コミカルでタイムトライアルなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのコミカルでタイムトライアルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月07日の時点で一番のコミカルでタイムトライアルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.5 1 コミカルでタイムトライアルなアニメランキング1位
プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (321)
1594人が棚に入れました
高校の部活動に始まり、全国的に人気を得つつある《ストライド》だったが、方南学園高校のストライド部は廃部寸前の状態に陥っていた。そんなストライド部にやってきた新入生の藤原尊と桜井奈々は、ストライド部を再始動させるべく、クラスメイトである八神陸に声をかける。《ストライド》だけはやりたくないと尊と奈々の誘いを断る陸。しかし2人にストライド部の部室へと連れて行かれた陸は、そこで入部をかけたストライド勝負をすることになってしまうのだが……。

声優・キャラクター
木村良平、岡本信彦、花澤香菜、小野賢章、小野大輔、下野紘、諏訪部順一、置鮎龍太郎、宮野真守、平川大輔、江口拓也、鈴木達央、小野友樹、豊永利行
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これからもストライドはずっと続いていく…そんな思いを繋ぐ物語

☆原作未読☆

~あらすじ~

5人のランナーと1人のリレーショナーの6人が1つのチームとなって、街を駆け抜け、その速さを競い合う、エクストリーム・スポーツ(ストライド)
全国的に人気のあるストライドであったが、方南学園のストライド部は廃部の危機になっていた
そんなストライド部にやってきた、新入生の
八神陸、藤原尊、桜井奈々が送る
学園青春スポーツ物語


この話のメインキャラ…というか、登場人物は
ほぼ男子(主に女子は桜井さんくらいしか出てこない)ですが
恋愛などは ″一切ない″ 話です
今までのスポーツものとは、また違った感じのものだと思います♪

絵から見て、カッコいい系だからこの話はなぁ…
と実は最初思ってました(カッコいい系の絵は話にもよりますがあまり好きではありません(>_<) )

が!引かれて見てみました!
やはり見てよかったです!

{netabare}
まずはともかくかっこいい!
男と男の青春っていいですね!


八神くん、最初の登場からすごかったですねwそして、超運動神経抜群!
なのに、部に歓迎されたら
掛け持ちでよければ!(ニコッ)
ってwwww最初からインパクトがありましたw

そして藤原…1番最初から足フェチでしたねw
最初は私も苦手なキャラでした…(^_^;)

第2話の女装した小日向くんかわいかったです♡
小日向くんって全体的にかわいくてお気に入りキャラなんですよね♪
モデル姿の支倉君もカッコいいですね♪子供の頃もかわいいくて、これもまたお気に入りです♪

4話の門脇くん…あれは本当に衝撃的でした(>_<)コワイ……

6話はほんとすごくて最後まで目が離せませんでした!!
支倉、久我のペアカッコいい!!(≧∇≦)
二人がまたこうして一緒に走れたことがほんとうによかったです!

そして桜井さんも一条館高校に言い返してた?ところカッコよかったです!
でもほんと一条館にはムカつきましたね~(´Д`)
嫌なヤツばかりだったようなw

7話で出てきたのトレーニング施設?すごいですねwwww
卓球と大きな栗の木の下で… 面白かったですwwww八神…w

そしてここで、西星が好きになりました♪
いい人ばかりでしたし、優しい人多くていいですよね♪


8話 花京院との戦い…花京院が圧倒的でしたね…
しかも桜井さんのお父さんも八神君の兄がいるなんて…しかも初メン!?…
それであんなに速かったことには驚きました

第9話では藤原くんと八神くんがケンカ!?
一時はどうなるかと思いました
でもまさかかき氷で仲直りとかw
しかし良くあんなの食べれましたよねwしかもラッパ飲みwwww

第10話の藤原くんと八神くんが仲直り?して一緒に走ったところ、あそこのはいタッチと音楽のタイミングがとてもよく、とても感動し、キュン♡となりました♪
カッコいいです、この場面はほんとお気に入りです♪


11話は全てカッコいいですね!そして感動もしました♪

やっぱ西星いいですよね~!
優しいです皆♪最後もよかったしハイタッチもよかったです!
{netabare}そして方南勝ってよかったですよね♪ {/netabare}

小日向くんの飛び降りすごいですねwあんな高いところから飛び降りて久我にはいタッチとかカッコいい!って思いました♪
支倉の飛び降りもすごかったです!よく着地できたなぁと思いましたw


