スピンオフで戦闘なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのスピンオフで戦闘な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月29日の時点で一番のスピンオフで戦闘なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.6 1 スピンオフで戦闘なアニメランキング1位
ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (144)
582人が棚に入れました
人類の防衛線『第501統合戦闘航空団』に宮藤芳佳が入隊!・・・しかし、肝心の敵・ネウロイはなかなかやってこず、戦闘ではなく炊事洗濯の毎日に追われる日々。個性的な隊員たちに振り回されたり、ツッコミを入れたり、フォローしたりと、そんな芳佳と愉快な魔女(うぃっち)達のおかしな日常が始まる!

声優・キャラクター
福圓美里、世戸さおり、名塚佳織、沢城みゆき、田中理恵、園崎未恵、野川さくら、斎藤千和、小清水亜美、門脇舞以、大橋歩夕

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ストライクウィッチーズの戦闘パートを排したコメディーパート一本槍のスピンオフ!

『ストライクウィッチーズ』(以下、「本編」)は謎の敵ネウロイと戦う魔力を持つ者の精鋭部隊のお話なわけですが、本編においても各メンバーの出身国(のモデルになった実在の国)の製品や国民性、あるいは各キャラに設定された特技や性格などをネタにしたコミカルな描写が所々にに見られました。

このような描写は本編において主に戦闘とは別の日常パートに多く見られたのですが、本作はそんな日常パートばかりを集めてコミカルな描写を集めたもののようです。

タイトルに「501部隊発進しますっ!」とありますが彼女たちが発進して空戦や哨戒を実際に行うシーンは描写されません。

ということなのでネタ元として本編を知っている必要はあるのですが、その前提でコメディーとして本作を楽しむとこれが意外と面白かったりします。

実のところ、私自身は本編よりも気軽に観られて自分の性には合っているような気がします。15分枠なのも幸いしているのか、私はけっこう本作を楽しく観ています。

作画は空戦シーンなどもある本編とは比べるべくもありませんが、キャラクターの作画が崩れるのは、もうコメディー作品だから敢えてこれで良いと開き直っているのかもしれません。

幸い各キャラは出身の軍の軍服などをそのまま着用していることなどもあって「誰が誰だかわからない」といった事態は発生しませんし、背景のパースなんかは意外とちゃんと描けていたりもするので、作画は本当にこれで良いのかもしれないと思います(笑)。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22

ikageso さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

501発進しません!

 1期からファンで、漫画も追いかけてました。あの「発進しません!」がアニメ化ということで、ワクワクしながら毎回拝見しています。
 たしかに、内輪ネタ感はすごく、初心者お断りな話満載ではありますが、私は決して面白くないことはないと思っています。原作のテンポの良さやギャグセンスをよく表現されていて、毎回笑わされています。
 アニメを拝見して漫画の方を見たことない方はWEBで連載中のものもあるので、是非一度、読んでみてほしいです。(502の漫画の方は、むしろアニメよりもキャラが立っていて、良かったです。)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

64.5 2 スピンオフで戦闘なアニメランキング2位
ソウルイーターノット!(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (511)
3211人が棚に入れました
死武専に入学した「恋に恋する14歳」春鳥つぐみ、天然少女で職人の多々音めめ、“キング・オブ・庶民”としてつぐみに興味を抱くツンデレお姫様アーニャ・ヘプバーンの3人が紡ぐ、死武専を舞台にした「殺伐だけどウキウキな学園ライフ」を描く。

2004年から2013年に月刊少年ガンガンに連載され、2008年4月~2009年3月にテレビアニメ化もされた「ソウルイーター」の外伝的作品で、本編中で描かれなかった設定を後書きに掲載するのではなくマンガで描きたいという思いから始められた作品。

声優・キャラクター
千菅春香、悠木碧、早見沙織、櫻井孝宏、山下誠一郎、小松未可子、小岩井ことり

plm さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

(´・ω・`)ガガントス

 三人の新入生の女の子を中心にした「ソウルイーター」の外伝的作品。
「ソウルイーター」はチラ見したことぐらいしかなく、少年漫画系でしょ?ぐらいの認識だったが、
一新したような作風に惹かれて、興味本位で視聴を始めた。

■なにこれかわいい
 1話、2話と観ていくと、登場人物がとにかく可愛い。なんだかすごく萌える。
近頃安定的に需要のある、いわゆる日常系(女の子の可愛さを楽しむ)アニメ路線なんじゃないかと思う。
けれど、まんがタイムきらら系列(今期でいうと、ごちうさ)の、「可愛い・ほのぼの~」という、
落ち着く感じの癒し系可愛さと比べると、本作は「キマシタワァァ!!」とハイになって高まる感じ。
いやこれは百合厨的にはしゃいでるわけではなくて、一般的感性で可愛いと感じると思う。
むしろ女の子同士での恋愛を明示してしまうあざとさがないために、邪心なく観れるというか。

このかわいさが引き立つのは、キャラ同士の絡みにあるだろう。
落ち込んだり自信がないとき、寄り添ったり背中を押したり、そうして紡がれていく絆。
一人一人どこか頼りない面を見せながらも、お互いに支え合う姿は微笑ましい。
誰かが隣にいることで、一人では弱くても元気に生きていけることが伝わってくる。

■テーマは「魂の共鳴」、それってつまり仲の良さ
 メインキャラの三人はそれぞれ特徴的だが、その性質を考えてみると、
めめちゃんは純心、アーニャちゃんは誠意、つぐみはそのどちらも併せ持つようでいる。
純心は無邪気さ、近くにいるだけで相手を和ませるようなアイデンティティ。
誠意は相手に対して真っ直ぐに向き合うような姿勢、それは信頼に繋がる。
この両者に共通するのは真心(まごころ)で、偽らざる思いであるからこそダイレクトに伝わる。

主人公のつぐみは、このどちらもの性質が持つ良さと、その裏にある弱さを見せてくれた。
誠意の裏にあるプライド、孤独という、人と人との心の距離を純心さが縮め、
純心の裏にある臆病、未熟さという、一歩を踏み出せない気弱さを誠意が勇気づけてくれる。
この二つの性質が良い関係で、つぐみにとっては双方がなくてはならない存在だったこともわかる。

■心に満ちているから楽しくなれる、殺伐だけどウキウキライフ
 ここまでかわいいとしか書いてなかったけれど、この作品はとても「楽しい」!
喜怒哀楽の感情に溢れていて、突拍子のないギャグもまた斜め上を行くもので一話一話が濃厚。
そういう中で、この作品からは色々学ぶことができる事柄も多いと思う。

例えばアーニャちゃんなんて、言葉じりだけ捉えれば結構意地っ張りなところがあるのだけれど、
つぐみはその心中を察して、思いを汲み取ってあげることが大きな救いになっている。
めめちゃんも、一分間フレンズ級の忘れっぽさに、夜中に睡拳とかやりだすとか、
付き合うの大変そうだけど、受け入れてしまえばこれほど気の合う仲間もいないというほどに。

思いやりの大切さというのか、他者を受け入れる勇気というのか、
そういう何気ない日常的な意識の中に、人が互いに居場所を得るキーがあるような気がした。

■声優GJ
 最近、悠木碧ちゃんの演技にハマってて、ブラック・ブレットの殺戮幼女も好きだったんだけど、
本作のキャラもなかなかフィットしていたように思う。独特なのにこれしかないって感じの自然さが凄い。
この作品で、碧ちゃんがより好きになった。
はやみんも意地っ張りお嬢様キャラ合っていて、ナイスキャスティング。はやみんも、より好きになった。
つぐみちゃんの人は知らなかったけど、これまたキャラに合ってるし個性的で、この先注目したい。
三人みんな息ぴったりで、伸び伸びしてる感じで良かった。

