オンラインゲームTVアニメ動画ランキング 29

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のオンラインゲーム成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月18日の時点で一番のオンラインゲームTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.5 1 オンラインゲームアニメランキング1位
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (941)
4509人が棚に入れました
銃と鋼鉄の世界《ガンゲイル・オンライン》でソロプレイを満喫している女性プレイヤー・レン。
可愛いものが大好きな彼女は全身をピンクの装備で統一し、コツコツと地道にプレイを重ね、実力をつけていた。そしてとあることからPK――プレイヤー狩りの面白さに目覚めたレンはPKにのめり込み、ついには「ピンクの悪魔」と呼ばれるまでになる。
そんなレンは美人でミステリアスなプレイヤー・ピトフーイと出会い、意気投合。彼女に言われるがまま、チーム戦イベント《スクワッド・ジャム》に参加することになる。

声優・キャラクター
楠木ともり、日笠陽子、興津和幸、赤﨑千夏
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

GGO

ガンゲイルオンラインの銃器監修をした、
時雨沢さんが書き下ろしています。
この方、本当に銃の世界が好きですね。
制作はプリンセスプリンシパルの3HZ。
主題歌は復帰の藍井エイル。

俊敏性(AGI)に全能力を振った、
小さくて可愛いアバター、レンが主役です。
大惨事を起こしたVRの世界ですが、
新たな大会「スクワットジャム」が開催され、
生き残りを賭けたチーム対抗、銃撃、情報戦。
非常に好感の持てるスタートとなりました。

2話視聴追記。
GGOの世界観を親切に描いてくれました。
窮屈な毎日からバーチャルな世界へ、
想像するより前途ある世界なのかも知れない。
この日常風景があるのがこのシリーズの強さかも。

最終話視聴追記。
{netabare}序盤の印象は良かったのに申し訳ない、
中盤以降、特筆すべきものを感じなくなる。
構成をもっと詰めて情報量で圧倒すべきでは。
物語が定型化したのが、少々残念な感想に。{/netabare}
声優陣は皆さん、素晴らしいです。
劇中歌REASON聴き入りました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 77

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

そこにゲームがあったなら、デスゲームじゃなくて普通にゲームするでしょ!(第12話: ピトフーイ「え?」レン「え?」)

……なんてことを考えながら時雨沢恵一先生は本作の原作を書いていらっしゃるんじゃなかろうかなどと考えてしまう、『ソードアート・オンライン』(以下、SAO)のシェアワールド物ライトノベルが原作です。

ですがストーリー的にはSAO本編とは独立性が高く、SAOを観ていない・知らない人でもたぶん置いてきぼりにはならないと思います。

『クローバーズ・リグレット』(こちらはSAO本編<マザーズ・ロザリオ編>に出てくるギルド「スリーピング・ナイツ」のメンバーが出てくる外伝)との知名度の差は桁違い、とかそういう話は置いておきます。
(※2018.7.14:『クローバーズ・リグレット』の説明を加筆修正)

原作は『ソードアート・オンライン』本編において<ファントム・バレット編>の舞台になったゲーム「ガンゲイル・オンライン」(以下、GGO)および「現実」を主な舞台とするお話ですね。

時系列的にはレンがGGOを始めるあたり以外は、SAO本編で死銃(デス・ガン)の事件があったBoB(Bullet of Bullets)の少し後の話です。SAO本編での出来事やキャラは他人事として客観的には出てきますがストーリーに直接関係はしません。

アニメでも「現実ではできないことをゲームでやる」という描写にはこだわりがある作品になると思います。時雨沢先生はGGOが実在したらきっと自分も遊びたいんでしょうね、と思わせるようなお話ではありますね。

「全日本マシンガンラバーズ」とか、まさに楽しくゲームであるGGOを遊ぶためのチームで微笑ましいですよね。

まあ、レン的にはいろいろありますがそれはそれ……。

おまけ: 時雨沢恵一関与作品には定番のトリガー・ディシプリン(発砲意思のないときには引き金に指を掛けない)は、本作でも徹底されるのでしょうか…(笑)?

2018.4.22追記:
第3話、原作者本人がモデルのキャラのキャストとして時雨沢恵一先生ご本人登場(笑)。年齢設定も作中の年代にバッチリ合わせてあって笑いを禁じ得ません。

2018.5.6追記:
第5話:「いい最終回だった。」

香蓮ちゃんとJKがリアルの部屋で和んでいた伏線が回収されて、キリ良く原作第1巻分終了。今のところシリーズ構成、GJ!

2018.5.13追記:
第5.5話: GGO内場面に絞った総集編、と見せかけてピトさんとエムさんの会話にはさりげなく本編情報も。OPアニメに銃器などのSEが付き、昔のロボットアニメなどを思い出す演出でした。

「あとがき」は原作者である時雨沢先生のシナリオによる本編映像を使ったショートギャグで、面目躍如(笑)。

ということで、次回6話をお楽しみに!

2018.5.20追記:
第6話: ピトさんのおかしさ爆発。動くフカ次郎はおあずけ。あんな入浴シーンは、原作にはない…(笑)。

2018.6.4追記:
第8話: アルドノア・ゼロ2期目でも思ったけど、「砲兵」と「観測兵」っていうのは、やっぱり戦場ロマンだな。原作を読んでいて楽しみなピトさんの大活躍は、次回にお預け。

2018.7.1追記:
SJ2が大団円。そして、視聴者にもピトさんのリアルが明らかに。

原作3巻の名台詞が再現されていて、私は大満足です。
ピトフーイ「え?」
レン「え?」

投稿 : 2024/12/14
♥ : 67
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

FN-P90を装備した近接戦が得意な主人公レンが活躍するGGOの世界

アニメーション制作:Studio 3Hz、
監督:迫井政行、シリーズ構成・脚本:黒田洋介、
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白、
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫、
原作:時雨沢恵一

銃マニアで作家の時雨沢恵一が銃器を用いてのグループ戦という形でSAOの設定を借りて創作した作品で、全話を通して、それなりに楽しむことができた。ただ、全13話のストーリーの中心は、レンとピトフーイとの戦いや関係性となっており、そこをいかに上手く描くのかが最大のポイントになると途中から感じていた。 {netabare} ピトフーイは自殺願望を持っていて、GGOに取りつかれてしまったような人間。そんな彼女が何かを変えたくてレンとの真剣勝負を試みるという話だった。 {/netabare}

ところが、最終話まで観て感じたのは、ありがちなピトフーイの秘密だけに焦点が置かれており、本質の部分を描く気すらなかったように感じられたのが残念だった。もしかすると原作にはあるのかもしれないし、続編があるので、また出てくるのかもしれないが、1クールの物語として考えると、描写不足だったと思う。 {netabare} ピトフーイの心の闇はゲーム内で戦って死ねば解決することだったのだろうか。 {/netabare} この部分が適当すぎたので、肩すかしを食らった気分だった。また、エムがピトフーイに寄せる感情が薄く、全く分からなかったのも難点のひとつだろう。

序盤から少し感じていたことだが、レンの強さのご都合主義的な部分が目に付いてしまう。強さの秘密の理由付けがもう少し欲しかった気がする。ピトフーイとの最終決戦も個人的にはあまり盛り上がりを感じることができなかった。なぜかというと、緊張感が圧倒的に欠けていたからだと思う。あまりにも戦いが大ざっぱすぎるし、ただ、突っ込んでいくだけで、面白さを感じることができなかった。

戦闘部分はやはり1話がいちばん面白かった。その後、数話はこれまでの経緯に費やしたので仕方がないとして、後半は失速した印象だ。戦闘の部分や心理面の描写に物足りなさを感じた。

しかし、全く面白くなかったかというと、そういうことはなく、毎週、放映されると、それなりに早いタイミングで観ていたので楽しめたということだろう。1話で期待値が高まってしまったため、そこから下降線を描いたのが原因だと思う。

音楽面では、EDの『To See The Future』が、今クールに観た作品のOPとEDのなかでいちばん良かった。Jazzin’parkによるクールなトラックと楠木ともりのヴォーカルが上手く溶け合っていて引き込まれた。


2話視聴時レビュー
2話まで視聴した時点ではとても面白く、それほど引っかかるところなく見ることができた。1話分の脚本と演出がよく練られていて、24分のなかでしっかり見せ場を作って構成されているため、主人公側の視点で実際にゲームをしているような感覚で楽しめる。SAOの本編でもあった敵の位置をスキャンする機能(この設定を見ると、いつもリドリー・スコット監督の「エイリアン」を思い出してしまう。いるはずの敵がいない、とか)を効果的に使用し、緊迫感を与えてくれる。主人公が使う身長の低いアバターのレンと大男のアバターのエムという組み合わせがいい。戦略を立てるところも説得力を感じさせる。

時雨沢恵一が銃マニアということもあり、登場する銃がFN-P90というのも興味深い。この銃は80年代後半に開発された当初、後方部隊がPDW(Personal Defence Weapon・個人防衛火器)として、使用していたものだという。それが、冷戦後、破壊された建物などの狭い空間での戦闘が重視されたことから、扱いやすい攻撃用の短機関銃の一種として用いられるようになった。ベルギーのファブリック・ナショナル社が開発した銃で、50発を装填できる特殊弾倉を装備している。折り畳むととてもコンパクトに変形し、見た目が変わっていることから、多くの人から知られる銃だ。軽量なことから実際に女性兵士が持っていることもある。レンが「可愛い!」と表現したことが、こちらにも伝わる造形だ。

1話では、23チームの間で交戦を行うスクワッド・ジャムに、レンとエムがチームを組んで参戦したところから始まる。実践のプロたちによって構成されたチームと戦うところが描かれ、ゲームの面白さを感じさせてくれる。2話では、主人公でレンのアバターを使う、長身にコンプレックスを持つ小比類巻香蓮の人物像が描かれ、ゲームに参加し、謎の女性・ピトフーイとの出会い、そしてスクワッド・ジャムに参戦するまでの経緯が説明される。

強いて難点を挙げるとすると、ゲームの設定がよく分からないところだ。SAOのときもよく感じていたことだが、主人公が強すぎる部分にあまり説得力がない。今の描かれ方だと近接戦ではレンに勝てるプレイヤーはいなさそうだし、これだけの利点があれば、敵にも小さいプレイヤーがいても良さそうな気がする。また自衛隊のように実際のスキルが活かされるのも、どこまで反映されるのか掴みづらい。もう少し細かくその辺りの設定を決めてもらえると、より緊迫感が増しそうな気がする。まぁ、しかしそういうことをあまり気にする話ではないのだろう。
(2018年7月6日投稿・2020年7月31日修正)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 67

70.7 2 オンラインゲームアニメランキング2位
シャングリラ・フロンティア(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (228)
732人が棚に入れました
「クソゲー以外をプレイするなんて、いつ以来だろうな」 ディスプレイを使用するゲームが、レトロゲームに分類されるようになった、少しだけ未来の世界。 この世界では、最新のVR技術に内容が追いついていない、いわゆる“クソゲー”と呼ばれる作品が大量にリリースされていた。 そんな数多のクソゲーをクリアすることに情熱を捧げてきた1人の“クソゲーハンター”陽務楽郎。 彼が次に挑んだのはクソゲーの対極、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった。 集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!! 最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕!!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

致命(ヴォーパル)魂を見せてみろ!

VRクソゲーマニアである男子高校生主人公・サンラクこと陽務 楽郎(ひづとめ らくろう)が、
神ゲーとして名高いVR-MMO「シャングリラ・フロンティア」に挑む、
同名web小説のコミカライズ版(共に未読)の2クール連続アニメ化作品(全25話)


【物語 3.5点】
前置き。バレは無いですが長い思い出話なのでタグに隔離w
{netabare}
視聴していて、その昔、80年代……ファミリーコンピュータでゲーム機・第三世代の覇者となった任天堂について、
世間のニュースや大人たちが“ファミコンブーム”と評した一件を思い出しました。

つまりファミコンなどと言うものは、大人がプログラムを習得するまでの一過性のお遊びであり、熱狂は長続きしない。
要は将来、必要性のない、一時のブームに過ぎないファミコンばっかやってないで勉強しなさいということなのでありますw
(余談ですが『ドラクエ』発売日の行列周辺で起こる軽犯罪等を殺人事件でも起きたかのように大騒ぎする“マスゴミ”。ホント嫌いでした。)

また数年前、株式市場のちょっとしたトレンドとなった“VR(仮想現実)バブル”
そこでもまたゲームは、これまで不必要であまり注目していませんでしたが、
今後はVR構築の一助として、社会の役に立てる。日本ワンチャン。
などとアナリストに言及されたりしました。そう吹かしていた彼らは一体今どこへw{/netabare}


何が言いたいのかというと、ゲームを必要性とか合理性とかで語っている内は、
人々が何故ゲームに熱中し続けるのかを表現するのは難しいということ。

これを踏まえると、サンラクたちのゲームプレイ動画を垂れ流しているだけの、
テーマも中身もない内容スカスカに見える本作も、
ゲームの魅力とは何かを好表現した快作に思えてきます。

さらにどんなクソゲーでも楽しみ方を見出してしまう主人公設定がミソ。
ゲームクリエイターとは、初心者やライトユーザーにも下駄を履かせてクリアして頂くよう配慮する大衆化路線と、
クリエイター自らが、理解あるプレイヤーにだけ魂を伝えるマニア化路線。
その狭間で常に葛藤している存在なのだと思います。

ゲームクリエイターのインタビューなどを拝見すると、
あなたの作品大人気ですねとか、今後のVR社会の礎となりますねとか褒められるよりも、
自分の作ったゲームの本質を理解してくれたマニアがいたとか、
自分でも思ってみなかった遊び方をしてくれたとか、
プレイヤーとのキャッチボールが成立した件について語る時が一番目を輝かせている印象があります。

その観点からクソゲーハンター・サンラクとは、
クリエイターの意図を汲める“コミュ力”最強の主人公であり、
大衆に称賛された“神ゲー”の裏に仕込まれた、
ユニークモンスターをフラグにしたワールドストーリー。
真に「シャングリラ・フロンティア」を理解し、攻略してくれる待望のプレイヤーの出現。
この歓喜こそが本作のテーマと言えばテーマなのだと思います。


構成は毎話ゲームプレイ風景を描いて、程々な所でキリが付いたら切り上げて、
あとはED後のショートストーリー「<シャンフロ劇場>ミニ」(時に2本立てw)で変態方向にキャラを掘り下げる。
これも尺を稼いでいるだけ?と思われても致し方ない構成ですがw

私はそこもゲームへの熱狂一辺倒でガス欠してしまうのを防止する有効な構成だと好意的に捉えました。
アニメ、ゲーム双方で制作キャリアを積んできた窪岡 俊之氏が監督を務めたこと。
何より、やはり私は筆安 一幸氏の、例えばゲームを描くのならばゲームプレイをひたすら描くなどと、
割り切った構成・脚本のリズムが肌に合うのだと思います。

ただ灰汁の強いキャラ沼である<シャンフロ劇場> を観劇した園児たちの将来は、かなり心配ではありますw


【作画 4.0点】
アニメーション制作・C2C

{netabare} ユニークモンスター・夜襲のリュカオーンの呪いと、
ユニークシナリオ開拓者という有名税回避{/netabare} のため、
半裸&鶏頭という異様な出で立ちとなった主人公サンラクのキャラクターデザイン。

主人公ビジュアルの初見時、私は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(Swich/WiiU)』のRTA(リアルタイムアタック)動画にて、
半裸のリンクで最速クリアを目指す異様な光景を思い出し、これが視聴動機に。

『ブレワイ』は目に見える壁は全て登れる、料理も奥が深い。
スローライフも満喫できる圧倒的自由度で神ゲーの名をほしいままにした傑作オープンワールド。
それを30分足らずで、クリティカル技、バグ技を駆使して、
忙しなく半裸でバグってカクつきながらwかすっただけでも失敗する最速チャレンジに挑むプレイヤーたちの酔狂。

本作のサンラク。
パロメーターをクリティカル判定に影響する幸運値と素早さに振る極端なビルドと“紙装備”で、
常に綱渡りプレイを愉しむ彼のスタイルに通じる部分があると感じました。


作画はゲームプレイのクライマックスではカロリーを上げてくる安定感。
{netabare} 墓守のウェザエモン戦{/netabare} などは2クール目終盤かつ長期戦でしたが、
ロボット?からアンデット形態にまで多彩に変化する局面にも、
しっかりと対応して魅せて来る辺り、
このスタジオはスタミナがあるなと好感しました。
(ま、総集編で息継ぎはしてましたがw)

かと思えば、クソゲー“フェアクソ”で{netabare} 理不尽クエスト量産ヒロインに仕返しする悲願達成の?殴打シーン{/netabare} や、
クソゲー“便秘”の、伸び~る腕などのバグ技応酬を“前提”とした格闘バトルシーンなど、
笑いも取ってくる楽しいアニメーションでした。


【キャラ 4.0点】
一応のメインヒロイン・斎賀 玲。
サンラクこと陽務(ひづとめ)君ラブだが、直に告白する勇気はないため、
「シャンフロ」を通じてお近づきになりたいと攻略に励む内、
{netabare} サイガ-0(ゼロ){/netabare} として一流の域に達してしまった。
ゲーマーはそんなにもてないだろうwとツッコむ以前に、
このヒロイン、毛筆の恋文も甲冑装備も重たすぎるw
というクセ強な味付けでマニア世界を演出。

サンラク君に一番お近づきになったのが致命兎(ヴォーパルバニー)のエムル。
このヴォーパル一族の元ネタはダンジョンRPGの古典『Wizardry(ウィザードリィ)』のボーパルバニーから。
あのモンスター、“殺人兎”の由来を知らずにいると一見、可愛らしい出歯ウサギと油断させられる。
で、舐めてかかると、首チョンパの即死攻撃を喰らうw

RPGの世界観は高度なファンタジー世界の再現ではない。
時に外面から来る先入観で、裏をかく、クリエイターからプレイヤーへの挑戦状。
或いは常に一撃クリティカルを狙うサンラクみたいな縛りプレイの勇者の待望。
致命(ヴォーパル)魂こそが本作の真髄を体現しているのだと思います。


個人的にグッと来たのがサンラクのご家族。
超絶虫マニアの母に、超絶釣りマニアの父。
趣味に没頭することを全肯定してくる素敵な一家に、
アニメ沼に入り浸る私も勇気づけられましたw


【声優 4.0点】
主人公サンラク役の内田 雄馬さん。
相棒のヴォーパルバニー・エムル役の日高 里菜さん。
遅ればせながら、ご結婚おめでとうございます♪
リアルでも夫婦やる程のコンビなだけあって、掛け合いのリズムも
{netabare} エムルがサンラクに子守唄を歌うシーン{/netabare} もバッチリ決まっていました。

これは斎賀 玲役の和氣 あず未さんも、中々報われないメインヒロインポジから
お二人の間に割って入るのは骨が折れそうですわ(エムルの口癖が伝染w)
ここは兼務したナレーション役から外堀を埋めていくということで。


【音楽 4.0点】
劇伴はMONACAの面々が担当。
勇壮なストリングスから電子音まで広範なジャンルをカバーして、
上々の“ゲームBGM”を提供。


OP主題歌はFZMZ。
前期「BROKEN GAMES」、後期「Danger Danger」共に、
“まだ足らない”と刺激を渇望し続けるゲームマニアのマッドネスな世界を、
ラップ歌詞も交えて千切ってはぶつけてくる快作。

ED主題歌は前期がCHiCO「エース」、後期ReoNa「ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜」
激しい戦闘シーンが続く中、女性ボーカルによる爽やかアップテンポナンバーと、しっとりラブバラードで、
ホッと一息付いた所で、Cパートで本番の?<シャンフロ劇場>ですわw


異彩を放ったのが{netabare} ヴォーパルバニーの国「ラビッツ」の長・ヴァイスアッシュ(CV.大塚 明夫さん)の挿入歌「鉄打ち唄」
「神匠」の渋みの効いたボーカルと共に打ち込んだ武器は最強です。{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

作り込みは素晴らしい。もっとテンポ良く進めば良作だったかも。

 総括すると前半は素直に面白かったです。設定が目新しいのとほどほどのギャグがあったのが良かったです。ただ、後半になるとちょっと間延び感が出てきましたね。それでも19話までは一つの話の区切りですから集中力が持ちましたが、25話までがちょっと辛かった。

 結末が気になる話ではあります。現実世界の何かとつながっているような、シャングリラフロンティア内で2重構造になっているような、期待させる仕込みはありそうです。ただ、細かいエピソードが多いのとバトルがいちいち長いのが辛いです。

 プロットというか要約というか、シャングリラフロンティア以外のゲームをカットして、半分の長さのダイジェスト版ならものすごい面白い気がします。もっとテンポが良ければ良作認定できたかもしれません。世界観の作り込みは分厚くて、兎の設定とか大したものだと素直に思いまます。

 結論からいうと作画もいいし前半も楽しめたので、悪くない作品だと思います。ですが、もういいかな。結論が出たらあらすじで読ませて、という感じの作品でした。

 と言うことでストーリーは3.5。キャラは4、作画は4.5です。声優、音楽は調整で4と3.5でどうでしょうか。






11話 遅ればせながら現在11話まで視聴。1日でほぼここまで一気見しました。ライト版SAO。面白いが1回楽しめばいいかなという感じです。

{netabare} SAO型のなろう小説原作のフルダイブVRMMO型の話としてはかなり面白いと思います。話もSAOの原作版のプログレッシブから命のやり取りを抜いたライト版という感じです。

 現実世界に戻れる設定ですが、微妙な緊張感があるのが上手いところです。NPCに感情移入できるような作りになっているところや、ユニークモンスターを使って主人公に特別感を出したのが良かったのでしょう。ギャグ要素もあるので、重くなりすぎませんし。ラブコメ?要素もあって、そこも楽しめなくはないです。

 雑誌連載コミックのアニメ化で力が入っているのかアニメの出来もいいです。ただ、前回と同じ場面の使いまわしが多くて、OPと合わせて初めの3、4分尺を使っている感じでそこは何とかすべきでしょう。11話までで1話分くらい削れたのでは?

 で、今のところの評価ですが、面白いことは面白いです…が、どうでしょう?1回でいいや、という面白さです。

 深みがないとかテーマ性がないとかもあるんですけど、例えばSAOの「スターバーストストリーム」とかダンまちのミノタウルス戦とかそういう厨二病的グッとくるものが全くありません。あの場面までの流れをもう1度といって再視聴したくなる何かがありません。「アクセルワールド」みたいな現実のキャラの抱える問題と関連してくるわけでもないですし。

 感情移入できる相手先も不在です。ゲーム好きな変態なだけで彼のモチベーションや感情に乗れません。ゲームが進むことその点でのみ彼とは目的を共有しているだけです。

 ゲーム攻略動画の様だともいえるのかもしれませんが、別に主人公が研究して努力して情報を集めてゲーム攻略するわけでもありません。運の要素とクソゲースキルで…という話ですが、これもSAOのザ・シードのように共通のフォーマットによってMMOが作られているという設定があるわけでもありません。
 そう…設定そのものですが、レベル設定があるので、主人公が無双することに説得力がありません。クソゲースキルが役に立つのは多少でしょう。本作の設定で主人公の活躍はちょっと無理があるでしょう。レベル無しで行けばよかった気もします。

 ということで、結構ご都合主義満載でそれほど深みがある話でも手に汗握る話でもないです。人気はあるかもしれませんが記憶に残る話になるかどうかはこれからでしょう。

 連載漫画として週刊誌で読む。アニメで1回楽しむという分には面白い作品かとは思います。ですが、評価となると…そこまでは…という作品でした。まあ、最後まで見るとは思いますが…一応暫定評価はつけますが、面白い割に点はつけられないかなあ。{/netabare}


14話 話が進まないのがストレス。今のエピドードのイベントは面白いですが。

{netabare} 話が進まない。2クールですよね?ちょっと面白いイベントだなあと思っていたら…

 やっぱりわからないのが、何で他のゲームをやるのが練習なのか?ですよね。これってフルダイブはまだ世の中にはないでしょうけど、MMOだと普通なんでしょうか?

 それとパラメータよりもスキルが優先されるのっていうのも、よくある話なんでしょうか?よく見れば確かにHPとか各種のパラメータはかなり数字が低いので、武器補正とかいろんな工夫でレベル差は縮まるんでしょうけど。

 まあ、ここまで見れば最後まで見ますが、話のスピードなんとかしてほしいなあ。

 ただし、あのセツナですよね。服装と話からいって、2重構造の世界観の気もします。そして、SF的な場所もあるので実は…という話の気もしますが、どうなのでしょう?いずれにせよ長い話になりそうです。{/netabare}



19話 やっとですか。えっと2クールなんですよね?

{netabare} まあ、26話というのは今時ないでしょうから24話とするとあと5話かあ…細かいエピソードと伏線でお終いなんでしょうね。
 とにかく長い。冗長です。バトルが約2話分ですから…今後の展開の仕込みがあるので期待感が無くはないんですけどね。

 2クールでここまで見たし、アニメそのもののクオリティは悪くないので、もちろん最後まで見ます。が、どうでしょう?奥行も展開もかなり初期というか中途半端な感じですねえ。Drストーンみたいに3クール、4クールまでやる感じなんでしょうか?このペースだと心が折れそうだなあ。{/netabare}



 

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜

この作品の原作は未読です。
完走後にレビューを書こうとwikiをチラ見してビックリ…
原作は未書籍化ながら、2023年7月現在で881話まで執筆されているそうです。

普段小説を読まないので詳しいことは分かりませんが、1巻10話で換算すると、80巻分くらい発刊されていることになります。
相当なストックを有している作品、と認識して良いのでしょうか!?


数多の作品を生み出してきた小説投稿サイト「小説家になろう」にて、
2017年より連載中の硬梨菜による大人気WEB小説。

小説の書籍化を待たずしてコミカライズ化された本作は、
第47回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、
「週刊少年マガジン」の読者アンケートでは史上初の四冠達成!

誰もが持ちうるゲーム体験を通じ、新感覚の冒険を描く本作は、
かつての思い出に浸る大人たちと、テクノロジーの最先端で生きる若者たちに、
新たな冒険の興奮を呼び覚ましている。

1人のクソゲーハンターが、神ゲーに挑む、至高のゲーム×ファンタジー冒険譚、開幕!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

「葬送のフリーレン」や「薬屋のひとりごと」の様な圧倒的強さを誇る連続2クールの作品が放送される中、個人的には本作品も相当頑張った作品だと思っています。

神ゲーム、クソゲームに関わらず、ゲームで遊ぶのは、それなりの金銭の出費を伴うことになります。
本作品の主人公であるサンラクは、これまで数多くのクソゲーをプレイしてきたとのこと…

そのクソゲーにいくら突っ込んだのかは分かりませんが、相当のお金持ちじゃなければそんな潤沢なプレイは出来ないと思います。
これは自分にも思い当たる節が…

最近ハマっているソシャゲのイベントで、ガチャを回すために気が付いたら結構な金額を課金していたんですよね。
カードの明細見て明らかに遊びの域を超えていたのにビックリ( ノД`)シクシク…
相当自分を戒める必要があると思っていたというのに…

まぁ、金銭の出費という下世話な現実は置いといて、サンラクはクソゲーをやり込んでプレイヤースキルを高めてきました。
この作品における「クソゲー」の定義は、どうやらバグがあることの様です。
バグがあるということは、未完成品なのでは…とツッコミたくなりますけれど…
個人的なクソゲーの定義って面白さが基準だったんですけど、ゲームの世界ではどうやら違っているようです。

ですが、サンラクのゲームスタイルは格好良いの一言…
ぺらっぺらの防御でスピードや力に全振りしているのですから。
このゲームの世界では防御は自身の能力で唯一補うことのできるステータスですから、自身を鍛えるのは理にかなっているんですよね。

また、サンラクはなまじゲームをやり込んでいるので、他のプレイヤーと同じルートを辿らないのも彼の魅力の一つだと思います。
まぁ、傍からみたら滅茶苦茶なんでしょうけれど、視聴する側のワクワク感は間違いなく跳ね上がりましたから。

加えて、日笠さん演じるアーサー・ペンシルゴンと、小市さん演じるオイカッツォと3人でユニークモンスターに挑んでいく構成も鳥肌が立つくらい格好良かったと思います。
サンラクは、とてもじゃないけど人間技とは思えない様な動きをしていましたが、人間の反射の限界を超えている様にしか見えませんでした^^;

後は、サイガゼロの想いが届くことを願ってやみませんが、そちらは未だ相当時間かかりそうですね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、FZMZさんによる「BROKEN GAMES」と、FZMZ feat. icyさんによる「Danger Danger」
エンディングテーマは、CHiCOさんによる「エース」と、ReoNaさんによる「ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜」
ReoNaさんの楽曲が大好きで通勤中に聴いていました。

2クール全25話の物語でした。
本作品は既に続編の放送が決定しており、2024年10月から2nd seasonが放送されるそうです。
今度も2クールだったら全4クールもの大作になります。
きっとこれまで以上に見どころが満載なんでしょうね。
2nd seasonの放送が楽しみで仕方ありません。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 12

88.8 3 オンラインゲームアニメランキング3位
ノーゲーム・ノーライフ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (5458)
26710人が棚に入れました
ニートで引きこもりだがネット上では無敗を誇る天才ゲーマー兄妹の空と白の前に、神を名乗る少年テトが現れ、2人を異世界へと召喚する。そこは、一切の争いが禁じられ全てがゲームによって決まる世界だった。この世界で滅亡寸前の人類を救うべく、空と白の頭脳バトルが始まる。


声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、日笠陽子、田村ゆかり、井口裕香、能登麻美子、沢城みゆき、釘宮理恵、麦人、進藤尚美
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なにこれかわいい!!!

この兄妹かわいいかわいい!
超かわいい!

妹単体でかわいいのでなく、兄妹ワンセットで
かわいいのははじめて!

そして白ちゃんかわいいよヽ(▽`)ノ♪

そして日笠さんのキャラが貧乳じゃない・・・だと・・・?

かわいすぎて1話を2回見てしましました(*^ワ^*)
くぎゅううううってあんな声のキャラもできるんですね^^

■第2話
{netabare}
「俺に惚れろ」って効果絶大ですね(笑)
来週から人類の逆襲?かな^^
今週も白ちゃんかわゆす

★じゃんけん
どこまで先読みするかによって最適手が変わりますね^^
空=グーを予想して、ステフ=チョキを空が予想して、
空=チョキ(orパー)なら、それを予想したステフはチョキが
最適。
ステフがどこまで先読みするかを読んだ空が勝ちでした^^
{/netabare}

■第3話
{netabare}
イカサマすぎ(笑)
とてもヒッキーとは思えない戦いっぷりでしたね^^
かわいいは正義★
{/netabare}

■第4話
{netabare}
4話目にして王様になってしまいました^^
演説もやはりヒッキーとは思えない(笑)
テトは昔世界制覇したイマニティ?
まだまだ先が長そうです^^
{/netabare}

■第5話~第11話
{netabare}
白ちゃんかわいかった^^
ラストの白シャツ姿とかもうね^^
今後の展望を空が語って1期は終了です。
2期がすぐ始まることを期待しています。
今期一番楽しみにしてたアニメでした~♪

『空白に敗北はないの♡』
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 155

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

白。11ちゃい。子供だから分かんない

原作未読。最終話まで視聴。

異世界ファンタジー&コメディ。
バトルはもっぱら頭脳戦。

主人公最強系だが、主人公の義兄妹それぞれに得意不得意があり、互いが補い合う事で、最強として君臨する。義兄妹の信頼関係が微笑ましい。

独特の画風は賛否分かれるかも。個人的には好きですけど・・・。

特筆すべきは声優陣の豪華さ。作品の魅力を格段に引き上げていると思います。

あと”白”と”ステフ”の可愛さはこの作品の魅力の一つかと。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 103
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

異世界ものでは突き抜けた面白さ!

2周目を完了!

これまで『アウトブレイク・カンパニー』『ログ・ホライズン』『問題児たちが異世界から来るそうですよ』等を視聴しましたが、やはり異世界に飛ばされる話では、本作が一歩も二歩も抜け出した面白さだと思いました。
(※『ソードアート・オンライン』もとくに第1期は本作と並ぶかそれ以上に面白いと思いますが、第2期の出来が個人的にはイマイチと思うので)

とくに第6話以降の展開が素晴らしいと思いました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========= ノーゲーム・ノーライフ (2014年4-6月) =========

{netabare}第1話 素人《ビギナー》 ★ 対テト戦(チェス)
第2話 挑戦者《チャレンジャー》 ☆
第3話 熟練者《エキスパート》 ☆ 対クラミー戦1(チェス)
第4話 国王《グランドマスター》 ☆ 続き
第5話 駒並べ《ウィークスクエア》 ☆
第6話 一手《インタレスティング》 ★★ 対ジブリール戦(具現化しりとり)
第7話 死に手《サクリファイス》 ★ 希望の鍵
第8話 起死回生《フェイクエンド》 ★★ 種の駒、※特殊ED
第9話 解離法《スカイ・ウォーク》 ★ 対クラミー戦2(オセロ)
第10話 指向法《ブルー・ローズ》 ★★ 対いづな戦(テレビゲーム)
第11話 誘導法《キリング・ジャイアント》 ★★ 続き ※OP「おねがい☆すにゃいぱー」
第12話 収束法《ルール・ナンバー・10》 ★★ 続き、対巫女戦(コイン・トス){/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)3、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


OP 「This game」
ED 「オラシオン」

===========================================
※以下は、2014年6月29日(TV放送終了直後)に書いたレビューです。

{netabare}第1話は上出来。90点上げてもいい。
マッドハウスさん制作で絵も綺麗で演出も良い。
原作なんて全く知らないけど、この調子でラスト回まで続いて欲しい。

第2話(今回は70点くらい)
異世界の設定それから登場人物たちの設定が色々と明かされる。
ゲームで負けて降格した元王女様もテンプレ通りだが悪くない。
ただ、今のところは面白いんだけど、今後も盛り上がっていけるか心配になる。
このまま一本調子だと視聴者に飽きられる危険が高そう・・・頑張って。

第3話(70点)
ゲームがちょっと酷いが、面白いからいいかな。
ジョジョっぽい演出はこれからも入るんだろうか?

第4話(70点)
ラストで唯一神テトが良い味出してる。

第5話「駒並べ(ウィークスクエア」(70点)
フリューゲルとはドイツ語で翼という意味らしい(英語のwing)。
ラストだけ見れば十分な回だったな。

第6話「一手(インタレスティング)」(80点)
クーロン力?知らない言葉だが、何か凄い!!

第7話「死に手(サクリファイス)」(70点)
ゲンドウ君パロ?

第8話「起死回生(フェイクエンド)」(90点)
ケモ耳種族との神経戦。チェス回が嘘みたいな面白さ。

第9話「解離法(スカイ・ウォーク)」(70点)
ちょっと中だるみ回。

第10話「指向法(ブルー・ローズ)」(90点)
ケモ耳種族と対戦開始。前回の中だるみ感を挽回する面白さ。

第11話「誘導法(キリング・ジャイアント)」(90点)
ケモ耳種族との対戦。

第12話「収束法(ルール・ナンバー・10)」(90点)
ケモ耳種族との対戦終結。今後への伏線。

第1話がかなり面白く期待したものの、第2~5話がそれほどでもなく失望しかけたが、第6話以降に持ち直す。
第10話以降のラスト3話はこの手のアニメでは今年最高に楽しめました。

早く続編が決まれば良いね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 82

88.2 4 オンラインゲームアニメランキング4位
ソードアートオンラインⅡ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (3913)
22411人が棚に入れました
《SAO》事件から一年が経ったある日、キリトは、総務省《仮想課》の菊岡誠二郎から奇妙な依頼を受ける。それは、銃と鋼鉄のVRMMO《ガンゲイル・オンライン(GGO)》で突如発生した怪現象《死銃(デス・ガン)》事件の捜査であった。漆黒の銃を持つ謎のアバターに撃たれたプレイヤーは、実際に現実世界でも《死》に至る……。その不気味な事件の捜査を断り切れなかったキリトは、《仮想世界》が《現実世界》へ物理的に影響を及ぼすことに疑いを抱きつつも、《GGO》へとログインする。《死銃》の手懸かりを掴むべく、不慣れなゲーム内を彷徨うキリト。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、長大なライフル《ヘカートII》を愛用するスナイパーの少女・シノンだった。彼女の力を借りたキリトは、自らがターゲットとなって《死銃》との接触を試みるべく、全ガンナーの頂点たる対人トーナメント《バレット・オブ・バレッツ》に挑む……。

声優・キャラクター
松岡禎丞、沢城みゆき、戸松遥、竹達彩奈、伊藤かな恵、日高里菜、高垣彩陽、平田広明、悠木碧
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マザーズ・ロザリオ編は、アインクラッド編に次ぐヒットかも!

