2021年度のアイドルおすすめアニメランキング 19

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2021年度のアイドル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の2021年度のアイドルおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.9 1 2021年度のアイドルアニメランキング1位
ウマ娘 プリティーダービー Season 2(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (680)
2198人が棚に入れました
「ウマ娘 プリティーダービー」は、Cygamesがゲーム・アニメ・コミックなどで展開するクロスメディアコンテンツで、競走馬の魂を受け継ぐ存在であるウマ娘たちが競い合う架空のレース競技<トゥインクル・シリーズ>と、一流の競技ウマ娘を目指す少女たちが通う「トレセン学園」を中心とした物語が描かれる。作中にはスペシャルウィークをはじめとした名馬たちをモチーフとしたウマ娘や、皐月賞、天皇賞といったレースが実名で登場する。2018年4月~6月にはTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」が放送されたが、2021年1月4日より放送予定のTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」は待望の続編となる。第1期ではスペシャルウィークとサイレンススズカを中心としたストーリーだったが、「Season 2」では伝説の三冠ウマ娘・シンボリルドルフに憧れるトウカイテイオー、そしてそのライバルであるメジロマックイーンにスポットが当たるようだ。

声優・キャラクター
Machico、大西沙織、和氣あず未、高野麻里佳、大橋彩香、木村千咲、上田瞳、田所あずさ、前田佳織里、花井美春、田澤茉純、遠野ひかる、矢野妃菜喜、立花日菜、沖野晃司、豊口めぐみ

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ソシャゲ原作アニメ史上初の大傑作。それでも現実を乗り越える者に惜しみない喝采を。

♪♪(BGM)「GIRL'S LEGEND U 」FULL ver


 ついに現れてしまったソシャゲ原作アニメの大傑作…、その名は「ウマ娘 プリティーダービー Season 2。


 スタジオ変更があったりしたが、正直1期とは比べ物にならないくらい進化している。アニメとしてのクオリテーの平均値は非常に安定しているし、なにより王道なストーリーが素晴らしい!。1期見てなくても全然問題なく見れるのも良い。


 本作においてはキャラクターもストーリーも実に上手く現実という神様が作った究極の創作物を生かしている。だからこそ、一本芯の通ったブレない無駄のない見事な物語が作られている。それはテイオーの不屈の物語であり、他のウマ娘たちの輝きである。


 本作においては主役のテイオーが気持ちよく勝つのは最初のダービーくらいでそっから殆ど艱難辛苦の連続であり、9話においては近年ではこんなに主人公を追い詰める展開ないわ!って神様の鬼畜ぶりが冴え渡っている。


 王道の作劇の一つはとにかく主人公を追い詰める「我慢劇」と呼ばれるタイプがあるが、本作は近年稀に見るその成功例だろう。


 「我慢劇」は70年代くらいまでは日本だけでなくアメリカ映画の世界でも見られたが、主人公が耐えに耐える展開の連続に観客が飽きちゃう問題が出始めて、80年代からドッカンドッカンノンストップアクションが主流となった。


 本作においてテイオーがひたすら追い込まれる展開なのに暗くもならず飽きずに見れるのは、全体的な作風の楽しさと、テイオー以外のウマ娘たちも非常にキャラが立っていて彼等の物語も凄く面白いからである。


 ソシャゲアニメにおいてはキャラが多すぎて、キャラを出すのがノルマみたいになってるアニメが目立ったが、本作においてはキャラは多いといってもフォーカスするキャラたちをしっかり絞っているし、彼等の物語が充分主役級といっていいくらい素晴らしい。


 そして素晴らしいストーリーとキャラを活かす演出の妙!。1話の引きから、この監督は只者ではないと思ったが、ちゃんと盛り上がる段階を踏み、台詞無しや少なくても魂を震わせる場面をいくつも作ってるのが凄い。そしてコミカルなシーンを適度に入れる大人っぷりも偉いねぇ…。


 大絶賛な本作だが、良かっただけに少々勿体なく感じたのは終盤の11話を丸々百合回に使っちゃった点。やはりaパートだけとかにした方がビワのキャラをもっと積み上げられただろうし、マックイーンの件だってもっと良くなりえたろうし、if展開をもっと描く余地もあったろう。


 ビワとの決着も、マキバオーオマージュでこのレースにいないずっと追い続けてきたルドルフ、そしてマックイーンのイメージと競っているテイオー…とかの方が感動も納得度も高かったかな。ビワ「そうか…、お前は一人で走っているのではないのだな。勝てぬわけだ…。」みたいな。まぁ、無い物ねだりかな。

 
 「諦めないこと」を「ひたむき」であることを無駄だなんて誰にも言わせない!。本作は王道のエンタメを突き詰めた結果、このメッセージを単なる言葉でなく心に刻みつけてくれる。テイオーは選ばれし者じゃない、自ら選択した者なのだ。
 

最期はニコニコの1話についていたあるコメントで締めたいと思います。


「ここに無敗の天才の物語は終わり。不屈の帝王の物語が始まる」

投稿 : 2024/12/28
♥ : 95
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ずっと先で待っている。あなたが復活して来るのを…

この物語は、主人公に感情移入できるかどうかで評価が全く異なります。

確かにこのアニメは競馬の馬たちを女性に擬人化させて描いており、受け取る人によっては女性蔑視(セクハラ)だと感じる方もおられるでしょう。

私も以前はそう感じていました。
でも実際に視聴してみると、主人公の心の葛藤にぐいぐい引き込まれてしまい、目が離せなくなります。特に物語の後半は感動の嵐でした。

まだ見てられない方は、見ることをお勧めします。
きっと感動で涙が流れるでしょう。


シーズン2での主人公はトウカイテイオウです。
彼女は無敗のまま2冠を征しており、その優れた疾走は多くのファンを魅了していました。
彼女の目標は、無敗のまま3冠を征してチームメイトのメジロマックイーンと同じレースで走ることです。

その彼女が突然、足を骨折します。馬娘にとって足の骨折は致命的です。
3冠の目標はついえてしまい、無敗の記録も途絶えてしまいます。
それでも彼女は諦めません。レースでメジロマックイーンと共に走る約束を守るために、懸命にリハビリをします。

そして…、{netabare}
ようやく足が完治したかと思ったら、またしても骨折…。それも二回続けて…
折れ癖がついたかもしれない。
三度目の骨折は、トウカイテイオウの心を打ち砕くのに十分すぎる出来事でした。
{netabare}
リハビリの最中にメジロマックイーンの走行時間を測定するトウカイテイオウは、あまりの速さに驚きます。
その速度は、かつて自分が走っていた速さ…。今となっては別次元の速さに思えます。
そしてつぶやくのです。
「そうか。そうなんだ。僕はもう… あんなふうには走れないんだ…」

いつの間にかトウカイテイオウの両頬に涙がこぼれ落ちます。
その涙はいつまでも流れていました。

このときのトウカイテイオウの気持ちが切なすぎて切なすぎて…
思わずもらい泣きしました。
{/netabare}
それでも必死に応援してくれる仲間に励まされて、トウカイテイオウは再びあがき続けます。
周りから何と言われようとも、どんなにみっともなくとも、あがいてあがいて、あがき続けて…
{netabare}
その矢先、今度はメジロマックイーンが繋靭帯炎を発症します。
選手生命にかかわる不治の病です。奇跡でも起きない限り治りません。
残酷な運命の仕打ちにメジロマックイーンは子供のように泣きじゃくります。

そのとき、トウカイテイオウが言うのです。
「今度は僕の番だ。今度の有馬記念で僕は奇跡を起こす。誰よりも速く走る。」

かつてメジロマックイーンが王者としてトウカイテイオウの復活を待ち続けたように、今度はトウカイテイオウが王者としてメジロマックイーンの復活を待つつもりです。
{/netabare}
そして運命の有馬記念が始まります。
有馬記念の出場資格はファン投票で決まります。
一年近く休んでいたトウカイテイオウが出場できたのは、多くのファンが引退セレモニーとして最後の勇姿を見たいがため。投票した人は勝つことなど誰も期待してませんでした。

しかし…、{netabare}ここで奇跡が起きたのです。
手に汗握る感動のレースでした。とめどなく涙が出てきました。
競馬界に奇跡というものがあるのならば、まさにこの瞬間でした。

これは1993年に実際にあった出来事です。競馬史上最も有名な奇跡のレースでした。
トウカイテイオウは実に364日のブランクを克服し、復帰一戦目にして王者へと返り咲いたのです。{/netabare}

{/netabare}
奇跡は、信じ続けて必死にあがき続ける人にのみやってくるのかもしれません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 83
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

勝利の女神は観た子だけにチューをする

オリジナルアニメ2期


往年の名馬が萌え擬人化して駆けっこする作品。勝てば“ウィニングライブ”と称したステージを披露。
文字面だけ追えば大きなお友達向けニッチなニーズを狙い撃ちしたコンテンツと思われても致し方ないやつです。やれスポコンだ友情だと言われたところで手に取る気になるかは怪しい。
が、手にしたら最後でハマる沼。そんなおとろしい1期でした。コアとなる魅力については変わらずなのでお手数ですが1期レビューご参照ください。

ついでに言うと、せっかくお越しいただいてなんですが、競馬好きレビュアーさんの感想のほうが面白いのでそちらもぜひ。
1期はスペシャルウィークとサイレンススズカ。スイッチして2期はトウカイテイオーとメジロマックイーンが主役です。尺を取って掘り下げた主軸を横に置けば失速するリスクがあるものですが少なくともそうはならなかったと思います。
あらためて元ネタとなる名馬それぞれの物語がファンをひきつけて止まないことと、その史実を皮肉やパロディではなく作り手が真摯に受け止めて世に出した作品であることを伺わせます。
観る側も呼応しついつい自力で元ネタを漁りたくなるのではないでしょうか。本気は伝わるみたいな。時折イマイチアニメにて「原作読んで」の声が飛び交いますが、作り手の誠意に欠ける作品と判断したアニメの原作に手を出しづらいのは私だけではないでしょう。

作り手の本気といえば

 ・ソシャゲのリリース
 ・この2期の放送そのもの

良く実現させたものだと思います。
2018年の1期放送中から『ウマ娘』に触れる時は「ところでゲームはいつリリースされるのか?」は挨拶代わりでした。足掛け5年がかりでのリリース。
プロデューサー石原氏のCygames退職もあったかと記憶してます。そして元請けの制作会社を変更してのアニメ2期の制作。

注)以下1期ネタバレ
{netabare}「悲劇の名馬のIFストーリー」が1期なら「奇跡のカムバック」がテーマの2期です。{/netabare}
見事に史実をエンタメ化したアニメの傍らで現実世界でも「無理じゃね?」な困難を克服したことが想像に難くないコンテンツとしてパッケージトータルで評価したい良作です。
中の人たちも演ずる自馬の掘り下げは当然として“馬蹄”“産駒”“葦毛”などのワードが自然と出てくるあたり真摯に向き合ってる感マシマシでしたよ。
やや精神論に傾いちゃってお恥ずかしい限りですが、萌えっとしたのが苦手な諸氏向けに私が感じた“向こうの本気”をご紹介したかったと言い訳。

馬を萌え擬人化してライブまでさせる。こんなぶっ飛んだ発想って依って立つ文化の懐が深くないと出てこないものです。バルセロナやブラジル代表のスペクタクルなサッカーは確かな技術と重ねてきた歴史に支えられてることに異論はないでしょう。それと一緒。
ゾンビ+アイドル+佐賀県みたいなアニメもヒットしましたよね。アニメでなくても時代劇スターに金ピカ衣装とちょんまげ着けさせてサンバ(しかも曲調はサンバと別物)で踊る曲が大ヒットしてみたり、たまに意味不明なかけ合わせで心を揺さぶられる傑作が出てきますがそこに立ち会えた幸福を噛み締めることができる作品でもありました。



※ネタバレ所感

■目線ずらし

1期と同じ路線{netabare}(悲劇的な史実のIFストーリー){/netabare}にしませんでした。
{netabare}サイレンススズカ路線の構成なら主役をライスシャワーにしてたかと。前半盛り上げてくれたダークヒーローです。きっとこの馬で語りたい諸兄も多いはずでして、これまた石見さんの薄幸な声が良く似合うウマ娘でした。{/netabare}

 ・スペ→テイオーへとセンターの変更
 ・ストーリーの本筋で新たなヴァリエーションの提示 

これらを2期でやれたことによって「他のウマ娘も!」とおかわり期待効果が生じちゃいました。
優秀な原作のストックまだまだあるのでなおさら思いを強くします。


■Cygamesのゲーム原作

信頼してます。ゲーム原作でのハズレが少ない印象。
増えすぎたキャラを処理しきれず空中分解してその残骸が無数に横たわってるこの分野で他の制作者は見習ってほしいかも。
ゲームも好調みたいですしアニメとの好循環が生まれている例なのは言うまでもないんだけど、もし自分が仕掛ける側だったら、制約あるのなんて当たり前でそれに唯々諾々としヒットを狙わない仕事なんて面白くないだろうなと思ってしまう。
例えば馬主の顔色をうかがうことは悪いことではなく、そんなん含めて

 制約があるからこそ仕事は面白い

ガイアの夜明けかプロジェクトXで取り上げ可能な難作業をスピンオフにしたらいかがだろうか。


■駆けっこも○

1期はシンプルで、加速直前に足元映して直後から風のエフェクトを効かすみたいなのの繰り返しだったと思います。
2期ではそれに加えて“スローモーション”“広角で捉えた構図”“豊富なアングル”と飽きさせない。モノローグも心憎い利かせ方をしてました。そのことでドラマに加えて視覚的にも楽しめました。

ここ一番の足元アップ演出だってシンプルゆえに力強さはあるのです。
{netabare}有馬でもみんなの「行け!」の画を抜いてからテイオーが「勝負だ」とスパートかけるわけですが、直前に後方から足元を映してました。しかもですよ。よりによってですよ。骨折した左足で大地を蹴って最後の力を振り絞るのです。みんなの願い/自分の魂をここに込めてました。{/netabare}


そんな作画を高評価するのはいかがなものか。ときおり視界がぼやけ画面が良く見えなかったもん。


■群像劇の見本

“強敵”を“とも”と呼ばせるのは1980年代『北斗の拳』の発明。普遍性があり現在も時折見かけます。
テイオーがケガから復帰する過程で“とも”と呼べそうな娘たちがわんさか。1対1・1対2と閉じた相関ではないのに注意が分散しないのが不思議。

 {netabare}・真打ちメジロマックイーンは説明不要でしょう
 ・スピカの面々は言わずもがな
 ・復帰を信じて菊花賞に出走。「ケガの状態は関係ない」からの「おかえり」ナイスネイチャ
 ・ただの鬱陶しそうな娘さんという印象からまさかのツインターボ
 ・有馬でのライスシャワー「おめでとう」は重みが違う
 ・ビワハヤヒデはセリフを言わないことでラスボス感を発揮
 ・有能男前常に冷静沈着シンボリルドルフ会長が感情露わに。史実だとテイオーの父なんでしょ?
 ・将来トレセン学園の門を叩くキタサトは少し前のテイオー自身。こうして歴史は受け継がれる。{/netabare}

本筋に絡んでくるキャラが多く、それらが累積していってきっちり最終盤で回収という構成。“仲間”“絆”“友情”と口で言うは易いがお見事でした。


■カムバック賞

目線をずらしても質を落とさぬ懐の広さを見せて
ペイすることを目的にアニメーター以外の大人も頑張って
駆けっこ動画でも創意工夫をこらし
多数のキャラを殺さず活かしてメインストーリーに花を添える

そして本筋の“ケガからの復帰”話でとどめ。
小野伸二や吉村禎章、最近だと池江璃花子選手の復帰で目が赤くなった自分にとって平常心を保つのは無理筋です。とりわけ優れていると感じた二点

 1.きちんとした前フリがある
 2.当事者が考えそうなことが描かれてる

一つ目例えば、前田智徳選手引退セレモニーで花束を渡すマエケンの顔が一気に歪む出来事がありました。その時どんな一言をかけられてたか?