あとはガガントスとにゃんぱすーの語感が近いせいで妙な親和性を想起させられるためか、
カナちゃん(小岩井ことり)が雰囲気もれんちょんっぽいので、出るたび笑った。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 17
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あと一押しのガガントス

【1話感想】
{netabare}
  私が知っている『ソウルイーター』とイメージが違ったので、最初全くの別作品だと思ってました。
  同作者による外伝作品なんですね。いや、ビックリ。
  んーまあ、この方が人気出ると踏んだのでしょうかね。前のちょっとダークな雰囲気も結構好きだったんですが。

  まだ肝心のバトルが薄味なので何とも言えませんが、中々小気味良い作りになっていると思います。
  今のところはポップな雰囲気なので、もしかして日常系みたいな感じになるんでしょうかね?
  どちらにしても、本編とは違う視点で描かれるそうなので、その辺りに期待して視聴したいと思います。
{/netabare}
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【8話まで】
{netabare}
  いやー、思っていたより大分感触が良いです。
  これは技術の上に成り立っている面白さと言っていいでしょうね。
  何と言ってもほのぼのとシリアスとのバランスの絶妙さ。
  ちゃんとストーリー進行に合わせて、毎回比率調整しているのが高評価です。
  具体的に言うなら、{netabare}
  1話から5話まではほのぼのベースで徐々にシリアス増加。
  6話はクッションとしてシリアス多め。
  7話でアボーン。(決して唐突な展開ではありませんよ?)
  8話出だしの過剰とも言えるギャグで緩和、最後に本題(?)突入。
{/netabare}
  キャラも個性的な上にポイント絞って小出ししているので、すんなり覚えられます。
  『ガガントス』とか『ロイヤル~』とかキャッチーな語句も多くて好きです。

  気になる点として、バトルの少なさと見えてる情報が少ないことでしょうか。
  前者は、最終的な山場がしっかり見えているので、数より質が良ければそこまで問題はなさそうかな?
  後者は、主に魔女関連ですね。
  本編見てると魔女ってこういう存在だというのがわかるのですが、本作だけだと魔女って何? 状態に近いと思うので、
  もう少し興味を惹く情報があれば良かった気がします。
  {netabare}せっかくキムさんがいるんなら魔女告発とかあっても良かったかもしれませんね。
  死武専の中に本物の魔女が潜り込んでいる→被害者が一名→誰が魔女だ?→キムお前なのか?
  →ジャクリーンがかばって何とか難を逃れる→デマだった(被害者はただの事故?)→一件落着
  ついでに、実は噂は本当でキムの他にもう一人いて、事故だと処理されたのも……。までやったら面白そうだけど、どうだろう?
  こんな感じで魔女の存在やその恐ろしさも早めに描けた気がしないでもないけど、
  それだと前述のバランスが崩れるかもしれないか。んー難しいですね。
{/netabare}

  あとは個人的な趣向として、ED曲好きです。
  哀愁ありつつ元気の出る曲でもあるので、あとは作品の熱が加われば言うことなしですね。

  作品として『ガガントス』にならないことを切に願います。
{/netabare}
(2014.5.28)
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【視聴後】
  構成や世界観作りは申し分なし。
  ただし、戦闘周りがガガントス。
  作品の雰囲気を保ちたかったのはわかりますが、ここはもっとガツンといって良かったところだと思います。
  あとはつぐみの武器形態ですかね。
  {netabare}双斧槍とか、多分裂できる武器の方が良かったと思いますね。
  未熟者という設定上難しいことはわかっているんですけど、アレだと流石に戦いにくさが顕著なので。
  同様にシャウラの魂の扱いももう少し工夫できたかと。
  つぐみが食べるのを渋っている隙にソウルに食わせるなど。
{/netabare}

  主に本編との関係性により(公表順番と雰囲気の相違など)、昇華しきれなかったのが残念です。実に勿体ない。
  まあ、らしいと言えばそうなんですけど、あと一押しが欲しかったです。
  {netabare}順番が逆だと、本作でマカたちをもっと活躍させたり、本編につぐみたちを登場させたりして相乗効果を狙えたり、
  シャウラをもっと派手に暴れさせたりもできたのでしょうね。{/netabare}
  前述の通り戦闘方面での盛り上がりには欠けますが、作品としては十分に楽しめるものだと思うので、
  お暇があれば視聴してみるのも悪くないかと思います。
(2014..7.2)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本編を観ていなくても楽しめます

「ソウルイーター」のスピンオフ作品。本編を観ていなかったので最初は世界観がよくわかりませんでしたが、特に問題なく楽しめました。
前半のほのぼの日常系のような雰囲気に、後半ではシリアスなバトル物のような展開が多くなってきます。血が飛び散ったり人が死んだりという場面もあったりするので(グロいというほどではなく普通のバトル物作品程度ですが)、ひたすら平和な日常系のような作品を期待するとイメージが違うかもしれません。
個人的にはこの作品のギャグというか笑いのセンスが好みだったので、とても楽しめました。後半のシリアス展開になっても笑いどころがあったのも良かったです。キャラもかわいく描けていましたし、ストーリー自体もわかりやすくて悪くなかったです。最終回もとても綺麗に締めていました。
音楽はOP、EDともに良かったです。特にEDはほのぼのした優しい曲で癒されました。
あまり大きな話題にもなっていないようなので誰が観ても面白いと思う作品ではないのかもしれませんが、個人的には春アニメの中でも特に楽しめた作品の一つでした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 39

62.6 3 スピンオフで戦闘なアニメランキング3位
緋弾のアリアAA(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (556)
3282人が棚に入れました
緋弾のアリアのスピンオフ作品。


武装を許可されたなんでも屋「武偵」を育成する教育機関、東京武偵高校。

ここには一人の先輩の下で、後輩が直接訓練を受ける特訓制度「戦姉妹(アミカ)」があった。

憧れの学園最強Sランク武偵、神崎・H・アリアと戦姉妹契約を結んだDランク武偵の間宮あかりが、仲間とともに奮闘する!

