タイムスリップで恋愛なTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のタイムスリップで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月08日の時点で一番のタイムスリップで恋愛なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.3 1 タイムスリップで恋愛なアニメランキング1位
失われた未来を求めて(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (774)
4121人が棚に入れました
21世紀の初めの、秋の内浜地区。
内浜学園は歴代最高潮の盛り上がりを見せていた。
執行部を中心に開催される、各分科会最大の見せ場・総合学会。
それは新校舎建設とともに、廃校が決まった旧校舎での最後のお祭りだった。
当然、各文化学会の会長をはじめ、学生達は総力をあげてこの最後の文化祭を成功へと導こうとしていた。
何度も賞を取っている美術会の展覧会、吹奏楽会総出演の大公演会、
植物遺伝子の組み換えで実績のある生物学会。
実力ある学会が参戦の名乗りをあげる度に士気は高まっていく。
主人公・秋山秦が所属する「天文学会」が不思議な事件の解決のために動きだすというストーリー。


声優・キャラクター
寺島拓篤、高田初美、友永朱音、瑞沢渓、たみやすともえ、山口勝平、種﨑敦美、大塚明夫、佐藤聡美、後藤邑子
ネタバレ

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絵でなく“脚本”こそ見所。過小評価な大穴アニメ!

第一話「失われた未来」
{netabare}PCゲーム版の絵がやはりマッチしているだけに、CGアニメぽい作画は減点せざるを得ないですね。原案絵からアニメ絵に巧く落とすのは大変なのかな?いっそ『天体のメソッド』のキャラデザ担当の方呼んで、任せてもらった方が多分良いような気がしてきた(あのアニメは話はさておき、絵は外してなかったですし)。
キャラにしても格闘女子に留学生(?)の陽気キャラ。加えて怪しい・暴力的なヘンテコキャラが揃ったりと、主役たちが通う学校、アクの強い面々すぎwあれだけキャラが立ちすぎると、バランスとかが悪くなるし、主役たちがおざなりになる危険はあるんじゃないかな?
とはいえ最後まで見ると、この不満が嘘のように全部解消されますよ。放送開始の約2年前、期待値低く触れたはずが、どんどんのめり込んでいって、最終回でこのアニメを”切らず”に済んでホント良かった。そう思ってしまったほど、侮れないアニメでした。ネタバレせずに要約するとこのアニメは、時間も時空も超越した壮大で儚くて、強烈な驚きに満ちた”ラブストーリー”です。もし1話で”これ、ねえな”と考えたのならどうか一度、騙されたと思ってとにかう最終回まで見てください。脚本が前述のマイナス、見事にカバーしてるので(それどころか完成度がここ数年でかなりのレベル)。{/netabare}

第二話「彼女と霊の存在証明」
{netabare}キャラクター原案をトレース出来ない作画であったり、ガタイがとにかく無駄に大きい学生会長の必要性。アニメオリジナルキャラクターの深沢花梨の追加など、今見てもアニメ自体には不満点がいっぱいあります。三番目の不満についてはラストで挽回されますけど、そこに到るまで多少の我慢を強いるところはイタイです(プラス作画のチグハグぶりで余計に我慢をしなきゃだし)。
ですが不満を緩和させる良ポイントも多いです。壮大な純愛ドラマの幕を開ける「古川ゆい」ちゃん。彼女を通して物語が動き始める流れは好きだし、「校内幽霊騒動」や「眠り病」の不穏なイベント…これらをちゃんと押さえる上でも見逃せない回でした。このアニメをリピートしたい理由も見れば分かると思うし、何度も何度も細かいところを確認したくなりますよ。
イチオシの場面を挙げると「柔らかくて気持ちいい」と「寂しいです」が出る場面と天然さと冷静さが内在しているゆいちゃんです。特に最後のゆいちゃんは見事なクリフハンガー(作劇手法の「宙吊り結末」)でした。Aパート終了直後のBGMもスゴく好きです。{/netabare}

第三話「会長はきらめく瞳で夢を見る」
{netabare}『月がきれい』(2017)や『だがしかし』(2016)を見ていた方なら御存知ですが、feelアニメ特有(あくまで個人の見解です)の“変化OP”が完成します。一気にドラマのスケール感を倍増させる曲のサビ。全体の絵も美麗ですが、何より佳織とゆいちゃんの二人!あそこのメインヒロイン力で、これまでの不満消えますよ(決して全部じゃないけれど、多少は許せちゃうぐらい)!
別の不満は代わりに出ました。愛理と佳織の回想パートに挿入される“説明台詞”。不必要とは言いませんが、さすがに説明過多でした。愛理一人に佳織や奏との出会いや自分の過去すべてを喋らせるのは愚策です。佳織や他のキャラクターにも負担させればよかったですし、話のテンポも良くなったはず。それがどうにも残念でした。
あと“諍い”の元凶たる柔道部も絵がヘンです。まるでパチモン『クローズ』だったし、全体的に浮いていました。元のゲームもあんなイラストでないことを祈るばかり(一度プレイをしてみたいので)…。
残念ながら今回ばかりは不満が非常に勝っていますが、奏と愛理の距離感だったり、ゆいちゃんの言動等々、今後に繋がる伏線自体は自然でとても素敵でした。
『BANANA FISH』(2018)のアッシュ・リンクスの“中の人”もチラッといましたw{/netabare}

第四話「万物は流転する」
{netabare}普通の青春アニメとしても、恋愛アニメとしても好きです。ゆいちゃんも可愛かったし、三角関係も始まりました。
奏くんはイケメンだけれど、強いて言うならオタクっぽいし、男っぽさにはご縁がない。そんな感じの男の子です。ですが時折行動力や果敢なところを見せてくれて、ギャップを感じさせてくれるところはまさに主役ですね!だからこそ奏の隣にこれまでいられた佳織の心にさざ波を与えてくれるゆいちゃんは強烈ですね(佳織はあそこで自分の気持ちと向き合えたのかもしれませんし)。
一方で緊張感が今回非常に高いです。1話のクライマックスの“悲劇”を連想させるバス停留所。佳織が受けた捻挫の場所が足から左の手に変わる。極めつけは川に流れた佳織の靴を拾う場面。あそこで正直、異変か悲劇が起こるのでは?とハラハラでしたし、ゆいちゃんにもハラハラでした。あの子意外と無鉄砲だしw
無事平和に終わりましたが、ゆいちゃんへ複雑な目を向ける佳織が切ないです。あそこが一番青春ものの苦みが内包していたので。{/netabare}

第五話「量子猫と雫の行方」
{netabare}思考実験の一つらしい「シュレーディンガーの猫」であったり、「人工知能」「自己言及のアルゴリズム」のキーワード。おそらく意味を多少なりとも学ぶ必要はある回です。ただしメインの一つであって、全体のメインじゃないです。仮に激しく狼狽えても、もう一つのメインパートがフォローするので大丈夫です。そこは同時に緊張感を一手に担っていましたので。
ずばり佳織とゆいちゃんです。自分を常に気にかけたり、危ないことから遠ざけようと動いてくれるゆいちゃんに、佳織はとにかくストレートにその理由を尋ねます。当然言えないゆいちゃんとの平行線がハラハラですし、ある種の疑似家族のような相関図も浮かんできます(ゆいちゃんは天文学部皆の子供といえますから)。
逆にコメディ要員を担っているのは奏たちと乙ゲー(乙女ゲーム)みたいなイケメンプログラムを制作する腐女子(?)たちです。最終的にはゆい出生に大きく繋がる出会いですが、この段階でそんな未来に通じるビジョンは見え辛いですwホント油断ならない回です(笑){/netabare}

第六話「籠の鳥の進路相談」
{netabare}平凡な存在(奏)が、囚われの鳥(凪沙)を支える回、と書けば簡単ですが、奏の未来に大きく影響していく回とも解釈できます。
凪沙さんに巻き込まれて、あれやこれやと動いていく度、奏が平凡だからこその疑問や思いを伝えていくのは、未来の彼が対峙している“現状”ともリンクしていて、中々感慨深いですし、スゴく多層的でした。
凪沙さんの婚約者も自覚的なところが良いです。同じ立場で同じように諦観している側だからこそ、奏の本音に肩の力が抜けたような場面もあって、それが9話の「茨道」に繋がるのかもしれませんね。
婚約の行方については正直分からずじまいですが、『ティム・バートンのコープス・ブライド』(2005)みたいに相思相愛ラスト?そのあたりは言及されてなかったような気がしたので。
それと最後に余談ですが、佳織のあれは夜這いでしょ!原作のエロゲ―にそれらしいのが数枚あったしw{/netabare}

第七話「239万光年の想い」
{netabare}時間も時空も跳躍したラブストーリーがいよいよです。奏に向かって“ゆいと呼んでください”と呟くゆいちゃん。あの時のドキドキたるや、見事な破壊力でした。同時に奏がゆいへ伝えた“アンドロメダ銀河と地球の距離の数値”の切なさが、何というか二人を隔てる距離そのもので苦しいです…。
「未来の奏」が久しぶりにアニメ本編に挿入されたり、親密になる二人を遠くから見つめる佳織。SF色と恋愛色がとても素敵に交ざっていますし、これまで蓄積された不満をほとんど解消できると思う。リアルタイムで見ていた僕はこの作品が好きになったし!{/netabare}

第八話「すれ違う流星」
{netabare}遂に1話と繋がりました。畳みかける緊張感と回避できるか否かの行方。クマのぬいぐるみと告白が交互に交わる連続カットは、ハッキリ言って安心感と不安で心がいっぱいでした。何とか未来を変えるために奔走するゆいちゃんとすれ違いが重なり合って悲劇を迎えてしまった佳織。本編わずか30分間、不安で心がザワザワしすぎて、貴重なコメディ要素(コマネチ)ですらそれを緩和できずでした。あ、でも凪沙さんの台詞だけは例外でした(「奏さんが変態なのは今更だけど」のとこですね)w
ゆいちゃんの介入でわずかに変化は生まれたけれど、それでも変えることができない「運命」ってのは大きすぎです。奏とゆいちゃん、一体どれだけ犠牲を重ねてきたんだろうか…。
なので終了15分前、多少は覚悟をしといてください。それだけを最後に言います。{/netabare}

第九話「過去への扉」
{netabare}5話の重要キーワード(「人工知能」と思考実験の「シュレーディンガーの猫」etc.)がいよいよ深く関わり始める「後日譚」で「過去」の回です。事態を回避できなかったゆいちゃんのその後の「行方」。凪沙さんの「秘密」と「覚悟」。愛理と奏の選んだ「道」……そのすべてがゆいちゃんとブラックボックスに繋がっていく、あの一連の容易に理解が出来ない話がスゴく良いです。
ゆいちゃんの正体が高度な人造人間であり、「量子チューニングマシン」における実験での失敗作。この事実は中々心に堪えるパートになっています。だって短い時間とはいえ、親しかった女の子を実験の為に利用して、しかも失敗したことが頓挫ではなく「賭け」に繋がる。アレは奏たちには勿論ゆいちゃんにも辛いわけです。だからこそゆいちゃんの原動力にもなるわけですが……。
ゆいちゃんを送る直後の、奏が最後に伝えた“すまない”……あそこから第1話の出会いに繫がる。ズルいですね。
「ゆいの視点」はこのアニメの真の物語になるので、あんな悲壮感溢れるクリフハンガーは素晴らしすぎです。とてもビターな後味ですが。{/netabare}

第十話「残された時間」
{netabare}切ないです。ただただ切ない……。
佳織が何度も悲劇を迎える場面はもはや苦笑ですが(不幸の連続場面って、そういう効果があるんでしょうか)、本筋自体はゆい視点の切ないメインドラマです。
振り返ると第1話は当然ですが始まりだとして、2~8話はおそらくですが最初のループなんでしょうね。この十話でブラックボックスに触れた場所が違ってましたし(部室でブラックボックスに触れて、記憶を継承していましたし)、矛盾点かそうでないかがちょっと分かりにくかったです。ただ記憶がリセットされても、身体は覚えていた影響があのシーンにあったとしたら、凪沙さんの部屋で箱に触れた理由も納得できます。読んでる皆さんはどう思いますか?
何十回も……というより何百回かもしれないぐらい、同じ時間をさまようことで未来が大きく変わりだして、回避の鍵がゆいちゃん自身だったなんて切ないです。佳織からの質問で奏への“気持ち”に自覚して、それが鍵だとあの瞬間にゆいちゃん、気付いたんでしょうね……
その合間に作画ミス(?)を入れてくるのはヤメてほしいです。あんな哀しい場面なのに、少し笑いかけちゃったのでw{/netabare}

第十一話「明日また、会えるよね?」
{netabare}難しいのは分からないし、調べる必要大アリですけど、非常なまでに美しいお話だったと先に言います。返事をやっと伝えた奏が、時間をどれだけ繰り返しても諦めなかったゆいちゃんへ、真っ直ぐ「ゆいのことが好きだ」と伝えた最後、感動でした。当然ゆいちゃんの行きつく先は無情ですけど「一つのゴール」で、最後の涙とキスと笑顔。あれは本望の顔でした。ゆいちゃんのあんな顔、視聴者サイドは辛いですが……。
佳織の涙も哀しいですが、未来の奏と愛理の眼差し。あそこもスッゴく哀しいです。十一話はすべてのシーンが悲壮感に満ちていますし、奏とゆいちゃんが商店街を歩く場面も同様でした。
ハッピーエンドではあるけど、ビターなハッピーエンドです。ベスト回ではあるんですが、ホント落ち込むばかりです。{/netabare}

最終話「君のいる未来」
{netabare}一番美しい結末で幕を閉じてくれました。佳織が目覚めて、涙も嗚咽も止められない未来の奏と、ゆいちゃんのことを思い出して涙と決意を誓う別の奏。どちらもこれ以上のラストは思い浮かばないほどです。
ジワジワ来たのは佳織を救えたゆいちゃんの消えた時間軸。デジャヴやプラネタリウムを経ての、集合写真とブラックボックス。“奏……”と響くゆいちゃんの声、思い出して泣き出す奏が、描かれない今後の未来をとても想像させられます。今度は奏がゆいちゃんの“失われた未来”を求めて、佳織も交えた天文学部の皆と頑張ることを、非常に重層的でいて感動的に綴ってくれます。奏とゆいは再会できるか?どれだけ時間が必要なのか?できればアニメで見たかったけど、描かないで正解でした。もし描いてしまったらきっと陳腐だったでしょうしw
文化祭のパートがいるのかどうかはちょっと怪しいですが、総括すると作画面やサブキャラクター不満は変わらず。ここがどうにかなっていれば、もっと多くの人たちがアニメのことを知ったでしょうし、ゲームも注目していたはず。
ただ1話で書いたように、脚本はここ数年で一番美しかったです。あまり脚本を絶賛するってなかったので不思議でしたが、これ以上ない素晴らしい物語に出会えました。改めて触れたことで新発見もありましたし、再びこの世界観に浸る時が楽しみです!
なので読んでくださった方も、一度マラソンをお願いします!動画配信サイトを探せばきっと出会えるはずですから!{/netabare}

全レビューを読んでくださり、ありがとうございました!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

18禁マルチEDエロゲ原作かあ。だからこの部分が秀逸なのかあ。

 サブスクのあらすじ以外、全く情報ない状態で最近みました。学園ラブコメかと思っていたら、意外なジャンルでした。

 なんの分野か言うのもネタバレかもしれませんので、まず総評でいうと、ストーリーをじっくり追って、伏線やなぜそんな話があるのかを考えるのが好きなら、結構いいストーリーです。

 キャラデザは安っぽいし、作画は不安定です。いいところはいいですけど。そして、服の色彩の塗り忘れとかあるレベルの出来です。

 ただ、ストーリーそのものは練れています。途中のまったく関係ないエピソードとかも、ああ、その象徴か、そういう意味かあ、と分かってきますので、軽く見るつもりが軽く1回流したあと、2回目は行ったり来たりしながら見てしまいました。

 サブスクの各話のサブタイトルでどういう話か分かってしまうと思いますが、あれもやめて欲しいなあと思います。キャラ萌えも出来るし、初めの数話のわけわからない学園アニメパートはありますが、その段階でいろいろ示唆はありますので、ちゃんと見ると面白いと思います。

ここから先はネタバレです。

{netabare} 本作で感心したのが、謎の提示から始まって、ヒントが段階的に散りばめられて、最後の数話で解答編そして一つのグッドエンド、そして未来とつながる構成になっていて、SF謎解きものとしてのストーリーの練り込み方が秀逸でした。

 途中、BLのAIの話がありますが、ここも無駄ではなくヒロインゆいちゃんの正体の示唆になっていますし、将来この体験が天文研究会のメンバーのどこかに引っかかりを残していることもうかがえます。
 今時政略結婚?という話もありますが、ここも運命論、自己選択について考える部分になっています。
 アイドルやフィルム写真なども上手くエンディングの感情の部分につなげていましたね。
 佳織が再会後に言った言葉に何か仕込みがないか確認してますけど、見つかってません。


 SF的には、ゆいの正体というか起点が分かりづらいですが、一応それらしい言及はあります。あの黒いキューブはもっとわかりません。

 並行宇宙論…古典的な量子物理学でいうシュレーディンガーの猫が出てきて、またか、という感じになりますが、これが根幹です。ただ、古典的ではなくドラえもん1話にも出てくる「未来は収束する」という前提になります。

 これが幽霊騒動の理由になっています。これは量子が確率論的に分布するので、違う並行宇宙にいたゆいが、若干存在の痕跡として出てくるという設定でした。正しくは痕跡というより、同時に他宇宙で動いているゆいを構成している量子が、次元を超えて現世界にも確率論的に分布している、と言った方が正確でしょう(ただ、重力子しか越えられない、と言っていた気もします)。

 ここがわからないところで、つまり並行宇宙に行った順番は因果関係が成立していて、過去に施行した回数によって増加して行くとすれば、さっきの収束問題に矛盾が発生する気がします。収束はするけど因果関係=時間の前後だけ残る、という理屈なんでしょうか。
 要するに事故の発生しない並行宇宙も同時に存在しているはずなので、収束するならゆいが初めからこの時間には存在できないはず。収束しないなら消えることはない。この矛盾を解決するには宇宙の分岐の発生順で因果関係が存在する、とするしかないでしょう。そのためのシュレーディンガーの猫の説明なのかもしれません。

 また、事故の発生は不確定性原理で確定ではないんですけど、この宇宙からするとミクロな事象であるバス事故とか空手での怪我とかで、歴史の修正がなぜ働くのか、という部分は現象の説明はあっても理屈は無かったですね。

 送り込まれたゆいの存在が異物なのでゆいの行動によって発生した差異のみ修正が働くと考えればいいのかもしれません。あるいは収束のポイントが黒いキューブ=リセットポイントで説明できるのかなあ、という気もしますが、見たばかりなのでこれから考えます。

 ですので、厳密にはタイムループではなく、並行宇宙ものです。効果は似ていますけど、登場人物はループしているわけでないので、一応各回の人間は同一ではありません。

 正直、シュタインズゲートよりもSF的には練れている気がしました。あれは世界線という言葉で最終的には太い奴同士は乗り移れないからタイムマシンという、トンデモ結論でSF的にはなんじゃそりゃでした。この太い世界線を置き換えたのが、歴史の修正の働くポイントで、それを記録するのが黒いキューブということになると思います。結果的に黒いキューブの説明をしないで並行宇宙の収束をもってきたので、救われない無数の同一人物問題は回避していました。

 ということで、SF的には大変興味深く、また作り込まれた話でした。

(追記 エロゲ原作ということで、多分ゲームクリエータとかプログラマーとかに理系の方が多いのでは?だからこういった量子論みたいなものが作り込めるのかもしれません)

{/netabare}

 キャラデザはまあまあですけど、作画はひどいところもあります。ただ、かなりそれぞれのエピソードが作り込まれていて、振り返ってみると無駄のない秀逸な構成・脚本でした。

 で、原作あるのかなあ、と思ってWIKI見たら、なんと18禁ゲームでした。なるほどねえ、道理で本作の設定が上手いと思いました。主人公に何かありそうな女子と、意味不明な男子、同居設定とかそういうことですか。マルチエンディング18禁エロゲ…なるほど納得です。

 ただ、アニメ本編はエロのない面白くて良い話に仕上がってました。作画、音楽などはあまり評価高くないですが、主観的には80点くらい上げてもいい気がします。

 もう1回か2回くらい見て、伏線回収の見落としチェックがしたくなるアニメです。恐らく沢山あると思います。



 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

失われた未来とは・・・。

秋クールの放送される18禁ゲーム原作4作品の内の1作品。

「失われた未来を求めて」というタイトルからは重そうなストーリが待っていそうな印象を受けるのですが、果たして。


OPは結構好みです。映像がもっと動いていれば文句なしだったのですが・・・。

と思ったら3話目でOP完成しました。やっぱり動いている方が良いですね。

1話目感想
{netabare}
作画は手描きとCGの混合といった感じでしたね。

この手の作画は3話も観れば慣れるので個人的には特に問題は無いです。


内容に関しては、中盤までは至って普通の学園もので無難な印象だったのですが・・・


後半、ヒロインであるはずの佳織がまさかの交通事故死。


と思ったら数分後には普通に学校で主人公たちと接していました。

あまりにも唐突な展開だったのでよく分からなかったのですが、ループものということなんですかね。

こういった作品はどういったオチをつけてくるのかが楽しみなのでよっぽどのことが無い限りは最後まで見続けたいと思っています。
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
前回ラストに出てきた謎の銀髪少女が主人公たちの学校へと転入。

時間が過去に戻っているっぽいので、佳織が交通事故に巻き込まれるのを防ぐために銀髪少女がやってきたという事なのかな?

ミステリー要素も多く、後半一気に面白くなっていきそうな気がするので期待している作品なのですが2話目にして早くも作画が不安定になっていたのが心配・・・。

評判はあまり良くないものの、個人的にはそれなりに楽しめている作品なのでなんとか頑張ってもらいたいです。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
前回と比べて大分作画が回復してました。

記憶を取り戻したゆいは佳織が怪我をしないよう色々試行錯誤。

その結果佳織は無事だったもものの今度は秋山が怪我を・・・。

幽霊騒動に関しては映画研究学会の仕業ということで一旦落ち着きましたが、実際はそうではないようです。

そして次回タイトル「万物は流転する」

また何か良くないことが起こりそうな予感が・・・{/netabare}

4話目感想
{netabare}
1話のCGっぽい作画はなんだったのか、すっかり普通の作画になりました。

今回は学校を抜け出し皆でピクニック。

川に靴が流されてしまったり佳織が手首を痛めたりと何か良くないことが起こりそうな雰囲気でしたが、
ゆいの配慮により特に何も起こらず。

今までの回は毎回ミステリーっぽい要素が絡んで今後が気になるような展開が多かったのですが、
今回は普通の日常アニメみたいな話でした。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
2話辺りまでのミステリーっぽい雰囲気は薄れ気味ですが、各所で伏線っぽいものが張られていた感じ。

話自体は悪くないのですが、この辺りでもう一度1話のような衝撃展開が欲しいという気も少々。{/netabare}

6話目感想
{netabare}
今回も話はあまり進みませんでしたね。

ゆいはもう既に何度かループを繰り返している感じ。

そんなゆいに未来は確定していないということを伝えた先輩。

今回のループで自分の与えられた役割を果たせることは出来るのでしょうか・・・。
{/netabare}

7話目感想
{netabare}
ゆいの正体がほぼ明確になった回。

ゆいは香織の事故を防ぐため、事故の原因になったクマのぬいぐるみを回収。

しかし主人公が新たに別のクマのぬいぐるみを買っていたのでそれがどう絡んでくるのか・・・。

そんなゆいと主人公の距離がプラネタリウム制作を通して少し縮まりました。

そんな2人の姿を見て香織は嫉妬気味?

