サンライズでバトルなTVアニメ動画ランキング 16

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のサンライズでバトルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番のサンライズでバトルなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.4 1 サンライズでバトルなアニメランキング1位
アクセルワールド(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (3715)
20037人が棚に入れました
どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って“速さ”を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女“黒雪姫”との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは“加速世界”の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士“バーストリンカー”となった瞬間だった。

声優・キャラクター
三澤紗千香、梶裕貴、豊崎愛生、浅沼晋太郎、戸松遥、鈴村健一

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

『加速世界』側の凝った設定とバトルシーンは秀逸で続編を希望したいが、『現実世界』側に関しては……【総合評価:71点】

2012年春から夏に全24話放送され、OVAも2話発表された作品。

原作は全く読んだこと無いんですが、SAOと共にアニメ化決定から期待を寄せていた作品

携帯端末である『ニューロリンカー』を用いて仮想ネットワークが普及。
そのアプリケーションであり、思考を千倍に加速させる『ブレイン・バースト』
現実世界では理不尽な現実世界から目を背けている太ったいじめられっ子で本作の主人公、有田春雪が『ブレイン・バースト』のプレイヤー、『バーストリンカー』となり、『加速世界』を通して成長して行ったりするってな物語です。

物語は正に王道のバトルアニメ、その肝でもある戦闘シーンも見応えがありましたね。
恐怖や欲望、強迫観念がアバターの姿形として具現化するという発想は非常に良いなと思いましたね。
正直言いますと、自分は最初『加速世界』でのアバター全般がどうも微妙だなと思っていましたが、まぁ回が進むにつれ、その違和感も無くなって来ました。

アバターではなく現実世界でのキャラクターのデザインは、若干輪郭に違和感を感じます。
まぁ、そこを除けばまぁ上々、主人公のあのフォルムは正直ネタですよねww

音楽に関しても2クールでOP、ED共に2種類あります。
OPは作品のイメージに合った楽曲だと思いますし、映像面も実に良かったですね。
特に2クール目のOP「Burst The Gravity」 が映像面を含めて一番気に入っております。


そして、物語に関しては、やはりかなり練られていて奥深い設定が印象的
ですが、個人的な印象としては、どうにも凝った奥深い設定の割りにそれが活きていない印象を受けます。
まぁ、凝った設定故に2クールを用いてもまだまだその面白さの本領発揮に至っていないと言った方が適切かもしれませんね。
物語的には24話を費やしてもまだまだ序盤、今までの伏線などが回収されていく続編があってこそ活きてくる作品の様にも思えます。
王道のバトル展開、凝った設定、それらは続編があれば活きてくるだろうし高評価です。


『加速世界』側は高評価ながら、自分としては『現実世界』側での登場人物には全く共感が持てませんでした。
単純に、『加速世界』側でのみとなれば違和感を感じないのですが、一度『現実世界』側として登場人物たちが描かれると共感が持てません。

特筆すべきは主人公、太ったいじめられっ子、その設定は問題ないとしても、あまりにも『加速世界』を心の拠り所にし、現実以上に『加速世界』に重きを置いている姿勢に問題がある気がします……

現実世界では天と地ほどの差があるヒロインの黒雪姫に必要とされ、『加速世界』で唯一の飛行アビリティまで発現させる
現実世界で苛められ、劣等感を感じていると言うのは分かります、そんな中で彼の存在を肯定してくれる『加速世界』は確かに魅力的

ですが、所詮、ゲームでの事です!!
にも関らず、『加速世界』で劣等感を克服したんだよ、見たいな空気を醸し出されても共感できませんね。
現実世界に置いて確かに『ブレインバースト』で加速が出来る様になったかも知れませんが、別にそれを利用して世間の評価を変えたわけでもない。
加速を使って世間から高い評価を得る事を作中では悪事の様に描かれていました、現に敵キャラの能美はやっていた事ですね。
ですが、正直、自分としては現実世界でのメリットを求め、『ブレインバースト』をその為の手段として利用、それのメリットを維持する為に人を陥れていた能美の方がよっぽど理解できちゃいます。

現実世界で加速を使わないとなると、『ブレインバースト』ってただのゲームです。
そして、現実世界で加速を私欲に使わない春雪達は言ってしまえばただのゲームオタク、しかも現実世界よりもゲームに執着するかなり重度な……
そして、同じく重度なゲームオタクでしかない周囲の登場人物の中で、自信を着けて加速世界での有能さを現実世界に引き摺る様は、単純にゲームと現実の境が曖昧になりつつある深刻な状態になっているだけで苦笑しかできません。
好意的な見方をすれば、卑屈な性格だったが自信を得て、ポジティブになっていると、成長している風に捕らえる事も出来るのでしょうが、自分には無理です。
とまぁ、こんな感じに主人公の『ブレインバースト』に執着する様を捉えてしまいました。

非常に偏屈な捉え方をしたレビューとなってしまい、不快に感じる方も居たかもしれません。
ですが、この作品は『加速世界』側を楽しんでなんぼな作品だと思いますし、『現実世界』側を無視すれば、自分としては十分に楽しめたとも思っています。
最初に述べたように『加速世界』側に関しては、その凝った設定と王道のバトルアニメとしての展開は続編を希望する程に評価しております。
続編が出れば凝った設定もより活きてくる展開になるでしょうし、バトルアニメとしても順当に盛り上がって行く事でしょう。
ですので、この作品を総評すれば非常に良かったと思いますので、未視聴の方は是非視聴してみてください。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 83
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

鳥は天高く気高く舞う

序盤 w

中盤 ええと

終盤 うん

この話はデバイスが進化した2047年の話
ジャンルはバトル・ハーレム・主人公最強・恋愛
SAOの原作者と同じ方です。個人的にSAOが嫌いな方に入っているので、本作もまるで期待してなかったのですが。
まぁつらい。序盤の苦痛さと言ったらこの上ない。主人公が生理的に無理。さすがにアレはやりすぎ。変に忠実になぞろうとしてもただの豆タンクになるだけだから、やりすぎくらいにして愛嬌を持たせる作戦なのかもしれないけど、正直無理。こんなのを異性として好きになる、という感情がまるで分からん。ペットくらいならまだしも。
内容です。序盤は本当にきつい。うだうだと主人公が巻き込まれていく情けのない姿を延々と見せられてるだけ。ただただ主人公が気に食わない。
そしてあまりにも主人公に都合がよすぎる。運命というか感情というかが簡単に扱われすぎでしょ。
中盤では物語の盛り上がりを見せるのですが、正直何も面白くない。展開もありふれたものであり、戦隊モノを見てるかのような稚拙で退屈しかしないものでした。
終盤はわりと、って感じでした。まぁ慣れてきてしまったというのもあるんでしょうが、やはりここでもご都合が良すぎます。アホみたいな茶番に人生をかけたかのようなお遊戯をして、なんなん?死ぬん?君ら。

遊び感覚で始めたゲームが現実に影響を及ぼす系はよくあるジャンルです。もう使い古され続けました。人間の限界を問い詰めるならまだしも、本作では一回負けたぐらいでは正直どうってことはない。強いていうなら戦闘挑戦回数が減る程度。ゼロになったらお終いだけど死ぬわけじゃない。それだけ。仲間のためとか先輩のためとかほざいてるけど要は自分が活躍したい自己承認欲求を正当化しようとする醜すぎる行為。見てて腹立たしい。
果たして共感してくれるアホは存在するのか。しかし、案外本作を高評価する方が少なくなく驚いています。しかし、その評価内容を見てると設定に着目しているそうです。まぁ設定だけを楽しむならダイジェストだけでいいです。

テーマは非常に微妙です。加速という曖昧な言葉を使って、扱うテーマの幅を広げ、全話に含みをもたせているという雑さ。稚拙すぎる。
鳥が出てくるシーンは良かったですよ。高みを目指すということは自分を認め自分を否定し、自分を作ることです。そのどれかがなければ成長はしないし、理想は実現しない。途中で{netabare}意思が具現化する{/netabare}とかいういらない要素が出てきますが、これが本作のテーマだと思います。思考・意思がすべてを占めるという具体的な事象を作ることで、意思の重さを知らしめるという発送があるのでしょうが…何分惰性で物語があるため軸がブレブレで今私が言ったものも予想でしかなく大分飛躍したものです。結局は何も面白くはない、ということです。

キャラの好感度は低いです。登場人物全員に対して共感が持てなく、アホみたいな茶番を延々と(二回目)
最初はちーちゃんも後半になるにつれてうざくなってきます。もう無理。でも私は最後まで見ました。何が私をそこまで見させたか。作画です。サンライズさんの迫力のある戦闘シーンは見てて心地の良いものです。そしてサンライズだけあって機械系のかっこよさは素晴らしかったです。情緒のある背景も臨場感あふれるステージもとても良かったと思います。そしてキャラデザ。かわいい。かっこいい。出てくるキャラの特徴を表現したかのようなよく作り込まれたものでした。ただそれ故に心境の変化がキャラデザに影響を及ぼすのはちょっとびっくりします。

要は脳を空っぽにして「サンライズすごーい」て言えば楽しめるのかな(?)

監督は小原正和さん。
シリーズ構成は吉野弘幸さん。マクロスFやギルティクラウンなどをされた方ですね
キャラデザは愛敬由紀子さん。初のキャラデザだそうです
劇伴は大嶋啓之さんとonokenさんとMintJamさん。
アニメ制作はサンライズさん。ガンダム

作画は良かったです。戦闘シーンに迫力があり、臨場感がすごかったです。
op1は井上秋緒さん作詞、浅倉大介さん作編曲、May'nさん歌唱の「Chase the world」
op2は黒崎真音さんとmotsuさん作詞、八木沼悟志さん作編曲、ALTIMAさん歌唱の「Burst The Gravity」
ed1はKOTOKOさん作詞歌唱、八木沼悟志さん作編曲の「→unfinished→」
ed2は分島花音さん作詞、takuyaさん作曲、千葉"naotyu-"直樹さん編曲、三澤紗千香さん歌唱の「ユナイト」
声優さんは良かったです。

総合評価 サンライズすごーい

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

設定、世界観が面白いです。

原作は読んでません。

観終わった感想
{netabare}
終わっちゃった・・・
もっと観たかった・・・

ラストバトルで
黒雪姫先輩キターーーーーーーーー\(^o^)/ 
15時間もかけ沖縄から馬に乗ってくるなんて!
白馬の王子ならぬ、黒馬の姫でしたね~ ^^

能美に勝つ瞬間!
また千百合が能美を回復させて・・・
あーーーもーー何でまたーーー
って思ったら、能美の翼が消えて・・・
千百合のデュエルアバターであるライム・ベルの必殺技『シトロン・コール』は、回復ではなく、時間の巻き戻しらしく、能美がハルの翼を取る前まで戻したみたい。(レベルとかの経験値はどうなるんだろう?)

あぁ・・・そういう事だったんだね・・・
チユ、ムカつくなんて言ってゴメンね。
でも、能美にバレないよう教えて欲しかった。

能美は、バトルに負けたら加速世界の記憶を忘れてしまっていて、毒気のない可愛い子になってて、ちょっとビックリ。
能美にしたら、この加速世界は知らなかった方が良かったのかな・・・

最後、ハルと黒雪姫先輩がいい感じでしたが・・・(ニヤニヤ)
できれば、ハルがちゃんと正式に付き合おうみたいなセルフを言って欲しかったな~ って思いました。
^^

もし、黒雪姫先輩が、この加速世界の記憶を無くしてしまったら・・・
前と変わらずハルの事好きでいてあげれるのかな?
そうであって欲しいと思いました・・・・・・

とっても面白かったです。

是非2期やって欲しいです。
{/netabare}

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「20話 支配」の感想
{netabare}
あ~能美ムカつく! マジムカつく!!
ぶっ飛ばしてやりたい!!!(心の叫び)

いいキャラしてるよね!
バトルものの作品って、こう言うキャラがいると面白くなるよな~。

それに、千百合もムカつく!
なに能美回復させてんだよ~!
なにか理由があるのだろうけど・・・
「もう、やめて~」って叫んでたけど、なんか悲劇のヒロイン気取りでイラってした。
タクムが可愛そう! 二人の気持ちも知らないで・・・

千百合にイラってするのって自分だけかな?
{/netabare}


次回が楽しみです。^^

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作品は、学園恋愛ちょいハーレムバトルファンタジー。
ゲームの世界での対人格闘戦もので、見てて面白いです。

リアルの主人公は、小太りでいじめられっこ。
だけど、ゲームの世界では唯一の飛行型デュエルアバターで、速さと飛行が武器。
この後どんどん早く、強くなるであろうキャラで、期待させられます。

{netabare}

15話では、能美に翼を取られてしまい、見ててショックでした。
って言うか、何かの特殊能力があると注意して戦えよ!って思いましたが、そう言う話の設定なので、そんな事言っても仕方がないのだけれど・・・。
なんか主人公は思い込みが激しいし、馬鹿だし、もっと頭使って用心深くバトルして欲しい。
性格も、卑屈過ぎるし、ネガティブ。(だからイジメられる)
見ててたまにイラってします。
キャラ的には、嫌いまでいかないが、好きではないです。

ヒロインの黒雪姫は、美人で黒髪ロングのクーデレ系。
ヤキモチ焼きで可愛いですね。

幼馴染の千百合は、世話焼きキャラ。
タクムと付き合ってるのに、主人公が気になるみたいで・・・
それって何か二股みたいで、見ててイラってする。
タクムが可愛そう!って思います。

アクア・カレント
綺麗で可愛いめがねの無表情系キャラ。(ハーレムアニメでは必ずいる喜怒哀楽の乏しいキャラ)

上月 由仁子 / スカーレット・レイン 
小学6年生の妹ツンデレキャラ。見た目は可愛いが、性格は男勝りで、物事をハッキリ言う。
ブレインバーストの世界により、精神年齢は高校生以上か?

倉崎 楓子 / スカイ・レイカー 
リアルでは、美人なお姉さん系の高校生。
性格は、優しくおしとやかかな?
{/netabare}



嫌いじゃないけど・・・なんだかんだでよくあるハーレムものですね。
そう考えるとソードアート・オンラインの方が、ゲームで死ねば現実でも死んでしまうので、シリアス&スリリングな分、面白いかな。
それでも毎週見るのが楽しみな作品。

今後の展開が気になります!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 54

82.3 2 サンライズでバトルなアニメランキング2位
スクライド(TVアニメ動画)

2001年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1367)
7314人が棚に入れました
21世紀初頭の近未来、神奈川県の一部で突如、横浜を中心に原因不明の大規模な隆起が発生し、本土と隔離された半径30kmの『ロストグラウンド』と呼ばれる土地が誕生した。
日本政府によりロストグラウンドは復興するも、復興した市街の住人「インナー」と崩壊地区の住人「アウター」という特殊な二層社会が形成される。そして何時しかロストグラウンド生まれの新生児の中に「アルター能力」という特殊能力を持つ者達が現れ始め、能力を使った暴力や略奪を行う彼らは「ネイティブアルター」と呼ばれるようになった。
これに対して本土側はロストグラウンドにおける警察機関「HOLD」内に、アルター能力者による部隊「HOLY」を設立し、これに対応した。そんな中、ロストグラウンドの崩壊地区で生まれ育ったアルター使いカズマは、HOLYに所属するアルター使い劉鳳と出会い、物語は動き出す。

声優・キャラクター
保志総一朗、緑川光、田村ゆかり、永島由子、山崎たくみ、倉田雅世、津久井教生、岩永哲哉、高田裕司、島田敏、西原久美子、白鳥哲、若本規夫
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

揺らぐ事のない信念・・・勝つのはオレだ!!【3.8】

物語:3.7 作画:3.8 声優:3.8 音楽:3.8 キャラ:3.8 【平均:3.8】                          (57.1)

ジャンル        :アクション
話数          :26話
原作          :矢立肇(漫画)
アニメーション製作 :サンライズ
監督          :谷口悟朗
脚本          :黒田洋介
キャラデザイン    :平井久司
音楽          :中川幸太郎
主人公声優      :保志総一朗(カズマ)、緑川光(劉 鳳)
OP           :「Reckless fire」作詞 - 酒井ミキオ / 作曲・編曲 - 鈴木Daichi秀行 / 歌 - 井出泰彰
ED           :「Drastic my soul」作詞・作曲・編曲・歌 - 酒井ミキオ

参照元        :Wikipedia「スクライド」

【あらすじ】
 大隆起現象から8年(5.1chDVD-BOX付属ブックレットでは18年)後、ロストグラウンドは日本においての完全独立自治領連(むらじ)経済特別区域と認定される。その背景には、ロストグラウンド生まれの約2%の新生児に「アルター能力」という特殊能力を持つ者達が現れ始めたということがある。彼らは「アルター使い」や「ネイティブアルター」と呼ばれ、その中でも特に暴力や略奪を行う一部は「アルター犯罪者」と呼ばれるようになった。これに対して本土側はロストグラウンドにおける武装警察機関「HOLD」内に、アルター能力者による部隊「HOLY」を設立し、これに対応した。そんな中、ロストグラウンドの崩壊地区で生まれ育ったアルター使い・カズマは、HOLYに所属するアルター使い・劉鳳と出会う。 Wikipedia「ストーリー」より抜粋

【特徴】
①特殊能力、異能の力、バトル
②ライバル
③熱い

【長所】
①意識せずとも全身に力が入ってしまうバトル(熱さ)
②名台詞を聞きたい方に打って付け

【短所】
①キャラデザインから小物と分かってしまう回のバトルは緊張感が無い

【短評】
{netabare} バトル物の王道とも言える物語構成でした。しかし、放送終了から13年以上経過した現在でも評価され続けている理由は他作品を寄せ付けない程の「熱いバトル」と「信念を絶対に曲げないキャラ」にあると思いました。

 まずは長所①です。ライバル同士の主人公が2人が衝突する場面は互いの力が拮抗しているせいか、思わず全身に力が入ってしまうような熱いバトル展開になります。また、作中より見て取れる2人の人柄は非常に頑固者で絶対に信念を曲げる事は無く、譲れない事の為に戦います。その為視聴者はどちらのキャラも折れて(負けて)欲しくないと意識させられ、力も入り熱く感じるという寸法です。そんな頑なな信念の持ち主である2人の生き様に魅力を感じる人が多いと思います。尚、主人公達以外の強敵との戦いも同様で、後ろを振り返らない戦いっぷりはとても熱く見応えのあるバトルが約束されています。
 続いて②ですが、これはそのままの意味です。会心の技を放つ瞬間など熱いセリフを叫ぶので、こういった熱いセリフを聞きたいという方には是非本作の視聴をお勧めします。

 次に短所です。残念ながら一部の敵キャラのデザインはどうしても雑魚に見えてしまい、主人公達がピンチになってもその先を予測出来てしまう為、今一つバトルにおいて長所①のような手に汗握る展開にはなりません。また、この様な敵キャラが出る回に限って大して物語が進展する事も無く、26話という長めの尺にもかかわらず物語に厚味を感じられません。{/netabare} 

【総括】
 物語があまり進展しない回もあるが、大きく進展する回もあり、更には物語に大きな山場もしっかり設けてあるので最後まで飽きさせず楽しめる作品だと思います。また、本作最大の魅力は長所①になります。気持ちが高揚するような熱い物語をお探しの方にはお勧めの作品です。



【思った事、及び蛇足】

以前まで「男なら一度は見ろ」的なタグがあって
どういう意味だろうと思っていたのですが観てすぐに分かりました。
この物語は
「男にはやらねばならない時がある」というような
非常に前向きな生き様を描いた物語だったのですね。
いや、前向きに超が付くかなw


一応男の端くれである私としては
主人公2人が互いに感じている事は十分共感出来ました。
私も仕事やら部活やらゲームなどで感じる事がありました。
絶対に負けねー根性と言うか
もっとポジティブに言うと
絶対に勝つ根性というか
この様な精神は勝負事の世界には絶対にある事だと思います。


例えば
スポーツなんかはそうだと思います。
勝つために勝負し
勝てば更なる高みへ。
負ければプライドはボロボロになり
悔恨の念に苛まれる。
しかし、本作の主人公2人はボロボロになりながらも
決して諦めませんでした。
理想を貫き通すという事が現実では無理に感じている私にとって
この2人は本当にカッコイイ生き様をしていると思います。
羨ましい。


●ストレイト・クーガー
彼もまた己の信念だけを頼りに生きる人物で
中々カッコイイと思いました。
私は第三の主人公だと思ってます。
それから早口なセリフ
お疲れ様でしたw


●スクライドはスポ根と似ている
スポーツと喧嘩が同じかと言えば違いますが
勝負という部分は同じ。
そう考えるとスクライドはスポ根物と同様の精神状態を描いた作品なのかなと思いました。


■追記
中盤で中弛みしている様に感じる事もあるかもしれませんが
終盤はしっかりと物語を纏めます。
それに一番熱いと感じるのも終盤です。
序盤で合わなかったらそれまでですが
中盤まで観たのであれば最終話まで観る事をお勧めしたいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

男って・・・ばかっ

理屈だけでは語れない、意地と意地を突き通した物語。

さて、十何年も前の物語だからあらすじなど投げ捨てよう。

だが、
だがな、
それでも、
オレは、
登場人物からフルポッコされようとも、

ネタで登場人物を紹介する!!!!!

✴登場人物✴
{netabare}
カズくん ニヤけてるか怒ってるかのロリコン
リュウくん 八つ当たりチャラ男
カナミ 将来も今も有望なポニテ
ミモリさん お嬢ちゃんでストーカー
シェリス 刷り込まれ娘
クーガー 手と足は速い
ウリジャネ 一番まとも
イーリャン 父親に似てないな
隊長 他力本願
無情 小物だがよくがんばったうんお疲れ
玉男 彼女を大切にしろよ
あやせさん ちょろい
ハンマー ああ確かにおまえはいたよ
スタープラチナ 作品が違う
ゲーマー 2次元にも好かれんよ
ロボコン ピンチで助けられるクレーマー
闘技場のちびっ子 男じゃダメなんだ
ボンバヘ ねらー作家
キリシマ がんばり屋
{/netabare}
✳以上だ!✳

まだだ、まだこれからだ!

☆もしラノベか恋愛ゲームかエロゲだったら~名台詞編~☆
{netabare}
カズくん「ちくしょう、なんで後5年、早く生まれてこなかったんだよ」
リュウくん「くっ、オレには心に決めた人がいたのに唇を奪われてしまったぁあああああ!!!!! …♪」
カナミ「○○クン、今が戦国時代なら君はもう私のお婿さんだゾ☆」
ミモリさん「私はあなたじゃないとダメなの!2番目でもいいから!!」
シェリス「ごめんなさい、あなたのためなら何でも我慢するつもりだった、でも止められなくて…♯」
クーガー「好きですまずは結婚して子作りをしてから同棲し未来のことを考え第二子ができたら親御さんにご挨拶といこう!!」
ウリザネ「畑で働きたいって?それオレと結婚するって意味だけど…えっ、いいの!」
イーリャン「何でオレのは親父みたいに立派じゃないんだ」
隊長「ふふふ、新しい妻はボンボンのあの娘かな」
無情「ハーレムだ!全ての女性よ我にひれ伏せ!!」
玉男「好きな女性?そんなのいないよ、君以外には」
あやせさん「カズマさん、大好き☆ 私と弟と一緒に暮らして♪」
ハンマー「そんなー」
スタープラチナ「(モテたいのであればこの金の○を手にするがいい)」
ゲーマー「僕の理想の彼女が浮気した!2次元ですら僕を裏切るのか!?」
ロボコン「君に私の伝説の剣を捧げるよ、シャッキーン★」
闘技場のちびっ子「ボクも強くなってモテたい!」
ボンバヘ「できたぁあああ!!!これが理想のピンク髪美少女だぁあああ!!!!」
キリシマ「困ったときはいつでも相談に来な、お代は彼女だ♪」
{/netabare}
☆以上☆

ふっ、オレの感想を落としに落としたぜ!!
ここからが巻き返す、さぁオレの生きざまをとくと見やがれ!!!





この作品で印象に残ったことを言葉にするなら、
男、熱い、戦い、力、
孤独、欲、資源、差別、虐げる、
とかだろうか。

二人の対立を除けば、
虐げられる者たちの話がメインだが、
浅くも深くも多角的に見られる話だ。

例えば、日本国内に突如利用できる「かも知れない」資源が大量に存在したら、
治外法権、特別自治区の扱い、
戸籍のない人間、
特別な身体的特徴・能力、
武力の正当化、
などなど、

まあ新大陸でも発見したときみたいなことが問題として起こるでしょう。

個人でできること、できないこと、
国や地域や団体でできること、できないこと、
大雑把であれいくつかに触れている。


とか何とか言って、
やっぱり印象的なのは最後の戦い。
{netabare}
女性「な、なんで二人が争うの!?」
男共「いいぞーやれやれー☆」

・・・本当、男ってヤツは。
矢吹と力石みたいになったらどうするんだよ。

それでも「男にはやらなければならない時があるんだ・・・」
っていうのが幻想であり夢であり、もはや中毒だろうな。
{/netabare}
馬鹿じゃんよ~~~

やっぱり平和が一番♪

ん?
{netabare}




ざっ、ざっ、ざっ、ざっ

A郎「その女を返してもらおうか」

B男「はぁ?誰だてめぇ、何言ってんだ!? オレの嫁に手ぇ出すんじゃねぇ!!!」

C子「Aちゃん、生きてたの!?・・・でも、ごめんね、私はもうBくんの奥さんなの!!!」

A郎「何、ふざけるな! オレがおまえの命を救い、断るオレに結婚を約束させたのはおまえじゃないか!」

B男「C、その話はあとで聞く、聞くだけだ。その前にこいつはただじゃ帰らねぇようだな」

C子「Aちゃんごめんね、ごめんね、もうAちゃんとは一緒にいられないの、ごめんね・・・」

A郎「何故謝る、そうか、貴様、C子を無理矢理っ!!!!!」

B男「勘違い馬鹿野郎、てめぇのその口はC子を悲しませるだけみたいだなっ!!!!!」

C子「Bくんやめて、それ以上力を使ったらダメ!
   Aちゃん、その右腕はまさか、魂を食らう再生幻獣(リバイバルファンタズマ)の腕!?だめぇっ!!」

A郎「左には溶け付く鉄の輝きを、右には凍てつく宇宙の煌きを・・・」

B男「騒めく血潮、轟く魂、唸る生存本能!!!!!」

C子「やめてーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

A郎「ファンタズマ、力を寄こせっ!!!!! 食らえ消滅の銀河波動砲(コズミックバズーカー)!!!!!!!!!!」

B男「一撃で決める! 獅子連山裏奥義絶技の参 改、瞬襲 牙『惨』!!!!!!!!!!」

C子「ダメぇ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」


※解説 男同士でもどつき合うのに、女が絡むと死の戦場になります、と言いたかっただけ
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

熱き漢(オトコ)達のドラマを描いた、バトルアクションアニメ!!(少しずつ書き直し中)

放送当時は小学生だったので、殴り合いを観て引いてしまったりしました
しかし、年食ってから観てみるとかなり印象が変わりましたね
単純にバトルを繰り返しているようで、主人公たちの想いが真っ直ぐ切実に伝わってきました
特に、言葉より行動で表現してる部分が多かったのでそりゃ小学生には理解できない(笑)
結構演出が良いというか、堅苦しい設定とか物語じゃなくて、生きていく感じ!があらわれていたと思います

物語の舞台はロストグラウンドと呼ばれる大隆起地帯
そこに住み始めた人々は”アルター”と呼ばれる特殊な能力を身に付けた、といった世界観です
隆起地帯は出来てから20年ぐらいで、ほぼ荒野で一部分だけ都市ができている

物語の主人公は荒野に住む男、『カズマ』
彼はアルター能力を持ち、お金さえもらえれば喧嘩の代役やら、要人救出やらを請け負う「何でも屋」
そんな彼の元に”アルター犯罪者”を取り締まる特殊機関:ホールドがやって来たことで物語が始まります

そしてこの物語にはカズマと対になる主人公がいます
都市部の上流階級出身のアルター能力者、『劉鳳(りゅうほう)』です
ホールドが対アルター能力者部隊として組織したアルター能力者集団:ホーリーに所属する男です

出で立ちの異なる二人の男
そしてこの二人が出会い、闘うことになります

舞台設定は大体こんな感じですね
設定がきっちりしているし、わかりづらいことはないと思います
話の展開も分かりやすいです

このアニメの魅力は、キャラクターの『生き様』
アルター能力という稀有な能力を持ったばかりに、人々が、社会が、彼らを翻弄していきます
それでも自分の居場所を求めてがむしゃらに生きる姿が熱く、雄々しく、描かれています

基本は能力者バトルなのですが、各キャラの想いやドラマが物語の密度を保ってくれます
それとちょっとコミカルな雰囲気もあるので、完全シリアスという感じではありませんね

どんな方でも「このキャラ好き!」って感じのが見つかると思います
確実に男向けではありますが、主人公たちを見守る立ち位置の女性陣がいるので女性の方も観れるのでは?
それか、「男ってばか」と思いながら観ても面白いかも(^^)
実際作中で言ってるので


真っ直ぐで熱いバトルが観たい方!!
自分の居場所を掴み取る物語に興味がある方!!
おススメです(^^)b


ネタバレ
{netabare}
~好きなシーン~
{netabare}・「お前は今泣いていい・・・」
恨み、探し続けた宿敵が人ではなくアルターの結晶体でしかも母親たちが襲われたのは自分のアルター能力に引き寄せられたから・・・
復讐も果たせず、無残に敗れた彼をその身全てをささげて助けるシェリス
劉鳳が気づいた時、残っていたのは彼女の服だけ
全てを悟った劉鳳は言う
「馬鹿だ。愚かな女だ・・・俺なんかのために命をかけるなんて・・・」
そうして彼女の言葉を思い出す
彼女の想いを知る
彼女に何もしていない自分を嘆く
「何をすればいい・・・何もしてやれない、何も・・・」
それを見たカズマが胸倉掴んで言い放つ
「おい!!何を我慢してる!!お前は今泣いていい!!泣いて、いいんだ・・・」

絶叫するように泣きくずれる劉鳳
この回はこれで終わりだが、次回ではカズマも君島との別れを思い出し、涙を浮かべる

そして次回予告
「カズマが、背負っていたものを解き放つ
劉鳳が求め続けた過去を清算する
その果てに何があるのか
何もありはしない
無いからこそ求める
人は、求め続ける」

カズマはずいぶん前から君島をなくし、あやせをなくしてビフくんとも別れた
劉鳳もカズマと同じようにシェリスを失い、二人の漢が共に涙するこのシーンは感慨深く、印象に残っていますね
それに劉鳳が自分に残ったのは結局アルターだけだった、って感じになる
カズマと共通する部分ですね
こういった話構成が、最終話に向けて終息していく感じもあって好きです

・最終回「夢」
ああ、もはや何も言うまい
語るべき言葉ここにあらず
話すべき相手ここにおらず
漢ただ前を向き、上を目指す
漢ただ前を向き、上を目指す

{netabare}語るべき言葉はないです
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・やっぱ語ります

いやーこの回はBパートの始まりで二人が夢を観るんですよねぇ~
とても普通のありふれた夢を
簡単に手に入りそうな、そんな夢を
だけどそれは夢なんですよ
二人はその夢を観て、自分の不器用さを想い、そして二人は力を使う
それだけが漢たちが手に入れたものなのだから

やっぱ小学生の頃みてこの最終回が理解不能だったのは当たり前だw


{/netabare}
{/netabare}

{/netabare}

ちなみに好きなキャラはカズマ、いや劉鳳も捨てがたい。いや割とシェリスの後半の活躍が心に響いたし・・・いやいやうりざねも後半地味にかっこよかった。いややっぱクーガーの兄貴を差し置いて他のキャラなど・・・でもジグマール隊長も陰の功労者的な感じで思い入れあるし・・・割と無常の貪欲な性格も嫌いじゃなかったりして、

でもやっぱりカズマかな

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

75.0 3 サンライズでバトルなアニメランキング3位
革命機ヴァルヴレイヴ(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1356)
6953人が棚に入れました
「革命機ヴァルヴレイヴ」は、宇宙都市の開発によって、総人口の7割が宇宙で暮らす時代が舞台。軍事同盟から発展した「ドルシア軍事盟約連邦」と、貿易協定を拡大させた「環大西洋合衆国(ARUS=アルス)」の二つの巨大な勢力があり、間にある中立の小国「ジオール」は、経済的繁栄を手に入れていた。ジオールで暮らす高校生・時縞ハルトは、ドルシア軍の侵攻をきっかけに謎の人型兵器「ヴァルヴレイヴ」と出会う。

声優・キャラクター
逢坂良太、木村良平、瀬戸麻沙美、戸松遥、小野友樹、茅野愛衣、福圓美里、吉野裕行、中村悠一、浪川大輔、寿美菜子、悠木碧、羽多野渉、堀江由衣、福山潤、宮野真守、細谷佳正、梶裕貴、小野大輔、水樹奈々
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「革命機ヴァルヴレイヴ スペシャルエディション」EDITED Ⅰ上映会(21時~

【会場のご案内】2013/09/20(金) 開場:20:50 開演:21:00
http://live.nicovideo.jp/watch/lv153064788?ref=top&zroute=index
■イントロダクション
9月13日(金)シネマート新宿で上映されました、
「革命機ヴァルヴレイヴ スペシャルエディション」EDITEDⅠ・Ⅱ・Ⅲの配信が急遽決定致しました!!
EDITEDⅠでは#01~04、EDITEDⅡでは#05~08、EDITEDⅢでは#09~12を中心に革命機ヴァルヴレイヴの魅力をお届致します。
本作とはひとあじ違った、革命機ヴァルヴレイヴをお楽しみください。


◆関連サイト
番組公式サイト
http://www.valvrave.com/
http://www.mbs.jp/valvrave/
番組公式
Twitter:http://twitter.com/valvrave


■このアニメの楽しみ方(とある人が黄金√発見)
1,ニコニコでアニメを見た後に
2.ニコニコ動画で
「革命機ヴァルヴレイヴ 総統閣下」で検索
この動画で反省点を見て爆笑する。
3.その後にラジオで声優の反応を楽しむ。(個人的に追加)
4.VVV本スレとアンチスレの荒れ具合を楽しむ。
これで抜群に楽しめるはず。


是非とも皆様絶対に「ニコニコのコメント付き」で見てみて下さい!
一人でコメント無しで見てたらイライラするでしょうから。
特にストーリー重視の人や考察好きな人は。
コメント付きなら爆笑出来ると思います。
これは実況むきアニメです!!
もうここまで来ると脚本家はわざとやってんじゃないだろうか?

