お姫様で恋愛なTVアニメ動画ランキング 30

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のお姫様で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のお姫様で恋愛なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.3 1 お姫様で恋愛なアニメランキング1位
アルドノア・ゼロ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2733)
14352人が棚に入れました
火星の騎士たちが空から降ってくる。鋼で作られた巨人を駆って。地球人類を職滅するために。監督・あおきえい、ストーリー・虚淵玄のタッグで制作されるオリジナルTVアニメ。

声優・キャラクター
花江夏樹、小野賢章、雨宮天、三澤紗千香、小松未可子、村田太志、加隈亜衣、山谷祥生、大原さやか、中井和哉、鳥海浩輔、茅野愛衣、嶋村侑、水瀬いのり、速水奨、大川透、櫻井孝宏、安元洋貴、河西健吾、斉藤壮馬、古川慎
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

戦争が、こうまで人を変えるなんて…

(2014.7/13 1話)
火星に人類が進出して幾年たったとある時代の地球。  

火星文明のテクノロジーを利用している点では「機動戦艦ナデシコ」と似た設定ですね。
{netabare}共存関係ではなく対立もしくは主従関係らしき火星との関係性と、学校でのロボット操縦技術の授業があるという事は自衛のために学生でも訓練せざる負えない状況なんでしょうか?

火星側としてはアルドノアテクノロジーをこれ以上、地球に渡したくはない。だから協調路線を謳う姫君を利用し、火星内部の犯行を地球側へと擦り付けアルドノアを守るという大義名分を掲げた戦争を行おうとしている。{/netabare}

これから、戦局がどう動いていくのか?まぁ原案が虚淵さん、監督・あおきさんの「Fate/Zero」コンビなので破滅的なシナリオになりそう…


(2014.7/24 2話)
{netabare}想定内の上での行動は慣れているが、想定外の事には対応できない。パニックになるか・呆然とするか・逃げ出すか、特に圧倒的な力の前では呆けるしかない。
ただ、これはもう交戦・戦闘状態なんかではなく単なる蹂躙だよ…・゚・(ノД`;)・゚・

神は1週間で世界を創ったとよく言いますが、ヴァース帝国は1週間で世界(地球)を滅ぼす事も可能だろうな。

それにしても、地球側の主人公・界塚伊奈帆の奇妙なまでの落ち着きっぷりは何だ!?ホントに高校生か?

アルドノアを全身に纏った戦い方には制限時間があるようなので、まだアルドノアに対抗できる可能性があるかも…{/netabare}


(2014.7/31 3話)
{netabare}火星カタフラクトと交戦する事を決意した伊奈帆たち学生。前回の戦闘で何かしらのヒントを得たようですが、技術力・戦力が天と地の差ほどあるヴァースにどう対抗するのか!?

それと、気になるのがヴァース側に居るスレイン(もう1人の主人公?)が伊奈帆たちと出会う事で戦局が大きく変わるのでしょうか?まぁ、今の所なかなか出番がないですが…

いよいよ戦闘が始まったが、まさか伊奈帆の予測がほぼ100%当たるとは…いくら不意を突いたと言っても出来すぎているだろうに^^;

少年たちが戦場で出会った彼女は、今度こそ地球とヴァースの架け橋となれるのか!?{/netabare}


(2014.8/5 4話)
{netabare}スレイン、アセイラム姫の為ならとことん堕ちていきそうな危うさがありますね。それと正反対の伊奈帆は、坦々としながらも耽々としている。

そのアセイラム姫は、ヴァース皇帝に今の現状が伝われば戦争は回避できると信じている。が、いつしかヴァースと地球という対立構造がヴァースvs地球vsヴァース内反乱軍の三つ巴の展開になる可能性だって秘めているはず。

それに、本当にそれだけで戦争が回避できたとしても死んだ者は帰ってはこないし、また憎しみも消えるわけではない。
「アルドノアがあるから、こんな事は…」と言った感じでアルドノア・ゼロ、文字通りアルドノアの無い世界へと変えていく展開になるんでしょうかね?

その為には伊奈帆たち地球側の戦力だけでは不可能。だからスレインと協力してヴァース(火星)の最先端のアルドノアテクノロジーを地球にリークして共に戦う事で世界を変えるキッカケを創る?


それにしても追撃してきた軌道騎士の機体、前回が防御重視だったのに対して今回は攻撃重視とか極端すぎる気が…
何とか伊奈帆の作戦と周りの協力を得て難を逃れたが、今後もそう上手くいくとは限らない。

ついにスレインが伊奈帆と会いまみえる時が!?でも、地球人を撃つ事を躊躇っていたスレインがどこまで非情になれるのか?見物ですね。(トリルラン卿の時は容赦なかったですけど^^;){/netabare}


(2014.8/12 5話)
{netabare}てっきりスレインは地球生まれの火星育ちだと思ってたんですが地球から火星へと不時着した所を見るとそうではないようです。
しかし、スレインは地球人なのにまだ優遇されている方。アセイラム姫の厚意だけでここまで違うのか。

火星騎士が地球を侵略する事に対して火星側のトップであるレイレガリア皇帝は、快く思っていない?
ともあれ火星騎士は皇帝を敬いつつも、どこか見下している感じがする…
また、トリルラン卿の一件からも火星騎士は互いに利害が一致しているから共闘しているだけであって、決してそれ以上のモノは無くあわよくば火星騎士自らがヴァースを統治しようとしている?

武勲を挙げて取り立ててもらうのと、自身の名誉の為に邁進するのは場合によっては紙一重なような気がするけれどもな。
火星騎士、なまじ騎士としての誇りが高い故にそれ以下であれば他人よりも自身を優先して行動する…そんなんで火星を担う者とは到底思えない。


「犯した罪は魂にこびり付いて、いつまでも付き纏う」

それは、『空の境界 第1章 俯瞰風景』で用いられた言葉を借りるなら「我々は背負った罪によって道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ」という事を体現して生きてきた・生きることになったマリト自身に対しての皮肉の言葉なのかも。

「巻き込まないで。」と言ったライエはこれ以上、戦争に関わりたくないと言う気持ちの表れではなくライエの心情とは異なったアセイラムの意思に巻き込まれたくないという、ある種の強い意志の表れなのかな。

戦いを避けられないと知った上での伊奈帆の行動と、争いは避けられるはずと思ったスレインとの行動ではどちらが正しいのか?
まだ分からないですが、きっとどちらも正しい行いだと思います。

アセイラム姫の暗殺を企てた黒幕の正体が判明したのは良いですが、どう対処していくのか?
また、トロイヤード伯爵の子爵であるスレインですが親子揃ってヴァースに利用されて幕を閉じる形になっていく!?{/netabare}


(2014.8/16 6話)
{netabare}ヴァース側の突然の侵略が行われて日も浅い中、正式に宣戦布告を地球側へと提示した。

ん~、ここまで一方的に好き勝手やっていて地球側のなす術がない訳ですが、トリルラン卿の強襲してきた時のような絶望感薄れてきている気がします^^; 
また、ヴァースと地球の架け橋となれずに戦争のキッカケを作らされてしまったアセイラム姫が今後ヴァースに帰還することはあるんでしょうか?

あるとするなら、ヴァース帝国内部の権力争いが激化(現皇帝レイレガリア容認派・火星騎士派(クーデター)・協調路線派(アセイラム擁護)に分裂)した時になる?あくまで予想ですが…

スレイン(アルドノア開発に貢献したトロイヤード博士の子爵)とアセイラム(アルドノアドライブの力を引き出す鍵となる皇帝の孫娘)が、アルドノアテクノロジーに触れる事でアルドノアの解析が進むとヴァースにとって何か不利益があったりして。

種子島レポートの一件ように事実と異なる史実が真実になろうとしていた事を思うと、1話で説明されていたヴァース建国の流れも本当なのか怪しくなってきます。

ヴァース側のカタフラクト、ずんぐりした形が多いですが今回はその形に合った性能でした。まさかのロケットパンチって、マジンガーZもびっくりの耐久性&ヴァルヴレイヴ4号機っぽさ!

それにしても、伊奈帆が練習機から乗り換えるのはいつになるのか!?{/netabare}


(2014.8/27 7話)
{netabare}ついに、スレインがヴァースを脱走した訳ですがアセイラムを救うにあたり何か心当たりがあるようでもない。
このままだと、上手く見つけられたとしても地球側にとってはヴァースに地球人が居るなんて思いもしないから助けられるか分からないんじゃ…

それでも、かつての自分を救ってくれたせめてもの恩返しのつもりでアセイラム姫を救出したい!という強い思いは伊奈帆たちに届くのか!?

スレインが逃亡の際に用いたスカイキャリアーは、各火星騎士のカタフラクトを運ぶ運搬機にしか過ぎない。
今後、伊奈帆と共にヴァースと戦うのなら伊奈帆もそうだがスレインもそれ相応の戦力が必要になってくる。それをどう確保するかは次回以降に期待するとして…

―――妄想①―――
{netabare}徹底的に地球人を排除しようとする火星騎士たちのやり方は、なまじアルドノアテクノロジーを発見・活用したせいなのかも。
かつてのレイレガリアが火星でアルドノアを発見した事で、「このまま地球にアルドノアを持ち帰っても別の誰かに利用されるだけ」と思い、そうなるぐらいならいっそ、自らの手で火星という新天地に国を造った方が得だと考えた。
だったら、ヴァース軍人(元・地球人)に地球人は敵対すべき存在なのだと教え込んでいても不思議ではない。{/netabare}
―――――――――

また少年たちが大切な者を失い・守ろうと戦い赴く中、一人かつてのトラウマ・残響に未だ囚われ続けている者はこのまま終わってしまうのだろうか。

「種子島」というワードは鞠戸だけでなくヴァースにも関係しているようだが…まさか15年前の出来事は、ヴァースが初めて地球に侵略したが不慮の事故(ヘブンズ・フォール)に遭った(本来なら、そこで地球侵略は完了していた?)。15年たった今あらたに地球を侵略(アセイラムを利用して口実を作った事で)しようとしてるのが公になるのを恐れているのか?

―――妄想②―――
{netabare}レイレガリアが地球との休戦を自らの意思で行った所を見ると、彼はまだ地球に未練がありあわよくば地球へ帰還したいと思っている?
15年前の火星カタフラクトはレイレガリア自身が操縦していて自分だけでも地球に帰還したいと思うがあまり単機(スカイキャリアー付)で降り立った所にヘブンズ・フォールが起き、何とか一命を取り留め火星へと帰還するも思うように意思は伝えられず、現状の傀儡政権が誕生した?{/netabare}
―――――――――

スレインの事をコウモリと呼んだ伊奈帆の真意は?

強者がいない所で弱者が幅を利かせるという意味に対しての隠喩!?
(スレイン自身、アセイラムの厚意が無ければ弱者だった。アセイラムが居なければ何もできない奴と思っているのでは?)(もしくはスレインを、ヴァースの下っ端だと思ってるとか…アセイラムがスカイキャリアーの役割を解説していたシーンがあり、それを戦闘を指揮していた伊奈帆が聞いていた可能性も。)

それと今回で最初で最後?となるのか、伊奈帆とスレインの共闘。


窮地に立たされたとはいえ、本来の姿を曝してしまったアセイラム姫は大丈夫なのか!?{/netabare}


(2014.9/3 8話)
{netabare}アルドノアを持つ戦艦デュカリオンをアセイラム姫が起動させたのは、神話に基づくデュカリオンがアセイラムそのもので地球側にとっては、まさに神の火なのだろう。
しかし、プロメテウスの子はデュカリオンなのだがレイレガリア皇帝にとってアセイラムは孫にあたる存在になる。という事はデュカリオンの艦長はアセイラムの父親だった?

スレインがいきなり拷問を受けている唐突なカットはインパクトを与える為なのか?その過程が描かれていないので分かりづらいですが、そこは視聴者にイマジネーションを膨らませるための演出だと思うと悪くない感じです。

スレインがアセイラムを利用される事を恐れた時に、伊奈帆が映ったのは後々、スレインがザーツバルム卿の洗脳を受け、アセイラムの理念(地球とヴァースの共存)を達成する為と言いくるまれ、アセイラムと伊奈帆に敵対する展開に!?

ザーツバルム卿のカタフラクト、GガンダムのマスターガンダムもしくはガンダムUCのバンシィに似てるwww 音楽を澤野さんが担当しているから何かしら関係あるんでしょうか?(UCの方)


鳥、それは人にとって時には希望を抱かせる存在であり(ライト兄弟しかり)、時に恐怖を思わせる存在(はるか昔の人々は鳥を未知の生物だと認識していた)。{/netabare}


(2014,9/7 9話)
{netabare}ついに、アセイラム姫の暗殺を企てたザーツバルム卿とスレインが対峙。 

今更ですが、OP映像の最後の所でアセイラム姫は誰に銃を向けているのでしょうかね?涙を流しているからには、伊奈帆かスレイン?

ライエはアセイラムに嫉妬しているのだろう。自身が火星から来た事を簡単に打ち明けてしまったり、またアセイラムの身分が皇族であるのに自分はそうではない。
さらにはライエが好きでもない地球に降り、ヴァースの為・自分が火星でより良い生活を送るために尽くしてきたのに同じ火星人に最愛の父を殺された心情としては、嫉妬どころではない憎悪すら芽生えても仕方がない。

「どうして私は、あなたように生きられないの…」と言ったのでしょうか?それができないなら、その原因を絶ってしまえ!と言わんばかりの表情。けれども、投げやりな感じは否めないです。


ところ変わって、ザーツバルム卿の妻が15年前の種子島に降下していたという事・戦艦デュカリオンの名を聞いた時のザーツバルム卿の表情から察するに、あのアルドノアのパイロットはザーツバルム卿の妻であるオルレインだった!?


アセイラムは本当に二度目の死を迎えたのか?そうだとしたら利用しようとしていた伊奈帆はどう動く!?
(まぁ、もともとライエは火星の人間な訳だからライエ自身にその事をはかせてヴァースとの取引材料にする?)
また、アセイラムに忠誠を誓っているスレインがとことん堕ちていく展開に!?{/netabare}


(2014.9/17 10話)
{netabare}前にも書いたと思いますが、伊奈帆は本当に高校生なのか!?人の死が間近に迫っている状況で慌てる様子やたじろぐ事もなく当然のようにやって退けてしまう精神力・場数の踏みの多さ?は、異常なように映って観える。
「学生は(人口呼吸を)真面目にやりません、冷やかすだけです。」と言ったマグヴァレッジ艦長の言葉に「命が係ってます。」と答えた伊奈帆にとって、死は他人より身近にあったもの?

伊奈帆の両親はヴァースへと何らかの理由で赴こうとして、ヘブンズ・フォールに巻き込まれ死亡した?

だから、伊奈帆は平然としてアセイラムの命を救う決断ができ、冷やかすどころか大真面目に事を行った。
(もしくは耶賀頼医師と血縁関係にある?まぁ、ただ単に容姿が似ているだけという理由なんですけど^^;)

ライエが銃口を向けている間、アセイラムはライエからは見えない位置に居るのにそれでもしゃべり続けていたシーンがありましたが、まるで伊奈帆に感情をぶつけているみたいになっていたのでもしかしたら伊奈帆は火星人だったりして…


何はともあれ、ようやく本部にたどり着いたデュカリオン。だけど、アセイラム姫がまた利用される感じになるのではないかと思うのは気のせいかな?


アセイラムの演説の際、ザーツバルム伯爵が憎しみに満ちた表情ではなく哀愁・憐みを思わせる表情だったのは意味深ですね。
スレイン、公式の画像を見る限りではニロケラスに搭乗するのかと思いましたが亡きクルーテオ卿のタルシスに乗る事に!?

タルシスの由来がカタルシスとするならば、スレインのアセイラムへの忠義が知らず知らずの内に苦となっていて、それを浄化する事で何らかの変化が訪れる?{/netabare}


(2014.9/24 11話)
{netabare}アセイラム姫の言葉に対して「戦争ですから…」と答えた伊奈帆の気持ちは、きっとアセイラム姫への好意を悟られない為なのだろう。
またアセイラムの本当の想いがヴァースへと届くことは無かった。ヴァース側に姫が正式に生きている事を知らせば、戦争を終わらせられるかもしれない…という地球の最後の希望を打ち砕く事で、地球の人々をさらなる絶望へ堕とす。そうなれば、今度こそ協調路線を謳うアセイラムの信頼は失われヴァースへの敵対心は積もる一方になる。
そうなる事を知った上でザーツバルム卿は、あくまで個人的な復讐の為に自国であるヴァースをも利用している?

だとしたらアセイラム姫は、死んでいても(地球側の暗殺という理由で)戦争の火種にされ、生きいても(地球の人々の想いを弄んだという事で)戦争激化へのキッカケをつくる事になっていくのなら死ぬよりも辛い想いだろうな…
彼女は戦争の為に生かされ戦争に殺される運命なのか!? 

そんなアセイラムには、まだ希望が残っていると思うんですけど…スレインや伊奈帆とかね。
でも、「もう軌道騎士の愚行を止める者はいないのですか。」って事はやっぱりアセイラムを救うのはスレインか?

前回、アルドノアドライブが停止したタルシスが出てきましたが、もしかしてアセイラムがアルドノアドライブを起動させ、その因子をスレインに与える事でアセイラムを守る騎士になったりして。

そのスレインの想いとアセイラムの想いはハッキリしてますが、伊奈帆の想い・信念だけがあまり描かれないのは何か意図があるんでしょうか!?{/netabare}


(2014.9/26 12話)
{netabare}満身創痍の中、ザーツバルム卿の揚陸城へと進攻する伊奈帆たち。戦火にありながらも相変わらず淡々としている伊奈帆は今まで幾度も戦争を体験してきたかのようなに話しているので伊奈帆は火星人ではなく未来から来た地球人?(ヘブンズ・フォールの際に、時空の歪みが起こりそれに乗ってやってきたとかwww)

所変われば品変わる。じゃないですが、いやぁ久しぶりに観ました!合体バンク!!やっぱり良いですね。もうホント、スーパーロボットアニメかと思いましたwww

スレイン、地球人でありながらヴァースで生活してきたがライエは火星人でありながら地球連合と共に行動している訳ですが、ライエは一度堕ちかけたが何とか踏みとどまった。という事はスレインは踏みとどまらずにアセイラムの為に堕ちつづける!?

そして堕ちた結果、軌道騎士が最上位の権力形態を造り(←間違い。5話でレイレガリア皇帝が休戦協定を出したのにも関わらずブラド卿が伊奈帆達と再戦していたので、皇帝が最上位の国家体制ではなさそう。)

アセイラム姫の理念である和平を、伊奈帆の言った「利益に見合わない数の人が死ねば戦争は終わる。」という言葉で実現しスレイン・トロイヤード皇帝となりヴァースを存続させながらもアセイラムの愛した地球を自らの手で統治して終わるとか?

ん?起動権を持たないスレインが何故アルドノアドライブ搭載型カタフラクト(火星カタフラクト)を起動できたのか?アルドノアの発見者であるレイレガリア皇帝の親族以外に起動権を与える事が出来る人物、それこそが火星カタフラクト開発に携わったトロイヤード博士。
と考えるとつじつまが合います。
(追記:1/24)
スレインがタルシスを起動できた事についてですが、5話で火星に降り立ったスレインを助ける為にアセイラムが人工呼吸みたいな事をしてますね。{/netabare}

いやはや、衝撃的な結末で幕が閉じられましたけどホントこれからどうなるんだろう!?
2015年1月まで待ちきれないですね!!

最後に1期のOP映像(アセイラムが涙を流しながら銃口を誰かに向けるシーン)は、第2クールでの結末を表しているのか?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 42
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

願っても止まらぬ侵攻

地球人VS火星開拓移民の戦いを描いた物語。


喰種の掴みの良さを今期一番かもと褒めたが、
この作品も同等…それ以上かも知れない。

ごくごく平和な日常から始まり
嫌な予感が強くなるの皇女訪問、そして派手なミサイルテロ、
更には偏見と憎しみ渦巻く無慈悲な開戦へ…。
明から暗へと落としつつ自然と世界観を掴ませてくれました。
「説明」ではなく「体感」として世界観を感じさせる手腕が素晴らしい。

根底に陰謀もありそうな感じがする展開も
【予想】{netabare}(皇女殺害は火星側が仕掛けている感じ(生きていると思うけど)){/netabare}
実に私好みで今期見逃せない作品になりそうだ。
人間模様が絡んでくるのも間違いなさそうだし安心している。

ロボに関してはまだちゃんとは動いてないので何ともいえないが
ショッパくなければそう評価が落ちる事はないだろう。
2話以降も期待している。

※2話感想{netabare}
予想はしていたものの圧倒的な力を見せる火星勢力。
成す術なくやられていく軍人さんの姿が痛々しい。
見える未来は絶望!?気持ちだけじゃ勝てやしない。

テロは案の定火星側が黒幕。
皇女は生きていた様だけど悲しい事に歯車は動き出してしまった。

地球の命運はアセイラム皇女、スレイン、伊奈帆の三人が握っていて
皇女=平和への願いを持つもの
スレイン=戦う力を持つもの
伊奈帆=情報を読み取る目を持つもの
という感じで関わって来そうではあるけど、
それがどう繋がっていくのか先が読めず興味深い。
次回は伊奈帆の活躍がありそうだしじっくり観察してみたいと思う。

ロボット(カタフラクト)に関してはカッコイイ系ではないけど嫌いじゃない。
火星の兵器は衝撃を無効化するシールドが張られているみたいだけど
発達した転送技術の応用な気がする。
別の空間に飛んでいるのではないかな?…起助くんは助かっていて欲しい。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
相手をよく観察し研究し仲間と協力して見事撃破。
いつもクールな伊奈帆だけど「友達の分だ」という台詞にぞくっと来た。
心の奥は熱くてカッコイイじゃないか。
皇女の無事を知ったスレインも反逆。衛士としての行動がコチラも熱い。
三本の矢が揃うのは何時だろうか。

それと、ちょっとしたカタフラクトの挙動なんかにも拘りがあるようで
細かい所にもついつい目が行きます。
ストーリー以外の部分も観ていて楽しめています。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
火星人の慢心にも大分助けられている印象だけど伊奈帆達は良く戦っています。
新たな敵が新たなテクノロジーを引っ提げて脅威となり現れても
冷静に分析し戦術を駆使し対処する姿にはヒーローとしての才能が見えて惹かれるし、
ロボットなのに柔軟で正に柔よく剛を制すような戦いぶりが新鮮で楽しい。

心情の籠もった台詞や仕草なども多く見受けられ細やかな配慮も万全で隙がない
ここまで評価が上がる一方になっています。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
スレインの正義感が利用されレイレガリア陛下が本格開戦を決意。

本当に束の間過ぎる悲しい休戦でした。
もうちょっとちゃんと皇女の事を調べて欲しかったけど、
陛下は今回に限らず情報操作され野望ある将校に囲まれ
体も弱り傀儡化してるんでしょうね。
色々と想像は付くけど、この辺もう少し丁寧に描いて欲しい気も。
ここまで主に伊奈帆とスレインの視点で描いているので
火星側の描写不足は故意だと思うけど呆気なさ過ぎて少々モヤモヤしてしまう。
焦らされた分、後半に向け期待もあるけれどね。

一方、伊奈帆は「はいはい、対策済みですよ。」と言わんばかりにクールに撃退。
やられる火星人も間抜けなんだけどね。
区切りがついて次回から中盤に突入です。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
本格的な宣戦布告と女騎士様の襲撃。

悲しいけど不可避となった戦争。特に皇女様は辛いだろうね…。

伊奈帆と皇女の会話で火星の事が少し聞け得心行き前回までのモヤモヤが少し晴れた。
アルドノアの起動因子云々の話は今後の展開に大きく影響しそうです。
皇帝の血脈である皇女を通してアルドノアの力が
伊奈帆や地球側にも与えられる可能性が見え、それは希望へと繋がりそう。

そしてまたまた新手のカタフラクト登場!ロケットパンチにはロマン感じます!
敵が多彩で個性豊かなのは貸し与えられたアルドノアの力にも違いがあるからなのかな?
全部の技術を合わせたカタフラクト出てきたら終わりじゃん…とか思いつつも
多彩なバトルは観ていて新鮮で楽しめています。

毎回、理詰めで難局を乗り越えてきた伊奈帆が今回は「運」にも助けられる事に。
最後まで理屈で乗り切って欲しい気もしていましたので
少々都合よく感じてしまいましたが、いよいよ三人が揃い話として面白くなって来ました。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
いつもはその観察力で困難を切り抜けて来た伊奈帆ですが
今回は射撃能力で切り抜けた印象でちょっとやり過ぎた感があります。

加速ロケットに実弾当てるのは神技。
しかも角度変えてるって事は真正面では無い位置と思われます。
…コレ当たるんなら戦闘機はわざわざドックファイトなんかしない訳ですよ。
うーん。頭を使ってなんとか切り抜けるのが面白味なのに
腕まで立つとなると無双過ぎて主旨が違ってくる気がするけど…。
もう少し頭で打開した雰囲気にして欲しかったな。

ストーリーは前回の伊奈帆と皇女の会話の伏線を早くも回収し
運良く(?)アルドノアの技術で動く戦艦をGETし抗戦していきそうです。
(でもコレ動いてるんなら姫生きてるって気付く奴いそうなんだけどね)
「島の洞窟から大きな船が出る」バターンが王道過ぎてちょっと笑ってしまいましたが
今後更に激戦必至ですしスレインの方も気になりますし、盛り上がって来ましたね。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
スレインの忠義や信念は天晴れなのだけど、次から次へと困難が降り懸かり辛い。
アニメ版の山中鹿介みたいですねコレは…。
「姫を利用する奴は許さない」というスタンスなので
その可能性もある伊奈帆とも協力するとは限らず今後の展開が読み難く楽しみです。

姫の方は正体を明かしアルドノアの技術で動く戦艦で出航。
電波障害で通信出来ないというのはもどかしく緊張感のある絶妙な設定で
コチラもどう展開が転がるか判らず飽きさせないです。
(アルドノアの船なら通信出来んじゃね?とかチラッと思ったりもしましたが(笑))

改めてシナリオの作りに感心でき期待の広がる8話でした。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
鞠戸、ライエ、ザーツバルム。三者三様の心の闇の部分が露わになった回。
それぞれの心理が伝わり説得力もあった。

鞠戸さんは悲しい過去のトラウマ克服して欲しいけど
こればかりは自身で乗り越えるしかないよね。
正義感が強く他人を気遣う性格も災いしている感じです。
今までの危機的状況でも動けなかった訳だから相当重そう…妹さんが鍵かな。

ザーツバルムの背景も描かれそのクールな言動とは裏腹に
強烈な憎しみと復讐心がある事が判明。
アルドノア版シャアなのかとも感じましたが、やっている事は比べものにならない規模。
全てを理解し飲み込んだ上での侵攻や殺戮なのでしょうから途轍もない大物でした。
彼との主人公達三人とのそれぞれの対立はかなり興味深く作品を盛り上げてくれそうです。

ライエはトラウマから我を失いついに暴挙に。
緊張続きでしたから少し一息ついた所であの仇のカタフラクトをきっかけに
一気に思い出や感情が渦巻いてしまったのでしょう…。
目の前で肉親を失った少女なんですもんね。
皇女は死んではいないと思うけどドキリとさせられる展開で次回が気になります。
{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
一命を取り留めた皇女。
和平を望むその声は届かず泥沼の戦へと舵が切られてゆく…。

1期のラストが迫っている気配を強く感じる戦いとなっています。
揚陸城がア・バオア・クーにも見えなくもないです。

それにしても地球側の戦力は相変わらず脆い。
襲撃を生きながらえた者が集まっているのならもうちょい善戦して
火星側とちゃんと「血戦」して欲しかったかな。ちょっと一方的過ぎる気がする。
一方の伊奈帆は覚醒して最早地球のエース。
ヒーローモノの作品なら良いんだけど
差がありすぎると戦争モノとしてはちょい冷めます。
まだ楽しくワクワクしながら観られてはいるけど
後半以降バランスに少々不満も出てしまいました。
{/netabare}

12話感想{netabare}
6話感想で全部の機能を持つカタフラクト出てきたら…なんて言ってたら
本当に出てきました。
しかし一度見ているし覚醒した伊奈帆は互角以上でした。…やはりスゴい奴になってる。

そして前半(1期)は衝撃のまま気になる幕引き。
伊奈帆と姫の安否は確定してないですが状況的には多分………。
スレインは銃を向ける相手を決めかねていたので後悔も生まれてしまっているでしょう。
「こうもり」と言う言葉が機体だけでなく、どっちつかずの彼をも指していた気もします。
今まで影が薄いなと思ってたスレインですが
どうやら後半の主人公として光が当たりそうです。
カタフラクトが動かせた事もあり血の因縁がまだ続くのかな?
後半開始が待ち遠しい。
{/netabare}

【総評】
まだ後半(2期)がありますが、ロボット戦争モノとしてかなり優秀な作品。
シナリオもしっかりと計算され、台詞回しや心情の描写にも細かい配慮が見られ抜群です。
個人的には伊奈帆の能力が頭脳や眼だけではとどまらぬ強さを見せていて
ヒーローになり過ぎていたのは戦争モノとして少々疑問なのですが、
人間味を内に秘めたクールな主人公というのは魅力的で楽しめました。

作画はカタフラクトのデザインに好き好きが出そうですが概ね優秀。
挙動も細かく描かれ、バトルも毎回どう対策を練るのか楽しめ飽きずに新鮮に見られます。
(ツッコミ所がないとは言えませんが)

色々と気になる所で終わっていますので続きが気になります。かなり気になります。
溜め録りしていて「気になるのやだよー!」って人は後半スタートに合わせて
観進めると良いと思います。
私も後半始まる前にもう一周じっくり観るつもりです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 73
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

【第5話】ダレカタスケテー!

【ダレカタスケテー!】(5話現在)(2014.11/5)

ア、アバンの姫様の格好は一体何があったんだ!?
ベビー○ールとかそれ系のランジェリーにしか見えないんだが。
しかも出てきて早々バキューム始めるしとんだビッt(ここから先は血で汚れて読めない)


さて、今回書いていくのは第5話「謁見の先で -Phantom of The Emperor-」

バース帝国内部のいざこざや、一部の思惑など、2人目の主人公であるスレイン側も物語として動き出しそうな傾向が伺える一話でしたね。起承転結で言うと「承」に差し掛かってるのかな?こないだまでずっと上官にべしべしされてただけだったスレインが、やっと本編に関わりそうで嬉しいです。

そんな中、実はやはり今回も戦闘シーンが気になってしまいまして・・・。

{netabare}主人公たちが戦艦で海を航行中、なんと空からこないだの火星カタフラクトが降ってきます。
甲板に乗り付けたアルギュレは、4話の雪辱を晴らすために、休戦を無視して単機突撃 「抜刀!」

これに対してもちろん地球軍は応戦します。以前の教訓を活かし、HE弾(榴弾)は使わずに、AP弾(徹甲弾)を使用。アルギュレを砲台の影に追いやっていきます。いいですね、ここは評価できます。

そこで、アルギュレは砲台を突き刺しぽいっと投げるワケなんですが、これに対して

な ん と 地 球 軍 は 敵 か ら 目 を 逸 ら し て

        体 ご と 砲 台 の 方 に 向 け 始 め ま し た 。

なんでさっきまでは爆発してた砲台があのときだけ都合良く形を維持できていたのかっていうのは置いといて、まあこんな醜態を晒した地球軍は案の定間合いを詰められ、艦橋を盾に取られてあっさり全滅させられてしまいます。

これを見た瞬間、残念ですが「あ~これはもうダメだな」ってなっちゃいましたw
今まで感じていた不安がここで爆発した形です。アルドノア・ゼロという作品で、私がこの先戦闘に期待することはまずなさそうですね。そもそも飛び道具を無粋だと嫌っているほど戦闘に対して拘りを見せ、「誇り」だとか「名誉」だとか言っていた火星騎士が、さも当然のように艦橋を盾にとったときはちょっと笑っちゃいましたw

このアニメの今までの傾向を見ていると、やはり一介の高校生であるはずの主人公が「火星軍との圧倒的性能差」に対して、戦術を駆使して打ち勝っていくところに凄みを持たせたいというのは伝わってくるのですが、いまいちその魅せ方にまで思考が辿り着いてない印象を受けます。

まず第一に、火星軍のアホさ、弱さが目立ちます。

これについては脚本家の方も気が付いているのか、今回もモブに対して無双させることで「強さ」を演出しようという試みは見受けられますね。しかし、このモブがまたこの上なく頭が悪くて弱いので、まったく効果を発揮できていないんです。言わばチャンバラ劇でカカシを斬り倒してドヤ顔している状態。本当は弱い敵を強く魅せるために、モブ兵士の命を本当の意味での「無駄」に犠牲にしているのがとても萎えます。

4話ではアホ丸出しで撃退されてますし、今回も前述した通りカカシを斬っているだけなので、こんな何も強い印象を受けない相手を主人公が倒したところで全く凄みも感じられません。そして、それを褒め称えているクルー達もみな滑稽に映るだけです。某アニメの「さすがお兄様!」に近いナニかを感じます。

やはり、味方が有能で初めて、その有能な味方が苦戦するほど敵が強くてやっと、それを倒したときに主人公の「凄さ」を視聴者に感じさせることができるワケであって、仲間含めて周りが皆頭悪くて、周りが皆弱くて、さらに敵までおたんこなすとあっては、何の感動もないんです。

この作品も良くある「大人が無能」なアニメなんですよね。

今回も、4話で懐に入られたら腕を抑えられるという自分の機体の欠点を証明されたにも関わらず、何も考えないで突っ込んできた相手のアホさと、水が弱点ということを知ってすらいなかった頭の悪さを突いた戦術で勝利してますし・・・。
そもそもあの機体って海に落ちたら上がってこれなさそうですよね。にも関わらず、飛行能力がある訳でもないアルギュレで単身船に乗り込んでくること自体おかしいんです。本当に火星軍アホです。「アルギュレのパイロットが脳筋だから・・・」じゃ済ませられません。なんで毎回相手の舐めプで勝つんですか。

さらに、今回の戦闘シーンでは描写ミス?のようなモノまで見受けられました。

主人公がリアクティブアーマー(爆発反応装甲)を使ってアルギュレと格闘戦をするところなのですが、主人公を斬ったとき、アルギュレは「腕を振りぬいて」ますよね?w
それを次のカットでは、振りぬいたハズの右腕を主人公が左腕で「内側から」抑えてるんです。最初は反応装甲の爆風で外側に吹き飛ばされたアルギュレの右腕を主人公が左腕でキャッチしたのかと思ったのですが、前シーンで振りぬいているのでそれはないんですよね。しかも左腕で斬ったときは吹き飛ばされてませんでしたし。

いったいどうやってああいう体制になったんだ・・・。{/netabare}


こんな感じで、戦闘シーンについては残念ながら文句しか出てきません。
安直に専用機を出して、性能で主人公に無双させないところは評価できますが、それを選ばなかった結果がこの有り様では元も子もありません。

それ以外はそこまで悪くはないんですけどね~。
ただ、ロボットアニメで戦闘シーンがダメっていうのもご無体な話ですけど・・・w

うぅ・・・切りたくないよ~・・・。ダレカタスケテー。



【雲行きが怪しくなってきた・・・】(4話現在)

今期の期待度ランキングでも上位に入ってくるであろうアニメ待望の4話。
個人的な感想としてはちょっと怪しくなってきちゃいました。

{netabare}前回のニロケラス戦も「あれ?」とひっかかる部分がけっこう多かったのですが、今回もな~んか突っ込みたくなる場面が目立ちました。最初はあんなバッサバッサと主人公側のモブロボを容赦なく薙ぎ倒していった火星カタフラクトが、何故か主人公を前にすると足踏み・・・ 終いには舐めプまでし出す始末で、案の定足元をすくわれて撃退されてしまう。{/netabare}

このアニメも、最近よくある主人公の凄さを演出するために、敵をわざと弱く、都合良く設定している感を否めません。他の要素は手放しで評価できるだけに、こういう違和感が残ってしまうのは少し残念ですね・・・。この分だと戦闘シーンを見るたびに萎えていきそうで、先を見るのがちょっと怖いです。

ただ、他の要素はホントに良い感じなので、これからも応援していきたいとは思っています。
{netabare}あれは特殊EDなのか新EDだったのか分かりませんが、まさかあの曲をEDで流してくるなんて!憎い演出ですよね~。最初は何の曲か分からなくて「ふ~ん」という感じだったのですが、サビに入った途端の鳥肌がもうヤバかったです。{/netabare}

色々文句は言ってますが、まだまだかなり期待しているアニメなので視聴は続けていきます。
これからのスレインの動向にも注目したいですね~。

【OPが最高】(1~3話現在)

おーしーりーをーそーだーてーよー

主題歌はKalafinaのheavenly blue。
OPはいいね。OPは1週間あいてボヤけた頭を瞬時にその世界へ引き込んでくれる。
リリンの生み出した文化の極みだよ。・・・そう感じないか?

やっぱりアニメの導入部分だけあって、OPでいい感じにテンションを上げてくれる作品ってちょっと嬉しくなっちゃいますよね。疾走感のあるムービーもそれを加速させてくれます。

それはさておき、今期かなり期待が高まってる作品がこの「アルドノア・ゼロ」。

監督は喰霊-零-や放浪息子、Fate/Zeroなどを手がけたあおきえい氏。制作A-1 picturesで、脚本には近年話題沸騰中の虚淵玄氏を招くという気合の入りよう。
そして、何より注目したいスタッフが、音楽を担当している澤野弘之氏。
もし「BGM・挿入歌がすごいランキング」を作ったら絶対上位に入るであろう機動戦士ガンダムUC、進撃の巨人、キルラキル、ギルクラ、それらすべてに携わっている方です。

そんな錚々たるメンバーで放送が開始されたワケですが、いざ視聴してみれば概ね期待通り、納得の中身でした。3DCGの使い方も良い感じで、モブロボットのデザインも最高に格好良い。話の流れ的に、主人公機を偶然見つけて無双!みたいなことにはならなそうなので、うまく戦略を練って落ち着いた戦いを魅せてくれそうな、硬派な雰囲気を漂わせる構成になってますね。
ちょっと設定や演出で気になる点はいくつかありますが、それを流してしまえる程の魅力は、この作品にあると思います。

超性能の専用機で主人公が派手に無双する系のアニメにも、確かに別ベクトルの魅力はあるので、そういう作品と比べてしまうとどうしても戦闘描写が少し地味で物足りなく見えてはしまいます。
それでもやはり、せっかく硬派な構成で物語を進めているのですから、その利点を活かし、このままの雰囲気は崩さずに最後まで貫き通して欲しいですね。

ともあれまだ始まったばかりなので、これから地球軍がどう反撃をしていくのか、主要人物がどう関わっていくのか、今後に期待しながら視聴を続けてみたいと思います。

ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

70.7 2 お姫様で恋愛なアニメランキング2位
彩雲国物語(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (402)
2296人が棚に入れました
架空の国、彩雲国を舞台に筆頭名門紅家直系長姫ながら貧乏生活を送っているヒロイン紅秀麗があるきっかけで「官吏になりたい」という一度諦めた夢を追い求め叶えようとする物語。

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

中華風ファンタジーを舞台にした「現代の恋愛ドラマ」。

雪乃紗衣による原作小説は、「角川ビーンズ文庫」(角川書店)で刊行(全23巻、原作未読)。
アニメ1期は全39話(2006年)。監督は、『はじめの一歩 New Challenger』、『かつて神だった獣たちへ』などの宍戸淳。制作は、『BLACK LAGOON』、『ちはやふる』シリーズなどのマッドハウス。放送はNHK。
(2024.7.20再投稿)

かなり前に一度投稿したものの、自分で読んでも文章がかたすぎなので封印していたレビューを再投稿…。『薬屋のひとりごと』(2023年)と同じ「中華風ファンタジー」ということで当時タイトルがあがっていたので観始める。


【あらすじ】
中国の唐代をベースにした架空の国である彩雲国を舞台にした中華風ファンタジー。
主人公の紅秀麗(CV.桑島法子)は、名門紅家のお嬢様。しかし、貧乏貴族で女中がおらず、母は既に亡く父も家事が苦手であったことから、広い屋敷の家事全般を一人でこなす。また、市井で子供に勉学を教えるアルバイトをするなど、しっかり者。

ある日、貧乏生活に嫌気がさしていた秀麗は、高給に惹かれ、即位以来半年間政務を放棄していた国王・紫劉輝(CV.関智一)の教育係をすることに。
こうして宮廷と接点をもつことになった秀麗は、実際に宮廷で働く官吏と間近に接するうちに、かつて女性であるという理由で諦めていた官吏になりたいという自らの夢を再び追い求め始めるのだった…


【中華風ファンタジーを舞台にした「現代の恋愛ドラマ」】
本作は、主人公の秀麗をめぐって、関智一さん、緑川光さん、檜山修之さん、森川智之さんといった当代のイケボ声優陣による「逆ハーレム」要素が見処の一つ。

もっとも、秀麗は、もっぱら周囲の男性との恋愛に流されていくのではなく、官吏(官僚)を目指していることもあって、上で書いたように家庭的な面を持ちながら、きちんと自分の考えを持った自立した女性として描かれています。

また、本作では、史実と同様に女性が科挙(※作中だと「国試」)を受験できず官吏になることができない男尊女卑社会のため、秀麗のような自分の考えを持った自立した女性は生きにくさを感じています。その一方で、それが周囲の一般的な女性とは違う秀麗自身の魅力としても描かれています。

なので、本作を簡単に表現するなら、舞台が中華風ファンタジーなだけで、さながら自立したかっこいい女性に惹かれる男性陣との恋愛を描いた「現代の恋愛ドラマ」みたいな感じででしょうか。

特に1期は、逆ハーレム要素が強いので、自分の恋愛に無関心な猫猫が主人公の『薬屋のひとりごと』とは、その辺が大きく違うところ。

また、前半の12話くらいまでは、秀麗の成長物語がメインになっているので、成長物語特有の歯がゆさを感じるかもしれませんが、後半から「中華風ファンタジーを舞台にした現代の恋愛ドラマ」の本領が発揮されていくことになります。


あと、桑島さんに叱られたい説教されたいというニッチな願望をお持ちの方は、どストライクな内容となっております(笑)


【中華風ファンタジーだけどファンタジー色は薄め】
本作は、中華風ファンタジーに分類されるのですが、主人公が高級官僚になりたいという『スキップとローファー』の主人公・美津未張りのリアルな夢をもっているくらいなので、基本的にファンタジー色は薄め。

ただ、彩雲国の建国に関わったとされる「彩八仙」という8人の仙人関連については、ファンタジー要素あり。
例えば、序盤のちょい役だと思っていた茶鴛洵(さえんじゅん)太保というおじいちゃんがいるのですが、意外と重要な役で後半にも出てくるため頭の片隅に置いておくといいかもしれません。

あとは、登場人物が多く、その関係性が物語を理解するのに重要になってくるので、人物相関図を検索して参照しながら観るのがおすすめです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

ササミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ラノベ発信、NHKアニメ!

名門、紅家の娘でありながら
貧乏な生活を送る主人公、秀麗。
秀麗はとても真面目な女の子で
逆ハーレムなんていう
とてつもなく羨ましい世界でも
世のため、人のためにありたいと
熱心に勉強をする頑張り屋さんです。


ある時、政を全く行わない
若い主上(国王にあたります)を
更正させてほしい!と
国王の教育係として後宮入りします。


彩雲国では女性の国試受験が認められておらず、
女性が政に参加することは不可能でした。
そのため、政が仕事である主上の
劉輝(りゅうき)にぷんぷん( ’_’ # )!

でも劉輝はそんな民に優しく、
思いやりのある秀麗が気になってしまいます…{netabare}これがまたうまくいかないんですけどね…秀麗ガンコなんで…{/netabare}


劉輝はとーーってもかっこいいですが、
イケメンはもっともっといるのです(>_<)!
政に女性が参加できないゆえ、
世話係などでしか女性キャラは登場しません。
そのため男性キャラが増えてしまうのです。
(しかもイケメン)
いい傾向ですね(o・ω・)o♪

私が好きな男性キャラは
李 絳攸(り こうゆう)です!
史上最年少で国試状元及第者(つまり1位突破)。
頭が良く、秀麗の先生役でもあります。
絳攸様は劉輝に仕えています。

(劉輝は呼び捨てで、絳攸には
様付けの時点でひいきバレバレ(´-ω-`))

すごく頭がいいのに、
すぐ迷子になってしまうのです。
でもちょっとプライドが高めなので
迷ったから助けて!とは人に言えず…
そこが可愛いんですけどね( ´ ∀`)!!!

大きな括りでいうと、
彩雲国物語はラブコメに値すると感じますが、
ラブだけじゃありません!!!

登場人物たちは本気で民を救おうとし、
恋愛なんかそっちのけで頑張ります!
{netabare}劉輝は秀麗ラブなんで
むき出しの愛を捧げますがね…(笑){/netabare}

逆ハーレムできゃっきゃするだけの
アニメではなく、彩雲国物語の売り文句、
中華風架空ファンタジー歴史ストーリー(長い)
として観ていただければ
きっと楽しめると思います(。・ω・。)

一期のEDの曲、『最高の片想い』は
とっても綺麗な曲です!
俗に言う、神曲ですな( ´ ∀`)


彩雲国物語は名前が中国風で
覚えるのは大変だし、
ラノベ発信として、アニメで捉えるのは
ちょっとだけ大変なので、
そこだけはご注意をm(_ _)m

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

にゃんにゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あなたと出会えたその瞬間から、私はまた、夢を追い求める。

男尊女卑の時代、
大志を抱き己が手で未来を切り開いた、秀麗という女性の物語。

まつりごとに女は不要という風潮の中、数少ない理解者の助力もあり、
秀麗は、かねてからの夢、官吏への道を進むこととなった。
しかしその道は、長く険しい。
秀麗の理解者たちも助力はせよ、甘やかすことはない。
むしろその態度は冷たく感じられさえもした。

それでもめげずに明るく前に進む秀麗。
彼女は目指す場所に、少しずつ確実に進んでいく。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三国志的な雰囲気の中国風ファンタジー。
「十二国記」見たいなのを期待してみたわけだが、全然違うので、みなさんご安心を。
ただ、好きなジャンルではあるが、この作品は時折ファンタジー色が無駄に濃くなりすぎるのが、
たまに傷。終盤、完全にぶっ飛ぶので、乞うご期待。

観始めてしばらく思ってたことは、BL(…じゃなくて男の友情)がきつい。
キャラデザが昔の少女漫画っぽいのが、気持ち悪さを更に助長する。
そこさえ気にならなければなかなか楽しめるストーリーだと思う。


秀麗のキャラも魅力的。一見「眉目秀麗」「天衣無縫」なんだけど、
時折見せる綻び…金銭面に、やや難あり。そして、小悪魔の気質ありw

中盤からは、秀麗を取り巻く他のキャラたちも、立ってくる。
なんだよこいつ、嫌なキャラだな。ってのが後になって、なんだ結構いい奴じゃん、みたいな。
そーゆーギャップは、わかってても見ごたえがあるもんだ。
因みにこの、キャラギャップ。伏線はってすぐ回収するものがほとんどだけど、
中には序盤に張って、最後の最後に回収するキャラもいるから、是非最後まで観てほしい。


あと、忘れちゃならない、サクセスストーリーと並んで、この作品のもう一つの柱。ラブストーリー。
簡単にいえば逆ハーレム。
秀麗の周りには、いつも男があふれている。
秀麗の人望に魅せられて、男女問わず集まった。って言い方のほうがしっくり来る気もするが、
やっぱり、過剰すぎかな。

ともあれ、秀麗が、誰を選ぶのかも楽しみの一つかもしれない。



あとはーー・・・・
EDすごい好き。歌詞が最高。
最終回のEDの入りは、ぐっときたw


全39話ということで、中だるみ感は否めないが、それでも十分楽しめるアニメだと思う。
…2期につづく

投稿 : 2024/11/02
♥ :

65.5 3 お姫様で恋愛なアニメランキング3位
とある飛空士への恋歌(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (656)
3723人が棚に入れました
海の尽きる場所を、 空の果てを見つけるために。 僕らは空飛ぶ島・イスラに乗って旅に出た。
革命によりすべてを失った少年、革命の旗印とされた孤独な風呼びの少女……。
“空の果て"を見つけるため、若き飛空士たちはそれぞれの想いを抱えながら
空の孤島・イスラに乗り旅立つ。
友情、恋、冒険。
そして彼らには、守りたいものがあった。
少年少女たちの恋と空戦の壮大な物語がいま、はじまる。

声優・キャラクター
花江夏樹、悠木碧、竹達彩奈、石川界人、下野紘、立花慎之介、浜添伸也、田野アサミ、早見沙織、南條愛乃、丹沢晃之
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

憎しみと愛情を乗せて空へ

飛空士官を乗せた浮島イスラの旅の行方と
カルエルとクレアの恋物語。

追憶の方は視聴済みですが直接的に繋がった話ではないのでまた新たな作品を観る感覚。
雰囲気的にラストエグザイルに近い気もしました。

ハートフルな旅と爽やかな恋のはじまりからスタートを切りましたが、
所々、憎悪や困難を暗示した描写があり途中から急展開が予想され興味を惹かれます。
またオスプレイ型の飛行機なので
自由度の高い色々な動きも見られそうなのも楽しみの一つです。
期待して観ていこうと思います。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※6話までの感想{netabare}
ここまでは地味で低空飛行とも捉えられますが
カルエルとクレアの愛憎と苦悩や背景、それと共に学生達の交流の様子をじっくり描き
しっかりとした下地が完成したように思います。

その間にもイスラは進み続け
聖泉を越え不穏な足音が聞こえイヤな予感もして来ました。
【予想】{netabare}6話でのやり取りが死亡フラグに見えるので
近いうちにミッちゃんかチハルの片方だけが亡くなると思います。{/netabare}
愛憎と冒険のストーリーがいよいよ動き出しそうで今後更に注目です。
期待通りの作品なら今期でも一、二のストーリーになるのではないでしょうか。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
…予感はしていましたがミッちゃんの立派すぎる最期が涙を誘いました。
最愛の者を亡くしたチハルの心情を考えると心が痛みますが
「なんとなく飛空士になりたい」と語っていた彼女も
志を引き継ぎ立派な飛空士へと成長することでしょう。

今までののんびりとした学生生活から一転して戦場へ投げ出される形と成りました。
ゆっくり地道に下地が築け心情も丁寧に描けていたので重く響く衝撃を与えてくれました。
そしてここからも更に響いて行くと思います。

覚悟が出来ていようといまいと敵は襲ってきます。
それでもイスラの人々を守る為に戦地に向かう学生の姿を興味深く見届けたいと思います。

また引き込まれるストーリーだけでなく作画の方も素晴らしかったと思います。
飛行機の動きの一つ一つが丁寧で旋回等も滑らかでスピード感もありました。
期待以上の作品になりそうです。
…毎話感想しておけば良かったかな?今からでも遅くはないか。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
覚悟はしていましたが想像以上の犠牲。
ウォルフガングにマルコ、ファウストと共に貴族組はほぼ全滅。
特にファウストとはまだ絡みがありそうでしたから戦死は意外でしたが
誰しもが死と隣り合わせだという事を印象付けてくれました。
ボルトアクションVS機関銃、飛空機の技術も圧倒的な差がある中
良く奮戦し時間を稼ぎ数機撃墜までして奇跡的な戦果を挙げ
イスラ防衛に繋がりましたので無駄ではない犠牲でした。
生きている者への明日へも繋がると思います。

書簡はカルエルを救ったウミネコ戦空機の国からの物ですかね?
敵の真意も分からないけど、敵がこのタイミングでこんな手紙よこさないよね?
次回観れば分かると思うけど、正直ちょっと分かり辛い…。
書簡投下シーン入れるとかセリフ補完とかもうチョット出来なかったのかな?
{/netabare}

※9話感想{netabare}
身も心も皆一様に傷つく中いつも通り明るく気丈に振る舞うアリエルが魅力的で
それがまた悲しみを物語っていた気がしました…。

そしてついにカルエルとクレアお互いの正体が分かる事に。
ざわつく風の中での告白が何とも印象的でした。
自分の一番愛しい人が一番憎む人。
一番憎む人を愛してしまった自分。
運命と自分が許せなくなって塞いでいる様子は観ていて辛かったです。
ただ部屋から出ず水も飲まないのはリアリティに欠けます。
人間どんなに辛くても喉は渇くし排泄はするものです。
…って、そこまでは追求し過ぎかな? でもしたくなる作品なので。

「私には皆と空を飛ぶ資格はない、もう二度と。」
クレアもその身分故に戦場へ赴く事がないのは分かりつつも
皆と仲間として過ごしてしまった事に申し訳なく合わす顔もないのでしょう。
特にカルエルには過去の経緯や多くの感情ものし掛かってますし…。

イスラは前に進むしかないのですが二人の関係は前進出来るのでしょうか?
イグナシオやアリエルは架け橋になれるのでしょうか?
気になる所であっと言う間にまた次週…。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
心の整理がつかぬまま、こちらの事情などお構いなしに
また戦闘になってしまいました。

義務ではないのに、死は怖いのに、不安なのに、
少しでも皆を守る力にと己がやれる事を考え飛び立つ4人の学生達。
振り絞った勇気の行方はどの様な結果になるのでしょうか。
無事と言わずとも生きて帰って来れると良いのですが…。

空戦の作画は高レベルで安定していて
学生達の緊張感と相まって手に汗握って見入っていますね。
{/netabare}

※11~13話感想{netabare}
4人の活躍やクレアの風能力の再開眼そして援軍もあり戦闘には勝利。
しかし和平締結の人質としてクレアが空の一族の元へ。
半年後クレアを差し出した事もあり旅はついに終焉。空の果てに到達。
言い伝え通りの不思議な光景を目の当たりにした旅人達は凱旋帰国し
再会と祝福のひとときを迎える。
しかし安穏はせずクレア奪還の為にカルエルは再び戦いの空を目指すのであった。
というのがあらすじ。

うーん。序盤じっくり積み重ねてきた作品にしてはラストは大味な感じが否めない。
アリエルの歌えない恋歌のシーンは良かったけど
グッと来る感動場面には出会えず終いで高まっていた期待がやや空回り。
カルエルがイスラで多くの事を経験して成長した結果
『憎しみより愛情が勝る』という選択肢を選ぶはず、選んでるはずなのだけど
それがどうもピンと来ない、しっかり伝わって来なかった。
もう少し気持ちが伝わる演出が有ってくれれば印象は
かなり良くなったと思えるだけに少々残念です。

それとアッサリしてたけど帰りの食料や燃料とかどうなってたの?
という微妙な疑問も有ったりします。(^_^;
{/netabare}

【総評】
丁寧に作られた良作ではあるけど演出不足でパンチが足りない。

前半じっくり積み重ねてきた割に後半畳むのが拙速で活かし切れていない感じを受けました。
ペース配分から2クールものかなっと思ってしまったのだけど1クール。
これなら前半もう少しコンパクトにして後半に高まる感情の演出に力を割いて欲しかったです。
話自体は悪くないのでもっと演出に凝ってくれれば胸に残る作品になり得たはずなのですが…。
まだ完全なハッピーエンドではないので続きはあるかも知れませんが
これ以上広がる世界観は無さそうなのであっても微妙かも。

作画関連は空戦が特に素晴らしくそれだけでも観る価値はありますが
シナリオ重視だとやはり物足りなさが残ります。
少々期待が大きくなったので辛口かも知れませんが、まずまずの良作止まりというところでした。
まぁ、この手のジャンルがお好きでしたら楽しめると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

愛は憎しみ超える

原作の知名度は低めなご様子
どうみてもオスプレイみたいな航空機に乗り、割と戦闘を繰り広げるし、王制から共和制への革命とかあってシリアスな展開も多い
恋人を守って撃墜されるのは胸熱だ
全体的な面白さはそれなりで、そこまでドラマチックとも言えないが、そこそこ見てはいられるなという感じ
地味だから話題になることはないな。

憎しみよりも大切なのは許すことそして愛ですな
ありがちと言えばそうだが、兄妹同然で育ったヒロインの頑張りが切ないですな

声優さんたちは今も活躍されている方々ばかり

次回予告をぶっつり切るのは草
日本家屋だったり箸だったり不思議に思える世界観
カップリングしてハッピーな人もいるなかで{netabare}俺たたエンドかあ。{/netabare}


OP
azurite petit milady 悠木碧、竹達彩奈
ED
風が知ってる 赤い公園
赤い公園のアニメ初タイアップ曲とのこと
今更ながら津野米咲さんのご冥福をお祈りいたします


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
“空の果て”を見つけるため、若き飛空士たちはそれぞれの想いを抱えながら、空の孤島・イスラに乗り旅立つ。それは故郷に戻れる保証のない、危険を伴う旅だった……。


1. 「旅立ちの島」
“空の果て”を見つけるため、旅立ちの時をむかえた空飛ぶ島イスラ。その出帆式典に、飛空士見習いのカルエルはいた。華やかな式典の雰囲気とは裏腹に飛空機を操縦するカルエルの目線は、イスラ管区長ニナ・ヴィエントに、憎しみを持ってむけられていた……。

2. 「カドケス高等学校飛空科」
湖畔で偶然出会ったクレアのことが気になるカルエル。カドケス高等学校飛空科に入学し、センテジュアル組になったカルエルは、実習で飛空ペアを組むことになり、クレアにペアを申し込む。しかし、ヴァンヴィール組のファウストが因縁をつけてきて……。

3. 「風の革命」
カドケス寮にクレアを招くカルエル。アリエルが絶品のカレーでもてなし、クレアの緊張がほぐれ寮生たちとも自然と打ち解ける。カルエルたちが入学して一か月が経ち、飛空演習はライフルによる狙撃や、編隊を組んでの飛空など、空戦仕様のものとなっていく。

4. 「星の海原」
ファウストの計略によって、クレアと共に遭難してしまったカルエル。海にエル・アルコンを着水させ救助を待つが、雨が降り雷も鳴り始め……。一方、カルエルたちを心配するアリエルは、父ミハエルが幼いカルエルを家に連れてきた日のことを、思いだしていた。

5. 「風呼びの少女」
出帆から4か月が過ぎ、イスラは聖泉の間近まで来ていた。飛空生たちは真夏の青空のもと厳しい陸戦訓練をこなし、湖畔で野営をすることに。和気あいあいの楽しいキャンプであったが、クレアの表情はどこか暗く、なぜかカルエルと距離をとろうとする。

6. 「聖泉」
イスラは世界の中心と予想されている聖泉に辿り着く。その壮大な景色に感動する飛空生たち。島は聖泉到達を祝い、お祭りムード一色に。しかし、騎士団が撃墜した飛空機が、空を領有するという伝説の「空の一族」であると発覚。この先の旅に暗雲がたちこめる。

7. 「散華」
「聖泉に立ち入るものを無条件に攻撃する」という空の一族の艦隊を、騎士団がいち早く発見。旧式の木造駆逐艦隊は恐るるに足らず、レオポルドが全戦力をもって殲滅する。その頃、後方空域を偵察していたチハルとミツオ機が、敵の超大型爆撃機を発見し……。

8. 「鳥の名前」
空の一族の戦略にはまり、主力を引き剥がされたイスラが爆撃を受ける。イスラで待機の任務が下っていたカルエルたちは、イスラを守るため、自らの判断でエル・アルコンで飛び立つ。しかし、敵機カマキリの編隊に次々と撃ち落され、劣勢に追い込まれていく。

9. 「きみの名は」
空の一族による爆撃を受けた二日後、合同葬儀が行われ、ミツオを喪ったチハルは泣き崩れる。その夜、級友の死に苛まれていたカルエルとクレアは、墓碑の前で偶然再会する。カルエルはクレアを抱きしめ気持ちを伝えるが、クレアは思いがけないことを口にする。

10. 「勇気の飛翔」
アリエルが怪我のせいで飛空士をあきらめること、正体を明かしたクレアが自分のせいで退学することをイグナシオから聴き、目が醒めるカルエル。その時、イスラの空に警報が鳴り響く。飛空生にも出撃命令が出るが、それは観測機の囮になることであった……。

11. 「恋歌」
撃墜された観測機に代わって、観測機を担う決意をするノリアキとベンジャミン。カルエルとイグナシオはふたりを掩護するため、敵機を引きつけ囮になる。そのカルエルの視線の先、今にも撃沈しそうなルナ・バルコの甲板の上に立つクレアの姿が見える。

12. 「空の果て」
イスラとの休戦交渉の座についた空の一族の要求は、風呼びの少女ニナ・ヴィエントの身柄だった。イグナシオのとりなしにより機会を得たカルエルは、出立の日、思いの丈を彼女にぶつけるが……。航行を続けたイスラはついに、旅の目的地「空の果て」に辿り着く。

13. 「きみのいる空へ」
空の一族との調停を結び、「空の果て」を見つけたイスラはその役割を終え、住人はバレステロス共和国に帰還する。凱旋式典の会場を埋め尽くした民衆の前で、カルエルは旧バレステロス皇国第一皇子カール・ラ・イールであることを明かし、ある思いを告げる。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

境界線の観測者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

空の果てを見つけるために

タイトルに「恋歌」とある通り 恋愛アニメ。
恋愛部分は べったべたの王道。

そこはいいんだけど、それ以外があまりにもひどい。

壮大な世界観、戦争、あらゆる要素はそこに集約するためだけのモノ。
だから説明不足ではないのです、鼻から説明する必要が無いのだ。

そんな主張が聞こえてきそうなくらい出来が悪い。

前半は

壮大な世界観を掲げ、意味深なワードをばら撒きながら
展開し描かれる物語は「飛空士」の学校という狭い世界。

キャラクターのバックボーンが明かされるたびに
それまでの行動に疑問符がつくことがたびたびある。

後半は

世界観の説明がようやく追いつき「空戦」という見所もあり
ようやくアニメーションとして見れるようになった。

絡んだ人間関係が様々な形で「終わり」を迎える瞬間は
物語としての見どころだろう。

作画はあやしく、雑。
アニメーションは及第点だが「空戦」に限って言えば良い出来だろう。

カラッとした恋愛モノでは間違ってもない。

全体的に、後半に向かうにつれて暗くじめめっとした物語に
なるので見るタイミングを間違えないように注意が必要だ。



自分用メモ

ここまで世界に入り込めない一話も珍しい
圧倒的に駄目な一話を耐えられるかどうか

第一話 旅立ちの島
{netabare}
「男なら笑え、門出だろうが」

キャラクターのバックボーンの出し方が雑、下手 脈略って知ってる?

