、ベスト何秒?って会話だけで勝負つくのがスプリント系なんですけどね、盛り上げるために逐一勝負させてますね。

桜が咲いているような背景で、プールに飛び込んでましたが・・・水温、良くて16度くらいでしょうか・・・心臓に来ますね(笑)。

腐向けとかアー過ぎて見てられない、って意見も見受けられますが、スイマーからすると、あまりに自然な光景なので、なんかフツー。あんなもんですよ?ただ、屋外プールで練習する遥たちは、これから真っ黒クロスケにはなりますなぁ。


3話
タイトルが全然関係ない件について。
ドルフィンキックなんてどこにもでてこねー。遥の飛び込んだあと、一瞬だけ写っただけかよ・・・。

クラブに通う料金が部費で出せないかって・・・
プール満タンにする水道料+管理費のほうが、クラブx4より高いんですけどね。
今日日、野球部だって部費毎月1万円くらい払ってるんだから、そのくらい自分で出せよって言いたくなるが。

あとスイムキャップ取りすぎ。プールサイドでいちいち脱ぐな。アニメなので仕方ないのかな。

んー、あの練習量だと、4人にどんなにセンスがあっても、メドレーリレーで勝利することは難しいですね。
なんでしょ、京都アニメーションって会社は、練習しないで結果を出すアニメを作るのがポリシーだったりするところなんでしょうか?
今後に期待。

4話
うーん、カメラアングルがちょっとキモイかも・・・これが腐女子向けと言われる所以か。
ストパンみた女子ってこんな違和感感じるのだろうか、とまじまじと考えてしまった。

お、練習始まりましたね!やっぱり練習しましょう。練習描写を延々とやらなくても良いんです、毎日これだけ猛練習してますよってのを1秒でも描いてくれれば。

free=自由形、何を泳いでも良い、たまにバタフライで泳ぐ選手もいるっていってますが、半分ウソです。特殊なバタフライの泳ぎ方をしないと失格になります。(辰巳で4日日程で遠征に日数使いたくないチームのバッタ担当がフリーで出てタイム取ろうとして失格になりまくってる現実。)
自由形のルールで、体の一部が常に水上に出ていないといけません(スタートとターン後の15mとターン時を除く)。バタフライは完全潜行しますので普通に泳いだらアウトです。

1週間で泳げるようになる・・・泳げるようにはなるとは思いますが。タイムが出るようになるとは・・・。
進むキックを蹴れるようになるとは5年かかるとか言われるスポーツなので。でも頑張って欲しいですね。
泳げず、沈みながら泳いでいるフォームは非常に美しく書かれています。背泳ぎの腕がキャッチから反転してモモをかすめる描写。平泳ぎのキック、引き寄せから膝を付けたままウィップして伸びる描写。こういうのガンガン描いてほしいです。

水着の試着って出来るの? →下着の上からならOKです。
あんなに在庫がある店あるのかな?水着はフィット感のチェックだけなんですが、だいたいミズノならM、アリーナだとSとかみんな決まってるので試着しないんですけどね。遥の言っているとおり、フィット感が大事なんですが。これがやっかいで、水に入ると締まるのもありますので・・・。つーか高校生なら練習はボックスの耐塩素・抵抗水着にしろって。

ロングジョンとかフルスーツとか2010のルール改定で禁止w
ビート板の使用、余裕で禁止w サポーター、テーピングすら禁止っすよ。

5話
タイトルにある、オープンウォーター。意味はぶっちゃけ、ただの海。ワントラブル=死に直結、という超過酷な環境です。ダイバーが2人1組なのは、生存率を上げるためです。
1kmx4のコース・・・水泳部なら1時間かかりません。が、給水できないので危険極まりない。4人でかたまっていっても危険。トラブったら死ぬ。レイの、ビート板でキックだけで4kmて、こっちのほうが死ねるし猛特訓過ぎ! 自由形の推進力はプル8:キック2とかいわれる。キックじゃ潮があったら進まんわ。

オープンウォータースイム(マラソンスイム)が北京から五輪種目になりました。当然、出場枠など持っていない日本ですが、貴田選手が世界選手権で5位になり、自力でロンドン出場をもぎ取った、日本人長距離スイマーの夢の競技。

でも1人で練習してはいけません。複数でもだめです。鹿児島の小学生が遠泳やってますが、夏休みまるまる泳いで、選手選別までして、グループ組んで、同伴の船が付いてます。

まして、夜の海に入るとかマジで死ぬ(危険ってテロップ出てワロタ)。警察に自殺で処理されますよ?
溺れている姿を見て、マコちゃんはすぐに飛び込みましたが、これは不正解。ライフセイバーでも、最初の行動は「助けを呼ぶ」ことです。他の2名を叩き起こす。これで1人に救助を呼びに行かせることで生存率が大きく上がります。みなさんも。いきなり飛び込んじゃダメ!ゼッタイ!

こんな無駄なことしてないで・・・ターンの精度上げるためにも、学校の短水路を延々と往復してろよ・・・1人1コース余裕で専有できるんだからさー。

海での練習中、引き返したりで頭出して浮いてるシーンありましたが、あれ普通に浮きませんので、マネして深いところ行かないように。キックかスクリューでもがいてないと浮いて呼吸することすら、足の付かない海では難しいのです。

離れ小島まで泳ぐの、想像以上に危険なんすよ。あれだけキレイな海だと珊瑚あるので、陸に上がる前とか、砂浜でも足の裏ザックリ切るんすよ。
グアムで調子ぶっこいて離れ小島まで泳いで。浜に上がろうと思ったら珊瑚で足切って血がダクダク。やっべいてーなぁと思ってたら小舟が来たので乗せてもらったら、「サメに食われなくて良かったなハハハ!」って現地の人に言われた経験を持つ自分も海はトラウマ。
これ、水難事故気をつけましょう、の回だよね。

6話
水難事故に気をつけましょうの回、その2。
相変わらず内容ないな、京アニ。これって、けいおんの合宿みてーだよ、やめろよもう楽しくねーよ。
凛の「何やってんだ、あいつら」が全てを物語ってる。アフォな練習してないで、プールでやることあるだろ。
飛び込みからキック5回で浮上・ストロークカウントからゴール5m前まで、ターンからドルフィン3回、浮上までとかセクションわけてタイム取れ。しばらく練習してなかったんならプールでセクションごとの練習繰り返してタイムあげとけアフォ。

7話
遥負けました。しかも予選落ちです。
解説。予選は順位でなくタイムです、予選での順位は関係ありません。
凛は予選5位。遥は8位までに名前がありませんでしたので予選落ちです。(1秒くらいしか写さなかったけどw しかしあのタッチの差で、3人以上が割り込むってすげぇな。といってもイチフリって超激戦区なんでまぁあり得る話ではある)

といっても、凛も地区大会で5位じゃやばいです、どや顔してられないくらい恥ずかしい。オリンピックに出たいとかって話はどーなったんだ?(笑)
学年とか水泳はあまり関係ないのです、3年生になったからタイムあがるなんて保証はありません。ブレストで五輪金メダル取った岩崎恭子は中学生でした。

決勝は予選の順位ごとにコースの中央からコースが決まっていきます(陸上と同じ)。北島とかが中央のコースで泳いでいるのは速いから。凛は決勝、隅の地味なコース(2か7?)で泳ぎます。国際プールだと、中央3コースは下にレールがあり、カメラが同伴しますが端はなかったりします。
凛との勝負どころじゃなく、予選落ちした遥はかなりヤバイです。地区大会で予選落ちってw どのくらいやばいかって、ウォーターボーイズの最初、妻夫木が負けましたね?あれと同じくらいしょっぱい。タオルかぶったまま泣くところですね。足の付くプールでシンクロにでも転校しとけカス。

凛がレース前に、一緒に泳ぐために「申告タイムをわざと落とした」とありますが、自己申告したベストタイムで予選の組み合わせが決まることがあります。で、いるんですよ、遅いタイムで申告するアフォ。

といっても、やっぱりバトルは熱くていいですね!
凛が先にターンして、すれ違うシーン。呼吸時に目が合うとかもう勝負になりませんw。凛はバッタ専門らしくターン後にドルフィン数回蹴ってる=浮上は8m以上先。しかも浮上1発目の呼吸をしないことはセオリー。遥もフリーの選手なら、5m前から呼吸はしない。ぶっちゃけ20m以上の差が付いてます。「はッ!」じゃねーよ、追いつけるわけがねぇwww

来週のみどころ。メドレーリレーですね!
渚・真琴・凛・遥の順で泳ぎます。渚はバサロで15mくらい潜ってくれそうですね!真琴の「ひとかきひとけり」、美しく描いて欲しいものです。

8話
しょっぱいなー。個人種目、地区大会で全滅。
怜のゴーグルが外れた!ですが、ゴーグル外れるとマジでタイム落ちます。ゴーグルが外れず、水だけ中に入ると最悪でさらにタイムが落ちます(周りが全く見えない)。
「直せばいいじゃん」という訳にもいかず。バタフライは左右対称に動かないと失格なので、ゴーグル直そうとした瞬間に失格という罠。

だから、夜に水に入るんじゃねぇ!

ぶっつけ本番のリレー。予選落ちのかき集めなんだから注意も練習もないと思うが。フライング注意くらいか?
とてもじゃないが勝てると思えないけど勝っちゃうんだろうなぁ。

しかし、ブランクが長く、まともに練習してないイワトビ水泳部のほうが伸びしろありますね。
ヤバイのはサメ歯の凛だな。五輪目指してオージー留学までして地区大会予選スレスレなのは、将来ないな。

9話
????? 
なんだこの回は?

メドレー勝利、、、つかそんなに巻き返せるかっつーの。
メドレーリレーが、なんか穴場みたいな、まるでテニス四大大会のダブルスみたいな描かれかたしてるのがちょっと・・・。

あれっすよ、メドレーリレー専門の選手なんていないんすよ?各種弩弓のスプリンター、エースが出場ですよ?
ロンドン五輪、日本は入江、北島、藤井、松田ですよ? フェルプスとかソープとか出てくる競技ですよ?
予選落ちが集まって出場して勝てるような競技ではありませんのであしからず。

リレー、タッチの直後、仲間が上を飛んでいくところをカッチョよく描いてありますが、あれ、背泳ぎの選手だけ見えます。
タッチと同時に飛ぶ練習を繰り返すので、ホントにタッチした瞬間に飛んでいきます。2013年世界選手権でUSが失格になるくらいシビアです。「手が着いた!」って見えてから飛んだら遅れるので、手が着く前に飛ぶイメージです。
フライングさせないように、流れないよう伸びてタッチするので、フィニッシュして頭上げたときには次泳者は水の中。「ハル先輩・・・!」って上を見ても空。10mくらい先で浮き上がってますね(笑)

このアニメって、結局は過去の栄光にすがって逃れられない地方スイマーの話?になるのでしょうか。

小6の時に泳いで勝利した、メドレーリレーがフラッシュバックしてしまい、それを追い続けてる悲しい男子4人。そうとしか、みられない。

高2にもなって、小6のリレーが忘れられないって・・・
個人競技に、「お前達と泳ぎたい!」ってチームワーク?

キモすぎw

10話
回想回。
小学校のときのメドレーリレーを回想して、なぜリレーにこだわるのかを説明してる?つもりなのか? 結局わけわからん。

水中撮影、ビニール袋に入れただけで水中にカメラ入れると壊れます(笑)
SANYO Xacti(現パナ)が発売になったときちょっとしたニュースでした。水中撮影を身近にしてくれた名機。ありがとうSANYO。

11話
語られる凛がリレーにこだわる理由。
「リレーなんかやってたから遅くなった。」んなわけねーじゃん。
小学生でメドレーリレーの選手になったからって、一種目だけ延々と泳いだりしませんがな。4種目、みんなと同じに普段通りのドリル中心、最後にちょっと引き継ぎ練くらいなもの。

これで、あの予選のレベルで「世界」を口にだせるってある意味すごいけど。痛い。

なんか見てるの辛くなってきた。次回最終回じゃなければ切るレベル。
高校2年にもなって小6の大会とか思い出すか?気持ち悪い。

能書き垂れてないで泳げ。


12話
糞すぎる。脚本ウンコ。
他校の選手が出場って、前代未聞ってレベルじゃねーぞ。

実際やらかしたらどうなるんだろ・・・
最低でも両校ともに部活動停止。
最悪、両校共に部活動廃止、全員停学だよ。

仲間意識で失格覚悟でなかよしこよしにフリーダム♪って話じゃない。
学校に横断幕出てたじゃん、壮行会まで開かれてたじゃん。
県大会勝利して地方大会に出てる訳じゃん。県代表なんだぞ?背負ってるんだぞ?他人を押しのけて出場してるのに、そんな勝手が許される訳がない。

そのむかし。とある県の水泳部(おとなりさんだった)が、消毒用の錠剤(混ぜるな!と言われてる2種類がある)をジュースのビンの中で混ぜる実験してたら爆発して流血・入院騒ぎ起こして廃部になってたぞw
んなことでも廃部処分なんだから、これはアウトだ。

{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

これから見る人は要注意。女向けと言うかお姉向け(最終話まで

なんで男が沢山出るとホモって言われるかって?
その理由の1つが
前情報とかなしになんとなく見ていて普通のアニメだと思っていたらホモEND(キスとか)だった。
私はそういうアニメには殺意が湧いてくる。
そういうアニメが増えているので警戒してホモ展開になるんじゃないかと警戒しているのではないだろうか?
まぁいわゆる予防線ですね。


京都アニメーションなので安定の作画クオリティー。
水の表現に力を入れているとかなんとか。
BL展開に流れたら見るのやめます。
きっと京アニだからBLにはならないと願いつつ。
まっ普通に最後まで見る事は確定…しないかも…


■あらすじ(公式引用)
俺とお前の差を教えてやるよ!

「七瀬遙」は、「水」にふれること――「泳ぐこと」が好きだった。

小学生のころ、同じスイミングクラブに通っていた「七瀬遙」「橘真琴」「松岡凛」「葉月渚」
彼らは、小学校卒業前の大会での優勝を最後に、違う道へと進んでいく。

やがて時が経ち、高校生活を無為に過ごしていた遙の前に、突然、凛が現れる。
遙に勝負を挑み、圧倒的な強さを見せる凛。このままでは終われない。

そして、真琴と渚が再び集い、新たに「竜ヶ崎怜」を引き込んで、岩鳶高校水泳部を設立。
遙、真琴、渚、怜、そして、凛。
これは、躍動感あふれる男子高校生たちの、水泳と青春と絆の物語――


■WEBラジオ(wiki引用)
『イワトビちゃんねる』は、2013年6月17日よりランティスウェブラジオと音泉にて配信されているWEBラジオ番組。パーソナリティは、島﨑信長(七瀬遙 役)と鈴木達央(橘真琴 役)。毎週月曜配信。
http://iwatobi-sc.com/radio/


Freedom! [Free! MAD]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21542456
これには爆笑してしまったw


簡単にこのアニメの説明をすると、男キャラに女っぽい仕草と女っぽい展開をさせてゆるふわストーリーという感じ。
腐向けというよりお姉系好き向き?な感じ。
ホモホモしい所も沢山あるが、キスみたいな露骨な事は最後まで無いが明らかにホモホモしい想像ができるシーンが沢山あるので気持ち悪い。
単純にホモっぽい感じに男っぽい所が見れるのかと思いきや何処の層狙って作られたアニメなのかさっぱりわからないアニメでした。
水泳も適当だしスポ根でも無いしキャラ萌えだけなんだろうなぁと。ストーリーもひどいしなんだったんだろうこれ。


各話感想
{netabare}1話
って冒頭回想だったのか!!
水の表現はうーんなんか微妙な気がしないでもない。
鯖うまそう…水着にエプロンってww裸エプロンかい!
ホント京アニはタレ目好きだなぁ。先生がエルタソっぽい。
今って屋上開放されてる学校ってあるのかな?
飛び降り事件が多発して以来何処も上がれないんじゃないかな?
私は小さい頃から全部の学校で屋上は禁止でした。
砂糖かけてどうするw
劇場版中二病でも恋がしたい。っていつの間にCMになったんだよww全然気づかなったぞw
なんで写真残ってるんだよwトロフィーうめんなw
帰ってきた凛!宮野真守△海外でボロ負けたのかな?
そりゃ水貼ってるわけねぇよなww
ゴウちゃんとか名前がひでぇww浅井長政の三女がゴウだったのか!
なる程凛は水泳強豪校の選手なのか。
なんで脱いでるんだよww
勝手に人の学校で泳ぐなってかなんで開いてるしw全裸水泳ww
昔水泳習ってたけどフリーってなんだっけ。覚えてねぇ…
ライバル関係か。
なんかOPED微妙な気がする…


2話
なんで歯がギザギザなんだ?某忍者アニメのサメみたいなキャラのやつみたいじゃないか。
まぁ怒られるよね。女先生可愛い。
GOちゃんがリトバス鈴にちょいちょい見えてしまう。
まぁ髪型位なんですけどね。
アニキ水泳部じゃねぇのかよ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工先生水着にならないのかよorz
まぁきっとフラグで後でどうせ水着になるのだろう。
どういう事なんだ。凛がキレる理由はなんだ?ハルが真面目に競わなかった事に腹を立てたのかな?
GOちゃん入るんかーい!なんて無防備な子。ってかあざといと思われても仕方ない。
プール潰れるのか。えw誰だよww佐々部コーチそんな見切れてたのか?w
遙と凛でこっそり勝負してたのか…凛それでグレちゃったのかな?
なる程それで遙も。


気づいてしまった。気づいてしまったんですよ。
違和感がなんなのかわかった。男なのになんで女の仕草してんだよ。
手を組んだり手を握ったりワクワクみたいな手の仕草したり。
リアクションも手を後ろに伸ばしたり。
http://p.twpl.jp/show/orig/nGpBv
喋り方とかもおかしい気がしてきた。なんか変だ。
渚と真琴がひどい。どうなってんだこの二人。後EDだな。
気持ち悪い。これだこれ。ここがホモホモしい原因だったのか。
いやホモってかおねぇってかなんていうかナヨナヨしすぎ。キモい。
京アニは女しか書けないのか?男の仕草がおかしい。
これに気づいてからそこばっか気になってしょうがない。
やばいキツイかもしれない気がしてきた。
EDのミスマッチ加減にもガッカリだ。


3話
なんだやっぱ風邪引いたのかよw
もう一人部員増えるのか。
あれこんなOPだったかな。なんかかっこいい。
あらっ小学生時代を文庫化ってアニメじゃやらないのかな。
イワトビちゃんストラップきもい。
屋内プール高そうだ。
うーん先生がエルに見えてくる。
あれ?竜ヶ崎くんレンズ入ってない?頭脳派なのか。
理論と計算w 何処の牧瀬紅莉栖だよこいつw
うわ棒に刺さりそうでこええ。
合同練習ノリノリだな相手の部長w
うーんやっぱ女臭い手の動きだ。
「すっごく綺麗だったんだよね!」の手がキモい。
ハルちゃんさんw 泳がないって見るだけなのか?
ゴウのエロ妄想が捗ってそうだ。
レイが盛大にずっこけたwww凹んでるw
泳げないのになんで脱いだしw
レイの興味の持ち方が変だ。レイ「ばっ!」ってなんだよw
強引だなレイの入部。
そして相変わらず謎の砂漠ED…


4話
やっと部活発足か。
レイ泳げるようになるのか怪しいなw沈んでるw
しかしまぁ泳ぐ所から始めるとかスポ根ものは望めなそうだ。
大会でてとか熱い流れあるのかなぁ…
えっ二三日で泳げるようにならんもんかね?やっぱり沈んでるw
まぁ背泳ぎとか色々やるなら無理か。
勉強のしすぎで頭が重いってどういう事w
水着関係無いだろ。淡々と日にちが進むなぁ。
度付きゴーグルなんてあるんだな。
あれ?水着って試着できるんだっけ?
凛vsハルで話が進むのかなやっぱ。
県大会なんて出れるのか?泳げない奴いるのにw
進まないww
そういや泳げない友人に毎年海で泳ぎ方教えても泳げるようになってないっけなぁ。
え?なんでいきなり泳げるようになったんだ?
バッタってバタフライ?無理じゃね?あれ程難しい泳ぎ方も無いぞ。
結構適当な水泳知識くさいなこれ。
そういや今回それ程金髪の変な仕草気にならなかったな。
あら?来週休みなのかな?


47 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/09(火) 08:15:26.52 ID:i4/JQwek0
ラジオで韓国からのメール紹介してて
非常に不快だったから苦情送っといた
ほんとメディアは隙あらばチョン関係をねじこんでくんな

174 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 15:26:19.25 ID:w/5xIe4G0
またラジオで韓国メール紹介してたな 
きっもちわる 
このタブリエコミュニケーションズってチョン企業なの?
ほんと吐き気がするわ

176 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 20:07:27.92 ID:IDIt6CS00
>>174
自分も不快だったからメールで苦情送ったよ

188 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 09:14:51.91 ID:OvG/Ut5h0
放送作家誰よ

191 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 10:56:35.14 ID:Z886Vj4o0
>>188
南口企画・企画厨房@『Free!』WEBラジオ【イワトビちゃんねる】01回が更新。パーソナリティは七瀬遙役の島崎信長さん・橘真琴役の鈴木達央さん。
ラジオの感想、出演者へのメッセージ、各コーナーへの投稿宜しくお願いします。構成田原

192 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 11:06:18.07 ID:lSbSaNVE0 [4/4]
>>191
なるほど 韓国推しはこいつの仕業か

うわうわラジオ韓国押しとか狂ってる…


5話
県大会まで48日。
イワトビチャンシークレットってなんだよw
フリーしかって意味がわからないんだが…
フリーのなんだよと。
地獄の無人島合宿。六位とか微妙すぎるwまぁ入賞するだけましかw
部費足らず。
締め付けが微妙に違う…(意味深
キャンプ道具すげぇなぁ。無駄に欲しくなる…
今更気づいたけど無駄に肩幅広いな。
まことの謎トラウマ?
先生何処へ行くつもりなんだその格好w
なんでプールあんだよ…
鯖みてぇな臭いってなんだよ唐突すぎ。
先生とGOだけ民宿とか舐めてんのか。
いやいや無理だろそんな遠泳とか…プールでやれよ。
なんだこの舐めきった水泳は。ありえんだろ。
先生マジ天使!
しかしGO兄妹はナツメブラザーズを思い出すなぁ。
鯖アンドホッケ 鯖アンドパイナップル ねぇよww
ピザのパイナップルだけは許せないって酢豚だろそれ。
ハルちゃんとがいいなぁ~ あっホモ発言。
うわーなんで夜に泳いでんだよ。はい。そうなるよね。
これはひどい展開。クレーム来るレベル。


6話
※夜の海で泳ぐことは危険ですので真似しないで下さい。
なんだこれ。だったら最初からそんなシナリオにすんな。
海荒れすぎだろ。一体ここまでに何十分経ったんですかねぇ…
あっさり救出してるし。
息が弱いと人工呼吸するもんなのか?まぁ未遂だったが。
実にホモホモしぃ…アングルとかのせいもあるのかな。
なんか体つき気持ち悪い気がしてきた。
ハルと一緒に泳ぎたいんだ。なんか気持ち悪い。
えぇっそこ怒るとこだろ…なんで怒るのやめたんだ…頭おかしいのか?
裸にエプロンまた出たww完全にホモアニメだなw
っつうか廃墟の缶詰食うってあり得ないだろ。
そもそもなんでテントに戻らないのか…
玲不遇すぎるだろ3面ってw
金髪がいちいち気持ち悪いなぁ…
3kmの距離で船が沈んだのか。
そんなトラウマあんのになんで遠泳したんだ?意味不。
泳ぎたかったから…動機付けが希薄。
あれがデネブアルタイルベーガ。
なんかこのセリフあちこちで使われるなw
なんで帰らないんだよ。普通事故ったら帰るだろう…ありえん。馬鹿なの死ぬの?