 {netabare}「怪我には気をつけろよ」{/netabare}

こういうのは誰が言うかが大事で、この子が言うから重みがあるって伏線(前フリ)をきちんと序盤で振りまいていた『ウマ娘』でした。丁寧な仕事です。

一つ目だけで普通にエンタメとしてエモいんですけどさらに上乗せの二つ目。体育会系ガチ勢ならなんとなくわかりません?
{netabare}怪我の程度を量りながら状況が見えてきた時の落胆。気を使わせてる仲間への配慮やこれまでと違った距離感への戸惑い。腐りそうなのと奮い立たせるのを行ったり来たり。試合(レース)を見たくない気持ち。だって自分が惨めに感じるから。そんなの仲間もライバルも思ってないこと含む。復帰のラインを全盛期よりも低く設定することへの葛藤。されど求めたい自身のベストパフォーマンス。{/netabare}

{netabare}在りし日の白球追いかけてた頃の自分を思い出します。それなりにガチ勢でした。準決勝2点差でウチらを負かした高校がそのまま甲子園に進み阪神のドラ1ピッチャーに打ち勝ってたり。かといって巨人ドラ1の投球練習をブルペンで見た時は打てるイメージが全く湧かなかったり。だいたいそれくらいのレベル感(微妙)。怪我をめぐる悲喜こもごもの経験から頷ける場面多々なのでした。
ついでに程度はだいぶ低くなって、先日1年半ぶりにグラウンドに出て草野球をば。昨年は入院してリハビリもやって主治医と野球また出来たらいいねなんてやりとりもしてたもんで、打席に立った時感慨深かったし、先制のタイムリー打った時は泣きそうでした。要は競馬関係なく勝手に自分と重ねて観てたりしたのです。{/netabare}

{netabare}「僕は何度もくじけてきた!あの時も、あの時も、だれよりもくじけてきた!誰よりも悔しい気持ちになったのは僕だ!誰よりも勝ちたい気持ちが強いのは僕だ!」{/netabare}

金言です。


■お終い

それにしても血統を重視したり、走りに特化させたためか怪我にまつわる逸話に事欠かないのがサラブレッドなんですね。動物愛護には傾注しませんがちょい贖罪意識が芽生えそうなのは私だけ?
戦国時代の馬があんな脆かったら戦にならんでしょう。競走馬は精緻な工芸品というイメージです。

{netabare}劇中幾度と問われてきた「走ることは幸せなのか?」には幸せであるとの回答。さらに1期ではスズカさんに「皆に夢を与えるウマ娘」が目標だと言わせたアニメ作品。{/netabare}

“物語”に賭ける性格の濃い競馬において、いや競馬に限らず現実のいろんな局面で、我々は我々が欲する物語を常に探しているのだろうなと愚考。
自分は競馬をしませんけど、きっと“勝つ”馬ではなく“勝ってほしい”馬を選ぶのでたぶん向いてないと思います。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.04.14 初稿
2022.02.19 修正

投稿 : 2024/12/28
♥ : 71

75.9 2 2021年度のアイドルアニメランキング2位
白い砂のアクアトープ(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (445)
1360人が棚に入れました
「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。

声優・キャラクター
伊藤美来、逢田梨香子
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優しい未来を目指した 心が落ち着く物語

このアニメを見ると、なぜか心地良く、心が落ち着きます。
おそらくそれは、キジムナーのせいかもしれません。
物語全体が優しい色で覆われているようです。

そして、この物語が目指すものは、「優しい未来」のような気がします。
人や全ての生き物にとって優しい未来をつくること。
そしてその未来をつくるのは、水族館を訪れる幼い子供たち。
今は小さくて何もできないけど、海洋生物に興味を持った子供たちが大人になったときには、きっと優しい未来をつくってくれる。
その願いを込めた物語のようです。

そんな未来を想像すると、心が楽しくなりませんか?


主人公は高校生の海咲野 くくる(みさきの くくる)。明るく元気な女の子です。
そして、ヒロイン(?)は宮沢 風花(みやざわ ふうか)。とても美しい少女です。

物語は、くくるが高校を卒業するまでの前半部と、くくるが社会人になった後の後半部とに大きく分かれています。

■前半部:
くくるは夏休みの間は「がまがま水族館」の館長代理をしています。
両親を亡くしたくくるにとって、この水族館は人生そのものと言える大切な場所。
でも水族館は老朽化で閉館が決まっています。
くくるは何としても水族館を存続させようと奮闘します。

風花は元アイドルグループのメンバーでしたが、優しすぎる性格が災いしてアイドルグループを辞めてしまいます。
傷ついた心を癒すべく沖縄に行ったときに、彼女は偶然「がまがま水族館」に立ち寄ります。
そこで彼女は、不思議な体験をするのです。
それは、まるで魚たちが風化の傷ついた心を慰めているようでした。

壁一面の水槽に囲まれている水族館の中は、まるで神秘の世界への入り口。
私達も今度水族館へ行ったときには、風花のような不思議な体験をするかもしれませんね。

ここで風花は、くくると出会います。
くくるを応援しようと決めた風花は、くくるの家に住み、「がまがま水族館」で働くのです。

{netabare} くくると風花は、がまがま水族館を存続させるために懸命に頑張りました。しかし水族館は老朽化により閉館してしまったのです。

このときのくくるの悔しさがとても切なくて…
くくるは元気な時が一番輝いています。だから早く元気になってほしいです。{/netabare}

■後半部:
月日は流れ、高校を卒業したくくるは、新しくできた大きな水族館「アクアリウム・ティンガーラ」へ就職します。そして営業部へ配置されます。
くくるにとって生き物を飼育しない営業部は不慣れな仕事ばかり。くくるは仕事に押しつぶされそうになります。

そんなときに、いつも真っ先に助けてくれるのが風花。
風花は、くくるの姉のような存在です。いつの間にか、くくるにとって最も大切な人へと変わっていました。

自分を助けてくれる人がいつも横にいてくれたら、どんなに辛くとも頑張り通すことができます。
風花の励ましで元気を取り戻したくくるは、与えられた仕事を懸命にやり抜きます。

{netabare}17話では、くくると風花が懇親会を企画します。
皆にくつろいでもらおうと頑張ります。
贅沢な料理はありませんでしたが、二人の皆への感謝の気持ちがこもってました。
幸せの基準は人によって異なりますが、
こんな接待を受けたら幸せな気持ちになるでしょうね。{/netabare}

くくるにとって最も不慣れだった営業の仕事は、いつの間にかくくるにとって最もふさわしい仕事に変わりました。
営業部だからこそ、全ての飼育員と仕事で話をする機会ができました。
営業部だからこそ、催し物企画でお客様と身近に接することができました。
営業部だからこそ、自分が推し進めたい企画を実現することができました。

嫌だ嫌だと思い続けて仕事をするのと自発的に仕事をするのとでは、同じ仕事でも人生が180度変わります。
そして社会人になったら誰でも、くくるのように挫折感を味わうことがあります。
でも、前向きに仕事を続けていれば、きっと報われる日が来るでしょう。


くくるが企画した白い砂の上での結婚式の様子は、とても素敵で頬笑ましい内容でした。{netabare}
装飾品が殆どなく、裸足で行う素朴な結婚式。
でも、壁一面と天井には沢山の魚たちが優雅に泳いでおり、まるで海底にいるような気分になります。
こんな神秘的な結婚式は、参加された方の心に一生残るでしょうね。{/netabare}


前半部の主題歌「たゆたえ、七色」は、とても心地よい歌でした。


私は若い頃に六年間、沖縄に住んでいました。
青い空に白い雲、そして真っ青な海
サトウキビ畑にシーサー
どれも懐かしいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 59

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

また「実写ドラマでやれ!」とか言われるのかな…?(第8話: 引きで新キャラ登場、転機きますね!)

沖縄にある弱小水族館の存続をかけた苦闘+アイドルグループをクビになった少女の再起の二本柱でお送りする感じの、いつものP.A.WORKSによる実写ドラマ風オリジナルストーリー(たぶん2クール作品)です。

これまでの同系統の作品の例に倣い、本作もアニメと並行してコミカライズ版が展開するようです。そしていつものP.A.WORKSなら水族館はあまり上手くゆく気がしないのですが、果たして本作ではいかに…?

でも私は『サクラクエスト』とかも好きだった私は、何だかんだ言ってたぶん最終話まで観ることになると思います。

2021.8.27追記:
第8話まで視聴終了。研修と称して新キャラ登場!

「原作: projectティンガーラ」とクレジットされている以上、単に「がまがま水族館閉館の危機」の現状からそろそろ話が動き出しそうです。サクラクエストもそうでしたが、P.A.WORKS作品の原作クレジットと本編との絡みは侮れません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 32

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本当に単なるお仕事作品になってしまった

P.A.Worksのお仕事シリーズとして注目されていたアクアトープ完走!

相変わらず作画は上手いし、声優も豪華どころを起用していてハズレがない。沖縄らしさも出ていて、そこは素晴らしい。

ただ、歴代のお仕事シリーズに比べると2クール目からトーンダウンしてしまった印象は否めない。

2クール目からは本当に水族館のお仕事ドキュメントのようになってきて、キャラクターたちがあまり動かなかった。

このお仕事シリーズは過去の「花咲くいろは」や「サクラクエスト」と同じく、仕事の中の葛藤を通してキャラクターの成長を描くところに魅力があったはず。それが花咲くいろはとかサクラクエストでは丁寧に出来ていたように思うが、このアクアトープはそこが少し薄かった。

1クールの終わりまでは綺麗に描けていたように思うが、2クール目からはテーマを持たせづらかったのかな。

とはいえお仕事アニメとしては作画もきれいだし、楽しめるのではないか。仕事で忙しい思いをしている人たちの中には、共感できるポイントもあるはずだ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

77.3 3 2021年度のアイドルアニメランキング3位
ゾンビランドサガ リベンジ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (422)
1476人が棚に入れました
「ゾンビランドサガ リベンジ」はMAPPAが制作を手掛けるオリジナルアニメ。新感覚ゾンビアイドル系アニメとして2018年10月~放送され話題になった「ゾンビランドサガ」の続篇だ。謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎にゾンビとして甦らされた7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フランシュシュ」として佐賀県を救うために奮闘する。TVアニメの監督は前作に引き続き境宗久さん、音楽制作はエイベックス・ピクチャーズが手掛ける。

声優・キャラクター
宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海、三石琴乃、吉野裕行、高戸靖広
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

リィィィィィベ~~~~~ンジッ!!

約3年ぶりの2期。今期の大本命の1つ。

PVでも出てたけど、アイアンフリルとの対決はいつ?
たえの自我はもどるのか?
{netabare}
さくらは、巽を乾君と気が付くのか?
{/netabare}
が気になっている。

4話と11話が個人的には良いかな。
そして、田中美海さん、天才かっと!

12話
{netabare}
ん?
ちょっとご都合よすぎじゃないの?
という展開だった。

リベンジライブは、分かるけど、
3期か劇場版ありきな終わり方だった気がする。

巽が吐血したのは、ゾンビ召喚の代償で死が近い?
最後のロゴ出した後の宇宙船?が放った光線は?
{/netabare}

11話
{netabare}
佐賀に天変地異被害発生。
避難所で、手伝いと子供達に笑顔を届けるフランシュシュ。

まさかの巽挿入歌!!
さくらと愛のメイン曲まだだったような…
愛のメイン曲は社歌なの???
 ・2号メイン「風の強い日は嫌いか?」
 ・4号メイン「激昂サバイブ」
 ・3号「イカの魂無駄にはしない」?
 ・5号「佐賀事変」
 ・6号「リトルパラッポ」
 ・巽「Never ending saga」

巽の(乾君)さくらへの想いが、無印の時よりも、
より強く伝わってきたのと同時に、巽幸太郎を貫く覚悟を感じた!

そして、最後の「止めて、引く」からの「Get Wild」かと思った(フランシュシュカバーVer)
{/netabare}

10話
{netabare}
Aパートがリベンジの0話で、
Bパート、海岸沿いでイカまみれの巽、

分かった事
・フランシュシュのメンバーが佐賀を救う存在だったが、
 呪いにより死んだこと。
・自称預言者のバーのマスターが令和はじまり、差が滅亡の危機が起きる。
・バーのマスターは不老不死


・佐賀に不幸イベントが発動したのは分かるけど、
 巽が、「持っとらん子」化してるのは、ゾンビィ化させた呪い?
{/netabare}

8話~9話
{netabare}
いつメンが出てきているから、時代劇かと思ったよ。

バーのマスターは、喜一のじいさんで、
現代では、髪フサフサと…
巽が喜一の子孫というオチも?
{/netabare}

7話
{netabare}
まさかの7号爆誕かと思ったら、ゲスト回だったのねー

サガジン記者の大古場、理不尽ビンタ姐さん以外、
全て身元割り出すとか凄いね。
次回から、2話、理不尽ビンタ姐さん回が来るとは!

バーのマスターの正体も分かりそうだね。
{/netabare}

6話
{netabare}
たえのお使い。(はじめてのおつかい)

たえ、自分の墓参りしていたってことでOK?
横にあった源家は、さくらの家のお墓だよね。
さくらになついているから、幼馴染か親戚?

コロスケの総長がボートレーサーになっていたけど、
養成期間結構かかるから物理的に無理なのでは?とも。

サガジン記者の大古場に偶然、たえの首飛んだの撮られちゃったね。
さくら、本当に持ってない…

次回は、学園祭に呼ばれる感じ?
{/netabare}

5話
{netabare}
純愛回からのこの落差…

コナンの中の人が出たけど、
後輩子役にマサオが夢を託す回って感じでいいのかな?

マサオの中の人の負荷が半端ない歌だった(プロ凄い)

次回の、たえの正体が分かるかも回の方に期待感が!
{/netabare}

4話
{netabare}
巽の名言からの純子覚醒。
たえって、伝説のドラマー???
身長的にモデルの可能性も?正体リベンジで出して欲しいな。

アイアンフリルとは、最終決戦まで持ち越しになったね。
最後は、お決まりの純子が巽のエレキ直す。

純愛回からの次回はマサオ。
{/netabare}

3話
{netabare}
佐賀アリーナ(建設中なのね…総工費257億円!!)の
こけら落としライブにアイアンフリルが呼ばれ、その前座に
フランシュシュをねじ込んでくる巽、営業力半端ない。

そんな中で、愛を頼り過ぎるメンバー達を見た巽が愛にソロ活動を命令。
なんだかんだ言って、愛は巽の性格をメンバーの中で一番分かっている気がする。

ソロで絶好調な愛、後を任された純子の戸惑い。
そして、アイアンフリル現センターが、初代伝説のセンターを
アイアンフリルに勧誘!
アイドルの評価としても、愛の方が上ととらえたのか、
自分が不甲斐ないのか純子の絶望感半端ない顔エンドと
思いの外、アイアンフリルとぶつけるのが早かったなと。
{/netabare}

2話
{netabare}
フランシュシュ活動再開!
ホワイト竜役は、2期確定の時の俳優さんだった。

サキの過去エピソードと繋がっていたけど、
1期と同じく過去エピソードと紐付けていく感じなのかな?

次回は、愛とアイアンフリルの現センターの話になりそうだし。
たえの正体を出して欲しい。
{/netabare}

1話
{netabare}
まさかの佐賀県小島食品工業社歌から始まる。
しかも、アニメの為に作詞作曲されたらしい。
そして、歌うのは、水野愛もとい巽愛!!
(バイトでは、フランシュシュのみんなが巽姓なのかな?)
思わず、爆笑してしまった。

そして、告知PVでもあったように、あのライブから、
注目度爆上がりからの、巽の焦りによる3万人の箱に
500人しか集まらないという爆死した為、
借金返済からの復活に向け、みんなでバイトしている中、
プロデューサー巽は、廃人に…

巽のIKKOさん風口調と碇シ〇ジです!のネタはいいけど、
サガン鳥栖イジリはダメでしょう…スポンサー親会社撤退しているし。

1話を見て、バーのマスターが、あの子らはゾンビとして生きていける。
自我ありの場合と無しの場合があるけど、どちらだろうと思うけど、
バーのマスターがゾンビっぽいから、巽の残り時間かな?
(魂削って、さくら達を復活させた代償的な?)

どちらにせよ、残り時間があるってことだよね。
どんな終わり方をするか楽しみ!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

11話まではレジェンド!!。12話は・・。

>1話まで視聴して
始まった直後から終わる瞬間まで、ずっとずっと大満足の連続でした^^。
おかえりなさい、ゾンビランドサガ!!!。


冒頭のあの歌、なんでこんなに惹きつけられるんだろう?。
昭和的なノスタルジックな感じが心地良いのだろうか?。
・・いやあ、曲や歌詞自体の破壊力も大きいなあ。
モブの各キャラも、それぞれ表情がしっかりしていて妙に存在感感じるw。


まあでもやはり一番大きいのは宮野さんですね。
なんでこんなに生き生き演じておられるのか?ww。
最大限楽しんでおられるように感じられて何よりです♪。

でも、今回の「〇〇○○ました・・」のセリフには
思わず泣きそうになってしまいました;;。
(ちょっとシュタゲも思い出す・・?)

