ツッコミで小学生なおすすめアニメランキング 16

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのツッコミで小学生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月26日の時点で一番のツッコミで小学生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.1 1 ツッコミで小学生なアニメランキング1位
化物語(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★★ 4.3 (13403)
47510人が棚に入れました
高校3年生の少年 阿良々木暦は、文化祭の準備をしていた5月のある日、3年間ろくに話したことのないクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまう。ひたぎは体育の時間には全く参加せず、病院通いを続けているのだが、実は彼女には体重と呼べるものが殆ど無かったのである。暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと執拗な脅しを受けるが、それにもめげず彼女の秘密に対する協力を申し出る。彼女によると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さをそっくり持っていかれたのだと言う。

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、櫻井孝宏、喜多村英梨、井口裕香

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

『化け』『物語』ではない!『化物』『語り』。それが『化物たかり』。。。。失礼、噛みまみた。(90点(コメンタリー含む))

全15話。
小説原作。原作未読了。

個人的満足点:90点(コメンタリー含む)
アニメ系統:ファンタジー会話劇

かなりの人気ということから視聴を開始した。
まずはその独特の映像に魅せられた。
今までのアニメで観たことの無い映像遊びというのだろうか。
かなり衝撃的だった。

そして、メインヒロインのひたぎさんの登場シーン。
そして、ひたぎさんのツンデレぶりがまた衝撃だった。
「蕩れ」との出会いでもあった。

「蕩れ」って何って方のために少しだけ、
蕩れ
読み:とれ
意味:「萌え」の上級用法
変換方法:「みとれる」で「見蕩れる」
    :「とろける」で「蕩ける」

まさに「みとれる」「とろける」のであるw
作中のひたぎさんの発言から始まった。
おっと「蕩れ」について語りすぎた。

肝心の物語は各ヒロインごとに数話くぎりで
ヒロインと妖怪との話が展開される。
「ひたぎクラブ」 2話
「まよいマイマイ」3話
「するがモンキー」3話
「なでこスネイク」2話
「つばさキャット」5話
という構成で話は進んでいく。

個人的には「まよいマイマイ」がお気に入りである。
別にロリってわけじゃないんだからねw
主人公、阿良々木とヒロイン真宵の掛け合いが実に面白かけった。。。失礼、かみまみた。
最後にホロリとさせられる話もなかなかよかった。

しかしながら、ストーリーはそこまで面白いってほどでもないなあと思っていた。
ただの怪異退治の話なのか?
何故このアニメこんなに人気があるんだろう。
この時の私と同じ感想を持った方は結構いるのではないかと思う。

そう、私は初見の時にこのアニメの見方を間違っていた。
このアニメの見所は『会話劇』である。
早口でのキャラ同士の掛け合いが実に面白い。

原作者様のお言葉を拝借いたしますと
「ツンデレとゲレンデって響が似てるよね」
「ゲレンデといばボーゲンじゃない?」
「ボーゲンって漢字で書けば暴言だよね」
という三段論法から生まれた話だということ。
そんなバカな掛け合いを存分に楽しむ作品。

そして、そんな『会話劇』を見事に成立させている声優陣にも脱帽である。
目まぐるしく変わる映像にピタリとセリフを合わせる声優陣。
セリフ回しも原作に極力忠実に行うよう配慮されている。
そんな巧みの技を魅せる声優陣はかなり豪華で
神谷さん、千和さん、堀江さん、カトエリ、みゆきち、花澤さんなどなど。
(神谷といったら明だろ?と思った貴方はアラサー以上w)

会話劇を楽しんだ後は映像遊びを楽しんでいただきたい。
さまざまなカメラワークに光と影の演出。
シャフトならではと言ってよいのではないだろうか。
映像に隠された色々な仕掛けも楽しみどころ。

またOP曲も各ヒロイン毎に変わって、それが実に新鮮だった。
テーマソングの「君の知らない物語」は必聴だ。

全体的に実に衝撃的なアニメということは間違いないだろう。

おっと、大事なことを言い忘れていた。

★ここ重要!!!

化物語のさらなる楽しみはキャラクターコメンタリーにあるといっても過言ではないだろう。
コメンタリーでも各声優さんが各キャラを演じているのだ。
そして、そのキャラ達で本編に対して突っ込みしゃべくりまくるのだ。

これが実に楽しい。むしろこっちがほんぺn・・・・。
化本編を楽しんだ方でコメンタリーまだの方は是非確認してほしい。
レンタルDVDにも収録されているので是非。
もっと化物語が好きになることだろう。
(私はコメンターを聞いて会話劇だということを認識したw)

重要なことなので最後にもう1度だけ、このアニメは『会話劇』なのである。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

スルメアニメだわこれは。
知れば知るとほど味が出てくる。



最後にちょっとだけ、このアニメの特殊性を追記。

このアニメあちらこちらで紙芝居と言われ絶賛or酷評されているのではあるが、
紙芝居ととらえている部分が違うのでは無いかと個人的に思う。

このアニメ、リアルオンエアの時、特に10話なのであるが
正直ひどい。
ニコなどで比較動画を探していただければ分かるが相当ひどい。
オンエアの10話を見て紙芝居と言っている方は酷評していると思われる。
私のようにDVDやBDでしか視聴していない物にとっては
文字などが目まぐるしく変わるのが紙芝居になってしまっているので
斬新という表現になるのでは無いかと思う。

この辺りに絶賛と酷評の差が出てしまっているのかと思う。

まあ、TVでいくら時間が無いとはいえあれは酷い。。。
偽などもああならないことを祈るばかりではある。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 129

Zel さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

キャッホー!全地球100億人のロリかっけー皆さんコンバトラーっ!

2009年放映作品
西尾維新原作ラノベのアニメ化

キャッホー!
全地球100億人のロリかっけー皆さんコンバトラーっ!
規制法律どんとこいっ!
あなたの心に住まいを構える永遠の小学五年生っ!
そうですっ!私が八九寺真宵です!!

ある事件で吸血鬼に襲われた後遺症で異常な治癒能力を得た阿良々木暦と怪異に関わった少女たちの物語

ひたぎクラブ/戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
まよいマイマイ/八九寺真宵(加藤英美里)
するがモンキー/神原駿河(沢城みゆき)
なでこスネイク/千石撫子(花澤香菜)
つばさキャット/羽川翼(堀江由衣)

五つのエピソードで構成されており、それぞれのエピソードでヒロインが変わる
ヒロインキャラは皆個性豊かでかわいくて魅力的
各エピソード毎に主題歌が違い、ヒロイン役の声優がボーカルを務めている
どの曲も素晴らしい
そしてストーリーもどれも秀逸で奥深い
制作はシャフトが手掛けているが、圧巻ともいえるクオリティ
映像の節々に文字を挿入する手法によりメッセージ性を強めている
どの点を挙げても完璧と言えるこの作品だが、特に目を見張るのはこれぞプロと唸らされる声優の職人技だ
阿良々木暦役の神谷浩史さんを筆頭に各ヒロイン役皆物凄い台詞量
未読ではあるが原作であるラノベが台詞の掛け合い、言葉遊びを多用している作品である為本当に台詞が多い、そして早口。
声優さんの演技が素晴らしい為聴いている分にはとても心地よい
しかし実際に演じるのは凄く大変だったという事が公式サイトで聴ける「あとがたり」という音声コンテンツで声優さん本人たちにより語られている
ストーリー、作画、キャラ、声優、音楽と全てにおいて非の打ちどころが無い超A級の作品です

余談だが限定盤DVDの特典で付いてくる登場人物によるオーディオコメンタリーは必見(必聴)
本編の映像に合わせ、声優としてではなくキャラ本人としてコメントしていくのだが、これが爆笑!
うまく説明できないので、とにかく絶対に観て(聴いて)欲しい!もう面白過ぎてヤバい!!
音声だけでも問題無くで楽しめます

既にシリーズとして"偽物語"と"猫物語"もアニメ化されている
"傷物語"も劇場版アニメとして近々上映される
西尾維新アニメプロジェクトとして、これからもどんどん物語シリーズがアニメ化されていくらしいのでとても楽しみです

投稿 : 2024/12/21
♥ : 54

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

巧みさが光る名作です(゚ー゚☆キラッ

★化物語ってすごいですよね(*^▽^*)
私は原作の方は未読なのですが、本作品が原作読まれた方々からも評価されているのは納得出来ちゃ
いました♪
「化物語」の特徴は、その台詞の多さからも分かりますように、とても軽快かつ巧妙で淡白な言い回し
の会話劇によって作り出される独特な世界観ですよね。
これこそ原作者、西尾維新さんの真骨頂と言うべき言葉遊びなのでしょうね♪
そんな個性的な作風である原作を、壊すことなくアニメ化させた要因として「演出」と「BGM」の力が
とっても大きい存在なんじゃないかなぁーって感じました。
 
演出の奇抜さには定評があるシャフトさんですが、今回の作品で強烈なインパクトを与えていたのは
斬新かつ巧妙な「テロップワーク」ではなかったでしょうか♪
視聴者が全てを理解して、読み取れる様な物ではないのですけど、あらゆる角度から迫りくる活字の
インパクトは個性的な言い回しをより個性的な印象にしてたように思えました。
また、活字以外にもシャフト得意のカメラワークや色彩ワークは見事でしたね♪
白・黒・赤・青・黄の原色を前面に押し出した作画はかなり特徴的に感じました。
 
作中に流れる、その場面ごとの雰囲気を盛り上げてくれる「BGM」も個性的だったと思います。
シンプルな音色とリズムを反復させる手法が物語により臨場感を与えていたのでしょうね♪
アニメにおいての大きな要素である物語・演出・作画・音楽がうまくまとまっているから、魅力的な
作品として「化物語」が出来上がってるんだなって感心しちゃいました。
 
■化物語のストーリー構成と一言感想♪
各ヒロイン毎のストーリーを5つに分けて構成されているので、間延びすることなく、分かりやすい
構成になっているので、とっても好感がもてました♪
 
●「ひたぎクラブ篇」
 戦場ヶ原 ひたぎ(senjyogahara hitagi)メインのストーリー
 ひたぎ様ご降臨って感じですね♪とにかく容赦の無いひたぎ様w
 徹底したツンドラっぷりには敬服するしかないですね(>o<")
 「重み」という言葉について考えさせられちゃいました♪
 
●「まよいマイマイ篇」
 八九寺 真宵(hachikuji mayoi)メインのストーリー。
 小学生らしい愛らしさと、わんぱくっぷりが魅力でしたねw
 おぱんつ丸出しでダウンする姿も可愛かったですよ(>_<")
 ありゃりゃ木との絡みは面白かったですよ♪
 
●「するがモンキー篇」
 神原 駿河(kanbaru suruga)メインのストーリー。
 百合系腐女子とは・・・スパッツの秘密とは!?・・・
 ひたぎ様をこよなく愛する妹分って感じでしたね♪
 
●「なでこスネイク篇」
 千石 撫子(sengoku nadeko)メインのストーリー。
 花澤さんらしい可愛らしいキャラですね♪
 しかも、ブルマとか・・・旧旧スク水とか・・・萌え要素たっぷりでしたねw
 
●「つばさキャット篇」
 羽川 翼(hanekawa tsubasa)メインのストーリー
 障り猫となった翼ちゃんも魅力的でしたにゃ~(=^・ω・^)
 最後に影の位置を忠告するシーンは名場面でしたね♪
 
■総評
泣けるほどの感動はないのですが、とにかく観て楽しいし記憶に残る作品っていう印象でした♪
主人公のありゃりゃ木の性格がとっても好感がもてて、唯一嘘を付いたのもひたぎちゃんの為の嘘だ
し、裏表のない素直で真っ直ぐなところがひたぎちゃんにはお似合いだと思いました♪
どのキャラも個性的で好感が持てるのが本作品の良いところでもありますよね。
シリアスあり、感動あり、笑いもシュールで好感良し、テンポもよ~しなので、一度はご覧になって
欲しい作品のひとつですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『staple stable』・・・ひたぎクラブ篇
 歌:戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
 軽快でポップなサウンドとドライな口調のひたぎちゃんの心の中を見れたような歌詞なのです♪
 
OP曲『帰り道』・・・まよいマイマイ篇
 歌:八九寺真宵(加藤英美里)
 テクノポップなサウンドが八九寺ちゃんの声にピッタリな可愛いナンバーなのです♪
 
OP曲『ambivalent world』・・・するがモンキー篇
 歌:神原駿河(沢城みゆき)
 沢城みゆきさんの声にピッタリなロックナンバーなのです♪
 
OP曲『恋愛サーキュレーション』・・・なでこスネイク篇
 歌:千石撫子(花澤香菜)
 「ふわふわり~♪ ふわふわる~♪」この曲可愛すぎます! お気に入り確定♪
 花澤さんのファンの人はきっと悶え死ぬ一品ですねw
 
OP曲『sugar sweet nightmare』・・・つばさキャット篇
 歌:羽川翼(堀江由衣)
 バイオリンとギターの協奏がかっこ良いOP曲らしいナンバーです♪
 
ED曲『君の知らない物語』
 歌:ryo(supercell)
 クリエイター集団「supercell」のメジャー初シングルなのです♪
 
2011.07.13・第一の手記
2011.07.14・誤字修正
2011.10.28・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 183

82.9 2 ツッコミで小学生なアニメランキング2位
のんのんびよりりぴーと(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1550)
7362人が棚に入れました
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、お花見をしたり、川で遊んだり、いもほりをしたり、かまくらを作ったり・・・いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。そんなゆるやかでやさしい時間が再びはじまります。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「のんのんびより りぴーと」を思いっきり語ってみる。

2015年7月より放送。
全12話。


【前置き】

『地球を冒険するには遅すぎ、宇宙を冒険するには早すぎる時代に生まれた我々だが、

 [のんのんびより りぴーと]の初回というこの瞬間に立ち会うことが出来た。

 生きるとはなんと素晴らしいことか。』

18才 男性 ワシントン州



【あらすじ】

超がつくほど田舎にある旭丘分校には、生徒が小中合わせてたった5人のみ。
めぐる季節の中、ゆるやかな日常生活の日々を送っています。
田植えを手伝ったり、肝試しをしたり、文化祭をしたり、時には学校に泊まったり。
行く年も来る年も、皆といれば毎日楽しい、そんな日常アニメです。



【「りぴーと」について】
{netabare}
「あらすじ」でも述べた通り、本作は1期同様田舎を舞台にした日常を描くという点以外に、明確なストーリー性はありません。
しかし他の日常系2期と少し違う点は、「りぴーと」というタイトルが示す通り、れんちょん達の一年を描いた1期を、また違うエピソードを描く形で再びその一年を描いているところですね。
本作の初回なんて、1期よりも前の入学式前日からスタートですから。

ここだけ聞くと、率直な話「つまらなそう」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、不変であることが一番の魅力となるのが日常系…というより本作「のんのんびより」の強みでしたね。
作品を振り返って改めてそう感じました。
(原作でも、年を跨ごうがれんちょんは永遠の一年生やってますしね。)


ただ、一期は原作の季節毎の良エピソードをふんだんに使った上で成り立った作品でしたので、(一期以降に描かれた原作を除くと)少なからず一期ではリストラされたように捉えられるエピソードが2期での穴埋めに描かれたように感じてしまう節も。
そう思うと、少々パワーダウンは否めなかったかもしれません。

しかし、そこは「けいおん!」のストーリー構成でも馴染み深い「吉田玲子さん」が、また綺麗にまとめて下さっていました。
特にアニメから入った人は、原作(特に初期)のキャラの口調に違和感を覚えたりするのですが、そこも違和感の無いよう変えられていましたし。
オリジナルエピソードも1期より増えましたが、基本的に原作者の描きおろしネームの元だそうなので、特に違和感もなく…と言うより、むしろキレイに24分に整頓されている点を見れば、原作超えとさえ感じましたよ。
原作は原作で、他の日常系と比べても非常に絵のクオリティが高く、田舎風景も細かく描かれていて良いんですけどね。

その原作から受け継いだ作画も1期同様、京アニ等と比べるのは少々酷だとしても、放送クールの中でも高水準を安定して保っておりました。
本作においては、作画に関して他の日常系よりかなり厳しい目になってしまうのですけど…、うむ…合格ライン!(エラソーな話だww)


この2期において個人的に残念だったのは、原作第7巻で描かれた「沖縄旅行編」が、一切無かったことですね。
既にドラマCD化されている点や、不変でもある本作においてあえて外した判断を否定はしませんが、やはりアニメで見たかったと思うのは当然の話。
昨今の過多気味な状況からも「映画化でワンチャンあるで!」とか思ったりもしましたが……無いのかなぁ……。
あの砂浜でビーチパラソルの下、グラサンで椅子に座りジュースをすする駄菓子屋と、その膝元に座り全く同じ格好でジュースをすするれんちょん、アニメで見たかったなぁ。
{/netabare}


さてさて、やはり日常系はキャラクターについて沢山語る方が合っているような気がしますので、ここからはそれぞれのキャラ毎に、一番好きなエピソードを語っていこうと思います。
全員分読むと長くなるので、好きなキャラの項目だけでもどうぞ。


【宮内れんげのイチ押しエピソード】
{netabare}
「にゃんぱすぱすーん!!!」

私にとって、こんなに愛おしくて微笑ましくさせてくれるキャラクターは他にいないとさえ思わせてくれる、大好きなキャラクター、れんちょん。
てなわけで、元も子もない言い方ではありますが、もぅハッキリ言ってどのエピソードも大好きなのです。
「入学式」「てるてるぼうず」 「赤ちょん(赤ちゃんのれんちょんね♡)」「駄菓子屋と自転車の練習」などなど…。
そんな中、れんちょんを見ていて一番楽しめたエピソードで考えると、ひか姉と繰り広げた第11話「そすんさー」の回かもなぁって思っちゃいました。

小学1年生にして、実の姉の絵を描いて『苦悩』というタイトルを付ける、芸術気質溢れるれんげ先生。
年賀状を作成するにあたり新たなイラストを描く先生ですが、ひか姉はそのイラストに興味を持ち覗き見しようとするのでした。
そりゃ妹に自分の周囲に無数の目を描かれ、あげくそんなタイトルを付けられたら強烈に印象に残って、以降も興味を抱くのは分かりますが……。

「描いてる途中の絵は絶対に見せないん!」という頑なな姿勢に、余計に見たくなってしまったひか姉。
双眼鏡まで持ち出して、別の部屋から覗き見ようと画策します。
遠慮の無いイタズラと、その浅い知恵を見透かした上でシラを切り続ける姉に、流石に【いらり】となるれんちょん。
そこから更に力づくで取り抑えにかかられ、遂にブチ切れたれんちょんは、凄まじい鎖骨突き

『『『 そすんす 』』』

をかますのでした!!!
(この頃はちょうど、同じ時間帯に放送中だった「GANGSTA.」のバトル作画の息切れに落ち込んでいた時で、そんな時に「のんのんびより」で凄まじいバトル作画が見れてしまったことが重なり余計に面白かったです。)

このエピソードのれんちょんは、どれもいつもの4(+1)人では中々見られない表情でしたので、とても印象的でしたね。
攻撃の際の「なああああああああああああああああああああああ!!!」って叫び続けるれんちょんの声も、しばらく頭から離れませんでしたよ。
やはりれんちょんは、小岩井さんの声あってこそですね。

ただ、多分アニメのキャラ設定であろうこの「そすんす」の使い手「そすんさー」。
あの執拗に首元の鎖骨を狙った、凄まじい突きの連続攻撃。
結局どのようなアニメかは知る由もありませんでしたが、私はそのアニメはBPOの力で即刻放送中止にすべきだと感じましたね。
れんちょんには悪いですが、そのアニメを見続けた彼女が修業を重ね真の「そすんさー」となった後、来年以降も多分同じことを繰り返しこの攻撃をされたひか姉が、もしかしたら取り返しのつかない事案になるやもと考えると、致し方の無い事でしょう。
れんちょんには、やはり教育上「グレートマン」を見て育ってほしいです。
いや…、でもアレも「行き着けのバーのママ」とかいう役柄もあるんだよな…ウムム…。。。