八神と藤原のとこがが1番お気に入りです♪
信じろ!陸を信じろ!
という、昔の思い出との重なりあいがよかったです!
{netabare}
そしてここで初めて昔一緒にストライドをやっていたということを思い出すんですね♪
改めて3人が繋がった感じがしました♪
{/netabare}

そして最後の西星の歌とともにのエンディングもよかったです♪
11話は最後までほんとうにすごかったです♪


12話
ともかく最後は感動しました!
{netabare}優勝できてよかったですよね!{/netabare}

っていうか応援にきてくれるなんて西星優しいですね!

でも八神くんの兄弟の場面が少なかったので少し残念でした(>_<)
優勝ももっと盛大にやればいいのになぁと…少し分かりにくかったです…

そしてよく見たら、第1話と終わり方がおんなじですね♪まとまりがあってよかったなと思います!
{/netabare}


歌も全てがほんとにかっこいいなと思いました♪
ともかく話と合ってるんです!タイミングが絶妙に良くて、初めて!音楽の評価を☆5にしました♪それくらいよかったです♪


後、予告こってるなと思いましたw
どうでもいいこと話してるんですけどw面白かったです(*´∀`)

この話を見れば誰だってストライド部(略してスト部)に憧れると思います!!(私は応援側だと思いますがw)
ぜひぜひそんなカッコいい部活、スト部の物語を見てみてくださいね♪
特に女子は必見ですよ♪

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

街中を疾走するエクストリームスポーツ…激アツでした^^

この作品の原作は未読ですが、監督がいしづかあつこさんと聞いて触手が反応し…花澤さんの出演を知って視聴を決めた作品です。

ノゲラやハナヤマタに代表されるいしづか監督の作品はどれも色鮮やかで綺麗…
特にハナヤマタの時に思いましたが魅せたい被写体がとても鮮明で映像映えするので、今回も期待大でした^^

今回の題材はストライドというリレー形式のチーム戦で、街中を疾走するエクストリームスポーツです。
エクストリームスポーツは、一般のスポーツより危険だと位置付けられており、スポーツ性とマーケティグの両面が求められているんだそうです(wikiより)。
確かに試合中は街中の様々なトラップを掻い潜っていましたし、スポンサーの話題も物語の中で取り上げられていました。
そう考えると、このストライドはエクストリームスポーツの枠内でしっかり成立した競技になっていた事が分かります。

でも、この作品の大切な部分はきっとそこじゃないと思います。
風の様に駆け抜けながら走者一人ひとりの想いを繋いでいく…走者はリレーショナーと言われる指揮者を信じて合図と同時に飛び出し…トップスピードの状態で僅かなテイクオーバーゾーンの中でハイタッチをする…誰も後先の事なんて考えません…頭にあるのは自分が持てる力の全てを引き出して次の走者に最高の状態で繋ぐ事だけ…

やっている事はただ走ったり飛んだりしているだけなのに…リレーショナーと走者の一挙手一投足から目が離せないんです。
競技内容がシンプルで、そのキツさは万人が知っています…自分なら絶対失速すると思う場面でも走者はペースを落とさないどころか益々上げてくるんです。
この展開や想いが根底に脈々と流れているんです…アツくない訳がありません^^

物語の舞台は、東京の方南学園…かつてはストライドの名門校でしたが、現在は部員不足で廃部寸前の状態…
そこに1年生でリレーショナーを務めることになった桜井奈々、中学からストライド一筋で名が知れ渡っている藤原尊、そして最初はストライド部に入部する事を躊躇っていましたが、結局入部する事となった運動神経抜群の八神陸…この3人の加入でリレーのメンバーが揃い、東日本高校No.1を決める「エンドオブサマー」での優勝を目指した物語が動いていきます。

物語の華は花澤さん演じる桜井奈々のみ…という男子ばかりの作品でしたが、方南高校の前に立ちはだかるのは強敵ばかり…
純粋な速さのみを追い求めるのがストライドじゃないことは分かっています。
でも、リレーショナーを精神的に混乱させたり、走路上のブロックがやたら上手かったりする学校を見ると、小細工なしで勝負に挑む方南学園をどうしても応援したくなってしまいます^^;

