コミカルでラブコメなおすすめアニメランキング 30

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのコミカルでラブコメな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番のコミカルでラブコメなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.4 1 コミカルでラブコメなアニメランキング1位
えむえむっ!(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1661)
9259人が棚に入れました
高校生の砂戸太郎は、女性に冷たくされたり暴力を振るわれたりすると、快感を覚えてしまうドM体質の少年。このままでは普通の恋愛が出来ないと考えた太郎は、生徒の願いを叶えてくれるという第二ボランティア部に相談に行く事に決めた。 神様を自称する、部長・石動美緒を始め、第二ボランティア部の面々によるドM体質改善作戦で、太郎のドM体質は治るのか!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、福山潤、早見沙織、佐藤利奈、田中理恵、阿澄佳奈、大原さやか、儀武ゆう子、矢作紗友里、代永翼、杉田智和
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

オチはM男がブッ飛ばされて終了。そんなありきたりなギャグを見せられているだけなのに、何故か毎回吹き出してしまう。‘SMが特殊なジャンルである’という事を感じさせない作り☆

本作は松野秋鳴のライトノベルを原作とした作品です。2010年の10月から12月にかけて全12話で放映されました。原作者の「松野秋鳴」は32歳の若さで死去しており、原作10巻を最後に未完となった作品です。原作は6巻の時点で累計発行部数100万部を突破した人気作品です。

あらすじ…高校生の主人公‘砂戸太郎’は気になる女性に告白する為、自分の体質を治したいと考えていた。何を隠そう彼は女性に暴力を振るわれたり暴言を吐かれたりすると、それに快感を覚えてしまう「ドM体質」なのだ。友人に相談した太郎は、とある場所を薦められる。それが「第2ボランティア部」だ。恐る恐る部室に入ると、そこにはにこやかな美少女が居た。メインヒロインの‘石動美緒’ある。美緒は太郎の悩みを聞き出そうと優しく接するが、はっきりしない太郎の態度にもどかしく感じ徐々に本性を現していく。そしてついに我慢の限界を迎えた美緒は太郎を一本背負いでなぎ倒す。そう、彼女は自覚していないが実は「ドS」なのだ。太郎は流されるままに第2ボランティア部に入部することとなり、美緒に「ドMの治療と言う名目のご褒美」を受ける日々が始まったのだ。

ヒロイン石動美緒の声優を担当するのは‘俺の妹がこんなに可愛いわけがない’で高坂桐乃を演じている「竹達彩奈」です。この声で同じようなツンデレ金髪美少女を演じるのだから似合わないわけがないのであるw ちなみにこの2作は放映時期も同じなのです。そのせいか眼を閉じたらどっちがどっちなんだか解らなくなるレベルw しいて言えば桐乃の方が若干声低めに演じられている気がします。

総評として「オチはM男がブッ飛ばされて終了。そんなありきたりなギャグを見せられているだけなのに、何故か毎回吹き出してしまう。‘SMが特殊なジャンルである’という事を感じさせないほどライトに描かれた作風が、広くファンを獲得した要因ではなかろうか」といった感じです。

ジャンルとしてはラブコメですが、ギャグテイストが強めで気負いなく視聴する事が出来ます。こういう作品ってシリアスなのかギャグなのかハッキリしない作品が多かったりしますが、ハッキリとギャグ寄りである事がすがすがしくて個人的には好みですね。オチは大体‘主人公が美少女にブッ飛ばされて快感を覚える’というパターンの繰り返しになってきますが、それでも問題無く笑えます。ヤッターマンで言うとドロンボーがお仕置きを受けるようなお約束パターンといいますか、世代を超えて通用する黄金パターンだな~と思わされますねw

SMという題材だけが特殊であり、それ以外を王道とする事で広く受け入られやすい作りをしているように感じられました。原作はライトノベルと言う事ですが「S女がM男をイビリ倒す」という設定だけでよく人気作を12冊も書けたな(良い意味で)と思います。この辺り、原作者の手腕を感じずにはいられませんね。登場するキャラクターは皆個性の強い設定になっているので、視聴者(読者)に飽きられないようにキャラを活かしているように見受けられます。しかしこれはあくまで個人的な好みですが、やや悪ノリが強すぎる場面があったりしますので、もう少し日常よりにして欲しかったという部分はあります。例えて言うなら「這いよれニャル子さん」のようなノリと言いましょうか…しかしこれは止む負えない部分なのかもしれませんね。ニャル子さんのアニメを見た時も「この内容で、よくラノベが書けたよな」と思いました。恐らくこの作品を視聴して感じた印象に似ていると思います。つまり‘どこか非日常的な部分を描かないとネタが持たない’というハードルを同じく抱えていた作品なのかもしれません。とはいえ、ニャル子さんの場合はそもそもの登場人物がファンタジーなので、そうなってしまうのは仕方ないのでしょうが。
私くらいの世代の人間がこういう作品に触れると、どうしても「うる星やつら」を連想してしまいます。ニャル子さんに至っては‘メインヒロインが人間じゃないラブコメ’ってところで既に被っていますし、今作に関してもヒロインは人間ですが「SM」という非日常を題材にしている事や‘最後に主人公がラムちゃんの電撃を食らって終了’というところなんかもオチが非常に似ているなと感じますね。そう考えると今作が非常に王道な作りをしているという所にも納得して頂けるのでは無いでしょうか?

*以下はネタバレを含みますので閲覧注意です。
{netabare}
とにかくメチャクチャ可愛かった美緒さま。私の中では美緒の存在がこの作品を高評価する約8割を占めていますw あと、オチが解っているのに主人公がお仕置きされる所で必ず吹いてしまう所が2割w
クリスマス回でも明かされていましたが、どうやら美緒は複雑な家庭で育っているようですね。太郎との追いかけっこでも笑わせてくれたお話でしたが、その辺り少し気になりました。誕生日を祝ってもらって嬉しそうに笑顔を見せる彼女が印象的でしたね。

第2ボランティア部の当面の目標としては「太郎のM体質を治す事」なんでしょうけど。どちらのヒロインと結ばれる事になるのか解りませんが、もし体質が治ってしまったら「ただの痛いオシオキ」になっちゃうので治さない方が幸せなのでは?と思っちゃいますねw

どんな時でも鉄壁ガードを貫く美緒のスカート。もう自律防衛機能でも付いてるんじゃねーか…って思ってしまいますw SMを題材にしているのに露骨なエロ描写がほとんど無い所は、私の中では高評価ですね。ツンデレヒロインはある程度の純潔が保たれてこそ、恥じらう姿に萌える事が出来ると思っていますので。でも最終回だけ美緒のハイキックでパンツ全開だったのは制作者の粋な計らいという所でしょうかねww
{/netabare}


さて、まとめに入りますがアニメは非常に楽しんで視聴する事が出来ました。
私は原作未読ですが、すでに5~7年前の作品になりますので、古本でも100円で手に入る状況です。機会があれば購入してみたいなと感じる事は出来ました。
しかし冒頭でも触れたように作者が他界されています。これほどの人気作を未完で終わらせた事は誰よりも作者本人が無念であった事と思います。発行部数100万部以上と多くの人に賞賛された作品の原作者・松野秋鳴氏のご冥福を祈りまして、レビューを終わらせて頂きます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

オレたちのことは分かっているが、その人たちのことを本当に分かっているかは・・・★追記、変態はありかなしか★

「愛があるからご褒美なんだよ」
この言葉を全ての軽度な変態、変態と向き合う人たちに送りたい。

・・・というか本物、真性、重度と軽度の違いなどなど、何がどうだからそうなのかはよう分からんw



★追記、変態はありかなしか★

{netabare}世に変態はたくさんいて、性癖もたくさんあるが、
他者に悪影響、危害を及ぼすか否かがその善し悪しと思われる。

この作品の場合、
ドMがあからさまにその欲求をさらけ出すこと、
ロリコンで隙あらばその欲を満たそうとすること、
かわいい女の子へのマッサージを我慢できないこと、
ここら辺は他者に迷惑かけてると言っていいでしょう。

しかし、抱き枕やフィギュアを持ち歩いていることは一見悪く見えるが、
オレの判断ではセーフ。置き忘れちゃいかんがw

ドM、ドS、女装趣味、女の子をマッサージ、ロリコン、二次コン、コスプレ(撮り専)、
血縁関係への過ぎた溺愛、
がここで取り上げられている変態的な性質?性癖かな。男性恐怖症は別だと思う。殴っちゃいかんがw

これを身内、仲間内で収めていればいいけど、
それ以外の人々にまでその性癖の影響を及ぼしてはあかん。

ただ、女装趣味はバレなきゃいけそうな気がするw

つまるところ、天才ちびっ子ノアがしようとしたように
「全員変態にすれば変態・変人が差別されない」に行き着く。

もちろん、暴力や性的な嫌がらせなんか受け入れていいものではないが、
確実に「女は男を殴っていい」という描写はアニメでは受け入れられている。

なんか話それたが、
自分の好きなことを人に認めてもらいたい、受け入れてもらいたいなんて誰もが思う事。
そもそも自分が好きなことを好きでなくなる必要があるのか?

暴力や性的な行為を除くが、
①仲間や理解者を増やすこと、あるいは②もともといる絶対数が実は多いと知らしめること、
もうちょっと③寛容になってこの差別体質社会をどうにかすること、
とかがこういうことの対策になんのかね。

何か言いたいことがまとまらんかったが、
この作品を観ながらモヤモヤしてました~

★人に迷惑をかけなければありだが、それって誰までだ??以上!★
{/netabare}


古い作品(2010年?)だから細かいのは省略。

ドMネタを中心に、ギャグとノリとドSとラブコメ、変態ボケと変態ツッコミ、ときどきパロ。
ギャグ回以外のストーリー(もある)回の方が好き♪ ギャグ回も悪くはないww


☆登場人物☆

M男{netabare}、他者に原因有り?{/netabare}
ドS女{netabare}、そういう性格とM男との接し方がためでドSではないと思う{/netabare}
男性恐怖症+対男性暴力{netabare}、他者に原因有り{/netabare}
{netabare}女装趣味男、他者に要因有り→ver.2 女性に成りきる、他者に要因有り?{/netabare}
コスプレさせるのが好き女{netabare}、天然と思われる?{/netabare}

マッサージ女{netabare}、過度なスキンシップなので変態ではないと思う?{/netabare}
{netabare}天才孤立変人女、孤立は他者に原因有り{/netabare}
近親相姦願望母子(娘){netabare}、ある種の愛情表現なので変態ではないと思う?{/netabare}
ロリコン男{netabare}、天然と思われるw{/netabare}
二次元大好き男{netabare}、天然と思われるw{/netabare}
{netabare}ファンクラブ、天然と集団の特性と思われる{/netabare}

※天然(本人に原因・要因)、外的原因・要因(他者)など色々と変態・特異な体質の理由はあるが、
 結局は環境が一番の原因と思われる。

☆ここまで☆


この作品の本質は、
変態や特異な性質ってのを人種や性別、国や地域などに置き換えても変わらない。
簡単に言えば、差別の対象者、少数派が主人公たち。

理解し得る間柄で自分たちの問題解決、あるいはその過程で対応力・抵抗力を高めようって話。

そしてドS女は{netabare}、受け取る側の一番強い印象がそれであって、
人間関係の構築能力、距離感の取り方が著しく低いことが一番の{/netabare}特徴であり本作の軸と思われる。



まじめな話はここまでで、
主人公のM男タロウの表情・表現力が素晴らしいwwwww
対タロウの扱い(ドSがメインディッシュw)もええwwww

ここで問題になるのが、本物は相手が誰でもいいのかな? 知りましぇーんww
オレの場合は、知り合いより上からはご褒美ですが、他人からはただの唾棄にしか感じません。
そしてこれらの特異な性質ってのをギャグにすることを受け入れられるか否かで、楽しさが変わる。

ギャグ・パロ回担当は{netabare}天才{/netabare}だが、
この話、もうちょっとまともにぶつかっても良かったんじゃない?
分からないがための尺稼ぎに見えなくもない、がそれなりに面白いw


残念ながらこの作品は、伏線の未回収があり、
ラブコメ展開の結論も出していない。この優柔不断、鈍感、ドMゴミ豚クソ野郎がっ!!
オレもどちらがいいのか、悩みますww 人によっては第3、第4の選択肢があるでしょうw
表面的な好みだけで言えば{netabare}嵐子さん{/netabare}ですが☆ ・・・悩むwww


テンポやノリも良く、タロウを同一視することできる人は確実に楽しめるでしょうwwww
タロウに限らず声優さんはオレでも分かるぐらい豪華♪ 合ってるか合ってないかは別として~
変化するOPは素晴らしい☆☆☆ ラノベテンプレ要素も充実。
一般的?なえっちぃ感じは少な目に収めており、そこもオレ好み。
OVAはエロいらしいし、本編でも一部の描写はエロ過ぎw

ヒロインは2人とも腕利きの声優さんなので、その声で罵られたい方は必ず観てくださいwwwww
あとは、なんか上に書いてあることで引っかかったら見れば~w



~最後に原作者へ一言~
{netabare}オレたちのこと書いてくれて、ありがとうm(_ _)m{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ドM心に目覚めてしまいそうな作品でした。ってか半分くらいドMのドアが開いています。でもおもしろかったので、是非みてください。

ストーリー

主人公の砂戸太郎ある問題を抱えていた。普通(良くいる男子高校生)っとは違いました。女性に冷たくされたり暴力を振るわれたりすると快楽を感じてしまう真のドM男でした。このままでは恋愛ができない。ってか普通の生活ができない。そこで太郎が取った行動は生徒の願いを叶えてくれるという第二ボランティア部に相談に行く事に決めました。そこにいたのは、神様を自称する部長の石動美緒と、太郎がドMに目覚めた原因を作ったクラスメイトの結野嵐子でした。この物語はそんなドMを直すために第二ボランティア部ががんばる作品です。

私の感想

もし、この作品が2クールでしたら、私はドMになっています。

おっと、本音が出てしまいました。「私はSsoul。 サドの住人。 サド。 サド。」

しかし、私のようなサド人間をここまでマゾのよさが分かる作品。尊敬します。そして、Mの人。いつも大変でしょう。本当に乙です。傷つかれ、痛みつかれ、にらまれ、鞭でたたかれ、縄で縛られ、殴られ、蹴られ その他 体が良くもちますね!

まあ、マゾ、サドトークはここまでにして、この作品のことを話しましょう。この作品はある意味私の好きな作品の一つです。キャラクターの魅力っといいますか、なんといいますか、(たぶんこの作品に出てくるキャラクターが変体が多いいからだと思うけど)かなり個性的なキャラクターが多いいです。そして、その個性がまったくかぶっていない所が最高です。たまにあるじゃないですか、キャラクターの個性が同じで少しややこしくなる展開。しかしこの作品はそれがまったくありませんでした。

そして、メインヒロインの二人のうち、一人は超ドS。そして、もう一人は超男性恐怖症。男を触れてしまえばすぐさま殴ってしまう。そんなダブルヒロインを描いた作品はあまりありません。(男性恐怖症のヒロインはワーOングで見ました。 ドSヒロインは僕はO達が少ないで)

あと、この作品ほ主人公の名前に笑えました。名前が砂戸太郎(さど たろう)っと言うし名前なのにマゾってww 苗字はマゾ太郎にすればいいのに(血縁から、父親もマゾだったし)

何よりこの作品で一番無理が合って、そして私でも引くキャラクターの設定ぞうは実の親(母)と実の姉が太郎にめろめろな所です。 ってかマジありえないだろ!! 太郎が朝起きたら、いつも姉か母がベットにもぐりこんでいて、そしていつも太郎のことを狙っている。ある意味すごい家族です。父親はドMだと聞いていますが、今はどうなっているのかはしりません。

{netabare} 私が一番好きなキャラクターは柊 ノアです。まあ、私の趣味のわかっている人は分かったと思いますが、私はロリ体系が大好きです。もちろん石動 美緒もある意味ロリ体系だと思いますが、少しS過ぎて私とキャラがかぶってしまいます。っと言う事で、ノアラブです。ちなみに私が男キャラで好きなのは葉山 辰吉です。結構かっこいいのに趣味があれはww そこがすきです。{/netabare}

オープニング

「HELP!! -Hell side-」(第1話 - 第4話)
このオープニングは次のオープニングっと同時に説明します。

「HELP!! -Heaven side-」(第5話 - 第12話)

この二つのオープニングは歌詞はまったく同じです。何も歌詞は変わりません。しか~し、Hell side は石動美緒しか歌いません。けれど! Heaven side では 結野嵐子も参加し、曲がもっと良い感じの曲になります。

違いはこれだけだと思いますか? いえ まったく。 画像がまったく違います。もちろん同じの所もありますが、画像がまったく違います。 Hell sideではなんといいますか・・ 地獄を見ているような絵図らです。太郎がかなりひどい目にあっています。もう人間を扱うような感じではありません。しか~し! Heaven side ではなんと! 天国のように先輩が天使のように微笑んでいる所が多いいです! しかも以外にコスプレ画像も超多くなっています。 ある意味最高です。この二種類のオープニングが分かった人はある意味尊敬します。私は4回みてやっとわかりました。あまりに自然に変わっていたので、気がつきませんでした。(ちなみに私はちゃんとオープニング、エンディングを最後まで見る派です。)

エンディング

「More-more LOVERS!!」
この作品のヒロイン二人の踊り、そして、コスプレ はぁはぁ かわいい (はぁはぁ はよけいだったかなww なんか変体みたい。)なんといいますか、恋する二人のアイドルって感じがします。そして、踊りが微妙にこの二人の性格にぴったりなのがこの作品の良さだと私はおもいます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

76.5 2 コミカルでラブコメなアニメランキング2位
山田くんと7人の魔女(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1257)
7398人が棚に入れました
この学校には7人の魔女がいる。

私立の進学校での日常になじめず、問題ばかり起こしている主人公・山田竜。

しかしあることをきっかけに、彼の学園生活は一変!

新たな仲間や魔女たちとの出会いとともに、楽しくも大変な毎日が始まった。

7人の魔女を見つけるまで、もう退屈なんて言わせない!

声優・キャラクター
逢坂良太、早見沙織、増田俊樹、内田真礼、佐々木寿治、喜多村英梨、小野大輔、福山潤、花澤香菜、牧野由依、タカオユキ、悠木碧、田澤茉純、立花慎之介、杉田智和、小野友樹
ネタバレ

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルなし

.。o○ ○o。.ドラマ.。o○ ○o。.

この作品は、TVでドラマ化されていました!
ドラマではうんうん、こーゆーのもいいなぁ...!って感じだったのですが、アニメ化されるということで興味津々な作品です。

ドラマと物語はだいたい同じだと思うので、あらすじや登場人物の紹介を...!

*ドラマの物語とアニメの物語には誤差があるのでご了承ください。


.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

私立朱雀高校に通う高校生・山田竜は、ある日階段から落ちたはずみで優等生・白石うららとキスをしてしまう。すると2人の身体が入れ替わるという不思議な現象に見舞われ、このことをきっかけに、山田は学校内に7人いると言われている「魔女」探しに巻き込まれていく。


.。o○ ○o。.作品情報.。o○ ○o。.

■『山田くんと7人の魔女』
吉河美希による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)で2012年12号から連載中。時系列は前作『ヤンキー君とメガネちゃん』の後であり、第1話で品川大地と千葉星矢が教師役でカメオ出演している。2013年8月10日からフジテレビにてテレビドラマが放送された。2015年にテレビアニメが放送予定。


.。o○ ○o。.登場人物.。o○ ○o。.


@超常現象研究部

・山田 竜(やまだ りゅう)
{netabare}声 - 逢坂良太 / 演 - 山本裕典
誕生日:8月31日 / 星座:乙女座 / 血液型:O型

本作の主人公。私立朱雀高校2年B組。学校きっての問題児(いわゆる不良)で、教師にも生徒にも嫌われている。能力は「キスした魔女の能力をコピーする」(ドラマ版では通称「魔女うつし」と呼ばれている)。保持できる能力は1つだけで、魔女にキスをする度に能力が新しいものに上書きされる。コピーするときに相手に自身の持っている能力をかけることができる。能力が一切通用せず、どんな能力もコピーし、使用することができるため、〝最強のカード(ジョーカー)〟と言われている。うららとのキスがきっかけで彼女とともに魔女に関わっていくことになり、生徒会長戦のときに未来を見てから彼女に対する好意を自覚する。儀式の後はうららと交際を始める。また、生徒会長になった宮村により会長秘書に任命される。{/netabare}


・白石 うらら(しらいし うらら)
{netabare}声 - 早見沙織 / 演 - 西内まりや
誕生日:12月24日 / 星座:山羊座 / 血液型:A型

本作のヒロイン。私立朱雀高校2年B組。超常現象研究部部長。元入れ替わりの魔女。胸のサイズはEカップ。学年トップの学力を誇る。以前は学園においていじめの対象にされており、学校をつまらないものと考え、大学への進学希望もしていなかった。しかし、山田と入れ替わったことをきっかけに、いじめがなくなり、学校を楽しめるようになる。「キスした相手と身体を入れ替わる能力」の持ち主だった。山田とキスして初めて能力が発現した。なお、本人は山田以外には能力を使いたがらず、第三者が入れ替わりを行う際は基本的に能力をコピーした山田が代行する。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失うが、後に記憶を取り戻し、儀式を経て能力を失った。その後、山田と交際を始める。{/netabare}


・宮村 虎之介(みやむら とらのすけ)
{netabare}声 - 増田俊樹 / 演 - 井出卓也
誕生日:7月28日 / 星座:獅子座 / 血液型:AB型

私立朱雀高校2年C組で生徒会副会長兼超常現象研究部副部長。山田と白石が入れ替わっていることを突きとめ、次期生徒会長になるために魔女を捜索すべく2人を引き込み、部員不足で休部状態の「超常現象研究部」を活動拠点として提供した。女子に絶大な人気を誇るが、スケベでいつも女のことばかり考えている。また、本人曰く本気を出せば学年2位くらいはいけるらしい。ちなみに父親は外交官。実はレオナを不登校状態にさせた7人目の魔女を探すために青龍高等学校から転入してきた。山田の白石に対する好意を聞くまで、山田たちのことを信用していなかった。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失うが、後に記憶を取り戻す。儀式後は新生徒会長に就任し、新たな魔女を探し始める。{/netabare}


・伊藤 雅(いとう みやび)
{netabare}声 - 内田真礼 / 演 - トリンドル玲奈
誕生日:6月6日 / 星座:双子座 / 血液型:B型

私立朱雀高校2年C組。純粋に超常現象に興味を持ち「超常現象研究部」に入部する。本来の活動目的を知らされなかったが、山田と白石が入れ替わり目的でキスをしているところを目撃してしまい、あちこちに山田と白石は付き合っていると流布してしまう。誤解を解こうと山田が伊藤とキスをして入れ替わったときに、伊藤が思い込みが強いために、周りから嘘つき呼ばわれされていたことから相手にされていないことが分かった。山田の姿で不良グループに絡まれていたところを、伊藤の姿で登場した山田に助けられたことで誤解が解かれて、超常現象部に入部した。魔女の能力を積極的に研究し、その結果をノートパソコンに記録している。学力は補習にならない程度である。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失うが、後に記憶を取り戻す。{/netabare}


・椿 剣太郎(つばき けんたろう)
{netabare}声 - 佐々木寿治
誕生日:11月5日 / 星座:蠍座 / 血液型:A型

私立朱雀高校2年D組。猿島の友人で、同じ帰国子女。いつも背中にタオルを羽織っており、爪楊枝を咥えている。てんぷらを揚げるのが趣味。以前は白石に惚れていたが、猿島が見た未来では「白石にふられ、そのショックを癒すために旧校舎でてんぷらを揚げ火事を起こす」ことになっていた。火事を阻止するために近づいた山田に仲を取り持ってもらおうと依頼するも山田と入れ替わっていた白石と山田のキスを見せられて、ショックを受ける。未来を知っていた山田と入れ替わったことにより、火事は阻止され、その際に魔女のことを知り入部した。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失うが、後に記憶を取り戻す。{/netabare}



@魔女(最初の7人)

・白石 うらら
{netabare}入れ替わりの魔女。詳細は#超常現象研究部を参照。{/netabare}


・小田切 寧々(おだぎり ねね)
{netabare}声 - 喜多村英梨 / 演 - 大野いと
誕生日:9月4日 / 星座:乙女座 / 血液型:B型

2年A組。元虜の魔女。紫色の髪のショートボブヘアが特徴。何かと山田に突っかかって来る素直じゃない性格。「キスによって相手の心を虜にする能力」の持ち主だった。この能力を潮に使ったことがきっかけで山田は学校中で嫌われるようになった。山田とキスをしたときをきっかけに山田のことを好きになっていった。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失う。その時に暴走し、魔女の能力を多用するようになった。しかし、たまたま山田とキスをしたことをきっかけに山田たちと魔女に関する記憶が戻る。その後は親衛隊を解散させ、山田と玉木と共に全員の記憶を戻す方法をレオナから聞く。儀式を行うために山田と猿島・大塚をキスさせた。その後、記憶が戻った魔女たちと玉木と共に飛鳥を捕まえる。そして、儀式を行い、能力を失った。儀式の後、宮村に新生徒会書記に任命される。山田と白石が付き合い始めてからもまだ諦めていない。合宿所にてうららにライバル宣言をする。【ドラマ版の設定】親衛隊は潮を中心とした男子生徒7人となっている。{/netabare}


・大塚 芽子(おおつか めいこ)
{netabare}声 - 牧野由依 / 演 - 美山加恋
誕生日:2月20日 / 星座:魚座 / 血液型:O型

2年C組。元思念(テレパシー)の魔女。眼鏡っ子で、緑色の左に寄せた縦ロールヘアが特徴。漫研部所属。白石と入れ替わった山田に恋をして、思い切ってキスをした。「キスをした相手とテレパシー(思念)ができる能力」の持ち主だった。1度大塚とキスした者同士の間なら、大塚なしでもテレパシーが成立する。人と話すのが苦手な性格。夏期講習で補習を受けることになり、同じく補習組だった亀田と鶴川と組みテレパシーを介したカンニングを行っていた。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失う。その時にこれまで以上に他の生徒とのコミュニケーションを取らなくなった。しかし、山田とキスをしたことをきっかけに山田たちと魔女に関する記憶が戻る。儀式を行い、思念の能力を失った。【ドラマ版の設定】父親は医者。兄が父の跡を継ぐ予定だったが、家出をしてしまい、妹の芽子が兄に変わって病院を継ぐことになっていた。親の意向で医学部を志望しているものの、本人の意思ではなく、漫画を描くことが好きで本心では漫画家になりたいと思っている。{/netabare}


・猿島 マリア(さるしま マリア)
{netabare}声 - タカオユキ / 演 - 小島藤子
誕生日:10月26日 / 星座:蠍座 / 血液型:B型

2年F組。元未来視の魔女。アメリカからの帰国子女。ウェーブのかかった、桃色の髪のポニーテールが特徴。「キスをした相手の視点で未来が予知できる能力」の持ち主だった。自分の能力で、自分と山田が「旧校舎火事」の犯人にされてしまう未来を見てしまったため、火事を防ぐために登校拒否に。しかし、白石の推理によって「入れ替わると未来が変わる」「火事の現場にはもう1人いること」がわかった。そして山田たちの活躍によって、火事を防ぐことに成功した。実は火事の一件はノアたちが猿島を退学させるために仕組んだものだった。恋をするために能力を消すことを望み、山田に相談した。このことをきっかけに山田は玉木と接触することになる。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失う。その時に暴走し、魔女の能力を多用するようになった。しかし、山田とキスをしたことをきっかけに山田たちと魔女に関する記憶が戻る。儀式を行い、未来視の能力を失った。【ドラマ版の設定】彼氏が怪我をする未来を見てしまい、その結果別れてしまった経験がある。{/netabare}


・滝川 ノア(たきがわ ノア)
{netabare}声 - 悠木碧 / 演 - 松井愛莉(少女期:清水詩音)
誕生日:11月29日 / 星座:射手座 / 血液型:O型

1年C組。元過去視の魔女。右目の隠れた水色の髪で、ツインテールにリボンが特徴。一人称は「ノア」。数々の問題を起こしている。「キスをした相手のトラウマになった過去を夢で見る能力」の持ち主だった。後述する仲間たちに濡れ衣を着せた相手に復讐し、失われた人気を取り戻すために白石たちを退学に追い込み魔女の力を手に入れようとしたが、山田たちの策によって阻止される。その後、心を許した山田に事情を話して和解。山田に恋心を抱くようになってからはベタベタしだすようになった。ノートの下巻を見たことがある数少ない人物の1人でノートを飛鳥たちに盗まれるまで所持していた。山田に玉木の存在を教えてあげた。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失う。その時に暴走し、魔女の能力を多用するようになった。しかし、山田とキスをしたことをきっかけに山田たちと魔女に関する記憶が戻る。儀式を行い、過去視の能力を失った。このことにより、悪夢を見なくなった。山田と白石が付き合い始めてからも寧々同様山田のことを諦めておらず、自分のことを山田の嫁と言っている。【ドラマ版の設定】元人気子役で、「ノアリン」と呼ばれていた。テレビドラマ『踊るノアちゃん一家』での決め台詞の「どんどんまいまい」が流行語大賞を取り、「ノアリンヘアー」と呼ばれるツインテールが大流行した。アニーも3年連続で演じていたが、しかし、成長すると共に仕事や人気も減少する。中学の頃に舞台を使った嫌がらせにあったことがトラウマになっていた。{/netabare}


・飛鳥 美琴(あすか みこと)
{netabare}声 - 花澤香菜 / 演 - 小林涼子
誕生日:1月23日 / 星座:水瓶座 / 血液型:AB型

3年。元透明人間の魔女。ロングヘアにカチューシャが特徴。宮村や小田切と同じ生徒会元副会長で、山崎の元秘書。至って冷静な性格で、何を考えているか分からない。体術を身につけており、山田でも恐れるほど。「キスした相手に自分を確認できなくさせる能力」の持ち主だったが、玉木の「魔女の能力を吸い取る能力」により一時的に能力を失っていた。儀式直前に玉木から能力を返され、儀式を経て力を失った。山田たちが全員の記憶を戻そうとするのをいろんな手を使って妨害していたが、寧々たちに捕まえられる。隙をついて逃げるものの山崎の命令に従って、儀式を行う。儀式後、潮と共に将棋部を創設し、その裏でノートの上下巻を盗み何かを企てている。【ドラマ版の設定】卑猥な言葉を投げかけてくる男性や異常な変質者から自分の身を守るために武道を習っていた。{/netabare}


・西園寺 リカ(さいおんじ リカ)
{netabare}声 - 田澤茉純 / 演 - 川村ゆきえ
誕生日:5月1日 / 星座:牡牛座 / 血液型:B型

3年F組。元記憶操作と魔女探知の魔女。毛先のカールしたオレンジ色のセミロングヘアに、そばかすが特徴。一人称は「リカ」。日傘を常に持ち歩いており、スリルが楽しいからと学校でもノーパンで過ごしている。「7人すべての魔女を知った相手の魔女にまつわる記憶を消す能力」と「すべての魔女を探知する能力」の持ち主だった。他の魔女とは違いキスをしなくても能力が効くが、魔女に対しては1度しか能力が効かない。宮村から「別格」と言われている。山崎のことが好き。山田と玉木が7人の魔女全てを知ってしまったため、本来なら山田たちの記憶を消すことになるが、山田たちには効かないため、山田たちの周りの人たちから山田たちと魔女に関する記憶を消した。始めは生徒会側で山田たちに対抗していたものの、山田の説得の末、山田に味方することを決意する。儀式を行い、記憶操作と魔女探知の能力を失った。【ドラマ版の設定】レオナと友達であった。また、超常現象部に所属していた。他の魔女同様キスで能力をかけていて、山田にも能力が有効である。{/netabare}



@前から存在していた魔女

・紺野 つばさ(こんの つばさ)

{netabare}2年F組。服従の魔女。女子バスケットボール部の部長。「キスした相手を服従させる能力」の持ち主である。部をまとめるために能力を使い続けるが、やがてリスクがない力に溺れていき、部員に宿題をさせたり、寧々に能力をかけたりと暴走していくも、山田の活躍により、能力の使用をやめた。遊園地でデートして観覧車でキスをする理想のデートに憧れていた。山田に好意を持っているような描写がある。{/netabare}


・ナンシー

{netabare}2年G組。記憶操作と魔女探知の魔女。「記憶を消す能力」と「すべての魔女と魔女に能力をかけられた生徒を探知する能力」の持ち主である。シドと一緒に魔女と魔女にかけられた生徒の監視をしている。しかし、詫摩側の魔女は見ることができない。能力に呑まれた魔女の記憶を消すことによって魔女を救っている。山田とは過去に面識があるようだが、自身の本名を含め詳細を語ろうとしない。{/netabare}


・萌黄 ことり(もえぎ ことり)

{netabare}2年E組。読心の魔女。「人の心を読む能力」の持ち主である。親友であるぬいぐるみの「さとり」をいつも持ち歩いている。ぬいぐるみを媒介とすることで相手に能力をかけることができる。厳密にはテレパシーの能力のように互いの考えが読める能力である。(ただし、普段は意志を持たないぬいぐるみを媒介としているので、一方的に能力をかけている。)山田ですら呑まれてしまうほどの能力を自制できるほどの精神力をもつ。クラスメイトを他の魔女から守るために全員に能力をかけている。彼女により新生徒会の最初の目的であった魔女に対する「シールド」が完成した。しかし、ナンシーがいるため、すぐに能力を解除した。{/netabare}


・筑紫 愛子(ちくし あいこ)

{netabare}2年G組。未来視の魔女。「未来予知の能力」の持ち主である。この能力は猿島の能力と違い、筑紫自身の行動により未来を変えることができる。普段は能力を占いのために使い、それによって視た未来を変えるために行動している。また、ことりと同じく水を媒介としているので、キスせずに能力をかけられる。{/netabare}


・清集院 桃子 (せいしゅういん ももこ)

{netabare}2年I組。入れ替わりの魔女。「キスした相手と身体を入れ替わる能力」の持ち主である。うららの能力との違いは不明。柔道部に所属。{/netabare}



@儀式後に誕生した魔女

・黒崎 仁(くろさき じん)

{netabare}1年。新副会長。タイムスリップの魔女。「相手の過去に関われる能力」の持ち主である。キスした相手の過去に飛んで、相手の過去を見ることができる。うらら曰く、「誰かの〝今〟を幸せにする能力」である。キザで山田曰く暗殺者(アサシン)のような見た目をしている。山田たち先輩に対して常に尊大に接するが、宮村にだけは心酔しており、秘書である山田を敵視している。実は気が小さく、高校デビューである。山田は黒崎が何も変わってないから能力を手に入れたと考えている。{/netabare}


・詫摩 類(たくま るい)

{netabare}2年D組。記憶操作と魔女探知の魔女。「7人すべての魔女を知った相手の魔女にまつわる記憶を消す能力」と「すべての魔女を探知する能力」の持ち主である。しかし、ナンシー側の魔女は見ることができない。能力と自身の頭脳により、人間関係を知ることができることが一番気に入っている。知能がとても高く、うららよりも賢い。魔女の能力がキスで発動する理由と自分の能力にすごく興味を持っている。7人目の魔女になってから、学校が楽しいらしい。貧血持ちである。{/netabare}



@生徒会(旧)

・山崎 春馬(やまざき はるま)
{netabare}声 - 福山潤 / 演 - 徳山秀典
誕生日:4月1日 / 星座:牡羊座 / 血液型:AB型

3年。元生徒会長。一見女好きですっとぼけた性格だが、宮村曰く「とんでもないタヌキ」。リカからすべての魔女を教えてもらっているため、魔女に関する情報を握っている。また玉木を利用していろんな魔女の能力を消していた。実は超常現象研究部の元部員であり、レオナと共に魔女について調べていた。その際接触してきたリカに正体を明かされたため、レオナを守るべく学校から逃がした。その後で魔女やレオナに関する記憶を消されたが、リカからいろいろと吹き込まれたことによって、生徒会長になった。再び学校にやってきたレオナと顔を合わせたことで自分が記憶を消されていることに気づき、真実を知るため山田たちの儀式実行を黙認した。その後記憶を取り戻し、生徒会長の座を宮村に譲る。{/netabare}


・飛鳥 美琴(あすか みこと)

{netabare}元副会長兼生徒会長秘書。詳細は#最初の7人を参照。{/netabare}


・猪瀬 じゅん(いのせ じゅん)
{netabare}演 - 永江祐貴

元生徒会会計兼書記の女子生徒。いつもフード付きの服を着用している。ドラマ版では次期会長候補の男子生徒・猪瀬潤として登場。{/netabare}



@生徒会(新)

・宮村 虎乃介

{netabare}元生徒会副会長→新生徒会長。詳細は#超常現象研究部を参照。{/netabare}


・山田 竜新

{netabare}生徒会長秘書。詳細は#超常現象研究部を参照。{/netabare}


・小田切 寧々

{netabare}元生徒会副会長→新生徒会書記。詳細は#最初の7人を参照。{/netabare}


・玉木 真一(たまき しんいち)
{netabare}声 - 立花慎之介
誕生日:3月21日 / 星座:牡羊座 / 血液型:A型

2年H組。新生徒会会計。次期生徒会長の座を狙っていた小柄な青年。「キスをした魔女の能力を吸い取る能力」の持ち主で、登場当初は飛鳥から奪った透明人間の能力を保持していた。奪った能力はもう1回キスすることで魔女に返せる。山崎の指示で色々と動いていたが、山田が7人目の魔女の名を山崎に伝えるのをたまたま聞いていたため、リカに山田同様に周囲から自身に関する記憶を消される。その後は山田に協力し、儀式後宮村に新生徒会会計に任命される。元々寂しがり屋な面があり、「生徒会」という仲間ができたことを喜んでいる。生徒会に所属してから、飛鳥を驚かせるくらい変わっている。{/netabare}


・黒崎 仁(くろさき じん)

{netabare}新副会長。詳細は#儀式後に誕生した魔女を参照。{/netabare}


・有栖川 翠(ありすがわ みどり)

{netabare}1年H組。新副会長。天然で巨乳である。打算的な面があり、大学推薦で有利なため、副会長に立候補した。演技力が高く、入れ替わった相手に完全になりきることができる(ただし、入れ替わった相手と密接な関係にある人にはバレる)。{/netabare}



@魔女の関係者

・五十嵐 潮(いがらし うしお)
{netabare}声 - 小野大輔 / 演 - 間宮祥太朗
誕生日:10月5日 / 星座:天秤座 / 血液型:B型

2年。山田の中学時代の親友。高校に入ってから暴行事件をきっかけに疎遠になっていた。小田切の補佐役を務めていた。小田切に好意を寄せている。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失うが、後に記憶を取り戻す。儀式後、飛鳥と共に将棋部創設を申請した。また、ノートの上下巻を盗んでいる。{/netabare}


・シド

{netabare}2年H組。ナンシーのサポートをしている。魔女の能力を調べたり、エクセルやパワーポイントを駆使して、魔女に能力をかけられた生徒の数を表やグラフにして管理したりしている。{/netabare}


・亀田 満(かめだ みつる)
{netabare}声 - 小野友樹

2年D組。大塚の友人で、小太りな体系。語尾に「〜ぞな」をつけるのが口癖。{/netabare}


・鶴川 秀明(つるかわ ひであき)
{netabare}声 - 杉田智和

2年E組。大塚の友人で、メガネをかけている。大塚に山田を仲間に加えるよう勧める。{/netabare}


・浅野 蓮(あさの れん)
{netabare}演 - 上鶴徹

1年H組。滝川の仲間。山田と五十嵐の同じ中学の後輩で、かつて名の通った不良だった。夏休みに他校の生徒と乱闘したことになっている。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失うが、後に記憶を取り戻す。【ドラマ版の設定】朱咲高校1年D組。軽音楽部。部員ともめて、3か月で退部。{/netabare}


・渋谷 敬吾(しぶたに けいご)
{netabare}演 - 佐藤永典

1年。滝川の仲間。サッカー部のエースだったが、体育祭でボイコット事件を起こしたことになっている。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失うが、後に記憶を取り戻す。【ドラマ版の設定】朱咲高校1年C組。サッカー部。春に行われた練習試合後、レギュラー落ちになり、頻繁に部活を休むようになる。{/netabare}


・深沢 冴子(ふかざわ さえこ)
{netabare}演 - 相楽樹

1年。滝川の仲間。学年一の秀才。期末テストで集団カンニング事件を起こしたことになっている。リカによって山田たちと魔女に関する記憶を失うが、同じく記憶を失って暴走したノアを止めることを山田たちに依頼した。後に記憶を取り戻す。【ドラマ版の設定】朱咲高校1年B組。特別進学コース。成績が落ち、授業にもついていけず、さぼり癖がついてしまう。{/netabare}



.。o○ ○o。.用語.。o○ ○o。.

・魔女
{netabare}本項では、作中の設定について説明する。キスをすることで、特殊能力を発揮する人である。魔女たちは互いに能力をかけることができない。(記憶操作の魔女を除く)7人全員が揃って儀式を行うと、願いごとが叶えられる。魔女にはうららや寧々など生徒会や超常現象研究部が確認していた魔女グループと紺野やナンシーなど生徒会や超常現象研究部が知らなかった魔女グループの2つのグループがあることが確認されている。また、後者のグループのうち、読心と未来予知の能力は媒介を使用することによりキスせずに能力をかけられることがわかっている。(他の能力は不明。)うらら達が能力を失った後、黒崎や詫摩の新たな魔女グループが誕生している。学校を卒業または退学した場合、魔女の能力は消えてしまう。{/netabare}


・魔女殺し
{netabare}玉木が自分の能力を元に命名した、魔女の能力が効かない能力者。コピーの能力を持つ山田とキャプチャーの能力を持つ玉木のことを指す。今のところ、男子しか能力者がいない。{/netabare}

・私立朱雀高校
{netabare}私立の進学校。生徒会長がこの学校における絶対権力者である。作中における夏休みまでは旧校舎が新校舎と同じ敷地にあった。主に合宿所として利用されているクラブハウスが存在する。この学校には他の学校と違って在学している生徒が魔女または魔女殺しとなることがある。しかし、能力の存在に気付いているのは魔女や魔女殺しの周辺の人たち、または生徒会のみである。{/netabare}


・超常現象研究部
{netabare}山田竜、白石うらら、宮村虎之介、伊藤雅、椿剣太郎が所属している。主に朱雀高校に存在する魔女伝説について調べている。以前は山崎春馬と宮村レオナが所属していた。その時に西園寺リカが仮入部していたことがある。儀式によって能力が消えてからは特に活動していない。{/netabare}


・ノート
{netabare}「トイレの花子さん」や「放課後の13階段」などといったありきたりな話や「朱雀高校の魔女伝説」といった話が記載されている。上下巻に分かれていて、儀式前までは上巻は超常現象部に置いてあり、下巻は朱雀高校のクラブハウスにある超常現象研究部の部室に置いてあったものをノアが所持していた。儀式後にどちらも飛鳥たちに盗まれている。{/netabare}


・儀式
{netabare}生徒会室の隣の部屋にある祭壇によって隠されている魔法陣の上で7人の魔女が手を繋いで、その場にいる全員が目を閉じることによって行える。儀式の間は魔法陣の中心に存在している人と7人目の魔女以外の時間が止まる(正確には相対性理論的なものであり2人の時間がものすごい速さで加速している)。7人目の魔女とキスするときに願っている願いごとが叶う。山田は儀式で「この学校から魔女の能力を消してくれ」と願ったが、儀式を行ったときの7人の能力が失われただけで、能力自体は黒崎や詫摩たち新たな7人に受け継がれた。{/netabare}



.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2015年春アニメ(2015年4月~放送中)

TOKYO MX 4/12(日) 23:30~
テレビ愛知 4/12(日) 24:35~
テレビ北海道 4/12(日) 25:35~
西日本放送 4/12(日) 25:55~
読売テレビ 4/13(月) 25:59~
TVQ 4/13(月) 27:00~
BS11 4/13(月) 27:30~


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「くちづけDiamond」WEAVER
ED「CANDY MAGIC」みみめめMIMI


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

放送開始直前特番「山田くんと7人の魔女と7つの秘密」

1話「アイツになってんじゃねーかぁぁッ!」

2話「俺とキスしな」

3話「受ける?それとも受けない?」

4話「山田のことが好きになったみたい!」

5話「キスしちゃダメよ?」

6話「応答せよっ!」

17巻OAD 第2話「もうひとつの朱雀祭 歌え!踊れ! 超常現象研究部!」

7話「天ぷらだけはやめてくれぇ!」

8話「超ウザイんだけど」

9話「必ず未来を変えて」

10話「俺と付き合ってください!」

11話「白石をどこにやった!」

12話「俺は白石が好きだ!」(最終回)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

この学校には7人の魔女がいる。

タイトルの“魔女”というワードに惹かれつつも,ハーレムっぽいタイトルに敬遠していた部分もあって観れていなかった作品です。

結果,物凄くというわけではないもののけっこう面白く,観て良かったと思いました。
お話の最初は主人公の男の子が女の子と一緒に階段から落ちて体が入れ替わってしまうという,入れ替わりモノとしては王道の展開です。
第3話まではこの入れ替わりでわちゃわちゃするという「らんま1/2」のような雰囲気で話が進んでいきます。
終始,こんな感じなのかなと思いつつもタイトルが“7人の魔女”だし,OPにまだ見ぬいろんな女の子たちが出てくるので「この子達はどういうキャラなんだろう??」って思いながら見進めていきました。
キャラクターは登場時は嫌な奴というか敵っぽい感じで登場します。
でも,話が進んでいっていろんなことが判明するうちに,そのキャラクター毎に思惑があって気付けばなんとなく仲間っぽくなって協力し合う仲になっているのは面白いと思いました。
完全な悪というのは居なくて,みんなが自分や自分以外の魔女たちの力に翻弄されていく―みたいなストーリーです。
物語の中に目標とかやり遂げたい何か柱があってそれに向って進んでいくわけではなく,話の中で次々に目的が切り替わっていきます。
なので話が取っ散らかっている感じもありますが,てんやわんやテンポ良く話が進んでいくので,見飽きることなく最後まで楽しめました。
ただ,そのテンポの良さ&目的がどんどん変わっていくせいでこの魔女の力の設定とかがよく飲み込めないまま話が展開していき「え。何?どゆこと??」ってなったり,「これ何のため??意味ある??」って思うこともしばしばでした。
一旦疑問に思っていたことが,観ていくうちに後から「そういうことだったのね!!」ってなる部分もあるんですが,結局分からずじまいなところもけっこうあります。
こちらは漫画が原作のようなので,原作ではきちんと納得できるような描かれ方をしているのかな??
アニメでは細かい説明を端折っちゃってこうなっているのか,それとも設定が甘いのか…。
多分,わたしの理解が追いついていないからなんだけど…。
ていうか,設定ややこしいよ!!
まず最初にこんがらがったのは第3話。
{netabare}山田がうららと,宮村は雅と入れ替わるのだけど…。
えっと…どういう順番で入れ替わるとこうなるわけ???
って思ってしばらく考えました。
まず,宮村(もしくは雅)と入れ替わる。
そして雅(or宮村)と入れ替わり,そのあと再び宮村(or雅)の入った自分とキスをして自分の体に戻り,最後にうららと入れ替わるとこうなります。
分からなかったのはノアの3人の友達…。
あの3人に濡れ衣を着せたのは一体誰だったの!?
あとは玉木が部室に透明人間の能力で忍び込んでたのだけど,それって彼にキスされなきゃその力は発動しないよね!?
キスされる時に気付くと思うし,彼が超常現象研究部のみんなにキスしたという描写もなくて「??」となりました。
そして「あいつの裏をかいてやる」とかいう理由でうららと入れ替わったけど,あれ意味あった!?
結局7人目の魔女が分かったのも宮村のお姉ちゃんから聞いただけだったし…。
見つけたらっていうゲームは名前を当てるだけで良かったんですね😅
それにリカは山田の記憶を消す気がなかったのなら何でわざわざ会いに行って勘違いさせるようなことしたんだろう??
この子と山崎は結局何がしたかったのかよく分かりませんでした。{/netabare}
他にも細かいところでよく分からなかったところがちょいちょいありました。

観終わってみると,意外とハーレムっぽさは少なかったかも…。
けど,このアニメで1番何を思うかというと「キスとは…」です(笑)。
登場人物のキスシーンがやたらあって,それも恋愛感情とは全く関係なくほいほいキスするので,キスに対するハードルの高さがバグってると思いました。
{netabare}なので,第10話で寧々とキスしたところを見られた山田が慌ててうららを追いかけるところは「あ。一応まだこの世界のキスに恋愛的な意味あったんだ」って思いました(^▽^;)
あと思うところとしては無駄に女の子達がエロいということです。
うららは羞恥心をどっかに忘れてきたの??ってまず思います。
「体洗っとけ」とか,「これで未来が変わるなら裸になるくらい安いものだわ」, etc.
いや。男たちの前で裸になるくらいなら秘書になった方がましでしょうが!!
寧々も合宿の浴場でうらら(中身は山田)にくっついてたけど,2人はそんな仲じゃなかったよね!?
リカもスリルを楽しむためにノーパンとか,ちょっと訳が分かりません。{/netabare}
女の子達に全く共感できなかったので,残念ながらこのアニメで好きな女の子キャラはできませんでした。
{netabare}面白いと思うところはいっぱいあったのだけど,山田が玉木の居る前で普通にうららに告白したところは面白かった。
玉木どう思ったのかな(笑)。{/netabare}

キャラクターは…多いのでなかなか名前と顔が一致しませんでした。
好きなキャラクターは宮村です。
単純に見た目が好きなのと,意外と良いやつだけど野心家で何気にスケベという…(笑)。
生徒会長の座を狙うキャラじゃなさそうなとこもギャップがあります。
あと好きなのは椿と玉木です。
椿は可愛いですね。天ぷらあげるメンタル謎だけど…。
{netabare}玉木は山田の周りが記憶を失っちゃったとき一緒に居てくれたおかげで物語が重苦しくならなかったなと。
そして声が(・∀・)イイ!!{/netabare}

作画は第6話辺りでちょっと崩れたかなと感じました。
キャラクターデザインは割と好きだったんですけどね。。

このアニメはキャラクター同士の入れ替わりがあるので,声優さんの演技が光ってるなと思いました。
その一方で,こういう突然キャラが変わるようなシーンのあるアニメを観るといつも思うんですけど,声優さんが本領を発揮しすぎる気がするんですよね。
普通の人は中身が入れ替わってもあそこまで声変わらないと思うので…。
山崎の声はいかにも“生徒会”って感じですよね。

OPはアニメーションが可愛いと思いました。
黒い三角帽と上目遣いのうららが特に。

最後はハッピーエンドで良かったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

pipikapu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ところどころ勿体無い演出が目立ったものの良アニメ

今期開始前はそれほど注目していなかった作品です。なんとなく同曜日に他に観たいものもなく試しに1話を観てハマり、現在に至っています。

まずはじめにおそらく今期1・2を争うであろうOPの完成度。動きが少なくセピアな画調ながら、OPのテーマ曲とぴったりハマっており、近年多い「女声アニソン」+「ぬるぬる動くアニメーション」からなるOPとは一線を画したおしゃれなOPとなっています。自分はこれだけで、今期の視聴を継続することにしたほどのインパクトがありました。


原作未読の段階ではテンポの良さも気に入りました。2話視聴後に我慢できず原作を読んでしまったため3話以降は原作既読の状態での視聴でした。

アニメという限られた期間のなかで作品を描くためにはすべての描写を盛り込むことは不可能です。その中でも十分適当といえる程度の原作の取捨選択を行っており、かと言って原作を改変したりしすぎることもなく、原作既読の人からしてもそれなりに満足度の高いテンポと内容のバランスになっているのではないでしょうか。

(個人的には2クールにして、7人の魔女を見つける前後で1クール程度ずつ一気にやって欲しかったのですがその辺は大人の事情があるでしょうから文句は言えませんね。2期に期待といったところでしょうか。)

ネタバレは極力避けたいのであまり内容についてはここでは触れませんが、声優の名演技にも注目です。内容面でも、7人の魔女を見つけ出すところまでで一区切りかと思いきや、実はその後(アニメ10話以降になります)も結構内容的には盛りだくさんで、さまざまな伏線が回収されていくことになります。おそらくアニメ版では(2期が無い限り)そこまで深く描くことはできないでしょうし、原作の途中までで終わってしまうでしょうから、アニメ終了後にでもぜひ原作を読んでいただければと思います。

不満を上げるとすれば、途中数話ほどOPをカットし本編中にBGMとして流す形式を取っていましたが、せっかく完成度の高いOPだっただけに勿体無く感じました。尺の関係もあるのでしょうが、それでもあまりに的はずれな場面で曲が流れはじめたのは残念でした。今は通常OPに戻っているので良しとします。

<全話視聴し終わっての追記>

結局後半でも劇中OP使用は続いていきましたね・・・。最終話だけはまだ話の流れと曲は合っていて許せるものの、それ以外は基本的に的はずれな場面での挿入な上に歌詞付きで流したため、キャラクターのセリフと被ってしまい、ごちゃごちゃした印象は拭えませんでした。
1回2回こうした演出を使うのはアリだと思うのですが、こうも連発された上に少々小気味良すぎるテンポと相まって、「ああ、枠が足りないんだろうな・・・」と視聴者が察してしまう場面も多々あったのでは無いでしょうか。

原作はまだ続いていますし、切りの良い「儀式」までで一区切りするのはごく自然な構成でしょう。ある程度原作も進み、2期の話があれば「儀式後」のストーリーをぜひ描いてほしいなと思います。(原作未読の方にはおそらく「最後は能力全部なくなって平和になりましたチャンチャン♪」というようなぶっきらぼうな話に見えてしまだろうというのが残念)

で、まあこれでとりあえず何もなく終わってくれれば多少勿体無いなと思いつつも良アニメでした、で済んだのですが・・・。なんと夏クールの同枠もやまじょ再放送で埋めるというではありませんか・・・。いや、再放送も適度に入れないと厳しいのは分かるんですけど、直前に放送したアニメの再放送をそのまま入れますかね普通・・・。
「こんなに駆け足で、OP入れる余裕もなくぶっ飛ばしてきたのに、次クールの枠余ってるんだったら最初から2クールで作ってくれよ」って思うのが視聴者的には当然なのでは無いでしょうか・・・。

アニメ製作の現場のことはSHIROBAKOで得た知識しかないのであまり大口はたたけないのですが、流石にちょっとこれはひどいなぁと。せめてもう少し前の、他のアニメの再放送でもいれれば良い物を・・・。

原作も面白いですし、多少テンポ良すぎるにせよアニメの構成も概ね満足、OPやEDも良い、声優さんも素晴らしい、と今期1・2を争うレベルで毎週楽しみにしていただけに最後の最後ですごく残念な気持ちになりました。


「大好評につき」ってことは当然2期やってくれるんですよね?(威圧)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

69.8 3 コミカルでラブコメなアニメランキング3位
B型H系(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (958)
5798人が棚に入れました
高校入学を控えた山田は、夢はセクフレ100人というエッチへの興味が旺盛な美少女。しかし男性の前だとあがってしまう性格が徒となってか未だに処女だった。ある日、本屋で転びそうになったところを小須田に助けてもらった(と勘違いした)山田は、平々凡々で手頃そうな小須田に処女を捧げることを決める。はたして山田は小須田を落とすことができるのか?