声優・キャラクター
佐倉綾音、釘宮理恵、茅野愛衣、M・A・O、悠木碧、ブリドカットセーラ恵美、堀江由衣、今村彩夏、水瀬いのり、麻倉もも、橋本ちなみ、間島淳司、高橋美佳子、伊瀬茉莉也、石原夏織
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とにかくアリアは魅力的でした

原作既読(^^)♪

AAは緋弾のアリア(本編)のスピンオフ作品。
AAもメインキャラにアクセントは付けていますが、本編のメインキャラと比べると見劣ります。そして百合系なので、好みが分かれると思います。ただ、本編キャラに関してはオリジナルのまま変化は無いので、そこが百合が好みでは無い私にとっては救いです。特にアリアに関しての印象はすごく良くなると思います。本編の緋弾のアリアが好きでも、百合系が好きじゃない人には若干辛いかもしれませんね。
 
12話(最終話)
{netabare}最終話は水蜜桃を逮捕してめでたしめでたしの事件解決でしたが、アリアとあかりは戦姉妹契約の続行をかけて戦う。このあたりの描写や作画はとても綺麗でした。特にアリアは本当に綺麗に描けていて満足でした。基本的にあかりとその仲間の話ですが、個人的には本編以上にアリアの人間性を観ることができたので十分堪能できました。AAを観ると神埼Hアリアが好きになりますね。最後は白雪と金ちゃんも出てきたし、これを機に本編の2クール目を作成して欲しいです。夾竹桃はこの後からいい味が出てくるキャラだから消化不良感もありますが、全体的にAAの世界観は表現できてたと思います。最終話のアリアとあかりの話はとてもよかったと思います。OPはアリアのイメージでとてもカッコ良かったし、EDはあかりのイメージでふんわりした感じの曲で作品のイメージに溶け込んでいました。私は全体的にそこそこ満足できました!!{/netabare}
 
11話
{netabare}夾竹桃との決戦は鷹捲りであっけなく終了。夾竹桃の描写が観たかったので、とりあえず満足ですが、原作とかなり違う流れになっているのは1クールだけだからなのでしょう。夾竹桃はこの敗戦のあと、司法取引で武偵高に転入する。鈴木桃子と名乗るわけだが、桃子になってからの方がとても味のあるキャラになるので原作で楽しんでもらいたい。しかし・・・水蜜桃とは・・・こりゃいかがなものか・・・('ェ')?桃子に姉がいたというTV向け設定は正直いらなかったな。最終話で一応の完結をするための苦肉の展開なのだろうが、こういう適当な終わらせ方は好みじゃないなぁ。これなら、この次の新キャラを出して、2クール目を意識して終わった方がいいのでは・・・?とも思うが、2クール目は最初から考えていないということなのでしょうね。それなら、緋弾のアリア(本編)の2クール目をやって欲しいよ。締めくくりはなんとなく透けて見える感じだけど、夾竹桃の描写もまぁまぁだったし、残りはどう締めるのか注目したいと思います。{/netabare}
 
10話
{netabare}本当に困った時に共に戦ってくれる友人がいることを間宮あかりはアリアに気付かされる。あかりの妹に夾竹桃は2年前毒を盛っていた。毒に侵された妹を助けるため、夾竹桃から解毒剤を入手しようと、あかりは友人たちと夾竹桃逮捕に向かう。夾竹桃の声は堀江由衣さんがかなり雰囲気を出してくれています。夾竹桃の部屋も色合いがイメージ通りです。ここにきて作画も頑張ってくれていますね。次週が楽しみですね~♪{/netabare}
 
9話
{netabare}ようやく面白くなってきました。やはり、桃子とのエピソードまでが1クールなんだな。それにしてもAAのアリアは殊にいい女だね~。アリアをここまで多く出演させてなければアニメのAAは耐えられないかもね~。しかし来週からは面白くなりそうです。作画は随分安定してきたように感じます。来週から局面は大きく展開するはずです。{/netabare}

8話
{netabare}このままあかりの仲間たちの話だけで1クール終えるわけじゃないだろうな…('ェ';) しかし、まぁ~緋弾のアリアファンの為なのか、アリア・理子・レキ・白雪・金次の登場を多くしてる感じ。百合路線での放映に厚みを出すために、できあがったキャラの登場は必要なのかもしれないが、あかりの仲間達に秀でたキャラがいないことを露呈しているようなものだ。
桃子(夾竹桃)VSあかり軍団のストーリーまでやってもらえるとおもっているのだが、この調子だと10話くらいからかな・・・。ここまで引っ張るとは思わなかったが・・・。
まぁ~面白いっていえば面白いし、くだらないって言えばくだらない。そんな水着回でしたw{/netabare}
 
7話
{netabare}いつも通りのお話。放映中は完全にこの路線を堅持するつもりなのかな?百合が好きな方なら楽しめる話なのでしょうか?今日は友達の友達はみんな友達だ的なストーリー。あかりが敵対する二人の心を結び付ける力があるということを印象付ける話。夾竹桃を最後にチラつかせて、来週の水着回も見せようという企てに、私もまんまと嵌るわけですが・・・^^;
来週もたいした話になりそうもないけど、まぁ~観ますよ。 {/netabare} 
 
6話
{netabare}ベッタベタの百合展開・・・AAはそういう内容だから、いくら緋弾のアリアが好きでも耐えきれないところもある。救いはアリアやレキはクールなままというところ。気になるのは作画。目の扱いが雑すぎます。アリアはぎりぎり許せるが、他は雑すぎ。こぶいち氏のキャラは目が特徴的なので、もう少し目に気を配って欲しい。もういい加減、夾竹桃をメインにした話に持っていってくれませんかね・・・。この百合展開の連続じゃ~本編の緋弾のアリアまで霞んでしまうよ・・・。やっぱり緋弾のアリアの2期を先にやるべきだったと思うよ。そう思われても仕方ない。だって、百合好きじゃないと、AAは辛いもんね~。かく言う私も百合好きではないので、若干辛い。緋弾のアリアのスピンオフじゃなきゃ、途中で切ってるかもしれない。単純に夾竹桃待ちなんですよ。アリア・金次・レキ・白雪・理子が出てなかったら、6話まで持たない内容なので、話を進めて下さい!!・・・と思うのでした(´Д`) {/netabare}
 
5話
{netabare} ここまでの話は、間宮あかりの仲間となりうる1年生達の紹介といったところ(まだ仲間になる子はいるけれど)。もう少し丁寧に描き込んで欲しい場面も結構ありました。レキは登場するが、石原夏織さんは準備されてないのね(´Д`)出番が少ししかないから仕方ないか・・・。このペースでいくと、また中途半端な所で終わりそうです。ようやく夾竹桃が登場だけど、どういうふうに描くのか興味深い。堀江由衣さんは好きな声優さんだけど、夾竹桃のイメージじゃないかもなぁ・・・ちょっと不安です。ともあれ、次週以降は、原作通りに描写するのか、脚色するのか謎ですが、原作通りに描写するなら、美しく描いて欲しいものです。 {/netabare} 
 
4話
{netabare}高千穂麗が登場した。AAの基本的なニューヒロイン達が揃った感じです。アリア・理子・白雪を多めに登場させて新キャラのインパクトの弱さをカヴァーしている感じです。AAのヒロイン達のインパクトは正直弱い。アリア・理子・白雪はかわいさとキャラの濃さでAA組より数段勝る。白雪の戦姉妹試験は笑っちゃいました。改めて白雪の偉大さを感じるなぁ・・・。次週はカルテットの後半で、それが終わると、AAで唯一、輝けるキャラが登場するはず・・・。再来週あたりに登場するのかな・・・待ち遠しい。私は楽しく観ています。多忙だけど、毎週観ようと思える秋唯一の作品です~♪{/netabare}
 
3話
{netabare}金次はあかりのスカートがめくれたくらいで、ヒステリアになりかけるとはね・・・w、回避するために川に落っこちたシーンは滑稽だったw随所に緋弾のアリアのヒロインを小出しにするあたりは、ちゃんとファンのことを考えてくれていて嬉しいことです。ライカと麒麟が戦姉妹契約を結び、仲間が増えてきました。これ、緋弾のアリアファンならかなり楽しめるシーンがあるけど、初めての緋弾のアリアの方々にはどう映るのかな・・・?普通に楽しんでもらえてるのかな?金次が頭抱えて川に落っこちるシーンとか単に意味不明な行動ですからね・・・何も知らないと・・・それはそれで面白いかw ライカは1年生の中では強いが、本当は理子みたいな綺麗でかわいい女の子になりたいという願望がある。・・・が、現実は裏腹な自分の行動に葛藤している。あかりはそういうライカの気持ちを汲み取ってあげることができたのでした。[めでたし!]
来週は高千穂が登場します。個性的なキャラなので、どう描くのか楽しみです。まぁ~AAのノリは敵が出てくるまでは、総じてこんな感じです。 {/netabare}
 
