スピンオフで女子高生なTVアニメ動画ランキング 7

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月30日の時点で一番のスピンオフで女子高生なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.0 1 スピンオフで女子高生なアニメランキング1位
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1769)
8564人が棚に入れました
地元、阿知賀女子学院で開かれていた「阿知賀こども麻雀クラブ」に通う高鴨穏乃と新子憧は東京からやってきた転校生・原村和をその麻雀教室に誘う。そこには1つ年上の松実玄やコーチをしている大学生の赤土晴絵がおり、麻雀を通してみんなで楽しい日々を過ごしていた。しかし、中学にあがると、晴絵は実業団へいき、憧も穏乃たちとは別の中学へ通うことになった。そして、和も転校し、穏乃たちはそれぞれがバラバラの道を歩むことになった。時が流れ、中学3年生になった穏乃はある日、テレビを見ていると、そこには全国中学生麻雀大会で優勝している和の姿があった。「また和と一緒に麻雀を打ちたい」そんな思いを胸に、穏乃・憧は阿知賀女子へ入学をする。
ネタバレ

えーりか☆かなで さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

~混戦~【第十三話視聴済】

【咲-saki-阿知賀編】
・今期1番期待してます(^^♪

~あらすじ~

和は小6から中1頃までは奈良におり(中2の時に長野へ)、阿知賀編はその時の友人である穏乃を主人公とした物語です。
穏乃は中3の時、離れ離れになった和がインターミドルで優勝したことを偶然テレビで知り、それをきっかけにまた和と麻雀を打ちたいと思うようになります。
そして和と戦うために阿知賀女子学院で部の仲間と共に全国を目指す…といった感じです。
穏乃や和の小6時代からスタートし、その後高校生になり、奈良県予選、全国を中心に話が進みます。

~声優さん~

高鴨穏乃:悠木碧
新子憧:東山奈央
松実玄:花澤香菜
松実宥:MAKO
原村和:小清水亜美
鷺森灼:内山夕実
赤土晴絵:進藤尚美
園城寺怜:小倉唯
清水谷龍華:石原夏織
江口セーラ:能登有沙
船久保浩子:manami
二条泉:松永真穂
宮永咲:植田佳奈
原村和:小清水亜美
片岡優希:釘宮理恵

☆キャラ紹介☆
{netabare}
高鴨穏乃:大将を務める。チームのムードメーカー

新子憧:中堅を務める。堅実なデジタルの打ち手

松実玄:先鋒を務める。阿知賀のドラゴンロード

松実宥:次鋒を務める。あったかい色の牌が集まる

鷺森灼:副将を務める。阿知賀の部長

赤土晴絵:監督。阿知賀のレジェンド
{/netabare}
~感想~ 

第一話「邂逅」
{netabare}
まず・・・・・のどっち大きすぎるww
松実玄可愛いですw花澤さん声最高っすw>ω<w
内容はあらすじ参照で^^
次回に期待です!!
{/netabare}

第二話「始動」
{netabare}
宥姉と灼ちゃん追加ー^^
ここまでかなり早い展開で話が進んでますww
次回はいよいよ大会だっ!
{/netabare}

第三話「接触」
{netabare}
予想通りの咲とすれ違うとこで終わったw
それにしても玄の能力ほしいw
でもドラ集まるけど弱点もあるんだよねw
{/netabare}

第四話「全国」
{netabare}
全国だーw東京だーw
って自分なら騒いでるw
さすがに1回戦はさらっと流しましたねー
次話の2回戦からおもしろくなってくる^^
{/netabare}

第五話「強豪」
{netabare}
怜の能力強いねーw
あとリーチの仕方wwなんでリー棒立てるのw
それにしても玄ちゃんかわいいお(^^♪
次回はお姉ちゃんが活躍だー^^
{/netabare}

第六話「奪回」
{netabare}
お姉ちゃんはあったかい牌が好きなのですー(*^_^*)
2位との差を少し縮めたのです^^
んで憧ちゃんかわゆす(^^♪ 鳴いて連続和了だぜぇーw
セーラも制服着れば女の子っぽいw
中堅戦終わって阿知賀は2位^^ 憧ちゃんがんばったおー
次回は灼ちゃんに期待っ\(^o^)/
{/netabare}

第七話「信念」
{netabare}
灼と穏乃・・・かなり出番少なかったww
照はびっくりだったなーw 想像してたのと全然違うw
大魔王なんだからもっとちゃんとしなさい!w
あとは・・モモちんきたー\(^o^)/
めっちゃかわいいっすー
ワハハの存在感もかなりあったけどね^^
次回は池田ァとかでてたから麻雀自体はやらないのかな? 
次回も期待ッスw
{/netabare}

第八話「修業」
{netabare}
ワハハーw
モモのすりすりが前より増えた気がするw
かじゅとキャプテンもお久しぶりですな^^
池田ァは変わんないなw
長野強すぎですーw
憩ちゃんカワユスwもっとだしてくれー;;w
タコスマントかっこいー(^^)/
小鍛冶プロかわいいwさすがアラフォ-。。すみませんアラサ-ですねw
一番目立ったのは黒子すばらかな・・w
すばらですwwwww
照のオーラやべぇー\(゜ロ\)(/ロ゜)/
怜の回想・・やられちゃいそうな感じだな^^;
病んでさえいなければ・・w
照のツモるとこで終わりか・・コーワーイーw
巻き込み、ねじ切り、擦り潰す。これぞ王者の麻雀──。
始まってしまうのか・・・・・・
次週から熱くなってきますね^^
1週間すら待てないよー(;一_一)

{/netabare}
第九話「最強」
{netabare}
一週間長かったー\(^o^)/
大魔王様降臨ですっ!w
すばらっ!はあいさつ以外にも使えるそうですww
照さん右腕・・・w
右腕がぐるぐるー\(゜ロ\)(/ロ゜)/唸ってるーw
コークスクリューツモかっこいーw
BGMも大魔王仕様ですな^^;
玄ちゃん空気すぎるww主人公チームはどこですかーw?
まぁ玄ちゃん・・がんばって・・・w
怜ばっかりでてたから良かったんだけど・・・
この先やばすぎるw
次週に期待しなさいっ!
{/netabare}

第十話「連荘」
{netabare}
すばら事故ったぁぁw
存在感ありすぎw
500の親っかぶりの反応w
「アーリーモーニング」w
もーちゃんって結構人気キャラだよね^^
こーこちゃんの実況いいねw
小鍛冶プロいじりうけるw
大魔王のテーマが流れ出した・・・
腕が唸ってるーw
玄ちゃんドンマイ過ぎるw
千里山の回想・・w
龍華「その確認方法どうなん?」w
セーラ「ほーーーーーーー」w
ダブル・・とうとう使うんだね^^;
提供のところの悪意・・w
玄ちゃんドンマイ(本日2回目w)
怜-Toki-千里山編楽しく観ることができましたw
来週も怜に期待だねwいやもちろん玄ちゃんもねw
{/netabare}

第十一話「決意」
{netabare}
ダブルっ!二巡先へ!
怜の体力限界だし^^;
すばらいいキャラしとるわーw
捨て駒・・まかされましたっ!!
怜の回想・・・もう怜主人公でいいよw
2度目のコークスクリューツモww
いつもより回ってますよーww
三巡先(トリプル)キター\(^o^)/
怜感動するわー鳥肌たちました;;
原作ちょっとだけ余らせての終わり・・・
次回超えるのは間違いないとは思うが何か意味があるのかw
来週まで待てない・・・w
そして怜なんとか生きていてくれっ!!
{/netabare}

第十二話「約束」
{netabare}
最初から怜回想じゃんw
これは何編なのでしょうかw
照のツモ一回一回が恐ろしいー(;一_一)

照が振り込んだーw
怜とかすばらに助けてもらってようやく和了れましたw
完全に3対1w


あー怜が倒れたー;;
照も気にしてくれてたしw
これは千里山応援するしかないなっ

和との再会・・・決勝で会おうって・・・
さすが大将w
どんな打ちしゅじを見せてくれるのかなw

続きが気になりすぎるw
次話みたらどんどんレビュー更新していきたいと思います。

中途半端な所ですが千里山編おつかれさまでしたっw

{/netabare}

第十三話「混戦」

こっちにも書いちゃいましたw

待ちにまった13話!!
この先どんな展開が待ち受けているのかっ!←恒子ちゃん風w

~声優さん~

高鴨穏乃:悠木碧
新子憧:東山奈央
松実玄:花澤香菜
松実宥:MAKO
原村和:小清水亜美
鷺森灼:内山夕実
園城寺怜:小倉唯
清水谷龍華:石原夏織
江口セーラ:能登有沙
船久保浩子:三澤紗千香
二条泉:松永真穂
宮永咲:植田佳奈
片岡優希:釘宮理恵

声優さんの変更で船Qがmanamiさんから三澤紗千香さんにねりましたー。


~感想~

準決勝次鋒戦!