声優・キャラクター
田村ゆかり、阿部敦、堀江由衣、花澤香菜、下田麻美、能登麻美子、小林ゆう、宍戸留美、岩崎愛、橘田いずみ、儀武ゆう子、小泉豊、前野智昭

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ヤンジャンアニメで一番好きです(ボソッ

2010年4月~ 全12話
原作未読

何かとヤングジャンプ原作のアニメが槍玉に挙がるのをみて
じゃあ過去にどんな作品があったのよ?と調べてるうちにこれを発見
放送当時1回見たきりだったのでサクッと再視聴することに。
レンタルで見たんだけどなんか「こわいもの知らず(笑)無修正版」とか書いてあって妙に構えてしまった。
まぁ無修正っていっても軽いパンチラと性的な発言にピー音入ってない程度で乳首描写とか一切なし。(無いとはいってない)
むしろデザインとか演出とか1話から隠しきれない健全感みたいなものが滲み出ていたのが印象的。


主人公の山田は高校入学を機にH友(エチトモ)100人作るという夢を持つ容姿端麗な女の子
しかし、男性の前ではあがってしまう性格のため最初の相手は手頃な童貞君を狙っている様子。
そんな中、出会ったのがもう一人の主人公、小須田 崇(こすだ たかし)
見た感じ平凡なザ・チェリー君な彼は山田から一方的に、初体験の相手に選ばれてしまう。
早く処女を捨てたいがためにアプローチの方法が完全に明後日の方向にむいてしまい中々上手くいかない山田
そんな彼女のアプローチに対して気弱で小心者の小須田はどう受け止めていいか分からずオドオドするばかり
二人のボタンの掛け違いというか、3歩進んで2歩下がるような恋愛をギャグ成分多めで描いたラブコメ作品。


最初の印象に健全感があるって言ったんだけど、だって主人公の行動原理が「Hしてぇー」なんだもん。
めっちゃ健全。高校生なんだし女子だってセックスしたいって思って当然じゃん。
どんなに綺麗事いってもこの年の子の恋愛の出発点は大半が性欲っすよ。
それでいてメインの二人がおもっくそピュア。恋愛の駆け引きなんてそこそこに、即行動に移そうとするんだけど
いざはじめようってなったらヘタレちゃう感じ。山田なんてズボン越しに膨らんだ股間を見ただけで涙目で逃げ帰っちゃうし
そんでもってちゃんとコンドームは用意する所とか、ちゃんとラブホ使わないとね。とか
一定の倫理観はしっかり持って描いてる部分とかも全体的に健全さを感じた大きな要因でした。


内容的には前述した通り、ピュア過ぎる二人の恋愛を中心としたラブコメなんだけど
山田の斜め上なアプローチがアホの子すぎて可愛い。
少しでもスムーズに行為に及びたい…そうだ!ノーパンで過ごせばよくねえ!?的な発想とかバカバカしくて楽しい。
随所にエロ描写とか挟まれるけどギャグのおかげでいい感じに薄められて見やすい。
あと山田のアホ可愛いさを表現する主演の田村ゆかりさんがめっちゃ良いんすよ。
変に影を感じさせず真っ直ぐな演技というか、作ってない感じを上手く作ってるというか。
古いけどギャラクシーエンジェルの蘭花・フランボワーズっぽい感じ。あのへんの声質が一番好きです。


残念な点は詰め込みすぎて逆にダレてた部分
基本的に1話2部構成。前半と後半の10数分で起承転結がわりとしっかりしてたんだけど
物語をスピーディーに回すがゆえに起伏があんま無くてただ淡々と流れていく感じ。
そんでもってオチがめっちゃ弱い(笑)所々のギャグ描写は光る部分があっただけに勿体無い印象。
流し見程度ならいいけど腰を据えてしっかり観ようとすると
テンポは良いのになんかすげぇ長く感じるっていう不思議な感覚を覚えると思います。


【総評】
とはいえ1クールでまとまり良くサラッと見れました。
声優陣もOP、EDも良かったし。小須田の姉役で能登さん出てるんっすよ!能登さんっ!!
まぁ下ネタギャグならもっとキレのいい作品は他にあるし
恋愛を見たいならもっと演出のいい作品はあるし
エロいのなんて言わずもがな
あえて今、オススメする理由もあんま無いんですけど…
なんかすげえ染みたんですよね。普通な感じが、純粋な感じが。
最近の作品でアクの強いとんでもねえ女を見過ぎた反動なんでしょうかね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ぱふぱふ~!ゆ、揺れる~!

未熟な男が(しょ)びっちに振り回される姿は青春模様。

以前から花澤作品をピックアップした際に存在を知ったのだがレビュアーさんの紹介があるまで忘れてました。
と言うことでギャグ作品であること以外全く下調べなく視聴(いつものこと)!一言で面白い!ギャグが鋭いとかラブコメが色濃く描かれていて涙が・・・という作品ではないのですが未成熟な男女の掛け合いと掛け違いによるすれ違いは中学生のころを思い出しました。
クラスに何人か居るケツの軽そうなしゃべり方、容姿、服装で大体ピアスしてるのでヤマダと被る被る(笑)13歳の私は女の子と付き合ったことも無く、身体の経験も無くエロ本覚えたてで女の子の事が分からないのに近い距離での会話やスキンシップはとても魅惑的でした。よくある勘違いってやつで頭の中はジェットコースターがグルグル回り続けてしまうのだが経験が無いぶん踏み込む勇気もなくコスダのようにひとり悶々と過ごしてました。実際のところ軽そうな子は本当に軽いので経験値は上なんですけどね。
何でやたらと腕を組んで引っ付いてくるんだ?ただふざけてる?好きなのか?からかってるだけ?Bカップだと服とブラの上から揉むとゴワゴワする!などなど。なんとも初々しい異性へ対する意識と行動は勘違いの片思いやテンパった少ない経験値同士の夜の関係などある方であれば重なるところは多々あると思います。思い出すと本当に恥ずかしい!

そしてこの作品を視聴してて本当に恥ずかしいところは童貞だからという理由で冴えないコスダを意識し始めるヤマダの右往左往する姿といざとなれば甘んじて受けることしかできなくなる初さ。ヤマダにどんどん近付かれてついつい意識し、重ねるスキンシップで好きと思ってしまったコスダの初さです。経験が無いからこそ単純な理由で「好き」と思ってしまうその姿は昔を思い出す甘酸っぱいラブコメで多くの人が通った道ではないでしょうか。意識と恋愛の狭間の恋模様は実にむず痒い!

思った以上にニヤニヤしてしまうストーリーも魅力ではありましたがキャラクターがちゃんと動いている絵にも魅力がありました。最近のややエロ作品って残念なのが多いしカワイイ、艶やかな描写が無くてあんま魅力的じゃないんですよね。
声優さんたちも見たことある名前も多くちょいちょいある鋭いギャグの応酬も面白かったです!話数は忘れましたが修学旅行回のガールズトークとコスダの姉さんのエッチ指南にはめちゃウケました!能登さんのエロネタのセリフは珍しいのではないでしょうか!多分!

満足評価は花澤補正ですが男女問わず昔の「むず痒かった」ことを思い出すようなこの作品。単なるエロラブコメ作品では無いと感じれる(かもしれません)!
コスダんちの湯沸し器懐かしすぎや!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

女子高生によるおバカ系変態アニメ

『B型H系』は1クール(全12話)の女子高生・おバカ系変態アニメです。


この作品は主人公の女の子が男子に対して変態的アプローチをかけて笑いを取る形のアニメ。そのためか登場人物の男女比も女の子の方が多い。また、男性がアプローチをかけるタイプの作品の方が多いため、今回のようなタイプは女性の思考による言動の面白さ、とりわけ女子高生の思考をネタにしている。故に、少女漫画を頻繁に読む人でなければ、それらのネタが織りなすギャグに対し新鮮さ感じられるだろう。因みに、扱うギャグは王道の下ネタ。

このアニメの面白いところは、痴女である主人公(女)が連発する下ネタの数々。「エッチ友100人作るんだ!」という意気込みで暴走し、『生徒会役員共』に負けず劣らずな数の下ネタを炸裂する。基本的には主人公の"山田"(女)がボケて彼女の親友がツッコミを入れる形。そのボケとツッコミのテンポが良い点が好印象。また、ツッコミ役が不在の時に、山田がひたすら暴走している場面もまた面白い。そして、主人公の処女卒業のために彼氏にさせられた?、草食系男子の"小須田"と肉食系女子の"山田"のやり取りもミスマッチな感じで笑える。
個人的に一番笑えたのは"大富豪のお嬢様"が登場した後の話。

私が感心したのは、終盤にて放送コードに引っ掛かってもおかしくない程の展開があったこと。普通は殆んど全てのラブコメアニメの性的展開において、一線を越えない様にご都合主義的展開を挟むが、この作品にはほぼ無いと言っても問題ない所まで突き進んだ。さすがにキー局では放送しなかったようだが、随分思い切ったアニメだなと正直驚いた(笑)
全部が全部かは分からないが、かなり原作に忠実だったのではないかと思う。その点において、各話であからさまにカットされているのが分かるような中途半端さが見られなくて大変良かった。


全体を通して比較的に安定したアニメなのではないかと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

78.5 4 コミカルでラブコメなアニメランキング4位
ふしぎの海のナディア(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (582)
3140人が棚に入れました
西暦1889年、パリ万国博覧会中のエッフェル塔で、飛行機の発明を夢見るジャンは、サーカスの団員ナディアと、彼女の友達である赤子ライオン(キング)に出会う。彼女の持つ謎の宝石ブルーウォーターを狙うグランディス一味から逃げ、ナディアの故郷を目指す旅のなかで、悪の組織ネオアトラン(ネオアトランティス帝国)の首領ガーゴイルが占拠した島で生き残った少女マリーと出会う。しかし、マリー、キング、ナディアの3人は、ガーゴイルに連れ去られる。初めはブルーウォーターを狙っていたグランディス一味と共にナディア達を助けるうち、ジャンは万能潜水艦ノーチラス号のネモ船長とガーゴイルとの戦いに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
鷹森淑乃、日髙のり子、水谷優子、滝沢久美子、堀内賢雄、桜井敏治、清川元夢、大塚明夫、井上喜久子
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ようやく見るに至る

再放送されていたのを見たことはあったが、追っていたわけではなく、話の内容はほとんど知らないも同然だった。
しかし、アマゾンプライムビデオにいつの間にかあったので、見ることができた。

何かと葛藤が多いし、割と人がばんばん死ぬんやなあ。思っていた以上にシリアス。潜水艦離脱からの中だるみしたのか無人島漂流。いつの間にかグランディス、サンソン、ハンソンが良い奴になってるし。キャラソン一挙放送みたいな謎回もあるし。ツッコミどころありすぎ。
さらに気づいたら、最終話に向けて一気にシリアス展開。僕の大好物である後日談も交えて、最終的にはしばらくロスに至る自分史に残る作品だと感じた。本当にずるいよ。庵野秀明。最後の脱出とか、あれだけで泣けてしまうよ。
{netabare}エレクトラがひっそりとネモとの間に子供まで作っているのはたまげた。サンソンはグランディスだと思っていたのに、まさかのマリーと結婚しているのもびっくりだわ。{/netabare}
褐色露出多めヒロインも当時も現在でも斬新でありですね。NHKも共同制作に入っているわりにはやりたい放題やっていたみたいね。なんにせよジャンとナディアがハッピーエンドを迎えられたのは良かった。

鷹森淑乃の声も良かったし、貞本義之のキャラクターたちみんな良かった。

人を殺すくらいなら殺されたほうがまし。とは言うけど、人殺しに自分だけで済むならまだしも、自分の大切な人が殺されても平気でいられるのだろうか?殺人は駄目なのは当たり前だけど、正当防衛というものがある。

23話には驚かされた。あれが例の嫉妬に狂った女エレクトラなのか!背筋がぞくぞくした。まじでとんでもないな。
{netabare}ナディアがネモの実の娘でそっちに愛を注がれるのは嫌だから殺そうとするなんて。清純で冷静沈着なお姉さんだと思ってたのに。挙句、自殺未遂ですよ。これじゃあ、単なるメンヘラですやん。ネモの圧倒的な漢気で全部解決。
嫉妬描写が多いグランディスのほうがやりそうなのに。あ、でも、グランディスのほうが気持ちいいほど分かりやすい性格しているから大丈夫やな。お嬢様育ちとは思えない。料理上手だしね。結婚詐欺の被害に会って、財産も勿論だが、ほぼ全てを失うという悲しい境遇を乗り越えているから強い。{/netabare}

ナディアが肉食を嫌う。科学、文明を嫌う。菜食主義って文明社会でないと達成できないよなあ。なのに、無人島に漂流したとき、自然と共に自分は生きていくだなんて矛盾を抱えている。食糧を盗むことでしか生活できないなら、自然と共生しているとはとても言えない。人間は自然の中では生活しきれないからこそ、文明を作りあげてきた。この便利さからは逃れられない。

子鹿を殺したことを責めるが、ライオンとかは子供を狙うじゃん。動物を殺すのは駄目でも植物は許されるのか?肉食動物が肉を食べることを知らないし、卵が動物の生まれる前の段階なのにそれは食べることができる。一見ヴィーガンのようだが、違う。そもそも僕はヴィーガンの思想自体理解しきれない。菜食主義でも肉を無理矢理食べると感動して菜食主義を辞めたくなるらしい。肉食には抗えない。人間も動物だからね。自分のポリシーとして貫くぶんには構わなくても、人に押し付けてはダメ。おいおい蚊は殺してもええんかーい!!過去のトラウマはそう拭えないもんだね。後日談でも断固として食べてないし。

ナディアは思春期特有かもしれないけれど、非常に面倒くさい。自分の過去を振り返ってもそう思う。なんでこんな面倒くさい思考回路してたんだろう?恥ずかしい。だからこそ、ナディアを見るとイライラしてしまうんだなあ。上手に描いているもんだ。腐った物を食べてお腹を壊したところを助けようとしたジャンに感動してしおらしくなったなあ。

ジャンもデリカシーがないなあ。女性の気持ちに鈍感。女性にキスを誰としたとか訊いたらまずいやろ。かくいう僕も女性の気持ち、ましてや人間の気持ちなんて分からない。努力はしているつもり。男子校生活は終わったはずなのに未だにおかわりしてるもんだから、なんだかんだジャンに共感できる。
キングがなんか可哀想。

そして、潜水艦から切り離されたあたりからシリアスからはほど遠いほのぼのとした生活。無人島とか部族とか。ナディアが浮気してしまえるほどの緩さ。いくらなんでもジャンが報われない。

マリーの声を聴くと水谷優子が忍ばれるなあ。

OP
ブルーウォーター 歌 森川美穂
ED
Yes, I will... 歌 森川美穂
この作品が放映されたとき僕は生まれていなかったけれども、曲は聞いたことがあって好きだった。どちらもいつまでもリピートできる気がする良曲。特にED。メッセージ性も強くて好きだな。
他にも大量のキャラソンやら挿入歌やらあるけど、見ている途中で僕もたるんできたので、あんまり印象に残ってない。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
時は、1889年。発明好きの少年・ジャンは、万国博覧会の会場で謎の少女・ナディアに出会う。ナディアに一目ぼれしたジャンは、ひょんなことからナディアとともに冒険へと旅立つことに―。


1. エッフェル塔の少女
パリの万国博覧会にやってきた発明好きの少年ジャンは、セーヌ川の岸辺で見かけた少女・ナディアに一目ぼれ。そこへ、ナディアの持つ宝石"ブルーウォーター"をねらう三人組があらわれる。

2. 小さな逃亡者
ジャンの活躍で三人組から逃れることができたナディアは、ル・アーブルにある彼の家で夜を明かす。ところが翌朝、三人組が万能戦車グラタンでふたたび襲ってきた。ナディアとジャンは、空を飛んで逃げることに。

3. 謎の大海獣
ジャンとナディアの乗った飛行機が故障し海に不時着。偶然パトロール中のアメリカの戦艦に発見され助けられた二人。しかしほっとしたのも束の間、今度は謎の大海獣が現れ、戦艦と激しい戦闘を始めてしまう。

4. 万能潜水艦ノーチラス号
謎の大海獣と戦艦の戦闘中に、海に投げ出され取り残されてしまったジャンとナディア。すると二人の前に最新の装備を持つ潜水艦が現れる。二人はエレクトラと名乗る女性から親切なもてなしを受ける。

5. マリーの島
ノーチラス号に別れを告げたジャンとナディアは、改良してもらった飛行機でフランスに向かう。ところが、突然攻撃を受け飛行機は近くの島に墜落、しかもその島は謎の侵略者たちによって占領されていた。

6. 孤島の要塞
侵略者にマリーが捕らえられてしまった。ジャンとナディアはマリーを救い出すため、島の中心にある秘密基地へ潜入する。二人はそこで、ノーチラス号と闘っていた潜水艦を目にする。

7. バベルの塔
ジャンをかばって囚われの身となったナディア。ネオ・アトランティスの首領ガーゴイルは、ナディアをなぜかプリンセスと呼び、マリーとキングを人質にして組織への協力を迫る。彼の狙いはいったい何なのか?

8. ナディア救出作戦
グランディスたち悪党三人組と再会したジャンは、ナディアを助け出すため力を合わせることに。ジャンと対面したガーゴイルは、ナディアたちの命と引き換えに、ブルー・ウォーターの在り処を聞き出そうとするが。

9. ネモの秘密
ネオ・アトランティスの基地が崩壊、グラタンで海へと逃げ出したジャンたちは、ノーチラス号に助けを求め、ネモの判断で救出されることに。そこで、初めてナディアに会ったネモは驚く。

10. グラタンの活躍
ネモの命令で部屋を分けられケンカをしてしまったジャンとナディア。一方、ノーチラス号はガーゴイルの飛行船カルカロドンを追撃するのだが、逆に地下水道で新型の浮遊機雷に囲まれてしまう。

11. ノーチラス号の新入生
ノーチラス号の窮地を救ったグラタンの活躍が認められ、グランディスたちは見習い乗組員として採用されることに。客員となったナディアも何か役に立とうと、船内の調理場でグランディスを手伝うのだが失敗ばかり。

12. グランディスの初恋
魚料理にあきて不満をもらすハンソンたちを見かねたネモは「狩りの日」をもうけ、ノーチラス号は無人島に上陸。次々島に繰り出す船員たち。その夜、無人島の浜辺でグランディスはナディアに自分の過去を語る。

13. 走れ!マリー
小鹿を狩ったことに激怒するナディアはジャンとケンカ、ほかの船員たちもみんな仕事が忙しく、かまってもらえないマリーはキングと島の探検に出かける。古い線路を見つけたマリーたちだが、迷子になってしまい。

14. ディニクチスの谷
ガーフィッシュを追い、再び海に出るノーチラス号。そんな時、マリーが灼熱病にかかってしまう。そしてナディアまでもが倒れてしまい、二人ともあと2日の命と診断される。病気を治すには特別な薬草が必要だった。

15. ノーチラス最大の危機
ノーチラス号の科学の力にますます感動するジャン、逆に反発するナディア。そんな折ノーチラス号は、ガーフィッシュとの戦闘の最中に損害を受けてしまった。修理をするため海上へ浮上すると、そこには。

16. 消えた大陸の秘密
全ての争いの元となっているブルーウォーターを持つ自らの運命に悩み苦しむナディア。一方、船体修理中に機関部で漏れた有毒ガスにより犠牲となったフェイトたちを埋葬するため、ノーチラス号は海底遺跡へ向かう。

17. ジャンの新発明
父の死を知りその敵を討つためノーチラス号の正式な乗組員を志願したジャンだったが、ネモに断られてしまう。すっかり落ち込むジャンに、ナディアは「またジャンの飛行機で飛んでみたいな」と、彼を元気付ける。

18. ノーチラス対ノーチラス号
度重なる戦闘補修によって資材が不足したノーチラス号は、補給のため南極にある秘密基地へ向かう。その途中、謎の物体に捕えられてしまう。それは何億年も前に生きていたとされる巨大なオーム貝・ノーチラスだった。

19. ネモの親友
南極大陸の地下に広がる秘密基地に到着したノーチラス号。ネモはジャンとナディアをつれてある場所へと向かう。その途中には遥か太古に絶滅した様々な生物たちが、氷で保存された氷の博物館があった。

20. ジャンの失敗
ガーゴイルは空中戦艦を建造し、ネモを倒すため再び動き始めていた。一方、ますます発明に没頭するジャンは、小型ジェット機を造り上げるが、実験に失敗し、その爆発によってガーフィッシュに見つかってしまう。

21. さよなら...ノーチラス号
ガーフィッシュの集中攻撃を受けたノーチラス号だが、逆にガーフィッシュを撃沈。ところが、空中戦艦からガーゴイルの新兵器・スーパーキャッチ光線が発射され、ノーチラス号は空中に引き揚げられてしまう。

22. 裏切りのエレクトラ
海底へと沈んでいくノーチラス号。ネモ船長は乗組員をメインブロックに集め、戦闘ブロックを切り離した。自爆した戦闘ブロックがガーフィッシュを全滅。ネモ船長は、船長室にナディアたちを呼び出し。

23. 小さな漂流者
ナディアたちを乗せた船長室は、ゆっくりと海中を進み、とある砂浜に漂着。しかし島はもう誰も住んでいない無人島。ナディアは、誰も、悪人もいない、この島で生きていこうと決心する。

24. リンカーン島
一夜明け、ナディアは島を"リンカーン島"、漂着した入江を"キャプテン湾"、砂浜を"ナマジャキビーチ"などと命名。科学文明と縁を切って生きていくと、森の中へと行ってしまった。

25. はじめてのキス
ジャンとナディアは、肉を食べるか食べないかで激しく言い争う。肉を食べない!と一方的に宣言し、意地を張るナディアはジャンに対して怒ってばかり。そして、腐ったホウレンソウの缶詰を食べ、寝込んでしまう。

26. ひとりぼっちのキング
人はひとりで生きていられないと感じ、ジャンにあらためて感謝し優しくなったナディア。その様子を見たキングは、激しく傷つき動揺。そして、仲良く寄り添いあうジャンとナディアを目撃し、ついに家出をしてしまう。

27. 魔女のいる島
リンカーン島を激しい台風が襲う。ジャンがせっかく作った小屋は吹き飛ばされ、発明した数々の装置も崩壊し、キングは強風に吹き飛ばされ行方が判らなくなる。台風が去った夜、見慣れない島が流されてきて。

28. 流され島
エアトンがおびえる「恐怖の大王」から逃げるナディアたち。重力異常でいつもより速く走り、高くジャンプすることが出来るのだが、やりすぎて島を一周してしまう。「恐怖の大王」の正体、それは。

29. キング対キング
新しい島での生活をはじめたジャンとナディアだが相変わらず言い争いが絶えず、グランディスはネモへの思いがつのるばかり。そんな中サンソンとハンソンはふとしたことから意見が対立、ケンカになってしまう。

30. 地底の迷路
グラタンの修理が完了する日が近づいていた。目指す場所はアフリカ東海岸だ。ところが蚊が大量発生し作業どころではなくなってしまう。一方ジャンとナディアは不思議な穴を発見する。その穴の中で目にしたものは?

31. さらば、レッドノア
地下にある遺跡で突然壁に吸い込まれたナディアは、島の中の大空洞に浮かんでいた。そこは衛星都市レッドノア――。そしてナディアの前に謎の巨人が現れ、アトランティス人の歴史を語り始める。

32. ナディアの初恋?
潜水をはじめた島からグラタンで避難したジャンやグランディスたち。だが途中でガーゴイルの空中戦艦に攻撃を受け、アフリカにある村に不時着する。ナディアはそこで出会った少年・ハマハマに一目ぼれする。

33. キング救助作戦
キングを捕らえて宝を要求してきたのは、グランディスの初恋の相手で、彼女から全財産を奪った男、ゴンザレスだった。その上、キングを助けに向かったグランディスとナディアまでもが捕われてしまう。

34. いとしのナディア(はーと)
ジャンはサンソンから、歌を作るようアドバイスされ、自分のすべての科学技術を投入して新しい発明に取り掛かる。ところが、発明に熱中しかまってくれないジャンにナディアは苛立ってしまう。

35. ブルーウォーターの秘密
グラタンが到着したナディアの故郷・タルテソス。何かに導かれるように大きな火山湖の中を進んでいくナディア。すると湖水が割れ、謎の地下遺跡が現れる。そこは古代アトランティス人の遺産「ブルーノア」だった。

36. 万能戦艦Ν(にゅー)-ノーチラス号
突如現れたネオ・アトランティスの空中戦艦。攻撃からジャンたちを守るため、ナディアは捕らわれの身となる。だがガーゴイルは約束を破り攻撃を開始する。ジャンたちは、間一髪のところを謎の小型艇に助けられ。

37. ネオ皇帝
ネオ・アトランティスの攻撃により消滅したと思われたN-ノーチラス号は、アフリカ大陸の地下トンネルを使って空中戦艦の攻撃を回避していた。一方、ネオ皇帝の力によりブルーウォーターが発動し。

38. 宇宙(そら)へ
パリ上空で、N-ノーチラス号とレッドノアの戦いの火蓋が切って落とされた。レッドノアの周囲には1億ボルトの電磁バリアが張られていて、内部に突入することができず苦戦を強いられる。

39. 星を継ぐ者
奇跡的に自らの意識を取り戻したネオは、命をかけてナディアを洗脳から解放する。ガーゴイルは見せしめに、エレクトラ、ジャンを次々手にかけ、悲しみに沈むナディアは、ここで最後の決断を迫られる。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1度しかない人生、パーッと生きろ!! 良質な愛とJewelの冒険譚をあなたに…

最近、巷では特撮映画『シン・ゴジラ』が大変なブームとなっています。
ゴジラシリーズとしては通算29作目、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』から実に12年ぶりに日本純正で作られた映画だそうで、新作を心待ちにしてた特撮ファンの間では久しぶりのゴジラに歓喜の声が多数
また、ここまで一気に知名度が上がった主な理由の1つとしては、スタッフの豪華さが挙げられている事でしょう。
総監督および脚本を務めるのは『新世紀エヴァンゲリオン』で一世を風靡した、トップクラスの人気を誇る庵野秀明氏
特技監督には庵野氏と親交の深い樋口真嗣氏、音楽は鷺巣詩郎氏が担当し、他にも摩砂雪氏、鶴巻和哉氏など庵野作品ではお馴染みの顔である人達の作品を久しぶりに拝見出来るというのも、従来のアニメファンを取り込んだ相乗効果として人気に繋がっているようです。
残念ながら私は特撮については全くと言っていい程、知識が無く、その為スタッフの偉大さについてもイマイチピンときません。
そういった方面には些か疎いので、名前を出されても「聞いた事がある」「○○に関わっている」位の印象でしかなく、「何が凄いのか」「どういったディテールに凝っているのか」など、あまり詳しい説明は偉そうに語れない身なのですが…
しかし、そんな私でも彼らが作り上げた作品の中で1番心に残っている物があります。
それこそ、今日ご紹介するアニメ『ふしぎの海のナディア』です。
こうして私がレビューを書いているという事は、期待していた通りの素晴らしい出来だったという証明と言えるのは間違いありません。
と言う訳で今回は『シン・ゴジラ』放映記念と称しまして、愛と夢の詰まった冒険譚をじっくり語って、盛大に褒めまくっていきます!!
まずは簡単なあらすじから…

汝は冒険者か?
危険と言う名の滝を潜り抜け、その奥に伝説の正体を求める者か?
ならば、我を求めよ……

時に西暦1889年
世界中の海では謎の船舶遭難事故が相次いで起こっていた。
人々は古来より海にすむ怪獣の仕業だと噂し、各国首脳は新兵器による攻撃だと互いに非難し合い、緊張が高まりつつあったその頃…
産業革命以来の急速な産業と科学の発達の中で列強各国は、アジアやアフリカの植民地をめぐって対立し、衝突を繰り返していた。
19世紀末、心ある人々は、迫りくる世界大戦の翳に脅えていたのである……

そんな科学万能主義が世間に良い意味でも悪い意味でも影響を与えていた繁栄期のフランス
そこでは、その「怪獣」とやらが起こした被害によって父親が消息不明になってしまったジャン・ロック・ラルティーグ少年が日々を発明に費やしていた。
彼はめげずに「人生をパーッと生きる」と言う叔父の言葉を胸に、父の生存を信じて今日も健やかに生きている。
さて、ジャンは発明の成果を試す絶好の機会である飛行機コンテストに参加する為、辺境の町ル・アーヴルから大都市パリで開かれている万国博覧会にやってきた。
しかし、コンテストに向けて機体を整備していた折に、彼は自転車でセーヌ川のほとりを滑走する褐色の少女に一目惚れしてしまう。
その少女…ナディアとの出会いこそ、ジャンが大空に、地底に、海中に、そして宇宙へと旅立つ大冒険の始まりだった!!
彼は彼女の持つ宝石…ブルーウォーターを胸に秘め、大切な仲間達と共に壮大な世界の第一歩を踏み出していく…
どんな困難が待ち受けようと、ナディアの手をしっかりと握りながら……


ではここからレビューに入っていきたいと思います。
今作には基になった小説が存在しておりまして、原案はジュール・ヴェルヌ作『海底二万マイル』『神秘の島』と言う有名作品です。
恐らく幼少期に読んだ事がある方も多いのではないでしょうか?
そう、ジュール・ヴェルヌと言えば、子供の頃に読書好きだった方にとっては1度は読んだ事があるであろう作品を数多く手がけた有名人、私のようなSFファンにとっては元祖、始原、神様の如き存在なんです(笑)
なぜなら、彼がいなければSFが生まれる事もなく、空想科学なんて代物が実を結ぶこともあり得なかったかもしれないから…
1つのジャンルの興隆に大いに貢献したとして、SFを語る上では外せないとてもとてもありがたいお方なのです。
しかし、その有名なヴェルヌ先生の名前とその作品名をお借りしておいて大変言いにくい話なのですが、このアニメ、ストーリー展開だけ見るならまるで別物です。
所々、小説に出てきた登場人物がアニメの中で名前として登場して活躍する位であり、キャラ設定や物語はまるで別物
これは狂信的なSFファンからしたら違う箇所のオンパレードで発狂してしまいそうな程の代物ですね(笑)
まあ、「原作」ではないので間違ってないから無問題(日本語って難しい…)
しかし、個人的に作中の織り成す全体的な雰囲気は原案の小説を読んだ時と概ね似ている感じが致しました。
『海底二万マイル』は近代科学、『神秘の島』は自然科学を根底に置いたSF冒険小説であって、どちらも科学技術啓蒙小説である事には変わりません。
読む前の期待感、読んでいる時のワクワク感、読み終わった時の爽快感は計り知れない物であり、したがって登場人物が一部以外違えど、その雰囲気は『ふしぎの海のナディア』でも充分に通じるかと思います。

さて、この物語の概要は既にあらすじで述べた通り、発明好きの少年ジャンがサーカスの少女ナディアと出会う事によって始まるボーイミーツガールストーリーです。
しかし、一般的なこの手のジャンルと一線を画している所がこの『ふしぎの海のナディア』と言う作品にはあります。
それは出会い、仲良くなり、困難に陥り、喧嘩し、仲直りし、また困難に陥り、喧嘩し、ずっと喧嘩し…と、とにかく主人公とヒロインの仲違いがやたらと多い所(主に悪いのはナディア)
私はボーイミーツガールと言うジャンルが堪らなく大好きで、その手の類の作品は良く拝見しているのですが、恐らくいがみ合いの数に関してはこのアニメが1番です。
そして、この作品を観てとにかく感じるのはジャンが凄く良い奴だという事ですかね…
私が彼と同じ立場だったなら、アフリカ編(32話、33話での出来事の総称)でこのヒロインは見限ります(笑)
いやあ、ジャン君、あそこまでやられて大した聖人ですよ、君は……
とまあ、私の反応からも分かる通り、余程の人格者か聖人か、逆に人間の底を知った性格破綻者か狂人でない限り、ましてや一般人なら絶対に彼女の事を性格が悪いと感じるでしょう(勿論、それ=嫌いという訳ではありませんよ!)
しかし、その性格の悪さが上手い方向に作用したのは幸か不幸か、ヒロイン以外のキャラクターも軒並み魅力的に映ってるのがこの作品の大きな特徴です。
主人公のジャンは基より、誰よりも精神年齢の高い幼女マリーや誰よりも人間らしいライオンのキング、グランディス一味のリーダーで恋多き女のグランディス姐御、力持ちの熱血漢で名言宝庫のサンソン兄貴に機械工学の天才でジャンと気の合うハンソン兄貴と、その他にも揃いも揃ってかっこいい、可愛い、美しい、楽しい、面白い登場人物ばかり
また、当の本人であるナディアも島編(23話~31話での出来事の総称。細かく言えばさらに分けられるがここでは割愛)まではおかしくなる事もあれど、気がちょっとばかし強すぎて、多彩な我儘態度を持っていて、少しばかり意地っ張りだけれども、根は寂しがり屋(笑)の女の子と感じられたので、そこまで不快感を感じずに笑いながら観る事が出来ました。
まあ、冗談はともかく、皆を助ける為、自ら囮になったり、死んだ人に向けた墓を命掛けで作ったりと本質は悪い娘ではありません。
なので、だからこそ、アフリカ編が堪らなく惜しく感じるというジレンマ
もしかしたら初見はあの話を観ない方が良いのではないかと個人的には感じてしまいます。(事実、後のストーリーには全く関係ないんです)
まあ、観ても後悔、観なくても後悔の八方塞がりのような物なので、これはもう各々の自己判断で宜しくお願いします。
「一体ナディアは、何を考えて生きているのでしょうか…」
全くもって同感です(笑)

さて、本作は「生と死」「様々な形の愛」「運命のあり方」「異種間同士に交流は成立するか?」など私達に伝えている事が数多くあるアニメです。
そして今作の根幹を成す最大のテーマとしては「科学至上主義は平和を導くか?」という近代から続く科学万能思想に警鐘を鳴らした物
こういった問題について思いを巡らせると、常々、私が最初にレビューした『鋼の錬金術師』と言うアニメを思い出してしまうのです。
あのアニメで軸となっていたテーマも「錬金術という科学が作り上げた魔法のまかり通る世界で、紡がれる科学的探究は果たして幸福へと繋がるのか?」という『ふしぎの海のナディア』と同様の類の産物
科学者の持つ、いや、人間全体が持っている知識の探究の果てにある業を上手くテーマに組み込み、後々にはSF設定と絡めて救われない現実、報われない感情、そしてその「罪」に値する「罰」について赤裸々に、臆することなく、見事に表現したのが『鋼の錬金術師』でした。
それに対して、この『ふしぎの海のナディア』は『鋼の錬金術師』よりも幾分、希望、救いを含めたアニメとなっています。
倫理と科学がいつもぶつかる理由は正に両方が相容れない物
人間が良い心と悪い心を両方持っている以上、科学にも善と悪とができてしまう。
それ自体が世界を跪かせる神の光となるか、世界を滅ぼす悪魔の光となるかは未来を知る者にしかわからない…
しかし、科学を扱っている者は悪魔でも、ましてや神でもない、ただの人間なのだ。
ちっぽけな存在で、間違いを犯す存在で、狂おしいまでに、病的なまでに何も出来ない無力な存在
しかし、だからこそ、科学だけじゃなくそれを創り出した人間自体を信じたい、信じる事しか出来ない…
このアニメは絶望的過程が待っていても「もう少し信じてみてもいいんじゃないか?」と使う人間其の者を「信頼」する勇気を与え、ある観点において、『鋼の錬金術師』とは逆の意味で前向きに捉える事の出来た物だったと思います。

では、存分に語った所で総括を…
私は「スチームパンク」というジャンルをこよなく愛しており、実はそれ関連の物語だと言う噂を聞いて観始めたのが今作へと至るきっかけでした。
しかし、全話観終わった結果、これは「スチームパンク」に収まる話ではないなと断言できてしまいます。
19世紀~20世紀の時代、産業革命以降のヨーロッパが舞台と背景的にはばったり合致
蒸気機関は全く出てきませんが、その代わりに超科学兵器や古代秘密兵器が目白押しに登場してきて、最終的には現代科学も凌駕する発明品ばかりが登場するオンパレード
ライト兄弟が開発する数年前に飛行機を作り上げたり、南極到達を一歩先に登場人物達が行っていたりと歴史改変要素も数多くあります。
だから、どちらかと言うと、このアニメはヴィクトリア朝時代の感覚で見たレトロフューチャーSF作品と捉えた方が上手く実像を捉えてると言えるでしょう。
SF冒険活劇としてはとてもワクワクする、まさしくこれぞ「ジャパニメーション」と呼ぶにふさわしい作品
これが25,26年前、現在から数えて四半世紀前に作られた物だと考えると、いやはや、驚嘆の色しか出てきません。

ただ、これはレビューを書こうと思ったきっかけとはなりません。
なぜなら、それはあくまで「面白い」という範疇に留まる作品であり、私の書く条件となる「心に訴えかけてくる」作品とは少し違うからです。
上記で語ったテーマなども確かに書く理由とはなりましたが、中盤の展開などもあってか、後一歩、後もう少しなのに…という印象がずっとまとわり続けていたのを覚えています。
しかし、最終回になってようやく…
私はこのアニメのレビューを書こうと決めるに値するきっかけを見つけられました。
詳細はネタバレになるので省きますが、要するに、このアニメ、最終回の破壊力が凄まじいのです。
今まで観てきた人なら絶対に損させない、最高のエンディングがあなたを待っています。
製作者の方達は最後、ああいう風に締める事を想定していたんでしょう…
いや、もう、最終回でようやく分かるあの演出の真意は一言でいえばもう、「ズルい」領域です(笑)
私の書いている文章の意味は最後まで見た方なら必ず分かる物
未視聴組の方々にとっては、恐らく喪失感が物凄い事になるかと思うので、観る際には注意してください…

さて、この作品を観ていた最中、私は毎週決まった時間、テレビに噛り付くように観ていた幼少期を自然と想起してしまいました。
誰にでもあった、何かに夢中になっていた時代
ただ、ひたむきに好きな物を追い続けていたあの頃
当時は「追い続ける」事に対して全員が胸を張って応えていたような気がします。
まあ、自分は精神が未だに餓鬼なので、あの頃と全く、何も変わってないような気がするのですが(笑)
しかし、最近は子供でさえ、そういった事に正直でいられない時勢のようにも感じてしまいます。
他人に流され、世間に流され、未来に流され、自らの気持ちに素直でいられない…
ただひたむきに前だけを見つめていた時代とは、少し情勢も変わってしまったのかもしれません……
しかし、だからこそ、こういった昔の情景を思い出させてくれる、とても有意義に楽しめる時間を与えてくれる作品と言うのは貴重であると私は思うのです。
これを観て「好き」を追い続ける事に感化されるも良し!
元には戻れない、過ぎ去りし過去に思いを馳せるも良し!!
ただ、純粋に物語を楽しんで視聴を終えるのも良いでしょう!!!
『ふしぎの海のナディア』を観て楽しんでくれるならば、それで充分。
そして、このように様々な意味の籠っているこの作品は現代だからこそ、是非とも未視聴組の方々にはお勧めしたい作品なのです。

1度しかない人生、純粋な「好き」をこのアニメで追い求めてみませんか?
ここまで読んで下さってありがとうございました。

PS.
この作品ですが、調べてみると実に色々な内部事情に溢れています。
これをレビュー内で書いてしまうのは則さないかな…と悩んだりもしたのですが、他サイトで詳しく説明している記事を見つけたので、URLだけここに記載しておきます。
興味のある方はどうぞご覧になって見て下さい。
もう1つの制作陣が考えていた最終回や、制作現場の裏事情話が垣間見れるので、これを見れば『ふしぎの海のナディア』の見方も変わるかも…!?
http://blog.freeex.jp/archives/51334289.html
http://blog.livedoor.jp/thx_2005/archives/51803823.html

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

褐色の肌をもつナディアが、どうみてもベンガリ顔な件

ここのところ熱いレビューが何本も挙げられて気になっていた本作、取り敢えず完走したのでレビューを挙げておきます。

◆総評

庵野監督は、『エヴァンゲリオン』『トップをねらえ!』が割と好きなので、本作もどちらかというと贔屓目に評価したいのですが・・・1990-91年の制作アニメということもあって、流石にこの作画とシナリオでは、放送当時の評判はともかく、今見ても十分に面白いか?感動できるか?というフラットな評点を付けることにしている私の評価方針では、どうしても低めの評点となってしまいます。

もっとも、本作と同じくNHK製作・放送アニメで、本作よりもさらに古い1978年の作品『未来少年コナン』(宮崎駿監督)に私は ★ 4.1 というかなり高い評点をつけているので、本作に関して、まずそちらとの比較をしてみます。

(1) 作品内容としては、両作とも典型的な“ボーイ・ミーツ・ガール”型のストーリーであり、
{netabare}
 ①割と平凡そうな少年が、ある日偶然出遭った謎の少女に惹かれて、
 ②彼女に振り回されながらも、何者かに追われている彼女を懸命に守ろうと奮闘し、
 ③やがて彼女の信頼を獲得するとともに、周囲に次第に仲間が増えていき、彼女の素性・秘密も明らかになっていく{/netabare}

・・・という展開を取る点も共通しています。

(2) 但し、両作の視聴後の感想として、一番違うのは、

 <1> 『未来少年コナン』には第8話(※{netabare}少女が少年を救うために初めて身を挺する回{/netabare})という圧倒的な ★★★回(=神回)があり、それを境に作品世界にグッと惹き込まれてしまったのに比べると、
 <2> 『ナディア』には(※あくまで私個人の評価ですが)神回どころか、★★回(=優秀回)すら一度もなく、結局シナリオに思わず引きずり込まれる、ということがなかった点です。

はっきりいえば、私は宮崎駿監督の特に後期の劇場作品は、幾ら世間的には名声が確立していようとも、個人的には実は余り高く評価していないのですが、その私であっても、『未来少年コナン』の第8話の思いがけない展開には感嘆せざるを得ませんでした。
それで、本作に関しても、放送当時あれだけ評判が良く、現在でもファンが多い有名作品ということで、きっと『コナン』のような凄い展開があるのではないか?と期待していた部分はあるのですが、結局全39話を完走してもそういった展開には出遭えませんでした。


◆それでも、ナディアはやっぱり青春のヒロインなのかも?

上に、本作は作画/シナリオとも今の水準からみると出来が不十分で、思わず惹き込まれる凄い展開も見当たらない・・・と書きましたが、それでも褐色の肌を持つヒロイン(ナディア)には他のアニメ作品に余り類例のない不思議な魅力がある気がしたのも確かです。
というより、私のナディアの第一印象って「あ、これベンガリの女の子だ!」というものでした。

※ベンガリ(Bengali)←インド東部の西ベンガル州&ビハール州等とバングラデシュ国(旧東ベンガル州)の主要部族(ベンガル族)の人。

本作でも最初のうちは主人公のジャン少年はナディアのことを「インド人の少女」と勘違いしていたのですが、そのうちに彼女の素性が判明して・・・。
←って、ここ、シナリオにケチを付けるのは野暮とは思いますが、アフリカ系とか大西洋・カリブ海系だと、同じ褐色の肌でも、ナディアみたいな顔立ちにはなかなかならないんだよなあ・・・やっぱりどうみても彼女はベンガリ顔ですよ(断言)、何で「{netabare}古代アトランティスの末裔{/netabare}」とか変な設定にするのかなぁ(意味不明)。

・・・ということで、本作に関しては個人的に残念感が強く、余り高い評点にはなりませんでしたが、ナディアは'90年代初期のアニメヒロインとしては例外的にかなり記憶に残る素敵なヒロインである、という点には大いに納得しました。

シナリオの散漫さは・・・制作年代を考えれば仕方ないです。
これから初めて本作を見る方は、ヒロインを見て楽しむ作品と思って諦めましょう。


◆制作情報
{netabare}
原案          ジュール・ヴェルヌ 『海底二万マイル』(海底二万里)
総監督         庵野秀明
監督          樋口真嗣(第23話 - 第39話)
シリーズ構成     大川久男
脚本           大川久男、梅野かおる
キャラクターデザイン 貞本義行
音楽           鷺巣詩郎
アニメーション制作  東宝・KORAD{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== ふしぎの海のナディア (1990年4月-1991年4月) ==========
{netabare}
第1話 エッフェル塔の少女 ★ 19世紀末のパリ、ジャンとナディアの出遭い、グランディス一味からのナディア救出
第2話 小さな逃亡者 ☆ ル・アーブルのジャン宅へ、ジャン自作飛行機発進・不時着
第3話 謎の大海獣 ☆ アメリカ軍艦エイブラハム号の2人と1匹救助、海獣捜しとナディアの猛反対、交戦・エイブラハム号大破、2人と1匹の再漂流
第4話 万能潜水艦ノーチラス号 ☆ 潜水艦の救助、水中の交戦、離艦(飛行再開)
第5話 マリーの島 ☆ 島への不時着、島への侵略者(ネオアトランティス(NA)仮面部隊)、マリーの父母の死・埋葬 
第6話 孤島の要塞 ☆ 仮面部隊のマリー誘拐、NA秘密基地潜入、ブルー・ウォーターの不意の反応、ナディア投降
第7話 バベルの塔 ☆ NA首領ガーゴイルの野望、殺人兵器「バベルの塔」発射実験
第8話 ナディア救出作戦 ☆ ジャンとグランディス一味の協力、潜水艦ノーチラス来援、ナディア救出・NA秘密基地壊滅
第9話 ネモの秘密 ☆ ノーチラス(NC)号船長ネモとの対面、二つのブルー・ウォーター(ナディア&ネモ)
第10話 グラタンの活躍 ☆ ノーチラス号への機雷攻撃、ガーゴイルからの入電、万能戦車グラタンの機雷排除成功  
第11話 ノーチラス号の新入生 ★ ノーチラス号のオーバーテクノロジー
第12話 グランディスの初恋 ☆ ノーチラス号の目的(NA討滅)、グランディスの過去話 ※空気読めないナディアが微妙・・・・
第13話 走れ!マリー ☆ ナディアとジャンの喧嘩、マリーのNA兵遭遇、ネモ船長のNA兵射殺 ※同上
第14話 ディニクチスの谷 ☆ マリー灼熱病発症、ナディア発症、進路反転(深海洞窟リーフ64へ、薬草採取)、発症者回復
第15話 ノーチラス最大の危機 ★ NA大型潜水艦ガーフィッシュとの海中戦、アメリカ連合艦隊&バラクーダ号の対潜攻撃、機関員フェイトの犠牲
第16話 消えた大陸の秘密 ☆ 海底のアトランティス廃墟、犠牲者の埋葬
第17話 ジャンの新発明 ★ 早く大人になりたいジャン、ヘリコプター開発成功、ナディアへの約束
第18話 ノーチラス対ノーチラス号 ☆ 南極大陸近海の海底の墓場、オウム貝撃退、巨大水中トンネル通過
第19話 ネモの親友 ★ 南極大陸地下大空洞へ、2万年前のアトラン人の超科学遺産、長寿クジラとナディアの対話(父・兄との再会の予言)
第20話 ジャンの失敗 ☆ ジャンとナディアの微妙な心模様、エレクトラへのやっかみ(ナディア)、エレクトラの復讐心
第21話 さよなら…ノーチラス号 ★ ガーゴイルの本格攻勢、エレクトラ副長の自爆具申・ネモ船長の躊躇、ノーチラス号轟沈の危機
第22話 裏切りのエレクトラ ★ 戦闘ブロック切り離し・爆破、ネオ皇帝登場 ※13年前の惨事と船長・副長・ナデイアの素性が明かされる注目回だが脚本・演出は年代相応に稚拙×
第23話 小さな漂流者 ☆ ナディア・ジャン・マリー・キングの孤島漂着
第24話 リンカーン島 ☆ 
第25話 はじめてのキス ☆ ※毒キノコにあてられたナディア
第26話 ひとりぼっちのキング ☆ 
第27話 魔女のいる島 ☆ 台風、エアトン伯爵との再会
第28話 流され島 ☆ グラディス一味との再会、ナディアの手料理
第29話 キング対キング ☆ 
第30話 地底の迷路 ☆ 万能戦車グラタン二号、孤島地下の秘密基地へ、ナディアの異変
第31話 さらば、レッドノア ★ M78星雲から来たアトランティス王家の血を継ぐ者(ナディア姫)、神聖大要塞レッドノア機動、ナディアの運命拒絶、タルテソスへの招待、流され島からの脱出
第32話 ナディアの初恋…? ☆ アフリカ大陸へ、ナディアの一目惚れ(村長の息子ハマハマ)、囚われたキング
第33話 キング救助作戦 ☆ グランディスの仇(悪党ゴンザレス)、ハルハルの許嫁(ナディア失恋)
第34話 いとしのナディア♥ ☆ ※これまでのナディア&ジャンの心情推移のまとめ
第35話 ブルー・ウォーターの秘密 ☆ ナディアの故郷(タルティソス)へ、ノアの箱舟、ナディアの真の力と自己嫌悪、ジャンと仲間たちの励まし
第36話 万能戦艦N-ノーチラス号 ☆ ガーゴイルへのナディア投降、エレクトラ副長・ネム船長との再会、N-ノーチラス号発進
第37話 ネオ皇帝 ☆ ネオ皇帝とナディアの対面、地球人の創造主、ネオの地球人への服従勧告、最終決戦へ
第38話 宇宙(そら)へ… ☆ パリ上空~宇宙空間の戦(レッドノアvs.N-ノーチラス号、グラタン号活躍、レッドノア突入、神前裁判の茶番劇)
第39話 星を継ぐ者… ☆ 続き(ネオの意識回復・犠牲、ナディアの意識回復、ジャン死亡・甦生、ブルーウォーターの力喪失、地球帰還とネモ船長の犠牲)、後日譚(12年後){/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)8、☆(並回)31、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「ブルーウォーター」
ED 「Yes, I will...」
挿入歌 「マーメイド・メモリー」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

71.2 5 コミカルでラブコメなアニメランキング5位
恋は世界征服のあとで(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (185)
578人が棚に入れました
説明しよう! 世界平和を目指すヒーロー戦隊「ジェラート5(ファイブ)」のリーダー・相川不動(あいかわふどう)と、世界征服を目論む秘密結社「ゲッコー」の戦闘員リーダー・「死神王女」こと禍原デス美(まがはらですみ)。 宿敵同士の彼らには、組織の壁を越えた深い因縁があったのだ・・・!! 実はこの二人・・・付き合っているのである! 世間や仲間に公表せずに内緒の交際を始めた二人。 でも、恋愛初心者のピュアな二人にはすべてが新しいことだらけ。 バレたらそこで試合終了な禁断のラブコメが、始まっているのである
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