SAOといえば、自分の中ではアインクラッド。
テンポのいいダークファンタジーでした^^
ファントムバレット編も楽しみですね。

■第1話~第2話
{netabare}
2話目にして、沢城さんが本格始動です^^
狙撃手かっこいいです。

マント男との戦いでは、ただのゲームなのに、
立派なガチ勢ぶりを発揮した沢城さん。
今後の活躍が楽しみです。

そして、キリト&アスナ爆発しろ( ´,_ゝ`)ノ))))))●~* サラバ
{/netabare}

■第3話
{netabare}
シノンちゃんのトラウマが明らかになりましたね。
アインクラッドと違い、わりとゆっくり目で進行中。

デスガンさんは、ネーミングセンス悪いし、ラストの
ターゲットリストもストーカーみたいでした(笑)
変態ですねwww
{/netabare}

■第4話
{netabare}
ライトセーバーに完全一致(笑)

弾避けでは、さすがのチーターっぷり?でした
銃には全然興味なさそうでしたね~
でも、剣の方がしっくりくるかも^^
{/netabare}

■第9話
{netabare}
久々の戦闘BGMでした
かっこいい!
です・・・が、アインクラッドと違って命かかってない分、
う~んって感じは否めないですね^^;

ただのゲームで終わらない、緊張感が
今後出てくることに期待!
{/netabare}

■第10話
{netabare}
今回は話全然すすまんです。。。
既に知っている回想話のオンパレード。
シノンちゃんがかなりメンドクサイ子に・・・^^;
{/netabare}

■第11話~第24話
{netabare}
マザーズロザリオ編がとっても良かったです^^
空気化していたアスナに久々にスポットライトが当てられていました。
SAO技術が、ユウキに対する医療行為で用いられるというのは面白いですね。
アスナの成長がさわやかに描かれていると思います♪

マザーズ・ロザリオは電撃文庫Fighting CLIMAXでアスナの技として登場してますね。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 100
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

マザーズ・ロザリオ編はSAOの中で最高の内容

マザーズ・ロザリオ編は、SAOの中でも最高の内容です。
何度も何度も見直して、何度も何度も涙を流しました。

多くの方は、このアニメをSFだと思われているようです。
しかし、現実の世界でも、これと似たようなことは既に多く存在しています。

病気で長期入院されている方が体調の良い時だけSNSやオンラインゲームに参加されたり、インターネットで小説や漫画などの感想文を書かれたりしているのです。
ただ他の人は気づかないだけなのです。

だから私は、マザーズ・ロザリオ編だけは身近な問題を扱ったアニメだと感じています。


物語は、主人公のアスナがゲームの世界でユウキという少女と出会い、すぐに意気投合して親友になります。でも、実はユウキは、{netabare} 長い間ずっと病気で入院してる少女。
おそらくユウキは、何度も絶望にさいなまれたと思います。それでもユウキは懸命に生きました。{/netabare}

私は最終話よりも、その一話前である23話目が一番好きです。
ここでは戦闘シーンも無く、ほとんどが現実世界の話です。

学校へ行きたいユウキのためにアスナとキリトが懸命に頑張るところや、
国語の先生までもが顔も知らないユウキのために協力してくれるところは、たくさんの優しさが感じられ、心が暖まります。
そして、芥川龍之介のトロッコをユウキが朗読するところは、思わず耳を澄ましてしまいます。
『いつまでもユウキの朗読を聴きたい。いつまでもユウキと一緒に授業を受けたい』と、感じました。

また、アスナが母親と仮想世界で話し合ったシーンも感動的でした。
{netabare}
窓の外の風景が、あまりにも幼い頃の風景と似ているため、思わずアスナの母が涙を流します。
その涙にアスナの母自身が驚き、「私は泣いてなんかいない」と、かたくなに否定するのです。
でも、仮想世界では、自分の心を偽ることなんて、できません。
そのことをアスナが優しく説明しますが、これは心に響きました。

そして、涙を隠せないと理解したアスナの母が、
「不便なところね」とつぶやき、せきを切ったように号泣するのですが…{/netabare}
きっとアスナの母は、現実世界では何度も何度も泣きたいのを我慢して、生きてきたのでしょう。
そして、この仮想世界で、ようやく素直になれた。
おそらく、アスナの母は、仮想世界に来て涙が流せたことに、感謝していると思います。


そしてエンディング曲の「シルシ」とオープニング曲の「COURAGE」は、2014年12月のBillboard JAPAN Hot Animationで1位と2位とを独占しました。
通常、一つのアニメでオープニングとエンディングが同時に1位と2位を独占することはありません。
しかし、できてしまった。
それは、曲の素晴らしさもさることながら、2曲ともその歌詞には、アスナからユウキへの思いが込められており、その思いにみんなが共感したからではないでしょうか?
私はこれらの歌を歌うとき、思わず涙を流してしまいます。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 94
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

マザーズロザリオ編、アスナとユウキの友情物語<追記:再視聴シノン編><追記:再視聴ユウキ編>

2期は友情がテーマ。
現実社会とゲーム世界が交差、奥行きのあるストーリーです。

シノン編(ファントム・バレット編)。
{netabare}ヒロインはシノンにシフトチェンジ。
女形化したキリト(キリコ?)がGGO(銃世界)内の殺人事件に挑みます。
謎の殺人鬼に悩ませられるキリトとシノン。
緊迫した場面が多く、手に汗握りました。
銃VS剣士キリト。
銃弾を切り裂くキリトのスピードは反則級でした。
スーパースローモーション演出がすばらしいです。
シノンの声は沢城みゆきさん。
役柄と違和感がありましたが、凛とした声に聴き惚れました。{/netabare}

箸休め編(キャリバー編)。
{netabare}ALO世界でのショートストーリーです。
クエストを達成して、名剣エクスキャリバーを頂こう!的な話かな。
15話、キリトとシノンが妙に仲がいい。
キリトのちょっかいに、シノン「あんた、次やったら鼻の穴に火矢ぶっこむからね!」
気が置けない親友って感じです。
私の大好きな皆口裕子さんの声を久し振りに聞きました。
お休みされていたのに、帰ってきたのかな。
思わず「お帰り」です。{/netabare}

ユウキ編(マザーズロザリオ編)
{netabare}アスナとユウキの友情物語。
キリトは前菜程度です。
思いっきり泣かせて頂きました。
これほど泣いたアニメは、久し振りです。
アスナとユウキに完全感情移入です。
生まれて来たことに意味のない人間なんていない。
ユウキ、君はたくさんの人を幸せにするために生まれて来たんだ。
アスナはユウキのことを一生忘れないでしょう。

19話のアスナVSユウキのディエルシーンが忘れられない。
ライトブルーとレッドパープルがしのぎを削るバトル。
作画、演出、セリフ、BGM、完璧です。
迫力あるこのシーン、もう100回以上観たかな。
決着直前のアスナのセリフが鳥肌ものです。
「これが、絶剣の11連撃。オリジナルソードスキル。これほどの剣技に破れるなら悔いはないわ!」
いつ観ても潔い。{/netabare}

<追記:再視聴シノン編>
{netabare}エメラルドグリーンの髪にモスグリーンの装束。
クールなスナイパー「シノン」が渋過ぎて再視聴です。
14話までがシノン編だから、2期のメインなんですね。
ということで、レビューの補強です。

上記したように2期は友情がメインテーマ。
男女間と変則的ながら、キリトとシノンの熱い友情物語です。
ちなみに恋愛要素はありませんので悪しからず。
もしあったら、そりゃ・・・自重です。

出会時にちょっとした誤解はあったにせよ、信頼を重ねる二人。
人を殺めた記憶を通して、二人はシンクロします。
強い絆で結ばれたキリトとシノン。
キリトとアスナ以上に素敵な関係だと思いました。

14話の再会シーン。
粋な演出にキリトの本気とやさしさをみました。
守るべきものを自覚した人は強い。
小さな一歩だけど、前を向いて生きることの意味に感動しました。{/netabare}

<追記:再視聴ユウキ編>
{netabare}シノン編再視聴の流れでユウキ編まで再視聴です。
やっぱり、目が腫れぼったくなりました。

命の限り行動する中でユウキが発した何気ない一言。
「ぶつからなければ伝わらないこともある。」
その言葉がアスナに勇気を与えた。
そして、二人の間に深い絆が・・・

人は、何らかの意味を持って生まれてくるもの。
ユウキの場合、その意味を自覚できて幸せだったと思う。
存在が消えてしまっても、ユウキの輝きはアスナのなかで生き続ける。
オリジナルソードスキルマザーズロザリオが継承されるように。{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 91

85.9 5 オンラインゲームアニメランキング5位
ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1019)
5264人が棚に入れました
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。
名前は、アリス。
絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣、島﨑信長、前田佳織里、近藤玲奈、石原夏織、小林沙苗、森川智之、岩瀬周平、木島隆一、潘めぐみ、村田太志
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アリス イン ワンダーランド

A-1 Pictures制作。
人気の高いアリシゼーション編開幕。

ラースが開発する新型フルダイブシステムは、
VRワールド内部の記憶を現実に持ち出せない。
極めてリアルな仮想世界アンダーワールド。
相変わらずの音響効果で臨場感が凄い。

これは神への挑戦。
量子脳力学は人の心の光の揺らぎを捉え、
真のAI、人工知性を創ることへ向かうのでしょう。
導入部という点では過去シリーズ最高です。

6話視聴追記。
{netabare}壮大な文明シュミレーション、
システムから逸脱する人工知能。{/netabare}
もう少し仕掛けが早ければと願いますが、
丁寧な展開と好意的に考えましょう。

13話視聴追記。
{netabare}図書室の賢者カーディナルが語る、
仮想世界の秩序「禁忌目録」の成り立ち。{/netabare}
カーディナルの存在は世界観に、
大きな影響を与え物語に深みを生む。

前半最終話視聴追記。
技術的特異点を巡る問題でしょうか。
{netabare}心の痛みこそが人であることを教えてくれる。{/netabare}
後半怒涛の展開に興味は尽きず、
欠点はあるも映像も物語も堪能出来ました。

新世代のグローバルヒストリーへ。
これは次章に期待しましょう。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 84
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハロー『アンダーワールド』

原作未読


そりゃあ観ます。分割4クールの半分24話を視聴完了。
長丁場にはなりますが、1期2期はおさえておきましょう。フェアリィ・ダンス編以降の伝統、アインクラッド起因のこじらせクンが今回もやらかしますし、ファンがアガるポイントも途中からでは掴みづらいでしょう。
SF要素を抜きで考えると、「ランボー」「パイナップルアーミー」みたいなPTSD発症した帰還兵の記録みたいなところありますよね。可能ならSAOサバイバーであるこじらせクンのメンタルケアはきちっとやってあげて欲しいものです。


4クールあるうちの半分ということで期待値抑えめで臨み、終わってみたらやや上回っていたかな、という印象。残り2クールに充分に期待できそうな中締めでしたが、評価は完結するまで据え置きです。

■SAO 1期
 アインクラッド編 フェアリィ・ダンス編
■SAOⅡ 2期
 ファントム・バレット編 キャリバー編 マザーズ・ロザリオ編

仮想と現実を行ったり来たりのSAO。とあるレビュアーさんの「これは異世界ではなくSF作品」とのご指摘が慧眼で、仮想と現実のリンクぶりが本シリーズの魅力に繋がってるんだと思ってます。○○編の各エピソード毎に微妙にずらしを加えて鮮度を保つ工夫もしてきました。
実を言うと、ハーレム、キリト無双あたりの要素ってわりと自分にはどうでもよくて、近しい未来図ってどんなだろう?が楽しみの大部分を占めてたりします。


そして本作『アリシゼーション』。ここでは、仮想世界での記憶を現実に持ち帰れないという新しい題材を持ち込みます。ダイブして戻ってきた後の記憶がない。
これまでは行ったり来たりの中で、どちらが自分の本当の居場所なんだろう?と懊悩する登場人物に共感したりしてたのが、まるであてはまりません。仮想はより独立した世界という位置づけとなるため、目の前で観てるのはSAOながら、「ちょっと何かが違う」違和感を内包したまま進行する展開でした。

・独立性の高い世界を作ったリアルでの目的は?
・独立性の高い世界のユニークキャラクター(アリス、ユージオ)の存在意義は?

{netabare}誕生直後の赤子の精神原型を複製してアンダーワールド内で成長させてどんなシミュレーションをしたいのだろう?副作用はどんなだろう?{/netabare}
全てが完結した時に明らかになるのでしょう。半分時点でどれくらい明らかになっているかは観てのお楽しみってところですね。壮大なお話になりそうです。

さてこの新しい題材。それに伴う変化。私は好意を持って受け止めてます。
エンタメ鮮度を保つこと以上に、仮想世界が行き着くひとつの到達点を提示してくれそうだからです。
マザーズ・ロザリオ編で “メデュキボイド” の思想は、横で綴られたユウキとアスナのストーリーと合わせて終末医療の一つの可能性を示しました。

{netabare}アンダーワールドは臨床試験をノーリスクでできます。これまで不可能だった人の行動心理の精緻なシミュレーションが可能です。

下衆い例えをします。ファンタジー世界を東京に置き換えてみて大地震を起こす。火災、家屋倒壊、備蓄量等事前にパラメータ設定し結果を収集。スパコンでも使えば有用な演算結果をいくらでも集められ、都市防災計画に役立てられます。発生火災の回避行動なんか世帯別で演算できそう。{/netabare}

{netabare}一方でノーリスクながら、倫理の葛藤に苛まれることになります。心を持ったこの仮想東京の住人の阿鼻叫喚を何度も何度もいや一回でも耐えられますか?という問題が付き纏うことになるでしょう。

脱線はこのへんで。
アリスもユージオも実世界には存在しない人格ってことで合ってると思うのですが、だからって切り捨てられるかってところですね。{/netabare}


冗長ないしやや緩慢と言われた展開は評価は分かれるでしょうが、これも悪くはありません。 “天命” “心意” “シンセサイズ” “フラクトライト” “ソウル・トランスレーター” その他もろもろ馴染みのない用語を繰り返し使う時間があって理解の助けになりました。

2019年秋からの続き。終わってみて肩透かしとならないようスタッフの皆さん頑張ってください。応援してます。


■ネタバレ所感
{netabare}それにしてもアドミニストレーターにとどめを刺したのが、チュデルキンの色欲というのが(笑)
仮に二人とも生きてたとして、どんな関係になってるんだろう?アドミンさん許すとは思えません。{/netabare}

実は陰のある神代凛子さんがお気に入りだったりもする。



視聴時期:2018年9月~2019年3月 リアタイ視聴

-----


2019.04.12 初稿
2019.09.22 追記
2020.08.01 修正
2021.08.04 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 66
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

フラクトライトは電気人形を人間に進化させられるか?

アニメーション製作:A-1 Pictures
監督:小野学、
総作画監督:鈴木 豪、山本由美子
キャラクターデザイン:足立慎吾、鈴木 豪、
西口智也、山本由美子、原作:川原礫

原作小説が全世界で2000万部以上の
売上を誇るSAOシリーズ四度目のアニメ化。
アインクラッド編から数多の困難を乗り越えた
主人公のキリトが、ファントムバレットの残党に
襲撃されたことをきっかけに、
また新たなVRMMORPGの世界に足を踏み入れる。

近未来を想定した緻密な世界観。
ユーザーの脳に直接接続できるギアを装着し、
仮想の五感情報を受けることによって、
よりリアリティのある仮想世界を体感できるゲーム。
それに人工フラクトライトという
誕生からの記憶を蓄積させていく
ボトムアップ型のAIを搭載することで、
より本物の人間が暮らすような世界を構築した。
ゲーム開発の目的は、育てたAIを
無人兵器に搭載して軍事利用することだった。

ゲーム内のアンダーワールドとされる世界には
「人界」と「暗黒界」というふたつの勢力があり、
お互いの力は均衡状態を保っていた。
キリトは村で出会ったユージオとともに
幼いころの記憶として残っている
アリス捕縛の謎を解き明かすために旅立つ。
相対するのは、禁忌目録や整合騎士、
そして人界を統べるアドミニストレーターだ。
少しずつ謎が明らかになる序盤や
大木に挑戦する物語は、楽しませてくれた。
キリトとユージオの友情がメインの
ストーリーになると思っていた。

しかし、中盤以降の展開は、
個人的には残念な出来と感じてしまった。
そもそも、キリトとユージオに友情というものが
成立していたのだろうかとさえ思える。
この作品は、観るたびにある種の気持ち悪さが残る。
キャラクター造形が浅薄で、
作者の欲望をそのまま具現化したのではと
思えてしまうのが原因だ。
それは俺Tueeeeなどの問題ではなく、
物語自体に他者に対する視点が欠けている
のではないかと感じてしまうからだろう。
VRMMORPGの世界で、フラクトライトという
(攻殻機動隊のゴーストと同じようなもの)
壮大な機能まで登場させているにも関わらず、
それを全く活かした話になっておらず、
結局、人間を表現できていないのが、
このシリーズの最大の弱点だ。

正義と悪が完全に分離するのは良いのだが、
悪はどうして悪になるのか、
正義はどうして正義なのかという描写が
あまりにも不足しているのではないだろうか。
そして主人公は完全無欠の英雄で、
人間らしさがほとんど見られない。
これは、外部キャラからの視点なら
まだ納得できるのだが、ほぼ主人公を
中心に展開するストーリーとしては、
大きな問題点に見えてしまう。

是枝裕和監督の『空気人形』という作品がある。
いわゆるダッチワイフ(ラブドール)が、
自我を持つというストーリーなのだが、
それによって「私は空っぽ」だと感じる。
また、色々な感情を獲得することによって、
持ち主から「面倒臭い」と言われてしまう。
心を持つということは、そういうことなのだ。
SAOは、今回は特に「心」をテーマに
しているにも関わらず、そういう「面倒臭さ」は微塵もない。
だから、私は、この作品に空虚さを
感じてしまうのだろう。

{netabare}シリーズはこの後も2クール続き、
完全な人工知能として目覚めたアリスを巡って
暗黒界と戦うことになるようだ。{/netabare}
難点ばかりを挙げたが、緻密な世界観は良いと思う。
アリシゼーション計画は、どこに向かうのか。
引き続き、最後まで見届けたい。
(2019年5月12日初投稿)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 50

90.4 6 オンラインゲームアニメランキング6位
ソードアート・オンライン(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (12975)
46813人が棚に入れました
「これは、ゲームであっても、遊びではない」
2022年、とある大手電子機器メーカーが「ナーヴギア」という仮想空間への接続機器を開発したことで、世界は遂に完全なるバーチャルリアリティを実現させた。主人公キリトは、このナーヴギアを使ったVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のプレイヤーである。運よくベータテスターに選ばれ正規版も購入したキリトは、ログイン後に出会ったクラインと共に、正規版SAOの世界を満喫するのであった。しかし、そんな感動も束の間、2人はベータテスト時には確かに可能だったログアウトができないことに気づく。混乱の後、ゲーム開始地点の広場に転送された2人は、ログインした1万人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。SAOのゲームデザイナーである茅場晶彦の名を名乗ったその男は、淡々とデスゲームのチュートリアルを開始する。曰く、ログアウトができないのは仕様であり、SAOの舞台「アインクラッド」の最上部第百層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法である。そして――、このゲームで死亡したり、現実世界でナーヴギアを強制的に外したりすれば、ナーヴギアから高出力マイクロ波を発せられ、脳を破壊されて死ぬことになる。2年後、アインクラッドの最前線は七十四層。プレイヤーの数は、6000程にまで減っていた。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、竹達彩奈、伊藤かな恵、日高里菜、高垣彩陽、平田広明、安元洋貴、子安武人、山寺宏一、早見沙織、大川透

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

原作未読の人には超おすすめです!

あらすじ


アインクラッド編

2022年、世界初のVRMMORPG
《ソードアート・オンライン》(SAO)の
正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは
完全なる仮想空間を謳歌していた。

しかし、ゲームマスターにしてSAO開発者である天才プログラマー、
茅場晶彦がプレイヤー達の前に現れ、非情な宣言をする。
SAOからの自発的ログアウトは不可能であること、
SAOの舞台《浮遊城アインクラッド》の最上部
第100層のボスを倒してゲームをクリアすることだけが
この世界から脱出する唯一の方法であること、
そしてこの世界で死亡した場合は、
現実世界のプレイヤー自身が本当に死亡するということを……。

プレイヤーの一人である少年キリトは、
絶望的なデスゲームをクリアすべく、戦う決意をして旅立つ。
それから一か月が経過し、2000人のプレイヤーが死亡するも、
ベータテスト経験者たちでさえ第1層を突破できずにいた。
βテスト経験者たちへの非難を自分一人に向けるため、
チート紛いなβテスト経験者『ビーター』の汚名を自ら名乗り、
ひたすら最前線で戦うキリトは、
同じく攻略組として戦い続ける少女アスナと出会う


フェアリィ・ダンス 第2章。

SAOがクリアされて約2か月が経過した2025年1月。
現実世界への帰還を果たしたキリトこと桐ヶ谷和人だったが、
SAOで心を通わせた少女アスナこと結城明日奈は
帰還することなく眠りつづけていた。

同様に、300人ものSAOプレイヤーが
意識を失ったまま眠り続けており、
初期化されるはずのSAOサーバーも不可解な稼動を続けているという。
明日奈が病院のベッドで眠り続けることを利用し、
SAOサーバーの維持管理を担当している須郷伸之は、
強引に明日奈との婚約を推し進めようとする。

自らの無力感に苛まれる中で和人は、
妖精たちのファンタジー世界を舞台とした
ハイスペックVRMMORPG《アルヴヘイム・オンライン》(ALO)の中で、
アスナらしき人物が目撃されたという情報を得る。

真実を確かめるために再び仮想世界へダイブした和人は、
かつてSAOで共に暮らした「娘」のユイや、
ALOへのダイブ直後に出会った剣士のリーファと共に、
ALOの中心《世界樹》を目指す。



感想


僕は原作を読んでいるので原作を読んでいる人からすると
展開が早くもっと細かく描いて
欲しかったんじゃないかと
思います!

原作の評価は非常に高く人気なのに
もったいないと思いました
期待している人が多かった分残念だと思っている人も
多かったんじゃないかと思います
個人的にはALOをやらずにSAOを
細かくやってほしかった
特にキリトの心理描写が少なく原作を見てない人はわかるの?と思いました
(ソロでやっていたのにチームに入った時の心情など)

でも原作見てない人からすると
普通に面白い部類に入ると思います
バトルシーンもかっこよかったですし
1話も上手くまとまっていましたし
音楽や声優さんも良かったです♪

MMOなどいわゆるネットゲームが好きな人には
共感したりわかる話が多いんじゃないかと思います

ゲームで死ぬとリアルでも死ぬって設定も良かったと
思います
でも途中から恋愛要素が強くなるので
バトルものだと思っていた人は
少しがっかりするかもしれませんね

批判っぽいこと書きましたがこれは期待しすぎてたから
残念に思っただけで原作読んでなかったら
普通に楽しめたと思いますし
僕も嫌いではなくむしろ好きな作品です!

ただ一言付け加えるなら個人的には
SAOよりSAOの作者が書いた
アクセルワールドの方が好きです!
中々共感していただけませんけどねw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 234
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

設定、世界観が面白い!

原作 ラノベ 未読

全25話

ナーヴギアと言うヘルメットを被り、仮想大規模オンラインロールプレイングゲームへフルダイブして遊ぶ世界。
しかし、創設者によって、ログアウトできなくなります。
それも、そのゲームの世界で死ねば、リアルでも死んでしまう設定!
ゲームであってゲームでない・・・
ゲームで死ねば、現実でも死ぬ(すえ 恐ろしい でもスリリング)
設定、面白いですね~^^

キャラデザも綺麗で好感良い。

主人公は、強くて優しく格好いいし、見てて頼もしい。(感情移入し易い)
まあ、強くなければこの世界では主人公には向かないでしょうけど・・・。

毎週見るのが楽しみな作品です。


5話「圏内事件」の感想
{netabare}
サスペンス的で、自分はイマイチ好きくないですが、この先重要な出来事なのかな?
アスナが昼寝から起きた時、ヨダレを垂らしていましたが、あのシーン見て「謎の彼女X」を連想したのは自分だけでしょうか?
早く次回が見たい作品ですね。
{/netabare}

7話「心の温度」の感想
{netabare}
鍛冶屋のリズベットと言う少女が登場。
リズと一緒に剣の材料を取りに行き、ドラゴン?と戦闘。
途中、リズが大穴へ飛ばされ、キリトがかばって抱きかかえ一緒に落下します。
あんな高さから落ちて無事なんて・・・よっぽレベル高いからなの?それにしても不自然な設定。

リズを助けたからなのか?キリトの事を好きになります。

シリカの時もそうだけど、キリト強いし優しいから惚れフラグ立てすぎ!

でも、最後にアスナとキリトが知り合いだと分かって諦めてしまいます。アスナが美人だから・・・(見てて切なかったです。)
なんかハーレムになりつつある。ちょっと残念。
せっかく命賭けたシリアスなデスゲームなんだから・・・
これ以上、モテル展開は要らないと思います。

そういえばアスナって、何時の間にキリトの事好きになってるの?なにかきっかけあったかな?
一目惚れならそれでもいいけど、ちゃんと分かるような描写が欲しかった。
そこら辺はっきりさせて欲しいと思いました。
原作はちゃんと描かれているのかな・・・?

あと、7話みて思ったんだけど、新しい片手剣(同じ位のレベルの剣)をリズに作ってもらてましたが、キリトって盾を持たないし、今後二刀流になるのかな?
だとしたらもっと強くて格好良くなるな~。^^

次週が楽しみです。^^
{/netabare}

8話「黒と白の剣舞」の感想
{netabare}
アスナの付き人 グラディールって、陰気くさ!目つき悪!
なんか嫌なキャラ。
家で見張ってるなんてストーカーじゃん!
キリトと決闘するも、武器破壊でグラディールの剣が折れて勝負あり!かと思いきや、懲りずに短剣で襲い掛かる。
往生際悪いヤツ!
アスナに一蹴されてキリトの勝ち。
見物人に、変なマークの手袋をしたプレイヤーキラー?のキャラがいたけど、今後なんかありそうな感じですね。
最後は牛?の頭をしたボスキャラ登場で終わり。
次週は二人の活躍が見れるかな?
楽しみです。^^
{/netabare}

9話「青眼の悪魔」の感想
{netabare}
ボス、牛の頭でなくて、羊でしたね。(^^;
軍のリーダー?
あの人馬鹿じゃないの?
ボス相手に消耗してるメンバーで挑むなんて!
普通、ゲームのボス戦の前って完璧の状態にしてから挑むのにね。
しかも、ゲームで死ねば現実でも死ぬのに!
部下が可愛そう。

7話の感想にも書いたけど、キリトやっぱり二刀流でしたね~
かっちょエ~!!
二刀流がキリト一人しかないなんて、隠す訳だね。
妬み嫉みで注目されるのは、やっぱり嫌だしね。
ユニークスキルか~
なんでキリトだけなんだろう?

アスナ、完璧にベタ惚れ状態ですね~。
次回は騎士団のリーダーと決闘。
楽しみです。^^
{/netabare}

10話「紅の殺意」の感想
{netabare}
なんか話がいっぱいあり過ぎた感じ。詰め込み過ぎかな?
2週に別けても良かったのでは・・・?と思う。

ヒースクリフと決闘で、キリトの剣が決まったっと思った瞬間!
ヒースクリフの盾が異常なスピードでキリトの剣を防ぎ、キリトの負けでした。
あれは、彼のユニークスキルの能力なのかな?
インチキ臭い能力だな~。

そのあと、胡散臭いあのクラディールにハメられ・・・
(やっぱり、あの男、最低ー屑キャラだった。)
死にかけるも、アスナに助けられて・・・
キス→お泊り→結婚。
展開 早っ!!
だから、アスナがキリトに惚れた経緯教えて欲しい!って思う。
結婚って・・・生と死を賭けた世界だから、リアルより恋愛とかがより早い展開かもだけど・・・
SAOでアスナと出会って2年近く経ってるのかしらないけど、視聴者置いてけぼり状態。
そこまで惚れ合える恋愛エピソードを、もっと見せて欲しいです。
原作読めば分かるのかな?

来週は新婚編なのかな? 楽しみですね^^
{/netabare}

11話「朝霧の少女」の感想
{netabare}
本当に新婚編だった。^^
でも、5~6日?でユイという見た目12歳くらいの、記憶のない少女に出会い、パパ&ママと呼ばれる。
新婚5~6日で、もう12歳位の子供がいる家族になってしまた・・・
そんな簡単に自分の子供の様に受け入れられるものなのか?ちょっと不思議でもあるが、生きるか死ぬかの世界ではアリなのかな?
{/netabare}

12話「ユイの心」の感想
{netabare}
ユイが実はAIで、クリスタル?になってしまったのは悲しいかったです。
{/netabare}

13話「奈落の淵」の感想
{netabare}
ベットでの会話のシーンでは・・・ニヤニヤでした。^^
ヒースクリフに呼び出され、アスナが釣り師のニシダに言ったセリフで、やっとアスナがキリトを好きになった理由が解ってスッキリしました。^^
75層のボス戦に挑む前、二人の会話で、アスナが言った「私、一生キリト君の隣にいたい、ちゃんとお付き合いして、本当に結婚して一緒に歳をとって行きたい」のセリフには泣けました。
ボス戦、やっぱりかっこいい!
二人の意気もぴったり!
で終わってしまいました。残念。
次週のタイトル「世界の終焉」
なんて気になるタイトルなんだろう?まさかアスナ死なないよね・・・
あ~早く見たいです。^^
{/netabare}

14話「世界の終焉」の感想
{netabare}
泣けました・・・
感動しました・・・

いゃ~まさか75層でゲームクリアされ、エンディング迎えるとは思わなかったです。

ヒース・クリフがラスボスで、このSAOの創設者 茅場だったなんて!!!
確かに、人のRPGゲームを横で眺めてる程 退屈なものはないからなー。(経験済み 笑。)

キリトが、ヒース・クリフに刺されて一度死んだ筈なのに、なんか一瞬だけ復活して、ヒース・クリフを倒したけど・・・
あれは何だったのか? 
何かのアイテムによるものだったのか?
それとも、人は、死を覚悟した時、一瞬が止まったように感じるそれみたいなものなのか?・・・
不思議だったな。

ヒース・クリフと戦う前、クラインに置いて行った事を謝ったシーンで泣けた。
アスナがキリトの身代わりで刺され死んだ時、泣けた。
アインクラッドが崩壊する前の世界で、アスナと逢えたのにも泣けた。
その会話でも泣けた。
感動でした・・・。
キリトは元の世界に帰還できたけど、アスナはどうなったのか?非常に気になる~。
茅場がゲームクリアの報酬って言ってたから、アスナも生きてそうだけど・・・。

アスナ死んでないよね!メインヒロインなんだし!
そうであって欲しいな・・・。
次週が楽しみです!
{/netabare}

15話「帰還」の感想
{netabare}
最初、キリトが「泣き虫になっちゃったよ」と言って泣いてたシーンで、自分も涙でた。
(歳とったせいか、すぐ涙出るのにはまいる。 若い頃にはなかった事だ。)

妹登場! 兄好きブラコンで、実はいとこ。
妹属性の妹萌え系ですか・・・
妹はべつにいいんだけど、兄の事を好きな設定は、人気取りとしか思えず、 はぁ、やれやれだ・・・。

妹と剣道では、SAOのキリトでしたね!
終わって、剣を収める仕草には笑えた。^^

アスナ・・・生きてて良かったです。
でも、アスナと初めて会う感動の再開のシーンを見たかったです。
きっと感動的だった筈なのに、勿体無い気がしました。

須郷 伸之 登場。
政略結婚?ですか・・・
嫌なキャラですね! 解り易い 悪役決定ですな。

ラストで、エギルからの画像メールには、アスナ?が檻?の中に写っていましたが・・・囚われているのでしょうか?
須郷と関係あるのか? 気になる。

これまた次週が楽しみです。^^
{/netabare}

16話「妖精たちの国」の感想
{netabare}
LAOの世界の来たキリトのキャラクターが、SAOのパラメーターそのまま受け継いでるのには、都合いいな~って思ったけど、早くアスナを助けるには仕方がないですね。
2刃流が無くなってるのは残念でしたが・・・

ユイとの再開には感動でした。

リーファって言う、シルフの女の子が出てきたけど・・・
声からして直葉だよね~?

来週も続きが楽しみです。
{/netabare}

17話「囚われた女王」の感想
{netabare}
妹の直葉・・・なんか可哀想でした。
兄以外で、好きになりかけてるLAOのキャラクター、キリトが実は兄だなんて・・・
報われないよな~。

囚われていた子、やっぱりアスナでしたね。
それも、管理者のオベイロンが、あの須郷だったとは・・・(やっぱり超悪役決定でしたね)
何ともまあ、狭い世界の話になってるな~^^
まぁ、その方が解り易いし、悪役倒すフラグ決定ですしね。(^^;
何か、ラストで須郷がキリトにやられる所が目に浮かぶ^^
{/netabare}

18話「世界樹へ」の感想
{netabare}
シグルドって言う、リーファと同じシルフキャラが出てきたけど、こいつも何か嫌な奴でしたね・・・

レコンは、リーファの事が好きな男の子だけど、
リーファ、もう少しレコンに優しくしてやって欲しいな~って思った。^^
リーファ(直葉)って、結構我の強い子ですね~^^

アスナは、檻からでるために、暗証番号暗記してたから脱走するのかな?
物語的には、脱走できても直ぐに捕まりそうだけど・・・
やっぱり最後は、キリトがアスナを救出して欲しいし、その方が感動的ですしね・・・(^^;

最後にコウモリ(追跡魔法)がいたけど、あれってシグルド達なのかな?(ちがうかな?)

次週は洞窟内で戦闘ありそうで、キリトの活躍見れるかな~?
楽しみです^^
{/netabare}

19話「ルグルー回廊」の感想
{netabare}
やっぱりつけられてた奴らと洞窟内で戦闘。
キリトが幻惑魔法でモンスターに変身!!
その容姿は・・・アイングクラッドの74層?9話のラスボスに似てた!! *゜□゜)ノ
キリトが二刀流を初披露したボス。
よっぽど記憶に残る敵だったのだろう・・・
まぁ、あの時はキリト自身、HPの残りが殆ど無かったし・・・
その一方的な殺戮っぷりに、敵さんたちは怖気ついてしまう。
この幻惑魔法、結構使えるね!^^

サラマンダーと内通していたシルフのシグルド・・・
やっぱ嫌な奴でしたね。
最後、リーファ達シルフのゴタゴタに手を貸すキリト・・・
かっちょいー^^ 益々惚れるリーファ(直葉)。
観ているこっちにしたら、報われない恋だけに、不憫でしかたない。
゜(゜´Д`゜)゜。
来週も、キリトの活躍が見れそうかな?
楽しみです。^^
{/netabare}

20話「猛炎の将」の感想
{netabare}
サラマンダーの指揮官、ユージーンとキリトのタイマン。
ユージーンの剣は、相手の攻撃を剣で受けきれない「エクストラ効果」を持つインチキ的な能力があるのに、キリトは途中でリーファの剣を拝借して、二刀流で応戦。
その途端、連続攻撃で一気に倒してしまった~^^
キリト、かっちょい~ !(((ノ≧∇≦)ノ
シルフとケトッシーの両女性領主に迫られ・・・
また惚れフラグですな~φ( ̄∇ ̄o)やれやれ
なんで領主が二人共女性なんだか・・・
最後、アスナが脱走して終わり。
このまますんなりキリトと合えるとは思えないけど・・・
来週も楽しみだ~ (*⌒∇^)ノ
{/netabare}

21話「アルヴヘイムの真実」の感想
{netabare}
アスナが脱走して、ログアウトする機械を見つけるも、あと一歩の所で2匹の巨大ナメクジに捕まっちゃいます。
あちゃー、やっぱりね~ ( ̄▽ ̄)

リアルで、直葉はキリトと一緒にアスナと対面。
そこで兄への想いを諦めなくてはいけないと悟り、号泣。
なんともまぁ、仕方ないよね・・・(-ω-)
しかも、アルヴヘイムで気になっているキリトも、実は兄だとはまだ知らないリーファ(直葉)。
ダブルパンチだぁー  !! *゜□゜)ノ  
でも、もうすぐバレそうな気がする・・・ショックだろうな・・・
最後は世界樹の上に、アスナがいる事を知ってエンディング。
次回はアスナと逢えるのか?
まだ無理っぽいけど・・・
楽しみですw ^^
{/netabare}

22話「グランド・クエスト」の感想
{netabare}
キリトがアスナに逢う為にグランド・クエストに挑戦するも、多くのガーディアンにやられて初めての死亡。
でも、アイングラッドと違い、ゲームで死んでもリアルでは死なないから助かったね。
(〃´o`)=3 フゥ
でも、いくら早くアスナに逢いたくても、この挑戦は無謀だよな~。
もうちょっと考えて、応援呼ぶなりしないと、とても一人では無理ってもんだ!
(´・ω・`)   
その後直ぐ、リーファに蘇生してもらって、スプリガンの領地に転送は免れたけど、キリトが兄で、リーファが直葉だとお互い知る事に・・・
直葉が泣いて落ち込みます。 うわぁー゜(゜´Д`゜)゜ーん
あ~あ、直葉 ショック!!! 
ここで個人的な感想だけど・・・
申し訳ないけど、最近、兄妹との恋愛ネタが多いせいか、素直に感情移入できなくて、ちょっと冷めた目でしか観れなかった・・・自分に残念。
ウーー( ̄、 ̄*)ーーン…
次回はどうなるうんだろう・・・気になります!^^
{/netabare}

23話「絆」の感想
{netabare}
キリト、リーファ、レコンの3人でもう一度グランドクエストに挑戦!
キリトよ~!もうちょっと策を考えてから挑戦しなきゃだめでしょう?
レコンが自爆して何体かの敵を道連れにするも、ピンチに変わりはない・・・(レコン、犬死か?)
そんな時、以前助けたシルフとケトッシーの領主達、以下の仲間たちが、キリトの助太刀に来ます。
なんか、準備して来るの早くない?
これにより、キリト一人が天井?に到達。
でも、普通のプレイヤーには開けられない扉があるのだけれど、アスナが落としてきたカードで扉が開放して終わり。。。
次週、アスナとの感動の対面か?
楽しみです。^^
{/netabare}

24話「鍍金の勇者」の感想
{netabare}
世界樹の上に来たキリトとユイ。
そして、アスナとの感動の対面~
ちょい泣けた~q(T▽Tq)
そこにオベイロン(須郷)が登場で、キリトがピンチ!
須郷・・・お前 凄く解り易い悪役だな~ 
アスナに酷い事して許せん! (。-`ω´-)
動けないキリトの前に、SAOの開発者、ヒースクリフ(茅場 晶彦)が現われ、須郷が掛けた重力の魔法が解けます。
なんか都合良過ぎな感もあるけど、話の尺上、まぁ~しゃ~なしだな。(´・ω・`)   
対等の立場になれば、オベイロンなんてキリトの敵じゃない!
痛覚レベル?を最強にして、オベイロンをぶった切り!!!
スッカ!と爽快もしたけど、痛い奴だと哀れんでも観てた・・・。(-ω-)
やっとアスナがログアウトできて、次週はリアルで会えそうだけど、リアルの須郷が何かやりそうで、ちょい不安。
キリトよ! 早くアスナの元へ行ってくれ!(。-`ω´-) キリ!
{/netabare}

25話「世界の種子」の感想
{netabare}
キリトがリアルでアスナに逢う為、病院に来たら須郷に待ち伏せされ、襲われるも返り討ち。
哀れなり!須郷。 
目覚めたアスナと、初めての抱擁。
感無量でした。 (●´ω`●)ゞ
その5ヶ月後、キリト達 元SAOの被害者達が集まった
学校に通うようになってました。
リズベット、シリカも見れて嬉しかったですね。^^
オフ会では、SAOのメンバーだった、クライン、エギル達と再会。
リアルの学生のキリトが、年上のクラインやエギルにため口だったのには、ちょっと違和感(^^;

茅場が残した「世界の種子、THE SEED」によって、またMMOのゲームが出来るようになります。
浮遊城アインクラッドも復活して、スプリガンのキャラで、今度はリーファも一緒に、また1から攻略を決意するキリト。ED

う~ん、なかなか良いエンディングでした。^^
{/netabare} 


総評

正直、前クールの14話までの方が面白かったです。
といっても、15話からも良かったですけどね・・・。
(*⌒∇⌒*)テヘ♪
アインクラット編では、「ゲームで死ねば、リアルでも死ぬ」って言うのが、凄く緊張感あって痺れました。

ゲームのRPGをやった事がある人なら、誰でも一度は経験あると思うが・・・
低いレベルなのに、初めて入ったダンジョンや、間違ってボス部屋に入ってパーティー全滅!なんて経験。
ゲームで死ねばリアルも終わってしまうので、このアインクラット編は、凄くスリリングでした。

後編はアスナを救出する、王子様的ストーリーで、ちょっと王道過ぎる感が否めないです。

それでも・・・

痺れた!
泣けた!
感動できた!
面白かった!