兎に角先が読めなくて面白い!こまけぇこたぁーいーんだよ!
まぁでも突っ込まざるをえないですが、このアニメはあえて細かい描写を省いてるようなので最後まで誰も予想が出来ない方向へ2クール目もぶっ飛んで行って欲しいですね。
次回は10月ですね!こっちの記憶がぶっ飛びそうです/(^o^)\


以下ネタの見どころ各話感想↓
1話~12話
{netabare}エルエルフ神の軌跡

1話
・ハムエッグの黄身について熱く語る。どうやら相当のハムエッグマニアらしい
・「導き出される答えは…」とか言って自己陶酔してるLL
・俺はまた勝ったよ…リーゼロッテ→直後に後ろから噛まれて「アーッ!!」

2話
・サキを人質にした際に肌に触れ、さらに捕まえる直前にパンツを見た疑惑
→エロエロフのあだ名を与える根拠に。以降、愛称エロフさん
・666を越えた先には「可能性だ」と大マジメに言う
・サキにも縛られ、アルスにも縛られる

3話のネタポイント更新
・一人旅団(ぼっち旅団)
・ニューギニア条約を守って縄プレイ
・男にしか噛みつかないハルト
・サキのビンタで正常に戻るハルトに後ろから普通に噛まれたエルエルフ
・自由を取得したエルエルフ
・「導き出される結論は…時縞ハルト」←独り言多すぎのエルエルフ
・最強の受け身と最強の爆薬攻撃(なお、爆薬の入手経路は不明)
・汚物は消毒だーっ→速効宇宙へダストシュートされる
・どこから飛んできたのか分からない謎のミサイル反撃
・自分が死亡フラグブレイカーであることを悟った無敵女子高生ショーコ
・アキラのペットボトル(意味深)
・スモークで混乱してとりあえずバック→衝突爆発
・サンダー殺してプラ ンD7完了
・ソースはアルス(有るス)?
・「あいつ(エルエルフ)が言ったんだ!」←ユウスケの驚異的な視力
・僕と契約して革命起こしてよッ!!(大マジメ)
・予告でピースとドヤ顔。学園生活を盛大にエンジョイするエルエルフさん

4話のネタポイント更新
・ピースサインでハルトに契約を迫るLLFさん
・ショーコを出せと言われたので脱ぎ出したショーコ
・「モーゼと呼べ」(フィガロ上院議員 翌週にして早くも暗黒面に堕ちる
・またもピースサインでハルトに迫るLLFさん←ハルト(VVVの中からじゃ伝えようがないんだけど…)
・今度はショーコにピースされる(LLFさんの新たなアイデンティティかと思われたピースが奪われる
・縄で縛られていたハルト。2、3話を通して縄文化は世界共通らしい
・モジュール切り離し(物理)
・「楽しそうっ!」→独立
・「こんなに笑ったのは初めてだ」(楽しそう
・「俺の予言は絶対にはずれない」→結局はずれました
・オタクは英雄(通気口の存在を彼が教えなかったらどうなっていたのか…?

・【悲報】一連の↑のせいで、体を張ってフィガロを阻んだサンダーさんの存在感著しく低下

5話のネタポイント更新
・開幕平和
・平和すぎてうっかり暴れるショーコ
・平和すぎてエロ映画鑑賞するサンダー
・平和すぎて道路に萌え絵描く暇人集団
・子安ドルシア総統
・フィガロ上院議員が行方不明
・金に貪欲すぎる先輩
・会長「電気屋は?」→いません
・ジングルベルショーコ
・二宮タカヒの憂鬱
・究極的にツッコミ役に徹するサキ
・電力ボタンのありえない意味不明な位置
・ミ ュ ― ジ カ ル 配 信
・サキ、ついにツッコミ役をやめる
・遺影でイェ~イ♪
・誰得オタク投げキッス
・残酷殺害のわりに純情なOS子
・で、結局出番のなかったLLF

今回はミュージカルぽゆぽゆ♪ぽゆぽゆ♪で盛大に吹かせて頂きました。最高に面白くなってまいりました!
予測、サキちゃんはスパイだった!

6話
いきなりぽゆぽゆ♪www
あ~あサキちゃんただの枕営業の糞ビッチだったのか…
面白い流れに期待したんだけどなぁ…
スパイだったらまだ面白かったのにやっすいキャラになっちゃったな~
しかし清々しい位の開き直りは超分り易い悪女っぷりですね。
しっかしキチガイしかおらんなこのアニメの女の子は…
でもやっぱショーコちゃん可愛いんだよなぁ反応が。
良く錯乱してるけど…w
エキスには爆笑したwww
なんで二人という扱いなのか…普通二機じゃね?VVVが人間扱いなのか?
まぁ勘ぐっても意味ないアニメだからダメかw
露出狂ってコメントも多いけどアイドルなんだし元々だろっていう。
さて今回でボクジャナイwwwボクジャナイwwwのEDも終わりだったかな。残念だ。

やっぱコードギアスもそうだけど女の子の扱いがいちいちひどいのは変わらないな。
今回は珍しく突っ込みどころがだいぶ減ったなぁ。
ってかありきたりな流れになっちゃってきたというか…
つまらなくなりそうな予感がしてきちゃった…
もっとぶっ飛んで欲しいのになぁ…
しかし次回はED変わるはずだし何か急展開が期待出来るのかも?

1つ気付いた。サキちゃんはラストエグザイル-銀翼のファム-のファムに似ている。
戦争中だから自衛のために敵を倒して人殺しするのは問題ない。しかし何か違和感があると思ったらこれだ。
この子は自衛のためじゃないんだ。
ファムの場合はグランレースがしたい。
サキの場合は有名になりたい。
なんという餓鬼の発想…もう誰が感情移入出来るのかと…
まさにこれだ。人を殺す理由が有名になりたい。
主人公にキスしてでも有名になりたい。
これに気づいてしまってからはサキちゃんはゴミクズ以下と確定しました。

7話
見どころ
・200年後のサキ
・ハムエルフ公式認定
・一人旅団の無双
・盾にされるハルト
・アイナちゃんあぼーん
・ロリエルフ
・ボクジャナイEDが変更

なんだろう…ネタアニメとして見ていたのにいつの間にか毎週楽しみで仕方なくなってネタ扱いのEDだったはずがいつの間にか惚れ込んでしまっていたようだ…
何を言っているのか わからねーと思うが. おれも 何をされたのか わからなかった…ry
やたらOPがカッコイイのに比べてEDのネタ感がとんでもない!


いきなり200年後とか本当に先がまったく読めなさすぎて面白すぎる。
ってかサキちゃんが200年生き残るってのがわかったけど凄くガッカリした。
サキはいらんだろう…

疑問点
・所でこの学園どっから補給してんだ?食料とか水とかry
・噛み付き衝動の設定忘れてないか?

8話
なんだろうこの今更感…
メガネちゃんがタヒっただけじゃないか…
序盤にいっぱい死んでなかったか?
ってかメガネだけ持ってくるとかギャグにしかみえないw
遺影でイェーイしてた癖に何を今更w
ショタエルフは可愛かったなぁ。
寝るエルフやら名前がどんどん増えていくハムエッグさんw
「アキラがあたし意外と…」なんなんだこのセリフw
いよいよパイロットスーツのお披露目ですね!
「コーヒーは」の下り名言ですね。
一人旅団無双すぎるww
謎のハラキリとルーンの光…何が起こってるんだよっていうw
幼女もとい王女がマジ天使!なんか良くわからんけど感動した。
ボクジャナイEDじゃなかった…やっぱりもう聞けないのか…

で、誰があの大穴を塞ぐんですか?
水抜いちゃって何処で補給するんですかね?
ってかどっから食料やらなんやらを補給してんだ?
電力とかエネルギーとかry
ツイッターで集まった募金の使途はどうなったのか?
もう疑問点がバンバン増えていくなぁこのアニメ…

しかしまぁこのアニメの本スレは荒れ放題だなぁ。
なんであんなにキャラ厨まみれなんだ…
もう業者としか思えない。

9話
アイナちゃん追悼コーナーとか全力で笑わせに来てやがる!がしかしこれはひどい。
モジュールをVVVで押してる絵がシュールw
まぁ予想通りサンダーさんが黄色だったか。
ご都合バリアどうせなら全自動でいいんじゃないのかw
まーた突っ込むサキちゃんww
ショーコちゃんなんで無理やりヨウカン突っ込んだしw
本格的に戦闘になってきたなぁ。
停電はサンダー達を乗らせる為のものでしたね。
青い機体マジかっけぇ!ってか強すぎw
黄色の機体腕が10本とかどうなってんだww
プラモにできんのかよこれw
機体が一々斬新でいいなぁ。
まぁ王道ですね学園から何からVVVの為って設定は。
いやぁ面白かった早く次回がみたい。

10話
あーあやりやがったよ。
だーめだこりゃ。(・ー・) オワッタナこのアニメ。
話題作りの為にヴァルヴレイプしちゃうなんて。
ってかまぁ実質和姦だろうけど…
ホントムチャクチャなアニメだなぁこれ。
アンチになりそうだわ。

11話
「月に着いたらきっとうまくいく」完全にうまくいかないフラグ。
ノブライトニング。
政治ごっこww
アキラがキーボードクラッシャーにw
「ひとりぼっちからふたりぼっちになれればよかったのに」
まさかの展開でハルトと二人ぼっちになる為に学園ふっ飛ばしたりなんて面白い展開は無いかなw
敵の副官は毎度女。
ハラキリブレイドww
ハゲとの会話中LLFが銃に手をかけたのは、恐らくショーコが駄目だった場合に撃ち殺すつもり、もしくはショーコを人質にして取引をしかけようとしていたように思う。
しっかしハラキリブレイドどういう原理なんだよほんとw
まっショーコ親父はハラキリでふっ飛ばしても死ぬし、ほっといても死ぬしでどっちにしろ死ぬからしょうがないね。
ピットが破壊されてVVVが戻れない+冷却が出来ないってのは結構重要な部分。
でもなぜか普通に1号機が戻ってる件ww意味不w
そして求婚www
この戦いが終わったら結婚するんだ的な死亡フラグだけどこれは特に意味はなさそうだ。
どうせ死なないし。次回サキちゃんがどうせ断るんだろう。
いやしかしこのアニメだし普通に結婚もありうるか。
ここまでサキとハルトがラブラブにたんたんと進んでるからこの先きっと一気に落とされる展開が来ると予想。
まぁメインヒロインのショーコとどうせ最後はどうにかなるんだろうし。
まぁでもギアスでも女キャラは基本ひどい役しかいなかったしショーコと何も無いのもあるか。
しっかしEDなんでボクジャナイから変えちゃったのか…
これ次で最後なんだろうけどどうやって区切りつけるんだろ。
楽しみすぎて2クール目まで待てない。

12話
子供がいたのかサキってまた未来の物語かよw
サキ「ばっかじゃない?あんなのやりまくり」
クソ吹いたwwwまぁテレ隠しなんだろうがこのアニメじゃ信用ならん。
そもそも枕営業疑惑のあるサキは本当にやりまくってそうだから困る。
ってかそっちのが信ぴょう性高すぎる。
今までの描写が明らかにビッチだしなぁサキは。
ここまで死ねばいいと思うビッチヒロインも珍しい。
子供は誰と誰の子だよ。サキとハルトの子だったらもう糞アニメ。
君が望む永遠の水月のがまだましだな。
ホントまともなヒロインのいないアニメだ事…
そしてそいつとくっつく主人公も死ねばいいと思うよw
そしてごん太ドリルww毒ガスまき散らしながら掘ってるのかw
重力設定が一々適当すぎw
さてさて学園崩壊が見えてきたな!
マシンガンパンチ?wムジンガンパンチ?wなんて言った?w
アイロンwwwwwおいwwホットアイディアだな!www
まーたハルト蜂の巣かww
オーバーヒート設定はこれを活かす為だったか。なんとも斜め下を行ってくれる。
瞳を貰ってやるだと!?写輪眼だったのかエロエルフ!w
だから未来が見えたのか!ww
やっばいこれ10月まで待てない予感…
ショーコ逝ったーーーー!と見せかけて…
スーパーハカーアキラちゃんやっぱ乗るのね。
生きてたかショーコ。
もうハルトが主人公なのにショーコとの絡み最初だけじゃねぇかw
どんだけ名ばかりヒロインなんだよショーコ!扱いホントひでぇな。
ショーコをヒロインにした理由がさっぱりもって意味が無い。
シリタクナイwwwシリタクナイwwwキタ━(゚∀゚)━!
ED復活キタ――(゚∀゚)――!!もうここ一番熱いじゃないか!
ボクジャナイwwwボクジャナイwwwやっぱEDはこっちじゃないとな!!!
エェ━━━━━( ゚Å゚;)━━━━━!!?なんですかカインは人間じゃないのかよ!
EVAのカヲル君かと思ったわw
新OS子キタ――(゚∀゚)――!!これは熱い展開だった。
音楽的な意味で…ry
恋愛模様はもうどうでもよすぎる。
それと戦争もどうでもよくなって…あれ?
10月には記憶無くなって熱も冷めてどうでもよくなってそうだ。
分割2クールにしては引きが弱かった気がする。
音楽でしか盛り上がってなかったなぁ…
そういや最後の最後で
「我らはマギウス世界の裏側にあるもの」
なんて言ってたけどゼーレですか?EVAですか?
総統閣下が待ち遠しい。
10月まで記憶が持たない事間違いない。{/netabare}

総評
{netabare}しかしまぁ評価が難しい。まだ終わってないし。
突っ込みどころ満載だから面白いっちゃ面白いし次回も凄い気になるんだけど…
ストーリーの雑さは否めないし、うーん。

注目集めるためのセックス回だったり、それのせいで噛み付く設定壊して自爆してるし。
ムチャクチャなんだよなぁ…
主人公もダブルヒロインもまったく感情移入出来ないし。
ショーコの親父が死んだとことかせっかく選挙演説してる裏でハルトがセックスしてるのは同情したけどさ…
カップ麺ばらまくはぽゆぽゆするわ、こんな時だから文化祭やろうとか欲張りキングとか、服脱ぎだしたりとか皆を革命しようとか先導しだしたりするわでキチガイだし。
まぁ名ばかりヒロインで同情はするけどねぇ。

サキはヤリマン枕営業で可哀想アピールしてかまってちゃんだし、それでいて強がりで素直じゃないしただのわがまま女で都合のいい女なのにモテてる気がしちゃってるキチガイだし。
サキに関しては一切の同情の感情もわかない位いらない子。
何処にこいつの擁護できる要素があるのかわからない。

ハルトはもうどうしようもない。
ショーコが好きなのに、人間じゃなくなったからサキと秘密を共有出来るからサキとキスして…
噛み付き衝動危ないってわかっててもフラフラして案の定噛み付き暴走して何故かセックス。
挙句責任取るから結婚して下さい。
おまえはショーコが好きだったんじゃねぇのかよ?と。
100万回死んでくるべきだな。どうせ不死身だし。

サンダーさんとエルエルフには期待出来る。
あとメガネのアイナちゃん…
あの子一番まともで良い子だったのにな。
しれっと復活させてくれてもいいんだぜ?w

敵側も結構期待したいんだよなぁ~。
カインはもちろんラスボス的な役割になりそうで期待は出来るけど、個人的にハーノインこと宮野真守は好きだから活躍して欲しい。
アードライはなんかホモホモしいけどエルエルフと何があったのかとても興味をそそられる。

主人公とヒロインが駄目なアニメってホント糞アニメになるんだよなぁ。
それでも製作者が何かを伝えようという意志があるならまだしも…
とっちらかってる感じが否めない。勢いだけな感じだし。

どう評価すべきなのか。

まぁ良くも悪くもプラスマイナス0って事で3にしよう。
いや興味が惹かれる分もうちょっと付け足してもいいか。
OPもいいしEDは悪い意味で盛り上がるので+評価だし!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 63
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

謎を含んだ先の読めない(読ます気のない?)展開が面白かった!

(2013.4/14:1話)
今期(2013年春)で2番目に期待をもっている作品です(^^)

{netabare}第3銀河帝国と呼ばれる人類は地球の外に活動を拡大していった…
ダイソンスフィアが、宇宙での生活を可能にした。{/netabare}

ダイソンと言えば掃除機の方じゃないかwww
キャラデザは今期のロボットアニメの中では、一番良いです(´▽`)
何か、ガンダムっぽい物語の始まり方ですね。
生殺与奪権を奪われたハルトは、そりゃ人間じゃあ無くなるわな^^;
それにしても、機関ってなんだ?→ 加藤機関:「呼んだ?」


また、{netabare}エルエルフにとってリーゼロッテとは?
憶測ですが、エルエルフはヴァルヴレイヴ2号機のかつてのパイロットだったとか?んな、訳ないかwww

あれだけの事で死なないハルトは、特殊な遺伝子を持った存在か何かなの?{/netabare}

(2013.4/21 2話)
{netabare}エルエルフの身体をアルトが乗っ取った。
アードライ、イザークかよwwww ジオールが大ドルシアの属国に…
やっぱり、ヒロイン(祥子)死んだのか? →生きてたし(゚д゚;)!?
ってか、エルエルフの扱い酷くない?{/netabare}

(2013.4/29 3話)
{netabare}ハンドマイク、地震、暴動、3時14分って何のことですか?エルエルフさん?

おいっ!学校にそんな抱き枕持ってくるな!(゚д゚;)
一人旅団って、エルエルフさんのニックネームwww

アリャリャギさん何してるんですか!?
フィガロさん、遊佐んくさい(胡散臭い)ですwww


エルエルフ、スネークかよ!
世界と戦う、じゃなくて世界に利用されている少年だと思うけど?
もう、エルエルフが主役で良いと思う(゚ー゚)(。_。)ウンウン
ドルシアの革命がエルエルフの目的。

面白くなってきました(^^){/netabare}

(2013.5/5 4話)
{netabare}ヴァルヴレイヴを量産化する事でジオールは対ドルシアの準備を進めるのであった。
エルエルフ、ルルーシュかよ!
「守りたいものがあるなら、汚れろ!」byエルエルフ

ボランティアや親切は感謝されるゲーム、か…
独立って形上はそうだけどもwww
いや、νガンダムかよ!

独立したので、これからは学生主体の国家となっていくんでしょうか? まぁ、そんな事は不可能でしょうが…

大人を妙に憎んでいるサキと総理大臣の娘であるショーコ、それに革命が目的のエルエルフ、この3人が中心となってアルス、ドルシアの欺瞞を暴いていく展開になるのか?

それにしても、エルエルフさんのピースにはやられましたwww{/netabare}

(2013.5/13 5話)
{netabare}いやいや、それは無いだろうよ!ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

赤い木曜日って迂闊な月曜日みたいだな^^;
ハルトの親はヴァルヴレイヴの開発者?

そして、エルエルフは何を見たのか…

いやはや、ハルト・エルエルフがOPのパイロットスーツ&軍服を着る姿を見られるのは、いつになる事やら^^;

エルエルフは、ある程度ジオールに軍事力が得られるまでスパイの役割をはたして、それが得られたならドルシアの軍人として内部から体制を変えていくのか?

ロボ系なのに、ギャグアニメと言われている作品ですが結構好きですwww{/netabare}

(2013.5/19 6話)
{netabare}人間嫌いのアイドルとか、まぁ偶像って意味ではいいと思うけど^^; そんな簡単に辞めていいのか?
家庭環境に暗い過去を持ちその事で家族・あまつさえ友人までも憎むようになったと…
だから辞める事に躊躇しなかった訳だ。

はぁ!?何がしたいんだ、サキ!?(゚д゚;)

七海先生、やっぱり実習中だったのか^^;。 所変わって霊屋が、ヴァルヴレイヴ専属の整備士になるのかな?

それにハルト達が通う、咲森学園自体がヴァルヴレイヴを製造・そのパイロットの育成する為の存在って事なの?

「ヴァルヴレイヴが2人?」って、機体であるヴァルヴレイヴではなく搭乗者自身に「世界」を変える力があるとでも言うのかよ。

新たなるステージ(戦場)へと立ったサキ、歌で敵を倒しちゃう?展開だと面白そうですがそんな訳なかった^^;

アードライ、プライドの高い人間だな^^; 
次回、エルエルフの活躍が観られるのか?(^^){/netabare}

(2013.5/26 7話)
{netabare}ヴァルヴレイヴは過去からの遺産なのか?それにしても断罪のミラージュってF91の質量を持った分身かwww

1号機や4号機だけでなく、3・5・6号機まで咲森学園で見つかった。という事は咲森学園は、学校法人ではなく何かの研究機関?

おいっ、ショーコ!どんな闇鍋だよ∑('◇'*)エェッ!?
エルエルフさん、単独潜入で食べる物に困って食べ物の匂いに誘われて来たんですね^^;
エルエルフ遂に動き出したな。

ハルトの扱いとアードライの「しまったぁぁぁん!」に笑わずにはいられないですww

アードライ、エルエルフに友情以外の感情を抱いているのか…

えっ!?あんな簡単に…マジか(゚д゚;)
まさか、ハルトがエルエルフに噛みついて、エルエルフが操縦する?

もし、リーゼロッテがヴァルヴレイヴ1号機のOSだとすればヴァルヴレイヴが霊長兵器だというのも納得がいく。それに、エルエルフがヴァルヴレイヴの事について何か知っているのも…

またEDのタイトル「そばにいるよ」は、エルエルフのリーゼロッテへの気持ちを唄っているんでしょうか?


ふぅ、ようやくパイロットスーツ着るのかハルト。と言う事はエルエルフの軍服姿も見られるか?{/netabare}

(2013.6/2 8話)
{netabare}エルエルフと、そのエルエルフの想い人であるリーゼロッテとの出会いの物語。
エルエルフ、奴隷だった? って夢から覚めたら、また拘束されてるしwww

あれってやっぱりヴァルヴレイヴだったのか(゚д゚;) カイン大佐も何か知っててアードライに潜入させたとしか思えないが…
サトミ、シスコンかwww やはりエルエルフはドルシアには戻る気が無いんだろうな、アードライどんまいヾ(-д-)

ついに、ハルトとエルエルフの契約が成立!(´▽`)
エルエルフ、モジュールの構造全てを把握してるとでも言うのか!? エルエルフのパイスとうとうキタ━(゚∀゚)━!

ルーンの光ってなんだよ? それに、全ての黒幕はカイン大佐?
先が読めないので凄く面白い作品です!

次回、キューマがヴァルヴレイヴ5号機に搭乗するんでしょうかね?{/netabare}

(2013.6/10 9話)
{netabare}こんなに軽い「安らかに」を聴いたのは初めてです。本人が報われないよ、それじゃ…
共に大切な人を失った者同士、惹かれあう何かがあったのでしょう。

って、ハルトとエルエルフ同室かよwww マギウスの間隔変化はそれこそニンゲンヤメマスカ?なんだろうか。
その後のOSの「オナカスイタ」は、ヴァイルヴレイヴ搭乗者自身の肉体や精神を喰らう意味合いがあるのか?

ジオールに兵器メーカーが無いという事は、時縞博士が援助も受けずに独自で開発した機体がヴァルヴレイヴ?

ヴァルヴレイヴ3・5号機のパイロットが決まりましたね(^_^) 3号機、千手観音かwww

複製?ってことは、ヴァルヴレイヴは元々1号機のみだった?それなら、666システムの存在も納得できます。

まるでヴァルヴレイヴが出揃うのを待っているようなカイン大佐の発言。ルーンの痣・とある一族の存続に何か関係しているんでしょうね。

ジオールという国は軍事国家だったのか。えっ!?造られた、だと(゚д゚;)!?{/netabare}

(2013.6/16 10話)
{netabare}3V計画、中立国であるジオールが艦隊と戦う為に開発されたのがヴァルヴレイヴ(通称:VVV)。
生徒はヴァルヴレイヴに乗る事を前提として遺伝子操作かなんらかの調整が施されていると。

もしかして、「世界を暴く」っていうキャッチフレーズとニンゲンヤメマスカ?の搭乗時の契約は、本能を理性で抑え付けて生きている現代に対するメッセージ? 理性ではなく本能的に生きる事で世界を変える。それがヴァルヴレイヴの役割だから革命機なのか?

ヴァルヴレイヴ6号機はアキラが乗る? 総理大臣選挙っていうネーミングで、もうショーコが代表になるのが見え見えな気もするが^^; けれども、そこは堅実にエルエルフでしょ! 

あぁ、エルエルフ立候補しないのかorz まぁ、裏で活躍してるのが性に合ってるのかも。
あれ?ハルト死亡フラグ?これで200年後の約束というもの合点がいく。

「こらぁー、マジメにやれー(ショーコ)。」いや、全くその通りです(-_-;) 
何か、ショーコが意欲的になる回は個人的にですがハズレてるし、どうも好きになれないかな^^; これからの展開が暗めになるのであれば別ですが…

は?(-д-;) 何この終わり方、無いわ。(新鮮でしたwww 悪い意味でw){/netabare}

(2013.6/23 11話)
{netabare}会長、やっぱり妹想いのシスコンですね。悪い意味じゃなくて^^; それにしても内閣組閣ごっこ?と言われてもしかたのない感じ。
観ていてイタイですorz ショーコの対応、一国を担う立場としては如何なものかと…

カイン大佐は、ジオールに戦術指導を行った人物? そうなら何故、敵側にいるのか?

はぁ!?(゚д゚;) 何だそれ! 悪い方向へと展開しているようで、期待値がどんどん減っていく(>_<)
後、2話で前半をどうまとめるのか?いや、まとめる気があるのか?

ともあれ次回、6号機起動の予感…{/netabare}

(2013.7/2 12話)
{netabare}第3帝国暦0年(真暦71年)から約200年後の帝国暦221年。またまた、200年後のサキ登場!すっかり母親になちゃって…と思ったら何だそこの銀髪少年! まさか、ハルトではなくエルエルフと?
ハルトのマギウスは第3世代で不死身、マギウスは時代と共に変化するもの?
アキラ役の悠木碧さん凄いですね(゚ー゚)(。_。)ウンウン やっぱりアキラが6号機に搭乗!私としては、エルエルフは2号機に乗ってほしいですね(願望)

局面で「僕じゃない」が流れたのは最高でした(´▽`) 
ハーノイン:「ボクジャナーイwwwボクジャナーイwwww」

おいおい、まさかカイン大佐が… OS子、兄がいたのかwww

何やらドルシアとマギウスが裏で取引をしているようだが?{/netabare}

すごく気になる所で終わったので2クール目が非常に楽しみです(^^)
シリアスな展開になるんでしょうかね?2ndSeasonで化けそう…ともあれ、早くエルエルフの軍服姿が見たいですwww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

学生に戦争、独立させるとグダグダな物語になるということを見事(?)に表現できてるんではないだろうか?(という希望的観測)

正直タイトルのように、よしんばそうであったとしても「それって面白いのか?」
かなり疑問です

とりあえずキャラデザは好きな方
ロボットは戦闘がちょっとわかりにくいかな?
技っぽいの出してるのはわかるんだけど、そんなに迫力を感じない
それに基本が砲撃戦で遠距離攻撃なので、心躍らなーい
カッコいいとは思うけど、ワンマンショーて感じ
そのうち敵が人型を手に入れて近接戦闘するの希望

なのでメインとしては学園モノなのかな?
戦争物にはみえない
要素として戦争している中で、学生がどうするのか描いている感じ



以下感想

一話
{netabare}最初から急展開
でも結構ガチな戦争をテーマにするのかな?しょっぱなからヒロイン死んじゃったし
敵さんも躊躇せず人殺し、戦争中ということを強調しているのだと思う
復讐でもう何人か主人公人殺しちゃったなぁ
ショーコちゃん可愛い
女の子キャラが全体的に好みのキャラデザ

世界観はまだよくつかめてないけど、一話をまとめると
軍人国家ドルシアが、中立国ジオールに奇襲を仕掛け、戦争が始まる
主人公ハルトは謎のロボットに乗って幼馴染ショーコを殺したドルシアに復讐しようとする

ドルシアの子供たちは人殺しに何の違和感も持たない軍人で、まさに軍事国家といった感じ
対してジオールの子供たちは現代日本から少し未来にシフトした感じの学生
価値観の違う子供たちが登場し、ドルシア側の子供たちはジオール側を批判的に観ている
「幸せは半分になんかできない」
と言ってるように、幸せな現状を当然と認識するジオールを批判する

ただここで少し気になるのは、ジオールが平和であるのは安全が保障されているからだったのでは?だからこそ平和な学生たちがいるわけで
もしドルシアに攻撃される可能性があるならあそこまで平和な感じにはならないのではないかな?
まぁ、ここら辺はドルシアがなぜジオールを攻撃したのか明らかになれば解決するけど
あんまりSFの世界観に突っ込みすぎるのも興ざめかな(^^;)
要は『平和ボケした学生が戦争に巻き込まれる話』を作って、そこに何かを描きたいわけだから、出だしは無理矢理でもそのあとをしっかり描けばいいわけだと思うよ
{/netabare}

2~9話
{netabare}ショーコ死んでないのがなんかな
一話の劇的展開に感情移入した気持ちと期待を返してほしいわ
そんでショーコに告白やめた理由もよくわからん
「化け物だから」
あの時点では死なない体、乗り移りぐらいでそれほど悲観的になる理由としては弱いような・・・
まぁハルトの心の弱さってことなのかな
「軍人とは言え何人も殺しちゃった・・・」
とかだったらまだ自己嫌悪として納得がいくんだけどな

中盤は学園モノって感じで一話に比べると緊迫感かけるけど、ある意味リアルなのかな?
危機が去ると腑抜けに戻ってしまう
そして唐突に眼鏡っ子が死んでしまったよ・・・
なんかもう少しキャラを掘り下げて、死に方にも配慮してあげるべきだったのでは?
爆撃で何が起こったのかわかりづらかったし、死体が浮かんでるのもかわいそうだよ
まぁこれもある意味リアル?戦争っぽい?
でもこれは序盤の焼き増しじゃないかな?
サンダーが口々に「敵取ってやる!!」って言ってたのを皆無視してたじゃあないか
あの時たくさんの学生人間が死んでたんだとしたら、みんなもっとサンダーの言い分を聞いてあげとくべきだったのでは?
むしろなぜ無視した?
混乱してたってことで納得するしかないかな?
{/netabare}

10話
{netabare}ショーコがいつまでも「学生のノリ」でいることが今後の展開で効果的に作用するのではないかと思い始めた
というのも、ジオールから独立し学生だけの国家を作る、ということ自体が現状の打開になるのはいいが、その後国家としてちゃんと機能するには皆幼すぎた
それ故に、現実的で、ある種学生にとっては退屈な立候補者でなく、学生らしさ全開のショーコを総理大臣に選んだ
学生にとって代表を決めるというのは生徒会長選レベルでしか頭が回らないのだろう
ある意味現実的
しかし、嬉しそうに月に着いた時告白するといったショーコと対照的にハルトはカミツキの暴走でルキノさんとチョメチョメしちゃう
ハルトが現状の最前線にいて戦い、悪い流れは全部ハルトばかりが背負うことになる

これはきっと悪い方向に行く前触れなんだと思う
学生で年相応のままでいるショーコや学生たち
最前線で戦い、戦争するハルトたち
ここら辺を対照的に描くのがもしかしたら本質になるのでは?
分割2クールということだし、きっと1クール目はかなり悲劇的な幕引きになるのではないかと思う

正直チョメチョメする必要あったのか疑問
カミツキはかみつくのではなかったのか?
暴走はいまんとこハルトだけで、一号機のOS少女と関連するのかもしれない
てか、暴走した時エルエルフ襲ってたよね?
なんで今回ルキノさんとはチョメチョメになったの?
男も女も見境なくて女の場合はそうなるのか?
そこらへんの説明がないと納得できない
今後の収集をどうつけるのか?
{/netabare}

11話
{netabare}・・・うむ(^_^;)
なんかハルトくんの潔さは近年の主人公にはない評価すべきところなのかもしれない
まぁ人を襲うってことがわかってたのに、ちゃんと対策立ててなかったわけだから自業自得ともいえるのですが・・・
思い返せば、ショーコが死んだ(ようにみえた)時も復讐に即座に頭を切り替えていたので、今まで「よくわからん主人公だな」って印象を変えなければいけないかもしれない

それにしてもエルエルフさんは今回どうしちゃったんですかね?
銃でショーコ撃とうとするとは・・・
あの状況ならハルトたちに人質がいること知られなければそれでいいわけだから、携帯取り上げれば済むのでは?
殺したりしたらいろいろごちゃごちゃするでしょ?
敵の大将の行動も読めてなかったみたいだし、ようかんで腹でも壊したか?