1期からはもちろん、今後の作品全体を通して
宮野さんの”喜怒哀楽”全てをブっ込んできてくれることでしょう。

クライマックスに向けての走るシーン
作画・動画ともに良かったですね~♪。唸りました!。
本編終了後に入ったCMでウマ娘アプリのスペちゃんの走る姿と
ダブって見えて草w。


なつかしのステージでのパフォーマンス。
場の雰囲気の違いがしっかり描かれていてよかった。
安直にデスメタル展開に持っていくのではなく
王道で突っ走ったのはよかったな~。
もちろん宮野さんの空気を変えるチカラも凄かったですが
あそこはちゃんとサガントシュの楽曲で成立させ切ったところが高評価!!。
いい楽曲でしたね~♪。早く配信してほしいです。説得力ありました^^。


まあとにかく、本作を観れる今期の幸せ・・に尽きます!!。
来週も待ちきれませんね。

で、その来週のタイトル観てフイタw。
徳永さんに許可・・もらってないですよねw(想像)。


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>2話まで視聴して
1話の次回予告では予想できない、アツいアツいお話でした!!。
あまりにアツくて、「まさか2話にして最終話ィ!??」と疑ってしまいましたw。

やっぱサキのアツさは最っ高!ですね♪。
みんな惹きつけられてしまいます!。
楽曲の説得力も、もう脳より先に耳が納得させられてますw。


1期にひき続き下妻物語リスペクト??・・からの阿部サダヲ??。
・・一角獣の龍二ですよねw、あれ。
見方によっては、スペースダンディも入ってるw。
でも、曲にはちょっぴり尾崎豊テイストも^^(♪僕が僕であるために)

ダンディでありながらちょっと歳を重ね
はっちゃけた時期は過ぎてから
次の世代へのバトンタッチ。
あえておさえた演技での声優さまに拍手です!。


・・そこに絡めての、サキのゾンビネタ・・・・・
・・・・見事に泣かせられてしまいました;;。


「波よ聞いてくれ」・・も入っててさらにナミダナミダ;;・・(ビバナミダ)。


若干、各キャラの眼球の描写が大きくて丸っこすぎるように感じましたが
これはガイコツ+ゾンビ・・を意識付けるためなのかな??。
ちょっと違和感感じましたが、無理やり納得させましたw。


・・それにしても、ますます佐賀が羨ましくなってきました!!。
「〇〇しているモノは〇〇にある!!」
・・他にも、名言バリエーション∞ですねww。

ホント本気で一度はドライブイン鳥でオフ会したいです^^。


今回のタイトルもニクいw。
物理的には、全く壊れる気配もないおっちゃんのレディオですが
サキにとっては、そこで放送される某番組がぶっ壊れかけ・・ということなのですね。
・・これは徳永さんも納得してくれると思います♪。


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>6話まで視聴して
あれっ??。世間では2期1話の評価低いんですか~↑???。
自分は確認のため何回か再視聴してみましたが
やっぱ2期1話、レジェンドでしたw(もちろん2話も)。

宮野さんが1か月もああなんですよ!!。そりゃヤバいですよwww。
やさぐれ宮野さんに何回も泣かされました;;(誉め言葉)。


TVOP曲が、なんかペルソナチックなスタイリッシュ感出しまくってますが
個人的には、あまりグッときません・・><。
本渡さんの口上はテンション上げてくれて高評価なのですが・・><。


・・で、3話4話ですが
アコースティックからエレキの流れですね。
純・愛ストーリーピックアップとしては、なかなかよかったと思います♪。

・・と思っててたらファミコウォーズCMネタwww。
・・これ分かるターゲット層ってwww。
えー?w。30数年前???。
現代のキッズにはイミフですねwww(自分には見事に刺さりましたw)。


アイアンフリルって、なんかモブっぽくて、オーラないですよね。。
これって、あえて狙ってますよね^^(高評価)。


で、4話でのあのドラムプレイ!!!!!。
まさかのあの方がモーションプレイアクターだなんて!!(大歓喜!!!)。
中の方は・・、ホンモノですっ!!!!!!。
  (ウマ娘アプリのテーマ曲、アニメ2期のOP曲にも参加されてるのを知って
   さらにさらに大感激ぃぃぃっ!!!!!)


・・からのー、宮野さんのエレキギターパート!!!!。
最高です!!!!。オチも読めてましたがww。
・・だがそれがいい。


愛とアイアンフリルの絡みもよかったですね!。
愛にとってはそっちの世界線もアリだったと思えてしまうところが、なんかエモいですね。


5話は、某バーロー声優さん登場で歓喜w。

・・もありましたが、田中さんのスキャット?に魅了されてしまいました。
これって並みの努力では達成できないと思います!!。

ストーリー的には、キャロル&チューズデイっぽいオーディション展開で
なんか暗雲たちこめてしまってましたが(いやな予感しか・・)
田中さんの歌唱力で成立させてしまいましたね(誉め言葉)。

落語シーンは、どうしても昭和元禄落語心中がよぎってしまい評価が難しかったのですが
スキャットのシーンでは、文句なしにもっていってくれてココロ揺さぶられました♪。
なかなかああいった歌唱する機会ってないと思うのですが
圧巻の歌唱にスタンディングオベーションです!!。



で、6話なのですが。
神回でしたね!!!!!!!!!!!!。

これはかなり1期での核心に迫ってきてる♪。


たえちゃん。

ここが観たかった!!!!。

まさかこんな1人立ちしてたとわはwwww。


サイゲさんなのに、おウマさんではなくnice boat.!!www。

物語が核心に迫っている確信っ^^。

来週が待ちきれません。。


・・あ。でも最近の宮野さん。
赤ちゃん言葉多用しすぎで評価↓↓↓・・ですw><。
来たる評価爆上げに向けての、あえての伏線だと信じてますw。


-------------------------------------------------
>7話まで視聴して
冒頭の物語??OP?・・入りが1期彷彿させます!!!。アツい!!!!!。
やっぱコレですよ!!。これぞゾンサガ!!!!!!。

”懺悔○×ネタ”?、でとらドラ思い出し、堀江さん確信してましたが
続き見てたらなんか声が違うと思ってたら、ざーさんでしたかw。

・・でも、これはこれで間違いなく嬉しい!!!。
・堀江さんもいたしw。宮野さん参加にはモチロン歓喜^^。


今話はいろいろと自分の涙腺が襲われまくった回でした・・><(誉め言葉)。


それは、そう!。シチュエーションです!!!。

学校!!、学園祭!!!。

巽さんの学生時代がフィードバックされて
エモーションMAXですっw(・・せつない)。


あと、2期でのさくらのしつこいまでのキャラ付けがナイス!。

「聞こえんやったかな~」、「そっか、そっか~♪」(過去話)がカワイすぎますwww。

ガン無視スルーされてこその、あの存在感^^。
新境地開拓ですね!!!。


今話のEND展開は、観てれば予想できたけど
ホント、予想が的中してくれて、ある意味ホッとした。
その理由は、ちゃんと本編中でマイマイちゃんが語ってくれてたとおりです^^。


・・ただ、今回のタイトルでもある「マイ(マイ)レボリューション」。
これに関しては、自分の心の中の理解としてはまだ回収できてません・・><。
・・どういう意味あいだったのかなあ??。
美里さんも納得できる理由だったのかなあ・・?。


・・ああ。ED曲後のcパートでは
無情にも話が進んでしまってますね・・。

終わりが近づくということは
「知りたいという欲求」にあがなえないものがありながらも
それはそれで寂しいものです。。


-------------------------------------------------
>11話まで視聴して
8話・9話の佐賀事変、めちゃくちゃ惹き込まれました!。

これだけ幅広い、視聴者の予想の範囲を軽々こえてくる物語の描写。
もう素晴らしすぎるとしか表現しようがありません。

正直1期からずっと、ゆうぎりは作品中で浮いてるなあ・・必要なのかな?。
って思ってましたが、完全に間違っていました。

9話EDは楽曲、映像ともに最高でした!!。
内山さん、すべてを持っていきましたね♪(最大の誉め言葉)。


10話、ほんの一瞬だけ、銀河美少年に見えたw(輝きの~)。


11話、神回でしたね~!。
どうしてもレビュー追記したくなっちゃいました^^。

前半はやたら作画の荒さ?雑さ?が気になって仕方なかったのですが
(2期になって、口あんぐりのシーンや、目がBIGのシーンなどで特に感じる・・><)

後半でメリハリつけた良作画シーンを強調させるための強弱だったのですねw?。


1回目の視聴時
気付けば2回、涙流してしまってました;。

間違いかも?・・と確認のために、もう1回11話視聴してみましたが
やはり、順番メイクのシーンと、階段のシーンで
わかっていても・・・涙出てしまいました・・;;。

これはもう米米CLUBさんも大納得っ!!のタイトル回収でしたね(楽曲が脳内再生~♪)。

ハイ!、11話、神回でした!!。


-------------------------------------------------
>最終話直前ABEMAスペシャル番組をリアルタイム視聴して
宮野さん登場!&宮野さんスペシャルっ!な内容で最高でした!!。
キレッキレなトークで、完全に実写版幸太郎さん。
これは永久保存したいので、ぜひともBD最終巻に収録してほしいです♪。

>12話まで視聴して
直前ABEMA特番に続き、そのままリアルタイムで視聴しました!。

あれ?。完全CMなしの途切れなし放送・・みたいに聞いてた気がしたけど
勘違いだったかな?。CM入りまくったし・・。


んで、肝心の本編。。


ああるぇええええええええ??!。


・・なんか、すごく雑w。(もちろん、あまり○くない意味で)


なんか、特に宮野さんの作画と扱いが雑・・。(アンコール後が特に)

他の登場キャラ達(モブ含む)の動きも、ほとんどなく、ほぼ棒立ちの行進??。


3期につなげる流れなんだと思いますが

せっかく11話までいい感じで来てたのが
2期最終話の肝心の一番大事なところで、結果だけ渡された感じ・・。

2期のいったんの終止感としては、正直足りない気がします・・><。


さらに、続編への伏線なのでしょうが

宮野さんのアレは、わざとミスリード狙いの何かの仕込み・・??(であってほしい)。

その後のアレは、フロムビヨンド・・もしくはフラメンコ星人・・とかですか?!。


 <余談>
 なんか某まとめサイト様での感想でも見かけましたが
 「サガ・ザ・グレート7」(スパクロ参戦ロボ)登場の可能性!???。
 もしこれが本当に3期に来てくれるなら
 1期のOPから繋がって、個人的には楽しみでしょうがないところですが
 納得してもらえるファン層が、どれだけも残っていないことでしょうw。



12話視聴後、★の評価が下がってしまいました。。


まあ、いろいろ想像させてもらえるのは楽しいのですが
3期作るのであれば、なるべく早くにお願いします!!。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

続・佐賀が舞台の屍のSAGA

フランシュシュ第二章

副題は“リベンジ”。
平成の怪物が発したことで市民権を得たらあれよあれよと流行語大賞まで行きつく大騒ぎ。日本では“再挑戦”“挽回”の意味合いが強くなっちゃいましたけど、本来はおどろおどろしい“復讐”の意。
そんな和製英語と現地語間のギャップよろしく、一般的に認知されてる姿(再挑戦・挽回)に隠れている本来の生々しさ(復讐)がちらほら垣間見える作品となってます。

シリーズの中での位置づけとしては“中継ぎ”。
“先発”or“抑え”と違って名も売れなければ年俸も安い。つまり人気が出づらく評価も低くなる傾向になるやつ。誰も大谷選手降板した後のエンゼルス中継ぎ投手知らんでしょ?それと同じです。だがしかし試合終了して振り返ると極めて重要な役回りを担っていたことが分かるのです。アニメに話を戻せば、回収された伏線もあれば新たな布石も打っている。『進撃の巨人2期』みたいに完結が見えてくると再評価されるタイプに思えます。

私の評価は高めです。ヌルヌル動けばいいみたいな驕りはなく丁寧に仕掛けがなされてることが理由。
ただしそこは中継ぎの哀しい性。下方圧力がかかる要素は明記しておきます。

1.わりと重要なことを冒頭数分で纏めてました。カタルシスを得にくい仕様。
 ⇒{netabare}いきなり2期初出の“駅スタライブ失敗”と言われて最終回で挽回してもね。{/netabare}
2.ラスト(笑)
 ⇒見てのお楽しみ。そもそもゾンビ+アイドルと意味不明なんでもありが持ち味と言い聞かせる。

前世でのやり残しを“挽回”するリベンジはシリーズ通してのこと。それと2期冒頭でのやらかしを“再挑戦”するリベンジとがごっちゃになって迷子になりそうです。とりわけ後者に視点を置きすぎるとダメかもしれません。
最後のシーンもドリフのコントならOKでも評価が別れそうな気がします。なにせこれまではありえない不安になるシーンがあってもほどなく答え合わせできていてクールダウンというか胸を撫で下ろしていたのにそれがないわけですからおあずけです。


隠れているかどうかはアレですが、本来の生々しい部分に光をあてると

 「しっかり中継ぎの仕事してるよな」

と感心できる良作になってると私は思います。その理由はネタバレパートで後述。



※ネタバレ所感

■さすがavex

音楽にこだわりを見せてるのが◎。ヌルヌル動きゃいいわけではないのです。
・{netabare}山田たえのドラムアクターが川口千里氏とか本気すぎる{/netabare}
・{netabare}ギタープレイ純子がサビの前にエフェクター入れるとか芸が細かい{/netabare}
・{netabare}その『激昂サバイブ』から目覚めRETURNER (Electric Returner Type "R") 』の一連がアツい{/netabare}
 ⇒{netabare}選曲。『激昂…』が90年代流行したミクスチャーロックスタイル。要はロック+ラップです。それを80年代アイドル純子と00年代アイドル愛をつなぐ象徴的なシーンに持ってくるセンス。{/netabare}
 ⇒{netabare}またここで純子は殻を破り、先に進もうとする先輩の背中を見て愛も吹っ切れて、そんな愛のパフォーマンスがアイアンフリル詩織の心に灯をともす。3世代のアイドルが同時に前を向く感じが好き。{/netabare}


■残されたキャラ回

さくら・サキ・愛・純子・リリィはやりました。残るは…

{netabare}ゆうぎり姐さん。首の傷で結末は皆わかってました。きちんとその期待値を上回るキャラ回でした。
ついでに秦の始皇帝時代。不老不死求めた徐福なども絡んでスケール大きくなり物語の核心が少しばかり顔を見せます。ゾンビランド計画なのかなんなのか姐さん時代が起点だったっぽい重要回。{/netabare}

{netabare}他のメンバーより姐さんが達観してた理由。百戦錬磨の花魁だからと思ってましたけど…

生前は佐賀が地図になかった時で、復興を願う青年に想いを託して散華した姐さんだからこそ、復活してみたら佐賀があるし平和になってるしでホッと一息安堵してるからが理由のような気がします。

「あいつが駆けずり回った甲斐がある」

徐福さん経営のBarにて聞いた“あいつ”とは喜一なわけでして、こういうの平気でぶっ込んでくるから『ゾンサガ』は油断なりません。{/netabare}


■続編用の備忘

・{netabare}山田家代々の墓と源家の墓が隣同士(6話){/netabare}
・{netabare}徐福の寿命と佐賀の命運の関係{/netabare}
・{netabare}幸太郎のHPをゾンビィ達に分けてるんかな{/netabare}
・{netabare}キャラ回にハズレ無し。山田たえ回ものすごいことになる気がする{/netabare}

…からの妄想
{netabare}『たえかさくらのなかりせば』どちらかいなければ『のどけからまし』な状況で山田たえ(もしくはたえのご先祖様)が退かざるを得なかったのではなかろうか?と夢想する。
後世「せめてお墓だけでも」と両家隣同士に。たえが妙にさくらになついてるのも名残だったりして。{/netabare}


※無駄話

■走れ幸太郎

幸太郎さんそりゃ無茶です。前売りなしでスタジアムライブとか爆死不可避でしょうに。

{netabare}リターンは未知数。貧すれば鈍するというように困難な状態で選択肢が狭まり、根性論で乗り切れる前提で作戦を組んでしまう。日本の悪弊かもしれません。
悪しき代表例が大東亜戦争時の“インパール作戦”でしょうか。その牟田口廉也指揮官は{netabare}佐賀出身です。{/netabare}{/netabare}



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.26 初稿
2022.06.02 修正

投稿 : 2024/12/28
♥ : 50

66.2 4 2021年度のアイドルアニメランキング4位
IDOLY PRIDE(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (171)
485人が棚に入れました
関東郊外にある星見市。「年に一度やってくる流星群の観測に最も適した町」であることからこの名前が付けられた。そんな星見市にある小さな芸能事務所、星見プロダクション。そこから華々しいデビューを飾ったアイドル・長瀬麻奈は、ライブバトルで連戦連勝を果たし、またたく間にアイドルランキング・VENUSプログラムを駆け上がった。数年後、星見プロダクションは新たなアイドルを見出すオーディションを開催。そこへ現れたのが、麻奈を姉に持つ長瀬琴乃と麻奈そっくりの歌声を持つ川咲さくらだった。ふたりをはじめ、続々とアイドル志望者が集まり、活気づく星見プロダクション。集まった10人は、寮での共同生活を始める。加えて、麻奈を超えんとするTRINITYAiLEや、麻奈に並々ならぬライバル心を抱くLizNoirが彼女たちの前に立ちふさがり、プライドを胸に競い合う。麻奈を取り巻く様々な思いが錯綜する中、アイドルたちは最高峰を目指していく。

声優・キャラクター
神田沙也加、橘美來、菅野真衣、結城萌子、夏目ここな、佐々木奈緒、宮沢小春、高尾奏音、相川奏多、日向もか、首藤志奈、雨宮天、麻倉もも、夏川椎菜、戸松遥、高垣彩陽、寿美菜子、豊崎愛生

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アイドルアニメじゃない話の構成

アイドルアニメにしては、ただアイドルが成長するだけではなく、ハートフルアニメの幽霊展開をアイドルアニメに持ってきて斬新だった。
あるあると言えばあるあるなのだが、アイドルアニメとして見てたのに…不意打ちを喰らったところは個人的に評価高い。

キャラ数を各グループもう少し減らしてもよかったかもと思うが、2グループという展開から仕方ないと思わせるくらいには、話の展開で楽しめた。
ある意味、アイドルアニメとして見たら作画であったり中心以外のキャラの薄さという意味で評価が低いのかもしれないが、麻奈・さくら・琴乃とマネージャーのハートフルストーリーで付属にアイドル仲間として見れば楽しめる。

100点中80点

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

その人は、私に夢をくれた。

この作品はメディアミックスの一環として制作されたみたいですね。
この作品の登場する星見プロダクションの「月のテンペスト」と「サニーピース」は実在するグループなんでしょうか。
アニメ化より先行してライブが配信されたようですので…

