コミカルで変身なおすすめアニメランキング 26

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのコミカルで変身な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番のコミカルで変身なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.6 1 コミカルで変身なアニメランキング1位
BNA ビー・エヌ・エー(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (293)
1003人が棚に入れました
21世紀、それまで歴史の闇に隠れていた獣人達がその存在を明らかにし始めていた。普通の人間だった影森みちるは、ある日突然タヌキ獣人になってしまう。人間たちから逃れるために向かった獣人特区『アニマシティ』は、十年前に獣人が獣人らしく生きるために作られた獣人のための街。そこで人間嫌いのオオカミ獣人・大神士郎と出会ったみちるは、彼と行動を共にするなかで、人間の世界にいた頃には知らなかった『獣人たち』の悩みや生活、喜びを学んでいく。なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
諸星すみれ、細谷佳正、長縄まりあ、石川界人、高島雅羅、村瀬迪与
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

東○喰種いちご味

+ultra枠


兎と狼 → 鯨に見立てた龍 → タヌキと狼(今回)

伝統の鳥獣戯画の精神で世界に打って出るつもりなんでしょうか。
+ultra枠はアニマルものが続いてます。TRIGGERのオリジナルアニメ。
中島かずき氏の系譜『グレンラガン』『キルラキル』でいかんなく発揮されたケレン味はそのままに1クールですっきりまとめた感のある作品。尺の関係でお得意の宇宙まで風呂敷を拡げることはままならずでしたが賢明な判断と言えましょう。

人間と獣人(半獣半人)が共存する世界を舞台に両種族の反目を描く意欲作です。マジョリティが人間なので必然的に獣人が被差別対象となるわけですが、じゃあ獣人が虐げられる理由ってなに?と問われるとぼやっとしていて即答しづらい。このへんの理由を知りたいのは日本人だからかも。欧米だとナチュラルに差別があるので気にしないのかもしれません。逆に自分は理由が気になるのでこのへんおざなりだと没入感が削がれます。
差別の質の議論は長くなるためさらっと私見だけ述べると、日本の場合“異なる者への警戒”がメインでコミュニティに溶けこんでしまえばOKなところがあります。転じて欧米ですと階級や人種で明確に上下があることになってます。有色人種の使用人は“モノ”であるとの意識が刷り込まれて何代も続いてきたわけで、教育でどうこうしようにも時おり差別意識の根深さが顔を出します。今(2020年6月)アメリカで起きていることはまさにそんな感じですね。

どうしても差別/被差別というやや重めのテーマが作品を通じて流れているように私は感じていた分、TRIGGERらしいいつもながらの勢いとテンポでアゲていく手法とは相性が悪いように感じました。
よって評価は中の中。作品に通底するテーマを重要視すると物足りなさが残る。しかしながら、伝統芸ともいえるキャラや演出で魅せるやり方はは健在でかつ1クールで綺麗に収まってる点は評価したいかしら。そんな感じです。
どんなお話か他の作品で例えてみると

例① 悲壮感の欠片もない『東京喰種』

喰いはしませんが設定は似とるのであります。

{netabare}・獣人は圧倒的少数で個体としては人間より強い
・主人公が医療の力で人間から獣人へ
・獣人コミュニティはいわば修羅の国
・両者の反目と融合を模索する物語設定
・人間側のラスボスが実は…{netabare}(和修一族かいっ!){/netabare}という展開{/netabare}

例② 製薬会社性悪説

ゾンビ化はしませんよ。言葉遊びです。 

{netabare}主人公がタヌキかアライグマかいまいちよくわかってないのですが、英訳するとracoon dogもしくはraccoonとラクーンです。で製薬会社がいっちょ物語に深くかんでます。この際みちるを全面に出して“アニマシティ”をタヌ…“ラクーンシティ”とスタイリッシュに。“獣人化ウィルス”を“T(タヌキ) - ウィルス”と語感を整えても良かったかもしれません(適当)。
念のため注釈加えとくと出典はバイオハザードです。{/netabare}



前述の“作風”と“テーマ”との相性の悪さに拍車をかけたのが主人公の「頭お花畑」っぷりかしら。
{netabare}第一話からして祭をぶっ壊されて自分も殺されかけてんのに、敵方を助けようみたいな展開がどうも性に合いません。{/netabare}
ある意味、定石なんですけどね。そこからの成長が楽しみだったり見どころだったりするので気にしなきゃ無視しちゃってかまいません。それはつまり、そこクリアされてれば楽しめるってことでしょう。


■声優さん

主役の諸星すみれさんと細谷佳正さんはこの際スルー。
バルバレイ・ロゼ市長役で高島雅羅さんがフル回転で登場されてます。スポット出演の多い印象だったので貴重な気がします。貴重といえばみちるの親友なずなでの長縄まりあさんですかね。てっきりロリ声専任声優(失礼っ!)かと思ってたのですがJK年代らしい発声もできるんですね。当たり前のことなんでしょうが勝手に驚いてました。



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.07.02 初稿
2021.03.07 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

TRIGGER作品は期待を裏切らない(笑)

キルラキル、リトルウィッチアカデミアでお馴染みの「TRIGGER」の作品。

二転三転する物語は、最後まで目が離せず、秀逸でしたね。

作画はTRIGGERですからね。良く動く。表情豊か。
非の打ち所がありませんよね。

声優さんも良かったと思います。
主人公・みちる役の諸星すみれさんは、今後ご活躍を期待したい声優さんの一人ですね。

キャッチーなOPは作品は作品のイメージともピッタリです。

お気に入りの棚へ直行の作品です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

複雑な世界を単純化して問題を提起したことに、一定の価値はあったとは思うが。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
ジャンル分けは、難しい。

獣人だけが暮らす街、アニマシティでの生活を通し、世界を見つめていくという話。

アニオリ作品。テーマとしては小難しいのですが、そこはTRIGGERというふりかけをかけていますから、わりと勢いでも観られます。

小難しいことを考えて観るも良し。ノリと勢いで楽しんで観るも良し。中途半端とするかハイブリッドとするかは、貴方次第(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本的に、映像表現のセンスが良く、TRIGGERらしい迫力や勢いもある、クオリティ高いアニメだと思う。

このアニメは、獣人を描いているようで、人間社会を描いている。

「差別」「宗教」「ボーダレス」。内包するテーマは、とてもアニメ1クールで解決できるような軽々しいものではないので、いずれも問題提起で終わったような印象だったが、かえってそれが、「難しくなりすぎない」絶妙なラインだったのかなとも思う。

ただ、本作で一番惜しかったのは、「人間社会」を断片的にしか描いていないところだ。

獣人が人間から差別されるというのは、獣人が個体として人間より強いことと、人間が圧倒的に多数派だから。数の暴力。それはまあわかるとして、

「獣人は人間の恩恵を受けていないのだろうか?」

という疑問があった。アニマシティは獣人だけが住む街なのだが、アニマシティを作るための資材は? 重機は? インフラの維持は? 食料や水は? 経済は?

全て獣人達は「自給自足」できているのだろうか? 人間を嫌う歴史的な背景や、彼らが迫害されてこの街に来たという経緯、つまり、「過去」はしっかり示されている。納得もできる。

でもじゃあ、「現在」は? アニマシティ以外に住む獣人達の意思や思想は?

アニマシティは、ある意味「偏った社会」だ。ここに住むのは、人間社会からはじかれた、或いはそこに染まることを良しとしなかった獣人達であり、彼らの意見が人間社会にとって厳しいものになるのは当たり前。

だからこそ、その「一部」の意見を「全部」のように見せるのは、ちょっと危うさを感じた。

「差別」という繊細なものを扱うのであれば、「アニマシティで暮らさないことを選択した獣人の意見」や、「アニマシティを排除しようとする人間の意見」「アニマシティを好意的に捉える人間の意見」、「人間社会と積極的に関わろうとするアニマシティの獣人の意見」など、様々な立場からの意見を中立的に見せ、視聴者に考えさせるべきだろう。

そういう意味で面白かったのは、第4話(人間社会に憧れるマフィアの娘が、人間社会に向かう話)。あれは最後に人間が完全に悪に描かれたけど、ああいう単話のエピソードを色々繋ぎながら、オムニバスっぽくまとめてくれたら、もっと評価は出来たなと思った。

私は基本的に、社会的に弱い立場の人間に感情移入してしまうが、それは心情的なものであり、社会システムとして何が正しいのかというと、そんなにシンプルに物事は決められないのかなと思う。

例えば、私たちの暮らす日本(東京)は、シンガポールに次いで「清潔な都市」とされていて、それは日本人のモラルの高さも大きいから誇って良いと思うけど、一方で日本は、世界屈指のゴミ輸出国であり、大量のゴミを海外に捨てている。それは恥ずべきことだが、ただ、日本のゴミを受け入れることで収入を得て、生活している人々もいるから、安易に否定もできない。

このように、世界は複雑に絡み合っているものだ。でも、このBNAの世界は、何か「二元的でシンプルな世界」に思え、そこが、物足りなさを感じた原因だった。

ポイント、ポイントでは「凄い」と思う要素はあった。例えば2話。風俗街のママの話。獣人の社会の原則は弱肉強食だから、メスの立場が限りなく低いという設定。本作では「正義」の側に描かれるアニマシティを、単なるユートピアにしないためには大切なエピソードだと思った。貧民街の野球チームも然り。

例えば7話。渡り鳥の兄ちゃんの話。渡り鳥獣人にもしっかり人権を与えられたが、渡り鳥獣人にとってはそれがいい迷惑で、人権に縛られることを嫌う獣人の話。「人権」は「人が生まれながらに持つ、人らしく生きる権利」だが、それはあくまで人間目線で、(それが好意や善意からのものであっても)価値の押し付けにしか過ぎないという指摘には、1本取られた。なんか、欧米を揶揄してるのかな?とも思ったけど、相手の文化や風習をしっかりリスペクトした上で、互いが生きやすいように妥協点を探るってのは大事だなと思った。

10話の、心の拠り所を、偶像(アイドル)に頼るというのは、無神論者からすればバカバカしいが、宗教にも社会の中で果たすべき役割はあるという、非常にフラットな視点も良かったな(私自身も、何の神様も信じていないが、神様を信じる人を否定する気はない)。同時に、ボーダレス社会のムリも描いていたし。

こういう良い話が散見されながら、うまく繋ぎきれなかったところが、本当に惜しい。シローを主軸に置いたバトル展開よりも、タヌキ娘が色んな考え方に触れ、自らの生き方を決める話が良かった。シローを脇役の1キャラで使い捨てるくらいの覚悟があれば、違ったな~と。

とはいえ、アニオリ1クールで、ここまでちゃんとまとめているアニメは少ないから、基本的に、良いアニメではありますがね。

あと、「そろそろ黒幕じゃない製薬会社」が観てみたいです(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
映像のセンスの良さは、流石TRIGGER。決してユートピアではない。獣を描くことで人間を描くのね。

2話目 ☆4
ふ~ん、獣人も人間の姿で過ごすんか。弱肉強食の獣人の世界で、メスの地位は低い。これ、獣人の先史を知りたいな。

3話目 ☆4
製薬会社は、大抵、黒幕(笑) 不満げな、分かりました(笑)

4話目 ☆4
おお、ここでちゃんと、歴史を抑えるのね。痒いところに手が届く。当然、こういう世代も出てくるし、人間社会に憧れをもったりもする。逆に、人間の若い世代では、獣人をもの珍しがったり、ファッション感覚で肯定的に捉える人もいる。

5話目 ☆4
TRIGGERらしいというか、熱い展開だった。ミチルに仲間ができた。

6話目 ☆3
銀狼。食い物もらわないと助けない奴が神様なわけない。うちら、何にだってなれる。なずな、なかなか裏がある。というか、普通の子なんだろうね。

7話目 ☆4
なるほど、人権があることが必ずしも良いことではない。人間の視点だもんな。カッケェやりとりだな。政治的な複雑さが増してきた。

8話目 ☆3
罪人と二人きりで会えるシステムなのがな。犬のお巡りさん(笑) まあ、シロー銀狼は分かりやすいけど。

9話目 ☆3
とにかく、ウソくせぇな(笑) キモいから(笑)

10話目 ☆5
ニルヴァジール症候群。本当か? ただ、筋は通っている。人間が獣人を差別し、獣人は人間を憎む。宗教、アイドル、心の拠り所。市長のやり方が一番りにかなってるよな。ミニアニマタウン計画。ボーダレスによる弊害。これ、アイドルとして注目を集めさせ、銀狼(偽者)をライブ中に殺害。全ての獣人にストレスを与え、暴走を促す。その上で、薬を大量に売る。そんな流れかな?

11話目 ☆4
1話の涙は、感涙か。なるほど、人間が獣人になる恐怖と、獣人が人間になる恐怖は、等価か。

12話目 ☆3
ラストは力業で大団円。まあ、それも良し。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

72.5 2 コミカルで変身なアニメランキング2位
さらざんまい(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (315)
1236人が棚に入れました
舞台は浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ"に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。『元の姿に戻りたければ“ある方法"でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?!同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていたー。

声優・キャラクター
村瀬歩、内山昂輝、堀江瞬、諏訪部順一、宮野真守、細谷佳正、釘宮理恵、津田健次郎、伊瀬茉莉也、帝子、加藤諒
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

煌めけ、太陽肛門

幾原邦彦×ノイタミナ。
制作MAPPA&ラパントラック。

この生命も世界もきっとパロディだ。
{netabare}人の世の裏側「欲望フィールド」を舞台に、
奇想天外な物語が展開されまず興味は尽きない。{/netabare}
自閉した群衆はピクトグラムで描かれ、
素性も知れぬものたちがこの星を運行している。

少年たちが商店街の河童像を、
破壊してしまったことから物語が始まる。
その不思議な色彩の世界で、
少年たちは尻の中に太陽光線をきらめかせる。
これこそが「太陽肛門」である。

欲望を生産するのだ。
尻の中から欲望を生産するのだ。

最終話視聴追記。
娯楽性を担保し謎が牽引する物語である。
考察は必要もなく丁寧に語られています。
{netabare}人は尻子玉で繋がっている。
それを失うと世界とは繋がれない。
世界の外部へと弾き飛ばされるためだ。{/netabare}
未来は欲望を繋ぐものたちだけが手に入れる。

人も社会も、繋がれば傷付き失う、
それでも希望はその先にあるということでしょう。
始まらず終わらず、繋がらない絶望への反撃か、
世界はいつだって試されているのだから。

このエールはきっと、
始まらないあなたへ贈る太陽光線なのでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 54
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

三匹が掘る!

何を?ってそれは言わぬが花。
主人公らネーミング元ネタがまんま『三匹が斬る』でした。

そもそもの視聴動機は「ノイタミナ」だからとわりとノーマーク。幾原邦彦監督作品も当方初です。


いつから芸術に哲学というものが持ち込まれたのだろう?

と思うことがあります。美術館では音声ガイドオプションが当たり前となり、クラシック音楽も“解釈”というものが幅を利かせております。
たまには小難しさより見たまま感じたままの分かり易さを求めたくもなりますが、今回の芸術作品もところがどっこいなわけであります。

・・・抽象的な作品のレビューはちょっとやっかい(愚痴)。もといおそらく解釈いろいろで面白いレビューが数多く出てきそうなタイプ、というのが視聴後印象。


本作『さらざんまい』は浅草と上野の中間合羽橋近辺の東京下町で繰り広げられるカッパのお話。
そんなスタッフの悪ノリから生まれた浅い話かと思わせといて、それこそ正真正銘の“カッパ淵(岩手県遠野)”の水深よりかは深いと思われるちょっぴり良いお話でした。


 “テーマは繋がり”


物理的に、精神的に、「繋がること」の定義も定まらない中、善玉も悪玉も大切に思う人との結びつきを求めて苦悩します。そして「繋がるとは何ぞや?」は毎話形を変えて繰り返されます。
{netabare}カパゾンビから抜いた尻子玉をケッピに転送する時の“漏洩タイム”。インターネットでも送信する時にはネットワークを繋げる必要があるわけでして、ここで繋がるということは、不必要または心を抉られるネガティブ情報にも触れることでもあるという暗喩。
「繋がること」を無条件に賛美するでもなく、それでも「繋がること」で乗り越えられる未来に希望を見い出す内容でした。{/netabare}


合わせて面白いと感じたのが、対抗する概念であると作中で位置づけられていた


 “愛と欲”


このへん踏み込むと長くなってしまうので、今回は、皿っとサラッとさらざんまいでぃっしゅ 
※注 シラフです
{netabare}結局のところ両者を明確に分かつことはなく、むしろ一緒だねというミスリードでした。{/netabare}


この繋がりだなんだであったり、愛と欲であったり、小難しい(っぽい)のは実は話数がだいぶ進んでから自分は気づいたよというのがお伝えしたかったこと。
伏線でもなんでもないものにしばらく気づかなかったのです。
{netabare}私みたいに後から気づいた方でも、最終盤ではこれでもかと出てくるので序盤中盤100%スルーしてても問題ありません。{/netabare}

その理由は他に気を奪われていたから。小難しい(っぽい)のなんて感づく暇もないくらい圧倒的な映像表現に目がいき、中身より見た目に気を取られておりました。


 “高揚感と生理的嫌悪感”


こちらが交互に押し寄せると言ったほうが適切かもしれません。そのへんは観りゃわかる(笑)
似たようなところで、“芸術”といえるかは微妙ながら映像表現はシュールです。醸し出す雰囲気はやや淫靡かしら。
{netabare}第2話で女装がばれたり、第3話でガチホモ展開きたり、序盤からついていけません。{/netabare}
{netabare}だいたい肛門突入からの液体ブシャーッ!なんて妄想たくましい自分には相当きついものがありました。{/netabare}
目が釘付けになるんだけれどなんか嫌っ!という感覚。



とここまできてふと感じた大事なこと。
結局のところ“哲学”なんてどこへやら、見たまま感じたままを楽しめてたことに気づきました。
哲学なんて仰々しいもんではないでしょうが考察するには楽しそうな作品。繰り返しますがかっぱ淵程度の深さです。


曲はEDがすこぶる良いですよね。FM横浜でのthe peggiesのライブをラジオ経由で聴きました。MC含めて上手に空気を作っていて、将来楽しみなアーティストさんです。
実写とアニメの融合したED映像については、深夜の人気のない都会の景色をもってくるのが通ですよね。グッときます。
例えば深夜遅くだったり朝まで飲んで家路につこうかという時。周囲に人っ子一人いない景色を見たことのある諸氏は多かろうと思います。

 “世界の中に自分ひとり”

という感覚になった経験ある方いらっしゃいませんか?自分にはあります。そこにきて曲題『スタンドバイミー』“そばにいて”です。
{netabare}毎度ED直前の「繋がりたいけど○○」メッセージを最終回で全投入してくる演出もGOODでした。{/netabare}



もう少し考える系の作品だと注意がそちらに行ってたかもしれません。
生理的嫌悪感がその他の要素を上回らない限り、このシュールなアニメーションを楽しめるんじゃないかと思います。
クールで一本くらいは欲しいかな~と私が思っている “作家性の強い作品” という位置づけです。
この目新しい感じ。好奇心という名の欲望を手離すな!と劇中からの引用で締めることにしましょう。



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2020.01.27
《配点を修正》+0.1


視聴時期:2019年4月~6月


2019.06.21 初稿
2019.07.16 修正
2020.01.27 追記/配点修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

何となく目が離せない作品

== [下記は第6話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
ノイタミナ枠のオリジナルTVアニメです。幾原邦彦監督作品ということで話題になっているようです。このレビューを書いている時点では第5話まで視聴終了しています。

矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人がカッパ王国第一王位継承者を自称するケッピと出会ってそれぞれの事情でカッパにされてしまい、元に戻るためには「カッパゾンビ」と戦えと言われる羽目に。

ということで毎話様々な欲望を持った人間が変異したカッパゾンビと戦うことになります。

他に主な登場人物としては毎回占いを披露するアイドル吾妻サラ、一稀の弟の春河、謎の警官二人組(新星玲央・阿久津真武)などです。

本作でもカッパゾンビの発生、カッパへの変身などでバンクシーンが多用され、毎話での新規作画が抑えられているようです。

登場人物が皆、それぞれの内面に向かい合う話になるようですが、バンクのせいなどもあって人によっては退屈に感じるかもしれません。

が、なんとなく目が離せず観続けてしまっています。でもたぶん観終わってみるまでちゃんと評価はできない気がします。そういう意味では『輪るピングドラム』なんかと似たようなところがあるかも。
== [第6話まで視聴時レビュー、ここまで。] ==

無事に最終回まで完走。

結局のところ人の縁、つながりといった辺りがテーマの作品なのだろうかと思います。私としてはわりと楽しく観られました。

EDでのミニチュアセット実写+画像処理を使った背景や、モブを記号的な人型で描くなどのシャフト制作の作品なんかでもやりそうな風味の演出がありましたね。

歌舞伎の見得のような「さらざんまい」のアクションやサラちゃんの「当世の本流とはほど遠いけどビミョーなカワイさ」など、スタイリッシュとダサさの狭間をいくような雰囲気はけっこう好きディッシュ!

挿入歌でミュージカル風に話を進めてみたり、個人的には面白ポイントは多々あったとは思うのですが、どうも「これは面白いよ」と他人に薦めるような感じの作品でもなかったなあというのが正直な印象です…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

54.5 3 コミカルで変身なアニメランキング3位
コメット・ルシファー(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (323)
1704人が棚に入れました
青く輝く鉱石、ギフトジウムに覆われた大地、惑星ギフト。

ソウゴ・アマギはギフトジウム採掘で栄える街、ガーデン・インディゴに住む純朴な少年。希少な鉱石を集めるのが趣味のソウゴは、ある日、同級生のカオン、ロマン、オットたちが引き起こす騒動に巻き込まれ、鉱山跡深くの地底湖へと迷い込んでしまう。

そこでソウゴは不思議な少女と出会う……

風にそよぐ青い髪、まっすぐに見つめる赤い瞳。

いったい彼女は何者なのか、この出会いがソウゴに何をもたらすのか。

そしていま、結ばれた絆が冒険への扉を開く――。

いま冒険の旅がはじまる。君と仲間と、運命を連れて。

声優・キャラクター
小林裕介、大橋彩香、高橋李依、寺島拓篤、諏訪彩花、水瀬いのり

PPN さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オリジナルとは、何かね…(´∀`; )

謎の少女フェリアをめぐり主人公たちが繰り広げる
冒険を描いたSFファンダジー作品。
全12話。
エイトビットによるオリジナルアニメーション。


はじめに
この作品好きな方には申し訳ない内容です。
にわか者の感想文です、ご了承下され。


う~ん、何て言えばいいのか…ツッコミ所多々…(;´∀`)アハハ
決して面白くない訳ではないんだけどねぇ。
ストーリーに深みが感じられないっていうのが率直な感想。
バトル、恋愛、キャラの掘り下げなどなど全てにおいて
中途半端で見事に物語全体をボカしてしまっていましたね。
なので、敵・味方双方のキャラクターの存在感もイマイチ。

他作品の良いところをかき集め、詰め込めるだけ詰め込んで
失敗したという印象しか残りませんでしたねぇ。

ロボットのバトルシーンは丁寧かつ迫力ある動きが見られます。
声優陣も若手をメインに起用しフレッシュで好印象。
作画や音楽などもそんなに悪くなかっただけに……。
やはりストーリーの出来が残念な作品だったなぁと(´Д`)


せっかくのオリジナルアニメ、制作側の腕の見せ所のはず。
エイトビット、初のオリジナル作品という事もあり
守りに入ってしまったんでしょうか。
作品の特徴や個性をハッキリと描かなければ勿体ないですね。
次回のオリジナルアニメはもっと個性的、もっと思い切った
「エイトビットならでは!」という作品を期待しています!!



《キャスト》

ソウゴ・アマギ(CV.小林裕介)
フェリア(CV.大橋彩香)
モ・リティカ・ツェツェス・ウラ(CV.水瀬いのり)
カオン・ランチェスター(CV.高橋李依)
ロマン・ヴァロフ(CV.寺島拓篤)
オット・モトー(CV.諏訪彩花)
ハジメ・ド・モン(CV.三宅健太)
マルヴィナ・アニアンス(CV.三森すずこ)
ガス・スチュワート(CV.浜田賢二)
パトリック・ヤン(CV.田村睦心)
アルフリード・マッカラン(CV.間島淳司)
ジュード・プライス(CV.速水奨)



《主題歌》

OP
『コメットルシファー~The Seed and the Sower~』/fhána
ED
『おしえてブルースカイ』/大橋彩香(第1話~第4話)
『裸足のままでもこわくない』/大橋彩香(第6話~第8話)
『追憶のかなた』/fhána(第9話)
『ヒトツニナリタイ』/大橋彩香(第10話~第12話)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

イライラ劇場

ハイ?
何が起こったかわからない。
えっええええって感じです。
結局、フェリアは何?
ソウゴは何故ああなった?
とにかく???です。
物語冒頭からの重力無視展開に嫌な予感はしたのですが・・・
最終的に疑問符の嵐です。

結局、このアニメはフェリアの可愛さを楽しむアニメなのか?
にしても、ロリフェリアの言葉使いにイライラ。
{netabare}突然成長したフェリアの胸{/netabare}にイライラ。
フェリアの前髪が鬱陶しくてイライラ。
「いい加減、切れ!」とキレそうでした。

とにかくイライラが積もるアニメ。
まともなのは、じゃも君だけか。
あ~あ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

何年経っても色褪せない駄作w

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ボーイミーツガールの冒険譚。エウレカを700倍に薄めた感じ。はっきり言って、駄作です。でも、ここまでの作品は少なく、視聴から2年経っても記憶が薄れません。むしろ、なんだか愛しくなってきましたw アニメ上級者?の方へ、ネタ的な意味合いでなら、視聴をオススメしますよ♪

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
第1話、まずまず面白かったです。古き良き、といったドタバタ展開の中で巻き起こるボーイミーツガール。不可思議なロボットと謎の少女。名作、エウレカセブンを思い出させる始まりでした。

私の好き系の話で、この時点ではワクワクしましたよ、ええ。(てか、この1話目が最高潮です。鳥人間コンテスト並の低空飛行だけどねw)

しかし、回を重ねていくごとに、加速度的につまらなくなっていきます。特に、ラスト3話くらいはヤバいです。

どこがどう、というと、枚挙にいとまがないです(ドモンの無意味な死に様とか、最終話で新設定の説明会が始まるとか)。

とにかく、「設定を詰めるだけ詰め込んだのに、まとめる力も話数もなく、最後は超展開で無理矢利まとめる」という、一期尺の世界系アニメでやりがちなミスを思いっきりやってます。オリジナルアニメって、難しいですね^_^;

思えば、IS、武装神姫と、監督の菊地さんと合わないのかもしれせん。

久々に、「時間の無駄」を感じたアニメ。でも、なぜ、最後まで視聴したんだろう? やっぱ、何かを期待したのかな? よくよく考えると、意外と、評価2は途中で切るのに、評価1は結構最後まで観ている、謎(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

76.5 4 コミカルで変身なアニメランキング4位
山田くんと7人の魔女(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1257)
7398人が棚に入れました
この学校には7人の魔女がいる。

私立の進学校での日常になじめず、問題ばかり起こしている主人公・山田竜。

しかしあることをきっかけに、彼の学園生活は一変!

新たな仲間や魔女たちとの出会いとともに、楽しくも大変な毎日が始まった。

7人の魔女を見つけるまで、もう退屈なんて言わせない!

声優・キャラクター
逢坂良太、早見沙織、増田俊樹、内田真礼、佐々木寿治、喜多村英梨、小野大輔、福山潤、花澤香菜、牧野由依、タカオユキ、悠木碧、田澤茉純、立花慎之介、杉田智和、小野友樹

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

接吻回廊

この学校には7人の魔女がいる――。

問題児の主人公・山田竜とこの魔女たちが、
キスをしては能力の入れ替わり、を繰り返すというもの。



機転を利かせて能力を使い分けるというのは面白い。
ですが、その度にキス。
マンネリが生まれてきます。
設定上、仕方のないことだと割り切るしかないですけど。

でもシチュエーションを変えたり、同性同士でしたり、
と、飽きさせない努力みたいなものは伝わってきました。



作風は好み。
多彩な笑いとスピーディーな物語。
この点は素晴らしいです。

それに題材がキスということで若干のエロスがあります。
とても良かった・・(ボソッ



見所は声優さん。
入れ替わるという都合から、一人数役の演技が見られます。
何てお得。
キャストも豪華なので、一人でもお気に入りの声優さんが出てるならば観て損はないかと思います。



キャラはデザインからしてみな可愛い。
特に雅と寧々はかなりタイプです。
主人公他男性陣もけっこう好きでした。


公式サイトにて乳比べが掲載。
これは悪意?好意?
気になる方は要参照です。
参考になるかもしれません。(何のだよ・・)



OP「くちづけDiamond」 歌-WEAVER
ED「CANDY MAGIC」 歌-みみめめMIMI


--------------------------


一見少し変わった作品ですが、中身はわりとラブコメの王道だったと思います。
学園ラブコメ好きは観るべし、ですかね。
絵も綺麗なのでけっこう楽しめるのではないかと。


制服が可愛かったのもこっそりと評価したい点です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

キスから始まるという物語の導入に惹きつけられる。しかし物語が進むにつれて、面白みにかける展開になってしまう所がとても残念な作品☆

本作は吉河美希の漫画を原作とした作品です。2012年より週刊少年マガジンで連載されており、現在単行本は18巻まで発売されています。またテレビドラマが2013年8月10日~9月28日まで全8話で放送されました。原作者の吉河美希は女性漫画家であり、FAIRY TAILの作者‘真島ヒロ’のアシスタントを務めていた事でも知られています。

あらすじ…主人公の高校生「山田竜」は不良少年、学校でも浮いた存在だった。そんな彼がある日不思議な体験をする。美人で優等生なヒロイン「白石うらら」と階段でもみ合う様に転落、2人はそのはずみに‘キス’をしてしまう。慌てて離れる2人、しかし重要なのはキスをした事実ではない。あろうことか2人の身体が入れ替わってしまったのだ!!

主人公がいてヒロインが居る
どんなラブコメでも出合いは些細なきっかけから
例えば入学式の通学途中で
あるいは衝撃的な出会いが忘れられず
例えば不良に絡まれた所を助けられて
紆余曲折を得て2人は互いに惹かれあい
そして最後に結ばれる
その証明として2人はキスを…

私たちが思い描くラブコメとはそんな感じではないでしょうか?