そらジェラートは甘いよ

原作未読

戦隊レッド♂と悪の軍団リーダー♀のロミオとジュリエット的な恋物語。
…を想像してみたらちょい違います。敵対属性の禁断の恋と思いきやさわりだけのプロレスですね。
ゆるくなった分コメディ要素に振り切るかと思いきやそうでもない。設定や世界観がヘンなだけでキャラはまとも。ギャグを回すには役不足。
というわけでラブですねラブ。主役のカップル二人が第一話でソッコーくっつくのであとは周辺環境を適度なスパイスにして二人のイチャコラを楽しむ感じ。好感度高い二人で嫌な感じはしません。
立木文彦氏のナレーション。オーイシマサヨシ楽曲に田村ゆかり女史フィーチャリングとツボを押さえてる点も見逃せません。

月刊少年マガジン連載です。アニメ化したもの含め連載作品はまともなラブコメが多い。転じてぶっ飛んだ頭おかしいラブコメしかやらないのが週刊少年マガジン(偏見)。同じ講談社だし月マで週マみたいなのやってみたけど育ちの良さ(偏見)が隠せない。そんな印象の作品です。

キャラ分布。まずは正義の戦隊側から。

【正義のヒーロー戦隊“ジェラート5”】
 相川不動/レッドジェラート(CV小林裕介):主役。筋トレマニアでお察し。
 王子野隼人/ブルージェラート(CV興津和幸):イケメンナンパ師。
 神宮寺美咲/イエロージェラート(CV稗田寧々):唯一の成人。大人のお姉さん。
 有栖川ハル/ピンクジェラート(CV日高里菜):最年少ツインテロリ。序盤のキーマン。
 轟大吾/グリーンジェラート(CV間島淳司):寡黙。ガヤな面々の中でパランス取ってる感じ。

 ビッグジェラート博士(CV茶風林):役どころや立ち回りは説明不要ですよね。

なかなかの定番ぶりです。対する悪の組織はやや複雑。

【秘密結社ゲッコー】
 禍原デス美/死神王女(CV長谷川育美):主役。なんというか素直。そして天然で最強。
 魔島忌々/魔獣王女(CV花澤香菜):ガヤ。いろんな背景があって死ね死ね団的役回り。
 黒百合凶子/鋼鉄王女(CV金元寿子):黒髪ストレートメガネの優等生。…が乱れるところ見たい。
 乱乱/断罪王女(CV桃月なしこ):塩対応ショート。ゲッコーのロリ枠!?
 宝条闇奈/灼熱王女(CV佐倉綾音):ギャル。そして当然のようにデス美を偏愛。
 三途川鬼羅/鮮血王女(CV沢城みゆき):唯一の成人。大人のお姉さん。

 ボスラー大総統(CV杉田智和):他のキャラがキツイのでほぼモブ。

対する悪の組織は“○○王女”シリーズだけで一名多い。さらに“○○王女”の上位層“○○怪人”も合わせるとこっちのが多士済々。王女たちを中心にお話が回っていくのと通り名で呼び合うものですからデス美以外は本名覚えてません。そして両者とも高校生主体です。世界を救ったり征服したりする行為がバイト感覚だというゆるさが通底しているのはもちろんのこと学生生活も描かれるのでした。

ロミジュリ的な禁断の恋には遠く及ばず
ギャグで振り切るにはキャラのアクが弱い
普通のラブで見るには設定・世界観がおかしい

そんな中途半端さを越えたところで主役カップルのやり取りが微笑ましい一品。
■不動くん
“好き”な感情が素直に出てくる言動の数々。迷いなく相方を肯定する一言を放てるってなかなかできません。これ付き合ってる女子側からみたら有難い話です。「相手を駄目にする」ってことなくもないでしょうがこれに縛られた男子の多いことよ。女性は何をやっても許されるのです(持論)。そんな持論はともかく、彼女にとってもそれが必要なことであったとわりかしきちんと描かれていましたよ。
■デス美さん
良い出会い運命の出会いに近いもんだったかと。仕草や見た目がどうというのもありますが、これまで良くも悪くも周りの評価に沿った行動をしてきた彼女が自我に目覚めて取り戻す物語と見えなくもない。物語がシリアステイストではない分ドラマ性に欠けますけど共感を得やすいヒロインになってたと思います。かわいいに+αがありましたね。


総じて視点の置きどころに迷う短所はありますが、それでも離反しないのは二人に救われたとこ大いにあったからです。声優さんの配置も適材適所。作画も曲も頑張ってて見やすかったです。



※無駄話

■気になったとこ

1.ラスボス怪人
{netabare}田村ゆかりさんということでオープニング回収。初めての共同作業で恋路も回収。最終回だけ戦隊もの色強いのはもはやネタ。{/netabare}


2.筋トレマニア
{netabare}…設定のわりにはダンベルアームカールのみでそれだけじゃ上腕二頭筋しか鍛えてねーじゃんとつっこみ交じりで鑑賞。だがしかし断罪王女のレッド変体を見破ったデス美の一言。

 {netabare}「上腕二頭筋が一回り小さい」{/netabare}

ここに深い愛を感じたのは私だけでしょうか。{/netabare}


3.筋トレマニア2
{netabare}「○○香る△△の戦士」。枕詞の○○は各々、ストロベリー(レッド)、ソーダ(ブルー)、イエロー(レモン)、ピーチ(ピンク)、ピスタチオ(グリーン)でした。色に合わせてハメただけでしょうが、ブルーとグリーンには妥当なフルーツがなかったんでしょうね。グリーンを抹茶なんかにせず良質な脂質であるナッツ類ピスタチオと糖質制限する際の必須品目を持ってくるあたり芸が細かい。お茶は利尿作用大で体内の水分無くなりますからね。もう一つのブルーはトレーニング関係なく夏の風物詩だからって理由かしら。夏祭りの夜店や海の家でのブルーハワイやラムネは非日常感あり。誰がなんと言おうと夏はナ○パの季節だからキャラにも合う。{/netabare}


4.ラブで締め
{netabare}下の名前で呼ぶのに四苦八苦するラブコメ定番の逆を行き、最後の最後で「死神王女」「レッドジェラート」と通り名で呼び合う二人がなんか良かった。ヘンテコ設定・世界観のなかでわりと常道を進んでいたのを評価してましたけど最後にひとひねり。
イタリアのジェラテリアあたりだと好みのフレーバー選んだ後に一言「con panna」と申し添えると生クリーム追加してくれます。パンナコッタのパンナですね。最後に甘みの追加。ごちそうさまでした。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

序盤の特撮ギャグアニメ路線のほうが面白かった。

{netabare}
黒井津さんに続きまたも特撮系アニメ。
黒井津さん好きだったのでこれも期待してたんだが。
最初は同じようにこの作品もギャグアニメ寄りで面白かったのだが、途中からラブコメ重視の作品になりつまらなくなった。

まず、この世界における「ヒーロー」や「ゲッコー」の立ち位置が良くわからない。
正体バレしてはいけないという設定がある時点で茶番のごっこ遊びではない。
ただ見せ方としては、全く本気で対立してる感はなく、誰もゲッコーのことなんて気にかけている様子もない上これと言って悪事を働いている描写もないので、現実世界と同じくテレビ番組の中での対立組織のような茶番ごっこにしか見えない。
勿論黒井津さんのように完全にギャグアニメならこんな細かいこと一切気にならないが、この作品は恋愛要素強めで、ロミジュリ的な見せ方もあったのでその部分が引っかかった。
モンタギュー家とキャピュレット家が本気で対立してるかどうかわからないロミジュリなんて深刻さも微塵も伝わってこないわけで。
結局その部分が希薄になっているせいでロミジュリ的な設定が強調されている割に普通のラブコメのように見えてしまって面白みがない。

ゲッコーに入ったきっかけやゲッコーを目指す妹の話もあった気がするが、これもゲッコーをちゃんとした組織として描いていればこそ共感できる話になるはずで、こんな適当な設定だと。

最終回の共闘展開も、そこまでに対立している描写や、ばれないように工夫している描写があればこそ映える展開であり、本気で対立してない上、身内にばれまくりな本作では全く本来得られるはずのカタルシスも得られず。

普通に一話みたいな馬鹿馬鹿しいギャグアニメ路線でやっていれば面白かったのになと思う。
基本ギャグアニメでたまに恋愛要素を挟むぐらいのバランスだったらメインはギャグだからそんなに設定に引っかかることもなかったと思う。
後半特撮要素が薄くなってしまってキャラが独特なだけの普通のアニメになってしまったのも残念。
デス美の日常回的な回はギャグ強めだったが、基本的にゲッコーの仲間内だけでの絡みで言ってしまえばどうでもいい。
というか魔王幹部だったかな、あの辺のキャラやたら多いわりにギャグ要因と言うわけでもないので本当に何のために出したのか。
その部分もそうだけど、ヒーロー側、主人公すら含めて掘り下げが薄すぎた。デス美はともかく主人公が全く好きになれない。

コスプレとして堂々と仲良くする展開は上手いと思った。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
黒井津さん難民救済? ラブコメ寄りなのね。黒井津さんの方が好きだな。これで勝ったと思うなよー。

2話 ☆8
ドキドキしてんなぁw ガチで帰ってて草。結構面白いな。

3話 ☆8
目暮警部!? 爆破オチなんてサイテー! あるある設定。
追いかけられ取るやんけ。意外とロリな死神。
他のメンバーレッド探してやれや。あっ 

4話 ☆7
こぶしで語る。普通にばれてて草。世界観どうなってんすかw

5話 ☆5
こいつら恋しすぎだろ...。もうやめちまえ カプ厨ピンク。
レッド撃破成功? 母さん初登場。これ今期のまあまあ枠代表だな。
美人とは。

6話 ☆5
ゴリラw シリアスなのにゴリラの単語で笑ってしまう。
ブルーも恋愛するのか?w 無能博士。
いよいよほぼ全員にばれそう

7話 ☆4
NTR展開くるか? なんかそこまで面白くないんだよな。ギャグが

8話 ☆3
もうこれ特撮じゃなくてもいいよね。
特撮としての面白さがないなら普通に別の設定でいいんだよね。
百合が始まる? ママに叱られる...。いやヒミツって何?
これの正体?

9話 ☆2
これ結局くそつまらんな。
バカアニメ設定なのにこんな大学云々の話いるか?
男→女へのいじめって普通ないよな。
このアニメ特撮要素の立ち位置がわからん。
現実路線のテレビ番組の中の存在と言う見せ方と実際に存在する組織としての見せ方が混在してる。
いきなりナンパといきなり陰キャ煽りが全く持ってリアリティがない。
結局何で姉の現状を認めたんだ?
古見さん並みに退屈なアニメになってきた。

10話 ☆4
ノリが古臭い。何が退屈なんだろうなこれ
最後のオチはなるほどなぁって思った。設定も活かせてるし。
そんなガチで争ってるように見えないのが致命的

11話 ☆2
SE付きOP。黒井津さんでもあったな。
SEが結構自然で違和感がなくていい感じだ。
もう絵面が完全に普通のコメディアニメなんだよな。
てかまず、この有象無象の幹部たちにあまり印象がないせいで面白くないというのもある。急に下ネタ寄りの話 赤ちゃんプレイ。

12話 ☆2
結局特撮要素 召喚した奴にやられるというあるある。
今更こういうことしてもな。
共闘展開ってここまで争ってる描写があればこそカタルシスがあると思うんだけど。

曲評価(好み)
OP「恋はエクスプロージョン」☆4
ED「恋は世界定理と共に」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

説明しよう! これは禁断の恋路を歩き始めた正義の味方と悪の組織の戦闘員の物語である!!

この作品の原作は未読です。
事前情報は何一つなく、視聴を継続するかは第1話を見て判断しようと思っていましたが、ヒロインの禍原デス美を、「弱キャラ友崎くん」で七海みなみを演じた長谷川育美さんが演じると知り、視聴継続を決めた作品です。


桜舞う、ある春の日のこと。野原に肩を並べて座る初々しいカップルがいた。
彼らの名は相川不動と禍原デス美。

しかしこのカップルの正体は、氷結戦隊ジェラート5のリーダー・「レッドジェラート」と、
悪の秘密結社ゲッコーの戦闘員・「死神王女」なのである!

本来敵同士である二人が付き合っていることは、
世間には絶対に知られてはならない。

戦いの合間に、人目を忍んで会うしかないのだ。
この日も幸せを満喫する二人のすぐ側で、激しい戦闘の爆炎が立ち上る!!

これは、なんとか世間に見つからないようイチャイチャする、
正義のヒーローと悪の戦闘員の物語である!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正義のヒーローと悪の組織の幹部が付き合うという展開は斬新な設定で良いと思います。
これまで考えもしなかった設定…と言っても過言では無いのではないでしょうか。

思い返すと、私たちは物心ついたころから勧善懲悪モノにおいて、両者が寄り添う展開など皆無であると刷り込まれながら育ってきました。
ですが、仮面を取ったらお互い人間なんですから…
そこに恋心が目覚めてもおかしくはないと思います。

しかもデス美は普通に可愛いですし…スタイルも抜群ですし…
不憫なのはデス美という似つかわしくない名前を一生背負って生きることです。

さて、この絶対秘密の関係というのは一体いつまで続けるんでしょうね。
一般の戦闘員なら定年退職がありそうな雰囲気でしたが、幹部候補にもなると能力の低下に伴い引退を覚悟するのでしょうか。
それとも魔法少女やウィッチの様に、年齢を重ねるごとに魔力が弱くなるとか…?

基本的に皆さん肉弾戦ばかりなので、例えば筋肉の衰えとか?
でもそれなら暫くはこの関係を続ける必要がありそうですね^^;

でも最前線で戦えるほど、人間はタフじゃないと思うんですけどね…。
まぁ、これは私たちの仕事でも同じことが言えると思いますけれど。

この作品の中でもう一つ記述しておく必要があること…
それは、声優陣が超が付くほど半端無いということです。

相川不動/ レッドジェラート(主人公):小林裕介さん
禍原デス美/ 死神王女(ヒロイン):長谷川育美さん

ジェラート5には、ちゃんりなや稗田寧々さんが…
それより秘密結社ゲッコーの配役…特に王女シリーズがヤバいです。

魔島忌々/ 魔獣王女:香菜ちゃん
黒百合凶子/ 鋼鉄王女:ひーちゃん
乱乱/ 断罪王女:桃月なしこさん
宝条闇奈/ 灼熱王女:あやねる
三途川鬼羅/ 鮮血王女:みゆきち

桃月さんはコスプレイヤーらしいですが、その他の声優さんの顔ぶれ…
どうしてこの作品にここまでの声優さんが起用できたのかが正直不思議で仕方ありませんでしたよ。

他にも市ノ瀬加那さん、ゆかりん、M・A・Oさんなど…
男性陣も含めるとヤバさが倍化する感じです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、オーイシマサヨシさんによる「恋はエクスプロージョン(feat.田村ゆかり)」
エンディングテーマは、DIALOGUE+さんによる「恋は世界定理と共に」
どちらも甲乙付け難いですが、ゆかりんの声が耳に馴染むオープニングがお気に入りだったかな。

1クール全12話の物語でした。
斬新な設定と、豪華声優陣によりしっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

64.3 6 コミカルでラブコメなアニメランキング6位
女神のカフェテラス(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (149)
452人が棚に入れました
――どこかの海辺にある、古びた喫茶店。そこには…女神様がいるらしい―― ケンカ別れした祖母が遺した喫茶店「Familia」。 「赤字だらけの店、さっさと畳んで駐車場に建て替えよう」と 主人公、粕壁 隼が3年ぶりに帰省をすると そこには「おばあちゃんの家族」を語る見知らぬ5人のカワイイ女の子が!! いきなり下着? 全裸!? ちょっとまて、誰が空き巣だ! ここはオレの家だ! 絶対に追い出してやる! 最悪の出会いから、恋と家族の物語が始まるっ! 5人全員「正ヒロイン」の、夢のハーレム共同生活! ヒロイン多すぎシーサイドラブコメ!!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いらっしゃいませ カフェテリア「Familia」へようこそ

この作品の原作は未読です。
完走後にwikiをチラ見して気付いたのですが、この作品の原作は瀬尾公治先生が手掛けられていたんですね。
どうりでキャラデザが綺麗な訳です。

瀬尾先生といえば、アニメ化された「涼風」「君のいる町」や「風夏」は視聴させて頂いていました。
甘酸っぱい青春ラブコメを描く印象が強いです。
それと、先述した3作品に登場する主要登場人物は、作品を跨いで登場していました。
例えば「涼風」に登場したキャラが「君のいる町」に出てきたり、「君のいる町」に登場したキャラが「風夏」に出ていたりと、登場人物を凄く大切にする作品でした。

だからといって、この作品に過去作のキャラが出てくるかは分からないですけどね^^;
今のところはそういう関係は無さそうですけれど…


――どこかの海辺にある、古びた喫茶店。
そこには…女神様がいるらしい――

ケンカ別れした祖母が遺した喫茶店「Familia」。
「赤字だらけの店、さっさと畳んで駐車場に建て替えよう」と
主人公、粕壁 隼が3年ぶりに帰省をすると
そこには「おばあちゃんの家族」を語る見知らぬ5人のカワイイ女の子が!!

いきなり下着? 全裸!? ちょっとまて、誰が空き巣だ!
ここはオレの家だ! 絶対に追い出してやる!

最悪の出会いから、恋と家族の物語が始まるっ!
5人全員「正ヒロイン」の、夢のハーレム共同生活!
ヒロイン多すぎシーサイドラブコメ!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

こういうハーレム系ラブコメって嫌いじゃなく、寧ろ大好物なので毎週の放送が楽しみでした。
主人公の男性1名に容姿端麗なヒロインが5名と圧倒的にバランスが悪く、最初は男女間に微塵も信頼関係などありませんでした。

ですが、同じ目標に向かって進む同士…
加えて利害も一致するとなれば最早男女の間に障壁はありません。
寧ろ、お互いの色々な面を見て、知れば知る程、段々距離感が縮んでいくのが如実に感じられたのが良かったかな。

そう言えば、公式サイトのキャラ紹介欄のヒロインの紹介が特徴的でした。

小野 白菊(CV:和氣あず未さん)
「Familia」のキッチン担当で、掃除や洗濯といった家事全般が得意。
特に料理の腕はプロ級。
奥ゆかしい大和撫子だけど、酒に酔うと豹変!
なお、酔っている間の記憶はまったくない。
カワイイ!

月島 流星(CV:山根綺さん)
小悪魔系のイタヅラっ子。
白菊と同じ大学に通う女子大生。
「Familia」の接客番長でムードメーカー。
“他人に必要とされること”に固執していて、頑張り過ぎちゃう一面も…。
カワイイ!

鶴河 秋水(CV:鈴代紗弓さん)
「Familia」の最年少、空手部所属の高校生。
天真爛漫で、考えるより先に身体が動く元気なアホの子。
調子に乗り過ぎて、みんなから怒られることもしばしば…。
将来の夢は「正義の味方」。
カワイイ!

鳳凰寺 紅葉(CV:瀬戸麻沙美さん)
19歳のクールガール。
先代マスターの淹れたコーヒーが大好きで、
「Familia」でNo.1のバリスタとしての腕を持つ。
普段はガールズバンドを組んでおり、作詞作曲とボーカルを務める。
カワイイ!

幕澤 桜花(CV:青木瑠璃子さん)
19歳のファッション系専門学校生。
隼とは犬猿の仲で、いつも喧嘩してばかり。
制服のデザインやアレンジ、店内の飾りつけなどを担当する「Familia」のオシャレ番長!
カワイイ!

確かに5人とも可愛いとは思いますが、キャラ紹介欄に露骨に「カワイイ!」と全員に記載があったのにはビックリしました。
この作品のヒロインはとても丁寧に描かれているので、敢えて書かなくても通じるのに…

ふと思ったこと…
この作品もいつかは「五等分の花嫁」みたいに主人公がヒロイン一人を選ぶんでしょうけれど、誰を選ぶんでしょうね。
実際にその布石も打たれていましたしね。
ですが、wikiをチラ見した際に嫌なモノが目に入ってしまいました。

それはキャラ紹介欄に記載されていた「初期メンバー」という単語です。
それだけならネタバレにはならないとは思いますが、いずれは初期じゃないメンバーも出てくるということでしょうか。
まさかこれ以上ヒロインが増えるとか…!?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、音莉飴さんによる「運命共同体!」
エンディングテーマは、佐藤ミキさんによる「ドラマチック」

1クール全12話の物語でした。
メッチャ続きが気になるところですが、この作品も続編の制作が発表されました。
このところ、続編の制作が発表される作品が多くありませんか?
作品を中途半端にするのは勿体ないと思っていたので、個人的には嬉しい事なんですけどね。
続報を楽しみに待っていますね。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

テンプレハーレムラブコメ

{netabare}
喫茶店舞台のハーレムラブコメ。
ヒロインは5人いて、毎話つまらないノリやエロを見せられる、お手本のようなハーレム系できつい。

最初は少し真面目に話をやります的な雰囲気もあったけど、結局ただのハーレムアニメだった。そもそも町の小さな喫茶店に5人がバイトって時点でどう考えてもやばい。
キャラもバンドの子は良かったけど、それ以外は特にこれと言った特徴もなくテンプレ的。暴力系ヒロインは見るたびにイライラする。
モブキャラも変に性格の悪いキャラばかりで見ていてストレスがたまる。
街の治安どうなってるんだよって言う。
変な奴に絡まれた時の解決方法もなろう的で正直きつい。
主人公の高圧的な説教も含めて、ラブコメ版なろうという感じがしないでもない。

良かったのはOP曲とED曲だけ。
OP曲は春アニメトップクラス。

謎に2期が決まってたけど、決まってるなら決まってるで何で最終回で未来の話をチラ見せしたのか。

私的評価:24点
私的ベスト回:7話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話
ハーレム…。なんか古臭い。ちょっとで良くない。
個人経営なのに5人もバイト雇ってるの?
これまたきっついアニメだなぁ。ちょっと態度悪いぞ。
壊すにしても1つぐらい思い出は取っておきたいだろ。
ハーレムじゃなけりゃなぁ。☆7

2話 ☆6
結局ハーレム推しか。もうこのパターン飽きた。いつのアニメだよ。
広報出来ればあれでも良くない?

3話 ☆2
サラダにワインは草。しょうもないハーレムだなぁ。
不快だわこの青。もう再開か。なんだコイツ。都合のいいセクハラ。

4話 ☆2
臭いだけだろ。この変態設定いる? 下は履いてる。ハナガサイタヨ
治安悪くねこの地域。あいつ訴えろやはよ。
こういうしょうもない奴による不快要素いらないんだよ。
ラブコメにこういう要素いらない。
なろう系だけにしとけ。あほかな。

5話 ☆4
店と関係ねぇw 曲良くて草。
友達のって切り出す時はだいたい自分という。
最終的に誰か選ぶんかな。

6話 ☆4
2種類用意すりゃいいじゃん。努力すればとかいう理想論。
そうはならんやろ。休日出勤はさせないホワイト企業。ちょうど5月か。
もうこいつらでレストランやれよ。こいつらの親は何やってんだ。

7話 ☆6
店に誰もおらんのか? ただ不味いだけかもしれないだろ。盗み聞き。
子供かよ。お前何イキっとるねん。髪染め設定なのかよ。

8話 ☆4
ブラックかな。クソみたいなバンド名。水着のまま寝るな。
バンドの子が正ヒロインすぎるな。東大生なのか…。
何その卑猥な水着。こいつのイキリ方ほんと嫌い。

9話 ☆3
マジで治安どうなってんの? 会話がしょうもなさすぎる。
前回と同じ話の流れじゃん。ハンバーグ師匠? 重曹ちゃんかな?
説教タイムほんときもい。

10話 ☆4
こんな職場やばすぎるなw 人様にいきなりそんな悪口吐くか?
お前の立ち振る舞いの方が何だよw いや、実際悪者だったじゃん。
学歴コンプかよ。

11話 ☆4
こいつ正ヒロイン過ぎるだろ。きつい会話聞かせんなや。
青の精神年齢が幼すぎる。全員惚れてて草。

12話 ☆6
いやバイトやろw 出ていけよ。ロリ時代可愛い。
子供にガチギレとかみっともない。
ほんとこの作品クソみたいなやつしかいねーな。
留学とエリートだな。こいつごと連れていけばいいやん。なぜスペイン。
なんか年代経過してて草。完結するのかよこれw
てか1番影が薄い奴エンド。なんか時間軸戻ったw 2期決まって草。
尚更なんで結末ちょい見せしたんだよ。

曲評価(好み)
OP「運命共同体」☆10
ED「ドラマティック」☆8
5話IN「My Standard」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヒロイン達の背景が浅い。全員に手を出さないので余計残酷かも…。

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.27

 ヒロイン達の背景が浅いです。良家の子女で家と確執があるとか、双子だとか、元子役だとか…。

 そして、すぐにお悩み解決で主人公に惚れる…。ヒロイン達は本当に人間なんでしょうか?

 後半は主人公を巡る争奪戦になります。羨ましいというよりは、疲れそうです。

 そして、オバァの背景まで軽い…。レストランよりカフェの方が経営簡単だと?飲食店経営なめんなョ!

……………………………………………………………………… 

 5話まで観ました。2023.05.06

 なんやかんやで喫茶店は忙しくさせてもらってますぅてな感じで経営が軌道にのってきたようです。

 ヒロイン達も段々キャラクターが分かってきました。5話はアカネとリホの深掘り回でした。

 ただ…居場所の無い弱い立場の女性達に、安心出来る場所を提供する俺様すげぇ的な話に展開しつつあるのが気になります。

 力のある男が、甲斐性と能力、財力で女性を集めて囲い、居場所(ハーレム)を作ってあげるのは、男性側の理想ですが、現代劇でやるのは…。

 新宿の東横キッズの面倒を見つつ淫行していた男もいましたからねぇ。

 なんか…素直に応援出来ません。女性差別的なものが前提にあるのでは?

 漫画版北斗の拳に出てくるゴッドランドを率いるカーネルとやっていることは同じなような気もします。

 カーネルは、力こそ全ての世界を生き抜くために、女性達を拉致して強い子を産ませようとします。

 女性からしたら、酷い話ですが、すぐに殺されかねない世界から、女性を保護して、強い子を作るという役割を与えているとも言えます。ありがた迷惑ですが…。

 本作の主人公が、ほぼヒロイン達の名前を呼ばないのも、本性はカーネルだからなのでは?

 こんな男に惹かれているチョロイン達にもう少し、ウザさや破天荒さ以外の人間的魅力が欲しいところです。

………………………………………………………………………

 3話まで観てのレビューです。2023.04.23

 原作未読です。

 いよいよ主人公達の喫茶店が再オープンしました。初期投資が少なくて始めやすいけど、競争も激しく潰れやすい喫茶店業界で勝負できるのか!?

 ハーレム&飲食店経営もので、どこまで上手くいくか、少し楽しみです。
 
 5人いるヒロイン達が、個性を出そうとしてかなりエキセントリックですが、今の所そこまで不快な感じではありません。

 多数ヒロイン物の問題点として、全員が主人公との個別的な縦の繋がりを中心に物語が展開するので、女性同士の横の繋がりを上手く描けないことにあります。

 漫画や小説だと気にならないこともありますが、だいたい、主人公と絡んでいない時のヒロイン達は、寄生獣みたいに別々の方向を向いて椅子に座っていそうな不気味さがあります。

 本作は、喫茶店経営なので、ヒロイン達の日常的な協力関係が重要になります。バイトのシフトなんかで大変そうです。

 経営ものとして納得出来る面白い話になるか、バトルしないスマホ太郎になるか、今後の展開に期待大です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

84.5 7 コミカルでラブコメなアニメランキング7位
これはゾンビですか?(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (3082)
16017人が棚に入れました
なぜかゾンビとなってしまった主人公・相川歩のもとにはアホ毛がトレードマークの元気な《魔装少女》ハルナ、常にプレートアーマーとガントレットを身に着けている銀髪の無口少女《ネクロマンサー》ユー、ナイスバディのポニーテール少女《吸血忍者》セラといった、個性派美少女たちが集まってくる。そして、次々と襲い来る謎のモンスター《メガロ》。そして、歩が追う謎の連続殺人犯とは?

声優・キャラクター
間島淳司、野水伊織、月宮みどり、日笠陽子、金元寿子、吉野裕行、清水愛、下屋則子、山口理恵、美名、喜多丘千陽

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

1点集中異業種交流系はもはやテンプレの一画を築いたのではないでしょうか^^;?

この作品は2011年の冬アニメとして放送された作品です。
あにこれのユーザーでこの作品のサムネを使っている方をお見かけしていたので、気になっていましたが本編を視聴する機会が中々ありませんでした。

今回ようやく視聴する事が出来たのですが、あにこれの評価が現時点('16.3月)で総合得点83.7点、ランキング134位である事が十分納得できる内容だったと思います。

まずタイトルですが・・・正直今でも謎です^^;
「これはゾンビですか?」の「これ」は、「―はペンです。」や「―を片付けよう」など話し手から見た指示代名詞としての使い方が一般的です。
そして、「話し手が差す自分自身」というもう一つの使い方もあります。
物語が始まると直ぐに分かるのですが、この作品の語り手は主人公の相川 歩です。
そうすると、「これ」はもう一つの使い方が自然だと思うのですが・・・自分の事なのに最後が疑問形なのが、どうしても違和感を感じるんですよね^^;?
今後の登場人物の動向が気になるところです^^;

主人公の両親は世界各地を旅行中で家には歩ただ一人・・・という設定の中、ユークリウッド・ヘルサイズ(以下、ユウ)と一緒に暮らしているところから物語は始まります。
ユウは、銀髪碧瞳を持つ美少女系なのですが、冥界から来たネクロマンサーで一度死亡してしまった歩をこの物語が始まる以前にゾンビとして蘇らせていたんです。

この物語に登場するゾンビ・・・というか歩は、ユウの蘇らせ方によるのか、或いはこの作品の設定かは分かりませんでしたが不死身なんです。
ですが、ゾンビとしての特性やユウとの関係がキッカケとなり、元々一人暮らしだった歩の家には魔装少女のハルナ、吸血忍者のセラフィムも同居する事となり・・・物語が動いていきます。

この作品は、登場人物の立ち位置で物語に味付けをしています。
主人公である歩を幹に、物語の構成を司るユウ・・・ラブコメ担当のハルナ、そして、歩の蔑み担当のセラフィムとそれぞれのキャラの役割が明確に位置付けられています。
ユウは謎の多いキャラです・・・彼女はいつも無口・無表情で他人との対話も筆談のみと徹底しています。
それが何故なのか・・・物語の進展に伴って明らかになっていくのですが、その片鱗が見えたときの彼女の本音には胸を熱くする事しかできませんでした。

それにしても、ユウを演じた月宮みどりさん・・・演技が相当大変だったのではと思います。
言葉は気持ちや思いを乗せて相手に届ける事ができますが、「息とお茶を飲む音」ばかりでは気持ちを相手に届ける術がないじゃありませんか。
無口・無表情であるから思いが無いって事じゃないのに・・・と思っていましたが、結果的にはそんな事はありませんでした。
何があっても居間で聞こえる彼女の「息とお茶を飲む音」は・・・変わらないんです。
この「変わらない」は、無口・無表情である事と相まって彼女なりの最大限の優しさと温かさなんだと思います。

ユウが静ならそれぞれ担当を受け持つハルナとセラフィムは動・・・二人とも序盤から随所で良い味を出してくれています。
特にラブコメ担当のハルナ・・・物語の展開的に決して陽のあたる場所ばかり歩ける訳ではありません。
それでも持ち前の明るさと「しゃー無しだ!」の口癖を武器に奮闘する彼女・・・決して嫌いじゃありませんでした。
そんな彼女だからかな・・・時折見せる寂しげな表情が堪りませんでした^^;
それと、彼女の「ミストルティンキック・・・それキックじゃねー!!!」にはしっかり笑わせて貰いました。

個人的にもう一人頑張って欲しいキャラがいます。
吉田 友紀・・・「ユキ」と書いて「トモノリ」と読む・・・の彼女です。
純粋で一途・・・そして何より頑張り屋さんなところがとても好印象です。
物語は未だ続いています。今後の彼女の活躍に期待しています^^

オープニングテーマは、野水いおりさんの「魔・カ・セ・テ Tonight」
エンディングテーマは、山口理恵 with manzoさんの「気づいてゾンビさま、私はクラスメイトです」
個人的には勢いと迫力のあるオープニングがお気に入りになりました^^
機会があったら覚えてみたいと思います。

気になった挿入歌は12話のラストで流れたユークリウッド・ヘルサイズ(月宮みどりさん)の「素顔」です。
月宮さんってとっても綺麗な声なんですね^^

1クール全12話の作品です。若干ハーレム系ですが、この異業種交流系って個人的には全般的に好みです。
この作品以外にも同じ屋根の下に集う同系列の作品が制作されている事からも、もうこのジャンルはテンプレの一画を成しているのではないでしょうか・・・^^;?
引き続き2期を視聴したいと思います^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

面白いハーレムアニメはあるかって?しゃーなしだな!

萌え、エロ、ハーレム、バトル、コメディー、オカルトと様々な要素を
詰め込んでいながら、どの要素も平均値以上の安定度があって
かつハーモニーを奏でる始末。
レビュー読まないでいいですからアニメ見てもらった方が早いです。
お時間がある方だけおつきあいください


・ハーレムアニメに大切なこと
ヒロインの個性より主人公の人間性が大切だと思います
パターンとして2つに大別します。
①2枚目系:誰からみてもカッコイイ
※コメディー、ギャグには不向き
②3枚目系:普通の男子でありながらモテるという設定
※ここぞってときに頼りになる。強引なストーリー展開


シリアス作品でハーレム見てもつまらないですから
主人公は②のパターンの方が安心してみれます。
しかし、なんでコイツがモテるのかわからないってことが多いですよね
都合が良すぎる。。だからハーレムアニメはつまらないよって
普通の男子じゃ、つまらないなら
面白い奴が主人公なら面白いアニメになって当然です。
このアニメの主人公は芸達者な面白い奴です



・ハーレムアニメの楽しみ
女性が恋をしたときに見せる表情ってかわいいですよね
照れだったり、嫉妬だったり、ときめいた瞬間だったり
この表情がたくさん見れるのがハーレムの魅力だと思います。
突き詰めると百合最高ってなるんですが。。
以下本題です。



・このアニメの設定について
主人公歩は、ゾンビの高校生
不老不死とゾンビの再生力、パワーがあります。
この設定をうまく活かしましたね
ゾンビという再生力だのみのバトルは
肉を切らせて骨を絶つ作戦ですからとにかく
バトルは派手にできますし(やられっぷりも)
命がけでヒロインを庇うことに造作もない(死なないんで)



・主人公の魅力
先にヒロインよりも主人公の個性が大切と書きましたが
ハーレムアニメとして理想的な主人公です
ゾンビでありながらもポジティブで面倒見がよい好青年
他人を思いやる心が強いです
女の子だから守るのではなく、仲間だから守るって意志が感じられます
女性をエロ目線でみない点もよいですね
ヒロイン一人だけは、妄想で妹設定にして楽しんだりしますが
妄想どまりな健全さです。
カオスな魅力として魔装少女に変身して戦いますが
誰得なんでしょう?
かわいい子かと思った?ざんねん!俺でした~的な悪戯心でしょうか



・キャラの魅力
歩と同居していくヒロインたちは
ツンデレ、無口クール、毒舌とツボを押さえた配置
わかりやすい魅力です。
エロ成分が抑え目で、だいたいサービス担当は
ツンデレのハルナがやらされます。
1周目の視聴だと、ヒロインたちが同居している理由が
理解できません。。
ストーリーを忘れて、かわいいヒロインを追う事だけに神経を
集中してしまう萌えの魔力。
萌え以外の要素が配合されていて本当に良かった。


・ストーリーについて
主人公歩がゾンビとして生きことになる事件の解明や
異世界間でおこる勢力あらそい等、ストーリーに展開はありますが
ハラハラドキドキするものではなく、ヒロインたちのバックボーンを
説明するために進行するようなものです。
話数がすすむごとに、ヒロイン達の魅力がより増していきます。
女性陣の親密度があがっていきますので日常劇もより楽しいです
恋愛話に傾いたりする心配は一切なく、ギャグ路線で安定します。
ハーレムアニメとして、ストーリー進行がキャラ掘り下げになるわけ
ですから、理想的ですよね。


・さいごに
魔法が作中出てきますが、よく理解できません。
強大な魔力を持つ人物は言葉を発しただけで危ない
そういうことは理解できますが、魔法がかかってるチェエーンソーとか
どんな魔力なのかサッパリです。
吸血忍者という設定も、どうして吸血設定が必要なのかサッパリです。

ただ確実にわかることはかわいいは正義ってことと
面白くて2期まで見たあとに3期を永遠まつ日々があること
このふたつだけでしょうか

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

どれも薄い

先行映像の

放送コード、ギリギリ!今、一番アブない≪ド変態ライトノベル≫を、
やらかす気満々の、アニメ界デンジャラス・ドリームチームが映像化!

っての見てちょっと期待してたんだけど、
「低年齢層用の微インパクト+萌えアニメ」って結論
サービスシーンたまにあるけど、あの程度見慣れてるだろうし。

真面目な話をするにしては色々設定がメチャクチャ過ぎるし、
ネタアニメとして楽しむにしてはインパクトが無くネタの質も悪い。
元ネタが分かったところでそんなに面白くも無いし、何より話の
展開が遅過ぎる。女キャラも最初の一発ネタの後は個性が目立たず
キャラが薄く、シュールなネタと話を進める為の台詞を喋る機械
あと、最初面白くても使いまわすとつまらなくなるネタを使い過ぎ


横で流してて半分位は画面見てたけど、味気の無さと話の遅さに
垂れ流してる事すら寂しくなって、こんな話がどうなろうと続きも
気にならないので、格好勝負の女が泣き出したところで終了・・
しようと油断していたところに、変身シーンが入り不覚にも笑い出し、
それが一番のヒットだった。お陰で6話までは見れた。

声優の無駄遣いもしてるし、作画も良さげだからキャラ用品として
はそこそこかも。自分は単にヒットするキャラがいなかったってだけ。
コメ部はあれ原作とアニメ製作側のどっちが悪いのか分からないけど、
あまり質が良いものじゃない。見慣れてると笑えないと思う。弱い
ただ色々パクっただけで笑わせれると思うなよ?な内容
笑いには結構甘い方だけど、それでもちょっと足りない。

最初の方のネタは、ああいうので笑うのは遥か昔何度もやったから、
もうどうでも良いですな感じ。耐性無い10代だと楽しめるのかも。
・・これよりずっと過激な内容の作品が少年漫画として出てたんだよ。
この作品の10000倍くらい汚い絵で、トラウマになりそうな内容で。


■ニコの1話無料のコメント見てきた
予想通り相当若い人が多い。元ネタが~とかより、初見のショッキングさ
に純粋に笑ってる感じ・・コメしてる人達の笑いの沸点が低すぎて、自分の
心がとても寒くなったよ。
これ貴女方は笑ってるけどさ、そういう意味のネタじゃないんだよって・・
それはもう寒いツッコミを入れたくなった。

製作側が意図したユーザーってどっちなんだろうな。ネタが分かるクラスの
人だとやっぱり寄り付かないのか・・とコメ見て思った。
意図してたユーザーが元ネタ知ってる人間だったとしたら、製作側の心も俺
と同じように凍えそうになって「う、売れれば良いよね・・」になってるな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

82.0 8 コミカルでラブコメなアニメランキング8位
これはゾンビですか? OF THE DEAD(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1881)
11409人が棚に入れました
銀髪の不思議な少女・ユーと出会ったことで殺人事件に巻き込まれゾンビとして蘇った主人公、相川歩の巻き込まれ型ゾンビ生活を描く。2期のキャッチコピーは「LOVE250%増量! 今度は学園だ!!」。「妄想ユー」の起用は継続されており、今作ではCパートでの「妄想ユー劇場」で妄想ユー達とユー本人による掛け合いが展開される。

声優・キャラクター
間島淳司、野水伊織、月宮みどり、日笠陽子、金元寿子、吉野裕行、清水愛、下屋則子、山口理恵、美名、喜多丘千陽、生天目仁美

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

科学って本当に正しいの?

シュールさが武器のこの作品は多分原作または一期を視聴していない限り理解できないと思います。
物語自体は全然難しくないのですが、所々出てくる本編の内容が分からないと面白みが半減しますので、やはり原作を読むOR一期を視聴して貰いたいです。

☆物語
物語は殆ど内容がありませんでしたが、キャラそれぞれの特色を使って展開する物語はどのアニメにも無い独創性を醸し出していました。この作品で一番に評価するべきはその「独創性」です。
やっぱり斬新な作品って良いですよね、特にアニメを沢山見てきた人には。

☆キャラクター
キャラは魔装少女、冥界の住人、吸血忍者の家系、ゾンビなどランダムです。
まぁツッコムところは沢山ありますが、そこを気にしては元も子も無いのでスルーして頂きたい。口調やセリフ、また外見なども特徴的で覚えやすいし、物語の流れも分かりやすくしています。

☆声優
各キャラクターの特色を生かす、まさに適材適所といったところでしょうか。
この作品が面白く感じる一つの理由としてこの声優という要素は欠かせそうにありませんね。
ちなみに、ユウの声優が豪華すぎて、笑うしかありませんねw

☆作画&音楽
一期と同じくハチャメチャなところはそれらしい、また真面目なところはその雰囲気に適した音楽と作画を展開してくれていたと思います。



この物語は一見非常にシュールで「ありえね~だろ~!」と思うかもしれませんが、実際この様な現状がこの世の中にあるかもしれないという可能性を我々は否定することはできません。

そう考えると、この秩序や規則というものを真っ向から無視した物語にもある種のメッセージや視聴者の考え方によっては意味あるアニメになるのではないでしょうか。


まず、この物語、実はちゃんとした設定があるんだよ~ってところから話を始めましょうか。
メガロだったり魔装少女だったりと色々な生物が登場してますが、これらは一つの起源に帰します。

冥界とヴィリエの戦争です。

セブンスアビスというグループが存在した時代から冥界とヴィリエの戦争は続いています。冥界側のセブンスアビス(ユー、夜の王、ネビロス、etc.)とヴィリエ側の魔装少女達が争っていた時に色々問題が起き、冥界側が新しい戦力として開発したのがメガロ。
吸血忍者はと言うと、その長がヴィリエと非常に濃い関係にあって話の辻褄があっているということです。

この作品のこういったバックグラウンドは色んなところからも発見できます。いい例が魔装少女の変身呪文「ノモブヨ、ヲシ、ハシタワ、ドケダ、グンミーチャ、デーリブラ」です。
逆から読むと「ラブリーでチャーミングだけど私は死を呼ぶ者」となり、ユーのことを示すことになります。
このことは冥界とヴィリエの深い関係を示します。

ということで、一応のレベルですが、ちょっとした設定はあります。不思議な世界観にはその世界観なりのルールがあるということです。


で、先ほど述べたように、この摩訶不思議な世界を我々は完全に現実世界の中でも否定することができません。
むしろ、肯定的な立場を取る方が良いと私は思います。

私は何人か自分が宇宙人だと信じて疑わない友達や知り合いが何人かいます。
彼らを安直に「痛痛しい」「馬鹿げてる」と否定することは簡単です。しかし、彼らと実際に話してみるととても面白い価値観や視点を持っていて勉強になります。

私たちは「科学」という固定概念に縛られていると言っても過言ではありませんよね。
科学は常に正しいからっと思ってるそこのあなた!誰がそんなことをいつ言いましたか?

人間は数値化された、目に見えるものを信用する傾向があります。

しかし、「新しい多神論」の著者であるデイヴィッド・ミラーは序章でこのように説いています。

「科学技術の出現と新しい黄金時代の到来とともに、新しい、そして人を窒息させる一神論という大きな危険が存在しています。科学技術は西洋の一神論というゆりかごの中で生まれました。そしてそれは、発達するにつれてどんどん階層的構造をとるようになり、複雑な問題を解決する際に、唯一の答えを求めるようとするのです。キリスト教の一神論的な神と、現代社会のおけるコンピューターの一神論とは密接に結びついています。黄金時代に終わりがくることと関連した恐れや不安に伴って、人々は、今やこの新しい、息詰まるような一方向的志向の形式に、とりわけやられてしまいやすくなっているのです」

重要なのは「キリスト教の一神論的な神と、現代社会のおけるコンピューターの一神論とは密接に結びついています。」というセンテンスです。
現代人は一つの科学的回答だけが答えだと思っている傾向があります。

しかし、科学だって万能ではありません。科学でも証明できないことは沢山あります。例えば「神は存在するか?」という議題。
科学的に神の存在を否定するにはまず、その存在を一度肯定しなければいけません。
神はこういう理由で存在することが出来るけど、こういった理由で存在できない、という風に。
存在が肯定できないのに、否定はできません。
で、肝心の神の存在を科学的根拠の基づいて証明できるかというと、これが不可能。だから神の存在の有無については科学では表せない。

こういった曖昧だが、大きな議題というものはそこらじゅうにあります。哲学的内容は特にそうですね。

一度本編に戻って考えてみると、この世界観というのは魔力で人間の記憶を改竄する、というものでした。
あ~そんなのムリムリ、なんて全否定しないで一度考えてみたらどうでしょうか。

もし、人々の記憶を改竄できて、周りの被害も魔法という未知の力で修復できるとしたら、一応我々がそんな世界が存在しても気付かないという辻褄が合いますね。

まぁ勿論この作品は色々ツッコムところがあるので(ゾンビとか)現実的に有り得ないのは分かります。
しかし、この物語自体を科学的でないから、という理由から否定するのは少し間違っていると思います。
人間はもっと「右肩上がりの経済成長」などという一方向思考に縛られず、宗教を信仰している信者達の様にスピリチュアルなものを感じ取る必要があるのかもしれません。

そういう思考を持つと、この作品が我々が認識する現実というものの不安定さを表現しているとも言えます。
仏教的に言えば、現実とは我々自我が集結して作り上げた一種の空想的世界だそうです。これは「自我の存在」を「認識」によって肯定するからであるのですが、こういった別の視点から世界を見ると如何に己が固定概念に縛られているかが分かります。

ということで、このシュールが伝える独創性に満ちた物語はある種の固定概念の打破に繫がるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「しゃー無しだ!」

この作品は、「これはゾンビですか?」の2期に相当する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

両親が世界各地を転々と旅行している事から、主人公の歩は一人暮らし・・・でも両親のいない間に歩がゾンビになってユーが同居を始め、魔装少女になってハルナが居座り、吸血忍者の一族のゴタゴタからセラが居候となる・・・1期ではやや外乱もありましたが、個々のキャラが歩の家に定着するまでが丁寧に描かれていました。

それでも2期ともなると、様々な伏線がどの様に回収されるかが気になるところです。
ユーにとって唯一無二の居場所となるのか・・・
ハルナの魔力は回復するのか・・・
セラは任務を遂行する事ができるのか・・・
個人的に頑張って欲しい友紀(とものり)の立ち位置は前進するのか・・・

シリアス一辺倒でもなければお笑い一直線でもないそれぞれが越妙なバランスのうえで成立しているこの物語・・・
完走して振り返ってみると・・・個人的に気になる伏線はほぼ回収されなかったように思います。
いえ・・・むしろ登場人物が増えて話が複雑化した・・・と言った方が正しいかもしれません。

唯一進展が感じられたのは、歩の家に固まる4人の結束がこれまで以上に深まったこと・・・くらいでしょうか。

ハルナ・・・感情が全身から溢れている彼女は歩の一挙手一投足に全力で一喜一憂・・・
ツンデレ設定ですが、あまりにも多種多様なデレ方をするので、ツンの方の威力は1期よりは確実に弱まっているように思います・・・でも、それが彼女の魅力なんだと思います。
もともと「助けたい」とか「親身になりたい」といった純粋な動機で動いている彼女・・・今期の中で一推しのキャラでした^^

ユー・・・筆談でのやり取りは相変わらず・・・でも1期より感情がだいぶ表に出るようになった上、自らの意志で歩の家におけるみんなの関係を守ろうとするところなんかは、この場所を本当に大切だと思っている気持ちの表れなんだと思います。
言葉数が少ないですが、表情と行動から本心が伝わってくるキャラ・・・可愛らしさで言ったらこの作品の中でも群を抜いていると思います。

セラ・・・は相変わらずですが、その不変が彼女らしさなのだと思います。1期では歩の事を「クソ虫」と罵倒し続け・・・その基本的姿勢は2期も変わりませんが、言葉の持つトゲはだいぶ減ったんじゃないかと思います。
それに歩の挙動不審な態度には確実にツッコミを入れるし・・・セラの中における歩の存在が着実に大きくなっているんだろうなぁ・・・と思います。

歩家の同居メンバーはこんな感じですが、1期同様この2期でも気になるヒロインが存在しました。
1期では友紀(トモノリ)でしたが、2期はサラスが気になる存在でした。
主人公のお尻に惚れて「マイダーリン」呼ばわり・・・そして悔しいですが彼女の仕草・・・これが抜群に可愛らしいんです(//∇//)
黒髪ロングの美少女キャラ・・・鉄板ですが気持ちはクラクラです(//∇//)

2期で一気に株を上げたキャラ・・・賛否あると思いますが、私の中では京子ちゃんでした。
1期では身勝手な考えと立ち振る舞いにイラッとしましたが・・・2期でやっと本音を伝えられた場面・・・
状況とシチュエーションは恐らく最悪・・・でもこうする事でしか本当の思いを伝えられない事を彼女は知っていたから・・・この先彼女の前に広がる果てしない闇・・・その闇に足を踏み入れる前に勇気を出す事が出来て本当に良かったと思います。

オープニングテーマは、野水いおりさんの「*** パショナート」
エンディングテーマは、山口理恵さんの「恋のビギナーなんです (T_T)」
1期の時も思いましたが、オープニングの野水さんの曲が格好良すぎです^^

1クール10話の作品でした。2期を完走して一番不思議な事・・・それは、物語が中途半端なところで終わっている事です。
原作のストックが無いから・・・?
それとも大人の事情・・・?
今たくさんのアニメが放送されていますが、この作品の3期だったら間違いなく人気出そうなのに・・・^^;
ここは大人しく続編の情報を待ちますか・・・^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは賛美ですか? いいえ、普通のレビューです

これゾン1期目で 夜の王 を退けて、一応、平和になった後の物語。

1期目での主要人物である 相川歩、ユークリウッド・ヘルサイズ、ハルナ、セラフィム の他に
1期目ではサブキャラの様な扱いを受けていた 織戸闘莉王(おりと とぅーりお)、平松妙子(ひらまつ たえこ)、三原かなみ(みはら かなみ)、アンダーソン等の相川と同じクラスの人物、
サラスバティ、メイル・シュトローム(=トモノリ)等の吸血忍者、
アリエル(=大先生)、京子(きょうこ)等のハルナと同じ魔装少女の世界の人物、
2期目から登場した 相川曰く「妖精さん」ことクリス、クリスに対抗できる強い力を持つネグレリア・ネビロスなど表に出る登場人物が増えて、益々、混沌……ではなく面白い状態になります。

どのキャラも個性が強いです。
人物が増えると目立たなくなるキャラもいるのですが、本作品だったら心配いらないかな。

1期目ではシリアスなバトルシーンとラブコメの場面が混在していました。
本作品でも同じように混在していますが、ラブコメのコメディー要素が多くなった気がします。

サラスの歌のバックで踊るトモノリとハルナの呪いの踊り、ユーの治療のために様々な事を試した相川の行為、メイド喫茶での戦い(?)、相川が変身した魔装少女のコスチュームの記憶が消せなくなる事など 笑いの要素がふんだんに出てきます。
……やはり、コメディー要素は増えています^^

次回予告の妄想ユーが複数人になりパワーアップ。
ユーがデレるシーンが多いので、ユーが好きな人には満足できると思います。
心の弱い相川の精神力は……{netabare}変態さんですねw{/netabare}

『これゾン』に対して何を楽しみにするのかは人によって違うと思います。
バカバカしい笑いが苦手な人には敬遠されると思いますが、自分はラブコメ作品が好きなので本作品を楽しめました。

最後に登場した謎の人物の他にも解決しない事が多くあるので、本作品(2期目)が10話で終わってしまった事に関しては残念でなりません。
物好きだと思われるかもしれませんが、いづれ時期が来たら続編があると期待しています。
期待するのは”しゃーなしだ!”という事です。
とりあえず、がんもなどの おでん を突きながら気長に待ってみます。

いい加減、席替えをしないと相川の体がカサカサになりすぎて もたないと心配してしまいます。
ネタの1つだと分かっているのですが、毎度、直射日光を浴びていますから^^
お笑いでいうところの”天丼”というやつですね。

1期目を観ていないとゾンビや魔装少女などの設定が分かりませんが、設定が分からなくてもバカバカしい……ではなく面白い作品です。


OP曲
「***パッショナート」
歌 野水いおり

ED曲
「恋のビギナーなんです(T_T)」
歌 山口理恵

両方ともロック調の曲。
ボーカルがメインなのでしょうが、曲の構成がバランスいいので、聴いていて心地いい曲です。
OPではギターのリフ(※1)、ドラムのドコドコドコというような叩き方、キンキンとした音を使ったキーボード、要所で出てくるコーラスなどが印象に残ります。
EDではOPの良い要素の他にもチョッパーベース(※2)を使っています。
自分の中では両曲とも好きな部類に入ります。

