2024年度のコメディおすすめアニメランキング 17

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度のコメディ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年08月01日の時点で一番の2024年度のコメディおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.1 1 2024年度のコメディアニメランキング1位
アストロノオト(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (90)
240人が棚に入れました
料理人・宮坂拓己が新たな就職先として面接に訪れた、木造アパート"あすトろ荘"。そこは"朝食付き"が売りなのだが、可憐な大家・豪徳寺ミラの料理に耐えきれなくなった住人の要望もあり料理人を募集していたのだ。ミラと出会った拓己はその場で一目惚れ。急遽作ったアジフライは大評判。拓己の住み込み料理人としての生活がスタートする。しかし、それは穏やかな日々とはいかなかった。癖のある住人たちとの、ご近所より近く、家族より遠い距離感の中、次々と巻き起こる不可思議な現象。ふとしたことで知った、ミラが宇宙人だったという秘密。拓己が抱くミラへの恋心はどうなってしまうのか。また、不可思議な現象の謎は解明されるのか?食卓から宇宙にまで広がる、新感覚SFアパートラブコメディ!
ネタバレ

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

令和のかぐや姫は運命を自ら切り開く

見終わりました!

いや、ラス前11話あたりから怒涛の展開で何を見ているのかわからなくなりそうでした…

キャラ配置などお話の骨格の一部は昭和の名作ラブコメ<めぞん一刻>からうまく持ってきていましたが、令和の今放映するに値するアップデートが施されていました。

例えば蓮くんの話に顕著ですがジェンダーがポリコレなしに軽やかに語られており、もしかしたらそれができるのは本作のような日本のアニメなのではないかと思うくらいです。
コメディの中に今日的な要素も多く盛り込まれていて秀逸でした。

何より楽しいアニメでした。
最終話なんかまさに大団円!
エンドロールは後日談的な映像が流れるお約束の中、敵役までが見事に拾われているのが非常に良かった!
なんといってもラブコメですからね。こうでなきゃね。

==========

以下は初見時のコメントです。

{netabare}昭和のラブコメの名作<めぞん一刻>トリビュート作品と思って間違い無いでしょう。
何せ管理人さんは未亡人・・・ミボー人なのですから!

さてこの作品、率直に言うとそれほど期待していませんでしたし見る予定もありませんでした。が、評判が意外に良いのでどんなものかな?と周回遅れで見始めたらけっこう面白い!

けっこう昭和な感じなのに微妙な演出の匙加減でキツさが無く観やすいですし、登場人物が令和の時代にうまくアップデートされているように感じます。
<銀魂>の高松信司が総監督だけのことはありますね。

窪之内英策のキャラデザもとても良くキャラ作りのうまさはさすが漫画家!だと思います。
ただ、アニメ絵に落とし込んだ時表情が固まっている感じがして、この辺りは回を追うごとにこなれていくことを期待します。{/netabare}

投稿 : 2024/07/27
♥ : 5

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

そんなあなたにフォーリンラブ!

ビッグコミックスピリッツと同時代の空気を吸ってきた者にとっては、なんとも言えない郷愁にかられる作品かもです。
さあ、『めぞん一刻』へのオマージュたっぷりの『あすなろ白書』(とは違うだろうな)、始まりです。

宮川くん(宮坂です!)、もしかすると管理人さんの素顔、ペルーの置物かもしれませんよ^^;。
                (2024/04/07)

いや〜、面白かったです。
作画、劇伴、演出も含めて、時代の空気が感じられるところが嬉しい。もちろん、若林親子、特に蓮くんのキャラ付け等、永遠のテーマに今時の味付けがなされていることなど、しっかり計算された設定があってこそです。個人的にはやはり葵ちゃんが良いですね。

あと、ラストに“おしおき三輪車”を持ってきたこと、完璧でした。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 12

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ものすごく雑

めぞん一刻のパロディですか?
みぼう人ってなんなんすか?
11話とかいきなりだし。

ミラさんと宮坂さんの心が通い合う
シーンが全12話では描ききれなかったのと
あおいちゃんの偲ぶ恋心が成就されなかったのと
まあ、いろいろ雑な終わり方でしたね。

一之瀬さん、朱美さん、四谷さんに代わる
登場人物が設定されていましたが
如何せん、各話にムリがあり過ぎだし
ラスト2話なんか、打ち切り前に
無理やり終わらせたとしか思えない内容で
しっかり脚本が出来ていなかったのでは?

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2

68.1 2 2024年度のコメディアニメランキング2位
姫様“拷問”の時間です(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (170)
510人が棚に入れました
国王軍と魔王軍が衝突をはじめ、幾年月。 王女にして、国王軍第三騎士団“騎士団長”である姫は、魔王軍によって囚われの身となっていた。 「姫様“拷問”の時間です」 監禁された姫を待ち受けていたのは、身悶えるような“拷問”の数々……。 ほわほわの焼きたてトースト! 湯気がたちのぼる深夜のラーメン! 愛くるしい動物たちと遊ぶ時間! 美味しい食事&楽しい遊びを容赦なく突きつけられた姫は、 “拷問”に打ち勝ち王国の秘密を守り抜くことができるのか!? 誰もが笑顔になれる世界一やさしい“拷問”ファンタジーアニメ開幕!

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

誰でも楽しめる嫌味のないギャグアニメ

拷問と言えばシリアスなイメージですが、原作ジャンプ+とキャラ絵からコメディだなと視聴。興味を引くタイトルでてっきり姫様が拷問するアニメだと思ったんですが逆だったんですよね。原作サンデーの2020年放送で好きなアニメ「魔王城でおやすみ」に似てるなと、どちらも魔王軍がポンコツでそこを笑いに持って行くんですよね。

いやー面白いですね、しょぼい拷問ばかりですが絶対耐えれるかと言われれば状況によっては屈しそうなのあります。飯テロとか普通に卑怯ですよ。
同じような拷問でも工夫して視聴者を笑わそうとする努力が垣間見えて良いです。
飯テロ多目な分料理の作画もなかなか良くて空腹時視聴避けました(^^)

あと個性的なキャラも多くだいたいアホなので楽しいです。萌えでなく可愛らしいキャラ絵なんで見やすいと思います。途中からは拷問関係ない話も入れて来て、またそれも良い意味でしょーもなくて飽きないですね。さらに魔王が強い圧の分やはりアホなんでウケます。

声優陣は有名どころからあまり知らない(あくまで私が)人を、まんべんなく配置して全体的にキャラ同様個性ある演技で楽しく視聴出来ました。姫様役の白石春香の演技が凛とした姫様とダメになった姫様のメリハリあって面白いです。私は印象にない声優さんでしたが、実はたくさんのアニメに出演してるようで知ってるキャラも多くさすがですね。ただの私の記憶力不足だったようです、ごめんなさいm(_ _)m

このアニメはかなり幅広い年齢層が楽しめると思います。ちょっと細かい笑い狙ってるシーンもあり、もしかしたら奥が深いのかもです。
まぁ一番面白いのは姫様が拷問に屈する確率ですが。
2期も決定したようで楽しみです。
ぜひお勧めします。

2024年4月8日

投稿 : 2024/07/27
♥ : 12

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ハングリー・アレゴリー

ジャンプラのスラップスティックコメディ。既刊13巻。
天丼のマンネリズムに真摯に向き合う作家の矜持よ。

金髪ロリ幼女が拷問に秒で屈する天丼を楽しむ一発ネタ作品。覇権レベルの超絶クオリティで完成度がえげつない。金髪ロリだがフェチ要素も色気も毒気もないので深夜アニメを求めると見どころは皆無。しかし全年齢の優しい作品がお好きな人には傑作アニメだと思う。いい意味で絵本的というか寓話的ではあるのだが、モチーフが悪魔やら拷問やらなのでスタンダードにはならないか。

