スポ根でトレーニングなTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のスポ根でトレーニングな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月02日の時点で一番のスポ根でトレーニングなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

89.0 1 スポ根でトレーニングなアニメランキング1位
ウマ娘 プリティーダービー Season 2(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (682)
2207人が棚に入れました
「ウマ娘 プリティーダービー」は、Cygamesがゲーム・アニメ・コミックなどで展開するクロスメディアコンテンツで、競走馬の魂を受け継ぐ存在であるウマ娘たちが競い合う架空のレース競技<トゥインクル・シリーズ>と、一流の競技ウマ娘を目指す少女たちが通う「トレセン学園」を中心とした物語が描かれる。作中にはスペシャルウィークをはじめとした名馬たちをモチーフとしたウマ娘や、皐月賞、天皇賞といったレースが実名で登場する。2018年4月~6月にはTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」が放送されたが、2021年1月4日より放送予定のTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」は待望の続編となる。第1期ではスペシャルウィークとサイレンススズカを中心としたストーリーだったが、「Season 2」では伝説の三冠ウマ娘・シンボリルドルフに憧れるトウカイテイオー、そしてそのライバルであるメジロマックイーンにスポットが当たるようだ。

声優・キャラクター
Machico、大西沙織、和氣あず未、高野麻里佳、大橋彩香、木村千咲、上田瞳、田所あずさ、前田佳織里、花井美春、田澤茉純、遠野ひかる、矢野妃菜喜、立花日菜、沖野晃司、豊口めぐみ
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

勝利の女神は観た子だけにチューをする

オリジナルアニメ2期


往年の名馬が萌え擬人化して駆けっこする作品。勝てば“ウィニングライブ”と称したステージを披露。
文字面だけ追えば大きなお友達向けニッチなニーズを狙い撃ちしたコンテンツと思われても致し方ないやつです。やれスポコンだ友情だと言われたところで手に取る気になるかは怪しい。
が、手にしたら最後でハマる沼。そんなおとろしい1期でした。コアとなる魅力については変わらずなのでお手数ですが1期レビューご参照ください。

ついでに言うと、せっかくお越しいただいてなんですが、競馬好きレビュアーさんの感想のほうが面白いのでそちらもぜひ。
1期はスペシャルウィークとサイレンススズカ。スイッチして2期はトウカイテイオーとメジロマックイーンが主役です。尺を取って掘り下げた主軸を横に置けば失速するリスクがあるものですが少なくともそうはならなかったと思います。
あらためて元ネタとなる名馬それぞれの物語がファンをひきつけて止まないことと、その史実を皮肉やパロディではなく作り手が真摯に受け止めて世に出した作品であることを伺わせます。
観る側も呼応しついつい自力で元ネタを漁りたくなるのではないでしょうか。本気は伝わるみたいな。時折イマイチアニメにて「原作読んで」の声が飛び交いますが、作り手の誠意に欠ける作品と判断したアニメの原作に手を出しづらいのは私だけではないでしょう。

作り手の本気といえば

 ・ソシャゲのリリース
 ・この2期の放送そのもの

良く実現させたものだと思います。
2018年の1期放送中から『ウマ娘』に触れる時は「ところでゲームはいつリリースされるのか?」は挨拶代わりでした。足掛け5年がかりでのリリース。
プロデューサー石原氏のCygames退職もあったかと記憶してます。そして元請けの制作会社を変更してのアニメ2期の制作。

注)以下1期ネタバレ
{netabare}「悲劇の名馬のIFストーリー」が1期なら「奇跡のカムバック」がテーマの2期です。{/netabare}
見事に史実をエンタメ化したアニメの傍らで現実世界でも「無理じゃね?」な困難を克服したことが想像に難くないコンテンツとしてパッケージトータルで評価したい良作です。
中の人たちも演ずる自馬の掘り下げは当然として“馬蹄”“産駒”“葦毛”などのワードが自然と出てくるあたり真摯に向き合ってる感マシマシでしたよ。
やや精神論に傾いちゃってお恥ずかしい限りですが、萌えっとしたのが苦手な諸氏向けに私が感じた“向こうの本気”をご紹介したかったと言い訳。

馬を萌え擬人化してライブまでさせる。こんなぶっ飛んだ発想って依って立つ文化の懐が深くないと出てこないものです。バルセロナやブラジル代表のスペクタクルなサッカーは確かな技術と重ねてきた歴史に支えられてることに異論はないでしょう。それと一緒。
ゾンビ+アイドル+佐賀県みたいなアニメもヒットしましたよね。アニメでなくても時代劇スターに金ピカ衣装とちょんまげ着けさせてサンバ(しかも曲調はサンバと別物)で踊る曲が大ヒットしてみたり、たまに意味不明なかけ合わせで心を揺さぶられる傑作が出てきますがそこに立ち会えた幸福を噛み締めることができる作品でもありました。



※ネタバレ所感

■目線ずらし

1期と同じ路線{netabare}(悲劇的な史実のIFストーリー){/netabare}にしませんでした。
{netabare}サイレンススズカ路線の構成なら主役をライスシャワーにしてたかと。前半盛り上げてくれたダークヒーローです。きっとこの馬で語りたい諸兄も多いはずでして、これまた石見さんの薄幸な声が良く似合うウマ娘でした。{/netabare}

 ・スペ→テイオーへとセンターの変更
 ・ストーリーの本筋で新たなヴァリエーションの提示 

これらを2期でやれたことによって「他のウマ娘も!」とおかわり期待効果が生じちゃいました。
優秀な原作のストックまだまだあるのでなおさら思いを強くします。


■Cygamesのゲーム原作

信頼してます。ゲーム原作でのハズレが少ない印象。
増えすぎたキャラを処理しきれず空中分解してその残骸が無数に横たわってるこの分野で他の制作者は見習ってほしいかも。
ゲームも好調みたいですしアニメとの好循環が生まれている例なのは言うまでもないんだけど、もし自分が仕掛ける側だったら、制約あるのなんて当たり前でそれに唯々諾々としヒットを狙わない仕事なんて面白くないだろうなと思ってしまう。
例えば馬主の顔色をうかがうことは悪いことではなく、そんなん含めて

 制約があるからこそ仕事は面白い

ガイアの夜明けかプロジェクトXで取り上げ可能な難作業をスピンオフにしたらいかがだろうか。


■駆けっこも○

1期はシンプルで、加速直前に足元映して直後から風のエフェクトを効かすみたいなのの繰り返しだったと思います。
2期ではそれに加えて“スローモーション”“広角で捉えた構図”“豊富なアングル”と飽きさせない。モノローグも心憎い利かせ方をしてました。そのことでドラマに加えて視覚的にも楽しめました。

ここ一番の足元アップ演出だってシンプルゆえに力強さはあるのです。
{netabare}有馬でもみんなの「行け!」の画を抜いてからテイオーが「勝負だ」とスパートかけるわけですが、直前に後方から足元を映してました。しかもですよ。よりによってですよ。骨折した左足で大地を蹴って最後の力を振り絞るのです。みんなの願い/自分の魂をここに込めてました。{/netabare}


そんな作画を高評価するのはいかがなものか。ときおり視界がぼやけ画面が良く見えなかったもん。


■群像劇の見本

“強敵”を“とも”と呼ばせるのは1980年代『北斗の拳』の発明。普遍性があり現在も時折見かけます。
テイオーがケガから復帰する過程で“とも”と呼べそうな娘たちがわんさか。1対1・1対2と閉じた相関ではないのに注意が分散しないのが不思議。

 {netabare}・真打ちメジロマックイーンは説明不要でしょう
 ・スピカの面々は言わずもがな
 ・復帰を信じて菊花賞に出走。「ケガの状態は関係ない」からの「おかえり」ナイスネイチャ
 ・ただの鬱陶しそうな娘さんという印象からまさかのツインターボ
 ・有馬でのライスシャワー「おめでとう」は重みが違う
 ・ビワハヤヒデはセリフを言わないことでラスボス感を発揮
 ・有能男前常に冷静沈着シンボリルドルフ会長が感情露わに。史実だとテイオーの父なんでしょ?
 ・将来トレセン学園の門を叩くキタサトは少し前のテイオー自身。こうして歴史は受け継がれる。{/netabare}

本筋に絡んでくるキャラが多く、それらが累積していってきっちり最終盤で回収という構成。“仲間”“絆”“友情”と口で言うは易いがお見事でした。


■カムバック賞

目線をずらしても質を落とさぬ懐の広さを見せて
ペイすることを目的にアニメーター以外の大人も頑張って
駆けっこ動画でも創意工夫をこらし
多数のキャラを殺さず活かしてメインストーリーに花を添える

そして本筋の“ケガからの復帰”話でとどめ。
小野伸二や吉村禎章、最近だと池江璃花子選手の復帰で目が赤くなった自分にとって平常心を保つのは無理筋です。とりわけ優れていると感じた二点

 1.きちんとした前フリがある
 2.当事者が考えそうなことが描かれてる

一つ目例えば、前田智徳選手引退セレモニーで花束を渡すマエケンの顔が一気に歪む出来事がありました。その時どんな一言をかけられてたか?

 {netabare}「怪我には気をつけろよ」{/netabare}

こういうのは誰が言うかが大事で、この子が言うから重みがあるって伏線(前フリ)をきちんと序盤で振りまいていた『ウマ娘』でした。丁寧な仕事です。

一つ目だけで普通にエンタメとしてエモいんですけどさらに上乗せの二つ目。体育会系ガチ勢ならなんとなくわかりません?
{netabare}怪我の程度を量りながら状況が見えてきた時の落胆。気を使わせてる仲間への配慮やこれまでと違った距離感への戸惑い。腐りそうなのと奮い立たせるのを行ったり来たり。試合(レース)を見たくない気持ち。だって自分が惨めに感じるから。そんなの仲間もライバルも思ってないこと含む。復帰のラインを全盛期よりも低く設定することへの葛藤。されど求めたい自身のベストパフォーマンス。{/netabare}

{netabare}在りし日の白球追いかけてた頃の自分を思い出します。それなりにガチ勢でした。準決勝2点差でウチらを負かした高校がそのまま甲子園に進み阪神のドラ1ピッチャーに打ち勝ってたり。かといって巨人ドラ1の投球練習をブルペンで見た時は打てるイメージが全く湧かなかったり。だいたいそれくらいのレベル感(微妙)。怪我をめぐる悲喜こもごもの経験から頷ける場面多々なのでした。
ついでに程度はだいぶ低くなって、先日1年半ぶりにグラウンドに出て草野球をば。昨年は入院してリハビリもやって主治医と野球また出来たらいいねなんてやりとりもしてたもんで、打席に立った時感慨深かったし、先制のタイムリー打った時は泣きそうでした。要は競馬関係なく勝手に自分と重ねて観てたりしたのです。{/netabare}

{netabare}「僕は何度もくじけてきた!あの時も、あの時も、だれよりもくじけてきた!誰よりも悔しい気持ちになったのは僕だ!誰よりも勝ちたい気持ちが強いのは僕だ!」{/netabare}

金言です。


■お終い

それにしても血統を重視したり、走りに特化させたためか怪我にまつわる逸話に事欠かないのがサラブレッドなんですね。動物愛護には傾注しませんがちょい贖罪意識が芽生えそうなのは私だけ?
戦国時代の馬があんな脆かったら戦にならんでしょう。競走馬は精緻な工芸品というイメージです。

{netabare}劇中幾度と問われてきた「走ることは幸せなのか?」には幸せであるとの回答。さらに1期ではスズカさんに「皆に夢を与えるウマ娘」が目標だと言わせたアニメ作品。{/netabare}

“物語”に賭ける性格の濃い競馬において、いや競馬に限らず現実のいろんな局面で、我々は我々が欲する物語を常に探しているのだろうなと愚考。
自分は競馬をしませんけど、きっと“勝つ”馬ではなく“勝ってほしい”馬を選ぶのでたぶん向いてないと思います。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.04.14 初稿
2022.02.19 修正

投稿 : 2025/02/01
♥ : 71
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1期と本質を異にする、寂寥感を感じさせるフィナーレだった。・・・・っていうかダブルジェットししょー。゚(゚´Д`゚)゜。

アプリはまだやってません。
嵌まりすぎるのがこわくてはじめられません。

スポ根・青春ものが好き? →お勧めです
競馬が好き?       →観て損はしないです
1期楽しめた?      →観ない理由が分からない
アニメ好き?       →いいから観とけって。


1期とは本質的に違う物語の作り方をしてきた、と解釈している。
そのため、作品の面白さの方向性が少し1期とは違うけれど、相変わらずウマ娘達は僕らの夢を背負って全力で駆け抜けてくれる。

以下、1期との比較が入るため、1期のネタバレも含みます。

物語:1期とは違うスタイル、だからこそのフィナーレの寂しさ
{netabare}本作のクライマックスは1993年の夏競馬~グランプリまで。1期が98-99年をベースとしていたのだが、実時間軸でみると2期はさかのぼった形になっている。前作同様、あるいは前作以上に実際のJRA競争の結果を基にしながらも実に巧みに「物語」を構成している。恐れ入るとしか言いようがない、素晴らしい構成だった。

1期の物語は、スペシャルウィークとサイレンススズカの関係が屋台骨となっており、特に秋天以降は「実際には起こりえなかったIF Story」となっていた。というよりも、1期は「夢の第11レース」が物語の〆として早い段階から存在していて、そのための構成をたどった結果だったのかもしれない。あ、いや、「そもそも娘が走っとるし」的なツッコミはご容赦。1期の〆は、上述の「夢の第11レース」そのもので、ある意味「私たちのレースはまだまだこれから」の様な、まさにゲームアプリが目指す世界観を上手く表現したものになっていたと思う。

対して今作はトウカイテイオーとメジロマックイーンの関係を主軸に据えた上で、起こりえなかったIFではなく「あったかもしれない、ありえたかもしれないIF Story」で全体を構成している。今作の「最終レース」は93年グランプリであり、これは実際にトウカイテイオーが勝ったレース、かつ、トウカイテイオー最後のレースであった。フィナーレではトウカイテイオーとメジロマックイーンが競争をするという形で〆に入るのだが、これは公式のレースではなく、ジャージ姿でトレセン学園内のコースを走るという描写となっている。現実世界でも、繋養地でたまたま一緒になった2頭が併せ馬のような形ではしっていた、、、なんてことがあったかもしれない(いや、たぶんないんだけどね)。あったっていいじゃないか、あり得たかもしれないじゃないか、という世界観になっていた。言ってみれば今期は司馬作品や池波作品(全部ではない)のような、「史実の隙間のIF Story」の形になっていた。だからなんだというわけでもないのだが、隙間のIF Storyの方がお話を作る自由度は低くなると思う。だからこそ、今期のフィナーレは公式レースではなく、トレセン学園内での一コマという形をとったのだと思う。

僕は、今作のフィナーレに一抹の寂しさを憶えた。ウマぴょい伝説とともに並んで走りだすテイオーとマックイーンがどんどんと遠ざかり、1コーナーを抜け、おそらくは視界の端に消えていくという描写となっていた。視点、すなわち視聴者は動かず、追いもしないまま、彼女たちが走り去って行くという描写。彼女たちの「本当の」レースはもう終わっていて、彼女たちの物語もこれで終わりなんだよ、というメッセージのように感じてしまった。事実と照らし合わせると、何ともいえないもの悲しさを感じた。アプリがLaunchされた今なのに、むしろアプリがユーザに提供する世界観とは真逆の「現実」を突きつけてのフィナーレという構成に驚いたし、感心した(僕の勝手な解釈ですけどね)。{/netabare}