久しぶりに毎週楽しみな作品でした。

2012年で、一番のお気に入りの作品です。
!(*^ー゜)b! グッ

OP
1期「crossing field」歌 - LiSA

2期「INNOCENCE」 歌 - 藍井エイル

ED
1期「ユメセカイ」 歌 - 戸松遥

2期「Overfly」 歌 - 春奈るな

CDは全部買いました^^
中でも「crossing field」歌 - LiSA が、一番好きです。^^


アニメを見終わったので、初のラノベ読むのに挑戦します!
⊂( ^ω^)⊃

投稿 : 2024/12/14
♥ : 195
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

VRの進化がもたらす未来を夢見る作品

世界観:10
ストーリー:8
リアリティ:6
キャラクター:8
情感:8
合計:40

私はアニメを見ることが趣味ではありませんでしたが、偶然、ゲームでこのアニメの作品を購入したことがきっかけで、このアニメを見て原作まで読了しました。そして、アニメの魅力を再認識し、他の良作を探すことを始めています。

アニメを敬遠していた理由は、プリキュアのような絵(コスプレっぽい衣装)が苦手だったり、美少年と美少女が恋愛やバトルをするようなものが苦手という漠然とした印象によるものですが、本作ではゲーム内ということで、自分の中での様々なハードルがクリアされて、スムーズに物語に入れました(例えば、バトルものでは、倒した(殺した)敵をどう見せるかが問題となりますが、本作はゲーム内なので、ポリゴンの破砕ということで合理的に理解できますし、防具(コスチューム)がいかに薄くても過激でも、システム上の防御力が高ければ合理的と想像できます)。

子供時代からゲームはよく遊んできたので、SAOの世界には憧れますし、現実世界においても、その方向で未来に進んでいくのでしょうから、バーチャルリアルティがもたらす影響についても考えさせられるところや、ゲームということで共感できるシーンも色々あり、楽しめました。ゲーム好きな方なら、この世界観に無限の可能性を感じられるのではないでしょうか。

ただ、世界観の壮大さゆえに、もっと凄い物が作れたのではないか、というもったいなさを非常に感じる作品でもあります。{netabare}詰め込み過ぎた展開で、キリトとアスナが親しくなる過程のストーリーももう少し欲しい等、全体的に心情描写が足りないことや、ヒースクリフとのラストバトルでキリトが復活するシーンやアスナが死んでいなかったこと、ALOのグランドクエストでの突破シーン等でやや主人公補正を感じられてしまうこと(それぞれに理由はあるのかもしれませんが、わかるようになっていません)。ヒースクリフへの攻撃は、キリトがポリゴン破砕まで至る前に、アスナがポリゴン破砕してから10秒以内として描くか、あるいは蘇生アイテムの効果を数分にしていれば、それだけでも評価は上がったと思います。あと、触手や評価の分かれるオベイロンも自分は好きではありません(声優は評価します)。{/netabare}

まあ、しかし、多少の問題も、世界観のパワーだけで自分は納得できています。

音楽もかなり好みです。特筆すれば、LiSAさんの「crossing field」、BGMから「A Tender Feeling」、「Swordland」。

これだけの物語・楽曲を送り出してくれた作者及び関係者に感謝します。


2015.9.27追記
こうすればいいのになというシーンについて。超無駄話ですが、リアリティや作品の完成度を求めたくなってしまう私ですw

{netabare}14話のヒースクリフとの決戦中、ソードスキルを使ってはいけないと言いつつ、使ってしまうシーン。原作ではジ・イクリプスという二刀流の大技スキルを使ってしまうのですが、アニメでは、剣が光るのとキリトが怒りの表情をするだけで表現しているので、アニメだけ見ている人は絶体絶命であることがわかりにくいと思います(9話時のスターバースト・ストリームは技名を言っていたので、発動のさせ方を誤解しそうですし、剣が折れたからって諦めるなよ!と思ってしまいます)。
なので、これまでのどこかの戦闘シーンで、ソードスキルを使い、発動させると一定の硬直時間があることを描いておく必要があるのですよね。

なお、10話のクラディールに殺されそうになり、ゲージがなくなりそうでなかなか死なないシーン。画面で見えていないところで、一定時間での自動回復(第4話参照)があったと解釈しています。{/netabare}

2015.9.28追記
面白くなってきたので、これを機に自分の思うところを書きなぐっていきたいと思います。

第1話について
{netabare}自分が丸ごとゲームの世界に入れるという設定、その映像美に酔いしれました。デスゲームに囚われてしまい、それでも生き延びてみせると決意する主人公にこちらも見ていてワクワクできます。必要なことは描かれていますし、文句をつけるところはありません。最後の狼を一撃で倒したのは、クリティカルヒットか何か出たのかな?w{/netabare}

第2話について
{netabare}ディアベルはんお亡くなり時の、悲劇的な音楽が流れつつ、キリトがあんたは皆を率いてよく戦ってくれたって思うシーンに少し違和感があります。ディアベルの死を悲しませたいように演出的に見えるのですが、ディアベルが死んだ直接の原因は皆を出し抜いてラストアタックボーナスを狙った利己的な行動なんですよね。自業自得であり、一歩引いて見てしまいます。誰かの盾になったとか動機・経緯を変える必要があります。

また、2話はキリトが他のベータテスターを庇うために突然笑い出して、ヒール役を演じますが、その演じ方が、キャラが変わったかと思う程に違和感を感じます。3話ではギルドに入るシーンから始まるので、繋がりを意識してもう少し自然な感じにしても問題はなかったと思います。{/netabare}

第3話について
{netabare}3話は元々1話で収めるのが難しいストーリー量で、でも2話にするほどの話でもないので、よく頑張って詰め込んだと評価しています。ただ、欲を言えば、最後のサチのメッセージを聴くシーンを更に丁寧に扱ってほしかったです。冒頭の「これを聴いているならもう私は死んでると思います」というくだりですが、原作では、そうでなければ直接言うつもりだからといった言葉が続きます。サチのキリトへの思いが伝わる部分なので、他の台詞を削ってでも残してほしかったですね。

あと、トナカイの歌を鼻歌じゃなくて原作通り言葉で歌ってほしかった。この歌の歌詞はハートフルで、普段あまり活躍できないサチと重ねて感じられるものがありますから。でも、実際やってみて音声としては鼻歌のほうがしっくりきたからこうなっているのかもしれないので、ここは歌詞バージョンも見てみたいという程度でしょうか。3話のこのシーンはアニメ版でも十分心に訴えるものがあり、SAOに惹き寄せられるきっかけでもありました。{/netabare}

第4話について
{netabare}ストーリーが綺麗にまとまっている好エピソードです。シリカが萌えキャラっぽく描かれているのにやや抵抗はあるのですが(隠すならミニスカート穿くな、というやつです)、可愛いので許せます(笑)。キリトが低層に降りていた理由も理解でき、格好良く悪者を退治していきます。

帰り道の橋で襲われるシーンで多人数に囲まれて攻撃されてもほとんどダメージなしっていうのは納得できます。この層が47層で、キリトが「俺のレベルは78」って言っていたから、おそらく20以上のレベル差があったでしょうから。ただ、この連中なぜシリカを人質にしようと動かないんでしょうかね。。{/netabare}

2015.10.3追記
第5話、第6話について
{netabare}圏内事件はまとめて書きます。大きく2点ほど自分なら修正したいと思うところがあります。まずは、転移結晶を使ったトリック関係。転移結晶を使う時は必ず「転移(テレポート)、階層名」と言っていると思うのですが、カインズは苦しむだけでこれを言っているようにはとても思えません。また、死亡によるポリゴン破砕と転移のグラフィックは異なるのですが、ポリゴン破砕だけしか描かれていなかったと思います。転移も発動している、消える直前にカインズが手で口を隠している等、後から見たら手品がわかる演出にしてもらいたいです。

また、グリムロック氏の妻殺害の動機と、アスナに一言言われただけでうなだれる気概のなさに理解できず。単なる所有欲で人殺しができるような人間なら、理性的な発言で動じることもないでしょう(アスナの発言がもっとグリムロックの反省を促せるものなら良いかもしれません)。

この事件はキリトとアスナが仲良くなるきっかけとして描かれていつつ、圏内・圏外の概念とPK、ラフィンコフィン、アイテムの耐久性や結婚システムの説明等がされている機能的な回です。最後のフレンド登録~エンディングの流れもとても良く(グリセルダさんの幽霊は今後色々説明がつかないことがあることの伏線なのだろうか)悪くないのですが、前述の部分が自分にとっては評価を下げてしまっています。{/netabare}

第7話について
{netabare}SAOの全ストーリーの中でも1,2を争う好きな回です(なので、私はリズ派ですw)。綺麗にまとまっていますし、リズベットの気持ちもよく表現されていました。SAOはハーレム面で批判されることがありますが、キリトの言動が魅力的(時々、そんなこと言うなよって思う所もありますが)で、そこにゲーム上ですがパワーもあるのですから女性が惹かれるのは当然かなと思います。

ただし、良回にも突っ込み所はあります。壁を駆け上がった時には(人型の)雪に穴ができるのに、最初の落下時には穴ができていないとか、駆けだしてしまったリズをキリトが高台から見つけたというシーンで、リズが泣いていた場所と壁の高さを考えると見えないと思うこと。サチを探した時のように追跡スキルで探せますよね。キリトがスキルを隠した可能性はありますけど、ここで嘘つかなくてもって思ってしまいます。

あと、これは不要なツッコミですが、圏外では落下するとダメージを受けるのはドラゴンの巣に落ちたときに描かれていますが、脱出した後のほうが更に高く投げ出されているので、着地は大丈夫だったのかなとも思ってしまうところ。{/netabare}

2015.10.12追記
第8話について
{netabare}Sクラス食材を食べてアスナが喜んでいるシーンは、2話のパンを食べるシーン(「美味しいものを食べるために…」という所)と比べるとちょっと違和感がありました。あと、ラッキースケベ(サービス?)は不要と思うくらいで、良回です。
{/netabare}

第9話について
{netabare}グリームアイズ戦の回。ここは色々と演出に口を出したいですね。まず、ボスの間が「結晶無効化空間」であることの表現。転移結晶が使えないのは明確に描かれていますが、治癒結晶(ヒールクリスタル)も使えないことはわかりにくいです。青い結晶を持っている人だけでなく、ピンクの結晶を持っている人も描けば済むかなと思います。でも、この部屋って逃げ出せるんですよね(第8話参照)。コーバッツが死ぬシーンでも、部屋から飛び出しています。危なくなったら外に出て回復すれば良いので、あまり深刻な危険ではないように思えてしまいます。

8話でボスを覗き見するシーンを思い切ってカットして、一度入ったら出られないことを描き、その危険を冒しても助けに行ってボスと真っ向勝負をするという演出が良いと思います。

あと、問題のシーンは、キリトが二刀流スキルを出し惜しみするように振り返る所。原作にもない格好悪いシーンです。本気を出さずに乗り越えられる状況でないことを認識させ、やるしかないな、ってつぶやく程度で良いでしょう。

更に、実質このボス戦はキリト1人で倒すのですが、アスナやクラインが黙って見ているだけというのはもったいないしリアリティとしてどうかと。アスナはトップギルドの副団長。その実力も存分に魅せてほしいです(OPのように)。例えば、2話のようにボスの手下も出して、それをクラインら風林火山に対応させて、キリト+アスナVSグリームアイズの構図で極限の戦いをさせ、お互いを助け合いながら二人のパートナーとしての絆を深めるエピソードにしましょう。結晶は使えなくともポーション系アイテムは使えるはずなので、それも使い切った上で、お互いのHP残量が赤ゲージで終わるくらいの激戦で乗り越えないから、ゲーマーを納得させられずに主人公最強と言われてしまうと思います。{/netabare}

第10話について
{netabare}キリトがボスをほぼ単独で撃破できるくらい強いことを視聴者に納得させるために、クラディールに殺されそうになるシーンに、「なんて硬さだよお前」と驚かせて、首なり心臓なり、ダメージの大きい場所を攻撃させるとかのシーンを入れてほしいです。

あとは、前述のキリトがなかなか死なない所と、キリトが手を破損するシーンで、このまま再生しないのかわからないため、事前に説明を入れておいてほしいです。

しかし、初視聴ではまさかの結婚という流れに驚きました。もう少し絆を深めるエピソードが欲しかったのですが、これはこれで、刺激的で素敵な展開でしたね。{/netabare}

2015.10.22追記
第11話について
{netabare}ここまできて初の完全ツッコミなし回。湖の近くの家でのラブラブな新婚生活、そして謎の少女ユイが現れ、親探しのために第1層に戻るエピソードでした。パパ、ママと呼ばせるのに抵抗ある視聴者もいるかもしれないと思いつつ、自分は特に問題なかったです。
{/netabare}

第12話について
{netabare}シンカーさんを助けに第1層に現れていた隠しダンジョンに突入、ユイちゃんがあっという間に去ってしまう話でしたね。それにしても驚いたのは大鎌を持った死神のような敵の強さ。ガードしてるのに高レベルプレイヤーのキリトとアスナのHPを1撃でほぼ半減させています。ゲームとしては裏ボス的な存在だったのでしょうか。終わったと思ったところに、ユイが突然戻ってきて裏ボスをあっという間に片付けます。

ここまでは不問、ですが、ユイが自らを語るシーン、キリトとアスナの2人だけは他のプレイヤーと違う感情を持っていたという説明は安易で、主人公補正を感じてしまいました。まだ、偶然に22層に迷い込んでキリトらに出会ったと言われたほうが納得できるし、もし2人に特別な理由を作るなら、やはり9話にて、ボスを2人の連携で激闘の末倒すようにして、その時の感情的な力がユイの注目するところとなり、結婚に至るまで見ていたという筋書きにするとか。

キリトがユイを助けるシーンもやや強引でしたが、復帰後の活躍を思えば、素直に良かったと思います。{/netabare}

2015.11.14追記(祝!映画化決定)
第13話について
{netabare}醤油の話題から主釣り、釣竿のスイッチといった展開は悪くなかったです。西田さんと別れる時のエピソードはちょっと語りすぎですけどね(直接本人に伝えろよって話)。

あとは、75層のボス、スカルリーパーからの攻撃で、攻略組の精鋭が一撃死するシーンが何回かあるのですが、これはリアリティに欠けすぎじゃないかと。鎌の攻撃は半端ないという整理で見ていたら、鎌じゃなくても一撃で殺されているシーンもあるしなぁ。そして、ゲージもほとんど減っていない。これは壮絶な戦いが繰り広げられると期待させる終わり方でした。
{/netabare}

第14話について
{netabare}1話丸々ボス戦かと思いきや、始まるや否や、スカルリーパーのHPゲージはほとんどなくて、アバンで戦闘終了。1話飛ばしてしまったかと思うあっけなさでしたね。SAOはバトルメインのアニメではありません(笑)

そして、団長が茅場であり、ラスボスであることがわかり、超展開になっていきます。茅場はその場にいるプレイヤー(キリト除く)を麻痺させますが、一括ボタンでもあったのでしょうか。高橋名人もびっくりの操作速度です。

対決シーン~ゲームクリアについては、既に書いた、ソードスキルの話と、10秒の話が気になりましたね。一度システム上死亡認定されながら復活できた理由は、詰めずにいられません。

その後の最終フェイズを天空から見守るシーンは美しくてこちらの感情も高ぶりました(ほんと、良い所と惜しい所が極端に混在しているアニメです)。
そして現実へ…。あとは、すぐ歩けるのか?とか、病院に誰もいないのもちょっと手抜きかなとかありますが、続きが楽しみでしょうがない1クールの終わりでした♪
{/netabare}

2016.2.7追記(遅くなりましたが、2クール目も順次更新します)
第15話について
{netabare}剣道のシーンはユーモアがあって良かったですね。2年剣で生きてきたキリトが剣道で通用するのか、システムアシストがないために負けてしまうのも理解できますし、最後に癖が出てしまったのも微笑ましかったです。
そして、キモい須郷さん登場。寝ているままのアスナと結婚すると言う展開ですが、これを父親が許しているのは理解できません。前々から、慕っていたのであれば僅かに理解できますが(第二期に出てくる母親もこういう面でおかしな判断はしないと思います)、前から嫌われていたと言っていますからね。須郷本人が嫌われていることを悟られないようにできたとしても、好かれているような場面はなかったでしょうから。
{/netabare}

第16話について
{netabare}ALOにログインするエピソードです。ユイの復活、飛べる世界、リーファ登場、SAOのスキルデータが残っていたため無敵状態となったキリト。最後の台詞は調子に乗っているなと思わされますが、音楽も美しく幻想的で、2クール目も楽しめそうに思えるエピソードでした。
{/netabare}

2016.7.19追記
第17話について
{netabare}キリトに助けられたリーファが、キリトに飛び方を教えてスイルベーンに向かうエピソードです。すぐにリーファに張り合えるスピードで飛べるようになるキリトはやはり主人公最強的ですが、ステータスが引き継がれている設定なので納得もできます。しかし、かなり長いこと飛んでいられたところはアニメだなと(ゲームだと何度も降りて羽を回復させる必要があるんでしょうからね)。
そして早くもリーファは直葉だとわかり、現実世界でも仮想現実でも好かれてしまいそうな最強キリトさんでした。
{/netabare}

第18話について
{netabare}リーファが故郷を捨て、キリトへの恋へと向かうエピソードでした。ゲーム内での豊満さにも抵抗があるところ、現実世界(入浴シーン)でも半端なかったですね。こんなところばかり気になってすみません。
世界樹の上での須郷さんのキモさは相変わらずですが、アスナが暗証番号を読み解き、面白くなっていきそうです。
こうして見ていくとSAOよりツッコミ所が少なかったりします。まあ、ここまではですが。
{/netabare}

2017.2.17追記
3期決定したみたいですね!楽しみです♪劇場版を見るのは、しばらく後になってしまいそうですが、できれば劇場で観たいです。さて、大分時間が開いてしまいましたが、まだ終わっていなかった各話コメントです。

第19話について
{netabare}ルグルー回廊、サラマンダーの一隊と橋の上で戦うことになったエピソードです。これ、橋のエリアは広い構造になっているので飛べばいいじゃないかと思ってしまったのですが、そこはまだ飛べない設定のようで。「飛べないのか」くらいコメント入れても良いですね。(←18話で簡単な説明がありました)
お互い、相手の攻撃でHPゲージが半分以上持っていかれている(緑から黄色)のはわかりやすくしたのでしょうが、特に相手は盾でガードしながらという点で違和感ありました。この次の回で、ハイレベルの相手に剣戟をかなり喰らうシーンがあるので、ここはもっと硬いところをアピールしたいです。
最後のダッシュも、もっと前から使えよ!(逃げ切れたじゃん)と。この速さだと、他の場面もうまく乗り切れるんじゃないかとも思います。
{/netabare}

2017.7.2追記
第20話について
不定期更新のSAOツッコミの回です。SAOのレビューは酷評も多いですし、高評価でも短文のものが多い傾向があるのですが、私は無駄に長くなってきております。
さて、{netabare}超スピードで洞窟を走り抜けたキリトたち。そこからは飛べる設定のようですが、ずと羽を休めるシーンはなし(やられても無駄シーンなのでカットされているか、長時間飛ぶためのアイテムや補助魔法もきっとあるはず、その説明を省いたのだろうと脳内整理)。

サラマンダー、ケットシー、エルフ各陣営とも大将とカゲムネ以外は覆面モブという省エネ作画を突っ込みたくなるのは酷ですかね。こういうところを細かく描いておくだけでも主人公の特別感を減らすことができるんですけれど。

到着したキリトは見えないくらいのスピードで着地しているのですが、塔にぶつかって落ちた時もそうすれば回避できたのでは。

ユージーンとの熱戦は爽快感のある形で終わりますが、アリシャとサクヤにすり寄られるハーレムは抵抗あり。その後、リーファに女性を感じないような発言していて、中身が兄妹だからというのはわかるようなわからないような。日ごろ妹を見ていて慣れてるからなのか?{/netabare}

2018.2.20追記
第21話について
{netabare}半年ぶりの更新となりました。筆が進まなかったのは何と言ってもナメクジ回であること。
アスナがコンソールに到達して脱出できたかと思ったら、既にナメクジの影がって、ナメクジの動くスピード速すぎですよね。
そもそもなぜ彼らはナメクジなのか。ナメクジである必要があるのか。
好きな人にはサービスなのかもしれませんが、作画も力がこもっておらず、作者が触手フェチなのかと思われ、私にとっては気持ちが悪いだけでした。

現実世界では直葉が和人と一緒に病院に行って紹介を受けるのですが、「血盟騎士団、閃光の~」などと言っているところで、こちらが恥ずかしくなります(苦笑)

アスナはまた鳥かごに閉じ込められてしまいましたが、あの場所でカードを引き抜いていなかったら最終盤を迎えられなかったのですから、勇気ある行動には意味があったということで。{/netabare}

<2018.5.8追記>
第22話について
{netabare}キリトがアスナの捕らわれている世界樹の上に向かって飛ぶシーンからですね。

まず、アスナがいるとのユイの言葉でキリトが我を失い、高さ上限の見えない壁にまでぶつかります。その後もしばらく滞空しているのですが、2クール目の冒頭にあった、アスナのいる鳥かごの写真をどう撮影したかの説明と齟齬をきたしていますよね。連続で飛べる時間の制限の設定を無視しすぎだと思います。

そして、その直後、鳥かごにいるアスナのほうに画面が切り替わり、ユイが呼びかける声を聴いたと思い、籠の柵に手をかけるシーンがあるのですが、柵の幅が広くて、横向きにすり抜けられるだろって突っ込んでしまいました。これは作画ミスの話。

前回入手したカードを投げて存在を教えようとしますが、それがキリトのいるところに落ちてくる奇跡! そのゆっくりな落下スピードも含めて、この一連がご都合主義に感じてしまいました。

その後のグランドクエストの挑戦では、無数の衛兵に殺され、現実を思い知らされるのですが、リーファが助けに突入してきます。後の回でも援軍が途中参戦してくるので、そういう仕様ということで整合性はつきますが、クエスト開始の承認ボタンとかあったのに、扉が閉められないままクエストが始まるのは違和感ですね。

そして、嘘でしょ!?的な兄弟発覚で、勢い余って兄貴に告白してしまう直葉。血がつながっていないことを理由に、兄に恋愛感情を持てるものなんでしょうか、と今更ながらやっぱり違和感でした。{/netabare}

<2018.10.12追記>
第23話について
大分時間が開いてしまいましたが、3期も始まったことですし、少し急いでまとめていきたいと思います。
{netabare}この話は和人と直葉の美しい和解とグランドクエスト突破の回でした。

仲直りの場がゲーム内というのは良かったですね。現実世界で面と向かって言えないことも、ゲームならば。そして剣を交えてからの抱擁もドラマチックでした。

ま、私が投げてしまった剣の行方が気になってしまったのは言うまでもなく、2本が並んで地面に突き刺さっていたカットは有難かったです。

それから、リーファとレコンをサポートとして加え、グランドクエストに再挑戦するのですが、前回の惨敗ぶりからして、その判断ができた理由がわからなかったです。現実的には援軍で来るサクヤたちと合流できてから挑戦ということになるのでしょう。いや、そう進められても盛り上がらないのはわかってるのだけど、完全に演出優先というのは雑に感じるのですよね。

あと、気になったのはレコンの扱い(告白の戦略がゲスいのと、自爆魔法が無意味に終わるとか…)、リーファやレコンでも一撃で倒せるガーディアンの貧弱さ、回復魔法を使ったリーファたちに目を光らせつつなかなか攻撃してこないガーディアン、グランドクエストが途中参戦できる点(前話同様)、クエスト参加人数に制限がないならゲームバランス的に無双キリトで突破するのはどうなのか、とか。

気になりつつもグランドクエストを突破して話が進んで良かったと思った回でした。{/netabare}

<2019.1.9追記>
第24話について
{netabare}ようやくキリトがアスナのもとに到着しますが、そこにオベイロンの重力魔法が炸裂。キリトらの自由を奪ったオベイロンはアスナを鎖に繋いでゲス根性を見せていきます。ここは声優(子安さん)の演技が素晴らしかったですね。

また、重力魔法により地面のほうが明るくなっており、オベイロンがよりキモく、キリトやアスナの表情を険しくする良い演出だったと思います。

そしてオベイロンが「甘~い!」とやっているところで茅場の助けがあり、システムを超えた力でキリトが立ち上がり管理者権限を奪取。痛みを抑制するペインアブソーバーをレベル0にして一騎打ちで勝利します。

最後の一撃は残酷でしたが、これが次回に繋がり殺されずに済むので、批判もできません。

茅場を格好良く描いているのが少し違和感。SAO世界の創作者は、著者の川原礫氏自身も投影されているのかもと思いました。
{/netabare}

<2019.3.24追記>
25話について。
{netabare}アバンでの須郷との最終ボス戦は、和人が現実世界で殺人者にならなくて安堵。明日奈のと対面、和人が目覚めた時のようにやつれているべきでしょうが、ここは画としてしょうがないですね(見舞いの時点でツッコミし忘れてました)。窓で、二人のアインクラッドでのアバターが手を繋いで去る演出が素敵でした。

エギルのバーでのSAOサバイバーの会合、シンカーさん等、前に出てきたキャラも登場して楽しめました。茅場の残したザ・シードが、新たなVRMMOの原型として世界に拡がっていったこと、アスナのALOでのアバターの登場、そして最後にアインクラッドが出現と、物語としてまだまだこれからという想像を膨らませる終わり方も素晴らしかったですね。

フェアリーダンス編ということで、2クール目のメインヒロインであるリーファとの空中でのダンスも綺麗にまとめていました。

ツッコミはなしかと思いましたが、一つ。プレイヤーデータを初期化したとのコメントがありました。2期でもガンマンに触れるゲーム等でも人並外れた能力で大活躍するキリトさん。1期のデータをコンバートしたからと言えば納得行くけど、この発言は不要に思いました。{/netabare}

以上で、長きに亘りましたが、SAO1期の各話コメントを終了します。

SAOはアインクラッド編が特に好きで、プログレッシブを読み始めています(4巻まで)。現在6巻まで刊行されていて、まだ7層くらいでしょうか。1巻1層ペースで刊行ペースも遅いので、川原礫先生もいつまでかかるやらというようなことを書かれていましたので、アニメ化しても先が続かないと思いますが、人気が続くなら可能性としてはあるかもしれませんね。

{netabare}原作の1巻との齟齬(特にアスナとの関係性)は出てきてしまうでしょうが、一方で、お互いの絆は深まっていますので結婚への展開はより納得できるようになると思います。{/netabare}
内容的にも面白く、おすすめできると思います。キバオウさんもギルマスとして頑張ってますし、個人的にはキズメルさんが良いキャラしていると思います。

<2022.8追記>
SAOプログレッシブ星なき夜のアリアをレンタルで視聴しました。
そちらに感想を書いてもよかったのですが、大した内容にならないのでこちらに書いてしまいます。
以下は劇場版のネタバレですので未視聴で今後視聴予定の方は開かないでください。
{netabare}その劇場版の私の評価は84555の3.4で、これまでで一番、楽しめなかったです。
原作のプログレッシブ自体も元々の作品と全く齟齬がないわけではないですが、アスナがミトという友人とSAOの世界に入り、パーティを組んで戦い方を学んでいたら、スイッチを知らないということにはならないし、アスナとキリトが1層ボス攻略後にパーティを解散しないというのは原作以前にアニメ1期すら否定しているのではないでしょうか。
2層の壮大な背景の中で会話する演出も、元々は階段での会話でした。
こういう描写や事実関係は最低限踏まえた上での改変は良いにしても(たとえばクリームを付けたパンを食べた後に作戦会議をしたところ
)、演出のための改変は、前に見たものが嘘だったように感じられ、残念でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 132

85.4 7 オンラインゲームアニメランキング7位
アクセルワールド(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (3716)
20047人が棚に入れました
どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って“速さ”を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女“黒雪姫”との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは“加速世界”の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士“バーストリンカー”となった瞬間だった。

声優・キャラクター
三澤紗千香、梶裕貴、豊崎愛生、浅沼晋太郎、戸松遥、鈴村健一

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

『加速世界』側の凝った設定とバトルシーンは秀逸で続編を希望したいが、『現実世界』側に関しては……【総合評価:71点】

2012年春から夏に全24話放送され、OVAも2話発表された作品。

原作は全く読んだこと無いんですが、SAOと共にアニメ化決定から期待を寄せていた作品

携帯端末である『ニューロリンカー』を用いて仮想ネットワークが普及。
そのアプリケーションであり、思考を千倍に加速させる『ブレイン・バースト』
現実世界では理不尽な現実世界から目を背けている太ったいじめられっ子で本作の主人公、有田春雪が『ブレイン・バースト』のプレイヤー、『バーストリンカー』となり、『加速世界』を通して成長して行ったりするってな物語です。

物語は正に王道のバトルアニメ、その肝でもある戦闘シーンも見応えがありましたね。
恐怖や欲望、強迫観念がアバターの姿形として具現化するという発想は非常に良いなと思いましたね。
正直言いますと、自分は最初『加速世界』でのアバター全般がどうも微妙だなと思っていましたが、まぁ回が進むにつれ、その違和感も無くなって来ました。

アバターではなく現実世界でのキャラクターのデザインは、若干輪郭に違和感を感じます。
まぁ、そこを除けばまぁ上々、主人公のあのフォルムは正直ネタですよねww

音楽に関しても2クールでOP、ED共に2種類あります。
OPは作品のイメージに合った楽曲だと思いますし、映像面も実に良かったですね。
特に2クール目のOP「Burst The Gravity」 が映像面を含めて一番気に入っております。


そして、物語に関しては、やはりかなり練られていて奥深い設定が印象的
ですが、個人的な印象としては、どうにも凝った奥深い設定の割りにそれが活きていない印象を受けます。
まぁ、凝った設定故に2クールを用いてもまだまだその面白さの本領発揮に至っていないと言った方が適切かもしれませんね。
物語的には24話を費やしてもまだまだ序盤、今までの伏線などが回収されていく続編があってこそ活きてくる作品の様にも思えます。
王道のバトル展開、凝った設定、それらは続編があれば活きてくるだろうし高評価です。


『加速世界』側は高評価ながら、自分としては『現実世界』側での登場人物には全く共感が持てませんでした。
単純に、『加速世界』側でのみとなれば違和感を感じないのですが、一度『現実世界』側として登場人物たちが描かれると共感が持てません。

特筆すべきは主人公、太ったいじめられっ子、その設定は問題ないとしても、あまりにも『加速世界』を心の拠り所にし、現実以上に『加速世界』に重きを置いている姿勢に問題がある気がします……

現実世界では天と地ほどの差があるヒロインの黒雪姫に必要とされ、『加速世界』で唯一の飛行アビリティまで発現させる
現実世界で苛められ、劣等感を感じていると言うのは分かります、そんな中で彼の存在を肯定してくれる『加速世界』は確かに魅力的

ですが、所詮、ゲームでの事です!!
にも関らず、『加速世界』で劣等感を克服したんだよ、見たいな空気を醸し出されても共感できませんね。
現実世界に置いて確かに『ブレインバースト』で加速が出来る様になったかも知れませんが、別にそれを利用して世間の評価を変えたわけでもない。
加速を使って世間から高い評価を得る事を作中では悪事の様に描かれていました、現に敵キャラの能美はやっていた事ですね。
ですが、正直、自分としては現実世界でのメリットを求め、『ブレインバースト』をその為の手段として利用、それのメリットを維持する為に人を陥れていた能美の方がよっぽど理解できちゃいます。

現実世界で加速を使わないとなると、『ブレインバースト』ってただのゲームです。
そして、現実世界で加速を私欲に使わない春雪達は言ってしまえばただのゲームオタク、しかも現実世界よりもゲームに執着するかなり重度な……
そして、同じく重度なゲームオタクでしかない周囲の登場人物の中で、自信を着けて加速世界での有能さを現実世界に引き摺る様は、単純にゲームと現実の境が曖昧になりつつある深刻な状態になっているだけで苦笑しかできません。
好意的な見方をすれば、卑屈な性格だったが自信を得て、ポジティブになっていると、成長している風に捕らえる事も出来るのでしょうが、自分には無理です。
とまぁ、こんな感じに主人公の『ブレインバースト』に執着する様を捉えてしまいました。

非常に偏屈な捉え方をしたレビューとなってしまい、不快に感じる方も居たかもしれません。
ですが、この作品は『加速世界』側を楽しんでなんぼな作品だと思いますし、『現実世界』側を無視すれば、自分としては十分に楽しめたとも思っています。
最初に述べたように『加速世界』側に関しては、その凝った設定と王道のバトルアニメとしての展開は続編を希望する程に評価しております。
続編が出れば凝った設定もより活きてくる展開になるでしょうし、バトルアニメとしても順当に盛り上がって行く事でしょう。
ですので、この作品を総評すれば非常に良かったと思いますので、未視聴の方は是非視聴してみてください。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 83
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

飛べない豚はただの豚か

原作未読。
バーチャル世界で豚が超加速して戦うSFアニメ。

画像の丸っこいのが主人公です。
バーチャル世界では豚の姿or銀ぴかスーツ。
性格は映画版ののび太くんが近いかな?
他力本願だしいじめられっ子だし。
でもやるときはやる。
こういうキャラは好きですよ。


大まかに言うと、「克服」をテーマにしたバトルアニメです。
バーストリンカーというキャラ同士で対戦を行います。

出てくるキャラクターは小中高生。
しかし、加速された世界の中で生きているわけですから、実際の時間とはズレが生じます。
精神と時の部屋ですね。
中には語尾に「~じゃ」を付ける年季の入ったじいさんまで出てきます。
でも、現実では小学生かもしれないんです。
現実世界に戻ったらどうなるのか、気になって仕方がありませんでした。


……で、肝心のバトルですが、あまりひねりがありません。
主人公がピンチになったら、新たな力に目覚める。
作者がピンチになったら、よく使われるパターンです。
一応理由は付けられているのですが、後付け感が目立ちました。

それから、物語の肝になっている部分の掘り下げが足りない気がします。

具体的に言えば、
{netabare}
・加速世界の魅力
・先輩との親密感
・羽を奪われたときの絶望感
{/netabare}
「気持ちの移り変わり」という大事な部分が駆け足気味。
もっとじっくり描いて欲しかったですね。
想像力を加速しないと追いつけません。
感情を移入するというより「ああ、こういうキャラ関係や心情だったな」というように、設定と考えたほうがわかりやすかったです。
細かい伏線はしっかりしているので、もったいないですね。


それにしてもこの作者、悪役を描くのがうまいですね。
本当にイラっとくるような敵役を登場させています。
哀れになる外道っぷり。


さて、このアニメの主人公はへたれの豚マンという特殊なキャラ。
その時点で合わない人がいるかもしれないです。
少なくとも「主人公最強!!」ではありません。
また、前述のとおり、走ったストーリー展開です。
しかし、気にしなければ気にならない程度でした。
それよりじいさんキャラのほうが気になるよママン。


設定は面白いし、映像はキレイだし、音楽もいいです。
変わった設定のバトルものとしてはバランスのいい作品だと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 74
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトルなし

黒雪姫先輩かっこよかったですね^^
{netabare}拓武くんが能美くんにあと一撃で負けそうになった{/netabare}シーンで登場したときがアツかったです。

春雪くんも{netabare}黒雪姫先輩が入院していた{/netabare}ときの戦いはガッツありました^^

投稿 : 2024/12/14
♥ : 63

84.7 8 オンラインゲームアニメランキング8位
ログ・ホライズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1971)
11969人が棚に入れました
ある日突然、老舗オンラインゲーム<エルダー・テイル>に日本人ユーザー3万人が閉じ込められてしまった。ゲーム歴8年の大学院生・シロエも異世界に取り残されてしまう。モンスターとの戦闘、死ぬことのない境遇。何が起きたのかわからず不安に駆られたプレーヤーが街にあふれ、ヤマト地区最大の都市<アキバ>は秩序を失う。一匹狼を自負していたシロエは、旧友・直継、美少女アサシン・アカツキたちとギルド<ログ・ホライズン>を設立。他人と接することが苦手で内気な青年が仲間とともに廃墟アキバから世界を変えようと立ち上がる。

声優・キャラクター
寺島拓篤、加藤英美里、前野智昭、中田譲治、山下大輝、田村奈央、柿原徹也、松井恵理子、原由実、高垣彩陽、久野美咲、逢坂良太、梶川翔平、雨宮天、佐藤奏美、村田太志、高橋未奈美、櫻井孝宏、下野紘、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一、てらそままさき、白熊寛嗣、チョー、井上麻里奈

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

MMORPG内改革

原作 小説 未読

全25話

簡単に説明すると
SAOのように、MMORPG『エルダー・テイル』(ネットゲーム内)に閉じ込められた世界の話。

主人公 シロエ達は、初めからレベルMAXスタート
ログアウトできなくなった世界で、目標をなくしかけた人たちをまとめ、秩序ある町にしようと奮闘する感じかな?

SAOのキリトのように、主人公が一人で敵をバッタバッタ倒して進んで行く戦士型の感じではなく、
仲間(パーティープレイ)と共に力を合わせていく、インテリ魔法使い系です。
しかも、レベルMAX状態スタートなので、必要以上にモンスターとの戦闘は殆ど無く、人との会話がメインなので、SAOのように主人公が敵を殲滅させてスカッとする展開は皆無です。

ストーリーとしては、シロエ達が頭使って町を改革して行くところから始まるので、観てるこっちは新鮮でワクワクできました。

ただ、本編では閉じ込められたこの世界から どうやって元に戻るか?って言う問題を無視して進んでいくから、その辺がちょっと???でした。

個人的には、主人公のシロエに ほのかな恋心を募らせていくアカツキとミノリの恋愛模様が、観ててキュンてさせられて良かったです。
秋に第2期があるので、この二人の想いがどうなるのか?って所も楽しみの一つです。
勿論、この後どうストーリーが進んでいくのかも見所で、早く続きがみたいです。



オープニングテーマ「database feat. TAKUMA(10-FEET)」
歌 - MAN WITH A MISSION
エンディングテーマ「Your song*」
歌 - Yun*chi

EDは好きですね 
カラオケで唄います^^

投稿 : 2024/12/14
♥ : 81

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

実はお気に入り

<2023/11/18 追記>
MAN WITH A MISSIONと10-FEETが同時に紅白初出場となったので記念にレビュー更新です。

ログ・ホライズンの1,2期OPはMAN WITH A MISSIONの「database feat. TAKUMA (10-FEET)」
感慨深いです。

もちろん紅白で歌うのはそれぞれ、マンウィズは鬼滅の「絆ノ奇跡」、10-FEETはスラダン映画の「第ゼロ感」でしょうけど。

でも「database」も聴きたいなぁ。
ログホラのアニメはNHKだし。
まぁ無理だけど笑

<2021/1/13 追記>
祝3期放送開始!
ということで評点を満点に引き上げました!
(というかなんで満点にしてなかったんだろ?)

<2020/1/23 追記>
祝三期!
2020年秋から始まるそうです!
待ってましたー!

バニラコークさん、情報ありがとうございました!

<2019/2/26 追記>
また1話から見返し始めてしまいました。
なんか中毒性あるんですよね。
妙な安心感というか。
二ヶ月かけて1日1話ずつ観てこうかな。
録画だけして観れてない作品たくさんあるのに 笑

<2018/1/3初投稿>
本放送で全話観ました。

なぜか毎年お正月休みに録画したBlu-ray引っ張り出して観ちゃうんですよね。

物語は「気がついたらMMORPGの世界にいました」系
古くは.hackとか、あと人気のSAOとかのカテゴリーですね。
ただ違うのは、至るところ細かい。
食べ物や生活、ひいては政治や経済、戦争などが扱われてます。

主人公 シロエ:エンチャンター。元、デボーチェリ・ティーパーティ(放蕩者の茶会)の参謀役。この世界での戦闘における戦術のスキルや知識が極めて高い。根暗。メガネ。人に壁を作る。でも優しい。

主人公の相方 直継(ナオツグ):ガーディアン。戦いにおいては壁役。いつもシロエの側にいて馬鹿ばかり言う。おおらか。大食漢。おパンツが好き。

主人公の自称家来 アカツキ(♀):アサシン。でも気持ちは忍び。小柄だが成人。腕は立つ。

主人公の先輩? ニャンタ班長:盗剣士。すらりとしたスタイルの猫。料理が上手。大人で紳士。でも猫。語尾は「にゃ」

この4人が中心ですが、他にも出演者多数。
群像劇と言われても違和感ないくらいたくさん出てきます。

とある日の午前零時にMMORPG「エルダーテイル」をプレイしていた全世界数十万人の人間がエルダーテイルの世界に取り込まれてしまうところから物語は始まります。

ざくざく物語が進んでいくと言うよりも、日々の生活の中で起きていく様々な事象(プレイヤーキリングとか、治安の悪化、ノンプレイヤーキャラクターが自我を持ってるとか)にどう対処していくか。
これが見どころ。

そしてなぜゲームの世界に取り込まれてしまったか?の謎などが、ほんのちょっとずつ解き明かされていきます。

バトルシーンはスリル満点という感じではないのになぜか見入ってしまう不思議な迫力があります。

そして最初に書きましたが、生活や政治や経済、戦争などまるで箱庭での思考実験のよう。
創作物はなべて思考実験的な要素ありますが、この作品は特にそうした要素が強い印象があります。

私のようにSAOはちょっと苦手、という人にオススメです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 69
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「私の中の高いハードル」を楽々と乗り越えた作品

原作未読。多くのキャッチさんからの紹介で視聴。

だから、「面白い作品だ!」というのは事前に何となく分かっていました。
私の中でハードルが上がっていたにもかかわらず、「面白い!」と思わせたこの作品は本当に凄いと思います。

紹介して下さった多くのキャッチさんに感謝です。

ジャンルは異世界VRMMORPGに閉じ込められ系。(←んっ?こんなジャンルあったっけ?)
ネトゲに疎い私にも、要所要所で解説が入って分かりやすかったです。(さすがNHK)
冒険・バトルはもちろん、政治・経済、初心者の育成と物語は多岐に亘ります。(飽きない!)

主人公が策士というのも面白い。{netabare}ネタバレなので2重に隠しておきます。{netabare}食べ物がどう調理してもまずい→美味しく料理できる方法を知る→美味しい軽食を販売してお金儲け→そのレシピを担保に融資を受ける→ギルド会館の購入→円卓会議の結成・・・って、{/netabare}{/netabare}「わらしべ長者かよ!」

その他の登場人物も個性派揃いで良かったです。
声優さんも違和感なかったし、作画も見やすくて良かったです。

吸い込まれるように一気見しました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 67

79.1 9 オンラインゲームアニメランキング9位
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1233)
6807人が棚に入れました
ネトゲの女キャラに告白! →残念! ネカマでした☆ ……そんな黒歴史を秘めた少年・英騎が、今度はネトゲ内で女キャラに告白された。まさか黒歴史の再来!? と思いきや、相手であるアコ=玉置亜子は本物の美少女! でもリアルとネトゲの区別が付いていない、コミュ障ぼっちの女の子だった!? 英騎は彼女を“更正”させるため、ギルドの仲間たちと動き出すのだが……。

声優・キャラクター
豊永利行、日高里菜、水瀬いのり、M・A・O、大和田仁美、南條愛乃
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ご都合主義が・・・。

原作未読。ネドゲ未経験。

ネトゲとリアルを混同し過ぎている女の子とネトゲとリアルを別物と考えすぎている男の子のラブコメディといった感じでしょうか?
ただし、後半はラブコメ要素が薄れ、ネトゲあるある的な話が多くなるかなぁ・・・。

{netabare}
タイトルから『ネトゲの中で結婚した相手が同じ歳の可愛い女の子だった』という事実を主人公が知るまでの話をもう少し引っ張るのかと思っていたんですが、あっさりと第1話で・・・。
個人的には、この展開の速さは高評価です。
むしろこの後の展開の方が気になりますし・・・。
{/netabare}

作品中“ご都合主義”が大量発生します。
ご都合主義が気になる人には不向きかも。
私は、この“ご都合主義”もこの作品の魅力の一つかと思い始めているところです。

結局最後は『課金』って、ネトゲってそんな物なんですかねぇ?

投稿 : 2024/12/14
♥ : 61

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作はタイトルで避けてました、面白かったです、ごめんなさい。

原作は同タイトルのライトノベル(電撃文庫刊)。現在、原作未読です。

2016.06.25: 観終わったので更新

ライトノベルは有名作品についてはそれなりに読んでると思うんですが、本作に関してはそのタイトルからなんとなく回避していました。ちなみに『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』もそんな感じです。大変申し訳ないんですが、タイトルはあまり面白そうな話に思えません(笑)。

で、そういった作品でもアニメ化でテレビ放映されると、視聴はタダですので気になってた作品は観てみることも多いんですが本作もそんな感じで視聴を始めました。

めでたく最終回まで観終わりました。個人的には今期の作品では面白さ上位でした。タイトルで避けててごめんなさい(笑)。

原作者がどんなつもりでお話を作ったかは知らないんですが、本作には「アイデンティティ」というものに関する重大な問題提起が含まれているように思います。

本作はネトゲ(オンラインRPG)をプレイする上での「あるある」が一つの見どころなのだとは思うのですが、意図したものなのかはわからないのですが「ネット内人格(アバター)と現実社会での人格の同一性/乖離性」って結構普遍的なテーマだと思うのです。

ネトゲ上の出来事と現実の区別を区別しないことを作中で問題視される本作ヒロインのアコ(亜子)ですが、自分としてはそんなに変なことを言っているようにも思えないのです。

別に私はネトゲにハマってませんけれどもたとえば複数の SNS を利用してまして、それらの SNS ではもちろんアカウントのみ知っている人もいますが、リアルに知り合いな人もかなりたくさんいます。

で、SNS 上での振る舞いとリアルのそれを変えているかというと、私の場合ほとんどそんなことはありません。たぶん「あにこれ」の私しか知らない人が現実の私と話をしても、大きくイメージを変えることはないんじゃないかと思います。(まあ、本名とハンドルは違いますけれども)

まあ、主人公のルシアン(西村くん)のように「ネトゲと現実を区別する」ことをしないと生活に支障が出るかもしれないのですけれども、逆にそれは必要最小限で良いのではないかと思うのです。

第9話でのアコの例え話には、一面の真実が含まれていると思うのですよ。最終回で亜子が求めた「ご褒美」もそうですね。

だからまあ、法律上の夫婦じゃないかもしれませんけど「亜子は西村くんの嫁」で良いじゃないですか(笑)。(…気持ちの上でだけでも)

※2017.4.13誤字修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 55
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ヤンデレ系のヒロインでは、個人的に一番好き♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ラブコメとしてはかなり楽しめた。ヒロインのアコは、唯一無二のキャラとして、かなりお気に入り(多分、個人的歴代top10に入るw)。

「SAO」系を期待していると、期待はずれに終わると思います。これまた、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」同様に、タイトルで損をして(軽くみられて)いる作品かな。

タイトルで(なーんだ、ラノベテンプレのエロいラブコメかなんて)敬遠せず、是非視聴をオススメします♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
オンラインゲームを舞台にしながらも、主軸はリアルでの日常系ラブコメ。

本来、ネトゲ自体が妄想なのに、そこでの更なる妄想をアニメにするというのが良かったです。アニメならここまで突き抜けないとね♪

ただ、「未来ある青少年に、こんな現実があり得ると本気で思われたら大変だ」とは思います。これはきっと、分別ある大人が観るアニメですw

さて、本作はライトな作風ながら、割と純愛を追っています。

ヒロインのアコはかなりよいヒロイン。所謂「ヤンデレ」に属するのでしょうが、かなり天然でヤバイ人ですw あざといですが可愛くて、たまにムダにエロくて、嫉妬が半端なくて、突拍子のない行動が魅力の良ヒロインです。

この作品のテーマは、「本当の愛(恋愛・友情)」で、それを通して「ネトゲの闇と光」をよく描いていると思います。

「ネトゲ廃人」「RMT」「アカウントの乗っ取り」「詐欺行為」「騙し(エロ画像要求)」「強者による弱者を虐げる行為」「重課金w」などなど、ちゃんと「ネトゲの負の側面」を見せつつ、

「ネットだからこそ、外見や年齢問わず、打算抜きで付き合える」という良さを描いています。アコはこれを「純愛」と捉えているわけですね。

この作品、2期やるかどうかで、思いっきり評価がが変わると思います。

はっきり言って、8話目を頂点に、終盤はダレます。それは、「1~8話目がアコとルシアンのラブコメ(僕は友達が少ない)」をやり、日常回をはさんで、「10~12話目で本格派ネトゲアニメ(SAO)」をやったからです。この作風や積み上げてきたストーリーからいって、本格派ネトゲアニメやられても面白くないです(最後の課金オチは面白かったけど)。

当然、ラブコメの方が面白い。

1期でしっかりまとめるなら、「7~8話目(合宿回)」と「10~12話目(文化祭回)」を逆にした方が、カタルシスがあったかと。もしくは、「10~12話を使い、リアルでのアコとルシアンの恋愛を進めていくか」です。というか、8話目を観た段階で、「ゲームの恋愛は8話目で最終回。ゲーム以上の(リアルな)恋愛で閉めたい」のかな?って、思っていました。

もっとも、はじめから2期前提なら、「リアル恋愛を2期に残したい」という考えはわかります。てか、2期がないと、許しませんよw
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ネトゲのオフ会……で、(同じ学校の)可愛い女子が3人って、どんな妄想より妄想だって(笑)

2話目
これが、仮想世界での理想系ですね。「年齢・性別・顔、なんの関係もなく好き合う」なんて、純愛ですね。リアルでのバレのシーンは、シンプルだけど笑ったw リアルとゲームの区別がつかないのがヒロイン側ってのが新しいね♪ ここで禁書のパロか、相手はラストオーダーだしw この展開……おそらくあの猫娘もリアルは美女だな(笑)

3話目
皆で集まってネトゲ……楽しそうな気もするw アコのキャラ、可愛すぎ、怖すぎw 怒りが有頂天(笑) このアニメ、主人公とヒロインが手堅いから安心して観られるけど、展開手詰まりにならないかな?

