コンサートで部活なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のコンサートで部活な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月30日の時点で一番のコンサートで部活なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

89.5 1 コンサートで部活なアニメランキング1位
響け!ユーフォニアム2(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (1587)
7110人が棚に入れました
吹奏楽コンクール京都府大会を突破した北宇治高校吹奏楽部は、強豪ひしめく関西大会に向けて練習を開始する。
臨時講師の先生も迎えて、レベルアップに勤しむ久美子たち。
しかし、そこへ昨年退部した傘木希美がやって来て……!?

声優・キャラクター
黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、寿美菜子、早見沙織、茅原実里、藤村鼓乃美、山岡ゆり、種﨑敦美、東山奈央、石谷春貴、津田健次郎、小堀幸、沼倉愛美、久川綾、中村悠一、桑島法子、櫻井孝宏
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

第2期も文句なしの良い作品でした!

原作未読。
高校の吹奏楽部を舞台にした『青春群像劇』の第2期。
第1期を未視聴に方は、必ず第1期を先にご視聴下さい。

【第1期~第2期を通しての感想】
この作品の一番の魅力は『リアルさ』だと思う。

京アニだけに作画がリアルなのは言うまでもない。特に背景や演奏シーンなどは圧巻だ。
それだけではなく、登場人物や物語も、物凄くリアルに描かれている。

【主人公の久美子】
彼女は、最近のアニメにありがちな万能型の主人公ではない。
彼女は(誤解を招くかもしれないが)、あくまでも『ストーリーテラー』にすぎない。
事件の核心に触れ、我々視聴者に伝えてはくれるが、事件の解決に直接的な役割を果たす訳ではない。
そのせいで、彼女が事件の解決現場にいなかった{netabare}『あすか問題の解決編』があっさりと片付けられてしまい、本作のファンの間でも物議をかもしたほどだった。(この件については、後述します){/netabare}
しかし、逆にこういうところが実にリアルである。

【夏紀(ポニテ)先輩と優子(デカリボン)先輩】
第1期から良い人全開だったポニテ先輩。
第1期は困ったちゃんだったが、第2期に入って良い人指数急上昇のデカリボン先輩。
この二人は、いつも何だかんだと言い合いをしながら・・・。
実にいいコンビだ。

【サファイアとカトちゃん】
第1期は見せ場もあった二人だが、第2期は作品全体を和ませる、重要な息抜きシーン要員。
あと、吹奏楽や作中の小道具について分かりやすく説明してくれる役割も、自然な形で果たしていた。

【終始圧巻の神回・第5話】
三日月の舞のフルバージョンは演奏が明らかに1期よりレベルアップ。
作画・演出も、新しいカットと1期&劇場版と同じカメラ割のカット(微妙に違うような気がするので、きっと新しく作り直したのではないかと?)を織り交ぜるなど京アニのこだわりを感じられた。
{netabare}
カトちゃん、めっちゃ良い娘。
何か言い合いしているポニテ先輩とデカリボン先輩。「ケンカするほど何とやら」本当に微笑ましい光景。
熱いあすか先輩。これでみんなが燃えないはずがない!
2期に入って良い人指数急上昇中のデカリボン先輩にも、見せ場があった良かった。

演奏中のみぞれが表情豊かに、動く!動く!

麗奈のトランペットソロとみぞれのオーボエソロの間が、私の涙腺崩壊ポイント。
楽しかった思い出たちが涙を誘う。

全国が決まった時の希美先輩の表情が絶品。
Cパート最後の久美子とみぞれの会話で、ここまでの流れを綺麗に総括。
{/netabare}

【多くの人が理解に苦しんだ第10話】
あすか問題の解決編。私も視聴直後の感想は『理解できない!』でした。
{netabare}あれ?こんな解決法で良かったの?
『あすかが全国模試で30位以内』
あのヒステリママがそんな事で許しちゃうの?
わざわざ学校にまで乗り込んできて大騒ぎした、あのヒステリママが・・・。