もうすぐ事故の起きた日を迎えますがここにきて少々不安な感じに・・・。{/netabare}

8話目感想
{netabare}
またしてもキーホルダーが原因で香織が・・・。

ゆいは今回も使命を果たせず。また1人だけループしてしまうのか。

来週から本番と言った感じになりそうです。
{/netabare}

9話目感想
{netabare}
ここにきて急展開。話が一気に進み大分面白くなってきました。

奏は事故により植物人間状態になってしまった香織を救うため医学の道へ。

機能を停止したゆいから奏は新たなゆいを造り事故のあった過去へと送り出す・・・。

果たして今度のゆいは香織を救い出すことが出来るのか。

そして、残り話数も少ない中どのような形で話をまとめてくるのか注目しています。
{/netabare}

10話目感想
{netabare}
ゆい視点での話。

ゆいは何度繰り返しても香織を救うことが出来ず、段々と事態は深刻に・・・。

それと、ここ数話は安定していた作画も今回はゆいのリボンや服の色が急に変わったり、被っていたはずの帽子が急に消えたりと大分厳しい感じになっていました・・・。

他のキャラはそうでもないのに、ゆいだけ何故こうも作画ミスが多いのか・・・。{/netabare}

11話目感想
{netabare}
奏は香織を振ってゆいに告白。

しかし香織の事故を防ぎ、役目を終えたゆいはその後消滅。

皆の記憶からもゆいの存在は消えてしまう・・・。

切ない話だったけど今までの中で一番面白い回だったかも。
{/netabare}

12話目(最終話)感想
{netabare}
ゆいが使命を果たし、過去が改変されたことにより未来の香織が意識を取り戻す。

賛否分かれる最終回だったとは思いますが個人的には悪くはなかったかなといった印象です。


話自体はそれなりに面白かったので作画さえ良ければもう少し人気が出たのではないかという気も少々・・・。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

67.3 2 タイムスリップで恋愛なアニメランキング2位
世紀末オカルト学院(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (707)
3553人が棚に入れました
『世紀末オカルト学院』(せいきまつおかるとがくいん)は、A-1 Pictures制作の日本のTVアニメ。1999年長野県長野市松代の皆神山にある私立ヴァルトシュタイン学院(しかし、怪現象がしばしば起こるため、周りからは「オカルト学院」と呼ばれている)。そこの学長や生徒は日夜オカルト研究に明け暮れていた。しかし、学長死去後、オカルト嫌いの神代マヤが就任し、学院にやってきたその日に2012年からやって来た内田文明と出会う。そして2人は学院内の怪現象に遭遇しながら、内田が1999年にやって来た理由を知ることになる。

声優・キャラクター
日笠陽子、水島大宙、茅原実里、高垣彩陽、花澤香菜、子安武人、高橋広樹、小林ゆう、矢作紗友里、矢島正明
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

主人公の能力の変化に注目すると伏線が見えると思います。

 面白かったですね。非常に。コミカルタッチで始まる前半からシリアスなタイムリープエンドへ。父娘、母子の間の葛藤などもうまく描かれていました。13話に収められた緻密なストーリーはかなりの出来ですし、作画も良かったです。造形の良さを裏切ったような残念ヒロイン系でしたが、それがまたいい味を出していました。
 声優さん、すごかったですね。千石撫子とエミリア(遊佐のほう)が会話しているみたいでした。

 本作についてはわかりづらいですが、私の理解が正しければちゃんと伏線があると思います。勘違いならすみません。

 {netabare}第1話でN05が襲われていたのは羽が生えた魔物でした。つまり、NO5が取り戻そうとした文明は黒魔女に破壊された未来でした。だから、子供のころに超能力を失っていない主人公の文明は超能力者の切り札として旅だったわけです。
 ただ、NO6は降り立つ座標を間違えました。「時空嵐」云々の話もありました。これに巻き込まれるとみぐるみ剥がされるというコメントをわざわざ入れています。裸で降りてきたということは、時空嵐に巻き込まれたということです。

 これで座標を間違えたため、この時間軸では世界を滅ぼしたのが黒魔女ではなく宇宙人に変わってしまったということなんでしょう。あえて初めて説明があるときは敵の正体を「奴等」とぼやかしています。
 その宇宙人から地球を救うために成人の文明は子供の文明から、最終回で超能力を奪い取った、という話だと思います。だから、成人の文明の過去も書き換えれ、まるで無能力者なのにこちらに来てしまったという流れになると思います。だから1回目の旅立ちの再現と2回目の記憶では内容が違うわけです。
(もちろん実施に時間を遡ったのは1回です。作中の2話になりますが、文明がマヤに事情を説明しますが、再現シーンではなく、まるで文明が嘘をマヤに説明したようにも見えます。これはミスリードだと思います。もともと文明が能力を持っていないのだとすると私の解釈は間違いとなりますが、こうでないと最終回宇宙人を退治することができないので説明がつかなくなると思います)

 あと、主人公が危機になってもNO5のようにゲートで戻るという発想がなくなっています。ここも敵が変わったから携帯の機能が変わっているということになるのでしょう。手帳の呪文で解決する前提だったのに手帳を携帯で写真をとってもキーとして認識されませんでしたし。この手帳は実際黒魔女を滅ぼしますので、本来なら携帯に写るはず。

 複雑なのでちょっと勘違いがあるかもしれませんが、この流れがあるから、黒魔女の存在と宇宙人という2重の敵になって、ご都合主義のように見えますが、解釈を間違えなければ筋が通ったストーリーになります。オカルトを強調しているのはSFであることを意識させないためだと思います。
 携帯の機能のところは相手が黒魔女だとすると不自然なので、そこだけまだ引っかかってます。

最終回は、おそらく結婚した2人のカレー皿の横にスプーンがあります。もとの時間の文明が箸を嫌がっていた理由は曲がってしまうからだとすると、やはり能力がもともとはあって、それが消えたという解釈なら辻褄があうと思います。

 その他にも伏線はちゃんとストーリーに入れ込んでいました。マヤの父親が生きているのも1話の段階でちゃんと未来のメンバーに入っていました。文明がはいった定食屋、黒魔女の初登場も時間経過の不自然さを敢えて見せています。この間に黒魔女があの巨乳の女の子になる用意をしていたのでしょう。黒魔女の正体すごかったですね。ディープキスがエロくて良かったです。{/netabare}

 それにしてもマヤの子供のころの服が高校になってもまったく同じとか、アベミノルの名前とか、ポルシェなどの意味が解らない部分がありますが、多分 これだけのレベルのアニメです。もうちょっと詳しくみるともっと工夫があるかもしれません。

 エンディングの1999年の頃の歌をキャラソンにするとか、メガネメガネのギャグとか、サイコやエクソシストのオマージュなどいろいろ面白いポイントがありました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメとして楽しむオカルト

1999年と言えば、
それほど“過去”って気もしないんですけど
この作品の時代設定は1999年
ノストラダムスの大予言の
『地球滅亡説』で騒いでた年です。

作品名からもお分かり頂けると思いますが
『オカルト』をテーマにした作品です。

ただ、安易にオカルト好きな方にオススメするのは
ちょっと待ったです。

私の場合、オカルト好きでもあるし
アニメ好きでもあります。

結論から言うと、アニメ好きだったから
最後まで楽しめました。

別にオカルトに対して手厳しいつもりもありませんが
やはり、オカルトは

「えっ?これマジ!?」

ってなるのが醍醐味でありロマンだと思います。
信じる人と信じない人と別れて
双方、真逆の見解で1つの真実を求めます。

説得力を増す上で
欠かせないのが証拠VTR
『証拠』と言いながら
CGの技術の発展により
信憑性が薄いものになってしまっていますが
ガッカリするような
ヘタクソな合成は論外として
果たして、なんでもかんでも
CGとして片付けてしまって良いのか
と思えるくらいの映像もあります。

その証拠VTRを裏付ける
更なる証拠品であったり
不可解な行動であったり
説明の付かないことが沢山あります。

『オカルト』方面からの見解の方が
筋が通ってるなんてことも・・・

しかし残念ながら
私はオカルトサイドの結論で
最終的に誰もが認めざるを得ない
オカルト側の完全勝利というものを
見たことがありません。

『地球滅亡説』に至っては
オカルト側は当たっていたとしても
どや顔を見せ付ける人類が
その時は、いないと言うことです。
(あの世でするつもりかもしれませんが・・・)
滅亡否定派は当たってたら
どや顔出来ますし
間違っていても追求される前に滅亡なので
かなり有利です。
(それを解かった上で私は2012年人類滅亡派でした
もうね、仕事が嫌だったんですよ)

さて、話を戻しますと
『世紀末オカルト学院』という作品は
オカルト好きにとって
「これ、マジか!?」
ってなれるアニメかと言うと
もうアニメの時点で、なれるわけが無いです。

「こ・・・こんな学院が、存在するなんて・・・・」

とか言ってる方は
オブラートに包んだとしても
「どんだけ純粋やねん!!」
くらいは言われます。

これが『オカルト』のみを期待して
この作品を視聴した場合です。

これに『アニメ好き』要素を加えると
物語の構成であったり
キャラであったり
よ~く観てる方には解かるちょっとしたヒントだったりと
物語の本筋を楽しんで
オカルトはひとつのテーマとして
捉えることが出来ると思いますので
全然感想が違ってきます。

私も最後は熱さを感じる熱血アニメに観えました。

ですのでオカルト好きでアニメ好きな私は
“オカルト方面の知ってることが
アニメで出てきて嬉しい”
というような感覚でしたね。
特に『月刊ムー』が出てきた時は嬉しかったです。

OPの歌が『しょこたん』と言うのも
アニメとオカルトどっちも好きで歌もうまい
確かに彼女が一番良いかもしれません。


1999年皆さんは何をしていましたか?
恐怖の大王・・・待ってたんですけどね~。

なんか子供のころから授業中に

「誰か授業に乱入してきてマシンガンぶっ放してくんねえかな~」

とか思ってました。

いや、もちろん本当にそんなことに
なったら大変ですし、
何処かでそんな事件が起こると
不謹慎発言になっちゃうんですが、
どこかトラブルを待ってる自分がいます。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

お気に入り作品メモ 隠れた名作。 時をかける少女との関連性

「時をかける少女」、「サマーウォーズ」で助監をされていた伊藤智彦監督作品。僕街、SAOの監督さんですね

このオカルト学院は細田監督の影響が強いです!
人物の立ち姿、緻密な背景、空の描き方
最終話では細田監督作品でおなじみの飛行機雲。

さて、名作と言っても信じてもらえませんよね。。
タイトルが胡散臭いですし、オカルトネタのアニメなんて
たかが知れてるって思いますよね。
しかし、これはネタアニメでは決してありません!


・作品テーマ
テーマは「過去と向き合う」
こういった事でしょうか
時間移動、地球の平和といったキーワードが当てはまるアニメなので
細田監督の2作品と通じるものがあります。

ヒロインは父親と疎遠になってしまった過去
主人公は過去の名声
2人の人物が物語を通して過去と和解し
この2人の物語がラストで収束して1つの物語として結末を迎える
1クールオリジナル作品ですが、優秀作品ですね。


・ストーリー
1999年ノストラダムスの予言の災厄が実現する世界のお話
主人公フミアキは宇宙人のテクノロジーを使って過去に
タイムトラベルをし、未来を救おうとしています。
過去で出会うのがヒロインのマヤです。
フミアキは未来から来訪してるわけですね

父がオカルトに昏倒したことで家庭崩壊したため
マヤはオカルトに詳しいですが、オカルト嫌い
詳しいだけに否定はしていません。

様々なキャラクターが毎回オカルトに関わる事件を
持ち込む形となり、メイン登場人物がそれを解決していきます
コメディ色が強目で、キャラも強烈です。
毎度超常現象に見舞われるも絶対に死なない
こずえ。あだ名はスマイルなのに、笑顔皆無で誰でも
ぼこぼこに殴るスマイル等。。
こずえは悪霊に憑依された回ではスマイルに顔の形が変わるほど
殴られていました。。

ドタバタコメディーアニメと思って視聴していると
終盤2話ほどでしっかり物語が佳境に入り、今までのコメディが
伏線であったことに驚くと思います。
中盤の物足りなさを見事に昇華させましたね
しっかりテーマに沿って進行、展開されていたことに気づきません。
タイムパラドックスを演出として見事に物語に織り込んでおり
物語の完成度の高さを感じます。


・ノストラダムスの鍵
主人公は少年時代、天才超能力少年で常に周囲から世話をやかれ
自分の意志で行動することができませんでした。。
超能力を失ってからの人生。。
最後の大舞台として過去の地球を訪れ、ミッションにあたります。

どうにも頼りないように思えた主人公でしたが、ここ一番の闘志
、根性!輝いてましたね。爽快でした。
ラストで発した言葉が実に印象に残ります。。
彼は、自分の現在、未来、過去まで救っていきました。
マヤの誠実さもとても気持ちがよいものでしたね。。


・さいごに
1クールオリジナルアニメでこれほど特殊な設定で
綺麗に纏め上げられた作品は本当に稀です。
EDが声優さんが歌う90年代ヒット曲だったのも変わってましたね。。
タイトルからは想像もできない、壮烈で誠実な物語です。
はっきりいって細田監督の映画○○の子より断然出来がよいです。。


長々とおつきあい頂きありがとうございました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 25

60.3 3 タイムスリップで恋愛なアニメランキング3位
NORN9 ノルン+ノネット(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (199)
1028人が棚に入れました
列強各国が海外に進出した時代。長らく続いた閉鎖された時は崩壊し、革命と自由主義が世界中に広がっていった。新しい価値観はやがて新たな衝突を人々の中に生むのか…。魂と大地が病めるその時、空に光る球体が現れ、世界の囲いを取り去る、あなたは自分という輪の内側と外側どちらが大切ですか?

声優・キャラクター
藤村歩、梶裕貴、下野紘、佐藤拓也、高垣彩陽、小野大輔、斎賀みつき、遊佐浩二、瀬戸麻沙美、杉山紀彰、杉田智和、吉野裕行、阿部敦、市来光弘、浜田賢二、やなぎなぎ
ネタバレ

空知 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

想像以上にスケールの大きな物語に圧倒されました

乙女ゲーム原作。原作未プレイ。

鑑賞を始めてから、話がなかなか見えてこないため、どうしようか迷った作品でした。
ゲームプレイ組でないと話が分からないのだろうかとも思いましたが、結果的に最後まで観てよかったと感じています。途中で視聴断念した方の気持ちもよく分かります。
視聴には集中力が必要ですし、観ようという決意がないと完走できないと思います。
未プレイ組には、一度観ただけでは分からないほど複雑です。私の場合、もう一度見直したくらいです。2度目には見落としの部分も発見し、ようやくストーリーが掴めたものの、今なお不明の部分があります。

作画は、キネマシトラス×オレンジ。とても綺麗です。

話自体が謎謎のようになっているため、私の場合は、全貌を知りたいという好奇心が視聴意欲に拍車をかけました。
ミステリーではないのですが、ストーリー構成自体が謎に満ちた仕掛けになっており、「最後まで観て話が分かるのなら、この謎解いてやろうじゃないか」という好奇心旺盛な方にはおすすめです。

乙女ゲームらしく、男子は当然イケメン揃いですが、女子3人がとても魅力的なキャラクターです。

本作では、メインヒロインが「こはる」になっていますが、ゲームでは七海、深琴ルートもあるようです。
個人的には、七海が好み。どことなく綾波的で、謎めいた感じがよかったです。
まあ、アニメ化するに当たっては、こはるをメインヒロインにするのが一番無難だったと納得。

絵も綺麗、音楽良しですし、実に丁寧に作られており、予算をかけているんじゃないかと思います。
ストーリーもしっかりしていて見応えのある作品です。

一点だけいただけなかったのは、{netabare}一組の男女がイチャイチャしすぎで、あれではバカップルです。ただ、孤独が長かった彼女には、それほど相手を深く想う気持ちのわけも理解できます。{/netabare}しかし、せっかくの壮大な世界観なのですから、恋愛を控えめにすれば観やすかったのにといういう思いが残ります。

ラストも恋愛で終わったのは仕方ない幕引きですが、もう一工夫あればと残念。ただ、全体的には良作だと評価は高めです。

OPは、やなぎなぎの「カザキリ」。謎めいた歌詞で、曲の雰囲気も幻想的でストーリーにピッタリ。
やなぎなぎは、作品の中で声優としても活躍しています。

EDは、織田かおりの「ゼロトケイ」。この曲にはハマリました。
素晴らしい曲で、この壮大なストーリーにピッタリの曲であり、2016冬のアニソンでは一番好きになりました。
ダウンロード版を購入したほどお気に入りで、個人的には、べた褒め状態です。


ストーリー:ネタバレ注意です!

!いつか視聴予定のある方は、以下を読まないでください!

【ノルン+ノネットは、ネタバレしてしまうと全く楽しめなくなるほどネタバレ厳禁の作品です】


{netabare}人類は世界大戦のような悲惨な戦いを防ぐためにリセットという操作を行ない戦争を回避してきたという歴史ループ作品です。登場人物たちが生きている世界は大正時代になっていますが、実際は3度目の歴史の中にあり、西暦8075年になります。リセットを行なうためには、愛音というアンドロイドが必要であり、そのアンドロイドがノルンという船に集められた9人の能力者の力を使う必要があります。船に乗っている能力者の能力は、

こはる:火で全てを焼き尽くす
久我深琴:結界を張る
不知火七海:記憶を消去する
結賀駆:緑を操り、植物の生育を促す
宿吏暁人:水を操る
遠矢正宗:過去を見る
二条朔也:未来を見る
加賀見一月:人に睡眠時の夢を見せる
乙丸平士:テレパシー能力

鈴原空汰という小学生は能力がないため、どうして船に乗っているのだろうかとずっと謎だったのですが、後半になってその謎が明かされます。彼は愛音を作った天才科学者のDNAを持った人物なのです。

歴史を操作する側の集団を「世界」といい、この「世界」がノルンに乗船している9人の能力者にリセットするかどうかを確認します。全ての能力者の同意があってリセットが行なわれるのですが、リセットに同意すると、自分の記憶が失われてしまいます。

ここで、「こはる」と「駆」の恋愛に絡んできます。
二人は船の中でお互いを想うようになるのですが、いざリセットを行なうかどうかにあたり、こはるはリセット後の世界がどんなものであるかを見ることになります(理由は不明)。

そのとき、こはるは、「駆くんのいない世界なんていやあーーーーー!いやぁ!!いやぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!!」と絶叫し(ここは笑うところではないのですが、私は笑ってしまいました)、能力である火を放ち、なんと船を燃やしてしまうのです!
こはるの駆を思う愛のすさまじさに圧倒されてしまいます w|;゚ロ゚|w
可愛い顔して、こえーな ∑(゚□゚;)

船から能力者達は逃げることに成功するのですが、駆だけが不明となります。こはるは駆を探しに後日船に戻り、半年後に駆が無事帰ってきます。
駆が「俺の名前、もらってくれない?」という場面で話が終わります。

このほか、「旅人さん」という「こはる」を船に乗るように言って去っていった男性(実は、駆の父親)や、深琴がいるノルンの「世界」とは対立していた側の男子との恋?、宿吏暁人と弟の関係、そこにまつわる不知火七海との過去などは、話が長くなりすぎるので省きます。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

やっぱり女性&原作組向けかも

8話までの感想はそのまま残して、視聴後の物語の感想を続きに書きます。

やっぱり視聴途中でコメントを書くのは止めといた方が良いかも...と思ったり。。

この辺は今後どうしようか、難しいなぁ。



乙女ゲーム原作のアニメ化作品、ということで当然女性向けなアニメなんでしょうが、

とりあえず興味本位で視聴開始。

雰囲気は幻想的な感じで、悪くない。

こういう雰囲気はいわゆる「男向けアニメ」ではあんまり見られないですね。


☆物語☆

「能力者」と呼ばれるイケメン男子9人と、可愛い女子3人が「船」という球体型の空飛ぶ乗り物に乗って、

どこかに向かっている...というくらいしか分からないまま謎だらけ。「世界」とは何なのか?

キャラクターの過去、回想なんかもちょこちょこと出てきてはいるが断片的で、

いったい物語とどのように繋がるのか、人物関係含めてなかなか読み取れないまま、

男女がいちゃつき出したりして...こりゃぁ切る人続出だろ(男は)、と思いつつ観てましたが、

ようやく8話で世界観の説明があり、物語の本筋が見えてきた感じ。

なるほど、そう来たか、と。

後半一気に伏線が繋がって盛り上がってくるか、期待したいところ。


☆声優☆

女性向けアニメ、に相応しい男性人気声優たちの起用に抜かりはない感じだが、

なかなかバリエーション豊かなんじゃないかと思う。

OPを歌っているやなぎなぎさんが、声優としても参加しているのは興味深いけど、

最終話観て納得した。


☆キャラ☆

謎が多くあまり掘り下げも無いので、なかなか魅力が伝わりにくいところだと思うが、

女性からすればイケメン揃いの男子の中で、お気に入りが見つかれば良いのでは、と言う感じ。

主人公?のコハルはちょっとアホっぽいというか、ぽわっとした感じのキャラだが、

印象としては、うたプリの主人公とかとかぶる感じ。

女性向けアニメでの女主人公って、だいたいこういう我の強くない、

空気っぽい感じのキャラが多いように思うけど、これはある意味お約束なのかも。


☆作画☆

背景がなかなか味があって、全体的に淡い色使いが雰囲気を作り出すのに効果的に作用していると思う。

キャラデザインもクセがなく、男女とも綺麗に描かれているといった印象で平均以上かと。

CGはオレンジが担当、こちらも違和感のない作りでよくできてる。

正直あまり馴染みのない制作会社だなと思っていたけど、大手と何ら遜色ない出来で驚いた。


☆音楽☆

OP、ED共に本作の世界観によく合っていて、しっとりと聴かせる趣きのあるもの。

EDを歌う織田かおりさんは2007年の「バッカーノ」以来のアニメとのタイアップ曲みたいだが、

かなり良い歌い手さんですね、もっとアニメの曲歌ってもらいたいと思った。

EDの歌詞は8話を観た後だと、よく作品にリンクしているなと実感できた。

作中のBGMもムードを大事にした感じは好印象。



---8話以降の物語の感想---

なかなか物語の本筋が見えなかったんだが、8話でようやく目的が理解でき、

乙女ゲームっぽくないSF設定に良い意味で裏切られ、その後を期待したんだけど、

やっぱりと言うか、乙女ゲームの範疇の予定調和内に収まってしまったような展開には少々残念。。

簡単に言うなら、とにかくSFを恋愛要素で綺麗にまとめてみました、的な感じ。


男は過去の女に未練がましく囚われる、と言うのは、女性と違ってそういう生き物だから、

ある意味仕方ないし、自分もこれは共感できるところなんだが、

カケルのオヤジ...いつまで引きずってんだよ(笑)

これ、女性から見て嬉しいの?ヒクの?どっちなんだろう。。


で、人類の未来や大転換を左右する決断(リセット)が、能力者のさじ加減と恋愛感情で決まっちゃうって...