※1…リフレインの事。同じ旋律を繰り返す事によって生まれる音。簡単に言うとザクザクというようなギターの音色。

※2…ベースの弦を親指の腹で叩くような演奏法。ベンベーンというような独特の音がでます。


ちなみにアルコールランプに使われているメチルアルコールを飲むと失明する危険があるので、良い子のみなさんはマネをしないで下さい。
未成年はお酒が飲めない事になっているので、心配は無いと思いますが^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

78.7 9 コミカルでラブコメなアニメランキング9位
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1905)
11141人が棚に入れました
この作品は『とある事情でしばらく離れ離れになっていたものの、ゆえあって再び一つ屋根の下で暮らすようになったふたりの兄妹が、特に波乱もない平和な日常をのんべんだらりと送っていく様子を、これといった起承転結もなくつづっていくだけの単調な物語』のはずだったが…、主人公・姫小路秋人が6年ぶりに再会した双子の妹・姫小路秋子は極度のブラコンになっており、兄に対して恋愛感情を抱いてしまっていた。更に転校先の聖リリアナ学園では、生徒会長の二階堂嵐、生徒会副会長の那須原アナスタシア、秋人の友人で京都から追っかけてきた猿渡銀兵衛春臣と、一癖も二癖もあるメンバーも集まり、気付いたらみんな一つ屋根の下で暮らすことに…。秋人の望んでいた『平凡な日々』はあらぬ方向に進んで行ってしまうことになるのであった。

声優・キャラクター
木戸衣吹、逢坂良太、茅原実里、下田麻美、喜多村英梨
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これが意外と面白いから困るw とりあえず声優さんにお疲れ様ですと言いたいw

極度のブラコンの秋子と妹思いの本当はシスコン?なあきとを中心としたラブコメです。通称「おにあい」

この作品の見所は意味深いギャグと声優さんの頑張りですかねww

【声優さんの紹介】
・姫小路 秋子 声 - 木戸衣吹
・那須原・C・アナスタシア 声 - 茅原実里
・猿渡 銀兵衛 声 - 下田麻美
・二階堂 嵐 声 - 喜多村英梨
・鷹ノ宮 ありさ 声 - 諸星すみれ

この作品のメインヒロイン、秋子の声優「木戸衣吹」さんの年齢は15歳、ありさ役の声優「諸星すみれ」さんは13歳と僕より年下の声優さんが頑張ってます!
この作品を乗り越えたならあとはどんな仕事が来ても大丈夫・・・なはずですw
木戸さんの演技はのびのびとしてて面白かったです^^
でも変な言葉は覚えちゃダメw
喜多村英梨さん、茅原実里さんの演技も流石でした。
茅原実里さんが演じた穴さんのしゃべり方は面白かったですね~

キャラ同士の会話が面白くギャグアニメとしては結構楽しんで観てました^^
会話が変な方向にいくのはいつもの事w

ラブコメとしてはう~んキャラがガツガツしすぎww
{netabare}すぐ夜這いとか言うしw{/netabare}
普段は見せないキャラの意外な顔がいいかな^^

何はともあれ声優さんにお疲れ様と言いたいw
タイトルがアレなんで期待せず楽しめて見れました。
2期があればまた見ます^^

【曲の紹介】
・「SELF PRODUCER」 歌 - 茅原実里
この作品のopです。
アニメ映像は際どすぎるww
でも曲は意外といいです。
opが始まるのは基本的にアニメが始まってから10分後を超えるんで気にしないでくださいw

・「Lifeる is LOVEる!!」  歌 - リリアナシスターズ[姫小路秋子(木戸衣吹)、那須原アナスタシア(茅原実里)、猿渡銀兵衛春臣(下田麻美)、二階堂嵐(喜多村英梨)]
この作品のedです。
この作品のヒロイン達が歌ってます!
映像がとても可愛い^^
会長さんと穴さんは流石の歌唱力。

     【ここから下は各話の感想です】

{netabare}
【1話感想】
{netabare}タイトルが凄いですが内容も凄かったです!
妹がちょっとあれですねw
妹の秋子さんは料理などの家事スキルが高そうでしたがそれ以上に妄想スキルが高すぎます!
秋子さんは勘違いも多くて話がすぐそれますww
兄を思う妹の気持ちが行き過ぎてますw
兄は誠実そうでいい人っぽかったけれどまわりのキャラはおかしな人ばかりですね^^
どうやらハーレムアニメになりそうな予感がしますw
(原作は読んでませんが)

2話も様子見で視聴しますw

生徒会副会長の金髪の子の声が
もろホライゾンで笑えましたwww
正確は化物語の戦場ヶ原さんに似てましたね^^ {/netabare}

【2話感想】
{netabare}2話からopができましたが映像があきらかに狙ってますww
(興味のある方は自分の目で確かめてください^^)
秋子さんの笑い方が凄すぎるw  ぐへへへwww
あの笑い方は面白すぎます。
妹が凄く心配になるアニメですw
台詞がちょっとあれなんで声優さん大丈夫かな?{/netabare}

【3話感想】
{netabare} 秋子(妹)の声優さん今回も頑張りすぎですw
14歳なのに・・・w
ぐへへ、ぐぬぬ、と言うセリフは個人的に好きです^^
今回は穴ちゃんのお話でした。
主人公とのやり取りが面白かったです!
主人公とヒロイン達のちょっと普通で無い会話も楽しんでください。
今回は秋子の動作が面白可愛いです!
秋子の声優さんのこれからの演技にも期待です^^{/netabare}

【4話感想】
{netabare} 銀ちゃんと穴さんのお話がメインでした。
今回も面白かったんですがネタがアウトすぎるww
バナナで遊んじゃダメでしょw
ぬいぐるみの間違った使い方はやめましょう^^
まさかの百合展開もありましたね~
穴さん押しがここ最近目立ちますねw
穴さんと主人公の会話は面白いですがレベルが高いので僕は分からないという事にしときますw
今回は妹があまり出ませんでした。
でもぐへへが聞けたので満足w
次回は出番がもう少しあるといいな~
銀ちゃんが一番まともな気がします^^
私服姿可愛かったですね^^{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回は会長がメインの回でした。
秋子はやっぱり病気なのかな?ww
一線超えたいとか・・・
そんな発言はダメww
でも会長や穴さんに病気呼ばわりはされたくないなw
あの人達も普通じゃないww
秋子のむふふとハルマゲドンーとなんでーという台詞は面白かったです!w
主人公は何か怪しいな~(小説)
無意識のうちにそういう設定にしてるなら怖いなww
今回はちょっと露骨にアレなシーンが多いなw
もう少し何とかして欲しいですね^^
次回のタイトルがまよチキって・・・
いいのかな?ww {/netabare}

【6話感想】
{netabare}今回は妹が中心のお話で面白かったですw
秋子の表情や行動が可愛いですね~
ですが秋子はやはり重症です!w
抱き枕どうやって作ったんだろうか?(クオリティ高w)
Tシャツ自重してww
YesYes枕www
お兄ちゃんとネトネト(^^;
安定のぐへへw
あそこまで行くと清々しいけど将来が不安すぎるw
もう天性のブラコンとしかw
兄もシスコンかもしれないけどまだセーフw
今回は14歳の凄さを感じました。(秋子の声優さん)
次回は新キャラメインとなりそうです。
次回予告アウトーwwww{/netabare}

【7話感想】
{netabare} 今回は新キャラのありさと秋子がメインのお話です^^
相変わらずの秋子ワールドをお楽しみくださいw
あにマスクってなんですかww
兄しか見えないマスクってそれじゃ兄も見えないでしょw
明子は小姑ww
ブランコブラコン似てるけどねw(その発想は無かったw)
全国のブランコに謝罪!
明子の記憶力凄すぎw(もっと他の事に役立ててw)
秋子とありさの対決は結局何がしたかったのかなw
ありさの疑問で秋子に大ダメージww
子供の何気ない疑問は時として大ダメージを与えますね~
しかしめげない秋子は流石です(^^;
ありさと秋子の争い低レベルww
主人公は逃げるの上手いですねw
そして秋子とありさは同盟を組みました^^
あにしてるTシャツやめてww
次回はサービス回見たいです。
いつもの事のような気がするけどw {/netabare}

【8話感想】
{netabare}今回は水着回です。
毎度ネタがアレですが得にw
会長と穴さんは変態すぎます!
頭の中はピンク一色ですね^^
会長の水着はアレですよアレ・・・w(自重します)
ありさのきゅうは可愛いすぎw(ロリコンじゃないよ(^^;))
ありさちゃんは穴さんから逃げてww
穴さんの思考はヤバイですね。
今回は妹が一番水着として普通に可愛かったです^^
でも一線越えたいのは変わらずw
Tシャツのバリエーションが豊富ですね!(またかww)
ぶっ飛びすぎてて主人公が気の毒に思えてきた(^^;)
主人公のマネージャーの人なんだかんだノリノリじゃないですかw
主人公の書いてる本の題名クソワロタw
兄弟合体アキンゲリオンってなんですかね?ww
突っ込んだら負けなんですよね^^{/netabare}

【9話感想】
{netabare}今回はアキトが風邪にかかってみんなで看病しようというお話。
明らかに危険な匂いが・・・w(特に会長w)
しかし会長は思ったよりまともな事言ってる(^^;
これは裏がありそうだ。。
ありさちゃんは頑張りすぎですね。
あんなに食べれないww
穴さんはやっぱり看病したことないのかw
沈黙とツンデレが良かったね(^^;
秋子は珍しくまともでアレは嬉しいw
ギンギンも可愛かったね^^
個人的に風邪のときは静かにしてほしいかな。
次回は会長か・・・w{/netabare}

【10話感想】
{netabare}aパートはギンギンとアキトの過去のお話。
小学生時代の銀ちゃんとアキトは今と少し違うかな。
アキトは銀ちゃんの事を女の子とというより親友と思ってるんだね。
あの小学校個性的な子多すぎでしょw
アキトはストーカーみたいでした(^^;
不法侵入。。。(良い子は真似しないでねw)

bパートは前回の続き。
会長さんまともすぎw 優勝おめでとう^^
そして部屋に向かうアキト。。嫌な予感が(^^;
しかしそこに待っていたのは眼帯を外しおしとやかな会長さんが・・・w
まさか会長さんにあんな一面が。
声も変わってて可愛かったですね^^
流石キタエリさん!
会長さんも邪王真眼の使い手だったのか・・・w
使うたびに視力失うとかどこの万華鏡写輪眼ww
人の心操れるってギアス?w
ともあれギャップが凄かったです。
会長さんはこっちの方が好きですね^^
さてオチの編集者さんはほかっといて次回は穴さんの回になりそうですw
次回予告相変わらずだなw{/netabare}

【11話感想】
{netabare} 今回は穴さんが○○をはかないお話で合ってるよね・・・w
穴さんはやっぱり一人で掃除が出来ないみたい(^^;
下着なしで1日・・・ちょっとwww
そしてopがいつもより早いですね^^
いつもは開始してから10分後くらいなのにw
お化けに怖がる会長さんは可愛いですね^^
やっと存在感が出てきましたね~
穴さんはアホすぎるでしょwww
あの淡々としたしゃべり方がいいですね^^
銀ちゃんとありさは遭難したのに何をしてるのやらw
2人とも心配しなくても成長するは・・・w
明子と穴さんはどう見ても相性が良くなさそうw
会話がめんどくさいww
秋子が総理大臣になったらおしまいでしょw(日本)
小さい頃の秋子も可愛いね^^
そうかあ~この頃からもう病気だったのかw
アレ途中からみんな結婚し始めて子供まで(^^;
これはまさか・・・w
オチはまたあなたですかww
編集者さん暇ですね~w
そんな夢を見るとはあなたが一番変態かも?w
次回で最終回ですか~
意外と楽しませてもらったな^^
秋子のぐへへが聞けなくなるだと。。
最終回でまた更新します^^{/netabare}

【12話感想】
{netabare} 前回の続きからです。
穴さんとあきとが初めて出会った時のお話から。
穴さんはやっぱり会話しずらいな(^^;)
話が変な方向にずれて行くww
僕があきとの立場だったら逃げたいw
表情が全く変わらないのに言葉はスラスラ出てくるw
もしかしたら穴さんは秋子の事が好きだったのかな?
もちろんlikeじゃない意味だけどww
秋子のなんじゃそりゃー面白いw
このアニメ本当に声優さん頑張ったよね(^^;)
お疲れ様ですw
opは相変わらず遅いですね~
また編集者さんかw
人騒がせな人ですね~
あの緑の球は何ですかね(^^;)
問題のシーンはスルーしてあきとの小説は相変わらずww
秋子の着物姿似合うね^^
秋子とあきとの話は意外といい話でした。
最後台無しだったけどww
そして衝撃の事実!
秋子にもチャンスがあるじゃないか!w
頑張って^^
意外と面白かったアニメでしたw
2期はあるのか知らないけどあったら見ます~
もちろんオススメは出来ない類のアニメではあるw{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 51
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ハーレムドタバタラブコメディ!【えちち要素強め】

■話数
全12話

■主人公を許せるかがこの作品の分かれ目
一つ屋根の下で学生たちが暮らすハーレムラブコメ。

物語はドタバタラブコメで普通に面白かった。
ラノベらしい作品でこれだけなら、ラブコメ好きにとてもおすすめできるんだが、問題は主人公のお兄ちゃん。
彼のことを許容できるがキーとなりそう。
彼は鈍感クールめの主人公。
それも極端に鈍感、クールなのではなくほどほど。
そこで好みが分かれそう。
生徒会の一存のキーくんみたいな裏で努力してますよ系、もしくはおバカ頭空っぽ系なら文句なしだったんだけどね。

■えろかわのキャラクターたち
物語全体としてはまぁまぁなんだが、この作品はキャラがいい!!
キャラ自体も適度なキャラ付けでぶっ飛びすぎてないし、なによりかわいい!
そう、かわいい!!!
もうこれにつきる。
体(特に胸)や肌感に魂を感じた。
えちちですわ~~
それに、エロのシーンに違和感がない。
無意味にパンツを見せたり、絶対にリアルで起きないだろうといったエロシーンもとくにない。
エロがちょっと過激すぎかな?とは思ったけど、まぁありだね!

■総評
OP、EDもどちらもいい曲!
この作品の変わってるところは、OPの入るタイミングが固定じゃないのが面白かった。
私の好きなタイプのラブコメだったので、エロが嫌いじゃなければ、ラブコメ好きにはおすすめできる。
エロが嫌いでもまだ耐えられるかな。

↓↓↓各話の感想↓↓↓
{netabare}
1話の感想 ★★★☆ 3.5
兄と妹、一緒に暮らし出す
{netabare}
1度見たことあったが、内容をさっぱり忘れていたので2度目を見る事にしたぜ。
んで、観た結果、やっぱりほとんど覚えていなかった。
こんなんだったっけ??
確かそこそこ楽しめた気がするんだけど、正直微妙だった。4、5年で感性が変わっちゃったのかな?{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
クラスに馴染めない兄。原因は?
{netabare}
やっぱ、面白いじゃん。
うん、感性が変わってなくてよかった。
兄が小説家だったなんて!?
ってことはし実は妹をそういう目で見てなくても、そういう願望はある感じ??
それと、この作品はスカートは短いけどパンツは見えない系なんだね。健全でよろしい。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
アナスタシアがメインの話
{netabare}
アナスタシアの不器用な感じが凄く可愛い。
こういう感情があまり表に出ないキャラ好きだわー
OPはいい感じだね。ただ絵がエロいけど汗
前話の感想を訂正する。パンチはやたらめったらと見せては来ないけど、丁度いいぐらいのエロは挟んでくる。{/netabare}

4話の感想 ★★★☆ 3.5
銀兵衛がメインの話
{netabare}
主人公の性格が無理!!
難聴の癖に変なところで気を使うし、その上鈍感と私の最も嫌いな主人公だ。
そういえば、昔のアニメの主人公って基本コレだけど最近の主人公って割とガツガツしてるよね。
難聴系より好感がもてる。
あと、アナスタシアと絡んでいる時が1番イキイキしている気がする。そんでもって、一番面白い。
今話は割とエロい回だった。{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
担当さんの決意
{netabare}
担当さんがなかなかにエロい!!
だが、それがいい!!
訳の分からんパンチラと無駄にボディーラインが出る服とかよりもこういう演出の方が100倍マシだ。
妹の絶叫は結構好き。{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
兄はシスコン??
{netabare}
なんやかんやと言いながらもシスコンだよね。
そして、ここに来ての新キャラ!
しかも、ちびっ子管理人!!{/netabare}

7話の感想 ★★★ 3.0
妹VS婚約者
{netabare}
アリサちゃんは可愛いね。
声がちょっとぶりぶりしてるけど…
あと、兄がどうしても好きになれない。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
夏に向けて水着購入
{netabare}
久々に観たが、掛け合いの部分がテンポよくて好き。
主人公は少々カッコつけの節が見られるが、ツッコミのセンスがピカイチだしイケメンだからギリ許容…
この作品って、乳首が見えたっけ??
ものすごくえちちでびっくりした。
テレビ番では光か何かで隠れてたのかな?
この作品自体面白いから無理にエロ要素を入れる必要もないと思うけど……
まぁ、スパイスということで納得しよう。
水着は担当さんが1番可愛くて好きです。
{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
看病
{netabare}
会長さんは今回、何もしないんだな。
ぶっ飛んだことしそうと思ってたのに。
次は銀との過去話か。
綺麗な導入だった。{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
銀との出会い
{netabare}
前話の続き。
銀兵衛の子供のときって、めちゃくちゃ腹立つ子だったんだな。
私は絶対仲良くなれんわ。
会長の看病は一番ぐっときた。
担当さん、可哀想に……{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
ノーパンライフ
{netabare}
なぜそこでスカートを履いたんだ!
せめてズボンでしょ!!
スカートでよく森の中に入ったわ……
私なら絶対に嫌だわ{/netabare}

12(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
アナスタシアの思い
{netabare}
実はこう思ってたんだよって話。
最後の血が繋がっていない、がインパクト強すぎたわ。
最後の最後でちょいだしとはやるな〜
乳首が見えるエロ回でもあった。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

私のかなりお勧め!! 今期で一番好きな作品です!! 妹系の作品とラブコメの作品がバランスよく、そして私好みに出ていました!!

ストーリー

この作品の主人公とメインヒロインは兄妹で、その二人の両親は二人が幼いころに航空機の事故で死んでしまいました。そのせいで、二人は離れ離れになってしまいました。

6年後、主人公の姫小路秋人は聖リリアナ学園の高等部2年A組に転入してきて、その学校の寮の管理人になりました。その学校には妹の姫小路秋子もいたので、6年ぶりに二人で暮らせる日が来ました。けれど、秋子には長い間兄の事を思っていたうえ、かなりのブラザーコンプレックスになっていて、よく秋人に夜這いなどの行為を申し受けていましたが、もちろん秋人は断っています。

(ブラザーコンプレックスとは、男兄弟に対して強い愛着・執着を持つ状態を言う。俗に「ブラコン」とも略され、この場合、男兄弟に対して強い愛着・執着を持つ兄弟姉妹自体に対しても使われる。)

そして、少し時間がたつとこの寮には新たに那須原・C・アナスタシア・美沙希、猿渡 銀兵衛 春臣、二階堂 嵐が加わり、どたばただけれど面白い日々が描かれています。

私の感想

大好きです。ブラコン作品は私の好みの作品の一つです。そして、ここまで極端にブラコンな作品は初めてです!!ヒロインの一人である秋子の豪快なアプローチを見事にスルーする秋人のスキル。面白すぎです!!そして、他の妹系の作品と違う所は主人公がかなりの常識人な所です。普通、主人公と言えば変体や少し他の人と違いおかしい所がありますが、この作品では常識人でかなり落ち着いて見れました。

この作品で一番気に入った所はこの作品には嫉妬っと言う要素があまり無かった所です。もちろん無いわけではないのですが、他の神作にはよくヤンデレみたいな暴力や、かなり強引的な所がありますが、この作品にはそういう強引さは無く、結構平等にヒロインたちが扱われてました。

そして、この作品に少しエロ要素を入れた所が良かったです。エロ要素っと言ってもブラックなジョークっと言う意味です。そういうギャグをしているキャラクターたちの日常が私の中では一番生き生きしています。

{netabare} この作品で私が一番好きなキャラクターは 鷹ノ宮 ありさ です。後半から出てきて、そしてメインヒロインではないですが、むっちゃかわいいです。ロリ体系で、性格はかなり穏やかで、人には優しい。なんて完璧なヒロインでしょ~ 
後半から、このキャラクターが出てきてもっとこの作品を盛り上げてくれてかなりうれしかったです。{/netabare}


{netabare} そんなかなり面白い作品ですが、気に入らなかった事が一つあります。それは神野 薫子っと言うキャラクターの存在です。彼女の行動にはかなり意味不明な所が多く、彼女は何をしたかったのかが、分かりません。本編では秋人のシツコンを治したいと言っていましたが、秋人はシツコンではありませんので・・・ そして、なぜ彼女は秋人の落とすキャラクターの一人となっているのだか・・・{/netabare}


私からかなりお勧めする作品です。このレビューを読んで是非見てください。後悔はさせませんよ!!

オープニング

「SELF PRODUCER」
大好きです。はじめはメインヒロインたちを出している所が良いです。ローアングルにしたのはサービスでしょう!!まあそういう所も好きです。そして、まずキャラクター説明です。

はじめは秋子。なぜ彼女は歯磨きをしているシーンなのは分かりませんが、結構個性が出ています。

そして、アナスタシアです。彼女は縦笛を弾いています。ってか何で縦笛!!

銀兵衛は普通に風船ガムをかんでいます。

会長は何でアイスなんか食べているのでしょう・・・

まあ、謎の多い始め方です。

その後は誤解しやすい光景を4連発。

最後はもっと・・・ 

まあ、いいや。

エンディング

「Lifeる is LOVEる!!」
たぶん今年のエンディングでかなり上位の作品です。

メインヒロイン4人が可愛くゆるきゃらのようになっておどるエンディングです。周りにそれぞれのキャラクターの個性あふれる表情を映した所がよいです。

ウィンクのシーンで秋子ができない所はけっこう萌えます。そして、メインヒロインだけではない所も最高です。たまに流れるキャラクター説明は最高です。

1話~9話 は踊りがワンパターンで飽きてしまいますが、 10話からはエンディングのヒロインの踊りがかなりユニークになり、もっと良いエンディングになります。そして、ありさが少しですが、足されます。だけどアナは踊りがずれてる所に萌えます。かわいい~

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

77.9 10 コミカルでラブコメなアニメランキング10位
いちばんうしろの大魔王(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1649)
10393人が棚に入れました
『いちばんうしろの大魔王』(いちばんうしろのだいまおう)は、水城正太郎による日本のライトノベル。イラストは伊藤宗一が担当。『チャンピオンRED』(秋田書店)2008年より漫画作品が連載、2010年TVアニメ化。

真面目で善良なはずなのに「将来、魔王になる」と予言されてしまった紗伊阿九斗(さい あくと)は、それ以来クラス委員長に恨まれたり、不思議少女に懐かれたり、帝国から派遣されてきた人造人間に見張られたりと散々な目に遭うことに…。それでも理想と信念のために発言するが、誤解はどんどん深まっていき事態は悪化の一途を辿るばかり。果たして阿九斗に真っ当な学園生活を送れる日はやってくるのか?


声優・キャラクター
近藤隆、豊崎愛生、日笠陽子、悠木碧、代永翼、伊藤静、広橋涼、たかはし智秋
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑っちゃう!ハーレムファンタジー!!

全12話

将来、大司祭になるために大きな希望を持ち魔術学院に入学した
主人公の紗伊 阿九斗(さい あくと)
しかし学院で初めに行われた将来の職業調査でなんと世界を脅かす
存在「魔王」になると予言されてしまう。物語序盤から一気に
波瀾万丈のストーリーへと。



あにこれレビュアーさんのレビューのみの知識で見始めたので作品の
ストーリー、ジャンルを詳しく知らずに視聴を開始するも。。



視聴してからようやく気づく(笑)ちょとエッチな要素があるという
ジャンルなのですね(笑)
私、このちょっとエッチなジャンルの視聴は初めてな気が、、
棚を見てみたけど(笑)やっぱり、初めてでありますw



阿九斗を取り巻くヒロイン達との色んな絡みを楽しむ、ちょっとエッチで
可愛いハーレムファンタジーです♪
この作品、私にとってストーリー云々ではありません。
キャラクターの魅力と勢いで最後まで押しきっています!個性ある愛すべき
キャラクターのやりとりが一番の見所。また絶妙なんですよ。絡み♪



日常のやりとりですが、ほぼ全ての出来事がなぜかエロてぃっくな
お話へお話へと誘う。なにかを連想させていってしまうのです。
くだらな~い?いえ、笑っちゃいますよ~♪♪


キャラクター力が抜群です。
「ころね」
ころね嬢。この子がとてつもなくお気に入り!冷めた瞳をしているのですが
人造人間だからです。

からかっていて楽しんでるころね。
たまに挑発的な目線で誘うころね。
淡々と話した...途端に妹キャラ豹変?
寝床の押し入れからじっと覗く
阿九斗に揺さぶりをかけてその反応
を楽しんでいるころね可愛い
声色のかわり具合。音域広っ。です。
拗ねるころねも、なんだか全部可愛い


「紗伊 阿九斗」
ハーレムアニメはやっぱり主人公が抜群にかっこいいのですよ。
勿論お気に入り決定。
顔もかっこいいしワイルドです。阿九斗って孤児院で育ったのですが
昔から意志が強くて信念を曲げないのです。いざとなると正義感が強く
人を惹きつけ引っ張っていく存在。あれはずるいです、好きになって
しまいますね。阿九斗がかっこいいことを言うシーンありますが、
流石、将来は魔王の男です。


~かっこいいだけじゃない。お約束の鈍感要素~
{netabare}
絢子が決意をして夜、阿九斗の部屋を訪れる
阿九斗「どなた?どうしたの?こんな時間に」
絢子が部屋に入り、好きな人を見つめる瞳をしている。。うるうる
阿九斗「もう、遅いし、話しなら明日にでも、、」
絢子「明日になったら人が来ちゃうでしょ」
と、脱ごうとするのですが、絢子を止める。
阿九斗「もしかして家のために無理してるとか、ない?」

いやいや、こんな空気読めないって(笑)?唖然ですw

阿九斗はとことん鈍感で天然ですね。凄まじく傷つけていますよ
同性として絢子ちゃんに同情しちゃいます~。
{/netabare}
でも天然ってやっぱり女の子を熱くさせちゃうんだよ。


それと臨海学校で訪れるヒロシの故郷の島は江ノ島(神奈川)ですね。
なぜこの世界に急に江ノ島か?よくわかりませんが。
江の島展望灯台の形は特徴あります。江島神社もありました。
江ノ島はそんなに遠くないので、たまに海沿いのカフェにドライブです♪
江ノ島にあるフレンチトースト専門店LONCAFEお気に入りです。
来週辺り行きついでに巡礼みたいな♪あにこれ写真投稿できたら楽しいのに。


♪要求は無限大~♪
だって正直な本能~
動き出す~まで~受け身とかダメでしょ
自分、ホンキ宣言~
後はまかせて~みてよ~♪

OPが癖になってます(笑)


ストーリーは序盤のつかみの面白さから、一気に観てしまいました。
テンポが良いと言えば長所になりますが基本、超展開です!
キャラクターの魅力や絶妙な絡みで終始笑っていた気がします。
くだらな面白アニメ発見!
おかげで終始笑うことに、なんか幸せだよ。アニメって楽しいです!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

Comprends さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

さらっと観れて楽しかったんですが

どのジャンルの作品とみるかによって、評価が変わる作品だと思います。
原作を読んでいないので、純粋にアニメを鑑賞して受けた印象からの感想です。

ラブコメとかハーレムとか、そういう見方をすればとても良い作品だと思います。

その世界観の中に、未来的なもの、過去的なもの、現代的なものが入り混じっていて設定が非常に粗く感じますが、その点をあまり深く考えなければ粗さを吹き飛ばすくらい、テンポよく物語が進みます。
(OPからしてリズム感がいいですよね)
そういう意味で鑑賞しやすいですね。

登場人物の言動も、一部自然ではない部分もありましたが、一応辻褄合わせは出来ていると思います。

エッチな部分も、不必要なまでに多発するように見えますが、これはテーマ性とも関係があるように思います……考え過ぎかも知れませんが。

そのテーマ性ですが、しっかりしていて分かり易いのが何よりいいですね。
それゆえ「エッチな部分とどういう関係があるのか」と思われる方が多いと思いますが、それはこのテーマを『人間とはなんだろう』とか、そういうところまで掘り下げると関係あると思います。

そんな感じでお薦め作品だと思いますよ。

一方で……

※このあと、ネタバレ的な感想となりますので、ご注意ください。



テーマ性もありますし、シリアスな側面もありますので、この作品をファンタジー作品としてみる場合の話ですけど。

最後がいわゆる『夢オチ』のような手法になっていて、前述の良さを合わせ含めても平凡な作品という評価になってしまうと思います。

神様とか、魔法とか、その手のファンタジー作品の良し悪しを決定づけるのはこの部分ですよね。

つまり、作者にとって都合よく、神様が現れたり魔法が発揮されたりする……これは話の途中においてはあってもよいかもしれませんが、多発させたりオチの部分に使ってしまっては良くないと思ってます。

なぜならそれは非常に安易な手法だからです。

神様の助けや、魔法でもなければ、収拾がつかないような状況に主人公を追い込み、主人公はそれをどう打開するのか、それを考えるのが作家さんのお仕事ですよね。

そこを簡単に片付けると、手抜き工事したり、お仕事を放棄したり、と同じことになりますよね。

夢や魔法の世界であればこそ、安易に神様に頼ったり、魔法を使ってしまってはいけないと思いますよ。

そんなことを考えました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

えみゅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

結構おもしろい

ゲーム原作だと思ってましたがラノベでした。
美少女沢山、お色気も沢山。。

そして、軽快な会話、っていうかメッチャ喋る。それがまたうまい言い回しだったり、ボケと突込みだったり☆
いずれもとてもテンポよく進むので観ていて小気味よいです。

6話までレビュー。
このあたりで主要なキャラたちは出ていて、メインヒロインは”絢子”か”けーな”か。て感じです。
でもゲーム原作と思った原因、それぞれのヒロインにスポットが当たるのでまだわからない。

ただ・・展開がというか進み方が急すぎで前後につながりが感じないところもちらほら・・
なんで急にデレなんだ?!とか。眠った力を使えんだ?!とか。

1クールで詰め込んだ感はあるものの何とかついていってます。

◆3/20追記
観終わった。物語自体は好きなタイプですっ。ただ、いろいろ急展開過ぎてついてくだけで精一杯(>_<)


もっと丁寧に描いてほしいとかいろいろ伏線ほったらかしてない?!とか。{netabare}初期に影の暗躍者的でかなり強い大和望一郎があんなあっさりと{/netabare}
でも終わりよければって感じですね。

なぜ善人な主人公が魔王なのか。そこだけはちゃんと解明してくれます。

{netabare}自分の仲間たち、好きな人たちが窮地に陥る、命を狙われる・・それがこの世界の神様の指令だとしたら、それに逆らえば反逆者・・
ならいっそ神を殺してやる!ラストらへんはすごい戦いだった。世の中、世論を敵にしても守るべきものがある。本当に正しいことをしようとする。{/netabare}

それはそうと譲治さんまじかっこいい\(~o~)/ほんといぶし銀です(>_<)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

76.4 11 コミカルでラブコメなアニメランキング11位
異能バトルは日常系のなかで(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1345)
8374人が棚に入れました
俺を含めた文芸部の五人は半年前、とてつもない能力に目覚めた。 そして壮大なる学園異能バトルの世界へ足を踏み入れ――なかった! ? 「なんも起きねえのかよ! 」 異能に覚醒してみたものの、日常は完全無欠に平和だ。 世界を滅ぼす秘密機関などない! 異能戦争もない! 勇者も魔王もいやしないっ! だから俺たちはこの超級異能を、「黒炎の龍にヒゲ生やせたーっ! ! 」 気軽に無駄遣いすることに決めた。 だが異能バトルに憧れ続けた俺だけは、真なる戦いの刻が近づきつつあることを確信していた――。
神スキルとたわむれる何気ない日常。 だが、それだけじゃ終わらない新・異能バトル&ラブコメ、開幕! !

声優・キャラクター
岡本信彦、山崎はるか、早見沙織、種田梨沙、山下七海、寺島拓篤、福原香織、細谷佳正、名塚佳織、加藤英美里、諸星すみれ、浅野真澄、藤村歩、井口祐一、芹澤優、竹内良太、高木美佑、村川梨衣、原紗友里
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

厨二病の説明書 ~名シーンをもつアニメ~

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
厨二的な要素をネタにした、日常系ラブコメ。バトルもするので、盛りだくさんというか、中途半端というか。

私はこの作品に出会うまで、正直、「厨二病」という言葉を、分かったような分からないような感覚で使っていました。私らオッサンが中学生の時にはなかった言葉なんで(汗) でもこの作品を観て、「なるほど~、厨二病ってこういう人達のことを言うのか~」と正式に学んだので、こんなレビュータイトルにしましたw

このアニメ、作品自体のクオリティはそこまで高くなく、個人的には評価3なんだけど、とある名シーンがあり、そのシーンだけで評価を+1査定しています。ある意味伝説的なシーンなんで、アニメ好きで未視聴の方は、今後(色々な)アニメを語る上でも、ぜひネタバレなしで視聴して欲しいっすね♪


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作品全体でいくと、前半は、おバカラブコメ要素が強く、後半はシリアスバトル要素が強い。個人的には、前半のノリが好きだった。

基本的にはハーレムものなので、どのヒロインも可愛らしく描かれ、活躍の場もそれなりにあるが、中でも幼馴染の鳩子は別格だった。

本作の主人公は、厨二病を全面に押し出した、ウザくてイタイ人物だが(なのになぜモテるのかは置いといて)、そんな主人公を正面から受け止め、なんとか理解しようとしているいじらしさは、幼馴染ならではの萌えポイント。と思わせ、実は我慢して付き合っていたというのは、なかなか無い設定だと思う。

7話もかけて、そういう「我慢」の伏線を張り、一気に爆発させた、厨二病に関しての本音。この台詞そのものが、このアニメに対するスタンスを良く表している(厨二を無条件に受け入れるわけではないという)。これは、アニメ史なんてものがあったら、確実に残る名台詞だと思う。シンプルに、一気に話す台詞としては知っている限りでは断トツで一番長いし。しかも、もの凄い正論で、「よくぞ言ってくれた!」って思った。

また、この台詞をきっかけに、これまで、「鳩子だけは無条件に自分のことを理解し、認めてくれている」と、安心しきってた、甘えていた主人公が、鳩子の本当の気持ちに気づき、動揺し、自分を振り返り、鳩子を一人の異性として捉えていくようになる過程には説得力があり、とても良かったと思う。

では、その名台詞を全文載せておきたいと思う(長いからたたみます)。これを一気に言い切った、早見さんに、拍手! (あ~、この文を教科書に載せて、現役の中学生二年生にも見せてやりたいw)

{netabare}
「分かんない…分っかんないよ、寿くんの言ってる事は一つも分かんないよ!寿くんがいいって言ってるもの何がいいのか分かんないよ!分かんない、私には分かんないの!ブラッティって何がカッコいいの?血なんてイヤだよ痛いだけだよ!黒のどこがカッコいいの?クレイジーのどこがいいのか分かんない!罪深いってなんなの?罪があるのの何がいいの?犯罪者がカッコいいの?そもそも混沌てなに?カオスだからなんなの?闇ってなに?砕ければいいの?正義と悪だとなんで悪がいいの?何で悪いほうがいいの?悪いから悪じゃない!右腕がうずくと何でカッコいいの?自分の力が制御できない感じがたまらないって、何それただの間抜けな人じゃん!ちゃんと制御できるほうがカッコいいよ!立派だよ!普段は力を隠していると何が凄いの?そんなのタダの手抜きだよ!隠したりせず全力で取り組む人の方がカッコいいよ!どうして二つ名とか異名とかいろいろをつけるの?いっぱい呼び名があったて分かりにくいだけじゃん!英語でも何でもカタカナつけないでよ!覚えられないんだよ!鎮魂歌と書いてレクイエムって呼ばないでよ!禁忌って書いてタブーって読まないでよ!聖戦って書いてジハード読まないでよ!ギリシャ神話だとか聖書とか北欧神話とか日本神話とかちょっと調べたくらいでそういう話しないでよ!内容もちゃんと教えてくれなきゃ意味がわかんないよ!教えるならちゃんと教えてよ!神話に出てくる武器の説明されても楽しくないよ!グングニルもロンギヌスもエクスカリバーもデュランダルも天叢雲剣も意味不明だよ!何がカッコいいのか全然分かんない、他の用語も謎なんだよ!原罪とか十戒とか創世記とか黙示録とかアルマゲドンとか名前がいいだろってどういうこと?雰囲気で感じろとか言われても無理だよ!相対性理論とかシュレディンガーの猫とかバイオリン族とかちょっとネットで調べただけで知ったかぶらないでよ!中途半端に説明されてもちっとも分からないんだよ!ニーチェとかゲーテの言葉引用しないでよ!知らない人の言葉使われても何が言いたいのか全然わかんないんだよ!自分の言葉で語ってよ!お願いだから私に分かる事話してよ!厨二ってなんなの?厨二ってどういうことなの?分かんない分かんない分かんない分かんない分かんなーい!!寿くんの言う事は昔から何一つこれっぽちも分かんないんだよ!!!」
{/netabare}
……これって、厨二病を全否定しているように見えて、それでも理解したかったっていう、鳩子の愛情と優しさと悲しみが土台にあるからこそ、我慢して努力してきた時間が長いからこそ、生きている台詞なんだよね。多分、これと同じ台詞を、1話でいきなり言われたり、村人A的なモブに言われたって、ちっとも良い台詞じゃないんだろう。久しぶりに全文読んでみて、改めて、良いわ~、使い方上手いわ~と思った。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

異能バトルより日常系に軸足を置いた作品・・・という事ではないと思うんですけれど^^;

この作品の原作は未読ですが、キャスト発表ではやみんと種田さんが出演されると知った時から視聴を楽しみにしていた作品でした^^

物語ですが、泉光高校の文芸部に所属する5人が、ある日突然異能の力に目覚めてしまうのです。
果たして人が異能に突如目覚めるとどうなるのか・・・と切り込みたいところですが、異能を使わなければ皆んな普通の高校生・・・いつも通りの毎日なんですよね^^;
こうして異能の力を得たところから物語が動いていきます。

物語が動くといっても日常色が強く、どちらかというとキャラ重視の設定になっています。
そのため、文芸部に所属するキャラは個性派揃いです^^

まず、主人公でもある安藤 寿来(あんどう じゅらい)
wikiには「重度の厨二病を患っている」と書かれていましたが、まさにその通りだと思います^^;
でも、妙なところで1本筋が通っていて優しい性格の持ち主です・・・
物語の展開がハーレム系になるのも分かる気がしますし、それはそれで有りだと思うのですが・・・個人的には私の敵です(爆)
何故敵なのかは後述します。

二人目は神崎 灯代(かんざき ともよ)
自分が厨二病だった事を一生懸命隠しているのですが、安藤との対話を聞いていると、とても厨二病が過去系とは思えないほど知識が豊富なんですよね^^
安藤との何気ない対話でも、私には厨二病同士がのお互い知識を駆使して議論するとこうなるんだぁ・・・的に聞こえていました^^;
彼女は自分なりの目標を持ってその目標に向かって一生懸命に努力する姿勢を垣間見せてくれます。
だから嬉しい時にはしっかり喜ぶし、しっかり悔しがりもする・・・その姿はとても好印象でした。

三人目は櫛川 鳩子(くしかわ はとこ)
安藤の幼馴染ですが、厨二病は感染らなかったようです^^
ふんわりとした柔らかいイメージの彼女・・・この作品の中で私の一推しがこの鳩子ちゃんでした(//∇//)
なんといってもCVがはやみんというのが大きかったですね^^
はやみん演じる鳩子ちゃんが好きなのか・・・鳩子ちゃんを演じるはやみんが好きなのか・・・??
途中から完全に区別できなくなっていました(//∇//)
そんな鳩子ちゃんですが、一度だけ安藤に対してキレてしまうのです・・・
その前の二人のやり取りを見ていたらどう考えても安藤が無神経過ぎ・・・
でも鳩子ちゃん・・・キレながら泣いちゃうんです(;_;)
この鳩子ちゃんの涙に胸は痛むし・・・涙腺は全く抵抗できませんでした^^;
こんな良い娘・・・絶対泣かせちゃ駄目でしょ!
という事で、鳩子ちゃんを泣かせる安藤は私の敵です(//∇//)

四人目は高梨 彩弓(たかなし さゆみ)
文芸部の部長さんです。文武両道で常に冷静な彼女ですが、全体的に少し出番が少なかったような気が・・・^^;
CVが種田さんだっただけに期待していたのですが少し残念です^^;
もう少し彼女の気持ちの移り変わりを丁寧に描いて欲しかったですね^^

最後に姫木 千冬(ひめき ちふゆ)
小学生なのですが、放課後はいつも文芸部に入り浸っている彼女・・・
高校生の中に小学生がいるので、見た感じギャップがあるのですが、そのギャップがあるが故に彼女のキャラが際立っていたように思います^^
大切な思いに少しずつ気付いていく・・・小学生ならではの良さがあったと思います^^

この文芸部の5人は全員異能の持ち主・・・そして異能の持ち主は他にもいるようなのですが、全容は明らかになっていません。
原作が連載中だからだと思うのですが、バリバリの異能バトルが堪能できる・・・という訳ではありません。でも異能とバトルを直結させないこの作品の流れ・・・これはこれで有りなんだと思います

それと、アニメーション制作はTRIGGERさんです・・・最近の作品では「キルラキル」が記憶に新しいですけれど、そのキルラキルに登場していた満艦飾 マコちゃんが10話でチラッと登場してくれます^^
こういうちょっとしたサプライズって嬉しいですよね^^

1クール12話の作品でしたが、物語的には序章といったところなのdと思います。伏線が殆ど回収されていないので、続編の制作を期待しています♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ヒロイン達がいい子達過ぎる

主人公は、よく中二病ごっこをやってますが、周りからは理解されません。そんなある日、突如、異能の力に目覚める。
という事から、物語が進みます。

原作見てないですが、アニメだけだとバトルシーンはほぼありません。異能の力もあまり使いません。
基本、文芸部にいる5人(小学生1名含む)を中心とした日常的な物語です。
ハーレムものと言ってもいいです。
主人公の良き理解者、幼馴染、先輩、後輩(小学生)と、視聴者の好みに合わせたヒロインが揃っています。

しかもみんな可愛いし、魅力的。
{netabare}
・神崎灯代
能力は時間を操る事で、止めたり遅くしたり早くしたりと、他の作品ならラスボスクラスの能力。
元厨二病で、現在は小説を書いていたりもする。元厨二病という事もあり、主人公の良き理解者であり、主人公に対して相談を持ち掛ける事もある。

・櫛川鳩子
能力は火、水、風、土、光(闇は無いよ)の属性を操る事が可能。外見とは裏腹に凄まじい火力の能力だっ!!
主人公の幼馴染で、途中のちょっとした回想シーンと会話から、主人公が助けられた的な事を言ってるけど詳細は不明。
ただ、厨二病の事を全く理解出来ず苦しんでいたり、主人公もそれが分かっているせいか、厨二病の話になると鳩子は蚊帳の外。

・高梨彩弓
能力は、本来あるべき姿に戻すという、小難しいもの。壊れた物を元に戻したり、人体の傷や怪我も元通り。
柔道と空手は黒帯で、勉強も出来るという、文武両道。
真面目な性格から、主人公との距離がヒロインの中では一番離れているが、他ヒロインが主人公との距離が近すぎるという感じもする。

・姫木千冬
貴重な小学生(ロリ枠)。
能力は何でも創り出せる。その為、部室内を別世界とも思えるような空間(広さも自在)に創り出したり、どこでもドアのようなものまで創り出せる。これまた他の作品ならラスボス級の能力。
小学生なので当然、文芸部の部員ではないが、良く(毎日?)文芸部に来る。時々謎めいた発言をするのも個性の1つ。
{/netabare}

で、こんな魅力的なヒロイン達から好意を寄せられてる主人公。

{netabare}
途中から、全く異能関係なく、恋愛パートに入るんだけど、見ていて思ったのが
「くそっ!こんな男のどこがいいんだよっ!」
これですっ!!

自己中な厨二病で周りを振り回し、女心にも気づかず、デリカシーの無い数々の発言。

特に7話。
主人公宅の親が不在の為、
姉から鳩子に飯を作って貰おう→主人公頼んでみるか→鳩子あっさりOK。
そして、料理をしてる最中に灯代から小説(厨二病設定)の相談のやり取りをやっていたが、鳩子が気になって聞いて来るが、
主人公「どうせお前にはわかんねぇーだろ」
鳩子「…(ぶちぎれ)わかんないよっ!!わかんないよっ!!右手が疼くと何でかっこいいの?普段は力を隠していると何が凄いの?どうして二つ名とか異名とか――」(やめてー)
あーあ、鳩子ちゃん泣いて走って行っちゃったよ。
挙句、部員を巻き込んで探すが、ここで主人公が今更弱音を吐いて、灯代からビンタを頂いて(ありがとうございますっ!)
灯代「このヘタレ野郎!」
と説教される。

「そうだそうだー!!こんなヘタレ野郎なんてどうでもいいから、女の子同士でキャッキャウフフしようぜぇ~!!」
って思いました。
{/netabare}

全体的には、普通に面白い内容でした。
キャラ評価だけなら4.5なんですが、主人公の酷さをマイナスした結果、4.0にしました。
一風変わった日常系、一風変わった異能系といった感じです。
ストーリーは中途半端な感じに終わってるので、良く分かりません。
日常系+ラブコメ、という感じだと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

76.0 12 コミカルでラブコメなアニメランキング12位
無彩限のファントム・ワールド(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1214)
6649人が棚に入れました
人間の脳機能に変異が生じた近未来。

人は幽霊や妖怪の類を認識できるようになり、それらを「ファントム」と呼ぶようになった―――。

ホセア学院の高校1年生、一条晴彦はファントムに対抗しうる特殊能力をもち「五行の氣」で戦う先輩の川神舞、『ファントム・イーター』と呼ばれる能力をもつ和泉玲奈、ファントムと孤独に戦う水無瀬小糸と共に苦しくも楽しい〈煩悩溢れる〉学園生活を送っていた。

そしてある事件をきっかけに彼らはこの世界の真実を知ってしまう―――

声優・キャラクター
下野紘、上坂すみれ、早見沙織、内田真礼、田所あずさ、久野美咲、井上喜久子
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ファントムという現象

【2016/3/31視聴完了して追記】

広範に発生した脳機能の障害によって、かつては非実在であった幻想が認識され、「ファントム」として人々の「現実」に侵入してきた世界。

キャラの胸の描写に注目が集まったようだが、それよりも、美少女の顔がひょいと変形してファントムを吸い込む描写の方が、アニメならではの独特の映像表現として特徴的であるように思う。
(それにしても、あの程度の描写を「エロい」と本気で感じる人はそんなに多いのだろうか?)