「しばらく部活を休んだ結果、全国模試で30位以内になりました」では「大学進学を考えたら、部活を辞めることが正解」という結論しか導き出せない。これではむしろヒステリママの思うつぼでは?
むしろ『部活をつづけた状態で全国模試30位以内→その結果を盾に部活を続ける』展開の方が理解しやすい。
(いや、これでは『あすか問題』自体が発生しないのか(笑))

久美子が泣きじゃくりながらあすかに本音をぶつけたシーン・・・。
非常にいいシーンだと思いました。だけど・・・。
そもそも、久美子や部員たちの本当の想いなんて、あすかは誰よりも良く知っているでしょ!
それに、あすかの心を変えるのが目的ではなかったよね?
あすかの母親の心を変えることが、あすかが全国大会に出場するための『条件』だったよね?
いつの間にか、「久美子があすかの間違った考え方を正す」みたいな感じになってしまっている。
「母親から強要されている」あすかが、「母親を説得して復帰する」流れが正解でしょ?{/netabare}

しかし、第1期から愛し続けたこの作品。
『最終話目前につまづいている場合ではない!』と一念発起し、自分なりに1週間必死に考えて、自分なりの結論を導き出してから11話を視聴しました。
以下は、私自身のモヤモヤ感、解消のためのレビューです。原作未読組の独りよがりな自己解釈です。御容赦下さい。m(__)m
そもそも悪いのは、あすかとあすかママの最終決戦が全く描かれなかったせいなので・・・。
あと、飛ばしてもらっても結構です。(^^;)独り言みたいなモノなので・・・。
{netabare}
あすか問題が明らかになるのは第2期7話。あすかの母親が職員室を訪れたことにより発覚する。
しかし、第1期13話の演奏前のあすかのセリフ。
「ずっとこのまま夏が続けばいいのに・・・」
からも推測されるように、かなり前からあすか母娘の間では議論されていたと思われる。そして、母娘の間では『夏までは部活を続けて、秋になれば部活を辞めて受験に専念する』的な約束が交わされていたものと想像される。

ところが、関西大会も勝ち抜いて、全国大会出場が決まってしまった。
副部長としての責任感もあっただろう。
あすか自身も認めるように『欲が出て』しまったせいもあるだろう。
あすかはズルズルと部活を続けてしまう。
恐らく、母娘の間ではその後も話し合いが持たれたであろう。
しかしあすかは「今、副部長の私が抜けることは出来ない」的なことを言って、退部を拒み続けたのではないだろうか?
このままでは「らちが明かない」と考えた母親がとった行動が、あの『学校訪問』ではなかったのではないだろうか?

あすかは、最後の一瞬まで母親の説得を諦めていなかったと思いたい。

初めは簡単にできると思っていた母親の説得が、思いのほかてこずってしまう。
初めは部員たちに「大丈夫!」と明るく振舞っていたあすかも、徐々に余裕を失っていく。
そして、万が一母親の説得に失敗した時のことを考えて、夏紀に後を託したのではないだろうか?
そして部員達には変な期待を持たせないように、復帰を諦めた風に振舞っていたのではないだろうか?

あすかが探し求めていたのは母親を説得するのに必要な『盾と剣』。
『盾』は全国模試。
しかし、『剣』が見つからない。『剣』とは母親に反論を許さない『言葉』。

そして第2期10話の久美子とあすかが対峙する場面。
何度も見返しているうちに、私にはこのように見えた。
  久美子=仮想・あすか
  あすか=仮想・あすかの母親
(さあ、私を言い負かせてみなさい!)
前半。久美子の言葉に対し、理路整然と言い負かすあすか。
ここまでの展開は、直前の、かおりと晴香があすかの説得をしていた場面にも重なる、全く同じ展開だ。
しかし・・・。
「あすか先輩と本番に出たい!私が出たいんです!」
泣きじゃくりながら発した久美子のこの一言から形勢が逆転する。
「子供じみてて何が悪いんですか!」
あすかの反論が止まる。