「月のテンペスト」と「サニーピース」に起用された声優さんは新人さんが多かったのでしょうか。
殆ど知らない声優さんでした。
知っていたのは「放課後ていぼう日誌」で主人公の陽渚を演じていた高尾奏音ちゃんくらい…

ですが2つのグループを取り巻くライバルや先輩は大物揃いです。
ソロアイドルである長瀬麻奈役を演じるのは神田沙也加さん。
3人組のTRINITYAiLEは「TrySail」の天ちゃん、もちょに夏川さん…
4人組のLizNoirは「スフィア」のハルカス、彩陽、みなちゃんにあきちゃん…
大先輩に囲まれてのアフレコはさぞかし緊張したことでしょう。


青春全部かけてアイドルの最高峰へ。

アイドルという「空間」をつくっていく喜び。
その過程では、誰しも汗を、涙を、時には血を流している。

それでもアイドルを続ける。
輝きたい。
稼ぎたい。
一番になりたい。
笑顔にしたい。
夢を叶えたい。
見返したい。
認められたい。
見つけてほしい。
乗り越えたい。

そんな、たったひとつの、プライドを胸に――。

最初からスポットライトを浴びる人なんていない。
誰しもみんな、弱かった。
屈しない者だけがアイドルの最高峰へ辿りつく――。

これは、大きな夢と、過酷な現実を前に青春を駆ける、
切なくも熱い、アイドルたちの物語。


メディアミックスのサイトのTOPページの記載を引用させて頂きました。

Twitterなどで本作のスマホゲームの事前登録の情報が流れてきていましたが、その背景には汗まみれになりながら歯を食いしばってレッスンしているアイドルが映っていました。
アニメの中では過酷な部分は殆ど描かれませんでしたが、これが実際のアイドルの在り方なんでしょう。
思いで手に入る程生易しい世界ではありません。
そして彼女たちを突き動かすのは様々な想い…

こういうアツさ…個人的には大好物です。
ですが、アニメの方はもう一捻り加えられていました。
ソロアイドルである「星降る奇跡」と呼ばれるようになった長瀬麻奈を取り巻く物語です。

後悔が無かった訳じゃないと思います。
誰よりも…彼女が一番悔しかった筈です。
手が届くはずだったのに届かなかったから…
目標が達成できなかったから…

でも最終話で見せてくれた彼女の思いはもっと繊細で複雑でした。
だけど、お互いの持ち場立場が足枷になっていて、一番伝えたいことがおざなりになってしまった…
これが悔しくない訳…ありませんよね。

だから「月のテンペスト」と「サニーピース」が輝きのてっぺんを目指すサスセスストーリーも悪くありませんでしたが、個人的には長瀬麻奈を取り巻く物語の方が印象に残りました。

「舞台裏のドラマが、ステージを輝かせる。」
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「IDOLY PRIDE」
エンディングテーマは、「The Sun, Moon and Stars」
どちらも星見プロダクションの皆さんが歌っています。

1クール全12話の物語でした。
近ごろのアイドル系の作品の中では、上位に食い込む作品だったと個人的には思っています。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

87.5 5 2021年度のアイドルアニメランキング5位
オッドタクシー(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (668)
2240人が棚に入れました
平凡な毎日を送るタクシー運転手・小戸川。身寄りはなく、他人とあまり関わらない、少し偏屈で無口な変わり者。趣味は寝る前に聞く落語と仕事中に聞くラジオ。一応、友人と呼べるのはかかりつけでもある医者の剛力と、高校からの同級生、柿花ぐらい。彼が運ぶのは、どこかクセのある客ばかり。バズりたくてしょうがない大学生・樺沢、何かを隠す看護師・白川、いまいち売れない芸人コンビ・ホモサピエンス、街のゴロツキ・ドブ、売出し中のアイドル・ミステリーキッス…何でも無いはずの人々の会話は、やがて失踪した1人の少女へと繋がっていく。

声優・キャラクター
花江夏樹、飯田里穂、木村良平、山口勝平、三森すずこ、小泉萌香、村上まなつ、昴生、亜生、ユースケ、津田篤宏、たかし、村上知子、高井佳佑、フェニックス、浜田賢二、酒井広大、斉藤壮馬、古川慎、堀井茶渡、黒田崇矢、汐宮あまね、神楽千歌、METEOR

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

まったく、たまにこういう作品に出合うから面白い。

控えめに言って、そんじょそこらで放送している学芸会のようなドラマを見るくらいなら、この作品を観た方が絶対に面白いと思う。

確かに、全てが新しいアイデアと言う訳ではない。
最終回の大ネタでさえ、既に既視感のある展開ではあった。
しかしながら、この作品は素晴らしいと評価できる。
まずもって、

古今東西、タクシーがテーマの映画作品には「名作」が多いと感じている。
そして、たまに大胆な切り口の作品も登場したりするが、それでも「観れる作品」になっている印象のものが多いのは、タクシーという舞台装置がいろいろな人、場面、人生模様との親和性が高いのだろうと想像する。

さて、この作品。
あまり物語に触れる訳にはいかないが、
主人公のタクシー運転手:小戸川を中心に非常に多くの人物が登場する。
そして、複数のストーリーラインが同時進行し、それぞれがポイント、ポイントや人物同士でちょこちょこ交差していく。
非常に綿密に計算され、緻密に物語を紡いでいっているといってよい。
なので、観ているこちら側が混乱するケースもありそうなのだが、登場人物のキャラ付けがシッカリしている(即ち容姿が動物w)なので、意外と混乱はしない。
こういう意味でもヴィジュアル面でプラスに働いているのではないだろうか。

そして、作品自体の雰囲気もとても良い。
この「良い」と言うのは「いい気持ち」ではなく、落ち着いて、しかし、何かが着々と進行しているという、なんとも言えない不穏でダークな雰囲気なのだ。
主人公の小戸川もおっさんチックな落ち着きもあるし、登場人物が悪(ワル)はワルらしくて良い。
昨今は珍しくなってしまったハードボイルド雰囲気をもった、クライムサスペンスと言えるかも。
とても、映画的な雰囲気をもった作品だと思う。
なんなら、どこかのハリウッドとかでも映画化できるレベルのプロットだと思っている、私的には。


・・・さて、
メインストーリに絡んだ表面に見える犯罪(クライム)については、それぞれの悪(ワル)たちが、それぞれの場所に収まり、ひと段落をのテイを見せ。
それぞれの登場人物も、自身の理想を目指しての生活に戻りました。
が・・・、残った真の悪は誰なのか・・・、小戸川はどうなったのか・・・。

余韻を残す終わりとなっております。
詳細はご自身の目で観て、ご想像ください。
観る価値のある作品です。お時間をつくってどうぞ!!

それにしても、ジェンダーフリーのこの時代に、また、爆弾発言をしますが。
(物語の上でのことですが)
やはり、真の悪、恐るべきは女か・・・。
(ここは女性ではなく、オンナと言う表現がふさわしいでしょうw)

さて、この爆弾発言の意図するところとは?
これもぜひ作品を観て、ご判断くださいw。

最後の最後に私のツボポイントを一つw
「白川さんのカポエイラ」

以上です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

背乗りタクシー

原作未読

相乗りじゃないよ。
来たよ来た来た!ネタバレ厳禁系。時間延長も使わず1クール全13話で美しくまとめた良作。
タクシーをテーマにすると乗客とのやりとりに様々な人生ドラマを垣間見る秀作ができやすい。フランス映画『TAXI』シリーズみたいにコメディに振るも良し。だが今回のそれはデニーロ主演のマッドでサイコな『タクシードライバー』に近い。

 ふわっとどんな作品か雰囲気だけ
 視聴ハードルとなりそうな先入観

これだけ書いときます。

■ふわっとどんな作品か雰囲気だけ

①オッドだけにオットセイかと思いきやセイウチでした
 ⇒心地よく裏切ってくれます
②あ!?CV花江夏樹さんだったね。納得の最終回
 ⇒演技の幅広げるための意欲作っぽい出だしからの花江節が映えるラスト

月並みですが点と線が繋がる心地よさに身を委ねる作品です。


■視聴ハードルとなりそうな先入観

ずばり動物デフォルメものからくる先入観ですね。あくまで私基準での3類型が以下

1.制作会社/アニメーターや“ノイタミナ”“+ultla”などブランド枠で視聴を決断するやつ
 ⇒『Beasters』『B.N.A』等かっこ良さやメッセージ出てる系。すんなり入りやすい。
2.ケモナー御用達
 ⇒萌え需要供給役。『けものフレンズ』『シートン学園』とかかしら。これもすんなり入りやすい。

1.2.ともに需要はあるのです。私自身2.は興味ないですけど求める層が一定数いることを知っております。そしてこれらグループに入ってすらこないのが

3.みるからに低予算そうな見向きもされないやつ
 ⇒『ビジネスフィッシュ』『アフリカのサラリーマン』等放送した事実すら記憶に残らない系。

この3.に該当しそうなのが本作ではないかと。主要キャラが軒並みアラフォーと巷にあふれてる作品の主人公らより年齢が高い。制作会社聞いたことないし、CVに芸人さん入っててバーター臭ぷんぷんだし、どちらかというと事前の期待はナシですね。
ところがどっこいと掌を返すことなるわけですけど、外形だけでは視聴ハードル高そうなとこあるよねってところご留意ください。

集中して視聴することをお勧めします。早送り厳禁。
そして抑揚のない主人公の発声に眠気との戦いになることも助言しておきます。



※ネタバレ所感

■何を得たのだろうか?

{netabare}ミステリーキッス三矢ユキ殺人事件の真犯人は和田垣さくらということでした。
三矢失踪と内々で処理されたのと並行して後釜に抜擢された娘さん。いかにもな二階堂ルイ逮捕でのびつくり展開だったわけですがちょっと待て。

 デビューご破算じゃないの?

スポットライト浴びる目的での殺人ならその後うまいことスターダムに乗れたのかどうか気になります。背乗り目的の動機で殺人起こしてバレそうになって罪被せただけといえなくもなく、スケールちっさと思えなくもない。{/netabare}


メインの小戸川ストーリーは唸れましたので総じて満足しております。



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.07.14 初稿
2022.05.29 修正

投稿 : 2024/12/28
♥ : 52
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アメリカ的な種の混沌

アニメーション制作:P.I.C.S.、OLM Team Yoshioka、
監督:木下麦、脚本:此元和津也、
キャラクターデザイン:木下麦、中山裕美
音楽:PUNPEE、VaVa、OMSB

絵の雰囲気、話の流れなど、
観るまでのハードルが高い作品かもしれない。
しかし、観始めると良質なシナリオと
連続する謎によって視聴者をグイグイ引っ張る。

登場人物たちが全員動物というのが、
普通のミステリーが得意でない人にも、
新鮮な気持ちにさせてくれる。
まさに私がそうだった。
正直、私はミステリー作品に完全に飽きているので、
そもそも、ほぼ興味が持てないし、
よほど良質なものでないと、
余計な思考ばかりが頭を巡って作品を楽しめなくなってしまう。
しかし、この作品の場合、動物のキャラクターが
そういうミステリー作品鑑賞時の弊害を
ある程度、無効化してくれるのだった。

この作品に興味を持ったことのひとつが、
アメリカの犯罪小説に影響を受けていると
想像できることだった。
日本の昔の犯罪小説やハードボイルドものだと
横溝正史や江戸川乱歩、京極夏彦たちに加え、
大藪晴彦や西村寿行、森村誠一、大沢在昌あたりが挙げられるが、
その影響は皆無に思える。
ところが、ハメットやチャンドラー、ロスマクなどの
アメリカのハードボイルド作品の雰囲気は感じられる。
それは主人公が内省的で気難しいところと、
多種多様な動物たちの絡み合い方に、
アメリカの小説っぽい雰囲気があるからだ。

登場人物がバラエティに富んでいるのも
アメリカっぽい。主人公はタクシー運転手で、
そのほかに看護師、医者、ヤクザ、ヤクザのボス、
悪徳警官、アイドルグループ、そのマネージャー、
キャバクラの店員、お笑い芸人、目立ちたい大学生、
頭の狂った犯罪者などなど。

これだけ多くのキャラについて
それぞれきちんと背景を見せながら、
物語に絡ませて、理由も描いていくのは、
いかにもアメリカの犯罪小説によくある展開といえる。

そのキャラのなかでも面白いのは「ドブ」という存在。
ヤクザの幹部であるゲラダヒヒという動物なのだが、
彼の生き方がとても興味深いし、この「ドブ」という名前が
いかにも社会の底辺をよく表している。

「ドブ」は、昔は街のなかにいくつもあった。
整備されていない下水溝のことで、
ゴミや汚水がいつも垂れ流されていたのだ。
社会の位置づけとしては肥溜めに近い。
最近は全国的にインフラが整備されたため、
「ドブ」は見なくなったのだが、
そんな名前のヤクザの幹部が重要な役割を果たす。
しかも、彼はヤクザとして、男として矜持を
持っているような部分が見え隠れする。

アメリカのブルースの巨星に「マディー・ウォーターズ」と
いう人物がいる。アメリカ音楽が好きなら
ほとんどの人が知っているほどの有名人だが、
彼の芸名を直訳すると「泥水」だったことをふと思い出した。
ボトルネックギターと体の奥底から響いてくるような
太く独特なヴォーカルが一度聴いたら忘れられないほどの
強烈なインパクトを残す。
昔よく使われていた音楽における「アーシー」という言葉は、
まさにマディのためにあるように思える。

私の勝手な想像では、
この作品はアメリカ的な要素に彩られている。
主人公が太っていて、理屈を話すときには
説得力があるのだが、いざ行動すると、
あまり役に立たないのも
アメリカハードボイルド小説の主人公像だったりする。

何だか関係のないことばかり書いてきた気もするが、
この作品は、そういう混沌を広げてみせながら、
緻密な伏線を張り巡らせて、それを1本の線に
上手くまとめていく面白さがある。
常にいくつかの謎が横たわり、想像力を刺激してくれる。
登場人物たちの過去を丁寧に掬い上げ、
ストーリーに組み込んでいく手法も優れている。
おそらく多くの人々がシナリオの展開の妙に
引き込まれていくだろう。

{netabare}この作品のそういう良さが上手く表現されているのが、
ラストの車の飛んでいくシーンだ。
誰もが心に何かを抱え、それぞれが細い糸でつながっている。
そんななか、小戸川が軽々と空を飛ぶ。
関係者は皆、近い場所にいて、その瞬間に直面する。
関係があるようでないような人々が、ある一瞬につながる。
これこそが世界の奇跡のひとつ。
美しい出来事といえるのだろう。
私がこの作品でいちばん気に入っているシーンだ。{/netabare}

人種の坩堝を表現しているような作風だけに、
反面、キャラへの描き方が浅く感じられるのがマイナス点。
ミステリーとしては捻りが足りないし、
そこのキャラの心情表現も描写不足を感じた。
特にドブとの決着については、
私が気に入っていたキャラということもあるが、
あまりにも簡単にまとめようとしているように
見えてしまった。

とは言え、多くの人々を魅了した作品であったことは事実。
4月には事件の裏側と続編を描いた映画
『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』が公開予定。
ローカル局とネット配信だけだった作品だが、
それだけ話題になったのは間違いない。

混沌の先に広がっている景色に着目したい。
(2022年2月5日初投稿)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 50

85.2 6 2021年度のアイドルアニメランキング6位
かげきしょうじょ!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (509)
1490人が棚に入れました
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。“オスカル様"に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

懸命に頑張る歌劇少女たちの群像劇

未婚女性のみの劇団員を育成する「紅華歌劇音楽学校」での少女たちの奮闘努力を描いた物語です。
主人公だけでなく多くの人たちの喜び・悲しみ・成長を描いています。


渡辺 さらさ(わたなべ さらさ)は紅華歌劇音楽学校の100期生。
彼女は幼い頃に歌舞伎役者を目指していました。
でも歌舞伎役者には男しかなれません。
だがら彼女の今の夢は、紅華歌劇団でオスカルの役を演じること。
それは言い換えれば、紅華歌劇団でトップを掴みとることを意味しています。

奈良田 愛(ならた あい)は、さらさと同じ部屋で同学年の少女。
彼女は国民的アイドルグループのメンバーでしたが、ファンに暴言を吐いたためアイドルグループを脱退しました。彼女は過去のトラウマで男性恐怖症だったのです。

さらさは178cmの長身で力持ちですが、誰にでも笑顔を振りまく明るい少女。
彼女の無垢な笑顔は、まるで天使のように可愛いです。

愛は多くの男性が振り向くほどの美女ですが、笑顔をつくることができない冷めた少女。

この対照的な二人が、物語前半の主人公です。
そして後半は…


オープニングは、sajiが歌う「星のオーケストラ」元気が出る歌です。


エンディングは『星の旅人』。さらさと愛が歌っています。
とても迫力がある美しい歌です。
このエンディング、注意して聞いていると、いろんな人たちが歌詞を変えて歌っています。

第四幕、第十幕のエンディングは 杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」でした。

第五幕のエンディングは 山田彩子が歌う「My Sunset」です。{netabare}

第五幕は、山田彩子が主人公
美しいソプラノの歌声を持つ彼女は無理な減量により心と体を壊してしまいます。
そんな時に懸命に励ましてくれたのが小野寺先生。
小野寺先生の愛情ある指導に、けっこう胸が熱くなりました。