結果はああなったけど、これはちょっといくら綺麗に描いてるといえども雑かなぁ。。

ていうか、自分だけかもしれないんだけど、そもそもコハルがカケルにそこまで惹かれる理由が、

イマイチよく分からないんだよなぁ。。

これは女性なら共感できるところなんだろうか、自分が鈍いだけなのか。。


最後は恋愛モノとして綺麗過ぎる感は感じるものの、うまくまとめた感じだけど、

前半の解り辛さやリセット関連のくだりとイケメンキャラたちの掘り下げ具合などを観る限り、

原作やってる人向き、もしくはゲーム買ってくれってことなんだろうな、というふうに感じた。

まぁ原作ファン&プロモーション的な意味合いでは、決して失敗していないと思える仕上がりかと。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

綺麗で緻密・・・溜息しか出ないほどキャラデザに惚れ惚れしちゃました^^;

この作品の事で知っていたのはオトメイトさんの作品である・・・という事だけです。
オトメイトさんの作品は、これまでAMNESIA、BROTHERS CONFLICT、DIABOLIK LOVERSと視聴してきて、これが4作目の作品になります。これらの作品には共通点が2つあると思っています。
一つ目主人公は女性でたくさんの男性に囲まれている・・・しかも男性はみんなイケメン・・・これは所謂逆ハーレムというやつなんでしょうか^^;?
純情可憐で儚げ・・・風が吹いたら飛ばされてしまいそうな弱さと脆さを併せ持つ女性・・・
逆ハーレムの主人公は、ハーレム主人公の無双系とは対極に位置するんですね^^
男性を対象としたハーレム作品があるのだから、その逆もあって然るべきだと思います。
そして共通点の2つ目はどれもキャラデザが半端無く綺麗・・・という事です。
キャラデザだけで魅入ってしまいそうな作品・・・がオトメイトさんの作品に対する私の印象です。

でも、この作品は先の3作品とは少し異質です・・・なぜなら登場する女性キャラが一人じゃないので・・・^^
この作品では11人の少年少女が「ノルン」という空飛ぶお城の様な乗り物で世界を旅する物語です。
11人の少年少女はそれぞれ「特異能力」の持ち主でもありました。
彼らは同じ特殊能力の仲間を集めながら旅を続けてきました・・・まるで運命に導かれるように・・・
そして最後の一人である「こはる」がノルンに乗り込み・・・物語が動いていきます。

一つの場所に集まった11人の少年少女・・・彼らは見ず知らずの人達だけで構成されている訳ではなく、中には消えない確執をお互いの胸に刻みあった同士や、幼い頃に交わした約束を忠実に執行していたり・・・そのため、相手によってお互いの関係がとてもいびつに歪んでいるんです。
その関係が物語の進展と共にどの様に変化していくかが見どころの一つだと思うのですが、正直この作品は尺の足りない系の印象です^^;

主要登場人物が11人・・・それが3人の女性を軸に物語が回りだすという展開は悪くありませんでしたが、この展開で11人を描くなら間違いなく1クールでは短かったと思います。
制作側もそれを意図して特にスポットを当てるべきキャラを重点的に描いていたのは理解できます。
でもそれぞれ背負ってきた過去・・・そしてこれから紡ごうとしている物語は当然一つじゃないので、規模の拡大した物語をしっかりと受け止める事で物語が流れていくのだと思うのですが、この作品ではそこに尺の限界があったように感じました。

それに11人以外にも物語の中で鍵となるキャラも出てきてましたし・・・
こうして振り返ってみると、ゲームって物語の内容がアニメより深いんですね^^;
でも、ゲームでは3人の女性を攻略する内容の様ですが、アニメを見た限りだと攻略する・・・は個人的に路線が違うように思いました。
攻略って、相手から何かを攻め取ったり相手を打ち負かすこと・・・じゃないですか。
彼らの抱えていた確執は攻略したら払拭できる・・・そういう類のモノでは無いと思っていたので。

尺の足りなさによる説明不足は否めませんでしたが、それでも毎週結構視聴を楽しみにしていたのは、惚れ惚れするようなキャラデザと声優さんの演技・・・そしてサプライズがあったからです。
そのサプライズが気になる方は是非本編をご覧下さい。
エンドテロップを見たら・・・きっとビックリすると思います^^
一度知ってしまったら、もう気にせずにはいられません・・・^^;
毎週の出番が楽しみでした^^

オープニングテーマは、やなぎなぎさんの「カザキリ」
エンディングテーマは、織田かおりさんの「ゼロトケイ」
どちらも発売当日に購入しちゃいました^^;
やなぎなぎさんの曲は抜群の安定感・・・思い切り身を委ねながら聞いています。
今期のアニソンBEST10に入る事間違いなしです。
ゼロトケイも私のツボに入る曲でした。

1クール12話+総集編1話の作品でした。もし総集編ではなく本編として描かれていたら・・・とも少し考えましたが、この物語をしっかり描こうとするときっと+1話くらいじゃ足りなさそうですね^^;
こういう作品がしっかりと尺を取って制作されると視聴者としてはとても嬉しく思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

64.6 4 タイムスリップで恋愛なアニメランキング4位
プランダラ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (288)
1002人が棚に入れました
「廃棄戦争」と呼ばれた未曾有の大戦後の世界、アルシア。そこは、強者が弱者から自らの存在を示す「数字(カウント)」を奪い取る、弱肉強食の世界。そんな世界で、2人は出逢う。仮面で素性を隠しながらも、エッチなことが大好きで、弱き者たちのために太刀を振るう青年・リヒトー。母の遺言を頼りに「伝説の撃墜王」を探して旅をする、健気でひたむきな少女・陽菜。2人の出逢いをきっかけに、「数字」がすべてを支配する世界の謎が、少しずつ明らかになっていく---。

声優・キャラクター
中島ヨシキ、本泉莉奈、小澤亜李、市川蒼、梅原裕一郎、伊藤静、悠木碧
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

観終わった

1話感想{netabare}
原作は置いといて、シリ構が鈴木雅詞じゃねーか!
これはヤバ気な匂いがプンプン、シャッフルギフトみなみけおかわりレイルウォーズISCAsin七つの大罪ロードオブヴァーミリオン、これのどれかで「それクソアニメじゃん」と感じた方は警戒が必要かも。
ってか同期に“オーフェン”が始まって、これがそうだと一瞬勘違いしたよw
だってその…古臭くね?
「普段はスケベ能面男、しかしてその実体は…」って多羅尾伴内ネタもなんつーかもう、うん。{/netabare}

10話までの感想{netabare}
話がヒドいのは鈴木雅詞だしこんなもんでしょう、別にバカにしてるんじゃなくて個性が強いというか作風に合ってないというか。
この方の得意分野はほのぼの路線からの殺伐とか闇堕ち系(いわゆる一昔前の18禁パソゲ系)だと思うのだけど、最初の方のほのぼの路線パートは今ではもう古い手法になっちゃってるというか。
原作知らんけどアニメは2クールって余裕あることだし、そのうち殺伐方向にシフトするんじゃね?と思いつつダラーンと見続けてたら…9話でキター!
いやもうね、9話の展開はいかにも鈴木雅詞らしい展開で心の中でガッツポーズでゲス(一応6話の「救えなかった…」も殺伐カテに入る?)。
あ、言っておくけど面白いってワケではないです、“ロードオブヴァーミリオン”みたいになってきたってこと、コンサート会場の件が近いかな?
で、絵がヒドいのもまぁ…今期はもっとアレなのがあるし、うん…。
そして、そんなことよりもっと気になることがありまして…。

B G M が ヘ ン

ダイナミックピアノ(ググって)をずっと聞かされてる感じ、なにこれイルーム?
上記の通り話と絵がアレなので視聴切っちゃった方も多いだろうけど、画面見ないで台詞も聞き流しで良いのでBGMに注意していま一度視聴して欲しい。
そしてBGMが気になり出すと効果音も気になり始めるもので、これも注意してみるとなんかヘンかも。{/netabare}

19話までの感想{netabare}
2クール目のOPとED、絵がちょっとアレすぎひん?今のご時勢考えると突っ込んじゃ悪いのかなぁ…。
で、2クール目から過去編に突入したのだけど…てっきり2・3話で終わると思ったらまぁ長いこと。
一応18話で終了でいいのかな?ってか18話だけ見れば大体の設定は把握できると思う。

でもってここまで見ての感想なんだけど…真っ先に思ったことは2つ。
ひとつは、脚本やシリ構ってひとつの作品にどれだけ時間かけるか知らんけど、ひょっとしてシリ構の鈴木はこれを手がけてる間に“ロードオブヴァーミリオン”の仕事した?と思ったり。
というのも共通する価値観が垣間見えまして。
端的に言えば「正当防衛であっても殺人は許されない」、ロードオブヴァーミリオンはこの思想がめっちゃ強く出てたんですよね。
こっちは原作アリなんだし、作者の思想に染まってる間に手がけたのかなぁ、と。
もうひとつは「あかほり作品でこんなの無かったっけ?」、えーっとMAZEだかセイバーマリオネットだかそれ以外だか。
まぁ「仮面の下の涙を拭え」って時点でアレなんだけど、原作の方全く知らんがあかほりキッズなのかい?

で、そういった直感的な感想ではない、じわじわと感じたこと。
口減らし政策ネタの作品も今まで沢山見てきたけど、この作品はいまいちピンと来ない、説得力が弱い。
で、その理由は…スタッフなり原作者なり分かってそうしてる?、ワザと危ない部分を外してるってことは…無いかな。
いわゆる宗教とか選民思想(=民族弾圧)とか、真面目に書いちゃうとどっかの団体からクレーム来そうなヤバい案件には触れないようにしてる可能性は無いかな?
とはいえ、余りにも避け過ぎててリアリティが無い。

そもそも敵って何?軍って何?貧困って何?が作品から何も感じない。
何のために戦争してるのかすら分からない。
口減らしって理由は生徒達には伏せられてたのかな?
世界規模の口減らしを目的とした戦争なら、負けた国は軍人も民間人も等しく粛清対象なんじゃない?
なら民兵がまかり通ったり国家総動員がかかってもおかしくないと思うのだが…何故か軍は徴兵ではなく志願っぽい。
まさかあの学校が大本営じゃないよね?やっぱり民兵?けどそうすると食料調達が謎になってしまう。
そんな中殺さない軍隊だなんて言われても、自分達は手を汚さないってだけにしか聞こえない。
途中でバロットによる議決が変わって「想定してたのと違う」ってことではあるっぽいけど、それでどう情勢が変化したのかよく分からない。
軍に入れば食料が貰える?じゃあそれどこから接収したんだ?市民の暴動は無いのか?貧困にあえぐ民草に思いを馳せつつ涙を流して米食うんじゃないのか。
Aクラスの集団自決も唐突というか今更かよって感じ、終戦迎えるまで気付かなかったってことか?
ってか労働人口下げてどうするんだ。
それ以前になによりも、「生産」がどう追いつかなくてどう落ち込んだんだんだかサッパリ分からない、一切触れない・見せない。
これが一番モヤ~っとする。
国すらもよく見えない…のだけど、これってひょっとして、口減らしが必要→人口が増えてる国ってどこよ(そこが悪いんじゃねーの?)と察しがついちゃうのでボカした…とかだったりして?
単に作画が大変なので手間のかからないシーンばかり映してたらこうなったってことは…まさかねぇ。
世界観の把握のためにも主人公達だけじゃなくて、他の国の軍は自国民へ銃を向けたかどうかが凄い気になるんだが、それも見せてくれないのかな。

別に戦争は悲惨に描かなければならないなんて思っちゃいないけど、それにしたって限度がある。
こんなんだったら戦争とか軍とか出さないで、普通にバロットの謎の力で大洪水とかの方が説得力があった気ががが。
あとこういう系で他作品でよく見るネタとしては「生き残るのは我々エリートのみ」ってやつだけど、そういう思惑は働いてたりするんだろうか?

なんてことを思いながらの19話、おおう…。
作画のことはもう言うまいと思ってたけどリィンの下腹の件、“異種族レビュアーズ”のうのまことだったらもっと説得力のある絵を描いたんだろうなーとふと思ってしまったり。
内容?あー、うん…。{/netabare}

総評(これだけ見ればいいかも){netabare}
あらすじ~
地上の人口が増えすぎて○○が間に合わなくなったので戦争が起き、7つのバロットを集めると発動するアルシングという事象決定装置によってアルシアという大陸(というより島?)を浮上させ、地上の○○を吸い上げて楽園を築いてましたとさ。
主人公はそれが気に入らなくてアルシアを落とそうと思ってたけど、気が変わって「とりあえず」でバロット集めようと決意しましたとさ。
(○○に当たる部分は普通に食料だと思うけど作中の描写からはそれを感じない、誰も農地を耕さない)
以上。

うん、目的がワカラン。
「現状がイヤだから反抗する」ってだけで、じゃあ解決策は?というとそれが無い。
人間の可能性は~って、それを散々模索した結果の戦争だったと思うのだが…。

途中からずっと不自然に思ってたのだけど、戦争戦争言ってる割には仮想敵すら見えてこない。
なんだろう、「イデオロギーが見えない」とでも言えばいいのかな。
それとも私の発想が貧困なだけ?
戦争の原因は作中で語られてる内容だけで判断すると「人口が増えすぎたための口減らし」、もっと言えば「総人口減らしたい」。
だったらまずは自国の労働人口以外…それこそ○才以上の国民は姥捨て山送り、テストで○点以下の国民はガス室送り、ってなりそう。
(多民族国家だったら○○人種は皆殺し、とかね)
それがイヤだから他の国民(軍人じゃなくて国民)を殺せばいいってことになって戦争になったんちゃうの?
なので降伏すれば命は助かるってことは無く、敵は皆殺しが基本になるんじゃないかな?
敵国民一人殺せば自国民一人助かるって状態じゃないのか。
なので軍と民の違いも無ければ大量破壊兵器や非人道兵器の禁止条約なんてブッチした地獄のような戦争になると思うのだが…。
ガンダムでいえば南極条約無視してコロニーでもアクシズでも落とすのを辞さない状況…じゃないのか。
実際作中の回想シーンで年端も行かぬ少年がヒットマンをやってたりしてて…でもそれが「当たり前」の戦争だったんじゃないの?
そのため「殺さない軍隊」とかいうやつも「他の連中同士で殺し合って人口が丁度良い数まで減るのを待つ」ってだけで、対症療法してるだけで根本解決とは程遠い。
ってか地下シェルターにでも篭ってろ、としか思えない。
実は戦争が起きた原因は他にあるのかも知れないが、そこら辺がボヤけてるため主人公の目的も分からない、バロットを集めるという「手段」だけが先行してる。
人口調整と生産の向上じゃあアカンのか。

ってかよう、ほんっとそもそもさぁ、地上は現在も地獄絵図なのか、人口が丁度いい塩梅まで減って復興してるのか、それすら分からない。
アルシア落としても結構平気かもよ?と思うと茶番にしか見えない。
ってかアルシアはどうやって地上の資源を吸い上げてるのかも分からない。
『キャピタルタワー』みたいなの無いの?『スコード教』みたいの広まってないの?飛行機作っちゃダメってのは『アグテックのタブー』でしょ?
上記の『』で括った単語は“ガンダム Gのレコンギスタ”の用語なんだけど、スタッフはGレコ見た方がいいと思う(面白くはないけど)、少なくとも作者はガンダムの影響強く受けてそうだし。
『ヘルメスの薔薇』を寡占してるヤツをぶっ殺せば解決とはならんだろうし、ホントもう何したいんだかサッパリ分からない。


と、以上がアニメを最終回まで見た感想。
大半の方がそこまで至る前に視聴切ってると思う…それくらい序盤もつまらない。
「これやっときゃオメーら嬉しいんだろ?」といわんばかりの下らないコメディシーン、作ってる側も下らないと思ってそうな気配を感じるのが辛い。
(むしろあれを面白いと思ってやってたらそっちのが問題だ)
鈴木雅詞はダテじゃない、を再確認できました。
「アニメスタッフはこんな原作をアニメ化しないで他の作ればいいのに…」みたいな感想をどこかで見たけど、いいえ、鈴木雅詞が係わる限り何作っても同じですよっと。
実際、原作の出来そのものは置いといて、アニメは原作から色々と改変してるらしい、というか読み込みが足りてないらしい。
調べたのがそこだけなので細かくて恐縮だけど、アニメ20話部分、原作では問題の無い行動順になってるのだけど、アニメでは時系列がおかしくて水着姿で寝てる連中が雨ざらしになるという事態に(目覚めないのかよ、と突っ込まざるをえない)。
こんな感じで順序がアベコベにされておかしいことになってる箇所が随所にあるらしい。
「らしい」ばかりでアレだけど、こっちもそこまで調べる気力無いし…ここら辺は原作既読の方がアニメではどう改悪されたか書き起こしてくれると面白い、かも?

地球の環境が深刻なほど汚染されて、人類は宇宙へ脱出して、地球の環境が回復するまで待つ。
ないし地上に残された人類を高みの見物する連中が居る、なんて話はこれまでにもゴマンとあるので、まずはそっちを見た方が良い。
その世界の文明レベルではありえない超科学兵器が登場するなんて普通だよ、普通。
主人公は“ガリアン”のヒルムカや“ゾイジェネ”のロンに当たるポジなんだと思う、ジョルディーやルージ「ではない」視点にしたのは新しい…のかなぁ?{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ナンダコリャ

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルは、バトル・ファンタジー・エロ。

レビューでは、私の酷評系の中でもかなり酷評してます。もし読まれる方は、気を付けて下さい(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
アビスが実は現代の世界~とか、現実兵器が~とか、それはまあ別に悪くないんですけど、、、。

全体的に、ダサいというか安っぽいんですよね。ずっと。

まず、序盤のエロ展開。後のシリアス展開への伏線、高低差をつけたいのだろうけど、単純にキモい。閉じられた太ももをこじ開けようする主人公に、共感がもてるか? 「本当は心に影が」って、信じられるか?

中盤の、アビスの事実からの園原戦。映像表現がダサく、バトルがなんの能力バトルにもなってない、ゴリ押しバトル。しかも叫んで光るとパワーアップとか、「どこのドラ○ンボール?」と聞きたくなるものばかり。スピードが速いことを、背景を動かさずに「消える」で表現されても、それはもはやアニメーションではない。

また、とにかくこの園原というキャラが、というか使い方が納得いかない。

最初は「早く私を殺して」というメンヘラで登場し、バカみたいに一般市民を虐殺しといて、「実は薬を射たれてラリってただけで、本当は良い子だよ」とか、マジかよ!?と思った。

しかも、最後に少しジェル中尉とイチャついてるし。次話はふざけたエロ展開だし。街で園原に虐殺された人の家族が見たら、殺したくなるよな。

「大量殺人をしましたが、責任能力がないため無罪です」てことを、リヒトーだけならまだしも、園原自身も自然と受け入れている感じがして、かなり胸クソ悪かった。良い人にしたいなら、最初の大量虐殺をやらせたらダメでしょ。

「シリアスの中のギャグ」は、とても難しい。絶妙なバランスが必要だが、どう考えてもこの作者(原作者かアニメ制作陣かは分かりませんが)には荷が重い。

なんかこう、「ありがちでウケそうな設定・展開・キャラ」を、節操なく、無秩序に、とりあえず並べて、矛盾が出てきたら知らぬ存ぜぬで新しい刺激的な展開でお茶を濁すみたいな印象を受けた。

その辺が、自分が「ダサさ、安っぽさ」を感じた要因かなと思う。

続いて、過去世界編ですが、これもまたひどい。

そもそも、「人口が増えすぎたから食料が足りなくなり、人を廃棄する戦争」ってのが、意味わからん。

これは多分、FAOや農水省などが、「2050年には世界の人口が100億人を超え、その後も爆発的に人口が増え、世界の食料が不足する」とか言っているのをもとにしてるんだろうけど、私はそもそもこのことに懐疑的で。

まず、人口なんて、「ある日突然100億人になる」わけじゃなく、徐々に増えてくんでしょ? その間、何も手をうたないほど、人類はバカじゃない。食い物くらい、なんとでもできるでしょ。世界にはまだまだ耕作可能地はあるし、今の科学技術なら耕作可能地を増やせるだろうし(なんかバイオテロで農作物や畜産に大ダメージがあったとか、そんな説明でもあれば良かった)。

ていうか、人口増加率は1965-70年の2.06%がピークで、今はそこまで増えてない。じゃあ、1960年代以降、世界の食料が足りなくなったかといえばそんなことはなく、むしろ、穀物の価格は下がり、供給過多ともいえる状況になっている(勿論、これは地球全体の話で、紛争地帯や貧困地域などはこの限りではない)。1960年以降を見ると、人口は2.4倍に増えているが、穀物生産量は3.4倍に増えているので当たり前だ。これは、ICTやAI、バイオテクノロジーなどによって、単位面積当たりの収量が増えたことが大きく、この傾向はまだまだ続くと考えられている。

てゆうかそもそも、2050年をピークに、世界は人口減少に陥るという報告もある。実際、すでに出産数は頭打ちで、今の人口増加は、長生きできるようになったことが大きいとも言われてるしね。

まあそういう小難しい理屈を持ち出さなくても、過去編はおかしい描写だらけ。

戦争して口べらしする程の(究極ともいえる)飢餓状態なのに、電気等のインフラはバッチリ。節電の素振りすらなく、蛍光灯も全部つけてる。掃除も隅々まで行き届いている。毎日大浴場で入浴。洗濯し、糊の効いてる制服。

「軍は優遇されている」にしても無理がある。そして、この間まで究極の貧困の中にいたはずのこいつらが皆、筋肉ムキムキにおっぱいデカいって、どんな風に栄養摂取してるんだ?

それから、そんな貧困を身近で感じてきたはずなのに、海に行けば平気でビーチで遊び、乾杯してパーティ。飲みきってないビールを余裕で捨てる。それ、苦しむ民間から集めた金だろ? 殺さない軍隊とか綺麗事言っておいて、彼ら彼女ら全員、サイコパスなの?

過去編が終わった後も変わらず、最終回のできも酷い。なんで少し真面目にやると、ワケわからんエロシーンを差し込むの? 元々好感度の欠片もない主人公だけでなく、ヒロインの魅力までガンガン下げているけど、制作はドMなの?

あと、ジェル中尉強すぎでしょ。カウントも撃墜王も関係なし。作者、自分で考えた設定忘れてる?

その気になれば、あと2000文字くらい批評できそうだけど、辞めとこう(笑)

誉めるところが、かなり少ないアニメで、逆に原作の出来が気になる。自分が大好きな「封神演義」が「覇穹」であれだけ蹂躙されたので、「アニメの評価=原作の評価」だとは思ってません。2クールでアニメ化されるくらい、期待されたんだろうし。少し読んでみようかな?