OP・ポップでキュートなコテコテアニソンがマジ最高でアメージング。
ED・どうせならキャラソンにして欲しかったかなあ。

05
最高位拷問官トーチャーの描写も増えてきた。

なにもかもわかるまで懇切丁寧にセリフで説明してわからせてくれる情報番組や、答えを見て何かわかったような気にさせてくれる伏線考察クイズ番組などがバズる時勢で、このような作品が人気なのは日本もまだまだ捨てたもんじゃないなって思わせてくれる。若い時には刺激の強い厨二エログロポエムプロレスが刺さるものだが、年取って子育てして落ち着いてくる頃には、ここに何が映し出されているかが見えてくるのかもしれない。

一見スカスカに見えて懐の深い作品だと思う。そうでないとここまで続かないわな。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

厳格な環境で育った姫様が、“拷問”により人間らしく成長していく物語

なるほど、捉えた敵国の姫君を拷問と称してスペシャルな嗜好品など提供し懐柔、秘密を聞き出すというパターン。面白いけど、こんないい加減な設定じゃすぐ飽きるなと思っていたけど、中盤から後半にかけて、ハートフルな内容になっていく。姫様は、騎士団長時代のストイックな生活の中では味わうことのなかった友達と遊ぶ楽しさ、贅沢とは言えないまでもおいしく食事をとることの喜び、年下の女の子(拷問官)を気遣うやさしななどを覚え、人間らしい喜びに目覚めていくハートフルなストーリー展開になっていく。また、最強の大魔王の子煩悩で暖かな家庭生活や、拷問官のささやかな日常の楽しみなどなど、エピソードがいちいち幸せに満ちていて、姫様と一緒にほんわか気分にさせられてしまった。こんないい加減な設定になど決して屈したりしないと思っていたけど、一番楽しみな作品になってしまった。今季の覇権アニメはこれにします。脱帽です。良作とします。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 4

60.9 3 2024年度のコメディアニメランキング3位
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (173)
419人が棚に入れました
全ての敵を即死させる!最強主人公爆誕!! 修学旅行中、高遠夜霧とクラスメイトたちは、突然異世界に召喚された。 召喚したのは賢者を名乗る女、シオン。彼女は《ギフト》と呼ばれる特殊能力を彼らに与え、賢者になるための試練をクリアしろと一方的に宣告する。 突然の事態に動揺しつつも行動を開始する一同。 だが、なぜか《ギフト》を与えられなかった夜霧や壇ノ浦知千佳ら一部の生徒は、 ドラゴンが迫る草原に囮として置き去りにされてしまう。 飛来したドラゴンによって次々に殺されていく残された生徒たち。 夜霧と知千佳も絶体絶命の大ピンチ! ……かに思われたが……。 「死ね」 夜霧はその一言でドラゴンを撃退。 なんと彼は、任意の対象を即座に殺せる《即死チート》の持ち主だった!!! 元いた世界への帰還を目指し、旅を始める夜霧と知千佳。 そんな彼らの前に現れるのは異世界にいるチート能力者たち。不死身の吸血鬼?   やり直しの勇者? 神に溺愛されし転生者? そんなやつら、即死チートの相手にはまるでならないんですが! 前代未聞のチート能力が武器のダウナー系少年とちょっぴり残念な美少女の異世界冒険が今、幕を開ける!!
ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

メタコメディ×なろう

一歩、間違えればハメツノ王国のように、シナリオが破滅しそうなところだけど。現時点では破滅していない。
むしろ、3話時点では破滅する寸前を走らせながら、超展開で笑いをとりにきてる。

ようやく理解した。これ、上質なメタコメディだ


1話感想
{netabare}
プロローグって感じだった。
・この作品はあくまでもコメディです
・即死能力の開示
方向性はまだ見えてなかった
{/netabare}

2話感想
{netabare}
ルールが出てきたのが高評価。
感情論で能力を振るうのではなく、即死対象に基準が出てきたことで、見やすくなった。
{/netabare}

3話感想
{netabare}
なろうメタ。
馬鹿すぎて笑えるのだが、後から色々と考えさせられる3話だった。
チェンソーマンは「命を不平等に扱って、命の平等性なんてない」みたいなことをやっていたが、即死チートではあえて「命を平等」に扱うことで、命を平等化することに疑問を呈しているように思える。
命の価値について、色々と考えさせられた


また、人間以外のものも殺す、のがいいね。直死の魔眼かな。
死とはどういう状態を刺すのか?
という定義そのものに大して解釈してる感じがする
{/netabare}

4話感想
{netabare}
ゾンビものメタ。
アンデットの死で笑ってしまった。
そうだよな。動いてたら生きてるよな
死んでいるのに動いているって確かに言葉としておかしいし、アンデットとして生きているという解釈の方がしっくりくるし

即死とは、終わらせる力なのだろうか。レインのクローン人間?が生き残ったことで、記憶も感情も引き継いでいなければ、別人であるという解釈も見えた気がした。
{/netabare}


5話感想
{netabare}
主人公の過去。SCP的なあれっぽいな。
呪いとかの類なのだろうか?

ドラゴンのところも良かったが、何よりもお前たち、半分になるまで殺しあえ→「は?」ここすき
理不尽な展開に壇ノ浦さんがツッコミを入れたのに爆笑できた
ジャンプの試験とかでよく見るやつ。確かに言われれば馬鹿な展開だわな。

詫び石はなろうが元ネタか
なろうで一時期流行ったの、覚えてるからか妙に懐かしくなってしまった。

いきなり出てくる終焉とかいう設定。
高遠くん。お前、やっちまったか。
この約束破り、設定ぶち壊しが益々楽しくなってきた
{/netabare}

投稿 : 2024/07/27
♥ : 1

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

俺ツエーをラディカルに推し進めた作品

自分が本気で「死ね」と言ったら相手が死ぬんじゃないかとか、自分が念じたら車だって真っ二つに壊せるんじゃないかとか、そういうことは自分の中高生のころに半ば本気で思い浮かべる妄想の一つだった。

そうした妄想を素直に作品化したのがこのアニメである。

一度は考えるような厨二病的妄想をさまざまな形で出し惜しみせず表現しておりメタ的作品の風情がある。登場人物の振る舞いもゲームのような取ってつけた感があり現実感が乏しいのだが、妄想の素直な表現としてはそうしたところもある種一貫生が感じられ良かったと思う。(冨樫のレベルEを楽しむのと同じ類であった。)

世界観や登場人物設定はかなり詰め込んでおりそれが部分的に語られ、物語が進んでいくスタイルになっており、情報量の多さも良い点だと思った。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 1

67.8 4 2024年度のコメディアニメランキング4位
治癒魔法の間違った使い方(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (166)
500人が棚に入れました
平凡な高校生・兎里 健(ウサト)は、帰宅の途中、生徒会長の犬上鈴音(スズネ)、クラスメイトの龍泉一樹(カズキ)とともに突如現れた魔法陣に飲み込まれてしまう――。 気づくと、そこは異世界。 3人は王国に攻め込んでくる魔王軍に対抗できる『勇者』として召喚された……はずが、勇者の適性を持っていたのはスズネとカズキのみ。 ウサトは巻き込まれただけだった! しかし、ウサトに“治癒魔法”の適性があることが判ると事態は一変。 救命団団長を名乗るローズが現れ、ウサトを力ずくで連れ去ってしまう。 そこでウサトを待っていたのは、想像を超える地獄の訓練の日々だった――!