白糸台=弘瀬菫
千里山=二条泉
阿知賀=松実宥
新道寺=安河内美子
{netabare}
新道寺の安河内が安い手であがっていく中、
シャープシューター菫の矢は泉に向けられ点を削られて
しまう。続いて矢は宥姉に向けられる。しかし晴絵の助言で菫にクセがあることを知っており、かわして菫に12000を直撃させた。最後は新道寺の1300のあがりで終了。

【次鋒戦結果】

白糸台 187400 -8800
千里山 50500  -30400
阿知賀 99300 24600
新道寺 62800 14600

千里山が一気に削られてしまいましたねー。
それにしても宥姉強いわw
{/netabare}

そして中堅戦!

白糸台=渋谷尭深
千里山=江口セーラ
阿知賀=新子憧
新道寺=江崎仁美
{netabare}
憧はなるべく流して連荘させないようにしているが、前半戦セーラが圧倒的な力を見せつける。後半戦は憧がセーラの勢いを止めつつ局を流していく。なぜそんなに憧が流すのに焦っているのかというと白糸台の渋谷は各局の最初の捨て牌がオーラスの配牌になって戻ってくる収穫の時(ハーベストタイム)という能力を持っているからだ。
そしてオーラス。地にまいた種が木々になり実る頃・・・・
ハーベストタイム!!
はたして渋谷は役満をあがることができるのか・・
{/netabare}

TSU・BA・SAいい曲だわ~(^^♪


14話が待ち遠しい・・・;;
1月29日まで待てるかっw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 62
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

先鋒戦終了・・・まだ配信版がありますが、とりあえずTV版全12話の総評

原村和のかつての旧友達が、中学大会での和の活躍に奮起し
インターハイに向けて和との対戦を目指す物語。スピンオフです。一期視聴必須。

阿知賀編とは名ばかりに、終わってみれば主人公・園城寺怜の千里山編でしたw
結局本作が最も描きたかったものは、インハイ準決、王者・宮永照の圧倒的実力と
照に対抗する他校の3人の意地と成長なのでしょう。
一期同様、回想シーンが多いのでテンポが削がれてしまった感はありますが
キャラへの感情移入という意味では上手く機能しており、
闘牌シーンの過剰演出も実にすばらで、テンション上がりまくりでした。

やはり問題はメインであるはずの阿知賀キャラの描写不足。
インハイ準決が始まるまでのダイジェスト展開は原作通りではあるのですが・・・
メタ的に考えて阿知賀の決勝進出はほぼ確実で、このままでは非難轟々の予感。
いかに配信版の残り3話で阿知賀に感情移入させるかですね。
でも先鋒戦の長さと比較すると、またダイジェスト感が出てしまいそうで不安です。

・音楽
OPは聴けば聴くほどハマってきました。今では大好きな曲。ココ壱番~♪
EDはシリアスverが印象的で、本編にイントロ被せる演出もバッチリ決まってました。
BGMは何と言っても照さんのテーマが最高過ぎるw

・声優
阿知賀編から登場するキャラに関しては、キャラとのマッチ具合や演技力という意味で
全体的に一期より劣ると思います。というか、一期キャラの声優の人選が良過ぎました。


今期で最も放送が待ち遠しい作品でした。
最後に原作を追い越したので、この先の展開が気になってしょうがない。
配信版はいつになるのか・・・上で書いたように不安要素はあるけど
ああ、もうホントに早く続きが見てぇ、とそうとしか言えないです。


以下、ネタバレ各話感想
{netabare}
・12話感想
玄の変化が照魔鏡の脆さを付くという展開が実にすばらで、感心させられました。
もちろん、トキの生命をかけたトリプルと、すばら先輩の絶妙なアシストがあってこそで。
そう考えると、正直照には振り込んで欲しくなかったんですが、非常に納得がいきました。

トキ、お疲れ。病院に搬送されるとこでチームメイトが皆付き添っていたので
まさかの棄権ENDかと思い、焦りましたw

それにしても、すばら先輩が最高過ぎるだろうと。台詞もイチイチかっこいいし。
チームメイトに労いの言葉をもらうシーンは、何か見てるこっちが救われた気がしました。
個人的な希望を言えば、新道寺に決勝に進んで欲しいです。

ラスト、のどっちとの再会があっさりし過ぎでしたね。何の感慨も沸きませんw
で、やっぱりジョージナレで締めるのね。


・11話感想
「悪いな新道寺、その牌がわからんかった」
「いいってことですよ、すばらです」
この無言会話。言葉にせずとも理解し合える関係、実にすばらです。

そして新道寺の回想シーン、待ちに待ったすばら先輩の名言!

「捨てゴマ、まかされました!」

すばら先輩の凄いところは箱にされない能力ではなく
とことん前向きな姿勢、どんな状況でも折れない精神力。
しかし、大魔王・照の強さは健在で、点数倍加の連続和了が再スタート・・・
腕の回転数が上がってるのは気のせいかw

千里山の回想シーン。怜を中心とした絆を感じられ、応援せざるを得ない。
セーラが地味に良いキャラなんですよね。バスガデルデーの頃は完全にネタキャラでしたがw
中の人の演技も自然な感じになってきてますね。

ラスト。仲間の思いを背負い復活した怜、三巡先の未来予知、まさかのトリプル発動!
演出カッコいいな。竜華の悲痛な叫びが涙を誘う。
さあそして、ここで・・・ここで・・・ここで・・・?
こないんかーい!松実玄www

ついに原作(雑誌最新号の回)に追いついちゃいましたねー。
TV放映版は次回で最終回。いよいよクライマックスな先鋒戦の結末や如何に。
とりあえず、怜が無事でいてくれればいいよもう・・・。

※現在の点数状況
白糸台:213800点
千里山:80900点
阿知賀:57100点
新道寺:48200点


・9話感想
照「(ギュルギュルギュル・・・)」
コークスクリューツモ!予想以上の回転数w 音が完全にドリルww
やはり咲の魅力と言えば、この過剰なまでの闘牌演出。
そして今回はこれまでのヌルい雰囲気を完全に吹き飛ばす緊張感で、文句なしです。
宮永照の圧倒的強さを見せつけることこそ、阿知賀編の存在意義と言っても過言じゃないですね。
なんか専用のBGMまで用意されてるしw RPGのラスボス戦のようなBGMに痺れました。

ラスボス照に対抗するは、完全に阿知賀編の主人公化した千里山女子・園城寺怜。
すばらの捨て牌から意図を汲んで差し込み、照の連荘を阻止するとか燃える展開っすね。
長野決勝で衣のハイテイを阻止したかじゅの差し込みを彷彿とさせます。
人間が魔物と戦うには協力プレイ必須なのです。まあ、せめてもの抵抗なんですけど。

玄は全く見せ場なし。というか阿知賀編なのに阿知賀が完全に空気ですw
個人的に阿知賀のキャラは嫌いじゃないんですけどね(顔面偏差値的には作中屈指だし)
照、怜、すばらのキャラ立てが秀逸過ぎるのがある意味問題なのか・・・w

さて、TV放映版は残り3話ですが、おそらく先鋒戦終了までやるんだろうけど
先鋒戦終了=試合終了な予感をひしひしと感じます・・・


7話視聴
インハイ二回戦。準決勝進出を目指し、奮闘する阿知賀の面々。
全国ランク2位の強豪・千里山女子とはだいぶ点差をつけられましたが
大将戦、オーラスで穏乃が劔谷から直撃を取り2位に浮上。準決勝進出を果たしました。
それにしても展開が速いですw 1クールなので原作準拠でいくしかないんですよね。

さて、本作はここからが本番です!
大注目のAブロック準決勝、インハイ史上最強との呼び声も高い白糸台との対決を迎えます。
営業スマイル()でインタビューに答える宮永照。記者フラッシュたき過ぎw
記者会見後の部員の盛大な出迎えがまた笑いを誘う・・・どこのヤクザだよw
姐さんお疲れ様です!ドロドロした百合の花が咲き乱れてそうな学校ですね(;゚д゚)ゴクリ…

ラストも一期のキャラが登場してめっちゃテンション上がりましたw
ステルスモモが見れただけでもう死ねるわーw モモ可愛すぎるよモモ!
はやく続きがみたい・・・と思ったら来週は放送休止だと?どういうことだ池田ァ!!
SOA(そんな おあずけ ありえません)!
 