「キスから始まるラブストーリー」という部分が既存のラブコメ概念と外れているので目新しく感じますね。男性の思い描くラブコメは‘手が触れ合う事にすら顔を赤らめる’純真無垢さで、女性の思い描くラブコメは‘いきなりのキス’‘壁ドン’など少し強引な所にときめいてしまう。両者の対比は女性の感性の方が成熟している事を示しているようで面白く感じてしまいますね。この作品は女性が原作者と言う事ですが、少年誌にありながら女性の気持ちをリアルに感じさせてくれるという部分も人気の理由に含まれているのかもしれません。

総評として…「キスから始まるという物語の導入に惹きつけられる。しかし物語が進むにつれて面白みにかける展開になっていく所が惜しい」といった感じでしょうか。ありきたりの漫画では売れない時代、こういった予想外からの導入はとても目新しく感じて高評価を得やすいです。しかし導入が予想外であればあるほど、その後の展開は難しくなってくる…そういう事ではないでしょうか。私も物語の序盤は「面白いな、次はどうなるのかな?」とわくわくしながら視聴していましたが、中盤以降の展開に無理が感じられます。ご都合主義、ご都合展開、ご都合設定、と、そこまで言うつもりではありませんが、そういった無理やりさが‘少し’にじみ出てくる感じがします。これが「ギャグ中心のラブコメ」という扱いであれば、そういった無理矢理さも面白みの一つとして考えられます。しかしアニメを見る限りギャグというよりはシリアス寄りのラブコメという印象ですので、もう少し物語の整合性を意識して欲しかったなと思いました。後半はややスピード展開が気になります。この辺りは1クールでまとめないといけないアニメの宿命でしょうか、少し残念な感じがしました。
とはいえ原作は未読のため、また違った印象を受けるのかもしれませんね。


*以下はネタバレレビューのため、閲覧注意です。
{netabare}
少し「キス」の乱用が目立ったかな?
と感じました。
キスでアレコレ出来るんだけど
でもキスするなんて…というジレンマが描かれていたら
もう少しドキドキ出来たかもしれません。
原作は解らないですけどね。
アニメを見る限り2期は少し難しいかもしれませんが
吉河先生の次回作に期待したいところであります。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 44

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Kiss Kiss Kiss

原作未読 全12話

高校生で主人公の山田 竜(やまだ りゅう)は外見の怖さに一人も友達ができない日々を送っています。ある日、優等生の白石うららと弾みでキスをしたら身体が入れ替わってしまいました。キスから始まる学園ラブコメ作品です。

1話観たときに、入れ替わりというよくあるお話のような感じだったので、私にはちょっと合わないかもと思ってしばらく視聴を止めてました。

でもその後続きを観てみたら、ちょっとキスが多めでしたがw だんだんと面白くなってきました。

色々な能力を持った校内のわけあり魔女たちの問題を山田くんと所属している超常現象研究部が解決していきます。

1人につき1~2話で観やすかったですね。その分1話でほとんど出てこないキャラも多くて残念なところもありました。

でも、新キャラが毎回出て来るのでメリハリもあったし、コミカルな部分も面白かったし、なにより主人公山田くんとメインヒロインの白石うららちゃんが魅力的なキャラでした。観ていて楽しかったですね。

最後は綺麗に纏まって終わってます。学園ラブコメが好きな方にはオススメです。

OP 不思議な感じの曲でした。サビの部分が結構頭に残りますねw

最後に、これだけキスばかりしているとキスの有り難みがなくなってしまいますよね〜

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42

87.7 5 コミカルで変身なアニメランキング5位
千と千尋の神隠し(アニメ映画)

2001年7月20日
★★★★☆ 4.0 (1804)
12232人が棚に入れました
10歳の少女、荻野千尋(おぎの ちひろ)はごく普通の女の子。夏のある日、両親と千尋は引越し先の町に向かう途中で森の中に迷い込み、そこで奇妙なトンネルを見つける。嫌な予感がした千尋は両親に「帰ろう」と縋るが、両親は好奇心からトンネルの中へと足を進めてしまう。仕方なく後を追いかける千尋。

出口の先に広がっていたのは、広大な草原の丘だった。地平線の向こうには冷たい青空が広がり、地面には古い家が埋まっていて瓦屋根が並んでいる。先へ進むと、誰もいないひっそりとした町があり、そこには食欲をそそる匂いが漂っていた。匂いをたどった両親は店を見つけ、断りもなしに勝手にそこに並ぶ見たこともない料理を食べ始めてしまう。それらの料理は神々の食物であったために両親は呪いを掛けられ、豚になってしまう。一人残された千尋はこの世界で出会った謎の少年ハクの助けで、両親を助けようと決心する。

声優・キャラクター
柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、上條恒彦、小野武彦、我修院達也、はやし・こば、神木隆之介、菅原文太、玉井夕海、大泉洋
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

日本だからこそ!

ジブリ作品。

小学5年生の少女、千尋(ちひろ)と、その両親は、神々の住まう土地に迷い込む。
そこで両親のとった行動により神々の怒りを買ってしまう。
千尋は名前を奪われ、両親を人質に「油屋」という旅館で働かされることになる。
そんな千尋の成長物語。


正直言うと、ジブリの中ではあまり好きなアニメではありません。
{netabare}
すべてを奪われてしまった千尋が、自分の力で元の自分を取り戻し、さらに成長する。
それを追うように数々の主要キャラが再び走り出す。
{/netabare}
再出発への意識。
逆境から抜け出す力強さ。

そんなテーマ性は感じるものの、ちょっと物足りないんです。
また、ノスタルジーを感じるには年齢層が合わない気がしました。
少女の冒険記として見るには初期のジブリ作品のほうがはっきりしています。
どのように見ても中途半端な印象を受けちゃったんですよね。

しかし、ここまでは、個人的に合うか合わないかという問題です。


このアニメを見て、強く感じたことがひとつあります。
それは「舞台が日本だからこそ違和感も持たずに見られること」です。

西洋が舞台ならドラゴンやエルフが出てきても違和感がないように、日本では八百万の神々に違和感をいだきません。
数々の奇妙なキャラクターが出てきますが、自然に受け入れられます。

特にきわ立っていたのは、
{netabare}
ハクが名前を取り戻す場面。
千尋は「琥珀川(こはくがわ)」としか言ってないんですよね。
それなのに、ハクは自分の名前である「ニギハヤミコハクヌシ」という名前を取り戻しています。
その間には、おぼれたときのわずかな回想が入るだけです(→パッケージイラスト)。
{/netabare}
たったそれだけで「自然が人格を持っている」と視聴者は判断します。
そして、すんなり受け入れてしまいます。

日本人のアニミズムに対する意識は、こうも自然に根付いているモノなのかと、再認識させられるアニメでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 95
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いいなあ、愛の力だなぁ...

いまでも思い出す...夏の日のあの不思議な出来事...

それは目に見えない不思議な何かに導かれたように思えた...
トンネルの出口の光を目指してまっすぐ進む...
その先は眩さに包まれていて...
緑の草に覆われたどこまでも広がる草原だった...

「トンネルの向こうは、不思議の街でした」

このキャッチコピーに、まだ足を踏み入れたことがない向こう、遠い世界への憧れ、言葉では言い表せないワクワクする気持ちを思い起こします...

不思議の街へと足を踏み入れた千尋と両親。そこは異世界なのに、どこかひどく懐かしい雰囲気を感じる街並み。日本の和を強調させた独特の世界観に心惹かれます...

夜の訪れとともに赤い提灯(ちょうちん)が連なり、見る者を夢幻的世界に誘(いざな)うようです。
ノスタルジックな風景の中に在る赤は存在感が際立っています。赤い光に満ちた提灯が揺らぎ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
映像の美しさのみではジブリ作品で首位だと思う程に素晴らしいです。

千尋から千(せん)へ...
親を失い、恐怖に脅え泣く千尋が数々の困難に立ち向かい、出会いや経験を重ねる度に強くなっていくのです。
この不思議な街で涙する度に大人の表情に変わっていく。そんな千尋が愛おしいですね。
{netabare}
ラスト直前で空に舞う千尋の涙があふれるシーン
他人を心から思いやって流した涙もあったね、けれど最後の千尋の涙は、自身の幸せがあふれた笑顔の涙。その表情と共に、どこまでもあたたかいんです...
{/netabare}
爽快さと感動に満ち、心からやさしい気持ちになれました...
素敵な作品でした。

「千と千尋の神隠し」以降、ジブリを熱く語れる作品に未だ出会えていません。
また、出会いたいですね・・

 {netabare}最後にタイトルですが「愛」というワードを発する釜爺の名言!愛をよく分かっているんですよね♡「わからんか。愛だ、愛」「いいなあ、愛の力だなあ..」 {/netabare}

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけど
その向こうできっと あなたに会える...

投稿 : 2024/11/09
♥ : 69

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

不思議な世界に迷い込んだ少女の話!

車で引っ越しの途中に山のなかに行き着いた千尋たち。千尋の両親が山のトンネルへと足を進めると千尋も恐れながらついていくがここから千尋は大変な世界に迷い込んでいく...

千尋の小さな胸の中に秘められた強い気持ちがよく見えていて良かった。
千尋が周りの人たちに好かれていく理由がしっかりとあり、旅館の人たちも最後はいい人ばかりになってくれて感動でした!

活気ある街とその裏側で起きている黒い部分との差がこの作品の見どころですが、出てくるキャラたちが人間臭くてこの設定がより活きているように感じました(^^)

物語の不思議な雰囲気やキャラの心理状況、料理の美味しそうに見える感じがとてもジブリらしく思えました(^∇^)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 65

72.9 6 コミカルで変身なアニメランキング6位
ひそねとまそたん(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (349)
1244人が棚に入れました
「私は、君とソラを飛ぶ。」

甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に勤務を始めた新人だ。

素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。

だが、運命の出逢いが彼女の人生を根底から変える。

基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び、大空高く舞いあがったのだ。

こうして「OTF(変態飛翔生体)」であるドラゴンに乗りこむ飛行要員が、 ひそねの仕事になった。

国家的な命運を左右するとも言われるドラゴンには、 はたしてどんな秘密が隠されているのだろうか……。



声優・キャラクター
久野美咲、黒沢ともよ、河瀬茉希、新井里美、名塚佳織、朴璐美、梶裕貴、徳本恭敏、釘宮理恵、諏訪部順一、中田譲治
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ENTER THE DRAGON

ボンズ制作、樋口真嗣×岡田磨里×伊藤嘉之。
航空自衛隊とリトアカの愉快な邂逅。

知名度も低く期待値も低く完成度は高い。
新人搭乗員たちとポップな空想上の生物。
ハートフルな現代のお伽話、
ジュリアンオピーが描くキャラクターのようだ。
まさに「省略の美」ですね。

{netabare}変態飛翔生体=自衛隊で秘匿されるドラゴン。
古くから人類との共存共栄を模索している。{/netabare}
現在も自衛隊によりその秘匿業務は続いている。
変態飛翔生体を所有する国家は富に栄えるという。

物語はどう展開されるのでしょう!?
異種族との心温まる交流でしょうか。
不思議な引力を持つアニメの登場です。

5話視聴追記。
背後にある大きな物語も何やらありそう。
甘粕ひそねの声優さん当たり役ですね、
適度な緩さの物語で良い仕事をしています。

最終話視聴追記。
アニメ慣れした通好みの作品で、
絵にも音楽にもセンスを感じたのですが、
{netabare}肝心の物語は後半やや失速かな、
あまり優れたものを読み取れませんでした。{/netabare}

少し求めすぎたかも知れない…反省です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 58

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「テレビまんが」的で良い感じ。樋口真嗣監督といえば……(第7話:『キングダム』(笑))

商業アニメ的な最初の実績としては『ふしぎの海のナディア』での演出でしょうか。

たぶん世の中的には主に特撮畑の人(平成ガメラ3部作、実写版『進撃の巨人』など)として知られており、あるいは映画『のぼうの城』や庵野総監督の下での『シン・ゴジラ』の監督としてご存知の方もいらっしゃるかも。

基本的にアニメ畑の人とは思われていない気もしますが、旧ガイナックスやスタジオκαρα制作作品には参加しているので、門外漢ではありません。

どんな作品になるか、今後も楽しみです。

== [観終わっての総評めいたもの] ==(2018.7.11)
「日本の伝統」を一見大事にしているようで、意外と批判的な作品かもしれません。でも何も知らない、調べないという態度ではなかったので、そこは高評価。でも変に「ジェンダーフリー」みたいな方向性に話がそれたりしませんでしたし、「人格否定」みたいなのはあんまりなかったのも良かったかも。
==

2018.5.18追記:
第6話: 零戦が三二型なのと、一〇〇式司令部偵察機がマニアック。
ああ、ナオさんヘッド……(泣)。

♪ジョア ヤクルトジョア 誰のもの~
ジョア ヤクルトジョア 君のもの~♪

2018.5.25追記:
第7話:『キングダム』推しがガチだった(笑)!
(コミックスの最新巻、まだ読んでないや…。)

マツリゴト、かなりお金かかるんですね…。

2018.6.30追記:
最終回まで観終わりました。世の中におもねらず、ちゃんと作りたいものを作っていると感じられて好印象。

政府が古来からの神事に関わるというのは、面白いテーマでしたね。そこに国民に知らされない形で旧軍や自衛隊の陰の活躍があるという…。

主人公はひそねなのは間違いないんですが、思っていた以上にナオさんが裏主人公的な感じでしたね。

そこに年若くして大ベテランな黒沢ともよ様を起用して作品を締めていたのは、納得のキャスティングでした。ナオさんヘッドのインパクトも、さすが(笑)!

あと、全体的に音楽は神楽も含めて地味に良かったです。まあでもたぶんそんなに人気は出ないよな、これ…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 49

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

期待を裏切るでもなく期待通りというわけでもなく。

<2024/6/2 追記>
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(4.2→3.6 100点満点換算で65点)

もう6年も前の作品なんですね
戦闘機の代わりに竜という謎コンセプト笑
まあでも生ものに人が乗るという意味ならエヴァだってそうですし

↓レビューのとおり、なんだかんだでおもしろかったです。
あとED曲とダンスは今でもたまに発作のように脳内リフレインします

<2018/6/29追記>
最終回観終えました。
ラスト1話で謎の盛り上がりを見せましたね。
映画的な盛り上がり。
良かったです。

でも印象は1話を観た時からなぜか変わらず
「変わってんなぁ、これ」
「話がうまくハマれば凄いかも」
「でもハマらないと・・・」
その印象が最後まで変わらず結局どちらでもないような
うまく書けないけど

でも素直に面白かったです。
傑作かと言われると?ですが
でも面白かったです。
なんとも不思議な、そんな感じ。。

なので評価さらに引き上げました。

<2018/4/30初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3です。

タイトルから気になっていた作品。
とりあえず一話観ました。

絵柄は好き
自衛隊と竜?という組み合わせのアイデアも面白い
飄々とした台詞回しも好み
デザインはokamaさんなので安心
メカデザインも大御所なので安心?

気になるのはオリジナルだということ。
ストーリーはボンズと岡田麿里さん。
オリジナル作品ではどちらも(悪い意味で)定評のある組み合わせ。
もちろんボンズも岡田さんも素晴らしい実績あります。
ヒット作は数知れず。
ですがオリジナルだと「掴みは凄い」のに「広げた風呂敷を畳みきれずに尻切れとんぼになる」印象があります。
どちらも。
(※あくまで個人の感想です)

監督さんの腕次第という気がしますが果たして・・・

というわけで、素材は良さげなので上手くハマったら凄く好きな作品になりそうな気もしますが、裏切られる可能性も否めないのでタイトルは「ギャンブルです」です。

期待しすぎず、ハードル下げて、のんびりゆったりした気分で楽しみたいと思います。

ところでひそねさん。
なんとなく「日常」の阪本さんに似てませんか?

<2018/5/27追記>
第7話まで観ました。
丁寧に作ってるのに肩の力が抜けてるのがいいですね。

7話までいったのでとりあえず中間評価です。
絵柄やお話、音楽やキャラクターどれも個性的。
EDは特にクセになる。
調べたら「夢見るシャンソン人形」の人の歌なんですね。
フランス・ギャルという人だそうで。
フランス・ギャルさんのことも調べました。
「ギャル」は本名の苗字なのだとか。
日本だったら「日本・田中」みたいな芸名。

それはそれとしてあの謎なダンスも含め私の中では今年一番病みつきなEDになりました。

というわけで中間評価は「4.3」

ところで7話はキングダム!
こんなとこでキングダム!
なぜ? 笑

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

65.2 7 コミカルで変身なアニメランキング7位
あかねさす少女(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (242)
808人が棚に入れました
2018年、10月。
ある地方都市に住む少女たちが、
とある儀式を行っていた。

彼女たちは「鉱石ラヂオ研究会」。
明るさが取り柄の女の子、土宮明日架が
同じ高校に通う友人たちと立ち上げたサークルだ。

その儀式は都市伝説めいたものでしかなかったが、
しかし、いくつもの条件が偶然重なり、
遊びでは済まない事態となる――。

声優・キャラクター
黒沢ともよ、Lynn、東山奈央、小清水亜美、井上麻里奈
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ヤマトナデシコ約七変化

2018.12.20記


オリジナル? アニメ放送と時同じくしてスマホ向けゲームもリリースとのこと。


放送期間中のCMで何度も何度もお見かけしていたゲームオリジナルキャラ“ナギ(CV坂本真綾)”が仮にアニメに登場してたらどうなってたかわからない、という真綾さんファンの私です。
残念ながら坂本真綾さんの登場機会はありませんが、本作の視聴動機は間違いありません! 主要キャラ5人を務める声優さんたち。一級(当社比)作品でのヒロイン経験おありな実力者揃いの盤石な布陣です。


土宮 明日架(つちみや あすか)
声 - 黒沢ともよ

灯中 優(とうなか ゆう)
声 - Lynn

みあ・シルバーストーン
声 - 東山奈央

七瀬 奈々(ななせ なな)
声 - 小清水亜美


森須 クロエ(もりす クロエ)
声 - 井上麻里奈


それと、地味に光る“キャラ原案:桂正和”という懐かしい御名。レアなんすかね?と思ってたら、同クールでの「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」でもお見かけしました。そんなにレアじゃないのかもしれません。


あまりあらすじも読まずにとりあえず1話を視聴しました。なんかチープです。陳腐ではなくチープのほうです。
{netabare}街中でおもむろに“ちくわ”を取り出し「ちくわ様」とのたまう主人公{/netabare}
{netabare}神社の境内で横一列になって怪しげな呪文を唱える5人組。よくみんなの同意を取れたな、とB級感{/netabare}
{netabare}誰に教えられるわけでもなく、なんか唱えて変身しちゃうし…{/netabare}
キャラクターの行動がちょっとおかしい感じなので途中切りも有りうる作品だとは思いますが、無事完走できました。


・大人が手抜きしたというより学生が頑張って作った感(あくまで感覚的なもので私は好意的に解釈)
・ちょっと重厚でおどろおどろしいOPが癖になる。
・{netabare}変身と戦闘シーンがなかなか凝っていて見ものだったりする。しかし漂うチープ感{/netabare}
・カセットウォークマンの登場。いつの時代だ?…SONYよ!とっとと復活しなさい。
・EDは“壊れかけのRadio”本家御仁はカバー曲でちょいムーブメントを起こしましたが、こちらはその本家をカバーしたものです。

なかなか引っかかるものがあって、途中切りするでもないなと感じさせてしまう。


あらすじは、ひょんなことでフラグメントと呼ばれる並行世界に迷い込み・・・ その並行世界はいくつかあって、あっちの世界、そっちの世界へ行ったり来たり、みたいなお話の重ね方をしています。
そしてどの並行世界でも何かしらの綻びから魔の手が忍び寄ってきて、というパターン。魔の手“黄昏の世界”と呼ばれるものに飲み込まれないよう主人公らが奮闘していきます。
話は冒頭に戻りますが、そうこうして、数話も経たずに豪華声優陣抜擢の理由というものが明らかになりました。

並行世界では主人公らと顔と名前はそのまんまの同一人物がいて、基本設定は同じなものの微妙に人間関係が違ったり性格が違ったりしてます。
例えば明日架の場合、元々の世界での彼女は能天気素っ頓狂なキャラで、別の世界ではお嬢様っぽかったり、粗野だったり、蝶々が飛んでたり、そしてシリアスだったり、{netabare}挙句には闇落ち少女だったり、{/netabare}と振れ幅が大きく、その並行世界のキャラに合った声を黒沢さんが演じられてます。元々の世界での幼少時代を含めるとざっと7パターンほどの明日架をやってたことになります。
{netabare}フラグメント毎に性格が全然違うわね、と突っ込まれてた明日架ほどではないけど、次点が優。他3名(みあ、奈々、クロエ)はそれほど振れ幅はありません。{/netabare}
人物設定以外の部分、並行世界の設定は各フラグメント毎にがらっと変わります。

{netabare}なお、黄昏の世界は何も死なないし何も生まれない、喜びもなければ苦しみもない、あらゆる可能性が失われ完全に静止した茫漠の世界。そんな世界はまっぴら御免だという象徴的な存在が明日架、と本作の主人公たる所以なのでしょう。{/netabare}
{netabare}無味乾燥な黄昏の世界との対極の存在として、フラグメント毎に喜怒哀楽いろいろな感情の違いを見せる明日架のいる意味がありました。そこに在りし日に黄昏の世界に吸い込まれ敵方の使者と堕した少女明日架がラスボスとして立ちはだかる構図は良かったです。{/netabare}

全話終わって、回収されない伏線も多いですし、作品通して散らばめられたチープさ加減を許容できるかどうかも微妙ですし、必ずしも視聴を推奨するわけではないですが、黒沢ともよさんの七変化だったり、主要5人のキャストの誰かにお世話になった人で興味を惹いたら試してみてもいいと思います。

{netabare}11話で闇落ち幼女明日架の表情の変化を現行明日架が見逃さずに黄昏の世界へ同行する判断を下すところとか良い演出{/netabare}
{netabare}なぜか“ちくわ”が伏線回収{/netabare}
{netabare}さわやかな最終話と残るもやもや感。{/netabare}

少なくとも途中断念の多かったゲーム原作ものでもしっかり完走はできました。
これは個人的には偉業といえます。



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2019.06.01追記
《配点を修正》


こちらもゲーム配信は2019年1月31日をもって終了。同クールの『ソラとウミのアイダ』と同様に短命に終わりました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 58

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

昭和ガジェット大集合?(第7話:「やめろキリコ、……じゃなかったクロエ(笑)。」→ 全話視聴終了

== [第1話視聴時レビュー、ここから] ==(以下、追記あり)
一番古いテクノロジーはもちろん鉱石ラジオ。年寄りには「学研の科学」の付録とかでお馴染み。

そしてポータブルラジカセに、ガッツリロゴまで出てきたSONY WALKMANやそこに挿入されるカセットテープ…。登場人物たちのサークル「鉱石ラヂオ研究会」の「ラヂオ」っていうのは「ラジオ」の昔風のカタカナ表記(元の外来語の綴りが"d"だとダ行の濁音表記をする)ですね。

ANIMAX 20周年記念作品として企画されたオリジナルTVアニメ(昨今の流行りに則ってスマホゲームの同時展開もあるようですが)ということらしいです。ということで地上波で流れるときには提供がANIMAX(笑)。

パラレルワールドとかそこからの電波を受信とかそっちの世界の自分とか「どこの昭和だよ!?」って感じかつ中二病感満載な世界観ですけど、自分がおっさんなせいなのかその古さを気にしないで見入ってしまいました。

……ということは、今の人たちにはセンスとして古すぎるかも。とりあえず私は第1話は面白かったですけど。

ところでひそまそEDやウマ娘、レヴュースタァライトでも耳にしましたけど、最近のアニメってフランス語って流行っているんですか(笑)?
== [第1話視聴時レビュー、ここまで] ==

2018.11.13追記:
第7話を視聴完了。作画はダメなりに安定していて、何だかんだで最後まで走り切りそうな気もします。作画のグダり加減に釣り合わないキャスト陣の頑張りが個人的にはツボ。

今際(いまわ)の際に「やめろ」と宣うコンピュータ(超高度AI)といえば、ボトムズのワイズマン…(笑)。

ということで、ゲームはやっていないけどユニットの性能予測:
シリアスカ: 近接格闘(汎用型)
エロユウ: 近接格闘(パワー型)
奈々: 遠距離支援(キャノン)
みあ: 遠距離支援(マシンガン)
クロエ: 情報戦(アシストAI付き?)※戦闘能力詳細不明

ここまで出てきたフラグメント(パラレルワールド)の中ではこの6、7話前後編が一番面白かった気がしますが、あの世界の明日架が最終的にどうなったのかはちょっとモヤモヤします(笑)。

2018.12.18追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。自分は悪くないと周りに思ってもらうために「自分のために泣く」って実はけっこうあるような…。

第11話で優の手がとてつもなくデカくなっていたりとか作画の微妙さは擁護できないところもあるんですが、破綻レベルにはならずに全話走り切りました。ギリギリセーフといったところ。

「フラグメント」については『STEIN'S;GATE』の「世界線」や『Rewrite』などでも似たような概念が出てくるので理解は容易ですが、「黄昏」については良く言えば考察のし甲斐があり、悪く言えばわかりにくい感じでした。

肝心のストーリーの方は中盤~終盤は結構面白くて、なんだかんだで毎週楽しく観ていた気がします。なお、観るのには意外と頭を使うのでながらでの視聴はお勧めできません。

本作品では違うフラグメントの「同一人物」については違う演技が要求されていたと思うので、声優陣にはなかなかに大変だったのではないかと思います。特に土宮明日架/アスカ役の黒沢ともよさん、おつかれさまでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 50

いぬわん! さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

え~キャラ絵よくないなあ。キャラクター原案、桂正和って嘘でしょ!

 Gyaoにて、無料でフライング1話視聴。

 物語は面白そうなんですけどね。キャラ絵が所々「ん?」ってな箇所が気になりますね。動きも同様です。

 アニメ制作を担当しているのは、ダンディライオンアニメーションというCGアニメを得意とする会社らしいですが、CGでキャラの表情を描くのは難しいのでしょうか?冒頭の風でそよぐ髪が、ズラに見えてしまったり。1話からこれでは、物語に入り込みにくいですね。

 SF設定は山本弘さんなので、期待しているのですが。

 しばらくは様子見、と言う感じです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

67.5 8 コミカルで変身なアニメランキング8位
あそびにいくヨ!(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (726)
4650人が棚に入れました
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが…エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

声優・キャラクター
田村睦心、伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜、井上喜久子、豊崎愛生、寿美菜子、堀江由衣、平田宏美、野水伊織、石塚さより、渡辺明乃、門田幸子、高垣彩陽

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女性キャラと沖縄の風景が開放的で眩しいです。

宇宙人とか、いろいろな組織が入り乱れるバトルラブコメ。
というよりか、「あそびにいくヨっ」って軽いノリで、女性キャラの姿態を楽しむアニメです。

ストーリーにはノーコメント、ラストにはビックリです。
猫耳巨乳宇宙人と眩しいくらい明るい沖縄の風景が印象的。
それに、かな恵えちゃん、戸松っちゃん、花澤ちゃんのトリプルヒロイン声を堪能です。

おまけOVAは驚きのノッタリ感。
あそびまくって、最終的に女性陣全裸とは。
素肌がやたら眩しいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

宇宙人×猫ミミ×しっぽ×巨ぬー×伊藤かな恵。  んで、このキャラが発情期らしいwwwwww

全12話。
OPスフィア。
ナレーションあやひー。
伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜のハーレム展開。
巨ぬーアニメ。
ゲーム・漫画の派生あり。


以下感想
ふと思い立ったら見てしまうおっぱい枠ヘ(°∀°ヘ)
いや、違うんだ今回は!
『伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜のハーレム展開』
これこそがこのアニメの真骨頂だろう。うん、きっとそうに違いないv

まずヒロインが宇宙人。
その宇宙人が猫耳・しっぽが生えてて可愛くて巨乳でちょうど発情期。
ヾ( ゚∀゚)ノ゙アリエネー
ハーレムものよろしく、女の子の好き好きビームをオート防御している超人的鈍感ヤロー君を主人公に配置し、
その巨乳宇宙人と、どっかの軍組織っぽい組織に追放された地球人で同級生の女の子2人と4人で一つ屋根の下で暮らすハーレム。
このツッコむ気すら起こさせないご都合SF展開は、まあお約束(´ω`*)

シナリオの中身は…まああってないようなもので…w
とりあえずシナリオの見どころ2点。
①地球人のまなみちゃん(花澤香菜)は主人公と幼馴染。この子は小さいころから主人公が好きだったけど、一度は諦めた。この自分への嘘の描写はなかなかの見どころといえるんじゃないでしょーか。
でも、最終回で脱臼クラスの激しい肩すかし食らいましたがwまあ、ね!
②未来型お手伝いロボットが言葉を使えたら、問題が起きる。というメッセージ性を少し感じたということ。このアニメではお手伝いロボットが出てくるけどほとんど言葉を話せないロボット。
命とは、文明とは、みたいなところ。これについては作中で回答は無かった…はずw自分でなんか感じて下さい的な感じでした。なんかあったら教えて下さいましvまあ、そんなに興味はないがな!