声優・キャラクター
ウサト:坂田将吾
スズネ:七瀬彩夏
カズキ:高梨謙吾
アマコ:会沢紗弥
ローズ:田中敦子
ブルリン:渡辺明乃
オルガ:中村源太
ウルル:青山吉能
トング:伊藤健太郎
ミル:堀井茶渡
アレク:奈良徹
ゴムル:堀総士郎
グルド:藤井隼
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

超体育会系な特訓で強くなっていく主人公が面白いかも

異世界に召喚されてしまったウサト、カズキ、スズネ3人の高校生。
しかし勇者として召喚されたのは2人だけで、一般人のウサトは何もないと思われたが・・で始まる物語。

結構な数の「異世界もの」が毎期配信・放送されてて、目を引くような設定やお話でない限りスルーすることが多くなってきました。
そんな中、面白い作品ももちろんあるわけで、この作品も皆様のあにこれレビューを見なかったら完全にスルーしてたと思います。いつもありがとうございます。

〇この作品の面白いと思ったところ
 主人公が弱くて、訓練を受けながら強くなっていくところ
 コンプラ無視な超体育会系な特訓
 召喚された国の王様はじめ、みんないい人なところ

 最初から俺TUEEEEな感じよりも、頑張って努力しているところのほうが感情移入できます。
 超体育会系なところは賛否あると思いますが、私はコメディとして楽しめました。
 こういう異世界もので王様があんなにいい人って珍しい気がします。
 
{netabare} 魔族に対抗するために各国に書状を渡す旅に出た{/netabare}ところで1期は終わりました。
最後のほうでこれから登場するキャラたちがいっぱい紹介されてましたけど、もうこれは2期発表と思ってもいいのでしょうか。。

〇スズネについて
 現世界にいた頃は殻をかぶっていたけど、実は異世界ファンタジーに憧れているちょっと面白い女の子なんですよね。
 彼女の絵がメインのEDですけど、最後の一枚絵と曲調の感じから、彼女に何か悪いことがあるんじゃ?ってずっと思ってましたw

投稿 : 2024/07/27
♥ : 20

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

先輩が癒やし(*´д`*)

2024/04/23 初投稿

とにかく先輩の癒やしパワーがすごかったです!
先輩が登場するたびに癒やされましたw

あとはコロンブスの卵的な基本設定が秀逸でした!
回復系の魔法というと怪我や状態異常を治したり、死者を蘇生したりというのが今までのお約束でした。

本作品では体を鍛える
治癒魔法で回復しながらひたすら鍛える
という「間違った」使い方をしています。

筋肉は酷使すると筋繊維が断裂し
それが回復するときの超回復によって、発達すると何かで読みました。
治癒魔法で体力を回復しつつ超回復で筋肉を発達させる
疲労という限界を超え
超回復が起こる時間的制約も治癒魔法で瞬時に解決して
ひたすら人類が到底到達できない高みを目指す

でたらめですが、なんとなく科学的にあり得るような変な説得力があります。
この、「なんとなく科学的にあり得るような変な説得力」って作品にとって非常に重要だと思います。
何か納得して没入してしまいます。よくよく考えれば治癒魔法ってどんな理屈?とか脇に置いておかれている部分はもちろんあるのですが、意識させない説得力がありました。

攻撃を反射する鎧へ対抗できた理屈はまあどうでもいい感じでしたw

本音を言えば余り期待していなかったのですが、先輩の存在と設定の妙、そこそこ面白かったストーリーで割と高評価です。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 13

リタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

声が素晴らしい

一番インパクトがあるのはなんといっても田中敦子さんの声。

主人公にとって大事な存在であり、団長の女性。
鬼教官、メスゴリラ、悪魔、などなど地獄のような愛称がなぜか沢山浮かぶ。

今回のアニメでさらにパンチの効いた心の奥底に響くような
唯一無二の声が本当に素晴らしかった。
ただ単に恐怖を与えるようなものではなく、厳しさの中にも少し見え隠れする優しさなんかもすっごく表現されていてため息が出る。

主人公の頼りなさ全開の一話から、地獄を味わう事で徐々に強さと自信を得ていく過程も面白い。

そしてラストもまだまだほんとこれから!って所で終わっている点も好感が持てる。変なところで終わってなくて、ちゃんと一旦観る側が一息つけるような締め方になって素敵だった。

魂を吹き込む感じの心に残りやすい演技が観られて幸せ。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2

65.9 5 2024年度のコメディアニメランキング5位
じいさんばあさん若返る(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (107)
314人が棚に入れました
青森で何十年もりんご農家を営む正蔵とイネは、周囲からおしどり夫婦と呼ばれるほど仲睦まじい。 ある日、畑で見つけた不思議なりんごを食べてみた2人。 次の日目覚めると、若い頃の姿に戻っていた!? かつてイケメンだった正蔵と美人だったイネ。 若返ったその姿に、子供や孫たちをはじめ周囲の人々はビックリ。 とんでもない奇跡を起こしながらも、正蔵とイネはマイペースに、じいさんばあさんらしく日々を過ごしていく。 今までと変わらず夫婦二人仲良く、そして今まで以上にパワフルに――。

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1話視聴。展開早過ぎて草。

ひ孫が見たいw
黄金のリンゴを食べ…カット!…ではなく寝て起きたら何と!
食べたところを見た…ああ別にいいかw

1話のそれも序盤で内容分かるし見やすいと思う。
内容的にはコメディ寄りかな。
若返ったら若い頃出来なかったを事をしたいって言う誰もが考えるやつ。
そしてモテる!イケメン美女の2人だからひたすらに若い子からもモテる!
ただ言葉がおじいちゃんおばあちゃんw

1話は良かった!
あとはこの後の展開次第かな。
コレも観る余裕があれば観る…かも。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 0

匿名係長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

明日は何をする?明日も2人で・・

青森のリンゴ農家の爺さんと婆さんが若返るお話。

ギャグかと思いきや、しっかりと泣ける良作でした!

夫婦愛や家族愛、相手を思いやる描写がとても心に響く。
どちらかというと学生さんや若い子達よりも大人にこそ刺さりそうな作品だと思います。

基本的には日常アニメですが、ギャグ要素有り、要所要所で泣ける場面もあり、夏祭りやラストシーンは涙無しには見られません。

緩めの日常と温かい感動を味わいたい方は是非見てみてください。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 1
ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なかなかいいハナシだったと思います。

最初見たときはなんか今どきのギャグアニメってこおゆうのんかぁ~。って印象でしたけども、だんだんそおゆうことじゃないような話になっていったような。

若返るのは若返るんだけど寿命が延びるってわけじゃないってとこがミソなんすよね。
夫婦力を合わせて一生懸命生きてこられたお二人に人生最後のご褒美をって感じで若い体を神様からもらった的な話になってましてですね。

ほて最後二人して {netabare} 死んじゃう{/netabare}のよ~~~(涙)
ひえーっ!!

しかしながらじいさんばあさんの実直な生きざまは子々孫々代々受け継がれてゆき、そしてまた人生最後のご褒美も受け継がれてゆくとゆうですね。。。

なんかもう最終回泣いちゃったぞーーーー!!

このアニメ始まる前は高齢化・少子化・人口減少・地方自治の消滅など今社会的な喫緊の課題をギャグで絡めて深堀するみたいなん想像してましたが、そおゆう切り口ではなく、もっと身近なテーマで年寄りを敬うとか家族は仲良くとかごく当たり前の日本人的価値観が最近薄れつつありはしませんかねとこおゆう話だったんではないかと思います。

なかなかいいハナシだったと思います。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 3

65.6 6 2024年度のコメディアニメランキング6位
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (51)
278人が棚に入れました
久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて......。 その言葉を政近も聞き逃しはしない。 なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!! 気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。 そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。 ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

内容はそれだけですが絵は良い。動画工房復活しましたかね

絵は可愛くもエロく実に良いですね。

内容はまあ、タイトル通りで、それ以上でもそれ以下でもないんですが…。

ヒロインの絵一つで、見る価値ありですね。
この作画クオリティなら文句なしです。見ます。

しかしまあ、動画工房、無事復活しましたかねぇ。
それなら嬉しい限りですが。
本当に一時期の崩れまくっていたのは一体なんだったのか。

幼馴染が絶対負けないラブコメレベルの作画だったら、絶対に見ませんでしたね。


絵師ガチャ、コミカライズガチャ、アニメ化ガチャ。

小説家は自分の作品の面白さ以外にも、これらのガチャで正解を引かないとひどい目に会うことも多いから、厳しいですね。

本作は絵師、アニメ化が大正義で良かったですね。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 1

73.1 7 2024年度のコメディアニメランキング7位
この素晴らしい世界に祝福を!3(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (243)
791人が棚に入れました
交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだったゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、ひょんなことから、女神・アクアを道連れに異世界転生することに。 「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、魔王軍幹部を討伐したり、たまに死んだり……。 そんなある日、紅魔の里から帰還したカズマたちのもとに、手紙が届く。 その内容は、王女アイリスが、魔王軍幹部を倒したカズマ達の冒険譚を聞きたいというもの。護衛兼教育係のクレアとレインを伴い、アクセルの街を訪れた王女アイリスは、カズマ達パーティとの対面を穏やかに終えたと思いきや――― 「また私に、冒険話をしてくれるって言ったじゃない?」 王女アイリスが、カズマに懐いてしまった!? カズマが目を開けると、そこはなんと王都! アイリスに乞われて滞在するうちに、王城でのセレブ生活に味を占め、これ幸いと居座ることを決めるカズマ。 しかし、ちょうど同じころ、王都では義賊が暗躍する事件が起きていて――!?