どんなにつらくとも、やめてしまったらそれで終わりです。
あきらめなければいつか歌劇団の大階段の真ん中で歌い、誰よりも真っ先に拍手をもらう日が来るかもしれない。
小野寺先生のおかげで立ち直った山田彩子は、その可能性を信じて頑張ります。{/netabare}

第八幕のエンディングは 星野薫が歌う「薔薇と私」です。{netabare}
 
第八話は星野薫が主人公ですが、彼女は頑張り屋さんです。

薫は、母親も祖母も有名女優。
いつも母親や祖母と比べられますが、薫にはそのような才能はありません。
でも彼女は歌劇が大好き。だから頑張れます。何度つまづいても頑張ります。
彼女のそのひたむきな生き方は、ある男性を立ち直らせることができました。
それは、ささやかな出来事ですが、とても素敵な出来事でした。{/netabare}

第九幕のエンディングは 沢田千夏と沢田千秋が歌う「薔薇と私」でした。{netabare}

第九幕は、千夏と千秋の双子姉妹が主人公です。
二人は何をするにも一緒。とても仲良しです。
でも同じ役を希望しても、役は一つしかありません。
ジュリエット役をやった千秋が憧れの野原ミレイと楽しそうに話しているのを嫉妬した千夏は、いつの間にか冷たい態度をとるようになります。そして思わぬ事件が起きます。
二人は、初めてケンカをします。
でも、離れ離れになると、やはりお互いが愛しくなります。二人はやはり仲良しです。

今回は、さらさが名フォローを何度もしてくれます。さらさがいると明るくなりますね!{/netabare}

第十二幕のエンディングも、杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」です。{netabare}

第十二幕でオーディション前に自信のない彩子を励ました紗和の言葉には、力強い説得力と優しさが感じられました。

男性と付き合った経験のないジュリエット役の彩子に対して、自分も人を殺した経験などないがティボルト役をすると言い放ち、未経験という点では同じだと安心させます。
さらに、失敗することを恐れていると必ず失敗する。そして、人よりうまくやろうと思っても失敗する。だから、今、自分にできることを精一杯しなさいと励まします。さらに、彩子は可愛いと誉めちぎり、自信を持たせるのです。

紗和に励まされた彩子は、見違えるほどのびのびと演技します。
勝ち抜くためには、ダメもとでもアピールしなければ始まらない。
彩子は自分にそう言い聞かせ、見事に役を演じ切りました。{/netabare}

第十三幕のエンディンは…、まさかのsajiが歌う「星のオーケストラ」でした。{netabare}

第十三幕では、さらさが活躍しますが、私はこの幕の主人公は杉本紗和だと思います。
紗和は、予科生の委員長。入試ではトップ合格したほどの実力の持ち主です。
品行方正で非の打ちどころが全くないのですが、紙一重の差で、さらさにティボルト役をとられてしまいます。
くやしい。泣きたいほど悔しいはずです。でも、彼女は泣きません。
さらさに嫉妬することもありません。それどころか、役に選ばれたさらさや彩子に対してケチをつける人たちから彩子やさらさを守ります。
紗和は、本当に心の清らかな人でした。

それでも紗和は、破天荒なさらさがうらやましいと感じます。
でも、紗和はさらさにのような性格になることはできません。
そんなときに、本科生委員長の竹井朋美(たけい ともみ)から悩みを見透かされ、そして励まされるのです。
「努力に裏打ちされた実力は、決して自分を裏切らない」
紗和は朋美の言葉により、自信を取り戻します。そして新たな目標を見つけるのです。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 69

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

食わず嫌いを反省中

<2021/9/29 追記>
最終話見ました。
「萌。その一言で腑に落ちる」
確かにそれはわかるー 笑。

例えば「腐女子のつづ井さん」読んで学んだのですが。
女性はもしかしたら男性以上に萌えに飢えてんじゃないか

その対象が
・男性アイドルならジャニーズとか
・王道の少女漫画とか
・ヒーローなら仮面ライダー俳優とか
・舞台なら2.5次元とか
・BのLとか
・アニメなら・・・たくさんありすぎてわけわからん 笑
・そして「ヅカ」

それらは全てリビドーの根本を辿ると同じ気はするんですよね
(同じにするな!と怒る声が今にも聞こえてきそう 笑)
とりあえず、その欲望は男より広く深いと思う。

という考察は置いといて。

本作は素晴らしい。

「一つ一つに真摯」

これに尽きます。

<2021/8/16 初投稿>
原作未読
6話まで見ました
評点は中間評価です

本作、事前の評判が良いことは聞いていたものの、1話をちょっと眺めたら宝塚
そちらの世界には全く興味なかったので脱落したのですが

予想以上にあにこれで評判が良い

都合よくATXで見逃しキャッチアップ用の再放送があったのと
最近の新型コロナ感染再々々々拡大で家にいる時間もさらに増えたこともあり
見てみましたよ

やー面白い!
面白くてびっくりしました。

正直いうと、やはり少女漫画全開の世界はやはり居心地悪く感じます
でもそんな気分を吹き飛ばすようなパワーを物語に感じます
エピソード一つ一つは王道な展開だけど王道は大事。
腕と才能がある人がしっかり王道を描ききるとすごい作品が生まれることありますし

キャラもいいですね
群像劇のように沢山出てきますが、人の顔覚えるの苦手な自分でもすぐ覚えられた
これはキャラ作りが上手いことの証。

というわけで、ただ今、自分の食わず嫌いを反省中です。。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 57

Dave さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神戸より愛をこめて

神戸に住んでいても宝塚なんてまったく興味なかったし、少女向けアニメかなって期待してなかったけど…ごめんなさい、これ最高です。早くも1話にてずきゅーんとハートを撃ち抜かれました。良作は1話目で掴みに来ますね、なにこれめちゃくちゃ面白い。気付いたらWikipediaで宝塚を調べていました。骨太のストーリー、丁寧な演出、キャラクターの掘り下げ、明らかに一級品。一話ごとにきちんと見どころがあって、それぞれのキャラクターにしっかりと個性と背景がある。好きじゃなかったキャラクターが一番好きなキャラクターになるとか、最高でしょ。

宝塚音楽学校、もとい紅華音楽学校に25倍の倍率を突破して入学してきた少女たちが、スターを目指して切磋琢磨していく物語。スポコンものといって差し支えないと思うんですが、大きく違う点はあくまでも個人戦なんですよね。仲間であってライバルでもある色んな才能にあふれた少女たちが、正々堂々と勝負して高みを目指していくのが圧巻。それぞれに決して譲れない目標をもって、絶対にライバルには負けないというヒリヒリした想いでぶつかっていきます。そこは基本的に弱肉強食のシビアな世界。でも、お互いに好敵手としてリスペクトしているからこそ、清々しい勝負に視聴者はくぎ付けになります。

すずしい顔をしていても、誰だって順風満帆ではない。特に選ばれた者たちばかりが集まる場所では、絶対の強者はいない。妬みを言うのではなく、腐るのでもなく、ただひたすら真っ向から勝負に挑み続ける少女らの姿に、心が震えます。負けたときには悔しさに涙しながらも、しっかり上を向いて「おめでとう」とライバルに言える、そんな「清く 正しく 美し」い彼女たちを応援したくなりました。

彼女たちの下には、ステージに立つこともできなかった1000人以上の少女たちがいます。実際、宝塚に限らず、トップに上り詰めるのは並大抵のことではないでしょう。紅華(宝塚)に入ったってトップになれるのは一握り。それでもひたむきに努力しているすべての彼女たちに、乾杯!

神戸を素敵な作品の舞台にしてくれてありがとう!
2期を神戸在住の家族全員で心待ちにしています!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 41

68.5 7 2021年度のアイドルアニメランキング7位
ラブライブ!スーパースター!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (280)
564人が棚に入れました
私立結ヶ丘女子高等学校、
表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に初めての入学生がやってきた。

歴史もない、先輩もいない、名前も全く知られていない、ないない尽くしの新設校で、
澁谷かのんを中心とした5人の少女たちは"スクールアイドル"と出会う。

私、やっぱり歌が好き! 歌でなにかを……叶えたい!!

まだ小さな星たちの、大きな想いが重なっていく――。

全てが真っ白で、無限の可能性を持つ彼女たちとの「みんなで叶える物語スクールアイドルプロジェクト」。
はばたけ!私たちのラブライブ!

声優・キャラクター
伊達さゆり、Liyuu、岬なこ、ペイトン尚未、青山なぎさ

しお さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

μ's原理主義者(過激派)から観たスーパースター

μ's2期からもう7年。
その間にサンシャイン、虹ヶ咲と続いた。
2作とも良作とは言えるが、μ's程、魂に響く事はなかった。
正直、μ'sを大人の事情で休止させたと伺えるラブライブのシステムが憎くすらなった時もあった。

そんな時にスーパースター。
正直観る前は何も期待していなかった。
どうせμ'sの何番煎じだろ…そう思っていた。

1話観てテンポの良さに普通に観れた。そして主人公の葛藤と命題も良かった。

2話、シリーズお決まりの展開だったが飽きずに観れた。泥臭く努力する2人と相変わらずテンポがいい。

3話。ラブライブシリーズのターニングポイント。
神回。めちゃくちゃ良かった。ライブ前の見せ方も良かったしライブ中、涙が止まらなかった。

μ'sから始まりスーパースターまで来て、彼女達の一生に一度の3年間の想いはこうやってスクールアイドルとしてラブライブは紡がれていくのだと、この作品で「ラブライブ」の命題が初めて良いと思えた。

京極さんと花田さんのコンビなだけにμ's原理主義者でもスッと観れる要因だと思う。音楽も藤澤さんと初代スタッフ達で創る4作目
俺がまた観たかったラブライブがこの作品にはあった。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

lumy さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

危なかった・・・。

うっかり沼にハマるところだったw

ラブライブは本作が初めてです。
アイドル物は、ゾンビランドとかウマ娘とかを
知っているぐらい。
NHKが作るアニメだから綺麗にまとめて
お堅いんでしょと思っていましたが、
すっかりLiella!のファンになってしまいました。

まず、ライブ映像が他のアイドル作品の
完全に上位互換ですね。
動きもいいし、振り付けも凝ってる。
ところどころ入れてくるカットインがにくい。

そして楽曲がストレートに私の好みでした。
OPもいいけど、ヴァージョン違いのEDも
これまた、にくいですね。
お気に入りは8話のWish songか最終話かな…。

最後に、初めてセンターが一番いいと思えました。
どこから掘り出しのか、公募で選ばれた伊達さん、
めちゃくちゃ歌がうまいです。
演技も役柄と合っていて、すごい逸材ですね。
(youtubeチャンネルのMCも上手です。)

シナリオがパワープレイなのが気になりますが、
ラブライブ新参者の私は十分楽しませてもらいました。
2期があるのは当然期待したいのですが、
Liella!が紅白に出るまで応援し続けますよw

(追記)
2期の製作が公表されました!
とりあえずは一安心。
5人のままもいいけど新キャラも…悩ましいですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

🏅星結いのスクールアイドル⭐

【物語 4.0点】
『ラブライブ!』シリーズでは初めて、企画当初からアニメ化が決まっていた『スーパースター!!』
従来作では先行する雑誌連載企画、ライブイベント、ゲーム等にアニメが規定される形だったのでどうしても窮屈さがありました。

9人を1期目で総出演させて押し込む。
『ニジガク』を除けば「ラブライブ!」出場ありきで、
大会スケジュールにシナリオが追われる。

加えて3年生メンバーにはあと1年で卒業してしまうという制約があり、
過去作では先輩いなくなる前に結果を!という圧力にも追われ、
年に二度「ラブライブ!」が開催されたり、
劇場版では卒業間際の3年生をどこまで引っ張れるか限界チャレンジで構成に苦慮したり。

『スーパースター!!』では舞台を新設の結ヶ丘女子高等学校に置き、
1期では新1年生5人を登場させ、上海での過去等が持ち越された唐可可(タンクゥクゥ)を除けば、各人個別エピソードでじっくりと掘り下げる。
この設定なら、1期メンバー卒業まで、作品内時間で3年間のシナリオ展開が可能。
無印、『サンシャイン!!』以来の構成・花田 十輝氏も束縛されずに脚本できます。
大会、学校の危機、{netabare}ダイオウグソクムシw{/netabare}といった要素にも圧迫されることなく、足場を固めた上で、しっかりと迎えに行ける。
1年目で挫折しても来年の糧にすれば良いという青春アニメの当たり前を使えるのは本当に大きいです。


物語は各々メンバーのスタートダッシュ回がメイン。
展開には時折、強引さというより、こんなに凄い才能持ってるんだから、あとは自信を持って踏み出すだけなのに、何でこんなこじれちゃってるの?
という疑問は感じました。
折り合うには、強すぎる想いやトラウマは、過去や現状の認識をも歪めてしまう。
という着想が必要なのだとは思います。
ただ、この辺りは視聴者自身の人生経験も影響するかと思います。
実際、かのん、すみれ回については、私も認識が歪むくらい自己嫌悪したことはあるので共感、感動しましたが、
恋、千砂都については、私は認識が歪むほど人を想ったことはないので、最初見た時はちょっと戸惑いました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・サンライズ

キャラクターデザイン・斎藤 敦史氏。
以前、アニメ映画版『BLACKFOX』にて、動くと楽しそうなデザインをされる方だなぁ~と惹き付けられました。
今回は総作画監督の一人として作画にも参加。
動かす所は動かして楽しませるアニメーションの醍醐味を、
氏のデザインで、『ラブライブ!』で堪能できたのが、
まず、とても嬉しかったです。


CGとアニメーションの融合という『ラブライブ!』の基本コンセプトもさらに追求。
特にスカートは、一体ボーン何個入れてるんだ?ってくらい滑らかな動き。
“交差点 はしゃぐ風スカートひらり踊る”
スカートは乙女の武器なのであります。


【キャラ 4.5点】
オレンジ髪の主人公が圧倒的な陽性、突破力でメンバーを引っ張る『ラブライブ!』
が、今回の澁谷かのんは、人前で歌えなくなるトラウマを抱え、好きな歌を皆に届ける夢への挑戦もしぶりがち。

代わってシナリオに火を付けるのは、上海からスクールアイドルやるために来日した唐可可。
ちょっとウザい位のテンションで、かのんをスクールアイドルに引きずり込む敢闘賞。

かのんの幼馴染でダンス属性の嵐千沙都こと、ちーちゃん。
結ヶ丘が百合ヶ丘になったんじゃないか?って位の嵐が巻き起こるw

ショウビジネス(※発音はショーではない)の世界で活動経験がある平安名すみれ。
頑張っても、脇役続きだったトラウマを虚勢を張って誤魔化す。
彼女の覚醒回がマイベスト、かつ私の推し。

スクールアイドルなんて認められない系の理事長の娘・葉月 恋。
おかたく見えて、接近するとポンコツなのも定番。
{netabare}会長、それはラップではなく俳句ですw{/netabare}

5人じゃ寂しくない?と思うかもしれませんが、その分、可可が3倍騒ぐので問題ありませんw
さらに可可←→すみれの犬猿のカップリング成立後はさらにやかましさが倍増するので、実質9人分の賑やかさですw


【声優 3.5点】
澁谷かのん役・伊達 さゆりさん……一般公募枠で抜擢された、スバラシイコエノヒト。ライブではサプライズでギター弾き語りを披露するなど才能豊かな逸材。生放送等でも進行役を務めることが多いが、かのん同様、自己肯定感低めなのでハラハラすることも。

唐可可(タンクゥクゥ)役・Liyuuさん……可可と同じく騒々しい上海人で人気コスプレイヤー。実は「〇〇あるよ~」とはそんなに言わない中国人の日本語も中国語もネイティブに再現。μ'sのライブのために来日したりする筋金入りのラブライバーでもある。

平安名すみれ役・ペイトン 尚未さん……すみれ同様、芸能活動で挫折経験もある日米ハーフ。中の人とキャラの半生の一致率が特に高い。自己肯定感低めなのもキャラ同様で、生放送等でも突然自信を無くしたりして焦ります。

葉月恋役・青山 なぎささん……一般公募オーディションのもう一人の合格者。素晴らしい裏声の持ち主。『めざましテレビ』の「イマドキガール」に選出される程の美人さんではあるが、生放送等では全体的にノリがおかしい“お笑いマシーン”w

嵐千沙都役・岬 なこ……ちーちゃん同様、まん丸い顔立ちが特徴で、ダンスも得意な関西人。生放送等ではツッコミ担当で、ボケる中国人やお笑いマシーンから、さゆりんを守る役。


以上のメインキャスト5人でシンクロ率も上々。
が、{netabare}スクールアイドル取締警察の寸劇{/netabare}など、
声優スキルの有無を問わず、リアクション千本ノックを浴びせる音響方針。
それに、たどたどしいボイスで食らい付く新人という図式も『ラブライブ!』の伝統。
完結したら1期に戻って初々しい演技を再見して、キャストの成長を確認するのも『ラブライブ!』の醍醐味です。


一方で、動物声優・麦穂 あんなさんは勝手知ったる大型犬に加え、
ふくろうも演じるチャレンジ精神で、貫禄のシリーズ皆勤継続。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は藤澤 慶昌氏。
金管とストリングスで始まりのトキメキを後押しする『ラブライブ!』伝統の明快なサウンド。
かのんが弾き語りもするからなのか、メインテーマの「Main Thema of LoveLive! Superstar!!」では、アコースティックギターもアレンジして高揚感を演出する。