とりあえず、予定通り声優とハーレムとおっぱいで満足しましたww(*^~^*)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

おきなわに あそびにきた うちゅうじん

原作ライトノベルは未読。

南国の解放的な気分は時に外しちゃヤバそうなネジまで外して
派手に弾け飛んでしまいますがw
本作はまさにそんな雰囲気の作品でしてw

沖縄の少年の元にネコ耳宇宙人・キャーティア星人の巨乳娘が転がり込んで来て、
少年宅はにわかに臨時大使館に指定されて……。
といった話のとっかかりからして既に地球の常識など通用しませんw

そこからSF、ミリオタ、ラブコメ、ロボット愛などが、
追求度高めで暴風雨の如く超展開♪

そして何故だか意味不明ですが、このアニメやたらと脱ぐ!(笑)

水着回だの、温泉回だの……そんな概念とかないですw
例えば何で{netabare}猫耳娘たちがサウナに入って談義しているのか?とか、
何で美少女スパイがすっぽんぽんで銃撃戦しているのか?{/netabare}とか、
いつでも唐突に勃発するポロリや全裸に対して、
脈絡とか考えていたら精神が持ちませんw

だからと言って単にふざけただけの作品かと言えば、そんなこともなく、
SF設定や銃火器の描写など、骨格はしっかりしており、
それらの諸設定がラブコメの波動とも共存できるよう
構成も結構バランスが取れていて、なかなかに侮れません。
十分な知識量(オタ成分量)を誇る実力者が全力で発散した。

そしてそれをCV伊藤かな恵さん、花澤香菜さん、戸松遥さんのヒロインズによる、
鈍感少年主人公争奪戦を軸とした豪華キャスト陣が応えた。
ついでにOP主題歌スフィア。

等々、本作は色んな意味で高度な?ハチャメチャ・エンタメ作だったと思います。


見ていると猫耳娘たちがもたらす、
脳みそが溶解しそうな程の平和ボケ?なほんわかムードも、
{netabare}過度の対立を回避するキャーティア星人の歴史と知恵がもたらした、{/netabare}
意味があって蕩けているムードであると理解できて、
結構、首肯できる深さもあったりします。

ふと人間同士の外交って面倒臭いな……
との堕落した着想がのぼせた脳裏に浮かんで来ました。
豪奢な迎賓館で、正装で、儀礼に則って、
その前に認識の共有などの整理が会合の必須条件で……。
などとチマチマ外交やってるのが本作眺めていると馬鹿馬鹿しくなって来ます。


あそびにきました とまりにきました。


もう、それでえーやないかと。


と言うより、本作の透き通った沖縄の青空、ハイビスカス、三線の音色……。
それに加えて例えば{netabare} スクール水着姿で、
日本政府に国交を迫る猫耳娘たち(笑)などを見ていると、
折からの猫耳教団からの洗脳も相まって、{/netabare}
全てがどーでもよくなってきますw


宇宙のみんながバカンス気分に浸れば万事が丸く収まる♪
心身の余計な重荷など全て脱ぎ捨てる解放感を共有できれば、
ハッピーになれるアニメ。

視聴の際は、是非、頭を空っぽにして、
あそびにきた猫耳娘たちと同じ悟りの境地に至って欲しいと思います♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

56.5 9 コミカルで変身なアニメランキング9位
美少女戦士セーラームーン Crystal(クリスタル)(Webアニメ)

2014年7月1日
★★★★☆ 3.1 (173)
834人が棚に入れました
原作:武内直子、監督:境宗久、シリーズ構成:小林雄次、、ももいろクローバーZ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンポよくあっさりしたリメイク。

名作の「美少女戦士セーラームーン」を
ギュッと濃縮して26話であっさり観られる。

テンポが良くて話もスムーズ。
1部:ダーク・キングダム編と
2部;ブラックムーン編が味わえます。
視聴中「話が進まない!」等のストレスは皆無。

作画は比較的綺麗な気がする。
セーラー戦士のお顔がシャープで鋭い(刺されたら痛そう)AGO(顎)と
小顔×大きな瞳で女の子の憧れと象徴そのもので「コレジャナイ感」が出てるけど気にしない(適当)

私が生まれた頃のアニメなので、セーラームーンのアニメ自体そこそこ観ていましたが全部は見ていなくて一部分のみだったので話自体よく知りませんでした。

母と兄がファンだったらしく、家を探すとレア?なセーラームーンの着せ替えのお人形(危うく、おままごとよりゲームや外遊びが好きだった小さい頃の私の悪戯の餌食になるところだった)やコミックスが出てきます。

深く観たいならリメイク前のを。
あっさり大まかでも良いから観たい方や
懐かしいものを新しくリメイクしたものが観たい方はオススメです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン!月に代わって、お仕置きよ!」

1992年から少女漫画雑誌「なかよし」で連載されていた
人気漫画のアニメがリメイクされて登場!

自分もギリギリのセーラームーン世代で、
当時は漫画もアニメも見ていた覚えがあります^^
(内容は全く覚えていませんでしたがw)

本当はリメイク前のアニメを観たいと思っていたんだけど、
残念ながらレンタルショップには置いてなかったのでこちらを視聴。

1期「ダーク・キングダム編」
2期「ブラック・ムーン編」
全26話です。


● ストーリー
月野うさぎ(つきの うさぎ)はドジで泣き虫な中学生の女の子。

額に三日月の模様を持つしゃべる猫・ルナと出会ったことをきっかけに、

セーラー戦士として街の平和を守りながら
「幻の銀水晶」と「月のプリンセス」を探す指令を受ける。


設定は時代に合わせて変えられているところもあれば、
(携帯電話を使うところなど)

普通に考えるとツッコミどころ満載な設定がそのまま残っているところも。
(意図的なギャグよりもこっちの方が笑えますww)

ストーリーは少しダイジェストで駆け足な印象は受けましたが、
設定が凝っていて面白かったです^^
十分見ごたえがありました♪


仕事の先輩にものすごく髪の長い人がいまして。

本人から直接聞いたわけではないですが、
のばしている理由は「セーラームーンになりたいから。」らしいのです。
(50代のおばちゃんなのですけどね。)

そういや確かに時々ツインテールにしてるわ…と
衝撃を受けた覚えがあります。笑

そんなふうに、いまだに世の女性を虜にし続けるセーラームーン。
やはりそれだけの存在感には理由があるわけです。


≪ すべての乙女に捧げる、愛の戦士の物語 ≫

かわいい衣装に変身し、
強い心を持って悪と戦い、

信頼できる大好きな仲間が傍にいて、

ピンチの時にはヒーローが登場してかっこよく助けてくれて、
その正体はちょっと口は悪いけどイケメンの気になるあいつで、

{netabare} お姫様の生まれ変わりで、
愛する人と再び出会って恋に落ち、 {/netabare}

弟は小生意気なかわいい小学生。

……ツボを押さえすぎ!!!(興奮)

さすが少女漫画といいますか、
乙女の憧れや夢がふんだんに盛り込まれています。

これは憧れちゃうよね。
私も憧れます。

女の子の永遠の憧れ、それがセーラームーンなのです。


● キャラクター&声優
主人公のうさぎ以外は新しいキャストです。

昔を覚えていないので違和感は全然ありませんでした。
(アルテミスのおじさん声だけはなかなか慣れませんでしたがww)

声優さんも聞いたことある人ばかりで豪華ですし^^

昔は亜美ちゃんと美奈子ちゃんがかわいいと思っていて、
まこちゃんとレイちゃんのかわいさが全然わかりませんでしたが、

今では全員のかわいさがわかるようになりました^^


さて、今回特別に触れたいのは本作のヒーロー、
タキシード仮面こと地場衛(ちば まもる)です。

うさぎが女の子にとって永遠の憧れならば、
まもちゃんは女の子にとって理想の男性像です。

かっこよくて、頭が良くて、優しくて、ピンチの時には必ず守ってくれる。

うさぎがメロメロになるのも当然ですね。
私も昔はメロメロでしたww

今回何が驚いたって、まもちゃんって高校生だったのですね。
あの色気で高校生って…(;゚Д゚)

上半身裸で目覚めたり、
高層マンションに1人暮らしだったり、
妙に大きいベッドだったり、
いやもう高校生って設定やめようよwwと何度も言いたくなりましたww


● 音楽

【 OP「MOON PRIDE」 / ももいろクローバーZ 】

「ムーンライト伝説」に勝るものは
期待できないだろうと思っていました。

しかし、そんな私の考えを
良い意味で裏切ってくれたのがこのOP!!

「紅蓮の弓矢」などを手掛けたRevoが作詞・作曲を担当。

元祖の名曲に負けない魅力をこの曲も持っていると思います。
非常に気に入りました^^

歌詞がかっこいい♪

これで歌唱力が良ければもっとよかったのだろうけど…(ごにょごにょ)


【 ED「月虹」 / ももいろクローバーZ 】

EDはしっとり系の曲。
これはこれで好きです。

過去にもセーラームーンの曲(「タキシード・ミラージュ」など)を
書いていた小坂明子さんが作曲。

そして作詞は原作者の武内直子先生なのです!

「白薔薇 sumire」という名義だったので、
調べてみて初めて知りました。


● まとめ
懐かしくもあり、
大人になって観ることによる新しい受け止め方もあり、

全体的に楽しんで視聴することができました^^
ああ、でもやっぱり昔のアニメも観たいなあ。

3期「デス・バスターズ編」も2016年春から放送が決まっており、
こちらも楽しみです♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドラマチック&ロマンチックを具現化した、望外の「原作準拠」リメイク良作

お待たせしました。
みんな大好き“美少女戦士”アニメの紹介レビューです。

といっても、旧作の方は全5期200話もある大長編で、制作時期の古さ(1992年3月~1997年2月)から来る作画・演出の陳腐化に加えて、当作が空前の大人気作となってしまったことから来る追加に次ぐ追加エピソードの嵐で、まるで「過食症でブヨブヨに太ってしまった(もと)美少女(※ただし素材は抜群に良い)・・・」みたいな様相を呈してしまっていて、当作の名高さに惹き寄せられて、「さぁ、これから『セーラームーン』とやらを視聴してみようか・・・」と意気込む熱意溢れる方々に、旧作を素の状態で紹介するのは、いたたまれない気持ちになってしまいます。

・・・と、そう思っていたら、「需要あるところに供給あり」なのか、既に2014年から2016年にかけて、本シリーズの最初から、その“肝(きも)”である第3期(デス・バスターズ編)までが、確りと現代のアニメ技術でリメイク(再制作)されているではありませんか!

いやぁ本当に日本(このくに)に生まれて良かった・・・。

ここでわざわざ、レビュー・タイトルに「原作準拠」と表記しているのは理由があって、旧作アニメの方は、必ずしも「原作マンガ」に忠実な作品ではない(かといって原作からかけ離れた作品という訳でもない)・・・という、ちょっと微妙な関係にあり、もう少し詳しく書くと・・・

(1) 原作マンガの雑誌連載期間は、1992年2月-1997年3月
(2) 旧作アニメのTV放送期間は、1992年3月-1997年2月
(3) ということで、原作マンガと旧作アニメとが、ほぼ同時進行しており、アニメの方は原作者(武内直子氏)から事前に提供されていた原作マンガの設定(世界観や人物設定など)やプロット(具体的に作品として描かれる以前の粗いシナリオ原案)をなるべく尊重しつつも、独自の追加設定や追加エピソード、さらには改変設定・改変エピソードまでをアニメ化に際して大量に導入している。
(4) 中には、原作マンガの設定やプロットが固まる迄の繋ぎとして、完全アニメ・オリジナルで企画・制作されたパート(第2期(セーラームーンR)序盤の「魔界樹編」と第5期(セーラースターズ)序盤の「ネヘレニア復活編」)まである。
(5) その結果、旧作アニメは、原作マンガの世界観やシナリオを大筋ではちゃんと受け継いでいるものの、余りにも当時のアニメ制作者やスポンサーの商業上の打算に都合よく利用されて、現代の目から見て、既に陳腐化してしまい改めて観るだけの作品価値を毀損してしまっているパートが多くなり過ぎている。

※具体的にいうと、
<1> 第1期の場合、原作に準拠した新作ならば14話で収まるところを、旧作アニメでは延々46話にわたって制作・放送されていた。
<2> 第2期の場合、同じく新作では12話で収まるところを、旧作アニメでは延々43話にわたって制作・放送されていた。
<3> 第3期の場合、同じく新作では13話で収まるところを、旧作アニメでは延々38話にわたって制作・放送されていた。

・・・ということで、新作の方は、旧作アニメの最大の問題点である「シナリオの本筋に全然関係ない膨大な水増しエピソード」をゴッソリ削り落とし、なおかつ旧作にあった原作マンガからの改変設定・改変エピソードも綺麗さっぱりリセットして、その結果、旧作では第1-3期併せて127話もあったところを、原作に忠実なスリムでリーンなシナリオの作品に仕上げることで、第1-3期併せて39話の作品へと比較的視聴負荷のかからないものに生まれ変わりました(※ 39/127=約30% にサイズダウン)。

いやぁ本当に良かった。

・・・そう思って、本サイトでのこの新作アニメの評判をチラっと確認してみたら、あれれ???散々な評判ではありませんか。なぜこうなった???

この新作、何が評判悪かったのか?というと、一言でいってCGで制作されたらしいヒロイン(月野うさぎ)の変身後の決めポーズの「コレジャナイ」感が強すぎたのです。
旧作の決めポーズの「可愛い格好いい」感が全然でていない、というか、いかにもCGっぽい不気味で無機質な表情でビシッと決められてもなぁ・・・。
※この大失策には制作側も遅ればせながら気付いたようで、シーズンⅢからは、ナチュラルな手書き?っぽい決めポーズに改められています。

それ以外の、この新作への悪評については、もともとのファンの度を超えた旧作贔屓の産物と思って無視すれば十分です。(※そういう人に限って、過度の思い出補正により、旧作の方には4点以上の高評価をつけ、新作の方には3点台の低評価をつけていますが、そういう人は、もともと好きだった旧作の方をこれからもずっと楽しんでもらえればいいのです。)

・・・ということで、これからこの新作アニメの視聴を開始しようと思っている方に、一言だけアドバイス。

CGによる変身パートについては「諦めて下さい」。

あらかじめ、そこだけ諦めておけば、視聴を始めてから失望してしまうことは余りありません。
なんせ、世界観やキャラ設定は、今後このジャンルでは二度と出てこないと思われるほど優秀(※一例として、「セーラー戦士(Sailor Guardian)」が、そのまま「太陽系の守護者(Solar Guardian)」に音便変化しており、それぞれの守護星に応じた能力を確り保持していること等)、かつ、シナリオも飽きる暇がないほどドラマチックな展開の連続で最後まで一気に突き進んでしまいますから。

ももいろクローバーZが歌うOP「MOON PRIDE」も、聴き慣れてくると旧作OP「ムーンライト伝説」に勝るとも劣らない名曲に思えてくるから不思議です。
因みに、この「MOON PRIDE(※直訳すると「月の誇り」)」という印象的なフレーズは、第1期(ダーク・キングダム編)終盤の山場で{netabare}ヒロインが決意を固める流れ{/netabare}に深く関わってくるので、アニメ本編の視聴を始める前に、このOPのミュージック・クリップを何度か視聴して、本作のノリとテーマ(※それから、おまけとして問題のCGの出来具合)に、あらかじめ見当をつけておくのがお薦めです。

ゴメンね、素直じゃなくて。

※以下、期別の内容紹介。


◆第1期(ダーク・キングダム編)

 ⇒ ドラマチック&ロマンチックな堂々の王道展開を楽しもう!

旧作アニメだと、屋上の月型のマークがデカ過ぎて気付きにくかったのですが、新作では、少女たちがセーラー戦士に目覚める時に、その瞳に一瞬映る白銀色に輝く王宮(ムーン・キャッスル)の姿が、フランスの首都パリに実在する「サクレ・クール(聖なる心)寺院」(※パリのモンマルトルの丘に立つネオ・ビザンティン様式のカトリック寺院)の姿を模したもの、とハッキリわかります。
※因みに、シルバー・ミレニアム(銀色の千年王国)の首都の全体像は、同じフランスにある複合修道院施設島「モン・サン・ミッシェル」を模した形に描かれています。

太古の時代の{netabare}月のプリンセスと地球のプリンスの許されざる恋が招いた悲劇と転生の物語、プリンセスの守護戦士とプリンスの守護騎士たちの因縁、そして繰り返される悲劇{/netabare}・・・まるで、西洋の《古典悲劇》の型を踏襲したかのような見事な構成に魅せられる!
よく見ると本作は、各話が、ACT.~ つまり「第~幕」と表記されており、本作が「演劇」を模した(=つまり劇的 dramatic な=波乱に富んだ)シリーズ構成を意識的に行っていること、が明示されています(※原作マンガ(完全版)の各話構成とも完全に一致)

でも、本作が重苦しい作品なのか、というと全然そうではなくて、ヒロイン(月野うさぎ)が「アホの子」だけに抜群の見易さ!

そして終盤の第12話のラストシーンで、本作の視聴開始直後からずっと気になっていた、OP 「MOON PRIDE」の最初の小節{netabare}「MOON PRIDE 貴方の、力になりたい・・・」という言葉が見事に回収{/netabare}される!
これで本作への好感度がさらに上がってしまい、様式美溢れるこの第1期への個人評価は ★★ 4.5 とかなり高くなりました。


◆第2期(ブラック・ムーン編)

 ⇒ 途中から明かされるトンデモ設定を逆に楽しもう!

第2期は第1期に比較すると、さまざまな点で設定矛盾が目立って、どうしても個人評価は ☆ 3.8 と低くなってしまいますが、それでも途中から明かされる稀に見るトンデモ設定に思わず笑ってしまいました。

それにしても、ちびうさを small lady (背の低いレディ)と呼んでいるのは何か変・・・そこは petite lady (幼いレディ)だろ普通、と思っていたら、{netabare}彼女の実年齢が900歳以上{/netabare}って・・・それじゃ small lady で仕方ないのかな?


◆第3期(デス・バスターズ編)

 ⇒ 本作唯一の《神回》を含む超展開!迫りくる世界の終焉に戦慄すべし!

SeasonⅢ(第3期)は、思い切ってキャラクター・デザインが今風に変更され(※キャラデザ担当の高橋晃氏は、スイプリ&ドキプリのキャラデザを本作以前に担当)、第1-2期ではCGの違和感の大きかった変身シーンが滑らかな手書きに改められています。
なお、音楽は何故か1-2期に比べてインパクトがない印象ですが、それでも聴き続けると次第に耳に馴染んでくる良曲だと思いました。

「セーラームーン」シリーズの中でも白眉といえるこの期の個人評価は、★ 4.3 とやはり高くなりました。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       武内直子(『なかよし』1992年2月-1997年3月連載)
シリーズディレクター 境宗久(第1-2期)、今千秋(第3期)
シリーズ構成      小林雄次
キャラクターデザイン 佐光幸恵(第1-2期)、高橋晃(第3期)
音楽           高梨康治
アニメーション制作  東映アニメーション{/netabare}


◆期別評価

(1) 第1期(ダーク・キングダム編) (14話) ★★ 4.5
(2) 第2期(ブラック・ムーン編)   (12話) ☆   3.8
(3) 第3期(デス・バスターズ編)  (13話) ★   4.3
------------------------------------------------------
  総合評価            (計39話) ★   4.3


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

== 美少女戦士セーラームーンCrystal (第1-2期) (2014年4月-2015年6月) ==

 ------------- ダーク・キングダム編 -------------
{netabare}
Act.1 うさぎ -SAILOR MOON- ★ 宝石店事件 ※CGパートは微妙だが展開の速さは◎
Act.2 亜美 -SAILOR MERCURY- ★ 天才少女、クリスタルゼミナール事件
Act.3 レイ -SAILOR MARS- ★ 火川神社の巫女、魔の6時のバス事件
Act.4 Masquerade -仮面舞踏会- ★★ D国大使館騒動
Act.5 まこと -SAILOR JUPITER- ★ 怪力失恋転校生、ブライダルショップ事件
Act.6 タキシード仮面 -TUXEDO MASK- ★ 幻の銀水晶捜し強制事件、セーラーVの影、うさぎ&衛双方身バレ
Act.7 地場衛 -TUXEDO MASK- ★ 衛の過去と目的、洗脳DVD事件、セーラーV見参
Act.8 美奈子 -SAILOR V- ★ 月のプリンセス?、美奈子おびき出し、東京タワーの戦い、衛被弾
Act.9 セレニティ -PRINCESS- ★★ 続き、前世の記憶回復、封印解除(幻の銀水晶出現)、衛奪わる
Act.10 MOON -月- ★ シルバーミレニアムの廃墟と聖剣、クイン・セレニティのメッセージ、四天王とセーラー戦士たちの前世
Act.11 再会 -ENDYMION- ★ 黒エンディミオン(遠藤君)接近、地下指令室の戦い
Act.12 敵 -QUEEN METARIA- ★★ 続き、クイン・ベリルの最期、北極圏へ、プリンセスの誇りと自信
Act.13 決戦 -REINCARNATION- ☆ クイン・メタリア強大化、二つの奇跡、幻の銀水晶の力解放
Act.14 終結そして始まり -PETITE ÉTRANGÉRE- ★ クイン・メタリア撃滅、月の王宮再生、ちびうさ登場 ※ラスト新展開{/netabare}

 -------------- ブラック・ムーン編 ---------------
{netabare}
Act.15 侵入 -SAILOR MARS- ★ 新たな敵、妖の四姉妹来襲(コーアン)、レイ囚わる(紅のルベウス)
Act.16 誘拐 -SAILOR MERCURY- ☆ 邪黒水晶とブラック・ムーン、亜美vs.ベルチェ、亜美囚わる
Act.17 秘密 -SAILOR JUPITER- ☆ まことvs.ペッツ、まこと囚わる
Act.18 侵略 -SAILOR VENUS- ☆ 美奈子vs.カラベラス、過去と未来の幻の銀水晶、ちびうさの願い
Act.19 タイム・ワープ -SAILOR PLUTO- ★ 30世紀へ、時空の番人(セーラープルート)、クリスタル・パレス到着
Act.20 クリスタル・トーキョー -KING ENDYMION- ★ 続き ※結構なトンデモ設定で笑
Act.21 錯綜 -NEMESIS- ★ 暗黒惑星に囚われたうさぎ、プリンス・デマンドの望み、ちびうさ闇堕ち
Act.22 思惑 -NEMESIS- ★ 幻の銀水晶のパワー解放、ブラックムーン城崩壊・脱出 ※面白いのだがシナリオの整合性のなさが鼻につく点は×
Act.23 暗躍 -WISEMAN- ★ 暗黒城の主、暗黒の女王来襲 ※同上×
Act.24 攻撃 -BLACK LADY- ☆ 黒エンディミオン再び、ラスボス来襲、プリンス・デマンド暴走 ※面白いけど展開が色々と雑な点は×
Act.25 対決 -DEATH PHANTOM- ★ 時間停止(プルート禁忌違反)、ちびうさ復活・セーラー戦士化、プリンス・デマンド死亡、デス・ファントムの怨念
Act.26 再生 -NEVER ENDING- ★ ネオクイン・セレニティの目覚め、ちびうさとの共闘(ラスボス殲滅)、未来の自分との別れ、ちびうさ再来訪{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)18、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「MOON PRIDE」
ED 「月虹」


=== 美少女戦士セーラームーンCrystal SeasonⅢ (第3期) (2016年4-6月) ===

 -------------- デス・バスターズ編 --------------
{netabare}
  ^^^^^^^^^^^ OP「ニュームーンに恋して」、ED「eternal eternity」 ^^^^^^^^^^

Act.27 無限1 予感・前編 ★ 天才レーサー&天才ヴァイオリニスト接近、無限学園生徒の先祖返り ※様式美を感じる変身シーンは◎
 ”   無限1 予感・後編 ★ 無限学園潜入、ウィッチーズ5来襲、土萌研究所の少女、謎のセーラー戦士たち
Act.28 無限2 波紋 ☆ 学園の怪集会、ユージアル撃破、謎のセーラー戦士の警告
Act.29 無限3 2人 NEW SOLDIERS ★ ちびうさ&ほたるの友情、学園の怪コンサート、ミメット撃破、ネプチューン&ウラヌス名乗り

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「乙女のススメ」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^

Act.30 無限4 SAILOR URANUS 天王はるか SAILOR NEPTUNE 海王みちる ★ 破滅の神の夢、亜美の体験入学、ビリユイ撃破
Act.31 無限5 SAILOR PLUTO 冥王せつな ★ 土萌研究所訪問、植物園の罠、プルート転生、テルル撃破
Act.32 無限6 3戦士 ★ 外部惑星3戦士の使命と目的、タウ星系からの侵入者、ほたるの体の秘密、シプリン来襲
Act.33 無限7 変身 SUPER SAILOR MOON ★★ 聖杯の力解放(スーパーセーラームーン覚醒)、シプリン姉妹撃破、滅びの戦士(セーラーサターン)覚醒の悪夢、ミストレス9覚醒

  ^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「永遠だけが二人を架ける」 ^^^^^^^^^^^

Act.34 無限8 「無限迷宮」1 ☆ ちびうさ心停止、無限学園突入と罠、マグス・カオリナイト撃破
Act.35 無限9 「無限迷宮」2 ★ 師(マスター)ファラオ90の野望、ダイモン化実験、土萌教授撃破、ミストレス9再出現
Act.36 無限10 無限大―上空 ★ ほたるの戦い・魂消滅、ちびうさ甦生、スーパーセーラーチビムーン覚醒
Act.37 無限11 無限大―審判 ★★★ ミストレス9撃破、師ファラオ90実体化・タウ星系接近、セーラームーン単騎突撃、サーラーサターン覚醒
Act.38 無限12 無限大―旅立ち ★ 沈黙の大鉈(世界の終焉の危機)、うさぎ一瞬メシア化、ほたる転生、後日譚(高校進学、ラスト新展開へ) ※ED「eternal eternity」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)1、★(良回)9、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


◆(※参考)続編情報

昨年6/30に、第4期(デッド・ムーン編)が、劇場版(前・後編)として制作されることが公式サイトで発表されています。
シリーズディレクター(監督)は第3期と同じ今千秋氏。公開時期は未定。

(2018.12.14)旧作レビューをUP

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

71.2 10 コミカルで変身なアニメランキング10位
恋は世界征服のあとで(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (185)
578人が棚に入れました
説明しよう! 世界平和を目指すヒーロー戦隊「ジェラート5(ファイブ)」のリーダー・相川不動(あいかわふどう)と、世界征服を目論む秘密結社「ゲッコー」の戦闘員リーダー・「死神王女」こと禍原デス美(まがはらですみ)。 宿敵同士の彼らには、組織の壁を越えた深い因縁があったのだ・・・!! 実はこの二人・・・付き合っているのである! 世間や仲間に公表せずに内緒の交際を始めた二人。 でも、恋愛初心者のピュアな二人にはすべてが新しいことだらけ。 バレたらそこで試合終了な禁断のラブコメが、始まっているのである
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

イチャイチャはみんなを撒いた後で

【紹介】
敵同士だから誰かが見ている前では全力で戦うふりをして、誰も見てないところでイチャイチャするギャグラブコメ

【感想】
コメディアニメとしては雰囲気が良くていいアニメだと思います

真剣なシーンでもなんかギャグになってしまって絶妙にちょっと笑える感じ、メイン二人だけでなく周囲のキャラクターの恋愛模様も面白い
ツッコミどころしかないので、ラブコメというよりギャグアニメとして見たほうが楽しめるかも

【ラブコメとしてはもう少し頑張ってほしかった】{netabare}
ラブコメとしてはちょっと物足りないです
まず二人がいきなり付き合ってるのはいいとしても、その割に二人の立場以外はかなり健全なお付き合いだし、終盤になっても二人のラブコメを掘り下げずにドタバタやってたりして期待していたほど恋愛は盛り上がらないです、2期前提でまだまだこれからということでしょうか?