2話
{netabare}志乃とあかりのエピソード回だけど、AAが百合っぽい展開であることはもう分かってもらえたでしょう。正直、そこがAAの評価を大きく分ける所だと思う。緋弾のアリアは好きだが、AAは、ちょっと・・・って思う人がいても全然不思議ではない。あかりのグループの話は正直つまらないのです。今後、闘いが始まれば、また展開も変わり面白くなりますが、2話で切られても仕方ない内容です。
レキが廊下を歩いていたが、案の定一言も話さず・・・そこが笑えたw
ここでつまらないと思っても、夾竹桃(1話の最後で理子と話してた子)が出るまでは我慢して観ててもらえたら・・・と思います。 {/netabare}
 
1話
{netabare}画は綺麗です。凛々しいアリアで、こっちの方が本来のアリアっていえば、アリアなんですけどね。戦姉妹契約を結んだあかりが今後気になりますね!!

原作未読の方にも十分楽しんでもらえる展開になると思います。ただ、難を言えば、男の出番が少ないところかな・・・。正直、1年生キャラは夾竹桃以外あんまり魅力ないかも。高千穂はまぁまぁですが・・・w
 
レキ・理子・金次・白雪もちょこっと登場してくれて良かったです。白雪はかわええ~(*´◇`*)橘書画子さんのアリアの画の方がこよかよしのさんのアリアよりも艶っぽさがあるので、見ていて美しさも感じます。
 
最後に夾竹桃が登場しました。はっきりと顔が映らなかったのは残念ですが、AAでは私のイチオシキャラなので、楽しみです♪{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

ごる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バトルユリアニメ…。

終始バトルユリアニメになってます(´・ω・`)
1期に続きアリア中心の話かと思ったら、1期の主要キャラは全部脇役程度の登場で金二に至っては数回しかセリフありません。
ガンダムSEEDからDESTINYを見た時の何とも言えない感覚を思い出したw
とにかく、ユリ感が強かったのとラストでアッカリーンが急にS級クラスにはね上がるww
アカリンの正体が気になりすぎて最後までハイペースで見れました(о´∀`о)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

殺陣(たて)の格好良さが見どころの百合コメ&バトル

ラブの代わりに百合っぽい緩い展開が続くコメディを、「ラブコメ」をモジって「百合コメ」という・・・のかどうか定かではないけど、本作を観ていて何となくそう呼びたくなってしまいました。

現在も新作の刊行が続いている人気ラノベ&マンガ『緋弾のアリア』のスピンオフ作品『緋弾のアリアAA』(こっちもラノベ&マンガ)の序盤をアニメ化した作品、ということで、2011年に放送された『緋弾のアリア』の方を先に視聴しておくに越したことはないのですが、そこはコメディ主体の作品なので、本作をいきなり視聴しても大きな問題はないと思います。

というより、本家の『緋弾のアリア』の方が、2011年放送にも拘わらず何故か作品のセンスが2000年代後半風で、2010年代の洗練された作画・演出に慣れた目にはどうしても少し古い感じがしてしまうことを考えると、いきなり本作から視聴を始める方がむしろ正解かも知れません。
因みに私の場合は、『緋弾のアリア』(※個人評価 ★ 4.1)よりも本作(※個人評価 ★ 4.2)の方がより楽しめました。


◆本作をお勧めする人

(1) 『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかが好きな人→本作のヒロイン(間宮あかり)が容姿&性格とも割とまどかに似ている
(2) 殺陣(たて)の格好良さに作品の見所を見出せる人→取り敢えず第1話の最初と最後のシーンを見て決めて下さい。
(3) 百合っぽいコメディが好きな人

*たて【殺陣】芝居や映画で、チャンバラ(や格闘)の演技。たちまわり。また、その場面。


◆制作情報
{netabare}
原作               赤松中学
監督               川畑喬
シリーズ構成          志茂文彦
脚本               志茂文彦 十川誠志
キャラクターデザイン(原案) こぶいち
キャラクターデザイン     大島美和
音楽               伊賀拓郎
アニメーション制作       動画工房{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================== 緋弾のアリアAA (2015年10-12月) =============
{netabare}
1弾 もう一人のA ★ アミカ(戦姉妹)契約申込、テスト
2弾 危険な関係 ★★ 佐々木志乃の妨害 ※巌流ツバメ返し!ってそういう作品なのね笑
3弾 戦妹(アミカ)志願 ★ 火野ライカvs.島麒麟、峰理子の思惑
4弾 カルテット・前編 ☆ 校内模擬戦(間宮班vs.高千穂班)
5弾 カルテット・後編 ★ 続き ※ラスト微妙だが、先が気になる展開
6弾 小悪魔たちの依頼 ☆ あかりDランク昇格
7弾 あかり争奪戦 ☆ 
8弾 プール・トラップ ☆ 水着回
9弾 家庭訪問 ★ ※ここからシリアス展開か?
10弾 ファーストミッション ★ 
11弾 決戦 ★ ※本作最大の見せ場だが、ラストのロボットは安直×
12弾 二人のA ★ ※前半はいまいち、後半に見せ場あり{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)7、☆(並回)4、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.2

OP 「Bull's Eye」
ED 「パルス」

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

66.3 4 スピンオフで戦闘なアニメランキング4位
ブレイブウィッチーズ(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (347)
1574人が棚に入れました
扶桑国佐世保航空予備学校に通う生徒・雁淵ひかり。
エリートウィッチで佐世保の英雄でもある姉・雁淵孝美に少しでも追いつくため、
日々努力を重ねる魔法少女は今日も一人山道を走っていた。
そんなある日、父の務める無線発信所に一報の電信が届く

「今日の午後、第三航空戦隊が入港する」

「三航戦・・・お姉ちゃんだ!」

喜ぶひかりは居ても立ってもいられず、その場を飛び出すのだった。

声優・キャラクター
加隈亜衣、末柄里恵、村川梨衣、高森奈津美、原由実、照井春佳、五十嵐裕美、佐藤利奈、石田嘉代、水谷麻鈴
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

“勇敢な魔女たち”を応援したくなる、レニングラード攻防戦モチーフ《架空戦記》

『ストライクウィッチーズ』(2008年)(※個人評価 ★ 4.2)、『ストライクウィッチーズ2』(2010年)(※個人評価 ★ 4.3)に続く「ワールドウィッチーズ」シリーズのTV企画第3作です。
そして、この3作の中で、個人的には一番好きで高く評価している作品(※個人評価 ★★ 4.6)であり、本作の第1-2話をたまたま視聴していなかったら、前2作に再挑戦して完走する気にならなかっただろう、と思うくらいに良い意味で刺激を受けた作品でした(※その辺の事情は、『ストライクウィッチーズ』のレビューに書きました。)