方南の台所事情も決して潤沢ではありません。誰かひとり怪我でもしたら、みんなで掲げた目標に手が届かなくなる…そんなギリギリの状態です。
それでも実践では決して手を抜かない走者達…誰も絶対怪我をさせないため、ヘッドホン型をインカムから聞こえる走者の息遣いにも気を配りながら指示を出し続けるリレーショナーの重責は相当なモノだと思います。
でもそんなプレッシャーも立ち向かっているのは弱冠高校1年生の女の子なんです。
思い返すと、この設定もこの作品のアツさに拍車を掛けていたと思います。

方南学園の夢は…?
他校と繰り広げた試合の中で生まれたドラマは…?
気になる方は是非本編でご確認願います…激アツでしたよ^^

オープニングテーマは、OxTさんの「STRIDER'S HIGH」
エンディングテーマは、ギャラクシー・スタンダードさんの「Be My Steady」
個人的には疾走感のあるオープニングが好きでした^^
キーが高すぎてカラオケでは歌えないでしょうけれど…^^;

1クール全12話の物語でした。しっかり纏まっていたと思いますが、欲を言うと最終決戦の内容はもっと見たかったと思います。あと1話あれば…^^;
でもしっかり堪能させて頂きましたし、視聴して良かったと思える作品でした^^

投稿 : 2025/03/01
♥ : 21

かさい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメーションとして物足りない

マッドハウスのいしづか監督作品。
デザイン、美術、色彩設計などいしづか監督らしいビジュアル。

スポーツアニメ。
しかし最後までストライドという競技に魅力を感じれない作品になってしまった...。

【総合】
4.58/5

【物語】4.5
【構成】4.6
全体的に王道展開。
主人公中心に物語は進んでいくが、見せ方として終盤は個人的にあまり好きになれない。
思いを繋ぐというテーマがありながら、チーム全体の描写を怠り主人公にほぼスポットライトの標準を定めてしまったので、スポーツアニメとしての醍醐味が損なわれてしまった印象。
序盤はチームのエピソードが多めでアプローチの仕方も良かったと思うのだが...。

【作画】4.5
マッドハウス。
動く系のマッドではない為あまり動かない。
走る作画をカットごとに描き分けてしまうと相当のカロリーになるし、ストライドというスポーツは走るだけではなくギミック等の障害物も存在するので、作画難易度は高いと思う。
が、ストライド描写があまりにもなさ過ぎて終盤は横並びで走る徒競走となんら変わらないスポーツになってしまった。
ストライド描写があったとしても、肉体的に無謀なアクションだったりと個人的にはあまり満足がいかなかった。
終盤少し来るかなと期待していたが非常に残念。

最終的にはかなり物足りないアニメーションになってしまった。

【美術】4.7
セルの派手で濃い色に合わせた非常に面白いビジュアル。
スタイリッシュな感じもしてカッコよさもある。
街中をキャラが走っても違和感は無い。
いしづか監督らしい点。

【声優】4.6
主人公の木村さんの声が若干クドイと感じてしまった。
後は女性ファンに人気がありそうな面子。

【音楽】4.7
藤澤さん。
作風のスタイリッシュなイメージにもしっかり合わせてきているし、全体的にかっこいい曲は多め。
挿入歌も凄く良いんだけど...。

【演出】4.5
ストライド演出
競争ツーショットの時に、キャラを横並びにさせフォローで追っていくだけが大半(特に後半)
色んな角度と場所にカメラを置いて、リアルタイム感を出せばもっと臨場感がでた演出になったのではとも思う。
展開の盛り上げ方も、挿入歌に頼っている部分は非常に大きい。

その他演出
前半3話いしづか監督コンテ回は面白さがあった。
ギャグテンポとシリアスのバランスが良かったし、カット割りや色使いも良かった印象。
10話は憶測だがいしづか監督コンテ修正が入ってそうな印象。
ロングやアップ、ツーショットの構図、光、回想、挿入歌のタイミングやSEなどが素晴らしかった。

【op&ed】4.6
opは個人的に曲があまり好きになれない。演出的にも。
edはキャラソン。
渡邊さん絵コンテ演出。
画面上半分を使った非常に面白い演出。
アイディアも素晴らしいがとにかくカッコいい。
曲とシンクロしているイメージで演出的にもなかなかキマっているように思える。