キャラクターは魅力的でデス美はかわいくていいんですけど
禁断の関係にしては二人とも真剣に隠す気がなく、むしろ障害が多い恋に酔ってる感じで緊張感ないし
強大な悪の組織って言っても気のいいキャラばっかりなので罪悪感も少なそうだし
会いたいのに会えない、イチャイチャしたいのにできないっていう悲壮感や焦りみたいなのがない
ばれて面白くなりそうと思ったら二人の間に割り込もうとするわけでもなくてむしろ協力してくれちゃうし

禁断の関係って言いながらどこかいつでも会えるって安心しきっているように見えるんですよね
遠距離恋愛とか禁断の関係って二人で会える時間が貴重だから二人とも会いたい気持ちが抑えきれなくて大胆になるイメージがありますので
たぶんたまに会えた時はかなり積極的に距離詰めようとすると思うんです
ラブコメ的には「もう会えないかもしれない」って常に危機感を持ってたほうが面白くなると思う

でも面白かったので良かったです!
{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
この作品の一番の魅力で、いいキャラクターが多かったですし、キャラ同士の掛け合いが楽しい

デス美さんが可愛い!
どのキャラも見た目通りの中身ってことはほとんどなくて、それぞれのキャラの意外すぎる一面の見せ方がいい

ただ一部のキャラの掘り下げが不足していて、1クールでうまくおさめることができなかったように感じました {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

そらジェラートは甘いよ

原作未読

戦隊レッド♂と悪の軍団リーダー♀のロミオとジュリエット的な恋物語。
…を想像してみたらちょい違います。敵対属性の禁断の恋と思いきやさわりだけのプロレスですね。
ゆるくなった分コメディ要素に振り切るかと思いきやそうでもない。設定や世界観がヘンなだけでキャラはまとも。ギャグを回すには役不足。
というわけでラブですねラブ。主役のカップル二人が第一話でソッコーくっつくのであとは周辺環境を適度なスパイスにして二人のイチャコラを楽しむ感じ。好感度高い二人で嫌な感じはしません。
立木文彦氏のナレーション。オーイシマサヨシ楽曲に田村ゆかり女史フィーチャリングとツボを押さえてる点も見逃せません。

月刊少年マガジン連載です。アニメ化したもの含め連載作品はまともなラブコメが多い。転じてぶっ飛んだ頭おかしいラブコメしかやらないのが週刊少年マガジン(偏見)。同じ講談社だし月マで週マみたいなのやってみたけど育ちの良さ(偏見)が隠せない。そんな印象の作品です。

キャラ分布。まずは正義の戦隊側から。

【正義のヒーロー戦隊“ジェラート5”】
 相川不動/レッドジェラート(CV小林裕介):主役。筋トレマニアでお察し。
 王子野隼人/ブルージェラート(CV興津和幸):イケメンナンパ師。
 神宮寺美咲/イエロージェラート(CV稗田寧々):唯一の成人。大人のお姉さん。
 有栖川ハル/ピンクジェラート(CV日高里菜):最年少ツインテロリ。序盤のキーマン。
 轟大吾/グリーンジェラート(CV間島淳司):寡黙。ガヤな面々の中でパランス取ってる感じ。

 ビッグジェラート博士(CV茶風林):役どころや立ち回りは説明不要ですよね。

なかなかの定番ぶりです。対する悪の組織はやや複雑。

【秘密結社ゲッコー】
 禍原デス美/死神王女(CV長谷川育美):主役。なんというか素直。そして天然で最強。
 魔島忌々/魔獣王女(CV花澤香菜):ガヤ。いろんな背景があって死ね死ね団的役回り。
 黒百合凶子/鋼鉄王女(CV金元寿子):黒髪ストレートメガネの優等生。…が乱れるところ見たい。
 乱乱/断罪王女(CV桃月なしこ):塩対応ショート。ゲッコーのロリ枠!?
 宝条闇奈/灼熱王女(CV佐倉綾音):ギャル。そして当然のようにデス美を偏愛。
 三途川鬼羅/鮮血王女(CV沢城みゆき):唯一の成人。大人のお姉さん。

 ボスラー大総統(CV杉田智和):他のキャラがキツイのでほぼモブ。

対する悪の組織は“○○王女”シリーズだけで一名多い。さらに“○○王女”の上位層“○○怪人”も合わせるとこっちのが多士済々。王女たちを中心にお話が回っていくのと通り名で呼び合うものですからデス美以外は本名覚えてません。そして両者とも高校生主体です。世界を救ったり征服したりする行為がバイト感覚だというゆるさが通底しているのはもちろんのこと学生生活も描かれるのでした。

ロミジュリ的な禁断の恋には遠く及ばず
ギャグで振り切るにはキャラのアクが弱い
普通のラブで見るには設定・世界観がおかしい

そんな中途半端さを越えたところで主役カップルのやり取りが微笑ましい一品。
■不動くん
“好き”な感情が素直に出てくる言動の数々。迷いなく相方を肯定する一言を放てるってなかなかできません。これ付き合ってる女子側からみたら有難い話です。「相手を駄目にする」ってことなくもないでしょうがこれに縛られた男子の多いことよ。女性は何をやっても許されるのです(持論)。そんな持論はともかく、彼女にとってもそれが必要なことであったとわりかしきちんと描かれていましたよ。
■デス美さん
良い出会い運命の出会いに近いもんだったかと。仕草や見た目がどうというのもありますが、これまで良くも悪くも周りの評価に沿った行動をしてきた彼女が自我に目覚めて取り戻す物語と見えなくもない。物語がシリアステイストではない分ドラマ性に欠けますけど共感を得やすいヒロインになってたと思います。かわいいに+αがありましたね。


総じて視点の置きどころに迷う短所はありますが、それでも離反しないのは二人に救われたとこ大いにあったからです。声優さんの配置も適材適所。作画も曲も頑張ってて見やすかったです。



※無駄話

■気になったとこ

1.ラスボス怪人
{netabare}田村ゆかりさんということでオープニング回収。初めての共同作業で恋路も回収。最終回だけ戦隊もの色強いのはもはやネタ。{/netabare}


2.筋トレマニア
{netabare}…設定のわりにはダンベルアームカールのみでそれだけじゃ上腕二頭筋しか鍛えてねーじゃんとつっこみ交じりで鑑賞。だがしかし断罪王女のレッド変体を見破ったデス美の一言。

 {netabare}「上腕二頭筋が一回り小さい」{/netabare}

ここに深い愛を感じたのは私だけでしょうか。{/netabare}


3.筋トレマニア2
{netabare}「○○香る△△の戦士」。枕詞の○○は各々、ストロベリー(レッド)、ソーダ(ブルー)、イエロー(レモン)、ピーチ(ピンク)、ピスタチオ(グリーン)でした。色に合わせてハメただけでしょうが、ブルーとグリーンには妥当なフルーツがなかったんでしょうね。グリーンを抹茶なんかにせず良質な脂質であるナッツ類ピスタチオと糖質制限する際の必須品目を持ってくるあたり芸が細かい。お茶は利尿作用大で体内の水分無くなりますからね。もう一つのブルーはトレーニング関係なく夏の風物詩だからって理由かしら。夏祭りの夜店や海の家でのブルーハワイやラムネは非日常感あり。誰がなんと言おうと夏はナ○パの季節だからキャラにも合う。{/netabare}


4.ラブで締め
{netabare}下の名前で呼ぶのに四苦八苦するラブコメ定番の逆を行き、最後の最後で「死神王女」「レッドジェラート」と通り名で呼び合う二人がなんか良かった。ヘンテコ設定・世界観のなかでわりと常道を進んでいたのを評価してましたけど最後にひとひねり。
イタリアのジェラテリアあたりだと好みのフレーバー選んだ後に一言「con panna」と申し添えると生クリーム追加してくれます。パンナコッタのパンナですね。最後に甘みの追加。ごちそうさまでした。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

天体戦士サンレッドとは対極の戦隊物語

<2022/4/8 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
原作は月マガのようです。
未読。

あまりにバカバカしくて①話見ちゃいましたww
バカップルな空気感は「リケ恋」に近いかな。

今季のノンストレス枠かも

<2022/4/20 追記>
2話見ました。
ウブなバカップルって定番だけど上手くやると良い感じの作品になりますよね。
そう。
2話良い感じでした。

そしてデス美が可愛い。
今季ではSPY×FAMILYのヨルと双璧かも。

あと愛猫「ヘル子」
声はM・A・Oさん

戦隊モノって46作あって、自分はそのうち10作ぐらいしか見たことないのですが。
海賊戦隊ゴーカイジャーは全話見ました。
なんか好きで見てましたね。

そして、M・A・Oさんはゴーカイジャーの1人、ゴーカイイエローの人。
声優に転身された時は少し驚きましたが、まさかそこからここまで売れっ子声優になるとは!
なんか感慨深いものがあります。

<2022/5/29 追記>
8話まで見ました。
灼熱王女が君嘘の椿に見えて仕方ないのは気のせいか?笑

半分過ぎたので中間評価点付けました。
なんだかんだ面白いので4.2です。
あとOP曲よろし
特に安元さんVer.がよい

<2022/7/20 追記>
リアタイで見終えました。
面白かった。

結構お話し膨らませられるもんですね。
最終回はオチ分かりきってるのに燃えてしまいました!
OP曲が予想通りの良いところで掛かってテンション爆上がり♪

デス美が素朴な感じで可愛い(くてコスチュームがやらし)いのと、不動がアホなまでに誠実なところの食い合わせが良かった。
ナイスカップリングでございます。。

そして「愛しさよ」とか不動のフレーズは日常生活でもいろいろ使えそう

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

81.1 11 コミカルで変身なアニメランキング11位
カードキャプターさくら さくらカード編(TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (723)
4441人が棚に入れました
木之本桜は友枝小学校5年生の元気だけが取り柄の女の子。そして魔術師クロウ・リードが創ったクロウカードの主である。今日から2学期、さくらのクラスに転校生の少年・エリオルが紹介された。さくらは彼になんとなく懐かしいような印象をもつ。「初めて会った気がしないなぁ」そうつぶやいたとき、「僕もですよ」と言いながらエリオルが現れた。それをイライラしながら見ている小狼と、楽しそうにビデオ撮影している知世。クロウカードが集まって平穏な日常が戻ったかに見えたが・・・。 ある日、友枝町に不思議な雨が降った。さくらはクロウカードでこの雨を静めようとしたが、なぜか封印の鍵が杖に変わらない!

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

歌うように奇跡のように 想いがすべてを変えていくよ きっと 驚くくらい

1999年~2000年に放送されたカードキャプターさくらの3期 全24話

木之本桜 CV丹下桜 ケルベロス CV久川綾 大道寺知世 CV岩男潤子
李小狼 CVくまいもとこ

クリアカード編からほんの少し女の子らしく成長したさくらの新たなる活躍が描かれる直接の続編です。

お堅いNHKですから人気が出ようと制作費の変化は無いようですので、
製作側の情熱が作品の出来に反映されやすいです。

まずOPをフルコーラスで聞いてください。
アニソン史上に残る傑作「プラチナ」作詞 岩里祐穂 作曲 菅野よう子 歌 坂本真綾
現在ネット上には上がっていないようですので、真綾さんのベストをレンタルするか、アマゾンでダウンロードがベストです。
これはもう完全に大人向けにシフトしています。

さくらも流されるだけのお人形ではなくなり、思いやりと勇気そして使命感で戦う少女に変わっています。
女の子が恋をして大人になる一瞬手前の不思議な空白の時期。
それをファンタジックな手法で描いた作品だと思います。

この先に何があるか分からない不安と期待が作品全体を覆っています。
さくらカードはあらかじめ用意されたものでは無く、さくらという少女が居た証し、
さくら自信が作り出していくものです。

1,2期と比べて少しですがヒロイック性を帯び、
さくら達を翻弄するようなキャラが登場して物語性が増していくのが分かります。

視聴者は1期と2期のあいだ頃に「劇場版カードキャプターさくら」
3期の後に「カードキャプターさくら封印されたカード」を見ることによって、
この物語を味わうことが出来るでしょう。

それは、アニメ史上最も可憐で、優しく、強い心の少女「木之本桜」の、
知世ちゃんしか知らない、秘密の成長物語です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

突如現れた謎の転校生…めざめた星の鍵…再びさくらがカードキャプターとして出動する!

この物語は「カードキャプターさくら」の2期に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

クロウカード編では、カード収集の長い道のりと最後の試練を乗り越えて、ようやくカードの主として認められるようになりました。

これまで身の回りで様々な超常現象が起こっていたのはクロウカードが世に放たれてしまっていたから…
だから、カードを全て回収した今、もう身の回りで不思議な事が起こる要因は排除された筈でした。
ところが、超常現象は全て収まっていた訳では無かったんです。
きっかけは友枝町に降り続いた長雨…
隣町では星が見える夜空であるにも関わらず、友枝町だけに雨雲が停滞して雨がやむ気配は一向にありません。
そう、この雨はとある人物によって仕組まれたことだったのです。

桜は、クロウカード収集時と同じようにカードで雨雲を晴らそうとしたのですが、クロウカードは桜に反応しなかったのです。
それはクロウ・リードが作り出したクロウカードだったから…
そう、正式なカードの主となった桜はクロウカードを使い続ける事ができなくなっていたのです。

クロウカード収集時の最後の試練で現れた桜の属性は星…
従って、クロウカードを自分の属性に合致させる必要があったのです。

「クロウの作りしカードよ 古き姿を捨て生まれ変われ 新たな主 さくらの名のもとに」

こうしてクロウカードをサクラカードに変えていく「サクラカード編」の物語が動いていきます。

このサクラカード編を視聴すると、最初に妙な違和感を感じると思います。
別に桜やリ・シャオランが手を抜いている訳ではありませんし、桜の周りの人もこれまで通り一生懸命桜を支えています。

それでも払拭できない違和感…一言でいうと、桜たちが対峙しているのは「理不尽」なんです。
クロウカードをサクラカードに変える…
言うのは簡単ですが、遂行し続けるのはとても難しいことです。
なぜなら、カードを変換するには自身の魔力を注入しなければいけなかったから…

小学校5年に進級したとはいえ、桜はまだまだ子供…
生成できる魔力、蓄積できる魔力は、例えばどんなに素質があったとしても限界があります。
更に悪循環の根源になっているのは、桜自身が自分の限界を知らないこと…

クロウカード編を視聴した人なら、きっとこれだけでピンとくると思います。
桜は頑張り屋さんなんです。
どんなに苦しくても人に笑顔を見せる女の子なんです。
だから誰かの為に自分を追い込むのは、彼女にとって造作もないこと…
誰かがセーブしなかったら、きっと自分の全てを投げ打つのも厭わない女の子なんです。
でもそんなの誰も望んでなんかいません。
だからこそ、もどかしさを感じるんですけどね…

クロウカードをサクラカードに変える…
桜は自分の魔力を代償に、少しずつ使えるカードが増えていくのは目標でもありますし、彼女にとってきっと良いこと…
ですがカードの性質そのものを変えることの代償…これを当事者が見抜くのはとても難しかったと思います。
何故なら、変化が目に見えないから…

AがBになる、或いは大きさが半分になる…
こうして見た目が大きく変わってしまったら絶対に気付いたと思います。
でも世の中の変化って、目に見えるものばかりではありません。

きっと最初に異変に気付いたのは本人…
でも何の確証も無いので、いたずらに人を心配させたくないから口をつぐむ…
そのうち異変に確証が持てても一度つぐんだ口が開くことはありません。
だって、自分の大切な人に自分の事で心配かけたくないじゃありませんか…

敏感な人ならここで異変に気付く人がいてもおかしくありません。
桜の周りに敏感な人が居なかった訳でもありません。
あともう一歩踏み込めば繋がるラインを徹底的に第3者から踏みにじられ続けましたから…
やっぱりここで感じるのも「理不尽」なんですよね。

でもこのサクラカード編はたくさんの理不尽でモヤモヤするだけの作品ではありません。
時間を積み重ねにより、これまで見えなかったモノが見えるようになって…
これまで気付けなかったことに気付けて…
自分の気持ちに嘘をつかず、ありのままを伝える事の大切さと勇気を知って…
この僅かな時間の中で、みんなの心の成長は著しかったのではないでしょうか。

これまでこの作品は圧倒的なまでに「桜推し」で視聴していました。
でも、このサクラーカード編を視聴して、私の中で桜の次点はリ・メイリンになりました。
彼女の真っ直ぐさはとても気持ちが良いです。
彼女が真っ直ぐでいられるのは自信があるから…
そしてその自信を持つための鍛錬を決して怠らないから…
何に対しても絶対に逃げない彼女…
自分の信念と信条と笑顔を貫き通して…それ故に溢れた涙が止められなかった知世の家での1シーンは私も思わず貰い泣きでした。

失ったモノはゼロではありません。
以前のカード収集時より崖っぷちに立たされた桜たち…
どんなに傷付いても、どれだけ痛みを伴っても…所期の目的を完遂させようと必死にもがく桜たち…
彼女たちの雄姿が気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

2クール全24話の物語でした。
1期より物語自体はコンパクトになりましたが、全般的にとても丁寧に制作されていたと思います。
桜は1期以上に魅力を感じましたし、リ・シャオランだって随分格好良くなったと思います。
クリアカード編に突入する前に劇場版2作を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

さくらと魔法と大切な人たち。

「カードキャプターさくら」は、
1期と2期にあたるのが「クロウカード編」、
3期にあたるのがこの「さくらカード編」になるようです。

なので「さくらカード編」を見る前に
「クロウカード編」の視聴は必須です。

子どもの頃に原作も「さくらカード編」までは読んでいました。
大好きな作品。

久しぶりにアニメで見返してみて、
作品としての完成度の高さに感服です。

少女漫画の名作だから全人類観て。笑

「さくらカード編」は全24話です。

※以下、「クロウカード編」のネタバレが少し含まれているので注意です。


● ストーリー
魔術師クロウ・リードが作った魔法のカードである“クロウ・カード”。

封印が解かれたことでバラバラになってしまったクロウ・カードもすべて集まり、新たな主として認められた小学生の木之本桜(きのもと さくら)。

平和な日常が続く中、
転校生・柊沢エリオル(ひいらぎざわ エリオル)がやってくる。

それと同時にさくらの周りで再び不思議なことが起こり始める。
しかし、なぜかクロウ・カードが使えない。

自分の魔力を使って新たな“さくらカード”に変えることでカードが使えるようになり、次々と起こる不思議な出来事を解決していく。


「クロウカード編」はクロウ・カードを集めることが目的でした。

そして「さくらカード編」は、クロウ・カードをさくらカードに変えながら不思議な出来事に立ち向かっていくお話となっています。

全体に大きな伏線や謎が張られていて、1話完結型のストーリーの中で伏線を回収していくストーリーの描き方がお見事。

カードを使う魔法少女。
とにかく今回もさくらの可愛さ爆発です。

「さくらカード編」の特徴のひとつとして、
恋のお話が動き出すところが見どころですかね。

さくらも、カード集めのときにはライバルだった李小狼(り しゃおらん)も、高校生の月城雪兎(つきしろ ゆきと)に恋していました。

さくらは変わらず雪兎に恋していて、
でも小狼は自分の雪兎への気持ちは恋とは違うと気づき、
そして気持ちはさくらへ…

という胸キュン爆発展開。笑

アニメオリジナルキャラの苺鈴(メイリン)は、
「クロウ・カード編」ではいまひとつ好きになれなかったのですが、

今回はものすごく好きなキャラになりました。
本当に小狼のことが大好きで、一途な気持ちに涙(´;ω;`)


最終話の展開は原作と少し違うなと感じたのですが、
どうも原作よりアニメの方が早く最終回を迎えてしまったためのようですね。

原作のラスト、大好きな名シーンだっただけに少し残念。


● キャラクター
ストーリーも面白いのですが、
やはりこの作品はキャラが完璧だなと思います。

主人公のさくらは、
いろんな影響を与えた文句なしの完璧主人公キャラ。

友だちも家族もカードたちも大好きな素直で優しい女の子、
めげそうになるけれど、周りに励まされてピンチを乗り越えていく心の強さ、
そして天才的な可愛さ。

もうひとつの特徴として、
さくらの衣装へのこだわりが挙げられます。

不思議な出来事に立ち向かう時には、
親友の知世(ともよ)ちゃん作成の衣装を着るのですが、
毎回デザインが違うんですよね。

しかも全部可愛いし、
どれもめちゃくちゃ似合ってる。

私服も毎回違っていて、
それもどれも可愛い。

何でも似合うさくらの可愛さは本当に天才的。

ふりふり衣装でもなんでも可愛く着こなせるのは、
小学生という設定の強みでもあると思います。


李小狼。

カード集めでも恋でもライバルであり、
時には助けてくれる心強い友だちでした。

「さくらカード編」ではさくらへの恋心を自覚し、
なんでもお見通しの知世ちゃんに背中を押されながら、
告白しようと頑張る小狼が可愛い(*´Д`)

さくらがピンチの時にはいつも支えて、
本気で心配してくれ、優しくてかっこよくてヒーローです。

一番好きなキャラを聞かれると、
私は小狼と答えるかなあ。


今回いろんな事件を引き起こす張本人であるエリオルも、
別に悪い人というわけではないし、

とにかくキャラ配置が完璧なのよね。
どのキャラも魅力的すぎる。


● 音楽
【 OP「プラチナ」/ 坂本真綾 】

名曲です。大好きです。

それ以上に言うことがありません。笑


【 ED「FRUITS CANDY」/ こじまめぐみ 】

曲も可愛くて好きなのですが、
何よりも映像が可愛くてセンスのかたまりすぎて大好き。


● まとめ
放送は1999年からなのでおよそ25年前の作品なのですが、
今見てもものすごく面白かったし、

キャラの言動が完璧で、少女漫画としての完成度も高くて、
あらゆる場面で原作者のCLAMPの天才っぷりを感じずにはいられませんでした。

何度も言うよ、本当に名作です。

私の中では「カードキャプターさくら」はここで完結なんだけど、
今は続編である「クリアカード編」があるんですよね。

さくらが中学生…うーん、小学生だからこその可愛さだと思ってしまっているところがあるから、そんな自分に受け入れられるかどうか…。

でも気になっているので、
そのうち続編も見てみたいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

65.2 12 コミカルで変身なアニメランキング12位
セイクリッドセブン(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (563)
3239人が棚に入れました
海に囲まれた半島にある港町。 孤独ながらも穏やかな生活を送る丹童子アルマの前に、執事とメイドを引き連れた少女、藍羽ルリが現れる。アルマに力を貸してほしい、と申し出るルリ。ルリはアルマにセイクリッドセブンの力が宿ることを知っていたのだ。 しかし、その力で人を傷つけた過去を持つアルマは、ルリたちを追い返す。一方、穏やかな町に突如現れる石の魔物「悪石(ルビ:あし)」。 立ち向かえるのは、アルマの持つセイクリッドセブンの力のみ。 ルリはアルマの本当の能力を解放させるため、宝石を練成する。 「私の意思をあなたにあげる。」 ルリの思いを刻み込んだアルマの力が、“悪石(あし)”を撃ち砕く!!

声優・キャラクター
寺島拓篤、中島愛、岡本信彦、入野自由、伊藤かな恵、野水伊織、小西克幸、大川透、山口理恵、赤﨑千夏、田中真奈美、七瀬亜深、中野美穂、戸塚利絵、三上枝織、林沙織、藤田由美子

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ちょっと予習すれば十分楽しめる作品です( `ー´)ノ

■セイクリッドセブンってなんなの(*゚・゚)ンッ?
舞台は江ノ電で有名な鎌倉市が舞台になっているのです!
地球外から降ってきた「セイクリッドセブン」という7つの不思議な石に触れた者は、特殊な能力を手に入れることが出来るのです♪
その能力者の事を「セイクリッドテイカー」と言い、また石によって作られた魔物の事を「悪石」と言うのです。
本作品の主人公の丹童子 アルマ(tandouji -)も「セイクリッドテイカー」なのですが、度々暴走する自分の力を次第に忌み嫌う様になっていくのです。
そんなアルマがある日、悪石と戦う為の施設を持つ「ルリ」と言う女の子と出会い、自分の中の本当の力を見出す事で、彼の人生が大きく変わって行く事となるのでした♪
 
 
■メインキャラと豪華キャストの紹介♪
丹童子 アルマ(tandouji -)
【声】寺島拓篤・・・<代表作>うたプリ(一十木音也)、アクエリオン(アポロ)
 一十木君の声の人なのですよ♪それだけでテンション上がっちゃいます(*^o^*)
 初めはつっけんどんな印象なのですが、実は控えめで照れ屋な面も♪
 本作品の主人公で「セイクリッドテイカー」の一人です♪
 
藍羽 ルリ(aiba -)
【声】中島愛・・・<代表作>マクロスF(ランカ・リー)
 いつ聴いても愛ちゃんの声は可愛いですね♪
 本作品のヒロインで、アルマの力を引き出す力をもつ「セイクリッドテイカー」の1人なのです♪
 
鏡 誠(kagami makoto)
【声】入野自由・・・<代表作>ガンダム00(沙慈・クロスロード)、電波女と青春男(丹羽真)
 ルリの執事で「エンゲージメントスーツ」という変形型ロボットで悪石と懸命に戦うのです♪
 
鬼瓦(onigawara)
【声】大川透・・・<代表作>鋼の錬金術師(ロイ・マスタング)、GOSICK(ブライアン・ロスコー)
 うぅ・・・マスタング大佐が石に∑('◇'*)!?
 最初は奇抜なキャラで気を引こうなんてそうはいきませんのよ!!って思ってたけど・・・
 次第に打ち解けていきましたw
 ちゃんと物語でも良い仕事してましたよ♪
 
伊藤 若菜(itou wakana)
【声】伊藤かな恵・・・<代表作>神のみぞ知るセカイ(エルシィ)、花咲くいろは(松前緒花)
 かな恵ちゃんはいつも・・・はがないの星奈ちゃんを思い浮かべながら聴いてます( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
 鉱石部部長。石をこよなく愛するマイペースな女の子なのですよ♪
 
 
■総評
他の皆さんのレビューにも書いてあるのですけど、この作品を観始めるとデジャブような印象を受けるかもしれませんね(* ̄- ̄)ふ~ん
「コードギアス」「ヱヴァ」「タイバニ」「エウレカ」「スクライド」や、はたまた「ウルトラマン o(o|o)/ 」などのヒーロー物の雰囲気も醸し出していましたΣ(- -ノ)ノ エェ!?
前半は正直に惹かれるものが無くってこれはハズレかなって思っちゃいました!!
アルマの愛車も「モトコンポ」でなんかスピード感もないし、奇抜な鬼瓦も良くわからないし気持ち悪いし、この物語の世界観や設定、特殊用語の「悪石」とか「セイクリッドテイカー」とかの説明が足りない感じでついて行くのが必死だった気がします。
 
しか~し、中盤から後半にかけて不思議とストーリーに惹き込まれているσ(・・*)アタシがいたのです♪
王道の中で個性という色を着けようとしていて、最初は馴染まなかったのが少しずつ馴染んで見事に自分だけの作品に仕上がったって言う印象ですね♪
(ノ´▽`)ノオオオオッサンライズマジック♪
って、かってに叫んでみました(*^-^)
 
ストーリーはバトル物で特に捻りはないのですけど、真実は何なのか、本当の正義とは何なのか、真実に向かって行動を共にする仲間との絆、過去の自分との決別などなど、過去の王道と呼ばれるストーリー展開に心地よさを刻み込まれている私の心を呼び起こさせてくれた様な感覚です♪
最後は気持ちよく完結してくれたので、あぁ~最後まで観て良かったよーってなりました♪
 
よく言えば、懐かしさを感じさせるような安心して観れる作品。
悪く言えば、決して名作にはなれない、無難な良作。
って感じでしょうか(^▽^;)
 
 
■最後の一言
メイド隊って、どの作品でもメチャクチャ強いですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『stone cold』
 歌:FictionJunction(窪田啓子)
 軽快でアップテンポなテクノサウンドは相当かっこ良い曲でお気に入りになりました(゚∇^d) グッ!!
 
ED曲『輝跡 -kiseki-』
 歌:南里侑香
 こちらもアップテンポでバトルアニメらしいかっこ良い曲ですね♪
 
 
2011.09.20・第一の手記

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君の意思(石)は受け取った(70点)

全12話。
サンライズ製作のオリジナルアニメ。
最先端バトルアクション。
テーマは「気持ちよさ」

個人的満足点:70点
アニメ系統:バトル系

個人的にはわりと好きな部類。
気持ちの良いバトルシーンはなかなかの見ごたえ。
キャラの熱さもなかなかいい。

しかし、12話と1クールにしては
物語の進行が安定していない印象。
所々で方向が分からなくなる。

最初からゴールに向けて真っ直ぐ進めば
もう少し深い所まで描けたのではないかと思う。
それだけに少し残念ではある。

キャラデザは好き嫌いが出そうではある。
個人的にはあまり好きなデザインでは無く
特に女の子キャラがあまり好きじゃない。
しかし、見ていると段々ルリが可愛く見えてきたから不思議w

声優陣は意外にもかなり豪華だったりする。
イットキ君とランカとじんたんと奥村燐と高野政宗などw
主役級がごろごろいるw

音楽もまずまず。
OP曲は個人的には結構好き。

全体的に見れば無難な作りだったかなという印象。

2012年にはナイトエディションという総集編が製作されるようだ。
本作ではナイトのことが深く語られていないので
ナイトエディションを見ると深みが増すのかもしれない。


と、まあ色々書いてきたが
つまり何が言いたいかというと

劣化スクライドかな。

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以下、各話の感想。
ネタバレを含んでいることもあるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
なんか熱いバトル物の気配がするw
なかなかいいんじゃないかと思う出だし。
キャラも個性的で○

唯一つっこみを入れさせていただきたいのは
何で皆メイド服なのかとwwww

とりあえず継続視聴する。

2話視聴。
とりあえず、色々分かった回。
これから、本格的になってくるのかな。
かなり早い展開なので、まだまだ何かありそう。
というか無かったら、最後までもたないw

ところで空飛ぶボードでバックトゥザフューチャーを
思い出すのは俺だけだろうかw

3話視聴。
何か伏線ばら撒くだけばら撒いていったぞ。
2話である程度分かったと思ったが
真相は別のところにありそうだ。
どんな展開になるのか結構楽しみだ。

4話視聴。
ちょっと生き抜き回かな。
オペレーションミラーフォース
オチに吹いたw
最後のオチもw

5話視聴。
カガミがかなり活躍。
アルマは最後いいとこどりw
能力便利すぎるだろw
まさかそんな終わり方をするとは思わなかった。
しかし、そろそろ大きな目的に向かって動いて欲しいところ。
このままじゃマンネリしてしまう。

6話視聴。
やっとナイトがからんできた。
バトルシーンはなかなか良かった。
ちょっと設定が無理矢理ぎみな気はしないでもないが。
ここから盛り上がって欲しいところ。

7話視聴。
徐々に盛り上がってきた。
やっぱりそうだよね。
怪しいとは思っていたが、王道の展開。
これは期待できるか。

8話視聴。
今週はちょっとラブコメ展開だった。
何かルリ可愛いんだがw
まったく好みじゃないのに可愛いと思ってしまったじゃないかw
まあ、これでアルマとルリがぐっと近づき
今後の盛り上がりにつながるのかな。
結構楽しみになってきた。
そして、「とりあえず」にこんなこだわりがあったのかとw
タイトルからも「とりあえず」外したw

9話視聴。
何か、横道にそれたw
どうでも良さそうなアシとの戦闘になっちまった。
ナイトとかどうなったんだ?
どうしてこのタイミングで横にそれるのか疑問だが
後3話で綺麗に決着つくのかね。
まあ、来週に期待するとしよう。

10話視聴。
ルリの過去が語られ、いよいよクライマックスへ。
しかし、カガミのおやじかっこよすぎる。
最近のアニメのおやじはかっこいいねえ。
あの爆発でって突っ込みはしないでおこうw
自分もそれぐらいの歳になったってことかね。
ラスト2話、綺麗にたたんで欲しいところ。

11話視聴。
最後の盛り上がり。
いよいよ来週決着。
綺麗に終わりそうだね。

12話視聴。
綺麗に決着。
無難な終わり方だった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白いからこそ【王道】と呼ばれる!!

サンライズらしい、バトルアニメです。
他の方のレビューにもあうよう、まさに典型的な王道アニメです!!

王道とは、すなわち万人受けするよう【当たり障りのない設定】に大方を【予想できるシナリオ】!
【感情移入がしやすいキャラ】と誰もが納得する【ハッピーエンド】!!
これを持ち合わせることが条件となるだろう☆★
要するに【【面白い良作】】であることを意味する!!
逆に言えば王道である故に、突出した面白さはないのだが、個人的にはこういう作品は好きですね♪♪

すべてが標準以上を持ち合わせ、逆に言えばズバ抜けて良い所もないというこの作品!
強いて挙げるとしたら、fictionjunctionの【stone cold】が個人的には凄い好きでした♪
もちろん、【輝跡 -kiseki-】も良い歌で、このアップテンポでバトルアニメととてもマッチしていたOPとEDがこの作品を支えたんですね☆★

あとはやはり、【藍羽ルリ】が可愛かったなぁ~~↑↑
もちろん容姿や声(中島愛)も好きでしたが、応援したくなるようなキャラ設定がズルイ!!
あんな過去を持った女の子はどうしても応援したくなっちゃいますよね♪
この計算され尽くしたような【王道】アニメに、今回はまんまとやられましたねw面白い作品でした♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

64.0 13 コミカルで変身なアニメランキング13位
新白雪姫伝説プリーティア(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (49)
266人が棚に入れました
『新白雪姫伝説プリーティア』は、佐藤順一・成瀬かおり原作の漫画作品。それを原作としたTVアニメ。
【ストーリー】元気で前向きな女子高生・淡雪姫乃は、小説家の父・薫と貧乏暮らしをしていたが、父の作品のファンで富豪の未亡人・夏江が父と再婚したことにより生活が一転。メイドたちにかしずかれる不慣れな豪邸暮らしに加え、夏江の連れ子・繭根と真綿も心を開いてくれず、シンデレラさながらの日々を過ごしていた。
そんなある日、姫乃の前にリーフェナイツと名乗る7人の美少年が現れる。「災妃(さいひ)」フェンリルのために世界が危機にあり、姫乃こそが世界を救う伝説の戦士「プリーティア」であるという。協力を求める彼らに戸惑う姫乃。そして、プリーティアに変身する方法とは…。

声優・キャラクター
吉田小百合、鳥海浩輔、櫻井孝宏、成瀬誠、森久保祥太郎、矢島晶子、福圓美里、仲西環、ゆきのさつき、神田朱未、うえだゆうじ、井上喜久子、堀江由衣、子安武人、田村ゆかり

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あと一歩で「まどマギ」を超えた魔法少女モノ??