3話視聴
「ツモ!ドラ7!」
アホか・・・w てか、あまりにもあっさりインハイ出場が決まってしまいました。
原作も読みましたが晩成との試合は僅か5ページで終了、つまり原作準拠なわけです。
インハイでの試合がメインなんですね。果たして清澄と当たるまで勝ち上がれるのか。
ラストの咲登場時の演出良かったですね。阿知賀視点だと魔王のオーラが・・・w


1話視聴
やっぱり咲は面白い!
萌え、友情(百合)、そして麻雀。もう全てが好みです。ドストライクです。ビシバシきますw
阿知賀メンバー皆可愛過ぎですねー。ドラが集まる能力持ちの娘が一番強いのか。積み込み乙!
麻雀シーンが少なかったのは物足りないけど、まあ今後に期待。

その麻雀シーンですが、感心しました。
牌を捨てる時の動作が無造作だったり、丁寧だったり
置き方も崩れ気味だったり、綺麗に並べてあったり、逆向きだったり。
キャラによって違うんです。
実際リアルでも捨て牌ってのは打つ人の性格が如実に反映されますからね。
こういったキャラの性格付けの為の細かい配慮が行き届いているのは好印象です。

あとはOPの演出とか前作を踏襲していてニヤニヤできたし
(清澄メンバーや照まで出てきてテンション上がったw)
作画も良好です。1クールのようなのでクオリティは維持してくれそうですね。
OP曲は微妙だったかな。てか、橋本みゆきに歌わせろよ!w
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 54
ネタバレ

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「遊ぶんだ…和と!!」 全国大会で友達との再会を果たすため、止まっていた時間が再び動き出す。

咲ファン待望の新作! 1期が終了してから実に2年半も待たされました。
この話は本編の続きではなく、和が昔暮らしていた奈良の阿知賀を舞台にしたスピンオフという事ですがかなり楽しみにしていました。
1期同様、バトルさながらの闘牌シーンや、熱い友情・百合描写を期待したいものです。




第1局 「邂逅」
{netabare}
小学生時代の和登場。言動や服装、とあるパーツに至るまで相変わらず…といった感じで安心しました。
戻って来るかどうかも分からない麻雀仲間を2年以上も待ち続けていたという玄ちゃん。健気すぎます!

そして最後に流れるOPの映像。演出を前作に似せているところにファンの方々は歓喜したはず!咲さん怖いなあ~。
{/netabare}


第2局 「始動」
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仲間集めの回。
いつも小刻みに震えて小動物のような宥姉。クールだけど大好きな赤土さんを前に慌てふためく灼。阿知賀の子はみんな可愛い!

最後に、前話からずっと強豪と言われてきた県内最大のライバル・晩成高校が出てきました。阿知賀を「ニワカは相手にならんよ」と一蹴。
晩成高校・・・いったいどれ程強いんだ・・・。
そしてED。これも前作同様、SDキャラによる可愛い演出。
宥姉の「あったか~い」にやられましたw 灼のボーリング打法も気になります。
{/netabare}


第3局 「接触」
{netabare}
ついに本大会開幕!
あれだけ持ち上げていた晩成をあっさり倒してしまったのは驚きです。 狙っていたとしか思えないw
龍門渕の面々も出てきてまたまた前作からのファン歓喜!

そして最後に咲さん現る。そのオーラを感じとって震えあがる阿知賀の面々。
ただ歩いているだけなのに他校を威圧しているなんて、咲さんさすがです!

ED。またまた前作同様、終わり方がシリアスだと別バージョンに変わるんですね。EDへの入り方がカッコイイ!
{/netabare}


第4局 「全国」
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地区大会から相手を圧倒し続ける玄ちゃんが、全国一回戦でも大活躍!

前話でもちょっと出ていた、阿知賀と同ブロックの千里山。全国ランク二位という超強豪。千里山目線で阿知賀を見ているという描写。
「とりあえずこの阿知賀ってのは、うちらの敵じゃなさそうや」とまた嫌なフラグ立てちゃったり…。

咲名物の百合カップルも登場!もちろん怜&竜華の事ですが、病弱な怜を竜華がひざ枕とか、微笑ましいにも程があります!
{/netabare}


第5局 「強豪」
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ついに全国レベルの壁にぶち当たる玄ちゃん。千里山のエース、怜を相手に全く歯が立ちませんでした。
怜の一巡先を見れるという能力はそうとうやっかいそうだけど、病弱な怜にはかなり体力を消耗させられるよう。これが今後どう影響してくるのでしょうか。それにしても、怜のリー棒立てリーチ宣言かっこいい!

咲式プロポーズともいう「一緒に全国行かへんか」という竜華の怜へのセリフ。試合後に竜華に寄り添う怜。見せつけてくれますね。これからもこの二人を見守っていきたいです。

何となく頼りなかった宥姉ですが、試合後落ち込んでる玄ちゃんを励ます姿はやっぱりお姉ちゃんでした。次回大活躍!?
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第6局 「奪回」
{netabare}
松実姉妹の過去話。玄ちゃんのセリフの言い回しって、何かいちいち可愛い。
「やめるのです」とか「手を出さないように」とか。
前にも「おまかせあれ」とか「これは失礼をば」とか言ってたけど、何の影響なんだろう。

宥姉は点棒を全て取り返す、ということまではありませんでしたがそれなりに活躍。憧も元エースのセーラを相手に奮闘。
セーラのギャップ萌えにも驚きました。男勝りの子が急に乙女になるのは反則ですね。提供バックでタブレット越しに船Qにいじられても仕方ないです。
{/netabare}


第7局 「信念」
{netabare}
もうちょい灼と穏乃の対局シーンも見たかったけど、早々に準々決勝も決着。二人の活躍は準決勝までお預けということで。
千里山と共に阿知賀が準決勝進出を決めました。

そしてついに咲の姉・宮永照を擁する全国一位の白糸台が登場!
記者会見後、「お疲れ様です!」と綺麗に整列した部員が照さんをお出迎え。どこの極道ですかw

最後にはステルスモモやワハハもでてきて、またまた前作からのファンにはたまらないですね。
{/netabare}


第8局 「修行」
{netabare}
さらに他の鶴賀や風越の面々も出てきて盛り上がってきましたね。相変わらず池田ウザい!w
龍門渕も含め、鶴賀、風越に阿知賀が全く敵わないところから、長野って相当レベルが高かったんだなぁと実感。
その他にも荒川憩ほか全国の強者たちと対戦してさらなる実力アップを狙います。
しかし目からビームみたいの出たり、謎の宇宙空間が広がったり。何なんですかこのオカルトの方々はw 麻雀って奥が深いなあ~。

そしていよいよ準決勝開始!
OPの映像で気になっていた「すばらっ」の人、花田煌も登場。しかも声優は新井里美さんですか!ものすごくハマリ役すぎて楽しみです。
ようやく全国チャンピオン・宮永照のうちしゅじ…打ち筋も見られますね。

またシリアスEDだったけど、照無双が続いて以後ずっとそうなるんじゃあ…。
{/netabare}


第9局 「最強」
{netabare}
照が1期最終回のEDで見せた、小鍛治プロ曰く「照魔境のようなもの」や、電撃をまとったコークスクリューツモが炸裂!
このド派手すぎる演出はやっぱり咲ならでは、ですね。そして無駄に壮大すぎるBGMは、カッコよすぎて逆に笑いがこみあげてくるという不思議w

すっかり照が場を支配。色々仕掛ける千里山の怜ですが、それでも照の連続和了は止まらない。少し心が折れかけたところで咲名物の回想シーン・千里山編。
回想シーンでは、元々怜は3軍出身で、一巡先を見れる能力は後から身に付けたものと発覚。
それと今さらながら、怜は照の事を「あんな化け物」、以前荒川憩は「人じゃない」とか、みんな好き勝手言いすぎですよ!照はあれでも一応人間ですから(多分)

怜と煌の協力プレイで一度は照の連続和了を止めるも、すぐにまた照のペースに。とりあえず一対一で全く歯が立たない以上、こういった連携は重要だと怜や煌は気づきました。
そして玄ちゃんはずっと涙目で、ただ震えあがっているだけで終わってしまいました。
{/netabare}