ちなみに、オチである上下反転イラストは、原作の漫画では「羊と猿」ではなく「兎と龍」になっています。
原作の方が完成度は高いと思いますので、興味のある方は是非原作もどうぞ。
{/netabare}


【越谷小鞠のイチ押しエピソード】
{netabare}
可愛くて小さくて持ち運びやすいことは最早周知の事実であり、世界のそういう層達を旭丘に決起集会させかねない程の魅力を備えた、我らがこまちゃん。
彼女も良エピソードに恵まれており、第2話の「ほたるんと2人で星を見に行く回」や、第5話「占いとか関係無しに不幸を呼びこむ回」、第11話の「電波にすら届かない回」など、メインをはることも多々ありました。
えぇえぇ、素晴らしいことでございますね。

上記のエピソードは基本的にどれも、大人ぶって残念な背伸びを披露し、更に残念な目に遭ってしまうパターンであり、それが彼女の黄金比でもあるのですが…。
そんな彼女のエピソードの中、私が最も印象的だったのは、いつもとは少し違う魅力を見せた、あの第8話「小吉さん」のエピソードでした。

実は一期の2話からさり気なく登場していた、こまちゃんのボロボロのくまぐる…じゃなかった、クマのぬいぐるみ「小吉さん」。
彼女がベッドの下から再び、この小吉さんを見つけたのをきっかけに、その想い出が蘇るのでした。

「大人の魅力」を育むという、0を掛け算するかのような過酷な挑戦を続ける彼女にとって、この小吉さんは「流石にもういらないかな…。」と感じてしまうのは必然でした……。
それは、人が成長する上で…誰もが通る道でした。
しかし、振り返ったアルバムでいつも肌身離さず持ち歩き、時には頬に怪我をしてまで大事にしていた小吉さんへの気持ちを思い出した彼女は、「こまぐるみ」の創始者ほたるんの力を借り、綺麗に修繕をしようと考えたのでした。

縫い針を指先に刺すという体を張ったお約束もキッチリこなした上で、ボロボロのヘロヘロだった小吉さんを、元のふんわりした状態に戻したこまちゃん。
穴から綿が飛び出ていた頬には、いつかの彼女と同じ、お揃いの絆創膏が添えられていましたね。
大事な想い出を無くすことなく、大事なまま保つことの出来た彼女が、本エピソードの最後に言った言葉は、

「大人だもん。」

でした。
それは、作品を通して彼女が本当に大人の階段を登った、(唯一の)エピソードだったのではないでしょうか。
とても心の温まる回でした。

小鞠、結婚しよう。
{/netabare}


【越谷夏海のイチ押しエピソード】
{netabare}
作中のトラブルメーカーであり、シナリオを動かす上でなくてはならないキャラクター、なっつん。
こと遊びに関しては非常に長けているので、この旭丘の動植物の知識においても彼女の右に出る子供はそうそういないでしょうね。
(多分ひか姉くらいかな?)
個人的には姉への好き度が強過ぎてしまい、私の性へ……じゃなかったピュアな心にはイマイチ響かない節もある彼女なのですが……。。。
そんな私でさえも、なっつんのその知識とさり気ない優しさが滲み出てトキメかせてくれた回。
それが、第4話での「ひらたいらさん」のエピソードでした。

田んぼで捕まえた沢山のカブトエビを、学校の水槽で大切に飼っていたれんちょん。
まず、ここの最初の何気ないやり取りが好きなんです。

なっんん 「名前とか付けたの?」
れんちょん「ひらたいらさんって言うん!」
なっつん 「どれが?」
れんちょん「どれもなん。」
なっつん 「…………ふむ……。」

しかし、毎日観察日記を書いて世話をしていた矢先、突然全てのカブトエビが死んでしまうというショッキングな出来事が起きるのでした…。
普段は年齢とは不相応に滅多に涙を流さないれんちょん。
そんな彼女が涙するのは、決まって『別れ』の時なんですよね……。(ひか姉を除く。)

カブトエビは、卵から産まれ死ぬまで約1ヶ月という、非常に短命な生き物だそうです。
私も小学生時代、れんちょんと全く同じ境遇になったことがあります。
私の時も、なんでか一気に死んでいました。
やっぱり相当ヘコみましたね……。
れんちょんと同じく、もう捕まえないでおこうって思いましたし。
(ちなみにアニメではありませんでしたが、原作の漫画では死んでいるカブトエビがしっかり描かれています。)

落ち込みを隠せないれんちょんに、皆がそれぞれ気を利かせる中、なっつんだけはその発想が違いました。
それは、カブトエビの習性をちゃんと理解し、土の中に卵を産んでいるのではないかと考え、捨てられた土を再び水槽に入れて、水をはっておくという機転の利いたものでした。
しかもそれを、れんちょんには何も言わず、さりげなくしてしまうところが非常に格好良いんですよね。
わざわざ、帰りのバス停から走って学校に戻り、バスの時間ギリギリに戻って来ていたクセに……。
勿論、あくまでも想定ではあるので、余計な期待をさせない為ではあるんでしょうけど。
(ただ、よく小中学生の自由研究で見る「トリオップス」と同じ原理なので、その確率は非常に高いようです。卵がかなり頑丈なようですね。)

その予想が見事に的中し、孵化した小さなカブトエビを見て喜びと驚きを見せるれんちょん。
「これ、ひらたいらさんなのん?」と聞くれんちょんに、笑顔を向けて優しく

「そうそう、ひらたいらさん。」

って言ってくれるなっつん。
かぁあああぁっっもぅ素敵過ぎるっ!!!

れんちょんの絵日記に描かれた沢山のひらたいらさん。
この命と、その真ん中で喜ぶれんちょん描かせることが出来た、なっつん。
それを見て、皆も(兄ちゃん含む)笑顔になっていましたね。
原作を読んだ時も思いましたが、あくまでもシンプルですがシナリオとして完璧に近いエピソードでした。
うん、はらたいらさんに3000点。
あっ、スルーして下さい。
{/netabare}


【一条蛍のイチ押しエピソード】
{netabare}
「ほたるんなぁ、玉手箱…半開きにしちゃったん? 良い感じの煙たさだったんな?」
と言う台詞が、非常に的を得ているキャラクター、ほたるん。
見た目も中身も小学5年生にしては非常に大人びており、且つこまちゃんに対する「愛情」は最早、計測しようとするとスカウターがボンってなってしまう女の子です。

ただ個人的に、俗にいう「百合」的な思想は、サド気質な私には全くの範疇外であり、正直嫌悪感すら抱くレベルなので、このほたるんの思考にはちょっと付いていけません。
こまちゃんへの愛には大いに賛同致しますが、それと同時に私はライバルだとも思ってしまうので非常に厄介です。
ちなみに私の妄想の中では、ほたるんを旭丘分校の屋上(無いか…ww)に呼び出して、 こまちゃんを賭けて腕相撲で戦い、私の腕がなっつんと同じく「パニィ!!」ってなってました。

………話を戻します。
そんなほたるんの一押しエピソード。
第7話の橋から勇気を出して飛び込むエピソードと悩みましたが、第11話の「家での子供全開なアグレッシブほたるん」が、やはり一番印象に残りましたね。

冒頭の通り、れんちょんを始め皆から大人だと思われるほたるんでしたが、家に帰ると、凄まじい子供っぽさを見せるのでした。
と言っても、意識的に使い分けているワケではなく、楽しかったり悲しかったりで感情が高ぶった際に時折見せていた「アグレッシブほたるん」が、常に出ているような感じでしたね。
まさに、小学生の家での幸せな雰囲気がそのまんま東で出ている感じでした。
これまで、非常に大人びていたり、「百合」であったり、「こまぐるみ」であったり…と、非現実性の強いキャラクターでしたので、このようなシーンが垣間見えたことでとても身近に感じ、好きになりました。
特に共感したとところは、あのテレビの猫特集を見ながら「でもペチのがもっと可愛いよ~!」って飼い犬をこねくり回すトコですね。
アレは、あるあるですよね。

そう言えば、このほたるんの飼い犬ペチにも言えますが、本作の動物って基本的に現実的に描かれているので、他作品に較べると表情に乏しいんですよね。
このペチも、たまにロボットのように思える時がありましたよ。
ちなみに声を担当しているのは、越谷家のお母さんだったりします。

ちなみについでに、この「アグレッシブほたるん」についても。
AT-Xで放送されていたSP企画「駄菓子でのんびり楽しむのん!」という声優さんのトーク番組を見ていると、中の人である「村川梨衣さん」って、「アグレッシブほたるん」のキャラそのまんまな気がしましたね。
「あぁ、こっちだったのか……。。」と感じて笑ってしまいましたよ。
そう言えば、原作のあとがきでも作者にそう描かれてましたっけww
{/netabare}


【越谷卓のイチ押しエピソード】
{netabare}
第1話でピアノ弾いてたとこ。
{/netabare}


【宮内一穂のイチ押しエピソード】
{netabare}
パッと見「侵略!イカ娘」に登場する最強の姉にも見える、れんちょんの姉々、かず姉。
ただこの姉々は、たまにすら目を開けないどころか、大人としてあるまじきダメっぷりが、この2期で更に拍車がかかっていたように感じましたね。
しかし、その様はこの上ない反面教師ぶりを見せ、あのなっつんですら勉強を頑張る気にさせるというのだから驚きでした。
そう、私のイチ押しエピソードは、第3話の「真っ暗で枕」の回です。

教え子に大量の宿題を出して且つ、それを見てケラケラ笑い自身は寝てばかりいる姉々。
(実際やることは最低限やっており、全く態度に見えないだけですけど。)
その様を見たれんちょんは、年の離れた姉に向けているとは思えない哀しい表情で
「先生は皆のヤル気を出させるのが仕事だと思うん……。」
と述べ、姉を諭すのでした。
普通に「せやな………。」と諭されている姉々には、笑ってしまいましたよ。

それでもやっぱり、TVリモコンを探す気力も、寝室に動く気力も、ましてやアイマスクを取る気力すら無い姉を見兼ねたれんちょんは、その姉のダメっぷりを他のクラスメイトに見せつけることで、皆のヤル気を出させるのでした。
狸のアイマスクを付けたままなので、何も分からず外に出て彷徨うマヌケな先生。
更には「真っ暗で枕見えない」という偶然のダジャレに悶絶して一人でケラケラ笑う様は、こんな大人になってはいけない……と皆に思わせるには、十分過ぎる破壊力となったのでした。
流石れんちょん、策士だなぁ。

しかしコレ、笑いはしましたが大人としては…、今後の姉々のことを考えると哀しい気持ちになってしまう、非常に尾を引く回となりましたよ。
そりゃれんちょんも、駄菓子屋の方に懐いちゃうますよね……。
サドな私としては、どうせなら工作でギロチンを作って「寝(永眠)ないで下さい!困りますん!!」とかしてみたいですね(真顔)。
頑張れ、姉々❢❢
{/netabare}


【宮内ひかげのイチ押しエピソード】
{netabare}
高校一年生となり、憧れの東京に住んでいる、れんちょんのもう一人の姉々、ひか姉。
その立場上、夏休み等の大型連休にしか旭丘にいないワケですが、原作者さん曰く勝手に動いてくれるので非常に描きやすいそうで、れんちょんに次いでお気に入りのキャラクターなのだとか。
(実は原作者の、旧作のキャラでもあるようです。)

私としても実は、れんちょん、こまちゃんに次いで好きなキャラクターです。
こまちゃんがいて気付きにくいですが、このひか姉も中々ミニチュアなサイズで非常に持ち運びやすそうですもんね。
あっ、通報しなくても大丈夫ですよ。

そんな私の、ひか姉イチ押しエピソードは、ダントツで第7話の「ばぶばぶ言う、ひか姉」でしたね。
あっ、通報しなくて大丈夫ですよーー!!

夏休みのある日、れんちょんのお人形遊びに付き合わされる、ひか姉。
超合金ロボットを母親としてれんちょんが演じ、お世辞にも可愛いとは言えない歪な巨大ぬいぐるみを赤ちゃん役として、ひか姉が強要されるワケなのですが…。
「母ちゃんオレ受験勉強やだよ」という赤ちゃんらしからぬ発言をしたひか姉を叱咤し、れんちょんは姉に

「ちゃんと真面目に【ばぶばぶ】って言うのん!!」

と、赤ちゃんプレ………失礼、赤ちゃんの演技を強要するのでした。
ここの、顔をズイと近付けて声のトーン低めに「ひか姉…ばぶばぶ言うのん…。」と言うれんちょんと、照れながらも少し小慣れたひか姉2度目の 「ばぁぶばぶ…。」が非常に可愛くて、2期全体を通しても大のお気に入りシーンとなりましたよ。
そこから更に、一人放置されダルさが重なってきたひか姉が

「れんげ~まだばぶかぁ~? 早くミルク~~ミルクばぶ~♪」

と言う様を、恐らくまだ会ったばかりであろうほたるんが目撃するという、とんでもないオチがつくという……。。。
オチとしても、私はココが一番好きだったかもしれませんね。
違うと否定しても余計にドツボにはまりそうな、なんとも言えないあの空気…。
昔、男友達とルームシェアしていた際、あまり交友のない知人から同性愛について理解がある風な発言をされた時を、ふと思い出しました。
えぇ違います、私は小さい子が好きなノーマルです。
真面目にブヒブヒ言います、仲良くして下さい。
{/netabare}


【富士宮このみのイチ押しエピソード】
{netabare}
越谷家の近所に住む高校3年生。
お姉さんらしい立ち振る舞いと内に秘めた黒さが見え隠れする…、手の内で転がされたいキャラクターとして人気を博しているようで…。
私はサドですので 、キャラクター的には好みとは少しズレてしまうのですが…。

ですがこの、このみちゃんの会話劇(主に、こまちゃんに対し)は、毎度面白くてニヤついてしまいます。
第11話「.com」の回においては、ケータイに興味を持つこまちゃんに気付いた上で、口に出せないことを面白がって手の内で転がす策略ぶり…。
ただ、決してこういう接し方ばかりでなく、基本的に面倒見の良い性格で、作中で恐らく一番の常識人なのが人気の秘密と言えるでしょう。
こまちゃんにも、なんだかんで結局「.com」させてあげていましたしね。
はぁ…私も一緒に「.com」して、それを撮影して「DMM.com」に出したいです。
えぇ、こまちゃんとです……、意見は曲げません。

話を戻して、このみ姉として一番光ったエピソードで言えば、上記の「.com」よりも、第10話の「妖怪医者いらず」じゃないでしょうか。
面倒見の良い性格と、れんちょんをちょっとからかってやろうという、このみ姉らしいやり取り。
実はこの会話劇も勿論良いのですが、私が一番好きだったシーンは、このみ姉が自分の部屋(2階)にれんちょんを招き入れる際の、階段を走るれんちょんに対し

「走ると危ないよ~。」

というシーンから、帰り際の「今度は走らないん。」と言うれんちょんに

「えらいねぇ~。」

って返すところなんですよ。
さりげない気遣いと、優しい褒め言葉。
これぞ、年の離れた優しいお姉さんって感じで、趣味を通り越して好きになりました。
良いですよね、こういう温かなやり取り。
それがさりげなく描けてしまうのが、「のんのんびより」の魅力なんですよね。
{/netabare}


【駄菓子屋(加賀山 楓)のイチ押しエピソード】
{netabare}

旭丘で恐らく唯一の駄菓子屋を経営する、20歳のお姉さん。
言動や立ち振る舞いだけを見ると作中では少々不釣り合いにも思えるのですが、実はれんちょんとの付き合いはかず姉よりも長く(大学生で下宿中だった為)、その信頼度はひか姉よりも厚いという、なんとも好感度の高いキャラクターなのでした。

そんな駄菓子屋のイチ押しエピソードといえば、そりゃもぅ第10話「すごく練習した」の、あの自転車の練習の回を置いて他に無いでしょう。
第5話「お好み焼き奉行」の回と少し悩みましたけどね…、色んな駄菓子屋の服も見れましたし。
ただ、やはりこの第10話は、制作陣の本気度が更に数段違ったように感じるクオリティでした。

皆(←こまちゃんでさえ)が1年生で補助輪無しの自転車に乗れたと聞き、買ったばかりの自転車の補助輪を外して練習を始めるれんちょん。
ただ、やはり早々上手くは乗りこなせず、店先から見守る駄菓子屋の心配は増していくのでした。
途中、れんちょんが軽い風邪を引いてしまったと聞き、脱兎の如く店を閉めてお見舞いに行くところなんて、もぅ微笑ましくてたまりませんでしたよ。
なので、ソレをネタにしてイジるなっつんに、結構本気でイラッとしました…。
もっと頬グニョってやったれ、駄菓子屋ぁっ!!(←ひか姉口調)

そこで
「駄菓子屋駄菓子屋、ウチ…絵本読んでほしいん。」
と、つるの恩がえしの絵本を出す、れんちょん。
「何度も読んだだろう…、なんで皆いる中で私に頼むんだ…」
と言う駄菓子屋でしたが、それは子供の本能だったのかもしれませんね。
風邪を引いて自分が弱っている際、子供は本能的に頼りにしている人に寄り添うのだそうです。(うさぎドロップ参照)
案の定ストーリーを完全に理解していた点を踏まえても、れんちょんは「つるのおんがえし」が読みたかったのではなくて、ただただ駄菓子屋に自分の隣にいて欲しかったのでしょうね。

寝るまでずっと寄り添ってくれた駄菓子屋への、れんちょんからのささやかなプレゼント。

駄菓子屋「この羽織も、わざわざスミマセン…。」

かず姉 「いや…、それウチがやったんじゃないけど?」

駄菓子屋「………………そっすか……。」

かず姉 「うん…………。」

あのとても小さな羽織は、その見た目以上に…駄菓子屋の心を温かくしてくれたことでしょう…。

次の日、
「自転車の練習……するか?」
という駄菓子屋の一言から、2人は村の田畑道で丸一日練習をしました。

その小さな身体で精一杯バランスをとり、補助輪無しの自転車を乗りこなそうとするれんちょん。
何度もコケて膝を擦りむいたり…、倒れこんだ自転車にもたれ俯いてしまったり…。
無言で真剣にそれを見つめる駄菓子屋は、一体どんな気持ちだったのでしょうね。

このシーンでは、これまで一度も流れたことのない音楽が起用されています。
後に発売されたサウンドトラックを調べると、この曲のタイトルは『いつも一緒』でした…。

最後、夕日が沈む中れんちょんから手を離した駄菓子屋の前のめりの手が、ゆっくりと腰元へと落ちていく情景。
本作に出会えて良かったと、改めて感じた瞬間でしたね。

「駄菓子屋、ありがとなん!」


ちなみに、なっつんの影響で今では違いますが、以前れんちょんは駄菓子屋を名前で読んでいたそうです。
う~ん、かえで姉……かな?
裏話で駄菓子屋が、幼少期のれんちょんとの印象深い思い出に「初めて名前を呼ばれた時」と言っていたので、いつかその時のエピソードも踏まえて確かめてみたいですね。
{/netabare}



【総評】

1期が最高に楽しめただけに、放送前から多少の不安はあったのですが、結果的に上記の通り、私は大満足の出来となりました。

ただ、この2期「りぴーと」の構成と演出に、熱が冷めた人も少なからずいたでしょう。
原作を読んでいた側からすれば想定の範囲内だったのですが、その私でも当初はやはり2年生になったれんちょんが見たい気持ちにもなりましたし。


ただ皆さん、忘れてやしませんか?
一年が過ぎると、今現在中学3年生である『あの御仁』が卒業し、もう旭丘分校からいなくなることに………。
はい……ですよね。
やっぱり「のんのんびより」は、変わらないことが一番です。

私は、ハンドルネームの通り、重度の「のんのんびより」ファンです。
それこそ、【前置き】のワシントン州の青年の言葉に、痛く共感するほどに(笑)

何故ここまで本作が、たまらなく好きなのか…。
それはきっと1期と変わらず、大好きなれんちょんのエピソードが、全てにおいて村の皆から愛されているのが伝わる、見ているこっちまで嬉しくさせてくれるものばかりだったからな気がします。
この2期は新キャラは一切登場しない代わりにキャラの掘り下げが豊富でしたので、その点では1期より楽しめたかもしれませんね。


本作の皆は、それぞれあの分校に通い、愛を注がれ成長を遂げていきました。
そこで一番年少であるれんちょんは、村の大人や子供達皆から、これからもずっと愛を注がれて育っていくことでしょう。
今までの子達が、そうであったように。

原作のエピソードは「沖縄旅行編」以外ほぼ使い果たしたので、3期は中々実現しないかと思います。
ただ、
「ムササビにいてこまされる、こまちゃん」
「初詣の出店で大人ぶって残念な目に遭う、こまちゃん」
「れんちょんVSなっつんVS駄菓子屋in雪合戦」
等、無いことはないので、本作の喪失感が拭えない方は、是非原作もどうぞ。


その上でも、喪失感を拭えない人は……。
本作の名曲エンディングテーマ「おかえり」ラストの、れんちょんの掛け声を思い出しましょう!