カレイドスターで大感動した、佐藤順一氏総監督作品。
少女モノといえばこの人といわれるだけの、さとジュンの魂が込められた感動の良作でした~;
ラストにはもう感涙;;
もはや少女の時をとっくに過ぎた私を、胸キュン&涙させる佐藤順一(1960年生魚座)53才って、一体何者なんだろ?
乙女心を萌えさせるオッサン、想像するとちょっとキモい。。

もし、少女の頃にリアルタイムでこの作品を観たら、「カレイドスター」に劣らず(むしろ増して)どっぷりとハマり込み、佐藤氏の玄関前に座り込んで、サイン&弟子入り(ナンのや;)をせがんだに違いない。
ただ「カレイド」と大きく違う点は、本作にハマり込んでも何も得られない事と、自分が親なら絶対娘には見せたくないという事実だ。
恋に恋して夢見るばかりで、現実に向き合えない、むっつりスケベな腐女子が一匹出来上がるだけだからである。
自分の大切な娘を、そんなおぞましい化け物に仕立て上げたい親がドコにいるだろうか?
少女たちの健康な精神を侵す、猛毒のような危険物ともいえよう。

それにしても甘い毒だ。
キャラデザはちょっと古いが、○★星矢から抜け出たよーなツンデレイケメン、甘いヴォイスで繊細な雰囲気のメガネ男子、熱血素朴系、そして母性本能からロリに走ってしまいそうなキャワイイ少年たち。。
これら7人の美少年たちが、ヒロインの少女とプリートして戦う。プリートというのは、つまるところ「合体」である。
この「合体」シーンが、ジュブナイルの範囲を超え、ナンだかとてもエロいのだ;
さぞかし当時の少女たちの平たい胸をドキマギさせたことであろうが、親たちの反応はよろしくなかったと思われる。
物語としては面白い良作なのに、13話で終了している背景には、こんな親たちの声が影響しているのではなかろうか。

そのストーリー構成はなかなかのもので、ネタバレになるから詳しくは説明できない(私は一部ネタバレ指定の書き方がわからないので;)が、あと一歩で「まどマギ」を超える魔法少女モノになった可能性をも秘めていたと思う。
孤独や不信から生まれた絶望的な災厄が、少女たちの悲しみとして認識され、ヒロインによる悲しみの共感と圧倒的な受容が世界を救う。。その大円団は「まどマギ」を大きく超えた、素晴らしいラストだとも思った。
うん、ラスト数話はアダルト腐女子も唸る大感動だった。

作画には少し触れたが、少しセンスは古いが魅力的なキャラデザ、特に幼い少年たちはめっちゃ可愛くて危険;
時折デッサンが崩れるけど、作画は当時の最高峰カモ。
戦闘シーンはいつも短いが、少女モノにしては作画が丁寧で迫力があり、なかなかヨロしかろ~
男性にウレシイのはプリート(合体!)シーンかな?
これはエロすぎるだろ~~;;

それと、他の投稿者さんたちも書いておられるが、OPイイです♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

感想

全13話。変身・逆ハーレム・バトル・ファンタジーもの。

ARIAシリーズやカレイドスターを手掛けた佐藤順一監督の作品。

やっぱり、同じ監督が手掛けられているだけあって世界観や作画の雰囲気が似ているように感じました。

メインキャラの紹介。

ヒロインの姫乃は母性愛溢れる元気でドジな性格の少女。素直で心優しい性格。

主人公のハヤテは風のリーフェナイト。
ツンデレ男です。前半はかなりツンツンしてますが、後半は一転しデレデレしてますw
カレイドスターでいえば、レオンに少し似てるでしょうか。

ササメは音のリーフェナイト。
カレイドスターでいえば、ユーリ・キリアンに似てますね。

ヒロインと七人のリーフェナイツがプリートして、魔妖蟲などの敵を倒していく変身もの作品。
このときプリートのときの姫乃の表情がwそれにエロい?

本作も児童・女性向けのアニメ制作を得意とする泣かせの佐藤順一と呼ばれるだけあって、そういう構成でした。

前半は典型的な魔法少女もので、
その間ギャグなどのコメディもあってなかなか楽しめました。
後半は一転してシリアスな展開。この後半は前半と流れが全然違うのが驚きでした。
また、こんな作品でも前半に後半にかけての伏線が張ってあったのには驚かされました。

それに、キャラの心理描写もうまく描けていました。

最後にOP曲がなかなか良かったです。

変身ヒロインものの作品としては楽しめました。
大人から子供まで楽しめる作品かと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13
ネタバレ

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

プリキュア?いえいえ「プリーティア」です。

お宝発見とはこういうことか、、、、。

あらすじは、あにこれで十分ですね。

父親の再婚がきっかけで貧乏生活からお嬢様待遇へ。
慣れないながらも日々を過ごしていたところへいきなり
伝説の戦士のご指名。

実は「災妃」という存在のために危機が迫っていた訳ですねぇ。
主人公が戦士に変身し活躍するのですが、ここでこの作品の
特徴になるのがリーフェナイツという存在。
{netabare}7人いるのですがそれぞれ誰と一緒に変身するかで
変身後の力が変わるんですねぇ。これは斬新。{/netabare}

自分と父親、そしてある日突然存在する母親や姉妹
まぁ順調にはいかないでしょうが、この他人同士が日々の中で家族
としての絆を深めて行くのはなかなかグッときます。

それに、ただのヒロインものだと思ったら大違いです。
主人公をはじめ各キャラがいろいろと現状に対して葛藤してます。

しかもいわゆるボスキャラ的存在の「フェンリル」も、もともと
は人間だったのです。それがなぜ「災妃」となってしまったのか?

そして災妃を倒し平和を取り戻せるのか、、、
最後はすごい展開です。

魔法少女ものとはちょっと毛色が違うけどそれが好きな方には
おすすめかなぁと思います。

えー、最後にこれだけは書いておきますけど、、、、、
ハッピーエンドです!(じゃないと観ないし、、、。w)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

71.0 14 コミカルで変身なアニメランキング14位
美少女戦士セーラームーン(TVアニメ動画)

1992年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (266)
1567人が棚に入れました
『美少女戦士セーラームーン』は、1992年の放送開始後、爆発的な人気を誇り社会現象にまでなった、武内直子原作によるファンタジーアクションアニメの第1シリーズ。【ストーリー】東京の麻布十番街(作中では東京の十番町、中学名は十番中学校)を舞台に、平凡だった中学2年生(初期シリーズ)の月野うさぎが黒猫ルナと出会い、セーラームーンに変身し、仲間たちと共に街を襲う悪者(妖魔、ダイモーンなど多数)を倒して行く。

声優・キャラクター
三石琴乃、久川綾、富沢美智恵、篠原恵美、深見梨加、潘恵子、高戸靖広、古谷徹、小野坂昌也、柿沼紫乃、真地勇志、高木早苗、川島千代子

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Cawaii!

以前TVかネットでイタリアの女子達がセラムンのコスが流行っているのを思い出したのでレビュー。

セーラームーンって魔法少女バトルを確立させたと同時に必殺技や、太陽系を属性にし明確なキャラ分けと、意図的なヒロインの複数化した雛形アニメなのでしょうか。

本作は従来男子の土俵だったバトルと、女子の憧れだった魔法美少女を上手く融合させてヒットしたんですかね。ただ、引っかかるのは女子の気持ちは分かりかねますが、戦う女子に憧れを見出す姿とかって男子の妄想でもあったりして、男子も隠れながら観ていた気がします。

もう死語なのかも知れませんがCawaiiは独自の言語として、外国では扱われているし、外国からするとかわいいは女性に対して失礼な言葉を持つ側面もあって、男性に対してかわいいと日本で言う意味と同じような意味合いで解釈される側面も持つ。

セーラームーンの世界の敵は、見るからに大人の女性でしかも半裸wそこにまだ未熟な美少女達が戦う構図がCawaiiを再現している。敵は蛇などの隠喩的エロ要素を持ち、逆にセラムン戦士達の未熟なかわいさを映しているように感じる。またタキシード仮面がピンチで登場するのも一つのかわいさの表れである気もする。やはり男に守ってもらうという構図は、彼女達がいかに強かろうと、その時は脆弱な乙女に戻る。

この脆弱さこそが、儚げでロマンティックで、懐かしくもすぐ手に届くようで届かない。凡庸だからこその親密性と、脆弱だからこその神秘性がCawaiiと勝手に感じております。ただ、そう考えるとかわいいと言われて嫌な気持ちも分からなくはないと思ったりもします。

日本ならではの感覚の言葉で無常を「もののあはれ」と表現したり、「いき」とか「わびさび」とか「うまみ」何て言う抽象的な言葉の一つとして「かわいい」が定着してきたのかもしれません。何でも枕草子が「かわゆし」と表現した言葉が源流のようですし。

ちなみに自分は何故かセーラーウラヌスが好きだったんですよね。ボーイッシュなのに乙女なところがギャップっていうんですかねwよく分からんレビューになってしまいましたが日本に生まれてヒャッハーーー最高だぜprpr

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

“セーラー服美少女戦士”という天才的閃き

原作少女漫画は後年、立ち読み程度。

言わずと知れた90年代を代表する変身ヒロインアニメ。

本作に限らず変身ヒロインは顔があまり変らないのに、
何故か正体がバレない不思議な方が多いのですがw

セーラームーンはその最たるもの。
さらに服装など、ミニスカになったセーラー服にアクセサリーが数点付く程度。
うさぎたちが通う中学校の制服から変身した時に至っては、
こんなに微細な変化で、どうして変身元が突き止められないのかw
当時は疑問で仕方ありませんでしたw

でも、今にして思えば、このさじ加減が絶妙でした。

女の子は誰でもメイクアップすれば変身できる!
魔法少女はちょっと無理だけど、セーラー戦士なら
ちょっと背伸びすれば届くかもしれない!?
(うさぎたちも意外とポンコツだしw)

巧みな設定が変身願望を刺激し、アニメは大ヒット。
グッズは飛ぶように売れました。

本作放送時、視聴者だった女児たちは、
後年、中学、高校に上がり、制服のミニスカ化を軸にした、
アレンジファッションに血道を上げることとなりましたが、

これは本作による潜在意識への刷り込みが影響したからに違いない。
と私は勝手に思い込んでいますw


前前前世からの因縁絡みのメインシナリオも作品を強力に牽引。
クライマックスはかなり盛り上がりました。

セーラー戦士だけでなく、突っ込み担当?の猫もコンビ度が高く、
敵幹部の悪役偏差値も優秀。

BGMもロマンス度配合で好印象。
主題歌「ムーンライト伝説」は世界観、物語が歌詞だけでなく、
メロディーやアレンジにも染みこんだ90年代屈指のアニソンだと思います。

こうして書き出したらエンタメ要素満載で楽しいですね~♪
人気になるわけです。


でも何より素晴らしいのは変身バンクのセンス。
自分はあまりCGはダメだの、やっぱり手描きに限るだの言いたくない人ですが、
本作の手描き作画による変身シーンは今見てもドキドキさせられます。
キャラの頭身から、腕や脚の角度までいちいち時めきのツボを突いてきます。

その甘い感覚が忘れられず、私は男でありながら、
亜美ちゃんの変身シーンとか目当てに本作を覗き見してましたw


水でもかぶって反省しま~~すw( ̄ー ̄)ゞ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今みたらまぁきたない画なんすけど・・

当時は演出がかっこよくってみんなハマってましたね。
Rまではおもしろかったかな・・原作も読んでた。
男子は結局誰派かの派閥闘争なわけで。物語では感動もしないし泣きもしない。女子はなぜないてるんだと。。。ただかっこいいと思うだけ。
当時小学生だったわたくし、初代からの生粋の亜美ちゃん派だった。今思うとバカじゃないかと・・マイノリティでしたね。
ガキってだいたいは、うさぎ、レイ後半で美奈子なんだけど。
もちろん大友では亜美ちゃんがぶっちぎりでしたが最初はそうでもなかったすよね。そもそも打ち切りの危険があった作品ですし。そういえば大友て久川さんが名付け親でしたね。いろんな意味で偉大な作品

たまに聞かれたりするが、リメイクしたら儲からない?てかオトナ向けのグッズなくない? 
それは・・・『子供はどうしたらできるの』ってくらい答えづらい質問だよ。。。。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

69.9 15 コミカルで変身なアニメランキング15位
美少女戦士セーラームーンS[スーパー](TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (96)
790人が棚に入れました
うさぎたちの活躍で平穏を取り戻した街……セーラームーンの未来の娘・ちびうさも未来の世界へ帰り、うさぎ・レイ・亜美・まこと・美奈子らセーラー戦士たちは中学3年生になって、穏やかな日常を過ごしていた。……だがそんな平和な日々の中、霊感の強いレイは、世界が闇に包まれ崩壊する悪夢を見る。それはただの夢なのか、それとも新たな危機の予兆なのか……?そして、悪夢の原因を探ろうとしていたレイは、新たなる敵の差し向けた怪人・ダイモーンに襲撃される。かけつけたうさぎはセーラームーンに変身、ダイモーンと闘うが、パワーアップした敵の強大な力にかなわず、変身ブローチを破壊されてしまった!

りんご さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

受験編。違うか。

世界の終わりの始まり的なスタートはあの頃の私には衝撃でした。

このシリーズから作画の劣化回がマジで目立つようになったのが残念。
シリーズ初めの戦士たちのバージョンアップはいつも楽しみでした。

なんといってもはるかとみちるですよね。
緒方さんがハマってたのもあると思いますが、どうしてあんなに普段は男(じゃないけど)、戦士では女で違和感がないものか。
いやぁ、本当にはるかはかっこいい。
今の子ども向けアニメではあんな百合表現出来ないと思いますが、一緒に観ていた大人も特に気にする時代じゃなかったのかもしれませんね。

同じ戦士なのに相容れない感じは最後まで辛いものがあった。
蛍ちゃんもいいキャラですよね。破滅の戦士ってマジかっこいい。

恋したい、遊びたい、勉強もしなきゃいけない。
普通の人間として生きていかなきゃいけない現実と、でも私は戦士なんだっていう使命との葛藤が、この受験編で鮮明に伝わってきました。
「夢は素敵なお嫁さん」なんて言ってるところは可愛いですよね。
魔法少女やら戦隊少女に憧れる子ども向けの反面、本人たちが「実はちょっと嫌」みたいなスタンスになってるのが絶妙に思えます。

要点だけ抽出したら1クール程度で終わってしまうような構成ですが、どうでもいい回も子どもの頃は楽しめた。
まとめBDみたいなの作ればいいのに。
いや本当リメイク希望~。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

うさちー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おもしろい!

ウラヌス・ネプチューンがかっこいい!
登場したときの音楽とかもいい感じです(*´ェ`*)
ギャグが多くて笑えるところがたくさんあると思いますw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

hanapoko30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

セーラーウラヌスに仔猫ちゃんと言われたい!

セーラームーンは無印が1番好きですが2番目はSかな?

スーパーセーラームーンのコスチューム
裾のグラデーションとか蝶をモチーフにしたかんじとか可愛くてお気に入りです!
必殺技のロッドはRの方が好みなのですが…

ミストレスナインとなったほたるちゃんを最後まで信じ続けて守ろうとしたうさぎちゃんの優しさや想いに涙。この回のアバンタイトルのささやくようなうさぎちゃんの言葉が印象的です。

そして覚醒したセーラーサターンが一人でファラオ90へ挑むとき、スーパーセーラームーンに変身できなくて「変わってよおっ!」と悲痛に叫ぶ三石さんの演技に鳥肌たちます!


そしてSといえば……
アニメ界きっての公認レズカップルはるかさんとみちるさんww
かっこよくて美しいから許せちゃう(//∀)ノ
2人の変身シーンの曲がバイオリンだったりバラの花びら舞ったりリップがきらーんってなるとこととかたまらん!
もちろんプルートも好きですよ!

ウラヌスの台詞って超クサイのに緒方さんが言うとなんでも決まってしまうww
かっこよすぎです!!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

61.7 16 コミカルで変身なアニメランキング16位
失格紋の最強賢者(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (236)
812人が棚に入れました
世界最強の魔法使いと謳われながらも、生まれ持った紋章の性能に限界を感じていた【賢者】ガイアス。 その彼が己の紋章を変えるために取った手段――それは転生によって新たな体を得ること! 彼は遥か未来の世界に転生し、求めていた「魔法戦闘に最適な紋章」と、マティアスという名を手に入れた。 しかし、その紋章はこの時代ではなぜか「失格紋」と呼ばれていた……! 時を経た今世では、魔法が衰退し低レベルな魔法理論が跋扈してしまっていたのだ。 魔法戦闘最強の「失格紋」と、賢者の知恵を併せ持つ少年マティアスは、世界の常識を次々と打ち壊していく! 異世界紋章ファンタジー、ここに開幕!!


声優・キャラクター
玉城仁菜、鈴代紗弓、白石晴香、井澤詩織
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

マティアスのマティアスによるマティアスのための劇場

【感想】
なろう系好きな私でも全然面白くなかった。
不自然な会話や設定が目立ち、敵味方モブの行動や言動、設定などすべてが主人公の凄さを見せるために仕立てられた舞台でした。

主人公マティアスの一人劇場がきつい。
人がしゃべっている間も全然話聞いてなくて他事考えてるのも感じ悪いし
主人公がモノローグであまりにも長々としゃべりすぎ。
長い説明するなら、せめて会話しましょうよ。

相手を持ち上げておいてそれを軽く倒す俺すげーっていう遠まわしな自画自賛ばっかりでうんざり。
仲間の活躍も主人公の活躍のための前座でしかないみたいです。
他のバトルアニメだと敵の攻撃を見切って攻撃しているものをこの主人公は分析・計算してかわしているんですが賢者ってそういうことじゃないと思うんですよね。

【キャラクター】
主人公のいつも不敵な笑みを浮かべて敵味方すべてを見下した態度が好きじゃないです。
声優のしゃべりかたも少年声ですごく偉そうで、しかも淡々としゃべるから不快感2割増し。

「前世で俺が」って何回モノローグで自慢すれば気が済むんでしょうか?

ヒロインは可愛くていい感じなんだけど主人公に盲目すぎて、主人公もヒロイン達を下に見ているのが残念。

初対面でいきなり主人公に一目惚れして、彼氏いないですアピールするヒロイン。チャームの魔法でも使ったの?
大したきっかけもなくまるで付き人のようにマティアスにいつもついていくヒロインズ。
学園から出て旅するときも何故か特例で一緒に出ていくことを許可されます。

ハーレムでもいいけど、好きになる過程は大事だと思う。
それがないままだからマティアスを絶賛するために用意された人形のようです。

魔族も中ボスか?ってくらい薄っぺらいデザインと性格で威厳がないから脅威感がない。

【作画 声優】 あまり良くない
【音楽】fripSideのOPは良かった。

【シナリオ】
展開が早すぎるし説明もない。
会話の間の間とか、戦闘中の間とかが極端に短くてなんか倍速再生みたいにどんどん話が進むんですよね。
なのに主人公が長々と心の声を喋り続けるから主人公の独り言を聞くアニメになってしまっている。
主人公が不遇なわけでもないので下剋上する爽快感もないですし。

話の展開が大きく2パターンしかなくて、主人公の一人舞台か、マティアスチルドレンの発表会のどちらか。

{netabare}
主人公か周りのキャラが困難で難しい状況だということを説明して、こんなこと無理ですよって前振りしてからの
主人公が余裕な感じで敵の攻撃をよけながらモノローグで一つ一つ状況を解説しつつ分析していって
解説が終わったら主人公の分析通りに事が進んで、ちょっとピンチになったりするけど、それも計算通りの展開でこの程度かこれならこれくらいで十分かって手加減してあげる余裕と手加減した攻撃にまで丁寧にモノローグで解説がつくおまけつき。ピンチになることなく一方的に横綱相撲で勝利。
これくらい当然だと自分の強さに酔いしれたあと周りが凄い凄いと絶賛しても照れることもなく他事を考える主人公
難易度高いアピールしてあっさり勝って賞賛されるっていうパターンがずっと繰り返されるだけ。

主人公が賢いわけじゃなくて、周りが主人公の分析通りに動いているだけで賢さを感じない。
頭良くない主人公を天才に見せるには、周りを愚かにするしかなくて、茶番にしか見えなくなります。

マティアスチルドレンは、主人公にちょっと教えてもらっただけで一瞬で強くなって、今回はお前たちでも倒せるからやってみろみたいに主人公に言われて、えー無理無理って言いながらあっさり倒して、私強くなっちゃいましたーとはしゃぐプチマティアス化していきます。
弟子達の活躍を高みの見物してすごいすごいと褒めてからの、満を持してマティアスはもっとすごいってところ見せて、やっぱり主人公最強って言いたいだけ
{/netabare}

最終回も酷い
{netabare}
最終回は軽く魔族倒して王様から褒美もらって宝物庫物色して、まだ魔族の敵は他にもいる!って危機感だけ煽って終わり。

こんな退屈な最終回なかなかないです。
最後の最後まで「前世の俺が」って言ってて本当に自分大好きな主人公ですね
{/netabare}

【設定について】
{netabare}
無詠唱魔法が廃れた理由に説得力がない。
マティアスが教えたら全員すぐ使えるし、禁止されてもこっそり使う人いると思うし、禁止されているわけでもないのに魔法の修行している人がこっそり試さないわけないし、そんなお手軽で便利なものが廃れるわけない。

主人公の舞台を整えるために魔族が何百年もかけておぜん立てしているようにしかみえない。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

失格なんて嘘だ紋

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
なろう系です。最弱は最弱じゃないし、劣等生は劣等生じゃないので、当然、失格紋は失格してないです。以上(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作画はかなり酷く、バトルはヤバいくらい面白くない。下手に「俺の戦術凄くね?」感を出しているのが逆に超ダサい。基本、ただ性能でごり押ししているだけのように思う。

本作の個性と言えば、4種の紋章があることだろう。作品内では説明不足も感じたので、一応wiki見て補足を。

栄光紋【天性前のマティアス&ルリイ】
魔法付与などの補助特化。直接的な戦闘には向かない。

常魔紋【アルマ】
火力特化。反面、連射性に欠け。剣より弓に乗せて放つことが多い。

小魔紋【   】
連射特化。反面、威力に欠ける。掃討戦を得意にする。

失格紋【マティアス】
常魔紋の火力と小魔紋の連射性能を併せ持つ。反面、射程が短く、剣などと併用して近距離で戦う必要がある。

だそうです。

本作でかなり不愉快だったのは、マティアスが栄光紋をバカにし過ぎなこと。なろう系作品で駄作と呼ばれるものに共通しているのが、「その世界の人々の歴史や文化を一瞬で無にする」こと。転生者の常識や考えこそ素晴らしく、転生先の世界は、転生者によって駆逐されるための下劣な世界でしかない。

魔族によって歴史(紋章の価値)をねじ曲げられたのは面白い設定だったが、間違った歴史とはいえ、長い間をかけて真剣に研究してきた栄光紋を、その歴史を、(さくさくっと教えただけの)無詠唱魔法で、一瞬にして駆逐する。

そもそも、マティアスだって栄光紋でも最強にまでなれたんでしょ? 要は使い方の問題で、優劣ではないんでしょ? ちょっとくらい栄光紋(第一学園)の生徒も生かしてあげてほしいし、栄光紋の良さもちゃんと評価してほしいんだよね。

閑話休題。

ということで、生前は栄光紋だったマティアスは、「最強」ではあるものの、更なる強さを求めて転生し、失格紋を手に入れた。

、、、と、ここでいくつかの疑問が。

まず、マティアスの人間性。転生理由から伺えるのは、「利己的で探究的な性格」。言い換えるなら、「ワガママでこだわりが強い」。でも、転生後のマティアスはどうだろう? 他者のために労を惜しまず、細かいことにはこだわらないおおらかな性格。

これが例えば、転生後の人格に引っ張られているなら分かるが、ご丁寧にイリスの存在によって否定されている。どうやら、姿かたち以外はガイアスと変わらないようだ。

もし、ガイアスがマティアスと同じ人間だったら、「強くなりたい」という理由で転生なんてするだろうか? それはある意味、「その時に共に生きていた人々を見殺しにする」行為である。自らが真の最強に成れない葛藤を抱えながら、人々の為に尽くしそうなもんである。

それから、仲間を作る必要性。転生前のガイアスは、「孤高」という感じで、仲間を必要としているように思えない。マティアスは、「力が戻るまで」とか言っているが、はっきり言って足手まといでしかない。イリスは別にして)マティアス一人で戦った方が明らかに効率良い。

もし、「力が戻るまでの場繋ぎ」というなら、いつでも切り捨てるくらいの冷酷さがないといけない。(盾の勇者のように)その冷酷さの中で次第に愛情が芽生えてくるなら分かるが、本作にその深みはない。もしあの2人がピンチになったら、マティアスなら自分の身が危険になっても助けそうな気がする。

2人を育てながら勝てる程度の強さの魔族しか襲ってこなかったのは、結果論に過ぎない(自作自演感)。

他にも、魔法学園に入学する意味ないよなとか、同じ栄光紋ならぺーぺーのルリイが作った剣よりも、昔、自分が作った剣を使った方が絶対に良いだろ。

とまあ、矛盾だらけだが、元々そんなにちゃんと考えて作っていないんだろう。「元々最強が転生して更に最強になった話ってま無くね?」「転生したからには当然、美少女に囲まれながら世界救っちゃうっしょ?」という安易な発想で書いているだけな気がする。まあとにかく、なろうらしいなろうだなと。

それが、本作を観た感想。んで、レビューを書くためにwikiを確認していたら、「ガイアス」の紹介として、次の文があってびっくりした。

(長いからたたみます)
{netabare}
魔法戦闘に不向きな第一紋持ちでありながら、千年以上の時を生き賢者や戦神と称されるほどの圧倒的な力を持つに至った。しかし、本人は現状の強さに満足しておらず、新たな戦術や魔法の開発・魔剣や魔道具の作成・紋章の書き換えなど更なる強さを目指してあらゆる研究を進めたが、以前自身が封印した神滅の巨龍との戦いを経て、自身の成長の限界を悟り、やがて来るであろう宇宙にいる更なる強敵に対して、どう足掻いても力不足になると考えた。それ故に、魔法戦闘に最も不向きな第一紋を捨て、もっと魔法戦闘に適した肉体を手に入れることと、ぼっちで共に戦える仲間がいなかったことも改善できることを願い、独自に編み出していた転生魔法を発動して数千年後にマティアスとして生まれ変わった。現在の世界では、魔術の神として信仰されている他、自身の開発した魔剣や魔道具が遺産として時折各地で出土しているが、どれもガイアスとしては中途半端な出来であったり、何故そんな機能を付けたのか覚えていなかったりするものがほとんど。
{/netabare}

いやこれ、めっちゃ大事な設定じゃないの? だとしたら、私の疑問の半分くらいは解決する。

まあ、私も途中から流して見てたから自信はないけど、アニメの中でこんな説明あったっけ? あったらちゃんと観てない私が悪いんだけど、無かったらそれは、アニメ化する際に削っちゃいけないことだと思う。

もしかしたら途中で明かされるのかもしれないけど、途中で種明かし出来るほど引きが強いアニメじゃないから、数話で切られちゃうのかなと。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
タイトルだけで「なろう」っぽいよな(苦笑) 魔族が人間の弱体化を狙う。人間を滅ぼせるほどの絶対数が少ないのか、人間を滅ぼせない理由があるか。

2話目 ☆2
これ、マティアスが魔族と疑われないといけないよな。つか、だったら王国最強の戦士とパーティー組めや。

3話目 ☆2
とにかく、うっすい展開だな。

4話目 ☆2
作画悪いし、バトルもコメディもストーリーもうっすいな。

5話目 ☆2
マティアスの転生の狙いと行動のズレ。栄光紋に配慮なし。

6話目 ☆1
な、な、な、なんてつまらないバトルなんだろう(苦笑) 

7話目 ☆2
コメディタッチにしたところで、笑えないよな(苦笑) 凄い人が凄いことをやっても凄くない。

8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

よくある普通のなろう系異世界ファンタジー

最強賢者が数千年後に転生して大活躍する異世界ファンタジー。全12話。
内容的には、いかにも普通のなろう系という感じ。作品タイトルに「失格紋」とありますが、主人公の持つ魔法の紋章は最弱と思われているけれど、本当はいちばん強いんだよ、みたいな設定になっていて、この手のジャンルではよくあるパターンですね。ぶっちゃけたいした意味はありません。物語についても、これといって特に語るべき部分は思い浮かばないのですが、そもそも深い内容を求めて観るようなタイプの作品でもないですし、とりあえず、ストレスなく気楽に眺めて完走することはできたので、まあこれはこれでいいんじゃないでしょうか。
作画は、別に崩れたりはしないけれど、あまり動かなかったかも。音楽は、OPがfripSideの曲でしたが、これが南條愛乃ヴォーカルでのラストシングルらしいですね。声は、イリスの井澤詩織が目立っていました。キャラは、主人公のマティアスは戦闘のときなどは自信満々なのに、ヒロインのルリイとの関係においては意外と純情だったりもして、あまり不快感はなかったです。あと、どうでもいい話ですが、ルリイのアーベントロートという苗字は、ドイツ語でアーベント(abend)は夕方、ロート(rot)は赤ということで、アーベントロートで「夕焼け」の意味となり、日本でも登山用語として使われているそうです。往年のドイツの名指揮者にヘルマン・アーベントロートという人がいて、昔読んだクラシック音楽のガイドブックに、空を赤く染める夕日を連想させるような美しい名前だ、みたいなことが書いてあったのを思い出しました。
最後まで観終わって、なろう系の異世界ファンタジーとしては、可もなく不可もなし、というような作品でした。事前の期待を上げすぎなければ、それほど失望することはないと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

64.6 17 コミカルで変身なアニメランキング17位
デトロイトメタルシティ(OVA)

2008年8月8日
★★★★☆ 3.8 (108)
412人が棚に入れました
主人公・根岸崇一はポップでオシャレな音楽を好む青年。大学進学に伴って上京してきた彼はポップ歌手としてデビューするという夢を叶えるため、大学卒業後にレコード会社と契約する。
ところが事務所から根岸が歌わされることになったのは、彼の趣旨とは正反対のデスメタルであった。程なくして根岸は悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、デビューする事になってしまう。
メタルは嫌いな根岸だったが、いざ歌ってみると秘められたメタルの才能を発揮してたちまちバンドは大ブレイク、根岸自身の思いとは裏腹にクラウザーはカリスマと化し、DMCは一躍世間の注目を集める人気バンドとなるのだが…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ごめん 実はこういうの大好きなんだー!