4話目
マッ缶w ルシアンは甘党なのか? 100円ガチャじゃレア来なくても普通だってw 見た目クラウドだし、名前もクラウドだしw これ、10代の子には伝わらないかも(FFVIIはやはり名作)。まあ、でも分かるわ~、初心者の頃に出会って世話してもらった人って、いつまでも無条件に信頼しちゃうよね。

5話目
ヘッドショット連発w なるほど、「ネトゲ(なら何でもやれる)部」+「ゲームがリアルを侵食している少女」だと、こういう展開もできるわけね。なんか、良い話になったw 心の準備してたのくだりは笑ったw

6話目
オタクの兄貴にイケテる妹は定番ですな。恋人が降格ってことね。夫婦の方が上だと。意外性はないな~。

7話目
水着回。半分サービスって感じ。所々、妙に作画が古くさくなるのはなぜだろう? ああいうイベントって、実際にあるのかな?

8話目
う~ん、純愛ですね♪ ネトゲの闇と光。確かに悪い人もいるけど、良い人もいる。困った時に打算抜きで助けてくれる方も本当にいるしね。たまにSになるルシアンが面白いw そして、ルシアンの決め台詞からの、結婚式! これは良回だった! ここが最終回でも良かった出来の良さ=1~8話のテンポの良さが光りますな。

9話目
風呂回。「そのアイテムを作るには材料が足りません」は、笑ったw

10話目
裸族w イチャつき具合が半端ないw 展開的には、少しダレてきたかな?

11話目
弱小(中級)ギルドに強い傭兵さんを呼び、軋轢が生じるのはある話。ただ、普通は強い傭兵さんの方がイライラして、やり方に文句つけて、トラブルになるもんだけどね。でも、そういう人はいくら強くても不評が回るから、ゲームやりずらくなる。実際は、強い人は人格者(風?)が多いしね。マスターの照れ(笑) 「出来ないことを出来ないと言い、誰かに頼れると大抵うまくいく」というのは、わりと真理だね。頼られて嫌な人はあまりいないし。

12話目
課金アイテムの販売で手に入れた回復アイテムの物量(重課金)で勝負ってw 根性論などが存在しないナイスな戦術でした(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 38

72.0 10 オンラインゲームアニメランキング10位
ログ・ホライズン 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (981)
5733人が棚に入れました
シロエたち「冒険者」が、ゲーム「エルダー・テイル」の世界に閉じ込められて、はや半年。
当初は混乱が広がっていたアキバの街も、自治組織「円卓会議」の結成を経て、活気と平穏を取り戻していた。
もともとのゲーム世界の住人であった「大地人」とも、ザントリーフ半島でのゴブリン防衛戦を経て信頼が深まり、大地人貴族の筆頭格であるコーウェン家の令嬢レイネシアは、アキバの街に大使として赴任することとなった
季節はまもなく冬、冒険者たちは、この異世界でいかに行動するか、何を目指すかを、それぞれ模索している。
アキバの街で、西の都で、北の大地で、あるいは遠い異国で、冒険者たちの思惑はぶつかり、交錯する―。
「ログ・ホライズン」第2シリーズ。はたして、シロエと仲間たちにはどのような冒険が待ち受けているのか!?

声優・キャラクター
寺島拓篤、前野智昭、加藤英美里、中田譲治、山下大輝、田村奈央、松井恵理子、柿原徹也、藤井ゆきよ、原由実、高垣彩陽、久野美咲、逢坂良太、梶川翔平、井上麻里奈、下野紘、名塚佳織、櫻井孝宏、村川梨衣、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一、てらそままさき、白熊寛嗣、伊瀬茉莉也、藤原啓治、代永翼

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

2期も安定の面白さ

原作未読。多くのキャッチさんからの紹介で第1期に引き続き視聴。
紹介して下さった多くのキャッチさんに感謝です。

視聴される方は必ず第1期を先に視聴して下さいね!


第2期でようやく主人公の本気、『全力管制戦闘(フルコントロールエンカウント)」が披露されます。
この手の作品は、バトルシーンが重要だと再確認。やはり燃えます。

アカツキが可愛かった~!
作品中もさるとこながら、EDはヤバくないですか?
EDが一番の見どころというと語弊があるかな?
でも、そのくらい可愛かったです。

第1期に引き続き登場人物が個性派揃いで良かったです。
第2期から登場の面々も面白かったです。
声優さんも違和感なかったし、作画も見やすくて良かったです。

まだまだ物語が続きそうな雰囲気だったので第3期を楽しみにしているのですが・・・。
脱税✖NHKでは厳しいのかなぁ?

2020.02.01追記
第3期、決定しましたね!
楽しみでしかありません!
半分諦めていただけに、喜びも倍増です!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 59

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

変わらぬ世界観は◎(o´∀`o)

世界的人気ゲーム・MMORPG『エルダー・テイル』
このゲーム世界に閉じ込められた「冒険者」たちの
姿を描いたファンタジー作品。

2013年~2014年にかけ放送された第1期の続編。
全25話。
原作:小説(未読)


世界観や設定などは続編という事で前作と同様。
制作会社が変更になった為かキャラデザが
柔らかくなった印象を受けました。

2クールをしっかりと活用したストーリーと
人間関係や金銭問題などゲーム世界の内情を
より濃く描いた内容は変わらず◎。
レイドで行うバトルも若干迫力に欠けるものの
設定を生かしたシーンが多く面白かったです。

ただ、地味(´∀`;)
派手さがないので淡々としたイメージ。
盛り上がりという点ではイマイチでした。
登場キャラの多さもマイナスに働いたかなぁ。

日々、変化を見せるゲーム世界で生き抜く為
戸惑い、苦悩しながら何度でも立ち上がる冒険者たち。
仲間との絆、成長などメッセージ性をヒシヒシと
感じさせる物語はさすがNHK作品だと思います(´∀`)


原作未読なので先の展開が気になるところ。
NHKさん、続編お願いしますよw

良い意味でも悪い意味でも安定した作り。
男女問わず楽しめる作品です(・∀・)v




《キャスト》

シロエ(CV.寺島拓篤)
直継(CV.前野智昭)
アカツキ(CV.加藤英美里)
にゃん太(CV.中田譲治)
てとら(CV.藤井ゆきよ)
ミノリ(CV.田村奈央)
トウヤ(CV.山下大輝)
五十鈴(CV.松井恵理子)
ルンデルハウス=コード(CV.柿原徹也)
マリエール(CV.原由実)
ヘンリエッタ(CV.高垣彩陽)
セララ(CV.久野美咲)
クラスティ(CV.櫻井孝宏)
レイネシア=エルアルテ=コーウェン(CV.伊瀬茉莉也)
濡羽(CV.斎藤千和)
秧鶏(CV.大原さやか)




《主題歌》

OP
『database feat. TAKUMA(10-FEET)』/MAN WITH A MISSION
ED
『Wonderful Wonder Would*』/Yun*chi

投稿 : 2024/12/14
♥ : 49

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

秋葉から世界へ!

第2シリーズは一期の続きからです。
秋葉原内部でも問題は起こるのですが他の各地区でもいろいろ起こります。
そんな世界で、シロエ達の奮闘は続きます!


第1シリーズとそんな内容もガラッと変わるわけではありません。でも個人個人の成長を要所で伺えます^ ^

物語はまだまだこれからという感じで終わってしまったので、結末も全然見えません笑。
第1、第2と沢山の話数踏んできて話がここまで進まないものかと思うところもありました。

キャラはたくさん増えてきましたが、個人的にはテトラが一番面白くて好きです^ ^

最終話付近の話は個人的にあんまり熱い感じはしませんでした。

あと、顔の作画はやっぱりアニメっぽくないですよね(^^)目の大きさとかとても三次元の人みたいだと思ってました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 45

68.7 11 オンラインゲームアニメランキング11位
艦隊これくしょん -艦これ-(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1276)
5688人が棚に入れました
人類がその制海権を失ってしまった世界。海を蹂躙する脅威、それが「深海棲艦」。その脅威に対抗できるのは、「艦娘」と呼ばれる在りし日の艦艇の魂を持つ娘たちだけ――。 深海棲艦に対抗する艦隊の拠点、「鎮守府」。そこは、多種多彩な艦娘が集い、そして日々の演習などで切磋琢磨しながら、共同生活をする場所。その鎮守府にある日、一隻の艦娘が着任する。彼女は、特型駆逐艦―-。その名を「吹雪」。 「吹雪です! よろしくお願いします!」 吹雪の、そして艦娘たちの物語が、今始まります。

声優・キャラクター
上坂すみれ、藤田咲、井口裕香、佐倉綾音、東山奈央、大坪由佳、日高里菜、洲崎綾、野水伊織、種田梨沙、谷邊由美、ブリドカットセーラ恵美
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

OP『海色』歌詞に示される核心テーマ。日本海軍の栄光と悲劇をモチーフとした人気ゲームのアニメ化

《各話タイトル&評価》

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に疑問を感じた失敗回
?は内容が微妙で現時点で評価保留の回

{netabare}【第1話】 「初めまして!司令官!」(1/7放送) ★★
【第2話】 「悖らず、恥じず、憾まず!」(1/14放送) ★★
【第3話】 「W島攻略作戦!」(1/21放送) ★
【第4話】 「私たちの出番ネ!Follow me!」(1/28放送) ★
【第5話】 「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」(2/4放送) ☆
【第6話】 「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」(2/11放送) ☆
【第7話】 「一航戦なんて、大ッッキライ!」(2/18放送) ☆
【第8話】 「ホテルじゃありませんっ!」(2/25放送) ★
【第9話】 「改二っぽい?!」(3/4放送) ☆
【第10話】 「頑張っていきましょうー!」(3/11放送) ☆
【第11話】 「MI作戦!発動!」(3/18放送) ★
【第12話】 「敵機直上、急降下!」(3/25放送) ☆{/netabare}

※以下、時系列での内容レビュー・感想+キーワード&解説
===========================================================
【第1話】 「初めまして!司令官!」(1/7放送)視聴直後の感想

《とりあえず第1話は◎。方向性がまだ見えず期待と不安が交差するスタート》★★

原作ゲーム未プレイ。
作画は当然ながら良質で、キャラ設定・音楽も良い感じでした。
肝心のストーリーは、第1話では方向性も皆目分からないし、これからなのだけど、ちょっとワクワク感があって好感を持ちました。
ただし、先の大戦当時の日本海軍の艦艇名称が矢継ぎ早に出てくるので、予備知識がない人は視聴を続けるのは少し厳しいかも(※対策として以下のレビューに ◆キーワード&解説 を多数盛り込みました)。

◆キーワード&解説
{netabare}
¶鎮守府
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%AE%E5%AE%88%E5%BA%9C_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E8%BB%8D)

鎮守府(ちんじゅふ)は、かつて日本海軍の根拠地として艦隊の後方を統轄した機関。
横須賀(神奈川県)、呉(広島県※本作のモデル地)、佐世保(長崎県)、舞鶴(京都府)の4箇所に設置。

¶艦艇の種類
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E8%89%A6%E8%89%87%E9%A1%9E%E5%88%A5%E5%A4%89%E9%81%B7

※下段はネーミングルール(※艦名は本作品に登場したもの。§はセリフが多い重要キャラ、-は姉妹艦)

(1)戦艦
※旧国名が規則だが(例:長門§-陸奥§、大和§)、巡洋戦艦の場合は山岳名(例:金剛§-比叡§-榛名§-霧島§)
※長門は連合艦隊(旧日本海軍の合同艦隊)旗艦を最も長く務めた艦であり、本作でもそれを意識して{netabare}提督(司令官)の意を受けて各艦に指令を下す艦(秘書艦){/netabare}となっている。
※なお戦艦のうち、比較的小型で巡洋艦並の高速機動力を誇るが、主砲火力や艦体防御力が通常の戦艦に比べて弱い艦を、特に巡洋戦艦と呼ぶ(高速戦艦とも)。

(2)空母
※縁起の良い実在または想像上の飛翔動物名だが(例:翔鶴§-瑞鶴§、蒼龍、飛龍、翔鳳、大鳳§)、もともと戦艦や巡洋戦艦として建造開始されたのち空母に転用された艦はそれぞれ戦艦・巡洋戦艦のネーミングルールのままとなっている(例:加賀§、赤城§(主人公の憧れ))
※なお正規空母(軍艦として建造された大型空母)と軽空母(商船からの改造が多い。護衛空母とも)の区別あり。

(3)一等巡洋艦(重巡洋艦)
※山岳名(例:愛宕§-高雄§、足柄§-羽黒-那智、青葉)
※ただし当初軽巡洋艦として設計されたのち重巡洋艦に転用された艦は軽巡洋艦のネーミングルールのまま(例:利根§-筑摩、最上)

(4)二等巡洋艦(軽巡洋艦)
※河川名(例:川内§-神通§-那珂§、北上§-大井§-球磨-多摩、夕張、大淀)
※なお、二等巡洋艦は駆逐艦を引き連れて水雷戦隊を結成し、夜戦を仕掛けることが多い({netabare}「夜ならば・・・」というセリフが何度も出てくるのはそのため{/netabare})

(5)一等駆逐艦
※気象や時・音に関する名称(例:吹雪§(主人公)、夕立§、暁-響-雷(いかづち)-電(いなづま)、島風§)
※陰暦の月名称(例:睦月§(主人公の親友)-如月§-弥生-望月)
※なお、特型駆逐艦という呼称は吹雪型(特Ⅰ型)駆逐艦に対して最初に付けられたものだが、後継の綾波型(特Ⅱ型)、暁型(特Ⅲ型)もある。

(6)二等駆逐艦
※縁起の良い植物名称(本作には登場しないと思われる)

(7)水上機母艦
※縁起の良い抽象語彙(例:千代田、千歳)

(8)給糧艦(食糧補給艦)
※海峡の名称(例:間宮§)

(9)その他
※登場したら追加予定
{/netabare}

◆現状での違和感と期待

2013年秋に放送された『蒼き鋼のアルペジオ-ARS NOVA-』が、{netabare}軍艦形態そのものは確保しながら、その制御ユニットとしてメンタルモデルという擬人化艦娘を設定して、その感情変化を巧みに描き出した{/netabare}のに比べると、どうしても{netabare}少女の容姿のままの艦娘達が砲塔や盾を装着して海上で敵と戦闘する{/netabare}、というスタイルは、今のところ迫力不足なだけでなく説得力に欠けるものに見えてしまいます。
今後、ストーリーが進むにつれて、この違和感が解消されていき、終盤ではこの作品ならではの魅力に変わると良いのですが。

とにかく、多くの人が感動する名作・・・というようなストーリー面での大成功は要らないので(というよりアニメの設定上、無理だと思う)、去年のラブライブ!(※シナリオ構成が同じ花田十輝氏)のような感じで原作人気を一層盛り上げる手堅い成功を収める作品に育って欲しいものです。

あと史実に基づく艦の個別エピソードをどのくらい盛り込むのか(あるいは盛り込まないのか)、にも注目です。

===========================================================
【第2話】 「悖らず、恥じず、憾まず!」(1/14放送)視聴直後の感想

《第2話でストーリーの方向性が少し見え始めた?嬉しい史実リスペクト》★★

悖(もと)る、とは「道理に背く、約束を破る、歪む」という意味。
憾(うら)む、とは「外的な刺激によって心に不満や残念を感じる」という意味。

◆キーワード&解説
{netabare}
¶特型駆逐艦(吹雪型駆逐艦)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%B9%E9%9B%AA%E5%9E%8B%E9%A7%86%E9%80%90%E8%89%A6

ワシントン海軍軍縮条約(1922年)で戦艦、空母および巡洋艦の建造制限を受けた旧日本海軍は、補助艦艇である駆逐艦に重装備を施して英米に対する海軍戦力の劣勢を補おうとした。
そのために新規に建造されたのが、吹雪を1番艦とする「特型駆逐艦」で、戦艦・空母クラスの巨艦をも撃沈できる61cm魚雷や、駆逐艦としては強力な12.7cm砲を装備したために、従来の駆逐艦よりも艦上部が重く、運航時のバランスを取るのが難しかった。

※本アニメ中で、吹雪が{netabare}「トップヘビーでバランスが悪い」と先輩の艦娘達から指摘されている{/netabare}のはそのため。
※しかし、提督(司令官)や赤城先輩、さらに軽巡洋艦の3姉妹(川内、神通、那珂)達が、{netabare}新入りの吹雪に大きな期待を寄せて、彼女の頑張りを評価しようとしている{/netabare}のは、上記のように特型駆逐艦にかけられた旧日本海軍の期待の反映。

¶酸素魚雷
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E7%B4%A0%E9%AD%9A%E9%9B%B7

本アニメの講義に登場する「酸素魚雷」は、先の大戦当時、旧日本海軍が世界で唯一開発に成功していた高性能魚雷で、圧縮空気を使った従来型の魚雷よりも、速度・炸薬量で勝るばかりでなく、水中で容易に二酸化炭素に溶解する酸素の特性から、ほぼ無航跡かつ長射程(従来型の数倍)を実現して、旧日本海軍の虎の子兵器となっていた。

※本アニメ中で、吹雪が所属する{netabare}水雷戦隊(軽巡洋艦と駆逐艦からなる、強襲夜戦を得意とする戦隊)にも、正規空母(赤城・加賀)を中心とする航空戦隊や戦艦(金剛・比叡)を中心とする支援戦隊と同様に、提督(司令官)や長門(秘書艦)から大きな期待が寄せられている{/netabare}のはそのため。
{/netabare}

◆迫力のOP「海色」から見えてきた?本作の方向性

第1話でラスト付近に特殊EDとして流れた「海色」ですが、楽曲1~2番のミュージッククリップが公開されています。
しかし正確な歌詞がまだ発表されておらず、肝心の英語部分がはっきりしません。
(2/18のOPシングル発売日までお預け→2/18確定)


OPもしくはEDに、その作品の制作者が視聴者に届けたい作品テーマやメッセージが篭められおり、それらを読み解くことによって作品テーマの理解が進むケースは、とても多いのですが(というより常識になっている)、この作品の場合でも、やはりそうなるのか?

特に、艦娘は先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化であり、「その記憶をある程度有しており、それに因(ちな)んだ人格やトラウマを有している者もいる」という原作ゲームの設定を考えると、OP歌詞にある「私」=艦娘=実在した軍艦となり、意味深です。

これは相当ポレミカル(論議を呼び起こしがち)で刺激的な歌詞だと思いました。
今後のストーリー展開に注目です。

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【第3話】 「W島攻略作戦!」(1/21放送)視聴直後の感想

《第3話で史実回収イベントを敢行!物語は一気に悲劇性を帯びて、艦娘たちの行方が心配・・・》★

◆放送前の予想

果して、{netabare}駆逐艦如月(きさらぎ)の運命{/netabare}は・・・!

※W島は{netabare}ウェーキ島(ウェーク島){/netabare}を暗示。
※史実では、この島の攻略作戦で{netabare}駆逐艦如月と疾風(はやて)が轟沈{/netabare}している。

本作にシリアス展開があるのか否か、あるとしたらどの程度か、の指標となる注目回



◆放送後の感想

(´・ω・`) ヤッテクレタネ;;

今回、史実回収イベントが確認されたことにより、第2話放送直後から気になっていた事ですが・・・
OP動画の最初の部分に、{netabare}正規空母=赤城・加賀両艦娘の凛々しい上半身のアップ・シーンに一瞬赤いフラッシュがかかる{/netabare}箇所があり、動画を一時停止して確認したところ、{netabare}案の定ミッドウェー海戦で両空母が大破炎上している艦影の画像が挿入されていて、この感じだと両艦の悲劇回収はどう見ても必至と思います{/netabare}(いわゆるフラグ)。

⇒ここが本作のクライマックスとなると予想。

※私は、第1話の感想に書いたように、このアニメは原作ゲームの人気を維持し盛り上げることを第一とした手堅い作りになると思っていたし、最悪の場合、艦娘たちがキャハハ・ウフフするだけのギャグ多めの固定ファン向け日常ほのぼのアニメになっても仕方ないかな、くらいに見ていたのだけど、守りに入らず逆に、アニメはアニメとして果敢に討って出てきたことに驚くとともに、制作者側の心意気をちょっと応援したい気持ちになりました。

※原案ストーリー・コンセプト=田中謙介氏の2013年9月のインタビュー記事(田中氏の基本的な考えと共に、様々な艦娘の名前・絵柄が紹介されており参考になります)
http://www.famitsu.com/news/201309/07039658.html
http://www.famitsu.com/news/201309/08039659.html

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【第4話】 「私たちの出番ネ!Follow me!」(1/28放送)視聴直後の感想

《第4話は武勲艦・金剛四姉妹のターン。日本海軍の栄光と悲劇をモチーフとした人気ゲームのアニメ化》★
{netabare}
英国帰りの巡洋戦艦(高速戦艦)金剛と姉妹艦、さらに駆逐艦島風も活躍。
{/netabare}

◆キーワード&解説
{netabare}
¶金剛(戦艦)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B_(%E6%88%A6%E8%89%A6)

金剛は1913年(大正2年)に竣工・就役した英国製の巡洋戦艦(高速戦艦とも呼ばれる)。
英ヴィッカース社は日露戦争(1904-05年)で活躍した戦艦三笠の製造元で、日本海軍との良好な協力関係の下、金剛を設計・製造、なおかつ同社の強力な技術協力により、金剛型の姉妹艦(比叡-榛名-霧島)が国内メーカーにより製造されることになり、以降、日本海軍の主力艦は全て国産化されることになった。
金剛型より新しく主砲火力も強力な、長門型(長門-陸奥)さらに大和型(大和-武蔵)の大戦艦が、通常は司令官が座乗し艦隊の象徴となるフラッグシップ(旗艦)となることから前線への投入が避けられたことと対象的に、高速機動力を誇る金剛型巡洋戦艦は繰り返し最前線に投入されて活躍し、一番艦金剛は日本海軍の最高殊勲艦(他に空母瑞鶴、駆逐艦雪風など)となり、姉妹艦もそれぞれ赫赫たる戦績を残した。{/netabare}

◆第7話辺りに来る?次の山場に向けて、しばらくは人気艦の紹介回が続く気配
{netabare}
本作の核心的テーマが謳われていると雑誌で公式アナウンスのあったOP『海色(みいろ)』のシングルリリース&歌詞判明が2/18(第7話の放送日)であることから、第3話に続くシリアス展開が来るのはここが最有力と推測します。
それまでの溜め回として、しばらくは今回の金剛四姉妹など原作ゲームでの人気艦の活躍を描く紹介回が続くと予想。{/netabare}

===========================================================
【第5話】 「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」(2/4放送) ☆

{netabare}第三水雷戦隊は解散となり、吹雪は新たに編成された第五遊撃部隊に配備されることに。
同部隊は、①巡洋戦艦1隻=金剛、②正規空母2隻=もと一航戦(第一航空戦隊)の加賀・もと五航戦(第五航空戦隊)の瑞鶴、③軽巡洋艦(但し重雷装艦)2隻=北上・大井、④一等駆逐艦1隻=吹雪、の計6隻で、この個性派揃いの部隊のフラグシップ(旗艦)を誰にするかでひと悶着し、意外な結果となる。{/netabare}

◆キーワード&解説
{netabare}
¶瑞鶴(空母)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%91%9E%E9%B6%B4_(%E7%A9%BA%E6%AF%8D)

正規空母瑞鶴(ずいかく)は、初参戦となった真珠湾攻撃(1941年12月)からレイテ沖海戦(1944年10月)での轟沈まで日本海軍の機動部隊主力として活躍し続け、姉妹艦翔鶴(しょうかく)(マリアナ沖海戦(1944年6月)で轟沈)と共に歴戦の殊勲艦とされる名空母。
瑞鶴の轟沈により、日本海軍は事実上、航空機動力を喪失した。

¶重雷装艦(じゅうらいそうかん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E9%9B%B7%E8%A3%85%E8%89%A6

日本海軍の虎の子兵器である酸素魚雷を重装備した二等巡洋艦(軽巡洋艦)で、具体的には北上・大井の2隻。{/netabare}

===========================================================
【第6話】 「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」(2/11放送)☆

{netabare}第六駆逐隊に配属の一等駆逐艦(暁型=特Ⅲ型)暁-響-雷(いかづち)-電(いなづま)4隻のインドシナ海域・インド洋方面での活動史実をモチーフとした話か。
※雷(いかづち)が轟沈した敵艦の乗組員多数を救助した史実は有名。
http://kancolle.doorblog.jp/archives/31667176.html

※放送後の感想

全然違うじゃないか(笑)。今回は{netabare}海軍カレーをモチーフとした完全なコメディ回{/netabare}でした。{/netabare}

◆キーワード&解説
{netabare}
¶海軍カレー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC{/netabare}

===========================================================
【第7話】 「一航戦なんて、大ッッキライ!」(2/18放送) ☆

おおよそ予想通り、第7話から再び史実をモチーフとしたシリアス寄りのストーリー展開に突入か。

※FS作戦・MO攻略作戦は、ともに先の大戦初期(1942年春)に企画された日本軍の米豪遮断作戦の一環で、
①米豪両国を結ぶ海上補給線上にあるフィジー(F)・サモア(S)両島の攻略を目指したもの→FS作戦
②豪州北方にあるニューギニア島の要衝ポートモレスビー(MO)の攻略を目指したもの→MO攻略作戦

※このMO攻略作戦遂行のため派遣された日本海軍の空母機動部隊に対して、その暗号を密かに解読し作戦目的を把握していた米豪側も空母機動部隊を出撃させたため、史上初の空母機動部隊同士の海戦が行われることになった(1942年5月の珊瑚海海戦)

◆キーワード&解説
{netabare}
¶珊瑚海海戦(1942年5月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%8A%E7%91%9A%E6%B5%B7%E6%B5%B7%E6%88%A6

この海戦の結果、米豪側は{netabare}正規空母1隻轟沈(レキシントン)・1隻中破(ヨークタウン){/netabare}、日本側は{netabare}軽空母1隻轟沈(翔鳳)・正規空母1隻中破(翔鶴){/netabare}となり、日本側の戦術的辛勝となったが、MO攻略作戦は中止され、米豪遮断は失敗したために、米豪側の戦略的勝利と評価されている。

※アニメでも、{netabare}史実どおり軽空母1隻轟沈(翔鳳)・正規空母1隻中破(翔鶴)という描写{/netabare}となっている(加えて{netabare}暗号も漏れている{/netabare})ため、この後間もなく実行された{netabare}MI作戦(ミッドウェー攻略作戦、1942年6月){/netabare}がアニメでも描かれる惧れが一層高まりました(第9話以降か)。{/netabare}

===========================================================
【第8話】 「ホテルじゃありませんっ!」(2/25放送) ★

戦艦大和登場!(※艦内設備が充実し居住性も良かったので他艦の乗組員から「大和ホテル」と揶揄されていた)

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【第9話】 「改二っぽい?!」(3/4放送) ☆

{netabare}駆逐艦三人娘の中では影の薄かった夕立が、大規模改装を受けて戦力を大幅UP、吹雪の憧れの赤城先輩のいる第一航空戦隊に配属されることになります。
一方、第五遊撃部隊の旗艦として頑張ってきたはずの吹雪には、部隊解散の上、鎮守府に至急戻るように指令が下されます。
気持ちが折れそうになっていた吹雪に赤城先輩が掛けた言葉は「努力に憾みなかりしか」。
第1話冒頭のナレーションにも出て来た海軍兵学校・海自幹部候補生学校で継承されている五つの訓戒の一つです。{/netabare}

◆キーワード&解説

¶五省(ごせい)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%9C%81

===========================================================
【第10話】 「頑張っていきましょうー!」(3/11放送) ☆

{netabare}鎮守府に戻った吹雪たちが見たものは敵機の爆撃を受けて煙をあげる施設でした。
行方不明の提督から吹雪に託された指令は「改になれ」。吹雪の特訓が始まります。{/netabare}

◆キーワード&解説

¶ドーリットル空襲(1942年4月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AB%E7%A9%BA%E8%A5%B2

米軍機による本土初空襲。
日本軍が南方に戦力を展開している隙を突かれたこの空襲は、被害は小規模ながら衝撃が大きく、敵機動部隊の脅威を取り除くことを目的としたMI(ミッドウェー)作戦発動の誘因となった。

===========================================================
【第11話】 「MI作戦!発動!」(3/18放送) ★

ラスト2話はOP映像にも予告されていた大詰めです。

◆キーワード&解説

¶ミッドウェー海戦(1942年6月)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E6%B5%B7%E6%88%A6

史実では、日本軍が正規空母4隻轟沈(赤城/加賀/飛龍/蒼龍)・米軍が正規空母1隻轟沈(ヨークタウン)という日本側の惨敗に終わり、日米の形勢が逆転してしまった海戦として有名。
※空母赤城は、敵機の爆撃を受けて大破炎上し、総員退艦のあと護衛の駆逐艦により雷撃処分されて轟沈。

赤城先輩に憧れる駆逐艦吹雪の成長・奮闘物語として描かれてきた本作が、こうした史実を踏まえて、どのような結末を描き出すのかに注目です。

===========================================================
【第12話】 「敵機直上、急降下!」(3/25放送) ☆

{netabare}史実のミッドウェー海戦では、航空戦力としては

(1)日本軍は空母6隻参戦(うち4隻轟沈)、
(2)米軍は空母3隻参戦(うち1隻轟沈)+ミッドウェー島基地航空部隊

の対決となり、本作でも危うく空母タイプの艦娘4人が轟沈しそうになったのですが、主人公吹雪や提督の機転、そして艦娘たちの団結により「歴史の強制力」を打ち破って敵空母3隻撃破+敵航空基地破壊という勝利をもぎとることに成功しました。{/netabare}

1クールではどうしても消化不足感が強く残るラストだっただけに「続編 制作決定!!」のアナウンスは素直に嬉しく思いました。

◆キーワード&解説

¶大鳳(たいほう)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%B3%B3_(%E7%A9%BA%E6%AF%8D)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 92
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

Хорошо!

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原作 - DMM.com/KADOKAWA GAMES
製作総指揮 - 井上伸一郎
企画・エグゼクティブプロデューサー - 安田猛
原案ストーリー・コンセプト - 田中謙介
監督 - 草川啓造
シリーズ構成 - 花田十輝
キャラクターデザイン総作画監督 - 井出直美、松本麻友子
キャラクターデザイン協力 - しずまよしのりしばふコニシ
メカニックデザイン - 宮澤努、諸石康太
クリーチャーデザイン - 清水空翔
エフェクトディレクター - 橋本敬史
アクションディレクター - 井畑翔太
美術監督 - 高橋麻穂
色彩設計 - 上村修司
CGディレクター - 井野元英二
CGモデリングディレクター - 川端英樹
CG制作 - オレンジ
撮影監督 - 伊藤康行
編集 - 岡祐司
音響監督 - 亀山俊樹
音響効果 - 野崎博樹(第9話 - 第12話)
音響制作 - グロービジョン
音楽 - 亀岡夏海
音楽制作 - フライングドッグ
アニメーション制作 - ディオメディア
製作 - 「艦これ」連合艦隊司令部
放送期間 - 2015年1月 - 3月
話数 - 全12話

(以上Wikipedia より引用)

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原作ブラウザゲーム:プレイ中

ほぼ放置中だったもののアニメ見てから再始動。
やっぱり艦娘ハラショーです♡

当初からブラウザゲームとして話題だった艦これ。
そんな艦これがアニメになる!
って聞いた時私の頭の中ではこのゲームをどうアニメ化
するのか想像もつきませんでした。

というのもゲームの中の女の子(通称:艦娘)たちは旧日本
海軍の名だたる艦艇の擬人化キャラなんです。
そして原作の中ではもちろん彼女達が生き生きと動くこと
はありません。
(アニメと同じ声優さんのセリフはありますけれど。)
ストーリーもほぼ皆無に等しいのです。

ゲームだから分かるけど、これをアニメ化って…⁇
どんなストーリーにするんだろう。ワクワク♪

と最初はこんな感じでした。

そんな期待と不安が入り混じる気持ちで見始めたところ
まず彼女達が戦場に登場する姿に思わず爆笑。
(この爆笑というのは感動のあまりの嬉しい爆笑です!)

艦娘達の戦場でのその艤装(艤装とは彼女達が武器や装備を
装着すること)
を施した出で立ちがゲームのまんまなのです。
当たり前なのですが…

そして当然アニメなのでそんな艤装を施した彼女達が
生き生きと動いています。
(キャラデも原作より私的には全然可愛いと思えました♡)

その勇ましい姿に正直感動すら覚えるくらい。
特に出撃シーンがカッコいい!
めちゃくちゃカッコいいんです‼︎

ストーリーは次から次へと色んな艦娘達が出てくるのです
が、ある一人の艦娘に焦点をあてつつ日常、コメディ、
シリアス、バトルが折り重なった感じかな。
それぞれの艦娘達のキャラ設定も実際の艦艇の性能や
史実をふまえた設定になっていますので、興味のある方は
そのあたりも調べながら視聴されるとそれぞれの艦娘の
名前、性格、能力が

「おぉ、なるほど!」

って楽しめるかもです。

原作がストーリー性のないゲームで、原作の中で使われる
難しい言葉も出てきますのであま〜り深く考えなければ
可愛い艦娘達が日常シーンではワイワイ、キャッキャ、
迫力の戦闘シーンではドーン!バーン‼︎って楽しめる
作品っぽい。

OP・EDは共に作品の世界観にマッチしていて気持ちの
高揚感が凄いです。
2015冬アニメのアニソンの中ではトップクラスの曲だと
思います!
そしてなんと言ってもサントラのキャラソン♪
ある声優さんの歌とか色んな意味で凄いです!
私はハマりました♪
興味のある方はおススメです!

キャラが多くて一人の声優さんが何人も掛け持ちして
やっているのでそのあたりの声優さんの頑張りも見所の
1つだと思います。
今をときめく女性声優さん達がいっぱい出演されてます
ので、女性声優さん好きな方にもおススメです!

と簡単な紹介になりましたけれど、
とにかく全てのキャラが可愛いくて個性的で魅力的。
1人の声優さんの演じ分けが見所の一つなのでそこを
楽しめるあなたは

「Хорошо!」

なのです!



【mio’s café】
視聴済みの方限定ですよぉ♪
一応ね…( *´▽`)_旦~
{netabare}
2周目終わりました。
1周目よりもっとキャラに注目出来て楽しかったです♪
でも、やっぱり凄く評価が分かれそうかな。

改めて基本的に原作を楽しんでいる人向けのアニメだと
思いました。
その原作組でも、自分の好きな艦娘達が生き生きと動いて
満足する人と、ストーリーの無い原作からストーリー性の
あるアニメを期待していた人と…

私は原作ゲームでも彼女達が何の為に何と戦っている
のか細かい描写が無く理解せずに楽しんでますので、
アニメで生き生きとした艦娘達を楽しめただけでも
良かったです。
これはあくまで原作組としての1意見なのですが…

アニメから入った人にとっては提督の存在とか、鎮守府?
高速修復剤⁇とか?の部分が多かったと思います。
簡単でもいいからもう少し設定とかキャラに関しての解説
なりあると良かったかなぁ。
だけど逆に原作知らない人の方が楽しめたかもって思った
りもした。

そんなストーリー的な不安をカバーしたのがキャラの
可愛さと作画の良さと音楽の良さ。
迫力の戦闘シーンと萌え要素充分で個性的なキャラは
とても良かったと思います。

そしてやっぱり声優好きな私には声優さんの色んなキャラ
の演じ分けが楽しかったです。

そんな私のお気に入りはフォロミー金剛さん♡
明るくて、カッコよくて、仲間思い。
帰国子女らしい設定とブッキーとの絡みが大好き。
(金剛型姉妹艦の歴史を調べるとなるほどです。)
金剛型4姉妹のCV:東山奈央さんの演技、キャラソン
凄く好きです^ ^
そして忘れてはならない、パンパカパーン♪
愛宕さんも♡でした♪

佐倉綾音さんの川内型3姉妹、島風ちゃん、長門・陸奥
球磨・多摩コンビの8役はその幅の広さに感動すら覚える
くらいです。
同じシーンに4,5人?出て来るところとか鳥肌ものでした。

女の子ばかりなので色んなタイプのカップル?がいるのも
特徴的でしたね。

長門×陸奥、赤城×加賀、大井×北上、などなど…
百合なのかどうかはわかりかねますが…

ちょこっとしか出ないけれど、球磨×多摩コンビも
原作組としては見逃せません。
球磨ちゃんのアホ毛、ワイルド過ぎる…
多摩ちゃんの射撃の後の動きが可愛い過ぎるのです。

お話としては私的に6話のカレー大会、第六駆逐艦隊が
ちっちゃくて可愛くて♡面白かった♪
CV:洲崎 綾さんの可愛い演技も見所。

8話の大和さんの下りとかも好きでした。
ホテルと言われてる大和の苦悩が凄く表現されていて。
この辺りも歴史を調べるととても興味深いですね。
しかも大和CV:竹達彩奈さん!
私的に嬉しいです♡

何にしてもとどめは最終話だったかも。
まぁ原作設定色々ぶっ込みすぎです!
まさか大鵬ちゃんまで出てくるとは…
大鵬ちゃんて凄い空母なんですよぉ。
(原作ではまだ私のところに来てくれません…)

最後は長門秘書官まで参戦しての肉弾戦!
長門パーンチ!長門キーック!からの射撃‼︎
もう何が何だか格闘技!