「りぴーーとーー!!!」


ではでは、いつかまた…。
世界一優しくて温かい場所……。
みんなみんな大好きな人、大好きな故郷に、再び「おかえり」と言える日が来ることを願って。

長々と読んでいただき、ありがとうございました。


◆好きなキャラクターBEST3◆
『宮内 れんげ』声 - 小岩井ことりさん
『越谷 小鞠』声 - 阿澄佳奈さん
『宮内 ひかげ』声 - 福圓美里さん


◇可愛いキャラクターBEST3◇
『越谷 小鞠(今現在)』声 - 阿澄佳奈さん
『越谷 小鞠(小3時)』声 - 阿澄佳奈さん
『越谷 小鞠(乳児時)』声 - 阿澄佳奈さん

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

《祝・第3期制作決定!》裏切られた!(良い意味で・・・)

『のんのんびより』の第2期。

こまちゃんやなっつんのお兄さんは中3だったから分校を卒業して、れんちょんは2年生になって、新しい後輩とか転校生とか出てくるのかなぁ…。

見事に裏切られました。
「第2期」は「第1期のアフターストーリー」というのが常識だと思っていた私にとって、「第1期のアナザーストーリー」とは斬新でした。
だから『りぴーと』なのね・・・。

和み要素は第1期同様。コメディ要素は第1期より強くなったかなぁ。
作画の綺麗さは第1期以上か?
第1話。れんちょんが職員室を覗き込んだシーンで、光を反射しながらホコリが舞っている画は感動モノでした。

{netabare}9話のなっつんとひか姉のお月見の話がコメディ回としては最強。
この二人は良くも悪くもムードメーカーだから、二人が絡むと神がかります。
第10話のれんちょんと駄菓子屋の話が感動回としては最強。
この二人のエピソードは第1期から何か感動しちゃうんだよなぁ…。{/netabare}

いやぁ~、和むわぁ~・・・。


2019/5/11追記
公式ホームページで第3期の製作が発表されました。
今から楽しみですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 105

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アニメは制作会社で選ぼう!

「旭丘分校」の生徒はたった5人。
学年も性格も違うけれど、お花見をしたり、川で遊んだり、いもほりをしたり、かまくらを作ったり・・・いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。
穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。
そんなゆるやかでやさしい時間が再びはじまります。

第一話「一年生になった」
春、ピカピカのランドセルを貰った宮内れんげは、入学式前日に小学校へ通う練習に出かける。
そこへ越谷小鞠・夏海姉妹がやってきて一緒にバスで移動することに。
ところが学校に着くと「明日のお楽しみ」と、教室に入る事を禁じられてしまう。
これから毎日通う事になる学校を一人探検するれんげだったが…。
ちょっぴりの不安がありつつも、期待に胸を膨らます少女たち。
まったりゆるゆるな田舎スクールライフが再びはじまる!

第二話「星を見に行った」
「旭丘分校」に転校してきて数日が経った一条蛍は、今まで通っていた学校とは違うところばかりで驚いていた。
小学生、中学生が混在する教室での過ごし方も独特で、休み時間に「定規落とし」という遊びに誘われる。
ルールを知らない蛍だったが、クラスメイトと次第にエキサイトしていき……。
そして、初めての体験ばかりで喜んでいると、越谷小鞠から「今度星を見に行こう」と誘われる。
はじめは皆で一緒に行くはずだったのだが…。

第三話「連休中にやる気を出した」
ゴールデンウイーク前日に、やる気のない宮内一穂の声を聞きながらもテストを受けている「旭丘分校」の生徒たち。
中でも越谷夏海はさっぱり出来なかったようで、休み時間にクイズ形式で次の教科の勉強をするのだが……。
そして連休中に宿題を出された生徒たちは、宮内家に集まって勉強をする事になった。
皆が来る前に、家の中でもぐーたらしている一穂を何とかしようとする宮内れんげだったが…。

第四話「てるてるぼうずを作った」
入学祝でおばあちゃんから自転車を貰った宮内れんげは、みんなで一緒に自転車に乗って遊びに行けると楽しみにしていた。
早速乗る練習をしようとすると雨が降り出して来た。
季節は梅雨、なかなか雨が止まないのでてるてるぼうずを作り始めたれんげだったが……。
そして、以前田んぼの中で捕まえたカブトエビを気に入ったれんげは、カブトエビ当番として教室で飼う事になり張り切っていたのだが…。

第五話「お好み焼きを食べた」
ある朝、越谷夏海がおもちゃのおみくじを使って姉の小鞠の運勢を占うと「凶、水に注意」という結果が出た。
小鞠は、特に水の近くに行く事もない。と気にしないようにしていたのだが、学校で宮内一穂に「今日はプール掃除を行います」と告げられて……。
翌日、創立記念日で平日休みの越谷姉妹は暇を持て余していた。
夏海はまた小鞠の運勢を占おうとおみくじを振ると、再び凶が出て…。

第六話「ホタルと仲よくなった」
学期末の大掃除の日、越谷夏海は一条蛍と共に菜園の雑草取りと水やりの担当になった。
夏海はふと、蛍と二人きりになることがほとんど無かった事に気付き、何を話せばいいのか分からなくなる。
とっさに様々な話題を振る夏海だったが……。
そして夏休みに入り皆で宿題を始めた旭丘分校の生徒たちだったが、早速飽きてしまう。
そんな中、蛍の親が花火を買ってきてくれると聞きテンションの上がる一同だったが…。

第七話「思いきって飛び込んだ」
田舎の遊びにも徐々に慣れてきた一条蛍だったが、橋の上から川に飛び込む遊びは怖くて出来そうになかった。
秘密基地で遊んだあと家に帰ると、東京にいた時の友だちから手紙が届いていた。
その中には皆で行った遊園地の写真が入っていて蛍は懐かしい気持ちになり…。
宮内家ではひかげが実家に帰省しており、東京タワーの写真を妹のれんげに自慢していた。
れんげは最近写真に凝っていて撮りに行きたいと頼むのだが…。

第八話「給食当番をした」
二学期が始まり、授業で木の板を使って工作をすることになった旭丘分校の生徒たち。
宮内れんげと越谷夏海はペアを組んで何を作ろうかと悩むのだが、なかなか思いつかない。
焦り始める夏海に対し、余裕のれんげが独特の感性を発揮して作り始めた物は……!
そして給食の時間になり、カレーの匂いが漂ってきた。
給食当番のれんげとカレーの組み合わせを見て、越谷姉妹は過去に起きた凄惨な出来事を思い出すのだった…。

第九話「みんなでお月見をした」
越谷夏海は母の雪子より「庭の池に生き物がいないのが寂しいので何か捕まえてきてほしい」と言われ、お小遣い欲しさに引き受ける事にした。
門限までに帰ってくるようにと、母から渡された腕時計を付けて皆で魚釣りをしに出かけた夏海だったが……。
そして、中一になっても女の子らしくない夏海を見た富士宮このみは、自宅から中学の時に着ていた服を持ってきて夏海に女の子らしい格好をさせるのだが…。

第十話「すごく練習した」
越谷家に遊びに来た宮内れんげだったが、越谷姉妹は不在の様子。
諦めて帰ろうとした時、塀の向こうからひらひらと動く手が話しかけて来た!
妖怪だと勘違いしたれんげだったが、隣に住んでいる富士宮このみだと分かってひと安心。
ところが「わたし、妖怪だよ?」と、このみが言い出して……。
そして帰ってきた越谷姉妹から、自転車の補助輪を外したのは小学1年生頃だったという話を聞き、れんげも補助輪なしで練習を始めるのだが…。

第十一話「甘えんぼうになった」
冬休み、一条蛍と越谷小鞠が歩いていると朝練帰りの富士宮このみがやってきた。
このみが持っている携帯電話に興味津々の小鞠だったが、電波の届く場所がこの付近にはこのみの家の庭にしかないという。
そこでこのみがメールをしている様子を見て小鞠も挑戦したのだが……。
一方、宮内家では宮内れんげが年賀状を描いていた。
姉の宮内ひかげは、れんげが何を描くのか気になりのぞき見ようとするのだが…。

第十二話「一年がたった」
春休みにうさぎのエサやりに学校へやってきた宮内れんげと一条蛍は、忘れ物を取りに教室に向かった。
その途中で見つけた木の棒は、れんげが入学時に持っていた「伝説の剣」だった!
「一年が経ったんだね。」
と感慨深い蛍は、れんげにタケノコを採り行こうと誘われて皆で一緒に行くことに。
春の息吹を感じながら、タケノコを採ったり秘密基地で遊んだりお花見をしたり…。
いつもまったりゆるゆるな毎日です。

一瞬ブームになった、アニメ発信の言葉
近年はアニメ作品発祥の流行語も増えています。ただ、一般的な流行語と同じく、その流行はあまり長続きしないもの。そこで今回は、「一瞬だけはやったアニメ発の流行語」をご紹介します。「懐かしい!」と思える言葉もあるかも?

●「にゃんぱすー」
2013年に放送された『のんのんびより』の登場人物・宮内れんげが行うあいさつのせりふです。インパクトのあるせりふなので、放送当初はネットでも使う人が続出。先日2期が放送され、また使う人が増えてきているようです。

●「ホビロン!」
2011年放送の『花咲くいろは』で、登場人物の一人・鶴来民子が発した罵倒の言葉。当初は非常に辛辣な罵倒をしていたのですが、それを改めるように言われたため、この言葉を使うようになりました。

●「アッカリーン」
2011年に放送された『ゆるゆり』で登場した言葉。タイトルコール前に「アッカリーン!」と主人公のあかりを呼ぶほか、作中の効果音としても使用されています。ネット上では「\アッカリーン/」という表記でよく使われました。

●「さすがはお兄様です」
2014年に放送の『魔法科高校の劣等生』で登場したせりふ。主人公の司波達也を妹の司波深雪がほめる際に使います。他にも「さすがです、お兄様」など複数のパターンがあります。ネットでは「さすおに」と略して使われることもありました。

●「万策尽きたー!」
2014年から2015年にかけて放送された『SHIROBAKO』に登場したせりふ。登場人物の一人・本田豊が、トラブルが起こった際に言う口癖です。他にも本作では「変な話」という言葉も登場し、これも人気でした。

●「ひなだお!」
2012年に放送された『パパのいうことを聞きなさい!』に登場したせりふです。主人公と共に暮らす三姉妹の3女のひなが、自己紹介をする際に言いました。ネットではこれをまねて「~だお」という書き込みが目立ちましたね。

●「わたし、気になります」
2012年に放送された『氷菓』のヒロイン・千反田えるの口癖。何かに興味を持つたびにこのせりふを言いました。使いやすい汎用性の高いせりふでしたよね。

●「ジャッジメントですの!」
2009年放送の『とある科学の超電磁砲(レールガン)』の登場人物、白井黒子が使用したせりふ。特に「~ですの」という語尾の部分が人気で、この部分をまねしてネットに書き込む人が多く見られました。

●「盛るぜぇ~超盛るぜぇ~」
2008年に放送された『とらドラ!』という作品に登場したせりふです。登場人物の櫛枝実乃梨が、アルバイト先でポテトを大盛りにする際に言いました。当時はかなり書き込みが目立つ言葉でしたね。

放送当初に大きく注目されたアニメ発信の流行語を紹介しました。2期放送などで再度使われている言葉もありますが、ほとんどは現在見ることのない言葉ばかりです。

「秋の宿題」を出題中! お気に入りのシーンを大募集するのん!
『のんのんびより りぴーと』公式HPにて「秋の宿題」を出題中です! 7月6日(月)深夜より、テレビ東京ほかにて放送スタートし9月に放送を終えたアニメ『のんのんびより りぴーと』。お腹を抱えて笑ったシーン。さわやかな感動に包まれたシーン。思わず涙したシーン。そんなあなたのお気に入りの名シーンを大募集しています! アンケート結果は、2016年1月10日(日)に開催を予定しているスペシャルイベント「にゃんぱす祭り りぴーとなのん♪♪」にて発表予定! この機会にぜひ宿題に答えて、イベントを一緒に作って盛り上がりましょう!

【宿題の内容】
(1)一番好きなシーンとその理由を教えて下さい。
(2)一番笑ったシーンとその理由を教えて下さい。

【提出期限】
2015年11月19日(木)23:59まで

【結果】
2016年1月10日(日)開催予定のスペシャルイベント「にゃんぱす祭り りぴーとなのん♪♪」にて発表予定
イベントパンフレットへの収録の可能性もあり

アニメは制作会社で選ぼう!
【SILVER LINK.】
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! (2016)
田中くんはいつもけだるげ(2016)
あんハピ♪(2016)
ユリ熊嵐(2015)
のうりん(2014)

視聴回数2回以上の作品
のんのんびよりシリーズ
のんのんびよりりぴーと(2015)
のんのんびより(2013)
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(2013)

かわいらしい女の子描写に定評のあるSILVER LINK.。まんがタイムきららフォワードで連載中の「あんハピ♪」が2016年春放送。

「2015夏アニメ満足度人気投票」、「のんのんびより りぴーと」が7位にランクイン
アキバ総研のアニメポータル「あにぽた」が、2015年9月24日~10月9日に実施していた投票企画「2015夏アニメ満足度人気投票」。その投票結果をお知らせしよう。

「のんのんびより」は、全校生徒5名という田舎の学校「旭丘分校」を舞台にした癒し系コメディ。第1期は2013年秋アニメとして放送され、放送開始前の期待度ランキング:18位→放送開始後の実力ランキング:1位→放送終了後の満足度ランキング:1位と急浮上。約2年ぶりの新作ながら今回もベスト10入りを果たし、人気タイトルとしての地位を確固たるものにした。

第10位までの作品と投票数は下記のとおり。投票総数は1982票。

1位:Charlotte(シャーロット)(283票)
2位:干物妹!うまるちゃん(198票)
3位:監獄学園(プリズンスクール)(172票)
4位:オーバーロード(154票)
5位:GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(141票)
6位:がっこうぐらし!(136票)
7位:のんのんびより りぴーと(116票)
8位:赤髪の白雪姫(85票)
9位:六花の勇者(71票)
10位:下ネタという概念が存在しない退屈な世界(52票)

新アニメ企画『はいふり』が月刊コミックアライブ表紙に! キャラ原案は『のんのんびより』のあっと氏!
8月27日発売の月刊コミックアライブ10月表紙に、『のんのんびより』の宮内れんげと、見知らぬ少女が登場! なんとこの少女、『のんのんびより』の原作者・あっと氏がキャラ原案を務める新アニメ企画『はいふり』のキャラクターなのです! どんな作品になるのか?
気になる詳細は、「はいふり」オフィシャルサイトがオープンしているので、要チェックです♪

【夏の学園祭2015】キャストも観客もみんなで“にゃんぱすー” 『のんのんびより りぴーと』ステージレポートなのん♪
2013年に放送され好評を博したTVアニメ『のんのんびより』。その第二期となる『のんのんびより りぴーと』が、現在テレビ東京ほかで放送中。そんな本作のキャスト陣が集まり、トークやクイズコーナーで盛り上がったステージイベントが、MF文庫J「 夏の学園祭2015」にて行われました。本稿ではその模様をお伝えする。なお、当日の出演者は以下の方々です。

【出演者】
小岩井ことりさん(宮内れんげ役)
村川梨衣さん(一条蛍役)
阿澄佳奈さん(越谷小鞠役)

●第二期『のんのんびより りぴーと』は第一期の間を埋めるエピソード!
れんげから会場での諸注意がアナウンスされ、「みんな守れるー?」というお願いに、会場のみなさんが「はーい」と大きな返事で返し、「とってもいい子なのん」とさらにれんげがリアクションを返してくれるという、まるで『のんのんびより』劇中のような和やかな空気の中イベントはスタート。早速ゲストの3人がステージ上に登場すると自己紹介と簡単なご挨拶へ。それぞれ観客のみなさんへと挨拶をした際は、3人ともおなじみの「にゃんぱすー」で会場を盛り上げた。

ゲストのみなさんが着席すると、早速放送中の第二期の話題でトークを繰り広げる。第二期の1話は、第一期の1話の前日譚ということで、れんげの入学式の様子や蛍が旭丘分校に転校してくる前のエピソードが描かれました。第二期『りぴーと』では第一期の続きをやるのではなく、第一期の物語の一年間を掘り下げていくとのこと。

阿澄さんはそのことが嬉しかったそうで、小岩井さんや村川さんも第一期で原作から出ていなかったエピソードが二期で見られるかもと、会場のお客さんたちの期待を深めていた。

続いてはキャストのみなさんが第二期のみどころを語るということで、まずは小岩井さんが一生懸命に一年生になろうとしているれんげの緊張感を表現するため、入学式で「はい!」と言う時の演技はこだわって練習したとコメント。なかでも、アドリブで言っているという「なう」や「なーん」は、れんげと同い年くらいの親戚の子たちにインタビューを敢行し、参考にしているそうなので必聴!