とりあえず、こんなに酷評していろのに最後まで観たのは、「☆1をつける以上、ちゃんと最後まで観るべし」というマイルール(絶対じゃない)に従ったまで。あまり、良いアニメの観方ではない。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
ただの変態やん。陽菜って、めちゃ現代的な名前。数字に支配される人生。0になると死ぬって、厳しい世界だな。カウントされると、身分差。歩いた距離なら、カウントが減らないんじゃない? ん? 0になったらアビスでないの? いやいや、気付けやさっさと。髪スッキリて、無抵抗の意味ないやん。数字は身分差であって、実力差ではないのね。

2話目 ☆2
脚力笑えた(苦笑) んで、太もも開きが悪趣味。最後の展開が謎。色々としゃべる悪役は(苦笑)

3話目 ☆2
ん? なんかバカないちゃつきコントをして30分が終わったぞ?

4話目 ☆2
ギャグが致命的につまんないんだよな、センスを感じない(苦笑)

5話目 ☆2
いつの間にそんなに、リィンに夢中?

6話目 ☆2
なんか、話が繋がらなくて。空とぶの禁止ね。まあ、アビスの方が真の世界とか、実はこの世界が地下にある(アビスは空の上)とか、そんなノリかな。

7話目 ☆3
熊の解体は、ちょっと面白かった(笑)

8話目 ☆3
現代兵器がアビスからね。まあ、ありがちな展開だな。

9話目 ☆2
大分、虐殺だな。展開としては興味深いが、それを胸くそ悪さが上回るかな。ん? そんな目的、話したっけ?

10話目 ☆1
バトルが雑だな~。スーパーサイヤ人に、空中殺方、それはクリリンのことかー! 的な展開。ドラゴンボールかな?(笑) いやいや、あんだけ殺してとかメンヘラ女やっといて、死ぬのを怖がるなや。人格の上塗りとか、実は良い人とか、殺す殺す言って殺さないとか、興醒めも甚だしいわ。

11話目 ☆1
んで、軽いエロ展開か。緩急つけたいのは分かるけど、クダランナ~。街で虐殺された人の家族が見たら、殺したくなるよな。過去世界へ飛ばしたか。

12話目 ☆2
新しい展開のため、一応観てみる。殺してないんかい。

13話目 ☆1
いやいや、リヒトーに星をあげれば良いだけやん。いやいや、星は肌身離さずもっとけや。いやいや、簡単に星をあげるやつばかりか。いやいや、話からして、軍人になったことで得た食料なんて絶対に食わなそうな婆さんじゃん。いやいやいや、「暴力はNG」で「略奪(窃盗)はOK」て基準も分からんし、どこで線を引くんだよ。

14話目 ☆3
ジェル中尉の「痩せろ!」は笑えた(笑) こういう日常回なら、まだ観られる。

15話目 ☆1
そこまでの飢餓状態なのに、電気等のインフラはバッチリ。掃除も行き届いている。節電の素振りすらなく、蛍光灯全部つける。毎日大浴場で入浴。「軍は優遇されている」にしても無理がある。あの貧困を見たはずなのに、平気でビーチで遊び、ビールを捨てる。乾杯してパーティ。こいつら全員、サイコパスかな?

パンチで岩を砕き、同じ木材で、生木を一方的に破壊。

てか、この間までそういう貧困の中にいたはずのこいつらが、筋肉ムキムキにおっぱいデカいって、どんな風に栄養接種してるんだ? 落とし穴、浅い。最後、リヒトーを抱き締めるシーン、リヒトーの身長120センチくらいだけど(苦笑)

16話目 ☆1
食え、のところ、引くわ~。その理論、むちゃくちゃだよな。戦争で殺さないだけで、大分歴史は変わるしな。この作画での殺し合いは、もはやコメディ。木の板撃つなや(笑) 顔にガラス刺さってる(苦笑)

17話目☆1
首、スパーンと。

18話目☆1
エロをなんとか正当化させようと。大体、人口が増えすぎたから戦争で口べらしって、無茶苦茶なんだよな。アルシアの成立。なぜ、待ちなさいで、待つのか、だよな。幼馴染み、あっさり1シーンで死亡。

19話目☆1
なんかよく分からんが、声優さんは頑張っているな~と。結局、リヒトーは、ナナが好きなのか、ヒナが好きなか? どうしたい? そこは、兄妹愛でいくのか? コメディのクオリティは悪くないけど、そもそも、コメディを許さない作風なんだよな。

20話目 ☆2
そんなに、軍部って強いの?

21話目 ☆2
抱きついたからって、止められるの? 止血したからって、生きられるの?

最終話にして、またクソみたいな展開。やべぇな。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24
ネタバレ

匿名係長 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

わたしの戦闘力は530000です。

見終わった直後の感想は、
『やっと終わった・・・』でした。

こんなに先の展開に興味が持てないストーリーは久しぶりでございます。

絵は綺麗なんですよ。
絵だけは!!たまに「ん?」となったりしますが、全体的に綺麗だったと思います。

とりあえず主人公vs敵な図式だけで進められるストーリー

戦う目的が不明瞭すぎること、そして視聴者を置いてけぼりにする展開。

何より全然ワクワクしないストーリーが2クールも続くのですから、苦行でございますよ。

後半になってやっと世界観が掴めるのですが、それからも面白くなる兆しが見えない!

てか、おもしろくない!!

辛い!見るのやめたい!けど、ここまで我慢したんだ、何とか最後まで、、早く終わってくれ、、、

視聴後は時間をかけたことへの後悔のみが残るだけでしたので、コレから視聴しようと思ってる方は内容のネタバレを読むだけにすることを強く推奨致します。

なので、下に簡単に内容まとめます。
これ以上、私のような者を出さないために。

{netabare}
ヒロイン【陽菜】の母が影のような手(リゼロの見えざる手)に地面に引きずり込まれているところから物語は始まります。

母「撃墜王を探しなさい」

ヒナは旅に出て、ある街にたどり着き【ナナ】と【リヒトー】に出会う。

ヒナ、軍に騙されてピンチ!
母の遺品の【玉(バロット)】が狙われる。

リヒトー登場でヒナ助かる。
【リヒトーは閃撃の撃墜王だった!】

玉(バロット)は持ってるだけで違法なのだそうだ。

この世界【アルシア王国】では、一人一人が体に数字が刻まれており、歩いた距離や戦闘での撃墜数など、それぞれ違いはあれど、その達成如何によってカウントが増減する。

ちなみに、カウントが多い程より強い存在ということらしい。
スカウター無しで見れる戦闘力のようなものだ。

0になるとヒナの母のように【アビス】に引き摺り込まれるという設定。

1話で大体の設定が説明されて、ヒロインを助けた主人公はヒロインの制止も聞かずに何処かへ行ってしまう。

リヒトーは別の街で軍所属の女の子と仲良くなる→追ってきた軍と戦う→逃げる→追ってきたヒナ&ナナと再会→次の街で軍とバッタリ会い、酒飲み対決などでグダグダ

その街でアビスの悪魔?が登場!!

正体は、攻撃ヘリコプター!!

メガネっ娘が登場し、ヘリを撃墜!
【メガネっ娘は追撃の撃墜王だった!】

【撃墜王は全部で7人いるのだ】

メガネ女は敵の手により薬でラリっているようだ、他の街の人を皆殺しにしてきたよ。
戦う→正気に戻す。

戦いの傷を癒していた所、急に「過去を見ておいで、出来れば変えてきて」と、ふんわりしたこと言われてナナの力で過去へ送られるヒロイン達。
【ナナは識撃の撃墜王だった!】

謎の学園生活スタート。

なんだかんだあり、リヒトーの過去は変えられなかった。

その時代は戦争の時代。
ヒナの母の形見の玉は全部で7つあり、全て集めると色々な事ができちゃうドラゴンボールだった!

人口増加により食糧難となった世界からの脱却として、玉を全部集めた学園の先生達は、選ばれた人達が住むための王国を空中に作る。

それが「アルシア王国」であり、残されたボロボロの世界が「アビス」だったのだ!

で、戻ってきたヒロイン達を置いて、この世界は間違っている!と、一人で軍に挑みに行くリヒトーと、それを追うヒロイン達。

敵軍にいた【重撃の撃墜王】と対決→勝利

最後は主要メンバー、男女6人の登場キャラ達のカップリングが決定。


{/netabare}

この物語は

1話でシステムの説明。

2〜10話で仲間的な人との出会いと謎の伏線。

11〜19話で過去から現在までの説明。

20〜24話で、これからの為?の戦い。

ということで、2クール使って殆ど何も進んでないんですよね。

無駄にエロい演出してみたり、つまらないギャグ挟んだり、とりあえず酒飲んでるだけだったり。

{netabare}
8話でヘリコプター出てきた時の置いてけぼり感はハンパなかったなぁ。

どんな敵が現れるのかと思ってたら戦闘ヘリ出てくるんだもん。

「・・・は?」ですよ。

メガネっ娘はラストで、いつの間にかまた薬打たれてて敵になってましてね、、
いい加減にしろよって感じですよ!

ヒロインは子作りしたいだけの子になっちゃって・・
でもエロエロなはずの主人公は手出さないし。

意味不明です。

全体的に意味不明なんです。
{/netabare}

大体最初に目的が無いのがグダグダの始まりです。

ヒロインが主人公と出会って別れてその後は何の目的があるわけでもなく、ただただ進んでいくストーリーは退屈せざるを得ない。

なので全く視聴者に内容が入ってこないんですよね。
自分は何を見てるんだろう。

ある世界のある登場人物達の意味不明な日常を見ているだけにすぎないので、先の事とかどうでも良くなってしまう。

そんな物語でした。

ストーリーや構成がダラダラしすぎてるのが悪かったのかな?

いや、最後まで見てしまった自分が1番悪いですよね。

どうしても見たい!って方、
1話、2話見て「ん?」となったら、それがずっと続く感じです。

視聴継続の有無については早めのご決断を。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

61.7 5 タイムスリップで恋愛なアニメランキング5位
ノブナガ先生の幼な妻(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (169)
635人が棚に入れました
「ある日突然、自分のことを大好きな女の子が現れる」そんなギャルゲー展開を夢見続けていた教師・信永。彼の元に現れたのは、自分の妻を自称する14歳の少女・帰蝶。戦国時代からやってきたらしい彼女は、信永=織田信長と勘違いし、子づくりを迫るが…!?

声優・キャラクター
酒井広大、上原あかり、小澤亜李、結崎このみ、田中茉理花、豊田萌絵、木下鈴奈

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ある日突然、自分のことを大好きな女の子が現れる」そんなギャルゲー展開を夢見続けていた教師・信永の物語…

この作品の原作は未読です。
ノブナガという単語に引き寄せられたのか…は定かではありませんが、ショート作品であるにも関わらずリアルタイムで1話を視聴して…オープニング曲にハマってしまい視聴が確定した作品でした。
1話ではエンディングでオープニング曲が使用されたんですけどね…

オープニング曲は、Pyxisによる「恋せよみんな、ハイ!」
Pyxisは、豊田萌絵さんと伊藤美来さんによる声優ユニットです。
作詞は畑亜貴さん…言わずと知れた屈指の作詞家です。
作曲は、Tom-H@ckさん…「OxT」および「MYTH & ROID」にてアーティスト活動を展開されている方です。
いやぁ、才能を持った人間が集まると凄い曲が生まれるんですね。

加えて本作品はオープニングアニメも秀逸…
ショート作品なので、オープニングやエンディングはあっという間に終わってしまいます。
ですが、私の心を射抜くには十分過ぎる時間でした。

今回色々持っていかれたのがオープニングのサビ…
「♪くるりん、くるりん、くるりん、ぱー♪」の歌詞に合わせて帰蝶が顔の横で手をパーの形にするのですが、一見気怠そうに見える仕草も、実はジト目のせいで帰蝶の可愛い成分がテンコ盛りなんです。
毎回2度はオープニングアニメを見ていたと思います。
しかも、帰蝶の一連の仕草が脳に焼き付いて離れないので、通勤中のアニソンもヘビロテで聞く始末…
久々に電波系アニソンにハマった気がします。

一方、物語の方ですがタイトルの「ノブナガ」が示す通り、織田信長の末裔が主人公の作品です。


彼の元に現れたのは、自分の妻を自称する14歳の少女・帰蝶。
戦国時代からやってきたらしい彼女は、信永=信長と勘違いし、子づくりを迫るが…!?
ギャルゲ脳な教師と戦国脳な姫が巻き起こす年の差ラブコメ!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

信永が先祖所縁の品に触れたら、空中から謎の少女が出現するパターン…
そしてそれは14歳の帰蝶だった…ということです。
戦国時代なら14歳でお輿入れするのは珍しいケースではありません。
ですが、今は戦国時代ではありませんし、信永はの28歳という年齢を考えると立派な犯罪です。

完走後にwikiをチラ見したら、信永は自分のハーレムを作りたいという願望の持ち主だと記載されていました。
信永にとっては良かったのではないでしょうか…そんな途方もない願望が現実になったのですから…

信永に悪気が無かったのが唯一の救いなのですが、まぁ、回を重ねるごとにお約束のように信長の取り巻きがどんどん増えていくんです。
しかもみんな美人で、中には抜群のスタイルを合わせ持った女性も混ざっていたり…
しかも、本来であれば信長にの歴史に深く関わった人が、何故血が繋がっているという理由だけで信永の周りが固まっていくのか…全然分からないんですけどっ…
現代の…しかも中学の教師がハーレムとか、けしからんにも程がありますよっ…

語尾が荒くなってしまいましたが、半分以上は信永への嫉妬心でしょうね^^;
今回の一件で信永は相当美味しい思いをしているのだけは間違いありませんからね。

でも物語が終盤に差し掛かると展開に変化が生じます。
自分本位じゃない発想と言動には救われた気がしました。
信永がけしからんこと自体は変わりないですけどね…

慌てふためく信永を巡る一連の騒動…
ラストを締めてくれたのは、やっぱり帰蝶でしたね。
流石正室…いや、この展開を踏まえると「正室候補」でしょうか。
結果的にはハラワタの煮えくり返る展開が待っていることになるのですが、帰蝶の一本通った芯の強さと、人を慕う気持ちが見れたのは良かったと思います。

ショート作品なので「迷ったら見る」というスタイルで臨んで間違いない作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは先述した通り…
エンディングテーマは、立花理香さんの「Returner Butterfly」
オープニングがアニソンBEST10のどこまで食い込むか…今から楽しみです。

1クール全12話の物語でした。
立つ鳥跡を濁さず…と言いますが、この作品…思いっきり濁して終わりましたね。
いえ、これは終わりというのでしょうか…?
ラストで帰蝶が「皆さまのお力があれば、またお目にかかれると思います」と言っていましたが、その言葉を鵜呑みにしながら続編情報を待ちたいと思います。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

1話の感想 ★★★ 3.0
タイムスリップ
{netabare}
ビックリするぐらいのB級アニメだな。
声優も絵も同人レベルだ。
ショートアニメだから見れるって感じか。
しかし、股間を隠すの自分の顔って……
せめて光にしようや{/netabare}

2話の感想 ★★★ 3.0
誘惑の極意
{netabare}
ちょいとエロかった。
だが、まだまだ!!
面白さは期待しちゃいかんな。{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
学校へ
{netabare}
ただのエロアニメと化したな。
こんな有り得ん。
意味がわからんわ。{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
岐阜城へ
{netabare}
初手アウト!!
あれはR18。
でも、岐阜城はリアルだった。
確かにあんなんだった記憶があるわ。{/netabare}

5話の感想 ★★★ 3.0
2人目
{netabare}
さすがに側室の子は分からんな。
斎藤道三の娘の帰蝶は有名だからってたけど。{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
信長先生の力
{netabare}
織田信長の縁のものを触れば、出てくるとかやば!
その力、ほし〜{/netabare}

7話の感想 ★★★ 3.0
力の真価
{netabare}
骨董品に限らず人でもなのか!?
なんてうらやまけしからん!!
{/netabare}

8話の感想 ★★★ 3.0
サシ飲み
{netabare}
エロ過ぎ!アウトー!!
乳首もリアルだし、これは18禁ですわ。
うむ、えちちだ{/netabare}

9話の感想 ★★★ 3.0
きっかけ
{netabare}
後半はまぁまぁなのに、前半が……
意味わからん過ぎるだろw
逆に笑ったわ。{/netabare}

10話の感想 ★★★ 3.0

{netabare}
あの体つきは絶対に男じゃねぇ。
今回もエロすぎる。
r18でもおかしくない。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

双葉社コミックのアニメ「ふたばにめ」三発目。

2019.07.04

【超・簡易感想】
悪名高き「スタジオ・セブン」が咬んでいるので全然期待していません。ええ、全然期待してませんがエロそうなので観てみました。(笑)

織田信長の末裔、社会科教諭・織田信永が信長ゆかりの品々を触る事で次々とタイムスリップやら、転生や、憑依で現れる信長の正室(本妻)・小姓・側室たち。常日頃ハーレムを夢見るも現実に目の当たりにすると現代社会倫理にブレーキがかかり、なんとも煮え切らないグダグダ展開に・・・

原作コミックは未読ですが「読む」と、それなりに面白いかもしれません。
しかし、アニメ(表現)は・・・・酷かった~~~。(笑)
予想以上に「頭の悪い」仕上がりでした。
下手な原画マンとダサい演出家しかいない「今のスタジオ・セブン」に面白く出来るわけがありません。
さらに「頭の悪いストーリー構成」「頭の悪いキャラ」ばかりで、なんか辟易(ウンザリ)しました。(笑)
(特に主人公・信永。朴念仁の上に、察しも悪い。マニュアル講義しか出来ないみたいなので、戦国生活事情なんて、てんで気づかないボンクラぶり。さらに突飛に情緒不安定な行動をする始末に嫌悪感がします。)

エロシーンは恒例の有料放送以外は、ワケのわからない「お茶濁し小劇場」。全裸はもう発光する、発光する。もうなにがなにやら(笑)





「スタジオ・セブン」は無理して一般アニメ制作して『駄作』ばかり出すより成人OVAに絞ればいいのに・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

60.0 6 タイムスリップで恋愛なアニメランキング6位
遥かなる時空の中で-八葉抄(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (80)
489人が棚に入れました
女性向恋愛シュミレーションゲームとして人気を博し、OVAとしても認知の高い「遥かなる時空の中で」のTVアニメシリーズ。
現代日本の女子高生である元宮あかねは、平安時代の京都に似た異世界「京」に召喚され、神の力を身に宿す「龍神の神子」として、神子を助ける存在である8人の男性「八葉」と共に京を守る四神を鬼の一族から取り戻すよう告げられる。
最初は戸惑っていたあかねだったが、「八葉」と共に試練をくぐりぬけ、神子として成長していく。

コノハズク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和風ファンタジー乙女ゲームもの

THE乙女ゲームのアニメ化作品!という感じです。

出てくる美少年&美青年は皆(敵側除き)、主人公に想いを寄せています。

美しい敵のボスでさえ、主人公には恋愛対象です。

ストーリーは少し浅く感じられましたが、豪華声優陣なので文句なしに楽しめました!

キャラデザもとても綺麗で、観ていて幸せでした。

乙女ゲームアニメ好きな方はぜひ!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

トナマク さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

個人的にはよかったです!

主人公の女の子が竜神の巫女としてタイムスリップするという設定が割と斬新だなと思って見てみたのですが、逆ハーレムアニメとしては面白かったと思います。
ゲームをやったことがある人から見たら、キャラのよさを描き切れていないと不満が多いと思いますが、原作をやったことがない方は普通に楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

敦賀迷彩 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

う~ん、、

緋色の欠片に続いて視聴したが、駄目だった、、、、Orz

女性が好むものとは、こんな作品作風なのだろうか?感覚的なものとしては、緋色の欠片同様、昼ドラを視ているかんじでした(>_<)

作画も戦闘シーンも駄目だった。視聴は、頑張って第4話まで観ました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

55.8 7 タイムスリップで恋愛なアニメランキング7位
戦刻ナイトブラッド(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (48)
260人が棚に入れました
神牙――そこは人間、そして人間ならざる特別な力を持った「吸血鬼」「人狼」などの"月牙族"と呼ばれる種族が各地に根付き、繁栄する世界。
 神牙はかつて平和な世界であったが、今では力ある武将たちが互いの領土を奪い合い、混沌とした状態となっている。
 そんな神牙を統治すべく、それぞれの理想や信念を掲げ様々な種族の武将たちが兵を挙げ、命を懸けて戦っている。
 ある日突然、謎の女性"姫神子"に呼ばれ神牙へと連れてこられてしまった「私」。
 「私」の血には"月牙族"である武将たちの本来の姿を呼び覚まし強さと癒しを与える不思議な力が備わっている――
 これは天下統一に不可欠な「私(あなた)」を巡る戦いと恋の物語。

声優・キャラクター
花江夏樹、佐々木喜英、武内駿輔、逢坂良太、山本一慶、森川智之、島﨑信長、小林裕介、森田成一、前野智昭、鳥海浩輔、興津和幸、緑川光、荒牧慶彦、柿原徹也、小西克幸、中島ヨシキ、木村良平、西山宏太朗、安元洋貴、山下大輝、森久保祥太郎、村瀬歩、北村諒、八代拓、梅原裕一郎、岡本信彦、佐藤拓也
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

抵抗はないが話はツマラン

1話感想
{netabare}男性向けでも女性向けでも「なんでそんなにモテるんだ?」というのが不思議に思えてしまう作品がよくある中、これは有無を言わさぬ理由が提示されてて好印象。
そりゃ吸血鬼にとってめっちゃ旨い血を持った少女が居たら…惚れてまうやろー。
それにしても作りは非常に古臭いというかどっかで見た感。
スマフォ持って転移したのか?って点から桃色パラドックスや織田信奈のガールズサイドみたいなものか?と最初思ったのだけど…ん?スマフォは活躍しない?
また、作中次々と武将が出てきて「こりゃ覚えられんぞ」と不安に思ったが、ED見た限りでは秀吉一派がメインなのかな?だったら助かる。
まさか毎回ED変わるってことは…無いよね?{/netabare}

4話までの感想
{netabare}あふん、恐れてたことが現実に。
むしろ当たり前のことなんだけど、キャラが続々出てきて覚えられない、EDも変わるっぽい。
う~ん、実在の武将で名前くらいは知ってるでしょ?ってことで遠慮なく出しまくってるのかも知れないけど、顔と名前一致しないって。
それと…これも意図的だとは思うけどヒロインが物凄く空虚、自我が無さそうっていうかポヤーンとしてるというか。
基本的に頭の上に「?」が付いてる状態。
それでいてイベントの要所で突如自発的になって「あ、ここで選択肢選んだんだな」と、アクティブ以外はロード止まってるゲームっぽい。
意思薄弱っぽいのは視聴者の感情移入しやすくするためだと思うんだけど、「なにか役に立ちたいってなら血を舐めさせりゃいいじゃん」とか「タヌキの正体なんで秀吉に隠してるの?」とか、考えがお粗末なのはどうしたものか。

それはそうと4話…幸村、お前その格好で野良仕事するのか、ってかそれ普段着か!戦装束じゃないのか?
秀吉はまだ着崩してる感じだから気にならなかったけど、幸村は…気になって仕方ない、その格好で寝るとか辛そう。
この手のは大抵そう(いちいち衣装変えてらんない)なんだろうけど、この作品は特に「衣装描くの大変そう」って感じるので余計そう思っちゃうのかな。
新たに普段着をデザインしてパートによって「これこっちの服で」と指定するのと、描くの面倒そうな装束を万遍なく描き続けるのはどっちが手間なんかのう?
エンディングで別衣装描いてるんだし、前者がそこまで大変とは思えないんだけどなぁ。
なんかワザワザ手間のかかることをしてひょうきんな表現になってるように思えて…ちと笑ってしまった。
ゲームでも武器装備したまま・鎧着込んだまま宿屋のベッドで寝たりするのあるけど、そこまで再現せんでもよかろうに。{/netabare}

6話までの感想
{netabare}自分が今までこの作品に抱いてた疑問点(の一つ)に「血の力を使って戦争優位に運べばいいのに」ってのがあるのだけど、それと同じ疑問を持つキャラが6話でやっとこさ来たー。
直江兼続「こいつの力があれば武田群も敵じゃなくなります」、いわゆる視聴者の代弁者的ポジなのかな?
本来こういう発言ってもっと早くに出すべきだと思うのだが…。
5話にしたってその段階ではポパイのホウレンソウ的にしか思ってないので、半兵衛がペロリとひと舐めすりゃあいいじゃん、と思ってしまってそれをしないのが不思議にしか感じなかった。
(あ、けど半兵衛が普通に女の子好きだったのは意外、てっきりホモキャラだと思ってた)
ま、まぁ遅いけど最後まで無視されるよりは全然マシなので善しとしよう。
でもってその疑問への回答はちと抽象的だったけど、要は戦争に勝てたとしてもその後の政(まつりごと)に悪影響が出るような“勝ち方”では意味が無い、って感じかな?
正義のために戦うってのはそういうことかなぁ、と。
秀吉も同じ考えってことなんだろうか。
一方で「どんな手段であれ勝てりゃいいんだよ」ってのが信長キャラによくある性格付けだと思うが、この作品ではどうなんだろ?