幼稚で情緒不安定で自己中心的な主人公 成長がみどころ?

うーん、理解できないくそみたいなボーイミーツガール
わたしはまだまだ理解力が足りないようだ
「あの、抱きしめてくれてありがとう」 ⇒ ???

次回予告 ぶつ切り

やべ、つまんねぇ
{/netabare}
第二話 カドケス高等学校飛空科
{netabare}
主人公が恋愛脳すぎる(自称する性格との乖離が激しい)

貴族と庶民 主人公なにも出来てないぞ、おい

キャラクター紹介回

男女で組んだ方がいい?らしい?

主人公は元殿下 設定の出し方雑じゃね?

クレアとの出会い、絡み方が雑というか狙いすぎ
重要キャラクターですよー恋愛要素だけじゃないですよ

貴族と庶民の恋愛の壁だけだと薄いからなぁ

主人公が元殿下なみの秘密がクレアにもあるはず

やべ、つまんねぇ
{/netabare}
第三話 風の革命
{netabare}
主人公、女のことしか頭にねぇな

主人公、ここまでの想いと過去を抱えて よく頭お花畑でいられるな

クレアは有能

「嵐だ」 からのぶつきり
{/netabare}
第四話 星の海原
{netabare}
金髪 お兄ちゃん

劇に石を投げる少年を絶賛する民 何だこの国?
劇で女王役の女性を王役の男性がいたわっているのが小さく映るので仕込みではない?
何だこの国?

あー、一目ぼれの理由はこれか。
人外だから人扱いされたことがなかったのかな。

やっと 話が始まった。
愛する人は敵 さて面白くなるかな。
{/netabare}
第五話 風呼びの少女
{netabare}
水着回 良く迷うこと

大惨事

風呼びの力を失った

時代遅れの蛮族はどっちかねぇ
{/netabare}
第六話 聖泉
{netabare}

戦争前の日常回 雰囲気は好き

{/netabare}
第七話 散華
{netabare}
質も量も負けている

フラグは回収されるもの

話の内容は面白くなってきて会話の間もとてもいい
けど作画がなんだかあんていしないなぁ
{/netabare}
第八話 鳥の名前
{netabare}
主人公の独白がイライラする
戦闘中にべらべらしゃべるアニメはいかんよ

「大丈夫、信じろ。僕は負けない」 ⇒ 本当にこの主人公嫌いだわ
{/netabare}
第九話 きみの名は
{netabare}
敵の敵は味方

みんな死んだ!!みんな死んだんだぞ!!

本当にこの主人公嫌いだわ
{/netabare}
第十話 勇気の飛翔
{netabare}
貧乏が悪いんだ!!

関係性がつながりそしてフラグ立て回
{/netabare}
第11話 恋歌
{netabare}
学生は囮 だから情報は信じません

タイトルを引っ張って来るだけはある。
集約、意味のある回ではあった。
ここまで来るまでが色々とひどすぎたけど。

「私に答えて」 ⇒ 復活するんかい!! ……いやしないと話にならないけど
{/netabare}
第12話 空の果て
{netabare}

男性はロマンチスト 女性はリアリスト

はい、それから それから ⇒ そらのはて

全部いえたのは初だっけか?
{/netabare}
第13話 きみのいる空へ
{netabare}
革命から十年、痛みが消えるにはまだまだ短い時間
この国の民衆は駄目だ こんな国は亡びる
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

86.2 4 お姫様で恋愛なアニメランキング4位
甘城ブリリアントパーク(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2740)
14742人が棚に入れました
主人公・可児江西也は、転校してきた謎の美少女・千斗いすずから、いきなりマスケット銃を突きつけられ、デートの誘いを承諾させられた。いすずに連れられやってきた場所、そこはダメ遊園地として悪名高い甘城ブリリアントパーク(甘ブリ)だった。

声優・キャラクター
内山昂輝、加隈亜衣、藤井ゆきよ、川澄綾子、野中藍、白石涼子、相坂優歌、黒沢ともよ、三上枝織、津田美波
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

再建よりトリケン

訳ありテーマパークを再生する物語。


丁寧に分かりやすく設定を紹介してくれた第一話。
もはや廃墟と化したテーマパークを再建していくストーリー。
万人に受け入れられやすそうな題材でハズレる気がしません。

いすず他メイプルランドの住人との楽しい日常が描かれながらも
可児江くんの過去や両親の事も絡みつつ話が進み
再建した暁には人と魔法の国が繋がる夢のある良い話になっていく予感がします。

京アニですし作画やキャラの魅力は太鼓判ですし非常に楽しみです。

※2話感想{netabare}
パークの置かれている状況説明と可児江くんがやる気になる回。

いやぁ可児江くん煽るねぇ。天才子役という過去も輝いてきました。
憎まれ役に成りつつも救うってのはヤキモキするけど応援したくなる良い設定。
…夢の国住人居酒屋もシュールで楽しかったです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
再建に向けて基本対策&宣伝開始回。

再建条件が経営黒字ではなく来演者数だけなのが変だなとは思っていたけど、
『3ヶ月間終日30円』という暴挙に。
…期間限定ならともかく、これは完全にやりすぎです。
採算や利益を考えなくても良いって条件になってしまったら何でもありで
「経営再建」としての見所が薄れ正直つまらなくなってしまった気がします。
他の点は試行錯誤が面白いだけにどうにか成らなかったものか…。
せめてコロッケ軸に…とかで採算はとって欲しかったです。

そして受付のマスク警備員さん怪しすぎる。怖い。(^_^;)
素性分からないけど実はお偉いさんとか可児江くんの関係者とか裏がありそうな気もします。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
いすずは不器用だけど頑張り屋さんだぞ!と紹介する回。

まずはキャスト同士の信頼が無いと再建どころじゃないですからね。
互いに苦手な事はあるけどフォローしあってみんなで頑張ろう!
ここまで各話テーマを絞って判りやすい内容です。

流行に乗って、いすずの壁ドンも観られましたしね。
次回は怖ゎ~いリュウが出そうですが、怖くない方に一票です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
資金を求めて洞窟探索!

採算度外視路線が気に入らなかったけど、一応は考慮している様子。
財宝で解決はちょっと安易だな…とは思ったけど
結局お宝といえるのはドルネルのオタクコレクションしか無く、
ツッコミ所はありつつも経営で何とかする路線に戻って来た様子。
まぁ、そう来て貰わないと夢の住人コメディで終始してしまい
ストーリー的にはつまらなくなってしまうので良い傾向に思います。
スタジアム、コロッケ、豊富なタレント陣等、磨けば光る素材はあるので
頑張って欲しいですね。
資金難は続くし、姫は浮かない顔だし、謎のそら豆も出て来てまだまだ多難な様だけど…。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
人手も不足で募集&面接回。

お金の次は人手。
先週クレープ屋が接客不向きの土偶(コダイン)だったのはそういう事でしたか。
面接の方は完全にコメディというかギャグ路線。殆ど出オチっぽい。
割り切って楽しめたけどストーリーとしては無為な1話かな。

次回は水のトラブルかな!?
色々あってもサマーランド的な有用なものになるのかな?
AV嬢のマザー牧場的なのも見えてますし
ゆくゆくはもの凄い総合レジャー施設になりそうですね。

…って、いつの間にか本日の来場者8000人超えてるし
一ヶ月も時間飛んでるじゃん!?
もう、なにからツッコんで良いのやら…。(^_^;)
(前回、ドルネル個人の宝で一ヶ月の経費が持つ無理な設定を飲みこんだのに
その期間すら過ぎてるんだものなぁ…。)
ストーリー的なものは期待するな!って事なんだろうなと
判ってはいるけど淡い期待くらい持ちたいんだよぉ。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
かいぞくがあらわれた→たたかう→かいぞくがなかまになった回。

完全にギャクコメディの様相。
新人キャストも適材適所で個性が出てましたし深く考えずに観れば笑えて楽しい回でした。

ただし経営再建ストーリーとして観ると
キャラを増やして間延びさせてるだけなのでツッコミ所満載です。
ご都合主義で結果オーライにはなったけど、
みんなで努力して知恵を絞って掴む感動の成功ルートは絶たれた気がします。
可児江くんの演技力や読心スキルも形を潜めちゃってますし、
嫌われ役設定もとっくに飛んでいてストーリー構成の再建はもう無理かな。

前回の来場者数は何かのミスだったのでしょうか?また激減してますが!?
キャラは可愛く良いんだけど話が無茶苦茶なので不満が残ってしまいそうです。
{/netabare}

※8話感想 {netabare}
病気の可児江くんの為にみんなで替え玉登校回。

いすずはまだ学校行ってるなら替え玉しちゃ自分が欠席になっちゃうじゃん。
マカロン授業サボったら替え玉にならんぞ。
ティラミー外道。モッフル地雷剥き出し&哀愁。
…等々、ギャグ回にツッコんでも不毛と悟りながらもツッコミつつ楽しんでしまいました。
それにしてもココの所脱線して戻らない…。(ってか、脱線が本線になりつつある。)
意味ありげだったスタジアム活用法を見い出すまで一月半掛かってるんですが大丈夫なの?
{/netabare}

※9話感想{netabare}
バラバラな踊り子四人娘が困難を乗り越え心を一つに回。

意外と策士なラティファちゃんの
お約束の「絶対押すなよ!?」から始まるバラエティー番組のまんまな30分でした。
アニメで堂々とバラエティーやっちゃう度胸は買えます。いやはや自由ですね。
それでも京アニなら許せてしまう楽しさと可愛らしさがありました。
しかし最後の試練、答え(回避方法)が見えてたら自己犠牲にならない様な気が…
まぁ、ま~るく収まったなら別にいいんだけどさ。
でもその前に踊りが苦手なコボリーは息が合う云々以前に適正が致命的かな。(^_^;

赤字問題は大きなツッコミ所ですが集客に関しては、もうすぐ夏休みだし
9000人/日で後21日、残り13万ならトラブル無ければ行けそうかな!?
…お約束の「無ければ!?」ですが。
ただ、ラティファの浮かない顔や言い種から推測すると達成しても何かありそうですね。
お庭の花の木が関連していそうですけど…。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
ラティファに掛かる呪いが明かされ
それ知った可児江くんは集客達成に向け更に拍車をかける回。

盛況なパーク内の様子が描かれ、
脱線している内にも状況が改善されて良い方向に向かっていると思っていましたが
やはり集客目標は厳しい模様。
…毎回、下手に集客カウンター表示されるので行けそうなペースだと錯覚していました。
行けるペースなのと作中の状況が矛盾しちゃってて頭の中がおかしな事に。
前回そして作中内でも9000人ペースなのに今回のカウンターは482!?
あてにもならない壊れたカウンターなら止めちゃえばいいのに…。

ラティファの呪いの一つのアニエス確保はパークを存続させれば何とかなりそうですが
毎年記憶と共に体リセットの呪いの方は内容がキツい。
また忘れてしまうのかと思ったら憂鬱にもなるよな…そりゃ。
庭の木が解決の鍵にはなりそうな気はしていますが果たして?

次回は可児江くんの集客の策が炸裂でしょうか?
スタジアムが満員になる様な事が起こるといいのですが。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
最後の切り札はプロサッカー記念試合誘致。
キャストも不休で追込みをかけ、動員数クリア出来るはずだったが…回。

や~っと、スタジアム活用してくれました。
5万のマンモススタジアムだったことに驚いたり
せめてもう少し前に市民解放やら球技教室やら出来たろう!?
とか色々思っちゃうけど、遅蒔きながらようやく本線に戻ってきた感じ。

こうやって皆で知恵を絞り
可児江くんの能力や精霊のファンタジー要素と組み合わせた経営回復路線なら
もっとストーリーの評価も高くなったんだけど、
結局、維持費や採算度外視で無料(30円)や売却という裏技というか反則的な
お金の力で解決しちゃってるのはやっぱり引っかかってしまう物があります。

それでも、お約束的ながら動員数が後少し足りない状況やラティファの未来など
気になる要素があり最後まで楽しめそうではありますけど。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
集客達成&ラティファの呪い回避で大団円回。

解っていた事ですので『ご都合主義』という概念はこの際スッ飛ばして、
気持ちの良いハッピーエンドを晴れやかに楽しみました。
最後は嫌味だった地上げ屋さんが30円払ってくれて達成!
というのを予想していましたがそこはハズレ。
悪ガキ三人衆がココで来ましたね。これで良いのか悪いのか…。

地上げ屋さんの方は実は悪い魔法使いというオチ。
今回は消えましたがまた来年やってくるのかな!?
霧散してうやむやですが呪いは回避され、まずは一安心。
伏線だった庭の樹には美しい花が満開で文字通り華を添えてくれました。

通常料金に戻しても集客を保つにはまだ課題がありそうですが
可児江クンもいますし、今のキャスト達なら大丈夫でしょう。

終わりかと思えばもう一週オマケがあるのは嬉しいクリスマスプレゼントです。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
みんな揃って楽しくPV制作回。

既に肩の荷が降りているので各キャラの素顔や横顔を気軽に楽しんじゃいました。
アイロンスカイダイブはすご~く昔に見た記憶が!
コダイン結局終始動かず喋らずかよ!
ドルネルまた集め始めてるじゃん!
ってかプロモーションしてねぇ!

な~んてツッコミながらも無事楽しい時を過ごせているキャラ達を祝福し
楽しい印象でこの作品を観終えることが出来ました。
{/netabare}

【総評】
経営再建のストーリーとしての魅力は3話で崩壊し
キャラモノとして割り切ろうとしましたがやっぱりストーリーへの期待も引きずってしまい
完全には楽しみ切れませんでした。
(苦悩の詳細は毎話感想チラッと見て頂ければ。)
全て分かった上で2周目以降を観れば完全なキャラモノとして楽しめそうな気もするので
繰り返し観ると真価が現れるアニメかも知れません。
ただキャラの数が多く幅広い反面、掘り下げは甘かったりムラがあったりで
どうやっても「深さ」では満足は出来ないと思います。
主役である可児江くんやいすずの生活や心情ですらも、もう一掘り欲しかったです。

京アニらしい作画でバラエティ豊かなキャラを広く楽しむ作品。
ストーリーの事は考えれば考える程、酷なものなってしまいますので割り切りが必要です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 74
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これはパーク再建アニメではありません

【これはパーク再建アニメではありません】(2015.1/7)

あらすじ的には、倒産寸前の甘城ブリリアントパークをよくいるヤレヤレ系の主人公が頭脳を駆使して再建していく・・・ というものでしたが、蓋を開けてみれば全然そんなことはありませんでした。

序盤はまだ良かったです。

時間制限があり、目標があり、正直この設定のまま復興系のゲームにできるんじゃないかと言うくらいのボリュームは感じました。
他人の心を一度だけ読める能力や、回数制限付きでパークの悪い評判(客の記憶)を消せたりといった魔法も本当にゲームっぽくて、この手のジャンルに手を出したことがある人なら、それだけでも気になるほどの魅力はあったと思います。

そして物語は事情を聞いた主人公の叱咤激励により、士気を失っていた従業員を奮い立たせ、再建に向けて大きな一歩を踏み出すワケです。この演説を聞いた後のワクワク感は今思えば凄まじかったですね。
ここから一体どんな熱い展開・ドラマが待っているんだろうと期待が高まりました。

問題はその後ですよ・・・。

まずこれらの設定。はい、ストーリーの中でほどんど触れられません。忘れた頃に主人公の読心能力が出てくるくらいで、あとはおざなりに目標人数が各話最後にカウントされる程度です。
これは本当にもったいないと思いました・・・。最初に私が感じたボリュームはどこへ行っちゃったんでしょうか。

そしてストーリー。これはもはやパーク再建アニメというよりは日常系ギャグアニメですね。序盤の時点で私がへんな期待をしていたのが悪かったのかもしれませんが、結構な肩透かしを食らってしまいました。と言うか何故アレで来場者数が増えてるのかかなーり不思議でしたw 目標人数の設定はどうやら形だけだったようです。

従業員は相変わらず文句ばっかりだし、基本不真面目(天然?)にギャグ満載で経営しているにも関わらず、唐突に思い出したかのようなパーク存続云々の話を無理やり入れてくるし・・・。
挙句の果てには「{netabare}パーク再建には姫様の命が掛かっている{/netabare}」とか言い出すンですよ!?w しかもそれを従業員は知っていたとか。これにはもう冗談かと思いました。知っててあの態度で、知ってて間際になって焦り出すってどんだけアホなんですかw

物語に「緩急」をつけるのは良いんです。

むしろ、この作品でやりたいことはこっち方面のドタバタコメディだと思いますし。ですが、私が他作品でも言っているように色んなことをやろうとしすぎなんですよね。ギャグだけで良かったじゃないですか。なんで中途半端にシリアス入れるんですか。そんな安っぽいシリアス入れるから内容があやふやになってしまうんです。

ここらへんの温度差が、うまく調和できていないんですよね。
別に色々やるのは構いません。ですがやるならキッチリやってください。
中途半端な内容では逆効果でしかないんです。

本当にただそれだけ、そこのみがこの作品唯一の欠点であり、物語の評価を3.0にした最大の理由です。
心の底から残念でした。

まあ実質最終回の12話に限っては、あれはあれで目標人数の件や閉園後に蟹江くんが皆に放った言葉含め序盤以降久しぶりに感動できましたが、そのあとに待っていた姫様の呪いの一件がまっっったく腑に落ちなくて全て台無しにされました。
ギャグアニメなので一応許せはしますが、本来ならばあれはゆゆゆの最終回と並ぶくらいありえないと思います・・・w
その{netabare}直前までの涙{/netabare}はなんだったんだよ!{netabare}ハッピーエンド{/netabare}でも全然良い、むしろそっちの方が好きなまでありますが、そこに至るまでの過程をちゃんと視聴者に納得させる展開にしてください。視聴者を振り回すことと意表をつくことは全く違いますからね。

まあ色々と文句はありましたが、従業員が勢揃いし、

{netabare}「ようこそ!甘城ブリリアントパークへ!」{/netabare}

と視聴者に向けて放つような、最終話のキッチリとした締め方を見たときには素直に満足することができたので、それなりの評価はさせていただきました。

こういう、ところどころ魅せてくる良いポイントを見ていると、ホンットに惜しく感じてしまうんですよね~w

良アニメの壁は高いです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、ここまで内容についてボロクソ書いてきましたが、全部が全部ダメかと言うと決してそんなことはありあません。

ギャグにかけてはさすが「フルメタル・パニック」の原作者ということだけあってかなりの力量を感じます。
もう本当にクッッッッソ面白かったです。

特にあのゲッスいマスコットたちね。こんなに笑ったのは今期初めてでした。その中でもティラミーが圧倒的で、CV:野中藍さんの演技も相まって、それはもう凄まじい威力を発揮していたと思います。そしてあの顔芸・・・。

そんな私が選ぶ最優秀回は「8話 恋心が届かない!」。

いや~、入れ替わり回にハズレなしと勝手に思ってるんですが、これはその中でもまったく非の打ち所がない完璧な内容でした(ちなみに10回ほど見ました)。
もう主人公役の内山昂輝さんが、各キャラの特徴を捉えた本気の演技を見せてくれただけで大満足だったのですが、それでは終わらずに、各ゲスコットたちの個性を十二分に活かしたコメディ展開まで用意してきてくれるという周到さ・・・

オチもかなり上手い具合で、この回だけで評価をすれば物語は文句ナシで5.0にしますね。
それほど面白かったです。


先にも書きましたが、こういう面白い話を見ていると、ほんとに何でシリアスを持ってきちゃったんだろうな~と惜しく感じます。まあ、物語が始まらないのである程度根底となる筋道が必要だとは思いますけども・・・。
このレベルなら、パーク再建なんて最初からやらないで、適当にギャグを混じえた日常系のお仕事アニメをしてくれてるだけでも最高評価をあげれたと思います。

私の口癖みたいになってますけど、別々に見たらどちらの要素も面白いんです。

シリアスはシリアスで、おざなりな部分はあるにせよ、いすずの悩み話やピンチの場面で頭がキレる主人公の格好良さ、姫様関連の話も及第点にはなっているんです。それでもやっぱり、後はその「混ぜ方」になってきちゃうんでしょうね~。どうしてもここで引っかかっちゃうアニメが多い気がします。
そこがしっかりしていないと、作品内でどんなにキャラが真面目に取り組んでいようと、どんなにキャラが過酷な状況の中にいますアピールをしようと、それが全部茶番になってしまうことに何で気付かないのでしょうか。

そんな薄っぺらいシリアスを演出するくらいなら、最初からもう開き直ってギャグだけに突っ走ってくれたほうがまだ好感が持てます。中途半端なことをして悪戯に良い部分の足を引っ張る必要はないんです。
私も性格が悪いので、敷かれたレールの上を走らされた挙句「はい、ここで泣いて!」的な展開はまず好きになれません。そこについては、甘ブリが本来狙っていたであろう「笑いあり、涙あり」を目指す姿勢は悪くはないと思います。

ですが、この「笑い」と「感動」が上手く融合できていなければ元も子もありません。
お互いが干渉しあって、お互いの良い部分を消し合っていては意味がない、むしろ余計なんです。

何度もしつこいようですが、それほどこの作品に対して惜しく感じてると思っていただければと思います。まあこの話はここらへんにしておきましょう。


最後になりますが、上述したように、ギャグに関しては他の良作アニメにも引けをとらない面白さなので、もしもストーリーのちぐはぐさを気にしないで見れるのでしたら、必見の価値アリだと声を大きくして言うことができます。私も途中からはギャグだけを楽しんでいたので、それで十分見れると思いますからね。それと大事なのは8話ですよ!序盤で切っちゃった人も8話だけは見て欲しいです!

感想を書いていて思ったのですが、自分で思っていたよりもこの作品を楽しんでいたんだな~と今頃になって気付きました。まあそんな感じのアニメだと思ってくださいw

それでは、ご来園ありがとうございました。
最後までお付き合いくださり感謝致します。

(追記・・・)
3話のラティファ様の水着姿には麦茶も思わず前かがみでした。
うーん、この脇。とても良いと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38
ネタバレ

のあ☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

唐突だけど可児江西也君、次の日曜日わたしと遊園地に行かない?

『あらすじ』
可児江西也は千斗いすずに半強制的にデートに誘われる。
当日向かった先は、錆びれた遊園地である「甘城ブリリアントパーク」。
乗り物はボロボロ、ゲスト(客)は少ないし、キャスト(従業員)はやる気ないし、マスコットキャラクターは嫌な奴・・・というなんともひどい有様だった。
可児江西也は千斗いすずによって支配人に会わせられ、「支配人になって欲しい」と頼まれるのだった。

『キャスト』
可児江西也 cv:内山昂輝
千斗いすず cv:加隈亜衣
ラティファ・フルーランザ cv:藤井ゆきよ

『各話感想』
感想というより、ただ思ったことをたらーっと書いてるだけかもです。なのであんまり参考にならないかと思いますが、こんなこともあったなーというふうに、流す感じで見てやってください<(_ _)>

一話「お客が来ない!」
{netabare} 出だしから驚かされました。女の子に銃向けられたら私失神します、はい。

そして、さすが京アニ!作画に文句のつけどころがありません。いえ、文句つける気などはなっからありませんよ!?w

木の妖精のコボリーちゃんが可愛い・・・っ!

夢の国・メープルランド。なんじゃそりゃああああああー!
え!?魔法?はい!?
という感じでしたが、面白そうなので視聴決定!です。{/netabare}

二話「時間がない!」
{netabare} あの性格悪そうなマスコットキャラクター、姫様にとってはおじさまなの!?w姫様の前ではイイ子でしたね。 いったいどっちが本当の姿なんだろうw

頭の良い男子っていいですね。可児江くんの顔とか冷めた性格とかタイプなんだけどな~ ナルシストってとこがもったいないw まあ、完璧人間ななんて存在しませんよね?笑

ん!? ちょーーーっと待ったぁ!
モッフルって靴はいてるの?w居酒屋のシーンで吹きました(笑){/netabare}

三話「テコ入れが効かない!」
{netabare} 羊・・、じゃなくて、えっと、そう!マカロン。適応能力が高いの、ぜったいこの子でしょ。たまに・・じゃなくて、よく顔面崩壊してますがw

んー、こんな変な宣伝されたら行きたくなくなるような・・
可児江くんはいったい何を考えてるの?
「1000人より1001人を呼ぶためだ!ダンッ(机をたたく音)」
おおっ!って思いましたw
三話の冒頭で「何を着てもかっこいい・・」とか言ってたやつに言いたくないけど、かっこよかったよ、うん。{/netabare}

四話「秘書が使えない!」
{netabare} 幼稚園児たち怖いよぉ((((;´゚Д゚)))

支配人代行(可児江くん)の実力がぱないw なんだか安心して見れますね(笑)

いすずちゃん・・ 相手が反論しようとしたら銃で黙らせるのやめようか・・
でも、不器用?ないすずちゃんも可愛いよ。(不器用で片づけちゃっていいのか?w)
とにかくふぁいてぃん! そして、いすずちゃんお疲れ様!w{/netabare}

五話「お金が足りない!」
{netabare} お金が足りない!・・私もです!、というのは置いといて。

そういえば、可児江くんって人の思ってることが分かる、っていう魔法授かってましたよね? 全然出てこない・・・というか今まで気にも留めてなかったです、すみません。

洞窟の中の迷宮・・
これアトラクションにしちゃえばいいじゃんwって思ったの私だけですか?え?危険すぎる??

あ!魔法使った! 魔法の存在が出てくるのが一歩遅かったら、絶対忘れてました。

え!?ちょい、ホントにアトラクションだったの?w

なんだか今回はいろいろ驚かされました(笑){/netabare}

六話「人手が足りない!」
{netabare}女の子が・・・っ、女の子が、増えたぁぁぁー! それにしても、キャラが増えていくだけで話がまったく進みませんね(笑) 人手は大切だとは思いますが、入場人数の方は大丈夫なのでしょうか・・・?

なんだか今回は一話が短く感じました。{/netabare}

七話「プールが危ない!」
{netabare} いすずちゃん!棒読みだよ!?「まぁ、許容範囲」そうなのか?

さすがモッフル!と思ったら、モッフルの妄想だった・・・!wこれにはホント笑いました(笑)

みごとにイベントのように扱いながらしゃべる安達ちゃん。モッフルたちの言葉が通じているとは・・・!さすがAnimare Video、略してAVのナレーターさんですね(笑)

サメのしゃべってる言葉、聞き取りづらいです・・・w {/netabare}

八話「恋心が届かない!」
{netabare}出だしでいすずちゃが「可児江くん、可児江くんっ!」と呼ぶところがありましたが、それが「羽生くん、羽生くんっ!」と聴こえてしまったのは私だけでしょうか・・・?笑

可児江(マカロン)「あー、平気、平気。ちょっと特異体質なんだろん。」
土田さん「そうなんだ。良かったー。」
に、本気でビビって目を剥きました(笑)

それにしても、なんだかあっさりと?モッフルとラティファ様の関係が暴かれてしまいましたねww{/netabare}

九話「チームワークが生まれない!」
{netabare}今回は4人の妖精の回ですね!いやぁ~、それにしてもコボリーちゃん可愛い!ぷぅって!ぷぅってしましたよ!?

「絶対に触らないで下さいね!?」の時点でもう、触ってしまうフラグが立ってしまっているというね・・・ でも、このおかげで団結力も上がったみたいだし、結果オーライですね!w{/netabare}

十話「もう打つ手がない!」
{netabare}居酒屋の店員のたかみちゃん・・・。名前が付いてる上に名前をたくさん呼ばれている・・・ということは、これから遊園地にかかわっていく逸材!?(※私の勝手な憶測ですw)

姫様が倒れたとき、それよりも、火が!油が!消して!と真っ先に思ってしまいました^^;

七月三十一日まで、あと十日!!?{/netabare}

十一話「これでもう心配ない!」
{netabare}取引先の四人が全員眼鏡なのが地味に気になりました(笑)こういう人たちって眼鏡ばっかりなんですか?w

キター!ハプニング!嬉しくないけど!
ハプニングってあんま好きじゃない(みんなそうですよねw)ですけど、この手のアニメはいろいろ見てきたので、もう慣れましたよ!?
どんと来い、ハプニング!そしてずばっと解決頼みましたよ、可児江くん!{/netabare}

十二話「未来は誰にもわからない!」
{netabare}やっぱりこうなるよね。たかみちゃん出てきたし。でも最後の三人は想定外でした。この子どもたちはこのためにいたのか(笑)

この作品は可児江くんの成長物語でもあったんですね。

ていうか、ラティファちゃん可愛すぎます(真顔)
可愛いからこそ、ありきたりの展開でも良いと感じましたw{/netabare}

十三話「PVがつまらない!」
{netabare}サービス回ですね(笑)
十二話で綺麗にまとまっていたので、ちょっと残念。これはOVAにするべきなのでは・・・と思いました。

キャラが個性的な方たちばかりで、この人たちの意見を聞くのはまったく参考にならないかとw
それに誰も気づかない、という・・・

いろいろともったいない^^;
まあ、面白かったですけどねw{/netabare}

*この作品の魅力
・作画が綺麗
・キャラが可愛い
・きちんとした目標がある

*残念に感じたところ
・生かされていない部分がたくさんあった({netabare}可児江くんは確か子役だったはず。また、魔法のこと。{/netabare})
・十三話の必要性

生かされていない部分が目立ったのは事実。
でも、全体を通して面白く見ることができたのも事実。

そんな作品でした(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

63.5 5 お姫様で恋愛なアニメランキング5位
伯爵と妖精(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (246)
1558人が棚に入れました
妖精博士であるリディアは、父と共にイースターを過ごそうとロンドンへ向かう船の上で、伝説の青騎士伯爵を名乗ろうとしているエドガーと彼の従者たちに出会い、代々青騎士伯爵家に伝わるメロウの宝剣を手に入れるために手を貸して欲しいと依頼される。
その事件をきっかけにリディアはアシェンバート伯爵の顧問妖精博士としてエドガーたちと行動を共にするようになる。そして彼らの元で妖精がらみの事件を受けながら、次第にエドガーたちと敵対するプリンスという存在との事件に深く関わるようになる…。

声優・キャラクター
緑川光、水樹奈々、杉田智和、優希比呂、子安武人、神谷浩史、大原さやか、宮野真守、大川透、茶風林

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

クサイ!クサイ!クサイ!クサ過ぎるよ、まったくもう(/ω\)ハズカシーィ

ラノベ原作、現在28巻を突破はした模様・・
なのに、アニメは1クール。まぁ、まとまる訳ないよねw

この作品のみどころは、妖精さんが見える主人公「リディア」が、
とある野望から妖精国の伯爵の地位を狙っている「エドガー」から依頼を受け、
その泥沼の騒動に巻き込まれていく・・のは表向きΣ(・ω・ノ)ノ
実は、エドガーのクサ過ぎる台詞の連発ではないのか?と思うmanaである(・∀・)ニヤニヤ
今までこんなにまでクサイ台詞を吐くキャラは観た事がないかも?
しかも、声が緑川光さんで、クサさが5割増(悪い意味ではないので、ご了承を!)
とりあえず(・∀・)ニヤニヤが止まりませんw違う意味のねww
次回はどんなクサイ台詞を吐いてくれるのかが楽しみで、次々観ちゃいましたw
あ、ちなみにリディア役は水樹奈々さん♪

おい!重要な中身の感想は?と思ったそこの君(ノ∀`)σ
え?誰もいない?まぁ、いいけどw
物語は、ラノベ原作によくあるパターンの説明不足、尺足らず。で、結果 中途半端。
設定自体は良かったので、2クールにしたら、もっと良作になったんじゃないかなって思います!
中身に集中出来ず、クサイ台詞を楽しみにしてる時点で、もう終わってるw
私的に、最終話の終わり方もまったくもって腑に落ちませんでした(´-ω-`)
上から目線に書きましたが、分かる人には分かる面白さがあると思います!
ただ、私の理解力の無さがこういう結果を招いただけなんで・・。

キャラデザは、すごく美しくてmana好みでした♫
舞台は19世紀イギリス。これまた衣装が可愛い(●´ω`●)ニマァ
黒◯事 程衣装に力は入ってませんでしたが、
妖精さんなどにカバーされ、すごく可愛い雰囲気になってますよ!
猫の妖精「ニコ」が猫なのに、紳士で二足歩行でナイスキャラです(*ゝω・)b

最後に・・何か画像が女子向け臭プンプンですが、(確かにタイトルにはピッタリな2人ですが・・)
リディアは女の子です!で、かわゆい妖精さんもたくさん出て来ます!
(みんな大好き、くぎゅうなロリ妖精さんも出て来ます!w)
確かに女子受けは良いみたいですが、
全然腐ってる訳ではないという事をお伝えして閉めたいと思います(*´∀`*)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

伯爵の口説き文句にお腹いっぱい~

最初の2~4話位までボーッと観てました。
伯爵は文句なしのイケメンなのですが、笑えるほど歯の浮くセリフの乱射で、ちょっとああいう男性は。。声優さんもお疲れ様だったと思います。

5話目でケルピーが出てきて、ちょっと心が浮き立ってきました♪
俺様で強引で乱暴、でも凹んだ時や困った時にはいつも助けてくれるケルピー様。
こんなステキな妖精(ドコが邪悪なんだろう?)に惚れられるリディアが羨ましいっス~3
私だったら迷わずさらっていただくのに。。

お話はケルピー登場から、中盤に至って面白くなってきます。
全話数が12話であることを考えると、ちょっと盛り上がってくるのが遅すぎるような気も。
そして終盤、いよいよ物語は核心に迫ってきたのに、ラスボスにも行き着かず終了。。後はウィキで補完しました。
長期連載のライトノベル小説が原作ですから、全25話でも足りない位なのかもしれません。

女子向けアニメにイケメンがいっぱいはお約束だけど、恥ずかしいセリフを乱射する伯爵よりも、ワキを固めるイケメン達の方が魅力的でした。
俺様ケルピー様は自分的イチオシですが、レイヴンもカワユイです~

イケメン萌えとは違うけど、猫のニコがめっちゃかわゆい、好き~~!!
長毛種の猫はあまり好みではなかったのだけど、ふわふわで柔らかい感じや、猫独特の気まぐれで気位の高い性格もたまりましぇ~ん。
「殺すんだ!」とか、リディアへの助言も結構過激で、カワユイだけではないトコも好き~;
結局、ついこの間までヒロインに殺せと言っていた相手方には懐柔され、
「こんどブラシをかけさせてやるよ♪」(イチ萌えのセリフ;)
と、すっかり馴れ合うニャンコちゃん。
猫妖精の魅力にすっかりハマってしまいました☆☆

こんな魅力的な妖精ばかりの世界、さらわれなくなくても行きたいですね~
2次元の世界と妖精界、どの位へだったっているのか、同次元なのか。。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

桑野りん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

原作に忠実&声優が豪華すぎる

原作全て読破しています。
そしてアニメのDVDを全買いしてしまいましたー(ちなみにこれしかアニメのDVD持っていません)。

このアニメ、万人受けするとは思っていません。男性はたぶん引きます。
妖精や神話やファンタジーといった言葉にときめく乙女におすすめです♪

ポイントが高いのは、声優が
緑川光・水樹奈々・杉田智和・子安武人・神谷浩史・宮野真守・優希比呂・大川透・三宅健太etc.(敬称略)というように今をときめく方々で構成されていること。
そして伯爵役である緑川さんがひたすら甘い言葉を囁くこと。聞き続けると耳が孕みます。まじで。

やたら背後がきらきらーってなって花が咲いたりしますが負けないくらいキャラの個性が強いのであまり気になりません。

そして嬉しかったのは、原作に忠実であるということです。声優さんがはまり役なのはもちろん、伯爵の甘さは少しも原作に劣りません。

アニメでは原作の途中までしか描かれていないので(マッキール一族云々の前まで)、続きもあればいいなーと密かに思っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

57.9 6 お姫様で恋愛なアニメランキング6位
夜明け前より瑠璃色な Crescent Love(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (187)
1275人が棚に入れました
月と地球を結ぶ唯一の窓口がある「満弦ヶ崎中央連絡港市(みつるがさきちゅうおうれんらくこうし)」に住む達哉の元に、スフィア王国(月王国)のお姫様フィーナ・ファム・アーシュライトがホームステイにやってくることに。(公式HPより引用)

声優・キャラクター
生天目仁美、千葉進歩、野々瀬ミオ、後藤麻衣、氷青、黒河奈美、浅川悠、伊藤静、岸尾だいすけ、根岸朗

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

「キャベツ」アニメの元ネタ。

2006年10月から12月まで放送された。全12話。
2005年9月22日に発売された18禁ギャルゲのアニメ化作品。
独自のストーリーでキャラの諸設定なども変更されている。


あらすじ。

略現代と同じ時代背景の異世界モノ。
遥か昔、地球から月に移民した人々が築いたスフィア王国
と地球は幾度も戦争を起こし・・オイディプス戦争以降は
冷え切った状態が続いていた。

地球における唯一の窓口である「満弦ヶ崎中央連絡港市」に
月王国の大使館、月人居住区画、王立月博物館などが設置
されているものの、一般市民の月との往還はほとんどなく
なっていた。そんな満弦ヶ崎中央連絡港市に住む朝霧家に、
月王国の王女がホームステイする事になった……。


感想。

1話で最終回の超簡潔なギャルゲ式オール込な物語。
等身崩れギャグ展開あり。ハーレム風ラブコメ展開あり。

御姫様・妹・従姉・幼馴染・ドジっ娘メイド・眼鏡秘書・
謎の幼女・下級生と順次追加される美少女達は終始キャラ
デザが崩壊して流石「キャベツ」と感心する・・

2話以降も基本フィーナの背景を軸に掘り下げていく感じ。
1話で伏線も引いていて純愛系のストレートな展開。
OP/ED他音効関係も落ち着いたロイヤルラブロマンス風?
色々パロったりギャグタッチにして頑張ってるけど・・

料理バトル焦げフラグ・人工呼吸フラグ・ナンンセンス
バトル・水着漂流フラグ・・どれもギャルゲテンプレで
常にフィーナ中心のにやにや顛末にロリの伏線のみ。

作画がもう少しマシなら普通のギャルゲアニメで緩め?
ただ等身崩しのギャグ調描写は全体の雰囲気に合わない。
兎に角魅力を打出すシーンでも顔が崩れて"誰?"という
部分は流石に厳しい・・まぁ・・だからこそ「キャベツ」

「キャベツ」が無ければ視る人も半分以下だったかも??
酷いと聞けばどれほど酷いのか好奇心で・・というのも
有るでしょうし・・。フィーナくらい丁寧に書けよ・・
とは思いましたけど。内容は陳腐だけどそれなりの出来。

部分的な作画崩壊なら長寿や名作にも多数ある・・


朝霧 達哉:千葉進歩/花井なお※少年時代)
満弦ヶ崎大学附属カテリナ学院3年生。趣味は日曜大工。
父は5年前から行方不明、母は3年前に病気で死亡している。
従姉の"さやか"と義妹の"麻衣"と3人で暮らしていた。

フィーナ・ファム・アーシュライト :生天目仁美
「スフィア王国」の王女。カテリナ学院3年生として留学。
たっての希望により護衛無しで地球にホームステイする。
責任感が強く実直な性格。意外に負けず嫌い努力家。

ミア・クレメンティス:野々瀬ミオ
フィーナの侍従で今回の留学では唯一人の付き添い。
フィーナの事をとても尊敬している。乳姉妹にあたる。
朝霧家の屋根裏倉庫を改造した部屋で寝泊。家事を分担。

朝霧 麻衣:後藤麻衣
達哉の妹。満弦ヶ崎大学附属カテリナ学院2年生。
吹奏楽部に所属し、フルートのパートリーダーを務める。

穂積 さやか:黒河奈美
達哉より5歳年上の従姉。地球連邦大統領の主席秘書官。
8年前に達哉の両親の計らいで里子として引き取られる。

鷹見沢 菜月:氷青
達哉の幼馴染。努力家でいつも明るく面倒見がよい性格。
父親経営の店でウェイトレスのアルバイトをしている。

リースリット・ノエル:伊藤静
月人居住区礼拝堂や街中で見かける少女。愛称はリース。
ぶっきらぼうで無口だが、発言の内容は的確。

フィアッカ・マルグリット:伊藤静
「ロスト・テクノロジー」の使い手。教団の関係者。
今の時代まで何度も人格投射をし生きてきた伝説的人物。

遠山 翠:高野直子
達哉のクラスメイトで菜月の親友。吹奏楽部に所属。
明るく快活だが、慌てん坊で恋愛話に過剰な反応をする。

カレン・クラヴィウス:浅川悠
月人居住区スフィア王国大使館駐在武官兼秘書官。
格闘技全般に通じており、剣術の腕は達人クラス。
フィーナの地球滞在における月側の実質的責任者。

鷹見沢 仁:岸尾大輔
菜月の兄で、トラットリア左門で修行中の青年。
さやかとはカテリナ学院時代の同級生。軽い性格。

鷹見沢 左門:根岸朗
イタリア料理店トラットリア左門主人。菜月と仁の父親。
朝霧家と家族ぐるみの付き合いで朝霧家の後見人である。

鷹見沢 春日:寺田はるひ
鷹見沢左門の妻で現在ミラノで料理修行をしている

イタリアンズ:達哉が飼っている3匹のメス犬達。
ペペロンチーノ、アラビアータ、カルボナーラ。

朝霧 千春:宮林康
達哉の父親。月の歴史学者。5年前に行方不明。

ライオネス・テオ・アーシュライト:木村雅史
フィーナの父にして現スフィア国王。

セフィリア・ファム・アーシュライト:生天目仁美
フィーナの母でスフィア国前女王

黒服の男:王家外務局ボディガード。

高野武:辻親八
フィーナ達の同行取材をすることになるカメラマン。
有名な映像作家であるが神出鬼没。

助手:近藤隆幸
高野武の助手。若い頃はパンク風なコスチュームだった。

ブリジット・アンバー:よのひかり
地球連邦政府大統領でさやかの上司。
かつては外務大臣でセフィリアと渡り合っていた。

ユルゲン・フォン・クリューゲル:近藤隆
フィーナの許婚。親衛隊長。貴族出身の反地球主義者。
プライドが高く、平民出身の王ライオネスを見下してる。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キャベツ

キャベツの名で親しまれる(?)作画崩壊アニメです
今なお、キャベツのためにこのアニメを見る人がいるとか、いないとか


なんてことない一般庶民と温室育ちのお姫様の恋愛に、地球人と月人の共存というテーマを担がせてます
故無駄にスケールがでかいのですが、ストーリーは地に足着き、つまらなくはないと思います
主人公が女の子を手当たり次第に食い散らかすヘタレイメケンエロゲキャラとは違い、自分の意志がしっかりしていて、且フィーナのことだけを一途に想ってる点は割と良いかと
まぁでも、そこだけですかね、あとの原作改悪には目を背けたくなるほどの酷さでした
狂言回しにしたかったんだろうけど、単なるウザキャラにしかなってなかったカメコ爺を筆頭に、鼻をつまむ設定、どどんまい、ユンゲル(笑)、最終回の宇宙人など

かんたん作画ってレベルじゃねーぞ
1話はそんなでもなかったのに、2話で早くも手抜き作画が目立ち、3話にして衝撃走る
目の前に現れるは緑の球体、”綺麗な円描いてるだろ、キャベツなんだぜ、これ”
ヤシガニ再来級の作画崩壊具合にネット界隈で話題騒然、”どうしてこうなった”
原作は7万本の売り上げを記録している超人気作につき、ファンの期待も決して小さくなかった中でのあのキャベツには、確かに体制側の非を追求したくもなります
挙句、太田監督の「亜乱炭椎」なる責任逃れさえしてますからね
”計画的な崩し”と”偶発的な崩れ”は大きく違う
理由は何にせよ、これは明らかにネタとして見られる領域をも超え、遙か遠く大気圏外へ突入しています
というかもはや一周して、作画崩壊アニメの反面教師として役立ってる感があります、一部の制作会社を除いて、最近は顕著な”偶発的な崩れ”をあまり見なくなりましたし
原作は人柱になってしまってますが、結果的にアニメ業界を良い方向に導いたと考えると、ほら、このアニメとも和気藹藹とやっていけそうな気がして来ませんか

声優は、フィーナ役に生天目仁美さん、そうかそうか
母のセフィリア役も同じ声優で、容姿が似ているとしても、そこは変えて欲しかったような気がします

OP「前奏曲(プレリュード)-We are not alone-/大藤史」
We are not alone♪のところは素晴らしいですね
初聞は印象弱かったんですけど、聞いてるうちに好きになりました


俺妹やハヤテでこれのパロネタが出て来ましたね
不名誉高いですが、一介のエロゲ原作アニメが伝説と呼べるほど話題になったことって結構すごいと思います
話の種になるとは思いますので、1度は見ときたいかも・・・?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この恋と夢には、それだけの価値がある。

主人公の妹「麻衣」と、キャベツ(笑)見たさで観てみましたが…
個人的にこれは真面目に当たり作品でした。


原作(ギャルゲー)は未プレイですが、
知らない人でも充分楽しめる内容だと思います。


月の政府と、地球の政府の争いをおさめる事、
月の国王フィーナと、地球の平民 朝霧達哉(主人公)の恋愛、
大まかにこの2点がこの作品の物語だと思います。
設定には無理がありますが、原作がギャルゲーなので目をつぶります。
1クール作品としては秀逸な物語でした!

キャラも喜怒哀楽の感情がバランスよく入っており、
感情移入することもできて、
笑ったり、考えたり、悲しんだり、そして最終回は感動しました。

ヒロインをフィーナ1人に絞って、周りは全員サポート役に回ることによって
詰め込みにならずに済んだのが功を奏していると思います。

原作でフィーナ以外のファンだった方はどう思われているかが謎ですが、
他のキャラもBAD ENDになったわけではありませんし、
アニメとしてはこれで良かったと私は考えます。


8話での台詞がとても印象的で思わず聞き入ってしまいました。

{netabare}フィーナ:どれだけ見苦しくても、私たちは諦めないわ

  達哉:この恋と夢には、それだけの価値があるから。

フィーナ:私たちの幸せを見守ってくれる人々に、
     それ以上の幸せを返すためにも。

  達哉:まっすぐ、一緒に歩いていきます。{/netabare}


みんなからの評価はずいぶん低めのようですが、
個人的には「もっと評価されるべき」と感じました。


作画も噂に聞いていたほど悪くなく、むしろ
5~6年前の作品とは思えないくらい上出来に見えました。

音楽は雰囲気が出ていますが、優雅さを重視するあまり
OP曲、ED曲ともにインパクトには欠けていました。


ギャグは同じネタの繰り返しも多々ありましたが、
バリエーションが豊富で見ていて楽しく、物語も続きが気になり、
個人的に見始めたら止まらなくなる作品でした。


【追記】
ヒドい作画のキャベツは元のアニメだけで、
DVDではある程度修正されているようです。
私が観たのはDVD版のほうでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

75.2 7 お姫様で恋愛なアニメランキング7位
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1029)
5137人が棚に入れました
サンライズ×キングレコードによる本格オリジナルTVアニメーションシリーズ。クリエイティブプロデューサーに福田己津央、監督に芦野芳晴を迎え、濃度の高いドラマを送り出す。

主人公アンジュ(CV水樹奈々)を軸に描かれる、戦う少女たちの群像劇。

高度に進化した情報技術「マナ」を手にした人類は、その魔法のごとき力で、戦争、飢餓、汚染など地球上のあらゆる問題を克服。ついに平和で何不自由ない理想郷を手に入れた。「ミスルギ皇国」の第一皇女・アンジュリーゼ。彼女もまた、何不自由なく、民から祝福を受け、冠を戴くはずだった。しかし、彼女は己が「ノーマ」であるという事実を突きつけられる。「ノーマ」――それはマナが使えないイレギュラー、反社会的な人ならざる「モノ」。全てを奪われた彼女は、僻地の離島に隔離される。そこで待ち受けていたのは、戦いしか知らないノーマの少女たちとの出会い。変形人型兵器「パラメイル」のライダーとして、次元を超えて侵攻してくる巨大攻性生物「ドラゴン」を狩る日々だった。名前を奪われ、兵士となった「アンジュ」が、戦いの果てに見るものとは。信じられるものは、何か。手にするものは、何か。一人の少女の不屈の物語がいま、始まる。

声優・キャラクター
水樹奈々、喜多村英梨、田村ゆかり、桑島法子、石原夏織、小清水亜美、小倉唯、上坂すみれ、宮野真守、堀江由衣、本田貴子、ゆかな、渕上舞、豊口めぐみ、玉川砂記子、根谷美智子、鳥海浩輔、東山奈央、伊瀬茉莉也、山寺宏一、林原めぐみ、辻あゆみ、茅原実里
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

そしてBDーBOXが出される 死の第一中隊、残すはロザリーただ一人 しかし今度はモモカが!?

ついにロボアニメで主役を演じることになった我らが歌姫、奈々さん
これまで魔法少女、吸血鬼、プリキュア、女剣士、SAKIMORI、悪平等を演じた
これらを挟んでボーイッシュな小学生やドSな当主とかオペラ歌手とかグルメリポーターとかポケモンもやりました
しゅごキャラでもレイトン教授でも18禁原作ゲームでも歌姫をやりました

完全にオリジナルだから期待しています
それと公式HP見たんだけど、声優が豪華すぎるwwwやっぱりプリキュア率が高すぎる・・・もう一つのプリキュアオールスターズがここに在る
ロボ搭乗した声優も多いんだよね

とうとう奈々さんのシングルは30枚目となる
ED歌ってるのはさやかちゃんか

ノーマ's
{netabare}アンジュ=つぼみ、翼さん
ジル=骨女(地獄少女)、ポケモンハンターJ
サリア=mktn、さやか、焔
ヒルダ=なのはさん、ルール―
ヴィヴィアン=いつき、智代さん
ロザリー=夜桜・ラム
エルシャ=カレン・シュタットフェルト、響
クリス=筒隠・ロム、ほまれ
メイ=みぽりん、ありす、イオナ
マギー=エレン、春花、クラン・クラン
タスク=シンク君
ゾーラ=リザ・ホークアイ{/netabare}

魔法使い's
{netabare}モモカ・荻野目(アンジュに仕える侍女)=テイルレッド、ユニ
エマ(マナが使える監察官、アルゼナル所属)リィーザ(サラ側の監視兵)=テレサ・テスタロッサ、ほのか
ミスティ(ローゼンブルム王女)=うらら、槍水先輩(レモネード)
ジュライ・飛鳥・ミスルギ(アンジュの親父)=秋山駿ことアッキー(ブラックホール)
ジュリオ・飛鳥・ミスルギ(兄貴)=魔王カルヴァドス
シルヴィア・斑鳩・ミスルギ(第二皇女)=ちーちゃん、パフ{/netabare}

ロボアニメは本当に声優を無駄遣いしてらあ
この世界は
魔法使いが人間であり、ノーマが化け物という
だが互いに人間だ。なぜ格差が生じる?なぜ生まれる?
化け物=悪ということは無い。他の世界なら裏を返せるからだ
この世界は疑問が多すぎる

前半 まずは足掻け
{netabare}初回 足掻きの始まり、それは桐生さんらを彷彿とさせる
{netabare}急に歌うのはもちろん、嘗て多くの人に慕われていたアンジュリーゼ
そこから始まる
この世界はノーマと分かったら隔離される著しく非情な世界だ
こんな重みゴールデンじゃまず考えられない
式の最中、兄の策略によりマナが使えないことが暴露。
母は射殺、父は捕まった

連行され、衣服破壊の刑
叫びは木霊する・・・
全てを失った悲しみは琴浦さんと互角なのだろうか・・・
フェイトや翼さんもこんな経験をしたはずだ

さあ足掻けアンジュよ、360°変わった世界で
アンジュの兄貴、奴が国家主権を握った。どう変わるのだろうか・・・

予告:完全シリアスなのに急に空気が変わる悲劇wwwwww奈々さん節全開じゃんwwwww
まあ北斗の拳の千葉さんも回が進むにつれてテンション上がってくるんですけどwww{/netabare}

2話 Vitaの伏線
{netabare}とりあえず服着な、これの元持ち主:ナオミ(声:本田未央)がゲームの主人公に...この時間軸では他界してるなんて思ってもなかった。じゃあお買い上げしたら生存してる時間軸に赴くか、だってバンナムはSTGにも力を入れてるから

会って早々、ヒルダめアンジュの胸倉を掴みやがった。こんなん、なのフェイじゃないよ!!www
それとゾーラよ、あのシーンは完全に春花さんのポジションだ!勝手に奪わないで貰えるかしら?だがここで彼女に死兆星は灯った

食事を見てると龍が如くを思い出したな。桐生さんや冴島さんのムショでの
ここではチュートリアル戦闘ない、実際は飯を横取り・・・

連行される前にやってたスポーツ(エアリア)が功を奏したか、空中機動は慣れている。それと戦闘能力も平均より上だった。故に気に食わないメンツも出てくる

三下2人よ、もう死兆星は見えている。
嘗て貴女がいた世界には手紙を出しても戦闘の最中に敗走のふりをして逃げることも不可能だ
じゃあな、眠れ・・・著しい血ブシャーだった

予告:はあ、今日もひどかった・・・ファーストキス奪われるし、大事にしてよもう!⇒(世界の都合上)無理だよアンジュwwwwwww
髪を切るのは後からだな{/netabare}

3話 これが戦だ、恐怖しな(BEMANI EXTで) そして彼女は目を覚ます
{netabare}じゃあな、死兆星が灯った三下あと一人とゾーラも惨殺された
アンジュは主人公補正で生き残ったが、蹴りの洗礼を喰らった。相手はまたしてもヒルダ・・・(だからなのフェイを通り越してるから!!wwwwww)

お前は嘗てマナの世界におったから下の社会を知らないでいた。故に甘い汁を吸って生きていたんだ
王国は革命を起こして国自体が滅び、新しく再建されるようだ。
ドラゴンを狩ることで平和が安定している。これは一部にとっておかしいことだ。
この世界で生きたくば、殺せ。そうじゃなかったら戦死しろ。
自暴自棄となって死のうと考えるようになったアンジュ
そして死に行くために封印していたロボット「ヴィルキス」に搭乗した

また現れたドラゴン
予測不可能な攻撃をするのはお約束、向こうも学習してるのだろう
死ぬか?生きるか?苦しんで得た回答は?

「駄目じゃない・・・ちゃんと死なないと・・・」でも
恐怖があるから死ねない・・・
「生きるのです、アンジュリーゼ」
それが覚醒へ・・・『キタ!これで勝る!』
「死にたくないいいいいいい!!
お前が・・・!
お前が死ねえええええええ!!」

殺してでも生きたいなんて浅ましい。これがノーマなんだ、これが・・・
「こんなの、私じゃない!!うぁぁああ・・・」
演技もそうだがこの悲しみは重い・・・

断髪...彼女は全てを捨てた...!!
私にはもう、何もない
地面を背屈ばってでも、泥水を啜ってでも、血反吐を吐くわ、
私は生きる、殺して生きる...!!
しかし何故惨殺された3人に対して言及しなかったのだろうか
ああそうだ、プリン捨ててあったな「まっず!!」wwwww

因みに恐怖を伝えるには顔のアップ(絶望ピース・絶望琴浦さん)やフラッシュバックも効果的だが{netabare}失禁{/netabare}も効果的である。(これは一騎当千や聖痕のクェイサーで見れます)
Zでは{netabare}性行為含め{/netabare}全ての表現を使用することができるがDでは必ずそれを除かないといけないため、CEROの表現は深夜アニメだと描写の都合上限られるのである。(ヨスガノソラとグリザイアは例外)
因みに龍が如くではキャバクラ嬢を落とした後{netabare}ラブホから出てくるため暗転でカットされている。つまりシーンを入れておらずユーザーの想像に任せているのである{/netabare}

予告:「あーさっぱりした~!」wwwそれで人気が上昇するのだろうか?
ロングヘアーと断髪したショートヘアー どっちが好み?{/netabare}

4話 返事はイエス、マイロードかブリッツゥン・デーゲンがいいかも&急に出会うよ~
{netabare}しっかし「リベルタス」って何だ?オリジナルだから期待できるわ

うっわ大量にキャッシュを稼いではいるが、預金してらあ
アカン、全てを捨てたとしてもアンジュは「共に戦う」ってことを知らない
完全に叛逆してらあ&孤独を貫いてらあ
オマケに恥じらいも捨てた...でも服は新調しないとwwwwww
それを見た監察官はブッ!!wwwwwwwwきたねえ

それでもいじめに対して見抜いてやがる・・・後ろが見えてるかの如くよけ、露骨にキスして下剤を返すwwwトイレに入って
桐生さん・真島の兄さん「ふう・・・」
これが一週間前の怯え泣いて、恥かしがっていた皇女様か!?
まるで奏を失った後の翼さんみたいだ

戦の最中、ヴィルキスの不備でアンジュは海に沈む・・・
あ、おった。ヴィルキスに因縁を持つ青年が・・・

アカン、予告だけで奈々さんに惚れちまうwwwww
まあ惚れてるからいいっか♪{/netabare}

5話 タスク(シンク君)登場 シリアス版DOG DAYS
{netabare}目が覚めて早々、蹴飛ばすな、チャカを向けるな、縛るなwwwwwww
クソ!やっぱ奴らの差し金だったか
燃料がないと出られないな・・・
やっぱタスクはイケメンやでえ・・・あの新世界の神を目指した犯罪者が曇って見えらあ
どうやら堕ちてきたロボットが流れつくからこれで修理するようだ。

うわあ、急にアンジュ歌いやがった(またお買い上げしよ)
これは恋の始まりなのだろうか
彼は昔、ジルと出会っていたようだ

ドラゴンがドラゴンを助けようとした!?つまり誰かによって転送されているのか?謎が深まるばかりだ
あの指輪はヴィルキスに反応しているのだろうか?