続いて、村川さんと阿澄さんからは、放送されたばかりの第2話の蛍と小鞠が仲良くなったきっかけのエピソードの話題が。お姉さんとして蛍を引っ張る小鞠が見られたように、それぞれのキャラクターの新しい一面を覗くことができるのも第二期の魅力だとのことで、今後の展開がますます楽しみになりました。

●タヌキの鳴き声や星座など、作品に関わる問題で盛り上がったクイズコーナー
クイズコーナー「ウチ、田舎に住んでるのん? 田舎っ子検定」へと移ると、残念ながらこの日は不参加となっていた越谷夏海役の佐倉綾音さんが、ビデオメッセージにて登場しました。佐倉さんは今回のクイズコーナーの出題者を務めることに。

最初の問題は「『のんのんびより』には、れんちょんが飼っている“具”という名前のタヌキが登場しますが、タヌキはいったいどんな声で鳴くでしょうか?」。出題すると、佐倉さんが会場の3人への無茶ぶりで単純な答えを潰してしまう! そんな苦しい状況のなか、3人は答えることになりました。

なかでも阿澄さんの回答「ぽん!」は、その可愛さとインパクトから会場みなさんの投票で正解が決まるというルールのために、明らかに間違っていたにもかかわらずポイントをかっさらってしまったほど。

2問目は、「第一期の最終回で小鞠が摘んだ“ゼンマイ”は、次の3つの写真のうちどれでしょうか?」。回答に移るタイミングで村川さんが「これってそんなにムズカシイ問題かなー?」と発言。会場や他のふたりを煽ったものの、小岩井さんが回答時にコメントした「あんなにくるくるした植物が3つもあるなんて知りませんでした。」に対し、突然「嘘!? え!? くるくるしてました!?」と焦り出したのは印象的。

そんな村川さんの選んだ答えは3番! 回答用のスケッチブックには既に「正解やったぜ!」と書いてあり、これで不正解だったらと思うとどうなっていたのか想像もつかないところですが、無事、阿澄さんと一緒に正解して大いに喜んでいた。

最後の問題、「『のんのんびより りぴーと』第2話では、星空を蛍と小鞠で見に行きました。その中で星座の話をしていましたが、次のうち本当にある星座はどれでしょうか?」を全員仲良く正解すると、佐倉さんからの「もし、『のんのんびより』を面白いと思ってもらえたら、いろんな人に勧めて、いろんな人に『のんのんびより』の世界を楽しんでもらえるようにみなさんも協力してくださいね。」と会場のみなさんと『のんのんびより』ファンへのメッセージが。

クイズコーナーの後は、全問正解した阿澄さんへのご褒美「アニマックスカフェ」コラボメニューの「柿次郎君のムース」と「チョコハンバーグ丼」の試食と作品の告知コーナーを挟んで終了の時間となり、最後は出演者の締めの挨拶で幕を閉じました。

『のんのんびより りぴーと』イベントで村川梨衣さんが暴走……しない!?
7月19日(日)に秋葉原UDXで開催された「MF文庫J 夏の学園祭2015」のメインステージで、アニメ『のんのんびより りぴーと』(以下『りぴーと』)のステージが行なわれた。この日はメインキャストのうち、宮内れんげ役の小岩井ことりさん、一条蛍役の村川梨衣さん、越谷小鞠役の阿澄佳奈さんが出演するとあって、ステージ前には多くのファンが詰めかけた。

『のんのんびより』を代表する名セリフ「にゃんぱすー」で挨拶を済ませると、3人はさっそく7月に始まった2期の話題へ。『りぴーと』の1話が時系列的に1期より前のエピソードという変則的な構成だったが、その後について阿澄さんは「今後の『りぴーと』は1期で過ごした1年間を掘り下げていくものになっているので、うれしい」と感慨深げ。村川さんも「1期にはなかった原作のエピソードをアニメで観られるのがうれしい」と語ったが、普段と違う正統派のコメントに周囲からは「どうしたの!?」と驚きの声が。“マジメ”な村川さんに対してツッコミが入る様は、旭丘分校に通うヒロインたちさながら、『のんのんびより』チームの気の置けない関係性を感じさせた。

また『りぴーと』2話について、村川さんは「1期を通じて田舎に慣れていったので、まだ馴染んでいない状態の蛍は久々。新鮮な気持ちで演じた」という。そんな蛍との絆が描かれた小鞠について、阿澄さんは「これまでは年齢の割にテンパッてしまう話が多かったが、『りぴーと』2話ではきちんとお姉さんらしくしようとしていた。ふたりの関係性が微笑ましかった」と振り返っていた。

ゲームコーナーとして行なわれたのは、田舎っ子検定。この日来られなかったもうひとりのメインキャスト・越谷夏海役の佐倉綾音さんから出題される田舎に関するクイズに答えるというものだ。1問目は「『のんのんびより』には“具”というタヌキが出ますが、タヌキの鳴き声は?」。3人は「キュ~」(村川さん)、「めー」(小岩井さん)、「ポン!」(阿澄さん)とそれぞれに予想したが、答えは「ヒュー」。正解者がいなかったため、ここでは誰が正解に近いか観客の反応で決めることに。すると一番正解から遠そうな阿澄さんへの反応が大きく、まさかの正解ということに。

続く「『のんのんびより』1期最終回で採ったゼンマイはどれ?」という質問では、村川さんと阿澄さんが正解。最後の「次のうち本当にある星座は?」では、「以前、見たことがある気がする」と語った村川さんを始め、全員が「じょうぎ座」を選んで正解となった。

この結果、ただひとり全問正解となった阿澄さんがご褒美をゲット。用意されていたのは、『のんのんびより りぴーと』と8月17日(月)までコラボしているアニマックスCAFEのメニューから、柿次郎君のムースとチョコハンバーグ丼のふたつ。ムースについては「冷たい!」チョコハンバーグ丼については「甘みがある。本編と違って、おいしい(笑)」とどちらも絶賛の阿澄さんだった。

2期に入ってますます仲のよさがアップした様子の『のんのんびより』メンバー。彼女たちの声が吹き込まれる『りぴーと』はまだ始まったばかり。今後もいつもの4人による活躍に期待だ。

村川梨衣さん、佐倉綾音さんらキャスト陣のトーク&朗読劇に癒される~『のんのんびより りぴーと』先行上映イベントレポート
2015年7月から始まるTVアニメ『のんのんびより りぴーと』の先行上映イベント『のんのんびより りぴーと-みんなに会いにきたのん-』が6月14日、東京・日比谷公会堂にて開催! 出演は宮内れんげ役の小岩井ことりさん、一条蛍役の村川梨衣さん、越谷夏海役の佐倉綾音さん、越谷小鞠役の阿澄佳奈さん、宮内一穂役の名塚佳織さんという豪華メンバー! 本稿では『のんのんびより』らしい穏やかなムードに包まれつつ、笑いも絶えなかった、楽しいイベントの模様をレポートしいます!

●「『のんのんびより』が帰ってきた!」そう思える新シリーズ第1話
チャイムの音と共に、イベントはスタート。一穂のまったりとした影ナレの後、司会進行役の名塚さんがステージへ登場した。「『のんのんびより』が帰ってきましたよ!」とテンション高く名塚さんが声を上げると、会場から大きな拍手。「今日ものんびりした気持ちで楽しんで帰っていただけたら嬉しいです」とのごあいさつの後、早速、『のんのんびより りぴーと』第1話の上映がはじまった。

本編の詳しい内容については放送を待ってのお楽しみとさせてもらうが、れんげの好奇心旺盛なところ、夏海・小鞠姉妹の快活さと仲の良さ、一穂のマイペースさ、旭丘の情緒あふれるのんびりした田園風景など、まさに『のんのんびより』が帰ってきたと実感できた第1話だった。

●また再会できると信じていたキャスト陣。
2期はアニメ化されていない原作とアニメオリジナルエピソード

上映が終わると、小岩井さん、村川さん、佐倉さん、阿澄さん、名塚さんが舞台に登場した。小岩井さんは開口一番、れんげのあいさつ、「にゃんぱすー!」を披露。会場が盛り上がったところで、トークがスタートした。

佐倉さんは第1期が終わった時もまたすぐに『のんのんびより』の世界に帰ってこられる気がしていたという。「ずっと『のんのんびより』は続いていて、『おかえり』、『ただいま』という日常の延長線のような感覚で戻ってこられる予感がありました。だから第2期のアフレコがはじまった時も気負うことなく役に入ることができました」(佐倉さん)。阿澄さんも頷き、「1期の最終回も作品が終わった感じが全然しなかったですよね」とコメント。第2期も第1期に引き続き、ヒロインたちのまったりとした毎日が楽しめそうだ。

また、『のんのんびより りぴーと』は第1期でアニメ化されなかった原作エピソードとアニメーションオリジナルの話で構成されていることが明らかに・・・!オリジナルエピソードについては原作のあっと先生自身がラフを切ったものを映像化しているとのことで、これは期待したい。

●小鞠のバラエティに富んだ泣きに注目!
それぞれが演じるキャラクターについて聞いてみると、阿澄さんは「小鞠は1期の時や今回の1話ではお姉さんっぽさが出ていましたけど、これからはわーわー泣きます(笑)。原作を読んでいる方はご存じかと思いますが、不思議な擬音で泣くんです。スタッフさん達のこだわりも強くて、なるべくこの音に近付けてくださいとの演技指導を受けました」とアフレコでの裏話を告白。実際にどのような泣き方をしているのかはテレビでチェックしたい。

●シュールで大爆笑の連続だった朗読劇
トークパートに続いて、前回イベント『にゃんぱす祭り』でも好評だった朗読劇コーナーが復活。今回朗読するのは第1期のBlu-ray/DVD第1巻と第4巻に付いていた描きおろしマンガ2本。コミックのコマ割りがそのままスクリーンに映し出され、それに合わせてキャスト陣が演じていく。

1本目はマンガに感化され、生徒会にあこがれた夏海が一穂に生徒会長になりたいと訴えるお話。夏海が大活躍したエピソードで、れんげから矢継ぎ早に議題と称した疑問を投げかけられたシーンでは、長台詞を早口でさばいた佐倉さんの滑舌の良さが見事だった!

2本目は越谷家にれんげ、蛍が遊びに来たときのエピソード。いつものみんなでトランプをしながら、れんげは読書と称して英和辞典を読み始め…。英語を読めてしまうれんげの優秀さと、読めない越谷姉妹に爆笑。トランプと見事に絡めたオチにも会場は沸いた。

朗読劇後、今回、素晴らしい早口の技を披露した佐倉さんは「夏海のセリフは尺が結構厳しいんですよね」とキャラクターを演じる上での苦労を告白。「でも、入らないかなと思っても本番では入ってしまうので、『のんのんびより』ってすごいなと思います(笑)」(佐倉さん)。

●1期と変わらぬ温かさと優しさ、スタッフ愛にあふれた作品で幸福感にひたろう!
情報コーナーでは、7月6日からの第2期放送開始に加え、テレビ東京では6月15日より3週に渡って、プレ番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』が放送されること、7月5日にAT-Xにて第1期が一挙放送されること、前作に続きnano.RIPEが担当するOP曲「こだまことだま」が7月22日、れんげ・蛍・夏海・小鞠が歌うED曲「おかえり」が8月5日に発売されることなどが発表された。

ED曲「おかえり」は「いい曲をいただきました」(小岩井さん)、「とっても素敵な曲で、もう胸がいっぱいになって泣きました!」(村川さん)、「前作と同じZAQさんの作曲で、すごく素敵でノスタルジックです」(佐倉さん)、「一層ひたれる感が強くなった気がします」(阿澄さん)とキャスト4人も太鼓判を押す良曲になっているとのこと。早く映像とともに聞いてみたい。

最後に出演者からメッセージ。
◆小岩井さん
「前シリーズと変わらず、温かくて優しい、家族で見ていただける作品だと思うので、応援よろしくお願いします」

◆村川さん
「1期であのシーン見たかったなとみなさんが思われていたエピソードもたくさんあったと思いますが、今回のりぴーとでそのエピソードも見られると思います。 楽しみにしてくださいね!」

◆佐倉さん
「第1期と変わらず、スタッフさんの愛にあふれた作品になっていると思います。皆さんにもそんな愛情を感じてもらえたらと思いながら私もアフレコに臨んでいます。『のんのんびより』ならではの描写の細かさなど、何度でも見直してもらいたい作品です。引き続きお楽しみください」

◆阿澄さん
「第1期で過ごした1年間を応援していただいての今回の『りぴーと』なので、私達もうれしく思います。あの1年間をより濃く、大切に思ってもらえる第2期になりました。皆さんと一緒に過ごして第2期が近付いてきた感じがしてワクワクしてきました。本放送までいろいろありますので、一緒にワクワクしながら待っていてください」

◆名塚さん
「今回、『りぴーと』ということで、1期の間、間のエピソードになっています。ですので、まだ『のんのんびより』を見たことがない方はブルーレイなどで1期のエピソードも合わせて見ていただくと、週に2回『のんのんびより』を楽しめます。私事ですが、一穂のおもしろい回?もありますので、楽しみにしていてください。」

キャストが舞台袖に消えた後、チャイム音が鳴り響き、れんげの「『のんのんびより りぴーと』の応援よろしくお願いするのんな!」の影ナレに賛同の大きな拍手が送られてイベントは終了。TVアニメ『のんのんびより りぴーと』は7月6日よりテレビ東京、テレビ愛知、テレビ大阪、AT-Xにて放送開始!

オープニングテーマ
「こだまことだま」

エンディングテーマ
「おかえり」

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

71.0 3 ツッコミで小学生なアニメランキング3位
繰繰れ!コックリさん(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (927)
4865人が棚に入れました
コックリさん
 コックリさん
  おいでください……

それは禁じられた遊戯(あそび)
けっして一人でやってはいけない
コックリさんがやってきて
あなたに取り憑いてしまうから―――

自称「人形」の市松こひなが、あやしげな術で狐の物の怪“コックリさん”を呼び出した!
しかしコックリさんがどんな「質問」にも答えられたのは昔の話。今は某検索エンジンに頼るも実はデジタルが苦手。取り憑くはずが一人ぼっちのこひなを心配して献身的に家事をこなす姿はまるでオカン。おまけにこひなを溺愛する犬の物の怪“狗神”とダメオヤジな化け狸“信楽”も棲み憑いて、コックリさんの苦労は3倍に!?
デンパ少女とときにイケメンたまにモフーンな3匹のアニマルが織りなす、非日常系モフモフコメディ‼

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

一日三食50品目!!!繰り返せ!!

放送中間に合わなかったけど観たかったので1日で消化♪

こひながコックリさんを呼び出すとこからお話がはじまります。

ドタバタしてて、ほのぼのしてて、
キャラが可愛くて、おもしろくて、
なんだか暖かいなぁ〜♪って思いました。

コックリさんの声の小野さんがすごくよかったです。
おもしろかった!

あと、こひなもこひなの喋り方も
そしてなによりカップ麺を食べる姿が超可愛かった♡
カップ麺食べたくなりましたっw

嫌なキャラもいなくて
こひな、コックリさん、狗神、信楽
この4(人)の生活がおもしろくて微笑ましいそんなギャグアニメですd(>ω<*)

2期作らないかな〜・・でも1クールだったからよかったのかな〜・・
けどもうちょっと観ていたいな〜。とかも思いましたっw
ED曲結構好きかも♪

気楽になにか観たい時にオススメですヽ(*´∪`*)ノ"

投稿 : 2024/12/21
♥ : 76

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

安定感あるコメディ作品!こひな可愛い( ´艸`)♡

電波なおかっぱ小学生をヒロインに
繰り広げられるコメディ作品。
全12話。
原作:月刊ガンガンJOKER連載中漫画


己を人形と設定する電波少女・市松こひなと
三人(匹?)のアニマル達が一つ屋根の下で
暮らす日常を描いた作品。
公式では『非日常系モフモフコメディ』と
銘打たれておりまするw

このコメディの軸となる主人公・こひなの
キャラ設定が秀逸。
正直、この作品はコレに尽きると思いますw

んまぁ~めっちゃ可愛らしい( ´艸`)♡
電波系・古風な言葉使い・デフォルメされた姿
などなど、笑いの要素を兼ね備えた主人公……
んまぁ~ものすげ可愛らしい( ´艸`)♡
カプメンてw
んまぁ~とにかく可愛らしい( ´艸`)♡

昨今のコメディによく見られる
『新人声優を多数起用』という作品では
ないところも個人的には評価したいです。

こひな役・広橋涼、コックリさん役・小野大輔を
はじめとした実力派揃いの声優陣は
「新鮮さ<安定感」といったところでしょうか。
ナレーションの田村ゆかりも良かったですね。


ストーリー性は、ほぼほぼ皆無ですが
1話完結が多いので気にせず楽しめると思いますw

トータルで安定感のある作品だったと思います。
たまには、こういう落ち着いて楽しめるコメディも
アリなのではないでしょうかw
笑える作品をお探しの方にはぜひオススメしたい
1本です(*ゝω・*)ノ

さぁ、みんなもLet'sカプメン!!
んまぁ~みんなも可愛らしい( ´艸`)♡






《キャスト》

市松 こひな(CV.広橋涼)
コックリさん(CV.小野大輔/白石涼子)
狗神(CV.櫻井孝宏/斎藤千和)
信楽(CV.中田譲治)
山本くん(CV.山本和臣)
じめ子さん(CV.金元寿子)
タマ(CV.ゆかな)



《主題歌》

OP
『welcome!!DISCOけもけもけ』/コックリさん(CV.小野大輔)
               台詞 狗神(CV.櫻井孝宏)、信楽(CV.中田譲治)
ED
『This Merry-Go-Round Song』/末光篤

投稿 : 2024/12/21
♥ : 55
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シュールでほのぼのな物の怪コメディー。後半意外にハートフル

小学生の電波系ぼっち少女こひなと、こひなの周りに集まったコックリさんら物の怪たちの愉快なコメディー。
自分を人形と称し「かぷめん(カップ麺の事)」をこよなく愛するこひな中心にユニークなキャラクターがドタバタコメディーを繰り広げる。
基本ユルーいギャグコメディーで時にシュールな感じ、しかし時折り意外にハートフルな話あったり、侮れない良作。

かなり独特のシュールな雰囲気と、大きなストーリーの無いユルい作風なので、やや好みが割れそうです。
構図は「女性向けの逆ハーレム」とも取れるが男性視聴者が観ても楽しめそう。
比較的広範な方々にオススメ出来る、良質なコメディー作品です。


{netabare}『物語』
キャラクタードラマなので、強烈な個性のあるキャラクターが増えていく程に面白くなっていく。
ギャグの一つ一つは抜きん出て笑える程ではないが、終始安定してクスリと笑えました。
コックリさんが女体化したりと(男性向けの)萌えも完備♪

冷静に見ると「女子小学生一人に対して大の大人達が集う、逆ハーレム」という結構ヤバイ構図。
オカン気質なコックリさんなんて、この手の少女漫画寄り作品の定番…
という構図なのだが、市松こひなのあまりにもユニーク過ぎるキャラクターの為か、ソレを感じさせなかったのが凄い。

本作は「冷静に見ると結構ヤバイ」危うさが見え隠れしてます。
こひなの境遇とか、一歩間違えばシャレにならん鬱設定とも思えるが。
…とにかく楽しい。非日常的なのに日常的な存在のコックリさん達のドタバタな日常によって、シュールさとハートフルさが合わさり、とにかく終始楽しい雰囲気が崩れなかったです。

基本呑気だが、ニート狸の信楽がこひなに知られぬように悪霊?始末する話で少しドキっとした。
コメディーだけど物の怪作品でもあると思い出させてくれ、若干のスパイスになったエピソードだった。

その後もユルーくかつシュールなコメディー繰り返しつつ、後半には思わぬハーフルでホロリと来るエピソードが2回控えていてビックリ。
恋人をいつまでも待ち続ける幽霊少女の話は、幻想的で美しい恋愛話で非常に良かった。
最終話も少しホロリとさせるハートフルな良エピソード、本作全般の評価好意的になりました。
それでも過度にお涙頂戴では無く、基本はシュールギャグな雰囲気を崩さないのも良い感じ。

総じて
独特のシュールさを持ったユルめのギャグコメディー
抜きん出てはいないが安定感あり
少しホロリとさせるハートフルもあって侮れない
基本的に安定して楽しめた、良質なコメディー作品でした。
キャラクタードラマなので、キャラクターに魅力を感じるか否か、かも。


『作画』
こひながほぼ常にディフォルメされているが、可愛い。
稀に作画解放された際の美少女っぷりは半端無いです!
コックリさんらのキャラ作画は普通に良い方。温泉女体化はかなりの美人♪
本作の作画評価では、背景にも注目。
こひなの家や、紅葉の描写など、物の怪ファンタジーとしても世界観に引き込んでくれる良作画な点を評価。

『声優』
極めてユニークな市松こひなを広橋涼さんが好演。
コックリさんの小野大輔さん、狗神の櫻井孝宏さん、斎藤千和さん、信楽の 中田譲治さん等々、主要キャストのハマリ役の度合いが非常に高い。
極めて個性派揃いの掛け合い、キャストの好演が大きいです。
女体化コックリさんの白石涼子さんは綾崎ハーマイオニーを彷彿としましたw

ベテランの中田譲治さんは信楽が幼児化した際、まさかの少年声!
わ、若い!?声優さんって凄いと思った…。(中田さんに驚いたのが4.5点評価の理由)

『音楽』
OP「Welcome!!DISCOけもけもけ」が極めて印象的でアメージング♪
耳にこびりついて離れない楽しい曲ながら、きちんとキャラ紹介や作風象徴した良主題歌です。
BGMも基本ユルめで時折りハートフルさもしっかり出ていて良質。

『キャラ』
極めて個性派なキャラクタードラマなので、キャラ評価が本作の評価同然。
市松こひなは無感情な人形…と見せて実は年相応の女の子らしいいじらしさも垣間見えたり、非常に可愛い。
あらゆる不条理やネガティブを全く感じさせないのは、間違い無くこひなのキャラのお陰だろう。
本作の独特の作風は市松こひなを抜きにしては成立しない、その意味で外せない主人公です。