脳機能障害という疑似科学的設定で「ファントム」を登場させているが、SF的に機能障害によって引き起こされた結果としての世界を描出するのではなく、この「ファントムのいる世界」を実現するため、理屈付けとして使用しているようだ。
「ファントム」のいる「世界」を支えるため、疑似科学外の不備を補うようにソシュールやヴィトゲンシュタインまで持ち出されてくるのだが(それにしてもソシュールが「残念知識」の一言で一蹴されるとは。大学から人文学部を廃止しろという暴言がまかり通るわけだ)、むしろこの「世界」を成立させているのは、フッサール現象学の認識論に近しい気がする。

ファントムを現実に存在するものとして認識している主体にとっては、ファントムが脳機能障害の産物であると説明されたところで、それを確かめる手段はない。
機能障害の幻影であるという説明を心から納得したとしても、認識している当人には、その「説明」が真であるか「確かめる」ことは不可能で、自身の「ファントムは現実にいる」という確信を無いことはできない。「懐疑」することは、「確信」の否定として、原理的に事後的にしか生じることができないからだ。

この点で興味深いのは、たまたま同じ製作会社が『中二病でも恋がしたい』を映像化していたことだ。
『中二病』の主題歌に「理想も妄想も現実も同じものだ」といった歌詞があり、ある意味で現象学の核心を把握していると言える。
主観の認識に現れてくる現象自体は妄想も現実も区別がなく、「それ」は現実であるという主体の「確信」が、「現実」かそうでないかを基礎づけている。

『中二病』ヒロインと姉の間で戦われる中二妄想的な「異能バトル」は、姉から見るとお玉と傘でポカポカ殴りあっているだけのことで、異能の飛び交う光景はヒロインの意識の中だけに存在する「現実」=他者にとっての妄想だ。
が、凸守との「バトル」においては、異能バトルの「現実」を共有する事により、他者が見て床の上を転がってじゃれているだけに見えようとも、当事者同士は「現実」の異能バトルを戦っている。
異能バトルは二人にとっての「現実」で、二人してゴロゴロ床を転げ回っているだけという認識は他者による外部からの観察に過ぎない。

このとき、観察者が、二人の「現実」を共有したとしたらどうだろう。この異能バトルが「現実」であるという「確信」と「信憑」が伝播したとしたなら。

「確信」は、意思的に選択する態度ではない。「それ」が主体にとって「疑えない」直観として「与えられる」という事だ。
事後的に、こんな異能バトルなどあるわけがないと懐疑しようとも、まず異能を「現実」として認識してしまう事をどうやっても止めることはできない。

このとき、観察者の前にも、視聴者が観ていた二人の主観的な異能バトルが「現実」として展開することだろう。


本作の「ファントム」のいる「世界」は、「確信」の共有がさらに広範に広がった「世界」だと看做す事が出来る。

確信の共有は、何もフィクションに限った話ではない。
目の前に赤く灯った信号機が確かにあるという自分の「現実」が他者にも同じく共有されていると「疑えない」からこそ、車の運転をすることができる。
信号機とまったく同様に、そこに「ファントム」が在ると共有されている状態、それが本作の「世界」だ。

ファントムのいる「世界」は、「言葉」と共に日々変化して更新されていく、という作中の描写が、本作が主題化しているのが認識のフレームとその共有という問題であることを示しているだろう。

いや、認識にまで問題を深めなくとも、もっと一般的に、思考のフレームのメタファーであるのか。
明らかに眼前のテーブルやコップと存在性格の異なる「ファントム」が、それらと等しく「現実」として区別なく人の意識に投影される「世界」は、自分自身のものとして自明であるはずの私の思考に、知らずに「同化」して当たり前の「事実」として一方的に紛れ込んでくる「もの」を表現しているのかもしれない。
何かを考えるとき、当たり前の前提であるかのようにとらえている「それ」は、「ファントム」のようにどこからともなく入り込んで「現実」のような顔をして居座っているだけなのではないか、と。

言葉が重要なものとして描写される表現は、そのことをよく示しているようだ。
そして、それは「日々に更新されている」

「自己責任」「グローバル化」「等価交換」「成長」「空気を読め」などなど、思考の中にいつの間にか侵入して共有「させられて」いる「ファントム」は種々あるようだ。

「現実」から「ファントム」を排除する主人公たちの愉快なアクションは、思考の前提にしている「それ」は「ファントム」ではないのかと立ち止まってみることを勧めてくる。

妖精が存在する世界という、言葉にすれば子供じみている「世界」に違和感なく入り込んで楽しく視聴できるのは、疑似科学的な設定が支えているからだけではない。
フッサールを参照しているとは思わないが、このような「人文知」を背後に見出すことも可能であるせいだろう。


上述のような解釈を挑発してくるものは、「ファントムのいる世界」を成立させるために「理由付け」を土台に置こうとする、本作の創作姿勢だ。

この「世界」は、なぜ、このような姿として存在しているのか。

世界を創るためには「それ」を描かねばならない、という創作姿勢が、現実世界の理解のために生まれた様々の解釈を招き寄せる。

現実的世界に「異能」や「ファントム」の類似物を登場させ、原理的な説明などないままに物語が進行するアニメ作品は多い。いや、最近では、大半がそうだろう。
まさしく「妄想」が共鳴して「現実」と感じられる視聴者だけを相手にするような「世界」創りに対して、「理由づけ」を設定しなければならないという姿勢は、広く「世界」を共有させようという意思が垣間見える。

はたして物語は「ファントム」は「何」であると結論付け、主人公はどう向き合っていくのか。
楽しみに見定めたいと思う。


【追記】

「ファントムのいる世界」を広く共有させることにはどうやら成功したように見える。
が、作品全体を貫く物語らしい物語が生まれない世界観に、不満の声も多いようだ。

原作については何も知らないが、この世界観はアニメ製作者の「解釈」によるものに思える。


主人公たちの属するクラブの様な物として登場する「対策室」は、これは原作からそのまま導入されたものだろう。

【脳機能「エラー」「対策」室】というネーミングは、ファントムのいる世界が、「現実」が侵されている、本来的な状態ではない、訂正されるべき「エラー」であると含意している。
「現実」を回復するために「対策」が必要であるのだと。

このような面倒な言葉遣いではないにせよ、同じような印象を直観した視聴者は多かっただろう。
だからこそ、一向に「エラー」を根絶する「対策」が描かれないことに違和感を感じていたのではないか。

だが、この「ファントムのいる世界」を成立させる「理由づけ」があるのだと明瞭に示しながら、キャラクターの視線が「理由」に向かう事を執拗に回避する物語が繰り返される。

映像表現上でも、「ファントム」に時折ブロックノイズの入る描写はコンピュータ映像を連想させて、ファントムがARのように「現実」に重ねられた、位相の違う存在だと示す意図があるのだと窺わせるのに、キャラクターの意識が「日常」から踏み出して「エラー」の根源に迫ることの無いよう慎重に進行させる語り方が貫かれる。


最終エピソードでは、{netabare}企業が人為的に引き起こした事件が描かれる。

「黒幕」の企業が、「裏」でファントムという「世界」の根幹に位置する存在を操作し、具体的な組織構造があいまいな対策室の「上層部」に働きかけて、根拠のよく分らない「権力」で事件を支配しようとするエピソードは、あまりにも幼い「陰謀論」の図式通りで、いかにも安直だ。{/netabare}


物語全体を、このような「理由づけ」に関わる「陰謀論」として描き出すことは、可能ではあっただったろう。
「エラー」「対策」室の活躍として、違和感なくスッキリとはするに違いない。
(このネーミングから推測して、おそらく原作では「陰謀論」的な物語進行ではないかと想像できる)
が、それは安直に過ぎると製作者は「解釈」したのではないだろうか。

認識や思考のフレームにまで類比可能な「ファントム」を、陰謀に基づく単一の原因を取り除けば排除できるという世界観では、いくらなんでも安易に過ぎると。

あるいは、「ファントム」はエラーなのだという「説明」で「確信」を覆すことは、人間存在の了解作用に矛盾していて物語を支えきれないのではないか、と。

キャラクターの心性が「日常」に固定されていて、「日常」を形作る「世界」の構造を「よく分らない」物として関心を向けない描写は、世界の仕組みを「陰謀」というブラックボックスに入れて「よく分らない」と思考停止する陰謀論の裏返しと言える。

わざわざ裏返したのは、より「この世界」を現実世界に類比させるための仕掛けのようだ。

主人公の語る広範な知識は、作中の「日常」を生み出す「世界」の「理由」に迫るために不可避の手続きであるはずなのに、常に「残念」や「無駄」という冠をつけられて一蹴される展開が繰り返される描写は、知性を積極的に投げ捨てて身を遠ざけようとする現実世界の反知性主義的気分を反映したものに見える。

「残念」知識、という言い方は、アニメの視聴において、込み入った描写や分りにくい展開に出会ったときに、「難しい」という言葉を選択して表現してしまう視聴者の知的感性にもシンクロするもので、より現実にひきつけた形で作品世界を作り上げようとする意図を想像させるものだ。

この、思考のフレームに侵入する「ファントム」を排除するのが困難な「現実世界」に引き寄せて世界観を構築していることが、本作がすっきりとしない印象を与えている大きな原因のようだ。
いや、排除してすっきりとしたカタルシスを与えることを回避しているようにすら見える。

モヤモヤした不全感を生み出す大きな要因として、もう一つ、ファントムを排除する基準が「迷惑」であるかどうかである、という点が挙げられるだろう。
現実に寄せようとする意図から導入されたものであるのか、あるいはこの「基準」を作中に設定したから現実世界にシンクロすることになったのかは不分明だが、現実では他者の行動を制御する基準として「迷惑」は支配的な概念であるように見える。

が、「迷惑」は、自分の道徳的な行動律にするには立派で有用なものだが、他者を排除したり、行動を「禁止」という形で「コントロール」する「基準」として用いようとすると、機能不全を起こす。
迷惑「だから」しては「ならない」、という命題は、常に、迷惑で「ない」からしても「よい」、という命題と切り離せないからだ。

秩序という観点からのみ見るならば、「基準」には「理由づけ」があってはならない。
前近代の「村の掟」のように、理由なく問答無用で順守されなければ十分に機能しない。

もう何年もの間、鉄道駅の構内には車内マナーの向上を訴えるポスターが貼られ続けているのに一向に効果が見られないのは、「この場合は」迷惑で「ない」、「今は」迷惑になって「いない」、という言い訳が成立する余地を排除できないからだ。

現実世界で「基準」が機能不全である不安定感が、そのまま本作の「ファントム」退治のモヤモヤ感に反映されている。
その場その時で「基準」がブレる曖昧性が、「ファントム」を排除したりしなかったりのストーリーの曖昧性にダイレクトに表れて、視聴者に割り切れなさを残す。
根拠が不明なまま見逃されるファントムや、そもそも「ルル」や「アルブレヒト」が排除の対象から当然のように除外されている事が、物語の地盤を恣意的で一貫性のない不安定なものに感じさせる。
巨大化するヌイグルミに恐怖した幼児が蒙ったトラウマという「迷惑」のために、アルブレヒトを排除するべきか決断を迫られる、という展開は決して描かれることはないだろう。

が、これは製作者が恣意的に設定を曖昧化しているからではない。
繰り返すが、現実世界に寄せようとする「解釈」が、必然的に現実の曖昧性を作中に導入させるのだ。

誰もが理由なく共有するリオタール流の「大きな物語」が消滅したという事態が、「理由づけ」を必要とする不十分な「基準」を導入せざるを得ない現実の不安定さを生むのだろう。
本作の「理由づけ」を根底に置く「世界」が、地盤の不安定な曖昧さを引きつけるのは必然とも言えるかもしれない。

陰謀論的なすっきりした架空世界ではなく、ファントムを一掃しないモヤモヤした「日常」に定位しようとする作品世界は、むしろ「現実」に向き合おうとする製作者の視線の現れではないだろうか。
安易に思考のフレームから「ファントム」を切り離せない現実世界を、真摯に考察していることの現れでは。


物語それ自体というよりも、このような解釈を挑発するものとして、楽しく視聴した。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
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keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なにこれ可愛い!作画は京アニクオリティー。でもそれだけって感じしましたけど。

京アニでこういうテンプレってありましたっけ?
僕の記憶ではなさそうなんだけど、ハルヒでもないし。


まず一言目に言わせてください。

和泉 玲奈ちゃん可愛すぎです^^ ^^ ^^
この子を愛でるために前半はあるんじゃない?
はやみんの声もはまりまくりだし、おっきな口を開けてるの可愛らしすぎでした^^
にやにや・・・


ということで
さて、テンプレにもいろいろあるというか、おそらく思い浮かべるのが主人公最強ハーレム学園異能ラブコメじゃないでしょうか。

これ、それに近いのは近いです。

ただ、別に主人公最強で進んでいくわけじゃなくて、むしろ主人公は能力としては地味ですよね。


はい、この作品は異能、学園、ラッキースケベ、戦いって要素があります。
ラブコメっていう要素は少なかったので(まあこの手のテンプレってあまりそれを描いてない気がしますけど)それは一応おいておきます。


設定としては、人類と未確認な生態やお化け、怪物のような類が少なからず同じ世界で合いまみれて暮らすことになった世界。

この作品の定義で言えば、もともとそういうものは同じ空間に存在していたのだけど、それを認識するすべを人間は持っていなかった。

だけど、ある会社で研究していた遺伝子組み換え施設にテロがあり、特殊なウイルスが蔓延してしまった。

ゆえに今まで架空とされていた謎の生物やUFOや怪物などほとんどなんでもありなものが見えるようになってしまった。
というもの。
その架空だったものを総称して、ファントムと呼ぶようになった。

そして、そのウイルスが影響して、子供たちの中に特殊な能力を持つものが現れる。

それは異能として、様々なタイプの能力を発揮し、それによってファントムに対抗することができるようになり、悪いファントムを封印したりという措置がとれるようになった。


というものです。


まあ、初期設定は悪くありませんでした。

ただ、一話からそのファントムと異能の力を持った学生たちの戦い?
がバカらしくて、その時点でストーリーに期待するのはあきらめました。

その一話の段階から押してたのが、おっぱい。
これ、評判良いのやら悪いのやら。

プルンプルン揺れてました(笑)

これが一応、メインヒロインなんですよね。

で、お決まりなんだけど、主人公の男子生徒は女子たちの中で一人。
他にも男子生徒はいるんだけど、この特殊能力者たちを集めた部活のこのチームの中では、いわばハーレム状態ってことになっていきます。


で、各お話なんだけど、これは良かったって思ったのが。

それぞれのキャラをきちんと掘り下げている。
というかそのキャラ一人のエピソードが一つのお話になっていました。

だからキャラを好きになるには充分な演出だったと思います。


ただですね、どこに向かってメインのストーリーが進んでるのかっていうのは曖昧というか、ほとんど描かれてなかったように思いますので、そういう意味では別に可もなく不可もなくって感じでしたね。

ラストの畳み込みもなんだかなー、でしたし。


でもキャラについてのエピソードに関しては割と良いお話なので、それには期待してもいいんじゃないかと思います。


とにかく、可愛いみんなの素敵なエピソードを楽しみましょうってアニメだったんじゃないかな?

二期があれば展開していくかもしれませんが。


で、各お話の前に主人公によるちょっとした前振りがあるんですよね。
なんというか、科学的だったり雑学的だったりで、これから始まるお話はこういう趣旨に基づいたものだよーって。

それが今までとちょっと違う演出ではありました。
妙に無駄な知識をひけらかしてる感がないではなかったですが・・・。


さて、魅力的なキャラを紹介しておきます。
{netabare}
一条 晴彦(いちじょう はるひこ)-下野紘さん
本作の主人公で異能の部活のチームで唯一の男子。
体力や戦闘力はまったくなく、無駄に広い知識と絵の才能を応用した能力で、戦うというよりはファントムを封印する役回り。
少年の晴彦がめちゃ可愛かったです。
あれは良いお話だったね。
cvの下野紘さんは、ef - a tale of memories.進撃の巨人、デュラララ!!×2 承、など多数で大活躍されています。


川神 舞(かわかみ まい)-上坂すみれさん
武道系の能力の持ち主で、戦闘専門で戦う女の子。
このメンバーの中では一学年上のお姉さんで、とにかく巨乳。
男勝りな性格ではあるけど、容姿は端麗でスタイルが良いので人気。
cvの上坂すみれさんは、中二病でも恋がしたい!、パパのいうことを聞きなさい!、ガールズ&パンツァー、など多数で大活躍されています。


和泉 玲奈(いずみ れいな)-早見沙織さん
ファントムイーターという能力を持つ、封印型。
見た目も何もかもお嬢様でありながら、大食漢で信じられないほどの食欲の持ち主。
この子が何より可愛らしくてたまりませんでした。
癒し系の話し方で、天然なところがあり、はやみんの声が天使に聞こえるほどでしたね。
そのcvの早見沙織さんは、セキレイ、そらのおとしもの、赤髪の白雪姫、など多数で大活躍されています。


水無瀬 小糸(みなせ こいと)-内田真礼さん
他の能力者とは一線を画すほどの実力を持つ能力者で、チームには属さず一人でファントム退治をしていた女の子。
声で攻撃する特徴を持つ、ツンデレな女の子。
この子を一言で言えば、ラブライブの西木野 真姫ちゃんだと思います。
同性に対しても自分を素直に表現できなくて、でもいじらしくて。
cvの内田真礼さんは、咲-Saki- 全国編、ご注文はうさぎですか?、中二病でも恋がしたい!、など多数で大活躍されています。


ルル-田所あずささん
このアニメオリジナルキャラクターらしいですけど、それにしては物語に要すぎる存在でしたね。
主人公といつも一緒にいるファントムで、妖精のように小さくて空を飛んで、おてんば。
明るいキャラが素敵でした。
cvの田所あずささんは、アイカツ! 、響け! ユーフォニアム、言の葉の庭、など比較的新しい作品で活躍されています。


熊枕 久瑠美(くままくら くるみ)-久野美咲さん
このさくひんの舞台であるホセア学院の初等部の4年生。
特殊能力を持っているものの、幼いために戦うという観念をもともとは持っていなかった。
戦い方もちょっと特殊です。
小学生ってことなので、まあめちゃ可愛いです。
cvの久野美咲さんは、俺の妹がこんなに可愛いわけがない、デュラララ!!×2 承、彼女がフラグをおられたら、などで活躍されていますが、もっと活躍しても良さそうな新しい声優さんです。
16年の出演の仕方からして、これから大活躍されそうですね。
{/netabare}

ここまでにしておきます。


最後に、猫ちゃんのエピソードではもう可愛らしすぎて我を失いそうになりました。

王道ラノベテンプレっていうより、可愛いものを見たい人にならおすすめできるんじゃないでしょうか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32
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かさい さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

面白くない。

素直な感想。これに尽きる。

京アニの作品作りに対する姿勢や、スタッフも大好きだし、映像としての仕上がりやクオリティも流石だと思う。
それらを踏まえて尚、全く面白くない。
エスマ文庫なので、他の会社云々を言ってしまうのはお門違いかも知れないが、京アニだからなんとか成り立っているように見えるものの、他の会社がやっていれば即視聴断念するアニメであることは間違いない。

前作のユーフォで絶賛した筆者だが、今回は最後まで見るわけには行かないと思い、視聴を断念。
巷でも評判を聞くが、ツイッターや2ちゃんでもボロクソ言われている始末。
好き嫌いがはっきり分かれそうな作品だが、なぜ万人に受けないのかを真剣に考える必要がある。
尚、今回のレビューでは前作のユーフォとの違いと差を比較する形態もとる。
※未視聴なので未評価

良かった点。
・キャラクターデザイン
池田和美さん。石原さんとのコンビは中二恋以来。
各キャラ非常に可愛い。ただ、目の中に更に各色をいれるハイライトはファントムでは見られなかったものの、髪のグラデーションや頭を立体的に見せるハイライトなど、他のアニメではあまり見ない試みをしていた印象。
サブキャラやモブにもしっかりとした拘りが見え、どのキャラも満遍なく可愛い作品。
特に久留美ちゃんに関してはひたすらに可愛い。あの髪型に関しては、澤さんも言っていたように石原監督は天才だと思う。

・CGエフェクト
京アニ初の試みである、3D監督を配した作品。
1話からルルの鱗粉っぽいエフェクトや晴彦の家のモザイク処理、ファントム戦でのエフェクト等、エフェクト中心に撮影処理が施されていた。
前作のような画面のディティールアップよりも、何かを付け足すことに重点を置いていた気がする。
4話の異世界での処理は、今までに見たことのないいい味が出ているタッチになっていた。
処理は3Dの山本さんなのか、撮影の中上さんなのかは曖昧。

・作画
前作と大きく違う作画。
ユーフォは一つの仕草や芝居、表情はかなり拘っていたが、ファントムではおばけ等を多用した大胆なカメラワークやアクションが特徴的。表情も崩れるしギャグタッチではある。ファントムには色トレスを使い、ファントムが光っているように見せる処理もされている。大きいファントムも全て手描き。迫力もあり、カッコ良かった。
舞先輩の格闘アクションは奥行きを意識したレイアウトになっていたし、キャラが立体的に動く作画は流石だった。
9話では、モブの一人一人の姿勢や表情がとても細かく描かれている。

・7話Aパートに見た可能性。
河浪さん回。非常にリズミカルなカット割りで、セリフもシンプル、作画もはっちゃけた感じでメリハリがありとても楽しかった。


次に断念した原因を幾つかの要因としてまとめてみる。
断念した要因。
・内容
断念した要因の半分以上はこれが占めている。
シリーズ構成は志茂さん。担当は最近では甘ブリが最後か。
原作未読なので控えめに言うが、これは原作が面白くないのではないかと思う。
内容面ではまず設定。
各所で設定がめちゃくちゃやらグダグダやら散々言われているが、一体どこが悪くてそのように言われているのかを真剣に考察したかったが、バカバカしいので妥協。

・要素
さて、このアニメは何アニメなのか。
学園コメディーか、ラブコメか、ギャグアニメか、萌えエロアニメか。
それを考えると、どれにも当てはまっているように思えるが、実は何にも属し切れていないアニメなのではないだろうか。何もかもが中途半端なおかげで、1話で見せた舞先輩の大胆な乳揺れ作画などでかなりの視聴者はエロ路線も来るのかと期待したはずだが(実際にニコ動1話の再生回数で伺える)、それ以降は8話の温泉回くらいか。
コメディーとしては、かなりバカバカしくて頭を空っぽにすれば楽しめると言っている視聴者もいるようだが限度がある。
特に9話に関しては、構成も脚本も滅茶苦茶過ぎて見るに耐えない。
ただ、バカバカしいノリのコメディー全振りなら救いはあったかもしれないが、微妙なシリアスも加えてくるのでもう救いようがない。
キャラに関しても、玲奈ちゃんも小糸ちゃんも可愛いが、キャラとしての魅力は皆無に等しい。前半はキャラ集めにほぼ話数を費やしているので、最終的なまとめ方も、かなり怖くなってくるレベル。
まぁ、もし定義付けるのであれば、『妖怪学園コメディー』といったところだろうか。

・構成 {netabare}
キャラ集めに6話。
伏線としては、荒屋敷社関連と晴彦が拾った端末か。
面白そうな展開になるとは到底思えない上に、残り3話程度でどれだけの内容が出来るのか。9話まで1話完結を貫いたが、果たして吉と出るか凶と出るか。 {/netabare}

・主人公 {netabare}
一条晴彦(CV.下野さん)
残念知識をベラベラとアバンで披露。本編でも事件の解決に貢献。ラッキースケベでハーレム環境。特質した能力は無し。状況説明。
魅力的ではないな...。
更には舞先輩が少し晴彦を意識してしまっている?終盤にこの展開を持ってきたら相当つまらなくなるはず。 {/netabare}



個人的な不満点。
・演出
前作のユーフォでは演出してるぞ!というスタッフの演出面での拘りをものすごく感じることが出来た作品だったし、全編通しても、山田さんを感じることが出来るアニメになっていたと思う。
一方、ファントムでは、アクションが目立ってしまうせいであまり演出面での魅力を感じることが出来なかったが、3話の藤田さん回や6話の山田さん回はらしさを凄く感じることが出来たし、挑戦的な演出も見れて女性スタッフ回は個人的には好み。
また、スケジュール的な関係もあるのだろうが、小川さんや三好さんをコンテではなく、演出のみでの参加は残念でならない。

・ルルという圧倒的に邪魔なキャラ。
個人的に田所さんというキャストの声の張り方や演技が気に食わないという点もあるが、邪魔にしか感じれない。存在の有り難みを感じれない。
シナリオ上、今後ファントムとして重要な役割を担っているのか。

・舞先輩のプレッシャー {netabare}
メンバーが少ないからとは言え、小学生を巻き込むのはあんまりではないか。その辺りの設定(ファントム排除専門部隊・警察など)はどうなっているのか。学生に倶楽部としてやらせていいことなのだろうか。
舞先輩のナチュラルなお誘いによって久留美ちゃんは過度なプレッシャーを感じてしまう。なんともいたたまれない。 {/netabare}


総括
京都アニメーションは大好きな制作会社の一つだということは揺るぎのない事実。
しかし、面白くないアニメを面白くないとい言えないアニメファンにはなりたくないし、いつまでも京アニ補正はかけられない。
しかし、京アニなので腐ってもアニメーションとしては十分魅力的で手が込んでいるのも事実なので、撮り溜めして気が向いたら見ようと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

81.2 13 コミカルでラブコメなアニメランキング13位
この美術部には問題がある!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1202)
6300人が棚に入れました
なんのへんてつもない普通の学び舎「月杜中学校」にある、普通の美術部。
そこには、絵の才能があるにも関わらず理想の「二次元嫁」を描くことに使命を燃やす内巻すばるくんと、そんなどーしようもない内巻くんのことが気になっちゃう宇佐美みずきさんがいた。
そして、2人を気にしていないようで気にしている寝てばかりの部長に、そこはかとなく気配だけしている謎の部員コレットさん。
そうした少し残念な人達が集まった美術部では、今日も何か問題が起きてーーー。

声優・キャラクター
小澤亜李、小林裕介、上坂すみれ、東山奈央、水樹奈々、利根健太朗、掛川裕彦、徳井青空、丸塚香奈、田中あいみ、小松未可子、佐倉綾音、しもがまちあき
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

すごく微笑ましい美術部の日常(・ω・)

この美
ギャグのテンポも良く、作画も綺麗!!
この甘酸っぱい感じがすごくいいなぁ!(゚ω゚)

登場人物もキャラ濃いのばっかだし!
主人公可愛いし!めっちゃ!(*´∇`*)

各話ごとの感想!!
各話3パートくらいの構成でした
1話
さてさて、問題ありまくりの美術部{netabare}
部長絵を描かんし、内巻くんは二次元嫁ばっか描いてるし、宇佐美は可愛いし。

1話から急展開。内巻くんやめるってよ

早すぎでしょΣ(゚д゚lll)
やめんかったけど!分かってたけど!

こういうラブコメではあまり見ない(僕はですが、)女の子主人公の物語!

ラブコメの匂い…ぐへ、ぐへへへ( ´ ▽ ` )

凄く期待が持てそう(*´∇`*)
{/netabare}
2話{netabare}
大きいけど小山な小山先生まじ空気。

内巻くんがラブレターもらってそれを宇佐美に相談するのがツボ(*´∇`*)
鈍感主人公属性はいいねぇ
主人公宇佐美だけど(゚ω゚)

フラれた子も、なんか今後でてきそう。
妹と姉妹ぐるみで関わっちゃってた…
気の毒 笑

宇佐美ちゃん、前途多難だなぁ…(°_°)
{/netabare}
3話{netabare}
一つ目はコレットちゃんの初登場のお話。ちょっとおばかちゃんなキャラでした!
可愛かったです(*´∇`*)
二つ目はショートボブ。ショーとボブのはなし。
相変わらずの内巻くんの鈍感さで、宇佐美ちゃんが儚く散っていくところが可愛いですなぁ(*´∇`*)
三つ目のお話は、宇佐美の友達が美術部に遊びに来るって話。成り行きで来ることになったんだけど、成り行きで内巻くんと宇佐美が間接キスを…
ピュアだなぁ宇佐美ん
どうかそのまま成長してください(・ω・)
{/netabare}
4話{netabare}
ゆめこ先生の登場話(・ω・)
ちょっと天然っぽい感じな先生でした
コレットちゃんの勘違いは行きすぎやな笑

小山先生のお孫さん?も出てきた
宇佐美に似てた気がする
コレットちゃんの髪を下ろしたバージョンが見れたぜよ(・ω・)
元がいいとどっちも可愛いのね(°_°)

三つめは内巻くんが宇佐美家にやって来るお話
宇佐美ママが面白かったなぁ
みずきちゃんの内巻くん好きは公認なのか(・ω・)
{/netabare}
5話{netabare}
今回の一つめは、すっごい勘違いのお話
コレットちゃんが石膏像に落書きしたのが原因でみんなが勘違いの連鎖を…
微妙に話がつながってるのが面白い笑

今回の二つめは、プール掃除!ありきたりの展開で、先生がくじで当たってしまったってやつ。(・ω・)
プールにでっかい画を描いて、きえなくなっちゃう…
先生スク水入んなくてビキニにしてたし…
{/netabare}
6話{netabare}
伊万里ちゃん登場!
内巻くんと意気投合して、宇佐美ちゃんが妬いてて可愛い…(・ω・)
めっちゃ可愛い…

どうして美少女にモテる男の子は決まって鈍感なんでしょうか。面白いからいいけど。
{/netabare}
7話{netabare}
なんか、今回は内巻くんと宇佐美ちゃんいい感じだったなぁ
相変わらず進展はないけど…

ところであの人誰だったんだろ…

伊万里ちゃん中二病だけど、大人だなぁ(・ω・)

宇佐美先輩の一方通行〜〜〜〜!!
{/netabare}
8話{netabare}
内巻くんと密室で2人きりの宇佐美。
進展なしか…(´・_・`)

倉庫にあった宝の地図。
中身は…エロ本か笑
宇佐美んの反応の速さは尋常じゃなかったね(・ω・)
{/netabare}
9話{netabare}
今回の一つ目のお話は
エロ本を秘密裏に処理しようとする皆さん面白すぎです(・ω・)
結局見つかってたし…
平然とエロ本眺められるコレットさん、マジパネェッス!

二つ目の話、
あの人、またきたよ。あの、コンクールで勝負だの言ってたひと。宇佐美さんに惚れてったよ。めんどくさそう…(´・_・`)
てか誰

三つ目は小山先生のお孫さんが出てくる。
部長と仲良くやってました(・ω・)
小山先生モブから昇格しつつある。いや、モブだけど。
{/netabare}
10話{netabare}
宇佐美が生徒会に立候補させられそうになったのを、内巻くんがスマートに助けてて、なんないい感じ。
ところで、新聞にはなんで書かれてたんだろう…
2話目は宇佐美塾!
内巻くん、コレットちゃんを宇佐美が育てます。
うん、ほんと宇佐美可愛い(*´∇`*)
キスするかと思った(・ω・)

3話目はかおりが伊万里ちゃんを追いかけるけど、伊万里ちゃんいい子すぎて、うん。
ほんと、伊万里ちゃんいい子すぎ…
{/netabare}
11話{netabare}
文化祭に向けて準備を…

案の定、あの先生は空き缶を捨てちゃって、どうしたものか。

3日で200本売ってあの作業して完成って美術部つよいわぁ…笑

あーゆーのいいなぁ
学祭懐かしいなぁと思う1話でした(・ω・)
{/netabare}
12話{netabare}
なんか、日直の仕事がその範囲を超えてそうな学校…
かおりのお陰で相合傘できてよかったね、宇佐美ちゃん(・ω・)
内巻くんの顔赤かったのは気のせいかな?

伊万里ちゃんは風邪ひいたみたいだね…

相変わらずの進展ゼロ…
終わっちゃいましたぁぁぁああ

ま、でもそれはそれでいいかなって思えます(・ω・)

全話通して、ここまで割り切った鈍感無関心もなかなかないけど、それはそれですごくよかった!

もっとラブコメするのも好きだけど、これも好き!
{/netabare}
最終話のEDキャラソン!めっちゃよかったです!




主人公鈍感系って、決まってヒロインが超可愛いからいいよね!!!

この作品は、宇佐美が{netabare}内巻くんのことを好きだって自覚してるからこその{/netabare}面白さがあると思う!

だからこそ、安心して見れるし、時々ニヤニヤしちゃいます(*´∇`*)

あー、この心に残る後味はすごくいい感じです(・ω・)

そういえば、この子ら中学生なんだよね。
部長めっちゃおっさんやん!
ずっと高校生かと思って見てました笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

この美術部の問題はほぼほぼ『コレちゃん』である(๑˃́ꇴ˂๑)ノ

原作コミック 全12話 原作未読

この美術部には問題がある!⇒通称「この美」


‘16年夏放送の隠れた名ラブコメ作品との声が名高い本作はそう!
コレがw 実に面白く見どころ満載の~

”初々(ういうい)” ”照れ照れ” ”バチコーン” 学園ラブコメ作品♡


美術部というままめずらしい題材を舞台に描かれ
画材とか、彫刻とか、キャンパスとか、ディーゼルとか
あと、○レットとか( ´艸`)w

繰り広げられるドタバタバカラブコメディなのですが⇒
コレがw私的にかなりツボって、笑えて面白かったので
ぜひぜひ皆さまにもご覧頂き楽しんで頂きたい作品です♪


誰かを好きになったり、恋に夢中になってしまうと
ついつい周りが見えなくなってしまいますね(✿´ ꒳ ` )

今作のヒロイン、恋する乙女『宇佐美さん』はというと…

顔を真っ赤にして、キャーキャー(*ゝェ艸)も~内巻くんのバカァ―♪キャー
と気持ちが全部表情に出まくっていて、見ているこっちが恥ずかしく
なっちゃうくらい、わかりやすくってかわいかったですネ♪


私、既に皆さまの本作レビューを何件か拝読させて頂きましたが

“宇佐美さんがかわいい” “ただただ宇佐美さんを愛でるアニメ♪”
“宇佐美さんの宇佐美さんによる宇佐美さんの為のアニメ★”

との意見が大半を占めていて、ぅんぅん๑•̀ω•́๑
そーですネ! それは間違いないぞ!
うさぎさんの髪どめ、かわいいしネ(・×・)ゥンゥン♪

だけど… だけどもだっけど~(*ゝェ艸)!!!!

いや、むしろ私が書きたいのはまわりの問題がある!
アホキャラ(←大絶賛♡)たちについてなんだけれどもφ(‘ω`∞フフーン♪

あ、あれ?! ひょっとして…
私が注視しているところってやっぱりちょっとおかしいのかなぁ、かなぁ

だって基本本作視聴時の態勢は
常に『コレちゃん』待機モードだったんですもの(*´Д`*)ハァハァ♡

わんさかいる問題児さんたちの中でも…
まずその筆頭が『コレットさん』こと『コレちゃん』でしたよネ!

毎回いろいろやらかしてくれますネ♪
はい、意味不ですね♪
それが、コレちゃんへの褒め言葉ですよ…_φ(゚∀゚ )アヒャ

ぴゅーーーーん◟꒰◍♡Д<◍꒱◞ ぉぉおおおーーー(๑˃́ꇴ˂๑)ノ
宇佐美せぇ~んぱいッ♪ ゆ~めせんせ~ヾ(o´∀`o)ノ ししょう~|♡Д<。)ノ!!!
クルックー♪ クルックー♪ クルックルックルックー♪ ε(*゚△゚*)з ♪

まぁ~とりあえず、すみぺさんが毛深すぎるんですよネ(*´Д`*)ハァハァ♡
ED「恋する図形(cubic futurismo)」最高です★ ぁのダンス♪ PV最高です♡
もちろんアニメの絵も面白くって大好きですよ♪

“何やら中二病でも恋がしたいの某凸キャラを彷彿させますが
その匂わせ具合も個人的にツボだったりします(*ノ∀`*

勘違いトレイン回”は特に秀逸でしたネ!
トラブルの起点は全てコレちゃんから始まるのでーす(∩`ω´)⊃)) しゅっしゅっ

{netabare}◟꒰◍´肉‵◍꒱◞ ٩(๑´肉`๑)۶ (♥ó肉ò)ノo(๑˃́肉˂๑)ノ♡{/netabare}

屋上の陽気に抗えず、思わぬ現場を目撃してしまう『部長先輩』と
コレが現場に戻る犯人の気分かぁと落込む『コレちゃん』の…、

2人の会話が…
まぁー噛みあわない噛みあわない(ヾノ・∀・`) 滅裂トークたちw

「ぇ、何の話´゚д゚`)?!」
最高に腹がよじれふきだました(*ノ∀<ฺ*)σww

とにかく、『コレちゃん』が
ぶっとんでて面白くってかわゆすぎです꒰◍´∀‵◍꒱o♡oコレマチガイナシ!!


問題児といえば
部をまとめる『部長先輩』も大問題でしたネ!

Yシャツのボタン全開でダボッとズボンに手をつっこみサンダル姿の
部長先輩は“美術部の活動”は寝ることの一択のみ♪

あとはひたすら、宇佐美さんと内巻くんにチャチャを
入れて楽しみ、しまいにはコレちゃんとバカをしだすというとんでもない始末。
ぐ~たら気ままなな優しいおじさん★ で良いキャラで好感でした!

というか、部長とコレちゃんは何を思って、何でまたw
美術部にいるのですかネ(*` 艸 ´)w

とにかく趣味⇒寝ること 
このキャラに悪い人はいませんネメモメモ_〆(・ω・`)≡(´・ω・)ノペタ■

それを強く感じられたのが” もえさんぽ回”でした♪

“ほのぼのゆる萌回”でこの話だけでもぁたし永遠に見ていられますネ♪
むしろ私、こーいう話をずーと観ていたい人なんです(✿´ ꒳ ` )

何を隠そう、萌香声が…!!!
まさかのう○る声優あてでキュン死するレベル(*´Д`*)ハァハァ♡

部長さんが萌香を抱きかかえるシーンが特にキュン♡ってなりすネ♪
とにかくコレさんぽ、もえさんぽは回は必見なのでまず見てください((人´Д゚))


□*■*まとめると□*■*

宇佐美さん(みずぅー)が可愛い♡ コレ間違いなし!!

“美術部はかわいい女のコを書く部活”と公言し
三次元など全く興味ないと言い切る内巻くんも

中二病全開でコレちゃんを手なずけ、かの㊙秘伝、魔道書
“ネクロノミコ”を探しては、エロ本に顔を真っ赤にする伊万里ちゃんも

おっとりマイペース、おどおど、小心者で”{netabare}寝込みロックオン”{/netabare}なゆめ先生も

大問題だったのですが…

全てのハプニング、トラブルの根源は
全部コレちゃん、ほぼほぼコレちゃん♪ 絶対コレちゃんであって◟꒰◍´∀`◍꒱◞

I need love『コレちゃん♡』でした!! ぁ、たまに部長先輩もw


ゆる日常、ラボコメ好きな方!!

あと「中二病でも恋がしたい」や「干物妹うまるちゃん!!」などが
好みな方には合いそうな予感♬ ぜひご覧頂きたい作品です٩( ´ᆺ`)۶♫ ★

おススメです!! ぜひщ(゚д゚щ)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 62
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こんな美術部アニメなら、何の問題もないw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
タイトルには特徴ありますが、中身はいたってシンプルな良ラブコメです。ハーレムではなく、エロも露骨ではなく、わりと観やすいです。

個性豊かなサブキャラ達が乱発するボケに、常識的ヒロインが突っ込んでいくという作風。作画も安定してて良かったですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんかこう、「好きになっちゃったんだから、しょうがないじゃん!」って感じのアニメでしたね。

キャラデザ的にも性格的にも、しっかりと「普通」を意識されて描かれている、ヒロインの宇佐美さんが、なかなかに可愛い。

ラブの面では、宇佐美さんと内巻くんの部分にしか要素がないので、安心して観られます。原作連載中とのことですが、今後は「まりあが、内巻君を好きになる」か、「内巻くんが、2次元と3次元の狭間で苦悩する」展開になるのかな?

コメでは、宇佐美さんと内巻くんの次元間ギャップがメインでしたが、個人的には、宇佐美さんの友達(特にかおり)が絡んでくる展開が好きでした。コレットのおバカ加減も丁度良かったです。

萌え面では、宇佐美さんの勘違い暴走っぷりと、あざとい微エロカットが見所でしょうか。

悪さの見つからない、良いラブコメですが、ラブもコメもそこまで突き抜けたものは感じられず、4と迷うけど、評価は3にしたいと思います。
{/netabare}

【余談 ~もはや美術部は一大勢力ですよ~】
{netabare}
自分の、ほぼ唯一と言える親友が中学の教員やっているので、呑んだ時とか、よく学校の話は聞きますが、今や美術部って、どの学校でもトップレベルの部員数らしいですね。そいつの学校では、野球部よりも多くて、40人くらいいると言っていました。

田舎の学校って文化部少なくて、吹奏楽部と美術部しかないってところが多い。でも、吹奏楽部は(響けユーフォ的な)ガチ文化部がほとんどだから、「運動したくない」「土日は休みたい」「てか何もしたくない」って人は、美術部に入る傾向みたいです。

だから美術部というより、「イラスト部」「マンガ(アニメ)部」「おしゃべり部」「不登校傾向受け入れ部」といった側面が大きいようだし、塾とかに行っている人が、幽霊部員的に所属していることも多いようです。本気で「美術」に取り組む、宇佐美さんみたいな人は1割もいないそうです。

時代だな~と思います。自分らの中学の時の美術部って、影で少人数がひっそり活動していたように思うけど、全然そんな感じじゃなくて、むしろ、学級の3分の1は文化部だったりするから、学級でも堂々とアニメの話をしているとか。

まあ、こんなサイトでバカみたいに長文レビュー書いてる自分に言えた義理はないけれど、日本の将来を、やや危惧しています。若いときは、体を動かそうよ(苦笑)

(あと、そいつもアニメ好きですが、「美術部にあんなイケメンや可愛い子や明るい奴は、今でもほとんどいない」とは言っていましたw)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
まあ、今の美術部は、半分、イラスト部だからね。なるほど、面白い。3次元ヒロインが2次元的な可愛さを会得することで、好きな男子が部に残ってくれ、同時に、好きな男子の中で2次元と3次元の境目が曖昧になっていくアニメになっていくのですね。

2話目
間が良いですね。殴ったシーンをいれず、絵の具での表現が良い。

3話目
サブキャラ(友達)の方が、ヒロインより濃いというw

4話目
立花先生、可愛らしいですね♪ おかあさんもナイスキャラ。

5話目
アンジャッシュさんの勘違いコントみたいだな。プールのシーンは、青春って感じだし、美術部アニメならでは!

6話目
まだ6話でイチャラブ。沈没する気配しかない(笑) やはり、ライバルかw

7話目
なんか、だんだん、夫婦漫才の安定感だな(笑) 宇佐美先輩、レベル5だったのかw

8話目
お宝がエロ本ってのは、まあ、予想通りw フィギアの目が光るところ、笑ったw

9話目
宇佐美さん、男殺しw 免疫ないと、勘違いしちゃうわなw

10話目
アニメ、週30本か、負けたw 宇佐美さん、エロモードw コレット、顔w 宇佐美さんの友達が絡んでくる回、好きだな~。

11話目
文化祭の思い出、何にもないな。特待生は来賓係だったから、ひたすらスリッパ並べたり、くつ袋を配ったり、案内したりしてたな(苦笑)。というか、空き缶アートって、基本的には元の色を活かして、モザイク画みたくやるんでない?

12話目
傘のクダリは笑ったw なるほど、そういう展開での、名前呼びは新しい。爽やかで、良い最終話ですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

67.5 14 コミカルでラブコメなアニメランキング14位
あそびにいくヨ!(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (726)
4650人が棚に入れました
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが…エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

声優・キャラクター
田村睦心、伊藤かな恵、戸松遥、花澤香菜、井上喜久子、豊崎愛生、寿美菜子、堀江由衣、平田宏美、野水伊織、石塚さより、渡辺明乃、門田幸子、高垣彩陽

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TOLOVEる好きなら好きかも

宇宙人来訪、主人公は鈍いが、モテモテとTOLOVEるみたい。でも、こちらのほうが先みたい?ハーレムラブコメと時々バトル。最終話近辺はバトルばかりでちょっと飽きてしまった。けれど、エロコメ要素が好きなら途中楽しめるはず。少なくとも自分は楽しめた。

ネコ可愛いけど、敵のイヌお姉さんもセクシー。さらに、ネコミミ大好きお嬢様とそのメイドたちもいて、キャラの大噴火。

声優陣が割と豪華な作品。登場人物が多いが、大体名の知れた声優。スフィア全員が声優を務めているのもポイント高い。全員が主要キャラクターではないが。

この作品の推しはアオイ。つるぺた好きです。

OP
Now loading...SKY!! 歌 スフィア 明るい曲。何回でも聴いていられそう。
ED
心の窓辺にて 歌 双葉アオイ(花澤香菜)
想い出がジャマをする 歌 金武城真奈美(戸松遥)
Happy Sunshine 歌 - エリス(伊藤かな恵)沖縄民謡様のメロディが癖になる。
おいらは淋しいスペースマン 歌 ラウリィ(茅原実里)NHKアニメ「キャプテン・フューチャー」挿入歌(オリジナル歌唱はヒデ夕樹)。第9話の挿入歌としても使用。キャプテンフューチャーへの愛が溢れている感じがする。遺伝子に刻まれている。
スマイル☆ピース 歌 エリス(伊藤かな恵)、金武城真奈美(戸松遥)、双葉アオイ(花澤香菜)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが……エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?

1. ちきうにおちてきたねこ
ネコミミとシッポの生えた不思議な美少女エリス登場!騎央との出会い。
沖縄に住む少年・騎央(きお)は、ある日プロポーション抜群の美少女・エリスと出会う。ネコミミとシッポの生えた不思議な風貌の彼女。その正体はなんと宇宙人だったのだ。地球の常識を知らないエリスのセクシーな行動に、幼馴染の真奈美や担任のマキから誤解を受けて大弱りの騎央。エリスが地球に来た目的は何なのか。一方、そんなエリスの周辺では不穏な動きを見せる謎の組織があった。

2. あそびきにました
ナゾの組織がエリスに襲い掛かる!その頃、騎央は・・・
宇宙人エリスを巡って暗躍する、謎の組織のエージェントたち。そうとは知らないエリスと騎央は、かわいらしい姿の猫型ロボット・アシストロイドの一団を連れて、地球について調べ物をしていた。そんな二人を影から見つめ、苛立ちを隠せない様子の真奈美。そして別の場所から二人を見つめる美少女・アオイもまた、騎央に想いを寄せていた。それぞれの思いが交錯する中、ついに謎の組織が動き出す。

3. とまりきにました
組織から身を隠すため、騎央の奇妙な同居生活が始まる・・・
日本と国交を結ぶため、交渉の席についたキャーティアたち。キュートでグラマーでセクシーな体を武器に、無敵艦隊スクール水着で外務省の役員を悩殺する!一方、追われる身となった真奈美とアオイは、組織から身を隠すため、騎央とエリスの住む嘉和家に一緒に住むことに。美少女三人+アシストロイドとの魅惑(?)の同居生活、複雑な四角関係に波乱の予感……どうなる、いや、どうする騎央!

4. さらいきにました
エリスに発情期が訪れた!猫から進化した種族の習性なのだ。セクシーボディで騎央に激しく迫るエリス。それを阻止しようと奮闘するアオイと真奈美だが、自身の欲望との間で揺れていた。四人の熱き攻防は留まることを知らず、東京・中野ブロードウェイまで駆け巡る。一方、ネコミミシッポを愛でる猫耳教団「子猫の足裏」による、作戦名「うにゃーくん」が動き出そうとしていた。うにゃーっ!!

5. たすけきにました
ついにベッドイン? 騎央危うし!
前回から引き続き、絶賛発情期真っ最中のエリスは、ついに騎央と二人でベッドイン?そんな二人を喜ばせようと現れる経験豊富なメイドたち。さらにはこれまたセクシーなマイクロビキニの女性まで乱入してきて大混乱。二人の運命やいかに。一方、アオイと真奈美は騎央を助けるべく肌色満載な過激水着姿で挑もうとするが、そんな二人の背後には謎の変態と隠しカメラの魔の手が迫っていた…。

6. れんしうしました
ついには騎央の高校の映像部までをも巻き込むエリスの発情パワー!エロスの坩堝と化す!
さらに発作の頻度が増していくエリスの発情期。ついには騎央の高校の映像部までをも巻き込み、若者達の夢が詰まった健全な映画は濡れ場まみれの濃厚な大人のラブロマンス?へと変貌していく。一方、キャーティアシップ内にあるバーチャルルームを訪れたアオイと真奈美。あらゆるシチュエーションが擬似体験可能なこの環境で、2人は溢れ出る欲望を押さえることができるのか!?

7. およぎきにました
大富豪のお嬢様にメイド兵という現実離れした転校生登場!
新学期早々、まさかのサプライズに騎央のクラスは騒然としていた。宇宙人にロボット、大富豪のお嬢様にメイド兵という現実離れした転校生達が出現したのだ。心奪われる男子達と、嫉妬心渦巻く女子達。恋のスパイラルは荒れ狂い、混乱は避けられないといった様子。そしてさらなる混乱呼ぶイベントが迫ってきて…。魅惑の水着美女達が、沖縄の美しき海で騎央達を待つ!

8. けっとうしました
二人の美少女が己のプライドと威信を賭けて、熾烈な争いを繰り広げる!
沖縄北部、大自然残る美しきやんばるの森に、鋭い銃声が木霊する。二人の美少女が己のプライドと威信を賭けて、熾烈な争いを繰り広げていた。親友であり、時にライバルである二人の間には、悲しくもすれ違う互いへの想いと、決して譲れないものがあった。二人が争うことになった理由とは、そして勝負の行方は…。文字通り丸裸になりながら戦う、女同士の頂上決戦が今、幕を開ける!

9. いだいなるさいしょのあしすとろいど?
全ては、ネコ耳星人キャーティアのアシストロイド、ラウリィが地球を訪れたことから始まった。
夜空を埋め尽くす満天の星空の下、それぞれが、それぞれの場所で、同じ歌を聞いていた。その歌は、とても穏やかだがどこか寂しげで、抱える想いは違えど、その瞬間だけは皆同じ感情を共有していた。皆が聞き入る歌と共に、過去と未来を繋ぐ物語が語られる。全ては、キャーティア史上最初のアシストロイド、ラウリィが地球を訪れたことから始まった。

10. ねらいきにました
クリスマスに何かが起こる?!
それぞれに想いを持つ少女たちは、クリスマスに向けて行動を起こそうとしていた。エリスと騎央がこれ以上近づくのを怖れるアオイと真奈美は、踏むべき段階をすっ飛ばして、一気に既成事実を作る作戦に?一方、キャーティアの面々も、クリスマスに特別な贈り物をしようと計画をしていた。しかしその影には、いつにも増して不適な笑みを浮かべるドギーシュアの姿が?

11. さがしきにました
ピンチに陥ってしまうキャーティア達。騎央は助けられるか?
騎央たちは、あらゆる手段を講じて危機を回避しようと努力するが、ドギューシュアの戦略によって次々と妨害されていく。その切迫した状況が、それぞれの想いを加速させ、溢れ出てしまった本音が次々と衝突を生んでいく。大混乱の中、中心にいる騎央の勇気と決断が迫られるのだった。

12. みつけきにました
ついに、キャーティアと地球の命運をかけた戦いの幕は切って落とされた。己が野望を達するがために譲らないものと、守るべきものを持つ固い信頼で結ばれた両者の衝突。激しさを増す戦いの中で、それぞれの因縁と想いが爆発し、予想だにしない決着へと向かっていく。美しき地球を背に愛を叫ぶ少年少女が進む未来は――そして、地球の運命やいかに!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

想定外の展開をするアニメ。『遊びにいくヨ!』

あそびにいくヨ!はラノベ原作、様々なパロディネタのあるネコ耳・巨乳・ラブコメディアニメです。

また、著者の地元が沖縄と言うこともあり、このアニメの舞台は沖縄。OPから沖縄感一色! 海の中の景色ばかり写る、それほどストーリーとは関係のないOPだが、OP曲の「Now loading...SKY!!」は夏を感じさせる爽やかな明るい曲であり、OPの作画にはピッタリでした。 始めてこのOPを見たときも、あぁ沖縄って感じがするな、と思った私です。
それになんと、沖縄の景色を再現しただけではなく、『オリオンビール』や『サーターアンダギー』などの沖縄の名産品?も登場しています。『サーターアンダギー』なら聞いたことがある人は多いでしょう。 他にもいくつか沖縄の固有商品が出ているようですが、私が知っている、というか気が付いたのはそれくらいですね♪ v(。・・。)



さてさて、次はこのアニメについての軽い紹介。
ある日、とある一人の宇宙人が調べ物ついでに地球にあそびに来ました。 彼女はキャーティア人という宇宙人であり、名前はエリス。 主人公の騎央が長老の初命日の時に、2人は出会い、物語は始まる...。

このアニメのタイトルが『あそびにいくヨ!』であり、宇宙人が地球にあそびに来たと言っているくらいですから、のほほ~んとした、平凡なラブコメではないか?と思う人もいるでしょうが、実際は、まぁ、のほほんとしたところも多いですが、シリアスな場面も多いです。 のほほ~ん(ラブコメ)とシリアスが半分半分くらいです。 たぶん初見の人は良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られるかもしれません。 一番初めのシーンで( ゚д゚)?や∑(・∀・)の表情を浮かべること間違いなしです!

このアニメでは3人のヒロインがいて(その一人はもちろんエリス)、そこで女たちの争いもあります。ちなみに、なかなかシリアスなところが多いです・・・。



このアニメの特徴と言えば、何と言ってもまずはネコ耳でしょう。このアニメのタイトルである『あそびにいくヨ!』からは一欠けらも連想できませんが・・・。 キャーティア人は皆ネコ耳。ネコ耳、ネコ耳、ネコ耳です。( ゚Д゚)・∵. グハッ!!
さらに、このキャーティア人(宇宙人)が来た事によって、変な三大勢力が動き出します。 その中の一つには「子猫の足裏」通称「猫耳教団」というものもあります。ねこ耳を愛する教団です。 もう、ダメな臭いがプンプンしますねw
それにまぁ、このアニメを見たからと言って巨乳に目覚めることはありませんよ。たぶん...

次は、巨乳。 キャーティア人の殆んど(一部除く)はみんな巨乳。特にエリスが・・・。 他のヒロインたちもなかなか立派です。

3つ目は、最初の方にも言いましたが、沖縄です。 OPもEDも沖縄をイメージさせるモノだったり、実在する食べ物(商品)や建物などが出てきます。このアニメの沖縄に対する宣伝力はバッチリですねw
あと、どこかにケンプファーのキャラが登場しています。既に、このアニメを見たことのある人はお気づきかな?
他にもゼロ魔、ブラスミが出ているそうなのですが、私は気付きませんでした。なぜ気が付かなかったのだろう・・・。ということで、そのうち探してみることにします♪

4つ目は、私が一番気に入っている第9話。 ここでは挿入か歌として「おいらは淋しいスペースマン」のカバーverが、EDでも歌われます。ここで歌うのはラウリィ(茅原 実里さん)です。
ちなみに、この「おいらは淋しいスペースマン」は、1978年に放送された『キャプテン・フューチャー』のSP版華麗なる太陽系レースのEDテーマ。
きっと一度聞けば頭に残ります。私はこの歌を聞いて心打たれました♪ 是非、オリジナルもカバーも両方聞いてみてください。


ちょっとネタばれも含みましたが、取り合えずここまでにしておきます。 このアニメが何を求めているのかはイマイチよく分かりませんが、まぁ、つまらなくはないです。 人によっては面白いと思う人もいるでしょうし。
このレビューをここまで読んでくれた方、特にまだ見たことのない方は、取り合えず1話から見てみてくださいな♪
面白いかどうかは二の次です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

色々と詰まってるけど薄味

エロありアクションありラブあり、なんでもアリのSFコメディです。
脱ぎっぷりが結構ダイタン。
メカや戦闘アクション、無駄によくできてます。
恋愛、もどかしくも青春してます。
ホントなんでもあり。ですけどなんでもありが万能というわけではありません。


特徴的な作風は、ミリタリーと女の子(サービスあり)です。
無駄に銃や兵器の設定が凝ってます。エロコメのようにバンバンとご都合主義で女子のパンツや裸を描く一方で、バトルは軍事モノのように地道だけど、妙に納得させられるディティール描写が入っていたりで、戦闘の見せ方もアクション映画さながらでハイセンス。
ただ、基本的な路線は宇宙人が絡むコメディ。
オーバーテクノロジーのアイテムがたくさん登場するので、軍事ヲタ向けのこだわりの部分が、ちょっと浮いてしまっている感じです。メカなどにはそれらしい科学設定はあるんですが、SF色が強くてウソっぽさが先立ってしまいます。
機械や戦闘にこだわる割には、ストーリーは行き当たりばったりで緊張感がないので違和感を感じるところ。
まあ、そこのギャップが面白い部分でもあるのですが。

恋愛パートは、結構よくできてました。
結局はハーレムなんですが、そこに行き着くまでのゴタゴタは、負い目や引け目を感じているコンプレックスだったり、素直になれなかった過去の自分への後悔だったり。ありきたりではありますが切なさや葛藤を描くのに結構注力してあって好印象でした。悩んだ末のハーレム形成。
ただ、メインヒロインが天然ノーテンキで、まったく何も恋愛の駆け引きをしてません。
これは、どうかと思いますが・・・天然さんとはそんなキャラだもんね (´▽`)

エロ要素は、結構高水準です。
キャラデザインは好みの別れるところですが、萌え・・というよりは色気があります。
脱がせ方はご都合主義ですが、ヘンな勿体つけず惜しげもなくドーンと見せる潔さと、直球だけどツボをちゃんと押さえてあるエロ表現は、SFコメディならではの強みを活かしたつくり。宇宙人って設定はこんな時にとっても便利。
発情期か・・・・なら、仕方ないよね(^-^;)

納得いかないのは、途中で二話ほど入れてあるシリアスシナリオ。
世界感をぶち壊すとまではいいませんが、明るくてエッチで賑やかな雰囲気が本分の本作には明らかに異質。この間だけは、エロもおちゃらけも成りを潜めます。
そうまでして入れてる割には、内容はありきたりだし、以後のストーリーの伏線って訳でもない。何だったんでしょうコレ?
色々やってみたかたんでしょうね (´・ω・`)


総じて、バラエティに富んでいるんですが、何でもやりすぎて逆に作品全体の印象が薄くなってるといった感じでした。
決して質が低いわけではないんですが、傑出したものが見当たらない。
色々と”今一歩”なところが惜しいなぁー、といった感想です。
キライじゃないんですケドね、オススメのポイントが見つからない(^。^;)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

65.2 15 コミカルでラブコメなアニメランキング15位
セイクリッドセブン(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (563)
3239人が棚に入れました
海に囲まれた半島にある港町。 孤独ながらも穏やかな生活を送る丹童子アルマの前に、執事とメイドを引き連れた少女、藍羽ルリが現れる。アルマに力を貸してほしい、と申し出るルリ。ルリはアルマにセイクリッドセブンの力が宿ることを知っていたのだ。 しかし、その力で人を傷つけた過去を持つアルマは、ルリたちを追い返す。一方、穏やかな町に突如現れる石の魔物「悪石(ルビ:あし)」。 立ち向かえるのは、アルマの持つセイクリッドセブンの力のみ。 ルリはアルマの本当の能力を解放させるため、宝石を練成する。 「私の意思をあなたにあげる。」 ルリの思いを刻み込んだアルマの力が、“悪石(あし)”を撃ち砕く!!