優しくおしゃれなスェーディッシュポップスをこよなく愛する青年・根岸宗一が主人公。
好きな音楽でプロデビューすることを夢見て上京したが、
契約したデスレコーズで強制的に悪魔的デスメタル
「デトロイト・メタル・シティ」のギター&ヴォーカル
ヨハネ・クラウザーⅡ世としてインディーズデビューさせられてしまう。

悪魔メイクと衣装でその二面性は区分けできているものの
自分の意思とは裏腹に、彼の中に秘められたメタルの才能が急速に開花し、
過激なパフォーマンスと歌詞で大ブレイク。
バンド人気が益々過熱していく中、葛藤する姿をコミカルに描く物語。

主人公の宗一が学生時代から目指している音楽が、
フリッパーズギターなどを代表とする、かつて渋谷系と呼ばれた
カヒミ・カリィやコーネリアス、というのがまず懐かしい。
だけど路上でその手の歌を唄ってみても、人が集まることはなく。

事務所の社長から引き出された、デスメタルロッカーとしての才能のほうが
どんどん開花していく有様を見ていて思ったのは、
人間の内面には誰しも、相反する二面性が存在するよなってこと。
事実、僕自身の中にも宗一とまったく同じように、
特に音楽に関しては真逆の趣味があったりする。
クラシックを愛しつつ、メタルロックも大好きだし、
フレンチポップを愛する一方、雅楽なんかもけっこう好きだったりする。

しかしこれは趣味ならジャンル問わず幅広く聴く、あるいは演奏する
というだけで済むけれど、デスメタルのような特徴的な音楽を
プロとして極めようとするなら、それはめちゃくちゃ大変なこと。
ましてや宗一の場合、自分の意思や好みが無視されて強制されている。
しかも世間での評判はどんどん尾ひれもついて伝説化。
本来の宗一と真逆にかけ離れていけばいくほど、
それが観ている者にとってはめちゃ面白く、冷静に見れば、
どちらも宗一自身だってことがシュールでもある。

センスというのは、自分で認識しているもの以上に、
他人から引き出されたもののほうが、案外花開くものなのかもしれない。
それを思うと、宗一の隠れたデスメタルセンスを見出した事務所社長は
かなりのやり手だったと言えよう。

この作品、基本・・ギャグアニメなので当然大笑いの連続だが、
本人自身が実際どう思っていようが容赦なく、
1人のカリスマロッカーが作り上げられていく過程とともに、、
ロック音楽界のことも、なかなかリアルにテンポ良く描かれていたと思う。

それと、宗一の学生時代からの同級生である相川さんが素朴で可愛い。
実写映画も原作も観たけれど、個人的にはこのアニメが
一番バランスよく感じて好きだ。

相当~~お下品だけどね(^^;

投稿 : 2024/11/09
♥ : 58

……keniee…… さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最高です!超下品なので・・女性にお勧めしてはマズいのかな…満点作品

視聴途中で テンションが上がり
いちど感想を書かせていただきましたが
 
見終わってしまいました     (ㅅ´ ˘ `)♡

最後まで ほんとに楽しかったです

あいかわらずの 下品なことば (゚ロ゚;ノ)ノ
そこは目をつぶり耳をふさごぉ~ ♪

  まったく気にせず視聴しているつもりでしたが

 なぜ…
 ホンワカな ゆる~~い ED にホッとして
 いっしょに口ずさんでいるのでしょう f(^_^;

 このギャップ極まりないEDが 実は大好きなのです



-----以下 前回の感想です-----

最高です♪♪♪
最適な言葉がみつからず残念です・・・
どう表現したらよいのでしょう
MAX楽しいです 


他の方のレビューでは 
最高に笑ったなどと記載がありますが

笑わない部分も すべてよい◎です 

内容ですが・・・

主人公の根岸宗一
あこがれの歌の世界でがんばる!なのです

根岸君がよいのです!!!

ショートですので( 15分弱 )
少しでも興味がわいた方
1話だけでもご覧下さい

  根岸くん 頑張れ ~~ !(^^)!

と言いたくなります!!
2話観てしまったら きっとハマって抜けられない !!

この文章だけですと・・・
ネタバレを避けて書いておりますので
まったく伝わらないと思います
他の方々のレビューをご覧になって
評価点なども参考にしてみてください

ただ・・・
この作品を とても良い
としてしまうと・・・
女性として少し疑われてしまうかな・・・

というほど
下品です・・・ (^_^;)

主人公が 下品な言葉を
発せざるをえない立場にあるので・・・・

がんばれ 根岸くん!!

気持ちをあらわすために 評価点をMAXに 満点です

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

いしゆう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

さすがPG-12指定! 家族一緒で視聴は・・・正直危険な作品です。

あらすじはあにこれを参照ください
放映時期 2009年2月~3月 

大分から上京したポップミュージック大好きな少年/根岸は
気付けば ボーカル兼ギターでインディーズ界を席巻していた・・・

音楽やバンド関連の作品って みんな熱くてどこか爽やかさがありますよね
ただ この作品は PG-12作品 普通の作品じゃありません!

爽やか? いやいや 反対に空気が淀んでます  
下品なギャグのオンパレード ある意味”下ネタ直球勝負”!
毒気が強すぎて・・・好き嫌いが分かれる作品だと思います。

この 誰にでも好かれようなんて 全く考えていない潔さ 
好きな人は好きかも○o。.。

インディーズ界でデスメタルバンドとして頭角を現したクラウザー
異形の姿と激しいアクションで次々とファンを虜にしていく!

でも 素の彼は”スウェーデン・ポップ”大好き 爽やか青年/根岸君
この二つの顔を持つ 彼の青春物語

わたしはデスメタルとか全く知りませんが 
クラウザー様の恰好 少しは誇張してるのでしょうか?
ハロウィンくらいでしか見たことのないような格好ですし
もしリアルでこれに近かったら ビックリです。
 
内容は 正直薄いです
観終わっても 何も残らない・・・ 
でも! あえて言うなら 例えばこんな時 おススメです 

〇疲れた時・・・
クラウザー様の歌を聴けば 元気出ます 
画面のオーディエンスも 凄いノリです( 歌詞ほぼ下ネタですが ) 

〇笑いたいとき
やることなすこと 裏目に出る根岸君 
最後は暴走クラウザーで笑いに走る! ( 解決策ほぼ下ネタですが )

〇隙間時間に濃いアニメ観たいとき   
1話15分( 毒気が強くこれ以上は危険!&下ネタ多いので視聴場所大事 )

〇元気のないとき
クラウザー様は 明日なんて観ていません 
でも 今日をしっかり生きてます ただ全く参考にはなりませんが・・・
勇気だけは貰えるとおもいます。

〇仕事中からプライベートなどの 切り替えが出来ないとき
根岸君からクラウザー様へのあの変わり様 見習ってはどうですか?
ただ 見習って大切な何かを失っても わたしは知りません♪
    
ま~多分他にも沢山あるはずでしょうが 割愛(^^♪。 
 
最後に
根岸君が変わらず音楽を好きな所は 情熱を感じます
少しサクセスストーリー的な所もありますし その点は良かったです

今回は 他の登場人物の紹介は省きましたが 
ヒロインも出て 青春したり メンバーと合コンしたり
住んでるアパートの隣のおじいさんと騒いだり・・・
一般的な事も やっていますのでご安心を!

ただ 家族そろっての視聴は・・正直危険な作品ですね。
( 個人的には無理かな・・ )

以上 最後までお読み下さりありがとうございました。



 



 
 





 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

53.8 18 コミカルで変身なアニメランキング18位
まじかるカナン(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (24)
128人が棚に入れました
Teriosから発売されたWindows用アダルトゲーム『SeptemCharm まじかるカナン』を原作としたTVアニメ。ただし、18禁シーンはカットされ、一部設定も変更されている。2005年1月から3月まで全13話が放映された。柊ちはやは、少々幼く見えるが、明るく元気が取り柄の女子高生。ある日、彼女が更衣室にいると、傷ついた小動物が忍び込んでいるのを見つける。どこか懐かしい何かをその小動物に感じたちはやは、家まで連れて帰り手当てをしてやるのだった。最初はグッタリしていたかと思うと、突如家を飛び出していく。そんな小動物をおいかけていくと、そこには化け物が! 小動物が化け物に襲いかかろうとするので、ちはやが止めようとしたところ、小動物の首のヘキサグラムが激しく点滅し、スティックが飛び出す。そしてスティックをちはやが手にすると、光が彼女を包み、魔法戦士カーマインに変身!! 「種」の恐怖から人々を守る戦いが始まった。

声優・キャラクター
広橋涼、水樹奈々、宮崎羽衣、菅沼久義、水島大宙、ひと美、安井邦彦、たかはし智秋、河杉貴志、石塚さより、小林優子、伊月ゆい、石毛佐和、茂呂田かおる、伊藤美紀、田中秀幸、鈴置洋孝
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2000年代《魔法少女》アニメの忘れもの

もともと、女の子はヒラヒラのフリルのついた衣装に変身して小動物をお供に侍(はべ)らせる《魔法少女アニメ》、男の子はロボットとか戦艦とか拳銃とか刀剣とかをぶつけ合う《バトル系アニメ》を好んで観るもの、という厳然とした区分けがあったはずですが、1990年代の前半~半ば過ぎにかけて長期放送された『美少女戦士セーラームーン』(シリーズ5作)に男の子(小・中学生)までが喰いついて空前のブームとなり、そして1990年代終わり~2000年初めにかけて放送された『カードキャプターさくら』は、男の子どころか高校生以上のレッキとした青少年視聴者まで巻き込んでの大人気作となった結果、その後の彼らの需要を当て込んだのか?西暦2000年代には、専ら《男性視聴者向け》の「魔法少女アニメ」という新たなジャンルの作品が制作され始めたそうです。

その中には、アニメより先行して制作/販売された、いわゆる18禁ゲーム(エロゲー)を原作とした作品もあり、私がレビューを書いたものを挙げると・・・

(1) 『魔法少女リリカルなのは』 (2004年(1期)、2005年(2期)、2007年(3期)) ※個人評価 ★ 4.1
(2) 『ななついろ★ドロップス』 (2007年) ※個人評価 ☆ 3.7

・・・この2本は、シナリオがまずまず面白くて、濃淡の差はあれ感動もでき、とくに『なのは』に至っては、西暦2010年代に入ってから劇場版にアップグレードして1-2期をリメイクし、最近も新作が公開されるなど、西暦2000年代開始の《男性視聴者向け》魔法少女アニメとしては、現在まで続く唯一の人気シリーズとなっています(*1)。

逆にいうと『なのは』以外の作品は、余り人気が出なかった=面白くなかった、ということになるかと思いますが、その中でも私が視聴してみて、個人的にちょっと印象的だった作品として、本作『まじかるカナン』(2005年)を挙げておきます。

(*1) この他に2007年に始まった『ストライクウィッチーズ』を第1作とする「ワールドウィッチーズ・シリーズ」も現在まで人気が続いていますが、こちらは《魔法少女》ではなく《魔法使い》ないし《魔女(ウィッチ)》という扱いなので、ここでは除外します。

※以下、作品説明


◆放送当時、“劣化なのは”と呼ばれた作品ですが、『なのは』より良い部分もあります。

本作は、放送当時、同じくエロゲー原作で前年(2004年)に放送されて人気を博した『魔法少女リリカルなのは』(※ただしゲーム・シナリオそのもののアニメ化ではなくスピンオフ企画)との比較から、“劣化なのは”と呼ばれたそうですが、作画に限っていえば、しばしば絵崩れを起こしてしまう『なのは』よりもずっと良好と思いますし、メイン・ヒロインの変身後のキャラ・デザやコスチュームも、『なのは』よりも可愛いくて格好良いと思います。

ただ、本作の場合、残念ながらシナリオが致命的に面白くなかった・・・。
一応、中盤まで(※第9話まで)に色々な伏線を張って、終盤(第10話「真実」以降)に話が大きく動き出すのですが・・・発想貧困というか月並みな展開過ぎるというか・・・
もし本作が、『愛天使伝説ウェディングピーチ』(1995年、全51話)みたいに視聴者にヒロインたちへの思い入れをセッセと刷り込む十分な尺のある作品だったら、終盤の伏線回収が例え月並みであっても、視聴者はちゃんと話に乗って来てくれるはずですが、そこは1年間4クールが基本のマジホンの(=本来の少女向けの)《魔法少女アニメ》と違って、1クールが基本の《男性向け魔法少女アニメ》の悲しさ・・・人気を得るには、それなりにシナリオに工夫を凝らしてくれないと・・・。

《まとめ》
『なのは』、『ななついろ★ドロップス』を視聴済みで、2000年代の《魔法少女》アニメをもう少し色々見たい!という方にお勧めできる作品です。
あと、キャラデザやコスチュームが割とCLAMPっぽい(※制作側がワザとそうしたらしい)ので、『CCさくら』、『ツバサ』が好きな人にも少しだけお薦めできるかも知れません。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
確かに、展開は『なのは』に似ている。
但し、キャラデザは『なのは』よりもずっとCLAMPっぽく、ヒロインたちの通う高校の制服もどことなく『CCさくら』っぽい印象。
・第5話視聴終了時点
種人間との戦闘のない日常回だが、エヴァーグリーンの過去の大事件とファミレスへの謎の来訪者が描かれて、次回以降の展開に興味が湧いてくる回。
・第7話視聴終了時点
魔法戦士になるとき、自分の理想の姿に変身する・・・という仕様なんだね。
なるほどなるほど(内気なさやかが高飛車なセルリアンブルーに、子供体系のちはやが凛々しいカーマインにそれぞれ変身)。
・第9話視聴終了時点
ちはやちゃん母子家庭だったんだね。それにしても父親の写真が一枚もない、というのは不審だな(わざとらしい?)
・第12話視聴終了時点
大詰めで、敵の姦計にかかったヒロインが闇落ち(黒い翼付き)→お相手の少年が命懸けの救助を敢行!・・・という流れへ。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作ゲーム      テリオス(1998年12月発売)
監督           阿部雅司
シリーズ構成・脚本  山田光洋
キャラクターデザイン 横田守(原案)、渡辺明夫、山田正樹、河野悦隆
音楽           岡崎雄二郎
アニメーション制作  AIC. A.S.T.A.{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== まじかるカナン (2005年1-3月) =============
{netabare}
第1話 魔法戦士カーマイン登場! ★ 種盗難(エヴァーグリーン)、柊ちはや&ナツキの出遭い、ちはや変身・種人間浄化、ナツキ人体化
第2話 謎の転校生 ☆ ちはやの困惑、小嶋絵美転入、種人間化した教頭先生の浄化、新たな魔法戦士?
第3話 ちはやの恋の物語? ★ 無神経なナツキ、秋葉原デート(勘違い少年・鈴原君)、種化オタク少年浄化、カレンデュラ暗躍
第4話 魔法戦士セルリアンブルー ☆ お泊り勉強会(水城さやか)、高飛車戦士登場、エヴァーグリーンの状況、ナツキの兄ハヅナ登場
第5話 エンジェルキッスの休日 ☆ ナツキのバイト開始、ファミレスへの来訪者、15年前の事件(ベルガモット幽閉・逃亡)
第6話 ナツキ危機一髪! ☆ 城之内先生の赴任、カレンデュラのナツキ拿捕、種のクローン、謎の救援者の忠告
第7話 ハヅナ ☆ 病床のナツキ、エヴァーグリーンの花、新型の種人間(セルリアンブルーとの協力)、ハヅキ&さやかとの対面
第8話 フェンネル ☆ 理事長来校、セプティムとの方針対立、フェンネル登場
第9話 セプティム ★ 食人植物型種人間来襲、ベルガモットの娘?、、絵美と城之内の謎の仲
第10話 真実 ☆ 母の打ち明け(父の生存)、ベルガモットの罪(人の娘との恋と結婚)、アリーナの戦い
第11話 カレンデュラ ☆ カレンデュラ消滅、セプティムの打ち明け(城之内の正体)
第12話 闇の世界 ☆ フェンネルの世界破滅計画、囚われたカーマイン、セプティム消滅、カーマイン闇落ち 
第13話 永遠の大樹 ☆ 女王ツユハの託し事、カーマイン浄化、ナツキ消滅?、フェンネル撃破・浄化、父との再会・別れ、後日譚{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「マジカルちょーだいっ」
ED 「コイゴコロ」

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

渡辺明夫氏のキャラデザは良かった。

原作エロゲの魔法少女アニメ。

魔法の国から盗まれた種を取り戻す為にやってきた少年が、パートナーとなる少女を見つけて魔法少女にしてという王道の流れですが、シリーズ構成を起承転結でいうと、まず起がダメダメです。
特にカット割りが最低。
低予算で請負ったとしても、モブはある程度動かそうよ。静止画って引く。
通常攻撃なら詠唱無しでもいいけど、最大の技の時は呪文を唱えて欲しかったし。
承、転は盛り返していたが、脚本がイマイチなので結が駆け足すぎて弱い!
OPがすごくテンポが良かったので、OPの演出、絵コンテ担当者が全編演出した方が良かったんじゃね?である。

唯一良かったのは、カードキャプターさくらを渡辺明夫氏が描くとこうなる!って感じのキャラデザだろう。ナースウィッチ小麦ちゃんにも見えてしまうが、萌えでした(^^)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

奥深い設定を組み込んだ異色の魔法少女?

アダルトゲーム会社‘テリオス’デビュー作のアニメ化。魔法少女モノ。
先に原作に忠実なアダルトアニメ版が作られて、その後色々設定を改変してこのアニメが作られた経緯があります。

ちなみに、今年2014年実に16年ぶりにまじかるカナンの続編が出るみたいです。18歳未満の方はダメです。
http://www.terios-soft.net/canan2/


あらすじ
{netabare}
私立銘鳳学園に通う女子高生の柊ちはやは、ある日学校で不思議な小動物に出会う。
ぐったりしていて元気が無かったので家に連れ帰って看病してやると、元気を取り戻し表へ飛び出して行った。


急いで小動物の後を追いかけると化け物に遭遇する。逃げ惑うちはや達だったがビルの屋上まで追い詰められる。
間一髪というところで、小動物が発光しちはやは変身する。変身したちはやは魔法パワーで敵を撃退し、事なきを得る。


先ほどの小動物が青年になって姿を現した。名をナツキと言い、魔力が不足すると人間の姿を保てず小動物になってしまうらしい。
ナツキは魔法の国から人間の欲望に取りつき化け物にしてしまう‘種’を回収するためにやってきた。ちはやが倒した化け物がその‘種人間’である。
ちはやに‘魔法戦士カーマイン’に変身してこれからも種人間と戦ってほしいと頼むナツキ。
ちはやのこれからの運命は?
{/netabare}



1クールにしてはちょっと設定を詰め込み過ぎなんですよね。どうせ原作から改変するならもっと単純なお話にすれば良かったと思います。

最初はひたすらちはやが現れる敵をばったばったなぎ倒す展開で、ワンパターンながら爽快でした。
人間の欲が化け物を生み、襲い掛かってくるという王道的な設定に加えて、後から現れる魔法戦士が実は意外にも身近な人間だった・・・という辺りまでは分かりやすくて実に面白かったです。
前半はまさに魔法少女!って勢いで楽しかったです。


ところが、後半から人間界と魔法界と闇の世界?の三つ巴の争いになってきてから話が複雑になってきました。
要はどの世界にもちはやが関わってくるわけなんですが、前半ほとんど言及がなかった設定が後から後から出てくるのはちょっと・・・という感じです。
これは最近の作品にも見られますが、コミカルな雰囲気と一変してシリアスというのもバランスが悪いです。




後は、魔法少女の設定について。

変身する際裸になってコスチュームが変わるという、これも王道的設定です。魔法を放つ際に使うスティック?もデザインセンス良いです。
ただ、魔法が地味かな・・と。呪文の詠唱とかはなしで普通に光線が出るだけなので、戦闘もすごく地味です。
変身後の服も魔法少女というよりは、怪しげなメイドカフェの制服のようなデザインであまり可愛いとは言えない感じです。

あと何故変身すると成長してしまうのか・・・。ちはやちゃんがそのまま戦うのが可愛いのに。
理由は多分ソフ倫的なアレだと思います。戦闘の中で触手に捕まったり服が溶かされたり原作を思わせる描写が残っていたので、元の体型だとアウト・・ですね。

魔法少女モノなのに魔法少女の設定がいただけないものだらけです。


原作が1998年発売と古いのでリファインしても古臭さを感じてしまうのも欠点・・・でしょうか。
制服のデザインがちょっと古いです。時代錯誤ですね、好きですけど。
ところどころ使われるリアクションとかSEも懐かしい感じがします。
人によっては古臭くて見てられないかもしれません。


作画も正直悪いです。ガタガタで安定しません。
AIC A.S.T.A.は「そらのおとしもの」の頃には綺麗な作画だったので、成長したんだなあ・・と感慨深いです。



ここまでダメ出しばっかりしてしまいましたが、最後まで見続けられただけの魅力もちゃんとあります!

ズバリ、ヒロインの柊ちはやちゃんがめちゃくちゃ可愛い。

~ちはやちゃんの可愛いところ~

・高校二年生に見えない幼児体型で、天真爛漫な僕っ子。
どう見ても中学生くらい、しかも一人称が「ボク」ってこの時点でかなり可愛いです。

・アホ毛が一本と八重歯が一本生えている。
よくある萌え設定ですがツボを押さえています。この両方を兼ね備えているのは贅沢です。

・学校の制服、実家のファミレスの制服がよく似合ってる。
学校の制服は後ろにでっかいリボンが付いていて、他の子は似合わないけど奇跡的にちはやちゃんは似合ってます。
実家のお手伝いをする際にたまに着るファミレス服も可愛いです。

・声優が広橋涼さん。
これもかなり大きい。個人的にベストマッチです。ボーイッシュな女の子と広橋さんって親和性が高いです。
普段の可愛い演技から12~13話(最終話)にかけての悲痛な叫びの演技まで、見事な演じようでした。


ちはやちゃんの可愛さに連動して、主題歌も最高です。

OP「マジカルちょーだいっ」歌:宮崎羽衣さん
みなみけ、WORKING!!的なとっても可愛いOPです。ちびキャラがいっぱい出てきて、キャラの仕草も可愛い。ちはやちゃんが腰に手を当てて怒ったようなポーズが特にグッドです。

ED「コイゴコロ」歌:徳永愛さん
徳永さんの歌声が好きです。それから、ちはやちゃんの不思議な踊りですね。腕と脚をブンブン振り回しながら動くさまがとても可愛いです。



まとめると、元のアダルトゲームの設定を無理に改変したときに面白さも半減してしまったような印象を持ちました。
先に世に出た「魔法少女リリカルなのは」は類稀なる例で、本来アダルトはアダルトが本領だと思います。
ただ、メリットとしてキャラデザが可愛くなったおかげでちはやちゃんも可愛くなったこと。声優が広橋涼さんになったことです。

柊ちはやちゃんの姿を見て、声を聴いてピンと来た方は一見の価値ありです。魔法少女を期待して見ると肩透かしを食らいます(笑)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4

62.2 19 コミカルで変身なアニメランキング19位
とんでも戦士ムテキング(TVアニメ動画)

1980年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (26)
95人が棚に入れました
それまで『ガッチャマン』などが放映されていた、CX系日曜夕方6時代の枠に向けてタツノコプロが制作したギャグヒーローアニメ。変身ヒーローや大型のサポートメカなど、同社の看板作品『タイムボカン』シリーズなどからスピンオフされた要素も多い一方、戦闘シーンの雰囲気をギャグからマジメに一変させるための《シリアス玉》など本作ならではの新趣向も特筆。ゴム獣メカを駆使して地球侵略を企てる悪のタコベーダー(宇宙人)一味クロダコブラザーズ。彼らを追ってタコ星からやってきた保安官のタコローは、アメリカ西海岸の街ヨンフランシスコに暮らす少年・遊木リンを超能力で変身させた。タコベーダーをかねてから研究していた父・遊木博士の協力のもと、リンは正義の戦士ムテキングとなってクロダコブラザーズに挑むのだった。

声優・キャラクター
井上和彦、納谷六朗、小宮和枝、田の中勇、大平透、青森伸、高坂真琴、加藤治、千葉繁、安原義人、有崎由見子、筒井たか子、中村武己、辻三太郎

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

What's your name?

・・・正直、あまり覚えていないんですが(゜-゜)
主題歌は強烈に覚えていますね(゜-゜)
今でもカラオケでよく歌います(゜Д゜)ボエ~
 
ローラースケートにウオークマン・・・当時の小学生としては相当なブルジョワですね(゜-゜)
 
タツノコらしい、原色を多用した、アメコミ調のヒーローギャグ作品です。
息抜きにちょっと観るにはいいんじゃないでしょうか?
 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

狙いのターゲット層は?

タツノコプロがタイムボカンシリーズと
平行して作っていた作品ですね。
アメコミを意識した設定と言うか、
日本がそういう時代でしたね。
ユーロビート全盛期ではないでしょうか。
時代には合っていたと思いますが、
対象(ターゲット)年齢に合っていたかは
分からないですね。
ただ、オープニングも含めかなりインパクトが
強かったのは事実です。
当時のOPでは珍しくなかったですが、
タイトルや主人公の名前が
連呼されていて、それいてベタではなかったです。
(ベタではなかったですが、暑苦しかった)
何気にムテキングのコスは、
みなしごハッチとかぶった!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 6

大貧民 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

昭和アニメの名作の一つ。

「MUTEKING THE Dancing HERO」に合わせてか、Gyao! でやっていたのを久々に数話見てみた。
懐かしいのもあるが、やっぱり方向性の判らないリメイクよりも、目指す所がはっきりしていて、突き抜けて面白い。

懐かし補正があるのは否めないが、面白いことをやりたいようにやっている感が楽しい。

今ではレジェンド級感のある、井上和彦の硬軟演じ分けた作品としては初めてだったハズ。以降、スターザンSやあかぬけ一番などで、二枚目と三枚目シーンのある主人公や、最近では夏目友人長の「まだら/にゃんこ先生」に繋がる。
最近は、老人役もやったりするので、幅は更に広がっている。

クロダコブラザーズも歴代悪役のなかで、未だに人気がある。
末っ子のタコミに兄たちがどうにも甘いのが、ほほえましい。
ある意味本作の真のヒロインだったりする。

下町編ヒロインの名前は「セイコ」ちゃんで、最近ではこうした有名人から名前をとるようなことはしないので、判りやすく時代を感じる。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

63.4 20 コミカルで変身なアニメランキング20位
神様家族(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (326)
2227人が棚に入れました
一見ごく普通の少年だが、実は神様の跡取り息子である神山佐間太郎。立派な神様になる修行として人間界で暮らしているのだが、両親の「奇跡」の力のせいでワガママな性格に育ってしまった。しかし転校生の小森久美子と出会い、佐間太郎はある決心をする…。


声優・キャラクター
岸尾だいすけ、小清水亜美、江原正士、葛城七穂、冬馬由美、神田朱未、前田愛、三浦祥朗

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

神様と天使と悪魔と人間と

基本的に明るい感じのドタバタ系ラブコメ作品です
作画は微妙ですが、他はわりと良かったと思います


神様の息子である佐間太郎が主人公となります
神様(父)、女神(母)、女神候補(姉、妹)、
そして佐間太郎のお目付け役天使のテンコ、
この6人で東京都の一軒家に住んでいます
この家と、佐間太郎やテンコたちが通う学校が主な舞台です
初期設定が面白いなと感じました


基本的には佐間太郎とテンコを中心にラブコメやってます
ライバルも現れますし、楽しかったです

テンコが照れるのがかわいらしいです
キャラデザ的には…ですが、
不思議と凄く可愛く見えてきました
テンコちゃんマジ天使!実際そうなんですが

神様のパパさんと女神のママさんもハイテンションで賑やかです
こんな親だったらさぞかし疲れることでしょう
姉や妹も独特ですが、面白いです
まったくこの神様家族は。。
ドタバタとはこの人たちのせいです
でも、やるときはやる皆さんでした


元はといえばOPが良かったので観た作品
OPは映像ともに好きです
EDも良い感じでした
中毒とまではいかないまでも、頭には残る曲です


少しのシリアスはありますが、
基本はドタバタ賑やか明るい作品です
佐間太郎とテンコお互いの心境の変わり様が見所ですね

慣れれば作画は全く気にならないと思います
ラブにコメディに、楽しい作品でした

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

みけねこ+ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

◆物語
神様の息子サマタロウとそのお目付け役である天使のテンコのラブコメ。
サマタロウは過保護な父(神様)のおかげ欲しいと思ったものは
すぐに手に入る生活を送っていた。
そんなサマタロウが転校生である久美子に恋をして自分の力で
この恋を成就させたいと願ったことから物語は始まります。

●感想
家族みんなが神様という設定はなかなか新鮮でした。
また、家族同士で使えるテレパシー(?)がコメディー
を支えるいい道具になっていたと思います。

私のおススメは6話と7話です。
ここでちょっと惹きこまれました。

ラブコメお好きであれば見てもいいかもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

59.4 21 コミカルで変身なアニメランキング21位
バトルガール ハイスクール(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (119)
528人が棚に入れました
星守(ほしもり)――――人々の想いを受けてそびえ立つ御神木『神樹(しんじゅ)』から選ばれし18人の少女たち。
彼女たちは神樹ヶ峰女学園の生徒として賑やかな学校生活を送るかたわら、神樹から授かった『星衣』を身に纏い、平和を脅かす謎の侵略者『イロウス』から地球を守るために戦う!

大人気スマホゲーム「バトルゲーム ハイスクール」から待望のアニメ化!
完全新作ストーリーで贈る、星守たちの友情と絆の物語!