コックリさんの男性オカンキャラは女性向けハーレム作品の定番ながら、その苦労症っぷりが本作のコメディーを牽引。
狗神のウザさや信楽の胡散臭いニートっぷり等々、女子小学生の周囲に居て良い大人じゃない!
…なのに次第に異和感感じ無くなっていくのは彼らのユニークさ故かも。
信楽はこひなに内緒で悪霊始末したり、時に渋い大人の魅力もあった(ほんと、稀にだが)

どう見ても宇宙人な山本くん(立ち位置的にはクロマティ高校のメカ沢君に似ている)や、ツンデレなジメ子さん、ある意味ヤンデレな猫妖怪タマなど、回が進む程に面白いキャラ増加。
…4.5かちょっと迷うところ。
個性やインパクトはバツグンだけど、抜きん出て好きなキャラは居ないので。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 38

81.8 4 ツッコミで小学生なアニメランキング4位
アホガール(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (997)
4575人が棚に入れました
幼なじみのあっくんが大好きで主食はバナナ、とにもかくにもアホすぎる女子高生・花畑よしこ。なんだかんだと面倒見がいい、と思いきやそうでもない、よしこの幼なじみ・阿久津明(あくつ・あくる=あっくん)。 そして、よしこに振り回される地味ガール・隅野さやか、あっくんを巡る恋のライバル(?)の風紀委員長など、個性豊かなキャラクターが繰り広げる残念な日々を描く。

声優・キャラクター
悠木碧、杉田智和、原田彩楓、上坂すみれ、日笠陽子、浪川大輔、八代拓、千本木彩花、佐藤利奈、M・A・O、前田玲奈、井口裕香

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

何も考えずに笑える愛情のあるアニメ

このアニメは、ある意味、疲れた心を癒してくれます。

何も考えず、ただ見ているだけで思いっきり笑えてしまう。
そんなアニメです。
学校や仕事で疲れている人は、たまにはこのアニメを見て笑い転げてください。

高校生の花畑よしこは、どうしようもないほどアホだけど、元気いっぱいですごーく明るい女の子。
そして、自分の心に正直な子です。

こんな子が友達だったら…
多分疲れると思うけど、いつも元気をもらえるし、寂しさなんて全然感じないと思う。

よしこは幼馴染の阿久津明(通称あっくん)が大好きです。

あっくんはいやいやながらも、よしこと毎日話をするし、よしこが遅刻しないように、毎朝起こしに来てくれます。
そして、よしこが遊びすぎないようにかまったりと、
結局あっくんは、よしこのことがほっとけないようです。

あっくんが本当によし子のことをどうでもいいと思っているのならば、よしこのことを無視するはずです。
でも、彼はよしこを無視しない。

以前、ある人から聞いたのだけど、
愛情の反対は、憎しみではなくて無関心だそうです。
確かにそうだと思います。

愛していないのならば、その人がどうなってもまったく気にしない。

でも、あっくんは、よしこのことをほっとけない。
多分、自分でも気づいていないと思うけど、あっくんはよしこのことが好きだと思います。

皆さんも、親や友達からいろいろと言われて「うざい」と感じることがたまにあると思うけど、
それは、無関心でなく愛情があるので言っていることだと感じてください。
そう感じることができたら、それだけで幸せになれますよ。(^_^)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 70
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

どんな事も全力で楽しまなきゃ、人生もったいないぜ!

原作未読。最終話まで視聴。

1話15分足らずのショートアニメ。
何も考えずに視聴できるドタバタコメディ。

タイトルの「アホガール」とは主人公・よしこのことを指すものと思われるが、実は登場人物のほとんどがアホ。
ここがポイント!

個人的には、よしことギャル3人組の件が面白かった。
あと、近所の小学生と全力で遊ぶよしこもgood。

何と言っても笑えるのは、無駄に(?)贅沢な声優陣。
浪川大輔さんの{netabare}犬{/netabare}は必見!

最後に、{netabare}こんなにも嬉しくないパンチラがあったとは、知らなかった・・・。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 71

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

クワガタツインテールのウルトラパワフルアホガール怒涛の参上

2017年放送のテレビアニメ 全12話 15分枠

原作 ヒロユキ 総監督 草川啓造 監督 玉木慎吾 構成 あおしまたかし
制作 ディオメディア

少年マガジン→別冊少年マガジンに連載のコミックのアニメ化。
女子校生「花畑よしこ」CV悠木碧を中心とするアホな登場人物による、
超絶スラップスティックギャグアニメ。

よしこは「みなみけ」の夏奈をモデルにしたようなクワガタツインテールで、
夏奈のような人間性もほとんどない本物のアホとなっている。

「犬」CV浪川大輔以外はほぼ全員アホ(まあ父母はそれほどでもない)という状況のため、
よしこの出鱈目さは歯止めがきかずヒートアップするばかり。

ある意味、よしこは万能のスーパーガールでその気になれば出来ないことはほとんど無いという。
男ヒロイン格の「阿久津明」CV杉田智和は東大受験命の一見優秀な少年に見えたが、
実はボッチの暗い性格で親友は「犬」だけのようだ。

この作品ではアホという言葉の意味が問われると思います。
関西弁の一種ですが現在では全国共通語で、関東の馬鹿との差別が難しい。
よしこがアホの典型だとすれば、バカ野郎の典型である夏奈は普通過ぎるかもしれない。
アホはパワフル、関西系のイメージでしょうか。

ハイテンションすぎるため、15分枠が限界と言うのは皆さんと意見は同じです。
特に変わった意見は無いので同様のレビューにならざるを得ないのですが、
名作傑作の見過ぎにならないように間に挟むタイプの「アホアニメ」として、
価値ある作品だと思います。

みなみけ大好きの私としては、これでも大満足ですw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 50

73.4 5 ツッコミで小学生なアニメランキング5位
FLCL フリクリ(OVA)

2000年4月26日
★★★★☆ 3.9 (580)
2483人が棚に入れました
後に「トップをねらえ!2」で監督を務める鶴巻和哉の初監督作品である。脚本は「少女革命ウテナ」「桜蘭高校ホスト部」の榎戸洋司、キャラクターデザインは「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が担当した。

ベースギターを背負いベスパのバイクに乗ってやってきた謎の女・ハル子と彼女によって頭から変なモノが出てくるようになった小学生・ナオ太、彼と付かず離れずの関係で学校では孤立しているカメラ好きの女子高生・マミ美が主人公の不思議でサブカルな空気の実験的演出が多用された作品。

全編に渡ってthe pillowsの楽曲が使用され、物語の空気感を作る重要な要素となっている。

. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

評価の分かれる作品です。さて、面白い?面白く無い?

ガイナックスさんとProduction I.Gさんにより製作されたそうです。1話が大体30分ぐらいで合計6話。意外と手軽に視聴することが出来ますヨ。


だけど評価は非常~~に難しい作品ですね。とても見る人を選ぶ作品だと思います。なので、いつもは”QB”よろしく営業トークの私も、今回は全ての方にはお勧めいたし兼ねてしまうのです。この作品は、カッコ良いサウンドと演出で”cool”に見せるアニメなのかと思います。なので好みが合った人は”Cooooool!”となり、そうじゃない人には”なんじゃこりゃ?”となるのかと思います。


評価の分かれ目ポイントその1!
表現方法がとても斬新です。従来のアニメ作品と異なる?表現方法を試みている為、そういう表現を”面白い”、”格好いい”、”斬新”だと受け取れるか、それとも”訳がわからない”、”つまらない”と感じるかです。
例えば、最初はシリアス展開だった画風が突然ギャグアニメ風に変わります。またある時は、画面がいきなりコマ割り漫画になってしまいます。まぁ当然そう言うときは笑いの要素を盛り込んだ場面に限られるんですけどね。果たしてそこを”cool”なギャグと受け止められるか。


評価の分かれ目ポイントその2!
音楽を気に入るか・・・ですね。音楽を担当されているのは”the pillows”さん。物語の要所X2でこの方達のサウンドが挿入され、カッコ良く場面を演出してくれるのですが、そもそもこのサウンドを”cool”と取るか、それとも自分に合わないので”イマイチ”と取るか・・・です。とても音楽の存在が大きい作品ですので、”曲”が気に入らないのでは話になりません。


物語は一人の少年の成長物語です。なんだか冷めてて、あんまり子供っぽくない小学6年生の男の子が主人公。彼は特殊な能力にある事故?をきっかけで目覚める事になります。この能力がとても不思議。右脳と左脳のなんたらかんたらを利用して超空間チャンネルを開き(なんのこっちゃ?)、遥か遠くの物体を引き寄せたり送ったりできるらしい。っと言うか、どう見ても勝手に物体を送り込まれているっポイ。なんと頭の中からロボットが出てきちゃったりする訳です! この能力をきっかけに、主人公は宇宙の中で進行している恐ろしい現実を知ることになります。そして彼の暮らす街にも魔の手が・・・。


この作品は”ヒロインの女の子がとても可愛い”と思いました。キャラクタデザインしかり、性格設定しかり・・・。合計3人のヒロインが登場しますが、それぞれが個性的。

先ずは17才女子高生のサメジマ・マミ美さん。語尾に「~っす」って付けて、なんだかいつも先輩と話をしている様な独特の喋り方が特徴。何度も聞いていると癖になる響き。それに色気があって、とっても可愛い子です^^。
で、もう一人のヒロインがハルハラ・ハル子さん。自称19才だけど、どうみても”お前20才超えてるだろう”って感じのちょっと裏のありそうな女性。。メチャクチャな行動ばかり取るのだけど、なんだか憎めなくてお茶目な一面も。
そして最後はクラスメートの女の子でニナモリ・エリさん。時々小学6年生に見えない色気を見せるおませさん。一番女の子らしいのがこの子かな。
ちなみに私のお気に入りはサメジマ・マミ美さん! ”~っす”の喋り方にかな~り毒されました。
彼女達と主人公の恋の行方も一つのポイントかな。主人公の成長に恋が重要な要素となるのは、まぁ定番ですからね。


本作品はツボにはまると面白いのですが、好みに合わないと冒頭の1話で挫折の可能性もあります。それに世界設定がとにかく”ぶっ飛んでいて”理解しづらいかも。私も1度観ただけでは理解出来ませんでしたしね・・・。


そんな訳で全ての方にはお勧め出来ませんが、この斬新な作品は好みが合うならば面白い作品になると思います。

さて、貴方はどういう判断をされるでしょうか?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

当たり前のことしか起こらない世界

喪失感とともに、バットを抱えたまま前に進めない少年。
恋人への想いにすがり、いじめを受ける少女。
川べりの街に建つ医療機器メーカーの工場。
同じ時刻に吐き出される煙は何かの狼煙のように見えた。
気怠い日常がただ過ぎていくはずだった。
ベスパに跨りベースギターを背負った
ハルハラ ハル子が来るまでは。

アニメーション製作Production I.G・GAINAX、
監督・原案:鶴巻和哉、脚本:榎戸洋司
キャラクターデザイン:貞本義行
音楽:光宗信吉、the pillows

エヴァンゲリオンを制作した後のガイナックスが
2000年にOVAとして手がけたSF青春アニメ。
クリエイターやコアなファンの間ではいまだに語り継がれる作品。
私はあにこれでキャッチしている人のレビューで初めて知った。
発表から20年近くも経って映画『フリクリ オルタナ』や
『フリクリ プログレ』が公開されたことからも、
OVAとして世に出たこの作品が、いかに幅広い人々から
支持されてきたのかが分かる。
ピロウズが海外で認知され、ライヴを行えたのも
この作品で音楽を担当したことが大きく影響した。

静かな展開は1話の序盤だけで、
ほかは全てがぶっ飛んでいる。
ギターリフが印象的なピロウズのロックがいつも流れ、
パロディやスラップスティックが展開されるなど、
クリエイターの遊び心が散りばめられている。
{netabare} バイクには轢かれるし、ギターではぶっ叩かれるし、
頭からロボットは出てくるし、人工衛星が降ってくる。 {/netabare}
エヴァンゲリオン特需のようなものがあったのか、
好きなことを好きなように作っている。

この作品を観ていると『うる星やつら』TVシリーズの
押井守時代後期の作風を思い出した。
優秀なクリエイターがどんどん集まり、
斬新なカットが次々と展開され、
『灰とダイヤモンド』や『2001年宇宙の旅』の
パロディが挿入される。子供に分かるわけがない。
また、タランティーノ監督の『キルビルVol.1』を
初めて映画館で観た時のことも頭に浮かんだ。

監督の趣味ともいえる分野を存分に押し出し、
危ういともいえる均衡を何とか保っている。
良し悪しは別にして、観ていてとても楽しい。

かと言って、過度なイメージとコメディが展開され、
そこにロックが流れるだけの
PVになっているかというとそんなことはない。
行き場のない心を抱えた少年少女を中心に据えた
青春ストーリーとして、しっかり成立させている。

平穏に見えた川べりの田舎町に起こる地球規模の災厄。
皆が色々な気持ちを抱えて生きている。
コメディの間に挟まれる詩的なイメージ。
この作品全体に流れている想いは
「振り切る」ことなのだろう。

私たちの世界では色々なことが起こるけれど、
日常は普通の顔をして、当たり前のように過ぎ去っていく。
鬱屈した心を抱えているだけでは何も変わらない。
バットを振らなきゃ話にならないのだ。
(2018年9月17日初投稿)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 64

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レモンスカッシュ

本作はどういうアニメなのか?

・・・ええとですね、ベースギターで頭をぶん殴られたら角が生えてきて、
角から射精したようにドバっとロボットが現れてバトルする・・そんなアニメです。

意味不明である。
本作を未視聴の方に「こいつ何言ってるんだ?」と思われても仕方がないと思いますw
でも、そんなアニメなんですw

これ程レビュアー泣かせの作品もそうはありませんw
そりゃ表層面を掬えば、「スタイリッシュ」ですとか、「ぶっ飛んでます」とか、
「考えるより感じろ!」というアニメですなんてフレーズは出てきますが、
本作の本質部分を言葉にするのは困難極まりますw

本作の主人公であるナンダバ・ナオ太は小学6年生で、
やや斜に構えているところがあって、生意気なんですけど、実は純情で繊細と、
まぁこれから思春期に突入するであろう(または、もう突入している)
少年像の典型のようなキャラですw

ただ、彼を取り囲む異性の関係性は他の同年代よりも少し進んでいて、
ナオ太に何かとちょっかいを出してくる女子高生のサメジマ・マミ美だったり、
ナオ太の前に突如現れたハルハラ・ハル子(自称19歳)だったり、
ナオ太と同級生でナオ太のことを意識しているニナモリ・エリだったりに囲まれていて、
小学6年生のナオ太には少々刺激の強い環境です。

男の場合ですけど、思春期に突入する頃というのは、
異性への興味が即物的なものに変化していきます。
つまり、異性を性的な対象として求め始めるというということです。

他にも父と母の間には家族という関係以前に男女としての関係性が存在することに
気付き始めるのもこの時期ですかね。

あるいは、夏休み前に「学生の本分を忘れずに清く正しい生活を送るように」なんて
言っている先生が、ゲス不倫しているなんてことに気付くのもこの時期ですw

大人の世界の理不尽さに触れ、偽善と欺瞞を唾棄し、葛藤に苛まれる、それが思春期ですw

私は本作に、自身のバイブルである「行け!稲中卓球部」と似ている空気を感じていて、
思春期の時期に萌芽する初々しいまでの性への興味や、
この世(大人の世界)への葛藤だったりをギャグに昇華したのが「行け!稲中卓球部」ならば、
ハチャメチャなロボットバトルに昇華したのが本作かなと。

そのハチャメチャなロボットバトルを始めとする
(映像)制作に携わっているのは、錚々たる顔ぶれです。
価格.comでは、「ガイナックス全盛期の傑作」なんて宣伝文句もあるくらいですw
とにかく驚嘆の出来です。
アニメーションの文法に忠実に則った方法論を取りながらも、
そこに高密度な情報を乗せて、有無を言わさず直接視聴者の脳に叩き込むような、
ある種暴力的な映像です。
設定だとかストーリーだとかを考える暇もないテンポで、
言葉にしてしまえば荒唐無稽な事象が、
高い技術に裏打ちされた圧倒的映像で、形象化されています。
とにかく映像の訴求力が強くて、もうこちらはただただ呆然としていましたw
これが本作の「考えるより感じろ!」と言われている正体だと思います。

ところで、本作では様々な比喩が用いられていますが、
本作に登場するベースギターだったり、
バットだったりは男性器のメタファーというのは有名な説です。
その説に従うと、様々なシーンが実に興味深いんですけど、
そこはあまり考察せず、「考えるより感じろ!」ってことにしときますw

思春期の味が酸っぱいレモン味ならば、
そこに脳まで溶かすような強烈な炭酸が加わった
(本作にも登場する)レモンスカッシュこそが本作の味ですw

男ってのは、いくつになってもこの味が忘れられない馬鹿な生き物なんですよw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34

78.4 6 ツッコミで小学生なアニメランキング6位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (584)
2283人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ただの変態アニメ、ロリアニメと侮ることなかれ!

原作未読。最終話まで視聴。

美少女小学生のミーシャ。
幼女好き家政婦のつばめ。

この2人中心に描かれるドタバタコメディ。

元航空自衛官ならではの(?)体力をいかして、変態行為に及ぶつばめと、それを頑なに拒み続けるミーシャ。
序盤~中盤はこれだけど充分面白かったです。

だけど、これだけだと同じことの繰り返しで、どうしても食傷気味になっちゃう。
そんな頃合いに登場する脇役が、効果的に作品を盛り上げてくれます。

つばめの元上官でドMのみどり。
ミーシャの同級生のわしわしと森川。

そして感動的な最終回。

この作品は変態ロリアニメと思われがちですが、実はミーシャの成長を描く作品。
笑いも感動も、かなりクオリティが高い作品だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

フィーリングだけで語ってみる。

【概要】

アニメーション制作:動画工房
2018年10月 - 12月に放映された全12話(+新作OVA1話)のTVアニメ。
原作は、漫画家・中村カンコによって『月刊アクション』で連載中の漫画作品。
監督は太田雅彦。

【あらすじ】

ロシア人の母を亡くし血の繋がらない義理の父と二人で暮らす小学2年生女児・高梨ミーシャ。
そんな父子家庭にやってきた新人家政婦・鴨居つばめは、
女でありながら、マッチョでロリコンな変態だった?
元自衛官で、やたら強キャラな変態メイドとロシア美幼女の攻防。
これは汚いおねロリホームコメディストーリーである。

【感想】

原作単行本4巻までとアニメを交互に視聴。
原作者いわくピュア百合で、女作者による幼女愛が込められた作品である。
したがって作者の嗜好に忠実に描かれた原作ミーシャの見た目はつぶらな瞳のガチ天使な美幼女。
そして、原作を読んだあとアニメを見ると…あれ?ミーシャの顔が別人?
アニメではミーシャの変態メイドへのリアクションを解りやすくする意図か、
表情や演技でミーシャが解りやすくなったのは良いが、代償として俗っぽくてお転婆なイメージ。
天使というよりも早すぎる反抗期を迎えた子供に見えてしまう。

幼女萌えと変態ギャグで成立している原作漫画ではあるが、
コメディが得意な監督たちの手によるアニメ化に際してコメディ成分補強のために、
動かしやすさ分かりやすさで主人公幼女キャラをリファインしちゃいましたか?
所謂ビジュアル的な美を愛でるロリ萌え成分が薄まってロリコンギャグアニメ成分を強調された演出。
わざとか手癖なのか同じスタッフチームで手掛けた、『みつどもえ』と同じ轍を踏んでるようにみえる。
要は萌えられないということ。原作『みつどもえ』は然程美少女ではないし、
カエル顔と称されるアニメの『みつどもえ』よりビジュアル的に、このアニメはマトモではあるけれど。

シナリオ的には若干の会話をいじりつつも原作に8割ぐらいは忠実ではあるけれど、
笑わせよう笑わせようと演出と音楽がワンパターンなためにマンネリとクドさを感じた。
百合系コミック誌が初出の原作からして、
可愛さと萌えをもうちょっと大事にしたほうが良いと思うのだけど、
結局やってることは、いつもの太田&大隅&あおしまのトリオで、
何やっても似たようなギャグアニメになる弊害を感じてしまったのは気のせいだろうか?