そういや内閣できてたな
ごっこ遊びにしか見えなかったけど
こいつらこれから国を動かしていく覚悟があるのかね?
それとも、今後の悲惨な運命(かもしれない)を際立たせるための「甘え」の演出なのだろうか?
皆この時のことを思い出して後悔に打ちひしがれる姿が見えるようだ・・・

なんでだろう・・・
ハチャメチャな内容で不満しか出てこないのに先は気になる・・・
不思議だ・・・


なんかこの作品「~してる一方そのころ~」みたいな描写多くね?
敵の奇襲を退けたら、眼鏡っ子死んでた
ハルトとエルエルフが組んだ瞬間は先輩が「何もできなかった・・・」って泣いてたし
ショーコが「好きなことやろう!」って希望に満ち溢れているとき、ハルトとサキさんはチョメチョメ
敵を一掃してるときショーコは父親失う
・・・どの場面でもプラスの感情とマイナスの感情が混ざって、結局後味悪いマイナス方向の感想しか残らないのだけれど・・・
フラストレーションたまるわ~・・・
{/netabare}

不満たらたらですが、巻き返せる位置にまだいる気がする作品なのでもう少し見守ろうかな
学生が突如戦争するってのがある意味リアルに表現できてる(かもしれない・・・)だけに、やきもきするんだよね
どのキャラも光ってないし、キャラの成長という形で物語ってほしい


~~観終わって~~
{netabare}分割ツークールなので、もっと1クール目でぐいぐい物語に引き込んでほしかった
この後どうなるんだろう?というより、何が何だか分からないので、予想できない
普通予想のつかない展開ってのはわくわくするもんなのだが、自分は駄目でしたね

興味が冷める前に放送してほしいですね

{/netabare}


12話
{netabare}なぜさっきまで銃とナイフで戦っていたのに、次のシーンでは素手になっているのだ?
一号機は宇宙空間にあって格納できないんじゃなかったっけ?
六号機がなぜ地下二階にあったんだ?
エルエルフの子供っぽいのとルキノさんによる唐突な新勢力の説明
なんで先生は上半身脱がされてるんだ?腕の治療なんだろうが、ちょっと唐突でびっくりしたぞ
副官と金髪は結局どうなったんだ?とおもったら普通にそのままだった
アイロン・・・
ぼくじゃないが歌なしで流れ、六号機が起動
悠木碧の叫びの演技はほんとに鬼気迫るものがあるな
バルカン・・・
なんかジオールとドルシアが普通にくんでるよ
まぎうす

ざっとこんな感じで、混乱したまま待たされるわけか

それと最近よく考えたら、カミツキの男女の場合だとチョメチョメになるのだと普通に思い至った
カミツキが増えるためなのかな?
生存戦略?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

69.8 4 サンライズでバトルなアニメランキング4位
革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (818)
4355人が棚に入れました
人類が宇宙に進出した時代、中立平和国家ジオールは突然ドルシアからの攻撃を受ける。政府が無条件降伏する中、学園や友人たちの危機を救うため、時縞ハルトは人型兵器ヴァルヴレイヴに乗り込み、ドルシア軍を撃退。学園のあるモジュール77はジオールから分離し、新生ジオールとして独立する。

声優・キャラクター
逢坂良太、木村良平、瀬戸麻沙美、戸松遥、小野友樹、中村悠一、悠木碧、福圓美里、吉野裕行、浪川大輔、寿美菜子、羽多野渉、堀江由衣、福山潤、宮野真守、細谷佳正、梶裕貴、小野大輔、水樹奈々、豊崎愛生、茅野愛衣、代永翼
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

uncover the world

(2013.10/16 13話)
{netabare}マギウスなる存在と邂逅を果たしたドルシア、アルス両名の長。

ジオールに住む皆の希望であるヴァルヴレイヴの原動力であるルーン、それが人を犠牲にする事で成り立っているとしたら?
ハルトは過ちを犯してしまったが為に実験体になる事を選んだのかも。
だからカイン大佐がヴァルヴレイヴを2体、もしくは2機ではなく2人と言ったもの頷けますね。

いやしかし、ハルトの回想シーンでサキが最初でショーコが後に出てくるって1話の時のショーコへの想いはニンゲンヤメタから無くなった?

マギウスの呪いを受けたハルトとマギウスであるカインの教育を受けたエルエルフとの呪いの絆が世界を変革するのか?{/netabare}

(2013.10/23 14話)
{netabare}親代わりであるサトミを、ある一件のせいで拒んでいるアキラ。 タイトル(大気圏の兄妹)からして連坊小路兄妹の兄妹愛がメインとなる?

以心伝心とまではいかなくても、互いに分かり合っていると思っていた。あの一件が起こるまでは…
失って初めて分かったありがたみをサトミは彼なりの方法で返そうとしている。


さすがアードライ、王子様なだけあって乗馬も様になってますね^^ アードライが王子様なのは前半(1クール)から、でている伏線の内の1つですが回収できるんでしょうか?回収するとしたらリーゼロッテも関わってきそう。

今までエルエルフをハルトしか信用していなかったようですが、ようやくハルト以外のクルー(サトミやタカヒ、マリエetc…)にも信用されたようで何よりです。
って、サトミの聖徳太子っぷりも空しく予定ルートから外れてしまったハルト達が行き着いたのは敵地であるドルシア領内。

と言う事はエルエルフとリーゼロッテの再会もある?{/netabare}

(2013.10/30 15話)
{netabare}人類初の「カミツキ」なので第1世代、ハルトやカインよりも先に呪いを受けた者がいる。それにしても彼女ってリーゼロッテの事?

ん~、偽装のヴァルヴレイヴの足のラインがスタドラに出てくるタウバーンっぽいですね。
あと、脚立の作画おかしくないですかね? 片方からしか登れないなんて^^;

幼い日のエルエルフを含むカルルスタイン出身の5人の姿は、ある意味仲睦まじいですwww

ヴァルヴレイヴ1号機のOSであるピノがマリエの事を知っていて、そのマリエの記憶が5年前から無いという事は5年前にVVV計画が始まった?
推測ですが、ピノとプルー(カインが奪った2号機に搭載されたOS)は元人間orマギウス?それかマリエ自身、人間ではなくOSとして造られた存在だったりして… もしくは人類初の「カミツキ」とか? それだとピノの言った「ルーンを食べちゃったから?」と矛盾する。

まぁ、兎にも角にも新しい伏線がでてきましたけど回収できるんでしょうか? 何か、最後は急展開・超展開でうやむやにされそうな気もしないでもないです^^;{/netabare}

(2013.11/7 16話)
{netabare}やはり、マリエはカミツキ(マギウス)だったんですね。それにしても、マリエの記憶(ルーン)を起動力として機能しているヴァルヴレイヴ(覚醒ver.)。と言う事はハルトもいずれは、自身の記憶や噛みつく事で得られた情報をヴァルヴレイヴに吸い取られていく?

呪いと呼ばれているカミツキが200年後には祝福へと呼び名が変わっている。その事とヴァルヴレイヴの覚醒に意味があると思いたいです。
またリーゼロッテ登場したのはいいんですけど、サウナみたいな装置に入ってましたね^^;

エルエルフ達、カルルスタイン機関の過去の回想で登場した友達が貴生川先生がメガネをはずして幼くした姿に見えてしょうがない^^;

いやはや、マリエのヴァルヴレイヴ1号機登場シーンでのBGMが「そばにいるよ」だなんて…・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.11/16 17話)
{netabare}ヴァルヴレイヴ1号機(火人)のOS・ピノは、ヴァルヴレイヴ本体とは別の意志(情報原子・ルーンを食べるという意味では同じ性質だけど)を持っている?
そのルーンによって得たエネルギーがヴァルヴレイヴ以外のものを巻き込んで革命が完遂する?

マギウスたるハルト達が「ニンゲンヤメマスカ? YES NO」でYESを選択した時点で人でなくなり、最初は悪魔の呪いのようなものでしかなかったマギウスの副作用が何らかの形で200年後には神の祝福へと変わっている事もヴァルヴレイヴ本体が関わっているんでしょうかね?

カインの命令で、洋館に招かれたイクスアインはマギウス側である101人評議会の生け贄でしかなかったなんて…

またヴァルヴレイヴという力を持ちながら、それ故の苦悩に悩まされるハルトと、ヴァルヴレイヴという力さえあればリーゼロッテを自身の手で救う事ができるのにそれさえも叶わないエルエルフの苦悩、それぞれが「半分こ」になる事で革命へと漸進していく。

次回、ついにヴァルヴレイヴの開発者でありハルトの父親である時縞博士が登場!?{/netabare}

(2013.11/21 18話)
{netabare}過去のリーゼロッテとエルエルフがアバンで登場してましたが、ついにリーゼロッテとの再会がみられるんでしょうか!?

地球にいるジオールの人々をドルシアから解放する為に行動するハルト達。そんな事よりハーノインは、どうなったのか?
ヴァルヴレイヴラジオ(第22回)でも話題になってましたがホント、どなまで(どなたかハーノインを見つけた方はこちらまで)ですね。
もしかして、それが分かっているからイクスアインは一言も喋らなかった?
それにしてもキャラの作画が崩れているのが今回は目立つような^^;…

彼女の世界を守りたい、例え彼女以外を犠牲にしてまでも… それがエルエルフ、基ミハエルの変革・革命。
ヴァルヴレイヴとハルト達、ジオールの学生(パイロット候補生)は人類そのものに対する革命の手段でしかない。

「リーゼロッテ、俺に浚われてくれ。」とかキザな台詞ですけど何か格好よく見えてしまいますね。
18話を一言で表すと、決別と再会とですね。{/netabare}

(2013.11/30 19話)
{netabare}愛する人を守る為、ドルシアを裏切り敵国(正確には中立国であるジオール)に亡命し建国を促したエルエルフの目的はドルシアの革命ではなくリーゼロッテを救う事だったなんて…・゚・(ノД`;)・゚・

カーツベルフ(サキがジャックして乗り移ったカルルスタインの少年)の異常にアードライ実は気づいてるんじゃないのか?って思うくらい順調にきてるな、なんて思ったら(゚д゚;)!アードライに見つかったサキだけど、この場をどう切り抜けるのか?

クーフィアはカイン大佐に忠誠を誓っているというよりは、こっちに居た方が楽しそうだからなんていう理由だろうな^^;
ハーノインの末路?を悟った今のイクスアインはジャックされていない限り、怒りそうではあるけど…

OSのピノもまたリーゼロッテと同じ肉体を持たないマギウス(第1世代?)でリーゼロッテは人の身体を移し替えながら生き、ピノはOSという機械の器へ乗り移った事でヴァルヴレイヴが情報原子であるルーンを燃料とするキッカケとなった?

ん?「私たちは人間の体を次々と乗り換えて生きながらえてきました。」と言ったリーゼロッテの言葉が真実ならエルエルフが愛した彼女は既にマギウスに乗っ取られたリーゼロッテだったという事?

いやいや、「速い!」じゃなくて自分の射撃の腕を疑ったらどうなんだよクーフィア?だからナイフでの戦闘が得意なんだろ!

リーゼロッテを助ける目的をうしなったエルエルフは、この後どうなるのか?また少しずつ暴かれつつある世界(マギウスの秘密やヴァルヴレイヴが人為的なマギウス・人間を凌駕した次世代の霊長類の筆頭の為に必要な存在)は、どう収束していくのか?見物ですね!!!{/netabare}

(2013.12/7 20話)
{netabare}リーゼロッテという光を失ったエルエルフ(ミハエル)は再起する事はできるのか?また101人評議会なる存在はマギウスの生存本能の表れであり共存できる未来はないのではないか?

等々、疑問はありますがエルエルフの知力を使えないハルト達にドルシアと対抗できる手段があるとも思えない。やはり彼の力が無いと何もできない学生のまま…という訳でもなさそう。ショーコ達はショーコ達で物資の支援を受け持ってくれる所を探していたみたいだし、とてもカップ麺をラリアットで倒しまくっていた人と同一人物とは思えないくらいに成長してますね。

絶対的な力でもない限りドルシアには勝てない。その力の1つが知略だとしたら、もう1つは武力(ヴァルヴレイヴの覚醒)?

ハーノインのピアスに隠された仕掛け、イクスアインは気づいていたみたいですがカイン大佐に関する情報だったりして。
それと何とかアルスの協力を得る事ができたが、それはヴァルヴレイヴの技術をアルス側にも提供する条件付きなんじゃないかと考えてしまう^^;

ついにカミツキの秘密が全世界に暴かれましたが、まさかこれが「世界を暴くシステム」の結果じゃないですよね(゚д゚;)!?{/netabare}

(2013.12/14 21話)
{netabare}アルスとドルシアが裏で取引をしていたから起こった茶番劇と言うにはあまりにも不謹慎すぎる殺人劇。
自分達が101人評議会に利用されていると分かっていても自国の利益・ヴァルヴレイヴの破壊、もしくは強奪を未だに計画していて中立国であるジオールを攻撃する正当な理由付けの為だとでも?
だとしても、いきなり武力で制圧するのは正当防衛でもないしおかしいだろヾ( ̄o ̄;)オイオイ

それにしても、ショーコだけはあの動乱の最中終始みんなの命を気づかっていたのは一国を背負う総理としての立場上やむを得ない事なのか・はたまた父親の死を間近で見てしまった事によって同じ悲劇を繰り返させたくないという思いからなのか。

おいおい、このままじゃ「世界を暴く」どころか本当に暴きたい事を暴く前に人類から見放されて死を待つだけになってしまうぞ?

こんな裏切られ方ないよ(-_-;)今まで、みんなの為に頑張ってきたのに…自身が追いつめられればすぐに他人を切り捨てるなんて。(1人の命と多数の命どちらかしか助けられないとしたらどちらを犠牲にするか?)

犬塚先輩はアイナに嘘をついていた、好きと言えなかった自分自身と引き換えに守ったものは…ハルトの気持ちとみんなの命だった・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.12/19 22話)
{netabare}200年後の世界にも咲森学園が保存されているという事はモジュール77をそのまま取り込んだ形の国家なの?
それにしても200年後の世界の王子と呼ばれている少年、外見はエルエルフですが瞳の大きさ・色はハルトそっくりですね。まさか、ハルトは意識だけの存在になってエルエルフ(クローン)の中で生き続けているとか?

戦争互助組織から国家へと変わったドルシア。その頃から101人評議会(マギウス)がドルシアのバックに居たとしたら、人類vsマギウスの対決は起こるべくして起こったとしか…
それに立ち向かうヴァルヴレイヴのパイロットであるハルト達は人類とマギウスのハーフとして造られた呪いを受けた存在であると同時に共存関係という祝福を手に入れる為にヴァルヴレイヴが必要だった。

「はんぶんこ」、何もかもそう容易く分け合う事はできない。だけどそれを願い、行動に移す事で変わるかもしれない
。ハルトのように半分、人間でもう半分はマギウスとなった身体で平和を願い、エルエルフはあの時終わるはずだった命をリーゼロッテに救ってもらった(髪を切る事で命を半分わけ与えてもらった)一件でリーゼロッテを救い出す事で彼なりの恩返しをしたかった。

男は拳でしか語り合えない?とはよく言ったものですが、今回の件で人間であるエルエルフとマギウスであるハルトが分かり合えた事は世界を対立の構造から協調の構造へと変えるキッカケとなるのでしょう。{/netabare}

(2013.12/28 23話)
{netabare}かつては共に革命を誓った仲間だったエルエルフ。だからアードライは一緒にその誓いを成し遂げたかった。だが、その革命へと続く互いの道はヴァルヴレイヴの出現によって別れてしまった。しかし、アードライの道は友を失ったイクスアインの協力を得て再び光が差しはじめる。

てっきりアードライ組む事は、もう無いと思ってましたがまさかの展開デーゲン!?(゚д゚;)
それにエルエルフの「言ったら信じてくれたのか?」の問いにアードライが僅かなためらいを見せたのは許す気があったんだろうな^^;

ヴァルヴレイヴOS・ピノの兄であるブルーに101人評議会の面々が一目を置いているという事は、黒幕はカイン大佐ではなくプルー?

何気にエルエルフがドルシアの軍服に袖を通すシーン、2期のPVでもありましたがここまで待たされるとは…

クリムヒルトは、ハルト達がモジュールを奪還する事に少なからず希望を持っている。彼女もまた王統派の1人であり今の反王党派が統べるドルシアを快く思っていないから。それにしてもドルシアはマギウスの後ろ盾が無かったら今頃クーデターで情勢が安定しないまま最悪、崩壊してそう^^;

次回、最終回なのでジオールとドルシアの決着は着きそうですが色々と消化不良な幕引きとなりそう。{/netabare}

(2014.1/2 24話)
{netabare}ドルシア総統もマギウスで合った事が世界へと暴かれてしまった中、カインが強奪したヴァルヴレイヴ2号機(ダーインスレイヴ)で出撃する。そのドルシアはマギウスの謎を秘める為にジオールと戦い、そのジオールはマギウス・世界を暴く為にドルシアと対峙する!

ダーインスレイヴの装備が3~6号機の寄せ集めみたいになっているのは残念です^^;唯一、槍の装備はダーンスレイヴ独自の物ですがイデアールの頭が付いてるってwww
このダーインスレイヴ、wikipediaによると北欧神話に登場する魔剣で鞘から一度引き抜かれ生き血を浴びると完全に血を吸い尽くすまでは鞘に戻らないという代物なんだとか。
まさに、マギウスらしい兵器のネーミングですね。

最終決戦なのにハルトが戦闘にほとんど参加しないのは、エルエルフとカインとの関係に終止符を打つ為だったと思いたいです。にしても深刻な状況に陥り、エルエルフをジャックする時のハルトの焦りにも似た表情がなぜか笑えるww

ハルトたちが守った世界は、第3銀河帝国の礎となりカミツキ(疑似マギウス)を呪いの象徴から祝福の象徴へと変えるキッカケとなった。{/netabare}


1st.seasonも含めてあっという間の2クールでしたが、200年後の世界に住む人々は人類と共存できたのでしょうか?
それに王子と呼ばれていたあの少年の正体や、ドルシア・ジオールのその後など描かれていない部分が多いので終わり方には納得がいかないです。
キャラに関してもクーフィア以外は個性があって好感が持てました。
もちろん、クーフィアにも強すぎる個性がありますがただの戦闘狂です^^;パーフェクツォン・アミーとしてはエルエルフの次に優秀でしょうけど人間性の面ではちょっと…(゚д゚;)

前述したように納得のいかない部分が多い、期待していただけに残念ではありますがコミックスや小説などのメディアミックス作品でもあるので、アニメでは描かれなかった所を描いていってもらえると個人的には嬉しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ちょっと内容を整理させて欲しい・・・(書き途中)

一期から時間が経ち、興味もだいぶ薄れていましたが、やっぱり謎を残したままというのは気持ちが悪く、最終話まで放送したあとに一気に見てみました

結論を言えば、「謎は明らかになったけど、わからないことだらけだった」でした

ここからはネタバレです
{netabare}まず作品の世界観というか流れを振り返らせてください
※ぶっちゃけうろ覚えだったりするので、勘違いがあるかもしれません

1.マギウス地球に来る
2.マギウス生物に乗り移る
3.マギウス人類に気味悪がれてしまったので、隠れることにする
4.ジオールがヴァルヴレイヴ作る
ここからは本編一期
5.ドルシアがジオールを奇襲
6.ハルトくん一号機でドルシア攻撃
7.なんやかやで咲森国爆誕
8.なんやかやで月目前でドルシアに攻撃され、弐号機がマギウスに奪われる
ここから本編二期
9.弐号機を退けて月到着
10.地球に行く事にしたが、ドルシアに到着
11.ドルシアでヴァルヴレイヴの開発者にあって、カミツキについて知る
12.エルエルフの想い人を発見保護したと思ったら、助けられて、助けられなかった
13.ファントムの船を捕まえる
14.マギウスにしてやられて、咲森国で大量虐殺がはじまる
15.逃げる
16.ドルシアとアルスが結託しようとしているので、阻止し、弐号機をぶち壊す
17.世界が大荒れ。人々は疑心暗鬼になるも、咲森国民は何人か生き残り、新たな国を作りました

う~む
こんな感じでしょうか?
とりあえず謎は全て明らかになったのかな?

個人的に分からない部分というのは、「なぜこんなにしっちゃかめっちゃかにしてしまったのか?」ですね

とりあえず、終わり方がもうなんなの?って感じでした
物語の流れ的には「マギウスと人間が共存する世界を作る」というのが最終的な目的になったわけです
いわゆる「相互理解って大切だよね!」みたいな感じ
主人公二人はそんな世界の実現のためにマギウスの存在を世間に知らしめます
隠そうとするやつをぶっ飛ばして、自分たちカミツキを暴いたときの意趣返しをはかります

ここで疑問なのが、マギウスと共存しよう的なエンドだと思いきや、主人公二人はいなくなり、ショーコちゃんが未確認宇宙生物とコンタクトを取っていることです
なぜその場面がラストなのか?
結局マギウスたちとはどうなったのか?
せめて最後にそこを描けよ(゚Д゚)
なぜ未確認宇宙生物とのファーストコンタクトを描くのか?

他にも細かいですが疑問点が
{netabare}1.なぜドルシア総督がマギウスだとわかったのか?カイン大佐がマギウスなのはわかってたけど、あいつがマギウスかどうか知るずべはなかったのでは?
2.なぜエルエルフはマリエを即始末しようとしたのか?雑すぎだろ。ハルト来ないからイラついてたんですかね・・・
3.なぜハルト以外はルーンを補充しないのか?一号機はOSちゃんの分も補充しないといけないのかもしれないから、ルーンの消費が激しいのかもしれないけど、ほかの人が一度もルーンを補充してないのはなんなのか?
4.ファントムの船を捕まえていたのは何だったのか?そもそも「月にファントムの船が向かっている」→「捕まえよう」。何故なのか・・・?{/netabare}



良かったと思える部分も無くはない
しかし、正直展開についていくのがやっとだったのと、上記の疑問点に「んんんんん?」となりながら見ていたのであまりいいとは思えませんでした
もう少しやりようがあったのでは?と思ってしまうので、惜しい作品だったとは思います

山田と先輩をもっと活躍させて欲しかったし、マリエの話も掘り下げて欲しかったな
あんだけ頑張って、その頑張りを知ってるのがハルトとエルエルフだけって寂しすぎるだろ(´・ω・`)
せっかくアキラちゃんとも仲良くなり始めたとこだったのに・・・
ルキノさんも物語から退場してる時間が長すぎたような・・・
ハルトくんとはいろいろあったんだから、そこらへんをもう少し描いて欲しかったかな
そういえば結局なんでチョメチョメしてしまったのかわからなかったな
あと主人公はヴヴヴを壊すと言ってましたが、あれはどうなったの?
マギウスとの共存という方向に向かったゆえの心情変化というふうに捉えることもできますが、作中で明言したりして欲しかったかな

そういえば、クーフィアというキャラがいましたが、あいつって実は裏切り者としてエルエルフ達が殺したやつと仲が良かったりしないかな?
そうだとすると、例え仲が良くても裏切り者は殺さなければならないという現実を最も心に刻んでいたのはクーフィアだったのかもと思うのです
戦闘狂っぽく描かれてましたが、実はエルエルフ達を仇として恨んでいたのかもしれないと考えると、面白いかも
{/netabare}

いったんここまで

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

クソアニメとは何か? それは例えば登場人物がシナリオの都合で軒並み馬鹿になり、非常識極まりない行動を取ったりし始める作品のこと

あまりにも笑ったので衝動的に書いてみました。
21話。凄かった。神回と呼ぶにふさわしい。

2013/12/07配信の21話、ニコ生アンケートでは
(①とても良かった ②まあまあ良かった ③ふつうだった ③あまり良くなかった ⑤良くなかった)

①24.2%
②6.7%
③6.4%
④9.6%
⑤53.0%

⑤が過半数超え、①が30%割れなんて初めて見た(ノ∀`)
つか53=ゴミなんて出来すぎで、これも仕込みなんじゃと疑うレベルw


【参考】他作品のアンケート ①とても良かった の割合 
 ※()内は配信日

のんのんびより
7話(11/28)95.4%  8話(12/5)96.0%

てさぐれ!部活もの
8話(11/24)94.8%  9話(12/1)94.6%

キルラキル
8話(11/24)93.0%  9話(12/1)93.7%

蒼き鋼のアルペジオ –アルス・ノヴァ-
8話(11/28)86.4%  9話(12/5)94.0%

弱虫ペダル
8話(11/29)93.1%  9話(12/6)95.1%

アウトブレイク・カンパニー
7話(11/26)92.9%  8話(12/3)90.4%

東京レイヴンズ
7話(11/27)76.4%  8話(12/4)69.6%

ストライク・ザ・ブラッド
8話(11/28)80.9%  9話(12/5)78.1%

IS<インフィニット・ストラトス>2
7話(11/25)52.0%  8話(12/2)52.2%

BLAZBLUE ALTER MEMORY
8話(11/29)80.4%  9話(12/6)62.1%

メガネブ!
8話(11/24)57.5%  9話(12/1)72.0%

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21話 嘘の代償
{netabare}> ドルシア総統によって、カミツキの秘密が暴かれた。
> さらに、101人評議会の情報操作により、ファントムによる殺人もハルトたちのせいにされ、
> 世界は一気に彼らの敵に回る。
> 危険生物の駆除という名目の下、次々と殺されていく生徒たち。
> やむを得ず逃げ出したハルトたちだったが、モジュール77は既に大艦隊に取り囲まれていた。
> そんな窮地に陥る中、一部の生徒たちがハルトを拘束する。
> ハルトを差し出すことで、自分たちだけ助かろうというのだが……。
{/netabare}

とにもかくにも雑で急。説得力不足。
{netabare}ドルシア、アルス、ジャーナリスト皆グルでジオールへのなすりつけが見え透きすぎの{/netabare}
茶番、誰も信じないでしょ。
{netabare}学生を無差別虐殺する{/netabare}非人道的行為を大統領主導であんな軽率に行うなんて、
視聴者の多くが不快に感じるのが妥当。
{netabare}「奴らは人間ではない! (不死の)危険生物7号だ!」と言いつつ射殺。
いやいや、あっさり死んどるがなw 不死としつつ殺す矛盾。{/netabare}

ハルトもショーコも揃って馬鹿。ちゃんと説明しないし衝動的に行動して人の話を聞かない。
シナリオの都合なんであろう方向に話をシフトさせる操り人形と化していると感じてしまいました。
{netabare}ハルトはうっかり口を滑らせすぎだし、ショーコは手のひら返しが早すぎ。
視聴者的に茶番で非人道的でご都合と映っているに過ぎないアルスに、ハルトをあっさり売るショーコ。

引きこもりエルエルフさん、あっさり捕縛、ハルトと共にアルスへ売られる。以前も見た光景だけど。
「買いかぶられたものだな」てのもなんかズレてる。
無気力ならそんな台詞出てこないはずだし、やる気あんなら捕まんなよだし。

常識人的振る舞いを見せた犬塚先輩、戦死。
「信じてもらえなくても、憎まれても、俺は!」仲間を守ろうと奮戦したのに…{/netabare}

バトル描写がまともでも、キャストが豪華でも、
シナリオのとんでもなさが全てを覆し、どうでもよくなる。
ホント凄いです。

監督:松尾衡
シリーズ構成:大河内一楼
21話脚本:熊谷純


「ボクジャナイー」⇒監督と脚本家で責任のなすりつけ合いかな?
「ジャッジメントする!」⇒視聴者にスタッフが裁かれるんですね
と話題をかっさらってきた(たぶん)ヴヴヴ、いったいどこへ行くのか。
全24話とのことで残り3話、ちゃんと終われるのか。
劇場版作って結末すんじゃね?なんて声もあるけど、
こんなのに一文も払いたくない人ほとんどなんじゃw
気になるのでとりあえず最後まで観ます。ある意味楽しみ。
(2013/12/08初up)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

65.2 5 サンライズでバトルなアニメランキング5位
セイクリッドセブン(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (563)
3239人が棚に入れました
海に囲まれた半島にある港町。 孤独ながらも穏やかな生活を送る丹童子アルマの前に、執事とメイドを引き連れた少女、藍羽ルリが現れる。アルマに力を貸してほしい、と申し出るルリ。ルリはアルマにセイクリッドセブンの力が宿ることを知っていたのだ。 しかし、その力で人を傷つけた過去を持つアルマは、ルリたちを追い返す。一方、穏やかな町に突如現れる石の魔物「悪石(ルビ:あし)」。 立ち向かえるのは、アルマの持つセイクリッドセブンの力のみ。 ルリはアルマの本当の能力を解放させるため、宝石を練成する。 「私の意思をあなたにあげる。」 ルリの思いを刻み込んだアルマの力が、“悪石(あし)”を撃ち砕く!!

声優・キャラクター
寺島拓篤、中島愛、岡本信彦、入野自由、伊藤かな恵、野水伊織、小西克幸、大川透、山口理恵、赤﨑千夏、田中真奈美、七瀬亜深、中野美穂、戸塚利絵、三上枝織、林沙織、藤田由美子

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ちょっと予習すれば十分楽しめる作品です( `ー´)ノ

■セイクリッドセブンってなんなの(*゚・゚)ンッ?
舞台は江ノ電で有名な鎌倉市が舞台になっているのです!
地球外から降ってきた「セイクリッドセブン」という7つの不思議な石に触れた者は、特殊な能力を手に入れることが出来るのです♪
その能力者の事を「セイクリッドテイカー」と言い、また石によって作られた魔物の事を「悪石」と言うのです。
本作品の主人公の丹童子 アルマ(tandouji -)も「セイクリッドテイカー」なのですが、度々暴走する自分の力を次第に忌み嫌う様になっていくのです。
そんなアルマがある日、悪石と戦う為の施設を持つ「ルリ」と言う女の子と出会い、自分の中の本当の力を見出す事で、彼の人生が大きく変わって行く事となるのでした♪
 
 
■メインキャラと豪華キャストの紹介♪
丹童子 アルマ(tandouji -)
【声】寺島拓篤・・・<代表作>うたプリ(一十木音也)、アクエリオン(アポロ)
 一十木君の声の人なのですよ♪それだけでテンション上がっちゃいます(*^o^*)
 初めはつっけんどんな印象なのですが、実は控えめで照れ屋な面も♪
 本作品の主人公で「セイクリッドテイカー」の一人です♪
 
藍羽 ルリ(aiba -)
【声】中島愛・・・<代表作>マクロスF(ランカ・リー)
 いつ聴いても愛ちゃんの声は可愛いですね♪
 本作品のヒロインで、アルマの力を引き出す力をもつ「セイクリッドテイカー」の1人なのです♪
 
鏡 誠(kagami makoto)
【声】入野自由・・・<代表作>ガンダム00(沙慈・クロスロード)、電波女と青春男(丹羽真)
 ルリの執事で「エンゲージメントスーツ」という変形型ロボットで悪石と懸命に戦うのです♪
 
鬼瓦(onigawara)
【声】大川透・・・<代表作>鋼の錬金術師(ロイ・マスタング)、GOSICK(ブライアン・ロスコー)
 うぅ・・・マスタング大佐が石に∑('◇'*)!?
 最初は奇抜なキャラで気を引こうなんてそうはいきませんのよ!!って思ってたけど・・・
 次第に打ち解けていきましたw
 ちゃんと物語でも良い仕事してましたよ♪
 
伊藤 若菜(itou wakana)
【声】伊藤かな恵・・・<代表作>神のみぞ知るセカイ(エルシィ)、花咲くいろは(松前緒花)
 かな恵ちゃんはいつも・・・はがないの星奈ちゃんを思い浮かべながら聴いてます( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
 鉱石部部長。石をこよなく愛するマイペースな女の子なのですよ♪
 
 
■総評
他の皆さんのレビューにも書いてあるのですけど、この作品を観始めるとデジャブような印象を受けるかもしれませんね(* ̄- ̄)ふ~ん
「コードギアス」「ヱヴァ」「タイバニ」「エウレカ」「スクライド」や、はたまた「ウルトラマン o(o|o)/ 」などのヒーロー物の雰囲気も醸し出していましたΣ(- -ノ)ノ エェ!?
前半は正直に惹かれるものが無くってこれはハズレかなって思っちゃいました!!
アルマの愛車も「モトコンポ」でなんかスピード感もないし、奇抜な鬼瓦も良くわからないし気持ち悪いし、この物語の世界観や設定、特殊用語の「悪石」とか「セイクリッドテイカー」とかの説明が足りない感じでついて行くのが必死だった気がします。
 
しか~し、中盤から後半にかけて不思議とストーリーに惹き込まれているσ(・・*)アタシがいたのです♪
王道の中で個性という色を着けようとしていて、最初は馴染まなかったのが少しずつ馴染んで見事に自分だけの作品に仕上がったって言う印象ですね♪
(ノ´▽`)ノオオオオッサンライズマジック♪
って、かってに叫んでみました(*^-^)
 
ストーリーはバトル物で特に捻りはないのですけど、真実は何なのか、本当の正義とは何なのか、真実に向かって行動を共にする仲間との絆、過去の自分との決別などなど、過去の王道と呼ばれるストーリー展開に心地よさを刻み込まれている私の心を呼び起こさせてくれた様な感覚です♪
最後は気持ちよく完結してくれたので、あぁ~最後まで観て良かったよーってなりました♪
 
よく言えば、懐かしさを感じさせるような安心して観れる作品。
悪く言えば、決して名作にはなれない、無難な良作。
って感じでしょうか(^▽^;)
 
 
■最後の一言
メイド隊って、どの作品でもメチャクチャ強いですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『stone cold』
 歌:FictionJunction(窪田啓子)
 軽快でアップテンポなテクノサウンドは相当かっこ良い曲でお気に入りになりました(゚∇^d) グッ!!
 