あすかが久美子の頭を撫でるシーン。
あすかの表情はうかがえないが、顔は紅潮し、口元は緩んでいるように見える。
ストレートに見れば『久美子の気持ちが嬉しい』表情なんだろう。
しかし私には『剣が見つかった!これで母親を説得できる』という表情にも見えた。
あすかが見つけた、久美子から教えられた『剣』とは『自分の本当の気持ち』
理路整然とした大人ぶった言葉ではなく、子供じみた、だけど、自分の心の奥底にしまい込んだ本当の気持ち。
それは『父に演奏を聴いてもらいたい』という気持ち。
このあすかの想いにだけは、さすがの母親も反論できないだろう。

「この前の模試のことで話があるって・・・」
葵の言葉に、その場を走り去るあすか。
あすかは「全国模試30位以内」という『盾』も手にする。

『盾と剣』を手に入れたあすかは母親の説得に成功し、吹奏楽部に復帰を果たす。
{/netabare}
しかし、疑問も一つ残る。それは、あすかの母親はなぜ『駅ビルコンサート』だけは参加を認めたのか?
いや、違う!{netabare}あすかは母親の許しを得て参加したんじゃない!
母親の目を盗んで参加したんだ!
仕事か何かで母親が不在なのをいいことに・・・。{/netabare}

以上、長々と勝手な自己解釈を書き込んでしまい失礼しました。m(__)m

【最後に】
後に『名作』として語り継がれるであろう作品を、リアルタイムで視聴していることに、毎回、喜びを感じていました。

本気の京アニの恐ろしさ。皆さんもぜひご堪能下さい。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 152

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

奇跡は努力の先にあった!(祝:第2期総集編劇場版公開決定)

※他のレビューアーの方からの指摘のあった誤字を修正。(2018.11.24)

原作小説『響け!ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部の一番熱い夏~』(第2巻)および『響け!ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部最大の危機~』(第3巻)のアニメ化作品です。

先に『響け!ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ!~』がアニメ化されており、本作はその続編にあたります。

なお、本作を2期目から観ても良くわからないと思いますので、1期目から観るかもしくはストーリー的には1期目の総集編となっている劇場版をご覧になってから本作を観ることをおすすめします。

たぶん1期目には2期目でキャスティングされるキャラクターたちがちゃんと画面に映っていて、例えば続けて一気見しても違和感なく観られると思うのですが、そのことこそが本作の「奇跡」といえます。

本作でメインキャラクターのひとりとなる2年生の鎧塚みぞれですが、1期目から合奏の場面でオーボエ奏者としてしばしば画面に登場しています。ですが、実は第2巻は1期目制作中には刊行されていなかったのです!

ではなぜ2巻の設定を踏まえたみぞれ先輩が1期目からいるのかというと、原作者の武田綾乃先生から、京アニは2巻のプロットや草稿を提供してもらいそれをアニメに反映したというのです!

傘木希美が1期目最終回で吹奏楽コンクール京都府大会の観客席に現れるのもそういう事情によるものです。

誰にも2期目を約束されていないうちから、本作はそういう努力をしてきたのです。OP「サウンドスケープ」の歌詞にある通り♪奇跡が努力の先にあるなら 限界は私が決める!♪という具合に本作は制作に取り組んで、それが報われたわけなのです!