声優・キャラクター
寺島拓篤、中島愛、岡本信彦、入野自由、伊藤かな恵、野水伊織、小西克幸、大川透、山口理恵、赤﨑千夏、田中真奈美、七瀬亜深、中野美穂、戸塚利絵、三上枝織、林沙織、藤田由美子

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ちょっと予習すれば十分楽しめる作品です( `ー´)ノ

■セイクリッドセブンってなんなの(*゚・゚)ンッ?
舞台は江ノ電で有名な鎌倉市が舞台になっているのです!
地球外から降ってきた「セイクリッドセブン」という7つの不思議な石に触れた者は、特殊な能力を手に入れることが出来るのです♪
その能力者の事を「セイクリッドテイカー」と言い、また石によって作られた魔物の事を「悪石」と言うのです。
本作品の主人公の丹童子 アルマ(tandouji -)も「セイクリッドテイカー」なのですが、度々暴走する自分の力を次第に忌み嫌う様になっていくのです。
そんなアルマがある日、悪石と戦う為の施設を持つ「ルリ」と言う女の子と出会い、自分の中の本当の力を見出す事で、彼の人生が大きく変わって行く事となるのでした♪
 
 
■メインキャラと豪華キャストの紹介♪
丹童子 アルマ(tandouji -)
【声】寺島拓篤・・・<代表作>うたプリ(一十木音也)、アクエリオン(アポロ)
 一十木君の声の人なのですよ♪それだけでテンション上がっちゃいます(*^o^*)
 初めはつっけんどんな印象なのですが、実は控えめで照れ屋な面も♪
 本作品の主人公で「セイクリッドテイカー」の一人です♪
 
藍羽 ルリ(aiba -)
【声】中島愛・・・<代表作>マクロスF(ランカ・リー)
 いつ聴いても愛ちゃんの声は可愛いですね♪
 本作品のヒロインで、アルマの力を引き出す力をもつ「セイクリッドテイカー」の1人なのです♪
 
鏡 誠(kagami makoto)
【声】入野自由・・・<代表作>ガンダム00(沙慈・クロスロード)、電波女と青春男(丹羽真)
 ルリの執事で「エンゲージメントスーツ」という変形型ロボットで悪石と懸命に戦うのです♪
 
鬼瓦(onigawara)
【声】大川透・・・<代表作>鋼の錬金術師(ロイ・マスタング)、GOSICK(ブライアン・ロスコー)
 うぅ・・・マスタング大佐が石に∑('◇'*)!?
 最初は奇抜なキャラで気を引こうなんてそうはいきませんのよ!!って思ってたけど・・・
 次第に打ち解けていきましたw
 ちゃんと物語でも良い仕事してましたよ♪
 
伊藤 若菜(itou wakana)
【声】伊藤かな恵・・・<代表作>神のみぞ知るセカイ(エルシィ)、花咲くいろは(松前緒花)
 かな恵ちゃんはいつも・・・はがないの星奈ちゃんを思い浮かべながら聴いてます( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
 鉱石部部長。石をこよなく愛するマイペースな女の子なのですよ♪
 
 
■総評
他の皆さんのレビューにも書いてあるのですけど、この作品を観始めるとデジャブような印象を受けるかもしれませんね(* ̄- ̄)ふ~ん
「コードギアス」「ヱヴァ」「タイバニ」「エウレカ」「スクライド」や、はたまた「ウルトラマン o(o|o)/ 」などのヒーロー物の雰囲気も醸し出していましたΣ(- -ノ)ノ エェ!?
前半は正直に惹かれるものが無くってこれはハズレかなって思っちゃいました!!
アルマの愛車も「モトコンポ」でなんかスピード感もないし、奇抜な鬼瓦も良くわからないし気持ち悪いし、この物語の世界観や設定、特殊用語の「悪石」とか「セイクリッドテイカー」とかの説明が足りない感じでついて行くのが必死だった気がします。
 
しか~し、中盤から後半にかけて不思議とストーリーに惹き込まれているσ(・・*)アタシがいたのです♪
王道の中で個性という色を着けようとしていて、最初は馴染まなかったのが少しずつ馴染んで見事に自分だけの作品に仕上がったって言う印象ですね♪
(ノ´▽`)ノオオオオッサンライズマジック♪
って、かってに叫んでみました(*^-^)
 
ストーリーはバトル物で特に捻りはないのですけど、真実は何なのか、本当の正義とは何なのか、真実に向かって行動を共にする仲間との絆、過去の自分との決別などなど、過去の王道と呼ばれるストーリー展開に心地よさを刻み込まれている私の心を呼び起こさせてくれた様な感覚です♪
最後は気持ちよく完結してくれたので、あぁ~最後まで観て良かったよーってなりました♪
 
よく言えば、懐かしさを感じさせるような安心して観れる作品。
悪く言えば、決して名作にはなれない、無難な良作。
って感じでしょうか(^▽^;)
 
 
■最後の一言
メイド隊って、どの作品でもメチャクチャ強いですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『stone cold』
 歌:FictionJunction(窪田啓子)
 軽快でアップテンポなテクノサウンドは相当かっこ良い曲でお気に入りになりました(゚∇^d) グッ!!
 
ED曲『輝跡 -kiseki-』
 歌:南里侑香
 こちらもアップテンポでバトルアニメらしいかっこ良い曲ですね♪
 
 
2011.09.20・第一の手記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君の意思(石)は受け取った(70点)

全12話。
サンライズ製作のオリジナルアニメ。
最先端バトルアクション。
テーマは「気持ちよさ」

個人的満足点:70点
アニメ系統:バトル系

個人的にはわりと好きな部類。
気持ちの良いバトルシーンはなかなかの見ごたえ。
キャラの熱さもなかなかいい。

しかし、12話と1クールにしては
物語の進行が安定していない印象。
所々で方向が分からなくなる。

最初からゴールに向けて真っ直ぐ進めば
もう少し深い所まで描けたのではないかと思う。
それだけに少し残念ではある。

キャラデザは好き嫌いが出そうではある。
個人的にはあまり好きなデザインでは無く
特に女の子キャラがあまり好きじゃない。
しかし、見ていると段々ルリが可愛く見えてきたから不思議w

声優陣は意外にもかなり豪華だったりする。
イットキ君とランカとじんたんと奥村燐と高野政宗などw
主役級がごろごろいるw

音楽もまずまず。
OP曲は個人的には結構好き。

全体的に見れば無難な作りだったかなという印象。

2012年にはナイトエディションという総集編が製作されるようだ。
本作ではナイトのことが深く語られていないので
ナイトエディションを見ると深みが増すのかもしれない。


と、まあ色々書いてきたが
つまり何が言いたいかというと

劣化スクライドかな。

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以下、各話の感想。
ネタバレを含んでいることもあるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
なんか熱いバトル物の気配がするw
なかなかいいんじゃないかと思う出だし。
キャラも個性的で○

唯一つっこみを入れさせていただきたいのは
何で皆メイド服なのかとwwww

とりあえず継続視聴する。

2話視聴。
とりあえず、色々分かった回。
これから、本格的になってくるのかな。
かなり早い展開なので、まだまだ何かありそう。
というか無かったら、最後までもたないw

ところで空飛ぶボードでバックトゥザフューチャーを
思い出すのは俺だけだろうかw

3話視聴。
何か伏線ばら撒くだけばら撒いていったぞ。
2話である程度分かったと思ったが
真相は別のところにありそうだ。
どんな展開になるのか結構楽しみだ。

4話視聴。
ちょっと生き抜き回かな。
オペレーションミラーフォース
オチに吹いたw
最後のオチもw

5話視聴。
カガミがかなり活躍。
アルマは最後いいとこどりw
能力便利すぎるだろw
まさかそんな終わり方をするとは思わなかった。
しかし、そろそろ大きな目的に向かって動いて欲しいところ。
このままじゃマンネリしてしまう。

6話視聴。
やっとナイトがからんできた。
バトルシーンはなかなか良かった。
ちょっと設定が無理矢理ぎみな気はしないでもないが。
ここから盛り上がって欲しいところ。

7話視聴。
徐々に盛り上がってきた。
やっぱりそうだよね。
怪しいとは思っていたが、王道の展開。
これは期待できるか。

8話視聴。
今週はちょっとラブコメ展開だった。
何かルリ可愛いんだがw
まったく好みじゃないのに可愛いと思ってしまったじゃないかw
まあ、これでアルマとルリがぐっと近づき
今後の盛り上がりにつながるのかな。
結構楽しみになってきた。
そして、「とりあえず」にこんなこだわりがあったのかとw
タイトルからも「とりあえず」外したw

9話視聴。
何か、横道にそれたw
どうでも良さそうなアシとの戦闘になっちまった。
ナイトとかどうなったんだ?
どうしてこのタイミングで横にそれるのか疑問だが
後3話で綺麗に決着つくのかね。
まあ、来週に期待するとしよう。

10話視聴。
ルリの過去が語られ、いよいよクライマックスへ。
しかし、カガミのおやじかっこよすぎる。
最近のアニメのおやじはかっこいいねえ。
あの爆発でって突っ込みはしないでおこうw
自分もそれぐらいの歳になったってことかね。
ラスト2話、綺麗にたたんで欲しいところ。

11話視聴。
最後の盛り上がり。
いよいよ来週決着。
綺麗に終わりそうだね。

12話視聴。
綺麗に決着。
無難な終わり方だった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

触れ合う二つの「意思」と「石」

「意思」で動く「石」の力。
それは、この物語の全て。


あの日から、一人は慣れていた。
この力がある限り、守りたいモノまで傷付け、遠ざけてしまうから。
それで辛い想いをするのなら、自分から遠ざかればいい。
目も耳も心も、全てを閉ざしてしまえば・・。そう、地面に転がる石の様に。


主人公「丹童子アルマ」は不思議な力を持っていた。
それは自分では制御出来ない程の強大な力、「セイクリッドセブン」
その力を発動させる者を「悪石-アシ-」、コントロールする者を「善石-ヨシ-」と言う。アルマはその悪石であった。
しかし、ある日アルマの元に、この作品の鍵となる重要な過去を持つ
「藍羽ルリ」が現れる。
ルリによりアルマは力をコントロール出来る様になり
その力で、悪石と戦って欲しいと頼まれる。


まず、一話を観て思った事。
「変身姿恥ずかしーぃ(/∀\*))キャハ♪"」
あくまで変身です。なのでロボットではありません。
赤いスカーフをたなびかせる、仮面ライダーの様なモノですw
もちろん、装備や力は現代アニメなので、あり得ないモノになってます。
そして、その力はルリから石を受け取る事でしか発動出来ない、
一回なら良いけど、毎回そのシーンがあります。


「あなたの記憶を私の中に。私のイシを貴方にあげる」


最初はいいんですけどね、最初は。
毎回ってヒーローとしてどーなの?大変じゃない?
なんて思ったりもしました(´・ω・`)
あと、一つ気になったのが「メイド隊」。
あれのせいで、本格的バトル像が崩れちゃいました。
いる?メイド隊wwやはり、現代に「萌え」は必要?
メイド隊が悪い訳じゃない、ただ戦闘に参加しちゃ駄目だよw


否定的な事ばかり言ってますが、サンライズ作品ですし
話の内容的には好きな感じなので面白かったです!
同じ力をもつ「輝島ナイト」目線の「ナイトエディション」
も制作決定した様で。
そこで、全ての真実が明かされる事を楽しみに、
1期の幕は閉じたいと思います。


これを忘れてはいけない。
OP/ED共に最高でした♪
途中で入れ替えをし、どちらにしても合うヽ(゚∀゚ )ノ
特に「stone cold」は始まる前サイトで観た番宣で聴いてから好きでした♪それ位良い曲になってます!



君に出会って、全てが変わった。
見える景色も、聞こえる音も、感じる心も。
自分の力を、守れるモノに変えてくれたのは、君の意思と石。
だから必ず守る。君を。全てを。
あの日、初めて人の為に力を使った。
それが君との出会いだったのは
きっと、石が繋げた運命だったんだろう。











投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

68.3 16 コミカルでラブコメなアニメランキング16位
神のみぞ知るセカイ 4人とアイドル(OVA)

2011年9月16日
★★★★☆ 3.7 (598)
3144人が棚に入れました
舞高祭でかのんと同じ舞台に上がるために軽音楽部を立ち上げようとするエルシィ達。しかし文化系部活動主任の児玉先生から部の創設をするためにある条件を提示される。それは全員が次のテストで満点を取るというもの。成績不振のメンバーのためエルシィは桂馬を引っ張ってくるがそこにかのんも加わって…。一度は桂馬に攻略された女子が一堂に会する勉強会で何かが起こる!?

こなそ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期視聴後に視聴してください

僕が愛してやまない、神のみぞ知るセカイのOVA作品です。

3期の女神編が
「こんな面白いアニメがあるなんて…」
ってレベルで面白いので正しい視聴順で見てください

アニメだけを観る場合は
1期→2期→OVA(4人とアイドル)→OVA(天理編前・後編)→女神編

でOKです!

話の内容としては、学祭出演に向けての2B Pencils結成のお話で、ちひろ・歩美・かのんを中心としたお話です。

ほのぼの日常系のお話ですが、しっかり女神編の布石になっているので見ておきましょう。

というか、見てないと女神編で

「あれ?なんでバンドやってんの?」

みたいな感じになるのでw


-------------------

以下、私的オススメ視聴順

上でシリーズの視聴順を書きました。

が、アニメだけだとどうしても分かりづらいところもあるので
漫画で補完するのを強くお勧めします。

というか、神のみの単行本とアニメとの連動なんですが

1期…12話構成(単行本1~2巻)
2期…12話構成(単行本3~5巻)
3期…12話構成(単行本12~19巻)

となっています。
というわけで、見てわかるとおり2期と3期の間の7巻分、アニメでやらないんですよw

その空白部分は、なんと3期の女神編一話の冒頭で、ダイジェスト風に一気にかっ飛ばしてやっちゃうんですw

なので原作未読の方は「ファッ!?」ってなりますw

しっかり感情移入したい人は単行本で補完した方がいいと思います。

また、3期も7巻分を1クールでやるので結構な進行の速さです。ただ、女神編はアニメの演出がすごくいいので、単行本を見ずに初見で見るのを強くお勧めします。


ということで私的オススメは以下の通り
1期→2期→OVA(4人とアイドル)→OVA(天理編前・後編)→単行本1~12巻で補完→女神編→単行本12巻~19巻で補完

これがベストだと思います。

参考までに。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生が軽音楽部を作る話だけど、アレじゃないよ

コッミック付属DVDです。
某人気アニメの映画が公開されようとしている時期に発売され、狙ったようなタイムリーさですが、LCと攻略女子達(+モブキャラ)で軽音楽部を作るという話です。
でもこれ、ちゃんと原作にあるストーリーなんですよ。
決してパクりでも便乗商法でもありません・・・・たぶんw


今回は女子達が主役なので、神にーさまは絡みますが、大した事はしません。
もちろん攻略もなしです。
上でパクリじゃないと言っておきながら、まるで、どこかの日常系アニメのように仲良し女子がキャッキャしてる様が中心。
紆余曲折あって部が認められるまでの出来事を、ゆるーく描いています。
(重ね重ね申し上げますが、パクリじゃないですよぉ)
相変わらず、作画も声優もいいですね。出来としては充分。


ただし、もしも3期をやるならこのバンド結成、本編のストーリーにも密接に絡んでくるはずのイベント。
これがコミック付属のDVDを持っている人しか見られないという商売の仕方は、どうかと思います。
まぁ、結成の経緯を端折っても、問題ないと言えばそれまでなんですが・・・なんか釈然としません。


というか、やるでしょ?3期。
エンディングに、アニメ本編未登場の重要攻略キャラでてますしねぇ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

桂木桂馬の知らないエルシィの部活活動。以外にトラブルは起こさず、可愛い日常を送っていた。

この作品の世界観。

舞島学園高校に通う桂木桂馬はネットで伝説の落とし神ほどギャルゲーが得意なゲーマーですが、ある日謎のメールを返信したせいでエルシィと言う悪魔と契約しました。この物語は人間の中にいる「駆け魂」を摂取する物語です。

私の感想。

この物語はエルシィの日常を描いた作品なので、桂馬のあの完璧なる女子の落とし方を紹介するような作品ではありませんでした。けれど、結構可愛い日常が最高でした。こうして、エルシィの部活活動を見ていると、なんだかエルシィは相当落ち着きが無いキャラクターと感じられました。

しかし、一度落としたヒロインをもう一度見直すのは結構新鮮な感じでした。本作を見た人はこの作品を見る事をお勧めします。

オープニング

「夏色サプライズ」
かんのが歌う可愛い曲です。
日本のじめじめしたイメージとは違い、さわやかなイメージです。
かなり可愛い曲です。

エンディング

「初めて恋をした記憶」
軽音部の部員メンバーの曲ですが、原作を読んでいる私ならわかりますが、何故アニメではまだ活躍していない、五位堂 結をバックダンサーみたいにだしたのだか・・ 本当に理解不能です。あんな超微妙な出番を出すのでしたら、はじめから出してほしくなかったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

58.5 17 コミカルでラブコメなアニメランキング17位
アキカン!(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (400)
2303人が棚に入れました
主人公・大地カケルが自販機で買ったメロンソーダに口をつけると、缶ジュースが美少女に変身した。少女化(ガーリッシュ)するスチール缶の精霊・メロンと過ごすうちに、カケルはスチール缶とアルミ缶の戦い「アキカン・エレクト」に巻き込まれていく。

声優・キャラクター
福山潤、成田紗矢香、豊崎愛生、能登麻美子、悠木碧、大久保藍子、岡本信彦、置鮎龍太郎、豊口めぐみ、広橋涼、中島愛

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

缶蹴りじゃないよ?

学園ラブコメのちょっぴりバトルとファンタジー。
2009年同タイトル漫画の原作をアニメ化TV放送~

結局私なんて・・用が済んだらそれでおわり・・
もういらない・・後はただ・・すてられるだけ・・
ただ愛されたいだけなのに・・

えっと・・変な意味じゃないよ?缶として生まれた
缶の切ない願い・・まぁ・・そういうニュアンスの
アニメですけど♪

たぶんキス=甘い・・ジュースの缶=間接キスという
男子の切ない願いというか純真な妄想を捻っちゃった。

もうジュース飲む=キスでいいや的な?
そんでやっぱ美少女だよね?

1話を視て直ぐ分かる通りのナンセンスギャグ満載の
美少女萌えアニメみたい。

彼女いない歴16年の主人公は空缶コレクター♪
特技は自動販売機を口説いたりセクハラすること♥

福山さんの毒舌が半端ないので癖になった♪
ペコカン同士の台詞も滅茶苦茶馬鹿っぽくて面白い♪
キャラ名=キャラの個性のようです。
バトル中のBGM等結構良かったりする。
登場人物に普通のキャラはいません。
作画が少し残念かな。ギャグらしく良い切れ方はしてる。



キャスト

大地 カケル(福山潤)弓月学園高校1年C組。
基本的に馬鹿で何も考えてない。下ネタを得意とする。
過去のとある事件により人を傷つける事を恐れている。
趣味はスポーツと缶集め。毒舌

メロン(成田紗矢香)弓月学園1年C組編入。スチール缶。
カケルの従妹でデンマークに留学していた事にしてる。
「大地メロン」と名乗る。でアルミ缶が嫌い。

天空寺 なじみ(豊崎愛生)弓月学園高校1年C組
民間大手の航空会社スカイエアグループの社長令嬢。
カケルの幼馴染。妄想癖があるり「結構腹黒い」らしい。
のんびりしていて誰に対しても優しい。

エール(能登麻美子)弓月学園1年C組に編入。アルミ缶。
丁寧な口調で、オーナーのなじみに絶対な忠誠を誓う。
なじみの家でメイドをしている。常にクール。杓子定規。

宮下 美咲(広橋涼)普通の女子中学生。
星と読書が好き。家庭環境から逃避気味の傾向がある。

ぶど子(悠木碧)小学生くらいに見える少女。アルミ缶。
舌足らずな口調で喋る。趣味はミサキと星を見ること。
勝気な性格なのだがアホの子で、どこか憎めないキャラ。

ミク(中島愛)関西弁を喋る。スチール缶
オーナーは偶然、缶に口を付けてしまった猫(三毛猫)。

東風 揺花(大久保藍子)弓月学園1年C組所属。
自称なじみの「恋人」で「魔女」。カケルをライバル視する。

甘字 五郎(岡本信彦)弓月学園1年C組所属。
カケルの親友のようなもの?

男屋 秀彦(置鮎龍太郎)自称「ゲイ」で美少年が大好き。
経済産業省の産業技術環境局規格統一課担当参事官。
「アキカンエレクト」や謎の計画などの中心人物。

木崎 愛鈴(豊口めぐみ)弓月学園の非常勤数学教師。
男屋秀彦の秘書。数少ない常識人。結構純情。大の猫好き。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【HENTAI】とはこの作品のためにある? 声ヲタ必見! カオスではなく【既に壊れちゃってるヨ】的ラブコメディ!w

ある日突然、ジュースの空き缶が美少女になって顕現するバカアニメ(笑)


もうこの設定の時点で色々笑えてくるのですが、アルミ缶とスチール缶で派閥争いがあって時々バトル展開もアリw
キッスより恥ずかしい「ジュース缶に戻った女の子を飲み干す」とかいうワケワカメなplayが何回も発生したりしますw


一番笑けてくるのがOPから作画がめちゃくちゃw
版権用のイラストもマトモなのがほとんど皆無という酷さ
2009年の水準からいってもあまりに低すぎるクオリティw
そもそもブレインズベースという制作会社は作画班の規模が小さすぎるため基本的に監督さんの人脈に頼るスタイルになってます
同時期の「続・夏目友人帳」との格差が尋常じゃないことになっているのはそのせい
(ああwちなみに“最終回だけ”はめっちゃ作画いいですwww 後藤圭二さんも来てましたw)


放送時、及びDVDの特典には声優さんがジュース缶についての豆知識(ムダ知識)を語るコーナーや原作(の特にエロい部分)を朗読するコーナーがありそっちの方が盛り上がりましたw


6話が終了した時点で早々に総集編を挟んだり(ま、化物語も同じことしましたけどね)7話から突然OP曲が変わったかと思えばOPアニメーションはそのまんまだったり
露骨な手抜き感がある意味新鮮ですw


ED曲は全話違う曲
なんと全曲電波ソングの申し子「のみこ」さんが歌ってます!
最終話に関しちゃ初音ミクまで引っ張り出してデュエットまでする始末w


で!このアニメ一番の見所はなんといっても【暴走】しているとしか思えない声優陣
本人達も「この作品のキャラはHENTAIしかいない!w」とか言ってる割にはちゃっかり楽しんでますwww
「気を抜くと次の瞬間にはすぐさま脱ぐ」というタチの悪い主人公(笑)を演じた福山潤もさることながら、、、
一番はやはり【唯でブレイクする以前の豊崎愛生】の妄想癖少女へのトリップぶりw
それと【紫を終えて間もない悠木碧】の演じる幼女w
それぞれメインヒロインの一人として登場します


特に豊崎さんに関してはもう完全に頭角を現していましたw
なんていうか・・・イカれてるんですwホントw
これはもう「実際に聴いてください」としか説明できないのが口惜しいw
実写パートでも暴走する(というか若干トリップ気味な)豊崎さんw
可愛がられる碧ちゃんw
アフレコスタジオには【碧ちゃん専用マイク】なるものが存在するという音響裏話を生んだのはこの作品の実写パート
この辺りがお好きな声ヲタのアナタに是非オススメしたいですw


ちなみにただのバカコメディと見せかけて6話(だったかな?確か・・・;)のカケルとメロンのガチやり取り(またの名を最高にcoolな痴話喧嘩)など何気に見所もアリで少なくとも駄作ではないのは確かなこと

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

future☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

主人公・大地カケルが自販機で買ったメロンソーダに口をつけると、缶ジュースが美少女に変身した。少女化するスチール缶の精霊・メロンと過ごすうちに、カケルはスチール缶とアルミ缶の戦い「アキカン・エレクト」に巻き込まれていく。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

大地カケル:福山潤
メロン:成田紗矢香
天空寺なじみ:豊崎愛生
エール:能登麻美子
ぶど子:悠木碧
東風揺花 :大久保藍子
甘字五郎:岡本信彦
男屋秀彦:置鮎龍太郎
木崎愛鈴:豊口めぐみ


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2009年冬アニメ(2009年1月~2009年3月)

BS11 2009年1月3日 - 3月28日
バンダイチャンネル 2009年1月6日 - 3月30日
Yahoo!動画 2009年1月6日 - 3月30日
BIGLOBEストリーム 2009年1月6日 - 3月30日
GyaO 2009年1月6日 - 3月30日
キッズステーション 2009年4月2日 - 7月9日


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「ミラクルプランができちゃった!」ちゃーみーくいー
ED「恋空リサイクリング」のみこ


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「カンじる!?ファーストキス」

2話「おべんきょうの時カン」

3話「アキカンのカン情」

4話「迷って走ってカンがえて」

5話「デート!?なカン係」

6話「カン動!人とアキカンと」

7話「転校生、大カン迎!」

8話「水着で敏カン!?」

9話「ココロ、つながる瞬カン」

10話「変わらぬ今日にカン謝」

11話「震カン!最強アキカン」

12話「輝く未来にカン杯!」(最終話)

OVA「カン一発!?温泉パニック」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

68.3 18 コミカルでラブコメなアニメランキング18位
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (464)
2232人が棚に入れました
純愛・下ネタ・ラブラブコメディ!
普通の学校生活を送り、普通のクラスに属し、普通に恋をし、意を決して告白する……そんな至極まっとうな青春を謳歌していた篠崎遥。だが恋をした相手だけが『普通』ではなかった――。
溢れかえる下世話なワードの数々! あからさまに湧き出るエキサイトな性知識!
だが、すべては健やかで円満な恋人であるため――そう、これは紛うことなき純愛の物語!

声優・キャラクター
悠木碧、市来光弘、武田羅梨沙多湖、山田奈津美、八木侑紀、長妻樹里、長谷美希、水谷麻鈴
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルで損してる予感

1話感想「女に向かって穴呼ばわりなんてあなたも相当な男ね」
{netabare}うん?
タイラーやロードス島やファルコム学園や、なんで今の時代に?と思う5分アニメが存在したり、18ifやウラハラや…クジラ~もそうかな、個人的に80~90年代のノリに感じられて、流行が一周回って今はそういう流れなのかねぇ?と思ってたり。
(インフィニティフォースは別、タツノコヒーローはいつもやってる感じなので)
で、そんな中この作品はタイトルにある通り“おにあい”のアナスタシアを髣髴とさせて…一周回り切ってない“古い”印象を抱いた。
ってか原作いつから始まってるか知らないけど、おにあいのアナスタシア見て「あ、こいつメインキャラで作ったら面白そう」って感じで作られたんじゃないかとさえ思えてしまう。
とはいえ自分も放送されてるアニメ全部見てるワケじゃないし、知らないところでこういうジャンルってのは連綿と続いてたりしたりして?
あーそういや下ネタという~も見てないや。
しっかし…おにあいに比べこっちは恐ろしくセンスが無いように感じる。
このセンスの無さが1話だけなのか全話通してなのか…え、確認するの?{/netabare}

2話感想
{netabare}う~ん…これは結構マジメに考えちゃいますね。
ヒロイン自体は別に悪意があってああいう行動をしてるわけではない。
むしろ彼氏を喜ばせようと善意でやってるワケで…。
前もどこかで書いたけど「善意由来の行為だからといって必ず良い結果になるとは限らない」ってネタは好きなハズなんだけど…それにしちゃあこの作品にはグっとくるものが無い。
ハテ、では善意とは何か悪意とは何かってのを改めて考えてしまう(※)。
前回“おにあい”のアナを引け合いに出したけどちょっと違いますね、あっちは相手をからかおうという悪意があったので。
方向性は歪んでるけど「ひたむきな彼女」を眺めて楽しむ、ってのがこれの見方なんかね?
しっかしそう考えると…今度は主人公が極悪人に見えてくるというか。
主人公は主人公で一杯一杯なんだろう、と思おうとしたら妹登場…幼馴染の偽姉も居ることだし、耐性が無いとはチト思えない。
とはいえ2話最後でようやくヒロインが自分の欲求を満たす(≒悪意)ために傘を持ってないと嘘を吐いたのは“成長”表現として悪くなかったんじゃないかな。


※注意
「善意&悪意」と「良いこと&悪いこと」は全く別と考えてます。
悪意由来でもそれが良い結果になることもあればその逆もあるだろう、と。
なので悪意だからといって即座に悪いことととして断じる訳ではないです。{/netabare}

4話までの感想
{netabare}おや?なんか段々と面白くなってきた。
理由は主人公がいちいちドギマギしなくなってきたせいかな?
あと秋穂の両親の存在か。
不純異性交遊とか言われて咎められる少年少女なんかではなく、実際の夫婦で誰に憚ることもなくファックし放題なワケじゃん?
母がなにか下ネタ言う度に親父がツッコミを入れるワケだけど…

そういいつつ、実際試したんでしょ?

と思ってしまってついププっと笑ってしまう。
要は立場が立場なだけに母が妄想だけで語ってるように受け取ることが…できないって訳ではないけど、まぁ実体験からの発言だよなぁと受け取ってしまう。
必死に常識人を装おうとしても母が下ネタを言う度に性癖が暴露されていってるというか。
あんたも大概ね、ってか夫婦って怖いなー、同列に見えちゃうワケだな。
下の兄弟が居ないのが不思議なくらい…まさか母は病弱で出産どころか夜の夫婦生活もままならず、そのせいで妄想だけが肥大してあんな性格になった、なーんてしんみりする設定だったりはしないよね?
親父干物になる勢いでガンガンヤってるイメージだが…。
しっかし作画は安定して危うい。

追記
直しといたけどキャラ名間違って書いてました。
いやぁだっていつも「コーサカサンコーサカサン」言ってて下の名前覚えてなかったんだよねー、と言い訳
{/netabare}

8話までの感想
{netabare}なんか回を重ねるごとに段々と面白くなってきてるような…自分が慣れてきただけ?
↑でも書いたけど、主人公がイチイチどぎまぎせずに突っ込み役(ヘンな意味ではないぞ)が板についてきたせいだと思う。
やっぱ突っ込み役は重要だね。
しかし、面白くなってくると余計に作画のショボさの残念さが際立ってしまう。
と思ってたら…
7話で出た犬、キメエエエエ!!!
クリーチャーだよこれ…それを犬だと言い張る強引さ、嫌いじゃないけど怖いって。
これ、作画が悪いせいじゃないよね、どこが作ってもデザイン自体が絶望的にキモい。
原作からこうなのか?どうしてこんなデザインに?
7話はその後「塩を振る人」ネタもあったし、なんか元ネタがあったりするのかね?
でもって8話は8話で…学校のプールが例のプールじゃないか。
ニコ動配信で“セイレン”見た時、「例のプール」「例のプール」とコメントが溢れたシーンがあってその存在を知ったクチだけど(本当ダヨ)、しょびっちのソレはセイレンの時よりまるっきり例のプール。
(アキバズトリップにも例のプールは出るけど、あっちはアイドル撮影会って内容で違和感は無い)
フリー素材じゃあるまいし、作画酷い(キャラだけでなく背景も基本的に酷い)なかで何故そこを頑張った?(誉め言葉)

ってか8話は今までで一番面白かった。
それ以前から雫の自爆ネタはちょくちょくあったけど、委員長による本格的な自爆ネタが炸裂。
やっぱ自爆ネタは面白いなぁ。
いやぁ自分にも経験ありまして…セクシャルなことじゃなくて「釈迦に説法」めいたことをしてしまったりされてしまったり、それに気付いた時の気まずさったらそりゃあもう…。
フォローされた時のいたたまれなさも…マジで顔から火が出る。

それにしても、作画のショボさがほ~んと勿体ない。{/netabare}

最終回までの感想
{netabare}あっという間に終わってしまった…。
9話、自爆芸本家?の雫メイン回。
胸のサイズを気にしてるという大きな弱点を持っていながらどうしてそうも果敢に攻める?(誉め言葉)
そして最終回、告白以前のコーサカサンの印象と、実際に付き合ってみて感じたコーサカサンの印象、全然違ったけどやっぱりコーサカサン好きなんじゃあって内容で、それまでの(付き合いだしてからの)思い出を振り返る形で1~9話をおさらいして総括するという非常にベタではあるけど安定した王道展開。
ゲストキャラもほぼ登場させ、いかにも最終回らしい最終回。
やっぱ押さえてるところはしっかり押さえてるんじゃないかな、この作品。{/netabare}

総評・これだけ読めば良いかも
{netabare}他の人がどうかは知らないけど、個人的には「しょびっち(処女ビッチ)」と聞いて思い浮かべるのは「肉体関係をチラつかせつつ(チラつかせるだけで実際はヤらない)それに釣られた男共を手玉に取る・下僕にする」ってイメージです。
けど本作は実際見てみるとそんなことは一切無く、せいぜい「過剰な耳年増」って程度。
また、そんな「しょびっち」に主人公は翻弄されるだけなのか、「んなワケあるかーい」とツッコミ入れるのか、その辺もカン違いされそう。
実際は本作は後者寄りなのだけど、どっち系なのかハッキリ分からない序盤の段階で前者と思われて切られてそう…。
あああ、そうそう、それとこれは人によっては重要なんじゃないかな?

ヒロインは主人公位に一途、他の男性には目もくれない

…。
「ビッチ」から連想されるモノとは対極ですやーん。
ってことで、どうにもタイトルと内容には大きな隔たりがある気がします。
正直タイトルで損してるような…で、そんなタイトルと序盤の「まだ方向性が見えない」段階で試聴切られてる感じがしてなんか勿体ない気分。
かくいう自分も序盤は訝しがりながら見てました。
調子が上がり始めるのはコーサカサンの両親が出る回辺りからで、せめてそこまでは見てみて判断すると良いかも?
ギャグは面白いと思います、単に自分が自爆ネタ好きなだけかも知れないけど。
一方で作画は…うん…{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

Oh, yeah~~!

香坂秋穂(こうさか あきほ)、高校2年生。成績優秀・スポーツ万能でクラス委員長。しかし生真面目な性格と硬い表情、常識離れした言動に周りから引かれてしまい何時もボッチ状態。
そんな彼女に同じクラスの篠崎遥(しのざき はるか:女の子の名前みたいだけど普通の優しい男の子)は高1の頃から片思い。
夕暮れの校内、遥は思い切って秋穂を呼び出して(交際)告白。ドキドキしながら返事を待つも、あっさりとOKした秋穂・・・だが、
秋穂「とりあえず『48手』を全て暗記しますね。」
 遥「48…へ?」
そう、彼女は幼少のころより母親から英才教育ならぬ「excite」教育を受けており、秋穂のTPOにそぐわない、むしろKYな「excite」の発言に良識人の遥はツッコミを入れたり振り回されたり・・・・・波乱な交際が始まります。
秋穂「ナニに突っ込むというのですか?!」

※【48手】日本古来から伝わる「性交の体位」。印度にも似たような「カーマ・スートラ」というものがあるらしい。体位によって男の子か女の子が出来やすいというのは実際問題無いと思う。
※【excite(エキサイト)】本来の意味は「興奮する・刺激する」。放送上は露骨に「エロ・エロティック・卑猥・猥褻・淫語」と言わせづらいのか、全てのイヤラシイ意味合いが「excite」として代替語されてるみたいです。


原作は序盤チョット読みしましたが、4(または5)コマ漫画。
「処女でビッチ」だから「しょびっち」なのだろうか?えたんさんの言うように「性知識」はあっても「経験が」がなく、「excite」トークで盛り上がり本番では尻ごみする女子というのは確かに「耳年増」のようですね。
しかしタイトルにするなら『僕の彼女がマジメ過ぎる耳年増な件』より『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』の方がオシャレ感(?)があるような気がします。

※【bitch(ビッチ)】米国では古くから憎い相手や気に入らない事を罵倒するときに叫ぶ「son of the bitch!(サノバビッチ:牝犬の子)」という汚い言葉がありますね。「Fuck You!」と並ぶ児童教育に良くない(聞かせたくない)言葉です。
牝犬=節操なく交尾させたがる=ふしだらな女、という意味合いから「母親がクズならテメーもクズだ!」という相手を侮辱する最上級の罵り言葉のようです。
昨今、日本でも浸透してきた「ビッチ」という言葉。自由過ぎた社会のせいでヤリたい事をやるのもいいんですが、節度・節操も無くなり、礼儀も知らず人を見下し、ブスな下地に厚化粧、快楽と享楽を追い続け馬鹿笑いし続ける女性が、なんと増えたことか!(大和撫子はもう居なくなった!)
そんな社会風潮のせいで「ビッチ」という言葉は「嫌な女」の別称として定着しているのかもしれませんね。やや「ふしだらな女」の方が強そうですが・・・
本作では日常会話に、やたらめったら真顔で「excite」ワードをブっこんでくる秋穂なので、視聴者側から見ればビッチかもしれませんが結構「ピュアピュア」そうですね。彼女の「尽す姿勢」が意地らしい❤(似たようなキャラで「棺姫のチャイカ」のアカリを思い出しました)


何にせよ本作は「はじギャル」と同じくPV詐欺のようなアニメ。
番宣では面白そうに見えても本編は絵コンテ・作画が拙いせいで結構グダグダな感じ。(遥なんてしょっちゅう猫背気味になってるし、キャラと対象物との対比が時々????と思えますし)
最初は下ネタと巧くない画のせいで嫌悪感がありましたが、それを補う溢れる泉の如く湧き出る「excite」トークが段々面白く思えてきます。
見慣れてくると分かってきましたが、ややチープなラブコメ日常の至る所に「excite」地雷が埋まっており、うっかり踏んで(ツッコンで)大爆発(大爆笑!)というパターンのようです。
それがもう、楽しくて楽しくて楽しくて・・・
軽く見流すのにはちょうど良いのですが、私は根がムッツリの為にリピート視聴して爆笑してます(笑)

過剰下ネタとして有名な、
あの『生徒会』(ただの学園コメディだと思ったら、トンでもなかった!でもエロ画は無し)や、
あの『猥褻テロリスト』(AVネタも多かったが画もそれなりに良かった)に比べて、かなり劣ってはいますが「異世界はスマートフォンとともに。」程度の劣化版みたいに思えます。

本作を見て、
嫌悪感をもつようなら『お子ちゃま』か『普通の人』。
ソコソコ冷ややかに笑えるなら『普通の大人』。
深読みしたり、経験があったりして大爆笑するなら『普通に立派な汚い大人』なのかもしれません。(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

純愛♥下ネタ♥ラブラブコメディー!

この作品の原作は未読ですが、悠木さんがメインヒロインを演じると知り、即視聴を決めた作品です。

しかし、2017年を振り返ってみると色んな悠木さんを見せて貰った1年だったのではないでしょうか。
中でも以下の2作品は回想して振り返ってみると悠木さんにしか務まらなかったと言わざるを得ない作品だと思います。
冬アニメ:幼女戦記(ターニャ・デグレチャフ)
夏アニメ:アホガール(花畑よしこ)
もちろん悠木さんが出演されているのはこれだけではありません。
ACCA13区監察課のロッタちゃん、サクラダリセットの相麻菫、キノや3月のライオンの高城めぐみなど作品の中でのキーパーソンとも言える役を次々とこなしていく彼女…

でも幼女戦記やアホガールの様に視聴者に強烈なイメージを植え付けた秋アニメは、間違いなく本作だったと思います。
なぜなら登場人物の一喜一憂…或いは一挙手一投足における悠木さんのリアクションが作品から伝わってくるイメージ通りだったから…
悠木さんは成績優秀かつスポーツ万能の高校2年生の美少女である香坂 秋穂を完璧に演じ切られていた…と言っても過言では無いと思います。

この悠木さんの演じる香坂 秋穂…これが中々の曲者なのです。
何故なら知識だけのエロさなら、思考・発言を含め同年代の連中の遥か斜め上をぶっ飛んでいる…くらいが彼女に対する適当な表現だと思います。
そのくせ、超美少女でビッチなのですから始末におえません…

でも時折彼女の魅せる可愛らしさ…あざとさ120%である事は百も承知しているのですが、悠木さんの演技に我が牙城が崩されていくのが感じられます。

その他のキャラも立ち位置こそ違うものの、基本的なキャラ設定は主人公を取り巻きとしてキャッキャウフフを繰り返すお姫様たち…

そう…言ってみれば、萩村すず不在の「生徒会役員共」といったところでしょうか。
私は生徒会役員共を視聴した当時、あれを「ゆるい下ネタ」とレビューで記載しましたが、ユルさで言えばこの作品の方に軍配が上がると思います。

思い返すと、生徒会役員共は途中で何を言っているかが分からなくなるくらい、会話の途中で様々な効果音が挿入されていましたから…

そして、ツッコミ役が篠崎 遥ただ一人しかいなかったのもインパクトという切り口で見てみると弱かったと思います。
なぜなら、ボケとツッコミ以前に主人公とヒロインの間にはある一定の関係が存在していて、どちらもその関係を壊したくないと思っています。
まぁ、当然といえば当然ですけれど…

それに遥の元々の優しさが、周囲のキャラのボケに対する仇になってしまった点もあると思います。
生徒会役員共における津田タカトシは、突っ込むときはあらゆる感情全てを蔑ろにしていました。
その方が結果的にボケも映えるんですよね。

そういう中で唯一の異色が本作品における星川聖夜…
確かに物語におけるインパクトには十分成り得たと思います。
けれど、こっちの方が良かったかと問われるときっと答えは違うような気がしてなりません。

まぁ、聖夜が頑張るたびに悠木さんの冴えわたるリアクションが拝めたので、結果オーライなのかも知れませんけれど…

でも、ヒロインのご両親…高坂夏雄と冬美さん…
この二人の関係はある意味夫婦の有り方における理想形なのではないでしょうか。
もちろん、結婚してからずっと…という訳にはいきません。
社会人としての自分…家庭人としての自分…その2足のワラジを履きこなすのは生半可ではありませんし、段階に応じて変化していく子育てに対し、柔軟に馴染んでいかなくてはなりません。
子育てがひと段落して、優先順位が子供より自分たちに傾けられるようになった時、夫婦の関係がこの二人みたいだったら、きっと楽しいし充実した毎日が過ごせるのだと思います。

見どころとツッコミどころが満載のこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、悠木碧さんの「永遠ラビリンス」
エンディングテーマは、pua:reさんの「恋のヒミツ」

この作品も角川10話枠作品でした。
終わり方…纏まりは綺麗だったと思います。
でもあまりにも平坦に進んで、そのまま終わった感じがするので原作の販促…という意味ではもう少し先の展開を予感させる場面が見れた方が効果はあった様に思います。

いつも思いますが…やっぱり声優さんて凄いですね。
アニメが好きで良かったと実感できる作品だったと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

68.5 19 コミカルでラブコメなアニメランキング19位
藍より青し(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (375)
2227人が棚に入れました
『藍より青し』は文月晃原作の漫画作品。またこれをもとにした、テレビアニメ、小説、ゲームなども指す。略称は藍青。
【ストーリー】明立大学に籍を置く平凡な大学生・花菱薫は、花菱財閥総裁・花菱優二を父に持つ、花菱財閥次期当主となる人間だった。幼少の頃から花菱家当主になるために、限りなく虐待に近い「帝王教育」を施されるようになったために、薫はそんな花菱を嫌い大学入学を機に花菱との縁を切り花菱家を出て行った。
そんなある日の学校の帰り道、和服の少女・桜庭葵に出会う。彼女は、幼い頃から想い続けている許婚を探しており…。

声優・キャラクター
川澄綾子、保志総一朗、平松晶子、ゆきのさつき、水橋かおり、成田紗矢香、桃井はるこ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

想う。信じる。それが理想の夫婦へとつながる道程。

純愛ストーリーという印象があったこの作品。

確かに純愛ストーリーだったけれど、
それに加えていろんな温かさがあって、終始いい雰囲気でした^^

「純愛いいな~微笑ましいな~。」と思う人と、
「きーっ、幸せいっぱいでうらやましい!」「リア充め!」と思う人とで、

評価が変わりそうですねww

私は前者の立場で観ていましたが、
結婚についていろいろ考えて切なくなっちゃった(´・ω・`)笑

全24話です。


● ストーリー
桜庭葵(さくらば あおい)は幼少の頃に出会った
許嫁・花菱薫(はなびし かおる)を想い続けていた。

久しぶりに再会した薫は、普通の大学生活を送る男の子に成長していた。

昔と変わらず優しい薫に惹かれる葵。

心の傷を癒してくれる葵に惹かれる薫。

困難を抱えながらも、共に道を歩み始める。


≪え…そういう話なの?≫
最初の数話を観て抱いた感想が、これです。笑

純愛ものとは聞いていたけれど、序盤はエッチなシーンも多く、
葵ちゃんも清純そうに見えてなかなか大胆で。笑

純愛ものは好きだけれど、大人なラブストーリーは照れちゃうので、
「観る作品の選択を誤ったかしら…^^;」と戸惑っておりました(笑)

2人の気持ちが燃え上がるのはいいのですが、
現実味がなくて、なんだかなー…^^;と期待外れに思っていました。

この展開がずっと続かなくてほっとしたよ。笑


≪夫婦≫
これがこの作品の主軸。

一緒にいて安らげる人…。そんな人と心穏やかに日々を過ごしたい。

そんな願いがこのアニメを観ていると膨らんでしまいます。

結婚って自分の時間がなくなってしまうようで嫌だったけど、

葵と薫を見ていて、
こんな時間が手に入るなら夫婦もいいな…と思い始めたよ。

アニメの影響を受けやすい私ですww

あーあ、どこかに薫のような旦那さん、おっこちてないかしらww


そうそう、結婚するときにあにこれを引退するってことは決めてるから、

ようすが消えたら心の中で祝ってやってください♪笑
(いつまでも消えなかったら憐れんでやってください…。泣)


≪乙女の恋心≫
いろんなキャラが登場します。

薫のハーレム状態なので女の子ばかりなのですが。笑

葵と薫がラブラブなのは「ごちそうさま。」なんですけれど、
私は周りの女の子の恋心にうずうずしておりました。

元気いっぱいの博多弁アメリカ人のティナの恋する乙女な一面や、

好きな人への気持ちを前向きなパワーに変える妙ちゃんなど…。

恋する乙女大好きな私にはたまらなかったです(*´ω`*)


≪感想≫
最初は少し戸惑う展開からのスタートでしたが、
大きな事件や嫌な展開もなく、安心して観ていられる作品でした。

12話まで観た時「あと12話も必要か…?」とも思ったのですが、
なんだかんだ、あっという間に最終回まできてしまいました。

2人の恋愛話だけだと飽きてしまったかもしれないけれど、
他のキャラたちによる”家族愛”ストーリーが温かくてよかったです^^


● キャラクター
葵ちゃん。

幼少のころから薫を一途に慕い、想い続けてきた少女。

家事は完璧、優しくて美人な葵ちゃんはまさに理想の妻ですね。

愛する人にあれだけ尽くすことができるのは、すごい。

こんなふうに尽くしてくれる女の子が傍にいたら、
男の人はそりゃうれしいだろうなあ。


薫くん。

とても優しくていい男です。こちらは理想の旦那さんですね。

欠点といえば、モテすぎてしまうところかしらww

「~~だよ、葵ちゃん。」とすべての言葉に「葵ちゃん」がつくのは、
くどく感じました(笑)

まあ、それだけ葵ちゃんのことが好きだってことにしておこう。笑


● 音楽
【 OP「永遠の花」/石田燿子 】

前半は1番の歌詞、途中から2番の歌詞が使用されていました。

話数の多いアニメは途中で曲を変えることが多いですが、

歌詞だけを変えるのはその曲の味がより出ていいなあと思いました。

優しい雰囲気の曲で、石田さんの歌声がしみます。


● まとめ
2人の純愛+にぎやかなキャラたちによる家族愛。

いろんな温かな愛に包まれた作品でした^^

1期でストーリーはきれいに完結しています。

2期はどんな展開なのかな?楽しみです♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青は藍より出でて藍より青し

この作品の原作は未読です。
あにこれ入会初期に視聴して放置しっ放しだった作品の一つです。
dアニメで視聴できることに気付き、再度視聴しました。


大学生・花菱薫は、和服姿の少女・桜庭葵と出会う。

その少女・葵は18年間想い続けてきた男性に会いにきたという。

一見して都会に不慣れな葵を放っておけず人探しを手伝う薫は、
彼女の想い人が自分だということに気付く。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

兎にも角にも和服の似合うヒロインである葵ちゃんの一途さを全集中で愛でる作品です。
と、今更私がそんなこと言わなくても周知の事実かと思っていましたが、2021年1月時点で、あにこれの総合得点67.8点、感想・評価357件、棚に入れた2121人、ランキング1687位と以外に低い数値にビックリ…

2002年に放送された作品なので、もっと評価されているとばかり思っていました。

ヒロインの葵ちゃんは、主人公で元許婚の花菱薫のことを幼いころからずっと想い続けてきました。
彼を心底愛しており、彼女が花嫁修業の研鑽を積み重ねるのも少しでも彼に相応しい妻になりたいから…
この想いと言動には微塵のブレもありませんでした。
葵ちゃんの一途さには清々しさを感じるくらいです。

そんな葵ちゃんのお相手である花菱薫は、花菱財閥の次期当主として育てられていた幼い頃に葵ちゃんに出会い、家同士が決めた婚約相手となりましたが、花菱家内での紆余曲折を経て薫は家を飛び出し勘当され、縁談も白紙になってしまったのでした。

形の上では縁談が破談になってしまったので、薫が葵ちゃんとの約束を違えたことになります。
でも、そう選択せざるを得ない理由があったのも事実です。
彼自身、流されやすく断れず押し切られる面も多々ありましたが、基本的に優しいんですよね。
それに寂しさを知っているから、相手にそれを感じさせないよう自然に振る舞うんです。
これがモテない訳ありませんよね。
だから、みんなで一緒に過ごす桜庭館は、半分薫のハーレム状態でしたから…

それと、あにこれ入会初期に視聴した時には気付きませんでしたが、キャストが素晴らしいんです。
ヒロインの桜庭葵ちゃんのCVは川澄綾子さん、元気いっぱいのティナ・フォスターのCVは、「フルメタル・パニック!」の千鳥かなめを演じた雪乃五月さん、桜庭館にハウスキーパーとして住み込んで暮らしている水無月妙子のCVは水橋かおりさんなんです。
いやぁ、2度目の視聴となる今回は耳が幸せで仕方ありませんでしたよ。

今の作品と比べると若干古さは感じられますし、画面も16:9ではありませんが、葵ちゃんの一途さには今でも十分キュンキュンできる作品でした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、石田燿子さんの「永遠の花」
エンディングテーマは、the Indigoさんの「名も知れぬ花」
私の中で「石田=ストパン」の図式が出来上がっていましたが、この作品の楽曲も歌われていたんですね。

2クール全24話の物語でした。
久々に視聴しましたが、内容を忘れている部分が多く、新たな発見がいくつもありました。
引き続き、第2期〜縁〜を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

葵と薫の魅力 B+

この作品は何をおいてもまずヒロインです。
ヒロインは桜庭葵。
着物が似合い、おしとやか、多少世間知らずだけど家事万能、そして一途に一人の人を想い続けるひたむきな心。
世の男としては、こういう娘をお嫁さんにしたいと思わせるようなヒロインです。
私も今の嫁と別れて・・・いやいやとんでもないです!