ってか6話は比較的出来の良い回でした。
将来上杉家を背負って立って欲しいのにウダツの上がらない景勝へ、何か悩みがあるのだったら同世代の友人が居た方が良いだろうと兼続を宛がう謙信。
されども相変らず景勝はウダツが上がらないまんまで、ヒロインが謙信との橋渡しをしてようやく一歩踏み出すようになった…って話。
上記の血の扱いの発言もあってすっかり兼続に共感しつつ見てたせいか、「そんなにウダツ上がらないんだったらオレが頭領になってやる」と言う訳にもいかず、奮起して欲しいと願いつつも何もできない兼続の忸怩たる思いやいかばかりか…なんてことを思ったり。
──って、そういや6話は戦闘シーン無いや、だから出来が良いのか?と思うとちょっと悲しくなった。
できればただの人間のヒロインは自分達と違って傷の治り遅いなぁ、と種族が違うことを強調するシーンでもあったらもっと良かったのに。
それと寺に籠って~と出たが、ハテ、姫巫女という神的存在が実在する世界で宗教ってどうなっとるんじゃ?考えるだけ野暮かの。{/netabare}

最終回までの感想
{netabare}なんだかんだで最後まで見てしまった。
一番「なんで?」と思ってたことは「ホイホイ血を吸わせて、ホイホイパワーアップ状態にさせりゃいいのになんでしないの?」で、それに関する回答は↑でも書いた様に6話で描かれたりはするものの説得力にはチト弱い。
なんせ信長はその考え(血の力を使って戦争に勝利しても禍根を残すだけ)は持っておらず、実際「なんかあったら吸って構わん」と部下に命じてました。
せいぜい貧血起こすこらいで、失血死するとか吸血鬼が伝染するとかいったデメリットも無いんでしょ?
…。
いや、分かってるんだけどね、実際は。
セックスのメタファーでしょ?
そんなことは分かってるんだけど、それにしちゃあ説明が足りないなぁっていうか、それを匂わす描写が少ないというか。
はたまた、敢えて示唆する描写を避けて分かる人だけニヤニヤしましょうって作りだったのかねぇ?
で、そんなことを念頭に置きつつ最終回を見たら…うわぁい。
ようやく吸血だー初めてのチューだーって思ったら信長と秀吉に挟まれながらのまさかの3P、見てるオッサンの自分の方が赤面。
初体験でコレかよ、トンだスベタだなw
男性向けでハーレムものはよくあるけど、それでも「一番は誰か決めなければならない」みたいな選択迫られるのが多いと思うのだが…男は竿一本だけど女は穴二つという地力の差を見せつけられた感、下品でスマン。

しっかしなんつーか…てっきりヒメミコ失踪の謎くらいは迫ってくれると思ったらそんなことはありませんでした。
何でヒロインは転生(転移)したのかなんで特別な血を持ってるのかヤクマの目的は何なのか等々、謎はいくらでもあったと思うのだけどぜ~~~んぶ投げっ放し。
ヒメミコ失踪とヤクマ出没の時期が同じってのを突き止めるのですら文献をあさってようやく気付くとか、ええええ、ヒロインはともかく他のヤツらはずっとその世界で暮らしてたんでしょ?なんで気付かん?
信長と秀吉が袂(たもと)を別った理由も、単に信長がカン違いされやすい性格だっただけという…。
あ、けど信長が寝る時はさすがに装束を脱いでました。
やっぱりスタッフもあんなカッコウで布団入ってたらおかしいやって思ったっぽい…けどこれで幸村の異常性が引き立つ結果に。

で、結局ストーリーは雑で文句言い出したらキリが無いけど、「女性向けだから無理」って理由での不快感はありませんでした。
ちょいと調べたらこれって「乙女系」ってのになるのか。
↑でも書いたけど、見た目少女っぽい半兵衛ですらホモ要素は無く女の子が好きという普通の男子だったのは意外。
自分はホモホモしいのがダメなんだけど、それは「腐向け」ってやつなのかな?
細かいジャンル分けとかワカランのだけど、ちゃんと注意して判別しないとアカンのかなぁ、と思ったり。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あなたの血に魅かれる数多の武将たちとの物語が始まる

この作品の原作ゲームは未プレイです。
今期放送されたオトメイト系の作品は、「Code:Realize 〜創世の姫君〜」と本作の2作品…
同一クールにオトメイト系の作品が2作同時に放送されるのは珍しいと思います。
これも女性層をターゲットにした戦略なんでしょうけれど…

物語の舞台は「神牙」と呼ばれる戦乱の異世界…
まるで日本の戦国時代を彷彿させる武将が天下統一のため競い合っている世界です。
戦国時代の武将とはいえ、ちょんまげもなければ、着物も紋付き袴ではありません。
煌びやかな衣装で着飾った超がつくほどのイケメン集団ばかりが登場します。

織田信長や豊臣秀吉といった戦国武将の肖像画を、私たちは歴史の教科書で何度も見てきました。
ですが、凡そ私たちが知っている面影はそこにはありません。
きっと「可愛いは正義!」と同義語で「格好良いは正義!」という言葉が存在するのでしょう…
性格などの人物設定が、史実にそれなりに近いだけに違和感を感じない訳ではありませんが、昔の肖像画のまま画面の中を動き回られても絵になりませんしね…

でも、私のこの作品に対するポイントはそこではありません。
ずばり、ヒロインのCVがくぎゅだったからです。
今回のヒロインは純情可憐系でしたが、ピタッとハマっていたと思います。
振り返ってみると、2017年はくぎゅ尽くしだったような…
と思ってwikiでググってみたら、2017年は19作品にも出演されていました。
そのうち視聴していたのが15作品…毎期3~4作品も視聴していればくぎゅ尽くしと感じるのも納得です。

物語の中で、くぎゅ演じる結月は特別な力を持つ存在…
天下統一のために、喉から手が出るほど欲しい力の持ち主…
そうなったら、何が起こるかお分かりですよね…

そう、激しい結月争奪戦が繰り広げられる…筈だったのですが、ここは異世界…日本の戦国時代ではないので、共存している人ならざる存在が結月争奪戦に深い影を落とし…物語は予期せぬ方向に曲がっていくのです。

結月争奪戦…それはそれで面白かったのに…
先ほどは織田信長と豊臣秀吉にしか触れませんでしたが、武田信玄、上杉謙信、真田幸村に伊達政宗と著名な家臣一同が勢揃いしているのですから…

と思って公式HPを何気なく見ていた時に気付いたのですが、軍門ごとにキャラクターデザイナーが違っていたんです。
例えば織田軍は薄葉カゲローさんで、豊臣軍は花邑まいさんという感じ…
それを知っても私には見分ける能力はなさそうですけど…

流石乙女ゲーム…やっぱり総じてキャラデザは綺麗です。
でも、キャラデザで違和感を感じるのは、戦国武将と半ズボンの組み合わせでしょうか…
森蘭丸は確かに眉目秀麗な美少年だったので、その個性を最大限発揮したいという意図は痛いほど伝わってくるのですが、半ズボンに素足って戦場で走り回っていたら小傷が絶えなそうで、そっちの方が心配になりますけどね。

1クール全12話の物語でした。
結月の運命…までは物語の中では分かりませんでしたが、くぎゅボイスを楽しみたい方やイメケン好きの方にはお勧めできる作品だと思いました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

でも、歴史モノって人物設定が大幅に改変される事って中々ありませんよね。
人情深くて涙もろい信長…右目を無くしていない政宗みたいなのがあっても良さそうな気がしますが…
あ、でも「織田信奈の野望」では性別が改変されていましたね。
冷徹非道の「第六天魔王」という性格はあまり改変されていませんでしたけれど…

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

うっひゃ~~~~~~~!

なにげな~く、ながら視聴してたのですが・・・
視聴5分で背中に悪寒が走り、鳥肌が立ちました(悪い意味の)。
明らかに『逆ハーレム需要』を狙ったモノらしいですが、あまりにも「露骨」すぎて絶句。もう色々盛り込みすぎです!
{netabare}
〇世界観ベース:[タイムスリップ?]+[(日本の)戦国時代]+[別世界(異世界)]+[異人種]
・ヒロイン、結月が或る日スマホを弄ってると突然現代から戦国時代へタイムスリップ?
・何の覇権を争ってか不明だが、現代でも知られている名だたる武将のいる戦場に来てしまった結月。
・しかしそこは、我々の知る歴史とはまったく違う勢力がせめぎ合う「神牙」という別の世界だった。
・豊臣軍×織田軍×上杉軍×武田軍×真田軍×伊達軍という六つ巴状態(?)。
・異世界なので(?)当然(必然的に)武将は全員「イケメン美青年」ばかり。
・武将たちの衣服は西洋・和風を織り交ぜたビジュアル系。クソ重くてゴツゴツした甲冑なんて誰も着てません。
・武将たちの会話は割とフランクでタメ口です。礼儀知らずな現代若者のようで親しみやすそうです。(全然褒めてません)
・カッコイイ奴が絶対的ポジションのこの世界に、当然ジジイやオヤジやゴリゴリな奴など存在しませんし、雑兵に個性は必要ありません(適当に喚いて、適当に戦って、絶対武将に斬られる宿命)。
・豊臣、織田陣営は「月牙族」と呼ばれる『真昼間でも動ける吸血鬼』系。上杉、武田、真田、・伊達陣営は『ケモ耳』系という異人種要素の投入。
{/netabare}
そんな盛り込み設定・美青年アップップな世界で豊臣陣営に拾われた結月の運命や如何に?・・・・・・って、もう見ませんけどね。




そういえば複数の美青年吸血鬼兄弟が居る豪邸に養女としてやって来た少女のロマンスアニメを連想したんだけど・・・う~ん、タイトルが思い出せない!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

57.3 8 タイムスリップで恋愛なアニメランキング8位
Butlers~千年百年物語~(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (46)
195人が棚に入れました
バトラーズ――それは、とある宿命を背負った千年の歴史をもつ一族の守護者。ジェイは妹のテンナと共に、同じバトラーであった羽早川と平和で穏やかな生活を送っていた。しかし、平穏な日々が突如、一変する。テンナは時空の歪みに飲み込まれ、ジェイの身は100年後の世界へと……。目覚めたジェイが目にしたものは、かつて暮らしていた屋敷が現存する京常見(こよみ)学園。ジェイは神宮司高馬と名乗り、学園に生徒会長として在学し、過去の手がかりを探す。すべてはかつての日々を取り戻すため――。百年の想いが手繰り寄せた再会と、決別。歴史に埋もれた千年の血族の秘密と、宿命。そして、ジェイは世界の真実を知る。千年の血縁と百年の思いが今、交錯する――。

声優・キャラクター
鈴木達央、佐藤拓也、前野智昭、永塚拓馬、豊永利行、小林千晃、山下誠一郎、杉山紀彰、KENN、河本啓佑、斎賀みつき
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

どうせみんなバトラーになる

2話までの感想{netabare}
タイトル最初「ボトラーズ」と読み間違えてネトゲ廃人の話だと思ってました。

1話、物語の根幹に関わるシーンをCパートに追いやって、それまで男同士のイチャコラを描いて「これは腐向けですよ」と早い内に明示してくれたのはスタッフの優しさを感じる。
但しちょっと気になることがあって…それを確かめるために見続けることになるのか?オレ。

“J”は良い奴なのか悪い奴なのか…優等生なのかワルなのかって書いた方がいいかな。
人望あって生徒会長になる一方、言い寄る女子にそれっぽく接しておいて突如つけ離す、いわゆる表裏のあるキャラってことなのかな?
それにしては…落選した生徒会長候補(元対抗馬)に対する扱いがちと引っかかる。
向こうは一人で向かってきたのに、Jは仲間とツルんでタコ殴り(比喩)状態(※)、正直カッコ悪い、小物臭い。
つまりは、厳密にはJが大物なのか小物なのか、これが気になることに。
ってかいみじくも生徒会長立候補者だったら落選しても副会長とかになるんじゃないの?
あと2つ名が悉くカッコ悪い(※)、これも狙ってか?

そして2話。
手下に指示して羽早川の身辺調査。
悪い噂を流させたのは手下の勝手な行動…ぽいけど、そう動くことを見越しての指示だったのかどうか。
喫茶店での推理では「個人の犯行ではこんなことできない→裏で手引きしてる者が居る」ってことだったけど、手下2人だけの出過ぎた行動だけであるならこの推理には該当しない。
悪い噂を流すのをJが意図的にやったのだとするなら…こりゃエッラい“小物”だ。
Jは一見有能そうで実はノミの心臓で、チンケで狡いマネしかできない(一人之下のソラン系)って設定だったらちと面白いかも?
生徒会長候補を落選させたのもホントにJの工作だったりして。

どうなんだろうなぁ、そっちの線は薄いかなぁ?
ハルトが勘付き始めてるけど、正体知って呆れるって展開にはならないかなぁ?
※についても、中国の思想ってよく知らんけど「それがカッコいい」って思ってるとしたらこっちの思い違いなだけだし。

それはそうと喫茶店、制服何着あるねん、それともドラキュラが用意した?{/netabare}

4話までの感想{netabare}
ツッコミ所多すぎて追い付かん。
これは美男高校みたいなギャグ作品なのか?

先に4話のことを話すと、まず学園祭を盛り上げるために執事対決、もう意味ワカラン、あの喫茶店は執事喫茶ではなかろう?
ってか学校の催し物で罰ゲームは無しだ。
ってか司会進行役が加担してるってフェアじゃないにも程がある。
そしてかつてフラれた女性客からの無茶な要求。
執事って奴隷じゃないぞ、むしろ教育係的な立場で「本物」であったら説教喰らわされるんじゃないか?
接待目的の執事“なりきり”喫茶であったとしても…これって性別逆転させたらメイド喫茶みたいなもので、男性客が「オッパイ触らせて」って言うのと大差無いんじゃないかな?
黒尽くめのコワモテにーちゃんが出てきて「お客さんちょっと」ってなるレベルかと。
そして最後は盛り上がった観客によってあわや大事故。
う、うわぁ…。

ギャクとして認識するよう努力はしてるけど(ブドウを取り寄せたシーンは明らかにギャグ)どこまで素なのかの境界が分かりにくい。
とは言え個人的には序盤に出た植物…恐らくヤブラン(※)なんだけど、わざわざ温室で育ててるってのは素直に笑ってしまった。
(一応、一緒に咲いてたスイセンとは明らかに開花期が違うので時期を合わせるために温室栽培してたのかも(※)。一体何故?と疑問は残るが…)
ってかスイセンに「毒があるから触らない方が良い」って…別に触るぐらい平気だってw


ヤブラン=サマームスカリで、ただのムスカリならスイセンと開花期一緒でも問題ない。
けど画面で見た限りはどう見てもヤブランで…指定ミスった?
あれ、でも作中はブドウが成る季節…

3話にしても、むくつけき体育会系の男子集団から逃げ出して「コイツ将来偉い立場になっても被災地や途上国へ訪問して顰蹙買うんだろうな(=糞野郎)」と思わせたり、どうも笑って許せるラインがズレてる気がする。
ぶっちゃけ学園組(生徒会、新聞部、ドラキュラ)はどいつもこいつも人間の屑、早く痛い目見ないかなぁと思ってもおかしくない描写が続き、それは狙ってなのかそうでないのか判断に苦しむ。
──と思ったら、これ中華系なの?
あっ、そういうこと?
まぁ自分は温室の描写で笑わせて貰ったのでもうちょっと見てみます。
ひょっとしたらかなり心の広い人(自分がそうだとは言ってない)でないとガマンならない作品かも。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
6話、話動いてキター。
↑で書いた通り、これまで登場人物はクズなのかマトモ(なイケメン)なのか、どっちのつもりで描いてるんだか分からんってのが見てて苦痛ポイントだったのですが、どうやらジェイはクズとして描いてた模様。
仲間との交流を経て真人間になってくって話…なのか?
とはいえ、ロン毛とシスコンは相変わらずクズごみ寄生虫のまんま、生徒からの嘆願を踏み潰そうとするしコイツらちょっとどうにかしてくれんかのう。

そうはいっても突っ込みポイントが消えたってワケではない。
気にするなってレベルなのかも知れないけど「かつて生徒会長選挙に出て負けた奴」が再登場(名前あったっけ?)。
え、また出すの?
↑でも書いたと思うけどもう一度書いておこう。
素直に、表向きの理屈だけで考えると生徒会長に立候補するのは「生徒のためにお役に立ちたい」が根底にあるんじゃないの?と。
また、最終対決まで行ったってことはそれなりの支持も得られてたってことでしょう。
例え会長にはなれなかったとしてもその心意気と実績は尊重して生徒会に入れてやれよ、とどうしても思ってしまって…。
負けたら生徒会に近づくことも許されないって、そんな制度じゃそりゃあ足の引っ張り合いに行き着くのは当然かと。
そのせいでジェイの失脚は「事故を起こしたこと」よりも「落選者を生徒会に入れなかったこと」が招いた結果に思えてしまってのう。
同情できないっていうか、当然の結果をただ見させられてるだけのような…(その当然の結果にならないズレた作品も多いので妥当ではあるのだけど)。
一応「かつて生徒会長選挙に出て負けた奴」は不正による失格扱いだったのかな?と解釈できなくもなかったけど、だったらジェイが辞任した所で自分にお鉢が回って来るとは思えない。
ミソギは果たしたって?先の選挙からどれくらい時間建ってんねん。
更には「トップ退任=役員(≒官僚)も総とっかえ」っぽい、なんでそんな政党みたいなことやってるんだ。
引き継ぎ大変じゃね?ってか交代させるほうのが一般生徒は混乱しちゃわね?
う~んう~ん、こういう学校って実在するのかね?
もしくは学園長も何かウラがありそうな雰囲気で、それの差し金とか?

因みにジェイはなんで生徒会長になったのか?は、「手がかりを探すために権力が必要だった(あったほうが良かった)」ってことかなー、と思ったり。
またはあの屋敷を自由に使えるようにするにはそれしか無かった、とか。
決して「生徒のため、より良い学園生活のため」ってことではなかろう。
で、そうであるなら「他のメンバーはなんでついてきてるの?」が不思議な点で、今後そこら辺触れてくれたら有難い。
まぁアレだ、「お前もバトラーだったのか」で強引に納得させに来そうな予感。

それとジェイの悪い噂を吹聴したビラ、誰が貼ったんだろうね?
普通に考えれば「かつて生徒会長選挙に出て負けた奴」だけど、明確な描写は作中には無い。
そこら辺ホームズとワトソン(こいつらも人のプライバシーを暴くのが趣味な人間のクズ)が首突っ込んで来ると思ったら別件で忙しい模様。
「脚本の都合上居るハズなのに全く関わって来ない」ってより全然マシで、迂闊にも関心してしまいました。

しっかし参ったね、これまで「コイツ人間の屑じゃん」って思ってたのが改心してく話が続くようなら「結構マトモな作りじゃん」と評価改めなくれはなりません。
(それ以前に、切らずに見続ける人が何人居るのやらって問題もあるけど)
そのためにはあと最低でもロン毛とシスコンと新聞部二人はどうにかしてくれないとならないけど…可能性あるのか?

園芸ネタ{netabare}
温室シーンではキンセンカが登場。
しかも花の横からのアングルがある!更に蕾の絵も!!
…って驚くことじゃないのだけど、前日に放送された“3D彼女”ではルドベキアが出まして…が、そっちでは「花がどのアングルになってもカメラに正面を向いてる絵」だけしか無く「うわぁ」と思ったばかりでして。
なんか感心しちゃいました、こっちのが作画クオリティ高いや。
頂芽を開花前に摘蕾するか?ってのは疑問だけど、そういう仕立て方もあるんだろうと強引に納得。{/netabare}{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
生徒会辞退や屋敷取り壊しの件は次の回でアッサリ無かったことに。
ええ…。
ま、まぁ黒幕(恐らく学園長)による揺さぶりってことかな?
そして「お前もバトラーだったのか」「お前もバトラーだったのか」の連続、これは笑っていいところなのかな?
これも「黒幕(恐らく学園長)の企みでひと所に集められたんだろう(学園の生徒全員バトラーでも驚かんぞ)」と好意的に考えることに努めてたら実際に学園長が黒幕だったのでホっとひと息。
けど、だ。
そうは言ってもだ。
指輪の謎を追ってどうこう、そこはホームズの出番じゃないのか(222/0の最後のはゼロではなく丸だってホームズ辺りに気付かせろよ)。
屋敷の中のオブジェクトに手紙が隠されてたって…そこは屋敷を根城にしてたドラキュラの出番じゃないのか(「屋敷の中の丸いもの?ああ、それなら見たことがあるなぁ」ってドラキュラに言わせろよ)。
特定の能力に特化したキャラ付けをしておいてそれを全く活かせない展開にはイラっとくる。
というより取り壊しの話が出た時に屋敷内の貴重品チェックとか済ませてたんじゃないのか?
それを狙って黒幕は取り壊し話を仕掛けたんじゃないのか。
そして手紙の中身からーのハヤカワ詰問からーの真実を知らされてーの。
…。
真実ってその程度かい!
ってかその内容のどこに今までジェイに隠さなくてはならない要素があった?
メタ的にはあるけどそんなの斟酌できないっすよ、さすがに。
一応これも一生懸命考えると、ハヤカワは「テンナが愛してたのは自分ではなくジェイ」ってのをジェイに明かすのがシャクだったってことか?
その部分伏せても状況の説明はできんか?