【世界観】4.5
ツッコミどころはたくさんある。
展開も無理やりな印象があったが、何よりストライドというスッポーツの定義と概念がなかなか理解できない。
細かい箇所まで見ていくとかなりの違和感を感じてしまう。

【キャラ】4.6
前半、キャラ間の駆け引きや会話など面白く、ギャグ調で描写されていたのが好きだった。
登場キャラで女キャラは多分二人で後は何十人という男キャラ。
しかし、女性向けアニメという印象はそこまで強く感じなかった。
個人的には、チームメイトをもう少し丁寧に描写して欲しかったのと、キャラ描写でモノローグアニメになってしまったのが非常に残念。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

70.0 2 コミカルでタイムトライアルなアニメランキング2位
MFゴースト 2nd Season(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (81)
226人が棚に入れました
『MFゴースト』は、しげの秀一原作にて、2017年より「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の漫画作品。単行本の累計発行部数は580万部を突破。同じく「ヤングマガジン」にて1995年から2013年まで連載され“公道最速伝説”を描いた『頭文字D』の近未来の世界観設定にて、実在する公道でのカーレースバトルを描いている。

声優・キャラクター
片桐夏向(カナタ・リヴィントン):内田雄馬
西園寺恋:佐倉綾音
相葉瞬:小野大輔
ミハイル・ベッケンバウアー:神谷浩史
大石代吾:浪川大輔
赤羽海人:諏訪部順一
石神風神:安元洋貴
沢渡光輝:逢坂良太
八潮翔:田邊幸輔
北原望:芹澤優
坂本雄大:櫻井トオル
大谷洋介:石川界人
ジャクソン・テイラー:中村悠一
前園和宏:宮園拓夢
柳田拓也:坂田将吾
E.ハンニネン:三宅健太
緒方:畠中祐
諸星瀬名:八代拓
リョウ・タカハシ:子安武人
高橋啓介:関智一
上有史浩:細井治
秋山渉:松本保典
武内樹:岩田光央
池谷浩一郎:矢尾一樹
健二:高木渉
奥山広也:阪口周平
小柏カイ:神奈延年
田中洋二(実況):光部樹
京子:飯田友子
真美:林鼓子
ナレーション:三木眞一郎
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白かったが、キャラの活躍とスノビズムに不足感。

 頭文字Dからの視聴者・読者ならドリフト走行に嫌でも胸が熱くならざるを得ません。NAではなくなってしまいましたが、非力の国産FRスポーツカーでハイパワー車と戦い、性能ではなく使う人間の技術と能力で勝つ。日本人好みの展開です。レースシーンは非常によくできていました。特に霧?ガス?でホワイトアウトする場面でのレース描写は非常に楽しませてもらいました。

 女子のポエムも1期よりは若干少なめになったのも良かったと思います。それでもやはりノイズにはなっていました。それとライバルたちに注目する視点がバラバラなので、2人ぐらいに絞れないかなと思います。ポルシェの彼ともう1人でいいんじゃないでしょうか。

 全体的に1期より車やレースの理屈もちゃんと説明があったし、レース展開も上位に食い込んだし見ごたえがありました。ただ、面白いわりに余韻がないんですよね。頭文字Dはコミック30巻くらいまではのめり込んで何度も読み返しました。アニメも1期2期は何度か見ています。本作にそういう熱意は感じません。

 理由は2点。キャラとスノビズムでしょう。まず、キャラそれぞれが面白かったんですよね。タクミはもちろん、文太、池谷、イツキ、ナツキ、高橋兄弟…皆魅力的でした。内面まではどうかわかりませんが、ストーリー上でコミカルにもシリアスにも上手に動いていました。それが本作は足りないかな。主人公に欠点も欲望も怒りもないのがダメですね。それと彼女も同じです。頭文字Dのナツキは伝説級です。あの娘は本当に良かった。こちらの作品はそういう隠したい何かが無いんですよね。

 それとやはり文太とかガソリンスタンドの親父、それぞれのライバルのテクニックやメカニカルな解説のスノッブなこと。この場合のスノビズムとは「マンガを通じてお前らにすごい世界を見せてやるよ」という上から目線の知識です。これが良かった。話が面白いので素直に頭を垂れて拝聴させてもらいました。スノッブとはいえ、ちゃんと取材して裏付けのある知識なので非常にこちらの知識欲をくすぐりました。本作はその部分が足りません。