声優・キャラクター
洲崎綾、佐倉綾音、雨宮天、東山奈央、上坂すみれ、早見沙織、本渡楓、下地紫野、内山夕実、南條愛乃、田村睦心、久野美咲、五十嵐裕美、悠木碧、木戸衣吹、加藤英美里、原田ひとみ、内田真礼

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルのわりに女学園日常トークが中心のライト戦闘アニメ

2017年放送のテレビアニメ 全12話

原作 コロプラ 監督 秋田谷典昭 構成 コロプラ 黒田洋介
制作 SILVER LINK

2015年から配信されているコロプラのゲームアプリが原作。
美少女格闘ソシャゲ原作アニメとしては冬季の「スクールガールストライカーズ」が記憶に新しいが、
本作も骨格はそれに準じたものだと思う。
あちらは錦織博監督、J・C・STAFF制作の豪華っぽい作品ではあったが、
ジャンルとしての未完成感が強かった。それでも楽しめましたが。

本作は監督、副監督共に新人の起用だが構成の黒田洋介は大ベテラン。
このタイプの原作は集金力が大きく、予算はあるがその分縛りが大きい。
アニメに絶望してゲームがぽしゃった場合の損害が大変だと思われます。
「けものフレンズ」はゲーム終了後のアニメ化で、予算無し、自由度高しで傾向が逆。
本作は元々高予算ゲームのようで超豪華声優陣がゲームの時点で確定。

ソシャゲ原作アニメの可能性は大きいと思う。主に予算の面で。
いまだ決定版と言える名作が誕生していないジャンルであることに異論はないと思う。
自分の評価としてはこの作品は非常に楽しめました。
構成の黒田さんの実力かな?
脚本を一切書いていないのに、随所に黒田節(w)が見られるような。
バトルはプリキュアなどの「殴って解決魔法少女」スタイル。
タイトルの割にバトルシーンはそんなに見せ場ではなく、
日常シーン、特に着替え(コスプレ)や少女たちのトークが見どころでしょう。
ゲーム版の主人公である「先生」(杉田智和)の出番は少なく、
神樹ヶ峰女学園の女子生徒たちの日常を楽しく描いた部分が多い。

全員同じ服(!)セーラー服ですが、まあ個性もありハンコ絵ではないと思います。
バトルを監視するコックピットのオペレーターは必要なんでしょうか?
デートアライブのようにヒロイン達に指令を出していますが。

一歩間違うと区別のつかない美少女一個中隊戦争アニメになるところを、
絶妙な黒田節で楽しい少女たちの青春劇にとどめた、
綱渡り的ではありますが良作であったと思います。満足できました。
なにしろ最終回ではほろりと・・・

この時点では、マジンガーや長浜3部作のようにおもちゃ売りから抜け出ていないロボットアニメ。
今後、ソシャゲアニメのガンダムが登場するか?

ヒントはソシャゲをテーマにしたラノベ「魔法少女育成計画」にあるような気もします。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

量産型量産美少女量産集合

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:豪華女性声優陣!!ww もう1話目からソシャゲ販促アニメ。さらにクオリティーも低いという。。。既視感しか感じない。
期待度:★★★

もうなんていうか、最終和見ればストーリーは全部わかるんじゃないですか?


方針
とにかく女の子をいっぱいだして人気声優を当てよう!


さて、ストーリー考えようかな。。。って感じでしょうか。


スマホゲーム原作だからしょうがないのかな?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ソシャゲ+美少女バトル=声優豪華

ソシャゲ原作。
アンジュ、スクストと同じ匂いがします。

個人的にはOPは今期トップ3に入る良曲。

1話目感想
{netabare}
星守と呼ばれる女の子が戦う話。

個人的には好きなタイプの作品なんですが1話は微妙。

それでも現時点の2017夏アニメの中では活撃刀剣乱舞、賭ケグルイの次くらいの位置。

シリアス寄りになるか日常寄りになるかで評価は変わっていきそう。

とりあえず視聴継続
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
ナレーションで色々説明してたし、やっぱり原作知らないと楽しめない感じか...。

アニメから入る人を楽しませる気はないようで。

シリアス面で面白くなりそうな気がしなくもないけど個人的には少しキツいです。

今後の展開についてあくまで個人的な予想ですが、転校生と主人公は別世界の同一人物なんじゃないかなぁと。髪飾りとか色々似てますし。

スクストでもそんな話あったのでそんな感じがします。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
ミサキが他人に厳しいのは誰にも傷ついてほしくないから。

CMで、「アニメでは語られないミサキの~」みたいなゲーム宣伝CMがやってるけど普通にミサキ中心の話のほうが面白そうだなぁ。

{/netabare}

4話目感想
{netabare}
ミサキはフォルテシモの大ファン。

毎回丁寧にキャラ登場に合わせて名前をテロップで表示してくれてるけど相変わらずミサキ以外わかりません。

いい最終回だった的なノリの回だったけど、バトルガールってタイトルの割にはバトル要素がおまけになってるような。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
髪の色とか長さが似た感じだから風呂に入るとミサキと風紀委員の区別がつかなくなる。

この作品のキャラが全く覚えられないのは毎回星守クラス全員を登場させてるからなんだろうなぁ。

アンジュとかスクストもキャラは多かったけど少人数チームで複数に分かれてる感じだったからまだ覚えやすかった。

内容に関しては今回も特訓的な感じ。そろそろ大きく盛り上がる回が欲しくなる。
{/netabare}

6話目感想
{netabare}
とりあえずれんげ先輩とくるみは覚えることが出来た。それだけでも今回の話には意味があったかも。

今までこの作品の主人公ポジのキャラはみきだと思ってたけど実はミサキが主人公ポジなのかな?

今回の話を見てそう感じました。
{/netabare}

7話目感想
{netabare}
まるで最終回のような展開だったけどまだ7話。

ソシャゲ原作だし主要キャラはほぼ死なないと分かってるから(艦これみたいな例外もあるけど)シリアスでも緊迫感とかは特になし。

ミサキの「こっちの星も綺麗だよ、お姉ちゃん」この台詞が意味するものとは...。

とりあえず次回は一段落といった感じの日常回かな。

スクストは11話目で面白くなったけどバトガはどうなるのか。
{/netabare}

8話目感想
{netabare}
みきと同じでミサキもメシマズだったのはやはり2人には何か関係性があるってことなのかな?

マットでの昼寝に勝手に混ざったミサキが可愛かった。これも打ち解けてきたから出来ることか。

箸休め回としてはとしては悪くなかったけどもうちょっとシリアス成分が個人的に欲しい。
{/netabare}

9話目感想
{netabare}
ミサキは大分星守クラスに馴染んできたなぁ。

そして演劇中に乱入者。次回辺りからシリアス展開に入っていきそうな予感。
{/netabare}

10話目感想
{netabare}
ミサキは別世界から来たみく?前々から似てるとは思ってたけどミサキはみきの妹だったか。

そしてフードを被ってる敵は別世界のみき。

色々と謎が明らかになって面白くなってきた。やっぱりミサキ中心のほうが面白い気がする。
{/netabare}

11話目感想
{netabare}
今回も面白かった。ここにきて今期個人的下位アニメから脱出した感じ。

ミサキの回想シーンは良かった。今までのグダグダした日常回はこのシーンの為にあったのかな?

面白くなるのが遅すぎでもはやほとんどの人が観ていない状況だけど個人的には最終回を楽しみにしてる。
{/netabare}

12話目(最終回)感想+総評
{netabare}
悪くないんだけどスクスト同様ラストが駆け足になってしまったのが残念。

最終回だけあってラストバトルの作画は中々。

シナリオ自体は悪くないけど見せ方があまり良くなかったのか惜しい印象。

ソシャゲアニメってシリアスメインの方が面白いと思うんだけどなぁ。

ラスト3話だけなら今期上位クラスだけどやはり面白くなるのが遅すぎで全体の評価としては微妙な感じ。

そして結局半分もキャラ名を覚えられなかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

62.8 22 コミカルで変身なアニメランキング22位
サムライフラメンコ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (691)
3558人が棚に入れました
大人になりたくない、“大人たち”へ――

斬新!大胆!スリリングッ!な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義せいぎの味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、この世界で「正義せいぎの味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、
ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く!

声優・キャラクター
増田俊樹、杉田智和、戸松遥、M・A・O、山崎エリイ、小杉十郎太、大川透、中村千絵、三上哲、森久保祥太郎、豊永利行、KENN、田村ゆかり
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

怪人物陳列罪

なんだこれー、会話が面白かった。
ヒーローになりたかったけどなれないと薄々気づいたものの、憧れが大き過ぎて諦めきれずに、みぢかなトコロからヒーローを目指して修行してみる男、を見守る警官との話。
熱いのと淡々なのとの、現実味ある雰囲気。思ってたのとぜんぜん違った。もっとこう、華々しいイケメン話かな、興味ないんだよなーと思ってた。しかし渋い、ちょっとダサい感じ。次回気になる。

「子供たち…!」って感じであつくるしく語りかける正義君、おもしろい。
***********

以下、各話感想。感じたこと垂れ流し状態でどうもスミマセン。
平素のヒーロー話かとワクワクしていたあの頃。
何の前振りもなく超展開が持ち込まれ、戸惑いと憂いを隠せなかったあの頃。もはや「あ、怪人?お茶飲んできなよ」状態で待ち構える今日この頃。それでもまだ観続けてしまうのは……なんでだろ?

2〜11話 {netabare}
2話
今回もいろいろ可笑しい…
仕事中にヒーローソングを頭の中で鳴らし続けるイケメン…
おばちゃんにゴミ出し頼まれるヒーロー…
居酒屋で語りこむヒーロー…
(後藤さんのなだめツッコミが面白い)

傘〜!っていいながら走るヒーロー…
「盗まれていい傘なんかないんだっ!!」名言なのか?!

あと、公式にあるキャスト&スタッフ色紙メッセージが…
倉田英之氏のが… 怖いよ…
後藤さん役の杉田智和氏のが…画伯って感じです。
あと、キャストコメントに「サムライフラメンコを一言で表すと?」という質問で声優さん皆答えてるんだけど、杉田さんはどうも「一文字で」と勘違いしている節が…。

なんかもういろいろ可笑しいよ!!みんな見てみなよ!
オープニングは正義くんの脳内設定なのか、現実になるのか…?

***********

3話
やはり色々可笑しい。やんわりやんわりと真綿で首を絞められるよーに可笑しい…
石原マネージャーの「嘘ついてたら殺すわよ」の会話のテンポとか
藤原さんの、正義君の声マネとか

バラエティ番組「驚嘆! 動DE ショー」の雰囲気とか
(タイトルロールや出演者の名札の手書きレタリング感。)
(出演者のネーミングセンス…)

要さんの、人の話を身軽に跳び越えてグングン流れを持っていく会話の様子が、また聞き惚れる。
堂々と信念を持ってボケる技術の逞しさにおいては、新人の正義くんも自然とツッコミ役に回ってしまう。レッドアックス!これが愛され続けるヒーローの秘訣なの!?

ダミーフラメンコとして街頭でポーズとる後藤さん。
「やべぇコレ、スゲェ気持ちいい。」
ええー!!
観てる方も全くもって痛快ですが。

あー、面白かった。ごちそうさま…。Joeできだ!←(って決め台詞、要さんのサイン色紙にも書いてある)

EDがシュワーっと炭酸チックに可愛いくて和む。次回はその彼女らが絡んでくるんだね。「アイドル蹂躙」?!なんだ物騒な。パーフェクトブルー?!ブルブル
いや、この作品だし。アイドルが蹂躙されるんじゃなくて、アイドルに・蹂躙されるのかもしれない。誰が?正義くん?!ワクワク



4話
やっぱり、アイドルが蹂躙してた。 …悪者の股間を。
あ、忘れてた〜って戻ってきてまで、えい!えい!えいっ!って、わからんけど大変なんだろうなー。

アックスと正義くんのトレーニング。
師匠!(^∇^)弟子〜!( ̄▽ ̄)師匠!(^∇^)弟子〜!( ̄▽ ̄)師匠ー!(^∇^)弟子〜〜!( ̄▽ ̄)

後藤(~_~;)「この人、名前覚えてないんじゃ…」
覚えてないね!きっと…


5話
本当にあんたら面白い!!
どんどん好きになってくきーみのーことー♪
警官抱き枕もってるの、まりちゃん。

レッドアックス要、サムメンコの在り方について悩む正義君に「サムライフラメンコ」のそもそもの由来について問う。
単に自分大好きなだけのオッサンかと思いきや、いいとこビシッとついてくるじゃん…!と思いきや、「う〜ん、本当にかっこいいなぁオレ」あ、やっぱり…。
そんな師匠を「ウサンクセー」って目で見守る後藤さん。


「構想15年、活動一ヶ月!」
じっちゃんの名にかけて、その遺稿を映像にするプロジェクトになっていくのか?それとも実践派のまま?
しかし次回、
しっかり者の関西娘と「孤独がさみしいですぅ〜」の子までフラガ参戦かっ?!もっとその変な日本語聞きたい。

警官上司のありがちな癖のあるしゃべり方とか、フラガの悪者成敗股間蹂躙を見守る被害者少女の腰の動きとか、展開が早い中に遊びがちょいちょい挟まってて、面白い!!

6話
たいして進展はないのに、何でしょうねこの楽しさ。
モンスターステーショナリー社長、満を時して、登場!!

「これはまるで…ハラキリサンシャイン第八話、『大洗脳!街がまるごと敵の基地!?』と同じじゃないか…!」
何が楽しいって、一般市民やチンピラのモブキャラのセリフ回しと言い方。そう来たか!ってかゆいところに手が届く。

今回は街角でけんかする「たい!」「たい!」の博多弁の人(この人、次回カットにまで…^^;)、
サムメンコ新兵器に驚きつつ「あれは文房具だ!」と解説するチンピラに対して仲間のひとりが「おまえさっきから博識だなっ⁉」と突っ込むとこ(そりゃ言いたくもなるね)、
「イメトレで熊と闘って勝ったゴーリキさんを呼べ‼」とか
聞いた事ある歌を口ずさむ居酒屋のおやじ…

そしてもちろん中心人物も。
まりちゃんが後藤さんにコスプレポリスにさせて迫る上目遣いの攻撃もおかしい。この時の“おまわりさんをテーマにした曲作り”でミネミラの「イヌのポリスメン」が作られたのか〜

なのに後藤さんて…
そのケータイの彼女は、実在するのか?!
「ごっちーん怖い夢みたYO!!

大きなネコに押しつぶされそうになったYO!

そのネコ、
肉球寿司をにぎりはじめたYO!!

ヒラメがおいしかったYO」

て、なんだよ。(-。-;か、かわいいじゃないか。
しかし有事の際のアックス並に、なかなか彼女には会えてないようだが…?

OP曲も、この作品の内容をきちんと踏まえて作った詞だなぁ。
特別凝った画像でもないのに(ゴメン)毎回飛ばせずに聴いているよ。あのバンドの歌い方も、正義くんの演技とよく合っているんじゃないかな。


7話
展開速い中に、正義君の複雑な心境と後藤さんのナイス受け止めがあって、いいシーンで納得してたら…

なーにー?!
その展開は…
今までの現実と擬似ヒーロー活動のせめぎ合いから、一線を超えてきたよ?!「ケモノヅメ」?!
しかもモンスターデザインが冗談みたいなコンセプト付きで、ダサいというにもどうにもこうにも。どういう路線で行くのさ〜
台本読んでるから、映像の仕事で実現させるのかと思った。
両親の死亡事件の新聞記事出てきたから、復讐劇になるのかと思った。
飛び越えてどこ行くんだ〜
次回、撮影でしたってオチはない?

**************
8話
心配ないぜマイフレンド 昨日までのオレは死んだ

まじですか

なんですかあの饒舌なトンビ

なんの前振りもなく大活躍しだす怪人さんたち。元締め・きんぐとぅさん
イリュージョンだと言って…
麻薬捜査の場面から登場したから薬の効果じゃないのか、という希望の声もあったのに…。
ダサいモンスターに唖然なまま
殉職、へんにシリアスさまで入り込んじゃって
闇鍋状態

いつの時も物騒なことには絡まずマイペースな要さん、あなたの生き方はある意味、ブレず正しいのかもしれない…。

あくまでも正義くんはまじめ。
怪人にまじめに付き合って倒し、彼らの命を絶ったことに悩む。彼らも洗脳されていたのではないのか?と。
まってくれ、ついていけないよ!
怪人の小粋なセリフが全然頭に入っていかないよ‼

まてよ、モンスターステーショナリー社長が趣味の文房具武器研究を進めるために、敵方の開発も行って設定していたということに…
ことにしたとしても、なんだってんだよぉぉぉ

今回終わる頃には正義くんがすっかりヒーローとしての仕事を受け入れて充実しちゃってる。

ささやかな日常のヒーロー話を積み重ねても充分いい話が出てきたんじゃないかと思うんですが。
何勝手に飽きて、生まれ変わってるんですか。
みぞれが降り出しました。寒いです。


9話
(O_O)一転してまた一転、展開早い!!読めない!!
ヒーローvs悪の戦いがあたりまえになってしまった「ノルマとなってしまった」世界の違和感を描く。
これはこれで面白いー!
しゃべるねぇ、みんな。ヒーローも悪も語り出す。
意表を突く内容が盛り沢山だった。

後藤さん(`_´)ゞ「勝手なことばかり言いやがって」

中盤までのあの一般世間描写のウィットが生きていて面白い。
髪を枝毛にする怪人てなんだ。ニュース報道の画一的呑気さとか。
しかしキングさんの思想なき思想が今野さんとの対話で丁寧にあぶり出されて、気色悪くなってきたぞ。ほんとケモノヅメっぽくなってきたぞ…
行動と気持ちが上滑りする正義くんの口調が、微妙に今までの演技と違っていてうまいなぁと思った。
マリo(`ω´ )o「なによまさよしのくせに!」

怪人のいた場所から未確認物質が。原口さんの冷静なバックアップが心強いよ。
「僕たち、何と戦っているんでしょう…」
ウン。それがわからないから視聴者は8話で混乱したのだよ…。
行く末が読めない〜!でも持ち直した感じ。

*************

10話

まりちゃん…。海外の反応サイトとかでまりちゃんわりとビッチ呼ばわりで評判悪くて、なんでかなー?と思ってたんだけど、その部分をトーチャーが解明した。 自身に幻滅させる、たいして流血ないのにグロいね…。
思想の美意識のせいか、もえちゃんには急に紳士になって。仮想のヒーローが現実になるならば仮想の悪も現実になる。
正義と「同じものを観て育った」という幼いトーチャーの顔が無邪気でさびしい。

本当のヒーローは一般人の中にいて平和と正義を守ってくれているから、サムライフラメンコは安心しておまえみたいのと戦えるというサムメンコ理論。

できる男・後藤さん、かっこよかったな〜

まりちゃん。傷ついて、震えながらステージに立って。がんばれまりちゃん…。 フラメンコガールはアートだと調子づいていた自分の行動が招いた姿、落とし前つけたのかな。
先がぜんぜん読めないのと、セリフの妙な説得力は相変わらず。

***********

11話
また前振りなしな超展開がてんこ盛りですね。
あまりのアホくさいお遊びのぎゅうぎゅう詰めに、何度も笑わせられてしまったよ…。
はじめのプロモーション的な映像とか。全員レッドとか。
おとなしく合体ロボ用の四角い車が公道走ってくる姿が妙なツボに入った。
死に損ないでポイズンに吸われてた人がシュタゲのオカリンに似てた。(気のせい)
もう一話完結並みに、やってみたいアイデアは全部盛り込むってことでしょうか。
「嘘だ。しかしうつくしい嘘だ。」コレ、スタッフの姿勢?

オープニングの夢で終わるかと思った格闘シーン、あながち夢でなくなってきた。
フラメンコガールは本職に戻って、後藤さんは…?

子どもくささについていけない人はもうすでに視聴を諦めていることだろう。残された我々が戦隊気分で見守るしかないのか。何色でもいいから。おれは無色だ!フラメンシースルー!とか出てきて戦隊内で反乱起きたりして。色彩を持たないおれの攻撃を受けて見ろ〜。名前は多崎とけるで。
{/netabare}
****************

12話〜20話 {netabare}12話
オープニングがすっかり戦隊ものに。
どうしよう怪人にすっかり慣れてきた…
街を歩けば皆に認知されもてはやされてTV取材にひっぱりだこ、なのに後藤さんと駆け出しヒーローごっこしてカレー食べてた時代がどこか懐かしい。視聴者もですよ〜。騒がしさと、がらんどうの空間と。
まりちゃんはそんなとこ引きこもったの。

何だっけコレ、NHKのドキュメンタリー風。
MMM34って

ソレやりたかったんか…

みんなでカレー食べられるようにはなったけども。
エンディング「寂しくはないね」って歌ってるのに何か物寂しいですね。

13話
明日日本の危機だとして。助ける人を選べるか?迷いと重積に締め付けられる正義。

押しかけてるマリちゃんを許す後藤さんの彼女はどんな器のデカさだ。死んでる説も出てますが…。
エンディングの「離ればなれじゃないね 寂しくはないね」は後藤さんの彼女の歌じゃないのか。

スパイが居るなら一番怪しいのは要さんだろう〜

*新しいオチ考えたよ。
正義とおじいさんは事故にあって、正義は意識が戻らないまま眠り続けているんだよ。子供っぽいヒーローものな展開なのは、正義がそういうものを好んでいた時代で時が止まってるんだよ。いつか目覚めるんだよ。
て、夢オチのバリエーション…

14話
ビンタの好きなビビビの総理。要さんにもビンタしてたね。ビンタってかなり直接的で高圧な態度なような。突き飛ばすでもなく、コブシでもなく、なんでビンタなんだろ?

それにしてもフロムビヨンドが何処からやってきているのか全然ワカラナイけども、(ウルトラ怪獣みたいな目玉が出てきた。)
要さんの呼びかけで古参ヒーローたちが大集合!!

ヒーローが実在するなら悪役も実在する→同じものを見て育ったトーチャーが出てきて…
さらに悪役が蔓延するなら→ヒーローも増えて…
正義がいるなら…?
なんと正義と鏡合わせのような人が出てきたよ!?

次回イミテーションジャスティス。正…偽?

エンディングに星の王子様の要素があるのは何か関係あるのかな…?
んー、薔薇。バラだよねサムメンコのシンボルマーク。星の王子様が大事にしていた花。
「大人になりたくない大人たちへ」がサムメンコキャッチフレーズで
「子供心を失った大人たちへ」が星の王子様…
んー⁇


15話
フロムビヨンドメンコの言っている意味がよくわからないけど、正義はどうとでも変わるし、利用されるってことかな…まだ先が読めないってことかな…。
そしてビビビの奴があかんかった。
あっという間に失脚…
額に米、お尻に星のマークの人が助けに来た。
お米の国にはヒーローがワンサカ居そうですね。

16話
前回、声なしで少し出たミネミラ三人が言い争うシーン。その内容が明らかに…
やっぱりあの三人にはポジティブに強気でいて欲しい。そのためには、まりちゃんが負った心のかせを解かないと…そこの解決方がものすごく正攻法でドラマチックだったよね。これだよね、これ。
重ねて正義が立ち寄り難くなっていた後藤さんちへついに帰還。
逆行時代終わった‼って感じですね。
まりちゃんの吐瀉物がキラッキラしていたのはやはりアイドルだからですかな。

17話
うーん、結局また怪人(星人)まみれの展開に…。
黒板消しの武器つけた後藤さんの「なんか懐かしいな?!」にはちょっと笑ったけども。
セーラームーンに出てきてた、見るものをおちょくるような敵たちを思い出しますね。

総理を倒したが、やっぱり事実が裏返ってまだ終わらない…。
見るまで今回はどーなんだろと嫌にハラハラさせられてるんですが。

18話
あつらえたようにサムメンコと対になるように敵が出てきていたワケが、語られた。高次元な目線でまとめられちゃった。
縁側で語り合うヒーローと怪人。
ちゃぶ台で語りあうウルトラ星人が如く。
想いの強さが世界を変える、ってよく聞くことだけれど。
望みが全て叶うならその先は?

迷走した展開に意味があった…
と。それにしても、ここにくるまで、かなり長ーーかった気がするなあ…。大丈夫なの?もう安心していいの?(´・_・`)


19話
やけに平和過ぎるのが気にかかるけれど。落ち着きを取り戻し会話の小粋さも戻ってきてヤッホー!
そして…後藤さんの過去がついに出て来たよ。
夕焼けが似合う回。
尾行する正義&まりちゃん
「君は…世界で最後の悪かもしれないな」

ごめん
(^_−)−☆「もう離さないぞっ!世界で最後の悪が暴れ出さないように見守るのが、正義の務めだからなっ!」
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆「もう(頬っぺたぷう〜)♡まさよしったら!この悪は、て・ご・わ・い・ぞっ?」
って変なベタベタカップルの図が浮かんじゃった…
それはないわ。本当ごめん……

冗談はさておき
「キモい」って口では言ってたけど、後藤さんのこと、簡単に諦めるまりちゃんじゃないと思いたいな。
そしてなにやら不穏なキャラが。

20話
展開が早く、スリリング。
やっぱり悪は要るの?居るの?居ないの?
うーん。いてもおかしくないような…でも、いても誰も気づかない透明な人…
{/netabare}

21話
うおおぉぉぉ すごく真面目なちゃんとした話になって
なんだか猛烈に感動している
石原さーん!!!あなたが居てくれてよかった…
要さんにも見えてたって事で、正義の頭の中だけの妄想疑惑ぐるぐるから脱出できてホッとした。

正義は愛がわからないのか。そんな人にヒーローは勤まるのであろうか。正か悪かの判定なら、むしろわからないほうが勤まるのかもしれない。捨て身にもなれるし。
以前のシェルターに入れる人を選べ、の時に少しは正義は自分にとって必要な人について考えたんじゃないかとも思うけれど。愛の定義がピンとこないんでしょうか。また会いたいなと思ったら愛だよ。
灰司もわからなくて裏返しの執着がサムメンコへ。
灰司は一緒にサムメンコごっこしたいってことかな?
めんどくさいかまってちゃんだな。

予告、ついにあの人とあの人が…って誰!?

22話
しんみりしんみり、後藤さんの過ごした月日が突き刺さる。
ううっ、ごっちーん、となっていたところで
灰司君の薄っぺらい画策に引き戻される。
しかして

「ど…っ、ごとーさんはちがうんですかっ?!」
誰かーーーっ

愛=性愛だけでは ナイ、と正義に教えてっていうか突っ込んでやってくれ…
前回、マネージャー石原さんがいい事言ってたはずなのに…

まぁ、心を裸にっ!て感覚で、裸になったんだろうねっ。
本気でナニしようとしていたのかは…
自称「愛ヲ知ラナイ」正義君がヤル気になったところでナニが出来るのか具体的に知識があるのかどうかも、もうサッパリ私にはわかりません……

いや、笑えました。最終回。

*********************

<総評>
途中の怪人試作品ご試食おしょくじけんちんれつざいみたいな展開が

なーーーがーーーすぎーーーじゃーーーーーー!