声優・キャラクター
カズマ:福島潤
アクア:雨宮天
めぐみん:高橋李依
ダクネス:茅野愛衣
ルナ:原紗友里
荒くれ者:稲田徹
クリス:諏訪彩花
ウィズ:堀江由衣
バニル:西田雅一
ゆんゆん:豊崎愛生
ミツルギ:江口拓也
アイリス:高尾奏音
クレア:矢作紗友里
レイン:上田麗奈
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やはりこの4人が中心だと面白い。会社変更がかえって新鮮だったかも。

 あー面白かった、と素直に言える作品でした。制作会社が変わって作画や演出の雰囲気は2期や映画よりも落ちたといえば落ちたかもしれません。

 しかしながら、主人公カズマ+3人のヒロインの揺るぎないキャラ構成で作品そのものに力があります。ですので視聴中は2期までと比べて…のような感覚にはなりませんでした。

 というより、むしろギャグとして飽きが来るのを防ぐ効果があったかもしれません。アクアを中心としてダクネス以外の女性の描き方がよりギャグテイストになりましたが、そこが新鮮で面白かったです。
 その描き方のせいか、ゆんゆん、クリス、ウィズ、アイリスの使い方も出すぎないわりに印象に残ります。

 そして内容そのものですが、2期まではヒロインとしてはめぐみんが中心で、コメディリリーフとしてアクアが不動の地位。その2人と比較してダクネスは何かうっとしいというか、恥ずかしいキャラであまり好きになれませんでした。
 それがダクネスが中心になった3期はちゃんとダクネスに魅力を感じるんですよね。今回はめぐみんがむしろうるさいだけの役回りです。つまり、焦点の当て方がうまいのでしょう。

 前半がカズマのクズっぷり+アイリス、銀髪盗賊団の登場、後半がシリアスな話と構成もバランスがよく11話楽しめました。

 まあ、満点は盛りすぎだと思いますし、作画は4くらいでいいと思いますが、他は4.5つけたいですね。この作品は不思議なことに音楽いいんですよね。特にEDは素晴らしかったです。

 4期早く…というか、もう最後まで作っても採算とれるでしょう???会社作っちゃえばいいじゃないですか。




1話 作画はいいし面白いですが、カズマにちょっと疲れるかも。

{netabare}  やはりこの4人ですね。ひょっとしたら「爆炎」もこの作品と並行して見たら感情移入できて面白いかもしれません。

 原作4作目の映画版の紅魔の里に行く前の部分ですね。非常に独特な魔物が登場です。時系列がおかしくなるのでオリジナル要素を入れています。人気キャラ?なので分からなくはないですが、ちょっと引き延ばしのマインドがないか心配ですが様子見ですね。

 心配していた作画が良くなりすぎないか問題は、がんばって雰囲気を1期に揃えようという努力はちゃんとしているみたいです。

 ただ、1話を見てちょっと疲れました。カズマが絶好調過ぎてノリが強烈なので1期2期を視聴して感覚を合わせないと、きついかもしれませんね。 {/netabare}


2話 このクオリティなら安心して見られそうです。

{netabare} ということで、作画や演出はもちろんテンポもいいので、視聴継続は当然として満足度も高くなりそうです。ダクネスの表情も良かったです。

 ということでアイリス王女様登場ですね。待ちかねました。ちょっと思っていたよりもキャラデザが微妙な気がしなくはないですけど。最後の方だけは作画というか女性たちが妙に美人でした。

 文句があればレビューするかもしれませんが、今のところ良さそうです。楽しめそうです。{/netabare}


3話視聴後に追記 OPEDがいいです。特にEDは最高です。

{netabare} このシリーズ、EDが妙にいいです。余韻ですよね。今回も気に入りました。

 それとキャラデザは微妙に変わっています?3人の女子が妙に顔がかわいい気がします。{/netabare}


5話 放送事故みたいな沈黙がすごい。表情もカットも大胆な演出でした。

{netabare} エリス様との沈黙シーンはちょっと驚く時間でした。表情もいつにまして豊だし、作画もちょっと雰囲気が違いました。場面の転換もかなり思い切ったタイミングだったと思います。このセンスは「このすば」的な感じもするのですが、今までにはなかった新しさを感じました。

 この5話はかなり面白かったと思いますが、アニメのクオリティの高さも感じました。{/netabare}


6話 いいんですけどなんか物足りない回でした。

{netabare}  原作では一番盛り上がる回だし、実際本作アニメ版も悪くはなかったですが、なぜか淡泊な感じでした。
 期待では10に対して、8くらいというか。合格が7だからいいんですけど、もったいないというかなんというか。無難ではあるんですけど…うーん。

 5話は逆に期待以上でしたから、シリーズ全体が悪いというわけではないと思います。今回の演出のレベルなのか次回以降に力を蓄えたのかわかりませんが、今回はサラッと終わっちゃった感がありますね。

 まあ、やっと銀髪盗賊団が登場ということでいいんですけどね。「爆炎」は残念でしたが、こっちのスピンオフはぜひ見たいですね。{/netabare}


7話 アクアの下半身エロくない?声優さんにちょっと違和感。

{netabare} アクアの下半身の描写が妙にエロかった気がするのですが…気のせいじゃないと思います。じっくり見てしまいましたから。3期はかなり抑え気味だったのが7話はちょっと特殊だった気がします。

 それと6話よりよかったと思いますが、しかし、声優さんの演技がちょっと不思議な感じでした。
 「このすば」芸を本人が真似しているという感じというか、ほんの僅か間が悪いというか。監督なのか音響監督なのか知りませんが、ちょっと違和感を感じました。 {/netabare}


8話 ダクネスが可愛くなった半面、重くシリアス化したことの是非。

{netabare} ダクネスというキャラは1,2期は作りすぎというか少し不自然な造形というか、騒がしさがちょっとうっとうしというかで、あまり好きじゃないキャラでした。

 ただ、この3期…まあ、2期の最後の方くらいからアクアよりもキャラが自然な感じになってきて、少しずつ好感が持てるようになってきました。

 その好感が曲者で、キャラとしては非常にいいキャラだし可愛くなってきたんですけど、面白さが減ってきた気がします。貴族としての責任を背負いすぎでシリアス化してますし、カズマへの気持ちも重いです。
 その一方でめぐみんとアクアは、面白さはとんがってきているんですけど「ギャグ要員」なんですよね。

 めぐみんはそれでもまだカズマとの関係性でキャラが成立してるんですけど、アクアは少し形式化してしまった気はします。

 まあ、微妙なバランスの問題なんですけどね。カズマが面白さの中心ですし、エリス・アイリス(銀髪盗賊団)の投入が成功したので、周囲のキャラが少々ズレたところで作品としての面白さは成立していますのでいいんですけど、3人のヒロインたち…特にダクネスの変化はいいのか悪いのか。

 原作ではそれほどキャラの変化は感じませんでしたが、アニメだと結構顕著に感じました。アニメの制作陣の変更で解釈が変化した結果、増幅したのかもしれません。{/netabare}