アニメとして決してつまんないわけではないけれど、ネタに走り過ぎれば息切れは早い。
ならば、ギャグが面白かろうとつまらなかろうとネタでボケるキャラへの愛着を定着させる方面で、
アニメの演出を頑張れなかった?と思わないでもない。

本音はあれです。原作のほうがミーシャが可愛いのでアニメへの不満は、主にそこだということで!
普通に原作を無視すれば、それなりに楽しめるアニメではあるのだろうけど。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44
ネタバレ

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

素晴らしい。視聴者の性癖も試されるアニメ。シリアスも強度が高い。

ウザメイドのロリ性癖、
及びメイドの元女上官のドM性癖、
及び金髪幼女を愛でることを中心としたコメディ。
1話に5~10回くらい笑える箇所がある。

コメディメイン作品のシリアスは成功しないことが多いが、
本作最終話は成功していた。
{netabare}
母の死や病気等を絡めた事で
コメディにありがちな「ぬる」いシリアスになることを絶妙に回避した。
{/netabare}

ロリコンアニメのようだが、
実際にはメイドの筋肉に目が行く。
「筋肉+ストーカー+ロリコン+メイド+萌絵」
という属性過多キャラの新境地に
視聴者の性癖が試されるアニメ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

83.7 7 ツッコミで小学生なアニメランキング7位
小林さんちのメイドラゴンS(第2期)(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (562)
2126人が棚に入れました
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる―。

声優・キャラクター
田村睦心、桑原由気、長縄まりあ、高田憂希、髙橋ミナミ、嶺内ともみ、小野大輔、中村悠一、加藤英美里、後藤邑子、石原夏織

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「変わらない」って、実はすごいこと。

OPは、メイドラゴンらしい良い味がでていました。
曲の冒頭は、耳に残りますよね。
カンナちゃんは、相変わらず可愛いです。
他のドラゴン娘たちの乳は、相変わらず大きいです。
しかし、もはやここまでくるとエロを通り越して、エロくありません。
トールのしっぽと同じ類の「なにか」になってしまっています。
こうなると、別の何かを求めカンナに人気が集まるのも頷ける気がします。


1期では、小林とトールが各々自分の気持ちに答えを出すと言う話でした。
二人は、生まれ育った世界が違うのに一緒にいてもいいのかと悩みました。
でも、最後は、「一緒にいたい」と決心したのでした。

一方、2期は、大半が面白系エピソードですが、少しだけシリアスです。
小林とトールの間に急に重い話が入ってくるように感じるかもしれません。
しかし、これは二人にとって必要なエピソードなのだろうなと思います。
やはり、付き合いが長くなってくると、いつかは、こう言う時がきますよね。
相手のことが、面倒くさくなったり、重く感じてみたり・・・。
むしろ親密になってくればくるほど避けて通れません。
二人は、これを乗り越えられるかどうかがこの物語では試されます。
もし、ここでお互いが「重いな」って思って距離を置いてしまったら・・・。
所詮、それまでの仲だったと言うことになってしまいます。
さて、二人の結末は如何に・・・?


確かにギャグ作品でシリアスエピソードは必要かと言う話はあります。
でも、そう言う意味では、1期も重い話はありました。
ですので、メイドラゴンとは、そう言う話だと納得できれば大丈夫でしょう。
ただ、1期は、そのシリアスの描き方がたぶん上手かったのだと思います。
つまり、シリアスを上手く日常ギャグの中に溶け込ませていたと感じます。
逆に2期は、シリアスとギャグの境目がはっきりしちゃったのでしょうね。
そのため違和感があったのだと思います。


ところで、2期は、いろいろ翻弄された作品でした。
しかし、拍子抜けするほど良い意味で前作と変わっていませんでした。
「変わらない」って実はすごいことなのだと思います。
それは、一度途切れたものをもとに戻すには相当な努力が必要なはずだからです。
また、2期は、暗い過去や努力の痕跡を視聴者に感じさせませんでした。
そう言うところも、また、プロフェッショナルの仕事だなと感心させられます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 40

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

スーパーちょろごんずに追加メンバー!

== [下記は第4話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
「S」の付かない『小林さんちのメイドラゴン』の続編となる2期目。原作漫画『小林さんちのメイドラゴン』はスピンオフ作品を含めて月刊コミックフラッパーズの看板連載になっています。

京都アニメーションとしてはいかんともしがたい理由により武本監督から石原監督に交代となっていますが、シリーズ総監督として武本氏の名前はクレジットされています。

1期目終了から本作まで間がけっこう開いたからか、本作でのキャラの初出でキャラ名がテロップ表示されるのは親切設計ですね。

2期目ともなると混沌勢、調和勢、傍観勢といったドラゴンたちの間の勢力争いといったこの作品ならではの設定も特に説明もなく当たり前に出てくるのですが、それでも日常パートでの笑いも取ってくる謎のバランス感覚は健在ですが、何とはなしに監督交代の色みたいな物は感じなくもないです。

原作漫画では3巻巻末で登場のイルルが新たなドラゴンとして加わって、ここまで多少のエピソードの原作からの入れ替えなども交えつつ、原作4~6巻辺りのエピソードを中心として、イルルが人間界に馴染む過程を含めた人間とドラゴンたちの間の異種族間コミュニケーションによる人外日常コメディーとしてアニメも楽しんでゆくことができそうです。

ただ今のところの印象では、1期目よりも本作の方が原作のテイストに近いシリアス目の成分多めな感じを持っています。

OP主題歌『愛のシュプリーム!』の歌い出しがラップだったのはビックリでしたね。背景アニメーションも、監督の違いによる色みたいな物は感じました。

本作は最終話まで観る予定です。
== [第4話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.10.1追記:
第12話(最終話)まで観終わっていましたが、更新が遅れていました。

喋ってる人間とは直接関係ないところで、キャラがいちいち細かい所作で動きまくる。良い意味で頭のオカシイ演出と作画でした。京アニしか、勝たん。

ストーリー/エピソードに関しては必ずしも原作に忠実というわけではなかったんですが、もうメイドラゴンはこれで良いのかもしれない…。
(それでも全体ストーリーに関わる、キーになるエピソードはちゃんと拾われてはいます。)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 48
ネタバレ

olmo さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アニメ業界盟主の帰還

あの事件以来もう二期はないんだろうな…と考えていましたが、良い意味でのまさかテレビシリーズで二期があるとは思いもしませんでした。

さて前書きが長くなりましたが、1話目を観た感想としては控えめに言って作画が最高でした。
他のアニメ制作会社にはできない色合い、そして安定した描写と動きの作り込みが良くできていた印象です。

また、opアニメーションも頭に印象付けられるような動きをしておりこれに関しては一期より更に良くなっているように感じられました。

ストーリーに関して言えば、アニメ制作側の要因ではないのですが、{netabare}漫画とはどうしても流れが違うので後半パート、イルルの登場シーンが微妙になってしまってた印象です。
しかしながら前半パートのトールのバイト回は漫画を上回っていたと感じましたのでそこまで後半パートに関して言えば気になりませんでした。{/netabare}

再び京アニ作品を観れることに感謝しつつ、ここから1クールでどのように収めるのか楽しみに見ていきたいです。

4話までの感想(2021/07/31)
{netabare}ここまでのところ原作のストーリーを忠実に踏んでいる感じですね。
あとは会田君とイルルとの絡みとトールとイルマさんの過去回やる程度なのかという感じですが、折角ここまで忠実に作ってるのなら作者も交えて日常回のアニオリを作ってもいいかもしれませんね。

どちらにせよ作画は基本的に安心して観れるので、とてもノーストレスです。{/netabare}

6話までの感想(2021/08/13)
{netabare}ここまで原作とのストーリーの乖離は無いですが、5話以降急に作画と演出が変わったように思えます。
特にキャラクター毎のシリアス展開な演出もそれぞれの性格に深みを持たせてきている所が以前と違うかなと感じました。

ここからは石原監督のメイドラゴンになり、原作もシリアス?な展開が続くのでここからまた見方が変わるかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

81.1 8 ツッコミで小学生なアニメランキング8位
劇場版 のんのんびより ばけーしょん(アニメ映画)

2018年8月25日
★★★★☆ 4.0 (402)
1809人が棚に入れました
旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行く事になるのですが……。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

卓よ、世間ではそれを”ハーレム”と呼ぶんだぜ(笑)

TV版は第1期、第2期とも視聴済み。
TV版と1ミリも違わぬ、安定感抜群のほのぼのほっこりな世界観は秀逸です。

【はじめに】
{netabare}原作の単行本に付属されていたOVA『沖縄へ行くことになった』の前後の物語。
無口なのに存在感抜群の兄ちゃんが福引で沖縄旅行を引き当てるシーンと、全員の服装が同じ辺りからもうかがえる。

OVAでは、『沖縄旅行が当たった~!みんなで行くぞ~!』って、みんなで準備して、飛行機に乗ったところで終了。
あれれ?せっかくの「ひか姉&なっつん」コンビがまさかの不発で、どこか消化不良・・・。
そんな感想だったので、この作品はとても楽しみにしていたんです。{/netabare}

【舞台は日常から非日常へ】
{netabare}夏休み。
まずは、いつも通り4人で遊ぶ光景。
そして、偶然に偶然が重なり、デパートで買い物をする4人とかず姉、駄菓子屋、そして、卓兄ちゃん。
いわば、ここまではいつもの日常。

卓が福引で沖縄旅行を引き当てたところから、物語が徐々に”非日常”へと動き出します。

そして本作の舞台、沖縄へ・・・。
いつもの、山に囲まれた世界(日常)から、海に囲まれた世界(非日常)へと・・・。{/netabare}

【沖縄でも”らしさ”全開の面々】
{netabare}まあ、舞台が変わったとはいえ、いつものメンバーですからね。
ほのぼのほっこりワールド全開です。

面々の”らしさ”は何気ないシーンでもしっかりと描かれています。

個人的に一番ほっこりしちゃうのはバトミントンで遊ぶシーン。
れんげとバトミントンをする蛍。
あちこちに打ち返すれんげに振り回されながらも、れんげが打ちやすい位置に打ち返す蛍。
れんげに対して、しっかりとお姉さん役を果たす蛍らしさが良く表現されているシーンだと思います。

飛行機や食事の時の座席など、絶妙で良く考えられているし・・・。

終始ニヤニヤ、頬が緩みっぱなしです(笑)。{/netabare}

【唯一、いつもとは違うメンバーが、良いアクセントに!】
{netabare}民宿「にいざと」の看板娘・あおい。
夏海と同じ中学一年生。

民宿のお手伝いをする、しっかり者のあおい。
夏海にとっては、とても気になる存在。

夏海にとっては、同じ年齢の娘は”非日常”。
気になって当然ですよね。{/netabare}

【旅行の醍醐味の表現が秀逸】
{netabare}旅行の醍醐味の一つは、いつものメンバーで非日常を体験すること。
そして、最終日に感じる、得体の知れない”寂しさ”も醍醐味の一つだと思います。

あおいの存在が、旅行の醍醐味である、”楽しさ”と”寂しさ”を、分かりやすく伝えてくれます。{/netabare}

【個人的ツボ=ひかげの存在】
{netabare}フライング土下座~飛行機でビビる~難聴でグダグダ~子供部屋で床寝~船酔い~天然記念物~大人部屋でも床寝~ベット死守~泣いてねぇし・・・。
終始安定のボケ要員。
「ひか姉&なっつん」コンビは鉄壁(笑)。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

上映館が倍以上に増えるようです!

初日の舞台挨拶は抽選漏れしたため
翌日にあにこれ面子と一回目
今週の舞台挨拶には当選したので
舞台挨拶付きで2回目を観てきました

そんなかんじで初めて観た日は
アニサマ全通の3日目に
会場に行く前に新宿まで寄り道して観たのもあって
かなり疲弊した状況での鑑賞となりました

しかし、この最上級の癒しアニメのおかげで
だいぶ活力を取り戻して3日目へと向かえたように思います

ふだんののどかな田園風景とは舞台は違えど
やっていることはいつも通りの
ゆったり日常アニメ
ゲストキャラクターのあおいちゃんとの
ハートフルな交流もあったりと
とにかく沖縄の情景がとてもきれいに描かれていて
なんだかキャラクター達と一緒に
沖縄旅行を楽しんでいるような気分になりました

あとはサブキャラクターのくせに
{netabare}ジャンピング土下座にはじまり
難聴ネタ
ふとん
リバース
天然記念物
泣いてねーし!{/netabare}
と要所要所でギャグ要員として出動し
美味しいところを全部持っていくひかげに
今回はかなりやられましたw
ほんといいキャラしてる

そしてあまり間を置かずに2回目を見に行ったわけですが
舞台挨拶は置いておいても
2度目の鑑賞でも1回目と変わらず癒されたし
楽しく見れました

そして今は久々にTVシリーズを見返したい思いに駆られています
1期2期ともにdアニメにあるので
今期のアニメをいくつか切れば見れるけどどうしよう?

閑話休題

この映画かなり見れる劇場が少なく
基本的に都会の映画館でしかやっていない感じでした

隣の芝は青いと言いますか
田舎の人は都会にあこがれ
都会の人は田舎にあこがれるものです

のどかな田園風景とゆったりしたスローライフに
まるで異世界ファンタジーでも見るような感覚で
憧憬の念を抱くのは基本的に都会の生活に摩耗しきった層なので
都会に絞っての公開は戦略的に正しかったと思います

この戦略が吉と出たのかどうかは定かではありませんが
館数からするとかなり好調な収益を上げているようで
今回の舞台挨拶にて上映館が27scrから71scrへと
大幅拡大されることが発表されました

特に東北と九州は仙台と福岡で1館づつの上映だったものが
各県で1~2か所みられるようになり
だいぶ見やすくはなってるんじゃないでしょうか?

もし今まで観たいけど近くでやってないからと敬遠していた方がいれば
ぜひもう一度上映館情報を確認しなおすことをお勧めします

この後全国でさらにヒットすれば
劇場版をもう一作
あるいは3期の制作なんて話になるかもしれません
応援のためにもみんなでぜひ観に行きましょうw

おまけ(舞台挨拶内容・ネタバレ含)

{netabare}今回はれんちょん役の小岩井ことりと
なっつん役の佐倉綾音が登壇
映画に関してのちょっとした裏話などをしてくれました

あやねるの話で面白かったのは
夏海とあおいの関係について

あのど田舎の生活では
同い年の子供がまったくいなかったので
夏海にとってあおいは初めての同い年の友達
そして初めて仲良くなった同い年の子と
出会って数日で別れなくちゃいけない
「ほんと切ないよねー」
と、こっこちゃんと頷き合ってました

こっこちゃんは演じる際に考えていたことを
いくつか話してくれましたが
中でもハッとさせられたのは

TV版ではひらたいらさんとの別れを悲しむれんげを
夏海がなかなかにニクい形で元気づけていました
今回の映画であおいとの別れを悲しむ夏海を
れんげが慰めるシーンは
れんげが夏海に教わったことを
夏海にお返しするシーンだと思っているというお話
言われてみるとなるほどという感じで目からうろこでした

りえしょんみたいに難しいことは何も考えてなくて
それでいて感覚的に何でも器用に演じれてしまう人もいれば
こっこちゃんみたいに一つ一つのセリフの意味を
自分なりにあれこれ考え抜いた上で演じてる人もいる
っていうのが面白いですねw{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

残暑お見舞いなのん~

テレビアニメ「のんのんびより」のファンムービーとしては期待を遥かに上回る出来映え!
美しい自然と可愛く楽しい女子キャラたちによる極上の和みと癒し。
ストーリー性も充分あり、70分という、映画としては短めの尺ながら満腹度は100分以上の長編並みに感じる密度の濃さがありました。
作品の魅力が存分に表され、テレビ版を未視聴の方でも、日常癒し系アニメの人気作たる所以に納得し楽しめるのではないでしょうか。

《ストーリー》

旭丘分校の生徒たちをはじめとする田舎の村民9人の沖縄旅行顛末記。
ユーモラスなキャラたちの個性に沿った小ネタ満載の展開にニヤニヤと和むことしきり♪
そんな中にしっかり描かれる、脚本・吉田玲子さんお得意の、ちょっぴり切なくも心温まるハートウォーミングなエピソード。
のんのんらしい優しさもたっぷり伝わり大満足です!

《作画&演出》

テレビ版と同じく手書きの自然風景は美しく、キャラ画との親和性も高くて目の保養になります。(特に夜のワンシーンにうっとり!)

本作のシリーズを通して川面真也監督の演出面でつくづく感服するのは、シーン毎の間尺の取り方。
今回の映画でも、静止したキャラを見せられる度に笑い声や涙をこらえるのに必死になり、長回しで映る自然風景や建物などの器物を見てるだけでうっとりと癒されたり感慨に襲われてしまう。
しっかり情感を汲み取れる時間を充分とりながらも、決して間延びを感じさせないのは卓越した手腕ですね。

《音楽》

テレビドラマと同じくnano.RIPEさんによるOP。
nanoさんは作品に合わせた曲作りが上手く、海をイメージさせるサウンドでバカンスへの出発気分を盛り上げてくれました。
そしてこれまた同じくキャラ4人によるEDは、バックで場面を振り返りながら名残惜しい余韻に浸れました。

また、劇場ならではの音響システムで、水しぶきや波の音、無数の虫の音に包まれながら美しい景色を眺めてると、マイナスイオンのシャワーを浴びながらキャラ達と共に大自然の中に居るような幸せな気分になれました。

《キャラ》

今作では、なっつんこと夏海が一番活躍?
メンバーそれぞれの個性で笑わせてくれる中、いつもはからかい上手の彼女にキュンとさせられます!

あと個人的に一番楽しめたのは宮内三姉妹。
末っ子れんちょんの才能と感受性の豊かさは要所に描かれ、ホント、将来が楽しみな小学1年生。
長女かず姉には、意外な一面に驚きつつ楽しめました。
そして、キャラたちのお笑いの中でも突出してたのが次女ひかげ。
可愛い一面も見せ、今作のR-1グランプリ受賞でしょう♪

《声優さんの舞台挨拶初見学記》

今回、映画上映後にれんちょん役の小岩井ことりさんとほたるん役の村川梨衣さんの舞台挨拶を見る事が出来ました。

幅広い年代の250人程度の観客のほとんどは男性で平均年齢35歳といったところ。
小岩井さんの生「にゃんぱす~!」で始まるおふたりのトークは、村川さんの盛り上げ方も上手で、アニメ関連イベント初参加で変に緊張してた私も和やかな気分で楽しめました。

村川さんの地声は、ほたるんより「ヒナまつり」のアンズっぽく聞こえ、個人的に好きなキャラ声を生で聞けるのはテンション上がる~!
作品の架空の田舎の事をキャストみんなで「(仮)のんのん村」と呼んでるそうで、制作現場の楽しい雰囲気が伝わりました♪

小岩井さんのトークで、 {netabare} れんちょんがスケッチをプレゼントした夏海への気遣いについて、「テレビ版のひらたいらさんのエピソードで、夏海が機転を利かせてれんちょんを元気づけた事に繋がってる」と言われ、 {/netabare}私の感想も深まると共に、小岩井さんの作品への思い入れを強く感じました。


観光地の旅行先がメイン舞台なので、田舎の「のんびりさ」だけが成分不足ですが、それを補う「強壮バカンス成分」がてんこ盛り。
この夏の暑さを和らげるくつろぎと癒しの清涼剤をぜひご一服どうぞ~♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34

58.9 9 ツッコミで小学生なアニメランキング9位
初恋モンスター(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (220)
985人が棚に入れました
ネガティブ女子高生とイケメン小学生の初恋を描く下宿ラブコメディ。超お金持ちの令嬢高校生・二階堂夏歩は、小学5年生の高橋奏に恋をしてしまう。初恋同士のふたりが織り成す切なくてアブナイ恋の行方を描く。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、堀江由衣、杉田智和、森久保祥太郎、村瀬歩、岡本信彦、石川界人、鈴村健一、津田健次郎、緑川光、江口拓也、蒼井翔太、茅野愛衣、武内駿輔、野水伊織、大塚明夫、和井みずき
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

たった一部のマニアに捧ぐ、見た目は大人、実年齢は男子小学生、その名は迷アニメ初恋モンスターw

[文量→小盛り・内容→酷評系]

【総括】
おっさんが観るアニメじゃないっすね(苦笑)

レビュータイトル見て、「これは私のためのアニメだ!」っていう方にとっては、むしろ良いアニメなのかもしれません。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで)】
{netabare}
「桜蘭ホスト部」とかは、スゲー楽しめたんだけどな。このどうしようもない嫌悪感はなんだ? 背徳感か? それとも嫉妬か?(笑)

設定は新しい。が、男性キャラに親近感が抱けず、女性キャラも可愛くなく、ギャグも寒い。小学生みたいだ。あっ、小学生か(笑)

これが好きな方って、誰なんだろう? 男は、多分ムリ。ショタ好きな女子only?