第10局 「連荘」
{netabare}
先鋒前半戦終了。
照以外の3人が絶望的な表情を浮かべます。
総出で先鋒の選手を迎えに行く千里山と阿知賀。誰一人席を立とうとしない新道寺。それぞれに込められた期待や、置かれた立場などが分かりやすく描写されていました。

再び千里山回想。
さらなる能力向上をと、練習で二巡先を見る能力を試すも倒れる怜。
ただでさえ病弱な怜には体への負担も大きく、危険な技だからもう使わないで、と竜華には念を押される。
しかしチャンピオンを相手に万策尽きた怜は、ついにその禁断の能力に手を出してしまう。

そして玄ちゃんは(ry
{/netabare}


第11局 「決意」
{netabare}
能力を使っても何とか持ちこたえた怜が、再び照の連続和了を止める事に成功。
でも表情は悪く、体力もかなり消耗している様子。千里山の面々も薄々その様子に気付き始める。何でそこまでして戦うのか…。
そしてその後は結局照のペースに。

新道寺回想。
自分が捨て駒であると知ってしまった煌。
それでも落ち込むことはなく、むしろメンバーに選ばれた事を誇りに思っている様子。
煌の長所は何と言っても、このどこまでも物事を前向きに捉える事ができる精神力です。
実際、照に圧倒されても心が折れることなく、むしろ勝負を楽しんでいる余裕すら感じました。相手が強ければ強いほど燃えるタイプですね。

みたび千里山回想。
千里山の深い絆が感じられました。
病弱だし、能力なしのときは雀力も低かった怜に、それでも仲間だからといつも一緒に麻雀を打ってくれた仲間たち。
その思いに答えたく、身を犠牲にしてまで勝負にこだわろうとする怜。もう駄目だ、と思うたびにみんなの顔が思い浮かび、決してあきらめようとしない。

怜の事を頑張れ!と応援したくなる反面、もういい…休め…とも思ってしまう、何とも複雑な感情。
もう本人任せで見守るしかできないんですよね。

すでに限界を超えた力を出し切っている怜。
それでもこのまま終わるわけにはいかないと、さらに一巡先である三巡先を見る能力、トリプルを発動。
これにはさすがに、対局中倒れて棄権とか、そういう展開もあるのかなと思ってしまいました。
「アカン、やめて!トキー!」と竜華。
私も似た様な事を叫びました(心の中でw)。

仲間を大切に思っているなら、それこそもっと仲間の力も信じて、
ここで一人頑張りすぎる必要もなかったかと思います。
でもだからこそ怜の戦いっぷりに心打たれるんですけどね。
怜は責任感が強そうだし、そんな事を考える余裕もなかったのかもしれませんが。
とにかくもう無事に先鋒戦が終わってくれる事を祈るばかりです…。

その後、阿知賀にもとうとう動きが!
何とEDで…
灼と赤土さんの名前が消える!!
…そういえば喋ってなかったなあ。
あれ?これってじつは阿知賀編じゃなくて千里y…、いや私はあえてツッコミません!!
{/netabare}


第12局 「約束」
{netabare}
トリプル発動後も気力と精神力で持ちこたえる怜。
そして阿知賀に和了の予感があることを察知。

阿知賀・松実姉妹回想
いつも「待つ」身だったという松実玄。
自分から別れをする事がなかった玄は、自分の元に集まってくれるドラを切れないでいたが、勝負のためについにドラを切る決断をする。
結果、照の「照魔境のようなもの」の能力を破ることとなり、怜や煌のアシストもあって、照が玄に振り込み先鋒戦終了!

玄ちゃんついに活躍! 三対一だし、ほとんどアシストの力による和了だったけど、あがるために自分の打ち筋を変えてまで勝負に行った姿勢はすごくよかったと思います。

試合後、全ての力を使いきって倒れる怜。本当によく頑張りました。
救急隊員に運ばれながらも次鋒戦の心配をするあたり、本当に仲間思いの怜らしいというか…。

捨て駒扱いの煌でしたが、帰ってきて部長に「よう頑張った、お疲れ様」と言われる場面にジーンときました。
煌の頑張りはちゃんとチームメイトにも伝わっていたんですね。

阿知賀の面々は和との再会を果たす。
もっと大事にやってほしいシーンだったけど、あとで和が新聞とかで
「あ、阿知賀って大会出てたんだ」とかって知るよりはよかったと思いますw



以上でテレビ放送12話分の感想です。
残り3話が本当に気になるところですね。どの2校が決勝に駒を進めるのか。


大本命は白糸台であることに間違いありません。
2位との差はすでに10万点以上あり、この後も相当な実力者が出てくる事が予想されます。
特に大将・大星淡は1期最終回EDで、何か異能の力のようなものを使っていたので、その活躍に注目です。
というか、白糸台が決勝に行かないと、咲は何の為に戦っているのかってなりますからね。
阿知賀が白糸台を倒したらそれはそれで盛り上がりますけど。

実力的に行けばもう一校は千里山女子。
ただ怜の退場によって、他のみんなが精神的に落ち着いていつも通りの麻雀が打てるかどうかが心配です。
というか、散々負けフラグを立てまくってしまったので、物語上、敗退が濃厚でしょうね。

大穴の新道寺女子。
煌は奈良にいた時代、和や優希と同じ高遠原中学にいました。
和と優希が入部してすぐ煌が福岡に転校してしまったため、一緒に大会に出た事もなくそんなに思い入れもないのかもしれませんが、
そんな3人の決勝での再会も見てみたいものです。
煌は照や怜を相手にもかなり健闘していたと思いますが、部長が言うにそれでも5人の中で最弱…との事なので、
こちらもさらなる実力者が現れる事が期待されます。

そして阿知賀女子学院。
灼や穏乃などがまだあまり力を発揮できていないのは、これから活躍するために温存しているだけですよね?
主人公チームなのにまさか敗退…なんてことはあまり考えたくないです。
他のチームも凄く魅力的だけど、やっぱり私は阿知賀に決勝へ進んでもらいたいと思っています!{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

82.5 2 スピンオフで女子高生なアニメランキング2位
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (943)
4515人が棚に入れました
銃と鋼鉄の世界《ガンゲイル・オンライン》でソロプレイを満喫している女性プレイヤー・レン。
可愛いものが大好きな彼女は全身をピンクの装備で統一し、コツコツと地道にプレイを重ね、実力をつけていた。そしてとあることからPK――プレイヤー狩りの面白さに目覚めたレンはPKにのめり込み、ついには「ピンクの悪魔」と呼ばれるまでになる。
そんなレンは美人でミステリアスなプレイヤー・ピトフーイと出会い、意気投合。彼女に言われるがまま、チーム戦イベント《スクワッド・ジャム》に参加することになる。

声優・キャラクター
楠木ともり、日笠陽子、興津和幸、赤﨑千夏

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

そこにゲームがあったなら、デスゲームじゃなくて普通にゲームするでしょ!(第12話: ピトフーイ「え?」レン「え?」)

……なんてことを考えながら時雨沢恵一先生は本作の原作を書いていらっしゃるんじゃなかろうかなどと考えてしまう、『ソードアート・オンライン』(以下、SAO)のシェアワールド物ライトノベルが原作です。

ですがストーリー的にはSAO本編とは独立性が高く、SAOを観ていない・知らない人でもたぶん置いてきぼりにはならないと思います。

『クローバーズ・リグレット』(こちらはSAO本編<マザーズ・ロザリオ編>に出てくるギルド「スリーピング・ナイツ」のメンバーが出てくる外伝)との知名度の差は桁違い、とかそういう話は置いておきます。
(※2018.7.14:『クローバーズ・リグレット』の説明を加筆修正)

原作は『ソードアート・オンライン』本編において<ファントム・バレット編>の舞台になったゲーム「ガンゲイル・オンライン」(以下、GGO)および「現実」を主な舞台とするお話ですね。

時系列的にはレンがGGOを始めるあたり以外は、SAO本編で死銃(デス・ガン)の事件があったBoB(Bullet of Bullets)の少し後の話です。SAO本編での出来事やキャラは他人事として客観的には出てきますがストーリーに直接関係はしません。

アニメでも「現実ではできないことをゲームでやる」という描写にはこだわりがある作品になると思います。時雨沢先生はGGOが実在したらきっと自分も遊びたいんでしょうね、と思わせるようなお話ではありますね。

「全日本マシンガンラバーズ」とか、まさに楽しくゲームであるGGOを遊ぶためのチームで微笑ましいですよね。

まあ、レン的にはいろいろありますがそれはそれ……。

おまけ: 時雨沢恵一関与作品には定番のトリガー・ディシプリン(発砲意思のないときには引き金に指を掛けない)は、本作でも徹底されるのでしょうか…(笑)?