9話 あと2話かあ。なぜコマ切れにするのかとも思いますが、飽きないうちがいいのかな。

{netabare} まあ以前見たのと同じような話ですけど、この作品なので許されるという感じでしょうね。作画も少し荒れてきた気がしますが、強引に乗り切るのでしょう。それもやっぱりカズマありきですね。爆炎を再挑戦しましたが、やっぱりそれほど面白く感じませんでした。

 噂によると11話らしいのであと2話かあ。なぜヒットする作品だとわかっているのにコマ切れにするんでしょう?ただ、ギャグは飽きがくるのも事実ですので休むのはいいですが、さすがに賞味期限が近い気もします。

 あのタヌキのしっぽって、腰から生えてたんですね。初めてしりました。{/netabare}


10話 ギャグのシリアス化にも耐えうるカズマという奇跡的なキャラ造形

 ギャグのシリアス化現象というのはどんな作品にでも起こりえるものです。本作も例外ではないんでしょう。ただ、この作品はもともとそういう厨2的なカッコつけを含めての作品なので、作風を保っているといえば保っています。

 結果的にやっぱり面白いんですよね、本作は。というよりカズマというキャラが素晴らしいのでしょう。3人のヒロインやその他のサブキャラたちのキャラ性を引き出しつつ、話の中心としてどっしりとした安定感があるキャラ造形は、ひょっとしたら作者の能力の枠を超えて奇跡的に降臨したのか、とも思えます。
 力があるキャラなので、カズマはシリアスをやっても受け入れられるキャラとしての力強さがあります。もちろん、3人のヒロインに支えられてこそ、なんですけど9話のタヌキのお姉さんの話もちゃんと面白いですからね。

 逆に言えば、失礼ながら原作者の他の作品や本作スピンオフと比較して、本作は突出して面白いということなんですけど。

 ということであと1話かな。開始前は不安でしたが楽しませてもらいました。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 11
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ララティーーーナ!

原作未読 全11話

この素晴らしい世界に祝福を!の3期です。関係性から1・2期、『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』を事前に観ることをオススメします。

本編は約7年ぶり劇場版からでも5年ぶりの3期となります。

ただ、2023年にスピンオフ作品の『この素晴らしい世界に爆焔を!』がありましたのでそこまで懐かしさはありませんでしたね。

でも、この作品はカズマ・アクア・めぐみん・ダグネスの4人が揃わないと面白くないですね。

今回は、大きく前半後半と分かれていますが、両方ともダクネス(ダスティネス・フォード・ララティーナ) が物語のキーとなっております。

ダクネス役の茅野愛衣さんになんてことを言わせるんだ!というシーンがこれまで以上にありますw

お調子者のカズマ、普段は駄女神ですが結構凄い事をしているアクア、猪突猛進のめぐみんw、肝心な時にドMな本性が出てしまうダグネスと相変わらずのメンバーです。

楽しく観させてもらいました。最後はスッキリした終わり方をしていますね。

また、続きがあるといいですね。

OPはMachicoさん、EDはアクア役の雨宮天さん・めぐみん役の高橋李依さん・ダクネス役の茅野愛衣さんが歌っています。

最後に、「安楽少女」というモンスターが出てきますが、CVは小清水亜美さんでオーデションの時にあるアドリブをいれて受かったそうです。
本編を観ると確かにアドリブ{netabare}(舌打ち){/netabare}は見事なものでしたw(何回もさせられたそうですw)

投稿 : 2024/07/27
♥ : 17

櫻井敦司 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

微妙に残念ですね

他のアニメよりも面白いことは面白いのだが
1期2期と比べてクオリティーが落ちている
制作会社が変わって非常に残念だ

松本人志は言った
合コンの盛り上げ役は「楽しい奴」であって「面白い奴ではない」と

3期は自分のことを面白い奴だと勘違いした楽しい奴が作ったのだろう
そういう人間が頑張って作った感が全面に出ている

これまでのこのすばを踏襲し、面白おかしくしようとしているが
如何せん笑いのセンスがないので微妙なところで外してしまっている
「間」やテンポやシュールな笑いが分かってない

カズマとアクアがじゃれ合っている時に後ろのダクネスとめぐみんは
なぜ目ん玉をひん剥いてリアクションをしているのだ
ノーノー、こういう時は無表情でいいのだ
いかにも笑いを分かってない「楽しい奴」が作った感じのシーンである

制作者は東京03のコントを観て、笑いを勉強してほしい

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2

63.1 8 2024年度のコメディアニメランキング8位
俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (32)
171人が棚に入れました
「小説家になろう」年間総合ランキングで1位を獲得した人気タイトルが、待望のTVアニメ化! 世界をめぐり、怪物と戦い、人々を守る。 そんな冒険者に憧れる少年・ノールに下されたのは、「全てにおいて、一切の才能がない」 という残酷な判定だった。 でも才能がないなら、誰よりも努力すればいい! 身につけた最低スキル──攻撃を弾く【パリイ】を十数年もの間ひたすら磨き続け、ついには千の剣を弾けるように成長する。 しかし、どれほど極めても最低スキルだけでは冒険者にはなれず、ノールはいつの間にか世界最強クラスの力を手にしながらもそれを自覚することもなく、街の雑用をこなす日々をおくっていた。 そんなある日、魔物に襲われている王女・リーンを偶然助けたことで、ノールの運命の歯車は思わぬ方向へと回り出す……! ──これは、謙虚な無自覚最強男が、磨き抜いた最底辺スキル【パリイ】で、強者を薙ぎ倒していく物語。

63.9 9 2024年度のコメディアニメランキング9位
休日のわるものさん(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (72)
190人が棚に入れました
地球侵略を目論む悪の組織で“将軍”と呼ばれる彼は、地球防衛組織と死闘を繰り広げる毎日を送っている。 けれど、今日は休日。 死闘も今日は中断して、日々の激務に疲れた心身を癒すべく、素敵なものを求めて街に繰り出そう! 新たな出会いに心が躍る、SNSで人気のヒーリングコメディ!

声優・キャラクター
わるものさん:浅沼晋太郎
ルーニー:斉藤壮馬
トリガー:中村悠一
レッド:石橋陽彩
ブルー:江口拓也
ピンク:加隈亜衣
空・麦:山村響
ブラック:梅原裕一郎

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

世界征服は明日から

日常系萌えコメディアニメ、設定は「カワイスギクライシス」と似てるけど、雰囲気は「クールドジ男子」が近いかも
「何が面白いの?」って思うか「癒されるー!」ってなるかのどっちかかな?
いろいろ設定に無理あるけど細かいことは忘れて癒されるといいですよー

話もほっこりしてるしハートフルで心温まるエピソードが多くてすごく良かった!
桜の木のエピソードとか、パンダとかねこさんとか好き

日曜朝の特撮レンジャーを日常アニメにした感じで、町でレンジャーと出会ってしまっても休日だから戦いません
悪の組織の休日は日曜日ではないみたい

原作の絵はもう少し女性向けなデザインなんですが、微妙にポップな感じになっていて原作絵の良さがあまり再現できてないのが少し惜しいかな?

世界征服を狙っている組織っていう設定はいらないと思った
良い人しかいないから全然悪いことしないし、むしろちょっとしたことでも罪悪感感じてるし、もう世界征服なんてやめちゃえば?って思った
何のための設定なんだろ?

とても癒されました!ぜひ続編を!

投稿 : 2024/07/27
♥ : 13

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

『パンダフルな週末。』

悪の組織の休日を描いた日常癒し系コメディ

とりあえず、動物好きwコンビニ好きw子供に優しいw休日ゎレンジャーと戦わない。悪の組織にゎ向いてない優しすぎるわるものさんのお話www

毎度いい話すぎて悪の組織とか忘れるww
設定忘れないように何度も〝私ゎ悪の組織の幹部だあ〜〟みたいの入れてくるのウケるw

レンジャーも組織のキャラも魅力的で良かった!
op.edも作品と合ってていい感じ。

癒されるし、元気出た作品

投稿 : 2024/07/27
♥ : 0

59.0 10 2024年度のコメディアニメランキング10位
ぶっちぎり?!(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (64)
151人が棚に入れました
―逃げぬ心と見つけたり―灯荒仁(ともしび あらじん)は、かつての親友浅観音真宝(あさみね またから)との再会をきっかけに強者たちの戦いに巻き込まれていく…。そんな中、巨大な魔人の影が現れ…?! 監督・内海紘子、シリーズ構成・岸本卓、キャラクターデザイン・加々美高浩、制作・MAPPAが送る、ヤンキー×千夜一夜物語!