演出に必要なら同じ曲を異なったイメージに聞こえるように何度も録音し、小説の記述に合うよう作曲し、楽器作監を立て、演奏に合うよう運指やブレスの作画をして、そうした努力の先に奇跡の作品が生まれたと思っています。

本作5話では作中での吹奏楽コンクール自由曲「三日月の舞」フル演奏で、一切の台詞無しに演奏描写のみを見せるという前代未聞レベルの超絶演出をやっていますが、それも1期目からの演奏描写の積み重ねがあって初めて成立可能なのだと思っています。

実に、大変な作品に出会えたと思っています。

2016.12.30追記:
そういえば本作品のもうひとつの奇跡は、こんな作品づくりをする音響監督(台詞/BGMとも)がTVアニメに関わっているってことでしょうか。

特に台詞は、ドラマや洋画の吹替えを連想します。今風のアニメにはあまり無い感じで凄く良い芝居でした!
(これが商業的に正解かは、わかりかねますが…。)

== ↓これにサンキュー下さった方もいるので置いときます。 ==
5話久美子がTV観てるシーンが凄い。(←放送終了まで自重とは書いたけど…)

「フルートの音に苦しむ」から真っ先に連想するのがキカイダーのギルの笛とは、なんというおっさん…。
原作小説既刊分すべて既読です。以下、放送終了まで自重(笑)。(評価も保留)

→ 2016.11.03追記
5話で久美子がテレビで強豪校の演奏を観ているシーンですが、なんと画面からの光で久美子の服の色が微妙に変化しているのです。

予告映像で気づいたのですが、なんというこだわり映像なんでしょう…。
(アホやろ、京アニ…(笑))

→ 2016.10.14追記
第2回「とまどいフルート」においてみんなプールに行ってて水着なのは、原作に沿ったものです。京アニがわざわざそういう演出にしたのではないので、原作未読の方は勘違いなさらぬようお願いします。

なお、明日香先輩と香織先輩の水着が黒白色違いのお揃いというのも原作の記述通りです。

「わざわざ水着回を入れる必要などない」という意見がネット上で散見されたため、念ため。

→2017.1.7追記
ちなみにプールのシーンですが、原作では水着の部長もいました。部長の水着はあすか先輩、香織先輩とお揃いではありません(笑)。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 131

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

個性が息づいている作品です

響け!ユーフォニアム2は前半部と後半部とに大きく分かれています。
どちらとも個々の部員の内面にこだわった内容で、涙があふれてきます。

■前半部
今まで全く目立たなかった2年生の鎧塚みぞれを中心に描かれています。

みぞれの心の弱さ、おくびょうな性格には、感じるものがあります。

人間は誰でも心のどこかに弱い部分を持っています。
だからこそ、根暗だったみぞれが、あるきっかけで明るくなったとき、私は嬉しくなりました。

おそらく「自分も変わることができる。成長することができる」と感じたからだと思います。

変化した彼女の吹くオーボエはこの上なく温かく、彼女の笑顔は天使のように愛らしかった。

ちなみに、このときの吉川 優子の頑張りは見事でした。
一生懸命努力したからこそ、みぞれの心に強くうったえることができたのだと感じました。


■後半部
強いカリスマ性を持っている田中あすかを中心に描かれています。

だが、彼女も一人の女子高生でした。
悩みもあるし、涙も流します。

あすかにとって、吹奏楽部の人間関係など、どうでもよいことでした。
彼女はユーフォさへ吹ければ、それでよかったのです。
ユーフォを吹いている時だけが、父親と語り合える唯一の時間だったのです。

そんな彼女に、ある選択を迫られる出来事が発生します。
それは彼女にとって、とてもつらい決断でした。

このときの黄前ちゃんの行動は見事でした。
いつもは人畜無害そうな顔をしているのに、心を貫かれました。


■全体を通して
主人公の黄前ちゃんは、前半部でも後半部でも、巻き込まれキャラでした。
そして、この物語は前半部と後半部とで、それぞれ心を貫く衝撃があります。
珠玉の感動ではありません。まさに心をえぐるような感動です。
見終わった後、見て良かったと必ず思います。

ちなみに、ここではポニーテールの中川夏紀が4月の頃に比べて人間的にも大きく成長している様子がうかがえます。
友達の傘木希美を懸命に応援する姿や、自分へのメリットが全くないにもかかわらず、田中あすかやみんなのために懸命に頑張る姿勢には、思わず脱帽します。
夏紀は来年、誰からも慕われる立派な副部長になるでしょう。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 124