作画:
{netabare}素晴らしいのひとこと。
キャラデザを含めて静止画としては最上級と思う。
動画としても、レースの挙動やダンスシーン、なによりもキャラクターの表情の表現が秀逸だった。特に感情・表情の表現では意図的なフレーム数の増加も使われていたのではないかと思う。恐ろしく豊かな、でも細かい「動き」に圧倒された。{/netabare}

声優:
{netabare}非の打ち所が見当たらない。実況も本当に良かった。ツインターボ、凄く良かった。{/netabare}

キャラ:
{netabare}登場したウマ娘、トレーナー、解説・実況いずれも作品に対して良い味付けをしていたと思います。でも、スペシャルウィークは、ちょっとうざかったかも。むしろ、極端に登場シーンを減らしても良かったのでは。男性二人組は、面白かったところもそうでもなかったところとがありましたが、いいアクセントになっていたのではないでしょうか。{/netabare}

音楽:
{netabare}文句ないです。正直に言えば、OP曲は1期の方が好きです。でも、本作が悪いってことではないです。劇伴は、「劇伴」としての印象が残っていません。それは悪い意味ではなく、「作品」としての完成度の高さ故だと思います。{/netabare}

思うこと:ダブルジェット師匠!!!
{netabare}個人的に、本作のベストエピソードは第10話です。ツインターボに泣かされました。現実でも、ネタ枠扱いの馬だったように思うんだがなぁ・・・・くそう。まさかGⅢ・オールカマーをあんな形に使うなんて思いも寄らなかったです。現実でも好きな馬で、競走馬育成ゲーム(ウィニングポストやクラシック・ロード)ではいつも逃げ馬を育てていました(ダビスタはやったことがないのです)。

このレースの実況は、テレビ実況とラジオ実況(たぶん)の合わせ技になっていたと思います。定かではないのですが、たぶんリアルタイムでテレビ中継観ていたように思います。日曜(だよね?)午後って、見るものなかったんですよね。

オールカマー、ゴール前のツインターボの叫び~ゴール後に息を切らせながら「どうだ、テイオー」と絞り出す彼女の表情が、僕にとっての本作 The ベストシーン。作画がとんでもなかった。一連の演技も凄かった。そしてガニ股だった。繰り返し観ても、その都度じんわりしてしまいます。

ツインターボをはじめ、マチカネタンホイザ、ナイスネイチャ、イクノディクタスという、NOT G1馬なのになぜかよく知られている面々で構成される、その名もチーム・カノープス。またカノープスってのが良いですね。全天でシリウスに次ぐ2番目の明るさを持ち(その意味ではリギルもスピカもカノープスより暗いけども)、かつ、本州以北では微妙に見つけづらい星(低いから)。絶妙なネーミングと思いました。でもこの面々、現実ではなんだかんだ結構稼いだはず。G2(ナイスネイチャ、タンホイザ)、G3(他)は勝ってるし、十分に一流なんですよね。

ウマ娘とJRAのCMをあわせたり、実際のテレビ中継の音声にアニメを合わせたりと言ったMAD的な作品が数多く出てくるのが、前作も含めたウマ娘の楽しいところと思っています。ひとたびYouTubeでウマ娘MADを見始めると、なかなか帰ってこられません。ツインターボ関連も、素敵な作品が目白押しです。そんななか、たまたま見つけてしまった↓の作品にまた号泣しちゃいました。

https://www.youtube.com/watch?v=5eZ-fGF66jA

天才はいる。悔しいが。
{/netabare}

[2021/04/02 v.1]

投稿 : 2025/02/01
♥ : 44
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

事実は小説より奇なり

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
競走馬を擬人化してアイドルまでやらせる、とんでもスマホゲーム(足掛け2年の事前登録期間があったw)が原作なのに、ちゃんと面白いアニメ。アニメとしては、(可愛いキャラでの)スポ根要素が強い。

本作は多分、競馬好きな方にはそれ相応の、競馬初心者にはそれ相応の楽しみ方があると思います。

私は競馬をほとんど知らないので、①史実のレース結果を知らないから、レースの勝敗をちゃんと楽しめた。②知らないウマ娘が出ると、イチイチWikipediaで競走馬の人生を検索して勉強するのが楽しかった。

という、1粒で二度馬(旨)味を味わえました(笑)こんなマニアックな作品なのに、万人に勧められるという、稀有なアニメです。最終話、危うく泣きそうでしたよ。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
競馬をほとんど知らない素人考えですが、1期、2期と観てきた中でふと思ったのは、「競馬とプロレスの楽しみ方は、少し似ているかもしれない」ということです。

ドラマ、ストーリーの中で楽しむこと。

競馬って、私のように詳しくない者からすれば、「ただのギャンブル」で、勝って儲けられれば良くて、つまり、「勝つ確率が高い馬」や「勝ったら大きく稼げそうな馬」に皆が賭けてるのかな~と思ってました。

勿論、「勝ちそうな馬」に賭けるのが普通ですが、「勝って欲しい馬」や「賭けたい馬」に賭けるのも、アリありなのかなと思いました。

浪漫、というやつですね。

これ、数あるギャンブルの中でも、競馬は特に色濃いんじゃないかと思います。

普通に考えて、良い馬同士がコンディション完璧で臨む、客(ライバル)も多いG1などの重賞レースよりも、あまり有名でない(平場や特別賞と言うらしいですが)レースの方が、ちゃんと勉強しているなら勝てる確率が高いような気がします。

金だけを考えれば、G1に優位性はないように思いますけど、そこに「競馬を楽しむ(スポーツ観戦)」という観点を加えると、ある種のドリームマッチであるG1っていうのは、「賭けたい勝負」なんでしょうね。

この辺の「美学」みたいなのが、競馬に漂う、「ギャンブル以上のもの」を感じるところです。

これは、私の好きな麻雀にも共通していて、「東大式麻雀の是非」なんかも言われるけど、やっぱり打ち筋とか、ドラマとか、そういうのも大事なんだよね。

私は競馬初心者なので、本作とWikipediaを行ったり来たりでしたが、これがまた楽しい。

アニメでメインを張ったキャラから、サブに甘んじたキャラまで、実にドラマに富んでいる。前作がスペとスズカ、本作がテイオーとマックイーン。この4頭はかなり好きになりました(特にスズカ)。元々(ミーハーだから勝ち方が格好良かった)ディープが好きだったんですか、自分の中で2強になりましたね。

ちなみに、本作の中で好きになったのは、ライスシャワー。なんかこういう不遇の実力者、好きだな~と。あと、ツインターボも覚えました。悪気はなくて頭悪いだけw でも、オールカマーでの大逃げ、かっこ良かったな~。

そしてなにより、やっぱり、トウカイテイオーの復活有馬記念。あれ、マジで感動した。YouTubeで実際のレース動画観たけど、そのまんまなのな。鳥肌たったわ。事実は小説より奇なりと言うけど、ホントそれ。

このアニメ、何が力強いって、やっぱり事実の持つ力だよね。作り話にはない、ノンフィクションの持つ力。でも、ただのノンフィクションじゃないのは、例えば復活の有馬記念の実況はほぼそのままだけど、ゴール直後の「審議だ」というセリフはちゃんとカットしてエンタメ性を高めているし、最後のマックイーンVSテイオーの否公式戦。一期もそうだったけど、完全なるノンフィクションではなく、ifを入れて夢を持たせるのは、アニメにした価値があるところ。要所を締める作画も含め、誉めるところしかない。

このアニメ、ていうか競馬って、まじで30期くらいまで出来るくらい、主人公候補(ドラマを持つ競走馬)がいるんじゃないかって思いました。

次はなんとなく、

◎オグリキャップ(キャラ強い&ドラマチックな人生)
◯ナリタブライアン(1期と2期の間の世代の旗手)
△キタサンブラック(現役に近い世代でゲーマーGET)

かな~と思います。いずれも、馬主サイドの問題はクリアしているようですし、ダブル主人公の系譜も引き継げる。商業的には、キタサンブラックなどで若いユーザーをゲームに取り入れたいところでしょうし、2期の終わりでそれを匂わせていたけど、素人目に見ても最近の競走馬は群雄割拠感が薄い気がして、アニメにした時にレースが盛り上がるかが分かりません。

ちなみに、ディープインパクトとオルフェーブルは、馬主サイドの許可がおりてないから出られない、という噂がありますね。アーモンドアイは流石に最近過ぎるし。

あと、半分本気で半分冗談なんですが、馬を美少女にできるなら、プロレスラーも美少女にならないでしょうか?(笑) 猪木も天龍も三沢も橋本も棚橋も内藤も、みんな美少女にしちゃいましょうよ(笑)? 昭和世代から現役世代まで、競馬に負けないくらいのドラマとキャラクターが眠ってますよ(笑) 
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
トウカイテイオーが主役ね。てか、キタサンブラック出るんか、もう。

2話目 ☆3
怪我がちな天才。こんな時こそ、水着回(プール)だろ(笑) 

3話目 ☆


4話目 ☆3
やっぱり競馬はドラマがあるな。ゴルシ(笑) 

5話目 ☆4
やっぱり、私みたいな競馬初心者は、レース結果が楽しい。トウカイテイオーが負けたか。メジロマックイーンも、怪我か。

6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆4
だいぶ知らない馬娘が出てくるな~。アヒルボート、速い(笑) テイオー、魅せてくるな。

10話目 ☆4
引退か。そういえば一応、アイドルもやってたんだよな(笑) ダブルジェット(笑) ツインターボ、カッケェな。

11話目 ☆


12話目 ☆4
流石PA、という、ちゃんとした作画。マックイーンも怪我。

13話目☆5いや、6(笑)
トウカイテイオー、こりゃ泣くよな。しかし、YouTuberで実際の動画も観たけど、泣くな、これは。そして、このifがあるのが、やはりこのアニメの良さ。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 42

69.2 2 スポ根でトレーニングなアニメランキング2位
競女!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (436)
1953人が棚に入れました
水着姿の美少女たちによるエキサイティングな水上の闘い「競女」!
ルールはシンプル。「ランド」と呼ばれる水上に浮かぶステージの上で、尻や胸を駆使して戦い、最後まで立っていた選手が勝者だ。
鍛え上げた肉体から繰り出される、胸と尻の超絶技! 熱き魂がこもった、荒ぶる尻、激しい胸のぶつかり合いに人々は魅了され、その勝者は富と名声が思いのまま!
そんな競女のトップ選手を目指し、選ばれた美少女アスリートたちが集う、瀬戸内競女養成学校。神無のぞみをはじめとした生徒たちは、みんな各自の得意分野を活かしつつ、自らの尻と胸を磨いてゆく。
競女に青春を捧げる熱き乙女たちの、汗と友情の物語がいま始まる!

声優・キャラクター
Lynn、M・A・O、本渡楓、大西沙織、前田玲奈、山村響、高橋李依
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

尻圧(けつあつ)の高い熱尻(ねっけつ)アニメ!!!!!!!!

キャッキャウフフというナンパな要素はなく「女子で水着」ということでエロ目線で見てたのに以外とバカバカしくも真面目に取り組んでる競技に目が離せなくなりました。

競馬・競輪・競艇といった公営ギャンブルに新たに70年代盛況だったアイドル水泳大会のような競技が誕生。その名は「競女」!ゆえに競技は「レース」と呼ばれてるみたいですね。
水上に浮かぶ「ランド」といわれる小さなフロートに数人の女子が手足を使わず尻相撲で相手を押し出して落水させて最後まで残った者が勝利するというもの。

そんな競女の魅力に惹かれ、賞金女王を目指し一攫千金を狙おうと瀬戸内競女養成学校に入門してきた(大阪系?)関西出身の「神無のぞみ」(何やら意味ありげな名前。神は無くとも望みを持てということか?)
高校時分は新体操をやっていただけにバランス感覚は優れ、関西人らしく人懐っこい少女でムードメーカー的な存在かな。
同期に入った「宮田さやか」は柔道の実力者。その道への周りの期待が大きかったものの本人は「のぞみ」と同じく競女に憧れて入門。プライドが高く優れた運動能力や柔道の反射速度を応用したスピード戦が得意。根が真面目なので「のぞみ」へのツッコミ役もしばしば。しかし貧乳。
ルームメイトの「青葉風音」と「豊口のん」。
「青葉風音」は無口で超人見知り。皆の会話や相談の輪に入りたがらないのだけど、その訳は{netabare}口下手で感情的になると地元方言の広島弁が出てしまう為(じゃけん、それが知られるのが恥ずかしいんじゃ)。{/netabare}しかし右手をかざしてオーダー・・・じゃなくて空間把握能力が優れ、相手の動きの先読みが得意。
人見知りの訳を皆に知られてからスポーツ実況を流暢に解説する分析能力も高そうですね。
「豊口のん」は鹿児島出身。こちらも感情が高まると一般的に解りずらい方言が出ますが気にしてないようです。本人に自覚はありませんが天然で超ドジっ子です。

数々の試練や強敵のエリート先輩達と対戦しプロの競女選手を目指す彼女たちの活躍に期待してます。

作画は熱尻・・・じゃなく熱血モノらしくフェイスアップになると「線」が太くなって雰囲気イイですね。レースの緊迫した接戦シーンのBGMも盛り上がる感じにしてるのでけっこう目が離せません。状況解説の「文字」も立体にして背景の一部になってる演出も面白いと思います。
ローンアグルカットもウイッチーズ並に多いのは嬉しいところ。(静止画で見てスジを見つけると、なお嬉しい)

【スゴイ!カッコイイぞ!!異名が付くほどの必尻技&特技】
第1話「瀬戸内競女養成学校!!!!」{netabare}
・入学試験の模擬レース
【尻(しり)キャノン砲】走っった勢いで加速をつけ、その勢いでヒップアタック。(神無のぞみ)
【尻(しり)ギロチン】空中高く舞い上がり相手の頭部めがけて大股開きで落下。まともに当たれば失神もの(たぶん)。けっこう仮面の「おっぴろげアタック」に近いかも。(河合花火)
【BTB(バストトゥバスト)アタック】自分の胸を相手の胸に押し当てた状態をキープし動きを封じる。あわよくばそのままランド外へ押し出すこととも。応用で乳はさみも可能。(神無のぞみ){/netabare}

第2話「団結のヒップトス!!!!」{netabare}
・基礎体力をつけるためのトレーニングの日々
【尻(しり)ガトリング】ペガサス流星拳のお尻版(宮田さやか){/netabare}

第3話「真空烈尻(しんくうれっけつ)!!!!」{netabare}
・教員相手の模擬戦とさやかの最速トレーニング&のぞみのUTM(氏部・特別・水着)着用による日常生活。(筋肉操作のため)
【真空烈尻(未完成)】無数の回転で加速に勢いをつけ重い一撃のヒップアタックを仕掛けるつもりが偶然腰をひねったときに放った一撃はカマイタチを起こした。しかし慣れない動きをしたせいで激しく腰周りを痛めることに。(神無のぞみ){/netabare}