11話途中までのジェイはテンナを殺して死体を額縁に入れて飾っておけば満足ってレベルのサイコ野郎だったのに、11話後半から突如として真人間になってポカ~ン。
ってか12話序盤、敵のウラをかくために寝返ったフリをしたら散々仲間からディスられたのにクライマックスで「オレには仲間が居る!」って…全然信用されてなかったワケですがえっと…。
まぁ新聞部の二人(人間のクズ)は部外者だしそこまで信頼してないのはいいとして、ロン毛(人間のクズ)とシスコン(人間のクズ)は気まずくてもう目を合わせられんよ、普通。
でもってひと所に集められたバトラーたちのその殆どは能力を使って活躍をすることは、無い、置物状態。
(映画“幻魔大戦”もルナと東丈とソニーリンクス以外のサイオニック戦士の扱いが雑だったけど、それ以上に役に立たない)
これは学園長がそう仕向けた(不意を突かれない様に監視しやすいようにひと所に集めた)って解釈もできるけど…どうなんかねぇ、こんなんでいいのん?
フードの男の心変わりも唐突で、もはやギャグとしか…。

もいっこ不思議なのは過去改変すると現代が消滅するって理論。
ん?分離したり一本道に収束するってことではなく「消滅」?
ムジュラのような月が落ちてくる状況でもなし、別の世界線として残った連中はそのまま生きて行けそうな気がするんだが…。
「この作品はそういう設定である」って説明あったっけ?消滅するならするでちゃんとした説明が欲しいぞ。
時空の歪みとやらもよくワカランし、なんとなくで済ませてる予感。
一応長年の伝統を持つバトラー血族がその歴史の中で知り得たってことなんかね?{/netabare}

総評{netabare}
意図的に人間のクズとして描いてるのならまだしも、どう見てもクズなのに作中の扱いがそうなってない作品って個人的には辛い。
そしてこの作品はどっちなんだかが非常に分かりにくい。
主人公の妹狂いはもはや狂気レベルで、重ねて周囲の人間も酷い連中ばかりで、更に肝心の「秘密」はそれまで秘密にしておかなければならない理由が存在しない。
仲間たちが次々と能力に目覚めるが、その能力を使って活躍するシーンは無い。
ってか能力使って活躍するシーンよりも序盤の下らない執事ゴッコのほうが優先されるという意味不明な構成。
糞アニメ好きにはお勧め。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

千年の血縁と、百年の想いが今、交錯する…。

この作品の原作は未読です。
タイトルを見た瞬間、「Butlers=執事」の図式が脳内をよぎりました。
この作品…恐らくはイケメン男子が大勢登場する女性向け作品…

と認識しつつも、アニメーション原作が「SILVER LINK.」さんと知り、視聴を決めた作品でした。
「SILVER LINK.」さんの作品で真っ先に思い浮かぶのは「のんのんびより」ですが、その他にも「プリズマ☆イリヤ」シリーズ、「ストブラ」、「落第騎士の英雄譚」や「異世界食堂」など作画が丁寧で、かつ内容の面白い作品の多いのが特徴だと思っています。

「SILVER LINK.」さんの作品で、正直ここまで女性向けの作品を見た記憶はありません。
ですが、これまでの実績を踏まえると私に「視聴しない」という選択肢はありませんでした。

この物語に主人公は、京常見(こよみ)学園の生徒会長を務める高等部2年生である神宮司高馬。
彼は学園に転入するや否や生徒会長に就任したことで注目を集めていました。
ですが、注目を集めた理由はそれだけではありません。
選出された役員が揃ってイケメン男子だったんです。

注目の的の中でも、特に生徒会長は文武両道、才色兼備であることも相まって女子生徒からの人気は絶大なのですが、彼にとってはどこ吹く風といった感じ…
決して多くを話さない彼でしたが、副生徒会長に「羽早川」という人物を探して欲しいとの依頼から、この物語が静かに動いていきます。

一件クールに見える生徒会長ですが、心の中は荒波に揉まれる一隻の小舟…
だって、本来だったら全然違う筈だったから…
目の前には妹の天奈がいつも笑ってくれていて…
そんな平和な日常がずっと続くと思っていたのに…

突如自らに起こった出来事と、妹の天奈に起こった出来事…
急転直下とは、きっとこういうことを言うのでしょう…
何もかもが一変してしまったのですから…
だから…平和な日常を…あの頃を取り戻したい…
そう願っていただけなのに、物語は意外な方向への転がっていくのでした。

やっぱり、視聴前に想像した通りイケメン出現比率の高い作品でした。
イケメン男子7割、普通の男子1割、女子生徒2割…といった割合でしょうか。
クラスの男女比率は、恐らく偏りは無く五分五分なんだと思います。
ですが、圧倒的にイケメンの…生徒会の存在が目立つ構成なんですよね。

男性向けの作品の美少女比率が高いのと、きっと同じ理由なんだと思いますけれど。

でも、個人的に主人公の生徒会長は好印象でした。
笑顔も少ないし、他人にもぶっきらぼうで性格も歪んでいないとは言えません。
時折、優先順位の付け方も間違っていると思ったのも事実です。
ですが、胸に秘めた思いは微塵のブレもなくどこまでも一途なんです。

一途であるが故に周りが見えなくて、進むべき方向を間違ってしまう。
想いの強さと若さ故の過ち…なんでしょうが、人は間違う必要のある生き物なんだと思います。

だって、間違ったら何が起きるか…実際に体験しないと分からない事って沢山あるじゃないですか…
だから取返しのつかない間違いを犯す前に、小さな間違いを沢山経験して有事に備える…
大切な場面で選択を間違えない様に…

そしてもう一つのテーマは「決して一人で抱え込まないこと」
とても大切なテーマだと思います。
何故なら、チームでも個人でも達成したという結果は変わらないから…
でも何でも…という訳ではありませんよね。
自己研鑽などが一人で抱え込まなければならない良い事例です。

突きつけられる刃の切っ先は、決してなまくらではありません。
血を流しながら彼らは何を選択するのか…
この作品の見どころだと思います。

オープニングテーマは、OLDCODEXさんの「Growth Arrow」
エンディングテーマは、如月天奈(三澤紗千香さん)の「陽だまりの庭 〜Eternal Garden〜」

1クール12話の物語でした。
この作品を視聴して嬉しかったこと…
公式HPにも載っていないのですが、何と種ちゃんが三上早月役で出演しているんですよ♪
種ちゃんの演じるキャラはどんな感じなのか…?
それは見てのお楽しみです^^
決してハッピーエンドとは言えない結末…
それでも、希望の一端が見える幕の引き方は、救いがあって良かったと思います。
女性向け作品でしたが、堪能させて貰いました!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

最悪

今だから話します。
私は制作側です。

終盤の作画崩壊はシナリオの崩壊とキャストによる暴走が原因です
まず、11話のアフレコで主演のキャストが「この話だとストーリーが繋がらない」と言い出し、現場はパニック
長時間話し合った結果、シナリオを一部修正しその部分は絵コンテ描き直し
この時点で放送1ヶ月半前
その11話のアフレコから1週間後は12話のアフレコ。
すでに作画期間はほぼなし。

迎えた12話のアフレコ。
16時から始まったがまたしても主演のキャストが辻褄が合わないと言い出し、周りは全力で説明・説得するが納得せず。
アフレコが終わったのは日付が変わった0時過ぎ。
結論はシナリオからほぼ全て書き直し。
その次の週から責任者が集まっての構成会議。毎日のように何時間もおこなわれる。
すでに放送まで4週間。
現場は錯乱状態。毎日終電後まで作業。

シナリオが上がり、コンテが出来たのが放送の2週間前
この時点で下の制作側は疲弊
アニメーターも疲弊
当然原画は上がらず
3日で数百カットを完成させろと言われても無理な物は無理
自社と提携している中国の動画・仕上げ会社にレイアウト原画から仕上げまでやれと指示する無謀さ。言ってしまえば少しアニメに知識のある素人に描かせるということ。
当然出来上がった絵は最悪
放送まで間に合わないアクションカットは、前話数で既出のカットをそのまま使用
放送用のテープにするオンライン編集(V編)は夜中から始まり、24時間経って終了。その間も色が付いていない線画状態のカット多数、色が付いた出来たてホヤホヤのカットを差し替えていく
その中でも仕上げ作業が間に合わないカットは放送済みの話数から適当なカットを入れ穴埋め
ようやく全カット色が付き、放送局に納品
いわゆる放送前日の納品
この作品の作画崩壊はこうやって生まれた

申し訳ないが、シナリオが変わっても変わらなくてもよくわからないストーリーと、制作側全員思っていた。だけど変える時間は残っていないしその中でディテールしていけば少しでもいい作品ができると皆思って制作していた。
正直観る価値の無い作品。
観る人がいれば時間の無駄。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

84.8 9 タイムスリップで恋愛なアニメランキング9位
変態王子と笑わない猫。(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (3227)
18319人が棚に入れました
常に女子のことばかりを考えている横寺陽人は、所属している陸上部の部長、鋼鉄の王から次期部長に指名される。しかし陽人はもともと水泳部の女の子の水着を見るという不純な動機で陸上部に所属していたため、断りたいと考えたが、どうしても建前で喋ってしまい、本音が言えず断れずにいた。
そんなある日、小学校からの腐れ縁で陽人と同じようにエロいことばかり考えているポン太が、町外れの一本杉の丘にある「笑わない猫」像に願って自らの煩悩を引き取ってもらい煩悩から解放されたという話を聞く。聞けばその「笑わない猫」像は、お供え物を捧げることで、自分がいらないと思う何かを、それを必要としている他の誰かに渡してくれるという。
陽人は半信半疑ながら、藁にも縋る思いで自らの「建前」を猫像に引き取ってもらおうと像のある一本杉の丘に向かうと、そこで筒隠月子と出会う。曰く、月子も猫像にいらない「本音」を引き取ってもらおうと考えていたという。月子と共に像に願うと、供物を畳むためのベルトと月子の持っていた肉まんが消滅し、同時に陽人からは建前が、月子からは本音、すなわち表情が消えていた。
建前が消えてしまったために自分の考えていることがすべて言葉に出るようになってしまい、やがて学校中から変態であると認識され、変態王子という渾名が付けられ避けられるようになってしまう。陽人は月子と協力して、それぞれの失ったものを取り戻そうと奔走する。
そこで陽人は建前ばかりで喋る少女、小豆梓に出会う。彼女のしていたチョーカーが猫像の供物として消えたベルトと似ていたことから、陽人は建前が彼女に渡されたと考え、それを取り戻そうとする。

声優・キャラクター
梶裕貴、小倉唯、石原夏織、田村ゆかり、愛美
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

本音&建前コメディだと思ったのは4話まで。

一本杉の丘の笑わない猫像に願った事で「建前」を失った陽人と
表情を失い「本音」表せなくなった月子のドタバタコメディ!みたいです。

掴みも良くてなかなか優良なコメディがまた現れました。
前期も良かったですが、今期は更にコメディ豊作なのではないでしょうか?

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話感想{netabare}
今回の成分 変態5:猫像2:貧乳令嬢2:無表情1

建前を失い言動が本音になった陽人には好感が持てています。
私が建前失ったらもっと変態になるやも知れません。
キャラとしては鋼鉄の王がかなりお気に入りです。
(フォトカノに移籍して欲しいですねー。
いろんな角度から♪…って早速変態っぽい事言ってしまいました。)
彼女の出番増えると良いのですが…そして本名も知りたいな。

本名といえば登場人物みんな名字と名前が同じ字で始まってますが何か意味があるのかな?

【少し今後の予想】{netabare}
そもそも願い事が本当に交換システムなのか?
と言う疑問もありますが、とりあえず置いておきます。

基本的には陽人と月子でいらない物を交換しあった気がします。
名前的にも表裏一体な感じですし。
猫像に表情が移っているのでそんなに単純な訳でもないようですが…。
(猫像にも秘密がありそうです。なぜ笑いたかったのかな?)
第一印象では小豆さんには移って無い様に思ってます。
鋼鉄の王が本音の固まりっぽい性格なので寧ろこちらのルートを怪しんでいます。
近々彼女たちの悩みの真相も明らかになっていくのではないでしょうか?

陽人は肉まん食べたのでそれで交換なのか、もう一つ出てくるのかな?
おっぱいを肉まんに見立ててラッキースケベが増えるのかな?
月子側にはベルトが現れるのかな? 縛られることを揶揄しているのかな?
押し倒されたりしてるので抱き枕の方と掛かってくるのかな?
等々、この四人の間で起こる
「物」や「事」を気にしつつ観ていこうかなと思ってます。
まだまだ色々と謎だらけでなのですがね。

…ポン太の失われた煩悩も気にしておきます。一応。

ラブコメ的には月子の
「一度辱められた男には生涯責任を取らせよ」
と言う家訓が気になります。冗談とは言ってましたが…。
{/netabare}
ともかく好印象なので楽しみに視聴します。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 変態3:虚勢2:すれ違い2:デート1:友情1:ペットライフ1

前半は変態さん中心に笑える話でした。
動物の可愛さも上手く取り入れてます。
ホテルって普通、大通りから一本奥の路地に面してる所にありますけどね。
夏祭りのポスターがあったので中盤以降にイベントがあるんじゃないでしょうか?
後半は意外とシリアスな展開。
みんな不器用で気持ちがうまく伝わらず小豆ちゃんが傷ついてしまいました。
次回以降上手く関係修復に向かえばよいのですが…。
キャラが良いだけでなく当初思っていたよりもストーリーが
しっかりしていて続きが気になります。

鋼鉄の王の出番は少なかったですが、月子の姉という事実が発覚!
今後、色々と絡んできそうなので鋼鉄好きの私には少し嬉しいかも。

【小予想】{netabare}
「失った失った」と騒いでいるアニメですが、
実は二人にとっては必要な事で、得る物の方が大きかった様な気がします。
願いは間違いではなかったと気付く様な展開が待っていそうです。

月子の言い方だときっと筒隠姉妹は今まであまり上手く行ってない様子です。
本音と本音がぶつかって居たのではないでしょうか。
月子が丘に願いに来る時に何をそして誰の事を考えていたのか気になってしまいます。

陽人は今は上手く行かず不器用さを見せていますが、
そのうちにみんなの心を繋ぐ鎹(かすがい)の様な存在になりそうです。
建前を取り戻しても今の本音の部分も大切にして欲しい本音の良い点にも気付いて欲しいです。
(これは予想ではなく願望になってますが)

月とスッポンならぬ亀のぬいぐるみは友情アイテムなってくれそうな気がします。

筒隠家の家訓『辱めを~』は鋼鉄の王つくしの方に掛かって来そうです。
一話から辱めちゃってますし今回もかなりのおっぱいタッチでしたからね。
変態は責任を取らさせられるのでは無いでしょうか?
そしていずれ鋼鉄がデレるのでしょうか? そんなシーンを見てみたいです。
{/netabare}
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 仲直り5:奪還2:出会い1:お面1:亀1

早くも仲直り&建前奪還が出来ました。まだ3話目なのにいいのかな?
前回のゲームセンターでの一件、本音の割に気持ちを出せていないなと思っていたら
本音でも言葉が見つからなかったからなんですね。
完全ではないですが少し納得できました。

予想では陽人と月子間で本音と建前の交換が発生したのだと思ってましたが、
仕掛けはなく小豆に渡っていた様でシンプルでした。
建前が戻りましたがやはりどうもギクシャクしている様子で、
これから月子達と触れ合うことで、どう解消して行くのかに注目です。

月子とは昔から出会っていたのですね。
気付いてあげても良さそうなのですが…。
EDアニメのお面の意味も分かりました。
月子の心の優しさは伝わるのできっと将来良い保母さんになるでしょう。

来週は姉妹のお話。鋼鉄の王の出番が楽しみです。
こちらも仲直り出来ると良いですね。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 姉妹7:猫像2:恋心1

筒隠姉妹は早くも仲直りというか、元々嫌って無かったようです。
鋼鉄の王の言動は全く理解できませんでした。何してるんですかね?
動機と行動が伴わないとどうしても引っかかって納得できなくなってしまいます。

月子の願った動機も分かり、これから良い話になるのかなと思いきや
(鋼鉄の王は月子の自立を促す為にあえて突き放したとか)
むちゃくちゃし過ぎな感じです。
テンポが速く流れも強引なので予想のしようが無くなってきました。
今後この作品は何処へ向かうんですかね?
そして肉まんの賞味期限は大丈夫だったのでしょうか?

私の疑念はともかく月子ちゃんは表情を取り戻さない選択をし、
陽人は家が無くなってしまい今後どうなって行くのでしょうか。
居候とかしていくのかな? 
作品が嫌いになった訳ではないですがコメディとはいえ
「本音と建前」を上手く利用した話になると思っていたので違和感があります。
あまり強引に話を進めると「結局なんなの?」って、事になりかねないので心配です。
まぁ来週観ない事には何ともいえませんが
ストーリーとしても期待している作品なので上手く盛り上げて欲しいです。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 一泊4:旅行3:全裸2:倉1

陽人の羞恥心が無くなってるので猫像の効力はまだあるみたいです。
鋼鉄の王も表情豊かになってますしね。
しかし変態さんは何をしても変態ですね。(^_^;)

家財道具まで持って行かれたのか?っと疑問に思っていたら最後に倉から出てきました。
どうなってるんでしょうか?猫像謎すぎます。
全ては月子のためになって来るんでしょうか?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 願い4:誘惑3:猫神1:エロス1:晩餐1

鋼鉄の王素直過ぎますね。陽人を兄弟だと信じるわ誘惑するわ。
本当は分かった上で乗ってあげてるのかも知れないけど、
このアニメそんな引っかけ無さそうだしやはり素直なのかな。
なんだかもう4話以降、滅茶苦茶なキャラになっている気が…。
鋼鉄の王は好きだけどなんだか無理に誘惑しても色気はイマイチな感じ。
セクシーショットは色々ありましたがどうもぎこちない。
無理せず地の方が魅力的に感じます。

月子は表情無いけど感情はうまく出せてきてます。
性格的にはかなり可愛いく微笑ましくなってきました。

大猫像登場で全体的にドタバタと更に激しくなって来ました。
梓ちゃんも飛んできましたが、沖縄に置いてきた友人二人の立場も気の毒です。
この猫像、願いで繁栄をもたらす反面、短命の呪いもある様なので気がかりです。
でもとりあえず早く家を戻すように願わないと。
いくら家族が旅行中とはいえ困るでしょうに。
郵便やさんとかご近所さんとかにきっとご迷惑かけてます。

そして次回から終末物になっちゃうのでしょうか?
…無茶します。この作品ドコに向かいたいのでしょうか。
ストーリー的には破綻しているかも知れないので付いて行けるか心配になって来ました。
相変わらずキャラは可愛いですけどね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 台風4:願い3:月子記念館1:大貧民1:四角関係1

一本杉の丘に猫像が出来た経緯が分かったのは収穫ではありましたが…。
猫神のおかげでやりたい放題のアニメになってしまいましたね。
「本音」とか「建前」とかその他諸々、初期設定もっと活かして欲しかったんだけどな。
今となっては一本杉の丘に月子が願いに来た事も疑問になり出してますし、
(自宅で願えば土蔵の猫に届くみたい)
願いの代わりに何かを失う(ベルトや肉まん)っていう設定の意味すら
分からなくなって来ました。

「願い」に関しても穴だらけですし、その場その場で勝手すぎて納得行ってません。
鋼鉄の王の「世界は壊れてしまえばいい」という願いでは土蔵しか壊れてませんし、
今回月子が「陽人と兄妹の様にずっと暮らしたい」とか「姉と暮らすには家が広すぎる」
と言う様な事を願っていたとしていても、
事象(繁栄とは程遠い、災害&社会との隔絶)と
タイミング(いつ願ったのか疑問だし、この願いだけ速攻性が無くじわじわ叶うし)は
どうも腑に落ちません。

終盤の鋼鉄の王の勘違いも強引だしな…。
4話感想で書いた「何なの?このアニメ」になりつつあります。
キャラは可愛いので次回からストーリーはそんなに気にせず
違う目線で気楽に観られればいいかなとは思うのですが、
スタートの印象が良かっただけに非常に残念で勿体無く感じてしまいそうです。
あー何だか引きづりそう…。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 無茶苦茶10

あーあ。もうやっちゃいました。私の中では終わっちゃいました。
キャラは可愛いですがストーリーは無茶苦茶です。
鋼鉄の王をはじめキャラは本当に好きなんですがね。
現実感が全然無くて誰かの夢を覗いているような展開で、
なんだか感想書く気にもなれないし付いて行く気がなくなっちゃいました。
{/netabare}

【総評】
ちょいと早いけど総評。最終回までに論理的に納得行く展開になれば書き直します。
(【最終回小予想】{netabare}
陽人は過去にも筒隠家や猫神と関わりがあり月子の未来を獲得する代償として、
記憶が失われていた…等々、感動路線も考えられますが、
それでも納得が行く可能性は薄いです。{/netabare})
キャラも可愛くて1、2話の入りも良く期待しましたが、
人間心理、行動など納得行かない部分が見え始め段々と不安が増し、
大猫像以降「願い」(&キャンセル)の力が表に出てからは
初期設定や伏線お構いなしでやりたい放題のストーリーに
感じてしまい考えたりツッコむ事すら面倒になってしまいました。
「本音」と「建前」を鍵にして上手くストーリーが絡む作品だと思っていたのですがね…。
ここまでスタート好感触な作品が驚くほど自己評価が下がるのは非常に珍しいです。
こんな訳分からないストーリーにするくらいなら、
無難なお話に留めておけばまだキャラを愛でる楽しみが残ったんですが…。
私自身もニャル子さんみたいに
『キャラが元気に生きてくれれば満足』、『ストーリーはオマケ』
な作品だと割り切れれば良かったんですが、
上手くそう思えず、まともにストーリーを追い過ぎましたかね…。

キャラは本当に可愛く魅力がありますが、
そのキャラに魅力を感じている私でもこのストーリーにより酷評せざるを得ない内容です。
ストーリー重視の方(特に論理的にストーリーを追う方)には
お勧めはできない作品になってしまっています。残念至極です。

追記:最後まで観ましたがやはりしっくり来ず評価は変わりませんでした。
総評は暇ができたときに書き直すかも。。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 57
ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安易に見た目通りと限らない(本当の物とは?)

(追記:僕は原作付き作品かつその原作の内容を知っていた場合、原作のストーリーを考慮に入れた上で考えてしまいます。本来はアニメ単体で考えるべきなのでしょうが、知っていることを分けて考えることは僕には難しく、この感想もその前提で書かれてます)


あらすじを見て面白そうだったので、原作を2巻まで読んだ後、アニメ1話をまず視聴。

1話感想
原作でもそうだが、主要人物は猫の力で何かを無くした人間ばかり。
横寺は建前(後に本音)を無くし、更にポン太の煩悩を引き受けた事で「変態王子」に、月子は感情を表に出すことを無くして表情・声が無感情な「笑わない猫」に。
そんな人たちがどう過ごしていくか……と言う話だけど、実際の状態を見るとかなり怖い。
1話の後半だけでもかなりの弊害が見てとれる。
「無感情系キャラ」もストライクゾーン内ではあるが、この経緯を思うとちょっと気軽に好きとは……。


最近だとゲーム『テイルズオブハーツ』等、感情を無くしてしまったキャラが出る物語は幾つか知っているが、この作品はラノベ原作と言うことも有り、コメディ要素や萌え要素でそれを薄めようとしているが、それでも隠しきれない怖さが前面に出てきているように感じた。

同期の作品『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』も重っ苦しいが、それとはまた違う重さ。
どっちも面白い作品ではあるんだけどね。


4話まで視聴{netabare}
これで原作1巻分が終了。
大体は原作と一緒だったけど……3話の中学生の頃の回想。あんなの知らないよ!?