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

『眼中にない』

ヤンキーバトルとアラビアンが混合したオリジナルアニメ

学校内の2つのヤンキーチームと千夜一夜の2人のお話がメイン

ヤンキー物にゎやっぱ喧嘩ですよね!喧嘩シーンゎどれもよく動くしちょっと謎なチームソングも面白くて好きでした!

内容ゎ王道で、1クールでちゃんと綺麗に終わった気がするけど、本気人って何か最後までよくわからんやったw

MAPPA作品で注目してたけど、MAPPAである必要性ゎあまり感じなかったかなぁ。MAPPAっぽくもなかったし、、

op.edゎどちらも作品の良さを引き立てていて良かった!
edの感じ、まほろちゃんをみんなで奪い合うお話かと思ったら全然違ったwww

まほろちゃんの性格が結構好き
中盤アラジンの真宝に対する温度差がイヤになりそうやったけど、みんなにいいように動かされてるアラジンも最終的にゎ可愛い男の子って感じw

でも一番尊いキャラゎ座布♡可愛いし可愛いww

歓迎会のあっち向いてホイ、新しい合コン。流行って欲しくゎないけど、流行りそうでとてもよかったシーンwwww

お母さんもいい味だしてるし、お兄さんと楽しそうにするシーンも期待しましたが、まぁ良きでしょうか

おすすめゎしないけど1人で楽しんだ作品

投稿 : 2024/07/27
♥ : 1

63.3 11 2024年度のコメディアニメランキング11位
先輩はおとこのこ(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (30)
143人が棚に入れました
男だけど可愛いものが大好きで、女の子の姿で高校生活を送る“男の娘”・花岡まこと。 ある日の放課後、まことは、“女の子だと勘違いしたまま”の後輩女子・蒼井咲に告白をされる。 「実は自分は男の子なのだ」と打ち明け、告白を断るまこと。 しかしまことの予想に反し、咲はあきらめるどころか、「男女両方の先輩が楽しめる」とテンションアップ! さらに、「私が先輩の初恋の人になってみせます」と宣言して……。 可愛いものが大好きな、まこと。 まことに恋をする、元気いっぱいの後輩・咲。 まことを近くで見守り続けてきた、幼馴染の竜二。 3人の、恋と友情と、成長の物語がはじまる――。

57.5 12 2024年度のコメディアニメランキング12位
新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (22)
131人が棚に入れました
“別にいいじゃねぇか……。何歳から新しいこと始めたって!” 最強にして新人のオッサン、冒険者を目指す! 「夢を追うならできるだけ若いうちがいい」 人は皆、そう考える。だが、どうしても諦められない。そんな大人も、どこかにいる――。 10代で冒険者になるのが当たり前の世界で、30歳を過ぎてギルド事務員から冒険者を目指したリック・グラディアートル。 大陸最強の冒険者が集う伝説のパーティ「オリハルコン・フィスト」のメンバーによる想像を絶する訓練の日々を過ごしてきた彼は、新米Fランクながらも最高位であるSランク並みの戦闘力を有していた!? 叶えたい夢を追い続けるアラサー主人公が、なめてかかってくるエリート冒険者を、本人が気付かないうちに鍛え上げられた戦闘力で次々にねじ伏せていく痛快アクションコメディ!

63.1 13 2024年度のコメディアニメランキング13位
ラーメン赤猫(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (23)
101人が棚に入れました
猫だけで営むお店『ラーメン赤猫』、そこにバイトの面接で訪れた人間の珠子。正直に犬派と答えた彼女はあっさりと採用が決まり、任されたお仕事は猫たちのお世話係。ブラッシングを通じて垣間見える猫模様に、様々なお客様が織りなす人間模様。身体も心も温まる『ラーメン赤猫』、愛しさ大盛り、召し上がれ。

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1話視聴。ひたすらに猫の毛をとって取って取りまくる!

どちらかと言うと犬の方が好き!という理由で採用された主人公!
主人公の仕事…それは猫のブラッシング‼️
1話はひたすらブラッシング…たまに掃除!
主人公、猫の遊び場らしきものを片付けてしまう…コレは怒られる…と思ったら喜ばれたよ!

そしてとにかく最後までブラッシング‼️猫の毛(ト◯含む)が大量だよ‼️
理由はラーメンに出来るだけ毛が入らないようにする為。重要なお仕事だよやったね‼️
猫がラーメン作ったり接客したりそしてクレーマー!毛が入ってるぞ金返せ!
お客さんコレが読めないのかい?メンチを切る猫!
だがしかしそこに用心棒?が登場?
猫の癒しを求めるてる人ならオススメ。
声優さんも豪華!レベル2を思い出す人もいるだろう。

可愛いので視聴継続!

投稿 : 2024/07/27
♥ : 0

74.7 14 2024年度のコメディアニメランキング14位
劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(アニメ映画)

2024年5月24日
★★★★★ 4.1 (42)
100人が棚に入れました
メディアミックスコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」を初の映画化。
国民的人気スポーツエンタテインメント「トゥインクル・シリーズ」でのフジキセキの走りに衝撃を受けたジャングルポケットは、最強を目指すべく、レースの世界へ飛び込む。トレーナーと共にデビューを果たしたジャングルポケットは、一生に一度しか走れない栄誉あるクラシック三冠レースに挑む。だが、そんな彼女の前に、天才的な頭脳を持つアグネスタキオンやミステリアスなマンハッタンカフェといった同世代のライバルたちが立ちはだかる。

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

4dx版が最高というのは罪深い…。意味や目的を超えた先に、条理も不条理も超えた先にあるものは。

 to the topに続いて本命のこちらも見てきました。公開する前からポッケ君主役で濃厚なドラマを描けるか心配でしたが、予想通りその面は正直大したことなかったです。ただ、シンプルで面倒くさい要素がないので、凄いコクはないけどスッキリ見易い作品ではありました。


 タキオンが良いキャラなのは勿論、特にフジ先輩にこんなに花を持たせるとは思ってもみませんでした。丹下ジムみたいな橋の下の貧乏ジムの緒方さんな老トレーナーも良い。ただ、嘘理論でもいいからこういう理屈の特訓をやったからポッケ君は強くなれました〜という流れで、緒方さんトレーナーの有能ぶりを描いて欲しくもあった。あと、カフェをもっと活躍させてよぉ〜!!(ちょいちょい入るくすぐりなネタは嫌いじゃなかったです)。


 あしたのジョーの力石ポジにタキオンがいるみたいなもんだから、カーロスにあたりそうなカフェとか、ホセにあたるオペラオーの描き込みこそもっと必要だったような。


 それにしてもタキオンが一番興味深いキャラで最後の展開とかは、「こうなったらいいなぁ〜」と思ってたのに少し近かったけど、もっと詰めて欲しかった。データキャラや博士キャラは、最終的に合理性だけじゃ限界を超えられないって展開とセットでこそ素晴らしくなる。


タキオンはもう自分の脚の限界、ここが自分の最高点だと皐月賞で察したからこそあの判断だったのだろう。合理的に考えればそれは決して間違いではない。しかし、それでも…な展開こそ一番の要だったように思えた。