・・・ただ、この手の作品(※WWIIの出来事をモチーフとするミリタリー系作品)は、どうしても極端に低い点数を付けるアンチが涌くのか、それとも、既存のあにこれ評価をみて何となくそれに合わせて低めの点数を付けてしまう自分の目に自信のない人が多いのか、本サイトでの評価が意外にも低めになってしまっているのは、とても残念な気がします(※円盤売上がコンスタントに5,000枚を超えるヒット作だったのにね)。

・・・ということで、本作の実際の面白さは、個々人が自分の目で見て確認して下さいね。
以下のレビューは、その魅力の一端の紹介です。


◆まずは、作品舞台である聖ペテルブルグ市街の描写が圧巻

本作のヒロイン達が所属する「ブレイブウィッチーズ」と呼ばれる航空戦隊の基地があるオラーシャ帝国のペテルブルグ市は、現ロシア連邦の聖(サンクト)ペテルブルグ市がモデルであり、作中に登場するラドガ湖や北海・ネヴァ河といった地名、またペトロザヴォーツクやムルマン(スク)は実在の地名や都市名で、本作はロシアの中でもフィンランド(※作中ではスオムス共和国)の国境に近い一番北側の地方を舞台としています。

で、ネヴァ河の河口付近にあるペトロパヴロフスク要塞(※作中で幾何学的な外癖に囲まれたウィッチ達の基地がある小島)から自然河川と運河を介して東西南北に広がり、朝は霧が立ち込め、昼は青空が広がり、時に冷たい雨や雪に見舞われ、冬はオーロラ・初夏は白夜に包まれる、幻想的な聖ペテルブルグ市街の様子が、かなりの再現度で美しく描き出されている点が、まず素敵だと思いました。

歴史好きな人は御存じかと思いますが、この聖ペテルブルク市は、ロシアの名君として知られるピョートル大帝が、それまでバルト海周辺を支配していたスウェーデンとの激しい戦争(北方戦争)に打ち勝って、ようやく手に入れた海への出口に、それまで内陸国であり文化的・経済的に立ち遅れていたロシアに先進的なヨーロッパの文化・技術を招き入れる拠点とすべく建設した人工都市であり新都であって、その都市建設(1703年)・モスクワからの遷都(1713年)から、ロシア革命によるソヴィエト政権の成立とモスクワへの再遷都(1918年)までの間、約200年に亘ってロシア帝国の首都として機能した街です。

そして新都の建設の際に、ピョートル大帝が旧都モスクワの貴族や商人達に強引に移住を促し、また彼らが住みやすい環境を整えるために運河の開削を進めたことから、聖ペテルブルグ市は、モスクワのような自然発生し拡大した都市には有り得ない人工的な景観が与えられ、ことに運河の多さから、“北方のヴェネチア”とも称えられる美しい街並みを今に至るまで保っています。

ただ、どうしても気候環境が厳しく、とくに暖房の効く室内の空気と壁との温度差が大きいことの影響なのか、聖ペテルブルグの建物は外観はともかく、室内の壁がその境目部分からボロボロになってしまうそうで(※同市で一番の有名施設であるエルミタージュ美術館(※もとロシア皇帝の冬の宮殿)の各室内がそうなっています)、アニメでもウィッチ達の基地の室内の壁がやはり境目からボロボロになっている様子が忠実に描き込まれている点にも好感を持ちました。

あとは、ロシアの中央部から北は小麦が取れず、従って白パンが作れないので、より冷涼な気候に強い大麦・ライ麦から作る黒パンが主食になっていることが確り描写されている点も好印象でした。


◆次に、軍人の本分を体現しているキャラが多くて好印象

詳しくは、『ストライクウィッチーズ』のレビューの方に書きましたが、私が最初に同作の視聴を始めた頃、その1/3も見終えないで視聴を断念してしまったのは、そこに描かれる主人公・宮藤芳佳の、たとえ巻き込まれた結果とはいえ、一旦は軍務を任された者に似つかわしくない無責任な行動・思考パターンに納得いかなかったこと、が一つの大きな原因でした(※もうひとつは、不必要にしつこいパンツ押しに嫌気が差したためです笑)。

ところが、本作の主人公・雁淵ひかりや彼女の姉・孝美は、その正反対で、第1-2話から存分に飛ばしてくれます。

まさに、“軍人の本分は、後に続く者を信じて前進すること”
涼宮ハルヒ風にいえば、“Super Driver 突進まかせて 何てったって前進”(※第2期OPの歌詞より)

・・・この気概がなければ、そもそも軍隊なんて機能するはずがありません。
どれだけ優秀な作戦を立案できる参謀や、最適な決断を下せる指揮官がいようと、最後に事の成否を決するのは軍人の行動力であり、その行動力を奮い起こすのは彼らの気概でしかあり得ません。

前作・前々作(『ストライクウィッチーズ』1-2期)も、最初は遠慮がちながらも、結局のところは、そうなる道理を描き出すしかなかったわけですが、それから制作時期が下った本作では、世間一般の空気の変化にも後押しされてか?、最早、それまであったしつこいパンツ押し(※これは軍人を描いた作品ではなくてただのギャグなんですよ・・・だから目くじら立てて怒らないでね評論家さん!という制作側の苦心のアリバイ作り?)なども脱ぎ捨てて、真正面からそうした道理を描き切った点に、私は非常な好感を持ちました。

なお、ここで「なんで女の子が軍隊に?」という問いを持ち出すのはナンセンスです。
だいたい、この手(※いわゆるミリタリー系)の作品に女性視聴者が余り付くとは思えませんし、そうした専ら男性視聴者をターゲットとした作品にするんだったら、彼らが見易く応援しやすい設定にして人気が出るのを狙うのは当然の制作方針でしょう。
何のことはない、彼らは女の子キャラに仮託しつつ、実際のところは(特に性別に関係のない)その気概や心情に共感し応援しているわけですから。

・・・思うに、前々作の宮藤芳佳や、古くは『機動戦士ガンダム』のアムロのように、結局は軍務に就いて散々に敵主力を撃滅するキャラに成長しようとも、少なくとも作品登場当初、あるいは軍務に就くことになってからも相当の長きに亘って、「軍隊なんか大嫌いだ、自分は戦いたくない」と憤(むづか)って(=機嫌が悪くなり、泣いたりすねたりして)周囲に迷惑をかけまくるのがデフォルトの主人公が要求された(※そういう主人公にしないと、アニメ雑誌などの安保闘争世代(団塊世代)やベトナム戦争世代(全共闘世代)の評論家に叩かれたり無視されて、そういう評論に影響されがちだった一般視聴者にも人気が出にくかった)時代がようやく終わり、そういう変なアリバイなしに、堂々と正面から軍人の本分を描き出す作品が、それに相応しい評価と人気を獲得できる時代に回帰しつつあるのではないか(※例えば、かって『宇宙戦艦ヤマト』や『太陽の牙ダグラム』が人気を博したように)。

・・・そういう取り留めない期待をふと感じた作品でした。


※以下は、本作登場キャラの簡単な紹介です。
(本作は設定が凝っているので、視聴を始める前に予め登場キャラとその属性をある程度把握しておくと便利です。)