表情を取り戻さなかったのは……姉の為だけじゃなく、自分の為だよね。
原作1巻読んだ時点じゃ分からなかったけど、原作2巻とアニメのこれまでを見てからだとその理由が分かった。


しかし横寺と鋼鉄の王は変態と言うより頭おかしいんだけど……どうもこれも猫の呪いなんじゃないかって気が……。


2話以降1話ではカットされていたEDがちゃんとあるけど、これ見てて辛いなぁ……。ただ、月見は感情が無い訳ではなく、その辺の表情の表現は上手い気がする。
作品の性質とEDの映像を考えると、サブコーラスの方が本当のメインじゃないだろうか?
{/netabare}


5話~7話まで視聴。(原作5巻まで既読){netabare}
原作での2巻に当たるエピソード。
なぜか横寺君の家がなくなった上に台風も直撃したので、筒隠家でお世話になるお話。

ここで「一本杉の笑わない猫」の本体ともいうべき猫神様の存在が明らかに。
結局これらの事態は月子の猫神様へのお願いが原因だった訳だけど、つまりそれだけ月子が横寺君と一緒にいたいと思ってるってことでもあったり。


横寺家消失はともかく、まさかこの状況自体(台風など)がお願いのせいだとは思わないわけで、それがこの話のサプライズになってるんだけど、これは逆に「目に見えるものだけが異常とは限らない」ってことを示唆してもいるんじゃないだろうか?

原作ネタバレ{netabare}
しかし柱の成長記録とか筒隠母の遺影とその記憶の断片とか、原作5巻読んでるとしみるわ~。
でも思い出ごと鋼鉄さんに渡してる横寺君の脳裏にそれがよぎるのは設定的に本来おかしいんだけど、まぁ先が分かってるが故の原作付アニメの伏線兼演出ってとこか。
{/netabare}
{/netabare}


8~9話(原作6巻既読){netabare}
原作3巻分相当。
1巻分と比べると半分の話数、倍のペースだけど最低限のことは入れてそれなりにまとまってると思う。
このエピソードは前半は横寺君が全く知らない少女が猫神の力を使って起こす(視聴者には)明らかな異常事態、そして最後に色々伏線が提示されたことで一気にシリーズとしての話が動き出しているのが見どころ、かな?
なので「エミいらない」なんて聞くけど、どう考えても必要なんだよね、ヒロインとしてでなく舞台装置としてだけど……。

ていうか先を知ってるから、この話は先のネタバレせずに書くのが難しい。


個人的に一番のポイントは原作ではボカされてた、エミの借りていた「100%の笑顔」の本来の持ち主が「保育園の鬼の子」だと確定したこと。
あ~、そうじゃないかとは思っていたけど、やっぱりそうなのか……。

これはほんとに悲しい。なぜなら横寺君にとっての100%の笑顔、その持ち主の月子も横寺君の事が好きなのにその最大の魅力・アピールポイントであったはずの物を自ら捨ててしまった、と言うことだから。
OPやEDもその辺よく考えられて作られてる。両方でお面強調してるしね。
{/netabare}

個人的にはこの作品、原作の段階から設定・構成がよく考えられて作られてると思う。正直今期作品の中で一番。(追記:『はたらく魔王様!』も原作読み進めていったらこっちはこっちで結構考えられてること分かりました、はい)
シリーズ全体だけでなく、各エピソードの見所や面白さもちゃんとある。

ただ、最初に客寄せ的に「萌えラブコメ色」を前面に押し出してるのはあまり良くない。
それにつられて、そっちを期待してる人向けの内容ではないもの。

僕の場合、最初から萌えラブコメのつもりでは見てないから段々本題の方にシフトしていくのは楽しいけど、そうでない人には「つまらない」となるんだろうな。

あ~、でも、登場人物等と同じで「パッと見映るものが本質ではない」という所を作風でも表現してるのかな?


10~12話感想{netabare}
原作の5巻の内容をやってアニメは終了、と。
上記にもある通り、原作は既刊を全て読んだ上でアニメ版を視聴しているので、内容は分かってるんだけど、このエピソードは逆に分かっているからこそ泣けてくるシーンがポイントポイントで……。
主に10年前の筒隠家関連で。

後半はある程度原作と違うシーンも目立ったかな。幼い月子の行動とか、筒隠姉妹の滞在先の特定理由とか、姉妹を家に連れていく過程とか。
特に最後は、原作のままだと外から見ると幼児誘拐になるから変えたのかな?(苦笑)

「思い出」を陽人君がつくしちゃんに引き渡すシーン。その「思い出」を無くす意味に横寺君が気付くシーンも原作とちょっと描写が違っていたように思うけど、フラッシュバックも使ってよりその意味が視聴者に分かりやすくなっていたと思う。


しかし最後の遊園地のシーンは「最終回らしさ」を出すために入れたんだと思うけど、正直蛇足感が強いかな。
原作のシーンとは意味が違ってくるが、月子とのキスで〆ておけば良かったのでは……。
{/netabare}


総感&全体考察{netabare}
原作では1~5巻までまとめて第一章、といった感じなので、アニメ化となると(短編集の4巻はどうにかなるにしても)どうしてもそれらを1クール内に納めないといけないのでペースが速くなったが、それなりにまとまっていたと思う。

ある人の感想で(原作でよく名前を口にする)「オスカー=ワイルドは『幸福な王子』の作者」と知り、この『変態王子と笑わない猫』という作品自体のモチーフもそれなのだ、と気が付いた。
そのことを一番よく表しているのが勿論「思い出をあげたこと」なのだが、そう思ってよく考えてみれば、それ以外にも
・要らない物を必要としている人にあげる
・横寺(or変態)王子
・6話辺りで月子が歌っていた「ツバメの歌」
・「泣いている女の子がいたら助けてあげたい」「みんなが幸せでいて欲しい」という、横寺君の主義
・そもそも9話のサブタイトルがそのまんま
等々、色々な個所にそのことが見て取れる。

なのでよく言われる「建前と本音」は「作品全体のテーマ」では無いと思う。
最初のテーマだったり、課題として残ったりはしているけど、別に途中から最初の主題を変えたわけではない。
むしろ忘れられがちだが横寺君と月子以外にもポン太は性欲を無くしてたり、小豆梓は建前を押し付けられたりと、最初から猫神の力がメインの一つ。


ところで、思わずスルーしがちだったのだけど、これもよく言われる「陸上部副部長の方がよっぽど変態」と言われてること。
そういうキャラだと思ってしまっていたが、「この作品では明らかにおかしい言動をするキャラは猫神の影響」という基本を忘れてた。
つまり副部長のアレもそれなのでは?

11話で子供のころのポン太と一緒に遊ぶ子供たちの中に副部長と思われる子もいたため、どうやらこの二人は幼馴染。
そういえばOPでもこの二人が絡むシーンがある。

そう考えると、「横寺君に押し付けた」とされているポン太の性欲はひょっとして本当は副部長の方にいっているのでは? という可能性が思い浮かんだ。


また、これは以前から疑問視していることだけど、横寺君は「恥」「思い出」の他に、「恋愛感情」も無い気がする……。
小豆梓の恋愛感情からくる言動への鈍感さ・不理解もそれが原因なのでは? と。
月子に対しても「妹にしたい」や「一番大切な人」とは言っているが、「好きだ」とは言っていない。

ただ、そう考えると逆に「本当に恋愛感情がないのかな?」と思ってしまうシーンも出てきちゃったり……。
なので更に仮説を重ねて「恋愛感情はなくても好き嫌いはあるから」とか思ってみたり。
{/netabare}


思い出はどこへ?{netabare}
他の方のレビューを拝見させていただいていたら、「鋼鉄さんに引き渡したつかささんに関するもの以外の思い出はどこ行った?」と疑問に思われてる方が。
なるほどな~、そこに目を付けたか~。言われてみれば確かに。

これについて自分なりに考えてみたが、可能性は2通り考えられると思う。


まず「逐次鋼鉄さんへ」……と言うのは無い。
何故なら横寺君の思い出の中にあるはずのエミの事を知らなかったため、これは確実に無いと言う事になる。


次に「各想い出をそれぞれ必要とする人に」、と言う可能性。まぁ、これも可能性としては低い。
これもエミの場合が参考になるが、特定の人物の思い出、となると行先としては高確率でその思い出の主の関係者に行くことになることが考えられる。
そうなると引き渡し先と思い出の人物の間でここでも思い出の食い違いが発生するため、これ以前に問題になっていた可能性が高い、と言うのがその理由。


で、一番考えられる可能性だけど……。
まず前提として、「月子の感情表現」や「横寺君の恥」など、引き渡したものがその象徴アイテムと共に「引き渡す猫」の元に残る場合がある。(その理由が猫神自身が必要としたのか、引き渡し先が無かったのか、それ以外なのかは不明だが)
つまり、「残りの思い出は猫神が預かっている」と言う可能性。(引き渡すものは上記の通りアイテムと共に引き渡されるが、猫はその思い出に関するアイテムは持っていなかった……という問題は、「最初に鋼鉄さんにリボンと共に渡している為、以後はアイテムなし」と言う事で解決)
この場合、仮に横寺君に思い出が戻ってくる時が来た時、所有権を持つのが鋼鉄さんと引き渡す猫神のみのため、スムーズに戻せると言う事にもなる。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 26
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

とてもタイトルから想像出来る内容じゃなかった(最終回

変態って付いてるだけで毛嫌いする人もいるだろうけど、逆に変態が付いてないのに変態ネタがあると怒る人もいるか…
うーん難しい。
しかし露骨なエロと言うよりオープンなエロと言うべきか。
っていうのは間違いでした。はいはい在り来りのエロアニメでしたよ。
個人的にはばりばりスカートめくりしておっぱい触ってたタイプなんで愛すべき主人公と言った所だったのだが…


ちなみにこの作品、韓流ステマ問題でやっちゃったアニメですね…
しかも一発なら誤射かもしれないが、二回目をやらかしちゃった製作者…

『変態王子と笑わない猫。』に設定にない韓国要素を入れ問題化 / 作者も苦言「勝手に入れるの勘弁して」

娯楽に政治を絡めるなって人は多いでしょう。じゃあなんでこういう事が起きるかって事に少しでも目を向ける人が増えて欲しい昨今の現状。
そんなわがままはもう通用しないのですよ。

詳細
{netabare}前回は確かサムゲタン事件でさくら荘のなんたらかんたらってアニメでしたがあっちは公式で開き直ってましたが、こっちは原作者が否定してますね。
下請会社とかチェックの問題なのかもだけど今時新聞位読んでねぇのかよ製作者は。
もしくは圧力なのか…。
まぁそもそも原作があるアニメを、本来は改変した責任者を追求する所が、アニメ叩きに走る人間はお門違いですよね。
こういう自体を引き起こしたアニメ制作会社の責任追及するならわかるんだけども。
まぁ気になる人はまとめサイトあたりをググってみるのも…
せっかく面白い物語もアニメを叩くことで日本のアニメをつぶしにかかってるとしか思えない。
原作者が不憫すぎる。
アニメ会社としては責任追及して頂きたいものだけ下請けのせいですと責任回避パターンだろうなぁ結局うやむやに。
政治的問題は一番今荒れてるんだから少しはニュースや新聞読めよと言いたいですね。特に特亜三国系は。{/netabare}

まぁこれのせいもあってなかなか見てなかったんだけども見てみたら結構面白いから余計に苛立つ話。


各話感想
{netabare}1話
うーんなんだこの「○○である」っていう心の声の言い方どっかで聞いた事あるような…
しかし今季の変態アニメは多いなぁ。
悪の華と変猫とDALとまぁ豊富豊富。
ってなんだこの夜の女の子との下りどっかで見たことあると思ったらなんとか物語の八九寺pの流れみたい。
一本杉のお願いでなんかヒロインが残念になっちゃったと言うか長門キャラになっちゃったというかそれはもう飽きたキャラ。
っておい完全に七九寺pじゃないか噛み付いたりして。
ノリはいいなぁこのアニメ。
あれ?なんかカッコイイんじゃないのかこの主人公と思ったら変態だったwww
しかし筒隠って言う苗字はどうかと思う。

2話
これは愛される変態アニメな気がするんだようん。
なんて事は無かった。
これは酷いwww
が、小豆梓の為になってたりもするか…
産婦人科には爆笑したwww
噛み付く所どう見ても六九寺pだなぁ~
なんかちょいちょいシリアス展開が来るけどこの流れ琴浦さんっぽいなぁ…
あれ?これ割りと深いんじゃ!?

3話
あるある「いじって可愛がってただけだし~」うちらこまめちゃんの事好きだったし。
いじるってのは本人が嫌がったらオシマイなんだよ。
その後のフォローがなきゃただのいじめだ。
その人の為になるいじりなら解るんだけどなぁ。
まさにバラエティー番組の弊害だよなぁ~。
本人たちが悪いことだと自覚してないもしくは逃げ口実に使われるんだよなぁ。

惚れないってハッキリ言ったな。俺もハッキリ言うタイプだから好感持てるなぁこの主人公。
基本嘘を付く事は嫌いだしウソツクの下手だし。
それになにより相手のためにもならない事が多いと思うし。
まぁ時には嘘を付いて上げると言う建前もあるべきだけど。
親しい人ほど嘘は付きたくないな。
建前を取り戻してBパート。

っておい構図が明らかにパンツ丸見えだろw
世界の平和は俺が守るwww
まぁどうせ建前の仮面をかぶるなら無表情よりは笑顔や可愛い方がいいだろう。
ってあれ?なんかこのアニメ面白くね?

4話
水着シーンの変態爆発ワロタwww
笑わない猫をねぇさんが作っただとおおお!?さらっと凄いことを…
随分急展開だなこりゃ…って怒らないのかよこの子…
なんかそれはそれで引いてしまうんだけど。露出狂だったの?
姉妹の縁を切りたい?え?グーパン姉貴強すぎだろw
筒隠の告白にスルーかよ…ってなんで梓が突っ込んでるんだよ…これも切ないだろこの子的に…

パンツを捧げんなwww誰のパンツだよwわけわかんねぇよ色々とww
結婚wwwどうしたこの姉貴wぶっ飛んでるぶっ飛びすぎてるw
無慈悲な鉄槌っておい…
半島ネタ絡めるなってツッコミたいが意図してるのかどうかわからんから突っ込めねぇ…
ちょまっ筒隠の表情戻らないのかよ!なんだよそれ。意味ねーじゃん。
家が無いだと!?超展開すぎるだろwww

5話
家が無くなった…なんとも突拍子も無い設定ですね。
もう少し理由付けが欲しかったなぁ。
ってお泊り?風呂?あぁ温泉回かなる程メチャクチャになったな…
ヒロインが乱入してくるイベントはDALで回収されるし…
まぁ風呂でのお約束のシーンですね。パオーン。ボトラーwww
おいコマメにかかって来た電話でねぇのかよww
露骨なエロですよねこれ本当にもう…

6話
個人的にAVエロ漫画類を隠さないんだけど何が問題なのだろうか?
白濁液は引いた…けど誘惑の流れは吹いたwww
うーむ猫神は相変わらず秘密が多いなぁ。
ってか主人公の鈍感設定都合良すぎ。
おへそをちょこちょこプレイのアングル自重しろ。
ええぇぇぇなんだこの回やたらご都合回になってないか?
エプロンwww
このアニメイイ意味で駄目だなぁ。
デート・ア・ライブとこっちなら全然こっちのがいいなぁw
にゃんこいみたいな適当なアニメにならなくてよかった。
何このひどい流れ…ビッチしかおらんがな…
先行き不安すぎる…

7話
なんでいきなり揉んでるんだよww
完全に接触モミモミ事故でした。
ご飯が物凄く朝ご飯なんだけど気のせい?鮭に納豆にって…
どう見ても晩飯じゃないんだが。
電話もTVも通じないとか世界崩壊フラグ!?
トランプはポーカーが一番好きだなぁ。
12年前!?記憶が無いのか?ツキコ記念館ww
なんで押入れに入ってんだよww
梓どんだけ変態なんだよサッカーチームとかw性欲やばすぎw
トランプの1っておいwwwAだろ普通wトランプもやった事ねぇのかよこのスタッフw
何故振ったし。そして急展開…
えっと…都合の良い女が欲しかったんですねわかりません。
猫神の力やばすぎ。
大盛っておいww胸が大盛りってか?w
あぁ…ヤバイ願いを…

8話
イチャイチャしやがってwもっとラブラブしやがって下さい。
エミ意味不明すぎる。なんで最初からデレ全開なのか。
なんの回想も無しにこれじゃ唐突すぎる。
梓すりガラス越しに覗くなww
なんつうご褒美回www
スパゲッティーどんだけ食ってんだよツキコw食べ方www
エミは一体何者だ!?!?

10話
なんで網にかかってんだよwwおまえは魚か!w
ごぼごぼごぼごぼってww声優仕事しろw
全裸www股にプールのしきり挟むな。それじゃ隠れないぞw
エミ回さっぱりわからん。かぼちゃ大好きだなw
梓なんかおかしくないか?梓誰としゃべってんだよwww
猫神…だと!?ラスボスか!
なんとも超展開!!!エミはそもそも存在しないって事か…
ええええなんでキスしたし。あーあ。
エミを消さない理由他にもっとなんかあっただろう。

10話
ベッタリベタベタ状態とかキスするからだろ。
白い液体ネタすべってんだろ。まじひくわー
王様スゴロクとか考えた原作者天才じゃね?やりてぇーww
ダッチワイフかと思ったら抱きまくらかよw
バーバラさんの中に入るプレイとかこれいいなww調教ww
一々イタリア好きだなこのアニメ。
しかしまぁエミが薄っぺらいなぁ…
ビッグウェーブに乗んなww胸の三倍ってなんなんだよww
まさかツキコも存在してない存在だったのか…
何故記憶が一々無いのか…まさか王子も存在しないなんて事じゃ…
なんか嫌な予感がしてきた。
梓はキスしたけどツキコはキスしてないんだよなぁ。
猫神が完全にQBな件。超展開またきたw

11話
いよいよ過去を直接確かめに行くのか。
10年前に飛んだのか… ゴゴゴゴゴゴゴw
おいシャツの中に顔入れんなwww俺も入れてくれw
お母さん甘すぎwwwツンデレかよw
手料理っておい牛丼の持ち帰りじゃねぇかww
一人暮らし… これは…
「あぶなーい」っておいいいいそっちかっ!www
ブラで目を隠すなご褒美すぎるだろww
旦那の実家に娘が二人いたのか。一体何がどうなってんだ。
ロリ姉妹!「下郎」っておまえはシチカか!って中の人がシチカだったw
高校でデキ婚かよ。男の娘にするとか異常者だったか…
酔っ払ったツキコエロいエロ過ぎるwww
ツカサああああああああああ!

12話
シリアスなのにショタ王子の髪留めがいちいち雰囲気壊して笑いを誘うww
おしっこ手伝うなwww絶対狙ってただろw
脱ぎ脱ぎさすなwww
お母さん服飾デザイナーかなんかなのかって位うますぎんだろ。
お母さんをさっさと病院へ連れて行けよなんで行かねぇんだよ。
おっショタ王子が主人公らしくなった。
あぁそういう事だったのか。思い出を引き換えに…
うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ
マジ泣いた。
ツカサ生存世界線きたのか!?シュタインズゲートの選択なのか?
ツカサかと思いきやねぇちゃんかよ。やっぱ駄目だったのか…
キスEND!ずっとちゅっちゅしてやがれください。
最後のハーレムデートは完全にいらなかった。
なんかこれで一気に冷めた。二人きりでデートしろよ。

男は愛する女の最初の男になりたがる。
女は愛する男の最後の女になりたがる。
まさにこれこそ真実。今の日本は腐ってる。{/netabare}

いやぁ凄く面白かった。
本当にタイトルからこんな話になるとは思っても見なかった。
エミの話がちょっとアレだったけどラブコメとしては実に面白いシリアス有りのラブコメでした。
何か琴浦さん的な感じがした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 30

85.8 10 タイムスリップで恋愛なアニメランキング10位
織田信奈の野望(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2605)
13606人が棚に入れました
平凡な男子高校生、相良良晴が突然400年前の日本にタイムスリップ!そこは血を血で洗う戦国時代だった……が、ちょっと雰囲気が違う??そんな乱世で良晴が出会った一人の美少女、その子の名は「織田信奈」日本史上最も有名な戦国大名、「尾張の風雲児」こと織田信長────ではなく、織田信奈!?明智光秀や徳川家康、誰もが知っている戦国武将たちが美少女として登場するこの世界。信奈の家臣となった良晴は、“天下統一”という織田信奈の野望を実現すべく、天下一の美少女達と共に戦国乱世を駆け巡る!『サル、わたしと一緒に天下布武よ!』才色兼備な姫武将たちが織りなす恋と戦の新たな戦国絵巻が今、はじまる!

声優・キャラクター
伊藤かな恵、江口拓也、福圓美里、生天目仁美、松嵜麗、金田朋子、北方奈月、矢作紗友里、小倉唯、能登麻美子、三森すずこ、麦人、櫻井孝宏、加藤英美里、梁田清之、諸星すみれ、大久保瑠美、佐藤利奈
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

信奈の野望が彼の夢となる

原作未読
幼女×美少女×歴史×バトル×ハーレム×ラブコメ×豊臣秀吉=萌えアニメ版太閤立志伝
史実とは一味違う結末に可愛い女の子たち、熱い台詞が魅力的
主人公の相良良晴に特別な能力はない、彼の唯一の武器である歴史の知識もあくまでゲームで得れる範囲内での知識だ
だが、そこに親近感を抱ける
変態レベルの知識を持ち出されたら失禁しちゃうゾワゾワ、詳しすぎたらご都合主義みたくなってリアルさに欠くしね
太閤立志伝や信長の野望ネタがふんだんに盛り込まれているため、プレイしている歴史好きユーザーにはたまらないアニメだろう
光栄さん、太閤立志伝の新作を作ってください(切実)
歴史に疎い人でも楽しめるように丁寧な解説ナレーションがありがたい
可愛い女の子・熱い展開・歴史モノって最高かよっ!