対する主人公花菱薫は一見したところは、何の変哲もないごく普通の大学生です。
ヒロインが想いを寄せる人なのですが、当初、なぜこの主人公がここまでヒロインに想われているのか理解できませんでした。
それがこのアニメだからといえば実も蓋もありませんがww、とても優しく、一方で非常に芯が強いという性格の持ち主です。
同姓の私から見ても、不思議と嫌味に感じるところが全くない主人公でした。

主人公のこの性格に呼び寄せられるかのように、周りには個性豊かな女性が集まってきます。

博多弁を話す外国人ティナは、豪快で明朗な性格である一方、とても怖がりやであるという一面を持っています。
巨乳で眼鏡っ子の妙子は、不器用でドジっ子、でも何事にも一生懸命に取り組む頑張り屋さんです。
良家の子女である繭は、薫に会いたい一心で猛勉強し、飛び級で薫の大学に入学する程の娘です。
中学生のちかは妙子の従妹で、妙子と薫の関係を進展させようと何かと気を揉んでおり、自身も薫を兄のように慕っています。

以上を見て、「何だ、ハーレムアニメかよ!」と思った方、ちょっと待ってください。
確かに、そうした一面がない訳ではありませんが、このアニメでは主人公薫はヒロイン葵への想いが第一で、浮気心を起こすような男ではありません。
多分見ていて、こんなにモテるのに勿体無いじゃないか!と思うほど非常に真面目な、極言すると面白みのない男(言い過ぎww)、それが花菱薫なのです。

ヒロイン以外の女性が活躍するエピソードも勿論ありますが、最終的には薫と葵の想いが強く結びついていることが分かるようなストーリー展開をします。
それだけに、全体的に起伏が少ないといえるかもしれませんが、安心して見ることができる作品でもあります。

今となっては珍しい一途な恋愛アニメ、一度はご覧になってはいかがでしょうか。


ちなみに、回想シーンで幼い頃の葵が照れたときの表情は、むちゃくちゃ可愛いです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

63.4 20 コミカルでラブコメなアニメランキング20位
神様家族(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (326)
2227人が棚に入れました
一見ごく普通の少年だが、実は神様の跡取り息子である神山佐間太郎。立派な神様になる修行として人間界で暮らしているのだが、両親の「奇跡」の力のせいでワガママな性格に育ってしまった。しかし転校生の小森久美子と出会い、佐間太郎はある決心をする…。


声優・キャラクター
岸尾だいすけ、小清水亜美、江原正士、葛城七穂、冬馬由美、神田朱未、前田愛、三浦祥朗

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

荒ぶる鷹のポーズ

ヘ○ヘ
  |∧
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世に有名な"荒ぶる鷹のポーズ"は本作が元ネタです。
神様のドラ息子の佐間太郎が天使のテンコと同棲してて、途中悪魔と付き合いそうになるも、やっぱりテンコが一番!みたいなアニメです。
神様家族というだけあって、アットホームさを感じれる、「サザエさん」や「あたしンち」のようなアニメなんですよね。
パパさんが天の川で釣りをして、釣り上げた短冊の願いを叶えるってエピソード、想像力高くて好きです。

えー!これがMF文庫Jのラノベアニメってのが信じられない~~~。
原作は漫画かと思ってました。
「夜桜」で有名なヤスダスズヒトさんの初期の頃のイラストなんですが、結構再現度高いように思います。

佐間太郎に岸尾大輔さん、テンコ役に小清水亜美さんです。
若々しい岸尾さんの声は安定感ありますね、主人公声だと思います。
あとパパさん役の江原正士さんが良い演技してらっしゃる。

OP「Brand New Morning」は圧倒的名曲、カラオケでたまに歌う人が居て話が弾む奴ですね。
OPに隠れがちなED「図書館では教えてくれない、天使の秘密」が良い曲なんですよ!

実家のような安心感を覚えるアニメなんですよね。
ということでキャラクターも自分に馴染んでます、すごくいい。
家族アニメとしての見せ方が旨いからでしょうかね。


全13話、なんかアニマックスでやって、その後ちょっと経ってから地上波やってましたよね。
微妙に見づらかったアニメなのに私の周りだと結構見てる人多い不思議。
と思ったら例の"かんなぎ騒動"でBS11でのかんなぎの放送が取りやめになった時代わりに放送したが本作なんですよね。
だから見てる人多かったのかな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ninfami さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

温かい。

神山佐間太郎は神様の息子である。人間のことをよく知って立派な神様になるため、神様である父・治(パパさん)、女神の母・ビーナス(ママさん)、女神候補の姉・美佐と妹・メメ、お目付け役天使のテンコたちと、東京都の世田谷区にある築25年の一軒家で暮らしている。

過保護なパパさんの神の奇跡のおかげで、幼い頃から欲しいと心の中で願ったものはすぐ手に入る生活を送っている佐間太郎は、自己中心的で無気力な性格になり、家族から干渉される毎日に嫌気がさしている。そんな様子を心配するテンコとは、神様とお目付け役天使という関係からいつも言い合いになるが、一方でお互いがお互いを心の支えに感じている。

そんなある日、自分たちのクラスに美少女・小森久美子が転校してくる。今まで人間の女の子に興味のなかった佐間太郎は、彼女に一目惚れ。その様子にショックを受けたテンコは、自分が佐間太郎に恋していることに気づく。(Wikipediaより引用)


ラブコメのテンプレともいえる作品です。前半はどたばたなラブコメなのですが、後半はシリアスな話になります。緊張感に欠けるシーンもありましたが、全体的に良い話でした。佐間太郎がどっちつかずで少し腹立たしくも感じましたが、最後は格好良かったのでモウマンタイです。

それとこの物語は、ラブコメというよりは家族の絆を描いた感じがします。仲がいい家族って幸せなんだなぁ。

見て損はない作品です。テンコちゃん可愛いです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

神様と天使と悪魔と人間と

基本的に明るい感じのドタバタ系ラブコメ作品です
作画は微妙ですが、他はわりと良かったと思います


神様の息子である佐間太郎が主人公となります
神様(父)、女神(母)、女神候補(姉、妹)、
そして佐間太郎のお目付け役天使のテンコ、
この6人で東京都の一軒家に住んでいます
この家と、佐間太郎やテンコたちが通う学校が主な舞台です
初期設定が面白いなと感じました


基本的には佐間太郎とテンコを中心にラブコメやってます
ライバルも現れますし、楽しかったです

テンコが照れるのがかわいらしいです
キャラデザ的には…ですが、
不思議と凄く可愛く見えてきました
テンコちゃんマジ天使!実際そうなんですが

神様のパパさんと女神のママさんもハイテンションで賑やかです
こんな親だったらさぞかし疲れることでしょう
姉や妹も独特ですが、面白いです
まったくこの神様家族は。。
ドタバタとはこの人たちのせいです
でも、やるときはやる皆さんでした


元はといえばOPが良かったので観た作品
OPは映像ともに好きです
EDも良い感じでした
中毒とまではいかないまでも、頭には残る曲です


少しのシリアスはありますが、
基本はドタバタ賑やか明るい作品です
佐間太郎とテンコお互いの心境の変わり様が見所ですね

慣れれば作画は全く気にならないと思います
ラブにコメディに、楽しい作品でした

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

67.7 21 コミカルでラブコメなアニメランキング21位
史上最強の弟子 ケンイチ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (325)
2113人が棚に入れました
高校1年生の白浜兼一は入学早々空手部に入部するが、そこで上級生のいじめに遭ってしまう。そんなある日、兼一は転校生の風林寺美羽と出会い…。

声優・キャラクター
関智一、川上とも子、有川博、石塚運昇、能登麻美子、石丸博也、二又一成、小杉十郎太

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

!! いいか兼一!人生にゃ出来るも出来ねーもねえ!!あるのは・・・ 「やるかやらないか」だ!!

ストーリー

中学生になるまで毎日のようにいじめられていた白浜 兼一は道端でどこから見ても悪党共を華麗に叩きのめした女性武術家の風林寺美羽に憧れ、自分の中にある信念を貫くために様々な武術を極めた道場・梁山泊に入門しました。
だが、兼一はまだ知らなかった。地獄よりも地獄な特訓の日々が待っている事を・・
この物語は本当の地獄の特訓の日々とその成果を見せる戦いです。

私の感想。

はじめは何だか主人公が弱くて精神的にも何だかいじめられっこな話だったのですが、修行の成果が出始めてからかなり面白くなりました。 

そして、この物語が進むうちに兼一の強い信念を貫く姿に仲間が増えて姿が非常に面白く感じられました。基本、敵は力や権力でコミュニケーションをとっていましたが、主人公は仲間への信頼と絆でできている所が非常に喜ばしかったです。

私がこの作品で注目している所は兼一の戦い方です。空手、柔術 、中国拳法、ムエタイなどがすべて戦いに含まれている所ですね。普段は一つの戦い方が使われるのが多いので、この作品のようにたくさんの戦い方が入っていると思いますね。     

後、主人公の精神の太くて超根性がある所が本当に面白かったですね。どこかの精神があまり強くない主人公とは違います。まあ、この作品の主人公は物理的に鉄球並に強いですがw                                                                                                                                                                                                      

この作品で注目するべき名言。


ボ・・・ボクは、間違っている事を間違っていると言いたいだけなんです。
でも、それをただ口に出しただけじゃ・・・何も変わらなくて・・・
だから・・・だから自分が正しいと思った事を実際にしようとしたら・・・
力がいるんです!!

力と勇気が!!

ボクにはどちらも、まるでないけれど・・・


Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

注目してほしい所は師匠たちの兼一への愛の鞭・・っと言うか愛のエクスカリバーの数々です。そのトレーニング一つ一つが超苦しいのですが、戦いにその特訓の成果が出ています。まあ、ごく稀ですが。

オープニング

「Be Strong」シンプルイズベストでこの作品のはじめの数話はかなりキャラクター説明に特化しているのでそれをあまり考えなければとても良いオープニングです。特にそれぞれの師匠の説明が本編の師匠たちの戦いのシーンが非常にかっこいいです。

「ヤッホー」
このオープニングは本当によくできていると思うのですが、正直あまり曲がこの作品に合っていないのですよね。このオープニングの曲はかなりさわやかな曲なのですが、この作品のはんぺんの内容はかなり熱血で血が煮つくほど熱い作品なのですが、この曲は聞いているとなんだか夏の日縁側でカキ氷でも食べながら涼んでいる時を頭の中で思い浮かべてしまいます。本当にオープニングの出来上がりは本当に良いのです。これだけ長いストーリーをこのオープニングの1分半で抑えているのですからとてもすごいと思います。ですが、曲が非常に足を引っ張っています。

エンディング

「君がいるから」
何故美羽が超注目されているのかはあまりよく分かりませんが、このエンディングは正直この作品にかなり合っているとおもうのですが、私的にはもっと他のキャラクターも出しでほしいエンディングでしたね。特に師匠たちはあまり戦いで活躍するシーンが少ないので。

「Catch Your Dream☆」
このエンディングはそれぞれのキャラクターの日常が見られる基調なエンディングです。まあ、曲自体はそれほど高い評価を上げられませんが、面白さとしては良いエンディングです。

「Run Over」
正直このエンディングはあまり印象が残りませんでしたね。ルーレット式でキャラクターが出てくるエンディングですが、まあ、面白くなかったです。正直このエンディングはこの作品に合っていませんね。

「心からのメッセージ」
このエンディングのテーマは私が思うに「絆」ですかね。原作の絵図で流れるキャラクターたちは何だかいつもと不意陰気が違い面白いエンディングになっています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかで笑える成長劇。素直に面白い!

最強の師匠たちに武術を教わることになった、いじめられっ子でひ弱な主人公・ケンイチ。
次第に学校のチンピラどもに目をつけられ、噂は広まり、連日戦いを強いられるハメに。
ケンカを通してチンピラたちを改心させながら強くなっていく成長劇。

週刊少年サンデーの人気連載漫画原作。
努力・根性・友情をストレートに描いた単純明快なストーリーです。
絵柄は少年向けで、ワザとらしいキャラデザは分かりやすいというか安っぽい。
女キャラは巨乳ちゃんばかりの、かなり雑で古風な萌え。おっぱいのゴリ押しw
原作譲りのキャラデザはかなーり微妙です。絵の安定感もありません。
ケンカ物語なのに大事な格闘シーンにキレがなく、見せ方も難あり。迫力があるとはいえません。
当時の水準で見ても作画は見劣りするレベルです。

しかし、それでもこの作品にはそれを補ってあり余る魅力があります。
数ある王道系の中でもこれは面白いっ!と贔屓したくなるほどこの作品が好き。
ケンイチの弱っちいながらも健気に努力する姿を見ると勇気が湧いてくるし、元気になれる!
キャラ立てが抜群に上手く出来ており、キャラの言葉がちゃんと心に響いてきます。
成長劇なだけに内容は明るくポジティブ。ギャグも多く、賑やかで笑いが絶えません。
ケンイチの声は関智一さんが演じており、好感の持てるキャラの印象と非常に合っています。
他の声優の配役も良い感じでした。(唯一、能登さんはセリフ少ないキャラなのが残念っ)
スポ根系王道としても勿論、ストレスフリーなので気晴らしアニメにもおススメ。
一期OP主題歌「Be Strong」のアップテンポな曲調、本編と合ってる歌詞の良さは異常。

個人的なお気に入りは、ケンイチの弟子入りした道場・梁山泊(りょうざんぱく)での生活。
外界とは完全に隔離された特殊な環境で師匠たちにもみくちゃにされ、ひたすら努力するケンイチ。
最強であるが故に常識の通用しない、規格外の思考回路を持つ師匠たちの行動・言動がかなりツボりました。「あえて足場の悪いところを通りたがる」ような格闘キャラによくある、中二臭い性質がギャグ視点でよく描かれており、当の本人は真面目にやってることなんだろうけど・・傍から見たら絶対ヘン!という健常者(?)の感覚を絶妙に取り入れている。
身におぼえのある環境と人種だったので、なおさら笑ってしまいました。
ギャグにしていますが、実際あるあるだったりするところがまた恐ろしいw
ケンイチの弱音の意味すら理解できない?彼らの強さに時々学ばされることも。
ためになる話なんかも意外に多い。侮るべからず、です!

でも原作に手を出す気にはなれません。すごく好きなんですけど。
強敵を倒したら更なる強敵が出てきて・・というワンパターン展開がやはりネックです。
良くも悪くも王道といったところでしょうか(笑) 50巻以上ある原作に手を出して幻滅したくないのかも。
だからアニメでお腹いっぱいですw 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まさかの2期が始まったのでおさらいとして

あらすじ

いじめられっ子の主人公白浜兼一が
女性武術家風林寺美羽と出会い、
信念を貫くための強さを手に入れるために
様々な武術を極めた達人が共同生活をしている
道場・梁山泊に入門し、
数々の敵味方との出会いと梁山泊での修練によって
肉体的、精神的成長を遂げてゆく物語という感じ



感想

ずっと期待していたけど諦めていた2期が始まったんで
1期見てない人のために軽いおさらいとして
説明しておこうかと思います


全50話。結構面白い内容でした。
長い話数でしたが特に飽きることなく
見ることができました

軟弱男子がヒロインと出会い、
修行を重ねながら強敵へと向かっていく話です。
こうゆう最初弱い主人公が成長して強くなる話
僕は大好きですね♪

それにエロい要素というか
お色気要素があって
そうゆう意味でも楽しめる作品でした

でも勘違いしてほしくないんですが
決してエロいだけの作品ではなく
あくまで作品を楽しむ上での
一要素でしかないということです

エロが嫌いな人でもちゃんと
バトルがしっかりしてるので
楽しめる作品となっているので安心していいです

面白かったのは、個性のある師匠達とユニークな修行方法。
また、各対戦相手との戦法もいつも違っていて
飽きのこないものとなってました。

日常のほのぼのした話も描かれていて
それとバトルのバランスも良かったと思う
仲間との絆も徐々に築かれていくし、
熱いし心温まる物語だと思う。

バトルシーンも結構よくできていると思う
武術、武道に対する考え方、
用語はかなり的を得ているのに驚きました。


2期期待してるんですが
無理なんでしょうかね?
原作はかなりストック貯まっているはずですし
ここからさらに主人公が強くなって
面白くなるところなので是非2期作ってほしいです

↑と思ってたんですが来ましたねw
予想外でしたが嬉しいです♪
2期本当に楽しみです!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 47

54.5 22 コミカルでラブコメなアニメランキング22位
コメット・ルシファー(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (323)
1704人が棚に入れました
青く輝く鉱石、ギフトジウムに覆われた大地、惑星ギフト。

ソウゴ・アマギはギフトジウム採掘で栄える街、ガーデン・インディゴに住む純朴な少年。希少な鉱石を集めるのが趣味のソウゴは、ある日、同級生のカオン、ロマン、オットたちが引き起こす騒動に巻き込まれ、鉱山跡深くの地底湖へと迷い込んでしまう。

そこでソウゴは不思議な少女と出会う……

風にそよぐ青い髪、まっすぐに見つめる赤い瞳。

いったい彼女は何者なのか、この出会いがソウゴに何をもたらすのか。

そしていま、結ばれた絆が冒険への扉を開く――。

いま冒険の旅がはじまる。君と仲間と、運命を連れて。

声優・キャラクター
小林裕介、大橋彩香、高橋李依、寺島拓篤、諏訪彩花、水瀬いのり

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

その様に物語を纏めてきましたか・・・

この作品は、オリジナルアニメだったんですね。レビューを書くためにwikiをチラ見するまで知りませんでした。
でも、色彩の淡い・・・可愛らしいキャラデザに惹かれたのと水瀬さん、三森さん、大橋さんが出演されるのを知り視聴を決めた作品です。

この物語の主人公は、鉱石採取を趣味としているソウゴ・・・彼は暇さえあれば近くの谷底に行き、かつて母が生前に教えてくれた光る鉱石探しに精を出していました。
そんな彼の努力が実を結んだのか、ある日赤く光る鉱石を見つけるのですが、その後の成り行きでクラスメイトのカオンと、彼女を許婚として執拗に追い回すロマンとオットとのトラブルに巻き込まれてしまい、ソウゴとカオンは大きな穴から地下の洞窟のような場所に落っこちてしまうのです。

落っこちるというアクシデントはありましたが、何とかロマンらから逃げ切り出口を探していたところ、地底湖が光り輝き鍾乳石の中から一人の少女が出てくるんです。
その少女の出現とほぼ時を同じくして大きなロボットが突如表れ、少女を捕まえようとした時、白に緑のラインの映えるもう一台のロボットが表れ、ロボットの行動を阻もうとするのです。
それはまるで少女を守るかのように・・・
ソウゴとカオンは気を失った少女を抱きかかえながらその場を離脱し・・・物語が動いていきます。

その少女はフェリア・・・そして彼女の自称守護者である謎の石モウラは、ひとまずソウゴの家に身を潜める事となるのですが、フェリア・・・この時点から可愛らしさが暴走していたと思ったのは私だけでしょうか^^;?
辿々しい言葉遣い・・・天真爛漫な性格・・・そしてまるで生まれてきたばかりの赤ん坊の様に無垢なんです。
そのため、物事の善し悪しの判断が付かなかったり、時にはやり過ぎてしまう事もあるのですが、それらを引っ括めて彼女の魅力なんだと思います。

フェリアはカオン、ロマン、オットとも直ぐに打ち解け、ソウゴの家は優しさと温かさで包まれているようで・・・
そんな時間がずっと続いて欲しい・・・そう思えるまで多くの時間は必要ありませんでした。
でも人間って欲しいモノを手に入れるまで中々諦められませんよね^^;?
地下洞窟でフェリアを捕まえようとしていた一行は・・・全然諦めていませんでした。

油断・・・だったのかもしれません。
それはごくありふれた日常のほんの一瞬の狭間でしかない僅かな時間・・・
でも「その筋のプロ」なら造作もないんでしょうね・・・^^;
あっという間にフェリアを奪われてしまうのですが・・・ここから物語のスケールが一気に大きくなっていくと共に・・・何度も胸が痛みました^^;

フェリアは一緒にいたいと思っているだけ・・・何も悪い事はしていません。
それはソウゴ達も同じ・・・静かに、皆んなで仲良く生きていければそれでいい・・・
何かを変えたいと思っているわけでもなく、特別な力とかが欲しい訳でもないんです。

でも、歯車って・・・回り続けるうちにガタがくるのでしょうか・・・
自分の気持ちが分からなくなったり・・・
気付いたら「いつもの指定席」にいるのが自分じゃなくなっていたり・・・
応援したい気持ちも本心・・・けれど自分だって本心を叫びたいのにできなかったり・・・
大きなやり取りがある訳ではありませんが、登場人物の心模様が巧みに表現されていると思います。

でも胸の痛みはこれだけではありません。
一番胸が傷んだのはフェリアを狙ったホントの目的でしょうか・・・
あんなに泣いているのに・・・
あんなに嫌がっているのに・・・
フェリアはモノじゃないのに・・・
私にできる唯一の事は、サヨナラ逆転満塁ホームランでフェリアがハッピーエンドを迎えられるように祈る事だけ・・・
結構心を込めて精一杯願ったんですけどなぁ・・・^^;
勇気・・・優しさ・・・沢山の思いの詰まったラストだったと覆います。
気になる方は是非本編でご確認願います^^

オープニングテーマは、fhánaさんの「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」
エンディングテーマは、大橋彩香さんの「おしえてブルースカイ」他4曲でした。
fhánaさんの高音域の歌声は聞いていてとても気持ちが良いです^^
カラオケで歌っても気持ち良かったです^^;

1クール12話の作品でした。1クールの中でしっかり纏まった作品だと思いました。
フェリアを追跡する相手の説明がもう少しあったらとより理解が深まったと思いました。
でも、声優さんも合っていたし作画も綺麗・・・そしてロボットの動きも迫力があって良かったと思います。
しっかり楽しませて頂いた作品になりました^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

作品そのものの感想というよりは、どうしてこんな作品が出来上がってしまったのかって点が気になる作品

とりあえず一話を見ただけでも「あの幅寄せ殺しにきてるだろ」「あの高さから落ちで無事かよ」「結婚よりも安否気にしろよ」「ロボが捉えた映像送れよ」などなど、
色々おかしな部分が目立つが、そのおかしさは最後まで続くので、
一話で全体のノリが把握できるようになってるのはある意味良心的なのかも(一話切りするかどうかという意味で)

そして個人的な関心はタイトルで書いた通り、作品の感想というより、どうしてこんな作品になってしまったその経緯のほうが気になって仕方ないことに。

ちょっと関係ない自分語りをしてしまうけど、確かあれは何年前だっけかなぁ、
同人誌だか雑誌の記事だか忘れたけど、そこで見たアニメーターの愚痴を思い出します。
内容は、とあるOVA制作に関する話で、可愛い女の子(ヒロイン)の絵を見せられて「この作品作るの手伝ってくれんか」と仕事の依頼が来たとのこと。
てっきり女の子が描けるものだと思って引き受けたら、実際に回されてきた仕事内容はオッサンを描くだけだった、というちょっとした笑い話。
なのだけど、こういったマインドは現在でも変わってないと思います。
女の子で騙し討ちってことじゃなく、アニメーター(絵描き)が「描きたいシーン」と、
ストーリーの展開上「大して描きたくもないけど描かなくてはいけないシーン」があるということ。

で、この作品は後者に当たる部分を極限まで取っ払って作ったような印象。
取っ払ったというより、アニメーター(原画になるのか?)に描きたいシーンを尋ね、それに合わせてストーリーを組み立てたって感じ。
脚本家ごとに好きなように書かせて~って方式だと戦国コレクションのようなオムニバス形式になるけど、
絵描きに好きなように描かせて~ってやるとこういう形になるのかー、と思って見れば、また新たな楽しみ方が見つかるかも知れない。

例・ヒロインが序盤幼女であった必要性は大してないのだけど「幼女描かせろ~」って声があったのではなかろうか。
主人公がロボに搭乗する必要性も同様、コクピットでうおおーと叫ぶシーン描きたい→じゃあそうしましょうって流れで決定したんではなかろうか。
等々、不自然な部分は全て「だってそれが描きたかったんだもん」という意図で出来上がったものだと思うと色々と納得できてしまう。

これまた話が逸れて恐縮なのだけど、アニメーターに好きなように描かせたらどうなるかっていうのは、
シリーズ全部がそれっていうのは稀有だけど、数分程度というのであれば既存作品でもいくらでもある。
ぱっと思いつくのはもえたんのロボとプリンセスラバーの魔法少女。
これらは総じてどこかで見たシーンの焼き直しで、コメットルシファーがそれらの要素ばかりで構築されてるのもこれまた納得。
オリジナリティ云々よりも、あのとき見たあのシーンを自分の手で再現したいって気持ちの方が先に出るのだろうか。
そこら辺を上手く調理した最右翼はエヴァになるので、コメルシもまとめ役がもうちょい頑張ってくれればエヴァのようになってたのかも…知れない?
この問題は1か0ってものではなく比重に関わることなので、難しいんだろうけどねー。

けど、これにより「コメルシで好きに描かせたんだから、次の仕事はこのカット(誰も書きたがらない面倒なシーン)描いてよ」と頼みやすくなるのかも?
もしコメルシが人気作品になってたら「コメルシと同じでいーじゃん、そんなの描きたくないよ」と突っぱねられてしまうので、
不人気に終わったのは幸いなのかも知れない。


ところで、上記の説(現場の描きたがるものを優先した作り)はあくまで仮説です。
どういう姿勢で臨めば楽しく見れるかなーっていういちアイディアに過ぎず、それには矛盾してる箇所が僅かながらあったり。
あの…その…モウラが人間化した姿が…全然可愛くない。
シルエット的にはマクロスFのクランなのだけど、それをあそこまで可愛くなく描くなんて…。
好きなように描かせてあのデザインって考えにくいのだけど、ひょっとしてアニメーターにもB専って居るのか?
それと色彩鮮やかな謎の泉周辺の植物たち…美しい風景ってのを描いてるつもりっぽいけど、自分の目には魔界にしか見えなかったり。
「時間や予算の都合で力及ばず不本意ながらそうなってしまった」って印象は無いので、感性が全く違ってるとしか解釈のしようがない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

PPN さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オリジナルとは、何かね…(´∀`; )

謎の少女フェリアをめぐり主人公たちが繰り広げる
冒険を描いたSFファンダジー作品。
全12話。
エイトビットによるオリジナルアニメーション。


はじめに
この作品好きな方には申し訳ない内容です。
にわか者の感想文です、ご了承下され。


う~ん、何て言えばいいのか…ツッコミ所多々…(;´∀`)アハハ
決して面白くない訳ではないんだけどねぇ。
ストーリーに深みが感じられないっていうのが率直な感想。
バトル、恋愛、キャラの掘り下げなどなど全てにおいて
中途半端で見事に物語全体をボカしてしまっていましたね。
なので、敵・味方双方のキャラクターの存在感もイマイチ。

他作品の良いところをかき集め、詰め込めるだけ詰め込んで
失敗したという印象しか残りませんでしたねぇ。

ロボットのバトルシーンは丁寧かつ迫力ある動きが見られます。
声優陣も若手をメインに起用しフレッシュで好印象。
作画や音楽などもそんなに悪くなかっただけに……。
やはりストーリーの出来が残念な作品だったなぁと(´Д`)


せっかくのオリジナルアニメ、制作側の腕の見せ所のはず。
エイトビット、初のオリジナル作品という事もあり
守りに入ってしまったんでしょうか。
作品の特徴や個性をハッキリと描かなければ勿体ないですね。
次回のオリジナルアニメはもっと個性的、もっと思い切った
「エイトビットならでは!」という作品を期待しています!!



《キャスト》

ソウゴ・アマギ(CV.小林裕介)
フェリア(CV.大橋彩香)
モ・リティカ・ツェツェス・ウラ(CV.水瀬いのり)
カオン・ランチェスター(CV.高橋李依)
ロマン・ヴァロフ(CV.寺島拓篤)
オット・モトー(CV.諏訪彩花)
ハジメ・ド・モン(CV.三宅健太)
マルヴィナ・アニアンス(CV.三森すずこ)
ガス・スチュワート(CV.浜田賢二)
パトリック・ヤン(CV.田村睦心)
アルフリード・マッカラン(CV.間島淳司)
ジュード・プライス(CV.速水奨)



《主題歌》

OP
『コメットルシファー~The Seed and the Sower~』/fhána
ED
『おしえてブルースカイ』/大橋彩香(第1話~第4話)
『裸足のままでもこわくない』/大橋彩香(第6話~第8話)
『追憶のかなた』/fhána(第9話)
『ヒトツニナリタイ』/大橋彩香(第10話~第12話)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 47

80.1 23 コミカルでラブコメなアニメランキング23位
スキップとローファー(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (398)
1175人が棚に入れました
地方の小さな中学校から、 東京の高偏差値高校に首席入学した岩倉美津未。 カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独特でちょっとズレてる。 だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。 知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。 ときどき不協和音スレスレ、だけどいつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【最終】モブ顔に騙された! →意外としっかり人物描写された青春群像劇

【レビューNo.66】((最終レビュー)初回登録:2023/6/21)
コミック原作で2023年作品。全12話。
正直1話の段階では切るか迷ったが、お付き合いあるレビュアーさんの勧めもあり
「癒し枠」位で保留の予定でしたが、2話で評価が一転。これは侮れない作品かも。

(ストーリー)
岩倉美津未は中学卒業を機に、石川県のはしっこから東京の高偏差値高校へ進学した。
(高校を首席入学する位成績は優秀)
理想に燃えて鼻息も荒く、胸躍らせて初日の登校を迎えるも、いきなり都会の洗礼を
受け道に迷う事態に。そこで同じ学校のイケメン男子・志摩聡介に出会い、無事ピン
チを切り抜ける。美津未の周りには聡介をはじめ、個性的な仲間が集まりだして・・・

(評 価)
・第1-2話:意外としっかりした青春群像劇の予感?!
 {netabare}・結構衝撃的なモブ顔の主人公
  率直な最初の感想がコレ。のちに美少女改変され、詐欺とまで言われた伝説のモブ
  顔「神のみ/小阪ちひろ」の再来かとwwwそんな容姿に加え、
  ・妙に気合が入っているが、どこか空回っている
  ・田舎育ちで純朴、天然なところがある
  ってことで、1話の段階ではこの美津未のドジぶりを愛でるような「緩い日常系癒し
  アニメ」かと思ったですが・・・

 ・意外としっかりした青春群像劇の予感?!
  ところが2話になって、美津未の周りの人間模様が急にきな臭くなってきました。
  OP映像を見た感じでは、美津未の他には聡介をはじめ6人位が物語の中心になりそ
  うですが、今回気になった人物をピックアップ。
  ●江頭ミカ
   実は1話で気になっていたのですが、後ろの席で美津未が話かけても無視だったの
   に、美津未が聡介とIDを交換した途端、急にすり寄ってきたんだよな。
   やはりあれは伏線だったようで、2話では露骨に聡介狙いで、聡介と妙に親しい美
   津未が気に入らないらしく、妨害工作や美津未をダシに聡介に近づこうしたりと、
   嫌なキャラが目に付く。(当初は「誰も傷つかない優しい世界」をイメージしてた
   だけに個人的には意外な存在)
  ●村重結月
   クールビューティ系で近寄りがたい雰囲気があるが、純朴な美津未のことは放って
   おけないのか、ミカのことなどフォローはしていた。根はいい子っぽい。
   ただ他の人とはまだ壁がありそうで・・・
  ●志摩聡介
   草食系イケメン男子で人当りはよい。初っ端からいろいろやらかしている美津未に
   自分にはない(あるいは失った)何かを感じているようで、美津未には好意的。
   でも触れられたくない過去がある描写がラストになされて・・・
  各キャラとも何かしら心に葛藤を抱えているような感じで、これらのキャラ達が純朴
  で真っすぐな美津未と関わることで、お互いが成長していく「青春群像劇」っぽい物
  語になっていきそうな予感?!
  (個人的には「特殊設定と熱量を抜いた『ReLIFE』」的なものをイメージ?!)

 個人的には2話で評価が一転、俄然面白くなってきたという印象ですね。 
 正直今の段階ではなんとも言えないですが、ミカのようなキャラだったり、聡介が最後
 に見せた厳しい態度だったり、単に「緩い」とか「爽やか」だけでは終わらない感じで
 すね。意外と厳しい「インコース攻め」とかもあるかも。
 これは来週も楽しみです。{/netabare}

・第3話:作品の輪郭が見えてきたかな
 {netabare}・「ReLIFE」とは少し異なる青春群像劇
  やはり本作は、美津未と関わることで、お互いが成長していく「青春群像劇」とい
  うのが基本路線のように思いました。ただ前回
  >「特殊設定と熱量を抜いた『ReLIFE』」的ものをイメージ?!
  と書きましたが、少しアプローチは異なるようですね。
  ・ReLIFE:主人公たちが状況改善のために動いたりして、直接的にぶつかり合って
       お互いを理解し合いながら、成長していく。
  ・本作:美津未の純朴で真っすぐな部分に触れ、自分の心のわだかまり等に気づき
      内面と向き合いながら、第一歩を踏み出していく。
     (美津未がわかりやすい形で動くわけではない?!)
  まあ当然、全くぶつかり合いもなく全てが丸く収まるとか、そんなご都合主義の人
  間関係だけではないでしょうが、両作のキャラの魅力からすると、やはり方向性等
  は異なるんだろうなっと。

 ・今回も気になった人物をピックアップ 
  ●村重結月
   >ただ他の人とはまだ壁がありそうで・・・
   意外にもグループ内で上手くやっており、その辺りの空気を読んだコミュはきちん
   取れる模様。ただ自分のようなタイプを嫌う一定層がいることも理解している感じ
   で、やはり心に影がありそう。
  ●久留米誠
   今回の新キャラ。自分に陰キャという強い思い込みがあるようで、陽キャに対しコ
   ンプレックスを抱いている模様(結月や聡介は苦手なタイプ)。ただそういう自分
   を変えたいという思いも持っているようで・・・
  ●江頭ミカ
   美津未や誠に対し「引き立て役」と優越感に浸ったり、結月に「劣等感」を抱いた
   りと常に他人との比較に苛まれていたり、計算高さ等が垣間見れる。やはり作中で
   は、今のところ嫌なキャラ描写が目に付く。
   しかし彼女のもつ毒が、この作品の「緩さ」を上手く引き締めている感がある。

  終盤には、美津未に影響された誠が結月に「歩み寄りたい」という意思を表示、結月
  もそれに応える様が描写され、今後どういう関係になっていくのか楽しみですね。
  こうなるとやはり気になるのがミカ。一癖あるキャラだけに、美津未とどう近づいて
  いくのかが、今後の見どころになりそうですね。
  まだ3話ですが、予想以上に人物描写がしっかりしており、更に作品に対する好感度が
  上がりましたね。{/netabare}

・第4話:美津未はアインズ様?! なんか「オバロ」の”お約束”を観ている感覚
 {netabare}・前回から少し気になっていたんだが、
  ・久留米誠
   ・美津未:塩味とキャラメル味のポップコーンをほおばる。
    → 食わず嫌いで人の1面しか見ていない自分に気づく。多様性を認めることの
      大切さを理解する。
  ・高嶺先輩(生徒会のストイックなキャラ)
   ・美津未:バスの時間を気にせずマイペースな振る舞い
    → スケジュールに追われ周りを見ていなかったことに気づく。もっと心に余裕
      を持つことの大切さを理解する。
  なんかこの構図って「オバロ」の”お約束”
  ・アインズ:その場しのぎ等特に深い意味のない言動
  ・側近たち:「さすが、アインズ様。これにはこういう狙いがあるのですね!」
  ・アインズ:(えっそうなの?!)
  を見ているような感覚なのは私だけ?!
  よくいえば「美津未の飾らない自然体の振る舞いが、周りに好影響を与える」ってこと
  なんだけど、やってることがポップコーンを食べるとか、猫を拾ってくるとか、ホント
  くだらないことなんだよなあwww。むしろそこから学びを得る周りのキャラの方が、
  「お前らどんだけ優秀やねん!」って感じなんだがw
 ・高嶺先輩との絡みは、美津未の「先輩への一片の曇りのない尊敬の念」が彼女らしくて
  とても微笑ましく、また「正反対のキャラを組み合せることで起こる笑い」は王道なが
  らも丁寧に描いていたので楽しませてもらいました。

 正直思っていたものと違ってきたので「??」ってところはありますが、作品としては微
 笑ましく観れているので、今後の展開に注目ですね。{/netabare}

・第5話:ようやく王道展開、ミカ目線から美津未の人間性を語る演出は〇
 {netabare}・>やはり気になるのがミカ。一癖あるキャラだけに、美津未とどう近づいていくのか
  懸案だった「美津未×ミカ」回きましたね。
  ・美津未の方からミカにバレーボールの指導をお願い
   → ミカ「どうして村重さんじゃなく、私に頼んだの?」
     美津未「今まで嘘はいってないし、江頭さんの方が忌憚ない意見をいってくれそう。」
  だから、これが本来のあるべき姿でしょ。前回までの
  ・美津未:ポップコーンをほおばる →誠「私変わらなきゃ!」
  ・美津未:猫を拾ってくる →高嶺先輩「私変わらなきゃ!」
  って、一体何なんだよwww
  それと最後の「人格的にはそんなに褒めてないよ」はオチとして秀逸で、美津未の意外
  な一面も見れて面白かったなとw
 ・今回ミカのモノローグ等が多かったですが
  「私が嫌な人の名前を2つ覚える間に、彼女は親切にしてくれた人の名を1つ覚えるのだろう」
  「メンタル強!結局あの選択ができるんだから羨ましいよ。」
  「志摩君にないものは、ああいう子が持ってたりっするのかなって。」
  ミカ目線から美津未の人間性を語る演出はかなりよかったですね。
 ・ミカは「浮かないように周りに合わせていた自分」にコンプレックスがあったようで、
  それとは正反対の「素のままで周りに受け入れてもらえる」美津未に嫉妬や嫌悪感の
  ようなものを抱いていたようです。
  今後2人の距離がどこまで縮まっていくのかに注目ですね。
 ・あと「美津未×聡介」も流されるままに聡介の善意に頼っていた今の関係を見つめ直す
  描写もあり、こちらも美津未の今後の動向が気になりますね。

 正直3.4話の「アインズ様」展開は「??」な感じだったのですが、今回は「美津未×ミカ」
 「美津未×聡介」で正統な青春像群像劇っぽい感じはよかったかなっと。{/netabare}

・第6-7話:第1部(?)終了、新たなる展開の中盤へ
 {netabare}5話で「美津未×ミカ」を描いたことで、美津未との関わりが不透明だったキャラが一旦
 整理され、6話からは中盤に入ったのかなって印象ですね。
 やはり「ReLIFE」のような「熱さ」ではなく、日常系のような緩さやほっこり感もあるが、
 それでいて、この作品らしくしっかりとこの年頃の「葛藤」や「成長」を描いていくって
 感じの青春群像劇なのかなっと。

 ●×聡介
  ・美津未は「恋愛ビギナー?」らしく、聡介への気持ちが「恋なのか別のものなのか」
   混乱している模様。でも少なくても友達の一人として大切だと認識しているのは確か。
   一方の聡介も、「美津未は今までの女友達とは違う特別な存在」と認識しているが、
   それは「恋愛感情」かは不明です。
  ・あえていうなら「名前のない感情」みたいな?!
   でもそれがこの作品らくしていいのかなっと。最近の学園モノは「恋愛至上主義」的
   な作品ばかりな感じなので、こういう「恋か友情か曖昧ながらも、まずは『お互いに
   大切な存在』として、その気持ちに素直に従う」という関係性はある意味心地よさを
   感じますね。無理に恋愛を前面に押し出さず、「青春の1コマ」として自然体で扱う。
   そんな感じが、この作品にはちょうどいいのかなっと。
 ●×ミカ、×結月
  ・ミカは前回のモノローグで、美津未に対するわがたまりは大分氷解したように感じま
   した。ただ作中では、
   ・皆と打ち解けて仲良くしているようで、「夏休みの女子会予定」に自分も入っている
    ことに戸惑い(?)を見せる。
   ・6話で「聡介×美津未」を応援する描写をしながら、7話で2人で動物園に行く話を
    聞いて面白くないような描写もある。
   まだ複雑な心模様を見せています。ある意味ミカのキャラをよく表しているといえば、
   そのようにも感じられるところですね。
   美津未の相談に(いい意味で)少し毒を含んだアドバイスを返すなど、この「優しい
   世界」の中では少し異質なところが、個人的には嫌いではないですね。
  ・一方結月は始めから美津未に好意的だった分、ほとんど掘り下げされていないんです
   よね。(彼女だけが美津未に関するモノローグがない)
   でも前述した通り、「自分に一定数のアンチが存在する」ことを理解しているフシが
   あるので、今後その辺りからの掘り下げがあるかもしれません。
 ●×生徒会
  ・美津未は生徒会・書記に任命されたようで、活動も本格化した模様。
   生徒会といえば高嶺先輩ですが、生徒会長選挙で敗れたことにショックを受けている
   感じ( 現在副会長)。
   ただそこから彼女なりに立ち直り、(先輩への一片の曇りのない尊敬の念の)美津未
   の態度は相変わらずで、結構いいコンビですね。
  ・一方生徒会長の座に就いたのが、風上先輩。
   ・イケメンで陽キャなので、他生徒からの人気が高い。
   ・生徒会長になったのは「点数稼ぎ」と友達には話してた。(なので本心は不明)
   今後の生徒会活動の中でその辺りの掘り下げがあるのか、尺の都合でほぼ今回だけの
   キャラなのか。正直個人的には、どう受け止めたらいいのかわからんキャラですねw

 7話のラストで、聡介の知り合いのモデル梨々華が登場したり(何か一波乱あるのか?)、
 物語は夏休みに入るのでプライベートでの友達とのイベントや(石川への)帰省も予定し
 ているようで、今後の展開が楽しみな半面、(この辺でどの位尺を使うかによりますが)
 上記で中盤といいましたが、意外とキツキツな状況かもと少し気になるところですね。
 (「ReLIFE」は夏休みENDでしたが、夏休みENDにするにはちとエピソードが足りない
  感じがするので、2学期入りするのかなあ?そうなると尺がどうなのかと・・・){/netabare}

・第8-9話:予想に反し、あっという間に夏休み終わったな
 {netabare}>そうなると尺がどうなのかと・・・
 前回尺が心配と書いたのだが
 (8話)
  ・動物園
  ・女子会
  ・聡介×梨々華
 (9話)
  ・石川への帰省
  と一気にイベントを消化したので、いい感じの尺配分になったという印象ですね。

 ●美津未×聡介
  2人で動物園ですが、行く前はラブコメ展開を匂わせながらも、いざ始まってみるとな
  んか恋愛より友達モードって感じでしたね。まあそこが本作の良さでもあるのですが。
  ・途中で帰ることに申し訳なさを感じる美津未
   → 聡介「またくればいいじゃん」
  ・帰り際に聡介の弟のことで、複雑な家庭環境を思わせる描写(お土産を渡しづらい)
   → 美津未「志摩君からもらうから嬉しんだよ!」
  今は友達として、お互いを思いやる関係が心地いい感じですね。

 ●ナオちゃん(美津未の叔父(?)で東京での保護者的存在)×ミカ
  動物園尾行や女子会等、ミカは自分の感情が上手くコントロール出来ていない行動が目
  につきましたが、ナオちゃんが大人の目線からいろいろとアドバイスするという新しい
  名コンビが誕生した感じですね。
  たしかにナオちゃんのアドバイスは、美津未らには出来ない内容ですし、ここでナオち
  ゃんが美津未以外のキャラと絡むのは、物語の幅を広げる上でもいい展開だと思います。
  今後も「ナオちゃん×ミカ」の絡みがあると面白いかな。まあ直接会えなくても、スマ
  ホでやりとりなんかでもいいですし。

 ●×結月、×誠
  女子会でついに結月の掘り下げきましたね。でも意外とあっさり終わった印象。やはり
  その容姿等から恋愛のイザコザに巻き込まれる等があり、中学では空気を読んでばかり
  だったようで、その反省から高校では肩に力が入り、少し近づきにくい雰囲気はそれに
  起因していたようです。なので今の友達関係が心地いいと。
  それにしても誠は、マイペースで意外と強心臓だな。女子3人がおしゃれの話をしてても
  、興味なしで会話に入る素振りすらなかったしな。一番この友達関係を謳歌してるのは
  意外とか彼女かもw
  (それにここ2話は「僕ヤバ・山田」ばりに、やたらお菓子を食ってた印象w)

 ●聡介×梨々華
  子役の頃から付き合いがあり、その頃梨々華が大きく炎上する事件が起こったのだが、
  その原因を作ったのが聡介であると、梨々華はずっと根に持っており、聡介もどこか負
  い目を感じている描写がみられます。
  この辺りも今期のうちに何か好転する流れになるのでしょうか。

 ●×帰省・2学期
  帰るとやっぱ方言が出るようですね。家族に会って、文乃をはじめ中学の同級生に会っ
  てと思ったら、半分で夏休みは終わり、早くも2学期開始ですか。でも視聴して納得。
  2学期は頭から文化祭一色。そして美津未のクラスは演劇に決まり、戸惑う聡介・・・
  この引きに合わせて構成した感じですね。

 ということで、残りで聡介の「過去との決別」的なものを描いて、綺麗に1クールで纏
 まりそうな感じですね。
 美津未の純朴で真っすぐな振る舞いが「聡介×梨々華」にどんな形で影響していくのか。
 最後にいつまでもウジウジしてる都会っ子どもに「石川県産・天然モノ」(本人は自称
 シティガールだがw)の眩しさをバシッとかましてやってもらいたいものです。

 (2023/6/2追記)
 個人的には、「聡介×梨々華」は夏休み中に決着するのかな、予想してたので・・・
 でもたしかに、文化祭の演劇に絡め、1期ラストの見せ場の構成の方がずっと面白いですね。
 なるほど、これはやられました。(まだ確定じゃないけどねw)
 これでラストが一気に楽しみになりましたね。{/netabare} 

・第10-11話:文化祭という舞台装置の中で、それぞれの心理を巧みに描写 
 {netabare}文化祭準備〜当日ということで
 ●美津未×聡介
  ・文化祭準備で空回る美津未をそっとフォローする聡介。彼は彼女に傷ついて欲しくな
   いと願うのですが・・・
   「私は多少ド派手に転ぶ人間だけど、その分起き上がるのもめちゃくちゃ得意」     
   そんな彼女を見て、「美津未ちゃんは美津未ちゃんだ」と思い直す聡介。
   また聡介はモノローグで「君がいて高校生活がちょっと楽しくなった」と語っており、
   やはり美津未は特別な存在のようです。

 ●誠×結月
  ・文化祭に来てくれた誠の友達を結月に紹介するも、友達は結月が苦手そう。以前自分
   がそうだったことを思い出し、友達に必死に結月のことをフォローする誠。そして結
   月にも友達のことをフォローして・・・
   最近お菓子を食ってる印象しかなかった誠でしたが、半年で人間的に大きく成長した
   様が伺えるいい演出でしたね。

 ●聡介×弟
  ・聡介の弟の迷子騒動。気丈に振舞っていた弟ですが、聡介の顔を見た途端張り詰めて
   いたものが切れたように泣き出して・・・
   聡介のもうひとつの問題「家庭環境」ですが、どうも再婚だったようで、自分の立ち
   位置が分からず、塾や友達の家に逃げ場を求めていたようです。そして弟との距離間
   も掴めずという感じでしたが、それは弟も同様だったようです。
   山田曰く「兄弟だと分かるわー、『気遣いい』良くも悪くもw」
   弟にとってはこの迷子のことだけでなく、今まで溜まっていたものを全て吐き出した
   という面があるのかも。
   本音を見せた弟との関係が一歩進みそうな、こちらもいい終わり方でした。
   全体的に文化祭を上手く使いつつ、それそれの心理を巧みに描写していた印象ですね。
   
 女子たちは美津未に影響を受け、好転していく描写が見られる中で、聡介だけが今だいろ
 いろなものに囚われて変われずにいるという・・・
 聡介は他の人に比べ、子供の頃からいろいろな体験をしすぎて(ある意味自分を守るため
 に)良くも悪くも一足先に大人びてしまってる印象がありますね。
 しかし、家庭の問題も好転の兆しが見えてきました。次は子役時代の過去との因縁ですが、
 梨々華も現れ役者はそろいました。どういう展開をみせてくれるのか、また美津未がどう
 関わることになるのか、来週も楽しみですね。

 あと個人的にツボだったのは演劇部の兼近先輩ですかね。自ら「借金取りのチンピラ役」
 で主演とか、高校生で何ちゅう脚本書いてんだよwwwしかも「後半の伏線回収が凄い」
 (友人評)とかどんな話か気になるじゃねーかw(原作ではどうなってるんでしょうね){/netabare}

・第12話:皆が少しずつでも前を向いて歩き出せそうな、成長を感じさせるラスト
 {netabare}●聡介×梨々華
  ・聡介は梨々華に対し
   ・破滅的なことはやりたくないが、前向きになることなら何でも協力する。
   ・今は学校が楽しい。
   ・梨々華「自分だけ幸せになりたいから、許して欲しいといっての?」
    → 肯定
   という、過去との決別を宣言します。
  ・それに対し梨々華は、
   ・「好きにしろ、その代わり2度と顔を見せないで!」といいつつも
   ・本当は「聡介だけが悪いのではない」ということも分かっている。
  今までは負の連鎖で、過去のしがらみから抜け出せずにいた2人ですが、聡介が第1歩を
  踏み出したことで、聡介だけでなく、梨々華もいずれ前を向いて進めそうなそんなエピ
  ソードでしたね。
   
 ●風上先輩×高嶺先輩
  これまで自分のことを語ることがなかった風上先輩ですが、
  ・エリートの家系に生まれ、部活も2年までと決められていた
   → 怪我で退部することに
  ・でも高校生らしいことを何かしたいと思った
  それで生徒会長に立候補したようで、またそれで高嶺先輩が生徒会長になれなかった
  ことに多少の負い目を感じていたようです。(彼女の強い思いを知っていた模様)
  彼もいろいろと思うところがあったようですね。

 ●美津未×聡介
  聡介には「スマートで大人っぽい男の子」というイメージを持っていた美津未でしたが、
  今日の聡介はなんだか子供もみたいで、それがちょっと嬉しく感じられて・・・
  前回書きましたが、やはり聡介はどこか大人の仮面を被っていたようで、それを脱ぎ捨
  てたことで、彼もようやく素顔が出せるようになったのでしょうか。
  そのきっかけを作ったのは、他でもない美津未なのですが・・・
 
 万事綺麗に解決したわけじゃないですが、それでも皆が少しずつでも前を向いて歩き出せ
 そうな、成長を感じさせるラストだっとと思います。{/netabare}

(最 終)
上述の通り、衝撃のモブ顔(笑)から一転、意外としっかりと人物描写された青春群像劇
だったなと。
前半は女子たちの心に抱えた葛藤と美津未との交わりにより変化していく様を描きつつ、
終盤は美津未に何かを感じながらも、なかなか一歩が踏み出せない聡介のドラマを魅せて
いくという、1クールの構成もよかったと思います。
それに「恋愛至上主義」の作品が多い中で、そこを下手に堀り下げなかった点も〇。
個人的には青春群像劇というとやはり「ReLIFE」と比較してしまうのですが、本作を観て
「『ReLIFE』って意外と『理』で描かれた作品だったんだな」
と、改めて気づいた次第ですね。
逆にいうと、本作は結構「感性優先」で描かれているのかなっと。
そういう意味では、本作は原作者なりの「人物描写」が見どころだと言えるのかも。

ただ個人的な好みの問題で、観ているときはそれなりに面白かったが「後日見返したい」
と思えるレベルではなかったかなっと。
何というか、少し深みが足りていないという印象ですかね。
(あと、ちょっと「優しい世界」すぎたかなっと) 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ナオちゃんは女の子??