名残惜しいがお別れだ
じゃあな、また会おう、タスク
そして彼女は変わり始める・・・

予告:バカンス?ロマンス?そんなん最初っから無かった
ああアンジュ、そう言ったら来るんだよあの侍女が・・・{/netabare}

6話 モモカ(テイルレッド)来たる、フラグは投げ捨てるものではない
{netabare}あの熊のストラップつけてる。やっぱハトプリ同士は違うな。そんな矢先、奴は来る。

悪いが決別したんだ。世話すんじゃねえ
笑いたきゃ笑え3人組、アンジュは挑発に強いから
(この3人は変猫で繋がってた。タスク君の声が∠(゚Д゚)/イェェェェガァァァー!!!!だったらwww)
完全に迷惑や、一人でやれるんに、そう思うアンジュだった
そういえばテイルレッドと奏者のバリアジャケットって似てるんだから先輩後輩扱いでいいかもwww

サリアのロッカーは(横に倒され)犠牲になったのだ・・・
豪勢な飯もいらねえし、部屋の飾りつけもいらねえ
どれだけ皇女だった時代を再現しても「元に戻しなさい!」の一点張りだ。
だってこのシマの秘密を知って帰したら殺されるんだから

だから帰さねえ、困ったらキャッシュだ。だから命令違反してでも稼いだ
しかし、これは衝撃だ
だってノーマ(人間)が人間(魔法使い)を買うんだから

お買い上げ~これでずっと一緒だな
だがアンジュと呼んでくれwww

風呂さえあればオールオッケーだ。深夜の世界はな
ゴールデンだったらしずかちゃんぐらいしか許されない。なんでだろうな。監督に対してメタ発言やめろwwwww{/netabare}

7話 焔の憂鬱(ヤドカリのネタを思い出した) アタシって、ホントb・・・
{netabare}相変わらずアンジュはドラゴンが出現しては命令違反してでも狩っていく、これじゃあ連携がダメになる・・・
どうやら軍もタスクを探していたようだ
wwwwwなーんだ、サリアってそーんな趣味が・・・ノワールと一緒だなwwwwwwwww
キメ台詞ありだから完全にベリーさんないしさやかちゃんじゃねーかwwwwwww
あ、カーテンopen⇒>そっとしておこ...
ストレスは人を狂わせるんだな

「見られた以上、殺す!」ってふざけんなwwwwww道理やルールなんて最初っからないのかwww風呂で喧嘩すんなwwwww
あーアカン、風邪ひいちまった
何で主人公いないとバランスがとれるんだ?この部隊は

裏方だからこそ分かる
もう誰ひとり死なせないって思ってるから、アンジュが
メイはそう言った

また新種のドラゴンか、バリエーションありまくりだな
取説読んで勝てると思うなよ~
今度は重力を操作できるのか

あ~主人公はな~遅れてやってくるもんなんだよね~
とりあえず角折っただけだから報酬は少しだけね
これで一人除いて蟠りを消した面々だった
最後、イチャイチャしやがってwww
通信:え?シルヴィア!?そっちで何かあったのか!?

予告:何故かさやかちゃんが喋ってた
「シャイニングラブエナジーで抹殺よ!」wwwwww
刻んでいいのかなあこの台詞{/netabare}

8話 緊急発進で「ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!」アンジュの顔wwwwww
{netabare}今日は1年に一度のお祭り~
そこにミスティ(レモネード)はやってきた。そうかアンジュに会いたいのか
だが会いたくねえ・・・でも着ぐるみを着て赴きましたwww
ゆいかおりコンビは賭け事してるし、自由すぎる
ふっ、イチャイチャは余所でやんな、三下よ・・・wwwあんな着ぐるみでアップされたらビビるわwww

モモカを殺して何になる?ヒルダ・・・またアンジュを孤独に戻すのか?
いや違う
脱走だと!?モモカの力を使ってか
同時にアンジュもミスティを脅迫してシルヴィアの処刑を止めるために脱走することに
ほう、利害の一致だ

脱出の際ヒルダを置き去りにしようとしたアンジュ
まるでドSのアロイスさんを彷彿とさせる...同時期に放送されたブロッサムさんの心なんてねえ
そうか、ヒルダは母さんに会いたいのか
これまでの演技は全て策だった。ゾーラの下についていたこともな
もしゾーラが生存していたら脱獄しにくかった、もしくはできなかったはずだ。
つまり3話の蹴りは99%が怒りだったが1%は「殺してくれてありがとう」の意味も込められていたんだろう。
アンジュは母さんを失ってしまった。だが足が不自由になったシルヴィアを助けたいことと変わらない
じゃあ見捨てるわけにはいかねえ...連れてってやる

ミスティは無傷のまま縛って救助させた
互いに名前を呼んで別れた(なのフェイコンビならずか、元々仲悪いからな)
じゃあ行くか、モモカと共に皇国へ・・・
同時にタスクも動き出すのか

監察官今日は弄ばれてらあwwwwwwアイツらのいやーんがwwwwwwww
「>見なかったことにしよう・・・」

アンジュがルルーシュ
ヒルダはスザク
シルヴィアはナナリーだと考えたらアンジュは死んで終わるのだろうか?
こっちのほうがSAOⅡよりも面白くなりそう{/netabare}

9話 人間(魔法使い)の怒り&ヒルダの涙 これがイカ娘、やよい、琴浦さんを超える「現実」だ
{netabare}ヒルダは変装、アンジュは夜を待って動く。このコンビ連携うめえ
アンジュはエアリアのチームメイトと出会ったが・・・奴め、なーんか隠してやがる・・・だろうな、通報しやがった
ノーマは人じゃないのか?ただの魔獣扱いなのか?
捕まる訳にはいかない!
逃げて逃げて王宮へ、そこにシルヴィアが・・・!!

ヒルダは家に帰れたが・・・
え?幼いけれど名が「ヒルダ」の少女が!?
これが俗に言う「レプリカ」ってやつか!?
違う・・・後から生まれた妹だ・・・
貴女には居場所は無い・・・何処へなりとも消えろ!!
これはフェイトとアリシアの掛け合いを思い出す...

「うああぁぁ...!!」
アンジュがノーマだと認めた時と同じく泣くしかない・・・

時同じくアンジュも「現実」を突き付けられる
会いたかったシルヴィアに斬られたんだから・・・
シルヴィア「貴女がいなければ、足が動かなくなるのも、お母さんが死ぬことも無かった!!この化け物!!」
それを言われてアンジュは・・・家族なぞもういない・・・
ルールに屈服された顔はイカ娘を、やよいを、琴浦さんを彷彿とさせる・・・でもこの世界に金元さんはいない
人間(ノーマ)はドラゴンを狩ればいいだけなのか?
悪いがコードギアス路線じゃなくなった

現れたか、人間を毛嫌いする兄貴...!!お前が大将ならアンタを八つ裂きにすれば終わるのか?
ついに捕まった・・・ヒルダも同じく・・・
さあ、叛逆の狼煙を上げるがいい、人間よ
魔法使いに抗い続けろ。ルールを変えるんだ

予告:完全シリアスなんに日記風に言うなwwwシルヴィアwww
次が楽しみ~でもVVVみたいに後半崩れないよう祈る{/netabare}

10話 絶唱...だと...!? アンジュ=翼さん
{netabare}シルヴィアは悪意を抱く、敵になったシルヴィアに対しアンジュには何が残る?大切な人が裏切ったら生きれるか?居場所が無くなっても足掻けるか?堕ちて落ちて墜ち続けるアンジュ&ヒルダ
へっどっちが化け物か訳が分からないよ
モモカは無論皇室に利用されていた
また親父も既に処刑されていた。これでアンジュも殺せば革命が成立する

鞭で叩かれるのはフェイトを思い出す・・・

処刑の前に歌い出したアンジュ「絶唱...だとっ...!?」
翼さんと同じく何故歌う?処刑されるのに?足掻きか?先に他界した母のためか?
「私は死なない。あきらめない、殺せるものなら、殺してみろ!」
これは翼さんと同じくSAKIMORIの目...!!またアンジュがカッコよく見えてしまった
「さらばだ、アンジュリーゼ...」
「アンジュリーゼ様ーー!!」

そんな時乱入者が来やがった・・・騎士がな
しかし、なんでそこに着地するwwwwww

じゃあな2人とも、どの道この道、魔法使いは偏見と差別に執着する塵芥の集まりだ。人間を「いいえ」として認めないだけの組織だ
そして家族とも決別したアンジュ、無論モモカはまたお持ち帰り~
貴女だけは違うから...
っつーか兄貴三下過ぎるwwwwwww手裏剣顔かすっただけで痛がってたしwwwwwww
だが兄貴の側近が気になるな

ただいま
帰ったら帰ったらで、ジルに腹を殴られ牢行き
ヴィルキスも財産もボッシュートされた
ヒルダもおった。彼女は50人の兵を返り討ちにしたそうだ

友情?絆?家族?そんなんこの世界じゃあ嘘っぱちだ。ゴールデンに必要な要素なんて一つもありゃしねえし、希望なんて1滴たりともねえ、頭にくるだろう
それに執着していいのは幼いころだけ、成長したらほとんど無意味だ
この世界はDEATH NOTEの如く腐ってんだよ...じゃあぶっ壊すだけのこと
協力しない?ヒルダ
始めるか、ハルトやルルーシュに並ぶ「革命」を...その歌声は叛逆の狼煙を示す...

予告:ヒルダ「アンタとはダチになってねーよ!バーカバーカバーカ」wwwwwなのフェイが黒くなる~~
アンジュがさらに捻くれてしまったwww{/netabare}

11話 急に歌うよ~♪永遠の始まりを~
{netabare}そういえばこの世界は響、クリス、マリア、調、切歌、未来
がみーんないないよね~
何時になったら牢を出られるんだろ、腹減った~&風呂入りて~

サリア、貴女には何が足りないのだろうか。アンジュには何が足りているのだろう
あ、新しいパラメイルが次元を超えてやってきただと!?何故龍と共に3機も?そして歌も歌いだした・・・彼女はサラ:声はネプギア(羽川)・・・

悪いなサリア、交代だ。何故投げるwwwwww
ちょちょちょ
アンジュも一緒に歌い出しただとお!!これはもう一つのシンフォギア...!!
また覚醒したヴィルキス
この世界の「真実」何なのだろうか?これは叛逆の狼煙と言っていいのだろうか?

予告:羽川っぽく喋ってました。確かに貴女はopとedに出ていたから・・・{/netabare}

12話 世界説明&龍が喋ってる!?あれは・・・
{netabare}魔法使い側の盗聴は基本、流石タスクやでえ
とりあえず話を聞くのにモモカはどかしておくwwwそして風呂だwww
むかーしむかしってwwwwwそっかからかよ!wwww

神が魔法使いを創っただと!?それで平和な世界ができた『はずだった』
しかし、どう足掻いても生まれてくるんだ。ノーマ(人間)が、男のみでなく女だけが
「ノーマが化け物」はただの建前だ。それを利用したんだ

そしてパラメイルの原型を争いの果てに得たノーマと類似する古の民
ヴィルキスもこの時できたのだが、力を発揮できなかった。鍵がかかっていたからだ。そのカギを探すために古の民とノーマが手を組んで探すことにした
これで神と同等に渡り合えると信じて

そして最初にアルゼナルにやってきたのはジル、彼女もアンジュと同じく王族のノーマだった
ここからノーマの逆襲が始まったのだ。リベルタスっていう計画がな

でも加入しないと行ったアンジュ、自分で決めることだから...

あの龍はヴィヴィアン!?何で変わってる?
そして永遠の歌も知ってる!?
とりあえず歌ったら元に戻った...彼女はなんなんだ!?
違う...龍は元々人間だ...
アンジュは吐きそうになり同時にキレた。
「このクソ女!!」
もうヴィルキスに乗らないと...でもこの世界は戦いは避けられないんだよね

エンブリヲ...アンタが神ならラスボスか!?神に飼い殺されるか?それとも反逆するか?
そして死んだかと思った兄貴も来やがった...ノーマの駆逐が目的か
さあ、最初のパーリィを始めるか!
ロボ&銃撃戦だ!

予告:アンジュとヴィヴィアンはハトプリで同僚なのに歌1曲を7億扱いするのは止めてwwwwww{/netabare}{/netabare}

後半 歌姫は世界破壊に挑む
{netabare}13話 first party in アルゼナル 悪党に慈悲などいらぬ!!
{netabare}新年明けて曲は変わる、OPが高橋洋子さん、奈々さんがEDに移りました
さあ、リベルタスを実行しよう
アンジュはどっちを選ぶ?
奴らの目的はアンジュ、ヴィルキス、そしてパラメイラーだ
他の三下共は普通に殺しにかかってやがる
アルゼナルは劣悪な所だった、でも居場所があったことにありがたみを感じたアンジュ、しかし壊されて怒りに満ち溢れた彼女...
居場所を壊されるなら先に殺すだけのこと...!!普通にライフ0なのにチャカバンバン撃って殺しやがる...
でも憎しみでは駄目なんだ!プリキュアだろうと憎しみで戦ったのはいない。もし憎しみを抱いたらただの殺戮になるからだ

「沈めっ!」←これええわ
兄貴にチャカを向け、足を撃ったアンジュ
へ?皇室復帰を認める?⇒あ~聞こえんなあ~
プリキュアの悪役って命乞いをしたのは誰一人いなかったぞ...
「生きる価値もないクズめ...くたばれぇ!!」←こっちもええわ~奈々さんカッコいい!!\(>▽<)/
サーベルを振り下そうとしたが、奴が止めやがった

エンブリヲ...(声:鮮血、エルシャ(流子)に会ったけど、三下を治療しただけ)
何故お前も永遠の歌を知っている?そして何故クリス(人間)を助ける?
何故タスクを狙う?
あの指輪はまだ隠された機能が残っている。3話では金色になり、今度はシャアザクの如く赤くなり、逃げようとしたら青くなりワープした。
やはりアンジュの感情変化によって変わるのか?
兄貴はHellに行ったか...

別アニメで共演したものはアニメが変わると扱いが一変するのは定めだ
ED:終末のラブソング
移ってもブレねえな~

予告:タスク「つまむのは?」⇒アンジュ「死ねーー!!」wwwwwww
もう夫婦になっちまえwwwwwww{/netabare}

14話 ねぷてぬ「ま た か」でも二人っきりではないwww
{netabare}飛ばされた3人、ヴィヴィアンは龍に戻っちまった。
未知の場所にきたらとにかく歩いて調査するのがオープンワールドの基本
え?富士山?ここって...ミスルギ皇国だと!?何で滅んでいる!?タイムスリップでもしたのか!?
そうだよその通りだ、500年経ったこの世界は黒いヴィルキスによって世界が滅んでいたんだ
私はこの眼で見たものしか信じない!完全に怒ったアンジュ
でも現状を見るよりも過去に戻る方法を考えた方が...
魔法が使えない人間や古の民を塵芥扱いするのか!?タスクの両親も同じで互いに神に挑み、亡くなった。その怒りが分からないのか!アンジュ!

はあ、喧嘩しちまった。⇒目の間になんかあった。これを使って
さっさと仲直りしましたww
それとホテルはっけーん、{netabare}通常じゃないけど{/netabare}
全く...
マーチさん・ヨーコ「リア充は、爆発しろ!!」だなwww(この世界に井上さんはいません)

ちょっと喋った後...
おおおおおおおおおおおおおおおおお!!やったぜ、2人共!!でもタスク君、これがフラグにならないよう祈るしかない...
だってアンジュは{netabare}ファーストキスをゾーラに奪われたんだから、それで他界している。グレンラガンのヨーコと同じ唇を辿るのか!?{/netabare}
ヴィヴィアン...指加えるだけー
その時、サラの側近二人が現れた...さて帰れるか?3人とも

予告:俺、ハーレム!?⇒今週中に死ねーーーーーー!!
キャスト少ないからってその言い分はないwwwwwwww
それとDOG DAYSもクロスアンジュ率が高くなります{/netabare}

15話 やっと会えたもう一人の歌姫 世界説明2
{netabare}ヴィヴィアン、ちょっと寝ててな
どうやら大巫女様(声:ゆのっち)がおって、サラはその部下のようだ
ほーう、茶道か、リンディさんですか?砂糖大量は無いwww
ったく和やかな空気は無いのか、互いに人質取りやがる
でも、世界の真実を見せてくれ。そうじゃないと殺せるものも殺せないから
へ?遺伝子組み換えだと!?クローンを作ることは犯罪だけど、ここはそうじゃない
アウラ:龍の始祖
彼が浄化と再生に走り始めた
が...エンブリヲによって連れさらわれた。龍が持つ魔法力、それがマナ
それを与えることによって人間は魔法使いとなった。でも龍1匹から取れる魔法力は限度がある。だから龍を狩り続けていた。
あの戦いはぜーんぶ嘘で塗り固められていたんだ。
それでも帰ると言うアンジュ、真実だとはっきりしてないからだ
サラのことトカゲ女って言いやがったwwwwwwでもボコボコにされた...
彼女白兵戦できるのか

この世界に男は珍しいからなーにいちゃつかれてんだよ!タスク君!
罰としてくすぐらせて貰うぜ!wwwwww
それとヴィヴィアンは母さんと出会えた...
この地球では戦う必要はない...
でも向こうが気になる二人だった

予告:アンジュカムバー―――――――ック!!wwwwww
いくら予告にうんざりしてるからってそれは無いwwwwww{/netabare}

16話 サンライズにあるもの⇒自由 これ無い人=イカ娘・やよい・琴浦さん
{netabare}っつーか何でタスク君簀巻きwwwwww
は?続けるわけねーだろ!!wwwwwwwwやっぱ劇薬(エロ)はこう使うに限る
何故ゲーセン(ラウワン)が綺麗な状態で残ってる?何で東京ドームが中にあるwwwwww
奴隷か自由か、やってやろーじゃねーか!
でもパロディ連発じゃねーかwwwwww
テニプリ(エースをねらえ!)、巨人の星、サイバーフォーミュラー、プロゴルファー猿、ピンポン・・・
クールポコ「やっちまったなあ!」絶対狙っとるわこれwwwwww

それとクレーンゲーム(景品に注目)、ツイスター・・・
やっぱ二人は似た者同士だったか^^

ん?次元震か?、世界が石になってく!?
エンブリヲの力か...どうやって止める?ダブル時限砲だ!
ダブル歌姫の二重唱キタ━━━━━━ヽ(≧∇≦)ノ━━━━━━!!!!!

とりあえすアンジュのことをアンコと呼んじゃアカンwwwww
予告:じゃあキナコで⇒喧嘩売ってるのかっ!!wwwwwwwwwww
よしDOG DAYS見て空気変えよ{/netabare}

17話 過去へ戻る?龍を助けて神に挑む?2期するのかな?尺足りる?
{netabare}タスク君...いいこと言うのに...www飛んでけーー!!wwwww
ごめんね、サラ、帰るわ。でも龍とは戦わないことを約束としてだ
生きて帰ってきたらカラオケだなwwwww
無論ヴィヴィアンも...生きて帰ってこい...

さて帰ってきたら帰ってきたで黒いヴィルキスが待っていた。おっぱじめるか!
おったのは...サリア...向こうの手に...そして指輪もしていた!?
エルシャにクリスも...やはりアルゼナル襲撃の時に...
3人共アンジュをエンブリヲに引き渡したいようだ。奴が求むのは何だ?あの指輪か?
必殺技がダサい...wwwさやかちゃんか?

「飛べぇーーー!!」
またワープモードを起動した!?無論サラ達は元いた次元に離脱
今度飛んだ場所はアルゼナル!?
そして誰か来た!アンジュビビってる~wwwww
おおおお!!モモカじゃないか!!それとヒルダにロザリーも!!
しかし何でそこを掴むヒルダwwwwwww

予告:再登場したら敵になっていた。アンタ嫌われてるんじゃない?アンジュ程ではないわ⇒えー!!
ちなみにサリア達を敵さん側に脳内変換したら
サリア=オクタヴィア
エルシャ=純潔を纏った流子
クリス=下っ端に操られたロム(2rebirth参照){/netabare}

18話 敵さんが豪華声優だったらホントに燃える、こんな嬉しいことはない
{netabare}まさか主要メンバーを敵さんにするなんて思ってなかった。エンブリヲ、アンタすげえよ、敵ながら天晴れや、でもゴールデンでは束縛される
まずは報告、共闘できるのだろうか
あれ~ヒルダ嫉妬してない?まあ3人共セブン・アークスで繋がっているもんだからwww
ジルが皆を背負っていることも分かった。それと新しい三下もおった
おや~今度はシャワーでいちゃいちゃか?wwwそこに指はwwwww
こりゃあなのフェイ(白)を越えたなwwwww

なあジル、お前は嘗ての同志に手をかけるのか、龍達は作戦のための捨て駒か?真のラスボスはお前か?
しかもモモカを人質として確保済み。なら決行せざるを得ない...
いや、問屋はおろさせねえ、ガスで脱出
戦いを強要させることなんてもうまっぴらだ!どっちがドスを正しく使えるかな?
悪いが覚醒のために足を刺したのが運のつきだ...じゃあなジル...

別れた矢先、来たかサリア達...再戦だ...
予告:私太ってないわよ!バーカバーカバーカ!wwwwヒルダ出番無くなるか?{/netabare}

19話 まさかの敵陣へ、そこから叩けるか?
{netabare}エンブリヲが時間と場所を操れるのはチート過ぎる、そこに弱点はあるのか?これ自体固有結界だったりして
サリア達はジル達に攻撃をするがアンジュ達が食い止める
しかしアンジュは...
へ?自分の部屋?これが固有結界か?
サリア、お前はラスボスの元にいて幸せか?自分で革命できなくて幸せか?ああ、ロボはよくても自らの戦闘能力は壊滅的だったか・・・やっぱオクタヴィアの方が幸せだったか?wwwwww
でもエルシャもクリスも助けてくれた。おまけに指輪もしていた
エンブリヲは救世主なのか?ラスボスなのに?

タスク君とヴィヴィアンは行方知らず
ヴィルキスがないと革命ができない
じゃあ連れ戻すか・・・ヒルダは動く・・・

チャカを撃っても殺せない・・・これが神・・・
人は神に抗えないのだろうか・・・人には必ず役割がある。それに従えばいいのだ。アンジュ、貴女が望むものは何だ?⇒ねーよ
何でも与える?それで満足できるほど私は空っぽじゃないのよ!!
もう何度も唇を奪われるのはごめんよ!!死ぬまで生きて世界を壊すのだから!!
例え殺せなくともチャカを向けるアンジュだった
ありがとう、タスク・・・
だが、奴は1000年生きていた

え?ジルもエンブリヲに会っていたのか!?

予告:確かにゆいかおりコンビ、あんまり喋ってねえなwwwもう出番のことはいいwwwwゲーム買えばいいから{/netabare}

20話 経絡秘孔・牽正を突かれたアンジュ、怒っても喘いでもSAKIMORI
{netabare}とりあえずエンブリヲの言い分を聞こう、奴は好戦的ではない
どうやら2人共、助かった模様、でも牢獄いき
これじゃあ革命ができない、ひとまずアルゼナルへ
へ?アンジュを妻として迎えたいだと!?でも奈々さん自身結婚していない
それを聞いてサリアは...人は飽きられるものなのか?

なるほど、歌で人類を堕落から解放したいんだな
それで計画するのは、2つの地球を合体させること...16話のアレは試験の一環だった
だがこれも断るアンジュ、お前の手は封印した!
が、奴は神、効くものもきかねーよ
ならば痛みを快感に変えてみるか?
奴め、経絡秘孔を知ってるだと・・・?
こんな喘ぐ奈々さん見たことねー、アロイスさんはサドいけど
アンタを殺すためなら怒りの力だろうと身を委ねる...!!
例え屈辱を受けてもSAKIMORIだ!!
時同じく、ヒルダ達も動く
さてジル、アンタの腸を見させてもらおう...やるぞ!!

ジルもエンブリヲに精神を操られていたことが分かった。
じゃあボスを剥奪、ヒルダ、次のボスはお前や

それとサリア、お前は後ろがガラ空きだ!無防備で近づいたのが運のつきだな!
やっぱ部下に不安材料あると駄目駄目だなwwwww
縛っておいてモモカと合流、彼女はリィザを救出しておいた
同時に指輪も回収、逃げようとしたが...
ヴィルキス&サラキターーーーーー!!これで勝つるか!?

予告:へ?2人とも大凶?⇒あ、こいつ死んだっちゅね...
死亡フラグは楽しむものではない...{/netabare}{/netabare}

21話 last party 前哨 生き残ったことを後悔させたる!!
死亡フラグは自然に立てるもの、なのは劇場版1がベストの例
{netabare}次に散るのは誰だ?
ヒルダ達は直に突っ込むようだ、流石ヴィヴィアンの嗅覚は伊達じゃねえwww
サラ達によって戦は始まっている。まずはアンジュを見つけたが...
ヴィルキスがあああ...機体は問題ないがエネルギーが切れただけ
ヒルダはクリスとおっ始めた。昔と同じか?
馬鹿!モモカ、いくらアンジュが動けなくても一人で行くな!死ぬぞ!
いやここは大丈夫だった。でもタスク君が危ない!!

なあ、クリス『回想は死亡フラグ』だぜ...
確かなのフェイ(白)でも互いに回想あった
受け入れたくても受け入れられなかった。それが裏切りの理由か?

またしてもエンブリヲ...やはりお前から逃れられないのか!?
ええええ、マナを使える人間をコントロールできるだと!?
それとモモカが磁力になっているからだ...
また経絡秘孔を突かれたいのか?アンジュ...だがそこに乱入したのはタスク君
ドス1本で倒せるはずがない...
そうだ、自害すればワープできるからだ!!チートを持つラスボスは倒せないのか!?
アンジュ、ラスボスにビビってやがる...3話の時と同じく...

お前は筆頭侍女だ!!足掻いてみろ!!
それが最期だった...
そしてタスク、お前も...

モモカあああああああああああああああああ!!
タスクうううううううううううううううううううううう!!!
私を一人にしないで...うわあああああああああああああああああ!!!!

予告:おい、ここくらいシリアスにしてくれ...あの2人の代理人をヒルダとロザリーがするのかwww{/netabare}

22話 Necessary(必要な) 歌:奈々さん’s1軍(フェイト・萌香さん・緒方理奈・つぼみ・小夜・リコッタ・七海・翼さん・安心院さん)みんなでアンジュに捧ぐ
他の声優でもメジャーなら1軍、マイナーなら2軍に分けてみようか?
{netabare}残ったメンツでラスボスを倒せるのか?アウラを奪還できるのか?
だが奴は死者蘇生が可能、人体が残っていたら敵に回るのか?
アンジュ...貴女には何が残っている?そういえばVVVでは夢の中で他界したキャラが語りかけていた部分があったが...

サリア「何でアンジュなの!?私はいらないの!?」
それだけでも怒りは生まれる
なら何もいらない・・・
サリア、3話のアンジュと同じくあの言葉を放つ...
また、新世界には過去の住人は連れて行けない...
それを聞いたエルシャは・・・
アンジュは初めてタスクと会った島に...
大切な人を失ったアンジュ...
自害しようとしたが、無理だ...これまでの出来事が走馬灯の如く...1人じゃ死ねねーよ...

「最後までしてあげたかったのに...」の後...
え?えええええええええええええええええええ!?!?
タスクが...生きてる!?だとおおおおおおおおお!!!
爆死したはずなのに...!?この後二人は...

うおおおおおおおおおお!?!?
モモカじゃねーか!!!何で貴女も!?
そうかフライパンがガードしてくれたのかwww
あの後実はモモカは12時間待っていた...まかさ...
おいで!ヴィルキス!まずは皆と合流よ!

尚、エルシャは投降した。白旗ならぬ白ブラwwwwwもう守るものはいらないから...
そして世界の崩壊は開幕する・・・

予告:爆発で一瞬で着替えられるのか!?タスクって忍かwwww{/netabare}

23話 last party2 アンジュ、髪少し伸びてた。女だろうと撃っていいのは...
{netabare}皆と合流、そしてラスボスの元に・・・
奴を仕留めるには別次元にいるコアを叩かないと倒せない
つまりヴィルキスでないとそこにたどり着けないようだ

は?アンジュが王子様!?そんなん変でも何でもねーよ、ヒルダ
それとアンタは指揮官するよりもドンパチするのが好きなのは、大人なのはさんと同じく戦技教導官の精神を持ってるんだから。無論大人フェイトは執務官だから

ラスボスの前なのに・・・おおおおおおおおお!!何度奪えば気が済むんだ!?これがなのフェイ(黒)だ
でも死兆星が見えるか...?
そしてタスク君にはお守りとして「例のアレ」をwwwww

さあ生きるためのラスト・リベルタスを開幕しよう・・・
サラが先にアウラの元へ
それぞれのライバルと向かい合い、アンジュはサリアとBLOOD対決だ...
戦闘中、ちょっと城に失礼しますww市民に躊躇なくヘッドショットwwwww普通に射殺しやがる、現実じゃ考えられんwww
「構わないわ、全然」
何だこの元皇女様wwwww⇒死にたくなければ、戦いなさい!シルヴィア!
もう会うことはない、アンタはもう立てるんだから...
野暮用は済んだ。さて戦闘再開、だがそこに乱入者が...

予告:久々にエルシャが喋ったが...カットwww{/netabare}

24話 last party3 ライバルとの果て
{netabare}さて、二人ともアウラの元に到着、バリアーを壊さないと
やっぱ歌うのか
お前の強さは仮初だ。戦って真実だと証明できるか?
おい変態ストーカーよ
アンタはもう死兆星が見えている...
だって俺はアンジュと...{netabare}SOXに入会したんだから!もうテメーなんざ怖くねーんだよぉ!!{/netabare}

敵さんが多い...そんな中援軍が...!
だが時空を操る奴には想定済みだった。サリア達の機体を制御不能にしてアンジュの元に...
そんな中、著しい怒りに襲われたのはクリス、また捨てられたんだから...
だがもう離さねえ!もう一度友達になってくれ...!!

ジルよ、凍らしても意味はねえ、あの機体こそ本体だから...
アウラを助けたが次元侵食は止まらねえ
奴はまたしてもアンジュを拉致
ラストバトルの舞台へ赴くか...

予告:クロスの意味って何なんだ?アンジュが苦労することだからダジャレなのかwwwww{/netabare}

25話 こんな面白いB級アニメがあったんだ... また刻むin the final
{netabare}指令...貴女の覚悟、受け止めた...!!
最後の舞台は固有結界、全てを終わらせようかストーカーさんよお!
奴はホントに衣服破壊がお好きなようでwwwwwもうカグラの世界へ行けwwwww
バインドされながらも絶唱...だと...!?
その歌声は届く...!!
ヒルダの反応がGOODwwww嫉妬から笑顔にwwwww
アレ持ってきたから乗れ&はけ!
あ、そんな必要なかった。ヴィルキスと共に忍転身!!
ラスボスは1人と1機、どちらとも倒せば終わる!!

私は誰の思い通りにもならない!!
私もクソみたいな男共の思い通りにはならねえ!!
サリア&ヒルダも覚醒キターーーーーーーーーー!!

アンタの無限の愛はいらねえ、誰の支配も受けないから好戦的で反抗的、これこそ『人間』よ!!
母さんは託してくれたんだ、この腐れ切った世界を壊すために!!
何が愛よ!
服のセンスなくて恥知らずのナルシスト!!女の抱き方も知らない変態親父の遺伝子なんて生理的に絶対無理!!ってwwwwwこんな長いセリフ、刻みにくいわwwwww(基本悪役はこういうもの)
塵に変えれええええええええ!!!
かーらーのー!?
私を抱こうなんて・・・1000万年早いわあああああああああ!!!!
と同時に~

蒼 ノ 一 閃 ! ! ! !

やっぱ奈々さんすげえ、シンフォギア終わってしまったが、翼さんの末路は...

これで革命は成った
向こうの地球じゃシルヴィアが生きるために足掻いている。だから私は国を作るわ
自分達の道は自分の足で開くんだ!!イエス、マイロード!!
VVVは37564でひどい終わり方だったが、こっちは綺麗に纏まって終わったからホントに感謝人人人、でもB級なんだよねこれ{/netabare}

{netabare}尚、ゲームは時間軸が3つある
1、サラ子と共にエンブリヲを倒す
2、ジルの元を離れ自らリベルタスをする
3、エンブリヲの元に降る
のどれかとなり、選択肢で分岐する模様
2015年はまたしても百合が咲き乱れる模様
カグラもシンフォギアもな...実はプリキュアも...

1周完了
ナオミは完全にイレギュラーの存在だったのを理解
とりあえずエンブリヲは倒した(味方がトドメを刺すのではなく自分でトドメを刺せばトロフィー獲得)オマケにヒルダエンドww
2周目~
まさかの学校エンドwwwしかもトロフィーは無い...
一体何周すればトロフィーを回収できるのだろうか?
3周目ロザリーエンド&絆カンスト
4周目ヴィヴィアンエンド
5周目サリアエンド
6周目クリスエンド
7週目ヒルダの絆カンスト
8週目エルシャエンド
9週目エンブリヲ側3人絆カンスト
10週目ヴィヴィアン絆カンスト
11週目アンジュエンド絆カンスト
12週目借金が戻って、パーツゲットしてトロフィー100%
終わったあ~wwwww1年越しにならなくて済んだ^^

しかしゲームのエンブリヲはアニメと違い、懐柔法は優しい方だった{/netabare}

2016年にはサラ子がプリキュアとなり
2017年にはまさかのナーガが(宝塚出身の人がなるのはほぼ奇跡に近い)
そして2018年
クリス&ヒルダがプリキュアとなり
残すはロザリーただ一人...
しかし2019年まさかモモカが...!
「ちきしょー!ありえねー!」
また数年後飛んで、2021年、今度はヴィヴィアンの母さんが...!

エンブリヲの敗因は
{netabare}マナが万能すぎてエネルギー、世界の調整、エンブリヲが操る以外の『欠陥』が無かったということ
ジルを十分に懐柔しておくべきだったこと
銃でモモカを撃ったあの時『出血』が無かったことに違和感を覚えなかったこと
モモカに剣を使わなかったのかということ(出血無しならそう判断できただろうに)
落下&爆発したため『死体確認』が別のエンブリヲに切り替わったことで『確認できなかった』ことぐらいだろう
監視カメラみたいに2.3名エンブリヲが同時存在してたら勝てただろうに...ピシュンだけじゃ勝てねえよ{/netabare}

そしてこの変態神は今、無惨に転生しているとは思ってもいないだろう、アンジュ...
しかし、無惨はエンブリヲよりも弱い...

投稿 : 2024/11/02
♥ : 45
ネタバレ

北山アキ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

B級の楽しさを詰め込んだアニメ

総評
特に1クール目はネタやエロだけで語るにはもったいないほどドラマ性が高く、秀逸です。
2クール目はドラマとしての地下水脈は枯れてきますが、
それでもテンポは落とさずエンタメに徹しているので楽しめます。

第25話(最終話){netabare}「ブリヲはしたかっただけでした」
最後までご高説を唱えるようなキャラが皆無で清々しい。
シータを塔から救い出すパズーかな?と思ったらやっぱりタスクでしたw
そんな品の無い笑いを楽しめない視聴者お断りの姿勢も最後まで貫徹してました。
思いのほかきれいにまとまったのはブレてないからじゃないでしょうか。
{/netabare}

第24話「ブリヲは結局何したいの?」
{netabare}アンジュに執着するは不確定世界の秘密と関係あるのか?
ライダースーツ脱がせて連れて行ったのと関係あるのか?
最終回はそのへんで笑わせてくれること希望。
ロザクリの落下シーンはエウレカで泣いたのを思い出して笑っちまった。
サラ子は意外と見せ場なく終わりそう。
重力ドラゴンより見せ場が無いなんてOP詐欺ってやつかな。{/netabare}

第23話「生き急いでるのかな?」
{netabare}空飛ぶ潜水艦に帰塔する。
寝言を聞かれてハブられてる元上司を煽って殴って喝入れる。
同性のガチ告白をキスで受け入れる。
忍者にほかほかパンツ渡す。
異種族間連合軍司令官に就任する。
変態男が歌うと出てくるビーム止める。
本丸突入しようとしたら魔法少女コスプレ娘にぶっ飛ばされる。
めり込んだ壁の先で出くわしたモブ市民射殺する。
失禁した性根の腐ったクララを威嚇射撃で矯正してから今生の別れ告げる。
以上、1話で1人がしたことです。

ジル無双もジャスミン船酔い操艦も良かったけどね。{/netabare}

第22話「だって、忍者だから」
{netabare}説明に困ったらこう言えば何とかなる。
まるで小学生男子ですね。
だがそれがいい。
知ってたし。
SHIROBAKOでも「子どもの気持ちがないとアニメは作れない」みたいに言ってたし。
歴史は勝者が作るもので、敗者の言い分は闇へと葬られる。
敗者の視点から見た「歴史」は常に欺瞞に満ちている。
物理学的な意味はさておき、象徴的な意味で言えば、
「不確定世界」とは表裏の歴史の不確定な世界であり、
「時間の調律者」とは「歴史の調律者」ということかな。
そこから意味深な中二っぽレトリックを取り除けば
「特に意味は無い」ってことだな。{/netabare}

第21話「なぜ、そこまで私を拒絶する?あの男か?」
{netabare}ブリヲさん器がどんどん小さくなってゆく。
なのに数は多いから、無敵感が反比例して増していく不思議なキャラ。
タスクとモモカは生きてるはずとは思うが、
旧第一中隊の和解の芽も生まれるどころか摘まれてゆくし、
ありったけの不謹慎を詰め込んでくるし、
SEEDの人が作ってるし、
私っきになりますっ!{/netabare}

第20話「タスクに嫉妬するブリヲ」
{netabare}意外に小物カワイイじゃねえか。
でも、感情移入を許さないほどの変態ブリだけどな。
一方で、モモカのドヤ顔は男前すぎた。
ヒルダが負け戦を承知しながらタスクに協力を乞う哀愁も胸アツ。
ジャスミンも前回から急激に頼もしい。
笑わせつつクライマックスに向けての助走的な回となっているが、
安定クズな次回予告がしゃれにならん。{/netabare}

第19話「神は求められるから存在できる」
{netabare}ロボバトルのまっただ中になぜもろパン?
と笑わせておいてからのアンジュ死亡という実にらしい滑り出し。
ブリヲがサリア、エルシャとクリスに与えたものを偽物とは言えない。
(でも妹の情緒不安定ぶりはブリヲでも手に負えないクズということか。)
なので、変態っぽいけど、絶対悪でもないところがいい。
あっちを立てれば、こっちが立たないというのは上に立つ者の悩みだ。

与えられたものに満足する人間への退屈。
されど、与えることの恍惚。
与える存在であり続けないと玉座を失うという憂鬱。
アンジュ「要らない!」
ブリヲ「ドラマチック!」
これからブリヲの神性をぶち壊して一個体に引きずり下ろすということか。
やっぱりドラゴンの世界は統制されていつまらん。
ドロドロしたノーマの世界のほうが圧倒的に面白い。{/netabare}

第18話「ガチ過ぎてちょっとひくわというブーメラン」
{netabare}ジルよりむしろヒルダにヒクわ。
OPでタスクに腕を絡ませているからそっちに行くかと思ったが、そんなことなかった。
サリア達が容赦ない攻撃を仕掛けてくるのは、
殺してもブリヲがいれば蘇らせることができると思ってるからじゃないか。
ドラゴン勢の闘いがブリヲのシステムに対する反システム運動であるのに対し、
ジルのリベルタスとはほぼブリヲを殺すことでしかない。
これは思想的求心力が弱い。
加えて、ロザリーは人望がないし、ヒルダはアンジュのことしか考えていない。
アルゼナル勢が人心を掌握する未来がまるで見えない。
ここからは喫茶アンジュがどれだけ思想的に発展できるかが見ものだ。{/netabare}

第17話「サリアの成長」
{netabare}サリアが手強くなってる。
ジルの下を離れてから自分の色を出して頑張ってるようだ。
あれな趣味を部下に嘲笑されても怯まないのが何よりの証拠だ。
ヒルダは断絶の壁を超えてしまったのか。
しかし、そんな相手にも握らせてしまうタスクのラッキーが半端ない。
作品の良心モモカだけは彼に近づけてはダメだろう。{/netabare}

第16話「ふつうの友情ものになるわけがない」
{netabare}本筋としては戦う理由、責任の再確認というところですが、
前半はギャグ回で、後半は戦隊ものみたいでした。
投げ方が星飛馬なのは分かったけど、
巨人の星世代じゃないので、打ち方はドカベンの岩鬼かとおもた。
プロゴルファー猿も入れてくるとはさすが視聴対象年齢が高いアニメ。
ついでにサラ子はデビルーク星人ってことかな。超技術持ってるし。
さりげなく大巫女様批判してたり、一切ツッコミをしないとかかなりのボケキャラでもある。
文化人類学的考証としては、「朝の交尾」発言から、一日三回がふつうのもよう。{/netabare}

第15話「ラッキーバナナ」
{netabare}兄貴が皇帝になる踏み台にさせられたアンジュ。
実はゲートの操作権を握るため兄貴を操っていた竜の人たちの踏み台にもなっていたアンジュ。
アルゼナルに送られればジルの手駒として使われるアンジュ。
そして、タスクと一緒にいるとラッキースケベにあうアンジュ。
特に今回は手足封じられていながらもアニメ史上に残るラッキーバナナ。
前回に続き一気に説明を盛り込んできて、
世界とアンジュの事情も見えてきたし、えげつなさも健在だが、
二週連続でドラマの割合が少なくてちょっと物足りない。
早くノーマたちに出てきて欲しいところだ。{/netabare}

第14話「夢有羅布楽雅(ラブホ)炎上」
{netabare}500年後に飛ばされた3人。
アンジュは目の下にクマを作ってヴィヴィアンを虐待するほどに
精神的に追い詰められる。
相変わらずの独り善がりである。
だが、またしても周囲(今回はタスク)の優しさに救われる。
タスクとは、島の時でも直前までいってたので、今回の流れは自然だ。
ついでに、キャラ設定が「風呂好き」である以上、
ノルマのように入浴シーンがあるのもまた自然だ…ということにしておく。
これから戻る世界がまたガラリと変わっていそうで楽しみだ。{/netabare}

第13話「畳み掛ける力業」
{netabare}新OPは間に合わなかったようだ。
旧OPのほぼ使い回しの画と歌が笑劇的にズレてるよと観ていると、
最後に敢えてレズレズしい新画を追加して更なる笑いをとりにくる。
この失敗を成功に転化する貪欲さが流石である。
その余韻に浸る間もなく本編の畳み掛けるような殲滅戦が始まる。
殺伐とした展開の後、ジュリオの小物っぷりで和ませる。
この展開は予想通りだと油断させたところで、エンブリオが歌い出す。
このサプライズ。吹き出すしかない。

その他雑感
ヒルダが男前。アンジュを好き過ぎなくせに。
モモカは相変わらず有能。でも、塩コショウだけじゃ料理はできない。
包丁やフライパンも身につけてる設定なら更に有能。死なないでください。
クリスは一番地味だから死んだ時に「しょうがないか」と諦めてしまった。
そんな自分を殴りたい。生きててよかった。
アンジュが風呂に入っている時に虫が飛んできてあそこに張り付く。
悲鳴を聞いたタスクが駆けつけてきて駆除しようとして、摘んでしまう。
彼のいる場所なら自然にこんなことが起きても不思議はない。{/netabare}

第12話「差別の構造」
{netabare}ノーマは差別の被害者であるだけでなく、加害者でもありましたとさ。
いじめられっ子が同時に別のいじめに加担することもある。
ホロコーストされたと主張しながら、
他民族を堂々とホロコーストしてるような民族もいる。
相手を自分とは異なる存在と認識した瞬間に
人間はその相手に対してどこまでも残酷になれる。
竜とノーマの差別意識は双方向で、戦争状態にあることも含めて、
「よくある話」である。

今週も設定大放出な中、ジル司令官からリベルタス側の陣容が明かされた。
ヴィルキス、騎士、甲冑師、医者に武器屋に犬。
え?犬?
まあ、竜が人間の世界だし。
むしろここまできたら、なんで犬が人間じゃないと言えるだろう。{/netabare}

第11話「シンフォギア…だと?」
{netabare}ますます僕の好みにどストライクじゃないですか。
指輪は聖遺物の欠片で、ヴィルキスがフォニックゲインの力で、XDモード発動か。
バカ兄貴が宝物庫を開いて、やっとサラが登場。
しかも、アンジュとは古代バビロニアどころかジャングルの王者時代からの因縁…だと?
なんかそこにヴィヴィアンもいるし…
でも、敵なのか味方なのか分からん。
回想?にアンジュとサラの事後みたいなシーン混じってましたけど…
もう書ききれないほどいろいろ設定が詰まった回です。

アヴァンで薄汚い人間の本性丸出しの妹が首締められたのには笑っちゃったけど、
ラストのヴィヴィアンのところは胸が締め付けられた。
ほんとヴィヴィアンはやめてくれっ!{/netabare}

第10話「クソ正直な人たち」
{netabare}人間に育てられれば人間となる人間も、狼に育てられれば狼化する。
当然、ノーマに育てられれば疑問もなくノーマになる。
サリアやエルシャの態度が示すように、外の世界という比較対象を知らないノーマのほとんどは本当の意味では差別を知らない。
「私たちの人生を返して!」ってお前が言うか?
なのだが、裏を返せば、竜のことを知らずにそう言える人間の大半も差別の意味を知らない。
アンジュやヒルダが特別な存在たる所以だ。
でも、本当に特別なのはモモカだけど。

他のノーマに人間と戦う理由はまだ弱いだろう。
これからなんか人間からもっと酷いことされそう。この作品だけになおさら。

身分も失ったのにノブレス・オブリージュとか言い出すより、
自分を貶めたからその世界に復讐するというのは正直でアンジュらしい。
シルヴィアもマナの世界の模範的な価値観に正直だし、
おっぱい卵の賞金をゾーラの遺品に注ぎ込んだクリスもまた正直だ。
よって、タスクだけが正直じゃないというのは不自然だ。
平然と「下も…」と言い出すのも自然としか思えなかった。
…そう思える自分はかなりこのアニメに毒されてると思います。{/netabare}

第9話「それぞれの贖罪」
{netabare}アンジュの行動の根底にあるものは贖罪の意識である。
妹の足を不自由にしたこと、社会的地位を奪ったことに。
ヒルダに対しても、第1話で母親から子どもを奪ったことへの間接的な贖罪だ。

対して、ヒルダ・ママとシルヴィアの行動も贖罪である。
差別とは、差別する相手を負の価値の容れ物とすることであるから、
ノーマと人間は真逆の存在である。
そんな真逆の化け物(反社会的価値)を愛していたという罪悪感を払拭するため、
差別の原理主義的実践者となることこそが贖罪になる。
そうしないと自分が社会から排除されかねない。
若い頃に学生運動していたのに、年取ったら超保守主義者になってたみたいなやつだ。

さしずめ、次回予告はこの作品の製作者の贖罪と言えるだろう。

ジュリオお兄様のアンジュへの憎悪の根っこには何があるのだろうか。
兵士手抜き過ぎだろと思いながら観てたら、
アンジュ優勢を演出しといて、最後に妹に刺させるというシナリオ通りの動きだったようだ。
粘着質で、せこいところに有能なこの小物感。末路が楽しみだ。{/netabare}

第8話「息抜き回どころか、とても重要なヒルダ回だった」
{netabare}「本当の世界♪まだ見ぬ世界♪」EDの歌詞を考えてみよう。
ここまでで視聴者が知らされたのは以下の事実だ。
「本当の世界」は差別制度により二つに分断されている。
ひとつは、マナの恩恵で栄える人間の世界。
もうひとつは、ノーマと生きたドラゴンが生息する「イカ臭い」世界。
男がいなくてもそんな匂いがするのであれば、発情するノーマが多いのも得心がいく。

「まだ見ぬ世界」はノーマ差別がない世界と言えるだろう。
アンジュ、タスク、司令がその世界の開拓者らしいことは既知であったが、
今回でヒルダもその一人らしいことが示された。

フェスタとは「今日一日だけは人間に戻してあげますよ」という恩着せがましい施しだ。
アンジュだけでなくヒルダもおそらく人間歴が長いため、その本質を理解している。
理解している二人は、隔離された檻の中の施しを無邪気に楽しめる他のノーマには交わらない。
(サリア隊の面々が花火を見ながら「いい一日だった」感溢れる表情をしているという対比。
この娘たちは、隔離され、比較対象が無いため、不条理な差別を受けているという認識がない。
完成度高い制度だな。)
また、二人は人間を特別視しないからだろう、人間に手を上げることも躊躇しない。

ヒルダのこれまでの行動についてもいろいろと分かった。
ひとつには、アンジュへの気持ちの中には「生き延びるために利口に振る舞うことをしない」ことへの苛立ちがあったこと。
アンジュの「ノーマはモノ」発言の度に暴力で止めていたのはヒルダだとも言える。
ゾーラとその死への態度も理解できた。
第6話でアンジュにモモカが処刑されることを教えたのは脱出計画のためだったようだ。
(更に言えば、同じ回でアンジュが全頭狩りした後、ロザリーとクリスには怒っている描写があったが、ヒルダの描写は皆無だった。アンジュがしようとしていることを察知して、あえて全頭狩りを止めなかったのだろう)
モモカ前にヴィルキスを落としたのは、近親憎悪的な嫌悪感で、
モモカ後にもヴィルキスを狙っていたとすれば、アンジュを亡き者にしてモモカを使うためだろう。
重力ドラゴン戦のあとのサリア隊和解場面で、ロザリーとクリスに向かって「裏切り者」と言ったが、穿った見方をすれば、アンジュに言った言葉かもしれない。
あんたもわたしも、誰とも馴れ合わないはずだろ?みたいな。

なんか、二人の関係が信用も信頼もないけど通じてる感じで好き。
アンジュとヒルダの再会が待ち遠しい。

バトルする物語のテーマって主に二つだ。
「暴力で解決できる事柄は無い」か「暴力でしか収まらない事柄もある」。
(刑法なんて、公権力による暴力の肯定だから、後者が一般常識)
そして、三つ目に来るテーマがあると考えた場合、「生理とかじゃねえの?」だな(万能感)。{/netabare}

第7話「中間管理職の憂鬱」
{netabare}新任隊長サリアが上司と部下の板挟み。
ただし、まな板なのはプレッシャーのせいではあるまい。
サリアは過度のストレスに対処するため、精神的メンテナンスを試みる。
他人に知られると自らの精神崩壊を招きかねないほどの攻めのスタイルで。
とはいえ、竜の種類と攻略方法に関する知識が深く、
いざとなればマニュアル無しでも対処できる有能さがあり、
中間管理職としての責任感と自覚があるという長所もいかんなく披露されていた。

その他、
ヴィヴィアン…「誰が一番最初に死ぬるかな?」発言が思い出されるが、実は人一倍仲間思いで熱い。
モモカ…ドテラを着れば出撃してもいいなんて、マナの世界の平和ボケっぷりが垣間見える。
某風邪薬は半分が優しさでできているらしいが、
モモカはアンジュリーゼでできているので勘違い成分が高いのだろう。
アンジュ…ツンデレの属性力を持ち、乳は筋肉だった。{/netabare}

第6話「悲劇の喜劇性、反転する世界」
{netabare}差別制度という悲劇の滑稽さをこれでもかと突きつける。
ひとつの世界の価値観は別の世界では物笑いの種でしかない。
つまり、貧乳好きには「ケッ、4次元バストがっ!」ってことだ。

カレー臭いマスコットを操縦席にぶら下げているからといって、
他人を蹴落として狩りをするあたり、アンジュの性格が丸くなったわけではない。
変わったのはノーマの平等な実力主義社会のルールに目覚めたことだ。
望むものは何でも与えられる身分と社会にいた自分と決別し、
欲しいものは自分の実力で稼いだ金で買うのだ。
「アンジュリーゼ様」呼びするモモカに「私はアンジュよ」と返すのはその宣言である。
モモカとの再会直後のシーンでは「ノーマのアンジュ」というときにまだ卑屈さが残る。
だが、最後のシーンのそれにはポジティブな決意が感じられる。
それは至極当然だ。
「人間」のルールで救えないモモカの命を、
「非人間=ノーマ」のルールでなら救うことができたのだから。
相変わらずドラマとしてのクオリティが高い。{/netabare}

第5話「島編 ver.To LOVEるーラグーン」
{netabare}タスク君は健全な男子である。
「キミはちょっと乱暴だけど、きれいだし、カワイイし、美人だし」
見た目しか褒めるとこねえし。
健全な男子が美少女と無人島で二人きりとくれば、あとは歴史=「青い珊瑚礁(ブルーラグーン)」が語るとおりである。
また、タスク君は「ラッキースケべはフロイト的錯誤である」というテーゼの優秀な標本である。
この点を鑑みれば学術的にも有意義な回であったと言わざるを得まい。
狂気と凶器の狂姫に狂喜するアニメらしいネタ満載である。{/netabare}

第4話感想「主役の株が下がるほど、作品の株が上がる」
{netabare}主人公の貶めかつ主要キャラの掘り下げ回。
主役の言動をさらに共感できない方向にもってゆくのみならず、
反対に脇役はみな魅力的に描いてゆく。
監察官までさりげなく虫とディスられることで相対的に良い人になってる。

みな等しく人非人であるノーマの世界よりも
差別制度により守られたシェルターの中のみの博愛を説くマナの世界の方が、
偏狭な世界に成り下がってるのだろう。
そんな世界で王族としてエリート教育を受けてきたアンジュが、
キング・オブ・嫌な奴に育ったのは必然と言えよう。
育ってきた環境が違うと、セロリの好き嫌い程度の違いでは収まるまい。
「あの時はアイデンティティ・クライシス真っ最中だったの。中二っぽいことしてゴメ~」
この時期を脱した後で、気の迷いだったと他人と自分に信じこませるしかほかに道はあるまい。{/netabare}

第3話感想「女が髪を切ることの意味」
{netabare}責任感ゼロだし、現実逃避するし、思ったことをそのまま口に出すし、身体は素直に反応しちゃう。
姫様、さすがです(汚れっぷりが)。
今さら気づいたのは、ノーマ制度は世界的なものなのに対し、ミスルギ皇国は世界の国のひとつに過ぎない。
一国だけで制度改革なんてできなかったんだね。
さらに次回予告で衝撃の真実。
「髪はずっと切ろう切ろうと思ってたの。シャンプーのときも、寝るときも楽になる」
そんな理由で、夕陽に向かって墓標を前にスタイリッシュ散髪。{/netabare}

第2話感想
{netabare}一昔前は女囚ものってB級映画の定番ジャンルがあって、キャットファイトお色気バイオレンスアクションだから、ストーリーなんて観るまでもなく決まっていて、ヒロインが無実または軽い犯罪でブチ込まれ、女看守や他の女囚に虐待されるけど、最後は脱走や復讐を成し遂げるというもの。
要するに、貶められた人間性を回復する物語を男性大衆向けにしたもの。
この第2話はそういうテンプレートを使いつつも、ヒロインが無実ではないことも見せつける。
「争いは同じレベルの者同士でしか発生しない」と言わんばかりに姫の人格を貶める。

差別が無くならないのは、他人を道具のように使い捨てるには便利なシステムだからだ。
国王が姫を守るためのノーマ制度改革をできなかったのはここが理由なのだろう。
誰かを犠牲にしなければならない社会で、ノーマ以外にそれを押し付ける対象がないまま差別を廃止すれば、自分がドラゴンと戦うはめになる可能性が出てくる。為政者だし。
いい人ぶってたけど腐ってるな。自分の娘だけ特別扱いだし。
そして、実はクーデターを起こした兄王子が王族の中で最も差別意識の低い人物であるという皮肉。
差別制度なんて所詮はサンドバックを用意するための政治的手段であって、方便であって、欺瞞であるという本質を見抜いているのだから。
彼には為政者として「最大多数の最大幸福を手っ取り早く実現するために差別制度を利用してマイノリティを切り捨てている」という冷酷なまでの合理性に基づく信念を持っていて欲しい。
(シュナイゼル殿下ぐらい聡明であって欲しいけど、変態なんだろうな)。{/netabare}

1話目を観て
{netabare}SEEDやギアスとは世界観が違うと思った。
魔女狩り時代の中世末期(あるいは近代初期)ヨーロッパ的な野蛮を感じる。
王族も絶対王政以降の世俗的権力というより、マナ?という神格化された何かを象徴する宗教的な権力に近い感じ。

特権階級にあることを当然と考えているアンジュ姫の残酷さ。
ルールをはみ出さない官憲の残酷さ。
権力に承認されたものに自動的に追随し、手のひら返しする学友と市民の残酷さ。

グロ描写なんて見た目だけの残酷なので全く興味はないけれど、
こういう人間性や制度のリアルな残酷さを描くなら面白くなりそう。~ {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

島送りの半ケツ!?