 この2つの点から本作にはそれほどのめりこめませんでした。面白いですけどね。評価点は高いですが、主観的には劣化頭文字Dにとどまったかなあ。




1話 オッサンが良い作品なのに女の子を描きたい原作者のミスマッチ

{netabare} この作品で面白いのって、非力な車で強力なマシンにテクニックで勝つという大きな幹があります。そして、その面白さを引き出すシーンはもちろんレースシーンですが、ヒロインのポエムではダメです。オッサンたちの玄人ならでは解説です。その点で第13(1)話のレースシーンは素晴らしかった。ドリフトのシーンが良かったです。非力NAと注目選手の設定などでその辺を上手く表現していました。

 これを見る限りMFゴーストは頭文字Dと車の哲学(非力、ダウンヒル、NA、ドライバーテクニック、チューニング)に関しては同じですが、決定的に違うのがヒューマンドラマが全然面白くないんですよね。
 頭文字Dでは前半のNTRという面白要素がたまらなかったし、高橋兄弟とかランサーの奴らとか、もちろん親父とガソリンスタンドの経営者が十分いろいろ語ってくれました。あとは驚き役としてイツキと先輩、ゲストキャラ等ですね。

 この人間の描写と物語が圧倒的に弱い気がします。レースシーンが主人公以外面白くないのは、この人間が描けていないのでその語りとか考え方に興味が持てないからだと思います。

 たぶん、原作者のしげの秀一氏は女の子を描きたいんだと思いますが、残念ながら車オタクのオッサンの描写とキャラ造形に優れた人なんだと思います。描きたいものと才能の差の悲劇なのかもしれません。{/netabare}


2話 面白いけど、レースへのモチベが前提だし、頭文字Dでやったことの繰り返し

{netabare} 雨で滑る。だから軽量NAでドリフトができる車が有利。それは頭文字Dで見た話です。馬力のレギュレーション、タイヤマネージメント、最新の車が当時とどう違うかなど入れてくるのかも知れませんけど、やっていることは同じです。

 レースに関しては面白いし、単純に順位の話がついてくるので盛り上がるでしょうけど、頭文字Dのときのドキドキワクワク感は無いかなあ。いきなり主人公がトップに来ないところに面白みがあるとは思いますが。レースへのモチベーションは前提なので物語が弱いです。拓海はレース自体に興味がないところがストーリーになっていたので。

 ミニライブを省略する分別があるのは何よりでした。 {/netabare}


3話 せっかくのドリフトなのでカナタにもっと集中してほしい。

{netabare} カナタの順位というか立ち位置が中途半端で、何がしたいのかわかりづらかったですが、火山灰、雨という滑る要素で順位を上げてきました。こうやって少しずつトップグループに絡むのでしょう。頭文字Dからの流れでトラクション云々とか、タイヤに負担をかけるとかそういう解説がとてもいいです。

 ドリフトの挙動が作画的にちょっとGを感じないというか急な気もしますが、その辺は素人なので正しいのか違和感があるのかわかりません。そこがちょっと作り物めいている気はしました。

 で、やっぱり頭文字Dと何が違うか。それは1対1のバトルではないということでしょう。レースに入れば2人の世界だった頭文字Dとくらべ15台ですか。視点の切り替えが邪魔です。いずれ絡むだろうトップのポルシェの人との対比だけでいいんじゃないでしょうか。

 あとは兄妹をどう描くかですけど、2人でトップに上がってくるなら注目すればいいし、そうでないならもういいんじゃないでしょうか。せっかくのドリフトが出てきたのでそこに集中してほしかったな、と思います。{/netabare}


4話 ドリフトと公道最速理論がいいですね。1期よりも面白いかも。

{netabare} おっさんのレース解説良かったですね。ドリフトと合わせて頭文字Dから続く公道最速理論の輪郭が見えますね。馬力は300から350というのが何とも言えません。アウトバーンのドイツ車と比べて山国日本ならではの理屈でしょう。

 今回みたいのが数話、準備に数話を繰り返しながら、このレースの全容が明らかになるのなら面白いですね。やっぱり途中で出てくる女性たちのポエムは邪魔ですけど。何がやりたいのかわからなかった1期に比べて2期はテーマが明確に見えてきました。
 コミックスで読んだ範囲を超えてきましたけど、こんなに面白かったっけ?という感じです。アニメだからでしょうか?{/netabare}