2018.4.22追記:
第3話、原作者本人がモデルのキャラのキャストとして時雨沢恵一先生ご本人登場(笑)。年齢設定も作中の年代にバッチリ合わせてあって笑いを禁じ得ません。

2018.5.6追記:
第5話:「いい最終回だった。」

香蓮ちゃんとJKがリアルの部屋で和んでいた伏線が回収されて、キリ良く原作第1巻分終了。今のところシリーズ構成、GJ!

2018.5.13追記:
第5.5話: GGO内場面に絞った総集編、と見せかけてピトさんとエムさんの会話にはさりげなく本編情報も。OPアニメに銃器などのSEが付き、昔のロボットアニメなどを思い出す演出でした。

「あとがき」は原作者である時雨沢先生のシナリオによる本編映像を使ったショートギャグで、面目躍如(笑)。

ということで、次回6話をお楽しみに!

2018.5.20追記:
第6話: ピトさんのおかしさ爆発。動くフカ次郎はおあずけ。あんな入浴シーンは、原作にはない…(笑)。

2018.6.4追記:
第8話: アルドノア・ゼロ2期目でも思ったけど、「砲兵」と「観測兵」っていうのは、やっぱり戦場ロマンだな。原作を読んでいて楽しみなピトさんの大活躍は、次回にお預け。

2018.7.1追記:
SJ2が大団円。そして、視聴者にもピトさんのリアルが明らかに。

原作3巻の名台詞が再現されていて、私は大満足です。
ピトフーイ「え?」
レン「え?」

投稿 : 2024/12/28
♥ : 67
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

SAOのGGOが舞台の物語

原作未読。最終話まで視聴。

SAOの「ファントムバレット編」の、別作家によるスピンオフという位置づけでいいのかな?
「GGO(ガンゲイルオンライン)」の世界が舞台の物語。

良いですね!第1話から、一気に引き込まれちゃいました。
普段、ゲームは全くしないんですけど、「GGOの世界観って本当に面白い!」って、率直に思いました。

第5話のCパート。{netabare}SHINCのメンバーとリアルで出会うシーン。{/netabare}
こういう話を引っ張らないのは高評価。

終盤のバトルが少々グロ展開になったのは残念だったかな。
{netabare}ピトさんは魔王だからいいとしても(笑)、レンちゃんが最後、噛み殺しちゃう場面とか。{/netabare}

OPは藍井エイルさん。本家と同じですね。
制作サイドのこだわりが感じられて、非常に良い。
EDも良い曲でしたね。

声優良し、作画良し、動き良し。
非常に面白い作品でした。

続編とかあるんだったら、レンちゃんとピトさんの共闘とか、もう少し見てみたいかな?
あと、キリトはともかく、シノンさんとの共闘orバトルとか。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 56
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ソード(が毛ほども出てこない)アートオンライン

2018.07.01記


原作未読 SAOはⅠ,Ⅱ,劇場版視聴済み

スピンオフで時系列的には劇中の会話などからⅡのフェイタルバレット編よりも後の話のようです。SAOファンの知人はキリト・アスナ・シノンの登場を熱望してたきらいがありましたが、結局出てこずだったのでオールドファンにとってはそのへん評価に影響しているかも。
SAOの設定を借りてはいるものの完全に独立した作品となっていることは一定の評価ができ、これはこれで良いと思ってます。

Ⅰ,Ⅱともに現実と仮想の境界線の引き方、相互作用など、結構考えさせられる内容であり、このスピンオフでも本編へのリスペクトを感じられる物語になってました。
SAO本編では必ず現実と仮想でこじらせちゃっているキャラがでてきてましたが、今回その役はピトフーイさんが担当してます。

川原さんの本編に敬意を払いつつ、時雨沢さんというSAOファンがオマージュ作品を仕上げたよ!っていうものなのでしょう。
SAOファンはもとよりニューカマーも受け入れられる内容にはなってると思います。
難点を挙げるとすれば、闘う動機づけが弱いか合理性に乏しいと感じられるところ。あと個人的好みですが、劇半が梶浦さんじゃないところとか。{netabare}緑髪の女の子や両刀で男アバター使ってる子とか深掘りしてくれても良かったのにとかいうのはありました。{/netabare}


オマケで一言
■私的日笠陽子さん評
{netabare}最近アニメ観始めたもので、日笠さんと言えばこんな感じ↓
・宇宙よりも遠い場所 / 前川かなえ
・されど罪人は・・・ / ジヴーニャ
・風夏        / 友美先生
・響け!ユーフォニアム / 斎藤葵
・ハイスクールD×D  / リアス
落ち着いてるというか大人っぽいというか艶っぽいイメージ持ってたんですが、そういえばけいおんで秋山澪役やってましたよね。
そんな1オクターブ高めの日笠さんの演技を久々に堪能できるのが最終話。{/netabare}



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2018.12.07追記


もともと世界観が独特というか、ひとつ出来上がった土台があるSAOだからこそ、スピンオフが成り立つ背景があるんじゃないかと思います。
賛否両論ある本作ですが、この世界観は独自のものとも思えるので、これにめげず製作陣はどんどん遊んじゃって次なるスピンオフでもなんでも作ってくれると嬉しいですね。
目下、アリシゼーションが放送中ですが、こちらも楽しみながら視聴中です。


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2019.09.22追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2018年4月~6月 リアタイ視聴



2018.07.01 初稿
2018.12.07 追記
2019.09.22 追記/配点修正

投稿 : 2024/12/28
♥ : 56

58.3 3 スピンオフで女子高生なアニメランキング3位
雨色ココア side G(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (33)
142人が棚に入れました
とあるのどかな日。静けさを破り、一人の少女がカフェ『Rainy Color』の扉を蹴破る音が響く。 彼女の名は、天見ヨーコ。このカフェのオーナーである天見浩司の娘です。「約束くらい守れ!このクソオヤジーっ!」そう叫ぶ先にある姿は、騒動の元凶である天見浩司の姿でした。自分達との旅行をすっぽかしただけでなく、自分はハワイ旅行に行こうとしている浩司に、ますます怒りの度合いを強めるヨーコ。ですが、そこに現れた『Rainy Color』のマスコット犬であるレインの姿に、ヨーコが固まってしまう。実はヨーコは、犬が大の苦手だったのです。そして慌てて逃げた先には、浩司が荷物を詰めていたスーツケースが…。ガシャーン!スーツケースに足をひっかけたヨーコが盛大に転び、近くにあった浩司の壺が木っ端みじんに。そしてヨーコは、壺粉砕の罰として夏休みの間、『Rainy Color』の代理店長をする事になってしまうのでした…。ヨーコ達の奮闘とともに、人のために何ができるかを描く、ほっと一息つけるハートフルストーリーが始まります。

声優・キャラクター
松井恵理子、花井美春、山田麻莉奈、小見川千明、大森日雅、原奈津子、鈴木愛奈、堀川りょう

59.0 4 スピンオフで女子高生なアニメランキング4位
ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom(TVアニメ動画)

2000年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (95)
461人が棚に入れました
上遠野浩平の人気ノベルを原作に、オリジナルストーリーで展開するサイキックロマン。多感な高校生たちの間に起きる不可解な出来事をオムニバス形式で描く。女子高校生たちの間で静かに広がっている噂があった。この街には“死神”ブギーポップが存在するという。それは、他愛ない噂のようでいて、奇妙に真実味があった。聖谷高校1年の殿村望都は、現実にブギーポップに出会った1人だ。内気で潔癖性のため、男の子が苦手な彼女は、心の底にある気持ちをずっと抱えていた。

声優・キャラクター
清水香里、浅川悠、浅野まゆみ、福山潤、能登麻美子、小林沙苗、程島鎮磨、渡邉由紀、吉住梢、近田和生、伊藤美紀

63.3 5 スピンオフで女子高生なアニメランキング5位
フタコイ オルタナティブ(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (152)
1037人が棚に入れました
都心から電車で15分の小都市=二子魂川市。そこで小さな探偵事務所を営む『双葉恋太郎』と、その押しかけ助手である『白鐘姉妹』。とある秋の季節、彼らが送った平凡で、そして平凡だからこそほんのりとしあわせだった毎日。
双葉恋太郎は桜月組に拉致されていた。組長の大切なインコをあずかっていた恋太郎はインコをネコに食べられてしまうという失態を犯してしまったからだ。その頃、双樹は夕飯の買出しをし、沙羅は助けを求めて事務所にやって来た金を連れてマフィアから逃げ回っていた。責任を取るべく賭けボクシングの試合に無理やり出場させられてしまう恋太郎だが、予想を裏切り相手をノックアウトしてしまう。怒った桜月親分は、恋太郎拳銃で撃とうとするが・・・