ドラゴンと戦うロボ物らしいけど…

マナという魔法の力により表面上は平等で平穏な世界の皇女様が
自らも忌み嫌うマナを持たぬ異端者ノーマの身に墜ち島送りになってしまうスタート。

貴族階級あったら格差あって平等じゃない気もするけど…まぁいいか。
平和な世界に見えて実は歪んでるって設定は色々と含みがあって面白くなりそうです。

アバンでは尻出してトランスフォーマーのバイク版に乗って歌って、ライトな物語かな?
なんて思ってたんだけど、初っ端からズドーンと重い枷つけて落としてくれました。
私の大好きな映画『グラディエーター』を少しばかり彷彿させてくれています。
今は正気すら保てない状態の皇女ですがその這い上がりっぷりが楽しみです。
上手く掴んでくれたので期待しつつ観ていこうと思います。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※2話感想{netabare}
分かり易い死亡フラグ、展開はお約束ではあるけれど
テンポも心理描写も良く今期の台風の目に成る気がしています。

プリンを捨てるアンジュの姿にはメッセージが集約されていて早くも名シーン。
(後で食べてワンセットかな?)
今までの価値観をそう簡単に覆せないのも良く分かります。
それでもノーマながら慕ってくれたココの死によって
残酷な現実を直視し受け入れる事になって行きそうです。次回結構気になるな…。

エロ&グロで人を選ぶけどロボットはカッコいいし声優豪華だし結構惹かれつつあります。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
死の間際になりやっと自身の立場を受け入れたアンジュ。

多くのものを犠牲に覚醒を果たしましたが
指輪を渡していたという事はお母様は色々と知っていたようですし
ノーマ側ではジルも知っている感じでもう少し深い物語が楽しめそうです。

それにしても「こいつ死ぬな…」って思ったキャラは次々と逝ってしまいます。
このペースは予想を超えていて驚きましたが、
やりすぎると死の価値や衝撃が薄れてしまうので暫くは落ち着いて欲しいかな。

後は虐げられたノーマがそこまでして人類を守る義理はないと思うで
その辺の背景を描いてくれればスッキリ楽しめると思います。

プリンはやっぱり口にしましたか。
安いプリンもアレはアレで美味しいと思うけどな…。
{/netabare}

※4,5話感想{netabare}
どっちもどっちで陰湿な報復の応酬の果てアンジュ機墜落!
そして無人島で謎の青年タスクと出会い心を通わせる。

サンライズは無人島ホントに好きですね。必須パターンという感じ。
触れ合い方も古典的で蛇に噛まれた箇所もあざとかったりしましたが、
タスクの存在が謎で(居ないはずの男性ノーマの可能性が高い)興味をそそります。
この世界の形に関わる鍵になりそうな気もします。
それに竜をわざわざ凍り漬けにしているのも引っかかりますしね。
マナ生成に必要なのかな?
ジルが口にしたリベリタスという水面下で動いている計画(?)も気がかり。

過激だったりツッコみたくなる描写も多いですが、
生々しい心情が良く描けていますし
ストーリーも良く練られていそうなのでかなり楽しめています。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
侍女モモカ参上の巻。

改めてノーマと人間との社会の差を再認識させ
アンジュがノーマ側に成ったのが良く判る序盤の締めの一話。
侍女の忠誠心も天晴れで、それに答えたアンジュもカッコ良く、
ジルの判断も粋な人間味のある良い話でした。

アンジュの買い物の時も思ったけど、
やっぱり人間社会では貨幣は使われていないみたいです。
働こうが怠けようが望んだ物が手に入る世界。
食べ物も資源も無尽蔵に湧くユートピアという事なんでしょうか?
…そりゃ歪んでる筈ですね。

貨幣もこの島でしか使われないならわざわざ刷る必要もない気はするけど。

次回から中盤の展開かな?
アンジュの活躍と共にや歪んだ世界の行き着く先が楽しみです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
サリア掘り下げ&チームワークが産声を上げた回。

サリアの隠れた趣味が露呈。
ノーマにもマンガ読んだりやアニメ観るゆとりがあるのは意外でした。

戦闘では久々に人(ノーマ)死にが出ても良さそうな敵で緊張感もありましたしたが
アンジュはあったか~くしてご出勤。ギャグ回だった模様。
まぁみんな無事で何よりでした。
最後は今までの事をお湯に流してチームとして機能しだしましたが今度はシルビアがピンチ!?
次回から新たな展開、皇族の陰謀も絡んで来るのかな?
{/netabare}

この世界の形を少々【予想】{netabare}
キリが良さそうなのでここいらで予想を入れておきます。
と言ってもヒント少ないので第一印象って感じなんですけど…。

ノーマこそが本来の人間の形でマナは一種の呪いだと思っています。
でも現状は呪われた者の方が多いのでマジョリティ万歳!で正常な者が異端です。
女性だけなのは謎ですがとりあえずは生命力が強いからって事にしておきます。
人間界ではマナ人口が増えドンドンと培養されている状態。
異次元から来るドラゴン達はマナを求めてやって来ていて
今後、人間界のマナが増えるに従い強力になっていくのではないでしょうか。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
水着回と思わせて大脱走の急展開。

『溶ける水着でパン食い競争』は観たかったけど、潮目が変わってきました。
そろそろ…と思っていた所なので驚きはなかったですが、
アンジュだけでなくヒルダやクリスの想いの描写もあり
この後どうなるのか気になる構成は見事です。

タスクがどう動くのかその正体は?
アンジュは妹を救えるのか?またヴィルキスに跨る事はあるのか?
ヒルダを待つ運命は是か非か?
等々、この後の展開に色々と思いが巡ります。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
アンジュにヒルダ、やっとの思いで帰還するも待っていたのは絶望そして捕縛。

ヒルダは逃げてもロクな事にならないだろう…とは予感してたけど、
アンジュも似たような結末になるとは想像以上でした。
シルビィアまでもがあんなにがっつり憎しみを抱いているとは!ぐはっ!
わざわざ、ここまでして呼び寄せて
皇族達は島送りにしても生きてたら腹の虫が治まらないらしい…救われようがない。
ほんとノーマはゴミ屑以下なのだと改めて思い知らされました。

次回はタスクが活躍しそうですが
こうなるのを予期していたかの様に先手を打つジルはやはりスゴい。
でも二人とも島に戻ったとしてもこんな世の中じゃ戦う気力も失せちゃいそうですね…。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
タスクに救われ島に戻ったアンジュは世界と人間の醜さを痛感し世界への復讐を誓う。

落とし戸タイプの絞首台は縄がグンッ!ってなった瞬間に首が折れる仕様なので
ホントはギリギリアウトのタイミングなんだけどね。(笑)

真っ黒な悪の世界に悪で抗うスタイルは嫌いじゃなく
アンジュの動向が更に興味深く、ダークヒロインぶりに期待が高まって来ました。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
サリアの過去、ジルへの想いが明らかに。
そして謎の機体とドラゴンの奇襲を受けるアルゼナル。
アンジュの活躍でひとまず追い返すが、多大な損害と犠牲と共に新展開の幕が開ける。

色々と伏線含みな急展開はこの先を予感させるも読めず気になります。
皇家とドラゴンを駆る一族のとの繋がりとは?
そしてヴィルキスとは?リベリタスとは?この世界とは?
疑問に満ちこの後の展開にワクワクせざるを得ないです。(シルビィアだけは今更…ですが)
しかも堀江&水樹の二大歌姫声優の競演も叶うのは嬉しい衝撃。
飽きさせないシナリオと隙のない心理描写を兼ね備え、もう良作の域と言って良いかも。

島の4割程吹き飛びプラントなる物も破壊されヴィヴィアンに危機が迫っている模様。
【予想】{netabare}プラントで作る飴舐めてないと死んじゃう子かと思ったけど、
次回予告見るとどうやら竜化してしまうみたいですね。
あと、予想ついでに書いておくと今回フェイリンと共に名前が出たバネッサってのが
タスクの母親ぽいかなとか思っています。
{/netabare}…次回も気になります。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
アンジュに世界の成り立ちを語るジル。
ノーマ解放計画リベリタスへの参加を一度は拒否したアンジュだが
自身が殺してきたドラゴンの正体が人間だと知って…。

テンポが良く気になる疑問にも答えてくれる内容でノンストレス。
この世界の構図も大分見えてきました。
各国の王家でバランスをとりながら不要な人間同士(ノーマと竜族?)を排除してきた様です。
どうやら旧ミスルギはゲートの開け閉め担当らしい。

竜に関してはまだ謎が多い状況ですが元は人間の模様。
親竜を救おうとしていた時にチラッとそんな気はしてましたが、
ミランダを捕食していたり凶暴性が強く流石にそれは無いかな?
っと考えていましたが甘かったです。

ちょっと可愛いヴィヴィアン竜は助かって良かったですね。
(そろそろ死人が出てもおかしく無かったですし…)
本人に自覚は無かったみたいだけど、どういう経緯でパイロットになったのかが気になります。

ジルとエンブリヲは見知った雰囲気。元恋人とか兄妹とかかな?含みがありそうです。
アンジュも反発しつつもリベリタスへと梶を切りそうです。
アルゼナルに来る艦隊が甘い言葉を投げかけていましたがそんな筈もなく
次回以降も波乱となりそうです。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
やはり、艦隊が運んで来たのは救済ではなく殺戮。
指令官のジルはリベリタスを発令し反攻作戦を開始。この状況でアンジュは…。

予想はしてましたが新年早々の殺戮、女子供にまで!(←当たり前)
アンジュに共感し「許せん!やっておしまい!」気分で応援し
その活躍ぶりは痛快でしたが結局は殺しあうだけの不毛な争い…。
今回でクリスや子供達も逝ったか…と思いきやエンブリヲの手で復活。
治癒の域を越えているしナチュラルに宙にいるのでやっぱこの人、神なのか?
だとすると人間にマナを与えて高見の見物をしているように思えます。
敵か味方か不明ですが、
そのうちアンジュが「人は貴方の玩具じゃない!」とキレそうな気はしますが…。

どうやら感情で色が変わるヴィルキスももの凄く気になりますし、
今年も引き続き楽しめそうな出だしで期待が持てます。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
アンジュとタスク、ヴィヴィアンが飛ばされたのは500後の世界!?
戦いとも離れた遠い世界で自身を見つめ、愛も芽生え始めるが…。

どうやら500年後に飛ばされた様ですが微妙に違う世界観。(ミスルギ皇国ではなく日本?)
ゲートの向こうの世界かな?って気はしてたけどラストのお迎えでどうやら確定。
予感もあり覚悟は出来ていたけど人類の存在や虚実が世界ごと逆転しだしました。
リベルタスすらちゃぶ台返しする勢いのある
懐の深いストーリーが実に素晴らしく興味津々引き込まれています。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
もう一つの地球で告げられた真実。偽りだとしてもアンジュ達にとっては真実の世界。
帰還の意志、平和への道など多くの思いが交差する。

4~6話感想に書いた疑問に答えてくれました。
やはり無尽蔵に湧くマナには仕掛けがありましたね。
秘密が出揃った感がありますがアンジュはどう動くのかな?
祖竜アウラをエンブリヲの手から解放しサラマンディーネの世界に戻し
マナの無くなった世界で新たに平等で平和な社会を作り直す…という険しい道を
歩むのでしょうか?
{/netabare}

※16話感想{netabare}
スポーツを通じお互いを知るアンジュとサラ。失われた家族の時間を埋めるヴィヴィアン。
そんな中、エンブリヲの空間竜巻が都を遅う。

アンジュとサラの友情の芽生えと共に強力な歌姫コンビがカッコ良く誕生。
戦歌って気持ちが高揚するので今後の戦闘シーンに楽しみが増えます。

ヴィヴィアンのお母さんは助かって良かった…んだけど、
あの重さの物が直撃してほぼ無傷だと、ちょっとヌルくなった印象も。
(大怪我で病院送りくらいはしても良かった気もします。)
まだ緊張感失う程でもないですが、大切にして貰いたいです。

エンブリヲも攻撃してきたって事はコチラ(現世)の動向に感付いたのか、または
【予想】{netabare}偽りの世界で現世を上書きする計画なのかも知れません。{/netabare}
佳境へ向かい争いも激しくなりそうですし目が離せません。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
元の世界に戻る決意をしたアンジュ。
アウラ奪還作戦に合わせて帰るつもりがエンブリヲの罠にハマり戦闘に巻き込まれる事に…。

帰ったら色々状況変わってるだろうな…とは思っていたけれど、
ノーマの仲間内で勢力が別れてしまった模様。
あの後、島に取り残されエンブリヲに救われたグループ(サリア、エルシャ、クリス)と
母艦アウローラで脱出・合流したグループ(ヒルダ、モモカ、ロザリー、そしてジル達ご一行)
に別れてしまったと推測できます。
どちらが正しいのか…と言うよりどちらも正義の形なのでしょうけど、
異世界など、多くを見たアンジュがどう判断するのか見所になりそうです。
平和を取り戻し、台詞の通り
『皆でヴィヴィアンのお家で笑い合える未来』になると良いのですが…。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
ジル達と合流したアンジュだったがなりふり構わぬリベリタスのやり方に反発。
アンジュなりのリベリタスを決意し船を後にする。

ジルの異様なまでの執念。
やはりアレクトラの時、エンブリヲと何かあった様で気になります。

アレクトラの名を捨て、人としての心まで捨てたジル。
アンジュリーゼの名を捨て、人の心を残したアンジュ。
ノーマ、人間、ドラゴンやら種族など関係なく人の道、人とは?
と問う作品でもあるようです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
サリアに捕らえられたアンジュはエンブリヲ側の事情を知ることになる…。

今回はエンブリヲ側のお話。
やはりサリア達は助けられ魔性の言葉と共に心酔していった様です。
人の心も操れ不死身で神の如きエンブリヲにどう対抗していくのでしょうか?
エンブリヲ自身も永遠に続く役割に思う所はある様ですが…。
ジル達の動向もあり佳境へと向かう歯車が回り出しました。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
懐柔しようとするエンブリヲの精神攻撃に必死に抵抗するアンジュ、
サリアの助けにより脱出を試みる…。

懐柔を回避したアンジュ、懐柔に屈してしまったアレクトラ。
対比させながらも人物の心理を良く描いています。
中隊をはじめ、皆の絆も感じることが出来ましたし
ラストバトルに向け盛り上げの布石となる回であった気がします。
{/netabare}

※21話感想{netabare}
空中では旧知の仲間達が争い、地上ではエンブリヲから逃れようとアンジュ達が奮闘する。
その渦中、モモカとタスクが命を落とすことに…!?

やはりエンブリヲくん強し! 神だものなぁ…。

そんな争いの中、久々に重要人物が亡くなる展開!?
二人とも生きていてくれてるんじゃないかな…と希望がありつつも死に方としては結構ヤバイ。
ただし生と死を司るエンブリヲくんも居るので、もし死んでしまっていたとしても
復活の可能性はあるかなって気はしています。

クリスは過去の嫌な思い出と共にロザリー、ヒルダと対決。
泥沼な関係になってしまってますが次の戦闘でロザリーがクリスを救うとかそういうキッカケで
今度は良い記憶を思い出して修復へ向かってくれるんじゃないかなと思っています。

エルシャは再び子供達を失い、失意や怒りの念が沸いてしまうかも知れないけど
時間とともに相手でなく’争い’そのものを憎む方向に
考えが向かってくれるんじゃないかなと期待しています。
あの緑色の流れ弾は友軍の物って気もしますし…。

何にせよ仕切直した後に本当のラストバトルが待っていそうです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
統一世界に向け本性を現したエンブリヲ。
アンジュは最愛の者達を失い悲嘆していたが、そこへ死んだはずのタスク達が帰還する。

タスクは忍術で、モモカはフライパンで命を取り留めた模様。
ちょっとというかかなり強引だけど希望が失われずまずは良かったかな。
生きていても、もう少し引っ張るかと予想してたので意外とあっさりな気もするけど。

エルシャも子供達が助からず利用された事に気付きあっさり投降。
エンブリヲの人心掌握術もちょっと疑問…一度助けたのならまた助けてやってもよかろうに。
二度に渡り死んでしまった純真な子供達が気の毒でならない。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
絆と因縁渦巻く中、いよいよラストバトルへ!

17話のヴィヴィアンの言葉が伏線になっていると思うので中隊メンバーに死者は出ない気はするんだけどそれでもハラハラ。(ジル辺りはヤバイ気はしてますが…)
演出面での盛り上げ方も上手く、バトルシーンもしっかり描けているので
安心してこの佳境を楽しめています。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 44

78.8 8 お姫様で恋愛なアニメランキング8位
七つの大罪(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1469)
8704人が棚に入れました
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

侮りがたし日5|ョ∀・´)…感動スペクタクル大作!!!

◆原作コミック 全24話 原作未読
◆ジャンル アクション ファンタジー


絶大なる"魔力"を有し、人々から敬われ、時には恐れられる
存在(聖騎士)に守られた国「リオネス王国」
王国の王女『エリザベス』はたった一人国を離れ、ある物たちを探す旅に出ていた!
それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、
全騎士団を敵に回した罪人たち―〈七つの大罪〉
たどり着いた一軒の酒場で、『エリザベス』は
店主を名乗る一人の少年『メリオダス』に出会う!
それは彼女と〈七つの大罪〉たち、そして世界の命運を一変させる
"とびきりの冒険"の始まりであった― (あらすじ公式サイト引用)


簡単な相関図_((Ф(・ω・`)コンナカンジカナァ!???w
スマホだと変なんなるかも´・ω・)ω・`):

          
           凸リオネス王国凸
     
       【§聖騎士§】(甲冑着た強いヒト達)
        (民衆から敬われ、恐れられる存在)
   探してる                 魔神の力を利用!?
    ↙                         ↘
 王国王女        ↑↑↑         〈∮魔神族∮〉(滅びた!?)
『エリザベス』      【VS】     不思議な魔力を有した怪物?
  探してる       ↓↓↓          ↗
(一緒に旅をする) ↘            魔神の力と関係あり!?
            【†七つの大罪†】       
         かつて王国を裏切った!? 者たち   
       『メリオダス』『ディアンヌ』『バン』
      『キング』『ゴーセル』他 +『ホーク』(豚)



14年10月~15年3月まで放送された王道アクションファンタジー
作品ですが私も毎週楽しみに視聴させて頂きました!!

というかここ最近のこの日曜5時枠作品は侮りがたしΣヾ(゚Д゚;)ノ

中々の超感動スペクタクル大作に仕上っており
私大変夢中になってしまいました(๑→‿ฺ←๑) ♪

どこか中世ヨーロッパの景観を描いた様な世界観に
魔力や、魔法などのファンタジー要素が加わって
コレぞ王道たる魅力の所以と言いますか…

そこに息をもつかせぬ熱いバトルアクションに
それぞれのキャラの想いが重なって
この戦いは負けられない!! 仲間を救う!!
大切な…大切な存在(ヒト)の為に…

そう…その幾多となくおとずれる感動秘話に胸熱必死!!!
なのであります。゚(゚´ω`゚)゚。


そんな中でも私がとても胸熱で大好きになったキャラ、及び彼(彼女)らの
エピソードをまじえてBEST③形式で書きしるしてみました!!



*・゚゚・*ヽ(*゚∀゚)ノ*【このキャラ良かったよ!! BEST③】*ヘ(゚∀゚*)ノ*・゚゚・*:

―第③位―

『ディアンヌ』

巨人族の『ディアンヌ』はその可愛らしい容姿と気取らない
真っ直ぐな性格が好印象✩
だけども、と、とても体が、その… で、でっかい(*/ω\*) でも~
それがまたいい味出していて、ホント、ピュア(嫉妬深いw)で魅力的な女のコ♡
CV:悠木碧さんの声、演技もピッタリでした♪
彼女の優しさとういか人柄の良さには多くの方が共鳴したことと思います!

なんといってもあの{netabare} 『キーラ』の弟さん(子ども)を助けるシーンは
とても胸熱、名シーンでお涙必死かと…。゚(゚´Д`゚)゚。!!

そこから、『キーラ』&『ハウザー』が聖騎士を裏切り
『ディアンヌ』を助ける胸熱展開も大変良い(*>ω<)bイイ!!
『キング』との幼い頃の素敵なエピソードも、微笑ましくとっても◎ {/netabare}



―第②位― 

『キング』

妖精王 ハーレクインこと『キング』はその純心で一途な性格と
見てくれが変化するギャップや、常に眠たげな表情で枕を抱いて宙に浮いている
癒し系な雰囲気もさることながら、やはりその優しすぎる彼の
魅力にコレまた夢中になった方も多勢いらっしゃる事かと思います!!

なんといっても、 {netabare} 疲弊した『ディアンヌ』を全魔力を使って防御の壁(バリア)
を使って『ヘルブラム』の攻撃から守るシーンは最高に胸熱(*>ω<)b
というか、か、カッコ良すぎます!!  コノコノォ(〃´Д`σ[キング]qw

『ディアンヌ』との…切ない…過去のエピソードや
旧友『ヘルブラム』とのエピソードも思わず涙の垂れ流し状態に。゚(゚´Д`゚)゚。{/netabare}




―第①位―

『ホーク』ちゃん (豚’`ゥ(*´(00)`)’`ゥ)

残飯処理騎士団 団長こと『ホーク』ちゃんは
本作のマスコット&イメージキャラクター トコトコトコ(((っ´(00)`)っ♪

残飯の量を増やしてもらうことに日々命をかけている―w

戦闘能力は皆無だが…
なぜか!?w 自分のコトを”最強の戦士”と思い込んでいるw
喋る豚として本作では基本ツッコミ担当!?
『バン』からはこれまたなぜか!? 師匠と仰がれる存在!!
何かと上から目線で口は粗いが全く持って憎めない、
愛嬌が抜群の魅力的キャラ♪*

ハラハラバトルの合間に終始、笑いをもたらしてくれる点も◎!!

というか、私途中まで、ずっと『ポーク』ちゃん(pork)かと思ってましたが…
『ホーク』ちゃんだったのですね(ノ∀`;)w

そんな『ホーク』ちゃんに、 {netabare}まさか…最終回前話にて
まさかの豚ちゃんにお涙頂戴させられてしまうコトになるとは…。゚(゚´Д`゚)゚。
紛れもなく彼(彼女?)は1人の勇者であり、真の漢の姿そのものでありました―!!!!

「あんな気のいい奴を… よくも… くそがーーーー!!」

途中『ホーク』と仲違いする展開になってしまっていた『バン』の
あの一言が全てを物語っていましたネ… (つω・`。){/netabare}



他キャラの皆さまも大変、個性的かつ魅力的でしたが(*>ω<)b
今回は私のツボによりハマった3名(匹)を抜粋しご紹介させて頂きました!!


ただ『団長』『バン』『ゴーセル』の3人はどこか…
不死身過ぎでw バトル中もなんだか、まだ全然本気出してない感が強く
特に『団長』&『バン』は常に余裕感(隙)が出ているというか…w
元より『バン』は不死身属性を持っているせいか…

大事なバトルシーンにてやや緊迫感が損なわれてしまった感が…・ω・*) ソーッ

ただその”強さの底を見せない”雰囲気というか…
そこが本作の特徴であり、興味を注がれる面白さであるゆえ
後々恐らく色々と解き明かされる上で大事な
要素の一つなのであろうと私は勝手に思っております✩

それでも最後の方の局面は ハラハラ|ョ゚Д゚。))))ドキドキで
最高の盛り上がりを見せてくれました!!

とにかく視聴前、私が期待していた以上に大いに楽しむことができました!!

終わり方も、続編に期待を含ませた見事な締め!!でしたので、
さらなる彼らの冒険の続きが描かれる日を心待ちにしたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 52

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この作品で経験した私の初めて・・・(//∇//)

この作品の原作は未読ですが、日曜夕方の5時半枠の作品という時点で視聴を決めていました。
この時間帯のアニメは健全に感動できる作品が多いのと、雨宮さん、悠木さん・・・といったお気に入りの声優さんが出演されるのも大きな後押しになっていたと思いますけれど・・・^^;

これは未だ人と人ならざるものの世界が分かたれてはいなかった古の物語・・・
国を護る聖騎士達は絶大なる魔力を有し、恐れ、敬われた・・・
この様な下りから物語が始まります・・・この下りは結構好きでした^^

物語の舞台はブリタリア・・・聖騎士が守る国なのですが、聖騎士が「聖戦」の開始に向けた準備を着々と進め、増加した騎士の横暴な振る舞いによって国は荒廃の一途を辿っていました。
それを憂い危機的状況であると感じた第3王女のエリザベスは、聖騎士を止め聖戦を回避できるのは10年前に国を追われた伝説の騎士団『七つの大罪』だけだと考え、彼らに助けを乞うため白を抜け出し七つの大罪を探しに旅立つのです。
こうしてエリザベスは、とある酒場に流れ着き・・・物語が動いていきます。

七つの大罪の団長・・・メリオダス
憤怒の罪を背負う彼が本作品の主人公なのですが、とにかく格好良過ぎです^^
体格は決して良くはないのですが、一度怒りを買うと一国を滅ぼしかねない・・・と噂されるほどの強者です。
特にエリザベスが絡んだ時・・・それもエリザベスを傷つける輩に対するメリオダスの強さは半端無かったですね^^;
時折、エリザベスに対して過度なスキンシップを強行していますが、それも彼なりの優しさの表れなんじゃないかと思います。
王女として城で暮らしている分には、心配も不自由もありません・・・
けれど、エリザベスにとって初めての旅は、7つの大罪と同行しているものの常に危険と隣り合わせで、時には傷つく仲間に涙したり・・・城での生活と真逆な環境に身を投じているんです・・・
張り詰めたら切れてしまう緊張の糸を緩めてあげようとするメリオダスの粋な計らい・・・として私はメリオダスとエリザベスの日常の掛け合いを見ていました^^

リオネス王国の三女・・・エリザベス
彼女には第1話から涙してしまいました(//∇//)
7つの大罪を探して聖戦を止める・・・その決意は立派ですが残念ながら決意だけでは目標は達成できないでしょう・・・
でも彼女の人柄が・・・周囲の人を巻き込んでいくのです^^
彼女の心からの感謝の意は、人の心を揺さぶります・・・
一緒に行くと決めたから、時には身を挺してでも自分の役割に対して真摯に向き合います・・・
例え倒れても前を見据えると約束したから・・・

そんなエリザベスの傍で主にツッコミを担当していた「残飯処理騎士団」の団長ホークちゃん・・・
ちょっとコミカルで、でもここぞという時に頑張る彼(彼女?)の存在は大きかったですね^^
メリオダスの友人でバンから師匠と呼ばれるホークちゃんでしたが、物語の終盤・・・「いいや、いるっ」と叫び立ち塞がったホークちゃんは、間違いなくヒーローだったと思います。
そしてその立ち振る舞いに私は涙が止まりませんでした(//∇//)
これまで色んな作品を見て涙してきましたが、豚さんに号泣したのは初めての経験です。
アニメって・・・奥が深いですね^^;

その他にも嫉妬の罪を背負ったディアンヌ(CV:悠木碧さん)や強欲の罪を背負ったバンなど7つの大罪のメンバーが徐々に判明していくのですが、今回の物語では全員が勢揃いするまでには至りませんでした。
最後に新たな展開の布石も見えましたし・・・次期に期待ですね^^

オープニングテーマ
「熱情のスペクトラム」by いきものがかり
「Seven Deadly Sins」by MAN WITH A MISSION
エンディングテーマ
「7 -seven-」by FLOW×GRANRODEO
「Season」by 瀧川ありさ
オープングの2曲はどちらもお気に入りです。エンディングは物語の余韻に浸っていてあまり覚えてなかったのですが友人がカラオケで歌っているのを聞いて気になったので、今度ちゃんと聞いてみようと思います^^

2クール全24話の作品でした・・・やはり日曜夕方5時半の作品に間違えはありませんね^^
冬アニメのベスト10には間違いなく入ると思いますが、お気に入りの棚に入れるかは少し悩みたいと思います^^
続編・・・すっごく期待しています♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:ファンタジー、バトル
◎放送時期:2014年10月~

●原作:漫画(作・鈴木央、週刊少年マガジン連載)
●シリーズ構成:菅正太郎 ●監督:岡村天斎
●キャラクターデザイン:佐々木啓悟
●アニメーション制作:A-1 Pictures

■ストーリー■
絶大な魔力を有する「聖騎士」に守られた「リオネス帝国」。
王女・エリザベスは、10年前、国を裏切り多くの聖騎士を殺した「七つの大罪」を、とある理由で探す旅に出ていた。
その先で1人の少年と出会い、新たな冒険が始まることとなる。

■総評■
※原作未読。

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}エリザベスは聖騎士のクーデターを阻止するため、七つの大罪に助力を求めて旅に出た。
そして倒れた酒場で助けてくれた主人公の少年が七つの大罪の団長・メリオダスだった。
彼も他の七つの大罪を探す旅の途中らしく、情報を集めるため開いてた酒場(ホークの母の力で移動してるっぽい)の看板娘にエリザベスを誘い共に旅へ…という話。

今回襲ってきたオジサン騎士、メリオダスにやられて死んだかと思ったら生きてたw

メリオダスは何故容姿が昔のままなのか?
あの途切れた剣で何故あんなに強いのか?
その辺の秘密は後々明らかになるのかな。

まだ謎も多いが王道ファンタジー感は好きだしテンポも良かったので継続。
ホークが可愛いwCV久野ちゃん効果か^^{/netabare}

【2話】
{netabare}聖騎士ギルサンダーを怒らせたことが原因で名水(お酒の材料)を封じられた「バーニャ村」でのお話。

エリザベスの新コスチュームかわいい!
メリオダスはあの姿だから緩和されてるけど、ただのスケベ親父やw
前回からセクハラに全く気付かないエリザベスは天然どころじゃない^^;
さらにドジっ子属性もあるときたw彼女はこの先戦ったりするんだろうか?

聖騎士の剣は聖騎士にしか抜けないと言っていたけどメリオダスがすんなり抜いたし、やっぱり聖騎士と互角に戦えるのは七つの大罪だけってことなのか。

今んとこメリオダス無双って感じでイマイチ盛り上がりに欠けるけど、味方・敵共にキャラが増えると面白くなるかな。
あ、後半の槍投げ→槍投げ返しは迫力凄かった!{/netabare}

【3話】
{netabare}「白夢の森」にて七つの大罪の1人・ディアンヌが仲間入り→追ってきたギルサンダーとの戦闘回。

ギルサンダーは10年前 聖騎士長の父を殺されたことへの復讐、そして帝国最強の騎士と証明するために七つの大罪を狙ってるらしい。
けど、聖騎士長の死は七つの大罪の仕業じゃないっぽい。
回想から察するに、全ては誰かの謀略による濡れ衣かな?
メリオダスの最後の記憶『団長…すまない』の言葉の主が鍵か。

エリザベスは今回パンツ奪われてた…
どうやって気付かれないように奪ったんだろう^^;

ホークは今回も弄られ担当w
ディアンヌに火あぶりにされて暴れてるのがかわいそ可愛かった!

最後はメリオダスが負けたふりしてギルサンダーを出し抜き新情報入手。
ギルサンダー、早くもすごい小物感が…^^;

七つの大罪が聖騎士と互角にやりあえるのは、彼らも元は帝国騎士だからなのね^^{/netabare}

【4話】
{netabare}ギルサンダーから他の七つの大罪の在処を聞き出した一行。
バステ監獄に囚われてるバンを探しに出るのだが、思った以上に深手を負ったメリオダスは途中で倒れてしまい、近くの街で休むことになるも既にそこには聖騎士の手が伸びていて…という話。

メリオダス、今回も元気にエリザベスへのセクハラをはたらいてると思ったら…
やはり聖騎士の力は普通じゃないっぽい。

さらに治療のフリして毒薬を飲まされたメリオダス。
どう復活するのだろう…

それにしてもディアンヌちゃんの乙女心が可愛い。
大きい自分には団長のために戦うくらいしかできないと、それでも精一杯メリオダスに尽くそうとする健気さが良い。

今回もホークは癒しでしたw
スペアリブと肩ロースのくだりは笑わせてもらった。

メリオダスの生存を聞いて自ら脱獄したバン。
聖騎士見習いの剣を受けたと思いきや、散髪しただと!?w
杭で打たれた跡も消えてたけど、唯一消えてない傷が首に。
つけたのはメリオダスかな?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

66.3 9 お姫様で恋愛なアニメランキング9位
ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (491)
3172人が棚に入れました
高校生・鏑木アキラには、幼い頃に交わした約束がある。彼の正体は狼男であり、その約束とは夜の眷属の王・ヴァンパイアの女王に仕えるというもの。そしてアキラの前に今、昔と変わらぬ姿の少女が現れる。彼女こそヴァンパイアの女王・ミナ・ツェペッシュだった。
日本に現れた彼女の目的は、ヴァンパイア達の専用居住区、ヴァンパイアバンドを設立する事。戸惑う人間達、そして、彼女を快く思わないヴァンパイアの勢力はミナの命を狙う。アキラは幼い頃の約束を守り、人狼の騎士として彼女を守ることになる。

声優・キャラクター
悠木碧、中村悠一、斎藤千和、甲斐田裕子、伊藤静、小林ゆう、喜多村英梨、渡辺明乃、谷井あすか、中田譲治

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

幼い頃に交わした誓約に基づき、自ら従僕となることを望んだ少年とヴァンパイアの女王との恋の物語…

この作品の原作は未読です。
私がアニメの視聴を本格的に始めたのが2012年ですが、最初の頃に視聴した作品です。
そしてアニメにドップリ漬かる道に舵を切ることとなった作品の一画となっています。
当時、そのくらい影響を受けた作品でしたが、今考えると監督が新房さんで、アニメーション制作がシャフトさんだったら、相応の衝撃を受けてもおかしくないと思います。

dアニメストアで「おおかみかくし」の視聴後、次にお勧めの作品という感じで3作ほどピックアップされた中に本作品を見つけ、懐かしさも相まって視聴することにしました。


普通の高校生活を送っていた鏑木アキラ。
しかし彼には幼い頃に交わした誓約があった。
それは夜の眷属の王・ヴァンパイアの女王に仕えるといういうもの。

あるときアキラの前に一人の少女が現れる。
その少女こそが古の契約の王女、ヴァンパイアを統べる
孤高の女王にして夜の闇に君臨する少女ミナ・ツェペッシュだった。

日本に来た彼女の目的は、
ヴァンパイア専用居住区=ヴァンパイアバンドを設立する事…。
空想と思われたヴァンパイアの出現と、日本における特区の建国。

戸惑う人々はヴァンパイアと共存すべきか否かを模索し、
そして対立するヴァンパイア勢力は、
女王の座を降ろさんとミナの命を狙う…。


TOKYO MXのイントロダクションを引用させて頂きました。
この作品が放送されたのは2010年の冬なので、もう10年以上前になります。
先日視聴した「おおかみかくし」でも思いましたが、10年経っても残っているモノなんですね。

視聴したのは8年ほど前になるので、内容はほぼ朧気にしか覚えていません。
また、その頃は声優さんにも疎かったので、本当に右も左も分からない状況でした。

物語は、真祖の血脈を受け継ぐヴァンパイアの女王であるミナ姫と、幼い頃にミナ姫と出会い、彼女の傍にいることを約束した人狼の少年アキラが、お互いの絆を深めていく一方、ミナ姫の目的であるヴァンパイアバンドの設立を巡る攻防、そして、真祖を巡る血の陰謀など、内容は盛りだくさんです。

今回改めて視聴して思ったのは、一応アニメの展開上は終わりを迎えましたが、それが物語の終わりでは無かったということ…
それにメッチャ大きな謎を残して終わってるじゃありませんか!
原作はいずれも完結しているようです。
伏線が殆ど回収されていないので続きが気になって仕方ありません。

これまで、原作の完結から相応の時間を経てアニメ化されている作品が幾つかあります。
「フルーツバスケット」や、「うしおととら」などが該当すると思います。
どちらもしっかり腰を据えて制作された作品だと思います。
原作の販促目的のアニメと合わせて、原作が完結している作品も是非検討の遡上に挙げて欲しいところです。

オープニングテーマは、中野愛子さんの「フレンズ」
エンディングテーマは、hibikuさんの「爪痕」
最終話はオープニングとエンディングが入れ替わっていました。
記憶に残っていたモノの一つがレベッカの楽曲をカバーしたオープニングです。
レベッカとかムッチャ懐かしいんですけど^^

1クール全12話の物語でした。
今回視聴して一つだけ思ったことがあります。
主人公であるミナ姫の声優は碧ちゃんですが、本作品の第9話のタイトルが「ワルプルギスの夜」なんです。
この頃から碧ちゃんと「ワルプルギスの夜」って切っても切れない関係だったんですね^^;
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

一族の長の苦悩、計算された(?)金髪幼女設定

【レビューNo.14】(初回登録:2023/1/5)
コミック原作で2010年作品。全12話。
YOUTOUBEで「1話で騙される超展開アニメ」で紹介されていたので視聴。
シャフト制作。

(ストーリー)
主人公は金髪幼女のヴァンパイアの女王「ミナ」。
物語の格子は下記の通りですかね。
{netabare}・「ヴァンパイアバンド」建国
 「人間とヴァンパイアの共存」を実現するため、ミナはヴァンパイア
 の女王として、ヴァンパイアが安心して暮らせる世界「ヴァンパイア
 バンド」を東京湾の人工島に建国することに邁進します。
 そこには日本政府との政治的な駆け引きだったり、また因縁の「真祖」
 と呼ばれる三支族との権力闘争といった要素が加わって・・・
 彼女は時に非情な決断を迫られることになります。
・人狼・アキラとの愛と絆の物語
 記憶を失って普通の高校生活を送っていたアキラですが、過去にミナとの
 盟約(永遠に女王に仕える)を交わしていた。その記憶を取り戻した今、
 二人の絆の物語が動き出す。
 作中では恋愛描写的な感じが多いですが、実際はそれよりも大きな愛・
 絆的なもののような?
・バトルアクション&ホラー
 異能の力を持つヴァンパイアや人狼たちのダイナミックなバトルシーンも
 この作品の見どころとなります。
 あとヴァンパイアが人を襲っていくホラー要素もぶっ込まれているかな。{/netabare}

(評 価)
{netabare}ストーリーを見たらわかるように、1クールの中に結構いろいろ詰め込んで
いるのでちょっと苦しいかなって感じる部分はありますね。
特に三支族の話は、ヴァンパイアの女王であっても彼らの後ろ盾がないと
その権威を保つことができないらしいのですが、非常に分かりにくいです。
そういう意味でもシャフト独特の演出を入れつつ、上述要素のバランスを
保ちつつよく1クールでまとめたなと感心します。

個人的にこのアニメの一番の見どころは
「ヴァンパイアの女王「ミナ」の抱える苦悩や葛藤~心の強さと弱さ」
それを見事に魅せてくれた悠木碧の快演だと思います。

一族の長として彼女には皆を守るという重責があり、また理想実現のため
に清濁併せ呑み、時に非情な決断を下さねばならない場面もあります。
彼女は常に強くあらねばならないのです。でもその反面本当は誰かに
支えて欲しい、特にアキラにはずっとそばにいて欲しい、そして汚れた
自分を本当はアキラに見られたくないという心の弱さも併せ持っています。

それを効果的に魅せるのが「金髪幼女」設定なのです!
(まあ本当は400歳位らしいのだが)あの幼い容姿で凛として振舞うから
そのギャップで彼女の強さが引き立つのであり、またその幼さは彼女自身
の弱さの象徴でもあるともいえます。
正直最初は金髪幼女設定にあざとさを感じていたのですが、悠木碧の演技
を観るにつれ腑に落ちました。
まあ本当に原作者にそういう意図があったのか知らんけどw
(あと種族的な設定で子供を産まねばならないらしいが、体が成長して
 いないから産むことができないという口実に使ってる部分もあるらしい){/netabare}

上述の通りいろいろな要素を詰め込んでいるため、人によっては捉えた方
が違ったり、途中から「なんか思ってたのと違う」と感じる人もいるかと
思います。それでも個人的には高評価で観てほしい作品ですね。
あと「1話で騙される超展開」については、作品を見てのお楽しみ(笑)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「租界をつくるのじゃ!」「そうかい」

まあ、指導者ミナ・ツェペッシュを眺めるお話でしょうね。

OPの「フレンズ」だけは納得できなかったなあ。
カラオケで必ず歌うやつがいるから、こんなとこでまで聴きたくねー。
さすがにそこは1曲作ろうや。作品内容とあってるとも思えないし。

内容的には、吸血鬼が日本の埋立地に血族の租界(ヴァンパイアバンド)を作るというお話。
要素としては[微エロ、一人称ワラワなロリ、人外、アクション]あたり。
2話の時点でいろいろ、このご時勢アウトくさい描写が出てきて、これどーなのよと。
全体的には、まあわりと無難な感じになってはいたが。
ときどきあるアクションシーンはいいアクセントになっていたように思う。

興味深いのは、おとぎ話の存在であったヴァンパイアが、
突如表立って人間社会に存在と主張を展開する、そのやり方でしょう。
けして暴力一辺倒で破壊と混乱を招くのではなく、
表面上は交渉可能な相手を装いつつ、資本主義国家の首根っこを押えてくるなど、
硬軟織り混ぜてよく考えてるなあと。
たぶん、あれをやられるのが一番効果的で、怖い。

『シャングリ・ラ』の感想で、アニメの組織描写について与太話をしましたが
本作におけるヴァンパイア組織の描写はそこそこ洗練されたものを感じました。
血を吸うだけがヴァンパイアではない、と。
そこの意識の高さは個人的に高く評価したい。

各話の脚本はそれなりに出来が良く、それとはべつに、
主要人物の設定含め、コアな部分を視聴者に握らせないまま
ズルズルと話を引っ張っていく構成が、なかなかお上手で。
あらゆる物事が、核心を残して周辺部分だけ埋まっていくので、
意外と途中でドロップアウトできない感じ。

なんだけど。
すごく「コントロールされたシナリオ展開」という印象を受ける反面、
キリキリと物語のテンションをあげていく、
燃え上がる感じが今一歩足りてないのではなかろうかと。
明らかに終盤の加速感が足りない気がするのよね。

マクロスFやギルティクラウンの吉野氏が、シリーズ構成を務めつつ、
自身が直接、各話の脚本の8割がたを手がけている模様。

どうにも評判は芳しくないようですが、なかなか端正な仕上がりの佳作かなと。


●どえらく評判の悪い第1話について

なかなか面白い切り口で世界設定の提示と今後の期待感を織り込んでおり、
むしろ良く出来た第1話と思っている。
スタートダッシュにおいてどれだけ「基本的なもの」を
広く浅くタッチできているだけを、自分は見ちゃったりするので。

基本的なものってのは、たとえば
舞台となる社会の価値観や成熟度であったり、独自設定の枠組であったり、
あるいは作品の通俗性の度合いであったり。そのへんのことで。
2話目以降にガツンと走っちゃっても視聴者を置いてけぼりにしない仕込みが
ちゃんとできているかだけを考えてしまう。

で、悪いクセなのか、それらをけっこう項目ベースで評価してしまう。
いざ絵と声が乗ってアニメーションとなった際に
アニメ好きな人の目にどう映るのだろうとか、あんまり想像できない。
根本的に自分はアニメってものに対する情熱やこだわりが足りないんだろうなと。
ほんと、いろいろ勉強になります。

ていうか、この第1話、アリだと思う人は、
けっこう自分と似たスタンスでアニメに接してる方なのかもしれない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

71.1 10 お姫様で恋愛なアニメランキング10位
学戦都市アスタリスク(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (1046)
6823人が棚に入れました
“アスタリスク”と呼ばれる水上学園都市“六花"を舞台に物語は展開する。

アスタリスクは、世界最大の総合バトルエンターテイメント星武祭の舞台であり、六つの学園に所属する星脈世代の少年少女がここで覇を競う。

声優・キャラクター
田丸篤志、加隈亜衣、東山奈央、井澤詩織、小澤亜李、内田雄馬、星野貴紀、赤﨑千夏、田村睦心、内山夕実、長妻樹里、杉田智和
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

8話まで視聴済。感想というより疑問点などなど。

原作関連は未読です。

比較して書くのはどうかと思いますが、
方向性・ジャンル・元媒体等々カブると
比べずにはいられないです。

話数が進むにつれて、
個人的に評価が悪くなってる感。
無難な出来だとは思う。
何かあるか?といえば、無いと思う。

8話まで視聴後-----
{netabare}
今回は感想ではなく、ここまで観た上での疑問点などを。
見方によっては揚げ足取りのような内容かもしれませんが・・・。

●ジェネステラ●
社会的な立場や市民権などの一般人との関わりはどうなっているのか?
キリンの父親の件を視聴した時に抱いた点です。
それなりの「力」を持っているのだから、
正当防衛な内容でも罰が重くなるというのも理解できなくもない。
ですが・・・強盗・人質的な流れで責められるべきことなのか?とも。
ましたや一般人とそこまでの差があれば、
迫害・差別がありそうなものだが、その辺りの描写は無い。

もっと根本から言えば『ジェネステラ』の詳細。
『ストレガ』という用語は出てきましたが、
他のそれと何が違うのか?
ストレガ以外にも何か特殊な分類はあるのか?

●フェスタ●
どうやら様々な形式の大会があるようだが、
次の舞台がタッグ戦であること位しか説明されてない。
差別化したいなら、まず軽く説明があっても良かったのでは?

●学内ランキング●
8話まで観て驚いたのは、
アヤトに負けたキリンが一発でランク外という事実。
順位付けの意味が無いような気がするのですが・・・。
普通割り込まれて負けた方が1つ下がるものだと。
明確なランク付けでなく、
おおよそのTOP○人的な表現なら有だと思えますが。

ついでにランキング2位と5位の待遇の差は?
ハッキリ描写は無いですが、
ユリスの部屋はそんなに広そうでは無かったような。
でも会長の部屋は・・・。

●アヤト●
目的・真意的なところはここでは触れずに、
純粋に強さ・能力的な部分について。

封印を解除しないと全力で戦えないというのは理解しましたが、
封印の有無でそんなに差があるのか?

ユリスとの決闘では(多分)封印したままで圧倒している。
セルベレスタ適合時封印は解除してない(と思われる)。
が・・・キリンとの最初の決闘では解除&セルベレスタで負ける。
改めての決闘では普通の武装と絡め手で倒す。

何というか・・・強さの基準というか描写というか、
今一つハッキリしない印象ばかりが目に付くかな。


2クール物らしいので、
恐らくは順次小出しにしてくれるパターンだとは思うのですが、
もう少し先に見せてくれてると分かり易いと思える部分は多いかと。

追記で。
レスターさんが結構良い人になっていて安心しました。
逆に会長と新聞部の兄ちゃんが何者なのか、とても怖いですw
{/netabare}

6話まで視聴後-----
{netabare}
5話から新章突入というところでしょうか。
ここ2話で、また新キャラが沢山出てきました。

キャストがやたら豪華な他校生徒会長達。
技術提携(?)結んだ学校の2人組。
そして学内ランキング1位の娘さん。
ちょっと増えすぎでは?とw

ユリスは頑張ってメインヒロイン的アピールしてるんですが・・・
他の方々の印象が強すぎて、霞んでるかな?
クローディアは相変わらず腹黒・お色気で押してきますし。
新キャラ・キリン(漢字は勘弁)は・・・
色々な意味で13歳という年齢に驚かされますし。
(普通の刀でオーガルクスと決闘~勝利。さすが学内1位。)
幼馴染の青い娘さんは・・・出番の無さが逆に印象的。

ユリスの立場が危ういな~と思いつつ、6話まで観てきました。
{/netabare}

4話視聴後-----
{netabare}
ひとまず、闇討ち事件(でいいのかな?)に終止符。
正直・・・斧の兄ちゃん疑ってました。
でも顛末では結構可哀想なことになってました・・・。

何というか・・・この作品だとツッコミ処を
笑って済ませられないんですよね、何故だか。

武器の性能なのか主人公の腕なのか、
人形をぶった斬っていくシーンでも、
やたらと手応えというか描写というか軽すぎる気がしますし。
お姫様抱えて戦う理由も途中までは納得できますが、
最後までしてないとダメなの?とか。
「お姉ちゃん」とか「為すべきこと」とか、
殆ど「呪い」と変わらないな~とか。

何より、やはり主人公の心情に
全く共感もできないですし好感も持てない。
途中すっ飛ばして結果だけ見せられてる感じしかしない。
まだ「一目惚れでした」と言われる方がマシか。
説明セリフ的な物ではなく、
表情や行動・しぐさなどでも見せて欲しいかな。

2話で出てきた幼馴染ちゃんには、ここ2回では出番無し。
ヒロイン対抗馬というなら、
もう少しタイミングとか順番とかあると思えます。
{/netabare}

3話まで視聴後-----
{netabare}
我が家の視聴環境では『落第騎士の~』の後にコチラが放送になる為、
似てるという噂を聞いた上での視聴になりました。
が・・・思った程は似ていない感。
噂でハードルが上がっていたのでしょう。
設定や展開は近いものがあるのも確かです。

今のところ、これと言って評価できる点が
あまり無いというのが正直な感想です。
唯一あるとすれば・・・生徒会長役で東山さん出演という点。
(生徒会長だけ名前を憶えてますw)

それぞれのの思惑や人間関係は
今後明かされていくスタイルだと思います。
が・・・やはり比較してしまうのが人の性でしょうか。
主人公(現時点で名前を覚えてない)君の
思惑や狙いや感情等々が今一つハッキリしない。
姉探しや復讐かと思ったが1話で否定していたような・・・。
特待生っぽい扱いだが、それまでは何処で何をしていたのか。
「なすべきこと」という言葉に反応を見せるけど
彼自身何がしたいのか見えない。
『落第騎士~』の一輝に比べるとパッとしないな~と感じます。

ところで。
2話で登場した幼馴染さん。
3話で全く出番ありませんでしたが・・・。
チラッとでも出番あげてくださいw
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

呪縛と約束のコラボレーション・・・テンプレ系ですが全然有りッス^^;

この作品の原作は未読ですが、ラノベ原作の学園モノである事・・・そしてCVには加隈さん、東山さん、小澤さんが出演されると知って視聴を決めた作品です。

最近、アニメを視聴する上で出演される声優さんのウェイトが大きくなりつつあります。
「あ、この作品○○さんが出演するんだ・・・んじゃ見よっと^^」
こうして当期に視聴する作品が山のように膨れ上がっているのも理解していますが、大好きな声優さんが活躍している姿(?)は一人のファンとして視聴しておきたい・・・と思っちゃうんですよね^^;
作品には色々な入り方があるので、その一つかと思いますけれど・・・^^;

この物語の主人公は、「天霧辰明流」という剣術の使い手である天霧 綾斗・・・
彼は生徒会長に剣術の腕を見込まれ、星導館学園の高等部に特待生として転入してくるところから物語は始まります。
生徒会長が彼に託した願いは、6校の学校で覇を決する星武祭(フェスタ)と呼ばれる武闘大会で良い成績を納める事・・・という話をまず生徒会長から聞く筈だったのですが・・・^^;

やっぱり「持っている人」の運命って違うんですね^^;
転校初日の朝は、気持ち良いくらいの晴れ渡る空に爽やかなそよ風・・・
そんなそよ風になびいて綾斗の前に舞い落ちてくる一枚のハンカチ・・・
ホント心の中は親切心だけだったと思います。
「きっと困るだろうから返してあげよう・・・」
ハンカチの落ちてきた窓から部屋に入り込んだ綾斗の目の前の光景は・・・(//∇//)

この様な主人公とヒロインので出会いはこれまで何度も目にした光景です。
「何で玄関じゃなく窓から入るの・・・? しかも勝手に・・・?」
とツッコミが頭に浮かんできますが、これもご愛嬌・・・^^;
でも現実で同じことしたら犯罪ですけれど^^;

「ハンカチを届けてくれてありがとう・・・これはとても大切なハンカチで・・・」
と綾斗の行動に素直に感謝したのは、ユリスというこの作品のメインヒロインでした。
「え、それで良いの?」と思ったのも束の間・・・
「でも、それとこれとは話が違う・・・私はお前に決闘を申し込むっ」
こうして綾斗は転校初日に学園の中で決闘する事になり・・・物語が動いていきます。

物語の進展と共に、ユリスの背負っている十字架が明らかになっていきます。
ヨーロッパのとある国の第一王女であること・・・幼い頃共に遊んだ友人がいたこと・・・
そしてフェスタで絶対優勝しなければいけない理由があること・・・
でも明らかになるのはユリスの過去だけではありません。
多少考え方に硬さはありますが、実直で・・・仲間を守るためならどんな敵が相手でも決して身を挺する事も厭わない・・・
最初はツンツンしたお姫様だと思っていましたが、後半に向けて鰻登り的に評価が向上したキャラでした。

キャラ・・・というとどうしても外せないキャラが二人・・・
まず一人目は生徒会長のクローディアさんです。恥ずかしながらエンディングのテロップを見るまでCVが東山さんだとは気付きませんでした(//∇//)
明るく元気なキャラ・・・若しくは恥ずかしがり屋のキャラを演じるイメージがありましたが、こんな妖艶なキャラも演じられたんですね^^
東山さんの新たな魅力を発見したと共に、キャラ自身も底の見えていないので、今後の動向が気になるところです。

そしてもう一人は・・・はい、綺凛ちゃんです(//∇//)
小澤さんのキュートなボイスもですが・・・色々と盛り過ぎで、これって反則じゃありません^^;?
最初に綺凛ちゃんを見た時から予感はありましたが・・・この作品の一推しキャラでした(//∇//)

オープニングテーマは、西沢幸奏さんの「Brand-new World」
エンディングテーマは、坂本真綾さんの「Waiting for the rain」
とにかくオープニングの曲が格好良くて大好きでした^^
今回もレビュー投稿後にアニソンBEST10を作成する予定ですが、間違いなく上位に食い込む曲だったと思います。

1クール12話の作品でした。レビューではキャラのことばかりでしたが、核心である舞踏会もキャラがしっかり動いていて見どころ満載です。
この作品は分割2クール作品と聞いているので、後半戦も目が離せない作品になると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

うち. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

主人公最強でヒロインがそこそこ可愛く、作画も綺麗なのでそういった面ではオススメ

主人公の耳が良い系アニメです。
ツンデレっぽい赤髪とお姉さんタイプの金髪とか古き良きラノベの王道を突き進む作風だと思います。
一話は作画が綺麗で戦闘も良く動くので観てみても良いかも?

四話感想
主人公の力が実は封印されていたようでやろうと思えば封印が解ける設定だったようです。
こういったヒロインを抱えながらサクサクと敵を倒す展開はもう清々しいくらい俺最強な特色が出てて、面白いと感じました。ただキャラに愛着が湧いたとか、興味が出てきたかと言われるとそうでもないんですけどね。

物語の方はまあ生徒会長が思ったより黒いキャラで闇の組織の一員という感じがしてヒロインとしてはあんまりなキャラになったのは良かったのか悪かったのか…まだ判断するのは早い気がします。

六話にして魅力が薄まってきた感じがします、敵側が何をしたいのか良く分からないしキリンは良いのですが主人公が鬱陶しくて魅力を感じません。
これまでのラノベアニメとの差別化があまり出来ていないのでこれからは挽回してほしいところ…

十話感想
まあまあ面白くなったかな?という印象。
主人公組以外の戦闘描写は良かったと思いました、主役の戦闘は淡白さが出てしまっていてイマイチ入り込めないのが残念。
私がレスターに感情移入してしまうのは綾人にあまり魅力が無いからでしょう、主役としてどうなんだそれ。
綾人がただ流されているように見えるのは主体性が見えてこないからかも知れません(私の読解力不足もある)

物語の起伏があまりなくて淡々と進行しているように見えるのですが気のせいでしょうか?山場がどこなのかが分からないのが難点なのかも。

年上系ヒロインがそろそろ出てきて欲しいところ。

最終話まで観た感想
 あまり面白くなかったかなぁというのが素直な感想。エロス描写と戦闘描写がどこかのラノベアニメと比べてしまうと見劣りしてしまうのは否めませんでした。

 しかしエフェクト…特殊効果の見せ方というかそういう描写は好きな部類でした、OPとEDも好みでした。
 何というか作画が良いだけに薄味なストーリーなので怒りというか勿体無いと思う感情の方が強いと思わせるアニメでした。

・キャラとか物語について
 それぞれのキャラの背景はまあ一長一短という感じでメインヒロインであろうユリスの戦う理由が孤児院に寄付(あやふや)だったのが個人的には薄味だったかなーという印象(イレーネの目的も金だったので被るというのもある)
 ユリスのハンカチって結局如何に大事なものかという設定も無いみたいですし、なんだったんだあのハンカチ…
 キリン関係の親父の刑期を軽くするとか無実の証明とかは良かったと思います、小物なおじさんも良い味だしていたと今思えばそう感じます。
 綾人の目的が不明瞭なのは頂けなかった…というか明確な目的が無いのはどうかと思いました、姉の失踪理由を探るということも一切していないのはどうなのよと感じました。
 彼のやっていることは戦うことと、女の子を口説くことしかしてません。

・音楽とか作画
 なかなか良かったと思います、特に武器を振る時のビームサーベルみたいな音は好きです。

・総括
 面白さというよりヒロインの可愛さに助けてもらっているアニメだった。戦闘シーンはイマイチな時とまあまあな時があり安定しなかったのも残念でした。
 主人公最強物語やヒロインの可愛さを味わいたい方にはオススメ出来ます、物語の品質は保証出来かねます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

66.9 11 お姫様で恋愛なアニメランキング11位
虫かぶり姫(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (129)
373人が棚に入れました
侯爵令嬢のエリアーナは幼い頃から本に夢中で、ついたあだ名が「本の虫」ならぬ「虫かぶり姫」。そんな変わり者の姫に、王太子であるクリストファーはこう告げる。 「私と婚約してほしいんだ」 婚約によってクリストファーは宮廷内の派閥争いから解放され、エリアーナは王太子の婚約者として王宮書庫室への出入りを許される。これは、お互いの利点のための“名ばかりの婚約”……のはずだった。 4年の歳月が流れたある日、エリアーナはクリストファーが子爵令嬢アイリーンと仲睦まじく語らう姿を目撃してしまう。ついに婚約解消の時が来たことを覚悟するエリアーナ。だが、その心には複雑な想いが交錯していた……。 本好き令嬢の勘違いラブファンタジー。エリアーナとクリストファーの“本当の恋”の行方は――!?
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話までなら良作

{netabare}
少女漫画風なろう。
少女漫画系は大抵好みだけど、あんまりでした。
悪役令嬢なのでラスボスを~でも同じような印象を抱いたけど、原作ラノベの1巻範囲でやることはやりつくしたけど強引に引き伸ばしました感...。

3話までは本当に良かったと思う。
本しか考えてなかったエリアーナが立場が危うくなって初めてクリストファーを愛していることを自覚するところとか、そこから本よりもクリストファーを優先するようになる過程の描写とか、序盤は純愛ものとしての出来が良かった。
王宮内の独特の雰囲気も醸し出せていてどこか御伽話の中の世界のようで綺麗な作品だった。
クリストファーとの過去からの関係性も描かれ物語として完全に完成していた3話。

ここからは急降下。
分かりやすい悪役を出して、それをクリストファーがどうにかしてくれる、言わばなろうに近いような構成の話・スカっと系の話ばかり。
2話も言ってしまえばそうだったけど、こういう話ばかり何度も続けられると。
政治関係の話もあるけど、実情を知らないエリアーナが理想論を語っているだけで特段面白みはないし、王宮内争いも描くにしては中途半端。
エリアーナの印象も右肩下がり。
本とクリストファーのことしか考えてない上、何もしないのに自分の大切なものを無碍にされた瞬間いきなり他人にキレだすエリアーナは見ていて不快だった。
エリアーナとクリストファー関係性も3話から進まない、というか進めようがないから必然的に最終回も3話を超える良さにはならず。

演出は結構いい作品だった気がする。
ED曲は秋アニメ1嫌い。騒音。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆10
少女漫画っぽい見た目だから期待してる。好きじゃないけど付き合うところからスタートか。王子が可哀想になってくる。
やっぱりラブコメより恋愛アニメの方が好き。
ED聞くに堪えない。何この騒音...。裏声が気持ち悪すぎる。

2話 ☆7
脳が破壊される…。浮気現場。本読んでただけだとな…。
悪役令嬢? あんまりこういう性悪キャラは求めてないんだよなぁ。
スカッと展開とかじゃなくて順当に恋愛モノやって欲しかった。
まあこの時代背景ならこういうのも多かったんだろうけど…。
推理物かな? 途中ならともかく2話からこういう話はなぁ。
これ今後どう話広げるの? 伊藤歌詞太郎嫌い。

3話 ☆6
急にコメディ要素が入った。これ最終回でやるような内容ではw
主人公この記憶あるの? 話進展無さすぎるな。クソED

4話 ☆7
なんかコメディ調になってきた? 身分隠してこんなとこに出るんだ。
世直し物かな? 平民のくせにいきがるな。僧侶枠みたいなノリやめーや。
クソED。

5話 ☆7
微妙に前回とのつながり分からん。急に頭おかしくなるエリー。
毎回悪役作ってこう言うスカッと系の話しやるのね…。
セリフが子供っぽくない。
こいつなんかキャラブレてない? 二人は幸せなキスをして終了。

6話 ☆6
お守りってより呪いだな。イチャイチャが露骨すぎてな…。
こういう噛ませというか、モブ感すごい悪役出してくるのがなろうなんだよな。
ずっと本ばかり呼んでたから理想論ばかりで世間知らずなんだろうな。

7話 ☆5
本で殴るなや。なんかなろう系になってきたなぁって感じる。
本大事にしてるのかしてないのか分からんな。
主人公の行動が好きになれない。
自分と殿下と本のことしか考えてないというか。一般通過イノシシ。
そうはならんやろw そういやこいつが今回の悪者役なんね。

8話 ☆6
こいつは敵対する気ないんかよ。イキリモード。
本に対する執着がさすがに過剰すぎて気持ち悪いわ。
やばいストーリーについていけてない。
敵国に攻め入る口実にエリアーナが誘拐されかけたってこと?
浮気しようとするな。やっと名前呼びか。ゴミED

9話 ☆5
何だこのおばさん!? そんな内部分裂起きとったんかこの王家…。
励ます(意味深)何か問題あった? 情報漏れてたらまずいのか…?
てか服商人に助言したんだよね? エリアーナの責任でもなくない?