タキオン 「全く三女神とやらは残酷だよ…。」


     「ウマ娘の才能とは祝福ではなく一種の呪
      いだったんだ。」


     「もうあの絶頂は望み得ないのに。」


     「脚が完全に壊れ、走るどころか歩くこと      すらできなくなるかもしれないのに。」


     「ウマ娘の本能…、いや一般化して誤魔化      すのはもうよそう…。」


     「才能という名の呪いを受けてしまった私      は…」


     「彼等に、なにより私自身に突き動かされ      る!。」


     「合理も不条理も走破しろ!その脚と魂で      走破しろ!と。」


     「意味も目的も超えた先に…。求め続け走 り続けること自体に…。答えは、ある。』

    
 みたいなぁ〜ダメ押しがあったら傑作認定だったんですけどねぇ〜。未実装のポッケ君はやはり主人公というより狂言回しなポジションの方が良かったかも。



 というと、本作はそんな大したことない作品なのかというとそうでもなく、こちらは予想通りだが期待を大きく超えてきた作画アニメとしての力が迸ってました!。とにかく作画がもはや異常の域に達しているテンションで、to the topの時に垣間見えた領域の遥か先にいってます。それも、それも演出も手のこりようも過剰も過剰!もうマシマシです。


 昨今では様々な面でソフト化が進んで、作画に於いても平均的に整ってること、スーパーな作画場面でも1カットずつ止め絵としても見れるくらいの丁寧さの方に傾きがちで、荒々しいほどのエネルギーの奔流の如きアニメーションが好きな自分としては、「良い子ちゃん」過ぎる風潮は少々不満でした。


しかし、本作はもうそういった時流の対極も対極です。ぶっとい筆で描いてるような線で表されるオペラオーの勇姿、目も眩むようなエフェクト作画の乱舞、「走る」という下手すると単調なアニメーションになりがちなところ避けるアングルや撮り方の妙、全てがハイパー状態です。



 正直作画が殆ど目的化しているアニメはあんまり好きじゃないのですが、本作はシンプルなストーリーキャラという確かな足場の上で、しかも猛烈なテンションを発散しているので心が離れちゃうことなく最後まで見れました。


 正直凄い傑作!とは太鼓判は押せないですが、時代の波に逆らい我道を征くアニメーター監督の志には打たれたので◯。ウマ娘という大人気コンテンツという後ろ盾、それもストーリー性はそこまで強くない作品だったからこその冒険だったのかもですが、こういうラーメン二郎的、反時代的なまでの熱量と勢いは応援し続けたいので今後も楽しみです。   


(後記)


 フジ汁ブシャーと聞いて4dx版も見に行ってきましたが驚きました…。4dxはある程度見てきたし、最近マッドマックスも見ましたがこれはそれらを遥かに超える4dx最高傑作かもしれません。


 とにかく走っているウマ娘たちの感覚と高揚をここまでより追体験できるようになるとは見事としか言いようがない…。とにかく作画の過剰さと4dxの過剰な演出が組み合って、今までにない喜びに達しています。広やかさが伝わる涼やかな風、高揚を伝える吹き上げる熱風、レース終盤の興奮がいや増す地震並みの揺れ。4dxのアクションの演出さんに初めて頭を垂れたくなりました。


 あらすじやテーマの巧拙さとかではなく、作画の「表現」としての強さが魅力な本作の味わいが明らかにマシマシになってます。あと、やはりフジ先輩は最高!。理屈を超えて体感できる映画、というかアトラクションとして新たな扉を本作は開いてしまったかもしれない。音楽や映像のように「意味」を理解することより、浴びるように「表現」を感じる。もっかい見てもいかも。


(後記の後記)


 結局二回目の4dx。流石に来週には終わっちゃうかもだろうから多分もう二度体験できないかもな鑑賞。


 それにしても、やはり私は何かに愛されている。入プレの複製原画カードは、割とだいたい当たりだなぁ〜と思ってたら唯一微妙だと思ってたオッチャホイことダンツの(好きな方には申し訳ないが)…。

 

投稿 : 2024/07/27
♥ : 12
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

超光速で越えてゆけ!

【物語 4.0点】
ジャングルポケットを主役に、2001年クラシック世代を描いた『ウマ娘』劇場アニメ化作品(108分)。

競馬には“最強世代”と称される時代がいくつかありますが、ポッケの世代もその一つ。
{netabare}“世紀末覇王”テイエムオペラオーに引導を渡し新世紀の始まりを告げた世代でもあり、
アグネスタキオン、マンハッタンカフェは後年種牡馬としてもリーディングサイヤーに輝き、
サンデーサイレンス系は流行るだけ流行って廃れていくのでは?との疑念を払拭。{/netabare}

様々なトピックがあった中で、本作が特にクローズアップしたのが未知のスピード。
本作にはポッケの史実でも同厩舎の“先輩”だったフジキセキが、
ライバルとして“超光速の粒子”を名に込めたアグネスタキオンが登場。
共に{netabare} 早期引退した{/netabare} 故に底知れないスピードと可能性について、競馬ファンの間でも議論が盛り上がるifが豊富なサラブレッド。

『ウマ娘』は競走馬のスランプと覚醒に潜む史実の空白を、キャラクター相関の掘り下げで埋めていくシナリオ運びが秀逸ですが、
今回のポッケの場合は、タキオンとのレースで体感した圧倒的なスピードへのトラウマと、その克服を軸にプロットを構築。

競馬のifのさばき方についても、中盤{netabare} ポッケとフジキセキの河川敷でのマッチレース、{/netabare}
ラスト{netabare} “復帰”したタキオンを含めた4人総集結のレース開催か?{/netabare}
で、余白を残し、史実を守りつつ、スピードと可能性というテーマについても鑑賞者に意識させる、熟練のif活用術。

狂気のスピード実験を重ねるタキオン視点を通じて、ウマ娘は何故走るのか?
まで探求される。


新世紀、世代交代、『ウマ娘』の新境地。
様々な『新時代の扉』を開いた野心作だったと思います。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・CygamesPictures

実験的な探求映像で鑑賞者も未知のスピードを体感する。

ポッケが味わったタキオンのスピードという恐怖。
“超光速”で異次元空間に誘われるようなエフェクトてんこ盛りな映像で殴りつけることで、
競技者だけにしか分からない、言語化が難しいトラウマを好表現。

後年、本作は、ウマ娘がど根性で表情を歪める顔芸一辺倒だけではない、
多彩なスピード表現を開拓した作品として評価されることになるのだと思います。

心がかげったキャラは日陰に、心が晴れたキャラは日向に置く。
光と影の心情表現は本作でも用いられますが、
タキオン関連については、しばしば“白い闇”に包まれる倒錯したトラウマ表現が繰り出されます。
白んだ光の中で、ポッケがタキオンに頭を抑えられて脚が進まなくなるスランプ表現の反復が痛切です。


ポッケのペンダントや、タキオンの実験室に備えられた、
光を乱反射するプリズムを有した多面体の小物も、
ウマ娘を競争に駆り立てる心情のアシストに重宝しました。


レース映像で個人的に一番嬉しかったのが、
{netabare} テイエムオペラオーの20世紀最後の有馬記念。
道中、他馬から完全包囲される絶望的な位置取りから、
ハナ差でねじ伏せて古馬中長距離G1完全制覇を達成した私の中でも伝説のグランプリ。

しばしば、成績表だけ見て、着差が少ないとか難癖を付けられるオペラオーですが、
実際のレース映像を見たら、こりゃどうにもならんくらい強いと思い知らされる。
そんな“世紀末覇王”の“ハナ差圧勝”劇を、敗北したウマ娘の絶望の表情からも堪能できる至福のひと時でした。{/netabare}


【キャラ 4.0点】
主人公ジャングルポケットは野良レース上がりのベロ出しヤンキー風。
ライバル・アグネスタキオンはウマ娘に眠る更なる可能性を追求するマッドサイエンティスト。
濃厚なデフォルメキャラがレースでさらに狂気に囚われ、
どこが娘だw萌えって一体wって感じのメインキャラ2人。
マンハッタンカフェも終盤までは{netabare} 病弱キャラ{/netabare} ですし。

“最強(狂)世代”の中で、ささやかな萌えを提供するのがダンツフレーム。
胸の谷間が、新時代の扉フルオープン過ぎる?wフジキセキ先輩と共に、
巨乳枠として、束の間の癒やしを提供。