●君に届かなかった、物語

本作は恐らく「君に届け」のオマージュ作品なのでしょう。

美津未と志摩君は「君に届け」の主人公=通称貞子と風早君を意識しているとしか
思えないところが多分にあります。

貞子は{netabare}キャラが濃く、かなり存在感がありまして、それ故なのか
このキャラと人間関係を構築するにも相応の胆力が求められることになったのであります。

見た目は呪いの人形みたいな人見知り根暗女子ですが、見た目に反して意外な一面も
あるということで、要は濃厚接触しないとどういう女の子なのか理解できない感じの
人間性を秘めていたのであります。

そんなわけで貞子が主人公である「君に届け」はスローテンポで進行する物語だったのですが
それに比べると本作は、主人公を取り巻く登場キャラが多い割に、兎に角
ハイペースでサクサク進むという点では、対照的な物語であったようにも思えます。

尺の都合とか色々あると思いますが、「君に届け」と比較して本作について言えることは
圧倒的な「心理描写のスキップ」でありまして、一言で言えば人間関係が薄味
ということになるように思います。

上級国民が集う進学校の主人公取り巻きたちは、皆精神年齢が高く、
ある種の優等市民でありまして、基本スペックは軽く平均値を凌駕しています。

しかし如何に優等市民であっても人間なので、それぞれ短所はあるだろうということになるのですが、
それを巧いことフォローするのがエリート官僚を目指す主人公の美津未の出番というわけであります。

主人公と取り巻き達のキャラ設定は適切と言いますか、理にかなっているとも言えるのですが
むしろ噛み合い過ぎなところがあり、いくらエリート官僚候補とは言えども
まるで事務処理みたいに友人関係をサクサク処理していくのは、テンポ良すぎて
人間関係の心情面の味わいが不足しているような印象を受けたのでございます。

本作の長所はテンポがいいということになりますが、故にさっぱりし過ぎて
心には刺さらず、熱意的なものが、届かなかったように思います。

美津未が着ていたスタッフトレーナーの【8、5、13】の暗示はクラスの出し物の評価ではなく、
どうやら志摩君との関係性が深まるというものだったようであります。{/netabare}

●キャラ設定

本作に登場するキャラは進学校だけのことはあり、偏差値が高いのはもちろん
高校生という割に大人じみたところがあり、精神年齢が極めて高い傾向が見みられます。

登場キャラが多い割にテンポよく物語がサクサク進行するのも、
キャラの精神年齢の高さが関係していると言えるかもしれません。

{netabare}聞き分けの無いキャラいないことにより、イライラしなくていいというのは
ある種の本作の強みとも言えますが、本来高校生とはもっと精神年齢は幼く
人間関係の測り方がそこまで巧くないのが本分と言うべきでしょう。

主人公の美津未にとって一番重要な立ち位置にあるキャラ志摩君は、兎に角
精神年齢が高く、社交的で、その上美形男子でありますので、それこそ
高校生女子にとっては理想的なモテ男子ということになりますが、設定面で
盛り過ぎたために、高校生の物語に単に不釣り合いなだけでなく、美津未にとっても
ただのいい人でしかなく、スマート機能搭載型彼氏特有の行動規範の制約により
美津未に対してシナジー効果を与えるような要素が皆無というのが彼のキャラ性の
致命的欠陥であると言えるように思います。

恋愛物語であれ友情物語であれ、パートナーとの関係性は「50:50」であるのが理想なのですが
アドバイザーとして優秀過ぎる志摩君には、付け入る隙がなく、少なくとも同世代には
自分の弱みを見せず、あまり多くを他人に求めないポリシーの人であったりします。

進学校に通うある意味エリートなので、そういう生き方はむしろ適切と言えるわけですが
初期設定でレベル99のハイスペックキャラの冒険物語にスリルのような
ドキドキ感を期待できるかと言えば、クエストをあっさりこなして
最短コースでシナリオを消化するだけに終わるだろうという話であります。

レベル1のキャラ同士でパーティー組んで経験値を積みつつ
成長する物語こそが王道展開であると言えるでしょう。

高校生なのに敢えてスマート機能搭載型彼氏をメインキャストに登用するならば
その設定の意図するところが問われてしかるべきであります。


文化祭で美津未が着ていたスタッフトレーナーには
【☆】=【五芒星】が7つに、「13R」のロゴがプリントされています。

【☆】は「5」という数字を示し、それが7つなので
5×7=35→3+5=8

つまり【8、5、13】の法則の発動でありまして
「R」はアルファベット18番目の文字ですので【18】の暗示ということになります。

【18】=【6+6+6】
【666】は契約成立の証ですので、「※願い事」が叶うという暗示であります。

文化祭でのクラスの出し物が評価され表彰されるということなのかもしれません。{/netabare}



●「上級国民」は【獣】の種族

風早2世のような爽やか美形男子の幼馴染までもが、 {netabare}モデル業に携わっていて
如何にも上級国民らしいオーラが出まくっており、どいつもこいつも
「六本木【野獣】会」のメンバーか!?と思えるくらいにキャラ構成に
偏りを感じずにはいられません。

まるで【推しの子】の恋愛リアリティーショーを再現しているような面子にお似合いの
バイアスのかかったわざとらしい空気感が漂っているような印象を受けます。

一番わかりやすいのは生徒会長のキャラ性であります。

ある意味彼も爽やか男子でありますが、人の上に立つのが自分の宿命と自覚して
生徒会長に立候補している辺りが、完全リアルな上級国民そのものであり、
【優生思想】が滲み出てるあの独特な感じの描写も見事に決まっていたように感じました。

「六本木【野獣】会」とは、昭和時代に話題となった、六本木を拠点に芸能人などの
上級国民に属する若者たちが中心となり結成した、遊び人サークルであります。

所属メンバーには、すぎやまこういち、田辺靖雄、峰岸徹、中尾彬、大原麗子、
小川知子、井上順、ムッシュかまやつ などがおり、芸能界の勝組だらけの集まりであります。

「六本木【野獣】会」には「ナベプロ」などとの太いパイプがあり、メンバーは
当たり前のようにスカウトされ、当たり前のように「スター」になります。

芸能界とは完全なるコネ社会でありますので、上級国民は勝つべくして勝つのであります。

上級国民は世の中の仕組みを知っており、なので【ハンドサイン】の意味も熟知し
勝ち組の証として【ハンドサイン】を頻繁に世に晒します。

「【野獣】会」の最年少メンバーであった井上順はTVCMをきっかけに
【ピースサイン】を日本に大流行させました。

【ピースサイン】は【コルナサイン】の一種であり「角」を表現した【ハンドサイン】であります。

【ピースサイン】=【Vサイン】を考案したのは秘密結社「黄金の夜明け団」に所属する
【アレイスター・クロウリー】という名の【黒魔術師】であります。

【ピースサイン】というのは、「【ガンド】アーム」の【ガンド】であり
「幽遊白書」の浦飯幽助が使う「霊丸」に同じく、【呪術】の手法であります。

【ハンドサイン】は【ガンド】であり、【呪術の術式】であるのですが
(例えば「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」という「九字切り」も)
その意味を知っているのは上級国民だけということになります。

本作に登場するキャラも【ハンドサイン】をさり気なく使ったり、
LGBTに対する寛容性が強かったりと上級国民の設定固めに余念がない状況であるが
故に見ていてドン引きしてしまうわけでございます。{/netabare}


●キャラ設定に秘密が?

本作に対する謎の低評価工作員が湧いていますが、何が狙いなのでしょうか??


「君に届け」は許容出来て何故本作には抵抗を感じるのか?についての理由が判明しました。

もしも本作が完全なるフィクションならば、{netabare}「共感できない」で終わっただけなのですが
少なくとも官僚を目指す主人公についてはとても理解ができるのが厄介でありました。

偏差値が高い進学校に通う勝ち組=上級国民のキャラ設定が相応にリアルであり、彼ら特有の
独特のオーラが放たれてる感とかも巧い事描写されているために、ある種の拒絶反応が
自分に出てしまったという結論に至るわけであります。

本作は「人生の勝ち組を描いた物語」であり
それは「庶民の知らない物語」であります。

租税負担率が社会主義国並みの重さでのしかかり、生活は苦しくなるばかりの庶民の日常

それでも現実世界では、「They live」
という真実を本作は示しているのであります。{/netabare}


●人生勝ち組ランカーにおける逆転劇

本作の主人公が「君に届け」のサダコに{netabare}雰囲気が似てるため、相応の学生友情物語が
展開されることは予想できましたが、何か引っかかるものを感じます。

確かに風早君は爽やか青年でありましたが、仮に本作がオマージュ作品としても
何処か?何かが?ズレているような印象を受けてしまいます。

「異世界でチート能力を手にし~無双する」という異世界転生系の作品がありますが
ある意味ご都合主義過ぎるまでに勝ち組人生を送ることとなったその主人公と
本作に登場するクラスメイト達のポジションがどことなく似ていると言いますか
異世界転生ものだからこそ許されるご都合主義と同じレベルの学生生活が本作でも
繰り広げられているような、そんなデジャヴ感にちょっとした戸惑いを覚えるわけであります。

フィクションなので学生生活の多少の美化は許されるべきなのかもしれませんが、
本作OPのダンスシーンにしても、フィルタリング掛け過ぎで、所詮はまだ子供に過ぎない
はずの高校生の不純物やノイズみたいなものが完全除去され、高校生と言うよりも聞き分け
のいい純粋無垢なる大人のクラスの物語みたいなことになっているように思えてしまいます。

学生生活の思い出に浸りたがるのは大人特有の病であると言えるのかもしれませんが
これをやたら美化したがるのはある種の病的な現実逃避の傾向があるようにも思えます。

進学校で容姿が美しく個性的なキャラをできるだけ多く展開させようとし
しかも美しい学生生活の物語を描こうという八方美人的な考えに基づく
ストーリー設計にそもそも無理があると言えるのかもしれませんが、完璧主義者故に
必然的に出てしまう粗が物語の根本に穴をあけ兼ねない懸念を感じる次第でございます。


恰も犯罪係数アンダー10以下のシビラシステムに選ばれたような、まっさらなメンタルの
学生たちには「天国大魔境」の施設で育成される子供たちのように、何とも言えない
不自然な空気を感じてしまいます。
{/netabare}

●ハンドサインが凄い!?上級国民作品

3話まで視聴した本作の印象は要するに雰囲気アニメであります。

官僚を目指す主人公のキャラ性は悪くないと思いますが、{netabare}「君に届け」の劣化版のような感じで
高校生の日常を描いてるのが何とも言い難く、ギャップ効果よりもミスマッチ気味なものを
大いに感じてしまいます。

上級国民のような選ばれしセレブたちが通う進学校の高校生の日常は、案外普通の高校生と変わらない
ものなのかもしれませんが、セレブな美形男子や美形女子に混じり戯れる主人公の人間関係性に
何かを見出せるかと言えば、普通の高校生でも成り立ったのでは?という素朴な疑問が
頭をよぎるばかりでございます。

高校生にして官僚を目指すという明確なヴィジョンを持てるような意識高い系の人種は上級国民
以外にあり得ず、庶民とは思想性が全く違うからこそ、子役として活躍したり、ある種のカリスマ
モデルのような振る舞いが自然とできるわけであります。

上級国民とは【優生思想】に毒され、人の上に立つのが当然と信じている人種でございます。

そして【Ⅴサイン】だとか【666】の「OKサイン」だとかのハンドサインの意味を熟知しており
これを公衆の面前で然るべきタイミングで多用する習性があるのが彼らの特質であります。

「ナオちゃん」というLGBTを当たり前のようにぶっ込んでくる時点で思想性に偏りがあることは
明白でありましたが、案の定カラオケ回では「3時間600円」コースなどの表示をさり気なく背景に
忍ばせたりしていました。

サリンジャー著作の「バナナフィッシュにうってつけの日」でも【6】に
特別な意味を持たせるとともに【6】にLGBTを絡ませておりました。

3×6=18=【666】
これを【獣の刻印】と言いまして、【ソドム】の住人にもこの刻印が記されており
【ソドミー】の罪故に【ソドム】は滅んだのでありました。

【666】の刻印を持つ種族はLGBTを許容します。
LGBT自体がどうであるよりも思想的な意味をこれに見出している種族がいるという話であります。

思想的に偏りがある特別な種族による普通の高校生の日常を見せられても
微妙であるというのが当方の結論であります。{/netabare}



見ていて一番気になったのはナオちゃんでありましたのでwikiで調べて
みました。

{netabare} やはりLGBTでしたね。{/netabare}
いつも通りゴリゴリ来てます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

再追記 違和感があり低評価でしたが8巻まで読んで理解しました。

23年11月 再追記 原作8巻まで読みました。

 ああ、なるほどね、という展開でしたね。そういう事をちゃんと見越していたんですね、としか言いようがありません。

 群像劇の中でコンプレックスあるいは逆コンプレックスとか気持ちのすれ違いとか生きづらさみたいな、結構痛いところの描写が厳しくなってゆきますね。それが見たかった部分ですので本作の原作評価は上がりました。
 1期までだと初めの掴み以外は、みつみが「ハチミツとクローバー」のハグちゃん的なモンスター(ただしスケールは小さめ)になるのかな、と思っていましたが…なるほどなと。みつみがちゃんと描かれて良かったです。もちろん原作ネタバレなので、内容は書きません。

 しかし、私が思っていた疑問というかこの作品に対する不満に対して展開上織り込んでいたのはさすがです。ということはキャラ造形は作者の計算通りということでした。

 評価はアニメの評価なので本来は評価をかえるべきではないでしょうが、それを見越しての違和感を作ったなら大したものです。ただ、2期がきていない以上、そう過大評価もできません。ストーリーを3.5から4、キャラを3.5から4に変更します。

 ただ、やっぱりだったら2クールで作れ、と言いたいです。1期で4巻なら2期で8巻分。つまり2クールで消化できたはず。2クールなら名作だったと思います。

 ですが、本作は5巻以降が私の好みでした。2期早く作ってください。



以下 23年7月レビューです。

 志摩と赤毛のモデル以外は良かったと思います。特にミツミとサブキャラとの絡みが良くて、ほっとすると同時に、サブキャラの成長が見られました。

 が、志摩の1話のルールに縛られないようなのびのびした行動と、ミツミの関係が良かったのに、なんか赤毛のモデルが出てきておかしくなったなあと思います。話にストレスがあるのは構いませんが、事件のための事件というか、ヒロインと係わらないところで動いて、アリクイかあ…

 あと幼馴染グループの太目の男子ですけど、お前が志摩を縛ってるんじゃね?と思わなくはないです。タクシーの中の会話ですが「どっかいったりしない」と言うマインドじゃなくて、志摩は志摩の世界を作っているんだから、帰る場所という発想じゃないとなんかおかしい気がしました。

 で、そうなったときに、なんとなく志摩のミツミへの気持ちが逃避というか、無いものねだりに見えてきます。美少女モデルとの対比で田舎育ちの普通の子がいいというのが、ここにきて、なんとなく不快な気がしました。

 全体としては、前半は面白かったんですが、赤手モデルの子が出てきからつまらない部分が増えました。ストレスならストレスで志摩とミツミの成長を見せて欲しかったです。

 前半だけなら75点くらいつけたいですけど、後半は50点以下な気がしました。
 この展開で赤毛モデルと志摩がくっつくなら評価は爆上がりでした。

なお、23年春のラブコメランキングを付けると、ヤバい奴、グイグイ、本作、銀河、インソムニアかなあ。
 ダークホースで「百合はお仕事です」が、キャラの内面が描けていました。ヤバい奴と同列かも。


追記 志摩と赤毛のモデル、リリカの物語上の違和感についてです。

 志摩については、物語の初めの頃の好き勝手にやりたい事をやっている奔放な性格と、最後の方の母から演劇をやらされリリカからは自分への隷属を要求され、自分になりたいことがないという状態にギャップを覚えました。

 初期の奔放さが志摩の過去の事件でヤケになっているのだとすると、それは志摩の本質ではなく、ミツミの表面的志摩の印象、見せかけに対する憧れは、嘘になるのでは?と思います。

 次に志摩がミツミへの「嫉妬」という感情に気が付いて学校にいるのがやりたいことで「がんばろう」と思うところです。
「やらされている感」がどうやって解消されたのか。ミツミを見て「嫉妬」「頑張ろう」に気が付く感情の動きが、ミツミの表面を撫でて自分を納得させているだけに見えました。志摩は果たしてミツミの本質に触れるほど、彼女の何を見ていたのかが分かりません。

 さらに嫉妬に気が付いてなお、志摩がミツミに惹かれる感情に乗れませんでした。そこは志摩の成長だともとれますが、どうでしょう?成長したら、ミツミへの憧れが無いものねだりだったと気が付くのではないでしょうか?

 だから、幼馴染グループに心を残している、あるいは過去の事件であんなことになってなおリリカを気にかけているなら、リリカの感情に気が付いて二人がくっつくほうが話としては納得感があるかな、と思いました。
 ミツミは志摩のスケールに納まらない子で諦めるところだろ?と。その方がミツミを中心とした青春群像劇としては自然かな、と思いました。

 どうせなら演劇のところの「やらされ感」と自分の欲求が薄いところで、母との関係だけでエピソードにした方が活きるのかなと思いました。つまりリリカが余計なキャラに見えました。

 ということで、志摩とリリカ関係のエピソードが不自然だしノイズだと思いました。志摩とリリカがくっつくなら青春群像劇として自然で深かったのに、と思ったわけです。






1話 量産型平成的イケメンと優等生のラブストーリーという感じ?

{netabare} 羽海野チカさんの原作あるいはアシスタント言われても驚かないくらい雰囲気がそっくりです。ただ、導入の感じはもっと単純で量産型の昭和の少女マンガの文脈を崩した平成の少女マンガ的な超テンプレな匂いがする作品です。

 世間知らずの普通の優等生が、ルール無視で好きな事をやっている図々しい感じの女の子に慣れているイケメンと恋に落ちる感じでしょうか。まあとにかく平成に入って量産された、「そこそこ真面目で勉強ができる。でも冒険できない普通より少し可愛くない」という自己認識の女子が感情移入する類の話です。

 我儘で自己認識の高い女子とか、優等生タイプの男子とか出てきたら本当にテンプレですね。ちょっと親問題が絡んだり、学校からにらまれたりかな。
「スキップ」「ローファー」は両方とも足に関わる単語ですから成長課題なんでしょう。スキップは気分の高揚なのかとばして行くという意味か。ローファーは高校生…いや優等生かな。

 まあ、女子向け青春ものはストーリーやテーマ性ではなく エピソードあるいは場面が大事ですからね。舞台設定はテンプレでいいのかもしれません。一瞬で入り込めて一瞬で泣けるのがいいのでしょう。

 ただ、キービジュアルを見た感じ、女子の世界の話の可能性もあります。お決まりの百合展開ならげんなりですけど。

 私としてはそういうテンプレラブストーリーとか流行の百合ものとか話ではないことを祈りつつ、数話見たい感じです。同時期に「インソムニア」がありますので、導入はそっちに軍配かなあ。
 なお、このところ出来が悪いPAの作品なので、やめようかとも思いましたが、原作付きなのと「色づく世界の明日から」の演出をやった人が監督さんみたいなのでちょっと確認したくなりました。{/netabare}


5話 テンプレですが女性誌的ギャグと周囲のキャラが上手くかみ合っている気がします。

{netabare}  アニメの第一印象は羽海野チカさんでしたけど、見続けているとどちらかと言えば佐々木倫子さん的でしたね。

 ヒロインは、田舎少女、優等生、天然ボケ、自意識という何となく少女マンガ的に共感されるような要素をより集めた抽象的な存在です。ヒロインの内面描写にちょっと疑問が残る展開ですし、類例も過去沢山見てきたしテンプレ要素は多いです。

 ただ、周囲の人間の側の視点でヒロインを見ることで、ギャグと周囲のキャラが影響を受けて成長するところは「明日ちゃんのセーラー服」的の構造もあるかなあと思います。
 テンプレ…というより抽象的なキャラであるヒロインとヒロインのギャグにも見える素朴さ、素直さが、周囲のキャラに影響を与えて行きます。その組み合わせが上手いので、作品自体の下手さは感じますが面白みや深みが生まれているのかもしれません。それは各話のサブキャラに注目するとよくわかると思います。特に5話のミカは良かったと思います。

 下手さの部分での例で5話の「漬物」のところですが、この浅漬けはクラス皆の塩分補給のための差し入れです。これを志摩君に個人的に渡して照れるという心情というのは自然なんでしょうか?こういうところはちょっと疑問が残る部分です。肝心のヒロインの言動が「田舎者」キャラ造形のために歪んでいないかは、気になります。

 間の採り方が大事なので、ゆったり進むのはいいですが、成長ものだとすると1クールでの結末が気になります。
 美少女と子役もやっていたイケメンの2名に認められる、という構造がともすればヒロインをペットの地位に落としているような感じもあります。この2名の負の面の描写があるともう少し深みが出てくる気がしますし、1クールだとするとそこ今後のヤマにしてほしいなあと思います。この2名の美男美女とヒロインの内面がカタルシスになるなら、今のヒロインの描写にも納得感はあります。{/netabare}


7話 高瀬先輩よかったです。ゲストキャラの方が話が面白いかも。ただ、中盤ですのでそろそろガツンとストレスがある展開が欲しいかなあ。

{netabare} 6話があまあま過ぎて、アレ?ちょっと普通のラブコメになっちゃった?と思ったら7話良かったです。むしろゲストキャラが絡んだほうが面白い話になります。

 辛いですよね。生徒会長選挙。小学生~高校生に選挙をやらせる残酷さは、昔から思っていました。ルッキズムとかポピュリズム…つまり、校内の人気とノリで投票結果がきまる。それが現実ですけど民主主義を勘違いしますよね。基本的に人を選ぶのが選挙ですが、本来的には政策×実行度の期待に投票するのが正しいのでしょう。

 一方で、挑戦した高瀬先輩に幸あれ。その調子で大人になって欲しいです。ただ、真面目過ぎて折れないように息抜きもしてほしいです。今回の話は高瀬先輩の感情というか折り合いの持っていき方が上手かったと思います。

 それにしても本当にコメディに関しては 6話で暴走族のイメージを出すあたり佐々木倫子の後継者ですね。佐々木倫子よりも女子が上手く書けてる分、ラブコメとしての完成度が高い。というか佐々木倫子はラブコメはかけませんね。この作者、東村アキコまで化けるでしょうか。

 まあ、赤髪の彼女はどうせ姉、親戚なんだろうと思います。ただ、この話にからんで志摩の負の側面が見たいなあ。何となく伏線はある感じだし。{/netabare}


8話 昔の因縁の作り方が不自然で下手すぎ。他は良いのになあ…どしたの?

{netabare}  あの赤髪のモデルの娘との因縁…昔のスキャンダル?小学校6年が飲酒でって…それが本人のスキャンダルになりますか?高校1年生の4年前でっていうところに縛られて不自然すぎる気が…世間は時に非常に愚かですが逆にそこまで倫理的には狂ってないとは思います。

 せっかく若干荒唐無稽でご都合主義でも、自然なキャラの言動だったのに、なんか非常に8話のスキャンダル話がノイズになります。
 作中に入って考えても、メタ的に外から見ても、非常に不自然です。もうちょっとナントかならなかったの?
 まあ、暗い面を出してきたのはいいんですけど…結局赤髪のモデルが彼を好きだっていう話にしか見えないです。

 連載ものでしょうからすべてが完璧にはいかないでしょうけど、あまり出来がいいストレスとも思えないので、さっさと次のエピソードに行ってください。 {/netabare}


10話 志摩のキャラが1話から変わりすぎ?素朴なヒロインへの憧れでいいんじゃないでしょうか?

{netabare} ここにきて志摩のキャラ造形が作り物っぽくなってきましたねえ。あの赤毛のモデルの娘との因縁もそうですけど、モノローグがかなり多くなって、初めのはつらつした規格外がどこかに行ってしまいました。なんか1話で描いていたキャラと違う方向にいっちゃってる気もします。

 まあ、連載なら良くあるとは思いますが、お話のために内面とか過去とかを捻じ曲げちゃったかなあという気もします。そんなにモノローグで語らなくても…というくらいちょっと8話以降感情丸出しすぎでしょう。

 ヒロインに対して変わらないでほしい気持ちは、ヒロインの素朴がつまり癒しであるいう風に見ていたので、この後どうなるんでしょう?
 お互い成長していって、お互いの本質が見えてなかったね。やっぱり恋愛とは違うよねとなるなら、キャラの内面出し過ぎ問題は別として、この流れでいいと思うのですが、くっつくならそれは成長か?とも思います。

 なぜ成長にこだわるかというと、スキップとローファーというタイトルから言って、成長課題だろうなあ、と思って見ているからです。

 志摩のキャラ付けというか、変化がなあ…成長に見えないしやっぱりちょっと不自然に感じるなあ…ヒロインは相変わらず楽しめるんですけど…うーん。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30

71.6 24 コミカルでラブコメなアニメランキング24位
神撃のバハムート VIRGIN SOUL(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (262)
1157人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族が入り混じる神秘の世界ミスタルシア バハムート復活による世界崩壊を免れてから10年─── 新たな《人》の王は《神》の神殿を襲い《魔》の国を攻め落とした 壊滅寸前だった状況からの復興と更なる発展 王都は《人》に富をもたらす 王都復興の糧として奴隷となる《魔》 消えゆく信仰心により力を失った《神》 均衡を失っていく世界で《人》《神》《魔》それぞれの正義が交錯する―――

声優・キャラクター
諸星すみれ、梅原裕一郎、吉野裕行、井上剛、森田成一、沢城みゆき、岩崎ひろし、森久保祥太郎、潘めぐみ、坂本真綾、間宮康弘、小野賢章
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これを力作と言わず、何を力作と言うのだろうか?

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
ここまで壮大な王道ファンタジーはなかなかお目にかかれません。前作を含め、ソシャゲRPG原作の中では最高傑作ではないだろうか?(2017夏現在)

絵もキャラもシナリオも音楽も良い。ほどよい笑いに恋愛要素もある。

一応2期にあたるが、前作から引き継いでいるのは設定とキャラがメインで、ストーリーは2期から観ても問題ないので、「2期から観ても面白い」「1期から観るとさらに面白い」という理想的な2期だと思う。

バトル、ファンタジーが好きなら間違いない力作です。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作の主人公のニーナ(序盤)は、「イケメンを見ると見境なくデレてしまう」という、アニメの女主人公としては珍しい設定だった思います。普通なら、こんな男好きキャラはアニメ視聴者層からはそっぽを向かれるかと思います。

つか、(性的興奮で強くなる女子という)設定だけなら、「魔装学園H×H」と変わらないのに、なんだろうね、この差は(笑)

ニーナは、確実に可愛らしい。

それは多分、ニーナの男好きが、「性格」ではなく、「性質」(竜人としての体質)だからだと思います。基本的には純情だしね。だから、しょうがないと許されるんですね。

あと、作画の力も大きいと思います。近年、ソシャゲ原作アニメは、神作画の代名詞のようになっていました。例えば、前期(2017春)の「GRANBLUE FANTASY」の美しい背景や、今期(2017夏)の「活撃 刀剣乱舞」の圧倒的なバトル作画などは記憶に新しいです。本作の1期目も、やはりヌルヌル動く戦闘シーンは圧巻でした。もちろん、本作も背景、バトルと素晴らしいのですが、それ以上に、人物の表情に力が入っていたと思います。コロコロと目まぐるしく変わるニーナの表情は魅力的で、活発なニーナらしさが際立っていました。こういう、「地味だけど大切な神作画」は非常に好感がもてました。

ストーリー的には、神と人間と悪魔という三種族の争いという壮大な物語。その中で縦糸となる、人間の王とドラゴン娘との恋愛ストーリー。

なんて真っ直ぐなファンタジーなんだろう。ここまで王道な作品は安っぽくなると台無しなんだけど、そんな不安は一度もなく、シリアスもニヤニヤも笑いもバランス良くある作品です。

また、1期のキャラと2期のキャラの住み分けも抜群です。基本的に、「1期が人気あったから、2期が生まれる」わけで、2期を観ている中には1期のファンが多くいますよね。しかし、1期のキャラをそのままメインに使うと、(1期が綺麗にまとまっていればまとまっているほど)蛇足感やマンネリに陥りやすい。そこで、新キャラをメインに据えて2期をやるというのは良くある手法だけど、これ、かなり難しいバランス感覚が求められると思います。1期のキャラが強すぎると2期のキャラが空気になります。2期のキャラが強すぎると1期のファンから叩かれます。1期のキャラを全く出さない(もしくはカメオ出演程度だ)と期待はずれと言われます。(余談ですが、アークザラット2(ゲーム)をプレイした時、ほぼ前作のキャラしか使わなかったことを思い出しましたw)

その点、この作品では、「ニーナ」「シャリオス17世」「ムガロ(エル)」といった2期の新キャラをメインにストーリー展開させつつ、要所要所では「ファバロ」「カイザル」「アザゼル」「リタ」「バッカス」「ジャンヌ」といった1期の人気キャラクターが活躍する(いわゆる、オイシイ役)展開が良い感じです。また、「ケルベロス」などがちょい役で出てくるファンサービスも嬉しいですし。やっぱり、ニーナが魅力的なことがデカいけれど、理想的な2期の作り方だと思います。ここまでバランス良くやった2期というのはあまり記憶になく、制作の手腕は称賛されて然るべきでしょう。

テーマ性に関しては、やはり種族間差別、そこから透けて見える人種差別問題でしょうか。差別主義的なアザゼルやガブリエルやシャリオスと、博愛主義的なニーナやカイザルやムガロ。双方に言い分があって、しかもある程度の正当性がある。ただ、差別主義的なアザゼル(悪魔)にはカイザル(人間)やムガロ(天使)の存在が、シャリオス(人間)にはニーナ(竜族)の(他種族の)存在が大きく、自らの主張の絶対性を失っているのが人間味があって良かったです。とりあえず、全編英語にして、ホワイトハウス(トランプ大頭領)に送り付けてやろうw

心理描写も巧み。例えば18話で、ニーナが自由に竜化できるようになったことに対して、「なぜ、今更……」と涙を堪えるアザゼル。そこには、「あの時(7話で)、竜化していれば同族が死なずに済んだ」というニーナに対する怒りと、「そもそもニーナに頼るしか無かった」という己の無力さに対する悔しさ、「愛されることを知ったから」というニーナの言葉で、「自分はニーナを利用しようとしていただけだった」という後悔の入り交じる、複雑な感情が表現出来ていました。圧し殺したような声(声優さんの名演)と、(泣きそうで)細かく揺れ動く表情(神作画)もあいまって、印象的なシーンになりました。

ラストも、なんというか、感動しました。「世界と愛する人のどちらを選ぶか」という選択で、「世界を選んだファバロ(1期)」。「愛する人を選んだニーナ(2期)」。多分、どちらも正解で、どちらも不正解なのでしょう。それは、「世界を一時守れたが愛する人を失った(1期)」と、「世界を一時守れたが、愛する人の目と声を失った(2期)」の結末が示しています。まさに、ビターエンド。ムガロやカイザルの死亡(カイザルはゾンビ復活)と併せても、後味は決して良くはない。が、最後の「視力を失った英雄王と、声を失ったドラゴン娘が月明かりの中で踊る」なんて、あまりにも「物語りすぎる」ものを見せられては、なんか無理矢理感動するしかないです。ニーナの満足そうな笑顔を観ていると、まあこれで良かったのかもなとも思いますね(笑)

一応、3期への含みは持たせましたが、正直かなり満腹だし、満足しています。3期は、あったら(いよいよ完結編だろうから)凄く楽しみたいですが、ここで終わりでも充分満足ですよ♪

制作の皆さん、お疲れ様でした♪
{/netabare}

【余談~ 神界が、あのアニメのあの場面に似てません?(笑) ~】
{netabare}
ムガロやバッカスが捕らえられて(軟禁されて)いた空間って、「WWW.WORKING!!」の「バレンチヌス様」の空間に似てませんでしたか(笑)? なんか、不思議な図形とか浮いてましたし。まあ、同じっ神様だから別に良いんですけどねw
{/netabare}



【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
神撃のバハムートって確か、神・悪魔・人間 の三つ巴の争いが世界観だったっけ? 主人公の少女は竜族なのか。

2話目
ロケットパンチw 悪魔が奴隷になっている現状には同情するけど、それって元々、悪魔が「力による支配」を行っていたからで、その力が及ばなくなったら、立場が逆転するのは自業自得では?

3話目
それ、HUNTER×HUNTERでゴンがやってたよねw ファバロ、どっかで出てくるとは思っていたけど、ニーナの師匠だったか。

4話目
嘘が下手な男は信用できるという風潮。純情色ボケ女主人公が成り立つのは、それが性格だからではなく、性質だからですね。

5話目
ラブコメの波動w しっかし、ニーナの表情豊かだな~。

6話目
ニーナの表情、本当に豊かだね♪ 地味だけど良い作画の力の入れ方だ! アザゼル、交通事故やんw アザゼルに見つめられても赤くならないニーナ。これ、本当の恋を知ったから、アザゼルにデレなくなって、奇襲失敗するノリだな!

7話目
アザゼル、良いヤラれキャラに(苦笑) ギャグとシリアスのバランスが良いね。

8話目
剣3人による三つ巴って、結構珍しい。アザゼルの男泣き、格好良いな。バッカス達が幽閉されている空間、少しだけ「WORKING!! web」の「聖バレンチヌス様」がいた空間に似ている気がするんだけどw ファバロ、来たね!

9話目
なんか分かんないけど、明日です(笑) しかしこの二人、髪型が普通なら、格好良いなw

10話目
宗教色あふれる回だったね。処女受胎や洗礼などをモデルにしてるんだろうね。

11話目
誰にとっての平穏かをはっきり話さないから、嘘はついてないよね。

12話目
鉄球を使った戦闘。昔、KOFにチャン・コーハンっていたよねw

13話目
荘厳な音楽。戦いというより、戦争だね。

14話目
まさかの野沢さんw ジャンヌの弱さ、素敵なエピソード。

15話目
エル、いい感じで狂っていそうだね。絶対正義と絶対悪は近いものがあるしね。

16話目
ニーナ、あのバカ明るい感じ、良いわ~。壁ドンw 前作オッサン三人衆もいい感じ♪

17話目
ニーナの無駄な変装w なるほど、悪魔だから捕まえなくて良いと、自分に言い訳できる笑顔ね♪ 2度目のデート回。なんか、目的を果たして両目失明して、最後はニーナと竜の里でひっそり暮らすという、08小隊的なラストかな?

18話目
ニーナが自由に竜化できるようになったことに対して、「なぜ、今更」と涙を堪えるアザゼル、良いね。そこには、「あの時、竜化していれば同族が死なずに済んだ」というニーナに対する怒りと、「そもそもニーナに頼るしか無かった」という己の無力さに対する悔しさと、「愛されることを知ったから」というニーナの言葉で、「自分はニーナを利用しようとしていただけだった」という後悔の入り交じる、複雑な感情が表現出来ていました。圧し殺したような声(声優さんの名演)と、(泣きそうで)細かく揺れ動く表情(神作画)もあいまって、印象的なシーンになりました。

19話目
突き放す優しさ? 自らの弱さを切り離したい? 質の良い、ロミオとジュリエット。シンデレラ。ニーナはニーナで、「私ならなんとかできる(シャリオストの心を変えられる)」って思ったのでしょうね。

20話目
ドラゴン対ドラゴンのガチバトルって、結構珍しいよね。アザゼルとソフィエル強え~。つかラスト、衝撃だぁぁ。

21話目
エル、死んだか。ジャンヌの顔が怖い、、、。でも、子供を殺されたらそうなるよな。アレサドロ君、漆黒兵は伊達じゃない。盛り上がってきましたね。種族間の全面戦争、熱い。

22話目
ジャンヌに息子がいることは、オフィシャルにしていいの? 処女受胎だと知らせないと求心力落ちそう。ジャンヌ正論。王がエルを狙わなければ死ななかったわけだし。バハムートさん、堂々たるラスボス感w

23話目
ルシフェルの母艦、オーラシップっぽい(笑) アレンサンドロ、死に様がまた、やるせないな。黒騎士の登場シーン、格好よすぎるだろw ここでネクロマンサーの本領発揮(笑) いや、カイザル死亡は予想外。

24話目
なんかもう、物語りすぎて、感動。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー

ゲームはしてない


1期に続いて2期を観たという流れです。1期が面白かったので特に抵抗なく。。。

1期全13話(総集編的なの1話込み) 2014年10月~
2期全24話(こっちは総集編無し)  2017年4月~

掘り出し物です。

Cygamesさんの数少ない一社提供のうち一つ。肝いりの2クールの割には話題にならなかったのかな? その頃アニメ観てないのでよう知りません。
レビュー・感想数207件(2019.02.06時点)は同期の作品の中でもTOP20にも入り込まないながらも、得点では地味に8番手くらいにつけてるというあにこれの評価です。同期に『月がきれい』『エロマンガ先生』『進撃の巨人2期』とあるなかで健闘してるように見えます。
観た人はそこそこ満足したと思われる客観評価。私も同様でした。
さて、、、、

・ゲーム原作かよ?
・〈神〉?〈悪魔〉? ファンタジー系はちょっと・・・
・1期逃してるのでスンマセン

安心してください。

“ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー”

でした。・・・いや・・・まあファンタジーなんだけどさ。ラブストーリーであり冒険活劇であり成長物語であったりと毎話Bパートの引きの良さもあって、2クール分一気に観せる力のある作品でした。
ソシャゲ原作特有のグダグダなところもなく、主人公が1期と変わるので、2期から参入しても問題は無さそうです。

1期でのファバロ、カイザル、アーミラ、リタを中心とした物語から10年後。ダークな世界観はそのままに2期の主人公をニーナ(CV諸星すみれ)にバトンタッチして、話は進んでいきます。
このニーナ、これあくまで私の思い込みですが、ヲタ受けしないヒロインさんです。少々イケメンならすぐ赤くなる恋愛体質に見えてしまう彼女は早々にビッチ認定されてしまいそうww
それも数話経てば霧散することでしょう。どんな娘かというとあれです。寝ちゃいけないって思うと眠くなっちゃう的なアレ。こちらは本編でお確かめください。彼女については表情が多彩というか喜怒哀楽で何パターンあるんだというくらい作画班が良い仕事してます。

繊細な“心情”を描写してのラブストーリーとは毛色が違う、“感情”を全面に出したり押し殺したりの全力投球ヒロインはとても好印象でした。
ちょっと脱線すると、全力投球ヒロイン設定は意外とリスクって高いです。さじ加減を間違えると

1.躁鬱の“躁”状態に見えてしまう
2.一歩間違えればコミュニケーション障害
3.ドジっ子空回りキャラみたいな型にはめたくなる誘惑に勝てずブヒる層以外が離れてく

この手の女の子でおバカっぽく見えないようにキャラ設定を組んだ製作陣の勝利だと思います。


そんな彼女のラブストーリーの行方と、“成長”物語が、けっして能天気じゃない世界で繰り広げられることになります。

能天気に見える女の子が能天気じゃない世界で能天気のままいられるのか?
能天気でいられないならどんな覚悟を決めたのか?

前半のほっこり回が進んでいる中でも忍び寄る不穏な影が徐々に濃くなっていく中盤あたりからはニーナの笑顔も違った意味をもってきます。このへんは親目線ですが、彼女の成長が頼もしくそして周りの救いとなってくるのです。
そして最終話を観終わると、序盤うっとうしく思った(かもしれない)彼女の能天気さを思いだし、

能天気が能天気でいられる世界がいいよなぁ・・・平和が一番!

ひと回りして“アリ”な娘さんと思える満足の全24話でした。くどい。。。


肯定的に捉えた本作の世界観については1期レビューで触れてますのでよろしければそちらを。


2期からOK!とのたまいつつ、物語を深掘りするならやはり1期からの視聴をお薦めします。1期は1クールと手に取りやすいしこちらも単体で楽しめる仕上がりですよ。
とりわけ重要局面で取った選択。旧主役ファバロと2期主役ニーナとの対比は“なにが正解か誰にも分からない”この世の真理を露わにしてました。やはり主役は主役でした。
ここでは触れてない脇役たちにも主役を食う魅力的なキャラに事欠きませんのでお気に入りをぜひ見つけてみてください。


物語は1期より複雑です。〈神〉〈悪魔〉の二項対立の末、「そうきましたか・・・」の1期だとすると、
2期は〈神〉〈悪魔〉の上に人間が立っちゃったかも、という斬新な種族相関からスタートします。
現実世界でもパワーバランスが崩れた時に戦争は起こるもので、まさに2期の舞台がそれ。極限の状態で人(※本作の場合神も悪魔も)は試されそして輝きを放つのです。


OPは1期から続くラウド系ロック。EDは米津玄師とのコラボで名の売れたDAOKOを配置。前半ED「拝啓グッバイさようなら」は地味ながらクセになる良曲です。

 
ソシャゲ原作の中では群を抜いて完成度の高い本作。言われなければゲームが母体とは気づかないでしょう。あらためて思います。

逆宣伝になるような粗悪品を濫造するくらいなら、しっかりアニメアニメしたものを作ってほしいな。よっぽど宣伝になるはずです。



※オマケ

■ジャンヌダルクは蜘蛛が苦手
ちやほやされた後は落とされる。本邦マスコミの得意技ですが、これをどさらにどでかいスケールでやられちゃったのが歴史上のジャンヌダルクであります。
{netabare}10話の母息子回の余韻が冷めない11話で、{/netabare}蜘蛛が苦手というエピソードを挟んできました。史実ではジャンヌを登用したシャルル7世の跡継ぎルイ11世のあだ名が“蜘蛛”だったとかなんとか。
王室に対しては恨み骨髄でしょうねww


■ジ○リっぽいと言えなくもない
表情筋がよく仕事をする巨匠の作品と似てるな~と思っていたら、{netabare}12話トロッコの脱走劇。{/netabare}どこぞの有名冒険活劇で見たことあるアクションシーンを堪能できます。


■声優“野沢雅子”のお仕事
2クールめ初っ端の14話に登場しました。人間国宝にしてよいと思う。


■サブタイトル“Virgin souls”
本作タイトルを冠した{netabare}第17話の{/netabare}サブタイトルです。
「次会えたら私のなすべきことを伝えよう」この回からクライマックスに向けてエンジンが吹かされる重要回です。
なんですが、ニーナが洞窟池の中に入ってって身を隠してから竜に変身してましたね。みだりに変身すると着ていた物を破壊しちゃうから、律儀に彼女は見えないところで衣服を脱いで変身したんだろうと妄想。
こういった恥じらいは大事です。気にも留めない振りをする男側の度量も試されます。


-----
2019.08.20追記
《配点を修正》 +0.2


視聴時期:2019年2月頭

続編で面白さが継続しているのはたいしたもんだ。それも主人公を変えてたりするのに。
ダンスシーンはこれまで観たものの中でもトップクラスでしたね。



2019.02.07 初稿
2019.08.20 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バハムート復活による世界崩壊かを免れてから10年…均衡を失っていく世界で「人」「神」「魔」それぞれの正義が交錯する…。

この作品は「神撃のバハムート」の続編に位置付けられています。
物語は1期から10年後の世界…そこで、新たな物語が紡がれていくので、この物語から視聴しても話は通ると思います。
ですが、1期から登場するキャラへの懐かしさや言動の理由など、前期から視聴するとより一層深掘りできるので、しっかりこの作品に入り込んで視聴されたい方は前期からの視聴をお勧めします。

1期から10年後の世界…即ちバハムート復活による世界崩壊を免れてから10年の歳月が過ぎた世界…
1期でバハムートに立ち向かった時には「人」「神」「魔」の隔てなく手を取り合って世界の崩壊を防ぎました。
それなのに、この10年で世の中は色々変わってしまっていました。

一番変わってしまっていたのは、均衡が崩壊してしまったこと…
いいえ、正しくは「人」が「神」「魔」との調和を破壊したこと…

その破壊がもたらしたのは、いびつに歪んだ世界…
「神」は信仰心を失い、人の奴隷に墜ちた「魔」が虐げられる世界…
バハムートを阻止した時、一体誰がこんな状況を望んだろうか…
でもこの流れに「神」も「魔」も抗えず時間ばかりが過ぎていました。
この状況にはもどかしさを感じずにはいられませんでした。

もう一つ変わった事といえば、1期の主人公だったファバロが弟子を取った事でしょうか…
この2期はファバロの弟子…ニーナを中心に物語が動いていきます。

1期は1クール12話でしたが、今期はたっぷり2クール全24話の構成…
兎にも角にもどっぷり作品に浸かって視聴する事が出来るだけじゃなく、その視聴スタイルそのものの心地よさが堪らないんです。

最近…自分でも多いと自覚していますが、今回は2曲目のオープニングに色々持っていかれてしまいました。
その格好良さは思わず息を呑んでしまうほど…
曲も格好良いんですが、オープニングアニメーションの構成が鬼懸かっているんです。
特に静と動…静寂と躍動のバランスが曲調と絶妙にマッチングしているのだから堪りません。
ヒッポ君の引く馬車に颯爽と乗りしっかり前を見据えたニーナ…格好良すぎです。

ニーナの日常パートがあまりにも穏やかだっただけに、堰を切ったように動き出す「動」の部分は衝撃の連続だったように思います。
ニーナにとってこの物語の紡ぐ時間は決して優しくなかったと思います。
仄かな灯りが無かった訳ではありません。
でもどんな逆境に立たされてもニーナの顔から笑顔が消える事はありません。
彼女の笑顔と持ち前の明るさが登場人物に…そして視聴者にどれだけ元気を与えたことか…

でもこの物語で苦しみを人一倍味わったのは、きっとムガロちゃんでしょう…
ムガロちゃん…何も悪い事なんてしていません。
でも「生きる」選択を余儀なくされたムガロは流す必要の無い血を沢山流し、失う必要の無いモノを失って…
いくら信仰力が失われたとしても、こんな小さい子供が受ける仕打ちではありません。
でもニーナと出会って変わったのではないでしょうか。
本人を取り巻く状況が変えた一面もあると思いますが、自ら変わった面も絶対にあると思います。

たくさん遠回りをしてきました。
やっと全てが元通りになると思いました。
少なくてもムガロは本来愛されるべき人から寵愛を受けなければいけない、と思っていました。
それなのにムガロを待ち受けていた運命はあまりにも残酷過ぎ…

私の涙腺は壊れているので、状況を推し量るにはあまりにも不適だと自覚しています。
でも、この出来事から受ける辛さはきっと本物…
だって、どんな時も笑顔と明るさを忘れないニーナの感情が爆発したくらいですから…

そうなると次の展開は…予想通り激しい激情の場面です。
でも当然の事で当たり前の発想だと思います。
もし私がその立場だったらきっと同じことをしたから…

でもこの作品のタイトルには「バハムート」が刻まれていて、それは2期になっても健在…
これが何を意味するのか…
少し考えれば分かる事ですが、事の顛末は是非本編でご確認頂ければと思います。
最後の最後で1期から視聴してきた人にとっては最高のプレゼントが受け取れたのではないでしょうか。
ほんの一瞬…不意を突かれましたが、気付けて感じる事が出来て良かったと心底思います。

オープニングテーマは、SiMさんの「LET iT END」と、THE BEAT GARDENさんの「Walk This Way」
エンディングテーマは、DAOKOさんの「拝啓グッバイさようなら」と「Cinderella step」
オープニングの「Walk This Way」とDAOKOさんの2曲がお気に入りでした。

2クール全24話の物語でした。
壮大でファンタジー作品としての出来栄えは最高峰と言っても過言では無いと思います。
原作ゲームの作品はこれまで数多く輩出されてきましたが、ここまでの完成度の高い作品はそうお目にかかれないと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

65.2 25 コミカルでラブコメなアニメランキング25位
愛してるぜベイベ★★(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (202)
1074人が棚に入れました
高校生・片倉結平が、従妹の幼稚園児・坂下ゆずゆの保護者役となり、蒸発してしまった母・都の代わりに面倒をみていく。そこに恋愛が入り混じったホーム&ラブドラマ。主に心とゆずゆにある苦悩を結平が解決していく。

声優・キャラクター
黒葛原未有、藤田大助、遠藤久美子、鈴木真仁、尾小平志津香、木内秀信、原史奈、緒乃冬華、齊藤真紀、川瀬晶子、植木誠、鈴木達央、本城雄太郎、悠木碧、平野智恵
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

原作と比較しての感想

「りぼん」(集英社)で連載された少女漫画
アニメは全26話。原作は全7巻。
少女漫画にしてはちょっと珍しいプレイボーイ系の男の子主人公。
ジャンル;子育て、ハートフルラブドラマ
{netabare} いじめ・虐待・親の蒸発など家庭・社会問題を題材にしてるので
若干欝要素もあります。明るい中に淀んだ暗い雰囲気が漂ってます。
キャラクターの苦悩に共感しながらも、ラストはハッピーエンドです。 {/netabare}

4年前に原作の漫画を見る機会があり
ラストに感動したものの、ストーリーを殆ど忘れていたため
アニマックスで再放送されたので視聴しました。

作画が古いのと主人公結平の声がイメージと違っていたのでくじけそうになりましたが、
視聴してるうちに忘れてたストーリーを少しずつ思い出すことができたので良かったです。

感想{netabare}
高校生に5歳の保護者役任せて幼稚園の送り迎えなんて無理あり過ぎて
どうなんだろう・・と当時思いました。
幼稚園ではなく預かりの時間の長い保育園にするか
子供に子供を見させないで両親や祖父母が面倒見たらいいんじゃないかと思いましたが、それぞれの事情があるんでしょうか。

子供と手をつないで歩くとき安全面から車道側を歩いたり
小さい子供の体の目線に合わすように屈んで話したりした方がイイとか、
結平君には色々ツッコミ所が多かったですが、
幼稚園のお弁当も徐々に料理の腕を上げたり
文句言ったり決してゆずゆに当たらずに
学校生活送りながら最後まで面倒見るという覚悟が垣間見えて素晴らしいと感じました。{/netabare}


Wikipediaにはなかったアニメ版との違い
超絶ネタバレなので開く際は気をつけてください。{netabare}

アニメ版はゆずゆの都ママの気持ちもよくわからないまま
ゆずゆが結平の家で今まで通り過ごすかのような日常エンド。
全く原作とは正反対の最終回を迎えてしまった。
りぼん系のアニメは最終回がアニメと漫画では連動しないというのを聞いたことがあるがまさにそんな感じ。

漫画版はその後に結平の彼女の心が妊娠したというエピソードがあり、
(実は妊娠してなかった事が判明)悩みがあるということで
片倉家に引き取ることになった。
そして「ゆずゆの6歳の誕生日に迎えに行く」と手紙が来て
ゆずゆは無事に引き取られ、高校生になったゆずゆの回想で終了でした。
原作自体ラストが無理矢理っぽいですが、
結平のゆずゆへの愛情に感動を覚えました。 {/netabare}

評価低めなのは配役と作画。原作と正反対のラストが理由ですが、
隠れた良さもあり、育児と子供の成長も感じられる作品だと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

愛しさを胸いっぱいに感じる、埋もれるには勿体ない名作

原作未読。2004年放送。全26話

突然母親が失踪し一時的に片倉家に引き取られた少女"ゆずゆ"と、保護者に任命された男子高校生"片倉結平"との、不慣れながらも一生懸命で愛に溢れる家族の話。

古い作品のせいもあるのか、作画、声優はとても褒められるようなものでは無いですが、物語がとても素晴らしい作品でした。
絵柄も含めかなり幼女向けかと思いきや、扱っている題材が単なる高校生の子育てに留まらない、子育てのリアルなどうしようも出来ないような苦しみ、親と子の葛藤、溢れるような愛しいという感情。見ている側の気持ちを揺さぶってくるリアルな感情描写が多くて、見ていくうちにどんどんと引き込まれ、キャラクターに愛しさを覚えながら後半は大号泣しながら視聴しました。メッセージ性も強く素晴らしい作品です。
作画で見るのを辞めていたら非常に勿体ないです。

主人公結平は、見始めはチャラチャラしていて片倉家の人物にも高校生に保護者任せるなんてどうなの?って思ってましたが、後半の結平の成長ぶりが素晴らしく、こんなに素敵な人間が沢山いたらいいのにって思うくらい印象が変わりました。
年齢も性別も関係ないし、完璧でなくていい。子どもをちゃんと見て、側にいて、全力で愛してあげるそれだけで充分なんだなって思えた。

15、16話のゆずゆの保育園のお友達のお家の話は、かなり踏み込んだ問題に触れる話でしたが、自分の年齢になると親の気持ち側としても辛く涙無しで見れなかったです。ここで語る結平の言葉が凄く響きました。18話からの親戚のみきちゃんのお話もまた辛く心揺さぶられました。本当にりぼんに掲載されてた作品なのかって位大人向けな内容でした。

この作品のヒロインゆずゆが、健気で可愛くて子供らしいのに一生懸命に頑張っていて本当にいい子すぎてもう愛さずにはいられなかった。子供って愛しい存在なんだなってことを思い知らされる。他の出てくるキャラクターたちもリアリティのある子ども、人物像でこの作品のキャラクターみんな好きになりました。

どんな親だって本当はみんな子供のことを愛したくて、そばに居たいのに、中々上手くいかないのも現実で、苦しくなりつつも愛を感じずにはいられなかった。子供を持つ親にこそ見て欲しい作品です。改めて子に対しての愛しさが湧いてくるとおもう。

絵柄と声優を変更して再アニメ化もしくはドラマ化したら、かなり反響のある作品だと思う。埋もれるには勿体ない名作です。
ぜひ多くの人に見て欲しいです。ハートフル系を見たい時、泣きたい時に非常にオススメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

スガル72 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

異常な作品

【愛してるぜベイベ】は、りぼん連載の少女漫画をアニメ化したもので、ゴールデンタイムに放送されました。
内容は感動的で、誰にでも優しい平和主義的な男子高校生きっぺいと、彼の家庭で暮らすことになった従姉妹の幼稚園児ゆずゆとの心温まる物語です。
きっぺいはゆずゆの面倒を押し付けられますが、彼はゆずゆのお兄さんがわりでも、お父さんがわりでもなく、母親のように接しているように見えます。
この作品の中で理想の男性像として求められているものは、父性的なものではなく、明らかに母性的なものです。
この作品に登場する様々な親のタイプは皆歪(いびつ)で、伝統的な日本の母親像や父親像とはかけ離れています。
そこでは子供のために命をかける優しい両親の姿はなく、児童虐待の母親、育児放棄の母親、妻が死ぬと我が子を外で生活させて、すぐに再婚生活を楽しむ父親等、問題のある親ばかりで、物語の中でそれに対する平和な家庭の典型のように描かれる、きっぺいの両親でさえ、我が子に対する愛情が、他人の子も我が子も変わらないような、おそらくペットに対しても我が子に対しても変わらないような、遠い距離感を保っています。
この物語の世界は、日本が舞台なのに日本的なものではなく、欧米のような社会問題が普通になった社会を描いているように見えます。

私は作者がこの作品で伝えたかったであろう、愛の大切さという部分には共感も感動もしますが、その表現形態はかなり異常です。
幼稚園児のゆずゆの世話をする男子高校生のきっぺいは、学校の校舎の中で、恋人でもない女友達と普通にキスをし、普通に抱き合って胸をもみます。
それはギャグ漫画的な表現ではなく、普通の高校生の日常として描かれます。
少なくともこれが少女マンガ誌で連載されるのは異常です。
女性誌でやるべきです。
これがゴールデンタイムに放映されたのも異常です。
深夜アニメでやるべきです。
逆に、家族で安心して見られるような作品が、深夜に放送されていたりするんですよね。
本当におかしい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
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