声優・キャラクター
水橋かおり、門脇舞以、関智一、堀江由衣、小清水亜美、伊月ゆい、綱掛裕美、長谷川静香、長谷優里奈、吉住梢、桑谷夏子、たかはし智秋、三五美奈子
ネタバレ

lEFUg59761 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『読書家』にお勧めしたい、愛のある哲学作品

原作は双子のヒロインばかりがでてくるギャルゲー「双恋」。
主人公が学校生活を送る中、双子のヒロイン達と出会い愛を深めると言う、いかにもな作品です。
そんな単なるギャルゲーが何を思ったのか、ヒロインの「容姿と声」だけをそのままに設定を一新したのが、この「フタコイ オルタナティブ」です。
主人公はオリジナル、ヒロイン達の性格は崩壊、というか設定そのものが別物、
物語の舞台も、ただの駄洒落で決めたであろう「二子玉川("ふたこ"たまがわ)」。
発表された当時はバッシングの嵐だったのを良く覚えています。
放送終了後もぶっとんだ脚本に批判が集中し、あまり良作扱いをされておりません。
ですが、個人的には名だたる作品にも引けを取らない、不朽の名作であると思います。
以下、その理由を項目ごとに解説していきます。

■物語……5.0
この作品が「駄作」と言われている最大の理由、それが物語の脚本がぶっとんでいる、という点です。
ネタバレをしないよう何かに例えるならば、
「ドラえもんの世界に突然プレデターが出現し、それを静香ちゃんの応援によって超常的な力に覚醒したのび太が、ワンパンマンのごとく一撃で打ち倒す」
というストーリーです。意味が分からないですね。
ですが、実はこの荒唐無稽なストーリーからは深いテーマが読みとれ、それに気付けるかどうかが肝になってきます。
先ほどの例えで言うならば、プレデターは「のび太のコンプレックス」を、静香ちゃんの応援は「価値観を共にしてくれる存在」を、超常的な力は「社会からの解放」を意味しています。
{netabare}
見終わった方向けに説明すると、こんな感じです。
突然現れたイカ=一般社会の常識や価値観の象徴
2人を選んだ結末=エロス(性愛)を超える真の愛
巨大なイカ=社会から外れる者を修正する最後の砦である世間の目
アクロバット=世間から解放された身軽さ
探偵キック=自己の価値観を肯定する強い力
{/netabare}
つまりは、「自己を開放して価値観を共有することの大切さ」を描いたストーリーと言えるのです。
大事なのは、それを制作側が意図しているかどうかではありません。
その思考に至れるだけの素材であるということが、大切なのです。
深読みであることは百も承知ですが、哲学するに値する脚本であることは確かであり、それは間違いなく名作の物であると言えるでしょう。

■作画……4.0
作画を担当しているのは、今やFateシリーズでお馴染みのufotable。
当時はまだテイルズ作品等でしか見かけない名前で、無名のスタジオでした。
しかし、この時からその美麗さはすでに存在しており、止め絵も崩し絵も視聴意欲をグングン煽ってくれます。
ufotableとしては初めてシナリオから携わった半オリジナル作品とも言え、当時のスタッフがかける情熱が直接伝わってくる作画です。

■声優……4.5
コミカルなシーンが多い本作ですが実力派の声優さんが揃っており、テンポ感を一切損ねない演技は素晴らしいです。
特に、主演の関智一さんの演技は、それはもう尋常ではありません。
陽気でお調子者でコンプレックス持ちの面倒くさい青年を、見事に快演しています。
特に、主人公が困難の末に出した結論をモノクロで独白するシーンは、スッと心の中に入ってくるかのようなネイティブさがあります。
私は、この作品の『双葉恋太郎』というキャラクターは、数多くのキャラを演じている関智一さんの中でも、最高峰の演技が見られるキャラクターだと思います。

■音楽……4.5
テーマ音楽が本当に秀逸です。
暖かく、幸せで、どこか切ないメロディー。
それはこの作品全体の雰囲気を大きく作り出す重要な要素で、様々な場面でいい仕事をしてくれます。
他にも、音楽の演出がテレビ的というよりは映画的な使われ方をしているのも珍しい部分でしょう。
演出家や作曲者のこだわりが見られる、いいサウンドトラックだと思います。

■キャラ……3.5
元々がギャルゲーなので、味付けは濃い部類です。つまりは萌え萌えしてます。
そこが受け入れられるかどうかで、評価も変わってくるでしょう。
キャラクター像自体はありふれたものですが、分かりやすいのはいい事です。
ただし、主役級である3人だけが、難解で奥深いキャラ設定をなされており、その温度差が理解しにくい一面を作ってしまっているのは否めません。
バランスの難しい作品であることが、キャラクターからも伺えます。

台詞回しや動作の間、音響効果の使い方や明暗の切り替わりまで、至る所に細工が施されている本作。
基本はノスタルジックに、時にコミカル、時にシリアス、色々な一面を見せてくれるこの作品は、見ていて飽きを感じさせません。
個人的には、様々な作品の価値観やテーマを知っている『読書家』タイプの人なら、凝り固まらずに受け止められるのではと思います。
表面だけを見るのではなく、そこをかき分けて中身をじっくりと観察する。
その大切さを教えてくれるアニメです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

奈悠 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定演出がむちゃくちゃだよ?!だがそれがいい!!

全13話。最初からなんだこれは!?ってのが最初の印象。

しかし、しっかりとしたストーリーがその過剰な設定などでも十分生きてます。
何も考えずに本編楽しめばいいよ。いや本気で。

中盤あたりでどうしてこんな生活を送っているか回想シーン含め見応えあります。
沙羅&双樹との出会いのきっかけ。「私達を探してください」

終盤も本気だったのかこの設定って・・・。
だがそれがいい!!って本気で言えるような内容でした。

演出は細かな心理描写も含めかなり見応えがあります。
男らしく成長していく恋太郎もいいですね。

ドタバタラブコメっぽい始まりだったけど、ちょっと変わった3人のお話。
愛の物語を感じてください。

私的に“もっと評価されるべき”と思える作品です。


こんなお話
“――3人でいたい――”

原作はメディアワークス電撃G's magazineにて連載中の双恋。
双恋のプロジェクトとして同じ原作を2つの制作会社が全く違ったアプローチで作るとどうなるか?
という「双恋」ならではの企画で進んでいた作品です。2004年10月よりテレビ東京系にてO.Aしていた老舗の制作会社テレコム・アニメーションフィルムの「双恋」に対し、「フタコイ オルタナティブ」は新進気鋭の制作会社ユーフォーテーブル(ufotable)が担当!
「主人公と双子の3人が一緒にいることが、主人公視点による“嬉しい”じゃなく、視聴者視点で、それが彼等3人にとっていちばんの幸せであるように観てもらうためにはどうすればいいのか?と、ひたすら考え抜いて作っています。」
銭湯へ行ったとか、帰り道に肩を並べて歩いたとか。本当に日常の些細な幸せ・・・
フタコイが描くのはそんな幸せです。
(公式より引用)


OP「New World」 ベ・ユミ(1st Single)
ED「ぼくらの時間」 eufonius(上記Singleのc/w)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

通りすがりの評論家 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

一人より二人、二人より三人!