10話 ☆5
しょうもない書類仕事この時代でもあるのか。
自分の親しい人へのアドバイスがダウナーに横取りされて、そのダウナーは過激派だからまずい?
やっとストーリー理解出来た気がする。軍事派と穏健派の調和?
服へのアドバイスって悪意あって広めるものなのか?とは思うけど、王宮の話だしよく分からんな。
この流れ何回やるねんどう考えて相思相愛だろ。何言い出しとるこいつw
エリアーナが面倒くさすぎるこれ誤解されるでしょ。
このEDマジでいつ聞いても騒音

11話 ☆4
エリアーナが面倒くさい奴すぎてイライラしてきた。
なろうの悪役感が強い。
こういうなろうみたいなスカッと系の話好きじゃないよ。
何回こういう展開やるん。

12話 ☆1
本か王子か。今になって思うけどエリアーナマジで不快だわ。
分かりやすいヘイトキャラが処分されていくw このED辞めてくれ。
本よりも王子を優先するようになった。

曲評価(好み)
OP「Prologue」☆7.5
ED「革表紙」☆1.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

二人が結んだのは“見せかけ”の婚姻関係 知らない世界に歩み出す本好き令嬢の勘違いラブファンタジー 本が導く運命はやがて交わり―― 二人の物語を綴り始める

この作品の原作は未読です。
主役を麗奈ちゃんが演じると知り視聴を決めた作品です。
麗奈ちゃんの声質は、ふんわり柔らかそうな虫かぶり姫に完璧にマッチしていたと思います。


侯爵令嬢のエリアーナは幼い頃から本に夢中で、
ついたあだ名が「本の虫」ならぬ「虫かぶり姫」。
そんな変わり者の姫に、王太子であるクリストファーはこう告げる。
「私と婚約してほしいんだ」

婚約によってクリストファーは宮廷内の派閥争いから解放され、
エリアーナは王太子の婚約者として王宮書庫室への出入りを許される。
これは、お互いの利点のための“名ばかりの婚約”……のはずだった。

4年の歳月が流れたある日、
エリアーナはクリストファーが子爵令嬢アイリーンと仲睦まじく語らう姿を
目撃してしまう。
ついに婚約解消の時が来たことを覚悟するエリアーナ。
だが、その心には複雑な想いが交錯していた……。
本好き令嬢の勘違いラブファンタジー。
エリアーナとクリストファーの“本当の恋”の行方は――!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

麗奈ちゃん演じる虫かぶり姫ことエリアーナは、3度の飯より本が好き…
そんなエリアーナですが、自分の心と向き合い自分の気持ちを自覚し、その思いや願いに気付いていく物語として構成されており、この気持ちの揺らぎを麗奈ちゃんが完璧なまでに演じてくれていました。

そう、最初は「好きなだけ王宮図書室の本を読める時間を与える代わりに婚約してほしい」と言われたので婚約を受けたと認識しており、その流れそのものには何の嘘や誤りはありません。

物事を言われたままに受け取る…
もしかすると、これは本好きの影響かもしれませんね。
これまで何年も本に記載されている文章をそのまま知識として吸収してきたのですから…

でも、人間の心情は書物ではありません。
常に移り変わるモノ…そして移り変わることが許されているのですから…

エリアーナは引っ込み思案なところがあって、時にはその性格が物事をより悪化させる元凶になることもありますが、基本的に生きること以外は本を読むことに注力しているので、俗世間に少し疎いところもあるのではないでしょうか。
正確には疎いと言うより知識はあるけれど実践の経験が無いといったところでしょうね。
ですが、きっと彼女自身の持ち前の聡明さが疎さを上回っているのでしょう。

不思議ですよね…
自分の大好きなことをしているだけなのに、それが全部将来の伴侶のための知識となるんです。
自身に言い換えてみると、アニメを視聴しているだけで生活できる…という構図になるのですが、そんなのは天地がひっくり返っても有り得ません。
レビュー書くのは自己満足で1円の足しにもなりませんしね^^;

そう言えば、昔あにこれでイベントがありませんでしたっけ?
レビュー数だったか対象は忘れましたが、ある条件をクリアすると商品券だか電子ポイントだかが貰えるヤツ…
現在のあにこれ登録者数は40万人を突破したようです。
登録者数だけみるとトンデモない数値ですよね。
果たしてこの中で現在進行形で活動している人はどのくらいいらっしゃるんでしょうね。
また、何かイベントでもやってくれると嬉しいんだけどな…

って、すっかり脱線してしまいました^^;

登場人物がそれほど多い作品ではないので、麗奈ちゃんボイスを満喫できること間違いなしの作品です。
木村良平さんとの掛け合いも良き感じでした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ゆかちによる「Prologue」
エンディングテーマは、伊東歌詞太郎さんによる「革表紙」

1クール全12話の物語でした。
原作は連載中で既刊7巻まで出ているそうです。
この作品も続きがありそうな感じで終わりましたよね。
この終わり方されると続くのか続かないのかがムッチャ気になるんですけど…
でも麗奈ちゃんボイスはしっかり堪能させて頂きました。
あ、物語も堪能させて貰いましたよ!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

知識チートものとしては、良心的でブレない佳作。男性が観て面白いかは保証しかねます。

 最終話観ました。いや〜一本芯が通っています。最後まで殿下の寵愛一本でハッピーエンドまで持っていきました。結局、主人公は殿下に好かれる努力を、ほとんど自分からせずに最終話まで行ってしまいました。
 
 序盤から殿下の愛ありきで辟易していましたが、ここまで行くといさぎよいです。

 主人公が全く魔力や武力、実家の力や取巻き、使い魔にいたるまで有形力を持っていない知識チートものは珍しいです。某現実主義位でしょうか。 

 現実主義は、召喚された一知半解の口先だけの若造が国家を運営する物語で、主人公の後ろ盾の無さが非現実的でしたが、本作の主人公のエリーは違います。

 殿下や王族から理由もなく愛されているため、自分のアイデアを実行する権力の後ろ盾があり、失敗してもケツ持ちをしてくれる保証まであります。

 知識チートがあっても、知識を具体化して殖産興業政策まで持っていくには権力に取り入らないとだめなんだよ!と、いう確固たる作者の意思を感じます。 

 知識チートを活かすには、このぐらいやらないと説得力がありません。どうせ、すごいアイデアや知識など表現出来ないのですから、主人公がパワーで物語を動かしていく系の話でなければ、甘々ラブコメで展開していくのも最適解の一つと言えます。
 
 今まで、都合の良いラブラブ展開で全ての困難を片付けてしまうことに色々不満がありましたが、最終話まで観て、軸のブレなさに、これもありかなと思っています。

 女性主人公のラブコメの王道とは、すごいものです。武力が無い、知識チートのみの男性が主人公で、権力者に愛される話を作ろうとしたら、「異世界ラスプーチン、現代知識で王太子の病気を治したら皇帝に寵愛されて後宮で好き勝手に帝国を操れた件」とかになるんでしょうが、これでは悪漢の物語ですね。

 女性主人公の王道ラブコメにアレルギーがあると、完走も難しい難易度の高い物語でした。

以下↓中盤位までの感想

 中盤くらい観ての印象は、女なんて子供を作るための道具に過ぎない貴族社会でウジウジされてもなーでした。

 主人公に殿下がベタ惚れなのですが、主人公は知識があるだけで腕力と権力は無いので、宮廷内のドロドロした思惑に当てられて、ウジウジします。

 封建社会で王族に近い貴族が好きな相手と添い遂げるなんてそもそもありえません。封建社会下の上級貴族の役割は王族の血統を維持させることなので、政治権力を握って政治に辣腕を振るうチャンスがある上級女性貴族も歴史上いましたが、側室とかに関しては受け入れるしかありません。

 日本の江戸幕府を見れば分かりますが、正室が産んだ子は2代目の秀忠だけで、後は全て側室の子が将軍になっています。秀忠も家康と春日局の子じゃね?と言われている位です。
 
 側室なんていらねーくらいバカバカ跡継ぎ産んでやら~という覚悟が無い主人公は発想が現代人過ぎて、なんか浮いています。変にドロドロした宮廷の愛憎劇は、アニメ向きでは無いかもです。

 11話視聴完了しました。後ラスト1話です。何だかんだで殿下の寵愛一本で乗り切っています。せっかくの知識チートも寵愛を失ったら終了という主人公の立場の弱さを補完してくれません。次期王妃としてここまで立場が弱い宮廷アニメはあまり無いかもしれません。ハラハラしながらも最終話が楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

67.3 12 お姫様で恋愛なアニメランキング12位
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (347)
1128人が棚に入れました
「君は真の仲間ではない──」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦⼒外を⾔い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「──はぁ、あんときは⾟かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が⼤パニックになってるとは露知らず、当の本⼈は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが・・・・・・「私もこのお店で働いていいかな︖住み込みで︕」突如かつての仲間であるお姫様が⾃宅まで訪ねてきて!?"のんびり楽しい薬屋経営"、"お転婆姫とのイチャイチャ⽣活"、報われなかった英雄による素晴らしき第2の⼈⽣がはじまる︕

声優・キャラクター
鈴木崚汰、高尾奏音、大空直美、雨宮天、八代拓
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

なろうの弱点。構成ができないから最終回が「転」になってしまう。

最終話まで見て。なろう系の小説原作でいつも思うのですが、連載ものの難しさで小説として構成が厳しいです。
 本作は妹の勇者が合流してからの展開が見たいところです。したがって、通常の作劇法なら12話までの部分を半分以下…できれば3話くらいに圧縮して勇者である妹のキャラと並行して、何かを描けばと思わなくはないです。
 勇者のシーンが無い訳じゃないですけど、結局、描いているのは勇者TUEEE、眼鏡くん無能くらいですからね。なろうの見せ方として工夫がある方だとは思いますが、しかし、それでも冗長感は否めません。

 逆になろう連載時なら細かく積み重ねが読者にあるので、感情移入もできるしキャラも謎も機能するでしょう。そこがなろう原作をアニメ1クールにするときの最大の弱点かなあという気がします。

 と、いうのも12話までは平凡ではありますが見られるレベルでした。過去の経緯や能力が説明的ご都合主義すぎるので高い評価はできませんけどヒロインは可愛いです。そして13話は気になる展開がありましたよ?つまり、起承転結の転の頭くらいの部分、つまり中間点が13話にある感じです。

 この作品の「原作」の真価は恐らくこれからなのでしょう。が、残念ながら私が見たのはアニメであり、13話以降を知ることが出来ません。なので12話までは低めの評価です。13話である程度うまくまとめた点と今後の期待感がある点を踏まえて評価すると平均3点…に最終話の妹勇者の設定の良さをで加点して3.1点くらいかなあ。


以下 12話の感想です。

{netabare} 12話です。スローライフじゃねー、という裏切りは予想できたような、出来なかったような…まあ、どちらでもいいかなあ、という程度のお話ですね。13話があるんですかね。

 正義マンなんですよね。主人公が。こういう強くていい人…うーん。異世界ものの弱点の一つ、ですよね。主人公のキャラ造形。まあ、日常系の性格造形もテンプレ化しているので、必ずしも類型化はネガティブだけではないんですけど、まったり癒しではなく恋愛や裏切りなど人の内面が肝心なストーリーですから、ちょっとこの主人公だと厳しいでしょうね。

 あとは、なんですか、12話の作画。なんか機械的な文明のところとか…手抜き?初めの数話はそれなりに見られただけに、もうちょっとなんとかなったのでは?という感じです。

 評価としては、つまらない。アニメの出来としても見るべきところはありません。{/netabare}


以下 異世界日常系についてです。

 本作でちょっと思ったことなんですけど、我々は日常系、たとえば「けいおん」「ゆるキャン△」をどうみているかです。
 私は女子たちがキャッキャうふふしているのを外から眺めるのがいいと思ってたんですけど、本作を見ているうちに、仲間になりたいというニーズがひょっとしたらあるのかもしれないと思いました。

 で、現代日本が舞台だった場合、男、特におじさんが女子たちの日常に入ろうと思うとこれは無理があります。自分自身をそこに置いてしまうと、願望を満たしてくれる反面、素の自分では本当は仲間になれないという現実を突きつけられます。
 本作では転生してませんが、本作の主人公のように若くて、容姿もそこそこ、みんなが頼る能力と実績かがあれば、女性たちの日常の仲間に入れます。

 で、仲間になりたいという願望については、同性としてか、異性としてか。
 同性なら孤独を癒してくれるということなのかもしれません。異性として仲間になりたい場合、性的な欲求を満たしたいという願望なのか、草食系のラッキースケベ的な世界なのか。これはラブコメとしてのチューニングの問題になります。
 本作の場合は2人で生活してるのに、今のところやってないですよね。性行為というものあれはあれでいろんなストレスがありますので、日常系ではそれもノイズなのかもしれません。
まあ今後の展開ですが草食系からの純愛でしょうね。ハーレムに行くか…まあ行くでしょうけど。

 主人公の立ち位置です。実は昔強かったけど、理由があって一般人として韜晦しながら大人しく暮らしている…スポコンとかヤンキーであるパターンですね。実力がある=劣等感がない、だけど苦労しないし皆から承認される。承認ということはスクールカーストのポジションの問題かもしれません。パリピになりたい願望でしょうか。

 いやパリピではないですね。追放というストレスがわざわざ入るのは、本当の自分を分かってくれる人だけが周囲に集まるという舞台設定なのでしょう。これも一つの承認欲求ですよね。つまりカッコつけてイエーイとやるのも陰キャの我々からすると面倒なわけです。素のままの好きな事をしている自分を承認してくれる人が集まればいいと。

 薬屋がやけに多いのはポーションとかFF的なアイテムとして扱いやすいのもあるでしょうが、魔法の代替=万能、人を助ける、唯一性等いろんな要素があるでしょう。魔法以外で未開な文明の中で突出した存在になるにはちょうどいい職業なのでしょう。悪い言い方をすると無知な住民にマウントが取れます。ひょっとしたら小売業は楽だ、という変な誤解があるのかもしれません。

 これで平穏×ラッキースケベ的ハーレム×好きな事で暮らせる×承認という世界が生まれました。
 つまり、精神性としては、日常系もラブコメもスポコンその他の話も本質的には異世界と変わらないということでしょう。

 こうやって考えると、異世界かそうでないかという区分けは実は意味がない気がしてきました。特になろうの異世界ものはデータベース的に共通認識があるので、投稿主が設定を考えなくてもいいので、気軽に小説にできるということでしょう。
 つまり、異世界とはマインクラフトとかRPGツクールとかと同様のフォーマットであるという事だと思います。なろう型の異世界とはプラットフォームということです。難しいことを考えなくていいですよ。自分の好きな世界を気軽に表現してみましょう、と。だから、類似性や模倣がなろう小説では問題にならないのだと思います。
 で、題名が説明的なのと、タグやあらすじが重要なのは、なろう異世界は好み願望を仮想で楽しむ小説なので、読むまで内容がわからないのでは意味がないということですね。


 本作の内容はこんな感じではないでしょうか。裏切ったもの後悔や懺悔があれば最高ですね。復讐にはしないと思います。それをやると日常系ではなくなりますから。
 つまり、このチューニングに会えば面白いし、私の場合は日常系で仲間になりたいと思わないので、薬屋系が苦手なんだと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

時代遅れの描写?! →「発情姫さま」がいろいろ(エロエロ)と奮闘w

【レビューNo.128】(初回登録:2024/6/16)
ラノベ原作(なろう発)で2021年作品。全13話。
一応リアタイで観てましたが、先日ABEMAで一気見配信してたので当時を思い出
しながら・・・

(ストーリー)
生まれつき与えられた「加護」が大きな意味を持つ世界。
主人公ギデオンは「勇者」の加護を持つ妹のルーティと共に魔王軍を倒すため
の旅に出る。
しかし次第に戦闘で遅れをとるようになり、パーティー仲間の賢者アレスから
「あなたは真の仲間じゃない」と告げられ、誰にも相談もせずこっそりパーテ
ィーを去った。
辺境の地ゾルタンに流れ着いたギデオンはレッドと名を変え、薬草店を開業。
そこにかつて共闘した冒険者にしてお姫様のリットが押しかけてきて、同居を
宣言。こうしてリットと共に、レッドのスローライフが始まった。
一方の勇者パーティーは、(このパーティーを地道に支えていた)ギデオンが
抜けたことにより機能不全に陥っていて・・・

(評 価)
・時代遅れの描写?!”ツンデレ”に”露骨なエロ”のリットさん
 いわゆる分かりやすい「追放ざまぁ系」作品ですね。
 ただ個人的には「追放ざまぁ」よりも押しかけ女房の「発情姫さま」リット
 さんの印象の方が強くて・・・
 ・ロガーヴィア公国の第2王女だが、王位継承争いを避けるため出奔中
 ・昔は「今どきこんな”ツンデレ”描く作品なかなかないやろ!」って位に
  拗らせていたが
 ・レットと再会すると恋しさが止まらない!
  {netabare}・同居を宣言すると、「大きなお風呂」と「大きなベッド」を要求
   → もうヤル気マンマンじゃないですかw
     当然お風呂でイチャイチャ♡ベッドでイチャイチャ♡
     (まあ肝心なところは邪魔が入った等でお預けなんですが)
  ・レットが入っているサウナに人妻エルフとともに突入!
  ・当然水着回もやるよw(そこでも自ら積極的に♡){/netabare}
  前半は”隙あらばエロ”って感じでぶっ込んでくるんだよなあ。
 コロナ前位まではそういうなろう作品も結構ありましたが、この辺も「最近
 ここまで露骨なエロで畳みかけてくる作品もそうそうないやろ!」って感じ
 なんですよね。
 物語の印象は薄いですが、リアタイ時はそんなリットさんにツッコミ入れな
 がら観てたよなあって記憶がありますねw

・意外といいテーマを扱っていた?!
 再度見直すと意外といいテーマを扱っていたのかなっと。
 この作品の世界観
 ・人は加護に相応しい生き方を目指さなければならない
 ・だが加護は人ではない、人には意思がある
  → ならばなぜ神は人に意思を与えたのか?
 それぞれのキャラを通じて
 ●レット(ギデオン)
  {netabare}昔は「勇者の旅立ちを守る『導き手』」の加護に従い頑張っていたが・・・
  追放され新たな生活を始めたことで、加護に捉われない本当の意味で自分
  らしく生きる道を見つけることができた{/netabare}
 ●ルーティ
  {netabare}勇者という人類最強の加護が強力なゆえに
  ・感情を失い勇者として人々の期待に応えるために生きている
  ・それゆえの苦しみ
  ・その加護の衝動から完全に解放されて手に入れた”自分らしく生きる”
   という意味{/netabare}
 ●アレス
  {netabare}「賢者」の加護を持ち、いつの間にか勇者の隣にいること自体が目的とな
  ってしまい、それに最後まで捉われたままの人生{/netabare}
 結構哲学的なテーマを描いていたのかなっと。
 この辺は後半に描かれるのですが、ただ個人的には
 ・この世界観にさほど面白みを感じなかった
 ・上述のように前半でリットさんに洗脳され、そういう作品って見方ができ
  なくなっていた(この辺ではもう脳死状態だったw)
 という感じでしたね。
 それに個人的には、これらの主要キャラよりもティセ、ダナン、テオドラと
 いったサブキャラの方がいい味だしていたので、そちらの方が好みでしたね。
 特にティセは
 ・「アサシン」キャラなので表向きは無表情を装っているが
 ・内心はビクビクしたりツッコミ入れたりと意外と感情豊か
 ・小柄な少女で「うげうげさん」なる蜘蛛を相棒に持つなど愛らしさがあり
  最後もしっかり見せ場を作ったしね
 結構お気に入りのキャラでしたね。

そんな感じで、前半のイチャラブ要素や後半の哲学的テーマに面白さを感じれ
ば楽しめる作品でしょうか。
個人的にはそこまで刺さらなかったですが。
2021年作品とはいえ、”ツンデレ”に”露骨なエロ”など「今どきこんな描き方
する作品はそうそうないやろ!」とツッコミながら観てた作品でしたね。
体を張り奮闘していた「発情姫さま」に敬意を表してということでw

OP「息を吸う ここで吸う 生きてく/ゆいにしお」
・この手の作品だと新生活のワクワク感を表現したOPも多いですが、”スロ
 ーライフ”感ある伸びやかな面白い曲調でしたね。
 (でも本作は一見”スローライフ”っぽいのですが、その割に次から次へと
  事件が起こり、結構バタバタしてるんだよなあw)

(追 記)
2期も惰性で観かけたのですが、続編という感じでもなさそうだったので、もう
いいかで1話途中で切りましたね。
(元々は「1期は綺麗に終わったのに今更何を見せるの?!」って興味本位から)

個人的には「こんな欲望丸出しの姫さまで公国は大丈夫なのか?!」と心配に
なりましたが、でもこの世界だと「高貴な血を絶やさない」いうのも立派な努
めだろうしなあ。
そういう意味ではリットさんは優秀な姫さまなのかw
(官僚の作文読むだけで答弁もまともにできない)アレな少子化大臣よりは、
(自分を持っている)リットさんの方がいい仕事をしてくれそうですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

勇者は、義務か権利か。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
本作の長々としたタイトル通り、随分とごちゃごちゃしたアニメです。

やろうとしたことは面白く、レビュータイトルにした問いなどは非常に哲学的で、上手く料理さえできれば☆5も目指せるポテンシャルはあったと思いますが、結果としては残念な仕上がりに。

レビューでは、本作の秘められた可能性を書きつつ、構造上の問題点も指摘したいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これ、3つのアニメ作れるね。

①真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境で薬屋をやって過ごす、ギデオンとリットを主人公にした、異世界スローライフ&イチャイチャエロアニメ。

②真の勇者じゃないと勇者パーティーを追い出されそうになったが、仲間や世界を救うため、パーティー内では最弱ながらも、バランスのとれたスキルと戦術、戦略などを駆使しながら魔王を討伐する、ギデオンを主人公にした異世界バトルアニメ。

③スキルや加護を呪いのように捉え、その葛藤に苦しみながら戦う勇者、ルーティを主人公にした哲学アニメ。

どれで作ってもそこそこ面白くなりそうです。

個人的には、②が好みです。

ギデオンの「導き手」というスキルの設定は面白いと思います。勇者が成長するまでの指南役兼護衛役。初期パラメーターが高く、バランスも良いが、ある一定以上は成長せず、次第に勇者や他の英雄に追い抜かれる。RPGなんかではよくいる設定の、中盤で死んだり離脱したりするキャラですね(笑) 

でも、それが用済みにならず、力不足を感じつつも勇者パーティーに残って戦い続けるのは、面白そうです。私、そういう立ち位置のキャラ好きですし。

(つまり、スラムダンクの木暮君や、キャプテン翼くんの来生哲兵、ドラクエ5のパパスが主人公のアニメを観たいかどうかです。私は観たいw)。

本作はまあ、③がメインでしょうか。勇者の、眠気、空腹、温度への耐性という加護。逆に言えば、生きていること、「人生」(人としての生)が奪われる呪いともとれます。

また、勇者に限らず、「やれること」「やれと言われること」と、「やりたいこと」が合わないことの葛藤。これは、私達視聴者にとっても、身近かつ重要な問題提起になっていたと思います(ここが本作で一番高く評価したポイント)。

この③については、なかなか良く描けていて、哲学的な深みを感じさせる良いアニメになり、、、そうだったのに、それが微妙なクオリティに。

問題点としては、

(1)①②③を全部やろうとして、全てが中途半端になったこと。

(2)③の超シリアスな展開の中に、①のエロ要素が入ることで、不真面目さや不謹慎さ、軽さが際立ってしまったこと。

(3)作画がクソショボいことで、②のバトルがギャグ化してしまい、なんの熱さもなくなってしまったこと。

主にこの3点により、本作の優秀な設定を全て殺しにいった作品に感じました。

というより根本的に、まとめきれないのに、この難しい3要素を全て混ぜた、原作者の力量不足や見通しの甘さはあると思いました(原作未読なので、あくまでアニメから分かる範囲では、ですが)。

ひとつひとつは凄くよい素材なのに、料理の仕方が悪く、結果としてマズい料理になってしまったという点では、アニメ系の専門学校の教材にでもしてほしい作品です。

いや、これは別に嫌味で言っているわけではなくて、世の中に無数にある「毒にも薬にもならない作品」や「何のポテンシャルも眠ってない作品」に比べれば随分と高評価で、だからこそ、「どうすれば良くなったか」ということを考えられる、「教材化する価値のある作品」だと思うんですよ。

脚本、演出、作画、全ての面で設定を生かしきれていない、なかなかレアな「もったいない作品」だと思いました。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
こういう立ち位置のキャラクター好き。昔、RPGツクールで作ったゲームに似ている(笑) 勇者が仲間を見捨てられないという設定と、竜騎士団副団長のメンツというのが、何気に上手い。

2話目 ☆3
リット、ツンデレチョロイン(笑) バトルの作画はショボいが、バトルを魅せる作品じゃないしな。放送事故レベルの間(笑) 勇者サイドも魅せて、どっかで救うのだろうけど、その塩梅が大事。

3話目 ☆4
生まれついた加護。同一加護持ちの殺傷だけが加護の強化? 凄い世界だな。加護により人生がある程度左右される世界。低レベルだが複数のスキルが使える利点を生かした薬作り。人の一面だけを見て評価してはいけないよな。

4話目 ☆3
終身雇用契約(笑) 思い出話、ちと長い。加護を超える愛。勇者ワンパン。作画は酷いな。だいぶ歪んできた。

5話目 ☆3
勇者の加護。眠気、空腹、温度への耐性。逆に言えば、生きていることが奪われる。作画も展開も崩れてきた。

6話目 ☆


7話目 ☆2
安いな。安い、安い。

8話目 ☆3
会えずにすれ違う流れかと思ったが、さて、会ってどうなるか。勇者闇落ちかな?

9話目 ☆4
勇者は、義務か権利か。勇者という呪いを、よく表現している。

10話目 ☆3
ルーティのためって、それ、導く者の影響なんじゃ?

11話目 ☆2
バトルの作画がショボくて、ギャグに見えてしまう。やってることはそんなに悪くもないと思うけど。勇者のバトルだけそこそこ作画頑張るし、なんじゃこれ。

12話目 ☆2
このアニメらしい、ごちゃごちゃした、まとまりがない悪いラスト。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

73.3 13 お姫様で恋愛なアニメランキング13位
クロムクロ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (698)
3392人が棚に入れました
ダム建設時に偶然発見された謎の遺物、アーティファクトの研究を行うために設立された国際連合黒部研究所。
世界各国の頭脳が集う研究所員の子女が通う立山国際高校には、研究所の娘、白羽由希奈も通っていた。

時は2016年、夏。
ひとりのサムライが、ふたたび目を覚ます。

声優・キャラクター
阿座上洋平、M・A・O、上田麗奈、瀬戸麻沙美、石川界人、小林裕介、武内駿輔、杉平真奈美、麻倉もも、東條加那子、木村良平、植田ひかる、楠大典、小西克幸、Lynn、木村珠莉、巻島康一、手塚ヒロミチ、佐藤利奈、木内秀信、後藤哲夫
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

PAの15周年記念作品…お見事でした

ヒロインを見た瞬間にPAの作品と分かりますね。美海っぽいというか、どっかで見たキャラデザインですが、可愛いのは相変わらずなPAのヒロイン。

やっぱり舞台は北陸方面なんですね。記念作品だし、それはそうかと。でもやっぱりPAの作画は安定感あります。特に山の絵。キレイすぎて見とれました。どんなストーリーだったのか、それは懐かしいロボットアニメの雰囲気を醸しつつ、PA得意の青春群像っぽいところも交えて、面白かったです。

3話…おや?
{netabare}発掘?アーキなんとか?…自分の意思のように飛んでくる…2人乗り…どっかでそんな設定のアニメあったぞ…エウレカなんとか…。
ヒロインの家に居候ですか、やっとこさ物語が動き出すのかな?{/netabare}

4話…まだまだこれから
{netabare}日常パートがスタートしました。しばらくは伏線の話を挟みつつ進めていくのでしょうか。鬼の話、過去がちょっとずつ明らかになってきましたが、まだまだ謎だらけ。父親が後々鍵になりそうです。にしても、カレーの話は笑いましたが、あのカレーは美味しそうに見えなかった…(苦笑){/netabare}

6話…戦闘
{netabare}日常パート続くかと思ったら、1話丸々戦闘。PA、気合い入ってます。機械の動きはまずまずですが、背景は綺麗です。ダイナミックな感じ出てました。
とうとう敵の操縦士が登場しましたが、まだまだ謎だらけ…ゆっくり話は進んでます。{/netabare}

7話…やっぱり失踪は付き物
{netabare}前回の戦闘後の話でした。戦うことに戸惑い、悩み、親とのずれ違い、そして失踪…よくあるパターンですが、どう収拾させるのでしょうか。{/netabare}

8話…敵が現れた、動きだした
{netabare}失踪したヒロインが向かった先は城跡。そこに現れたアホな子の鬼に狙われ、さらにはヒロインを救う鬼が。
ようやく敵の本丸が出てきました。覆面して椅子に座って、なんだか昭和のロボットアニメみたいな敵の幹部だな…。チープだわさ。
でも、動きだした感じがして、おいらワクワクしてきぞ!!の回でした。
城は山城。中世の城ね。全体像見たいな。そう言えば、親友の部屋に掛かっていたタペストリー、凪あすの美海だったのような気が…つーか、PA作品を使ってたね{/netabare}

9話…「乗ってください」
{netabare}ヒロインを救ったのは誰か分からないまま。父親の変わり果てた姿か、意思を受け継いだものか…いずれにせよ、父親と関係しているのは間違いないでしょうね。
基地からの出動、パイロットスーツなどロボットものらしくなってきました。作画が綺麗で見やすいからなかなか迫力あります。それにしても、逃げたパイロットが再び乗るにおいて「乗ってください」を言わすのはけっこう衝撃的かも。普通なら

乗るのが嫌になる⇒上官にこっぴどくやられる(叱責される)⇒逃げる⇒葛藤(新たな出会いもある)⇒乗る理由を見つける⇒自らの意思で再び乗る

このパターンを無視どころか、「乗ってくだされ」と頭を下げさせるんですから。新たな発見です(笑{/netabare})

10話…過去が少しづつ明らかに
{netabare}1クールのクライマックスに近づき、シリアス展開が中心です。敵が捉えられ、尋問を受けながらも何かを企んでいる目、戦闘ものに有りがちな話です。主人公の過去と関わりがありそうな展開も有りがちな話です。でも、面白かった。
雪姫が生きているのは規定路線でしょう。消えたっていってるだけだし。450年前の真実、剣之介の素性は2クールに持ち越し。これは見ていかないと消化不良になります。1クールでは伏線張りまくりで終了かな?{/netabare}

11話…おにぎり、でかっ!!
{netabare}しかも中はカレーかよ!!中身が出てこない、その技術、知りたい。
宇宙人(?)は剣之介の回想に出てた侍でしたね。400年前の出来事、繋がり、鬼、クロムクロ、ユキナの父…すべての謎は2クール持ち越しのようです。見続けないと消化不良になりそう。でも、何となくこうなっていくかなという想像はできます。想像を越えたシナリオになっているか?
チャンバラシーンはいまいちかな。スピード感がないです。動きが重いです。ま、作画が安定しているのでいいのですが。{/netabare}

12話…特訓と日常
{netabare}体力向上等を目的とした特訓の回です。最後はユキナが逞しくなってました。ストーリーとは無縁な回ですが、始めと終わりに次回以降の流れをチラッと暗示する場面アリです。
敵(?)のピンク鉄仮面、姫か?
そういや、これまでクルーたちとの日常とかなかった。これはこれで面白かったです。2クールだからこそ、あってもいい回だったと思います。剣之助、姫が出てきたらユキナとどっち選ぶんだろう…{/netabare}

13話…この作品はラブコメだったっけ? そして彼女が現れた
{netabare}敵との交戦で始まって、そのままシリアス回かと思ったら、文化祭の回だった。青春のも全快、剣之介とユキナのいい雰囲気で進行する中、物語はラストに急展開。雪姫(?)が登場。なんと、剣之介を突き刺す…おぉ、このまま二期に突入みたい。
日常とシリアスのバランスは悪く感じないのは、作画良いのと、流れが良いからかもしれません。これで1クールが終わりだと思いますが、伏線張り巡らされすぎて、回収できるのでしょうか。今回は雪姫とユキナの関係もどうなっているのか謎できましたし。
それにしても、敵(?)の基地と装束は何度見ても昭和ロボットアニメそのもの。狙ってるとしか考えられない。{/netabare}

14話…二期開始、そういや、ロボットアニメだった!!
{netabare}剣之介が刺されたが、驚異的な回復でクロムクロに搭乗。剣之介はいったい何者なんだ!!そして刺されて瀕死の剣之介を守ったのは、なんと鬼!いったい鬼は何者なんだ! と、佳境に入って明かされるであろう謎をぶちこんで来ました。
いや、ロボットアニメだったんだよね、これ。けっこうわくわくしました。PAの絵が綺麗だからすごく見やすく、動きも良いです。
いろんな考察されているけど、やっぱり雪姫だと思うんだな。雪姫とユキナの関係もどう展開するのか。戦いの回でもシーンを邪魔することなく、女の子の心情をチラッと表現するのがPAの良いところ。ユキナの剣之介への複雑な表情するところがグッときます。
二期スタート、スゴくいい始まりです。最後まで面白いアニメでありますように祈ります。{/netabare}

15話…そんな薄い衣で成層圏突破出来ません!!
{netabare}んなもの、1stガンダム以来だぜ…
エフィドルグ襲来で、住民が次々疎開。学校も生徒が減っていく。ソフィも帰国かも…
剣之介はあれだけの重症なのにキズが治ってしまうという、もはや地球人とは思えない状況に。雪姫(と思える)エフィドルグが再び降下で来週へ。
どうも来週がひとつの山かもしれません。雪姫の事がはっきりするかも?{/netabare}

16話…自由とは何ぞや?
{netabare}剣之介とソフィの会話が良い回でした。ソフィは帰らない決断をします。剣之介を意識している描写はないけど、PAだからなぁ…どうなんでしょう。
雪姫(?)は剣之介を認識出来ず、最後に裏切られてダムへ落ちて行きました。一方で、同級生連中は撮影。とはいえ、壊れた街の風景が現実を突きつける感じです。
今回が山かと思ったら、全然です。姫が落ちて救われるのが来週っぽいので、そこからか?{/netabare}

17話…スクランダークロス!
{netabare}これ知ってるあなた、ふふふ…
刺されて落ちた媛は行方不明のまま。裏切ったヤツは味方からは軽い扱い。そんなもんだよね~
補強のために空輸してきた米軍がエフィドルグの空飛ぶタイプに襲われ、クロムクロが救います。そして通称ブルーバードとクロムクロの戦い。空中戦なんて想定外のクロムクロに助太刀したのは鬼(です)。鬼がクロムクロの翼となり、戦いが互角となったという話です。
地上対戦型ロボットに翼…ジェットスクランダー思い出します。レッドバロンもかっこよかったな…。あ、翼に人が乗っているとなると、最近(?)ではオーライザーかな? なんにせよ、ロボットに翼がドッキングは燃えるのです(世代的なものかな?)
謎、伏線がなかなか回収されませんが、最後に一気に来るのかな? 戦闘シーンだけで満足な回でした。{/netabare}

18話…日常回でした…と思わせておいて!!
{netabare}剣之介とユキナに給料が支払われ、何だかんだの流れでいつものメンバー+住職と妹で温泉に行くことに。住職と妹、後半初めて登場ですね。泊まりがけの小旅行で和気あいあい、剣之介のカレー作りに笑い、隠れ湯に行くという、日常回かなと思った矢先、隠れ湯には姫(仮)がいて、ユキナとバッタリ。姫(仮)が傷でふらふらのなか、剣之介が駆けつけたと。で、ユキナがエフィドルグに拐われるという、ラスト5分で一気に流れが変わりました。

もう物語も後半なのに日常回とは余裕だな…と思ったところで急展開。やりやがったなPA。確かに「湯けむりに消ゆ」だったけどさ。ユキナが拐われたと同時に姫(仮)が残ったんですよね。来週以降の展開が楽しみで仕方ありません。{/netabare}

19話…一気に佳境に入った!!
{netabare}これは面白い!!今までの伏線張りまくりを回収、終結へ向けて動きましたね。
ムエッタのDNAとユキナのDNAが一致で、血筋がはっきりし、ムエッタは姫であることが確定。変人科学者やるでないか。
アホの子はやはりアホの子。姫とユキナを間違えて連れていきました。まぁ、型で判断してるので仕方がないです。
鬼はソフィと接触。鬼は宇宙人であることがはっきりしました。ソフィは帰国させられるため待機命令出される展開。ソフィの離脱を引っ張ってきたのはここに繋ぐためだったとは…。
そして、剣之介はユキナを連れ戻すために姫をパートナーに宇宙へ。ユキナ母の導きに従って。

いや~一気に流れがシリアスな展開になりました。ご都合部分も結構あるけど、ここまでゆっくり伏線張っていたからこの急展開は面白いです。物語の作り方上手です。ここから最終回まで見逃せなくなりました。{/netabare}

20話…30分があっという間
{netabare}前回から一気に物語の中核に入り、今回はさらに伏線の回収+ラストに向けての流れ作りです。
捉えられたユキナはエフィドルグの母艦でエフィドルグのことをなにげに知り、メトロ星人と諸星ダンの対話状態だった鬼とソフィの会話でエフィドルグの目的がはっきりしました。そして、母艦に乗り込んだ剣之介と姫(やっぱり仮だった…)は母艦内で幹部と闘い、ユキナ奪還と姫(仮)の機体を奪って脱出。エフィドルグに邪魔されそうなところをジェットスクランダーの鬼に救われ…さらに母艦が地球に降下で次回へ…もっと細かいですが、これはぜひ見てもらいたいです。

もう怒濤な流れで見逃せないです。ただ、某key(嫌みではありません…)のように呆気に取られるような怒濤の流れではなく、これまでじっくり伏線張ってきたことへの回答みたいな感じなので、本当に面白く感じます。辻褄が合わなかったり、それはどうよ?という部分もありますが、話が面白くて、細けぇことはいいんだよ!!と思います。

それにしても、エフィドルグの話が壮大だった…
それと、姫の頭だけの部分。ムエッタは姫ではなく、姫のDNAだけを抽出してるということか?
あと、ユキナを救った場面、なぜかウルウルしてしまったんだが…。
とにかく、前回、今回は神回だと思います。{/netabare}

21話…セバスチャァァァァァン!!
{netabare}もはや過去の名作ロボアニメにも負けないくらいシリアス満点の流れ…もしかして名作か?

鬼がついにみんなの前に現れました。そして、姫の真実を語り、姫(仮)がクローンであることがはっきりしました。姫じゃなかった…そりゃそうだな…。

空から大軍が降下して、とうとう研究所は陥落…そりゃそうだ、大軍に対抗できるロボは指で数えるのみ。ガウスも必死に頑張るけど、無理…。そして、エフィドルグのアホの娘を道連れにセバスチャンが…自爆…。これでアホの娘が生きていたらセバスチャンが報われないよ…。そういや冒頭でフラグ立ててたもんな、セバスチャン…。

エフィドルグたちの支配は洗脳。洗脳のために何かを脳に埋め込む。研究所の職員も犠牲に。護送中の事故で瀕死のムエッタを救う赤城たち。初めて赤城がかっこいいところを見せた。で、ついにエフィドルグは石にたどり着きで次回へ。

いや~本当に面白いです。急展開ですが、前回も思った通り、伏線をゆっくり張っていたからこそ流れに乗れるし、キャラを見せてきたからこそ入れ込むことがでしたらできます。そしてPAの画。水から飛び出すシーン、紅葉の山、一切手抜きなし。見事です。{/netabare}

22話…白羽パパ~
{netabare}白羽パパは変わり者だった…。さすが白羽ママの夫であり、ユキナの父親である。でも、とても気さくで好い人。ゼルともすぐに心を通じ合う仲に。ゼルも真実を話し、結局白羽パパは亡き人…。
エフィドルグの目的は果たす寸前。エフィドルグのアホの娘が生きていた…セバスチャンの死は…。
ムエッタはもはやエフィドルグの考えには疑問を越え、信じられなくなっています。きっと仲間になるのでしょう。
話は進まなかったけど、伏線回収がまたなされたので30分があっという間。終結に向けてどんどん進んでいく感じです。あ、ゼルのフラグが立ったのが嫌だ…{/netabare}

23話…ムエッタが微笑んだぞ!!
{netabare}始まったと思って画面見たら、クロムクロじゃなかった…と勘違いてしまうくらい、ユルい始まり方。なんと、ここに来て日常回とは。
とはいえ、ここ数話、一気に進んだのでブレイクにはちょうど良いかもです。日常回と言っても実に中身のある話しでしたし。

学校に残った生徒はわずか…。そこにムエッタも転校生として入るという。周りはみんなムエッタが何者かを知っていて受け入れます。先生たちが実に先生らしい(初めてだと思う…)アドバイスを剣之介とムエッタに与えます。それでも悩むムエッタ。そして、映画作りをすることに。決戦前のひとときといった感じです。そして剣之介がムエッタに仲間になってほしいと告げ、ムエッタが心を開いて次回へ。やっぱりPAのヒロインは可愛くないと。

いよいよ次回から最終局面に向かうようです。どんな結末を迎える事やら…やっぱり剣之介はカレー職人になるのか?{/netabare}

24話…ボスロボは大きいのだ
{netabare}戦いは最終局面に突入。研究所の奪還と敵の阻止。そんな状況の中、剣ノ介がユキナに…キャーキャー!!そうか、そうきたか。良い良い。でもこれはフラグっぽくて嫌だ…。
作戦は決行、仲間たちを信じて突き進む。そして…セバスチャンが生きていた!おおぉ、敵はボスと片割れだけ。で、でかいのがキター!!それを打ち破り、本陣突入、ボスは意外な人物で…

と、かなり展開した回でした。ゼルの残したスティックの伏線回収、ボスがはっきりしたし、剣ノ介のユキナへの気持ちも分かったし、面白かったです。
それと、ボスのロボットはがとんでもなく大きいというところは懐かしい感覚でした。
あと2回か…なんかラストが嫌なフラグの言葉だった気が…剣ノ介、また冬眠しないよな…嫌だな…{/netabare}

25話…青春に別れはつきものだ
{netabare}エフィドルグを撃退した後の日常。高校生たちはそれぞれが先を見るようになりました。
ゼルによって450年前の出来事が明らかに。剣は奇跡的に生き残ったようです。そして、脳が死ななければ半永久的に生きられることも明らかに。
ムエッタは剣が最初に現れた時と同じ首に爆弾仕掛けられ…
剣はゼルの故郷に向かうことを決意して、ユキナと最後のデート…

PAの青春ものらしい、切ない展開を差し込むのね…
来週最終回なんだよね。幸せなラストになってほしいです。{/netabare}

最終回…大団円じゃないけど、なぜかすっきり
{netabare}主人公とヒロインが離ればなれになる最終回なのに、なんだかすっきりして柔らかい気持ちになる不思議な終わり方でした。
剣乃介はゼル、ムエッタとともにエフィドルグとの最後の対決に向かいます。ユキナは剣乃介と一緒に行くことを決意して、ソフィや仲間たちの助けを受けて、空へ向かいます。が、結局は離ればなれになり…
そして5年後、ゼルが残した情報から数百光年彼方へ向かうことも可能な技術を開発し、最初の飛行でユキナは剣乃介の元へ旅立って終わりでした。

最終回で驚きの話が…なんとユーチューバーがドクターと親子だった事が発覚!!これは伏線あったかな?考えてみたら二人とも何が起こってもぶれないのは血か?とも言えますけど…

なんだかこんな終わり方したロボットアニメあったような…でも、ピンク髪のオペさんが存命だったり!、それぞれが成長した姿見せたり、なにより剣乃助が生きている事が濃厚なまとめ方で気持ちよく終わった感じがしました。{/netabare}

全体的に面白かったです。二期、見事にまとめたと思います。前半は日常多くて話が進まず、どうかなと心配もしましたが、二期後半からの展開は見ごたえがありすぎて、毎週楽しみにしてました。
その前半も、いろんな伏線張っていて、綺麗に回収されていたので、見続けて良かったと思います。

キャラは徐々に掴めていったように思います。最後まで見て、高校生たちがどんな成長していったのかを知ることができます。剣乃介とユキナの恋模様もキャラに合わせた展開だったように思います。ほどよい両想いと切ない話。なにより、ぶれない二人の気持ちが見ていて良かったです。

PAが記念作品なのに青春ものでなく、ロボットものだったのが驚いたし、大丈夫かと思ったのですが、杞憂でした。内容的に、けっこう高い年齢層の人が見て楽しめるものだったように思います。敵は宇宙人、ロボットの乗組員は一癖も二癖もあり、基地があって、敵に好きな人が奪われ奪還しに行く等々、子どもの頃に見たアニメの感覚でした。ですので見やすく、溶け込みやすかったです。

作画はPAですのでもちろん問題なしです。山、雪景色、綺麗でした。また、クロムクロなどメカの動きも良かったです。

全巻揃ったらDVD一気見したいです。それと、特別編で良いので、剣乃介とユキナの再会、作ってくれないかな…続き見たいです。

とにかく二期全話、見て楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 63
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ご当地アニメに「ガチな宇宙からの侵略もの」は不向きでは?

4話以降、最終話の26話まで、ボタンのかけ違いのような違和感がずっと続いた作品だった。
キャラの掘り下げるべきポイントとタイミングがズレていたと思う。

<今作は黒部ダムを中心としたご当地アニメ>
私は、メカアクションのご当地アニメ一番の成功例は、
茨城県大洗を一躍有名にした「ガールズ&パンツァー」だと思う。

ご当地アニメにするならガルパンのように、
戦争ではなく競技として絶対人を傷つけないことを大前提とするか、
ツッコミ上等の徹底したコメディ&ファンタジーにした方が上手くいくんじゃないか。
ガルパンの無理がある設定も、あまりにも常識からかけ離れ、臆面もなく徹底させられると、
いつの間にか視聴者は考えるのもバカバカしく根負けしてしまうように。


今作は、同じく宇宙からの侵略ものの、
千葉県鴨川舞台の「輪廻のラグランジェ」を思い出す。
こちらはつまらくもないけど盛り上がりに欠け、
ほとんど内容は覚えていない位の存在感。

<両者共通の印象で思うに>
ご当地が作品に投影されるとすると
侵略されても郷土愛漂うPV要素を外せない。

彼の地のイメージとその住人を尊重し、経済効果を生み出す使命がある。
そのため大量殺戮はもちろん、徹底した破壊や征服も描けない。

その結果、どんなに緊迫した状況が発生しても
結局は緩い展開と結末が待っている。
愛すべきキャラを描くことに重点を置かざるを得ないから
シリアスもほどほどにという事情もあるだろう。

さらに敵側に、最強でカリスマ性のあるガンダムのシャアや
マジェプリのジアートのようなキャラはまず登場しない。
ご当地に住む主人公を食ってしまうとあれなので…。

敵対する勢力に魅力あるラスボスのいない物語は、やはり物足りない。

また、幅広いファンを取り込むために
いろんなキャラを登場させ群像劇のような様相を呈する傾向。

群像劇そのものはいいとしても下手な脚本では、それが仇になり、
メインキャラたちの掘り下げや描写が不十分。
そんな散漫な印象の彼らはヒーロー性が薄まる。

そして彼らを中心としたチームが、回を追うごとに知恵を絞り、
苦労に苦労を重ね、困難を乗り越え強敵を打ち倒し
最終的に勝利するような、盛り上げ方ができず仕舞いで
ご都合主義臭強い展開での勝利で終わるのでカタルシスは得難くなる。
さらに日常と戦闘、戦略がぶつ切りに挿入されて脈絡乏しい印象。
一時の打ち上げ花火程度のスリリングさとサスペンス性で終わってしまうのでなおさら。



今作では、ロボもの、学園もの、ラブコメ、エイリアン侵略もの…
製作者はノリノリでいろいろやりたいことを詰め込んでる。
結果、すべてが中途半端。

特に、学園描写はグダグダ感強くつまらなかった。
無駄な描写が多かったので1クールで充分スマートに描けたような気さえする。

それでもキャラを愛でることが出来たらそんな緩さも受け入れられただろう。

序盤は魅力あるキャラだとは思えたのだが
私にとっては、今作はキャラクターの魅力を引き出すのが下手な脚本で
ほとんどが茶番で感情移入がほとんどできなかった。

キャラに、場当たり的&ご都合主義の行動が目立つのである。
私はそのため今作のキャラを愛せなくなっていった。

ソフィが唯一魅力的だったが、第22話のパートナーについての台詞が
以降の展開の安易なフラグになってて話をさらに茶番化させた。
おかげで、白けて一気に彼女の魅力も消滅してしまった。



以下は、視聴中投稿分(2016.08.28 08:13) とネタバレとツッコミの追記

この作品のファンは読まないでね。
{netabare}
数少ない貴重なロボものだし、
P.A.WORKSの15周年記念ということで期待して視聴に臨んだ作品。

結末まで見届けると決めてるものの
19話まで観続けて正直、ほとんど盛り上がれない。

興味深く視聴できたのは序盤の3話まで。
あとは徐々に失速。
学園でのグダグダ描写の始まった5話あたりからは惰性で観ていた。

2クール目になった頃からは、
ながら観、飛ばし観状態になることもしばしば。

なぜかといえば、

<カタルシスが圧倒的に足りない>
主人公のスカッとする活躍が無いわけではないがあまりに乏しい。
そして謎の増加に対し、その解消が追い付かずモヤモヤする。

<ユーモアのセンスが自分と合わない>
特に学園パートがぐだぐだで全く笑えず和みも無し。
赤バンダナの赤城、動画投稿マニアの茅原、富山弁の高須賀、養護教諭の宇波先生。
この4人の登場シーンがつまらないだけでなく、イラっとくること多い。

特に茅原の描き方が、一番最低。
第6話、あまりに非常識で周りに迷惑かけて、命を軽んじ友人まで巻き込む。
その後もまったく反省も改心もなく、はっきり言って物語に邪魔なDQN野郎。
こういうキャラを物語に参加させる意味がわからない。
さらに戦場に入り込み、超ド級の大爆発に巻き込まれても茅原たちを生還させてさせてしまった時はドン引き。

<脚本が無理>
茅原たちの生還描写以降、ご都合主義がやたら目に付きはじめる。

例えば、敵兵の脱走を成功させるため、いつまでもアラート鳴らさず状況把握を長引かせるような展開など。
ここでは地球側の間抜け感にかなりイラっとした。

<世界規模の脅威のはずなのに、世界や首都東京の対応や対策がほとんど描かれない>
ご当地作品に拘ったためと思われるが、地球上の舞台は黒部ダム周辺ばかり。
結果としてエフィドルグの脅威が、ローカルな問題としてこじんまりとしてしまった印象。

<主人公二人に主人公オーラが足りない>
余談ながら、同時期で比較的評価の高い「リゼロ」も
似たような点で不満がありそちらは視聴を一時中断した。
両者共通してるのは、物語がキャラクターを動かしてる点。

私にとって面白い作品の要件は、
キャラが魅力あるオーラと才覚で、
他者をも動かし主体的に物語を作っていくこと。

キャラと物語、主従が逆な作品は
キャラに魅力が乏しくなり感情移入できず、結果としてつまらなくなる。

つまり、主人公が周りに振り回されてばかりいるようにしか見えない作品は完全アウト。

ところで、キャラの中で唯一魅力を感じられるのはソフィーのみ。
情緒安定して芯があって頼もしく男前な点が好き。

ついでの余談ですが、
ソフィー役の上田麗奈さんは、Dimension Wのミラがきっかけで注目中。
そして剣之介は、初めて彼の声を聴いたとき
てっきり同作で主人公だった小野大輔さんと勘違い。
また共演かと思ったら別人でしたw
阿座上洋平さんという、主役は初という25歳の若手だったんですね。
これからのご活躍を期待してます。

<その他>
・敵側エフィドルグのキャラもカリスマ性が無い分、魅力に乏しい。
(全員、雑魚キャラに見える)
・侵略よりアイテム(希少な石)収集に重きを置く展開ゆえ
敵側の最終目的もなんとなくあいまいな印象で緊迫感が足りない。。

<今作のいい点>
ロボものに武士道を取り入れ、戦闘は剣技を主にしたアイディアは新鮮でとてもいい。
作画はレベル高いし、次回の引きは抜群に上手い。

でもそんな小手先のアイディアだけでは、本当に面白い作品はできないという典型。
キャラに感情移入させるための工夫、フィクションにリアリティを醸し出せる工夫、が不十分に思います。

とは言え、楽しめてる方もそれなりにいるようなので、
単純に自分とは相性の良くないだけかもしれません。

鬼と呼ばれるキャラがこれからどう絡むかは少し楽しみ。
今までは、恰好良さより鬱陶しさが勝っていた剣之介、
さすがにこれから(20話以降)は主人公らしく活躍すると予想してます。

全26話のようなのであと7話。
出来れば物語評価をプラスに訂正したいところ。
今後に期待です。

★20話、21話感想

20話での由希奈の脱走の件など、場当たり的展開にますます冷めてしまう。

<次回の引きのための鬱展開もあざとくて白ける>
21話では、この期に及んでマインドコントロールで人を都合よく操れるなんて設定はやめて欲しかった。
物語の整合性より次回への引きを優先させる浅はかな追加設定が目障り。

こんな便利技があるなら、賢い侵略者なら序盤から使って
水面下でスパイや裏切り者を大勢作りだし
もっと簡単に目的を達することを狙うのではないだろうか。
敵の頭が相当悪く感じてしまい、ますます敵勢力に魅力なくなった。

地球側は、現代での敵からの初襲撃からそれなりに準備期間はあったはず。
でも侵攻に対する防御力の進歩がほとんど感じられないのはいただけない。
以後、敵は研究所しか狙ってこないという実態がある以上、
国内外からの援軍や新兵器をある程度は研究所周辺に結集させないのは、
あまりにのんきで間抜けに思う。

20話までは全くなかった、勝てる気がしない絶望感をいきなり出してきて…
敵側の圧倒的物量投入も、なんか不自然で次回の引きのためにやってるとしか思えない。

今までの緩さはどこへやら…
私は全体の構成のバランスの悪さのほうが目立つ。

さらに、死亡フラグそのまんまのセバスチャンの件など、
取って付けたような悲劇にもドン引き。

22話で、亡くなった彼へのソフィのコメント。
「私は、セバスチャンには失望しました…」
この後にフォローの台詞もあったけど、
これじゃ生きてなければ単なる死者への冒涜でシャレにならないと
思ったら案の定死んでなかった。

24話でセバスチャン、感動的復活。
ソフィのコメントはやはり生還フラグで予想通り。

しかもカッコつけさせるための不自然な登場の仕方。
あれほどの爆発でなんで生きてた?
なんで隠れてた?
あの髭はなんだ、どんだけ長く?
ツッコミどころ満載。

ついでに、富山県にあるP.A.WORKS本社屋をエフィドルグが破壊させるという演出もネタとして悪趣味。
この作品の売上、評判などが上々ならまだしも、
凡作~失敗作となったら全くシャレにならない。縁起が悪い。

というわけで、これからも意外な状況ぶっこんで
視聴者の興味を引くこと優先で、
敵も味方も場当たりな侵略と攻防で物語が進むんだろうと思った。

それにどうしても乗っかれない私は
状況は深刻なのに、浅くて軽い印象からどうしても脱却できない。

終盤の最終防衛戦以降、欠点だらけの大勢のキャラたちを
いきなり魅力的に仕上げようとする不自然さもいただけない。
キャラの成長ではなくキャラの突然変異と言っていい。

最終話は、上手くまとめていたとは思うが、
冷静になるとまだ真の戦いに終止符を終えていない状態。
製作者の続編への望みが伝わる。

希望は感じられるもののすっきりはしない。
全26話でこの結末とは非常に残念。

続編が叶ったとしても次は観ないと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私はP.Aが大好きだ! このアニメはそこそこ面白い! だからこそ言いたい!