7話
県大会まであと五日。コーチ必要無いのか。
扉開いてるからって勝手に入るか?って夢か。おやじ?
フリーの100に出るのかハルカもリンも。
レイもリレーに出るだと!?その前に普通に泳げるようになれよw
半吉ってなんだ?待ち人きたる。
オヤジって親父?友達?愛称?親父か?わかりづらw
なんで親父の子供の映像が出てくるんだか。
県大会の当日か。一気にすっ飛ばしたな。
ってかなんで県大会なのに必ずリンと勝負する事になってんだ?水泳ってタイム競うからそういうものなのかな?
エントリーの申告タイム順なのか。
リンの勝ちか。予選落ち!?
どうせ遙勝つんだろうとか思ってたからこれは気になる。
こっから後半どうやって遙と凛をまた戦わせる展開に持ってくんだろうか。


8話
二度と泳ぐことは無い。はいフラグですね。
OPなかなか良いだけに内容が…
先生とコーチは知り合いだったのか。
ハルカのシャワーシーンのケツの筋肉おかしくね?腰の位置より高かったぞ…
勝ち負けじゃない別の理由?小学校の頃のリレー?
渚の動きがやっぱり気持ち悪いw完全に女だな。エルの顔にすげ替えたら可愛いかもしれない。
いーけいけいけいけいけまことー!ちょっと吹いたw
なんだろう見せ方の問題なのか競争の緊迫感が伝わってこない。
レイいつの間に泳げるようになったんだよwってやっぱバタフライなのかww
水泳で押せ押せってどういう事ww
なんか泳ぐシーンの作画が結構雑な気がする。
まだ1巻も出てないってのにクリアーファイルだのドラマCDだのキャラソンだの充実してんなぁ。さすが京アニ。売れてるのかな?
なんだ全滅かよ…
二日目だと?個人メドレーとリレーか。リレーそういやハルカやらないんじゃなかったっけ。一悶着ありそうだな。
風呂をGOちゃんが確認するのはどうなのよwwまぁGOちゃんになら覗かれたいかもw
メドレーリレーってクロールとか背泳ぎとか全部やるやつだっけ?
人んちで勝手に何やってんだっていう…ってか親いねぇのか?
まぁその辺アニメだからツッコんでもしょうがないか。
泳ぐんかーい!おいおい今まで拒否ってた理由はなんだったんだよw適当すぎんだろw
荒々しいダイナミックな泳ぎ!なんじゃそらw
手が伸びるような錯覚を起こすストローグ!w
なんだそのバッタはなってねぇ!ここひどいw
そして遙か。
割りと楽しめてるからそこそこ面白いアニメではあるんだけど突っ込みだすとキリがない位色々ひどい所が…


10話
ショタ回か。OP普通にいい感じの曲だよなぁ。
なんかもっとOPみたいなアニメだと思ってたんだけどなぁ…
桜のプールってなんだよw
スイミングクラブも一緒だったのか。
3kmちょっと走って通ってんのかよ。小学生にしては遠くないか?
花壇にって言い訳きつくないかw
なんだ遙急に走って帰るとか対抗意識燃やしてるのか?
水の中にいることが自然だからフリーって意味不。
凛がリレーに拘るのはなんかあんのかな。
花壇の案採用されてるしw
あれこれ1話の話だっけ。見たことのない景色見せてやる。どんな景色なんだ…
ゴローちゃんいつの間にコーチにw
ってかなんでちゃん呼びなんだ。
いやいやいやカメラセットありえんだろwwまぁアニメだからいいかw
遙下手くそになったって事かな?
カニチゲ鍋?ダイエットでもしたいのか?トマト鍋だったのか。
うっわ先生グラビアやってたのかよww水着関係の仕事じゃねぇw
先生清純派癒し系かと思ったのにガッカリした。
露出狂はAVでも出ればいいんじゃないんですか?
なんだろう。グラビアとか芸能界行っちゃう女って露出狂かミーハーにしか見えない俺は偏ってるのだろうか?
凛の親父はイワトビ一期生だったのか。
なんでオーストラリアなんだろう?水泳強かったっけ?
中学1年の冬休みに何があったんだ。
オーストラリアに行ってまで鍛えたのに勝てなくて折れちゃったのか。
レイが熱くなる意味がわかりません。
ってか凛やめた癖になんでまたやってんだろうか。
レイばっくれたか。まさか乗り込むのかよw
凛ちゃんさんってなんだよw凛さんですねでいいだろ。一々ちゃんつけるな気持ち悪いw
そうかこのアニメの違和感はちゃん呼びってのが気持ち悪いのか今更気付いた。
相変わらず意味不明な砂漠ED。曲は悪くないんだけどなぁ。
次回予告のブーメラン眼鏡wwwくっそ吹いたwまもww


11話
凛は世界を狙ってるのか。
ってかなんでそんなブーメラン眼鏡が熱くなってんだかよくわからん。
ほんとだよなぁなんでブーメラン眼鏡に話さなきゃならないんだっていう。
え?嫉妬?女かよこいつwwきもいw男にこの展開は無いだろw
ブーメラン眼鏡意味不明すぎるw当たり屋かよw
心配してくれたんですかってこいつガチホモかよw
あぁそうかホモだと思えば納得の行く展開だな。
「あんな人もういいんです。もう知りません。」発言が完全に女w
お見舞いに結局食べ物買ってきたのかよw
いやぁメロンパンには牛乳じゃないか?
凛は何かあったのか。
行くぞって言われてブーメラン眼鏡嬉しそうだなおいw
イワトビマスコットが気持ち悪いw
そしてこのBGMwwwダメだどうしてもあの動画が脳裏を横切ってしまうw
ヤバイかつ丼食いたくなってきた。
あれそういやなんの試合なんだ?県大会終わったのになんかあんのかな?
え?渚寝てなかったか?なる程レイがいなくなった後だったか。
渚抱きつくとか完全にホモww
今度は凛がブーメラン眼鏡呼び出したか。
海外でズタボロだったのかやっぱ。
リレーのせいでダメになったと思ってるのか。
ってかなんで呼び出したのか謎wまぁ話の都合なんだろうけど。
わざわざブーメラン眼鏡に喋る意味がわからない。
フリーの100だと?リレーに出れないのか。あらら。
来週フリーで遙とやりあって和気あいあいENDかな?


12話
日曜日に池袋アニメイト前に女の子がいっぱい集まってたけどフリーのイベントかなんかだったのだろうか?
凛なんでこんな駄目なんだ。荒れてんな。
ハルなんで一緒に泳げないの?わけがわらないよ。
ブーメラン眼鏡が気持ち悪い…
男の仲直りの仕方じゃないなこれ。
何の時間が無いんだ?凛はなんでハルにあたってんだ?
なんじゃこりゃww色々わけがわからないw
は?凛なんで同じチームになってんの?意味不明wご都合すぎ。リアルでもこういうの有りなの?
なんでハルの飛び込み姿見て( ゚д゚)ハッ!としてんだよww
なんで抱きついたwwwきもいwwアウトだなこりゃw
ブーメラン眼鏡の疎外感がひどいw
結局失格かよwwこれはひどいw
退部すんのかよ。なんじゃそら。なんだ辞めさせないのか。
ニトリの笑顔が気持ち悪いw
うわっこれで終わりかよ。なんじゃこりゃw
っと思ったらおっと凛転校してきたのか?合同練習で来ただけなのか?
最高の仲間に戻りましたとな。うーん感動しないなこれじゃ。
実にホモホモしいアニメだったなぁ。完全に女向けだった。
宮野真守出てなかったら途中で切ってた作品だったかな。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 58
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

遙かなる自由

水泳&友情の物語になりそうです。

たまこまーけっとの時に流れていた京アニCMはコレの予告だったんですね。

作画は京アニらしくて良いです。水の表現とか難しそうだけど頑張って欲しいです。

※1話感想{netabare}
しかしこれ女性向けなんでしょうか? 王子様感が強いです。
半裸のイケメン祭りや風呂乱入に半裸エプロンとかちょっとあざとく感じます。
あまりそっち路線に傾いて欲しくないんですが
今後もちょいちょいサービスショットが出て来そうです…。(^_^;)

「タイムにも勝負にもこだわらず水を感じる事が大切」とか
「見たことのない景色を見せてやる」とか「俺はフリーしか泳がない」とか
台詞がくさいのも今はまだむずがゆいです。
台詞に見合うアニメになるのでしょうか?

ストーリーとしては何だかんだで水泳部作って打倒鮫塚。
水泳関係の夢破れた新任教師が顧問ってなっていくのが見え見えなんですが
うまく情熱が伝わってくれば楽しめると思います。
今の所掴みが甘く微妙に感じるので盛り上げて欲しいですね。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
なんだか凛の性格が悪いように描かれていますが、主人公の遙の方が嫌いです。大嫌いです。
一生懸命に勝負してくる人にもどうでもいい態度はやはり失礼に感じます。
こういう情熱を感じない奴に負けるのはもの凄く悔しいし勝っても勝ち甲斐が無いし
メドレー等団体戦でも喜びが分かち合えず虚しくなります。
凛もそんな気分なのでしょうか?親友とライバルに成りたかったのだろうし。
遙をどうにか悔しがらせたい気分になりましたのでアンチ遙で物語を追いそうです。
彼が『競泳』の良さに気付き情熱の炎が灯る展開を希望しています。
あぁー書いてるうちにまた腹立ってきた…こんなのが主人公なのか。負けるな凛。

天ちゃん先生は水泳関係で夢破れたのかと思ってましたが正確には水着関係。
水着を見せる事に反応してたのでグラビアとかモデル関係かな?
心か柔肌に傷でも付いてしまったんでしょうか?何があったのか気になります。
今の所この先生が一番好感度高いので出番が増してくれると良いのですが。

プールに関しては汚れているのは良いとして
学校の公式な設備なハズなのにあんなにひび割れ草生えるまで放置される事あるのかな?
割とあっさりと水泳部作れたので苦労の描写が欲しかったのかも知れないけど
蛇足でリアリティを損なっている気がします。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
新入部員GETできましたが泳げないという事が発覚。
遙が努力を見せない分、これから彼が努力する姿は見られそうです。
ただ棒高跳び諦めるのが早いヤツなのが玉にキズですが。(^_^;)

どうやら遙が自由の象徴になっているみたいで
彼がフリーに拘る理由やタイトルの意味はより鮮明になった感じはします。
しかし自由を支えている努力の部分が遙には無く、
また努力し支えてくれる仲間の存在にちゃんと気づいていないのがもどかしいです。
凛も含め周りは懸命なのだけどそんな中一人ぷかぷか浮いています。
悪いヤツじゃないのは分かっているんですが水と自分しか見えてないのがな…。
作品を通じて変わって行ってくれると良いのですけれど。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
凛の練習メニューを見て彼の努力を少しばかり知った遙。
少しは気にして思う所もある様で『競泳』を知る一歩となってくれれば良いのですが…。
『泳げない怜』と『競えない遙』
互いに教えられ合い、互いに成長して欲しいです。

やはり私は凛の方に感情移入してしまっています。
勝っても負けてもヘラヘラしてる奴と勝負してもストレス溜まるだけ。
遙が凛を認めきちんと勝負してくれるまでこちらを応援します。

男の水着会は嬉しくないですねー。女性視聴者は喜んだのか…な?
流石に筋肉好きの江ちゃんもお腹いっぱいになってしまった様子。

怜はなんとバタフライで泳げるように。
途中蝶々が良く映っていたのでそんな気がしてましたが…
実際あり得ないけどその辺はツッコんだらいけないんでしょうね。(^_^;)
彼の自由は蝶という形だったという事で。まずは県大会へ。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
岩鳶高校には過去水泳部があった様でその練習メニューに乗っ取り島巡りの合宿へ。
過去の水泳部は成績は微妙。OBが居るとしたらピザ屋かな?
何はともあれ都合良くイカ釣り漁船を持っていてくれて良かった良かった。
島ではたまたま(?)鮫柄にも鉢合わせだし、
琴にはどうやら海に纏わるトラウマがある様で波乱が起こりそう…って思ってたら
怜がスゴく無謀な事してて一大事。晴れてた空も何故か一気に雨模様でピンチです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
元々ビート版レベルの奴が遠泳する自体危険極まりないのに夜泳ぐからこーなるんです。
天気も一時的に荒れすぎ。海も数時間だけあんなにうねる事はあり得ないです。
この合宿色々と無茶すぎ&過剰演出でチョット冷めてしまいます。
人工呼吸も躊躇うからなんかいやらしくて狙いがあざといです。

琴はお爺さんが海で亡くなったのがトラウマになっていたみたい。
この2話でこの話を入れ込んで四人で乗り越えるのを表現したかったのでしょうけど
やっぱり強引すぎで、もうチョット上手く話を運んで欲しかったな。
このままだと鮫柄と鉢合わせた意味も良く分かんないし…次回もう一波乱あるのかな?
いよいよ県大会が始まるみたいだけどメドレーにはエントリーするのかな?
{/netabare}

※7話感想{netabare}
やっと凛と遙の対決の時。遥が好きになれないのでやや凛持ちです。
ちょっと幼稚な所あるけどね。あと、試合に親父の死を背負う事もないと思う。
遥が珍しくやる気になってるけど凛がウザいからって感じで
正面から受け止めての勝負とは少し違う気がして気持ちの良い対戦ではないですね。
そんな二人は予選でいきなり対戦。申告タイムって漏れちゃって良いものだったのかな?
次回まで引っ張るのかと思ったけどとりあえず凜の勝利で決着。
え!?遥が予選落ち!? あのタッチの差で3人以上割り込んでたのか。
ってか、予選で全力出して二人とも県で5~9番目のレベルの選手なのか…微妙~。
勝った凜も凄く喜んでても5位だし、そんな悪態吐かなくても…ヒールだなぁ。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
遙は相変わらず自分のことばかりで身勝手です。
周りがみんな良い人たちばかりだから成立してるけど、
実際こんな奴居たら相手にされなさそう。
凛も結局みんなと泳ぎたいだけじゃないか。素直になりなよ。
みんなで協力して同じ思いを共有できれば勝ち負けに関わらず価値があるのだと思うけど
そういう展開になっていくのかな?
尺の関係だとなのだろうけど見かけや志の割に
県大会で予選落ちしちゃうレベルの話なのかと思うと少しテンション下がってしまいます。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
祭りに野郎だけで来てる割に爽やかです。まぁ作風だしね。
皆、遙に気を使ってイイ奴です。SPみたいだけど。
遙を支えているのはこの仲間あってこそなのだと改めて思った一話でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
七瀬はるかって何か聞いた事あるなーって前々から思っていたら
パワプロに出てくるお嬢様だと判明しつかえが取れました。

…っと、どうでもいい話はさておき、天ちゃんはやっぱりグラドルでした。
引っ張った割に何も起きなかったですが…これからかな?

凛が望んでいるのは結局、勝利ではなく仲間な気はしますが
何でこんなに拗れるのか? 怜の言う通り意味が分からないです。
中学時代に修行帰りで遙に負けたとして、才能の壁や嫉妬を感じ自己否定され
『努力しても望みに届かない凛』が『才能を持っているが望まない遙』を
許せないし悔しい気持ちまでは分かるけどそれ以降の拗れは性格の問題ではないかな。
努力しない遙も嫌いだけど嫉妬深い凛も見苦しいです。
普通のスポ根だとそれでも努力する姿が清々しく好感が持てるのですけれど…。
もうどっちもどっちで応援しがいがないな、これは。(^_^;)
他のメンバーや先生等、脇役の好感度は高いのが救いです。
今後どういう展開でも良いけど、脇役が幸せになれー!
{/netabare}

※11話感想{netabare}
凜は思っていた程は遙に嫉妬していない模様なのに何故こんなに拗れるのか…。
水泳でリレー頑張ってたから個人成績伸びないという理論になるのもちょっと変だし。
凜と怜の口論してたけど二人とも似た者同士で
仲間と泳ぎたいという気持ちは共通している様でもあります。
小学校時代のリレーがよっぽどなのだろうけど(ある意味トラウマ?)
結局は過去の事象がどうのこうのと言うより、
素直になれなずヘソを曲げてしまった凜の性格に問題があるとしか思えなくなっています。
近くに良い後輩君が居るのにも気付いてないし…。

勝手が許されていた遙の方は不器用ながら仲間に感謝が言える様になっただけ成長は見られます。
ようやく周りが見えて来たみたいで真琴は結構嬉しかったんじゃないかな。
次回最終回。
仲直りEDだと思うけど大した話にはなっていない印象のまま終わりそうですが…。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
ラストで一緒にリレーを泳ぐのは途中で読めちゃってはいたんですが
綺麗に纏めてあり、とても良い素晴らしい最終回でした。

リレーで皆が見た景色は圧巻で素晴らしい表現でした。
泳ぐってこんなにも自由なんだぞ!と言うのが伝わってゾクッと来ました。
特に自由に泳ぐイルカ(遙)を追うシャチ(真琴)と鮫(凛)の比喩
そして笑顔で泳ぐ渚の姿は物語も感じさせてくれました。

ただ岩鳶は失格でも思い残すこと無いと思うけど、
もし鮫柄が失格になってたらどうすんだよ…っと冷めた事も思ってしまいましたが。
{/netabare}

【総評】{netabare}
「また一緒に泳ごう。」と、たったその一言が言えない男が巻き起こした物語。
序盤は遙のいい加減さが大嫌いで、
中盤以降は凜の女々しさで不快感が拭えぬまま最後まで観る事に成ってしまいました。
渚や真琴、怜など周りは本当に仲間思いで好感を持っていましたし、
最終回はとても良かったのですがそれでも借金を返しきれなかった印象です。

よくよく考えると大した話ではないですし、
能力的にも県予選を通過できるかボーダラインのレベルでアニメっぽくない等身大のドラマ。
初期設定は悪くなかったと思いますが盛り上がりに欠けてしまいました。
合宿や夏祭り回を短くしてもう1ステージ上での戦いにして欲しかったです。
最終回は良かったのですがコレを全国大会で見せなきゃ!
っと言う思いは残ります。

あと、天ちゃん先生の過去は引っ張るだけで何も無いと言うのちょっとガッカリしました。

個人的には余りお勧めではないですが遙と凜に好感が持てる様でしたら楽しめると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 38

69.3 19 ツンデレで嫉妬なアニメランキング19位
灼熱の卓球娘(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (404)
1577人が棚に入れました
雀が原中学にやってきた転校生・旋風こよりは、普段はどんくさい子だけど、いざ卓球を始めると……。王者が陥落し、波乱の時代を迎えた中学女子卓球界に、彼女は新たな風を巻き起こす!?

声優・キャラクター
花守ゆみり、田中美海、高野麻里佳、桑原由気、今村彩夏、東城日沙子
ネタバレ

えこてり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

問い掛けを君にスマッシュする

-----------------------2017/01/26追記-----------------------
漸くOSTが出ましたがBD特典CD。(↓卓球娘公式より)

灼熱の卓球娘3*初回生産限定版
【初回限定版特典】
①特典CD
・灼熱カバーソング③
・バトルミュージックセレクション
※「灼熱の卓球娘」劇伴から、卓球シーンを彩るBGMを中心に収録!
<収録内容>
track1.「Shuffle」天下ハナビ(CV.高野麻里佳)
track2.相克するラケット
track3.Smile@wind
track4.Aim for the Top↑↑↑
track5.HiーSpeed><Attacker
track6.Always○HokuHoku
track7.The sound of a dream♡
track8.Fairfight乂fielding
track9.ラブオール!
track10.打球のゆくえ
track11.飛び散る火花
track12.勝利への手探り
track13.私の全力!
track14.ドキドキが止められない
track15.燃ゆる闘志
track16.目指せ全国!

------------12/20追記-------------
【総評】
本作品は女の子スポーツ友情モノといった感じで、キャラ名がふざけていたり、
フラグの立て方がとても分かり易くギャグになっていたりと、
とても緩い作りになっていて、シリアスには作られていません。

百合っぽい表現を多用しますが、あくまでも友情の延長線上な感じです。
(一部ガチな人もいるかも)

「卓球を通じて自分も相手もドキドキ(楽しく)したい」
という、とても共感しやすいテーマなのが良いです。

そのドキドキ表現がともすれば発情してるかのように見えるのが笑えます。
(おかげで女性にはお勧めしにくい事態に)


・百合とエロメタファーを演出もしくはギャグとして許容できる
・高校野球やサッカーのように両チームとも応援したくなる
・部活やスポーツ物が好き
・BGMが熱くかっこいいアニメが観たい
・井澤詩織さんのファン(10話で大活躍)
・咲-saki-が好き

これらに当てはまる人ならばきっと楽しめると思います!


それでは個人的に思うところを書き綴っていこうかと思います。(長文注意)
{netabare}
◆物語について
天才肌の新入部員が全国大会へ導く、というごく普通の物語です。
重要なのは演出やシナリオの盛り上げ方なので特に問題ありません。

あがりの分かり易いプライドと弱メンタルをこよりがどのように破壊するのか、
1話を観ればこれが序盤の主題だと分かるので、
その時あがりがどうなってしまうのか最初から楽しみで仕方なかったです。

3話はまさにあがりの為の回で、台詞入りOPに回想ED
あがりのポンコツ具合がかわいくて仕方なかった自分には最高の回でした。

最初はあがりに押されてるこよりも、ドキドキから覚醒して「これが私だよ!」スマッシュから一気に同点。
あがり自分の卓球が通用せず「どうして?どうして?」と崩れていく笑
しかしこよりのドキドキに触発されて、自分が楽しさよりも勝ち負けを優先してしまっていた事を思い出し、
ホントは大好きだったけど成功率が低いから封印していたフォアハンドスマッシュで覚醒返し!
ここのあがりの感情に当てたBGMがすばらしい!こよりの私だよスマッシュの時も良かった!