ー 人一人が幸せにできる人数など、ごく少数 ー
           ー 誰もが幸せになることなどない ー

自分ができることってこんだけなんだなって思わされる作品
鬱要素はないが、8話あたりから若干の絶望感有
まあ何にせよ見てみなけりゃわかんないから視聴をオヌヌメする

作画/音楽.共に最近の作品に負けず劣らず侮りがたしufotable
前作の「双恋」を見てなくてもおk\(^o^)/
余談だが私の押しは沙羅ちゃん(cv.ミズハス)である

私的総合評価 -great-
・OP.ED 最良(OP/EDともに良し)
・作画  良(個人的には好み)
・声優  最良(声がドンピシャにハマってたので)
・構成  良(もう少し話数を縮めれば...)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

56.3 6 スピンオフで女子高生なアニメランキング6位
月面兎兵器ミーナ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (67)
365人が棚に入れました
佃美奈は現役女子高生でありながら、オーディションでスポーツ番組のアナウンサーに抜擢された。アナウンサーになることが幼い頃からの夢であった美奈は、「女子高生」と「アナウンサー」の二役を拙いながらも一生懸命に頑張っていた。そんなある日、プロ野球のスーパースター二階堂選手のインタビューを担当するが、彼が宇宙人に乗っ取られている瞬間に出くわしてしまう。

声優・キャラクター
井上麻里奈、伊藤静、中田譲治、東地宏樹、中尾衣里、斎賀みつき、こじまかずこ、中島沙樹、花澤香菜、南央美、川澄綾子

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

インターネット黎明期、秋葉原は仮想と現実の境界を体感できる魔界であった。“電車男”というドラマからは、確かにその当時の熱狂が感じられる。
残念ながら、傍観者であり続けた私にとって、それは思い出の欠片であり、昔話のネタに過ぎない。
それでも、オープニングアニメとサンボマスターの記憶は意外と鮮明だ。
ミーナがアニメになっていたことも知らず、失われた20年。
でも、いいじゃないか。
彼らは歌う、
「新しい日々を変えるのは、いじらしいほどの愛なのさ」
「僕らはそれを確かめ合う」
「世界じゃそれも愛と呼ぶんだぜ」
どこまでも前向きだ。

(観終わって)
まだまだテレビが元気だった頃のお話。
“楽しくなければ…”、視聴率こそ正義の軽チャーが支配する狂宴だ。
裏切り、追放、乗っ取り、✖️✖️ファンドや✖️エモンまで飛び出して、世紀を跨ぐヘルタースケルター。
(そんなの入っていません!)
盛り込まれた“楽屋落ち”ネタは数知れず。

流石のゴンゾは、月面兎兵器のビジュアルに異常な迄の力を注ぎ、ミーナの変身バンクはスカスカだ。

それでも、“楽しい”は正義。

玉虫ミーナの“ドS”なお言葉にキュン!
花澤さん、今回はツンデレシスターの水無月ミーナ。セーラー服を自分でヌギヌギ?
大月ミーナは一度上げたジッパーを…。
謎のフリーターの秋山ミーナは能登麻美子さん。充実野菜が加賀蓮根!郷土愛が溢れすぎだ。

最後に、六棟先輩!応援しております。

ということで、何がなんだか判らぬうちに終わってしまいましたとさ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私好みのB級感

ずっと気になっていた本作品、時間ができたので視聴してみたところ、適度に力の抜けたコメディ基調のストーリーが私好みで、期待以上に面白かったです。

この作品は沢山の個性豊かなミーナが登場しますが、サブキャラの六棟さんが悪役だけど憎めないドジっ娘キャラで気に入りました。
パロディーがちょいちょい入っていたのも楽しめました。
それから「名無し」のCVには驚かされました。
まさか中田さんがあんな声出すなんて…。
渋くて格好良い声しか聞いたことがなかったのでビックリです。

TV本放送では未放送だった2話分も面白かったですね。
特に「秋山ミーナ伝説」は本編で毎回少しだけ彼女が登場するものだから、一体何者なのかとずっと気になっていたので、最後に彼女のことが分かりスッキリしました。

オープニングはHALCALIさんで、緩い感じの曲風が作品に合っていたと思います。
エンディングは主人公を演じた井上麻里奈さんが歌っていましたが、中田ヤスタカさん作詞作曲のためとてもおしゃれな感じで、パフュームにも歌ってもらいたい曲ですね。

コメディですが爽やかな心地良さを感じる作品でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

65.4 7 スピンオフで女子高生なアニメランキング7位
デビルマンレディー(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (39)
176人が棚に入れました
ファッションモデルの不動ジュンは、ある日アスカ蘭と名乗る女性の訪問を受ける。そしてジュンは、人が獣(ビースト)になる恐ろしい光景を目の当たりにする。ビーストに襲われそうになったとき、ジュンもまた獣へと変貌を遂げる。ビーストの姿でありながら人の意識を持ち続ける「デビルマンレディー」に。その事実にショックを受けながらも、ジュンは身近な友人たちを守るため不本意ながら、アスカに促されるまま「ビーストハンター」としてビーストとの戦いに身を投じていく。
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

人間よ、人間だから、”デビルマン”なんじゃない!

実写版「デビルマン」という想像と予想を遥かに超えた超変化球に避けきれずデッドボールを喰らい、リハビリがてらの救済処置に見つけたのが「デビルマンレディー」でした。
監督は「吸血姫美夕」の平野俊貴氏、脚本は「serial experiments lain」の小中千昭氏、これはおぞましい雰囲気が期待出来ますね!


ファッションモデルである不動ジュンは、ある日謎の女性アスカ蘭の訪問を受ける。彼女に無理矢理人気のない倉庫に閉じ込められたジュンは、人が突如異系の獣「ビースト」に変形する恐ろしい光景を目にする。
ビーストに襲われ絶体絶命となったその時、ジュンも獣の姿へと変形し、ビーストを本能に赴くままに殺戮する。
ビーストの姿でありながら人の心を持ち続ける「デビルマン」となったジュンは、アスカに促されるまま「ビーストハンター」としてビーストとの血みどろの戦いに身を投じていくのであった…。



永井豪原作「デビルマン」の設定を男女逆転させた形にした作品。漫画版「デビルマンレディー」もありますが、そちらとは全く話も設定も異なります。
この作品で感心したのは、ただ主人公とアスカの性別が違うだけではなく、漫画版「デビルマン」とあらゆる面に置いて立ち位置が対になっていることです。
例として挙げると
不動明は自信の意志により”デビルマン”となり、たった1人で戦いに挑む。
不動ジュンは他者の強制により”デビルマン”にさせられ、超機密組織のバックアップ付きで戦いに仕方なしに赴く。

女性の主人公がズタボロの瀕死にやられる1話から始まり、終始主人公が酷い目に合っていく展開です。人ならぬビーストの姿となった者の葛藤、苦悩を繰り返すジュンの性格も相俟ってか作風も暗く陰鬱。永井豪の漫画はコミカルもあったりするのですが、今作ではほとんど笑える場面はありません。
日常に潜む「ホラー」が序盤は顕著で演出がニクい。アスカ蘭の真の狙いも謎解きのようにゆっくり明らかにされていき、次第に迫って来る終末感もアリアリと上手く描写していました。
陰惨な結末で有名な「デビルマン」とは異なり、希望のある結末にしたのは見事な構成です。
{netabare}
アスカが「獣」を闇に葬り、人間だけの理想の神の国は、虚構に満ちたものでした。ジュンがビーストたちの怨念を集めて悪魔となり、神と決闘を繰り広げるシーンは燃えましたね。
「デビルマン」と「人間」の共存の世界になったように見えますが、その中では人々を襲う「ビースト」も混じっているわけで根本的には最初と何も変わってないのではないでしょうか。人間が獣の存在を認めたとはいえ、きっと偏見や差別も根強く残っているだろうし、また魔女狩りや戦争が待ち受けているのかもしれないし、もしかしたら人間が滅びた漫画版「デビルマン」よりよっぽど過酷で争いの絶えない世界になるかもしれません。

それでもタカエや猛のように「何があっても生きていく」、これが今作の最大の希望なのかなあと思いました。
{/netabare}


本作で外せない主人公の性格もまた対になっています。
不動明は”デビルマン”になる前は弱虫でオドオドしていましたが、覚醒後は喧嘩強い男気溢れる性格に変貌します。
不動ジュンは内気で社交性のあまりない暗い性格で、"デビルマン”になる前も後も変わりません。それ所か、時折獣の欲望が現れることに自己嫌悪に陥ったり、不条理な運命や先の見えない壮絶な戦いに苦悩したり、情緒不安定になっていきます。獣と人間の狭間で葛藤し、追い詰められていくのです。

アスカ蘭が言う通り「獣」としてふっ切れたらこんなに思い悩むこともなかったでしょうし、容姿端麗で根は優しいが為に同性異性問わずモテまくり自分の首を絞める事になります。恐らくウジウジで自分自身に苦悩する彼女の優柔不断さにイライラする方もいらっしゃるかと。それは根本的な性質が真面目で誰よりも心優しかったからなのでしょう。
{netabare}
踏ん切りの中々効かないキャラではあったものの、「"人"でありたい」とずっと思い続けていた為に、欲望に支配されず自我が保ていたのではないかと。ベイツは己の欲望に心身共に任せた結果、巨大化したら暴走して自我を取り持てていませんでした。
{/netabare}