5話 視点が分散して面白くない回でした。

{netabare} せっかく4話まで面白く展開したのに…という感じです。女子たちのインタビューに興味ないし、レースも視点がいろんな人に分散してました。こういう高いレベルの中のレースだよ、と見せるための仕掛けなんでしょうか。あるいはFR最速理論を説明するためにポルシェを多用している?4WDとミッドシップのペナが大きいみたいなので、そこの説明のための布石かもしれません。

 結果としてFR中馬力の86とドライバーのテクニックを駆使し、グイグイと順位を上げるカナタを描きたいのかもしれません。が、あまり周辺の描写が多すぎるのはニーズとあっているのかな?という気がします。{/netabare}


6話 レース展開と描写に大満足。最高に面白かったです。

{netabare} 最高に面白かったです。アニメなのに手に汗握ってしまいました。女子たちのポエムも最小限だったし、やっぱりこの手の作品は俺TUEEEがどこかでは欲しいところです。しかも、理屈がちゃんとある俺TUEEEなので、背中がゾクゾクするような快感がありました。池田の解説もいいし、過去作の回想がちょっとだけ入るのもいい味付けでした。

 ここにきて絶頂でしたね。大変満足しました。{/netabare}


7話 前回は最高に面白かったのに今回はかったるかったです。

 200馬力というウィークポイントを見せる見せ方はいいですね。追いつかれるような追いつかれないような。話数的にもう1レースありそうですから、頭文字Dでレガシィに乗ったみたいに何かあるんでしょうか。

 ただ、7話は妙にかったるいというか冗長な感じでした。テンポ、メリハリ…女子のパート云々もありますけど、レース自体にも間延び感がある気がします。全体的に面白いときと面白くないときの差が激しいですね。1クール目からもっと削りこんだ展開にすればかなり秀作になった気がします。


 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あくまで人間回帰へ時代を逆走する公道最速伝説

原作コミック(18巻まで購読中)のMFG第2戦・芦ノ湖GT本戦から、
第3戦・ザ・ペニンシュラ真鶴予選から本戦序盤までを描いた、
TVアニメシリーズの第2期(Turn13~Turn24までの全12話)

【物語 3.5点】
よりMFGの大会レース中心に先鋭化した構成。基本的にずっと走ってる印象。
第1期にて、環境保護の流れに内燃機関の大排気量スーパーカーのレースで唾を吐き、
古風な恋愛観でジェンダーレスな風潮にも背を向け、
鎌倉を散策して古き良き“日本スゴイ論”を掘り起こし。

前期で、視聴者をふるい落とした上で、さらに深化した本作では、
レースの中で、『頭文字D』でやり残した“公道最速理論”の解答という原作者の主張が徐々に明かされる。


“公道最速理論”について、一つ核心的だったのが、第2戦の池田竜次による解説。
特に、第4話(Turn16)アバンにて示された「人間がサーキットでコントロールできる馬力は400馬力が限界」
「公道であれば、晴天時でせいぜい350馬力程度、悪天候なら200~250馬力程度」
という視点。

原作者・しげの 秀一氏は過去『頭文字D』でも、
主人公の父をデカイ車嫌いに設定し、
峠バトルでは頑なに、600馬力を超えるような欧米のモンスターカーを登場させようとはしませんでした。

当時、私は何もそこまで外車を嫌わんでもw国産車びいきだなと思っていましたが。
本作で、その真意の一端が垣間見えた気がします。
上記の解説者・池田は、続けて「海外ブランドのプレミアムカーたちは人には扱えないパワーを極太タイヤと電子デバイスで制御して、
ステイタスの象徴として富裕層に売られています。私の目には馬鹿げたものに映りますがね」と放言。
なるほど、これは確かに気持ち悪いと私も感じました。
私の実力では、せいぜい軽四かコンパクトカーが限界なので身の程を弁えようと思いますw


“グリップウエイトレシオの均一化”などの一見、よりタイヤを太くできる大排気量車が有利に見える大会規定(レギュレーション)で、
600馬力オーバーの外車たちをMFGにおびき出し、
カスタムしても300馬力程度のトヨタ・86などの国産車で“公開処刑”することで、
運転の自動制御化も進むハイスペックなマシンから、人間の手にレースの主導権を取り戻す。