第4話「最速尻定戦(さいそくけつていせん)!!!!」{netabare}
・クラス替えレース 六堂鈴の最速自慢にあてられて宮田さやかが挑む!
【疾風 三刀撃(しっぷうさんとうげき)】バランスを崩した相手の懐に入り体制を立て直そうとするところへ素早く三連撃のヒップアタック(宮田さやか)
【尻ガトリング・応酬】笑っちゃダメだけど、いや~~~イイ音しますね~~。(宮田さやか・六堂鈴)
【K-acceleration(クイこませアクセラレーション)】水着をクイこませることにより臀部にかかる水着の負荷を無くし通常の数倍の速さで加速した動きができる。しかしその負担も大きく、30秒ほどしかもたない。(宮田さやか)
【金剛尻(こんごうけつ)】鍛えられた臀部に力を込めることで、どんな攻撃も受け付けない鋼鉄の盾になる。(吉田敦子)
【一槍剛尻(いっそうごうけつ)】金剛尻の状態のまま相手にヒップアタック。それはまさに鋼鉄の槍の如し。(吉田敦子)
【軟尻体質(なんけつたいしつ)】攻撃による衝撃を吸収してしまう柔らかなお尻。運がよければ攻撃をそのまま弾き飛ばして返すことも可能(豊口のん) ダイバーダウンか!
【知りつくす右手(スキャニングハンド)】上記の通り右手で読み取る空間認識。空気の流れで相手の動きやクセまでも読み取り、先回りして攻撃することが可能(青葉風音)
【乳催眠】巨乳を揺らし続け相手を催眠状態に陥らせ、動けなくさせる技。当然、動けない相手は簡単に押し出され落水。バカバカしい技とも思えますが対戦競技において異常に高まった集中力の状態でトリッキーな動きに目が追っていく時に使える技のようですね。(日下生美桜){/netabare}

第5話「自動迎撃(フルオート)ケルベロス!!!!」{netabare}
・UTMの成果が試される神無のぞみ。ミストで滑りやすいランドでエリート先輩、藤崎琴音にかてるのか?
【ケルベロス】地獄の番犬でなく猟犬という意味合い。常に相手に背を向け、人より敏感な下半身でランド上の動きを察知。自身とお尻を別意識とし、攻撃時は猟犬の如くオーラを放ちながらどこに逃げようと「尻」が追い詰めてヒップアタック。ちなみにお尻の愛称は「ケルちゃん」。(藤崎琴音)
【バイブリングヒップ】敏感すぎる下半身の相手に対し、尻同士でお互いの動きを押さえた時に小刻みに臀部を振動させることで相手をチョットHな気持ちにさせて脱力させる技。濡れてるのは水しぶきだよね?感じてるからじゃないよね?(神無のぞみ)
【昇龍胸(しょうりゅうパイ)】ストⅡでお馴染み「昇龍拳」のオッパイ版。巨乳だったら「竜巻旋風胸(たつまきせんぷうパイ)」や「波動胸(はどうパイ)」なんか出来そう。
【真空烈尻VS全力ケルベロス】追い詰められたのぞみは、氏部教員から禁止されていた真空烈尻を使うことに。琴音もランド上で回転を加え、全力のケルベロスを放つ。勝者はかろうじてのぞみに軍配が上がった。{/netabare}

第6話「魅惑の京都合宿!!!!」{netabare}
・エリートクラスに昇格したのぞみ達。他のエリートクラス練習生と共に強化合宿へ。やってきたのは京都・嵯峨野の嵐山(たぶん)。待ち受けていたのは現役選手による指導だった。練習場所は桂川?
【対地尻ミサイル】尻キャノン砲のように助走や回転などの加速で勢いをつけず、素の状態からから飛び蹴りのように打ち出すヒップアタック。さらに連撃をこなすとは、さすが現役選手。(白雪京子)
【尻ミサイル五ノ型・カンチョーMISSILE!!】幾つかのバリエーションがあるような尻ミサイル。カンチョーMISSILEは文字通り相手の尻の間にこちらの臀部を突き刺すように打ち出すピンポイント技。これでのぞみは10mほど吹き飛ばされた。(白雪京子){/netabare}

第7話「カブの導く先!!!!」{netabare}
・UTMと真空烈尻により大技に慣れた体になったのぞみは白雪選手から特別特訓を受けることに。
【瞬尻(しゅんけつ)特訓】「瞬発力」ならぬ「瞬尻」。劇中の説明によると、
手ごろな普通のバッグは手軽に振り回せる:通常のヒップアタック(基本的な攻撃)
大きなバッグに大量の荷物は振り回しづらい:真空烈尻(威力は大きいが動きが読まれやすく散漫)
今までパワーバトルで何とかやってきたのぞみにとって今度はデリケートな力加減が必要な特訓が待っていた。それは尻筋(尻力)によるカブ抜き。
京都出身の白雪選手は知り合いの地元農家の協力により、カブの茎と自身の腰にロープを結んで引き抜く特訓をのぞみに指導。しかし力任せで引くばかりで茎切れやチュウボレ(一部地域の表現。土中の野菜を掘り出す時に途中で割れたり折れたりすること)のカブの山が出来てしまうことに。
果たしてのぞみは、うまくカブを引き抜くことができるのか?
(ちなみに京漬物で有名な「千枚漬け」。カブをスライス状にした漬物ですが、使われているのは合宿している右京区ではなく左京区の聖護院カブらしいです。){/netabare}

第8話「波乱必至の東西戦!!!!」{netabare}
・合宿の仕上げは模擬レース。日下生の寵愛をうけるのぞみに対し嫉妬の炎を燃やす「月下うさぎ」。うさぎVSのぞみの勝敗は?
【回転敵兎尻打(スピニングラビットヒップ)】軽量ボディの特性を生かしランドを軽快に飛び跳ね、さらに自信を回転することでトリッキーな尻打をうちだす。(月下うさぎ)
【瞬尻(完成形)】特訓の成果により少ないモーションで鋭いヒップアタックを連続して打てるようになった。(神無のぞみ)
【重力落下尻(メテオヒップ)】瞬尻攻撃によりランドの縁まで追い詰められたうさぎ。隙をついてのぞみの尻下側から逃れようとするも振り上がったのぞみの尻はそのままウサギのボディめがけて急速落下!(神無のぞみ)
・東西戦の為、アウェイの駿河競女養成学校に乗りこんだ瀬戸内競女養成学校の面々。初っ端から波乱の含みの展開に・・・
【謎の(尻)発頸】記者インタビューに応える駿河競女養成学校教官・坂城綾子。瀬戸内側を卑下する暴言に詰め寄ろうとするのぞみの前に立ち塞がった駿河側「坂城真夜」。尻を軽く当てるだけで吹き飛んだのぞみ。その気功技の実力やいかに?(坂城真夜)
【尻巻砂塵(けつまきさじん)】もはやランド上で使う技とは関係なし。尻スイングで巻きあげる砂嵐。{/netabare}

第9話「ジャングルジムの覇者!!!!」{netabare}
・東西戦開幕。ランドの形状は巨大ジャングルジム。駿河側「七瀬奈美」の挑発に乗ってしまうのか宮田さやか?技の応酬がスゴイぞ!
【ゴッドヒップインパクト】吉田敦子と同じくガチムチマッチョタイプの駿河側「花山咲」が繰り出す技。空中高く飛び上がりランドめがけてヒップダウンし足場全体を(揺らして)崩す。(花山咲)
【流星残輝尻(りゅうせいざんこうけつ)】駿河側「冬空星天・叶星」の双子による連携技。叶星が相手の動きを封じ星天が空中回転ヒップアタックをかける。技を受けた者は星空の露光写真を見たという。(冬空星天・叶星)
【瀬戸内式合体技・弾尻三連砲(だんけつさんれんほう)】体躯の大きな花山に対し宮田・藤崎・日下生による三人同時ヒップアタック。
【牙突尻(がとつけつ)】相手のヒップアタックにこちらもヒップアタックで返し、ガチで尻がぶつかる技。(藤崎琴音)
【高貴な食事作法(メルシーセテトレボン)】プレデターのメット越しに見るサーモグラフの如く相手の体の力の入れ加減を「視覚」で捉えることができる特異体質(共感覚?)の駿河側のカウンター「七瀬奈美」。ピンポイントで相手の弱い所を攻撃する技。(七瀬奈美)
【女王様のごほうび(クィーン・オブ・ヒップ)】カワイイ女の子大好き、セクハラ専門の日下生の尻技。冬空姉妹のお尻に尻ビンタ。うけた相手は痛いはずなのに快感に嬌声を上げてしまう事に。(日下生美桜)
【牙突乳(がとつにゅう】牙突尻の胸版。乳房のケルちゃん。(藤崎琴音)
【真ケルベロス】乳×1頭、尻×2頭で真のケルベロスによる攻撃。しかし満身創痍だった為に七瀬には効かず敗れることに。(藤崎琴音)
【K-accelerationフルパージ】水着のクイこませを極限まで引き上げ股間を破ることに。正に「前掛け」状態の水着になったさやか。しかし尻の負担が全く無くなった為、超神速のスピードを手に入れた。だが通常でも使用後の負担が大きいのに、これでは…(宮田さやか)
【愛ある尻振動】日下生のさらなるセクハラ尻技。相手の胸に尻ビンタ。かけられた相手はもう快感でヘロヘロに。(日下生美桜)
【野蛮な食事作法(バルバール・ジュスィ・プレンヌ)】「高貴な食事作法」の暴食版。しぶといさやかに七瀬がラッシュをかける。(七瀬奈美)
【乳首一本背負い】満身創痍の宮田さやか。自分で乳房を揉みしだいて乳首を勃〇させ、右側ブラを引き上げ起った乳首で相手の水着を引っかけ一本背負い。羞恥より勝負に賭ける彼女は美しい。(宮田さやか){/netabare}

第10話「東西戦第二レース!!!!」{netabare}
・ついにスタッフも息が切れたか?作画も画面構成もグレードダウン。それでも始まる第二レース。今度のランドは主翼と尾翼が繋がった2機の飛行艇!
【防御の尻舞(ガードワルツ)】バレエの様に片足を垂直に上げ、リズムよく回転する防御技。(糸枝舞)
【連撃の尻舞(バトルワルツ)】ガードワルツから繰り出す尻の連撃技。(糸枝舞)
【金剛尻・改(こんごうけつ・かい)】技を繰り出す前に九字結界の文言を唱えただけみたい。(吉田敦子)
【精霊尻(せいれいけつ)】中二病気味の黒霧綾瀬が呪文のような自己暗示により尻強度が金剛尻並に。(黒霧綾瀬)
【熱尻(ねっけつ)】相手の尻を合わせた時に素早く摩擦させることにより火を起こす。相手も熱いが自分も熱いのでは?ストⅡのフェイ・ロンみたい。(火口京)
【尻の財宝(ヒップ・オブ・バビロン)】瀬戸内チームの協力により風音のスキャニングハンドで40人分の尻技が使えることに。(青葉風音)
【反鏡尻(はんきょうけつ)】村田マリのコピー技。相手と同じ動きと尻撃を打ち出す。(青葉風音)
【凶蛇連尻(きょうじゃれんけつ)】スピードファイター六堂鈴のコピー技。蛇が一瞬で嚙みつくが如く素早い尻の連撃をを打ち出す。(青葉風音)
【ハンマー・ヒップ】河合花火のコピー技。尻を大きく振りかざして打ち出す重い一撃。(青葉風音)
【即射二連撃(デリンジャーヒップ)】日下生美桜のコピー技。一撃で相手に上下(または左右?)2発も当てる高等そうな技。(青葉風音)
【パイ・パイル・パイパー】「ひねり」が得意な鳳凰院。自身の両乳房をひねり、戻る衝撃波を相手にバストアタックで打ち込む。(鳳凰院早苗)
【1.6キロ乳ナパーム】上方から乳房を叩き落とす技。片方800g?(豊口のん)
【乳ダンク】日下生美桜のコピー技。バスケのダンクシュートの如く上方から乳房を押し込むバストアタック。(青葉風音)
【片(レフト)パイ・パイル・パイパー】のんの落水前にランドにかけた足が鳳凰院のバランスを崩し、右乳のスイッチが外れ左乳で風音と対決することに。(鳳凰院早苗)
勝敗は鳳凰院・風音、同時落水と思われたが鳳凰院の片パイ・パイル・パイパーの余韻が鳳凰院の落水を遅らせ駿河側に軍配が上がった。{/netabare}

第11話 「決戦の城!!!!」{netabare}
・「もう『尻』を描くのはイヤだぁぁぁ!」というスタッフの悲鳴がしそうなほど前回に続き画力ダウン!最終ランドは天守閣だ!のぞみと真夜の対尻(たいけつ)が始まる!
【進撃の巨尻(しんげきのきょじり)】駿河一の巨漢、横杉妙の打ち出すヒップアタックは・・・もう「アレ」ですな。「駆逐してやる!!!」(横杉妙)
【尻発頸(しりはっけい)】ゲームでもお馴染み、気功を尻に集中してノーモーションで相手を吹き飛ばす。(坂城真夜)
【乳発頸(ちちはっけい)】発頸は、お胸でも打ち出せることが可能。(坂城真夜)
【パイ・ザ・フラッシュ】大胸筋に薄っすら塗ったオイルを太陽光で反射させる目眩まし技。雨天じゃ無理だネ。(室町光)
【二人一水着(ヒップップトレイン)】森本緑のビキニパンツに室町光の両足を入れた密着合体形態。スンゴク動きにくそうだが二人分の尻&乳パワーの連撃は伊達じゃない。(森本緑・室町光)
【インビジブルバスト】乳を高速に揺らして見えなくする技。あんまり意味にような気が・・・(室町光)
【乳抜刀(ちちばっとう)】剣術の居合抜刀が得意な紗弥。「抜乳(ばつにゅう)」の掛け声と共にビキニブラの片パイを外し片生乳の瞬速な振り払いで相手を吹き飛ばす。(小刀紗弥)
【弐尻(にけつ)ブリッジ】瀬戸内式合体技。相手の正面、左右同時に仕掛けるヒップアタック(河合花火・六堂鈴)
のぞみの真空烈尻VS真夜の尻発頸。お互い意地とプライドの勝負はほぼ互角。しかし精神的に追い詰められた真夜に何やら「別人格」が現れだして・・・{/netabare}

第12話「熱戦終尻(しゅうけつ)!!!!」(最終話){netabare}
・負けてはいけないという強迫観念のストレスから現れた超・強気の別人格「坂城カヤ」。瀬戸内側三人掛かりでも苦戦する強敵。どうするのぞみ!
【真乳白刃取り(しんにゅうしらはどり)】小刀の乳抜刀を瞬時に自分の両乳房で挟み込みそのまま薙ぎ払った。(坂城カヤ)
【乳万力(ちちまんりき)】六堂鈴の尻ガトリングを両乳房で掴みこんで、そのまま力任せに締め付ける。苦悶の絶叫の鈴にチョット興奮!(坂城カヤ)
【ハートブレイク】ピンポイントで相手の心臓に打ち込む点欠のバストアタック。(河合花火)
【乳凶乱破(にゅうきょうらんぱ)】自分の左乳を手で激しく上下に揺らし、そこへ右乳を打ち込むことによって発生する超音波技。相手はバランス器官(血液・リンパ・三半規管)が揺らされて目眩を起こすことに。(坂城カヤ)
【乳魂(にゅうこん)】花火が満身創痍ののぞみ施術した乳秘孔(乳首の指圧=乳首圧)。するとスーパーサ〇ヤ人みたく超回復!花火さん、私もお願いします!(河合花火)
【双乳咆哮弾(そうにゅうほうこうだん)】相手に突進して打ち出す乳発頸。しかし超回復したのぞみには効かなかった。(坂城カヤ)
【スパイクバスト】のぞみのヒップアタックに対し「気」を乳首に集中してガードしたが、超回復したのぞみに吹き飛ばされた。(坂城カヤ)
【全身全力真空烈尻VS盾胸と矛胸(ヘブンアンドヘル)】ついに最後の全力でぶち当たるのぞみの「尻」と真夜の「胸」。一歩も譲らない競り合いだが真夜の胸がのぞみの尻をさばいた。しかし態勢を変えたのぞみは真空烈尻の回転エネルギーを胸に集中しお互い胸の競り合いに。
のぞみの左乳房が真夜の谷間を押しのけようとするも頑なにガード。「貫け!ウチの乳首!!」のぞみの気合が入った一撃がビキニブラを破り、衝撃波が真夜を吹き飛ばす。東西線はみごと西の瀬戸内が勝利した。
勝利したのぞみ。ビキニの左は破れたのに次のカットでは元に戻ってる?{/netabare}