ED曲『輝跡 -kiseki-』
 歌:南里侑香
 こちらもアップテンポでバトルアニメらしいかっこ良い曲ですね♪
 
 
2011.09.20・第一の手記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君の意思(石)は受け取った(70点)

全12話。
サンライズ製作のオリジナルアニメ。
最先端バトルアクション。
テーマは「気持ちよさ」

個人的満足点:70点
アニメ系統:バトル系

個人的にはわりと好きな部類。
気持ちの良いバトルシーンはなかなかの見ごたえ。
キャラの熱さもなかなかいい。

しかし、12話と1クールにしては
物語の進行が安定していない印象。
所々で方向が分からなくなる。

最初からゴールに向けて真っ直ぐ進めば
もう少し深い所まで描けたのではないかと思う。
それだけに少し残念ではある。

キャラデザは好き嫌いが出そうではある。
個人的にはあまり好きなデザインでは無く
特に女の子キャラがあまり好きじゃない。
しかし、見ていると段々ルリが可愛く見えてきたから不思議w

声優陣は意外にもかなり豪華だったりする。
イットキ君とランカとじんたんと奥村燐と高野政宗などw
主役級がごろごろいるw

音楽もまずまず。
OP曲は個人的には結構好き。

全体的に見れば無難な作りだったかなという印象。

2012年にはナイトエディションという総集編が製作されるようだ。
本作ではナイトのことが深く語られていないので
ナイトエディションを見ると深みが増すのかもしれない。


と、まあ色々書いてきたが
つまり何が言いたいかというと

劣化スクライドかな。

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以下、各話の感想。
ネタバレを含んでいることもあるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
なんか熱いバトル物の気配がするw
なかなかいいんじゃないかと思う出だし。
キャラも個性的で○

唯一つっこみを入れさせていただきたいのは
何で皆メイド服なのかとwwww

とりあえず継続視聴する。

2話視聴。
とりあえず、色々分かった回。
これから、本格的になってくるのかな。
かなり早い展開なので、まだまだ何かありそう。
というか無かったら、最後までもたないw

ところで空飛ぶボードでバックトゥザフューチャーを
思い出すのは俺だけだろうかw

3話視聴。
何か伏線ばら撒くだけばら撒いていったぞ。
2話である程度分かったと思ったが
真相は別のところにありそうだ。
どんな展開になるのか結構楽しみだ。

4話視聴。
ちょっと生き抜き回かな。
オペレーションミラーフォース
オチに吹いたw
最後のオチもw

5話視聴。
カガミがかなり活躍。
アルマは最後いいとこどりw
能力便利すぎるだろw
まさかそんな終わり方をするとは思わなかった。
しかし、そろそろ大きな目的に向かって動いて欲しいところ。
このままじゃマンネリしてしまう。

6話視聴。
やっとナイトがからんできた。
バトルシーンはなかなか良かった。
ちょっと設定が無理矢理ぎみな気はしないでもないが。
ここから盛り上がって欲しいところ。

7話視聴。
徐々に盛り上がってきた。
やっぱりそうだよね。
怪しいとは思っていたが、王道の展開。
これは期待できるか。

8話視聴。
今週はちょっとラブコメ展開だった。
何かルリ可愛いんだがw
まったく好みじゃないのに可愛いと思ってしまったじゃないかw
まあ、これでアルマとルリがぐっと近づき
今後の盛り上がりにつながるのかな。
結構楽しみになってきた。
そして、「とりあえず」にこんなこだわりがあったのかとw
タイトルからも「とりあえず」外したw

9話視聴。
何か、横道にそれたw
どうでも良さそうなアシとの戦闘になっちまった。
ナイトとかどうなったんだ?
どうしてこのタイミングで横にそれるのか疑問だが
後3話で綺麗に決着つくのかね。
まあ、来週に期待するとしよう。

10話視聴。
ルリの過去が語られ、いよいよクライマックスへ。
しかし、カガミのおやじかっこよすぎる。
最近のアニメのおやじはかっこいいねえ。
あの爆発でって突っ込みはしないでおこうw
自分もそれぐらいの歳になったってことかね。
ラスト2話、綺麗にたたんで欲しいところ。

11話視聴。
最後の盛り上がり。
いよいよ来週決着。
綺麗に終わりそうだね。

12話視聴。
綺麗に決着。
無難な終わり方だった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

触れ合う二つの「意思」と「石」

「意思」で動く「石」の力。
それは、この物語の全て。


あの日から、一人は慣れていた。
この力がある限り、守りたいモノまで傷付け、遠ざけてしまうから。
それで辛い想いをするのなら、自分から遠ざかればいい。
目も耳も心も、全てを閉ざしてしまえば・・。そう、地面に転がる石の様に。


主人公「丹童子アルマ」は不思議な力を持っていた。
それは自分では制御出来ない程の強大な力、「セイクリッドセブン」
その力を発動させる者を「悪石-アシ-」、コントロールする者を「善石-ヨシ-」と言う。アルマはその悪石であった。
しかし、ある日アルマの元に、この作品の鍵となる重要な過去を持つ
「藍羽ルリ」が現れる。
ルリによりアルマは力をコントロール出来る様になり
その力で、悪石と戦って欲しいと頼まれる。


まず、一話を観て思った事。
「変身姿恥ずかしーぃ(/∀\*))キャハ♪"」
あくまで変身です。なのでロボットではありません。
赤いスカーフをたなびかせる、仮面ライダーの様なモノですw
もちろん、装備や力は現代アニメなので、あり得ないモノになってます。
そして、その力はルリから石を受け取る事でしか発動出来ない、
一回なら良いけど、毎回そのシーンがあります。


「あなたの記憶を私の中に。私のイシを貴方にあげる」


最初はいいんですけどね、最初は。
毎回ってヒーローとしてどーなの?大変じゃない?
なんて思ったりもしました(´・ω・`)
あと、一つ気になったのが「メイド隊」。
あれのせいで、本格的バトル像が崩れちゃいました。
いる?メイド隊wwやはり、現代に「萌え」は必要?
メイド隊が悪い訳じゃない、ただ戦闘に参加しちゃ駄目だよw


否定的な事ばかり言ってますが、サンライズ作品ですし
話の内容的には好きな感じなので面白かったです!
同じ力をもつ「輝島ナイト」目線の「ナイトエディション」
も制作決定した様で。
そこで、全ての真実が明かされる事を楽しみに、
1期の幕は閉じたいと思います。


これを忘れてはいけない。
OP/ED共に最高でした♪
途中で入れ替えをし、どちらにしても合うヽ(゚∀゚ )ノ
特に「stone cold」は始まる前サイトで観た番宣で聴いてから好きでした♪それ位良い曲になってます!



君に出会って、全てが変わった。
見える景色も、聞こえる音も、感じる心も。
自分の力を、守れるモノに変えてくれたのは、君の意思と石。
だから必ず守る。君を。全てを。
あの日、初めて人の為に力を使った。
それが君との出会いだったのは
きっと、石が繋げた運命だったんだろう。











投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

68.3 6 サンライズでバトルなアニメランキング6位
ガンダムビルドファイターズ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (450)
2078人が棚に入れました
時は近未来。 アニメ作品『機動戦士ガンダム』のプラスチックモデル ――通称『ガンプラ』が、1980年代に一大ブームメントを巻き起こしてから早幾年。 今、第2次ガンプラブームと呼ぶべき、新たな波が世界を席巻していた。 その人気を牽引しているのが、『ガンプラバトル』の存在である。 仮想空間のCGなどではなく、製作したガンプラそのものを操作して戦うという、 画期的なバトルシステムの登場により、その人気は拡大、 毎年、ガンプラバトル世界大会が開催されるまでに至っている。 本編の主人公、イオリ・セイも、ガンプラを愛し、ガンプラバトル世界大会への出場を夢見る、 若きガンプラビルダー(製作者)である。 模型店の一人息子ということもあり、高いガンプラ製作能力を持つ彼だが、 バトルの操縦には疎く、大会に出場しても初戦敗退を続けていた。 そんな彼が、卓越したガンプラ操縦技術を持つ謎の少年、レイジと出会い、 コンビを組んで世界大会に挑む! ガンプラビルダー、セイ。 ガンプラファイター、レイジ。 セイが作って、レイジが戦う。 彼らが、噂のビルドファイターズ! 目指すは、ガンプラバトル世界大会への出場――その優勝だ!

声優・キャラクター
小松未可子、石川由依、中村悠一、三石琴乃、國立幸、佐藤拓也、藤井美波
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ガンダムオールスター

「プラフスキー粒子」を使ってガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」を遠隔操作して戦わせることができる世界
ガンパラバトル世界大会優勝を目指す"イオリ セイ"と"レイジ"のお話
今までのガンダム作品とは全然趣向の違ったアニメとなりました

注目点その1 今までのガンダム作品パロディ
キャラやセリフなど、至るところに過去のガンダム作品のパロディが散りばめれられています
あまり詳しくない自分でも楽しめました
最たる例として挙げられるのがラルさんですね
もうまんまラルさんですww
初めて見たときは爆笑しました

注目点その2 登場するガンプラが多種多様、そしてかっこいい
主人公機などの有名機だけが出ると思ったらそんなことはない!
なかなか日の目を見ることのない機体も登場するのです
ガンプラバトルでは原作の機体性能よりも、ガンプラの精度の方が優先される
そのため、各自が好きなガンプラを作れるというわけですね
まあ実際は改造された有名機の方が多いですけど(^_^;)
でもムチャクチャかっこいいです!!

注目点その3 熱すぎるほどのガンプラバトル
なんだかんだでこれが一番重要
もう言葉なんていりません
皆このアニメを観て、熱いバトルに感動してください
ガンダムがわからなくても、バトルの熱さは伝わるはず!!!
それなりに解説もついているから大丈夫ヽ(´▽`)/

とにかくこのアニメは非常に面白いと思います
だから皆観てねーーーーーーーーーー


好きなキャラはアイラ・ユルキアイネン
常軌を逸した可愛さに俺はもうメロメロです
アイラ・メッチャカワイイネン


以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}ガンプラバトルって実際にガンプラ壊れちゃうの!?
子供の財布に厳しすぎるじゃないですか
常連のラルさんには盛大に笑わせてもらった
ちょいちょい歴代ガンダムのパロディをぶっ込んでくるのが( ・∀・) イイネ!{/netabare}

第2話
{netabare}ゴリラくん、いやゴンダくんよ
スモー(ゴールド)とはいい趣味をしている!
なぜ常連のラルさんがここにΣ(゚д゚lll)
紅の彗星とかマジかっけえっす
レイジ何者やねんww{/netabare}

第3話
{netabare}ラルさん弱いのかよ!
ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!
ボールに負けるようじゃ話にならないよおじさんたちww
ビルドストライクかっけえ
そして委員長もとうとうガンプラに手を出した!?{/netabare}

第4話
{netabare}委員長が完全に恋する乙女ですね
これが若さか・・・
ラルさん相変わらずのネタキャラぶりwww
ガーベラ・テトラがキタ━(゚∀゚)━!
そしてアイドルって大変なんですね
声が悠木碧だったことを高く評価します!{/netabare}

第5話
{netabare}今回はネタが満載すぎだった
店員「ガンプラでございます、あちらのお客様からです」
リカルド「(`・ω・´)キラーン」
セニョリータ「(//∇//)ズキューン」
俺もやろうかなww
熱すぎる脳内バトルに感激した
核に耐えうるシールドをいとも簡単に破壊するビルドストライクすごすぎ!
翔べ、ガンプラ!!!{/netabare}

第6話
{netabare}ギャンギャギャンにクソワロタwww
ユウキ先輩強し!
バトルがかっこよすぎてみとれてしまうレベル
そしてビルドガンダムMk-2が登場
このまま世界大会出場が決まることでしょう
Cパートで強そうな女の子キタ――(゚∀゚)――!!
これが僕たち/私のガンプラだ!!{/netabare}

第7話
{netabare}ガンダムDXとGビットだとおおおおおお
弱かったなあ(>_<)
僕らのガンプラは伊達じゃねえ!
そして相変わらず委員長が可愛くて辛い
灼熱のタツですら知ってるんだねラルさんのこと
超すごい人なんじゃないか!?
アプサラスⅢキタ――(゚∀゚)――!!
タツヤ会長がカワグチに?
逢戦士たちってwww{/netabare}

第8話
{netabare}開幕百式で俺のテンションは上がりまくり!!
ジェガンでデビルガンダム倒しやがった!?
戦国アストレイかっけえっす
ニルスのスペックが高すぎてビビります
世界レベルの実力者が次々と噛ませ犬に・・・
恐ろしい世界です
お、乙女だwww{/netabare}

第9話
{netabare}ガンプラの絵で特賞とれるんだね
絶対審査員ガンプラ好きだろ
ベアッガイⅢのトレーニング姿が可愛すぎる
癒されるわ〜
まさかの綿入りガンプラとは
発想が自由すぎるwww
チナちゃんは完全にセイの嫁だな{/netabare}

第10話
{netabare}ついに始まった世界大会!
予選はポイント制みたいです
これは盛り上がる気がする
復活のキララwww
スタービルドストライクTUEEEEEEEE
ビームは消すし、光の翼というか月光蝶(?)みたいなやつ出すし
まあでも今回の一番の驚きは、アイラちゃんが全然クールじゃなかったことかな
肉まん食べようとするシーンが可愛すぎる{/netabare}

第11話
{netabare}名人にとって勝利とは、必要最小限の絶対条件である( ー`дー´)キリッ
正体がバレバレなのも定番ですね
チナちゃんがメガネ外してパジャマだとおおおお
ガウの嫉妬同盟ワロタww
ちゃっかり兄弟がいたことを高く評価します
ラストにでかいザクキタ――(゚∀゚)――!!{/netabare}

第12話
{netabare}やっぱりファイターは熱い生き物です
みんな滾ってますな
やはりビームを消していたのではなく吸収していたのね
会長の小物感が異常すぎるwww
いったいレイジの何を恐れているのか?
腕があああああ{/netabare}

第13話
{netabare}やはり腕が逝ってしまってましたか・・・
なんか俺もケツが痒くなってきたかも?
アイラのツンデレすごくいいです

第3ピリオドは武器がランダムで決まる闘い
みんなの武器の使い方が多様で面白いぞ
さてと我等がスターの武器は、、、ボール?
地面から野球場??
ルワンさんがバット持ってる???
なぜか野球バトルになってる!
しかもルワンさんの野球歴が凄すぎるwww
とにかく熱いバトル(?)でした{/netabare}

第14話
{netabare}アイラちゃんの私服姿可愛すぎいいいいい
OPがチェンジ!
そしてハイライト形式でどんどん予選が進んでいく
今のところ全勝してるものの、ラルさん曰くまだまだ油断ならない状況にあるみたい
そんな中コードネーム"C"が動き始める・・・

ついに始まったガンプラレース
うん?ガンプラレース??
兄弟が同じレースに出てるのかあ
とか思ってたら"C"の妨害ががががが
ラルさんの大活躍によりなんとか妨害から抜け出せたものの、結局勝てずじまい
これで次のピリオドで絶対に勝たなくてはならない状況に(>_<)
まさかのレイジが会長を襲撃{/netabare}

第15話
{netabare}ガンプラマフィアってなんやねんww
アリアン第一王子ってなんやねん!!

ガンプラと筋トレとの因果関係について知りたいものです
第8ピリオドは1VS1のバトル
相手はなんとフェリーニさん!
シールドが即効で破壊され、アブソーブできない展開に
なんだこの熱すぎるバトルは!!
もう目が(´;ω;`){/netabare}

第16話
{netabare}妄想が捗ってますなお母様
ソフトクリームで目を輝かせちゃうアイラちゃんカワユス
レイジとアイラの元に髭面のおっさんが現れた!
こいつがセイのお父さんか?
"C"が再び動き出したか!?

作ったばかりのガンプラでCと対決
ピンチに陥ったレイジを助けるためにアイラたんが参戦!
コマンドガンダムたんも可愛いです
おっさん付け髭かよヾ(・∀・;)オイオイ
正体は国際ガンプラバトル公式審判員だった!?{/netabare}

第17話
{netabare}決勝トーナメント開始!
1回戦の相手はマオくん
トーナメント表を見る限りだと、ニルス、アイラ、名人の順に戦うことになりそうだな
そんで名人は途中で兄弟に苦戦するかな
そんな読みきった展開になるかどうか・・・
ガキンチョマオくん可愛らしいなww
マオくんはエマさん推しで師匠はマリューさん推しだそうですどうでもいいことですけどね

そしてついに始まったガンプラバトル
まさか魔王の切り札がビームサーベルとはね
これには意表をつかれました
またもや熱いバトルをありがとうヽ(*´∀`)ノ
ルワンさんが噛ませ状態に!{/netabare}

第18話
{netabare}結局アイラたんとレイジは似た者同士ってことだな
レナート兄弟のビームは一体どういう仕組みなんだ?
まるでマジックだな・・・

名人VSレナート兄弟
自走砲を使った攻撃によって建物内に追い込まれた名人
まさかのジオン兵フィギュアをつかった爆弾攻撃
ガンプラ関係ないwww
さらにはレナート兄弟がEXAMシステムだと!?
どんな魔改造ですか(´▽`){/netabare}

第19話
{netabare}戦国アストレイの刀は相手のビーム系の粒子と同調させるのか
よくわからないけれども・・・
いつの間にかニルスがキャロラインの彼氏に!?
プラフスキー粒子にしか興味ないニルスとガンプラにしか興味ないセイ
方向性が違うだけで似た者同士なのじゃなかろうか?

ストライクVSアストレイ戦開始!!
ビーム兵器は効かないということで即効で打撃戦に
熱いガンダムファイトです!!!
アストレイが発勁を使いよった( ゚Д゚) ス、スゲー!
名人のツッコミどころはそこかよww
結局ニルスもガンプラが好きなんだねヽ(*´∀`)ノ{/netabare}

第20話
{netabare}まさかメイジンは機体を替えるのか!?
ネメシスのオーナーがただの孫バカな件について
ラルさんはやはり"青い巨星"の異名をもっているんだな
アイラが勝つんだろうけど、いったいどんな試合内容になるのか

次の試合のことを考えてしまっているアイラたん
そんな彼女の隙をつきクリアファンネルを破壊し、ダメージを与えたフェリーニさん
しかしオーナーの命令で暴走状態にさせられたアイラたんが途中から圧倒!
ウイングお得意の自爆キタ━(゚∀゚)━!!
と思ったらキララちゃんがすごいイケメンぶりを発揮してそれを止めた!?
そしてレイジに正体がバレた━━━━!!
あのオーナーマジで死んでくれないかな
アイラたんが可哀想すぎて俺が泣きそう{/netabare}

第21話
{netabare}さりげなくレイジの本名が明かされましたね
アイラたんプラフスキー粒子の流れが見えるとかすげえな
フェリーニさんが男前すぎて惚れた(´∀`*)ポッ
それぞれの思いが錯綜する中とうとう試合へ・・・

レイジは吹っ切れたようで何よりです
しかしアイラたんは吹っ切れずにまた暴走状態へ
宝石が共鳴してプラフスキー粒子が光りだした
これは心の光だとでも言うのか!?
まさかの痴話喧嘩でみんな( ゚д゚)ポカーン
そういうことは2人きりでやってくださいね〜{/netabare}

第22話
{netabare}メイジンの次の相手はマッケンジー准将
78歳とかやべえなと思ってたらいきなり心臓を押さえて苦しみだしたぞ!?
いきなりシャワーあがりのアイラタンキタ━(゚∀゚)━!!
准将の代わりに孫のジュリアンが試合に出ることに
マオをボッコボコだと!?!?
強すぎる・・・

あのユウ、、、じゃなかった、三代目メイジンが7連敗してるとは
ジュリアンはF91イマジン
やっぱり質量を持った残像を使いますか
そしてメイジンのアメイジングエクシア
トランザムキタ━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━!!!!
これが私の覚悟だ!!!!{/netabare}

第23話
{netabare}決勝前夜祭のお客様の中に見たことある人がいっぱいwww
サザキくんもギャンバルカンで再び登場
さらに"ガンダムフェニーチェリナシータ"も乱入し、その後はキララちゃんも乱入
お祭り状態ですヽ(*´∀`)ノ
これは神回確定ですわ

マオが報われてしまった( ゚曲゚)キィィィィィ
ただクロスボーンガンダム魔王はかっこいい!
そしてセイVSレイジ
セイの操縦技術が上がっている!?
エクシアが真っ黒になってるし、メイジンもなんか変だぞ・・・{/netabare}

第24話
{netabare}なぜこうも会長系のおっさんはクズなのかヽ(`Д´)ノ
メイジンが完全に操られてるし超強いし2代目の戦い方とそっくりらしいし
決勝でなんてことやらかしてくれてんのさ( ゚Д゚)ドルァ!!
てかクズ会長もアリアンの出身だったのね
スタービルドストライクが圧倒的な力でボロボロにされてしまった・・・

メイジンが操られていることに気づいた!
さあ反撃開始といこうじゃないか!!
バトルから目が離せなかった
なんならまばたきするのも忘れてしまうほどの戦いでした
次回最終回とかまじかよ(´;ω;`){/netabare}

第25話
{netabare}プラフスキー粒子が暴走して、ア・バオア・クーが出現!
暴走を止めるべく詳細に突撃するものの大量の敵が、、、
グフに乗ったラル大尉とマスターガンダムに乗ったマオの師匠が圧倒的に強い!?
ただのおっさんじゃなかったんですね、お見それしました(^_^;)

互いの妻に守られたイオリとレイジ
ピンチに駆けつけたのはユウキ会長
エクシアリペアに乗ってるじゃないですかああああ( ;∀;) カンドーシタ
レイジがアリアンに帰っちゃった(>_<)
でも約束がある限り必ずまた会えるさ!
最高のガンプラバトルをありがとうございました!!!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スポンサーも大満足、視聴者も大満足、よく考えたなという2010年代アニメ稀代の名作候補

ガンダムと言えばガンプラである。

これはもう切っても切り離せない。
互いに無くてはならない存在なのである。実は。

放映当初はお世辞にも世間を賑わせた作品という訳ではなかったファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』は放送終了後のガンプラブームによって熱狂的な人気を獲得するに至り、その後様々な形でガンダムは発展を遂げていく。

今でこそ「ガンダム」という言葉は単なる日本アニメとして留まらずに世界的にも日本を代表する文化として捉えられているのが実情だ。ここまで発展してきたのにはガンダムがこれまで積み重ねてきた”戦略”が物語っている。

時代を経るごとにガンダムは既存のファン層だけではなく様々な世代を取り込もうと試行錯誤してきた。ファーストガンダムの流れを受け継いで発展させ、富野節と共に独自のガンダム像を確立してきた「富野ガンダム」

従来の「富野ガンダム」からの脱却を図り、ガンダムを軸に作品ごとに全く違うスタイルで勝負してきた「90年代ガンダム」

平成前期ガンダムの持ち味である作品ごとのスタイルを受けつきながらもより多角的にファン層を取り込もうとメディア発信も積極的に行ってきた「00年代ガンダム」

ガンプラ販促の更なる仕掛けという意味で世界観をよりシンプルにすると同時にバリエーションの豊富さを持たせる事で子供の心をグッと掴んだ「BB戦士」の存在。

その他にも小説・ゲーム・漫画といった分野でもガンダムはその名を冠しつつも様々な世界観を作り上げて今も尚ファンを楽しませている。

個々の作品の完成度も嗜好の違いがあって評価が分かれるとはいえ、どのガンダム作品にも一定のファンがついているという現状は偉業であると言わざるを得ない。個人的にはガンダムの成功は現状に甘んじることなく失敗と成功を恐れずに果敢に開拓に挑んでいったのが大きいと感じている。

アニメを作るにはとてつもなくお金がかかる。そのお金を出す人間が所謂スポンサーに当たるわけだが、そのスポンサーも勿論商売ありきでお金を出すのであって、ガンダムというブランドで様々な関連商品で売り上げを伸ばそうと目論んでいるのが昔も今も根底という意味では変わらないのではないかと思う。

つまり極端な話をしてしまえばスポンサーが見据えているガンダムは登場人物の群像劇等ではなく、とにかく視聴者受けのするかっちょいいロボットが毎回毎回ド派手な戦闘シーンを行って商品を買って頂くという事に尽きる。

だが必ずしもスポンサーが視聴者の心を掴んでいるとは限らない。格好いいロボットが毎回素晴らしい戦闘を繰り広げるというのは決して悪い目の付け所ではないが、ガンダムが人気を博したのは何もロボットの格好良さだけではない。

能力的には優れていても、登場人物が年齢相応に思い悩み、もがき、苦しんでいく姿を戦争を通して慎重に描いて話に深みを持たせる丁寧な作りが視聴者の関心を呼び込んだのである。

物語を構成する設定の深さや前述した登場人物の等身大の悩みそして勿論機体のデザイン、激しいバトル・・・諸々全てがガンダムの魅力と言える。人が乗るからこそロボットは輝く訳で乗る人間にバックグラウンドがなければ視聴者は何の思い入れも出来ない。そこを無視してしまっては単なるロボット同士の味気ない戦争ものになってしまう。

とは言ってもガンプラの売り上げというのはガンダムの将来を非常に左右する重要なファクターだ。富野監督がこのスポンサーの意向と自分が本来作りたい作品との板挟みに悩んで一時期アニメ制作の意欲が低下していた。『Vガンダム』放映中に作品に搭乗するMSの売れ行きが悪いといった意見で制作現場がゴタゴタしていたのは有名な話でもある。

『機動戦士ガンダム』の後に作り出した富野監督のロボットアニメ『伝説巨神イデオン』はとにかく<イデオンが格好悪く>プラモが売れなかった。またこれまで以上に富野節が哲学的に語られた方向性であった事も災いして、人気は伸びずテレビ版は無理矢理最終回にさせられてしまった過去がある。

このように関連商品の売れ行きを阻害するような作品にしてしまうと作品自体の生命を脅かしかねないし、かといって売り上げに注視した作品にしてしまっては視聴者の心が離れてしまうだろう。特に最近アニメを視聴する層はインターネットの普及もあって目が肥えてしまっているので、そういった動きにはかなり敏感である。

『ガンダムSEED』はガンダムが再び富野氏から離れて21世紀最初の新世代ガンダムとして銘打たれて展開された作品だったが、これは販促という意味では上手いことやった。若い世代にも受け入れやすい洗練されたデザインや思春期の男女の悩みを惜しげもなく話に組み込んでいる。つまりSEEDを一言で言えば―

ひじょ~にわっかりやすかったガンダムだった。

ロボットアニメというジャンルは話が難しいと思われがちで(実際触れてみると案外そうでもないのだが)ガンダムに至ってはその際たる例だったのだろう。

以降ガンダム人気は再燃し、今までガンダムを知らなかった・知っていたが興味がなかった層にも好評を博し、更なるガンダム人気の向上にSEEDは一役買っている。

そして軌道エレベーターによる新エネルギー・世界各国の格差を火種により戦争という側面に踏み込んだ『ガンダム00』を経て、ガンダム新作を作るに辺り、ガンダムの人気を低年齢層に浸透させたいという意向で『ガンダムAGE』がスタートした。

しかし作品の完成度はさておいてもAGEの場合は登場人物の世代交代という試みであってもガンダムの新規ファン層の参入を呼び込めたとは言い難い。ダンボール戦記・イナズマイレブンのヒットで知られる日野氏を起用した賭けは負けたという見方をするしかないだろう。

とガンダムビルドファイターズのレビューを書く中で大幅に脱線してしまってこれまでのガンダムの歴史とファン層の開拓とスポンサーとの関係について少し触れた。しかし本作を語る上ではこの要素は絶対に触れなければいけないと考えている。

その上でこの『ガンダムビルドファイターズ』出来はどうなのだろうか?

良く出来ていると『名作・・・いや神作』と太鼓判を押せるのではないか。

最終回を迎えていないのにこの結論は些か早計ではないかと思う人もいるだろうが、例え最終回がどんなに酷かったと仮定しても自分としてはこの結論を変える気はさらさら無い。

これまで本作を視聴してきて作品への信頼が回を重ねるごとに揺ぎ無いものになってきたという所もあるし、脚本を書いているのは自分が好きな黒田氏という贔屓目もあるが・・・

一番大きいのは上で長々と書いたスポンサーの意向と視聴者が作品に求める面白さが噛み合わないといった点を見事に両立させている事だろう。

これだけで快挙と言える。

ガンダムではなくガンプラに着目し、作品の世界観を現実世界と何ら変わらない所に放り込んできた(まあ若干技術が進みすぎている感じはあるが)のと、これまで積み重ねてきたガンダムの30年を超える歴史とその全てに関わったサンライズという強さを存分に活かしている。

従来のファンには自分が好きだったあのMS/MAが時を越えて戦闘を行っている姿を。そして思わずニヤリとするネタを随所に散りばめながらビルダーが戦術を駆使して戦う様を。

新規層にはガンダムのデザインの格好良さと派手なエフェクトが見せる戦闘とそして少年ジャンプのような誰の目から見ても分かり易いストーリーと毎回最終回のようなテンションを見せる血をたぎらせるような熱い展開を。

主人公がダブルヒーローのように2人いるのも特徴的だ。ガンプラ作りが得意でガンダムの知識は豊富だが、操縦技術が未熟なセイ。ガンダムの知識は皆無で勿論ガンプラも作れないが、卓越した反射神経でガンプラを手足の様に操るレイジ。お互い足りないところを補い合って強敵に勝ち進んでいく姿は王道ながらもチームワークを重視しているという点で日本人の気質にあった作品に仕上がっていると感じさせる。

そして2人の前に対峙するのは魅力的なライバル達。彼らに共通するのは勿論ガンプラにおける卓越した才能とそれを十二分に発揮する為の努力。

主人公達だけでなく彼らにもまたそれぞれのガンプラに身を投じるドラマが繰り広げられるだけに真剣勝負でのぶつかり合いは見ている人間の心を本当に奮わせる。

そしてこの作品で登場人物の心を代弁するのは彼らの魂と言ってもいいガンプラ。

ガンプラが戦う姿に憧れつつ、実際にリアルでその機体が手に入り想像してニヤニヤする特権が我々には存在する事は誠に素晴らしい。

ガンダムというとファースト以外認めない!とかSEED以降じゃないとヤダ!とかファン層がそれなりに細分化されているジャンルであるが、古い世代のガンダムであっても新しい世代のガンダムであっても「ガンプラ」という括りでは皆等しい存在でありそこに一種の優劣は存在しない。

「作品」という枠を超えて「ガンダム」という1つのジャンルに集ったものだからこそ―

垣根なく楽しめるアニメとして『ガンダムビルドファイターズ』は今の所さしたる批判も受ける事なく、毎週の様に視聴者に懐かしさと新鮮さと感動を届けている。

最後に自分がこの作品に抱いた素直な気持ちを。

子供向け?いいえ。
むしろ大人ターゲットなアニメ。

だって子供はガンプラほいほい買えないでしょ?w

きっかけは子供かもしれないけど、知らず知らずのうちに大人もドハマりしてしまうような作品で親子両方とも取り込む気マンマンの作品。やらしい見方をすれば。

見れば見るほど本当に良く出来ている。

企画段階から関係者ニヤニヤしてたんじゃないのかと思うぐらい。ガンダムって所に目をつけて展開したのが凄いんだけど。

だから穿った気持ちを持ってしても、このアニメを見てしまうとああ!もうしょうがねーな~。バンダイとかの戦略にむざむざ乗ってやるか!とつい財布の紐が緩んでしまう。

見事に狙いに乗ってしまっているのは本当は悔しい。

でも制作側も作品を楽しんで作ってるんだろうなというのは随所に感じるし、大会が進むに従ってギアもどんどん加速していってますます面白くなってきている『ガンダムビルドファイターズ』

金出してやってもいいかなとか思っちゃうんすよねえ。

BDも買ってやれば満足なのかしら。バラ売りしない所が分かっている。BOX2つで発売とかね。買えばいいんだろ!買えば!!