そして1番私のツボだったのは、大井っちの

「私の北上さんに、何してけつかるのよぉ〜‼︎」

ドロップキーック!からの投げ!そして射撃‼︎

スーパー北上様との意味不明の回転からの
「二人合わせて片舷40門」
「両舷合わせて80門の魚雷は伊達じゃないわ。
海の藻屑となりなさいな!!」

MVP確定の瞬間でした^ ^

「けつかるの」

最初私には?でした…
調べてみたら、なるほど!
大した意味は無いんですけれど、方言みたい。
「けつかるの」にはまっちゃいました 。

実際の重雷装艦大井、北上をネットで見たのですが凄い
ですね。
なんだかこの頃の軍部の考え方って正気の沙汰ではない
というかなんというか…
調べるとこれまた興味深いです♪

2期も確定しているのでそれなりに楽しみ。
これでストーリーがしっかりしていたら凄い作品に化ける
様な気もするのですが…

2期では是非、私のお気に入りの雪風ちゃんの登場を
お願いします!提督‼︎

だってメチャクチャ可愛いんです♡


【主要登場人物・出演者】

吹雪、蒼龍、飛龍 - (CV:上坂すみれ)
睦月、如月、弥生、望月 - (CV:日高里菜)
夕立、白露、時雨、村雨 - (CV:タニベユミ)
赤城 - (CV:藤田咲)
加賀、利根、筑摩 - (CV:井口裕香)
長門、陸奥、川内、神通、那珂、球磨、多摩、島風
- (CV:佐倉綾音)
金剛、比叡、榛名、霧島、高雄、愛宕 - (CV:東山奈央)
北上、大井 - (CV:大坪由佳)
暁、響、雷、電、最上、鳳翔 - (CV:洲崎綾)
翔鶴、瑞鶴 - (CV:野水伊織)
那智、足柄、羽黒 - (CV:種田梨沙)
夕張 - (CV:ブリドカットセーラ恵美)
間宮 - (CV:堀江由衣)
大淀 - (CV:川澄綾子)
大鳳 - (CV:能登麻美子)
大和 - (CV:竹達彩奈)
ナレーション、飛行場姫、中間棲姫 - (CV:榊原良子)


【主題歌】

オープニングテーマ
「海色」(第2話 - 第12話)
作詞 - minatoku[93] / 作曲・編曲 - WEST GROUND /
歌 - AKINO from bless4

エンディングテーマ
「吹雪」(第2話、第4話 - 第12話)
作詞 - minatoku / 作曲 - Hige Driver / 編曲 - WEST
GROUND、斎藤悠弥 / 歌 - 西沢幸奏

「Let's not say "good-bye"」(第3話)
作詞 - minatoku、松井俊介 / 作曲・編曲 - 宝野聡史 /
歌 - 艦娘特別艦隊(赤城・加賀・瑞鶴・金剛・島風・
吹雪)

【劇中歌】
「進め!金剛型四姉妹」(第4話)
作詞 - minatoku、松井俊介 / 作曲・編曲 - 斎藤悠弥/
歌 - 金剛型四姉妹(金剛・比叡・榛名・霧島)



追記:戦後70年を迎えて。
本編とは全く関係ありませんし、特別な政治思想が
あるわけでも無いです。
1人の日本人として思った事です。
スルーされて構いません。
{netabare}
今回「艦これ」を視聴してみて、心の中に少しばかりの
複雑な気持ちがありました。

もちろんこの作品はフィクションでありアニメとして
割り切って視聴しました。

しかしモチーフになっているのは実際の太平洋戦争で
戦った艦船と壮絶で悲しい史実。

可愛い艦娘達。

この娘達はどんな船だったのだろう…
一つ一つ調べていく度に多くの悲しい事実が判明します。

誇り高き日本国を守るため。
愛すべき家族、恋人、友人を守るため。

それは連合国しかり。
多くの犠牲をはらい今の私達の暮らしがここにあります。

私達は日本人である以上過去の悲しい歴史の事実を
受け止め語り継ぎ、世界の人々と共に手を取りこれからも
歩んでいかなければと。

政治的な難しい事は分かりません。
でも願う事は自由です。

私達に出来る事はちっぽけで理想論かもしれませんが…

世界からいつの日か争い事が無くなる日が来る事を
祈って。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 85
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

タイトルなし

話題の艦コレ。
艦ムスたちがバトルをくりひろげるただのキャラ萌アニメかと
思いきや、意外にも?戦闘シーンが迫力あってかっこいいです^^

第3話では例の問題シーン{netabare}如月轟沈!(最後にとってつけたように被弾せず、もっと盛り上げてほしかったなぁ、とか思いつつ・・・){/netabare}がありましたが、これはまさか年表通りに次々となるんじゃないかと、期待半分・怖さ半分で楽しみにしてます^^

■第1話~第12話
{netabare}
島風ちゃんはテンプレジト目でしたが、かわいかったですね~^^

しかし、全話通してみると中途半端な感じになってしまったかも。
3話の轟沈があったものの、シリアス路線にもなれず、
日常系にもなれず、
最終話でループもの的な話を醸し出しつつもなりきれず。

3話轟沈のまま思いっきりシリアス路線に
突入しても個人的にはアリでしたね^^

敵がモブキャラなのに強いっていうのが
イマイチ盛り上がらないので、2期ではそのあたりも
改善するといいですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 62

84.2 12 オンラインゲームアニメランキング12位
オーバーロードⅢ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (834)
4461人が棚に入れました
TVアニメ第1期が2015年7月~9月に放送された第1期が「最凶ダークファンタジー」の名にふさわしい圧倒的なスケール感と、クオリティの高い映像に多くのファンを魅了、2017年には劇場版総集編(前編・後編)が公開。TVアニメ第2期「オーバーロードII」が2018年1月~4月にかけて放送された。「オーバーロードIII」は7月より放送開始。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、東山奈央、五十嵐裕美、小松未可子、沼倉愛美、瀬戸麻沙美、佐倉綾音、真堂圭、東地宏樹、楠見尚己、雨宮天、石井康嗣、安野希世乃、逢坂良太、白熊寛嗣、遊佐浩二、小清水亜美、斉藤貴美子、花守ゆみり、石上静香、富田美憂、嶋村侑、櫻井孝宏、土師孝也
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

本格的に世界征服へ?

原作未読。第1期、第2期は視聴済み。最終話まで視聴。

いよいよ、”ナザリックVS人間”の構図で物語が描かれます。
ナザリック(アインズ様)サイドに肩入れすれば、爽快なんですけど・・・。
人間サイドに肩入れしちゃうと、結構グロい作品かも知れないです。
{netabare}対フォーサイト戦や、対ガセフ戦{/netabare}など、少し心が痛みます。

オーバーロードのもう一つの魅力はコメディパート。
第1話の、アインズ様や守護者たちの日常は、かなり面白かったです。
それ以降も、デミウルゴスに対する、アインズ様の知ったかぶりとか、定番ネタも面白かったです。

第4期を期待して待ちたいと思います。



《以下、各話レビュー的何かです》
{netabare}
【第1話】
OP、EDが、いつもながら、とてもカッコいい。
OxTとMYTH&ROID、OPとEDの担当が1期、2期から入れ替わっている。
こういう変化は、ファンには格別の御褒美ですよね。

ナザリックの日常回。
さりげなく、第2期のおさらい。
さりげなく、新キャラ登場。
このさりげなさが、とても良い。

コメディ回であり、サービス回(?)でもある。
しかし、アインズ様の{netabare}入浴シーン{/netabare}って、需要ありますか?

【第2話】
相変わらずデミウルゴスに振り回されるアインズ様。
思わず声が出るほど、ウケた!

カルネ村編。
恐らく本編とは大きく関わらないであろう、カルネ村の日常が丁寧に描かれる。
第2期のリザードマン編とも通じる、丁寧な作風が嬉しい。

【第3話】
カルネ村編のつづき。
エンリの大変な一日。
そして、恐らく、アインズ様にとっても大変な一日(笑)。

いちいち説明がなくとも、エンリの背後でアインズ様が暗躍している様子がうかがえる。

ルプスレギナ。
エンリに絶妙なアドバイスとしたかと思えば・・・。

【第4話】
はい!ルプスレギナちゃん叱られました(笑)。
「ほうれんそう」は組織の基本ではありますけどね(笑)。

アインズ様はアウラを連れて、巨人と魔蛇のもとへ。
しょせん、ハムスケと同レベル。
結果はおのずと・・・。

【第5話】
巨人の群れがカルネ村を襲撃。
前話との繋がりから、アインズ様の指示を受けた魔蛇が、陰で糸を引いていることは容易に想像が出来る。
ルプスレギナちゃんも無事にテストをクリア。

エンリとネム、ンフィは、アインズ様の招待でナザリックへ招かれる。
甘味に目覚めたエンリが可愛い!

【第6話】
捕らわれのデスナイトから始まる、バハルズ帝國編。
皇帝役は櫻井孝宏さん。
パンドラズ・アクター役の宮野真守さんの時も思ったけど、有名声優さんの贅沢使いは人気作ならでは。

デミウルゴスの提案を受け入れ、アインズ様も動く。
冒険者とは異なる組織。ワーカー。
フォーサイト。
この後の話の中心になるんだろうな。

【第7話】
ワーカーたちがナザリック地下大墳墓に、盗掘目的で忍び込む。
いうまでもなく、これはアインズ様たちの企て。
次々と排除されるワーカー。

恐怖公の声優さんは神谷浩史さん。豪華声優の贅沢使い。これも人気作ならではですね。

ガゼフに匹敵するともいわれる天才剣士・エルヤーがハムスケに一蹴される。
三人のエルフの奴隷に見捨てられた末路は惨めでした。

【第8話】
この回は純粋に面白かったですね。

{netabare}アインズの「仲間」というキーワードからフォーサイトのリーダー・ヘッケランが導き出した答え・・・。
『ナザリック地下大墳墓にいるアインズに宜しく』
一見、間違っていない。
しかし、第1期から視聴している視聴者なら分かりますよね?
{netabare}至高の四十一人のメンバーなら「アインズ」ではなく「モモンガ」と呼ぶ。
守護者なら「アインズ様」と呼ぶ。{/netabare}
仲間の名を語った嘘にアインズ様が激怒するのも無理はない。

クレマンティーヌ戦と同様、はじめは戦士として戦うアインズ様。
理由は、{netabare}恐らくあの首輪{/netabare}?

次にマジックキャスターとしての力を見せつけるアインズ様。
アインズ様が魔力探知阻害の指輪を外した途端、アルシェが嘔吐。

『タッチオブアンデス』
超位階魔法保有者のアインズ様にとっては恐らく下位の魔法。
だけど、フォーサイトの面々には目にしたことのない高位の魔法?

イミーナを庇い犠牲になったヘッケラン。
自らの命と引き換えにアルシェを逃がすよう懇願するロバーデイクとイミーナ。
そこでアインズが導き出した答えは・・・。
{netabare}シャルティアに対して『苦痛なく慈悲深く殺せ』と。
「そこのどこに慈悲があるというのですか!」
『教えてやろう。このナザリックにおいて死は、これ以上の苦痛を与えられないという意味で慈悲である』{/netabare}
ひえ~っ!
まあ、実験材料にされたり、拷問を受けたりetc・・・。
そんなナザリックでは、苦痛の伴わない死は慈悲なのかも知れない(笑)。

アルシェとエントマの{netabare}声優さん{/netabare}が同じ理由がここにあったんですね。

Cパート。ドラゴンとともにアウラとマーレが王宮を襲撃。
まず先に相手に手を出させておいて、それを口実に、後から相手の本陣に乗り込んで、相手を屈服させる。{/netabare}

【第9話】
ジルクニフにとっては恐怖の一日だったでしょうね。
{netabare}居城に乗り込んでこられたら、目の前で大量殺戮。
ナザリックに呼びつけられたら、デスナイトの出迎え。
玉座を間を一望しただけで把握できるであろう、圧倒的な財力と武力。{/netabare}

ジルクニフ一同が帰った後の玉座の間のくだりは、とても面白かった。
アインズ様の心の叫びと守護者たちの過大評価!
これぞオーバーロードの真骨頂!

ラストの演出はとても良かった。
アインズ様の圧倒的な魔力を目の当たりにした{netabare}フールーダの{/netabare}声の上ずり方。
興奮と歓喜が否応なしに伝わってくる。
{netabare}フールーダの方を見向きもせずに前を通り過ぎるジルクニフとそれを見送るフールーダ。{/netabare}
言葉が無くても、お互いに察し合ったことが伝わってくる。


【第10話】
王国と帝国の戦争が近づく。

レエブン公は第2期ぶりですね。

第1王子のおバカぶりが笑える。

【第11話】
エンリ将軍が誕生し、第1王子のおバカな行動が、笑えない事態を巻き起こす回。
そもそも、情報収集に行くだけなのに、{netabare}5000人もの{/netabare}兵士を引き連れて行けばどうなるのか?
情報収集すらまともにできないおバカぶり。

数で押し切ろうとしたら、逆に数で押し込まれて、撤退・・・。
おバカ丸出し・・・。

アインズ様が動揺するさまも面白い回でした。

【第12話】
アインズ様の超位階魔法に王国サイドも帝国サイドも圧倒される回。

ところで、アインズ様が言っていた、『3人いや4人の殺してはいけない人』って誰と誰なんですかね?
{netabare}クライムとガゼフは決定でしょうね。
クライムには、ラナー王女から目立つ鎧を身に着けるように指示がありましたからね。
これは、デミウルゴス辺りからの入れ知恵でしょうね。
大勢の中で間違えて殺されないように、目立つ鎧を身に着けろ、と。
ガセフも、この後アインズ様からスカウトされましたからね。
まず間違いないでしょうね。{/netabare}
残りの2人は、今、戦場にいるのか?いないのか?で意見が分かれちゃうかもしれないですね。
今、戦場にいる場合なら{netabare}国王とレエブン公かな?{/netabare}
今、戦場にいないとすれば、{netabare}ラナー王女とザナック第2王子かな?{/netabare}

【第13話】
{netabare}アインズ様を殺せるほどの武器の存在。{/netabare}
シャルティアの精神支配のくだり以来の重要な話となりそう。

パンドラズ・モモン登場(笑)。
{netabare}『トウッ』って・・・。{/netabare}
思わず{netabare}『お前』{/netabare}って言っちゃった、アルベドが可愛い。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 61
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

喝采せよ

以前、オーバーロードの真髄は、
コメディにあると宣言しましたが、
ナザリック面々の日常で始まるなんて、
これですよ、楽しい初回でしたね。
2期より格段に楽しくなってきた。
その後、世界征服に向けて、
着々と歩を進めることになるのでしょう。

しかし原作を知らない私は、
隣国がどこなのか、どの方向に進軍しているのか、
登場人物も多く名前もわからない始末。

ウィキを調べては頑張っていますが、
何と「五大最悪」なるものを発見しました。
それぞれが領域守護者とのことですが素晴らしい。
今期で出てくるのでしょうか?
その名もニューロニストペインキル。

最終話視聴追記。
{netabare}やはり壮大なファンタジーは、
アニメでは難しいのでしょうかね。
シンプルな構造を取れませんから。
魔導国建国、いよいよ歴史の表舞台へ。
当初の目的を忘れそうになりますが、
きっとこれで良いのでしょう。{/netabare}

活字ではより面白いのでしょう、率直な感想です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 60
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

株式会社ナザリックの世界戦略

2期から1クール置いての3期です

続きものですので1期からお願いします。
よくよく振り返ってみましょう。本を正せばデミウルゴスがアインズ様の深謀を忖度して上申したネタが発端です。
それを「お、おう」となし崩し的に追認したことで史上稀にみる惨劇に見舞われる人類を憐れむ第3期。

安定してはいますね。
飽きもきてますけど、人間の敵アンデッド視点の斬新さも手伝って賞味期限をまだ迎えておりません。
ここまで3クール費やしてます。完結する素振りもなく今回もそれなりに区切りをつけた俺たたEND。
個人的には2期までで生じた“これどうなるんだろう?”がほとんど進んでなかったので肩透かしを食らった格好ではありますが、そこは大きな減点になりませんでした。ちなみに“これ”とはこんな感じ↓

{netabare}・他のプレイヤー(至高の御方々)は存在するんだろうか?
・アインズ様(至高の御方)に異議申し立てする部下(守護者やメイド)は出てくるだろうか?{/netabare}

伏線っぽいのは未回収。
そして冒頭述べました通り、ナザリック勢の大々的な地上侵攻が始まるわけです。このへんが3期の事実上のお楽しみポイント。もしくは楽しめるかどうかの分岐点ですね。
人間を蹂躙していくことが予想されるとは思いますがこれまで以上に残酷度はパワーアップ。作者の狙い通りなんでしょうけど人間の視点で観るとつらいものがあるかもしれません。こちらもなんでしたらアンデッド視点で臨むことをオススメいたします。


いったん原点戻りましょうか。。。

老舗VRMMORPG「ユグドラシル」の有力ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の長モモンガさんが本作の主役なわけですが、シンプルにこの人そこらへんにいるネトゲ廃人なだけ。この前提を忘れないようにして楽しく視聴しております。
ギルドは出入りしながら述べ41人在籍していたようです。サービス終了の理由はユーザー減少だったかはうろ覚えですが役割終えたゲームってところなんでしょう。ボーナスほぼ全額注ぎ込むほど依存度強かつ名残惜しげに最後まで執着しちゃうようなモモンさんの中の人。なんかしらネジがぶっ飛んでるんだろうな~と思って観るとアインズ様のズレ気味な行動もけっこう許容できるかなぁ。それに現実世界で居場所が無かった独りの男の物語でもあり哀しき現実逃避第二章(※第一章はオンラインプレイ時)プレイ中と捉えると味わいが増してきます。

私にとっての『オーバーロード』現在地。4期あったらきっと観ます。



※余談

■きちんとフラグ

あれ!?なんか胸騒ぎしかしないんだけど?と不思議に思い繰り返し観てみたら露骨でした。

{netabare}「我が子よ お前に命じる。カルネ村に向かい村人たちから話を聞いて参れ」
「王命であるならば従うほかありません」
→第一王子用。カルネ村に手を出してはいけません。

「とはいえ働きづめですので、この戦争が終わり次第 数ヶ月は領地に引き篭もらせていただくと先に宣言しておきます」
→レエブン候用。なんと明快な“この戦争が終わったら…”的なやつ。

「男3人で話をするのも悪くないと思っただけさ」
→ガゼル用。普段と違うことしちゃダメ

「王都には美味い飯を出す酒場がある。この戦争が終わったらそこで打ち上げをやるか」
「戦勝を祝してだと嬉しいもんだな」
→ガゼル・ブレイン・クライム用。もうわざとしか思えん{/netabare}


■密かに期待…

最強であるが故に
{netabare}アインズ様が墓穴を掘って身を滅ぼす自滅エンドにやや期待してます。

ミスリードなんでしょうか?

Ainz Ooal Gown 文字を入れ替えて own goal

を想像できる語の並び。
どう落ち着かせるんでしょうね。まだよくわかりません。{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.11.18 初稿
2021.09/04 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 54

81.0 13 オンラインゲームアニメランキング13位
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (783)
3247人が棚に入れました
ステータスポイントをVITのみに捧げた少女メイプル。その結果得たのは、物理・魔法攻撃・状態異常無効に強豪プレイヤーも一撃死のカウンタースキル!? 自らの異常さに気づくことなく、今日も楽しく冒険に挑む!

声優・キャラクター
本渡楓、野口瑠璃子、早見沙織、新井里美、加隈亜衣、諏訪ななか、杉山紀彰、佐藤聡美、小野賢章、山崎たくみ、竹達彩奈、神奈延年、佐藤利奈、山口勝平、石田彰、皆口裕子、丹下桜
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

天然系少女の防御力は無限大

アニメーション制作:SILVER LINK.、
監督:大沼心・湊未來、シリーズ構成:志茂文彦、
キャラクターデザイン・総作画監督:平田和也、
音楽:増田太郎、原作:夕蜜柑

シルバーリンク+なろう系という
普通に考えると観てはいけない組み合わせだが、
1話目が面白くて何となく手を出してしまう。
ゲーム初心者の本条楓(メイプル)が
友人の白峯理沙(サリー)から誘われて
VRMMOの「New World Online」というゲームに参加し、
痛いのは嫌だからと言って、防御力に極振りした結果、
運営の想定の斜め上を行って最強になる物語。

この作品の良いところは、最弱のゲーム開始から
展開をきちんと見せてくれるところ。
ほとんどのなろう系は、最初から特殊な能力を持っていたり、
物語が始まるときには、最強の場合が多いため、
強くなった過程がいまひとつ分からない。
というのも、弱い段階から描いていくと、
普通は物語が冗長になってしまうからだ。
その点、この作品は右も左も分からない
ゲーム初心者のメイプルがレベル1の状況から
強くなっていくところを上手く見せている。
痛いのが嫌だからと不人気の大盾を選び、
得たステータスを全てVIT(防御力・体力)に極振りする。
すばやさが0なので歩くのはとても遅い。
普通なら、攻撃力が皆無なので、
弱い敵しか倒せず、レベルが上がらないはずだが、
偶然に偶然が重なって特殊なスキルを手に入れ、
ダンジョン最奥のヒドラを食べて倒したことで
最強の道を歩んでいく。
この作品に近いのは、ヴェルドラを取り込んだ
『転スラ』だろうが、あちらは、世界作りの話になるため
ゲーム内で楽しく遊ぶ極振りとは方向性が違う。
攻撃力がないため、盾を使って敵を圧し潰すという
荒技によってゲームを攻略していく。

天然の性格のメイプルが運を味方につけて、
どんどん強くなっていく過程を楽しむ作品。
主人公・本条楓のCVが本渡楓という
まるで作者が声優を狙ったような名前だが、
キャラクターと声の可愛さが一致するのもポイントが高い。
また、相棒のサリーがメイプルとは正反対の
ガチゲーマーで、頭脳派&運動能力も
ずば抜けているという設定。
それを活かし「回避盾」というダメージを避ける
キャラクター作りで「盾のコンビ」という
バランスで攻めていくのが好印象だ。
メイプル単独やサリーと2人で戦っていく序盤は、
アニメーションの動きの良さも相まって引き込まれる。

シルバーリンクといえば、どうしても万策尽きるという
イメージが先に立ってしまうが、今回の作画は、
キャラデザが優れていて、乱れることもなかった。
また、時おりアクションゲームらしい動きも
しっかり見せてくれていて思わず
スロー再生で観る部分もあったほど。
見せ場での動きを重視するためか、毎話に1度は
BGMを流して、止め絵で表現する手法を
取り入れており、これも悪くなかった。

ただ、ギルドを作った中盤以降から失速した印象。
新たに加わったカスミ、カナデ、イズ、クロムの面々の
キャラクター像が薄く、あまり良い効果をもたらさない。
キャラクターの人数が増えたせいもあり、
終盤は、サリーまで影が薄くなったように感じてしまう。
また、ほかのギルドのペインやミイ、フレデリカなどの
キャラクターも深掘りされないため、
対抗戦をやっていてもあまり盛り上がらない。

メイプルが飛び抜けて強くなっていくため、
ストーリーの作り方が難しくなっているのだろう。
途中からはメイプルが新たなスキルを獲得して
皆が驚くという展開が続いて飽きてしまう。
{netabare}最後には、ペインやミイとも共闘しているが、
この後はどうするのだろうと心配になる。{/netabare}
2期制作が決定したが、個人的にはサリー以外のキャラを
もう少し立たせるような展開にしないと、
さらに下降線を辿る印象だ。

「ノンストレス」と「エンジョイ」が
魅力になっている作品。
それを貫きつつ、どうやって今後のストーリーを
面白くしていくのかがポイント。
メイプルとサリーのキャラの可愛らしさと
その姿形に似合わない強さの表現を
上手く持続してもらいたい。

2期からは、どこに重点を置いて
展開させていくのかが気になるところだ。
(2020年6月13日初投稿)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 63

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SAOの対極をゆくアホ作品(嫌いじゃないです)

原作のライトノベルは未読です。

まずナーヴギア風のマンマシンインターフェースを身につけて「NewWorld Online」なるVRMMOゲームにログインする楓ちゃん。このゲームへのダイブ時の画面が、ほぼ『ソードアート・オンライン』なのに笑ってしまいました。

本名が楓だからハンドルが「メイプル」…、うん何の捻りもないね(笑)。「もちろんログアウト不能でゲーム内の死が実際の死に直結するデスゲーム」などではあるわけなく、任意の時間にイン・アウト可能なのです。

ということはこれ、リアル世界の話も出てくるんですかね。

キャラクター・メイキングでステータスパラメータの振り分けを全て防御力に割り当てた結果起こったことといえば…。うん、これもう完全に仕様バグですね。「テストプレイが足らないままβリリース→本番」みたいなことになってしまったのでしょう。

ということでツッコミを入れながら観るのに向いたギャグ・コメディー寄りの作品なんでしょうね。真面目な人は観ない方が良いと思います(笑)。

2020.3.26追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。最後のアレ、完全に「火の七日間」…(笑)。
なんか2期目がありそうな引きで終わりましたね…。

こう言っちゃなんですけど、私はけっこう楽しめましたよ!?

投稿 : 2024/12/14
♥ : 51

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

考えるのが嫌なので気楽に観る事に極振りしました

楓(メイプル)は友達の理沙(サリー)に勧められた
VRMMOだが、理沙は試験勉強の為に出来ず
楓に先に始めるように勧める。
楓は初心者だが理沙に言われ仕方なく一人で始めるが
何もわからないので、思いのまま痛いのは嫌だから
防御力のみに特化する極振りで試みるが…

1話観て少し笑えるか、断念するかの作品。
メイプル(CV本渡楓さん)を好めるか?かと。

個人的には、つっこまずに気楽に観始めれたのと
序盤の日常シーンが絡むのに意外と好感が持て
比較的楽しめた方ですが、流石に中盤以降の
やり過ぎ感とバトル主体の内容にトーンダウンでした。
でも全体的にはゲームを楽しむメイプルのスタンスと
キャラに合った本渡楓さんの演技は
個人的には良かったですし、他のキャラも
特に不快感も無かったです。

終始作画も安定してたのと
2期の示唆らしき演出があったので
続きは観てみたい作品です。

でも最後のチャットは速すぎて追えないですよね…

公式に続編制作決定の発表がありました(^^)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 49

77.5 14 オンラインゲームアニメランキング14位
ネト充のススメ(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (721)
3151人が棚に入れました
盛岡森子(♀)、30歳・独身・ニート。
現実(リアル)世界からドロップアウトしました。
安息の地を求め、たどり着いた先は-----ネット世界!!

「世の中クソだな」
脱サラニートとなった”盛岡森子(もりおかもりこ)”は、
充実した生活を求めてネットの世界へと旅立った!たどり着いた場所は、
ネットゲーム----通称“ネトゲ”。
ネトゲ世界では、サラサラヘアーの爽やかイケメン”林(はやし)”として新たな生活を始めた森子。
初心者丸出しで死にまくっていたところ、可憐な少女“リリィ”が救いの手を差し伸べる。
「天使だコレーーーーッ!!!!」
リリィとの出会いをきっかけに信頼する仲間もでき、充実していくネトゲ生活。
そんな中、リアル世界では、謎の金髪碧眼・イケメンエリート会社員の”桜井優太(さくらいゆうた)” と衝撃的な出会いを果たす。

彼との出会いで変わり始める現実世界、その影響はネトゲにも!?
果たして森子の“ネト充”生活はどうなってしまうのか!!

ホンモノの“充実”を求めて--------
ネットとリアルが交差する世界に、君もログイン!

声優・キャラクター
能登麻美子、櫻井孝宏、前野智昭、寺島拓篤、鈴木崚汰、上田麗奈、中村悠一、相坂優歌、寸石和弘、八木隆典
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

まさかの月9展開( ゚д゚)

<2018/4/5追記>
久しぶりに、といっても三ヶ月ぶりくらいですが視直してみました。
やっぱいいですね。
自尊感情の低い三十路ヒロインと歳下の誠実で優しいイケメン。
男女ひっくり返したら逃げ恥に少し似てるかも。
つか、おまえら結婚しろ。

<2017/12/12追記>
最終回観ました。
感想は
{netabare}「おまえら中学生かよ(・ω・`)」{/netabare}
{netabare}「You やっちゃいなよ(・ω・`)」{/netabare}
{netabare}「おまえらさっさと結婚しろ(・ω・`)」{/netabare}
こんな感じです。

最終回のストーリーは
雨に濡れながら泣く女を
{netabare}部屋に連れ込んで{/netabare}
{netabare}シャワー浴びさせて{/netabare}
{netabare}ノーブラ・ノーパンにして{/netabare}
{netabare}自分のだぼだぼパーカー着せて{/netabare}
{netabare}一緒に料理して{/netabare}
{netabare}そのまま一緒にご飯食べて{/netabare}
{netabare}一緒にお皿洗いして{/netabare}
{netabare}元の服着せて{/netabare}
送って帰す。

そんな話でした。
最後、そこは{netabare}恋人つなぎじゃないのかよ(・ω・`){/netabare}

二期欲しいなー。
でも二期がなくても大丈夫なような終わり方しやがったなー

<2017/10/19初レビュー>
今期観るつもりのなかったこの作品。
危うくスルーするところでした。
タイトルと絵だけで判断すると危険ですね。

主人公の盛岡森子(酷い名前 笑)は三十路のOL。
モリコは仕事に疲れ果て会社を辞めてニートの道に。
そしてRPG系ネトゲに女性であることを隠して男キャラで登録するところから物語は始まります。
キャラの名前は「林」。
木が一本減ってる。

ネトゲの世界で林(ニート・モリコ)はリリィという1人の少女と出会います。
優しく、誠実で可愛らしい、そんなリリィの人柄に林は少しずつ惹かれていきます。
中身はニート・モリコなのに。

ところが実は{netabare}リリィの中の人は櫻井孝宏{/netabare}だったのです。

いや訂正。

ところが実は{netabare}リリィは現実の世界では若くて爽やかなイケメンサラリーマン「桜井優太くん」{/netabare}だったのです。

まあその{netabare}桜井優太は櫻井孝宏{/netabare}が演じてるってだけなんですけどね。

現実でもたまにごく稀に起こるんじゃないかと思ってしまうような、こんがらがった関係性が笑えます。

拗れて、拗らせて

これからそんな展開になるならかなりの良作になるんじゃないかな、と期待してます。

<2017/10/31追記>
4話目観ました。
良い感じに拗らせてますね。
そりゃいつかは{netabare}自分の悩みを男女逆にして相談するだろなぁ{/netabare}と思ってました。
リリィからすると思ったら林モリモリからでしたね。
これ、中毒性高いなー♪

<2017/11/7追記>
5話目観ました。
まさかの月9展開での引き!
こういうのいいですね。
なんだろう・・・あんマーガリンのコッペパンみたいなアンマッチで、でも美味しい。
次期の月9は海月姫だそうですが、ネト充やればフジテレビ見直すのにな。

<2017/11/14追記>
6話目を観て。
ガッキー主演でドラマでやってほしい 笑
ガッキーも三十路近いし。

<2017/11/19追記>
評価デフォルト3にしてましたが、今期も半分超えたので評価値付けてみました。
現時点では4.6!
とにかくお話が面白い。
モリモリと桜井くんのキャラも楽しい。
毎週楽しみにしてます。

<2017/11/21追記>
第7話見終えました。
今回は力をためる回でしたね。
野球で言ったらテイクバック。
次週はきれいなフルスイングが見れそう。

<2017/11/28追記>
第8話観ました。
桜井くん、フルスイングでしたね。
まるでマーリンズのスタントンのよな。
悶えるモリモリが可愛らしかった回でもあります。

<2017/12/5追記>
先週から更に更に{netabare}身悶えする{/netabare}モリモリと{netabare}悩める{/netabare}桜井くん。
{netabare}気づけよお前ら!{/netabare}と言いたくなるのは良質なラブコメの証し。
{netabare}部屋に行って、シャワー浴びて、{/netabare}どうしてこうなった?と{netabare}ドギマギする{/netabare}二人
こういうのはご飯何杯もおかわりできますね。
評価点上げました。
で、Blu-ray BOX予約しました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 80
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アラサー男女の純愛ストーリー

原作未読。最終話&11話まで視聴。

ネトゲで知り合った男女のラブコメ。
その男女がアラサーというのが斬新!

個人的に、ラブコメはあまり好みではないんだけど、この作品は面白かったです。
大人向けの良作だったと思います。

{netabare}盛岡さんと桜井さんの、「真面目」で「恋愛経験が低め」という共通点が、とても好印象です。

大人のピュアでウブな恋愛に、終始ニヤニヤが止まりませんでした。
(もちろん、いい意味でですよ){/netabare}

能登麻美子さんと櫻井孝宏さんの好演が光る作品です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 75
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

EVERYBODY GOES

漫画アプリcomicoで連載。

盛岡森子は働き盛りの三十路女、
しかし会社生活に疲れ、現在無職。
安息の地を求めたどり着いた先はネトゲの世界。
リアルは♀、ネットは♂の恋愛コメディ。

ヒロインが地味な感じの30歳って、
アニメでは新鮮で好感が持てますね。
一昔前の歌謡曲みたいで主題歌も好き。

会社勤めの苦労は骨身に染みます。
心身共に疲弊して逃げ出したくなる気持ちも分かる。
趣味を見つけて夢中になって、
何とか現実に折り合いをつける。
森子を見ていると何だか励まされますね。

恋愛もコメディも主題ではないのでしょう。
{netabare}初々しい2人の接近に結論を急がず、
少しの希望を見せてくれた幸せな結末が素敵でした。{/netabare}
これは働く人々へのエールではないのでしょうか。

EVERYBODY GOES、
みんな必死で生きている。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 59

82.6 15 オンラインゲームアニメランキング15位
デカダンス(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (633)
2303人が棚に入れました
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《ギア》と、戦う力を持たない《タンカー》たち。ガドルと戦う戦士《ギア》に憧れ、自らも《ギア》になることを夢見る《タンカー》の少女・ナツメは、ある日、無愛想なデカダンスの装甲修理人・カブラギと出会う。夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男。一見正反対のように見える二人の出会いは、やがてこの世界の未来を大きく揺るがすことになる。

声優・キャラクター
小西克幸、楠木ともり、鳥海浩輔、喜多村英梨、柴田芽衣、青山吉能、竹内栄治
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ソリッドステイトサバイバー

NUT制作。

未知の生命体ガドルの侵攻により、
人類は滅亡の危機に瀕し、
生き残った人々は巨大な移動要塞デカダンスを、
建造し、日々を暮らしている。
戦地に赴く戦士たちに憧れる少女ナツメ。
寡黙な装甲修理人カブラギとの出会いが、
少女の運命を変える。

謎で牽引するお決まりの展開ですが、
{netabare}オキソンで駆動する重厚な要塞のガジェットと、
歩兵用兵装、立体機動装置での戦闘が、{/netabare}
初回の大きな見所であり、まずまず楽しい。

しかしタイトルは退廃的な!?
この世界を逆照射するのでしょうか。

7話視聴追記。
絶滅危惧種としてのヒト、
{netabare}主題は現代社会への警告でもあるのでしょう。
世界の廃棄物のどこかにきっと、
我らを修復する鍵が潜んでいる。{/netabare}

トマスピンチョンで括ろう、
じんるいにひかりをあたえますか?

最終話視聴追記。
{netabare}気持ちの良い爽快な大団円だ。
世界から零れ落ちる不確定要素、
それがあるから世界は楽しいのである。{/netabare}
モノアイのジルが素晴らしいです。

最後まで楽しめる良品だと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 63

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

変形からの必殺技って、それかい(笑)! → まあ、落ち着くべきところに落ち着いたかな?

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
オリジナルテレビアニメです。第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

不味いですやん、人類滅びかけてますやん。いわゆる「終末もの」というジャンルのストーリーですね。

人類にとっては未知の敵であるガドルと戦うための移動要塞デカダンス。全高3000メートル級って、とんでもないデカさですね。山が動いているレベルの大きさ…。

ガドルと戦うのは戦闘員であるギアと呼ばれる人たちで、「かの力(ちから)」と呼ばれる対ガドル戦闘組織に属しています。

それ以外の人たちはタンカーと呼ばれていて、デカダンス内の「タンク」と呼ばれる居住区画で生活しています。で、稀にタンカーから「かの力」に入る人がいて主人公の少女ナツメもそれを目指しますが、幼少時の右手欠損により資格なしということで、デカダンスの装甲修理人として配属が決まります。

果たしてナツメは「かの力」に入ってガドルと戦うことになるのか、そしてナツメの右手欠損時の事件の真相は何なのか、そもそもガドルやそれと戦うギアとは何者なのかといった興味で視聴者を引っ張る感じのお話です。

第2話を観終わってから第1話を観直すと、初見時とは違ったものが見えてくるかも。以降もこういう感じになっていると楽しめそうですが、どうでしょうかね。

今クールの作品の中では、私はかなり面白い方だと思っています。なお、レビュータイトルに「それかい(笑)」と書いておきながら、どのような必殺技かはあえて書きません。悪しからず。

気になる方はとりあえず第1話を観てみてくださいね。
== [第2話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

最終話まで観終わっていましたが、更新が遅れていました。

人類全体の状況を考えると、バッドエンドではないのでしょうがトゥルーエンドでもない感じ。ナツメたちはそれなりに幸せなんでしょうが、頑張れば後日談的な外伝や2期目も作る余地はありそうです。逆に物語としては「余韻を残した良い終わり方」とも言えますが。

何のためにいたかわからないようなキャラクターはいなかったと思うので、その点は好印象ですね。

本作のサイボーグのデザインは人によっては苦手かもしれないですが、作画面でも安定しており、突飛さこそないものの充分視聴に耐える良作SF作品だったと思います。

2020年夏クールの中から視聴を敢えてお薦めするとしたら本作は充分に候補の一つじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 57
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

咀嚼しづらいけど

<2020/9/24 初投稿>
オリジナルアニメ。
今夏、気がついたらなんとなく毎週観てました。

人類文明が崩壊した未来を舞台とするSF

舞台設定の説明は最初の数話のネタバレになるのでタグで括っておきます。

{netabare}
・文明が崩壊する過程の中で人類は自らをサイボーグ化していき
・さらに世界の管理を自己完結型の『システム』に委ねた人類はもう生身の部分がなくなり、サイボーグというより自我を持ったロボとして生き残っていた
・『システム』が全てを管理する世界で、『システム』の一部として退廃的な生活を送る「元人間のロボ」たち
・デカダンスはそんなロボ達の娯楽施設。人間の容姿をした素体に『ギア』としてログインすればデカダンスでガドルという敵を倒すスリル溢れるゲームに興じることができる。
・さらにデカダンスにはRPGのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のような立ち位置で、希少な「生身の人間」の『タンカー』を配置している。つまり、デカダンスに行けばロボ達は生身の人間に触れ合える。
(この生身の人間、『システム』がガドルのように培養したんでしょうか)
・ただし、タンカーはデカダンスが娯楽施設であることも、ギアの状態が元人間のロボであることも、自分たちがNPC扱いなことも知らない。
{/netabare}

こんな設定です。
結構、咀嚼しづらい設定。

注意点としては「これらは仮想空間ではなく、全て現実世界でのお話であること」
仮想空間という設定に慣れてしまった我々にはなかなかとっつきにくいところがありますw

物語のテーマは
「社会のルールに外れずさえいたら、無限の命が保証される。それはどんなに退廃的なのだろう」
タイトルがデカダンスですし。
様々なSFで古今東西取り上げられてるモチーフです。

最終回、あれは{netabare}大団円{/netabare}だったのでしょうか?
第1話の状況との違いは{netabare}「タンカーたちがこの世の仕組みを理解し」「ギアとタンカーが区別も差別もなく暮らしている」{/netabare}ことかな?
あの{netabare}大団円{/netabare}の世界は{netabare}「進化した『システム』」{/netabare}ってことなんでしょうか?

うまく(自分が)消化できていない感じです。

でも、映像、演出、キャラクターは好みでした。
音楽も伊東歌詞太郎さんの作詞・作曲・唄のED「記憶の箱舟」は歌詞もメロディも超好み。
ただいまヘビロテ中です。

そして、最終回のエンドカードはじんわりきました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 46

66.3 16 オンラインゲームアニメランキング16位
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (395)
1575人が棚に入れました
夢にまでみたゲーム世界に転送された高校生、大好真人だが、なぜか真人を溺愛する母親の真々子もついてきて!? 母親同伴の新感覚冒険コメディ開幕!