そして思った。このテクノ調のBGMかっこよくね?
3話が面白すぎて何回も観ていたら、OPとEDもとてつもなく良い物に聞こえてきた。


◆作画について
キャラデザは好みが分かれそう。個人的に瞳が大きすぎるのは苦手なのだが、
京アニの『日常』的なギャグデザインだと思って馴れていった。

線の数は少なく太めなので、大きく崩れていることは無かった。
10話の前半がちょっと怪しかったけど、Bパートが圧巻なので作画リソースを上手く分配していると感じた。
全体を通して、(当たり前ではあるが)卓球の試合に多くのカロリーを消費していたし、試合のアニメーションはとても良かった。


◆声優について
田中美海さんのあがり、井澤詩織さんのくるり、桑原由気さんのほくと
が印象的だった。
10話こよりの花守ゆみりさんの演技がとても良かった。


◆音楽について
アニメ好きな人でも音楽にそこまで入れあげてる人は少ないように思う。
あくまでも引き立て要素だし、メインは当然絵と音声でしょう。

メロディのある曲や歌のサビを、アニメの盛り上がるシーンにあてる場合、
その尺が問題になりなかなか合わせるのが難しいが、
本作はEDM主体なのでBGMの引き延ばしや繋ぎ、タイミング合わせを自由にすることができ、随所にそういった箇所がみられる。
その為スマッシュのタイミングにきっちりサビがあってるのでより大きなカタルシスを得られる。

OP「灼熱スイッチ」は個人的今期No.1!ギターが軽快な遊び心満載の曲。
裏でずっとピンポンの音が鳴っているので気になった方は確認してみよう。
歌詞もどこか緩い感じでGOOD。合いの手で「水をください」。

ED「僕らのフロンティア」は私は名前しか知りませんでしたが、
Wake Up,Girls!担当。正直なところよくあるアイドルアニメグループかと思っていましたが(失礼)、
落ち着いていてEDにふさわしい優しい曲。全くもって不覚でした。

OPとEDとBGMともに音楽制作チームのMONACAメンバーが担当しています。
個人じゃないので幅広さが出てきますね。
なんて楽しい音作りをする人達だろうと感心してしまい、他の作品にも興味が湧いてきました。


◆キャラについて
主要メンバーに限らず、対戦相手の5人もかなりキャラが立ってます。
OP映像に出演してることもありいずれ出てくるのが分かってる事もその助けになっていますが。

各選手一試合しかしませんが、みな個性的で時には主人公チームより応援してしまうことすらありました。
サブキャラを際立たせるコツって何なのだろうと、時折思ってしまいます。

採点で音楽とキャラを5.0点にしてるのは完全主観です。
他は一応客観的にしたつもりでございます。


◆物語について(その2)
試合の時は音楽もテクノ調で観ていてとても楽しいのですが、
日常時は普通というか、退屈なシーンもままあります。
それなのに自分の中で高評価なのは、やはり一つのシーンがとても秀でてると感じるからです。

10話がその最たる物で、思いの外メンタルが弱かったくるりが友達の優しさに勇気づけられて、

くるり「旋風さん、あなたの卓球は全力のスマッシュで勇敢に向かってくるまっすぐな卓球」
くるり「私の卓球は、柘榴と作り上げた大好きなこの技で、死力を尽くして戦い抜くことです!」
くるり「旋風さん、あなたならどう応えますか、私のドキドキに」

こより「これが、二重丸さんの卓球」
こより「私も、全身全霊であなたに応えたい!」(灼熱演出ON)
こより「ありったけの力を全て、前へ!」(雷演出ON)
こより「届け、届け、私の卓球、私のドキドキ!」
こより「届けえええええええええええ!!!」

遂にここで、3話のこよりとあがりの覚醒BGMを使ってきた!
最高かよ・・・

「問い掛けを~君にスマッシュする~」(OPの歌詞より)

このシーンのこよりは本当に最高でした。完璧に主人公してました!

なお、原作者の朝野やぐら先生も、ご自身のblogで特に3話と10話について、
とても熱く語ってらっしゃるので興味のある方は是非。

負けたくるりを柘榴が慰めているところも良かった。
ギャグ指向とはいえまだくるりは中学生。
全ての子供達は友達と仲良くしていて欲しいと思うおっさん感丸出しの自分はとても感動しました。
そして遂にくるりの暗かった目にハイライトが!!

10話がピークなのは予想が付くので11,12は淡々としてましたが、
二期を予感(もしくはスタッフはやる気満々)させる終わり方でしたので、激しく期待です。BD買おうかな。

そうそう、最終回Bパート冒頭の挿入歌は「灼熱スイッチ」のC/Wで「V字上昇victory」という曲ですが、
これもなかなか良いのでお勧めです。
{/netabare}

とても長くなってしまいましたが最後まで読んで頂いた方、誠にありがとうございました。
敬体常体めちゃくちゃな乱文失礼致しました。(後日清書します)


----------------------おまけ---------------------
冒頭、咲-saki-が好きな人ならお勧めできるかもと書きましたが、
本作品は咲(アニメ版)をモチーフにしてる部分が多いと感じます。
もちろん、それが作品にとって非常にプラスになっていると考えます。
咲を彷彿させる演出やキャラを自分の分かる範囲で比べてみます。

・主人公が新入部員で不敵笑顔で最強
・勝負所での炎や雷演出
・試合中のBGMがテクノ調
・片目瞑ってるキャラと動物系キャラ(風越のキャプテンと池田、鐘梨とハム子)
・両手を壁について半泣き(原村和とあがり)
・服装がだらしない(天江衣かタコスと糸目部長)

他にもありそうですがこの辺で!

----------------------------------------------------------------
今期は15作品ぐらい見てますが、個人的にこの作品が一番楽しい。

トルネードから灼熱スマッシュのシーンは3話あがりのFHスマッシュに並んで最高に熱いシーンだった。

やはり部活物はいいぞ



最終回視聴しました。
合宿がアニオリなのかわからないけど試合的ピークは10話でしたので、
まったりとエンディングを迎えました。

2期無さそうなオレタタエンドかと思いきや、
Cパートで思いっきり全国編やってるじゃないですか!
最高に面白そうでした。
もず山ももっと観たいんじゃあ


今期ノーマークの作品でしたけど、
最高に楽しめました。
スタッフの方々本当にありがとうございました!
そしてお疲れ様でした!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

剣道部は、卓球も好きなんす♪

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
卓球を楽しむというよりも、卓球をしている少女達の輝く汗を楽しむアニメかw 萌え系の絵柄のわりに、結構真面目に卓球をしていましたが、途中に解説も入るので、初心者にも優しい構成。萌えも燃えも両方あるアニメです。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
今回だけ、私は「卓球部」のつもりでレビューします(笑)ので、「卓球」を語ってしまいます。ので、ガチの卓球部の皆さん、「それは違うよ」ってのがあったら是非、指摘して下さい! その都度訂正していきたいので♪

私、卓球には「そこそこ」詳しいです。観るのは大好きで、TVで試合があれば観てます。自分の技術は趣味程度で、ガチでやってた人には鼻で笑われますが、サーブは一応5種類(横、斜め、逆横、下、しゃがみこみ)打てます(フォームはバレバレだけど)。まあ、温泉卓球レベルならほぼ負けないっす(笑)

というか、つまり卓球はそういう競技で、(私含め)素人が経験者に勝つのは不可能。技術と経験がものをいいます。技術はマニアック。見てるだけでは分からない凄さがあります。

さて、そんな卓球を描いた青春ものとしては、ある程度のクオリティを満たしていたと思います。ただ、「卓球を魅せたい」というよりは、「卓球をしている少女達を見せたい」といった印象。なんだか、「咲‐Saki‐」を思い出しました。

「灼熱」というタイトルだからなのか、やたら「汗」の表現にこだわってましたね。卓球は確かにハードな競技だし、風の影響を受けないように窓を閉めきって練習するから、汗はかくんだけど、体操服が透けるくらい汗かくかな? てか、普通は体操服じゃなくて練習用のシャツを着てやりますが、そこは一部マニア層に対するサービスなんでしょうね(笑)

私が思う卓球の面白さは、「スポーツするチェス」。いつ、どこに、どんな回転の、どんなスピードの球を打つのか。その組み合わせは無限で、駆け引きがあって、高度な戦略を瞬時に組み立てていて、それを実行する技術とメンタルがある。簡単な例をいうと、「これは確実に決まるぞ」という攻め方を見つけたとしたら、それを10対3の時に使っても意味がないので、あえて打たず、本当の勝負所でバチっと決めるような。「ここでこれを出してきたか~」「あっ、だからあの時ああ攻めたんだ」とか、私はそういう駆け引きを見るのが好きです(素人が偉そうで申し訳ない)。

各話の感想に書いたラバーの件を含め、そこまでマニアックに卓球を見せようという姿勢がなかったことなど、卓球フリークとしては少々不満でした。が、多分これで正解です。剣道でも同じだけど、対人競技は技術がマニアックになりがちなので、それを忠実に紹介しちゃうと、皆が引くだけw だから、このぐらいのユルさがあった方が絶対数的には良いんでしょう。

原作連載中ですし、ちょうど盛り上がる手前(都大会前)に終わってますし、最終話Cパートを見ても、2期に期待ですね♪

OP、ED共に、「狙ってハズした」感のある良曲。特にOPの途中に毎回変わる熱い台詞が入るのが見処でしたね♪
{/netabare}

【各話感想(卓球部的レビュー有w)】
なんだか突っ込みばかりになってしまいました(汗)
{netabare}
第1話
朝練のシーン。朝から全ての卓球台にネット張ってあったけど、二人で張ったの? ネット緩むから、前日に全部外すはずだよね。卓球、キツい競技だけど、そこまでは汗かかないよ(笑)

第2話
フォアスマッシュよりバックスマッシュの方が「確率」が高い選手ってのも珍しいね。まあ、いたらいたでかなり脅威だが。ちなみに、ハナビやほくとがこよりと勝負している時に感じる高揚感を、剣道では「気当り(きあたり)」と言い、「気当りがある」選手は実際に部員から好まれます。やってて楽しいし。でも実は、「気当りが無い」選手の方が厄介だったりします。こちらが気合いを入れてぶつかろうとすると、柳の枝のようにヒラリと受け流され、それでこちらが気を抜くと、スパッと打ってくる選手。そういうの強いです。対人競技ではその感覚は共通してると思います。ほくとが近いタイプかな? こよりの良さを描くのも良いけど、一方でそういう選手にも光を当ててほしいんだよね。

第3話
あがりが一番にこだわる理由、アバンだけで上手く描けてましたね。あがりはドライブマン、しかもループドライブが得意な選手ですか。ふむふむ。あがりとこよりは、ニュータイプの共感w 作品としては、「楽しむため」に卓球やっているこよりが讚美されてますが、個人的には「勝つため」に卓球するあがりみたいな選手の方が好きです。

【卓球部的? 余談】
{netabare}卓球アニメのわりに、ここまでほとんどラバーやラケットの話が出てきませんね。単に予想ですが、こよりはラリーが主戦場のようなので、裏ソフトか表ソフトかな、日本代表でいくと石川佳純さんみたいなタイプ。あがりはドライブマンなんで、両面に裏ソフトでしょうね、日本代表でいくと水谷隼さんみたいなタイプ。ムネムネ先輩は表ソフトでしょうか、日本には少ないタイプで、シンガポールの李住薇選手とかが有名かな? ほくとはラリーと回転重視だから、やはり両面に裏ソフトでしょうね、世界で勝つにはやはり前陣速攻かドライブ攻撃型が主流で、つっついたりしながミスを待つ戦術はトップ選手には少ないですな。最後にちょろっと出てきた人は、OPでカットマンであることがネタバレしてるから、両面に裏ソフトだろうね、元日本代表の松下選手とか。ハナビは日本式のペンで前陣速攻という、かなりクラシカルなタイプで、今の日本代表には見当たらないかな~、中国式のペンならわかるけど。ただ、2話のハナビvsこよりでは、ハナビ一人がアップになっている時は、バックもフォア面を使って打つ、日本式ペンらしい打ち方してましたが、ラリー戦になり遠景になると作画が適当になり、バック面を使って打ってましたね。卓球アニメなら、そこはしっかり作画してほしい。

と、長々書きましたが、卓球においての用具選びの重要性は、他の競技におけるソレとは比較にならないほど高く、マニアックです。卓球を真剣に描くなら、そこは避けて通ってほしくないな~という、願望です(勿論、それやっちゃうと、ライトなファン層が離れていくけどw){/netabare}

第4話
卓球マシン2台同時は見たことないやw カットマンは、一番好きなスタイルです。格好良い! でも、練習は倍キツいんだよね。ずっとスクワットし続けるようなもんだし。いや、一点くらいならマグレでいける可能性あるよw

第5話
アバン、赤木キャプテンとメガネ君やん(笑) てか、アガリはドライブマンだからともかく、こよりはつっつくとかしようよ。やっぱり、なんかSLAM DUNK展開? カットマンのダブルスはまあ、ハマれば強いですよね。多分三年ペアでムネムネ先輩組むのかな? ただ、表ソフト(仮)との相性は気になるところ。リオでは、愛ちゃんと伊藤美誠さんの前陣速攻ダブルスは印象的な強さでしたし、あれが今の卓球のトレンドなんだろーなーと思わされました。

第6話
日常回、というよりキャラの掘り下げ回ですな。良回でした♪ お、ラバーの話が来ましたね! でも、2ヶ月で交換は早い(汗) 普通3ヶ月は使うと思うし、中学生なら半年とか1年とかザラ。お金かかるしね。まあ、それだけこよりが一生懸命練習してるってことだろうし、トップレベルの選手なら早めに(1~2週間で)交換しないとね(1枚3000円程度)。常に新しいラバーで練習できるということは、常に一定の回転量や反発力で練習できるということで、常に一定のスイングができるということ。これは、トップレベルを目指す上では重要な要素です。だから、親の経済力とか、何気に影響してきます(汗) お金のことに触れなかったのは、卓球普及の為には大事(笑) にしても、粘着系やハイテンション系をススメルのは良いとして、簡単に粒高をススメルのは……。粒高が悪いわけじゃなく、卓球のスタイルそのものが変わってしまうほど、重大な決断なのだが(汗)

第7話
部長の制服の着かたが、エロ(萌え)過ぎるんだけど(笑) そこら中に百合の香りがw 卓球の団体は二人だけ強くても勝てないから、後のメンツの実力が気になるな。おっ、丁寧な対戦形式の説明、好印象! 普通は練習試合なら複数台でやるけどね。蠍田はカットマンだけど、それを前陣速効のハナビがわざわざ下がって打つとか、本来有り得ない。

第8話
ムネムネ先輩、ダブルスのサーブでサイン出すの基本ですが、1球目、そんな丸見えの位置でやらず、台の下でやろうよ(笑) ダブルスの3年生コンビは熱いね。SLAM DUNKの赤木と木暮(というより、赤木と三井)みたいだな(笑)

第9話
フォアでもバックでも強打を打てるのは驚異だよね。石榴はラリー系か。努力努力の秀才は格好良いな。

第10話
カーブドライブか~。まあ強いけど、横が入る分、当然ドライブ回転は下がるわけで、万能の技ではないよね。意表をつくぶんには良いけど、メインで使うのはな。途中からなんか「テニプリ」のスネイクというかw 百舌鳥(モズ)に雀が勝った(笑)

第11話
冒頭からいきなりのサービスショットw 合宿回か。バスの椅子が妙にリアルで気になったw 温泉でもサービスたくさん(笑)

第12話
モブっ娘達も頑張り始めたね。Bパートの最初の演出、良い感じでしたが、ますます「咲」っぽいw 最終回らしい、爽やかな展開と、技術面だけでない、キャラ達の成長が見られましたね。ただ、なんか胸がやたら強調されるべきシーンが多かったな(汗)
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 47
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1クールで萌えと燃えのドキドキをミックスした貴重なスポーツアニメ

時は中学女子卓球界の戦国時代……。

雀が原中に現れたシャイな転校生・旋風(つむじかぜ)こより。
卓球でドキドキしたい!とぶつかってくる彼女とのラリーを通じて、
エース・上矢あかりの胸は高鳴り、やがでドキドキの嵐は、
部内に、他校へと拡大していく……。

同名連載コミック(未読)のアニメ化作品(全12話)


【物語 3.5点】
1クール愚直に卓球を打ち続ける中で、
微百合、微エロ成分配合の萌えと、スポーツ物の燃えを両立。


全体構成は、
{netabare} 乱入した転校生が旋風を巻き起こす雀が原中・校内ランク戦、
全国出場を果たした新鋭の強豪校・もず山中との練習試合、
部員が倒れ込むまで打ち込む地獄の合宿。{/netabare}
とにかくほぼ全話卓球打ちっ放しで駆け抜ける。
中盤1話だけ、ほくととハナビの友情確認回がありますが、
そこも結局、卓球専門店にてラバー知識を深めるお話でしたし。

萌えを狙って競技そっちのけで日常回に脱線する女子スポーツ物も多々ある中で、
本作もまた、ムネムネ先輩の巨乳ネタや、他人のパンツの種類を言い当てるほくと先輩、部長の罰ゲームは{netabare} 猫耳{/netabare} など、ユルめのハラスメント等に寄り道することはあるもののw
毎回ちゃんと卓球で熱くさせてくれる本作はスポ根成分補給にも有用。

主人公・旋風(つむじかぜ)こよりがライバルと一緒に熱く燃え上がっていく描写は、
スポーツ物の王道でもありますが、ドキドキで脈が上がって気持ち良くなる表現は、
百合ゆりしく、エロティックでもありw

1カットで燃えと萌えを一挙両得できるポイントを押さえることで、
萌え目的の脱線による停滞を防ぎ、作品にテンポを生み出しています。


惜しいのは、大会が始まる前に放送が終了しまったこと。
逆に言えば前哨戦でここまで熱くなれるのはある意味凄い。
萌えキャラが真面目にスポーツしてるアニメとして十分オススメに値する佳作です。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・キネマシトラス

どんな競技でもキチンと描けば作画の消耗は激しくなるもの。
卓球もまた一打一打全部違う軌道やフットワークを再現して行かねば、
スポーツアニメとしての説得力は失われます。

そこをクリアしてくる同スタジオは非凡。
例えば{netabare} コートに竜巻が巻き起こるくるりのカーブドライブや、
座敷童石榴(ざしきわらしざくろ)脅威の粘りが「この木なんの木」日立の樹?だったりw{/netabare}
演出含めて手を抜かない姿勢が好感できます。

コミカルな不等号目が可愛らしい萌えキャラを陳列しているだけでしょ?
と高をくくっていると、作中こよりとのラリーでドキドキが高まった時にドクン!と画面が揺れる演出効果の如く、
視聴者も熱いゲームにドキンッ!と胸を撃ち抜かれます。

因みに同スタジオが幼女の顔して世界観は地獄のファンタジーコミック『メイドインアビス』を超絶作画で再現して、
私を含めた世間を阿鼻叫喚させるのは翌2017年のこと。


こよりのハーフパンツ、あがりの体操着ブルマ、
首筋を覆うジャージの襟からほくほくと漏れるほくと先輩の吐息
などフリースタイルな卓球衣装も多彩でここも萌え燃え両得で目の保養に。
大胆に左肩を露出するキルカ部長の着こなしを見ていて、
昔、ド派手なドレス衣装で話題になったプロ卓球選手・四元 奈生美さんのことを思い出してみたりw


そんな衣装の肩を汗でぐっしょりと濡らしながら卓球に打ち込む美少女たちの描写は熱くもありエロくもありw
萌えアニメで毎度安直に入浴シーン入れられると私は頬をゆるめつつ待たかwと呆れもしますが、
本作の場合はもう汗だくなんだから、いい加減シャワーくらい浴びたら?と心配になりますw
だから終盤やっと{netabare} 合宿の温泉{/netabare} で入浴した時には何か安心しましたw

その限られた入浴シーンでも語られるのは卓球談義。返す返す愚直です。


【キャラ 4.0点】
引っ込み思案だけど卓球では凄い主人公・旋風(つむじかぜ)こより
エースとしてチヤホヤされたいツンデレツインテール・上矢(かみや)あがり、
その他、犬歯の元気娘に巨乳枠と萌えアニメとして一式揃ってる感。

ですが例えば、あがりは“北のドライブマン”だったりと、
各プレイヤーにはプレイスタイルや使用ラケットに至るまで詳細に設定が練られており、
萌えと燃えのコンビネーションをキャラも下支え。


私が胸を打たれたのはライバル校・もず山中のエース・二重丸(ふたまる)くるりのエピソード。
石榴(ざくろ)部長との友情は重たく、明らかに病んでるキャラなのですが、
妙に感じ入ってしまうのは、私もまた真面目にやってるだけなのに、
不器用ゆえか周りから理解されなかったというトラウマを抱えているからなのでしょうかw


【声優 4.0点】
メインどころは当時の若手有望株を中心にキャスティング。
平生は甲高い萌え声を響かせながら、試合では力強くシャウトする、
フレッシュな才能が交錯する清々しい演技。

主演・こより役の花守 ゆみりさんは後に2018年『ゆるキャン△』なでしこ役で一発当ててブレイク。

ムネムネ先輩役でゆるふわ巨乳枠を担当した今村 彩夏さんは翌2017年『プリンセス・プリンシパル』アンジェ役で主役を射止めて波に乗るも体調不良により芸能界引退……。

人生いろいろ声優もいろいろですが、
原作コミックも昨年から第二部『~REBURN!!』が連載開始されたとのことなので、
キャスト同窓会の意味も込めて、OVAとかでも良いのでまたアニメやってくんないかなと思います。


【音楽 4.5点】
劇伴はチームMONACAの面々が担当。
普段はのどかな縦笛のマーチがユルい次回予告BGMで油断させておいて、
試合ではラリーのヒートアップに伴って音程とテンポが上昇していく、
十八番のテクノサウンドで、時に卓球ラリー音もアレンジする遊び心も交えて、場を加熱させて行く。
それでいて心情を掘り下げるシーンではピアノとストリングスでカバーする。

クセも強いですが、ジャンルを横断するフットワークの軽さと決定力で魅せてくれる。
MONACAの劇伴の中でも屈指の良い仕事を私は評価したいです。


OP主題歌は雀が原中学卓球部「灼熱スイッチ」
ED主題歌はWake Up,Girls!「僕らのフロンティア」

当時のWake Up,Girls!は2.5次元アイドル展開の中核であるアニメシリーズも次が決まらない混迷期。
他のアニメ作品タイアップで活路を見出す中で歌ったのがこのED。

そんなWUGの中では、田中 美海さんが上矢 あがり役でメインを務め、
ただ一人OP、ED双方の歌唱メンバーに。
一方で青山 吉能さんは、もず山中・由良木 ゆら役でユラユラ揺れながら『ぼざろ』主演で大当たりするまで、もう数年猫背で雌伏の時。
あとは高木 美佑さんが練習試合の主審ボイスを当てたくらいで、
WUGで声優として順調に生き残るのは、みにゃみだけとの私の予感が覆されるとは当時は思いも寄りませんでした。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 19

74.2 20 ツンデレで嫉妬なアニメランキング20位
理系が恋に落ちたので証明してみた。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (350)
1597人が棚に入れました
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。当然その「好き」に論理的根拠なんてない!しかし、理工学専攻として、「論理的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験を始める!?デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、ムード値の計測……。個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を論理的に証明する笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!

声優・キャラクター
内田雄馬、雨宮天、原奈津子、大森日雅、福島潤、置鮎龍太郎、麻倉もも
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面倒な奴だなあ

理系が恋愛を証明しようってお話し。完全に羨ましいくらいのバカップル。
実験とか言っていちゃつきたいだけじゃね?
見せつけられるほうの身になってほしいと思わず言いたくなる作品。
これで付き合ってないとか言われたら、怒髪冠を衝くぞ。

氷室菖蒲がただただ可愛いと感じた。最終話のデレっぷりが最高にたまらない。その他でもずっと可愛い。ポカポカするところとか。雪村にくっついて離れようとしないとことか。

以下はとりとめのない自分の思いやらを書いた。若干愚痴っぽい。まさに心理的リアクタンスの塊。

雪村心夜は性欲に負けないとか言うわりには奏に触ったり、デリカシーない発言したりと真の?理系とは言えないかなと勝手に思った。真の?女性苦手理系は女性は年下であっても必ず「さん」をつけて名前を呼び、触らない喋れないやぞ。勿論、性欲に負けることはない。というかそんな環境にそもそも身を置いていない。

理系って言っても純粋な物理とか数学とかじゃなくて情報科学で実学よりなのか。実学よりの奴って数式が美しいとか言ってるイメージが湧かないのだが。
なんでもかんでも数式とか定理に当てはめるのって割と物理学の考え方だよなあ。数式よりも心理学の話多かったな。あれってあくまでそういう傾向の人が多いっていう話で誰しもに当てはまるわけじゃないから、数学や物理学からかけ離れている。雪村の理系度高いのか低いのか、それとも極限まで突き抜けた照れ隠しなのか。僕は照れ隠しだと思ってる。

調べたところ、情報科学もがっつり数学を使うらしい。実態はよく知らないけど、女性少ないと思う。
女性が多いのって化学、生物あたりじゃない?あとは医療系。
情報なんたらは工学部な気がする。工学部で女性が多いのは建築くらい(多いとは言っても文系の学部と比べるとたかが知れている)でほかの学科は男祭り。うんざりだ。
この研究室は女性のほうが多いなんて見てると辛い。何故こんな気持ちになってしまうのか?もしかして真の理系とは言えないからか?
自分自身は理系だけども、物理学特に力学があまり好きではない。数学とか化学はそれなりに好きだけども。大学レベルの数学とかちんぷんかんぷん。だから、虎輔みたいに研究よく分からないエロゲ大好きみたいな奴に多少感情移入。

理系だと素数山手線ゲームとかするのが定番なのかあ。知らんかった。ベルトラン=チェビシェフの定理を証明したの読むのが面倒。
フェルマーの最終定理まさかのかぐや姫説。証明できたワイルズはかぐや姫と結婚できるじゃん。

揚力ってベルヌーイの定理みたいに有力な説はあっても未だにきちんと証明されていない。つまり、今のところ何で飛行機が飛ぶのか謎である。そう考えると結構怖い。そう思いません?