OP主題歌はLiella!「START!! True dreams」
ピアノ→ギターの二段ロケット式の間奏で、夢の始まりを告げる典型的な『ラブライブ!』OP。

ED主題歌は「未来は風のように」
各キャラ回のソロ歌唱にも対応し、夢を諦めない決意を語る、こちらも典型的な『ラブライブ!』EDバラード。


挿入歌で光るのは宮嶋 淳子氏の歌詞。
深いシナリオ理解に基づき練り上げられたフレーズがジワジワと心に喰い込んで来ます。
それを特に感じたのは「Wish Song」や「ノンフィクション!!」
「ノンフィクション!!」はラップ曲でもありMV共々、新境地を感じます。

とは言え、メンバー5人だからなのか、音楽の力で突き抜けるにはパワー不足も感じていた1期。
これについては2期を前に、新メンバー4人追加が発表され、パンチ力アップに期待がかかります。
(ラブライバー界隈では3年目で12人に増殖する十二星座説が有力視されてるようで。
キャラ誕生日が星座別にバラけているから云々とかよく見つけるなと感心しますw)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

66.5 8 2021年度のアイドルアニメランキング8位
SELECTION PROJECT(セレプロ)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (135)
289人が棚に入れました
ずっとずっと憧れたあの場所へ毎年夏に開催される、アイドルを目指す少女たちにとっての最大の登竜門「SELECTION PROJECT」それはアイドルを目指して努力する全ての少女にとっての憧れの舞台。そして、伝説のアイドル「天沢 灯」が生まれた場所。美山鈴音もそんな夢のステージに憧れたひとり。幼い頃から病弱だった彼女は、病室のベッドの中で何度も灯の歌を聴いた。たくさんの笑顔と勇気をくれた彼女の歌声。誰かの支えになれるような、誰かを笑顔にできるような、誰かに幸せを届けられるような……「灯ちゃんみたいなアイドルになりたい」中学校最後の夏、鈴音は夢を叶えるために、第7回「SELECTION PROJECT」への挑戦を決める。SELECTIONに挑む少女たちは、誰にも負けない強い気持ち、積み重ねた努力、人並外れた魅力を持っている子ばかり。それでも、何千人の候補者のなかから選ばれるスターはたったの数名。いま、夢を叶えるために、少女たちの熱く過酷な戦いがはじまる――。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハロプロのオーディション合宿を連想しますね。

第4話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

あにこれのあらすじにもある通り、作品タイトルになっている「SELECTION PROJECT」は作中でのアイドルオーディションの呼称でもあります。

マニアックというか、視聴者を選びそうなアニメですね。アイドルを扱うアニメはわりとたくさん作られていると思うのですが、オーディションをメインに据えた作品ってあんまりない気がします。

日本全国を9ブロックに分けての地区予選を行った後、さらにオーディション合宿を行って合格者を選抜するそうです。そして地区予選や合宿の様子はテレビ番組として放送宇されたり、今風にネットでライブ配信されたりする設定になっています。

で、ライブ配信はさておきオーディション密着ドキュメンタリー番組が放送されるという作中設定に既視感を覚えたんですが、そういえばかのモーニング娘。は結成以来、何度も追加メンバーオーディションを行ってそこでの最終審査がオーディション合宿だったというのを思い出しました。

最近の事情は良く知らないのですが、2000年前後のテレビ東京系列では、当時のオーディション合宿のドキュメンタリー番組が放送されていたと記憶しています。

そういった番組の放送当時、合宿中に課題が出されたり候補生同士が衝突したりといった様子をテレビで観ていたわけなんですが、このアニメの作りはその頃のテレビの様子と重ねるとそこそこのリアリティがあって、個人的には結構楽しくこのアニメを観ることができています。

「SELECTION PROJECT」は最終的な合格者数が決められていない設定みたいなんですが、その辺りもハロプロのオーディション合宿と重なりますね。

このアニメはそういうライブ感的な物に馴染みがある/楽しめる方向きの作品だと思います。そういう意味では結果が茶番だったとしても自分は満足できる気がするので、たぶん最終回まで視聴すると思います。

==
2022.2.21追記:
最終回を観終わってからだいぶん経ってしまいましたが、更新します。

特に最後の2話が「ええっ!」っていうツッコミどころ満載な本作でしたが、作中世界のセレプロ番組視聴者はあの番組進行は演出としか思わないんだろうなと考えると、病院のシーンなどシリアスだったはずなのにちょっと笑ってしまいますよね。

実はなんだかんだいって、OP主題歌「Glorious Days」はけっこう好きな楽曲でした。アニメーション的には最終話で披露されたダンスショットバージョンよりも、実はOPの方が好きだったりします。

特にサビ入り前の9人が横一線に並んでいてザザザザ……って感じで画面向かって左からポーズを取っていくシーンが好きですね。あそこはさすがの動画工房クオリティ(笑)。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21
ネタバレ

白湯 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

脚本の人は曇天に笑う、ラクエンロジック、仮面ライダーシリーズで有名な高橋悠也さん。

現状掴みは微妙だったけど安定した作風がわりと面白いですね。

ただキャラの掘り下げとかはまだまだ終わってないから全体的には今後に期待といった所。

{netabare} 一応後半まで見ましたが、ストーリーラインは整ってたし無難には良かったのではないでしょうか。特に9人で全員合格する!って決意した場面やキャラの絆の深まりあいは見ていて良かったとは思います。ただ、心臓移植云々はアイプラのネタ被りなのでそこはやめて欲しかったなと思います。 {/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

えー面白いと思うのだけど…

なんか酷評多いな〜
これはこれで面白いと思うのだけど
アイマスとかラブライブとかと同系なのかな?

同じ様だから駄目というわけでもない
ドリフだって同じ様なコントやっても面白いじゃん

作画も良くて声優さんも良いし
さて続き見るかな〜

てなことで一気に見てしまいました
所々展開が読めちゃうところもまぁ良いんじゃないかな

最後ちょっとラブライブぽかった様な
それでも最後まで作画崩れもなく良かった!
ありきたりを高クオリティで凄く良かった!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

64.2 9 2021年度のアイドルアニメランキング9位
ゲキドル ACTIDOL SCHOOL(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (103)
263人が棚に入れました
謎の災害・世界同時都市消失から5年世界は混乱の中にありながらも、少しずつ復興を遂げようとしていたそんな世界で3Dホログラムを用いた「シアトリカルマテリアルシステム」を使った演劇に魅せられ光り輝くステージを目指す少女たちがいたそれぞれの思いを胸に今、ステージの幕が上がる

声優・キャラクター
赤尾ひかる、持田千妃来、諏訪彩花、花澤香菜、M・A・O、山本希望、髙野麻美、秋吉あや、佐藤亜美菜、鳥海浩輔、八島さらら、水橋かおり
ネタバレ

kabaj31 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ひっそりと期待。。。

■完走後の感想

回を重ねるごとに面白くなっていくアニメでした。

{netabare}第5話でドールが赤い目になって覚醒した辺りから、
このアニメはいったいどこに向かっているんだ? と、とまどいつつも、
目が離せないアニメになっていきました。
SF要素が濃くなり始めてから終盤の11話になっても、そこからの着地点が見えず、
最終話の12話まで、ダレることなく見れました。
最終話のサブタイトルが「終わりよければすべてよし」なのは笑いました。

個人的に、過去改変モノについて、過去は変えられないから過去であり、
過去が変えられないからこそ、今大切なモノを大切にしようというエンドしか
無いものだと思っていましたが、こういうやり方で変えることも出来たのかと、
少し感心しました。
ゲキドルが過去改変モノに入るかどうかはわかりませんが。

OP、EDについては、前半のOPはアイドルものっぽい歌で、
あ、これ見なくていいやつだ、って感じのOPでしたが、
EDで、あ、これは見なくちゃいけないと思いました。
後半のOPが、じわじわ、妙にかっこよく思えたりもしました。

音に関しては、BGMや効果音、環境音や、ザワザワとした周りの声など
基本を押さえていて、非常に良かったと思います。

声に関しては、あいりの他にあれ? と思う人が何人かいましたが、
劇のシーンでは、せりあ、あいり、ともに気合いの入った演技で
すごかったと思います。
終盤のかをるやドールの声もすばらしかったと思います。

キャラに関しては、
ストーリーが濃い分、後半から終盤にかけて、キャラの魅力は薄くなっていったように思いました。
その点については、もっと、劇パートをたくさん見てみたかったなぁという気がします。

最後に、
人を選ぶ内容ですが、
SF好きならオススメしたいと思うアニメでした。{/netabare}


■第2話までの感想

第2話まで視聴。

「ここは、どこですか?」
「太陽系第三惑星、地球。その直径は約一万三千キロ。
一つの衛星を持ち、炭素型生物の生存に適した大気組成と‥」
「わかります。いえっ、わかりません! 地球のどこですか?」

舞台演劇を題材にしたアニメでしょうか。
元々、劇中劇のHOTDの様なゾンビモノに興味があったのですが、
こちらの本編の方が、ストーリーがしっかりしている気がします。

一部の都市が消滅していたり、近未来的な舞台装置とかが出てくるようですが、
今後、それらがどのような方向でストーリーに絡んで行くのか今のところ不明です。
ただ、登場キャラの紹介や、それぞれのキャラにちなんだエピソードで話が進ん
で行くタイプのストーリーではないような気がします。
なにか大きな柱のあるストーリーであることを期待しています。

もしかすると魂がこもった作品になるのか、ならないのか、
化けるのか、化けないのか、注目してみたいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「SFっぽい設定だけ匂わせてる」わけじゃなくて、本当にSFじゃないですか!

第10話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

作中でも言っている通り「演劇」+「アイドル」で「ゲキドル」らしいんですが、そこにSF要素を絡めるという「売る気あるんか?」みたいなニッチな設定と作劇の衝撃作です。

このニッチさから、本作からは多数の視聴者が脱落していると思われますがSFに甘い私は視聴を続けています。

地上波では第1話だけTokyoMXで観ることができて、以後は改めて毎週BSフジ「アニメギルド」枠での放送を追っています。

作中で起きた「世界同時都市消失」という災害やTMS(シアトリカルマテリアルシステム)という演劇用の舞台システム、そしてその一部であるアンドロイド(女性型だから本当は「ガイノイド」)っぽい「ドール」(アリス)といった辺りには元々SF要素を見せてきていた本作ですが、それらは作劇上の「舞台装置」的な設定ではなくて、ストーリーの根幹部分でこの作品はSFらしいということが終盤でわかってきてビックリです。

ストーリー展開に合わせて途中でOPが変わりますが、旧OP「ゲキドル!」はいわゆる「地下アイドル」っぽいいかにも「アイドルグループのテーマ曲」といった感じで、新OPはゲキドルというユニットの物というよりは本当に物語のストーリーに沿った歌詞の曲です。

最初から新OPを聞かせてしまうよりは、確かにこのOP曲切り替えの方が良いと思います。

ED曲は各キャラクターによるキャラソンですね。このED曲を割り当ててもらえている四人が「主要キャラクター」ということなんでしょうか。

「ダンデライオンガール」(守野せりあ)
「キズナ」(各務あいり)
「制服DOLL」(アリス)
「トーキョーロンリーガール」(雛咲いずみ)

※各ED主題歌の背景アニメが、それが直接の原因で本作を忌避する人が出るかもしれないレベルでエロい。

SF設定に演劇要素をどう結末に絡めるのかが終盤の見どころでしょうか。一応、期待して観てみたいと思います。

2021.4.9追記:
最終話まで観終わっていましたが、更新が遅れていました。通じる人には通じるかもしれませんが、そのまんまというわけではないんですけどちょっとオーガス(『超時空世紀オーガス』)を彷彿とさせる最終回でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もう少し要素を絞ったほうが……

 どうやら噂によるとかなり前に完成していた作品のようで、確かに作画は安定していた……当たり前か。それがどうして今頃世に出ることになったという経緯はともあれ、まず言いたいことは要素が多くてとっちらかっているということか。ざっと考えつくだけでも百合・アイドル・SF・演劇……といった具合で、それぞれどれかの要素にも考えさせられる部分はあるので、それに絞ってみても悪くなかったのではないかという気はするが、そうすると今度は多数ある作品の中に埋もれてしまう可能性もなくはない。特にこの作品が制作された数年前ならいざ知らず、昨今のアイドルものブーム(少なくとも作りて側にとっての、ではあるが)にあっては、少なくともアイドル要素だけでは厳しくなってしまった感はある。
となれば関谷あさみ氏キャラ原案と、氏の息吹を感じさせられる艶めかしい少女のボディラインのアニメ絵への再現性の親和性を鑑みるに、ここは一つ劇団を維持しようとする奮闘と、あいり関連のジュニアアイドル描写エピソードで垣間見られた、汚い大人たちとの間で揺れ動く少女たちの可愛さを最大限活かす方向でも良かったのではないか……と提案してみる。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

66.0 10 2021年度のアイドルアニメランキング10位
探偵はもう、死んでいる。(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (393)
1145人が棚に入れました
「君、私の助手になってよ」巻き込まれ体質の少年・君塚君彦は、上空一万メートルを飛ぶ飛行機の中、探偵を名乗る天使のように美しい少女・シエスタの助手となった。二人は世界の敵と戦うため、三年にもわたって世界中を飛び回り、目も眩むような冒険劇を繰り広げ――やがて死に別れた。激動の日々から一年。高校三年生になった君塚は日常という名のぬるま湯にとっぷり浸かり、ごく普通の学生生活を送っていた。そんな君塚の元に一人の依頼人が現れる。「あんたが名探偵?」同級生の少女、夏凪渚との出会いをきっかけに、過去と現在を繋ぐ壮大な物語が再び始まろうとしていた――。

声優・キャラクター
長井新、宮下早紀、竹達彩奈、高尾奏音、白砂沙帆、松岡禎丞、子安武人

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これは、未来へ繋ぐ意志の物語

この作品の原作は未読です。
シエスタのキャラデザに惹かれたのと、あやち、ゆみりんや奏音ちゃんが出演されると知り視聴を始めた作品でした。
それに、「探偵はもう、死んでいる。」という始まる前から終わってしまっているようなタイトルから、物語が気になったのも拍車をかけていたと思います。


「君、私の助手になってよ」

巻き込まれ体質の少年・君塚君彦は、
上空一万メートルを飛ぶ飛行機の中、
探偵を名乗る天使のように美しい少女・シエスタの助手となった。

二人は世界の敵と戦うため、
三年にもわたって世界中を飛び回り、
目も眩むような冒険劇を繰り広げ
-やがて死に別れた。

激動の日々から一年。

高校三年生になった君塚は
日常という名のぬるま湯にとっぷり浸かり、
ごく普通の学生生活を送っていた。

そんな君塚の元に一人の依頼人が現れる。

「あんたが名探偵?」

同級生の少女、夏凪渚との出会いをきっかけに、
過去と現在を繋ぐ壮大な物語が
再び始まろうとしていた- 。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

思えば、第1話からドップリ浸かっていたような気がします。
1時間スペシャルの第1話で、タイトルを忘れるくらいシエスタに魅了されていました。
だから、第1話でシエスタが亡くなった展開は驚愕そのものでした。
今思うと恥ずかしい限りなんですけどね^^;

確かに第1話で名探偵シエスタは亡くなりました。
そこからの展開は全く想像できませんでしたが、夏凪 渚が登場した第2話のラストは、あやちの名演技も相まって涙無しでは見られませんでした。
まさかこんな展開が待っていたなんて…

これまで、ここまで深く熱い人の想いに触れたことがあるでしょうか…
決してだれもが成し得る芸当ではありません。
シエスタだったから起こせた奇跡…
その軌跡を引き起こしたシエスタの強い意志…

この作品のメインヒロインは、夏凪 渚なのかもしれませんが、私の中のメインヒロインは、この時点で完全にシエスタ一択になりました。

話は逸れますが、プライズ版を除き全部で3種類シエスタのフィギュアが発表されましたね。
・BDに同梱されるシエスタ -水着ver.-
・原作版 シエスタ 猫耳メイドver.
・F:NEX版 シエスタ 1/7スケールフィギュア

出来が良かったら円盤購入だって辞さないつもりだったんですけど、いまいちイメージと違うんですよね。
つい先日、F:NEXから予約開始の情報を目にした時には「やった!」と思いましたが、写真を見ると琴線に触れる感じじゃないんです。
唯一、琴線に触れそうなのが原作版ですが、そもそも原作未読ですし…

個人的には第1話でマスケット銃を片手に颯爽と敵に向かっていくシーンがフィギィア化されたら思わず食指が動いてしまいそうなんですけどね^^;

随分話が逸れてしまいました^^;

結局、物語の中心には必ずシエスタが居ました。
そして、シエスタの意志を継いで後進が立ち上がりました。
この先で待っているのは、きっとこれまで以上の困難なんでしょう。
それでも、彼らは立ち向かっていくのだと思います。

これは、未来へ繋ぐ意志の物語
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、めありー×jon-YAKITORYさんによる「ここで生きてる」
エンディングテーマは、カグラナナさんによる「鼓動」
この2曲は甲乙つけがたい楽曲で、どちらも「超」が付くほど大好きでした。
今期のアニソンBEST10に上位に食い込む楽曲だと確信しています。

1クール全12話の物語でした。
原作の既刊は5巻…
今回原作のストックをどの程度使ったかは分かりませんが、ストックはきっと少ないのでしょう。
単なる販促作品にならないことを祈りつつ、続編の朗報を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

死ぬのが決定しているキャラを観るのは切ない。

巻き込まれ体質の主人公が探偵と名のる可愛い女の子から助手に指名されるところから始まるお話。

まず主人公が大人過ぎて違和感あり。落ち着いたキャラで、まわりにロリっ子が多いのだからもう少し違う声が良かった。
ただ、それ以外はとても良い声優だった。チョイ役での松岡禎丞も贅沢使い。
シエスタ役の宮下早紀は「はるかなレシーブ」や「放課後さいころ倶楽部」でも主役級を演じているがなかなかブレイクしない。キャラ絵の可愛さも相まりシエスタ役はピッタリ。

キャラ絵は良く、特に女の子キャラの口元が可愛い。

シエスタのロリ可愛さと主人公との関係性の初々しさとかが最大の見どころと言っても良い。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

73.6 11 2021年度のアイドルアニメランキング11位
劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!(アニメ映画)

2021年10月1日
★★★★☆ 4.0 (50)
210人が棚に入れました
マクロスΔの完全新作。

歌うことは生きること。
ネタバレ

石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

油断して観たら、痛い目にあった...