声優・キャラクター
茅野愛衣、石谷春貴、鈴代紗弓、原田彩楓、Lynn、新井里美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

すっぴん→時空+二刀流+みだれうち(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
まあ、ものまね士→時空+連続魔+バハムートでも良いけれど、、、って何の話だ?(笑)

このすば系というか、異世界転生ギャグですな。

ギャグパートは良いけど、インモラルなエロがあり、生理的にダメでした。そこが気にならない方は、良いのだろうけれど。

あ、OPはなかなか良かったです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一応、息子本人は嘆いてはいたものの、本当に、母親のエロとか、ドン引きだよな~。世界で一番いらん(苦笑)

個人的には、観ていて辛かったです。

私の中の3大NGが、「ゾンビ」「インモラル系エロ」「虐殺」なので、苦手でしたね。特に序盤は。

後半の、安っぽい親子論もまあ、どうかとはおもうけど、前半の母親エロよりはマシでした。

ただ、「親子で転生」「親が超強い」という設定自体は新しく、楽しめる要素もあったと思います、本当は。

例えば、「学校と晩ごはんがあるから、毎日、17時にはゲーム世界に転送され、20時には現実世界に帰される(土日は運営も休みだから転送されない)」というようなトンデモ設定でも、成り立った作品だとは思います。

そうすれば、ゲームと現実がちゃんと関係しあい、親子関係に変化が生まれたり、現実世界でもパーティーメンバーの仲が深まったりとする、日常系や学園モノの要素も入れていくことができたかも。

まあ、それで面白くなるかはワカランけど、そこまでカオスにしてほしかったなと、どうせなら。

とりあえず、新井さんが楽しそうに演じてて良かったです(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆1
このすば系? ギャグなら良いけど、エロに流れるとキツいな~。

2話目 ☆1
このまま、母親のエロを演出し続けるなら、次話で切ろうかな。

3話目 ☆2
多少、親子の話も入れてきたから、様子見かな。

4話目 ☆3
子供なんて作らなければ良かった、と、言ってはいけないよな。子供は、育ってほしいようには育たないけど、育てたようには育つよ。先天的なものを除けば、環境や教育次第で、かなり違うよ。

この作風なら、まあ、観られる。別に面白いわけではないけれど。

5話目 ☆3
モンペだな。パンチらはいらんかった。まあ、この作風なら。

6話目 ☆2
母親のスク水なんて、トラウマものだな。教育アニメか。いやいや、それで幻滅とか、クソだろ。

7話目 ☆2
う~ん、なんか、こう、深みがないな、説教に。当たり前のこと過ぎて。普通にヒロインだろ。

8話目 ☆3
まあ、綺麗にはまとまったかな。

9話目 ☆3
塔の攻略。新築のタワーダンジョンw 普通に楽しめた、ドタバタのギャグ回だな。

10話目 ☆2
訪問販売w

11話目 ☆2
みんな意味もなく、下着とか。まあ、そんなアニメだが。

12話目 ☆3
リフレクみたいなもんだな。親のでしゃばりで、子供の経験が奪われる。それもまた事実。それもまた冒険、という指摘も悪くはないが、それがゲーム世界で完結してしまったのは勿体ない。でしゃばり過ぎず、一緒に楽しむというのは、良い落とし処かな。

ドラゴンボールオチだな。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 32
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

母なる大地

ゲームの世界へ行ける事を喜んだ大好真人。
その世界に母親の真々子がついて来てしまう。
普通の勇者・真人とチート能力を持つ真々子は、
ゲーム内で親子関係の問題を修復させようとするのであった。

思春期の子供と親の関係。
所謂、反抗期があります。
些細な事がすれ違い。
自分の殻に閉じこもってしまう子供の通過儀礼です。

親と一緒に冒険に出発。
ゲームとはいえ気恥ずかしいです。
作中では男性の子供と母親の関係。
学生さんは感情移入するのが難しいでしょうね。
ただし、母親役の声優は茅野さん。
茅野さんと一緒にゲームができると考えた方が視聴しやすいです。

親目線と学生(子供)目線。
視聴する立場によって変化します。
私は親目線に近いかなぁ。
学生(子供)の考えも分かりますが、まだまだ経験が足りません。
本当の苦労を超えていかないと大人にはなれませんから。

子供の方は自分が頑張って成長した、と考えるでしょう。
しかし、それは支えてくれる人がいる、という事が前提です。
体が大きくなって成長する事は数字が出るのでハッキリと分かります。
それでは、精神的な成長はどうでしょう。
多くの視点を持てる事などは、心が成長した証。
特に子供が出来て守るべきものができたら尚更です。
ただし、子供は親の所有物ではありません。
子供の自我を認めてあげましょう。

自己中な親・過保護な親、反抗する子・自分勝手な子などなど。
親と子。
どちらも問題を抱えています。
衝突しないで、スクスク育つのは稀なケース。
一緒に問題を乗り越えて、親子が共に成長するのが一番良いでしょう。
親の子離れ、子の親離れ。
どちらも重要です。

真人などの子供視点。
真々子の親視点。
どちらかに感情移入して楽しむ作品。
本物の親と考えたら視聴は無理でしょう。
親は茅野さんに代入。
茅野さんとの家族関係を持った、という設定にしないと難しいかも。
固い話ではないので、そんなに気を張らなくても大丈夫。
親と子の2つの楽しみ方ができて、お得ですよ。
親孝行したいときには親は無し。
子供よりも親の方が先に鬼籍に入るのは当然の事。
反抗する気持ちも分かりますが、なるべく早く大人に成長する事を期待します。
{netabare}という事を、おしらーせ、します。{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 28

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

好きではありませんw

原作未読 全12話

母親である大好 真々子(おおすき ままこ)に苦手意識を持っていた高校生で主人公の大好 真人(おおすき まさと)は、MMMMMORPG(仮)(ママの 、ママによる、ママのための、ママと、息子がもしくは娘が、大いに仲良くなるためのRPG)のテスター選ばれ強制参加させられます。ゲームの世界で母と子が一緒に冒険するファンタジー作品です。

母親である真々子さんが、いくら見た目が若いとしてもヒロインというところに違和感がありました。

主人公の真人よりグイグイ前に出て目立つところは、真々子さんの方が主人公という感じがしましたね。

また、2人と一緒に冒険する2人もそれぞれの単独のお話では目立つものの、美味しいところはすべて真々子さんが持っていくためどうしても影が薄くなりますね。

すべての人に慈愛に満ちた真々子さん、あまりにも前面に出てきすぎて苦手でした。

これから観る方は1話観て継続されるどうか判断されるといいかもしれません。

OPはスピラ・スピカさん、EDは大好真々子役の茅野愛衣さんが歌っています。EDは「パタパタママ」の替え歌ですね。

最後に、シラーセ役の新井里美さん、あいかわらず独特で光っていましたねw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27

61.6 17 オンラインゲームアニメランキング17位
ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (285)
1361人が棚に入れました
『PSO』15周年記念プロジェクト第8弾として発表。

近未来の地球を舞台とした完全オリジナルストーリーで、『PSO2』をめぐる、あなたの隣にいるかもしれないプレイヤーたちの物語になる。

声優・キャラクター
蒼井翔太、諏訪彩花、M・A・O、島﨑信長、井上喜久子、佐藤拓也、小西克幸、村川梨衣、新田恵海、金田アキ、井上和彦、堀江瞬、高橋広樹、横山ミナミ、高野麻里佳、玄田哲章、小原莉子、高木友梨香、桃井はるこ、榎本温子、会一太郎
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメの感想1割。9割は、オンラインゲーム全般に対するアンチテーゼです(笑)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ジャンルは、サイエンスファンタジー。

どうせ販促アニメでしょ?って態度で視聴をはじめ、なぜかそのままの態度で完走できました(笑)

でもまあ、特にオススメできるアニメではないですねw


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、アニメの感想。ホンッットウニ、可もなく不可もなくw 良いところは挙げられないけど、悪いところも探せない、かな? 強いて良い部分を挙げれば、販促なのに、リアルに重点を置いた勇気。SAOとかログホライズンと違い、あくまで「ゲームをしている人間の普段」を描いているのは新しかった。あと、安っぽいギャグが逆に笑える時もありました。でもまあひとつ言えることは、どんなゲームであれドハマりすりゃー成績は落ちる(最低でも上がらない)よ、普通にw
{/netabare}


【余談~ オンラインゲームにハマりきれない、オジサンの話w ~】
{netabare}
ここからは、アニメに何にも関係ない、更にはPSO2にすら関係ない、ただ単にオンラインゲーム全般への日頃の疑問を呟くだけ(笑)

まず結論から。オンラインゲームを否定するわけじゃないです。ただ、オフラインゲームにも魅力はあるから、ゲーム会社には、もっと力を入れて欲しいだけです。

私は基本、ネットゲームはやらないです。いや、全キャラが完全無課金のゲームあったらやりたいですけど。なんか、結局は重課金者に勝てないのが、悔しくて。まあ、ただのヒガミですねw

それとは別の理由もあります。亡くなった、女優の淡路恵子さん(ドラクエ好きで有名)の言葉。

「ドラクエがオンラインになって、すごく残念。一人になりたいからゲームしてるのに、ゲームでまで人と繋がりたくない」

という言葉には完全に同意。普段、人と多く接する仕事してるんで、一人の時は、一人になりたい。でも最近、オフラインで面白そうなゲームが、本当に少ない(_ _)

ドラクエ、FFは、オフラインの牙城を守って欲しかったです。同じ内容で良いから、オンラインは別タイトルでやれば良いのに。

あと、オンラインゲームって、基本的に時間と空間を越えられないって思います。

オンラインゲームの良さって「それぞれが自分の物語を楽しめること」にあると思うんですが、逆に言うと、「まったく共通の体験をしている人がいない」とも言えます。

例えば私などは、初対面の同年代の方(男性)と呑む機会があった時、まず好きなゲームを聞いたりします。大抵プレーしてるんで。すると、例えば「ドラクエ5で、ビアンカとフローラどっちを選んだか」とかで大盛り上がりできます。どっちも同じ経験してますから。

あと、オフライン(昔のゲーム)って、プレイ環境に格差がないじゃないですか。みんなが勇者になって、世界を救えるし。でも、オンラインだと、どうしても、費やせる時間やお金、ハードの状況なんかが関係してくるんで、ちょっと生臭くなるんですよね、話が。強いギルドにいたとかいないとかで、それが現実世界でも多少なりとも優劣ついちゃうから、初対面にはフリにくいですし。

ゲームって、本来、現実逃避なわけなんだけど、オンラインゲームって、どうしても現実が反映されるんで、「じゃあ現実で良いじゃん」ってなっちゃうんです、私は(だから私は、興味の中心がゲームからアニメに移ったのかも)。

オンラインゲームにはオンラインゲームの良さがあるから、それはそれで全然良いです。でも、オフラインにはオフラインの良さもあるから、そっちも頑張ってほしい。ホント、それだけなんです。

オフラインの良さはストーリー性です。近年のゲーム作家は、多くのプレイヤーを満足させるシナリオを考えることを放棄し、設定とグラフィックだけを用意し、肝心のストーリーを考える部分はプレイヤーに丸投げしてる気がします。ゲームが、本来の役目である現実逃避の役割を十分に果たしてないから、ゲームにクリアに伴うカタルシスがない(オンラインゲームにはゴールがない)から、ゲームがリアルを侵食している情況が生まれるんですよ、ドンドン(机を叩く音)!

ハッ(゜ロ゜; 若い人たちが引いてるw

でも、ここ10年くらい、思ってたことが言えてスッキリ(笑) とにかく、「ゲームはやりたいんだけど、やりたいゲームがない」生殺し状態なんですよね、ずっと。

好きなゲーム(パッと浮かんだやつ)
・幻想水滸伝1~3
・タクティクスオウガ
・ロマンシングサガ3
・ファイヤーエンブレムシリーズ
・クロノトリガー
・スペクトラルフォースの初期の方
・テイルズオブファンタジア
・ヴァルキリープロファイル
・信長の野望(三國志)
・FFは、4→7→5→9→6→10
・ドラクエは、5→6→4→3


最近(でもないけど)では、「閃の軌跡」シリーズは、なかなか良いゲームでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

(遊戯王+進研ゼミ)÷2=PSO2?

タイトルは今も稼働しているオンラインゲームそのままを引用したという事で
宣伝が前面に押し出されてるという事もあるしオンラインゲームをどうアニメの
題材として調理するか放送前はさっぱり見当もつかなかったこともあり、正直
あまり期待しておらず一話ぐらいは見ておくかぐらいの気持ちでしたが意外と言ったら
失礼ですが面白かった!宣伝目的が前面に押し出されていようが面白いのが結構
あるのがアニメ業界の素晴らしいところ。

{netabare} 余談はさておきこのアニメの世界線はセガがゲームハードシェア争いから撤退せず
覇権を握った世界線のようですね、登場人物が全員当たり前のようにPSO2をプレイしていたり
会話の中に不自然におそらくPSO2の標語であろう言葉をねじ込んで来たり
やってるのが当然というノリで話が進んでいくので時々クスッとなったりちょっと待ってと
突っ込みたくなるんですよね、遊戯王のアニメや進研ゼミの教材と同じノリというか。
比較すると「ガルパン」なんかはえっ?戦車道ってナニ?みたいな疑問がわく前に
競技としての戦車道をが作中で自然に説明されていて上手だったなぁ、
とはいえ「ガルパン」は上手だったけどこっちが下手というわけでは決してなく
登場人物たちのゲーム内での大仰なロールプレイがそんなずれたノリだからこそ
抵抗なく受け入れられたしやってる内容も結構まともで画面の向こうにも同じ人が
いるので最低限のマナーは守りましょうとか学業諸々がおろそかにならないよう
排斥するのではなくちゃんと折り合いをつけましょうとかその主張をオンラインゲームの
主催が噛んでいるアニメで言うのも胡散臭さが感じないではないがいい主張には変わりなく
とにかくそんなゲームを楽しむためのメッセージが個性的な登場人物とストーリーに
上手に絡められていてよかったです(ううむ・・・ほんとに進研ゼミの教材っぽくなってきたぞ)

出番は少ないながらもちゃんとキャラ立ちしている生徒会の面々や学校、ゲーム内での友人達との
日常パートも見所で特に普段はおとなしいのにネトゲ内では性格が豹変したり
ネカマがいたりとネトゲ界の闇なのかな?がこのアニメの世界観ならではの明るくギャグ調で
変換されていて笑わせてもらいました。

某中の人の17歳ネタやセガの偉い人がさらっと登場してたり所々に遊び心がちりばめていて
多分ゲームやってる人にはもっとクスリとくるとこあったと思います、
そんな余白にネタを仕込むスタッフのサービス精神もよかったし
なんといっても主人公イツキがゲームをやるきっかけとなったリナ生徒会長
リアルでは生徒会長なんてやってますがゲーム内ではコミュ障でポンコツで
イツキとアイカの中を勘違いしちゃうSBJKで外見的には他のアニメと比べても
地味目で特徴的ではありませんがなかなかの破壊力、イツキとの
掛け合いなどブヒリティ高かったです。

半面後半はフォトンという謎エネルギーで現実世界でも変身できるようになった
イツキと現実世界に侵食してきたダーカーとやはり遊戯王的展開になるのですが
尺不足のせいかタメ不足というか若干ジェットコースター的で少し惜しいかな
日常パートが面白かったのでそこらへんはジレンマか。
ですが今まで関わった仲間たちがリアルとゲーム合わせゲーム内で全員集合するとことか
美麗なゲーム的グラフィックの戦闘シーン含め良かったし戦うことの意義とか敵にも
戦わねばならない理由があるとかなんて深入りせずリアルの生活とのバランスや
マナーやリテラシーなどを学んでいくことに主眼を置いてると思うのでうまく一クールで収まったと思うし
なんといってもこのアニメは皆で楽しむ「はじめましてから始まるオンラインRPG」の宣伝も兼ねてるので
その方針は当然の帰結になるのかな、
総じてこれからゲームを始める導入としても一つのアニメ作品としても見れる
いいバランスのアニメでした。

ED「レアドロ☆KOI☆こい!ワンモア!」
キャッチ―な曲調をファンシーなマスコットキャラが踊る、いい曲なんですが
右下に孤高さんがいてシュールだったり歌詞が完全に廃人御用達の内容だったり
このアニメのちょっとずれた雰囲気がEDでもよく出ていると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

なぜ「2」なの・・・? 「1」を探しても見つからないんだけれど・・・^^;

この作品の原作ゲームは未プレイですが、キャラデザが好みだったので視聴を決めた作品です。
タイトルにも記載しましたが、この作品の放送が決定した時「なんで「2」なの?」と思っちゃいました^^;
「2」って事は「1」があって、大概物語に関連性があるのが世の常・・・と思って探してみましたが無いんですよね^^;
暫くしてゲームの中の構成でアニメ化されたのはこの「2」が最初だったみたいです。

この物語の主人公は高校2年生の橘イツキ・・・彼は生徒会長から突然生徒会の副会長に任命されてしまうのです。
それだけでもびっくりなのですが、もっとビックリしたのは副会長の仕事です。
何とPSO2をプレイしてレポートに纏めて生徒会長に提出する事だったんです。

こんな生徒会の仕事って有りなの・・・?
生徒会はこの仕事の正当性について色々言っていました。
・学園内のソーシャルネットワークの現状を正確に把握するして報告する。
・学園に相応しいガバナンスを示す事こそ我が生徒会の存在意義そのもの。

そして人選の理由については成績、素行とも問題が無く、何でもそこそこ出来て部活動に所属していないから・・・なんだそうです^^;
いつきが色んな運動部に助っ人をしていて「部活動の便利屋さん」と呼ばれていることまで生徒会は調べ上げていました。
つまり何でもソツなくこなせる暇人・・・として白羽の矢が立ったという事になる訳ですが、当の本人としては微妙な人選理由ですよね^^;
こうしていつきがPSO2をプレイするようになり・・・物語が動いていきます。

私はオンラインゲームに疎いので正直ゲームの事は良く分かりませんが、ゲーム内でキャラを作り、そのキャラで様々なチュートリアルやクエストをこなしていく・・・
そしてオンラインゲームならではの仲間を集めて共闘する・・・こんなところでしょうか^^;?
SAOの様にナーブギアを装着してゲーム内にダイブする・・・という感じでは無さそうです。
まぁ、SAOの世界は近未来でPSO2は現在進行形のゲームなので、違いがあって当然なのですけれど・・・^^;
でも視聴していると、姿かたちは違えど声なんかはキャラそのものなので、アニメで視聴している分には、PSO2もSAOみたいにゲームの中に入り込んでいる様に感じられるのがアニメの醍醐味なんだと思います^^;

生徒会長にレポートを提出するのが目的で始めたPSO2でしたが、人気のあるゲームだけあってイツキも直ぐハマったみたいですが・・・そうなんです、面白いゲームってやっぱりハマりますよね^^;?
「この次の展開が知りたい」、とか「あのセーブポイントまで辿り着きたい」、とか「もう少しレベル上げしたい」など、状況によって続ける理由は色々ですが、これが連鎖するんですよね〜^^;
私も面白いゲームに出会ったら間違いなくハマると思います。
ゲームにハマるとアニメを見る時間が無くなるので、なるべくゲームは遠ざけています^^;

でもいくら面白いゲームとはいえ、アニメの中で延々とプレイされていては偏った作品になってしまいます。
この作品ではそうならない様に日常パートの見応えも中々なんです。

一番のお気に入りは生徒会長の泉澄リナ・・・「10年に1人の逸材」と呼ばれ才色兼備であると共に、多くの人から慕われています。
でも、彼女がお気に入りになったのはそんな肩書きではありません。
きっと本人は無意識だと思いますが、イツキとの距離を徐々に縮めてるんです。
何かに付けて「副会長」「イツキ君」
リナ先輩の熱狂的なファンがいたならイツキ君は間違いなく後ろから刺されている事でしょう・・・^^;

そして色々気にかけているうちに彼女の心境にも変化が・・・
その変化は少しずつでとてもゆっくりです。
でも物語序盤と終盤の生徒会長の言動や仕草を比較すると、違いは明白だと思います。

もう一人アイカというヒロインも登場します。少し影があるような表情が印象的な彼女でしたが、彼女は背負った運命が違いすぎた・・・ただそれだけだと思います。
そんな運命が無かったら年はイツキと同じくらい・・・他の女の子みたいに高校生活や恋だって満喫できるのに・・・
戦場に身を置くことで存在を示してきた彼女・・・イツキとの日常が彼女にとってかけがえのない時間であった事を願ってやみません・・・

こうして物語は終盤に差し掛かるのですが・・・起きた事態は最悪でした。
ある意味SAOやオーバーロードなどのVRMMORPGより状況は悪いと思います。
VRMMORPGは、普通にプレイしている限りゲーム内でどんな事が起こっても、プレイしている本人以外に影響を及ぼしません。
でもPSO2・・・いえ、この作品におけるゲームの位置付けはもっと異質だったんです。
この発想はありませんでした。
そしてここから物語が一気に加速していきます・・・
目の前で起きた出来事はあまりにも非現実的・・・でも事実が最悪の状況を物語っています。
イツキらはその最悪から抜け出せるのでしょうか・・・気になる方は本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、蒼井翔太さんの「絶世スターゲイト」
エンディングテーマは、泉澄リナ、鈴来アイカの「レアドロ☆KOI☆こい!ワンモア!」
蒼井さん・・・何でそんなにハイトーンなんです?
そんな音階は逆立ちしても出ないです・・・格好良い曲なのでカラオケで歌ってみたいと思って断念した曲です。
エンディングの踊りは可愛かったですね^^

1クール12話の作品でした。序盤は静か・・・でも終盤に起こった衝撃の展開以降しっかり盛り上がったと思います。
私の中では今期のダークホース的存在でした。
キャラデザも綺麗でしたし十分に楽しませて頂きました^^

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17

71.4 18 オンラインゲームアニメランキング18位
弱キャラ友崎くん(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (411)
1340人が棚に入れました
友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちな高校生。“人生はクソゲー"だと言い切る彼が出会ったのは、学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか?日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!

声優・キャラクター
佐藤元、金元寿子、長谷川育美、茅野愛衣、前川涼子、稗田寧々、島﨑信長、岡本信彦、水野駿太郎
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

無自覚リア充友崎くんと万能超人日南さん。

【紹介】
ゲームオタクでコミュ障の学園カースト最底辺がリア充の協力を得てスクールカーストを駆け上がるコメディアニメ。

【シナリオ】
納得する部分と、いや、違うだろって思う部分とあって惜しいところが多いが、最底辺から努力してリア充を目指すというコンセプトは面白い。
また、タイトル詐欺もいいところで友崎にはあまり弱キャラらしいところがない。コミュ障なのが欠点なだけで、特にそのせいで苦労している様子がない。
ただ、弱キャラが主人公だと、いじめとか悪口のような陰湿な描写が多めになってとても不快なので、そういうアニメではないところは良いと思う。

主人公が弱キャラで成り上がるというのが話の核なのに要素として弱いので結果、割とありきたりなラブコメになってしまってはいるが、ラブコメとしては良質で面白いアニメだと思う。

【キャラクター】
好きなキャラは中島と泉と七海。良い友達になれそう。
色々と気になるところはあったが、全体としては良いラブコメだった。


【メインヒロインの日南はまったく好きになれなかった】
好きになれない理由を一言で書くなら天才特有の傲慢さかな。

{netabare}
・日南は、表情と姿勢と自信で誰でもリア充になれるみたいなこと言ってるけど、それだけじゃどうにもならない人はいくらでもいる。
友崎が言う通り日南は才能に恵まれすぎた強キャラなだけで、努力をしているようには見えない。

美少女でオシャレなスクールカースト上位グループでゲームの日本人ランキング2位、中学バスケ部で全国2位チームをワンマンチームとまで言われるほど一人で支えた超天才プレイヤー、生徒会長で運動も勉強も学年トップ。
どうみても努力でどうにかなるスペックをはるかに超えている。

強豪運動部で生徒会で学年トップの成績の時点でスケジュールが目いっぱいで全く余裕なんてないはずなんですよ。

これを努力で手に入れたと言うけど、それは一日が何十時間あれば足りるの?

凡人が血のにじむような努力をしても七海くらいのスペックが限界だと思う。七海でも勉強運動学年2位で十分すぎるくらい。

それだけの才能を持っておきながら下々を見下して「努力が足りない」だの「期待外れ」だのと、一つのことに絞って努力している人間を完全にバカにしてる。性格が悪すぎて好きになれない。
天才特有の傲慢な考え方で、できない人の気持ちが理解できないんだろうなと思って、そこが好きになれないいちばんの理由。

・日南はスクールカーストトップグループにしては、友崎に構う時間長すぎない? 
なんでこんなに友崎に構うのでしょうか。暇人なの?
・Wデートでの日南のアドバイスはかなり的外れ。本当に美味しいかどうかは重要じゃなくて、提案を受け入れさせるには美味しいかもと思わせることが重要って言ってるけど、それはただのその場しのぎで何度も使える手ではなく、違いの分かる人物の評価を下げかねない。違いの分からないやつから見せかけだけの評価を得られて満足?
適当なこと言うやつというレッテルを貼られて長期的に見たら発言力がなくなる。
水沢が選んだワックスは中村の好みじゃないわけで、適当な提案がマイナスになることを自ら証明してしまっているという矛盾。
提案を受け入れさせることが目的みたいになっている。目的と手段をはき違えてはいけない。
そんなその場しのぎのいい加減な提案ではなく、アドバイスをするのなら、しっかりした下調べと日ごろから情報のアップデートが不可欠、で良かったのではないか?
生徒会選挙でもそうだ。日南の印象はどんどん口先だけの詐欺師に見えてくる。
・リア充遊び人女子高生が格ゲーのランカーって言うのはさすがにゲーマーばかにしすぎでは?
{/netabare}


【友崎について思うこと】
{netabare}
・攻撃がうますぎて敵のコンボ抜けが練習できない、攻撃のうまいプレイヤーがランク上位独占しているとか言ってるけど、そんなんでランカーは無理。
敵の攻撃をすべて把握して、うまくかわすことがランカーの最低限のラインです。防御がうまくないプレイヤーは上位にはいません。

・9話で初めてのデートを意識して緊張する友崎。
今までさんざんクラスメイトの美少女と二人っきりで買い物したり遊んだりしていたのはデートではないの?私の感覚がおかしいの?

・なんで友崎の妹は普通のコミュ力ありそうな女子高生なのか?妹が割とイケてるのに、友崎はなんでああなった?

・クラスメイトにはコミュ障の天敵であるパリピ予備軍がぞろぞろいる恐ろしいクラスだが、別にいじめられているわけでも無視されているわけでもなく、話しかければちゃんと相手してもらえるし、このパリピ予備軍どもが見た目だけで大半は優しい連中なので、たぶん成績優秀な高校だと思う。友崎はかなり恵まれた環境にいる。
生徒の民度が高いし、学食や購買部とか図書室の絵から見てもかなり設備が充実していて、偏差値高めでお金持ちの私立高校という印象がある。
何故クーラーがないのか不思議で仕方ない。

・友崎は話下手なのはわかるけど、好きなわけでもないのに女子ってだけで緊張するのはよくわからなかった。彼の場合、男とか女とか関係ない気はする。

・友崎は自分のことを弱キャラって言うけど、いうほど弱キャラか? 
話下手以外はそれほど低いスペックには見えない。
・かなりいい部屋に住んでるし、高校生なのに1000円超えのランチを食べたり、マネキンのフルコーディネートを金額を意識することなくそのまま購入しようとするなど、高校生なのに経済力がかなりある。
ワックスとかお洒落にすごい金使ってそうな水沢もそうだけど、この子たち小遣いいくらもらってるの?

{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

(陰キャとか)うっせぇ、(カースト下位とか)うっせぇ、(コミュ力低いとか)うっせぇわ、あなたが思うより健康です!

[文量→特盛り・内容→雑談系]

【総括】
ちょっとビックリしたことがあったんで、余談1に追記します(笑)

根暗なゲーマー男子が、リア充の女子の指導によって、リア充を目指す学園ドラマ。「野ブタをプロデュース」の男女を逆にしたような設定でしょうか。

このアニメは、「俺ガイルの逆」を狙ったように見せかけて、「結局、俺ガイル」になるという作品なのかなと。

恐らく、序盤~中盤の「俺ガイルの逆」状態でかなり視聴者が離れ、評価を落とします。そして、「俺ガイルの逆」が楽しめて、終盤まで生き残ってくれた視聴者は、「結局、俺ガイル」になることで、多分、評価を落とします(笑) 

私個人としては、終盤の展開好きですけどね、他作品に似ているとか、あまり気にする方じゃないので。前半でヒロインにイラッとし、主人公をケッって思った人、戻ってきて下さい。後半は結構楽しい(笑)

レビューでは、「陽キャラ、陰キャラ」「スクールカースト」についての私見を踏まえ、アニメの魅力や感想を。

更に、雑談1ではWikipediaの記事を引用しながら、上記テーマを掘り下げます。これが一番のメインです。

雑談2は蛇足。「人生はゲーム」という彼らの考えについての私見を書いていて、3つ合わせると、久々にかなりクソ長いレビューになります(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメで確信したことがあって、昨今の「陰キャラ・陽キャラ」というカテゴライズに何か違和感を感じていて、その正体です。それは、

「陽キャラ=スクールカースト上位」「陰キャラ=スクールカースト下位」という決めつけ。

私の解釈だと、

「スクールカースト上位=目立っている。場に対する影響力が強い。」

「スクールカースト下位=目立たない。場に影響力がない。」

です。いわゆる、支配階級かどうか。つまり、立場。んで、

「陽キャラ=明るい性格。ポジティブ思考。多数に人気がある」

「陰キャラ=暗い性格。ネガティブ思考。多数には人気がない」

です。つまり、個人としての特性。

「陽キャラ」「陰キャラ」は「性格」でしかないのに、それが立場にまで影響する違和感。これが、「能力」なら、立場に影響を与えるのも理解は出来るけど。

つまり、「陽キャラは正義」「陰キャラは悪」みたいな決めつけが気にくわないんですよね、根本的に。「陰キャラでも天下はとれるわ」みたいなことを、強く感じています。

私自身の学生時代を言えば、部活も県一とって、成績も良い方、小・中は(田舎の、全校生徒数十名の小さな学校ですが)生徒会長やってたから、客観的には「スクールカースト上位」だったんでしょう。学校に居場所がないと思ったことはなかったです。

ただ、気質的には「陰キャラ」でした(今もですがw)。だからなのか、同級生には人気はなかったです(笑) 友達も多くはない。ただ、「奴の言うことは聞いとこう、面倒くさいから」みたいな(笑) 独断専行の独裁者タイプですが、とりあえず結果は出すから表立って文句は出ないようなタイプ(嫌われているというより、疎まれていたって感じかな)。

仲が良いのは、大抵、陰キャラ。んで、その中には、ごく少数であってもちゃんと友達になってくれる人や好いてくれる人もいて。

これは昔からそうで、今も基本、世間からは陰キャラと呼ばれる人達の方が好きで、話も合う。好きになる女性もそういう人が多い。話してみれば考えも深いし、パリピな陽キャラ軍団よりもだいぶ楽しい。世の中の言葉ではく、自分の言葉をもっているから(だから空気読めないって言われるんだけどね)。

スクールカースト上位とか下位とか、陽キャラとか陰キャラとか、そんなん好みだし、自分の生き方の選択だから、余計なお世話だこんちきしょう、「うっせぇわ」みたいな(笑)

このアニメ、どうにも感情移入できなかったのが、「なぜ友崎は、陰キャラのままでスクールカースト上位を目指さなかったのか」という点。「俺ガイル」の「ヒッキー」は、自分という特質は変えずに、周囲に自分を認めさせることで、あんな美人な彼女も作ったのにね。友崎が、自分が陰キャラであることを否定し、陽キャラを目指すということは、世の中の陰キャラ達を全て否定するわけですしね。

尤も、それは序盤~中盤までで、終盤は陰キャラの肯定に走ったから、好感度は上がりましたが、逆に、あまりにも俺ガイルになってしまいそうで、(オリジナリティという)評価的には下がるという、微妙な展開に。

師弟関係が逆転する最後の流れとしては、なかなか面白く、2期があったら観たいという意欲に繋がった。

そういうことで、作品自体のクオリティは悪くない作品でした。好きなところもあります。

「みみみ」とか好きなキャラでしたし、「菊池さん」はシンプルに可愛かった。

みみみの劣等感との向き合い方はなかなかくるものがあった。菊池さんが「たまに話しにくい」としたのは、陽キャラの友崎の方で、「すごく話しやすい」のは陰キャラの友崎っていうのも良い。日南が本心を隠しすぎる、ある種の「コミュ障」という、逆転の展開も面白かった。

序盤~中盤は☆2が続きましたが、終盤にかけて☆4が増え、面白くなっていきました。今後の展開が楽しみ。

まあ、現状、印象悪い日南が、友崎との関わりにおいて次第にデレ(本当にやりたいことを見つけ)ていくことでヒロイン力を上げ、そんな日南の変化と、友崎が日南に寄せる想いに気づいた菊池さんが、泣きながら「友崎くん、ありがとう。私が初めて好きになった人」とか言いながら自ら身を引き、友崎にアタファミで勝った日南が友崎と付き合うという、どこの俺ガイルかな?というのが最終的な結末なんでしょうけど。

だからこそ、友崎が日南に告られてもフリ、菊池さんと付き合うくらいのことしてくれたら、めっちゃ評価を上げるんだけどね(まあ、ないだろうけどw)。
{/netabare}

【余談 ~コミュ力って、世界を制す力なの?~】
{netabare}
スクールカースト。

一言で言えば、嫌な言葉ですね。

日本で初めてスクールカーストが紹介されたのは、2006年頃ですが、実際にはかなり前から言われていることであり、欧米では90年代初期から意識されていたとか(アメリカではcliqueと言われているとか)。

Wikipediaの記事が久々に面白かったので、【 】で引用します。

【スクールカーストでは、上位層・中位層・下位層をそれぞれ「一軍・二軍・三軍」「A・B・C」などと表現する。

一般的なイメージとしては、以下のようになる。

恋愛・性愛経験 - 豊富なほど上位
容姿 - 恵まれているほど上位
ファッションセンス - 優れているほど上位
場の空気 - 読めたり支配できたりするほど上位
趣味・文化圏 - ヤンキー・ギャル系(繁華街で遊び慣れているなど)は上位、オタク系は下位
部活 -サッカー、野球、バスケ等の花形部活のレギュラーはカーストトップ、文化部は下位、卓球部は運動部ながら下位になることも多い。
自己像 - 自分探し系は上位、引きこもり系は下位】

だそうです。てか、なぜ卓球部だけピンポイントで(笑) 

追記→というのが放送当時書いたレビューですが、今、他のレビューで使いたくて再度wikiを開いたらびっくり。「部活 -サッカー、野球、バスケ等の花形部活のレギュラーはカーストトップ、文化部は下位、卓球部は運動部ながら下位になることも多い。」の部分が削除されてたんですけど(笑)

これがたまたまか、私のレビュー見て誰かが削除したのか分かりませんが、もし後者なら、申し訳ないことしたな~と。個人的には、卓球部のとこがツボで、好きな記事だったんですけどね(汗)。

wikiって、ちょいちょい変わってるのは知ってましたが、これはちょっと驚いたな~ということで、追記でした(笑)

さて、このスクールカーストがどう決まるかというと、

【スクールカースト上での位置決定に影響する最大の特性はコミュニケーション能力である。クラス内でのステータスの上下関係自体は以前からあったものの、それは運動神経や学力が大きく関係したものであり、そうではなく判断基準がほとんどコミュニケーション能力に依存している点が近年のスクールカーストの新しい点であるといえる。

ここでいうコミュニケーション能力とは、具体的には「自己主張力(リーダーシップを得るために必要な能力)」「共感力(人望を得るために必要な能力)」そして「同調力(場の空気に適応するために必要な能力)」の3つを指す。

コミュニケーション能力の有無に偏重したスクールカーストという序列が発生した背景には、学業成績の相対評価を廃止するなど生徒に対する序列付け自体を否定するような過剰な平等主義があり、「学業成績」「運動能力」といった(努力で挽回可能な)特性によるアイデンティティを失った子供たちは「人気(コミュニケーション能力)」という(努力で挽回不可能な)特性に依存した序列付けを発生させてしまったのだという】

とまとめている。この辺、「コミュ力は努力で向上できる」とする日南の意見とは異なる認識ですね。まあ、このWikipediaの記事も(人気は挽回不可能と断言するのは)片寄ってはいるとは思いますよ。

さて、続きを。

【スクールカーストとコミュニケーション能力の関係について、「自分の意見を押し通す」能力とスクールカーストの高低には相関関係があるものの、「友達の意見に合わせる」能力とスクールカーストの高低にはあまり相関がみられないという統計に注目している。

この事実からは、コミュニケーション能力が高いとカースト上位になるのではなく、カースト上位という立場を利用してクラスメイトに自分の意見を強引に押し付けることができる(恐怖政治)ようになり、(実際にはコミュニケーション能力が他生徒とさほど変わらなくても)コミュニケーション能力が高いと周りから判断されるという解釈も可能となる】

という指摘は、納得してしまった。

実際、スクールカーストの上位にいるからと言って、正しい意味でのコミュ力が高いとは限らないと思う(会社でも、飲み会でのコミュ力高いくせに、絶対に謝れなかったり、ホウレンソウができない新人がいるが、あれは正しい意味でのコミュ力が低いと思う)。

また、学生時代の「強い」や「弱い」は、「恐い(酷いことが平気で言える)」か「優しい(相手の気持ちを考えられる)」かに置き換えられることも多く、「あの人はクラスで強い」は、「あの人はいじめとか平気で出来ちゃう怖い人だから逆らえないよね」だったりするケースもある。

Wikipediaではこの後も、スクールカーストといじめの問題、テレビ番組とキャラ作りなどについて書かれており、読みごたえがあって面白かった。

Wikipediaの記事のなかで特に印象的だったのは、「コミュニケーション力が異常に評価され、重用される学生時代では」という趣旨の指摘だ。

これは、社会人になった人なら多分共感してくれると思うけど、仕事をする上でもコミュ力は確かに重要だけど、それだけが全てではないと思う。

事務処理能力、発想力、忍耐力、課題発見力、計画力、行動力、発信力、、、社会人として活躍するためには、色んな力が必要になる。コミュ力は、その中のいち要素にしか過ぎない(多岐に渡る能力を1人で有している優秀な人もいるけど、足りない部分をチームで補うのはアリだよね)。

ていうか、事務処理能力とか計画力、行動力とかが低いのに、コミュ力だけ異常に高い奴とか、その逆よりむしろ嫌われるって(笑)

実際、同窓会に行くと、中高ではあんなに調子良かった奴だったのに、めっちゃ落ちぶれてたり、全然イメージない奴がすげぇ立派になっているなんて、ざらにあることだし(勿論、学生時代のままスゲェ奴も、ダメな奴もいるけどね)。

ちなみに、この場合の「ダメ」や「立派」の基準は、本人が自分の人生を楽しみ、満足している=キラキラしている、ということであり、容姿や学歴、収入などを言っているわけではないです。同窓会で、愚痴や不満ばっかり言う奴は、「ダメ」です。

さて、何を言いたいかというと、学生時代、(世間的な定義での)コミュ力が低いだけでスクールカーストの下位になってしまい、「自分なんて」と思っている子供がいたら、知って欲しいということです。

人生、それだけじゃないって。

学校だけが、社会じゃないって。

コミュ力だけが、あなたの全てじゃないって。

だからこそ、殊更にコミュニケーション力を持ち上げ、それが世界の全てを支配するように描かれるこのアニメ(日南の理論)を、私は楽しめなかったのかなと思います。
{/netabare}

【余談~第二レビュー(笑)~】
{netabare}
実は、最初はこれがレビューだったのですが、書いているうちに、段々と自分が書きたいことが変わってきたので、レビュー書き直しました(たまにあります)w

ただ、せっかく書いたのにただ消すのも忍びないので、こちらに転記します。

以下、本文。


なんかこう、片寄った意見ばかりで好感が持てないな~という印象。

「人生はクソゲー、なぜならキャラの初期設定が違うから」

「人生は神ゲー、なぜなら努力次第でなんとでもなるから」

う~ん、どちらも極端だよな~と思う。

まず、人生において、キャラの初期設定が違うってのは正しいと思います。人間は決して平等ではない。遺伝子レベルの違いは間違いなくあるし、環境の違いも残念ながらある。

例えば、「人生は努力次第でどうにでもなる」って、紛争地帯で親もなく生まれた子供、生まれつきハンディを抱えた人、整形したとしてもどうにもならない容姿に生まれた人に、同じことを言えるのかな?