クマさんが研究とかで使う定義の説明をしてくれる。それなりに分かりやすい。オキシトシンの説明のとこは麻倉ももになんてこと言わせてんだと素直に思った。{netabare}自分で乳首でもいじってオキシトシン分泌しとけ{/netabare}

小倉唯がこれまでと違ってお姉さんキャラクターを演じるなんて感慨深いものがあった。最初、あの特徴的な声が少し抑えられていてびっくり。

埼玉大学が協力してあげているようだ。良いところですね。うはうはな理系大学生は


OP
PARADOX 雨宮天
ED
チューリングラブ feat.Sou ナナヲアカリ
PARADOXのShow me love? 証明Now!ってフレーズは割とお気に入り。雨宮天の歌声とポップなメロディーもたまらん。
チューリングラブも元気いっぱいなEDで好き。
どちらも歌詞に証明が入っていてかなり作品に寄せている。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ある日、彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は雪村心夜に告白する。だが、恋愛経験のない二人は、互いが本当に好きなのか不安で仕方ない。そこで、「一般性のある好きの条件」を見つけ、互いの気持ちを判定することにした。同じ研究室の後輩・奏があきれる中、雪村は氷室に「壁ドン」「顎クイ」「袖クル」などをしながら、氷室の心拍数を計ることで、恋のトキメキを定量的に計測しようとするが…。


1. 理系が恋に落ちたので解析してみた。
ある日、彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は雪村心夜に告白する。だが、恋愛経験のない二人は、互いが本当に好きなのか不安で仕方ない。そこで、「一般性のある好きの条件」を見つけ、互いの気持ちを判定することにした。同じ研究室の後輩・奏があきれる中、雪村は氷室に「壁ドン」「顎クイ」「袖クル」などをしながら、氷室の心拍数を計ることで、恋のトキメキを定量的に計測しようとするが…。

2. 理系が恋に落ちたので実験してみた。
相手のことを「好き」かどうか証明するため、至近距離から氷室の頭を撫でながら、心拍数を計測する雪村。それを見ていた同じ池田研の先輩・棘田は、「対照実験」の必要性を説く。つまり、雪村がドキドキしているのは、相手が氷室だからなのか、それとも女なら誰でも興奮してしまうのかを証明するため、雪村は奏や棘田の頭も撫でることに…。一方、氷室は愛情を込めた料理の方がおいしいことを証明しようと調理をするが…。

3. 理系が恋に落ちたのでデートの計画を立ててみた。
池田研の後輩・虎輔が、最愛の藍香に対して総額22万円以上を費やし、毎晩藍香を抱きしめて寝ていることを知った氷室は、自分が雪村にメモ帳くらいしかプレゼントをあげたことがなく、雪村を抱きしめて寝たこともないと動揺し、客観的には「好き」とは言えないのではと不安になる。延々と「好き」を数値的に議論してばかりの雪村と氷室に、奏は二人でデートに行くことを提案するが…。

4. 理系が恋に落ちたのでデートしてみた。
理系らしく白衣でデート実験を始めようとする雪村と氷室。デートの観察と記録役で見守っていた奏は、服を買うよう突っ込むしかなかった。二人は、心拍数計兼血圧計、体温計を装備しながら、スマホアプリで随時「相手にドキッとした回数」「嬉しくなった回数」「安らいだ気持ちになった回数」「もやもやした回数」などを記録することに。そこに、氷室をナンパする男が現れ…!?

5. 理系が恋に落ちたので会議してみた。
今日は池田研メンバーが集まり、研究経過を発表する日。藍香を言い訳に論文を読まなかった虎輔に、池田教授は筋肉を膨張させてペンを粉砕する。一方、雪村と氷室は、先日のデートの結果を共同発表することに。どの場面で瞬間最高心拍数を記録したかを発表しながら、恥ずかしさに悶える二人に対し、池田教授は…。さらに、実験データを増やそうと、雪村と虎輔、棘田と虎輔のペアでも、バイタルデータを計ることになったのだが…。

6. 理系が恋に落ちたのでキスしてみた。
棘田に、恋愛的行為の一般条件は「相手とキスしたいかどうか」が大きな要素ではないかと言われ、氷室にキスをしようとする雪村。しかし、分度器で首の角度を測るような作業的なキスを氷室は嫌がる。観覧車の中のような良いムードだったら、キスをするのもアリかもと気づいた氷室は、雪村とともにムードを数値化した「ムード値」の定義式を見出した。果たして、ムード値が最も高い場所とは?そして二人はキスできるのか…!?

7. 理系が恋に落ちたので飲み会してみた。
前期課程が終了し、池田研究室では、各自食べ物を持ち込んで打ち上げを行うことに。「素数山手線ゲーム」などで盛り上がる中、酔っ払った氷室は雪村についあることをしてしまう…。そして奏まで酔っ払ってしまい…。一方、前回の総当りのキス実験およびムードの数値化で、研究は大きく前進したが、さらに多くのデータを集めるため、雪村たちはおとぎ話の『白雪姫』『シンデレラ』『鶴の恩返し』などを参考にしようとするが…。

8. 理系が恋に落ちたので好きの証拠を集めてみた。
夏休みの勉強会で、沖縄で研究発表を行うことになった雪村たち。夏合宿まで一ヶ月を切ったのに、未だ研究テーマが決まらない虎輔に、池田教授は「恋愛ゲームのトゥルーエンドを一瞬で見つけるアルゴリズムの研究」を提案する。一方、雪村と氷室は、好きな相手と触れ合うことで分泌されるホルモン「オキシトシン」に着目。唾液に含まれる分泌量を調べることで、触れた相手が好きかを判定しようと考え、早速スキンシップを始めることに…。

9. 理系が恋に落ちたので沖縄合宿行ってみた。
いよいよ夏合宿当日。しかし機内では、周囲の目も気にせず、氷室と密着しながら、唾液の採取を行う雪村の姿があった。それを、漫画家山本は不気味な笑みを浮かべながら観察していた。沖縄のビーチで、真夏の太陽に照らされた水着姿の雪村と氷室は、早速密着実験を始めようとする。しかし、せっかくなので「二人の人間が密着する時、密着面積が最大となるような体位」を求めることになり…。

10. 理系が恋に落ちたので研究発表してみた。
リゾートホテルの部屋で、氷室が夕日に染まる海に見とれていると、そこに雪村が「昼間できなかったことを、今やらねばならない」と部屋に入ってきて…。翌日、いよいよ大勢の前で研究発表を行うことに。虎輔は、恋愛ビジュアルノベルゲームに関する発表を堂々と行うが、他の教授から「その研究は誰の役に立つのか」と突っ込まれる。一方、雪村は氷室が見ている事も知らず、発表前にパニック状態の奏を抱き締めるのだった。

11. 理系が恋に落ちたので喧嘩してみた。
無事に発表を終えた奏だったが、戻ってくると雪村と氷室が喧嘩をしていた。発表前の奏の緊張をほぐそうと、雪村は奏を抱き締めたのだが、氷室は「最近雪村と密着実験ができていないのに」との嫉妬心から、つい厳しい言葉で雪村を非難してしまう。それに対し、雪村も「俺達は別に付き合ってる訳でも無いだろうが」と返してしまい、傷心の氷室はその場から走り去ってしまうのだった。それを見た山本は怪しくニヤリと笑っていた…。

12. 君に恋ができる事を証明してみた。
氷室が雪村にプレゼントした眼鏡ケースはなぜか粉々に砕けていて、ショックでその場から逃げ出した氷室。棘田は、氷室が階段で転んだ際に壊れた可能性を指摘するが、雪村は眼鏡ケースの質量、材質、落下時の高さなどから衝撃値を推測し、何者かが人為的に破壊したと結論づける。ようやく夜明けの橋で、裸足でひとりうずくまる氷室を見つけた雪村。果たして二人は仲直りできるのか。そして、恋を証明できるのか…!?

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

理系が文系に挑んだら、こんな素敵おもろいラブコメに(笑)

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ジャンルは、ラブコメ。ガチの理系男女が、互いに完全両思いのくせに、「好きとはなにか?」「私はあなたが好きなのか?」を理論立てて説明しようと奮闘する話。

頭が良いバカで、みんな素敵です(笑) OPも好きだな~。

かなり変わった設定なので、アニメをたくさん観てきた層にもウケそうな作品ですね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ラブもコメも、きちんとレベルが高いな~。

序盤から中盤まではコメディ全開で長し、終盤にややシリアス、そして最終話は恋愛で思いっきり萌えさしてくる。

スゲェ良い最終回で、単話☆5をつけました!

実は氷室のキャラデザってあんまり好みじゃないんですが、それでもこれだけ萌えさせてくるなんてスゲェなと。

2期あったら、恋のライバル登場でしょうか? ヤキモチ焼く氷室と、逆走する雪村くんが、また観てみたいっすね♪
{/netabare}

【余談~ あなたは文系? 理系? ~】
{netabare}
文系(文学・史学・哲学・心理学 等)と理系(数学・科学・医学・工学 等)のどちらに自分が向いている(文系脳・理系脳)かは、色々な点検項目(俗説)がありますよね。

ネットで拾ったり、自分で考えたものもあります。皆さんは、文系、理系、どちらですか?


①怒った時、怒鳴るなら「文系」、黙るなら「理系」。

※文系は感情、理系は理論。例えば芸術家(文系)は灰皿とか投げるイメージです。でも、理系のヒトって、怒れば怒るほど静かになり、どうやったら相手を理詰めで追い込めるかを考えていて、逆に怖い気がしてます(笑)


②星の光は昔の光と聞いて、ロマンを感じるなら「文系」、何光年先だから何年前と計算するなら「理系」。

※文系はロマンチスト、理系はリアリストと言われますよね。小説のように、虚構の中で存分に遊べるなら、文系資質あり!(ってことは、アニメ好きには文系が多いのかな?)


③コミュ力が高い人は社会で成功すると言われた時、コミュ力とはそもそも何か、成功とは何を指すのかを考えるなら「文系」、なぜコミュ力が高いと社会で成功するかという理由を考えるなら「理系」。

※文系は概念(コンセプト)、理系は論理(ロジック)と言われます。言葉や考え方に定義をつけたがるのは文系のクセで、飲んで話をするとき、「そもそも優しいって何だろうね?」とか面倒くさいこと言い始めるのは、大抵文系です(笑) 個人的には、上司(社長や会長クラス)は文系、あとは理系ってチームの方が強い気がします。出来るか出来ないかはさておき、まずはコンセプトを打ち出すのが上の人で、それを実現させられる力があるのは理系。これが、「理系→理系」だと、小さな成功は安定的に掴めるけど、爆発的なヒットは生まれにくい。ただ、「理系→文系」「文系→文系」は、そもそも崩壊するので、やはり就職に有利なのは理系かなと思います。


④口喧嘩で不利な時、論点をずらそうとするなら「文系」、そのままなんとか挽回しようとするなら「理系」。

※文系は柔軟、理系は一本気と言われます。理系の人は考えるのは非常に得意ですが、考えたことを言葉にして伝えることが苦手、不器用な人も多い。一方文系は、わりとこだわりが少なく移り気な人が多いので、上手く話題を逸らします。より空気が読めると言っても良いかも。確かに、理系の人の方が頑固だったり粘り強かったりする人は多いように思います。


⑤結論が出ない時、それでも納得するなら「文系」、絶対に納得しないなら「理系」。

※これは④とも被るのですが、文系は答えの出ない(あるいは個人差がある)問題を考え、議論することが好きです。哲学なんて正にそうだし、美術などの芸術分野、文学の読解もそう。最終的には、「人には色々な考え方があるよね」で、全て解決(笑) そもそも、「ハッキリした答えなんてないだろうけど」から議論を始めるため、終着点が玉虫色でも気にならない。どちらかというと、議論をすること、その時間自体を有意義だと感じていることが多い。一方、理系にとっての議論は、「正しい答えを導き出すための手段」であるので、結論がでなければ、その議論自体が無意味なものになる。途中で議論を投げ出すのは、大体文系ですw っていうか、「とりあえず自分が納得できる解を導ければ」満足するから、文系は(笑)


⑥興味の対象を考えた時、人なら「文系」、物なら「理系」。

※(以下、サイトの引用)文系に分類される文学や歴史学、心理学などの学問は、基本的に“人”を対象としていまはす。人間関係や社会構造、経済、文化、芸術など、人間の活動が研究の中心になる学問が文系に含まれることが多いです。一方、理系に分類される数学や科学、医学などの学問は、主に“物”を対象とする学問となっています。人間を対象にしているように思える医学も、実際の仕事内容は非常に化学的(ケミカル)なもので、血液中の化学物質の含有量の変化などを手がかりに診断や治療を行っています。ですので、文系、理系のどちらを選ぶべきか迷うようなら、あなたが“人”と“物(自然現象)”のどちらに、より興味を持っているのかを参考にしてみるとよいでしょう。って、すごい的確だな~と思いました♪


こう考えていくと、雪村や氷室は、フルマークで理系でしょうね(笑) でも、挑んだテーマは「恋愛」という、感情的で、ロマンチックで、概念的で、人それぞれに異なる解がある、人間味ある「超文系」なテーマですから、そのギャップがここまで面白くさせるんでしょうね♪

さて、では私はというと、①「理系」②「理系」③「文系」④「理系」⑤「理系」⑥「文系」と、多分、「理系脳」なんだと思います、文学部なのに(笑) ゼミの教授にも、「君は情理ではなく論理で小説で読み解こうとするのが面白い」と言われたことがあります。

文系か理系かを考えた時、「遺伝的(先天的)要因」と「環境的(後天的)要因」があるのですが、私は多分、「遺伝的には理系」「環境的には文系」なのかな~と思います。つまり、「向いてるのは理系、好きなのは文系」なんでしょう。下手の横好き、と言っても良い(笑)

まあ、文系か理系かなんて、そもそも人類が生み出した勝手な区別なわけで、100%正確な識別方なんてない、、、っていう、論の締め方、ひっくり返し方が、すでに文系っぽい(笑)

私は昔から、「理屈で考え、感情で決断したい」と思って生活してきました。「なぜこうなるのか(理系)」を知らないまま決断するのは気持ち悪いし、だからといって、正しいことだけを常に選ぶのも気持ち悪い。時には、「間違っていると分かっても選びたい」し、むしろ、「間違っていると分かった上で選びたい」こともあります。

だからあにこれレビューも、基本的には、良し悪しは出来るだけ(といっても限界はあるけど)論理的に書き、その上で、好き嫌い(評価)を述べたいと思ってます。まあ普段、そんなこと意識してるわけじゃなく、もはや、「クセ」ですけどね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
頭良いバカ二人(笑) 公式はともかく、バカみたいなラブコメで楽しい♪

2話目 ☆4
そりゃ、Cの実験はしなきゃならんだろ。そりゃ、うちらみたく日本文学専攻は例外として、優秀な論文には英語のやつが多いだろうしね。今日も元気にあの二人はクレイジーだったな~(笑)

3話目 ☆3
AKB~↗(笑) 早く結婚しろ(笑) まあ、ギャルゲのデートといえば、遊園地は定番だよな。キャラによって乗り物選べば良いだけだし(笑) 遊園地に誘うとこ、良いね♪

4話目 ☆4
いちいち服を誉めるのは、一般的か? 連打(笑) 観点(笑) いつプレゼン試料作った?(笑) どんだけ好きなんだよ(笑) ただのビビり(笑) この二人、可愛いな(笑) それは、エロゲ(笑)

5話目 ☆3
先生、強キャラ。トラウマ、いじられまくり(笑)

6話目 ☆4
ムード値の公式は、少し納得してしまった(笑) 泣くぐらいなら実験するなや(笑) 池田研はヤバイ(笑)

7話目 ☆4
酔っぱらい(笑) シンデレラ、DNA捜査(笑)

8話目 ☆3
確かに、難しいことを簡単に説明できる人が、本当に頭良い人だよな。オキシトシン喋りすぎ(笑) この映像を観たくなる(笑) 漫画家(文系)とのタッグ。

9話目 ☆3
水着回。ナイスカップルやな(笑)

10話目 ☆4
不真面目なことを真面目に、熱い話だった。プレゼンのやりとりが面白い!

11話目 ☆3
正論がいつでも正しいわけじゃないしね。でも今は、雪村君とめっちゃ仲直りしたい(笑) めっちゃ乙女やんw 徹底的な仲直りて(笑)

12話目 ☆5
そんなのはどうでも良い(笑) 添削してる(笑) 素敵すぎる、ムード値の伏線回収(笑) 素敵なリベンジ(笑) 粘膜接触行為、強制猥褻罪(笑) 氷室のちょこちょこ、可愛いな(笑) 貧弱(笑) もう一回キスしたい(笑) ファーストキスのダメだし(笑) メガネケースのラストも、余韻があって良し。満点!
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 30
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

理系あるある早く言いたい

原作未読


渋谷デートについて一言!

「そのまま東急百貨店本店を左手方面に向かい路地に迷いこめばOK!」


第4話あたりできつくなってきました。
遡ることあらすじ。好きになったので好意を定義し証明しようとするおバカな話。理由は理系だから。

共通のコミュニティで通じる“あるある”を飲み屋で悪ノリして大喜利大会始めるのに似てます。飲み放題の上限、二時間くらいでガスが切れることでしょう。
“あるある”繋がりでRGワンマン2Hを想像してみよう。もはや執行猶予なしの懲役2時間です。

「大喜利である」「RGライブである」仮説は証明できませんよ。だっておいら文系だもん。
ただし、つまんない理由は証明できるかもしれません。文系だけど。


ということでさっそく“ラブ”について。タイトルに“恋”使ってますんでね。
ラブストーリーとラブコメディ等“ラブ”が絡むネタで登場人物の心情への共感は肝です。ただこの作品は土台からしてそこで勝負してません。あくまでコミュニティで通じる“あるある”への共感となるわけで似て非なるもの。

 「惚れてまうやろ~」

な行動やセリフは残念ながらありません。ただし、

 「あ、それあるあるだわ」

な行動やセリフは満載です。

そうなると“ラブ”度数は一段下がってキャラの見た目勝負に移ります。かわいいとかかっこいいとかそんなとこ。イケボなんかも含んどきます。このへんは私専門外。
仮に見た目勝負も降りることになっちゃえばラブ度数をさらにもう一段下げて、

 笑えるか?

ギャグ振りしてればラブコメディの範疇には収まるでしょう。で、この作品ここがいけませんでした。
タイプ的に二つの方向性を辿ることができたと思うのですが…


■方向性其の一 ストイックに

中途半端なところで二人ともデレちゃうので流れが止まるんですよ。二人とも辛抱が足りません。
実験→失敗の途方もない繰り返しが理系の真骨頂でしょう。ストイックであればあるほどそこに常識とのギャップが生まれて笑いが生じるのに。せっかく“理系”という万人共有可能なパブリックイメージのある素材なのに活かせてないです。
“○○の定理”が意味する上澄み部分をかすめるに留まっていたため、結局のところ内輪の“あるある”的面白さの範囲を超えないのです。
内輪ウケも最初は仲間内の強固な結束を生みますが、持続可能か?と問われれば疑問符がつきます。{netabare}飽きがくるから、漫画家投入したり水着回でお茶濁してたでしょう?{/netabare}


■方向性其の二 名脇役を投入

本人たちの“ラブ”への向きあい方が無茶苦茶(笑)つまりラブポンコツで戦力として使えない分、ツッコミ役や道化役、狂言回し役が周囲にいないとアウト!
「いいからとっととくっつけよ」な視聴者の思いをかわして騙して目くらましてくれるほどの熱量が舞台役者には必要です。

同じ研究室の奏・棘田・虎輔らが主役の二人(雪村・氷室)にツッコめてません。操縦できてないと言い換えてもOK!マッチョ教授も役不足。みんな観察者もしくは並走する伴走者どまりなのです。福島潤の無駄使いですね。

{netabare}藤原書記と石上会計が仕事をしない『かぐや様は告らせたい』みたいなもんでしょうか。{/netabare}



ふるいにかけてったら、どうやら自分のふるいの目が粗かったようで全部こぼれ落ちちゃいました、という私の結果です。

1段階  ラブでないのでキャラへの共感に薄い
2段階  見た目勝負は自分にはノーカン。皆さんいかがでしょうか?
3段階-1 ズレや違和感で生じる“笑い”ではなく内輪ウケなネタ
3段階-2 ツッコミ不在。狂言回しの不在。

別に素数山手線ゲームで盛り上がってもらって結構ですし、理系をアゲてるように見えてディスってるのもおもろいんですけど、きっちり主人公カップルを転がして欲しかったですね。
理系とか関係なく飲み会で盛り上がった“あるある”ネタもラストオーダー後のロスタイムいれて3時間弱が限度ということだったのでしょう。

{netabare}第7話がほぼ限界でした。9話で漫画家投入。10話で水着回ですもんね。賞味期限切れです。{/netabare}




★とどめかも

三島由紀夫VS東大全共闘の公開討論の映像見たことあります?
立派な方を数多く輩出されてる最高学府ですが、むしろ鳩山由○夫がここ出身だったなという事実に納得できる映像になってます。
で、ここの学生たちのコミュニケーションの特徴が、

・意味不明な文言をぶつけて相手が言い淀んだらこっちの勝ち
・「ソースよろ」をぶつけ続けて相手が回答に窮したらこっちの勝ち

古代ギリシャにソフィストと呼ばれる人達がおりまして、
真理の探究よりも、いかに相手を論破するかということに力を注いだので、詭弁に陥る傾向が強かったという程度の低い連中です。国も傾きましたね。
わざと

 “コミュニケーション不全”

を起こしてマウントを取る行為。イラッとくるでしょ。主人公男にその気(け)があったのですよ。

{netabare}飛行機の中でイチャつこうとしたのを止められて「なぜだ?」でその証明を相手に求めてみたり。{/netabare}


コミュニケーションの究極(と私が思ってる)恋愛行為と、コミュニケーション不全を狙ったかのような主人公らの行動が水と油に見えました。


ここから見えてきたこと。
ラブ要素を一切廃してみればこのジレンマも味あわずに済んだことでしょう。つまり“あるある”だけ楽しむという本作王道の堪能方法。


彼ら見てたら、作中では悪く描かれていたナンパ小僧のほうがまだ健全だと思いましたよ。拙いだけで女性に対しては一生懸命でしたもん。



※ネタバレ所感

■最終話について

{netabare}名探偵の推理が始まり犯人をあてるも「○○しかいない」の根拠が薄弱というかそれ憶測。そこ理系放棄したらだめじゃん。
で最後は気持ちが大事!みたいな。徹頭徹尾ロジカルお化けだったら面白くなっただろうに。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----


2020.03.28 初稿
2020.10.13 修正

投稿 : 2024/07/06
♥ : 43

66.4 21 ツンデレで嫉妬なアニメランキング21位
イタズラなKiss(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (305)
1519人が棚に入れました
斗南高校の入学式でF組の相原琴子はA組の入江直樹に一目惚れしてしまう。3年生になり、2年間の想いをラブレターに託し勇気を出して告白するも「頭の悪い女は嫌いだ」とあっさり振られる。
直樹への気持ちを断ち切ろうとする琴子だが、ある日琴子の新築の自宅が震度2の地震で崩壊。家を建て直す2・3ヶ月の間、父・重雄の学生時代からの友人の家に居候させてもらうことに。しかし、そこは直樹の家だった…。

声優・キャラクター
水樹奈々、平川大輔、松井菜桜子、長嶝高士、朴璐美、島田敏、阪口周平、早水リサ、山田きのこ
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

イタズラなKiss(/ω\*)最高!