[視聴終了]
よくこれだけの尻技&乳技が考えられたもんだ。プロになってからの活躍も見たかったけどOADでやるのかな?
ただ惜しむらくは東西戦以降ほとんどのパートが絵・動画・効果・カットアングル・背景が「下手糞なプロ」の方が手掛けたのが残念。
事情はあったのでしょうが、円盤になった時はリテイクしてくれてたらいいいな。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まじめでおばかなスポ根アニメ…視聴者に強烈なインパクトを残した作品

1話…これって面白そう
{netabare}競女、尻で戦う、それはつまり…水着アイドルお尻でドンをスポーツにしたもの。その発想はなかった。
フワッと1話を見たら…けっこうなスポ根かもしれませんね。狙いすぎかと思ったら、意外とキャラも描写もしっかりしている感じです。はまりそうな予感が{/netabare}

2話…基礎練習は大事
{netabare}で、尻八の字?競女スクワット?競女タイヤ転がし?…と思ったら普通の筋トレもあるし。座学もあるのね。尻学に胸学…。
ヒップトス、こちらの青葉ちゃんは大人しいのかと思ったら普通にしゃべるではないか。
そして真空烈尻ですと?なんだそりゃ?
もう、笑ってしまうくらいアホっぽい。でも癖になりそう。{/netabare}

3話…大リーグ養成…じゃない養成ギプス
{netabare}のぞみが発した強烈な技は真空跳び膝蹴り…じゃない、真空烈尻というらしい。超絶な技らしく、選手生命さえ奪いかねない危険な技でもある。のぞみは強くなりたい一心で(賞金女王に)覚悟を決め、元セイレーンの用意した養成ギプスをつける。
一方、さやかも強さを極めようと尻ガトリングを特訓。上位クラス生徒達の混じった対決に挑む。

お馬鹿な設定と展開を真面目にスポ根させているところがスゴい。本当に飽きないわ…{/netabare}

4話…食い込みさせるだけで覚醒
{netabare}りんりん対さやか、スピード対尻は白熱。尻ガトリング対決は互角、なのに追い詰められるさやか。りんりんの特殊能力は肺活量の凄さ。耐えてラスト30秒で放った「アクセラレーション」、さすがに決まった。
次にのんが登場。何と何と!!柔らかすぎる尻でゴツいエリートに勝利。風音は尻さわっただけで相手が何をするか分かる能力持ち。が、相手が悪すぎた、学園一だもの…。そしてのぞみが出てきて次週へ。

相変わらスゴい。技がスゴいし、なんてったって、胸催眠…。今回も笑わせていただきました。{/netabare}

5話…ケルベロスが追ってくるよ~
{netabare}のぞみと対するエリートは親も姉も競女選手というサラブレッドの琴音。この子、実は腐女子。対戦前なのにBLのCDを聞いて、雲の形だけで想像できちゃう本物。
いざ戦って見ると琴音は尻を向けたまま。なんと、尻がフルオートで追ってくる技名「ケルベロス」の持ち主。追い込まれるのぞみだが、そこは身体能力の良さで避けきる。本気を出した琴音にのぞみはついに真空烈尻を解き放つ。ケルベロスと真空烈尻のぶつかり合いはのぞみの勝ち。

一人だけ負けた青葉がガッカリしているなか、309号室全員がエリートクラスへ編成替え。そりゃそうだ、ゴッドハンドの持ち主がくすぶっていてはいけない。

しかしまぁ…ケルベロスときたか。フルオートで尻が接近するって恐ろしいわ。あと、BLのシーン、中の人が無駄に豪華な気がしたんだが…{/netabare}

6話…プロとの差は尻の皮10枚ほど違う
{netabare}309は全員がエリートクラスへ。待ち受けていたのは合宿。なんか修学旅行っぽくなったが、さやかが可愛い。309はみんな仲間だ、それがさやかにはとても新鮮で、嬉しい出来事だったようだ。
さて、合宿は厳しくなるとのこと。待っていたのは京都のプロ。プロから直接指導を受けることになる。のぞみは自らの力を試そうとA級プロの白雪京子に挑むが力の差は歴然で…という内容。

まともな王道スポ根内容だし、ギャグも無いんだが、何故か毎回2、3回は吹き出してしまいます。「尻カンチョー」って…ビール吹き出した。{/netabare}

7話…コツだよ、コツ
{netabare}合宿が始まり、それぞれのところで練習に励む教習生たち。のぞみは白雪の強さがどこから来ているのかを観察するが、それを体験してみてその凄さが改めて分かった。白雪ものぞみの可能性を感じていて、のぞみ専用の特別メニューを用意していた。それは…尻力で蕪を抜き取るというもの。苦戦するのぞみだが、最後にはコツを掴み抜き取ることに成功する。

裸になったり、描写がエロかったりするんですが、相変わらずエロさを感じません。もう展開とキャラの面白さでエロさが無くなるんですよね。改めてとんでもないアニメです。{/netabare}

8話…「認めんぞ!こんな世界!」
{netabare}さやかパパから名言出ました!分かります、認められません、こんなニヤニヤ&爆笑してしまうアニメは!(いい意味で)

合宿最終日に模擬レースが組まれ、のぞみの相手は何故かのぞみに恨みを表す月下うさぎ。小さいのを最大限に生かす戦術にのぞみは苦戦。しかし、カブ特訓を経たのぞみはワンランクも力がアップ。新たに身に付けた技を繰り出し勝利。にしても、ラビットなんとか、メテオなんとか、相変わらずネーミングセンスが昭和を感じます。

合宿から1か月後、東西戦が行われることに。西は東に完敗が続いているという、一時期の美浦と栗東の関係(分かる人は分かる)になっており、瀬戸内養成所を廃止せよと東の先生が言う始末。それに反応したのぞみが怒り言い返す。東西の生徒が一触即発に。東西対抗戦はメンツをかけた戦いへと進むことに。そして始まる…さやかのおっ○い丸出しの攻撃とともに!(なんじゃそりゃ!しかも「乳首が立ってる」って井口に言わすか‼)

もう…バカバカしいったりゃありゃしない(いい意味で)。そりゃさやかの父親が認めんぞと言いたくもなるよ(笑)。{/netabare}

9話…その発想はなかった!
{netabare}フリフラと動揺…同様、感じるアニメです(いろんな意味で)。考えるより、見て感じる、笑うもよし、感動するもよし(するのか?)。とにかくすげぇぇと言いたくなった9話でした。

美桜、藤崎、さやか(もう一人モブ)たちのチームが出陣。相手チームも曲者揃い。いつの間にかチームとして機能している瀬戸内(ほんと、いつのまにだよ)、それでも苦戦。藤崎のケルベロスは効かない。さやかもピンチ。そこでさやかはとうとう柔道技を繰り出す。手が使えないのに何をやらかすかと思ったら、「乳首一本背負い」な、なに~‼なんじゃそりゃ…爆笑と呆れ、驚愕。作った人、天才過ぎる…。
美桜は楽勝、さやかも残り、瀬戸内の勝利。そしてさやかパパも魅了され(パパまでこの世界に引き込まれたか)、さやかの行く先を認めて次回へ。

もうね、なにも言うまい。本当にすげぇよこのアニメ。番組終わったあと、話題のキーワードに軒並み競女の言葉並んでましたし。乳首一本背負いが5位に入っていたの見て吹き出しましたが…。{/netabare}

10話…なんでもアリじゃ
{netabare}第2戦、駿河は一人一人紹介なのに、瀬戸内は登場のアナウンスすらなし(さすがにひでぇ…)。風音、のん、金剛尻、ウサギちゃんのチームはバラバラ戦うが、個々の能力は駿河が圧倒。追い詰められる瀬戸内。しかし、これは事前に決めておいた作戦、バラバラにしておいてバランスを崩して相手を落とす。二人が落水。
それでも残った二人は強者で、金剛尻がやられ、ウサギは道連れで落水。残る一人に風音とのんが頑張るけど、なんと相手は「パイ·パイル·パイパー」なる技を繰り出す。風音はゴッドハンドがパワーアップ。瀬戸内選手、コーチの技をコピーしていた。のんが作ってくれた隙をついて、瀬戸内の総力をあげて挑む風音。同時着水かと思ったら、なんと、パイパーが効いていてわずかに風音が早く落水…

それにしても、毎度毎度凄い技が繰り出されて驚かされる。笑いを堪えるのも必死です。ただ、対抗戦になってから尻より胸にスゴワザが集まっている気がするんだが…{/netabare}

11話…最終決戦もとんでも技のオンパレード
{netabare}1勝1敗で迎えた最終戦。駿河にはクルーゼ面をつけたやつや巨人やいて大変…さらにナンバー2の坂城真夜がいた。一方、瀬戸内はのぞみ、鈴、花火、小刀の4人。真夜とのぞみは互いに意識して一騎打ち。望みの先制パンチ(尻)を簡単に受け止める真夜。何度打っても響かない真夜の謎をのぞみは尻に顔をうずめる真夜いわく「変態!」で理解してしまう(このアニメに変態という言葉が飛び出すとは思わなかった)。気功が関係しているらしい。これで真夜は周りから孤立していたところをコーチに見出されたらしい。
一方、花火と鈴は緑髪と変態仮面マジシャンもどきに苦戦。特に仮面は謎のフラッシュ技を繰り出し、追い込まれる。スピードスターの鈴でも追いつけない。そこを鈴が技の欠点を見抜いて追い込むが、なんと、合体技(二人羽織水着バージョン)で逆に追い込まれる。そこに助太刀したのがモブかと思っていた小刀沙弥。なんと、乳抜刀という強力な技を繰り出し、変態仮面を倒してしまう(最後に来てこんなキャラを登場させるとは)。鈴と花火も緑を飛ばして瀬戸内は優位に立つ。
のぞみと真夜の対決は続き、意地の張り合い。真空烈尻を何度も繰り出すが、未完成らしく倒せない。しかし、真夜が力を使い果たそうとなった瞬間、真夜からもう一人の人格が現れて…で最終回へ

真夜がナンバー2の意味はもう一人の人格がナンバー1なのだからだろう。たぶん、のぞみ以外はあっという間に吹っ飛ばされちゃうんだろうな。
しかしまぁ…真空烈尻が普通の技に見えるほど、頭が麻痺してしまっている。本当におかしいよこのアニメ(悪い意味ではない)。もう最終回か…残念な気がしてしょうがない。{/netabare}

12話(最終回)…私たちの戦いはこれからだ!
{netabare}マヤから出てきたのはもう一人の人格「カヤ」。やはり駿河のナンバー1だった。その強さはデタラメ。味方であるはずの巨人を一撃で追い払い、4対1になってもことごとく瀬戸内メンバーの技を跳ね返し、小刀が落とされ、ピンチに。花火はのぞみに後を託すため乳秘孔で乳魂(もうよく分からん)。覚醒するのぞみ。カヤの技を受けきり、跳ね返す。のぞみはマヤと戦いたいと言い放ち、マヤがそれに答えて再び登場。そして最後の激突。のぞみが繰り出す全身全力真空烈尻は天翔龍閃のごとく二段抜刀術…みたいな感じ。マヤを落水させ、瀬戸内勝利!
戦いの後はノーサイド。全力で戦った者たちにしか味わえないさわやかなもの。そして、養成学校を卒業。生徒たちは次のステージでエンド!

見事なほどのスポ根の終わり方。なにも嫌な感じを残さず、次の戦いが待っている!感を出すエンドでした。作画が大変なことになっているとのことでしたが、最後、水着が破れたり直っていたりが交互に繰り返されていたので、なるほどという感じです。円盤では修正すると思いますが。

終わっちゃった…まじめでおばかなこの作品が大好きでした。{/netabare}

放送コードを意識しているのかどうか分からないが、ぎりぎりなような、大丈夫なような。でも、ちっともエロくないのは内容が内容だったからだと思います。何があっても真剣に技出してしまうから、逆におかしくって。特に後半のめちゃくちゃな技のオンパレードには笑いが止まらなかったです。よくまぁこれだけのものを作ったと拍手送ります。

キャラデザインは自分の好みだったから、みんな可愛く、この秋一番だと感じました。真剣な場面のBGMもかっこよかったのですが、そこで繰り出される技で笑ってしまうという、なんか残念な感じもしますが、まじめに作っているんだからよしです。それにしても、アフレコとか、中の人たち、どんな感じだったんだろう。面白すぎて笑いが止まらなかったのではないかと。

1巻円盤の売り上げが爆死だったとの話。二期はないだろうな…というより、養成学校の戦いでこれだから、プロの話になったらもはや人類の戦いではなくなってしまうか{笑}

見た人を笑顔にする{?}インパクトのあるアニメでした。ただ、内容はいたって普通のスポ根もの。軽く笑えるものを見たいなと思う人にお勧めできます。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

21世紀初頭…競馬、競輪、競艇、オートレースに加え新たな公営ギャンブルが誕生した…競女である。

この作品の原作は未読ですが、本渡楓さんが出演した直前特番を見て視聴を決めた作品です。
この特番…物語の中でルームメイトになるLynnさん、M・A・Oさん、本渡楓さん、大西沙織の4人が出演していて競女の魅力を分かりやすく紹介する…という番組だったのですが、思いのほか面白く本編の視聴が楽しみになりました。

でも放送局を知ってこの作品を視聴する門の狭さを実感しました。
地上波で放送したのはTOKYO MXのみであとはBS11とAT-Xとネット配信のみ…
私はAT-Xが視聴できるので問題ありませんが、視聴したくてもできない…こんな人が多い作品だったのではないでしょうか。

確かに分からなくはありません。
水中に浮かぶランドと呼ばれる台の上で、落とし合いをする訳ですから…
それもただの落とし合いではありません。ランドの上で使えるのは胸とお尻だけ…
言葉尻だけ見ると卑猥に感じるかもしれません…

でもこの競女をそんな色眼鏡で見るのは、ランドの上で戦うプレーヤーに対する侮辱でしかありません。
ランドの上での攻防がどれほどエネルギッシュなのか…
そこで技を競い合うために、どれだけ日頃から厳しいトレーニングを積み重ねているのか…
見たらこのスポーツの熱さを感じる事ができると思います。

競女の選手になるには、競女養成学校の入試試験をパスしなければなりません。
日本に競女養成学校はたったの2校だけ…その入試試験でエリートコースと一般コースに篩分けされ、トレーニングが行われることとなります。
プロになって賞金女王にでもなったら巨額のお金が動く事となります。
だから一攫千金を夢見て競女の選手を目指す人も決して少なくないようです。

この物語の主人公である神無のぞみも、元々は体操競技の選手でしたが、家が貧しかった事もあり競女の世界に踏み込む決意をして西の競女養成学校である瀬戸内競女養成学校の門を叩く事になり物語が動いていきます。

のぞみ達が一般クラスに入学した最初のランドでの試合…視聴する前は豪快なおしくらまんじゅうをイメージしていたのですが、始まってすぐそのあまりにトリッキーな動きに呆気にとられてしまいました。
繰り出される一つ一つの技に名前があって…人間技といえる範疇を明らかに凌駕しているんです。

繰り出される技が大技になればなるほど、見ているこっちのテンションも否応なしに上がってくるのです。
技の名前が多すぎてほとんど思えることはできませんでしたが、試合の熱さだけはしっかりと記憶に焼き付いています。