57.8 2 コンサートで部活なアニメランキング2位
ツキウタ。 THE ANIMATION(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (108)
527人が棚に入れました
ツキノ芸能プロダクションに所属する2組のアイドルユニット、Six Gravity(シックスグラビティ ー/通称:グラビ)とProcellarum(プロセラルム/通称:プロセラ)はライバルにして兄弟ユニット。ツキプロの看板ユニットとして充実した日々を過ごしつつも、 デビュー当時と変わらないにぎやかな共同生活を送っている。キラキラしたアイドルとしてのオンの姿、のんびりしたプライベートのオフの姿。どちらもあるのが、彼らの「今」! グラビ、プロセラのアイドルな日常をお届けします!

声優・キャラクター
梶裕貴、鳥海浩輔、増田俊樹、前野智昭、細谷佳正、KENN、蒼井翔太、羽多野渉、柿原徹也、近藤隆、小野賢章、木村良平、山中真尋、間宮康弘
ネタバレ

NANA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ファン向けコンテンツ

アイドル物は苦手意識あるのですが、しかも男子アイドルなんて絶対踏み入れることはない禁断の領域だと思っていたのに…
でも、レディジュエルペットの川崎逸朗監督なので観るしかない(^^;;…というわけで、一話視聴してみました。どこまで続くかはわかりませんが…

第1話(ネタバレはありません)
{netabare}
ストーリーはそういう視点ですか。分かりやすいし、掴みとしては良い感じで楽しめました。女性向けというジャンルを意識しなければ、ホモ臭さもないし等身大の男の子達の話として楽しめそう。

歌のシーンは3Dだけど手描きっぽさがあって前後で違和感がないのは凄い。3Dのギラギラした感じがなく自然な絵の雰囲気。しかし、やっぱり声優の歌は苦手…(アイドルアニメ好きな方スミマセン)

今回はカケル君がメインでしたが、毎回キャラ毎にスポットが当たる話なのでしょうか?
次回はアイドル活動と学生生活を両立出来るかって話らしいです。それはそれで楽しみ。
人間描写で魅せてくれる監督なので期待しかないのですが、アイドル活動の裏側で色んな人間模様を描いて欲しいです。でも、元ネタ(CD?)があるようなのであまりドロドロした話には出来ないか…(^^;;
{/netabare}

第2話(ネタバレはありません)
{netabare}
アイドル活動と部活の両立に悩む男子高校生の話、大きな展開はなかったけど普通に楽しめました。話を進めつつ、周辺キャラの紹介。なんとなくチーム内での関係性も垣間見えてきます。
それにしてもキャラが多い。名前覚えるだけで大変。(^^;;
今回は郁君の話だったけど、変人…というか不思議君の隼さんが気になりました。(彼の変人ぶりを楽しめばいいのかな)

ラストに歌がある前提だと思いますが、OPソングを省略しているのは良いと思う。
{/netabare}

9話まで視聴(ネタバレはありません)
{netabare}
アイドルの日常モノやっぱり辛い。(^^;; キャラが多い上、それぞれを売り出さないといけない(汚れ役がいない)アイドル物の宿命なのか。声オタとかじゃないと辛いです。

でも、8話は面白かった。女の子アイドル達がメインで動く回なので結構楽しめました。謎要素も出てきたし。(その謎が今後の話に影響を及ぼすかが一番謎ですが)
8話はドラえもんの道具みたいな話でした。これだけ見ても楽しめそう。

{/netabare}


全話観終えて

ファン向けコンテンツでした。orz
既にアイドルとしての土台が確立された上で、さらに高め合っていくお話でした。CDが本編で、このアニメがOVAぐらいに思っておいた方が良いのかも。好きなキャラがいたら、動いて会話したり歌ったりしてるだけで感動しそう。
そういうのがない自分には、アイドル達の日常を追い掛けるのはちょっと辛かった。