90年代不朽の名作。“恋愛のバイブル”と評された人気ラブコメディ
台湾、韓国、日本3カ国アジアで実写ドラマ化された
少女漫画原作です。

アニマックスで放送すると聞き、試しに録画して見てたら
思いのほかハマってしまい、お気に入りのアニメとなりました。

{あらすじ}
斗南高校の入学式で、落ちこぼれのF組女子高生・相原琴子は、
A組の頭脳明晰なイケメン入江直樹に一目惚れしてしまい
思いを募らせ3年生になり、2年間の想いを込めたラブレターを渡したところ
「頭の悪い女は嫌いだ」と受け取ってすらもらえずにフラれてしまう。
そんなある日、新築したばかりの家が震度2の地震で倒壊・・汗
琴子はなんと自分をフッた相手。入江直樹の家で暮らすことになった。

主に不器用で料理や裁縫も下手だけど
明るさと根性が誰にも負けない(相原琴子)と
頭脳明晰のイケメン(?)&運動神経抜群の天才だけど
冷めてて意地悪な元祖ツンデレ(入江直樹)の二人と
周りの人がかなりユニークなラブコメディなので
ラブコメOKなら男性も見やすいと思います。

原作連載中に作者が亡くなり、ファンの希望でアニメ化され
完結しました・・作者の構想メモなどを頼りに制作したらしい(´;ω;`)

OPの「キミ、メグル、ボク」がすごく好きで毎回飛ばせなくて
「♪出会いと、サヨナラ~」
「いたずらに絡まる運命僕らずっと探してたんだ
そして今二人出会えた。きっと偶然なんかじゃない」

この部分が琴子と入江の二人にしっくりきて、
物語と作者のことを考えるとなんか切ない
この作品に出会えたのも、きっと偶然なんかじゃないよね。


ここからは個人的にツボったキャラについて・・↓

相原 琴子
今まで色んな少女漫画やアニメ見たけど
一番恋愛に関しては最強のヒロインだと思う・・汗
琴子より料理やお裁縫を上手くやったり
綺麗な子もいるかもしれないけど
こんなに一途で一生懸命な女の子に惚れられたら・・
{netabare} 入江だって恋に落ちちゃうよね。
だって作中で何度も「押し倒す勢いで入江を落とした」と他のキャラに言われてるし(笑) {/netabare}

入江 直樹
最初見た時「AGOwww」って思っちゃうくらい
作画崩壊系王子w
ほんとに入江が作画崩壊する確率多くて笑いました。ごめんなさいw
琴子への上から目線&冷たい態度→デレるという
「うわぁ・・ありえないムカつくw」と私さえ思っちゃうw
これはもう元祖ツンデレ以外他に思い当たりませんw
入江といい弟といいあんな感じなのにお母様が大変素晴らしい!
入江はお母様似だな・・お父さんには似て・・イヤ、これから似るのかw

池沢 金之助
琴子LOVE&命な熱い不良・・?
現代的イケメンに描かれてない所がなんかポイント高いけど
琴子に惚れたきっかけはなんだろう?と、とても気になるw

鴨狩 啓太
{netabare} 人妻琴子に恋した {/netabare}
熱血黒髪ロングの男性☆
最初は琴子を嫌って敵視してたけど徐々に・・( ̄∀ ̄)
個人的に鴨君タイプです・・(/ω\*)←おいっw

嫌いと好きって同じラインにあるから
振り幅が大きいほどその人を好きになるって心理学で聞いたなぁ
大っ嫌い→から大好きになることは十分にありえるということだ。

評価がやけに高いのは個人的に好きだからです・・(笑)
文章も長くなりましたが実はまだ書き足りないというw

天国へファンレター送れないかな・・
この作品に出会うのも好きになるのも遅かったけど、
多田かおる先生&監督さん・・こんなに素敵な作品ありがとう!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 31

不良中年 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さすが少女漫画が原作はキュン度が違う!

 最近は少女漫画方面にも触手を伸ばしこの作品に出合ったが、さすが少女漫画です。少年漫画やOVAとは一味違うキュン度に脱帽です。

この作品が気になり色々調べると、原作者の方は1999年3月11日に不幸な事故が原因で亡くなっていたんですね。

この作品の連載中という事で未完の作品となるそうです。
幸いなことに作者のメモが残っていたため、アニメの最終回はメモを基に構成され、作者の意志に近いものになっているらしいです。

入江君は最初はいけ好かない奴だと思っていたので、急に彼の実家に世話になるというのも強引な展開と思ったが、一緒に生活をしていくうちに少しづつお互いの事を知り心が打ち解けていく様子を見て、こういう話もアリだなーと思った次第です。

まだ4話しか見てないけどすっかりはまりました。
ストーリーはもちろん琴子役に水樹奈々さんというのも自分の中でポイント高いです。クロスアンジュのアンジュもそうですが気が強くてチャーミングな女性は水樹さんしかないでしょう。

はじめは暇つぶしのお試しくらいで借りたDVDでしたが、明日は大人借りしようと思います。
とりあえず途中経過はここまで。

#2018/3/3 加筆
本日見終わった。
 高校時代から大学そして社会人とたった25話によく収められたと感心します。でも決して無理な詰込み感は一切なくて、素直に物語を堪能できました。
要所要所にターニングポイントがあり、その都度感動させられまくりで、こんなに楽しいというか素敵なお話は無かったかもしれません。

途中の結婚に至る場面や看護科に入ってからの話、看護士として勤務し出産に至るまでどの話も無駄がない。

特に出産でオールハッピーエンドな話で締めかと思ったけど、直樹の母型の実家に行くお話はとても素敵でした。

出産の回でもう終わりかと思っていたので、このお話はうれしかったです。

今回偶然この作品に出合って視聴して、興味が出て色々調べたりして不思議に思っていたけど、見終わった今なら何故この作品が色々な国で何度も取り上げられているのか理解できます。

この作品の根本にはみなが求めるあらゆる要素、エンターテイメントとしてのすべてが入ってるからですね。

私は男だしオジサンなんだけど、素直に琴子目線でハラハラドキドキそしてハッピーな気持ちにさせてもらえました。

まだこの作品を見たことが無い人は是非見ることをお勧めします。
でも1話で切らずに3話まで見てください。
きっとあなたを魅了します。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 2

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

めざせっ!50番

拝見しやした

簡単なあらすじ~

落ちこぼれのF組の琴子。
文武両道の入江くんに入学式から一目ぼれ。
2年間思い続け、決死の覚悟で手渡そうとしたラブレターは受け取り拒否。

そんななか、新築したばかりの自宅が手抜き工事で崩壊。
父親の親友宅へ居候することになったんだが・・・
何の因果か、親友宅とは入江直樹の住む家だった。

感想いきまひょ。

原作は多田かおるさんが連載中に急逝し未完なんです。
アニメでは完結していますが、
それは作者の構想ノートなどの資料から構成して
完結ストーリーを制作したんですね。

原作をアニメ化する際に少々選別したり改変があるのですが、
ストーリー構成がとても上手い。
中だるみがなく安心して見れます。

OPは秦基博さんで、とっても有名ですよね~
大好きですよ~

90年代作品なので懐かしい展開&キャラデザです。
目がデカっ!wwww
ザ・少女マンガっ!ってな感じで良い感じ。

80年代や90年代はマンガやアニメの熟成期なので、
王道アニメを拝見するのもオツなものかと。
若い世代に見てほしいアニメですね。
「ベタネタはココらへんから始まっているのか~」的な?
目新しい展開を求める現時点では再認識する材料になります。

アジア諸国ではドラマ化されて有名ですね。
原作が日本のアニメなんて韓国の人間は知っているのだろうか?

小手先であ~でもないこ~でもない様な作品よりか、
とても純粋な気持ちでワクワクするアニメですのでおススメ。

38歳の若い有望な作家さんが亡くなってしまい残念でした。
改めてご冥福をお祈りします。

今でもファンクラブが存在して活動なさっています。
それだけ人気のある作家さんです。

とっても楽しめました。多田さんありがとう。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

85.3 22 ツンデレで嫉妬なアニメランキング22位
となりの怪物くん(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2540)
13611人が棚に入れました
成績にしか興味のなかった冷血女子・水谷雫は、プリントを届けたことがきっかけで問題児・吉田春に気に入られてしまう。そして、それをきっかけに雫の人間関係が著しく変わっていく。

声優・キャラクター
戸松遥、鈴木達央、種﨑敦美、逢坂良太、寺島拓篤、花澤香菜、中村悠一、樋口智透、阿部敦、小野友樹、ささきのぞみ
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

<最終回まで視聴完了> いつもの彼ら いつもの日常

全13話ということで、1クールだったから仕方ないかもだけれど
最終回には最終回らしい感動が欲しかったっていうのが
真っ先に浮かぶ感想ではある。

何度もくっついたり離れたり、心は行ったり来たりだった雫と
思い返せば実は一途だった春の2人が、穏やかに笑えていれば
それで幸せなのかもしれないけれどね。
視聴者的には、もう一歩か二歩踏み込んでも良かった気がするし
なつめちゃんの告白も有耶無耶なままだし、
優山がなぜあれほどまでに春以外の人からも恐れられてたのか
描ききれていなかった。

これで終わってしまうなら、数話前のほうがよほど最終回に
ふさわしい内容だったと思うんだよなぁ・・
でも、これが彼ららしさだと言われれば頷ける部分もあって。
逆に、2期へ期待しちゃってもいいのかな?なんてことも感じたり。
あぁそうか、春と雫がどうなるかを描くのが目的じゃなく
何らかの問題をそれぞれ抱えた高校生たちが関わり合って
少しずつ「本当の友達」になっていく話だったのかもだね。
それならちょっと納得できる。

まぁ何だかんだ言いつつも、共感する想いや、
リアルな自分と現在進行形で重なる部分もあったりで
毎週楽しめたのだから良しとしよう。
-----------------------------------
<9話の感想>

なつめちゃんが、春や雫たちを見てひとりで心配してるのが面白いし可愛い。
方向音痴の秀才ヤマケンは立ち位置的に、ライバルと言うよりは
協力者だと思っていたが、今後の動き方次第では、さらに面白くなりそう。
-------------------------------------
<8話の感想>

文化祭、楽しそうだった。
学校舞台にした作品観ていていつも楽しみなのが文化祭編だったりする。
そんなことは置いておいて(笑)
やっと自分の本当の気持ちに気づけたらしい雫が
戸惑いながらも今後どういう変化を見せてくれるのか楽しみ。
一歩踏み込んだ内容で面白かったけれど、確かに悩むよね。
今まで友だちも彼氏もあえて作ってこなかった彼女なのだし
自分に素直になりたくても怖いから、再び勉強に逃げ込む。
それは彼女にとって、勉強が将来の夢を叶えるためという以前に
心の鎧であり、自分の居場所だからなんだろうね。
でも、今のままじゃ、一途を通してきた春が哀れ。
じれったいけど両者の気持ちが痛いほどわかるので、見守ろう。
----------------------------------------
<7話の感想>

(仕事や勉強)>(恋愛)って決心を孕んだ距離って難しいよね。
このままどうなってもアリっていうのとは全然違うから。
難しいというのは自分だけの想いと決心だけで成り立つわけではなく
相手にも想いや考え方があるからね。
両者とも同じ意見なら問題ないのだけど・・
影響力の強い相手だったり、自分の中に少しでも迷いがあれば
足元をすくわれてしまう。
「こぼれた水は戻らないから大事にする」のか「鉄は熱いうちに溶かせ」か。
{netabare}
答えが決まってるのに期待させるのは良くないって言って
勉強を優先して打ち込む雫にはすごーく共感するものがあるけれど、
進展させなくても、傍にいられる喜びを楽しもうとする春の気持ちも
ものすごーーくわかる(笑)
{/netabare}
で、ここで第1話を思い返してみると、2人とも人との距離感や態度が
随分変化したよねぇ。互いの影響力たるやすごいものがあることは確か。
彼氏彼女の関係にならなくたって、同等の影響は与え合えているのだよね。
------------------------------------
<6話の感想>

原作読んでいないからわからないのだが、
2人が無事相思相愛を認め合って、ちゃんとつきあうっていうのが
ラストではないような気がしているのだけれど違うのかなぁ?
それまでの間に紆余曲折、一進一退を繰り返しつつ、
でもそれだけで終わってしまったら平凡だし。
底が見えそうで見えないラインを保ってる感覚。
純朴通り越して鈍感な2人なのに妙な部分が敏感で、なんだかおかしい。
---------------------------------------
<5話の感想>
{netabare}
春がお兄さんを避ける理由、お兄さんの言い分が判明。
でもまだ何かありそう。
そして前回から登場している新キャラの女の子。
学級委員だったんだね。すごくわかりやすいタイプ。
彼女の気持ちに雫がいち早く気づいた模様。 {/netabare}

次回からしばらく「起承転結」の「転」突入かな?
-------------------------------------

<4話の感想>

春のブレイクが可笑しかった。
可笑しかったけど、人間の印象は笑顔ひとつで変わるんだ
ってことだよね。と、あらためて思った。
雫の家でスイカ割りしてる時、彼女のタンクトップが
グリーンと黒のボーダーで、それはまるでスイカみたいで、
なんとなく、彼女の心をだいぶ開いたのを揶揄してる気がした。
それにしても春の兄弟関係が気になる。何があったんだろう?
-----------------------------------

<3話の感想>

人物が増えて話に奥行きが出てきた。
春も第一印象からすると随分落ち着いてるし
雫の微妙な心の変化もわかりやすく描かれていると思う。
個人的な好みを言ってしまうと、雫のモノローグはもう少し
抑え気味にして、仕草や表情(頬を赤らめる以外で)心理描写を
してくれるともっと好きな作品になる気がするのだけどね。
でもコミカルに描きたいようなので、これはこれでアリかも。

ところで・・・
{netabare}
新しく登場した優山くんって、春にそっくりだったから
たぶん兄弟なのだろうけれど、春になぜあれほど避けられているのか
雫との恋愛の行方なんかより気になった(笑)
しかも声が中村悠一さんではないか~
今後の楽しみが増えたw
{/netabare}
---------------------------------------
1話はさすがにハイテンションで、一時はどうなるかと思ったが
実際あそこまではいかなくても、春や雫に近い人っている。
頭に思い描いたことが即座に行動に出てしまったり、
相手がどう思うかより自分がどう思ってるかだけで物事を進める人も、
頭に何か浮かんでも自分には無関係、と冷静かつ冷淡に遠巻きでいる人も
結局は、人間関係においての距離感をうまくコントロールできずに
心の殻に閉じこもってしまうタイプ。
だけど、そんな人にも理解者とみなせる相手が現れた場合は
自分を変えていけるほどの影響力があるわけで・・・

まだ2話までしか観ていないけれども、この作品はおそらく
そういう部分を友情や恋愛を絡めながら描いていくのじゃないかなぁ?
それに春も雫も本当はすごく優しい子っていうのが観ていて心地良い。
周囲からはいろいろ誤解を受けやすいタイプかもしれなくても、
真剣に怒ったり、純粋な涙をこぼしてみたり、優しく微笑んだり
顔を赤らめ照れてみたり、そんなふうにコロコロ変わる表情が、
とても素直でいいなと思う。

とりあえず、このままベタベタアツアツモードになるのではなく、
乙女な想いを自覚した雫が今後しばらくは
振り回されるのだろうけれど
まだまだ面白く個性豊かなクラスメイトが登場しそうなので
今後も引き続き、楽しみに見守っていこうと思う。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 88
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Q&A リサイタル!の印象強い

不器用な女の子と不良?少年とのラブコメみたいなやつ。時折、ドキドキさせられて面白かったけど、その時は原作が終わってなかったからしょうがないだろうが最終話が個人的に謎すぎていまいち評価しにくい。

{netabare}勉強できて滅茶苦茶けんか強いっていうのは凄い。そんな春のキャラクターをあまり好きにはなれてない。{/netabare}

なんかOPの印象は凄く残っているけれど、内容のインパクトはそこまで強いというわけでもなさそう。

OP
Q&A リサイタル! 歌 戸松遥
ED
White Wishes 歌 9nine


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. となりの吉田くん
となりの席の問題児、吉田春にプリントを届けたことがきっかけで、友達認定をされ懐かれてしまった水谷雫。目標のため、他人に構わず勉強一筋で過ごしてきた雫は、春のペースに巻き込まれたじたじ…。そんな2人の前にヤマケン達が現れる。春のことを友達だと言う彼らの行動に対して、正直に思ったことを口に出した雫だったが、その言葉に春は怒ってしまって……!?

2. 変
ニワトリを拾ってきたり、急に逃げ出したりする春の奇行には慣れてきたものの、露骨なアプローチにどう対応していいか困り果てる雫。しかし、一緒に過ごす中で確実に春を意識していると気付き始めていた。そんなある日、下校途中に同じクラスのあさ子から勉強を教えてほしいと頼まれる。事情を知った春は、あさ子に勉強を教えることになったが、勉強会での2人の様子を見て、雫は思うところがあるようで……。

3. やっかい
正直に自分の気持ちを伝えたのに、春からの思いもよらない返事に戸惑う雫。そんな雫をよそに、春が拾ったニワトリ「名古屋」を学校で飼うことが決まり、あさ子、ササヤンと共に鶏小屋を作ることになった。休日に集まった4人はホームセンターへ向かうが、そこでヤマケン達と再び遭遇。予期せぬ再会に逃げ出す雫だったが、ひょんなことから一緒に鶏小屋を作ることになり……。

4. 夏ブレイク
相変わらずクラスメイトから怯えられている春。しかし、雫からのアドバイスを実行したことにより、女子達の間でまさかの人気急上昇!!そんな状況下でむかえた球技大会当日、春は女生徒が上級生に詰め寄られている現場に遭遇する。割って入ったことにより絡まれてしまい、キレた春は相手に殴りかかるが、気が付くと周囲は距離を置くように春を見ていて……。

5. 吉田くんちの事情
春の中学時代や、実の兄・優山の話を聞いた雫は、その話題になると“詮索するな”と言う春に、どこまで踏み込んでいいのか思いあぐねていた。そんな時、ふたりの前に突如現れた優山は、雫に用事があると言い彼女を連れ出す。一方、一瞬にしてその場から逃げ隠れた春は、偶然居合わせた球技大会の一件で見知った同級生・大島に優山の様子を探らせるが……。

6. 彼女達の憂鬱な日々
優山との話し合い以降、春を失いたくないと自覚した雫。しかし、思わしくない模試の結果や、急浮上した大島の存在に動揺を隠せない。ある時、大島を巻き込んだある作戦会議の場で口ゲンカしてしまう雫と春。それをきっかけにして話し合いを始めたふたりだが、どうにも会話がかみ合わない…。間で聞いていた大島は、その状況にやきもきして、ついにはあらぬ事を咆哮してしまう。

7. 2人の距離
自分の気持ちの整理をつけた雫と、雫への想いを自覚した春。すれ違ってしまった気持ちにへこんでいた春だが、大島との会話やあさ子の喝により、昔ある人に言われた言葉を思い出し、改めて雫に告白する。雫の答えは決まったものでも、気持ちが溢れてしまった春は、いつも以上に雫に付きまとうように…。そんな中、松楊高校では文化祭の準備が着々と進んでいた。

8. おいでませ!松楊祭
雫は文化祭に遊びに来て迷子になっているヤマケンと出会う。彼を案内しようと連れ出すがふたりが一緒にいたことを知った春は不満を隠せない。そのころ、春の知らぬところでは文化祭を満喫している優山と、それに付き合わされている満善の姿があった。

9. 0と1
朝、雫が目覚めるとなぜか自分の部屋に春の姿が…。話しをするうちに、父・隆司の店がまた潰れたと知った雫は、最初こそ驚いていたものの冷静に店の整理をし始める。追い出された春は勉強会に合流。あさ子に聞かれ、雫との現状の関係を報告していた。

10. クリスマス
あさ子企画によるクリスマス会が開催されることになった。買い出しに付き合う雫は、最近、いつも以上に自分の傍で怯えるように周囲を警戒する春に、伝えたいことを言えずにいた。そして、店でヤマケン達とばったり再会する春、雫、あさ子。警戒心むき出しの春はヤマケンにパーティー参加拒否を付きつける。その理由が雫に惚れているからということをみんなの前で言い放ってしまい…!?

11. 山口さんちの賢二くん
ヤマケンこと山口賢二は、自らをエリートと言い切る自信家。予備校の冬期講習に雫と一緒に通うことになり、さりげなくアピールしようとするも、プライドが邪魔して素直に自分の気持ちを表せないでいた。一方、雫はヤマケンからのアドバイスで春に向き合う決心をしたのもつかの間、春はヤマケンの存在を意識しすぎて……。

12. 年は暮れゆく
みっちゃんへの想いを自覚し始めたあさ子は、本人とうまく話せないことをササヤンにこぼすと、“好きだからでしょ”と一刀両断。否定をしつつも、恋心は大きくなるばかり…。冬休みに入り、いつもの様に雫たちに会えない日々が続いていたが、ある電話で寂しさが爆発したあさ子は水谷家にお邪魔することになり!?