物語の展開のテンポも悪くありませんでした。
最初は一般クラスから…そこでエリートクラスとの格差を実感し、意欲を掻き立てる…
自分の弱点と向き合い、長所を伸ばすための努力を惜しまない…
「千里の道も一歩から」愚直に貫いた作品だと思います。

そして生徒を自然とそういう方向に仕向ける教師陣も優秀だったと思います。
だから東西戦で東側の学校の一言に瀬戸内の生徒がキレるのも当然…
これまで一度も瀬戸内が勝利したことのない東西戦…ゲキアツでした。
中にはホントにこれはスポーツの枠組みに入っていると認識しても良いのだろうか…という戦いが無かった訳ではありません。
でも序盤から競女の技は常軌を遥かに逸したモノばかり…結局は面白ければ良いのだと思います。

個人的に推していたのは、本渡さんが演じた青葉風音…何といっても技の恰好良さが堪りません。
東西戦の時…彼女に英雄王ギルガメッシュの勇姿を重ねたのは、きっと私だけでは無いと思います。
進化を続ける4人のルームメイトとゲキアツな展開が気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、AiRIさんの「DREAM×SCRAMBLE!」
エンディングテーマは、神無のぞみ&宮田さやか青葉風音&豊口のんの「Fantas/HIP Girlfriends!」(第1話 - 第12話)
聞くと気合の入るオープニングが好みです。
カラオケで挑戦もしてみましたが、歌って気持ち良い曲だったと思います。

1クール全12話の物語でした。熱血スポコン系の作品が嫌いじゃなければ楽しめる作品だと思います。
大切なのは先入観だけで物事を判断しない事…だと思います。
私はしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 27

72.3 3 スポ根でトレーニングなアニメランキング3位
弱虫ペダル GRANDE ROAD(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (694)
3925人が棚に入れました
インターハイ2日目もゴールまで残り4㎞。先頭を走るのは、箱根学園と京都伏見、そして坂道の活躍によりチーム全員が合流を果たした総北高校。3校の先頭争いが繰り広げられる中、追い込まれた御堂筋は〝フェイズ49〟を発動。箱根学園のアシスト、荒北に迫る!激動のロードレース後半戦、優勝を賭けた戦いが遂に始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、岸尾だいすけ、松岡禎丞、諏訪部順一、諏訪彩花、宮田幸季、前野智昭、代永翼、柿原徹也、日野聡、吉野裕行、阿部敦、遊佐浩二、野島裕史、関智一
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

弱虫ペダル

1期のインターハイ2日目の続き。4話でようやく2日目IH終了。6話からインターハイ最終日。
回想がかなり多い。いいシーンで回想に入るからテンポがちょっと悪い。それでも面白い。
3日目の仲間の力尽きて行くシーンは涙無しには見られなかった。
最終日のゴール間近のトップ争いは手に汗握る戦いで、本当に面白かった。

3話で御堂筋の過去の回想が見られる。
8話の荒北さんは凄くカッコいい。
8話、10話、11話を観ると荒北が好きになる。10話はほぼ荒北の回想。

Cパートのオタ泉くんの出番が少なくてちょっと悲しい。
5話と13話のCパートが凄く面白い。

OP
01話~12話 Determination(LASTGASP)
13話~24話 リマインド(ROOKiEZ is PUNK'D)

ED
01話~12話 リアライズ(ROOKiEZ is PUNK'D)
13話~24話 栄光への一秒(MAGIC OF LiFE)

各話感想↓
1話 フェイズ49
{netabare}振り返り長い。
箱学がアシスト封じされた。
アシストは荒北じゃく新開!
今泉が倒れる!?
下り結構怖い。
石さん凄い覚悟。石さんのミス…。
助ける御堂筋。貴重な優しいシーン。

Cパートホラー。{/netabare}

2話 エースたち
{netabare}3者三つ巴!
きつそうなクランク。
ここで動く御堂筋。凄い曲がり方。地面に当たってる。血も出てる…。
決定的な差をつけられた。
残り700!
金城と福富の勝負。御堂筋は眼中になし。
4秒差が1秒差に。
御堂筋汚い。
走り方きもい。気にしてるのね。
残り300!全力勝負!

まきちゃんクッキング。巻ちゃんがギャグを…。{/netabare}

3話 翔
{netabare}残り250。
御堂筋の過去。お母さん美人。
ショタ御堂筋可愛くない。怖い。
容体急変。
やっとレースに戻って来た。
御堂筋の足が限界。音がやばい。
歯が欠け...。
やっと2日目のレース終わる。

皿回しの福富。割れた…。{/netabare}

4話 覚悟
{netabare}福富に負ける金城。金城に勝ってほしかった。ちょっと泣ける。
1位がゴールしてから40分までにゴールできなかったら明日は走れない…。厳しい。
3位不在。
若い金城。
心が折れた御堂筋。

誕生日の出し物が皿回しだったか。失敗してたけど。{/netabare}

5話 薬局までの3km
{netabare}御堂筋が帰る…。400kmぐらいか。
いつの間にか小野田がついてきた。
選手が薬局へ行く。
オタク脳小野田。華麗にスルー。
御堂筋もオタクだった。
薬局まで勝負。
洗顔してるの誰かと思ったら寒咲さんか。髪型変わると誰か分からない。
御堂筋を探しに行く石さん。いい人すぎる。
戻って来た御堂筋。坊主になった…!
OP,EDにいた緑のジャージのチーム・広島ようやく登場。

小野田と田所が歌う!今泉…金城もか…。まるでアニ研。盛大に面白かった。{/netabare}

6話 モってる男
{netabare}なんだコイツ。されるがまま…振り払えばいいのに。
倒れる小野田。
真波寝てるー!めっちゃキラキラしてる真波。
歯が治っている御堂筋。
総北と箱学協調!後ろの集団も協調。
イメージの蛇に飲み込まれた!?
ペテン師に丸めこまれる。顔が良ければなぁ…。

チョコバナナ餃子…。荒北優しい。{/netabare}

7話 迫る、集団
{netabare}追いついた先頭。
気付いた真波。
追いついた集団。怖い。プレッシャーが凄い。なぜかみんな並んだ。
荒北…抑えられるのか…?
飲み込まれた小野田。男泣き田所。
優しいゴリラ。
真波どこ行った!?
捨てられた集団。

映画館で叫ぶアブ…。荒北も大変だな。{/netabare}

8話 アラキタ
{netabare}まとめ役がいなくなった途端、集団がバラバラに。
みんな疲れてる。
荒北さんカッコいい!!
怖い人…。本音出た。
真波も集団に埋もれていた。
ちゃん付けされた小野田。
運び屋荒北の走り!アングルが怖い。
見えた!総北と箱学と合流しなかった。置いてけぼり!?

公式が病気なCパート。とてもBLっぽいです。{/netabare}

9話 呉の闘犬
{netabare}スプリンターは舌を出す法則でもあるんですか。
御堂筋との約束?
いつの間にか御堂筋と合流してた石さん。
また回想…。2本とも割れてるボトル。みんな必死だから…自業自得。ただの逆恨み。
仲間までアタック。メガネ可哀そう。
うざい顔。

絶対に割れないボトル!?重そう。{/netabare}

10話 その先の領域
{netabare}荒北の過去。
危ない髪切り。
ローラーに乗って進まない!…タイマーぶっ壊した。倒れた。
バーガーもったいない。
いきなりレース。4周で追いついたけど倒れた。
いいレースだった。鉄仮面から福ちゃんに格上げ。
綺麗になったミヤ。

また何か作ってるミヤ。ストーカーみたいな井尾谷。{/netabare}

11話 サバイバル
{netabare}二人とも不思議ちゃんだな!!!とんでもないもの運んで来た。
総北と箱学6人合流!!!そして補給!
後半戦!!
そういえば御堂筋もいた(忘れてた)
箱学の邪魔する巻ちゃん。
人の3倍練習して2年後という事は、荒北3年でIH初めて…?
ロードレーサー叩きつけるなよ荒北。
荒北限界だった。切ない。涙腺崩壊。

不意打ちの荒北モノマネ。笑う鉄仮面。{/netabare}

12話 泉田の誇り
{netabare}6人で走る最後の瞬間。
仲良し鳴子、今泉。
ゴールまで30km。
泉田…限界。
総北と箱学700m差。
チームを…切り離す!?

店員さん早口凄い。みなデブに。24,800円…。泣く金城。{/netabare}

13話 激走、山中湖
{netabare}新OP!
今泉がまた弱気になっている。鳴子もか。シンクロ率高い。小野田はしっかり見つめていた。
追いつくか!?
新開が鬼化。
山中湖!
田所…先輩。最後の力を…。ここ切ない。土壇場で差をなくした!?
田所先輩…。新開も…。
金城…足が!?せっかく…追いついたのに。
お昼の放送、鳴子!オタ泉くんCD入れ間違えてる。これは恥ずかしい。しかもなぜ持ち歩いてる。{/netabare}

14話 最後の作戦
{netabare}金城さん…無理しないで。たったの20km…。
湧き上がるプレッシャー…小野田。
最後の無茶ぶり。
結構距離がある。この差はつらい。
標高2000mまで登る。
監督また置物に…。
田所と新開登る。新開は補給食いくつ持ってるんだ…。
登れるスプリンター!!{/netabare}

15話 鳴子!真骨頂!
{netabare}危ないハイタッチ。観客危ない。邪魔。
田所と新開のんびりサイクリング。
失速覚悟のクライム。
回想。山は体重が物を言う!豆粒鳴子。よける巻ちゃん。ちょろい鳴子。ちゃんとやる鳴子。
授業放棄・鳴子。
前髪の人追いつかせてもらいます!
ガス欠寸前…。最後の鳴子列車。今泉すかし。そんな名前だったか…?
目が…。箱学!見えた!
そして脱落…。回想で涙出て来た。転倒。

鬼畜巻ちゃん。{/netabare}

16話 エース今泉!
{netabare}言い切ったエース今泉。
巻ちゃんが引く!化物泉くん。
最後の登り!残り15km。
邪魔な巻ちゃん。後ろの不思議ちゃん達は何もしない…のか。
経験の無さの強み!
50m離されてる今泉と福富。
先頭が一番静か。そして回想。
寒咲兄若い。最初から乗れる今泉。どこまで行くのだろう。
寒咲兄妹がレース観に来てた。
石さんずっと頑張ってた。
久々御堂筋。とおりゃんせ歌いながら追いかけて行く。

石さんと御堂筋の我慢勝負。ゆで石くん。もう出てた御堂筋。どこまで喋るの石さん…。{/netabare}

17話 箱根学園ゼッケン6番
{netabare}石さん頑張ったな…。我慢しすぎや!聖人石さん。
追いついた御堂筋。怖い。
真波やっと出た。小野田は?…巻ちゃんと並走してた。
サービス精神旺盛な真波くん。御堂筋のデータになかった。
久々の委員長。そして回想。こっそり沸く真波。18回も遅刻…。そして寝る。
キモくない認定。
どこ見てるんだ石さん…。{/netabare}

18話 一歩一歩
{netabare}御堂筋も翼生えた…しかも悪魔の翼?
規格外の真波。
1年対決!小野田 vs 御堂筋。

掃除当番真波。ちょろ東堂。後輩に甘い。{/netabare}

19話 坂道の役割
{netabare}御堂筋キモい。
コースアウト小野田。
御堂筋に張り付く小野田。並んじゃった!
福富追い越した。そして握手。
先頭5人争い。
だんだん名前呼びが伝染してく、小野田坂道。
キモ泉 vs キモー筋
やけ食いキモー筋。食い散らかすなよ…。ホラー染みてきた。

福富しりとり弱すぎる。{/netabare}

20話 今泉vs御堂筋
{netabare}御堂筋の面白い顔。
ついてく地味な小野田が凄い。
豚泉…。御堂筋変形。首長!?これは人間じゃない。
久々のヒロ君。コースにいると邪魔…。
モブの回想長い…。
小野田離されてる?
御堂筋滑った!?力技で無理矢理突っ切った。
真波はセンサーでもついてるのか…。{/netabare}

21話 91番
{netabare}凄いとこ通ろうとしている御堂筋。残り4km。
小野田母も来てる。レースって事気付いてない母。
こんなとこでサッカー…。ついに察したおばさん。恋愛に関しては鋭かった。
下り坂が怖い小野田。
今泉から変な音が…。フレームに…ひびが…!?機材トラブル。
ここで…回想。
御堂筋の足が限界に…。落車御堂筋。体長くてちょっときもい…。報われない石さんが可哀そう。
今泉も限界か?あと3km!
風…真波の追い上げ!
小野田は何処行った!?

Cパートカオス。どういうことなの。{/netabare}

22話 真波と坂道
{netabare}小野田ついて来ていた。
真波 vs 小野田。
あと2500!嬉しそうな真波。
鳴子ボロボロだ。
翼が折れた。
小野田母は…同姓同名って…あなたの息子ですよ。
回想。荒北の預言凄い。
どんどん上がってくギア。最大5段階上がる!
巻ちゃんと東堂が今泉と福富に合流。
ラストギア…!

金城マジック!ハンドパワー凄い。けどただの水でした!{/netabare}

23話 約束の道
{netabare}ラストギアは無理でした。翼が変わった。
御堂筋怖い。なんて格好で寝てるんだ。
真波見えた。笑うと速くなる小野田。
手の痺れをまぁいいかですます…。めっちゃぶつかってる。
並んだ!!土壇場で追いついた!!!
あと500m。
ここで回想…。
やっと気付いた母。ここが一番好きかもしれない。
荒北寝てた。とんでもないもの運んでた。騒がしい鳴子。
自転車乗りは皆バカで純粋。
3位争いも開始!
1位はどっちだ!!

Cパートがまじめ…?最後台無しだよ!{/netabare}

24話 WINNER
{netabare}残り30m!20m!5m!
いけええええええええええええ!
小野田!!総合優勝!!!!!!
3位は東堂。4位が福富。巻ちゃん…。
なぜか小野田を持ち上げる今泉。男泣き金城、鳴子!うるさそう。
記者に囲まれる小野田。
箱学の絆いいな。
小野田どこへ行く。落ち付け。金城間に合った!ナイス審判。
巻ちゃんが泣いてる。
御堂筋はの台詞は呼吸音だけでした。

リーダー小野田にしたら秋場原に…!
そのジャージで大丈夫か。落ち着かない3年。
歌えちゃう田所。巻ちゃん逃げようと…。
小野田からの感謝の気持ち。巻ちゃん10個も…!露骨な贔屓。
新しい夢、総北の魂を受け継ぐ!!
いい最終回だった。{/netabare}

2015/08/30ニコ生1期 33話~38話 2期 1~4話一挙放送視聴 アンケート↓
とても良かった:94.4%/まぁまぁ良かった:3.6%/ふつうだった:0.8%/あまり良くなかった:0.2%/良くなかった:1.0%

2015/08/31ニコ生5~14話一挙放送視聴
とても良かった:96.4%/まぁまぁ良かった:2.6%/ふつうだった:0.6%/あまり良くなかった:0.1%/良くなかった:0.3%

2015/09/1ニコ生15~24話一挙放送視聴
とても良かった:97.2%/まぁまぁ良かった:1.6%/ふつうだった:0.4%/あまり良くなかった:0.1%/良くなかった:0.7%

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

みんなの想いを繋ぎ、ゴールを目指せ!!