一話一話の話は見れなくはないのですが、基本一話完結なので盛り上がりに欠ける。もっとドロドロしたのを期待した自分が間違ってました。orz
白の魔王様の変態っぷりとちょっとした小ネタを楽しむために見続けるのはしんどかった。それなりに面白い回もあったけども。
ちなみに寝起き回のガンダムネタ、ガンダムSEED DESTINYのハイネってキャラが殺られるシーンですね♪個人的に受けてたのだけど。

結局、月との関係はよくわからず。キャラクターの設定そのものなんですかね。前提条件知らずに見てるので、いつ謎が明かされるのかと期待してたのですが。
月の女神達もっと出して欲しかったな。というか男だらけの世界って不健全だよ。(ジャニーズとかこんな感じなのかな?)

最終話、まさか{netabare}一話丸々コンサートとは思ってなかったです。(^^;; いや、アイドルアニメ、ましてやファン向けコンテンツならむしろこれが正しいのでしょう。(^^;; ジャニーズのコンサートにいきなりぶっ込まれた気分です。しかし、自分はファンではなかった。orz

それでも、黒の王様と白の魔王様のトークから最後の歌に入るあたりの演出は上手いなと思った。アイドル達をこれまで応援してきたファンならぐっと来るはず!しかし、(略){/netabare}

作画については、歌のCGは動きや頭身がリアルで本当のアイドルが踊っているような雰囲気だったけど、肌の部分にあまり影がないのが気になった。
あと、目の瞳孔が小さいのが気になったけど、原作もわりと小さかった。



追記 2016.11.1
他の方のレビューを読みつつ、アイドルアニメの見方が間違っていたんだなとつくづく反省しました。(^^;;
アイドルアニメとしては良作なのかな?アイドル物自体観ないのでわからないけども。

個人的に面白かったのは8話。1話と最終回のリーダー二人の会話から歌に入るところも良かった。
あと、ツボだった10話?の寝起き回のガンダムネタについて補足を。知らない人も多いと思うので。

元ネタはガンダムSEED DESTINYで途中3話ぐらい?ハイネというキャラが出てきます。CV西川貴教。ちょこっと良い感じの台詞も言うのですが、あっけなく殺られてしまいます。しかも、別の機体同士が戦っている間に飛び込んで勝手に被弾するみたいな(弾ではないですが)アホみたいな殺られ方(^^;; ツキウタのアフレコシーンはまさにそれを思い浮かべました。芸能人あるある。ハイネの死に方に妙に説得力を感じてしまいました。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「FULL MOON FESTIVAL」に向けて

この作品はキャラクターCDシリーズがアニメ化されたモノのようです。
2016年夏アニメとして放送された「B-PROJECT」もキャラCDの発売が先行していましたが、最近キャラを売り出してからアニメ化…というスタイルが増えているのでしょうか。
でも「B-PROJECT」は軸足を裏方に置いていましたが、この作品はアイドルを前面に推し出した作品になっています。

普通のアイドル作品とは一線を画す作品である事…その片鱗は1話から見えていました。
その男の子は俊平君…彼女の姉はSix Gravityの駆の大ファンなのですが、風邪を引いてしまい楽しみにしていた握手会に行けなくなったため、弟の俊平君に代わりに握手会に行って貰うのですが、そこで駆を含む3人のアイドルとバッタリ出くわしてしまうのです。男性アイドルに疎い俊平君はその3人がアイドルであるとは夢にも思わず、ほんのひと時だけですが、とても印象に残る時間を過ごすんです…
そのひと時は一人の男の子を変えるには十分すぎるくらいのパワーがありました。
ファンサービスではなく、一人の男の子と目線を合わせて付き合ってくれる3人はとても好印象…
こうして一風変わったアイドル作品が動いていきます。