ポッケ、タキオン、マンハッタンカフェと、
『ウマ娘』が権利取り難航してきた印象の、社台グループ、ノーザンファーム関連のウマ娘化のいっそうの進展により、
従来アニメ化が難しそうだった時代も描く見通しが立ってきたのも収穫。

が、唯一、クロフネだけ権利取れずに“ペリースチーム”に留まったのが惜しかったです。
クロフネさえ押さえれば“最強世代”完成って感じだっただけに、ダメージが大きかったです。
やはりディープインパクトなどの金子真人HDの牙城は難攻不落なのでしょうか。


【声優 4.0点】
主演ジャングルポケット役の藤本 侑里さん。
競走馬ジャングルポケットと言えば、{netabare} 日本ダービー{/netabare} にて、レース後“雄叫び”を上げるワイルドなカットが象徴的。
ポニーキャニオンから出ているDVDサブタイトルも『~新世紀への咆哮』
不慣れな叫ぶ演技で苦労されたとのことですが、劇中ではシャウトもバッチリ決まってました。

ポッケのオラオラボイスを、舐めるようなネットリ科学者ボイスでいなすのがアグネスタキオン役の上坂 すみれさん。
冷静だったタキオンが熱く豹変する演技が終盤の沸点。


タナベトレーナー役には緒方 賢一さん。
フジキセキで叶わなかったダービー制覇の悲願をポッケに託す。
渋いボイスの中に溢れる熱い想いをベテランが好演。
やっぱり『ウマ娘』はトレーナー役が存在感を発揮してこそ。


【音楽 4.0点】
劇伴担当には新たに横山 克氏を迎え、こちらも新時代。
特に異次元体験となるレース映像では、例えば皐月賞の「2.00.3」に至っては音楽というより電子音を千切って投げつけるような挑戦的なBGMで、
鑑賞者との不思議体験共有に一役買って、作曲者自身も新機軸で魅せる。

ウマ娘たちの足音も無難な蹄鉄音だけでなく、時に電子音化するなどSEも
未知のスピード空間への誘導に効果的。


OP主題歌「Ready!! Steady!! Derby!!」はポッケら“最強世代”の4人。
4人は、ライブシーンの「PRISMATIC SPURT!!!!!」で、
プリズムの小物で示唆した諸要素も回収して、可能性の未来を示す。
ポッケのキャラソン挿入歌となった「Beyond the Finale」と合わせて、
推進力のある楽曲群で、淀みのない作品スピードを下支え。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 15

NInOf07786 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

いやぁ、面白かった

自分がアプリのウマ娘もやってるしアニメも1〜3期全部見てるから
だいぶ偏った感想になってると思うんだけど面白かった!
ウマ娘好きだったり知ってたら絶対見て欲しい。
逆に好きじゃない、知らない人にはあまりおすすめできないかも…

映画の内容はジャングルポケットがメインなんだけどタキオンもたぶんメイン。
コメディさはほどんどなくてシリアスに話がどんどん進んでくのでアニメのウマ娘とは
雰囲気がちょっと違うんだけど熱いシーンはいつも通り。ちょっと泣かせてくるのもいつも通り笑
映画ならではのテンポの良さで、二時間があっという間に過ぎてった。

アニメの3期がちょっと残念だと感じてウマ娘のアニメから離れてしまった人がいたら
一度映画館に足を運んでみてほしいな。またウマ娘に熱を感じられると思うから

投稿 : 2024/07/27
♥ : 5

63.1 15 2024年度のコメディアニメランキング15位
じゃんたま カン!!(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (12)
40人が棚に入れました
可愛らしく多彩なキャラクターたちと共に、オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイム対戦ができる大人気麻雀アプリ『雀魂』! 初心者から上級者まで幅広く楽しめるゲームシステムを搭載。それぞれのキャラの多彩な表情が見られるスタンプやチャットを用いつつ、楽しく麻雀をプレイできます。 そんな『雀魂』のキャラクターたちが、『じゃんたま PONG☆』に続き再びアニメ化! 個性派の雀士たちが配信業を始めたり、男同士の二人旅へ出かけたり、果てには不良の抗争に巻き込まれたり!? 一飜市のみならず、今度はもーっと新たなカン境へ! 沢山のキャラでお届けするカン過できない阿鼻叫カン! いざ尋常に、対局スタート!

計測不能 16 2024年度のコメディアニメランキング16位
まぁるい彼女と残念な彼氏(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (5)
10人が棚に入れました
食べることが大好きで幼少期から
ずっとプラスサイズだった、看護師の万莉子。
恋とは無縁の人生だと思っていたのに、
ある日先輩に誘われて参加した合コンで イケメンとの出会いが。
さらにイケメンからデートのお誘い!?
突然のモテに戸惑う、 恋愛経験値ゼロ女・万莉子が取った行動は・・・?

──話題沸騰のポジティブラブコメディ

65.2 17 2024年度のコメディアニメランキング17位
スナックバス江(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (76)
201人が棚に入れました
北海道札幌市にあるスナック「バス江」は、リーゼントにサングラスをかけた厳ついママと破天荒で毒舌なスタッフ・明美の二人によって回っている。上司に連れられてスナック「バス江」を訪れたサラリーマン・山田は、そこの騒がしく型破りな接客に振り回される。時にサラリーマンが、時に常連が、時に強盗がスナック「バス江」を訪れ、接客をする明美たちは様々なトラブルを引き起こしていく。

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2024年1~3月クールで唯一完走?

感想を書こうと最近最終話まで視聴できた作品を探していたんですが、
続き物の作品を除いて、2024年1~3月クールの1クール作品において、
唯一完走できたのがこの作品でした。
他の作品が完走できなかった理由は、
まず、素晴らしい作品を見逃している可能性もあるのですが、
それらはキャラデザの時点で食指が動かなかったようです。
いくつかの作品については、1~3話程度見ましたが、話の構成や完成度、
キービジュでは伝わらないコスト感や歪み等が、視聴を辞めた理由ですね。
キャラデザで見逃していることについて、私の視聴の幅が狭くなったのか、
アニメのキャラデザの時代が変わったことに気付かず取り残されたのか・…
いずれにしろ、昔より視聴するアニメが減りましたね…

この作品は、「友人の好きな漫画作品」という理由で観始めたのですが、
なぜか完走できました。

コメディ作品なので作画のクオリティとかは異常には求めていませんでしたし、
ジャンルなりのストレスない作画クオリティだったと思います。

内容について、コメディであるので笑いのセンス的な話になるのですが、
当たりはずれはある内容ではありました。

基本的にあるあるネタとか、サブカル的な話が多かったのですが、
下世話な話もギャグとして用いているので、そういった話に耐性がある人だけ、
視聴者層としては残ると思います。

色々と小さい感想を書いてはみたものの、正直あるあるネタや日常の延長線上ネタは、
印象に残りにくいですね。
特に、スナックという空間で「会話」として消化されるネタは、
記憶の中で保存優先度が低いのか、ほとんど記憶に残っていない。
記憶に残っているのはゲームと絡めたネタとか各キャラの個性とか?

「この作品のココが面白かったんです!」という部分は、
スナックの会話パートの中でほとんど存在しなかったですね。

じゃあ何が楽しくて13話も観たのかというと、ED前?に入る、
登場人物達のスナックカラオケパートです。
完璧に歌いこなしたCD音源のような歌が出てくると思っていたんですが、
予想を反して、安っぽそうないかにもカラオケっぽい出力で、
声優という歌う機会もある人達が素人感のある歌声を披露しているのが面白かったです。
(もちろん素人っぽく歌う演技が入っているんだろうなという前提です)


そんな感じで、アニメでしか出来なかったであろう声優の歌謡曲の雑カラオケが一番面白かったです!
ベテラン声優さんの歌声が聴けたのも貴重で思わず笑っちゃいました!

投稿 : 2024/07/27
♥ : 8
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