まだ放映中だから☆を付けられないのがもどかしい。

見るなら今でしょ!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

いおりょぎ  さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

全てのガンダム・ガンプラ世代に贈る!!ガンダムシリーズでも屈指の名作です!!ガンダムに興味が無くても一見の価値がありますっ!!(全話視聴完了再レビュー)

全話視聴しました!!

⇒あまりに興奮して、ちょっと盛りすぎかもなので、以下2割引き程度でご覧下さい(^^ゞ(視聴完了日の翌日追記) 

今、興奮の余韻に浸っており、今すぐこの気持ちを伝えないと、と思いながらキーボードを叩いています。

本作は、間違いなくガンダム史に残る代表作になったと思います。
そして、ガンプラという題材だったからこそできた、ガンダム集大成の作品となったとも思います。

1クールは敢えてガンダム初見の方たちも取り込もうとした意欲の表れだったのでしょうが、成功したとは言い難い出来でした。

それに反し本当に同じ作品とは思えないほどの2クールでの物語の濃縮度は想像を絶します!!特に終盤はとても1話とは思えないくらいの密度の連続で、ちょっとした映画を見たくらいの圧倒感がありました。

でも、最後まで見た今は、その1クールの長い尺があったからこそ、この感動があったとも思いますし、また、ガンダム初見の人たちにもお勧めできるとも思います。
結果的に当初の意図を超えて進化できたと言ってもいいんではないでしょうか。

抽象的なもの言いになってしまいますが、「ベアッガイさん」(クマをイメージしたガンプラ)が、あんなにも格好良く見えたのは、本作のそれこそ自分たちと等身大の一般の人達が活躍し「ガンプラを実際に戦わせる」という世界観だったからこそ実現できたのではないでしょうか。

もちろん一度でもガンダムに興味をもった方なら、間違いなく面白いと思いますし、ロボットやバトルが苦手じゃなければ、初見の方にもお勧めします。

長い尺が持たない方なら2クールからでも面白いし、本当の感動を味わいたい方なら1話から視聴することをお勧めします。

「ガンプラ」という世界観からは想像もできない、楽しい世界が待っていますよ!!

そして、最終的にまだまだ明かされていない秘密も多々ありますし、続きを期待させる終わり方にもなっているので、続編が楽しみです!



以下前回レビューになりますが、当レビュー初見の方がいたら、参考になると思いますので是非読んでみてください!!


《見続けて良かった!!面白くなってきましたよ(*^_^*) ガンダム好きなら今からでも見るべし(21話まで感想)》 

21話まで視聴しました。

「ガンダム」の名前付いているだけで観てしまう習性で見てましたが、ここに来て俄然面白くなって来ました!!

「ガンダム」や「ガンプラ」に興味があれば見て損は無い作品だと思います。

「ガンダム」について今更説明は不要だと思いますが、本作の特徴は「ガンプラ」を実際に戦わせることができる世界であることです。

正直言うと、1クール12話までは、子供向けかガンダム初心者向けという感じで、設定自体は面白いけどストーリーに面白さは感じませんでした。
なんかOP・EDも、敢えてそちらの層をターゲットにしているような感じで、あまり期待していませんでした。
そのままだったら断念していたかもしれません。

が、2クール「ガンプラバトル世界選手権」に入ってからOP・EDもガラっと雰囲気が変わって、ストーリーも加速度的に面白くなっています!!

まず、本作の特徴である、好きなガンプラで戦えるという設定を最大限に生かした、メカが格好いいです!!

特に世界選手権から登場した主人公機「スタービルドストライクガンダム」は、傑作機です!!
あの大河原邦雄氏が携わっている機体で、今まで歴代人気の機体のいいとこを上手く活かしてると思います。
他の機体たちも歴代のガンダムシリーズを集大成したように様々なバリエーションで登場してきます。

ガンプラを戦わせる場所も自在に設定できるとあって、バトルも様々な場所で行えることから、話数に関係なく期待できます。

そしてバトルシーンもかなり魅せます!!
さすがにサンライズがガンダムの名前を使って作るだけのことはあると思います。

特に16話以降は、毎週のように本格バトルの連続で見ごたえ十分です!!

ただ、「え~っ、それバトルじゃないじゃん」っていうのもあるのですが、そこはご愛嬌ですかね(^^ゞ

まあ、ここまではガンダムが好きならそれでいいじゃん・・・ってとこですが、ストーリーもかなり面白くなっています!!

主人公はイオリ・セイとレイジの二人ですが、レイジは異世界の人間で、2クールに入ってから徐々にその秘密が明かされてきて、それが現実世界でガンプラを実際に戦わせることが可能なシステムと密接に関係していることが、ストーリーを面白くさせています。

さらにライバルキャラたちも、個性豊かで大いにストーリーを盛り上げています。

また意外にもラブコメ要素もあって、これがこれまでのガンダムシリーズには余り無かった要素で、想定外に楽しめます(*^_^*)

特にレイジとアイラの関係は、自分にはかなり受けが良かったです(>_<)

現時点で物語が最高潮に達しており、未視聴の方がいたら、是非今からでも視聴することをお勧めします。

1クールで見切った方も少なからずいるんではないでしょうか。
⇒自分がかなりそれに近かったです(-_-;)

が、今から見ても面白いし、メカやバトルを見るだけでもかなりいけますよ!

キャラはやはりサンライズなので、好き嫌いが出てしまうかもしれません。
でも、それを補うだけのメカやバトルの作画と、ガンダムらしく無いけど面白いストーリー展開があると思います。

ガンダム作品で盛り上がったのはSEED以来ですかね。

今クールで終わるかどうかわかりませんが、毎週月曜が楽しみになりました!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

77.9 7 サンライズでバトルなアニメランキング7位
ZEGAPAIN ゼーガペイン(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1102)
6615人が棚に入れました
未来的にデザインされた街・舞浜市に住み、近郊の高校に通う普通の学生、キョウ。たった1人で水泳部を切り盛りする彼は、中学以来の因縁を持ち難癖をつけてくる宿敵達とのいざこざも意に介せず、練習と水泳部への勧誘の為、学校の室内プールへと向かう毎日。
ある日、幼なじみのリョーコに頼まれ、映画研究部作品の撮影中、やる気の無いキョウはNGを出し撮影は中断。ふと、窓の外を見るとそこで彼は飛び込み台の最上段に立つ、1人の見知らぬ美少女・シズノを見つける。
水泳部入部希望者と察したキョウは、慌ててプールへと急ぐが、シズノは声にならない謎の言葉を残し、華麗な飛び込みを見せ忽然と姿を消す。シズノの事が忘れられないキョウだったが、程無くして彼女はキョウの自室に瞬間移動したかの如く唐突に現れる。
シズノはキョウに「ゲーム」の始まりを宣言。彼女の導きのままにキョウは異空間へ転送され、美しい光の装甲をまとった巨大ロボット「ゼーガペイン・アルティール」に乗り込み、敵と目されるキャラクターをシズノと共に倒していく。
だがしばらくして、キョウは様々な疑問に対峙していく事になる…。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、花澤香菜、川澄綾子、朴璐美、牧野由依、渡辺明乃、坪井智浩、井上麻里奈、吉野裕行、加藤将之、神谷浩史、ゆかな、家中宏、久川綾
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ありとあらゆるもの 【96点】

「生」の在り方と「存在」の本質を問う、青春ロボットSF。
過酷な戦いと瑞々しい青春グラフィティが共存し、情緒的でありながら「存在」の哲学的考察にまで冷静に踏み込んだ、大好きな作品です。

惜しむらくは知名度が微妙に低い点。
これほど夏、殊に夜更けと朝焼けにマッチする作品もないと思うので、ぜひこの時期に。
SF>青春>>>ロボットな感じなので、ロボが苦手な方でも大丈夫なはず。
ネタバレを避けて、とにかく6話まで我慢強く観ていただきたく。

軽く感想を。

【○良い点】 4つ
①「幽霊」の立場から問う、「生」と「自己」
②貫かれた情緒的SF
③インテリだけど感性的なキョウと、本作のカラーを決めたカミナギ
④OP/ED:ここまで作品の内容・雰囲気とリンクした主題歌を他に知りません。
 特に、電子音の浮遊感に切ない歌詞を乗せたEDは、類稀な美しさ。
毎話のEDへの入りも素晴らしく、何度鳥肌が立ったことか(6、13話は白眉)。

【△少し残念な点】 2つ
①スロースターター: 他人に勧める際には、「6話まで観て」と付言せざるをえない。
②敵の描写:せっかく敵サイドも変化してゆくのに描写が薄く、黒幕も存在感が無い。
 だから、キョウの思想的な対立軸を、身内から出さざるを得なくなったわけで……。
 ここでもっとテーマを語ることができたはずで、すごく惜しい。

【×悪い点】 2つ
①ロボットバトル:CGの拙さ、使い回しももちろんですが、SEが安っぽい。
②ルーシェンのアレ:( ゜Д゜)ポカーン  憧れの発露、にしては行動が過激……。


こっから長々語ります、ほんと長いです、まとめろよ自分……。

■「幽霊」の立場から問う、「生」と「自己」
{netabare}
以下、本作の示す「生」と「自己」の在り方が個人的にドンピシャで大好きだというだけのお話です。

量子コンピュータ内でシミュレートされる波動関数に過ぎない自分たちは、はたして生きていると言えるのか?
そもそも、「自分」なんてものが存在しているのか?
肉体を持つ敵に対し、生命の残滓である自分たちは「幽霊」でしかないのではないか?
本作を貫くのが、この「生」「自己」に対する悲痛な疑問と、それに答えようとする(内面・外面双方において)絶望的な戦いです。

実は本作は、「生」とは何かというテーマに、作品としては明確には答えていません。
データである幻体も、人造生命である復元者も、もちろん肉体を得たキョウも生きている。
煮え切らないっちゃあ煮え切らないけど、丁寧に描かれた舞浜サーバーの幻体たちを生きていないと断ずることは、視聴者心理的にも難しい。
現実でも、倫理学からはクローン人間を否定することはできなくなっていると聞きます。
データと生命の差異という主題は、生命工学の発展により生命の定義が曖昧になった現代においては、より答えが出しづらくなったテーマなのかもしれません。

しかし一方でゼーガペインは、生命の定義が拡散するなかでの「自己」とは何かについては、一つのロールモデルを示しています。
幽霊としての永遠の命も悪くない。
そう言い切ったうえで、それでもキョウは、肉体を伴う「生」を選び取ります。
だって、ありとあらゆるものとガチンコで語り合いたいから。

この理由、(設定で多く取り入れられた)量子力学の「存在とは他者に観測されることによってはじめて確定しうる」というドグマに通じるものが。
また、作中で言及のあった「色即是空、空即是色」にも、「すべてのものが網み目のようにお互いに関係しあって存在していて、単独で存在するものはない」という意味が含まれるようです。
参考:http://www.bukkyo-kikaku.com/no_89_11.htm(※仏教系のページです)
共通するのは、自己が存在しうるのは他者との営みの中においてのみである、という意識。

生命の身体性に疑問符が付きつけられ、肉体に宿るはずの自己の確証も希薄化する時代。
その中にあって、本作は、自己のよりどころを他者に求めます。
個人的な話で恐縮だけど、一人黙々とキーボードでレビューを打ち込んでると、自分の意見に「自分」ってのがあるのか、不安になったりすることも。
でもレビューを読んでいただいたりサンキューいただいたり、その上メッセージまでいただけたりすると、とりあえず他人と同じ/違う意見を持つ自分がいるんだな、と少し実感できたりします。
そういった交流を通じて意見が変わったりもするけれど、そういう変化も「自己」の一部なんですよね。
(そんなことでしか自己承認欲求満たせないネット弁慶乙、とか言わないよーに。
リアルが寂しいんだからしかたねーのです。
空から突然女の子降ってこないかな……)
ということで、揺らぐ実存を他人のまなざしによって補完しあうという「自己」の捉え方は、少なくとも私にはとても好ましいものでした。
「自分探し」の終着点が他者を拒絶して内面に引きこもることだったエヴァから、時は進んだんだなぁとも思えます。

同時に、あえて「肉体」を重視する結論を出したのも、個人的にすごく好み。
また私事になるけど、散歩とか旅行とか好きなので、時々ネットでちょこちょこ調べた場所にふらっと出かけます。
実際に訪ねてみると、得てた情報よりすごかったりしょぼかったり色々なんですが、少なくとも絶対に想像と同じではなくて、それがすごく楽しい。
ネット社会ゆえに、実物を見た時の衝撃というか感触って、一層かけがえのないものになっているようにも思えたり。
そういう感触を味わうには、やはり肉体あってこそ。
森羅万象に素手で触れあえるというのは、決してなくならない身体の強みでしょう。

ただ、この結論がめちゃくちゃ青臭いことは否定できません。
このテーマに沿って観た方でも賛否両論好き嫌いは生じるだろう、とは思います。
いきなり飛び火するけど、まどかを「自己」確立と同時に枠組みとして世界から疎外し、それによって冷徹なまでの最大多数の最大幸福を実現したまどマギは、ほんと効率的で容赦ないなーと感心せざるを得ない。 {/netabare}


■貫かれた情緒的SF
{netabare}
テーマについて長く書きすぎたけど、ゼーガペインのストーリーは純粋に美しく、それだけで楽しめます。
絶望的な展開に青春グラフィティの透明感が強調されるのはもちろん、残酷なSF部分自体もすごく扇情的で心に残る。

これたぶん、本作が設定上ハードSFでありながら、ハードさにこだわっていないからこそだと思います。
「量子論」とか「光」とか、グッとくる単語を魔法の箱として使用することで、ガチガチな論理に支配されることなく、キャラの思いに対応する物語の展開を作り出せる。
整合性を重視した海外のハードSFとは毛色が違ってくるけど、想いが論理を超越する情緒的なストーリーは王道で大好物なわけで、日本独特の情緒的SFと言ってよいと思います。

それを支えるのが、ゼーガの屋台骨たる演出。
また、ご都合主義も疑問も、意外な力技と細かな伏線回収・セリフ回しでフォローしてくれます。
特にセリフ回し、「世界は光でいっぱいだよ」という一言で物語後を明るく暗示しつつまとめるセンスの良さには感服。
そしてやっぱりEDへの入り方が良いアニメは名作。

あと個人的には、幽霊が実存を語る、というテーマの語り方にすごく惹きつけられます。
SF、というか物語の機能の一つは、現実を超えたものを通じて現実を問う、というもの。
この点で、ゼーガは務めて正統派の、「SFしてる」SFだと言えるはず。 {/netabare}


■インテリだけど感性的なキョウと、本作のカラーを決めたカミナギ
{netabare}
AIやオリジナルシマとの問答から伺えるように、キョウって本当はかなりのインテリとして造形されています。
一方メンタリティは一見熱血バカのそれで、実際そう揶揄されてるのを見かけたことが。

でも個人的な見立てでは、それは違うよ、と。
キョウの熱血は、知性を備えた人間が考え悩んでそれでも答えが出ないときに、最後によって立つところの感性を言葉にしたもの。
それが発露するのは想いが理屈を超えた瞬間であり、だからこそ視聴者としては「舞浜シャイニングオーシャンパンチ」なんてクソダサなネーミングにすら笑みと涙がこぼれるわけで。
同時に、自己の思考のみで扱える理論・知識ではなく、他者との交流で育まなければならない感性を大事にする姿は、先に書いた「生」の在り方を謳いあげるのにとてもよくマッチしていました。
善意解釈しすぎかもしれないけれど。
ということで、キョウはスマートさと人間的な熱を同時に感じさせる、非常に魅力的な主人公だというのが私の中での結論です。

あと、絶望的な展開ばかりのゼーガが爽やかな作品として成立しえたのは、ひとえにカミナギのおかげ。
シズノ先輩には悪いけどこれだけは確定事項。
もともとの清涼感溢れる幼馴染キャラに、花澤さんの初々しい演技が合わさって、尋常じゃない瑞々しさとほんの少しの健全なエロスを醸し出していました。

おまけ。
偏見と劣情にまみれたカミナギ名台詞BEST3
1.舌足らずな「キョウちゃん」全般
2.(パイロットスーツを見たキョウの「なんかエロいな」に対し)「ありがとっ」
3.「一緒にいちゃ、やだ?」 {/netabare}


私にとって他に代えがたい作品なので、冷静さを欠いた部分もあるけれど、とりあえずギリギリ今日エンタングル(レビュー投稿)できてよかった。
1年後まで更新したくないから、誤字とかあったら死ねる……。


【個人的指標】 96点

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

マスルール♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【ネタバレ有】「“生きる”ことの、本当の意味を教えてくれる名作―!!」

 
 サンライズ製作のロボットアニメ作品―。


 タイトルの「ゼーガペイン」は、キャッチコピーである、
 ―「消されるな、この想い 忘れるな、我が痛み」―
から取られた、“是我が痛み(これ わが いたみ)”から来ている―(是我の音読みでゼーガ、痛みは英語でpain(ペイン))。



 ロボットアニメ作品というと、それだけで毛嫌いする人がいるが(実は自分もそうである…)、この作品のメインはロボットアクションではない―。


 それが、良い様にも悪い様にも出ているのだが―、この作品の軸は、ロボットアクションではなく、登場人物たちが、悩み…、苦しみ…、それを乗り越え成長する“ヒューマンドラマ”にある。

 にもかかわらず、この作品が放送されたのは、平日の夕方((木)18:00~18:30)で、この時間帯の視聴者層と言えば、まず間違いなく“子供”である。その子供たちが、ロボットアニメに期待しているのは、ヒューマンドラマな訳もなく、当然、“ロボットアクション”一択だろう(夕飯前に“命”について考え、涙している子供の姿など想像できない…いやしたくもない…)。


 (残念ながら)、作る側と世に出す側の考えが“一致”していない…。それが、この作品が日の目を見なかった一番の要因となったのではないだろうか―。



 前述、この作品の本質は“ヒューマンドラマ”と言ったが、具体的には2つのテーマを、(キャラだけでなく)視聴者に問いかけている。それは、
 ―「生きるとは何なのか―」
 ―「幸せとは何なのか―」
ということ…。


 最初に釘を刺しておくが、この2つの問いに“答え”はない―。
 それは人によって、考える時期によっても異なり、製作者側も、何もこの問いの答えを見つけてもらおうなどとは思っていない。

 しかし改めて、こうして全てを観終わった後に、この問いについて考えてみると、(この作品にハマった人なら間違いなく)、この2つの問いの“本質”…、“本当の深さ”を感じることが出来ると思う―。


 作中では、肉体の有無…、命の限り…、生きる目的…、命を懸ける理由…。様々なことを主人公の“キョウ”たちに問いかけ、それぞれが、自分の意志で考え行動することに意味を持たせている―。


 死ぬまで分からないかもしれない答えを考えるのは、結局のところ、「何のためになら行動できるか…」ということに尽きるのではないだろうか…。

 その何かを考えたとき、“誰かの顔”が浮かぶ人もいれば、やりたいこと…なりたい“夢の姿”が浮かぶ人もいるだろう。
 そうして前へと進む気になったのなら、それが、自分にとっての、この2つの問いの“答え”である―(偉そうに言っているが、自分も言葉に出来る答えはないです、すいません…(汗))。



 この作品を語る上で、もう一つ言及しておかなければならないのが、“最終話のラストシーン”である。あのシーンには間違いなく、製作者側の“想い”が込められており、(シマの置き土産ではないが…)視聴者への“最後のメッセージ”が込められている―。

 (最初に言っておくが、公式に発表された答えは無い。なので、各シーンごとに映された物や風景から、(それぞれが勝手に)、“読み解く”しかないのである。)


 では実際に、各シーンごとに見ていくと―、

 まず最初に“砂浜に埋もれているラジオ”がある。これは、キョウが一人で“リザレクションシステム”を製作していたラボにあったそれであり、そのボロボロさが“時間の経過”を表し、天気予報が放送されていることで、“人類が地球上に復活したこと”を暗示している―。


 次に、EDを挟んで、“古びた灯台”と、ベンチに座って“水を飲む一人の女性”が映される。この灯台は、(ラジオと同じように)、キョウが一人でいた頃は原形を留めていることから、同じく“時間の経過”を表している。


 水を飲む女性だが、これこそが、皆の意見を二分、三分する最大の理由である―。

 彼女は妊娠しており、どこかヒロインの“リョーコ”にも見て取れる(声優が同じなのは問題ではない)。

 ここで可能性として挙げられるのは、①リョーコ説、②リョーコ(とキョウ)の子孫説、③(抽象的な)未来を生きる人類説…である。

 灯台のさびれ具合などから、何十年かの時間経過があったとして、①の場合も十分に可能ではある。しかし、(基本的にハッピーエンドで終わるように作られているこの作品において)、あえて“一人のリョーコ”を映すということに意味を感じない(キョウは病気や寿命で、先に死んだという人もいるが、そうする必要性が全くない)。

 となると、②か③となるが、自分は③の説を押したいと思う。あの女性をリョーコの娘や孫と捉えるよりも―、
 もっと抽象的に、「その後の地球では、また以前のように人類が生活し、次の世代にも彼らの意思が受け継がれようとしていることを暗に示している…」…と考える方が、よりキョウやリョーコたちの“願い”(=また人類が、本物の世界で限りある命を生きること…)に近付いている気がする―。


 (ちなみにだが、この女性が飲んでいた水(コップ)には草が入っている。これは、アラスカ地方に伝わる、「“イェル”という創造神が、神々から光を盗み出す際に、葉に化けて、水を飲もうとする主神(しゅしん)の娘の体内に入り込んでその子として生まれ、神の孫として、そして神々の一人として生まれ、神々の中に潜入した―」という神話を、モチーフにしていると思われる―。

 この作品内においては、イェルとは“シズノ”のことで、実体を持たない彼女が、現実世界で人になるための手段が、女性の胎内に入り生まれることだったのではないか…、という意見が多くある。

 確かにこの作品は、(“ガルズオルム”や“オケアノス”など)神話から引用している部分が多くあり、この“草の葉のくだり”もおそらくそうだろう。しかし自分としては、そこまで完全に神話通りだと考える必要はなく―、シズノが人間になる方法も、具体的に描写する必要はないと思う。

 このシーンは、もっと漠然とした、“新しい生命の誕生を表現している…”ということでいいのではないだろうか―。)



 この作品は、わざわざ分かりやすく説明などしてくれない。自ら深く掘り下げないと、その“深さ”に気付かない―。

 この作品を“良い印象”で観終わった人たちの多くが、もっと評価されてもいいのではないかと思っていることだろう。この作品は、こうしてレビューを書いていたり、他の人達の感想や考察を見ていたりしてようやく、その深さに気付いていく(噛めば噛むほど味が出る…まるでスルメのような作品…って!下手っ…!!…(反省)…)。


 確かにこの作品は、良い言い方をすれば、テンポが良く…、悪い言い方をすれば、深く掘り下げない…。そこが、人によっては“爽快感”を感じたり、説明不足からくる“浅さ”に繋がったりするのだろう―。


 他にも、作画は2006年のロボットアニメということもあって、いかにもなCGに、上手いのか下手なのか分からないレベルの作画力―。

 タグにもあるが、声優はストレートとも棒読みとも取れる演技力で―、世界観も、キョウという“光源”のおかげで明るく見えるが、実際は“重い”設定である。(EDは最高♪)


 そういったものが表裏一体となっているのがこの作品であり、それが、この作品に対して感じる“完璧ではない傑作感”なのではないだろうか―。


 観終わった瞬間、「うわ…、最高だった…」と感動するのではなく、観終わった後、「うん、良かった…、良かったよ…」と、徐々にその良さを実感していく(まるでスルメのような…(反省)…)、そんな作品である―。



 最後に―、“命”をテーマにした作品は数多くある。その中で名作と呼ばれる作品もたくさんある。しかしこの作品は、今までのそんな作品とはまた一味違う、“命を扱う名作”である―。


 この作品はまず、命とは…生きるとは何なのかを問いかける。そして、何度も生きることの苦難を与え、死ぬことのない“永遠の命”がどれほど素晴らしいかを説く―。

 (観ていて思ったのだが、“クロシオ先輩”は実に良いアクセントになったなと思う。「虚構でもいいから死ぬことのない世界で生きたい…」…彼の考えは実に“普通”な考え方で、命を身近に感じてきた者ほど、その不安のない虚構の世界は、実に“楽な”世界に見えていただろう…)。


 現実の世界には文字通り何もなく、得ることが出来るのは“寿命”である。誰よりも生きることを望んだ者が、代価として得られるのが、“限りある命…”…まるでどっかの禅問答だ―。

 それでもキョウや他の人達はその道を選び、その方が良いと感じる自分もいる―。


 現実でもそうだろう―。限りがあるからこそ命を大切にするのと同じように、苦労するからこそ余計に幸せに感じる―。

 “痛み”なく手にしたものに本当の価値は見出せない―。そんな、当たり前だが皆が忘れていることを、改めて気付かせてくれる素晴らしい作品であった―。


 (終)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゼーガペイン放送から10週年を迎えて

2006年4月から放送されたサンライズのSFロボットアニメ(全26話)。

私的に2006年というのは、
日本アニメ界において非常に重大な節目となる年だったと思っています。
本作と同時期に放送された「涼宮ハルヒの憂鬱」は、
アニメ好きだけでなく、普段アニメに興味を示さない層の耳目を集めていましたし、
同年10月に放送開始した同じサンライズの作品
「コードギアス」については、もはや説明不要でしょう。
手軽に消費できる娯楽としてアニメが注目され始めた、そんな年だったと思います。
あくまで私感ですけどw
そういう大きな変革期の中で埋没してしまったのが本作「ゼーガペイン」でしょうw
「隠れた名作」、「知る人ぞ知る名作」というような表現がよくされる本作ですが、
一部の間では根強い人気を誇っており、2010年には受注限定でBD-BOXが販売。
そして、放送10週年となる今年(2016年)にはBD-BOXの一般販売が決定。
10月には、新カットも追加した劇場版が公開予定のようです。

ここからはネタバレありで語ります。未視聴の方は読まないでください。
これだけ良く出来ている作品です。
視聴前からネタバレ食らうのは損するどころの話ではないので。


{netabare}まず、ざっとですが本作を振り返ると(只のあらすじなので面倒だったら飛ばしてください)
主人公十凍京(ソゴルキョウ)たちが学園生活を送っていた舞浜市は、
実は虚構の世界(量子コンピューターサーバーに管理されている仮想世界)であり、
ゲームの世界だと思っていた荒廃した世界こそが現実世界であった。
人類はすべて滅亡しており、キョウたちも「幻体」と呼ばれる人格記憶体であり、
コンピューターに保存されたデータだったのである。

そのすべての元凶は超天才科学者のナーガである。
ナーガはかねてより時間の加速した量子サーバー内で人間を進化させる
「無限進化」を提唱しており、それを実現させる為に
致死率98%の「オルム・ウィルス」をばら撒き、人類を強制的に量子サーバー内に押し込む。
その後、ナーガはガルズオルムを組織し、
I.A.L.社のロボットを使い、環境実験空間「デフテラ領域」を世界中に作り始めた。
しかし、ループを観測しサーバーコントロールから離れた存在である
「セレブラント」達は対抗組織「セレブラム」を設立。
彼らはシマが開発した「ゼーガペイン」を始めとする光装甲を纏った「ホロニックアーマー」に乗り、
荒廃した現実世界でガルズオルムと戦い続けていた。(wikipedia「ゼーガペイン」参照、抜粋)


なんでwikiに載っていることを、わざわざここに記載したのかというと、
何故にこんな世界が形成されたのか?
敵は誰で、何の為に戦うのか?
これらの問いに対して、明確に言葉で説明できる素晴らしさを声を大にして言いたいからです。
明確に言葉で説明できるということは、
プロットの段階から設定やシナリオを相当練ってきている証左であると思います。

本作の構成要素を個別に分解していくと、
「どこか(他の作品)で見たことあるような」という、ある意味紋切り型なのかもしれません。
例えば、量子コンピューターの処理能力には限界がある為、
8月31日の午後0時になると4月5日までリセットされてしまう訳ですが、
これは、所謂ループものに内包される事象なのかもしれません。
ですが、本作をループものと言い切ってしまうのは些か乱暴だと思います。
ループものというのは、真の解決に向けてキャラが何度も同じ時間を繰り返すというものですが、
本作はそれを主とする作品ではありません。
ループすることが主ではなく、あくまでループという要素を取り扱っているに過ぎないのです。
そして、ループする原因を明確に言葉で説明できるというのが、
物語に説得力と厚みを持たせています。
こうした明確に言葉で説明できる個別の構成要素をいくつも積み重ねていくことによって、
全体で見ると、他の作品にはない本作独自の世界観が形成されているのだと思います。
例えるならば、誰もが知っている食材を使っているのですが、
それが上手く調理されているので、
出来上がった料理は今までありそうでなかった新しい美味だったと言ったところでしょうか。

本作の楽しみ方やその秘密について、さらに考えていきたいと思います。
通常、我々視聴者は作中の主人公よりも高次元の視点から、
観測者として物語を俯瞰することができます。
本作では、衝撃の事実(物語上の仕掛け)を主人公キョウに提示するのと同じタイミングで
視聴者に提示してきます。
我々視聴者は、衝撃の事実を突きつけられたキョウたちの狼狽、葛藤、
そして、どのように対峙していくのかとキョウたちと同目線で楽しむと同時に、
物語の観測者として、
さらなる仕掛けや物語の結末を予想して楽しむという二重の楽しみ方をしているのですが、
ここでも重要になってくるのが、その仕掛けを明確に言葉で説明できるということなのです。
どの作品がとは言いませんけど、
シーンありきでシナリオを作ったのだろうなという作品は多々存在するのですが、
そのほとんどすべてが設定やシナリオの脆弱性を露呈しています。
視聴者に解釈を委ねていると言えば聞こえはいいんですけどね。
突飛な展開で視聴者置いてけぼり、
真面目に予想していたのがアホらしくなってしまうことが多いんですよ。
それらの作品は、設定や起こった現象に対して
明確に言葉で説明できるということが欠如しているということなんですけど、
その有無は、作品の印象を大きく違えてしまう程重要なのだと思います。

では、これ程の作品が何故に埋もれてしまったのか?
単純に「華」がないからでしょうねw
萌えなど皆無な上、主人公十凍京(ソゴルキョウ)もイケメンという訳ではないしw
中の人と言っても、肝心の主人公十凍京(ソゴルキョウ)役の
浅沼晋太郎さんは、本作がテレビアニメ初出演。
ヒロインの守凪了子(カミナギ・リョーコ)役は当時ド新人のざーさんですからねw
あまりの棒演技に台詞の度にゲラゲラ笑ってしまった程ですw
また、戦闘シーンも迫力不足というのは正直否めません。
ただ、アクションが分かりやすかったというのはよかったと思います。
最近は3DCGの技術が著しく進化していて、迫力も段違いなのですが、
何をやっているのかいまいちよく分からないと感じることがしばしあるので。
あとは、序盤の地味過ぎる展開ですかねw
ファンの間で本作の公然の薦め文句は「取り敢えず6話まで観て」だそうですw
ほぼ同時期の同じサンライズ作品「コードギアス」と比べてしまうと、
圧倒的な華のなさですw {/netabare}


さて、私は冒頭で本作が放送開始された2006年は、
手軽に消費できる娯楽としてアニメが注目され始めた年と言いました。
宮崎駿監督の言葉を借りれば、
ポリポリとポテトチップを食べるように消費されているということなのでしょうけど、
2006年から今日に至るまでに、こういった傾向はより顕在化しているように思えます。
2000年~2011年の期間では、深夜アニメの放送本数は2006年の93本をピークに、
そこから2011年までは減少傾向にあったのですが、
2012年は106本、13年は128本、14年は159本、15年は170本と再び凄まじい勢いで
増加していっています。
もはやすべての作品を網羅することなど不可能と言ってもいいでしょう。
従って、「つまらないから何話で切った」、「よく分からないから何話で切った」
という声が増えていくのは至極当然のことなのかもしれません。

私はこのレビューで明確に言葉で説明できる、
すなわち、練りに練られた作品設定やシナリオの素晴らしさを説いてきたわけですけど、
このような状況下で、それがどれだけの重要性を持つのか、正直言って甚だ疑問です。
論理的な骨子、重厚なバックボーン、
そんなものよりも、たとえ唐突であろうとも、ご都合主義であろうとも、
まるで感動シーンを切り売りしたような、
視聴者にとって口当たりのよい、分かりやすいものの方が歓迎されるのではないでしょうか。
そんな風に思ってしまいます。

偏屈な私の知人はこんなことを言っていました。
「アニメは2000年代前半までだね。
それ以降のは一部を除いて視聴者に媚びているようなものばっかで視聴する価値がない」

こういう意見も分からなくはないですけど、
ただ、私はたとえ萌え豚御用達と揶揄されるような作品でも
素晴らしい作品はいくらでもあると思っています。
視聴者に媚びている作品=くだらない作品だとは露ほども思っていません。
どんな作品にも良い箇所はあるという考えです。
キャラが可愛いだけのアニメ? 
それの何が悪いんですか?