この作品の特徴として、主役となる12人のアイドルだけに軸足を置かず、時には全く別のキャラが主役として頑張っているのを側面からサポートする一面があった事だと思います。

そしてそこには現実/非現実の境界がなく、何でもアリの世界が広がっていました。
アニメなんですから、どこに境界線を引くかはその作品次第であると同時にその作品の味でもあると思うのですが、この作品はその線引きが抜群にうまい作品でもあったと思います。

1話も好きでしたが、個人的に線引きの巧さを感じたのは8話の「まるい月」です。
最初は突然別な話にすり替わってしまったのかと思いました。
そこにはメインキャラの姿はどこにも見当たりません。
けれど、可愛いおチビさんはそれどころではありません…
無くしたものを集めないと大変な事になっちゃう…

それでもおチビさん達だけでは限界があって…
自分達けでは集められなくて…
でもそんなおチビさん達の背中をそっと押してくれるメンバー…
「何でもアリ…」
登場したキャラがこんな事を言っていましたが、それで良いと思います。
だって結果的にとても面白かった訳ですから…

でもこの作品はそんな優しさだけではありません。
自分達の目指す目標を明確にし、より高い次元で完遂させるための努力を怠らないんです。
一人じゃ解決できない事があっても構わない…そのための12人なのですから…

こうして物語は最終話「FULL MOON FESTIVAL」に向けて怒涛の勢いで動いていきます。
そして迎えた本番…みんな本当に恰好良かったと思います。
男性ばかり登場する作品の中でも、かなりレベルが高いのではないでしょうか。
作画もカメラワークも綺麗…しっかりとキャラが動いているのもGood!です。
3DCGが上手に使われた作品…という印象でを受けました。

オープニングテーマは、奇数話と偶数話で異なっています。
奇数話:「GRAVITIC-LOVE」Six Gravity[師走駆(梶裕貴)、睦月始(鳥海浩輔)、如月恋(増田俊樹)、弥生春(前野智昭)、卯月新(細谷佳正)、皐月葵(KENN)]
偶数話:「LOLV -Lots of Love-」Procellarum[水無月涙(蒼井翔太)、文月海(羽多野渉)、葉月陽(柿原徹也)、長月夜(近藤隆)、神無月郁(小野賢章)、霜月隼(木村良平)]

1クール計13話の作品でした。この作品にはしっかり堪能させて貰いました。
もし続編があるなら絶対に視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 9
ネタバレ

刻様(こくさま) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ツキウタ。 THE ANIMATION✧見た感じ(koku✱40)

歌は覚えやすい感じですね?
冒頭の歌が若干 頭から離れない僕です

12人のアイドルたちの日常を1話1話のお話しです

正直 なんの知識もなしに見るなら
アニメの内容としては とってもつまらないし
勝手に元々ある設定を継続したまま 話されても
初見としては さっぱりでついていけなかったです

でもまぁ
仲良しでいいかなって感じで見てました

{netabare} 女神がどーのっていうお話しは 完全においてきぼりでした
何いってるのか どういう世界観なのか 全然わからない
タイトル通り「月」に関することをテーマとしてるお話しなのは わかったけどね… 
もう少し 説明とか その話しは省くとかしてほしかった {/netabare}

OPは毎回 ふたつのグループが交互?かな・・・ の
歌とダンスを披露してくれます
EDは各自のイメージソングと映像で毎回違うので楽しめるかも

このアニメはきっと
最終回でこの展開にもっていくために
ぐだぐだになった 残念な作品

ファンとか 最初から知ってる人たちならば
普段みれない日常と最終回の素晴らしいライブはとっても魅力的だとおもう

{netabare} 最終回は12人で歌うシーンでガツンを終わって そこはすごくよかった
各自のイメージソングも歌ってくれて そこに各自のイメージにあった踊りだったり 演出がよかった
{/netabare}

ダンスの表現力を評価したいアニメです

投稿 : 2024/06/29
♥ : 8
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