第2戦では技術面での“公道最速理論”の構築が進展。
人間がレースをやることの意義に焦点を合わせた上で、
第3戦では、技術以前のレーサーとしての負けん気を掘り下げることを示唆して、2期は終了。

制作が決まっている3期では、メンタル面からの“公道最速理論”解説、
人間様の意地で魅せるレースドラマの再現を期待したい所です。


【作画 4.0点】
アニメーション制作はFelixFilmが続投。

CGモデルのスーパーカーたちによるMFGのレースシーン。
今回は特にカメラワークの進化が著しかったです。
車体に正対して映す退屈なアングルはほぼ無くて、
斜めから見下ろしたり、見上げたり。
カメラも縦横無尽に、ズームイン&アウトすることでより疾走感を演出。
ドローンカメラ良い仕事してますw

第2戦は、火山灰と濃霧が立ち込めるコースで雨天が続く、
作画班にとってもタフなレースとなりましたが、
果敢に描写することで、極限状況で人間の対応力を試す、
MFGの真髄を作画も体現。


1期に引き続き当初の見込みより遅れての放送開始となった2期。
レース映像のクオリティは維持して欲しい所ですが、
3期以降も何とか年1作ペースでお願い致します。


【キャラ 3.5点】
車とレースに関する作者の懐古趣味には共感できても、
古風な恋愛観、女性観には、私は、やはり違和感を覚えます。


レース中、順位が入れ替わる度に、際どい格好の“MFGエンジェルス”が、
敢えて手動で順位ボードを入れ替える。
その後ろ姿にズームインする、いかがわしいカメラワーク。

ボード入れ替えのひと仕事を終えたエンジェルスのメンバーに、
一問一答させ、バーで視聴する男どもが、それはどうだろ〇〇ちゃんなどと感想を駄弁る。
そんな光景を、そもそも女ってこんなもんだろうか?と冷ややかな目で見る俺氏(苦笑)


レースの息抜きに定型化された一問一答に、作者の抱く女性像が隔離されている内はまだ溜飲も下がりますが。
第3戦は、主人公カナタへの恋心をこじらせて嫉妬したメインヒロイン・恋(れん)が、
{netabare} 駅ホームで線路に転落し、救助したカナタを負傷させてしまう。{/netabare}
という形で作者の恋愛観がガッツリ本戦に影響してしまう内容。
いくら恋は盲目とは言え、惚れっぽ過ぎる、女はバ◯との古い価値観に囚われ過ぎでは?
最近、急進フェミニスト等の“お気持ち表明”による表現弾圧に嫌気が差したことも一因となって、
Twitterから離れている私から見ても、本作の恋愛劇は疑問です。
これも最終戦まで完走すれば、納得できる部分も出てくるのでしょうか?期待せずに待ちます。


絶対王者・ベッケンバウアーを脅かすホープとして第2戦で躍動した沢渡 光輝。
開幕戦、デートを優先して欠場した程の色を好むレーサー。
ここも個人的に、本気出したら凄いレースぶりよりも、
嗅覚で17歳女子を嗅ぎ分ける性癖の気持ち悪さに目が行ってしまい(7番ちゃん逃げてw)
初恋相手が17歳女子だったからって17歳にしか時めかないって凄い極端なコンプレックス。
セブンティーンの皆さんは、18歳以降も大切にしてくれる男と付き合いましょうw


第2戦でMFGが“公道最速理論”を実証できる基準に達したとリョウ・タカハシ氏は判断したのか、
第3戦からは、高橋啓介らが秘蔵していた諸星瀬名が参戦。
こちらは、藤原拓海の教え子・カナタ同様、愚直にレースできるタイプ。
『頭文字D』“プロジェクトD”のダブルエースの教え子対決もいよいよ実現。
沢渡も、相変わらず7番ちゃんラブの相葉瞬も、レースに集中しましょうw


【声優 4.0点】
トヨタ・86整備担当・緒方役の畠中 祐さん。
レースで86の戦闘力不足が露呈する度、
高音ボイスで申し訳無さそうにする演技から良い奴感が滲み出ています。
第3戦前には、MFG賞金を叩いて、カスタムした86のカナタのデモ走行に、
後部座席に同乗し、コーナードリフトで絶叫w
『頭文字D』のイツキの絶叫を彷彿とさせる、旧シリーズファンへのサービスと言えるでしょう。