1話の感想 ★★★★ 4.0
ど根性
{netabare}
1期のつづき。
ここに来て漸く今泉が吹っ切れたな。
元々才能差はあるんや。
しかし、それをひっくり返せるのがチームや。
京都伏見も3年がやってくれたな。
御堂筋は確かに口は悪いし、態度もアレだが9位だったチームを1位を狙える所まで上げたのは流石だよな。
こういうやり方でないと優勝を狙えないならこの作戦も分からなくはないが、しかし態度が悪すぎるんよな。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
削ぎ落とした走り
{netabare}
御堂筋は全てを捨て勝利だけを求めているのか。
しかし、なぜそこまでするんだ?
何か理由でもあるのか??
金城さんも負けちゃいない!
追いついてくれ!!{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
御堂筋の過去
{netabare}
やはり重たい過去があったか。
母との約束を守る為に全力で走る。
いいじゃないか!
しかし、今泉にいった母が死んだ…のくだり。
恐らく自分が1番言われたくない事を言ったんだろうな。
歯が欠けた、それだけであそこまで動揺してしまうのだから。{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
先輩たちの想い
{netabare}
ほんの少しだけ足りなかった。
それに、金城さんは膝を負傷したのに対して、向こうは万全。
少しピンチか。
これは1年が頑張るしかないな。{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
諦めの御堂筋
{netabare}
まさか小野田のアニメトークで元気になるとは、予想外。
御堂筋は歯は差し歯にしたのかな?
そして、丸坊主。
今回の負けの反省かな?
そして、ここに来て新たに現れた緑のユニフォーム。
アイツはムカつくが、おかげで寒咲さんのぷるんが見れた。
ナイスジョブ!{/netabare}

6話の感想 ★★★☆ 3.5
混合集団
{netabare}
魔法使いじゃなくて、ただのペテン師だな。
呉南高校は個性派集団っぽいな。
追いつかれるのか!{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
集団に呑まれる
{netabare}
小野田がまた後ろの方に行ってしまった。
やはりそういう星の元に生まれたせいなのか?
それとも、ただただ実力不足が原因か。
…両方っぽいな。
ここで呉南が出てきたが、京都伏見はもー終わりか?{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
荒北さんの活躍
{netabare}
今回の小野田くんはちょっとオドオドし過ぎで鬱陶しかった。
しかし、荒北さんはやっぱ強いな〜
王者の引きだけはあるよ。
そして、味方の集団追い抜いて、呉南に追いつくとこ狂犬っぽいね。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
呉の狂犬
{netabare}
去年までは狂犬じゃ無かったんだな。
そん時は彼女大切にしてそう。
しかし、箱学に負けて変わってしまったのか。
荒北さんにそっくりって事は今を乗り越えたらもっと強くなるのか。{/netabare}

10話の感想 ★★★★★ 5.0
その先の領域
{netabare}
また荒北の過去話か〜と思いきや最終的には超いい話だった。
前回の続きから初勝利まで、荒北は口では色々言いながらもひたむきに努力したんだな。
藤宮も最初は軟派なやつと思いきやそれも口だけで、彼女ともインハイの為に別れて、みんなで支えあってここまで来ていたんだな。
こういうの見ると、人は上辺だけじゃ分からんとつくづく思うね。{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
ここからが本番
{netabare}
荒北さん!!!!
スプリントを譲り自分はチームの為に走りきったその姿!!
めちゃくちゃかっこいいっす!!
有言実行だな。
ただ吠えるだけじゃなく、しっかりやり遂げる所に男を感じる。{/netabare}

12話の感想 ★★★★ 4.0
また1人消えていく
{netabare}
泉田も消えてしまったか、アブ。
やはり死ぬ気の一人一人と協力プレーでは力の差があるか。
しかし、3年に引かせたら足の温存ができないぞ。
Cパートは安定の癒し。{/netabare}

13話の感想 ★★★★★ 5.0
男、田所
{netabare}
田所さん、めちゃくちゃかっけー!!
鳴子の泣いてる姿に泣けたわ。
しかし、ここに来てまさかの金城の膝が…
やばいぞ、総北!!
Cパートのうあぁぁあ×3には笑った。{/netabare}

14話の感想 ★★★★☆ 4.5
金城の決断
{netabare}
やはりと言うべきか、1年を送り出したな。
あの時、1年を切り捨てなかったことからこうなる事を薄々感じていたが…
金城さん、悔しいだろうな。
不完全燃焼で終わるなんて。
1年、頑張ってくれよ。{/netabare}

15話の感想 ★★★★★ 5.0
鳴子章吉の真骨頂
{netabare}
必殺技の名前、ダサっ!
しかし、スプリンターなのによく登りきったよ。
恐らくスプリンターの自分が最後までいても役に立たないから率先して前を引いたんだろうな。
目が見えなくなるほど、全力を出し切るとは…
男やで、鳴子!
熱い男やわ!!{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
今泉、覚醒
{netabare}
今泉、やっと覚醒したな。
今までで1番仕事してないのが今泉だから、その分働かないと。
とか言ってるうちに、御堂筋くんも来た!
まだまだどーなるか分からんぞ!{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
真波という男
{netabare}
小野田くんは純粋に誰かと自転車で走ることが楽しいから笑う。
対して、真波は生を感じれるから笑う。
真波の方が戦闘向けだな。
御堂筋がキモくないっていうのは、勝ちにこだわるその価値観を共感できたからか?
今更だが、1番最後にあるまた見てね、がエロ過ぎw{/netabare}

18話の感想 ★★★☆ 3.5
頑張れ、小野田くん!
{netabare}
前半に真波が翼生えたかと思えば、御堂筋もどす黒い翼が生えてた。
やっぱ、御堂筋は才能あるんやな。
そして、何処からともなく現れる小野田!
やっと、上がってきたか主人公。
しかし、今回は小野田の回想か。
ちょっと、この回想の多さに飽きてきた。{/netabare}

19話の感想 ★★★★ 4.0
合流
{netabare}
今泉の覚醒具合が半端ない。
めちゃくちゃ強なっとるやん!!
それに比べて、小野田は変わらんな〜
それがいいのかもやけど、個人的にはもうちょい成長が欲しい。{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
今泉 vs 御堂筋
{netabare}
今泉、インハイ1日目2日目とは本当に別人やな。
こんな短期間で成長するもんか。
御堂筋もスリップを強引に立て直すとか凄い。
スリップって、立て直すとか普通無理でしょ。
小野田はどうした、小野田は!!{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
ぶつかり合い
{netabare}
フレームがヒビを入れながらも見事、御堂筋に勝った!
御堂筋も足が壊れても走り続けるその精神、天晴だよ。
しかし、一難去ってまた一難。
次は、箱学の真波が来た!
小野田は何をしてるんだ!{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
真波 vs 小野田
{netabare}
お母さん、息子の活躍ぐらい知ってあげようよ!
一時でも1位を取るとは小野田くん、流石だね。
真波はまさかのギアを上げるという馬鹿げた方法で早くなっているが…
小野田くん、諦めてないよね?{/netabare}

23話の感想 ★★★★★ 5.0
インハイ最後のラストスパート
{netabare}
熱い熱い戦いだ!!!
ここまで闘志むき出しなのはウェルカムレース以来じゃないか?
最後の最後までペダルを回せ!!{/netabare}

24(最終)話の感想 ★★★★★ 5.0
勝者は誰の手に
{netabare}
小野田くんがやり遂げた!!
つい観てる私もガッツポーズしてしまったよ!
本当にかっこよかった。
倒れた小野田くんを労う寒咲さんを見て、くっつかないかなーとも思ったw
金城さんや鳴子も涙してるシーンには釣られそうになったよ。
そして、最後はみんなで秋葉へ。
ブレないね〜
総北、総合優勝おめでとう!{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

届ける―みんなのジャージ―を1番にε”ε”ε”(;ノ>Д<)ノ

原作未読 【アニメ弱虫ペダル―第2期―】全24話 (※第1期 全38話※)

待ちに待った…
あの熱い自転車ロードレースの戦いが、帰ってきた!!!
インターハイ2日目もゴールまで残りわずか…
3日間に渡って繰り広げられる激動のインターハイロードレースも
いよいよ後半戦に突入!!! 
各校優勝を懸けた熱い戦いの軌跡が―今、ここに刻まれる!!!


◆はじめに◆
当然のことながら1期からの視聴を強く、強く推奨致します(人д`*)

そして私、1期レビュも_((Ф(・ω・`)書いております
本シリーズ、未視聴の方、興味のある方はそちらも併せて読んで頂くことで
この「弱虫ペダル」の魅力を少しでも感じて頂ければコレ幸いと思います(。・ω・。)

個人的にですが本シリーズかなりオススメしています(◍>౪<◍)ノ"

日頃より「萌え」探しの旅に出ている私ですが
本シリーズでは正しく「萌え」ならぬ「燃え」な展開に激しく夢中になりました♪

1期+2期 あわせると全62話と、とても長丁場でとても気軽には手を出せない
印象を持たれている方もいらっしゃると思います

しかしこれが見出すと止まらない内容で、とにかく続きが気になり
全部観終わってみると…

え|ºдº)?5クール? ((((;゚;Д;゚;))))アワアワワワワワワワ

そ、そんなにやってたの?…ですね。。Σ(゚艸゚〃)アラビックリw

いや大げさに言ってる訳ではありません(*゚∀゚)*。_。)
全くもってそんな長さを感じさせない
それだけ、ただただ夢中にこの5クールをあっという間に
駆け抜けていった― そんな印象を強く感じました♪

まずは気軽に、とりあえず試しにどんなモノか観てみるかな(*´∀`)っピッ
と、あまり構えず気軽にご視聴頂ければと思います!!


◆本作(2期 GRANDE ROAD)の紹介・感想をヌメヌメと◆

それでは本作2期の感想、思いの丈を
ネタバレをギリギリかわしつつここに書しるしたいと思います(*`・ω・)ゞ

まずやはり最初に述べたいのが、1期さながら
強力なインパクト、ドラマのある魅力的な"キャラ"たちの存在です!!

今回主に主力級のキャラは

主人公チーム みんなで繋ぐチーム精神が強み         総北高校×❻人
昨年覇者常勝チーム 個々の能力、メンタル、チームワーク◎ 箱根学園×❻人
型破りな独裁チーム 1人最強キャラ(+1)要する        京都伏見×➋人 
本作のダークホース的チーム                    広島呉南×❶人  

                         かな…かなぁ((Ф(・ω・`)

他、主人公のお母さん、委員長ちゃん、マネージャーとそのお兄さん、
総北2年生他、等の脇役的キャラも魅力的で名演が光る!!

なんと言ってもキャラそれぞれの、
このインハイに懸ける想い、仲間への信頼や友情、絆が
観ているコチラにヒシヒシと伝わってきて胸の内が熱くなる!!!

ロードレースという自転車競技の試合展開そのものも
ストーリーを楽しむ上で大きな要素ですが…
その競技にいそしむ、キャラ一人一人にドラマがあり、
それぞれがその想いを"これでもか"と言わんばかりに
ぶつける、懸ける、胸熱感動ドラマにただただ涙゚(゚´Д`゚)゚


しかしながら本シリーズ通して、
よくマイナス点として指摘されがちなのが
"各キャラの回想の多さ" がストーリーのテンポを悪くしてしまう
との意見を私も目にした事がありますが…

私が思うに、感じるに…、正にこの回想こそが本シリーズの―"核"―

キャラそれぞれが、なぜにこーまでにこの戦いにこだわるのか―!?
そこに至るにはどーいった背景があり、どんな過程を踏んできたのか―!?

その部分が回想により "色濃く描かれる" 事により
その選手のレースでの活躍、奮闘の様
それに伴う結果、喜びの姿や散る姿…に観ているコチラが
とてつもなく感情移入するのであります *゚Д゚)ウ、オォォ...スゲェー


と言いつつもさすがに私も
本作始まってすぐ、2日目ゴールまで残り ―50m!!―
さー2日目決着!! どーなるコレ━(゚∀゚)━!

のシーンでの〇〇〇クンの回想シーンが入った時にはщ(゚д゚щ)ココデカァ--!?!?
と思いましたが…w しかしコレも大変良いお話しで゚(゚´Д`゚)゚イイッ

このおあずけ感もすっかりクセになりましたね(ノ∀`*)w

とにもかくにもこの”回想シーンの数々”をどれ程、”よしッ!!” と思えるか?
が本シリーズを楽しむ上で一つ、観る側のベクトルとなりそうです!!


長くなってますが…
最後にお気に入りのキャラへの想いを書かせて下さい(人Д`*)

それは総北高校 クライマー
ピークスパイダーこと『巻島祐介』巻島先輩です!!

1期はじめの印象は…口癖は「~しょ♪」
しょっしょっ言い過ぎw なんかチャラい人(。・ω・。)?
ん~…見た目もちょっと受け付けない感じかなぁ~|ºдº;)…

て思って観てました…
他人に気を遣ったり、会話したり、とにかく苦手な先輩…

ですが!!!
そんな彼が、彼だからこそ!! 同じクライマーでチームメイトで後輩の
主人公の『坂道』くんへ人一倍強い期待と深い信頼を持っていて…

そしてこの一見クールな雰囲気の彼のイメージからは程遠い
熱い想い、熱い名台詞、熱い名シーンの数々…

グギュウ゚(゚´Д`゚)゚泣く…これ泣いちゃうヨ…゚(゚´Д`゚)゚

涙が止まらないっしょ~━゚(゚´Д`゚)゚━!!! 
巻ちゃん巻ちゃん巻ちゃん巻ちゃん~ ♪w


そんな訳で、
男女問わず楽しめる作品と思いますので
この熱いスポコン感動ドラマの軌跡をぜひ一度ご覧頂きたく思いますヽ(*´∀`)ノ

最後に、本シリーズ劇中歌
「ラブヒメ -恋のヒメヒメぺったんこ-」 もうコレ歌うしかないっしょ♪

投稿 : 2025/02/01
♥ : 43

78.6 4 スポ根でトレーニングなアニメランキング4位
風が強く吹いている(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (422)
1435人が棚に入れました
夜。逃げるように街を駆け抜ける蔵原走(くらはらかける)。その横に、不意に自転車が走り込んで来る。見知らぬ男が、走に向かって問いかける。「なあ!走るの好きか!」。男の名は清瀬灰二(きよせはいじ)。走は、灰二に導かれるまま、竹青荘という古びたアパートに辿り着く。そこに暮らす個性豊かな9名の住人。最後の空室を勧められ、戸惑いながらも、押し切られていく走。まさか自分が、『10人目の男』だとは、夢にも思っていなかった…。

声優・キャラクター
大塚剛央、豊永利行、内山昂輝、入野自由、榎木淳弥、上村祐翔、興津和幸、株元英彰、北沢力、星野貴紀、木村珠莉、中村浩太郎、河西健吾、日野聡
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメにおける原作改編とは、こうあるべし♪

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
今、手元に原作小説があります。

陸上の長距離、駅伝をテーマにしたアニメ。

自分としてはとても珍しいのですが、本作は「アニメと原作をほぼ同時期に楽しむ」という方法をとってみました。

私は、アニメの方が断然好きでした。原作改編のポイントも、納得ができる点が非常に多い。

例えるならば、「原作は青年漫画、アニメは少年漫画」って感じですかね。

映像のクオリティは安定して高く、効果音なども素晴らしい。ストーリーは刺激的で、重厚なメッセージ性がある。キャラも覚えやすい。

いろんな方にオススメできる良作ですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
以下、原作ネタバレを多分に含みます。
{netabare}
原作との違いを特に感じたのは、以下の点です(いずれも、「原作に比べてアニメは」とつきます)。

①ハナちゃんが可愛い
{netabare}
まず原作では、ハナちゃんはカケルや双子と同期(同じ大学生)で、わりとイケてる女子大生。本格的に登場するのも、合宿からになっています(練習の手助けはしていません)。しかも、合宿に来てすぐに双子の両方に惚れ、カケルから「双子だって別々の人間なんだから、性格とかを見ろ」と言われ、返した言葉が「性格って、そんなに大事かな」「昨日と今日で、二人とちょっと話せたけど。生理的嫌悪感が湧くような癖がなくて、好みの顔。それだけで充分じゃない?」ですからね。これは、アニメのハナちゃんだったら絶対に言わなそうな言葉。