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
映像美、キャラの魅力、なにより日常回の描き方は、流石にP.A.WORKSといった感じ。テーマ性も良かった。ただ、中盤に多少ダレたのと、敵側に魅力がなかったことがマイナス。

P.A.WORKS、15周年企画として作られた、しかも同社としては初のロボアニメ。大きな期待と驚き、少しの肩透かしを感じつつ視聴した。結果としては、普通に、いや、普通以上に楽しめたアニメだった(だから評価は4)。しかし、あえて言いたい。

「それで満足なのか? P.A.WORKS?」(期待を込めて)

厳しいことを言うが、「だったらサンライズに作って欲しかった」というのが本音。餅は餅屋、というかね。

P.A.WORKSには、大きな世界を壮大に描くのではなく、小さな世界を丁寧に描いてほしいと思ったし、これからも自分にとって特別な制作会社でいてほしいと思った。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
宇宙からの侵略者と巨大ロボで戦う450年前の侍。という、なんだかとっ散らかった設定ながらも、本筋としては、王道のセカイ系ボーイミーツガールもの。主人公の剣之介とヒロインの由希奈の心の交流がメインとなっている。

映像美は流石で、特にロボットの戦闘シーンは、(刀で戦うという特性上)ワンフレームの中に常に2機いて切り合う感じで、CG班は大変だったろうな~と。

キャラとしては、武骨な魅力のある剣之介を筆頭に、絵に描いたような海兵隊キャラのトムや、シブイ生き様のセバスチャンなど、男性キャラに魅力のがあった。3人とも、ダメなところも盛りだくさんなんだけど、決める時は決めるナイスガイです(剣之介のプロポーズ、トムの戦友への熱さ、セバスチャンの散り際など)。

あと、大人がちゃんと大人として魅力的だったのは、かなり好印象でした(先生、母、隊長など)。

女性キャラとしては、普通のしっかり女子高生の由希奈、クールビューティーのシェンミイ、冷静ロリっ娘のノエル、意外と大人な元気娘の美夏、アワアワ眼鏡保険医の茉莉奈、小悪魔妹の小春など、それぞれに魅力的。特に好きだったのは、ノエルと小春。ノエルははじめ、単なるツンデレかと思いきや、年相応の弱さや可愛さ、(忍者好きなどw)ミーハーさもあり、かなり萌えるキャラだった。小春は、呼吸をするように嘘をつく様子が面白く、作品の清涼剤になっていた。ただ、小春は作品がシリアスになる後半に従い登場回数が減り、ノエルは由希奈やムエッタの引き立て役みたいになり、そこがやや不満だった。

そんな中、異質で不要かなと思ったのは、赤城、カルロス、茅原の3馬鹿。特に茅原に苛立った人は多いのでは? この3人(というか作品自体)は、エヴァのトウジやケンスケのオマージュなんだけど、彼らとの違いは悲壮感の無さかな。彼らの存在意義は多分、「剣之介や由希奈が守りたい日常」の象徴なんだろうけど、その3人にそこまでの魅力がないのは致命的だったかも(いや、むしろバトル回より日常回の方が楽しめたんだけどね)。

この作品のテーマの1つは、「武士道」。ノエルも愛読の「葉隠」の1節、「武士道とは死ぬことと見つけたり」というのは意識されていたと思う。この言葉は、特攻や自決の場面に使われることも多いため、しばしば「死を肯定的に捉えている」と誤解されることがあるが、本当は「死に様」を説いたもの。「死に様」とは、「それまでどう生きたか、つまりは生き様」と同義である。簡単に言えば、「武士道とは、何に命をかけられるか、いつ命をかけられるか、それを見つけること」というもの。そういう中で、はじめは「姫の為」「仇討ちの為」と、「過去」に命をかけていた剣之介が、最期には「由希奈の為」「地球人の為」と「未来」に命をかけるようになった部分に、彼の成長がありました。それは、第1話から、ポイントで描かれた「進路指導」の場面からも伺い知ることができる。

また、(賛否ありそうだが)最終回も良かったと思う。そもそも、セカイ系のアニメで「戦後」を2話かけて描くのが異例だし、それもリアル(ハッピーエンドになり過ぎず)で、見所があった。由希奈が剣之介に置いていかれる(最後は何十年後とかに再会しハッピーエンド?)と思わせておき、ついていくんだと見せて、やっぱり置いていかれるとか、切なかった。結局、5年後に追いかけるというのも、色々想像ができ、余韻があった。続きは、劇場版でやるのかな?
{/netabare}

【各話感想(剣道通信簿有り)】
{netabare}
1話目
三者面談のシーンは良かった。会話のテンポ○。ただ、ロボアニメで刀使わせるなら、それなりの理由付けが必要になってくると思う。

2話目
細かな部分の作画は、流石PAというか、今までのロボアニメにはない印象を受けた。シャッターの凹みとか。河岸段丘……「かかんで脱臼天童よしみ」を思い出す(笑) ロボットの戦闘というより、完全に殺陣ですね。

3話目
女子高生の制服を「破廉恥」、携帯(テレビ電話)に「どうやって箱に入った?」と、古典的なノリ。剣之介と薬師の関係はどことなく、(吉川英治の)宮本武蔵と沢庵和尚をイメージしてるのかな?

4話目
車を「馬」とか、やはり古典的。も少しオリジナリティある勘違いがほしいな。SP遅いw まあ、アニメだから別に良いんだが、戦国時代の人とは話し言葉がだいぶ違うから、会話が成り立たないと思うけどね。リアリティを出すなら、古い富山弁を使えばなんとかかな?

5話目
お約束の展開。ラブコメやりたいのかな? 進路の伏線使ってくるのは良いね。剣道のシーンは全然ダメ(怒)。

剣道通信簿「右手を開いてる所に小手打っても入らんし、竹刀の持ち方が変だ(左の柄頭が余っている)し、竹刀の中結いの位置も違う。そもそも作画が雑過ぎない? ちゃんと調べてから描こう。ちなみに、由希奈が「剣道はルールがあるちゃんとしたスポーツだ」と言っていますが、全日本剣道連盟は、はっきりと「剣道はスポーツではなく武道です」と定義していますから、スポーツではありません。よって、評価は(5段階で)1、最悪です」

難癖かもしれませんが、ワンカット・1つのセリフにこだわっていないアニメは真の名作には成り得ません。しかも、「侍」を扱っているアニメなんだから、剣道はキッチリ調べてから描くべきでしょう。

6話目
ロボット同士の戦闘シーンは、相変わらず格好良いな。富山きときと空港が言いにくいとか、うけたw

7話目
武士も巨乳に弱いw 戦闘も悪くないけど、やはり日常パートねは描き方は良いね! 武士が知恵袋(笑) M・A・Oさんの抑えた演技、上手いな。監視、大失態じゃんw

8話目
そして、知恵袋の返事がリアルw まじ、迷惑ユーチューバーw 承認欲求だけで生きるとろくなことにならない……このアニメ、親がちゃんと親してるな。出奔ってw アホの子で良かったw

9話目
ラブコメw ヤンキーVS侍w 言い方なのか(笑) う~ん、ずっとエヴァのオマージュだなあ。地形を利用した戦闘、伏線が効いてたね。

10話目
相変わらず、進路指導が的確w 色々と過去が明らかになってきたね。

11話目
しっかし、よくさらわれるヒロインやな、ピーチ姫かw 彼は、侍です! なかなかに熱い殺陣。小春は
清涼剤として優秀ですな♪ おにぎりの大きさw

12話目
なんか、監督、太ももフェチですか(笑) 美少女ロボアニメで、ヒロインの特訓がガッチリあるのは珍しいね。首輪の日焼け跡とか、流石に細かい作画。

13話目
赤城はパイロットではなく、エンジニアを目指すのかな? ふ~ん、過去にさらった地球人の記憶をいじってるとか、そんなん?

14話目
茅原が切られそうになるシーンは良かった。点滴パック、やけにリアル。なかなか魅せる戦闘シーンでした。

15話目
ワープ引っ越しセンターw とろろ昆布アイスw 富山弁聞き取れないw ソフィーの弱気に、萌えるw 生身での大気圏突入だと!?

16話目
相変わらず、ザルな警備。何度目だ?

17話目
なかなか斬新な空中戦闘。

18話目
ソフィ、ナイスな解説です(笑) なかなか良い日常回♪

19話目
トム、格好良いな♪ 母は偉大なり!

20話目
なんか、スター・ウォーズ?

21話目
なんか、凄いエヴァ感が(苦笑) PA本社潰れた~(爆笑) セバスチャン、最期まで格好良かったな(まあ生きてるだろうけど)。

22話目
ほんと、ユーチューバームカつくわw 君の名は(笑) う~ん、父は事故死か。案外普通。いやいやいやいや、富山県人、そのくらいの雪で遭難するなや(苦笑)

23話目
進路は、作品のテーマかな。なかなか良い感じにまとまってきたね。なんか少しだけ「Angel beats!」を思い出した。

24話目
武士道とは、死ぬことと見つけたり。テーマですね。セバスチャン、格好良すぎw なんだろう? ガンバスター的な?

25話目
戦後をしっかり2話かけて描く世界系アニメは珍しい。しかも、わりとリアルに。

26話目
まさか、ユーチューバーの父が(笑) 最終回としては、かなりよくまとまっていたかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 50

62.7 14 お姫様で恋愛なアニメランキング14位
シュガシュガルーン(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (65)
476人が棚に入れました
魔界に住む2人の少女、ショコラとバニラ。親友でも有り、魔界の次期女王(クイーン)候補のライバルの関係にある2人は人間界にやってきた。理由は人間のハート( = 自分への想いの結晶)をより多く集めてクイーンになる試験をするためである。

しかし人間界に行ってみると、魔界ではバニラよりモテたショコラがバニラに逆転された上に、謎の少年ピエールに一目惚れ。奪われたら永遠に魂をなくすと言われる唯一無二の魔女のハート。ショコラはそれを守ることができるのか?そしてクイーン試験の結末は…?

声優・キャラクター
松本まりか、井端珠里、小西遼生、津田健次郎、八十田勇一、横山智佐
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヴァルプルギスの夜に魔女は集う

『なかよし』連載の安野モヨコ氏(※庵野秀明氏の奥様)の原作マンガを、吉田玲子氏がシリーズ構成し、吉田氏を始め金春智子氏・高橋ナツコ氏といった錚々たる女性脚本家が各話脚本を担当した2000年代の魔法少女アニメの名作、という定評が気になって視聴してみました。


◆「魔法少女」というより、そのままの意味の「魔女」アニメ?

一般に「魔法少女(magical girl)」というと、日本のありふれた学校に通う小学生から中学生(※まれに高校生)くらいの普通の少女(※実際には「伝説の~」の転生者だったり、特別な因縁で魔法の素質を備えていたりするのですが・・・)が、ある日ハプニングに遭遇して、そのとき現れた謎のマスコットに誘導されて「魔法少女」に変身する(または能力が発現する)・・・という展開が主流と思います。

でも、本作の場合は、ヒロインたちが最初から普通の少女では全然なくて、{netabare}魔界の将来のクィーンになる資格を賭けて、意図的に人間界に降下した{/netabare}、そのままの意味での「魔女(witch)」たちであり、彼女らを取り巻く関係者や敵対勢力たちも全員、(外見はともかく)最初から普通の人間とは全く違う存在として設定されている、という点で、一般にいう「魔法少女」アニメとは区別しておく必要がある、とまず思いました。

そして、ヒロインたちがそもそも普通の少女ではない、ということから、魔法少女アニメを視聴し始めて通常は間もなく生じるヒロインたちへの親近感といったものが、本作の場合は生じ難く、いかにも少女受けを意識したらしいちょっと尖ったキャラクター・デザインへの苦手意識も併わさって、(少なくとも自分の場合は)視聴の当初は見続けるのがちょっと辛い作品でした。


◆それでも、シナリオの見事さに次第に惹き込まれていく《感情描写系》の良作

ヒロインたちが普通の少女ではない、ということは、彼女たちが{netabare}「人間たちのハートが見えて、その見えたハートのゲットを目的とする」存在{/netabare}・・・ということに典型的に表現されています。
ようするに彼女たちは、『魔法少女まどか☆マギカ』のキュウベェが魔法少女たちの魂を回収して廻るのと同じ要領で、{netabare}人間たちのハートを回収して廻っている{/netabare}ので、その設定だけから見ると、私としては余り見てて心地よい作品とは思えなかったのです。

・・・そうやって一話一話の出来の良さ自体は評価しながらも、蟠(わだかま)りの気持ちを持ちつつ視聴を続けていったところ、2クール目の終わりに差し掛かる第22-23話に至ってようやく、ヒロインたちが{netabare}「ハートを獲るより大切なこと」に気付き始めて{/netabare}、いよいよ先の展開が気になってきました。

そこから第43話(※タイトルにした「ヴァルプルギスの夜」の魔女集会の回)までは、見応えのあるシリアスな心理劇が続いて目が離せなくなり、視聴し始めたときには思ってもみなかった嬉しい誤算になりました。


◆途中で期待してしまった分、終盤のまとめ方はちょっと残念

上記の第43話視聴終了時点までなら、個人評価 ★ 4.3 以上を付けようと考えていたのですが、その後のラスト8話は、そこまでの視聴で期待値が上がってしまったせいか、今度は思いがけずショボイ結末にちょっとガッカリ。
放送当時、連載中だった原作マンガ(※終盤の評判も良いらしい)の結末がまだまだ見えない段階で、強引にアニメ化企画を進めてしまったツケが、ここで出てしまったのかも知れませんね。

それでも全体として、視聴を始める前の予想を大きく超えて楽しめた作品だったので、個人評価は ★ 4.0 とちょい高めの点数に決めました。
今後、さらにもう一周すれば終盤の展開への感想も、また変わってしまうかも知れませんね。
それだけの魅力のある作品だと思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
「ハートは奪うもので奪われるものではない」→他人のハートをゲットする、というコンセプトの作品か?
・他人のハートが見える、ということで『彼女がフラグをおられたら』(フラグが見る少年の話、2014年)にちょっと似てると思った。
・第4話視聴終了時点
一話一話の脚本が良いと思った(これって《恋愛の達人》アニメ?)。
・第22話視聴終了時点
男子のハートを攻略していく展開は面白いのだけど、もう一歩踏み込んで考えて、そうやって発生した恋心を「魔法で摘み取っていく」という行為は果たしてどうなの?という点が、ここまで来て気になってくる(←「魔法で解決しても何にもならない=それは本当の解決ではない」という魔法少女アニメ最大のお約束のテーマ)
・第23話視聴終了時点
そう思っていたら、次の第23話で、ようやくショコラ&バニラが「ハートを獲るより大切なこと」に気付き始めて、いよいよ先が気になってくる。
・第25話視聴終了時点
ようやくシリアス展開に入り始めた感じ(魔女が魔法使いにハートを獲られたら・・・になってしまう、という設定が明らかになる)
・第26話視聴終了時点
ようやく半分を見終えたが、本作は典型的な《感情描写系》作品なので、視聴に注意が必要で、思っていた以上に視聴に時間とエネルギーが必要になってしまっている。
・第28話視聴終了時点
初の本格シリアス展開。
・第39話視聴終了時点
いよいよ鬱展開に突入。
・第43-44話以降は、オグル・ロワイヨーム両者の戦闘となるが、ここからの展開はイマイチ。{/netabare}


◆(※参考)ハートの色(・・・人の感情によって様々な色で発現する)
{netabare}
① 黄色   →ビックリした時、通称ピス(おしっこ)、一番安いハート(第1話)
② オレンジ→心がときめいた時(第8話)
③ ピンク  →はっきりした恋心の証(第3、28話)
④ 真紅   →愛情の証(第27話)
⑤ 漆黒   →嫉妬の証(第8話)
⑥ 緑    →友情の証、オレンジよりも高価(第9、33話)
⑦ 青    →尊敬の証(第35話)
⑥ 紫    →エッチな気持ちになった時{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      安野モヨコ(『なかよし』2003年9月-2007年5月連載)
監督         ユキヒロマツシタ
シリーズ構成     吉田玲子
脚本         吉田玲子、高橋ナツコ、金春智子、池田眞美子、長谷見沙貴、丸尾みほ、吉村元希
キャラクターデザイン 安野モヨコ(原案)、大竹紀子
アニメーション制作  studioぴえろ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きはアニメ・オリジナル回(全部で28回→28/51=約55%)

============== シュガシュガルーン (2005年7月-2006年6月) ===========

- - - - - OP「ショコラに夢中」、ED「月の向こうの世界」 - - - - -
{netabare}
第1話 チョコとハートの流れ星 ★ ショコラ&バニラ人間界へ、萌黄学園入学(小5、10歳)、ハート集め開始
*第2話* かえるとねずみのラブバトル ☆ 謎の美少年ピエール(中等部生徒会長、14歳)、使い魔(デューク、ブランカ)
*第3話* 新聞部とつげきインタビュー ★ 西谷君の恋心、消える恋と消えない友情 
第4話 魔法のリップは恋の予感 ★ 真鍋(学級委員長)の演劇熱、心に思ってることを口に出せるリップ
*第5話* ドキドキハラハラ!!家庭訪問 ☆ 占いブック、幸子先生来訪と偽ロビン騒動
*第6話* ハートを狙え!恋のフェンシング ☆ ピエールとの賭け、魔界の掟、ピエールVSショコラ 
*第7話* ショコラ、女王候補失格!? ☆ 元老院査問会、女王の資質、氷雪のプリンス ※キャンディ女王&ショコラのお爺登場
*第8話* レディな気分のバカンスデート ★ ピエールの別荘招待、ショコラ大人のレディに変身、恋心の発生と嫉妬 
*第9話* 緑のハートがくれたもの ☆ 同級生アキラの飼い犬捜し、緑のハート
*第10話* ロビンに学べ!ラブラブ大作戦 ☆ ショコラ&バニラのTV局潜入
*第11話* 恋より大切!?友情魔法 ★ 白鳥さんの恋愛相談(バニラ)
*第12話* ショコラ、ネコになる!? × ※お約束の動物変身回(とくに見なくてよいと思う・・・) 
*第13話* 輝けハート!女王候補試験 ★ 女の子の虹色ハート獲得競争(中間試験)、女王のプレゼント(箒)、ピエールの馬車
第14話 魔法使いの転校生 ★ ウー&ソール中等部転入、テニス対決(ピエール、百利香)、黒く冷たい影
*第15話* あべこべマカロンで大混乱!? ★ ※お約束のヒロイン入れ替わり回だが、二人の気持ちが語られる点は〇  
*第16話* ショコラ、アイドルになる! ☆ 魔女ナイツ、魔界から来た先輩ココナッツ(ココ)
*第17話* おじい襲来!恋のダンス対決 ☆  
*第18話* 超こわ!ハロウィン肝試し!? ★ 百利香の招待、憎しみのノワール(黒い)・ハート
*第19話* 使い魔ブランカのちっちゃな恋 ★ チーズ店主へのブランカの片想い
*第20話* ショコラピンチ?かわいい魔女志願 ★ 同級生・滝川クリスの妹ソフィアの心を癒す話
*第21話* 魔法のティーカップは夢気分 ★ ピエールの夢の中へ(雪と氷の世界)
*第22話* ショコラ&バニラ恋の三角関係? ★ 堅物の優等生(篠原先輩)のハート攻略作戦
*第23話* 走れ走れ!友情リレー ★ ハートを獲るより大切なこと
第24話 バイバイ、ハートの髪飾り ★ オグルの気配、本当にショコラを思ってくれる人(サッカー少年森山君)、夢のプレゼント
第25話 ピエールの秘密、手帳の秘密 ★ 敵対する魔界の一族(オグル)、ショコラのママのアドバイス、ピエールの揺さぶり
第26話 クリスマスには恋するハート ★ X'mas会で同級生の森田&マユの恋を後押しする話
第27話 小さなハート、まっ赤なハート ★ アキラの従兄弟ミハル(4歳)と過ごすお正月、真紅のハート(愛情)ピックアップ
第28話 危ない!水族館デート ★★ 漆黒のハートの刈り手、ショコラ陥落寸前、デューク大活躍 
第29話 魔界創世紀、オグルの秘密 ★ クグロフ先生の結婚式(魔界一時帰還)、オグルvs.ロワイヨームの真実の歴史{/netabare}

- - - - - - - - OP(変わらず)、ED「デート☆デート」 - - - - - - - -
{netabare}
第30話 オグル宣戦布告!ハート工場危機一髪 ★ 第二回中間試験、オルグの使い魔来襲
*第31話* お騒がせ魔女・ワッフル登場! ★ ウーの追っかけ少女(8歳、小3)、ピエールの申し出、ショコラの自問自答
第32話 ショコラ、チョコにこめた想い ★ ヴァレンタイン・デー回、バニラの義理チョコ、ショコラの気持ちを封じ込めるチョコ
*第33話* 友情のハート、大切な想い ★ 気の合う悪ガキ三村君、友情は楽しくてハッピーなのに恋は苦しくて切ない・・・
*第34話* ショコラとバニラと夢の星 ☆ 二人の幼少期
*第35話* ワッフル、女王様になる! × 魔界通販の落し物ティアラ騒動 ※ただのギャグ回(見なくてもOK)
*第36話* おじいを止めろ!ばあやの(秘)大作戦 × ショコラの祖父のバカンス ※同上
第37話 黒いハートとオグルの罠 ★ グラシエ大尉来訪、ピエールの招待、拒絶、迷宮と黒猫、傷心のバニラ
第38話 ピエールの誘惑、引き裂かれた友情 ★ 生徒会長選挙 ※バニラの心情推移の説得力がイマイチ×
第39話 誕生、オグルのクイーン ★ 嫉妬心の発生、バニラ闇落ち、悲しみの種を撒く
第40話 嫉妬の黒い針 ★ 高村先輩(海南中)の好意、仕組まれた嫉妬
第41話 バニラと対決!秘密のスパイス ★ ウーの優しさ、バニラの混乱
第42話 ショコラ・ピエール、ふたりきりの冒険 ★★ 偽の海水浴場、忘れられた通路、二人の記憶
第43話 ヴァルプルギスの夜への招待 ★ 魔女の集会、クイーン候補お披露目、オグル来襲、謎のレディ
第44話 ママからのメッセージ ☆ オルグとの戦争の危機、シナモンの手帳内容 
第45話 ピエールの策略、バニラのハート ☆ バニラのノワール集め加速、身体の異変(2つのハート) 
第46話 ココア砂漠の魔女・アンブル ☆ マンドラゴラの花捜し
第47話 凍った記憶、ピエールの過去 ★ 銀色ベリー捜し、ショコラとピエールの出遭い
第48話 ノアールと友情の涙 ★ ピエールのピンクのハート、バニラ救出、フィルトレ(ノアールを浄化する者)、闇の大公 ※問題解決過程が安易な点は×
*第49話* クイーン最終試験、開始 ☆  
*第50話* ユニコーンからの課題、試される心 ☆ 闇の大公グラース復活
*第51話* 輝くハート!次期女王決定 ☆ ピエールのハート浄化 ※この手の魔法もの長編のまとめ方としてはイマイチ{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)31、☆(並回)15、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

もぐもぐ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安野モヨコ♡

安野モヨコさんの絵がすごく好きで、シュガシュガルーンの漫画は私が小学校の時からとっても大事に何回も読んでいる漫画です!☆
バニラが持ってるものと似ているものをお母さんにおねだりしたのをすごく思い出す笑
とにかく、世界観が本当に好き♡
魔法少女作品で一番はこれでしょ!ってかんじです。私のなかで
でもでも、アニメも良いけどやっぱり漫画の方が私は断然好きなので、シュガシュガルーンは漫画で見てから、アニメ見て欲しいなってかんじです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

にわとり。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

色合いが素敵。にゅん

魔女ってところにすごく惹かれて
幼い頃の私は無我夢中で
毎回見てた気がする

恋愛のお話しなんだけども
友情をとるか勝利をとるか
それとも命と引き換えに恋愛をとるか

子供のアニメにしては内容が
すばらしいですね

最終的にはみんなに平等であり
みんなに優しい人が幸せになるものです


ショコラのツンデレな感じと
バニラの純粋な感じ。

みんなちがってみんなイイ!\(^o^)/

ショコラだいすきだよおおお!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

68.3 15 お姫様で恋愛なアニメランキング15位
海賊王女(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (221)
683人が棚に入れました
これは、ある少女の記憶から始まる物語。18世紀、大西洋。父と船旅へ出ていたフェナ・ハウトマンは海賊に襲われ、たった一人小型ボートで漂流し、命をつなぎ留める。フェナが漂着したのは、国家が黙認する娼婦・男娼の島<シャングリラ>だった。10年後──。雪のような肌と白銀に光る髪を持ち、美しく成長したフェナは、初めての“仕事”を目前に控えていた。だが、それを受け入れることはできず、幾度となく想像してきた島からの脱出を決心する。迫りくる追っ手に絶体絶命のフェナは、真っ赤な鎧に鹿の角の兜をまとった青年・雪丸に救われる。雪丸は、フェナを「見つけ出す」と約束した少年だった。そして2人の“再会”は、フェナ自身に眠っていた言葉を呼び起こす。炎に包まれ、沈みゆく船。「必ず俺が見つけ出す!」と約束した少年。そして最愛の父が叫んだ、あの言葉──。「<エデン>に向かえ!」フェナはその真意を知るべく、雪丸たちと共にの謎を解く船旅へ出る。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

美しい物語をチグハグに繋げた、パッチワークみたいな作品

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
Production I.Gによる、オリジナルアニメ作品。作画のクオリティは非常に高く、ファンタジー要素を含んだ冒険モノとしての期待感もありましたが、評価は尻すぼみという感じ。

レビューでは、ちょっっと誉めた後、酷評してます(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、誉めましょう。

作画、素晴らしいです。ギャグ、センスあります。恋愛、ニヤニヤできます。世界観、良い感じです。

序盤は名作の気配がしていました。00年代のNHKアニメ、『グイン・サーガ』『十二国記』『未来少年コナン』『精霊の守り人』『アリソンとリリア』『獣の奏者 エリン』。こういう系列。もっといえば、「ふしぎの海のナディア」の系譜。

ところが中盤以降、どんどんシナリオが崩壊していく。

まず、謎解きの残念さ。9話の謎解きなんか、「いきなり知らん歌を歌われても」って感じだったし、島を次々と巡っていくのも、そこに必然性を感じないというか。

これは、圧倒的に尺不足なんだよな。本来は、様々な島を巡るなかで、色々な選択を積み重ね、成長し、仲間との絆を深めながら、謎を1つずつ解いていく。そして、真相に近づくに従い、少し変化して(失って)いく自分に恐怖していく、フェナ。

どう考えても、2クール必要です。イムラさんのレビューに「たぶんこうだったんじゃないか劇場」というのがありましたが、私も、本当にそうだったんじゃないかと思いましたよ。大共感でした♪

最終話はマジで酷い仕上がり。いや、仕上がってないので、「仕下がり」とも言うべきか(苦笑)

これまでずっと「勘」だけで道を決め(正解し)てきたフェナが、「選択の巫女」って、どんな嫌味だよと思った(苦笑)

しかも、「世界の命運を定める」なんて神のごとき役割が、「血筋に依存する」とか、不自由な選択を迫った上、「じゃあ後は、子を宿し、産むのが役割だ」なんて、どんな旧時代的な価値観の政治家だよ、世界から嗤われるぞ(苦笑)

さらに、「強い覚悟の上での記憶喪があっさり回復」って、神のシステムはガバガバか、デバッグ作業サボるなよ(苦笑)。

てか、「抜け忍、お咎めなしか?」とか、「ジャンヌダルク要素必要か?」とか、「究極、アベルの物語は全カットでも問題ないだろ」とか、意味不明な設定・伏線数多い。

極めつけは「最後の幸丸の笑顔がキモい」w あそこはあんなヱビス顔じゃなく、もっと格好良い笑顔を浮かべさせてやろうよ(苦笑)

(あと、気にする程ではないけど、海賊王女というより、王女海賊では?と思ったり)。

まあとにかく、1枚1枚の布(小さな物語)は美しいのに、その繋ぎ合わせ方にセンスがないから、結果、何を伝えたいのか分からなくなった、パッチワークみたいな作品になったのかな、と。

これ、アニオリだから、監督(原作)誰だ? と思ったら、作画マンで、テレビアニメは初監督(原作)作品か。(アニメCMやショートアニメの監督としては受賞歴もあるようです)。

なる程、作画だけは素晴らしく、謎を投げるだけの思わせ振りな展開だけはあるという、本作の特徴が腑に落ちた感じですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
作画は良いね。本気で作っているアニメだということは伝わる。ゆき丸で、幸村かい。ギャグとイロモノ系? ヒロイン殴るなよ(笑)

2話目 ☆4
真田家の末裔。隠れ里。90年代のNHKアニメっぽい雰囲気が好き。

3話目 ☆4
潜水艦か。オーバーテクノロジー。落ちるところの浮遊感は素晴らしいな。

4話目 ☆4
紫丹の弓を選んだ理由が渋いな。ジャンヌが生きていた、という歴史ロマンを入れてくるか。んで、ジャンヌの娘とか孫とかそんな感じ? なんかこの街、滅ぼされそうだな、そのうち。

5話目 ☆3
たかだか4つの数字を隠すだけにしては、ずいぶん大げさというか、ガッカリというか。

6話目 ☆3
う~ん、どのみち、鍵であるフェナは取り戻さなきゃだしな。イマイチ、説得力が。

7話目 ☆5
今まで観た海戦の中でも、トップレベルの一撃。単純に格好良い。

8話目 ☆3
紫丹の嫉妬w 白い犬だし(笑) 自虐の嵐w 幸丸、イケメンだな~(笑)

9話目 ☆2
こりゃヒドイ謎解きだな。だったら、その歌(歌詞)を作中で何度か歌わないと。やりたいことに対して尺が足りてないんだよな。

10話目 ☆3
シリアスな中に適度にラブやコメが入っているのが良い。

11話目 ☆2
なんかこう、全てが唐突で、チグハグな物語を繋いだパッチワークみたいな作品だな。究極、アベルの物語は全カットでも問題ない。

12話目 ☆1
最後に来て、シナリオが破綻してるよな。選択の巫女なのに、勘が冴えまくり(運命)だったじゃん。それに、それって血筋に依存するの?  あっという間に記憶を失い、あっという間に取り戻す。なんのために記憶を失わせたの? 幸丸、最後の笑顔キモくないか? もっと格好良く笑わせようぜ。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

saitama さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

序盤レベル高そうだったのに、最期は「なにがしたかったのだろう?」で終わった意味不明作品

まだ1話だが、いろいろと面白そう。

ただ、作画が背景含め基本的にはすごくレベル高いのだけど、キャラ作画がシーンごとに変わりすぎな気が…。

レベル高いのに、のっぺり作画はわざとだろうけど、個人的には合わなすぎると思う。

物語は非常にレベル高そうで楽しみ。

ネトフリだと権利が一切ない。だからネトフリから掠め取った高い制作予算からやりくりして、自分たちが権利持てる作品作りに力を入れているのだろうな。

なので、まだ1話だけど、評価は上振れしそうだし、この先もきっと面白いのではないかと予想。


■2話まで視聴

なるほどー。完全に海外でも売れる路線を模索したんだな。
サムライが完全に海外ウケする路線になっている。
それでいて日本人感覚からもギリギリ外れない設定。
上手いなぁ。

相変わらずキャラ作画と背景作画にアンバランスな部分を感じるけれど、レベルはとにかく高い。

あとはストーリーがどこまで面白くなるのか、今後も楽しみ。


■6話まで視聴

時代設定は18世紀らしい。ジャンヌ・ダルクは1431年没、大航海時代は1415年頃から、真田一族登場は1540年頃から、ガレオン船は1500年代なかばから、イギリス軍が使っている銃がマスケットや小銃でフリントロック式の発明が1600年代初頭、種子島に火縄銃が伝達されたのが1543年、イギリス議会王政開始が1689年、そして英仏200年戦争開始…。私掠船の慣習は1907年に終わる。天正遣欧少年使節派遣は1582-1590年。

まあ、明らかに別時代な潜水艦を除けば、私掠船(海賊)が大手振っていろんな港町を移動しているから、英仏200年戦争中が舞台なんだろうな。

ただ、描かれている真田一族って、その言い伝え含めて、その描写というか設定上の扱われ方は、モンゴル帝国や鎌倉武士な気が…。

ちょっと登場する技術や民族描写等々、時代設定があまりに雑すぎる(前後200年強くらいを一緒くたにしてる、潜水艦を覗いて…潜水艦入れたら300年以上ある)ことを除けば、まあ、ストーリーはまだ楽しめている。

雑だなと思うのは、自国民のはずなのに、この船の中はイギリスと呼ぶところ。イギリスってポルトガル人から伝わったのを日本人が勝手にイギリスと聞こえただけだし…。ホワイトシャツをワイシャツと聞き間違えたのと同じ。せめてイングランドと呼ぶか、18世紀ならグレートブリテン王国と呼称すべきだったな。

そう考えると、宮崎駿や高畑勲はやはりすごい…。雑じゃないんだよな…。

さてさて、ちょっと雑に情報を詰め込みすぎになりつつあるけれど、この先消化していけるのだろうか。破綻しないよう、うまく着地してほしいな。


■10話まで視聴

うーん、なんか話が突然飛びすぎてる…。
アレキサンドリアの図書館???
突然海上に現れる巨大な島…アトランティス???
いろんなものが何一つ回収されないまま、一気に話が飛躍してるけど…。
現実離れした技術の数々はもはや古代人ラピュタな領域だな…。
これ、現実の地名や人種等々、使わなければよかったのに…。

なんか話がとっちらかって終わりそうな、嫌な予感がするのだけど…。
さてさて、今後はどうなる…。
面白く終わるのか、糞駄作で終わるのか…。


■11話まで視聴

いよいよラピュタ感…。
神話や寓話てんこもり…。
創作なのか、ネタや種パクリの集大成なのか…。
付加要素が多すぎたんだな…。
結局のところ、なにも回収出来ていない…。
壮大な投げっぱなしアニメ…。

黄泉がえり要素とか…。
純愛出せばまとまるとでも…。
結局、ただの怪談じゃん…。
そして事実上の夢オチ…なのか???

いやー、起承転結無視はどんなに作画とか頑張っても、
ただの破綻アニメになるんだな…。


■12話まで視聴

いやー、完全に破綻している脚本…。
出来の悪い夢オチ物語のほうが100倍マシ…。

結局、すべてが破綻していて、なにもまとまっていない。
糞のように要素があり続けたのに、なにひとつ回収もなく、
最期は書いた物語自体が壊れているというオチ。

映画「MIB」の最期のシーン、
神々のボール遊びのようなことを言いたいのだろうが、
この企画と脚本書いた人、レベル低すぎるだろ…。

書き手の人格を疑うレベル。
ラピュタ、エヴァ、うる星やつら夢オチ、かぐや姫、50回目のファーストキス等々、
あらゆるアニメと名作パクリというか、なにひとつ、過去の名作が糧になっていない糞アニメ…。
いやー、本当にこんな破綻アニメを、この高クオリティで作ったことが一番の狂気だわ…。

もっとシンプルに、起承転結の冒険活劇にでもすりゃー、成功だったろうに…。





全話観た感想…視聴時間の無駄遣い。貴重な人の時間を返してくれ…。
他にもっと見るべき作品が山程あったわ…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

余韻が感じられないんです

<2021/12/30 追記>
最終話まで見ました。

初投稿時のレビュータイトルは
「オリジナルなので最後まで見ないことにはわからない。けれども」

最終話は体操で言えば「両足の揃った着地」でした。
ぐらつかず、纏まってる。

ただねえ。
余韻が感じられないんですよね

なぜだろうとつらつら考えると、どうも詰め込み過ぎな気がしてきた。
オリジナルアニメでよくみかけるやーつー。

【たぶんこうだったんじゃないか劇場】
「よし!せっかくのオリジナルアニメ。気合い入れて作るぞ」
「よし!会議だ。オリジナルアニメなんだからみんなたくさんアイデア出そうぜ」
「よし!たくさんアイデア出てきたな。この中から珠玉のとこだけ選んで話つくろうぜ」
「よし!いいアイデアばっかり残ったな。どれもこれも素晴らしい。でもちょっと多すぎないか。1クールだぞ。」
「さらに削ったけどまだまだ多いな。なんとか1クールにおさまんないかな?せっかくのオリジナルアニメ、こんなチャンスなかなかないんだよ。良いアイディアは生かしたいじゃないか。」
「よし!とにかく無理にでも1クール12話に収めよう。視聴者には全部見てほしいじゃないか」

この劇場はもちろん私の妄想ですが笑。
でも本作は全12話の内容じゃないですよね。
少なくとも2クール。
なんなら1年でもいいくらい。
この手の冒険恋愛ものって長ければ長いほど見てる方も気持ちが入るところありますし。

でもクール増やすなんてそれこそ難しいんでしょう。
だったら、エピソードをもっとばっさり切ればよかったのに。

なんか資料作成下手な人が作ったパワポのプレゼン資料のような感じでした。
詰め込みすぎで大事なことが全然頭に入ってこない。

ちなみに映像もキャラもキャラクターデザインも台詞回しも好きでしたよ。
それだけに残念。。

<2021/10/20 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
オリジナル作品。
3話まで見ました。

アニメオリジナル、というと物語が面白いかどうか最後まで見ないとわからないのがネック。
漫画原作のアニメ化はいろいろな意見あるものの
「数多ある中で一応人気が出た漫画作品がアニメ化」
という競争を勝ち残ったわけで、ある程度の面白さは担保されています。
(と言っても最近は粗製濫造でこれから「面白くなるかどうか」というところでアニメ化される漫画も多いですけど)

その点、オリジナルは打率低いんですよね。
今期、やはりオリジナルの「サクガン」はオリジナルアニメ制作プロジェクトでのコンテストで賞を獲った小説が原案だそうで、そういうのなら期待大なんですが。

そうではない完全オリジナル、のようです。
というわけで物語の出来は未知数。

しかしです。
けれどもです。
それを補うくらいの作画の良さがこの作品にはある。
キャラも背景もクセなく綺麗で動きも滑ら〜か。

好みとしては「綺麗なだけの作画」は正直苦手なこと多かったりします。
表情が張り付いたみたいに見えたり
みんな美男美女で同じ顔に見えたり
いくら絵が綺麗でもそんなだとお話に入り込めない

と言っても自分の「見る眼」の方の問題な気もしたり。

そして本作、どうやら3話まで来て自分の眼が適応してきたようです。
生き生きとした表情が素直に受け止められるようになりました。

気になるのは、なんかこの表情馴染みあるなー、というシーンがちらほら。
なんだっけ?
・・・はたと気がつきました。
昔の宮崎駿作品。
「未来少年コナン」とか「らルパン三世 カリオストロの城」とかで出てくるあの茄子のような顔貌表情。
あれがたまに出てきます。

どーりで。
そういうところも自分がマッチできてきた理由かも

さて物語の方ですが。
てっきり異世界かと思ったら、現実世界の昔のヨーロッパだったでござる。

島の名前とか、ヒロインの出自とか、ニンニンとかは架空だと思いますが。
国名なんかは英国とかそのもの。
最近じゃ結構珍しい。
「天晴爛漫!」みたいな(見てないから想像)

ちょっとまだ地に足ついてない感じがするのは、今後物語が進むにつれ変わっていくのでしょうか

物語が標準以上ならかなりな優良作になる気もします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 42

77.4 16 お姫様で恋愛なアニメランキング16位
DOG DAYS ドッグデイズ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1236)
7547人が棚に入れました
隣国・ガレット獅子団領国からの侵略戦争を受けるビスコッティ共和国。ガレット獅子団領国の頭首・レオンミシェリ姫が続ける苛烈な侵攻に、敗北を重ねるビスコッティ騎士団。そんな国の現状に心を痛めたビスコッティ共和国の姫・ミルヒオーレは、意を決して「国を救う勇者」を異世界から召喚する事にする。ミルヒオーレ姫が勇者に選んだのは、地球は日本・紀乃川市に暮らす少年『シンク・イズミ』。中学1年生の春休みを控えた終業式の日、シンクはフロニャルドに召喚されてしまう。異世界フロニャルドで待ち受けるのは、ある変わったルールの元で行われる「戦」の日々。ガレット獅子団領国の領主・レオ姫やガウル王子をはじめとする好敵手達との戦いや、ミルヒオーレやビスコッティの人々との交流。サーカスアクションとアスレチック競技が大好きな少年シンクは、『勇者』として、ビスコッティとミルヒを救う事ができるだろうか?
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

贅沢な2期への伏線?(75点)

アニメオリジナル
全13話。

個人的満足点:75点
アニメ系統:冒険ファンタジー

本作は一言で言えば冒険ファンタジー。
舞台設定・世界観などは斬新だった。

第一印象はこうだ

{netabare}

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『俺は剣と魔法の冒険ファンタジーだと思っていたら、
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        剣と魔法のファンタジー運動会だった』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    SASUKEとかオリンピックとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

{/netabare}

国vs国で運動会やっちゃいました的内容。
剣や魔法でのバトルもするのではあるが、死人の出ない安心の内容。
後半に若干のシリアス展開を見せはするのだが
それもつかの間、やはりほのぼのした話で終わって行く。

個人的にはシリアス系が好みなのではあるが、これはこれで悪くない。
終始なごみムードで今一盛り上がりに欠けるものの何故か最後まで観てしまう。
さらには不覚にも最終話で少しぐっときた。

声優陣はかなり豪華。
よくもまあこれだけの声優集めたなって感じ。
ただ、これだけの豪華声優を揃えたのだが1クールではキャラが多すぎで正直、全員覚えられない。
キャラと声優の無駄遣いといった印象をうけた。

OPED曲はかなりお勧め。
OPに水樹さん「SCARLET KNIGHT」
EDに堀江さん「PRESENTER」
両曲とも個人的にはお気に入り。

キャラデザも可愛く描かれていて、萌え要素もてんこ盛り。
お気に入りのキャラに萌えるのもいいだろう。

しかし、これだけの物をもっていて、何故この程度の作品になってしまったのか?
どこをどうとっても勿体無い。

以下、視聴後に書いた内容
-----------------------------------------------------
このアニメにはもしかしたら何かあるのかもしれないとそう思わずにはいられない。
そう、それは2期があるんじゃないか?ということ。

あくまでも2期への序章という位置づけ。
何故かそう思わずにはいられない。

何なんだろうこの感覚は・・・・
決して「これ面白い」と、どっぷりはまる感じではないのに
もっと続きを見てみたい。
何故か今はそう思っている自分がいる。
-----------------------------------------------------

なんて書いていたら2期きたよw
1期で消化不良だった分、がんばって欲しいところ。


とまあ色々描いてきたが
何が言いたいかというと

最後の最後でリコに惚れましたw
また、リコに会えるんですね。


-----------------------------------------------------

以下、これまでの各話後の感想。
ネタバレ含みの場合があるかもなので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
ファンタジー物かと思ったら、SASUKEだったという印象。
今後化けるのか、それとも・・・
しばらく様子見といったところ。

2話視聴。
戦闘で死なないのが、いまいち緊張感にかける。
相手国とも敵というよりは、競技相手といった感じ。
なんか運動会といった感じ。
最後に今後どうなるんだといった引きを見せてくれたので
引き続き様子見したい。

3話視聴。
今回は説明回&お風呂回(笑)
物語の舞台がだんだん分かってきた。
少し面白くなってきた感じ。
切る寸前だったが持ち返した(笑)
引き続き視聴。

6話視聴。
ラストなんだ?
急展開きたか?
毎週惰性で見てたのだが
来週楽しみになってきたんだがw

7話視聴。
シンクと姫様のじゃれ合いは吹いた。
姫様まさに犬でした。
6話の引きに期待が高まっていたのだが
いたってのほほんとした展開だった。
まあ、まだわからんが。
来週にもちこし。

8話視聴。
レオ様かわいい。
今までとちょっと印象変わった。
ストーリーの方も盛り上がってまいりました。
ってもう後半に突入だからね。

9話視聴。
リコッタのサービスカットいただきましたw
これは歓喜する人が出そうw
ストーリーはいよいよほのぼのから
シリアスになってきた感じ。
いよいよボス登場か?
来週も楽しみ。

10話視聴。
姫サービスショットご馳走様でした。
意外な展開だった。
しかし、このままな気がしない。
何かあるんじゃないかと来週も期待。

11話視聴。
何かあるのか?
何も無いのか?
残りあと2話。
どういう結末になるのだろう?

12話視聴。
何か今週はよかった。
ここに来ていい話。
ある意味もったいない。
正直今までで1番短く感じた。
えっもう終わりって感じ。
いよいよ来週最終回。
さて、どうなるのか。
もしかしたら来週泣いちゃうかもしれない。。。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

はたして星の示す未来は避けられないのであろうか?

ちょっと終わり方は気に入らなかったけど、なかなかに面白かったです。


内容

僅かにシリアスのような感じになることがありましたが、基本的にはほのぼのに近い作品です。戦争と言っても向こうのセカイでは一種のスポーツであって、死んだりすることなんてまずない設定ですから。
ただ、レオ様視点で見ると少し変わりますかね。
ずっとレオ様はいろいろと抱えて堪えて決断してきたのです。
そこあたりを考えると、ほのぼのなんて言ってしまうのはちょっと悪い気がします・・・。




OP水樹さん・ED堀江さんと有名な2方による歌です。
この2人のファンも多そうで。
さゆはOPがそこそこ好きでした、かな。


作画

キャラデザは置いてい置いて。
作画は素晴らしかったと思います、さゆは。
なんといっても表情の動きがすごかったんです。
コマ送りにしてみるとほんとにうまくできているなと感じました。
後半はそういった場面が減るんですけどね・・・・・・。


キャラ

まあ、あれだけいるんですしいろいろといてよかったです。
ただベッキーがどうにも好きになれなかった・・・・・・。


声優

言うまでもなく。
有名どころがたくさん出てきています。
よくもまぁこれだけ引っ張った、と。
おかげで声でも楽しめる点が増えたかと。



結局さゆは好きなキャラも多かったですし、話も嫌いではなかったから楽しめました^^
ガメルの声はFTのナツにしか聞こえないゾ?
ただ、もしこれで2期を制作するとなると間違いなくベッキー出ますよね?
師匠はともかく、ベッキーは嫌いなんで2期には期待が薄いです。
話は盛り上がりそうなんだけど、ちょいベッキーとの絡みがうっとおしくてイライラしそう。


 


スタッフ
 企画・製作     : PROJECT DD
 原作・脚本     : 都築真紀
 監督         : 草川啓造
 キャラクターデザイン : 坂田 理
 サブデザイン     : 太田恵子
 武器デザイン     : 大塚あきら
 クリーチャーデザイン : 小田裕康
 プロップデザイン : 益田賢治
 グラフィックデザイン : 榎本めぐみ
 カラーデザイン : 篠原愛子
 美術監督・設定 : 片平真司
 撮影監督    : 北岡正
 編集       : 関一彦
 CGリードアニメーター : 石川真平
 音響監督     : 亀山俊樹
 音響効果     : 山谷尚人
 録音エンジニア : 小原吉男
 音楽      : 一色由比 井内舞子 夏目 晋
 サウンドプロデュース : I've sound
 オープニングテーマアーティスト : 水樹奈々「SCARLET KNIGHT」(キングレコード)
 エンディングテーマアーティスト : 堀江由衣「PRESENTER」(スターチャイルドレコード)
 アニメーション制作 : セブン・アークス

キャスト
 シンク・イズミ         : 宮野真守
 ミルヒオーレ・F・ビスコッティ : 堀江由衣  
 エクレール・マルティノッジ     : 竹達彩奈
 リコッタ・エルマール       : 水樹奈々
 ロラン・マルティノッジ      : 子安武人
 ブリオッシュ・ダルキアン     : 日笠陽子
 ユキカゼ・パネトーネ         : 阿澄佳奈
 レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ : 小清水亜美
 ガウル・ガレット・デ・ロワ     : 柿原徹也
 レベッカ・アンダーソン     : 高橋美佳子
 ゴドウィン将軍         : 若本規夫
 バナード将軍             : 小野大輔
 フランボワーズ・シャルレー     : 櫻井孝宏
 ノワール             : 花澤香菜
 ジョーヌ             : 永田依子
 ベール             : 寿美奈子
 ビオレ             : 丹下桜
 アメリタ・トランペ         : 瀬戸麻沙美
 ルージュ             : 寺本來可

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

もぐりん。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ケモ耳シッポ属性アリ!を認識 (´▽`)

アニメオリジナル 監督:草川啓造さん 全13話
キャラデザ:坂田理さん 制作:セブン・アークス

フロニャルドと言う異世界の国と国との戦争で劣勢な国、ビスコッティ共和国の領主様で
ヒロインの1人【ミルヒオーレ・F・ビスコッティ】が状況を打破するために現代日本から
勇者と言う名の戦闘員として召還された主人公【シンク・イズミ】が、異世界の地で各国の
猛者と戦い勝ち続けていってビスコッティを勝利に導くまでのラブコメを展開させた
サクセスストーリー・・・

って書くと、なんだかシリアスで壮大な異世界バトルファンタジーのようですが・・


いやいやいや・・・ 緊張感ゼロだから、全くないからw  むしろほのぼの系(´▽`)


この異世界の戦争、【戦(いくさ)】は、生死を賭けた戦闘ではなくて、まるでTV番組の
【筋肉番付】に出てくるフィールドアスレチックのようで、まさに健全なスポーツ勝負w 
広大なバトルフィールドは不思議な力で守られていて、その中での戦いでは戦士は大ケガを
したり命を無くしたりはしないといった健全ぶり^^ 戦士は戦闘不能になると丸っこい
犬又は猫に変化して戦場を退場、でもしばらくするとまた復活するなどほとんどゲーム感覚
で展開していきますwww

しかしこの戦争、TV中継されて国民に放送されるとかの娯楽性もあって内容的にはある意味
政治色の強いイメージですが、あまりにも軽いノリなので気になりません^^ 

この異世界、フロニャルドのキャラクターは動物が擬人化したようなデザインです、俗に言う
【ケモ耳キャラ】ですね(笑) なので登場キャラはみな萌え要素のあるカワイイキャラばかり!
しかも、各国含めるとキャラは結構多めで、横文字だし全く覚えれる気がしないです(笑) 

登場キャラが多いと言う事は、当然中の人も多いと言う事、しかも著名な方ばかりで
超豪華!!まさにオールスターズって感じw  ヒロインのミルヒオーレは領主様ですが、
歌姫でもあるので中の人、ほっちゃんが当然歌ってますww

いやー しかし、ケモ耳キャラは魅力的ですw 表情を変えなくても、耳やシッポがぱたぱた
動いてカワイイのなんの(´▽`) 特にミルヒオーレがシンクにデレてる時は萌えますwww
ツンデレ、エクレールのシッポがぱたぱたしてるのも可愛すぎる(;´Д`)ハアハア
 
しかし終盤までシリアスな展開がほとんど無いのでストーリーに起伏があまりなく、ストーリー
重視の人は日常回など特に退屈に感じるかもしれません。

放送時間が深夜枠なので、お風呂シーンや、ヒロインが戦闘に負けると甲冑や服が破れて裸に
なるとかのサービスシーンやカットも多め(;´Д`)ハアハア

{netabare}
まぁ 当初召還された主人公が元の世界に帰れないとか、当然のことながらケータイで連絡
出来ないなど様々な問題も出てきましたが、回を重ねる毎に都合良く解決してゆくので無問題^^
 
最後には偶然にも様々なアイテムをフロニャルドに残し、シンクは元の世界へと去って行きますが、
それが再召喚するために必要なアイテムとなることで2期へと続いていくといった、最終的には、
ジーンとムネにくる展開も用意されていてなかなか抜け目無い作品に仕上がっていると思います!!
{/netabare}

唯一、終始気になったのは、主人公シンクの中の人ですかね、声かな?演技かな?ちょっと
違和感があってラストまで拭えませんでしたが、この辺りは好みの問題かもしれません。

基本キャラ萌アニメだと思いますが、意外と楽しめました、血しぶきの上がるリアルファイト系
の作品に疲れたらこの作品でもどうですか?? 

2015/02 現在すでに3期が放映ちう、今いそいで2期を視聴してます!( ゚д゚ )クワッ!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

84.9 17 お姫様で恋愛なアニメランキング17位
桜蘭高校ホスト部(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1765)
9194人が棚に入れました
桜蘭高校特待生1年の藤岡ハルヒは、勉強ができる静かな場所を求めて第三音楽室に辿り着く。そこでは「暇をもて余す美少年が、同じく暇をもて余す女生徒をもてなし潤わす」ホスト部なる集団が営業していた。
不注意から校内オークションに出展予定だった「ルネ」の花瓶を割ってしまったハルヒは、弁償金800万円の完済まで部の「犬(雑用係)」となるが、眼鏡を外した素顔が美形だった事から接客係に格上げとなる。そして部長・須王環に借金帳消しの条件として、100人(後に1000人追加)の指名客を集めるノルマを課せられ、ホスト部員としての第一歩を踏み出す。自分が「女」である事に気づかれないまま…
かくしてホスト部紅一点のハルヒと、それを知った部員達との関係と思惑は、様々な出来事を経て次第に変化していくのだった。

声優・キャラクター
坂本真綾、宮野真守、松風雅也、鈴村健一、織田圭祐、齋藤彩夏、桐井大介
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

庶民出身、藤岡ハルヒ ただの男には興味ありません( ー`дー´)キリッ 

■前置き■

タイトルで失敗しちゃってるよ~( ´゚д゚`)アチャー
ホストなんて言ったら、まぁ普通の人は寄り付かないよね・・
でも仕方ない、だって「桜蘭高校」の「ホスト部(クラブ)」の話だもの。
話の中心がそこだから仕方ない!
なんて、私も興味はあったけど、心の中では「何となく想像できる設定」
例えば「メ〇ちゃんの執事」「花〇かりの君たちへ」(ドラマのみ視聴)「花より〇子」(コミック既読)
そんな少女漫画の【よくあるパターンの逆ハーレム】だと、特に興味を持ってませんでした。
(逆ハーレムが嫌いとか、ダメとかでは決してないですよ)
事実、この作品がドラマになりましたが、主演の山〇裕典君が出演するドラマを欠かした事のない私ですが(∀`*ゞ)テヘッそれでも全く興味をそそられず・・
じゃあ、何で観たかと申しますと、ほんのちょっとした会話からでした!
勧めてくれたのは、なんと男性・・?(●´∀`)σキミダキミ!
もしかしたら・・妙に話合うけど女性?|・`ω・)ウタガイノメ

と、ほんの少しのきっかけで観始めたら・・
めーーーーーーーっちゃ面白かったんですよねw
(一応言っておきますが、「笑い」の面白いです)
ちなみにですが、私 はまり過ぎてしまい原作18巻を大人買い( `・∀・´)b Yes!!
数週間で、ホスト部マニアにw

■ストーリー■
「私立桜蘭学園は1に家柄、2にお金 財あるものは暇を持つ かくして桜蘭ホスト部とは暇を持て余す美少年達が(自分で美少年と言う)、同じく暇な女生徒達をもてなし、うるおわす スーパー金持ち学校独自の華麗なる遊戯なのである」
もう、始めに語られるこのギャグセンスたっぷりの台詞の中に全てが詰まってますよ(´∀`*)ウフフ

そんな学校にある夢(ここは特にアニメでは肝心ではない)を持って特待生で入学する「藤岡ハルヒ(庶民)」
そして、そこで誤って入ってしまったホスト部で誤って割ってしまっ超高級な800万円の花瓶の借金を返済する為、ホスト部に男のフリをし、入部する訳です・・
そこから、スーパー金持ちのホスト部を中心に、同じくスーパー金持ちの他の生徒達とと庶民の珍学校生活がスタートする訳ですo(●´ω`●)oワクワク♪
もちろん、みんなハルヒが庶民なのは分かってます!
でもそこで、「花より〇子」のようにイジメがあったりする訳では全くないです!
この作品の良い所の1つですが、そのイジメになっちゃう様な事すら笑いに変えてしまう所ですね☆
ハルヒは、あくまで庶民です、スーパー貧乏ではありません!
なので、あまりにも自分達と違う境遇のハルヒに興味津々になるホスト部メンバー
|_□´)_ー´)‿◕。)∀・´)∀・´)*´∀`)ノ゚.:。+゚(←ホスト部メンバーを顔文字で表現してみました、笑)

スーパー金持ち君達の庶民のイメージはヒドイもので・・
そこでも爆笑しちゃうんですよね(*ノ∀`)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
そして、そこには全く悪気が無い!そしてハルヒは結構冷静なんで、その温度差がいいんですよ♫
あと、スーパー金持ちと言えば、よくある「庶民とは付き合ってはいけません!」的な流れ。
心配なさるな、そういった事は {netabare} 原作の終わりの方で少々しか{/netabare}ありません。
それよりも、序盤は本当にバカばかりしていますが、
後半は家族愛だったりを感じられる事もありますよ(´∀`*)ポッ
そこがこの作品の2つ目にいい所じゃないでしょうか?