13. 春遠からじ
みんなで迎えた騒がしい年明けも終わり、平穏な日々が戻ってきた。雫は元旦以来会っていない春を気にかけていると、突如部屋の窓から春が現れた!異様な格好をしている春は、何か“さがしもの”をしているらしいが……。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

(2期、3期希望)ジェットコースター感覚の恋愛模様――キャラ配置の妙、美しい作画にまいりました。

あー、続きが観たい。
放映と並行して追いかけてから時間が経過して、さらにその思いが強くなってきました。1クールの限界だったのですね。

わたしにとって、文句をつけようがないほどすばらしい(前半)でした。作画は好みというか、びっくりするほど。主役ふたりのキャラデザ最高。

本作については入れ込みが強すぎるので未だに冷静になれません。よって、断片的に記述していきます。

■冒頭から;自分の中で傑作になりそう。いきなりはまってます。(結果、そうなりました)

恋愛物が好きな方には特におすすめしたいし、ぜひ一度ごらんください。やめるのはいつでもできますから。捻りのある恋の話かな、と。

いい意味でのもどしかさ100%。いらいらします。どきどきさせてくれる序盤エピソードのいくつかで、となり怪物くん「ハル」君のすこし謎めいた生活がすこしづつがあきらかになってくるのです。

油断しているとヒロイン雫とハルの関係性の変化を見逃してしまいます。じっくりご覧になることをおすすめします。微妙な言動を集中することで味わえるかもしれません。

ヒロイン主人公・水谷雫(シズク)は、成績上位を維持することにに関心が強い、{netabare}2番あることには耐えられないほど屈辱を感じるし、全国レベル模試で、上位30位になったとことで満足しない上昇志向の強い女の子である。はっきり言って日本の大学で入れないところはないのだし、現実的にはアメリカの有名大に行けばと突っ込みたくなった。ごめんなさい。

また、勉強などしなくても学年トップの成績をらくらくとってしまうハルには{/netabare}複雑な感情をいだかざるをえない。うまい設定だ。また、この少しだけ不自然な背景設定を乗り越えてしまえ。物語はそれからだ。

そして、{netabare}ヒロインが奪われるいきなりのキッス、これは普通ないですよね。最近では当たり前のストーリーづくりなのかもしれませんがわたしには衝撃でした。物語のラストが冒頭で「解決」と。{/netabare}

その後、友だちと恋人の境界線のはざまでふたりの葛藤、少年期にありがちな心のズレが繰り広げられる。微妙なすれちがい、タイミングの悪さ、いつのまにかふたりを応援する立場になってしまう。

すでに、ここでハルとシズクに目を離せない。相性120%どこにも文句のつけようのない設定。

理想的ともいうべき背景処理のうまさ、パースも狂うことなく時間予算が限られた中で、よくここまでやっているとほんとうに敬服します。キャラクターデザインも同じく好みで、背景との関係や撮影処理、溶けこむように考えられた色彩計画もとてもうまくできています。

■ネタばれではないけど{netabare}散発的に

※はじまり

シズクが、始業式早々、先輩にからまれていた同級生を救うことで停学処分を受けたハルが停学処分あけになっても登校しないために、担任の依頼でプリントを届けることになる。理由は吉田くん隣席であるというだけで、特に必然というわけではなかった。

ハルは、真の友達{netabare}がいないことがを気にしている面が伺える。ハルもシズクをともだちとして気に入る。雫の存在はハルの心を溶かしたのか、しっかりと登校をはじめることになる。この変化を解くのは笑えるほどの{/netabare}ハルの友達願望がある。

物語は続くのだろう。アニメの句切りとしての終わらせ方も悪くありませんでした。最初の数話のもっていかれる感覚はなかった全体でしたが。

※過去を遡るシーン

うさぎの死に対する悲しみもなく、周囲から「ドライアイス」と呼ばれたものの、決して残虐性を持った性格でもないことが観る者には、伺える。彼女はアイスドールではなく、家族の事情などをくみとれるほんとうは優しい女の子なのだ。他の生徒、児童たちとは価値観と行動が異なるだけの話で、実は誠実な生き方をしているといえる。

ドライアイスとたとえられるほど冷徹なキャラクターように見せながら自分の立場がわるくなることを厭わず、ハルの「軽い友人たち」に思い切った反論、意見を伝えることのできる、勇気のある女性でもある。

もともとの彼女であれば、こうした変化は想像できなかったものだ。彼女は、ハルとの関係性の中で変化をはじめたのだろう。{/netabare}

そして、2人の感情に友情以上のものが芽生ことはたしかなのだが、導入話でいきなり{netabare}ハルはシズクにキッスをするなど、恋愛感情をいただいているのはないかとも思える行動に出る。やがてハルはきちんと登校を始め、シズクの助言で、他のクラスメートなどとの関係も変化し、人間関係が大きく変わっていくなかで、恋敵の出没{/netabare}などで、シズクの気持ちは新しいステージへの突入していくのであった。

やっぱり今後もアニメ化希望です。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 53

79.2 23 ツンデレで嫉妬なアニメランキング23位
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1230)
6788人が棚に入れました
ネトゲの女キャラに告白! →残念! ネカマでした☆ ……そんな黒歴史を秘めた少年・英騎が、今度はネトゲ内で女キャラに告白された。まさか黒歴史の再来!? と思いきや、相手であるアコ=玉置亜子は本物の美少女! でもリアルとネトゲの区別が付いていない、コミュ障ぼっちの女の子だった!? 英騎は彼女を“更正”させるため、ギルドの仲間たちと動き出すのだが……。

声優・キャラクター
豊永利行、日高里菜、水瀬いのり、M・A・O、大和田仁美、南條愛乃
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ネトゲしたら嫁と出会えるって本当ですか?(血走った目)

リアルのJKが本当にネトゲをするかどうか疑問ですが…
そういえばカボチャの妹…なんでもありません。

ネトゲよりか、スプラトューンみたいなやつは女の子おおいですよねw

1話{netabare}
オープンオタク楽だよなw
そしてキモイと言われるのは余も常w
主人公みんなから気持ちわるがられてるwww
ネトゲの世界に生きるのありだな~

この主人公不憫なのかモテ野郎なのかw
課金プレイヤー一人いると楽かもね
ゲーム内の嫁は本当に女の子か男の子か悩むよねw

リア充に対して負のオーラがアコちんw
ゲーム内で結婚申し込むとか…それで断られたら…
ネカマ昨今いっぱいいるからな~wwwwwwwwwwww
かわいければいいという境地に達するまで時間かかったなw
まったく信じてない(笑)マスターリアルJKらしい(笑)
アレイキャッツオフ会やることに…オフ会とか緊張しそう( `―´)ノ
みんな近所wwwwwwwwwwwwとかwwwwwwww

アコちゃん普通に文学少女だったパターンね(笑)
瀬川に生徒会長…みんな全員集合( `―´)ノ
たしかに複雑な関係ではあるな(笑)

杏生徒会長に瀬川ツインテな
自分の名前に豚ってつけちゃったツン
ルシアンwwwwwwwwwwwwwww
アコがネットリテラシーとか気にしたら負け
ここコミュ障の集まりなんじゃねww
でもいいことだ!(((uдu*)ゥンゥン

リア充撲滅スイッチ入っちゃった(笑)
彼氏よりネトゲ☆いいと思うw
生徒会長なのに友達いないって稀有じゃね?

とりあえずこれくらいの感じで話進んでってほしい(笑)
{/netabare}

西村 英騎(にしむら ひでき)
帰宅部&趣味はゲームという、まれによくいるお前ら。クラスではオープンオタク的な地位を占めている。

2話{netabare}
生徒会長の父親は理事…なるほどぼんぼんか( `―´)ノ
自分で稼いだお金なら…アコってお金持ちにもブラックスイッチ入るのねw
マスターとアコ同盟組んだwリア充に対抗していこうw

結局、ゲームの話で盛り上がってるw
俺様やろうwww茜www
マスターの扱いがひどいのは現実もネトゲも一緒w
防具は重要…それ大事(*‘ω‘ *)ノ
ゲームでもリアルでも気の合うやつは気の合う
アコの焼きもちぶりwwwwかわいいカワ(・∀・)イイ!!

ルシアンのゲームとリアル別脳はさすが!!
リアルが少し混じってるwwwwwww
けどさほど気にしない(*’ω’*)

お風呂を想像してるルシアンw
シュヴァイン=豚、素が出たり出なかったりw
嫁からキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
すぐに嫁の存在が教室でバレましたとさ~(笑)
リアルと現実区別つかないとこうなるのねwwww

瀬川…木乃伊取りが木乃伊になってる(笑)
アコとんでもないクラッシャー(笑)
シュウちゃんwシュヴァインw
アコはそもそもリアルと現実を区切るような…
めちゃアコ泣いてる…これはどうしようだな(*’ω’*)

話題を誰か提供してあげてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ルシアン呼びと旦那以外ならOKなんだ
超嫁だな~(*‘ω‘ *)
生徒会室に結局、ギルド面大集合(*‘ω‘ *)

直結厨wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
アコの意識改革を決心するルシアン(笑)
ゲームとリアルが違うと実感すればいいw

ネトゲするために学校に部を作っちゃったよwww
さすがのマスター(笑)

シュヴァインは学校では普通のJKしたいらしいヽ(・∀・)ノ
シュヴァインネトゲ専用スペックパソコンの魅力に負けるw
マスターの行動力と資金力には脱帽

幻想か愛かw
おっと…まさかの黒歴史の現況と遭遇wwwwwwwwww
{/netabare}

玉置 亜子(たまき あこ)
ネトゲとリアルの区別がつかないコミュ障ぼっちガール。現実世界ではといっても、そもそも学校にあまり来ない引きこもり。

3話{netabare}
猫姫と遭遇~ヽ(・∀・)ノあざとかわいいな~w

アコ…朝から英樹の教室にヽ(・∀・)ノ
アコの「あなた」素晴らしいな~(笑)
教諭ってwwwwww部活の顧問作らなかったのねw
パソコンが違うとデータが軽いのねwww

アコの装備はかわいい耐性、見た目重視☆ミ
課金アイテム禁止だと使うアイテムがないらしい
課金で鍛えあげても…まぁそういうときあるよね
耳元でぼそっと言われたい(´∀`*)
傍から見たらバカップル(笑)
もうルシアンでいいんじゃね呼び方w

トイレに行ってる間にかわいい装備にwww
ネギめっちゃ強いな~(笑)
部のせいでリアルと現実の境界が…
この部活には顧問がいないので解散も時間の問題

猫姫に相談…アコのことか~
浮気疑惑からの…アコ怖いな(笑)かわいいな(笑)

完全に
オフ会の知り合いがいたらしい
ゲームとリアルごっちゃになったら…
ルシアン実際は複雑だなw

好きな子のために動くのか動かないのか…
ミックスもセパレイトもやりすぎはよくない
学校に登校することが条件wってちょろいなw
色々とクライシスw駅前での攻防戦は落ち着いたなw

猫姫さん身近な存在に♪
両親に挨拶とか最近の子は展開が早いなw
{/netabare}

瀬川 渚(せがわ なぎさ)
オタクとかキモいんですけど!とか罵っちゃう系隠れオタ。静まれ、俺の腕よッとばかりヲタ話に反応する自分を抑える日々。

4話{netabare}
ソロ時代のルシアン…ギルドに入るのに面接とか必要なのねw
ネトゲガチ勢って本当に怖い~!!
ちゃんと学校に来ても廃人志望~
本当に現実と虚構が混合した子いる?

ふぁいおふぁいおふぁいお
どんどん現実とゲームがミックスしてく
先生の脅し方簡単だにゃ~(=ΦエΦ=)

ガチャは希望(´∀`*)ノ
嫁は奢られる気まんまんだったw
一回くらいは回したい100連ガチャってw
アコのところには1回もレアがこなかったのね…
アコもう人生を引退したいらしい…もうちょい頑張ろうなwww

ルシアンで通るようになったのねw
茜ちゃん機嫌悪すwwアコの嫉妬怖いwwwwww
茜ちゃんものに名前つけちゃうようなタイプ

アコのHP尽きかけ…クラスの女子と絡むのがwwwwwww
生暖かい目をされたらもう終わりw
ぼっちで名を馳せているのねアコw
女子のバリア破壊すごいからな~w
マスターの方がひどかった…

奈々子ちゃんも来ちゃったよw
キョドってる瀬川かわいい(*´`)
人生終わったような顔した茜ちん( ・∀・) イイネ!

ネトゲの世界でスカイダイビングからのダイビング(´∀`*)
こういうのはゲームならではよね(^0_0^)
アコとの出会いはルシアンが助けてくれたのねwww
ストーカーされてたのねルシアン(笑)
愛が重くて息苦しい感じなw
そんなことよりーwギルド猫姫親衛隊www

猫姫…本当に姫になっちゃったのねヽ(´▽`)/
ルシアンのさりげない優しささすがだわw

アコのメンヘラレーダーすごいな☆ミ
初心者の女の子は知り合い?みたいだけど?
セッテさんは基礎動作もわからんみたい

アコ妬いてる~
茜心配なくなって…テンションマックスw
みんなで狩りにと思ったら昨日の初心者プレイヤーが…
修羅場か修羅場なのか?wwwww
{/netabare}

御聖院 杏(ごしょいん きょう)
理事の娘で生徒会長というハイスペックを誇るお嬢様。勘違いの両親の元、権力とか金遣いとか色々勘違いした結果がこれだよ!

5話{netabare}
シュヴァインが世話することにww
シュヴァインよりルシアンの方がいいらしいセッテさん

アコの提案で今日は違うゲームをすることに
FPSですかっとする作戦ww
敵は全員リア充だと思う作戦wwww
アコの遠距離射撃の才能が開花してる。ビューティフル☆ミ

アコ…FPSが現実の世界に…なんとなくわかるヽ(´▽`)/
一番リア充っぽい奈々子ちゃんがw
茜の高校生活が(笑)そしてアコが…
奈々子めっちゃ止めさすやんwルシアンにw

結局問題の解決もゲームの中ヽ(´▽`)/
アコ人生世捨て人モードからの来世にワンチャンかけるらしいw
アコ学校辞めてLAで生きる発言www
ゲームの中でも引きこもりだとw

とりあえず暴走を止められるのはルシアンだけみたい
瀬川、たまに墓穴掘るよね。腐れ縁って大事よね~w

母親にも旦那様って伝わってるのねw
アコと遊ぶために学校を休んできたルシアン
お母さんの先見の明wwwwwwwwwwwwwww
鍵まで渡しちゃったよお母さんww

こういうラッキースケベ展開キタ━(゚∀゚)━!
自分の部屋だと気が大きくなるタイプ
さらに悪化してる~(笑)

1週間部屋にひきこもりできるように冷蔵庫がw
とりあえず特訓開始~ww
ルシアンストレスがカンストwアコのために…
ゲームの旦那でも旦那なんだな

ルシアンかっこいいなw
奈々子ちゃんもいい子だなw
{/netabare}

斎藤 結衣(さいとう ゆい)
英騎のクラスの担任を務める美人国語教師。普通の先生に見えて、意外とネトゲにも詳しい…?

6話{netabare}
嫁がほかの世界で結婚してたらしい…そのことがショックな☆ミ
ルシアンめっちゃ巻き込み事故やんwwwwwwwwwww
結婚のスタンスはプレイヤーそれぞれ♪

ルシアンが浸透してる~w
そしてアコの対人のカベはなかなかはがれないw
女性雑誌はJKのまとめ攻略Wiki(笑)
初見が許される時代なんてもうオワタ\(^ω^)/
リアルオフライン課金の話はよくないw

アコは奈々子とは合わないのねw
セッテはサモナーかな?
ジョブ変わると髪色も変えるのねw
サモナーは通好みらしいw
シュヴァインのGAPには慣れないらしい

アコ、リアルをゲームから学ぶ☆ミ
期末テストもうすぐらしいねw
テスト終了まで…ネトゲ部禁止らしい
夏休みにイベントがあるらしいw

アコみたいな嫁いいなぁwwwwwww
アコのテストが心配になってきた(笑)
こいつ…勉強できない系の
こういう作品の主人公って絶対妹いるよね!

ルシアン、アコにお勉強を教えるの巻?
アコ頑張ってお勉強w漢字が頭の中を踊るらしいw数学はもっといやーw
一学期くらいとか(笑)

奈々子は猫姫の正体はまだ知ってないのね(笑)
アコ燃焼wwwwwwwwww

ルシアンから二人に相談…告白の相談ねw
今更過ぎてwwwwwwwwwwwwww
たしかに断る要素0(笑)

マスターモテそうw
フラレ方のアドバイスw
有意義な夏休み( ・∀・) イイネ!

節度を守ったネトゲライフと合宿キタ━(゚∀゚)━!
プレイヤーの基礎体力を上げるために
猫姫さんも来るのね~♪

告白の流れをもらったルシアンw
スク水効果は人によるwwwwwww

当たって砕けろwwwwwww
そして砕けちゃったよwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

そして夏休みーwww

夫婦から恋人にランクダウンするのがいやだったらしい
とりあえずルシアン情緒不安定wwwwwwww
{/netabare}

秋山 奈々子(あきやま ななこ)
ネトゲ部の面々が足元にも及ばないリア充オーラを発する女子。茜の親友だが、なんだかよからぬことをやらかしてしまい…。

7話{netabare}
夏合宿!!先生大学時代レスリング部だったのか(笑)
アコは朝弱いのねwそして朝機嫌悪いシュヴァインw(沙*・ω・)
合宿中はネットに繋いではいけない
ネットに繋いではいけない合宿24時開催!!

シュヴァイン改め瀬川かわいいなლ(╹◡╹ლ)
アコをリア充させてあげようという♪
パーフェクトに雰囲気のいい告白って…まぁルシアン次第だけどな~
アコよだれだらだら(笑)

先生が一番驚いてるw
マスターの別荘すげぇなヽ(・∀・)ノ
部活の合宿らしくないことに怒る先生…わかるけどw
プライベートビーチキタ━(゚∀゚)━!
アコの水着姿( ・∀・) イイネ!( ・∀・) イイネ!( ・∀・) イイネ!
今日はずっと水着回だけでもいいと思うぞ♪

瀬川らしいヽ(・∀・)ノ
マスターエロいなヽ(・∀・)ノ
日焼けどめ塗らないと海は死んじゃうよな
なんだろ(沙*・ω・)エロいな(沙*・ω・)日焼けどめ塗るの
女の子3人に塗られるとか…w汚されたとか(笑)
先生キャラってビーチパラソルの下に絶対いるよな
海の楽しみ方それぞれなのねヽ(・∀・)ノ

ネトゲの癖が現実世界でも適用
とりあえず現代っ子は独特
青春の汗(^_^;)先生猫姫モードw
たまにはみんなで遊ぶ楽しさなw

一緒にお風呂パターン
もうちょっともうちょっと(笑)
アコが結構大胆なのがこの作品のいいところだよねw

BBQのチョイスすげぇ高級そう
下ごしらえを知らないマスター…
瀬川…アコにあしらわれてるw
アコ料理スキル持ちなのね♪
花火って振り回したくなるよねw
瀬川って振り回しやすそうなw
砂浜で花火とかいいじゃん♪
雰囲気作り最高じゃん♪頑張れ!ルシアン!
アコ嬉し涙…(沙*・ω・)ノ

いい夫婦で終わっちゃった…もう夫婦でよくねw
今回のクエストは失敗かー
次はホテルに移動だと…
ネトゲゲームとコラボするホテルとか( ・∀・) イイネ!

ホテル専用クエストとかいいな(n‘∀‘)η
夫のパスは妻のパス☆
すごいな!現実とゲームを交互に
課金イベントと同じグレーなやつな(笑)

アコの部屋に行くイベント
これは現実?ゲーム?(笑)

おっとルシアン乗っ取られたか?
アコの貞操がピンチだぞ!!旦那様!!

{/netabare}

8話{netabare}
ルシアン落ちる…が
たまに落ちちゃうことあるよな…環境とか…まぁいろいろ
ログインできなくなってる…アカウントハッキング…やられた…
焦るルシアン…そりゃアコのもとに駆けつけるよな

めちゃくちゃトラウマ持っちゃうなアコ…
アコは積極的だとちょっと引いちゃうのかも…
中身が違うと…こんなに違うのな~
アカハックはされると結構きついものあるよな~

公共用のパソコンって危ないよな~
ルシアン消されちゃったのね…
悪いハッカーってやつはクソ野郎だな~

自衛できなかったルシアンも悪い…か…
こういう時の親衛隊だな(笑)
ロンた…それが犯人の名前?
猫姫親衛隊のクラウドさんが結婚指輪を拾ってくれたみたい…よかったよかった(●´ω`●)

学校への事情説明とかも一応あるのね
ルシアンめちゃくちゃイラついてる
希薄なようで希薄じゃないネットの関係
運営は動かないのかよー…

犯人とロンたのIPが違ってたらしい
黒の魔術師さんが持ってきたURLには…
LONの詐欺ブログ…
シュヴァインも黒の魔術師もぶひー入っちゃたよw
RMG?にまで手を出してるのか!

詐欺野郎の尻尾くらいを掴むために…
みんなでルシアンに協力
廃人寸前だなwアコが家にキタ━(゚∀゚)━!(笑)
嫁が実家を訪ねてくるパターン(笑)
婚姻関係消滅してた…しかも離婚されてた(笑)

友達にまでランクダウンされてる…
嫁からお弁当のさし入れキタ━(゚∀゚)━!
アコの嫁度は恐れ入る☆ミ
萌えた(n‘∀‘)η

ポテチ箸で食うやつろくなやつじゃないイメージ付いたわ
さてミッション開始!!キャラ名ショーコ
GMに呼び出されるやつな

完全にハメられたショーコさんです
ログの捏造…そりゃ3徹もするわ
嫁泣かしたらそりゃ…な

ニャッコさんマジイケメンってな(n‘∀‘)η
ルシアンが戻ってきて最後に…
結婚式大事よね(´∀`)bおめでとう☆ミ
{/netabare}

9話{netabare}
マスターの家…大きすぎだろ!!
夏休みの宿題回か~(´∀`)ノ今日はルシアンはいない感じね
奈々子は練習台wアコと奈々子因縁の対決(笑)

マスター友達を連れて帰ったら使用人に泣かれたw
アコにフォローされたwww
メイドに興味津々なアコ、メイドは急遽用意されたらしい
アコメイド服着たいのねw似合いそう(´∀`)
マスターの部屋広いな
奥の部屋は司令室みたいだなw
デイトレーダー並みのパソスペック(笑)

アコ宿題摘みかけてる
カリカリクポー(笑)
逃げ帰るつもりまんまんのアコw探検w
ゲーマー敵冒険心が赴くままに(´∀`)
シューちゃん豚だからわからない(´∀`)
書斎…たしかに隠しアイテムがありそうw

なんか隠し部屋への入口が!宝物まで用意されてるw
報酬はアルバム?おっとボスキャラもw
お嬢様を愛でる会とかあるのね(笑)マスターめっちゃ愛されてるな~(笑)

なんかあったときはルシアン、こういう時はルシアン
シュヴァインはいい子だよ…いい子(沙*・ω・)
奈々子生理的に無理って言われたw
そしてアコは結構言われた経験があるらしいw

屋敷の中で迷子になってる(笑)
猫姫の正体を知る奈々子w
アコの黒歴史は多いw
夏休みの宿題全く進んでないパターン(笑)
夏休みの精神と時の部屋の需要率あがるよな~

コース料理並みの晩御飯
シュヴァイン緊張してる|д゚)
シュヴァイン騙されてる(笑)
アコの嫁の勉強はもう済んでるなw
全員でパジャマパーティーとお風呂

誰かとお風呂入るの緊張するよな~
初めてのお風呂はシュヴァインが美味しくいただきました(笑)
石鹸で髪洗っちゃう~

瀬川、おっぱい問題に目を向ける
かわいいは作れるらしい(笑)
でも材料不足(笑)

ルシアンのタイプについて聞くことに(ビデオ通話で)
お風呂からの生放送キタ━(゚∀゚)━!
禁止クエスト受注問題なwお風呂で走っちゃいけませんw
ルシアン抜きだと制御ができないアコちゃんである
瀬川の寝巻きかわいいねლ(╹◡╹ლ)

アコが何を考えてるかわからないリア充セッテさんである。
深淵を覗いちゃったわけだwアコに汚染される思考回路w

みんな同じ格好してるw
こんなに必要にされることないんじゃね?ルシアン?(笑)
{/netabare}


10話{netabare}
元カノ自慢(笑)困ってるアピールが苦手な話が元カノ自慢(笑)
夫婦の関係は周知の事実に着々となりそうw(沙*・ω・)2学期も♪

クラスで瀬川に呼ばれるw
イベントスキップ機能が欲しいのととJK機能を忘れてるww
地雷サモナーセッテさん|д゚)
アコは学校に…アコいつもどおり部屋で半裸の状態でゲーム中(笑)
アコにとってそんな概念はないw普通ならサボるよなw愛の力偉大|д゚)
涼しい部室いいところ♪なくなった装備は2割くらいって
ルシアン前よりいい装備にしようとしてるみたい(笑)

こいつら…現実のイベントに関心0かよ(笑)
崎校祭…文化祭…高校生の一大イベントを面倒事www
この部での成果はアコが学校に来たこと♪アコの展示会( ・∀・) イイネ!
攻城戦?これの勝利を戦果とする
校章をエンブレムに攻城戦をすることになりそー
アコは文化祭にはもちろん…

対人戦練習~
何この夫婦どもwシュヴァインが相手することにw
ルシアンとアコのコラボレーションさすが(笑)

マスターVSシュヴァイン
大魔法メテオキタ━(゚∀゚)━!
範囲スキルは射程に入らなければいい
一方的にマスターの負けw
ルシアンにも負け~w
アコにも負けるwマスターは対人戦に慣れてないのかね?