その一方で、本作のような骨太な作品がもっともっと評価されてほしいとも思っています。
そのような土壌の形成を心から望んでいます。
ゼーガペイン放送から10週年を迎えて、
我々アニメ視聴者を取り巻く環境は大きく変容しましたけど、
こんな時代だからこそ、より真摯にアニメ作品と向き合っていきたいとも思えます。
まぁ言っても娯楽なので、気楽に楽しむというのは大前提なんですけどねw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

67.6 8 サンライズでバトルなアニメランキング8位
犬夜叉完結編(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (303)
1727人が棚に入れました
現代と戦国時代を行き来するかごめと犬夜叉は宿敵・奈落の急所ともいうべき心臓の在処を、ついに神楽から明かされる。
殺生丸や、四魂のかけらを持つ琥珀、鋼牙を巻き込み奈落を裏切ろうとする神楽と魍魎丸たちの暗躍。四魂の玉を完成させ、奈落を滅しようとする桔梗だが、奈落は、邪な人間の心を手に入れて待ち受けていた。四魂の玉が完成するとき、最終決戦が開始される。
果たして、犬夜叉とかごめは、弥勒、珊瑚、七宝とともに明日を見ることができるのか…。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2015年春Eテレにて、高橋留美子氏の学園&霊界ラブコメディー『境界のRINNE』がテレビアニメ化決定!

このたび、日本を代表するマンガ家・高橋留美子氏の最新作『境界のRINNE』(週刊少年サンデー連載)が、2015年春にEテレにてテレビアニメ化決定です!

監督・菅原静貴氏、シリーズ構成・横手美智子氏、アニメーション制作・ブレインズ・ベースとスタッフも公開! 

本作は、一世を風靡した『うる星やつら』『らんま1/2』の流れをくんだ“ラブコメディー”。恋愛に疎い死神の少年と冷静沈着な少女が、怪奇現象を次々と解決していく姿をコメディタッチで描きながらも、事件解決までには心の琴線に触れる展開もある、ティーンだけでなく世代を超えて親子で楽しめるアニメ。乞うご期待です!

同じ高校に通う死神少年・六道りんねと、幽霊が見える少女・真宮桜。りんねは、学校中から寄せられる霊の悩みを解決し、その依頼料のおさい銭で生活するのだが、とある事情でとても貧乏! 除霊グッズも買えずに桜に借金する始末。お互い気になるのに進展しない2人の関係はどうなる!? そしてりんねの宿敵とは?
りんねと桜、契約黒猫の六文など、個性豊かな仲間たちによる、霊界をも巻き込んだ奇想天外な放課後が始まる!

原作単行本第37巻から最終第56巻までをベースとした『犬夜叉 完結編』(いぬやしゃ かんけつへん)が、2009年10月より読売テレビを制作局として、一部の日本テレビ系列局で放送された。ハイビジョン制作。全26話。

約35巻分をオリジナルストーリーも加えつつ167話で描いた前期に対し、今期は約20巻分を26話で描く。残巻の半数を占める魍魎丸との戦いがわずか6話に簡略化されている為、それに伴い多数のエピソードが省略されている。次回予告については読売テレビ以外の他局では放送せず、読売テレビ公式サイトにて同じ内容のものが最新話放送後から1週間限定で配信されていた。また、無印では提供クレジットのナレーションは犬夜叉役の山口勝平だったが完結編ではそうではなくなっている。

オープニングテーマ
「君がいない未来」
第26話はOPは無し。

エンディングテーマ
「With you」(第1話 - 第9話)
「Diamond」(第10話 - 第17話)
「遠い道の先で」(第18話 - 第26話)
「君がいない未来」(第26話)
第26話は「君がいない未来」と「遠い道の先で」を続けてEDとした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

なんてことなの!?

観終わりました.....観終わってしまいました。
アニメ犬夜叉終了です。
観終わった直後の心境で語っているので落ち着きがないですが御了承ください。

以前のアニメ犬夜叉は途中というか、中途半端な形で終わっていましたが、今回は終わりまでのお話でした。
今回もやはり原作に忠実ですごくよかったです。
ただ、今回は全26話という短い話数でまとめているため、原作をかなりカットしており、展開が早いと感じる部分も幾つか見受けられました。25話でも感じていたのですが、「終わりよければなんとやら」で、只今大満足で感動中です。
良すぎますよ、やっぱり面白かった!!
涙あり、笑いあり、緊張ありのこの物語ですが、最後まで笑顔を与えてくれました。皆大好き!!
今回は、昼ドラのドロドロも終わったし、兄弟喧嘩も解決!そして因果関係までも全部きっちり解決されています。
見ている此方も暖かい気持ちになりました。
かごめ・犬夜叉以外の他の人達、みんなこれからも末永く幸せでいてほしいです。
ありがとうございました!!!

そして、いつかまた全話観たいと思います!
1からまた!!!

犬夜叉~、犬耳は最後まで最高だったよ^p^/

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

戦国御伽草子

2008年放映作品

2000年~2004年まで放映された犬夜叉の続編
長い物語もいよいよ完結です
さすが完結編とだけあって各キャラクターのそれぞれの顛末が描かれる

桔梗の最期は涙なしでは観れない
切なくて寂しくて何故か温かいような感覚でした

そしてもう一つ号泣シーンが殺生丸のこの台詞
「りんの命と引き換えに得るものなど何も無い」
これは感涙でした

神楽の最期もよかったなぁ
思い出すとウルウルしてしまうw

なんだかんだで大円団を迎えた長編
無印から合わせると200話近く観てきました
途中少し飽き気味にもなったけど
完結編のクオリティが高かったので個人的満足はできました

奈落を演じるは家中宏さん
サクラ大戦の葵叉丹も演じられてます

神無を演じるはゆかなさん
コードギアスのC.Cですね

神楽を演じる大神いずみさん
フリーアナウンサーなんですね
個人的に本職以外の声優は否定派なんですが
この方は巧かったと思います!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

67.6 9 サンライズでバトルなアニメランキング9位
舞-HiME(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (333)
1933人が棚に入れました
奨学金を得て、風華学園に転入することになった鴇羽舞衣は弟の巧海とともに、フェリーで風華学園に向かう途中、漂流していた美袋命を助けたことが縁で、楯祐一・宗像詩帆とも知り合う。
楽しい船旅はやがて、玖我なつきの襲撃で終わりを告げる。なつきの目的は美袋命だったが、場に居合わせた舞衣はHiMEとしての能力が発現し、なつきの攻撃を防御してしまう。舞衣の覚醒を目の当たりにしたなつきは、舞衣に学園に来ないよう忠告する。
舞衣はなつきの忠告の意味を理解できないまま、学園生活を満喫していたが、弟の巧海がオーファンというなぞの生物に襲われた時、チャイルド(HiMEの能力により呼び出されるモンスター)を召還し、巧海を無事に助ける。
しかし能力に目覚めたことで舞衣達は「HiME」や「オーファン」にまつわる事件に次々と巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
中原麻衣、千葉紗子、清水愛、野川さくら、進藤尚美、柚木涼香、能登麻美子、田村ゆかり、ゆかな、南里侑香、小林沙苗、新谷良子、斎賀みつき、岩男潤子、宮村優子、浅井清己、井上喜久子、木村亜希子、関智一、高橋裕吾、関俊彦、石田彰
ネタバレ

えこてり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

舞乙HiMEとセットで更におもしろい!

"媛星""目覚め"などの梶浦さんの曲が以前から好きだったので
アニメ本編にも興味が湧いて視聴、全26話を二周しました。
劇伴音楽はとてもかっこよいです!

2004年の作品ですが、まだまだエヴァの影響が業界に色濃く反映されている時期なのでしょう、随所で意識された作りになってると感じました。

タイトルよろしく多くの女性キャラが登場し、チルドレンと呼ばれるサンライズらしいメカっぽい獣を召喚して敵と戦うというストーリーですが、
この召喚獣といい敵のモンスターといい、本当にかっこわるいです笑
しかしそこはご愛敬

メインヒロインは一応3人なのかな
茶髪ショートカット主人公舞衣はやたらと巨乳アピールされるけど
サンライズ初の萌え(死語)アニメとのことで挑戦してみたはいいが
ちょっと空回り感が否めないのも愛嬌
短髪黒髪で何故か両サイドに三つ編みロングがぶら下がってる命
濃紺黒髪ロングのちょっと声が低すぎる気もするナツキ

2クールあって魅力的なキャラがたくさん登場するので
苦手なタイプが居ても好きなタイプがいればとりあえず楽しめるのでは
ないかと思います。

画面が4:3なのも観ているうちに馴れます。

古い作品なので総合点数は低いですが、それだけで判断するのは
とても勿体ないです。

ただし、エヴァ同様広げた風呂敷をどう畳むかということに
難儀したんだろうなということは容易に想像できますので、
中盤以降どういう展開になるのか楽しめる方、
自分の望む形と違う方向に転んでも許容できる方にはお勧めできる作品です。


以下完全なるネタバレ感想です
{netabare}
最終回の在り方について、多くの方も書いてますが個人的には全復活は苦しいなと。二周した今でもそう思います。
8話以降の重い展開やキャラ消滅のときの悲しみがチャラになっちゃう気がしちゃいますよね。

ならエヴァのような(エヴァネタバレ注意){netabare}予定通り人類補完計画発生させてほぼ人類全滅させてしまう{/netabare}結末に成らざるを得ず、HiMEは舞衣以外全員消滅しちゃうでみんな納得いくのかと。

ではどうすれば良いのか、ちょっと妄想してみました。

消滅するときは緑の粒子で分解され、柱に結晶化されるような演出だったので、完全に死亡していない可能性は残ってたし(シスターとか無理そうだけど)、イレギュラーなアリッサをミユがトリガーになって柱の結晶を開放するというシナリオは素晴らしいと思いますので、
それによりHiMEの精神が正常に戻り、消滅してしまった想い人は何か結晶化されて復活の可能性を残す程度で良かったのではないかと。シズルとナツキとかは無理だけど。

それに加えてとても残念なのが、舞乙HiME製作が
もっと早めに決まっていたのなら、
尚更、消滅したままの最終回だったほうが舞乙HiMEでのスターシステムが最高に活きてくる、どころか神作品になっていた可能性すらあったと思うのです。舞HiMEで消滅したメンバーが乙HiMEで登場するだけでもう感慨深いはず。

しかし、言うは易く行うは難し、スタッフの方々は本当に苦労されたのだと思いますので、完結された内容に敬意を表したいとは思います。
全員集合でチャイルドに乗って攻め上がるところはさすがに
「えっ!?」ってなっちゃったのは事実なんですけどね笑


劇伴について
1話で早速"デュラン召喚"!
犬型メカだったとは笑

真白のテーマなど"媛星"のアレンジがかなり随所で使われるので、
ちょっと全体的に暗くなってしまったかもしれないです。

肝心の媛星がかからないなーと思ってたら8話のかずくんのシーンで・・
"アリッサの歌"、"夢無"、"媛星"の3連続コンボは演出とあわさって強烈でした。

"目覚め"はその名の通り舞衣がHiMEに目覚める時にかかるのですが、
やはりインパクトは20話でした。これで完全に彼女の曲になってしまった、かぐつちぃー!


プロット的に気になる箇所もあったりで観終わった瞬間はそこそこだったのですが、舞乙HiME共々2周してしまった今となっての感想は
「本当に観て良かった!」と思える作品でした!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

修正&追記:クロスアンジュは舞シリーズの系譜?

「サンライズ初の萌えアニメ」という触れ込みの下に制作されたオリジナル作品。

学園に集う選ばれた生徒たち(HiME)が特殊な能力を用いて、召喚獣を呼び寄せ、
学園周辺に出没するモンスターを倒していくのが前半の流れ。
ここまでは触れ込み通り、萌え要素も多分にあります。

中盤に差し掛かる頃に一つの山場を終えて、ここで一旦物語は終息。
さて、倒すべき外敵がいなくなったらどこに敵を作るのか?
・・・ということで、ここからの展開が本作の真骨頂。

唐突感があることは否めませんが、
HiME達を望まざる状況に向かわせるための、ジワジワと精神的に追い詰めていく脚本が恐ろしいまでに上手い。
これは前半でキャラの掘り下げ(大切に想う存在)がしっかり描写されていたからこそ引き立つ展開であり、
そういった意味では行き当たりばったりなようで、意外とよく練られたシナリオ構成と言える。

感情を剥き出にしたときのキャラの表情付け、声優陣の熱演、
梶浦由記の劇伴も文句なしのクオリティで、ストーリーを盛り上げてくれる。

非常に多くのキャラが登場するが、出番が分散されても個々の存在意義が薄れることなく、
無駄なキャラが一人としていないのも素晴らしい。計算し尽くされた完璧なキャラ配置。
でもこれだけ鮮烈な印象が残るのは、そういった計算以上に、スタッフのキャラへの愛情があってこそだろう。

ただ、その愛情が行き過ぎた結果があの賛否両論の最終回なわけですが・・・
結局のところ、この作品はキャラアニメの域を出ることはなかったと。
色々言いたいことはあるけど、キャラアニメとしては最高峰の作品だと思ってます。


※追記

舞シリーズとクロスアンジュは同サンライズ制作で、プロデューサーも同じなんですよね、確か。
キャラの立て方とか、キャラコメ風の次回予告なんかは多少意識してるのかもしれない。
{netabare}細かいところで言うと、ラスボスが主人公を妻に迎え新世界を創造するという目的、及びラスボスの声優が一緒。
エピローグではOP曲をバックに主要キャラがカラオケでワイワイ盛り上がるカットがある、など。{/netabare}
クロスアンジュは、サンライズが当時(10年前)の感性そのままに作ってる感じがして、
声優陣のチョイスも含め古臭いんだけど、個人的にはそこが良かったです。懐かしさに浸りながら楽しめました。

ただ、女主人公とその想い人のキャラ造形に関しては、両作の間ではっきりとした違いがある。
舞-HiMEでは、恋愛関連や自身の境遇でウジウジと思い悩み、葛藤する描写に長尺を割いています。
もちろん、葛藤を断ち切り成長した姿を見せるまでの「タメ」なわけですが、
成長に至るまでの間は、視聴者に多大なストレスを強いてしまうことになりかねない。
クロスアンジュでは、アンジュは一度こうと決めたら迷わずに突き進むし、
ゲスな性格だけど突き抜けてるから逆に爽快さすら覚える。落ち込んでから立ち直るまでも速いです。
タスクに関しても嫌味のない性格だし、突き抜けたラッキースケベ(股間ダイブw)で笑いも誘ってくれました。

まあストーリーも異なるし、比較対象として長々と語る必要はないかもしれませんが、
クロスアンジュを見て真っ先に「舞シリーズ」のことが頭をよぎったので、つい・・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 42

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

良くも悪くもサンライズ

『サンライズ初の萌えアニメ』と謳っている本作「舞-HiME」。
そして作品名には、
『沢山萌えキャラ出しといたから、MyおHiME様を見つけてね』
という意志が込められてるとのこと。
…これは一種の詐欺なのではとか思ったり。。
と言うのも『萌え』よりは『燃え』の方が圧倒的。
やはりサンライズはサンライズだったという印象です。
萌えアニメというのにも、どうにも引っ掛かります。
だってこれ、なかなかにシリアスな物語ですよ?
面白かったから良いものの…です。


物語は『HiME』と呼ばれる特別な力を持つ数名の女の子を中心に展開されていきます。
ジャンルは異能/バトル/学園

序盤は何か裏に怪しい雰囲気を感じながらも、
比較的穏やかなペースで日々が過ぎていくのですが、
中盤から終盤にかけては雪崩の如く重たい話が押し寄せてきます。
『HiME』の真の正体が明かされたこと。これが引き金に。
確かに最初から嫌なオーラは感じました。
でもこんな展開になるとは。
作品全体が一気に闇に包まれ、THE・シリアスに。
私は完全に引き込まれました。

正直、序盤は退屈とまでいかないまでも
個人的に面白味をあまり感じれずにいました。
ところが、この暗い波に飲まれることによって
私の場合は水を得た魚のような気分になりましたね。
とても面白く興味深い内容でした。
盛り上がりに欠けた序盤を埋め合わせるのには十分すぎる怒濤の展開で、満足しています。

それに、後から考えれば序盤も大事だったんですよね。
物語の伏線張りにキャラの掘り下げ。
これが無ければ後の展開が宙ぶらりんになってしまう。
序盤あってこその終盤の盛り上がりだったわけです。
…観終わってようやく気付く愚かな村人Aでございます。


キャラについて。
萌えキャラ…いたかなw
特に可愛いと思える女の子もいませんでした。
キャラデザも好みではないですし。
冒頭で紹介した作品のコンセプトにはそぐわない結果となってしまいましたが、
ほんとにこのキャッチフレーズ合ってるのでしょうかw
女の子は確かに沢山出てきますが…。
とも思ったのですが、ここではキャラの評価高いですね。
うーむ、私にはピンとこなかっただけでしょうね。
個人的には、この面においては普通です。


OP「Shining☆Days」 歌ー栗林みな実
ED「君が空だった」 歌ー美郷あき

ED良かったと思います。
特に中盤以降はこの曲が胸に染みました。
それと、もう一曲挿入歌として栗林さんの曲があるのですが、
かかるタイミングとそのシーンがマッチしていて
とても気分が高揚しました。



2クールという期間を巧く使ったなという印象です。
カラオケじゃないですが"抑揚"が上手でした。
上げて落とす手口に見事にひっかかる自分。
無様ですが、楽しめたので結果オーライです。

鬱展開が好みの方におすすめしたいです。
ですが、私は特に鬱な作品が好きってわけではない中、
なかなかに楽しめたので、結局はどの層の方にも観て頂きたい所存です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

58.3 10 サンライズでバトルなアニメランキング10位
黒神 The Animation(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (167)
1103人が棚に入れました
母親を事故で亡くした主人公の伊吹慶太(いぶき・けいた)は、ある夜、上位元神霊(じょういもとつみたま)であるクロと出会う。しかし、クロを抹殺しようとする謎の男に襲われ、左腕を吹き飛ばされてしまう。クロは慶太を死なせないために、自分の左腕と交換し、契約を結ぶ。そして、慶太とクロを取り巻く状況は急変していく……。

声優・キャラクター
下屋則子、浪川大輔、大原さやか、冬馬由美、田村ゆかり、中田譲治、日野聡

林檎´ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

二人の絆よ、永遠に・・・

この世にはドッペルゲンガーと呼ばれる現象が存在する。だがそれは間違いだったのだ。正確には、ドッペルライナーシステムといい、同じ姿をした人間が3人存在するという。その中にルートという存在が居て、残り2人がサブという存在である。サブとルートが出会った時、サブは死ぬ・・・。

この作品は、そんな運命に抗う者たちの壮大な物語だ。主人公は元神霊(もとつみたま)と呼ばれる存在のクロ、そして幼い頃から悲しい運命を背負って生きてきたサブの存在である慶太。この二人が契約したことで物語は動き出す。やがて、世界の運命を賭けた壮絶な戦いに巻き込まれる・・・!!


最高でした・・・。

バトルが、ではなく、運命に抗う主人公たちの姿に心打たれたんです。最初は、お互いを信じる心は皆無に等しかったのに・・・最後はどうでしょう?もう一心同体ですよ。シンクロ率120%の勢いですよ!

「最初は敬遠の中だったのに、お互いの絆が深まっていく」みたいな展開はありがちな設定のように感じます。

まあそんな数ある作品の中でも、お互いの命を支え合っていくような絆が生まれる作品ってこれだけなのでは?(多分?w)

バトルがメインの作品ですが、お互いのシンクロ率は戦闘能力に比例していくんです。だからこそ、最終的に絆が最も深いコンビとなる、クロと慶太が最強なんです。

しかし、運命は残酷でした。

残酷な運命により、最終的に二人は永遠に離れ離れとなるのです。

ほんとに悲しかった。最後の最後で、クロが口にした本当の気持ちに泣かされそうになりました。泣かないまでも、胸がギュッと締め付けられる思いになります。

ですが、二人は離れていても、心はいつまでもひとつだったんです。

最後まで慶太は、最後までクロは、お互いの事を忘れませんでした。

最後のシンクロは、終わったけど、二人の心は、二人の絆は、きっといつまでも続いていくことでしょう。


・・・思い返すとジワジワと想いが溢れてくる、そんな作品でした。・・・でも、そんなことも良くある話ですよね。

ここまで書けるのは、別の理由があるんです。


幸せすぎた。

最後が幸せすぎて、逆に辛い、そんな作品でした・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ドッペルで始まりゲンガーで終わる

主人公の伊吹慶太はある夜、上位元神霊であるクロと出会う
クロを抹殺しようとする謎の男に襲われ、慶太は左腕をぶっ飛ばされる
クロは慶太を死なせないために自分の左腕と交換し、契約を結ぶ
それからの慶太の日常は急変していくよん
というおはなし


最初から急展開でこれから着いていけるのか不安になりましたね
設定は細かく作られており、理解すればなるほどと思えるのですが、
その理解するまでが大変な気がします
シンプル/王道のようにみえて細部まで凝った作品なのではないかと思われます

正直、考えるのがめんどくさいです
納得したいがために同じシーンを何度も観たものです
まぁこれは私の理解力の問題もありますが、
やはりアニメは考えるより楽しむ比率が高くなきゃね
めんどくさくても好きな作品はあるにはあるので、
一概に言えたことではないのですが、
ちょっと本作は私に合わなかったようです
敢えて気楽に観るのもアリかもしれませんね


ドッペルライナー(三位一在)システムなるものがあり、
これは面白いと思いました
かの有名なドッペルゲンガーがモデルとなっています
このシステムは、同じ容姿をもつ三人の人物中、
一人がマスタールート、残りはサブ、と最初から決められており、
同じ容姿のマスタールートとサブが出会った場合、
サブは死亡、サブのテラ(エネルギー的なもの)がマスタールートへ、
てな感じです


物語の中心となるこのシステムが面白いのに何故、私はそんなに楽しめなかったのか
それは、
・最初にも述べた理解するために要する時間が多いこと
・キャラの魅力が感じられなかった
・日常パートでニヤニヤ出来ない

私の場合、キャラの魅力は重要です
感情移入できればこっちのもんだってレベルです
クロは好きになれそうでなれませんでした
魅力を感じたのはたまに出てくるエクセルくらい
こんなにキャラ多いのに!


OP1「sympathizer」 歌ー栗林みな実
OP2「tRANCE」 歌ーGRANRODEO
ED1「彩の無い世界」 歌ー妖精帝國
ED2「月光の契り」 歌ー妖精帝國



楽しめたといえば楽しめた作品でした
バトルシーンもけっこう好きです
物語もよく出来ていたとは思います

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

future☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

親を事故で亡くした主人公の伊吹慶太(いぶき・けいた)は、ある夜、上位元神霊(じょういもとつみたま)であるクロと出会う。しかし、クロを抹殺しようとする謎の男に襲われ、左腕を吹き飛ばされてしまう。クロは慶太を死なせないために、自分の左腕と交換し、契約を結ぶ。そして、慶太とクロを取り巻く状況は急変していく……


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

クロ:下屋則子
伊吹 慶太:浪川大輔
佐野 茜:大原さやか
プニプニ:冬馬由美
エクセル:田村ゆかり
シュタイナー:中田譲治
蔵木 大地:日野聡
まゆ:ささきのぞみ
山田理佐:佐藤利奈
シズカ:小野涼子
坪田:岩尾万太郎
征司:竹若拓磨
利士郎:遠藤大智
比瑢:浜田賢二
獅子神黎真:小西克幸
魁音寺雪:雪野五月
北条水華魅:甲斐田裕子
北条慎吾:平松広和
揶雲:野島裕史
小暮里央奈:伊藤静
クロの母:久川綾
カクマ:喜多村英梨
マカナ:仙台エリ
永嶺隆人:西村知道
七瀬忍:冬馬由美
雷呀:宮下栄治
ベルンハルト:加瀬康之
魁音寺冬樹:中博史
ジーン:早水リサ
グスタフ:白熊寛嗣
大佐:中博史
駸:遠藤大輔
朧鬼:酒井敬幸
邪陀:宮川美保
ヘルマン:興津和幸
森羅:星野貴紀
美優紀:佐藤利奈
えみ:ささきのぞみ
帽子の男:佐藤拓也
九条:河本邦弘
ナム:ゆかな
阿邏宜:小山剛志
城之内宙:渡辺明乃
天麻:長嶝高士
琥珀:藤村歩


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2009年冬アニメ(2009年1月~2009年6月)


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「sympathizer」栗林みな実
ED「彩の無い世界」妖精帝國


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「三位一在」

2話「契約」

3話「シンクロ」

4話「追跡者」

5話「イクシード」

6話「サブの契約者」

7話「クロの過去」

8話「緋馬一族」

9話「母の影」

10話「末路」

11話「再会」

12話「激闘」

特別編「インターミッション」

13話「新世界」

14話「突破口」

15話「修羅」

16話「崩壊」

17話「真神(まさがみ)」

18話「異変」

19話「千尋」

20話「覚醒」

21話「神変」

22話「運命」

23話「道」(最終話)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

66.5 11 サンライズでバトルなアニメランキング11位
舞-乙HiME(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (226)
1295人が棚に入れました
奨学金を得て、風華学園に転入することになった鴇羽舞衣は弟の巧海とともに、フェリーで風華学園に向かう途中、漂流していた美袋命を助けたことが縁で、楯祐一・宗像詩帆とも知り合う。
楽しい船旅はやがて、玖我なつきの襲撃で終わりを告げる。なつきの目的は美袋命だったが、場に居合わせた舞衣はHiMEとしての能力が発現し、なつきの攻撃を防御してしまう。舞衣の覚醒を目の当たりにしたなつきは、舞衣に学園に来ないよう忠告する。
舞衣はなつきの忠告の意味を理解できないまま、学園生活を満喫していたが、弟の巧海がオーファンというなぞの生物に襲われた時、チャイルド(HiMEの能力により呼び出されるモンスター)を召還し、巧海を無事に助ける。
しかし能力に目覚めたことで舞衣達は「HiME」や「オーファン」にまつわる事件に次々と巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
菊地美香、ゆかな、小清水亜美、進藤尚美、千葉紗子、岩男潤子、栗林みな実、斎賀みつき、野川さくら、比嘉久美子、新谷良子、清水愛、松岡洋子、小西克幸、石田彰

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミスマリアもマテリアライズ♪

「舞-HiME」の後継作品。※続編ではない。
舞-乙HiMEと書いて「まいおとめ」

コンセプトはより明確に「私の乙女」
優雅に舞踏する様に戦う 優美な乙女=戦う乙女。

「スター・システム」を採用し、前作の登場キャラを
略そのまま登場させている為、パラレルワールド風
の仕上がりになっている。

また、其れ等の設定を活かした前作からの小ネタも
多く含まれ、如何にも関連性が有る様に描いてる。
※声優繋がりネタやキャラデザ繋がりネタの様に・・

舞台は地球ではなく何処かの惑星エアル・・あえる?

所謂ロストテクノロジー風に技術や文化が混在して
いるスチームパンク風の世界観のSFファンタジー♪

前作同様に、学園ラブコメ要素を含んでいるものの、
国家間や謎の組織等との抗争が軸になって展開する。

前作のようにエレメントやチャイルドを具体化する
能力ではなく、HiMEが武装化する。(一部例外有り)

新規キャラは萌度?が増した幼い感じのデフォルメ。
全体的に明るく陽気な雰囲気になっている感じ。
キメ顔や決めポーズ等は前作より圧倒的に丁寧な絵。
前作に登場したキャラ原型は成長から?綺麗に進化。
※前作とはキャラが被ってるけどあくまで別人設定。

学園も宝塚音楽学校風のシステムを意識した女子校。
前作でも百合傾向だったけど、百合度が増している。


「乙Type Highly-advanced Materialising Equipment」
※乙式高次物質化能力を持てるのは限られた少女だけ。

その中でも特に優れた者のみ「マイスター」という資格
を得て其々の国を代表する者の護衛職についていた。

マイスター1人で国を滅ぼせるほどの力があり・・各国
は優秀なマイスターを保有する為維新をかけてる。

結果的に各国に居るマイスターが全面戦争の抑止となり、
決闘等を行う事で秩序が保たれているという。

全世界の少女が憧れる職業「乙HiME」を目指して世界唯一
の、「乙HiME専門学校ガルデローベ」に集う少女達の物語♪


アリカ・ユメミヤ(菊地美香)
主人公で辺境自治区出身の典型的な元気印の田舎娘。
亡き祖母に育てられ出生に謎が多い天涯孤独の少女。

ニナ・ウォン(小清水亜美)
アルタイ公国出身で優秀な実力を持つ真面目な努力家。
所謂優等生で冷静沈着。ストイックな雰囲気が強い。

如何に相反する性格の二人は・・最悪の出逢いをする・・
といっても脳天気なアリカには自覚がなく・・何時も
一方的にニナが被害を被るのですが・・

そんな二人はヴィントブルームの街でビルから落ちて
くる謎の少女を偶然助けるが、傲慢で虚勢を張る少女は

マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム(ゆかな)
ヴィントブルーム王国の王女。15年前の王宮襲撃事件で
一度行方不明になったことから偽者の王女ではないか?
という疑惑を持たれている。

救出したのも束の間・・謎の敵の襲撃を受ける・・
巻き込まれる形で奮闘するものの・・情勢は不利・・
敵の戦力は圧倒的・・どうなる?

何だかんだでこの3人を中心に、色々な人との交流や
謎の組織や国々の謀略に翻弄されつつ成長していく様を
時にコミカルに時に深く悲しく描いていく。

キャストの声優から役どころが略ネタバレするので割愛。
兎に角・・前作以上に人気声優が多く出ています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

科学的魔法少女アニメ。誰がターゲットだったのでしょう?

 男の子が自分の能力の拡張を夢見るとき、車、銃、ナイフ…そしてロボットですね。女の子の場合は、ドレス、宝石、そして魔法少女です。本作についてはロボットが得意なサンライズが作った少女の自己拡張の夢、ナノマシンを使った科学的魔法少女といえるでしょう。
 装飾も非常に魔法少女的ですし、何より宝石ですよね。ギミックが非常に華やかでした。宝塚的なノリの学園が舞台ですし。

 ということで女児向けかなあと思うと内容はとてもではないですが、女児向けではありません。男の体液うんうんという設定もありますし、深さもありました。もちろん女児は結構ませていますので理解できないということはないと思いますが、ちょっと違いますよね。
 大きなお友達が対象かというには、ストーリーが非常に作り込まれていました。ヒロイン2人がおっさんに恋愛するとか普通はないでしょう。マーケティングとしてターゲット層が不明確な感じがして、作品の出来のわりには現在まで語り継がれていないのは、誰が見るのか?という部分が曖昧だったからではないかと思います。

 アニメそのものは非常に綺麗です。特に変身シーンは最高でした。裸うんぬんというよりカッコイイ美麗さというのでしょうか。さすがサンライズだけあって戦闘シーンも良かったです。スターシステムと言う割にどこか前作との連続性もあるという少しあいまいな部分がありました。面白くもありますが設定的に消化不良な気がしました。それと舞は必要だったでしょうか?期待に応えただけ?