ファンサービスと言えば、今期も引き続き、『頭文字D』でライバルとなったキャラが、
キャスト変更なしで、レース解説を担当。

第2戦の、光部 樹さんの熱い実況に、池田竜次役の中井 和哉さんが落ち着いた解説で応える放送席は安定していました。
第3戦解説の秋山渉役の松本 保典さんは序盤までは冷静ですが、
現役時代はカナタの師匠・藤原 拓海とも近しいハチロク使い。
メンタル重視の第3戦では、人情味を付加した解説を期待したいです。


【音楽 4.0点】
OP主題歌は北原望役・芹澤 優さんが「ROCK ME KISS ME feat. MOTSU 」で続投。
FULLで続けて聴くとMOTSUとのラップの掛け合いも繰り広げられます。

ED主題歌もHimika Akaneya(茜屋日海夏)さんが「Side U (Prod. AmPm)」で続投。
OPはアップテンポで、EDはバラードで、飽きもせずラブとレースを歌詞に絡めて。
このOP&EDコンビは、シリーズ継続と共に定番化していくのでしょう。


レースシーンを彩るユーロビートの楽曲群。
私は引き続き本作でも「POWER TWO」で魅せてくれたHOT BLADEの斬れ味にゾッコンなのですが。

2期では、土橋 安騎夫氏の劇伴も含めた音楽構成も洗練された印象。
レース前の無音から、シンセサイザーに時折ギターも織り交ぜた劇伴で、
会場のボルテージを徐々に高め、
ここぞの場面でユーロビートをドカンと投入する一連の流れがきれいでした。

私は特に第10話(Turn22)のカナタの予選タイムアタック。
静寂から沸点の「BURNING LIKE FIRE」に至る流れが好きです。


1期では公式がユーロビート使用シーン切り抜き動画をYouTubeにアップしてくれたので、
ユーロビート最新事情の理解に重宝しましたが。
2期では余裕も無いのか、動画アップはなく、私も楽曲把握に難儀。

ですが、音楽サブスクにて、有志が使用されたユーロビートのプレイリストをアップしてくれたので助かりました。
本作は懐古向けですが、こうして個人が好きを低コストで簡単に発信、共有できる今もまた良き時代です。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15

ガムンダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

低評価も観ちゃう自分が悪い

同タイトル2期です。
公道を閉鎖して行われるレース のスポーツヒーローもの??
原作読んでませんが「イニD」みたいにずっと続くのかな?

公道を閉鎖して行われる競技にラリーがありますが、ラリーはタイムを競うのに対し、レースは文字通り競走する違いがあります。

さて、何からつっこんで良いやらですが、
車好きとしてはレースをボおおおっと眺めてるだけでまあ鑑賞出来ます。

しかしキャラとかストーリーとか設定がもうアニメとしては最下層の出来です。
これについては1期のレビューにも書きましたが、ここ数年でいわゆる「ポリコレ」が勃興し、かつそれに対する疑義と揺り戻しと言う現象が急速に起こっていますが、この作者の脳にはそもそもそれらの事は一切映っていなくて、精々新しく見積もっても昭和バブルの価値観をそのままキープした内容になってます。

この世界の女は基本恋愛脳に支配されていて、男はレースに勝ったらキャンギャルを指名してキスGETとか。

更に「イニD」の登場人物のその後も描かれますが、
この世界では車の運転が巧い=イケ面、教養があり、女性にモて、成功する人生を送るヒーロー、となり、
そうではない者は結婚も出来ないか家庭でもぞんざいに扱われ、禿散らかして精々中流サラリーマン死守が限界、という力学が作用しています。

これ以上のディストピアがあるでしょうか。
この設定がまず下の下。

ストーリー。
1期にも書きましたがレースは良いんです。それだけで面白いです。
が、キャンギャル女子高生の恋愛とか、両親探しとか、もうクソほどにもどうでも良い。あらゆるアニメの中で下の下の下。

そのレースにもちょっと苦言を呈しますが、
「イニD」は古い非力なハチロクで戦う所が肝だったのに、こちらではあっさりターボ過給で1.5倍のパワーアップですって。
良いんかそれで!??



とまあこの作者の価値観は根本的に自分とは合わないですが、それらひっくるめてまあ観る自分が悪いんです。
レースだったら観てられるから。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4
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