魔法職はタイマンするものでもない…
対人にはそれ用の装備と戦い方が必要
まぁ攻城戦1回やってみなきゃね

お掃除組合…なめてるけど強いらしい
攻める側はえげつない攻撃を食らうのなw
攻城戦にデスペナはないけど…なんか喧嘩始まって…
ついに課金アイテム…と思ったら攻城戦は課金アイテム使えない…
マスターの課金離れさせるいい機会にw

おっと猫姫親衛隊も(笑)参戦してる~(笑)
砦簡単に占領してるw聖天使猫姫w(沙*・ω・)

奈々子ってうまく文化祭まとめそうよね
アコの悲鳴が…(笑)
アコのクラスの出し物が…メイド喫茶にw
アコがメイドすることに~(笑)アコは主婦だと思ってるのね(笑)

セッテちゃんinしたよ~ヽ(・∀・)ノ
いよいよ攻城戦6人で!!20人ならなんとかなりそうだな

ヴァレンシュタイン傭兵ギルド?を雇用…強者達らしい
文化祭のときには校章を掲げたいね♪
{/netabare}

11話{netabare}
攻城戦のために呼んだ助っ人強そう~(*’ω’*)
対人のプロ達かヽ(・∀・)ノ
同盟を結ぶときは握手するのか!!

結構雑な扱いw傭兵ギルドの連中なんか嫌な感じではある。(゚д゚)(。_。)_。)
シュヴァインの顔(笑)
セッテとアコ砦の端にダッシュ(沙*・ω・)完全に囮ん(笑)
ひどいけど戦術としては正しい…でも戦い方の好みではない…

傭兵ギルドの実力高杉www
対人最強の名前は伊達じゃない|д゚)
ヴァレンシュタインすげぇな(笑)
もはやこいつらだけでOK(笑)

ルシアンたちが城内に入った時には全てが終わっていた(笑)
なんだろーこの複雑な気持ち…
達成感0のクエスト~おもしろくな~い
ヴァレンシュタインとの同盟が解除されたっていうことは…
あいつらの攻撃も当たるようになり…
瞬殺…

現実世界ではキレッキレだわ(笑)
アコ何もできなかった…何もしなかった自分を…後悔してる…
そんなアコはレベルアップヽ(・∀・)ノ
攻城戦はもう一回あるし…ね☆ミ

会長って呼ばれるの気持ち悪いマスター( ;⊙´◞౪◟`⊙)
杏って呼び捨てにされて照れてるマスター(笑)
マスターは準備着々と…☆

なんか部室にメイドが(笑)
テンション上がるな~w(沙*・ω・)w
アコさんクラスの準備なんかしてるはずもなくw進捗ダメです~w
アコのミスは旦那様がフォローwできないことはできないと言わないとね♪
時には人に頼らないとダメよね~

ルシアン、猫姫親衛隊にも協力要請を仰ぐw
ほかにも…TMW魔術師の同盟をしているという事実が欲しい
とりあえずやれることは全てやっておく!
訓練でも手加減なんてせず!Σ(゚д゚;)
生活に無理のない課金=無課金
( ・∀・) イイネ!
{/netabare}

12話{netabare}
いよいよ文化祭…こっちもお祭りだぜ!!ヽ(・∀・)ノ
砦は空らしい…本人から聞いてくるとか余裕ぶっこいてるな
廃人に好かれるのはアコ(笑)ではなくルシアンも(笑)
シュヴァインもやる気まんまん。さてさて…
リベンジマッチ!ヴァレンシュタイン!!

なかなかのメンツが集まったな~(沙*・ω・)ノ
野良猫と猫姫親衛隊…野良猫親衛隊

攻城兵器…ロボット!そんなのもありなのか(笑)
ジャイがたくさん(笑)(笑)
セッテさんやる~ヽ(・∀・)ノ一瞬でも隙作れればシュヴァインの攻撃炸裂☆ミ
なんか攻城戦らしくなってきたな~(*゚▽゚*)
アレイキャッツ次は防衛戦ここからが勝負

全軍突撃?マスターの策炸裂?マスター攻撃されても魔法使えるやつで
アコも魔法メテオ最強だなwwwマスターの火力ぱねぇなw先生諸行無常(笑)
敵襲数は5人ヴァレンシュタインキタ━(゚∀゚)━!

ヴァレンシュタインは一騎当千だねぇ
どんどんやられてく仲間…
シュヴァイン一撃でやられない…意地があるわ!
ヒトリ倒したぜヽ(・∀・)ノ

セッテってここぞってときにいい活躍するよなヽ(・∀・)ノ
敵は残り3人!2人!だけど猫姫も散り…猫姫親衛隊の方は…
盾通しでは…( ̄^ ̄)ゞまだクリスタルの間にはマスターが

マスター斬られない…マスター奥の手何を使ってるの?
アコも最後は盾になり…初攻城戦勝利!!
ヴァレンシュタインにも勝ったな(沙*・ω・)ノ

ユグドラシルの雫連打とか(笑)
ワンコインでこの勝利ならw数百万でも友のためならワンコインw
マスターも変な人に好かれるのねヽ(・∀・)ノ
なんでも頑張ればいい経験

瀬川…焼き豚売り場の前にw
ネトゲ部思ったよか盛況なのねん
シュヴァインも丸くなったものだな~(笑)
嫁奮闘中w嫁の後押しは旦那の役目w

メイド喫茶…一度でいいからリアルで学校体験してみたかったな。
先生も猫姫モードでノリノリ舞台だなw
アコ成長したな~ヽ(・∀・)ノメイド長アコ( ・∀・) イイネ!

ご褒美なんでもに嬉しそうな顔するアコな(笑)
まぁ最後はこういうオチ読めてたけど
2期もこんな感じのやつを期待するな~☆ミ
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 16
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鏡の国のあこ

あいまいな現実と非現実の境で悩みながらも、恋や友情に奔走する少年少女を描いたアニメの様です。

ぱっと見た感じでは、主要キャラ中、現実と非現実の境界を区別出来ていない様に見える亜子が特異な存在として映りますが、もしかしたら現実と非現実の境界を確たる理由も無く線引きしている英騎と茜の方が、そう言った区別が出来ていないのかも知れません。

作中で周知されている考え方に従えば、ネトゲに限らず、ここあにこれも非現実に含まれ、それどころかデジタルデータを介したもの全てがこの認識に含まれる事になります。デジタルなもの以外でも、私たちの身近には紙媒体の本や音楽、就寝中に見る夢など、彼らの言う所の「非現実」が至る所に存在しており、これらを非現実とするならば、現代人の多くは殆どの時間を非現実がひしめき合う中で生活していると言えます。

身近にいる人や付き合いの長い人でも、強く心を閉ざしていて、その胸の内をちらとしか見せない人はいます。また一方で、顔も見た事も無く、音声で会話した事も無く、触れた事も無い存在に対して、私たちは興味を抱いたり、理解を示したりする事もあります。※本やアニメのキャラに対して好意を持つという感情をごく自然に持ち合わせている人も、あにこれに限って言えば結構いるのではないでしょうか?(私もその一人です。)帰結として全て現実だと言えると思います。
{netabare}
リアルの(ここではネットの外という意味)英騎を知っていながら、ルシアンが好きでいられる亜子は、作中で評価されているのとは逆で、良く現実を見ているのだと思います。それにしても英騎と亜子は毎週に渡って仲睦まじい様で、5話終了時点でもう最終回にしちゃっても良かったんじゃないかと思えた程でした。現実でも早く結婚しちゃえばいいのに‥。でも高校生だからまだ早いか‥。6話エピローグはやっぱりね☆(某かわいいレビュアーさん風に)でした。

7話は水着回で、ラスト~8話はアカウントハックの危険について触れられていました。この作品の様にギャグ重視、ラブコメ色の強い作品で、現実的な問題を取り扱っている作品は珍しいと思いました。好感が持てます。

9話は女子4人でお泊り会。お約束のお風呂シーンは正直どうでも良かったんですが、何の脈絡も無く、唐突にオンドゥル語が飛び出した時には吹き出しました。ネトゲの嫁は全体を通して分かる人にしか分からないメタなネタが多いのですが、既知の人に対する破壊力(不意打ち)が強烈です。
お休み前のシーンでは、珍しくも巧妙な、あこの誘導尋問によって、茜、マスター、奈々子の本音が暴露される。罠にはめられた3人の反応が面白かったです。

10話、ネトゲにおける、延いてはネット上におけるトラブルについてその2。ネトゲもそうだと思いますが、あにこれもマナーを守って楽しく行いたいものです。身勝手でえばっている人がいると空気が緊張してしまいます。ネット住人への戒めとして、8話同様こちらも全ての人に視聴して頂きたい回でした。作中で描かれる様な嫌な目にあっても、英騎達の様にへこたれず前向きに物事を考えて行きたいものです。

最後の最後は凡庸な終わり方でしたが、きれいにまとまっていたと思います。英騎と亜子の関係は今後しばらくはそのままという感じがしますが、このアニメが今後もネット上のあれこれの問題を扱うならば、2期以降もネタには全く困らない様に思われました。

作画に関しては私はあまり気にしない方ですが、回によってはキャラのあごが尖り過ぎの印象も若干見受けられました。個人的には丸い方が可愛いと思います。
{/netabare}
ネトゲに耽溺した経験が無いので(かなり前にディアブロ2を100時間程プレイした事があるだけ。ちなみにオフラインのゲームは大好きです。)断定は出来ませんが、こう言った世界では少なからずプレイヤー同士の利害関係が存在し、それに基づく評価や序列生まれます。運営側がそれを設けている場合はより顕著であり、加えて、課金やタイムサービスの様なシステムがある場合、競争はさらにエスカレートしていく傾向にあります。そんな中で人間関係を構築していく事は、ビジネスで人間関係を結んでいく事とかなり似通っており、楽しむ事を本義としているゲームとしては不健全である様に思えてなりません。(ビジネスを楽しむという考えの人は別ですが)

過去にオンラインゲームに嵌っていた友人がいて、中毒といって良い程の執着を持っていたので、冷静になる様に忠告をした事があるのですが、苦笑いで茶を濁されてしまいました。こういった状態になると他人の言う事など聞く耳持たなくなる様で、あるいは分かっていてもやめられない状態になるらしく、傍目から見ていて不憫でした。(私個人の考えですが、純粋に楽しんでいるならともかく、競争への執着やそれによって得られる優越感が主だった報酬となってしまっては、もはやゲームとは言えぬのです。ゆえにそれらとは無縁だった幼少期にプレイしたゲームはどれも輝いて見えるのだと思います。)

課金やプレイ時間である程度の評価を獲得出来るネトゲと違って、あにこれではそんな事はないですよね。多分‥。人気のレビュアーの方は優しかったり、良い文章を書いていたりするだけなので‥。

今まで見たネトゲを扱うアニメ作品のいずれも、上記の様な負の部分を無視したり、面白おかしく描いたり、美化したりしているきらいがあります。実の所それが理想なので、端折ってしまった方がアニメとしては楽しいのですが、その事でネトゲに対する幻想を抱く人が現れてくるとしたら危険なのかも知れません。

疑り深い自分はこういったアニメを見ると、何だかネトゲ製作会社の遠まわしのコマーシャル戦略なのではないかと邪推してしまう事がありますが、この作品については杞憂でした。7話ラスト~8話終盤にかけて、このアニメではネトゲ住人のみならず、あにこれにいる皆さんにとっても、とても大切な事を教えてくれています。ルシアン先生の講義を聞いて、アカウント管理の大切さや、ネット上での人との付き合い方について学びましょう。「そんな事とっくに知ってるよ」という人にも気を引き締めさせる効能がありますので、ネット上に身を置く全ての人に見て欲しいと思える回でした。
{netabare}
それにしても、この手の作品ではもうお約束なので、今さら指摘する程の事でもないのですが、主人公以外全員美少女というのは何とかならないのかと思います。(男性にとって可愛くて、目の保養になったとしても)パーティーメンバーが全員同じ学校に通っているという点も、いくらなんでも出来過ぎだと思ってしまいました。
{/netabare}
全話視聴を終えて。最終話に至っても、登場人物のそれぞれが、現実と非現実の境界をどの様に捉えていくのかという点については、未解決な部分が多く残されましたが、英騎と亜子に限っては互いに分かち合うものを得ていた様に思われました。出会いを美化するばかりでなく、ネット上で起こり得る身近な問題に、ちょくちょく、ちくちく触れていた点にも好感が持て、最後まで楽しく視聴する事が出来ました。

※:アニメや映画に登場するキャラに好意を持つ事は個人的にはごく自然な感情だと思いますが、それを演じている声優さんや俳優さんをキャラと混同して考える様になると冷静さを失っていると言えます。これは現実を見ているとは言えません。当然ですが、演者はキャラとは別の人格を持っており、キャラとしての人格を与えたのは原作者や監督、脚本、キャラデザ、声優など様々な人達です。
個人が作るネット上のアバターも声優さんや俳優さんたちの演ずるキャラとほぼ同じですが、作中の英騎と亜子はネット上で自分の性格を偽ったり、作ったりしなかったので、現実で会った時にも割と簡単にギャップを埋める事が出来たのだと思います。 {netabare}常に英騎の本質を見ている亜子は、アカウントハックによってルシアンの中身が変わった時もすぐに見破りました。{/netabare}

※:鏡の国のあこというタイトルは、もう一つの現実を見る事で元いた現実を正しく見るという意味で、不思議の国のアリスの続編の題名から引用させて頂きました。でも鏡の国のアリスはそんな明確なテーマ性を持っている作品ではないので、未読でこれから読もうとしている方は童心に返って読む事をお勧めします。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 27
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラブコメ要素半分もないラブコメ…それでもいいところあったと思ってます

非リア充ぼっち系のアニメかなと思ってました。このタイプだと「はがない」に近いのかな? と思ったのですが、全然違いました。
作画はちょっと厳しいかな…と思ってたら、3話あたりから安定したような…でも、けっこうぶれてました。会話が面白かったです。

2話だと{netabare}亜子がネットとリアが同じでダメなのはなぜかと問うシーン。理解できない人に、これをきちんと理解できるように答えられるかな?と言われるとどうだろうと考えさせられました。{/netabare}

けっこう心理突いてくるアニメだったようです。

3話、4話…胸の強調もなくなって、話がスムーズになってきてます。
{netabare}猫姫の中身が先生とは…斜め上でした。で、4話ではまた謎の女の子登場。ナナコかな?と思わせて全く別人だったら俺の勝ちだな(何が?)なんだかぼっちの感じがしなくなってきましたね。最初は亜子を現実社会に馴染ませるのが目的だったはず。すでに目的達成?{/netabare}

5話、6話…あたって砕けろ!!…どうしてこうなった
{netabare}やはり新キャラはナナコだったか…ここはストレートなのね。やきもちから廃人へ一直線なのはどうかとも思いましたが、なるほど、騒ぎが大きくなったのは亜子が変わってきているからということか。
それにしてもルシアンは男前。グイグイ入って連れ戻すシーンはかっこ良かった。亜子ママとの会話もけっこうシリアスね。それだけ家で亜子がルシアン、ルシアン言っていると言う裏側なんでしょう。
シリアス展開もあるのね。面白い。でもラッキースケベはやっぱりラブコメの定番な5話でした。

ルシアンはリアルで亜子が好きになってたのか。でも亜子はリアルとバーチャルの境がない。だからリアルで亜子の事が好きなのも理解できない。最後のオチは分かりきっていましたが、「恋人は格下げ」には気に入った言葉です。なんかじれったいが、ラブコメとしてはいい展開です。
最後の(どうしてこうなった♪どうしてこうなった♪)はアニメで動くと滑稽…ねらーは大喜びの6話。{/netabare}

7話…青春もの+夏合宿=サービス回
{netabare}やっぱり水着満載でした。亜子が恥ずかしがっていたが、裸正座が平気な人が何故?しかもルシアンの全裸見て「もうちょっとだけ~」って言ってたくせに(笑)

もう立派にリア充な青春にしか見えない回でした。1日海で遊んで、夜は花火…で、最後は告白。普通に青春ものです。亜子も「好きです」と応えていたけど、前回と違って、余計なこと加えてないんですよね。ルシアンはリアとバーチャルの区別つかないと思っているようだけど、変化してるんじゃないかと見ました。
最後、ルシアンは乗っ取られたようですが、果たして乗っ取った人物は誰だ?{/netabare}

8話…いい最終回だった…あれ?
{netabare}アカウント乗っ取りと解決の話でした。
コツコツと育ててきたキャラとアイテムが乗っ取りでバンは考えたくもありません。実際にはこんなにきれいに解決するのはまれなんでしょうけど…。
最後は再び結婚式挙げるわけですが、とうとう亜子がリアルでも大好きだと言いました。これで終わりみたいなきれいなまとめかたでしたが、これからどう展開するんでしょう。
5話といい、今回といい、ムダなサービス要らないです。展開と会話だけで十分面白いです。でも、そうはいかないのがラノベ原作ラブコメなんですよね…おっと、誰か来たようだ。{/netabare}

9話…女子会の回
{netabare}前回の流れが全く関係ない回でした。女子たちがマスターの家に集まってキャッキャ、ワイワイ…とならないのがボッチたち。唯一普通のリア生活送っているナナコがアクセントになっていた感じです。
そして、やっぱりサービスたっぷりの風呂シーン。今回は物語性はなし。一貫した流れがないアニメです。{/netabare}

10話…文化祭(序)
{netabare}新学期始まって、すぐに文化祭の流れのようです。案の定、学校始まった意識のない亜子は家に。亜子の素っ裸…見慣れすぎの上に作画がいまいちなのでエロくないです。なんだかなぁ…
一応、部活なので出し物するようだけど、どうなることやら。この回はネトゲを知ろうということでいいのかな?ネトゲしないからよくわからんが、RPGは分かるぞ。マスターのすっとんきょうなところはなかなかいいと思ったです。
さて、もう10回。文化祭と締めの話で終わりかな?すでにカップルだし、リアの世界にも対応できてるし、大きな展開はないよね?ここからどんでん返しされても困惑な気がします。
{/netabare}

11話…無課金の意味
{netabare}生活に無理のない課金=無課金…無理矢理過ぎ!!笑ったけど。マスターの赤面シーンも笑いました。そういや、ぼっちでしたね。

前回からの続きです。組んでも裏切られるのは見え見えでしたね。最後はやり返して締めるというわかな。ま、いいでしょう。
今回は当り回かな。基本、このアニメは会話に面白さがあります。特にルシアンと亜子の会話は見ていて面白いです。亜子を諭すルシアンの言葉は当たり前の事ばかりなんだけど、亜子を通すと特別に感じる不思議さがあります。来週で最終回、ふんわりラブコメで終わるといいです。{/netabare}

最終回…ふんわり終わった
{netabare}倒すべきライバルを倒し、日常に戻って終わりという、ありきたりで終わりました。この作品はこれでいいのだろうと思いました。
マスターの言ってることはかっこいいようで「単なる重課金者」の言い訳なのが笑えました。シュバイン、猫姫、セッテ、それぞれのキャラらしいラストだったと思います。
「お帰りなさいませ、あなた♪」とラストのキス一歩手前で…がラブコメだったことを思い出させました。とにかくふんわり終わった感じです。{/netabare}

この作品、言葉の紡ぎ方が上手いなと感じました。なので、エロ部分は余計でした。やたらプルんプルんさせる胸の描写とか、亜子の裸正座とか、マスターのコスとか、あざとくしか見えませんでした。
ラブコメとしては8話で終了したんですよね。主人公に近い女子もけっこういたのにハーレムにもならず、一途になったところなど、ラブコメとしては異色でした。

二期あるなら観たいですが、はたして…。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 36

62.0 24 ツンデレで嫉妬なアニメランキング24位
幼なじみが絶対に負けないラブコメ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (295)
977人が棚に入れました
彼女は俺にだけ密かに笑ってくれる。相手の可知白草は芥見賞を受賞した現役女子高生作家!しかも美少女!普通の高校生の俺・丸末晴には分不相応だってことくらいわかってる!けど、脈アリだと思うんだよ、たぶん、いや絶対!……なんて思ってたら……可知に彼氏がいただとぉぉぉっっ!?落ち込む俺に、ロリ可愛、陽キャで世話好き……更には何故か俺を好きだと公言してはばからない、幼なじみの志田黒羽は言ってきたんだ……「復讐しよう」初恋の恨みは海より深い——けど決して暗くない!ドロドロしない!初恋復讐(リベンジ)が動き出す!