 ストーリーは、人の愛憎が盛り込まれています。ノブリスオブリージュ、自己犠牲のようなこともありますし、運命に翻弄される少女たちの悲哀もありました。人の死もとってつけた感じではなく、ストーリーの意味を持って組み込まれていました。オトメというシステムの華やかな部分からダークな部分へ視点が変わってゆくのも良かったです。

 愛情と執着、自分が何者かというアイデンティティ、運命あるいは使命そして欲望。いろんな人間の負の側面を上手にストーリーにしていました。
 コミカルな前半からシリアス度が上がってゆく後半までずっと面白かったです。ただ、テーマそのものは平凡でしたので考察してどうこうという深さというより、ストーリーに奥行がある、という意味での深さでした。

 キャラではなんといってもアーミテージ准将のキャラが最高でした。准将の直情的な性格は少しダークな本作の清涼剤のように清々しかったです。静流のねちっこい性格と対照的なのも面白かったです。静流が学園長を身を挺して庇うシーン。情の深い女だなあという感じで良かったです。

 じっくり見ると最高に面白いんですけど、この作品を見始めるきっかけによっては2クール分見るにはちょっとハードルがある気がします。萌えなのか、女児向けなのか。ロボットものでも魔法少女ものでもない。視聴者が持っている期待とどこかズレるというか。

 EDは気持ちがいい曲でした。画像も良かったと思います。

 SF作品として先入観なく見始めると入りやすいかと思います。華やかだしわかりやすいし。話としては面白いのですが、商業的にはどうか知りませんが、アニメ史的には残りませんでしたね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ファンサービス満点の良質エンターテイメント

舞-HiMEの後継作品。ネットスラング「ばっちゃが言ってた」は本作が元ネタ。
正式な続編ではなく、アニメでは珍しいスターシステム(キャラは共通だが世界観は別物)を採用している。

単純に物語を追うだけなら前作を見てなくても問題ないけど、
舞-HiMEのキャラがこっちではこんな風になってるのかーという楽しみ方ができないのは実に勿体ない。
「キャラアニメ」としては、前作視聴は必須でしょう。
主要3名は新キャラで(マシロは前作にもいたけど・・・)、旧作メンバーが脇を固めるという構図。

舞台は現代日本から近未来の西洋風の世界観に一新され、スケール感も大幅アップ。
前作での「HiME」は本作では「乙HiME(オトメ)」と呼ばれ、少女たちの憧れの職業であると同時に、
その人智を超えた能力は国家間の争いの火種にもなっている。

前作同様、中盤を過ぎた辺りから怒涛の展開となるわけですが
(後期OPの初見時の興奮は今でも忘れられない・・・舞衣の登場には震えた)
前半の明るい作風の中でも「対立」に至るまでの伏線が周到に張られているので唐突感はない。
ラストもご都合主義ではないし、その辺りの前作の問題点をきっちり解消してきたのは見事。

ストーリーの完成度は確実にこちらが上でしょう。
とりわけ素晴らしいと思ったのはマシロの成長劇。王女としての心境の変化がよく描かれている。
ただ前作に比べると、思わず画面に釘付けにされてしまうほどの張り詰めた緊張感であったり、
こちらの予想を上回るような展開はあまりなく、インパクトという面では若干不足している。
またキャラ数が前作以上なので、全員捌き切るのは流石にこのスタッフでも困難だったか・・・

それでも展開の盛り上げ方は流石サンライズということで上手かったし、梶浦由記の劇伴も最高。
オトメに変身するシーンも迫力がありますね。「マテリアライズッ!」叫びたくなること必至。
ローブのデザインがダサいのはご愛嬌(笑)

オトメ養成所であるガルベローベでの、下級生が上級生の身の回りのお世話する制度とか、
当時流行ってたマリみての設定リスペクトなんだろうか。いいですわね、この「乙女の園」感。
本当に色んな意味で美味しい要素を詰め込めまくった、サービス精神溢れる良質エンターテイメント作品です。

それにしてもスターシステムはもっと他の作品でもやって欲しいですね。
キャラデザを流用することで生みの苦労や労力の軽減になる・・・ってばっちゃが言ってた。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

68.2 12 サンライズでバトルなアニメランキング12位
ブレンパワード(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (164)
887人が棚に入れました
自然災害で荒廃した近未来の地球を舞台に、海底から浮上した謎の遺跡・オルファンとともに宇宙へ飛び出そうとする思想を持つリクレイマーたちと、それを阻止しようとするサバイバル艦ノヴィス・ノアのクルーたちとの物語である。

声優・キャラクター
白鳥哲、村田秋乃、朴璐美、青羽剛、渡辺久美子、磯辺万沙子、名越志保、佐古正人、堀部隆一

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

女体がすごい。自然崇拝原始共産制的母系社会という富野氏の理想か?

 地球と裸体の女性から始まる物語。プレートから生まれるブレンパワード。こういうところから「母」の物語だろうというあたりが付きます。がそれだけではなさそうなのは見ているうちに感じられます。

 キングゲイナーで「漢」を描いているのと対照的に「女」な気もしますが、本作の方がテーマの幅は広いし深さを感じます。

 富野氏はミソジニー(女性嫌悪)であることは過去作でわかりますが、しかし母性としてマリアとしての女性に対する憧れもあると感じます。バブル経済やフリーセックス的な退廃などへの嫌悪などもあるでしょう。そして、軍事覇権国家としてのアメリカ嫌悪。核兵器嫌悪。原始共産制への憧れ。平和主義というよりは母系社会的自然崇拝です。

 ストーリーは、唐突な展開で一見分かりづらいですが、ちゃんと見ていると普通に話はわかると思います。むしろ、キャラの言動に戸惑いが残ります。
 ですが、ちゃんと対比として女性の生き方について表現しています。戦いや地球の滅亡を図るオルファンにいるときの特に女性たちの言動が頭を使って優秀ですが攻撃的で非常に感情的です。一方でノヴィス・ノアにくると女性たちは他人を思いやれるようになります。言動がちょっとスピリチュアルになってくるので違う意味で論理性に欠けるように感じます。
 ブレンパワードの制服が非常にフェミニンな感じでマタニティに見えなくもないのは意図的でしょう。もちろん比瑪は姫。つまりお姫様です。

 またオルファンを牛耳っていた伊佐未一家。ジョナサンによる母と姉の不倫というか親子丼みたいなバブル的退廃…権力至上主義とあいまって結果的にイケメンに操られるところなども描かれています。家族崩壊です。
 一方で、バロンとジョナサンの関係性がオチになっているところもまた、家族関係についての愛憎劇になっています。
 家族の因縁はいたるところに描かれていました。その一方で孤児である比瑪ちゃんなり子供たちが重要な役割を果たすことから毒親、親のエゴなどの視点もありました。


 オルファンはそのまま「孤児」という意味です。比瑪ちゃんが孤児院にいたことと子供たちがでてくることが重なります。ビープレートが子供あるいは孤児という意味ですね。
 プレートからブレンパワードなりグランチャなりが生まれることや、ビープレートが対になっていることから子宮とか精子とか男女のアナロジーでもあり抽象的な生命を産み出す仕組みのようにも見えます。登場人物がほとんど男女ペアになって行きますし。
 そもそもオルファンが初めは2つが争っていて、一方が女体なら…も一体は、という宇宙夫婦喧嘩だろうなという想像もできます。つまり、本作は性交妊娠出産育児という具体的な事象のアナロジーと遺伝、社会をつないでゆく子供たちという抽象的な象徴とがあえて曖昧に描かれていた気がします。

 オーガニック…と言う言葉は有機ですね。無機=機械との対比です。花のエネルギーですからね。それと人のつながりですから、随分と牧歌的な結末ではあります。

 と言う感じで盛沢山のものが入っているので、ストーリーそのものは唐突感がありますが、どこかに考えさせられる要素があるし、結果的に面白いです。3話くらい乗り切って見方がわかると面白くなります。

 アニメそのものの全体の設定は、やはりベースにはガンダム+エヴァという感じですね。リアルロボットに世界系的手法を入れて見た感じです。一方で「マクロス」で有名な河森氏の「エスカフローネ」時に顕著に見られた自然崇拝も感じます。オルファンの設定は「ラピュタ」+映画「インデペンデンス・デイ」のような感じがしました。


 ガンダムのララアとか、逆襲のシャアの女たちとか、Vガンダムのカテジナとかなどとのつながりを感じます。
 そういうものを分かりやすく抽出した「女」「母性」「出産」の話ではありますが、しかし、比瑪ちゃんは内面がほとんど描かれないのが面白いですね。結局富野氏は女性が単独では描けないのでしょう。

 むしろ伊佐未一家の母姉とユウの内面描写が見どころだと思います。グチャグチャともめている一家の醜さとか男から見た「おっかない女性・ビッチ」に見える女性という点で非常によく描けています。もちろん女性から見たらそんなのは男の幻想でしょ?という気もします。


 女性といてばそれにしても「女体」がいいですよね。もちろん全裸OPが顕著です。女性の輪郭線をよく見ると分かると思いますが、非常にリアルな線でしかも美しく描かれています。それでいてエロくないけど女を感じる素晴らしい線画でした。服装も胸を強調していますし。女体の描き方についてはアニメで一番すごいかもしれません。

 OP曲最高です。歌い手の方は他のアニメや曲でお見掛けしませんが、アニソンの中ではベスト10には入るいい曲です。

 ということで、少子化の今。本作は注目されていいのではないでしょうか。昔見終えましたが深く入り込めなかった印象がありましたが、改めて最近ちょこちょこ見ていたら、のめり込みました。本当に面白かったです。

 ブレインでパワード。頭脳で強化された。意味は?「お前等頭をつかえ」?




 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

理解できるけど理解しがたいアニメだった

サブカル系アニメには多い理解できるけど理解しがたいアニメ

父親が異常なほどにアニメ好きだった反動からか、私はアニメ自体余り得意なほうではなく、ガンダムとかもまるで見たことが無いのだが、調べてみるととある有名な監督の影響でこうなっているとの事だ
有名なのにキャッチーじゃない作品というのもおかしな話だが

話を戻すと下手な雰囲気サブカルアニメよりも非常にテーマが曖昧、遠まわしで難解になっている分演出自体はわかりやすい人間模様が見える

これが典型的な雰囲気アニメと貶められるアニメだとやりたいことはわかるが伝え方がもっと芸術性を高めようと抽象的なものになる事が多い(結果何かを誤ってホラーやグロアニメ等と称されることになる)

要するにこの監督が他にどんな作品を作っていて、この人はどういう趣向や性癖をしているか私の知る由ではないのだが、この作品を見た上で言わせてもらうなら自己主張の通し方がある意味でうまい人だとは思った

これはもう土台からしてわざとわかりにくく作っているのは明白だが(正直この人は雰囲気アニメを作れない直情型、というよりもキャラ立ちや台詞回しその他演出を見る限り、人を楽しませられるエンターテイメント性に強い人だと思うからこれは失敗だと思う)

もっと娯楽性に富んだキャッチーなアニメを製作した場合、物語性に於ける面白さだけに優先せずにそこに一貫したテーマや意味、伝えたいことをしっかりと封入できる才能があると思った

例えば昨今で多く量産されている若者などに大人気の萌え系、モテモテ系やらバトル系やらにはそういったものは介在しない
これは話に何の意味も持たせず、瞬間的な多幸感や娯楽性を重点としているからだ

当然そういったアニメはまた一つの正しい形であるが、古くから続けられてきたロボット作品などには大体一貫したテーマ、反戦争やらなんたら主義についての意見等が物語性に含まれているらしい
こうなってくると、物語を進めていく上での謎や伏線を回収していくにつれて第二の物語が進行していく様を垣間見るのは、悪者が現れてそれをただ悪いというだけで倒すだけで終わらせたり、なんか楽して強くなって何の脈絡もなく女の子にエッチな事してもらえたりしてグッドエンドするのとでは視聴への楽しみが二倍違うわけだ

小説やシリアス系の映画を好むタイプであれば、やはりアニメにもこういった伝えたい主張や意見を汲み取った上で納得できる楽しみがあれば面白さはぜんぜん違う

そして、こういった主張をしつつエンターテイメント性を欠く事のないだろうこの監督には頭が上がらないばかりだ

この作品では悪い部分が垣間見えた結果だと思われるが、少なくとも私としてはこの監督は高い評価に値すると考えられる作品だった

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オーガニック的な台詞で印象に残りやすいSFロボットアニメ

このアニメは、「機動戦士ガンダム」などで
非常に有名な富野監督が制作した作品の一つである。
「白富野」作品の一つとして、あげられることが多い。

大きな特徴としては、タイトルでも挙げている通り
独特な台詞回しだ。
普段の会話では、めったに出てこないだろう。
例をいくつか示す。

「な、なんだ?この、げっっそりする感覚は!」
「死ねよや!」「ストレッチくらいさせろよ」
「それはよくない」 「ひゃっこい!!!( >Д<)」
あまりにも多すぎるのでこの位に。

一番難易度が高いと感じたのは、主人公の勇が
ヒロインである比瑪に言った台詞
「お前のブレンパワードの扱い方、イエスだね!」 だ。
何回か、リピート再生したのだが
まったくもって理解できない。
このセリフの後、なぜか比瑪が納得しているため
難解さにさらに拍車をかけている。
このやりとりに関し、完全に理解できた方が
いたらぜひ教えて欲しい。

このアニメが良いと感じたところは、
親子関係を丁寧に描いているところ。
主に、主人公・勇の家族と
そのライバルであるジョナサンの
家族に焦点を当てている。

オーガニック的な台詞でやりとりされる故に、
とても印象に残りやすいものとなっている。
また、そのセリフのほとんどが、確信を突いており
考えさせられることが多い。
見ているときは、笑ってしまうのだが。
一番強烈なのは、9話におけるジョナサンと
アノーア艦長のやりとりだろう。
その後の、ジョナサンとクマゾーの会話もすごいが。

OP映像も、脳裏に焼き付くレベル。
なぜか、女性の裸がこれでもかと言わんばかりに
登場するのだ。リアルタイムで見た方は確実に
驚いたであろう。ちなみに、女性の裸があそこまで赤裸々に
映し出されるシーンは、本編にはないのでそれ目当てに
視聴すると確実に後悔する。

良くも悪くも、富野作品が好きな人向けのアニメ
であることは間違いない。某動画サイトで
台詞をまとめたシーン集があるので、それを見てから
判断することをオススメする。
個人的には、間違いなく良作だと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

66.4 13 サンライズでバトルなアニメランキング13位
ガンダムビルドダイバーズ(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (75)
336人が棚に入れました
電脳仮想空間(ディメンション)内で、ガンプラを使用したさまざまなミッションを楽しめる最新ネットワークゲーム“ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)”。中学生のミカミ・リクと親友のヒダカ・ユキオは同級生のヤシロ・モモカを巻き込んで、その広大な世界へと飛び込んだ。GBN内の住人“ダイバー”となった彼らは、ガンプラに対する不思議な感性を持つ少女サラと出会い、彼女とともに行動することになるが……。リクにとって憧れのチャンピオン“クジョウ・キョウヤ”を始めとした有名ダイバーの存在。複数のダイバーで構成された部隊システム“フォース”の結成。非公式ツール、ブレイクデカールを扱う“マスダイバー”たちによる妨害。多くの出会いと経験を経て、リクたちはガンプラだけでなく、自らの冒険をもビルドしていく!

声優・キャラクター
小林裕介、藤原夏海、稗田寧々、照井春佳、笠間淳、速水奨
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

濃い物語と販促を両立する難しさ

2018年春アニメ。全25話。
ガンダムビルダーズ、ガンダムビルドファイターズの流れを汲むガンプラアニメの新シリーズ。
キャラクターデザインのシンプルさ、すっきりした絵柄が凄く好みです。作画・演出や音楽もとても好きです。OPとEDは前半の方が好きだったかな。

今回長いので、ネタバレ内は興味のある人だけどうぞ。

【最終話まで視聴しての総括】
不満はちょいちょいありましたけど、概ね楽しめました。
最終バトルでサブキャラクターの扱いにもう少し気を遣ってもらえたら、駆け足になっても描写不足があっても、もっと評価が上がったとは思います。
とりあえず終わりよければすべて良しという所でしょうか。

全体のテーマは本当に良かったと思いますし、和やかな作風も見ていて楽しかった。
「何かを好きという気持ちを肯定する」…強さも憧れも楽しさも否定される苦しさもすべてを内包するもので、私が最初に感じたよりずっと大きな主題だったと思います。

個人的には脚本家によって各回好みが分かれてしまいました…。
ですが屋台骨であるシリーズ構成の木村暢さんが概ね私が好きな方向性で脚本を書いてくれたのはありがたかったです。

ガンプラ販促アニメとして、新規ファンを獲得しようとする姿勢がとても良かったです。序盤では特に初心者が興味を持ってもらう努力が多くて楽しく見られました。
ですが、後半では尺配分の難しさも露わになったように感じました。


【キャラクター】
やっぱりキャラクターの魅力は大きなポイント。
{netabare}
リクを始めとした子ども達が見ていて本当に和んだし、チーム内の描写もとても良かった。
あらゆる点で優秀なコウイチさんががっちりサポートしてくれ、でもちょっと押しに弱いのに対して、リクやモモが積極的に動くので、主人公たちの活躍を喰うこともありませんでしたし。
後半でドージとユッキー・サラの交流が描かれたのは本当にうれしかった。17話大好きです。

オーガにはもう少し活躍が欲しかったなあ…ドージとの関係も少しで良いから描いてほしかったのですけど。
リクの「サラも助けてGBNも守りたい」気持ちを引き出してくれたのはとても良かったと思います。ただ、個人的にはライバル役としてはチャンピオンよりオーガに注目していたんだなと、最後まで見て自覚しました。
最終戦はオーガ自身の戦いたいという欲求と一緒に、サラを助けたいというドージの思いを汲んでリクたちに味方してくれたら、兄弟両方の人間関係を多少なりとも補強して描けてさらに良かったのかも。

シバさんとても好きなキャラでした。
強い思い入れが歪んでしまうことは誰にでもあるし、私も強く共感した心理です。
人間は広い視野を持とうとしてもなかなか難しい生き物で、主観を廃して物事を見ることは出来ないものです。本作の「全ての人の好きという気持ちの肯定」は、主観と共感(客観ではなく)が必要となる。だけど、それは誰も彼もが同じ気持ちになればいいわけじゃないし、マイノリティを否定すれば成立しないことです。本作はマイノリティを掬い上げる展開が多かったのがとても良かったですし、それを最も体現した人物となりましたね。

あとやっぱりマギーさん!子ども達を常に見守ってくれるマギーさんが居てくれて良かったです。
最終戦で私が思ったこと全部言ってくれたマギーさんに感謝。{/netabare}


【「新しい自分」を作り上げ、「新しい世界」へ】
{netabare}
この作品て自分の分身はダイバーではなくて本来はガンプラなんでしょうね。
だから、新しいガンプラを作り上げるということは新しい自分を作り上げるということ。
とは言ってもダイバーに意味がないわけではないことは、サラや、ガンプラを持たないユーザーがいることが証明しています。そういう意味ではガンプラを持たないユーザーの回も見たかったなあ。

14話のプチ総集編を見ていて思ったのは、原点に返ろうという時に、GBN内で出会った「人に会いに行く」のが象徴的だということ。
ネットワークの世界であるGBNでは互いに認識しあうことが新しい何かを作る原点です。チャンピオンやマギーが受け入れる側として初心者ユーザーに関わり、時に助けようとするのもそうですね。
シャフリのインスピレーションはGBNの世界を見てさえ得られるものと語られます。
「作り物の世界」で得た感動をリアルでガンプラにアウトプットしていく、というのが面白いですよね。

リクはアヤメのガンプラを取り戻すために自身のガンプラをボロボロにしながらシバと戦い、自分と相手のガンプラを傷つける痛みを知ります。
GPDでは自分のガンプラは自分と一心同体。ガンプラとは別にダイバーというもうひとつの姿があるGBNとはその点が最も違うのでしょう。

壊れたダブルオースカイの胸の傷はリクの心の傷でもあり、過去・経験・リアルとの繋がりでもある。
サラが自身の目でリアルを知ることはありません。すべて仲間を通して、あるいは13話でリクの所在を知った時のようにガンプラの心を通して、リアルを知っていく。
「リクが大変な事わかるのに、会いに行けない。何もできない。何も届けられない」とサラは言います。ですが生まれ変わったダブルオースカイの傷はサラとリクの繋がりであり、サラとリアルの接点にもなっている。ダブルオーダイバーの傷がダブルオースカイ…リクの「新しい自分」の土台を作っていて、その土台にはサラとの出会いも含まれています。

シバは傷を傷と自覚しないために、ずっと新しい自分を作り出せずにいたのかもしれません。GPDでの人との繋がりが断たれたことによって、ガンプラ(自分)を作り直す機会をも失っていた。
シバの言う通りGBNは作り物なんだけど、シバは自分から「作り物の世界」を壊そうとして逆に繋がりを持ったようなものです。リアルには存在しないサラと出会い、新しい時代しか知らないリクと出会い、過去を知るコウイチと再会し、自分の心が傷付いていたことを自覚し、それをサラとリクとコウイチが受け入れたことがシバの再生につながる。

「作り物の世界」からアウトプットしてリアルに構築する…シバがGBNから構築したのはサラなのですね。
サラとシバの接点は本当に少なくて、「ならどうして泣いているの?」って言われたことだけ。でもシバが自分の心が傷付いていると初めて意識したのはこの時で、サラはその気持ちも受け入れていたのだと思います。

ブレイクデカールに拒絶反応を起こしていたサラはある意味でシバに傷つけられてもいたし、ビルドデカールによって救われてもいる。そしてサラのリアルのボディを作ったのもシバ。
シバにとってGBNは「作り物の世界」だったけど、逆にサラにとってはリアルが触れられない世界でした。それが受け入れる誰かの存在によって「新しい世界」になる。
最後にはシバが「受け入れる側」としてサラを新しい世界に招いたことがとても良かったと思います。{/netabare}


【気になった点】

{netabare}
カツラギさん(ゲームマスター)はもう少し良い描き方があったんじゃないか、というのが正直な感想です。
泥をかぶる役回りになるのは仕方ないとしても、サラを消去してでも確実にGBNを存続させようとする理由付けが弱いなあと。「有志連合不参加のプレイヤーのため」という視点もあったら良かったかも。有志連合に参加したプレイヤーは勝負が着けばある程度納得するだろうけど、それ以外のプレイヤーはそれで納得できるのかな?と私は見ていて感じたので。
最終話で味方してくれた流れからして、本来なら「いろんなキャラクターのそれぞれの立場と対立と想い」を描きたかったのでしょうけど、描写が良くなくてちょっと勿体なかったな、と。
正直フォローが全然足りないよ…(切実)

あと、チャンピオンにあまり良い印象は残りませんでした。
ブレイクデカールの件でGMを頼るのはわかるし、旧知の仲だからサラの件でGMに協力するのも理解はできるけど、リクを焚きつけて決闘による解決に持ち込む流れはGMや有志連合のメンバーに対して不誠実だと思う。なら最初からGMに義理立てなどせず、リクとGMの橋渡し役になった方が良かったのではないかと思います。

ミス・トーリはメインシステムの開発者(で良いんですよね…?)なら運営に全面的に協力すべきではないのかなあ…。こちらも、リク達とGMの橋渡し役になれる立場だったと思う。

あと、ロンメルさんとシャフリさんが主人公チームに敵対する理由付けにちょっと無理を感じました。
全体的に話の流れありきでキャラクター描写が歪んだ印象でした。
{/netabare}


【販促アニメとして】
{netabare}
私はガンプラに全く触れたことが無い人間ですが、本作は玩具販促アニメであるという視点を無視して評価することは出来ないと痛いほど感じました。(私自身が最近玩具販促アニメを多く観ているせいもあるかもしれませんが…)
後半でメインのストーリーが尺不足のために上手く回らなかった印象があって残念でした。本筋のボリュームは、最序盤でやったようなガンプラとその楽しみ方の紹介を含めて、2クールで少し話数が残るくらいだったと思います。
だけど玩具販促って意外と尺が取られちゃうので、さらに話数がかさんでラストが巻き気味になってしまったのかな…なんて私は感じたのですけど。

昔の子ども向け販促アニメによくあった一話完結形式は尺の融通が利きやすかったですが、現在の販促アニメは一部のカードゲームアニメなどを除き一話完結形式はあまり使いませんね。2000年代初め頃から2010年代半ばまでは長期販促アニメが激減していたので、現在では一部のベテランや決まった制作会社のスタッフしかこういう作品の経験が無いのかも…。もちろん一話完結形式が必ずしも最適なわけじゃないですけど。

本作の場合、ガンプラにはダイバーがいるのでその掘り下げが必要になるし、それに加えて連続性の強いストーリーを2クールで両立するのは実はかなりしんどかったのではないかな、と。
販促アニメで今回くらいのボリュームの物語をやるなら4クールくらいが適切に見えます。
ただ根本的な問題は販促の大変さと尺の兼ね合いなので、本作に限った問題でもないんですが。

少なくとも、ビルドダイバーズは個人的にはこのシリーズの中では一番好きだし、ガンプラ未経験者として置いてきぼりに感じなかったことに好感を持ちました。
本作は子どもも視野に入れて新規ガンプラファンを増やしたり、視聴者層を広げようとする努力をしていたのだと思います。
本作のみならず現在展開中のシリーズもの全般が新しいファンを獲得しようと試行錯誤していることは、もっと前向きに捉えられるべきだと思います。

…とは言っても単純に好きじゃない作風だと見るのやめちゃうんだけど(爆)
{/netabare}


【SDガンダムフォースファンとして】
私はSDGFもビルドダイバーズも、ガンダイバーもカツラギさんも好きですが、GM(カツラギさん)のアバターにガンダイバーが採用されている点について思ったことを率直に書いておきます。
{netabare}
カツラギさんというキャラクターは憎まれ役になるのはしかたがないんですよね。もっと良い描き方があったとは思うけど。
ただ、SDGF知らない人は元々のガンダイバーの「ガンダムフォースの新人・頑張り屋・健気・献身的で可愛らしい」キャラを見たら驚くと思うw

正直、GM登場当初から「ああ、これアカン奴や…」とほぼ諦めモードではあったんですが…(苦笑)
元のキャラと違い過ぎて早いうちに別キャラとして割り切れてしまったのも本当のところなんですけど。

ただ、こういった作品でSD作品のキャラを搭乗機体以外の形で出すのであれば「意思のあるキャラクター」として扱うのが妥当ではないかと。
同じガンダイバーだとしても、「本作のオリジナルキャラクターが搭乗するMS」として登場するならパイロットが悪役でも憎まれ役でも全然良いんだけど、「GMのカツラギさん」という別キャラクターにしてしまったのは最初はちょっと抵抗感がありました。
(本作ではダブルオーのコーラサワーも同じように台詞ありで登場していますが、そちらは楽しく見られました。でもそれは性格付けがはっきりわかるような台詞がほぼ無かったからです。)

それに繰り返しになりますが、ガンダイバーのこととは別にカツラギさんが結構一方的な憎まれ役になってしまったのは好きなだけにちょっと複雑…。

とはいえ、15年も経って手描きのガンダイバー・ガンチョッパーが見られるとは思わなかったなあ。本当にありがとうございました。
受付嬢や運営スタッフのアバターがSDGFのオペレーター衣装だったり、運営の管理室がSDGFの秘密基地の指令室だったりするのも嬉しかったです。
あと20話でジム顔のタライのオバケみたいなの1カットいたけど、あれ2004年のイベントのSDGFの短編アニメに出たタライゴーレムっていうののジム版…?さらに元ネタがあるのかな。SD系はSDGFと三国伝しかわからない。にわかでごめんなさい。とりあえずインパクトはあったねw
{/netabare}
(2018.10.11)


【2話視聴時点での感想】{netabare}
この時点では純粋に子ども向けになりそうな雰囲気ですね。どちらかと言えばガンダムファン向けであったビルドファイターズの第一話よりもガンダムパロ台詞はかなり少なくなってます。
純粋なガンプラの楽しさと憧れ、それを糧に強くなっていくことを最後まで一貫して描いてくれたら良いなと思います。

正統派ボーイミーツガール(友達)のような始まり方がまた良いですね。
サラはガンプラに込められた気持ちがわかるという設定で、ガンプラを作品の中でただの道具にしないために存在するキャラクターかな。そういう所も良い意味で子ども向けホビーアニメらしい。

マギーさんの言ったガンプラバトルで強くなる三つの要素…ガンプラ作りの腕、高い操作技術、愛というのが良いですよね。
リクはまだオーガに歯が立たず彼の言葉に反論はできませんでしたが、「強さ」と「楽しさ、憧れ」が対比してしっかり描かれれば上手く話が回りそう。これがひとつの愛と言えますしね。

キャラクター造形もかなり好きですし、全体的に配役も好みです。リク、ユッキー、サラの可愛らしさと集まった時のバランスの良さとか。
個人的にはドージがとても良いですね!愛嬌たっぷりの悪い子で良い感じに憎めなくて。今まで見た松岡さんのキャラクターの中で一番好きかもしれません。よく合っていますし何より楽しそうで、幅広い演技を披露していて本領発揮という印象です。

個人的にとても嬉しかったのが、オペレーターの衣装がSDガンダムフォースオマージュなこと。パロ・オマージュが少ない(利権関係のためと推測されていますがどうなんでしょうね)SDGFなのでファンとしては嬉しいです。フォースの説明の時のコラサワさんとか各作品の舞台とか、絵的にわかるパロは楽しいですね。

子どもの可愛らしさ、童心に返る作風で今後も楽しみです。{/netabare}
(2018.4.16)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

プ・ラ・モ・じ・ゃ・な・い!! プラモジャナイ……否、プラモである!

ビルドファイターズ、ビルドファイターズトライと続いた、ガンプラを題材にしたアニメの第三弾。

前2作を経て心機一転、※1プラフスキー粒子などのファンタジー寄りの要素は影を潜め、よりリアルな、ネットワーク内の仮想空間を舞台にした物語が展開されます。キャラの引継ぎも今のところなし。惜しむらくはシリーズ屈指の名物キャラ、ラルさんが登場しない事(笑)

1期ではブレイクデカール(チート行為)、2期では近年話題沸騰中?の人工知能と、いずれも現実から地続きの問題を扱っている所に、これまでのシリーズとの方向性の違いを見ました。

チート行為は※2ネトゲ黎明期から存在する問題で、これでゲームをやめてしまった人をわたしは何人も知っています。クラッカーがツールをアップすれば、運営が一歩遅れて修正パッチを出すという、正にイタチごっこ。

本作中でも描かれている様に、強くなりたい、勝利したいという気持ちは、ゲーマーなら誰しも持っているものなので、それが不健全なものだとは思いませんが、不正行為までして勝とうとする人は、それで目的が達成出来て、本当に嬉しいのか?と常々疑問に思う事があります。わたしには、ただただ楽しみを棒に振っている様に見えます。

過程よりも結果を欲する短絡思考、焦燥にも似た競争心、そんなものが原因なのでしょうけど、例えば、夏休みの宿題を誰かにやってもらったり、丸暗記の勉強をしてテスト結果ばかり気にしたり、※3ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじとりやまあきらぺぺぺ…とか打ったり、すごくつまらないですよね…(笑)

人から見下されたくない、一目置かれたい、必要とされたい、尊敬されたい、こんな感情が人を不正行為へと走らせるならば、人口過密の競争社会って、犯罪の温床なんじゃないかって、わたしは時たま思います。

作中では、上で挙げた様な、現代病の一種と言っても言い過ぎではないノイローゼ的思考に、リク君を中心とした主人公勢が、友愛と許し、※4スポーツマンシップでストレートに対抗します。これが清清しくも美しい! でも、どうなんでしょう…冷静に考えてみると、最後のにはちょっと無理があるんじゃなかろーか?

愛と友情で仲間の目を覚まさせるというのは理想的だし、手段としても大いに賞賛したいんですが、チート行為をスポーツマンシップで打ち負かすという点についてだけは、どうしても疑問を覚えてしまうのです。これが辛うじて通用するのは、アナログ的なものに限ってでは?と指摘出来るからです。

アナログのスポーツではドーピング使用がチート行為の代表格に挙げられると思いますけど、デジタルの世界では数値が全て。不正プログラムを使えばアナログには存在する物理的制約を無視して、どこまでもプレイヤーの数値を操作出来るので。これと真っ向から戦って勝利するというのは、はっきり言って不可能に近い事なので、ゆえに、古くからある少年漫画の筋書きを、ただ安直に貼り付けただけという印象が拭えないのです。※5せめてリク君(がダメなら、いわゆる噛ませとしてユッキーとか)の敗北シーンを早々に描いて、チート行為の卑劣さをもっと強調してくれても良かったんじゃないかと思いました。

ブレイクデカール事件の収束のさせ方については、前半のガッツで押す展開とは一味違って、合理的な説明があり、2期への伏線もしたたかに張り巡らせており、お見事でした。手放しで高評価したいです。


そして2期、※62045年問題という言葉が、そこかしこで囁かれる様になった昨今ですが、このテーマを扱うアニメは急速に増えていますね。記憶に新しいものを挙げてみると、プラスティック・メモリーズ、planetarian、beatless、遊戯王vrains、 STEINS;GATE 0辺りでしょうか、私的にとても興味のあるテーマなので俄然目が離せなくなりました。
{netabare}
未知なる生命の誕生を祝うか、GBNへの脅威と見なし排除するか? 安堵の時も束の間、先のブレイクデカール事件に連なる新たな問題の発生。運営、システム開発者、クラッカーを巻き込んだ、二つに割れた勢力の主義主張がぶつかり合う緊迫の展開に至ります。
{/netabare}
と、ここまで書いてきて思ったんですが、このアニメ、ガンプラアニメ? MMORPG的なものに、そっくり首を挿げ替えても、普通に通用するお話だったりして?(笑)

シナリオ、演出ともに秀逸だし、女子キャラがとてもかわいい。バトル作画もかなりスゴイ!