そんな流れで、manaのメモ((φ(-ω-)カキカキ
■キャラクターとか声とか■
主人公・藤岡 ハルヒ(cv坂本 真綾)--属性・ナチュラル系
常にやる気がないですよ、この子。一応主人公なのに(;´∀`)
あくまで女の子ですが、本人曰く、性別は気にしてません!
超天然さんだけど、頭はいいんですよね。
そして良く言えば、素直で正直、悪く言えば、毒舌+頑固かなw
恋愛に関しては超初心者だし、超鈍感。
真綾さんの低めの声でとても中世的に・・落ち着いた仕上がりになってますよ♫

須王 環(cv宮野 真守)--属性・王子様系
ホスト部部長にして、指名率No1♫
この方も頭は良いんですが・・めっちゃバカ!行動がバカ!w
その行動に笑わせられる事間違いなしっ♪
感情表現が豊かで、基本ムードメーカーですが、隠された暗い過去が・・
宮野さんにしか出来ないキャラでしたよっ、
ガヤだったりは結構アドリブが入ってるらしくて、めっちゃ笑わせてもらいました(゚∀゚)

鳳 鏡夜(cv松風 雅也)--属性・クール系
ホスト部副部長 兼会計?(兼、裏の部長)全て計算で動くんです、彼は!
全ては金の為~世の中金~な彼・・
何故彼のような人間がホスト部に?と思わせるキャラですが、それは後のお楽しみ(*´∀`)
松風さんは、ギャグが多い中、とてもクールに演じられてました!
でも、裏では みんなにつられて 監督さんに「鏡夜はもっとクールだ」と、注意されていたらしいですw

常陸院 光・馨(cv鈴村 健一・藤田 圭宣)--属性・小悪魔系
ホスト部のトラブルメーカー?とにかくイタズラ好きの双子!一見、光の方がやんちゃで、馨は落ち着いたように見えますが、光が兄で、馨が弟☆
この作品において精神的に一番成長を見せるのが光だったんじゃないかな~って思います。
色んな意味で(´∀`*)ウフフ
ちなみに前髪が右分けが光、左分けが馨ですよ~♫
鈴村さん、藤田さんのシンクロ率は400%でしたw
台詞が長いのにも関わらず、何であんな息が合うのかと驚かされますよ!
そして、やんちゃな光にも、落ち着いた馨にもぴったりな声でした♫

埴之塚 光邦(cv齋藤 彩夏)--属性・ロリショタ系
属性を見てもらえば分かるように、小さくて可愛いです(*´ω`)
けど、一番年上なんですよね~そして実はしっかりしてるし、めっちゃ強いんですよw
ハニー先輩(通称)はきっとホスト部の兄貴的存在ですよ♪
まぁ~斉藤さんは可愛らしい声でしたね☆ハニー先輩その物でしたw

銛之塚 崇(cv桐井 大介)--属性・ワイルド系
兎に角、無口。そして、この方もホスト部には自ら入らないタイプですが、そこにも秘密が・・(・∀・)ニヤ
マニアな女子生徒にモテル模様w
モリ先輩(通称)は超低音ボイスだし無口・・と言う事で
桐井さんは他にも脇役などで色々登場していたそうです!
そこにも注目ですね☆

■最後に■
原作を全て読み終わりましたが、アニメになっても、全く失敗はしてません!
むしろ動き+声が入る事により面白さが際立ってました(・∀・)イイ!!そして、ほぼ原作通りです!大成功です!
最後の方はオリストですが、特に問題ない いい終わり方だったと思います。
{netabare} 少し原作の話をしますと、やはり少女漫画ですので最後はラブストーリー的展開になって行きます。
しかし、アニメの方はギャグ8割・ラブ2割位?むしろギャグ9割?位だったんじゃないでしょうか?
なんで、{/netabare}
男性の方にも全然観て頂ける作品でしたよ~☆
アニメを気に入った方は是非、原作オススメです!
少女漫画であんなに声出して笑うなんて初めてでしたよ、
そして、ラストは泣きながら大笑いする事でしょう(´;∀;`)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

金持ち学校独自の華麗なる遊戯。それが、桜蘭高校ホスト部♪

少女漫画が原作の作品。

タイトルは「桜蘭高校ホスト部(クラブ)」ですが、
作中では「桜蘭高校ホスト部(ぶ)」です。

昔も今もベタベタな少女漫画が苦手で、
そんな私に友達が薦めてくれたのがこの作品との出会いでした。

原作を自分でも全巻買いそろえるほど、ドはまりしました。笑

アニメも少し見てたのですが、こっちはあまりハマらずで…
久しぶりに見返してみて、ようやく完走できました。

原作の方が好きなのは変わりませんが、
やっぱり名作です。

アニメは全26話です。


● ストーリー
超金持ち学校である私立桜蘭(おうらん)学院高等部1年生の藤岡ハルヒ。

特待生として入学したハルヒは、
静かに勉強できる場所を求めて第三音楽室の扉を開いた。

扉の先では桜蘭高校ホスト部が営業中。

不注意で花瓶(800万)を割ってしまったハルヒは、
借金返済のため、ホスト部の雑用係にされてしまう。

しかし眼鏡を外すと美形だと気づいた部員から
100人の指名客を集めれば借金は帳消しにすると言われ、
ホストとしての道を歩むことに。

この時、ホスト部部長の須王環(すおう たまき)はまだ気づいていなかった。

ハルヒが女の子であることに…。


この作品には、
2つの特徴があります。

【① お金持ちと庶民】

上流階級のご子息やご令嬢ばかりの、
超金持ち学校に通う一般家庭育ちの主人公・ハルヒ。

ハルヒは周囲の価値観についていけないし、
周囲はハルヒのような庶民の暮らしや生活に興味津々。

なんせ皆様お金をお持ちですので、
やることがいろいろ派手なのも面白いところです。

ホスト部の衣装やら企画やら、
お金のことを気にせずに楽しいことできるって最強。笑


【② 男の子のフリをして過ごす】

ハルヒは、実は女の子である。

それはホスト部員しか知らないこととして、
周囲には男の子で通しています。

ハルヒ本人も自分の見た目や性別など、
細かいことは気にしない性格なので、

まあいいかーと流しています。笑

イケメン男子たちに囲まれた紅一点ですが、
強い恋愛色に発展しないのは、そんなハルヒの性格も関係していますw


ラブコメ作品ですが、
原作に比べてコメディ寄りの作風になっていると感じました。

無自覚から徐々に…というのが原作ではほぼ全員あるんだけど、
その雰囲気はなく、お気楽な楽しい集団にしている気がしました。

基本的に原作準拠で、エピソードの順番などは入れ替わったり、削られたりしているものもあります。

原作からオチや内容が変更されているエピソードは、
いまいちに感じました。
(なのでストーリーは☆4止まり。)

笑える場面も多くありますが、
ブラックジョークは削られている割合が高い。

テレビ的な縛りがあったのかもしれませんね。

絵は原作と違うし、セリフなどもやや柔らかい表現に改変されてるし、
コメディ色が濃くなってるけど、これはこれで楽しめました。

1話完結で見やすいし、アニメとして良い作品です。

コメディの描き方も、ストーリー全体のしっかりさも、
原作には勝てないけど、それは仕方ありませんね。


● キャラクター
藤岡ハルヒ(1年)
須王環(2年・部長)
鳳鏡夜(おおとり きょうや)(2年・副部長)
常陸院光(ひたちいん ひかる)(1年)
常陸院馨(ひたちいん かおる)(1年)
埴之塚光邦(はにのづか みつくに)(3年)通称:ハニー先輩
銛之塚崇(もりのづか たかし)(3年)通称:モリ先輩

ほんとは一人ずつ説明加えたいのですが、
語りだすと止まれないほど濃いメンバーなので控えます…。笑

それぞれが抱えてるものもあったりでキャラはしっかりしていて、
話が進むほどに味のあるキャラになっていきます。

ホスト部が舞台だからか、
キャラにわざとらしさが感じられないのも親しみやすいところ。

ナルシストなのは不自然じゃない、
だってホストなんだからw

イケメンが揃っていることも不自然じゃない、
だってホスト部なんだからw

そんなわざとらしさがない自然体だからなのか、
すんなりと受け入れられました。

結局、ホスト部の部員がハルヒの一番のファンで、
みんなハルヒのこと大好きすぎるところが、
私は一番好きかもしれません。笑

ホスト部員の暴走と、
それに対するハルヒの冷静なツッコミの温度差も最高ですw


● 音楽
【 OP「桜キッス」/ 河辺千恵子 】
【 ED「疾走」/ LAST ALLIANCE 】

EDの方がかっこよくて好きでした。

意外とこの作品に合っているんですよね。
EDの入り方は素晴らしいし。

最終話のホスト部メンバーが歌う特別EDはいい演出だった♪


● まとめ
やっぱり名作です。

絵が苦手だと感じる方もいるかもですが、
内容は男性でも楽しめると思います。

原作の方が好きだしおすすめしたいのは変わらないけど、
アニメでも十分楽しめました^^

気軽に楽しむならアニメです。
しっかり楽しむなら原作です。

宮野真守さんが演じているキャラはたくさんありますが、
私は環が一番好きだなと、この作品を見て思いました。

アニメ見ている途中に原作読み返して止まらなくなりましたが、
アニメ完走したのでまた原作を読み返したくなっていますw

それぐらい、私にとっては大好きな作品だなと再確認できました♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

柚稀 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

罪は神が僕を美しく創ったこと 君の瞳に映った僕がいけないのさ・・・ってこんな歌詞歌いやがるナルなキャラはどこのどいつじゃ!!!ヾ(*`Д´*)ノ"

たぶん、アニメ観てキャラがスキになって、キャラソン聴く。
はフツーの流れだと思うのだけれど、
ここにいる声フェチ、柚稀はキャラソン→アニメという流れでこれを観はじめましたww

だって歌詞がwwwなにこれw
どんだけ自分好きなんですかって感じなんですもん(`・д´・;)
一体、どんなナルシストでいらっしゃるのか…
怖いもの見たさで事の真相を確かめに『桜蘭高校ホスト部』の扉を開いた僕です(。+・`ω・´)キリッ☆

しかしながら、、、とんでもナルシストなキャラソンをお持ちのホスト部部長、自称キングw【須王 環・suou tamaki】は
おバカで、明るくて、甘くて、優しくて…、ちょっと冷たくされると部屋の隅っこで影を背負いながらρ(´ε`*)イジイジしちゃう、とっても可愛いヤツでした(*´∇`*)

そして、本人さえも知らないうちに、部員達の本心を見抜き、良き方向へと導いてしまう・・・そんな魅力的なコですd(>_・ )ナンダ!イイヤツジャン!

さて、このお話の主人公【藤岡 ハルヒ】は男装してますが、れっきとしたおんなのこです♪
お金と暇を持て余す、優雅なお金持ち学校【桜蘭高校】に
庶民のなかの庶民から、成績優秀の特待生として入学するのだけれど、
ひょんな事故に巻き込まれ、ホスト部員として、なんとオトコとして入部してしまうのです!!
いやいや、、フツー、バレるでしょとか言わないの♥

このハルヒちゃんも変わったコで、別に男だろーが女だろーが自分がどう思われても平気ってコで、恋愛に関しては恐ろしく無頓着w
本人に悪意は全くなくても、泣かせてきた男は数知れずwww

少女マンガが原作ということで、
よくあるライバル女子たちの、いじめ、妬み、いやがらせ…その他もろもろの
女のイヤーーーーーーーな部分(´Д`|||) を覚悟して観たんだけれど、
そーゆーのは一切なく、とても気持ちよく観れる作品でした、観はじまると止まらない~(*´∇`*)
ギャグ多めで毎話なにかしら笑わしてくれちゃいます!!
お金持ちならではの跡継ぎ、家庭環境などの苦悩も描かれていたり(・ω・)bグッ
ただ、庶民のなかの庶民の僕には計り知れないことですがww

で、肝心のラブな部分ですが…
これがまたフツーとは変わってて、“それが恋”だと気づかないという無自覚な人物ばかり…w
気持ちに気付くまでの過程が、回り道し放題でこれまた笑えるw
だからキミはハルヒが好きなんだろ!?おい!そこのキミもだろ??ツンツン( *>ω<)σ)Д゚*)
と教えてあげたくなっちゃうくらいのびっくり気付かなさです(・∀・)

とーぜんのことながらキング【須王 環】以外の部員達もホスト部員であることから、イケメン揃い☆

特に部員唯一のメガネキャラ【鳳 鏡夜・ootri kyouya】はナイスメガネ☆(∩´∀`)∩スンバラスィ♪
副部長であり、ホスト部の中枢である彼は、“影のキング”
行動の全ては自分にメリットがあるかどうかで決める、なんて言っちゃう“クール系”な彼ですが、隠してる内面は…?(・∀・)ニヤニヤ

17才とか無茶があるだろう【埴之塚 光邦・haninoduka mitukuni】通称ハニー先輩は身長148cmの“ロリショタ系”
うさちゃんのぬいぐるみをいつも抱えてて、ケーキは3ホール楽勝♥なコwでも、ひとたび戦闘態勢になると…( ゚Д゚ )アラマッ

そんなハニー先輩を肩車しちゃうのが【銛之塚 崇・morinoduka takasi】“ワイルド系”
口数少なし…寡黙な彼。

最後に双子の兄弟
【兄:常陸院 光・hitatiin hikaru】【弟:常陸院 馨・hitatiin kaoru】は“小悪魔系で禁断の双子愛”が売りww
ただ、お互いを大切に想っているが、BLではないのでご安心をwホスト部員としてのキャラ設定らしいww

肝心のラストはオリジナルストーリーなのだそう♪
若干駆け足気味で、もう少しじっくりいきたかった部分はあったけど、
やきもちありの、きゅんきゅんくる展開で、しあわせだから文句言いませんヾ(*´∀`*)ノニャハ

*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+

…罪は僕が触れるものすべて恋に落ちて
HEART奪われた 君は全然悪くないさ
罰は僕が愛を無限大捧げること
それでも君は僕に触れてしまうだろう

-GUILTY BEAUTY LOVE-須王 環(cv.宮野真守)

*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+

ちきしょーこの歌がなんかかっこよく聴こえるようになっちまったwww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

75.2 18 お姫様で恋愛なアニメランキング18位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7097人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

六畳間に集まる侵略者達!?

ヒロイン全員侵略者ではなく宇宙人と地底人が侵略者です。
ラブコメで時々シリアスという感じですかねー、一話は怒濤の展開、三話はマラソン回でしたがマラソンではなく障害物マラソンでした。
詳しく知りたい人はラノベを読む、大まかなな本筋を知りたい人はアニメを観るのがおすすめ。

ラノベの一巻を購入したのでお約束は出来ませんが感想を書くかもしれません。
一巻読んだ感想
大まかな違いを書きます。ここからはネタバレというより、違いを書きますが一応ご注意を。それが大丈夫という方はどうぞ…
{netabare} ゆりかの扱いが酷い(笑)陰の功労者なのですが誰も魔法少女と信じません。アニメ以上に不憫なキャラです。大家さんの掘り下げと桜庭先輩の掘り下げがラノベ版の方が充実しています、特に桜庭先輩は読んでおかないと何故孝太郎に好意を抱いているのか不透明だったのでその疑問が解消されました(されます)
侵略者メンバーで幽霊の早苗は一巻の時点で孝太郎に対する敵意がとあることで薄れています。 {/netabare}
ラノベ版を読むと桜庭先輩と早苗とゆりかの印象が変わります、そのかわりアニメのように展開が早いというわけではありません。アニメ一話がほぼ一巻の内容をざっくりとカットして映像化しているのでご注意。

九話感想
ゆりかが可愛い…だと!?
ラノベ読んだから知ってましたけどね
タイトルの解釈としては『陽だまりと虹』は孝太郎がゆりかに対するイメージであり、ゆりかが孝太郎に対するイメージかなと思いました。
 九話は孝太郎がゆりかをおんぶしているシーンがまさに孝太郎がゆりかにとっての『陽だまり』という感じが出てて良かったと感じました。

十話感想
早苗が孝太郎の身体に入って眠っていましたが、あれは早苗的に『暖かいから入っている』らしいからです。
孝太郎は最早、早苗に対しまったく敵意もなくなおかつ家族感覚なので暖かいみたいです。朝に寝起きの悪い孝太郎を起こしに来るルースはびっくりしています(尺の都合によりここの下りはカット)
ゆりかの馬の役はいじめとかではなく、ゆりかには馬の演技が上手いと評価されてまた馬役をしました。

十一話感想
キリハが左腕に付けていた篭手は雷と炎を操れる代物です。
キリハは障害物競走で完走寸前までいったので運動は得意な方なのでしょう、急進派のリーダーにはスタンガン的な衝撃を与えて昏倒させました。
急進派のリーダー、シジマ・タユマは騒動の後地底にて裁判にかけられます。シジマは所謂武家に当たる家で生まれ武力による侵略を提唱して一定の支持を得ています。地底の技術は確かに地上を圧倒していますが数は断然、地上の人間が多いですし対策も早いでしょう…サンレンジャーはその為の組織です。
今回サンレンジャーが遊園地まで出動しませんでしたが、ラノベ版だと遊園地に出動します。一瞬でやられますが、ゆりかの防御魔法で大事に至りませんでした。
サンレンジャーという組織は全国に居るらしいです(あやふや)あのスーツは一応戦える機能が備わっています。

キリハは可愛いのですが後々にならないと真価が発揮されないもったいないキャラですかね。

キリハの過去については…ラノベを買おう!
ここで言うのは止めておきます。
大家さん貴方は一体何者なんだ…

十二話感想と総評
クリスマス回&演劇回でした。
アニメの尺に合わせて一話並みの再構成がされました、ある意味原作越えをした回でした。
ヒロイン全員が可愛いと感じたのは久々なんじゃないかと感じました。どのヒロインも薄い印象ではなく色濃く記憶出来るアニメだったのはないでしょうか?(一話で切らなければ)
十二話は原作超えたと個人的な感想です。
本当に素晴らしいアレンジ、改変、再構成が光るアニメでした、スタッフの皆さんありがとうございました。

アニメは終わりましたが、ラノベはまだ続いているので気になる人はチェック!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんな可愛すぎんでしょおおおおおおお

 HJ文庫よりライトノベル原作、ハーレム気味ラブコメ作品。
幽霊に魔法少女に地底人に宇宙人に付き人に大家さんに先輩に……節操のないヒロインの種類と多さ。
1話の時点じゃ「あ、これ、がをられ枠か」もしくは「脳コメ枠か」とか感想を抱いても仕方ない。
だって全員一挙登場するんだもの……。

しかしながら1話の雑多感に反して、2話以降から丁寧なキャラクターの掘り下げが進行してゆく。
設定の無茶苦茶さはあるものの、内容は見せ場やメッセージ性がハッキリしてるので意外に観やすい。

1話は顔見せ、2話以降から各キャラが深く関わるエピソードがそれぞれ用意されている、
侵略戦争とは名ばかりで、そんなに駆け引きやバトル対決的な内容ではない、
といった辺りを念頭に置けば、方向性が分からず振り回されることなく、視聴できるかもしれない。
しかし特殊キャラたくさん出してきたのに、最も普通っぽい先輩が一番メインヒロインっぽいという。

■キャラクターを輝かせるエピソードの展開力
{netabare} この作品は実にキャラクターの魅力を引き出すための話作りが上手いと思う。
初めにいいなと思ったのは、第三話の部活対抗障害物マラソンの話。
この話で最も印象に残ったのが桜庭先輩とゆりかふぁいおーの助け合いシーン。
侵略者面々の中で一人抜けたポンコツぷりを発揮してたゆりかだけに、その健気さに胸を打たれる。
先輩の聖人っぷりも拍車をかけて、ゆりかに恵みあれといった気持ちにさせられた。

ハーレムモノで男キャラ不在の中でのキャラ掘り下げというのも新しく、
厳密にはハーレムモノというよりキャラによって別個のドラマがある作品という印象が強まった。
安易なラブコメに走らずに個性を描く方向に重点を置いたことで、結果魅力を高めているのではないか。

そんなこんなで全員それぞれが際立つエピソードが用意されているために、
観ていけば観ていくほどキャラの魅力が深まっていって、みんな可愛い……

早苗ちゃん:人懐っこさが可愛い どんなときでも味方になってくれそうな信頼感
ティア:反応がいちいち可愛い 小っちゃくて度々弄ばれるけど、案外懐が深くて頼もしい
ルースさん:誠実で可愛い 常識人的ポジションだけど最も暴れてた人
ゆりか:ポンコツ可愛い 泣いたり笑ったりオチ担当だったり面白い でも影の功労者だったりする
キリハさん:機転が利く可愛い 最初は読めない人だったけど、真意が明かされて好感を持てた
桜庭先輩:ヒロイン可愛い 完全に惚れちゃってるよね、という行動の端々が破壊力ありすぎる
大家さん:自由人可愛い 一人だけ別格な格闘家やってるあたり笑えつつ、いると安心感ある
ハニワも竹達と悠木碧だと思うと頭がとろけそうだった。

これほど全ヒロイン魅力的な作品もそうないな……。
そして主人公の孝太郎も終始明るい好青年で、いざというときは台詞も格好良くて好感度高かった。{/netabare}

☆総評
 展開自体はチープさもあったのだけど、キャラクターは本当ずば抜けて良い作品だった。
作画も安定感があり表情豊かで、ポーズも特徴的に決まってて良かった。
ちょっとした所作にどきっとさせられることもあり、可愛さがオーバーブレイクする。
1クールでこれらのキャラを一通り描ききっていて、満足感のある内容だと思う。
ただ方向性を掴むまでの出だしがネックか。まぁ総じて予想以上に良作のキャラ萌えアニメだった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品は1クールアニメでは魅力が伝わらないタイプだったのではないかと

原作未読です。

最近たまたまこの作品の原作の良い評判を目にしたのですが、それに対して「でも自分はそんなにこのアニメに強い印象はなかったな~。原作はもっと面白いのかな~」と思ったわけで。

ただ、そのように思いを巡らせたことで一つ気付いたことがあるので、自分へのメモがてらレビューにしてみます。



このアニメに対する自分の印象は、
「ファンタジーハーレムときどきバトルで、決してつまらなくはないものの無難だったアニメ」
というものでした。

そこで今回あらためて「なぜ無難と感じたか」を突き詰めてみたのですが、それはアニメ範囲内では「設定が活かされてない」と無意識で感じていたからみたいなのですよね。


つまり、幽霊やら地底人やら宇宙人やら魔法少女やら、いろいろなキャラがいましたけど、それぞれが上手く絡むことなくエピソードがそれぞれが独立していた、というか…。

例えば幽霊早苗ちゃんメインのエピソードで、他のメンツが地底人やら宇宙人やら魔法少女である必然性があまりなかったように思えて、
その必然性のない状態が、全メンバーの人数分だけメインヒロインキャラを変えて繰り返されただけで、起伏のない状態のまま最終回までいってしまった、みたいな…。

なんか言葉が上手くないですね。伝わっていなければゴメンナサイ…(>_<)




ただ、最近目にした原作の良い評判というのは「伏線の回収の仕方が絶妙」というものでした。

それで思い出しました。
あー、言われてみればなんか伏線っぽい展開はあったな~。結局アニメ範囲内で回収されることはなかったから記憶に残ってなかったけど。


この原作って、20巻くらい出てるんですもんね。

もちろん原作者さんが魅力的な話を作り続けられるからそんなに続くのでしょうけど、それはそれとして、そりゃあ20巻も続いていればじっくりゆっくり伏線回収もできて面白いラノベになりますよね。


かたやアニメ。

何巻までアニメ化されたのかは知らないですけど、きっとこの作品って序盤はメインキャラの自己紹介巻が続いて、
序盤だけでの伏線回収とか、アニメ化された際に合わせた序盤の盛り上がり巻とか作らなかったのでは?


いや、ラノベはあくまでラノベですから、アニメ化を見越して12話24話でまとまりそうなポイントに合わせてメリハリのある盛り上がり回を作るというのは本来違うのかもしれないというのは分かるんですよ。

でも、自分は新しい漫画やラノベを積極的に発掘しようとするタイプではなく、アニメ化されたものの中からかなり気に入ったものだけ原作に進むタイプなので、アニメ12話の時点で強い印象がなければその先には行かないというのが事実なわけで。


例によって話が行ったり来たりしてしまいましたが、今回何を言いたかったのかをまとめますと、
そんなに伏線回収が巧みな原作なのだとしたら、それがまったく感じられなかったアニメ12話の構成(原作序盤の構成)はもったいなかったんじゃないかな~
…ということなのでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

68.4 19 お姫様で恋愛なアニメランキング19位
アスタロッテのおもちゃ!(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (832)
4644人が棚に入れました
就職活動中の直哉(ナオヤ)が謎の女性に連れてこられたのはなんと妖魔の国「ユグヴァルランド」だった!ナオヤはそこでロッテ王女の後宮(ハーレム)入りを命じられた。ワガママだけど実は寂しがり屋なロッテの素顔を知ったナオヤは、彼女のためにこの世界に残ることを決意する。人間界からナオヤの娘の明日葉(アスハ)もやってきて、親子と愛人がひとつ屋根の下で暮らす、奇妙な同居生活がスタートした。ところがナオヤたちの毎日は個性的なキャラクターたちの乱入によって、ハプニングの連続に!?

声優・キャラクター
釘宮理恵、佐藤利奈、田村ゆかり、生天目仁美、藤村歩、堀江由衣、鈴木美咲、チョー、皆口裕子、松来未祐、広橋涼、波田野由衣、後藤邑子、吉野裕行、阿澄佳奈、白石涼子、甲斐田裕子
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっとHなほのぼのファンタジー(77点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:77点
アニメ系統:ファンタジーハートフルコメディ

くぎゅ枠として視聴をした本作。
ツンデレサキュパス姫様「ロッテ」と子持ち人間、「直哉」とそれを取り巻くキャラ達による物語。

のっけから少々Hな展開で度肝を抜かれたのだが意外や意外、全体的にはほのぼのした話。
何というかあったかい気持ちになれる。

ロッテと直哉の関係など、よくよく考えればかなり危険な関係になっているのだけれども
そんなことは考えさせないような雰囲気が魅力。
ちょっとHな感じなんだけれど、下品さはなく見ていていやみを感じない。
ところどころHな話を挟みつつもあくまでほのぼの
ハートフルな話でほんわかほんわかといった感じ。

主人公のロッテのツンデレもデレ要素が多くデレるロッテが可愛い。
もう、ロッテ可愛いよロッテ状態であるw

また、直哉の娘である「明日葉」もなかなか魅力的。
中の人はゆかりんなので、くぎゅ&ゆかりんのからみもみどころ。

OPED曲も物語にマッチしていたと思う。
個人的にはこういうハートフルな話は好きである。
ほのぼのしたい方にはお勧め。


と、まあつまり
何が言いたいかというと

くぎゅうううううううううううううううう


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以下、これまでの各話の感想。
ネタバレ含むので
未視聴の方はスルーしてくぎゅううううううううううううう

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{netabare}
1話視聴。
のっけからお風呂回。
10歳の女の子にのっけから
男とちゅーちゅーしろとかなんとか(笑)
妖魔の国のお姫様の旦那探しかな。
今後の展開が気になる出だし。
2話以降の展開に期待。

2話視聴。
どこからミルクだすんだよ(笑)
そんなことはさておき
なんかよさそうな話になってきた。
アスタロッテの閉ざした心を
なおやが開けていくような展開かな。
今後も継続。

3話視聴。
なんかいいぞ。
ほんわかしてしまった。
こういう展開は悪くない。
そして今頃気づいた。
釘宮さんじゃないですか(笑)

4話視聴。
親子の切ない話だった。
なかなかいい話だったが
最後にえええええええ
まさか
来週どうなるんだろう

5話視聴。
もはやロッテ見たいがために見てる気がすくぎゅう
ロッテかわいいよロッテ。

6話視聴。
賢者ソルベイク、こ、これは!
かわいい新キャラ登場。
これは狂喜乱舞する人もいそうだw
まあ、自分はロッテ一筋でくぎゅう。

7話視聴。
1つ1つのシーンのロッテがかわいすぎる。
もう、ロッテに萌え死にそうw
クックドゥドゥルドゥwwwwww
ちょwwww
ソルベイクwwwwwwwwww

8話視聴。
なおやwおまえwwww
なんつー服をチョイスするんだwww
新たな男キャラ登場。
さてさてどうなることやら。
バッドボーイ吹いたwwww

最近色々なくぎゅを観てきたが
ロッテはなかなか良いくぎゅだと思う。

9話視聴。
いよいよクライマックスに向かう感じだが
今週はちょっとストレートだったwww
なおやwwwww
まあ、男だし仕方ない。
さて、ロッテとなおやはどうするのかな?

10話視聴。
大きければいいってもんじゃないしね。
その通り!!!
浴衣も歌も可愛かったくぎゅうううううう

11話視聴。
ここにきて、なんという。。。
やばすぎる。
そんな展開まったく予想してなかった。
あんまりだ。
うわああああああ。
来週これは泣くかもしれない。。。

12話視聴。
結局、泣くまでにはいたらなかったが
これはこれですっきり終われたと思う。
何かロッテには幸せになって欲しいと
そう思わずにはいられない。
そんな物語だったくぎゅううううううううううう。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

妖魔界って本当にいい所だな~ 最高だよ。私も住みたいな~ いい所だよ。 本当に。 平和で。

ストーリー

妖魔族の住む世界・妖魔界(アールヴヘイム)にあるユグヴァルランド王国の姫君・アスタロッテは悪魔族なのに男が大嫌いでした。けれど、しかし夢魔族は生命維持のため、ある程度以上に育つと「吸精」をしなければならないので、近いうちに男達を置いておくための後宮を構える必要がありました。そのために妖魔界に送られてきた人間こそが主人公塔原 直哉でした。

私の感想。

かなり楽しめましたね~ 特におもしろかった所はやっぱりメインヒロインのアスタロッテですかね~ 流石釘宮理恵さんですね~かわうぃい声ありがとうございます。もう最高な声過ぎて私ある意味感動してしまいましたよ。なんて言うか、釘宮理恵の声って何であんなにかわうぃいんだろうな。 最高すぎるな。キャラクターに完璧になっていて最高すぎる。

この作品は話の内容が少し分かりにくいですが、少し頭を回転(具体的に458度くらい。)回せば内容が分かります。(まわしてみてね)私は原作を読んでいたので、話の内容が完璧に頭に入っていたので、必要なかったですが・・・・

この作品で私が一番気に入っているキャラクターはもちろんアスタロッテ・ユグヴァールです。言わなくても分かりますよね? っえ 分からない? もちろんあの声とロリ体系ですね~ でも、それを言うんだったら、塔原 明日葉も最高ですが。

そして、この作品の世界観がかなり良かったです。妖魔界の世界があんなにかわいい所でそしてあんなに落ち着いた所だと思いませんでしたよ。私が想像していた妖魔界はもっと暗くて、そしてもっと悪魔がいる所だと思っていたのですが、こんなに平和で豊かな世界だとは思いませんでしたよ。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

正直あまり書くことないですね。 まあ、ポイントアップすると言ったら、この作品は小さなお子様でも見れるって所でしょうかね・・・・ まあ、話の内容完璧には理解されないと私は思うので、お勧めしませんが・・・・ 

オープニング

「天使のCLOVER」
天使のクローバ~ って所が私は好きです。この曲はかなりやさしい声のボーカルが歌っています。私はかなり気に入っていますね~ かわいいですし、キャラクターの説明もかなりきっちりしていますし。けれど、少しネタバレが多かったのも事ですが。

エンディング

「真夏のフォトグラフ」
何でこんなにかわいい曲が多いいんだろう。そして何でこんなにやさしい声なんだろう・・・ 実際にあって見たいですね^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「これでハッピーエンド?」「ええ、もちろんです」OVA見たので追記

《OVAの感想》
これ見たら分からなかったとことか分かって見てよかったて思いました。
3話に分かれてて、お気に入りはやっぱり2話かな。
いいお話だなって思ってたら最後の最後でとんでもないオチが待ってて思わず笑ってしまったw
クスッてレベルじゃないよ、大笑いだよww
他の2話もとってもいい話?だった。
最後、「真夏のフォトグラフ」で終わって、これでホントに終わりなんだなって実感しました。
個人的には名作といってもいいなって思いました!

《本編の感想》
これを見ようと思ったのはこれのCM見て「ちゅーちゅー」が気になったからですw

「ちゅーちゅー」って言うぐらいだから相当エロいやつだなと思ってましたが、実際見てみると、泣かされました。
エロい部分がないと言ったら嘘になりますが、ほとんど気にならなかったです。
親子愛にうるうる、友情にホロリ、そして恋愛に号泣といった感じで、悲しかったんじゃなくて嬉しくて涙が出てきました。
心温まるいい物語でした。

音楽もすばらしく、BGMが特によかったです。
OP、EDもこのアニメにとてもあっていた感じがしました。
EDに関しては、Beat10入り確定です!

キャラも可愛らしく、ツンデレなロッテ、子供っぽいけどたまに大人っぽい明日葉とか魅力的なキャラばかりです。
てゆうか二人の声優さんがくぎゅうとゆかりんだったので声だけで萌えますねw
でも一番好きなのはエリカ。
ロッテのことをライバル視してるけど実は面倒見のいいとても優しいお姉さん。
声も後藤巴子さんでこれまた好きな声優さんなので大好きです!

最後に、これをもし見られるときはあまり深く考えすぎては め!ですw
じゃないと面白さが半減しちゃうかも。
個人的にはとてもおもしろかったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

67.7 20 お姫様で恋愛なアニメランキング20位
聖戦士ダンバイン(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (142)
587人が棚に入れました
海と陸の間にある世界“バイストン・ウェル”。モトクロッサー志望の青年ショウ・ザマは、その夜、突然、仲間たちの目の前から消え去り、“オーラロード”を通ってバイストン・ウェルへと召還される。それは“アの国”の地方領主ドレイク・ルフトの仕業だった。野望を抱く彼は、地上人ショット・ウェポンがもたらした科学技術によって作られた人型兵器“オーラバトラー”を操縦する力、“オーラ力”を持つ地上人を“聖戦士”として欲していたのだ。 中世を連想させる騎士や城が存在し、フェラリオ(妖精)が暮らす、地上とはまったく異なるこの世界が、ドレイクによって支配されようとしている事実を知らされたショウは、抵抗勢力であるニー・ギブンたちと行動を共にすることを決意する。

声優・キャラクター
中原茂、川村万梨阿、土井美加、安宅誠、高田由美、田中正彦、速水奨、逢坂秀実、西城美希、立木文彦、大塚智子、横尾まり、高橋美紀、色川京子、佐々木るん、火野カチ子、曽我部和恭、大木正司、若本規夫
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

序盤・中盤はダラダラと長く退屈だが、地上編はまずまず楽しめました。

取り敢えず観終わった・・・ということでレビューを挙げておきます。

◆総評

富野由悠季監督の代表作ということで、これまで見てきた『機動戦士ガンダム』(1979年)、『伝説巨神イデオン』(1980年)の両作が、それぞれ元々4クール1年分の作品として構想されながらも、どちらも放送開始後の視聴率不振・不人気で放送短縮・打ち切り(*1)となったことと比較すると、その少し後に制作された本作は、流石に富野氏も視聴者受けを重視したのか

(1) 主人公の性格をグッと前向きでハツラツと好感の持てるものに変更して、
(2) シナリオもまずまず分かり易いものを採用した(※但し最終盤の{netabare}死者続出の欝な{/netabare}展開は相変わらず)

・・・ようで、前2作と違って本作は当初予定どおり4クールきっかり完結できたようです。

特に、第32話「浮上」以降の展開(“地上編”)は、米ソ冷戦たけなわだった1980年頃の世界情勢を反映しているのかも?な個所もあって、なかなか楽しめました(※なお第37話「ハイパー・ジェリル」は本作唯一の★★(優秀)回となりました)。
ただ、例えば第18話「閃光のガラリア」で、{netabare}自衛隊を無神経に悪者扱い{/netabare}するシーンがあったりして、今の感覚からするとやはり微妙な感想になってしまうことは否めませんが。

(*1)この両作はTVシリーズは不振で打ち切りとなったものの、その後制作された劇場版で何とか面目を保ち、富野監督と同世代の編集者・執筆者が多かったアニメ雑誌からは逆に絶賛されて、その強い影響を受けた読者層から事後的に「名作」扱いとされたそうです。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
総監督        富野由悠季
キャラクターデザイン 湖川友謙
メカニックデザイン  宮武一貴、出渕裕
音楽         坪能克裕
アニメーション制作  日本サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 聖戦士ダンバイン (1983年2月-1984年1月) ============

 - - - - - - - - - - バイストン・ウェル編 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 聖戦士たち ★ ショウ・ザマのバイストン・ウェル召喚
第2話 ギブンの館 ★ アの国の領主ドレイク&ギブン双方の謀略、ギブン館強襲
第3話 ラース・ワウの脱出 ★ ショウ&リムル密会、マーベル隊のドレイク館急襲、リムル墜落
第4話 リムルの苦難 ★ リムル捜索、バーンvs.ショウ、バーンのリムル救助、聖戦士ショウ
第5話 キーン危うし ☆ ショウの怪鳥ギャラン撃退・キーン救助
第6話 月の森の惨劇 ☆ ショウvs.トッド、ロムン・ギブン死亡
第7話 開戦前夜 ★ ドレイクの策謀、アの国の愚王、ニーのドレイク館潜入・リムル奪取失敗
第8話 再び、ラース・ワウ ★ ショウのシルキー救出作戦、悪妻ルーザの野心、作戦失敗
第9話 天と地と ☆ フェラリオの国、アメリカ・ダラス上空へ、バイストン・ウェル帰還
第10話 父と子 ☆ バーン隊のミの国侵攻、キブツ・キースの頼み、キブツ戦死
第11話 キロン城攻防 ★ ミの国の王ピネガン・ハンム、ドレイク軍の総攻撃、ビネガン王敗死
第12話 ガラリアの追跡 ★ 武の国ラウ国王フォイゾン・ゴウ、ドレイク軍来襲、パットフォット&エレ母娘退去
第13話 トッド激進 ☆ シルキー再度の地上人召喚、トッド&ガラリアのタータラ奇襲、トッド機撃墜 
第14話 エルフ城攻略戦 ★ ドレイクのアの国乗っ取り戦開始、ゼラーナ隊来援・ガラリア隊撃退
第15話 フラオン動かず ☆ ショットの野心、愚王フラオン・エルフ、ショウの力不足
第16話 東京上空 ★ ショウvs.ガラリア、オーラロード開かれる、ザマ家の困惑、ガラリア暴走
第17話 地上人たち ★ 新宿副都心壊滅、ショウへの尋問、エルフ城陥落、ガラリア捕獲失敗・再度の暴走
第18話 閃光のガラリア × 両親とショウの擦れ違い、ガラリア消滅 ※無神経に自衛隊を悪者扱いしてる点がかなり微妙・・・
第19話 聖戦士ショウ ☆ ショウ再度BWへ(ラウの国)、ショウVS.新召還者、ショウとマーベルの再会
第20話 バーンの逆襲 ★ ショットの新機(レプラカーン)、ショウvs.バーン
第21話 逃亡者リムル ☆ 元音楽教師ミュージィ・ポーvs.ショウ、ポーの実父圧殺、リムルとニーの再会
第22話 戦士リムル・ルフト ☆ リムルの無謀な出撃
第23話 ミュージィの追撃 ☆ 新召還者(フェイ・チェンカン)vs.ショウ、フェイ戦死
第24話 強襲対強襲 ☆ トッド回復・ビショット(クの国王)仕官、新召還者(アレン)vs.ショウ、トッド機来襲
第25話 共同戦線 ☆ バーンとトッドの再会、ショウvs.バーン、リムル奪取(トッド)
第26話 エレの霊力 ☆ 新召還者(ジェリル)のエレ母子襲撃、エレの予知能力、トッドvs.ショウ、ドレイク&ビショット同盟本格化
第27話 赤い嵐の女王 ★ 異世界レッドサッド漂着、シーナ(ナの国女王)との出遭い、BW帰還
第28話 ゴラオンの発進 ☆ ドレイク軍のタータラ城攻撃、ラウ王の隠し玉(巨艦ゴラオン)
第29話 ビルバイン出現 ★ タータラ城陥落、ショウvs.アレン、ポイゾン王戦死、アレン戦死
第30話 シルキーの脱出 ☆ ナの国の援軍到着、ショウのドレイク館侵入・シルキー救出、ジャコバ・アオンの裁き
第31話 黒騎士の前兆 ☆ 入り乱れるドレイク&ビショットの思惑、両軍のナの国侵攻、黒騎士vs.ショウ、ジャコバ・アオンの怒り{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - 地上編 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第32話 浮上 ★ 戦闘者・兵装全て地上へ、黒騎士の執念
第33話 マシン展開 ☆ ショウvs.トッド、トッド機の異変、撃退
第34話 オーラ・バリアー ☆ 地上戦の困難、バーンの涙
第35話 灼熱のゴラオン ★ 地上軍の核兵器使用、地上軍特使トルストール戦死 ※エレの特殊能力発動は唐突×
第36話 敵はゲア・ガリング ★ 米国企業との取引(高性能レーダー導入)、ビショット軍来襲、エレの決意
第37話 ハイパー・ジェリル ★★ 地上軍&ジェリル機来襲、ジェリルのオーラ力暴走・自滅
第38話 時限爆弾 ★ ソ連特使の核持込・ゴラオン爆破計画、マーベル貢献
第39話 ビショットの人質 ★ トッドのマーベル捕獲、ビショット&ルーザの姦策、シーラの決断、マーベル救出(黒騎士のサポート)
第40話 パリ炎上 ★ ビショット艦への偽装投降、黒騎士vs.ショウ
第41話 ヨーロッパ戦線 ★ シーラと英国女王の会見、ビショット隊vs.シーラ隊&エレ隊、シーラ負傷、ジャバ戦死
第42話 地上人の反乱 ★ オスロ市民の抵抗、ビショット隊vs.エレ隊、リムル逃亡失敗
第43話 ハイパー・ショウ ★ 北海の戦い、ロンドン防衛戦
第44話 グラン・アタック ★ ドレイク軍のシーラ艦波状攻撃、ゼラーナのドレイク艦強襲
第45話 ビヨン・ザ・トッド ★ エレ艦のビショット艦急襲、ショットの小型戦艦出現、トッド戦死 
第46話 リモコン作戦 ☆ ミュージィ偽装投降作戦、米軍機のビショット艦体当たり攻撃
第47話 ドレイク・ルフト ★ ゼラーナ轟沈、ドレイク&ビショット各々の思惑
第48話 クロス・ファイト ★ 乱戦、エレ死亡、リムル死亡、ルーザ死亡、ビショット死亡、エレ艦&ビショップ艦轟沈 ※オーラ力云々を粗雑に使うのは止めてほしかった×
第49話 チャム・ファウ ★ スプリガン轟沈、マーベル戦死、ドレイク艦&シーラ艦轟沈、ショウ&バーン相撃ち、浄化{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)28、☆(並回)19、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「ダンバイン とぶ」
ED 「みえるだろうバイストン・ウェル」


※なお、本作からの派生作品として『New Story of Aura Battler DUNBINE』、『リーンの翼』のOVA2本が制作されているので、併せて評価しておきます。

このうち、

(1) 『New Story of Aura Battler DUNBINE』の方は、特に見るべき所のない後日譚でしたが、
(2) 『リーンの翼』の方は、富野氏の戦争観をもしかしたら垣間見せてくれているのかも?な異色作でした。
(※個人的には突っ込みどころが多過ぎて余り高く評価しませんが、それでも、いずれ再視聴して、ちゃんとレビューしてみたい作品となりました。)


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◆制作情報(New Story of Aura Battler DUNBINE)
{netabare}
原作         富野由悠季
監督         滝沢敏文
キャラクターデザイン 幡池裕行
メカニックデザイン  出渕裕
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== New Story of Aura Battler DUNBINE (1988年2-8月) ========
{netabare}
第1話 復活 ☆  ※1988年2月25日
第2話 七百年の野望 ☆  ※1988年5月25日
第3話 地上に近き者 ★ ※1988年8月25日{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

主題歌 「Last No」(第1話)
     「モノローグを染めて」(第2-3話)

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◆制作情報(リーンの翼)
{netabare}
原作小説       富野由悠季(雑誌『野生時代』1983-86年連載)
総監督        富野由悠季
脚本         高山治郎、富野由悠季
キャラクターデザイン 工藤昌史
メカニックデザイン  篠原保、沙倉拓実
音楽         樋口康雄
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== リーンの翼 (2005年12月-2006年8月) =============
{netabare}
第1話 招かれざるもの ☆ ※ラスト近くの安直に子供を使った演出がイマイチ×
第2話 ホウジョウの王 ☆
第3話 地上人のオーラ力 ☆
第4話 王の奸計 ☆
第5話 東京湾 ★
第6話 桜花嵐(おうかあらし) ★{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)2、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

主題歌 「MY FATE」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

バイストンウェルの物語をおぼえている者は幸せである

2022/04/02 投稿
2022/04/05 微加筆

ここ最近,異世界沼にどっぷり浸かっています。

そうであれば,1983年放映開始のこの作品は,どうしても避けて通れないというものです。
おそらく,日本アニメ史上初の本格的異世界(召喚)物という位置付けになるかと思います。

物語の舞台は海と大地の間にあるバイストンウェルという世界。海と大地の間と言っても物理的な間では無い模様です。単に海と陸の間なら海岸ですからw冒頭描写では召喚された主人公ショウは海底深く沈んでいきます。この場合の大地とは海の下にある大地つまり海底では無いかと推察します。大地が下で海が上,その間に存在するけど通常の手段では行けないどころか存在も確認できない異世界。そんな世界っぽいです。ちなみに,中世ヨーロッパっぽい世界で通常の移動手段はユニコーン仕様の馬。フェラリオと呼ばれる妖精もいます。欧米のファンタジー小説などの影響を受けながらも,この時点で既に現代の異世界物のテンプレートが完成していたことが窺えます。

また,この作品の異世界感を高める要因として,言葉の使い方が大きいと思います。
ミ・フェラリオ,エ・フェラリオ,アの国,クの国,ナの国,ミの国など一文字音の使い方がすごいです!異世界感が半端ないです。国名に関しては全てが1音ではなくラウの国なんてのも紛れ込ませているあたりが計算され尽くされている感じです。
また,地上人(ちじょうびと),オーラ力(おーらちから)ここら辺の読み方も天才の為せる業ですね。
また,BGMも中世ヨーロッパ風の音楽が異世界の雰囲気を盛り上げています。


死後,魂が転生し,再び我々のこの世界に生まれ変わるまでの時間を過ごす世界らしいです。そして,生まれ変わった後は,バイストンウェルでの記憶はなくしているとか。だから,「バイストンウェルの物語を憶えている者は幸せである。」となるらしいのだけど・・・「聖戦士ダンバイン」を見ていて,この話を憶えていて幸せなのか?と感じるようなドロドロの富野劇場w実際に体験したら忘れ去りたい記憶確定です。


特に,ドレイク・ルフトはどうしても現在見てみると,プーチンに重なって見えてしょうが無いです。ドレイクの戦乱を広げていく様を見せられるのは,現実と重なりなかなか心理的に負担に感じてしまいます。
余談ですが,1983年当時はまだソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が存在していました。作中ショウと一緒に召喚された,トカマクはソ連のハリコフ(ハリキウ)出身という設定になっています。現在のハリコフはウクライナ第二の都市でロシアの攻撃を受けて廃墟と化しているとの報道があります。放映当時あ有れば誰も真に受けない,出来の悪い空想上の未来に我々は生きているようです。


物語は,突然地上世界に舞台が移ったりして,急速に異世界感が失われ,醜い人同士の争いの物語の側面を強めます。頑張って見ましたが,21話で一時撤退します。


というわけで,異世界物の原点とも言える本作品ですが,2022年現在改めて見てみようと思うと,完走までのハードルはなかなか高いように感じました。
もちろん,あくまで現在において全編を視聴するには,ハードルが高いというだけで,本作の歴史的意義や価値はいささかも失われていないと言えます。つまりは,「古典」とか「classic」と言われる括りになるかと思います。

それ故に
「バイストンウェルの物語をおぼえているものは幸せである」と言わせてもらおうと思います。
なぜなら,改めてこの作品を見なくても良いのだから。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

のか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ロボット作品でギブアップなんて初めてです^^;

オリジナル作品 全49話

あらすじ
異次元のバイストンウェルに召喚された主人公がオーラバトラーと言うロボットに乗って戦うお話し

では感想を
無理だわ~、この作品^^;

なんでこんな古い作品を見たかと言うと、正月に実家に帰った時にDVDボックスがあったんですよね。

お父さん、またですかwww
冬のボーナスでこれ買ったんですね^^;
(サイバーフォーミュラ)で懲りなさい。
当然のようにお母さんに怒られていました
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

お父さんに「これ、面白い?」と聞いたら「アニメは好みだ。自分の目で見ろ」と言われたので視聴
しかし、13話で断念ですwww

内容が全然全く脳内に入ってこない!
初代ガンダムを征した私なのに、この作品は・・・ね^^;

理由を挙げると・・・

1・戦争の理由が欲まみれ。正義とか悪じゃなくて欲なんです。
まあよくある設定なんですが、見ていると気分が悪くなってきました。

2・そしてほぼほぼキャラが子供っぽい。
「大人になりなさい」と諭したくなるようなキャラばかり^^;

この2つの理由が重なり混ざり合って、爽快感はナッシングでしたwww


作画はかなり古いのでしょうがないと思っています。
が、13話まででも崩壊があったので低評価^^

声優さんなんですが、古すぎて知らない人ばかりです・・・
でも、もう少し演技、何とかなりませんかね?
棒読みみたいに聞こえて感情移入が出来なかったです。

音楽。昔のアニメってアニメタイトルが歌詞の中にあるって本当なんですね
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

キャラは先にも言った通り、みんな子供っぽくてイラッとします^^;
お前もか、お前もか、お前もかよっ!ってツッコミをたくさん入れました。


お父さんに「なんでこのボックス買ったの?」とメールすると
「昔は面白いと思った。今、見るとそんなんでもなかった」と
返信がありました。

13話で私が断念したことを伝えると、後半はもう少し良くなるとのこと

でも、もういいです^^
苦行に近いので、断念ですwww

好みなんでしょうかね?お薦めはしません^^
スーパーロボット大戦(?)とか言うゲームに出ているそうです。
ゲームをする方は元ネタなので視聴しても良いんじゃないでしょうか。

女性向きのアニメとは思えませんでしたwww
49話と長いしね。ロボット作品は数が多く面白い作品はたくさんあります。

無理にこの作品にこだわる事はないかなって(笑)

お父さんみたいに昔のアニメにこだわる人だけ見たら良いんじゃないでしょうかね
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪


では最後に一言
絶望した~!今度は(魔神英雄伝ワタル)か(魔動王グランゾート)のDVDボックスを買おうとしている父親に絶望した~!
「どっちが良いと思う?」ってどっちもよく知りませんよ!
ワタルはCATVでやっていたので少し見ましたが、グランゾードって何ですか?
どうせなら(SHIROBAKO)とか買ってください~
ボーナスのお小遣いをアニメDVDに注ぎ込む父親に絶望した~~~!!


・・・まあ、面白ければそのDVDは私の物になりますがね(邪笑)
ダンバインはお父さんに返しますが、サイバーフォーミュラは私の物です
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

68.8 21 お姫様で恋愛なアニメランキング21位
魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアース(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (216)
1173人が棚に入れました
人気作家集団CLAMP原作の初アニメ化作品。後半の展開は、少女漫画を基にした作品としては非常に珍しいロボットアニメとなった。東京タワーへ見学に来ていた女子中学生の光、海、風は異世界セフィーロへと召還される。そこで導師クレフより囚われのエメロード姫救出を依頼された彼女たちは、伝説の魔法騎士となって姫を虜にしたザガート打倒のために立ち上がる。だが、真に倒すべき敵はザガートではなかった?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

CLAMP×ロボット×異世界召喚

◆総評:原作マンガは今読んでもかなりの魅力作だが、アニメはやや作品コンセプトに難有りか?

1994年~95年にかけて放送された少女マンガ原作・2章構成・全49話の長編アニメということで、さすがに最近のテンポ良く美麗なアニメばかり見慣れていると、脚本・作画・演出等いろいろと粗が目についてしまいました。
ただし、第一章のラスト2話は、かなり意外な展開で盛り上がるのと、第ニ章のラストも結構グッと来る良い展開なので、我慢して見る価値はありました。
全くの新規の方への視聴はお薦めできませんが、これまでCLAMP原作アニメを何本か視聴済みで、ファンになっている方なら、新たな発見もあって楽しめる作品かと思います。

◇以下、原作マンガ読了後の追記。

本作完走後、原作マンガ(『魔法騎士レイアース』(計3巻)、『魔法騎士レイアース2』(計3巻)の全6巻)の方も完走したので、アニメとの印象の違いについて若干の考察を加えます。

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『魔法騎士レイアース』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.4
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1993年11月号~1994年3月号、1994年5月号~1995年2月号(計15回)

アニメの第一章(計20話) ※個人評価 ☆ 3.6
放送期間:1994年10月~1995年3月(※登場キャラ&シナリオは基本的に原作準拠だがエピソードの水増しあり)

『魔法騎士レイアース2』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.3
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1995年3月号~1996年4月号(計14回)

アニメの第二章(計29話) ※個人評価 × 3.4
放送期間:1995年4月~11月(※ただし登場キャラ&シナリオに大幅な違いあり)
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・上記のとおり、アニメの第一章は原作の前半『魔法騎士レイアース』にほぼ準拠していますが、第二章の放送が始まる頃には原作のストックが尽きており、この第二章は原作とは別シナリオの展開となっています。
・ただし、第二章のシリーズ構成&脚本自体は、マンガ原作者(CLAMPの大川七瀬氏)が行っているので、アニメ制作側が原作マンガのシナリオを改悪した、というわけではありません。

・原作マンガの方は、マンガの制作技術そのものが20数年前とさほど変化していない(※技術進歩の著しいアニメと違って、その頃から既に完成の域にあった)こともあって、今の基準で見ても相当な魅力作・力作と思いました。
・一方、アニメの方は、本作が制作された1990年代前半~中頃の水準ではシリーズ構成/脚本/作画/演出のあらゆる面に関してまだまだ完成度が低く、

(1) 第一章では、引き締まった内容の原作に、予め決まっている放送回数に見合うように、当たり障りのないエピソードを水増しして、結果的に作品内容を希釈してしまっている印象。
(2) 第二章では、そもそも原作には登場しない重要キャラを複数登場させ、シナリオ自体も原作とは大幅に違ったものに変えたが、その際に、原作の方に一貫して伏流し、アニメの第一章でもその片鱗の伺えたシナリオ&キャラ&世界観設定の「CLAMPらしさ」が大きく毀損されてしまった印象が強い。

・本作の監督を務めた平野俊弘氏は、どうやらロボット&アクション作品に強い方らしいので、登場キャラの心情推移の細やかな描写に魅力のあるCLAMP作品(※本作のように一見、派手なロボット&アクションものの顔をしている現作マンガの場合でも、実際には登場キャラの細やかな感情の動きの描写に魅力があってこそ人気が出たものと推測します)の監督としては、やや不適任だった気が個人的にはしました。

※以上、まとめると・・・

<1> 原作マンガの方は、今読んでも十分に楽しめる、内容の引き締まった魅力作と思いますが、
<2> アニメの方は、当時のアニメ化技術の未成熟に加えて、内容面でも原作マンガの魅力が大きく毀損されている感があり、残念ながら、原作マンガを読んでその熱烈なファンになった方以外には余りお勧めできる作品とは思えませんでした。

※なお、本作の数年後に原作マンガの連載が始まり、本作と同じく連載途中でアニメ化の決まった、同じCLAMP原作作品 『カードキャプターさくら』では、本作での経験を上手く活かした?原作者大川七瀬氏が、最初からシリーズ構成を全部担当してアニメ化に際しての制作コンセプトを予め確り打ち立てている印象で、NHK製作アニメという制作環境の良さも加わって、原作マンガ以上にアニメの方が魅力的な作品に仕上がっているように思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・光、海、風は揃って14歳(中学2年)
・信じる心が力となる世界セフィーロ
・ザガードは神官なので「猊下(げいか)」
・魔神=マシンつまりロボットなのか?それとも謎生物なのか?はっきりしない{/netabare}

◆作品情報
{netabare}
原作           CLAMP
監督           平野俊弘
シリーズ構成      まるおけいこ・中村修(第1話 - 第18話)、大川七瀬(第19話 - 第49話)
脚本           大川七瀬、まるおけいこ
キャラクターデザイン 石田敦子
メカニックデザイン   山根理宏
音楽           松尾早人
アニメーション制作  東京ムービー新社{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 魔法騎士レイアース (1994年10月-1995年11月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - - - - - 第一章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^^^^^^^^^^ OP「ゆずれない願い」、ED「明日への勇気」 ^^^^^^^^^^^

第1話 伝説のマジックナイト始動 ★ 伝説の魔法騎士セフィーロ召喚(光・海・風)、導師クレフの託言、光の魔法
第2話 沈黙の森の創師プレセア ☆ 創師プレセア&モコナとの出遭い、初めての武器、エテルナへの出発
第3話 謎の美少年剣士フェリオ ☆ 意思の世界、風&フェリオの共戦、沈黙の森脱出
第4話 執念の魔操士アルシオーネ ★ 海負傷、光奮闘、海の魔法、風の魔法 
第5話 伝説の鉱物エスクード ☆ 平面の泉、エメロード姫、アルシオーネ撃破
第6話 命をかけたプレセアの武器 ☆ セフィーロ崩壊の始まり、召喚士アスコット、召喚獣アトランテ襲撃、騎士の剣、プレセア死亡
第7話 捨て身のフェリオ砂漠の恋 ★ 剣士フェリオの迷い、召喚獣パジェロ、剣の成長(風)
第8話 召喚士アスコットの恐怖の罠 ☆ 魔物の跋扈する村、召喚獣ビガー(ひかり)、剣の成長(光)
第9話 マジックナイト最大の危機! ☆ アルシオーネの執念、海の迷い(東京タワー)、剣の成長(海)
第10話 よみがえる伝説の魔神セレス ★ 召喚獣カペラ、海の神殿、魔法騎士の証し(海)、第一の魔神復活
第11話 異世界セフィーロの魔神伝説 ★ 神官ザガート襲来、エメロード姫の救助依頼、フェリオとの再会、村人の襲撃、フェリオの機転
第12話 恐るべき幻惑士カルディナ ☆ 導師クレフ&エメロード姫の幻覚、海の召喚士アスコット説得 
第13話 この世界でいちばん大切なもの ☆ 金の亡者カルディナの懐柔 ※脚本いまいち
第14話 光、海、風のゆずれない願い ☆ 魔物は不安・恐怖の現実化、光の孤独な奮闘、魔法騎士への意思 
第15話 第二の魔神・空神ウィンダム ★ イノーバの策略(セラ、人質フェリオ)、魔法騎士の証し(風)、第ニの魔神復活
第16話 強敵!剣闘士ラファーガ ★ セフィーロ崩壊の危機、の親衛隊長 
第17話 イノーバの正体とよみがえる記憶 ★ 聖獣イノーバ、フェリオの素性・記憶の封印解除
第18話 最後の魔神・炎神レイアース ★ ザガート襲来、魔法騎士の証し(光)、最後の魔神復活 
第19話 対決!魔法騎士 VS ザガート ★ セフィーロの理(ことわり)、ザガートの魔神、合体魔法(光の螺旋)、「どうか、自由に」
第20話 伝説の魔法騎士! 驚異の真実 ★★ 姫の異変、姫の真意、帰還、三人の願い

 - - - - - - - - - - - - - - - 第二章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^ OP「キライになれない」、ED「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」 ^^^

第21話 出発(たびだち)と新たな絆 ★ 東京タワーでの再会、再召喚、クレフとの再会
第22話 セフィーロと三つの国 ☆ 柱不在のセフィーロ、プレセア・三魔神との再会、オーロザムの挨拶(イーグル)
第23話 オートザムの侵攻とランティス ☆ フェリオ&ラファーガ達との再会、ランティス(ザガート弟)&妖精プリメーラ登場
第24話 魔法騎士と戦艦NSX ☆ 避難民の少女ミラ、オートザム戻りのランティス、アルシオーネ再襲来
第25話 光と夢の中のノヴァ ★ アルシオーネの異変(邪悪な気配)、ノヴァの呼びかけ、イーグルとの対話、アスカ登場
第26話 魔法騎士とファーレンのアスカ ☆ ファーレン第一皇女アスカの幻術 
第27話 セフィーロの柱の秘密 ☆ 主を待つ王冠、光の夢に出てくる謎の存在(デボネアとノヴァ)
第28話 光とランティスの危険な旅 ☆ 城の外の世界、アルシオーネとランティスの出遭い  
第29話 イーグルと捕われた光 ★ NSXクルーと光の交流、極度に機械化された国オートザムの危機
第30話 ノヴァと悪魔の魔神レガリア ★ レガリアvs.レイアース、デボネア出現、折れた光の剣
第31話 チゼータの移動要塞と戦えない光 ☆ チゼータの侵攻 
第32話 海・風とファーレン・チゼータ ☆ 光の苦悩、巨大サイユン、海・風囚われる
第33話 光の願いとプレセアの秘密 ☆ プレセアの双子の妹、光の剣の再練成
第34話 光と引き裂かれた友情 ☆ 続き、イーグルの病気発覚
第35話 海とタータ・タトラの野望 ☆ 海とチゼータの姫たちの交流、風とアスカ姫の交流
第36話 風対アスカ! 命がけの弓勝負 ★ 風のアスカ説得、フェリオの風救援 
第37話 甦れ! 光の剣 ★ ノヴァ一時撃退、デボネア一時撃退、アスコット負傷
第38話 イーグル・セフィーロ城総攻撃! ☆ 戦艦NSXの砲撃、クレフの防御魔法の限界、オートザム機(FTO、GTO)vs.魔法騎士達
第39話 セフィーロ城 大混戦! ★ 魔物の城内出現、イーグル捕獲、デボネア王冠奪取失敗、エメロード姫の声
第40話 魔法騎士とひとときの安らぎ ★ 過去のセフィーロ(光の幻視)、柱が無くても花が咲く世界
第41話 ノヴァとの戦いと魔物の正体 ★ ノヴァのランティス襲撃、王冠の鼓動、魔物を生み出すもの(恐怖心)の克服、光の恋心の行方
第42話 巨大サンユン VS NSX! ☆ アスカの成長(セフィーロの柱断念)

  ^^^^^^^^^ OP「光と影を抱きしめたまま」、ED「いつか輝く」 ^^^^^^^^^^

第43話 王冠の部屋と柱の記憶 ★ デボネアの所在、王冠の変化、柱の有資格者
第44話 真剣勝負! 海 VS タータ・タトラ ☆ チゼータの敗北宣言、セビル&アルバ登場
第45話 絶体絶命! ランティスの危機 ☆ ノヴァの正体、ランティスの躊躇い・負傷 
第46話 光・衝撃! ノヴァの真実 ☆
第47話 真の柱は!? 光か、イーグルか!? ☆ 
第48話 果てしない戦い! ★ イーグルの自己犠牲
第49話 勝利への道! 信じる心が開く明日! ★ 対デボネア最終決戦、セフィーロの新しい出発、帰還{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)22、☆(並回)26、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.5 



============= 魔法騎士レイアース OVA (1997年7-12月) ============

全3話 ※未視聴
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 個人評価 

ED 「All You Need Is Love」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

少女たちの心の強さで世界を救う。バトルの王道のすべてが詰まった作品。

●はじめに
”カードキャプターさくら”など、有名作品がたくさんあるCLAMPが原作です。

この作品は、第1章(20話)と第2章(29話)に分かれています。

それぞれでストーリーの雰囲気がまったく違うので、1章と2章に分けてレビューを書きたいと思います。うん、長くなりそう!笑


●ストーリー
【1章】
獅堂光(しどう ひかる)、龍咲海(りゅうざき うみ)、鳳凰寺風(ほうおうじ ふう)。

3人はエメロード姫によって、セフィーロという異世界に召喚される。

エメロード姫は神官・ザガートによって幽閉され、セフィーロの平和を祈ることができず、世界は崩壊の危機に瀕していた。

3人は導師・クレフから”魔法剣士(マジックナイト)”となり、セフィーロを救ってほしいとお願いされる。


魔法、剣、ロボット…。バトルの王道がすべて詰まっています。戦うのは女の子だけど。

「戦士がお姫様を救い出して世界を救う…。まるで王道のRPGだわ。」
と、作中で海ちゃんが話していますが、まさにその通りです。

王道なのにおもしろい。わくわくする。まさにバトル作品の原点なのだと思います。

20年前の作品というのが信じられません。

今見ても普通に、というか期待以上に楽しめました。

原作を小学生の頃に読んでいたので、ザガートの真の目的など、ストーリーの核はなんとなく覚えていたのですが、

それでもラストは感動(;;)つい涙が…。


【2章】
異世界での戦いが終わり、元の世界に戻ってきた3人。

深い後悔と悲しみを抱えた3人は、何者かによって再びセフィーロに召喚される。

柱を失ったセフィーロを狙って3つの国が攻めてきていた。

3国は、セフィーロの新の柱の座を狙っていた。

新しい柱が決まるまで、セフィーロを守り切れるのか…?