主だったキャラクターはみんなとても好きでした。
もう一回観て笑ってもやぶさかじゃないくらいには。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^(さらに追記あり)。

※2話まで視聴して

1話では正直、全く面白さを感じられず、
なんか押しつけがましい正義感や正論?みたいなものが、なんかウザいかな?って思ってましたが、

惰性でとりあえず見てみた2話では、
その1話でしっかり下げてタメを作ってた分?が、一気に弾き返された感じで、
自分の中では一気にブレイクしました!(いい意味の方ね)。

面白いわコレ^^。

やっぱヒーローをテーマにしたアニメって、
何かしら制作側の独特の信念?みたいなものが色濃く表れていて、
ハッとさせられるし、小気味いいです。

傘を題材にしたのは、すごくわかりやすいし、
みんな何かしら経験あるだろうから、グッとくるものがあったなあ。

Bパートの最後があまりによかったので、
そのままEDもとばせず、ずっと見たらちょこっとだけのCパート?。
こういう構成もいいよね。
最後まで余韻を楽しみつつ、さらにちょこっと楽しみがある。

「次回が気になって仕方ないアニメ」としては今期初の作品ですね。
よかった、これで今期も日々を過ごしていけそうです^^。

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※6話まで視聴して

まだ6話なのですね。もう10話くらい見てる気になってしまっています。毎回楽しい楽しい♪。

やっぱ最近のアニメって異能の力だったり特殊なファンタジーだったり、そういうのに慣れきっていたせいか、

等身大の人間の力で、ちょっとずつ現実の何かを変えていこうと努力する姿に心うたれます。

ちょっとベタだけど、今回もじ~~んとくるセリフありましたね。

そう、あそこです。”借りを○した彼”が言った言葉です。

他にも、登場キャラ同士の会話のシーンが楽しすぎる!。どのキャラも癖があって愛すべきキャラ達ですね^^。

★の評価かなりかなり上がりました!。(上限まで^^)

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※7話まで視聴して

あれ?。

今回のラストの感想は「・・・・・・・・・・( ̄  ̄;) うーん。。」でした。

雲行きが怪しくなってきたw。

良く言えば”着地点の予想が全くつかない”ですが、

なんかこのまま突き進むと、自分の関心が離れていくかもしれない。

来週変な展開になりませんように・・・(心配すぎる)。

★の評価、微妙に下がりました><。

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※8話まで視聴して

何コレ?。特撮作品をただ単にアニメ化したような作品になってる・・。それも内容の薄っすい・・。

2話~6話が最高だったのに、全く脈絡なしにいきなり非現実な茶番に・・。

夢オチか特撮オチ(作品中での)でした~♪・・ってのを期待してたのですが、

どうやらこのまま突っ走るようですね・・ヘ(_ _ヘ) コケッ。○┼< バタッ。


★の評価、さらに下がりました。

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※11話まで視聴して

さらにさらに酷くなってますねえ・・。

7話の時にも自分の中で大きな落差で評価が落ちましたが、
11話でさらにさらに大きな落差で評価が落ちました・・。
底なしです・・。←もっと底があるのかも

1~6話は面白くて何回も見返しましたが、
7話以降は未だに1回こっきりしか見ていません。
もう1回見たいと思える回がいつか来るのでしょうか??。。

悪役のデザイン・行動・発言、誰があんなのをわざわざ見たいと思うのでしょうか?。

もしかしたらこの作品は、
このアニメを見てる視聴者を”アニメ離れ”させるための作品なのかもしれないですね。
アニメ作品に期待せず、自分の現実世界で何かを見つけなさいというメッセージなのかも。

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※12話まで視聴して

やっぱ底なしでしたww。
酷くなる一方通行です。

ほんと頼むから「撮影オチでした~♪」で当初の方向性に戻してほしい><。(泣)。

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※12話まで視聴して(その2)
戦隊のブルー、何か存在感ある声だと思ってたら、
P4の陽介じゃないっスか!・・でも、それだけ。。

前回も今回も、後藤さん+まり以外、見どころなしでした><。
もういっそヒーロー展開要素全部排除して、
まりもしくは後藤さんメインのラブコメアニメにしてほしい。

キングボンビーのテーマっぽいBGM♪、やめいw

ストーリーもうどうでもいいのに、なぜ毎週見てしまうんだろう?。

怪人のキャラデザインって、幼稚園児作のデザインとかなの?。


※16話まで視聴して
今話では、まりが最高によかった!。
まり(ミネ★ミラ含む)と後藤さんだけが視聴し続けてる理由ですね。
あとは全部茶番です><。


※18話まで視聴して
やっとこれまでの超常の流れ(茶番)が上手くまとめられましたね。
この回をずっと待っていたんです^^。
以外にすんなり受け入れられました。久しぶりに、2回視聴した回でした。
でもやっぱエンドレスエイトばりに長すぎた感があるのと、
今までの超常の流れ(茶番)の記憶はどこまで(誰が)記憶してるのか?
ってとこが気になりますね。

ひさびさに来週が待ち遠しくなっております。

補足:ミネ★ミラのミニアルバム買いたいけど、
   映像クリップ集とかつけてくれないと割に合わない値段設定感がww。

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※19話まで視聴して

こういうのが見たかったんです♪。最後までこの路線でお願いしますっ。m( __ __ )m

今回の話見たら、急に久々に1話と2話が見たくなって見返しました~^^。、
おお!、今まで見えてなかったいろんな伏線(意味深。。)が見えまくって面白いですね!。
登場キャラも出まくってたんですね、あちらこちらにw。

いやあ、一時期、σ(o・ω・o)の評価がかなり下がってましたが、少し回復してきました。

うまく最後で〆ることができたら、かなりの好作品になる予感・・⇒⇒⇒超期待です!!。

”序盤で本作気に入ったけど、中盤で切ってしまった方”は、帰ってきた方がいいと思いますよん。
(もちろん、ちゃんとがんばって中盤を全部見たうえで)

中盤のアレは、まあアレということでw。←今となってはいい思い出かもです。

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※20話まで視聴して

要さん、そんなに目と耳がいいのなら、○○ッ○にも普通気付くでしょww。

ミネ★ミラのミニアルバム、サイコーです!。
でもやっぱクリップ集つけてほしかったなあ。
ぜひぜひ今後の発売をよろしくお願いします!!。

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※最終話まで視聴して

終わり良かったので全て良し^^。

最終話、大満足させてもらいました!!。
これでもかとグッとさせられてしまったのです。

名残惜しいけれど、もう来週から見れないのですね・゜・(ノД`。)・゜・。

最初あんなに好きにさせられて、中盤であんなにあきれさせられて、
そんでまた終盤にこんなに再度好きにさせられて・・と、
ホント、終わってみればジェットコースターのようなσ(o・ω・o)の感情の起伏でした。

内容的にもこれほどまでの異色作は今後そうそう出てこないでしょう。
迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^。

スタッフさまお疲れ様でしたっ。感謝感謝なのです♪。

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※追記

終わってみれば、
現実と非現実の狭間で正義とは何か、悪とは何かを求め続けた怪作?いや快作だったなー。
現実と非現実の境界線が全く見えないところがこの作品のミソだと思う(褒め言葉)。

リアルタイムな視聴中にはムダに思えた中盤も、
最後まで見終えてからだときっと見え方が全く違ってくると思うし、
やはりあれがあってこそのラストでしたね。
近く、全部とおして見直してみようと思います^^。
絶対に1回見ただけじゃ理解しきれないいろんなメッセージが込められてるんだろうな~。
末長く一生楽しめそうな予感がしています!!。

自分の中では、主人公が3人いましたね。正義と後藤さんとまり。
3人とも最後まである意味一途を貫いていて、そこがたまらなく魅力的でした。
また安易な恋愛展開に頼らない作風に好感が持てた。

ああー、もっともっと続きが見たい作品です!。

ミネ★ミラは現実でも永久に活動を続けて新作出しまくってほしいです!(本気で切望)。。

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※追記2(若干ネタバレありなので、知りたくない方は視聴終えてから見てください)

やっと8話以降も2週目見る気になったので、さっそく見てみました。
1週目と違って安心して見れるので、面白い面白い~♪。
あっという間に2周目見終えました!。

長すぎると感じてた例の中盤ですが、
意外に簡潔に最少ターンで作りこまれていたんだなと認識を改めました。

今になって見ると見どころ満載で、やはりいい意味でぶっ飛んでいた作品でしたね。
若干グロだったトーチャー編のあのシーンは、やはり見ていてつらいけど、
あの、まりのED演出のためには必要でしたね。
ミネ★ミラのミニアルバムのボーナストラックのあの曲、歌い方が大好きなんです^^。

中盤の作画は、かなり粗が目立って雑なとこもあったけど、
あの非日常展開の本質を理解して見れば、そこはある意味納得でした。
視聴者各自が子供だった頃に見ていたヒーロー番組、特撮番組の
記憶を呼び覚ますような子供が抱いたイメージがデザインコンセプトなのでしょうね。

それから、やっぱり最後の4話が胸に響きました。
あの4話がなかったら、もっと酷評に終わっていたハズですが、
自分にとっては最高の〆でした^^。

まりの「あんた○○星人に○○○○○○○されちゃったんじゃないの?」
っていうセリフが超ツボったり、
後藤さんの20話での正義に言ったセリフがグッときました(TдT) 。

正直、正義のことはあんまり好きになれてなかったのですが、
最終話の後藤さんとのやり取りで、心からじ~んときました。。

石原さんは最初から最後まで、陰ながら正義を支えたMVPでしたね!。
終盤でまりが正義に言ったセリフに同意見でした!。○○○○ちゃえばいいのに。

円盤は単体ではさすがに買えないと思うけど、
BD-BOXが出たらきっと買っちゃいます♪。
その際はミネ★ミラの映像特典、クリップ集、ライブ作品なんかもあるとうれしいな。

こんな採算度外視の作品を作ってくれたスタッフ様方、本当にありがとうございます。
これからも採算度外視でも「素晴らしい」「突き抜けた」「見たことのない」
作品をどんどん作り続けてください!。

--------------------------------------
※追記3

待てど暮らせどBD-BOXがいっこうに発売されません・・><。
それどころか制作会社さんであるmanglobeさんが○○してしまうなんて・・。
ひょっとしてもうBD-BOX発売なんて夢のまた夢なのかなあ?。

・・そんな風に思っていた最近、オーディオコメンタリーにハマりだしまして
R.O.D.theTVとかで倉田さん他が出演されていたオーディオコメンタリーを
追っているうちに、サムライフラメンコにもオーディオコメンタリーがついていることを知り
もう我慢できなくなって単品BD買ってしまいましたw。

で、とりあえず様子見で買ってみたBD1巻のコメンタリーの冒頭で、まずは驚かされました!!。
増田さん・杉田さんらが冒頭で自己紹介していくのですが、そこでの杉田さんの第一声が

「読子リードマン役の杉田です」

・・ってwwwwww。

Σ(゚Д゚;エーッ! って思いながらどんどん惹きこまれてしまいました!。
その後もコメンタリー目当てで全巻そろえてしまいました^^。
結果的に、まだそんなに多くの作品のコメンタリーを聞いてきたわけではないのですが
今のところ本作のコメンタリーが一番興味深くて面白かったです!!!。

BDの高画質で改めて観た本編も、とてもスタイリッシュで完成度が高くてさらに好きになってしまい
また、今まで観たことなかった?各話の次回予告とかもたくさん見れてよかったです。
各巻特典も自分にとっては大満足で、自分にとって貴重な貴重なミネミラの音源だったり
本編でしか聞けなかったいろんなサントラ音源やヒーローソングの完全版がよかった。
最もよかったのはイベント映像が2時間くらいおさめられていたことでした。
司会されていた”わっしー”さんがとにかく素晴らしかった。
あと思ったのは
声優さん達の生の姿が、もうそのまんま”リアル実写サムライフラメンコ”だったことです!!。

このサイトではあまり評価が高くない本作ですが
自分はすごくすごく楽しめたし好きになれたので
manglobeさんホント((o・д・)bグッジョブ♪って感じです。
もっといろんな作品を世に送り出してほしかったです・・。

出演声優さん達が選んだ名場面集とかを観てると
ホントいろいろ胸につきささった言葉やシーンがいっぱいで
本作に出会えてホント幸せだったと実感しています。
ずっと大事に今後も見続けていきたい愛着いっぱいの作品です♪。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51
ネタバレ

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

良く分かりませんが何だか最終局面な感じ?逆に目が離せなくなった。【第7・8話迄視聴】

【第1・2話】期待していなかったが、非常に面白い。かなり好感触の作品。
{netabare}
ノイタミナ枠の作品、今期、もう一方のノイタミナ作品に期待していたんですが、第一話を見た時点で一気に期待値が逆転してしまいました。

何の変哲もない一般人がヒーローに憧れ、正義の味方として活動
そこに特に正義感が強いわけでもない警察官が偶然出会った所から始まる。
そして、社会に満ち溢れた誰も目くじらを立てるよう事もない件を取り上げて、正義について語っていくような物語。

ヒーロー物とは違い、何の能力もない青年が正義の味方として奮闘するも失敗ばかり。
そもそも能力と言う概念すらない普通の世界で『ヒーロー』をとして活動、これが異様にシュールな笑いを誘ってくれて非常に面白い。

正直、今期でもかなり好感触な作品。
しかも、2クール作品と言う事のようですし、今後に期待が高まります。
{/netabare}


【第3~7話迄視聴】まさにチェンジ・ザ・ワールドとなるのか?来週からの展開に注目!!

{netabare}
偽のサムライフラメンコとして登場した、過去にヒーローを演じていた俳優
偽者と本物、結局は師匠と言う立ち居地に落ち着き、二人の主人公達との交流関係に発展。
これを機にアクションシーンの指南を受けてちょっとレベルアップしたサムライフラメンコ
そして、レベルアップを果たし治安の悪い地に出張し、まぁ簡単に窮地に陥ったところでアイドルながら、正義の味方を志すフラメンコガールの登場
そして、二人のまぁ一方的な気もしますが、協力関係が成立。
その中で互いの正義のあり方の違いから、結局は協力関係は解消、フラメンコガールがアイドル仲間を巻き添えにフラメンコガールズを結成。
最後にサムライフラメンコに文房具を模した武器を提供する文房具会社の開発者

とこんな感じに概ねOPに登場していた主要キャラクターの登場に当てられ
その中で主人公の正義の身体的にも精神的にも成長していき過程をシュールな笑いを交えつつ描いてきていました。
そして、第7話でサムライフラメンコがかなり社会的に馴染んできて、順調だった中、正義の両親についての衝撃の事実が明らかに……
かなり困惑する正義をしっかりと後藤さんが激励、またひとつ精神的に成長したなと安心したのも
束の間……

ラスト5分で衝撃が走りましたねww
えっ、ギロチンゴリラ???????
まさに第7話のタイトル『チェンジ・ザ・ワールド』が起こった!?
今まで悪の組織とかそんなの実在しないって世界観だった中、突如現れたそれっぽい敵
まさかここで本格的にヒーロー物に舵を切るのか?
個人的には今までの現実に即した世界観の中で正義のあり方を見つめる、社会派的な展開の方が好みですね。
とは言え、この作品が2クール作品と言うことも考えると、ここらで物語を大きく動かすと言うのも十分にあり得るのか?
正直、夢オチとか警察のPRの為の特撮だったとかのオチでも良いんですがね……
どういう結果を生むかは分かりませんが、来週の展開がこの作品にとって大きい気がします。
{/netabare}


【第8・9話】良く分かりませんが何だか最終局面な感じ?逆に目が離せなくなった。

{netabare} 衝撃の超展開で終了した第7話、是非夢オチで終わらせて欲しいと期待して臨んだ第8話。
しかし、夢オチではなかった、正直残念ではありましたが、ここからどう言う風に展開させていくのかと興味はあります。
そんな中でも、シュールなシーンは盛り込んできていますので見れない事もないです。
第7話ではまぁ特撮のハイライトの様な感じで戦闘を流していきながら、正義が充実を感じつつも、後藤はそんな彼に心配と違和感を感じると言う展開。
まぁ、現実世界から急遽怪人などが登場する世界に豹変してしまった、そんな中で正義のヒーローに憧れていた青年が本物のヒーローになる。
今後、正義が敵が協力になっていくにつれて、挫折したり、人間性が知らず知らずに悪くなって周囲の人間と上手くいかなくなって腐っていく。
そんな正義の精神的な機微をしっかりと描いてくれれば、そう言う特撮だと思って今後何とか見れるんじゃないかとも思いつつ、第7話終了。

そして、第8話では
最早、怪人が日常の風景に溶け込んでしまっていて、一般人すら気にも留めていない状況。
まぁ、普通の特撮だって一般人は毎度騒ぐものの、怪人と言う存在に一定の慣れを見せている。
ですが、流石に冒頭の一般人のスルーっぷりは凄い、ここら辺シュールに仕上げてくれています。
そんな中で一般人にも日常として処理されるサムメンコと怪人の戦い、そこに刺激、やり甲斐を感じられなくなり徐々に憤りを感じていく正義
些か、展開が速すぎますがまぁこう言う展開にシフトしてくれればまだ見れると思っていたので悪くはないです。
しかし、更に展開は急激に加速、一気にキングトーチャーとの最終決戦に向けて動き出しました。
2クール作品だと聞いているので、逆にここでこの流れを止めれば、それはそれで予想外の展開ですね。
ある意味目が離せなくなってしまっています。来週の展開も気になるところです!!{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 49

69.8 23 コミカルで変身なアニメランキング23位
美女と野獣(アニメ映画)

1992年9月1日
★★★★☆ 3.9 (82)
654人が棚に入れました
第64回アカデミー賞でアニメとしては初の作品賞ノミネートされた、芸術的仕上がりのディズニー・アニメ。有名な、真実の愛によってしか救われない野獣と化した王子の寓話が原作。彼が心優しい少女ベルと知りあって、頑な自閉状態から脱却すると、奇跡は起こって……と言うお話。セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが唄う主題歌(オスカー受賞)は「アラジン」のそれとどう違うんだ、と作者のA・メンケンに聞きたいが、この映画で素直に泣けない女の子とはつきあえない気がする……という10代の意見も貴重? こちらの関心は自ずと、ギャグ部門担当のポット夫人(声はA・ランズベリー!)とその息子に向かう……。

声優・キャラクター
ペイジ・オハラ、ロビー・ベンソン、レックス・エバーハート、リチャード・ホワイト、デビッド・オグデン・ステイアーズ、ジェリー・オーバック、アンジェラ・ランズベリー、ブラッドレイ・マイケル・ピアース、ジェス・コルティ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

人間賛歌

全編ミュージカル風ディズニーエンターテイメントアニメ。
音楽がない場面でも、オーバーアクションです。

ツッコんで良いのやら悪いのやら。
猪突猛進的ストーリーには清々しさを感じます。

物語の骨子は美女と野獣の関係。
人の心を見つめることのできる美女。
性格に難点はあるけど素直な野獣。
この二人の結末は・・・自然とそうなるわなあ。

呪いのお城は楽しいお城。
表情豊かに動くおしゃべり静物がコミカル。
こんなお城なら住んでみたい。

あと、ひとつ感心した所。
自動薪割り機は伏線だったんだ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ディズニー映画の名作

言わずとしれたディズニー映画の名作です。
超有名作なので、あえてあらすじは省略しますが、ベルと野獣のラブストーリーです。
ミュージカル調で途中で登場人物が唄うシーンが出てきますが、
どれも名曲です。
最後まで楽しめました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

もはや見すぎてどれがアニメの話だったかw

フランスの民話“美女と野獣”が元になったアニメーション映画。

1991年制作なのですけど、もっと昔な気もしますね。

最近、実写映画の美女と野獣あったじゃないですか?
あれ凄く良かったんですけど、ひとりで見に来てるのが自分だけでちょっと所在がなかった思い出w

普通は恋人同士で見に来るタイトルですよね。アニオタの自分は場違いだったw

それで、このアニメ自体観たのは数回観ましたけど、最後に観たのは少なくとも20年前くらいなんですよね。なのに内容しっかり覚えてるのは何度も擦られるタイトルだからでしょう。劇団四季ミュージカルの美女と野獣も数回見に行きましたから、もうお腹いっぱいだったのに実写はとても丁寧で世界観を絶妙に表していました。近年のディズニー映画でもかなりの意欲作。

エマ・ワトソンがめちゃめちゃ可愛かった。はまり役ですねえ~♪
ガストンもいい味出してたなー。ルーク・エヴァンズが完璧に演じてたw
{netabare}
異類婚姻譚としての代表作とも言える本作は、個人的には野獣のままでも良いのにーと思ってたんですけど、もしかしたら少数派かもしれない。いや、だって野獣のほうがかっこ良くないですか?どうなんだろ?何度もこのタイトルを観て、毎回ラストであーあーと思ってしまう。駄目なやつです(笑)
{/netabare}

アニメの感想を書いてないな・・。この当時のディズニーアニメらしい良い出来でした(雑w)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

60.5 24 コミカルで変身なアニメランキング24位
おにぱん!(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (38)
113人が棚に入れました
「鬼は悪者」 そんなイメージはもう古い。今では人間ともすっかり仲良し。—…昔々のヤンチャのせいで、誤解されたりいじられたりすることもあるけれど。 これは、人間と鬼が共に生きる世界で、3人のおにっ子が鬼のイメージアップのために奮闘する物語。 鬼ヶ島から東京の中学校に転入、そして…時に人助け、時に町おこし、時に学校行事へ飛び込み、時には…アイドル活動!? キーアイテムは、鬼族に伝わるぱんつ ―…その名も「おにぱん!」どんな能力が秘められているのか、それともいないのか!? さらには桃太郎や一寸法師の子孫も登場して…!? 大忙しのおにっ子たち、たまに失敗して落ち込むこともあるけれど、今日もめげずにひたむきに頑張ります!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

これは、愛と友情と、ぱんつの物語である!

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
ショート作品なので録り貯めて一気見しました。


「鬼は悪者」
そんなイメージはもう古い。
今では人間ともすっかり仲良し。

―…昔々のヤンチャのせいで、誤解されたりいじられたりすることもあるけれど。

これは、人間と鬼が共に生きる世界で、
3人のおにっ子が鬼のイメージアップのために奮闘する物語。

鬼ヶ島から東京の中学に転入、そして…
時に人助け、時に町おこし、時に学校行事へ飛び込み、時には…アイドル活動!?

キーアイテムは、鬼族に伝わるぱんつ ―…その名も「おにぱん!」
どんな能亮kが秘められているのか、それともいないのか!?

さらには桃太郎や一寸法師の子孫も登場して…!?

大忙しのおにっ子たち、たまに失敗して落ち込むこともあるけれど、
今日もめげずにひたむきに頑張ります!


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

視聴して最初と最後の印象が大きく変わる作品だと思います。
おにっ子とそのキャラ演じる声優3人は以下の通りです。

つつじ:野崎結愛さん
ひまわり:根岸実花
つゆくさ:野中ここな

そして、あらすじにも記載されていた桃太郎と一寸法師を演じる声優さんは以下の通りです。

桃園 桃(桃太郎の子孫):かおりん
一寸 法子(一寸法師の子孫):とみたん

かおりんととみたんが出てきた瞬間からもしや…と思っていましたが、今回起用されている声優さんは、全員アミューズ所属の声優さんなんです。
まぁ、企画協力にアミューズが参画しているので、この様な状況も起こり得るんでしょうね。

おにっ子を演じる声優さんの3人は、本作品がデビュー作品みたいです。
なので、良くも悪くも新人声優さんっぽさが感じられました。

ですが、かおりんととみたんが登場してから印象が一気に良くなりました。
これが実績の差なんだなと改めて思い知らされた感じです。

一方、物語の方は日常系でふわっとした感じですが、
第5話の「激闘! モモロワイヤル!!」や第6話の「アイドル伝説のりりん」などは、少し趣向が違っており楽しめた回でした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は主要キャスト3人(野崎・根岸・野中)によるユニット「おにぱんず!」で「おにパパパン!パン!」と「鬼ヤバッ!」
挿入歌は、とみたんの「ときめき♡ワンダーランド」

1クール全12話の物語でした。
アニメーション制作は、WIT STUDIOさんだったようです。
私にとって総じて楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地味に良作でもっと評価されていい

dアニメストアで視聴。
元々は「おはスタ」で放送されていた作品なので子供向けかもしれませんが、大人が観ても楽しめる良作だと感じました。
ウィットスタジオ制作だけあって、日常系コメディ作品であっても完成度の高い作品となっています。

物語
脚本が良い。ギャグを交えながら物語がテンポよく進むので、退屈することなく視聴できました。
個人的にツボだったのが立ち飲み屋に行く「クマ」。熊王という酒を抱えながら歩いている姿や、すっかり立ち飲み屋の常連になっているところが笑えました。
所々パロディーも含まれているし、細かいところまで抜かり有りません。
   
作画
素晴らしいです。日常系作品にはもったいない高レベル。

声優
ここで損してます。メインキャラであるおにっ子の声が声優初挑戦の3人で、お世辞にも上手とは言えないレベルでした。
しかし初めに感じた棒読みは回が進むにつれ上達し、最後の方はキャラに声が馴染んでいたように思います(単に私が聞き慣れただけかもしれませんが)。
声質は悪く無いので、これからも声優を続けて欲しいです。

音楽
本作の魅力の一つが、おにっ子の声を演じた3人によるユニット「おにぱんず!」が歌う主題歌です。
1クール目は「おにパパパン!パン!」2クール目が「鬼ヤバッ!」で、どちらもキャッチーなメロディーで、一度聞くと頭から離れない中毒性のある曲でした。お気に入りです。

キャラ
イラストレーターのトマリさんによるキャラはとても可愛らしいですね。
一番のお気に入りキャラはクール系の「つゆくさ」です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

おにパパ(*’ω’ノノ゙☆パンパンおにパンパン このリズム癖になる

子供向けバラエティ番組、テレビ東京系列『おはスタ』にて放送されていた作品。
1話約15分。WIT STUDIO制作。
~あらすじ~
"鬼"のイメージアップのために3人のおにっ子が、奮闘するお話。

物語は、単純明快な子供向け日常系コメディ。
鬼のイメージアップという着眼点と、鬼のパンツ通称"おにぱん"をキーアイテムとして使うという設定が面白みがあったなーと思いました。
特段盛り上がりはありませんでしたが、OPとEDの良さでなんとなく見続けれた作品でした。

メイン3人の声優は、声優を務めるのが初めてということで拙さが気になりましたが、見続けるうちに慣れた。作品的にも内容が対象年齢低めなので、拙さや初々しさもそこまで不快に感じませんでした。

1話見てなんとなく良さそうという印象を受けましたが、以降特別良くなることも無く終わってしまいました。
同じ設定でもうちょっと鬼のイメージアップに寄せた中身のある話が見たかったなー。設定と絵柄、曲は好きな作品でした。
1度聞いたら頭に残る
おにパパ(*’ω’ノノ゙☆パンパン♪♪おにパンパン!
このフレーズ。いいリズム感でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

58.9 25 コミカルで変身なアニメランキング25位
MUTEKING THE Dancing HERO(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (46)
103人が棚に入れました
舞台は、自由で陽気な海沿いの街、ネオ・サンフランシスコ。この街に引っ越して来た心優しきムテキは、『自称DJ』のDJと出逢い、ダンシングヒーロー・ムテキングへと変身させられる。突如、出現したモンスターから街を救うべく、歌とダンスで立ち向かうムテキとDJだったが、その裏には想像を絶する人類の危機が迫っていたー。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

レトロの魅力は伝わらず

【紹介】
アメリカ西海岸のサンフランシスコに引っ越してきた主人公がDJのような人と出会ってダンシングヒーロー・ムテキングに変身して町を守るためモンスターと歌とダンスで戦う話。

【作画】
作画は悪くないです。
アメリカチックな雰囲気はいいと思いましたけど、
昭和のまま未来になったような感じのレトロフューチャーなデザインや世界観に魅力を感じるかどうか。
なんか作品全体が、流行とは無縁の辺境で21世紀になってもいつまでもレトロ感が残ってるような場末感がありますね。
これはこれでレトロな魅力があっていいんじゃないでしょうか?
キャラクターの表情変化も乏しいですが、わざとやっているんでしょうか?

【音楽】
OPはオレンジレンジの「ラビリンス」
オレンジレンジにしてはテンション低めですが、オシャレな感じでいいテーマソングですね。
ダンスシーンの音楽なども良好ですね。

【キャラクター】
服装や装飾品のセンスがすごくダサいので、カッコいい動きをやってもダサく見える。見た目って大事ですね。
ヒーローのデザインも敵のデザインもなんか狙ってやってるのかと思うくらい絶妙にダサいですね。なんか弱そう。
キャラクターの性格もなんか冴えない感じ。
若さが足りないというか、覇気がないというか。

【戦闘シーン】
なんで踊っただけで敵が倒れていくのでしょうか?謎です。
まあそれはいいとしても、見た目がカッコ良くないし、かと言ってギャグで笑えるわけでもないし踊りも最初だけ新鮮だったけど、すぐ飽きる。
戦闘シーンが退屈ですね。

【シナリオ】
展開が結構急で強引。
不合理な感じでわけわかんないことだらけでつらい。
あまり深く考える必要のない話なんでしょうけど、映像的な魅力はそれほどあるわけでもないし、この作品の魅力が見つからなかったです。

【総評】
子ども向けっぽい見た目や表現と、昭和アニメ世代向けの世界観やセンスの相性が悪いと思いました。レトロでいくなら、子どもウケは捨てて大人向けにターゲットを絞ったほうがいいと思います。
私はそのどちらの世代でもないので、わたしには合わない作品ということでしょう。

それから、レトロなセンスなのに無理に若者向けっぽいものを作ろうとしている感じがします。
昔の作品のリメイクは良いことだと思うので、今後も頑張って欲しいとは思います。

5話まで視聴しましたが、私はこのへんで視聴終了しようと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

カラフルでポップなのはいいけれど

とっても色彩豊かで見ているだけで楽しくなる。
昔のムテキングを知っている人からすると、バトルシーンで流れる
かつての主題歌は良い思い出なのでは。
しかし変身すると途端にダサくなる。これは中年のオッサンなのか?
昔のスタイルそのまま持ってきてる感じだけど、
もう少し今風にできなかったのかねえ。
それにしてもダンスだけで敵を倒せるものか?
というか敵は誰なんだ?
だいぶ後半になって、異星人が侵略のためにやっていることが判明。
いや、遅くない?物語前半はただ踊っているだけ。
ムテキとアイダさんとの恋の行方だけが興味あったでしょう。
ムテキングの変身の説明も最終12話でようやく出てくるとは。
この製作スタッフは、謎を解明する気は一切無いらしい。
視聴者置いてきぼりだね。
極めつけは、ラストのエンディング後、さらに謎の演出。
このクリームソーダのくだりは必要なの?
絵柄が全く違うのは別の世界線なの?
それでも全体的なポップな感じとダンスモーションは期待以上の出来。
それだけに、もう少し丁寧な作りをしてもらえればなあ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 6
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

朝アニメみたいなノリ

今期ワーストに推す人が多い印象の作品だけど言うほどひどくないと思う。

{netabare}
このアニメは最初から最後まで朝アニメみたいなノリで細かいことや理屈は気にするなって言わんばかりに最後まで突っ切っていく系のアニメだった。
実際、雰囲気だけは良くて最後の方は超展開の連続だけどしっかりと盛り上がっていた印象。
ほんとに設定とかが滅茶苦茶だけど、ある意味その滅茶苦茶さを楽しむ作品だった。序盤にお約束のように入ってたダンス?シーンは面白かったし、何回流れても飽きなかった。
で、そのお約束のダンスシーンがなくなってからが本番。
そこまでは正直あんまりだったが、そこからはDJとの関係に亀裂が入ったり、ストーリーもしっかりしていて良かったと思う。
一つ不満があるとすれば、アイダさんと主人公が結局最終回の後どうなったのかがよくわからなかったことか。あそこの展開をちゃんとぼかさずに描いてほしかった。CEOとの決着に関しては大団円で、最後のダンスシーン含め面白かったんだが...

最初はOPがめっちゃ微妙だなと思ったけど、聞くうちにめっちゃはまってくるスルメ曲だった。
↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆4
意識高そう、一話切り候補。なんだこのOP
思ったより面白い。なんかよくわからんな

2話 ☆2
ムテキーステキーミリョクテキー 離婚してるのか。
結局何アニメ? DJ、人の恋をばらそうとするとか不快だな
謎ダンス好き いやほんとに何アニメ。

3話 ☆3
うまい!って言え。スルメ曲OP。このおかっぱ黒幕っぽい。
客が回るのかよw
ムテキングとステキングいるならミリョクテキングもいるんすかね。
曲はいいんだが。
この人らが寿司の原料になってるのかな?
ほんとにいったい何が起こってるんだよ。

4話 ☆3
DJ好きになれん。ほんと意味不明だな。
このおかっぱの目的は何なんだw あの子なんかあるの?

5話 ☆7
たまにねーよw ええ負けるのかw
やっと展開が動いた、いつものパターンじゃなくていい。

6話 ☆6
お前生きとったんか。NTR また負けたのかよ。
浮気現場目撃。
これあのバトルって普通に曲人気の比喩とかなのか?

7話 ☆6
あの高さ死ぬだろw
We will rock youみたいなドラムだな。
ヴィヴィ姉なのか。心のキャッチボール(物理)
手のひらクルクルw 顔ばれ 

8話 ☆7
斜面が急すぎる。使いまわし。BBAじゃねーか。
いよいよ付き合うのかw

9話 ☆7
ホモ? ぞんぞんしてる ラスボスの小物感。
いやめっちゃ破壊されてるじゃんw
ドラえもんかよ。闇落ちw 勢いで面白いわw 

10話 ☆7
NTR AIなんか

11話 ☆8
ジークンドーw ロボット化こわ。戻して。
チープな(自虐) お前も歌うんか?w
ノリが朝アニメだこれ。

12話 ☆7
最終回でそれ説明すんなw 
いや何でそのミラーボールをケガしてる部分に押し込むという考えに至った。そうはならんやろ
カオス系アニメみたいなノリだな今回w
最後王道って感じでいいやん。
アイダさんの話が雑なのとラスボスの今後の描写がないのは残念

曲評価(好み)
OP「ラビリンス」☆9.5
ED「希望の唄」☆6
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5
12
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