でもそこじゃないんですよ! モデラーが一番注目しているところは。削り出しや表面処理、塗装とかの、ガンプラ製作風景なんですよ!!

なので、わたしの一押しキャラは、サラちゃんでもアヤメさんでもなく、ケイワン先輩!

ガルバルディβを"リベイク"する渋さ、1/144MSキットを3機収納出来る大型シャトルを、短期間で、箱組み、パテ盛り、フルスクラッチし、可動部分や内部メカまで完璧に仕上げた手腕…この青年、化け物かッ!?(池田秀一さんの声で、笑)


24話まで見終えて
{netabare}
2期クライマックスの、"フライング抱っ転がり"は、空から降ってきた少女を機械工の少年がお姫様抱っこ!を越えるインパクトがありました(笑)憧れのチャンプへの挑戦、ライバルとの共闘、幾多の試練(王道展開とも言う)を乗り越えて、辿り着いた大団円。リクとサラ、幸せそうな二人の溢れる愛に、感極まってもらい泣きしてしまいました。

と思ったら、唐突に新たなる敵の出現!? うーむ、いい最終回だったのに(笑)蛇足的な展開にならない事を祈りつつ、最後まで見届けたいと思います。
{/netabare}
※1:ビルドファイターズ、ビルドファイターズトライでは、この謎の粒子を介して、ガンプラそのものを自由に動かせるという設定の元にガンプラバトルが行われていた。

※2:ハックアンドスラッシュ系ARPG「ディアブロ」で良く見かけられた。続編の「ディアブロⅡ」に至って、サーバーがセーブデータを管理するシステムが一部導入され、ネトゲ全般に徐々に定着し始め、今ではそれがスタンダードとなっている。でもイタチごっこは終わらない(汗

※3:ファミコン版ドラクエⅡの、ほぼ無敵状態でスタート出来るパスワードの一部。子供時代は無節操なんで、わたしもこれでやった事あるんですけど、はっきり言ってつまらない。普通にプレイした方がずっと楽しいです。

※4:スポーツマンが模範となっていないので、わたしはこの言葉があまり好きではありませんが、便宜上(汗)gentlemanshipもChivalry(騎士道)も似たり寄ったりですし…。

※5:強キャラには結構負けてるリク君ですが、小者にやられてしまっては、さすがにガンプラ売れ行きが怪しくなるので、無理に決まってますけど(笑)

※6:AIがヒトの知力を超える(かも知れない)とされる、技術的特異点のこと。

最終話まで見終えて

ガンプラ(玩具)がテーマという事で、軽い気持ちで視聴し始めたアニメでしたが、内容は、ネットワーク、ゲーム及び仮想現実との向き合い方、モノ造りの楽しさ、友情の芽生えと崩壊、再生、AI問題と、多岐に渡り、捨て回無しの密度の濃い作品として最後まで楽しませて頂きました。

それと(タイトルの)お詫びも兼ねて付け加えておきたいのが、ガンプラ要素の有無。製作風景の描写は乏しいものの、モブキャラ描写、台詞の端々のそこかしこに、一周しただけではとても拾い切れない小ネタが満載でした。{netabare}「コンパウンドで合わせ目が見えなくなるぐらいピカピカに磨いてやる!」とか、「ハハハハハ!(中略)お前達の頑張り過ぎだ!」とか、{/netabare}プラモ好きやガンダムファンなら、もれなくニヤリとしてしまうのではないでしょーか(笑)

因みにわたしの琴線に最も響いたシーンは{netabare}「あなたもゲーマーなら、トゥルーエンドを目指すべきだと思いますよ?」「世界の命運がかかっている…遊びではないのだ!!」「いいえ、遊びよ❤」の3強の台詞の応酬です。ネトゲはもちろん人生もまた遊びという事を、実にスマートに表現した楽しい掛け合いでした。

それとお気に入りキャラのK-1兄さんの「へぇ。各関節を最新のKPSにしてるのか。ノズル系も金属パーツに変わってる。しかも色を塗り替える際に表面処理を一からやり直してエッジを効かせて…」なんかも、地味ながらツッコミが鋭過ぎて、思わず笑いが出てしまいました。愛がある!(笑){/netabare}

物語のキーとなるELダイバー(電子生命体)の設定については、現在進行形で発展途上の技術、クラウドAIを髣髴させるものがあり、その存在の相が、ネットワーク上に散らばった情報、わたし達一人一人の選択―人体における細胞の如きちっぽけなものの意思―の累積によって決定されるという事を、簡潔に説明しており、ネット社会における責任の不在の危険性、転じて、個々の行動の重要性を暗に示している様でもありました。

個々の行動の重要性と言えば、先日あにこれ内で誹謗中傷を受けているレビュアーさんに多数のレビュアーさんが助け舟を出し、ついには運営さんを動かしたという、とても感動的な出来事がありまして、個々が孤立し、見て見ぬ振りやコトナカレを通していては、決して目にする事の出来ない結束の大切さを、リアルで(敢えて言わせてもらおう。リアルであると!笑)垣間見させてもらった次第。

人と人とが絆を結び成し得る事の大きさ、※7見利忘義がもたらす不利益、個性の尊重、遊ぶ喜び、大人になると言葉に慣れ過ぎて、徐々に忘れていってしまう大切な事、たくさん思い出させて頂きました。


ありがとうビルドダイバーズ!!


※7:読んで字の如し、利益に目が眩んで道義を忘れること。


付録・プラモ作りについて
{netabare}
ガンプラのみならず、プラモ全般の改造に欠かせないのが、プラ板やプラ棒。でも模型店で買うと、これがなかなか値が張ります(汗)そこで代替品のご紹介をば。

ずばり豆腐パック! トタンの様な凹凸にも使い道はありそうですが、フラットなものが普通のプラ版として利用できます。それとアイスの容器とかも。透明プラ板が欲しければ、電気機器とかのパッケージを利用するのが吉。割としっかりとした厚みがありますので、クリアパーツの製作に役立ちます。そしてプラ棒の代わりに使えるのは※aランナーと、プラスチック製のハンガー。ハンガーにはH型鋼みたいなのとか丸棒とか、色んな形のがあります。服をクリーニングに出すと大抵付いてくるので、家の押入れとかに眠っているかも…。お母さんに聞いてみましょう(笑)

他にも、ビーズ、ケーブル、ペットボトルなど…。わたし達の身の回りには、沢山のプラモパーツが眠っています。プラ回収を徹底している地域は、残念ながら多くはないと思いますので、ただ捨ててしまうのはもったいないとばかりに、じゃんじゃん使いましょう。

プラモ狂四郎だって、ガラクタ同然の腕時計のバンドをプラモパーツとして採用している! かの※メイジンカワグチだって「ガンプラは自由だッ!!」とおっしゃっているのだから!!(笑)

※a:プラモパーツがくっついている枠部分の事。キットと全く同じ素材なので、削りやすく、接着剤の食い付きも◎。ポリキャップとの相性も良し。パーツ作成、製作道具(以下参照)としても幅広く活躍します。

※bビルドファイターズ、ビルドファイターズトライに登場した"アメイジング"という言葉が大好きな凄腕ビルダー3代目メイジンカワグチのこと。なお本シリーズにおける"ビルダー"の呼称は"モデラー"とほぼ同義。ボディビルダーの略ではない(笑)

追記:段ボールとランナーを利用した塗装台もオススメです。スプレーした後や、筆塗りした後、パーツを干す時に重宝します。ダンボールを使いやすい形にカッターで切って、台座も同じくダンボールで作って、断面の所にランナーを差し込んで利用します。手間は掛かりますが、水で薄めた木工用ボンドや糊などを使ってダンボールを猫の爪研ぎみたい加工しても○
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

マスコットキャラは「ユイ」ちゃん・・・ではなく「サラ」ちゃんです。

◆西暦2000年代ガンダム(00、SEED)の事前視聴が前提のファン向け作品?

地球圏周辺の宇宙空間や地球上で、生きるか死ぬかの激しいメカ&ロボット・バトルが繰り広げられる通常の《ガンダム・シリーズ》ではなく、「ガンプラ」(ガンダムのプラモデル)ホルダーたちが特殊な装置を使って、あくまで趣味としてのバトルを繰り広げる《ガンダム・ビルダー・シリーズ》のTV企画第3弾です。

但し、前々作『ガンダムビルドファイターズ(GBF)』、前作『ガンダムビルドファイターズトライ(GBFT)』が「対面型テーブル・ゲーム」の体裁を取っていたのに対して、本作は、大ヒット作『ソードアートオンライン(SAO)』の仕組みとよく似た「フルダイブ型オンライン・ゲーム」の体裁へと変化しており、登場キャラも一新されています。

そして、
(1) GBF・GBFTが、ラルおじさんが解説役を務めるなど、どちらかというと『機動戦士ガンダム(初代ガンダム)』を始めとする「U.C.(宇宙世紀)シリーズ」の諸作品('80年代ガンダム)の事前視聴が前提とされていたのと比べると、
(2) 本作の方は、“トランザム”というパワー・ブースターの発動が戦況を左右する点などから、西暦2000年代ガンダム、つまり『機動戦士ガンダム00』及び『機動戦士ガンダムSEED』の事前視聴が前提とされている感じがしました。
(※この他、'90年代ガンダム(Gガンダム、∀ガンダム)に出てきた機体も幾つか出てきたような・・・←曖昧で済みません)

・・・ということで、私が個人的に高く評価している『機動戦士ガンダムAGE』『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』といった西暦2010年代に入ってからの作品の事前視聴は残念ながら特に期待されてないみたいですね。

で、肝心のシナリオは・・・キャラデザが『ログ・ホライズン』と同じハラカズヒロ氏(原案)だったので、同作みたいに最初は余り面白くなくても徐々に盛り上がって熱くなっていくかも?と淡い期待をもって見続けていたのですが、全体の折り返し点の第12-13話の結末の安直さに結構ガッカリ。
その後は“ながら視聴”になってしまい、結局《ガンダム・ビルダー・シリーズ》の中では一番低い評価になりました。

《結論》
「ガンプラ」マニアの人、あるいは『00』『SEED』のファンの人ならまずまず楽しめる作品でしょう。
(※あと『SAO』のマスコットキャラ=ユイちゃんが好きな人も?)。
そのどちらでもない私には、ちょっと厳しい作品でした。
(※それでも『ログ・ホライズン』のシロエ&アカツキちゃん&ニャン太さんが割と好きだったので何とか完走できました←キャラデザの力は意外と大きいのかも?)


◆視聴メモ
{netabare}
・第2話視聴終了時点
“トランザム”バリバリ起動させるらしいので『機動戦士ガンダム00』の事前視聴は必須みたいだね。
・第3話視聴終了時点
今度は『新機動戦記Gガンダム』由来の機体が登場。
・第13話視聴終了時点
本作の折り返し地点だが、マスダイバー事件の解決が安直過ぎる・・・ここでとうとう「本作は真面目にシナリオを追いかけていく作品ではないな」と見切りをつけて後は“ながら視聴”に切り替えてしまいました。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作           矢立肇、富野由悠季
監督           綿田慎也
シリーズ構成      木村暢
脚本           木村暢、黒田洋介、野村祐一、むとうやすゆき
キャラクターデザイン ハラカズヒロ(原案)、戸井田珠里
メカニックデザイン   大河原邦男他
音楽           木村秀彬
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================= ガンダムビルドダイバーズ (2018年4-9月) =================

 - - - - - - - - - OP「Diver's High」、ED「明日へ」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 Welcome to GBN ★ リク&ユッキー(中2・14歳の同級生)のGBNデビュー、謎の少女(サラ)と初心者狩り(ドージ)、リクのフリーバトル初勝利
第2話 百鬼オーガ ☆ フォース結成、リクvs.オーガ、初めての敗戦
第3話 守る者 ☆ モモのゲスト参加、キョウヤ(現役チャンピオン)との出逢い、マスダイバー乱入事件
第4話 霊山の虎狼 ☆ アジアン・サーバーへ、近接格闘術修行、流れの賞金稼ぎ来襲・撃退
第5話 聖地・ペリシア ☆ アヤメ接近、ビルダーの聖地、シャフリアールからの勧誘、リクのフォース結成宣言
第6話 過去と未来 ☆ 腕利きビルダー(ナナミの兄コーイチ)、ビルドダイバーズ結成
第7話 フォース戦 ★ デビュー戦(対ロンメル新人隊)、サラへのプレゼント
第8話 フェス! ★ ベアッガイフェス参加、マスダイバー化した女性ダイバー(ステア)
第9話 オーガ再び ☆ バトランダムミッション参加、対百鬼戦、ドージ機暴走、不正コード(ブレイクデカール)蔓延
第10話 有志連合 ☆ チャンピオンの呼びかけ、初心者用サーバー(エリア11)の戦(有志連合vs.マスダイバー軍、アヤメ裏切り)
第11話 アヤメの涙 ☆ 続き(アヤメの過去、回心、黒幕)
第12話 光る翼 ☆ 続き(巨大ビグザム出現、GBN崩壊の危機、トランザム発動)
第13話 デュエル‐決闘‐ ☆ アヤメ音信不通、GPデュエル(リクvs.シバ・ツカサ){/netabare}

 - - - - - - - - OP「Infinity」、ED「スタートダッシュ」 - - - - - - - -
{netabare}
第14話 新しい力 ☆ フジサワ・アヤ(アヤメ)との対面、00ダイバーの代替わり
第15話 ロータス・チャレンジ ☆ 
第16話 再会、友よ ☆ 対SDガンダム・フォース(le chat noir)戦、アライアンス締結
第17話 共同戦線 ★ 新フォースネスト完成、ドージ&ユッキーの成長 ※もう一人のサラ登場回
第18話 男の意地 ★ リクTOP10入り、リクvs.タイガー(リクの必殺技、タイガー勝利)
第19話 ナデシコアスロン ☆ GBNイメージガール選手権(ナミ参戦)
第20話 真実 ☆ ナミのフォース参加、GBNメイン開発者(鳥アバター)の依頼、新種のバグの原因(電子生命体(Lダイバー))、サラ抹消の危機、サラ逃亡
第21話 君の想い ☆ サラ捜索、ツカサへの依頼、リクvs.オーガ、有志連合再結成・Lダイバー確保
第22話 誓う心 ☆ コーイチのサラ救済策(ビルドデカール)、サラの消滅志願、サラ救出戦開始(有志連合vs.ビルドダイバーズ+アライアンス)
第23話 宿命の二人 ☆ 続き(ビルドダイバーズ苦戦、ツカサの技術支援開始)
第24話 決戦 ☆ 続き(チャンピオンvs.リク、オーガ割込み参戦、ビルドイバーズ勝利)、変異体レイドボス出現
第25話 新しい世界 ☆ レイドボス討伐戦、サラ実体化(※ほぼSAOのユイだな笑){/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)30、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5


※この他に、第2話と第3話の間の出来事を描いたOVA(プロローグ・・・13分40秒)が配信されています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

61.6 14 サンライズでバトルなアニメランキング14位
ガンダムビルドファイターズトライ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (234)
1156人が棚に入れました
イオリ・セイ、レイジ組が、第7回ガンプラバトル選手権世界大会で優勝してから、7年の月日が流れた。
ガンプラバトル選手権は、主催がヤジマ商事に変わり、その試合形式やルールが一新、バトルの人気は、さらなる広がりを見せている。
だが、その流れに取り残された学園があった。
イオリ・セイが、かつて在籍していた聖鳳学園である。
学園のガンプラバトル部の部員は、部長である中等部3年のホシノ・フミナ、ただ一人。
このままでは、3人1チームで戦う、全日本ガンプラバトル選手権、中高生の部に出場することすら、ままならない。
そんなフミナの前に、一人の転入生が現れる。
師匠と共に修行の旅を続けていた拳法少年、カミキ・セカイ。
さらに、若きガンプラビルダー、コウサカ・ユウマが加わり、ついに3人の出場メンバーが揃った。
カミキ・セカイ。
コウサカ・ユウマ。
ホシノ・フミナ。
チーム、トライ・ファイターズの挑戦が、今、始まる――!


声優・キャラクター
冨樫かずみ、内田雄馬、牧野由依、遠藤綾、広瀬正志、宝亀克寿
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

安定のランバ・ラルおじさん解説付き、人の死なない「何ちゃってガンダム」第2弾

現在放送中の『ガンダムビルドダイバーズ』の前作的な位置づけ?でいいのかな?
ただし『ダイバーズ』はSAOの影響なのか「フルダイブ型オンラインゲーム」に進化しているのに対して、本作およびそのまた前作の『ガンダムビルドファイターズ(無印)』は、普通の「対面型テーブル対戦ゲーム」の体裁になっていて、その点でちょっと時代を感じさせます。

内容については、特に言う事はないかも。
ガンダム・宇宙世紀シリーズの中では、ほぼ唯一の“常識人”であるランバ・ラルおじさんを解説役にした、結構トンデモ設定の温(ぬる)い「何ちゃってバトルもの」として、ガンダム・シリーズをひととおり見終えた人なら“ついでに”見て楽める作品だと思います(企画したバンダイ側の思惑は別にして)。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
監督         綿田慎也
シリーズ構成・脚本  黒田洋介
キャラクターデザイン 大貫健一、ヤスダスズヒト(協力)
メカニックデザイン  大河原邦男、石垣純哉、今石進、海老川兼武、寺岡賢司、寺島慎也、NAOKI
音楽         林ゆうき、橘麻美
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ガンダムビルドファイターズトライ (2014年10月-2015年4月) =======

 - - - - - - - OP「セルリアン」、ED「アメイジング ザ ワールド」 - - - - - - -
{netabare}
第1話 風を呼ぶ少年 ★ 次元覇王流拳法の使い手(カミキ・セカイ)聖鳳学園転入、初のガンプラバトル(vs.プラモ部T)
第2話 結成!トライ・ファイターズ ☆ セカイ&コウサカ・ユウマ入部(ガンプラバトル部)
第3話 その名はギャン子 ★ 聖オデッサ女子学園との練習戦
第4話 Gミューズ ★ セカイ&ホシノ・フミナの初デート、対サカイ・ミナト(SD戦)・敗北
第5話 憧れと挑戦を胸に ☆ ガンプラバトル選手権(中高生の部)西東京予選開始、一回戦(vs.宮園高T)
第6話 戦場の支配者 ★ 二回戦(vs.都立成練高専科学部T)
第7話 素組みのシモン ★ 三回戦、準々決勝(vs.区立常冬中学T)
第8話 この盾に誓って ☆ 準決勝(vs.水竜高T、宮里学院Tvs.聖オデッサ女子学園T)
第9話 決戦のソロモン ☆ 決勝戦(vs.宮里学院T)、全国大会出場決定
第10話 ガン☆コレ ★ カミキ・ミライのガンプラデビュー
第11話 ニールセン・ラボ ★ 強化合宿、我梅学園Tとの出遭い、ユウマの因縁の相手(ガンプラ学園Tアドウ・サガ)、三代目メイジンカワグチ介入
第12話 未来へ羽ばたくために ★ アシムレイト(ガンプラ同化能力者)、メイジンカワグチ&レディカワグチの指導、キジマ・シアとの出遭い
第13話 ビヨンド・ザ・ナックル ★ 本牧学園Tカリマ・ケイの挑発、バトルロワイヤル、キジマ・ウィルフリッドとのガチ勝負{/netabare}

 - - - - - - OP「Just Fly Away」、ED「迷々コンパスはいらない」 - - - - - -
{netabare}
第14話 好敵手たち ☆ ラボ合宿終了、大会直前合宿(カミキ家)、ルーカス・ネメシス転入(グラナダ学園)
第15話 新生!トライ・ファイターズ ☆ 全国大会開始(イメージキャラ=カミキ・ミライ)、一回戦(vs.オホーツク学園T)
第16話 華麗なるシア ☆ 天大寺学園Tサカイ・ミナトの合体ガンプラ、二回戦(ガンプラ学園Tvs.本牧学園T)
第17話 亡霊城の罠 ☆ 二回戦(vs.統立学園T)
第18話 スナイバル・ドラゴ・ギラ ★ 続き、、コウサカ・チナの届け物、イオリ・セイからの伝言 ※チナ&セイは1期のヒロイン&主人公
第19話 運命の再会 ☆ セカイの兄弟子(イノセ・ジュンヤ)、準々決勝(vs.天山学園)
第20話 折れない心 × 続き、準々決勝(グラナダ学園Tvs.我梅学園T) ※この回でとうとう脚本&設定の都合の良さが自分の許容範囲を超えてしまい残念
第21話 蒼き翼 ★ 準決勝(ガンプラ学園vs.グラナダ学園、ウィルフリッドvs.ルーカス・ネメシス一騎討ち)
第22話 心のままに ★ 準決勝(vs.天大寺学園T、コウサカ・ユウマvs.サカイ・ミナト一騎討ち)
第23話 ビルド・ファイター ☆ 決勝戦前夜、決勝戦(vs.ガンプラ学園) ※これまでの対戦キャラ達それぞれに花を持たせる展開
第24話 ファイナル・バースト ☆ 続き(アドウの古傷、アドウ&ユウマ相討ち、シア&フミナ相討ち、時間切れ、延長戦(ウィルフリッドvs.セカイ一騎打ち)・優勝)
第25話 僕たちのガンプラ × 後日譚(ガンプラビルダーズ・コンテスト名人杯授賞式) ※無駄に長いギャグ展開が残念{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)12、☆(並回)11、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.6


===== 特別編 ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ (2016年8月) =====

全1話 ☆ 3.5 {netabare}1年後、ヤジマ商事の新GBシステム開発への協力(※南の島でセカイ君のリア充展開有り)、結晶体暴走と謎の少女{/netabare}、約35分

主題歌 「The Last One」
ED 「Roots of Happiness」


/////////////////////////////////////////////////////////////
(おまけ)

派生作品の『ガンダムビルドファイターズバトローグ』が、本サイトのアニメ棚に登録されていないので、ここに併せて追記しておきます。
この作品は、第1話だけは面白かったです。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
監督         大張正己
シリーズ構成・脚本  黒田洋介
キャラクターデザイン 大貫健一、ヤスダスズヒト(協力)
メカニックデザイン  大河原邦男、海老川兼武、柳瀬敬之
音楽         林ゆうき、橘麻美
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ガンダムビルドファイターズ バトローグ (2017年8-12月) =======
{netabare}
第1話 AIバトローグ ★ 疑似人格搭載型GB 三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ)vs.アラン・アダムス ※約10分
第2話 敵の秘密開発工場をたたけ! ☆ バトルアトラクション「G-クエスト」、コウサカ・ユウマ&サカイ・ミナトの協力 ※約12分 
第3話 ふみなとギャン子の大冒険 ☆ 女子バトル回(ベアベア村) ※約12分
第4話 俺たちの戦争 ☆ レナート兄弟の密林バトル ※約11分
第5話 ガンプラは最高だ! ☆ イオリ・セイvs.三代目メイジン・カワグチ(ユウキ・タツヤ) ※約11分{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ガンプラバトル・・・1期同様、熱いバトルは本格的ですよ^^

この作品は「ガンダムビルドファイターズ」の2期目の作品に位置付けられています。
物語は1期と直接的な繋がりはありませんが、一部1期から登場している人物もいるので、1期を未視聴の方はこの世界の体感も合わせて1期からの視聴をお薦めします。

1期ではイオリ・セイとレイジの二人が熱いガンプラバトルを繰り広げてくれました。
コウサカ・チナ、アイラ・ユルキアイネンといったヒロインとの掛け合いも見どころが満載で、続編が出ると知った時、てっきりレイジやアイラと再会してまたガンプラバトルを・・・などと勝手に想像していましたが、全然違っていましたね^^;

2期は、1期から7年後の聖鳳学園・・・セイの母校でもあるこの学園には、ガンプラバトルの熱い魂を受け継ぐ「ガンプラバトル部」が設置されています。
ですが、部員は中学3年生のホシノ・フミナただ一人しか在籍しておらず、ガンプラバトル部はこのところ主流になってきている3人ひと組の団体戦にも出場できない、という状況に追い込まれていました。
でも、小さな頃に見たガンプラバトルが忘れられず孤軍奮闘していたところ、1期に登場したコウサカ・チナの弟であるコウサカ・ユウマと、主人公であるカミキ・セカイの勧誘に成功するのです^^
こうしてガンプラバトルの出場資格を得た3人の・・・遥かなる高みを目指す熱い物語が動いていきます。

ストーリーは、ガンプラバトル選手権・中高生の部にエントリーした3人の「チーム・トライファイターズ」が強敵達と繰り広げた激闘の軌跡が描かれているのですが・・・1期と同じくらい熱い作品に仕上がっています。
一番大きな違いは3人ひと組の団体戦であることです。これにより一人では出来なかったことも出来るようになり、戦術の幅が広がっています。
その中でも・・・まぁ主役なので当たり前なのですが、「チーム・トライファイターズ」の連携は相当格好良かったと思います。

機体と選手の特性をバトルに活かす・・・皆んな自分の役割をちゃんと認識しています。
それぞれが同じ目標に向かい、同じベクトルで突き進み決して仲間への配慮を忘れない・・・
だから、今その瞬間に必要な選択を誤らない判断に、絆と結束力が加わって最高のパフォーマンスへと昇華させていくのです^^

主人公のカミキ・セカイは「次元覇王流拳法」という格闘技を極めるため日々修行を積み重ねてきたのですが、その格闘技の要素をガンプラバトルに応用することで、凄まじい強さを見せてくれます。
色んな飛び道具が蔓延するなか、素手で勝負するといういかにも武闘家らしい勝負スタイル・・・
皆んなの願いを拳に込めた気迫の一撃が格好良すぎです^^

そんなセカイをできる限り真っ直ぐにバトルに向き合わせようとするチームメイトのユウマとフミナ・・・
セカイは所謂格闘バカなので、格闘技以外の事はサッパリ・・・^^;
そんなセカイのガンプラを常に最高のポテンシャルが引き出せるようメンテナンスを欠かさないユウマは、元々ビルダーとしても高い評価を得ていただけの仕事をキッチリこなしていきます。

それでもこの作品における私の一推しはホシノ・フミナでした^^;
苦しい状況に陥ってもガンプラバトルへの情熱を忘れず、選手権の出場が決まってからは皆んなのガンプラの強さをより引き出すサポートの役目をしっかりと果たしていくのです^^
チームの状況と自分を俯瞰し、足りないモノを補っていく・・・
この「チーム・トライファイターズ」のバトルスタイルを確立したのは間違いなく彼女でした。
また、先輩として・・・女性としての細やかな配慮も魅力の一つだったと思います^^

「チーム・トライファイターズ」がどの様な強敵と出会い、どの様なバトルを展開していくのかは是非本編をご覧下さい^^

2クール全25話の作品でしたが、あっという間だったように思います。
熱いバトルも面白いのですが、時折見せるフミナvsシアの場外バトルにも興味津々でした^^
こっちのバトルは今後どの様に展開していくのか・・・気になるところです。
とっても気になるんですが・・・1期同様今後の事は想像するしかないんでしょうね^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最高のビルドファイター

  またまたガンプラバトル。

 セカイくんレイジと似ていると思ったけど、ちょっと違うかな。ドモンみたいなこと言っているし。モビルファイターみたいなコクピットあってもいいと思うよね。セカイくんみたいなキャラには・・。

 フミナってここでは、セイくんみたいな役割なのかなぁ?ガンプラ好きの女の子って、身近にも過去にも見ないし、聞かないけどあってもいいと思う。

 ユウマは、あのいいんちょの弟だったんだ。ラルさんも相変わらずな感じだなぁ。

 今度のガンプラバトルは、前回のような個人戦じゃなく、3人一組のチーム戦、どうなるのか?楽しみだぁ(^^♪

{netabare}ドムから{/netabare}ビルドバーニングガンダムが出てきたシーンは、圧巻でした。

2014 10.17


2015 1.28放送「華麗なるシア」より

 サカイ・ミナトのトライオン3は、ホントにカッケイと思ったです。
 
{netabare} ZZガンダムベースのガンプラだけど、外見はガオガイガー。合体前の機体は、ファイバードに出てきたドライアスを{/netabare}思い浮かべてしまうです。ガンプラは自由ですねぇ(^^♪

 セカイくんが、目を輝かせて「カッケイ」というのも頷けるです。後半の{netabare}ガンダムエクシアベース、シアのGポータント{/netabare}霞んだと思う。非常にインパクトがあったです。トライオン3の活躍、短すぎたのでは?

 何回も見てしまいましたです。

2014 2.4 やっぱ、ガンプラ、カッケイ


2015 3.11放送「心のままに」より

 正に何でもあり展開、ビルドバスターズにトライファイターズ大苦戦!あんなに多様なビーム攻撃ありなのかなぁ?{netabare}合体前の攻撃もバリアが守る。セカイくん手も足もでないし・・。

 トライオン3の超砲剣?グランゾートのエルディカイザーだったか?の取り出し方に似ている!{/netabare}ホントにあんな攻撃ありですか。まさかの{netabare}セカイくん、フミナが力尽きちゃう凄い展開!
 ユウマとミナト(ビルドバスターズ)の一騎打ち、{/netabare}かなり熱くなりましたねぇ。

 決勝戦のソレスタルスフィアとの戦い、もっと凄くなるのかなぁ?

2012 3.13 やっぱ、ガンプラ、カッケイ2


いや~終わってしまった。

 決勝戦、壮絶?な展開でしたです。何でもありももう驚かないです。{netabare}攻撃と攻撃のぶつかり合いで、コロニー消し飛ぶです。やっぱり、両者ボロボロになりましたねです。熱い戦いだったです。

 今度は、セカイくん、キジマ・ウィルフリッド一騎打ち!Gガンダム顔負けの接近戦は、全力と全力のぶつかり合いは、{/netabare}お決まりだったように見えたけど、前作以上に熱かったです。
 ビルドファイターズ喜ぶ姿は、ホントに幸せそうにだったです。

 で、{netabare}ビルダーズコンテスト、ハチャメチャなガンプラバトルロイヤル。むちゃくちゃな最終回に見えるけど、{/netabare}このアニメらしいといえば、らしいですけどねです。

 ギャン子は、セカイくんとのバトルでセカイくんに惚れたけど、フミナは、第一話からだったなのか?{netabare}セカイくんとシアとかと一緒にいるだけで意識するようになってたし。最終回とかで、しっかりと丸出しに{/netabare}なっていたです。セカイくんも鈍感なのは、レイジに似ているかなぁ~でしす。

 トライファイターズが、最後でも夢に向かって突き進む姿を、何か好きでしたです。前作と違った、熱く楽しいガンプラバトルでしたです。

 セカイくんのお師匠様って、最初のOPでもでてきたけど {netabare}ドモン・カッシュまんまです。ラルさんがいるから名前もドモンさん{/netabare}なんだろうけど・・・!?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

63.1 15 サンライズでバトルなアニメランキング15位
ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (35)
298人が棚に入れました
ヤジマ商事の新型バトルシステムのテストパイロットとして、南の島のニールセンラボに招待されたチーム、トライファイターズ。しかし、新型システムの不具合により宿泊施設で待機する事に……。

まるでリゾートの様な宿泊施設に盛り上がるセカイたちの前に現れたのは、同じくテストパイロットとして招待されたシア、ミナト、ギャン子の三人。南の島で再会したライバルたち、そんな彼らを謎の怪事件が待ち受けるのだった…。

トライファイターズ最大のピンチ!!

pop22 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

フミナ先輩は最高だぜ

ビルドファイターズ無印のフォローも少しある。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

Robbie さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ネタ作品としてはOK

まあ、普通に笑いありで面白かった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

chaosT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

タイトルなし

・・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

63.2 16 サンライズでバトルなアニメランキング16位
激闘!クラッシュギアTURBO(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (21)
215人が棚に入れました
「クラッシュギア」と呼ばれるバトルマシンが熱狂的な人気を集める架空の世界。落ちこぼれのギアファイターだった真理野コウヤは、兄の遺産ガルダイーグルや仲間達と共にクラッシュギアで世界一を目指す。サンライズ作品らしくSF色が強いが、コミック版ではロボットは一切登場しない。

声優・キャラクター
松元惠、四反田マイケル、坂本千夏、進藤尚美、神田朱未、笹沼尭羅、根谷美智子

クラッシュくん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もっと評価されるべきアニメ

個人的にもっと評価されるべきアニメだと思います
子供向けですが大人から子供まで楽しめる名作!
丁寧に描かれる主人公の成長物語
必殺技が物凄くかっこいい!
CGの出来が良く抵抗が無く観れる
熱く燃える!
最後まで観て良かったと思えたアニメですぜひ観てください!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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