(大学の時に受けた講義で、日本LD学会の会長が、「LD(学習障害)の子供に、頑張れば勉強ができると言うのは、地雷で足を失った人に、頑張れば速く走れる、なんで走れないんだ、お前の努力が足りないんじゃないかと言うのと同じことです、って言ってたな~」)

まず、日南が努力家ってムリがある。表情や化粧をどれだけ頑張っても、誰でも学校1の美女になれるわけじゃないし、努力して成績1位になってる奴が、ゲームで日本ランキング2位になり、放課後や休日はリア充として遊ぶて、物理的にムリやろ、才能ない奴には。てか、あの身長でバスケ全国2位のレギュラーというだけでもエゲツナイのに、ましてやワンマンチームて、バスケを舐めるなと。それを、「努力すれば出来る」って、バスケだけに死ぬほど集中して努力している全国のバスケ少女達をバカにしてるんじゃないかと思う(しかもあっさりバスケ辞めてるし)。

ヒガミでもナンでもなく、「努力すれば何でも出来る」というのは、励ましの言葉ではなく、人を見下す言葉のようにも感じられる。だから、日南の印象が悪いんだと思う。

とはいえ、「努力次第である程度まではいける」というのは、そうだとも思う。自分の持っている能力を100%発揮する努力は必要で、友崎がそれを放棄して僻んでるだけってのは、確かにそう。

要は、評価の基準をどこに持ってくるか、じゃないかと思った。

「相対評価」「絶対評価」「個人内評価」という考え方があるけど、相対評価なら「他人と比べて勝っているか」で計り、絶対評価なら「目標への到達度」で計る。個人内評価なら「過去の自分との比較」で計る。

日南は、「相対評価」(他人との比較)の中で生きているが、友崎に与えた課題は「絶対評価」的(目標を達成すること)であり、「努力すれば成長できる」という信念は、「個人内評価」の(他人どうこうではなく、昨日の自分より勝っていれば良いと考える)世界での真実である。

この辺のズレに本人(日南)が気づいていない限り、やはり、「持つ者の理屈」と一笑に付されても仕方がないだろう。

私としては、

①他人(社会)が自分を評価する時は「相対評価」の中で評価されることを理解し、

②自分の生き方としては「絶対評価」的な感覚を持たねばならず、

③家族や友人など身近な人は「個人内評価」をしてあげれば良いと思っている。

まあ、綺麗事と言えばそうですけどね。

とりあえず、友崎が容姿や能力として最下層にいて、と言うわけではなく、磨けば光る程度には下地があったわけだから、あんまりこの作品のテーマとは合致しなかったようにも思います。

そもそも、例えゲームであれ、一応ちゃんと高校生やりながら、日本一になれるんだったら、能力低くないって。強キャラ友崎君ですよ。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
学生時代のリア充が、そのまま社会人になってもリア充とは限らないけどな。たまたま強キャラに生まれ、イージーモードで無双って、ずいぶん片寄った(笑) 身だしなみも礼儀の一部。顔はどうにもならんが、勉強と運動は平均くらいまでなら何とかなると思う。容姿はなんとかなるて、本当のブサイクに言えるかな? そして、やたら主人公に都合の良い展開。

2話目 ☆2
なんかこう、シンプルに面白くないアニメだな。

3話目 ☆2


4話目 ☆2
めっちゃ切れる。これを、格好良いとは、、、思えないよな~。

5話目 ☆2
徐々に陽キャラ化。ここでも試される、コミュ力。LINEグループって、自分等が「裏で」「潜在的に」やってたことを、「表で」「顕在化させる」ツールだよな。

6話目 ☆2
大した演説ではないと思うけど。だって、対立候補のマニュフェストを丸飲みでしょ? しかも後出しジャンケンで。冷静な人なら、「政策論争に負けた」ことも分かるし、人物としての薄っぺらさを感じるはず。また、教師を敵にしていたが、それするとますます要求通らないでしょ。現実の生徒会に、アニメのような影響力はないし。まあ、政策丸かぶりさせれば、人気の差で自分が勝つという強かさは感じるけど。

7話目 ☆4
むしろ、みみみに好感。

8話目 ☆4
ていうか、日南がメインヒロインだよな、目立たないけど(苦笑) いやいや、全中準優勝のバスケ部のエース(ワンマンチーム)が、バスケ辞めてる場合じゃないし、どこかへ特待生でいこうよ。みみみが関わる話は、良いな。

9話目 ☆4
まあ、日本一位と日本二位の対決だからな。これ、このまま日南と付き合わず、菊池さんと最後まで付き合ったら、作品の評価を上げるな~。菊池さんに本質を突かれる(笑) これ多分、陽キャラ友崎がしゃべりにくいんだろな。完全に正ヒロイン(笑)

10話目 ☆2
猫をかぶってて、疲れるんだ。リア充イベント、楽しくない(笑)

11話目 ☆4
そこで、告白しないのかよ、友崎。それを誠実というか、何なんだろう。むしろ、本当の自分を好いてくれる菊池さんに惚れろよ、友崎。

12話目 ☆3
リア充に憧れることとの葛藤。菊池さん、深すぎるよ(笑) これで菊池さん選ばないとか、友崎鬼畜過ぎるだろ。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何かを極められる人は「弱キャラ」でありません。

原作はガガガ文庫のライトノベルらしいですが、未読です。

作中で出てくるゲーム「アタファミ」はスマブラ(任天堂『大乱闘スマッシュブラザーズ』)がモデルっぽいゲームです。

主人公の友崎くんは少なくともストーリー開始時期にはアタファミ特化のNo.1プレイヤー、対してメインヒロイン(?)の日南は最近で言うところの「スクールカースト」の最上位におり勉強も運動も、そしてアタファミも上手いオールラウンダーです。

「アタファミのNo.1プレイヤー」に興味を持ちそして勝手にガッカリした日南によって友崎くんの改造計画的な物が始まるわけですが、ここで日南の振りかざす持論がいかにも高校生らしく、世の中を舐めた物なのがこの作品の面白いところのひとつだと思います。

世の中にはいろいろと小器用にこなしてしまう人が少なからずいる一方で、何かの分野で「これはこの人にはとうてい敵わない」という人はそうそう多くはいません。

そしてこの「とうてい敵わない」レベルの人はもちろんその分野に対して才能もあり努力もしているのですが、必要に迫られて他のことをやったりするとこれが案外優秀だったりするのです。

人生経験上、何かを極められる人の方が人としてのポテンシャルは高いんじゃないかと思います。たぶん友崎くんもそんな中のひとりであって、決して「弱キャラ」ではないんじゃないでしょうか。

ということでお話はこれからというところでアニメは最終回を迎えてしまいましたが、原作には興味が出てきました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 20

62.5 19 オンラインゲームアニメランキング19位
.hack//SIGN[ドットハック サイン](TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (200)
1340人が棚に入れました
Project「.hack」の一環として製作されたTVアニメシリーズ第1弾。
2007年、人々はネットワークゲーム『The World』に熱狂していた。
その『The World』という仮想現実世界内の原因不明のトラブルによってゲームの世界からログアウト(退出)出来なくなった司は、自分の身に起きた異変を抱えたまま一人で彷徨っていた。
そんな折、正規には存在しないはずの外見を持つ猫型PC(マハ)との関係、そして謎のモンスター・ガーディアンとの関連を疑われ、プレイヤー有志によって構成される自治団「紅衣の騎士団」より『The World』を崩壊させる危険人物として見なされ、追われることとなる。
司はゲーム内で出会った仲間であるミミルやベア達と協力しながらログアウトの方法、そして『The World』に隠された謎について探索し、その過程で様々な事件に遭遇する。
(時系列順で参照する際は小説【.hack//AI buster】→アニメ【.hack//SIGN】→小説【.hack//ZERO】→第1期ゲーム【.hack】→漫画・アニメ【.hack//黄昏の腕輪伝説】→アニメ【.hack//Roots】→第2期ゲーム【.hack//G.U.】。)

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

どう考えてももう少し評価良くてもいいはず

普通に面白いですよ、これ。
最初ゲームのアニメ化作品かと思って見ましたが、そうじゃなかったです。
この作品はゲーム.hackのある意味序章と言うべき話になっています。だから、.hackの動きを追いたいならゲームまでやる必要があるでしょう。
しかし、この作品ただの付属品ではありません。
相当深く人物について掘り下げていますし、ストーリーも非常に多面的に練られています。
ですが、その反面ややこしいストーリーになっているのも確かです。
人によって評価に差は出るでしょう。
ですが、いろんな意味で面白い作品であるのは確かです。もっと評価されるべきですね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

キスショット☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

The World!・・・そして時は、動き出す!?

はい、違う作品とまぜちゃったタイトル失礼しました(´∀`*)

全26話+OVA2話

2002年の作品ということを差し引いても、最初から最期まで、見るのが苦痛というか、辛かった。

私が見た設定がたまたまおかしかったのかもしれませんが、BGMの音量が大きすぎて、耳障りなことが多く感じてしまいました。

内容としても、主人公ツカサを好きになることができなかったのが、一番の要因かなぁと。

オンラインゲームということで、
意識をオンラインゲームの中と共有するような設定で、自分がそのオンラインゲーム「The World」にいるかのように体験できるようなゲームだと思うけど、そこで主人公は意識を奪われ、ゲームからログアウトできなくなる。
という話。


いろんな設定が、理解できていないので、モヤモヤした感じでした。

この作品は、Project .hackの一部分であり、ゲーム「.hack」の前日譚として位置づけられているそうで、このアニメだけ見ても足りないのかも^^;

ただ、この後の.hack//黄昏の腕輪伝説は、見るか悩む。
.hack//黄昏の腕輪伝説までが、1期のようなので、見るとモヤモヤが解消されるのなら、みるかもね!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

もしかしてこの年辺りが端境期?

本放送時に視聴。
 私の勘違いかもしれませんが、昔はちょっと謎を残した終わり方って作品に深みを増す手法として視聴者側はある程度認めてたと思うんですよね。
(勿論作品だけですべて完結させるのがベストなのは当然ですが)
どうも今はそういう??な要素があるとすぐ糞クソ言われてる気がする。
意外と若い人の方が理屈っぽいのかもしれませんね。

私は締め方は微妙でも気持ちにグっとくる過程が有れば、その作品が好きになってしまうユルい視聴者ですのでコレ好きです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

61.7 20 オンラインゲームアニメランキング20位
七星のスバル(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (261)
1087人が棚に入れました
かつて世界的人気を博したMMORPG≪ユニオン≫で伝説となった小学生パーティ「スバル」。 しかし、 ゲームオーバーとなった旭姫は現実でも同時に死亡してしまう。 ≪ユニオン≫は運営停止となり「スバル」のメンバーも散り散りになった。 それから6年後──。 新生≪リユニオン≫にログインした高校生の陽翔は、 そこで死んだはずの幼なじみ・旭姫と再会する。 彼女は電子の幽霊なのか、 それとも…?

声優・キャラクター
高梨謙吾、大森日雅、鬼頭明里、石川界人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

石景山遊楽園に行ってみた! 的UP動画

2018.09.22記


原作未読


はじめに言っておくと、この作品の楽しみ方は一つだけ

 {netabare}『間違いさがし! もとい 似てるとこ探し!』{/netabare}


かつて、世界的人気のMMORPG《ユニオン》において、伝説となったパーティがあった。名を、スバル。小学生の幼なじみたちで結成されたそのパーティは、〈センス〉システムを中核に置く《ユニオン》において比類なき才能を発揮、瞬く間に勇名を馳せた。ところが、プレイヤーがゲーム中に息を引き取る事故が発生。この人死事件をきっかけに、《ユニオン》はサービスを終了してしまう。
 ……時は流れ、6年後。かつてスバルの中心として活躍した天羽陽翔(あもう・はると)は、ダメダメな高校生になっていた。性格はひねて、友達はおらず、何事にもやる気がない。だが、クラスメイトに巻き込まれる形でログインした新生《リユニオン》のなかで、陽翔は信じがたい“再会"を果たす。スバルの仲間であり、リアルの幼なじみだった少女、空閑旭姫(くが・あさひ)――6年前、ゲーム中に死んだはずの彼女が、そこにいた。

以上、小学館のサイトから。。。


視聴作品を決めるにあたり軽く作品紹介を眺めて決定する方は多いと思います。
この作品に初めて触れた場合、上記あらすじを見て「あのはな」「SAO」との類似性を認めることになるでしょう。言わずと知れた人気作で視聴済みの方も多い二作品です。
レビュー等あらすじ以外でも設定が似てるだのパクリだの情報は入ってきます。

生じる反応としては、主に3つ。

1.パクリなら観ない
 →まあ当然
2.フラットに観るぜ
 →似てる言うけど先入観は禁物だよね
3.お手並み拝見
 →掛け合わせてどんな話にするんだろうね

私は3.おそらく製作側がターゲットとしたい層もここらへんかと。


というわけで蓋を開けてみます。

「どことなく似てるね」

ではなく

「まんまパクリやーん」「しかも劣化してるやーん」

という箇所多数。そして残念ながらつまらない。。。
手が悪いと感じるのは、設定やらキャラ配分などなまじ人気作をもじっているため、そこそこ興味を惹かれながらずるずると視聴させてしまうところです。

ここで本来であればつまらない理由、どこがイマイチか指摘するのが筋なのですが、本作の場合鼻につく箇所がわんさかあることもあり、一つだけ挙げときます。

 『風呂敷広げて全く伏線を回収しない』

{netabare}
・旭姫がなんで「リユニオン」で復活していたのか?
 →これそもそも回答出さなきゃいけないやつでしょ
・スバル(一般的には星6つ)で七星というんだから残りの1つは?
 →状況証拠と本人がそれっぽいこと言ったからエリシアが?ってことでいいのかな
{/netabare}

広げたものはたたまないといけないですね。
つまらないです。。。大事なことなので二度言いました。


それでも本作を視聴される場合は有名二作品視聴済みの上で、似たとこ探しに興じてみる、姿勢で臨むのが良いかと思います。
それも他人のふんどしで相撲を取るみたいであまりすすめられた話ではありませんが(;一_一)


私の場合、まるで「他人の浮気話なんて悪趣味だわ」と言いながらついついワイドショーをながら見するのと似たような視聴感覚を持ちました。毒にも薬にもならない、ただ時間を潰しただけのような感覚です。

所詮オマージュでもなんでもないパクリはパクリ、本家には敵いません。
夢の国も外面似せたとしてソフトや運用が雑なら客は来ないのです。



■蛇足
10話放送手前で宣伝プロデューサー逮捕のニュース。
※アニメの内容とは関係ないのでたたみます
{netabare}
容疑は未成年(13歳)の誘拐。大手メディアが(10代少女)と報じたのには忖度の精神がいかんなく発揮されていたかもですね。一方で忖度のかけらもなかったのが、TVニュースで「映画・アニメ事業部○○容疑者」と部署までつけてテロップだしてたとこかしら。
アニメ=ロリコン=危ない人のイメージ作りに一役買う結果となりました。
迷惑な話ですが、少なくとも最終話までやってくれたTBSには感謝ですね。

なお、10話サブタイトルが「消えた少女」

そこで伏線回収してどうするんじゃいっ!って話です。
{/netabare}



-----
2019.03.08追記
《配点を修正》


悪名は無名に勝るといいますか、評価の低さ(同クール総合順位38位)の割にレビュー件数と棚に入れた数は20位前後とそこそこ注目されました。
私も上手く乗せられちゃいましたね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 52

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

わりとどこから手直しすれば良いのかわからないっぽい問題作(視聴非推奨)

原作ライトノベルは未読です。

ゲーム的な世界に転生とか召喚とかじゃなくて、ちゃんと「ユニオン」あるいは「リユニオン」というゲームにログインしてプレイしてたり現実側の場面もある感じのお話になっています。

そこでレビュータイトルについてですが、珍しく批判的なことばかり書きますけど、ある意味「なんとか太郎」とか揶揄される作品よりもこっちの方が問題なんじゃないだろうか。
(じゃあ観るなよって話でもあるわけですが。)

いくつ挙がるかわかんないけど、列挙してみます。

1. 設定が雑

そこそこシリアスな話をやりたいなら、もっと設定は練り込んで欲しいです。特に主人公たちがプレイしているMMORPGっぽいゲームですが、プレイヤーになれる条件がかなり厳しいわりにゲーム内で一度でも死んでしまうとリザレクションできない(二度とログインできない)らしい。

そんな設定のわりにはPK推奨っぽいし、ストーリー中で数百人規模のギルドが全滅とかしているようでそんなゲームを真面目にやる奴が果たしてどれほどの人数いるのでしょうか?

またいたとしても作中の規模でプレイヤー数は残っていないのではないですかね?

2. キャラに魅力がない

この人と友達になっても良いかな、とかこの人の部下としてなら戦っても良いとか、そんな風に思えるキャラが敵味方含めて誰一人いませんでした。「そんなん、お前の好みの問題やろ」と言われればそれまでですが、このレベルで誰もいないアニメ作品は珍しいです。
(まあ、普通そう思ったら観るのをやめているせいかもしれないけど。)

3. 脚本・演出が良くない

過去の出来事についての場面で画面右下に「~追憶~」とか出るのはやめてほしいです。そういうのはちゃんと絵でわかるようにしてほしいですし、回想するっぽい言動を交えて場面転換してもらえば、普通にわかる話です。

あと、この「~追憶~」に切り替わるタイミングや全体的なテンポとかもなんとなく変だと思います。

4. 最終回での話のキリが悪い

最終回まで観ましたけど、「おれたた」エンド過ぎるし何のカタルシスもないです。かといって続編が決まっているわけでもない。シリーズ構成の問題ともいえるのでこれも脚本が良くないということになるのでしょうかね。

作画は致命的にまずいものはなかったというか、まずまず良かったような。キャラは(ビジュアルは)わりと良いです。予算的には余裕があったんですかね。ああ、そういえば作品内容とは関係ないですけど世間的にはプロデューサーがやらかしてミソがついたんでしたっけ…。

なんだろう、仮に作画が良くなくてもこれより面白いアニメはたくさんあるだろう、とかそんな感想が出てくる作品でした。
(でも、なぜか完走してしまった…。)

……でもまあ、原作は多少は人気があるっぽいのでもしかしたらアニメ化スタッフの問題なのかもしれないです。でもこのアニメを観て原作を読む気にはなりませんでしたね。

全話録画したけど、残さないで消しちゃうでしょうねえ…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 44
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

AとSとを併せただけではねぇ・・・。

原作未読。最終話まで視聴。

【感想】
AとSの良いとこどりをしようとして、結果、出来なかった作品。
名作のAやSと比較すると、かなり薄っぺらい作品。
原作者(脚本家?)の先生に関しては、せめて、もう少しAとSを読み込んで欲しかったかな?
本来AとSの持つ、魅力的な部分が、ごっそり抜け落ちている。
ただ、上っ面をなぞっているだけ・・・。

メンマの姿がジンタン以外には見えないから面白いのに・・・。
キリトは軽々しく他のプレイヤーの命を奪ったりしなかったのに・・・。

他にも、劇的に、物語をつまらなくしている点が・・・。
恋愛要素の盛り込み方が下手過ぎる。
主人公側にサイコパスな人物がいると、感情移入しづらい。
ゲームとしてのリユニオンの魅力が全く伝わってこない。
『未来視』の能力の発動が、原作者にとってご都合的すぎる。

そして、この作品最大の問題点は、大風呂敷を広げるだけ広げておいて、全く回収しなかった点。
過去には、強引な伏線回収で不評だった作品が数多くあるが、それを上回るまさかの”未回収”。
旭姫は何故ゲーム内で復活したのか?
この作品最大の謎は、結局、明かされないまま終わってしまった。

【以下、気になった回のヒトコト】
{netabare}第1話。{netabare}リアルで死んだはずの旭姫がゲームの中で生きていた!?{/netabare}
謎解き的な展開なら面白くなるかも・・・、と思いながら視聴開始。
ところが、この物語は徐々に尻すぼみになっていくことに。

まず、第2話以降の貴法の{netabare}サイコパスっぷりに{/netabare}幻滅し、
第5話で、貴法が{netabare}あっさり裏切られて旭姫を奪われちゃう展開に{/netabare}幻滅した。

第6話のバトル。{netabare}敵が弱すぎるのか、主人公たちが強すぎるのか・・・?{/netabare}
視聴する者全てが、あっけにとられる展開に。
『ゲーム内で死ぬとアカウントが無くなって、2度とそのゲームがプレイ出来なくなる』という縛りがあるのに、数千人のプレイヤーをゲーム内で殺してしまった主人公一行。
はっきり言って、狂気の沙汰以外の何物でもない。

咲月の旭姫に対する{netabare}恋愛的な嫉妬心{/netabare}・・・。
まあ、咲月の気持ちも分からなくはないんだけど、この話は、これ以上引っ張らないで欲しいかな。

第7話は超ご都合主義な展開に・・・。
探していた剣の位置を旭姫があっさりと見付けてしまうのは、「未来視」の力だとすると・・・。
ラストの展開を見抜けない「未来視」ってどうなの?
原作者の都合で未来が見えたり、見えなかったり・・・。
ここまでも何度もあったけど、原作者にとって本当に都合の良い能力。

第9話は、途中でこの後の展開が分かったので(”何となく”ではなく、”はっきり”と)飛ばし視聴。

第10話、想像通りの展開に辟易。
この作品の登場人物は、どいつもこいつも自分勝手で身を亡ぼす、先の読めないダメ人間ばかり。
特に、恋愛要素が絡むと滅茶苦茶な展開になってしまう。
この先、どうまとめるつもりなのか?
(そもそも、恋愛要素に関して真面目にまとめるつもりはないような気がするが・・・)
とにかく、『振った、フラれた』が軽すぎるのだ。
何回も振って、フラれても、仲良く行動を共にする感じが、気持ち悪くてしょうがない。

第11話は、相変わらず貴法が気持ち悪い。
振られて落ち込んでいたら、幼馴染のかわいい娘が自分のことを好きだから乗り換えちゃうとか・・・。
この作品は、恋愛については、真剣に考えていないようだ。

第12話。この最終回は、後世に語り継ぐべき最終回だと思う。
言うまでもなく『悪い意味』でである。

陽翔が死ななかった理由。
旭姫がゲーム内で復活した理由。
旭姫がゲーム内で復活した理由を、陽翔たちが探ろうとしない理由。

何一つ、説明が無い。
『視聴者の皆さんのご想像にお任せします』とでも言いたいのか?
ここまでくると、逆に清々しい。
{/netabare}
ところで・・・。
視聴開始時に楽しみにしていた謎解き展開はいずこへ?

私はほとんどゲームをしないのでよく分からないのですが・・・。
{netabare}『センス』と呼ばれる才能を持っている人しかプレイ出来ない上に、ゲーム内で死ぬとアカウントが無くなって、2度とそのゲームがプレイ出来なくなる{/netabare}ゲームって、魅力的ですか?
それに、{netabare}少なくとも第6話だけでも数千人のプレイヤーが、一気にアカウントを失ったことになると思うのですが、運営的にOKなんでしょうか?{/netabare}
私には、とても不思議です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 36

69.9 21 オンラインゲームアニメランキング21位
ログ・ホライズン 円卓崩壊(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (199)
1020人が棚に入れました
ある日突然、人気オンラインゲーム『エルダー・テイル』の世界に、数万人のプレーヤー『冒険者』が閉じ込められた!モンスターや魔法がリアルに存在する異世界で人々は混乱し、冒険者の街『アキバ』は秩序を失っていた―人づきあいの苦手な青年・シロエもそんな冒険者のひとりだったが、意を決したシロエは盟友の直継、アカツキ、にゃん太らとギルド『ログ・ホライズン』を結成。さらに、持ち前の知略を武器に冒険者の結束を呼びかけ、自治組織『円卓会議』を立ち上げ、街に平和と安定を取り戻す。この『円卓会議』を中心に、ゲーム世界のもともとの住人である『大地人』との交流も進み、筆頭貴族コーウェン家の令嬢・レイネシアがアキバに赴任するなど、冒険者と貴族や商人、一般市民などとの外交や取引も活発化していく。しかし、冒険者たちが異世界に飛ばされた『大災害』から1年が過ぎ、つかの間の繁栄を享受していたアキバの街には、新種のモンスター『典災』の襲来や東西の貴族どうしの権力闘争、冒険者間の格差・思惑の違いなど、多くの火種がくすぶり続けていた。そして、ついに冒険者の結束の象徴『円卓会議』に決定的な危機が訪れる…

声優・キャラクター
寺島拓篤、前野智昭、加藤英美里、中田譲治、山下大輝、田村奈央、松井恵理子、柿原徹也、藤井ゆきよ、原由実、高垣彩陽、久野美咲、伊瀬茉莉也、葉山いくみ、井上麻里奈、櫻井孝宏、名塚佳織、村川梨衣、下野紘、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

6年ぶり3回めですから

原作未読 2014年ぶりの3期め


自分は最近参加した後追い組です。これまで1期25話+2期25話ともはや大河ドラマ。
みなさまのNH…じゃなかった、、、モンスターが巣くう渋谷の放送局から大陸(中国)にネットワークを繫げる2期最終話。その最終話との繋がりを感じない3期第1話だったため、直近視聴組の私でさえ脳のシナプスが咄嗟には繋がりません。

せめてアバンやAパートでおさらいさせてくれよ!と長期ブランクを意識させるのが6年という時間。

 いや待てよ…その構成ができなかったのかもわからん

この6年の間に『○○から国民を守る党』が国政進出していろいろバレてきたり、実はサーバーを大陸だか半島に置いてましたーとてへぺろした企業が問題になったりと、〝魑魅魍魎放送局が大陸と繋がっている”描写は無かったことにしたかったのは想像に難くありません。作品の内容と同様に現実世界でも政治的力学が働いたと邪推してます。

冗談はそれくらいにして本題です。
お話の繋がりについて序盤は面を食らいますけどそのうち繋がるものは繋がります。むしろこれまで50話休まずOPを担当してきた“デラッベィ♪”が聴こえてこないことにこそ断絶を感じさせます。OP曲変わりました。EDもYun*chiさんの声じゃないのが違和感あったりで始まりと終わりが締まりません。新OPEDの良し悪しとかではなく馴染むための時間が足りてないと感じます。このようにエンジンかかりきらない1クール12話である前提で3期は楽しみましょう。
連続性の演出は重要でして、仮に内容がイマイチでもお約束の担保でファンの目はごまかせるのです。

そうしてごまかせなかった物語の中身。サブタイトルにもなってる『円卓崩壊』ネタはもとより、{netabare}レイネシア姫の婚姻ネタ等の{/netabare}3期になって初出のネタが、過去50話でそこそこ広げた風呂敷にさらに被せてきたのがわかりづらさを助長してる印象でした。

わかりづらいなら整理してしまえ!と自分なりに観点整理だけはしときます。

■2期まで踏まえて3期の注目点

・帰りたい冒険者。残りたい冒険者。
 ⇒{netabare}それほど深掘りせず。{/netabare}
・冒険者と大地人のパワーバランスは変化するか?
 ⇒{netabare}よくわからない。{/netabare}
・現実世界へのアクセスする鍵が出てくるか?
 ⇒{netabare}ほぼ触れられず。月に行けばなんとかなりそうってとこ止まり。{/netabare}
・ミナミは?
 ⇒{netabare}政略結婚の仕掛けでちょい出。いよいよ次のクールでGOTOミナミになりそう。{/netabare}
・カナミは?
 ⇒{netabare}いわゆる大陸案件。クラスティの記憶を奪い英雄エリアスを制御してた仙女の動機が不明。{/netabare}
・恋の行方は?
 ⇒{netabare}シロエ周りはどうでもいいかも…{/netabare}
 ⇒{netabare}五十鈴とルディ。クラスティと姫。戻れる人とゲーム限定の人。これきっと切なくなる。{/netabare}

これだけだとふっ散らかってるんですけどね。そうはいっても楽しめました。
前半の政治劇と後半のバトルと按排の良い配置です。イデオローグに依らず意思決定プロセスが明快。そしてポイントをそれなりにおさえてる政治劇がお気に入り理由なため前半はこれまでの蓄積関係なく楽しんでました。それらにかまけてるうちに大陸で物語が進行してたり、2期で謎の存在だった“古代種”について追加情報出てきたり、特に不満はございません。


よくぞ3期を作ってくれました、でお釣りがくる作品だとは思っているので個人的にはそれだけで充分。
ついでに、、、同じ続編を匂わせるでも“新たな謎をどーぞ”だった2期の終わりよりも“いよいよ核心へ”な今回3期の締め方のほうが好感を持てます。


なんせ6年ぶり3期めですから。
これは2016年の履正社6年ぶり3回目の夏の甲子園出場とまんま一緒です。そして3年後4回めの出場で全国優勝しとります。
2021年4月現在、続編未定ですがプラス3年くらい気長に待ちますよ。奇しくも大阪だし(笑)



※ネタバレ所感

■さすがはアインス様!

〝ズ”ではありません。〝ス”であります。もともと戦闘系ギルドだったのに役場の福祉課みたいになってたギルド〝ホネスティ”の親分。英語だと正直・誠実を表す〝honesty”とさもありなんなネーミングです。無能なだけでいい人たちなんよね。
残念ながら「さすが!」とはならずに、ビリー・ジョ○ルのサッチャロンリワードのほうでした(謎)。

{netabare}サブタイトル『円卓崩壊』の引き金となったアインスのご乱心。重要エピソードです。

これがまた根が深くて興味深い。
内輪の問題解決に外部の力を取り入れて崩壊に至った例は数知れずまさに今回のもそれ。貧すれば鈍す。窮すると最善手に見えてしまうのです。
問題そのものも「貧民に利益を分配してくれ」でしょ? 当然通るものではないところで彼が取るべき選択肢は「分配への対価を示すこと」または「分配がアキバに資することの証明」でした。前者は権利と義務をセットに考える基本のお作法。後者は公共福祉のあるべき姿とのマッチング作業。

そんなやれることせずにひとっ飛びで〝体制が悪い”の結論に至るところがダメよね。

 「もっとこう…話し合うこともできたはずだ」byシロエ

西が大地人と冒険者をがっちゃんこした統治機構をもっていて、冒険者オンリーしかも強制権のない自治組織のアキバ界隈から見ればロールモデルになりうるのが隣にあるのにアインスさん辛抱しようよ、と思うのが本音です。やったことだけで判定するならアインスは残念極まりない人物です。


ただアインスの動機は納得感あり。
それに彼のみならず皆政治家ではなく元はゲームプレイヤーですから判断ミスすら〝致し方なし”とある意味リアルです。
もとがゲームですから大なり小なり弱肉強食な文化が浸透してた前提だったと仮定しましょう。それが仮初めの快楽空間(ゲーム)から実際の生活基盤へと変化する転送を経験して秩序が必要になりました。その象徴が〝円卓会議”です。
ミノリとトウヤがそうであったように低レベル冒険者の搾取問題は1期それも早い段階から。そこにNPC(大地人)の貧困問題も付加されます。それに円卓メンバーは俗に言う勝ち組なわけでしてアインスとは見えてる景色が違ったことでありましょう。
つまり見落としてた部分を拾う者がこの世界には必要であったのです。{/netabare}


導き出される結論は
〝動機は真っ当。手段が不当”ということですよね。


{netabare}額に汗水垂らして頑張った成果を「チャラにしてちょ?」と要求してるのと変わりません。提案ではなくタカリでしかないのに、困ったことに本人は善行をやってるつもりなのでタチが悪いのです。{/netabare}
{netabare}一方のシロエだって駄目なもんはダメ。選挙で思いっきりバ○デンしてましたもん。「法律に書いてないでしょ?」でロジカルお化けが横行すると人心は荒廃します。なんか胸のすくエピソードみたいに仕立ててましたが、やったらあかんやつです。{/netabare}


■オマケ

・{netabare}LV65問題は未解決{/netabare}

・{netabare}レイネシアの母親への啖呵が小気味よかった。
 「お母さまが歩めたかもしれない道を進みます」{/netabare}

・{netabare}カナミ:3歳の子供にこの世界を見せてあげたいとのこと。発想が斬新。
 アカツキ:「主君」呼びと女子力どうこうの連呼がなんともかんとも。
 ミノリ:一番まともそうなのが中学生?と最ロリなんですよね。告白は少女漫画展開でした。
 大阪の女:関わっちゃだめですよ。屈折しててそのうち手首切りそうです。

 あと嫁レース参加者いましたっけ?シロエの周りにまともな女子がいないと思います。{/netabare}



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴 

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2021.05.01 初稿
2022.02.13 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

待ちわびてました

<2021/4/10 追記>
先日完走しました。
楽しかったんですが、1クールだとちょっと短く感じますね。
その分消化不良だったような。
原作のストックもそこまではないだろうし仕方ないのかな。
OPED曲はちょっと残念。
特にOPは「database」が大好きだったので。

それとけしかけられたとはいえ意外とあっさりと{netabare}ミノリがシロエに告白{/netabare}、そして意外にあっさりと{netabare}シロエがお断り{/netabare}するという。
おそらくシロエもちゃんと気がついてたんですね。
アニメ・漫画・ラノベ界隈では朴念仁を貫き通す{netabare}ラブコメ{/netabare}が跋扈しておりますが、本作はそこら辺、物語としてしっかりしてて好感持てます。

いよいよ次は{netabare}ミナミ{/netabare}へ、ですか。
次回作が待ち遠しいです。

<2021/1/24 追記>
1/31(日)0:55〜Eテレで1〜3話の再放送するそうです。
見たかったのに見逃してしまったという方は是非。

<2021/1/13 初投稿>
始まったばかりですがとりあえず評点つけておきます。

一時は続編絶望的なんじゃないかと思っていたぢけに喜びもひとしお。

ついに3期が始まりました。
レイネシア姫の婚姻話から始まり
オネスティの不穏な動き
そして、物語の確信に迫るピースのカケラの情報が・・・

良い感じで始まって参りました。

OPは1期、2期のマンウィズ「database」からついに変わってしまいましたね。
そこはやはり寂しい。

ところでそのOP最後の方。
ログ・ホライズンのメンバーが並ぶ後ろ姿。
一番右の二人は誰なんだろ?

<2021/1/20 追記>
第2話視ました。
うわ、なにこれ。
面白い。
楽しいアキバの街ライフが、気がついたら状況変わってるとか。
やっぱ、これ好きです。

あと、リ=ガンの声。
誰が継ぐんだろうと気になってましたが、藤原啓治さんとかなり違うんでびっくりしました。
も少し寄せてくるかなと思ってたんですが。
そして、藤原さんがもういないんだな、と思うと哀しくなりました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

まさかまさかの第3期( ;∀;)

原作未読。第1期、第2期は視聴済み。

個人的には、一番お気に入りな作品の一つかも知れない作品の第3期。
色々ありましたからね・・・。
まさか、第3期を拝聴する日がやって来るとは・・・。
誰だっけ!?『NHKをぶっ潰す!』なんて言っていたのは(笑)。

第1期、第2期。
物語としてはとても面白かった本作ですが、作画に関しては少々問題が・・・(笑)。
しかし、さすが満を持しても第3期。
作画も滅茶苦茶キレイになっています。
何だかんだ言って、人気作ですからね。
とても嬉しかったです。
『NHKをぶっ潰さなくて、本当に良かった~』ですね。(←しつこい!!)

本作も、期待を裏切らない作品だったと思います。
唯一の不満点は{netabare}シロエの『全力管制戦闘』{/netabare}が見れなかったことくらいか?

レイネシアが、ミノリが、そしてアカツキが光り輝く作品です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 20

61.2 22 オンラインゲームアニメランキング22位
インフィニット・デンドログラム(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (219)
867人が棚に入れました
2043年7月15日、各々のプレイヤーによって千差万別、否、“無限"のパターンの進化を辿る独自のシステム<エンブリオ>を有するダイブ型VRMMOが発売された。それまでのVRMMOが実現できず、技術的に不可能とされてきた要素を備えていたは瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻した。大学受験を終えて東京で1人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二は、長い受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていたを始めるのだった──。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、大野柚布子、日野聡、小市眞琴、高田憂希、村瀬歩、小倉唯、日笠陽子、悠木碧、春瀬なつみ、井澤詩織、鈴村健一、東山奈央
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

コンマ数%の可能性に俺は賭ける (棒)

原作未読


動機は強いて挙げればVRMMO。特段強いプッシュ材料もなくとりあえず録画したやつ。『SAO』となるかそれとも『七星のスバル』となるか?

結果はもちろん二匹目のドジョウはなかなかいないよね、ということに。
目的は自分で作れ!中で何やってもいい!と自由度かなり高めの仮想世界が舞台。制約の無さは気を緩めればすぐ迷子となるリスクと隣り合わせです。プレイヤーにもアニメ製作陣にも。


 ルールは無い=カオス


なのです。案の定何をやりたいのかさっぱりわからんちんな作品になったと少なくとも私の目には映りました。基本設定自体をミスったのか、フリーダムな仮想世界を乗りこなせてないのは明らかでした。
そんな中で何を楽しみに完走したのかっていうと正直言葉に詰まります。不快なキャラとイタいキャラなら前者のいない作品。ご都合主義も「流せる」なのか「許せん」なのか、これは前者寄りかな。
B級コレクターな観点だとちょっとありかも

 {netabare}小数点の彼方に
 かならずある希望
          byあおちゃんのOP{/netabare}

ほんのわずかな可能性を繋ぎ合わせて大事を成す。そういうことをやりたいんだろうなとキャラのセリフやOPの歌詞からは伝わってきます。
が、そのようにはさっぱり見えません。言ってることとやってることが繋がらないのです。そんなちぐはぐさを生暖かく見守る楽しみみたいなのはあったかもしれません。


小説が元ネタのアニメって数多くありますが、セリフ回しをそのまま持ってきたかのようにキャラに全部説明させようとする悪例でもありました。
アニメなんだからある程度、セリフ外の作画描写で説明してほしかったです。
うーん、、、イマイチでした。



※ネタバレ雑談

■この職業は凄い

書き忘れてました(^_^;) 主役はレイ・スターリング/椋鳥玲二(CV斉藤壮馬)。パートナーの擬人化武器ちゃんがネメシス(CV大野柚布子)です。武器って!?そのへんの設定には本レビューで触れてませんでしたが、まあプレイヤー一名につき一体いたりいなかったりするパートナーみたいなものです。
その主人公と仲良くなるのがルーク・ホームズ(CV小市眞琴)とバビロン(CV高田憂希)のコンビ。高田さんは私の場合『やがて君になる』の小糸侑役以来ですね。レアです。

{netabare}でルークの職業が“女衒”これでピンプ(pimp)と読ませてましたが、和式では“ぜげん”ですよね。パートナーのバビロンは淫魔{R18}です。ルークが未成年のため限定モードらしいですが、18歳超えるとあんなこともこんなこともできるとのこと。{/netabare}

{netabare}それにしても女衒という単語は穏やかではありません。辞書引けば一発でしょうが要は今でいうところの“キャッチ”です。こんな美少年に似つかわしくない(笑){/netabare}


以下ガチ雑談↓読まんでいい

{netabare}女衒という単語を後にも先にも意識したのは慰安婦にまつわる朝日新聞記事となります。悪徳女衒が跋扈し軍の威信にも響くからしっかり取り締まれとした戦中の新聞記事を引っ張ってきて「慰安婦!軍の関与!」と大々キャンペーンを張ったやつ。今のようなネットの時代なら総ツッコミでしょうが、あたかも軍が強制連行したかのようなフェイクニュースをよりによって宮沢首相(当時)の訪韓直前にぶちまけその後はみなさまご存じの通り。

韓国内で怒り沸騰→宮澤首相謝罪→しばらく両国間でざわつく→内閣退陣の時に河野談話→謝罪を錦の御旗に国連や各国でロビー活動。みたいな流れ。

河野談話の瑕疵について第二次安倍政権で国会で明らかにされましたが朝日は強く抵抗してましたなぁ。なんでだろう…(棒)。

長年の韓国と一部日本人のロビー活動が功を奏し、国連人権委員会で慰安婦に疑義を申し立てようものなら白い目。既成事実化して久しいです。日本人としては忸怩たる思いですが、少しずつ押し返していくべきかと。少なくとも戸塚悦朗、植村隆、福島瑞穂。このあたりはおさえておくべき人物名でしょう。

なお、いま沈静化してるかのような慰安婦問題よりも、ホットであり取り上げたいネタは、『国連なんて働きかけりゃなんとかなる』って事実でしょうか。一部の保守的なもしくはリベラルな日本人しか認知してなかったであろう国連ならびに国連機関のぐだぐだっぷり。コロナ禍で浮き彫りになったのはWHOの体たらくでした。ノンポリ層にもわかりやすくしょぼさが伝わってきました。これ大事っす。国連が白と言ったら白なんでしょと思ってたのは日本国民くらいでしたので、印籠のような使われ方をしていた『国連』に対して疑問符をつけるきっかけに今回の事案はなったんではないでしょうか。


いつも通り脱線しました。“女衒”って悪徳なイメージしかなかったので本作での描かれ方は違和感ありでございました。{/netabare}



■そのルークくんの示唆に富む一言

{netabare}「やってきたことだけ並べて考えればこの先もっとロクでもないことを用意しているのは確実です。僕でなくともそう考えますよ」{/netabare}

{netabare}言動よりも行動で判断。これ真なり。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.19 初稿
2020.10.17 タイトル修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 37

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

時間をおいて一気見してみたけど・・・

原作未読。最終話まで視聴。

一度はリアタイ視聴していたけど、途中で何度も物語を見失いそうになったので、時間をおいて一気見視聴してみたんだけど・・・。

ゲーム音痴の私から見ても、『ところで、このゲーム面白いの?』
ゲームの世界の話なんだから、ゲームが魅力的じゃないと話にならないのに・・・。

クマとネメシスとウサギだけが魅力的な作品。
これでは厳しい。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲー・ム・じ・ゃ・な・い! ホントのことさー! by ガンダムZZ(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルは、バトル・ゲーム世界(異世界ファンタジー風)。

リアルな人間がVRゲームの世界に没頭する話。完全なる厨二病アニメ(あぁ、なろう系か)って感じ。作画がかなり怪しいので、安っぽくなった印象です。

面白いかと言われれば微妙ですが、不愉快さもあまりないので、暇潰しに観るアニメって感じですかね。☆3なので、つまんなくもなかったです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
単純なゲームの世界では、熱さがサブくなる。

それが、この作品から思ったこと。

私は今期、「防振り」を高評価して、本作を低評価している。

両作品共、「VRゲーム世界」を描いているので共通点も多いが、一番違うのは「熱さ」「真剣さ」。

「防振り」が終始「楽しむ」ことに軸足を置いているのに対し、本作は、「ガチ」だ。何事も。

「NPCは1度死んだら生き返らない」という仕様であるため、主人公はこのゲームを、「ゲームじゃない」と思っている(そしてきっと、ただのゲームではないのだろう)。

主人公の「ガチ」さに、一応の説明はついているけど、やっぱり、本人がこのゲームをゲームじゃないと「思い込んでいる」だけで、ゲームじゃないという「確証を得ているわけじゃない」以上、どこまでいっても「ただ、ゲームにハマっているだけの人」である。だから「ゲーム廃人」「超厨二病」の「痛い人」に見えてしまう。

これだけの熱さ、「SAO」みたいな設定があるのなら、全然納得できるんだけどね。

それにしても「リアル」の描写が少ないアニメでしたね。最初と最後にちょこっと。後は、敵キャラの掘り下げ。

もし2期があるのなら、もう少しリアル世界の話もやるのかな? んで、このInfinite Dendrogramの世界が、「ゲームじゃない」と確定すれば、今のままでも結構楽しめると思います。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
レベル0。リアルなゲーム。デスペナ、良いね。後味が悪い。なんか、召喚した。熊兄貴の強さやいかに?

2話目 ☆3
どう流れるか分からないゲームは面白いだろうけど、運営は死ぬほど大変だよな(笑) 「防ふり」より、1段階低いんだよな~色々。

3話目 ☆3
バトル、バトル。上級のキャラは、みんな狂ってるわけね。情報屋さん、成り立つのかな?

4話目 ☆2
転生ではなくゲーム世界だから、熱さがサブくなるわけだな、なるほど。いや、第2形態になれば、良いんじゃね?