同時上映の短編マクロスFの新作目当てで、合わせて観ました。正直Δの方にはあまり期待していませんでしたが、いい意味で裏切りられました。

詳述は避けますが、マクロスシリーズの肝とも呼べるストーリを占める柱は、歌、戦闘、そして三角関係という認識で、私はシリーズを通して視聴していました。テレビ版Δが公開されたとき、三角関係が薄まってると思って三本柱の一本が揺らいだと思って、やや残念に思っていました。

今回の劇場版視聴後、シリーズの三本柱と思っていた「三角関係」の要素は誤りで、歌、戦闘、そして「{netabare}悲恋{/netabare}」が本当の柱なのではと、思わずにはいられませんでした。今一度、この要素の視点でもって、シリーズを改めて視聴し直したいと思った次第です。河森監督、そして劇場版Δに携わった方々に、気付きをいただけたこと、素晴らしい作品に仕上げ公開していただいたこと、深く御礼申し上げます。心を入れ替えて出直してきたいと思います。

追記:マクロスプラス、7、そして若干Fの要素も、劇場版では含まれています。併せて視聴すればより楽しめると思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ごりごり、燃えた 燃え尽きたんよー

 マクロスΔの続きで、ハヤテやワルキューレら共に故郷に帰ったフレイヤだったです。
 突然の奇襲に立ち向かうワルキューレ、Δ小隊、特にフレイヤが命を賭けて歌うお話です。再び愛の告白、マクロスファン必見驚きのサプライズキャラ登場もあったです。

 以前の「劇場版マクロスΔ 劇場のワルキューレ」は、TV放送のアレンジ構成で少し話をラストも含め変えていたです。今回は完全新作、ワルキューレの歌が目立ちすぎる前回とは違い、フレイヤを軸にハヤテ、美雲、カナメ、レイナ、マキナ、ミラージュなどの絡み、以前明かされた謎を盛り込んだ作りになっていたです。

 フレイヤの里帰りも含めライブを行ったウィンダミアで、一体何が起こるのか?突然の出来事に話は、盛り上がりを見せるです。
 戦いのさなかに、全力を出すフレイヤに一体何が起きるのか?注目です。フレイヤを思うハヤテであったり、美雲であったりとどうなるのかなぁと思ったです。ワルキューレそのものの存在意義も見た気がしたです。

 敵の正体、目的、対抗戦力も何なのかな?設定だったです。「マクロス+」の要素を取り入れたΔならではな、演出も施されていたです。

 自分の身を顧みないフレイヤの決断、その先に何がおころのだろうか?衝撃の展開へと進むのです。人間にしかわからないともいうべき、歌の力を見せたと思うです。以前の戦いの終わった直後、地球人とウインダミアの間で互い全てを受け入れられなかった面も見れた流れで、一つにまとめることができたように見えたです。

 ED後のシーンは、ハヤテたちが受け入れた展開の中で残された希望のように、ハヤテと新たな命を見せたように思えたです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

ルド さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

想像以上に面白かった

私自身はマクロスFの短編映画のついでという感じでの鑑賞でした。
マクロスΔのTVシリーズは可もなく不可もなし(ここの評価でだと3.0~3.5程度)で、この映画も何も期待していませんでした。

ただし見終わった後はマクロスΔのTVシリーズも実は出来が良かったのではないかと錯覚するほど満足が高く、失礼ですが本当に想像以上に面白かったです。
マクロスFもマクロスΔも映画はコンパクトに纏まっており、河森監督は本当に映画を作るが上手いと感心させられました。

まさかマクロスΔがお気に入りの作品になるとは。。。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

61.6 12 2021年度のアイドルアニメランキング12位
アイドールズ!(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (36)
105人が棚に入れました
目指せ!ほいほいホール! この物語は、空席祭りなアイドルがキャパ100人のライブハウスを満席するために奮闘する、10日間の熱くてゆる~い物語である!

声優・キャラクター
留冬藍名、水野亜美、花岡志織、屋代瑠花

60.3 13 2021年度のアイドルアニメランキング13位
アイ★チュウ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (22)
102人が棚に入れました
一人前のアイドルを目指す学園エトワール・ヴィオスクールに入学したアイチュウたち。しかし、入学早々クマ校長の一言で前途多難なスタートを切ることに…!?それぞれの目標に向かって努力するアイチュウたちは、アイドル活動を通して次第に考えるようになる。アイドルってなんだろう…?その答えを見つけるべく奮闘するアイチュウたちの、輝く一瞬一瞬の姿を切り取った青春ストーリーが今、はじまる―――!

声優・キャラクター
KENN、井口祐一、豊永利行、森久保祥太郎、近藤隆、花江夏樹、増田俊樹、榎木淳弥、中西尚也、梅原裕一郎、花倉洸幸、田丸篤志、谷地克文、松岡禎丞、平川大輔、村瀬歩、天﨑滉平、山本和臣、前野智昭、内田雄馬、白井悠介、下野紘、柿原徹也、下妻由幸、小野友樹、峰岸佳、斉藤壮馬、木村良平、豊口めぐみ、大塚明夫

61.8 14 2021年度のアイドルアニメランキング14位
WIXOSS DIVA(A)LIVE(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (43)
162人が棚に入れました
カードゲーム「WIXOSS」が世界的な普及を迎え、オンラインのバーチャル空間「WIXOSSLAND」ではプレイヤー自身がルリグとなって行われるカードバトルが流行していた。その中でも3人でチームを組んで戦う「ディーヴァバトル」が最大の人気を誇り、彼女たちはファンである「セレクター」の数を競っていた。圧倒的強さと共に、歌やパフォーマンスでもセレクターたちを魅了していた「夢限少女」という伝説のディーヴァに、子供の頃から憧れていた高校一年生の明日平和は、トップディーヴァになる夢を追いかけ「ディーヴァバトル」の世界へと飛び込んでいく…!

声優・キャラクター
福積沙耶、白石晴香、星ノ谷しずく、西田望見、広瀬ゆうき、長谷川玲奈、真野あゆみ、渡辺琴音、水上亜紗美、ラマルファミッシェル立山、田辺留依、渡部紗弓

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

前作とは別物!女児向けアニメになっちゃった‼︎

前作を二期まで見ていた者です。
個人的には迷走しているアニメを見ることは好きなんで満足しています。しかし、selectorの頃が好きな人は絶対に満足しないでしょう。

感想
 まず、キャラクターの個性がペラペラになりましたね。今作のキャラクターはまるでプリキュアのようなキャラ付けでボケ方までプリキュアのようなのノリです。やはり、今のプリキュアはおっさんしか見ていないという噂がマジだから女児向けアニメのようなノリになったのでしょうか?
 さらに、試合に勝つと何故か、歌える権利を貰えるという馬娘形式をとっており、個人的に大満足なシステムです。なぜ、近年は何かに勝たないと歌えないのでしょうか?
最初からアイドルを目指せばええのにw

音楽
個人的にはopはネタとして好きです。聞いていると脳みそが溶けます。

見終わった後の感想
なんだかんだで毎週一番楽しみにさせてもらった作品でした。
同期の他の作品に比べて安定した面白さを提供させてもらえます。
同期のアニメ達は三振の話数が何話かありましたが、この作品は、バントは必ず決めてくれる作品だと思います。もう記憶に残ってない点を考えるとホームランはなかったかなぁ
opで脳が溶けるといっていましたが、いつのまにかめちゃ好きな曲になっていました。サビの部分口ずさみたくなる謎の魔力があります。いい曲だと思います!
毎話、笑わせてもらいました!
ありがとうございます!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

59.4 15 2021年度のアイドルアニメランキング15位
アイカツプラネット!(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (10)
52人が棚に入れました
私立星礼高等学校に通うごく普通の高校生 音羽 舞桜はある日、突然姿を消した陽 明咲のかわりに「アイカツプラネット!」のトップアイドル ハナとしてアイドル活動することになっちゃった!でも舞桜がハナだってことは、みんなにはヒミツなんだって!あこがれの世界「アイカツプラネット!」では、だれもがとってもかわいいアイドルになれる!ハナになった舞桜は、スイングを使ってドレシアの力が宿ったドレスを着て、ライバルたちとアツいバトルステージをくり広げるんだ!大親友の本谷 栞、モデルとしても活躍中の珠樹 るり、カッコいい先輩の梅小路 響子と一緒に本当のトップアイドルを目指す!なりたい自分になれる場所!アイカツプラネット!始まります!

声優・キャラクター
伊達花彩、小椋梨央、瑞季、長尾寧音、渡邊璃音、エイミー、宇野愛海、羽野瑠華、斎賀みつき、田所あずさ、諸星すみれ、下地紫野、白石涼子、堀江瞬、松永あかね、逢来りん

64.6 16 2021年度のアイドルアニメランキング16位
でーじミーツガール(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (86)
232人が棚に入れました
夏、沖縄。ひと夏の“でーじ”な出会いー。これは毎週90秒の、ちょっと不思議なものがたり。沖縄の高校一年生・比嘉舞星(ひがまいせ)は、家業のホテルでフロント係のアルバイトをしながら、だらだら夏休みを過ごしていた。ある日、東京から一人の宿泊客がやってくる。そのワケアリな男の名は、すずきいちろう(?)。すずきが来てから、ホテルの中でおかしなことが…。部屋を泳ぎ回る魚たち。ホテルの天井を突き破る巨大なガジュマルの木。二人の間に突如巻き起こる不思議な出来事とはー?監督は新海誠作品にも初期から携わる、演出家アニメーターの田澤潮。キャラクター原案・脚本は沖縄出身で、DAOKOのアニメMVキャラ原案をはじめ、漫画や書籍・音楽関係のイラストなど、幅広いジャンルで活躍する丸紅茜。気鋭のクリエイターの出会いが紡ぎだす、“新感覚”ショートアニメ、できました。※でーじ=沖縄の言葉で、「とても」や「大変」といった意味

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

一服の清涼剤

一夏の“でーじ”な出会いと出来事が、とってもポップで温かい絵柄で描かれてゆく。
リアルでは、寂しくて長い夏がやっと終わりを告げた訳であるが、そんな季節の変わり目にぴったりな作品である。

『白い砂のアクアトープ』のような、しっかりしたストーリーがあるわけではないようだ。
かと言って、『海獣の子供』のような、厨二展開が待ち受けている風もない。

毒にも薬にもならぬ、プラセボが如き“一服の清涼剤”のようなショートアニメであれば嬉しいな。

『おくたまのまじょ』の丸紅茜さんが原案と脚本を、監督は、新海作品で作画監督を務めた田澤潮氏だそうだ。

楽しみである。
                            (2021/10/08)
(観終わって)
とても清々しい気分にさせてくれた作品であった。
あまりにも短い本編に、戸惑う向きもあるかも…。
ただ、それがまた良い。
潔く、そして一枚の絵が、力強く、そして能天気に、何より“うちなーぐち”で語り掛けてくる心地よさ。
そう、沖縄の光と風を感じるのである。
舞星ちゃんでなくても「しに ふらー」(まじ バカ)と罵りたくなるような昨今のドタバタ。
この「やっけー」(厄介)な状況と、傷ついた『石敢當』(いしがんとう)をさり気なくリンクさせた脚本に、これまた拍手である。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

確かに新感覚です。最後は予想通りと予想外の組み合わせですね。

 なるほど、2話で石敢當と書いた石碑の左上が欠けていましたね。そして、そこに3つの筋のようなものがあって、キラリと光っていました。石碑が欠けているせいで化け物が入ってくる…という感じなのでしょうか。

{netabare}  そして、猫がいつも鈴木の周りにまとわりついていました。そもそもEDにモロに3本の尾のネコが描かれてまいた。

 おばあによると、神があのホテルにいて、いい男をさらおうとするらしいですね。
 ただ、石敢當は魔除けらしいですね。で、対象はマジムンという化け物だそうで決して神ではないらしいです。さすがに知識がないので正確かわかりませんが。

 東京での芸能生活に疲れて逃げてきた鈴木が何を想ったかは明確ではないですが、どうやら沖縄というものに強く惹かれていたようです。

 神=3本の尾のネコがその沖縄に心を奪われている鈴木を誘惑するために、沖縄らしい物を見せ、時間を止めてしまったと。

 帰ろうとしたとき台風が来たのも神の力でしょうか。あるいは鈴木の願望を実体化するのか。鈴木が本当は帰りたくなかったから台風が来たとも取れます。{/netabare}

 ということでストーリーそのものは、鈴木が芸能人で逃げてきたは、もちろん誰でもわかる話で予想通りでした。ただ、最後の原因の部分は予想がつきませんでした。

 で、なかなか幻想的で面白かったです。同時期の沖縄の水族館アニメより沖縄らしかったし、面白かったかもしれません。

 なお、デージってボーイの事かと思ったら「とても」とか「大変なこと」みたいな意味だそうですね。ただ、鈴木=大変なこととも取れますが、恋愛要素…だったんでしょうか。まあ、安易にそこに持って行かなかったのが良かったかもしれません。
 こんど一気見できるみたいなので、確認してみます。



 追記 一気見で改めてみましたが、絵が良く動いてましたね。作画も丁寧だし。表情とか身体の動きとか自然な感じでした。なにより絵柄がいいですね。コミックのような感じで。動くものと背景のメリハリがあるからでしょうか。画面がイラスト的な楽しさもありました。幻想的な雰囲気が素晴らしいと思います。


 なお、調べてみたら美術監督の宮本実生さんというのはポンポさんの美術監督でした。どおりでレベルが高かったわけです。

 声優さんの演技も沖縄弁が正しいかわかりませんが良かったと思います。
 
 話の内容はだいたい初見の時の通りのストーリーでいいと思いますが、一気見楽しかったです。ショートアニメのおかげで非常にメリハリが効いて印象にのこるアニメでした。作画の評価あげます。

 

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

完全版は一味違います。

まるでCM?
ついでのようにちょこちょことやってた作品です。
90秒×12話=18分。
1話分にも足りません。

ぶつ切り状態で観るとなにがなんだか。
しかし、完全版を観ると様相が一変。
アイキャッチもあるし、テーマソングもあるし。
余った時間でcv.による解説もあるし。

もっとも印象に残るのが主人公の女の子による沖縄弁です。
まるで歌うようで心地いいです。
それもそのはず、cv.は安野さん。
沖縄弁の優雅さに圧倒され、最後まで気づきませんでした。

沖縄弁指導は儀武さんのよう。
地元民が関わっているだけに本格的なわけだ。
それに、最後らへんの儀武さんの沖縄弁。
完全ネイティブなので、ちんぷんかんぷんでした。

ストーリーは、ずばりファンタジー。
簡単に言うと、でーじがガールにミーツした。
観れば合点がいきます。
たぶん・・・

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19

65.5 17 2021年度のアイドルアニメランキング17位
ワッチャプリマジ!(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (18)
57人が棚に入れました
「プリマジ」、それは歌とダンスとファッションで作り上げるエンターテイメント!魔法のようにキラキラと輝くステージには秘密がありました。そう、それは実は本当に「魔法」だったんです!主人公、「陽比野まつり」は「プリマジ」にあこがれている中学一年生。「プリマジ」が大好きなまつりは、いつか「プリマジ」に出場できる日を夢見ていました。そんなとき突然現れた「みゃむ」から「プリマジ」にスカウトされることに!!ライバルたちに負けないように2人で一緒に「プリマジ」のトップを目指します!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

女子小中学生向けアイドルマスター

【紹介】
小学校高学年~中学生くらいの女の子向け魔法アイドルアニメ、プリティーシリーズの最新作。
アイドルと魔法少女をミックスした感じで、簡単に言うと女子小中学生向けアイドルマスターって感じですね。

子ども向けっぽい作りに抵抗がないなら大人の女性でも楽しめるアニメだと思います。
私は子どもの頃からプリキュア大好きでずっと見てましたが、プリティーシリーズはプリキュアとは違った面白さがありますね。
プリキュアと内容的な対象年齢には大差ないけど、ビジュアル面がちょっと幼い感じするかも。
子どもに害のないハートフルな作りなので、娘さんと一緒に視聴するのがいいんじゃないでしょうか。
※アーケードゲームの宣伝的な意味合いも強いので、出費にはお気をつけください。