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、佐倉綾音、大西沙織、島﨑信長、寺島拓篤
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ラノベ界のやばさを実感できる作品

原作は「このライトノベルがすごい!2020」で、文庫部門総合5位、新作2位を取り、100万部売れてるらしい作品。(wikiより)
これだけ聞くと面白そうに思うかもしれないが、実際は全然面白くない。
まず、タイトルの時点でつまらない。
登場人物全員が幼馴染なので幼馴染は絶対に負けません!という意味のセンスが全く感じられないタイトル。
タイトルを見た時点でつまらないだろうなと予想はしていたが、その予想をはるかに超えてきた。
個人的に今季のワースト、今まで見たラブコメの中でワースト、なんなら全ジャンル含めてもワーストに近いかもしれない。

{netabare}
まず、何が一番酷いのかというと、キャラの魅力のなさ。
ラノベ版スマホ太郎と言ってもいい。
出てくるヒロイン全員が魅力のない主人公に対して好意を向けるといういかにもラノベハーレムなアニメ。
主人公はヒロインに対して卑猥なことしか考えてないという。
ヒロインも気持ち悪いことしか考えていない。

特に酷かったのは5話と6話。
芸能事務所の大人の態度が気に入らないという理由だけで、机に置いてあった他人のワインを手に取り、その芸能事務所の人の頭にかけるという...。
芸能事務所の大人は態度が悪かっただけで何もしてないのに。
更にそれだけにとどまらず、胸ぐらをつかみだすという。
偉そうだから胸ぐらをつかんだらしいが偉そうで態度悪いのはどっちだよ...。
それを受けて芸能事務所の人は警察を呼ぼうとする。
正統な判断なのに、なぜか芸能事務所の人は悪人かのように描かれる。
対して主人公たちはクロをのぞいて満場一致で嘘の証言をしてやりすごそうという案に賛成する。
作者大丈夫か?
親の教育が悪いと芸能事務所の人が主人公らに向かって言っていたが正論でしかない。
結局、警察を呼ぶかや芸能事務所に入るかといったことはCM勝負で決めようといういかにもラノベで意味不明な展開で解決するけど。

展開も意味不明。
1話からヒロインが主人公への嫌がらせ目的で他人と付き合っているふりをしていたなどという謎設定もあるし、それに対して主人公もまたクロと付き合ってるふりをして対抗しようとする意味不明展開。
3話では主人公のことを好きだったクロが体育館で主人公に告白されたにもかかわらず、過去に振られたことへの復讐として振り返すという意味不明展開。

それで振ってしまったことを後悔して、記憶喪失のフリをしだす意味不明ヒロイン。
この記憶喪失展開の存在意義はない模様。

その後もひたすら寒いノリを見せられる。
痛い中高生の妄想のような話を。
ヒロインが主人公を骨折させてしまったから主人公の家に同居するという展開には酷いって感想が出るよりも先に、普通に引いてしまった。
会話も何もかもきついし、主人公の恋の行く末等を俯瞰している友人もきつい。
特にヒロイン3人で主人公との今後の関係について話し合ってるシーンは地獄だった。

声優も合ってない。
というか高校生役に松岡はもう違和感あるからやめてほしい。
松岡主人公のラノベアニメは駄作の法則。

作画崩壊のダンスで話題になったが、作画なんて酷いと言っても止め絵が多くて枚数が少ないのと、たまに背景が酷いだけで顔はそこまで違和感ないし言うてしれている。
ほんとに酷いのは内容。
むしろ作画崩壊ダンスはネタ的に面白くてこの作品唯一のいいところだった。
こんな駄作にかける費用が減ったと考えるとこの酷い作画はむしろプラス。

↓一話毎感想
{netabare}
1話
まずタイトルからつまらない。結果がわかっているラブコメなんて。
こんなタイトル、幼馴染が勝つだけで他は普通のラブコメですって言っているようなもん。
作画も怪しい。なんか変な構図のシーンもやたら多い。
ラノベのノリ臭いなぁ。
あと作りが下手なせいでついていけない。
主人公もイケメンでモテモテのくせに、イケメンを許せねえとかいう謎セリフ
ニセコイはじまった。もういいってこういうの...。
好きだった人が他人と付き合ってたからあほらしいことしてまで復讐(笑)するらしい。
キスを既成事実を作るためにしようとする。 
既成事実ってなんだよw
でっち上げればいいじゃんw
まあ結局しなかったけど

2話
は?なんだこの阿部とかいう奴。
主人公への嫌がらせのために白草と付き合ってる?タイトルからつまらなそうと思ったけどほんとにその通りみたいだ。
はぁ...て気分になれるアニメ。
白草が何ももらってないのになぜか「報酬はもらったから」とか言って脚本を渡すw

3話
時々入る謎アングル笑うからやめてくれw
シロの彼氏が空気になってる。
シロも阿部より主人公のほうが好きそうじゃん。
ダンス作画が・・・w 最高に面白いダンスだった。
クロに告白するのか...しかも振られるw
阿部2話であんな主人公に当たってたくせに簡単にあきらめるんかよ。
なんだこれ?
シロは主人公が好きなのに、主人公を自分に告白するように仕向けて振ろうとしていた? 
阿部が悪者を演じていた?
もう意味わからん...
え...?黒羽も振られたのが悔しかったから、この回で主人公を振った
???3回重要部分見直したけど意味わからん。
なんなんだこのアニメは... 
締めに作画崩壊ダンスをまた見せてくれたw

4話
またヒロイン増えた。
伝説のダンスww 
確かに伝説だなw
何でも屋に対してエロいことをしてくれとか頼むバカみたいな主人公。
いかにもなラノベハーレム主人公。
設定上はモテモテキャラでも魅力を一切感じない。
猿になる演出いる???
ギャグ展開からのシリアスっていう一番嫌いな展開。

5話
主人公がきつい。ノリもきつい。
記憶喪失って演技と思ってたけど本当っぽい?なんでだろ。。
エロいことしか考えてない主人公、きつすぎる。
なんで事務所の人こんな高圧的なんだよ。億単位で金もらえるのに何で断るんだよ。
しかもワインをその事務所の人の頭にかける主人公...
親の教育が悪いのは末晴の方みたいだ。昔から世話になってたんじゃないの?

6話
偉そうに喋ってクズと言われたら、ワインかけたり胸ぐら掴んだりする始末。
しかも警察にうその証言を言ってワインは芸能事務所の人がこぼしたことにしようとする主人公達(黒羽以外) 
主人公は法律違反してるけど、傷つける言葉を言った芸能事務所の人が悪いとか言って擁護するとか言ってるシロ。
見ていて頭が悪くなりそうなアニメだ。
しかも事務所に入るか入らないか、警察に被害届を出すか出さないかをCM勝負で決めるとかいう謎展開。
展開が無理やりすぎる。もうなんだこれ。
またあのダンス映ったww 
全く合わなそうなCM取り始める主人公ら。
結局記憶喪失はやってるふりなのかよ。
記憶喪失のフリしてる理由もわけわからん。
哲彦は芸能界と敵対してる?
記憶喪失は芸能事務所の人をはめるため? ??
百坂が転校することになる。
記憶喪失設定も嘘だとあっさりばれる。
何の必要性があったんだ。

7話
結局タコウィンナー食べられたんかよ。
松岡の声さすがに高校生っぽくないなもう。
主人公が変なことしか考えてない。
youtubeで水着でダンス踊れってあほか?
ショーもない痴話げんかを毎回見せられるのどうにかしてくれ。
傾斜がすごいアニメw

8話
ハーレムを肯定する詭弁。
作者によると主人公は常識あるらしい。
卑猥なことしか考えてない他人の頭にワインをかけるこの主人公、常識あるらしい。
水着見せたいとかヒロインもあれだな。
気持ち悪い展開。頭がハートな魅力のないヒロイン、気持ち悪い主人公。
素直になれって素直じゃない奴が言っても説得力ない。
旅行のマジックには気を付けるべきってなんだよ。
何でキスやめる。
旅行のマジックでもいいだろ。

9話
初手激寒。まだ海回か。
会話がきつい。
バカで自己中なヒロイン、クロ。
主人公が「何で嘘ついたのに謝罪すらないの」と正論言うと「これから好きってめっちゃ言う」と宣戦布告(?)。会話になってないし気持ち悪いし意味不明。
マジで主人公何でこんなに持てるんだよ。
いや草。謎骨折w 雑すぎだろ。
てか充といつ仲直りするんすかね。
いやこの友人らなんだよ。
何で主人公の恋の行く末を監視して実況解説してるんだ。
えぇ...責任を取って家に居候させる?
頭おかしすぎる...。
しかももう一人付き添いの女いるという...。
マジで頭が悪くなるアニメ。

10話
はぁってなる展開ばかり。
見ていてこれほど吐き気がする作品、百錬の覇王以来。
安易なお涙頂戴にされても別にいいだろ。
高校生が勝手にやるってなんだよ。
骨折がハーレム作るためだけの展開でしかない。
女3人の会話がきつすぎる。

11話
毎話毎話初手きついノリ。
おい、会社として真のEDとかやったら著作権違反じゃないのか。
インタビューとは...。
メイドが何で学生なんだよ。
母の死を利用しようとしてる最低キャラ、桃。
過去話は比較的いいと思ったが台無し。
このアニメ主人公が元子役感が全然ないな。

12話
不自然な流れでアルバムを見ることにw
悲しそうにしてたシーンなんてないのに。
謎方程式草 何だこの演出。
いやキープでは...。
付き合ってもないのに胸に触りたいとか気持ち悪い発言をする主人公。
恋愛状況を解説する友人、気持ち悪いしいい気がしないな。
これキャスト違うのやばいだろ真のエンディング
酷いアニメを見た。何で切らなかったんだろう。
{/netabare}

久々にこんな酷い作品を見た。
これが100万部突破するラノベ界恐ろしい。
この作品、なろうに浸ってるような中高生には受けるんだろうか。
{/netabare}
7/6レビュー 7/9訂正

投稿 : 2024/07/06
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

厳密に言えば、幼なじみが絶対に勝つラブコメ、だと思う。この微妙な違いって、結構大事。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」に似た設定の作品。基本は、学園ハーレムラブコメです。

作画はかなり悪いですね。ストーリー的にもやや疑問が残る点もあり、ここでリタイアですね。

レビューでは、酷評だけでなく、本作の良い点や今後気になる点についても触れたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(8話まで)】
{netabare}
本作は、簡単に言うと「ハーレム要員が全員幼なじみ」だから、「最終的に誰が選ばれても幼なじみが彼女になる」っていうことなんだけど、

いやだったら、3分の2の幼なじみが負けてるやん。

というのが、レビュタイに込めた思いです。

私はかなりの「幼なじみ萌え」なんですが、幼なじみに勝ってほしいというより、幼なじみに負けてほしくない(負けて悲しむ姿を観たくない)んですよね。

そういう意味では、本作の構造上、必ず1勝2敗で幼なじみが負け越すので、あんまり好きな設定ではないんですよね。

ちなみに、私の中で「幼なじみ」とは、「幼い時に出会っていた」は含まれていなくて、「幼い時から継続的な付き合いがある」ことが絶対条件なんで、黒羽は幼なじみでも、可知さんは含まれない。

それも込みで、黒羽は良いヒロインだと思います。お姉さんぶるところとか、攻めるくせにテレるところとか、良いですよね(シスターズも可愛いし)♪

「クロが可愛い」は、本作の最大の魅力であり、「最終的にクロが勝てるか」は、本作で最も気になるところ。

また、3話でクロに告白し、フラれる流れはなかなか斬新で楽しめた。嘘の記憶喪失の流れもなかなか良い。いくら作画がヤバかろうが、あのレベルの展開が続いてくれれば、充分に楽しめる作品になっていたと思う。

が、CM対決で、う~むとなってしまった。単純に、群青同盟のCM観てスポドリ飲みたいと思わないし、あのバカみたいなギャップが良いとも思わない。あんな低クオリティのCM作っておいて、「俺ら天才、イェーイ」みたいなノリだったので、一気に冷めてしまった。

まあ元々、なぜあの主人公があんなにモテるのかが全く理解できない作品だったので、この後に続くであろうハーレム展開に耐えられそうにないので、リタイアですね。

ハーレム漫画の元祖とも言われる、赤松健さん。私の神様の1人(笑)なんですが、「ラブひな」「ネギま」を読めば分かるけど、ハーレムモノの成否は主人公の魅力次第なんですよね。ネギ君なんて、女子中学生31名+幼なじみにその他諸々、大ハーレムを築いても余裕そうでしたよ(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
高1冬で初恋って、すげぇな。モテモテだが、校内ヒエラルキー最下位ってのは、キャラとして面白い。じゃあグラビア撮るなよと思うけどな。自分で後悔パターン? リベンジで付き合う。黒羽は良いキャラだと思うけど。

2話目 ☆3
浮気。

3話目 ☆3
う~ん、こうなると、つまらん。そして、作画ヤバいな。ここで、黒に告白は、意外。

4話目 ☆2
ここで、3人目の幼なじみ。記憶喪失、嘘だろうな。

5話目 ☆2
ここまでモテる理由がね、うん。わからんのよ。

6話目 ☆2
だから、惚れる理由がね、浅いのよね。この動画を観て、スポドリ買いたくもならんし、ギャップが良いとも思わんけどね。

7話目 ☆3
黒が可愛い。それだけだな~。あと、黒の妹ちゃん達は可愛い。

8話目 ☆2
まあ、海でイチャイチャ。これまでかな。

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

幼なじみが負けたヒロインの時代は終わった! 冷遇され続けた『幼なじみヒロイン』の復讐!

この作品の原作は未読ですが、いのりちゃん、あやねる、さおりんが出演すると知り視聴を決めた作品です。


彼女は俺にだけ密かに笑ってくれる。

相手の可知白草は芥見賞を受賞した現役女子高生作家! しかも美少女!
普通の高校生の俺・丸末晴には分不相応だってことくらいわかってる!
けど、脈アリだと思うんだよ、たぶん、いや絶対!
……なんて思ってたら……可知に彼氏がいただとぉぉぉっっ!?

落ち込む俺に、ロリ可愛、陽キャで世話好き……更には何故か俺を好きだと公言してはばからない、
幼なじみの志田黒羽は言ってきたんだ……
「復讐しよう」

初恋の恨みは海より深い―― けど決して暗くない! ドロドロしない!
初恋復讐が動き出す!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

キャストが抜群だったのでしっかり完走しましたが、私の中で今期一番の謎作品でした^^;
主人公は松岡さん演じる丸末晴の幼なじみは、みのりちゃん演じる志田黒羽という設定なのですが、黒羽は普通に可愛らしい上、恋愛に対して一生懸命の女の子でした。

確かに、あやねる演じる可知白草や、さおりん演じる桃坂真理愛には可愛いだけじゃなくインパクトもありましたが、それでも黒羽が全然負けている感じは無かったと思います。

だから物語を強引にタイトルに合わせた展開…とでも言うのでしょうか。
そんな印象を受けた気がします。

そして、もう一つ話題になったのが第3話のダンスシーンを起点にした「作画崩壊」でした。
私は、普段アニメを視聴する際、作画の崩壊はなるべく気にしないようにしていますが、それでも気になってしまいました^^;

アニメーション制作は動画工房さん…
これまで「ゆるゆり」や「NEW GAME!」を手掛けてきた作画力の高い会社という認識でしたが、どうしちゃったのでしょう…

巷では、作画崩壊の理由として「低予算かつ急ピッチで作った」や「アニメーター引き抜かれた」など様々な憶測が飛び交っています。
真相は闇の中ですが、これまでアニメーション制作が動画工房さんなら安心して視聴できるという図式が出来上がっていただけに、今回の一件は残念に思います。

これまで動画工房さんの制作する数多くの作品をほぼ制覇するくらい視聴させて貰っているのでこれ以上は申しませんが、何とか挽回の1手を講じて欲しいところです。

その分…という訳でもありませんが、声優さんたちの演技は変わらず良かったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、安月名莉子さんによる「Chance! & Revenge!」
エンディングテーマは、志田黒羽(いのりちゃん)と可知白草(あやねる)による「戦略的で予測不能なラブコメディのエンディング曲」

1クール全12話の物語でした。
完走して思うのは、展開に対する説明に不足があったことでしょうか。
原作既読組ならきっと分かると思いますが、私の様にアニメで初めてこの作品に触れた人には少々ハードルが高かったような気がします。
最終話の「真・エンディング」も突飛でしたし、何より展開が急すぎた気がしてなりません。
そもそもあの「真・エンディング」に行きついた理由も良く分かりませんでしたし…
もう少し説明があったら見方の変わる作品だったのではないでしょうか。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 16

63.7 25 ツンデレで嫉妬なアニメランキング25位
ストライク・ザ・ブラッド OVA 前篇(OVA)

2015年11月25日
★★★★☆ 3.7 (185)
1078人が棚に入れました
いつものように登校している古城と雪菜。そこへ突然現れたのは何者かに追われているラ・フォリアだった。彼女を追ってきた大男と刃を交える雪菜。本格的な戦いが始まるかと思われた時ラ・フォリアは衝撃的な発言をする「お父様、この方が私が初めてをささげた第四真祖、暁古城です! 」ラ・フォリアは父ルーカスから結婚相手を決めるよう言われていたため、その相手に古城を選ぶと宣言。それを認めないルーカスだが、そこにラ・フォリアの母ポリフォニアが現れ、詳しい話をするために古城と雪菜をパーティーに招待することに。だがそのパーティー会場には、浅葱や矢瀬、凪沙や紗矢華まで招待されていた。どうやら古城と関係のある人物を招待したようなのだが…古城をめぐり女性陣のある意味熱いバトルが展開される!?

声優・キャラクター
細谷佳正、種田梨沙、瀬戸麻沙美、日高里菜、葉山いくみ
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ちょっと追記をしたいと思いまして~。(感想内に追記しました)

アニメになってる分については視聴済。
個人的に結構好みなタイトルでした。

前編の感想・採点-----

●物語●
{netabare}
まだ途中ということで、
この先は後編を観てみないことには何ともw

まぁ・・・ラフォリア来日~拉致前まで(つまりは前編大半か)は
キャラの顔を見せつつ、毎度の流れで安心して観れましたw
{/netabare}

●声優●
{netabare}
アニメ以来でしたので少々不安は抱いてましたが・・・
結果的には杞憂だったようです。

パーティ襲撃後からの古城君には笑わせて頂きましたw
コメンタリーでも語られてましたが・・・
普段を知ってると笑わずに見てられないですよね。
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
これまた「いつも通り」としか書きようの無いポイントでしたが。
個人的には浅葱さんが観れただけでも良かったです。
異能バトル軍団に負けるな~w

というかアニメ終了時よりフラグの数が増えてませんか?w
アスタルテや夏音の好意がハッキリしてたような。

ラフォリアさんところは・・・パパ以外がとにかく白いw
{/netabare}

●作画●
{netabare}
OVAということで・・・超絶美麗というわけでもなかったですが
不満しか出ないというレベルでも無かったと思います。

が・・・何より「さすがはOVA」という構図といいますか描写といいますか。
不自然な湯気・蒸気は必要無いと言わんばかりで・・・。
あったらあったで「不自然」と思うのですが、
逆に丸出しというのも、それはそれで風情が無いな~ともw

風呂での古城君の登場シーンも笑わせて頂きました。
{/netabare}

●感想●
{netabare}
まだお話の途中ということで、後編を観てみないことには
コメントし辛い面はあるとは思います。

が・・・良くも悪くも「いつも通り」の出来だったと思います。
無駄にハーレムが築かれつつ、鞘当てをしつつ、
トラブルに巻き込まれる、そんな安心の展開。
(久々にアニメ見直そうとか思ったりしました。)

正直・・・OVAではなく「2期」として続編を希望したい作品です。

(追記)
実はコレ観た後にTV版を観直してました。
1話から最後まで全部。まとめて。

で、感じたのが・・・『正妻力』。
雪菜さんが良い例だと思います。

決してこの傾向が正しいとだけ考えているわけではありません。
「物語・描写」や「他の登場人物との関わり」など
原作者様や制作側の思惑や着地点もあると思いますので、
極端に肯定も否定もしません。

が・・・一途なカップルにしてもあからさまなハーレムにしても
やはり1人は正妻(風)ポジがいてくれると、
色々面白いな~と思いまして。
他のヒロインとのバランスや物語の展開等に
適度な緊張感が生まれると言いますか。

当然キャラや立場付けだけで何とかなるとは思いません。
現状原作でどういう展開になっているのか知りません。
が、ここまでこの作品は楽しめていますし、
最近のラノベアニメを振り返ってみても、
そう感じさせるタイトルがありますので。
つらつらと書き足してみました。

でも・・・『がんばれ浅葱さん!!』という思いは変わりませんw
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヒロインの皆さま・・・ご無沙汰でした^^

この作品は本編の後日譚となっています。視聴者は登場人物や各種設定を全て理解している前提で制作されているので、本編を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

「凪のあすから」「東京レイヴンズ」「ゴールデンタイム」「キルラキル」など、最強の2クール作品が一挙に放送された2014年冬アニメ・・・本編はこの最強の一画をなす作品だと思っています。
あにこれの総合得点も現時点で79.0点と高い点数をたたき出している事からもこの作品の人気が伺えます。

それもそのはず・・・最強の2クール作品の中でも頭一つ分ヒロインのキャラデザの可愛らしさが抜きん出ていましたから・・・そしてその中でも中学生なのに、中学生らしからぬ雰囲気を持つ姫柊雪菜ちゃんがCVの種田さんとの相性も良く抜群過ぎ・・・(//∇//)
個人的には煌坂のツンデレも私の中ではど真ん中・・・
見た目は金髪派手系娘ですが、内助の功で古城を影から支える浅葱も中々・・・
いや、時折大胆なラ・フォリアの存在を忘れちゃ駄目でしょう・・・

これだけ魅力的なヒロインが数多く登場するこの作品・・・ハーレム系が苦手な人は難しいかもですが、私はハーレム系の作品がどちらかというと好みなので、目一杯本編を堪能させて貰いました。

そのOVAが制作されたんです・・・
これは見ない訳にはいきません。今期の作品の視聴数は少なくはありませんが、本編を復習のために一巡してOVAの視聴に臨みました^^;

本編のラストで不思議な少女を見ましたが、このOVAは未だそこまで時間が経過しておらず物語は朝の平凡な一幕から・・・古城と姫柊の登校シーンから始まりまるのですが、OVA2話という事もあり一気に物語が動くので・・・ヒロインが全員集合するまで多くの時間は必要ありませんでした。

今回は戦王領域とアルディギア王国の調印式が絃神島で行われる・・・という事で、戦王領域から煌坂が・・・アルディギア王国からラ・フォリアが訪れる事になった訳ですが、ラ・フォリアの大胆発言を発端に・・・物語がややこしくなっていきます^^;

ここで明らかになるのが、古城がどれだけのヒロインに「お手付き」をしてきたか・・・という事です。
本編では流れるように物語が展開されていくので、あまり気にとめませんでしたが、改めてその顔ぶれと人数を見てみると・・・古城君は「鬼畜」とか「変態」とか言われても仕方ありませんね^^;

そして今回の調印式に対して別の思惑が蠢いていること・・・これも物語の展開から徐々に明らかになっていくのですが、その輩・・・とんでもないカードを使ってくるんです。
予兆は・・・あったと思います。
だって態度が・・・絶対有り得ないですもん。

こうして物語は後半に続いていきます。
内容的に「良いところ」で切れるので、続きが気になって仕方ありません。
引き続き後篇を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 20
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

常夏の島、王室外交に安寧無しw

※DVDレンタル前後編通じての感想。

原作ライトノベルは未読。

私は、アニメ鑑賞の際、どちらかと言うとネタバレ回避、
時にHPレベルの基本情報すら入れずに視聴する方。
そのクセ、季節とのリンクも重視したりするワガママな質で、
シリーズ物などでも夏のエピソードと思って
冬だったりしたら落ち込んだりする困った性格w

その点、このシリーズはどこに首を突っ込んでもどーせ常夏なので安心?ですw
どーせ薄着の美少女がハーレム主人公の周りに寄って来て、
どーせ“不可抗力”のHイベントが発生し、
どーせ第四真祖の力を発揮せざるを得ない厄介事まで漏れなく付いて来る。

正直、1期TVアニメ版を視聴していた時は、頭空っぽにして楽しみつつも、
吸血鬼物ならではの深みがあまり感じられないとか、
しょーもないハーレム中二バトルのテンプレを並べただけとか、
そんな感想を抱いたりもしていました。

けれど、OVAに展開してまで、シリーズのお約束を貫き通している、
本作の変態紳士ぶり……いやw勇姿を目の当たりにすると、
まいった(笑)とか、エラい!(笑)とか、
失笑も揉み解され、諦観と賛辞の笑いに変わって来ますw

OVAと言うと、ともすれば、劇場版になり損ねた小企画とか、
続編をTVアニメ展開できなかったシリーズの都落ちとか、中継ぎとか、
ネガティブな捉え方をしてしまいがちですが……。

本作の場合は、OVAこそ『ストブラ』が進むべき真の楽園♪
TVアニメ画面を覆う邪魔な湯気など蹴散らせ~♪とばかりに、
エロハーレムバトルの過激な王道ど真ん中を驀進する清々しさすら感じます。

今回も、{netabare}北欧の王室一同のご来訪とのことで、
少しは頭が冷えた方々が状況をコントロールしてくれるかと思いきや
(いや……そんなには思ってはないですがw)
仕掛けた鍵無しスイートルームの間取りからしてラブコメの波動が暴走気味で、
暑さで頭が沸騰しているとしか思えませんw

“監視役”曰く“いやらしい人”であるらしい先輩も、
諸般の事情によりさらにいやらしくなってしまいますしw

その解決方法に至っては、もはや付けるクスリがございませんw{/netabare}

私としては、正常な展開は諦めて、ごちそうさまでしたと降参する他ないですw

本作の続きもOVAで展開している『ストブラ』
手に負えない厄介事は、今後とも是非「絃神島(いとがみじま)」とOVAに隔離して楽しみたい。
相変わらず頭の中、年中サマータイムな、
期待した約束事は欠かさず陳列してくる、ある意味、安定したシリーズ作です。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 18
12
ページの先頭へ