2章はロボバトル展開が主でした。

漫画もアニメも、2章の途中でつまらなくなって見るのやめたんだよねー。

今思うと、2章はとても展開が遅く感じたことが原因かな。

セフィーロvs3国なんだけど、なかなかの膠着状態。

マジックナイト3人の別行動が増えてきて、それぞれのストーリーがあるから、軸のストーリーがなかなか進まない。

だから展開が遅く感じて、飽きてしまう。

ラストはさすがの展開でしたけどね。

特に最終話はよかった。これだけは、1章で終わっていたら感じることのできない感動でしたね。

【総評】
同じ作品だけど、1章と2章では雰囲気が全然違います。それを簡単にまとめてみると、
<1章>
・勢いのあるかっこいいバトル。
・ストーリーおもしろい。軽い。笑いも多い。
・展開がさくさく軽く進む。
・お姫様を救うために冒険する王道のRPG。
・あっという間。

<2章>
・戦うことの無常さを強調。
・ストーリー微妙。重い。進まない。
・展開が重くて胃もたれ。
・恋愛要素多い。イケメン多い。恋の矢印出過ぎで複雑。笑
・戦争。守る自国と攻める他国。
・長い。

ざっと書いただけでこんなに違う。

同じ作者、同じ作品でここまでテイストの違うものが出来上がるってある意味すごい。

●バトル
【1章】
1つ1つのバトルが1話の中で終わります。

下手に引っ張らない分、あっさり見れるのも見やすいポイント。

魔法も防具も武器も、戦いを経験する中でだんだん成長・進化していき、飽きることがありません。

戦う女の子、かっこいいなあ。下手な男主人公より、全然かっこいいですww

【2章】
1つ1つのバトルが長いです。「もういいよ~早く決着つけてよ~。」という感じ。

勝ち負けではなく、バトル中に何かトラブルが起きてバトル中断、後日再開、という展開が多かったかな。

1章ですべて出し切ったのか、魔法も防具も武器も、ほとんど成長しません。

その代わり、敵キャラや新キャラの術やロボットが見どころ。


●キャラクター
【1章】
この作品のすごいところの1つと言っていいと思います。

キャラが重厚。アニメオリジナルの敵キャラはいまいちだったけど。

主人公の3人は、ちぐはぐなようで、なんだかんだいいトリオ^^

元気で正義感に燃える・光。
やかましくてフェンシングが得意・海。
切れ者のお嬢様・風。

プラス、謎の生物モコナww

モコナかわいいよー、もふもふしたい。笑

そして旅の途中で出会う剣士・フェリオ。

このフェリオが登場するたびいけめんでテンション上がりすぎてやばかったwww

さすが少女漫画が原作、乙女心をわかってらっしゃるwwwww

【2章】
1章のキャラ+新しいキャラ。

キャラに関してはさすがというべきか、まったく勢いが落ちません。濃厚。そしてイケメン。笑

敵国のキャラもいいので、憎めなかったよ。

特にイーグルはよかったよ。何度「イーグルーーーー!!!」と心の中で叫んだか。笑

でもやっぱり1番は最後までフェリオだったな。風ちゃんがうらやましすぎてたまりませんww

そしてアスコットの変化には爆笑wwwwどう努力すればああなるんだよwwww

欲を言うと、全ての戦いが終了した後の、キャラのその後をもっと知りたかったな。


●作画
こればっかりは、20年という時間には勝てません(笑)

「おい、作画www」と突っ込みたくなることがありますが(特に1章)、それは仕方ないですね^^;

それでもバトルシーンはなかなかのものなのではないでしょうか?

後半は見ていてほとんど違和感なかったし。


●音楽
【1章】
OP「ゆずれない願い」は、今でもまったく色あせない伝説の神曲です。

私個人にとっても、思い出がありすぎて語りつくせない1曲です(笑)

聴いたことがない人は人生損してますよ!!!笑

ED「明日への勇気」も、久しぶりに聞いて大好きになりました。

なんと元気のもらえる曲!!明日からも頑張ります!!

【2章】
OP「光と影を抱きしめたまま」は、「ゆずれない願い」同様時代を越えても色あせないですね。大好きです。

2章の雰囲気にもよく合っていました。


●まとめ
全49話で、見るのになかなか時間がかかりました。

個人的には、1章はおすすめ。楽しめました。でも2章は見なくてもよいかな。

きちんとした完結を望むのであれば、頑張って2章も見てください。笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

貴重なファンタジー×ロボットアニメの系譜にも連なる90年代ヒロイン

原作少女マンガは未読。

番宣や、OPアニメーション。中学生ヒロインズ3人による、
"魔法騎士(マジックナイト)”姿への華麗な変身シーン(ヌードのシルエット)だけ見ると、
テレ朝が、月に代わっておしおきするセーラー服美少女戦士で一世を風靡したのに対抗して、
日テレが同じ『なかよし』から変身ヒロインでも発掘して来たのか?
との第一印象を当時抱き、私は胸を時めかせ(鼻の下を伸ばして)いましたが、違いましたw

実際には、別に毎回の変身バンクがあるわけでもないファンタジーアニメ。
特に前半の第一部は、心のあり方が全てを決する異世界・セフィーロにて、
自らの心の弱さを乗り越えることで未来が切り開かれる。
剣と魔法の胸躍る冒険活劇が、音楽・松尾早人氏、音楽監修・すぎやまこういち氏による、
ロープレ感溢れる熱いBGMと共に、繰り広げられます。
必ずしも勧善懲悪でもない。ラスボス側にも世界に対して言い分がある。
この辺りにも往年の大作RPGの要素なんかを感じて、胸が高鳴ります。


対して後半、第二部は、拠点防衛戦が主になるため、
冒険感が減少して、ロープレ視点では、やや残念な展開……。

繰り返し心の弱さと向き合うテーマ性は良かったですし、
{netabare}ノヴァやデボネア{/netabare}による人の心の暗黒面の体現も、
主題の深化に有効だったとは思いますが、
それも出来れば、各地を3人で冒険しながら葛藤してくれた方が私好みだったかなとも思います。
折角の冒険BGMもやや宝の持ち腐れな感じです……。

ただ一方で、伝説の"魔神(マシン)”登場後、特にこの第二部で、
ファンタジー×巨大ロボットアニメとしての性格も帯びていく点は、
個人的に得点が高いです。
その他、ファイターメカ搭載の巨大戦艦やら、移動宮殿やらも乱入し、
合体なども手描き作画で仕掛けて行くなど、
ロボ好きの一部男子は熱くなって来ます。
但し、{netabare}巨大サンユン{/netabare}に至っては、もはや何のジャンルだか分らなくなって来ますがw

だから今春出たゲーム『スーパーロボット大戦T』(PS4/switch)にて『レイアース』参戦!
と聞いた時は、自分は別に『スパロボ』プレイするわけでもないのに、
これで少女マンガ原作の本作に秘められた、
熱いロボット魂が普及する!と素直に嬉しかったです♪


劇伴だけでなく主題歌もミリオンセラーとなった
田村直美さんのOP「ゆずれない願い」を始め良曲揃い。
いずれも歌詞世界が、心を問う作品テーマに寄り添っていて好感できます。
さらに、いくつかの曲では、光、海、風、ヒロイン3人の名前が
歌詞に埋め込まれたりもして今風に言うとエモいです。


こうして振り返ると、ロープレ、ロボットと少年向けの要素も強かった印象の本作。
それでも、本作は華奢な身体の女子中学生戦士たちが躍動するヒロインアニメ。
色々あったファンタジー衣装の中でも、私は初期からあった
3人各々違う中学校の制服の上から、胸当てやら籠手やらを装備した姿にグッと来ます。

赤セーラー服の光の脇を固める、海、風のふたりはそれぞれ青&緑のブレザーで、
そこへの武具のアレンジには、セーラー服美少女戦士とはまた違った魅力があります。

何より、ヒロイン3人共、しっかり恋し、恋されている。

異世界召喚の舞台となった本作唯一の“聖地”である、
東京タワーの勇姿共々、
光たちもまた、私にとって色褪せない90年代アニメヒロインです♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

64.6 22 お姫様で恋愛なアニメランキング22位
外科医エリーゼ(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (143)
408人が棚に入れました
高本 葵の前世は“悪女皇后“エリーゼ。数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。 現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に… しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた! 処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、自分のせいで命を落とした家族たちだった。もう、大切な人を失いたくない…後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや! 3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…? この人生は、誰かの命を救うためにーー運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!


声優・キャラクター
エリーゼ・ド・クロレンス:石川由依
リンデン・ド・ロマノフ:阿座上洋平
グレアム・ド・ファロン:細谷佳正

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

医療系はレッドオーシャンなので、地雷臭しかしないんですが…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 王様を手術して大団円でした!力技爆発!ちょっと開胸して動脈いじったら成功するほど甘くないでしょ。

 造影剤を使用して疾患の位置が分かる様にレントゲン撮影して、カテーテルとか使わないと駄目な様な…。当てずっぽうに動脈切るわけにもいかないでしょ…。

 ついでに悪性腫瘍も切除しました!コレが病気の原因だ!って…、王様は糖尿病だったんじゃ無かったっけ?

 手術の作画は嘘臭いです。王様に手術中、笑気ガスか酸素を吸わせてますが、ボンベを描かないとか、ちょっとでも調べる手間をかけない姿勢を貫いています。あんなスカスカな手術室ある?

 19世紀くらいに使用されていたボンベの資料なんて、調べれば画像なんていくらでもあるでしょ。多分、色々と専門的なことを判断するスタッフが居ないんでしょうね。

 子供騙し医療アニメでしたが、エリーゼが可愛かったから良かった位の感想しか無いので、オススメ度は低いです。
………………………………………………………………………

 11話まで観ました。2024.03.23

 次回最終話で盛り上がってきましたが…、この世界、レントゲン検査とショック輸液が出来る様です。輸液の容器は流石にガラス瓶の様でしたが…。

 20世紀初頭レベルの医療水準はあるんですね。生理食塩水を輸液してるんでしょうが、それだと輸血も可能と考えるべきですね。

 そうなると、最初の方で病棟が不潔だったこととの整合性がとれません。細菌とかの知識がないまま輸液なんてしたら、汚染水を血中に入れる様なもんで、敗血症で死にます。

 素人でも分かるボロがでるなら、医療モノなんて作ってんじゃね〜よ!次回、王様の病気の謎は明らかになるのか!?ちょっと楽しみです。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2024.03.10

 この作品を作っているアニメ会社は良い度胸をしていると言うか、世の中の事を理解していないと言うか…。

 人間相手の医者が主人公のアニメは、今までほとんど作られていません。異世界薬局は薬剤師ですしね。

 理由としては、リアルな医療の描写がしにくいことです。しかも、別にリアルにしても物語が面白くなるわけでも無いので、制作会社もワザワザ監修者をつけるなどのコストをかけません。

 そのため、誤ったり嘘臭い医療シーンの連発になり、世界観が崩壊します。

 次に、現代日本は医療先進国ですが、トップでは無い点です。医療技術も器具も、ほぼ外国人の発明+純粋工業製品なので、チート転生者がイキレません。あまりにも他人の褌でなんとやらです。

 最後に、医療の発展に貢献した実在の人物をフィクションと言えども超えられない点です。なろうやラノベ作家などはいい加減な連中ですが、多少なりとも創作者としての矜持があるなら、歴史上の人物を無視出来ません。

 有名なところでは、クリミア戦争で看護の大改革をしたナイチンゲールなんて、まんまチート主人公です。

 まだ、病気の原因が不衛生さにあるとの確信が無い時代に公衆衛生を徹底し、傷病兵の生存率を劇的に改善し、売春婦の一種として扱われていた看護婦の地位向上を達成するなど、まさに医学界の巨人…。

 医者を主人公にした物語をアニメ化することのハードルの高さが理解出来ると思います。

 本作品のエリーゼも、国を救いたいなどとほざきますが、手の届く範囲の人物しか治療しません。そして、手垢のついたヒューマンドラマでお茶を濁します。

 外科医設定が無くても物語が成立します。現代知識で公衆衛生を改善した方が、よっぽど人々の利益になります。

 上記の理由から、皆様も、タイトル名を見た時点で、面白くアニメ化するのは無理だろな〜という予測されていたと思いますが、まさに的中しておりますので、悪役令嬢反省系のメロドラマ好きの方以外にはオススメできません。

 哀しいけど人生って有限なのよね…。

……………………………………………………………………… 

 7話まで観ました。2024.02.22

 コレ、医学的には相当誤っているんでしょうね。私の様な素人でも分かる誤りとしては、ハイムリック法を意識のない人にやるのは禁忌です。マネしちゃ駄目ですよ?肋骨が折れるだけです。応急救護の基本です。

 原作が怪しいのか、アニメ化でそうなったのか…。監修者とか居ないのかな?

 他の医師達はエリーゼに好意的で、天才!天才!と褒め讃えますが、コイツらは細菌の知識とかあるのかな?エリーゼ以外の登場人物達のバックボーンが不明なので、凄く嘘臭いです。

 現代レベルの清潔さや徹底的に消毒された環境にいても、怪我や手術後は、すぐに敗血症になります。抗生物質を飲めば一発で治りますが、無かったら結構身の回りの人でも簡単に死亡しているはずです。

 どうも病気や怪我を甘く見ているとしか思えません。物語中の医療水準をちゃんと設定してないので、ご都合主義にしか見えません。

 医療モノをやるなら逃げちゃ駄目でしょ。コレなら、加持祈祷以外に頼るモノが無い庶民を対象とした、町医者からスタートした方が良かったです。

 適当な貴族社会を設定しているせいで、物語の面白さを損ねています。両班制にでもしとけば良かったのでは?どこの国の人が作っても凡百のなろうはこんなもんなのでしょう。
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.01.16

 ハイハイ転生しましたよ〜と。物語が動くのは2話からの様です。

 しかし…、外科医ですか…。文明レベルがどの位かは分かりませんが、そんなに外科的な処置が必要な患者が沢山いるのかな?

 過去、外科的な技術が中々進歩しないのは、色々といじるより、刀槍が原因程度の傷なら焼酎ぶっかけて縫って温泉行けば治るからですね。

 衛生状態の悪い世界で外科とか、患者の寿命を短くするだけです。ナポレオン戦争の頃も、戦場で軍医にかかると漏れなく死亡するので、傷口に蛆が涌くまで放っておいた方が助かるなんて話もあります。

 1000年前のお話のビィンランドサガで、戦場で内臓を損傷した仲間にトドメいるか?と聞いて回るシーンがありますが、1950年代位まで似たような感じで、内臓損傷は助かりませんでした。

 良い抗生物質が無かったからですね。皮膚移植の技術が発達するまで、バイク事故とかで広範囲に皮膚が剥けたりすると、すぐに手足を切り落として傷口を茶巾絞りみたいに縫っていたのも最近の話です。

 外科技術なんてそんな程度でも人類は死滅しないで元気に戦争して殺しあっていたんですから、転生医師の技術程度でどうなるもんでもないでしょう。

 やはり治癒魔法か万能ポーションだな!系の結論になりそうで、今から楽しみです。性格悪いかな…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

「『医療』×『異世界』はまだ未開拓だから」だけで創られたような作品でいろいろと無理筋w

【レビューNo.117】(初回登録:2024/3/31)
韓国WEB小説原作で2024年作品。全12話。
「医療」×「異世界」でどうみせてくれるのかって感じでしたが・・・

(ストーリー)
(1回目の人生)
ブリチア帝国クロレンス侯爵家の長女エリーゼ・ド・クロレンスは、その恵
まれた出自とわがままな性格により皇后まで上り詰めたものの悪行に明け暮
れ、皇帝で夫でもあるリンデン・ド・ロマノフによって処刑されてしまう。

(2回目の人生)
前世の記憶を持ったまま現代の日本で高本葵として生まれ、前世の過ちを清
算するために人を救う医者として生きてきたものの、航空事故に巻き込まれ、
またも命を落としてしまう。
(ここまでがプロローグ)

(3回目の人生)
1度目の人生と同じ15歳のエリーゼへと逆戻り。1度目の人生で処刑されるま
での記憶と、2度目の人生で培った医者としての知識と技術を頼りに、二度と
過ちは繰り返さないこと、再び医者として生きることを誓うのだった。

(評 価)
個人的には「異世界なろう(低予算)」的な作品はある意味「別モノ」とい
う見方をしていて、脳死で寛大な感じで観ているのですが、これは物語を成
立させるためとはいえ、無理筋が過ぎるだろうとwww

・「転生」という無理筋
 ・本作の特徴といえば「異世界→現在世界→異世界」という複雑な動きを
  していますが、作者側の視点に立てばその事情が見えてくるわけで
  ・通常の「悪役令嬢モノ」だと「乙女ゲーム世界への転生」というパタ
   ーンが主流なので、主人公「現在社会のゲーマー」→「ゲーム世界」
   というパターンで事足りる。
  ・でも本作では医療知識や技術を習得する必要があるため、「乙女ゲー
   ム世界への転生」というパターンが使えない。なので
   ・1回目の人生:過去の記憶を引き継ぐため
   ・2回目の人生:医療知識や技術習得のため
   という苦肉の策を弄しているのだと。
 ・別にそのこと自体はさほど問題ではないのですが、
  ・通常の「悪役令嬢モノ」だと「破滅フラグ」回避のために主人公がゲ
   ーム知識をフル活用して大奮闘
  ・本作ではその辺が非常に薄い
   (物語の主軸は「私は医療の道に全霊を注ぐ!」的なw)
   → 複雑な設定までして手に入れた「過去の記憶」の必要性は?!
  って感じなんですよね。原作やアニメ化以降では意味を持つのかもしれ
  ませんが、本作を観る限りその必要性が「??」って感じで、
  ・なんか「悪役令嬢感」が欲しい(昔はごめんなさい改心しました的な)
  ・その方が異世界での話が円滑に進めやすい原作者都合
  個人的には作為的なものを露骨に感じちゃうんですよね。
  なんか特異なことをしてる分、その部分が悪目立ちしてるみたいな。

・「医療」という無理筋
 ・最初に異世界でエリーゼが行ったのが「病棟の清掃」で、そういう意味
  では「この世界の医療レベルはかなり低いのか?」という始まりなんで
  すが、この世界の上位クラスの医者たちはそれなりの医療レベルなんで
  すよね。これはエリーゼが無双するために
  ・あまりレベルが低いと「医療モノ」として読者から馬鹿にされる
  ・そしてエリーゼとこの世界の医者とのレベル差がありすぎると、エリ
   ーゼの術式説明等が誰も理解できないため、話が成立しない
   (「何と!そんな画期的な術式が!!」がやりたいみたいなw)
  って感じで、上位クラスの医者たちをそれなりのレベルに引き上げる必
  要があるのでしょうが、医療だけでなくこの世界の文明レベルなどと比
  較してもいろいろとチグハグで歪な感じなんですよね。
  (この世界観に唐突に「レントゲン」というワードが出てきたりとか)
 ・その割には「医療」に面白みがあるのかといえば、結果的には通常なら
  「魔法」などで「チート能力」を付与していた部分を「医療」に置き換
  えただけという創りなので、目新しさ以外は「医療」に優位性を感じら
  れないという印象ですね。
 ・この辺りも今までは「魔法」というファンタジーでバランスを取ってい
  たものが
  ・エリーゼ無双のために「魔法」は禁止
  と、こちらも特異なことをしてる分・・・って感じですかね。
  (正確には変身魔法的なものは出てくるのだが)

・「異世界」という無理筋
 個人的な印象は
 ・「『医療』×『異世界』はまだ未開拓だから」だけで創られたような作品
 って感じなので、どことなく原作者の
 ・「異世界要素」ってそんなに書きたい訳じゃないけど、仕方なく
 という空気を感じるというか・・・
 まだ「俺tueee」やハーレム願望を満たすために異世界モノ書いてる「なろう」
 の方が、ある意味清々しい感じがしますね。
 なので、異世界要素はとってつけたような感じが凄くて・・・
 特に皇帝のキャラが
 ・医者エリーゼの優秀さを認め理解を示しつつも
 ・しかしその人柄や聡明さから是非皇室に迎えたい
 という「エリーゼ・ヨイショ」の第1人者なんでいろいろともう・・・
 挙句の果てに与えた最終試練が
 「『医師資格試験』の合格」
 ってことなんですが、あれだけレべチな無双ぶりをみせておいて、今更これ
 が「最難関の試練」と言われてもなんだかなあって感じなんですよね。
 (案の定、試験結果もいろいろとまあw)
 
ストーリーは非常に明快ですし、エリーゼの真っすぐさや大きな瞳のキャラデ
ザは悪くないと思うので、エリーゼ推しで観れる方にはそれなりに面白く視聴
できると思います。
しかし個人的には下手に特異なことをしている分、脳死で視聴してもいろいろ
と引っかかってくるって感じですね。
ある意味「医療」については、”鬼戦車 t89さん”のレビュー
>人間相手の医者が主人公のアニメは、今までほとんど作られていません。
の考察がかなり的を射てる感じがしました。確かに
「『(リアルな)医療』をアニメでどう面白くみせるのか?」
って問われたらう~ん・・・

OP「believer/エリーゼ(石川由依)」
はアニソンの原点に立ち返ったような良曲。これはちょっと感動した。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

エリーゼのために

原作は未読で、作者のyuinさんのプロフィールも存じ上げておりません。
観終わっての印象は、転生をちょっと安易に使いすぎているような感じがしました。
見かけ上のストーリーはとてもシンプルですが、むしろその背景には何かしらの理由や事情が潜んでいるような気がします。

エリーゼという一つの器に、別々の人格をリブートし、過去の記憶を未来思考へとリライトさせつつ、自分の意思を貫き強行させていくシナリオ・・・。
いささか無理くりにも思えるこの設定に、私のなかのもやもやする思いは、一体何処からくるものなのかと戸惑っています。



一つ思うことは、yuinさんが韓国のお生まれということです。
飛行機でわずか90分ほど(福岡〜ソウル)の隣国ではありますが、国の成り立ち・地政学的変遷、宗教的・文化的醸成は、同じアジア圏の日本とは似て非なるところがあります。

違い自体は素晴らしいことで、見るもの聞くもの全てから得られるさまざまな刺激に、なるほど!と頷いたり、まじかー!と驚いたり。
もちろん個別の事柄は尊重しますし、否定も排除も意図していません。
私が、単純に知らないということなので、学ぶところも多くあるということです。



韓国というと儒教・儒学の国というのが私の理解の初発です。
現実的世界観の秩序の維持、特に長幼の位置づけに重きを置いたシステムで、家族を中心とした父母兄妹、友人君子の関係性を大切にする概念です。
日本にも儒学から発展させた朱子学があり、その特長は、主従・上下関係に重きを置く体制の精神的な屋台骨になっているところです。

両者の違いは、社会構造の概念性、日常生活の構築性です。
韓国はどちらかというと個々の人間の立ち位置に視点を置いていますが、日本は仕組み・組織性に重点を置いていると思います。

韓国の場合、年長者への尊重を一般常識の柱にしていますが、その弊害として、世代間の意識格差・経済的格差が、日本よりもはるかに顕著に現れる傾向があります。

もう一つ言うと、韓国の姓はおよそ250種類ほどしかなく(日本は10万以上です)、家の系譜や血縁の繋がりが、かなり濃いという側面があります。

また、陸続きの北朝鮮とは1950年以来、今に至っても戦争状態にあります。
同じ姓が分断され、対立しあう緊張状態が、74年にわたって続いています。

しかも徴兵制が国策としてあることだけでも、日本人の意識性とは全く違うのではと思います。
なぜなら万一のときは、同じ姓、近しい血族に向けて、嫌でも銃口を向け、トリガーを引かねばならないのですから。

こうしたことを日本と比べると、韓国の社会構造と日常には、さまざまな縛りだったり格差だったりが、潜在・顕在していることが窺えます。
そのことが韓国の若い方たちの感性や意識にも、相応の圧力と緊張、何かしらの不満や不遇感があるのでは?と感じるのです。



この辺りが、日本とは全く違う環境です。
創作においても、ポリシーやコンセプトに、おのずと違いが表われると思います。

yuinさんはおそらくお若い女性だろうと感じますが、女性の自己実現の実態はどうなのでしょう。
以前からソウルでは家も買えないと聞きます。
仕事も大企業とそれ以外の事業所では収入格差が大きい。
大学に行けたとしても、就職はなかなか覚束ない・・。
そんな世相が yuinさんの作家性にも影響を及ぼしているとしたら。

彼女が創作したエリーゼは、職業は外科医、身分は特権階級、生まれながらの才色兼備、そして二度の転生、そこは日本とナーロッパが舞台。
韓国を思わせる要素が作品内に一つも見当たらないのは、なかなかどうして寂しくも感じます。

作品の魅力も主人公の力強さも、ひとりの作家性から芽生え、大きく育つものです。
そう思うと、エリーゼというキャラクターは、韓国女性の裏側の顔を隠し持ち、生まれ故郷への複雑な思いを抱いて生きているのではないかなぁと思いました。


名もなき多くのエリーゼのために創られた作品。

韓国では(日本でも)ヒット作だそうです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

67.3 23 お姫様で恋愛なアニメランキング23位
少年陰陽師(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (206)
1449人が棚に入れました
時は平安。安倍昌浩は、稀代の大陰陽師・安倍晴明(じい様)の末の孫で、陰陽師。といってもまだまだ半人前。よき(?)相棒の、物の怪(愛称もっくん)と、じい様におちょくられながら、修行に励む日々。ある時は、異邦の大妖怪を倒し、またある時は、黄泉の屍鬼の大群から都を救う。 そんな中、またもや昌浩の周りで奇怪なことが……!

runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

巡ってきた

主人公は
偉大な陰陽師清明の孫で、
唯一の後継者です。

まだまだ子どもですが、
清明の無理難題に文句を言いながら
あらゆる事件を解決するため奔走し、
それによって少しずつではありますが
後継者として成長していきます。


っと言う話です。


原作から入ったので、
楽しんでみれましたが、

もしかしらた原作を見ていない人は、
スピードが速すぎて
ついていけないかもしれません。


この話を見ると、
おそらく貴船に行きたくなると思います。

なぜかは原作を読んでいただくか、
アニメを見ていただければわかると思います。


陰陽師なんだから清明神社じゃないの?
っと思われるかもしれません。
もちろん、清明神社も行ったことがあります。
よかったです。

よかったですが、

この話を見た後は、
きっと貴船です!!
絶対に貴船です!!


っと言うことで、
貴船に行ってきました。


いや~よかった。
人生初の流しそうめんを経験しました。

「日常」を一瞬思い出しながらも
かなりテンションあがりました。

いつくるか、いつくるか、
っと構えていても、
なかなか反応するのが大変です。

気を抜いて
素晴らしい景色なんて見ようものなら、
そうめんが通過してました(笑)


そうめん通過した瞬間の
「あー(゜o゜)」
っという何とも言えない顔は
おそらくなかなか体験できません。


一瞬の気も抜けません。

動体視力と
反射神経と、
集中力を

ここまで酷使したのは
小学校のドッジボール以来でした。


隣に座っていた海外のお客さんも
めっちゃ盛り上がっていました。



しかも涼しかった!!


女性客がなぜか多いのは、
縁結びがあるからではなく、
この話が理由かもしれません。


少年陰陽師見た方は
ぜひ貴船まで足を運んでみては
いかがでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

刻様(こくさま) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少年陰陽師✧見た感じ(koku✱75)

原作を読んでいて アニメを視聴です
原作では思わず うるっと涙目になりましたが
アニメでも やっぱ寂しい終わり方ですね

最後の終わり方が後味は悪いですね
それも また味ということで。

陰陽師の異能バトルが とても見所だとおもいます
僕的には 陰陽師バトルはアニメの中でも「陰陽師」って感じでした
調査パート、呪いパートと 陰陽師的にはよくありそうなシーンがとても素晴らしいとおもいます

やっぱり相棒?のもっくんがいいです
もっくんの回想シーンもありますし
過去もちょっと暗いお話しだけど 現在こうなってるとおもうと
ほっこりします

この二人のやり取り 会話は
とっても信頼してるんだなぁって
大事でコミカルでシリアルで
感情移入しちゃいます

それに恋愛要素もあります
なんだか純粋な感じだけれど
叶わない恋という感じで 可愛いく切ないヒロインです
魅力的です

作画の背景やストーリーもファンタジー要素もはいっていて
世界観が好きですね

後半部分も進展とかストーリーがハラハラして
飽きずに 続き続きと 楽しくみせてもらいました

どうしても中途半端で
むくわれない感じで おわってしまうので
ぜひ原作をみることをおすすめします

もっとこの作品がすきになるでしょう

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

後半の巻き返しが良かった

序盤で視聴を止めてしまうと、この作品の真価は見出せないと思う。

本アニメは「窮奇編」と「風音編」の、大きく2つのエピソードに分かれている。

ストーリー開始時点(窮奇編)では、大陰陽師・阿倍晴明の孫である主人公・阿倍昌浩と、清明の式神・十二神将のうちの一人の「もっくん」だけで、妖怪を退治する場面がしばらく続くので、少し飽きがきてしまうかもしれない。

だがストーリーが進むにつれ、昌浩を取り巻く人々や、他の十二神将も登場するようになり、様々な人間模様や心理描写も増えていくので、徐々に内容に深みが出てくる。

作画的に、妖怪たちはさほどエグみのあるビジュアルではないものの、かといってグロさは無いよ、とまでは言えない。まず大丈夫だとは思うけど…

EDテーマ曲はここ最近聴いた中では、残念ながら最低と言わざるを得ない。
最初は昌浩役の甲斐田ゆきさんが歌っているのか(声が似ているので)と思っていたが、れっきとした歌手が歌っているというのだから、驚きだ。
今どきアマチュアでももっと歌唱力のある人は沢山いるのに…

むしろ最終回でのみ流れた甲斐田さんが歌っていた曲の方が良かった。(かなり女性声ではあるけれど)

…いかん、カラオケバカの歌論評になってしまった。。。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

68.6 24 お姫様で恋愛なアニメランキング24位
精霊使いの剣舞(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (826)
5714人が棚に入れました
清らかな乙女にのみ許された特権――精霊契約。ここアレイシア精霊学院では、精霊使いとして訓練を積んできた貴族の令嬢たちが集められ、エリート教育を受けていた。少年カミトは、ふとした事故から学院生の少女・クレアの水浴びを覗き、さらに彼女が求めていた精霊と代わりに契約してしまう。そう、カミトはこの世界ではありえない、男の精霊使いだったのだ!「あ、あんた……あたしの精霊、奪った責任とりなさいよね!」「は?」「あんたがあたしの契約精霊になりなさいっ!」箱入りお嬢様たちの学園に放り込まれたカミトの運命は!? 刻印輝くエレメンタル・ファンタジー!

声優・キャラクター
古川慎、木戸衣吹、優木かな、石上静香、大西沙織、加隈亜衣、田中真奈美、中原麻衣、松岡禎丞、日笠陽子
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

最終話まで鑑賞済。再採点&総評も~。第1稿。

原作小説やコミックは未読です。

採点について-----
{netabare}
●物語●
アニメで放送された部分というのは、『ブレイドダンス』本戦ではなかったんですよね? タイトルになっているのに描写が無いというのは・・・『ラブライブ』以来でしょうか?w

この先の物語を見てみたいとは思います。
レスティア自身や彼女の目的、校長の目的、ブレイドダンス等々、描けていない部分は山のようにあることと思いますので。

●キャラ●
中盤まではキャラが薄めかな?と思っていましたが、クレア&エスト以外も出番を得ることによって、掴めてきたかな?と。ので点数up。唯一常識人ぽいリンスレットが、そんな中で影が薄かったようにも感じました。

お気に入りはエストとエリス。
エリスの終盤でのデレデレぷりにはニヤニヤさせて頂きました。
クレアは・・・炸裂するジェラシーが面倒臭かったので、損をしているかと。あまり素直でもないですしw

エストの羞恥心は何処がボーダーなんでしょうね?w

●声優●
名前は存知上げている方々なのですが・・・ヒロイン達にイマイチ味が無いといいますか。むしろ校長(?)や担任教諭の方が目立ったような。

●作画●
録画質の影響もありましょうが、悪い印象は無いですね。
画期的に綺麗とかいうことも無いですが。

アイキャッチが無駄に気合はいってるな~と。
大抵『脚元』『顔』という組み合わせでしたが、『全身』も見てみたかったですね。

●音楽●
ED曲が、今期お気に入りの1つになっています。
何処か民族的な楽器(調べるとバグパイプの模様)を使いつつ、テンポの良い合いの手が耳に残る曲だったと思います。
{/netabare}


12話まで鑑賞後-----
{netabare}
序盤はサービス要素少なくなりそうかな?と思っておりましたが・・・話が進むにつれて、そんなことは無くなりましたw
エストは・・・分かっててやってるの?w 微塵も悪意は無いの?w

終盤はエリスと彼女の姉とのお話メインだったように思います。

まずはエリスのデレデレっぷり。決して否定したいわけではないのですが、そもそも彼女の目標は姉と「レン・アッシュベル」だったのだと思いましたが・・・いつの間にやらカミトにデレていると。免疫が無いのか、彼女がチョロいだけなのか?w
おかげか、アニメ全12話を見た限りではエリスが正ヒロインにしかw

11話ラスト付近で、街に現れた精霊(?)をエリスの姉が一掃するシーンがありましたが・・・あれはやりすぎでは? どう見ても被害状況を大きくしたのは彼女のように見えました。
「力」は求心力になるとは思いますが、(理由・原因はあれど)制御しきれていないのでは、ただの厄介者だと思えます。あれで騎士団長だった(解任されてはいるようだが)というのは正直納得できないですね。

呪装刻印を密売(?)していた緑髪さんは・・・結局何だったのだろう? レスティアに唆されただけなのか、彼女なりの目的があったのか。
{/netabare}
8話まで鑑賞後-----
{netabare}
久々のレビュー更新がコレなのは、どうなの?と自問自答気味ですが・・・。

皇女様(?)が正式に加入(?)したように感じられるまでに、結構な話数を要しているというのは・・・ゆっくりしているのか、時間かけすぎなのか。原作通りなのか、引き延ばされてるいるのか。

現在2回目を各話観直してるのですが、今でもヒロインの名前が覚え切れていませんw クレアとエストと・・・うん、1ヶ月前と成長が無いw

自称魔王の後継者さんと、主人公の元パートナー、それぞれの立ち位置も分かるような分からないような。特に元パートナーの闇精霊(?)さんとは、過去に何があったのかサッパリ説明無いので。

主人公の『本気』も何処からなのかイマイチ。

何だかんだで視聴し続けてますので、ラストまではいけると思いますが・・・正直12話まで(と仮定して)で続きを観たいか?と訊かれると、何とも答えに困る作品だとは思います。

ED曲は個人的に良い感じ。
若干詞のテンポの悪い部分があるように感じますが、曲は悪くないと思います。正直今クールで気に入る曲が少なかったので、助かりました。
{/netabare}
4話まで鑑賞後-----
{netabare}
『よくある(と書くのは失礼ですが)ハーレム物ラノベ』というのが、今のところの印象。似た系統の作品の中ではインパクトが薄めなのか、キャラの名前が未だに覚えられないです。

メインヒロインと思しき赤髪娘と剣精霊は何となく認識しましたが、他のヒロインsがとにかく記憶に残らない。というか彼女らが何故に主人公に興味を抱いているのか、全く説明が無い(ように思う)ので尚更。

インパクト薄めですが、前クールの某『竜騎士』ほどエロ要素(?)を前面に出して無いように思えるので、何とか視聴できてるのかな?とも思えます。

物語や設定に対する説明もあまり無いので、本当に手探りな状態で観ております。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

美少女精霊使いの中に男ひとり!?

この作品は原作未読ですが、MF文庫Jの5大タイトルの第4作目に相当する作品ということは知っていました。

これまで、「魔法戦争」「ノーゲーム・ノーライフ」「星刻の竜騎士」が放送されてきました。
この3作に関する皆さまの評価は様々でしたが、私はどの先品も嫌いじゃありませんでした・・・
というより、むしろ私にとってこういう系統の作品ってストライク・・・なんですよね^^;

登場するヒロインの女の子たちは、殆ど可愛らしい娘ばっかりだし・・・
主人公のハーレム系も「羨ましい・・・」と思いながらも楽しめますし・・・
ツンデレさんや語尾の特徴もその作品の個性と思えばあまり気になりませんし・・・

これだけたくさんの作品が蔓延すると、設定が似ている作品が出てきてもおかしくはないと思います。
むしろ、個性としてその作品の中でどれだけその設定を活かせるかがポイントだと思っています。

なので、今回の4作目にも密かに期待していました(//∇//)
第4作目は、タイトルにも記載しましたがたくさんの女の子に囲まれる男子の設定って・・・
イチ○君が一瞬頭の中をよぎりましたが、気にせず視聴に臨むことに・・・^^;

物語は、精霊と契約を結びその力を扱えるものたちのことを、人々は精霊使いと呼んでいました。
この精霊使いのちからは清らかな乙女にのみ許された特権・・・なのですが、この作品の主人公であるカゼハヤ・カミトは、男性ながらも精霊と契約できてしまう特殊な力を持っていました。
そして、精霊使いの力を持っているが故に女性ばかりが在学するアレイシア精霊学院に入学することになり・・・物語が動いていきます^^

しかし・・・相変わらず(?)この手の作品に登場する女の子って、可愛い子ばかりですね^^;
今回のヒロイン達の可愛らしさも抜群です(//∇//)

クレア・ルージュ:炎の精霊使いでツンデレ^^;
フィアナ・レイ・オルデシア:精霊魔装使いでちょっぴり大胆・・・?
エリス・ファーレンガルト:風の精霊使いで風紀を守る騎士団の団長さん
リンスレット・ローレンフロスト:氷の精霊使いで名門貴族のご出身

この4人がヒロインとして活躍するのですが、主人公カミト君の周りの女の子はこれだけではありません・・・

エストという少女・・・カミトの命によって剣に姿を変える剣精霊も、常にカミトと一緒にいる女の子なのです^^;

この5人もの美少女をカミト君は相手にしていくわけですが・・・
この手の作品で主人公がモテるのは、最強だから・・・?
それとも格好良いから・・・?
それとも種の保存の観点から・・・?
などという理由は途中からどうでもいいや・・・と思えるくらい、キャッキャウフフを堪能させて貰いました(//∇//)

この手の作品ではよくあることですが、物語の中で主人公は「誤解だ・・・」という台詞を何度も口にします・・・その台詞に途中から全く重みを感じなくなったのは私だけでしょうか・・・^^;?

この作品は1クール12話で構成されているのですが・・・
強いてこの作品・・・いえ、この5大タイトルとしてアニメ化された作品に共通していることなのですが・・・
これまっで放送されてきた作品は、どれも物語の序盤で終わっています。
それに、今回のこの作品においては、原作のストックが相当残っています。
これらを勘案すると、どうしても販促意識の高さが気になってしまいます^^;

ここで物語が終わってしまったら・・・やはり物足りなさを感じてしまいます。
続きは文庫本を・・・も分からなくはありませんが、これだけの作品を見てしまうと続きもアニメで見たくなります。それに、アニメで完結してもその作品が好きな人は、きっと原作にも手を出すと思うんですよね。

5大タイトルの2期決定・・・という事にでもなったら嬉しいけれど、難しいのかなぁ・・・^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

sukepa さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

満足度50点くらい

なんだこのアニメ…

何が駄目かって、
"とりあえずシナリオ"
ライターがとにかく悪い。 とりあえず
"もっと設定を上手く煮込め"
具体的に
"地味に最強設定ある主人公の、最強という設定を全く使ってない"
最強ではないか。でももっと上手く使えとは思った。 あとこのどっかで見たようなシナリオや設定をやめて欲しい。なんと言うか、特徴が無いんだよね。他の作品に見劣りする1つの要因は多分コレ。
スタンダードな内容の癖に秀でたものが無いからつまらないし、感情移入も出来ない。

あと、"絵を何とかしてくれorz"
本当に、個人的にこの絵は受け付られない。 ラノベの方はそこそこまとまってるんだけど、それがアニメになっ て崩れた。このアニメをライトにしてる要因の1つ

あと、 "このヒロインマジでうざい" こんなテンプレなツンデレを全面に押し出した牡丹は本当に大嫌 い。 で、この作者の悪いところがヒロインを掘り下げない(好きになる ようなシナリオがない)。

と、こんな印象を持ちましたが、それ以外はまぁまぁ…そこそこ… 見れたかな?
"それ以外ってなんだ?"

例えばこれがこのアニメ(原作じゃなくアニメ)の持ち味なんだけ ど、BGMがガチ。 絵とかシナリオとかさすが原作ライトノベルだなwwってくらいラ イトなのにBGMは、BGMだけは私を熱くしました。

だって"なんか浮いてるんだもの" これは一回見ればわかります。一話でも良いんで見てみてください。 シナリオで引き込まれずにBGMで引き込まれます。このBGMなんか魔力持ってる。

BGMって演出としてとても重要なポイントなんだけど、 このBGM によって話の谷(戦闘シーンや物語の本質が語られるところ)の盛り 上がり方が異常です。 はっきり言って演出だけなら今期アニメ上位。

ライトなシナリオとイラストによってすぐ冷めるんです

まぁでも、 ライトなシナリオとイラストによってすぐ冷めるんです よ。なんか無駄に体力使うんですよ。
なんか無駄に体力使うんですよ。

そしてこのBGM、

"なんかずっと流れてるんですよね!?"

ずっとかどうかはわからないけど常にBGM流れてた印象がある。 で、どれも中々良いものだから、

"何が重要かさっぱりわからん…"

なんと言うか、勉強で例えると

"教科書が黄色で埋まっとる(/´△`\) どれも重要なのはわかるけど、

"さっぱりわからん"

みたいな残念さ。

満足度評価について
●物語
なんか終始軽い感じで話が始まって、まとまり無いままズルズル話が進むって感じです。
見る価値は無い。

●作画
この画風嫌いなんで個人的にはアウト。

●声優
好きな声優は居ない。

●音楽
前述した通り"ガチ"です。
これは見た方が解って頂けると思います。

"見る気が起こればの話ですがww"

●キャラ
スタンダードなツンデレって嫌いなんですよね。それがメインヒロイン。
これ以上言うと作者への愚痴になるので省略。まぁでも読者を引き込むことが出来るキャラを作るのは良作や名作にするための"最低条件"だと思います。
"特筆するべきキャラはこのアニメに居ない"

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

63.8 25 お姫様で恋愛なアニメランキング25位
BRAVE10 [ブレイブテン](TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (479)
2598人が棚に入れました
時は戦国――関ヶ原の戦いが始まる約1年前のこと。信ずるべき道を見出せずに生きていた若き伊賀忍者・霧隠才蔵(キリガクレサイゾウ)は、出雲から逃げてきた巫女・伊佐那海(イサナミ)が刺客に襲われるところに出くわす。伊佐那海は徳川家康の手の襲撃者に出雲大社の全てを焼かれ、信州の真田幸村(サナダユキムラ)を頼ろうとしているところであった。一方、その真田幸村は、乱世の切り札となる10人の強者―「真田十勇士」(サナダジュウユウシ)を集めようとしていた。
続々と集結する猛者たちが繰り広げる戦いの中で、伊佐那海に
秘められた不思議な力が発動して・・・?!史上最高に美しい、華麗なる真田十勇士! この10人が歴史を変える力となる・・・!
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

外見はいいけど中身がね、羊質虎皮とはこの事です(^▽^;)

■BRAVE10ってこんなアニメです (`・∀・´)!!
『真田十勇士』を題材にしたアニメなので知ってる人はわかりますね♪
おそらくストーリーは、真田幸村(信繁)に仕えた10人の勇士達が、大阪の役で宿敵徳川家康に挑んでいくという内容なのでしょうね♪
十勇士のメンバーの中で名前が変わっててわかり辛いのが、ヒロイン役の伊佐那海[isanami]ちゃんが三好伊三入道で、アナスタシアが穴山小介って事ですねw
他のメンバーはそのまんまの名前で登場するのでイメージしやすいかも知れませんね♪


■BRAVE10と出逢った日の日記 φ(・・*)ゞ
間違いなくこの作品は完走することでしょうw
えっ何故かって…モジ(((*´ε` *)(* ´З`*)))モジ
豪華声優陣ですしねぇー(● ̄▽ ̄●;)ゞキャラもカッコいいし♪
もちろん歴史物が好きって事もあるんですけどね!
女性キャラでは伊佐那海ちゃんもそーとー可愛いので、アナスタシアの登場までは伊佐那海ちゃん一人勝ちってところでしょうねw

キャラ毎に特殊な能力や武器などの演出も現代風にアレンジされていて戦闘シーンを盛り上げてくれそうな気がします♪
女性キャラを二人十勇士に設定してる事からも、彼女達がストーリーのアクセントになって行くのかなぁって印象も受けました!
現代アニメ風にアレンジされた『真田十勇士』をしっかり観せてもらいたいと思ってます(๑・`ω´・๑)


■総評
今風に洗練されたキャラデザと作風に、百戦錬磨の豪華声優陣の演技力でどんな『真田十勇士』が見られるのか結構期待していました。
そんな期待を見事に裏切ってくれましたね・・・( #` ¬´#) ノ コラ-!
『BRAVE10』を料理で例えるなら…c(゚^ ゚*;)ウーン…あっさり、さっぱり、うす味時短クッキングってところでしょうか(^▽^;)
どんなに良い食材を揃えても、どんなに高価な調味料をつかっても、出来上がりまでのプロセスが粗雑だと美味しい物ってできないんですよね。
とにかく雰囲気はあるけど言葉の重みもが無ければ、ストーリーに深みも感じられない内容でした(/∇≦\)アチャ-!

真田幸村が真田十勇士を集める過程のストーリーを描いているのですが、1クール12話の枠で収めようとしたことがそもそもの間違いだったと思うのです!
ちなみに、NHKで真田十勇士の人形劇なんて第435話もあったんですからね.....∑ヾ(;゚□゚)ノスゲーーー!!
オリジナリティあふれる面白みのある真田十勇士の物語を作ろうとするのであれば、真田と勇士一人ひとりの関係をもっと深く描くべきだったんじゃないのかなぁってねd(・・〃)?
鎌之助なんて、ただ才蔵にくっついてきて「これもなんかの縁だし」みたいな感じでしょ(^.^;
才蔵になんでそんなに固執しているのかもイマイチ不明だしねw
とにかくノリが軽いから、出会いがあれば誰でもいいの?って印象でした…
伊佐那海ちゃんの恋心の描き方も雑でしたね…
一目惚れにしてもねぇ…いきなりLOVE度MAXってのはちょっと面白みに欠けちゃうよぉ...アラアラ('-'*)ウフフ
挙げ句の果ては、ラストの戦闘シーンですね…
{netabare}
伊佐那海ちゃんの闇の力に半蔵が突っ込んで勝手に死んじゃったり…
瀕死状態の勇士達が闇の力のお陰?でいきなり復活したり…
{/netabare}
とにかくあっけない逆転劇に(゚O゚;エッ! エッ!(゚ρ゚;∑(・◇・*;)エェー!?でした!
個々の戦闘シーンの演出はスピード感があって良かったのにね♪

本作品はストーリーを楽しむというよりもプロローグ的なシナリオ構成なので、どうせならもっと凝縮してOVAで制作した方が良かったかも知れませんね。
それで真田十勇士が全員揃ってるところから、大阪の陣での活躍とかをTVアニメ化でスタートされればよかったのにって思います
原作の方はストーリーが続いているようなので、もし2期あるようなら人間模様をもっとしっかり描写して欲しいです(*・人・*) オ・ネ・ガ・イ♪


■おまけ
伊佐那海ちゃんのかんざし『奇魂(くしみたま)』についてちょっとメモφ(≧▽≦)モメモメ
神様って荒魂(あらみたま)と和魂(にきみたま)っていう2つの霊魂をもってるんだって♪
「神の祟」は荒魂を表していて、「神の加護」は和魂を表しているんです(・0・。)
和魂はさらに幸魂(さちみたま)と奇魂(くしみたま)2つに分けられてて、前者は人々に直接的な幸を与えていて、後者は奇跡的な幸を与えているんですって♪
ちなみに一霊四魂って言う心の構造を表す思想があって、人の心もこの「荒魂」「和魂」「幸魂」「奇魂」のバランスによって支配されているんですよ (^ー'*)b

BRAVE10で「奇魂」はとっても禍々しい闇の力として描かれていたみたいですけど、どんな意図があったんでしょうね?
ちょっと気になるので続きは2期かな・・・!?


■MUSIC♫
OP曲『精霊飛来』
 【歌】霧隠才蔵(小野大輔)、猿飛佐助(柿原徹也)
OP曲『天下を躍る』
 【歌】真田幸村(森川智之)、海野六郎(神谷浩史)
 どちらも90年代の日本のロックシーンを思い出すようなノスタルジックなナンバーでした♪


ED曲『艶男。-adeosu-』
 【歌】ADAPTER。
 ベースとギターとドラムと三味線のセッションはかなり新鮮な印象を与えてくれました(o^-')b
 まず三味線を使って「和」を演出しているのが第一のポイントです♪
 ヴォイスチェンジャーをつかってテクノポップ風にアレンジされているところも注目♪
 疾走感溢れるデジタルチューンサウンドを是非d(*'-'*)b


2012.01.21・第一の手記
2012.08.17・第二の手記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

真田十勇士?否、これは鎌之介を愛でるアニメです(*´Д`)

最初から分かってました、「釣り」だって事は!
だから釣られてやりました、美味そうだったし(*´∀`*)
それは、男性諸君にも言える事ですよー!
可愛い巫女だったり、
プルプルのくノ一だって登場しちゃいます♥

え?真田十勇士?「知りません( ー`дー´)キリッ」
むしろ、知らないと楽しめないの?
否、「真田幸村を護衛する、10人の家臣」的な感覚でよかとです!
私は、その程度のスキルで観てました♪
初心者の私が察するに、むしろ、あんま関係ないんじゃね?
逆に意識して観た方が違和感がありそうな感じじゃね?

だって、服部半蔵ボディピ!何連してんの?
現代のうちだってバーベル2個だよ(;´∀`)みたいなw
ちなみに、時代は関ヶ原の戦いの1年前、
安土桃山時代の世界観で描いておられます!
そんな時代からピアスの文化はあったのでしょうか?
おまけに、衣装が妙に透け透けで、エロいっす!(注:半蔵は、もち男!)
そんな事を言い出したら、くノ一のアナスタシア・通称「アナ」
なんて とんでもなくエロいし、露出度高めのわがままばでぇですがw
(原作1巻を立ち読みしましたが、原作では真っ裸のシーンがありましたが、
アニメでは規制されてました・・(´;ω;`) ww)
何でか、脇役の半蔵と、十勇士の一人のアナの話をつらつらと書いてしまいましたが・・

私が最も語りたい事はそんな事ではなく、
真田十勇士の一人で、実際に存在したとされる「由利鎌之介」たん・・に関してです♥
彼?彼女?は3話で初めて登場しますが、
最初は、ただのイカレた野郎かと思ってたんですよね。
でも、あるシーンで顔を赤らめた時に全部持ってかれました(*゚∀゚)=3ハァハァ
もうそこから、鎌に夢中ですよ!で、6話の温泉ですよ!mana撃沈すよ!まさか鎌が・・
{netabare} 女の子だったなんてー!?(wikiによると、性別不明)余計萌えるじゃねぇか!w
ISのシャルよろしく、 男の子だと思ってた子が実は女の子だったと、いう状況に私は弱い模様。
(もしかしたら違うかもしれませんが、鎌のあの身体つき絶対女の子です(・∀・)ニヤニヤ)
{/netabare}
更に好きになりました、可愛い過ぎる見事なツンデレキャラです♥
まぁ、「ツン」の部分がツン過ぎて怖い位ですがね~何てったって鎖鎌振り回してますからww
ちなみに声は「高城元気さん」♫

そんな感じで、徐々に集まって行く十勇士メンバーなんて気にもならず、
鎌ばっか観て(・∀・)ニヤニヤしてましたww
(いや、1人だけ突っ込みたい!根津甚八、君は独眼竜か、はたまた三刀流の海賊か?(´・ω`・)エッ?w)
11話とか、鎌ファンにはたまんなかったですねぇ!
どこかの黒執事かと思いましたがw
って、肝心な主人公やら真田幸村の事は完全そっちのけ!
他にも突っ込みたいキャラばっか出てきますが、勝手にやってて状態でしたねw

基本、作画は美しくて、みんなかっこ、かわいいです!
おまけに声優人も豪華で、これは素敵なワンダーランドです☆

そして、ストーリーについて一言だけ言いたい事が・・
なんだかやっと十人集まって、もしや、戦か?
って感じの真田幸村の伏線のような台詞で終わっちゃいましたが、続きあり?
私は是非希望します!!これからが面白くなりそぉですし♪

肝心なとこを突っ込むのを忘れたので最後に・・
あのOPはなんですか?
基本、「精霊飛来 」:霧隠才蔵(小野大輔)+猿飛佐助(柿原徹也)
たまに、「天下を躍る」:真田幸村(森川智之)+海野六郎(神谷浩史)
2曲とも もう何と言うか、格好良すぎて笑っちゃいますよね(´;ω;`)アハハ・・
あんな濃いアニソンを聴いたのは、初めてだったかもしれませんw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この先にある戦いを前にした序章

時代は関ヶ原の戦いが始まるおよそ1年前。
伊賀の忍者 霧隠才蔵が、出雲の巫女伊佐那海と
出会うところから物語はスタート。
彼女は信州の真田幸村を頼ろうとしているところであり、
真田幸村は10人の同志を集めている最中だった。
出雲で何が起きていたのか、伊佐那海が付け狙われる理由は?
真田幸村の本当の思惑とは?伊佐那海に秘められた力とは?

やがて揃う10人に陰謀が・・・というお話。

真田十勇士の物語は子供の頃から好きだったので、
放送開始前からとても楽しみにしていたのだけれど、
1話ごとに新たな人物とバトルしては1人ずつ勇士を
集めていく・・というそのスピードのゆるさに、
なんだ、10人集まってから活躍する話ではないのかと
少々落胆し、実は5話あたりで一度断念してしまった。
でも、軒並み今期のアニメが最終回を迎え、
この作品を最後まで観ていないことがなんとなく気がかりで、
昨日、5話から最終話まで一気に視聴を終えたというわけ。

史実に忠実に基づくのは、所詮無理なようだったので、
戦国時代の名のある人々をベースにしたフィクション活劇として
あたたかく見守ることにした。

キャラデザはなかなかカッコ良く、まぁ個人的には
どうなのその服装?って部分も無きにしも非ずではあったものの、
先日出かけた京都の太秦にある東映映画村で、
このBRAVE10のコスプレをした男女含む、多くのレイヤーさんたちに
出くわし、やっぱり人気あるのだなぁとw
アニメのキャラデザを考える時、フィギュアやグッズなどの
商品化だけでなく、やっぱり彼らの存在も意識して
作られている部分は大いにあるのかもしれないなと、
あらためて思ったりして。

また、出演されている声優さんも豪華だし、
挿入曲などの音楽はけっこう好みだったし、
女性向けと言われがちな雰囲気は確かにあるものの、
自分はそれだからといって敬遠するよりむしろ、そういう作品も
どんどん観て楽しめる部分を探したい派なので、
それぞれに立っていたキャラも魅力は充分あったと感じる。
結果的には、楽しめる部分がたくさんあったということ、
そこはしっかり、ここに書いておきたいと思う。

ただ最後、え~~この先の話が観たかったんだよ。。。と
思ってしまったので、もしかしたら2期があるのかも???
もしあるなら、2期のほうには飛びつきますw


■キャスト■

霧隠才蔵 (小野大輔)
伊佐那海 (佐藤利奈)
猿飛佐助 (柿原徹也)
海野六郎 (神谷浩史)
アナスタシア(浅川悠)
筧 十蔵 (置鮎龍太郎)
由利鎌之介(高城元気)
三好清海入道(庄司宇芽香)
望月六郎 (橘田いずみ)
根津甚八 (中井和哉)

真田幸村 (森川智之)
伊達政宗 (子安武人)
石田三成 (緑川光)
直江兼続 (三木眞一郎)

服部半蔵 (櫻井孝弘)


投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
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