◆連合軍第502統合戦闘航空団(ブレイブウィッチーズ)メンバーと階級・固有魔法
--------------------------------------------------------------
{netabare}(1) 雁淵ひかり (扶桑皇国=日本) 軍曹 接触魔眼 ※負傷した姉に代わり入隊志願
(2) 雁淵孝美  (扶桑皇国=日本) 中尉 絶対魔眼 ※配属前に負傷し長期離脱
(3) 管野直枝(愛称ナオ)  (扶桑皇国=日本) 中尉 超硬シールド
(4) 下原定子  (扶桑皇国=日本) 少尉 複合魔法視力 
(5) グンドュラ・ラル (帝政カールスラント=ドイツ) 少佐(※司令(隊長)) 偏差射撃 
(6) ヴァルトルート・クルピンスキー (帝政カールスラント=ドイツ) 中尉 マジックブースト
(7) エディータ(愛称パウラ)・ロスマン (帝政カールスラント=ドイツ) 曹長(※教育係)
(8) ジョーゼット(愛称ジョゼ)・ルマール (自由ガリア=フランス) 少尉 治癒魔法
(9) アレクサンドラ(愛称サーシャ)・I・ポクルイーシキン (オラーシャ=ロシア) 大尉(※戦闘隊長) 映像記憶能力
(10)  ニッカ(愛称ニパ)・エドワーディン・カタヤイネン (スオムス=フィンランド) 曹長 超自己回復魔法{/netabare}
--------------------------------------------------------------
※このようにウィッチーズの国籍分布は、日4、独3、仏・露・芬(フィンランド)1・・・の計10人で、各々そのお国柄を反映したキャラ設定になっています。

※なお、本作の開始時期は、 『ストライクウィッチーズ』(第1期)のラストに描かれた、宮藤たち第501統合戦闘航空団(通称“ストライクウィッチーズ”)によるガリア地域のネウロイの巣破壊・同地域解放(1944年9月)から間もなくの頃、という設定です。

※また、レビュータイトルにある「レニングラード」は、ソ連邦(ソヴィエト政権)時代の聖ペテルブルグの呼び名で、ピョートル大帝の名前にちなんだ「ペテルブルグ」から、ロシア革命の指導者レーニンにちなんだその都市名に改名されていました(ソ連邦崩壊後に再改名)。
そして、第二次世界大戦中の1941-44年、長期にわたるドイツ軍とソ連軍のレニングラード攻防戦が繰り広げられ、その中には本作に描かれた北海沿岸ムルマン(スク)への英国艦隊の補給作戦やドイツ軍の巨大列車砲グスタフ&ドーラの戦線後方搬入も史実としてあったそうです。


◆制作情報
{netabare}
原作          島田フミカネ&Projekt World Witches
監督          高村和宏
シリーズ構成      ストライカーユニット
脚本          鈴木貴昭、浦畑達彦、あおしまたかし、村上深夜
キャラクターデザイン  島田フミカネ(原案)、高村和宏
軍事考証・世界観設定 鈴木貴昭
音楽          長岡成貢
アニメーション制作   SILVER LINK{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ ブレイブウィッチーズ (2016年10-12月) ===============
{netabare}
第1話 佐世保の魔法少女? ★ 佐世保航空予備学校1年・雁淵ひかり(14歳)、姉の一時帰国、欧州派遣軍選抜試験
第2話 羽ばたけチドリ ★★ 北極海ネウロイ迎撃戦、絶対魔眼、ひかり出撃、BW来援、入隊志願
第3話 第502統合戦闘航空団 ★ ひかりの魔法力不足、ラドガ湖周辺の戦(ひかり/菅野/ニパ、剣一閃)
第4話 戦いたければ強くなれ! ★ ペテルブルグ軍集団結成、ロスマン先生の期限付き特訓、接触魔眼 ※オベリスク登りが◎
第5話 極寒の死闘 ★ ジョゼの治癒魔法、定子の博識、吹雪のペトロザヴォーツク戦(ジョゼ/定子/ひかり)
第6話 幸運を ★ ネウロイのゲリラ攻撃、対擬態ネウロイ戦(サーシャ/ニパ/ひかり) ※ペテルブルグの街の描写は◎
第7話 聖なる夜に ☆ ネヴァ河畔の氷床、ひかりの風邪、補給不足、サトゥルヌス祭、SW来援(エイラ&サーニャ)
第8話 君の瞳にぶどうジュース ★ ブリタニア船団護衛任務(クルピンスキー/ひかり/ニパ/菅野)、クルピンスキー奮闘・負傷
第9話 ブレイクウィッチーズ ★★ 補給路の危機、菅野&ひかり共同作戦(接触魔眼、剣一閃)、孝美の目覚め ※宮藤ちょい出
第10話 姉と妹と。 ★★★ フレイヤー(グリゴーリ撃滅)作戦、孝美BW着任、ひかり転属命令、姉妹の魔眼能力の優劣
第11話 やってみなくちゃわからない ★★ 作戦開始、列車砲グスタフ&ドーラ護衛・コア特定任務、魔導鉄鋼弾投下、真コア捕捉作戦
第12話 ひかり輝いて… ★★ 続き、グリゴーリ撃滅(剣一閃、幸運の一撃){/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)4、★(良回)6、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★★ 4.6

OP 「アシタノツバサ」
ED 「LITTLE WING ~Spirit of LINDBERG~」


============ ブレイブウィッチーズ (特別編)(OVA) (2017年5月) =========

全1話 ペテルブルグ大戦略 ☆ 3.5 ※第7-8話の間の日常回(エイラ&サーニャ活躍)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

東部戦線異状あり。極寒の地での激熱物語

501部隊が西部戦線で勝利。
そのころ、東部戦線では502部隊によるペテルブルグ攻防戦が行われていた。
扶桑からの帰任中の雁淵中尉はネウロイの急襲により重体。
その代わりに、見習いとして妹のひかりが着任した。

ひかりは、やる気と根性と体力は一人前。
しかし、魔法力は足りず、ウィッチとしては力不足。
とても危険な特技、接触魔眼が唯一の武器です。
彼女の成長がこの作品の見どころといってよいでしょう。

やってみないとわからない!
彼女の無茶な申し出。
{netabare}対立はありつつも、仲間と共闘し次第に認められるひかり。
とくに熱血漢菅野中尉との関係が特筆すべき。
当初はひかりを認めない菅野中尉。
しかし、最終的には相棒に。
最悪な関係からの好転は、ひかりの前向きな明るさによるものでしょう。
{/netabare}全身全力でぶつかるひかり。
学ぶところ大です。

最終決戦は{netabare}激熱。
私、これまでの想いがこみ上げ、目がウルウルです。
極寒の地であの格好。
寒いを通り越して痛いでしょう。
そんなことを忘れるほどの熱い熱い戦いでした。

春3月。
ひかりは温かい日差しの元、502部隊に正式着任。
そして新しい戦いが始まるのです。たぶん・・・{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どんなことでも、やってみなくちゃわからない!