以前、「メガネブ」にも書いたけど、こういう「あえてターゲット絞った作品」というのは、ターゲット以外の酷評なんてどうでも良くて、一部ターゲットにどう評価されるかだと思うんですよね。そこが名作というなら名作ですし、そこすら駄作というなら、駄作なんだと思います。

好評価している人のレビューを、読んみたいな♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
なかなか、意表をつかれた。設定は新しい。が、男性キャラに親近感が抱けず、女性キャラも可愛くなく、ギャグも寒く、途中切りの予感(+_+)

第2話
申し訳ないが、途中切りを選択。なんか、いろいろキモかったです。ショタだけじゃなく、大学院生が、男の娘とか、もームリ。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「好き」の質に差はあるのか…

この作品の原作は未読ですが、ほっちゃん、かやのんが出演される知り視聴を決めた作品です。
作品のジャケットは半袖体操着と半ズボンが全く似合っていない男性が映っていましたが、初恋モンスターというタイトルを含め、どんな作品なのかが全く分からないまま視聴に臨みました。

この物語の主人公は、ほっちゃん演じる高校1年生の二階堂 夏歩…黒髪ロングが似合う純情可憐で少し線の細さを感じさせる…そんな女の子です。
彼女は高校入学を機に親元を離れ東京で一人暮らしを始めることになったのですが、東京に来て早々、車に轢かれそうになったところを男の人に助けて貰ったんです。
夏歩は助けてくれた容姿端麗な男の人に一目惚れして思わず告白してしまったのですが、その男の人…実は小学5年生だったんです。
こうして全く小学5年生に見えない少年と夏歩の物語が動いていきます。

思い返してみると、小学5年生の頃に好きだった人…もう名前も顔も思い出せませんが、確かにいたと思います。もちろん相手は同じ小学生でしたけれど…
そして高校生になり、小学5年生が恋愛の対象だったかというと全くそんな事はありませんでした。

やっぱり小学5年生と高校生では組み合わせが凸凹なんだと思います。
普段は全く考えた事はありませんが、何故凸凹だと思ったんだろう…と考えてみました。

まず相手を「好き」という気持ちは小学生、高校生とも変わらないと思います。
好きな相手に対する優先順位という視点で見ると、確かに小学生の頃は女の子と何かするより男の子と遊んでばかりいた様な気がします。
それでは高校生になったらどうか…と考えてみると、勉強や部活に明け暮れていたので、決して好きな人優先という訳ではありませんでした。

「LIKE」と「LOVE」の違いがあるかという視点で見ると、小学生、高校生共に「LIKE」側に片寄っていると思います。「LOVE」に含まれる「無償の愛」や「何かをしてあげたい」を貫き、その言動に責任が取れるほど自立している訳でも、人間的に成長している訳でもありません。
でも年齢を重ねていくうちに好きに「LOVE」の要素が含まれていることを踏まえると、「LOVE」の比率は小学生より高校生の方が高いのかもしれません。
その比率の差が「質」の差だと感じる原因なのかもしれませんね。

小学5年生と高校1年生ってたった5歳しか違わないんですよね。
だから今この瞬間だけ見ると差があるように見えますが、少し長い目で見ると年の差を感じない関係になれます。
そう考えると凸凹に感じるのはタイミングの問題だけみたいですね。

でも、今この瞬間だって現在進行形の二人には大事な時間なんですよね。
だからこそ物語にもなるんでしょうけれど…

完走して振り返ってみると、夏歩を愛でる作品だったように思います。
小学生のみんなはやたら大人びいているので、見た目とやっている事のギャップは半端無いし、夏歩に辛く当たるドSかと思いきや突然流れが変わったり…
特に後者…大学生なのにまるで好きな子にちょっかい出している子供みたいに見えちゃいましたよ。
そう考えると、実年齢は別にして精神塩嶺的な子供がたくさん出てくる作品だったように思います。

だから夏歩の事だって平気で傷付けるんです…
気丈なフリをしていますが、心の中はどれだけ荒れていた事か…
そしてこの手をキャラを演じたらほっちゃんの右に出る者はいないんじゃ…と思えるくらい、夏歩のイメージにピッタリだったと思います。
要所で夏歩に対する救済があったのが視聴している側にとっても救いでした。

オープニングテーマは「イノセント」
エンディングテーマは「キミに捧げる鎮魂歌」
どちらも蒼井翔太さんが歌っています。
オープニングをカラオケで歌ってみようと思いましたが、キーの高さに断念しました。
恰好良い曲なのに…残念です。

1クール12話の物語でした。ほっちゃんの魅力が詰まった作品ですので、ファンの方には外せない一作だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これはたぶんモンスターで間違いない・・・(作品的に)

1話がピークで面白かったです。
とても小学生らしい会話、語彙の足りないお下品なセリフの数々・・私にはとても書けませんが・・。
えぇ・・小学5年生の頃をリアルに思い出しました。

ヒロインの二階堂 夏歩ちゃんが黒髪ロングのビジュアルなので”どこかで(他のアニメで)お会いしませんでしたか?”と思いました。

高橋 奏くんが小学5年生にとても見えない見た目でしかも身長173センチもあって彼女いるリア充なのがもう、世の中信じられないですね。
{netabare} フラフープ200回まわしに失敗し別れを告げたり(なんて安易な考え)、ピアニカで自作のラブソングを演奏するとか発想の勝利ですね {/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

65.7 10 ツッコミで小学生なアニメランキング10位
苺ましまろ encore(アンコール)(OVA)

2009年1月23日
★★★★☆ 3.8 (200)
907人が棚に入れました
キュートで個性的な4人の小学生と短大生のお姉ちゃんが繰り広げるユルくてかわいらしい日常ギャグアニメ。監督はテレビシリーズも手がけた佐藤卓哉、キャラクターデザインは「ひぐらしのなく頃に」の坂井久太が担当。声の出演は人気・実力を兼ねそろえた生天目仁美、千葉紗子、 折笠富美子、 川澄綾子、能登麻美子らレギュラーシリーズと同様のキャストを起用。

でんでん虫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

死因:「アイドルになりたい」とバク転、頭を打つ

ごしゅうしょうさまです…_βακα

 今回の作画、私は可愛いと思うが意見は分かれるだろうと思う。内容は美羽の独壇場だった。これでもかというくらいに美羽がネタを披露する。待ち合わせ、裸族、へい!タクシー、おまたせーのコンボが私のツボ。折笠さんの演技すごすぎる。千葉さんの方が声は好きなんだけどね。千佳のツッコミもちゃんとあるので千佳が好きな人もご心配なく。


  息とめて 
  動かず 
  耐える 
  モデルかな 
            明文( ´,_ゝ`)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

かわいいと思えれば楽しめると思うが

静岡県浜松市を舞台に、1人の女子大生と4人の小学生の
女の子たちが繰り広げる日常系作品のOVA2期(全2話)

ありふれた日々の中でのさまざまな出来事を通して、
醒めた笑いを狙ったのかな?ってギャグが散りばめられているのだが
どうしても今放送中の『みなみけ』と比べてしまう。
そして失礼ながら、『みなみけ』のほうが面白いと思ってしまうのが正直なところ。

じゃ、この作品の良さはなんだろう?

中高生は登場せず、小学生の女の子たちが中心なため、
作中に登場する話題が子どもっぽく、ある意味リアル。
もしかしたらロリ属性の方にだと、けっこうウケがいいかもしれない。
とはいえ、いかにもな萌えシーンやカットはなく、
爆笑するほどのギャグもなく、いたってほのぼの。
そして4人それぞれにタイプが大きく違うので、
好きなキャラができれば楽しめると思う。
個人的には、あまりキャラに興味が持てなかったのだけど、
前回観たOVAよりは、全2話の中に物語がきっちりまとまってるように思えた。

気に入ってるのは、大学生であるお姉ちゃんのツッコミと
必ず一度は登場するおじいさん。(今回は名前が明かされた)
あのおじいさんがいるベンチのシーンが僕的には一番の笑いのツボ。
ほんの少ししか出番がないから残念だけど、だからこそアクセントになるのだろうな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

不覚にも、心洗われてしまった(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
いや、私は(多分)ロリコンではないので、本作に「萌え」は感じませんが、「癒し」というか、「和み」を感じてしまいます♪

女子小学生の日常を描いた本シリーズ。「可愛いは正義」の元ネタであり、勿論、本シリーズに萌えを感じる方も多くいるのでしょうが、私は本シリーズの一番の魅力は、「笑い」と「平和さ」だと思っています。

まあとにかく、肩の力を抜いて観られる良作ですよ♪ 絵は確かに古いですが、絵の古さが気になるような作風ではありませんし、むしろ、「懐ゲー」的な味わいがあるんで、是非見てほしい作品ですね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ちょいと先ほど、「ユリシーズ」を観て、やや心が荒み、HDの録画一覧見たらまだ観てなかったので、久々に観てみました。そして、まんまと癒されました(笑)

相変わらずの、美羽の計算されたボケと、千佳切れ味良いツッコミが冴え渡るアニメでしたね。日常系だったテレビ版の良さを残しつつ、非日常(天国や中学生など)の世界を描くことで、絶妙にOVAらしく仕上がっていましたね。

2話のED、良かったな~。心洗われた~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
作画、というか構図がなかなか変わってて、驚いた。バラエティ、限定w てゆう夢オチね、気絶してて。硬麺、ちょっとウケたw 無駄に動く作画w 笹塚君ネタ、嫌いなんだよな。水墨画w お菓子、刺身(笑)

2話目
誰が鼻かめと(笑) いや、あの厳しいツッコミの方が親友っぽいかな。誰だよ(笑) なぜ、お古の制服が5着もあるの? 海。まあなんか、OVAらしい話だな。EDで、心洗われてしまった(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

68.2 11 ツッコミで小学生なアニメランキング11位
組長娘と世話係(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (203)
618人が棚に入れました
面倒なことは暴力で解決し、裏社会で“桜樹組の悪魔”と呼ばれていた霧島透。 ある日突然、桜樹組の組長から呼び出された霧島は、一人娘・八重花の世話係に任命されーーー!? 若頭と組長の一人娘のハートフルコメディ―― 二人の新しい日常が始まる!  

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【失敗作の典型例-2】初期設定だけで練り込み不足 →ファンタジー世界のヤクザ達

【レビューNo.34】(初回登録:2023/2/22)
コミック原作の2022年作品。全12話。
交流のあるレビュアーさんが本作に触れておられ私も同じことを感じていたので、そういえばこれ
も「失敗作シリーズ」のネタに使えそうかなっと。

(ストーリー)
桜樹組の若頭である霧島透は、「桜樹組の悪魔」と恐れられ何でも暴力で片づけてしまう粗暴な男。
この事態を見かねた組長は、一人娘である八重花の「世話係」に霧島を任命したのだった。

(評 価)
・ハートフルコメディとしては悪くない
 初めにフォローしておくと失敗作というにはちょっとかわいそうかなっと。小学生八重花と霧島の
 交流をはじめ、キャラ描写はしっかりしていてハートフルコメディとしては悪くないです。
 ただこの手の物語としてはありきたりな内容で、それだけに「ヤクザ」というパワーワードに期待
 したいところですが・・・

・「ヤクザ」という肩書が欲しかっただけ
 ただ作品を観ると「ヤクザ」→粗暴な人間の代名詞という「肩書」が欲しかっただけで、ストーリー
 に「ヤクザである必要性」をあまり練り込んでおらず、初期設定だけの出オチ感は否めないですね。
 そのため全体像もなんかアットホームな雰囲気で組員も皆優しく、ヤクザ社会の緊張感がまるでない
 一種のファンタジー世界を見せられてる気分です。リアルなヤクザを追求しろといいませんが、ここ
 まで歪だともうヤクザじゃなくてもいいよねって。
 結局のところ本作は八重花や霧島の「個人の資質頼み」って感じで、「ヤクザ設定」はそれに説得力
 を持たせる「補完材料」って感じなので、そりゃ設定を活かした独自展開は期待できないよねっと。
 そもそも息抜きのような形で描いた「ヤクザの若頭と組長の娘」のイラストが反響を呼び、次はそれ
 を4コマ漫画化してみたのがスタートらしいので、ヤクザ世界の練り込み等を求めるのは酷なのかも。

・そもそもアニメで見せる意義があったのか
 特に作画やアニメ演出に見どころがあるわけでもなく、ハートフルな日常ストーリーが進んでいく感
 じなので、(子役の熱演や霧島の演技の振り幅等)むしろ実写の方が面白く作れたようにも思えますね。
 強いていうなら「八重花のロリ萌えキャラ」はアニメの方か映えるのかって位?

上述のようにキャラ描写はよくストーリーも悪くないので、ヤクザに拘らなければハートフルコメディ
として楽しめる作品だと思います。
ただ「組長の一人娘」×「若頭」という大きな看板をブチ上げたなら、「『ヤクザ設定』だからこそ、
この作品は面白い」というエッジを描いて欲しかったなっと。
(今期の某作品もですが、結局ストーリーに活かせないのなら、ファッション感覚で「ヤクザ」やら
「殺し屋」設定するんじゃねーよと・・・)

最近では「暴対法」による極道自体の弱体化をはじめ、半グレ集団や海外マフィアの台頭等ヤクザも
斜陽の一途を辿っているようで、「そんな弱体化したヤクザ世界を風刺した社会派アニメ」ってこと
なら大いに評価したいところですがw

(2023/2/26追記)
「ヤクザ世界の練り込み不足」という点について補足しておくと
・八重花の母が病院で昏睡状態 →抗争に巻き込まれた?! →単なる交通事故
・八重花が誘拐される →単に(昔の)霧島への私怨から
 (組長娘に手を出す重大さを考慮していない無計画さにゲンナリ)
・組長娘八重花への影響 →学校の誰も知らない模様(こんなんアリなの?!)
 (八重花に友達がいない →単に八重香の引っ込み思案な性格による →同様な子と友達に
  「こういう家だから誕生日会に友達が呼べない」くだりあり →もともと友達がいなかった?
  それに仲良くなった友達たちは結構家に出入りしだしたんですが・・・
  霧島もPTAで若奥様にイケメンで色目を使われる始末(ギャグ展開のつもり?))
って感じで、結局昔の霧島以外悪者したくない(特に組長)というのが如実に表れていて、普段はヤクザ
設定はなかったかのようにハートフルなストーリーを展開しておいて、そのくせネタに困ると急にヤク
ザらしいことを始めたりと、なんかダブルスタンダードが鼻につくって感じで、「それはズルいよね」
ってのが個人的には拭えないんですよね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

作者の好きが詰め込まれた、極道若頭×幼女のハートフルな日常を描いた作品

原作未読。

~あらすじ~
桜樹組の若頭で悪魔と囁かれていた主人公が、組長のひとり娘の世話係に任命されたことによって送るハートフルな日常を描いた作品。

設定が極道なので暴力的な表現もありつつも、メイン2人が過ごす日常を軸に進んでくので普通に見れた作品でした。
物語舞台が極道設定なのとか、キャラの設定とかエピソードも作者の好きを詰め込んだろんだなーって思う作品でした。

物語は基本日常を描くので、話数によって面白さに落差がありました。特に4話の動画回はクソほどつまらなかった。
良い回としては、3話のお見舞いの話と、9話の過去回は物凄く良かったです。泣けたし、きゅんとしたりした。

作画に関しては絵柄はプリキュアみたいだなーキラキラしてるなーと思いながら見てました。ただ、たまに体に対して顔のデカさが変に感じる時があり若干の違和感は感じながら見てました。そんなに気にならないレベルだとは思います。

声優に関して、主人公のほそやん、ひとり娘役の和多田さん、その他にも竹内良太さん、海人くん、神谷さん、前野さんと、キャスティングは豪華だし、役にとても合ってて良かったと思います。組長役の竹内さんの演技特に好きでした。過去回は最高。

音楽は微妙。ネットで人気か知らないけどコレジャナクテイイ感ある。

クソ回の4話を除いて、日常コメディ作品としては普通に楽しめました。妙に詰めが甘いところがあるのが気になりましたが、ゆるく見る分には誰でも楽しめると思います。舞台設定である極道とか、強面が幼女と仲良くしてるみたいな図が好きな人には、堪らない作品かと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

霧島、鬼畜やめるってよ

【感想】
娘ちゃんを囲んでヤクザの皆さんがちょっと優しくなるのがみていてほっこりします
普通にいい話で雰囲気もいいし、娘ちゃん可愛いし霧島さんカッコいいし、とても好きな作品です!

これがヤクザの話じゃなければたぶん絶賛していたと思います!

なんでかっていうと、こんなのはヤクザじゃないからです

霧島さんの所属する桜樹組はヤクザ感がまったくなくて、ヤクザなのに甘すぎるし人が良すぎでヤクザを美化しすぎなのが気になる
この作品を見てヤクザって実は優しいんだって誤解する人が出てこないか心配です
もちろんヤクザも子どもに優しかったり、組の仲間思いな人もいると思うけど、この組の人たちはヤクザには見えないです
でもリアルなヤクザにしてしまうとだいぶ雰囲気の違う作品になってほのぼのした気持ちにはならなさそうだから仕方ないのかな?