-主要キャラまとめ-
{netabare}・相良良晴:にわか歴史好き好青年
熱血漢で心が優しい、思いやりのある主人公
・織田信奈:金髪ツンデレ巨乳
「であるか」が至極すぎる、であるか系女子というジャンルを開拓した(大嘘)
・柴田勝家:純粋脳筋爆乳
初な反応がたまらん、戦はめっちゃ強い
・丹羽長秀:冷静沈着巨乳
赤点先生並みの点数付けたがりでお姉たま、知将…だよね
・前田犬千代:槍遣い犬幼女
幼女、そしてほぼ犬
・蜂須賀五右衛門:カミカミ忍者幼女
30字以上は噛んじゃう、「しゃがらうじ」が可愛い川並衆のボス。おしりかじり虫。。。
・竹中半兵衛:陰陽師幼女
か弱い幼女で陰陽師、頑張ると熱が出ちゃう。その笑顔マモリタイ、人気キャラ投票堂々の1位
・明智光秀:自意識高い系ツンデレ少女
主人公とバチバチで自意識高い生真面目少女
・今川義元:麿系チョロ少女
チョロ元さんの異名を付されるほどチョロイ
・松平元康:タヌキ系メガネ幼女
天然で優しいタヌキ系女子、タヌキ系ってなんやろ…
・松永久秀:巨乳魔法使いお姉さん(おばさん?)
妖艶でお色気担当大臣、そして魔法使い
・ねね:正真正銘幼女
THE幼女{/netabare}

-各話感想-
1話-信奈とサル-
{netabare}木下藤吉郎死ぬ→主人公が代わりになる→可愛い織田信奈登場デデーン→押し倒す→柴田も女の子
はい、分かりました
主人公が木下藤吉郎の代わりになって出世するんですね、それで武将が悉く可愛い女の子なんですね
織田信長「公」の野望とか太閤立志伝「説」とかコメディ要素もあって見やすそう
顔面踏み踏み最高かよっ、信奈はサディスティックバイオレンス
主人公はなんやかんやでサルになっちゃった笑
史実通り今川義元と戦うっぽいね、蹴鞠にGKないよw
ねねに草履持ちにすべてが史実通りに進んでるのー
信長の野望では民家で道三が信長のこと覗いてたよね
道三の「なんという美少女」ワロタ
道三さん思わず「信奈ちゃん」って呼んでるよ笑
さては道三ロリコンじじぃだな!
【まとめ】
開始5分で物語が大体分かる冒頭は秀逸
メインヒロインの信奈は文句なしに可愛い、もちろん他のキャラもね
{/netabare}
2話-織田家、お家騒動-
{netabare}おいっー!結局ねねと一緒に住んでるやんw
主人公はおっぱいについて語りすぎな笑
織田信勝が比較的親しみのある人物に描かれているのは好印象、信勝は嫌なやつに描かれがちだし新しい信勝像を提示してくれてるね
太閤立志伝あるあるキター
京都で茶を売って適当な町で売るのは定石ですねー、そのためにまずは算術を鍛えないとw
信奈の「妬いた?」鬼可愛ええ、顔近いチカイデスヨー
当時は用いられた戦術である言葉合戦をコミカルに描くとは…天才か!?
織田信勝が津田信澄なっちゃった、信勝の息子じゃねーかw
信勝を殺さないのは史実とは違うハートフルな展開、こういうアレンジは大歓迎
騎士の誓いのシーンは美しかったですね、信奈の哀しげな表情が情景の美しさと相まって信奈が神々しく見えるね
【まとめ】
主人公が信奈を変えて、歴史も変えた
信勝を殺さないでおく展開は新鮮でハートフル
{/netabare}
3話-美濃動乱-
{netabare}長良川の戦いかな
なんか美少年きたよ、浅井長政か
浅井長政が悪く描かれてるねー、女性蔑視の男性至上主義者って感じかな
イケメンは嫌いです…コナクソッ
道三いいこというねー「夢は誰かと共有してこそ夢。一人だけの夢はただの野望」ってか、痺れさせてくれるぜロリコンじじぃ!
川並衆GJ、道三が生き残っちゃったw
【まとめ】
道三が生き残るってこれまた新しい展開
女の子だらけのなかで道三のキャラは貴重だね
{/netabare}
4話-風雲!桶狭間!-
{netabare}えっ、開幕から良晴クビ宣言!?
本気で心配してる信奈かわええ、最高かよ
やっぱり道三の観察眼すげー、さすが蝮
川並衆の親分は永遠に穢れないワロタ
ハーレム信勝まぢ裏山P、ほんといいキャラ設定してもらえて良かったなー(泣)
服部半蔵ちょろすぎるな、こういう半蔵もいいね
そして熱い、熱いすぎるぜ!
本陣の位置だけでもって、良晴負傷してるのに無理すんなよ
まさかこんな熱い作品だったとは…
主人公の安っぽい熱さがいい!
と思ったら負傷をいいことにシレッと抱き合ってんじゃねーぞお前らw
手をとるシーンだけ絵のタッチが違ったね
殺人級「であるか」でました、8回見直したよボク
勝家のおっぱいモミモミする主人公は1回頓死しろ(迫真)
義元もしっかり可愛いね、チョロ元さん
勝鬨の絵いいね、暖かいねー
【まとめ】
熱さ爆発、安っぽい?カンケイナイネ
信奈の「であるか」聞けたからいいだろ!
{/netabare}
5話-天才軍師調略-
{netabare}開幕アタックのほほん、元康さん再登場
そして最高の「であるか」いただきましたっ!
良晴は三国志もかじってるみたい、石兵八陣
悔しがってる信奈も可愛いねぇー、犬千代が釣れたーも可愛ええ
竹中半兵衛ころしちゃったからのビジョ中半兵衛、犬千代ガチで犬説クンクン
この作品をもってしても義龍は猜疑心の塊みたく描かれてるねー
半兵衛ちゃんの超パワー発揮しすぎて稲葉山城落城したw
美女を口説くときは綺麗な月が見える湖畔が相場だね、半兵衛ちゃんの調略(口説き)完了
【まとめ】
開幕「であるか」と半兵衛の可愛さを噛みしめる回だった
やっぱり義龍はどの作品でも猜疑心のある脳筋扱い
{/netabare}
6話-墨俣一夜城-
{netabare}半兵衛ガクブルからの「であるか」いただきましたっ!
旗印の瓢箪キター、川並衆の出番です
義龍の相変わらずのゲスっぷり逆に清々しい
信奈ちゃん絶対絶命だぜ、火薬で炎を吹き飛ばして窮地を脱するナイス判断
墨俣城完成だぜっー、ごえもん…
信長の馬なんか小さくね?
稲葉一鉄も氏家卜全もGETできたヤホーイ
ごえもん生きてた\(^^)/
鎖帷子やっぱり着込んでたね笑
マムシの篝火はちゃんとマムシに見えたね
岐阜=義父とは上手いこと言うね、ED入り極上
【まとめ】
今回も熱いねー、信奈とサルの絆は益々深まるばかり
義父の城かなりお気に入り、たちばな的にポイント高い!
本当の由来は違うけど、もう義父でいいよ
{/netabare}
7話-信奈上洛-
{netabare}ちょっと待って、象いるけど!?
今川チョロ元を担いで上洛とは、そして信勝がお市になっちゃったw
柴田/丹羽/明智/チョロ元/信奈のサービスショットあざますっ!
天皇が卑弥呼…とな?
象に乗ってたの松永久秀やったんかー
たぶん拾った幼女が天皇やね
フロイスさん金髪グラマラス姉さん、梵天丸すごい中二病やね
朝倉義景ナルシストすぎる、三好三人衆モブすぎワロタ
やっぱり拾った幼女が卑弥呼だった
最後の夕焼けの京で約束する2人、健気だねー
【まとめ】
卑弥呼と出会ったことが何かの伏線になるのかな、いっぱい色々なキャラも出てきたし
内容としてはそんなに進展してないね
{/netabare}
8話-黄金の自由都市・堺-
{netabare}開幕「あーん」たまらんなー、信奈の私服も可愛い
今回は12万貫の金策がテーマかな?
毎度分かりやすい解決ナレーションありがたいです
てか、戦象いますけど
あと義龍の仮面のセンスw
秀吉と光秀の料理対決…明智が急に狂ったよ
フロイスさんのおっぱいゴクリ
料理対決なんか急にコメディ、信奈が解説
現代語=サル語
黒くて固そうで白いネバネバ、完全にアレやないかい
津田宗及せこいー、光秀サイテー
料理対決の勝ち方で光秀の謀反フラグ!?
そして信長狙撃フラグも!
【まとめ】
コメディとエロの回、息抜きとして丁度いい感じ
金策はどうにかなったけど光秀謀反しちゃうのかな?
{/netabare}
9話-清水寺攻防-
{netabare}お飾り将軍を甘んじて受け入れてるチョロ元w
光秀の涙入り珈琲一丁あがりっ!
そろそろ良晴の知ってる歴史じゃなくなってきたねー
川中島の和睦という情報はやっぱり罠だったヤバイヨヤバイヨ
良晴拐われたー、火縄銃にスコープ付いてるよー
松永久秀さん魔法使えば一瞬で明智光秀に勝てるんじゃね?疑惑
清水寺炎上からの信奈デデーン
光秀に「夢じゃねぇ!」熱いねー!
久秀の援軍遅すぎ!からのキリシタン大名ジャジャーン
なるほど、信奈ちゃんは良晴とくっつきたいから身分を無くしたいのね…
【まとめ】
今回も胸熱展開、史実からいろいろと逸脱してきたねー
締めの「であるか」いただきましたっ!
{/netabare}
10話-信奈絶対絶命-
{netabare}半兵衛ゴホッゴホッ((((;゜Д゜)))
信奈は若狭攻めを決意、史実と違うねー
光秀の手作り御守りプレゼント、光秀かわいいー
信勝久しぶりに登場なつかしいなー!って浅井長政は女の子だった!?
信勝が長政を口説いてるヨー
なんやかんやいい夫婦になりそうだね
おいおい、金ヶ崎の退き口はガチになりそう
経緯はどうであれ秀吉が殿をしたからね
義景はトランプマンかな笑?
私が好きなった人はみんな死ぬって、遠回しに告白しちゃったね信奈ちゃん
良晴さん金ヶ崎で三段打ちしちゃった笑
ほんとは明智の十字砲火だっけか
信奈「生きて返る!」からの銃砲パァーン
【まとめ】
またまた胸熱すぎて火傷しちまうぜぇー
長政さん爆乳だったね(ゲス顔)
金ヶ崎の退き口でみんなどうなるの!?
{/netabare}
11話-金ヶ崎の退き口-
{netabare}不純な動機ほど生きる活力になる!
しれっと半兵衛ちゃんの裸体ごちです笑
犬千代ちゃんも元康ちゃんも光秀も戻っちゃダメー
義龍大砲抱えてるよw
半蔵の炮烙玉で良晴バラバラー
光秀もオマケに死んでる笑
信奈を良晴のスマホが守った…って何か違うw
信奈とみんなのドレス姿ごちです
信奈と良晴の結婚式…久秀の秘薬ってなんや
信奈復讐の鬼フラグ
比叡山焼き討ちカナ?モヤセモヤセー
【まとめ】
信奈が復讐の鬼と化した今回
良晴と光秀は本当に死んでるのかな?って気になるねー
{/netabare}
12話-天下布武-
{netabare}この話はアニメオリジナルらしいですねー
やっぱり何か企んでたの近衛さん、まさかの
ゼンキさん身代わりで良晴さん生きてるの!?
半蔵GJだったの
寒がる良晴を光秀ちゃんの人肌で…ぐししっ
道三もみんなキター( ・∇・)
近衛さん関白なのに逃げてないのね笑
近衛さん謎にちょっとだけ強い、よくある選民思想の塊的な人
だいたいこういう人は負けちゃうよね笑
良晴くん火の中から復活ジャジャーン
キスしちゃえキースキース(σ≧▽≦)σ
半兵衛ちゃん無茶して倒れるフラグだおー
信奈ちゃん笑顔で京に凱旋なりーヨカッタネー
【まとめ】
ハッピーエンドでハートフルそしてワンダフル!
エンドロールほんわかしてていいねー、道三と久秀なにかあった感じかな笑?
最後の最後に信玄デデーンは2期あるやろ絶対!!!
{/netabare}
-ザクッと総評-
{netabare}大筋は史実通りながらキーポイントとなる出来事の結末がハートフル、とても良いアレンジで新鮮さがあった
アレンジの結果として作品にシリアスさが生まれ物語が見応えのあるものとなっていた
安っぽい熱さは逆に心地よい
幼女の比率が多かったけど可愛かったから無問題
合戦シーンの作画はかなり丁寧でリアルだった{/netabare}

-OP&ED考察-
OP曲「Link」
歌:愛美
アンニュイな歌い方が特徴的
曲調と歌声のミスマッチが絶妙、特にサビ
Bメロからヌルッとサビに入りますねー、これは好印象ですぞ

-気になった歌詞-
Bメロから
{netabare}あなた 守る でもその前に
果たすべきことがあるよ
特別なんかになりたいんじゃなくて
私 嘘つきたくない{/netabare}
信奈の複雑な乙女心が見事に表現されていて思わず「あっぱれ!」と言ってしまいましたよ

ED曲「ヒカリ」
歌:みずたまきの
可愛い女の子がいっぱい(σ≧▽≦)σ
目の保養に最適なED映像ですぞ
曲?いいんじゃないですか(適当)

ずっと2期を待ち望んでるんでそろそろガチでお願いします!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 21

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

歴史は諸説あるから面白い。本当はこうだったのかな?【21.4/25.0】

物語:4.1 作画:4.2 声優:4.7 音楽:4.3 キャラ:4.1 【合計:21.4/25.0】                       (68.8)

ジャンル        :ラブコメ、歴史
話数          :12話
原作          :春日みかげ・著、みやま零・画(小説)
アニメーション製作 :Studio五組、マッドハウス
監督          :熊澤祐嗣
脚本          :鈴木雅詞
キャラデザイン    :高品有桂
音楽          :高梨康治
主人公声優      :江口拓也
メインヒロイン声優 :伊藤かな恵
OP           :「Link」作詞 - 深青結希 / 作曲 - 若林充 / 編曲 - 草野よしひろ / 歌 - 愛美
ED           :「ヒカリ」作詞 - 深青結希 / 作曲 - 若林充 / 編曲 - 佐藤準 / 歌 - みずたまきの

参照元        :Wikipedia「織田信奈の野望」

【概略】
現代の日本に暮らす男子高校生・相良良晴はある日突然、戦国時代の濃尾平野に飛ばされてしまう。その世界では今川義元や松平元康、柴田勝家といった戦国武将たちが美少女の姿で存在しており、その上、尾張国の主である織田信長は織田信奈という名前だった。良晴は、不慮の死を遂げてしまった木下藤吉郎の代わりに信奈の家臣となり、彼女の野望である天下統一の手助けをすることとなる。

【特徴】
①美少女ハーレムでロリキャラ多め
②タイムスリップで戦国物歴史ファンタジー
③シリアス寄りのラブコメ
④メインヒロイン(以下信奈)はツンデレ型ヒロイン

【長所】
①歴史を知っていても知らなくても楽しめる
②可愛らしいキャラ達を眺めるだけでも楽しめる
③ストーリーの要所のみを押さえて進む展開

【短所】
①物語冒頭に何故タイムスリップしたかという説明が無く、唐突に始まる
②序盤に信奈と絆を深める描写が少ないにもかかわらず2人の絆は固く、主人公(以下良晴)が吐く迫真のセリフに違和感

【短評】
 まず長所①です。私は史実についてうろ覚えでしたが、先々に起こる史実がどうだったかを思い出しながらの視聴で楽しむ事が出来ました。なので歴史を知っている方は先々起こるであろう事を予測しながら観る事が出来、楽しめると思います。ですが、物語の骨子は「良晴と信奈との恋愛」なので、回を重ねる毎に絆を深めてゆき、最終的にどの様な結末を迎えるのかという過程がしっかり描かれていたので、史実を全く知らなくても楽しめるのでは無いかと思いました。
 次に長所②ですが、これは特徴①や④の事です。語尾にクセのあるキャラだったり喋り方に特徴があったりと魅力的な個性のキャラが多く、楽しませてくれます。それに可愛いを全面に押し出したキャラデザインだと思うので、キャラ萌えを重視して視聴する方は十分楽しめると思います。
 そして長所③ですが、本作は歴史に名を残した偉人の主だった史実を基に構成された物語です。幾つかの史実を基に構成された全12話は与太話などの余興のみ回は無く、滞りなく進行してゆくので非常にテンポが良いです。この様なサクサク進む展開でも良晴は毎回しっかり史実に絡み、影響を及ぼしてゆく所が良いと感じました。
 ③は一応長所としましたが、人によってはサービス回を楽しみにしている方も居ると思いますので、一概に長所とも言い切れないとも思います。しかし、おちゃらけるシーンもちゃんと有るのでサービス回が無くて落胆するという事も無いと思います。
 
 続いて短所についてです。テンポが良い反面多少端折って見えました。①に関しては現代の描写を入れた方が過去に飛ばされた良晴の心境を読み易かったのではないかと思いました。すんなり事実を受け入れる良晴は太い神経の持ち主だと考えれば納得出来ますが、いまいち人物像が見えてきませんでした。
 ②は昨今の1クール作品では珍しくもなく、本作も例に洩れず尺不足から来る違和感を感じます。恐らく原作小説では迫真のセリフを吐くまでに紆余曲折があって重みのあるセリフになるのでしょうが、アニメでは絆を深める描写が少なく何故良晴がそこまで義理堅いのか理解できず、感情移入し辛かったので違和感を感じてしまいました。 

 総括すると、楽しめるポイントが「萌え」「信長(信奈)が辿る史実を観る」「恋愛展開」の3点あるので楽しむ事の出来る余地が多いと思います。原作のダイジェスト感は気になるかもしれませんが、物語全体で見ると中身の濃い作品ではないかと思います。



【思った事、及び蛇足】
本当は長所がもう1つあるんですけどネタバレになるので書けませんでした。
その長所というのは主人公が「過去に行く」という事に関係します。
勘の鋭い方ならなんとなく私が言いたい事に察しがつくと思ったりw


取り敢えず書きたい事は大体書けましたし
何より
楽しめました!!
久々に原作小説のラブコメを観たのですが
思った以上に楽しめて満足してます。


それから信奈なんですけど
ゼロ魔のルイズに少し似ているなと思いました。
多分この手の作品を沢山読み漁っている方にはもっと他に似たヒロインが居るのかもしれませんが
私にはそう見えたんです。


しっかり綺麗にまとめて終わってましたけど
2期も作れる余地がありそうだと思ったので
放送するなら是非見たいと思えました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

12話鑑賞済み。総評的な物。

原作小説未読。コミカライズ(のどれか)1巻のみ既読。

総評的な物ですが・・・
・放送開始直後は正直カット候補だったのですが、何だかんだで完走できました。良い意味で予想を裏切ってくれた、良作だったと思います。
・画的な部分は問題無く。最初から最後までブレ無く安定した出来だったと思います。
・ビジュアル的にロリ比率が高い(というか両極端かな?とも)ですがw
・史実をなぞりつつ別方向に向かう、歴史に詳しくない身としての物語を観た感想ですね。終盤になるにつれてサル君の存在意義が若干微妙に思えたりもしましたが・・・信奈さんが必要としてサル君に帰る意思が無いなら、それでも良いかと。
・当初は「信奈=伊藤さん」という図式に戸惑いましたが、途中からはハマリ役と思えているのが自分で不思議だな~と。個人的にはやはり小倉さんが、さすがだなと。金田さんの噛みっぷりにも脱帽w

{netabare}
12話まで鑑賞後-------------
総集編が残っていますが・・・一応最後まで観たということでw

とりあえずまず・・・2期ありますよ~的な終わり方w 家紋っぽい背景から察するに、武田でしょうか?

次点で・・・。
浅井長政が実は女でした、というオチを全く予想できていませんでしたw 半兵衛ちゃんのところで真逆な裏切られ方してるのに・・・学習能力ゼロw
信澄との結婚は実は無問題という結論が、結構萌える展開だったと思います。

ストーリーについては・・・歴史に詳しくないので、何とコメントして良いものやら。ラスト辺りの「金ヶ崎の退き口」とかはもう何も知らずに観てました。
それでも普通に観れてた辺り、この作品の出来が良かったという証明でしょうか?


朝倉さんは何しに出てきたんでしょうか? 黒幕に徹するわけでもなく、凶悪な策を巡らすわけでもなく。ただ「嫁にしたい」旨ばかり。むしろどこぞの公家様や仮面の人のが目立っていたと思います。

9話鑑賞後------------------
いろいろ史実とは異なる方向に進んでますね~。
お亡くなりにならず生きている人、更には違う立ち位置になる者。
これは先が全く分からなくなってきました。

原作がどこまで?進んでいるのか知りませんが・・・アニメはどこで一応の着地点にするのでしょうか。楽しみです。

5話鑑賞後------------------
日本の歴史さえ詳しくない身なのではありますが・・・。
冒頭出てきた竹中さん(男)に何の疑問も抱かなかった自分に「読みが甘いな~」とか思ってしまったわけでw
よくよく考えてみれば、織田陣営に付く(と思われる)人物が「男」である確率は、あまり高く無いはずなんですよね・・・。
浅井さんとか最近男キャラ多かったので鵜呑みにしてました。

てことで・・・今回の焦点は半兵衛ちゃんにすっかり持っていかれてました。そりゃ信奈さんも提供後で拗ねてますわ~w

小倉さんの幼い役(何か良い表現無いでしょうか?w)は、格別に安定しますね~。
いえ怜さんとかも良かったですよ~。

4話鑑賞後------------------
史実を知らないとダメだと思い込んでいましたが・・・そういえば道三さん生き延びてますね。そういえば確かに、異なった歴史を辿る可能性も無くは無いわけで。
そう考えると、何となく付いていけるかも?と少し安心したりしています。

まぁ起こるイベントは、やはり史実に近い形になるのだとは思いますがw

しかしそうなると良晴君・・・元の時間に戻れるんでしょうか?

今回までの戦闘シーン等見てきて。
画や絵的な部分の気合は凄いな~と。

3話鑑賞後------------------
義龍さんの謀反?からのお話でした。
この辺りから既に、史実(?)がどうなっているかさえも不明なので、感想も書き辛いw 確か高校時は日本史取ってたはずなんですけどね~。

それでも一応観れてしまっているので、続行~。同じ時間に重なる番組もないですしw

一応採点。
今のところ、悪くは無いです。ただ何かの拍子にヤメる可能性はある、そんな位置付けですね。

女の子イッパイですが・・・特に推したい方もおらず。
そう考えると・・・キャラ自体はあまり強くない作品なのかもしれないですね。

2話鑑賞後------------------
何のことはない、1週経ってみたら伊藤さんの声にも慣れてましたw といいますかP4Gのせいで、耳にする頻度が高いですw

信勝さんの謀反の部分もアッサリ済んだ感がありますね。1話の道三さんのところもですが。

たぶんこの先は個人的に未開の地なので、それなりには楽しめると思います。

それにしてもこのところ「Studio五組」の名前をよく見かけます。

1話鑑賞後------------------
というわけで武将女体化?第~弾w 信長さん女体化第2弾でしょうか? 他にもあるかもしれませんが・・・w

まだ採点も、継続・非継続の判定もできないのが、正直なところです(一応継続します)。

信奈さん、個人的には伊藤さんな感じでは無かったんですが・・・。他に誰が?と問われると答えに困りますが。いえきっと、話が進むにつれて段々慣れていることと思いますw
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
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