「ストライクウィッチーズ」と同じ時代・同じ世界で戦う、
別の部隊「ブレイブウィッチーズ」の物語。

設定や世界観は全く同じですが、
「ストライクウィッチーズ(通称ストパン)」とは切り離された物語なので、
ここから視聴することも可能です。

ストパンのキャラも何人か登場するので、
ストパンファンにも嬉しいかも^^

雰囲気も似ているので、
ストパンが好きだった方はこちらも楽しめるのではないかな。

私もとても楽しめました^^
やっぱりこのシリーズは安定して面白い♪

全12話です。


● ストーリー
突如世界に出現し、
ヨーロッパを征服した異形の敵・ネウロイ。

ネウロイに対抗するために結成されたのが、
“ウィッチ”と呼ばれる魔力を持つ少女達。

雁淵ひかり(かりぶち ひかり)は、姉の孝美(たかみ)のような、
立派なウィッチになることを目標にして訓練に励んでいた。

姉のヨーロッパ行きに影響されて、
自分もヨーロッパ行きを志願する。

姉の代わりに連合軍第502統合戦闘航空団、
通常「ブレイブウィッチーズ」への入隊を志願。

実力不足だからダメだとされながらも、
あきらめの悪さと根性で少しずつひかりは成長し、
ウィッチとしてネウロイと戦う。


世界観や設定、時代はストパンと同じです。
時系列的にはストパンより後のお話です。

ストパンは501部隊で、今回は502部隊だから、
舞台となる部隊が違うだけです。

キャラが全く違うので、
その辺りで好みは分かれるかもしれませんね。

私はどちらのキャラも好きなので、
どちらがより好きというのはなく、どちらも好きです♪

最初は、こちらの方がキャラは微妙かなーと思ってましたが、
掘り下げ方や仲間としてのつなぎ方がとてもうまかったです。

ひかりと接点を持たせながら、
そのキャラを掘り下げ、よさを引き出していく。

もちろん、ネウロイとの戦いも並行しながら。

キャラを見せることに重点を置いたストーリーと、
ネウロイとの戦いに勝って平和を手に入れるという中心ストーリー、
その2つの物語のバランスが非常によかったです^^

そのバランスの良さがあったから、
最初から最後まで飽きずに楽しめたのだと思いました。


≪ ケモ耳 ≫

ウィッチたちは魔法力を発動させたとき、
その力のコントロール役として使い魔となった動物の力を借ります。

そのため、魔法力を発動させたときには、
その動物の耳と尻尾が出てきます。

これがなんとも愛らしくて萌える(*´Д`)

緊迫しそうな戦闘シーンもそれほど重たくならず、
スピード感や美しさを楽しむシーンとなるのに一役買っていると思います。

戦闘は真剣だけど、見た目はずっと可愛いという、いい塩加減です^^


≪ 服装 ≫

このシリーズの特徴といえば、服装ですね。
私もレビュー書くたびに触れていますがw

ストライカーと呼ばれるユニットを履くため…と言われれば、
確かにそうなのでしょうが、下半身が非常に軽装ですw

ひかりを例に挙げると、
水着の上にセーラー服の上だけを着用している状態。
下半身寒いよ!お腹冷えちゃうよ!

だけどこの世界ではこれが普通の恰好であり、
パンツのようなものはパンツではなくズボンらしいので(無理あるw)、
別に恥ずかしくない服装なのです。

ミニスカートやタイツ、長めのトップスを着ているので、
ワカメちゃん状態にはなりませんが、
空を飛んだり激しい動きをすると見えちゃいます。

キャラのイラストだけ見たらよくない受け取り方をされるのでしょうが、
でもこれが不思議とアニメの中では下品に見えないんだなー。

むしろ、大きなユニットを履いて空を飛ぶ姿と非常にマッチしていて、
可愛さすら感じるのです。恐ろしいww

ブレイブウィッチーズでは、
これまでよりも下半身強調は少な目だったと思いました。笑


● キャラクター
主人公のひかり。
私はひかりのキャラ、好きだったなー。

決して実力や才能があるわけではないけれど、
根性とあきらめの悪さは誰にも負けない。

努力と“やってみなくちゃわからない”精神で突き進む主人公です。

そんなひかりは、気が付けば仲間とつながって、
気が付けばみんなの中心にいて。

なんとも主人公らしい女の子だなと思いました。
ぐいぐい突き進むから自然とみんなを引っ張っていきます。

うっとうしがられても自分の信念を曲げずに突き進む図太さ、
見習いたいですw

そんなひかりと共に戦う502の仲間達もいいキャラしていて、
それぞれの魅力や可愛さがあって…ここじゃ語り切れない!笑

口も態度も悪い菅野(かんの)は、私は最初は苦手でしたが、
最後には大好きになってましたね。

菅野が変わったんじゃない。
ひかりが関係を変えたんだなーと、ひかりのすごさも感じます。


● 音楽
【 OP「アシタノツバサ」/ 石田燿子 】

この曲大好きです♪
私の好みドンピシャです。笑

歌詞も曲調も、
前向きなひかりのキャラにぴったりだし^^

この曲を脳内再生させながら原付乗ってまっすぐな道を走っていると、
すっごく気分がいいですw

エンジン音の効果で、
ストライカーユニットで空を飛んでる気分に♪笑


【 ED「LITTLE WING 〜Spirit of LINDBERG〜」 】

LINDBERGの曲を、
回ごとにいろんなキャラがカバーしています。

…こちらは特に印象に残らなかったかな。笑
歌を聴いても誰が歌っているのか、あまりわからなかったし^^;


● まとめ
面白かったです!

キャラの関係が温かい仲間で、
見ていて気持ちがいいし、感動もします^^

ストーリーもすっきりと終わるし、
満足度の高い作品でした♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

67.2 5 スピンオフで戦闘なアニメランキング5位
ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (124)
724人が棚に入れました
全宇宙一の戦闘民族サイヤ人の住む惑星ベジータで一人の男の子が産声をあげた。その名は「カカロット」、後に孫悟空となる男の子である。同じその頃、サイヤ人戦士「バーダック」の一味はカナッサ星を攻めていた。彼、バーダックこそがカカロットの父である。大猿と化したバーダックたち5人のサイヤ人によって、カナッサ星は一夜にして陥落した。翌日、仲間から「息子の誕生祝い」などとからかわれながら休憩を取っていたバーダックに、カナッサ星人最後の生き残りであるトオロが襲い掛かる。トオロはバーダックに不意打ちを浴びせ、バーダックの仲間たちの攻撃を食らいながらも「お前に未来を予知できる幻の拳を放った。未来を見てせいぜい苦しむがいい」と嘲笑いながら絶命。その直後にバーダックは意識を失ってしまう。カナッサ星の制圧の報は、それをサイヤ人に命じたフリーザの元へと入る。しかし、名もない下級戦士たちが予定より1ヶ月も早く惑星の制圧を完遂したことで、フリーザの側近ザーボンは、個人では大した強さを持たないが、徒党を組むことでとてつもない力を発揮するサイヤ人たちに対して危機感を抱き始め、フリーザとドドリアの前でそのことを吐露した。数日後、バーダックの傷はほとんど完治していたが、脳波に異常があると診断された。次の命令は惑星ミートの制圧に決まったが、トーマたちはバーダックの容態を気遣い、彼を残して出発する。フリーザによってサイヤ人が滅ぼされるという夢を見た後意識を取り戻したバーダックは、仲間に置いていかれたことを知って自分も惑星ミートに向かおうとするが、その途中で自分の息子、すなわちカカロットとの初めての対面を果たす。

声優・キャラクター
野沢雅子、曽我部和恭、三田ゆう子
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

後付けでも熱いドラゴンボール0

『ドラゴンボール』は元々、{netabare} ピッコロ大魔王戦{/netabare}で完結する構想。
その後、『Z』の原作部分は言わば果てのない延長戦。

ジャンプの苛烈な引き延ばし要求で破綻し力尽きた漫画も多い中……。
サイヤ人だの、フリーザだの、ギニュー特戦隊だの、
後付けで次々と設定を貼り付け、
物語壊滅の劇薬である能力のハイパーインフレや集英社と
折り合いを付けていく……。