そんな中でも彼女なりに自分の存在意義を見つけようと踠き続けます。
また、自分を慕う「滝浦和美」という年下の女の子を守る為に距離を置き、双方すれ違っていきます(デビルマンの「牧村美樹」をオマージュしたキャラ)。
何かをしては上手く行かず、物事が悪い方向に向かい…もうね、そんなにやるかっていう位ジュンを絶望の淵に追いやっていきます。泣きながら傷つきながら過酷な運命に立ち向かおうとする主人公には感情移入しまくってしまいました。
最後には…どうでしょう、ジュンは何か一つでも良い事あったのか…。
{netabare}
和美とやっとわかり合えたのに即刻殺す展開は鬼そのものである。「願」だけは何度見てもホロリとなってしまいます。序盤の「格好良く何かないよ」の台詞がこんな形で生かされるなんて酷過ぎます。
その後のおじいちゃんの家に帰ろうとし、「甘酒飲みたいな、おじいちゃんの作った…」の悲壮感に満ちた台詞でもう泣けてしまった。
ベイツ、同志なんだから少しでもジュンの肩の荷が下りるような奴だったら良かったのに全く価値観が異なるし話あわなかったのが残念で仕方なかったです(ベイツも最後の辺はちょっとネジ外れ気味で、ボス戦で燃え尽きる展開は良かったのですが)。ベイツだけじゃなく、奥さんも娘もいるのに関わらず「不動さん、貴方が好きだ!」とか言うマネージャーも、アスカの謎を全部ジュンに告げなかった前田も大概だとは思いますが…。女主人公を巡る男同士の修羅場は昼ドラみたくで面白かったです。

最終話、誰の為でもなく自分の為にアスカと決闘するジュンは格好良かった!が、しかしその戦いで両腕まで失い、その挙げ句最後まで「自分自身を愛せない」なんて呟く主人公。結局自分自身の存在意義を見つけられず大切なものを何もかも失ったジュンに、救いなんてあったもんじゃないです。
最後に人ごみに消えていく後ろ姿が、本当にやるせなくて哀しかったです。せめて、腕は再生して欲しい…両腕がなくなるのも、下半身(両脚)をなくして眠りにつく不動明と対になってるんだとか。今の所ジュンちゃんは私の見たアニメの中で悲惨な女主人公No.1です。
{/netabare}

アスカは気の弱いジュンを良いように利用しまくり「貴方は私のものよフフン」なんてサディスティックなラブオーラを出しまくります。ジュンはアスカのことを憎んではいながらも、愛憎混じったもどかしい感情を抱いています。2人の奇妙な関係も中々見応えありました。会話も率直で真逆な価値観も覗かせて結構面白かったりするので、アスカがあまり出ない中盤は残念でした。
{netabare}
何だかんだでジュンは自分の正体を知っているアスカにはある意味気を許しているんじゃないかな。だから「もしかしたら貴方のことは愛していたのかもしれない」の台詞は納得が出来ます。
「和美…貴方のペット?」「やめてよ、そんな言い方!」みたいなギスギスした掛け合いが面白かった。人のこと好き勝手言う自己主義のアスカさんには流石に怒りを隠せなかったか。

アスカはたまに気遣いする時もあったけど、全体的にもっとラブオーラ全開でも良かったんじゃないかと思いました(漫画版デビルマンレディーが顕著だからそう思うのかもしれないです)。好きとは言うものの、神になる自身の為に相手を支配し利用したロクでもねえ奴でしたが…。
「霧」のエピソードでは、アスカがジュンの子供時代の話をやけにちゃんと聞いています。本当はそこそこ良いコンビなんじゃないだろうか…いやそんなことないか。
「箱」のエピソードでモンスター映画見ながら任務を伝える場面。
「モンスター映画なんてラストは皆決まってる。ヒロインが化物の彼を殺して終わりよ」と途中退席しバッサリ切り捨てるアスカと、最後まで映画を見て真の結末を知るジュン。
ここは2人の性格の違いを表していただけではなく、何となく物語の結末も暗示していたんじゃないかなーなんて勝手に妄想が膨らみます。 {/netabare}


声優さんの演技も素晴らしかったです。
特に不動ジュン役の岩男潤子は普段儚げでもの静かな女性で、「デビルマン」に変身した途端ドスの利いた声になる演技力の高さは驚きました。ジュンの苦悩、葛藤、人と獣の間で叫ぶ哀しみが身に染み入る位感じられました。
{netabare}
サトル君の所に特攻する際の咆哮が凄まじかった。
「顔」のエピソード、いつも以上にジュンちゃんは精神的に参ってましたね。ベイツももっと相談に乗ってやれよ…。ビーストが現れる前のくだりが印象的でした。
「獣の女に頼らないと処理出来ないんですか」
「(略)我々の相手はあくまでもテロリストだ」
「人間相手なら殺せるんだ…」
ここの言い方が冷ややかで怖かった。台詞が地味ながらも、後半の展開を思わせるように出来ているのも良かったです。
{/netabare}


何せ世界覧が終始暗い上、主人公の難儀な性格に好みが分かれる所です。
規制によって画面が暗過ぎることもあったり、作画が回によって荒いのが難点。
「デビルマン」を強く意識し、新しく解釈した側面に仕上がった今作はとても見応えがありました。それでもって主人公の報われない結末が、哀しくて仕方なかった。こんな切ない作品があるんだなあと思い知りました。私にとって印象深い大切な作品です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

昔うちの母親が永井豪の事務所で働いてたらしいんだけど

永井豪と言えば偉大な漫画家ですが、母の話を聞いてもどうもピンと来ないというか
それって凄いことなのかどうか感覚的によく分からないんですよね。
自分は永井豪の世代じゃないし
作品をまともに読んだこともアニメを見たこともなかったので。

永井豪と親交のあった手塚治虫が
「豪ちゃんいる~?」みたいな軽いノリで事務所によく遊びに?来て
受付だか事務員だった母はその取り次ぎを何度もしていたそうですが
それには流石に驚きましたw ブラックジャックは読んでいたので
曲がりなりにも手塚治虫の偉大さを肌で感じ取っていたからなんですかね。

まあそんなコバナシはおいといて。

マイナーな良作アニメないかな~ってネットで探してたら
永井豪原作の「デビルマンレディ」という作品がよく挙がっていたので見てみることに。
本家デビルマン見てないのにどうなのよって感じですが。
マイナーと言ってもデビルマンの名を冠してるのもあってか
深夜アニメとしては異例の高視聴率を記録しているそうです。

全体的な印象としては終始ダークな雰囲気。
サスペンス、ホラー、エログロ要素が満載。
百合というかレズ描写もかなりありますw

ストーリー前半は、主人公がビースト(異型の獣)を一匹ずつ倒していく1話完結式。
後半になると話のスケールがどんどんデカくなり、なかなかの盛り上がりを見せてくれます。
色濃くなる人類vsビースト(新人類)の構図。
両者の共存は可能なのか?というのが作品のメインテーマでしょうか。

個人的な見所としては
・ビースト化した姿でありながら人間の心を持った主人公(不動ジュン)の苦悩や葛藤
・ジュンをデビルマンレディとして覚醒させたアスカ蘭、その驚くべき正体と真の目的


鬱展開も多く正直気が滅入りそうにもなりましたが、見応えたっぷりで面白かったです。
これを機に他の永井豪作品も見てみようと思います。とりあえず本家デビルマン辺りから。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

MSR2010 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

悲しく切ない物語

ダークヒーローとして絶大な人気を誇ったデビルマンの外伝的な存在として制作された本作だが、大筋の流れは、先代を踏襲するも その精神性の表現力は、凌駕している様に思われる。
人の持つあらゆる業(ごう)を 体現するキャラクター達。その狭間で 内向的な精神と向き合いながら葛藤し、成長して行く主人公。
優れた先代から生まれた 完成された物語。

重厚なオープニングに始まる陰鬱とした世界観。
戦いの一つ一つ、1話、1話が 全体としてのストーリーに対して重要性を持った まるで超長編映画の様に成立している。
見応えがあり、「業」と言う物を 考えさせられる作品。
永井豪と言う漫画家、クリエイターの創造性と独創性、其れに吸収能力の高さに 驚嘆しました。
まさに 人を超えた存在?(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4
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