アニメのハナちゃんは、マネジャー的な立ち位置でチームの発足当時から様々なサポートをしてくれます。双子を好きになる過程もきちんと描かれた結果、「どちらでも良い(原作)」ではなく、「どちらかなんて決められない(アニメ)」という印象をもたせるように作り込んだのは、(特にアニメの視聴者層を考えると)大成功だったと思います(まあだからといって、女子高生設定に変えるのは、あざといというか、「とりあえずお前らJKの方が萌えるんだろ」と言われているような気がして、ややイラつきますが(笑)。別に女子大生設定で良かった気はします)。
{/netabare}

②記録会を丁寧に描写。
{netabare}
原作は小説であり、心理描写がメイン。アニメは当然、情景描写がメインになります。それが最も顕著になったのが、レースのシーン。例えば、寛政大が初めて出た記録会は、原作では「寛政大はあらゆる意味において派手な挨拶をする結果になった」という一文で片付けられ、レースの描写はありません。そのあと、「誰が○○分○○秒」という記録が書かれる程度。

しかも、原作ではこの1回目の記録会で、キングと王子以外は全員17分台を切り、予選会の出場資格を得ています。ムサにいたっては、14分台で走っています(ハイジのタイムが14分21秒)。序盤~中盤の1つのクライマックスである、王子の出場資格獲得に関しても、「六月末の二回目の東体大記録会で、王子はとうとう、十六分五十八秒一四というタイムを出した。十七分の壁を破ったのだ」という二文であっさりまとめているに過ぎません。

全体として、原作では、ハイジとカケルの心理描写や、「走るとは何か」という哲学的な問題に対する自問自答に多くのページ数を割います。一方でアニメでは、各キャラクターの成長を丁寧に描くことで群像劇としての側面を押し出し、よりストーリーに重きをおいた構成になっています。

私は基本的にストーリーを一番の楽しみにしているので、よりドラマチックな展開、演出をしているアニメの方が好みでした。

また、言葉が必須ではないアニメーションという媒体の良さをフルに生かして、陸上の長距離(駅伝)という「競技」をきちんと描ききったのはすごく良かったと思います。箱根本番でのユキの山下りとか、素晴らしかったです。躍動する筋肉、駆け抜ける景色、息遣いや(濡れた路面の)足音。ユーリ以来の感動でしたね。
{/netabare}

③カケルがより厄介。
{netabare}
勿論、原作でも厄介は厄介ですが(笑) ただ、原作のカケルは、竹青荘に入居したその日からわりと馴染んでいます。例えば、カケルの歓迎会が開かれた場面でも、「俺の歓迎会。走はくすぐったい気分になった。ここへ来て二週間近くたつのに、そして理由をつけては毎晩、だれかの部屋で飲み会や麻雀大会をやっているのに、いまさら歓迎会もなにもないとは思うが、うれしいことに変わりはない」とあります。アニメでのカケルは、もっと「孤高」でしたが、原作のカケルは結構、俗っぽいです。

他にも、トレーニングを始めたばかり頃、「竹青荘では呼吸がしやすい。生まれた数年の違いを、気にするものはだれもいない」と考えます。他の場面でもかなり住人達と打ち解けているシーンはあるし、なにより、カケルが原作で一番よく話している住人は王子です。また、王子自身も、カケルを苦手にしてないし、ハイジの気持ちを考え、初めからわりと前向きに走っています。

アニメでは、カケルをかなり面倒くさい人間にして、周囲との軋轢を鮮明に打ち出し、だからこそ、榊がからんできた時に竹青荘の面々がかばってくれた場面や、カケルが寛政大チームのために走る決意を決めた場面で大きな感動が生まれました。

一方で、序盤から中盤にかけて、カケルの行動にイライラし、視聴を断念する視聴者もいたのではないでしょうか。これは、良し悪しの問題ではありませんが、ストレスフリーなのは原作でしたね。
{/netabare}

④神童に最大限の配慮。
{netabare}
原作を読んで一番気に入らなかったのが、箱根本番での、神童の風邪展開です。

勿論、意義は分かります。「速い」ではなく、「強い」を体現すること。それにより、ユキやカケルが燃えること。なんだけど、やっぱり、「レースを盛り上げるために、犠牲にさせられた」という感じが否めない。

駅伝という10人が襷を繋ぐ競技で、それぞれのキャラクターにドラマをつけて盛り上げたら自ずと順位が上がっていくので、どこかで下げないと終盤(カケルやハイジ)が盛り上がらない。でも、なぜそのツラい役目を負うのが、神童なんだろう?

私は、竹青荘の面々の中で、神童が一番好きでした。誰よりもひたむきに陸上に取り組み、内外から部を支え続けた功労者。ハイジの次に、皆から称えられるべき人間。

そんな人間だからこそ、ブレーキになっても、誰も責めない。ドラマになる。勝負の非情さを表現できる。それは、分かります。

でも、やっぱり神童には、ちゃんと走らせてほしかった。箱根の山に、実力通り挑んで欲しかった。幸せになってほしかった。

原作では、神童は本当にただのブレーキです。扱いも非常に軽く、フォローも少ない(というより、そもそも目立っていない)。

アニメでは、神童の走りをかなり丁寧に描いているし、1度立ち止まり、監督が止めようとするのを振り切って走るのは、完全にアニオリであり、ゴール時の感動やその後のフォローも原作より丁寧だった。だから、多少は納得したけど、でもやっぱり、神童は可哀想だったな(あと、重箱の隅をつつくようだけど、18話に、大晦日に酒盛りして騒ぐ竹青荘の面々が一瞬写るけれど、あれは不要だった。不摂生のせいで、風邪を引いたと思われたら、大損です)。
{/netabare}

⑤ハイジが完璧に格好良い
{netabare}
原作でのハイジは、結構、嫌な奴です。

序盤の、陸上部に勧誘するクダリも、もっと嫌みな感じだったし、竹青荘の8人を集めた基準を「酒が強いから(長距離を走るには内臓が強くないとだめだから)」と言ってみたり、記録会の時に、カケルに「君を信じている」と言ったのが、実はウソ(方便)だったり。

アニメでは、そういう雑な感じをかなり省いていたし、酷いことも「笑顔で」サラリと言わせるので、嫌味を感じない。純粋に格好良い先輩として描いている。

原作の主役はあくまでカケルであり、その成長がメインとなっている。

しかし、アニメはより群像劇的にであり、それぞれのキャラクターが「走るとはなにか」を、それぞれに追いかける点がフォーカスされている。

はっきり言って、カケル以上に、ハイジを魅力的に感じた視聴者は多いのではないだろうか? だから、ハイジをキチンと格好良く描いたのは、正解だと思った。
{/netabare}

⑥恋愛要素が薄め
{netabare}
これは、①にも関連するのですが、ハナコ絡みの恋愛エピソードが、かなり薄くなっている。

原作を読んでいたとき、本当にこの恋愛要素が邪魔で。まあ、走ることにしか興味がないカケルに、人間らしさ付与する目的なんだろうけど、やはり「軽く」みえてしまう。ただでさえ、「素人集団が箱根とかナメんなよ」という作品。それなのに、恋愛にうつつを抜かしているよりは、せめてストイックな方が良い。
{/netabare}

本作を批判するとき、「ありえない」という要素は確かにあると思います。実際、相性や運の要素が強い対人競技と異なり、純粋にタイムで競う、しかも、長期間の地道な努力が必要な長距離で、素人集団が一年未満で箱根のシード権をとるのは、確かに、「あり得ない」。本気で陸上をやってる人間にとっては、「腹立たしい」と感じることもあるかもしれません。

そこは、人それぞれですね。私は「魅せ方」の問題だと思っていて、本作は努力の描写も多く、きちんと丁寧に作っていたから、「確かな感動」があり、「あり得ない」としても、ちゃんと楽しめました。

それに、異世界に転成したら最強になっていて、ハーレムでウハウハやるよりは、まだ可能性あるかもしれないしね(笑)

あぁ、あと、原作だと大家が結構活躍して(でしゃばっ)たり、所々、ガチでつまんないギャグが入ってたりしますが、スパッとカットしてますね。英断です。

気になったのは、ラストシーンが違うこと。

原作では、(多分)卒業を間近に控える3月に、竹青荘の面々が集まる。ジョージが陸上を続けているのは分かるが、ジョータが陸上部員かどうかは、はっきりしない。カケルは、ハイジのチームに入る(就職する)ことが決まっている。

一方、アニメでは、カケル達が4年生になった時の話であり(つまり、まだ次の箱根がある)、ハイジはチームを立ち上げたばかり。双子は二人とも部活ジャージ。ムサや王子の進路も明らかになっている。

どっちが良いかは微妙だけど、個人的には原作の方が好きだったかな。ハイジにもカケルにも、きちんと結論が出たのが良かった。

まあ、原作とアニメを同時に楽しむことで、監督やシリーズ構成が、ちゃんと仕事をしていることを感じた。こういう楽しみ方も、たまには良いと思った。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
アニメは原作に比べ、以下の点で大きな改編があり、いずれも成功していたように思う。

①ハナちゃんが可愛い。②記録会を丁寧に描写。③カケルがかなり面倒くさい。④神童の風邪展開に最大限の配慮をしている。⑤ハイジがちゃんと格好良い。⑥恋愛要素が薄い。

ラストも原作とは微妙に異なる。原作とアニメを同時に楽しむことで、監督やシリーズ構成が、ちゃんと仕事をしていることを感じた。
{/netabare}

【余談~ 陸上競技やってる人は凄い ~】
{netabare}
私は、スポーツは全部好きなんですが(やるのも見るのも)、陸上、特に長距離だけは意味がわからん(笑) と言ったら、好きな方には怒られるだろうけど。格闘技やってるヤツも大概だけど、長距離やってる人は、それ以上に変態だと思う(笑)

まだ、短距離はギリギリ分からなくもないんだけどね。昔、陸上部の奴に聞いたら「地面の反発を100%得られている時が気持ちいい」って言ってたな。そいつは幅跳びだったけど。剣道は瞬発系の種目なんで、スタミナはそこまで重要じゃないし、走るのは嫌いな奴が多いしね。

あくまで尊敬を込めてですが、本当に長距離やる人は、変態だと思います(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
作画は流石のクオリティ。電気を消して見るべき。原作小説は未読だが、知り合いが好きで結構話を聞いたから、あらすじは知っています。

2話目 ☆4
箱根って年齢制限ないんだね。登録4回までは出られるわけか。男同士のバカな感じは、嫌いじゃない。

3話目 ☆4
まあ、女子の応援は、大事(笑) 痛いところをズバッと突かれたな。

4話目 ☆4
仙台育英がモデルかな? まあ様々な部活ものの中でも、本当に無理な挑戦だよな。

5話目 ☆3
お? 方言、なかなか上手いな。選ばれた人しか走れないのか?って問題提起は良いな。キング(王様)が謀反(笑)

6話目 ☆3
俺達の為だって即答は良いな。本気でやれば楽しくなるってのは、まあそうだよなって思う。

7話目 ☆4
紫だし、執筆した時代的には、駒沢かな? いやいや、その他の部員もよくついていけてるよ。陸上部の高校の5000平均が18分くらいみたいなんで、素人から始めてこの記録は凄いよ。「いつも通りですが」って、格好良いな(笑)

8話目 ☆3
こういう反省会で全部吐き出すのは大事だね。シリアスモードですね。速さだけが全てなら、新幹線に乗れって、正論だな。

9話目 ☆4
そんな漫画の読み方はしたことないな(笑) 王子が後ろでコッソリ叫んでいるのが良かった(笑) ハイジ、過労とかなら良いけどな。

10話目 ☆4
過労か。良かった、持病とかじゃなく。王子とハイジ、ここが上手くいけばね。二人とも味覚狂ってるんかい(笑) 王子が影の主役みたくなってきたな。

11話目 ☆4
速いではなく、強い。そんなクソ女、こっちからふってやれ、神童! まあ、神童に陸上頑張らせたい、良い女の可能性もあるけど。走りたい。やるだけって、腹括ってるってことだね。

12話目 ☆4
料理の作画、かなり良いな。コメディ色が強くなった? 走る楽しさの再発見。

13話目 ☆4
仲間との絆。トラウマの克服。

14話目 ☆4
神童はやはり、山登りか。王子は軽いし、山下りかな? 特に大きなドラマを作らず、王子は記録をクリア。王子の努力を正当に評価したいんだな。

15話目 ☆4
そういう迷いは分かるな。小、中、高、大とキャプテンだったし。特に、大学が難しかった。高校までは押し付けでなんとかなるけど、大学はバランスが難しい。日本刀を研ぐように準備するのは、自分も全く同じイメージで作ってたな、試合前。つか、日体?は、あんなに偉そうにしてシード落ちかよ。裏方の仕事描くのは良いな。

16話目 ☆4
ユーリみたいな魅せ方だな。ハイジの右膝がどんなもんかな。日体、山梨学院、帝京、喜久井?早稲田か?、中央学院、東海?、大東、新星?、神大、リアルなところだな。1位になるの難しいとか、ナニをイマサラ。素人から出る方が難しいって、絶対に。

17話目 ☆3
でもそれって、双子も本気で勝ちたいってことだよな。剣道なら、逆に絶対がないんだけど、長距離は確かに、覆せないもんな~。

18話目☆2
まあ、分かるけど、酒に大晦日の夜更かし。流石に、コンディションは? と思ってしまう。神童の風邪が、このせいになってしまわない?