この辺りが漫画家・鳥山明氏の卓越したサバイバル能力。
ですが、フリーザ編は作画にも延長戦の疲労の色が滲み出ていた苦しい時期。

超(スーパー)サイヤ人は怒り。
その感情に説得力を持たせ、さらなる能力インフレを読者に是認してもらうため、
原作ではフリーザの凶度を後世まで語り草になるくらい最大化したが、それだけじゃまだ弱い。

そこで {netabare}アニメ版のフリーザ戦を前に、
悟空の父の代とフリーザとの間に並々ならぬ因縁を追加しよう……。

そんな構想で悟空生誕時の歴史にねじ込んだのが、このTVスペシャルアニメ。{/netabare}

アメコミ映画なんかでも、エピソード0はスタート地点というゴールが見えており、
道筋が脱線しづらい分、良作が多いのですが、
それはジャパニメーションの本作でも同様。

未来予知の呪い設定を上手く絡めて、
既に視聴者が見えている悲劇のカタルシスを最大化。
そこに{netabare} 特攻していく悟空の父・バーダックの
悲壮なキャラの魅力を存分に引き出すことに成功しています。{/netabare}

フリーザ様の悪名もアニメオリジナルストーリーでがっちり補強w
個人的にフリーザ様が{netabare}グズグズしていた部下もろとも、惑星ベジータを爆散させて、
花火大会に興じる、そのゲスな高笑いw
本作はフリーザ様のベストオブ暴虐非道だと思っていますw {/netabare}


一昔前まで、再視聴には結構難儀するTVスペシャル番組でしたが、
最近は動画配信で気軽に見直すことができるようになりました。
良い時代になったものです。


サイヤ人の誇りだけでなく、
フリーザ様の暴挙を堪能したい方にもオススメなスペシャルアニメです♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

DBにはアニオリキャラなのに異様な存在感を持つ男が二人いる

一人はブロリー。
そして、もう一人は…。
そう、この男。悟空の父であるバーダック。

アニオリなのに鳥山先生が気に入っちゃって原作漫画に逆輸入しちゃったんですよね~。
更に人気があったからか、エピソードオブバーダックなんて後付け話まで作られたり、ゲームでは仮面のサイヤ人として謎の存在感を誇っていたり。
とにかくアニオリスペシャルに出ただけのゲストキャラなのに至れり尽くせりの持ち上げられっぷりである。
まあ格好良いからしょーがない。格好良さは正義。

この話はフリーザ戦の結構前、ギニュー特選隊と戦ってる時あたりに放送されたんですよね。
このエピソード一つだけでも、フリーザという「悪」の存在を際立たせる効果が凄くあったと思います。
劇中歌のソリッドステートスカウターも凄く良くて、DBのオリアニスペシャルとしてはまさに珠玉の出来だったと思います。

ちょっと話はそれますが、今うしおととらを見てて。
{netabare}うしとらは強大な悪に徒党で立ち向かったルートだとすれば、この作品は単騎で絶望に抗いつつカカロットという希望に後を託した話かと思うと妙に感慨深く思えてきます。
この二つの作品、世界観は結構違いますが……。
強大な悪に立ち向かうという路線ってのは、少年誌的には王道ど真ん中でいいものだなと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

クロージング:満足度上昇。注目の作品で期待を裏切らない出来。

1990年10月17日に放送されたアニメ『ドラゴンボールZ』のテレビスペシャル。

孫悟空たちが活躍するよりも前の話を描いた、シリーズ初のスピンオフストーリーである。『ドラゴンボールZ』本編の86話や『ドラゴンボール改』の第1話の導入と第42話、劇場版『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』冒頭では本作のクライマックスシーンが使用されている。

オープニングテーマ - 『CHA-LA HEAD-CHA-LA』
エンディングテーマ - 『光の旅』

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

56.3 6 スピンオフで戦闘なアニメランキング6位
月面兎兵器ミーナ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (67)
365人が棚に入れました
佃美奈は現役女子高生でありながら、オーディションでスポーツ番組のアナウンサーに抜擢された。アナウンサーになることが幼い頃からの夢であった美奈は、「女子高生」と「アナウンサー」の二役を拙いながらも一生懸命に頑張っていた。そんなある日、プロ野球のスーパースター二階堂選手のインタビューを担当するが、彼が宇宙人に乗っ取られている瞬間に出くわしてしまう。

声優・キャラクター
井上麻里奈、伊藤静、中田譲治、東地宏樹、中尾衣里、斎賀みつき、こじまかずこ、中島沙樹、花澤香菜、南央美、川澄綾子

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

インターネット黎明期、秋葉原は仮想と現実の境界を体感できる魔界であった。“電車男”というドラマからは、確かにその当時の熱狂が感じられる。
残念ながら、傍観者であり続けた私にとって、それは思い出の欠片であり、昔話のネタに過ぎない。
それでも、オープニングアニメとサンボマスターの記憶は意外と鮮明だ。
ミーナがアニメになっていたことも知らず、失われた20年。
でも、いいじゃないか。
彼らは歌う、
「新しい日々を変えるのは、いじらしいほどの愛なのさ」
「僕らはそれを確かめ合う」
「世界じゃそれも愛と呼ぶんだぜ」
どこまでも前向きだ。

(観終わって)
まだまだテレビが元気だった頃のお話。
“楽しくなければ…”、視聴率こそ正義の軽チャーが支配する狂宴だ。
裏切り、追放、乗っ取り、✖️✖️ファンドや✖️エモンまで飛び出して、世紀を跨ぐヘルタースケルター。
(そんなの入っていません!)
盛り込まれた“楽屋落ち”ネタは数知れず。

流石のゴンゾは、月面兎兵器のビジュアルに異常な迄の力を注ぎ、ミーナの変身バンクはスカスカだ。

それでも、“楽しい”は正義。

玉虫ミーナの“ドS”なお言葉にキュン!
花澤さん、今回はツンデレシスターの水無月ミーナ。セーラー服を自分でヌギヌギ?
大月ミーナは一度上げたジッパーを…。
謎のフリーターの秋山ミーナは能登麻美子さん。充実野菜が加賀蓮根!郷土愛が溢れすぎだ。

最後に、六棟先輩!応援しております。

ということで、何がなんだか判らぬうちに終わってしまいましたとさ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私好みのB級感

ずっと気になっていた本作品、時間ができたので視聴してみたところ、適度に力の抜けたコメディ基調のストーリーが私好みで、期待以上に面白かったです。

この作品は沢山の個性豊かなミーナが登場しますが、サブキャラの六棟さんが悪役だけど憎めないドジっ娘キャラで気に入りました。
パロディーがちょいちょい入っていたのも楽しめました。
それから「名無し」のCVには驚かされました。
まさか中田さんがあんな声出すなんて…。
渋くて格好良い声しか聞いたことがなかったのでビックリです。

TV本放送では未放送だった2話分も面白かったですね。
特に「秋山ミーナ伝説」は本編で毎回少しだけ彼女が登場するものだから、一体何者なのかとずっと気になっていたので、最後に彼女のことが分かりスッキリしました。

オープニングはHALCALIさんで、緩い感じの曲風が作品に合っていたと思います。
エンディングは主人公を演じた井上麻里奈さんが歌っていましたが、中田ヤスタカさん作詞作曲のためとてもおしゃれな感じで、パフュームにも歌ってもらいたい曲ですね。

コメディですが爽やかな心地良さを感じる作品でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4
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