5話目 ☆3
ゲームとは思ってない、てのはこの作品のキーだね。なんか、戦闘が安っぽい。なんか、女体化したぞ(苦笑) そして、随分都合の良いアイテムが(笑)

6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆3
なるほど、内部時間を遅くしたら、作画も楽になるな(笑) 心臓型て、ネタバレしたらみんな他の場所狙ってくるよな。

9話目 ☆3
今回は新人が大活躍て、最初からじゃ?(笑)

10話目 ☆3
実感が得られる世界、ね。リアル世界を見せていく構成。生みの苦しみ。ゲームばかりやって、連載大丈夫か? ああ、連載前なのか。つまりはまあ二人とも、「想像力の欠如」を「仮想体験で補う」のね。みんなそれぞれに事情はあっても、ゲーム空間で清算できれば満足なのか? つまりは、超厨二病の集まりか(笑) 炎の作画、だいぶヤベェな(笑)

11話目 ☆3
かなり長い台詞が、、、鬱陶しい(笑) RSK、、、DAIGOじゃねぇか(笑)

12話目 ☆2
作画、やべぇな。んで、ダセぇな。なんか、80年代のロボ出てきたけど(笑)

13話目 ☆2
中身が女性ね。なんか、キモいな(笑) 最後に、ようやくリアルか。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 20

54.5 23 オンラインゲームアニメランキング23位
.hack[ドットハック] 黄昏の腕輪伝説(TVアニメ動画)

2003年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (54)
417人が棚に入れました
「.hack」のTVシリーズ第2弾。
ゲーム版の事件から4年後、サイバーコネクト社(CC社)が、「The World」のプレイヤーを対象とした限定キャラクタープレゼントキャンペーンを実施する。その限定キャラは、「.hackers」という伝説のプレイヤーである「カイト」と「ブラックローズ」のキャラデータであった。それに応募した国崎玲奈(レナ)が見事当選し、双子の兄である秀悟(シューゴ)を誘い「The World」で遊んでいたが…。
(時系列順で参照する際は小説【.hack//AI buster】→アニメ【.hack//SIGN】→小説【.hack//ZERO】→第1期ゲーム【.hack】→漫画・アニメ【.hack//黄昏の腕輪伝説】→アニメ【.hack//Roots】→第2期ゲーム【.hack//G.U.】。)

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

銀漢いいよ。

ゲーム版の事件から4年後を描いている。
キャラは萌系?コメディ風の展開・・

.hackers限定キャラクタープレゼント
キャンペーンに当選した双子の兄妹
シューゴ「皆川純子」レナ「中原麻衣」を
中心にゲーム内で出逢う人々との交流
を描が描いている。

チーターとして追われつつ、未帰還者
となってしまった妹の玲奈を救うため
必死に行動する中で腕輪の謎に迫る。

プレイヤーとしての描写とリアルでの
描写の両面を解り易く描き分けている。

絵柄からも演出も子供向けの様な作風
で物足りなさを感じるけど物語自体は
解り易い文見易くなってる。

同作内のパロディも多く銀漢もでる。
声優も有名な人が結構出てる。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

66.5 24 オンラインゲームアニメランキング24位
ガンダムビルドダイバーズ(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (76)
337人が棚に入れました
電脳仮想空間(ディメンション)内で、ガンプラを使用したさまざまなミッションを楽しめる最新ネットワークゲーム“ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)”。中学生のミカミ・リクと親友のヒダカ・ユキオは同級生のヤシロ・モモカを巻き込んで、その広大な世界へと飛び込んだ。GBN内の住人“ダイバー”となった彼らは、ガンプラに対する不思議な感性を持つ少女サラと出会い、彼女とともに行動することになるが……。リクにとって憧れのチャンピオン“クジョウ・キョウヤ”を始めとした有名ダイバーの存在。複数のダイバーで構成された部隊システム“フォース”の結成。非公式ツール、ブレイクデカールを扱う“マスダイバー”たちによる妨害。多くの出会いと経験を経て、リクたちはガンプラだけでなく、自らの冒険をもビルドしていく!

声優・キャラクター
小林裕介、藤原夏海、稗田寧々、照井春佳、笠間淳、速水奨
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

プ・ラ・モ・じ・ゃ・な・い!! プラモジャナイ……否、プラモである!

ビルドファイターズ、ビルドファイターズトライと続いた、ガンプラを題材にしたアニメの第三弾。

前2作を経て心機一転、※1プラフスキー粒子などのファンタジー寄りの要素は影を潜め、よりリアルな、ネットワーク内の仮想空間を舞台にした物語が展開されます。キャラの引継ぎも今のところなし。惜しむらくはシリーズ屈指の名物キャラ、ラルさんが登場しない事(笑)

1期ではブレイクデカール(チート行為)、2期では近年話題沸騰中?の人工知能と、いずれも現実から地続きの問題を扱っている所に、これまでのシリーズとの方向性の違いを見ました。

チート行為は※2ネトゲ黎明期から存在する問題で、これでゲームをやめてしまった人をわたしは何人も知っています。クラッカーがツールをアップすれば、運営が一歩遅れて修正パッチを出すという、正にイタチごっこ。

本作中でも描かれている様に、強くなりたい、勝利したいという気持ちは、ゲーマーなら誰しも持っているものなので、それが不健全なものだとは思いませんが、不正行為までして勝とうとする人は、それで目的が達成出来て、本当に嬉しいのか?と常々疑問に思う事があります。わたしには、ただただ楽しみを棒に振っている様に見えます。

過程よりも結果を欲する短絡思考、焦燥にも似た競争心、そんなものが原因なのでしょうけど、例えば、夏休みの宿題を誰かにやってもらったり、丸暗記の勉強をしてテスト結果ばかり気にしたり、※3ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじとりやまあきらぺぺぺ…とか打ったり、すごくつまらないですよね…(笑)

人から見下されたくない、一目置かれたい、必要とされたい、尊敬されたい、こんな感情が人を不正行為へと走らせるならば、人口過密の競争社会って、犯罪の温床なんじゃないかって、わたしは時たま思います。

作中では、上で挙げた様な、現代病の一種と言っても言い過ぎではないノイローゼ的思考に、リク君を中心とした主人公勢が、友愛と許し、※4スポーツマンシップでストレートに対抗します。これが清清しくも美しい! でも、どうなんでしょう…冷静に考えてみると、最後のにはちょっと無理があるんじゃなかろーか?

愛と友情で仲間の目を覚まさせるというのは理想的だし、手段としても大いに賞賛したいんですが、チート行為をスポーツマンシップで打ち負かすという点についてだけは、どうしても疑問を覚えてしまうのです。これが辛うじて通用するのは、アナログ的なものに限ってでは?と指摘出来るからです。

アナログのスポーツではドーピング使用がチート行為の代表格に挙げられると思いますけど、デジタルの世界では数値が全て。不正プログラムを使えばアナログには存在する物理的制約を無視して、どこまでもプレイヤーの数値を操作出来るので。これと真っ向から戦って勝利するというのは、はっきり言って不可能に近い事なので、ゆえに、古くからある少年漫画の筋書きを、ただ安直に貼り付けただけという印象が拭えないのです。※5せめてリク君(がダメなら、いわゆる噛ませとしてユッキーとか)の敗北シーンを早々に描いて、チート行為の卑劣さをもっと強調してくれても良かったんじゃないかと思いました。

ブレイクデカール事件の収束のさせ方については、前半のガッツで押す展開とは一味違って、合理的な説明があり、2期への伏線もしたたかに張り巡らせており、お見事でした。手放しで高評価したいです。


そして2期、※62045年問題という言葉が、そこかしこで囁かれる様になった昨今ですが、このテーマを扱うアニメは急速に増えていますね。記憶に新しいものを挙げてみると、プラスティック・メモリーズ、planetarian、beatless、遊戯王vrains、 STEINS;GATE 0辺りでしょうか、私的にとても興味のあるテーマなので俄然目が離せなくなりました。
{netabare}
未知なる生命の誕生を祝うか、GBNへの脅威と見なし排除するか? 安堵の時も束の間、先のブレイクデカール事件に連なる新たな問題の発生。運営、システム開発者、クラッカーを巻き込んだ、二つに割れた勢力の主義主張がぶつかり合う緊迫の展開に至ります。
{/netabare}
と、ここまで書いてきて思ったんですが、このアニメ、ガンプラアニメ? MMORPG的なものに、そっくり首を挿げ替えても、普通に通用するお話だったりして?(笑)

シナリオ、演出ともに秀逸だし、女子キャラがとてもかわいい。バトル作画もかなりスゴイ!

でもそこじゃないんですよ! モデラーが一番注目しているところは。削り出しや表面処理、塗装とかの、ガンプラ製作風景なんですよ!!

なので、わたしの一押しキャラは、サラちゃんでもアヤメさんでもなく、ケイワン先輩!

ガルバルディβを"リベイク"する渋さ、1/144MSキットを3機収納出来る大型シャトルを、短期間で、箱組み、パテ盛り、フルスクラッチし、可動部分や内部メカまで完璧に仕上げた手腕…この青年、化け物かッ!?(池田秀一さんの声で、笑)


24話まで見終えて
{netabare}
2期クライマックスの、"フライング抱っ転がり"は、空から降ってきた少女を機械工の少年がお姫様抱っこ!を越えるインパクトがありました(笑)憧れのチャンプへの挑戦、ライバルとの共闘、幾多の試練(王道展開とも言う)を乗り越えて、辿り着いた大団円。リクとサラ、幸せそうな二人の溢れる愛に、感極まってもらい泣きしてしまいました。

と思ったら、唐突に新たなる敵の出現!? うーむ、いい最終回だったのに(笑)蛇足的な展開にならない事を祈りつつ、最後まで見届けたいと思います。
{/netabare}
※1:ビルドファイターズ、ビルドファイターズトライでは、この謎の粒子を介して、ガンプラそのものを自由に動かせるという設定の元にガンプラバトルが行われていた。

※2:ハックアンドスラッシュ系ARPG「ディアブロ」で良く見かけられた。続編の「ディアブロⅡ」に至って、サーバーがセーブデータを管理するシステムが一部導入され、ネトゲ全般に徐々に定着し始め、今ではそれがスタンダードとなっている。でもイタチごっこは終わらない(汗

※3:ファミコン版ドラクエⅡの、ほぼ無敵状態でスタート出来るパスワードの一部。子供時代は無節操なんで、わたしもこれでやった事あるんですけど、はっきり言ってつまらない。普通にプレイした方がずっと楽しいです。

※4:スポーツマンが模範となっていないので、わたしはこの言葉があまり好きではありませんが、便宜上(汗)gentlemanshipもChivalry(騎士道)も似たり寄ったりですし…。

※5:強キャラには結構負けてるリク君ですが、小者にやられてしまっては、さすがにガンプラ売れ行きが怪しくなるので、無理に決まってますけど(笑)

※6:AIがヒトの知力を超える(かも知れない)とされる、技術的特異点のこと。

最終話まで見終えて

ガンプラ(玩具)がテーマという事で、軽い気持ちで視聴し始めたアニメでしたが、内容は、ネットワーク、ゲーム及び仮想現実との向き合い方、モノ造りの楽しさ、友情の芽生えと崩壊、再生、AI問題と、多岐に渡り、捨て回無しの密度の濃い作品として最後まで楽しませて頂きました。

それと(タイトルの)お詫びも兼ねて付け加えておきたいのが、ガンプラ要素の有無。製作風景の描写は乏しいものの、モブキャラ描写、台詞の端々のそこかしこに、一周しただけではとても拾い切れない小ネタが満載でした。{netabare}「コンパウンドで合わせ目が見えなくなるぐらいピカピカに磨いてやる!」とか、「ハハハハハ!(中略)お前達の頑張り過ぎだ!」とか、{/netabare}プラモ好きやガンダムファンなら、もれなくニヤリとしてしまうのではないでしょーか(笑)

因みにわたしの琴線に最も響いたシーンは{netabare}「あなたもゲーマーなら、トゥルーエンドを目指すべきだと思いますよ?」「世界の命運がかかっている…遊びではないのだ!!」「いいえ、遊びよ❤」の3強の台詞の応酬です。ネトゲはもちろん人生もまた遊びという事を、実にスマートに表現した楽しい掛け合いでした。

それとお気に入りキャラのK-1兄さんの「へぇ。各関節を最新のKPSにしてるのか。ノズル系も金属パーツに変わってる。しかも色を塗り替える際に表面処理を一からやり直してエッジを効かせて…」なんかも、地味ながらツッコミが鋭過ぎて、思わず笑いが出てしまいました。愛がある!(笑){/netabare}

物語のキーとなるELダイバー(電子生命体)の設定については、現在進行形で発展途上の技術、クラウドAIを髣髴させるものがあり、その存在の相が、ネットワーク上に散らばった情報、わたし達一人一人の選択―人体における細胞の如きちっぽけなものの意思―の累積によって決定されるという事を、簡潔に説明しており、ネット社会における責任の不在の危険性、転じて、個々の行動の重要性を暗に示している様でもありました。

個々の行動の重要性と言えば、先日あにこれ内で誹謗中傷を受けているレビュアーさんに多数のレビュアーさんが助け舟を出し、ついには運営さんを動かしたという、とても感動的な出来事がありまして、個々が孤立し、見て見ぬ振りやコトナカレを通していては、決して目にする事の出来ない結束の大切さを、リアルで(敢えて言わせてもらおう。リアルであると!笑)垣間見させてもらった次第。

人と人とが絆を結び成し得る事の大きさ、※7見利忘義がもたらす不利益、個性の尊重、遊ぶ喜び、大人になると言葉に慣れ過ぎて、徐々に忘れていってしまう大切な事、たくさん思い出させて頂きました。


ありがとうビルドダイバーズ!!


※7:読んで字の如し、利益に目が眩んで道義を忘れること。


付録・プラモ作りについて
{netabare}
ガンプラのみならず、プラモ全般の改造に欠かせないのが、プラ板やプラ棒。でも模型店で買うと、これがなかなか値が張ります(汗)そこで代替品のご紹介をば。

ずばり豆腐パック! トタンの様な凹凸にも使い道はありそうですが、フラットなものが普通のプラ版として利用できます。それとアイスの容器とかも。透明プラ板が欲しければ、電気機器とかのパッケージを利用するのが吉。割としっかりとした厚みがありますので、クリアパーツの製作に役立ちます。そしてプラ棒の代わりに使えるのは※aランナーと、プラスチック製のハンガー。ハンガーにはH型鋼みたいなのとか丸棒とか、色んな形のがあります。服をクリーニングに出すと大抵付いてくるので、家の押入れとかに眠っているかも…。お母さんに聞いてみましょう(笑)

他にも、ビーズ、ケーブル、ペットボトルなど…。わたし達の身の回りには、沢山のプラモパーツが眠っています。プラ回収を徹底している地域は、残念ながら多くはないと思いますので、ただ捨ててしまうのはもったいないとばかりに、じゃんじゃん使いましょう。

プラモ狂四郎だって、ガラクタ同然の腕時計のバンドをプラモパーツとして採用している! かの※メイジンカワグチだって「ガンプラは自由だッ!!」とおっしゃっているのだから!!(笑)

※a:プラモパーツがくっついている枠部分の事。キットと全く同じ素材なので、削りやすく、接着剤の食い付きも◎。ポリキャップとの相性も良し。パーツ作成、製作道具(以下参照)としても幅広く活躍します。

※bビルドファイターズ、ビルドファイターズトライに登場した"アメイジング"という言葉が大好きな凄腕ビルダー3代目メイジンカワグチのこと。なお本シリーズにおける"ビルダー"の呼称は"モデラー"とほぼ同義。ボディビルダーの略ではない(笑)

追記:段ボールとランナーを利用した塗装台もオススメです。スプレーした後や、筆塗りした後、パーツを干す時に重宝します。ダンボールを使いやすい形にカッターで切って、台座も同じくダンボールで作って、断面の所にランナーを差し込んで利用します。手間は掛かりますが、水で薄めた木工用ボンドや糊などを使ってダンボールを猫の爪研ぎみたい加工しても○
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どこまで夢中で遊べるか

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ガンプラバトルのアニメ化、第3段。これまでとは異なる世界観ですから、ここから観ても大丈夫だし、別にガンダムを知らず、単なるロボットアニメ的に観ても、そこそこ面白いかと。

もちろん、基本的にはファン向けですけどね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これってしょせん、1ネトゲのサービス終了、ってだけの話だよな~、と思ってしまえば、とてもとてもサムい話になってしまいますね(苦笑)

GBNの面々も本気で遊んでるんだから、視聴者も、「世界の終わり」「恋人の死」くらいのテンションで観ないと、置いていかれますw

しっかし、もし私が人生捨てるつもりでネトゲを始めるなら、GBNだな(笑) 20年後くらいには軽く実用化されていそうで怖いw CTスキャンやら3DプリンタやらVRなどがあれば、やってやれないことはないしね。

好きなキャラは断トツで大佐。常に理知的で、たまに子供っぽく。おそらく、彼の部下に肢体不自由な方がいて、その人の為にGBNを守りたいってのは、ビルドダイバーズよりチャンピオンより運営より、誰よりも「本気」を感じ、説得力があった。最後のオフ会、意外な容姿(女性とか)で参加してほしかったなw

ラストはとても好き。仲間の命と世界の運命の二択になった時、「力業で両方取り」するのは、熱いけれど二流。そこを「第三の選択肢で納得のいく(その世界なりのロジック内で)両方取り」が出来れば一流だね(GBDなど伏線の使い方が上手い)。

そういった意味で、ラストは平和で前向きで好きなんだけど、最終話のバトルは、ザ・蛇足じゃない? 全員一致でサラを助ける方向に行きたいのは分かるけど、バトルの熱さで24話(ビルドダイバーズ対有志連合)を越えられないなら、無理にやらなくても、充分に納得してましたよ、双方。

そこだけ残念でしたが、あとはなかなか良かったです。平和な日常回も良い息抜きになってたしね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ダブルオーが主役か。まあ、途中でモデルチェンジするんだろうけど。なるほど、オンライン状態だから、モブとか、実際のキャラデザで使いたい放題か。

2話目
ダブルオーでトランザムなしってのは、キツいわな。天才系か。

3話目
マルキューじゃなく、0083ってのが(笑) チャンピオンのバトル、強いし格好良いな♪

4話目
カプールじゃなく、カプル(ターンA)の方なんだね。必殺技? その設定は、吉と出るか凶と出るか。

5話目
なんか、より少年向けだな。

6話目
同意するな(笑) それ、言いたいだけ(笑) ダメ人間といえば、ミスターだな(笑)

7話目
初心者3人(天才、秀才、破天荒)に、上級者2人か。良いバランスだな。速水さんがやると、なんでも格好良いな(笑) 何気に戦術的なバトル。速水さんの駄々っ子、可愛い(笑) あらやだ、イケメンだわ(笑) カメラの合図、分かる人は分かるw

8話目
ニヤニヤ(笑) まあ、次はコテンパンに負ける展開かな。ホワイトベース城w ガンダム的な問答(笑)

9話目
百鬼と同ランクってこと? 高すぎじゃない? まあ、対戦相手から引き抜くのは、ソシャゲのチームバトルなら定番だよね。

10話目
大規模戦闘なんだけど、あくまで(撃墜されても)ログアウトするだけだから、緊迫感はないよね(苦笑)

11話目
まあ、難しい問題だよね。団のポリシーと現実的な課題。結局のところ、気の合う少数メンバーが核になっていくしかないけど、マンネリもするしね。いや、主要メンバーが残ったら、活動方針を変えて、団の再編でしょ。結局、ネトゲの世界も、リアルでのメンタルや能力、人間性だよな。

12話目
凄い熱い、が、所詮はイチネトゲ世界の話だよな、とか思っちゃえば、ダメなんだよね。トランザムして光の翼かよ(苦笑) まあ、必殺技伏線あったから、アリだな。

13話目
アヤメと、リアルで知り合っちゃう流れかな? ダメだよ、ネットの知り合いにリアルで会ったら。これが(アニメ内で)うまくいったら、こどもの教育上、良くない(笑) まあ、GPDの方が、リスクあって、それはそれで面白そう。GPLの中に、GPD(ガンプラが壊れる)モードがあっても良いと思うな。

14話目
やっぱり、リアルで(笑) まあ、後期から機体変わるのは定番(笑) 上手い総集編の入れ方だな。寒いのに待ってた(笑) 胸の傷、耐久力とか下がるんじゃね?

15話目
要塞戦とか面白そうだね。戦艦のガンプラ作って、積載量とか搭載機数でNPC配置できれば。なんだ、ダブルオースカイが、単機で大気圏突破する流れかと思ったのに。正攻法かい。それでクリアとか、ガチで強いじゃん。光の翼って、V2のイメージだけどな。

16話目
まあ、こういうギャグ要素の強い変則回も、やるならこのあたりだよね。

17話目
似たような境遇だしね。影とのバトルで自分発見。お~、ジェガンか。また、量産機をw

18話目
恩返しね。なんか、メチャクチャな攻撃を(汗)

19話目
アバターが女なら、ネカマでもOKなんかな? 疲れないわけだから、精神的な勝負になるの? 普通、簡単なの選ぶだろ(笑) お人好しばかり(笑) ガンスタグラム(笑) ザクレロ、可愛いな♪ αアジールなら、そうなるわなw サイコガンダムで壊れるなら、αアジールでも壊れそうなもんだけどな。激レアアイテムだな。

20話目
当然、こういう報酬のミッションもあるわな。てか、運営とチャンプ、ベッタリだな。余剰データの集積体ね。

21話目
リアル挟み込むのは、大事。冷静に見ると、ネット依存状態だよな(汗) まあ当然、サラを利用してた疑惑は出るわな。大佐の言葉、全くもってその通り。あの手この手で課金を絞り出させることにしか興味がなく、落ち目になったらアッサリとサービス終了させる、数多のクソ運営どもに聞かせてあげたい(笑)

22話目
仲間の命と世界の運命の二択になった時、「力業で両方取り」するのは、熱いけど二流。そこを「第三の選択肢で納得のいける両方取り」が出来れば一流だね。大佐、理知的で良いな~。う~ん、キョウヤの理屈は酷いな。つまり、「力があれば、何してもOK」ってこと? レイドバトルの日は、むしろサーバーも圧迫されるのでは? まあ、制作者がいるから大丈夫かもしれないが、運営にアカウント消されるぞ?

23話目
いや、普通、水路なんて一番に軽快するだろ、カプルいるんだから。タイガーだけ、違うゲームシステムでやってるの?

24話目
ここで、百鬼の助太刀は、なかなか熱い。クルト、熱いこと言うな。大佐、好きだな~。

25話目
まだバトルやるの? 蛇足じゃない? リアルでのオフ会。結末は平和で前向きで良いけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

濃い物語と販促を両立する難しさ

2018年春アニメ。全25話。
ガンダムビルダーズ、ガンダムビルドファイターズの流れを汲むガンプラアニメの新シリーズ。
キャラクターデザインのシンプルさ、すっきりした絵柄が凄く好みです。作画・演出や音楽もとても好きです。OPとEDは前半の方が好きだったかな。

今回長いので、ネタバレ内は興味のある人だけどうぞ。

【最終話まで視聴しての総括】
不満はちょいちょいありましたけど、概ね楽しめました。
最終バトルでサブキャラクターの扱いにもう少し気を遣ってもらえたら、駆け足になっても描写不足があっても、もっと評価が上がったとは思います。
とりあえず終わりよければすべて良しという所でしょうか。

全体のテーマは本当に良かったと思いますし、和やかな作風も見ていて楽しかった。
「何かを好きという気持ちを肯定する」…強さも憧れも楽しさも否定される苦しさもすべてを内包するもので、私が最初に感じたよりずっと大きな主題だったと思います。

個人的には脚本家によって各回好みが分かれてしまいました…。
ですが屋台骨であるシリーズ構成の木村暢さんが概ね私が好きな方向性で脚本を書いてくれたのはありがたかったです。

ガンプラ販促アニメとして、新規ファンを獲得しようとする姿勢がとても良かったです。序盤では特に初心者が興味を持ってもらう努力が多くて楽しく見られました。
ですが、後半では尺配分の難しさも露わになったように感じました。


【キャラクター】
やっぱりキャラクターの魅力は大きなポイント。
{netabare}
リクを始めとした子ども達が見ていて本当に和んだし、チーム内の描写もとても良かった。
あらゆる点で優秀なコウイチさんががっちりサポートしてくれ、でもちょっと押しに弱いのに対して、リクやモモが積極的に動くので、主人公たちの活躍を喰うこともありませんでしたし。
後半でドージとユッキー・サラの交流が描かれたのは本当にうれしかった。17話大好きです。

オーガにはもう少し活躍が欲しかったなあ…ドージとの関係も少しで良いから描いてほしかったのですけど。
リクの「サラも助けてGBNも守りたい」気持ちを引き出してくれたのはとても良かったと思います。ただ、個人的にはライバル役としてはチャンピオンよりオーガに注目していたんだなと、最後まで見て自覚しました。
最終戦はオーガ自身の戦いたいという欲求と一緒に、サラを助けたいというドージの思いを汲んでリクたちに味方してくれたら、兄弟両方の人間関係を多少なりとも補強して描けてさらに良かったのかも。

シバさんとても好きなキャラでした。
強い思い入れが歪んでしまうことは誰にでもあるし、私も強く共感した心理です。
人間は広い視野を持とうとしてもなかなか難しい生き物で、主観を廃して物事を見ることは出来ないものです。本作の「全ての人の好きという気持ちの肯定」は、主観と共感(客観ではなく)が必要となる。だけど、それは誰も彼もが同じ気持ちになればいいわけじゃないし、マイノリティを否定すれば成立しないことです。本作はマイノリティを掬い上げる展開が多かったのがとても良かったですし、それを最も体現した人物となりましたね。

あとやっぱりマギーさん!子ども達を常に見守ってくれるマギーさんが居てくれて良かったです。
最終戦で私が思ったこと全部言ってくれたマギーさんに感謝。{/netabare}


【「新しい自分」を作り上げ、「新しい世界」へ】
{netabare}
この作品て自分の分身はダイバーではなくて本来はガンプラなんでしょうね。
だから、新しいガンプラを作り上げるということは新しい自分を作り上げるということ。
とは言ってもダイバーに意味がないわけではないことは、サラや、ガンプラを持たないユーザーがいることが証明しています。そういう意味ではガンプラを持たないユーザーの回も見たかったなあ。

14話のプチ総集編を見ていて思ったのは、原点に返ろうという時に、GBN内で出会った「人に会いに行く」のが象徴的だということ。
ネットワークの世界であるGBNでは互いに認識しあうことが新しい何かを作る原点です。チャンピオンやマギーが受け入れる側として初心者ユーザーに関わり、時に助けようとするのもそうですね。
シャフリのインスピレーションはGBNの世界を見てさえ得られるものと語られます。
「作り物の世界」で得た感動をリアルでガンプラにアウトプットしていく、というのが面白いですよね。

リクはアヤメのガンプラを取り戻すために自身のガンプラをボロボロにしながらシバと戦い、自分と相手のガンプラを傷つける痛みを知ります。
GPDでは自分のガンプラは自分と一心同体。ガンプラとは別にダイバーというもうひとつの姿があるGBNとはその点が最も違うのでしょう。

壊れたダブルオースカイの胸の傷はリクの心の傷でもあり、過去・経験・リアルとの繋がりでもある。
サラが自身の目でリアルを知ることはありません。すべて仲間を通して、あるいは13話でリクの所在を知った時のようにガンプラの心を通して、リアルを知っていく。
「リクが大変な事わかるのに、会いに行けない。何もできない。何も届けられない」とサラは言います。ですが生まれ変わったダブルオースカイの傷はサラとリクの繋がりであり、サラとリアルの接点にもなっている。ダブルオーダイバーの傷がダブルオースカイ…リクの「新しい自分」の土台を作っていて、その土台にはサラとの出会いも含まれています。

シバは傷を傷と自覚しないために、ずっと新しい自分を作り出せずにいたのかもしれません。GPDでの人との繋がりが断たれたことによって、ガンプラ(自分)を作り直す機会をも失っていた。
シバの言う通りGBNは作り物なんだけど、シバは自分から「作り物の世界」を壊そうとして逆に繋がりを持ったようなものです。リアルには存在しないサラと出会い、新しい時代しか知らないリクと出会い、過去を知るコウイチと再会し、自分の心が傷付いていたことを自覚し、それをサラとリクとコウイチが受け入れたことがシバの再生につながる。

「作り物の世界」からアウトプットしてリアルに構築する…シバがGBNから構築したのはサラなのですね。
サラとシバの接点は本当に少なくて、「ならどうして泣いているの?」って言われたことだけ。でもシバが自分の心が傷付いていると初めて意識したのはこの時で、サラはその気持ちも受け入れていたのだと思います。

ブレイクデカールに拒絶反応を起こしていたサラはある意味でシバに傷つけられてもいたし、ビルドデカールによって救われてもいる。そしてサラのリアルのボディを作ったのもシバ。
シバにとってGBNは「作り物の世界」だったけど、逆にサラにとってはリアルが触れられない世界でした。それが受け入れる誰かの存在によって「新しい世界」になる。
最後にはシバが「受け入れる側」としてサラを新しい世界に招いたことがとても良かったと思います。{/netabare}


【気になった点】

{netabare}
カツラギさん(ゲームマスター)はもう少し良い描き方があったんじゃないか、というのが正直な感想です。
泥をかぶる役回りになるのは仕方ないとしても、サラを消去してでも確実にGBNを存続させようとする理由付けが弱いなあと。「有志連合不参加のプレイヤーのため」という視点もあったら良かったかも。有志連合に参加したプレイヤーは勝負が着けばある程度納得するだろうけど、それ以外のプレイヤーはそれで納得できるのかな?と私は見ていて感じたので。
最終話で味方してくれた流れからして、本来なら「いろんなキャラクターのそれぞれの立場と対立と想い」を描きたかったのでしょうけど、描写が良くなくてちょっと勿体なかったな、と。
正直フォローが全然足りないよ…(切実)

あと、チャンピオンにあまり良い印象は残りませんでした。
ブレイクデカールの件でGMを頼るのはわかるし、旧知の仲だからサラの件でGMに協力するのも理解はできるけど、リクを焚きつけて決闘による解決に持ち込む流れはGMや有志連合のメンバーに対して不誠実だと思う。なら最初からGMに義理立てなどせず、リクとGMの橋渡し役になった方が良かったのではないかと思います。

ミス・トーリはメインシステムの開発者(で良いんですよね…?)なら運営に全面的に協力すべきではないのかなあ…。こちらも、リク達とGMの橋渡し役になれる立場だったと思う。

あと、ロンメルさんとシャフリさんが主人公チームに敵対する理由付けにちょっと無理を感じました。
全体的に話の流れありきでキャラクター描写が歪んだ印象でした。
{/netabare}


【販促アニメとして】
{netabare}
私はガンプラに全く触れたことが無い人間ですが、本作は玩具販促アニメであるという視点を無視して評価することは出来ないと痛いほど感じました。(私自身が最近玩具販促アニメを多く観ているせいもあるかもしれませんが…)
後半でメインのストーリーが尺不足のために上手く回らなかった印象があって残念でした。本筋のボリュームは、最序盤でやったようなガンプラとその楽しみ方の紹介を含めて、2クールで少し話数が残るくらいだったと思います。
だけど玩具販促って意外と尺が取られちゃうので、さらに話数がかさんでラストが巻き気味になってしまったのかな…なんて私は感じたのですけど。

昔の子ども向け販促アニメによくあった一話完結形式は尺の融通が利きやすかったですが、現在の販促アニメは一部のカードゲームアニメなどを除き一話完結形式はあまり使いませんね。2000年代初め頃から2010年代半ばまでは長期販促アニメが激減していたので、現在では一部のベテランや決まった制作会社のスタッフしかこういう作品の経験が無いのかも…。もちろん一話完結形式が必ずしも最適なわけじゃないですけど。

本作の場合、ガンプラにはダイバーがいるのでその掘り下げが必要になるし、それに加えて連続性の強いストーリーを2クールで両立するのは実はかなりしんどかったのではないかな、と。
販促アニメで今回くらいのボリュームの物語をやるなら4クールくらいが適切に見えます。
ただ根本的な問題は販促の大変さと尺の兼ね合いなので、本作に限った問題でもないんですが。

少なくとも、ビルドダイバーズは個人的にはこのシリーズの中では一番好きだし、ガンプラ未経験者として置いてきぼりに感じなかったことに好感を持ちました。
本作は子どもも視野に入れて新規ガンプラファンを増やしたり、視聴者層を広げようとする努力をしていたのだと思います。
本作のみならず現在展開中のシリーズもの全般が新しいファンを獲得しようと試行錯誤していることは、もっと前向きに捉えられるべきだと思います。

…とは言っても単純に好きじゃない作風だと見るのやめちゃうんだけど(爆)
{/netabare}


【SDガンダムフォースファンとして】
私はSDGFもビルドダイバーズも、ガンダイバーもカツラギさんも好きですが、GM(カツラギさん)のアバターにガンダイバーが採用されている点について思ったことを率直に書いておきます。
{netabare}
カツラギさんというキャラクターは憎まれ役になるのはしかたがないんですよね。もっと良い描き方があったとは思うけど。
ただ、SDGF知らない人は元々のガンダイバーの「ガンダムフォースの新人・頑張り屋・健気・献身的で可愛らしい」キャラを見たら驚くと思うw

正直、GM登場当初から「ああ、これアカン奴や…」とほぼ諦めモードではあったんですが…(苦笑)
元のキャラと違い過ぎて早いうちに別キャラとして割り切れてしまったのも本当のところなんですけど。

ただ、こういった作品でSD作品のキャラを搭乗機体以外の形で出すのであれば「意思のあるキャラクター」として扱うのが妥当ではないかと。
同じガンダイバーだとしても、「本作のオリジナルキャラクターが搭乗するMS」として登場するならパイロットが悪役でも憎まれ役でも全然良いんだけど、「GMのカツラギさん」という別キャラクターにしてしまったのは最初はちょっと抵抗感がありました。
(本作ではダブルオーのコーラサワーも同じように台詞ありで登場していますが、そちらは楽しく見られました。でもそれは性格付けがはっきりわかるような台詞がほぼ無かったからです。)

それに繰り返しになりますが、ガンダイバーのこととは別にカツラギさんが結構一方的な憎まれ役になってしまったのは好きなだけにちょっと複雑…。

とはいえ、15年も経って手描きのガンダイバー・ガンチョッパーが見られるとは思わなかったなあ。本当にありがとうございました。
受付嬢や運営スタッフのアバターがSDGFのオペレーター衣装だったり、運営の管理室がSDGFの秘密基地の指令室だったりするのも嬉しかったです。
あと20話でジム顔のタライのオバケみたいなの1カットいたけど、あれ2004年のイベントのSDGFの短編アニメに出たタライゴーレムっていうののジム版…?さらに元ネタがあるのかな。SD系はSDGFと三国伝しかわからない。にわかでごめんなさい。とりあえずインパクトはあったねw
{/netabare}
(2018.10.11)


【2話視聴時点での感想】{netabare}
この時点では純粋に子ども向けになりそうな雰囲気ですね。どちらかと言えばガンダムファン向けであったビルドファイターズの第一話よりもガンダムパロ台詞はかなり少なくなってます。
純粋なガンプラの楽しさと憧れ、それを糧に強くなっていくことを最後まで一貫して描いてくれたら良いなと思います。

正統派ボーイミーツガール(友達)のような始まり方がまた良いですね。
サラはガンプラに込められた気持ちがわかるという設定で、ガンプラを作品の中でただの道具にしないために存在するキャラクターかな。そういう所も良い意味で子ども向けホビーアニメらしい。

マギーさんの言ったガンプラバトルで強くなる三つの要素…ガンプラ作りの腕、高い操作技術、愛というのが良いですよね。
リクはまだオーガに歯が立たず彼の言葉に反論はできませんでしたが、「強さ」と「楽しさ、憧れ」が対比してしっかり描かれれば上手く話が回りそう。これがひとつの愛と言えますしね。

キャラクター造形もかなり好きですし、全体的に配役も好みです。リク、ユッキー、サラの可愛らしさと集まった時のバランスの良さとか。
個人的にはドージがとても良いですね!愛嬌たっぷりの悪い子で良い感じに憎めなくて。今まで見た松岡さんのキャラクターの中で一番好きかもしれません。よく合っていますし何より楽しそうで、幅広い演技を披露していて本領発揮という印象です。

個人的にとても嬉しかったのが、オペレーターの衣装がSDガンダムフォースオマージュなこと。パロ・オマージュが少ない(利権関係のためと推測されていますがどうなんでしょうね)SDGFなのでファンとしては嬉しいです。フォースの説明の時のコラサワさんとか各作品の舞台とか、絵的にわかるパロは楽しいですね。

子どもの可愛らしさ、童心に返る作風で今後も楽しみです。{/netabare}
(2018.4.16)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

57.4 25 オンラインゲームアニメランキング25位
THE NEW GATE[ザニューゲート](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★☆☆ 2.7 (106)
273人が棚に入れました
オンラインゲーム「THE NEW GATE」 多くのプレイヤーで賑わいを見せていた仮想空間は突如姿を変え、人々をゲームの世界に閉じ込め、苦しめていた。 そんな現状を打破すべく、ゲーム内最強のプレイヤーである一人の青年――シンが立ち上がった。 彼の前に立ちはだかるのは、この世界の最大の敵<オリジン>。 「終わりだ……ッ!!!!」 死闘の末、シンの一太刀が<オリジン>の身体を貫く。 鳴り響くアナウンスがゲームのクリアと、囚われていたプレイヤーたちの解放を伝える。 人々がログアウトしていく中、シンも同じく、見慣れた世界に別れを告げようとしていた。 しかしその刹那、突如新たな扉が開く―― 光に包まれたシンの前に広がったのは……ゲームクリアから500年後の「THE NEW GATE」の世界だった! 原作・風波しのぎによるファンタジー小説「THE NEW GATE」ファン待望のアニメ化! 現実へと姿を変えたゲームの世界で、最強プレイヤーの青年が、新たな伝説を創り上げる。

声優・キャラクター
シン:小野賢章
シュニー・ライザー:瀬戸麻沙美
ティエラ・ルーセント:本渡楓
ユズハ:岡咲美保
ヴィルヘルム・エイビス:比留間俊哉
ミリー:涼本あきほ
ラシア・ルゼル:石原夏織
リオン・シュトライル・ベイルリヒト:Lynn
カゲロウ:星祐樹

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

これは劣化版ではあっても駄作ではない

SAOとオーバーロードの設定混ぜた感じのVRMMOアニメ
作画悪いし音楽も無音な時間長くて低予算っぽいから人気は出ないですね
女性キャラがみんな胸が大きすぎて強調されるような服着てるのが気になる

なろうアニメの中では話が面白い方だと思うけど、SAOに設定が似すぎているし、主人公の苗字桐谷で似てるし、シリカという名前のモブまで出てくる
SAOの劣化版っぽいけど作画が酷い以外は悪くなかった、ダメな作品じゃないと思うけど、作画悪いしオススメはできないかな

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

1話切り推奨アニメ…。観る価値は無い。

 最終話(12話)まで観ました。2024.07.02

 作画ヤバイっす。主人公の顔が定まらないです。久しぶりの作画崩壊ですね。止め絵でこれは…。メインキャラ位はなんとかした方が…。

 主人公のシン以外にもプレイヤーが来ているそうです。しかもデスゲームで死亡しているはずだとか…。他のプレイヤーのお助けキャラも普通に生活しています。

 なんで最終話で世界の謎に迫る話を出すかな…。ちょっと遅いです。今まで、王女と旅をしたり昔の相棒と戦ったりとか目的の無いことをしていたのに…。

 デスゲーム時代にPKしていた悪い奴らもいるそうです。しかも、ヒロインエルフのシュニーはゲーム時代の自分は自我が薄かったとか言い出します。NPCだと言う自覚があるの?

 500年生きていたキャラがゴロゴロ居そうです。長年待っていたシュニーの価値が暴落ですね…。

 2期も無いでしょうし、1話切りしとけば良かったです。2期やったら何か、ちょっと面白くなりそうな感じもしますが、この作画じゃ無理かなぁ…。
……………………………………………………………………… 

 初回観てのレビューです。2024.04.13

 ログアウト不可のデスゲームMMOをクリアーしたら、同じ世界観の異世界へ転位したよ〜!

 これだけで観る気が失せますね。今まで何本同じ様なアニメを放映した?いくらなんでもオリジナリティ無さすぎです。

 しかも、MMOモノの悪い面が炸裂しており、主人公が状況を全部台詞で説明してしまいます。予算をかけたシャンフロでさえ主人公の独り言がウザかったのに、同じことをやるか?

 主人公がイキリ太郎では無いのが救いですが、個性も無いので先が気になりません。せいぜい強くてニューゲームの舐めプを楽しんで下さい。

 ほぼ100%面白くなりそうもないので、放映本数が多い今クール、容赦無く切れてコスパ、タイパは良さそうです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

作画は最底辺、内容も盛り上がりに欠ける。でもシュニーは可愛いかった

1話感想 色々微妙ですが気になる面も
ううーん…。
まずVRMMOでデスゲームに閉じ込められたという内容で、はいはいSAOね、と思っていたらそれは一瞬で終わって、そのゲームの未来の世界に異世界転移、と。

なんだそりゃ、とは思ったものの、多少驚きはあったのは確かなので…。
一体どういうことなのか、と一応興味は湧きました。

作画も微妙だし内容も荒いし、別に切っても全然良いのですが、「一体どういうこと?」という関心は確かに湧いたので、気が向いたら見ても良いかもしれません。

主人公はそこまでムカつかないし、ヒロインも頭がおかしいわけでもないし、作画が微妙以外ではそんなに悪くはないですね。

その程度で見ていたら全部見ることになるじゃん、とは思うのですが別にジャンルとしては嫌いじゃないんですよ。
普通に主人公がムカつかなければ好きなジャンルならなるべく見たいと思っています。

でも結局クオリティは低いので…
まあ見るかどうかは考えます。

全話感想
なんとなく最後まで見ちゃいました。
作画は最底辺。
内容は所詮チートもので盛り上がりに欠ける。

しかしながら、ヒロインのシュニー・ライザーが可愛いと思えた点だけは良いところでした。
それだけを楽しみに最後まで見ることができました。
後は主人公が不快でまでは無かった点も見れた理由ですね。

いやシュニーは良いヒロインでしたよ。
ヘボい作画ながら唯一シュニーだけは頑張っていてなかなか美しい。
500年一途に主人公を待ち続けていた。
その間に伝説の英雄的なすごい偉人扱いされていて、でも本人はただ主人公だけを思い続けていて…。
他の女に目を向けるとすぐ嫉妬するところも含めて可愛らしい。

作品のクオリティは本当に低レベルなですが、キャラを好きになればそれだけで見られますね。

作画の酷さは本当に酷いですが、まだ常識の範囲内で、いもいもとかのレジェンド級の崩れっぷりでまでは無いと思います。

一応作品も元プレイヤーが他にも居たりと1人だけ圧倒的なチートではないのでは? という気配だけはありましたね。まあその瞬間終了なんで特に意味は無かったですが。

見てよかったかは微妙ですがとにかくシュニーは可愛かったのでそれだけは良かったです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4
12
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