19話目☆3
安西監督に鴨川会長か。ヤバイ、マンガキャラ、全部分かるわ(笑) 強さとドラマを表現するためだけど、神童の風邪展開だけ、納得いかないんだよな。

20話目☆4
神童に最大限の配慮をしているのは、すごく伝わった。

21話目☆5
このユキのくだり、かなり好きだった。筋肉の感じや流れる景色。息遣いや足音(濡れた路面の)。アニメならでは表現を遺憾無く発揮した。ニコちゃんの過去話とハイジとのクダリは、原作にはなかったな。良いシーンだった。

22話目☆3
キングとハイジのシーンも、原作にはなかったな。好きだよ、のところで、ハナコのことは言わないんだな。陸上を、ともとれるし、アニメの方が好きだな。カケルとハイジの会話はカットか。やはり、ハイジを良い奴にするか。カケルにあまり特化せず、群像劇にきているからか、そこまでのメイン感はないな。タイトル回収。

23話目 ☆4
もう、言葉はいらない感じですね。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 37
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

本当に面白かった!風の描写が完璧な人間の成長を描いた物語

1話の感想 ★★★★ 4.0
10人目
{netabare}
OPがユニゾン…… はい、このアニメは名作だわ。
それは冗談として、まぁまぁ面白そう。
第一印象として、顔がリアルよりだから区別が付きにくい。
内容は箱根駅伝と珍しく、スポ根ぽいから興味が引かれる。
ほぼ全員が初心者で始めるのは予想外だったけど。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
執念
{netabare}
たった1話でほぼ全員懐柔されてる~!?
す、すごいな……
社会人になっても出世するわ……
あとはかけるだけか。
まぁ、時間の問題だな。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
練習開始
{netabare}
カケルの過去には一体何があるんだろうか。
周りが素人だから意味がないって言う気持ちは凄く分かるけど、周りに諦めさせるように働く理由はないよな。
高校時代に何があったんだか。{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
過去の影
{netabare}
めちゃくちゃ嫌みなやつが現れたな。
けど、過去回想を見る限り最初はそこまで不仲ではなかったぽいけど。
仲直りしたら、案外いいやつだったりして。
王子が一番足を引きづっているの二一番かっこいいこと言うじゃん。
口だけにならないことを期待してるぞ!!{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
就活
{netabare}
一年が入学したてだから、まだ4月だろ??
そこまで焦るものなのか??
ちょっと気を張りすぎな気がするな。
まぁ、だけども箱根を目指せる磁気化と問われたら微妙だけどね。{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
走る意味
{netabare}
みんな真面目だね~
モデルとなった大学はどこなんだろうか。
恐らく頭のいい学校なんだろうな。
今の時代に商店街の繋がりって実際にあるんだろうか。
あんまりその辺がどうか分からないな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
記録会
{netabare}
カケルは思ったよりいい記録が出せずにイライラしてるな。
少し増長してるんじゃないか?
確かに凄いやつではあるけど……
みんなも悲観してないのに、わざわざムードを崩す必要もないだろうに。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
焦る
{netabare}
カケル、暴走気味だな。
相当、記録会での負けを引きずってるな。
でも、気づいているか?
言ってること、高校の嫌なやつと全く同じだぞ?{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
二度目の記録会
{netabare}
立ち止まって周りを見渡せば気づくこともある。
でも、それって全力で走っている人にだけ与えられる特権だよね。
それ自体が羨ましいよ。
どんにな才能がなかったとしても、本気で頑張ってる人はキラキラしているよね。
それが上手く伝わってくる良い演出だった。{/netabare}

10話の感想 ★★★★★ 5.0
振り向くことの大切さ
{netabare}
カケルが王子の世話をやいたことにより、お互いがお互いを意識し合うようになった。
王子の技術的な進歩もそうだが、カケルの精神的な成長を評価したい
あんなにも早さに固執するかけるがタイムを落としてまで励ます。
ぐっときたよ!!{/netabare}

11話の感想 ★★★★☆ 4.5

{netabare}
神童さん、マジでいい人過ぎる。
絶対にいい人過ぎて損するタイプだ。
彼女にも振られちゃって落ち込んでいるはずなのに、安易に涙は見せない。
そこがエモい!!
良い演出だった。
最後にいたパパラッチのような人は悪い人かな?
歳をとって歯茎が下がっているのが不気味さに拍車をかけているな。{/netabare}

12話の感想 ★★★★ 4.0
合宿
{netabare}
風の描写が本当にうまいよな。
疾走感が伝わってくる。
自然に囲まれながら、走るの気持ちよさそうだな~
嫌みな奴のこと実は良い奴かもって期待してたけど、全くだったわ。{/netabare}

13話の感想 ★★★★★ 5.0
本当のスタート
{netabare}
ついにカケルの過去が明らかに。
生徒との喧嘩かと思いきや、顧問を殴っちゃったのか。
そして、その影響で大会に出られなかったのか。
それは恨まれるかもな。
今の仲間はあったけ~な。
過去のことで他人事なのは確かだけどあんな感じで受け入れてくれるとすっごい安心できるよね。
良い仲間をもったな。
これからが本当のスタートだ!!{/netabare}

14話の感想 ★★★★★ 5.0
公認記録突破に向けて
{netabare}
神回!!!
めちゃくちゃ泣けた。
出来ない人が頑張って頑張って目標を達成する。
最後のハイジの視点で涙を流さず、画面をぼかすことでそれを表現する。
文句なしの最高の神回だった。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
予選開幕
{netabare}
ついに始まった!!
みんな順調そう!!
……だったのに最後の最後にハイジが足を痛めた描写が。
大丈夫なのか?{/netabare}

16話の感想 ★★★★★ 5.0
予選終了
{netabare}
ハイジはまだ大丈夫そう。
でも、これが本戦の箱根に響いてこないか心配。
でも、10位になれてよかったな!!
王子がゲロ吐きながら頑張ってくれたおかげだ。
おめでとう!!!!!{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
下見
{netabare}
ジョージ、ジョータの不安も当然だよな。
今までは目の前の事で目一杯だったけど、いざ出るってなると本当に優勝するのは常連校だからな。
今まで夢見ていた人ならまだしも、誘われた人からしたらモチベーションを保つのは大変だよな。{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
箱根に向けて
{netabare}
ついに始まる。
絶対に緊張する。
心臓飛び出るくらい緊張するだろうな……
それでも、みんなの気持ちを一つにして頑張って欲しい。
それにしても、ハイジの医師の診断結果が気になる。
あれ、絶対に悪化してるよね?
二度と歩けない……とかじゃないといいけど。
そして、神童の風邪。
替えが効かないから走るしかないのに……
これは危険になってしまうのか……
危険になった場合って区間賞とかはどうなるんだっけ?{/netabare}

19話の感想 ★★★★★ 5.0
第1、2、3区間
{netabare}
待って!!!最高すぎん!!!
前半は王子!
毎回、王子のときは泣いてしまう。
本当に主人公してるよ!!
タスキを繋いだあとに足が痙攣しているのでどれだけ頑張ってるのかが伝わってきて、また泣けた。
真ん中は、ムサ!!!
特に感想はなし!!
うん、よくやった!
んで、後半はジョータ!
正直、今回まで見分けが付かんかった。
……今もついていないが。
ジョータの方が少し大人なんだな。
やっぱり、双子でも兄の方が大人なのかな?
そして、ハナちゃんの好きな人も明らかに!
最後に笑わせてくれるとは……
本当にこの1話は最高だった!!!{/netabare}

20話の感想 ★★★★★ 5.0
第4、5区間
{netabare}
ジョージの悔しさは想像もできない。
走ってるときってあんな感じでふわふわとしちゃうからな。
でも、神童があんなだったからな。
神童のことは誰も責められないよ。
だって、一番辛いのが神童なんだから。
神童の親御さんも辛かっただろうな……
こっからは神童の分まで何を残せるかだな。{/netabare}

21話の感想 ★★★★☆ 4.5
第6、7区間
{netabare}
ユキさん、すっげーよ!!
司法試験に通った頭脳に走り抜く忍耐力!
最後のシューズの赤色って血だよね?
坂道でつま先に負荷がかかったからだよな?
2秒は一生届かないか。
そう思えるのが凄いよ。
ニコちゃんは、悔いなく走れて良かったな。
気持ちよさそうだ。
……あんなに雪降っていたけど。{/netabare}

22話の感想
第8、9区間
{netabare}
まずはキング。
めちゃくちゃ共感できた。
「え、私?」って思うほどに似ていた。
だから、感情移入もしやすかった。
何かを見つけれてよかったな。
そして、今物語の主人公の一人、カケルの走り!
freeを連想させるような幻想的な描写。
それに加えて、細かな動きや視点の変更。
リアリティがあって、完璧ですわ。{/netabare}

23(最終)話の感想
箱根駅伝、終幕
{netabare}
見事区間賞を取得したカケルのバトンを受け継いだハイジ。
脚から嫌な音を軋ませていて、数々の伏線から心配していたが見事にゴールしてくれた!!
しかも、10位に入りシード権を獲得!!
偉業中の偉業を成し遂げた。
しかし、その代償にゴール直前でハイジが抱えていた爆弾は爆発してしまった。
あの向かい風の演出は憎いね。
カケルのときはあんなにも背中を押していたのにね。
これが選ばれたものとそうでないものの差かと思ってしまった。
しかし、だからこそ、こんな凡人なハイジが全力で取り組んだからこそとれた10位だったと思う。
ハッピーエンドではなかったがそれがまたいい。
本当に名作だった。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「走る」ことのすばらしさ

【総合評価☆☆☆】
 学生のスポーツ活動を取り上げたアニメの中では、なかなかの佳作と評価できる。特徴は、駅伝をテーマとしたこと。駅伝は、「襷をつなぐ」という精神的な要素が共感を呼ぶせいかか、日本では特に人気が高く、箱根駅伝の視聴率は30%を超える。にもかかわらず、アニメであまり取り上げられなかったのは、「走る姿」を感動的に描くのが技術的に困難だったためだろう。陸上競技は一般にアニメ向きではなく、登場人物が陸上部に所属するという設定の作品が何本かあるくらいだ(『恋は雨上がりのように』『涼風』『天空のエスカフローネ』などで、実際に走る姿の描写はそれほど多くない)。
 原作は三浦しをんの小説だが、文章ならば、走ることの意味を観念的に表現できる。例えば、葉菜子が予選会を走る選手たちを見たときの心境は、次のように語られる。

「走る姿がこんなにうつくしいなんて、知らなかった。これはなんて原始的で、孤独なスポーツなんだろう。だれも彼らを支えることはできない。まわりにどれだけ観客がいても、一緒に練習したチームメイトがいても、あのひとたちはいま、たった一人で、体の機能を全部使って走りつづけている」(単行本『風が強く吹いている』(新潮社)p.237)

 こうした観念的な文章の表現力に匹敵する映像を生み出すには、かなりの力業が要求される。野村和也に率いられたProduction I.Gのチームは、この難題に果敢に挑戦した。
 「走る」ことの躍動感を端的に表現する動きは、頭部の上下動である。踏み出した足が着地した後も、胴体はそのまま沈み込んでいき、最下点に到達した後、足の蹴りが生み出す力によって、少しずつ加速されながら上昇する。加速度はニュートンの運動法則に従って質量に反比例するので、はじめのうちはゆっくりと、しだいに速度を増していくという加速運動が適切に描かれると、体の重さが実感され、それを跳ね返して走るという躍動感につながる。
 アニメーターたちが、頭部の上下動が持つ重要性を認識していたことは、第1話アヴァンにおけるカケルとハイジの身体描写にはっきりと現れる。走るカケルの頭部がリズミカルに上下動するのに対して、自転車で併走するハイジの頭はユラユラと左右に揺れる。切り返しによって二人の頭部を比べるかのように描写することで、走りの持つ力強さを表現する。それとともに、象徴的な形で、作品の主題も明確に示された。
 人間は、ずっしりと重い肉体に縛られている。しかし、力強く地面を蹴れば、まるで飛翔するように進むことも可能なのだ。
 予選会で大勢の選手がいっせいに走るシーンでは、選手ごとに上下動が少しずつ異なる。キングは顔を左右に振り、王子はやや顎を出し力なく手を下げる。そのほかの選手も、フォームに個性がある。おそらくコンピュータを利用して、実写映像をトレースしたのだろう。さらに、いかにも軽さを感じさせるピタピタというシューズの響きや、短く乱れのない息づかいが加わって、いやが上にも臨場感が高まる。細部まで神経の行き渡った、こうした描写を見せつけられると、葉菜子ならずとも「走る姿がこんなにうつくしいなんて」と感嘆を禁じ得ない。
 最も力が入っているのは、やはりカケルの走りである。原作では、レース中のカケルの内的独語が記される。

 「なんだろう、この感覚。熱狂と紙一重の静寂。そう、とても静かだ。月光が射す無人の街を走っているようだ。行くべき道が、ほの白く輝いて見える」(同書p.467)

この詩的な言葉の連なりを、アニメではどう表現するのか。第22話Bパートでは、心をそっと撫でるような優しい音楽とモノローグに載せて、客観的映像とカケル目線の光景が小気味よく重ねられるうちに、肉体が透明になって走りに没入するカケルの姿が描かれる。強い訴求力を持った名シーンである。

 ストーリーは、「弱小スポーツチームが有能な指導者を得て好成績を収める」という王道ものだが、『風が強く吹いている』の独自性は、指導する側のハイジとされる側のカケルが、ともに悩み多き駅伝選手だという点。{netabare}二人とも、同じような挫折を経て、絶望の淵で苦しみもがき、ちょっとしたきっかけから再び立ち上がろうとする。まるで鏡像のように良く似た二人が、互いに相手の中に自分が目指すべき道を見出すまでの葛藤は、二重の成長物語(ビルドゥングス・ロマン)として感動的だ。このストーリーラインは、原作小説よりもアニメで強調される。{/netabare}
 他の8人の選手についても、人間性が原作以上に深掘りされる。私が特に感心したのがユキのエピソード。
{netabare} 大学3年で司法試験に一発合格した秀才だが、女手一つで育ててくれた母親の再婚・出産に心乱され、クラブ通いに明け暮れていた。当初は駅伝への参加を誰よりも嫌がっていたものの、走ることの面白さに気がついてからは、予選会で仲間に有利になるようなコース取りをするなど知的な戦略の面で貢献する(第12話)。同じく秀才タイプの神童とは気が合うようで、駅伝1日目と2日目でランナーとサポーターの役割を交代する際の会話は、じんわりと心に沁みる(第21話)。高校時代に剣道で活躍したことが紹介されており、走力が並でありながら雪中の山下りで好走するという結果に無理がない(剣道では、踏み出す瞬間に足に1トン近い力が加わると言われ、足腰が鍛えられる)。{/netabare}
 走るのが好きなのに、体格が大きくなりすぎて長距離を諦めざるを得ず、自堕落になっていたニコチャン、理工系の国費留学生で、日本人以上に端正な日本語を話すにもかかわらず、アフリカ出身の黒人というだけで色目で見られるムサなど、味のある脇役も多い。話を重くしすぎないように、サラリと描写するところも好感が持てる。
 もっとも、露出度の多い双子と王子の描き方には、不満が残る。{netabare}双子のジョータとジョージは、物事を深く考えず空気を読まない発言を繰り返すタイプで、マンガ的なデフォルメを施されるシーンも多く、ほとんどギャグ要員として使い倒される。この手のキャラは、出番をもっと減らすべきだろう。オタクそのものの王子は、体力が決定的に不足しており、なぜ駅伝に出場する気になったのか理解に苦しむ(私自身、高校時代に1キロ走って貧血で倒れ体育教師を慌てさせたクチなので、ふつうの人間が5キロ以上走れることが、そもそも信じられない)。
 他大学の陸上部員でありながら、しばしばカケルに突っかかる榊は、背後にそうせざるを得ない動機があることが充分に説明されず、単に陰湿なキャラにしか見えない。ハイジの指導も強権的に過ぎ見ていて不愉快であり、正直な話、中盤までは何度も見るのを止めようかと思ったほど。面白くなるのは、記録会での苦労が描かれる第11話辺りから。{/netabare}上記の総合評価があまり高くないのは、こうした欠点があるせいだ。

 しかし、アニメは、原作ではわずかしか描かれない六道大・藤岡の出番を増やすことで、後半、ジワジワと盛り上がる。哲人のような藤岡に、往年の名ランナー・アベベの面影が重なる。
{netabare} 9区を走り終えた藤岡は、ハイジ(=清瀬)に「清瀬、俺たちはいったい、どこまで行けばいいんだろう」と話しかける。原作では、藤岡がさらに「到達できたと思っても、まだ先がある。まだ遠い。俺の目指す走りは…」と語り、「清瀬は藤岡の目に、昏い絶望の光を見た。孤独に走りつづけ、追い求めつづける、走(カケル)と同質の翳りを認めた」と続く(同書p.469)。
 一方、アニメでは、藤岡が「あるのか、この先にゴールなんて」と語った後、「でもやめられない、だろ?」と言うハイジに「楽しんでこい」と言葉を掛ける。さらに、ハイジの「あいつはもっと強くなる。藤岡がカケルを覚醒させ、カケルが藤岡を駆り立てるんだ」という独白となる(第23話アヴァン)。{/netabare}
 長距離ランナーの孤独を照らし出す原作に対して、アニメでは、仲間とともに走りライバルと戦う喜びに目を向ける。この方向性が、見終わった後、「ああ、いいアニメを見た」という充足感につながるのだろう。

投稿 : 2025/02/01
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