ヤクザの話を濃密にやってるのにかわいい娘ちゃんが出てきたら雰囲気台無しだし、ほのぼのした娘ちゃん中心の話にガチなヤクザが入ってきたら事件になっちゃうので
この二つを同時に扱うのは難しいんだと思います

でもリアリティなんて気にせず、やえかちゃんに優しくする皆さんをみてほっこりするのがいいとおもいます

{netabare}
霧島が世話係になって優しくなっていくのはいいけど、2話くらいでもう仲良くなっていて
最初からお世話がうまくいきすぎなのと、気持ちの変化が速すぎるのが欠点かな
その辺の理由はそのうちわかりますが、もう少し段階を踏んで徐々に板についてくる感じだと面白いと思いました

現実のヤクザと比べるといろいろおかしいけど、穏やかな気持ちで視聴できるいい作品です
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

64.7 12 ツッコミで小学生なアニメランキング12位
最近雇ったメイドが怪しい(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (154)
539人が棚に入れました
最近、メイドを雇った。仕事熱心で真面目だけど、とても… ――怪しい―― 田舎の小さな屋敷の主人・ゆうりは、突然現れたメイド・リリスの正体を探っていた。 素性も目的も不明だが、不自然なほど良く働き、料理も洗濯も怖いほどに完璧。そして、あの吸い込まれるような紫の瞳。 きっとリリスは何か企んでいるに違いないと、怪しすぎて、怪しすぎて、ゆうりは何も手につかなくて困っている……。 これは孤独だった1人の少年と、突然現れた怪しいメイドが、少しずつ、絆を育んでいく物語。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

子供でいたい働きたくないセックスも不要。ただエロメイドがいればいい。

1話 胸あきエロメイドとショタ系の僧侶枠?1話見る限りでは、話に軸が欲しいかな。

{netabare}  今期作の「継母の連れ子が元カノだった」と本作って、僧侶枠のタイトルだよなあ、と思いましたけどそういう感想はあまりないので、私の邪な心に因るところが大きいのでしょう。

 巨乳胸あきメイドといえば「死神坊ちゃんと黒メイド」があります。あまあまの2人きりの生活なのはそっくりですが、どうでしょうか。あっちは誘惑するっていう話ですからわかります。
 それに「呪い」というテーマがありました。おかげで家族というもの、そして、触れ合えない2人の恋愛がコミカルながら切なく描けていました。歌も夜と月の作画も素晴らしかったですし。

 本作ですが、胸あきメイドはもしいい話にしたいなら、場合によってはノイズにもなります。山奥の屋敷ではないみたいです。あれで外出するなら露出狂としか思えないくらい不自然です。冗談ぬきで微エロコメディじゃないなら、このメイド服はやりすぎです。

 ストーリーは、昔お世話になったとか、何か約束したとかいう因縁だけなら、ちょっとつまらないですよね。ショタとエロメイドのイチャイチャで終わってしまいます。特にショタの無垢性、無知性を強調しすぎているので、その点で底の浅い感じはあります。
 これが「かぐや様」みたいにお互いが超優秀でメイドの素性をめぐっての攻防があるなら面白そうなんですけど。

 日々の2人の間の関係性の軸か、面白そうな謎ポイント、テーマ性なにかがないとつらいですね。

 時代はいつ?斜めのスイッチパネルが付いた全自動洗濯機があるってことは少なくとも2000年以降の話?
 それと両親死んだなら弁護士立てて屋敷売ればいいじゃん、と思ったんですけど領地経営とかの責任の話があるんでしょうか。そこをポイントにしても面白そうです。

 作画はなかなかいいですね。最近CGの技術が上がって来たんでしょうか。人物はほとんど破綻がないですね。ネガティブが無いというだけでなく、なかなかのものだと思います。
 ただ、最近多いですが、引き画がちょっと活き活きしていないというか線が物足りないです。あとは背景美術が適当すぎます。予算の振り方の関係でしょうか。 {/netabare}

 次のレビューは作品終わったあとか、諦めたときにすると思います。



2話 ということで諦めました。広大な屋敷で押しかけ女房のエロメイドと2人きりかあ。

 OP見る限り、現代日本の公用語が英語になって、児童福祉の法律が改正になって、貴族制があることになった世界観でしょうか?逆にイギリスが日本っぽくなったんでしょうか。まあ、設定はこの手の話だから好きにすればいいと思います。というかどうでもいいです。


 問題は、一連の〇〇さんラブコメはそうですけど、女性から近づいてきてくれないと駄目みたいですね。異世界転生で強くなってハーレムで、ももう面倒なんでしょうか。
 現代文明を享受しながら、何もしないスローライフでエロメイドと2人きりがいいなあ、ということですか。

 セックスも現代ではストレスなんでしょうね。単に一方的に好いてくれてイチャイチャがしたい、というのが今の願望なんでしょう。そりゃあ、少子化にもなりますね。いくら何でも草食すぎでしょう。
 しかも貧乏とはいえ、住んでいるのは屋敷ですもんね。遺産である程度はなんとかなるのか、エロメイドがなんとかするのかわかりませんけど。

 人間として成長しない、子供のままでいたい、働かない、ハーレムもセックスもいらないから、誰か自分を分かってくれる人がそばにいて欲しい、というのが本作の描きたいことで、それが願望…なんでしょうか。

 無職転生は人気あったし、異世界ハーレムとかありますから、全部が全部という事ではないでしょうけど…式守さんとか、古見さんとか、阿波連さん、高木さん…出来不出来はありますけど、同じ構造な気が…

 面白いつまらない、というより、悲しくなってきました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

面白い所がひとつもない。純粋につまらない作品。

原作未読。3話まで視聴済。途中レビュー

はやみん出演ってことで結構期待してたけど、今のところ今期の中で1番期待外れ。

毎話主人公とメイドのワンパターンなやり取りで学びも面白みも無く飽きる。メイド萌えもしないので尚更良さが分からん。
メイドのいる洋風な世界観の中で、魚屋とかカップ麺とか出てくるのもなんか違和感。
3話で新キャラ出たけど、物語に刺激を与えるわけでは無さそうなので、今後の展開にも期待は出来なそう…。

2022/11/09 全11話視聴完了。
原作漫画未読。

両親を失い、大きな屋敷で1人で暮らす主人公の元に、ある日メイドがあらわれ雇うこととなる。あらゆる家事を完璧にこなす、怪しいメイドと孤独な少年が絆を育む物語。

最終話まで面白い展開は一切なく、ワンパターンなやり取りと想像通りの展開でガッカリ作品でした。

主人公の少年は中盤まで事ある事にしつこいくらいに、怪しい、怪しい、と繰り替えし、メイドがからかうような言葉をかけて、少年の純粋な回答に逆に照れるというお決まりのやり取りにウンザリしてた。よく分からないタイミングで、2人の絆が深まって、怪しいから好きとか大事という気持ちになるけど、変わるきっかけエピソードが薄いから響いてこないし、いつのまに心情変化したの?って思った。
後半になって出てくるサブキャラのメイドも全く物語上で役に立ってないし、あんなメイドいるかよっていうキャラクターで冷めてた。

深読みしすぎかもしれませんが、最終話まで見終わって、主人公はどこか人としての感情というものが乏しく、ちょっとある意味病んでる子なのかなって思いました。目が基本笑ってないし、好きとか嬉しいとかの感情が軽くて薄くて、このキャラを演じるはやみん絶妙だなって思いながら見てました。

キャラクターや舞台設定に派手さがありましたが、物語はつまらないし中身がなく、キャラクターにも魅力がなく、OPもEDもパッとしないしで、見所がない作品でしたね。
原作は人気らしいので、また違ったお話展開なのかな?
原作ファン以外の方にはオススメ出来ない作品でした。非常にイマイチです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最近見たメイドアニメがダサい

【最初に】
最初に怪しいって思うのは全然使用人にふさわしくないメイド服の煽情的なデザインだと思う、こんなメイド服ないし普通にダサい
こんな格好だとご主人様を財産目当てにたぶらかしに来たのかな?ってまず思うかな、半分はあたりでしょ?

わたしはメイド服の魅力は、清楚さにあると思うのです
リリスも司のメイドさんもご主人様差し置いて勝手に話し始めるし、使用人には見えないかなー
お料理も和洋折衷っていうか統一感なさすぎて、せめてもう少し「らしく」できないのでしょうか?

【感想】
まだ3話でどうなるかわからないですが、平和なコメディアニメで不快感とかはないのでまったり楽しむだけなら良さそう

ただ、ホントにこだわりがない作品で残念なところが多い

・だんだん疑いが解けて仲が深まっていくとかなら良かったけど最初から両想いっぽいし、疑いに無理やり感しかない

・坊ちゃんとメイドのラブコメなのにオシャレさがまったくなくて残念
洋館のレトロな雰囲気とかアンティークな調度品とか優雅な雰囲気がない

・現代の普通の町が舞台だけど坊ちゃんの家は古い洋館で、メイドさんはメイドっぽくないのでお金持ちのお坊ちゃんがメイドさんごっこしているだけに見えます

・メイドさん雇うのはいいけど、使用人キープするお金もないなら二人で住むのにあんな大きなお屋敷いらないと思う

いろいろ残念なこと書いたけど、細かいことは気にせずにまったり見ていこうと思います

【作画】
絵はとても平面的で立体感がない、料理がおいしくなさそう

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

61.5 13 ツッコミで小学生なアニメランキング13位
女子かう生(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (141)
523人が棚に入れました
喋らなくてもカワイイ、サイレント女子高生アニメ!残念美人のもも子を中心に、クール系メガネのしぶ美&癒し系ちびっ子まゆみの3人が過ごす楽しい高校生活♪1人でも楽しい、みんなと一緒でも楽しい、ちょいバカでぐうかわな彼女たちの日常

声優・キャラクター
立花理香、嶺内ともみ、久保ユリカ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

もっと考えてアニメ化するべきだったのでは…?

【概要】

アニメーション制作:アニメーションスタジオ・セブン
2019年4月 - 6日に放映された全12話のTVアニメであり、1話あたり3分30秒のショートアニメ。
原作は、漫画家・若井ケンによって『WEBコミックアクション』で連載中のweb漫画。
監督は佐々木勅嘉。

【あらすじ】

天然系女子高生「富戸もも子」を主人公に、「渋沢しぶ美」「古井まゆみ」
の友人トリオを中心とした、ゆるい女子高生の日常を描いたアニメです。

【感想】

原作は、webサイトで閲覧可能な第1話と最新から2話分だけ読了。

アニメを見る限り、舞台は広島市内の可部線界隈で祇園大橋近辺っぽいですね。

“WEBコミックアクションにて連載中のひと言もしゃべらないJKコメディ”
とアニメ公式サイトにあるとおり、セリフを喋らないのはアニメも原作も共通。
(厳密に言えば、アニメ開始時のタイトルコール&最終回に一言だけ発するのですが。)

漫画を読んだ感じですと、言葉を発しない代わりに表情や身振り手振りで意思表示をして、
読者がキャラ同士のコミュニケーションを楽しむというスタイル。

アニメでは言語を発しない代わりに感嘆符的な発声で感情を表現してますね。
それはそれとして、このアニメがイマイチであると思いました。

その理由として、
作画と演出に拠るキャラの表現力が平均以下な作品なのに更に言葉を発しない。
となると、マイナスにマイナスを組み合わせているだけであって、
このアニメのセールスポイントがどこにあるのでしょうか?ということ。

例えば、作画が良くなくても面白い作品がありますが、
それは、シナリオや演出やキャラのいずれかに魅力のある長所があって補っているのですが、
このアニメには台詞の無さを補う要素が存在しません。

台詞が無ければ動きにこだわりを見せたり目で楽しませてなんぼ!であって、
アニメーションによる豊かな感情表現が求められて然るべき原作なのに、
現実では低予算で動きの少ないアニメですので、
演出の方向性が間違っていると思うのですよね。

きちんと原作寄りのキャラデザで『あいうら』ぐらい作画を頑張っていれば、
と思うのですが、予算の都合で不可能な無い物ねだりでしょうかね?

個人的には、もも子の美少女度が原作より大幅に落ちている、
などビジュアル的に残念なアニメになってしまったという不満が大きいです。

後半に、ちょっといい話もあるのですが、
アニメーションとしての魅力が薄いという点で、
それなりの評価に納まってしまいました。


これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

一言でいうと「中途半端」。

双葉社から刊行されているマンガ作品が原作のアニメ作品3本がまとめて30分枠に押し込まれて放送された「ふたばにめ!」なる放送枠の一作品(枠内での放送順は2番目)です。

「喋らなくてもカワイイ、サイレント女子高生アニメ!」とのキャッチフレーズ的なものが付いていますが、実際には「ん。」、「ん?」、「ん!」、「ん~。」といった(感じのニュアンスの)音声が付いておりメインキャラクター3人にはそれぞれ声優がキャスティングされています。

「台詞は一切やめてBGMだけにする」とか「本当に音声なしのサイレント作品にする」とかまで突き抜けていたらもうちょっと高評価で着た気もしますが、漫画原作の「台詞が無い」というあたりを活かしきれているかとか、そもそもこれをアニメ化すべきだったのかなどの意見は分かれるところではないかと思います。

枠内でもっとも時間配分が短い作品だったため、なんとなく流し見はしていましたが特に面白いというところもなかったように思います。

おそらく同枠に『超可動ガール1/6』がなかったら観ていなかったと思います。残念アニメ…(笑)。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

中途半端なサイレント日常アニメ

原作未読。最終話まで視聴。

原作がこうだからこうなったのか?
アニメ化するにあたって、こうしちゃったのか?
原作未読の私には判断出来かねますが、どちらにしても、何とも心地の悪い作品でした。

第1話は上手いと思ったんですよ。
少しだけだけど・・・。

喋れないから、喋らないのか?
喋ってはならない縛りでもあるのか?
とにかく喋らない3人。

『本来喋るべきところでも喋らない。』
ここが、気持ち悪いのかな・・・と。

ラストの{netabare}『ただいま!』{/netabare}には、少し救われたような気がしました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

62.4 14 ツッコミで小学生なアニメランキング14位
アニマル横町(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (59)
454人が棚に入れました
主人公の少女あみが引っ越してきた家の新しい部屋の床には不思議な扉があった。その扉は言葉を話す動物が暮らすなど謎に溢れた不思議な場所、アニ横―「アニマル横町」へと繋がっていた。毎日のようにその扉を通り、あみの部屋へ遊びに来る動物たちとあみとの少しおかしな物語である。

声優・キャラクター
江里夏、宍戸留美、永澤菜教、佐藤ゆうこ、堀内賢雄

57.1 15 ツッコミで小学生なアニメランキング15位
素敵探偵ラビリンス(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (22)
213人が棚に入れました
首都機能をすべて新都に移され忘れられた街となった旧都・東京。
一部の人々は今だ住み続けているが、街は荒廃し続け「迷宮~ラビリンス~」と呼ぶに相応しい状況と化していた。そこで「幻夢事件」と呼ばれる怪事件・難事件が次々と起きていた。
その事件の裏には悪しき意思が蠢いていた。その事件に挑むのは不思議な力「神智」を使うことで事件の全容を知る事ができる少年探偵、日向マユキ。

声優・キャラクター
沢城みゆき、諏訪部順一、植田佳奈、柚木涼香、井ノ上奈々、朴璐美、井上麻里奈、佐藤聡美、大原さやか、小西克幸、速水奨、堀江由衣

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルからギャグアニメぽいが、かなり重く、謎が多い作品

原作漫画。

2010年以前の作品は割とこんな作品でもしっかりと2クールをしていた時代。(遠い目)

タイトルは軽いが、舞台が重い。
近未来東京に大災害があって、一部都心は立ち入り禁止区域になっている状態。
そんな世界で怪事件が発生して、小学高学年の男の子(お金持ち)が難事件を解決していく探偵物。
その男の子は特殊な能力があり、これに絡んで謎の人物がいろいろと暗躍する展開。
なぜそうなるのかはネタの重要なことなので、アニメを見ましょう。

今再アニメ化しても結構面白い話とは思います。
男の子を演じる沢城みゆきさん、いつもながら上手いです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

82.0 16 ツッコミで小学生なアニメランキング16位
私に天使が舞い降りた!(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (626)
2472人が棚に入れました
オタクで、人見知りな女子大生みやこが出会ったのは、まさに天使な小学生!?妹が新しく連れてきた友だちの花ちゃんを見た瞬間、ドキドキが止まらなくなってしまったみやこ!!どうにか仲良くなろうと奮闘するのだが……。超絶かわいいあの娘と仲良くなりたい系スケッチコメディー、開幕♪

声優・キャラクター
上田麗奈、指出毬亜、長江里加、鬼頭明里、大和田仁美、大空直美

KINAKO音大生 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

キモイ…女のロリコンアニメ

女であろうがロリコンはロリコン。
男だと大問題だが、女だと大丈夫とでも思って書いてんのかね?まったく一緒ですからね。
1話途中できったのは初めて。
不快、キモイ、消えろク〇アニメとまで思ったのは初めてかも知れない…。
表現の自由かなんか知らんがアニメ化良くするね…
エロ漫画やらロリコン漫画なくせなんてのは全く思わないが、なんならそれより質悪いかもね。
女にやらしときゃーセーフとか思ったんかいな?
男女関係なく幼児、子供ってのに性的に反応する異常者いるから。闇でやってくれないかな…こういうの…。エロが全くなくても異様なキモさが漂ってる…。むしろ際立ってる…アニメの内容より、これを制作した裏方の大人達しか過ぎらないんやけど…
闇の子供たち思い出したわ…色々と怖いわ…

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終わってみれば面白かったです。第12話(最終回)に、動画工房の本気を見た!

原作漫画は読んでいません。(「コミック百合姫」掲載らしい。)

ぼっちの星野みやこの下に、年の離れた妹である少額5年生のひなたのクラスメイトである白咲花(しらさき はな)や姫坂乃愛(ひめさか のあ)が現れるようになり、特に花の愛らしさに惹かれたみやこが妹の同級生たちとの距離をだんだんと縮めていくといった感じのお話。

歳が離れていてみやこがひなたの面倒を見ていたため相互に極度のシスコン状態です。

登場人物としては話数を重ねていくにしたがってみやことひなたの母親である千鶴、花の母親である春香、乃愛の母親であるエミリー、ひなたのクラスメイトである種村小依(たねむら こより)、小之森夏音(このもり かのん)、みやこと高校の同級生だったという松本香子(まつもと こうこ)などの面々が出てきます。

ED主題歌はひなた、花、乃愛、小依、花音の担当声優によるユニット「わたてん☆5」が歌っています。

原作掲載誌がコミック百合姫というだけのことはあってみやこ×花の他、カップリングはかなりハッキリと意識したストーリーになっているようですね。

第1~10話まで、ほぼほぼ人間関係の進展具合を追うようなストーリーの中にコミカルな描写を織り交ぜていくスタイルです。こういった人間関係にフォーカスを当てた作品は退屈に感じるという人もいるかもしれません。ただ、私は大変良かったと思います。

またみやこや松本の行動が一般論的にある種「危ない人」であるところもあり、人によっては拒否反応があるかもしれません。

しかしみやこはコスプレ衣装作りとお菓子などを作る料理、松本も同じく衣装作りにおいては能力的にはその怪しさに見合わないハイスペックぶりで、そのあたりのギャップも本作の魅力と言えます。

こういった日常回を重ねつつ第10話では最終回的なエピソードを持ってきています。そしてそれまでの話数での人間関係を踏まえた11話におけるひなたたちのクラスの劇の準備、12話での劇本番といった構成です。

この第12話での劇中劇が「天使のまなざし」がアニメとしてはかなり本格的なミュージカルで、しかもダイジェストではなくフルに上演場面が出てくるという異例の脚本になっています。

この劇中劇の楽曲レベルも結構高くて、歌唱や劇の場面の描写も含めてかなり本気で作られています。「日常アニメにそんなものは求めない」という声も聞かれますが、私はこの劇中劇により本作をかなり気に入りました。

余談: そういえば香子を「こうこ」と読むのは珍しい。『ゴールデンタイム』ではそうでしたけど。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

萌え消費し続けるユーザーへの新たな供給の形

オタクで人見知りな女子大生みやこと、天使な小学生達とお送りする動画工房によるかわいいスケッチコメディー

シリアスな物語や考えさせられる作品の方が評価が高くなりがちですが、日常系でも中には工夫の高い作品があると思います。本作はまさにそれで奥深い作品でした。

キャラクター設定においては、みゃー姉という小学生に萌える女性を配置し、まず萌えるという行為を全肯定してくれる大きなお友達への優しさが伝わる作風。さらに萌えてるみゃー姉の姿が萌えるという蕩れにまで至らせてくれる作品w(私観がものすごく入っております)

キャラクターの関係図として、花ちゃんは、お菓子を作る代わりにコスプレ衣装を着せた写真を撮らせてくれるとか、のあちゃんは、とある事情を秘密にする代わりにコスプレさせてほしいとか、相関図が書けるような明示的な描写がされています。
その明示的な関係の裏にある暗黙的な、実はこうだよね、みたいな 本当に思っていることはハートフルな思いがあって、その明暗な表現方法が素敵でした。

みゃー姉のストーカーなる人物も出現し、当初は小学生の天使たちを愛でるアニメという表を装っておきながら、実はみゃー姉がハーレム主人公であり、みゃー姉を愛でるアニメという様相を呈していく。

むちむちボディと評されるみゃー姉のデザインもよくて、グリッドマンの新条アカネを彷彿とさせるところもあって、というか声優も同じなのであった。

日常系の作品って一見 物語性が薄いように感じますが、本作においては優れた構成になっていると感じました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33
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