主人公は中学1年生で、キラキラ輝く舞台に憧れてアイドル総選挙1位を目指して魔法で変身してステージで歌って踊ります。

【このシリーズについて】
プリティーリズム・オーロラドリームからはじまるプリティーシリーズ(プリリズ・キンプリ、プリパラ、プリ☆チャン)の関連作品で、これまで同様、アーケードゲームと同時稼働ですね。
ゲームは完全に女の子向けアイドルマスターです。

見た目や名前がプリキュアと似ていますが、全然内容は違うし、プリキュアとは関係ありません。
このシリーズは4月に新作に入れ代わってスタートが定番なのですが、前作のプリ☆チャンがコロナの影響で終了がズレたため、10月スタートになっていますね。


【残念なポイント】
よくできたアニメですが、2つ残念なことがあります。
1つは「ワッチャッチャ」っていう変な掛け声。
せっかく内容はちょっと高めに設定してあるのにやたらと幼稚な印象で、バカバカしく感じてしまいます。
思春期の女の子ってそういうの敏感だから、幼稚に思われる表現は避けたほうがいいと思う。

2つめは変な口癖のキャラがいること。
自分の娘がこういう口癖マネしたら結構嫌かも。
子ども向けアニメは気にして欲しいところですね。

【ファッション】
このシリーズのコンセプトなので、やっぱり服装や衣装のバリエーションが多く、可愛らしい衣装が素晴らしいですね。
ただ、デザインがファンシーすぎるので、娘さんが大きくなると幼稚って思うようになってくるかも。

【作画】
子ども向けって感じの作画。大人が見ると細かいところ気になるでしょうけど、子どもは気にしないでしょう。
小さな女の子向けらしいカラフルでファンシーな見た目で夢に溢れている感じがいいですね。
魔法と歌・ダンス・ファッションの親和性が高くて、女の子が大好きなキラキラ華やかな雰囲気。

ダンスシーンはCGで、魔法の演出がキラキラしていて見ごたえありますね。
質が悪いCGではなくていい感じだと思います。

【キャラクター】
可愛い系腹黒、普通前向き系、ロリツッコミ、カッコいい系クール、陰キャとタイプの違う女の子でバランスが取れてる。
子ども向けって感じではなく、小学生~中学生くらいの層をターゲットにした感じのキャラ付けで、みんな結構腹黒いところあるんですが、女の子って本来こういう腹黒いところがあるのが普通なので、
純粋無垢な子よりも中学生くらいの女の子から共感も得られやすいと思います。

女の子向けの夢に憧れて頑張って成長していく感じでいいですね。
思春期の女の子らしく、仲たがいすることもあるけど、仲良しガールズユニットって感じで良い雰囲気。

みんな可愛くて前向きでいい子ですね。

【音楽】
OP「Dreaming sound」 ED「Magical Future」
主題歌どっちも前向きで明るくていい曲ですね。
普通に大人が聴いてもいい曲だと思います。
劇中歌もかわいらしくていい感じ。

【シナリオ】
演出とかはプリキュアより対象年齢幼い感じなのにプリキュアより対象年齢高めなシナリオというギャップ。
内容が結構小さい子には難しいかも。見た目が可愛らしいからなんとなくで見れると思うけど。
主人公の年齢からして、やっぱり中学生前後くらいが対象なのかも。
あんまり無邪気な感じじゃなくて、結構腹黒いところもありますね。

【感想】
第一印象だと幼稚な感じもしましたが、結構面白いですね。
「ワッチャッチャ」だけ恥ずかしいし痛々しいのでやめて欲しい。

ネームバリューでプリキュアには勝てないけど、プリキュアと双璧をなす女の子に夢を与える、とてもいいアニメだと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

64.5 18 2021年度のアイドルアニメランキング18位
逆転世界ノ電池少女(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (121)
372人が棚に入れました
西暦2019年、改元を目前とした日本。その上空に突如現出した異次元の裂け目。そこには天地逆転した異世界「真国日本」があった。かつての軍国主義を維持したまま、永世昭和の世を続ける並行世界は、現行兵器を無効にするガス兵器「幻霧」と巨大人型兵器「伽藍」を駆使し、私たちの日本を軍事的侵略。瞬時に政府を掌握し、事実上の征服を果たす。我らに「令和」という時代は訪れなかった......。―――それから十年後。真国の属国として生まれ変わった幻国・日本。厳しい検閲の中、かつて隆盛を誇ったマンガ、アニメ、アイドル等のサブカル文化は完全に死に絶えた......かに見えた。しかし、Otaku is not dead!サブカル文化を守るため真国に真っ向から抗う集団が存在した。その名も秘密結社「アラハバキ」。そして主力兵器「ガランドール」と、その動力源となり戦う少女たち。人は彼女たちを称してこう呼んだ…、電池少女と…。
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アキバレンジャー好きにおすすめしたい

<2021/12/30 追記>
全話見終えました。
結構楽しんでしまいました。
設定とかはなぜこんななのかわけわからんこと多かったけど、まあそういうの気にしなくても楽しめ、というスタンスなんでしょね 笑

アキバレンジャー好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。
私はアキバレンジャー結構好きだったので。

今季ロボものがたくさんありましたが自分が唯一完走できた作品です。
といってもバトルシーンはドカンドキューンバーンみたいな感じで終わってましたが。

{netabare}黒木ミサが電池少女{/netabare}の時のネコ型ガランドール。
そのコタツを背負って空飛ぶ姿が、ガンダム0083のデンドロビウムっぽくてそれは嬉しかった。

<2021/10/12 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です

オリジナルアニメなんでしょうか?
とりあえず録画予約だけしといた、ほぼノーマークの作品だったのですが。
妙に完成度が高い。
今期ヤバくないですか?
いつもは1つのクールで10作品〜多くても15作品ぐらいしか見ないのですが。
今期は今のところ25作品ぐらい見たい候補があります。
物語の今後の展開でうまく行くかは置いておいて。
アニメ制作のレベルが上がったのでしょうか。
パッと見「無理」という作品が今期は少ない気がします。

本作はロボもの。
今期はロボもの多いですね。
自分の視聴中だけで4作目です。
ロボットアニメで原風景が形成された私にはうれしい悲鳴です。

ロボの造型は「プラネットウィズ」を思い起こさせる。
なんかノリもプラネットウィズっぽい。
つい数年前までアングラの定番だった、
最近はあんまり見かけない「秋葉原のオタク」っぽさ
そういうとこもなんか似てる。

そういえばそういうオタク文化ってなんか濃さが薄れてきてませんか、最近。
オタク文化が受け入れられつつあるせいか、オタクの「臭み」みたいなものが消えつつある様な。

そんな「オタクの臭い」を充満させている本作。
もしかしたら超ダークホースかも。
(着外かもしれんですけど)

<2021/10/26 追記>
第3話まで見ました。
映画でもドラマでも小説でも漫画でもアニメでも
なんのジャンルか良く理解できないで見たり読んだりするといま一つハマれないことありますよね。

本作もそんなところあります。
ロボなのか
ギャグなのか
SFなのか
恋愛なのか
ハーレムなのか

よーわからんなー
と思いながら3話見ててふと
「あれ?これはジャンル『中二病でも恋がしたい』では?」

バトルシーンがあの妄想シーンっぽい
厨二、オタク礼賛なところも

なんか向いてる方向が似てるんですよね。
もちろん作品としては全然別物だし
そもそもラブコメではなさそうだし

というわけで、とりあえず「アキバレンジャー」お好きな方におすすめしたいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

気軽に視聴できるコメディアニメ

【紹介】
2019年、元号が変わろうとしていた日本。
何故か上空に異次元の裂け目が発生し、そこには帝国主義日本を維持した異世界日本があり、日本は異世界の真国日本によって征服されてしまう。
その支配の中、アニメや芸能といった文化はすべて規制されてしまった。
そんな中、文化を守るために戦う秘密結社アラハバキと、その戦士として戦う電池少女というロボットの話。

なんか禁止されたエンタメを取り戻すという設定が同期のtakt op.destinyやムテキングと似てますね。

【音楽】
主題歌がOPもEDもかなりいい感じで、今期でも上位にくるいい曲だと思いました。BGMもちゃんとアゲるべきところで盛り上げてくれます。

【作画】
かなり良い感じだけど、ちょっと古い感じのデザイン。
主人公のキャラデザが神のみぞ知るセカイの主人公に似ているような。

【シナリオ】
コメディとシリアス、さらに個性の強い様々な設定がごちゃまぜになっていて滅茶苦茶な設定ですが、キャラの掛け合いがテンポよく話がわかりやすいので視聴しやすい。
世界観設定やロボの設定はかなりギャグよりなので、バトルに緊張感はないですが、これはこれで面白いと思います。
キャラの個別回がかなり多くてなかなか話が進まないし、最後まで緊張感がないシナリオなのは好み分かれるかも。

【残念なところ】
オタクのイメージがちょっと偏見に満ちていてかなり古い感じなのが残念。

アイドルとかボカロとかアニメのイベント行っても、昔あったイメージのオタクって感じの人そんなに多くないですよね?
私が子どもの頃は確かにまだオタクって見た目に気を使ってなくて変わった人っていうイメージがあったように思うけど、ゲームとかアイドルとか声優の番組ってテレビでもyoutubeでも大人気で、ようやく好きなものを好きって言うのが許される国になってきたと思うんです。
私も友達や家族とアニメやゲームの話たくさんしています。

そんな世の中の流れとは逆行して、アニメ制作に関わる人達がわざわざ古い典型的なオタクのイメージを引っ張り出してこなくてもいいんじゃないの?って思った。

【キャラクター】
ロボの頭身が低いのが特徴でカッコよくはないけど、作品がコメディよりなので悪くないと思いました。
電池少女はとても可愛いですが、電池という特性上、電池切れで登場しない時間が勿体ないかな。
もっと思う存分活躍させても良かったのではないでしょうか?

敵よりも借金取りが嫌い。
借金取りだから金にうるさいのはわかるんだけど、なんか間が悪いというか、
盛り上がってるところに空気読まずに水さす感じが嫌いかな。

最初は周りのバカバカしいノリにシニカルな態度をとる主人公が逆に痛々しかったけど、少しずつ周りに溶け込むようになっていく主人公には好感が持てました。

【総評】
ストーリー的な面白さはないけど、雰囲気を楽しむ作品だと思いました。

盛り上がりそうでなかなか盛り上がらないじれったさがありますが、
可愛いキャラクターとコメディなノリが良い感じで、惜しいところも多いけどいいところも多い作品ですね。

面白かったです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ノリが合うかどうかかな

戦争に勝った世界線の日本に征服され文化規制がなされた世界線の日本が舞台のロボアニメ。

{netabare}
割と評判が悪めなのは理解できるし、実際言いたいことも結構あったけど、このアニメの勢いやノリが好きだったので自分は最後まで純粋に楽しめた。
面白い作品というよりは好きな作品って感じですかね。

基本ノリがどこかしら馬鹿らしくも取れるような感じであり、そのノリがオタク文化という題材に合っていていい感じに調和がとれていたと思う。
キャラの掘り下げ回はたまに外れがあったものの、オタク趣味を持った各ヒロインの心を開いていくのは面白かったし、半日常回的なのも面白かった。
敵もそんなガチじゃないし、結構穏やかで主人公側と同様に好きになれたし、安心して見られたところもある。

ストーリーというよりもそういうところを楽しむ感じのアニメだった。
ストーリーに関しては正直言って言いたいことも多かったが、楽しめたのは楽しめたのでいいかなって。

最終回は主人公も熱く、お互い真っ向からの戦闘がかなり盛り上がりがあって良かったので満足でした。続編作りたい感じの終わりだったし、続編やってほしい。

ロボデザはロボアニメオタじゃない自分が見てもさすがにださかったかなw

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
今期一番期待してるアニメ。出だしは期待通り。
なんか思ったより微妙だな。VRで戦うのか。ミニキャラが可愛い。

2話 ☆8
ヒロイン可愛い。意外と冷めた主人公。
明るい雰囲気でやるのかと思ったけど結構ギスギス。
敵のボスちょろいw いきなり曇らせ。
もうふられちゃうのか。

3話 ☆9
めっちゃ面白いとは言えないけど好きか嫌いかで言えばかなり好きな作品だな。
草、お前が変身するんかw 熱いな。
エロゲ原作感もある 

4話 ☆6
新キャラ? 二重人格w なんで撤退するねん

5話 ☆9
なぜ見逃したw ロボデザ普通にダサいw
こいついつも撤退してんな。リンかわいそう。

6話 ☆8
OPすき 雰囲気出てるラジオ。
そりゃ大日本帝国が勝ったらこうなるわなw
正論主人公 堂々と覗くなw サングラス意味あったのか
新キャラ可愛い。

7話 ☆6
かわいい。なんだよこの回w 
謎ミルキィ 今回話全然進んでねえ。

8話 ☆6
父死にそう。王道すぎるw
うーんこのロボデザ。もうわざとやってるだろこのだささw
マジでいつも撤退してんな。次回からが本番かな

9話 ☆10
何しとんねんお前 謎OP あれ、いつの間に形勢逆転してるんだ。
お前ら落ち取るやんけ。ハヤテかわいい。
こういうばかばかしいノリが見たかった。はやてほんと好き。

10話 ☆9
わかる、子供向け面白いよな。つよい。
ガチ敵対するのかー。水爆でも落とすの?
何だよこの爆弾w 主人公冷めてんなw
ええw そういうオチかよw まあそりゃそうだわな。
えぇ... 草。

11話 ☆9
SE付OP かわいい 今回作画怪しい
同じ画像で10秒ぐらい止まってた気がする。
テレビのってるなら進駐軍の制御を乗っ取れ。
王道で面白かった。

12話 ☆10
熱くていいな。ザバーンどこいった。
言いたいことも結構あるけど、やっぱり好きだわこのアニメ。
面白かった 

OP「Fever Dreamer」☆9.5
ED「Reverse-Rebirth」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

62.3 19 2021年度のアイドルアニメランキング19位
Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (38)
105人が棚に入れました
この世は殺(や)るか殺(や)られるか。楽園なんてありゃしない。一度堕ちたらおしまいと、この世であがく人がいる。ねえ!ちょっとそこのあなた?やっぱり見て見ぬふりをするんですか?我々にそんなことはできません。あなたの涙、ぬぐいたい。咲かせて見せます笑みの花。だけど、お礼はちゃーんと頂きます。どうぞBAR『F』にいらっしゃってください。大丈夫。お金なんていりません。我々が欲するものはたった一つ―――「あなたの心いただきます!!」

声優・キャラクター
坂田将吾、田邊幸輔、バレッタ裕、草野太一、堀曜宏、住谷哲栄、森田順平、三上枝織、山本和臣
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

愛こそ喜劇

▶序盤の感想
プリティーリズム三部作からのキングオブプリズムでアニメの歴史にその巨名を刻んだ菱田正和監督の作家性がいかんなく発揮されています。

かなりギャグ。
ただし、登場人物は一切ふざけていない作風。

直近のアニメでやや近い所があるのはウマ娘、さかのぼればGガンダムなど。
おかしなシーンがガンガン挿入されるが、突っ込みなどは入らず、キャラクターが照れたりもしない。
視聴者にだけおかしみを残しながら、登場人物たちは真面目な顔。

そういった作風が好きな人なら、まず一見の価値はある作品。
まだまだ先行き不明な序盤戦ながら、このままの勢いでのまま面白くなっていくことなどありえないだろうと逆に不安を覚えるほどの勢い。


強いて欠点を上げれば、プリリズ、キンプリ、リリカルフェアリルなどが代表作の菱田監督だけに、ホビアニの文法が色濃く出ていること。
深夜アニメだけ見る人には合いにくいかも。

▶最終回を見ての感想
{netabare}
お前が持っていくのかよ!な豊穣さん。
でも女王の心の鍵を開く適任者はマジで豊穣さんしかいない。
これを「豊穣さんが蘭丸に託す」とかじゃなくて「豊穣さん自身が女王の心の鍵を開く」にするのが信頼できる。
なんでもかんでも主人公が持っていくのではなく、「いま、これを本当にするべきなのは誰なのか」、そういうベースで展開している。

メチャクチャやっていそうに見えて楽しくて、でも心の動きに無理が無い。何が起きて人の気持ちがどう変化するのか、そういう普遍的な部分がしっかり名作です。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

勢いで見る系

ちょっとカオス系のアニメ?

{netabare}
妖精界の蘭丸達が色んな一般人が抱える悩みを解決し、愛著を集めていくアニメ。
1話で1キャラにスポットライトが当たり、そのキャラが一般人の悩みを解決していく。
その解決方法が特殊で、変身した後に歌いながら走り、そのあとに悩みの原因となっている人と特殊空間で戦うという。
最初はシュールギャグ系として面白かった。
途中からそのノリに慣れてしまったが、
シュールギャグとして楽しめなくなったと言ってもつまらないわけじゃない。
一話一話ストーリーがちゃんと完結していて、たまにはバッドエンドな回もあったりで、シュールギャグ的な面白さ以外にも面白さがあった。
最終回も謎の存在だった女王を倒して、きれいに風呂敷を畳んで終わったから、かなり良かったと思う。

ニコニコでも言われてたけど、全体的に女児アニメの構成(メインのストーリーがあまりなく、やってることがワンパターン)に近いから好みは分かれるかも。
自分的には二つの楽しみ方ができたいい作品でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2
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